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小笠原貞子 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

小笠原貞子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP50(参)
40位
委員会出席(無役)歴代TOP500
225位
委員会発言(非役職)歴代TOP50
34位
各種会議発言歴代TOP50
36位
各種会議発言(非役職)歴代TOP50
28位

8期委員会発言(非役職)TOP50
49位
9期委員会発言(非役職)TOP50
49位
10期委員会発言TOP25
20位
10期委員会発言(非役職)TOP25
20位
10期各種会議発言TOP20
12位
10期各種会議発言(非役職)TOP20
12位
11期委員会発言TOP50
35位
11期委員会発言(非役職)TOP50
33位
12期委員会発言TOP50
37位
12期委員会発言(非役職)TOP50
32位
13期委員会発言TOP50
31位
13期委員会発言(非役職)TOP50
30位
14期委員会発言TOP50
48位
14期委員会発言(非役職)TOP50
48位
14期各種会議発言TOP10
10位
14期各種会議発言(非役職)TOP10
10位

このページでは小笠原貞子参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。小笠原貞子参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

8期(1968/07/07〜)

第59回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 閉会後第1号(1968/08/26、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 建設大臣にお伺いしたいと思います。  二十三日の災害特別委員会で建設大臣がこういう発言をされております。こうした事故がすべて人災とすれば世に人災ならざるはない、このように割り切ることはできないと、非常に割り切った発言をされているわけでございます。大臣が今度の事故に対して、これは全く天災だというような考え方に立っていらっしゃるとすれば、今後の対策なりまた犠牲者に対する補償についても、いろいろとそこから問題が出てくるのではないかと、こういう心配がされるわけでございます。特に今度の場合は、非常に一般的な事故の対象になっている人たちが多いわけですから、非常にこの大臣の発言に対して、特に……

第59回国会 文教委員会 閉会後第1号(1968/08/27、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 文部大臣にお伺いしたいと思います。  今年度の予算概算要求の中で、特に新規項目として教育事業費というものが立てられているわけでございますが、新しく教育事業費という名目で立てられたこの中身、概算どれだけを考えていらっしゃるのか。その使い道はどうなのか。そしてまた、一番重要な点は、こういう新規の教育事業費という名目で予算を足りない中からお取りになったその目的をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 いままでの大学の管理運営費と、それから学生対策費というものを含めて、教育事業費というように話されているわけなんです。その辺のところを、もし間違っていましたら正式なところをお教えいただきた……

第59回国会 文教委員会 第2号(1968/08/08、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 福岡高教組にかけられました不当な解雇の問題について、午前中の中でだいぶ明らかになったと思います。ここでもう少し聞きたいと思います。  まず、この原因となりましたのが、従来行なわれていた慣行が一方的に無視された、そこに原因があったと思うのです。この慣行というのが五年や十年の問題じゃなくて、すでに十六年から続けられておるこの慣行に対して、文部大臣または文部省の見解はどういうふうにいままで見ていらっしゃったのでしょう。そのことについて、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 午前中安永委員も言われたわけですけれども、人事権についての介入はしていない、人事権は教育委員会にあるという……

第59回国会 文教委員会 閉会後第2号(1968/09/11、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 時間の関係もございますので、いまの萩原委員の質問に続けてのお答えをいただきたい問題を出していきたいと思います。  先ほどからの答弁で伺っておりますと、人事院総裁も、また文部大臣も、今度の勧告というものは決して満足ではないということをたびたびおっしゃっております。で、満足ではないというその程度でございます。決して十分ではない、そこまでは行っていないから満足ではないと、こういうふうにも受け取れるわけですけれども、この人事院勧告の中で、まず生活の問題から考えてみますと、満足できないというようなそういう程度のものではなくて、全く、特に教職員の場合は教育労働者としての任務を果たすのには満……

第59回国会 文教委員会 閉会後第3号(1968/10/05、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 この委員会におきましても、いままで人事院の勧告制度、そして今回出されました人事院勧告の内容、そしてまたどうしても五月実施だけはやってほしいというような、そういう問題については、幾日も幾時間もかけられて話し合いがされているわけです。しかし、いまずっとこの経過を見てみますと、政府側の答弁されている内容は、私たちに対しては納得させる力は持っておりません。皆さん方のほうではそれで通る理論とお思いになるかもしれないけれども、私たちは全然納得できない。まして、生活をかかえ、またよき教育者としての自分たちの良心から立ち上がろうとしているたくさんの教職員を納得させることは、いまの段階ではとうて……

第61回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第4号(1969/02/28、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 初めに政務次官から、いまのに引き続きまして、安中におけるカドミウムの問題について伺っていきたいと思うのですが、先ほどの御答弁では、まだ厚生省としては、いま調査の結果を集めて、そうして発表の段階ではない、発表してから厚生省としての発言をする、こういうふうにいま言われたと思うのですけれども、いまのところ、安中のカドミウム問題についても、それでは厚生省としては何ら調査の結果が明らかにされていないから、具体的にはこれはどうとも言えない、こういうことになるわけでございますね。
【次の発言】 それでは、その年末までの調査での心配はないと言われる科学的な根拠というものは、どういう調査の結果で……

第61回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第6号(1969/03/31、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 いよいよあしたから四月一日になります。私たち母親の立場に立ちますと、子供が入学するという非常に大きな喜びと一緒に、その喜びにどうしてもついて離れないのが交通事故の不安でございます。新聞を見ますと、三月二十九日に出ておりましたが、警察庁は新入学児童園児に対しての新学期交通作戦というのを通達で各都道府県にお出しになった。全国二万三千九百ヵ所に十日間、延べ六十三万七千人の警察官を配置しているというふうになっているわけですけれども、この十日間でどのぐらいの成果があると、どういうふうにこれを見ていらっしゃいますか。初めにそこをお伺いしたいと思います。

第61回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第7号(1969/04/09、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 昨年の十一月八日の朝日新聞にこういうふうに出ているんです。金沢大学で開かれたイタイイタイ病の診断委員会が、萩野先生がお出しになった対馬の患者のレントゲン写真を見て、これはイタイイタイ病だと石崎先生が判断されて初めて公表されたと、こういうのを私見ておりましたし、また最近、三月二十八日の第三十九回日本衛生学会で先生が特別講演をなさいました中でいまの亜硫酸ガスのことをお話しになって、神通川流域にイタイイタイ病が多く、しかも重症だった、それに比して対馬の場合には亜硫酸ガスが排出されていなかったからイタイイタイ病が軽症で済んだ、こういうふうなお話をされているというのをこれも新聞で読みまし……

第61回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第9号(1969/06/04、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 年々交通事故件数が非常にふえてきているわけですが、その中でも追突事故というのが四十二年度の場合には八四%というたいへんな高率でふえてきている。当然四十三年度もふえてきていると思われるのですけれども、そういう中で追突すなわちむち打ちというわけではないと思いますけれども、当然の結果としてむち打ち症の方が非常にふえるのじゃないか、そうしてそのむち打ち症の患者さんたちがどんなに苦しんでいらっしゃるかということはもう皆さん御承知のとおりだと思うのです。そういうものに対して具体的な対策を立てていかなければならないという仕事が緊急にいま必要な課題になっているときでございますので、そういう状態……

第61回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第15号(1969/07/18、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 戒能先生に三つばかりお伺いしたいと思うのです。  それは、先ほどのお話にございましたけれども、裁定制度が必要だという点についてなんですけれども、今度のこの紛争処理法案を見ますと、迅速かつ適正な解決をはかるということが目的になって、和解の仲介、調停、仲裁制度ということを設けられておりますけれども、これも、事前と事後の違いがあっても、双方の合意がなければというようなことになると実効性というものは非常に薄い、いままでの経過からずっと見まして、加害者に非常に有利で、被害者ががまんした場合には、それでいけるというような点でも、どうしてもやはり裁定制度というものがここにはっきり出てこなけれ……

第61回国会 文教委員会 第3号(1969/03/18、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 それがなぜ一体……。
【次の発言】 先ほど文部大臣から十七分にわたって、大学紛争の原因について、世界史的な観点から非常に高通な御所見を伺ったわけでございますが、私は、現時点において具体的な大学紛争の問題の一つとしてお伺いしていきたいと思います。  ことしの一月下旬に、各新聞から集計してみますと、紛争中の大学数は百三校を数えるほどになっております。その紛争の原因が直接どういうところから起こったかというのを調べてみました。その中で新寮の建設問題、それに結びついた寮運営規則というのが非常に問題になっているわけで、この新寮建設問題と寮運営規則が問題となって紛争を起こしているというのの数……

第61回国会 文教委員会 第5号(1969/03/25、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 北大教育学部長の発令が延びているという問題についてお伺いしたいと思います。  きょうは二十五日で、たしか北大の卒業式だと思うのです。きょうの卒業式までに何とかこの人事の問題を解決して、卒業証書や就職証明書に学部長事務取扱ではなくて、学部長の名前で出したいと教授も非常に心配していらっしゃったし、また当時者である学生もそれを非常に望んでいたわけですが、きょうまでの段階では、ついにまだ発令されていないというふうに思われますが、いままでの例ですと、上申書が出されまして、二週間前後で大体の場合には発令されておる。ところが北大当局が上申書を出したのが、二月十七日に航空便で出したということに……

第61回国会 文教委員会 第6号(1969/04/03、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 組織委員会のほうにお伺いしたいと思います。  私たち日本共産党といたしましても、オリンピックの問題についてはいろいろな点が問題にならなければならないと考えるわけなんですけれども、全体から見るならば、オリンピックは民族の友好の場となり、国際的な視野を広めることができるわけですから、またスポーツの振興というような点から考えても、これは意義があることです。そういうわけで、四十二年度に制定されました札幌オリンピック冬季大会特別措置の法案にも賛成したわけなんです。今度の一部改正の法律案についても当然賛成していきたいと、こう思うのですけれども、賛成するからにはやはりそれなりの責任というもの……

第61回国会 文教委員会 第10号(1969/04/17、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、学級編制の標準について伺いたいと思います。  きょうも大臣、おっしゃいましたし、この前もおっしゃいました四十五人というふうなきめ方について、先ほどもおっしゃいましたように、これは教育学的に見ても、まだはっきり、日本においても諸外国においても、きまった見解というものが出されていないというようなことをおっしゃっているわけなんです。そこで、お伺いしたいわけなんですけれども、四十五人というのは、決して数だけの問題ではなくて、現場でほんとうに教育をしようとする者にとっては、教育を質的に高めるにはどうするかということが非常に重要な問題なわけです。そこで世界的にもまた日本的にも、……

第61回国会 文教委員会 第11号(1969/04/22、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 前回の委員会のときに、学級編制の標準と小中学校教職員定数の標準という中で出されました数字の基礎について、いろいろお伺いしたわけでございます。そのときの御答弁の中で、文部省としてはこの前よりもよくなっている、まあ不十分であるけれども今後五カ年間で漸次よくしていきたい、こういうような御答弁をいただいたわけなんです。確かに去年より、先回よりもよくなったということは評価できると思いますけれども、この定数標準法というのがきめられたということは、いかに教育をより効果的にいい教育をしていくかという中で出てきたものだと思うのです。そうすると、比較するのがこの前よりもよくなったという比較ではなく……

第61回国会 文教委員会 第13号(1969/05/06、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 議事進行について。

第61回国会 文教委員会 第16号(1969/06/05、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 いま提案されております国立学校設置法の一部改正案によりまして、三重大に工学部、それから大阪外大に大学院大学を設置するということになって、その設置に伴って増員される職員数というのがせんだって委員会のほうで発言されております。三重大では教授二、助手二、事務職員八、大阪外大のほうでは全くゼロという数になっているわけなんですけれども、こういう非常に要求があって、そしてまた必要と認められて設置される法案の中で、これだけの教官や助教授や事務職員の数ではたしてほんとうに大学としての、工学部としての教育ができるとお考えになっていらっしゃるのか。また外大の大学院については全くゼロということになっ……

第61回国会 文教委員会 第17号(1969/06/17、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 前回この委員会で、大学の紛争校に対しての経費を保留、カット、このような問題についてちょっと私触れましたけれども、今回はこの問題について、具体的にその内容と実態についてお伺いしたいと思います。  先だってうち新聞に出ていましたのを見ますと、紛争大学には年度当初に年間予算を一括配分することをやめるようになっているわけなんです。紛争が事実起きているということは事実としてよくわかるんですけれども、紛争校だからこういうことをやる、紛争中の大学だからこうだということで、いわゆる紛争校という、そういうものの認定というのは一体どういう基準で行なわれるものだろうか、その紛争校という基準をまず具体……

第61回国会 文教委員会 第24号(1969/07/17、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 初めに、私学がいまの日本の教育に大きな役割りを占めているという点から考えてみまして、私学全般の状態を初めに尋ねさせていただきたいと思うわけです。  大学の場合には約七〇%以上が私学出身者だそうです。幼稚園から私学に入ったとすればほとんどの人が私学出身者であるというふうないまの現状、日本の教育の中では非常に大きな割合を占めているわけでございますけれども、具体的にそれでは大学、それから短大、高校、小、中、幼稚園というような中で、私学というものが、学校数、それから生徒数、どれくらいの割合になっているかということをまず最初にお伺いしたいと思います。

第63回国会 交通安全対策特別委員会 閉会後第1号(1970/07/23、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 交通事故が減るどころか、ますます交通事故がふえてくる。夏休みに入って子供たちのことを考えると、これもまたたいへんな心配でございます。それに加えて、また光化学スモッグというような事件が起きてまいりまして、そういうことについて私はやはり光化学スモッグをつくり出した主要な発生源が車であるというところから考えても、この委員会で当然取り上げなければならない。そう思って、そのことについてこれからわずかの時間でございますが、質問をさせていただきたいと思います。  その質問の前に私は一言申し上げたいのです。総理大臣も施政方針演説で言われたし、また各委員会で言われていました。ことしは交通、公害、……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 閉会後第2号(1970/09/11、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 本田技研の西田参考人にお伺いしたいと思います。時間もございませんので、いま問題になっているN360についてお伺いしていきたいと思います。先ほどのお話の中で、やはりいま鈴木委員が言われましたように、私は非常に本田技研さん自信をお持ちになっているということを感じました。それでこのN360については、先ほどおっしゃったように設計について悪いところはない、欠陥車というふうに見ることはできない、絶対自信を持つ、そういうふうにとってよろしいですか。
【次の発言】 先ほど去年の十二月までに九七・二%完了したとおっしゃっていましたが、このN360については回収したというのはどれぐらいになります……

第63回国会 文教委員会 閉会後第1号(1970/07/10、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私、拓大拓忍会による安生君の殺害問題についてお伺いしたいと思います。  御承知のように、私この国会ずっとからだを悪くして休んでおりました。たくさんのおかあさんたち、特に学生を持っている母親たちが、ほんとうに涙ながらに私のところに飛んでこられたのです。どれだけお金をかけて、どれだけの時間をかけて療養させても、わが子が殺されたときの気持ちというのはほんとうに耐えていけない。ところが、白昼、大学という学校の場で安生君がああいうひどい殺され方をした。一体このことを私たちどう考えたらいいんだろうか、どうしたらいいんだろうか。私はそのたくさんのおかあさんたち、またおとうさんも含めて頼まれて……

第63回国会 文教委員会 閉会後第2号(1970/08/28、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 けさからの答弁、そしていまの大臣の答弁を聞きまして一番感じたことは、だからこそいまの日本の教育というのは非常に危機にさらされていると気寒い思いがしたのでございますが、時間がございませんし、午前中の続きもございますから端的にお伺いしたいと思います。  通知を出されました。通達ではなくて通知である。そしてこれは全国各地でいろいろな人たちが心配しているから、だからこれに対してお知らせをするという立場で書かれたと大臣は午前中におっしゃいましたし、また、午後の答弁では宮地さんもそういうふうにおっしゃいました。これはそれではほんとうにお知らせをしたという、そういうお知らせの内容の通知、お知……

第63回国会 文教委員会 閉会後第3号(1970/09/22、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 大臣に質問したいと思います。  たいへん忙しい中、この間、十七日に沖繩に行かれたというお話午前中に伺いましたけれども、十七日の何時に沖繩に着かれて、いつ沖繩をおたちになりましたでしょうか。それからたいへん短い日数の御予定だったので、その目的は何だったのか、その中で何を重点になすったかお答えいただきます。
【次の発言】 時間を妨害されちゃうんだな、委員長注意してください。
【次の発言】 重点的に言ってください。
【次の発言】 大臣、私の時間は三十分なんです、持ち時間。だから私が聞いたのは、いつお立ちになって、いつ着いて、どういう名目で、中心はなんだということを聞いたのですよ。一分……

第64回国会 文教委員会 第2号(1970/12/08、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 きょうは、いわゆる人口急増市町村における義務教育施設の現状というものが非常に差し迫った問題にもなっていますし、その中における義務教育の状態というものが非常に劣悪であるということから考えまして、私はその点についてこれからお伺いしたいと思います。  もう御承知のとおり、先ほど発表されました文部省の公立学校建物の実態報告の速報を見ますと、社会急増地域といわれるいわゆる百九十六市町村の二千二百十七校の小中学校で、普通教室が不足しているという数が実に八千四百三十三という数が示されているわけです。この八千四百三十三という普通教室の不足分が一体どういうところでいま間に合わされているかというと……

第64回国会 文教委員会 第3号(1970/12/10、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私は去る七月の当委員会におきまして、拓大の安生君殺害事件の問題を通して、軍国主義教育が鼓吹されておるという点を質問をし、その後責任をもって善処していただきたいということを、あの委員会で申し上げたわけでございますが、きょうも拓大問題と関連いたしまして、いま非常に問題になっております三島事件に関して質問をしたいと思います。これは文化庁長官に質問をまずさせていただきたいと思いますので、どうぞいらっしていただきたいと思います。  まず初めにお伺いいたしますのは国立劇場法の問題についてでございます。国立劇場法というのは、お手元にお持ちでいらっしゃると思いますが、国立劇場法の目的というとこ……

第64回国会 文教委員会 第4号(1970/12/17、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 それでは私も、午前に引き続きまして私学への経常費補助費について質問させていただきたいと思います。  本年当委員会での私学財団法の審議の際にも、そしてまた本日午前中からの文相の御答弁の中身を見ましても、非常に私学の自主性を尊重する、私学の円滑な教育研究条件を改善して、当面は国立大との格差是正を行なうので、これは明治以来のものだと、非常にもう自画自賛されて自信を持っていらっしゃるわけなんですが、午前中から聞いておりましても、そういう御決意のほどとはまたちょっと非常に問題が残されているのではないか。私は今度の第一次の内示を見て、具体的に出てきた問題で、その問題点を非常に考えさせられた……

第65回国会 文教委員会 第5号(1971/02/25、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 いまも萩原さんがおっしゃっておりましたように、幼児教育、揺りかごからそれこそ墓場に入りますまで、生涯教育というのがいま非常に大きな問題になっております。非常に重要な問題だと思います。その生涯教育といわれる大きな問題の中に果たす役割りとして、社会教育というものがこれまた大きな問題になると思うわけです。聞くところによりますと、現行の社会教育法というものがいま非常に再点検されて、抜本的な改正というような動きもある。事実文部省のほうから「改正にあたって検討すべき問題点」とか、それからまたこれに関する「十五の問題点」というようなものがすでに一部発表されておりますし、ずっと出されているとい……

第65回国会 文教委員会 第6号(1971/03/11、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 先ほど、今回の事件が起こった原因は何だということに対して、文部大臣のほうから医師の不足と養成機関が十分でない、私立大学の経費が非常にかかるという点があげられたわけですけれども、私はそういうことが起こってくるほんとうの原因というものをはっきりさせなければ、今後の問題の解決にならないと思うわけです。医師不足がなぜ起こってくるかという問題これは野菜と違って、天候のかげんでできが悪いなんていう問題じゃないし、それから、また、お医者さんになり手がないというのじゃなくて、お医者さんになりたいという人がたくさんおるわけですよ。ところがお医者さんを養成する機関というのが、たとえば国の責任でどれ……

第65回国会 文教委員会 第8号(1971/03/18、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 国立学校設置法一部改正案に関連して、きょうは国立大学の医学部の問題についてお伺いしたいと思います。  先日の文教委員会で文部大臣から非常に積極的な姿勢を示されまして定員をふやすこと、年に二、三校は医学部学校をつくっていきたいというような点をお伺いして非常に嬉しかったわけでございますけれども、人数がふえるということは嬉しいけれども、それに伴っての内容の充実になるのかどうか、人数はふえたけれども質的な低下というものが、そこから起きてくるのではないかということがやっぱり心配になってまいりますし、せっかく大臣がそこまでいい姿勢を示されたので、その点について、この際いろいろとお伺いしてみ……

第65回国会 文教委員会 第14号(1971/05/13、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 初めに、定時制、通信制の高校の問題を考えるときに、私の質問はすべて一貫してその振興法の第一条の目的が明らかにしているように、教育基本法の精神にのっとって、働きながら学ぶ青年に対し教育の機会均等を保障するためという、その機会均等を保障するために設置されたものであるという立場を一貫して持ちながら、文部省の御答弁もその立場からどうなのかという御答弁をいただきたいと思うわけです。実はきょうゆっくりやっていいとおっしゃったから四時間分準備してきたのだけれども、時間がありませんので、いままで出ていた重複しているのを少しはずしまして、そうして先ほど鈴木委員のほうで連携教育がだいぶそちらのほう……

第65回国会 文教委員会 第16号(1971/05/18、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 各参考人の意見を伺いまして、非常に私はびっくりいたしました。たとえば大黒参考人の意見を聞けば、こんな教育のユートピアが日本に現在あったのかというふうにびっくりいたしまして、その実態をまたいろいろと調べさせていただきたいし、ということで、あとで質問をさせていただきたいと思います。  残りの三人の参考人の意見を開きますと、現在も超過勤務というものが相当になっている。そうして教育者であるがゆえに、ほんとうの教育をしたいからこそ、この超過勤務制度というものをはっきりさせて、そうして教師としての使命を果たしたいという立場での御発言がございましたので、私は非常にそれには同感の感じを持ったわ……

第65回国会 文教委員会 第18号(1971/05/21、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 ただいま一斉にカメラがパッと向きましたが、いままだ九時半でございます。きょうは定例日ではない、委員長が職権でお開きになった委員会でございます。私たちはそれは不当だと言いながらも慎重に審議するという立場からきょうは参加しております。まだ十二時までは相当の時間がございますから、ゆっくり質問させていただきたいと存じます。  まず第一に、全体の基本的な問題になると思いますので、お伺いしたいと思います。戦前、明治憲法下における教師、そして戦後の新しい憲法、そのもとにおける、また教育基本法、そのもとにおける教師の身分、その制度の保障、身分制度の保障というものが基本的にどのように変わっている……


9期(1971/06/27〜)

第66回国会 交通安全対策特別委員会 閉会後第2号(1971/09/10、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、米軍との関係についてお伺いしたいと思います。来ていらっしゃいますね、外務省安全保障課長――まだ……。まだだそうですね。  それじゃ自衛隊のほう。防衛庁もまだですか。時間よりだいぶおくれているのに、ちょっと待機悪いですね。
【次の発言】 それじゃ運輸省のほうにお伺いしたいと思います。  航空安全の問題でいろいろと御検討いただいていると思いますけれども、空港整備五カ年計画を、三カ年実施というふうに短縮してお考えいただくというようなことになっておりますけれども、たとえば、それに伴いましていろいろと設備や何かはお金があったらできる、機械も買えるというようなことがあるといたし……

第66回国会 社会労働委員会 第2号(1971/07/24、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 総辞退問題に入ります前に、きのうちょっと私どうしてもお聞きしなければならないと思ったのでその問題に入りたいと思います。  きのう参議院の科学技術委員会のほうでも問題になりましたが、十一月に学術会議の選挙がございます。それで沖繩の代表も当然選挙権を持つべきではないかというような問題が討論されているわけですけれども、そういう中身について、これは大臣にお伺いしますからお聞きいただきたいと思います。「朝日ジャーナル」の七月二日号というのを大臣まだごらんになっていないかもしれないと思いますけれども、これ、ちょうど沖繩の問題、特集をやっております。そして、その学術会議の問題をどうするかとい……

第66回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1971/10/14、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 大臣お忙しくてお読みになれなかったかもしれませんので申し上げたいと思いますけれども、今月、十月五日に豊島区で保育所に預けていた赤ちゃんがなくなったという記事が新聞に出ておりましたのをお読みになりましたか。御存じありません――。お忙しいからたぶんそうだろうと思います。これはおかあさんもおとうさんもお医者さんで、それで赤ちゃんが生まれるということで、練馬区に住んでいらっしたんだけれども、練馬区にゼロ歳から預ける保育所がないというわけで、わざわざ豊島区に引っ越してこられて、それで預かってもらえるはずだったところへ頼みに行ったけれども、定員が一ぱいで預けることができない。しかし、お医者……

第67回国会 社会労働委員会 第4号(1971/12/02、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 国鉄のマル生問題について、私のほうの質問が終わったというわけではありませんので、また時を改めていろいろと質問させていただくわけですけれども、これは単に国鉄とか、動労とか、全逓とかというところだけがこのマル生運動をやられているんではなくて、政府機関の中にもこのマル生運動というのが、国鉄やなんかにも劣らず前から、しかも形は非常に陰湿な形で、しかも徹底的な不当労働行為、差別というものが行なわれていると、こういうことを考えてみますと、決してこれは国鉄、動労、郵政というだけの問題ではなくて、非常に広範なところにこのマル生運動というのが行なわれている。特に政府機関の中に行なわれているという……

第67回国会 社会労働委員会 第5号(1971/12/07、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 結核に対しては予防医学の発達、また治療医学も発達したという、そういう中で、もうすでに結核というのは過去のもので、もう解決をしたと言われるような方もあるようになりました。しかし、現実にその結核がどういうふになっているかということを考えてみると、非常に大きな問題が残されておるということを私も非常にいま痛感しているわけです。手術をして、そうして生き返ることができた。本来ならば生きてうれしかったと言えるはずなのに、いま、生きてしまったというようなことばで悩まなければならぬ人たちが生まれている。これがいわゆる低肺機能者といわれるたくさんの患者さんたちであります。そうして、その患者さんたち……

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1972/02/03、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 短時間でございますので三つの点で質問したいと思います。  第一の質問は三者の方から御答弁いただきたいと思います。その第一の問題といいますのは、いろいろいままで事故が起こりまして、特に東名の場合にはたくさんの事故が起きております。そういう立場から、今度のような事故というものが予測されていただろうか。それとも、全く予測されていなかったというふうにおっしゃられるのか。だから、第一点は予測されていたかどうかということでございます。  それから、それに続きまして、先ほどからいろいろ問題が出ていましたけれども、もちろんドライバーが自覚していれば当然起きないのが事故でございますから、ドライバ……

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1972/05/24、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 先般、視察に参加させていただきまして、浦賀水道を見せていただきましたり、またたくさん資料もいただいて、それからずっと資料を検討したり、いろいろ関係各省庁から話を聞いてきたわけなんですが、交通安全の立場から海上保安庁たいへん御苦労していらっしゃるということがわかりました。しかし、非常に根本的な問題で解決されなければならないものがそのまんまになっていて、出てきた矛盾の中で解決するという努力にしかすぎないのではないか。そういうことになりますと、今後、先のことを考えますと、ますますこれはたいへんなことになるんじゃないかというふうに、将来も含めて、海上交通安全という立場から、この問題につ……

第68回国会 社会労働委員会 第2号(1972/01/25、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 先ほどから伺っておりますと、まだ失言失言ということばをおっしゃっておりますけれども、失言というのじゃなくて、やっぱり本音をお出しになった。そういう意味では原さんたいへん正直な方だと私思うわけなんですけれども、単なる失言ではなくて、本音だからこそ、もう何人も何人も暴言を吐かれていらっしゃる。で、佐藤さんの先ほどの発言を伺いましても、たいへん遺憾でございます、責任は十分感じておりますと、こうおっしゃっておりますけれども、このことばも、私国会へ出ましてからわずかの時間しかありませんけれども、何度も伺いまして、耳にたこができるほど同じ御答弁でございます。それで、あまり同じ答弁をなさるも……

第68回国会 社会労働委員会 第6号(1972/04/04、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 昨年の十二月末の本委員会で、肺呼吸不全の患者さんたちの切実な問題をこの場で取り上げまして以来、厚生省としてもいろいろ御配慮いただいたということを私たちたいへん喜んでいるわけです。たとえばIRCUとか、RCUとかの五つのうち、IRCUは、二つまで東京病院に置いてくださったとか、またRCUも九基設けられたというようなことで、その面においては、非常に喜ばしいということを私たち感じるわけですけれども、それだけのものが設けられて、はたしてこれが非常に効果的に活用されていくかどうかという点に、また一つの心配がそこから出てくるわけでございます。御承知のようにIRCUを使っての処置ということに……

第68回国会 社会労働委員会 第7号(1972/04/12、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 チクロ添加物で問題になって、カネミで問題になって、それからまた残留農薬で問題になって、またPCB――ポリ塩化ビフェニールで大問題だというわけで、いまの私たち国民の立場に立てば非常に食品衛生という問題に関心が大きくなっています。また、今度の法案も出された中で、食品行政についての厚生省に大きな期待も持っているわけでございます。また、いろいろのお話、きょうも出ましたように、あのときもっと研究が進んでいれば、そういうことがなくて済んだのにというような問題もあとになって出てまいります。そういうふうなことからすれば非科学的な、感情的な心配というのもいけないだろうし、やはりそこには科学的な調……

第68回国会 社会労働委員会 第14号(1972/05/16、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私事になりますけれども、私は二代目のキリスト教の信者でした。私の主人のほうは三代目のキリスト教の信者でした。そして牧師さんや神学者をおじや、いとこに持って、そしてほんとうにキリスト教の立場で世の中を平和にしたい、神の国をこの世の中につくりたいというのが、私が運動に参加した初めでございます。そして、キリスト教なものですから、アメリカのミッションや諸外国のミッションとの関係もたいへん深うございました。しかし戦争が済みまして、そして戦争というものが一体なぜ起こったのかということがわかったとき、そして曲がりなりにもサンフランシスコ条約で日本が独立をいたしまして、そしてそのときに私が一番……

第68回国会 社会労働委員会 第15号(1972/05/18、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず初めに具体的な問題をお聞きする上においても、いまも問題になっておりました労働災害に対して、責任ある労働大臣としてどういうふうに考え、どういうふうな姿勢を持っていらっしゃるかということを、テストするわけじゃありませんけれどもお伺いしてから、具体的に入りたいと思うわけなんです。  高度経済成長を批判した佐藤さんが、高度経済成長をどんどんやって、そうしてその結果起きたのは非常な労働災害の数になってきた。だから国民一般も、初めは自分の生活が高度成長するかと思ったのが、あにはからんや、それは資本の高度成長であって、働く者にとっては労働災害や物価高になってくるというような自覚が高まって……

第68回国会 社会労働委員会 第18号(1972/05/30、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私もいま八十五の父と八十二の母の老人をかかえて、そうして毎日年寄りと接していますし、それからまた年寄りの友だちやなんかがたくさん集まってきます。そして、年寄りの気持ちというようなものが痛いようにわかります。そして、その年寄りたちが話していることは何かといったら、やっぱり、元気なときは子守もするし、縫いもののほどきものもしたり、縫いものの手伝いもするし、何とかやっていける。だけれども、ほんとうに年をとって病気になったときだけはたいへんだ。決してたいへん貧しいという御家庭の年寄りではございません。しかし、たとえば所得制限は二百五十万になっておりますけれども、けっこう給料取っていらっ……

第68回国会 社会労働委員会 第21号(1972/06/08、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 関連。  先ほど労働省のほうで、四十三年五月段階で二千五百事業所とおっしゃいましたね。その二千五百の事業所の中には、認可も無認可も含めて、すべて事業所の中の保育所、託児施設というのが含まれているわけですか。
【次の発言】 もう一つ。そうしますと、四十三年五月の労働省の調べでは、いわゆる企業内の無認可の施設が二千五百事業所あるわけですよね。だから、少なくとも二千五百ヵ所あると、こういうわけでしょう。今度厚生省のほうのお調べでは、四十四年ですから次の年の五月の段階ですか、一年たった五月の段階での事業所内無認可の保育所が四百四十幾つと、非常に差が出てくるわけなんですが、そこのところの……

第68回国会 社会労働委員会 第22号(1972/06/09、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 いろいろ御意見肥後先生から伺いましたが、先ほどおっしゃいました中で、三十七年から三十八年に制限医療が撤廃されて、そうして医療費が非常に増大された、そのころから政管の費用というものが、大きくなって赤字になったというような御趣旨、そのとおりだと思いますけれども、それは一体どうしてそんなに診療受ける患者がふえたのか、その原因は何なのか。それは先ほどもちょっとおっしゃっていましたけれども、乱診乱療によるというふうにごらんになっているのかという点が一つでございます。  それからもう一つは、政管健保の対象になっておりますのが中小企業でございます。そういうような対象を、実際にいろいろ先生も御……

第68回国会 社会労働委員会 第23号(1972/06/10、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 衆議院でのいろいろ審議の状態なども議事録を拝見いたしまして、今度の法案でじん臓病患者の方たちに一歩前進だという意味で喜ばしいことだと思います。しかし、はたしてそれでほんとうに安心できるのかどうかということには、まだまだ不安が残されております。そうしてまた、きょう私が特に質問をしたいことは、そういうようなじん臓がたいへん悪くなって人工透析をしなければならなくなったという問題だけの解決では済まないと思うのです。やはりこういうようなことが起こらないような予防対策というのが非常におくれていたのではないか。そうして私などの考えでは、昔からじん臓といえばあまり子供には見られなかったのに、こ……

第68回国会 社会労働委員会 第24号(1972/06/12、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 関連して。いまのもう一つ前の藤原委員の御質問で、養成学校のことを二十校ということで大体いけるというような御答弁でございましたね。この間私はこの委員会で聞いて、計画では二十校という計画になっていますけれども、四十七年度分ですでにもう半分になっておりますでしょう。それをこの間お認めになったし、事実半分になっていますね。そうすると、四十七年半分になった分は来年度で取り戻すというように具体的な計画というものが考えられて二十校というものはだいじょうぶだというふうにお答えになったのでしょうか。
【次の発言】 見通しはだいじょうぶですか。

第68回国会 予算委員会 第15号(1972/04/19、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 外務大臣、去る十六日のハノイ、ハイフォンに対するアメリカの爆撃によって、そこでは何の罪もない年寄りや婦人、子供たちがむざんに殺されています。この事実、特に年寄り、子供、婦人たち、非戦闘員がたくさん殺されているという事実、御承知でしょうか。
【次の発言】 たとえば「赤旗」、「朝日」にも出ているわけなんですけれども、朝日新聞によりますと、ボール爆弾を使用し、そしてハノイの春を迎えた日曜日が一瞬にして火の海になった。そこでは、軍事施設を破壊するためには何ら役に立たないボール爆弾が使われています。これは、一個の爆弾から数千個の小さい鉄鋼の破片が飛んで、そしてたくさんの人を殺しているとい……

第69回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1972/08/10、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 それではきょうは私は難病の問題について質問をさせていただきたいと思います。  過去七年八カ月佐藤内閣が続きまして、人間尊重とか愛情のある政治とか美しいことばが長いこと使われてまいりました。しかし、そのことばとはうらはらに、働く人たちはたいへんな苦労を背負いながら今日までやってまいりました。じょうぶな者がそういう美しいことばで惑わされたり、またごまかざれたりというようなことも腹が立ちますけれども、ある程度はがまんしてがんばれるかと思います。しかし、ほんとうに自分が急に発病した、そしてその原因もわからない、治療もわからないというような、いわゆる難病の方々の身にすれば、今度の新しい田……

第69回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1972/08/29、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 第二班は、大橋理事、上田委員、柏原委員、私とが参加いたしまして、七月二十五日から二十八日まで、北海道における過疎地域の医療対策とリハビリテーションの実情調査を行ないました。  その際、視察いたしました施設は道立札幌肢体不自由児総合療育センター、道立身体障害者更生指導所、重度身体障害者更生指導所、身体障害者更生相談所、労働福祉事業団美唄労災病院、道立太陽の園、厚生年金登別整形外科病院等であります。  まず、過疎地域の医療対策について御報告申し上げます。  初めに、北海道の概況を見ますと、人口は、昭和四十五年の国政調査では、約五百十八万人で、四国四県と福岡、大分両県を除く九州五県の……

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第8号(1973/06/27、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 きょうチラシをいただきまして、「どうなるの私たち母子は 物価高!でも内職の手当は上がりません もう教育にまで手がまわらなくなりました ほんとに疲れました」、この短いことばの中に、私はいま交通遺児をかかえた母親の大きな嘆きがあると思います。そうしてまた「ほんとに疲れました」というのは、玉井さんもほんとうに疲れちゃったんじゃないかと思って、私はそのこともたいへん気になりました。いろんな法律が出されて、いろんな対策が立てられるとしても、ただそれだけでは問題の解決はつかないわけなんで、やはり一体こういうような交通事故というものがここんところ急激に多くなってきた、そうして、しかも、それは……

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第10号(1973/07/06、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 この自動車事故対策センターの業務の中に、自動車事故の発生を防止するため運行管理者に対して安全確保上必要な指導及び講習を行なうとか、また適性診断を行なうとかいうような当然の業務が入っているわけです。しかし、交通事故そのものを考えますと、いろいろと指導したりまた適性の診断をなすっても、交通事故そのものが起きないような万全の対策というものが立てられない限り、これはいつもあと始末の問題にしかすぎないのじゃないか。その中でも非常に問題になりますのは子供の交通事故、特に私は母親なんかの立場から考えまして、この子供の交通事故に対して、いまもうおかあさんたち非常に真剣に考えていらして、早急に何……

第71回国会 社会労働委員会 第9号(1973/06/05、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 毎年繰り返されていることでございますし、きょうもまた朝から各委員によって繰り返されておりますこの原爆被爆者の問題については、被爆者自身が心がけが悪かったからではないし、あやまちをおかしたからではない。全く戦争を引き起こした者のために犠牲になられたのだということを根底にしっかり据えていただかなければ、いろいろな問題の解決にならないと思うんです。そういう立場からすれば、当然アメリカに対してすべての請求権を放棄したのである以上、国が責任をもって被爆者の方々の生活を見、そうして健康を守るための御努力をいただかなければならないはずなんです。御答弁のたびにいろいろと善処します、検討しますと……

第71回国会 社会労働委員会 第11号(1973/06/14、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 社会福祉施設職員の労働時間の問題について、まずお伺いいたします。  労働大臣、所信表明演説ここでなさいました中で、「福祉優先を基本とし、すべての労働者とその家族の「明るく豊かで安心できる暮らし」の実現を目標として、実効のある対策を勇断をもって推進いたしたい」と、こうお述べになっていらっしゃいます。まことにけっこうだと思います。  まず最初に確認しておきたいことは、めんどうくさいことではございません、大臣自身としての決意をもって、されることが、できることがあるならば、ここに書かれているとおり「勇断をもって」実行していただくというふうに認識してよろしゅうございますか。

第71回国会 社会労働委員会 第16号(1973/07/03、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 最初に、お断わりしたいと思います。時間を三分の一に短縮するようにというお申し出でございまして、私も長いばかりが能じゃないと思いますので、私のできるだけの能力を発揮いたしまして、短くつめるつもりでおりますけれども、少々延びました点については特段の御配慮をいただいて、質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、文化庁のほう、いらしていますか。――お伺いをいたしますけれども、宗教法人靖国神社、現在は一宗教法人であって、戦前のような特権的な存在ではない、単なる一宗教法人だということを確認したいと思いますが、そのとおりでよろしゅうございますか。

第71回国会 逓信委員会 第18号(1973/09/18、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 質問に入ります前に、私も初めてでございますし、また会長さんも新しく御就任になりましたところでございますので、新しくNHKの会長になられていろいろと御抱負もおありでございましょうと思いますけれども、最も会長として大事にしたいと思われるような点、まず、その御所信をお伺いさせていただきたいと思います。
【次の発言】 たいへんけっこうな御決意のほどを伺いました。  それでは質問に入らせていただきますけれども、まず、いまおっしゃったようなそういうNHKにするために、いろいろな機構もあろうかと思いますけれども、その中で最高の意思決定機関である経営委員会というのが非常に大きな役割りを占めてい……

第71回国会 農林水産委員会 第27号(1973/09/13、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私、この八月北海道、特に酪農地帯を中心にしていろいろ視察させていただいたわけでございますけれども、働けば働くほど借金がふえて、働けば働くほどつらくなるという、まさに逆行したような状態の中で、また、たくさんの主婦たちがその酪農をしょっているというような具体的にたいへん深刻な状態を見て回りました。  そこで具体的に質問をさせていただきたいと思います。そういう酪農危機が叫ばれている中で、いろいろ政府としても対策を考えていられるというふうに考えますけれども、たとえば畜産経営特別資金緊急融通措置ですか、そういうようなものもなさっていらっしゃいます。これは時間がないから北海道の分で申し上げ……

第71回国会 物価等対策特別委員会 閉会後第1号(1973/11/13、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 冬に向かいまして、特に私は北海道でございますけれども、非常に深刻な問題に灯油がなっているわけなんです。食べるものは一食くらいがまんしてもということはありますけれども、暖かい暖房だけは絶対にとめられないということでもう真剣に特に家庭の主婦たちはいま考えているところなのに、きょう、さっきから質問、討論を聞いておりますと、その真剣さが全然わかっていないです、長官にいたしましても、通産省にいたしましても。また、きょう五時から長官はおいでにならないというような中でたいへん残念なんですけれども、これから私の質問をいたしますから、時間も協力をいただいて簡単に要領よく御返事いただきたいと思いま……

第71回国会 法務委員会 第20号(1973/09/11、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 きのう参議院本会議での法務大臣の答弁を聞きまして、やっぱりいま白木さんがおっしゃったように、佐々木さんもおっしゃったように、私もおやっと思わざるを得ませんでした。先ほどからの議論を伺っておりますと、佐々木さんは了解されたようにおっしゃいましたけれども、私は了解するどころか、明るい希望が持てたどころか、ますます不安を感じざるを得ないようになりました。  と申しますのは、大臣の発言でも、八月二十三日の段階では、上下を問わず国家機関のメンバーがやったということになれば主権侵害であると、非常に簡潔におっしゃっていた。九月十日になれば、国家機関の職務行為として行なったかどうかということに……

第72回国会 農林水産委員会 第13号(1974/03/29、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 酪農危機が叫ばれてだいぶたちますけれども、去年の十月にも、私この委員会で、いま何とか手を打たなければ、日本の酪農は崩壊に進んでしまう、そしてまた酪農民もこれはたいへんな事態になると、そういうことを政府にも申し上げていたわけです。しかし、その後、何らかの具体的な対策も立てられないまんまに、また、ことしになってからは、非常に飼料の値上がりがあり、また、各資材が御存じのとおりのたいへんな値上がりで、そして――私は、この間、北海道、特に十勝それから釧路、根室、それから空知管内、そして檜山管内と、ずっと酪農民の方たちとお話をして参りました。非常に深刻な事態になっています。しかし、きょうの……

第72回国会 予算委員会 第22号(1974/04/03、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、ゴム問題、タイヤの問題についてお伺いいたします。  通産省が二月に、タイヤ類の価格一五%平均引き下げるようにという行政指導があったと思います。それについてブリヂストン、それから横浜ゴムさん、この行政指導をどういうふうに受けとめてきちっと守っておられますか。それから、通産省もこの指導を引き続いて進めていられるか、その辺を簡単にお答えいただきたい。
【次の発言】 一言で。やっていらっしゃるかどうかということ。
【次の発言】 はい、けっこうです。
【次の発言】 通産省。
【次の発言】 ここにおたくの、二つの会社の子会社であるブリヂストンタイヤ東京販売株式会社、新東京横浜タ……


10期(1974/07/07〜)

第73回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1974/09/19、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 超過米、特に北海道の問題についてお伺いをしたいと思います。  現在、北海道の米作農家は、ことしは非常に豊作だと、作況指数が一一三というその大豊作の前に、これが喜べない。それは、またこれが余り米になってくるのではないか、余り米になれば、これは一俵について四千円ぐらいの安値になるだろう。そういうようなわけで、非常に豊作を目の前にして不安に毎日暮らしているわけなんです。で、豊作になればこれは喜ばしいことだといえるはずなのに、豊作を前にして不安におののくというようなことは、まさにこれは端的に農政の失敗だと私は思います。で、そういう立場に立ってこの豊作をほんとうに喜んでいいと、責任者であ……

第73回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1974/10/29、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 前回も余り米の問題についてお伺いいたしまして、そのとき大臣から御心配はないのではないか、という御答弁をいただいたわけです。しかし、その後事態が、私たちにとっては喜ばしいような状態、農民にとってはますます不安な状態という進行をしております。九月十五日現在の作況が発表されたのを見ますと、前回の発表より全国的に一ポイント、北海道も二ポイント作況指数が上昇したと、その結果多くの超過米が発生する見込みだというふうに出てきております。北海道は、特にそういう点で多量の超過米で、何としても不安が消えないというような状態なんです。もう検定も進んでいる時期にもなってまいりますし、このまんまでいきま……

第74回国会 農林水産委員会 第1号(1974/12/24、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 臨時国会が開かれて、そしてまた、三木内閣が誕生するというような時期に入りましてから、いままでたくさん来ていました陳情書だとか、また切実な要求を聞いてほしいという農民の代表の方々が、期待とそして大きな不安を持ちながらこのところたくさんお見えになっています。そして私もその方々から実態を伺い、またお供をして農林省にいろいろお願いにもいってまいりました。ちょうどそのころは公務員の皆さんボーナスが出た時期でございまして、東京へきて役所へいって陳情しても、陳情受けるほうは、あったかい東京でボーナスもらったという方、そしてお答えはまことに冷厳なお答えしかいただいていない。私は、去年の十月から……

第75回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1975/03/28、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず初めにパインの問題でお伺いしたいと思います。  たびたび県からも要請団が見えますし、また私ども調査いたしましても、実に深刻な状態になっているわけです。四十九年度分の百二十万ケースというものについてはほぼ何とか解決できるという見通しが立った。しかし、もうすぐ五十年度分ということでまた心配がたまってくるというような状態の中で、今年度五十年度分の生産見通しなどもどういうふうに見積もっていらっしゃるのか、そしてまた、現地の方ではもう五十年考えればとてもやっていけない。いろいろ金融面での融資をしてほしいとか、また借りているものについての返済だとか、金利だとかいうものについての措置を緩……

第75回国会 農林水産委員会 第4号(1975/02/14、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 短い時間でございますので、具体的に質問させていただきたいと思います。いまの相沢委員に引き続きまして、ソ連船による被害の問題について伺いたい。  いろいろ手を打っていただいて、努力していただいているということは重々わかります。しかし、現地の問題というのを考えてみますと、漁民の場合は生活をかけて必死な問題である。そして漁民も忙しい中、財政的にも苦しい中から自分たちの手で何とか打開させたいと上京もし、水産庁にもお願いやら、ソ連政府への申し入れなども行っている。しかし、そういう状態そのものが、道なりにやってくれているけれども、一体、国としてこの問題をどの程度本当に自分たちの実情をわかっ……

第75回国会 農林水産委員会 第7号(1975/03/20、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 四十六年の改正の附帯決議がなされて、それについていろいろ進められていると思いますけれども、その中でも、家畜保健衛生所の充実というものがどの程度具体的に進められているのか、そしてその進みぐあい、予算なども勘案されて、まずまずいま大体これでいいというふうに見られているのか。まだこれで不十分だというような点があるとすれば、それは具体的にはどういう点がまだそこまでいっていないというふうにごらんになるのか。また、国の統廃合で相当、数は減らされているわけですが、そこからだけ見ての判断はつきかねると思いますけれども、その統廃合に無理はなかったのかどうか。それから都道府県への財政の援助というも……

第75回国会 農林水産委員会 第9号(1975/03/27、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 今回の改正案の基本的な内容を見てみますと、牛肉を畜安法の指定食肉にする、そして安定価格を設定して、これに基づいて畜産振興事業団が売り買いなどの操作を行って牛肉の卸売価格の安定を図るという、そういう趣旨のものですけれども、従来、農林省や政府はこういう国内の価格安定制度を整備すると、それと引きかえにいつでも貿易自由化など輸入拡大政策というものが伴ってとられてきたということを考えなければならないと思います。畜産農家の方たちにしてもこの点非常に心配しているわけです。アメリカ、オーストラリアなど、牛肉の輸入や、そして拡大せよという圧力が非常にいま高まっているという中で、心配するのも当然な……

第75回国会 農林水産委員会 第13号(1975/06/05、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、農振法による開発行為の規制の問題についてお伺いしたいと思います。土地利用基本計画によって五つの地域というものが区分されまして、土地の利用の規制というものは国土利用計画法の上でどういうふうな措置がとられていくのかという点と、それから五つの地域中重複した地域が当然出てきているわけですけれども、その重複した地域の土地利用の規制はどうなるのか、この二点についてまずお伺いいたします。
【次の発言】 重複した場合には。
【次の発言】 それじゃ、改正案の開発規制について見ますと、政府案では、農振地域全体にかからないで農用地区域に限定されている、ということになっているわけですけれど……

第75回国会 農林水産委員会 第14号(1975/06/17、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 食糧の問題が非常に考えられているときに、たん白資源としての漁業の問題というのは、これは業界だけの問題ではなくて国民全体の問題として考えなければならない大きな問題だと思うんです。そしていま問題になっておりますマグロ漁業というものを考えると、その深刻さというものが、私も今度この法案を調べるに当たっていろいろ実情を調べてみたら、大変だ、深刻だという言葉では言えないような、本当にこれは大変なんだなという深刻さを改めて考えさせられたわけなんです。そしていろいろ、るる衆議院段階で、またきょうは朝から御答弁ありましたけれども、いま業界の皆さんにとってみれば、この量をどれくらいに規制するかとい……

第75回国会 農林水産委員会 第16号(1975/06/20、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、冬枯れ病とか、それから雪腐れ病とか言っていますが、牧草における大粒の菌核病の被害とその対策についてお伺いしたいと思います。  北海道で私たちどか雪と言ってますけれども、非常に大雪が急にどかっと降る、これがこの春ございまして、その後遺症として、五月には珍しいまた長雨が続くと、北海道の道東地方、十勝、釧路、根室、網走というような広範囲のところで、ほぼ全域で牧草を枯らすいま申し上げましたような菌核病というものが発生をいたしまして、飼料不足が非常に深刻になっております。北海道の農務部で、五月の二十二日における調査結果というものを見ますと、この地域の全草地面積の約五〇%、十五……

第75回国会 農林水産委員会 第17号(1975/06/24、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 河田参考人にお伺いしたいと思います。  飼料工業会として、飼料の品質の改善、そして管理等についていろいろ対策を講じておられると思うわけですけれども、とりわけ魚粉とかそれから魚かすというのは酸敗しやすいと伺っております。そういうものについてどういう対策を立てていらっしゃるかということでございますね。  それから最近の例を見ますと、富山県で三菱化成のダイブというのが問題になりましたし、北九州ではPCBによる鶏の大量死というものが耳新しい事実として出てきております。配合飼料の場合いろんなものが入っておりましても、表面上では非常に判別しにくいという中で、結果的には被害が各地でいろんな種……

第75回国会 農林水産委員会 第18号(1975/06/26、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず第一に、農林省に、飼料の品質保全についての一般的な指導の問題をお伺いしたいと思います。  行政当局として飼料の品質管理、保全等についてどのような指導をされているか。昭和四十八年四月十二日に出された畜産局長通達によりますと、飼料の原料の高騰による入手難から、飼料品質の低下するおそれがあるとされ、特に注意を呼びかけていらっしゃるわけです。その後相当回数の値上げが行われたというような状態から、品質上問題は出なかったのかどうか、その点についてまず簡単にお願いします。
【次の発言】 抜き取り検査の結査はどうなんでしょうか。違反件数が四十七年度に百六十六件、四十八年には百五十三件という……

第75回国会 農林水産委員会 第20号(1975/07/03、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず第一に、男女間の賃金格差の問題についてお伺いしたいと思います。  賃金そのものについては、勤続年数だとか、職種だとか、また学歴というようなことでいろいろ差が生じられるということも考えられるわけですけれども、その影響がない初任給というものにこの格差があるというのは少し問題ではないか。短大卒以外は平均千円ないし二千円の格差が出ています。単協と農業共済その他、農業団体だけが高卒と大卒それぞれについて男女同一賃金になっています。しかし、そのほかについては、いま言ったような格差がある。しかもこれらの実態は、全国連、単協、農業共済などについて見ますと、本法の最低、そして最高というその幅……

第75回国会 予算委員会 第11号(1975/03/18、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 輸入豚肉の関税減免がこの十二日に発動されました。この問題は、後からいろいろ伺いますけれども、非常に大きな問題が含まれております。とりわけ、生産者である肥育農家にとっては非常に深刻な問題となっております。  御承知のように、一昨年来、飼料値上げが大幅な生産コストの増加になり、配合飼料トン当たり一万円値上げされるということは、枝肉で換算いたしますと、キロ当たり三十二円から三十五円の増となります。中でも中小肥育農家は、公害や卸相場の低迷によって経営が悪化し、縮小また廃業に追いやられる。昨年二月ごろから母豚の屠畜が非常にふえてまいりました。殺された豚のお母さんのおなかの中には子豚がいる……

第76回国会 農林水産委員会 第2号(1975/11/06、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 いろいろそれなりに御努力はなすっていらっしゃると思うんですけれども、やっぱり働いているものの立場から考えれば、もっと努力が実を結ぶようにしていただきたいという希望があるのは当然のことだろうと思うんです。先ほどから御質問も出ておりました財源計算に伴う国庫負担増の問題などでございますけれども、たとえば現行が千分の九十六、折半になりまして千分の四十八ということになるわけで、各種の年金制度と比べてみましても、厚生年金、男性の場合には千分の三十八、それから私学共済千分の四十と、国共、地共の方は四十六・五とか四十七というふうになっておりますけれども、厚生年金と比べては十違うということになる……

第76回国会 農林水産委員会 第3号(1975/11/18、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に農地問題についてお伺いしたいと思います。  先ほどにも質疑がございましたけれども、十五日国土庁が新全総の点検をやりました。で、金丸国土庁長官は大変傑作だと自画自賛していらっしゃるということですが、それは別といたしまして、私もちょっと拝見させていただいてなかなか警告されている点については今後考えなければならない点を見たわけですけれども、まずその中でも農用地が非常に減少している、欧米先進資本主義諸国に比べて非常に高い水準であるという点、それからまた十年間の農地転用は四十万七千ヘクタール、非農業部門の土地需要の相当部分はこの農地転用によって賄われているという指摘や、また無秩……

第76回国会 農林水産委員会 第4号(1975/12/11、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 きょうは、初めにスト権問題について、それから軽種馬問題、りんごのフラン病の問題、そして時間が許せばコドリンガの問題についてお伺いしたいと思います。  一番最初に、この間の公共企業体等関係閣僚協議会専門委員懇談会の意見書の問題なんですけれども、その中で、「国有林野事業について考えれば、保安林や治山事業にかかる行政的事務分野を除き、植林や伐採等の作業部門はこれを分離して、新しい経営形態に移行することが必要であるという意見が多かった。」というふうになっていました。これの考え方をちょっと見ますと、これは全く木材供給という経済機能だけを考えたもので、国土保全や水源涵養というような点を無視……

第76回国会 農林水産委員会 第5号(1975/12/18、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず、消費者麦価の問題についてお伺いしたいと思います。  いよいよ来年の一月二十日から、またまた麦の売り渡し価格を二〇%上げるということが決定されたわけですけれども、この問題について第一に私が伺いたいことは、政府の当初予算を見ていった場合に、政府見込みでも一トン約七万円と算定していたのが、実際は二万円下がった、そうすると、予算上では三百億浮いたという計算ができるわけです。それくらい下がって予算が浮いているのに、またここでみんなが値上げで苦しんでいるときに、なぜ値上げをしなければならないのか、どうも筋が通らないのではないか。予算上から見た、この問題の見方についてお伺いしたいと思い……

第77回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1976/01/26、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、松岡政務次官の問題について伺いますけれども、先ほどからの植木長官の答弁を聞きましても、また、今回の事件を見ましても、決してこれは偶然な問題ではない、突発的に起きた問題ではなくて、やはり沖繩の問題について一体どういう考え方で、どういう立場に立って考えていらっしゃるか、基本的にそこが大きな問題だと思うのです。  第二次世界大戦のときの沖繩のあの苦労ということ、私は沖繩県民じゃありませんけれども、日本国民として本当にあの苦しみということ、そして戦後になってもアメリカ占領下にあった苦しみ、そして日本、本土に復帰したといって四年たつけれども、いまだに本当に日本じゅうの苦しみを……

第77回国会 内閣委員会 第4号(1976/05/13、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 こうやって見ますと、窓から青葉若葉が大変きれいな季節になりまして、町も大変さわやかな季節になったというこのごろでございますけれども、この青葉と若葉のすばらしい輝きだと思えることが、まぶしくて、暮らしているときにつらくなるという方たちにたくさん私はお目にかかりました。その人たちは、いわゆる戦争で犠牲を受けて、しかももう人生もたそがれに近いという方たち。こういう方たちのことを思いますと、私は、戦後三十年と言われる中でいまだに大きな傷跡を持って、それはだれにもかわることができない一人の人生というものが全く犠牲にされたままでいまなお苦しんでいらっしゃる。こういうことを考えますと、どうし……

第77回国会 農林水産委員会 第4号(1976/03/05、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 自民党さんの席はだれもいらっしゃらなくなりましたから大変さびしい委員会になりました。先ほどから大臣も大分お疲れのような御様子でございますけれども、やっぱり春を迎えてもこの春は全然喜べないと。非常に悩み苦しんでいる農民の立場を考えてみると、これは大変な問題だということで、私も真剣に問題をお伺いしていきたいと思います。  さて、昨日からの所信表明、そしてまた討論の中で伺っておりますと、まあ決して十分とは思っていないとおっしゃりながら、本年度の予算について結構御自信をお持ちになっていらっしゃる。その点についてはいろいろ各委員からお話出されましたけれども、私もやっぱりその点で初めにまず……

第77回国会 農林水産委員会 第6号(1976/05/11、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 本法につきまして、第一に貸し付け対象者の問題について、二番目に林業安全衛生資金の問題について、そして三番目に団地間伐促進資金についての三つをお伺いし、その後、造林事業について伺っていきたいと思います。  まず第一の貸し付け対象者についての問題ですけれども、すでに昭和三十一年農業改良資金助成法に基づいて農業にはこのような制度が行われておりました。で、林業には初めて無利子の貸し付け制度というのが今度出てきたわけでございますけれども、農業と比べまして林業の場合にはいろいろな問題点があると思います。  まず、事業体の中には会社経営がある、また同じ林家といっても経営規模が非常に小さい零細……

第77回国会 農林水産委員会 第7号(1976/05/13、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初の大きな問題でございました日ソ漁業交渉についての評価でございますけれども、あれの後、安倍農相談話を発表なさいましたし、また先ほど同趣旨の発言をされております。その中身というのは、「日本側代表団の粘り強い折衝によって、これら全面禁漁の措置は回避され、ニシン等一部の魚種につき、わが国としてはなお不満はあるものの、おおむねわが国北洋漁業の実績を確保することができたことは一応の成果と考える。」と、そのように一応の成果というふうに評価されているわけですけれども、私が率直に申し上げれば決してそんな甘い評価では困ると。特に漁民の立場からすれば、一口で言えばニシンが犠牲にされてサケ・マ……

第77回国会 農林水産委員会 第8号(1976/05/18、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 農業者年金の一番大きな問題となると思われます保険料の問題についてお伺いしたいと思います。  思えばわずか二年前、四十九年に保険料が七百五十円から千六百五十円と大幅に二・二倍の引き上げになりました。そして二年たったいま、またこれが大きく引き上げられる。最終五十四年の一月以降というのになってみますと、三千二百九十円という額で、四十六年の発足当時の七百五十円と比較いたしますともう四・四倍というような大変な急激な保険料の値上がりになっているわけです。もちろん給付の面においても改善という点があろうかと思いますけれども、いまの農家経営、農業に働く皆さんの生活など考えてみますと、農産物の価格……

第77回国会 農林水産委員会 第9号(1976/05/20、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初にバルククーラー導入の問題についてお伺いしたいと思います。  五十一年度より加工用原料乳も細菌規制されるということで、乳質改善のためにバルククーラーが大変いい、必要だということで、積極的に導入が推進されております。北海道においてもバルククーラーの設置計画というのが四十七年から五十五年までで一万九千五百基、飼養農家の約七割も占めるというような計画になっているわけです。  そこで、まずお聞きしたいことは、道民にとっては、非常に多額な財政負担になるわけなんですけれども、酪農にとって、そして乳質改善にとってバルククーラーというものはどうしても必要なものであるかどうか、その辺につ……

第78回国会 農林水産委員会 第2号(1976/10/14、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 この間北海道に調査に行ったわけですけれども、もしも私が農家の立場に立ったらどうだろうと考えたときに、その被害というものが非常に深刻だったということを痛切に感じたわけですね。  それで、今度の調査の一つの特徴としては、農民の皆さんの直の声を聞きたいということで、たんぼにみんな集まってくださいということで、大変いい企画だったんです。そのときも、予想外に婦人の方、青年の方、まあ男の方、たくさんお集まりくださいました。そこでやっぱり、この冷害対策をどういうふうにしてくれるんだろうかということの期待も非常に大きかったわけなんですね。大臣におなりになってから、こういう問題については国の責任……

第78回国会 農林水産委員会 第3号(1976/10/19、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 日ソ漁業操業協定が発効されましてもう一年になろうとしているわけです。非常に被害が深刻な漁民にとりましては、この操業協定というのに大きな期待をしていたわけです。私も読ませていただきました。「日本国政府及びソヴィエト社会主義共和国連邦政府は、両国の漁船による漁業の操業の安全及び秩序を確保することを希望し、両国の漁船の活動及びその漁具の使用に関連する海上における事故を防止する措置をとること並びに事故が発生した場合にはその迅速かつ円滑な処理を促進することが望ましいと考えて、次のとおり協定した。」という前文でございます。これはまことに結構な前文で、これがどれだけ役に立つかということになる……

第80回国会 外務委員会 第20号(1977/06/09、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、漁業量の拡大と操業水域問題についてお伺いしたいと思うんですけれども、長期間の交渉、まことに漁業者にとっては毎日毎日がやせる思いでの長い交渉でございました。ようやく妥結したと、しかしその内容は北洋関係漁業者にとってはもう大変な予想もつかないという厳しさに、私も何度もその関係業者と話し合いをしておりますけれども、この国会に立っておりまして考えているよりも本当に深刻な状態だということで衝撃を受けているということを特に察知していただきたいと思うわけです。しかし、彼らにすれば交渉期間中じっとがまんしながらも、領土では譲ってくれるなと、国益のためにはわれわれは休漁しても何とかが……

第80回国会 決算委員会 第1号(1977/01/28、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 新しい年が明けまして、アメリカではカーター新政権が誕生する、また、日本も国内では福田新政権が誕生する。ある人は一九七七年とラッキーセブンが二つ続いたから、ことしは何とかいい年になるだろう、そういうことを言う人もございました。しかし、決してラッキーセブンが二つ続くどころか、ことしはますます大変なときになりそうだ。きのうからロッキード疑獄の裁判が始まりましたけれども、いまの日本の中で特に日本の経済関係を考えてみますと、大変御苦労な時期に田中通産大臣は御就任になったわけでございます。  そういう中で、ロッキード疑獄のあの暗雲と重なって日韓の非常に黒い霧がいま少しずつ見えてまいりました……

第80回国会 決算委員会 第2号(1977/03/16、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 高度経済のもとで都市化がどんどん進みました。交通難がひどくなりました。また、労働強化が強くなった。労働様式が変わったり、体を動かす機会が少なくなったということで、運動不足などからくる現代病というものがますますふえてきている、それも大人だけではなくて子供にもふえてきている、やはり日本の健康というのは、日本国民の健康ということを本当に考えていかなきゃならないんじゃないだろうか、私たち共産党はそういう意味で、国民のスポーツの画期的な発展のためにという政策を出しまして、日本の将来を考えてスポーツ政策を出してきたわけなんです。  その中で、きょうはひとつ具体的なお願いで質問をするわけです……

第80回国会 決算委員会 第8号(1977/05/20、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私は、日本共産党を代表して、昭和四十八年度の決算に対し、これを是認することができない旨の反対討論を行います。  先般、ロンドンで開かれました先進国首脳会議は、今日の資本主義諸国を襲っている経済的危機がいまや抜きがたい構造的な危機であり、ありきたりの手法では解決し得ないことを示す結果に終わりました。このような深刻な経済危機を一挙に表面化させる契機となったのが、あの四十八年秋の石油ショックであります。  資本主義諸国は、四十七年後半以降、いずれも大幅な物価上昇に悩み、世界的にインフレーションが激しくなっていましたが、さらに石油ショックの発生は景気の停滞を生み出し、主要資本主義諸国は……

第80回国会 社会労働委員会 第9号(1977/05/17、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 経済の福田さんが総理大臣になられた。長引く不況インフレも少しはまともになるんじゃないかと、素直な国民はそういうような期待を持って暮していたわけですけれども、御承知のようにさっぱりこの不況とインフレというのは治らない。そしてまた、最近特に目立っているのは、魚転がしと言われるように魚の値段もまたばかに高くなっていく。こういう生従の中でいつでも谷間に落ちて日の当たらない人たちと言えばやっぱりお年寄りだと思うんです。で、年金の問題でお伺いしたいわけですけれども、まずその前に私、大臣にちょっとお伺いしたいんですけれども、 いま時差出勤というのじゃなくて、時差食事というのがあるのですよ。そ……

第80回国会 社会労働委員会 第10号(1977/05/19、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 昨日に続きましてお伺いしたいと思います。  厚生年金の掛金の問題なんですけれども、わが党は前々から掛金の労使折半というのをやめて、労働者三、事業主を七とするべきであるという提言を出しておりました。労働者の組合なんかでも、三・七闘争という名前でこの要求が非常に大きく支持されて、掲げられて、スローガンにもなっております。労使折半というのを国際的に見ても、外国でも、大臣も御承知のように非常に少数になっておりますし、わが国内におきましても、ここ二、三年で五百七組合で負担割合を変更させるというように、この問題は具体的ないま課題になっているわけでございます。現行の折半は法で決められてはいま……

第80回国会 農林水産委員会 第4号(1977/03/22、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 続きまして、日ソ漁業交渉の問題について、少し具体的に細かくお伺いしていきたいと思います。  十九日、モスクワで開かれている暫定取り決め交渉において、暫定取り決め案が示されたとしてその内容が報道されておりますが、ソ連の原案は、対象水域は北方四島周辺も線引きした二月二十四日の閣僚会議決定の海域とする。二番目には、操業許可証を発行する。三番目、日本漁船にソ連の関係公務員が乗船できる。四番目、ソ連は許可証の発給に対する料金を徴収できる。五番目は、日本漁船はソ連の漁業規制のための規則を遵守しなければならない。こういうふうになっていると報道されておりますが、これは間違いございませんか。

第80回国会 農林水産委員会 第5号(1977/03/24、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 八郎潟事業団の問題についてお伺いいたします。  金額にして八百五十二億。ちょっと外から見ただけでも、あの膨大な土地がよくここまで干拓されたというふうに、まさに世紀の事業と言われてもそれなりの大きな事業だったと思うのです。その事業が先ほどからお伺いし、また一昨日もいろいろお伺いしてみますと、大変めでたく事業が終わって解散にいけそうだというように受け取られるわけです。労働時間も短縮されている、そして生産量も米の場合は平均以上だ、小麦も大変よろしい、野菜もいいと。いいことずくめで、ちっとも悪いことがなくて、それはめでたし、めでたしというような御説明を一昨日も伺い、きょうもいろいろ御答……

第80回国会 農林水産委員会 第13号(1977/04/26、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 知事にお伺いしたいと思います。  直接漁業に携わっていらっしゃる方の被害というのも大変な問題ですし、これも早急に手を打っていただかなければならない。しかし政府の対策で言えば、日ソ漁業交渉の結論待ちで、当面つなぎ融資というような形で、補償は減船対策と絡めてというような考えだと思うんです。しかし、もうすでに損失がはっきりしている分については速やかに補償を具体化する必要があるというふうに考えるんですが、その点についてどうお思いになっていらっしゃるか。  それから、数でも多いし、また業界としても雇われている者としても大きなウェートを占める分が、先ほどもおっしゃいましたように、加工業者と……

第80回国会 農林水産委員会 第14号(1977/04/27、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、サケ・マス交渉の仮調印が延期された問題についてお伺いしたいと思います。  日ソ漁業委員会、モスクワでソ連二百海里以外のサケ・マス漁について二十五日の仮調印ということを私たち帰るときも伺ってきて、まあまずまずよかったなと思っていたんですけれども、二百海里水域の表現をめぐって領土問題がまたここではっきり出てきたと、で延期されるというような事態になってまいりました。四月から出漁ということで期待していた人たちが、非常に絶望的な状態だと問題になっております。こういう事態になりまして、大臣としてはこれについてどのような対策、方針を持っていらっしゃるか、それの問題でお伺いしたいと……

第80回国会 農林水産委員会 第16号(1977/05/02、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私は、日本共産党を代表して、漁業水域に関する暫定措置法案に対する修正案の提案理由を説明いたします。  修正案の朗読は省略させていただきます。  日ソ漁業交渉が中断し、北洋漁場で一千隻に上る日本漁船が操業できないという異常な状態が続いており、漁業者を初め水産加工業者など関連業者の経営は重大な困難に立ち至っており、また、乗組員や加工場で働く労働者は、失業など深刻な生活不安にあります。  したがって、日ソ漁業交渉の一日も早い妥結と漁獲量の確保の要求は、きわめて切実なものとなっています。  そこで、本法案を再開される漁業交渉の進展に役立たせるために、その早期成立は当然必要なことでありま……

第80回国会 農林水産委員会 第17号(1977/05/19、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず、獣医学教育の充実の問題についてお伺いしたいと思います。  本法案の改正によりまして、獣医師の国家試験を受ける資格というのが二年延長になると。そのために、だから教育体制はどうなるかということになりますと、法的には何らはっきりして出されていないわけです。  そこで、具体的にお伺いしていきたいと思いますが、まず大学院修士課程の入学定員について、現在国立大学の場合、学部入学定員の約半数になっています。それから私立の場合は十分の一以下となっているわけです。で、獣医師国家試験資格が修士課程卒業となるということになりますと、学部入学の定員と同数の修士課程定員ということになるというふうに……

第80回国会 農林水産委員会 第18号(1977/05/24、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 最初に、農業者年金における婦人の加入問題と遺族年金の問題、この問題はきょうも先ほどから同僚議員からるる御質問がありましたし、毎年の問題ともなっております。そこで、また重ねてお伺いするというわけでございますので、きょうは大臣熱心にお聞きになっていらっしゃいましたので、今度は局長でなくて大臣からの御見解を伺いたいと、そう思うわけでございます。  もう御承知のように、農村婦人の農業に果たしている役割りという問題からお伺いしたいのです。農業就業人口の中で七六年度の農業調査結果報告書によると、全体で七百四十八万八千人中女性が四百六十五万人と、実に六二・一%を占めておりますし、また基幹的農……

第80回国会 予算委員会 第19号(1977/04/12、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず、日ソ漁業交渉についてお伺いいたします。  外務大臣にお伺いいたします。昨日の鈴木・イシコフ会談の内容はどうなっておりますか。特に、その中で鈴木農林大臣は何を主張されたか。
【次の発言】 相変わらず水域の問題では平行線ということなんですが、今後どういう決着になるというふうにお見通しになっていらっしゃるか。また、昨日の会談の結果を受けて鈴木農林大臣にどういう訓令が出されたか、その問題をお伺いいたします。
【次の発言】 幹部会令でやると言われても、閣僚会議決定はこれに基づいて決められたものだ。つまり、幹部会で決まったのに基づいて閣僚会議決定というのが出されていると。具体的な線引……


11期(1977/07/10〜)

第81回国会 災害対策特別委員会 閉会後第1号(1977/09/16、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 どうも専門的な立場からの御意見をいただきましてありがとうございました。  まずお伺いしたいのですけれども、先生方が専門的な立場で研究していらっしゃることが直ちに行政の面に反映されて、そして予防というものが的確に行われるというような体制にあるかどうかということが一つの大きな問題だと思うのです。そうでなければ研究が研究に終わってしまうということになりかねないと思います。今度、人身事故というものが全然ありませんでしたから、だから何事もおさまってきているわけですけれども、実は私札幌で地元が近いものですから、しょっちゅう情報も得、行ってもおりました。みんな経験で知っているわけですね、明治……

第82回国会 社会労働委員会 第2号(1977/10/25、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 いま日本は経済大国と言われるような状態の中で、その中に生をうけた子供たちが口唇裂・口蓋裂というような、健康状態ではない生まれのために泣かされている。そして二十万からの親子がいまなお泣きながら、全く福祉の谷間に置かれているというこの口唇裂・口蓋裂の問題について、大臣初めまた委員長初め、各同僚議員の御理解をいただいて、一日も早くこういう悲劇をなくしていきたい、そういう立場で質問をしたいと思います。  まず、私たち婦人にとって、またお父さんにとってもそうです、子供が生まれるということは本当に喜びなんだけれども、生まれた子供がいわゆるみつくちと言われる兎唇、そして口をあけて中を見ればぱ……

第82回国会 社会労働委員会 第3号(1977/10/27、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 北海道炭礦汽船株式会社の退職金についての未払い問題、不払い問題という大変具体的な問題について大臣の御所見を伺い、その善処方をお願いしたいと思います。  まず最初に、法律上の確認をしておきたいと思うのですけれども、労働協約で退職金は退職後一週間以内に支払うと明示されており、そして本人もこれを請求している、それにもかかわらず会社が支払わない、こういった場合には労働基準法第二十四条違反というふうに解釈されると思いますが、その点についていかがでございますか。
【次の発言】 それでは次に伺いたいのですけれども、まあ北海道炭礦汽船株式会社、私たち北炭と申しておりますが、五十一年度五十二年度……

第82回国会 社会労働委員会 第4号(1977/11/01、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に被爆者援護の問題についてお伺いしたいと思います。  きょうから三千五百万を目標に署名運動が始まりました。そして被爆者の方たちのことを考えますと、被爆後三十二年たちました。そして苦しい中で弱い体にむち打って被爆者の方々は立ち上がり、そして訴え、またその訴えを聞いたたくさんの平和を願い、被爆者の立場を考える人たちによってやっと運動は大きく発展してきたと思います。特にことしの八月には、国連の非政府機関NGOの主催で被爆問題国際シンポジウムというのが開かれました。その中で、たくさん集まられた国際代表は、われわれもまた皆被爆者であるということをアピールの中で言っております。つま……

第82回国会 社会労働委員会 第6号(1977/11/17、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 雇用、失業問題が大きな社会的な問題になりまして、そしてそれなりに政府としてもいろいろと御配慮もいただいておりますし、また、いまかかっております法案についても、これも一つの前進になろうかと思います。しかし、これ以外にたくさんの業者、中小零細業者が非常に深刻な状態に置かれているということは御承知のとおりです。特に円高になりましてもう大分になりますけれども、この円高によってまた非常にこの問題が輪をかけた深刻さになってまいりました。それにまた輪をかけましてもうすぐ年末というような状態でございます。先ほどからいろいろ御答弁いただきました、調査を待ってからと、いま調査中とおっしゃったわけで……

第82回国会 社会労働委員会 第7号(1977/11/22、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私、この問題について代表質問を国会でいたしました。その準備をする段階、そして引き続いてきょうの質問をする準備の段階で、私、部屋で仕事ができないくらいたくさんの方々がお見えになりました。そして、十九日には請願の締め切りでございました。一万や二万の請願なら、私軽く抱えるんだけれども、本当に重くて、下手してぎっくり腰になったら大変だと思って、抱え切れないような請願を秘書が持ってまいりました。そしてまた、前回も今回もたくさん傍聴の方が来ていらっしゃいますし、二十四日にはまた労働組合もストライキを打ってでも生活、命を守るという大きな運動になってきております。  そういう中にも、私の部屋に……

第82回国会 農林水産委員会 第1号(1977/10/05、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 小麦の作付面積最盛時が二十六年で、七十四万一千ヘクタールでした。そして、四十八年には約十分の一に下がった。そこで大変だというので、奨励金というのが出されました。しかし、四十九年には八万三千ヘクタール、そして五十一年には八万九千ヘクタールと、これは横ばいという程度にしかすぎません。また大豆を見ますと、二十六年最盛時の作付面積四十二万六千ヘクタールに対して四十八年には五分の一、御承知のとおりに下がってしまいました。そして、これも四十九年から奨励金が出されたけれども、五十一年は相変わらず八万三千ヘクタール、四十九年に奨励金がつけられたときの九万三千ヘクタールよりも下がっている。こうい……

第83回国会 社会労働委員会 第1号(1977/12/08、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 いま、委員長からおっしゃいましたように、理事会では、質疑抜きで採決ということが決定いたしました。しかし、私といたしましては、共産党といたしましては、討論をすべきである、質疑をすべきである、こう考えております。(「おかしい、おかしい」と呼ぶ者あり)  その理由は、まず国会というのは審議の場であり、そしてこの前、当委員会においても、十五日、二十二日、そして国会の最終日の二十五日に至っては午前零時過ぎまで、この委員会は審議をする場として設けられていたわけでございます。ところが、開会されまして、まだ十日の会期末までには二日間の会期がございます。だから、私は討論をすべきだと思います。(「……

第84回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1978/08/07、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず大臣にお伺いしたいと思います。  不況下で失業問題、そして雇用問題というのは、いま労働行政の中で最も緊急で重要な問題だという認識については、大臣初め政府側の皆さん、そしてわれわれとも認識は同じ立場であったと、そう思います。また大臣にも、この問題は非常に深刻に考えて積極的に努力するというような御決意を伺ったわけでございますけれども、まあ大臣が幾ら御決意なさいましても、その決意を実践するという具体的な面が裏づけになりませんと、御決意だけに終わってしまうというふうに考えられるわけでございます。何よりもまず雇用を創出しなければならないという点については、この前の委員会でも職業安定所……

第84回国会 社会労働委員会 第5号(1978/03/23、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 時間的制約もございますので、お伺いしたい問題を若干の問題にしぼってお伺いしたいと思います。  昨年も北炭の労働者の退職金問題につきまして質問をいたしまして、その後、いろいろ御検討、御配慮もいただきまして、五十一年度分の退職金については解決がついたということで喜んでおります。しかし、五十二年度分というのがまだ全く支払われるという現実のものになっていないということが一つの大きな問題になっているわけです。実は三月の十日に私夕張へ入りました。三月の十日と言いますと、もうこちらは春でございますけれども、夕張の山の中は大変深い雪でございました。昨年、退職金の問題を扱ったということで、皆非常……

第84回国会 社会労働委員会 第6号(1978/04/06、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず第一に、個人持家融資制度の問題からお伺いしていきたいと思います。  財形貯蓄の一つのねらいは個人持家を促進するということにあると思います。そして分譲融資というのは制度発足当時から推進されてきております。いま労働者、働く者は生活を守るために必死になっております。そして、資産を残すというよりも、むしろ収入の中で大きな割合を占める住宅費に苦しめられて、持ち家を何としても持ちたいというような点で努力は大変なものでございます。そういうことから考えると、いまや財産形成などというものにはほど遠いという現状をまず最初に認識をしっかりさせていかなければならないと思います。その上、加えまして不……

第84回国会 社会労働委員会 第7号(1978/04/11、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 きょうはスモン対策について具体的にお伺いしたいと思います。  三月三日に続いて、昨日も全国から四百人近くの患者さんそして弁護団の方々が厚生省と交渉をなさいました。私はその両方にも参加させていただきました。決して厚生省に対する陳情ではなくて、北陸スモン訴訟判決によって勝者となった患者さんたちが、敗者となった政府、厚生省に対して当然の要求としての交渉だというふうに位置づけなければならないと思います。そういう状態から考えまして、せっかくきのう四百人の方々がいらっしゃったのに、人数は制限される、時間も、お忙しい中だったと思いますけれども、制限される、そして責任者である厚生大臣も御出席い……

第84回国会 社会労働委員会 第9号(1978/04/18、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 去る二月の十日、いま大臣おっしゃいましたインドのインパール、コヒマ地区の遺骨収集作業を終えて厚生省の遺骨収集団が帰国されました。その帰国されたとき、今度は初めて陸上自衛隊の中央音楽隊が出迎えて、追悼曲を奏でられた。新聞報道にも出ております。今回初めて自衛隊が出てきたというのはどういう理由でございますか。
【次の発言】 大臣にお伺いしたいのですけれども、いまいろいろ御答弁がありました。いまおっしゃったように、硫黄島の場合には海上自衛隊のお力を借りられた。いろいろ技術的な面でも自衛隊の力を借りるということを一つの理由にお挙げになって――これはそういうこともあろうかと思います。しかし……

第84回国会 社会労働委員会 第12号(1978/04/27、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 長引く不況に加えて、ますます深刻化していくという不況の中で、いま出されました職訓法の一部改正が漸次進められてきているという点について評価することはやぶさかではございません。しかし、私が最も言いたいことは、職業訓練が訓練のための訓練であってはならない。その訓練が雇用に結びつく訓練でなければならないという雇用との関係の問題それからまた、働くということは、これは人間と動物との違いの大きな点でございまして、働くことは食べるだけのものではなくて、働くことによって、自分の能力で社会に貢献できたと、そういう喜びがあって本当の労働という問題が考えられるのではないか。そして、その観点から考えれば……

第84回国会 社会労働委員会 第13号(1978/05/09、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 国民年金に対する期待と関心というのは近年非常に高くなってまいりましたし、いろいろ御質疑を伺わせていただいている中で、制度審なりまた基本懇なりでいろいろ御審議もいただいているわけですけれども、やっぱりこんなに年金に対する期待と関心が多くなったということは、何といってもやっぱり安心して暮らせるその保障がほしいという、それに尽きると思うわけでございます。年金の問題に関しましては、いろいろと各制度間の格差の是正の問題とか、また制度の統合の問題、そして負担の問題といったような本格的な解決、制度の充実ということから考えますと、いろいろ御審議いただいている中で、まだまだ問題が残されて今後にか……

第84回国会 社会労働委員会 第14号(1978/05/11、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私は日本共産党を代表して、ただいま議題となりました労働基準法の一部を改正する法律案についてその提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  日本経済の構造的危機のもとでいま失業者の増大が大きな社会問題となっております。完全失業者は昨年一月に百万人台を超えて以来十五カ月間連続し、本年三月には百四十一万人に達しております。こうした深刻な雇用・失業の事態にもかかわらず、大企業においては減量経営を目指し、解雇、配転、出向など一方的な人減らしを進めようとしております。  フランス、イタリア、西ドイツなどの諸国では、週四十時間労働制、週休二日制は相当以前から実施され、制度としては国際的常……

第84回国会 物価等対策特別委員会 第3号(1978/04/12、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず、大臣にお伺いをしたいと思います。  現在、物価問題を考える上で特に注意しなければならない、していただきたいのは、過剰流動性、インフレの問題だと思うわけです。すでに御承知のように、新聞などでもたびたび警告の声が出始めております。急激な円高によって日銀が買い支えた額二兆七千億にも達しているというふうにいわれております。この二兆七千億という額を見ますと、狂乱物価直前の昭和四十六年八月から十二月までの五カ月間の外為会計の払い超に匹敵するというような額になっております。さらに最近、異常な株高というのが問題になっておりますが、こういうふうに見てみますと、いまインフレの火薬庫――インフ……

第85回国会 社会労働委員会 第1号(1978/10/17、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 本日はリハビリ医学についてお伺いしたいと思います。  まず、厚生大臣に最初に御所見を承りたいと思うわけでございます。  実は七月の二十六日に私の夫を亡くしました。高血圧で倒れまして六年七ヵ月の闘病生活をいたしました。医学が進みましたものですから命は助けられますけれども、残された慢性的な障害というので非常に苦労いたしました。それから、今月の六日には私の母を失いました。これも八十九歳でございました。そういうような、私自分のことを通しまして、障害者の方々や御家族の方、またお年寄りの方々と非常に問題を話し合いをいたしまして、いまリハビリ医学というものは非常に重要な時期になっているという……

第85回国会 社会労働委員会 第2号(1978/10/19、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 いま深刻なこの不況下の中で、これ以上失業者を出さないために、また同時に、離職した方々の職場を創出し、働く者の暮らしと権利を守るという非常に重大な課題がこの法案審議に当たって課せられていると思うわけでございます。そういう大事な中で、一番問題にしなければならない重要な点が私は三つあると思うのです。  その第一の問題は、この深刻な経済危機というのは、天然現象で起きたわけではない。こういう現象が、こういう経済危機が、特に構造的危機と言われるような問題がなぜ起こってきたかというのが最初の問題でございます。で、わが党がいつも言っております。これはいま言いましたように天然現象ではございません……

第85回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1978/11/16、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、有珠の泥流災害の問題に関してお伺いしたいと思います。  国土庁にお答えをいただきたいのでございますが、有珠の災害では人命事故がなくてということでほっとしておりましたが、御承知のとおりついに三人の犠牲者を出すというような状態になりまして、今度の泥流災害でこちらも調査に入りましたけれども、非常に心配いたしますことは、いまいろいろと対策を立てて工事などもしていただいているわけですけれども、いまの見通しでいまの程度やっておけば、今後もうこういうような本当に大変な災害というものが起きないで済むのだろうかということが皆さんの非常に心配で、私も心配でございます。その点、今後大丈夫……

第85回国会 物価等対策特別委員会 第3号(1978/10/18、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 具体的な問題なので、いままでの質疑を伺っておりますと、大体重なった問題になりますので、私端的に質問させていただきたいと思います。  先ほどから聞いておりまして、実は私北海道なんでございます。北海道というのは大変いいところで、お国自慢をしょっちゅうしております。その一つは北海道にはゴキブリというのがいないのですよ。それが私は北海道の一番いいところだといままで言っていました。ところが、ネズミの問題で、いよいよ北海道まで大分前に行っているわけですよ。先ほど伺っていますと、国会にも何かネズミが入ってきているような御発言もございまして、これはネズミが大分しぶといネズミになってゴキブリ化し……

第87回国会 社会労働委員会 第4号(1979/03/27、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 国際児童年がマスコミを通しても大きく宣伝されている中で、私たちにとってやっぱり一番そこに期待するものは子供の幸せな生活、健康、健全な成育ということが一番望まれるわけでございます。お祭り騒ぎになるのではないかという心配も一方にありながら、厚生省としても母子保健法の抜本改正に目をつけたいと、そしてまた母子保健制度基本問題検討費というものも予算にお組みいただきました。そしてまたその検討の課題の中に、第一に新生児の死亡率低下や先天性障害児に対する医学的研究のあり方というような問題もお取り上げいただきましたので、大変私たちは期待するところでございます。先ほど目黒議員からもいろいろと質疑が……

第87回国会 社会労働委員会 第5号(1979/04/24、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 橋本大臣はまだお若くて、戦争の経験は子供のときしかないというお話で、それは確かにそうだと思います。大臣、テレビなんか余りごらんになる機会はないかと思いますけれども、NHKで「名曲アルバム」というのをやって、私大変いい番組で好きなんですけれども、四月から新番組になりまして加藤登紀子が「琵琶湖周航の歌」を歌っていますね。お聞きになったことありますか、忙しくてありませんか。簡単でいいです。
【次の発言】 いや、あれは見なくても聞こえますから。その問題出しましたのは、私あの曲を聞くたびに胸が痛くなるんですよ。と申しますのは、あれは三高の寮歌でございましてね、あの寮歌をテレビで聞きますと……

第87回国会 社会労働委員会 第6号(1979/04/26、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 新しく栗原労働大臣の登場で、いろいろ積極的な意欲をお持ちであろうと期待もし、質問をしていきたいんですけれども、時間の関係もございますので、具体的な問題を通して、そのお答えによってその姿勢はどの辺にあるか採点をしていきたいと、そう思いますので、ぶっつけ具体的な問題に入らしていただきたいと思います。  まず、北炭夕張の問題でございまして、これはもう当委員会で私何回も取り上げてきた問題でございます。夕張新鉱はいま再建計画の最中でございます。労働者も非常にこれには協力もし、何とか再建したいという意欲でございます。しかし、その労働者にとって言わせれば、生産計画そのものがネコの目のように変……

第87回国会 物価等対策特別委員会 第3号(1979/04/25、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 大平内閣が誕生いたしまして、ことしの一月二十五日、大平大臣は衆参両院の施政方針演説の中で、経済成長至上主義の時代はもう済んだ、これからは文化重視の時代に持っていかなきゃならないという意味の大変格調高い御発言がございました。本音とたてまえはどの辺のところかなと、ちょっとまゆつばものだと聞いていたわけでございますけれども、確かにこの指摘は大事なことでございます。私なども考えておりましても、経済成長の時代に物は与えられて、そして大事な心は奪われてしまったのではないかという点から、私はやっぱりいまというのは人間性が本当に豊かなそういうものになっていかなければならない、そして経済至上主義……

第89回国会 決算委員会 第1号(1979/11/15、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 時間がわずかしかないので……
【次の発言】 いや、こっちは能率よくやりますけれども、向こうの答弁が能率が悪いので時間がずいぶん延びる。  大変時間の短い中になってまいりましたので、それでは重要な要点だけお伺いしたいと思います。  いま問題になっておりますように、鉄建公団からKDD、そして各地方、中央官庁、そしてあげくの果てには国会も一カ月休店でカラ国会などというように世間が言われる中で、これは一つのまた地方の問題ですけれども、通産局の札幌鉱山保安監督局も同様なことのカラ出張がございまして、会計検査院がお入りになったということを伺っております。いつお入りになって、その概要はどうで……

第89回国会 物価等対策特別委員会 第1号(1979/10/30、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 ちょっと一言。こういう情勢の中で、物価問題が非常に深刻になってまいりましたし、やっぱりこの特別国会の中で物特の委員会をぜひ開いていただきたいと希望いたしますので、理事の皆さんともお諮りいただいて、御検討いただきたいと思います。

第90回国会 社会労働委員会 第1号(1979/12/10、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 藤波労働大臣とはきょうが初めての質問になりますので、まず最初に、大臣としての御見解を伺いたいことがございます。  実は、いま問題になっております日税連からの政界工作の献金問題というようなのが毎日新聞などで大きく取り上げられておりまして、私も大変関心を持ちましてずっと見てまいりましたら、はからずも大臣のお名前が出ておりました。そして、わが党がいろいろ問い合わせましたら、税政連はほとんどこの領収書をもらっているというようなお答えでございました。大臣お受け取りになっていらっしゃいますでしょうか。
【次の発言】 それで、私どもといたしましては、税政連の財務委員会の安井副委員長が、五十万……

第90回国会 商工委員会 第1号(1979/12/06、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、北海道電力の値上げ問題について大臣にお伺いしたいと思います。  地域独占である電気事業というのは、公益事業としての規制を受けますし、当然その料金値上げについて政府、通産大臣は認可をなさるわけです。その認可なさる場合には、厳正でかつ慎重な査定をすると、そういう立場に立っていらっしゃると思いますが、いかがですか。簡単に、そうだ、そうじやないと簡単にお願いします。
【次の発言】 当然そういうお答えだと思います。ところが、そのお答えとは逆な問題が起きております。つまり、北電は申請いたしましたのが十一月十六日でございます。大臣が十一月九日に記者会見をなさっていらっしゃいます。……

第90回国会 農林水産委員会 第2号(1979/12/07、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に軽種馬問題についてお伺いしたいと思います。  軽種馬、御承知のように生産過剰になっておりまして、五十一年以降自主的な生産調整に努力をしてこられておるのは御承知のとおりだと思います。しかし、その金融面は非常に逼迫をしております。もうそちらにも軽種馬生産農家の経営安定に関する金融措置に関する要請書というのが届いていると思います。で、特に本道におきましては、その歴史的な、また気候的、土地的な条件の中で日高が主体となっておりまして、生産頭数全国八O%を占めておりますし、地域農業の基幹作物となっているわけでございます。しかし、先ほどの非常に金融が逼迫しているというような中で、そ……

第91回国会 社会労働委員会 第3号(1980/03/18、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、スモンの問題から入りたいと思いますが、もう本当に長いことかかりました。何としても早期に解決していただかなければならない、そのためにももう一度薬害としてのこのスモンという問題が、どんなに患者の方々、家族の方々にいま深刻な状態をつくり出しているか、その患者や家族の立場に立って、いまここでもう一度見つめ直すことが必要ではないかと私つくづくそう思いました。  十三、十四、十五とスモンの方々が全国からお集まりいただいて、そしてまたいろいろと交渉などなさったわけでございます。東京はもう梅が満開で沈丁花が咲きまして春でございます。北海道からいらした方と、私、北海道なものですから懇……

第91回国会 農林水産委員会 第3号(1980/03/07、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 道漁連の問題について伺います。  百三十億という欠損金が出たということなんですけれども、ずばりお伺いしたいんですけれども、大臣、この百三十億の欠損というのは西村課長の空売りがすべてであるというふうにごらんになっていらっしゃるかどうか、簡単にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 それじゃ次に伺っていきます。  本当にこの問題は非常に大きな問題になっているわけなんですけれども、大きな問題になっているのにもかかわらず、私がいろいろお伺いしたりしておりますと、本当に水産庁は本気になって真相究明をやろうとしていらっしゃるかどうかという点、非常に私は残念に思います。道漁連がこれまで……

第91回国会 物価等対策特別委員会 第3号(1980/02/20、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 通産省にお伺いいたします。  二月一日衆議院の予算委員会で不破議員が質問いたしました。そのとき森山エネルギー庁長官、三十ドルをある程度上回る、五十五年度の原油価格について。それほど大幅な値上がりはないものと想定すると、そう御答弁をいただきました。先ほど安田公益事業部長も五十五年度の見通しとしては大幅な値上がりはないと見ていると、こういうふうに同じ趣旨の御答弁をいただきました。で、二月一日ですね、北電の認可されましたのは。この認可された原油価格について言えば、当然他の八社も情勢として変わらないというふうに思われますから、このことが査定の根拠の大きな要因になるというふうに考えると当……

第91回国会 予算委員会 第8号(1980/03/14、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 物価の情勢というのは非常に深刻な情勢になっております。国民のみんなが、一番問題は何だと言うと物価不安と言うのははっきり出ております。  二月の卸売物価の状況、そしてその中での特徴的な問題はどういうふうにとらえていらっしゃるか、経企庁からお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 まあ狂乱物価以降の最悪の事態と言うことができると思いますし、非常に消費財にも波及してきている。その中でも電力、ガスというような公共料金の値上げというのがいまの問題として非常に大きく取り上げられているし、産業の米である鉄の値上げが認められたとすると、これは非常に深刻な情勢をまた深めていくと、そう思うわけ……


12期(1980/06/22〜)

第93回国会 運輸委員会 第2号(1980/10/16、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 青函トンネル問題についてお伺いしたいと思います。  青函トンネルの問題につきましては、私たちなりにいろいろな見解もございますけれども、まあ世紀の大事業と言われ、そして途中いろいろな事故があったにもかかわらず、もう進捗されている。その御努力というものは大変なものであったろうということは重々私ども承知をしております。私は北海道の出身でございますが、北海道のみならず日本、そして広く言えば世界的にも注目されているというこの青函トンネルについては大きな関心が寄せられている。  先ほどのお話を伺っておりまして、整理をいたしますと、今後何か突発的な大事故がない限りは、いまの調子でいけば五十八……

第93回国会 運輸委員会 第3号(1980/10/30、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 大臣の頭の中は、国鉄再建やら財政問題で数字がいっぱいたまっているという状態だろうと思いますけれども、きょうはいいお天気でございますし、いよいよ文化の秋を迎えているわけなので、少し頭を切りかえていただいて、文化的な立場に立っていろいろ大臣の御所見も伺いたいと思います。  時間もございませんし、見ていただけば一番いいと思いまして、これをいつでも私国会で質問いたしますたんびに持ち出すわけでございますが、小樽運河の問題についてお伺いをさせていただきたいと思うわけです。  大臣も何年か前に小樽においでになったというお話を伺いました。この小樽運河を守りたいという運動は、組織的にできましたの……

第93回国会 運輸委員会 第5号(1980/11/11、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 きのう、私、質問の準備一生懸命に部屋でやってたんですけれども、 もう落ちついて準備ができないくらい、北は北海道から、そして南から、全国各地から、もう大変な人が陳情に見えられました。また大変私たち協力をいたしまして、日曜日にもかかわらず公聴会、そして現地調査というような形を取りました。この問題考えますと、なぜこんなに大きな問題になって、しかもなぜいろんな人たちがいろんな考え方で不安を持っているかというところがやっぱり一つの問題なんですね。  そこで、大変原則的なんですけれども、やっぱりこの重要法案を審議するに当たって、私も国会に出まして十三年になりますけれども、基本的な問題として……

第93回国会 運輸委員会 第6号(1980/11/13、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 前回私は、運輸省の画一的な基準がいかに地域の実情を無視したものであるか、これは昨日の中央公聴会でも指摘されたところです。こういう画一的な基準で行われるならば、地域の開発、社会経済、そして住民の足、教育一般に与える影響というものは非常に重大な影響が出てくるということはそれぞれお聞きになって明らかになったと思います。  私は、最初に運輸省案にある貨物の対策についてお伺いしたいと思います。運輸省案の基準に基づきますと、五十四年の実績で四千トン以上を基準にした場合、北海道の中でどの路線がこの基準を上回る、つまり残る路線はどこどこなのか、そのことについてお答えいただきたいと思います。

第93回国会 運輸委員会 第7号(1980/11/18、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 審議が進めば進むほど問題が具体的になってきておる、そして矛盾はますますはっきりしてきて、そしておおらかで全く漠然としたものを持ち出して、それで審議しろと。こういう中で審議しろというのは全くもう問題にならないですよ、本当に。まず最初にそれを申し上げたいと思います。  きょうは私、いろいろまたわずかな時間でお伺いしたいと思いますけれども、この前の大臣の趣旨説明の中で、昨年十二月の閣議了解に従って「国鉄は、地方交通線対策を含む経営の重点化、減量化、業務運営全般の効率化、機構、組織の簡素化等の推進によって昭和六十年度に職員三十五万人体制を実現することを中心とする」と、三十五万人体制をや……

第93回国会 運輸委員会 第10号(1980/11/27、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 議事運営について発言させていただきたいと思います。  この法案を審議するこのときに、私はこの法案を内閣として政府が提案なすっていらっしゃる。とすれば、その政府提案の法律に対して、政府で統一した見解を出される。たとえば選定基準案にしても、政府で統一した見解が出されて初めてこの法律というものの審議に入れると、こう申しました。  しかるに、いまだに政府で統一した見解というものは出されていないわけです。私は委員会が始まりますたんびにもう毎日のように理事会で資料も要請し、また委員会の発言の中で資料を要請いたしました。しかし、その具体的な資料はいまだに要請にこたえられる資料としては出されて……

第93回国会 物価等対策特別委員会 第3号(1980/10/22、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 先ほどから伺っておりますと、経企庁長官はもう繰り返し繰り返しいろいろな御判断の根拠をおっしゃいました。六・四%で抑えられるんだという非常に確信めいた御発言がございました。しかし秋もいよいよ深まりまして、いま国民全体は相変わらずこの物価の問題を非常に深刻に考えているわけでございます。六・四%で抑えるといろいろおっしゃいましても、なかなかすとんと落ちるというようなものではないということは御認識いただきたいと思うわけでございます。  まず第一に、経企庁の月例経済報告というものを拝見させていただきますと、いろいろ問題点が数字の中であらわれております。第一の問題は実質賃金、これも先ほど出……

第94回国会 運輸委員会 第5号(1981/04/14、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 運輸省はことし一月、法定運賃に違反する割り引きされた航空券が日本航空そして全日空からばらまかれているということについて御調査なすったと伺いますが、五十四年度、五十五年度について、その発行枚数及びその金額を、日航、全日空別に明らかにしていただきたいと思います。同時に、その割引航空券がどのようなところに出されていたか、具体的に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 いまおっしゃったように、私の方でも調査をしてみましたが、五十六年一月の一カ月間というものを見ますと、約一千枚の半額割引が発行されております。また、枚数は少ないけれども、その中に一〇〇%全額割引という、すなわち無料……

第94回国会 運輸委員会 第6号(1981/04/16、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 海上保安庁に具体的にお伺いしたいと思います。  証言なすった一人の方は、事故が起こった九日の午前十時半ごろから午後六時半ごろまで、漂流を続けるゴムボートの周辺でドーンという大砲を撃つような音や、さらにシェルシェルと物体が水中を走るような不気味な音が断続的に続いた、こういう証言がございます。また、ひょっとしたらこのまま抹殺されるのではないかという不安を話し合っていたと、こういう証言がございました。これらの事実について、証言を昨日の衆議院の外務委員会でお認めになっていらっしゃるわけでございますけれども、このようなことがお調べになった中でいつからどれくらいの時間の間行われていたのか、……

第94回国会 運輸委員会 第7号(1981/04/21、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 開発庁にまずお伺いしたいと思います。これまで苫東開発関連公共事業に投資された総額、そしてそのうち港湾に投資された額、数字でございますが、簡単にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。  じゃ運輸省に伺いますけれども、この第六次港湾整備緊急五カ年計画で、苫東港の整備に対して港湾管理者から、概算要求の段階で結構でございますけれども、整備のために要求してきました額というのはどれくらいでございますか。
【次の発言】 で、いままで投資されました五百四十億のうち港湾事業は五百十六億、と申しますと実に九五%という額になりますね。五百十六億というのは相当な額である……

第94回国会 運輸委員会 第13号(1981/06/04、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 提案者にお伺いしたいと思います。  先ほど時間を見ながらお答えを聞いておりましたら、加藤さん、五分くらい大変御親切にお答えをいただきました。私の時間三十分でございますので、どうか端的にお答えをいただくということを心からお願いをしてお伺いしていきたいと思うわけです。  昨年の十二月五日に、自民党交通部会と国鉄基本問題調査会の合同会議で新幹線整備五線の関係知事ら各県代表をお呼びになりまして、財源分担問題等で意見をお求めになったということを拝見いたしました。そのときの各県知事の御意向はどういう御意向であったか、いろいろ自治体負担があってもやろうよというように大変積極的に発言なすったの……

第94回国会 社会労働委員会 第7号(1981/04/14、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 経済大国日本と言われ、また、いまは花の盛りの春でございます。そして、この法案が毎年かかりますたびにいろいろな理由は述べられますけれども、戦線であろうと銃後であろうと戦争で受けられた当事者にしてみれば、これはもうかけがえのない自分の一生の問題でございます。そういうことから考えますと、私は本当にいまの政府の責任というものを考えていただきたいし、政治とは何だと――政治というのは国民の命を守ること、そして民生の安定であると言って差し支えがないと思うわけでございます。きょうも朝からるるその問題について各委員から話されておりますので、それを十分に体して一層の御努力を本当にやっていただきたい……

第94回国会 商工委員会 第8号(1981/05/07、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 炭鉱地帯と言えば九州と北海道でございまして、私は北海道でございますけれども、九州もずっと筑豊そして田川にも伺いました。それで田川へ伺ったときには、もう本当にこれは大変な状態だなということを痛感して心を痛めてまいりました。いよいよこの法律がきょうかかるということでいろいろと役所の方にも実情を伺いまして、私はやっぱり田川というのがあのときの印象ではどうしても心に残る、どうなっているんだろうと伺ったら、いや、先生いらしたときから見ればずいぶん家も建ちかわっておりますし、あの暗いイメージはございません、こういうようなお答えでございましたので、少しは明るいお話があるかなと思いましたけれど……

第94回国会 物価等対策特別委員会 第3号(1981/03/02、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 消費者物価の上昇について、当初六・四%と確信を持っておっしゃっていましたけれども、年末にはあえなく崩れて七%程度と手直しをされ、しかもその七%程度というのは七・五%まで上限である、こうおっしゃいました。六・四%でも大変だったのが、七・五%の上限でと考えますと、一・一%のまた負担になってくるわけでございます。この一・一%という消費者物価の上昇は、勤労者の一世帯に当てますと、家計負担というものはどれくらいこれでふえることになるでしょうか。数字でございますので簡単にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 一・一%で三万円ないし区部で三万三千円。その数字だけ見れば三万円程度だとい……

第94回国会 物価等対策特別委員会 第4号(1981/05/06、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 このごろ繊維製品を見ますと、家庭用品品質表示法というのによりまして、いろいろとその割合が表示されております。たとえば絹が六〇%とか、ポリエステルが四〇%というような表示のパーセンテージが出ておりますけれども、これはどういうやり方でこのパーセンテージを出すのか、簡単にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 最近科学技術の発展によりまして、この繊維業界でも非常にいろんな問題が出てきております。たとえば絹の着物地とか、それから帯とか帯締め、帯どめといったようなものに、グラフト重合絹というような形でいろいろと樹脂が重合させられるというようなことになっておりますが、これの役割りは……

第94回国会 予算委員会 第16号(1981/03/25、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 大手海運業界、昨年の九月の決算を見ますと、前年同期に比べて大手六社経常利益は二・三倍の二百八十五億。ところが各社とも会計処理基準を変えました。そして百六十二億の利益を圧縮したわけですから、いままでどおりのやり方でいたしますと、その利益は三・六倍の四百四十七億にもなる。過去最高に近い水準に達していると言われています。にもかかわらず、政府は本年度も引き続き第三十七次計画造船の利子補給金として、五十六年度は四億三百万円だけれども、将来約十年間に総額で三百三十三億三千四百万円も支出すると、こうおっしゃるわけです。こんなにもうかっているところになぜ利子補給を続けなければならないかというの……

第95回国会 運輸委員会 第2号(1981/11/05、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 ただいま、注目のロッキード裁判で小佐野に有罪、実刑一年という判決が出されました。内容としては、ハワイ会談以降、田中角榮から依頼を受けた小佐野が全日空の渡辺副社長にトライスターを売り込むということをはかったという内容で、偽証罪としては実刑一年というと相当厳しい判決だと思われるかもしれません。この判決を見ましても、航空行政というものがお金によってゆがめられていたということがここで明らかになった、そう思うわけでございます。  そういう意味で、運輸行政の責任者としての大臣に、どういうふうにこの判決をお受け取りになるか、最初にお伺いしたいと思います。

第95回国会 商工委員会 第3号(1981/10/27、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 五月七日に当委員会で北炭の保安問題について私が質問をいたしましたとき、大臣が、何か事故につながるような予感もしますという御発言がございました。また、先ほども御発言あったわけですけれども、大臣もそう不安を感じていらっしゃる以上に、坑内で働いている労働者は自分の生命に関することでございますから、非常に不安を持っているということはもう申すまでもないことでございます。しかし、ただ不安があるというだけで、ただ言っていてもしようがない。具体的にどういう問題が不安であるのかということで実態調査をしょうではないかと山の仲間たちがアンケート調査をいたしました。いろいろな項目に分けてアンケート調査……

第96回国会 エネルギー対策特別委員会 第3号(1982/04/14、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 夕張新鉱の事故が起きまして、きょう考えてみたらもう半年たってしまいました。遺体だけはやっと出されたということでございますけれども、一体これから山はどうなっていくのだ、再建構想もその方向もまだはっきりしない、そういう事情もあって先ほどからお話がありましたように管財人の選択もまだできない。いろいろのものを読みますと、四月中に管財人がはっきり決まらないとこれは破産になるというような、また破産にしたらいいというようなお考えのこともあろうかと思いますけれども、破産というような問題がいま具体的に出ているわけでございますけれども、そういうような事実というもの、懸念というものがあるか。少なくと……

第96回国会 エネルギー対策特別委員会 第4号(1982/05/12、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 北炭夕張新鉱事故の原因を何としてもはっきりしなければ、今後の開発の問題についても非常な支障になる、そういう意味で、この時期に改めてこの問題を取り上げていきたいと思います。  警察庁に伺いますけれども、四月の十九日、二十日と今度の突出現場と言われております北第五の盤下坑道の検証を行われたと伺っておりましたが、その概要についてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 原因はいろいろあると思うのですけれども、そのキーポイントに、断層が事故現場のあるいは北第五採炭ロング面のそばにあるということが一つの問題だと思うのです。その他の断層もいろいろ考えてみますと、擾乱地帯と言われる地帯……

第96回国会 運輸委員会 第3号(1982/03/18、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 高木社長以下日航の方々に最初に申し上げたいと思います。  四十七年のニューデリーの事故以来羽田事故に至るまで、死んだ人は二百十四名でございます。手は下さなかったけれども、二百十四名というとうとい人たちが亡くなったというその責任を十分感じられて、口ではなくて、誠意を持ったお答えを私はまず最初に求めたいと思います。  最初にお伺いいたしますが、三月九日付、運輸大臣から勧告が出されましたけれども、その勧告について、会社としては検討し、そしてそれにこたえるというお気持ちでいらっしゃるかどうか、簡単にお答えいただきたいと思います。

第96回国会 運輸委員会 第5号(1982/04/01、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、日本郵船の利子補給の問題についてお伺いしたいと思います。  大臣もこの問題については余りお詳しくいらっしゃらないかと思いますけれども、実は先ほど局長が、会計原則の継続性という問題から考える〉これは問題があるというふうなことをちょっとおっしゃっていましたけれども、私はこういう事態が起きるということは、もうあの当時から必然的に予測できたわけでございます。それは昨年の三月の二十五日の予算委員会でこの問題についてお伺いいたしました。局長もそのとき御答弁いただいておりましたし、去年のことでございますから、よもやお忘れにはなっていらっしゃらないと思うんですが、そのとき私は、会計……

第96回国会 運輸委員会 第6号(1982/04/08、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 今回の旅行業法の改正の主な点といいますと、第一に主催旅行についての確実、安全な実施、第二には旅行業者の業務運営の適正化の諸施策、第三にいわゆる不健全旅行等への旅行業者の関与の禁止、第四に罰則等の強化というような主な点が挙げられると思います。  私は、国民の海外への旅行というのが非常に要求も高まっている中で、旅行者の被害が大きな問題となったり、また買春ツアーといったような特にアジア諸国民に不評を買うというような事例などをあわせますと、遅まきながら、今回、旅行業者の責任を明確にして旅行者保護と取引の公正をはっきりと明記されたというこの法案については、一つの前進面として評価するもので……

第96回国会 運輸委員会 第7号(1982/04/15、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 現在の日本における旅行業界というのを見ますと圧倒的に中小が非常に多いと。そして、中小の業者の方々はこの法案については大変心配をしていらっしゃると。いろいろと私もその事情も伺いまして、附帯決議の中にも中小業者の育成について特に配慮するようにということが盛られたわけでございますが、そういう方々の問題を考えますと、一つには大手の方から圧迫され各という問題、それから今度は下の方からは、先般来問題になっておりました無登録者の、もぐり業者の方々が横行するというようなことになりますと、まさにまじめに登録を持って業著として働いていらっしゃる方というのは、上と下から押されて大変だというのは当然の……

第96回国会 運輸委員会 第9号(1982/04/22、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に近代化問題について伺いたいと思います。  なぜ近代化に取り組むかというと、雇用の拡大と船員の地位向上という二つの大きな問題があると繰り返しお述べになっていらっしゃいますし、私もその目的が達せられるのであれば疑問をここで持ち出すことはないのでございますけれども、今度法改正するに当たってのSTCW条約批准という問題に関係して、きっかけになったのはトリー・キャニオン号の座礁というような問題があったとお述べになっていらっしゃるわけです。これは便宜置籍船であり、これを取り締まるということが一つの大きな問題だし、また、安全、汚染防止を図っていくということから考えると、これは非常に……

第96回国会 運輸委員会 第10号(1982/05/13、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まあこの法案が、非常にいま関心が高まっているいわば重要法案だなどと言われているわけなんですけども、この法案の中を見ますと、評価すべき点は確かにあるわけなんです。いままでの二年だったのを新車は三年に車検を延ばすと、それから最初の新車に対する六カ月点検はなくして、そして六カ月から後の点検も項目を減らすというような、そういうユーザーにとってもまた一般的に考えても非常に評価できる点というのは確かにあるわけなんですよね。しかし、それに今度また全く、何と言いましょうか、おかしな形で入ってきたのが、いま問題になっている十万円の過料という問題。この二つが入りまして、その入り方も非常にすっきりし……

第96回国会 運輸委員会 第11号(1982/07/06、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 最初に、過料についてお伺いしたいと思います。  定期点検というのは、おっしゃっているようにユーザーみずからの責任で自主的に行うべきものであるということは当然のことだと思います。そういう立場でいらっしゃるから、運輸省もいままでこれに対して罰則規定というものは設けられていなかったわけでございますね。  そこで、ちょっと古いのを、ずっと議事録を調べさせていただきました。昭和三十八年三月七日の参議院運輸委員会で運輸省は、定期点検違反についてこうおっしゃっているんですね。「この義務違反に対しましては、罰則の適用をもってこれに臨むというほど強く義務づけるのはいかがと存じまして」罰則はつけな……

第96回国会 運輸委員会 第12号(1982/08/03、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 昔は車を持っているというと相当余裕のある家庭というふうに想像されていたわけですけれども、いまや、生活が大変で共働きというような家庭がふえてきますと、決して余裕があって車を買うんじゃなくて、子供を朝保育所に預けてというようなことでどうしても車が要るというようなことになってまいりますと、ユーザーの立場というのは、国民的な本当に生活を抱えている皆さんの立場に立って物を言わなければならないし、そうかといって整備業界の実態を伺いますと、本当に零細な業界の中で大変な苦労をしていらっしゃる。それはもう私の親しくしていただいている中でそういう方いらっしゃいますもんですから、そのことを考えると、……

第96回国会 運輸委員会 第13号(1982/08/10、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 臨調にまず第一にお伺いしたいと思います。  臨調の答申を読ませていただきますと、国鉄の現行の経営改善計画について、その達成はきわめて困難であると決めつけた上で、だから臨調の提言の立場以外に方法はあり得ないというふうに流れているわけですね。私ども共産党といたしましても、国鉄の真の再建ということは非常にいま緊急に必要な問題だと、そう考えているわけでございますけれども、この臨調の答申を見ますと、まさに分割民営化以外には方法はあり得ないというふうに読み取れるわけですね。  といいますと、結論から言って私が伺いたいのは、国鉄はもうその当事者能力なし、それから運輸省もその責任においてこれを……

第96回国会 決算委員会 閉会後第3号(1982/09/29、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 大臣に伺いたいと思います。  多額の債権を抱えた労働者、そして深刻な状態に置かれている下請の方々、私一昨昨日も夕張に入ってまいりましたけれども、日一日と秋は深まってまいりまして、その不安は非常に重大な、そして深刻なものになうていたわけでございます。そういう局面において、いま一つ破産という問題が盛んに言われている。私は破産などということはあってはならないものだと、そう思うわけで、先ほども大臣、山の灯は消してはならないというふうにおっしゃっておりましたけれども、いまこの際大臣として破産という問題をどういうふうに受けとめてお考えになっていらっしゃるかお伺いしたいと思います。

第96回国会 商工委員会 閉会後第1号(1982/08/26、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 萩原参考人にお伺いしたいと思います。  けさ衆議院の質疑も伺いまして、またいま伺ったわけですけれども、労務債百二十三億のうち七十一億を目標にして努力をしたいと、こういうふうに先ほどからおっしゃいましたね。そうしますと、百二十三億マイナスの七十一億となりますと、あとの五十二億についてはもうこれは努力目標でもとてもだめだ、これはもう見限らなきゃならない、支払わないというお考えになるわけですけれども、そのとおりでございますね。時間がございませんから、イエスとかノーとか一言で。
【次の発言】 できない……。
【次の発言】 そういたしますと、その七十一億という中で一〇〇%完済したいという……

第96回国会 予算委員会 第5号(1982/03/11、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 時間がずれたものですから、ちょっと順序を変えさせていただいて、いろいろと財源問題とも関係もいたしますので、まず談合問題からずばり入っていきたいと、そう考えております。  この間、衆議院の予算委員会でわが党の瀬崎議員の提出いたしました三井建設の内部文書問題というのは非常に大きな衝撃を与えております。そこで、まず建設省に伺いたいと思います。この調査、どのように進んでおりますでしょうか。
【次の発言】 農水省の天下り問題も指摘されておりましたので、農水省の調査をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 建設省の方、二十八件にも及ぶとおっしゃっていまして、大変御苦労だと思いますけれども、……

第98回国会 エネルギー対策特別委員会 第4号(1983/05/25、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 五十六年の十月に事故が発生いたしまして、九十四人という大量の犠牲者を出しました。その犠牲を出した家族だけではなくて、いつあすはわが身になるかわからないという労働者全体の不安、それは子供まで含めて、あのときの夕張を思いますと、私は本当に大変な事態に置かれていた深刻さを思い出すんです。  そしてそれに追っかけて出てきたのが閉山。閉山しなければこの山は生きていけないよということが言われましたですね。それはどこから言われたかといえば、たとえば前の通産大臣安倍さんにしても、この山を生かすためには閉山しなければ新しい開発はできない、こういうふうに言われた。そうしてまた大澤管財人の案を見ても……


13期(1983/06/26〜)

第99回国会 エネルギー対策特別委員会 閉会後第1号(1983/08/04、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 九十三人の命が奪われ、残された者は二年近く待たされて、そして一縷の望みをかけられた。そして、年寄りや子供や病人を抱えて、また商店街へ行ってみれば大変な実情、夕張市としても二十億からの負債を抱えている。まさに大変な事態がいま起きているわけですね。そして、残されたものは何だ。いろいろ大臣がかわっていろんなことを言われたけれども、何もやってくれなかったじゃないか。まさに政治に対する不信が大きく残された。  先ほどの大臣の御答弁を聞いてみますと、安倍通産大臣、そして山中通産大臣、二人の先任大臣の御努力について評価する、そして私もその趣旨に沿っていろいろと努力し考えて今日の結論を出したと……

第100回国会 エネルギー対策特別委員会 第2号(1983/10/06、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 長期エネルギー需給見通しを拝見いたしますと、そこで指摘しなければならない問題点多々ございますけれども、本日は時間もございませんので、国内炭の位置づけが非常に弱いというのが私の感じなんです。そういう立場から具体的に伺っていきたいと思います。  北炭夕張の大災害がございましたが、夕張の山、北炭系というのは非常に災害が多いというのが特徴でございます。この北炭系の重要災害の件数と、そしてそこで何人が殺されちゃったか。それからもう一つは新鉱の災害、五十六年十月十六日のあの大災害の後事故が何件起こって何人亡くなっているか、数字で簡単にお答えいただきたいと思います。

第100回国会 運輸委員会 第1号(1983/10/06、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 次々と国鉄の問題というのは大きな問題で、われわれの生活から日本の産業、経済、非常に影響のある問題として、きょうは貨物の合理化問題を伺いたいと思います。  その前に、国鉄バスの問題をちょっと先に聞いていきたいと思います。  再建監理委員会が八月二日に緊急措置というのを発表されました。これは本当に、幾度も言うようだけれども、国鉄分割民営化ということの突破口を開く土俵づくりということで、大変大きな問題だと言わざるを得ない。  また、重ねて最初に申し上げたいと思いますけれども、その緊急措置の中で国鉄バスについてこう書いていますね。五人未満の路線は整理する、その他の赤字路線は整理ないし民……

第101回国会 エネルギー対策特別委員会 第3号(1984/04/20、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 三井有明鉱の大災害、これは最新設備を持った炭鉱だと言われておりましたけれども、事実はもう全くお粗末な保安無視、基本的な保安すら行っていなかった。例えば、ベルトコンベヤーの当番が配置されていなかった、ガス感知器がなかった、災害の報告が大幅におくれた等、まさに会社のずさんな保安管理体制、ここに原因があったと言わざるを得ないと思います。その三井鉱のずさんな保安について、特にきょうはダイナマイトの問題についてお伺いしたいと思います。  ダイナマイトというのは、大変危険なものでございます。とりわけ、炭鉱の坑内にあっての使用管理は厳重を期さなければならないというのが一番大事なことだと思いま……

第101回国会 エネルギー対策特別委員会 第4号(1984/08/01、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 北電の泊原発の用地問題について引き続いて質問していきたいと思います。  この前も申し上げましたように、これは裏契約が行われていた。この中には仲介人、ブローカー、そして原発工事事業者の大成建設、北海道電力まで巻き込んでいるという、こういう事件を考えますと、公益事業という北電が入ってのことですから、非常に重大な問題だと。そこで、北海道庁が調査をしました。しかし、その結果、大成建設は一切関係していない、関与していない、それから仲介人もない、そういう答えをもらって、何ら疑惑がなかったという報告でございました。  しかし、六月二十五日、私が決算委員会で明らかにいたしましたように、大成建設……

第101回国会 運輸委員会 閉会後第1号(1984/10/05、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、重大な段階に入りました函館ドックの問題について伺っていきたいと思います。  七月三十一日の当委員会で函館ドックの再建対策についていろいろ御審議いたしました。そのとき運輸大臣がこうおっしゃっています。「函館ドックは、北海道における、また特に函館における、非常に重要な意味を持った企業でございます。」云々「造船に関する限りは我々運輸省が所管をいたしておる官庁でございますので、事情はどうであれ、やはり責任官庁であると私は認識し覚悟いたしておるわけでございまして、できるだけのことをあらゆる方法を通じてやってまいりたい」と、こういう非常に前向きの御答弁をお出しくださいました。 ……

第101回国会 運輸委員会 閉会後第2号(1984/10/23、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、監理委員長とそれから運輸大臣両方にお伺いしたいと思います。  監理委員会は、第二次緊急提言で分割民営ということを明らかにされました。そしてまた、運輸省としても同様の考え方を示されました。ところで、国鉄は監査委員会から、できるだけ早く六十年代の新しい再建計画を樹立せよと、こう言われているわけです。さてそこで、国鉄が再建計画をつくらなければなりません。それをつくるに当たりまして、今の経営形態でいくのと、それとも監理委員会や運輸省の言う分割民営で計画をつくるということとは、全く性格が異なってくると言わざるを得ないと思うんです。  そこでお伺いするんですけれども、監理委員会……

第101回国会 運輸委員会 第4号(1984/04/07、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 国鉄に伺いたいのですけれども、新聞を拝見いたしますと、国鉄が三分の一、千葉県が三分の一出資している第三セクターの京葉臨海鉄道会社が、昨年からことしにかけて株の投資を三億四千万も行っていたということが指摘されております。  国鉄や県民の税金が使われている第三セクターというものの性質から見ても、株の売買に手を出すということは、本来の使命から外れている行為と言わなければならないと思うわけなんですけれども、大株主である国鉄と相談されてなさったことか、また、このことについてどう対処されたか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 国鉄が出資なさっていらっしゃるという会社は百十社あると……

第101回国会 運輸委員会 第5号(1984/04/19、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 きょうは、自衛隊と米軍の訓練空域の問題について、空の問題としてお伺いしたいと思います。  雫石の事故が起こりましてもう十三年になろうとしています。あの大変な犠牲を強いられた教訓から航空保安体制――航空路監視レーダー、ARSRや、その情報処理システムのRDP等々の地上管制施設の整備が図られたということは、一定に評価していいことだと思います。しかし同時に、その主要な機器、技術の導入で空の安全が担保されているかというと、必ずしもそうではございません。むしろ、重大な問題が新たに生じてきているということも確かなことだと思います。とりわけ、東北、北海道地域の上空における安全性は、ここで改め……

第101回国会 運輸委員会 第6号(1984/05/15、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 今回のこの承認案件は、内閣委員会付託の運輸省設置法一部改正案と不可分であります。そしてその内容は、運輸省の機構を、いわゆる財界の要請にこたえる形での臨調答申を受けて、変えようとするものとなっております。しかも今回の陸運、海運局の統合は、九ブロック体制が地元関係者や労働組合等の大きな熱望、奮闘で維持されたとはいうものの、運輸省、海上保安庁、気象庁など運輸省全体の機構改革の一部であり、我が党としてはこのような改革には反対の立場に立たざるを得ない。なぜなら、地方自治尊重の精神に基づいた真の国民奉仕こそが今求められていると思うわけです。  この点についてはどのようにお考えになっていらっ……

第101回国会 運輸委員会 第7号(1984/05/17、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 日向参考人にお伺いしたいと思います。  先ほどの、第一種国際空港であって国としての責任でやるべきだと、そういうお考えだったのが、二百億民間でお出しになるというふうに最後にお 変わりになりましたですね。先ほどのお言葉を伺っておりますと、これは日本経済にとっても、国としても大事な仕事だから、だからそれくらいのことは協力しなければならない、そう思って、そういうふうにお考えになったとおっしゃいまして、大変御立派な発言だと思うわけでございますけれども、やっぱり経済なんというものは非常に厳しいものでございましてね、こうあるべきであるなんということで経済は動かないものでございますので、まして……

第101回国会 運輸委員会 第8号(1984/06/19、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 航空輸送の需要予測という問題について、きょうはお伺いしたいと思います。  航空の需要予測というものは、関西新空港の必要性と現空港存置というものを裏づける、そういう理論的根拠となっていると思うんです。ところが、この大事な航空輸送の需要見通しというものを調べてまいりますと、非常にあいまいな点があって、実はびっくりしたわけでございます。  そこで、まず最初にお伺いしたいと思います。運輸省は、関西国際空港における旅客の需要予測についてどのように推測されていますか。六十八年、七十年そして七十五年度について国際旅客、国内旅客の数字をお述べいただきたい。そして、その数字がどういう根拠で出てき……

第101回国会 運輸委員会 第10号(1984/06/28、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、分割民営化の問題についてお伺いしたいと思うんです。  やっぱり新しい経営形態としなければならぬと。その中身としては、競争形態というものが持てる形態にしなきゃいけない、二番目には旅客の流動の実態を考える、そして三番目に一人の経営管理者が掌握できる範囲ということを、これは三月二十二日の予算委員会でおっしゃっておりました。  その後、新聞報道を拝見いたしましたとき、これは五十九年五月八日の東京新聞でございましたけれども、そこで委員長が、よほどの理由がない限り分割民営化の線は崩せない、こういう御発言がございました。その中身をどうするかということについては、先ほどの三つの形態……

第101回国会 運輸委員会 第12号(1984/07/10、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 最初に高嶋参考人にお伺いしたいと思います。  きよういろいろお話しいただきましたけれども、具体的に余りつかめなかった。要するに、私の方でまとめてお伺いしたいと思いますことは、お話の中で、だんだん荷役が革新的になってくると矛盾が大きくあるとおっしゃいました。それから、幅広い面で不満がある、こういうふうにおっしゃったわけです。そして一方では、一人の犠牲者も出さない法改正にする、そしてだれにも犠牲を与えない、こういうふうにおっしゃいまして、これが本当にできれば問題はないわけでございます。  正確を期するために、衆議院での議事録からとらせていただきますと、港湾労働者の雇用の安定にも通じ……

第101回国会 運輸委員会 第13号(1984/07/12、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 運輸省と言いますと許認可行政というようなことが頭にぴんと浮かぶと言われるほど、運輸省は許認可事務が非常に多い。港湾関係においても同じだということができると思います。当然、免許基準とか、資格取得についても厳しい基準があるし、無免許業者、潜り業者には、とりわけ厳しい行政指導を行っているというふうに私たちは思っております。ところが、この運輸省の今言ったような指導に全く反するような事態が現実に起こっているということが明らかになったので、私きょうはその問題について具体的にお伺いしたいと思います。  いろいろこれから申し上げますので、済みません、この資料、大臣とそれから担当の局長の方に差し……

第101回国会 運輸委員会 第14号(1984/07/19、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 余剰人員とか過員とか言われております、今非常に深刻な問題がございます。一体この問題がどこから起こったか、その原因、その背景は、そしてその問題点は何か、こういう観点から、以下質問をしてまいります。  五十八年度の合理化計画を拝見いたしますと、二万八千九百人という数字が出ております。ところが実際はどうかと伺いますと四万三千五百人である。何とその差一万四千六百人、五割からの増になっている。これは大変異常など言えるような数字だと思うんです。そこで、四万三千五百人の合理化、どの系続から出たのか、また、地域別にどこの管理局からどれだけ出たのか、その内訳、同時に二万四千五百人といわれる過員の……

第101回国会 運輸委員会 第15号(1984/07/31、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 函館ドックの問題について伺いたいと思います。  造船の受注状態を見ますと、五十八年度はばら積み船の大量発注で、石油ショック以来十年ぶりの大量の発注、一千万トンを超えております。しかし、そういう中にあって、函館ドックが大変な経営危機に陥っているというのが現実の問題でございます。  函館ドックは、五十三年、五十四年にかけて、御承知のように大合理化を行ってまいりました。五十二年には三千三百人もいたという労働者が、現在は、半数の千六百七十五人に大幅に削減されております。船台も、三十万トンタンカーがつくれるという、そこのところも買い上げられました。で、函館の現在四千九百トンと室蘭一万八千……

第101回国会 運輸委員会 第16号(1984/08/02、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 今議題になっております本法案の改正の一つである自動車の検査登録関係事務の機関委任の廃止、それに伴う地方事務官を国家公務員化するということは、自動車の安全保安にかかわる事務であり、国の責任において全国統一的に対応することは結構なことだと、同時に、検査登録はコンピューター化することによって全国一本化されて効率的運用がされるというような点を見ますと、国が全国統一的に処理することについて、賛成できる問題だと考えています。  ただ、輸送監理事務に関する改正部分、この事務の機関委任制廃止については、我が党としても同意できない面があります。私たちはこれまでも、機関委任事務の原則廃止と、行政事……

第101回国会 決算委員会 第9号(1984/06/25、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 収賄、贈賄、脱税、脅迫、世の中嫌なことがたくさんございます。人言って、悪いやつほどよく眠ると言うし、また石が流れて木の葉が沈むと、いろいろなことが言われております。そして、それに対しての怒り、そしてまたしょうがないやというあきらめ、そして世の中というのはこんなものだよという気持ち、私はそういうことではならないと思う。やっぱりこの疑惑に対してはしっかりとした態度で正さなければ日本の未来はない。中でも土地買収に絡んでいろいろな問題が起きるけれども、これはまさに川を流れる大きな石の一つだと、そう思うんです。  きょうは具体的に北海道の泊原発用地に絡む疑惑についてお伺いしたいと思います……

第101回国会 社会労働委員会 第4号(1984/04/06、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 大臣、昨日はありがとうございました。お会いしていただきました方々は、みんな精神障害者御自身でございまして、あの中の方、具体的に言いますと、大学時代に分裂病が起きて、そして教育大を卒業して、学校の先生をやって、そして現在までに七回入退院を繰り返しながらも社会復帰して、そしてみんなで助け合いながら、一日も早く普通の生活がみんなできるようにと頑張っていらっしゃる方々でございました。  私も御一緒して、そして聞いていまして、私が心に打たれましたことは、私たちは特別のことをしてくれと言っているんじゃない、ほかの障害者と同じような、そういう保護の立場に立った保障があれば私たちは自立していけ……

第101回国会 予算委員会 第18号(1984/04/05、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、環境庁に伺いたいと思います。  釧路湿原の保全対策について結果がまとめられました。環境庁としてこの問題をどうお考えになって、どう今後対処されるおつもりか、まず内容も含めてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私も各時期に今まで三回その中に入ってまいりました。いまおっしゃったように、鳥類とかいろいろな生物から見ても、まさに保全すべき人類の宝庫だというふうに非常に私は感動を持って見てまいりました。  そこで大臣、私はぜひ大臣に一度見ていただきたい。そして一日も早く国立公園というふうな指定で保障していただきたい。いかがでございますか。

第102回国会 エネルギー対策特別委員会 第3号(1985/03/20、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 三つほどお伺いしたいんですけれども、一つは政府のエネルギー需給見通しというのがございます。これが当たらないのですね。当たらないところか大変な差が出てくるということがございますね。そういうのを私たちから見ると見通しの根拠というものが示されていないものですから、なぜこんなに見通しが高かったのか、そして修正しなければならぬようになったのかという点で、先生の立場からごらんになりまして、この政府の需給見通しというのが五十八年十一月にも大幅に下回って修正された、そういう点をどういうふうにごらんになっているかというのが一点です。  それから二番目としては、確かに新エネルギー、代替エネルギーと……

第102回国会 エネルギー対策特別委員会 第6号(1985/04/24、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 NEDOの綿森さんに伺いたいと思うんです。  今、石炭液化の方は二〇〇〇年目標というふうに伺ったんですけれども、同じく太陽光発電それから燃料電池発電というのは、どれくらいの開発期間を考えていらして、いつごろから――いつごろからといいますのは、コスト問題も含めて実用化に供されるというのはいつごろからというふうに見られるのかということを伺いたいんです。さっき石炭液化の方で二〇〇〇年とおっしゃったんですけれども、あれも、コスト面も含めて実用化という点で二〇〇〇年というふうに見てよろしいわけですか。その点三つの問題について伺いたいんです。それぞれ、今、石炭とそれから太陽光、燃料電池、こ……

第102回国会 エネルギー対策特別委員会 第8号(1985/05/22、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、このたびの災害で亡くなられた方々の御遺族に対し心からの哀悼を申し上げて質問に入りたいと思います。  北炭夕張新鉱そして三井有明砿、高島砿そしてこのたびの南大夕張と連続して大きな災害が起こっております。その災害が起きるたびに、政府もそして企業もいたく反省し、その教訓を生かすといつもおっしゃっているにもかかわらずたくさんの労働者の命が奪われてまいりました。私は、こういう繰り返しを考えたとき、今何よりも大事なのは、最重視しなければならないのは、徹底的な原因の調査と究明が必要だとそう思います。  二十日の社長の記者会見で、ガス突出ではない、事故発生現場は八片下層の切り羽周辺……

第102回国会 エネルギー対策特別委員会 第9号(1985/06/05、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 炭鉱問題に入る前に、一つ伺いたいと思います。  電気代金が払えなくてそして送電をとめられたという母子家庭、そして子供たちがろうそくをつけていて火事になって死んじゃったと、五月ですけれども、北海道札幌では去年の四月にもございました。先ほど同僚議員からいろいろお話がございましてお答えをいただきましたので、重複を避けまして具体的に伺って、お願いもしたいと、そう思うわけです。  この母子世帯だったという家庭がわからなかったというふうなことも言われておりますし、それからまた母子世帯の、この場合は悪質ではないんですね、初めてなんです。何度もずっと続けてというんじゃなくて、初めて滞納したとい……

第102回国会 エネルギー対策特別委員会 第10号(1985/06/14、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 どうもお三人の方ありがとうございました。  私北海道出身でございまして、そして北海道といえば石炭が非常に多いところで、それでずっと石炭の問題とエネルギーの問題と考えてみましたとき、北海道の工業試験所へ行って学者先生たちとお話をしましたとき非常にショックを受けたことがあるんですよね。と申しますのは、石炭の液化の問題なんかについても、あの石油に変わる前は非常に研究を進めていたとおっしゃるんです。もうこれは自分たち誇りを持って進めていたと。ところが石油がどんどん入るようになって、そしてもうそれはストップさせられてしまった。そして今度石油が高くなっちゃったり何だというと、さあ今度もうち……

第102回国会 運輸委員会 閉会後第1号(1985/07/10、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 分割民営ということになりますと、それぞれの会社は関連事業が自由にできるということになりますね。大手の東急なんか見ますと、鉄道部門では事業全体の三分の一程度、あとは不動産とかレジャー産業、そういうふうになっていると思うんです。そこで、監理委員会としては、分割民営化された場合にそういうものを考えていらっしゃるのか、それとも、鉄道部門だけで採算を合わせるようにということで成り立っていくというふうにお考えになっているか、簡単にお答えいただきたい。
【次の発言】 そういたしますと、鉄道部門だ けでということになりますと、線路、路盤とか駅舎だとか、そういうものは、払い下げといいますか、出す……

第102回国会 運輸委員会 第2号(1985/03/07、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まじめなタクシー業界や労働者が一生懸命に今苦労している中で、悪質な軽貨物自動車がタクシー類似行為をやって輸送秩序を乱していくというのはもう本当に許されないことだ、早くこれを取り締まって正常化しなきゃならないと言いながら、この問題というのは去年始まったわけじゃなくて、もう何年も前から非常に気にしながらなかなか具体化しなかったという問題がございます。  そこでまず私は、なぜそういう事情になったかというと、やっぱり沖縄とか奄美とかいうような特殊な問題があったからだと。その沖縄の問題一つ考えても、戦後ずっとまじめにやっていたのと、また今になって入ってきたというような、その沖縄の中にも二……

第102回国会 運輸委員会 閉会後第2号(1985/08/02、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 大臣と監理委員会の林さんにお伺いしたいと思います。  この答申を見てまいりますと、その答申のすべては民営分割のために、そして文言ではいろいろと述べられているわけです。その民営分割ということをするためには、長期債務、六十二年度で二十五・四兆円のうち約七〇%の十七兆円を国で処理するということになっております。今まで長期債務の解消を要求していた国鉄ではだめだ。国鉄が要求していてもそれはだめで、だけれども民営分割会社ならよろしい、出しましょう、こういうことになります。それだけではございません、特定人件費、これも解消しましょう。これも国鉄の責任で出たものではない。それからまだあります、公……

第102回国会 運輸委員会 閉会後第3号(1985/08/16、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 亡くなられた方の御冥福を祈り、御遺族の皆さんに心からの哀悼の意を表しながら、具体的に伺っていきたいと思います。  まず、四人の方が生きていらしたということは大きな喜びでした。そして、落合さんが元気な子供の声なんかも聞こえたというようなお話が初めにございました。そしてまた、検視なすった医師団の方々も、約十五時間かかって救出されているけれども、もう少し時間が早ければ、十時間早かったら助かる人もうんと多かったのではないか、そういう証言もいただいているわけです。そうしますと、深山幽谷、傾斜が厳しい、いろいろなことはあったと思うけれども、五百人からの人の命を前にすれば、そういうことでそら……

第102回国会 運輸委員会 第4号(1985/03/28、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 余剰人員対策の三本柱の一つである派遣の問題について具体的にお伺いしたいと思います。  まず、いすず自動車工場にどれくらいの人数が派遣される予定か、それから業務内容はどういう内容か、それの給料に対しての企業側の負担はどういうふうになっているか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 通常の水準とおっしゃいましたけれども、私が伺っているのは、国鉄の職員として派遣されるわけですね、国鉄の職員としての給料、こうなりますよね。そうしますとその給料の分担ですね、国鉄といすずの、その分担の割合はどういうふうになっているのか。もう既に発令もなすった、三月十八日、そして四月一日にも発令され……

第102回国会 運輸委員会 閉会後第4号(1985/09/11、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 民営・分割化された後の各会社の経営の見通しはどうなるんだろうかということはこれは非常に大きな課題でございます。不十分たがら監理委員会からいろいろ資料をいただきましたので、以下その数字について具体的に伺っていきたいと思うわけです。  まず最初に、収支見通しというのを拝見いたしまして、莫大な赤字が消えてしまって、そして六十二年度には見事に黒字に展開する、まるで魔術にかかったようたそういう見通しが出ております。とりわけ大きな赤字を出しておりましたのが北海道、四国、九州などでございますが、五十八年度の決算で見ますと、北海道は三千六百七十七億、それから四国が七百十六億、九州が二千八百十五……

第102回国会 運輸委員会 第6号(1985/04/03、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず、運転乗務時間の延長の問題について伺いたいと思います。  運転乗務時間の労働時間が、六〇・三ダイヤ改正でもう既に十四日から運行されております。今までですと一週間平均四十時間となっていたわけですけれども、一日に直すと六時間四十分、こういうふうになっていたんだけれども、今度は週四十時間を超えて交番をつくる、すなわち超勤を前提とした勤務にする、こういうふうになっているわけでございます。今も日本の労働時間というのは非常に長い。もう労側時間短縮ということが世界の流れになっている中で延長ということ、超勤を前提としてこういうふうに出されているということについて国鉄総裁はどういうふうに考え……

第102回国会 運輸委員会 第7号(1985/04/11、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 日本自動車ターミナル株式会社というこの会社が五十二年から黒字を出している。そして資産はどれぐらいあるんだといろいろ聞いてみますと、土地で二百二十億からある、これから民営化されても利益というのは確実に出るだろう、こういう会社に対して五十八億近い巨費を無利子で長期で貸し付ける。民間活力、民間活力と言われるけれども、余りにもこれは甘過ぎるのではないか。  それは我々国民の立場から見ているわけです。国民の立場からすれば、今財政は大変だ、だから臨調行革だといろいろなしわ寄せを受けているものからしてみれば、まことにこれは民間活力という名のもとに甘やかし過ぎるのではないか。だから、十五年均等……

第102回国会 運輸委員会 第8号(1985/04/16、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、三十五兆以上の債務の処理の問題について伺いたいと思います。  私も、マスコミのベテラン記者さんほどにはいきませんけれども、今までの委員長の発言や先ほどからの表情などをずっと拝見をいたしまして、その三十五兆の中身というのは、棚上げが五兆、それから国民負担が十兆、そして土地処分で十兆、そして新会社に割り当てる負担が十兆、大体そういうふうな配分になりそうだなと分析していたんです、お顔も拝見しながら。この数字、細かいところまではいきませんけれども、当たらないかもしれないけれども遠くは離れていないというふうに私は思うのでございますけれども、その配分いかがでございましょうか、私……

第102回国会 運輸委員会 第10号(1985/05/21、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に大臣に伺いたいと思います。三光汽船の問題なんです。  三光汽船の経営危機が最近また云々されてきております。金融業界の支援だけではもう限界があるというふうに言われて、用船タンカーの買い取りとかスクラップの促進とか、財政的な援助も含めて国のさまざまな支援が不可欠なようだというふうに言われているわけです。  三光汽船というのはどういうのかとちょっと考えてみましても、便宜置籍船をフルに使っている、そして時には船転がしと言われるようなこともやった。海運業界では異端児的ないろいろな商法をやってきた、そしてその中で時には大きな利益も上げてきた会社だ。そうして、苦しくなってくると今度……

第102回国会 運輸委員会 第11号(1985/05/28、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 大阪や福岡はもちろん各地の飛行場周辺の騒音の問題を調査させていただいてまいりました。我々は、調査して、そしてその時点でこれは大変だねといっても帰る家が別にございまして、やはり騒音公害というような問題はそこに実際住んでみなければ本当の苦しみがわからない。そして丈夫な者は耐えていけるし、神経の太い者はたくましく乗り切っていけるけれども、やっぱりその中でか細い神経の持ち主は随分被害を受けて苦しんでいらっしゃる。  そういうことを考えますと、今度法律の対象となっている大阪、福岡の方々も、まだまだ不十分な中で大きな期待を持って対策が講じられていると思うわけですけれども、本案によって大阪と……

第102回国会 運輸委員会 第12号(1985/05/30、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 今回の法改正の内容の一つといたしまして、第一条の目的というものが改められて、安全に関する情報の提供に限る、こういうふうになっているわけでございます。本来的には在外邦人の安全保護という問題は外務省が責任を持ってやるべきである、それ以外の情報の提供サービスは振興会が行うというのが筋だと考えているわけでございます。しかし、衆議院段階、そして先ほどからのお話を伺っておりまして、窓口で安全以外の問題は話ししないよというのではなくて、やっぱり今までどおりの内容で十分なサービスもしたいというふうなことであったと思います。それでは本来的に内容がここで変わるというものではないというふうに認識して……

第102回国会 運輸委員会 第13号(1985/06/11、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 さまざまな角度からいろいろと御意見をいただきましてありがとうございました。  国鉄の再建問題というのは本当に大変な問題でございますし、そのためには私たちもできるだけの力も出したいしお勉強もさせていただきたいと思って、ずっとこの問題にこの委員会でも取り組んできたわけでございますけれども、まず私が第一にいつでも申し上げますことは、国鉄の再建という場合に、何よりもまず国鉄の経営破綻、赤字というこの騒がれている問題が、一体何によって、いつ、何のために起こされたかというそこのところの分析をはっきりいたしませんと、これをどうするかという改革も対策も立たない。そのところが素通りになりまして次……

第102回国会 運輸委員会 第14号(1985/06/18、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 前回に引き続きまして、中標津空港での墜落事故の問題について質問していきたいと思います。  前回も申し上げましたとおり、原因究明にとって重大な核心であるエンジン、プロペラの分解調査を、日常飛行機の整備をしていた、そのものを整備した三菱重工、住友精密が行っている。さらに、その調査などに常時立ち会っているのが運航会社の日本近距離、そして製造会社の全日空である。それからまた、その調査に事故調が立ち会っていないときもある。幾らでも関係会社として手を加えることが可能だという問題を指摘いたしまして、それが事実でございました。そればかりではなくて、それらの大事な調査に関する費用を日本近距離に支……

第102回国会 運輸委員会 第15号(1985/06/20、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私も北海道で皆さんと同じような立場で、この委員会でもいつも追及して、何とかしろと言ってきたわけでございますけれども、きょうお三人の御意見を伺いまして、非常に具体的で、本当に大変だなというのがまたしみじみわからせていただきました。皆さんの御意見を亀井さんを置いておいて言っていただければどんなに効果的だったろうと、こう考えているわけなんです。  それぞれおっしゃいましたように、国鉄といえばいわゆる赤字と、こう言われるわけでございます。だけれども、赤字が出たのは昭和三十九年からでございまして、なぜ赤字が出たのかといえば、先ほどもおっしゃったように、過剰な設備投資、そして、審議会もそし……

第102回国会 外務委員会 第2号(1984/12/13、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 毎年協定が締結されるまで出漁できるのかできないのかという不安を持っていた漁民のことを考えますと、この協定が三年という延長、また次もというふうになったことは大変よかったと評価するものでございます。評価するのが本当の中身として評価できるように、まずお願いを先に申し上げたいと思うのです。  と申しますのは、いろいろのニュースの中で、漁獲量の割り当てがことしは七十万トンじゃなくて、実績を含めて五十万トンくらいになるのじゃないかとか、また、五百メートル以上浅いところのトロール漁が禁止されるというようなことで、ソビエトから大幅減が提言されるということがちょっと一つ心配なんでございましてね。……

第102回国会 決算委員会 第5号(1985/04/04、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 北国では春を待つというのは本当に楽しみなものでございますけれども、ここのところ数年車粉公害で春は楽しみどころか大変悩みの時期となりました。ちょうど考えてみますと一年前でございます。去年の三月二十一日付で、私はこのスパイクタイヤによる車粉公害の問題についてと、質問主意書でお伺いをいたしまして、ちょうど一年たちました。  大変世論も大きくなりましたので、五十九年の三月スパイクタイヤ着装九九・七%が、本年の三月、一年後には八五・七%というふうに着装率は減ってきているわけでございます。ところが、実際の車粉公害どうだと言いますと、国道三十六号線の月寒中央測定局、ここでは〇・一九二ミリグラ……

第102回国会 社会労働委員会 第11号(1985/04/03、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、季節労働者の問題でお伺いしたいと思います。  御承知のように、北海道積雪寒冷のために冬期間の失業というのが循環して繰り返されているわけでございます。かつては失業保険九十日というものが出されていたのですけれども、五十一年度から四十日分がカットされて、ただでさえ苦しい季節労働者の家庭というのは非常に深刻な状態になっております。私も五十一年からその問題を見ておりまして、実態を調査いたしましたら、もう本当に子供にミルクも買えない、砂糖水だけやっと飲ましていたけれども、とうとう殺してしまったというところからこの問題が発生をしたわけでございます。  北海道で季節労働者といいます……

第102回国会 農林水産委員会 第5号(1985/03/26、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 もう十年近い前に、私は農林水産委員でいろいろとお願いもいたしました。それ以来私、国会へ出て十七年目になるんですけれども、北海道の農業を見ますと、一〇〇%悪いとは言いません。酪農負債対策などいろいろいい政策もありますけれども、基本的な問題としてはちっとも解決されていないのではないか。そういうことで、ことしも一月、二月いっぱいかけまして北海道各地の水田、畑作そして酪農とずっと調査いたしました。いよいよ乳価の決定という時期になりましたので、きょうはその乳価についてお伺いしたいんです。  最近のいろいろな世論だとか、またきょうの御質疑を伺っておりましても、乳製品の市況は回復してきた、乳……

第102回国会 農林水産委員会 第6号(1985/03/27、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 お忙しいところおいでいただきまして、いろいろ貴重な御意見を伺わせていただきましてありがとうございました。  私、共産党でございます。北海道でございますので、おリンゴは食べるけれども、ミカンはできません。だけれども、リンゴをむくのが、それこそ今の話じゃないけれども難しくなってきた。おミカンというのはもうすぐに食べられるし、まあこんなにおいしくていいおミカンをつくっている農家がいじめられている今のオレンジの問題というのは大変だなと、北にいてもそれなりに皆さんの深刻さというのは伺っていたわけですけれども、きょういろいろ伺いまして、本当に大変だと思いました。  それで、まず中村参考人に……

第102回国会 農林水産委員会 第7号(1985/03/28、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 この法案の提案理由の第一に、果樹の需要の減退と、こういうふうに言われておりますけれども、いろいろ調べてみますと、先ほどから言われているように、やっぱり需給の見通しというのが非常に狂ってきたということが問題ではないだろうか。その典型がミカンにあらわれていると思います。  例えば昭和四十七年に立てた基本方針では、昭和五十六年度の生産目標四百十九万二千トン、その実際の収穫量は二百八十一万九千トン、それから昭和五十一年基本方針では、植栽はゼロとしたものの、六十年生産目標は四百五十三万八千トン、現実には二百八十万トンでも多いということで、五十九年から一万へクタールの転換を実施せざるを得な……

第102回国会 予算委員会 第18号(1985/04/01、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に自衛隊の衛星利用についてお伺いしたいと思います。  科学技術庁長官の竹内さんを含めてこれまでの長官は、国会決議の「我が国における宇宙の開発及び利用の基本に関する決議」の中の平和目的に限りという内容については、これは非軍事であると幾たびもお答えいただいておりますが、そのとおりでございますね。
【次の発言】 アメリカ海軍のフリートサットというのはどういう利用をされておりますでしょうか。
【次の発言】 科学技術庁長官にお伺いしますが、「宇宙開発ハンドブック」、おたくの方で監修してお出しになっていらっしゃいます。この九十四ページをごらんいただきたいと思いますけれども、その中で……

第103回国会 エネルギー対策特別委員会 第2号(1985/11/22、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 高レベルの放射性廃棄物の地層処分に関する研究開発は五十九年で第一段階の有効な地層の選定を終了いたしました。そして今年度から第二段階の処分予定地の選定に入ることになっておりますが、そこでまず第二段階とはどういうものなのか、どういうことをするのか。時間がわずかでございますので、簡潔にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 第二段階とは、つまり広域調査、二番目に精密調査、そして三番目に深地層試験、四番目に環境工学試験を行うというふうに今御説明いただきました。それでは、幌延は第二段階の対象地になっておりますでしょうか。

第103回国会 運輸委員会 第1号(1985/11/21、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私は、入手いたしました信頼するに足る日航の内部資料に基づいて、これから非常にこれは問題だと思いますので、高木社長お出ましいただきましたので具体的にお伺いしていきたいと思います。  ただいま資料を差し上げました。「安全運航の祈りをこめて」という便せんに、高木社長あてに日本航空監査役、日本航空開発監査役、そしてインターナショナルフーヅの役員をしていらっしゃる角替武さんから出された「インターナショナルフーヅにかかわる日航関係者の不正経理処理について」という内容でございます。これは今申し上げましたように、監査役としての仕事上、日航の子会社である日本航空開発のまた子会社であるインターナシ……

第103回国会 運輸委員会 第2号(1985/12/10、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 具体的に国鉄用地の問題についてお伺いしたいと思います。  方々で自治体に国鉄の土地が売られているということを耳にし、目でも見ることができるわけでございますけれども、国鉄の用地などを自治体に優先的に売るという場合は、当然公共施設等の、例えば公園とか公共住宅だとか、そういうような公共のためという使用目的が明らかにされた場合に優先的に売られるというふうになっていると認識いたしますが、そういう考えでよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 それでは具体的にお伺いいたしますが、北海道の北見市に五十五年、六年、七年の各年度に国鉄用地を自治体、北見市にお売りになっております。その場所と年月……

第104回国会 エネルギー対策特別委員会 第3号(1986/05/09、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 第八次石炭政策に当たりまして、国内炭縮小という方向に持っていこうという動きが非常に今高まってきております。特に特徴的なものとしては、鉄鋼、電力などユーザーサイドからの猛烈な圧力が今あるということ、そしてそれを後押しするように中曽根総理のいわゆる経構研、これを見ますと、「国内生産水準を大幅に縮減する方向で基本的見直しを行い、これに伴い海外炭の輸入拡大を図るべきである。」、こういうふうに述べられておりますし、昨日出されました石鉱害の「第八次石炭政策に関する検討小委員会の審議状況について」というものを拝見いたしましても、ここにも例えば「需要動向についても十分勘案した生産体制とすべき」……

第104回国会 運輸委員会 第4号(1986/03/27、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 踏切事故を絶滅させるということを真剣に考えるならば、踏切道の改良事業というのは、大変、地味なような仕事ですけれども、私は、重要に考えていただかなければならない。今までもお話が出ておりましたけれども、警報機も遮断機も警手もいないという第四種、警報機しかないという第三種、これを調べてみますと、事故の半数はこの第三種、第四種のところで起きているわけでございますね。北海道の場合はもう既に私鉄がございません。全部国鉄になっているわけでございますが、国鉄の今言った第四種、第三種という踏切の数を調べてみますと、第四種が百七十四、第三種が四百八十七と、非常にまだたくさんの数を残しているわけでご……

第104回国会 運輸委員会 第5号(1986/04/02、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 最初に運輸省にお伺いいたします。  分割・民営会社に引き渡す資産のうち、新幹線、そして関連事業、出資株式、それ以外のものは簿価で引き継ぐということになっていると思いますが、そのとおりでございますね。
【次の発言】 国鉄に伺います。  東京、札幌、大阪、神戸等の駅の各構内の用地の面積、そしてそのほか価格幾らになっておりますでしょうか。
【次の発言】 今おっしゃいましたその数字を例えば坪当たりにしてみますと、東京駅の場合は今時価一億とも言われておりますけれども、その坪当たり今の簿価で割ってみますとわずかに八千二百円という価格になります。札幌駅の場合にも坪八千百十八円、私でも買いたい……

第104回国会 運輸委員会 第10号(1986/05/08、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 新たに第七次港湾整備計画というものをお出しになる以上は、昭和三十六年以来第六次までに至るこの港湾計画が実質的にはどうであったか、そういう総括が正しくなされて次の新しい計画に入れる、そう思うわけです。  そこで、時間もございませんので、まず大臣に御所見を伺いたい。いろいろな総括の角度はあろうかと思いますけれども、港湾に関していえばやっぱり取扱物量というものが非常に大きなウエートを占めると思うわけでございます。私ども資料で調べましたところ、例えば港湾取扱貨物量、六十年目標値と第六次五カ年計画の場合の目標が、室蘭でいいますと六千六百二十五万トン、これに対して実績は三千三十七万トン、そ……


14期(1986/07/06〜)

第106回国会 懲罰委員会 第1号(1986/07/22、14期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(小笠原貞子君) ただいまから懲罰委員会を開会いたします。  この際、一言ごあいさつ申し上げます。  本日の本会議におきまして当委員会の委員長に選任されました。まことにふなれではございますが、公正にその任を果たしてまいりたいと存じますので、委員各位の御指導、御協力を賜りますよう心からお願いを申し上げましてごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 それでは、これより理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は二名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第107回国会 運輸委員会 第1号(1986/12/16、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、新会社になってからの運賃問題がどうなるかという点についてお伺いしたいと思います。  分割・民営会社になりますと、その運賃、料金の決定というのは今までの国鉄の場合と決定的に異なると言わざるを得ないと思う。なぜなら、鉄道事業法十六条、「適正な原価を償い、かつ、適正な利潤を含むものである」ということになっているわけですね。このことは路線ごとに原価を償い適正な利潤を含むということとなるというふうに思われますが、いかがですか。つまり、路線別に線区別運賃を設定するということになるのかどうか。そしてまた、路線ごとに原価を償うということになれば、地交線や不採算性の幹線などは大幅な運……

第107回国会 日本国有鉄道改革に関する特別委員会 第8号(1986/11/25、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 分割・民営というこの問題に対しましていろいろの心配がございますけれども、何といっても、うちの地方から鉄道が消えちゃうんじゃないかというような深刻な心配がございます。まず最初に私、路線問題について伺ってまいりたいと思います。  分割・民営化に当たりまして、監理委員会の答申は、鉄道事業の特性分野としての大都市圏輸送、そして地方主要都市圏、そして中距離の都市間輸送と、こういうふうに三つの分野があるとおっしゃったわけでございますけれども、この三つの分野に入る線区はどこどこで、そしてその営業キロはどれくらいになるのかと、まず最初にお伺いしたいと思います。

第108回国会 運輸委員会 第2号(1987/03/27、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、造船問題からお伺いしていきたいと思います。  造船不況、これは非常に深刻な問題なんでございますけれども、これは単に造船部門だけの不況ではなくて、そもそもからいえば政府の経済政策の失敗の深刻な反映と見るべきだと考えるわけです。その意味では、政府の経済政策が今この問題から通しても真剣な反省が求められるべきだということを最初に申し上げます。  ところで、建造の見通しというのが六十八年以降五百十万トンないし五百二十万トン、こういうふうに資料ではなっておりますけれども、その見通しの根拠についてお答えをいただきたい。
【次の発言】 今回の設備買い上げ法案の前に出されておりました……

第108回国会 運輸委員会 第4号(1987/05/21、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 それでは、気象庁の方から先に質問していきたいと思います。  海洋気象台の観測船の代替船の問題でございますけれども、北海道の函館海洋気象台の海洋気象観測船高風丸というのがございます。これは三陸、オホーツク、日本海北部など、北日本海域を観測航海しております。他の海域と比べまして、冷害、海氷、海霧、豪雪といった現象のある大変厳しい環境下でございます。ところがこの高風丸と申しますのは、いろいろ資料で調べさしていただきましたら、建造後二十四年も経過しております。船体、設備等の老朽が著しく、また、航海に耐える耐航性も不十分。この海域では風速十五メートル毎秒、波高が三ないし四メートルというこ……

第109回国会 運輸委員会 第2号(1987/08/25、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず安全の問題。運輸交通対策でやっぱり安全というのが何よりも優先されなければならないという立場から、JRの問題、そして続いてニアミスの問題を質問させていただきたいと思います。  まず、JRの安全問題に入るんですけれども、JRの信号通信区というのがございます。その信号通信区というのは、どんな業務内容で、そして安全対策上どんなことが求められているか、そのことについて伺いたいと思います。
【次の発言】 信号、通信機、踏切それから転轍機、電話というようなものも入ってくると思います。というような、安全対策上非常に大事な問題を抱えているのが信号通信区の業務の内容だということがわかりました。……

第109回国会 運輸委員会 第4号(1987/09/01、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 なぜ今日航を民営化しなければならないのか。いろいろな角度からしっかりと見詰めていかなければならないと思います。順次質問をいたします。  まず最初は、競争促進の問題についてです。  日航を民営化する大きな理由として企業間の競争促進の導入ということがうたわれております。運政審の六十一年六月九日の答申の中にも、競争促進のために今までの四十五年、四十七年体制の規制を取り払い、ダブルトラッキング、トリプルトラッキングなどを推進するとしている。既に実行に移され競争促進が行われていると思います。具体的な事例でお伺いしたいと思います。  東京―小松間、ダブル化されました。開設前と比較いたしまし……

第109回国会 運輸委員会 第5号(1987/09/03、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私は、日本共産党を代表して、日本航空株式会社法を廃止する等の法律案に対し反対の討論を行います。  今日、国内航空旅客輸送は年間四千六百万人を超え、航空輸送が大量交通機関として国民の生活や経済活動に根差した公共交通手段となっています。しかし一たび航空事故が起これば、日航墜落事故のように大量の犠牲者を出すのが今日の航空事故の特徴となっております。それだけに航空安全行政の責任はますます重要となっています。  しかし、中曽根自民党政府は、戦後政治の総決算路線の中、臨調行革の一環として日本航空の完全民営化を打ち出してきました。その臨調行革路線は、安全性や公共性を確保するための規制を緩和し……

第109回国会 運輸委員会 第6号(1987/09/10、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 国鉄が百十四年の歴史を閉じて、そして民営・分割化されるという、国鉄国会と言われたあのときのことを私はもうまだこの間のことのように思い出すんです。それだけの大仕事をするのだといろんな角度から慎重にいろんな問題を検討しなければならないのではないかと私たちは主張したけれども、いや、これは最高のだと言って強引に押し通してしまわれた。まだそのほとぼりが冷めないのに今これ改正しなければならないというこの事実は、まさにあれが矛盾に満ちていたものの一つだと言わざるを得ないということを私は最初に言わざるを得ないんです。  この法律の中身というのは、新幹線の建設主体を旅客会社から鉄建公団に一元する……

第111回国会 運輸委員会 第1号(1987/12/08、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 国鉄の分割・民営化によって一人も路頭に迷わすようなことをしない、国会において何度もこのことは約束されました。私は、年末がいよいよ近づいてくる、日を重ねるにつれてこの言葉を今さらのようにはっきりと思い出さざるを得ないわけです。北海道では就職未定者は現在二千八百七十三人もまだいるわけでございます。法律でも承継法人の優先雇用ということがうたわれ、努力をお願いしているわけですけれども、特に私は今日強調したいのは公的部門での雇用の状態です。時間がございませんので資料として御提出いただきたい。北海道で公的部門として採用した各市町村名と、そしてその各市町村名で合計何人であったかというそういう……

第112回国会 運輸委員会 第3号(1988/03/28、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 今伺っていた中でも、トンネルだ、そして橋だと、毎日テレビを見ておりましても大変にぎやかなニュースが流されているわけでございます。ちょうどその中で分割・民営ということが行われまして満一年たったということでございます。分割・民営化して一年たって、JRが一体どうなんだろうかということを先ほどからもいろいろ伺っておりますと、東日本は六百億からの経常利益だ、北海道でも十五億からの経常利益だというようなことが言われているわけです。私はこの一年を総括してみて、今後JRはどうなっていくのだろうか。そして、JRを生み出した分割・民営ということが、一体利用者にとって、国民にとって、そしてまたそこで……

第112回国会 運輸委員会 第4号(1988/03/31、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 JRの関連事業について、以下伺っていきたいと思います。  会社法第一条の附帯事業というものはなぜ認可が要らないのでしょうか。そしてまた、この事業の規模は全く関係がないのでしょうか。
【次の発言】 じゃ、具体的に伺っていきます。  今全国のJRの計画で、駅ビルを開発事業として大きく改造していく計画がございます。そのうち上野駅、延べ面積二十万平米、六十階の超高層ビルです。中身はホテル、デパート、宴会場などでございます。それから大井町、延べ面積二万二千平米です。これまた七階の高層ビル。これはデパートでございます。それから札幌駅の高架になった地下、ここで大型店舗、延べ面積五万四千平米で……

第112回国会 運輸委員会 第5号(1988/04/14、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 前回当委員会で、上野、札幌、そして大井の関連事業が驚くべき姿になっているというのを申し上げたわけですけれども、それだけではなくて、JRの関連事業に対する力の入れ方は異常なものだと、驚くことが次々と出てまいります。  ただいま資料としてお配りいたしました、これ はJR西日本です。JR西日本の関連事業のマル秘の資料でございます。この二つの会社をJRが一〇〇%出資いたしましてつくっている。一つはハートアンドアクション・フーズ株式会社、それからもう一つはハートアンドアクション・リーテイル株式会社、こういう二つの会社を西日本JRがつくっております。  そして、この印刷、ちょっときれいに出……

第112回国会 運輸委員会 第6号(1988/04/19、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、この法律に関係して何点か伺いたいと思います。  係留船に改造する船、これは日本の海運業者の持っている船なら、漁船を除いてどんな船舶でもよいと伺っておりますが、そうであると外国船の場合はどうなるのか。便宜置籍船も対象になるのか。いかがでございますか。
【次の発言】 実質的に日本企業が一定の期間便宜置籍船を借りている、用船として使っている。長期に、一年以上というような場合には入るのではないかと思うんですが、どうでしょうか。
【次の発言】 それじゃ、余剰船舶を取得するという場合、だれでも、例えば不動産屋さんが、ひとつ仕事をしたいというので不動産屋さんが取得することができる……

第112回国会 運輸委員会 第7号(1988/04/21、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 このたびの港湾法改正というのを見ますと、これは、従来は補助事業としてやってきた仕事をNTT―A型の無利子貸付制度で行うものだと言えると思います。しかし、その貸付金返還のために収益事業というものを組み込んできているわけです。なぜこの収益事業を組み込んだ制度を導入したか。その理由について、一つは厳しい財政状況、二つは内需拡大、三つは地域の活性化というような緊急の課題があると言われているわけです。これらも確かに緊急の課題なんですけれども、これを真に解決しようとするならば、従来型の大型大企業中心の公共事業ではなくて、いつも私ども言っております地域密着型の、地域業者も入り、地域業者がむし……

第112回国会 運輸委員会 第9号(1988/04/28、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 船員の労働時間を考えていく場合に、言えることは、海上の特殊性ということを余りにも強調され過ぎているのではないだろうか。陸上では週休二日制、週四十時間の労働時間を目指そうとしているとき、海上の特殊性ばかりを強調していくと、船員の労働条件は一層引き離されていくのではないかと心配をいたします。  いろいろ議事録を読んだり討論を聞いておりますと、やっぱりここで問題になるのは、運輸省として、特に大臣が本気になってやる気があるのかないのかにすべてかかっているような気がいたします。  それで大臣、やる気があるのかないのか、決意のほどはどの程度か、そこを初めにはっきり聞かせてください。

第112回国会 運輸委員会 第10号(1988/05/24、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 特定地方交通線について、今各地で協議が続けられているわけです。私も北海道をずっと調査いたしました中で、特に長大四線が問題になっておりますところ、そこをこの間具体的に調査に参りました。そして、各市町村長、議員の方々、関係の方々とお話し合いをしてきたわけなんです。  そこで、ちょっと驚きましたことは、皆さんがどういうふうな受けとめ方をしていらっしゃるかというと、この七月の十五日に第三セクターにするかしないかということを申請しないと、それが過ぎてしまうともう転換交付金もその他すべての補助金にしても法的にだめになってしまうと、こういうふうに受け取られていたわけなんですね。だから、何とい……

第113回国会 運輸委員会 第2号(1988/12/08、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、亡くなられた方に心からの哀悼の意を表し、そしてまだおけがをなすっていらっしゃる方が一日も早く快方に向かわれることを祈って、質問に入りたいと思います。  実は私、三鷹にもう何十年住んでいまして、込んでいるから快速でなくて緩行の鈍行に乗っていつもあすこを通っているんです。そして、いい気持ちで居眠りなどしているわけなんだけれども、そこのところで一度ならず二度ならず今度またこういうようなことが起きまして、大変ショックを受けた者なんです。  いろいろ説明があって、決して好きこのんで事故を起こされていないということはわかるんだけれども、安全ということはこれだけやったからいいんだ……

第113回国会 懲罰委員会 第1号(1988/08/03、14期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(小笠原貞子君) ただいまから懲罰委員会を開会いたします。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に志村愛子君を指名いたします。(拍手)  本日はこれにて散会いたします。    午後二時十六分散会

第114回国会 運輸委員会 第1号(1989/06/20、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、航空運賃の南北格差の問題についてお伺いしたいと思います。  せんだっても山村運輸大臣のところへお伺いいたしまして、いろいろお願いも申し上げましたが、この席でまた改めて申し上げたいと思います。  この問題、私、大臣がおかわりになるたびにお願いをしてまいりまして、ちょっと記憶をたどってみても、五十九年の四月、細田運輸大臣のときでございました。それから三塚運輸大臣、橋本、石原、いずれの運輸大臣もこの問題については大変御理解をいただきまして、前向きに検討しましょうと。格差は問題であり、バランスも失っている、是正したいと、こういうふうにおっしゃってくださいまして、それじゃいつ……

第114回国会 運輸委員会 第2号(1989/06/21、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 最初に、特定船舶製造業安定事業協会法の一部を改正する法案の中の質問をさせていただきます。  まず最初に、具体的な問題で伺いますけれども、協会が第一次で買い上げました函館どっくの跡地を、どこに幾らで、どういう目的で売られましたか。
【次の発言】 お幾ら。
【次の発言】 どうもありがとうございました。そういうわけでございます。  そこで、今、函館の市民の方が大変心配していらっしゃるということはお聞き及びかと思いますけれども、本当はこの目的のとおりに市民が利用できるレジャー施設になってほしいということを願っていたわけなんだけれども、ある一部の声としまして、一部の声としてももう活字にな……

第114回国会 運輸委員会 第3号(1989/06/22、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私たち共産党は、新幹線問題について、これは交通手段の近代化である、技術革新の成果であると、歴史的方向としては当然賛成できるものだと、こう考えております。住民の望む真の整備新幹線づくりのために、私たちも一生懸命やっていきたいと考えているんです。ところが、本法案はその期待にこたえるものかというと決してそうはならない。まあほど遠いと言わざるを得ない。とりわけ国の責任が全く放棄されていると言わざるを得ない。  そこで、具体的に伺っていくわけですけれども、この法案の前提となっている整備新幹線は、昨年八月の運輸省案に基づいているものでございますね。その運輸省案の建設費一兆三千五百億円を捻出……


15期(1989/07/23〜)

第116回国会 運輸委員会 第2号(1989/11/30、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、JRの安全問題について伺います。  このごろ相次いで重大な事故が起きております。いずれも、これは一歩誤れば旅客を巻き込んだ大きな災害になるというものです。  まず、常磐線の勿来駅での列車衝突事故の原因は、線路中心間隔が安全基準を満たしていないことによります。線路中心間隔は原則三・六メートルとなっております。これを下回る場合には、先ほどもおっしゃっていたように、運輸省で特別許可をしていらっしゃいます。その三・六メートル以下の箇所はどれくらいありますか、全体で何カ所になるのかお伺いいたします。
【次の発言】 それでは、JR各社ごと及び民鉄のデータもお調べいただいた結果を……

第116回国会 運輸委員会 第3号(1989/12/05、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、貨物自動車運送事業法の参入規制の問題について質問をしたいと思います。  貨物輸送の重要な役割を担っているトラック事業者、何度も言われているように八兆円産業とも言われる。そして、物流輸送機関としては日本の経済をしっかりと下支えしているのが現状です。しかし、その大きな役割に比べて九九・五%、ほとんどが中小零細企業だ、こう言われております。そしてまた、長時間労働は平均よりも五百時間多い。これらのことについては、皆さん一致した認識だと思います。私も、いろいろと資料を見ておりまして、びっくりいたしました。  実は、運輸一般トラック部会調査結果の発表がこの十月三日にございまして……

第116回国会 運輸委員会 第4号(1989/12/07、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、桜井参考人に伺いたいと思います。  先ほどの御発言の中で、総合的交通体系がさらに歪曲されていくという心配という言葉をお述べになりました。私も総合的交通体系というのがきちっとしているということが基本的には大事だと思うんですけれども、なかなかそれがいかない。そこで、特に先生は諸外国をお歩きになって御研究になっていらっしゃるので、鉄道とそれから道路の関係で、諸外国で具体的に参考になるような 事例がございましたらお知らせいただきたいと思います。  それから、続けてもう一つの問題言いますね。もう一つは、社会的規制というのが大事だと、もうこれは言うはやすく行うはかたし。この社会……

第116回国会 運輸委員会 第5号(1989/12/12、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 前回は参入の問題、運賃の問題などを具体的に伺いました。本日は、引き続いて、運賃問題にも大きな影響を及ぼします荷主の問題について質問していきたいと思います。  今度の法律で荷主への勧告というのが設けられました。その目的とそのねらいについて衆議院の議事録を拝見いたしますと、寺嶋局長はその御答弁で、運送業界は荷主からの不当な要求を受けやすい環境にある、その改善する施策が必要である、そう述べられております。そのとおりでございますね。
【次の発言】 自動車運送事業法で荷主勧告措 置が入りました。その理由は、今おっしゃいましたように、運送業界が荷主から不当な要求を受けやすい環境にある、こう……

第118回国会 運輸委員会 第2号(1990/06/01、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 地下鉄建設の補助に関する問題についてまず伺いたいと思います。  地下鉄建設に対する補助方式が変わり、昨年の補正予算で繰り延べになっていた補助金が手当てされ、自治体は大変に喜んでおりました。しかし、今年度の予算でまた繰り延べという問題が出てまいりました。調べてみましたら、平成二年度の地下鉄の補助の総額、所要額といいますか、これが六百九十二億という数字が出ておりますね。それに対して予算額は四百一億という数字になっております。そういたしますと、この差二百九十一億というのがこれが大変な問題だ。  私は地元が札幌なんですけれども、札幌市で考えてみますと、その差額のうち三十二億が大変な負担……

第118回国会 運輸委員会 第3号(1990/06/12、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、ボーイング747―400型というのが今問題になっております。これについては安全性の問題で乗員組合などからいろいろな問題が指摘されているまま四月一日から日航が就航させて今来ております。その中で最大の争点となっているのは、従来の三人乗務から二人乗務、すなわち航空機関士というものを乗せないというシステムが大きな問題になっているわけです。  耐空証明というのを一月に運輸省はお出しになりました。この審査に当たって、従来のボーイング747に比べて操縦室の計器やスイッチ類を大幅に削減していること、また二名のパイロットのみで運航することに伴う問題が先ほど言ったとおり大きな論争になっ……

第118回国会 運輸委員会 第4号(1990/06/14、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 それではまず最初に、具体的に緊急な問題について伺いたいと思います。国鉄の分割・民営化に伴う問題なんです。  建設省と自治体が行う河川工事に起因して生じるJRの橋梁改良工事の財政負担等について運輸省と建設省との間に協定が結ばれております。その橋梁部分の改良工事の負担割合について国鉄時代は国鉄と河川管理者とが半々ずつの分担でございました。ところが民営化されてその負担率が変わりました。すなわちJRの負担は大幅に減ることになったわけでございますが、この取り決めが運輸省と建設省との間で決定されたのはいつでございましょうか。
【次の発言】 それじゃ伺います。  今おっしゃったように六十三年……

第118回国会 運輸委員会 第5号(1990/06/19、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、この法案による措置というものはフラッギングアウト防止のためと言われております。フラッギングアウトの最大の原因は何とごらんになっていらっしゃるでしょうか。
【次の発言】 結局、相変わらずの船員費のコスト論ということに尽きると思います。仮にマルシップのように日本船籍といっても日本の船員は九名だけ、あと十三名は外国人が乗る、そういう船、それを考えると、低賃金のアジア人船員をフル配乗している船とでは、コスト論からいたしますとマルシップでもかなわなくなってしまうと言えると思うんです。そうすると、マルシップも今のところは日本人船員九名を守っていきたいとさっきもおっしゃっていまし……

第118回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1990/05/31、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 今の問題に引き続いて、塩崎総務庁長官にお伺いしたいと思います。  いわゆる北方墓参が十一年ぶりに再開されました。一九八六年八月でございました。これまで十二回実施されまして五百二十三名が十一カ所に墓参に行っております。しかし、希望は四島で五十二カ所というふうになっております。今択捉の問題が入りまして皆さんの御尽力によって徐々によくなってきておりますけれども、遺族にとっては本当に悲願でございます。この墓参について四十一カ所しかいまだ行けていない状況だということを考えますと、これでいいんではなくて、これから先も一層の御努力をいただきたい、それは地域の拡大ということで一層の御努力をいた……

第120回国会 運輸委員会 閉会後第1号(1991/05/30、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず、亡くなられた四十二人の方々の御冥福を祈ると同時に、おけがをなさった五百七十六人という、たくさんの方々が一日も早く回復なさいますことを心から祈りたいと思います。  こうした不幸をなくすためにも、やっぱりここでしっかりした原因究明を一日も早くやっていただくこと、そして誠意を持った補償をされることを最初に要望いたしまして、具体的な質問に入っていきたいと思います。  今回の事故が起きました。しかし、この事故は単に起きたというのではなくて、やっぱり原因があって起こった事故、そして、その背景をなしているものが大きな原因だということから考えますと、不採算性路線だということでローカル線が……

第120回国会 運輸委員会 第2号(1991/03/26、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、障害者の運賃割引の問題についてお伺いしたいと思います。  この問題については、大臣、きちっとしたお考えを持っておられるようなので、今さら時間をとってくどくど申し上げるつもりはございません。  ただ、一言あえて申し述べさせていただけば、私も国会に出まして二十三年やってまいりました。その中で、特に障害者、お年寄り、子供など弱者に対する政治の光の当て方についていつも大きな関心を持って活動してまいりました。この運賃割引問題についても、特に内部障害者への適用について今から十九年前になりますが取り上げました。おかげでやっと今度昨年から内部障害者も適用になりました。ただ、その間、……

第120回国会 運輸委員会 第3号(1991/04/09、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、障害者の航空機利用についてのその規制の問題を取り上げたいと思います。  ことしは国際障害者年の最終年に当たります。この九年間、政府としても長期計画を持ち、終わりの五年間は重点対策としての計画をお持ちになって取り組みをされてまいりました。  障害者の基本理念として、障害者が健常者と同等に全面的社会参加をしていくことが高らかにうたわれてまいりました。とりわけ社会参加していく上で大きな障害となっているのが移動、そして交通機関でございます。運輸部門にかかわる障害者対策の計画、運行状況は極めて重要な部門と言わざるを得ないわけでございます。  そこで、具体的に伺っていきますけれ……

第120回国会 運輸委員会 第4号(1991/04/11、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 GMDSSというものが導入される、しかし問題がすべて解決しているというわけにはいきません。  特に問題なのは、いまだシステムとしてすべての総合的な実験が行われていないという点が問題だと思います。この点から新システムの十分な検証を行っていくということが必要だと考えます。  特に、現行システムから新システムへの移行期間、この期間中はとりわけ重要な時期となると思 います。その間、具体的にどのように進めていかれるのか。また、それに当たっては当然労働組合や労働者のいろいろな意見を聞いて相談しながらやっていくというふうに思いますけれども、その点いかがでございますか。

第120回国会 運輸委員会 第5号(1991/04/16、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 きょうは朝から熱心な御質疑を伺っておりまして、ちょうど五年前になりますでしょうか、民営・分割のあの国会の中の激しいいろんな論議をまざまざと思い浮かべていたところなんです。  そして、その国会で新幹線の問題について、譲渡の問題にも関係してまいりますが、新幹線保有機構がこれを所有する、そしてJRは三十年間リース料を支払い、その後譲渡を受ける、こういうことになっておりました。  第一の問題は、それがなぜわずか四年間で売らなきゃならなくなったのか。というのは、今売らなきゃならないという最大の理由は、上場に当たり減価償却費を計上できないなど財務体質の問題があるということを言われます。しか……

第120回国会 運輸委員会 第6号(1991/04/18、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私は、前回の質問で分割・民営の本質が自治体や住民に重い負担を転嫁させることが最大の特徴となってあらわれている、その例として整備新幹線の建設問題を取り上げました。  しかし、今申しました自治体や住民に負担をかぶせるという重荷だけではなくて、重大なことは、新幹線着工に伴い在来線の廃止を押しつけてきているという問題でございます。在来線を廃止しなければならないという、その根拠はどういう問題なんでしょうか。
【次の発言】 そういうことでJRの経営が大変厳しくなる、こういうことが原因だとおっしゃいました。  それじゃ、新幹線と在来線両方を存続した場合に収支見通しはどうなるからどれだけ赤字だ……

第120回国会 運輸委員会 第7号(1991/04/23、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 物流体系を担う港湾の役割というものは、本来国民生活にとって重要なものになっております。そうした意味から、港湾整備はもっと国民生活に密着した立場から検討されるべきではないかと思います。  まず、お伺いいたしますが、第八次五カ年計画の総投資額は五兆七千億と莫大な額となっております。この四次から七次までの推移で最も伸び率が高いものとなっております。第七次の実績の一・五倍にもなっております。  ところで、今回改正の一つの特徴として日本構造協議に基づく計画が盛られておりますが、どのような内容で、そして、その投資額はどうなっておりますでしょうか。

第120回国会 運輸委員会 第8号(1991/04/25、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 国民の共有財産であるこの用地を処分しようとする汐留の計画というものは、極めて大規模な開発計画になっております。そして、これに参加できるのは大手企業しかあり得ない。こうした用地の処分や開発のあり方に、我が党は絶対賛成できないという立場に立っております。  先ほどから言われておりましたが、この汐留の資産価値というのは三ないし四兆円と、こうおっしゃっておりました。これが十年後ぐらいに株式を上場し、処分ということになるわけでございますが、株式処分総額はどれくらいとごらんになっていらっしゃいますか。
【次の発言】 二十倍で六兆円、三十倍で九兆円という計算になりますね。  そこで、キャピタ……

第121回国会 運輸委員会 第2号(1991/09/19、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、気象庁関係の問題を伺わせていただきます。  雲仙・普賢岳、もう九月半ば過ぎておりますのに活動のレベルはどんどん上がって、しかも既に長期化、今後も長期化するという様相を呈して、毎日のニュースでも一番心を痛めて国民は聞いていると思います。非常に憂慮すべき事態と言えると思います。こうしたことからもう本格的な監視・観測体制を整備すべきであり、雲仙岳を阿蘇や桜島と同様に精密観測火山に指定すべきではないかと、こう考えておりますが、いかがでございますか。
【次の発言】 今後の事態を見て適切な課題を検討していくというふうに承ってよろしいですわ。

第122回国会 運輸委員会 第3号(1991/12/17、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 いよいよ国際障害者年も終わりに近づきまして、そしてこの間、当委員会でいろいろ村岡前運輸大臣等々に御努力をいただきまして、精神障害者の運賃割引とか飛行機の搭乗の制限緩和、そしてエスカレーターの対策等いろいろと御努力いただきましたこと、本当によかったと喜んでいる次第でございます。そして、いよいよ奥田大臣の登場で、この障害者年最終年にふさわしい仕上げをしていただきたい、そのことを要望しながら具体的な質問に入っていきたいと思います。  まず最初に、エスカレーターの整備指針に基づくJRの未設置に該当する駅は各社それぞれ何駅あるかお知らせをいただきたいと思います。

第123回国会 運輸委員会 第2号(1992/03/27、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、千四十七名に及ぶ解雇された国鉄労働者、この方々の問題について伺いたいと思います。  国の政策によって国鉄が民営・分割化されまして、五年たちました。その途上で多くの労働者が解雇されております。この人たちは、全く仕事も与えられぬまま清算事業団で三年間、そしてまた解雇されて二年、精神的苦痛ははかり知れないものがございますし、それに伴う生活の苦しみ、家族を抱えて大変深刻になってきております。  地方労働委員会は、JRの不当労働行為であり、直ちに職場に戻すようにという救済命令を出されたわけでございます。それを受けて労働者も、そして家族たちもいつか国鉄に帰れる、早く帰りたいとい……

第123回国会 運輸委員会 第3号(1992/04/07、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 佐川急便問題について、本日は輸送の安全、それから過労運転、賃金問題について次々伺っていきたいと思います。  運輸省は、佐川グループ各社の過労運転防止等の適正な運行管理との関係で問題があるという認識で、賃金制度、精算金制度、労働時間の管理体制について改善を指導してきたとおっしゃっております。  まず、その中の労働時間管理体制についてお伺いいたします。  トラック運転者の労働時間の改善のための基準、改善基準と申しますが、この四条で一日の拘束時間と休息期間について、一日の拘束時間は十三時間以内、最大拘束時間は十六時間を超えない、休息期間は一日八時間以上与えることと、こうなっております……

第123回国会 運輸委員会 第4号(1992/04/16、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、高校生の通学定期券を煩雑な手続を抜きにして簡単に身分証明書だけで買えるようにしていただきたいと、もう何回も質問をさせていただきました。その後の御検討はいかがになっておりますでしょうか。
【次の発言】 大体二カ月くらいというふうに見ていてよろしいんでしょうか。
【次の発言】 次に、第三セクターの問題でございます。  第三セクターの場合に経営は大変深刻な状態になっておりまして、私も再三取り上げてまいりました。  まず一つの問題は、欠損補助金が五年で切れてしまう。そこで、補助の継続を含めた対策をしていただきたいということと、固定資産税の減免措置を緊急課題として自治大臣と協……

第123回国会 運輸委員会 第5号(1992/04/23、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 環境保全は、地球的規模で推進していかなければならない緊急かつ重要な課題であり、その中で海洋における汚染防止対策というものを考えたときに、海洋汚染の半数が船舶の油の排出によるものと言われております。しかし、もう一つ海洋環境保全において重要な問題としては、さまざまな廃棄物の投棄という問題がございます。その投棄の状態は一体どうなっているのか伺いたいと思います。
【次の発言】 今、種類と数字を伺いましたけれども、非常にたくさんの廃棄物が海洋に排出されている。地球環境を保全する上からも、国際的には廃棄物海洋処分はやめよというような動きがあるやに聞いておりますが、こういう国際的趨勢の中で、……

第123回国会 運輸委員会 第6号(1992/05/14、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 この法律改正の大きな柱として二つ挙げられると思います。  その一つは、七百トン未満の内航小型船についても船員法の労働時間に関する規定の対象にするということでございます。これは六十三年の船員法の改正のとき、私はこの点を強く厳しく要求してまいりましたもので、ちょっと遅きに失したという面もございますけれども、やっぱりこれは一つの改善であり、結構なことだと思うわけでございます。あとはいかにこれを実行あらしめるかが今問われているときだと思います。  いま一つの問題点は、船員法第七十条の七百トン以上の船についての法定定員を除いたことです。これは我々としてはどうしても納得ができない点でござい……

第123回国会 運輸委員会 第7号(1992/05/21、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 国際観光の状況を見ますと、一昨日発表になりました観光白書、これを拝見いたしましても、湾岸戦争の影響により若干減少したとはいえ海外旅行者数は一千六十三万人と、一千万人の大台を引き続き維持しております。また、日本に来る外国人旅行者の数、これは三百五十三万人と史上最高となっております。  今後、年平均どれくらいの伸びを予想していらっしゃるのか、まずお伺いいたします。
【次の発言】 外国人観光客というのが急増いたしまして、その受け入れの登録ホテル・旅館の基準を緩和するというのがこの改正法の趣旨と思われますが、これだけの外国からのお客さんを受け入れるために、また今後の伸びを考えればどれぐ……

第123回国会 運輸委員会 第9号(1992/06/18、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 ただいまかかっております法案の目的は、地域伝統芸能等を実演し、あわせて地域伝統芸能等を活用し展示や物産展などの行事を実施することにより、観光及び地域商工業の振興を図るものだということになっております。  まず、「地域伝統芸能等」の具体的内容について御説明いただきたいと思います。  また、北海道のように歴史の浅い地域では伝統と言えるのかどうか、ちょっとその点が心配でございます。江差追分やソーラン節などは範疇に入ると思われますけれども、本州などから北海道に入ってこられた方によって各地の伝統芸能を受け継ぎ、継承されてきているものも多うございます。地域に密着しているものについてはやっぱ……

第123回国会 予算委員会 第13号(1992/04/08、15期、日本共産党)

○小笠原貞子君 ちょうど二十年前のことですけれども、私はこの委員会で障害児にも教育を受ける権利があるということを訴えました。そして障害児は今では小中学校、この教育が義務化になり、そして高校部もできるというようなところになってまいりました。  私、ことしで二十四年でございますが、二十四年間の国会議員活動の締めくくりの舞台としてこの予算委員会に立たせていただきました。私の政治信条の原点である障害者問題をテーマに集大成いたしまして、悔いのない論議を進めていきたいと思いますので、皆さんの御協力をぜひお願いいたします。  さて、国際障害者年最終年に当たりまして、この十年間の取り組みの中で大きな問題として……



各種会議発言一覧

8期(1968/07/07〜)

第64回国会 地方行政委員会、交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1970/12/15、8期、日本共産党)

○小笠原貞子君 今回の道交法改正案は、被害の発生等のための防止に公安委員会が必要な措置、規制をとれるというようになった点を考えますと、まあ一応一定の前進面というものは見ることができると思います。しかし、それにしてもなお不十分な問題点が多々ございます。時間もございませんので、三点についてこれからお伺いしたいと思います。  公害の立場、また交通事故防止の立場から交通規制というものが非常に効果的でなければならないということはもう御存じのとおりだと思います。そういう交通規制を効果あらしめるためには、これはどうしても住民の協力、これが得られなければならない。ことしの四月十一日の予算委員会でわが党の春日正……


9期(1971/06/27〜)

第66回国会 社会労働委員会、運輸委員会連合審査会 閉会後第1号(1971/10/13、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 一時間でも足りないくらいたくさんの事例もございます。いろいろお伺いしたいと思いますけれども、もうだいぶんおそくなりましたので、ごくわずかにしぼって質問していきたいと思います。そういうわけでございますから、いずれ残りましたのは時をあらためての機会をいただきたいと思います。  それから御答弁いただきます総裁、真鍋局長も御協力いただきまして、なるべく端的にイエスかノーかでお答えをいただくというように御協力をいただきたいと思います。  それで、生産性運動というというのはまさに血を流すような、凄惨という字が当てはまるような不幸な結果をもたらしてまいりました。これは不当労働行為というような……

第68回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1972/04/24、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 四十七年度予算審議もいよいよ大詰めとなりまして、私はきょうも一日、この討議を聞いておりまして、政府が言われるように国民の福祉を考えた予算であるだろうかと、見てみたらまことに冷たい予算でしかないと、つくづくきょうも考えさせられていたわけでございます。また、もうすぐ子供の日がやってまいります。児童憲章が制定されてもう二十年からたっております。あの児童憲章の前文を見ますと、児童は個人としてとうとばれ、社会人としてとうとばれ、そしてよい環境のもとに置かれる、そういう前文も私はいま思い出しながら、この前も質問いたしましたように、身体障害児、そして乳幼児、この子たちは自分で自分の権利を主張……

第68回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1972/04/26、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 予定されておりますストライキ、こうしている間にも刻々と迫ってまいります。労働大臣の立場で、いま労働者が要求している一万八千円の賃金、こういうことをどのように――妥当であるとお思いになるか、それは高過ぎるとお思いになるのか、また私たちにすれば、労働者にとってこれは当然の権利だと、要求する権利があるというふうに思うのですが、労働大臣としてこの点をどうお考えになるのか。それからまた、昨年の公労協のスト宣言に対して原労働大臣は談話をお出しになりました。今度のストライキに対して労働大臣として談話をお出しになるおつもりでいらっしゃるかどうか、伺いたいと思います。

第72回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1974/04/08、9期、日本共産党)

○小笠原貞子君 引き続きまして、私も、初めに保育所問題についてお伺いしたいと思います。  私の保育所は、そういう大きいりっぱな保育所じゃなくて、必要に迫られて苦しみながらつくっている無認可保育――もう大臣も担当の方々も御承知だと思いますけれども、当然保育しなければならない子供が、保育所が足りないというために、母親たちがやむなく自分たちでつくっているのが無認可保育でございます。その無認可保育も、実は市町村が責任を持って保育しなければならない、それができないからということで、母親たちがやっているわけですから、当然国としても、それに対して応分の援助もしていただきたいということや、また、その母親たちが……


10期(1974/07/07〜)

第75回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1975/03/29、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 苫小牧開発の土地の問題についてお伺いしたいと思いますが、まず、これまで北海道当局が先行投資を行い、用地確保を行ったという点で、非常ないままでの他の例とは違う重要な問題が数々含まれていると思うんです。二百億とも三百億とも言われる大変な額の資金投下で確保した農地が、すでに御承知のように、北海道議会において昭和四十八年の三月から十二月にかけまして、いわゆる百条委員会という調査特別委員会が開かれて、審議されました。その報告書を見ますと、その広さで言いますと、実に百五十四万四千百七十四平方メートルという膨大な土地が農地法違反で取得されていたというようなことが明らかになっていたわけです。こ……

第76回国会 商工委員会資源エネルギー対策小委員会 第1号(1975/12/17、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 亡くなられた方の御冥福を祈るとともに、一日も早くこの幌内鉱が再開されるというそのために、国としてもいろいろな手を尽くしていただくということで、いままでございました御答弁を確認させていただいた上で質問に入りたいと思います。  率直に言いまして、私はいままでの御答弁を聞いておりますと、これでもうこんな事故はないという保証は何にもない。なぜなら、いろいろ検討するとか、いろいろと御努力をするという言葉はあるけれども、そのために裏づけとして一体何を持ってどういうふうにしようかという点が非常に不足している。非常に私は不満に思います。  特に、夫の遺体を水の中につけたまま――本当に考えてみて……

第78回国会 商工委員会資源エネルギー対策小委員会 第1号(1976/10/19、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 御遺族にとりましては、またことしのお正月も水没の下でというような大変悲しい事情というものがあるわけでございますけれども、御遺族にとりましても、またこれから働こうとする労働者にとっても、この事故というものは非常に大変な問題で、これを契機として反省すべき点、また反省して、今後への善処をしていただかなければならないと思いますし、また、傍聴にいらっしゃった方たちも、各関係自治体の方、いろいろな意味で国家的なエネルギー資源という立場から考えても、これは非常に大きな問題だと思うわけなんです。  いろいろこの間、衆議院でのやりとりやまたきょうずっとのやりとりを聞いていまして、私ちょうどロッキ……

第80回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1977/04/14、10期、日本共産党)

○小笠原貞子君 去る四月十二日、農林省の統計情報部より、この十二月よりの降雪及び低温による農作物被害というものの状況が把握されて発表されております。そこに書かれているように、総額は四百八十二億、約五百億に迫るという大きな被害になっておりますし、その中で特に果樹の被害が大きく、総被害の六三%になっていると、こういうふうにまとめられているわけです。北海道におきましても御多分に漏れずこの果樹の被害が非常に大きく出ているわけです。北海道の果樹といいましても、特にリンゴでございます。私の手元にそのリンゴ産地江部乙を抱えております北海道滝川市議会からの「果樹の凍害対策等に関する要望意見書」というものが送ら……


11期(1977/07/10〜)

第87回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1979/03/28、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 ごらんいただいたと思います。きっといい風物だなと思っていただけると思うんです。私も小樽近うございますから、もう小樽に行くたんびにこの運河に行きまして、そしてこの石造群をながめますと、本当に殺伐としたいまの中で、心が休まる思いがいたします。この小樽というのは、いまは経済的に非常にさびれてきた町でございますけれども、北海道開拓に占める小樽の存在という立場から見まして、私はこの運河と石造群を何としても守っていきたいという立場から、これからお伺いするわけでございますが、これは私が申し上げるだけではなくて、村松貞次郎東大教授、この方は神戸の異人館ですね、それから長崎のグラバー邸のある南山……

第91回国会 商工委員会、物価等対策特別委員会連合審査会 第1号(1980/03/18、11期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私角度を変えまして、原価計算の中に入っております他社購入電力という問題についてお伺いしていきたいと思います。  この他社購入電力と申しますのは、各電力会社が電源開発とか共同発電、または自治体などの公営発電から購入するという料金だと思いますが、それでよろしゅうございますか。
【次の発言】 おのおのその卸売電気事業者が値上げしますときに手続はどのようになっておりますでしょうか。時間の関係ございます、簡潔にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 それでは、査定が終わり、すでに認可されております北海道電力を例にして具体的にお伺いしたいと思います。  北海道電力の場合は他社購入電……


12期(1980/06/22〜)

第93回国会 運輸委員会公聴会 第1号(1980/11/12、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず、この法案に賛成とおっしゃる方に御質問をさせていただきたいと思います。  本委員会でも、この法案がかかりまして二日の審議をいたしました。私たち審議するときに一番困りましたことは、一体どの線が残ってどの線が切り捨てられるのかと、その基準は一体どうなんだと。これは法律として政府でお出しになったからには、政府の責任で統一した考え方を出されなければ、もう本当に、しっかりした審議がかみ合わないということを再三再四申し上げたんですけれども、いまだに政府としての統一された見解というのは出されていない。そして運輸省が、各省庁とおおむね了解されたという程度の運輸省案で話が始まっているわけなも……

第94回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1981/03/27、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 環境庁長官お出ましいただきましたので、苫小牧地域の環境問題についてお伺いしたいと思います。  ちょうど「エネルギーと環境問題懇談会提言」というのが出されまして、そして昨日は長官の朝日への投稿の「論壇」も読ませていただきました。いろいろ御努力をいただいていることに敬意を表するわけでございますけれども、この提言の中で、いろいろ大変示唆に富む内容がございましたけれども、その中でも石炭利用増加による公害の心配が強く指摘されておりました。そのために「排出基準の見直し等」という項目を見ますと現行の排出基準も強化するという方向が述べられているわけで、ちょうど石油から今度は石炭へというような切……

第94回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1981/04/01、12期、日本共産党)

○小笠原貞子君 古くて新しい問題といいましょうか、また、一地方の問題ではなくて、日本全国各大学で深刻な問題としてずっと論議されてまいりました定員外職員の問題について、具体的な中身からいろいろとお伺いしていきたいと思います。  まず、私の地元北大で実態を何度か調査させていただきました。Aさんという御婦人の方――経済学部で図書の仕事、和書の整理をしていらっしゃいます。この方は昭和三十七年四月十六日に同経済学部に勤務されまして、この四月で十九年になります。いまだに一日八時間の日々雇用の定員外職員です。この専門書の整理の仕事が経験と専門性を要求され、また、北大の教育、研究を支える上で欠かすことのできな……


13期(1983/06/26〜)

第102回国会 社会労働委員会,内閣委員会,地方行政委員会,大蔵委員会,文教委員会,農林水産委員会,運輸委員会連合審査会 第1号(1985/04/19、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私は、今回の年金改正法の重要な柱と言われております婦人の年金権を確立するという婦人の問題から質問をしたいと思います。  政府は、今回の年金法の改正によってすべての婦人に独自の基礎年金を支給することによって婦人の年金権の確立を実現するように言われておりますが、本当に婦人の年金権が確立すると言えるような内容になっておりますでしょうか、まず最初に概括的に伺いたいと思います。
【次の発言】 基本的な問題なので大臣にちょっとお伺いしたいのですけれども、年金権の確立といいますのは、今おっしゃったように加入する権利がある加入権、受ける権利がある受給権、そしてまたその年金によって生活できるとい……

第102回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1985/04/17、13期、日本共産党)

○小笠原貞子君 共産党の小笠原でございます。  私、国会に出ましてことし十七年目になりますのですけれども、本当に婦人の力が盛り上がるとこんな大きな力になるのかなとつくづく経験したのはこの法案に関してでございました。衆議院から参議院に回りました。中でも毎日たくさんの傍聴などが来てくださいますし、衆議院段階では継続審議に持ち越すと、また初めて婦人問題で集中審議をするというようなことも国会の中で起こりまして、やっぱり婦人が意識して立ち上がったら随分大きな力になるなと非常に感動を持ってこの法案も見、運動を見てきたわけでございます。国連の報告書を見ますとこういうのがございました。婦人は人口の二分の一を占……


14期(1986/07/06〜)

第107回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第1号(1986/10/08、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 国内炭を保護し、そしてその復興を図るということは、実質的なエネルギー基盤の確立と産炭地域の振興、そして働く労働者の家族、雇用の問題、生活を守るという観点から考えても非常に重要な問題となっております。ところが最近、異常な円高、国際的エネルギー資源価格の低下など一時的な経済的要因、これをもって前川レポートのように国内炭の大幅縮小を図るというような方向は、断じて我々日本共産党としては容認できないという立場をはっきりさせて、以下具体的に質問をしていきたいと思います。  当面、緊急対策として、また現在の第七次政策途上の問題として極めて重大な問題といたしましては、炭価と国内炭の引き取りとい……

第107回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号(1986/12/17、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 第八次の政策が出されまして、第七次に比べると目標は二分の一になる、そして国内炭が大幅な縮小路線をとらされると。私は、まず最初に、この路線は容認できない。そして、なぜならば、何度も今まで言っていますけれども、きょうの時点でまた申し上げたいと思います。  国内炭の保護と復興を図るということは、自主的なエネルギー、その基盤を確立する上からも、産炭地域の振興また炭鉱労働者の家族そしてその雇用、生活を守る上でも極めて重大な課題だと何度も申し上げておりますけれども、この時点でもう一度その点ははっきりさせて申し上げておきたいと思います。特に、大幅な縮小すなわち大幅な閉山を進めるということにな……

第108回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 閉会後第1号(1987/06/16、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 まず最初に、八次政策によって山は急激につぶれていってしまうということになるおそれがあるので、その問題について伺っていきたいと思います。  最初に、八次政策によって各山元では閉山、縮小計画を出していると思います。六十二年度の生産計画と六十一年度の生産実績、各山ことにどうなっているか、お知らせいただきたい。
【次の発言】 今お知らせいただきましたが、主要炭鉱十一のうち高島が六十一年の秋に閉山されています。六十一年度に比べて今の数字比較してみますと、約二百二十万トンの減少という数字が出てまいります。通産省はなだらかな閉山、縮小するんだ、急激な閉山、縮小はしないというふうにおっしゃって……

第109回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1987/08/19、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私は、具体的にこの調査会の運営、あり方という問題について、きょうはいい機会なので意見を申し上げたいと思うのです。  エネルギー対策特別委員会からこの調査会というものに変わりました。その中で私が期待していましたことは、「産業」、「資源」、「エネルギー」というのはこれは非常に重大なテーマでございますし、日本の国自身の今後を左右する問題だ。しかもこれは具体的にあそこの問題がこうだああだなんということ以前に、こういう大きなテーマに向かってやはり参議院の特徴としては六年間という保証された期間に突っ込んだ深い討議が必要だし、そこで私たち自身も学ばせていただきたい。そういうことが本調査会とし……

第109回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号(1987/09/16、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 三井土砂に続いて今真谷地と、一体この先どういうことになっていくんだろう、私は、きょうは時間がございません、三つの点について質問をいたします。まことに政治的、政策的な問題として重要な今を迎えておりますので、なるべく大臣からの御答弁をお願いしたいと思うのです。  なぜ砂川に続いて真谷地をつぶさなきゃならないかというそもそもから私は大臣に考えてもらいたい。八次政策というのは何だと言ったら、七次の千七百万トンを六十六年までに一千万トンにいたします、そのためにおおむね毎年百七十五万トンないし二百万トンずつ減らしていくということでございました。ところがこの六十二年度の供給規模は幾らかという……

第111回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第1号(1987/12/11、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 我が国のエネルギーの供給構造というのを見たときに、いろんな問題があるわけですけれども、第一に一次エネルギー供給の六割が石油である。そしてそのうちの九九・八%までが外国からの輸入である。しかもその輸入先は七〇%が先ほどから出ているように政情不安定の中東諸国である。歴代の自民党政府はエネルギー革命とおっしゃった。そして日本のエネルギー市場を私に言わせればメジャーに明け渡したと、これは事実だと思うのです。そして貴重な国内資源である石炭、特に北海道で、この委員会で何回もいろんな角度から言っているけれども、石炭がどんどんつぶされてきたということが私は頭から離れない。共産党としましては、エ……

第112回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号(1988/05/20、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 第八次石炭政策の初年度に当たります六十二年度の国内生産量は千二百五十八万トンです。二年前、三年前を見ますと千六百四十五万トン、千六百八十三万トンと約千七百万トン体制でございました。それに比べますと約四百万トン以上六十二年度では急激な縮小となっております。その急激な縮小の結果、相次いで炭鉱がつぶされる、そしてその問題はますます深刻になってくる、これを一体どうしたらいいんだ、ここをどうすればいいんだという、そういう出てきた問題をこうやっていくのじゃなくて、この辺で余りにもひどい炭鉱に対する閉山というような問題を考えたときに、なぜこういうことが起こったのか、何によってこういうことが起……

第113回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1988/09/07、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 お答えしたいと思います。  今先生おっしゃいましたように、日本の石炭の総輸入量の実に五〇%のシェアを占める四千七百九十八万トンという数字が出ております。その四千七百九十八万トンの内訳を申しますと、原料炭が三千六十万トンで、これは四四%のシェアです。それから一般炭が千七百二十一万トン、六九%のシェアを占めております。その一般炭がブレアソールなわけですけれども、このブレアソールが占める割合というのは、新しいのを統計で見ますと三百八十一万トン、一般炭の二二%をブレアソールの一般炭が占める、こういう数字でございました。
【次の発言】 その感想たるや実に複雑な感想を持って帰りました。  ……

第113回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号(1988/10/26、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 最初に富舘参考人に伺います。  具体的に伺っていきたいと思うわけでございますけれども、日本のエネルギーの需給を見通した場合、その供給源の主流としては、依然石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料になっておりますし、そのやっぱり大きなウエートを占めるのが石油というふうに考えられるわけです。しかも、日本のエネルギーの輸入依存度が極めて高い中で、石油の供給量と価格の安定的確保というものが求められていると思います。  政府、通産省の「一九九〇年代に向けての石油産業、石油政策のあり方について」という報告の中で、「今後の国際石油情勢を展望すると、世界的に石油供給の中東依存度が再び高まっていくこと……

第113回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第5号(1988/12/09、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 白根参考人にお伺いをしたいと思います。  本当に日々に進んでいく情報化社会やそれから先端技術の発展なんというのは、特に私なんかの立場だと、毎日目をみはるばっかりで驚くわけです。特に外国なんかに出て調査いたしますと、外から日本を見た場合に、この点が非常に目立ちますですね。そういう中で先生お書きになりました「新コミュニケーション革命」というのを、全然難しくてわからなかったんだけれども、私なりにそこだと思ったところがあるんですね。こういう本当にすばらしい日本の発展というものが、なぜ日本で可能になったかという点で、この中に書いてございました。   もうひとつ日本の技術開発の大きな特徴と……

第114回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1989/04/05、14期、日本共産党)

○小笠原貞子君 私は、この三年間の本調査会の活動を踏まえて、我が国の経済、産業・資源エネルギーについての意見を申し述べたいと思います。  まず初めに、今日のイザナギ景気並みと言われる好況をどう見るかという問題です。  この問題は、今日の日本の経済、産業の持つ問題点を明らかにする上で重要な意味を持っていると思われますので、まず最初に触れておきたいと思います。  現在の状況は、確かに経済成長率は高く、大企業は大きな業績を上げています。昨年の我が国の実質成長率は五・七%と十五年ぶりの高い伸びを示しました。先日の大蔵省の発表によっても、昨年十―十二月までの企業の経常利益は前年に比べて一九・二%の高い伸……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

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