このページでは塩出啓典参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。塩出啓典参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○塩出啓典君 建設大臣に、時間がないようですから簡単にお聞きしたいと思いますが、今回たまたまがけくずれの下にバスがいたために、非常にこのような大きな問題になったわけでございますが、おそらくそういうがけくずれはいままでにも非常に、これはあとでよく関係の方にお聞きしたいと思うんでありますが、おそらくたくさんのがけくずれがいままでにもあった。そのために個人的に死亡した方もあるし、またそういう人的災害のない場合もあったと思うんでありますが、そういう点、今回の事故から国の方針といたしまして、あまりにも道路の舗装に重点が置かれて、がけくずれ等の対策が非常になおざりにされたんではないか、そういう点が新聞等で……
○塩出啓典君 十勝沖地震の件について、これは文部省管理局教育施設部長にお伺いしたいと思います。
今回の地震の災害につきまして、公共の学校等の耐震建物が非常に災害が多かった、そういうようなことを聞いておるわけでございますが、そういう点、数字的にそのことが事実であるかどうか、その点の御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 その原因について、たとえばコンクリートの化学変化等が、何か四月ごろ予算を組んで、そうして冬の寒いときに工事をするために、コンクリートがよく固まらないんじゃないか、そういうようなことがいわれておるようでありますが、そういう点に対するその原因の調査、そういうのはどこでやっておる……
○塩出啓典君 関連質問で運輸大臣にちょっとお尋ねしたいと思いますが、先ほどの自賠法の適用の問題でございますが、これは最終的にはやはり運輸大臣が結論を出す、そういう形になるわけでありますか。
【次の発言】 それでこの問題に対しまして、先ほどもいろいろ出ましたけれども、どうか、当局の結論を待つことはこれは当然必要でございますが、とともに、やはり大臣としてそういう実情を調査しても、なかなかこういう問題は、非常に、一プラス一は二というように、なかなか結論の出ない問題じゃないかと思うわけであります。見方によっては正反対の結論が出るような場合もあるのじゃないかと思うわけであります。しかしそういう場合は、あ……
○塩出啓典君 矢野先生にお聞きしたいと思いますが、最近非常に集中豪雨等が多いように思うわけでありますが、これははたして集中豪雨――雨の降り方が昔よりも集中豪雨的になってきたのかどうか、あるいは前々から集中豪雨というものはいままでとあまり変わりはないけれども、最近はそういう宅地造成とかあるいは道路工事とか、そういうような人工的なもののために災害が前よりふえてきたために問題になったのか、あるいは雨の降り方がよけい降るようになったのか、そういう点私は疑問に思うわけであります。そういう点をお教えいただきたい。
【次の発言】 そこで、先ほど土石流の原因について、先生は谷へ土砂が、山腹の崩壊の土砂がたまっ……
○塩出啓典君 総理府にお尋ねしたいと思いますが、非常に日本の国は災害王国といわれて、毎年数千億の被害を受けている現状でございます。そういう点から、被害を受けた後の救済も大事であるとともに、防災のための処置をしていくことも大事ではないかと思うわけであります。そういう点におきまして、この災害科学に対する研究が、大学等においても行なわれておるわけでございますが、そういう研究体制がいまどうなっておるか、その点についてお答え願いたいと思います。
【次の発言】 大学関係の研究者をまとめた災害科学総合研究班ですか、そういうのがございますが、それと国立防災科学技術センター、それとの関係はどういうぐあいになって……
○塩出啓典君 科学技術庁長官にお尋ねしたいと思いますが、最近原子力発電所あるいはまた燃料の再処理工場、そういうものの建設に対して非常に各地で地元民が反対をしておる。これはやはり私は今後の日本の原子力発展のためにまことに残念な現状であると思う次第であります。そういう点で、まず第一に茨城県の東海村のあの原子燃料再処理工場建設に対して地元が非常に反対をしておるわけでございますが、この問題に対して、科学技術庁長官として今後どのような方針でこの解決に進むか、その点をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 射爆場の近くには再処理工場を置くべきではないと、そういうやはり長官のお考えですか、そのようにいま……
○塩出啓典君 塩出でございます。どうぞよろしくお願いします。 私は、原子力の安全性というものについて問題をしぼりまして、長官並びに関係の方に御質問したいと思います。 これからどんどん原子力というものが開発をされてまいるわけでございますが、先般内閣の広報室が世論調査をした結果が新聞に発表になっておりましたが、その結果によりますと、国民の大多数が原子力というものに非常に恐怖を感じている。そうしてまた、自分の家の近くに原子力発電所ができることに非常に反対だ、そういうような人が非常に多いわけであります。今後の原子力の平和利用という面から考えるときに、われわれとしてはあまり好ましくないことではないか……
○塩出啓典君 私は、海洋開発の問題について科学技術庁にいろいろお聞きしたいと思います。きょうは長官いらっしゃいませんが二、三お聞きして質問を終わりたいと思います。 わが国は海洋国でありながら非常に海洋開発に対する熱意が薄い。そのために外国に比べて約十年のおくれがあると現在言われております。アメリカやフランスは具体的な海洋開発計画を策定して積極的に取り組んでいる。また深海鉱物資源については、イギリスやオランダはもう案を出して全世界の海洋分割図面までできておる。そのように聞いておりますが、わが国の海洋開発が、海洋学においては世界一流であると私たちも思っておったわけでありますが、その応用面、実践面……
○塩出啓典君 私は、現在中小企業と大企業の二重構造、そういうような点が非常に問題になっているわけでございますが、そういう点に対する対策として、一つは中小企業の技術向上に対する問題点、そういう点につきまして、中小企業庁長官並びに関係者に御質問したいと思います。そして続きまして、職業訓練の問題につきまして労働省関係の方についてお聞きしたい、そう思う次第であります。 まず第一点でございますが、中小企業に対する援助はいろいろそういう金融的な援助もございますが、それとともに中小企業の技術を向上さし、体質を改善していく、そういうことがもうそれ以上に大切ではないかと思うわけであります。そういう点につきまし……
○塩出啓典君 関連でございますが、二つの点についてお聞きしたいと思います。 一つは現在大型合併の問題が非常に問題になっておりますが、やはり私たちも現実の問題として八幡、富士のそういう合併の問題について、非常に関心を持っているわけでございますが、前長官等は非常にそれを推進するお考えであったわけでありますが、それについて、今度の長官がどのようにお考えになっているかどうか、それからまた物価安定のためにやはり管理価格あるいは独占価格、そういう問題に対してもわれわれも非常に関心を持っているわけでありますが、そういう点についての長官の今後の決意、考え方、その二点についてお聞きしたいと思います。
○塩出啓典君 時間がございませんので要点だけ質問さしていただきたいと思います。
先ほどの八幡、富士の合併問題につきまして公取委員長より独禁法第十五条を根幹に審査をしておる、そういう話でございますが、先ほども話が出ましたように、非常にこの問題は、それ以外にも大きな問題があるのじゃないか、検討すべき点はたくさんあると思うわけであります。そういう点で、その第十五条のほかに、現在、公取としてどういう点を重点に検討しておるか、その点、ひとつ簡単にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 非常にこの合併問題には学者等は反対をしておるわけでございます。そういう中の一つの意見として、はたして大型化した場合の……
○塩出啓典君 まず最初に、先ほどの東海村の原子力発電所の業者の事故の問題でございますが、まだはっきり原因がわからないというお話と承ったのですが、大体いつごろはっきりするわけですか。
【次の発言】 いま私が一番心配するのは、非常に原子力関係のそういう事故に対しては、専門家が見ればたいしたことはないようかもしれませんが、新聞の報道、また一般の受ける感じというものは、非常に影響が大きいと思うわけですが、こういうようなことが起こると、今後そういう原子力の設備を設置する点に関して、住民の反対もますます高まってくる。そういうわけで、こういう問題に対しても、そういう原子力設備に携わっている人も、もちろんまた……
○塩出啓典君 時間が非常におそくなりましたので、詳細は次回に譲りたいと思いますが、大事な点についてだけ二、三お尋ねしたいと思います。 これは昨年の委員会においても問題になりましたように、耐震の公共の建物が非常にこわれている、木造が倒れないのに耐震構造が倒れる、そういうのはどうもおかしい、工事の手抜きがあったのではないか、そういうような点がいろいろ論議されたわけでございますが、現在、中間発表ではございますが、これらの原因をいろいろ見まして、明らかに工事自体が非常にずさんである、手抜きがある、かように私どもは感ずるわけでございますが、建設省としてはどう考えておるか、その点をお聞きしたいと思います。
○塩出啓典君 関連いたしまして、三つの点について質問いたしたいと思います。 まず第一は、消防庁長官に対してでございますが、先ほど多田委員の質問に対して、客が旅館に着いた場合に、避難方法の明示、周知徹底、そういう点についてできれば法令化をしたい、そういうような考えでございますが、これは私はもう断じて法令化をすべきだ、客が旅館に着いたときにやはり避難方法、退避口、消火設備、そういうことを説明することは、客に対する安全意識を高め、また従業員にとっても、これは非常に毎日毎日が消火訓練である、そういうわけで、これを実施するのには、たいした金もかからない、すぐにでも実施できるわけであります。そういう点で……
○塩出啓典君 それでは、消防庁の関係にお伺いしたいと思いますが、消防施設の問題でございますが、いわゆる消火せんですね、消火せんが非常に水圧が低い、だんだん住宅がふえてたくさん水を取るために非常に水圧が低いために、いざというときに役に立たない、そういうようなことがあると聞いておりますが、そういう点に対する現状また今後の対策、そういうものをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 いまの、大火の場合とおっしゃいましたけれども、まあそういう大火のためにたくさんのホースを使って水圧が下がる、それならまだいいと思うのでありますが、これは今年の二月一日に下関で火災がございまして、まあひとつは非常にこれ、場所……
○塩出啓典君 それでは新潟の地すべりの点につきまして防災科学、そういうような面から少しばかりお聞きしたいと思うのでありますが、先ほどのいろいろ答弁の中で建設省あるいは農林省等が地すべり危険地帯の総点検をやる、そういうようなお話がございました。この総点検、この地が地すべりの危険性があるかどうかそういうような点検をする具体的な方法、どういう測定をしてどういうような方法で判断していくのか、そういう点教えていただきたいと思います。
【次の発言】 私がいまお聞きしたのは、そういう研究態度ではなくして――それもお聞きしてわかったわけでございますが、現実に現在どうなっておるのか、そのことをお聞きしたいわけで……
○塩出啓典君 それでは時間が四時までだそうでございますので、簡単にお聞きしたいと思います。 公明党では、この災害の報を聞くと同時に、現在参議院から内田議員を団長として現在救援隊が現地で活躍をしております。そういう現地からの要望等いろいろございますが、そういう点につきましては、重複した点を省きますが、一つは、非常に被害者に対する水、食料品、寝具等の救援物資が非常におくれている。また仮住居が非常に不足をしておる。また今回の災害でなくなられた方々の家族は、雨の中途方に暮れられておるような状態だ、これらの方々に対する生活の安定について配慮してもらいたい、そういうような現地の要望でございますが、いま調……
○塩出啓典君 それでは、要点だけを大急ぎに質問いたしますから、回答のほうも要点をお願いしたいと思います。
先ほどの合併問題でございますが、三種の品目に対する対応策については、これをこのようにすれば公取として認める、そういうような話し合いはすでにしてあるのですか。
【次の発言】 それで、先ほども小柳委員のほうから正式な審判をすべきである、それに対して、法律に定めるところによって対策をとるというお話でございますが、この第四十九条がそれに当たるのじゃないかと思うわけでありますが、それに対する具体的な態度、それをひとつお聞きしたいと思います。
○塩出啓典君 いま委員長から一、二問の発言ということでございますが、合併の問題は、もう時が時でございますので、一、二問というわけにはいきませんが、できるだけ簡潔にやらしていただきたいと思います。 いままでいろいろ衆議院の商工委員会、また先ほどの質問にありましたこととはダブらないように質問さしていただきます。 まず最初に、公取の委員長にお願いいたしますが、これからいよいよ正式の審査に入るわけでございますが、いままでの予備審査においてこの両者に資料を請求されたが拒否されたものもある、そういうように衆議院の商工委員会で答弁されておりますが、これはどういう資料を要求して、そうして拒否された資料は一……
○塩出啓典君 この日本合成ゴム会社が所期の目的を達成することができたわけでございますが、この達成できたその理由は、これを見ますと、非常に政府の施策がよかった、あるいはまたいろいろ重要物産の免税指定あるいは製造機械、触媒等の関税免除、そういうようなことが書いてありますが、今日までそういう一割配当もできるようになってきた、そういう根本的な理由について、通産省としてばどう考えているのか、その点をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 それで、物産免税の指定とか、またこういう関税の免除、そういう優遇措置を講じその育成をはかった、そういうお話でございますが、この優遇措置というのは、これは日本合成……
○塩出啓典君 それでは、まず第一番目にお聞きしたいことは、先般日本輸出振興事業協会の要請によりまして蛇の目ミシンの工場を見学さしていただいたわけでありますが、その際、業界人の意見としては、軽機法はやはりあってよかったと、そういうような意見でございました。で、この法律は当初は政府原案におきましては期限がついていなかったわけでありますが、国会修正によって期限つきの法律となり、また一回延長して今回の期限がきたので廃止するというわけでありますが、言うなれば、ちょうど時間がきたと、そういうわけで今回廃止するわけでありますが、ほんとうにやめてだいじょうぶなのか、その点若干疑問があるわけであります。業界の人……
○塩出啓典君 それでは続きまして質問いたしたいと思いますが、やはり構造改善事業ということは、当然将来国内的にもまた国際的にも伸びると、そういう想定のもとにこの計画がなされていると思うわけです。そういう点から考えて、先ほども問題が出ました輸出量の増大、これが非常にわれわれも心配するわけでありますが、このアメリカの輸入制限、そういう問題に対して通産省として、どのような手を今日まで打ってきたのか。また今後は具体的にどういう方針でやるつもりなのか、また見通しはどうなのか、そういう点をお聞きしたいと思います。アメリカのほうは商務長官もヨーロッパへ行っておる。また、さらには日本にも来るのじゃないか、そのよ……
○塩出啓典君 それでは中小企業近代化促進法の問題につきまして、先ほど近藤委員の質問に対して、中小企業近促法の六年の時期がたったわけでございますが、その効果について、いま三点にわたって説明があったわけでございますが、私どもといたしまして一番危惧することは、いろいろ中小企業庁なり通産省が、中小企業に対するいろいろな施策をいたしても、はたしてそれがどの程度まで浸透していくか、それはただ一部のところにばかりとどまって、すみずみまで浸透していかなかったならばそういう政策の価値も半減するのではないか、そういう観点からこの近促法というものを考えてみた場合に、たとえば百十二の指定業種、その中には、各企業数はた……
○塩出啓典君 それでは重複した点は省きまして、二、三お聞きしたいと思います。 まず、運輸省にお聞きしたいわけでございますが、この欠陥車の問題はアメリカなんかではもう非常に早くからこういう情報をつかんでいる。アメリカの行政官庁がちゃんとそういうことを知っておったわけでありますが、それに比べてわが国の場合はニューヨーク・タイムズに言われて、そうして初めてわかった。あまりにもぼんやりし過ぎているのじゃないか、そういうふうにわれわれは思うわけでありますが、ほんとに全然運輸省も知らなかったのか。それと、なぜこのように発見がおくれて、外国の新聞に騒がれてようやく大きくなってきたのか。その点の事情が不審に……
○塩出啓典君 それでは二、三の点についてお聞きしたいと思います。 非常に最近はテレビ等が発達いたしまして、万国博覧会の時代はすでにもう過ぎ去った。一生懸命苦労して驚くようなものを見せようとしても、なかなかそういうものはテレビ等でも見れるわけですから、そういうものをつくるというそういう時代はもう過ぎ去ったんじゃないか、そういうことを言っておる人もあるわけであります。そういう点から万国博覧会には人類の進歩と調和、そういうようなスローガン、さらに四つのサブテーマもございますが、今回の万国博覧会は、日本民族とそうして世界民族との交流をはかり、そうしてやはり平和な世界を築いていく、そういうための一つの……
○塩出啓典君 それでは二、三の点を質問いたしまして、こまかい点は次の機会に譲りたいと思います。 政府はこの七十万件に及ぶ処理案件をこの法案の成立によって解消できると主張しておるわけでありますが、まあしかし今回の法案の内容はいろいろ問題になりましたように、早期公開によって特許情報が早期に入手できる、それと審査請求制度を活用いたしまして非常に請求率が低下する、そういうので非常にこの特許の審査が迅速化される、そういうお考えで進めておるようでありますが、この審査請求率の低下、そういう点から考えるならば、やはり五十歩百歩で、これからどんどん特許もふえてくる、そういう点でもっと根本的な対策を考えていかな……
○塩出啓典君 今回の特許法の改正にあたりまして、工業所有権審議会が長期にわたって審査をしたわけでございますが、その結果について非常に各界の反対が多いわけであります。そういう点、われわれとしても審議会がはたして全体の意見を十分くみ上げたのかどうか、そういう点に非常に疑問を抱くわけでございますが、この審議会の委員の決定、そういうものについてはどういう考えでこのメンバ一を選んだのか。その点、長官よりお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いまのは、ちょっと答弁にならないですね。もう少しくわしく。
【次の発言】 私がいただいた資料を見ますと、中小企業の代表が二名、大企業の代表が九名、そのように……
○塩出啓典君 今度の法改正によって特許庁の職員の仕事の量がふえるんではないか、そういういま御発言でございますが、大体今度の法案の趣旨は、請求権を認めて、審査請求が少ないから審査が促進されるのではないかと、そういうような意図でこの法案が出されているわけでありますけれども、いま戒能さんが、審査の量がむしろふえるんではないかと、そういう点、もう少しわかりやすく……。
【次の発言】 時間がございませんので、松居さんとそれから森さんにちょっとお尋ねしたいと思います。
実は私ども非常に心配しておりますのは、今回の法の改正によりまして、ほんとうに審査が促進できるかどうか、そういう点をしさいに検討してみます……
○塩出啓典君 それでは一問だけお聞きしたいと思うのでございます。 まあ先ほど近藤委員からいろいろ質問がありまして、この繊維問題については、政府は強い強い決意で臨むと、そういうわけでございますが、今度の佐藤・ニクソン会談の声明でも、貿易は非常に自由化の方向に、もう日本の国もそういう自由化のほうに持っていくと、そういうような話をしながら、一方においては、アメリカにおいては非常にそういう繊維の輸入制限というような不合理なやり方をしていると、そういうわけで、アメリカの中にも、そういうやり方に対してかなり非難の声があると、そういうことも聞いておるわけでございますが、実際にアメリカの繊維業界は、日本の輸……
○塩出啓典君 それでは、十二時が近くなりましたので、できるだけ早くやりたいと思います。 まず、気象庁にお聞きしたいと思うんですが、今回の台湾坊主におきまして、小名浜港ですね、あそこで空光丸が、船長が陸に上がっている留守に、強風のためにいかりが切れて、そして岸壁にぶつかった、そういう点を考えて、非常に気象の予報というのが当たらなかったのじゃないか。ちゃんとそういう風が前もって来るということがわかっていれば、船長が陸に上がることもないと思うんですけれどもね。そういう点で、前後の気象予報が正確ではなかったんじゃないか、そのように考えておるわけなんです。その点はどうなんですか。
○塩出啓典君 時間もだいぶたちましたので、気象庁関係にだけしぼりまして、二、三お聞きしたいと思います。 いつも災害のたびに気象観測態勢の強化が叫ばれておるわけでございますが、われわれしろうとが外部から見てる感じでは、何となく気象観測態勢が弱体化していっとるんじゃないか、だんだん定員も削減、あるいは二十四回観測を八回観測、そのようにだんだん弱体化されておる。さらにこの五%定員削減が来年度あります。また次の五%の定員削減、そういうようなことも政府は打ち出しておると聞いておるわけでありますが、そういう中で、特に最近は集中豪雨等の災害もふえておるわけでありますので、そういう中で、国民の要望である気象……
○塩出啓典君 ちょっと関連いたしまして二、三点お聞きしたいと思います。私ちょっとほかの委員会がダブリましてちょっと席をはずしておりましたので、多少ダブる点があるかと思いますが、この点はお許しいただきたいと思います。 第一点は、天災融資法の利率が六分五厘、これは非常に高いということが前々から問題になっておりますが、この天災融資法の中に、特別被害地域の指定を受ければこれは三分になるという天災融資法がありますが、非常に農家の方々の意見は、なかなか金利が高いから借りられない、そういう声が非常に多いわけですね。そういう点で、私は当然これは特別被害地域の指定をして、少なくとも三分くらいの金は貸すべきだ。……
○塩出啓典君 私はまず最初に天災融資法の問題についてお聞きをしたいと思いますが、特に台風九号、十号によりまして水産被害が非常に甚大に出ております。特に広島県等におきましては、非常にカキのいかだがやられておるようでございますが、天災融資法によるいわゆる六分五厘の資金は被災漁民は借り入れできるわけでございますが、三分資金、いわゆる特別被害漁業者が三分資金を借りることができるのでございますが、この三分資金の借り入れのできる県は一体どのようになっておりますか。
【次の発言】 そうすると激甚災適用の県でいわゆる三分資金を借り入れることのできないそういう県が多いわけでございますが、そういう県でもかなり被害……
○塩出啓典君 ただいま議題となりました災害共済法案につきまして、提案の理由及びその要旨につきまして御説明申し上げます。 わが国は、地理的、気象的に台風常襲地帯であり、また、世界有数の地震国でもあるため、豪雨による洪水、台風による高潮、津波、風水害をはじめ、地震災害、雪氷災害、土砂災害など数多くの災害が発しております。 たとえば、建設省の水害統計調査による水害のみに限って被害額を見ても、年平均三千億にのぼるばく大な国富の損失となっており、その上、千三百人にも及ぶとうとい人命を失っている現状であります。 しかも、最近における災害の様相は従来とは著しく変貌し、単に自然現象による自然災害だけでな……
○塩出啓典君 私は、近藤委員長及び古池委員とともに、去る六月八日から五日間、中国地方における逓信関係業務の運営状況を視察してまいりましたが、その詳細につきましては、委員長のお許しを得て、会議録にとどめたいと存じますので、御了承をお願いいたします。
以上、簡単でありますが、御報告申し上げます。
【次の発言】 それではだいぶ時間もたちましたので簡単にお聞きしたいと思います。
私ちょっと隣の部屋で台風九号、十号の災害対策特別委員会があって、そっちのほうに出ておりまして、質問がちょっとダブるかもしれませんが、最初に電電公社に関係のあることだけをまとめて二、三お聞きしたいと思います。
公社にお聞き……
○塩出啓典君 それでは最初に簡易郵便局、それから無集配特定局の設置の問題について、郵務局あるいは経理局にお尋ねをいたしたいと思います。
まず無集配特定局、それから簡易郵便局の収支の状況、これは一番最近のでよろしいと思うのでございますが、大体どういう状態になっているのか、これをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ここ数年間のいわゆる無集配特定局及び簡易郵便局の設置の申請件数及び設置の状況をお聞きしたい。これはどういうことかといいますと、やはり郵政省としても予算があるわけですね。そういうわけで、簡易局あるいは無集配特定局の設置を現地住民が非常に希望しても予算がないために設置できない、住民のサ……
○塩出啓典君 このたび逓信委員になりました塩出でございます。初めてでございますので多少幼稚な質問もあるかと思いますが、その点よろしくお願いいたします。 先ほど森議員のほうから、全般的な点について種々質問がございましたので、私は、この郵政監察業務の問題、それと郵便遅配の問題、この二つの問題にしぼって二、三お聞きしたいと思います。非常に時間も、あとまだ青島議員の質問もございますので、質問も簡潔にいたしますから、どうか回答もひとつ簡潔にしていただきたい。 それで、まず首席監察官にお聞きしたいのでございますが、ここ数年来のいわゆる内部犯罪の状況、また最近の犯罪の傾向、そういうものについて御説明願い……
○塩出啓典君 それでは、まず最初に会計検査院にお尋ねいたしますが、このNHKの決算の検査におきましては、会計検査院は帳簿上の検査をするだけでなく、その内容、たとえば購入単価を妥当であるかどうか、そういう点まで検査をするものである、そのように解釈してよろしいかどうかお尋ねいたします。
【次の発言】 そこで前田会長にお尋ねいたしたいと思いますが、先ほどのお話では非常にこの昭和四十二年度第二次六カ年計画の最後の年は非常に財政的にもNHKはたいへんなときを迎えたと、そういうお話であったわけでありますが、今回初めてこのNHKの決算について、私も接するわけでございますが、財務諸表を見ましても感じますことは……
○塩出啓典君 それでは、大臣は四時までだそうでございますので、四時までにそういう質問はいたしますから、四時には帰っていただいてけっこうでございます。 これはNHKにお聞きしたいんでございますが、協会はその経営財源を受信料収入に依存をしておるわけであります。そういうわけで、この受信契約の普及とか、あるいは受信料の収納等には非常に努力を払われておる、また収納率においても、九・九何%――税金よりもいいと、またBBCが来て非常に感心をして帰ったと、そういうような数々の業績に対しては、私も深く敬意を表するものでございますが、ここでまずお聞きしたいことは、この日本放送協会のいわゆる営業方針といいますか、……
○塩出啓典君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となっております放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件について、希望意見を付して、承認を与えることに賛成の意を表するものであります。 その第一は、受信契約者の普及開拓の積極化についてであります。先般来、当委員会の審議で明らかとなりましたように、数百万という未契約の世帯が残されているのでありまして、協会当局は、積極的にその契約の獲得に努力をされ、経営財源の確保につとめられることを要望するものであります。これは協会が事業経営の長期構想に基づく諸施策を積極的に推進していくためにも、また、受信料の負担公平という見地からも、未契約世帯の……
○塩出啓典君 簡易郵便局法の一部を改正する法律案の問題について、いろいろ疑問な点についてお聞きしたいと思います。 それで私、予算委員会の関係で、この委員会に最初から、ずっと出ておりませんので、多少質問が前に出た分と重複する点もあるかと思いますが、その点は御勘弁を願いたいと思います。 それで、まず最初に、今回過疎地域対策緊急措置法案、そういう法案が提出されておるわけでありますが、今回の簡易郵便局法の一部改正法律案、これもやはり過疎地域の振興の一つの手段だと思うわけでございますが、まあこの過疎地域対策緊急措置法の精神にのっとって、郵政省としては今後どのような施策をとっていくのか、そういう点を具……
○塩出啓典君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました簡易郵便局法の一部を改正する法律案に対して、賛成の意を表するものであります。 簡易郵便局法においては、その第一条に「郵政事業の役務を辺ぴな地方にまで広め、」とその目的を定め、第二条には、その事務量が著しく少いため、委託することが経済的であると認めるときと、その委託する場合の条件を定めております。 今回の改正は、過疎地域における要望に答え、簡易郵便局という弾力的な制度をさらに一そう活用して、これら地域に対して郵政窓口サービスを普及させようとするものであります。 現在、全国において簡易局の設置を必要とする個所は、二千二百カ所も残さ……
○塩出啓典君 それでは、データ通信に関する回線の自由化の問題につきまして、二、三お聞きしたいと思います。 まず最初に、郵政大臣にお聞きしたいと思うのでありますが、公衆電気通信法の改正が本国会に未提出で終わったわけであります。この問題については他の委員会等においても問題になって、多少重複する点もあるかもしれませんが、昨年五月の産業構造審議会の答申においても、また昨年十一月の郵政審議会の答申においても、回線の自由化というものが強く主張され、特に郵政審議会の答申においては、できるだけすみやかに実施できるよう法制上その他所要の措置を講ずる必要があると、そのようなことをやはり述べておるわけであります。……
○塩出啓典君 私、特に辺地の難視聴地域の対策の問題につきまして、まず最初にお聞きしたいと思いますが、四十三年度、共同受信施設の助成策を進め、五百八十九施設、加入者三万三千三百六十八名を助成した、このように報告には書いてございますが、これは計算しますと、大体一施設当たり五十六・六世帯ぐらいになるわけでございますが、四十三年度は大体何世帯ぐらいのところをめどに共同受信施設の助成策を進めてきたのか、その点をまずお伺いしたいと思います、大体の線でいいと思いますが。
【次の発言】 それで、ことしもこの前予算のときに、共聴施設の予算がだいぶふえておったと思うのでありますが、大体ことしあたりで一施設何世帯以……
○塩出啓典君 それでは、さっき切手の売りさばき所が列車の中にもあるというお話でございますが、これは大体全国の列車の中で現在どういう列車で売りさばきしているのか。
【次の発言】 そうすると、列車内でも日本食堂でない、都ホテルとか、そういうところで食堂を経営している場合があると思うのです。そういうところではなくて、日本食堂のやる食堂は、急行でも、特急でも、新幹線でも全部発売しているというのですか。実は、私はまだ列車の中で切手を売っているということを全然知らなかったものですから、もしそういうことをやっているとすれば、知らない私も悪いけれども、もっとPRをすれば非常にいいがなと思って、それでお聞きした……
○塩出啓典君 七〇年代の最大の課題は物価安定と公害対策であるといわれております。高度成長をはかることが急で、その反面公害に対する配慮が欠けていた結果、今日では深刻な生活問題となっております。 そこで、私はまず最初に、大気汚染とともに代表的な海洋汚染の問題について経済企画庁長官にお聞きしたいわけでございますが、最近アメリカにおきましても、アラスカ湾におきましてタンカーからの油による汚染で海鳥が一万羽死亡し、漁業資源も汚染されておる。またバルト海におきましても、深海部は下水道からの汚水、工場排水、殺虫剤等で深刻な危機に見舞われておる。そのようにいわれております。わが国におきましても海洋汚染は年々……
○塩出啓典君 第四分科会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本分科会の審査の対象は、科学技術庁、文部省、厚生省、労働省及び自治省所管でありますが、去る十三日より本日までの三日間にわたり慎重審査を行ないました。その詳細につきましては会議録でごらん願うこととし、ここでは質疑のあらましにつき簡単に御報告いたします。 まず、文部省所管でありますが、小・中学校教員の充足問題について、現在小・中学校における教員の不足が問題化しているが、文部省は教育界に人材を集めることでどのような対策を持っているか。明治以来、教育公務員には待遇の上で特別の配慮があったが、戦後の教員の給与は全体的に低過ぎ……
○塩出啓典君 最初に郵政大臣に、きのう郵政審議会の値上げの答申が出たわけでございますが、年末の、いわゆる年末闘争で非常に郵便も混乱するのじゃないか、労使の争いも非常に根深いものがあって、国民の皆さんからも非常に信頼を失いつつある中で、しかも値上げの答申が出た。国民感情としても、非常に納得できないものがあるのじゃないかと思うのですよ。大臣も先ほど記者会見もされたそうですが、この郵政審議会の答申が出て、どういう考えで処理されていくのか、その点を一問だけ最初にお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 それでは、きょうは簡易保険の団体取り扱いの問題につきまして、江戸川郵便局における事件につきまして……
○塩出啓典君 それでは、ちょっと順序を変えまして電報のことをお尋ねしたいと思うのでございますが、総裁にお尋ねしたいと思うのですが、先ほど、広域時分制を了解したと、設備のほうも了解したと、何か決定したような大臣のお話で、その点については大臣にあとでお尋ねしたいと思うのですけれども、公社の七カ年計画というのは、あくまでも七円を十円にするという、そういうことだったんですね。電電公社では市内料金、単位料金七円というもので七カ年計画、広域時分制をやるという、そういう点で了解されたのか、それとも第一段階はこれで、次の第二段階で十円になることを、そういう望みをちゃんと持っていらっしゃるのか、その点公社として……
○塩出啓典君 ただいまいろいろ松津委員のほうから質問がありまして、私もいろいろお聞きしたわけでございますが、非常に裁判官、検事、判事が数が少ない。反対に弁護士になってどんどんやめていく。先般、私の友人も、大学を卒業してずっと二十年間判事をやっておったのが、やめて弁護士を始めたのですが、大体そういう弁護士になる人というのは、毎年どの程度数があるのか。しかも任官してから何年くらいたってやめる人が多いのか。しかもその理由というのはどういう点にあるのですか。大体の数でいいです。
【次の発言】 そういう傾向は最近だんだんふえているのか、あるいはずっと経常的なのか、あるいはだんだん少なくなっているのか、そ……
○塩出啓典君 それでは両先生にお尋ねをしたいと思いますが、まず戒能先生にお聞きをしたいのですが、まず先ほど危険の範囲をどこに置くか、これはもちろん定量的な線を出すことは科学的にむずかしい点があるということは別として、私たちの感じとしては、危険の範囲というのはその人があるものを一生涯食べてもだいじょうぶだと、これ以外は危険の範囲ではないとすべきではないかと、私はそう思うわけですけれども、それに対して先生はどう思われるか。 それともう一つは、この法律の内容から考えてそういう考えは全然適用されていないのか、また「おそれ」がもし入っておったならばどうなのか、そういう点をお聞きしたいと思います。 そ……
○塩出啓典君 それではもう一回、きのうの点を確認しておきたいのでございますが、この第二条、第三条における「公衆の生命又は身体に危険を生じさせた者」と、そういう判定については、まあこの手引きをつくるというけれども、そういうものの手引きではない、個々の場合は、非常に条件が違うわけですから、そういうのは、個々の問題について処理をしていく、そういうふうに判断していいわけですね。
【次の発言】 まあそれでですね、そうすると、人体に危険を及ぼすということは、たとえば米にカドミウムが現在一PPM以上あるというものをいま汚染米とされているわけですね。そうした場合に、もしある一つの企業が、これだけのカドミウムを……
○塩出啓典君 それでは、きょうは午後いろいろな行事がありまして時間も限られておりますので、要点だけについて御質問したいと思います。 まず最初に総理府にお聞きしたいのですが、この島根県は御存じのように一月にも雪台風がありまして、二月には雪の災害、三月は佐藤造機の倒産、それで今回の集中豪雨、そのように非常に災害が重なりまして、過疎県として非常に財政的にも県や市町村もたいへんじゃないかと思います。そういう点で今回の災害についての激甚災の指定というのを、県知事の要望の第一にもあるわけですが、この一月の雪台風のときにも数カ町村は局地激甚の指定を受ける、このように聞いておるわけですが、これは大体どういう……
○塩出啓典君 去る一月十二日から十四日までの三日間、大谷藤之助委員、中村英男委員及び私の三人は、強風による災害に見舞われた島根県の実情調査に行って参いりました。以下その調査の概要を報告いたします。 私たち一行は、十二日夕、島根県庁に着き、直ちに田部知事をはじめ関係部長から被害状況並びに要望事項について詳細な説明を聞くとともに、県の漁業六団体からなる冬季季節風漁業災害対策本部の陳情を聞いたのであります。 翌十三日は、被災地である御津港をはじめ、小伊津漁港、田儀港、鳥井漁港、和江港、仁万漁港、今浦漁港、波子漁港、松原湾及び浜田商港を中心に時間の許す限り被害状況を視察するとともに、応急措置復旧対……
○塩出啓典君 それでは、去る二月四日、五日に島根県で豪雪がありまして、島根県にとっては、一月の豆台風、季節風による漁船等を中心とする被害、それに引き続いて今回、ダブルパンチの被害を受けたわけでありますが、私も現地に参りまして非常に感じましたことは松江市内では雪の積もった深さ一メーター。一メーターといえば、東北や北海道から見ればたいした雪ではない、そういう感じもすると思うんですが、ところが、交通網というものがずたずたに遮断をされて、非常にやはり都市というものが雪に弱い、そういうことを非常に感じてわれわれも驚いたわけでございますが、そういう観点から特に交通の確保ということそういう問題についていろい……
○塩出啓典君 ただいま議題となりました災害共済法案につきまして、提案の理由並びにその要旨につきまして御説明申し上げます。 御承知のとおり、わが国土は、地理的気象的に台風常襲地帯にあり、太平洋沿岸火山地帯に属し、世界有数の地震国であるため、毎年のように台風、豪雨による洪水・高潮・土砂等の風水害をはじめ、地震・津波、冬期における積雪寒冷被害等数多くの災害が発生しております。 ちなみに、総理府中央防災会議の調査によりますと、年平均三千億というばく大な損害をこうむり、二千人にも及ぶ多数の死傷者を出しており、とうとい人命を失っている現状であります。 しかるに、高度経済成長に伴う人口の都市集中並びに……
○塩出啓典君 それでは簡単にまず資料要求を消防庁にお願いしたいのですが、諸外国においてはいわゆる森林消火部隊、ヘリコプター等が発達していると聞いているのでございますが、諸外国のそういう実態についての何らかの資料が消防庁にあると思うのでございますが、それを提出していただきたい、その点よろしいでしょうか。
【次の発言】 あと三点ほど要望でございますが、森林火災の消火態勢が非常におくれておる。これちょっと調べた資料によりますと、すでに昭和三十一年にアメリカ等におきましては落下傘部隊の出動が千四百九十回だとか、ヘリコプターが一年間に千九百五十時間、それから消火用ホースを人力では三十分かかるのを、ヘリコ……
○塩出啓典君 それでは最初に郵便局の設置の件について、そういう問題から郵政省の姿勢、そういうものについてお尋ねしたいと思います。 まず、最初にこれは岡山市の当新田というところに、新しい団地ができて住宅がどんどん建っておるところでございますが、そこに特定郵便局を設置してもらいたい、そういうのを四十二年八月――まあいまから約四年前に広島郵政局に提出をしております。ところが、それ以来今日まで何らの回答もない。この件については先般の委員会で、島根県の浜田市における郵便局設置の陳情についても何ら回答がない。この場合は市長の副申書を添えて出しておるわけでございますが、そういうような問題については、やはり……
○塩出啓典君 それでは、まず最初に、国鉄新幹線による電波障害の問題についてお聞きします。答弁もひとつ簡潔にお願いします。
私、いま岡山県に住んでおりますが、四十七年に山陽新幹線が開通するわけですが、地元住民の中に、新幹線によるテレビの電波障害のことを非常に憂慮する向きがあるわけでございますが、そこで東海道新幹線の場合、そういうテレビの電波障害はどの程度あり、その救済対策はどのように行なわれてきたのか、この点について国鉄より御説明を願いたい。
【次の発言】 それで、対策としてはアンテナを高くするとか、共聴アンテナをつくるとか、そういうような対策をしたと聞いておるわけですが、それで大体何世帯ぐら……
○塩出啓典君 それではNHKの予算についてまず郵政大臣に。大臣はNHKの予算については意見書をここに出されておるわけでございますが、
「おおむね適当と認める」そういうことでございますが、これはどういう意味でございますが、「おおむね適当」というのは。
【次の発言】 ここに「長期的な財政安定の見地にたって」云々とあるわけですね。確かに私はNHKの将来を考えますと、U移行の問題にしてもあるいは中波の編成の問題にいたしましても、またカラーテレビ、そういう契約数の伸びがだんだんとまっていく、そういう点から考えて非常にこれは将来きびしいんじゃないかと思うんですが、そういう意味で大臣はこういう長期的財政安……
○塩出啓典君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となっております放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件について、希望意見を付して承認を与えることに賛成の意を表するものであります。 まず、難視聴地域の早期解消対策についてであります。当年度は二百二十局のテレビ局を建設するほか、共聴施設を千カ所に設置することとしておりますが、いまだ八十万世帯に近い人々がテレビを視聴できないのであります。日本放送協会は、公共放送機関として、公共の福祉のためにあまねく全国において受信できるように放送を行なうことこそ最大の使命であり、この難視聴解消に最も力を入れるべきが当然であります。したがって、でき……
○塩出啓典君 まず最初に、郵政大臣にお伺いしたいわけですが、昨年の十二月七日に答申が出されているわけですが、この答申の内容について、郵政省としてはおおむね賛成じゃないかと思うのですが、特に、こういう点が答申と意見が異なると、そういうような点があれば、それを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうすれば結局、この答申に書かれている趣旨に沿って、今後郵政省の郵便事業のあり方というものはそういう方向に進んでいくと、こういう決意である、そう判断してよろしいわけですね。
【次の発言】 そこでまず最初に、第三条の問題でございますが、こういう第三条が今度の法案には入っておるわけでございますが、この第三……
○塩出啓典君 最初に、先回の委員会におきまして、郵便事業正常運営特別委員会に提出ざれた資料及びその会議録を資料として提出していただきたい、そういう要望に対しまして、この特別委員会に提出された資料は私いただいたわけでございますが、この正常運営特別委員会の会議録についてはこの逓信委員会には提出できない、そのような御連絡をいただきまして、はなはだ納得しかねておるのでございますが、その理由を御説明願います。
【次の発言】 このことは、この前お聞きしたのです。だから私は、発言者の名前があれば都合が悪いならば消すとかしてここへ提出してもらいたい。それはもちろん、そういうような申し合わせが出ているならば、郵……
○塩出啓典君 それでは、きょうは公衆電気通信法の一部改正についての質問でございますが、その前に、これは郵政省にお聞きしたいのでございますが、先般の郵便法の一部改正法律案の一番最後の質問のときに、私は郵政省に対して資料要求をしておったのでございますが、あの資料はどうなったのか。官房長おりませんか。
【次の発言】 あれはすでに通過した法案ですけれどもね。それだけに本来ならばやはり法案の審議の終了前に提出してもらいたい資料であったのですが、日程の関係で法案は通っちまったけれども、それはやむを得ないわけですけれども、そういうことであるだけにもう十日以上になるわけですからね、ひとつすみやかに資料をちゃん……
○塩出啓典君 じゃ二問ほど。最初は吉田さんにお聞きいたしまして、第二問目は全体の皆さんに聞きたいのですが、まず第一問につきましては、設備料の値上げの問題で、佐藤調査会においては一万円を五万円にする、そういう話もあったけれども三万円にしたと、今回五万円にすることは非常に妥当であると、そのようにお話を聞いたわけでございますが、私、佐藤調査会の審議の模様は知りませんが、その結論を拝見したところでは、あの当時の答申においては、そういう設備料というのは新規加入者のみならず、いままでのそういう在来の加入者のサービスも含まれるわけだから、たしか料金も値上げする、設備料も値上げすると、そういう二つであったと思……
○塩出啓典君 では最初にこれは総裁にお聞きしたいと思うのでありますが、公社のいわゆる公共性と企業性という問題があると思うんですが、私は今回設備料を非常に値上げをした、そういうような点から考えて、だんだん公共性というよりも企業性が強くなっていく方向にあるんではないか、そういうような感じがするわけでございますが、これは公社としてのそういう面における考え方というのは変わっていないのかどうか。また今後はどういう方向にいくつもりなのか、そのあたり総裁の御意見をお聞きしたいと思うのです。
【次の発言】 非常にむずかしい問題であると思います。そこで、今回七カ年計画で積滞をなくするというそういう方向で公社はい……
○塩出啓典君 それでは、きょうは三十分時間がございますので、最後に二、三質問したいと思います。 私、今回の公衆電気通信法の改正は、国民にはなはだ関係の深い重要な法案であると考えております。私も、そういう国民の立場に立って今度の法案の内容を検討するときに、まことに納得のいかない点が多々あるわけでございまして、しかし、なかなか郵政大臣も非常にこの法案を通すと決意をされ、改める気配はさらにない。しかし、私も国民の代表である以上は、だからといって最善の努力はしたい。そういう意味で、井出郵政大臣のそのかたい考えを変えるのは佐藤総理ぐらいしかない。だから、佐藤総理大臣をこの委員会に呼んで、佐藤さんともど……
○塩出啓典君 それでは最初に、この終身保険がいままでは死ななければもらえなかったのを一定期間生存してももらえるようにしたと、これは大体何ぼまで、一定期間というものは何歳まででございますか。これちょっと私、不勉強で幼稚な質問かもしれませんが、これは自分の指定する期間でいいのか、あるいは六十歳なら六十歳できまっているのか。
【次の発言】 三十年はないのですね、二十年で五割もらえるわけですね。あとはもう死ぬまでもらえない。その中間はないわけですね。三十年でたとえば七割とか、そういうのはないわけですか。
【次の発言】 そうすると、いまのお話では、もうすでに終身保険には二種類あって、いわゆる十年のやつが……
○塩出啓典君 私は、公明党を代表し、昭和四十五年度補正予算三案に対し、反対の討論をいたします。 まず、本補正予算は、提出時期において著しく国会の予算審議権を制約するという重大な誤りをおかしているのであります。何となれば、今回の補正規模二千六百億円のうち約三分の一をこえる一千億円はすでに支出が決定された公務員給与費の改定に充てられるものであります。十二月の臨時国会で公務員給与法の審議の際、われわれ野党は、年度途中での歳出の追加を伴う法律案の審議には当然その財源措置を明らかにした補正予算の提出を強く主張し、それがまた政府の義務であり、財政法の精神であったはずであります。しかるに政府は、言を左右に……
○塩出啓典君 本日は水の問題を中心にいたしまして、あと時間がありましたら海洋汚染の問題にも触れたいと思います。
最初にまず、地盤沈下の問題についてお聞きしますが、経済企画庁長官に、担当大臣として今日までどういう心がまえで臨んでこられたのかお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それでは東京の地盤沈下の現況と、それからきのうの新聞で千葉の船橋で非常に学校の校舎がほとんど傾いておると、そういう記事が載っておったわけでありますが、そのあたりの沈下の状況を御説明願いたい。
【次の発言】 ゼロメートル地帯が大体年々どのようにふえておるのか、東京の場合それから全国の場合ですね。
○塩出啓典君 関連。先ほど、農林省のやった試験の問題で、農林省側は、いま過燐酸石灰で試験をやっておる。いまの内田委員の発言ではそうではない、消石灰でやっておる。その点がまだ明らかになっていないようでございますが、国会の答弁において、もしそういう虚偽の答弁をしたとするならば、これは非常に私は大事な問題じゃないかと思うのですね。そういう点で、農林省としても、ほんとうに過燐酸石灰なのか。消石灰であるという内田委員の発言とどっちがほんとうなのか。その点を、すぐこれは電話ででも確認をして、はっきりした答弁をしてもらいたいと思うのですがね。その点どうでしょうか。
○塩出啓典君 関連。
ちょっとさきに返りますが、先ほど、九大への研究費について、委託研究のように聞こえたのでございますが、委託研究であれば、何を委託されたのか。その点が一つと、それからもう一つは、いまさっき厚生省から、なおった人もおるというお話でございますが、大体、全体のうち何人ぐらいなおって、なおってないのが何人ぐらいいるのか、もう少し経過をわかるように御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 関連。カネミ事件、これは労働大臣と厚生大臣にお聞きしたいのですが、カネミ事件が起きてもう三年にもなりまして、こういうたくさんの被害者を出したわけですけれども、ところが、いまお話を聞きますと、外国……
○塩出啓典君 それでは、大臣が行かれるそうでございますので、大臣に対する質問はあとにしたいと思います。 まず最初に、諸先輩からミカンの問題についていろいろお話がありまして、できるだけ質問はダブらないようにしたいと思いますが、まず午前中の質疑のときにいわゆる果樹農業振興基本方針、そういうものがこれがこの果樹農業振興特別措置法の第二条に基づいて昭和四十二年に作成をされておりますが、この内容についてちょっとお聞きしたいと思います。 まず、ミカンの五十一年度における需要の見通しが約三百数十万トンと見込んでおりますが、これは大体どういう条件での推定なのかということですね。
○塩出啓典君 それでは、先般、物価統制令の問題、また食管が非常に無法状態であると、そういうような点について中村委員からいろいろ指摘があったわけでございますが、それに関連しまして、先月末にこれは風糧庁長官にお聞きしたいのですが、山口における行政監察局が配給米の販売の実態を調査をしてそれを発表しているわけでございますが、そういう点について報告を受けているかどうか。
【次の発言】 これは、現地の新聞等にはかなり大きく載っているわけですけれどもね。そういう、いうなれば食管法がちゃんと守られていない。そういうような問題が食糧庁長官のほうにもちゃんと報告がこないというのはどういうことなんでしょう。
○塩出啓典君 それでは、山田委員に関連をいたしまして、二、三質問をさせていただきます。 ちょっと内容が決算委員会と違う点もあるわけですが、沖繩国会が忙しくてなかなか委員会も開かれておりませんので、この問題非常に急ぐ問題で、多少内容が違う点もあるんじゃないかと思うのですが、その点はお許しをいただきたいと思います。 最初に、私は厚生省にお聞きしたいのですが、先般この塩の安全性について、国会法に基づく質問主意書を提出し、厚生省としてのこの塩の安全性に対する見解を求めたわけであります。まあ、有史以来ずっと使ってきた塩田法の製塩を改めて、世界でもイオン交換膜による塩を使うのは日本が初めてである、私は……
○塩出啓典君 この報告に「予想を超えた速度と規模で生じた」とありますが、実験の当初計画したその速度と規模がどういう根拠のもとに大体どの程度と予想しておったのかですね、これはこの資料を御提出いただきたいと思います。まあそれに対してどういう計数が違ってこうなったかということは、あとでないとわからないと思いますがね。 もう一点は、崩壊実験計画は科学技術庁が立てた、そういうように答弁がありましたが、建設省は地形と土質を担当しておった、そういうようなお話もあったわけでありますが、当然私は崩壊実験においてはその地形とか土質というものの関連のもとに、どの程度の速度と規模でいくかということが計算されるわけで……
○塩出啓典君 それでは私は内政問題にしぼりまして総理並びに閣僚にお聞きしたいと思いますが、総理は今回の施政方針演説で、国民福祉と経済成長の調和のとれた新たな繁栄への条件をつくる、そのように言っておりますが、六年間政権を担当してきた佐藤さんのその路線が延長されるのか、ここで方向転換するのか、その点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 では佐藤総理は今日までの佐藤内閣の経済財政政策というものは失敗であったと、そのように認めますか。
【次の発言】 どうもその点はなはだ私は納得できないわけですよね。きのう本委員会の答弁で大蔵大臣も、そういう財政政策の失敗を認めたわけです。また、昭和四十五年に、経済……
○塩出啓典君 関連で一つ。 これは、いまいろいろお話を聞きますと、実際これはよくわからない問題だと思うのですね。まあ初めてなんだから、この実験は。だから、それで気象庁はたいしたことはない、たいしたことはないということばかり強調しておるのだけれども、アメリカに抗議するには、あぶないという――こういう点が心配だと、そういうところをやっぱりどんどん調べて、PRをして、それを申し込まなきゃ全く抗議にも何にもならないと思うんですよ。へのかっぱにもならないと思うんですね。そういう点で、ひとつ総理も各省に指示をして――やっぱり、ほんとうに起こってから、しまったと、あとからじゃおそいわけですからね、ほんとう……
○塩出啓典君 私は、公明党を代表し、ただいま議題になっております昭和四十六年度補正予算三案に対し、反対の討論を行ないます。 現在わが国を取り巻く情勢は、外には、中国の国連加盟、ニクソン声明によるIMF体制の崩壊、日米関係の再調整、そして沖繩返還、円切り上げ問題、内には、公害、交通事故、物価高、まさに歴史の大転換期に直面しております。しかるに、本委員会で示した政府の姿勢は、これらの新しい時代に対処し得ず、わが国の前途に重大な憂いを残しているのであります。そのような政府の姿勢は、補正予算案にも如実にあらわれております。今回の補正予算は、今日の事態に対処することはもちろん、政府の経済政策の転換の手……
○塩出啓典君 それでは時間も大分たちましたので、まず食糧事務所の設置について、この問題についてお聞きしたいのですけれども、大体仕事の内容は本土の場合とはいまさっき幾分か違う、いわゆる生産者の米の買い入れの検査、そういうのは今回はやらない、そういうことでございますが、まあ大体日本におけるいわゆる食糧事務所と、それと今回設置される食糧事務所の内容の違いというものはどういう点だけが少なくなるのか、その点ちょっと御説明願いたい。
【次の発言】 しかし一応五年、当分の間というのは五年というお話ですけれども、五年たてば大体食糧事務所も日本と同じようになる、大体そう考えていいわけですね。
○塩出啓典君 それではまず最初にお聞きいたしますが、今回沖繩に総合事務所を設置すると、そういうことでございますが、この宮古財務出張所、八重山財務出張所、こういう財務出張所ができまして、国有財産を管理すると、そういうことでございますが、こういう先島方面にはどういう国有財産があるのか、それを御説明願いたい。
【次の発言】 国有財産というのは、それ以外にはないわけですね。
【次の発言】 人員がそれぞれこれを見ますと載っておりますが、こういう人員をこれだけにしたという積算の根拠、これはたとえば宮古財務出張所四人、八重山財務出張所四人、こういうのはやっぱりどういうことを基準にきめたのですか、人員の数は。
○塩出啓典君 ちょっと関連で。 いま総理は、環境庁が今後中心でやっていくというお話でございますが、毒ガス処理の問題は、あと中尾委員から質問がありますように、やはり健康被害の問題もあるわけですね。そういう点で、健康被害だと厚生省と、しかもいま救済しているのは大蔵省の旧令共済と、非常にまとまってないわけですね。今後、だから、環境庁ならば環境庁のどことはっきりきめて、そこがやはり、戦後の毒ガスがどのくらい残ったか、それがどういう処理をされたと、人体にどういう影響を及ぼしているか、そういうような実態を今後ともやはり環境庁が責任を持ってやると、そのように判断をしていいわけですね。いま大久野島に環境庁が……
○塩出啓典君 それではまず沖繩の問題について、時間もおそくなりましたので、具体的問題から質問したいと思います。 まず、沖繩復帰することにつきまして、NHKの予算も沖繩地域においては、可及的すみやかに本土と同等の放送サービスを行なうことを目途とし云々、そういうことでやっておられると思うのでございますが、やはりわれわれといたしましては、沖繩の県民の皆さんが日本へ復帰して、ほんとうによかった、それはもうあらゆる面について言えるわけでございますが、やはりテレビの放送とか、そういうような面においても、やはり復帰してよかったというように私はしていくべきである、そのように思うわけでございますが、そういう考……
○塩出啓典君 私は公明党を代表して、ただいま議題となっております放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件について、若干の希望意見を付し、承認を与えることに賛成の意を表するものであります。 戦後二十七年の長きにわたり、米国に支配されていた沖繩の本土復帰を五月に迎え、沖繩百万の同胞に対して、協会は本土並みの放送の早期実現を目ざして最大の努力を払われるよう強く望むものであります。 特に先島地区については、沖繩本土に比べ、放送サービスにかなりの格差があることを十二分に認識せられ、復帰後の措置に万全の対策と考慮を払われんことを、特に要求するものであります。 次に、日本放送協会は、公共……
○塩出啓典君 それでは今回の法律について若干質問をしたいと思います。
まず最初に、加入電話に対する公社としての需要予測についてお聞きしたいんですが、まず第一点は、拡充法制定当時の需要予測というものは、非常に、その当時の需要予測と実績とは、大きな違いが出たわけでございますが、そういう点について、どういうわけで、そういう違いが生じたのか、その点についての御見解を承っておきたいと思います。
【次の発言】 まあいろいろいま御説明がありましたように、経済成長率が非常に予定よりもたくさん進む、また、その他核家族化等もその当時の予想と大きく食い違ったことが、その原因という、いま説明があったわけでございます……
○塩出啓典君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました電信電話設備の拡充のための暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案に対して反対の意を表するものであります。 いまや、わが国の経済の急速な発展と核家族の進展に伴い、国民の電話需要は増大し、電話の積滞解消こそが急務であることは論を待たないことであると理解するものでありますが、御承知のように、拡充法が制定されました第三十四国会の審議の過程において、当時の郵政大臣及び公社総裁は、公社の資金調達は、本来、国の財政資金の充当が当然のことであり、拡充法による加入者債券の引き受け制度はあくまでも昭和四十八年三月三十一日までの十三年間の暫定措置で……
○塩出啓典君 それでは、郵便切手類模造等取締法案について、二、三質問をしたいと思います。 この法案は、公明党も非常に推進してきた法案であり、わが党の出した、考えておった考えと、通信の日付印の点が抜けておりますが、その点を除いては、内容においても大体同じような内容でございますので、とやかく言うのはどうかと思いますが、「郵政大臣又は外国政府の発行する郵便切手」とありますが、外国においては、たとえばイギリス等においては、これはイギリス政府ではなくて、郵政公社、アメリカも郵政公社ができておると聞いておるのですが、そういう外国政府の発行する切手というのは、郵政公社発行の切手はどうなんですか、その点。
○塩出啓典君 それではCATV法案の実質に入ります前に、これは一昨日の外務委員会で社会党の田議員が総理に質問をした問題でございますが、ラジオ関東の社長が台湾独立運動に非常に力を入れているんじゃないか、そういう点についていろいろ質疑があったわけでございますが、これは電波行政にも関連をする非常に大事な問題でございますので、この際郵政大臣としてそういう内容をすでに聞かれているかどうか、どのように理解されているか、それをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 まあ内容もどういう内容であるかということは、まだ詳細にはつかんでないということですね。これは私まあきのうも御連絡申し上げたわけですけれども、……
○塩出啓典君 ちょっとここで郵政大臣にもう一ぺん確認しておきたいと思うのでございますが、新谷先生からもさっき質問がありましたように、いわゆるビル陰とか、それから新幹線、そういうようないわゆる都市難視というのは、あくまでも原因者が負担するというのが原則です。ところが、この法案によりますと、実際そういう都市難視の場所は、結局CATVに入らなければ――テレビの見えない場所があると思うんですね。そうすると、結局その都市難視の解消というのは、そういうCATVによってなされていくのはいいわけなんですけれども、問題は、負担が結局、いま新宿にあるいわゆる日本ケーブルビジョン等を見ましても、非常に経理的に苦しい……
○塩出啓典君 いま一千億の限度の話が出ましたが、別にこの法律の中には、一千億越したら貸し出しちゃいかぬというのはないわけですね、この中には。だから、いまさっき一千億あれば十分だというけれども、これはやってみなければわからぬわけです。一千億オーバーしても、これはやっぱりあれでしょう、貸し出していいわけです。別に法律違反でもないわけですし、いま、ほかの大蔵省に気がねして一千億ということに一応しておるけれども、しかし、実際に一千億以上需要があれば、やはりそれは法律でちゃんと貸し出すようになっておるから――、この中には、一千億オーバーしたら貸し出し停止するという条文がありますか。
○塩出啓典君 それでは、きょうは農林大臣の所信表明に対する質問でございますので、非常に農業全般の問題について質問をすべきでございますが、実を申しますと、今回の予算あるいはまた大臣の所信表明等もいろいろ読ましていただいたんでございますが、私も農林水産へ来て日が浅いもんで、なかなかよくわからない。そういう点で非常に幼稚な質問があるかもしれませんけれども、その点は御了解をいただきたいと思います。 そこで、今度の大臣の所信表明の一つの大きな重点項目は、やはり農業団地の育成という、そういう点じゃないかと思うのでございます。まあ過去においては農業構造改善の促進対策実施要綱とか、あるいは農業構造改善の助成……
○塩出啓典君 それでは、今回の土地改良法の改正について質問したいと思いますが、まず最初に、この土地改良法の第四条において、土地改良事業に対する長期計画を作成をすると、それは閣議決定を経なければならない。そういうことで、私、いただいた資料は昭和四十一年の土地改良長期計画というものがあるわけでございますが、まず、この計画が、これは十年計画の中途でございますが、また新たに計画をつくると、そういうお話も聞いているわけでございますが、この四十一年の長期計画というものが大体予定どおり進行してきたのか、その点どうですか。
【次の発言】 いまお話しでは、金額では一〇〇%で、けれども実際においては大体四十五年ま……
○塩出啓典君 私も、きょうは、林業問題について質問をしたいと思います。政府の林業に対する一般、その他、入札の問題、保安林の問題等についてお開きしたいと思うわけでございますが、きょうは御存じのように午前中から林業問題が期せずして、打ち合わせしたわけじゃないわけですけれども、こういうように林業問題が検討されるということは、一つは、日本の林業というものが一つの大きな曲がりかどに来ておる。私の住んでいる瀬戸内海の沿岸でも、環境悪化のためにマツクイムシで松がどんどん枯れておるし、また、外材の増大によって木材価格は低迷をしておる。また、そういう反面、一方、森林に対する国民の要望というものは非常に強くなって……
○塩出啓典君 それでは、時間もだいぶたちましたので御答弁のほうも簡潔にお願いしたいと思うのでありますが、きょうは、戦時中御存じのように日本政府が広島県の大久野島でイペリットやルイサイト等の毒ガスを製造し、それが各地に戦時中散らばっておったわけでありますが、それが戦後に海に捨てられたり、そういうような処理がなされ、一部はその後自衛隊あるいは海上保安庁、漁民等によって掃海をされた、あるいはまた漁民の網にひっかかったりして、その際に、被害を受けている、そういうような人も出ていることは明らかになっているわけでございますが、これは政府としてそういうような実態を、簡単でいいと思うんですけれども、どこがどの……
○塩出啓典君 それでは、前川委員からいろいろ質問がございまして、重複するところは省略させていただいて、まず最初に、ただいまも局長もやはり農林漁業の将来を考えるときには、団体職員の質の向上が非常に必要である、そのためにはやはり農林年金制度も充実さしていかなければいかぬ、そういう趣旨はそのとおりだと思うのでありますが、このいただきました資料を見ると、かなり人数は毎年数%ずつ増加して、ちょっと女性のほうがふえているような傾向にあるわけですが、大体どうですか、年齢的にやはり次代をになうそういう優季な団体職員が入っているかどうかですね。ということは年々年齢構成というものはどうなっているのか、大体の傾向は……
○塩出啓典君 今回の暫定予算を出さなければならなかったいきさつ、また、先ほどの大石発言等については、いままでいろいろ論議もございまして、質問したい点もございますが、時間も限られておりますので、すぐ本論に入りたいと思います。
そこで、まず行政管理庁長官にお聞きいたしますが、昨年任期が切れてもう半年にもなろうとしております行政監理委員がいまだに任命にならない。私は政府の行政改革に対する熱意が全くないんじゃないか、そう思うんですが、その点はどうですか。
【次の発言】 さきの補正予算のときにも、行政監理委員が全部交代をすることは、行政監理という大事な業務の渋滞になる、そういう点で、全部かえることはど……
○塩出啓典君 関連。 いま総理は秘密を減らす方向で検討すると言われたのですが、先般三木委員の質問に対して、秘密の基準ぐらいは明らかにしろ、外務省はその秘密の基準を秘密だというんですね。それはもちろん、私はそういう秘密に関する取り扱いそのものが出せなくても、やはりこういうものが秘密なんだという、そういうやっぱり、たとえば人事に関する問題は発表になるまで秘密だ、これは国民は納得できると思うんです。だからやはり各省ともこういうものを秘密にするということを、これはもちろん暗号なんかは、これはまずいけれども、そんなものは出さなくてもいいんですから、それは概念だけでもやはり国民の前に明らかにしていくのが……
○塩出啓典君 まず最初に、防衛庁長官に自衛隊の火薬の輸送の問題でちょっとお聞きしたいと思います。
広島県の江田島の中国化薬で製造された弾薬が全国の自衛隊基地に送られているとのことでございますが、これは事実かどうか。また、どの程度、どういう方法で送られておるのか、お答えいただきたい。
【次の発言】 大体年間どれくらい送っていますか。
【次の発言】 私の調査では、年間二千六百十八トンが全国に送られておる。
そこで、呉市においては、自衛隊の弾薬輸送が行なわれるということを市当局も警察も知らなかったわけで、連絡を受けていない。最近そういう弾薬輸送が行なわれるということを聞いて非常に市民は驚いておる……
○塩出啓典君 それでは、きょうはまず最初に林業問題、これについて聞きたいと思います。
林野庁は今年二月、国有林の新しい森林施業の方針を発表しておりますが、この背景と、その意図について御説明願いたいと思います。
【次の発言】 国有林の全面皆伐に対する批判は、非常に各地に起こっておるわけでございますが、先般、私参りました鳥取県の三国山、扇ノ山、あるいはまた広島、山口、島根にまたがる西中国山地等でも、県や地元から非常に反対が出ております。そういう点でいま林野庁がそういう方向転換をするということには、非常にわれわれも賛成でございます。
そこで、国有林の伐採計画は、環境保全の立場から、県や地元の意見……
○塩出啓典君 第四分科会の審査の経過を御報告申し上げます。 本分科会の審査の対象は、科学技術庁、文部省、自治省、厚生省及び労働省所管に属する昭和四十七年度予算でありまして、去る二十二日より本日までの四日間にわたり、連日慎重に審査を行ないました。以下、その概要について申し上げます。 まず、科学技術庁所管についてでありますが、新しい時代のエネルギー源の大宗として、原子力発電の開発が進むにつれ、各地における原子力発電所の設置をめぐる地元住民との間の紛争も増大の傾向にあるが、この際、政府としては、いうところの国民福祉優先の立場から、放射能に対する安全性を確保するため、たとえばアメリカで実施している……
○塩出啓典君 それでは、きょうは広島県大久野島で昭和二年から第二次大戦の終了まで、旧陸軍東京第二造兵廠忠海製造所、これがここにありまして、旧陸軍唯一の化学兵器工場であり、一般に毒ガス工場と呼ばれていることは御存じのとおりでございますが、本日はこの問題について厚生大臣あるいは環境庁、大蔵省等のお考えをお聞きしたいと思う次第でございます。 そこで、まず最初に伺っておきたいことは、御存じのように公害は大きく言えば国の責任ではありますが、身近く言えば企業が責任でございます。また原子爆弾の場合もこれは大きく言えば国の責任でありますけれども、やはり身近に考えれば、直接はアメリカが責任である。そういうのに……
○塩出啓典君 それでは、いろいろ質問がありましたので、重複しないように簡単にお聞きしたいと思います。 まず最初に、先ほど農林大臣は、生産費及び所得補償方式の所得というのは食管法にはないと、そういうことばは。けれどもそれをやってるんだと、そういうような意味の御発言がありましたが、私は、この所得ということばはありませんけれども、当然この食管法においては「政府ノ買入ノ価格ハ政令ノ定ムル所二依リ生産費及物価其ノ他ノ経済事情ヲ参酌シ米穀ノ再生産ヲ確保スルコトヲ旨トシテ之ヲ定ム」と、あくまでもやはり「米穀ノ再生産ヲ確保スル」ということは、当然やはり再生産をできるだけの所得を確保しなければならないと、そう……
○塩出啓典君 それでは、農林大臣は所用があるそうでございますので、大臣に対する質問を先にいたしますが、足立農林大臣になりまして今日までの農林水産委員会を通して非常に私が感ずる点は、大臣は食管のいわゆる末端逆ざやをなくしたいと、そういうことを非常に強調されているように思います。一方では、食管というものは根本的に変えるのではなくして、現在実際に有名無実、名前があっても実体がない、そういうところは変にるけれども、抜本的には変えないと言っておるけれども、そういう点、非常に逆ざやをなくするということが、これが大きな政策目標であるならば、これは食管制度の抜本的な問題点じゃないかと思うんですね。そういう点で……
○委員以外の議員(塩出啓典君) ただいま議題となりました瀬戸内海環境保全法案について、その提案の理由を御説明申し上げます。 瀬戸内海は、その大半の海域が自然景観に恵まれ、国立公園として指定され、国民保養の地として国民から広く親しまれてきたところであります。また、従来より、瀬戸内海全域が好漁場を形成し、浅海養殖業の発展とともに、その漁獲量はわが国の浅海養殖業全体の五〇%を占めるに至っております。 しかるに、政府の高度経済成長政策の推進のもとに瀬戸内海沿岸地域には二十余拠点の臨海工業地帯が形成され、沿岸地域の都市化と重なって、瀬戸内海全域の水質は極度の汚濁状況を呈しており、とりわけ大竹、岩国、……
○委員以外の議員(塩出啓典君) ただいま議題となりました海水淡水化法案につきまして、その提案理由並びに要旨を御説明申し上げます。 最近における産業活動の拡大、国民生活の高度化等を反映して、水の需要は増大の一途をたどっており、産業活動が集中し、かつ人口が極度に密集している大都市地域では、水需要の増加は年率一〇%を上回るほどであります。ことに、工業集積が極限の状態に達している京浜、中京、阪神及び北九州の四大工業地帯では、水需給の逼迫は近い将来現実の問題となることは明らかであります。 全国的な規模で水需給の逼迫が現実化するのは、昭和五十年代の半ばころからであり、建設省が昭和四十六年四月に発表した……
○塩出啓典君 それでは、まず最初に、この日本放送協会の予算書でございますが、昨年の三月三十日の参議院逓信委員会の附帯決議におきまして、「国会に提出する協会の予算および決算関係書類については、国会の効率的審査に資するよう改善すること。」と、こういう附帯決議がなされているわけであります。これはNHKの予算書が項ぐらいしかなくて、それからあとのこまかい点については、政府のほかの予算に比べて、非常にわかりにくい、そういう趣旨でこういう附帯決議がなされたわけでございますが、それに対して、郵政省としてはどのように検討し、そしてまた今回の提出された予算書においてはどのように改善をされたのか、その点についてお……
○塩出啓典君 それでは簡易生命保険法の一部を改正する法律案についての質問をいたしたいと思います。
まず最初に、簡易保険の精神というものは一体いずこにあるのか、簡易保険の存在理由、あるいは簡易保険というものが一体どういう対象を目ざし、どういう特徴があるのか、そのあたりについて郵政省の見解を聞いておきたいと思います。
【次の発言】 ということは、言うなればたくさんお金を持っている人よりも、やはり庶民を対象にした簡易保険であると、そのように考えていいわけですね。
【次の発言】 そこで、私は、簡易保険の募集のあり方あるいはまた払い込み団体の組成のあり方等について、これは昭和四十五年の十二月でございま……
○塩出啓典君 それでは最初に、このたび小野さんがNHKの会長になられまして、いままでの副会長のときよりも一段と責任は非常に重大になってきていると思うのでありますが、今後ますますNHKの使命が重大になってくるときにかんがみて、新会長としてどういう決意を持っておられるのか、それをまず最初に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 特に、放送の自主性というものをますます堅持してがんばってもらいたい、そのことを要望しておきます。
それで、まず最初に、受信料の回収状況の問題でございますが、これはいつも決算、予算のたびに問題になることでございますけれども、これが年々増加しておる。たとえば昭和四十五年度の……
○塩出啓典君 それでは、時間も限られておりますので、農林大臣も簡潔に答弁をしていただきたいと思います。 まず最初に、現在、先ほども話がありましたように、消費者物価、卸売り物価ともにかってない急上昇をいたしまして、最近はちり紙の値段が非常に上がるとか、そういうインフレ的な様相が非常に強くなっておるわけであります。したがって、現田中内閣にとっては、これはもう物価安定ということが最大の急務である。こういうことは田中内閣発足以来、あるいは佐藤内閣のときを比べて、いまぐらいそういうことが必要に迫られているときはないと思うんでありますが、そういうときを選んで消費者米価を引き上げるという必要性ですね。なぜ……
○塩出啓典君 それでは、時間もだいぶたちましたので、できるだけいままで出た質問とダブらぬようにしてやりたいと思うのです。いまちょっと堀本先生が言いました果樹農業振興基本方針、これをもとにずっと政府のそういう示された方針に従って全国のミカン農家はミカンの増産に励んできた。それで、こういう結果になってきたわけです。さらに今後もそういう方向でいくわけで、この基本方針というものが非常に大事じゃないかと思うんです。これが間違っていると、とんでもないことになりますからね。そういう点で、これはちょうどもう二年前の四十六年の八月三日にもこの委員会でミカンのことが問題になりまして、結局そのときにいろいろ心配した……
○塩出啓典君 それでは、時間もだいぶたちましたので、質問も要点をやりますので、答弁のほうもひとつ要点だけお願いしたいと思います。 最初に、これも非常に緊急な問題でございますが、二月十二日に、何者かによって日本海に大量の油が不法投棄されまして、これが島根県の東部海岸に二月十二日の朝漂着をし、漁民の通報によって初めて海上保安庁も知ったと、そういうような事件があったわけでございます。油の量は、県の発表では三百トンとも一千トンとも言われ、漁業被害は数億円出ておる、このように聞いておるわけでございますが、海上保安庁は、犯人の捜査に全力をあげているようでございますが、犯人がわかったのかどうかその点。簡単……
○塩出啓典君 それでは時間もだいぶたちましたので、二、三の点について農林大臣の考えをお聞きしておきたいと思うのでございますが、先般「農産物需給の展望と生産目標」の試案について田中総理は、これは内閣としては認めていない、そういうようなお話でありました。私は、農業というのは農業だけで成り立つものではない。やはり自由化の問題一つとってみても、当然農業というものの今後の方針については、やはり田中内閣、政府全体の施策の一環として推進をしていくのは理の当然じゃないかと思うんです。そういう点でやはり当然農林省として、こういう大事な長期の見通し、あるいは生産目標等は、早急にやはりはっきりしたものをつくって、そ……
○塩出啓典君 それでは最初に、三十四年二月五日の政府の「甘味資源の自給力強化総合対策」では昭和四十三年の砂糖の需要量百五十二万トン、そういうような予想を立てておったわけでありますが、実際には、三十六年で百五十二万トンを突破して非常に需要量が大幅に狂ったわけでありますが、大体農林省の予想は狂うことが非常に多いわけですね。いつもそれを、あとから何だかんだといって理由づけをするわけですが、やっぱり農林省のそういういろいろな予測というのは、農民の指針になるわけですから、そういう基礎になる数字がこのように狂うということは非常に問題だと思うんですけれども、どういうわけでこんなに狂ったんですか。
○塩出啓典君 それでは私も二、三関連してお聞きしたいのでありますが、先ほどからいろいろ足鹿先生からも、この四法案だけでは、これは根本的な農業の解決はないと、何かほかにもっと将来に向かっていろいろやることがあるんじゃないか、そういうことで宮脇会長からも、これは言うなれば洋服が小さくなったから似合う洋服にするので、先のことは、情勢が非常に変わって、変動でわからない。そういうようなお話です。ちょうど大海を船が行っておる。いまちょうど水が入って、応急手当をするだけであって、常に私は現在の米価の値上げとか、あるいは昨年のミカンの暴落、そういう問題にしても、常に応急手当、そういうことでわいわい言っているだ……
○塩出啓典君 それではまず最初に水産庁にお聞きしておきたいんですが、先般の第三水俣病あるいはPCBの環境庁あるいは水産庁の測定結果によって、非常に各地で漁業界に大きな波紋が起きておるわけでありまして、言うなれば私は、日本の漁業の一大ピンチではないかと思うわけであります。そういう点で、これから魚の水銀の許容量あるいはPCBの許容量等がきめられていく、かなりいままでの基準よりもきびしくなっていくんではないか。そういうことを考えますと、まあわれわれ日本民族は、世界の民族でも一番漁業というものから得るたん白源というものの非常にパーセントは高いわけでありますが、一体漁業の将来はどうなっていくのか、食べる……
○塩出啓典君 それでは、最初に農業近代化資金助成法及び農業信用保証保険法の一部を改正する法律案についてお聞きしたいと思います。
それで、今回のこの農業近代化資金の貸し付け対象のワクを広げる、あるいは限度額を引き上げる、そういう内容のように思うわけでありますが、ところが、現在までのいわゆる農業近代化資金の貸し付けワクというのは非常に消化されていない、最近ずっと並行しているように思います。それは一体どういう理由によるのか。そういう状態にありながらなおかつ引き上げる、そういう目的はどこにあるのか、簡単にひとつ。
【次の発言】 そうしますと、金額は非常にふえているが総ワクはふえていない。ということは……
○塩出啓典君 私は、公明党を代表して、農林中央金庫法の一部を改正する法案に対して、反対の意を表明するものであります。 農林中央金庫法の改正の大きな問題は、大正十二年に発足した産業組合中央金庫が長きにわたり改正、整備されて、本年十月三十日に満了期限を迎えることから、金庫自体の存続をはかるものであります。 産業組合中央金庫として設立されたときは、第一次産業の産業別国民所得の割合を見ても、就業人口を見ても、その数は多くを占めていたのであります。 しかしながら、三十年代から四十年代にかけて、製造工業は大きく発展をしたのでありますが、それに伴って農業技術の発展の過程で、所得での比重は低下の現象が見……
○塩出啓典君 非常に今回のそういう発表にしても、ちょっと厚生省としては不謹慎きわまりないと申しますか、新聞記者の諸君からつっつかれて、それで引くような、そういうことでは非常に困ると思うのですね。そういう点で、厚生大臣としても、当然反省はしていると思うのでありますが、先ほどもありましたように、今後はそういう権威のある慎重なやはり配慮をしてもらいたい、このことを要望しておきます。 それで、問題はやはり魚はいろいろ、瀬戸内海でとれる魚もあれば、日本海でとれる魚もある。いろいろな魚があるわけでありまして、また同じ汚染海域であっても、魚の種類によって汚染の度合いが違うと思うのですね。また、同じ一匹の魚……
○塩出啓典君 それでは、いま中村委員、あるいはきのう委員会等でもいろいろ質問がございまして、それに関連いたしまして二、三農林大臣にお聞きしておきたいと思うんでありますが、まあ農林省の発表では、今日まで非常にアメリカを信頼をして、そしてアメリカが輸出規制をしても、日本に対しては心配ないんじゃないか、そういうように発表してきておったのが、こういう事情になってきたわけです。しかも、きょうのお話でも、七月二日のアメリカの決定がかなり日本には有利に響くんじゃないか、そういうような、言うなればアメリカ頼みというんですかね、やはり一番大事な食糧についてアメリカまかせというのでは、非常にまあたよりない。こうい……
○塩出啓典君 いまのに追加いたしまして、特に在庫等につきましても、大体どこに何トンぐらいあってと、そういう農林省の集計したもの、在庫量の詳細なデータですね、それから毎月の需要量等も、一年間を通して――平均三十万トンですけれども、月によっていろいろまた違いもあると思うのですね。そういう需要量のいままでの資料、そういうものをひとつ早急に農林水産委員会に提出をしてもらいたいと思うのですね。で、まあいまの農林大臣の答弁を聞いておりましても、需給が非常に問題になっているのに、農林省としても中村委員の質問に対して全く正確にデータをつかんでいないし、そういう点は非常にわれわれも心外でございますけれども、詳細……
○塩出啓典君 それでは、諸先輩からいろいろ質問がありまして時間も三十分でございますので、できるだけ重複を避けてお尋ねしたいと思います。
今回こういう事態になったわけでありますが、厚生省が献立を発表した、そういうことで、やはり食べてもいい安全な魚まで非常に危険なように、そのために国民が魚を食わなくなったと、そういう要素も多分にあるということを思うのですけれどもね。厚生省はそれを認めてますか。やっぱりああいう献立発表したために売れ行きがとまってまことに申しわけないという気持ちがあるのかどうか。
【次の発言】 先ほどからいろいろ漁民、それから関連産業等の被害の補償の問題が出てまいりましたけれども、……
○塩出啓典君 非常に初歩的な質問で申しわけないのですが、畑作共済におきまして、今回いわゆるバレイショ、てん菜、大豆、アズキ、インゲン、それからサトウキビ、こういうのが選ばれておるわけでありますが、この特定畑作物として六品目を選んだ理由ですね、簡単にひとつ。
【次の発言】 今後、これらのほかに共済対象になり得るものとして、どういう種類のものがあるのか、それについての調査というのは、どの程度まで進んでいるのかですね、これを簡単にひとつ。
【次の発言】 そうすると、今回この畑作五品目は北海道だけに限られておるわけでありますが、たとえば大豆などは北海道以外などでもかなり栽培されておるわけでありますが、……
○塩出啓典君 それでは非常に初歩的な質問で申しわけないのですが、農林年金が昭和三十四年にいわゆる厚生年金から分離して、そうして厚生年金と農林年金には、午前中質疑もありましたように、支給される年齢が六十歳と五十五歳で違うとか、あるいは標準給与は最後の三年をとる違いがあるとか、そういうような内容の違いがあるわけでありますが、農林年金がいわゆる分離独立をしたというその目的と意図はどこにあったのか、それをちょっと説明してもらいたいのですが。
【次の発言】 私は、やはり農業というのは非常にいま大きな曲がりかどというか、ほんとうに今後検討していかなければならない一つの危機にきていると思うんですね。そういう……
○塩出啓典君 いま中村委員のほうから畜産の当面する問題、飼料問題、緊急対策、そしてまた、乳価あるいは豚価の問題等についていろいろ質問があったわけでありますが、私は質問は重複を避けまして、本日は特に輸入のいわゆる牛肉あるいは豚肉、そういうような問題についての農林省の姿勢と申しますか、そういう点について二、三お聞きしたいと思うんです。 御存じのように、先ほどから質問がありましたように、国内の生産の伸びは非常にどんどん鈍化してきておる。一方、このような飼料の高騰、そういうような問題から国内の生産が停滞あるいは後退するかもしれない。そういうときにあるわけでありますが、一方需要は非常に伸びてきておる。……
○塩出啓典君 私は、島根県津和野町の笹ケ谷鉱山の砒素による農地の被害の問題、これをまず最初にお尋ねしたいと思うんでありますが、答弁もできるだけひとつ簡潔にお願いしたいと思います。 これは昨年の四月十日の予算委員会におきまして、小平議員がこの問題を取り上げたわけでありますが、御存じのように、笹ケ谷鉱山は現在廃鉱になっておりますが、かつてここでいろいろ砒素をとったわけでありますが、そのために、その周辺のたんぼが非常に砒素に汚染をされて、その結果、米がとれない。そういうような問題であります。もちろん井戸水の汚染とか、あるいは健康に及ぼす被害とか、そういうような問題もあるわけでありますが、きょうは農……
○塩出啓典君 それでは、関連でございますのでまとめてまず経済企画庁にお聞きしたいのですが先ほどから、いわゆる買い占め法案ですね、これはそういうビニールパイプとかそういうものは適用されないということでありますが、このように価格が非常に暴騰してどこかで中間で買い占めをしているのじゃないかと、けれどもそういうような実態が調べられないということになると、国民の立場から見ると、まことに歯がゆい感じがするのでありますが、このような事態になったことを考えれば、大商社のみならず、たとえ中小者であっても、自分が値上がりを待つために在庫を売り惜しみするということは、これは道義的にもよろしくないと思うのでありますが……
○塩出啓典君 関連。 ちょっとお尋ねしますが、先ほど外務大臣、総理は、米軍がベトナム和平協定を守っていると信ずる以外にないと、そういうことでございますが、現地の関係者は全くそういうことは納得がいかないわけでございます。たとえば、あの朝鮮戦争が終わったときには、それまで送られておった弾薬がストップして、逆に返ってきた。ところが今回は、いま政府答弁がありましたように、呉の海面制限にいたしましても、ベトナム戦争が一番激しかった昨年でも一カ月平均二十日の海面制限でありますが、一月、二月はいずれも十九日、ほとんど同じであります。そしてまた、今回入港いたしました船にいたしましても、一万トンの船で、こうい……
○塩出啓典君 それでは、まず最初に、私は田中内閣の政治姿勢の問題について一言お聞きしたいと思うのであります。
御存じのように、昭和四十二年四月、選挙制度審議会が政治資金の規制等の改善に対し当面緊急に措置することを要する事項、それについて答申をしているわけでありますが、あなたが総理になって今日までの態度を見ると、この選挙制度審議会の答申を尊重する気持ちが全く見られない。やはり、これは尊重すべきだと、そう思うんですが、どうでしょうか。
【次の発言】 佐藤前総理は、小骨一本抜きません、答申を尊重して改正案を出すと、一応、そういう発言をして、ともかく形だけでもやはり出そうと努力をしたわけでありますが……
○塩出啓典君 それでは最初に、NHKの唯一の財源である受信料の伸びがだんだん頭打ちになってきておるわけなんですが、これはNHKの経営の安定という点から非常にゆゆしき問題だと思いますが、こういう点につきましてNHK当局としてはどのように認識をしているのか。また今後はどういう方向で合理化等につとめていくのか。もうすでに今度の予算でも経常収支で四十五億五千万ほどの赤字が出ているわけですが、そういう点をまず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 それで四十八年度は、契約予定件数が最初の予定件数に比べて三十一万件ぐらい達していないわけでございますが、これはNHKとしては、いままではそういうことはあまり……
○塩出啓典君 それではまず最初に、今回石油問題を契機にして、石油精製業等は、かなり先取り値上げをして非常に不当にもうけて、石油会社によっては臨時ボーナスを出すとか、そういうようなところがある。ところが、今回、畜産農家にとりましては、これほど飼料が上がりながらも価格も全然上がらない。そして、先ほど話がありましたように、三人も自殺をし、あるいはいろいろなそういう深刻な事態に立ち至っておるわけです。私は不公平というものがあまりにも大き過ぎる。それはいろいろ国際情勢もきびしい情勢になって、私たちも、いろいろな面でそれはがまんをしなきゃならぬ点もあると思うんですが、それが大企業も、あるいはわれわれも、あ……
○塩出啓典君 まず最初に、この農用地開発公団というのがつくられるわけでありますが、現在の食糧問題、あるいは畜産問題については、飼料問題あるいは価格政策、あるいは公害対策、そういうような諸問題が非常にあるわけでありますが、こういう点で、この法律ができると、たとえば公害対策においてはどういうメリットがあるのか。あるいは価格政策においては、どういう、いままでよりメリットがあるのか。あるいは飼料対策、あるいは生産基盤の拡大、そういう点においてはどういうメリットがあるのか。――ちょっと質問の意味わかりませんか。これができたらいままでよりどういう点がよくなるのか、そういうのをひとつ……。
○塩出啓典君 それでは農業者年金法の一部を改正する法律案について二、三の点でお聞きしたいと思います。 この法律ができましてもう四年ぐらいになるわけでありますが、御存じのように、今回の農業白書でも言っておりますように、農業のいわゆる中核的な農家を育成していく、そういう立場で今日まで日本の農政が進められてきたわけでありますが、農地の流動化というものがなかなか進まない。それで、結局、専業農家あるいは自立経営農家というものが反対に減っておる。そういうような状況であるわけですけれども、この農業者年金法というものはそういうような点においてどういう働きをするものか、その点についてちょっとお伺いをしておきた……
○塩出啓典君 私も「むつ」の出港の前日と当日は「むつ」に乗って、そうしていろいろ漁民の皆さん、あるいはむつ市長、それから青森県では副知事にもいろいろお会いをして帰ってきたわけでありますが、きのうの衆議院の科学技術特別委員会、また本日の長官の発言、そういうものを見て、私は今回のこういう一連のできごとに対して、長官として反省をしておるのかどうかですね、あまり反省していないのじゃないか。おれのやったことは強行出港ではなくて非常にいいことをやったのだと、こういうように思っているんじゃないかなと思える節もあるわけですよ。率直にどういう気持ちなんですか。これをまず伺っておきたいと思います。
○塩出啓典君 それでは午前中に引き続きまして、質問させていただきたいと思いますが、まず最初に、原子力船「むつ」の定係港入港及び定係港の撤去に関する合意協定書ですね、これをわれわれは新聞で拝見をしたわけでございますが、これは閣僚懇談会で了解をしているように新聞報道では見ているわけでありますが、閣議で了解をしたのかどうか。また、その閣議においては、特にどういうことが問題になったのか。問題なく、さっと通ったのか、そのあたりはどうでございますか。
【次の発言】 それでこの内容によりますと、六カ月以内に新しく移転をする場所を決定をする、こういうようになっておりますが、これは政府としては全然めどがないけど……
○塩出啓典君 最初に長官にお尋ねいたしますが、前回の委員会に長官欠席されましたのでお尋ねしますが、今回の「むつ」の一連の事件を通して、科学技術庁長官として、どのような点を反省をしているか。私はこれからの原子力行政の転換の上からも、やはりどういう点を反省をしているかということが非常に大事じゃないかと思うわけであります。先ほど辻委員の同様の質問に対する長官の答弁では、私は全然反省をしていないんじゃないかと、こういうような感じがしたわけでございます。その点を承りたいと思います。
【次の発言】 先ほど辻委員の質問に対して長官は、今回の設計値よりも、異常の放射線漏れがあったということは、これはそういうこ……
○塩出啓典君 私も、引き続きまして質問をさしていただきますが、まず第一に、韓国におけるいわゆる日本駐在員、在韓の日本人の身辺というものが、たとえばいやがらせの電話とか、そういうのが非常に多くて、そういう点、反日ムードの中にそういう危険な状態にある、こういうことが言われておるわけでございますが、現実はどういう状態なのか、外務省はどういうようにつかんでおるか、ちょっとそれを。
【次の発言】 実は、きょうの午後の報道で、これは私も直接はテレビを見ておりませんけれども、帝人と韓国の合弁会社である鮮京合繊というのですか、そういう会社の駐在員の奥さんが、本日、ソウル市の外人アパートにおいて七カ所切断をされ……
○塩出啓典君 それでは私の時間は二十分でございますので、できるだけ重複を避けて質問したいと思いますので、答弁のほうも簡潔にお願いしたいと思います。 まず、先ほどからのマクマホン法との関係でございますが、条約局長は、アメリカの国内法のどこにも核の存否を言えないという法律はないと、そういう答弁でありますが、したがって、マクマホン法もそういうものを規定した法律ではない、こういう羽生委員の質問に対して、外務大臣は確答を避けたわけでございますが、私どもは、マクマホン法をずっと調べてみましたが、これは第二章定義第十一条に、機密資料というのは、「原子兵器の設計、製造または利用」、「特殊核物質の生産」、「エ……
○塩出啓典君 最初に、核拡散防止条約の批准に関連いたしまして二、三質問したいと思いますが、御存じのように、非核兵器国はこの拡散防止条約の批准に関連いたしまして国際原子力機関、IAEAとの間に保障措置協定を結ぶことを義務づけられておるわけであります。先般去る二月で、ございますか、わが国と国際原子力機関との保障措置協定の予備交渉でわが国はユーラトム、欧州原子力共同体と同等の保障措置を適用することにつき合意を見た、こういうようにお聞きをしておるわけでございますが、そこでまず最初に、日本はすでに米国とか英国との間に、二国間の平和利用に関する二国間協定を結び、その結果国際原子力機関の保障措置のもとに現在……
○塩出啓典君 それでは、最初に長官にお尋ねいたしますが、今回の、昨日の九州の玄海の発電所の事故ですね、あれで非常に地元の人たちは二日間つんぼさじきに置かれたと、科学技術庁には報告はあったわけですけれどもね。やはりこういうことは原子力発電所に対する国民のコンセンサスを得る上においても非常によろしくないと、このように私は考えるわけでございますが、原因等についてはまだ、今後明らかになってくると思いますが、こういう地域の人たちを何か二日間もつんぼさじきと申しますか、に置いたというあり方について、長官としてはどう考えておるのか。また今後こういう問題についてはどういう指導をしていくのか、これをちょっちお伺……
○塩出啓典君 きょうは御多忙の中ありがとうございました。 それでは最初に、大山先生を中心とする委員会のこの答申、答申と申しますか、その結論は一つは事業団というものがやはり時限立法で期限を決めたと、そういう点に非常に無理があったと、こういうような内容に私は拝見したわけでありますが、やはりこのような新しい技術を開発していく場合にはいろいろな困難もあるわけでありまして、そういうものを何月何日までにこれを完成しなければならないというその目標を決めて、そうして進めていくということ自体に無理がある。だからまあ一歩一歩やはり積み上げて、最終期限を決めるとか、そういう余りにも急いだやり方が根本的にやはり間違……
○塩出啓典君 それでは、日本国政府とオーストラリア政府との間の文化協定について二、三質問をいたします。 時間が非常に短いので、ひとつ答弁も簡単にお願いしたいと思います。 この文化協定は、四十八年の七月にオーストラリア政府の方から締結の申し入れがあって、そしてその申し入れに日本が応じ、今回こういう文化協定ができようとしているわけでありますが、いままで十四カ国と文化協定を締結しているというふうに聞いておりますが、それはいつも、日本側から申し入れたのもあるのか、あるいは全部向こうからの申し入れによってやったのか、その点はどうなっているんでしょうか。
○塩出啓典君 それでは最初に、今回のこの国際電気通信条約は、一昨年マラガ=トレモリノスで開催された全権委員会議において作成されたと、このように聞いておるわけでありますが、現在この国際電気通信条約を構成している国は何ヵ国で、この新しい条約をすでに批准した国が現在どれくらいあるのか、これについてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 この新条約は、今年一月一日に効力を発生しておると聞いておるわけでございますが、構成をしている、加盟をしている国に比べて、まだ批准をしている国が非常に少ないように思うんですけれども、こういうものは普通こういうものなのか、特別に何か理由があるのかどうか。
○塩出啓典君 今回外相が訪米をされまして、先ほど羽生議員の方から質問がありましたが、いわゆる核防条約を批准をすることについての与党あるいは国民の不安を解消するために安保条約堅持の了解をとってきたと、このように判断をしておるわけでありますが、まず第一番に、外務大臣として、こういう口頭了解を取りつけてきたことによって、その核防条約批准に対するいろいろな不安というものはもう解消されたと判断をしているのかどうか。そして今後、与党内においても、いろいろ今回の訪米での口頭了解等の問題について了解を求めて、そして今国会に提案をすると、このような方向に進んでいると思うんでありますが、大体スケジュールとして、批……
○塩出啓典君 それではまず最初に、今回グレナダ、バハマ、ギニア・ビサオ、ここに大使館を設置する。これも当分の間兼轄とする予定である。それから欧州共同体日本代表部の設置もこれはベルギー大使館が当分の間兼轄する予定である、こういうようになっておりますが、これは大体、当分の間というのはいつまでぐらいでございますか。
【次の発言】 わが国のいわゆる大使館は、実館――私がいただきました資料では、昨年の九月現在で九十五でございますか、そういうことで非常に――米国が百十八、英国が百二十七、フランスが百三十、西ドイツは百十五、イタリアが百五、こういうところを見ても非常に実館が少ないように思うわけでありますが、……
○塩出啓典君 それでは万国郵便連合憲章の第二追加議定書あるいは一般規則、郵便条約及び関係諸約定の締結等によりまして、わが国といたしましては、立法上または行政上の処置をとる必要があるのかどうか、これを質問します。
【次の発言】 わかりました。省令を改正すればいいわけですね。そういう御答弁でございますが、ただいま田委員の質問に対しまして、省令をどういうように改正をするのか、全然明確な答弁がなかったわけでございますが、大体どうなんですか。条約を批准をすれば、当然それに伴って省令を改正しなければならない。そうなると、これは省令というものと、条約改正というのは一体のものですから、この条約を審議するのに、……
○塩出啓典君 それでは、昨日、衆議院の外務委員会で核防条約の審議が始まったように聞いておるわけでありますが、したがって、こまかい問題は、いずれこの核防条約の審議が参議院に回ってくると思いますので、二、三の点についてお聞きしておきたいと思います。 先般ジュネーブで核拡散防止条約の再検討会議が開始をされ、その最終宣言が発表になったことをわれわれ新聞で拝見をしたわけでありますが、もちろん日本はまだ正式には加盟をしておりませんので、正式な代表という立場でもないために、いろいろ制約はあったと思うんでありますが、新聞等の報ずるところでは、日本の代表も、この最終宣言にも日本の意見が主張されるようにいろいろ……
○塩出啓典君 まず、この条約が採択されたのは一九四六年と申しますと昭和二十一年でございます。それで、ようやくわが国が批准をするようになったわけで、この間、実に三十年の長きにわたっておるわけであります。先ほどの御答弁では、体制が整ってなかった、これは具体的にはどういう点がおくれておったためにこういう批准がおくれたのでございましょうか。
【次の発言】 ただいまの説明ではよくわからないわけですけれども、それではちょっと見方を変えて質問いたしますが、二十の条約がまだ未批准ですね。こういうものに対して働く労働者の立場、いわゆる日本においては海員組合というのがあると思うのですけれども、そういう人たちはこれ……
○塩出啓典君 それでは、対外経済協力計画の国会承認等に関する法律案を審議するにあたりまして、まず外務省当局にお尋ねしたいわけですが、この法案のいわゆる提案理由の説明の中には、わが国の海外援助、技術援助を含めて四十九年度は一般会計が約千六百六十億。日本輸出入銀行やあるいは海外経済協力基金等の財投資金の中から九千八百八十億円、こういう数字があるわけでございますが、五十年度は大体どれくらいになっておるのか。それから、それが国会の承認を受けているのはどういう形で受けているのか、これを簡単に説明願いたいと思うのですが。
【次の発言】 そうしますと、これは予算案の中ではいま言ったような大まかな項目がこの予……
○塩出啓典君 それではきょうは簡易生命保険の問題についてお聞きをしたいと思いますが、その前にですね、私ここに四十八年度の決算の報告書をいただいておるわけでありますが、まあ四十八年ので申しわけございませんけれども、郵政省関係でもいわゆる不当事項それから不正行為ですね、これがかなりあるわけであります。しかもこれを見ますと、四十五年から四十八年にわたって足かけ四年半ですか、こういうようなあるいは四十四年から四十八年にわたってのそういう不正がようやくわかっておると、こういうようなことは非常に残念に思うわけでありますが、こういう不正行為というものが最近はどいう傾向にあるのかですね、またそれに対して郵政監……
○塩出啓典君 まず最初に、ひょう災害の問題についてお伺いいたします。
まず、天災融資法の政令閣議決定が七月の初めになるということでございますが、非常に遅いわけですね。やはり農民の皆さんに農林省の真剣な姿勢を示すためにも、早くやっぱりやるべきではないかと思いますけれどもね。それで、県の調査の上にまた国がやると、これはやはりこういうことは必要なのかどうか。私が聞いている範囲では、大体災害が起きてから二週間以内に天災融資法をやっぱり決定するようなことになっているように理解をしておったわけでありますが、その点どうでございますか。
【次の発言】 ひとつこれからは、やっぱり行政の効率化ということも非常に……
○塩出啓典君 それではきょうは再処理工場の問題について二、三お尋ねしたいと思いますが、いま再処理工場が、通水試験、それから化学試験ですか、それが終わっていまウラン試験に入っておる、このように聞いておるわけでありますが、大体これらの計画は予定どおり遊行しているのかどうか、その点御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 それで、この化学試験が終了した段階でいろいろ点検をしたところが、八十二カ所ですかの不良個所が発見された。そういうものが十分解決をされないでウラン試験に入ったんではないか、こういうことが言われておるわけでありますが、その内容はどうなのか御説明願いたいと思います。
○塩出啓典君 この協定がきょう外務委員会を通過いたしまして、あす本会議が予定されておるわけでありますが、あす本会議で成立した場合、これは法律のいわゆる施行日と申しますか、この協定の成立する日にちは大体いつになるのですか。
【次の発言】 そうしますと、先ほど水産庁長官から、四十八年十月においては、十月五日に最初の事故があったわけですねで、五百二万円とおっしゃいましたけれども、これは十月中の全損害ですね。そうしますと、十月の終わりごろにも事故が起きているんじゃないかと思うんでありますが、もし今週中とした場合、大体何件で、どれぐらいの損害になるわけでございますか。
○塩出啓典君 外務大臣は、きょうから先進国首脳会議に出発をされるわけでありますが、きょうはそういう関係で非常に時間も限られておりますので、質問通告をしていることはやめまして、この首脳会議のことについて、二、三質問をして終わりたいと思います。
日本を初め、世界的に非常に未曽有の困難に直面をしている現在、私たちもこの先進国首脳会議が何らかの意味で成果をおさめることを心から期待をしておるわけでありますが、この会議に臨むに当たりまして外務大臣としてどのような意義を考えておるのか、重ねて質問したいと思います。
【次の発言】 先ほど外務大臣から、この会議に臨むに当たりまして、アジアの諸国の要望と申します……
○塩出啓典君 まず最初にお尋ねしたいわけでごいますが、きのうきょうの新聞で、いわゆる松生丸事件の問題につきまして外務省が朝鮮民主主義人民共和国に対して領海侵犯はしていない、それからまた、向こうの過剰防衛に対して抗議をし、向こうの責任者の職を解くように、こういうような抗議を発表したように聞いておるわけでありますが、非常にこの問題について外務省のとってきた姿勢というのは、最初の方は余り力を入れなくて、いまになって急に抗議を申し入れる、何となくちぐはぐな感じがするわけでありますが、こういう点については外務大臣としてはどう考えておられるかお伺いします。
○塩出啓典君 それでは余り時間もございませんので、できるだけ簡単に御答弁をお願いしたいと思います。
この小麦協定につきましては、新協定案がまとまらずに、いわゆる経済条項、すなわち、小麦の価格及びこれに関連する権利義務規定、そういうものがないままに一九七一年の協定を再延長しているわけでありますが、新しい協定をつくるためにどのような機会が持たれ、どういう理由でまとまらなかったのか、これを簡単に要点だけ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 アメリカが経済条項を入れることに非常に反対をしておる、このように聞いておるわけですけれども、アメリカが反対をする真意はどこにあるのか。
○塩出啓典君 それでは答弁も簡潔にお願いしたいと思います。
この三つの条約について、現在世界各国の加盟状況はどうか。
【次の発言】 船主責任制限条約は採択されて十八年もたっているわけでありますが、わが国が加盟しなかった理由は何か。
【次の発言】 船主が債務不履行やあるいは不法行為の責任を賠償できず、委付主義によって処理した件数は大体どの程度、何件の事故のうち何件ぐらいが委付主義で処理されてきたのか、その数字だけ。
【次の発言】 実際の事故の件数はもっと多いわけでしょう。その中で委付で処理されたのが一件ということで、全体の件数は何件ぐらいなんですか、推定して。
○塩出啓典君 それではまず第一に、民間漁業協定の期限が十二月二十二日と聞いております。もしそれまでに日中漁業協定についてわが国の国会が承認をしなかった場合はどういう支障が出るのか、簡単に御説明を願いたい。
【次の発言】 この協定に関係するわが国の漁業関係者は、主として西日本と聞いておりますが、どの県にわたっているのか。漁船数あるいは人員、漁獲高、これはどの程度ですか。これも簡単に御説明ください。
【次の発言】 全部合わせて漁獲高は年間どれくらいでございますか。わが国の全漁獲高のうちの何%ぐらいを占めているのか。
【次の発言】 漁業関係者はこの協定の内容に満足しているのかどうか。交渉中において特……
○塩出啓典君 最初にちょっと委員長にお願いしたいわけでありますが、衆議院で行われました第一回の証人喚問の際に、わが党の坂井議員が小佐野賢治氏に対し政治献金のリストを提出する意思はないか、こういうことに対し、小佐野氏は検討しましょう、このように答弁をしておるわけであります。うわさによりますと、この小佐野氏が献金した百十数名のリストが衆議院の田中委員長のもとに提出されていると聞いておるわけでありますが、できましたならば委員長の方から確認をしていただきたい。もし提出されているとすれば、当然これは本委員会にも提出をしてもらいたい、このようにお願いいたします。私の質問時間は一時間でございますので、できま……
○塩出啓典君 まず最初に、北方領土の問題について二、三お尋ねをしたいと思います。 先般、私も外務委員会の視察団の一員として現地を訪問をしたわけでありますが、すでに戦後三十年を経過したわけでありますが、北方領土は依然として返還は実現をしていないわけであります。時がたてばたつほど、その当時この北方領土に住んでいた日本人の人たちもだんだん老齢化してきておるわけですし、また向こうにも、すでに戦後三十年もたてばその四島に産まれて育った人もだんだん出てくるのじゃないか、そういうようなことを考えますと、時がたてばたつほどこの領土返還は非常に困難になってくるんじゃないか、こういうような感じが私したわけであり……
○塩出啓典君 外務大臣にお尋ねしますが、非常に重要な外交案件を抱えながら、政界の混乱のために日本外交は休業をしているんではないか、こういうような批判もあるわけでありますが、われわれはそうであってはならないし、そうではないと信じておるわけでありますけれども、この問題について外務大臣はどう考えるのか、承っておきます。
【次の発言】 現在の自民党内のいろいろな対立というものは、国民の立場から見ればもういいかげんにしてもらいたい、そういう気持ちではないかと思うわけであります。われわれもこういうことで日本の将来がどうなっていくのか、他の党のこととは言いながら、やはり日本の与党でございますので非常に心配を……
○塩出啓典君 それでは、まず最初に、ロッキードの問題につきましてちょっと関連をしてお尋ねしたいと思いますが、先ほど外務大臣から、日本政府として米国政府あるいは米国の委員会、議会等が持っておる資料を要求をしておるわけでありますが、最初は、いわゆる日本において全部公開をする、こういうはっきり条件をつけて要求をした。ところが、野党の議員が向こうへ行って、その結果、そういう形で米国からもらう資料を制限しようという、そういうようにとられたので――そういうような話があったと思うんですよ、いまさっきの答弁の中で。わかりますか。
【次の発言】 まあ野党のみならず、そういう意味で現在は日本政府が公開をするという……
○塩出啓典君 それでは、時間が非常に限られておりますので、答弁の方もひとつ簡潔にお願いしたいと思うんです。 まず、特許庁長官にお尋ねしますが、日本の国は非常に特許の出願件数が世界でも一番多い、しかも、年々いまふえている現状であります。四十五年に特許法が改正になりまして、余り日本は要処理期間が長いから、審査請求制度を取り入れて特許の審査期間を早くしていこう、このようになったと私は判断をしているわけでありますが、その後、いわゆる特許、実用新案の要処理期間というものは大体短縮の方向にあるのか、その点は特許庁がこの法改正において予想した方向に進んでいるのかどうか、その点はどうですか。
○塩出啓典君 それでは、まず最初にすず協定のことでお尋ねします。
発効の見通しは四十九条か五十条か、大体見通しとしてはどうですか。答弁を簡単にお願いします。
【次の発言】 結構です。そうすると、この確定的な発効と暫定的な発効の場合はいわゆる効力においては違いはないのか、あるいはまた、こういう条約は憲法第七条によって公布をしなければならない、こういうような点においては違いはあるのかないのか。
【次の発言】 最近、非常に国際商品が値上がりをしておる。すずも非常にそれに漏れず値上がりをしておるようでありますが、こういう原因はどこにあるのか、これは外務省としてはどう判断していますか。
○塩出啓典君 この一九五七年の条約以来、科学的調査を行うことが条約の中にあるわけでありますが、わが国としてはどのような科学的調査をどういう目的で行ってきたのか。
【次の発言】 調査は水産庁がやっているわけですか。
【次の発言】 いま海上猟獲を調査のため日本はやっているようになっているわけですけれども、一九五七年以来今日まで、もう二十年近くたっているわけですけれども、そういう調査の結果、わが国の主張としては、海上猟獲というものはもっと認めていいんじゃないかという主張を正当化するための調査のように私は聞いておるわけなんですが、そういう意味で、今日までの調査の結果のわが国の結論としては、このオットセ……
○塩出啓典君 まず最初に、在外公館のこの法律案について質問いたしますが、今回の改正によりまして、戦争等による特別事態の際の外務公務員の在勤基本手当の額の設定、こういうことになっておりますが、この特別事態であるという認定は外務大臣がするようになっておるわけでありますが、大体どことどこの国がそれに該当するのか。
【次の発言】 それから、今年度の外務省の予算のわれわれ説明を受けた中では、五本の柱の一つに海外子女教育の充実強化、そういうことが挙げられております。そうして今年度は海外において何カ所かの、ロンドン、ミラノ、北京、ブラジルのベレーンですかの四ヵ所に学校をつくる、このように説明を受けておるわけ……
○塩出啓典君 それでは、余り細かい問題ではなしに、核防条約の審議の最後に当たりまして、政府の考え方について二、三お尋ねしておきたいと思います。 まず、今回の核防条約の批准に当たりまして、いままで問題になっております核兵器国の軍縮の問題、あるいはまた、非核兵器国の安全保障の問題、そういうような点については不十分な点も多々あるけれども、しかし、この核防条約に正式に加盟することが一つの新しい出発である、加盟することによって日本も発言権を得て、そしてさらに核軍縮の問題、あるいはまた、非核兵器国の安全保障の問題にさらに取り組んでいく新しい出発である、このように政府は考えておるのか、恐らくそうではないか……
○塩出啓典君 それでは国連大学の問題についてお尋ねしますが、いただきました資料によりますと、国連大学の最初の提唱者は亡くなられたウ・タント事務総長である。それで、最初の国連大学の趣旨というものがかなり以後変更をしておる。最初は学生もキャンバスもあるそういう大学をウ・タント氏は考えていたのが、結局研究所のような、そういうように変わってきた。このあたりのいきさつがどうなったのか。そして、たしか日本政府も「国連大学に関するわが国の意見及び提案」、こういうものを国連に出しているようでありますが、わが国の主張はどういうところにあったのか、その点をお伺いいたします。
○塩出啓典君 最初にちょっと確認をしておきたいと思うんでありますが、いわゆるロッキード事件に関するアメリカからの資料の問題について、外務省は日本政府が公開をしてもいいのかどうかと、こういう問い合わせをした結果、米国の司法省から拒絶された、こういうようなことがけさの朝刊の各紙に載っておるわけでありますが、こういうことがあったのかどうか、ちょっと事実を確認しておきたいと思います。
【次の発言】 これは外務省として独自の判断でそういう問い合わせをしたのか、あるいは内閣からの要請があってしたのか。
【次の発言】 それはどういう形で問い合わせして、向こうの、新聞では司法省になっておるわけでありますが、た……
○塩出啓典君 それでは、小麦協定の問題についてお尋ねします。 今回の小麦協定は、いわゆる経済条項を入れることを話し合いながらその点の結論が出ないためにさらに二年間延長する、こういう内容と理解をしておるわけでありますが、この経済条項というものをどのようにするかということで昨年の二月、新協定準備グループというようなものができ、経済条項を含む新協定の作成に鋭意努力をしておるように聞いておるわけでありますが、この作業状況あるいは対立点、今後の見通し、今後二年間の延長で、この期限が過ぎるまでにはできる見通しであるのか、そういう点について簡単に御報告願いたいと思います。
○塩出啓典君 まず最初に、去る七月五日、ベトナム社会主義共和国のグエン・ズイ・チン外相は、東南アジア諸国と友好協力関係を樹立するに当たりまして四原則というものを発表をしております。そうして同国は、フィリピン及びタイとの外交関係樹立の際においてもこの四原則が共同声明に盛り込まれておるわけでありますが、わが国とベトナム社会主義共和国との間にはこのように合意された原則はあるのかどうか、これをお伺いいたします。
【次の発言】 わが国は、このベトナム社会主義共和国のいう四原則を認めるのかどうか、この点どうですか。
【次の発言】 そうしますと、問題はこの四原則の第一番、相互の独立、主権、領土保全の相互尊重……
○塩出啓典君 それでは、まず最初に板野社長にお伺いいたしますが、社長になられてもう一年数カ月経過したわけでありますが、この一年間を振り返りまして社長として特にどういう点に力を入れ、国際電電はどのように変わってきたのか、あるいはまた今後こういう点に力を入れていきたいと、こういう点についてお話を承りたいと思います。 で、まあ昨年の社長就任直後の当委員会でも、また先ほどもいろいろな今後の計画の概要について話がありましたが、そういうことではなしに、やはり私は企業にとって一番大事なのは企業の体質と申しますか、そういうものじゃないかと思うんですね。社長が就任したときの新聞報道を拝見いたしますと、まあ3C……
○塩出啓典君 最初に、総裁にお尋ねしたいと思いますが、四十九年、五十年と、電電公社も創業以来初めて赤字に転落をしたわけであります。これには油ショックとかいろいろ要因があるわけでありますが、まあしかし、公社としても一つの大きな転換期を迎えたと言わざるを得ない。 そういうときに当たって、総裁としても、いままでの電電公社の経営のあり方と申しますか体質と申しますか、いいところは伸ばし、また悪いところは改めていかなければならない、そういう決意で今日まで努力をしてこられていると思うわけでありますが、非常に抽象的な質問ではありますが、総裁として、そういう転換期を迎えて、特にこういう点に力を入れて今日までや……
○塩出啓典君 それでは、私は、前回の質問に関連をいたしまして、前回問題になっておりました点につきまして質問をさしていただきます。 まず最初に、いわゆる五十年度の予算におきまして、総金額におきましては当初予算以上の金額を使用しながら、たとえばビル電話は達成率五四%、データ通信等は四二・四%しか製品が売れていない。また一般加入電話も三百万個の計画に対して十九万個も売れ残っておると。そういう結果から、結局、必要以上の投資をしたためにそれが赤字の原因になったんではないかと、こういうことを質問をいたしまして、それに対して公社の方から資料をいただいたわけでありますが、この公社の資料によりますと、加入電話……
○塩出啓典君 二月二十四日の衆議院のロッキード事件以来今日までいろんなことがあったわけであります。きょうは参議院のロッキード委員会としては初めての委員会でございますので、原点に立ち返って私の疑問に思う点を質問をしたいと思うのであります。 そこで、法務大臣は、二月二十四日のロッキード委員会における発言というものを、最後にこれを、まあ訂正というか、これは新聞によっても発言撤回とか、いろんなニュアンスの違いがあるわけでありますが、その点、先ほどいろいろ秦野委員とのやりとりを聞いていますと、余り二月二十四日の時点とお考えは全く変わっていないんじゃないかと、そういうような気がするんでありますが、正直言……
○塩出啓典君 それでは官房副長官の時間の関係もございますので、最初に二、三質問をさしていただきたいと思います。 午前中でも質疑が行われたわけでございますが、いわゆるロッキード問題閣僚連絡協議会、こういうものが三木内閣のときに結成をされたわけでありますが、私たちの印象では内閣がかわってから非常に姿勢が後退をしておるんではないか、法務大臣、また福田総理も三木内閣の当時とは姿勢は変わらないと、このように口では言っているけれども、実際は大幅に後退しているんではないか、こういう印象を受けるわけでありますが、現在この閣僚連絡協議会がどういう状態になっておるのか、これを主管する内閣官房の立場から簡単に御説……
○塩出啓典君 それでは時間もありませんので、答弁もひとつ簡潔にお願いしたいと思いますが、まず最初に確認をしておきたいわけでありますが、福田内閣になって、このロッキード事件解明の姿勢はいささかも後退をしていないと、したがって三木内閣時代のいろいろな姿勢、あるいは発言、総理の発言等は、その精神は踏襲していくと、こう考えていいわけでございますか。
【次の発言】 あなたは、昨年の二月二十八日の予算委員会で、当時は副総理であったと思うのでありますが、結局こういう事件の起こる根本は、金、金、金の風潮であると、そうしてあの自民党の総裁選、あなたが田中と争って破れたあの総裁選というものが、政界における金支配の……
○理事(塩出啓典君) 午前の質疑はこの程度にいたしまして、午後一時まで休憩をいたします。
午後零時四分休憩
【次の発言】 それではまず最初にお尋ねいたしたいと思いますが、エネルギーを将来どうするかと、こういうことが世界的に大きな問題になっておることは、まあ御存じのとおりであります。わが国は特にエネルギー資源の乏しい国であり、またかつ年々エネルギーの消費量がふえてきておる、こういう現状で、これは与野党を問わず、将来に思いをいたすときに重大な問題と言わざるを得ないと思うのであります。そこで政府は総合エネルギー調査会の答申、これはほかのことは省略いたしますが、原子力発電については昭和六十年に四……
○塩出啓典君 それでは、まず最初に、ソ連との漁業交渉に関連をいたしまして二、三お尋ねをしたいと思いますが、外務省にはこの日ソ漁業交渉の問題についていろいろな投書や電報とか、こういうものがかなり来ておると、こういうように聞いておるわけでありますが、大体どういう内容のものがどの程度来ておるのか、大体のところはどうなんでしょうか。
【次の発言】 いま言ったのは、手紙とか電話とか電報とか、そういう国民の声がいろいろ外務省へ来ておると、それはどういう内容のものでどの程度来ているのかということをお聞きしたかったわけなんです。
【次の発言】 私は、今回のソ連との漁業問題を契機といたしまして、まあ外交というも……
○塩出啓典君 それでは、きょうは最初に税関における物品の評価に関する条約の問題、次に万国著作権条約及び関係諸議定書の締結についての問題について質問をいたしたいと思います。
まず最初に、税関における物品の評価に関する条約の改正でありますが、この条約の締結国三十カ国のうち二十カ国が受諾をしているように聞いておるわけでありますが、あと残り十カ国はどこであるのか、そうして各国の状況はどうか、これをお伺いいたします。
【次の発言】 この条約が発効した場合に、オーストラリアはこの条約に加盟をすると考えられるのかどうか。
【次の発言】 米国がこの税関における物品の評価に関する条約にはいまだ加盟をしていない……
○塩出啓典君 それでは最初に、子に対する扶養義務の準拠法に関する条約の締結について承認を求めるの件について二、三お尋ねをいたしたいと思います。
この条約の発効は一九六二年一月一日で、すでに十五年を経過しておるわけであります。わが国は本年二月十日に署名をし、そしてこの案件が現在国会に出されておるわけでございますが、十五年間もこの条約に日本が参加をしようとしなかった理由は何であるのか、お伺いします。
【次の発言】 そうしますと、わが国の裁判所で扱うこの種の事件、すなわち、子が親に扶養義務を請求する事件で国際的なもの、そういう範囲に限った場合、大体どの程度の件数があるのか、また相手国はどの国が多い……
○塩出啓典君 それでは、国際農業開発基金を設立する協定等について二、三御質問したいと思います。
まず、この協定の目的でございますが、第三条に、「開発途上にある加盟国の農業開発のため追加的な資金を緩和された条件で利用することができるようにすることを目的とする。」とありますが、「追加的な資金」とはどういう意味か、また「緩和された条件」というのは、どの程度に緩和された条件であるのか、御説明をいただきたいと思います。できるだけ簡単に御答弁ください。
【次の発言】 そうしますとこれはたとえば世界銀行とかアジア開発銀行などの条件よりも開発途上国にとってはより有利な条件で貸すことができる、こういう体制にあ……
○塩出啓典君 それではお尋ねしますが、まず、これはこのように判断をしていいのかどうか。これの総則の第一条に「適用」がございます。これは「公海及び」云々とありますが、したがって、瀬戸内海とかそういうところにはこれは全部適用される。しかし、公海に通ずる内水路においてはこの国際規則に関する条約と多少変わった規則を設けてもいいと。できればこの国際規則に適合した方がよろしいわけだけれども、多少変わることぐらいはいいと。そうして、その国際規則と国内規則が違う場合は、いわゆる条約締結国は国際規則が優先をし、条約に入ってない人たちの船にとっては日本の国内規則が優先をすると、こう判断していいわけですね。――いい……
○塩出啓典君 今回の首脳会談について、先ほど外務大臣からいろいろ報告があったわけでありますが、今回の最終的な宣言の中で特にわが国が主張をし、わが国の意見が取り入れられたというところはどういうところであるのか、これは簡単に項目だけでいいと思うんですが。
【次の発言】 先進国の中でもいわゆる米国、西ドイツ、日本、この三国が三つの機関車でなければならない、このように言われながら、実際はアメリカも、先ほども質問にありましたように戻し税減税を中止をする。あるいはカーターの国内政策等を見ますと、非常にエネルギーの節約というものを強調をして、私たちはそういう国際会議における景気回復ということと米国が実際にや……
○塩出啓典君 それでは、二条約の問題についてお尋ねをいたしますが、オーストラリアは現在領海三海里、経済水域十二海里と聞いております。オーストラリアを中心にニュージーランドあるいはその近辺の国々が二百海里経済水域の方向に進むのかどうかということは非常に関心の持たれるところでありますが、現状はどういう方向であるのか、これを簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 昨年十月、フィジーのスパで南太平洋フォーラム外相会議が行われて、いまおっしゃったような結論になっておるようでありますが、それから以後、まあかなり世界の情勢も変わってきておるわけでありますが、ソ連の二百海里宣言あるいはわが国の二百海里……
○塩出啓典君 参考人の鯨岡さん、本当に御苦労さんでございます。 参考人のお話を承る前に、一言委員長に抗議をしたいことがございます。私たちもこの大陸だな関係の二協定には反対の立場でありますけれども、あくまでも慎重に十分審議をしていろいろな問題点を明らかにしていく、こういう立場で今日まできたわけであります。本日の参考人に出席していただいての委員会も、あくまでも正常な状態であることを条件に私たちも賛成をしたわけでありますが、きょうはごらんのように非常な不正常な状態で、これでは参考人の方にも失礼になるし、委員会の本来の目的も達成できないんではないか。今日まで常に国益の立場で党派を超えて広い論議をして……
○塩出啓典君 関連質問。 まず自然延長論ですけれども、これは私たちの理解では、自然延長論が強くなってきたというのは、いままで大陸だなのいわゆる公の海に延びている場合にその境界を二百海里までにすべきだとか、それからもっと先までいくとか、そういう点で大体自然の延長までが沿岸国の権利であると、こういうのが自然延長論がだんだん強くなってきたことじゃないかと思うんですね。したがって、もしある国の沿岸からずっと、たとえば日本の場合、太平洋のような公海に向かって、それはもうそこまでが自然延長として沿岸国の権利に属すると、こういう考え方が強くなってきたというのが自然延長論じゃないかと思うんですけれども、これ……
○塩出啓典君 それでは、麓参考人にお尋ねいたします。きょうは本当にいろいろありがとうございました。 まず第一点は、先ほど来も問題になっております大陸だなの権利と二百海里経済水域の権利、どちらが優先するかという点につきまして、麓参考人は外務省と全く真っ向から対立をしておると。私たちも常識から考えてみても、当然二百海里経済水域というものが優先するようにならなければおかしいとは思うわけですが、外務省は逆のことを言って大陸だなの方が優先する方向にあると。そのあたりがわれわれはなかなかよくわからないわけでありますが、麓参考人はいかなることを根拠として外務省の意見と対立をされておるのか、こういう点の御見……
○塩出啓典君 それでは最初に、この在外公館に勤務する外務公務員の待遇の問題でありますが、よくアメリカのような非常に先進国へ参りますと、そこへ行ったときに家具を買ったり車を買ったり、そのようなことで借金ができる、それを任期中にだんだん返して、そして帰るときには借金はなくなるんだけれども、滞在期間が一年とか二年とか短いと非常に困ると、こういうような話を何年か前に聞いたような気がするわけでありますが、そういうような現状はどうなのか。油ショック以後非常に、賃金の上昇も平均的には物価の上昇になかなか追いついていけない、国内はそうでありますが、恐らく各国もそういうところがあるんじゃないかと思うんであります……
○塩出啓典君 私は公明党を代表し、ただいま外務委員長より提案のありました三案件の採決を行うことに対し、反対の意見を述べさせていただきます。 参議院外務委員会において、今日までわが公明党は、国益を守るために、党派を超え、イデオロギーを超えて、各会派が話し合い、協力し合っていかねばならないことをモットーに、この運営に協力を惜しまずやってきたと思うのであります。この思いは、わが党のみならず、社会党においても、共産党においても、また民社党においても同じであったと私は強く確信しております。日韓大陸だなに関する二協定の審議においても、日曜日に現地視察を行い、定例日以外連日審査を行うなど、その一例であると……
○塩出啓典君 まず最初に、この委員会でも問題になりました漁業水域に関する暫定措置法の問題でありますが、先ほどの御答弁では七月一日から施行すると、したがって、いわゆるそれに伴う政令あるいはまた第十四条でいうところの適用除外の水域、そういうものはもうできておるのかどうか、どういう内容のものであるのか、これをちょっと御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、当然いまの見込みでは、いわゆる北方四島を適用除外をするようなことはあり得ないと、そのように判断をしていいわけですか。第十四条の適用除外水域にいわゆる北方四島周辺を含むということはあり得ないと、これははっきりしていることなのか、あ……
○塩出啓典君 それでは、時間もございませんので、答弁の方も要点のみで結構でございますので、お願いをいたしたいと思います。
いよいよきょうの本会議で、鈴木農林大臣を初めとして多くの方が大変御苦労をされて締結されましたこの日ソ漁業暫定協定が国会の承認を得るわけでありますが、総理として、率直に今回の一連の交渉の経過を振り返ってどういう所感であるのか、やはりなかなかソ連は予想以上に領土問題については厳しいと、こういう感じを持たれたんではないかと思うのでありますが、その点はどうでしょう。
【次の発言】 確かに、わが国の領土の主張は貫かれたと政府は言われるわけでありますが、しかしうちが貫いたといっても、……
○塩出啓典君 きょうは。パンフランSという、これは富山化学という会社が製造した薬でございますが、これは富山化学の主力製品と言われ、年間三十億とも言われておりますが、こういう売り上げを十数年間続けてきた薬であります。ほとんどすべての病院、あるいは開業医の三分の一がこれを使っておると言われておるわけでありますが、最近一部の新聞報道等によりますと、その薬が近く中央薬事審議会の薬効再評価、薬の効能の再評価をいまずっとやっているようでありますが、その再評価の結果、有用性なしという結論が公表をされる予定になっておる、そのために、そのことをメーカーが事前に知って、この薬の回収をしておる、こういうことが報道さ……
○塩出啓典君 それでは、先ほど委員長からお話がありましたように、非常に時間的にも制限がありますので、質問も簡潔にやりますので答弁の方もいままでの論議を踏まえて簡潔にひとつお願いしたいと思います。
まず最初に、五十一年度の受信契約の普及開拓が目標七十万件に対して五十万件と減っております。特にカラー契約が四十万件の減少となっておるわけでありますが、この理由はどのように考えておりますか。
【次の発言】 答弁は要点だけで結構ですから、簡単にお願いします。
それで五十二年度七十万件という目標は十分可能であると。われわれは五十一年度はできなかったわけですから、五十二年度もちょっと困難ではないかと思った……
○塩出啓典君 それでは、まず最初に石油ショック後の三年間の調整過程についての政府の評価についてお尋ねをしたいと思います。 福田総理が経企庁長官であった昨年十月の衆議院物特委員会における所信表明で、政府は三年前の石油危機発生に伴う異常な物価上昇と厳しい不況からの脱出という二つの課題を達成し、わが国経済を新しい成長路線に乗せるために、おおむね三カ年という調整期間を念頭に置いて経済の運営に当たってきたと、このように述べておけるわけでありますが、この三月でこの三年間が終わるわけであります。先ほどからお話がありましたように、狂乱物価、そういうものは安定、一けた台にきたと、あるいはまたゼロ成長からは脱出……
○塩出啓典君 それでは最初にいわゆる漁業問題に関連して二、三お尋ねをしたいと思います。 まず水産庁にお尋ねをいたしますが、水産庁は一月二十七日にまとめました昭和五十年の世界の総漁獲量とわが国総漁獲量のうち、外国の二百海里水域内での推計漁獲量、すなわち世界各国の二海里の水域内でわが国の漁船がどの程度の漁獲量を上げているか、こういうデータでは、四十九年が四百二十五万六千トン、それから五十年が三百七十四万四千トンでございますか、大体パーセントで言いますと、四十九年が三九・四%、五十年が三五・五%と、いずれにしてもかなりの量が占められておるわけであります。しかしこれはその部分がすべて急に規制されるわ……
○塩出啓典君 それでは、きょうは公明党を代表いたしまして、補正予算案、またそれをめぐる内外の諸問題について質問をいたしたいと思います。 私は、きょうは最初に経済、財政の問題、それから次に外交問題、それからエネルギー問題、さらに時間があれば政治姿勢の問題、こういう順序で質問したいと思います。 まず最初に総理にお伺いいたしますが、日本経済はいま大きな危機を迎えている乙とは御承知のとおりであります。福田さんは三年前に、経済総理と言われ、全治三年論を唱えて三年を経過したわけでありますが、御存じのように、中小企業の倒産は年々記録を更新をしてきておる。昨年は一万五千件以上、一千万以上の負債の企業が。さ……
○理事(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を再開いたします。
午前に引き続き、科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。
質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 久保君の御発言については理事会で協議をさしていただきます。
○塩出啓典君 それではまず最初に国際核燃料サイクル評価会議の問題についてお尋ねいたしますが、先般ワシントンで開かれまして、共同コミュニケを発表してこの会議が終わったわけでありますが、わが国政府としてはこの会議の結果をどう評価しておるのか、これをお伺いいたします。
【次の発言】 研究の結果が各国の独自の計画を拘束しない、こういうことが明確化されたと、こう判断をしておるわけでありますが、これはわが国の場合はどのように理解をすればよろしいでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、新聞等いろいろ拝見しますと、大体、フランスにしても英国にしても再処理工場の計画をこれはもう断じて予定どおりやると。しかもわ……
○塩出啓典君 それでは、きょうは原子力船事業団を主体にして二、三質問したいと思うわけでありますが、まず最初に伺っておきたいことは、「むつ」をめぐる一連の出来事、そういうものを振り返って、いわゆる大山委員会と申しますか、大山先生を中心とする委員会が、なぜこのような事件が起きたのか、そういうことについて報告書を発表しておるわけであります。この報告書についての感想と申しますか、率直に、簡単に言って、どう感じておるのか。この報告書全体を通してどういう感想を持たれておるのかということについて、科学技術庁長官、それから事業団理事長の御見解を承っておきたいと思います。
○塩出啓典君 それでは最初に、まず最近の原発における軽水炉の実績等から見て、原子力船「むつ」の原子炉についても陸上の炉と同じようにステンレスチューブの応力腐食割れが起きるのではないか、こういうような点について非常にわれわれも心配をしておるわけでありますが、そういうような点については、科学技術庁としてはどういう、その点は心配はないのか。あるいはそういう点についてはこれからさらにあらゆる面にわたって検討する方向であるのか、その点はどうでしょうか。
【次の発言】 それから確かにこの「むつ」の総点検改修計画等を見ますと、そういう陸上の原発の炉で事故のあったようなところは、再度穴があいていないかどうか、……
○塩出啓典君 公明党の塩出啓典でございます。 諸先生方非常に御多忙の中、また遠路からお越しいただきまして、非常に貴重な示唆に富んだ御意見を賜り、まことにありがとうございました。私たちもこれを参考に進めてまいりたいと思います。 そこで、まず最初に安藤先生と服部先生にお尋ねしたいわけでありますが、原子力船の将来についてどうお考えになっていらっしゃるか。と申しますのは、一ころよりも非常に原子力船の実用化の時期が大分将来に延びたんではないか、こういうことを聞いておるわけであります。また一方、国内にあります陸上の軽水炉原発も非常に稼働率がよくない。四十五年以来どんどん下がって、五十年にはもう五割以下……
○塩出啓典君 それでは、現在核防条約の批准国は何ヵ国であるのか、また、核防条約第三条第一項及び第四項により、批准後十八ヵ月以内にIAEAとの保障措置協定を締結せねばならないとあるわけですが、批准国のうち十八ヵ月以内に協定を結んだのは大体何ヵ国ぐらいでございますか。
【次の発言】 そうすると、十八ヵ月たってもまだ協定が結ばれていない国は何ヵ国か、また、十八ヵ月過ぎてすでに締結している国は何ヵ国ですか。
【次の発言】 十八ヵ月たってもまだ協定を結んでいない国はありませんか。
【次の発言】 非常に多くの国が期限には間に合ってないわけでありますが、わずか十八ヵ国が期限内に核防条約の規定どおりやっておる……
○塩出啓典君 それでは、きょうは最初の大蔵委員会でございますので、いろいろ一般的な問題について二、三お尋ねしたいと思います。答弁は簡潔に、要点だけで結構でございますので。 まず最初に、経済企画庁にお尋ねいたしますが、いわゆる二兆円の事業費と言われる補正予算が成立をいたしまして、九月初めの政府の総合経済対策の一環として成立したわけでありますが、急激な円高によりましてこの補正予算の効果が非常に薄れたんじゃないかと、こういうような声もあるわけでありますが、政府としては今後の経済の見通しについてどのような考えを持っておるのか、お尋ねしたいと思います。
○塩出啓典君 それでは、ただいま議題になっております一般会計の歳出の財源に充てるための産業投資特別会計からする繰入金に関する法律案に関しまして、まず二、三質問したいと思います。
今回の法案そのものにつきましては、昭和五十年の予算委員会における審議で、共産党を除く野党修正案を提出をしたいきさつもあり、わが公明党としては賛成でありますが、五十年度においてはこのことが実現をされず、現在において野党の修正案における要望が実現をしたという、こういう理由はどこにあるのか、これを大蔵大臣からお伺いします。
【次の発言】 五十一年度の予算、あるいは五十二年度の予算、ともに三割近い国債を発行しなければならない……
○塩出啓典君 それでは、長官の所信表明についての質問をしたいと思います。ちょっとほかの委員会に出席しておりましたので、多少同僚委員の質問とダブる点もあるかもしれませんが、その点はお許しをいただきたいと思います。 まず最初に、日本原子力船事業団の問題でありますが、御存じのように、先国会におきまして、この原子力船事業団を研究開発機関に移行をすると、こういう条件のもとで期限をつけてこの原子力船事業団が成立をしたわけでありますが、長官も所信表明の中で、この研究開発機関への移行については国会の議決に従って努力をしているように書いておるわけでありますが、現在どのようなスケジュールで進まれておるのか、この……
○塩出啓典君 最初に「むつ」の問題についてお尋ねいたします。 「むつ」の修理を行うかどうかで問題になっております佐世保重工が非常に経営がピンチであると、こういうことが新聞に報道されて、私たちも非常に心配をしておるわけであります。ここは六千数百人の従業員を抱え、佐世保市の出荷額全体の半分以上を佐世保重工が占め、しかも固定資産税は年間六億円近くを佐世保市に納めておる、こういうことで、佐世保重工の問題は地域経済に及ぼす影響も非常に大なるものがあると思うのであります。 そこで、一部の報道によりますと、「むつ」の修理を受け入れる、こういう条件で政府が佐世保重工の救済に乗り出すと決定をしたというように……
○塩出啓典君 それでは、きょうは長期エネルギー見通しの問題についてお尋ねしたいと思いますが、昨年総合エネルギー調査会が昭和六十年あるいは昭和六十五年を目標とするエネルギーの見通しを発表しておりますが、政府としては、エネルギー調査会の見通しの中で、いわゆる対策促進ケース、これをやはり政府の正式な目標としておると、このように判断をしていいのかどうか。
【次の発言】 いま言われたことは閣議決定か何かされておるんでしょうか。
【次の発言】 総合エネルギー調査会というものがこういう見通しを立てたわけで、それは見通しは見通しであって、政府としてはこの方向で行くんだ、こういう点で私は閣議決定をしていかなけれ……
○塩出啓典君 それでは、省エネルギーの問題について二、三お尋ねしたいと思います。
先ほども望月委員の御質問にもありましたように、昭和六十年に一〇・八%の省エネルギー率を目標としておる、これが政府のエネルギー計画でありますが、政府の省エネルギーの基本的な政策というものはあるのかどうか。というのは、計画のような、閣議等で決定をしたそういう一つの具体的な方針のようなものは何があるのか、お尋ねいたします。
【次の発言】 総理府に本部があることは知っておるんですが、本部があるだけでは省エネルギーは進まないわけで、どういうように省エネルギーを進めていくかという具体的な点についてお尋ねをしておるわけで、総……
○塩出啓典君 この原子力基本法等の一部を改正する法律案につきまして、いろいろお尋ねをしたいと思います。 「むつ」問題以来懸案でありました安全委員会の分離という本法案を参議院で審議を始めたちょうどその時を同じくして、四国電力の伊方にある原子力発電所に関する松山地方裁判所の判決がおりた。こういう意味で、まことに歴史的な一つの時ではなかったかと思うわけであります。よしんば法律ができたにしても、それを運用していく政府の姿勢というものがよくなければ前進はないわけでありますし、そういう点から伊方裁判を通して、私は国の姿勢というものについて最初にお尋ねをしたいと思うわけでありますが、新聞等では判決について……
○塩出啓典君 本日は参考人の皆さんから非常に有意義なお話をお聞かせいただきまして、心からうれしく思っております。 そこで、最初に有澤先生と藤本先生にお尋ねをしたいと思いますが、今回の原子力基本法等の一部の改正によりまして安全委員会ができる。その安全委員会が諮問委員会か行政委員会か、こういう点についてはここでは論議はしないと思いますが、有澤先生それから藤本先生お二人の意見をお聞きしまして、やはり大事なことは、安全であるという判断をする安全委員会というものが本当に国民から信頼されるような、そういうものであることがより大事ではないか。そういう点ではお二人の意見は一致をしていると思いますし、私もその……
○塩出啓典君 それでは、まず最初に安全局長にお尋ねいたしますが、今回の原子力基本法の改正の主眼点がいろいろあるわけですけれども、主なる点は二つの点があると、このように衆議院でも答弁をなさっていると聞いておるわけですが、その二つの点とはどことどこであるのか、簡単で結構ですから。
【次の発言】 私はこういう今回の原子力基本法の改正などは、一つの手続論的な観点からの改正であると。しかしそういう手続的な問題と、それともう一つは、やはり原子力発電あるいは原子力の平和利用そのものの本質的な未解決の問題、こういう大きく分ければ二つの問題があるんじゃないかと思うわけであります。したがって、今回の改正はそういう……
○塩出啓典君 それでは、きょうは前回に引き続きまして質問をいたしたいと思います。
きょうはまず最初に、低線量の人体への影響、安全性と、こういう点についてお尋ねをしたいと思いますが、まず最初に、いわゆるこの最大許容量というものは一体どういうものであるのか。私たちも最大許容量というのは、これまでは絶対大丈夫だというものではないが、まあほとんど無視できる、心配のない点が最大許容量であると、このように理解をしておるわけでありますが、最大許容量の考え方を御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 この科学技術庁からいただきました資料の中には、「ICRPはこの勧告を行なうに当たって、放射線の人体への影……
○塩出啓典君 それでは限られた時間でございますので二、三お尋ねをいたしますが、安全審査というものは慎重過ぎることはない、できるだけ慎重にやるべきである、私はそう思うのですが、科学技術庁の見解を承っておきます。
【次の発言】 そこまで聞いていない。
【次の発言】 そこで、ダブルチェック、ダブルチェックということをいまもお話がありましたし、科学技術庁からいただいた資料にもあるわけですが、ダブルチェックとはどういう意味なんですか。
【次の発言】 一次の審査は通産省あるいは運輸省あるいは科学技術庁、そうしてそれをさらに安全委員会あるいは安全委員会のもとにある炉安審、そういうものがダブルチェックをする、……
○塩出啓典君 運輸大臣にお尋ねいたしますが、将来原子力船が実用化した段階におきましては、運輸省が原子力船の建造の認可を与えるわけでありますが、そのときに原子力安全委員会のダブルチェックを受けるわけであります。運輸大臣はこの原子力安全委員会の結論を十分に尊重すると、こういうことでありますが、原子力安全委員会の結論に反したような判断は断じて下さない、意見が違う場合もあると思うのですが、そういうときはお互いに話し合いをして、安全に関する科学的な問題ですから、話し合いはつくと思いますし、したがって原子力安全委員会の結論に反したような処置は断じてやらないと、このことを明言してもらいたいと思います。
○塩出啓典君 まず最初に、公聴会の件について少しお尋ねをしたいと思います。 原子力基本法等の改正案につきましては、当委員会においてたび重なる質疑を続けてきたわけでございますが、きょうは、科学技術特別委員会としては最後の質問の機会になろうかと思いますので、総括的な意味において質問をさしていただくわけであります。 そこで、公聴会の問題が法制化されていない、こういう点につきましては、行政懇談会の意図を受けて、将来は法制化していくけれども、現段階においてはまず定着化を図るよう努力していくと、このような御趣旨と理解をしておるわけであります。しかし、私が心配をするのは、公聴会を実施するということは、反……
○塩出啓典君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となっています原子力基本法等の一部を改正する法律案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。 本改正案は、従来の原子力委員会を、開発を担当する原子力委員会と安全を担当する原子力安全委員会に分離し、また規制行政を一貫化して責任体制の明確化を図った上、通産、運輸等の各省の行った審査を原子力安全委員会がダブルチェックを行うというような体制に改めようとするものであります。これらは、従来の安全規制行政に比し一歩前進と評価される点もありますが、なおかつ次のような問題が残されております。 第一は、原子力安全委員会が国家行政組織法の第三条機関でなく第……
○塩出啓典君 それでは、大蔵大臣の所信表明について二、三質問をいたしたいと思います。
まず最初に大蔵大臣にお尋ねしますが、大臣はこの所信表明の中で「臨時異例の財政運営を行う」、このように言っておるわけでありますが、「臨時異例」というのは何が臨時異例であると考えているのか、その点簡潔にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 五十年に赤字国債を出したときに、やはり大平大蔵大臣がその当時臨時異例ということを盛んに言っておるわけでありますが、あのときの臨時異例と今回とはどういうように違うんですか。
【次の発言】 大平大蔵大臣のときの臨時異例がもう以来今日までずっと続いて、そして今回の五十三年……
○塩出啓典君 まず最初に、東京ラウンド交渉の完結が非常に大幅におくれているわけであります。七五年の予定であったと聞いておるわけでありますが、これが大幅におくれた理由はどうなのか。それからまた、現在の見通しでは七月ごろまでには完結するように聞いておるわけですが、その見通しがどうであるのか、お伺いいたします。
【次の発言】 現在わが国もオファーを各国に先がけて提出をしたと、こういうように聞いておるわけでありますが、その他の国のオファーの状況等、大体作業は順調に進んでおるのかどうか、その点はどうなんですか。
【次の発言】 先ほど関税局長の方から、これからの東京ラウンド交渉で問題になる点についてはいろ……
○塩出啓典君 それでは最初に、五十二年度の税収見積もりが当初の予算に比べて二度にわたって補正が行われ、所得税では八千六百十億円、法人税では三千二百七十億円、税収全体では実に一兆一千六十億円の減額修正が行われておるわけでありますが、このように大幅に租税収入が落ち込んだ原因はどういうところにあるのか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今年度の最終的な税収の見積もりは、いまの減額修正したのに比べて大体どの程度の状況であるのか。
【次の発言】 いま主税局長から、景気回復のおくれがこういう税収の落ち込みになったと、こういう点はわかるわけでありますが、昨年一年見ましても、かなり暦年で見ましても大幅……
○塩出啓典君 参考人の皆さん、きょうはいろいろ御苦労さんです。 時間もございませんので、御答弁も簡潔にお願いしたいと思うんです。 まず木下先生に、投資減税とそれから住宅新築の場合の控除の問題ですが、私たちは投資減税の場合は、投資できる企業よりもむしろ過剰設備を抱えている企業が非常に多い。そういう中で省エネルギー、公害に限ったにしてもかなり企業間の格差を増大させるのじゃないか。住宅の控除の場合も新築だけで中古の住宅は関係ない、あるいはさらに家賃を払って生活している人には何らの家賃控除もない。そういう意味で、本来からいえばこういうものは不公平を増大させるものだ。しかし、いまは景気回復あるいは新……
○塩出啓典君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました租税特別措置法及び国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律案について反対の態度を表明し、討論を行うものであります。 昭和五十三年度税制改正については、わが国の当面する厳しい経済、財政情勢から勘案して、景気の着実な回復を図ることを主目的としながら、一方では財政の健全化にも展望を開くことが課題とされていたのであります。 しかるに、来年度の税制改正は住宅ローン減税、円高で被害を受けた中小企業への繰り戻し還付の特例、法人関係の租税特別措置の整理合理化などの措置だけであって、これでは直面する経済、財政情勢や国民生活の実情……
○塩出啓典君 それでは、石油開発公団に関する問題を先に二、三質問をさしていただきたいと思います。 石油開発公団からの出資の問題で、公団の投融資比率が一歩前進したことは私評価するわけでありますが、前々から輸銀、開銀から借りるものについて公団に融資の保証をしてもらいたいと、こういう要望が前々からあるわけであります。特に輸銀については前に保証したことがあったわけなんですけど、こういうものを私は復活すべきではないか。というのは、ある一つの事業に対してこれは保証に値するかどうか、こういうような問題はやはり専門家の石油開発公団の方がはるかに事情に詳しいし、やはり石油開発公団の設立の趣旨から見ても、わが国……
○塩出啓典君 参考人の皆さん、きょうは本当に御苦労様でございました。 桃井さんにまずお尋ねしたいわけですけれども、表示問題でありますが、清酒業界は非常に業界が数が多いにもかかわらず真っ先に公正競争規約を実施したと。そういう点で私たちも非常に清瀬業界の誠意ある、また消費者本位の姿勢は高く評価をしておるわけでありますが、ところがウイスキー業界などは全くやっていないわけで、お話によりますと、公正取引委員会は清酒業界にその実施を迫ったときに、必ずほかの業界にもちゃんとやらせますと、こういうように公取は言ったんだと、政府は約束違反じゃないかということを、この前灘、伏見の業界の皆さんとの会合にそういう意……
○塩出啓典君 それでは、酒税法の問題について質問をいたします。 本日は、まず最初に表示の問題についてお尋ねしたいと思います。 先般、灘、伏見の酒造業界の人たちに会ったときも、また、先般の大蔵委員会に参考人として来ていただいた酒造業界の人たちも、また、私の地元である広島県の清酒業界の人たちに会うときにも、いつも表示の問題についていろいろ意見が出るわけであります。 それは御存じのように、酒は製造年月日等あるいは内容表示等もやっておるわけですけれども、一方ウイスキー類については年月日が記入されていない、内容表示もない、ビールについても旬のみが記入されておる、こういうことは非常に不公平ではないか……
○塩出啓典君 それでは、酒類販売業免許制度についてお尋ねいたします。
酒類販売業免許制度は昭和十三年に創設されたわけでありますが、同制度創設までのいきさつについて簡単に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 昭和五十年四月薬事法における薬局の適性配置、すなわち距離制限は憲法二十二条一項職業選択の自由に抵触すると、こういう最高裁判決が出されておりますが、酒類販売業免許制度も薬局の小売制限と同様の性格を持つものであり、違憲の疑いがきわめて高い、こういう意見もあるわけですけれども、どう考えておりますか。
【次の発言】 現在も清酒の製造業者、卸売、小売業者についてはそれぞれ免許を与えておるわ……
○塩出啓典君 特例法の問題についてお尋ねをいたしますが、今年度も十兆円余の国債を発行し、国債依存度は実質では三七%と言われておるわけであります。五十年、五十一年、五十二年、五十三年とだんだん国債依存度は増加をし、構造的な歳入不足と言えると思います。そこで、福田総理大臣も本会議等で、やはり国債管理政策というものは、まず第一に国債の発行額を減らすことであると、このようにおっしゃっておるわけで、私も全くそのとおりだと思うわけであります。 そういう点から、まず政府にお伺いしたいことは、率直に言って現在のような構造的な歳入不足の原因がどこにあるのか、一般的な話ではなしに、ことしも十兆九千八百五十億の国……
○塩出啓典君 それでは、財政特例法の審議に入ります前に、佐世保重工の問題について大蔵大臣に一言お尋ねをしておきたいと思います。
新聞の報道等では、福田総理からお話があり、大蔵大臣も佐世保重工の救済について、金融機関に対する要請等の動きがあるやに聞いておるわけでありますが、現状はどういう方針でやっていらっしゃるのか、その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 御存じのように、佐世保重工に対しましては原子力船「むつ」を当工場で修理をする問題につきまして、これを受け入れるか受け入れないか、あるいはその受け入れの場合はどういう条件かと、こういうことが問題になっているわけでありますが、いまの大蔵大……
○塩出啓典君 それでは最初に、世銀グループといういわゆる金融機関が三つあるわけでございますが、世界銀行が設立されてからもう、三十年以上たっておるわけでありますが、こういう世銀グループの果たしてきた役割りというものをどう評価するのか、また今後の問題点は何か、簡単に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 世銀の融資対象の分野がかなり当初の運輸、電力とかそういう産業基盤的なものより、最近においては農業、教育部門さらには人口、保健、環境問題、こういう社会的側面にも考慮が払われている、このように聞いておるわけでありますが、現状はどうであるのか、今後の方向はそういう方向に進むと考えられるのか、その……
○塩出啓典君 最初にお尋ねをいたしますが、この提案理由に、本法律案を提案した理由として、「最近における高等学校、大学等への進学のために必要な資金の負担の実情にかんがみ、」とありますが、これはどういう意味でございますか、簡単で結構ですから……。
【次の発言】 そうすると、これは大学へ行けば行くときにもお金が要るし、また入ってからもお金が要るわけですが、入学のときの金の負担に対するものであると、このように理解いたします。
そこで今回の進学ローンは、いわゆる一般貸し付けとそれから進学積立郵便貯金預金者貸し付けと、こういう二つの制度があるわけでございますが、この二本立ての制度とした理由は何か、それぞ……
○塩出啓典君 それでは、今回の進学資金の貸し付けということが法律改正で行われるわけでありますが、きょうまでの当委員会の質疑を通して私が感ずることは、果たして国民金融公庫においてこの制度を円滑に実施する体制にないのではないか、そういう点が非常に心配をされるわけであります。現在でも非常に公庫の事務処理はおくれ、自宅に帰ってやらなければいけない、こういう点に追い込まれておるのに、この制度が加わりますとそれがさらに倍加されていくんではないか、こういう点が非常に心配されるわけであります。 そういう立場から二、三お尋ねをしたいと思いますが、まず最初に第四条の、「公庫は、大蔵大臣の認可を受けて、他の金融機……
○塩出啓典君 最初に、原子力船「むつ」の問題についてお尋ねいたします。
午前中、同僚議員からいろいろ質問もございましたので、できるだけ重複を避けましてお尋ねしたいと思いますが、原子力船開発事業団を原子力船研究所にしていくと、こういう方向にあるわけですが、この原子力船研究所法案の準備状況はいまどういう状況にあるのかお尋ねいたします。
【次の発言】 現在の見通しとして、次の通常国会には提案できることは間違いないのかどうか。
【次の発言】 原子力船研究所を原子力研究所の一部にするのか、あるいは全然別個のものにしていくのか、そのあたりの方向はどうなっておりますか。
○塩出啓典君 それでは最初に、先ほども質問のありました住友銀行の現金支払い機の時間延長の問題についてお尋ねをしたいと思います。 先ほど銀行局長から、十月七日に届け出があってそれを認可をしたと、こういう説明はいただいたわけでございますが、いろいろ今日までいろんな雑誌等にもそのいきさつがずっと書かれておるわけで、大蔵省もこういうような動きがいままでなかったということは言えないんじゃないかと思うんですが、そこで、正式な届け出はなかったにしても、住友銀行としてこの営業時間を三時間ほど延長したいと、こういう非公式な打診はあったと、このように理解をしていいわけですね。
○委員長(塩出啓典君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙によりまして、本特別委員会の委員長に選任されました。微力ではございますが、皆様方の御指導、御協力を賜りまして重責を全うしてまいりたいと存じますので、どうかよろしくお願いいたします。(拍手)
藤原房雄君から発言を求められております。藤原房雄君。
【次の発言】 ただいま私が委員長に選任されましたため、理事が一名欠員となりましたので、この際理事の補欠選任を行います。
理事の選任は、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、金子科学技術庁長官から科学技術振興のための基本施策について、その所信を聴取することといたします。金子科学技術庁長官。
【次の発言】 次に、昭和五十四年度科学技術庁関係予算について説明を聴取いたします。半澤官房長。
【次の発言】 以上で所信及び予算の説明を終わりました。
本件に関する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時四十五分散会
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
この際、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に、動力炉・核燃料開発事業団副理事長金岩芳郎君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定をいたします。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。
これより質疑に入ります。質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめます。午後の委員会は本会議散会後直ちに再開することとし、休憩をいた……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。金子科学技術庁長官。
【次の発言】 以上で本案の趣旨説明は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ります。
本日はこれにて散会いたします。
午後零時十九分散会
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は去る十六日に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 本案に対する本日の質疑はこの程度とし、これにて散会をいたします。
午後四時四十五分散会
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
前回に引き続き、これより質疑を行います。質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩をいたします。
午後零時十一分休憩
【次の発言】 ただいまから科学技術振興対策特別委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題とし、これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
核原料物質核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
前回に引き続きこれより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時三十五分まで休憩いたします。
午後零時四十四分休憩
【次の発言】 ただいまから科学技術振興対策特別委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を課題とし、吉田君の質疑を続行いたします。
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
本案審査のため、本日、動力炉・核燃料開発事業団副理事長金岩芳郎君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 それでは、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 ただいま佐藤君の申し出のありました件については、理事会において協議……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
本案審査のため、本日の委員会に動力炉・核燃料開発事業団理事中村康治君を、また、来る十一日の委員会に電気事業連合会副会長正親見一君、原子力資料情報室高木仁三郎君、東京工業大学教授河村和孝君、動力炉・核燃料開発事業団理事長瀬川正男君、日本学術会議会員中島篤之助君及び日本原子力研究所高温工学室長青地哲男君の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ご……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、後藤正夫君が委員を辞任され、その補欠として上條勝久君が選任されました。
【次の発言】 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
前回に引き続き、これより質疑を行います。質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時三十分まで休憩をいたします。
午前十一時三十三分休憩
【次の発言】 ただいまから科学技術振興対策特別委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、核原料……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十六日、上條勝久君が委員を辞任され、その補欠として後藤正夫君が選任されました。
また、本日、玉置和郎君及び中山太郎君が委員を辞任され、その補欠として上條勝久君及び北修二君が選任されました。
【次の発言】 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
本日は内閣総理大臣に対する質疑を行います。
総理に対する質疑時間等につきましては、理事会におきまして協議し、各質疑者に御通知申し上げたとおりでございます。大変窮屈な時……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨三十一日、北修二君が委員を辞任され、その補欠として中山太郎君が選任されました。
【次の発言】 原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は去る四月二十七日聴取しておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 本案に対する本日の質疑はこの程度とし、これにて散会をいたします。
午後五時十九分散会
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、熊谷弘君、山崎竜男君及び森下昭司君が委員を辞任され、その補欠として増岡康治君、岡田広君及び大森昭君が選任されました。
【次の発言】 原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
前回に引き続き、これより質疑を行います。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。
これより討論に入ります。――別に御発言もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
原子力損害の賠償に……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る五日、増岡康治君及び岡田広君が委員を辞任され、その補欠として熊谷弘君及び山崎竜男君が選任されました。
また、去る六日、大森昭君が委員を辞任され、その補欠として森下昭司君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第七六二号筑波地区に国際科学技術博覧会開催に関する請願を議題といたします。
先刻理事会におきまして協議の結果、本請願は、議院の会議に付するを要するものにして、内閣に送付するを要するものと意見が一致しました。
理事会申し合わせのとお……
○塩出啓典君 それでは、最初に、南極のあざらしの保存に関する条約の締結について承認を求めるの件について二、三お尋ねをいたしたいと思います。
これは外務省からいただきました資料の中にも、十八世紀末から十九世紀前半においてアザラシが非常に乱獲をされた、こういうところから将来の乱獲を防止するためにこういう条約が締結されたとのことでございますが、十八世紀末から十九世紀前半と申しますともう百数十年も前の話でありまして、それが現代このような条約が必要なほど乱獲の危険性というものがあるのかどうか、この点御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 理論的にはそういう乱獲の危険性ということはあると思うんで……
○塩出啓典君 それでは、北西太平洋における千九百七十九年の日本国のさけ・ますの漁獲の手続及び条件に関する議定書の締結について承認を求めるの件につきまして質問をいたします。
ことしは、戦後一貫して日ソ漁業交渉に当たったイシコフ漁業相が引退をし、ソ連側はカーメンツェフ新漁業相のもと、新しい陣容で交渉に臨んできたわけでございますが、そこでイシコフ漁業相引退の背景はどういう点にあったのか、これが一点。
それからもう一つは、新漁業相のもとでの今回の漁業交渉を通しての感想をお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 この議定書は、日ソ漁業協力協定第三条の規定に基づいて作成されたものであると理解をしておる……
○塩出啓典君 それでは、千九百七十四年の海上における人命の安全のための国際条約及び議定書につきまして質問をいたします。
最初に、一九七四年のいわゆるSOLAS条約と言われているそうですが、この条約が作成されて四年半以上たっているわけでありますが、各国の加盟状況、締約国は三月二十六日現在で二十二カ国である、現在まだ未発効である。この未発効の理由は何ですか。
【次の発言】 発効の見通しはどうなるんですか。
【次の発言】 わが国は四年半もたってまだ批准をしていない。海運国であり、IMCOの理事国であるわが国がこういう問題に率先をしてやるべきである、にもかかわらず、おくれた理由は何でしょうか。
○塩出啓典君 それでは二重課税回避の二国間協定について、わが国は三十カ国と締結をしていると聞いておるわけでありますが、間違いはないかどうか、お尋ねいたします。
【次の発言】 二重課税回避の二国間協定が三十カ国と締結されておるわけでありますが、これらの協定の内容というものはどういう考え方に立って作成をされているのか。私の判断では、大体、皆同じような共通するパターンで締結されておるように聞いておるわけですが、その根本的な考え方は簡単に言ってどういう考えに立っておるのかお伺いいたします。
【次の発言】 ECDのモデル条約が一九六三年にでき、さらに一九七七年に新しいものができたと聞いておるわけでありま……
○塩出啓典君 それでは、人権規約の問題について質問をいたしたいと思います。質問の順序を多少変えまして、特に、本日は、具体的な問題をお尋ねしたいと思います。 まず、外務省にお尋ねいたしますが、A規約につきましては、この第二条で「漸進的に達成するため、」と、すぐ達成できなくても徐々に達成していけばいいという、この点がB規約とは本質的に違うように理解をしておるわけでありますが、この「漸進的」というのは具体的にはどういう内容のものなのか、たとえば十年ぐらいあるいは二十年単位の話なのか、あるいは一歩一歩前進しておればいいものなのか、これはどうなんですか。
○塩出啓典君 それでは人権規約について質問をいたします。
まず、最初に外務省にお尋ねいたしますか、この人権規約につきましては、六六年の採択のときに決議が付されており、その決議によりますと、政府はこの人権規約を国内にできる限り広範にPRをしなければならないという義務づけが行われております。政府は、人権規約に対する国民の関心を喚起するために、今日までどういう努力をしてきたのか、これを最初にお伺いしておきます。
【次の発言】 それでは、本日は、A規約の方の社会保障に関する第九条を中心に質問したいと思います。
第九条の意味は、社会保険その他の社会保障について外国人を差別してはならない、こういうよう……
○塩出啓典君 三人の参考人の方からは大変いろいろ有益なお話を、また御意見をお聞かせいただきまして本当にありがとうございました。 私、公明党の塩出啓典でございますが、限られた時間の中で二、三質問をさしていただきたいと思います。 永石参考人からいろいろ国籍法の問題、それから無国籍者の問題、こういう問題の提起がございまして、先ほど田中委員からもお話がありましたように、私たちもこういう問題の解決に党派を超えてお手伝いをさせていただきたい、このように考えております。 そこで、特に先生がおっしゃいました二番目の問題の一番最後に、日本女性が韓国人、台湾人と結婚した、そういう場合に昭和二十七年の民事局長……
○委員長(塩出啓典君) この際、一言ごあいさつ申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙によりまして、再び本特別委員会の委員長に選任されました。
よろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 それでは、ただいまから理事の選任を行います。
本特別委員会の理事の数は五名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に源田実君、長谷川信君、松前達郎君、藤原房雄君及び佐藤昭夫君を指名いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十一時六分散会
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査につきましては、閉会の場合においてもなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成及び提出の時期につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたし……
○委員長(塩出啓典君) この際、一言ごあいさつ申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙によりまして引き続き本特別委員会の委員長に選任されました。委員各位の御協力を得てこの重責を全うしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【次の発言】 それでは、ただいまから理事の選任を行います。
本特別委員会の理事の数は五名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に源田実君、長谷川信君、松前達郎君、藤原房雄君及び佐藤昭夫君を指名いたします。
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
今般、科学技術庁長官に就任されました長田裕二君及び科学技術政務次官に就任されました夏目忠雄君から発言を求められておりますので、この際、順次発言を許します。長田科学技術庁長官。
【次の発言】 次に、夏目科学技術政務次官。
【次の発言】 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(塩出啓典君) ただいま皆様方の御推挙により引き続き委員長に選任されました。よろしくお願いいたします。
【次の発言】 それでは、ただいまから理事の選任を行います。
本特別委員会の理事の数は五名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に熊谷弘君、源田実君、松前達郎君、藤原房雄君及び佐藤昭夫君を指名いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後一時十二分散会
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に、日本原子力研究所理事長村田浩君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。
午後零時十六分休憩
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時四十三分散会
○委員長(塩出啓典君) ただいま皆様の御推挙によりまして引き続き本特別委員会の委員長に選任されました。 この際、一言ごあいさつ申し上げます。 本特別委員会は、今日まで科学技術振興対策樹立に資するため、エネルギー問題に関する件、宇宙開発に関する件、海洋開発に関する件、防災科学技術に関する件等について熱心に調査を進めてまいりました。資源のないわが国にとりまして科学技術の振興は国民生活の向上のため不可欠であり、本特別委員会の責務はますます重要となっております。 本国会におきましても、引き続きこれらの諸問題について鋭意調査を進めてまいる所存でございます。委員各位の御協力を得て委員長の重責を全うし……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、長谷川信君が委員を辞任され、その補欠として林寛子君が選任されました。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、長田科学技術庁長官から科学技術振興のための基本施策について、その所信を聴取することといたします。長田科学技術庁長官。
【次の発言】 次に、昭和五十五年度科学技術庁関係予算について説明を聴取いたします。下邨官房長。
【次の発言】 以上で所信の表明及び予算の説明を終わりました。
本件に関する質疑は後日に譲ることといたします。……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二月二十一日、林寛子君が委員を辞任され、その補欠として長谷川信君が選任されました。
また、本日、望月邦夫君が委員を辞任され、その補欠として衛藤征士郎君が選任されました。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査中、科学技術振興のための基本施策及び昭和五十五年度科学技術庁関係予算に関する件を議題といたします。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 本日の質疑はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。
午後一時十……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、下条進一郎君、後藤正夫君、山崎竜男君及び長谷川信君が委員を辞任され、その補欠として成相善十君、北修二君、山本富雄君及び中村啓一君が選任されました。
また、本日、玉置和郎君及び永野嚴雄君が委員を辞任され、その補欠として増岡康治君及び高平公友君が選任されました。
【次の発言】 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、永野嚴雄君、長谷川信君及び後藤正夫君が委員を辞任され、その補欠として遠藤政夫君、山本富雄君及び上條勝久君が選任されました。
【次の発言】 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案、以上両案を一括して議題とし、前回に引き続き、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 去る四月二十四日、下田京子君、高杉廸忠君、広田幸一君及び内田善利君が委員を辞任され、その補欠として佐藤昭夫君、森下昭司君、福間知之君及び渋谷邦彦君が選任されました。 また、四月二十五日、遠藤政夫君、山本富雄君、上條勝久君、増岡康治君、伊江朝雄君及び降矢敬義君が委員を辞任され、その補欠として永野嚴雄君、長谷川信君、後藤正夫君、玉置和郎君、中山太郎君及び源田実君が選任されました。 また、本日、望月邦夫君、長谷川信君、中山太郎君が委員を辞任され、その補欠として衛藤征士郎君、……
○塩出啓典君 KDD汚職事件で、十八日に郵政省の元電監室幹部二名が逮捕されたわけであります。郵政省は、事件の最大の原因はKDDの経営姿勢にあると言っているが、われわれはそうとは思わない。郵政省の内部調査でも明らかにされなかった今回の件について、郵政大臣としてどう責任をとる決意か、伺いたい。また、省内の綱紀粛正をどう図っていくか、伺いたいと思います。
【次の発言】 三月十三日、KDDの増田社長は、経営刷新方針を発表している中で、不正の温床を断つために郵政省からの天下りを拒否すると言っております。昭和二十八年KDDが発足して二十七年たち、KDD自体で人材は育っているわけであります。今回、KDDへの……
○塩出啓典君 まず最初に、午前中の委員会の冒頭で、長官より今後の科学技術行政のあり方について何項目かの所信の御発表があったわけでありますが、その件に関連して、二、三お尋ねをしたいと思います。 長官は、まず第一に、研究開発資金の確保をしていかなければいけない。特に、わが国は、前々から指摘されておりますように研究費というものは民間依存が非常に多い。そういう点も挙げて研究開発資金の確保の必要性を言われたわけで、私たちとしてもそういう点には全く同感であります。いま来年度の予算編成の途上でありますけれども、非常に厳しい財政の中で、防衛費は別枠だと言う。防衛費も大事だけれども、むしろ科学技術は、資源のな……
○塩出啓典君 最初に、最近の原子力発電所の稼働率の状況をお尋ねしたいと思います。
昭和五十年に設備稼働率が四一・九%、昭和四十五年以来のデータを見ても下がる一方であったわけであります。昭和五十一年に五二・八%とちょっと回復をいたしましたが、五十二年には四一・八%と、こういうように最低になったわけでありますが、それがその後、五十三、五十四、五十五と上昇をしておるように聞いておるわけでありますが、このあたりの最近の状況はどうか、これを簡単に御説明をいただきたい。
【次の発言】 私たちはそういう関係者の努力によってこういう健全な運転の実績をつくるということは非常に喜ばしいことであると思うのでありま……
○塩出啓典君 まず最初に、原子力商船の実用化の動きというものが顕在化に至っていない、こういう現状について政府としてはどのように認識をしておるのかお尋ねをいたします。
【次の発言】 この原子力船開発事業団が設立されたのは昭和三十八年、その当時は原油価格も恐らく二ドル前後で非常に安定をしておった時代だと思います。それが昭和四十八年の油ショックあるいはまた第二次石油ショック等を通して、恐らく昭和三十八年当時われわれが予想しておった以上に油の価格というものが高騰してきておるわけですね。そういう点で考えれば、昭和三十八年あるいは四十年当時の予測よりも、もっと早く原子力商船の実用化の時代が来なければならな……
○塩出啓典君 青森県のむつ市の大湊港が定係港として昭和四十二年の九月、政府が青森県知事、むつ市長に要請をし、同年十一月に大湊港に定係港を設置することに青森県、むつ市の同意を得ておるわけでありますが、この定係港というのはどういう条件が必要であるのか。また政府がこの大湊港を当初定係港に選んだ理由は何なのか。またその当時いろいろな候補地があったけれども、どういう理由でむつを選んだのか、そのあたりのいきさつを簡単で結構ですから御説明をいただきたい。
【次の発言】 その当時この大湊港というのは、そういう条件に最も適した場所であったのか、その点どうなのか、ほかにたくさんあった中の一つであったのか、その点ど……
○塩出啓典君 公明党の塩出啓典でございます。本日は参考人の皆さんには大変示唆に富んだお話を聞かしていただきまして心から感謝をする次第でございます。 そこで、小野参考人にお尋ねをしたいと思います。原子力商船実用化の時代が果たして来るかどうか、いつごろ来るか。このあたりがわれわれの一番知りたいところでございますが、政府の資料、きょうの参考人のお話を聞いてもなかなかつかめない。この判断を誤るということは、国民の血税を研究費にどの程度注入していくか、こういうことにも大きな関係があるわけでありますが、率直に言って、小野参考人として原子力船実用化の時代は来るとお考えか、いつごろ来るか。そして原子力船の研……
○塩出啓典君 先般当委員会に各界の参考人をお呼びいたしまして、いろいろ御意見も承り、質問をしたわけでありますが、率直に申しまして造船業界、海運業界というものが、この原子力船事業団に対する熱意がちょっと足りないんじゃないかな、将来原子力商船実用化の時代が来るとは言われておるけれども、余り金をつぎ込むと危険であると、だからそういうものは国にひとつやってもらおうじゃないかと、こういうような率直に言って感じを受けたわけでありますが、そういう立場で二、三お尋ねをしたいと思います。 今日までの原子力船開発に対して要した資金の状況がどうなのか、それに対する負担はどこが負担しているのか、これをお尋ねいたした……
○塩出啓典君 きょうまで原子力船事業団法の一部改正の法律を審議をしてまいりまして、きょういよいよ最後の場で鈴木総理の御出席をいただいたわけでありますが、実は、この原子力船の今後の開発のかなめというべき定係港の問題が依然としてはっきりしない。そういう現状でありますが、総理に端的にお尋ねをしたいわけでありますが、総理は昭和四十九年十月十四日のあの四者協定において政府の代表として参加をされた。それで、あの協定によって大湊港を撤去するということを決意をされた。事業団が発足以来、科学技術庁があらゆる調査をしてそうして決定をしてきた、しかも何十億の金をつぎ込んできた、こういう大湊港を撤去するということは、……
○塩出啓典君 渡辺大蔵大臣に対する本日は最初の質問でございますので、基本的なことをお伺いしたいと思います。まあ限られた時間でございますので答弁も簡潔で結構でございます。 大蔵大臣は、かつては農林大臣として予算の確保にがんばられたわけでありますが、いまは大蔵大臣となって攻守ところを変えておられるわけであります。今年度の予算編成、非常にいまだかつてない財政再建の必要が叫ばれている中で、先般から問題になっておりますように「歳出百科」をつくるとかあるいは大臣を先頭にして財政再建のキャンペーンを全国で繰り広げるとかあるいは大変反響を呼んだゼロリスト、これはいい反響か悪い反響かは別として、そういう御努力……
○塩出啓典君 時間も大分遅くなりましたので、ひとつ答弁の方も簡潔にお願いしたいと思います。
銀行預金から郵貯へのシフトが問題になっておるわけであります。今年の四月から八月までのデータでは郵便貯金が四兆四千九百十三億円、前年同期比四八%増、都市銀行が九千百九十二億円の預金増で前年度に比べては増加量が二八%減っておる。そういう中で先般九月二十六日に大蔵大臣、郵政大臣のいろいろ合意があったわけでありますが、その後もいわゆる郵貯へのシフトは依然として続いておると、こういうように聞いておるわけでありますが、状況はどうでございますか。
【次の発言】 いま原因について言われましたけれども、これは何かアンケ……
○塩出啓典君 きょうは科学技術庁長官の所信表明についての質問でございますので、まず、それについて伺います。 長官は所信表明の第一に、いわゆる「科学技術会議の総合調整機能の強化」、こういうことをうたわれておるわけであります。私たちもいままで科学技術会議というものがあることは知っておったわけでありますが、本当に総合調整機能を十分に果たしておったかと、そういう点は非常に存在が弱かったんじゃないか。いままでいろいろ答申とか意見書等も出してはいるわけですが、十分機能していない。そういうところから、この総合調整機能の強化というものをうたわれたんではないかと、このように思うわけでありますが、特に長官がこの……
○塩出啓典君 それでは、長官の所信表明につきまして、前回に続いて質問をさしていただきたいと思います。 きょうは、長官の所信表明の第三の宇宙開発の問題、第四の海洋開発、それから第五の防災科学技術の推進の問題、それと最後に原子力船「むつ」等の問題について二、三お尋ねをしたいと思います。 皆さんも御存じのように、スペースシャトル「コロンビア号」が十二日に米国のケネディ宇宙センターから打ち上げられ、そうして十五日に五十時間余の宇宙旅行を終え、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地に無事着陸をしたわけであります。中川長官も早速祝電を打ったそうでありますが、長官としての率直な御感想を承りたいと思います。
○塩出啓典君 最初に、新技術開発事業団法の一部を改正する法律案に関して質問いたします。 いただきました資料によりますと、戦後の革新技術開発は、アメリカが圧倒的に多い。これは通産省の「八〇年代の通商産業政策」、一九八〇年版の資料のようでありますが、一九五三年から七三年まで二十年間において革新技術を発見した数、アメリカが六三%、イギリスが一七%、そしてその次が日本と西ドイツで大体七%と、こういうようになっておるわけでありますが、GNPにおいては世界第二位のわが国として、革新技術の数が非常に少ないような感じがいたしますが、こういう点がどういうところに原因があるとお考えになっておるのか、伺います。
○塩出啓典君 まず最初に、きょう午前中の委員会で日本原子力発電敦賀発電所における一連の事故についての報告が、科学技術庁及び資源エネルギー庁からあったわけでございますが、それに対して質問をいたしたいと思います。 まず最初に、通産省にお尋ねをいたしますが、特に最初の事故である第四給水加熱器の構造の事故の問題等、報告すべきものがなかなか報告されていなかった、こういう点が指摘をされておるわけでありますが、これは故意に隠して報告しなかったのか、あるいは報告する必要がないと思って報告しなかったのか、あるいはこの程度の事故であれば大したことはないという、そういうことで報告はされなかったのか、そのあたりのい……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、航空機輸入に関する調査特別委員会の設置を強く要求するものであります。 次に、その理由につき順次申し上げます。 まず第一に、この航空機輸入に関する調査特別委員会は、国会の決議によりまして、同時に、議長あっせん、議長裁定等があり、そういうものを踏まえて設けられたという、他の特別委員会に例を見ないような重要性を持ったものとして設置されたということであるからであります。 第二は、当特別委員会の設置の趣旨は徹底的な真相解明にあったはずであります。航空機輸入関係の裁判もいまだ結末を見ず、一方、当委員会における徹底的な解明も不十分と言わねばなりま……
○塩出啓典君 最初に、この農業災害補償制度の問題についてお尋ねをいたしますが、大体農業災害補償制度というものの考え方ですね、これはどういう考え方を根本にこの法律が制定されておるのか、これをお尋ねをいたします。
【次の発言】 この根本はやはり農家の自主的な相互共済というものが根本になっていると、私はそのように理解をしているわけでありますが、そこで、このいろいろな共済制度には国からいろんな意味の補助金、助成をしておるわけでありますが、聞くところによりますと、かなりこれは共済制度によって国の助成の割合が違う、そのように……、今回議題になっておりますいわゆる農業共済、果樹共済、こういう場合には、たとえ……
○塩出啓典君 参考人の皆さん、大変いろいろな有益な御意見を聞かしていただきまして心から感謝をいたしております。私たちもそういう御意見を参考に今後努力してまいりたいと思っております。 そこで、森本さんにまず最初にお尋ねをしたいわけでございますが、ここ何年かの動きを見ましても相対的に清酒の需要は減ってきておる。しかもその中で特級が減って一級はふえてきておる、あるいは二級の方に移ってきておる、こういうような傾向が見られるわけでありますが、この清酒の需要の後退、相対的に減ってきておる、その原因についてどこにあるのか。どうしても原料米の価格が八割近くを占めておる。こういう点から、どうしてもビール等に比……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました酒税法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。 まず反対する第一の理由は、政府のとっている財政再建の方法が、社会的不公平の是正や行財政改革によるのではなく、本法案の酒税の引き上げのように一方的に国民に負担増を押しつけるものであるからであります。 たとえば、政府の昭和五十六年度予算案及び税制改正案を見ても、所得税減税の見送りによるいわゆる見えざる増税二兆七千六百九十億円と酒税の二千八百三十億円だけでも三兆円を超える大衆増税になっております。 それに比べ、国民の強い要望でありました歳出削減につきましては、昭和……
○塩出啓典君 参考人の皆さん、本当にきょうはいろいろ有益な御意見をお聞かせいただきまして、心から感謝をいたしております。 まず最初に、電子機械工業会の進藤会長にお尋ねをいたしますが、研究開発投資が必要であると。やはり日本も世界のフィリップスあるいはその他の会社を相手に闘っていくにはそれだけの研究開発投資をし、そういう中から新しい製品も生まれてくるんじゃないかと思うのでありますが、先ほど進藤会長は、そういう点から特にこのVTRについて、いよいよこれからの商品であると、ようやく長年苦労して開発をして、そしていまからというときに税金をかけられるので非常に困ると、そういう意味で一年延期をしてほしいと……
○塩出啓典君 それでは最初に、有価証券取引税の問題についてお尋ねをしたいと思います。 きのうからの本委員会の論議で、昭和二十八年に有価証券の譲渡所得課税が廃止をされたと、そのときにこの有価証券取引税が設けられたわけでありますが、これは決してかわりではないと、たまたま時期が一緒になったんだと、このように御説明をいただいたわけでありますが、そこで廃止前のいわゆる譲渡所得課税というのはどういう内容であったのか。またこれをやめた理由は、所得の把握が困難でこのままでは新たな不公平を生ずると、そういうことで廃止をしたと、こう理解していいのかお伺いします。
○塩出啓典君 グリーンカードの問題につきましては他の委員からもいろいろ質問があり、重複を避けたいと思います。
大蔵大臣は、内外の見直し論、反対論はあるけれども断固やる、こういう御決意と承っておりますが、ただ利子・配当の総合課税の移行に際して預金者に無用の不安を与えないよう、移行に際して税務執行上取り締まるというよりもむしろ親切に指導して過去の過ちを正すという、こういう基本的なスタンスが必要ではないか、悪質なものは別としてですね。そういう点についてはどのようなお考えであるのか承っておきます。
【次の発言】 次に、きょう午前中でもいろいろ質問がありましたお医者さんが有限会社をつくるという、こうい……
○塩出啓典君 それでは、今日まで当大蔵委員会で今年度の一兆四千億に近い増税案を審議してきたわけでありますが、最後に総理にいろいろ質問する機会を得たわけであります。 最初に、行政改革についてお尋ねをしたい。できるだけ先ほどの質問とは重複を避けてお尋ねしたいと思うわけでありますが、歴代の総理大臣、私が四十三年に国会へ来てから何人かの総理大臣がいらっしゃったわけでありますが、行政改革に触れない人はほとんどいなかったわけであります。しかし先ほども話にありましたように、行政改革に政治生命をかけるという、こういう強い決意の総理は私はいなかったんではないかと、そのように思います。 昨年の選挙を終わって最……
○塩出啓典君 それでは大蔵大臣にまず最初にお尋ねをしたいと思いますが、先ほど穐山委員から質問がありましたように、総理は昨日の第二臨調の会合で、五十七年度増税をしないのみではなしに、五十九年度まで増税のない財政再建に努めたいと、こういう発言をしておるわけであります。五十七年度の増税をしないというときも、総理大臣はかっこいい発言をするけれども、現実に第一線で苦労する大蔵大臣は、総理の発言とは違ったやや慎重なニュアンスの発言をされてきたわけでありますが、昨日の総理の発言についての大蔵大臣の御見解を承っておきます。
【次の発言】 だから余り人ごとみたいに言わないで、行政改革もしまた経済の成長も保ち、や……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案に対し、反対の態度を表明し、討論を行うものであります。 反対理由の第一は、政府が赤字国債の発行を減額するに当たって、その財源を増税のみに頼っているという点であります。 すなわち、政府は、昭和五十六年度予算において赤字国債を五兆四千八百五十億円発行しようとしており、その発行額は前年度予算に比べて約二兆円の減額となっております。われわれも国債減額に異議を唱えるつもりはありません。しかし、五十六年度予算及び税制改正等で示されたように、政府の国債減額は、所得税……
○塩出啓典君 それでは、本法律案は賦課権の除斥期間の延長あるいは罰則の強化等を内容とするものでありますが、この法律が施行されることによってどれぐらいの税収増になると予測しておるのか、この点はどうでしょうか。
【次の発言】 いま四、五年にさかのぼるのが法人税で二%強とお話がありました。これは件数であって金額ではない。したがって、さらに六年、七年にさかのぼる場合は税収等の面においてはこれは計算外であると、そう理解していいわけですね。
【次の発言】 本改正案のきっかけが、ロッキード事件あるいはダグラス、グラマン等の一連の航空機疑惑等を教訓として、悪質な脱税事犯に対し、刑の加重と公訴時効期間の延長を図……
○塩出啓典君 それでは、銀行法の改正についてお尋ねをいたします。 いま矢追委員からいろいろ質問があり、できるだけ重複を避けて質問いたしたいと思いますが、多少重複する点もあるかと思いますが、お許しをいただきたいと思います。 最初に大蔵大臣にお尋ねいたしますが、今回の銀行法の改正においてはいわゆる銀行の窓販、ディーリングの問題についていわゆる三原則が出された。それをめぐっていろいろ銀行業界等の反対があったわけでありますが、最終的にはディスクロージャーの問題あるいは監督権限の問題、大口融資規制等の問題で金融界の意見を取り入れてこれと引きかえに三原則を認めさしたと、こういうような感じがするわけであ……
○塩出啓典君 それでは、建設大臣とそれから環境庁にそれぞれ一問ずつ関連質問をいたしたいと思います。 小平委員がいろいろ水質の問題を取り上げましたが、このことは、もしこれを怠ると、海を汚し、湖を汚し、やがて人類の破滅につながる、こういう点から非常に大事な問題であると思います。 それで、まず最初に赤潮との関連についてお尋ねしますが、赤潮はここ数年広域的に多発しており、五十五年度において二百十二件の発生が認められております。その約半数が大阪湾を含めた瀬戸内海で発生しており、漁業被害は減少しているとはいえ相変わらず減少傾向は見せていないわけであります。赤潮の発生件数も十三年前の約四・四倍で、漁民が……
○塩出啓典君 それでは最初に、これは総理と行管庁長官にお尋ねしたいと思います。 御存じのように、第一次臨調が行われたわけでありますが、その第一次臨調のいろいろな答申の結果が必ずしも完全には実施されていない。たとえば地方事務官制度の問題にしても長年いろいろ言われながらも進まない。また、米の検査員制度も最近ようやく改革の兆しがあるわけでありますが、それにしても余りにも期間が長過ぎると思うんですが、そのように第一次臨調の答申が答申どおりなかなか実現できなかった、そういう原因がどういうところにあると考えているのか。そしてまた、今回の第二次臨調の答申の実施に当たってはどのような決意で臨まれるのか、行管……
○塩出啓典君 長官にお尋ねをしたいと思います。
中川長官は、科学技術庁長官に就任して以来、科学技術立国ということを一つのスローガンとしてこられたわけであります。私も、軍事大国も困るし、経済大国も最近はいろいろ貿易摩擦で非常に問題も多いわけですので、そういう中で、科学技術立国というものは非常にいい方向ではないか、このような気もするわけですが、中川長官の考えておられる科学技術立国というものはいかなる内容を持つものであるか、将来日本の国をたとえばどのような国家にしていきたいとお考えであるのか、このあたりをお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 長官は、たとえば、世界のこういう国を一つの目標……
○塩出啓典君 それでは、農業共済再保険特別会計における農作物共済、畑作物共済及び果樹共済に係る再保険金の支払財源の不足に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案について質問をいたします。 この法案の内容は、農業共済再保険特別会計の農業勘定、果樹勘定に生ずる再保険金の支払い財源の不足に充てるため、五十六年度において一概会計からこれらの勘定に資金を繰り入れる必要がある、こういうことで一般会計から農業勘定へ四百九十三億円余、果樹勘定へ百十六億円を繰り入れることができるようにするとか、こういう法案の内容でありますが、まず最初にお尋ねをいたしますが、去年のこの時期に出された法案と比べまして、い……
○塩出啓典君 それでは、最近の株式市場における株価の変動についてどういう認識を持っているのか、お伺いしたいと思います。 今回ダウ平均株価が一時は七千円台を割り込む、こういう波乱相場になったその背景には七年ぶりの昨年の十、十一、十二月期のいわゆるマイナス成長等の景気の低迷あるいは企業業績の悪化、あるいはまた、円安を懸念した外人投資家の売りあるいは輸出のかげりと、こういうようなことがいろいろあると思うのでありますが、しかし、先ほど同僚委員の質問にもありましたように、商法改正を前にして株主利益を全く無視した強引な時価発行増資が株式投資の魅力を失わせたんではないか、そういうところにも原因があるんでは……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました法人税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案の両案につきまして、反対の討論を行うものであります。 反対理由の第一は、法人税の延納制度の縮減が、特に資金調達能力の弱い中小企業、小規模企業の経営を圧迫するからであります。 特に、景気の低迷している現状の中で、中小企業の倒産も依然として高水準で続いており、今回の改正はこれら中小企業、小規模企業をますます苦境に追いやることを憂慮するものであります。 さらに、この制度改正による財源確保は五十七年度限りのものであり、真の財政再建に寄与しないこそくな……
○塩出啓典君 きょうは大蔵省の予算について二、三質問したいと思いますが、財政再建ということで各省の予算、特に経常経費等はここ数年ゼロベースが続いておるわけであります。そういう中で、大蔵省は各省の予算を厳しく査定をしていかなくちゃいけないわけで、そういう意味で、みずから大蔵省の予算についても厳しい姿勢で臨んでこられておるんではないかと、このように思うわけでありますが、いままで毎年着実に伸びておったのが伸びが抑えられてきたと、そういうことで大蔵省はこの予算で特にどういう点を節減をして伸びを抑えてきたのか、どのあたりに苦労されてきたのか、このあたりをちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○塩出啓典君 それでは、最初にグリーンカードの問題につきまして、本日は日本銀行の副総裁にもお越しいただいておりますので、二、三お尋ねしたいと思います。
昨日の日本経済新聞に、グリーンカードの導入で金融市場にどういう影響があるかということで日本銀行が分析をしたという記事が載っております。また、そのずっと以前に、日経新聞に、グリーンカード実施に伴う資金のシフトについての有力金融機関の予測という記事が載っておりましたが、これは日銀が行ったものであると、このように言われているわけでありますが、そのあたりはどうなのかどうかお伺いします。
【次の発言】 それでは、日本銀行の各部署でいろいろ研究をしておる……
○塩出啓典君 公明党の塩出でございます。 きょうはお忙しい中を大変いろいろ御意見をお聞かせいただきまして、心から感謝をしておる次第であります。 村本参考人からまずお尋ねをしたいと思います。 いろいろ重複を避けまして、まず、村本参考人は、何らかの手段で財源を確保して、政府需要をふやし、わが国の経済成長を高めるということは危険な選択である、こういう御意見を述べられたわけでありますが、これは私たちも非常に頭の痛いところで、経済の成長が伸びないと税収が入ってこないというけれども、そのために財政支出をふやすことはまた新たな国債をふやす。そういうことで、ただいわゆるわが国の潜在成長力と申しますか、無……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十七年度の公債の発行の特例に関する法律案について、反対の討論を行うものであります。 反対理由の第一は、昭和五十七年度末で国債残高は九十三兆円に達することになるにもかかわらず、実現可能な償還計画が全くないからであります。 一般会計における公債依存度は、昭和五十四年より減少の方向にあるとはいえ、今年度二一%、国債残高のGNPに対する比率は三三・五%、いずれも先進諸国に比し飛び抜けて高い数字であります。結果、国債の利払い、償還のための国債費は今年度七・八兆円に達し、近い将来国債費が国債の発行による収入を上回ることは明ら……
○塩出啓典君 今回、世銀の一般増資が実施されることになったわけでありますが、世界銀行は一九四五年十二月、戦後の復興及び開発援助を目的として設立をされ、その後世銀を補完する機関として国際開発協会、いわゆる第二世銀及び国際金融公社が設立をされておるわけであります。
まず最初に、世銀が設立以来、今日までの実績の評価を政府としてはどう考えているか、特に当初はわが国も世銀等の融資をかなり受けたように言われておるわけでありますが、そういう状況についてお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 増資前の世銀の授権資本は約三百三十四億七千万協定ドルでしたが、今回行われるいわゆる一般増資によって授権資本総額は約二……
○塩出啓典君 それでは最初に、円安の問題についてお尋ねをしたいと思います。 本日は日銀総裁にもお越しをいただいたわけでございますが、まず最初に、日銀のお考えをお尋ねをしたいのでございます。 アメリカで公定歩合が最近引き下げられたわけでありますが、また内外の金利差も縮小の方向にあると、そう言われながらも円安はどんどん進行をし、昨日はロンドン、ニューヨーク市場等では二年四カ月ぶりに二百六十円を割っておる。こういう状況に対して、日本経済のファンダメンタルズから見ると過剰な円安ではないか、こういうような見方が多いように思うわけでありますが、この現在の円安は妥当な相場であるのか、あるいは過剰な円安と……
○塩出啓典君 それでは、まず最初に、大蔵大臣は鈴木政権時代の大蔵行政に比して特にどういう点の政策転換を考えておるのか、そういう新しい政策転換はないのかどうか。その点はどうでしょうか。
【次の発言】 いままでの衆参の予算委員会あるいは本会議等で、五十九年度の赤字国債の脱却は非常にむずかしい、このように政府も答弁をしているわけでありますが、これはいつまで延ばすのか。また毎年、財政の中期展望というものを政府は予算委員会の審議に合わせて出してきているわけでありますが、こういう新しい指針はいつごろ出す予定であるのか。これを伺っておきたいと思います。
○塩出啓典君 両参考人の方には大変お忙しい中を御出席いただきまして、午前中いろいろ有益な参考になる御意見をお聞かせいただきましたことを厚く御礼を申し上げる次第でございます。 そこで、午前中のお話を踏まえて質問をしたいと思いますが、サラ金の被害者は非常に増加しておると、こういうようなお話でありました。利用者も上田先生のお話では五百万人を超えておる、あるいはまた樋口参考人のお話では、弁護士のところへ相談に来る件数も倍増していると、こういうようなお話でございます。この点利用者は非常にふえておる。それからまた、いままでは被害に遭っても届け出なかった、それが各地の弁護士会がいろいろPRしておるために、……
○塩出啓典君 それでは、まず大蔵大臣に臨調答申についての感想をお尋ねしたいと思います。 増税なき財政再建ということについては本国会においてもいろいろ論議があったわけでありますが、第五次答申には、「糧道を断ちつつ、歳出の削減によって財政再建を図る限り、おのずから既存の制度や政策の見直しが不可避となり、そのことが本格的な行政改革の推進につながっていく」、こうあるわけで、この趣旨には大臣も異存はない、そのように思います。しかし、私の率直な感想として、増税なき財政再建という言葉のみが先行して、それに至る具体論としての切り込みが非常に不足しておるんじゃないか。臨調の皆さんはそれなりに苦労してやった結果……
○塩出啓典君 それではまず最初に実調率の問題についてお尋ねをいたします。
当委員会におきましても、法人税、所得税の実調率につきましては、現在、大体法人が一〇%、それから個人の場合は四%、こういうようなお話があったわけであります。ずっと過去を見てみますと、非常に高いときもあったし、低いときもあったわけでありますが、大体大蔵省といたしましては、この実調率はどの程度を将来の目標にしておるのかどうか、これをお伺いしておきます。
【次の発言】 実調率につきましてはそういう具体的な目標等が非常に立てにくいと、こういう事情の御説明があったわけでありますが、私は実地調査というのは、現在のところは、大体ねらわ……
○塩出啓典君 最近特にサラ金に関するニュースが新聞をにぎわしておるわけであります。自殺とか家出が急増しているように感じます。最近は被害者に女性が多いとか、金額が非常に多額になってきておるとか、それからサラ金だけではなしに、ほかの金融機関からもいろいろ借りている、そういうような例が多い。こういうようなことが言われておるわけでありますが、警察庁としてはどのように感じておるのか。急にふえたのか、あるいはもともとあったものが顕在化してきたものなのか。どのように感じておりますか。
【次の発言】 最近の新聞を見ましても、ピンはね業というのができた。これはサラ金に借りているのに、より安い業者を紹介して、そこ……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表し、ただいま議題となりました自由民主党、新自由クラブの共同提出による貸金業の規制等に関する法律案、出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律の一部を改正する法律案に対し反対の討論を行うとともに、日本社会党提出の両法律案のそれぞれ一部を修正する法律案に賛成の討論を行うものであります。 近年、貸金業、なかんずく消費者向け金融を中心とするいわゆるサラ金業は著しい増加を示し、その融資残高も大手五社で一兆円に上っております。一方、サラ金をめぐる紛争、トラブルもまた激増の一途をたどり見過しできないほど大きな社会問題になっており、一日も早いサラ金規制法の立……
○塩出啓典君 それでは、本法律案はすでに成立しております五十八年度予算の歳入にかかわる授権法案であり、加えて財政再建との関連においてきわめて重要な意味を待っているという点を重視して、まず五十八年度予算の財政再建過程における位置づけについて確認をしておきたいと思います。 鈴木前総理の公約でございました五十九年度特例公債脱却が歳入面から崩壊をし、これを受けた中曽根内閣は新しい財政再建計画が策定されない状況のもとで本年度の予算編成を行い、成立を見たわけでありますが、 率直に言って、五十八年度予算は新計画未策定のもとでの過渡的な予算と言わざるを得ないのではないかと、私たちそのような印象を持っておるわ……
○塩出啓典君 きょうは財源確保法案の最後の審議で、中曽根総理の御出席をいただいたわけでございますが、まず最初にお尋ねいたしたいことは、鈴木内閣のもとでの五十九年度の赤字国債脱却という公約は実現不可能になったわけでありますが、その後を受けて中曽根内閣が発足してすでに半年にもなるわけでありますが、いわゆる財政再建への青写真というものがわれわれにははっきりわからない。増税なのか、あるいは歳出カットか、国債増発かと、こういう三つが歳入歳出のアンバランスを埋める方法であると言われてきておるわけでありますが、どういう青写真でこの財政再建に取り組むのか、総理御自身のお考えをお尋ねしたいと思います。
○塩出啓典君 私は広島に住む一人として、軍縮問題について質問いたしたいと思います。
最初に、外務大臣にお尋ねいたしますが、米ソによるINF交渉におきまして、レーガン大統領はいままでのゼロオプションという提案に対して、中距離核ミサイルの削減についての新しい提案をしたと報道されておるわけでありますが、事前に相談があったのかどうか。また、この意図はいずれにあると判断しているのかどうか。さらに、日本政府としてどのように評価をしておるのか、この点についてお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 今回、極東配備を別枠とせずに一括とすると、こういう考え方は、日本の意図が十分反映したと、こう判断していい……
○塩出啓典君 それでは最初に、今回の山陰集中豪雨で亡くなられた方々に心から御冥福をお祈りするとともに、あわせて日夜救援作業に働かれた関係者の御努力に深く敬意を表する次第でございます。政府におかれましても、国土庁長官を初めとして関係者も現地に赴きまして、いろいろ現地の人を激励をし、以後努力をされていることに深く感謝をする次第でございます。私も本院の災害対策の委員の一人として現地を視察をさしていただいたわけでありますが、午前中からいろいろ質問等もございまして、できるだけ重複を避けて質問をしたいと思うのでございますが、ちょうど一年前に長崎の豪雨がありまして、ちょうど一年前のきょう、同じように災害委員……
○理事(塩出啓典君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
委員長は、所用のため、本日委員会には出席できないとのことでございますので、委託を受けまして、私が委員長の職務を行います。
これより請願の審査を行います。
第五六二号バイオテクノロジー試験研究機関の設置に関する請願を議題といたします。
先刻、理事会におきまして協議の結果、保留とすることになりました。
理事会申し合わせのとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策樹立に関する……
○塩出啓典君 公明党・国民会議を代表いたしまして質問いたしたいと思います。
まず最初に、政治倫理の問題について質問をいたします。
中曽根総理は、今日まで田中議員辞職勧告決議案には終始反対をしてこられたわけであります。また、その理由とするところもお聞きしたわけでございますが、いささか私は考えが違うことをこの際申し述べておきたいと思います。
そこで、中曽根総理は田中元総理がやめるべきであるとお考えか、あるいはやめるべきではないとお考えか、その点はどういうお考えをお持ちでしょうか。
【次の発言】 私は、中曽根総理としてどのようにお考えであるのか、そういう点をお聞きしたかったわけでございますが、……
○塩出啓典君 九月二十七日からワシントンで開かれましたIMF・世銀の年次総会に大蔵省から大場財務官、日銀総裁等が出席をされたわけでございます。これは大蔵省と日銀にお尋ねいたしますが、きょうは出席された御当人はお見えになっていないわけですが、一年前のトロントの総会のときには、メキシコの経済危機が非常に問題になって、今回はブラジルの債務問題が一つの焦点ともなったようでありますが、一年前に比べれば、世界経済は先進国等ではようやく不況を脱したという、こういう明るさもあったわけですけれども、しかしこういう開発途上国の債務問題はより深刻になってきたような気もいたします。こういう一連の国際会議を通して、一年……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和五十八年分の所得税の臨時特例等に関する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 最初に、本法律案が国民注視の問題でありながら衆議院で審議することなく送られてきたこと、にもかかわらず、参議院で十分な審議の時間がなかったことは、まことに遺憾であったことを申し上げたいと思います。 反対する理由の第一は、与野党合意を踏みにじった減税案ということであります。 与野党合意では、規模は景気浮揚に役立つもの、実施時期は五十八年の年内、方法は課税最低限の引き上げ方式、財源は新税によらないということを明確にしていた……
○塩出啓典君 それでは、昨年三月、総理大臣から科学技術会議に対して、長期的展望に立った科学技術振興の総合的基本方策についての諮問があつたわけでございますが、科学技術政策の最高審議機関である科学技術会議でのその後の検討状況ですね、大体いつごろまでにできるのか、余り時間もございませんので、要点だけで結構でございますが、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 五十七年の臨調中期答申では、科学技術会議の機能強化を求める意見が出ておるわけでありまして、この五十七年の科学技術白書にもそういうことに触れておるわけですね。私は、今回の「むつ」問題等もかなり政治的に振り回された感があると思うんですけれども、そう……
○塩出啓典君 それでは宇宙開発の問題についてお尋ねをいたしますが、先般、宇宙開発委員会が新しい宇宙開発政策大綱を改定をいたしました。これは五十二年以来六年ぶりの改定だそうでありますが、この主な特徴は、六十六年度を目標に二トンの静止衛星を打ち上げる能力を持つロケットを開発する、それから二番目には、十五年間に五十個程度の衛星を打ち上げる、それから米国のいわゆる有人宇宙基地開発計画に積極的に参加する、こういう三つがかなめのように理解をしておるわけでございますが、今回のこの大綱の意義と目的について長官の御所見を承りたいと思います。
【次の発言】 長官も恐らく同じ考えであろうと思いますので、また後で御答……
○塩出啓典君 ただいま議題となりました公明党・国民会議提出の海洋開発基本法案及び海洋開発委員会設置法案につきまして、その提案理由及びその内容を御説明申し上げます。 海洋は、全地表面積の七割を占めながら、いまだ十分に開発されておらず、人類に残された未開発の宝庫と言えます。 海洋には、生物資源、鉱物資源及び海水など多種多様な資源が豊富に包蔵されており、さらに海洋エネルギー並びにスペースの利用等、その開発は産業の振興、国民生活の向上、さらに人類社会の福祉に寄与すること大であります。 四面海をめぐらし、国土の七五%に当たる大陸棚を有し、しかも陸上資源の乏しい我が国としては、海洋の開発は極めて重要……
○塩出啓典君 この日本原子力研究所法案は私たちは賛成でございます。というのは、今までの日本原子力船事業団というものが研究所から一歩実用化に踏み出した、そういう立場にあったわけでありますが、世界の情勢から見て原子力船の実用化の時代もやや遠のいておる、そしてむしろ現段階においては長い将来に備えて基礎研究的なことをもっと積み上げていくべきではないか、そういう意味で日本原子力研究所の方に移してそしてやっていただきたい、こういう意味でこの統合には賛成でございます。 しかし、今ある原子力船「むつ」をどうするのか。今、小野委員の質問に対する答弁がございましたように、こういう財政窮迫の中で、六百億のお金を使……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、日本原子力研究所法の一部を改正する法律案について賛成の討論をいたします。 資源小国である我が国が今後も健全な発展を期するためには、科学技術立国を目指し、これによって資源利用の制約を克服し、社会経済発展の原動力であるエネルギーについては安定供給、多様化を図らなければなりません。 我が国は、世界有数の海洋国であり、また同時に海運・造船国であります。我が国は世界の造船量の五割を占め、世界の船舶量の一割を保有しており、さらに、我が国の海運は国内の石油消費量の一割を消費しております。したがって、造船の分野における技術水準の向上、海運の分野におけ……
○塩出啓典君 それでは国債の借りかえの問題について最初に大蔵省にお尋ねをいたします。 国債借換問題懇談会も報告書が出されたわけでありますが、いわゆる国債特別会計を創設して新規債と借換債の発行を一元化する、あるいは満期到来時に短期国債を発行して弾力的に運用する、非常に高金利のときにはむしろ短期、低金利のときに中長期、こういうような方向で検討する。これは今まで先国会においてもたびたび論議になったことでありますし、私たちも大量の国債ですからできるだけ金利負担も安くする、そういうような点から弾力的な方向というのは非常にいいんじゃないか、このように考えているわけでありますが、大蔵省としてはこういうのは……
○塩出啓典君 まず最初に大蔵省にお尋ねしますが、これはずっと議員立法で、政府は「あえて反対しない」という、こういう御意見のようでありますが、何となくあんまり大蔵省は乗り気でない、それを議員立法で横車を押しているような、こういう印象も持たれるわけでありますが、しかし本来の趣旨からいえば、そういう転作に国策に従って協力をした、そういう点に対して税金の面で配慮するということは、公共事業に土地を売る場合においてもそういうことはあるわけでございますし、私はまあ筋が通っていると思うんですね。そういう点でこれはちゃんと政府から出すべきじゃないか、ちゃんと租税特別措置の中に入れて。その方が非常に自然ではないか……
○塩出啓典君 参考人の皆さんには大変有益なお話をいただき本当にありがとうございました。限られた時間でございますが、二、三の点についてお尋ねをしたいと思います。 まず最初に、木下参考人にお尋ねいたしますが、さきの税調中期答申におきまして、納税者の増加に税務執行体制が追いついていないことが税制に対する不公平の因であると、こういうようなことでございます。私たちもそういう点で執行面における税の公平を保つことは非常に大事じゃないかと思うんでありますが、そういう意味で大蔵当局も、機械化を進めるとか、人員も、わずかではありますが、ふやすとか、大変な苦労はしておるわけでございますが、率直に言って現状のような……
○塩出啓典君 それでは、法案の審議に入ります前に、先般の中期答申等を含めて、今回の法案改正に対する大蔵省の基本的な見解を二、三承っておきたいと思います。
税制調査会の中期答申には、負担の急激な増加やひずみをもたらさないよう、社会経済情勢の変化に対応して数年に一度は適宜その見直しを行う必要があると、こういうことでございますが、この点をどう受けとめておるのか、見直しの内容はどういうことか。いわゆる物価調整減税のようなものを定常的にやれという意見もあるわけですけれども、そういう点も考えておるのかどうか、今後の問題として承っておきます。
【次の発言】 本委員会の答弁におきましても、六年間の税制、所得……
○塩出啓典君 関税定率法の一部を改正する法律案についてお尋ねしたいと思います。 いろいろ御質問をしたいと思っておったわけでございますが、同僚議員の質問に対する答弁もありましたし、非常に時間も限られておりますので、二、三の点についてお尋ねをしたいと思います。 まず最初に、税関の業務の問題ですね、業務体制の問題についてお尋ねをしたい。 税関の業務は、通関あるいは収税、監視取り締まり、それから犯則処分、こういう仕事を担当しておるわけでございますが、最近の国際化で非常に海外との交流も多い。また世界の国から批判を受けるぐらいに貿易もどんどん伸びておる。そういう状況にあるわけでありますが、この十年間……
○塩出啓典君 それでは、最初に税調の中期答申の十ページにあるわけでございますが、「サービスについては近年その消費が急増しているが、国税としてはほとんど課税対象になっていないという問題がある」、そういう観点から、課税ベースの広い間接税につき、避けて通ることのできない検討課題であると、こういうようなことがあるわけでございますが、このサービスというものは、消費が急増しているサービスというものはどういうものでございますか。
そのうち、特に国、地方を通じて現在課税の対象になっておるのにどういうものがあるのか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 現在、そういうのは、例えば入場税の場合、通行税の場合、あるい……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました間接税関係三法案並びに岩崎君提案の修正案に対し反対の討論を行います。 反対理由の第一は、中曽根内閣の公約違反の増税であるという点であります。昨年三月の臨調最終答申は、増税なき財政再建について、「何よりもまず歳出の徹底的削減によってこれを行うべきであり、全体としての租税負担率の上昇をもたらすような税制上の新たな措置を基本的にはとらない、ということを意味している。」と定義づけております。この臨調答申の精神を尊重すると強調してきた中曽根内閣が今回の増税法案を提出したことは、重大な約束違反と言わなければなりません。 反対理由の……
○塩出啓典君 それでは二、三お尋ねをしたいと思いますが、先般の新聞報道では、福島交通グループで使途不明金百億円があると、こういう報道がなされておりました。今、使途不明金というのが年々増加しておる、このように聞いておるわけですが、大体どういう状況なのか、簡単に。
【次の発言】 これは一億円以上の会社についての調査結果であると、このようなお話でございますが、大体業種別に言うとどういうところが多いんでしょうか。それと、一億円以上の会社でも大企業とか、その中でも大中小あると思うんですがね、大体どういうところに多いんでしょうか。
【次の発言】 もう時間がございませんので、最後に大蔵大臣にお尋ねをして、残……
○塩出啓典君 それでは特許特別会計法案についてお尋ねをしたいと思いますが、第二次臨時行政調査会の答申では、特別会計制度について、「一般会計と比較して、特定の事業についての事業収支や受益と負担の関係等をより明確に示すことができ」、このように言っております。また大蔵大臣も、今までの国会の答弁で、ある特定の人の利益を守るために一般財源を使うよりも、特定の人から料金を徴収して特別会計をもって賄う方がより国民のために負担軽減になるという場合は特別会計に移行する、こういうように言っておるわけであります。 大蔵省にお尋ねいたしますが、要は、特別会計制度というのは受益者負担を原則とした制度である、こういうよ……
○塩出啓典君 それでは、まず最初にお尋ねをいたします。先ほどの御答弁で、いわゆる円・ドル委員会の作業部会等を終えて大体結論がほぼ出ると、こういうお話でございますが、今回のアメリカの対日要求というもののその真意というものはどこにあるのか。伝えられるところによりますと、日本の円が非常に過小評価されて、その結果非常にアメリカが貿易不均衡である。そういう意味で円の国際化を図り、そうして円とドルのバランスを直し、そして米国のそういう輸入の増加をストップさせる、そういうところにアメリカの真意があるんではないか。このように言われておるわけでございますが、そういう考えで正しいのかどうか。どのように考えておりま……
○塩出啓典君 それでは最初に、今回の法案の中にあります電電公社からの臨時国庫納付金の問題についてお尋ねをいたします。
たしか前回、昭和五十六年、四千八百億円の納付金を電電公社からいただくときには、時の大蔵大臣は、こういうことは二度とやらない、こういうように当委員会でも言明をしたと思うのでありますが、これを繰り返すということは約束違反ではないか。その点はどのようにお考えでございますか。
【次の発言】 今回も、特例公債の借りかえはやらないということも約束を破る。大体今まで公定歩合の変更とか、解散をやるとかやらないとか、そういう場合は、政治家あるいは日銀総裁等がうそをついてもいいということでござい……
○塩出啓典君 大蔵大臣にお伺いしますが、ことし発行する特例公債の返還は十年後でございますが、昨年まで特例公債は借りかえをしないということをことしは取りやめると。大蔵大臣は、今日までの答弁では、十年後に現金償還をすることは約束できない、だからこの借りかえ禁止規定を努力規定にするのだという御答弁だったんですがね。私たちも十年後の経済がどうなのかということはまことにわかりにくいわけでありますが、現金償還する可能性は全くないと考えているのか、そのあたりどうなんでしょうか、十年後の感じとしてですね。現金償還するということは約束できないかもしれませんが、しかしそういう可能性が全くないのかどうか、その点はど……
○塩出啓典君 それでは、今竹田委員からいろいろ質問のありましたいわゆるパート収入者と内職収入者との不公平是正の問題でありますが、現実問題として、第一線の税務署等においては、いわゆる内職者に対しても、形の上から言うと余りパートと変わらない、そういうことで現実的な対応の面ではややパート収入者と同じように処理しているところもかなりあるんではないかと、このように思うわけでありますが、そういう点どのようにやっておられるのか、これを伺っておきます。
【次の発言】 私は、税法というのは全国で取り扱いに差があってはいけないと思いますし、そういう意味で、内職収入者とパート収入者との非常な国民的感情から見ての不公……
○塩出啓典君 それでは最初に、今回の外国たばこの輸入の自由化というものは臨調答申にも沿ったものとして評価ができると思いますが、今回の処置により、たばこ問題についての市場の開放要請というものは完全に鎮静化すると考えでいいのかどうか、今後の見通しはどうでしょうか。
【次の発言】 この処置によりまして、先般来の委員会の答弁では、現在一・八%の外国のたばこのシェアが五%ぐらいまでいくんではないかという、そういうようなお話でございましたが、大体アメリカは日本のたばこの販売高のシェアをどの程度目指しているのか、どの程度までいけば満足するのか。あるいは余りはかばかしくないと、例えば関税率二〇%をさらに下げろ……
○塩出啓典君 公明党の塩出でございます。 参考人の皆さんには、本日は大変有益なお話を承りまして、心から御礼申し上げます。 最初に岩村参考人にお尋ねをいたします。 元臨調の立場から率直な御意見を聞かしていただきまして、私たちも非常にもっともであると思う点が非常に多いわけでありますが、ただ、我々は政治家という立場でいろいろな点も配慮していかなければならない、そういう立場もあるわけであります。しかし、厳しい競争原理に立たないと結局たばこ産業そのものがだめになる。そういう意味で、かわいい子には旅をさすというか、そういうような御趣旨であろうと承っております。 そこで、まず、輸入たばこのシェアがど……
○塩出啓典君 それでは総理にお尋ねをいたします。
中曽根総理は臨調スタートのときにはたしか行政管理庁長官として、以来行政改革には一番関係もあり、大変力を入れてこられたと私は理解しておるわけでありますが、そういう点で今回の法案が臨調答申の内容とは変わってきておる、何点があるわけでありますが、そういう点について総理はどのように今度の法案を評価しておるのか、これをお伺いいたします。
【次の発言】 私もそういう点では総理のお考えを理解いたしまして、今回の法案に私たち公明党も賛成をするわけでありますが、ただ、先ほどお話がありましたように、今後の自由化に伴って外国たばこ産業がどういう状況で日本に来るか、……
○塩出啓典君 それでは、最初にお尋ねいたしますが、この法案で問題になりました代替ガソリンと通常のガソリンとコストがどれぐらい違うのか。それから現在の販売価格はどれくらい違うのか。それと、今代替ガソリンは、ベンゼン、トルエン、キシレン等と何か灯油をまぜるようでありますが、この製法、またその原料は主に輸入のようでございますが、輸入と理解していいのか。これは政府にお尋ねいたします。
【次の発言】 今回のこの法律によりまして、ガソリンと同じように税金をかけた場合には、いわゆるフエルガソリンというもののコストはどうなるのか。そういうものが今出回っているということは、非常に利益があるから出回っておるわけで……
○塩出啓典君 いわゆるグリーンカード制に関しまして、五十九年度の税制改正に当たりまして、政府税調と自民党税制調査会に対しまして大蔵省は利子配当課税の回復について幾つかの案を示したようであります。三五%の税率を上げろとかあるいは全廃論とか、あるいはまた対象者に所得制限を設けろとかいろいろな案があったようでありますが、どういう案を示したのか、その後の経過はどうなっているのか、お伺いをいたします。
【次の発言】 本来のこの非課税貯蓄制度というものが最近非常に悪用されておる、こういうことがいろいろ指摘をされてきておるわけであります。また、ただいまの鈴木委員の質問にもありましたように、やはり資本蓄積を促……
○塩出啓典君 まず、総理にお尋ねいたしますが、平和国家である日本において、先般の宮澤さんの事件とか、今回のように有名人に対する誘拐事件が非常に相次いでおるわけでありますが、総理の御感想をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 国家公安委員長にお尋ねいたしますが、今回の江崎グリコ社長誘拐事件等は、けた外れの身の代金を要求するなど、欧州を舞台に続発する富豪誘拐事件に似ているように思うわけでありますが、今後再発防止にどう取り組んでいくのか、お伺いをいたします。
【次の発言】 私の調査では、誘拐事件の検挙率は九七%で、全刑法犯の検挙率六〇・三%に比べればはるかに高いわけであります。これは警察当局の御努……
○塩出啓典君 外務大臣、外務省にお尋ねいたしますが、宇宙を舞台にした軍拡競争について質問したいと思います。 我が国も、国連におきましてこういう問題に取り組んではきておるわけでありますが、現実にはますますエスカレートしておる、こういう点を非常に憂慮をいたしております。報道によりますと、米国のレーガン大統領は宇宙軍縮交渉をソ連とやることを拒否をし、その理由として、衛星攻撃兵器の検証が困難である、それと、このままソ連の方がはるかに優位を固定する、ソ連の方がはるかに進んでおる、そういうような理由から軍縮交渉をやめてソ連に負けない宇宙兵器開発を強力に推進をしておる。こういう報道でございますが、これにつ……
○理事(塩出啓典君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。
高木委員長から委員長辞任の申し出がございましたので、私が暫時委員長の職務を行います。
委員の異動について御報告いたします。
去る四日、松前達郎君が、また昨二十日、伏見康治君が委員を辞任され、その補欠として稲村稔夫君及び馬場富君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 委員長の辞任の件についてお諮りいたします。
高木委員長から、文書をもって、都合により委員長を辞任いたしたい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、辞任を許可することに決定いたしま……
○塩出啓典君 ことしの予算は非常に各省の一般会計の予算が減る中でプラスである、しかも本年は科学技術博への予算が非常に減っている中で実質的にはこの数年プラスを続けてきておる、そういう点関係者の御努力には敬意を表するわけでありますが、この研究費の中での政府の負担の割合が、昭和四十一年に三二%だったのが昭和五十七年二三・六%となっております。我が国の場合は政府の負担割合が、米国、西ドイツ、フランス、英国、こういうような国々に比べてかなり低い。そしてしかもそれが低下をしているわけでありますが、しかし政府の負担割合は、私調べましたところ、英国以外は米国も西ドイツもフランスもずっと下がっているわけですね。……
○塩出啓典君 きょうは産学官連携の問題をまず最初にお尋ねしたいと思います。
先ほど伏見先生の質問にもありましたこの十一号答申においても、そういう研究開発組織を越えた連携協力の促進が非常に大事である、このように書かれておるわけであります。私も余り直接タッチしたわけではありませんが、いろいろな友人とか接する人のお話からして、かなり産学官の連携というものは、日本とアメリカというのは非常に違う。これはどのように違うのか科学技術庁としてはどのように認識をされておるのか、これをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今日本の製品がどんどんアメリカへ行って非常に貿易がアンバランスである、そのような点だけを……
○塩出啓典君 私は、本日は、原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案、これを中心に質問をいたしたいと思います。 御存じのように、本年は被爆四十周年を迎えるわけであります。そういうときに、厚生大臣がくしくも広島県出身の厚生大臣であるということで、長年のいろいろな懸案事項が解決されることを心から望むものでありますが、まず最初に、いわゆる被爆者の実態調査の問題でございます。 先般、厚生省の原爆被爆者実態調査委員会が本年十月に実施する全国実態調査の内容を決めたようでありますが、今回はどういう調査をされるのか。それと、昭和四十年、昭和五十年にも調査をしておるわけでありますが、……
○塩出啓典君 きょうは大臣の所信表明に対する質問でございますが、藤原委員等からも農政全般についての質問もありまして、私は特にことしが「国際森林年」であるという、そういう点に関連をしてお尋ねをしたいと思います。 総理も施政方針演説で「国際森林年」のことにも触れられ、また農林水産大臣もこのようにおっしゃっております。「本年は「国際森林年」とされていることから、これを契機として我が国のみならず世界の森林資源の保全・涵養に積極的に取り組んでまいる所存であります。」と、このようにおっしゃっておるわけでありますが、先般のNHKの「21世紀は警告する」というような報道番組とか、またアメリカ政府の「西暦二〇……
○塩出啓典君 それでは、六十年度の畜産物価格決定を前にいたしまして農協からいろいろ要求が出されておるわけでありますが、この数年、要求額も大変控え目でございますが、特に加工原料乳保証価格あるいは限度数量等、農協要求の実現については情勢はどういう情勢であるのか、これを率直な御意見をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 大変農協の要求に対しては厳しいような御答弁と受け取ったわけでございます。
今回、骨なし肉の関税の問題とか、あるいは乳製品、豚肉、液卵の輸入の問題、あるいは牛肉、オレンジの輸入枠の問題、こういうような点が要求が出されておるわけであります。これは大臣にお尋ねをしたいんでありますが、私……
○塩出啓典君 本日は、参考人の皆さんには遠路お越しいただきまして大変有益なお話をありがとうございました。私も生まれが愛媛県で現在は広島に住んでおりまして、そういう意味で、特に温州ミカンにつきましてはいろいろなことを聞かしていただいておるわけでありますが、きょうは公明党を代表いたしまして、二、三参考人の方にお尋ねをしたいと思います。 まず最初に、中村参考人にお尋ねをいたしますが、きょうおしなべて皆様の今回の法案に対する御要望というものは、最近のいわゆる自由化対策という、そういう点に大きなねらいがある、このようにお聞きしたわけでありますが、しかし法律の内容は、実は輸入対策ではなしにいわゆる需給対……
○塩出啓典君 それでは、果樹農業振興特別措置法の改正について質問をいたしたいと思います。 まず最初に、この法案提出に至ったその背景についてお尋ねをしたいと思いますが、政府の提案理由の説明等を読みますと、やはりミカンを中心とする果樹の消費の減退に加えて、あるいは生産の過剰、それから一つは最近の自由化の要請、そういうようなものがバックにあるようでありますが、私は提出がやや遅きに失したのではないか。果樹の過剰基調というものはもう十数年前からあったわけでありまして、この拡大を基調とした果樹農業振興特別措置法を今回方向転換するというのは、余りにも時期が遅きに失したのではないか、こういうような感じがする……
○塩出啓典君 それでは、今年度の予算についてお尋ねをいたしますが、ことしの予算は昨年度の当初予算に比べれば九五・四%。ここ数年、大変厳しい中での編成であったと思うのでありますが、ことしの予算の重点施策については、先ほど大臣から九項目のお話がございましたが、率直に言って、今年度予算の特色というか、そういうものはどういう点にあったんでしょうか。簡単で結構ですけれども伺いたい。
【次の発言】 そこで、予算の項目は大変数が多うございますので大ざっぱな質問になるかもしれませんが、この第一の、構造政策の推進の点におきまして、地域農業整備促進事業、こういうものを全国三千六十の全市町村でやる、しかも一市町村当……
○塩出啓典君 参考人の皆さんには、いろいろ大変有益なお話を承りまして、心から御礼申し上げます。 非常に養蚕業も厳しい環境に置かれておるわけでありますが、そういう中で主産地の形成あるいは中核的農家の養成あるいは国際競争力をつける、こういうようなお話が各参考人からあったわけでありますが、そこで、実際に養蚕農家であられ、またいろいろ努力をされておる宮田参考人にお尋ねしたいわけでありますが、今、日本は、いろいろ競争しようとしている国々に比べれば非常に賃金も高いわけでありまして、そういう差はどうしようもない。しかし、いろいろ技術力とか、あるいはもちろんこれは製品になる場合はファッション性、そういう問題……
○塩出啓典君 それでは、農水大臣も連日いろいろ対外摩擦対策等お疲れのところでございますので、できるだけ答弁も簡単に要点だけで結構でございます。
今回は、目的の中に生糸の需要の増進が入ったわけですが、具体的にはどういうことを考えているのか、ことしは需要増進のための予算があるのか、その点はどうでしょうか。
【次の発言】 先般の参考人の御意見では、機を織る工賃は非常に安い、一反千円とかその程度で、しかし製品は非常に高いという印象が多いわけで、今まで余りにも着物も高いところばかりをねらっていたんじゃないか。これは、もちろん一つの芸術品として、そういう付加価値の高いものが生まれることはいいわけでありま……
○塩出啓典君 時間も大分遅くなりましたので、答弁もひとつ簡潔に願いたいと思います。 それで、まず最初に、この法案が提出されました背景ですね。これは五十六年三月に第二次臨調が設置され、その第五次答申、これが利子補給金抑制の見地から融資の重点化あるいは貸付条件の見直しを行う、これは農林漁業金融公庫についてそのように言っておるわけであります。さらに、行革大綱が五十八年の五月二十四日に閣議決定されまして、貸出利率の引き上げと財政負担を軽減する方向で見直しをやれと、さらに五十九年の一月二十五日の行政改革に関する当面の施政方針においては、農林漁業金融公庫については「融資の重点化による貸付計画枠の圧縮、滞……
○塩出啓典君 それでは質問をいたしたいと思います。 今回の金融関係三法案を審議しておるわけでありますが、この法案が成立をいたしましても、いずれにしてもこの法案の実行の上において農協、漁協の果たす役割は私は非常に重大じゃないか、やはり農家の方々、あるいは漁家、林業経営者の方々、そういう人たちに対して経営指導とかいろいろな助言をしていくのは農協、漁協じゃないかと思うんですね。その農協、漁協がもう自分のところが危ない、そういうようなことでは、やっぱり農民や漁民の経営相談にも身が入らないのじゃないかと思うんですね。 そういう意味で、私はやはり農協、漁協というものがもっと経営的にも安定をし、またいろ……
○塩出啓典君 本日は大変お忙しいところありがとうございました。 まず須藤参考人にお尋ねをいたしますが、この共済のいわゆる加入率ですね、引き受けの加入率が特に種類によっては低いところもあるわけであります。遠藤参考人よりその理由についてもお話がございましたが、私はやっぱり引受率が低いということは非常に残念である。魅力がないからだという意見ももちろんあるでしょうが、これもやはり切りのない話でございまして、今後努力するといたしまして、加入率が低いというそういう問題について協会としてはどのようにお考えであるのか。 それともう一点は、きょうのお話の中で、今後の共済組合がどんどん意欲的にやっていくために……
○塩出啓典君 まず最初に、農業者年金制度は昭和四十六年に創設をされまして、今日まで七回にわたる制度改正が行われ今日に至っておるわけでありますが、この年金は、農業経営者の農業経営の細分化防止とか中核農家の規模拡大あるいは経営主の若返り、こういうような政策目的をもってスタートしたと承っておりますが、十四年を経過いたしまして、その政策的な効果をどのように評価しているのか。
また、十四年前とかなり情勢は変わってきているわけですが、この目的は変更ないのかどうか、検討する必要はないのかどうか、その点を簡単で結構ですから答弁してください。
【次の発言】 この経営移譲というものが、一つは、所有権の移転ではな……
○塩出啓典君 市場開放のためのアクション・プログラムにつきましては、七月末をめどに鋭意努力をされているように承っておりますが、順調にいっているのかどうか。
それから、特に骨なし鶏肉あるいはバナナ、パーム油、この三つにつきまして、新聞の報道では一律に二〇%ぐらい下げる、こういうお話でございますが、この三品目については今どういう方向に論議が進んでおるのか、あるいは問題点はどういう点があるか。もちろん日本の国内の生産者との話し合い、そういうものもあると思いますが、このあたりについてお伺いいたします。簡潔で結構ですから。
【次の発言】 私たちも世界のそういう一つの大きな流れというものはある程度やむを……
○塩出啓典君 それでは、まず最初に農水大臣と林野庁長官にお尋ねをしたいわけですが、実はことしは国際森林年でございまして、そういう意味から我が党もジャパングリーン会議というのをつくりまして、それで国内の森林の衰退をストップする、あるいは都市緑化の推進、さらには砂漠化する世界の森林への防止、そういうような国民運動を今展開してきておるわけでありますが、そういう中で、最近特に我が国における自然保護、原生林の保護というものは非常に盛んになってきているわけですね。 例えば、世界最大の規模と言われる青森、秋田県境にある白神山地の原生林とか、それからさらには宮崎県綾町を中心とするいわゆる照葉樹林、あるいはま……
○塩出啓典君 それでは最初に、今回の農林漁業団体職員共済組合法の一部を改正する法律案につきまして、社会保障制度審議会がいろいろほかの改正も含めて意見を述べておるわけですが、今、山田委員からいろいろ質問もありましたように、今回は掛金は上がる、給付は下がると、そういう意味で既得権、期待権というものは裏切られる。民間の保険会社等の例で考えれば、一種の詐欺ではないかという、そういう感じもするわけであります。 その論議は別としまして、そういうことで、この社会保障制度審議会の答申の中で、「公的年金制度の一元化を進めみ道筋に沿う限りにおいて一つの選択であろう。」、「既裁定年金のスライドを停止する等年金制度……
○塩出啓典君 いろいろ同僚の議員の皆さんから質問もございまして、多少ダブる点もあるわけでございますが、二、三お尋ねしたいと思います。 御存じのように、今まで我が国の研究予算は非常に民間依存が多い、アメリカとかヨーロッパに比べて。そういう意味でどうしても民間依存は基礎研究が軽視されるんじゃないか。日本はそういう基礎研究の面において力を入れないで成果だけをとるという、こういう国際的批判もあったわけですが、しかし、先ほど質問がありましたように、現実には非常に民間の研究投資の方がますます比重を増しておる。昨年十二月発表の科学技術白書では昭和五十八年度の研究投資の七七・七%が民間である。かつては七、三……
○塩出啓典君 それではこの法案の問題についてお尋ねをしたいと思いますが、今回の研究交流促進法案の目的の一つは、いわゆる民間との共同研究を推進する、今まで民間出向の際のいろいろ身分上の不利益を改善する、こういう点が今回の法案の目的の一つでございますが、国の研究機関の研究者が民間とこの法律の対象となるような共同研究をしている実態はどうなっているのか、また、どういう目的でそういう共同研究、いわゆる出向までして行う共同研究があるのか、簡単でいいと思うのですが、大体の方向を御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 私が一番心配するのは、やはり大学も最近民間とのいろんな共同研究が進んでおる。これは、も……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました研究交流促進法案について賛成の立場から討論を行います。 賛成理由の第一は、国の試験研究機関等の研究に従事する研究公務員に外国人を任用できる道を開くことは、時代の要請であり、世界の中の日本として国際協調のためにも、また我が国の研究推進のためにも必要であると考えるからであります。 賛成理由の第二は、研究公務員の学会出席の道を開くため職務専念義務の免除の措置を講じたことは、研究活動の活性化のために必要であると考えるからであります。むしろ遅きに失した感があり、さらに今後学会出席のための予算措置等も必要に応じて考慮されるよう、こ……
○塩出啓典君 それでは、原子炉等規制法の改正について質問をいたしますが、その前に、先般のソ連の原発事故について、特に科学技術庁に要望したいことは、やはりこういう原因の究明というものを明らかにして、そうして国民の皆さんによく理解を求める必要があるのではないか。やはり原子力発電の推進には、まあある先生は、科学的な安全性と社会的な安全性が必要だ、社会的安全性というのはある種の国民の合意というものがなければ、科学者が安全だと言うだけではなかなか前には進まない。そういう点から、私はこういうソ連の原発事故のような問題の処理を誤ると、今後の平和利用の推進にも大きな障害になってくるのではないか。そういう意味で……
○塩出啓典君 それでは、谷川先生にお尋ねをいたします。 先生はいろいろ責任の問題について言われたわけでございますが、特に原子力委員会が、やっぱり廃棄物の処理に関して廃棄事業者の事業の継続性の確保ということを言われておりますし、それと特に発生者が事業者に対して適切な支援を与えていかなければいけない、こういうことが書いてあるわけで、私たちもそのとおりだと思うんですが、ただ、法律の上にはそういう点が何ら明記はされていない。そういう点で、これはもちろん法律的責任はなくても、道義的責任とかいろいろな責任があるから心配ないのかどうか、この点の御意見を承りたいと思います。
○塩出啓典君 両参考人の方には、大変遠路、いろいろありがとうございました。
山内参考人にお尋ねしますが、下北半島に原子力関係の三つの施設が設置されると非常に集中し過ぎるのではないかという、こういう意見があります。確かにそう言われてみると大変な施設が集中するという、しかし一方では、やはり一つの技術的な安全性の管理という点から見れば、余りあちこち散らばってもやりにくい点があるのじゃないかという両方あるわけですけれども、集中という点についての青森県民の皆さんの受けとめ方はどうなんでしょうか。
【次の発言】 この法案につきましてはそう急ぐ必要はないじゃないか、そういう意見がありますし、廃棄物の処理は……
○塩出啓典君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案に賛成討論を行います。 賛成理由の第一は、放射性廃棄物の埋設及び管理をそれぞれ一元的に行う体制をつくることは必要な措置と考えるからであります。エネルギー資源に乏しい我が国にとって石油にかわるエネルギー源として原子力の平和利用は必要なことであり、そのためには原子力利用によって生ずる放射性廃棄物の処理処分が適切かつ確実に行われ、二十一世紀以後の後代に至る安全性が保障されなければなりません。現在のように、発生者がそれぞれ処理処分をするには限界があり、総理大……
○塩出啓典君 それでは最初に畜産の問題についてお尋ねをしたいと思います。
最近の畜産局長の報告によりますと、酪農経営等では、酪農を経営している戸数は減っているが頭数は横ばいだ、そういう意味では規模は着実に拡大しておると、こういうようなお話でございますが、ずっと今日まで大きな問題であったのは負債の問題ですね。特に酪農家の話でよく出るのは、政府の方針に従って協力した人ほど借金が多い、こういう声が多いわけでありますが、最近の酪農経営の方々の負債額の状況、これは好転しておるのか、横ばいであるのか、そのあたりの状況をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 今、国会でも問題になっていますように、非滝に急……
○塩出啓典君 土地基盤整備事業につきまして、今まで第一次、第二次、そして第三次土地改良長期計画が五十八年度に始まったようにお聞きをしておるわけでありますが、先ほどからの御質問等でかなり完了年度が遅延しておるということ、私のいただいた資料では二一・九%。本来ならば、単純でいくと今、四割ぐらいいかなければならないのが二一・九%ということですからおくれておるわけです。これは分母と分子は事業量で、金額で見ているのか、その点どうなんですか。
【次の発言】 そうすると、先ほど非常におくれているのは物価の上昇のためにおくれているというのは、それは今度は事業量の方が物価が上昇するとおくれちゃうわけですね。事業……
○塩出啓典君 それでは、きょうは林業の問題についてまず最初にお尋ねしたいと思います。
これは林野庁の資料で、いわゆる林地の荒廃の発生状況につきまして、昭和六十年は七千六百九十四カ所で約九百二億八千八百万円の被害額であると示しております。この十年間で一番多いのが五十七年の二千四百八十九億、一番少ないのが五十九年の五百三十七億。しかし方向としては急速に林地荒廃による被害額が増加の傾向にあるように思うわけでありますが、この発生状況とその原因についてはどのようにお考えがお伺いいたします。
【次の発言】 私は、最近非常に大きな問題となっております山村の労働力の流出とか、いわゆる間伐等の適正な管理が行わ……
○塩出啓典君 それでは主要農作物種子法及び種苗法の一部改正について質問をいたします。
まず最初に、この指定種子生産圃場制度というものが昭和二十七年以来あるわけでございますが、こういう制度の意図はどこにあるのか。また諸外国でこういうような制度をとっている国はあるのか。これは我が国独自のシステムであるのか。それだけお尋ねします、簡単で結構です。
【次の発言】 そこで、我が国は、こういう種子の生産に対して助成をしてきておるわけであります。六十一年度予算では二十八億四千三百二十三万五千円。アメリカの場合は百二十億で、これは大分古い資料かもしれませんが、いずれにしても我が国に比べれば四倍、五倍の予算で……
○塩出啓典君 きょうは農業改良資金助成法による貸付金等の財源云々の法案について質問をいたしますが、その前に、先般の日ソ漁業交渉の点について一言お尋ねをしたいと思います。 去る十一日にモスクワにおいて二百海里内の漁獲量をめぐっての交渉が妥結したわけであります。その内容は新聞等で拝見したわけですが、日本国内においてはどの程度の影響が出るものなのか。新聞等では百五十隻ぐらい減船をしなければならないとか、こういうような報道もされておるわけでありますが、どの程度の影響が出るのか、それに対する対策はどうなのか、この二点についてお尋ねをいたします。
○塩出啓典君 本日はお忙しい中を御出席をいただきまして心から御礼申し上げます。 最初に茅野参考人にお尋ねいたします。農業もかなり変わってくる、例えば万博でトマトもありましたように、余り農地がなくても農産物ができる、さらにはいろんな手法を使って人間に必要な作物を工場でつくる、こういうようになってきた場合、農業者の方に対するいろんな影響があると思うんですし、場合によっては農民が果たしてきた役割を産業が奪うということもあり得ると思うのでありますが、そういう点については農協中央会としてはどのようにお考えか、そういう点の危機感をお持ちなのかどうか。さらに、そういう状態にあるならば、例えば分野調整法とか……
○塩出啓典君 それではまず最初に、この法案は、今日までのお話では、おくれております民間の研究を活性化させる、そういうことが今回の生物系特定産業技術研究推進機構を設立する一つの理由であると、このようにお聞きしておるわけでありますが、そのように理解していいのか。それともう一つは、六機構の設立によりましてバイオテクノロジー等の技術開発への民間の参加がどの程度促進されると考えるのか。これは非常に漠然とした質問のようでありますが、要は、促進されることは間違いないけれどもどの程度促進されるのか。そのあたりの見通しを持ってこういう制度がスタートするのか。その点をお尋ねしたいと思います。
○塩出啓典君 それではまず最初に、農林中央金庫法の一部を改正する法律案に関連してお尋ねをしたいと思いますが、まずいわゆる金融の自由化が農協、漁協の経営にどのような影響を及ぼしているのか、こういう点についてお尋ねをいたします。 特に金融の自由化は、一つには金利の自由化、そういうことで、午前中からもいろいろ御答弁ございましたように、大口預金から徐々に金利の自由化がなされてきておる、そういう点から言いますと、都市銀行に比べれば農協、漁協等は比較的小口預金が多い。そういう比較論から考えますと、影響の度合いというものは都市銀行に比べれば少ないんじゃないかなという、そういう感じもするわけであります。例え……
○塩出啓典君 公明党・国民会議を代表しまして、本会議開会は反対の立場から意見を申し述べます。 今回、同日選挙を前提として臨時国会が召集されたわけでございますが、反対理由の第一は、同日選挙は憲法の精神に反するからであります。衆議院、参議院は、それぞれ任期が四年、六年と異なり、また、憲法第五十四条には緊急集会が規定をされており、このことは、憲法の精神は、衆議院、参議院別々に選挙を行い、きめ細かく国民の民意を反映することを前提としているわけであります。そういう意味におきまして、本日、同日選挙を行わなければならない大義名分がないにもか かわらず、これを強行しようとすることは憲法違反であるからでありま……
○塩出啓典君 チェルノブイリの事故につきまして、原子力安全委員会のこういうレポートを見ますと、大体、設計上の問題点がある、それと常識を逸する規則違反等、運転管理上の問題があると、言うならば設計ミス、また運転ミスを指摘しておるわけでありますが、そこで、この炉は黒鉛をいわゆる減速材に使っている炉でございますか。
科学技術庁として、設計ミスの一番大きな点はどこですか、余りたくさんあると思うのですけれども、一番大きな点はどこなんでしょうか。
【次の発言】 常軌を逸する規則違反があったと、具体的には六つの操作ミス、いろいろ、ECCSをストップして運転をしたとか。日本ではそういうことは考えられないかもしれ……
○塩出啓典君 関連いたしまして、まず最初に総理にお尋ねしたいと思いますが、総理は今日まで自民党の税制調査会に対していろいろ総理の公約に違反しない案をつくれ、このように話をしていると承っておるわけでありますが、先般山中税調会長が案をつくるのに、二段階に分けて、そして前半は減税に見合う増税案、第二段階は六十五年度赤字財政脱却のための増税案、こういう二段階に分けて検討すると記者会見で発表しておりますが、これは総理のお考えと一致しているのかどうか、これをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、二段階に分けてやるというのは総理のお考えと一致している、こう判断していいわけですか。
○塩出啓典君 それでは、きょうは宇宙開発の問題についてお尋ねをしたいと思いますが、まず我が国の宇宙開発の基本的な方針は、いわゆる宇宙開発政策大綱、こういうものが基準になっておる、このように聞いておるわけですが、この宇宙開発政策大綱というものはだれがつくり、どういう位置づけであるのか。内容は余り時間がないから詳しく説明をしていただくことはいいと思うのですが、どういう位置づけにあるかということをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 これは閣議に報告をされておるようですが、これが我が国の宇宙開発政策の一つの憲法というか、オーソライズされておる、こう理解していいわけでしょうか。閣議決定はされているん……
○塩出啓典君 過去九年間、水田利用再編対策が続けられてきたわけでありますが、その評価について今農水省の方からお話がありましたが、今も論議がありましたように、農業はこれから規模の拡大もしていかなければならない。けれども、いわゆる水田利用再編対策というのは大規模の農家も小さい農家も同じように水田を減らして、そういう意味では規模の拡大に逆行をしているんではないか、こういう意見があるわけでありますが、今農水省のお話では非常に在庫が減ったとか、そういうような財政的な面のみの成果の話があったわけですが、農業の効率化とか、そういうような点についてはどのように考えているのか、今のような規模拡大等には逆行したん……
○塩出啓典君 まず最初にお尋ねしたいことは、衆議院の予算委員会の審議もなかなか円滑にいっていない、こういうことは当初から予想されたことではありますが、私は、公約を無視した税制改正を非常に短期間で強硬にやろうという、こういうやはり姿勢が一つの混乱の原因ではないか。税制改正というものはある程度国民の理解を得ながら時間をかけてやるべきであって、そういう政府のやり方は非常によくない。そういう点を大蔵大臣はどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 そもそも中曽根首相の残りの任期中に何もかも片づけてしまおうという、そういう考えに無理があるわけでありまして、そういう点で私は、こういうものはやっぱり断念をし……
○塩出啓典君 大蔵大臣にお尋ねをいたしますが、きのう予算が成立いたしまして、それで政府は二十九日に緊急経済対策を決定をして、前倒しとかあるいはまた暫定予算、そういうことを考えるようでございますが、今まで毎年前倒しをやり、いろいろ緊急経済対策も何回もやってきたわけですが、なかなか貿易不均衡の是正もされないわけでありますが、今回の緊急経済対策は特に今までと違う、特にこういう点を力を入れていくという、そういう目玉はどういう点でしょうか。
【次の発言】 大臣、円高を是正するにはどうしてもこの貿易の不均衡を是正していかなければいけない、このように言われておるわけであります。ところが、内需拡大のいろんな緊……
○塩出啓典君 我が国は、昭和五十年度からずっと毎年赤字公債発行の法律を続けてきたわけでありますが、現在の日本の赤字財政の状況、これは国債残高のGNPとの比率とか、あるいは毎年度の予算の中で占める国債の比率とか、そういう点から見て、国際的に見て日本はどういう状況にあると理解していいのか、これをお尋ねをいたします。
【次の発言】 ただいまのお話を聞いておりますと、我が国の財政状況は飛び抜けて悪い、そういうことか言えるんじゃないかと思います。ところが、先般もG5あるいはG7の会議等では余り我が国の財政赤字は問題にならないで、むしろアメリカの方が財政赤字を削減しろと、こういうことが議題になって、そして……
○塩出啓典君 まず最初に、今回の日米首脳会談の件についてお尋ねをしたいと思いますが、総理、本当に御苦労さまでございました。 レーガン大統領が中曽根総理を大変真心を込めて迎えたという、そういう報道には私たちも心からうれしく思っておるわけでございますが、しかし喜んでばかりいるわけにもいかない。各紙の新聞の報道を見ましても、「日米合意の試練と新しい挑戦」、あるいは「訪米は流れ≠変えたか 戒めたい安易な楽観論」、あるいは「日米に重い「行動」の約束」、さらには「個別問題にこだわり過ぎた日米会談」、こういうように日本の主なる新聞の社説も掲げておるわけでありますが、そういう意味でこれからやらなければな……
○塩出啓典君 それでは、最初に経済企画庁にお尋ねをしたいと思いますが、今審議しておるこの法律案は、提案理由にもありますように「内需拡大の要請にこたえる」という、こういう内外の要請にこたえるための法案でございますが、政府としても去る五月二十九日に公共投資等の拡大及び所得税等の減税先行による緊急経済対策を発表をして、今回のこの審議の法案もその一環であるわけでありますが、その結果、我が国の経済の状況は景気も非常に拡大基調、あるいは貿易経常収支等も好転に向かっておる、このように理解をしておるわけでありますが、そのあたりの状況について経企庁としてはどのように判断をされておるのかお伺いしたいと思います。
○塩出啓典君 今回の所得税法等の一部を改正する法律案につきまして質問いたしたいと思いますが、まず最初に、今回マル優廃止ということが提案されましたことは、衆議院における税制改革協議会の与野党の合意に反するものであると強く抗議をするわけでありますが、それについての大蔵大臣の御見解を承っておきます。
【次の発言】 先ほどの提案理由の説明の中で今回の法律案の提案の趣旨についてお話があったわけでございますが、特に所得税につきまして今回の法律改正は何を一番大きな目標とされておるのか、これをお伺いをいたします。
【次の発言】 今、大臣が言われたように、いわゆる中堅所得層、だんだん子供も大学へ行くとか、そうい……
○塩出啓典君 まず最初に、昨年の九月、ブラジルのゴイアニア市におきまして放射能災害があったわけでありますが、これはチェルノブイル原子力発電所事故に次ぐ最大級の災害であると言われておりますが、四人の方が亡くなって、そうして二百人以上の人が被曝の事故に遭ったと報ぜられておりますが、科学技術庁としてはこの概要をどのように掌握されておるのか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 このセシウム137は量としてはどの程度であったのか。それから放射能の強さはどの程度だったんでしょうか。
【次の発言】 量は。
【次の発言】 セシウム137の量はどれぐらいですか。
○塩出啓典君 今回の漁業共済に一般会計から繰り入れることになったわけでございますが、過去十年累積赤字がふえる一方である、こういう状況でございますので、私は、やはり漁業をめぐる情勢が非常に厳しいということが一つと、それとやっぱり現在の漁業共済制度そのものにも大いに改善すべき点があるのではないか、魅力ある内容にしてもっと加入率を上げていくという、そういう問題があると思うのでございます。 そこで、これは水産庁長官にお尋ねしますが、水産庁の諮問機関である漁業問題研究会が昨年十一月に中間報告を出していますね。大変漁業経営の体質が脆弱化している、年間収入を大幅に上回るような負債を抱えている経営形態が多く……
○塩出啓典君 それでは最初に、先般の政府税調の素案につきまして二、三お尋ねをしたいと思います。 一つは、今回の素案には間接税につきましては全部多段階の案が出ております。取引高税、それと一般消費税の類似のやつが二つ、そういうことで、いわゆる庫出税あるいは小売税、そういうようなものが全然ないわけでありますが、私はやはり公平、公正、簡素、選択、活力、こういうような点からいっても、これはまさに簡素でないやり方じゃないか。また、今日まで前総理の予算委員会の統一見解、そういう点からも全部違反をしているものを出している。そういう意味で、すべてが多段階であるという、こういう点について大蔵大臣としてはどのよう……
○塩出啓典君 それでは、租税特別措置についてお尋ねをいたしますが、この租税特別措置につきましては昭和五十六年臨時行政調査会がいろいろ指摘をしております。さらに五十七年、さらには臨時行政改革推進審議会が昭和五十八年、五十九年、六十年、六十一年と毎年この租税特別措置の見直しについて指摘をしてきておるわけでありますが、どういう指摘を受けてきたのか御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 まあ、そのように毎年指摘を受けながら、経過を言いますと、昭和六十年以降は廃止よりも創設の方が多い。また、減収額も一向に減らない、むしろ増加をしていく、そういう点では非常に努力が足りなかったのではないか。どうです……
○塩出啓典君 宮澤大蔵大臣にお伺いいたしますが、いよいよあすから少額貯蓄非課税制度が廃止されまして、郵貯にも二〇%課税になる、こういう状況を迎えるわけでありますが、個人貯蓄五百七十億のうち非課税分が約三百億超と言われておりますが、今後どう流動していくのか。また、このマル優廃止が我が国経済にどのような影響を与えると見ておられるのか、所感をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 先般、日銀が個人貯蓄速報をいろいろ発表しております。また、三月二十二日に総務庁がサラリーマン世帯の平均貯蓄額の変化、そういうものを発表しております。またいろいろ民間の証券会社等が、マル優廃止に伴って消費者の心理がどういう方……
○塩出啓典君 まず最初に大蔵大臣にお尋ねをいたしますが、我が国の現在の財政について国際的にどう考えるか。と申しますのは、アメリカが双子の赤字ということで貿易の赤字あるいは財政の赤字、そういうことを解消しなければならないという意見をよく聞くわけでありますが、我が国の財政については、最近はNTT株の売却益とか自然増収とかそういうようなことから何となく我が国の財政が非常によくなったんじゃないかという、こういう印象に国民の皆さんが受け取る心配があるんじゃないか。政府も、減税先行、減税先行という減税ばかりで、税制改正も、増税はしません、増減税同額ですと。しかし、我が国の例えば国債の残高のGNP比率とかあ……
○塩出啓典君 最初に、開発途上国に対する累積債務の現状はどうなのか。また、今後の見通しをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 我が国の金融機関のこういう累積債務国への融資残の現状はどうなのか、これをお伺いします。
【次の発言】 こういう累積債務国への貸倒引当金等の問題について、我が国として預金者保護の観点からそういう点は心配ないのか。
それともう一つは、外国の銀行等はこういう債務を不良債権として処理をしている。これもある意味では発展途上国に対する協力、ある種のやはり協力になるんじゃないかと思うんでありますが、そういう問題については我が国はどういう方針で臨むのか、これをお伺いしておきます。
○塩出啓典君 最初に、政治姿勢の問題について総理にお尋ねしたいと思います。 総理も御存じのように、最近の世論調査、朝日、毎日、読売、時事、各紙が調査をしておるわけでございますが、竹下内閣の支持率が急速に低下をしております。もう一八%、二九%、支持率。不支持の方がはるかにふえてきておるわけでありまして、ちょうど中曽根内閣が売上税を強行したときにも同じように支持率が下がった、それよりももっと下がっている面もあるわけでございますが、私は今回消費税法案を国民の反対を押し切って強引にやる、こういうところからこういう結果が出ておるんではないか、そういう意味で本国会の成立をあきらめるべきではないか、総理は……
○塩出啓典君 総理にお尋ねしますが、非常に限られた時間でございますので、答弁を率直に、簡単で結構ですから、今回の消費税には国民の反対が非常に強いわけですが、なぜこんなに強いのか、総理は率直にどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 総理は率直に国民の理解を求める努力が足りないということを認めたわけですが、中曽根さんのときは売上税はいわゆる増減税半々でございました。今回は二兆六千億、衆議院で二兆八千億に修正になりまして、だから六割以上の人が減税ですから、それでなお中曽根さんのとき以上の反対があるということを私はやっぱり……。
お尋ねしますが、このように世論調査をしてももう三分の二以上が反対を……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨一日、宮本顕治君が委員を辞任され、その補欠として吉川春子君が選任されました。
【次の発言】 議事に先立ちまして一言ごあいさつを申し上げます。
このたび法務委員長に選任されました塩出啓典でございます。
微力ではございますが、理事及び委員の皆様方の御協力をいただきまして、本委員会の公正かつ円滑な運営に努めてまいりたいと存じます。
皆様方の御協力と御指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
裁判所の休日に関する法律案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。林田法務大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
【次の発言】 裁判所の休日に関する法律案並びに検察及び裁判の運営等に関する調査を便宜一括して議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午後一時十分再開することとし、休憩いたします。
午後零時十分休憩
【次の発言】 ただいまから法務委員会を再開いたします。
裁判所の休日に関する法律案並びに検察及び裁判の運営等に関する調査を便宜……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十一月三十日、猪熊重二君が委員を辞任され、その補欠として峯山昭範君が選任されました。
また、昨七日、梶木又三君、中村太郎君、林ゆう君、藤田正明君、峯山昭範君及び宮本顕治君が委員を辞任され、その補欠として浦田勝君、中曽根弘文君、陣内孝雄君、堀内俊夫君、中野明君及び内藤功君が選任されました。
また、本日、浦田勝君が委員を辞任され、その補欠として宮崎秀樹君が選任されました。
【次の発言】 裁判所の休日に関する法律案を議題といたします。
本案に対する質疑は、去る十一月二十二日に終局して……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、梶木又三君、中村太郎君、林ゆう君及び宮本顕治君が委員を辞任され、その補欠として高橋清孝君、永田良雄君、二木秀夫君及び下田京子君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に猪熊重二君及び諫山博……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 これより請願の審査を行います。 第一七八号刑事施設法案反対に関する請願外四十九件を議題といたします。 本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。 これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第三七六号法務局、更生保護官署、入国管理官署の大幅増員に関する請願外二件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第一七八号刑事施設法案反対に関する請願外四十六件は保留とすることに意見が一致いたしました。 以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、検察及び裁判の運営等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。
検察及び裁判の運営等に関する調査のため、委員派遣を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
つきましては、派遣委員、派遣地、派遣期間等の決定は、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ござい……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二月十三日、中村太郎君が委員を辞任され、その補欠として山岡賢次君が選任されました。
また、二月十四日、諫山博君が委員を辞任され、その補欠として橋本敦君が選任されました。
また、二月十五日、梶木又三君が委員を辞任され、その補欠として林田悠紀夫君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。
まず、法務行政の基本方針について、谷川法務大臣からその所信を聴取いたします。谷川法務大臣。
【次の発言】 以上で谷川法務大臣からの所信聴取は終わりました。
【次の発言】 法例の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。谷川法務大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
これより法例の一部を改正する法律案並びに検察及び裁判の運営等に関する調査を便宜一括して議題とし、質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願い……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 これより請願の審査を行います。 第一五六号地方裁判所及び家庭裁判所の支部配置見直し反対に関する請願外百七十三件を議題といたします。 これらの請願は、理事会において協議の結果、第五五四号法務局、更生保護官署、入国管理官署の大幅増員に関する請願外三十四件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第一五六号地方裁判所及び家庭裁判所の支部配置見直し反対に関する請願外百三十八件は保留とすることに意見が一致いたしました。 以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
○塩出啓典君 それでは、公明党・国民会議を代表いたしまして、宇野総理及び閣僚の皆さんに質問いたしたいと思います。 宇野総理が誕生いたしましたのは、ごらんのように竹下内閣がリクルート問題あるいは消費税問題等で支持率は低下をし、どうにもならなくなった。そういう中で、政治の刷新を目指して生まれたのが宇野内閣ではなかったかと思うのでございますが、総理就任以来のいろいろな演説あるいはまた国会の答弁を通して、言葉は改革前進内閣と いうようなことを言われるわけですけれども、今までの竹下内閣あるいは中曽根内閣とはどういう点で違いがあるのか、そういう点がいま一つはっきりしないわけでございますが、その点はどうで……
○委員以外の議員(塩出啓典君) お答えいたします。 現在の戦争の被害者に対する補償は、先ほどもお話がありましたように軍人軍属等のように国家との間に一定の身分関係のあったものに限定をされておるわけでございます。現在、被爆者に対しては被害の特殊性から原爆二法により特別な措置がとられておりますが、これは社会保障的な措置によるものでございまして、国家補償によるものではないことは先ほど提案者からいろいろお話があったとおりでございます。政府は、いわゆる戦争受忍論に立脚して一般戦争被害者に対する国家補償を一貫して拒否し続けておりますが、このような考えが私たちの立場と相入れないものであることは既に申し上げた……
○委員以外の議員(塩出啓典君) ただいま前島先生から、今回の被爆者年金は福祉のばらまきになるのではないか、またほかの戦争被害者との不均衡があるのではないか、こういう御質問でございます。 私も広島におりまして、被爆者の方にもたくさんお会いするわけでございますが、なかなか被爆者の方が自分が被爆者であるということを余り言われない場合もある。今日まで四十数年の間にいろいろな、結婚に対する障害、あるいはまた子供さんたちは被爆二世と言われる。そういうような点で、必ずしも被爆者の実態というものが国民的に理解をされていない、そういう点はいろいろあったろうかと思います。 先般、昭和六十二年六月に厚生省が昭和……
○塩出啓典君 鈴木さんにお聞きしたいと思いますが、今後の日本経済の発展のためにやはり中小企業、それからまたいわゆる下請企業、さらに下請のもう一つの下請の孫請企業、そういうものが非常にありまして、その間のいろいろな待遇の違い、そういうものが非常に問題になってくるのじゃないかと思うのです。またそういう面の近代化のおくれですね、こういう点を、やはり今後日本の企業が国際競争力をつけていくためには、解決をしていかなければならない問題ではないかと思いますが、そういう点についてどのような考えを持っておられるのか、政府のいまの施策に対する御意見と、また将来の、このような姿に持っていかなければならない将来のビジ……
○主査(塩出啓典君) ただいま、皆さまの御推挙によりまして主査に指名されましたが、何ぶんにもふなれでございますので、皆さまの御協力をいただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。(拍手) 審査に入ります前に、議事の進め方についておはかりいたしたいと思います。 本分科会は、昭和四十五年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、科学技術庁、文部省、厚生省、労働省及び自治省所管を審査することになっております。明後十五日の委員会において主査の報告を行なうことになっておりますので、議事を進める都合上、主査といたしましては、本日は文部省、厚生省、明十四日は午前労働省、午後科学技術庁、明……
○主査(塩出啓典君) ただいまから予算委員会第四分科会を開会いたします。
この際、分科担当委員の異動について御報告いたします。
本日、亀田得治君及び岩動道行君が本分科の担当委員を辞任され、その補欠として岡三郎君及び吉武恵一君が選任されました。
【次の発言】 昭和四十五年度総予算中労働省所管を議題といたします。
まず、慣例では政府側の説明を求める順序でありますが、説明はこれを省略して、お手元に配付いたしてあります資料をごらん願うこととし、直ちに質疑に入りたいと思います。また、その説明の資料は本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○主査(塩出啓典君) ただいまから予算委員会第四分科会を開会いたします。
この際、分科担当委員の異動について御報告いたします。
本日、鈴木強君が本分科会の担当委員を辞任され、その補欠として鶴園哲夫君が選任されました。
【次の発言】 昭和四十五年度総予算中、自治省所管を議題といたします。
まず、慣例では政府側の説明を求める順序でありますが、説明はこれを省略して、お手元に配付いたしてあります資料をごらん願うこととして、直ちに質疑に入りたいと思います。またその説明の資料は本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○塩出啓典君 私はきょうは海洋汚染防止法を中心に海洋汚染の問題、これを中心に関係大臣に御質問したいと思います。 海洋国日本にとって、われわれのたん白源である海洋が年々非常に汚染されておる。わが党のたび重なる調査によれば、東京湾あるいは大阪湾、洞海湾だけではない、あの広い瀬戸内海も全面的に赤潮現象等で今年夏も二十万匹のハマチが死んでおる。そういうような状態の中で今度の法案が提出されたわけでございますが、そこで私は総務長官にお聞きしたいのでございますが、この海洋汚染防止法によってはたして海がきれいになると考えておられるのか、そのあたりの長官の考えをまずお聞きしたいと思います。
○塩出啓典君 それでは、上田先生に三点ほどお聞きしたいのでございますが、一つは、先ほど先生は非常に公害に対する基礎データ、基礎研究が少ない、そういうようなお話があったわけでございますが、確かに、そういう点は必要じゃないかと思うのです。ただ、いまの政府の行政というのは、いろいろそういう問題が出てから、あわててやる状態でして、そういう将来を見通して、こういう研究を、こういう調査をやっていかなければいけない、そういうような一つの案みたいなものが研究者等の間に検討されてできておるのか、それを政府がやらないのか、あるいはまた、そういう案を検討する組織をこれからつくって検討すべき段階であるのか、そのあたり……
○塩出啓典君 ちょっと先生にお伺いしたいのですが、林業の問題で、ちょっときょうのお話の内容とは違うわけですが、まあ、将来の水資源対策とかあるいは洪水調節とか、そういう観点から、国土の三分の二を占める林業の使命は非常に重いと思うのですが、ところが、だんだん山村地帯は非常に人手不足になって、今後そういう林業経営も非常に困難になってくるのじゃないかと思うのですが、そういう点で、私は現在の国の施策というのはもう少しやはり強化していかなきゃならないのじゃないかと、そういうことを感じているわけですが、そういう点について、将来の林業のあるべき姿とか、そういうものについて何か御意見があればお伺いしたいと思いま……
○塩出啓典君 それでは、先般鳥取県で硫酸銅の事件がございまして、これは先般の予算委員会でも、うちの内田委員が問題にしたわけでございますけれども、厚生省は、その後どういう調査をされたのか、また、今後の対策としてどういうことを検討されたのか、ひとつ答弁も簡単にお願いします。
【次の発言】 非常に長い説明ですけれども、私の聞いておることはあまり……。ただ県が全部やっておることであって、厚生省としてそれに対してどういう判断をしておるのか。今後やはり、鳥取で起きた問題であったにしても、ただその問題だけでなしに、やはり日本全体について検討すべき問題があると思うのですよ。そういう点をどう考えておるのかという……
○塩出啓典君 それでは、きょうは時間もだいぶんおそくなりましたので答弁のほうも、まだ一人おりますので、簡略にお願いしたいと思います。 私、きょうはいわゆる夜間中学の問題についていろいろお尋ねしたいと思うのでございますが、どうしてこういうことを尋ねるかと申しますと、ことしの二月八日の「中国新聞」地元の広島版に、「島の夜間中学は開店休業」と、こういう記事が載っておりまして、実は、私も夜間中学なんてあるのを実は初めは知らなかった。それで、いろいろ文部省のほうもお呼びして実情を聞いたわけでありますが、東京を離れた広島県のしかも海の上にある島の片すみの漁村のことですから、あまり実情も詳しくはわからなか……
○塩出啓典君 労働災害の問題についてひとつお尋ねいたします。 先般出ました労災白書によりまして、昭和四十四年度死亡者が六千二百八名。四十二年、四十三年と死亡者は増加しております。死傷者は三十八万二千六百四十二名で、少しずつ減少している。けれども、死亡者が非常にふえている。また、業務上のいわゆる疾病が、これは急速に毎年ふえておるわけですね。 それから、また、労災保険の新規受給者が百七十一万五千人である。交通事故の死傷者の九十八万三千人に比べて非常にこれは大きな問題じゃないかと思うのです。 そこで、労働省といたしましても、そういう労働災害をなくすためにいろいろな施策をやって努力はされてきたと……
○塩出啓典君 それでは、きょうは建設関係と逓信関係の両方について質問したいと思います。 最初に建設関係の問題でございますが、水の問題でございます。 沖繩の将来の発展には水資源の確保が非常に大事であることは当然でございますが、まあ予測では、かなり水需要に備えて供給力が弱いのではないか。そういう点で、沖繩は、非常に雨がたくさん降る、しかし、雨が台風とつゆに集中をして、しかも河川が急峻であるために、川がいたみやすい。そういうような、非常に雨はたくさん降るけれども、水資源の獲得は少ないという、そういう不利な条件があるわけでございますが、今後の沖繩の水の需要に備えて、その開発可能量の水資源は十分ある……
○塩出啓典君 それでは、最初に総裁にお聞きしたいのでございますが、四十四年から十カ年の再建計画が始まったわけですが、まあ提案理由にもありますように、二年で大きく見通しが狂って、そうして今回十カ年計画ができたわけでございます。まあ、現行の再建計画が食い違った点については、いろいろ反省もし、新しい計画をつくったということでございますが、私は、やはり鉄道の建設というのは非常に長い期間を要する、そういう点で最高責任者として将来の正しい予測がなされずに二年で狂うようではまことにたよりない、こういうことでは国鉄をまかすわけにはいかない、そういう気がするわけでございますが、今回の再建計画十カ年をこの法案が通……
○塩出啓典君 いまのお話に関連して…… 確かに、たとえば、ごみ処理にしても、プラスチックなんというのは非常に安くできる。そうすると、牛乳びんが全部プラスチックになる。そうすると、その処理のためにわれわれの税金がどんどん使われていく。また、先般も私は委員会で地盤沈下の問題を取り上げたわけでございますが、地下水を安いからどんどんくみ上げる。原価は二円か三円。ところが、そのために非常にたくさんの防潮堤とかあるいは水門とか、そういうのに多額の金が使われて、東京都においてそういう金だけを計算してもトン当たり五十五円になる。そういうことで、やはり最近、公害対策費は全部企業が負担する、そういうことがいわれ……
○主査(塩出啓典君) 一言ごあいさつを申し上げます。 ただいま皆さま方の御推挙によりまして主査をつとめることになりました。ふなれではございますが、どうか御協力のほどよろしくお願いいたします。 審査に入ります前に、議事の進め方についておはかりいたします。 本分科会は、昭和四十七年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係予算中、科学技術庁、文部省、厚生省、労働省及び自治省所管を審査することになっております。 二十六日の委員会において主査の報告を行なうことになっておりますので、議事を進める都合上、主査といたしましては、本日厚生省及び文部省、二十四日自治省及び厚生省、二十五日科学技術庁及び自……
○主査(塩出啓典君) ただいまから予算委員会第四分科会を開会いたします。
分科担当委員の異動について御報告いたします。
本日、上田哲君が委員を辞任され、その補欠として竹田四郎君が選任されました。
【次の発言】 昭和四十七年度総予算中自治省所管を議題といたします。
慣例では、政府側から説明を求める順序でありますが、説明はこれを省略し、お手元に配付してある資料をごらん願うこととし、その説明資料は、本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
これより質疑に入ります。質疑のある方は、順次御発言を願いま……
○塩出啓典君 それでは、時間も限られておりますので、簡単に質問したいと思います。 まず最初に原子力発電の問題につきまして、まず通産省にお聞きしたいと思うんですが、日本原子力産業会議が、二〇〇〇年に至る原子力構想、そういうのを発表しておりますが、まずそういう点に関連いたしまして、電力の需要が十年後には三倍になる、二十年後には六倍になる、二〇〇〇年ごろには九倍になる、そういうようなことを言っておるわけでございますが、通産省といたしまして、大体電力というのは今後どういうぐあいに伸びるものか、そしてその中において原子力発電というのは大体どの程度に予想しているのか、その点を御説明願いたいと思います。
○主査(塩出啓典君) ただいまから予算委員会第四分科会を開会いたします。
分科担当委員の異動について御報告いたします。
本日、萩原幽香子君及び加瀬完君が委員を辞任され、その補欠として高山恒雄君及び須原昭二君が選任されました。
【次の発言】 昭和四十七年度総予算中、労働省所管を議題といたします。
慣例では、政府側から説明を求める順序でありますが、説明はこれを省略し、お手元に配付してある資料をごらん願うこととし、その説明資料は本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
これより質疑に入ります。
……
○塩出啓典君 それでは、限られた時間内の質問でございますので、質問も要点のみにいたしますから、答弁もひとつ簡単に、場合によってはイエス・オア・ノーでけっこうでございますから。 それで、二月二日の閣議了解の今回の財政再建対策でありますが、内容は国の助成、日本国有鉄道の合理化、運賃の改定、そういう三項目がありますが、われわれはやはり国民の立場から、十年後には国民に対しての国鉄のサービスはどうなっていくのか、たとえば通勤列車の混雑あるいは通勤列車の冷房がどういうふうに完備していくのか、あるいは踏切の安全対策はどうなるのか、あるいはまたローカル線の複線化はどうなっていくのか、そういうことが前提に示さ……
○塩出啓典君 それでは、まず最初に、青少年対策につきまして。 一九七〇年代に入って、非常に過激な行為たとえば連合赤軍派のリンチ事件、浅間山荘事件、あるいはテルアビブ空港の乱射事件、殺人、あるいは中学や高校生のいわれなき自殺の増加、あるいはまた若年労働者が非常に職を変わりやすい状態、あるいはまた一方においては、自分の遊びのために親が子供を殺したり、子供を捨てたり、こういうような現象が出ておるわけであります。そういう点で、総理府には青少年対策本部ができまして、そういう青少年の問題に取り組んできておるわけでございますが、青少年対策本部としては、こういうような現象を生み出している原因をどのように考え……
○分科担当委員外委員(塩出啓典君) だいぶ時間もたちまして、厚生大臣もお疲れのようで、まことに申しわけないんですが、答弁のほうもできるだけ簡単に、イエス、ノーと、その程度の答えでいいんじゃないかと思います。 それで、きょうはいわゆる広島県大久野島において、まあ第二次世界大戦の当時毒ガスが生産をされておりまして、まあイペリットとかルイサイト、そういうまあ毒ガスが生産されておったことは御存じのとおりでありますが、その被害者等の問題についてきょうは二、三質問をしたい。 それで、まず最初に確認をしておきますが、毒ガスというのは、これは国がつくった毒ガスでございますので、したがって、その毒ガスによる……
○塩出啓典君 それでは、最初にセメントの問題について御質問したいと思うのでありますが、セメントの問題につきましては、いろいろ衆参の委員会等でも問題になりまして、それに対して政府としては、緊急輸入をするとか、あるいは増産をする、あるいはまた、公共事業で必要でないものは繰り延べるとか、そういうような対策を立てると、こういうように政府は言明をしたわけでございますが、現実においては全く好転をしていない、ますます逼迫をしておる、そういう状況であります。そこで、通産省としては、大体四十八年度のセメントの需要というのは大体どの程度であると見込んできているのか、それをお聞かせいただきたいと思います。
○塩出啓典君 それでは私は、岩国の米軍基地あるいは防府、呉等の基地についての諸問題について、二、三の質問をしたいと思います。
最初に、われわれ新聞で拝見をしたわけでございますが、米軍の海兵隊が岩国にある米軍基地を拠点として大規模な米韓合同演習をやる、そのように聞いておるわけでございますが、この問題について、そういうようなことについてちゃんと報告がきているのかどうか、その内容等について御報告願いたい。
【次の発言】 岩国が、そこが拠点ではないけれども、岩国からもだいぶ出発をしてやっていると、そういうふうに判断していいわけですね。
【次の発言】 けれども、沖繩の部隊が岩国へ来て、岩国の基地から出……
○塩出啓典君 それでは、最初に白ろう病の問題につきまして、非常に個別的な問題でございますが、林業の果たす役割は非常に大きい。これは水源涵養林あるいは自然保護、あるいは洪水調節、あるいは正常な空気を生産する、そういうような点で非常に重要であることは論をまたないわけでありますが、それに引きかえて、非常に山林の経営というものが、過疎地帯の労働力の老齢化あるいは人口の流出、あるいは一方には賃金の高騰、そういうことで植林計画もなかなか計画どおりいっていない、そういうような事態であるわけで、やはり国家百年の大計に立てば、林業というものは、山林の持ち主だけではなしに、国民全体の立場からやはり森林の育成につと……
○塩出啓典君 郵政事業の末端を支えている簡易郵便局は、非常に地域において多大のそういう使命を果たしておるわけでありますが、今日のインフレ下の経済情勢にありまして、特に個人受託者が現在の取り扱い手数料では非常に生活を脅かされるおそれがある、そういうようないろいろな要望が出て、大幅な引き上げをしてもらいたい、そういう要望が出ているわけでありますが、郵政省としては、四十九年度においてはどのように改善するのか、それを伺いたい。
【次の発言】 基本額の内容は人件費なのか、あるいは物件費も含まれるのか、これはどうですかね。
【次の発言】 全国簡易郵便局連合会の要望については、これは当局も承知していると思い……
○塩出啓典君 それでは、時間も非常に限られておりますので御答弁も簡潔にお願いしたいと思いますが、まず最初に、安全局を設置する法案の審議でございますが、安全という問題について科学技術庁長官としてはどう考えておるのか。と申しますのは、安全といっても一〇〇%の安全というものは余り世の中にはないんじゃないかと思うんですね。そういう意味で、原子力施設の建設にはどの程度の安全を長官としては目指しているのか、これを聞いておきたいと思います。
【次の発言】 それでは、いま、たとえば原子力発電を推進をするという問題についても学者の中にいろいろな意見があるわけですね。たとえば、アメリカの前の原子力委員であったタン……
○塩出啓典君 それでは北沢先生、お時間の制約がありますので、まず北沢先生に一点お話を承りたいと存じます。 先ほどから公社の体質というものがいわゆる高度経済成長のそういう体質が改まっていない、こういうことはわれわれよく聞くわけでありますが、さらに具体的には、どういう点が高度経済成長の体質であるのか。私たちも、国全体の経済が高度成長から低成長になれば、当然、電話の需要もそれに応じていかなければならない、そのように考えるわけでありますが、その公社の改まらざるゆえんはどういう点にあるのか、これを承りたいと思いますが、簡単で結構でございます。
○塩出啓典君 非常に時間がございませんので、答弁も簡潔にお願いしたいと思いますが、今回わが国が急に十二海里あるいは二百海里を設定しなければならない、こういうことについて、わが国の漁業外交が非常に先見の明がなく行き当たりばったりではないかと、こういうような意見があるわけであります。しかし、一方から考えれば、国連海洋法会議においてアメラシンゲ議長あるいはズレタ事務総長も、結論が出るまでは各国が余り勝手に先走りしないように、そういうことも要望をしておるわけでありまして、そういう点で農林大臣としては、わが国の漁業外交においてどういう点を反省をしているのか。ただ二百海里、十二海里をもっと早くやっておけば……
○塩出啓典君 それでは、労働大臣はちょっと所用でいらっしゃいませんが、どなたにお尋ねすればいいのですかね、これは。 家内労働の問題についてお尋ねしたいと思いますが、全国の家内労働者を保護するために家内労働法が昭和四十五年に制定をされ、六年を経過しておるわけであります。そこで、この家内労働というのは、一般的には自宅または自宅に付随する仕事場で仕事をし、自分一人かあるいは家族が手伝い、仕事の内容は問屋や製造業者から委託を受けた下請加工である。一般的にはいま述べたことが家内労働法の対象となる家内労働者であると、このように判断をしていいのかどうか、簡単に御答弁ください。
○塩出啓典君 それでは、まず外務省に国際学友会をめぐる問題についてお尋ねをいたします。非常に時間が限られておりますので、状況については私がここで申しますので、それが正しいかどうか、間違っておれば間違ったところだけ言ってもらえれば結構ですから。 まず、国際学友会の目的は、「本会は学生に依る国際間文化の交換及び本邦留学外国人学生の保護善導を図り以て国際親善を増進するを目的とす」と、これは間違いないと思います。 で、国際学友会は昭和十年、東南アジア留学生の施設として創設をされ、戦後は昭和二十七年ごろから外務省の補助金で復活をし、外務省の外郭団体として出発をしておる。現在東京本部、京都支部、仙台支……
○委員長(塩出啓典君) ただいまから科学技術振興対策特別委員打合会を開会いたします。 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。 本日は、本案について参考人の方々から御意見を聴取することにいたします。 午前中は電気事業連合会副会長正親見一参考人、原子力資料情報室高木仁三郎参考人及び東京工業大学教授河村和孝参考人の御出席を願っております。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 参考人の方々には、御多忙中のところ貴重な時間をお割きくださり、当委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。本日は、ただいま議題といたしました……
○塩出啓典君 それでは、きょうは戦後強制抑留者の補償に関する問題について、外務省のお考えあるいはその他をお尋ねしたいと思います。 私、先日、この関係者の会合に出席をいたしまして、ソ連抑留の実態等のお話をいろいろお聞きしたわけであります。三百グラムの黒パンと岩塩の入ったスープで、長い人は十年以上も抑留をされ、その当時の厳しい実態については関係者の間で抑留記をつくっているようであります。私たちは、ただ一つの会合でそういう話を聞いただけでそのすべてを知るわけではありませんけれども、強い印象を受けたことは事実であります。そして団体ができておるわけでありますが、全国戦後強制抑留補償要求推進協議会、これ……
○塩出啓典君 通産省にお尋ねします。
スリーマイル島で原子力発電所の事故がございましてちょうど一年を経過したわけでありますが、その間政府としても、原子力発電所の安全性の確保、事故をなくするためにいろいろな努力をされてきたと思うのでありますが、特に一年を振り返ってどういう前進があったのか、非常に大きな問題でございますけれども、御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 スリーマイルの事故のときには、こういう事故は日本では起こらない、そのように非常に初歩的な運転ミスと申しますか、そういうことであったわけでありますが、しかし、実際にはその後、高浜、大飯でステンレスとほかの材質を間違えてみたり、……
○塩出啓典君 きょうは、シベリア戦後抑留者の問題につきまして質問をしたいと思います。 いままで衆議院、参議院等でもわが党の瀬野委員あるいは和泉委員等が質問をしておるわけでありますが、そういう点を踏まえて二、三疑問に思う点もありますので、きょうはその点についてお尋ねしたいと思うんであります。 まず最初に、戦後シベリアに抑留された人たちを、政府は、国内的にはこれは捕虜ではないと、しかし国際的には捕虜であるという、こういう見解をたしか述べていると思うんですが、国内的には捕虜ではないということはまあ大陸令第千三百八十五号第三項によって当時わが国政府がそういう見解をとったからこれは捕虜ではないと、そ……
○塩出啓典君 まず最初に、電気自動車の問題でお尋ねしたいと思います。 これは、私が昨年の十二月十一日に電気自動車についての質問主意書を政府に出し、十二月二十一日に答弁をいただいております。さらに、今年三月二十一日の予算委員会におきましても、余り時間はございませんでしたけれども、電気自動車の問題にも触れたわけでありますが、そういう点を踏まえて質問したいと思いますが、やはりエネルギー危機というときに備えて、電気自動車は省エネルギーにもなると。またエネルギーの多様化、普通のガソリン車だとガソリンしか使えないわけですが、電気自動車の場合は水力発電あるいは原子力発電、そういうものが使える。また石油で発……
○塩出啓典君 公述人の皆さん、本日は御多忙の中をわざわざ当委員会にお越しいただきまして、大変示唆に富む御意見を承りましたことを厚く御礼申し上げます。私は、公明党・国民会議の塩出啓典でございますが、各先生方に一問ぐらいずつお尋ねをしたいと思います。 まず多田先生にお尋ねしたいのですが、聖域をつくるな、防衛予算も聖域であってはならない、これは私も非常に同感であります。ただ、防衛力をさらに増強せよという、こういう点には多少意見の違いはあると思いますが、私は、防衛予算もやっぱり国民の皆さんがその内容を理解し、本当に国を守るためには必要である、そういう国民的なコンセンサスがあってこそ非常に価値があるの……
○塩出啓典君 それでは、まず最初に大蔵省にお尋ねをいたしますが、これは先般七月十二日の新聞の報道で、「所得ごまかし五二九〇億円」、そういう中で、「上位に“常連”開業医」と、こういう記事が載っておりますが、さらに昨年の八月でございますが、国税庁が医療費の不正請求についていろいろ調査をして、そうして二十六億円の不正請求があったという記事があるわけでありますが、こういう記事から見ると、お医者さんというのは非常に悪い人ばかりではないか、こういうような印象も受けるわけですが、この状況について、簡単で結構でございますが、概要を御報告をいただきたいと思います。
○塩出啓典君 それでは、政府が保有する株式の売却収入の使途の問題、あるいは放出方法等につきましては午前中いろいろ質疑もございましたので、できるだけ重複を避けて質問をしたいと思います。時間も三十分でございますので、ひとつ御答弁も簡潔にイエスかノーでも結構でございますので・・・・・・。 そこで、使途の問題につきましては大蔵大臣、郵政大臣あるいはまた電電公社総裁等の御意見も承りました。大蔵、郵政の考えは必ずしも一致をしていないようでありますが、ぜひ七月十九日の政府の統一見解に従って慎重にそして電電公社を民営化するという、こういう方向を踏まえ、また利権等に結びつくような疑惑のないように、また行政改革……
○塩出啓典君 公述人の皆さん、きょうは本当にありがとうございました。 それでは、最初に宇田川先生にお尋ねしますが、先生はルールをつくれと、特に、金融資産のいわゆるキャピタルゲイン等の把握が非常に不十分であるという、こういう点のお話があって、私たちも同感でございます。そこで、今の我が国の税制は、むしろ総合課税よりも分離課税の方向に来ている、そういう向きがあるわけですが、やっぱり総合課税をすると、そのためにはどうしても番号制度等も導入しなきゃならない。また、仮名預金やあるいは証券取引においても仮名や借名等を厳重に禁止すると。そういう方向が世界の、まあ国によって違いはあると思いますが、大方先進国の……
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