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塚田大願 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

塚田大願[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは塚田大願参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。塚田大願参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

9期(1971/06/27〜)

第66回国会 災害対策特別委員会 閉会後第1号(1971/08/23、9期、日本共産党)

○塚田大願君 時間がないようですから、重点的に簡略に質問したいと思うのですが、私もこの間の集中豪雨の節に熊本、鹿児島を視察してまいりました。現地の被害のひどさというものを見てまいりましたが、それにいま追っかけて一九号というような――まあさこそと思われるわけであります。そこで、先ほどからいろいろ各委員の質問に対しまして、副長官は前向きの姿勢ということを言われ、また開発よりも保全だと、こういうふうに言われる。まあその点ではまことにけっこうなんでありますが、しかし、各官庁の方々の答弁を聞きますと、必ずしも副長官がおっしゃっているように前向きの姿勢だというふうには、私はきょうの答弁は聞いておりません。……

第66回国会 商工委員会 第2号(1971/07/23、9期、日本共産党)

○塚田大願君 きょうの大臣の所信表明の最初に、この歌志内炭鉱の事故の問題が出ておりますので、私は時間がございませんから、この歌志内炭鉱の事故について質問をしたいと思います。  今度のこの歌志内の事故が非常に大きな大惨事であったということについては、これはもうみんな理解が一致しているところだと思うのでございますが、しかし、その原因が一体那辺にあったかという問題になりますと、これはまだ必ずしもあまり明快にされていないと思うのでございます。科学技術上の問題につきましては、非常にまだまだ解明しなければならない多くの問題があろうかと思います。しかし、とにかく結論的には、先ほど大臣もおっしゃいましたけれど……

第66回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1971/10/05、9期、日本共産党)

○塚田大願君 先ほどから北海道の冷害の問題につきましてはかなり質疑が出ましたが、私も実はこの間単独で、独自で北海道の調査に参りました。そのようなことからこの北海道の冷害の問題についていろいろお伺いしたいと思うのです。  先ほど、実情を見ていなければなかなか実感がわかないのではないか云々というお話がありました。しかし大臣は、私は三十九年にも視察に行っているから十分存じておる、こういうお話でございましたけれども、やはりことしの冷害というのが三十九年の冷害、あるいは四十一年の冷害を上回るものだ、北海道の開拓史上最高ではないかというのが実際の視察した人たちの実感だろうと思いますし、また現地でもそのよう……

第67回国会 公害対策特別委員会 第3号(1971/12/17、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、このたび発生しました新潟のタンカー事故について質問したいと思います。  御承知のように、今度の事故は、日本の海難史上最大の原油流出事故であった。きのうも関係漁民の代表の方が陳情に来られましたが、この漁民の方々は、海は死んでしまったと、こういうふうに非常に端的におっしゃっておられました。私もその気持ちは非常によくわかります。と申しますのは、実は、今度の事故の起きました新潟市の日和山海岸というのは、私が少年時代に育ったところでございまして、たいへんなつかしいところでございます。今度の事故が起きまして、すぐ私も、去る四日、五日、六日、現地調査に行ってまいりました。全く想像以上にひ……

第67回国会 災害対策特別委員会 第2号(1971/11/16、9期、日本共産党)

○塚田大願君 時間もあまりありませんので、私は時間内ではなるべく質問を終わりたいと思いますが、このたび提出されましたこの改正法案は、幾つかの前進面もあるかと思うのであります。そういう点は評価もできると思うのでありますが、しかし、被害農家の立場からいきますと、まだまだ非常に不十分である、こういう声を聞くわけであります。そこで、幾つかの質問をしたいと思うのでありますが、やはりただいまもお話がございましたが、いま農家が一番困っている問題は、固定負債の問題、借金がどんどんふえるばかりだ、その元利もなかなか払えない、北海道の酪農家の場合には特にその金額がかさんでおる、それだけに非常に苦しいというのが実態……

第68回国会 決算委員会 第3号(1972/03/08、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、きょうお聞きしたい問題を最初に申し上げておきたいと思うのでありますが、第一は、国立国会図書館の業務と予算、決算との関係についてお聞きしたい。それから第二には、終戦直後アメリカ占領軍に接収されました公文書の問題についてお聞きしたい。この二つの点でございます。  で、第一の問題でありますが、国立国会図書館の業務あるいは予算、決算の関係でありますが、御承知のとおり、国立国会図書館は、国立国会図書館法第十五条によりまして、国会の活動、議員の調査、立法活動に奉仕すべき責任を持っておる。これはもう明確だと思うのであります。そこで、まずお聞きしたいのは、そのための図書購入費並びに立法資料……

第68回国会 決算委員会 第5号(1972/03/17、9期、日本共産党)

○塚田大願君 きょうは防衛庁への質問をしたいと思っておるわけでありますが、問題の経過を明らかにする意味におきまして、きょうは警察庁からも来てもらっておりますから、まず最初に警察庁に簡単にお尋ねしたいと思うのであります。  昨年の十二月十四日から十六日にかけまして、愛知大学の名古屋校舎におきまして、一部の暴力学生が校舎を不当に占拠をいたしまして、学生会館の三階、四階、これにバリケードを築き封鎖をしたのでございます。そして、その間、火炎びんを投げる、あるいはいすや机を上から落とす、こういうふうにあばれまくりまして、相当多数の学生の負傷者も出た、こういう事件があったわけでございますが、これについて警……

第68回国会 決算委員会 第8号(1972/04/14、9期、日本共産党)

○塚田大願君 大臣にお伺いしたいと思いますが、先ごろ起こりましたあのあさま山荘事件、そして引き続いて起きましたあの大量リンチ殺人事件、こういういわゆる暴力集団の問題というのが今日非常に世論から激しい糾弾を受けておるわけですが、特にそういう暴力集団の中心になっております全国の各大学の毛沢東盲従集団であるとか、トロツキスト暴力集団であるとか、こういう各派の実態というものにつきましては、共産党はすでに共産党国会議員団の名で資料も発表しておりますし、衆議院では予算委員会で松本議員が大臣に質問もしておる。あるいは、その他の委員会で絶えず私ども問題にしておりまして、この実態につきましては私はここでこまかく……

第68回国会 決算委員会 第11号(1972/05/17、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、戦時中に米軍が投下をいたしました不発爆弾の問題についてお伺いしたいと思います。  御承知のように、この問題は終戦処理の問題でございまして、戦後すでに二十七年たっておりますが、これがまだ解決しておらないという、これはやはり私は非常に重大な問題だと思うわけです。特に、最近、東京の都内の大半の特別区あるいは市町村におきまして、この問題がかなり大きな問題になってまいりました。大臣も御承知だろうと思うんでありますが、昨年あたりから、やはり関東大震災災害説なるものがありまして、これと関連をいたしまして、もしああいう大地震が起きたならば、この不発爆弾がそのショックで爆発するんではないかと……

第68回国会 決算委員会 第12号(1972/05/24、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は総理に終戦処理の問題につきまして二、三質問をしたいと思いますが、最初にごく簡単に私は、今日まで戦後二十七年たちましたが、この戦後という問題の認識について総理に伺いたいと思うのです。総理は、先般、沖繩の返還なくして戦後は終わらないんだと、こういうことをおっしゃいました。つまり、沖繩が帰れば日本の戦後は一応終わるんだという趣旨のお話だったと思うのでありますが、さて沖繩協定は五月十五日発効いたしました。しかし、この復帰した沖繩が今日どのような状態になっているのか。御承知のとおり、ベトナムの戦争の激化によりまして、沖繩にあります米軍基地は今日騒然たる状態であることはもう一般の常識であ……

第68回国会 災害対策特別委員会 第3号(1972/04/06、9期、日本共産党)

○塚田大願君 いろいろお話が出ましたが、とにかく日本列島は災害列島だと言われるほど災害が頻発する、こういう状態でございますけれども、その中で私はまず第一に御質問したいのは、昨年は、昨年だけではありませんが、この数年来がけくずれというのが非常に多くなった。まあいまの高速道路もその一つかもしれませんけれども、このがけくずれに関連をいたしまして、昨年、十一月十七日に川崎市の生田でローム斜面の崩壊実験がされた。そのときに事故が起きた、非常に大きな事故が起きたわけでありますが、これは国民ひとしく非常なショックを受けました。何といっても、事故を防ぐための、がけくずれ事故を防ぐための実験そのものが事故を起こ……

第68回国会 災害対策特別委員会 第6号(1972/06/09、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、いま議題になりました新潟港におけるしゅんせつ船の爆発事故についてお尋ねしたいと思うわけであります。  いまも運輸省の資料いただきましたが、五月二十六日午前十一時五十八分、新潟西港におきまして、運輸省所属のしゅんせつ船「海麟丸」が機雷らしきものに接触して爆発、沈没をしたと、こういう事故が起きたわけであります。  新潟港は、つい先般リベリアのタンカーの「ジュリアナ号」の事故がございまして、その時も私は質問いたしましたが、まだ行ってみましたら「ジュリアナ号」の船体が半分そのまま残っているというところで今度またしゅんせつ船が爆発をして沈没した、こういうことで、まことに現地に行ってみ……

第68回国会 農林水産委員会 第3号(1972/03/14、9期、日本共産党)

○塚田大願君 簡単にお聞きしたいと思うのであります。  これは政府から、行政指導の任にあります政府のほうからお答え願ってけっこうでございます。ごく簡単にするつもりでございます。  いま御提案ございましたように、この法案は三十六年に成立いたしまして、自来二回の改正が行なわれてまいりました。そこで、お聞きしたいのでございますけれども、この間農協の合併がどのように進捗したか、その進捗状況をまず一つお聞きしたい。それから、二番目には、御承知のとおり、米の生産調整によりまして、今日農協の経営が非常に苦しくなってきておる。約農協の半数が赤字であるといわれておるのでございますけれども、一体その数字は、今日ど……

第68回国会 農林水産委員会 第6号(1972/04/13、9期、日本共産党)

○塚田大願君 時間がたいへんおくれましてあれですけれども、許された時間内にいろいろ大臣その他からお聞きしたいと思います。  きょうは、せっかく大臣がいらっしゃるので、まず第一に今度打ち出されたあの農業団地の構想、これについてひとつお聞かせ願いたいと思うのです。この問題は、先ほどもお話が出ましたし、前回のこの委員会でも御質問が出ましたが、とにかく農業団地というような新しいことばが出ますと、とかく専門家でもかなり戸惑っているわけです。ここの委員会だけではありません。私、地方へ行きまして、かなりの専門家でも農業団地の話をいたしますと、何か戸惑った表情をしております。まして一般の国民や農民の方々にとっ……

第68回国会 農林水産委員会 第8号(1972/04/20、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、この間のこの委員会におきまして、農業団地の構想に関連して、大臣にいろいろ今後の日本の農業のあり方というふうな問題についてお聞きいたしましたが、きょうは、この農業共済法改正にあたりまして、やはり私はまず考えますのは、いまの日本の果樹農業の実態、とりわけ果樹農家の実情というようなもの、あるいはこれからの果樹農業の見通しというふうなものについてはっきりさせる、これを前提にしてこの共済の問題を考えていく必要があると思うんですが、どうもいろいろきのうからお話を聞いておりますと、何か保険制度や共済制度というふうなワクが先に先行しまして、それに技術主義的に日本の果樹農業を当てはめていこう……

第68回国会 農林水産委員会 第14号(1972/05/16、9期、日本共産党)

○塚田大願君 この法案の審議も大詰めになりまして、いままでずいぶん何人かの委員から質問がございました。重要な問題点といいますか、基本的な問題点はほとんどまあ、出尽くしたといっていいんじゃないかと思うのです。特にやはりこの法案の目玉としては、土地の問題、水の問題というのが、やはり何といっても農業の基本の問題でありまして、質疑もこれに集中したかと思うのでありますが、しかし、答弁を聞いておりますと、私はやはり質問された方も、あまり釈然とされなかったのじゃないかと思いますし、私ども聞いているものも、ちっともよくわからない。むしろいろいろ疑問が出てきたというのが、私の率直な印象であります。特に答弁はいろ……

第68回国会 農林水産委員会 第18号(1972/06/01、9期、日本共産党)

○塚田大願君 こめ水産三法につきましては、私が最後の質問者になりましたが、ひとつ積極的な御答弁をお願いしたいと思います。  私がお聞きしたいと思っておりますのは、この白書にもございますし、それから各委員の質疑の中でも出たのでありますが、今日、日本の漁業の発展という問題から見まして、沿岸漁業の問題というのは、やはり非常に私は重要な課題だろうと思うのです。ところが、白書を拝見し、また長官の御答弁をいろいろ聞いておりましても、やはりこの沿岸漁業の停滞の原因というものが、一つには公害による漁場条件の悪化、もう一つは地域開発等による漁場の喪失、こういうふうに白書でも指摘しているわけであります。  そこで……

第68回国会 農林水産委員会 第19号(1972/06/08、9期、日本共産党)

○塚田大願君 今回の改正法案について質問いたしますが、時間の関係もございますから、端的に質問したいと思います。  まず第一に、国庫補助の問題でありますけれども、まあ、これは今回の改正案によりまして、一六%から一八%に引き上げられたと、このことはそれはそれとして一つの意義を持っていると思うんですが、しかし、この老後の保障、つまり社会保障という観点から見ましたときに、国の責任というものは、決してこの程度に済まされるものではなくて、やはりそういう意味から言いますと、国の負担が少な過ぎはしないかとやはり私は考えるわけです。局長も御存じだと思うんですが、諸外国などの例をみますと、これは格段の差があるわけ……

第69回国会 決算委員会 閉会後第1号(1972/08/09、9期、日本共産党)

○塚田大願君 時間がもったいないですから、お集まりになりませんけれども、始めたいと思います。  私は、きょうは田中新内閣が成立いたしまして初の決算委員会の総括質問でございますから、当然田中総理、あるいは建設大臣などに出ていただいて、いわば田中内閣の一枚看板であります日本列島改造論についていろいろお伺いしたいと思ったのですが、どうも決算委員会軽視の気風がいまだ改まらずに、大臣さっぱり出席がない。そこで、この問題は次回に譲りまして、きょうは、この両三日間非常に大きな政治問題になっております米軍戦車の輸送の問題についていろいろお伺いしたいと思います。  横浜の米軍戦車の違法輸送の問題というのは、これ……

第69回国会 災害対策特別委員会 閉会後第1号(1972/07/19、9期、日本共産党)

○塚田大願君 今度の災害が史上まれに見る大災害であったという点につきましては、もう一般世論が認めておるところだと思うのです。しかし、この大災害について質問がたった十分しかできないというのは、いま高山委員長もおっしゃったけれども、まことに残念だと思っておりますが、とにかく、その間に質問をしたいと思っています。したがって、基本的な問題について政府の考え方なり姿勢なりについてお伺いしたいと思います。  第一は、やはり今度の大災害の原因の問題でありますけれども、とかくいままでは集中豪雨があった、確かにその点では間違いなく集中豪雨が非常に記録的であったということは言える。しかし、特にそういう点になります……

第69回国会 災害対策特別委員会 閉会後第4号(1972/10/11、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私も、一、二思いついたところだけ御質問しておきたいんですが、まあこの調査報告を見まして、たいへん御努力は払われたと私は敬意を表したいと思いますが、しかし、この調査の内容につきまして、私は、あの高知の繁藤の場合のことを考えますと、この場合には、地質学上から主として検討されたようでありますけれども、あのところへ行ってみまして感じたのは、もうあの地域は、古老や地元の方々は、雨つぼといっているほど雨が非常に多いところだと、そして雨が無尽蔵にたまると、つぼのようにたまるというので、雨つぼという古い名前があるそうであります。いまは字が変わっておりますので、そういうふうに理解できないんですけれ……

第69回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1972/07/27、9期、日本共産党)

○塚田大願君 だいぶ長い間審議されたわけですけれども、どうも米――いや豆ならぬ米のほうは煮上がらないという感じです。そこで私、まあ時間があまりございませんので、重点的にお尋ねいたしますので、率直にフランクにひとつ答えていただきたい。大臣もだいぶお疲れだと思うんですけれども、肩を張らないでお答えしていただいたほうがお疲れもしないだろうと思うのです。  まず第一に、先ほどからいろいろ質問が出ましたが、とにかくことし三・〇三%のアップだと。これは、先ほども出ましたように、今日の労賃の値上げあるいは物価の値上げ、こういうことを考えれば、実質的にはこれは値下げではないかと、私どもはそういうふうに考えます……

第71回国会 決算委員会 閉会後第1号(1973/10/11、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、いわゆるこの対韓経済援助の問題について、政府にお伺いしたいと思うわけであります。  この対韓経済援助の問題は御承知のとおり、今日たいへん重大な問題となってまいりました。衆議院の決算委員会におきましても、かなり討論がされてまいったようでございますが、とにかく最初にひとつ確認をしておきたいと思うのでありますが、この経済援助が一体どのくらい行なわれておるのかということにつきましては、先般、衆議院の決算委員会に提出された資料が私のところにもございます。経済企画庁、外務省、大蔵省、農林省、通産省の共同の資料でございますが、これを拝見いたしますと、数字はもうすでに新聞その他でも発表され……

第71回国会 決算委員会 閉会後第2号(1973/10/12、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、先般摘発されました輸入豚肉にからむ脱税事件についてきょうはお伺いしたいと思うのであります。  この事件はすでに新聞その他で報道されておりますので、その内容、背景あるいは今後の処置について私は政府の見解をお伺いするわけでありますが、まず最初に、大蔵省並びに警察庁に、事件の概要と、関係商社名、それから脱税総額、それから脱税の手口などについてお伺いしたいと思うのであります。  なお、私の持ち時間が六十分しかございませんので、ひとつ答弁はごく簡潔にお願いしたい。
【次の発言】 いま御答弁がありましたように、今回の事件の特徴というのは、単に個人であるとか、一会社というものによる脱税で……

第71回国会 決算委員会 閉会後第4号(1973/11/28、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、大臣に対韓経済援助の問題についてお伺いしたいと思います。  先ほどの論議の中で大臣は、第七回日韓閣僚会議は何とかやりたい、しかし、いろいろ国民の納得を得なければいけないと、こういう趣旨のことをおっしゃいましたけれども、とにかく閣僚会議の準備もかなり進んでいるようでありますし、政府としてはそういう姿勢で臨まれようとしていることは明らかであります。  そこで、私どもは従来からも主張してまいりましたし、今月でもあらためて主張するわけでありますけれども、とにかくこの日韓閣僚会議は中止すべきである、また対韓経済援助も打ち切るべきである、こういう主張をしてまいりました。もちろんその理由……

第71回国会 決算委員会 第5号(1973/04/06、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、きょうはベトナムに対する経済援助の問題について質問したいと思うのであります。その前に、まずベトナムに対する政府の基本的な姿勢について一、二お伺いしたいと思うんです。  最初に、ベトナム協定の問題でございますが、ベトナム協定は、南ベトナムにおける現実の状態といたしまして、二つの政府、二つの軍隊、二つの支配地域が存在するということをあのベトナム協定第三条において認めておりますが、政府もどの協定に対しましては国会答弁を通じてこれをはっきりと認められておると思います。これは当然のことだと思いますか、したがって、そういう立場で日本政府はそれにふさわしく臨時革命政府の存在というものを尊……

第71回国会 決算委員会 第11号(1973/06/13、9期、日本共産党)

○塚田大願君 大蔵省に対する総括質問はこの次に譲りまして、私はただいま説明がございましたこの予備費の問題で一つだけ御質問したいわけであります。  それは、大蔵省所管の賠償等特殊債務処理特別会計というこの問題でございますが、四十七年度の当特別会計の予備費を拝見いたしますと、ここにはイタリア請求権問題処理に必要な経費三億六千九百六十万円の支出が閣議で決定されております。この当特別会計は、昭和四十六年度の決算の時点で、一億九十七万六千円という目未定の予算が計上されておりますが、この経費は昭和三十八年、三十九年の目未定経費の順次繰り越しによるものだと考えます。これはもちろん法律上の根拠があってそうなっ……

第71回国会 決算委員会 第12号(1973/06/15、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、外務省の予備費使用で、ベトナム難民救援費補助金の問題についてあらためてお伺いしたいと思うのでございます。これは、前回にもお伺いしたのでございますけれども、まだいろいろ問題が残っておりますのでお伺いするわけでございます。  御承知のようにベトナム難民救援補助費は二億九千九百七十万円、約三億円が昭和四十七年八月に閣議で決定されて、今日では全額支出済みということになっております。この問題でありますけれども、私は前回この補助目的について御質問申し上げました。一体この救援物資というものがどこへ行っているんだ、解放区のほうに行っているのか、それとも占領区だけに終わっているのかという御質……

第71回国会 決算委員会 第13号(1973/06/18、9期、日本共産党)

○塚田大願君 総理、去る六月十三日、当参議院の本会議におきまして、中曽根通産大臣の王制発言なるものをめぐって緊急質問が行なわれたことは御承知のとおりであります。さて、この緊急質問におきまして、わが党の岩間議員が、去る六月七日の衆議院の内閣委員会における総理の答弁について質問の議事録はすでにできておるわけでありますが、この内閣委員会におきまして、総理は、天皇の中立的立場は旧憲法時代から一貫しておると、こうはっきり述べられた。これについて質問いたしましたら、総理は、たいへん形相もすさまじく、いや、おれはそんなことを言ってはおらぬ、おれは、現行憲法時代のこと――現行憲法のことを言っておるのであって、……

第71回国会 決算委員会 第14号(1973/06/20、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、昨年の四月に、この委員会におきまして、港区の芝公園にございます一連の国有地の払い下げ問題についての質問をいたしました。その際に申し上げました芝公園の一号地の一の三の土地の問題でございます。この土地はかつて大蔵省の関東財務局の芝寮があったところで、九百四十八・八四平米、この土地が昭和四十六年の十月に大蔵省から日本電建に払い下げられた、この経緯についていろいろ御質問いたしましたところ、これは議事録にも載っておりますけれども、大蔵省としては、これは日本電建がホテルを建てるということはできない土地だ、しかし駐車場として用途指定をして払い下げをいたしました、こういう御答弁でございまし……

第71回国会 災害対策特別委員会 第4号(1973/04/13、9期、日本共産党)

○塚田大願君 いま長官もおっしゃいましたけれども、日本は非常に災害の多い国だということは、これはもう一般的な認識でございますが、そのためにも、一つは、災害を未然に防止するという問題があります。それからもう一つは、やはり災害が起きたときの復興を適切迅速にやるということ、こういう課題があると思うわけです。  そこで、まず長官にお伺いしたいのでありますが、中央防災会議で昭和四十六年に発行されました防災基本計画というものがございます。これを拝見いたしますと、いろいろ書いてございますが、とにかく第二節の「この計画の基本構想」という中で、「現状では、迅速適確な応急対策の実施及びすみやかに災害から復興するた……

第71回国会 大蔵委員会 第17号(1973/04/19、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました法人税法の一部を改正する法律案に賛成、租税特別措置法の一部を改正する法律案に反対の態度を表明します。  まず、法人税法の一部改正法案に賛成する理由でありますが、今回の改正は、同族会社の留保所得課税について留保控除の中の定額控除部分を三百五十万円から五百万円に引き上げるものであり、同族会社の九十数%を占める中小企業家にとっては一定の改善となっていると認められるからであります。もとよりわが党は、上場大法人と同族会社とのバランスを理由に、同族会社に対し、普通法人の課税のほかに、同族会社の留保金に対する特別課税を重課している制度そのもの……

第71回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1973/11/13、9期、日本共産党)

○塚田大願君 だいぶいろいろ論議がありましたから、私はごく簡潔にひとつ大臣にお聞きしたいと思います。  いまの物価の上昇、インフレ問題につきましてはもう論ぜられたとおり、いまの物価上昇というのは朝鮮動乱以来だというふうに評価されておる。そのときに政府が、ほんとうにインフレや物価値上げを押える最後の歯どめであるべき公共料金、米麦の値上げ、これをあえてやられるということは、やっぱりこれは重大な問題で、いわばいまの時点でいえが最大の政治問題であるといっても差しつかえないと思うんであります。それだけに論議が非常にやかましく行なわれていると思うわけであります。今度の米審以後の情勢を見ましても、内外でとに……

第71回国会 農林水産委員会 第2号(1973/02/09、9期、日本共産党)

○塚田大願君 各委員の熱心な御質問がございまして、大体基本的な問題は出尽くしたように思うわけでございますけれども、しかし、どうも農林省の答弁を聞いておりますと、ひとつも前進はしておらないという感じがするわけであります。何かすれ違い答弁ということで、あまり実りがないように思うので、私はまあ最後に、時間もたいしてございませんけれども、それらの問題を、もうひとつ詰めてみたいと思っているわけでございます。  まず第一にお聞きしたいのは、先ほどから出ました、ことしのこの異常なミカンの豊作という問題、非常に深刻な状態でございますけれども、この原因が、どうも何回お聞きしても、結局は、隔年結果の表年に当たった……

第71回国会 農林水産委員会 第3号(1973/02/23、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は大豆問題について大臣に御質問したいと思います。  私のいだだきました時間は、二十分ということでございますが、大臣のあとの御都合もあるようでありますから、なるべく集中的に大臣に御質問申し上げて、能率をあげていきたいと思っております。  私の質問は三つございます。大体三点にわたって御質問申し上げたいのであります。  第一は、この大豆の異常な値上がりの問題は、もう論じ尽くされたといってもいいと思うのでございますが、結局その異常な値上がりが、いわば大手商社の買い占めあるいは投機、こういうことで今日の状態が生まれてきたということは、もう繰り返して申し上げるまでもないと思うのであります。……

第71回国会 農林水産委員会 第7号(1973/03/29、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私はまず第一に、米の買い占め問題について質問したいと思います。  御承知のとおり、今回は、商品の投機の問題が非常にやかましい問題になりまして、木材から始まりまして、大豆、生糸、マグロ、そしてしまいには木綿、ガーゼまでが品不足と、こういう重大な社会問題、政治問題が起きているわけでありますが、この商品投機が、いわば国民の主食であります米にまで及んだというところに、やはり米の買い占めの問題の特別な重大性があると思うのです、普通の商品と違いますから。ところが、この米というのは、大臣の専門でありますけれども、食管法に基づいて政府の直接統制下にあるというしろものであります。ほかの商品とはだい……

第71回国会 農林水産委員会 第8号(1973/04/19、9期、日本共産党)

○塚田大願君 この法案の質問に入ります前に、一言例の丸紅のやみのモチ米の買い付け問題について質問したいと思います。  この間、去る三月二十九日でございますが、この委員会で私、長官にも大臣にもこの問題について質問いたしました。が、その後、今月十二日になりまして、いよいよ警察も捜査を始めたという事態になりました。で、この同じ十一日には、衆議院の物価対策特別委員会も開かれまして、丸紅の桧山社長も出席をいたしまして、この事実を承認をいたしまして、反省もするということを申しておりました。これが十一日であります。  そこで政府にお聞きしたいのですが、この十一日の翌々日十三日に、政府は四十八年度上期の外国産……

第71回国会 農林水産委員会 第10号(1973/06/05、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、まずこの日本てん菜振興会の解散並びにその経過について質問をしたいと思いますが、第一に、この解散の理由でありますけれども、このたびの提出されました法案の提案理由の中には、「日本てん菜振興会による試験研究は一応当初の目的を達成するに至っており、」云々と、こうなっております。そこで、これはこの間から他の委員からも質問がございまして、その答弁を聞いておりますと、先ほども出ましたけれども、T一〇一三というふうな非常に優良な品種が育成された。これがいわばこの解散の一つの根拠であると、こういうふうな説明でございましたので、私はあらためてこの点をまずひとつ確認しておきたいと思いますが、いか……

第71回国会 農林水産委員会 第11号(1973/06/07、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私も時間がたいへん制約されておりますので、三点にしぼってお伺いしたいと思います。  一つは、まず第一に、宮脇参考人にお伺いしたいのでありますが、先ほども日本の農政についての御発言がございましたが、これはやはり基本的な問題でございまして、そういう意味からいいますと、いま政府の列島改造政策というふうなものが打ち出されまして、特にこの土地の買い占めというものが非常に広がってきている。これがいわば社会的、政治的な問題にまでなり、国会でもずいぶんこれが論議をされ、新聞でも連日これが出る。こういう事態になってきておったと思うのでございますが、こういう問題は農業の将来から見まして、これはゆゆし……

第71回国会 農林水産委員会 第15号(1973/06/21、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私はまず農協法の改正について質問したいと思います。  今回の農協法の改正の中で、宅地等の供給事業の拡大、範囲の拡大ということで、いわゆるレンタル制度というものが加えられております。私は、このレンタル制度の導入というのはやはり非常に重大な改正ではないかと思うわけであります。と言うのは、やはりこれは単に農協のあり方の問題だけではなくて、今後の農地問題、土地問題にとっても非常に大きな影響を持つ問題だと、こう考えるわけであります。  そこでまずお伺いしたいのでありますが、こうした重要な内容を持った改正案が、今回の農協法改正に盛り込まれました経過をまずちょっと説明していただきたいと思います……

第71回国会 農林水産委員会 第16号(1973/06/26、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、日本共産党を代表して、まず農林中央金庫法の一部を改正する法律案に対し、次の理由により反対の態度を表明するものであります。  反対の第一の理由は、本改正案の基本的内容が、農漁民組織のための金融機関であるという、農林中金の本来の性格を、一般金融機関化する方向に変えようとするものであるからであります。特に、現行法では、所属団体以外の貸し付けは余裕金の運用の範囲内で行なうとしているものを、改正案では、この余裕金の運用という規定をはずし、若干の制限はつけつつも、本来業務に準ずる扱いとして一般金融機関の資金運用と大差なくするという点は、農林中金の本来の精神にも反するものであります。  ……

第71回国会 農林水産委員会 第17号(1973/06/28、9期、日本共産党)

○塚田大願君 先ほども話が出ましたけれども、私もやはり一番不可解に思いますのは、二十四日に週間献立表が出た。すぐそのあとに、この献立表が訂正をされた。そして、きのうはまた大臣談話が発表され、そして一時間後にこれが撤回をされる。これはわれわれ国民にとりましては、全く不可解なことなんですね。言うならば、朝令暮改もここに尽きると言って私は差しつかえないと思うんです。あまりにひど過ぎる。これは先ほど大臣は、文章の問題のように言われましたけれども、私は、やっぱりそんな形式上の問題ではないと思うんです。この厚生省のこの公害に対する認識のしかた、国民の汚染というものに対する恐怖感をどれだけ認識しているか。こ……

第71回国会 農林水産委員会 第18号(1973/06/29、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、昨日も問題を提起いたしましたし、きょうもまた各委員からいろいろ質問がございましたが、今回の問題というのは、やはりだれが見ても、アメリカの一方的な措置でございまして、これに対して政府が抗議をする、これは当然の措置だろうと思うのです。あるいは抗議というよりも糾弾といったほうがいいかもしれないのですけれども。やはりその辺は外交上明らかにしていく必要がある。これが第一点であります。  第二点は、やはりそういう中で問題は、日本政府がどのような対策をとってきたかという問題だと思うのであります。私、きのうも言いましたが、とにかく五月の段階でアメリカ政府はすでにこういう輸出規制の動きを始め……

第71回国会 農林水産委員会 第21号(1973/07/06、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私も今回の調査に参加をいたしまして、事態の深刻さについては、もう先ほどから具体的な事例がたくさん述べられましたので、繰り返す必要はないと思うのでありまするけれども、私どもが陳情を受けますと、とにかくそれはもう何と表現していいか、その地元の漁民の皆さん、関連業者の皆さんの不安、焦燥、怒り、これはちょっと表現のしょうがないのですね。特に漁民の皆さんというのは、たいへん口が荒いですから非常に激しいです。こういう陳情は、私もずいぶんいろいろいろんな機会で陳情もいただきましたけれども、今度の陳情は最も激しいものだ、深刻なものだったというふうに受けとめております。  で、私はそういう陳情を受……

第71回国会 農林水産委員会 第22号(1973/07/10、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、まず漁船損害補償法の法律案に関連して質問をしたいと思うんです。  この漁船損害の補償制度というのは、これは、まあ漁民にとってみれば、漁船がいわば主要な財産であるという点から、たいへんに重要な制度だというふうに考えておりますが、ところが反面、漁船の事故というものは非常にふえてきているこの漁船の事故というのは、いわば直接人命にかかわる問題でございますから、本来、あってはならないことですけれども、残念ながら事故件数というものは年々ふえてきておる。これは、農林省からいただきました資料を見ましても、保険加入の隻数よりも、事故件数の増加率のほうが高くなっておるという数字が出ておりますけ……

第71回国会 農林水産委員会 第24号(1973/07/13、9期、日本共産党)

○塚田大願君 きょうは大臣がだいぶ忙しそうですから、私も協力をいたします。なるべく大臣の質問は先に済ますようにしていきたいと思います。  今度の法案はとにかく長い間、農民の皆さんが要求されておった共済制度でございますから、一面においては、非常に喜ばしいことだと思うのです。しかし、その反面、やはりこの政府のやることが非常におそいと、一体この先何年延ばされるのだという感じも一面にはあることは事実です。たとえばこの北海道の畑作の問題でも、昨年でございましたか、足立前農相が北海道に行きまして、稲作転換を定着させるためには、災害補償制度を早期に実現する必要があると非常に強調されておりました。ここの委員会……

第71回国会 農林水産委員会 第25号(1973/08/28、9期、日本共産党)

○塚田大願君 今回の改正案につきましては、だいぶ質疑も進みましたので、私はいわば中心的な問題点について二、三質問したいと思います。  申し上げるまでもなく、今日社会福祉の充実というのは国家的な課題でありまして、であればこそ、ことしは年金の年だとすら言われ、あるいは五万円年金というものが盛んに政府筋から喧伝をされると、こういう状態であったと思うのでありますが、今回の改正案の最大の柱は、何と言ってもこの給付内容の改善の中で、特に安心して老後が送れるという意味で、退職年金の最低保障額の引き上げ、これがやはり今度の改正案の一番大きな柱ではないかと私は考えるわけであります。  この点につきましては、いま……

第71回国会 農林水産委員会 第26号(1973/08/30、9期、日本共産党)

○塚田大願君 関連して一つだけ御質問申し上げたいと思います。ただいま先生のいろいろ御高見を拝聴したわけでありますし、また、先生がお書きになりました農林年金の十二月号の、昨年の、スウェーデンの年金制度という論文を読ましていただきましてたいへん参考になりました。そこで特にスウェーデンの場合に、先生もおっしゃっておられるのですけれども、現代年金学の行くてに多くの示唆と教訓を与えるものであると、こういうふうに評価されておるわけでありまして、その点からいろいろただいまも貴重な御意見を聞かしていただいたわけでありますが、ただいま足鹿委員から質問がございました最後の問題であります。つまり財源の負担区分の問題……

第71回国会 法務委員会 第16号(1973/07/17、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、本日議題になりました刑事訴訟法及び刑事訴訟費用等に関する法律の一部を改正する法律案について質問をいたします。  いま刑事訴訟法の運用上問題となっているものにも幾つかの重要なものがあると思います。私も、戦前治安維持法で起訴、投獄を受けまして、この刑事訴訟法についてはずいぶんいろんな意見を持っております。もちろん、戦後は法律も改正されましたが、なおかつやはり非常に多くの問題を持っているというふうに私は感じているわけであります。  そこで、本改正案で問題になっているのもその一つであると考えますが、これはあとで松川事件の例なども引いてゆっくりお聞きしたいと思うておりますが、この松川……

第71回国会 予算委員会 第15号(1973/04/02、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、政府の土地政策について質問いたします。  本日、建設省はことしの地価公示を官報で発表されました。これに対しまして、報道機関はもちろんのこと、一般世論は非常に沸騰してしているわけでございますが、まず、この地価公示の特徴的な点を説明していただきたいと思います。
【次の発言】 いまも説明がございましたように、ことしの公示価格は全国平均で三〇・九%ということでございます。これは、地価公示制が始まりましてから初めての暴騰でありまして、言うならば、空前の暴騰と言ってもいいわけであります。そういう意味で、今日、土地問題はまさに危機的状態にあると申し上げて過言でないと思うのであります。しか……

第72回国会 議院運営委員会 第5号(1974/01/21、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、この式辞に反対であります。  その理由を申し上げたいと思うのでありまするが、しかし、これは前国会、つまり七十一国会におきまして、われわれは態度を明らかにしておりますので、ここであえてくどく申し上げる必要はないと思うわけであります。  要するに、簡単に申し上げますと、この開会式そのものが、いわゆる旧憲法に基づいたやり方でありまして、主権在民のこの現行憲法の精神に反するものだと思うわけであります。  そういう意味で、私どもはいま委員長が申されましたように、開会式のやり方について反対であるということは申し上げてあるわけでありますが、こういうやり方に基づいたこの式辞についても、当然……

第72回国会 議院運営委員会 第22号(1974/06/03、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私が申し上げるまでもなく、ただいま議題になりましたこの日本電電公社経営委員会というのは、たいへん大きな権限を持った機関であります。予算その他事業計画あるいは資金計画、これが全部経営委員会にかかるわけでありまして、それだけに、このただいま提案されました人事というのは、私は非常に重大な問題を含んでいると思うのであります。  と申しますのは、いまもいろいろお話がございましたが、小佐野賢治氏は名にし負う政商であります。これはもう子供まで知っている政商であります。しかも田中総理とは親友の間柄だと言われておる人であります。彼の行くところ、黒い霧が一ぱいある。たとえば旧虎の門事件あるいは大阪府……

第72回国会 災害対策特別委員会 閉会後第1号(1974/07/19、9期、日本共産党)

○塚田大願君 今回の台風八号及び梅雨前線による被害というものがたいへん大きかったということは、この政府の資料でもはっきり出ていると思うわけであります。これは一番新しい資料のようでありますが、これを拝見いたしましても、死者・行くえ不明合わせて百二十一名、その他、山くずれだけを見ましても四千六百五十七カ所というたいへん大きな災害だったと思うわけであります。  特に今回の災害の場合、私ども一つの特徴といたしまして都市災害というものが非常に前面に出てきたというふうに考えるわけであります。私もこの間の当委員会の視察で静岡へ参りまして、静岡市、清水市も視察してまいりましたし、さらに私ども伊勢市にも調査団を……

第72回国会 災害対策特別委員会 第5号(1974/03/06、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私もこの間のこの当委員会の視察派遣で、新潟県の豪雪を視察してまいりました。確かにことしはたいへんな豪雪でありまして、私も新潟の生まれで新潟に育ちましたから、雪には別に驚かないほうでありますけれども、さすがにことしはたいへんな豪雪だという実感を持ちました。  そこで、私視察してまいりまして私なりの結論でありますけれども、やはり一番中心問題というのは、個々の対策も必要でありますけれども、一番大切な問題点何かと聞かれれば、私はこの雪害というものをどう見るかと、これがやはり根本問題ではないかと思うわけであります。と申しますのは、雪というのは毎年きまって降るんだと、何百年きまって降っておる……

第72回国会 災害対策特別委員会 第6号(1974/04/26、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、三月六日の当委員会におきまして、豪雪対策についていろいろ質問をいたしました。その際、雪害というものがどういうものであるかという基本的な問題、基本的な認識について大臣にも御質問申し上げました。従来のこの雪害というものは、風水害などと比べて、いわば災害というふうな認識ではないと、これではいかんのではないかという立場から質問いたしましたが、その際小坂大臣から「今度のような豪雪の状態は、それは明らかに災害であると私は考えておりますし、また防災会議におきましても、災害としての認識をもって行動を進めるように指導しております。」と、こういう御答弁がございました。そういう観点から私はその後……

第72回国会 農林水産委員会 第7号(1974/02/21、9期、日本共産党)

○塚田大願君 いま、わが国の農政というものがたいへんきびしい批判に直面していることは大臣も御存じだと思うわけです。いままでもずいぶんいろんなことが言われてまいりました。たとえば無策農政であるとか、あるいは場当たり農政であるとか、もっとひどいところでは、ネコの目農政だなんて、こういう批判があったわけでありますけれども、最近になりまして、いわゆる総合農政の軌道修正というふうなことが言われ始めた。これは当然のことだと思うわけでありますけれども、この総合農政の推進を打ち出されましたのが倉石農林大臣であったわけでございますから――これは昭和四十五年でございましたが、倉石さんがこの総合農政を打ち出され、特……

第72回国会 農林水産委員会 第10号(1974/03/07、9期、日本共産党)

○塚田大願君 今回の肥料の値上がりの問題につきましては、いままでだいぶ論議が尽くされまして、やはり今度のこの肥料の一連の値上げが日本の農業にどういう大きな重大な影響を持つかということは、もう明らかになったと思うのでございます。  そこで、私はまず問題をしぼりまして、硫安のことについて質問したいと思うわけでありますが、このたびこの硫安は尿素と同じように一六・三%の値上げが行なわれましたが、この硫安の値上げというのは、この肥科法第二条第二項の第一、「農業又は肥料工業の健全な発展に支障を与えるものでないこと。」という、この条項に抵触しないのかどうかという問題であります。つまり、この条項に抵触するなら……

第72回国会 農林水産委員会 第14号(1974/04/02、9期、日本共産党)

○塚田大願君 政府は、今度の法改正で、森林の健全な維持、育成をはかろうと、こういう趣旨でございますが、これは確かにいま大資本あるいは大企業によります森林の乱開発を規制するという意味におきまして、私は一定の歯どめの役割りを果たすだろうと思うわけであります。しかし問題は、この法の精神というものが、ほんとうに生かされていくかどうかということが、やはり非常に重要な問題じゃないかと考えるわけです。  そこで、私はまず最初にお聞きしたいんですが、わが国では、全森林面積の約三〇%を国有林が占めておる、こういう状態の中で、国有林がどのように管理運営されておるかという問題、これについて農林省としては、どのような……

第72回国会 農林水産委員会 第16号(1974/04/12、9期、日本共産党)

○塚田大願君 実は私も三時間ぐらい質問したいと思っておったんですけれども、どうもそうはいかないらしいので、ごくしぼって質問申し上げますから、答弁も簡潔にお願いしたいと思うんです。  まず最初に、今度の法案の目的ですけれども、拝見いたしますと、未利用地を開発をして、農畜産物の安定的供給と経営の合理化をはかる、こういうふうにうたってございます。 書かれておる目的そのものは非常にけっこうだと思うのであります。まあこれは当然のことでございますけれども、ただ、私が心配いたしますのは、ほんとうにこういう公団によって農畜産物の安定的供給が実現するのかどうかという点に非常に大きな疑問を持つわけであります。具体……

第72回国会 農林水産委員会 第18号(1974/04/25、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、日本共産党を代表して、ただいま審議中の内閣提出にかかる農用地開発公団法案に対する修正案の提案理由及びその概要を御説明申し上げます。  案文は、お手元にお配りしておりますので、御一読をお願いすることといたしまして、私の朗読は省略さしていただきます。今日、食糧を第二の石油にするな、と言われているように、これまで政府が推し進めてきた大企業優先の高度経済成長政策のもとで、農業の破壊、農家経営の危機が生み出され、食糧自給率の急速な低下をもたらしています。とりわけ、畜産は、この一年間に約二倍という、飼料の大幅値上がりによって深刻な危機におちいっています。  わが党は、今日の畜産をはじめ……

第72回国会 農林水産委員会 第19号(1974/04/26、9期、日本共産党)

○塚田大願君 今回提案されました沿岸漁場整備開発法案でございますが、この法案を拝見いたしますと、その第一条におきましては、「沿岸漁場整備開発事業を総合的かつ計画的に推進するための措置を講ずる」、あるいは「水産動物の育成を図り沿岸漁場としての生産力を増進するための事業を推進することにより、沿岸漁業の基盤たる沿岸漁場の整備及び開発を図り、もつて沿岸漁業の安定的な発展と水産物の供給の増大」をはかりたいと、こういう趣旨のことがございます。私は趣旨としては、たいへんこれはけっこうなことだと思うわけであります。当然そうでなければなりません。しかし、だからといって、現実の姿が、はたしてどうなのかという問題で……

第72回国会 農林水産委員会 第22号(1974/05/16、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は一楽さんに一つだけお伺いしたいのですが、実はここに一冊の報告書があるのですが、これは昨年の八月、農林年金中央共闘会議、農林年金労働組合で出されました「農林年金受給者の生活実態」という報告書がございますが、これを見ましてちょっとわからないところがあるので、知恵を聞かしていただきたいと思うのです。  実はこれを見ますと、年金受給者の就業状態というものがまず一つございます。この就業状態というものを見ますと、働いている、つまり受給者で働いているとおっしゃっている方が六一・三%あるのですね。たいへん私は高い比率だと思っております。年金を受けてなお六一%以上の方々が働かなければならない、……

第72回国会 農林水産委員会 第23号(1974/05/17、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、最初に農業者年金についてお伺いしたいと思います。  この農業者年金は、発足の際にも問題になったことでありますけれども、この年金は、経営移譲年金というものを主体にしております。したがって、この経営の移譲の可能性の少ない人にとりましては、これは同じ保険料を払っていながら差別があるではないかという問題であります。これはもう当時から、すでに問題になったところでありますけれども、今回の給付水準のアップが、この移譲年金、それから老齢年金ともに同じように二・二倍になったと、そのためにその格差がますます広がってきたという問題であります。この問題をどういうふうにお考えになっているのか、まず最……


10期(1974/07/07〜)

第73回国会 議院運営委員会 第2号(1974/07/30、10期、日本共産党)

○塚田大願君 私たちが今回の決議案を提出いたしましたのは、決して偶然に出したわけではございません。私どもは、国会の始まる以前から、今度の国会はいまの公共料金の値上げ、あるいは災害問題と、国民の生活にとって重大な問題が山積をしておる。したがって、今度の臨時国会は、当然政府の所信表明また代表質問あるいは予算委員会、物価集中審議、こういう国会にすべきである、会期は少なくとも一カ月以上必要ではないか、こういう道理のある提案をしてまいったと思うのであります。ところが、御承知のように、政府はこれを拒否をして、そして院の構成だけだ、こう言って横車を押してきたわけであります。数日前からこの問題を理事会議運でも……

第75回国会 議院運営委員会 第12号(1975/05/22、10期、日本共産党)

○塚田大願君 ただいま提案されました法務大臣稻葉修君問責決議案の趣旨につきましては、その基本的な見解につきましてはこの理由の中に書かれてございますが、若干私はその補足的な意見を述べさせていただきたいと思うのです。  まず第一に、稻葉法務大臣が五月三日の自主憲法制定国民会議の集会に出席されたということが事の発端でございました。問題はこの集会が、すでに委員会などで論議されておりますように、非常に重大な集会であった。つまり、現憲法は諸悪の根源であるという、そういう精神に貫かれた集会である。しかも同時に、非常治安立法を制定しようという運動をやっておるための集会である。こういう意味で重大なこういう反動的……

第75回国会 議院運営委員会 第14号(1975/05/30、10期、日本共産党)

○塚田大願君 日本共産党は、佐藤榮作君のノーベル賞受賞に対する祝意決議に反対を表明します。  本件は、個人の栄誉に対する祝意の問題ではなく、佐藤榮作君を首班とするこの内閣の戦争と平和についての八年間の政策と行動に対して政党としてどういう評価をするかの問題であります。  日本共産党は、基地提供を初め、アメリカのベトナム侵略への積極的加担の問題でも、非核三原則を唱えつつ事実上アメリカの核戦力の一翼を担ってきた問題でも、日本の進路にかかわる日米軍事同盟の推進強化の問題でも、ともに世界の平和と安全にかかわるこの分野でのこの内閣の行動に明確な批判と反対の立場をとってきました。わが党のこの政治的立場とこの……

第75回国会 議院運営委員会 第17号(1975/06/12、10期、日本共産党)

○塚田大願君 故元総理大臣佐藤榮作君に対する弔詞を贈る件につきましては、異議はございません。それは当然のことだと思いますが、しかし、その内容につきましては若干意見がございます。内容と申しますのは、その功績に対する評価の側面でございますが、この点につきましては私どもは賛成しかねる、こういうことを申し上げます。

第75回国会 災害対策特別委員会 第4号(1975/05/30、10期、日本共産党)

○塚田大願君 私はきょうは豪雪対策の問題で質問したいと思うわけであります。ところが見渡しますと大臣の姿が見えないので、いささかこれは遺憾に思うのですが、私、災害対策長くやっておりますけれども、大臣の出席しない委員会というのはきょう初めてですな。大変これは遺憾なことだと思います。やはりこの災害の問題というのは、非常に災害列島と言われるほどの日本でありますから、政府としても特に重視していただかなければならないと私は考えます。しかし、とりあえずまあこういう状態でありますから、私も質問いたしますが、実は雪の問題をいまごろ質問するのはちょっと間が抜けているんじゃないかというお考えの方もあるかもしれません……

第75回国会 農林水産委員会 第5号(1975/02/20、10期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、まず大臣に、日本の農政に対する基本的姿勢について若干お伺いしたいと思うんです。大臣は、この間の所信表明でも言われましたが、将来にわたって食糧の安定的供給を確保する体制を整備することが今後の農政の基本、中心課題である、わが国農業の自給力を高めることであると。こういうふうにおっしゃったわけです。で、考えてみればこれはあたりまえのことなんですね。きわめて当然のことです。国としての義務でもあります。ところが、問題は、こういうきれいごとでは済まないところにいま日本の農政が当面しているということです。要するに、こういう国民の願い、農民の願いを無視した農政がいままで続けられてきたというと……

第75回国会 農林水産委員会 第9号(1975/03/27、10期、日本共産党)

○塚田大願君 大分時間も経過しましたから能率よくやります。  まず大臣にお伺いしたいのですが、国民の食糧の自給という問題は、これはもう農政の基本的な命題だということは、この間から何回も答弁もされました。このことはきょうは、ですから、あまり立ち入って質問いたしませんが、ただ、二、三確認しておきたいことがあるんです。  まずお聞きしたいのは、ついこの間の各紙の報道によりますと、これは十八日、十九日ごろの新聞でありますが、アメリカ情報局、つまりCIAですね、悪名高きCIA。これが報告書を提出しておった、ローマの食糧会議の直前に。その報告書を新聞に報道されました、ついこの間ニューヨーク・タイムスがこの……

第75回国会 農林水産委員会 第12号(1975/05/29、10期、日本共産党)

○塚田大願君 御承知のように、今日、食糧の危機が叫ばれ、そして食糧自給率の向上という問題がやかましく論議されておる中で、農用地の確保ということは、これはやはり非常に重要な課題だろうと思うわけであります。そういう意味で、このたび政府が御提出になりましたこの農振法の改正案の中には、その土地利用の確保、その効率的な利用というようなことがうたわれておるわけでございます。ただ、問題は、果たしてその実際に言われるような農用地の確保、土地利用の増進というふうなことができるのかどうかという問題で私は大変やはり疑問を持っております。  そういう観点から、以下御質問申し上げるわけでありますが、いまも問題になってお……

第75回国会 農林水産委員会 第13号(1975/06/05、10期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、日本共産党を代表して、農業振興地域の整備に関する法律の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  長い間の自民党政府による農業破壊の経済政策のもとで、農地は年ごとに急激な減少を続け、特にこの十五年の間に五十万ヘクタールも減少することになりました。また、農産物の低価格政策によって耕作放棄や裏作の衰退が顕著になり、耕地利用率は昭和三十五年の一三四%からついに一〇〇%そこそこにまで落ち込んできました。  他面、農地の価格は、大企業による土地投機の影響で大幅に高騰し、経営面積の拡大を望む農民にとって土地取得は全く絶望的な事態となっています。  このような今日の農地問題を解決……

第76回国会 議院運営委員会 第4号(1975/10/17、10期、日本共産党)

○塚田大願君 私はこの仮谷問題の質問に入る前に、本委員会の持ち方について一言申し上げたいと思うのであります。  仮谷問題が起きましてから、わが党は衆参両院で最初から一貫してこの仮谷発言の重大性を指摘して、この問題を究明するためには全閣僚、もちろん仮谷氏本人も含めて全閣僚の出席のもとにしかるべき委員会でこの問題の集中審議をすべきであると、こういうふうに主張してまいりました。ところが、きょうは御承知のとおり仮谷建設大臣本人の出席もない。これでは全く問題の究明ができないのは、これは明らかであります。なるほど総理大臣が御出席した。任命権者としての総理大臣が出ているんだからいいではないかでは済まないと私……

第76回国会 議院運営委員会 第7号(1975/11/12、10期、日本共産党)

○塚田大願君 ただいま、本日の本会議におきます法案の趣旨説明の日程が決まりましたが、この日程につきまして、私は、いままでの理事会の討論を踏んまえまして、なおかつ納得できないのであります。そういう意味で、ひとつ、ここで若干意見を開陳したいと思うわけでありますが、理事会におきましては、先月二十五日衆議院から値上げ三法が送付されてまいりまして、以後何回かにわたりまして論議を重ねました。この論議の過程を振り返ってみますときに、自民党からは、終始、先議案件として趣旨説明が要求されてありました七法案の取り下げと、そして値上げ三法の先議という主張が繰り返されたわけでございます。で、とどのつまり委員長一任とい……

第76回国会 議院運営委員会 第8号(1975/12/12、10期、日本共産党)

○塚田大願君 本件につきまして、私は若干の意見を述べたいと思うのであります。  と申しますのは、やはりこの問題の重大性を考えるならば、これはもっともっと時間をかけてお互いに論議をし合う、審議を尽くすということに欠けたというところから問題が派生しているわけであります。したがいまして、私どもも、やはりもっと国会というところは審議を尽くすところだという立場から、改めて若干の意見を申し上げるわけでありますけれども、この酒、たばこの値上げ法案が国民にとって国民生活をどんなに圧迫するかということは、これはもう常識でございます。はっきりだれしも認めているところだと思うのであります。まして、今日のこの不況の中……

第76回国会 議院運営委員会 第10号(1975/12/24、10期、日本共産党)

○塚田大願君 私は日本共産党を代表して、小佐野賢治氏を日本電電公社経営委員会委員に任命する件について、以下に述べる理由によって絶対に反対するものであります。  まず第一に、小佐野氏の第一回の電電公社経営委員の任命は、昨年六月三日、本議院運営委員会において全野党の反対討論が行われた後、自民党の単独賛成によって採択されたものでありまして、御記憶の方もあると思うのであります。しかし、このように全野党が反対した人事案件というものは、参議院においては全く異例のことでありました。当時全野党が小佐野氏の任命に反対した理由は、言うまでもなく、小佐野氏は当時の田中総理が刎頸の友と呼ぶほどの名にし負う政商であり、……

第77回国会 決算委員会 閉会後第1号(1976/06/09、10期、日本共産党)

○塚田大願君 環境庁にお伺いしたいと思います。  いま御承知のように、ロッキード問題が起きまして、この問題の疑惑の渦中にあります田中前総理大臣、この田中前総理大臣が中心でやりましたあの田中金脈事件、この田中金脈事件の核心とも言うべきものがあの信濃川河川敷問題であったろうと思うんです。で、この河川敷問題につきましては、もう過去一年半にわたって衆参でやかましく論議されてきたわけでありますが、昨年十一月二十一日、行政管理庁と建設省のいわゆる統一メモなるものが発表されました。この統一メモについては先般衆議院の予算委員会小委員会で大変激しい論議があったはずでありますが、この問題について最初お伺いします。……

第77回国会 決算委員会 閉会後第2号(1976/06/10、10期、日本共産党)

○塚田大願君 大平さんもよく御存じのところでありますけれども、ロッキード問題が起きましてから、政治家の政治姿勢というものに対しまして国民の目は大変厳しくなっておると思うわけであります。そこで、きょうは二、三点についてお伺いするわけでありますか、いろいろお耳にさわるようなことがありましてもひとつ厳粛な気持ちでお答えを願いたいと思うわけであります。  まず最初にお伺いいたしたいのは、去る二月二十八日、今年度の衆議院の予算委員会におきまして、大平さんに対する質問かございました。稲葉誠一委員からの質問でございますが、大平さんが児玉とどういう関係にあるのかという質問でございました。その節に大平さんは、十……

第77回国会 決算委員会 閉会後第3号(1976/06/16、10期、日本共産党)

○塚田大願君 きょうは労働省にお伺いするわけでありますけれども、御承知のように今日日本の経済というものは大変高度成長いたしました。また、企業も大変驚異的な成長をいたしました。そしていま不況だと言われておりますけれども、しかし、やはり不況だと言いながら大企業は決して損をしているわけではない、依然として相当な利潤を上げていることは一般に知られているところであります。そういうふうに見ますと、この経済の高度成長、大企業の成長というものが、その裏に実は労働者に対する非常な低賃金政策、あるいは労働強化、合理化、こういうものが押しつけられて、そしてそのような企業の繁栄というものがかち取られたということは一般……

第77回国会 決算委員会 第4号(1976/02/06、10期、日本共産党)

○塚田大願君 ただいま論議されていますこのロッキード社の献金の問題、これについても私一言触れておきたいと思うわけです。中身につきましてはもう新聞報道その他でかなり詳しく出ておりますから繰り返しませんが、とにかく事の本質が、この問題になっておるFXであるとかエアバス、これを売り込むためにロッキード社が膨大な金を右翼の大物であるあるいは政財界の黒幕であると言われている児玉譽士夫氏に流す、あるいは丸紅に流す、あるいはIDというのですか、何か余りはっきりしない会社の名前で金を流す、そして聞くところによれば、その金が日本の各官庁やあるいは政治家にも渡っておると、こういうことなんですね。だとすると、これは……

第77回国会 決算委員会 閉会後第4号(1976/07/21、10期、日本共産党)

○塚田大願君 最初に、大臣にひとつお聞きしておきたいことがあります。それは五十一年度の予算が提出されました際に、新しく公共事業等予備費というものが新設されまして、この公共事業等予備費というものの審議の中で、こういうものは憲法あるいは財政法上疑義がある、憲法や財政法ではこういうことを言ってないんで、予知せざるもののために予備費というものがつくられる、こういう趣旨なので、この公共事業等予備費というものの新設は非常に問題だということで私ども反対をいたしました。それは御記憶があると思うんです。また、当委員会でもこの問題が論議をされました。憲法上あるいは財政法上問題があるし、あるいは国会の審議権を無視す……

第77回国会 決算委員会 第5号(1976/02/09、10期、日本共産党)

○塚田大願君 私からも関連して一言お聞きしたいのですが、いま大臣は法の前に国民は平等である、だから慎重にやらなければいかぬのだというふうにおっしゃったけれども、私はそういう一般論、抽象論を政府が言っておるから、国民が大変やはり政治不信を持つと思うんです。もういまもおっしゃったように、ガバーメント・オフィシャルということがちゃんともう出ておる。しかもそれは複数だ。事がここまで来ておるのですね。しかもチャーチ委員会は日本政府の要求があれば資料を出してもいいということが伝えられてさえいる、こういう状況ですよ。ですから、いまここで抽象論で法理論をかさにして、まあそうむやみな捜査はできませんみたいな返事……

第77回国会 決算委員会 第6号(1976/05/12、10期、日本共産党)

○塚田大願君 関連。  いまの問題なんですけれども、具体的に少し申し上げておきたいと思います。時期は昭和四十八年十一月、これから一年間にわたって防衛庁の技術専門家が六人、家族同伴でカリフォルニアのP3C搭載用の電子機器を製造している会社、この会社にひそかに派遣されていたという事実があったはずでありますが、その点、その事実認められるかどうかです。
【次の発言】 まさにそのとおり、カリフォルニアのユニバック社。ここにとにかく防衛庁の技術専門家六人が家族同伴で一年間行っているのです。このユニバックという会社は、もともとは商業用のコンピューターシステムをつくる会社でありますけれども、もちろんP3Cの搭……

第77回国会 決算委員会 第7号(1976/05/14、10期、日本共産党)

○塚田大願君 最初に食糧庁関係にお尋ねいたしますが、食糧庁はよく御存じのはずでありますが、四十八年六月に例の丸紅が食管法違反でやみのモチ米買いをしたという事件。当時食糧庁は丸紅に対して米麦の輸出入業務の取り扱いを停止されました。私はこの決算委員会でも質問したことがあるはずでありますが、この業務停止という行政上の処分はどのような根拠で行われたのか、まずお聞きしたいと思うんです。
【次の発言】 私はその量刑につきましてはまあ当時も少し甘過ぎるという意見を出しましたが、しかし一応そういう社会的な罪悪というようなことで、起訴された段階で、いわばこの要綱ですね、外国産食糧買入要綱というこの要綱の第19の……

第77回国会 災害対策特別委員会 第3号(1976/02/13、10期、日本共産党)

○塚田大願君 私も毎年この豪雪の問題につきましては当委員会で質問をしてまいりました。政府の施策等の面を見れば、確かに一歩ずつ――いや、半歩ぐらいかな、まあ、とにかく前進しているということもそれは確かだろうと思うんです。しかし、やはり考えてみましたときに、いまの社会情勢あるいは経済、こういうものの、つまり時代の変化ということを勘案いたしますと、やはり前進したというふうな評価を私はちょっとしかねるという感じがするんですね。もちろん、担当省庁や担当官、努力されていることは知っています、私もしょっちゅううるさく言っておりますから。だけれども、やはり全体としてみれば、いま申し上げたように、時代の流れとい……

第77回国会 農林水産委員会 第3号(1976/03/04、10期、日本共産党)

○塚田大願君 私はこの際、大臣に少しお聞きしておきたいと思うのでありますが、それはいまわが日本で大問題になっておりますあのロッキード事件に関する問題であります。ロッキードが日本の政府高官に莫大な賄賂を贈ったということは、まずもうアメリカから火がつきまして、いまや国際的な大問題、まあ日本でも御承知のとおり。しかし、きょう私、その問題を直接聞こうというわけではないんでありまして、これと関連をいたしましてこの今度の事件の中心的な存在であります丸紅に関してで、これはやはり農林省も大いに関係していらっしゃるわけでございまして、この問題を一、二お聞きしておきたいと思うわけであります。  と申しますのは、丸……

第77回国会 農林水産委員会 第7号(1976/05/13、10期、日本共産党)

○塚田大願君 共産党の塚田でございます。  きょうはごくろうさまです。  先ほどから参考人の先生のお話を聞いておりますと、やはり今日日本の漁業が直面しておる事態というものはきわめて重大であるということが述べられましたし、また五十年度の政府の提出しました漁業白書を見ましても、今日、日本の漁業は危機に直面しているということもこれは異例なことだったと思うのですが、こういうことがはっきり書いてある。そういう中でこのたび漁業三法が提出されたわけでございますけれども、漁業再建整備法一つ見ましても、私どもはまだこの政府の助成策というものはきわめて不十分だというふうに率直に考えておるわけであります。これは後で……

第77回国会 農林水産委員会 第8号(1976/05/18、10期、日本共産党)

○塚田大願君 時間もありませんから、私はごく簡単に農業災害問題でお聞きしたいと思うんです。  まずお聞きしたいのは気象庁の向こう三カ月の予報を見ましても、ことしは非常に異常気象になる可能性が強いという警告を出しております。三十年来、三十年に一度というような異常気象というようなことも言われておるわけでありますけれども、農業経営の安定の上では異常気象対策というものは大変私は重要だと思うのです。しょっちゅうここでもいろいろ災害問題が論ぜられてきましたけれども、冷害であるとか、その他大雨であるとかいろいろございました。したがって、この異常気象対策を農林省としてはどのようにとっておられるか。そうしてまた……

第78回国会 決算委員会 第1号(1976/10/13、10期、日本共産党)

○塚田大願君 御存じのように、先国会からロッキード事件の究明ということが今日の政治の最大課題であるということでございます。そういう中で田中角榮が逮捕されるということもございましたが、このたび西村さんは三木内閣の改造に伴いまして、総理府総務長官という大変重要な要職におつきになられた。が、しかし同時に、西村さんは田中派の大物でもいらっしゃるわけで、どうしてもきょうはひとつお聞きしたいと思っているわけであります。  それは何といっても、このロッキード問題の究明というのは国民が非常に大きな関心を持っております。その中身から言えば、一つは捜査当局による刑事責任の追及ということでございましょう。もう一つは……

第78回国会 決算委員会 閉会後第1号(1976/12/22、10期、日本共産党)

○塚田大願君 先ほどからロッキード事件の真相究明についていろいろ大臣の所信が問われまして、大臣もいろいろ御答弁あったわけでございますから、私は、ごく簡単に一つだけこの問題について大臣の考えをお聞きしておきたいと思うのであります。  先ほど午前中の答弁では、大臣は、今後のこの問題の究明は非常に有能な検察当局があるから大丈夫だと、信用してよろしいと、まあこういうふうにおっしゃった。私はそれはそれでいいと思うんです。ただ、やはり政府、内閣の問題になりますと、どうも歯切れが悪い。稻葉さんは後継内閣がやってくれるだろう、あるいは期待しておるという程度でありまして、大分ニュアンスが違うと思うんですね。  ……

第78回国会 決算委員会 第2号(1976/10/20、10期、日本共産党)

○塚田大願君 私も、まず福田さんにまつわる一連の政治問題についてお聞きしておきたいと思うんです。しかし、先ほどからいろいろそういう質問もございまして、次期総裁立候補の問題と絡んだ閣僚辞任の問題、こういう問題については、もう福田さんもただいまの時点では考えていらっしゃらない、こうおっしゃるんですから、私はこの問題についてはこれ以上聞きません。  そこで私はお聞きしたいのは、実はけさの朝刊が一斉に報道して、一面トップで報道している問題でありますけれども、あの田中角榮がロッキードの容疑を全面的に否定する声明を出しておる、これが次期、次回の総選挙の立候補宣言であるとも新聞では報道しておりますけれども、……

第78回国会 農林水産委員会 第2号(1976/10/14、10期、日本共産党)

○塚田大願君 私も今度の冷害視察で東北を回ってまいりました。岩手、宮城、福島、これは大臣も行かれたようでありますけれども、そのほかに私、新潟県あるいは山形県もこれは別に参りましたが、この地域におきます冷害のひどさというのは、これはちょっと私どもも想像以上でありました。これは大臣も見てこられたと思うんですが、特に標高三百メートル、四百メートル、中には七百メートル近いところでやはり米づくりをやっておると、こういう地域ではもうほとんど収穫皆無だということで飯米、種もみの確保もできない、こういう訴えがございました。そういう点で大変今度の冷害が私ども予想以上でありましたし、事実、東北では秋田、青森、新潟……

第78回国会 農林水産委員会 第4号(1976/10/26、10期、日本共産党)

○塚田大願君 きょうは、食管制度の問題について私は大臣の所信をただしておきたいと思うわけであります。  先般、当委員会で冷害対策問題を審議いたしました際に、米の生産調整について大臣は適地適作主義ということをおっしゃいました。そして、こういう考え方から生産調整については見直す必要があるというふうなニュアンスの御発言がございました。確かに今日、米が非常に過剰であるという事態の中で、一定の生産調整というものは必要であろうと思うのでございます。これを否定するものではございませんが、ただ問題は、その節にも私意見を申し上げましたけれども、やはり農民が自発的に、自主的に協力するということがなければ、こういう……

第80回国会 決算委員会 第4号(1977/04/20、10期、日本共産党)

○塚田大願君 最初に、高速自動車道路の問題についてお伺いしたいと思うんです。  まず大臣にお聞きします。高速道路の建設の場合、これに伴う環境保全の問題というのがいままでずいぶんありました。したがって、建設省がこういう事業をおやりになる場合に、環境アセスメントをしっかりしておくということが非常に大切なことだと思うんです。そこで、政府としても四十七年の六月、「各種公共事業に係る環境保全対策について」という閣議了解をされておりますが、これが果たして今日きちっと守られているのかどうか。その点をまず大臣にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 高速道路については――千二百件のアセスメント調査をおやりにな……

第80回国会 決算委員会 第6号(1977/05/11、10期、日本共産党)

○塚田大願君 このたびの先進国首脳会議で、大臣、大変御苦労さまでございました。  けさほどからもこの問題でいろいろ質問が行われましたが、大臣の御答弁を聞いておりますと、とにかくこの会議は自由な経済体制を守ることができて成功だったというふうに評価されておられます。しかし、どうもこういう評価は少し甘過ぎるんではないかという感じが私どもするわけであります。と申しますのは、やはり一般の国民の論調を見ましても、今度の会議では、今日のこの深刻な世界経済の危機を打開するための積極的な方策は見出せなかった、そして、日本はいわゆる機関車としての役割りを押しつけられて重荷をしょってきたというのが、これが一般的な共……

第80回国会 決算委員会 第8号(1977/05/20、10期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、去る五月二日、あの領海法と二百海里法が農林水産委員会で採択されますときにも、福田総理大臣にこの日ソ漁業協定の問題で質問をいたしました。特に領土問題を中心に質問いたしました。そして今日の段階に来たわけでございます。総理は、本会議場におきましてもこの委員会の場におきましても、いろいろあったが、とにかく領土と魚を切り離すことに成功した、皆さんの協力に感謝する、こういうふうに言っておられるわけでございますけれども、少なくとも私どもが見た限り、まだまだこの交渉はかなり玉虫色である、あるいは一歩後退したのではないかという疑念すらはさまざるを得ないような点が多々ございます。  そこで、き……

第80回国会 災害対策特別委員会 第4号(1977/03/02、10期、日本共産党)

○塚田大願君 私も、委員会の視察、調査に参加をいたしまして、また独自でも青森まで行ってまいりまして、各地の雪害状況をつぶさに見てまいりましたが、もう御案内のとおり、大変な状態でございます。特に死者がたくさん出たと、お亡くなりになったということについては、本当に心から哀悼の意を表するわけでございますが、長官にお聞きする前に、ちょっと国土庁の資料をはっきりさしておきたいんですが、三月二日付できょういただきましたこの被害調査表によりますと、死者八十二名、新潟県十八名となっておりますが、先ほど新潟県からいただきました資料によりますと、きのう付で、一日付で二十一名ということになっております。そうしますと……

第80回国会 農林水産委員会 第6号(1977/03/25、10期、日本共産党)

○塚田大願君 いままですでに各委員から、今日の二百海里時代を迎えたこの漁港整備計画が本当に沿岸あるいは沖合い漁業の振興に役立つのかどうかという問題が提起されておったと思うわけです。私もやはり同様に今度の計画を見まして、一体どこが二百海里時代に対応したものになっているのかという点で、大変不安を持つわけであります。  で、先ほども出ましたけれども、この第六次計画というものと第五次計画を比べましてもどうもはっきりしない。どこが違うのかということがはっきりしません。そればかりでなくて、第六次計画に採択が予定されております漁港の種類別状況を見ましても、沿岸漁業と一番深い関係のある第一種の漁港の採択が非常……

第80回国会 農林水産委員会 第8号(1977/04/01、10期、日本共産党)

○塚田大願君 まず最初に、瀬戸参考人にお伺いいたします。  虹の松原のお話がございましたが、四十八年、四十九年、五十年、五十一年と空散をおやりになったということでございますが、これは五十二年度もおやりになるおつもりなのかどうかという点が第一点。  それから第二点としましては、この特別防除では、一カ所三年やりますと大体終わるのだということになっておるようでありますが、すでに四年間おやりになったというお話でございますが、やはり三年ではつまり余り効果がなかったということなんですか。なぜ四年おやりになったのか、そしてまた五十二年度もおやりになるということになると、五年続けるということになるわけでありま……

第80回国会 農林水産委員会 第9号(1977/04/05、10期、日本共産党)

○塚田大願君 今回の国庫負担率の引き上げは、これはこれとして結構なことだと思うのでありますが、その関係で起きている調整措置という問題、つまり修築事業にかかわる機能施設の国庫補助率の問題、これが一つあるんですが、これをやっておりますと少し時間もとりますから、このことはきょうはしばらくおきまして、この漁港の機能施設の具体的な問題で若干お聞きしたいと思うのです。  もっと具体的に申しますと、漁港の公害防止対策として、四十八年度から始まりました廃油処理施設整備事業、この問題でありますが、これは四十八年から始まりまして今日までの事業の実施状況あるいはこれからの五十二年度の計画、これはどうなっておりますか……

第80回国会 農林水産委員会 第10号(1977/04/07、10期、日本共産党)

○塚田大願君 マツクイムシ防除の論議を聞きましても、あるいはいろいろ新聞その他に出ている論議を見ましても、やはり問題は大変深刻であるというのが実情だと思うんです。  そこで私、この法案の論議に入ります前に一言お聞きしたいんですが、政府の森林行政が一体今日どういうふうになっているのか、この根本問題について、まず一言お聞きしたいと思うんです。  いままでの森林行政、林野行政というのは、この委員会でも私も論議をしたことがあります。とにかく乱伐、乱開発、大規模林道の開発というようなことで、林野庁ではなくてこれは伐採庁じゃないかと私はここで言ったこともあるぐらいです。そのぐらい乱開発が行われた。で、特に……

第80回国会 農林水産委員会 第11号(1977/04/19、10期、日本共産党)

○塚田大願君 まず最初に、先ほどから議論になっております農業者大学校、この問題についてお聞きしたいと思うんですが、先ほどからのいろいろお話を聞いておりますと、この農業者大学の入学対象者というのは、大体新規学卒を中心に政府はお考えのようでありますけれども、その他高年齢者であるとか、あるいはUターン青年であるとか、いろいろ最近の農村の実態が少し変化しておりますけれども、この入学対象者についてもう一度政府のお考えを聞かしていただきたいと存じます。
【次の発言】 限るとは言っていないんだけれども、どうも話のニュアンスがそっちの方にいっているようだし、またそれは必ずしも悪いわけでもないと思うんですよ。や……

第80回国会 農林水産委員会 第13号(1977/04/26、10期、日本共産党)

○塚田大願君 どうも御苦労さまでございます。塚田でございます。時間がございませんから要点だけお聞きしたいと思うんですが、最初に寺嶋参考人にお尋ねいたします。  いまも大分論議になっておりますが、寺嶋さんの、北方領土は本来の固有の領土である、安易な妥協は許しちゃいかぬ、しかしやむを得なければそれは現状凍結でいいではないかという御意見、私もよく理解できるわけでございます。北方四島は、もちろん歴史的に根室の漁民が開拓した漁場でございますし、この領土はもう本来の日本の領土でございまして、歴史的にも間違いない。そこでもう一歩進めてお尋ねしたいのは、さらにこの得撫島からの北千島の問題であります。北千島も私……

第80回国会 農林水産委員会 第15号(1977/04/30、10期、日本共産党)

○塚田大願君 私はまず最初に、先ほどからいろいろ問題になっております日ソ漁業条約の破棄の通告の問題、これについてお尋ねしたいと思います。  きょうの昼間の連合審査の中でもいろいろ質問が出ました。その際に大臣は、これは決して突如としてされたものではない。イシコフさんと自分が会ったときもそういう話もあったし、またアメリカなんかの場合でもそういうことだったと、決してこれはそんなに特別なことではないんだというふうに大変こう軽く答弁されておりましたけれども、なるほど形式的にはまあ大体そういうことでしょう。二百海里になりまして、この日ソ漁業条約というものが矛盾が出てくるということで、形式的には破棄というこ……

第80回国会 農林水産委員会 第16号(1977/05/02、10期、日本共産党)

○塚田大願君 大臣、明日三たび訪ソの途につかれるわけで、大変御苦労さまでございます。政府としても昨日いろいろ交渉に臨む方針については協議をなすったようでございますが、この点につきましていろいろ報道機関なんかが報道しておりますけれども、今度の交渉の焦点というのは、やはり何といっても北方四島周辺の水域問題ということだと思います。  そこで、農林大臣は今度の交渉に当たっては、いわゆる領土と魚は切り離すというふうな従来の逃げの姿勢といいますか、そういうものを改めて、北方四島の領有権というのは未解決であるというようなことを、両論併記でありますか、そんなふうな形で暫定協定の第一条の適用水域には決着をつけた……

第80回国会 農林水産委員会 第20号(1977/06/08、10期、日本共産党)

○塚田大願君 論議も大分進みましたから私はなるべく重複しないように質問したいと思うんですが、しかしやっぱり午前中から出ておりましたことしの米麦価に関する新聞の一連の報道であります。これについて、まずひとつ聞いておきたいと思うわけであります。  最近のこの二、三年間の特徴としまして、ちょうど春闘におきますガイドラインみたいな方式で、米価の引き上げ率があらかじめ政府の方針としてマスコミに載る、こういう一つの特徴といいますか、パターンが生まれてきているように思うわけであります。先ほど長官、そういう数字はわれわれ関知いたしませんということを繰り返しておられますけれども、しかし、ここに私新聞の切り抜きを……



各種会議発言一覧(参議院)

9期(1971/06/27〜)

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、地方行政委員会、農林水産委員会連合審査会 第1号(1971/12/25、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、沖繩における国有林の問題について質疑をしたいと思うのでありますが、その前に、最初にこの沖繩の復興の基本姿勢について総理にお伺いしたいと思うのであります。総理は、ただいまも繰り返し、明るい豊かで平和な沖繩の建設を考えておると、沖繩の心を心としてと、こうおっしゃいますが、しかし、総理、いま必要なのは、そういう美しいことばだけではないと思うんです、沖繩の復興にとって必要なことは。そうではなくて、やはり沖繩の復興にとって一番重要なことは、まず第一には、アメリカの基地をなくして沖繩を真に全面返還させる、これがまず復興の第一前提条件ではないか。第二には、やはり二十六年間もアメリカの軍事……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1973/04/05、9期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、労働災害の問題で御質問いたしたいと思います。  まず、大臣に端的にお伺いしたいんですが、私は、ここにことしの三月二十四日付の読売新聞の岩手版を持ってきております。このトップの記事といたしまして、こういう記事が載っております。「保母さんの自殺。無にしないで!ケイ腕症候群患者の会立ち上がる。」こういうかなり大きな記事でございます。これ、ちょっと長い記事ですけれども、要するに、どういう事件かということを説明いたしますが、こういうふうに書いてあります。「去る十八日「ケイ腕症候群」と呼ばれる病気で苦しんでいた盛岡市内の保母、金野仁美さん(三三)が、北上川に入水自殺した事件は、各方面に……

第72回国会 農林水産委員打合会 閉会後第1号(1974/07/16、9期、日本共産党)

○塚田大願君 だいぶ論議が行なわれましたので、私もあまり重復しない範囲でお聞きしたいと思うんです。  やっぱり、先ほどからお話がありましたように、今度の諮問の二五・五%、それはもうとても農民が納得できるような数字ではない。これははっきりしていると思うんですが、特に、いまお話が出ました労賃の問題なんかも、私は、今度のこの諮問、試算の場合に、たいへんやはり一番大きい矛盾じゃないかと思っているんです。そこで、いま鶴園さんからもお話がありましたが、労賃は少なくとも四、五、六、最近の三カ月をとるべきじゃないかという意見に対して、農林省は、生産費所得補償方式ということだから、それは違うんだと、こうおっしゃ……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1974/04/05、9期、日本共産党)

○塚田大願君 文部省は、去る三月十二日付で、「国民体育大会の開催及び参加について」という通知を、各都道府県にお出しになりました。私はこの問題に関連して、国体のあり方について、若干質問したいと思うわけであります。  私は国体というものは、国民の体育、スポーツの発展、それに役立つものでなければならない、こう考えておるわけでありますが、これは文部省としても、当然このことは前提にして考えられていると思います。ですが、この際、私は質問するにあたりまして、そもそも国が、この国民体育大会のようなスポーツ大会に、いわば主催団体となる、主催団体になっておるという、こういう問題も一つあるわけでございますが、私は、……


10期(1974/07/07〜)

第75回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1975/03/31、10期、日本共産党)

○塚田大願君 私は、きょうは鶏卵価格対策についてお伺いしたいと思うんです。  御承知のとおり、この数年間というものは飼料が暴騰いたしましてわが国の畜産が空前の危機に直面したということはしばしば論ぜられてきたところでありますが、特に生産費のうち七〇%が飼料代になるという鶏卵生産の場合には大変な打撃を受けておる、これも今日の一つの常識になっておると思うんです。ところで、今度の国会におきましては、先般審議いたしました畜安法の改正によりまして、牛肉はとにかくまあまあというところで一歩前進いたしました。しかし卵の場合はこれは全く放置されているというのが実情だと思うんです。御承知のとおり、卵は民間の卵価安……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

塚田大願[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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