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木島則夫 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

木島則夫[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは木島則夫参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。木島則夫参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
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■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

9期(1971/06/27〜)

第66回国会 予算委員会 第1号(1971/07/22、9期、民社党)

○木島則夫君 私は、政治の姿勢、政治のあり方につきまして、マスコミの取材者の立場として、いろんな方々に接してまいりました。で、そういう方々と、はだで感じて、はだで話し合ってきた、そういう事例をもとに、先ほど申し上げた姿勢、あり方について、基本的なことを、私は、総理をはじめ関係各大臣にお伺いをしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  その前に、参議院選挙というものが投票率が非常に低かったです。低調な結果に終わったんですけれど、私は、これは政治不信に対する国民の率直な批判であるというふうに受け取っております。そこで、総理にちょっとお聞きいただきたい。「佐藤さんの施政方針演説をひと……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1971/12/23、9期、民社党)

○木島則夫君 それじゃ簡潔に申し上げます。  仲田公述人にお尋ねいたします。ひとつ端的にお聞きしたいんであります。仲田公述人がきょうこの公聴会においでになるときに、あなたの家族の方、周囲の方々の反応はどうでしたか。非常に大きな期待をもってあなたをここに送り出されたか。そういったことでもけっこうです。まわりの方の反応ですね。それから、あなたの周囲にも沖繩返還協定と法案に反対をされる方々がおいでになると思います。あってしかるべきだと思います。そういう方々は、沖繩が返還をされずにそのまま推移していった場合に一体どういうことが起こるんだろうかというようなことを具体的に仲田さんにお話しになっておりますで……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第8号(1971/12/22、9期、民社党)

○木島則夫君 それじゃ簡潔に申し上げます。  仲田公述人にお尋ねいたします。ひとつ端的にお聞きしたいんであります。仲田公述人がきょうこの公聴会においでになるときに、あなたの家族の方、周囲の方々の反応はどうでしたか。非常に大きな期待をもってあなたをここに送り出されたか。そういったことでもけっこうです。まわりの方の反応ですね。それから、あなたの周囲にも沖繩返還協定と法案に反対をされる方々がおいでになると思います。あってしかるべきだと思います。そういう方々は、沖繩が返還をされずにそのまま推移していった場合に一体どういうことが起こるんだろうかというようなことを具体的に仲田さんにお話しになっておりますで……

第67回国会 議院運営委員会 第18号(1971/12/27、9期、民社党)

○木島則夫君 それじゃ簡潔に申し上げます。  仲田公述人にお尋ねいたします。ひとつ端的にお聞きしたいんであります。仲田公述人がきょうこの公聴会においでになるときに、あなたの家族の方、周囲の方々の反応はどうでしたか。非常に大きな期待をもってあなたをここに送り出されたか。そういったことでもけっこうです。まわりの方の反応ですね。それから、あなたの周囲にも沖繩返還協定と法案に反対をされる方々がおいでになると思います。あってしかるべきだと思います。そういう方々は、沖繩が返還をされずにそのまま推移していった場合に一体どういうことが起こるんだろうかというようなことを具体的に仲田さんにお話しになっておりますで……

第67回国会 予算委員会 第4号(1971/11/04、9期、民社党)

○木島則夫君 関連。  そのVOAの問題について、総理大臣と関係大臣にお伺いをしたいんです。  いま、福田さんは、他国を刺激するような番組は多くないというふうにおっしゃいましたけれど、それは、実際にVOAのすべての番組をお聞きになっての上のことなのかということです。  それから、たくさんの番組の内容をほんとうにモニターをすることができるのかどうか。必要と認めるときは、日本政府は、VOAの番組について自己の見解を表明する権利を留保し、アメリカはこれを尊重するということになっております。で、その番組について、VOAの番組について、放送される事前にチェックなさるのか、見解を表明されるのか、あるいは事……

第67回国会 予算委員会 第7号(1971/11/09、9期、民社党)

○木島則夫君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題になっております昭和四十六年度予算補正三案に対し、これから申し上げる理由によって、反対の意向を表明をするものです。  その第一の理由でありますけれど、このたび政府が行なおうとする国債の増発についてであります。なぜ七千九百億円もの国債を追加発行をするかといえば、これは明らかに今年度の租税及び印紙収入等の減収に対して、その穴埋めをすることが主たる内容であったことは明白なる事実なんです。それならば、どうして昭和四十年の際にとられたように特別立法を講じなかったのか、これははなはだ疑問とするところです。今回の措置は、何と弁解をされようとも、財政法……

第68回国会 逓信委員会 第7号(1972/03/28、9期、民社党)

○木島則夫君 まず、郵政大臣に伺いたいのですけれども、これは大臣に対する質問通告に入れておきませんでした。たいへん簡単なことですので、ひとつ政治的な配慮をお加えにならないでざっくばらんにお答え願いたいと思うのですが、大臣はどういう放送を好んでごらんになるか、民放とNHKとの比率というか、どちらを多くごらんになるか、まずその辺を伺いたい。
【次の発言】 疲れているときとおっしゃると、やわらかいものでございますか、深夜の。
【次の発言】 そのことが別に問題だということではございませんで、私は大臣、日本の放送界のあるべき姿としましてNHKと民放とが、これができることなら同じ土俵の上に乗っかって、お互……

第68回国会 逓信委員会 第8号(1972/03/30、9期、民社党)

○木島則夫君 高田参考人にお尋ねいたします。  番組向上委員会というところは、放送局から放送された番組についてだけの論評なりお話をされるんでしょうか。それとも番組の編成上の問題までタッチされるんでしょうか。もうちょっと具体的に申しますと、朝六時から夜中まで、東京においてはNHKをまじえて幾つありますか、たくさんの放送局からこれだけの映像が放送される。こんなにたくさん放送される必要があるんだろうかというような議論は内部で起こっておりますでしょうか。時間量の問題についてです。

第68回国会 逓信委員会 第20号(1972/06/08、9期、民社党)

○木島則夫君 私は、経営者のお立場できょうおいでになりました竹河参考人に伺いたいと思います。  区域外送信のメリットというものですね。どういうふうに評価をしておいでになるかということですね。それからもうひと方視聴者の立場でいらっしゃった松原参考人には、見えないものが最近よく見える、鮮明ないわゆる画面で見られるようになったという満足感でいまはいっぱいだという、さっきお話がございましたが、ただそれだけで満足でありますか。プラスアルファが、そこにやはり自主放送、そういうものをお望みであるのか。それから料金の問題について一言触れていただきたいと思います。  以上でございます。

第68回国会 逓信委員会 第21号(1972/06/12、9期、民社党)

○木島則夫君 この間、私、委員会でも申し上げたのですけれども、同軸ケーブルの持つ非常に大容量というか、可能性というものは、これはほんとうに無限なものだと私は言っていいと思います。しかしそういう大きな日本の総合通信政策とかいわゆる電気通信政策というものにのっとらないで、現象面だけに追随したような今度の法案というものは、私個人的な立場で言うと、やはりこれはちょっと賛成しかねる面があります。しかし、現実的にやはり法律をつくらなければならないという必要性も一方では私の中に、はっきりございます。  ですから、これはひとつ確認をさせていただきたいことなんでありますけれども、午前の質疑の中で、青島委員も言わ……

第68回国会 逓信委員会 第22号(1972/06/16、9期、民社党)

○木島則夫君 私も二、三の点について質問させていただきますが、ほかの委員の方の御質問を避ける意味で私も簡潔に質問をいたしますので、どうか簡潔にお答えをしていただきたいと思います。財投資金に穴があくということで原資が一千億円に押えられましたけれど、全国二万局に及ぶ地方郵便局に振り分けられますので、一体限度額を維持する調査、管理というものが徹底してできるのか、そういう事務的な機能というか機構というものが完備されているのか。塩出委員の御質問にもございました、それともう一つ付随をいたしまして、そういうことをやることは非常にたいへんな私は作業だと思います。それが、現場の職員にしわ寄せがかかっていかないか……

第68回国会 予算委員会 第3号(1972/03/31、9期、民社党)

○木島則夫君 郵政省が打ち出した庶民金融、つまり郵便貯金を担保にした個人の貸し出し、これは私は近ごろにない庶民感覚を持った構想として一般大衆にアピールをしたというふうにくんでいます。で、政府は四十七年度予算の大きな目標を景気浮揚に置いている。物価の上昇はとどまるところを知らないし、公害もあとを断たない、こういう政治的状況の中で、確かにこれは明るい話題だというふうに私は受け取っておりますけれども、この構想が出たときに非常に明るいぱっとした雰囲気が、何か最近しりつぼみになってきてはいないだろうか。郵政大臣にまず伺います。現状はどうでしょうか、どうこの構想が扱われておりますでしょうか。

第70回国会 逓信委員会 第1号(1972/10/27、9期、民社党)

○木島則夫君 私は、森委員とともに、去る九月十一日から四日間、北海道地方における逓信関係業務の運営状況を視察してまいりましたが、その詳細につきましては、委員長のお許しを得て、会議録にとどめたいと存じますので、御了承をお願いいたします。  以上、簡単でありますが、御報告申し上げます。

第70回国会 予算委員会 第5号(1972/11/13、9期、民社党)

○木島則夫君 私は、民社党を代表して、ただいま議題の昭和四十七年度補正予算三案に対し、反対の意向を明らかにするものであります。  第一の反対理由は、大企業、大資本の経済活動を一そう促進するための産業基盤整備を目的とした大土木事業に重点を置き、一般公共事業関係費を突如として三千八百二十億円も計上してはおりますが、緊急を問われている福祉関係費は、わずかに千百三十四億円しか計上をしていないという、予算編成態度に示されていることであります。しかも、景気浮揚を目標とした当初予算が未消化のとき、さらに三千六百億円ものばく大な追加公債を財源とした補正予算は、景気の回復が進んでいる今日、全くその意味を失ったに……

第71回国会 逓信委員会 第9号(1973/06/05、9期、民社党)

○木島則夫君 きょうは、私は、四月七日の予算委員会第三分科会で、広域時分制が実施されたそのことに伴ってピンク電話の問題を幾つか例をあげて質問をいたしましたが、そのおり電電公社は慎重にこれを検討するということを約束してくれたわけであります。あれからだいぶ日にちがたっておりますけれども、まず改番となる加入者、つまり番号が改まる加入者にとっての経済的負担の問題です。  つまり、番号が変わっちまうと、いままでずっと――たとえばスナックあるいは小料理屋、そういったところは番号がお客さんになじんでいればこそ商売も成り立つということです。最低三年間はそのPRに時間がかかるといいことですけれども、なじむまでに……

第71回国会 逓信委員会 第16号(1973/07/17、9期、民社党)

○木島則夫君 NHKを取り巻く状況は非常にきびしいということは、ほかの委員の方々からもるるお述べになったとおりです。したがって、こういうきびしい中で新会長に就任された小野さんに対して、私はおめでとうと申し上げることにやぶさかではございませんけれど、同時にほんとうに御苦労さまですねと、これから先たいへんですねというのが私の偽らぬ感想です。  で、NHKを取り巻くなみなみならぬ状況は、この決算書からもよくうかがえるわけですね。特に都市構造の変化に伴う難視、これに対する対策、またこれから起こる聴視料の未収あるいは不払い、未払い者、未契約者の拡大の傾向、さらに経済状況の悪化の中での聴視料の値上げの凍結……

第71回国会 逓信委員会 第17号(1973/09/11、9期、民社党)

○木島則夫君 前回に引き続き、会長にお尋ねいたします。  私はNHKの内部を知る者として、NHKの中には確かに派閥というものがあります。そんなものはありませんとおっしゃるけれど、これは確かにございます。前田前会長の仕事の一つはこの派閥を解消することだったと私は思います。そのために具体的には局制を廃止した、中央放送局制度をやめさせた、そのほかにいろいろありますけれど、NHKの体質改善のために前田前会長は機構面から改革をざれようとしてきたわけです。しかし、この点、まだ完全に機構改革が終わったわけではないと思います。  これを受け継いで、派閥、言いかえれば壁というか、つまり開放されるためのいろいろな……

第71回国会 予算委員会 第13号(1973/03/28、9期、民社党)

○木島則夫君 私は、本論に入る前に、まず委員長に伺いたい。  参考人として目黒動労委員長の出席要請を私はいたしましたんですけれど、残念ながら決定を見なかった。理事会ではいろいろ詳しく論議があったようでございますけれど、決定を見なかった理由ですね、それからいきさつ、詳しくひとつ委員長から報告をしていただきたい。私がこういうことを申し上げるのは、この順法闘争というのは、もう労使の問題のワクを越えちまっているんです。社会問題、政治問題、そして国民のあらゆる部分に大きな影響があるんだから、私はその当事者を両方お呼びして問題を解明をしたい、それが国民の声を政治に吸収する一つのりっぱな方法だと思ったからな……

第71回国会 予算委員会 第20号(1973/04/11、9期、民社党)

○木島則夫君 私は、民社党を代表して、ただいま議題の昭和四十八年度予算三案に対し、以下の理由によって反対をいたします。  第一の理由は、この予算案がインフレを促進するものだからです。すなわち、国鉄運賃などの値上げはもちろんのことでありますが、いたずらに予算を大型化し、財政面からインフレを促進させようというものだからです。総じてこの予算案は、調整インフレによって円の再切り上げ回避を最大のねらいとしたものでありました。しかし、円は事実上切り上げられ、当初のもくろみはついえ去ったわけであります。したがって、この予算案は最大の目標を失い、インフレ促進だけが残されたわけであります。したがって、私はこのよ……

第72回国会 決算委員会 第1号(1973/12/19、9期、民社党)

○木島則夫君 政府は、物価の抑制、景気の過熱を防ぐために、ことしの四月以降数回にわたって公共事業の繰り延べ方策を講じております。最終的には八%の翌年度繰り延べとなったわけですけれど、まず電電公社関係の問題を提示いたします。電電公社の本年度建設工事は、最近非常に、極端なほど資材が不足をする、値上がりをする、そういう中にあって、年度内に一体本年度分の建設工事予定を消化することができるだろうか、このことについてまず伺います。特に加入電話については五カ年計画の最初の年ですね。三百十万戸を予定しておりますけれど、このとおり増設ができるものかどうか、まずこの辺です。

第72回国会 逓信委員会 第7号(1974/03/28、9期、民社党)

○木島則夫君 四十九年度予算の審議に入る前に、一言私から申し上げておきたいことがございます。  先ほど森委員の質問にお答えになりまして、会長は「総理と語る」という番組はNHKが自主的に編成をしているからと、こう言われたんでありますけれど、中で語られている内容は必ずしも行政府の責任者としてだけではなく、自民党総裁としての発言も含まれておりますので、客観的にこれを見ますと、何かNHKの電波が知らず知らずのうちにある利用のされ方をしている結果につながるおそれがある。いま非常にNHKが置かれている状況がきびしいおりですから、すきあらばと、いろいろのミスをあげつらう、そういう言い方はよくないかもしれませ……

第72回国会 予算委員会 第4号(1973/12/13、9期、民社党)

○木島則夫君 関連。  まず、田中さんに伺いたいのですけれども、先ほど、政治家というものはテーマを先取りして国民に示すことが大事なんだというような意味のことをおっしゃった。そして、それならば、テーマを提示して、そこから引き起こされたいろいろの問題を予想することがあなたはできなかった面があるとするならば、私は、これは重大な欠陥だと思いますよ。影響が引き起こしたというのは、言うまでもなく、土地の暴騰であり、買い占めなんです。百歩譲ったとして、あなたは日本列島改造が行なわれれば、土地、物価はおさまるとおっしゃる。何か、これから先楽しみがあって、そこへ行くまでの産みの苦しみのようなことをおっしゃるけれ……

第72回国会 予算委員会 第5号(1973/12/14、9期、民社党)

○木島則夫君 私は、民社党を代表いたしまして、四十八年度補正予算三案に、私がこれから述べることが盛られておりません以上、どうしても反対せざるを得ませんので、民社党を代表して反対をいたします。  簡潔にその理由を申し上げます。  第一、当初予算編成の方針に沿ったものであり、特に公共事業費の大幅な圧縮が中心課題であるなら、政府みずからが総需要抑制に対する明確な姿勢をもっとはっきりと打ち出すべきであったと思います。少なくとも、この際は、補正予算の規模は三五%削減し、内容において福祉対策費の大幅な増加、地方公共団体の超過負担の解消、年内所得減税を断行すること、また歳入においては、かつて見ない利益を計上……

第72回国会 予算委員会 第11号(1974/03/18、9期、民社党)

○木島則夫君 関連。  生活関連物資、基礎資材について、五十三品目については当分の間上げないのだ、当分の間といっても、これは一カ月かもしれないし、あるいは一カ月半かもしれませんね。ですから、われわれとしては当然、当分の間というのをはっきりしてもらいたい。これを長期にわたってというふうに言いかえていただきたいというのです。その裏には、もう当然、企業というものは先取り便乗値上げ分を含んだ値段をもってしているわけですから、私はこれは決して無理ではないと思う。そして、もしその価格を各官庁の事前了承によって引き上げようとする場合には、一体何をもって基準とするのだろうかということですね。私は先取り便乗値上……

第72回国会 予算委員会 第22号(1974/04/03、9期、民社党)

○木島則夫君 参考人の方、きょうは御苦労さまでございます。  まず、春木参考人にお尋ねをいたします。  あなたは、物価高の中で消費者を守るために、日夜たいへんな努力をされております。このことに対して私は敬意を払うものでございます。そこで、あなたにお伺いをいたしますが、あなたは生活協同組合の専務理事、消費者の代表でもあり、また、物価高をまともにかぶる被害者という立場でもあるわけであります。春木さん、いま消費者物価指数は前年度に比べて二六・三%でありますけれど、あなたが実感として受けとめている実感指数はどのくらいか、おっしゃっていただきたい。

第72回国会 予算委員会 第25号(1974/04/10、9期、民社党)

○木島則夫君 いま国民の最大の関心事はあしたに迫ったゼネストであります。しかし、収拾の具体策というものは示されていない。世間では無謀なゼネストに対してきびしい批判があると同時に、政府のはっきりしないなまぬるい姿勢に対してもきびしい批判があるわけです。  最初に、総理にお聞きしたいのでありますけれど、ゼネストに入るのはこれはやむを得ないことなんだ、しかたのないことだとお考えになっているのかどうか、対策を立てる期間は私は十分にあったはずだと思いますけれど、いま一番心配しているわけですね、あしたに迫ったゼネスト。国民にはっきりした政府の統一見解を示していただきたい。


10期(1974/07/07〜)

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 閉会後第1号(1974/09/11、10期、民社党)

○木島則夫君 他の委員の方々の御質問に重複をしない範囲で、できるだけ私も簡潔に要点だけをお尋ねをしたいと思いますので、どうかひとつお答えのほうもその趣旨に沿ってお願いをしたいと思います。  その後「むつ」に関する新しい情報は入っておりますか。
【次の発言】 大臣に伺います。今回の事故発生によりまして、これまで政府が推進をしてきた原子力の平和利用に変更があるのかどうか、特に原子力船の開発についてはどうであるのか。この辺は確認をする意味で、私どもの立場としては積極的に原子力の平和利用を推進をする。そうして原子力船の開発も推進をすると、もちろん安全ということを踏まえた上でのことでありますけれど、確認……

第73回国会 逓信委員会 閉会後第1号(1974/10/29、10期、民社党)

○木島則夫君 私は、料金改定の問題については最後の部分でお尋ねをしたいと思いますので、電電公社関係の方はいましばらくひとつおつき合いをいただきたいと思うのです。  放送関係でただしておかなければならない大事な問題が多数ございますので、まず、そこから入らしていただきます。  懸案となっていた民放の放送基準については、去る七月の末、一応改正案がまとまったわけでありますけれど、しかし内部から異議が出ましたために、目下、年内をめどに修正中であると聞いている。で放送基準の大要と問題点につきましては、改正案がまとまる前に、ぜひこの委員会で私ただしておきたいつもりでありますけれど、最大の焦点はCMの時間量だ……

第74回国会 逓信委員会 第1号(1974/12/24、10期、民社党)

○木島則夫君 主としてNHKにお尋ねをいたします。  小野NHK会長は、前回の当委員会におきまして、NHKの財政は苦しいけれども視聴者もインフレで苦しいだろうから、前会長以来の公約どおり五十年度末までは受信料を据え置くという、こういう言明をされております。たいへんけっこうなことだと私も思っています。  ところで、私どもは放送作家やあるいは芸能家の方々から、NHKの契約料金では創作的芸術的意欲もわかないなどという苦情を聞いているのであります。ほんとうにそうであるならば、番組の質に直接影響をしてくるんじゃないかと懸念するあまり、その実情をお伺いをして、改善できるものがあるならば大いに改善をしていた……

第74回国会 予算委員会 第3号(1974/12/23、10期、民社党)

○木島則夫君 初めに、三木総理の政治姿勢について確認をしたい点がございます。  金脈問題で退陣をされた田中内閣にかわりまして、三木内閣の登場となったわけです。確かに国民の皆さんはあなたに期待を持っている。しかし、当委員会をはじめとする今度の国会での質疑を通じまして、たとえば独禁法の改正の問題一つとってみても、どうも姿勢がぐらぐらしていたり、あるいは三木さんに関係をする政治団体、無届けの団体があって、相当大きなお金がそこに入っているというような事実がわかったわけであります。国民のこういうものを受けとめる声としては、結局、三木さんね、田中さんと五十歩百歩じゃないかという声がたくさんあるわけですよ。……

第75回国会 逓信委員会 第6号(1975/03/27、10期、民社党)

○木島則夫君 まず小野会長に伺いたい。  公共性という立場に立つNHKといたしましては、午前中の他の委員の御質問からも大体うかがえたんでありますけれど、その中立、不偏不党というものをもう一度確認したいんでございますけれど、これ簡潔で結構でございます、おっしゃってください。
【次の発言】 そのとおりでございますけれど、そのことを意識して萎縮する余り、NHKの番組はおもしろくないとか、生気がないとか、若さがないとか言われている。そういう悪いマイナス面にもつながっていることを御自身はどういうふうにお考えでございますか。NHK御自身としてどんなふうにおとりでございますか。

第75回国会 逓信委員会 第8号(1975/06/03、10期、民社党)

○木島則夫君 KDD関係の方、遅くまで御苦労さまでございます。  私は、今回行われたKDDの人事について伺いたい。  人事について御質問する関係で、個人的なお名前が出るのはやむを得ないことだろうと思います。それから見解の相違、立場の相違などからくる耳ざわりな表現がございましたら、あらかじめお許しをいただきたいと思います。時間の関係で簡潔にお答えをいただきたいと思うんです。  KDDの今回の人事の構想について、板野社長からお伺いをしたいのです、特に、私がお尋ねをしたい点は、会長を置かれた理由、浜口会長が四十一年十月でおやめになって今日まで九年間空席だった会長のいすが今回埋められたことについては特……

第75回国会 逓信委員会 第12号(1975/06/26、10期、民社党)

○木島則夫君 いままでの質疑を聞いておりまして私が感じましたことは、郵政省側になるべく安い料金で郵便サービスを提供するための努力や英知というものが見受けられないという、大変残念なことでありますけれど、こういった感じを受けております。そして郵政事業を守るという何かこう気概みたいなものがないんですね。この辺は私の主観的なとり方かもしれないけれど、残念なところでございます。  そこで、お伺いしたいんでありますけれど、郵便事業の将来展望についてであります。今回提案されております郵便料金の値上げ幅は、一、二種が二倍ないし二・五倍、新聞雑誌などの第三種に至っては約五倍、郵便の創業以来とも言うべき大幅の値上……

第75回国会 予算委員会 第15号(1975/03/25、10期、民社党)

○木島則夫君 国鉄のストライキ関係の問題が大変流動的でございましたので、急拠、大臣要請をしました点を御了解をいただいておきます。  これから質問に入ります。大変恐縮でございますが、政府委員の方に、公共企業体等労働関係法の十七条はどういう条文であるか、恐れ入りますが、ちょっと読んでいただきたい。
【次の発言】 ありがとうございました。  法務大臣に確認をさせていただきたい。明らかに昨年の春闘における公企体職員の争議行為というものは違法でございますね。これは確認をさせていただきます。
【次の発言】 また法務大臣にお尋ねをいたします。  三月という月は、これは普通の月ではないと思います。決算期でもあ……

第76回国会 逓信委員会 第4号(1975/12/09、10期、民社党)

○木島則夫君 最初に、NHK、民放の混信問題とも関係がありますので、先ごろジュネーブで開かれておりました中波放送用周波数を再編成するための国際会議、長・中波放送地域主管庁会議について伺いたいんですけれど、まず郵政当局からこの会議の結果について簡単で結構ですから御報告をいただきたい。
【次の発言】 きょうは時間がございませんので、できるだけ簡潔にお答えをいただきたいと思います。  十四年間の要求を満たす割り当ては一応できたというお話ですけれど、そういう観点に立って音声放送の再編成について郵政省の基本的な考え方を確認をしておきたい。簡単で結構です。

第76回国会 逓信委員会 第5号(1975/12/11、10期、民社党)

○木島則夫君 先国会で廃案となりました郵便料金の大幅値上げ案が、同じ内容で再び提案をされております。前の国会から引き続いて、国民の声としては料金の値上げ案を撤回してほしいという、これが圧倒的でございます。そして反対を表明する中で、もし廃案がむずかしいというのならば修正でもいいという声もあることも事実でございます。また郵便に関連をする業者、そこに働いておいでになる方々から、直接陳情という形であるいはまた手紙、文書という形で毎日私のもとに訴えがたくさん寄せられているという、こういう事実の中でこれから私が御質問を申し上げようとしている、そのことを踏まえていただいて、お答えは簡潔に密度の濃いものを私は……

第76回国会 逓信委員会 第7号(1975/12/18、10期、民社党)

○木島則夫君 郵便料金の値上げには終始反対の立場をとってまいりました。  反対の第一は、物価に与える好ましからざる影響、不況を克服しようとする政策面との矛盾でございます。そのほか、合理化、近代化の余地がまだまだたくさんにあること、労使の協調が思うように進んでいないなど、反対の理由はたくさんございます。  今回、政府が提案をしているような一挙に数倍という国民生活への影響を考慮しない度外れな大幅値上げには、これは絶対に反対でございます。しかし、私どもの公共料金に対する立場は、何が何でも値上げには反対だとは申してはまいりません。こういう見地から、私どもは、今回、国民生活への影響をできる限り緩和するた……

第76回国会 予算委員会 第8号(1975/11/07、10期、民社党)

○木島則夫君 私は、民社党を代表して、ただいま議題の昭和五十年度補正予算三案に対し、以下の理由によって反対するものであります。  第一の理由は、昨今インフレと不況が同居する新しい事態に対する政府の誤った経済見通しと経済運営の結果、不況の深刻化と長期化を招いた点であります。したがって、そのためにいままで例のないほどきわめて膨大な歳入欠陥をもたらしたものであります。  すでに私どもは、このことについて昨年の十月以来、わが国の経済が容易ならない困難に直面しつつあることを指摘をし、その対策についてしばしば提言をしてまいりました。しかし、政府はきわめて楽観的な態度をとり続けてきた、そのことが今日の事態を……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第16号(1976/07/21、10期、民社党)

○木島則夫君 先ほどからの当委員会でのやりとりを聞いておりますと、三木総理は、証人喚問は国会の判断に任せるべきであるということですね。しかし、現段階では事件が核心に入っているので適当な時期まで待ってほしいというふうなお答えを繰り返されておりますけれど、その核心というのはどういうことを言うんでしょうか。核心に入っている、非常に無造作に言われておりますよ。山場とか核心とかという言葉が非常に無造作に使われているけれど、三木総理、あなた御自身では、核心に入っているというその核心はどういう確信を持っていらっしゃるんですか。
【次の発言】 もっとそこをはっきり。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第18号(1976/07/27、10期、民社党)

○木島則夫君 異例の質問時間の短さでございますから、ひとつ簡明率直にお答えをいただきたいと思うんです。  始める前に、捜査当局の御努力に対して本当に御苦労さまですと申し上げたい。  さて、先ほどから総理は責任の重さを、あるいは責任を痛感をすると、何度も何度も繰り返されておいででございますけれど、総理の言われる責任というものは、私が以下申し上げる二つのことであるという御確認を、まずいただきたい。それは、田中前総理の逮捕を頂点として今後もロッキード事件の徹底的な解明を進めること。それは刑事的責任を明らかにするだけではなくて、総理がしばしば言明をされていらっしゃる道義的あるいは政治的責任を明らかにす……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第19号(1976/08/03、10期、民社党)

○木島則夫君 四十七年の十月九日のPXLの白紙還元が突然に決められたことが今回の事件の大きな焦点でございますけれど、こういった問題が発生をした一つの原因は、国防会議が十分な組織を持たないで、それがよく機能をしていなかったところに、つけ入るすきを与えたんだという御指摘に対しまして、過日の委員会では、総理が、その点もよく認識をされた上で、今後国防会議のあり方については特にその運営面で改善が必要であるということを強調をされたことは防衛庁長官もよく御記憶のことだろうと思います。その際、特にシビリアンコントロールの問題について表立っては論議はいたしませんでしたけれど、総理の発言、あるいは言外に文民優位と……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第20号(1976/08/04、10期、民社党)

○木島則夫君 まず官房長官にお伺いをいたします。  すでに臨時国会の日程につきましても、自民党の幹事長が具体的な話し合いに入りたい旨を決められて、あしたからですか、五日から野党折衡に入る、入りたい、こういう構想のようでございますけれど、臨時国会を八月中に開くか、あるいは開かないか、これもかかってやはり捜査の進展と大きな関係があるわけでございますけれど、官房長官がいま把握をされていらっしゃる捜査の進展状況と申しますか、そういうものはどんなふうに受け取られておりますか。
【次の発言】 私があえて官房長官にお尋ねをいたしましたのは、やっぱり野党と臨時国会の開会についての折衝に入りたいという自民党幹事……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第26号(1976/08/27、10期、民社党)

○木島則夫君 何分短い時間でございますから、端的にお答えをいただきたいと思います。  先日の議員総会は船田中氏の発言に象徴されると思います。で、いま船田氏の発言はここで繰り返しをいたしませんけれど、こういった発言が堂々と表現をされる、この事実と、福田・大平御両氏がロッキード問題は徹底的に究明をするんだという、こういうお言葉、態度の中には、私、大きな矛盾があると思いますね。だとするならば、あの日から三日たった今日、あの発言は間違いであった、あれは取り消すべきであるという意思表示はございますか、どうですか。あるなしで結構でございます。お二人に伺います。

第77回国会 決算委員会 閉会後第3号(1976/06/16、10期、民社党)

○木島則夫君 まず労働大臣にお伺いいたします。労働行政の中に占める基準監督行政を大臣はどういうふうに位置づけていらっしゃるか、どうこれを認識されていらっしゃるか、まずこの点からお聞きしたんです。
【次の発言】 非常に重要なものであるという認識、位置づけはよくわかったんでございますが、労働省が発行しております五十一年版の「労働問題のしおり」の中で触れております「労働条件の向上」の項目中にございます「監督指導状況」を見ますと、この四十九年中に監督官が現場に赴いて監督を実施した件数は延約二十二万件ということになっております。さらに「監督実施状況の推移」という表によりますと、大臣もきっとおわかりだろう……

第77回国会 逓信委員会 第3号(1976/05/11、10期、民社党)

○木島則夫君 長波・中波放送に関する地域主管庁会議の結果は、わが国の音声放送全体の再編成計画をどうするかという大変大事な問題につながっていくわけです。そこで、昨年の十月に行われました地域主管庁会議で、この会議の結果いかんによりましては今後のわが国の音声放送の体制に相当の影響を及ぼすことになるのではないかと見られていたのでありますけれど、関係者の御努力の結果、その懸念はなくなったわけでございます。しかし、近隣諸国との調整問題も残されておりまして必ずしも楽観は許されないんですけれど、電波当局ではすでに中波再編のためのチャンネルプランの修正を四月の十六日付で行っているようであります。  先般の国際会……

第77回国会 逓信委員会 第7号(1976/05/20、10期、民社党)

○木島則夫君 私は、最初に、先ほどから当委員会で問題になっております一つ、NHKの公共性、中立性という問題から触れてみたいと思うんです。  公共性という言葉ほどあいまいなものはないと思う。現在のように価値が多様化して、ことに政治が複雑混迷の度合いを増せば増すほど公共性に絡まる問題が起こってくるわけです。与党からしますと、どうもNHKのニュースそのほか野党的な立場で問題を扱い過ぎるとか、野党からしますと、体制べったりのものが多過ぎるといったぐあいに、政治、経済、社会が複雑になればなるほど、この種の批判というものが私は増加をしてくるだろうと思います。これは当然だろうと思います。ましてや受信料の値上……

第77回国会 予算委員会 第2号(1976/03/31、10期、民社党)

○木島則夫君 私は、民社党を代表して、昭和五十一年度暫定予算案に対して反対の討論を行うものです。  現在、国会は不幸にしてロッキード事件をめぐり、国会を軽視した政府の姿勢、態度によって空転を続けていることは異常事態であり、まことに遺憾なことであります。これは一にかかって三木総理の指導性を欠いた政治姿勢のためであります。  現在国民が求めているのは、この不況を克服するための政府の強力な施策であります。不況は底離れをしたと言われておりますけれど、二月の失業は政府の数字でも百二十四万人を数え、企業の倒産は千八十九件にも上っています。いまこそ強力な不況対策を打ち出さなければ日本経済は立ち直ることはでき……

第77回国会 予算委員会 第10号(1976/05/08、10期、民社党)

○木島則夫君 私は、民社党を代表して、ただいま議題の昭和五十一年度一般会計を初めとする予算三案に対し、一括して反対の討論を行うものであります。  第一の反対理由は、累積する膨大な赤字国債を抱え、減速経済の時代をどう乗り切るかという、財政計画の基礎づくりを怠った点であります。  つまり、本予算案は、ただ目先の歳入欠陥をいかに覆いつくろうかに終始してしまった感じです。膨大な赤字国債の発行を必要としながらも、行財政の合理化に対する熱意は一向に見られない点です。また、税制改正を見ますと、ついに所得税の減税は見送られてしまいました。これがため勤労者の所得税は、今年度収入がふえますと、必然的に大幅増税にな……

第78回国会 決算委員会 閉会後第1号(1976/12/22、10期、民社党)

○木島則夫君 ことし一年は、まさにロッキードに明けてロッキードに暮れようとしておりますけれど、その間、法務当局の責任者として先頭に立たれた法務大臣の御努力に対しまして、私は本当に御苦労さまでした、御苦労さまでございますとまず冒頭申し上げておきたいと思います。  選挙の結果は御承知のとおりでございます。で、黒、灰色を含めまして――もちろん国民の厳しい審判に遭って議員でなくなられた方もおりますけれど、ほとんどの方々は選挙を通ってこられた。当事者の周辺あるいは一部の人々の間では、潔白がこれで証明されたとか、もう洗礼を受けたんだと、こういう空気を醸成しております。この事実に対して、法務大臣はどういうふ……

第78回国会 逓信委員会 第1号(1976/10/07、10期、民社党)

○木島則夫君 参考人の方遅くまで御苦労さまでございます。質問に対してはひとつ簡明率直にお答えをいただきたい、このことをまず申し上げておきます。  最近の社会経済情勢というものは、変転目まぐるしいわけでありまして、石油ショックあるいはそれ以後の変動というものは大変なものがございました。KDDも経営上大きな影響を受けているわけであります。しかし、この変転きわまりない世界情勢の中で、こういったことに柔軟に対処してきたればこそ今日の成長と安定があったと思うわけです。それは企業は独占、形は民営という、ここに有利さがあったと思いますし、またそれを逆の形でいうと温室的であるとも言われかねないゆえんでございま……

第78回国会 逓信委員会 第2号(1976/10/12、10期、民社党)

○木島則夫君 まず、郵政大臣に私の意見を申し上げながらお答えをちょうだいをしたいと思います。非常に基本的な問題一点だけについて申し上げたいと思います。  郵政三事業について、特に郵便事業について私は非常に大きな関心と、またそこからくる危惧というものを持っている一人でございます。郵便の大幅の値上げが実施されますと、果たせるかな郵便物数の減少が起こっております。当初は二〇%、最近では一〇%ぐらいにあるようでございますけれど、五十年の十二月の十一日の委員会で郵務局長の言われた五%程度の落ち込みをはるかに上回っていることは事実でございます。もっとも、この数字は年間を通してということでございますから、こ……

第78回国会 逓信委員会 第6号(1976/10/26、10期、民社党)

○木島則夫君 私は、電電公社と郵政省に対して、これから約三時間質疑を行いたいと思います。  電気通信省から電電に移行して現在の公社に至っているわけでございますけれども、最初にお伺いをしたいことは、公社発足当時の総裁の訓示の要旨がありましたら、簡単で結構ですからお伺いしたいと思います。要旨でございます。
【次の発言】 たしか私も前だれかけ精神で公社を盛り立てていこう、これによって労働条件を当然向上させ得るという意味の御発言があったように伺っております。それは現在も受け継がれているかどうか、その精神は生きているかどうか、確認の意味で、これは総裁から伺いたい。

第78回国会 逓信委員会 第8号(1976/11/02、10期、民社党)

○木島則夫君 私は、限られた時間の中で質問をいたしますので、ひとつ簡潔に具体的にお示しをいただきたいと思います。細かい具体的な問題については、すでに過日の委員会で電電あるいは郵政当局からお答えをちょうだいをしておりますので、総理には大局的な問題、ことに情報化時代における対処の仕方について的をしぼりまして私は御質問を申し上げたいと思います。  情報化時代の進展は目をみはるものがございます。電話通話一つをとりましても一対一の音声のみの通話から、さらに総理もきっとお使いになっていらっしゃると思います、電話機自体の多目的な利用が行われております。電話機自体の多目的利用は、たとえばこれにファクシミリをつ……

第80回国会 逓信委員会 第5号(1977/03/29、10期、民社党)

○木島則夫君 最初に、オリンピック放送権問題について伺います。  いままで私が伺っておりますNHKのオリンピック放送権問題についての姿勢と態度は、次のように承知をしております。もし間違っておりましたら後ほど御指摘をいただきたいと思います。  坂本会長ら協会首脳は、いままでの放送権交渉に当たっては、まずソビエト側が放送にスポンサーをつける場合は事前にモスクワオリンピック組織委員会の了解を取りつけるよう求めた、オリンピック大会が実行できなかった場合や大会の規模が縮小された場合に放送権料の一部返済を求めるいわば救済措置が明らかにされなかったことなど、いままでのオリンピック放送権交渉と違う点が多かった……

第80回国会 逓信委員会 第8号(1977/04/19、10期、民社党)

○木島則夫君 きょうは、四十八年度のNHK決算の論議でございます。私は、決算の場というものは、一つの締めくくりをすると同時に、将来への展望、飛躍をとらえる場所としたいという、そういう意味から簡潔にこれから御質問を申し上げます。大臣も衆議院本会議がおありだそうでございますから、私は簡潔に御質問を申し上げます。  財政基盤をどうするかという問題を初め、NHKを取り巻く環境が厳しいということは再々ここで言われ論じられてきているところです。で難視聴解消など技術的な問題は別といたしまして、私は、せんじ詰めていきますと、NHKがいかに現在の多様化した世の中に対応した、そして将来展望を持った生き生きとした番……

第80回国会 逓信委員会 第9号(1977/04/26、10期、民社党)

○木島則夫君 私は、KDDの人事の問題について、非常に基本的なことをお尋ねをいたします。時間の制約がございますから簡潔にお答えをいただきたいと思います。  KDDが情報化社会の中に存在をする意義、また、その役割りについては、民間会社の形はとっておりますけれど、その特殊性にかんがみ、ただ単に利益が上がって経営が安定をすればいいというんじゃなくって、国家的な要請という問題とも不可分でございます。したがって五十二年度の事業策定計画についての論議も、揺れ動く国際情勢の中でいかにしてその方向性を見定めて、経営の安定化を図るかという点に結びついていかなければならないと思うわけでございます。そして、その中身……


11期(1977/07/10〜)

第82回国会 逓信委員会 第3号(1977/10/27、11期、民社党)

○木島則夫君 私は七十八臨時国会の本会議、本委員会におきまして、電信電話事業の今後の問題点を御指摘を申し上げ、その中で改善方を要望をいたしてまいりました。きょうはその点についての後追いというかフォローをさせていただきたいと思います。  第一点は、地域集団電話の一般加入電話化についてです。昨年の十月二十六日の本委員会におきまして、地域集団電話の解消方について質問をいたしましたが、そのときに電電公社の計画局長は、個人的な見解としながらも、第六次の五カ年計画で消化をしたいと考えている、こういうふうにお答えになったわけでありますけれど、第六次の中でどういうふうに扱われることになったか御説明をいただきた……

第82回国会 逓信委員会 第4号(1977/11/01、11期、民社党)

○木島則夫君 オリンピック問題で一つだけ大臣とNHKに要望をしておきます。  これはあくまで放送局同士の自主的な紳士的な話し合いにゆだねることでございまして、私は安易に郵政大臣がタッチをなさっていただきたくない。そのことは番組編成にもつながる問題でございますので、確認の意味で伺っておきたいと思います。
【次の発言】 オリンピックのことを心配するのはわかるんですけれど、余り周りの声に動揺したり何かをして、頼まれもしないのに大臣がお出になるということは、これは一切ないと思います。それは番組編成にタッチをするということにつながりますから、私はやっぱり厳に慎んでいただきたいと思います。  NHKにしま……

第82回国会 物価等対策特別委員会 第2号(1977/10/26、11期、民社党)

○木島則夫君 黒字減らし対策につきまして、夕べ、大蔵、通産、農林、外務、経企の局長レベルでの会議が開かれて、黒字減らし対策が講ぜられたそうでありますけれど、その中で、黒字減らしの額については年度内に最低二十億ドルを目標とする、特定品目についてはオレンジや牛肉の輸入枠の拡大が論議をされたそうであります。  長官、一言で結構です。このくらいの目標はね、単なる議論ではなくて、私は実現をしていただきたいと思います。最低二十億ドル、牛肉の輸入の枠の拡大、見通しいかがですか。
【次の発言】 十月の十四日に物価対策六項目をお決めになっておりますけれど、この中で牛肉の価格対策にも触れております。とにかく日本の……

第84回国会 決算委員会 第3号(1978/02/10、11期、民社党)

○木島則夫君 質問の時間が大変制約をされておりますので、ひとつ具体的で簡潔な御答弁をあらかじめお願いをしておきます。  まず、テレビのU移行撤回問題についてお伺いをしたい。十年前に小林郵政大臣が、今後十年をめどにテレビ局の周波数はすべてVからUに移すと、こう決定をされましたけれど、今回U行は撤回をされたわけであります。主な理由といたしましては、周波数の割り当て間隔を狭めてチャンネルを多くすることが可能となったこと、従来VHF帯でないとできないと言われてきた移動無線通信がUHF帯でも可能になったなど、電気通信技術の格段の進歩をお挙げになっております。このVからUへの転換問題については、郵政省の重……

第84回国会 逓信委員会 第4号(1978/03/28、11期、民社党)

○木島則夫君 まず、FMと多重放送の開放についてお伺いをいたします。当委員会における服部郵政大臣の発言を伺っておりますと、FM放送とか多重放送の早期免許に踏み切るという大変積極的な姿勢をお示しのようでございます。そこで、まずFM放送の前提となります国際的な中波ラジオの周波数再編成というものが本年の十一月の二十三日、国際標準時午前零時、日本時間ですと午前九時に当たります。ひとつ、こういう切りかえのときに、具体的にどうやって日本がこの方策を進めていくのか、この辺から伺いたいと思います。
【次の発言】 十分にこれ慎重に検討していただきたいと思います。  FM放送の開放に当たりましては、中波ラジオとの……

第84回国会 逓信委員会 第7号(1978/04/11、11期、民社党)

○木島則夫君 まず、成田問題に関連をしてお伺いをいたします。  三月二十六日の成田新東京国際空港における過激派集団の空港諸設備に対する破壊活動というものは、これはもう法治国家への明らかな挑戦であります。このため、空港の開港は五月の下旬に延ばされまして、内外ともにこの政治に対する信用を問いかけているというのが現状です。さて、この過激派集団の中に、事もあろうに郵政の職場に奉職をする者が存在をしたということは、逓信委員の一人である私も大変驚きでありまして、国民の皆さんも驚きとともに怒りを持って事態を凝視しているというのが偽らざる姿であろうと思います。  そこで、まず警察庁にお伺いをいたしますが、現在……

第84回国会 逓信委員会 第9号(1978/04/18、11期、民社党)

○木島則夫君 まず、わが国の電気通信事業に対する法律などは、有線電気通信法、あるいは公衆電気通信法、電波法、放送法、あるいは有線放送法などがございますが、これは行政所管は国家行政組織法による郵政省設置法に基づくものと理解をしておりますけれど、郵政省、間違いございませんか。
【次の発言】 郵政省設置法によりますと、その目的と任務は、第一章総則第一条「この法律の目的」に、「この法律は、郵政省の所掌事務の範囲及び権限を定めるとともに、第三条に掲げる事業を合理的、能率的に経営し、且つ、その所掌する行政事務を能率的に遂行するに足る組織の基準を定めることを目的とする。」と、こうございます。さらに、同法第三……

第84回国会 逓信委員会 第10号(1978/04/25、11期、民社党)

○木島則夫君 最初に、保険金の最高制限額の引き上げについてお伺いをしたいと思います。  昨年の九月に一千万円に上がったわけでございます。しかし、人間の一人の命を補償する額としては余りにも低過ぎるという声が非常に多いんですね。大蔵省のアンケートなどによりましても、国民の大多数が年収の七・五年から十年分を保険金として求めているという結果が出ているところからもよくこれは裏づけをされると思います。このことから少なくとも二千万円ぐらいは必要じゃないだろうかというふうに言う人が多いんです。五十一年の十一月に郵政省が行いました簡易保険市場調査によりますと、たとえば御主人が亡くなった場合に三千万円は欲しい、そ……

第84回国会 逓信委員会 第14号(1978/06/01、11期、民社党)

○木島則夫君 まず、郵政省にお伺いいたします。  郵便貯金として集められた資金は、これは預金者に直接還元されることが当然だと考えている国民は非常に多いし、また独立採算制のもとで懸命な努力をしている郵便局に働く労働者の立場から考えた場合、みずからの手によってその資金運用を図りたいと願うのは当然であると考えますけれど、いかがでございましょうか。
【次の発言】 参考までにお聞きをするんですけれど、日本国有鉄道に対するこれまでの融資の累計額及び五十三年度の計画額はどのくらいかということですね。構成比もわかったら聞かしていただきたい。
【次の発言】 こういうことを言うと大変素人的な発想で、法律はそうなっ……

第84回国会 逓信委員会 第15号(1978/06/06、11期、民社党)

○木島則夫君 限られた時間でございますので、ひとつ簡潔にお答えをいただきたいと思います。  景気対策上、金利の引き下げはやむを得ない措置であったとは言いながらも、この一年間に三回も公定歩合の引き下げが行われる、預貯金がこれに連動をして引き下げられるということになりますと、本当に少ない収入の中から、将来の老後に備え、あるいは不時の病に備え、教育上必要があるからといって蓄えた、そういう人たちに、少なからず大きな不安を与えるわけでございます。これはもう絶対に否定できない。  私は、金融政策上金利の変動はやむを得ないということは認めるにいたしましても、大蔵大臣、ある一定限までの零細貯蓄に対する保護政策……

第84回国会 内閣委員会 閉会後第2号(1978/08/17、11期、民社党)

○木島則夫君 私は、ごく簡潔に一、二点の問題について確認と御質問を申し上げたいと思います。  質問に入ります前に、私どもの今回人事院がされた勧告についての立場というか、態度を申し上げておきたいと思います。  内容には、もちろんいまここで論議をされてきたように多くの問題もありますし、また検討を要することが多々あろうかと思うけれど、今回厳しい経済環境の中にありまして、今回の勧告を出された人事院の勇断に対して私どもは評価を申し上げたい。前段でこのことを申し上げておきたいと思います。  公務員労働者にはスト権もありませんし団交権も非常に不備でございます。そういう中にありまして第三者的権能を持つ人事院の……

第84回国会 物価等対策特別委員会 閉会後第1号(1978/08/30、11期、民社党)

○木島則夫君 大変長官の制約されたお時間も限られているようでございますから、簡潔にひとつお答えをいただきたいと思います。  差益の還元についての議論は、電力、ガス料金だけではなくてやはり農産物とか畜産物にも展開をされなければならないと思います。小麦しかり、牛肉しかりでございます。しかし、その一つ一つについてここで議論を展開する時間がございませんので、私はしつつこくももう一度牛肉についてお尋ねをいたしたいと思います。  牛肉については、円高差益のメリットだけを取り上げてみますと、なるほど海外の牛肉市況の値上がりで、大した額ではございませんが、国内価格と国際価格との差というものは依然として大きく開……

第84回国会 物価等対策特別委員会 第3号(1978/04/12、11期、民社党)

○木島則夫君 時間に制約がございますので、ひとつ簡潔にお答えをお願いを申し上げたいと思います。  いま政府は、余剰米の処理に関連をして、粉食を政策的に抑制しようとして学校給食を米飯に切りかえたり、また玄麦売り渡し量の引き締めであるとか、小麦粉への米粉混入など一連の政策を強化しようとしておりますけれど、こういったことは国民的合意によって行われているとは思えません。国民は、幸福追求の権利を持ち出すまでもなく、食べ物については自由にこれを選択したいでしょう、こう思っておりますし、また、小麦粉に米粉をまぜることが健康で文化的な生活であるとも考えていないはずでございます。  ところで、各国の一人一日当た……

第84回国会 物価等対策特別委員会 第4号(1978/04/26、11期、民社党)

○木島則夫君 アメリカやオーストラリアなど海外諸国はもちろんでありますけれども、国内の消費者からも批判の高い牛肉政策につきましては、民間の研究グループである「政策構想フォーラム」が過日提言をいたしております。その骨子は、牛肉の輸入を自由化する。そのかわり関税や課徴金を弾力的に操作をして国内の生産者の保護をするとともに、数年後には牛肉の値段を豚肉の水準まで引き下げると。なかなか大胆な提言でございます。もちろん問題がないわけではありませんで、農林省も新聞紙上などで反論を行っていることは事実でございます。ここでは、フォーラムの提言について逐条的に審議をしようとは思っておりません。大事なことは、フォー……

第85回国会 逓信委員会 閉会後第1号(1978/11/17、11期、民社党)

○木島則夫君 先ほどからの委員会の大臣の御発言を伺っておりますと、ひょっとするときょうの委員会があるいは大臣としての最後の場になるかもしれないというような御発言がございました。そういうことから考えますと、きょうの御発言はなかなか積極的で私も頼もしく思う一人でございまして、これからいたします私の質問に対しましても、ひとつ積極的に大臣の胸のうちを明かしていただきたいと、こういうふうに思うわけでございます。  早速です。郵政省は民放FM局の免許問題について与党との調整を終えられて近々開かれる――本当はきょうであったはずでございますけれど、開かれる電波監理審議会にそのチャンネルプランを諮問して、早けれ……

第85回国会 逓信委員会 第2号(1978/10/17、11期、民社党)

○木島則夫君 時間が制約されておりますので、ひとつ簡潔に、本音でお答えをいただきたいと思います。  現代は、地殻変動を伴った変化の時代ということでございまして、しかもこの変化の中には、価値の多様化を包蔵をした大変な時代であることは自他ともに認めております。これは個人だけでなく、国家や企業、いろんな機関もいやおうなく対応を迫まられているわけでございます。こうした中で、放送文化の担い手であり、先駆的な役割りを果たすべきNHKも、このようなうねりの時代の枠の外にいることは許されないわけです。むしろこういった変化を直視して、その本質は何であるかをとらえて時代の先取りをしていかなければならない立場にある……

第85回国会 逓信委員会 第3号(1978/10/19、11期、民社党)

○木島則夫君 きょうは日本民間放送連盟から杉山専務理事の御出席をいただきまして、お忙しいところ本当に御苦労さまでございます。私は、CMを中心にしまして問題点を数点挙げて、これについてお答えをいただきながら、放送文化の向上に資したい、こういうふうに考えております。  そこで、まず郵政大臣にお伺いをいたしますが、放送は新聞とともに現代社会における最も有力なマスメディアでございます。しかし、新聞、雑誌などの活字メディアというものは制度上完全な自由を有しているのに対して、電波媒体である放送については一定の法的な規制のもとに置かれている。もちろん、大前提としては憲法が表現の自由、言論の自由というものをき……

第87回国会 逓信委員会 第3号(1979/03/01、11期、民社党)

○木島則夫君 年末年始の業務繁忙時期に行われましたマル生反対闘争のために、国民の郵便のおくれはもちろんでありますけれど、年賀状の大幅なおくれなど国民生活に多大な迷惑を与え、その後遺症はいまだに続いております。その損失の一つ一つをここで挙げたら枚挙にいとまがございません。生命、財産を含めた国民の権利が、この闘争によって大きく侵害をされた、まことに遺憾なことでございます。この問題を取り上げるに際しまして、私どもがマル生反対闘争をどういうふうにとらえているか、簡単な立場を申し上げながら御質疑をした方がよろしかろうという意味で、私は立場をまず申し上げておきたいと思います。  全逓が進めてまいりましたマ……

第87回国会 逓信委員会 第5号(1979/03/29、11期、民社党)

○木島則夫君 NHKを取り巻く情勢は依然として厳しい。ことに協会の財政基盤の確立をどうするかというこの問題は、NHK予算審議のたびごとに最重要テーマとして登場をしてきたわけでございます。現在言えることは、受信料制度というものを堅持しながら極力経営の刷新、効率化を目指す。そして、NHKに許される可能な限りの多角的方策を考えていかなければならない、こういうことのようであります。  それじゃ、今日ただいまNHKは何をなすべきか。もちろん難視の解消、受信料収納についての国民への理解とこの収納努力、これはもちろんでございますけれど、やはり放送事業者、放送事業体であるからには、番組の充実、向上を通して国民……

第87回国会 逓信委員会 第6号(1979/04/26、11期、民社党)

○木島則夫君 時間に大変制約がございますので、ひとつ端的にお答えをいただきたいと思います。  まず確認をさしていただきたい。官房長官、これ以上の譲歩はできないというその枠、額、内容、これ簡潔におっしゃっていただきたいと思います。
【次の発言】 しかし、アメリカ側が受けつけないというか、拒否をした。しかし、政府は先ほどのお答えで、これで終わったのではなく、継続審議のようなものであると、こうおっしゃっております。そうしますと、継続審議をする条件というものは、これ以上譲歩はできないというぎりぎりの線を持って当たるのか、あるいはこれからの継続審議の中で事態が明るく展開をしていくのか、平行線をたどったま……

第87回国会 逓信委員会 第7号(1979/05/24、11期、民社党)

○木島則夫君 何分時間が制約されておりますので、ひとつ簡潔に要点のみを御返事をいただきたいと思います。  最近、電気通信ユーザー協議会というところからユーザー白書が送られてまいりました。この中には多くの問題が提起をされている。よくわからない点も実はあるわけでございます。この中には郵政省が関係をするもの、また日本電信電話公社が関係するもの、あるいはKDD、国際電信電話株式会社が関係するものもあるようでございます。私はこの種の問題について専門外でございますので、ひとつこのユーザー白書で取り上げられた問題に対して一体郵政省がどう考え、KDDがどう考えているかということをはっきりおっしゃっていただくこ……

第87回国会 逓信委員会 第8号(1979/05/29、11期、民社党)

○木島則夫君 衆議院段階で審議をされております放送大学学園法案について基本的な郵政省の考えを伺って、また私見を交えながら、これだけは絶対に譲っていただきたくないという私どもの立場を明確にさしていただきたいと思うわけでございます。  衆議院段階での審議が進むにつれましていろんな問題点が出てまいりました。ことに放送サイドに立った問題点、それから派生をする、それに関連する危惧というようなものが出てまいりました。これは文教委員会、あるいは逓信委員会の連合審査でもつまびらかにされたところでございます。  最初に、私は基本的な考え方をまず申し上げておきたいと思うことは、わが国の学校教育、社会教育の充実に資……

第87回国会 逓信委員会 第9号(1979/06/05、11期、民社党)

○木島則夫君 通信・放送衛星機構の創設というものは、宇宙開発の成果を早期に国民に還元するためにも、また衛星軌道、周波数の効率的な活用という観点からも、これは非常に大切なものでございます。しかし、そのシステムというものは、衛星の直接利用機関ではない第三者機関によって管理、運営をされるものであることから、機構の業務運営が公正であって、しかも効率的に行われなければなりませんし、また衛星の本格的な実用化時代を迎えた今日、その活用方策の確立ということが大変大事な課題でございます。それはこの委員会でもしばしば指摘をされているところでございます。こういった基本理念に立ちまして、私は基本問題と具体的な問題につ……

第87回国会 物価等対策特別委員会 第3号(1979/04/25、11期、民社党)

○木島則夫君 公定歩合の引き上げに伴ういろいろの問題につきましては、もうすでに同僚委員からも質疑が交わされております。しかし、これは経済の非常に基本にかかわる問題でございますので、あえて重複をさせていただきたいと思います。  十七日から公定歩合が〇・七五%引き上げられたわけでございますが、同時に預貯金金利とか長期の金利も全面的に引き上げられるわけでございます。これは石油ショック後の不況から脱出するために、四年にわたって緩和型を続けてきたわが国の金融政策というものが、緩やかな引き締め型に切りかわることを意味するわけで、わが国経済はいまや一つの転換点にさしかかったと、こういう認識を持ってもいいと思……

第87回国会 物価等対策特別委員会 第4号(1979/05/30、11期、民社党)

○木島則夫君 消費者基本法が制定をされたその施行の日を記念して「消費者の日」というものが設定をされているわけですけれど、ちょうど物特委員会の開会のきょうがその「消費者の日」でございまして、したがって、ひとつ都市出身の長官といたしましては、消費者のお立場に立って率直な大胆なお答えをちょうだいをしたいと思います。  依然として私は、牛肉の高値の問題についての御提言を申し上げたい。  実は前回のこの委員会でも、牛肉が大変高いということについては長官も御同意をお持ちでございます。価格が高い原因については、これはもう生産の零細性、あるいは需給の逼迫等の幾つかの要因が挙げられておりますけれど、特に問題なの……

第88回国会 逓信委員会 閉会後第1号(1979/10/29、11期、民社党)

○木島則夫君 今朝来の審議を重ねれば重ねるほど何かわからないことがやたらに出てまいります。またまた疑惑が疑惑を呼ぶということで、当委員会というのは、当然のことではございますけれど、これからも随時開いてこの問題の解明に当たらなければならない、こういう実感を深めているところであります。これは郵政省のお答えは要りませんけれど、私も同僚議員が指摘をした点について、お話に入る前にひとつ前提を置きたいと思います。  それは、郵政省がこの審議の冒頭に報告をされた報告書の中で、KDDから受けている報告はあくまで中間的なものである、その全容というものがまだわかっていないということをはっきりと言いながら、その後で……

第89回国会 物価等対策特別委員会 第2号(1979/11/16、11期、民社党)

○木島則夫君 第二班の御報告を申し上げます。  第二班は、鈴木前理事、真鍋委員、下田委員と私の四名で、十月十六日から十八日までの三日間、愛媛県、香川県下における物価、消費者行政の実情等について調査してまいりました。  調査内容の概要につきましては、会議録掲載に譲りますが、第二班の報告を要約しますと、まず、両県経済は、石油危機後の長期不況から着実な回復過程にありますが、石油価格の高騰、原材料価格の上昇によって、先行きの収益低下が懸念される状況です。  次に物価動向でありますが、両県とも消費者物価は全国指数を下回っております。しかし、原油値上げや引き続く卸売物価の高騰が消費者物価に波及することは必……

第90回国会 外務委員会 閉会後第1号(1979/12/18、11期、民社党)

○木島則夫君 私も時間が非常に制約をされております関係で、ひとつ簡潔にお答えをいただきたいと思います。  中近東の大使会議が十一日から十三日まで開かれております。で、十五日には国際司法裁から人質の即時解放を求める裁定が下っている。同じ日にパーレビ元国王がアメリカを出てパナマ入りをしています。外務省としましては、パーレビ元国王のパナマ入りというものが事態を解決の方向に導く上で大きな要因と見ているのかどうか、中近東の大使会議の結論ともあわせてどう事態をとらえ、またどう推測をされているか、簡潔にお答えをいただきたい。
【次の発言】 先般行われました大使会議で和田大使、これは新聞社等のインタビューなど……

第90回国会 逓信委員会 第1号(1979/12/06、11期、民社党)

○木島則夫君 今回の電波法改正案は、一九七四年の海上人命安全条約の発効に備えての国内体制を整備することと、また、宇宙開発の進展に対処をして人工衛星局に関する規定の整備を図るものである。いずれもこれは緊急性を要するものであることを私どもは認識をいたしております。しかし、次の通常国会にも型式検定制度の改善を中心とした電波法の改正法案、あるいは放送大学学園法案の附則による放送法の改正が予定されているようでございまして、電波、放送両法の抜本改正を放置したままで何か次々と対症療法的に部分改革、部分改正が行われていくことに私はやはり大きな問題点を見出すわけでございます。  これをいまここで議論をしておりま……

第90回国会 物価等対策特別委員会 第2号(1979/12/07、11期、民社党)

○木島則夫君 長官、私どもの党では、やはり生活実態というものを正確に把握をするために主婦の方々にモニターをお願いをいたしまして、その都度、必要なる事項につきましていろいろアンケートをちょうだいしている制度をつくっているわけであります。やはり、生活安定のために何が一番必要かという項目については、物価安定というのが圧倒的に多いんですね。物価安定であります。これは長官もよくよく御承知のはずであります。そして、近ごろの物価高の中で政府に期待はしながらも――期待はしながらも、期待をしてもなかなか実現できないんではないだろうかという気持ちから、さらに何というか、あきらめと申しますか、そういう気持ちに変わり……

第91回国会 逓信委員会 第2号(1980/03/06、11期、民社党)

○木島則夫君 KDD問題に入ります前に、郵便料金に絡んで一点だけお尋ねをしておきたいと思うんです。  郵便財政の立て直しのための郵便料金の値上げの問題が非常に大きくクローズアップされています。私どもはぜひ現料金で据え置いてもらいたいという希望は強いわけでございます。原価主義に徹するとしましても、これは大衆に非常に大きな負担を与えるものでありますから、当然政治的な配慮が必要だと思います。これは電気・ガス料金などと一緒だろうと私は思う。  で、この際大西郵政大臣に一言伺っておきたいことは、どうでしょうか、葉書や封書の法律事項の審議の前に伺うのはどうかと思いますけれども、法律事項でない第三種、三十五……

第91回国会 逓信委員会 第4号(1980/04/22、11期、民社党)

○木島則夫君 宇宙開発問題についてお伺いをしたいと思います。  「あやめ2号」の失敗は、世界に先駆けて衛星によりミリ波の通信実験や電波伝搬実験を実施をするという試みが不可能になってしまったわけでありまして、こういう事態を迎えて郵政省ではどのような対応を考えているのか。宇宙開発委員会に対しまして、「あやめ2号」にかわるECS―cの打ち上げを要請していると聞きまずけれど、これはどうでしょうか。
【次の発言】 いま申し上げた「あやめ2号」にかわる、たとえばECS―cの打ち上げを要請をしていると、こういうことでございますが、これもいま検討中ということですね。こういうものによってミリ波の通信実験であると……

第91回国会 逓信委員会 第5号(1980/04/24、11期、民社党)

○木島則夫君 具体的な質問に入ります前に、私の基本的な立場を申し上げておきたいと思います。  私は、NHKが日本の放送文化を支え、発展をさせてきたその努力というものを高く御評価を申し上げているものであります。それだけに、NHKの現状や将来展望を直観をいたしますと、気がかりな問題がたくさんございまして、勢いこれが深刻な不安につながっていきかねない、こういう実感でございます。不安の中心は、何と申しましても、NHKの収支のバランスが崩れてからもう数年、相当の年月がたっているのに、いまだに単純に赤字と値上げを繰り返すパターンから抜け切っていないということです。つまり、財政安定の将来展望を示していないと……

第91回国会 逓信委員会 第6号(1980/05/13、11期、民社党)

○木島則夫君 私は、さきのNHK予算の審議、質疑の中でNHK財政の改善策を取り上げて、この関連事項で放送法の抜本改正を提起をいたしました。これに対して大西郵政大臣から、放送法の全面改正は情勢が成熟をしていないという御答弁をちょうだいをいたしましたが、せっかくの御答弁ではありますけれど、私はこれに承服をすることはできません。  で、きょうは限られた時間でございますが、私は放送政策を根本的に洗い直して、その成果を踏まえた放送法、電波法の抜本改正が必要であるという立場から若干の質問をいたしたいと思います。  まず、私の考え方を申し上げます。なぜ放送政策の見直しが必要であるかという点でございます。  ……

第91回国会 物価等対策特別委員会 第3号(1980/02/20、11期、民社党)

○木島則夫君 私も限られた時間でございますので、ひとつ具体的に簡潔にお答えをいただきたいと思います。  公共料金、とりわけ電力、ガス料金につきましては、事業者の申請に基づいて、その申請内容の適否について厳正公正に査定をすべきものであることは論を待たないわけでございますし、その間に公聴会などを通じて、国民各界各層の意見聴取がなされることになっております。この公聴会などがまだ開かれていない段階にありまして、何か早々と結論めいた、あるいは結論を導かんがためと思われるような数字を伴った発言が政府高官筋から出て、それが新聞に報道をされている。厳正、公正な審査がたてまえであるこの問題に対して、私は非常に、……

第91回国会 物価等対策特別委員会 第5号(1980/04/09、11期、民社党)

○木島則夫君 総理は、しばしば六月を目途に物価を安定すると発言をされておいででございます。で、願望として総理の気持ちはよくわかります。七月が参議院選挙でありますから、こういう御発言もよくわかるわけであります。しかし、世間一般には四月ないし六月、つまり今年度前半くらいが物価情勢としては最も険悪な、最も悪化する時期ではないかというのがごくごく常識的な一般的な見方でございます。つまり、政府と世論との見方の違いの原因は、一体何なんだろうかということです。時間がございませんので、ひとつずばりお答えをいただきたい。
【次の発言】 いえ、物価を安定すると。

第91回国会 予算委員会 第18号(1980/03/28、11期、民社党)

○木島則夫君 昨年の十月の下旬から約一ヵ月間でありますけれど、NHKのテレビで「幸せのとなり」というドラマが放送されて大変反響を呼んだわけであります。ちょうどこの時期は大平さんと福田さんの間の総理の座をめぐる抗争の最中でもあったわけでございます。したがって、お二人の大臣はこのテレビドラマをごらんになっていないと思いますので、簡単に注釈をいたします。  これは橋田寿賀子さんの原作でして、亡夫が残した母名儀の遺産をめぐって、母と三人の子供、その嫁、婿が骨肉の争いをするというストーリーであります。特に印象に残りますのは、争いの中で揺らぐ妻の座であったわけです。私どもは、萩原幽香子参議院議員の時代から……


12期(1980/06/22〜)

第93回国会 外務委員会 第1号(1980/10/16、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 イランで港湾建設に携わっている日本人建設者が出国を希望したのに対してイランが難色を示したことに対して、外務大臣がこれは人道上許しがたいことであるとイラン政府に厳しい姿勢をおとりになったことは、これは私も当然であろうと思います。恐らく、この大臣の御発言は現地で不安を抱いているいわゆる在留日本人に対しても大きな勇気づけを行ったんだろうとこう思うわけでございます。人命第一を尊重すればこれは当然でございます。しかしこれはあくまでうわさでありますけれど、きのうの外務大臣の発言が相当に厳しいものであったということで、イラン側が神経をとがらしているといううわさも耳に入っておりますし、またそれが……

第93回国会 外務委員会 第2号(1980/10/23、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 最初に外務省にお尋ねをいたしますが、いまイランのアメリカ大使館員人質解放をめぐっていろいろ取りざたが行われております。まず伺いたいことは、外務省がどういう感触を得ているかということと、マスコミの報ずるような明るい見通しがもしあるとするならば、それはイラン議会を山として行われるか、ごく近い将来そのことが実現をされるというような見通しをお立てになっているか。まあいろいろつかんでいらっしゃると思うんですけれど、まずこの辺から伺っておきたいと思います。
【次の発言】 この人質事件をめぐりまして、わが国のイランに対する制裁措置というものは、わが国の自主的な判断よりも終始対米協調路線が優先を……

第93回国会 外務委員会 第3号(1980/11/06、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 時間の制約がございますので、ひとつ簡潔にお答えいただきたいと思います。  この食糧援助規約によりまして、開発途上国に毎年一千万トン以上の食糧が援助をできる、こういう目標が掲げられて、各国がその確保を約束し合ったことは評価をし得ることである、こういうふうに思っております。しかし各加盟国が援助義務を負うことになる年間最小拠出量の合計が七百五十九万二千トン、はるかに目標値には及んでいないということですね。したがって、今後この目標値はどのような方法によって達成をされるのか、その実現の見通しについてまず伺いたい。
【次の発言】 わが国の開発途上国に対する援助は、従来いろんなやっぱり問題があ……

第93回国会 外務委員会 第4号(1980/11/13、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 レーガン政権の誕生を来年に控えまして、これからの日米の問題がどう展開をされていくか、あるいは対ソの修復外交をどう展開をしていくかなど、国際問題というのはまことに複雑にしてむずかしい問題が多々ございます。きょうはこういった問題に触れる時間がございませんので、人道問題にしぼりまして、朝鮮民主主義人民共和国で望郷の念に駆られている日本人妻の里帰りと、家族の訪朝について、しぼって大臣に質問をしたい。まあ質問をしたいという言い方よりも、ここでしばらくお話をさしていただきたいと申し上げた方がよろしかろうと思います。お断りをしておきますけれど、この問題はあくまでも人道上の問題であって、こういっ……

第93回国会 内閣委員会 第10号(1980/11/25、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 最初に、せんだって来検討されてまいりました短SAMのことについて一、二御質問を申し上げたいと思います。  これまでに六人の検討会で二回ほど検討をされたということでありますけれど、なかなか活発な論議が出た、非公式には私どもこういうふうに聞いています。よければ、どういう雰囲気でその検討会が行われたか、その辺ひとつ触れていただきたいと思います。
【次の発言】 当委員会でも、秘密にわたる資料を出さないで果たして十分なる検討ができるであろうかということが問題として指摘をされております。そういった障害はなかったのかどうかということも含めて、検討会いつまでに結論を出すんですか。

第93回国会 内閣委員会 第11号(1980/11/27、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 委員長の指名でございますから、私は質問いたします。  よろしゅうございましょうか。――総理と韓国崔大使との会談の中での総理の発言が韓国のマスコミ等で取り上げられまして、内政干渉であるという論調が起こっております。金大中氏の裁判につきましては、私どもはその行方を人権上の大事な問題として、また日韓友好の立場から内政干渉にわたらないように重大な関心を払って私どもも対処をしてまいりました。このたびの総理と崔大使との会談内容が内政干渉であったと受けとめられたことについて、総理の真意はどういうものであったか、簡潔にお答えをいただきたいと思います。つまり真意であります。

第93回国会 物価等対策特別委員会 第3号(1980/10/22、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 物価の先行きに私も大きな危惧を持つ一人でございます。したがって、長官が確約をされました六・四%の物価抑制というものはこれはもうぜひなし遂げていただきたいと強く要望を私も表明いたします。  さて、消費のかげりが心配でございます。確かにことしの冷夏が消費を停滞さしていることはわかるんですけれど、だからといって冷たい夏だから住宅を建てるのを見合わせておこうとか、車を買うのをやめておこうということには直接つながってまいりません。何といっても賃金生活者の実質賃金というものが減っている、目減りをしている。そこに大きな原因があるわけでございますから、公定歩合の引き下げも大いに結構でありますけれ……

第94回国会 外務委員会 第2号(1981/03/31、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 伊東外務大臣の訪米御苦労さまでございました。  まあ向こうの首脳とのお話を終わってお帰りになった時点で、こういったレーガン大統領の狙撃事件が起こったということで大変外務大臣にとってはショックであったと思いますけれど、これからの日米会談そのほかを含めた政治日程上いろんな制約が出てくるであろうということもよくわかるわけでありますけれど、事件発生の直後でありますからそういった点をここではむしろ詰めないで、その後何か新しい情勢が入っているかどうか、まずそのことの御報告を受けたいと思います。
【次の発言】 先週土曜日の参議院予算委員会では、ワインバーガー国防長官との会談で防衛計画の大綱の見……

第94回国会 外務委員会 第3号(1981/04/16、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 まず、万国郵便条約から二、三点伺っていきたいと思うのですけれど、郵便の行かない地域というのはあるのでしょうか。たとえば、国交のない台湾とか朝鮮との郵便関係はどうなっているのか、まず第一点です。
【次の発言】 次に、さきの大会によりまして、南アですね、この国が追放されたと聞いているのですけれど、この経緯はどうであって、郵便の実務上の障害とか影響というものはあるのかないのか、この辺はどうでしょうか。
【次の発言】 万国郵便連合の今日までの歴史とその役割り、実績の中で、スイスの果たした役割りというのは非常に大きかったと思いますが、今度それが制度が変わりまして、後払いが前払いになると、こ……

第94回国会 外務委員会 第5号(1981/04/23、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 きのう党首会談がございました。その折私どもの佐々木委員長から、いろいろの問題点を踏まえまして総理とのお話し合いをしたわけでございます。  特に、外交の面につきましては、世界の緊張激化の中でレーガン新大統領との首脳会談がきわめて重要な意味を持っているので、政府はこの会談を単なるセレモニーとして終わらせることなく、実のあるものにするために、従来のようにただアメリカ側の、要求にこたえるだけではなくって、日本として世界の平和と安定にどのように寄与できるかを含めて、国際社会における日本の自主的なあり方を鮮明にし、同時に日米協力のあり方を明確にすべきであるという基本を踏まえまして、防衛力の整……

第94回国会 外務委員会 第7号(1981/05/12、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 今朝来の外務大臣のお話を伺っておりますと、共同声明で初めて規定をされた「同盟」という解釈について、日本とアメリカとの緊密の関係、しかもより広い範囲での緊密関係を意味し、大平総理大臣も首脳会談ではしばしばこういった言葉を使っていたと、そして日米安保条約もあくまで片務的なものであって、片務的な立場での同盟関係であって、集団自衛権あるいは双務的役割りを持たないという同盟関係で、いままでの日米関係と変わったものではないのだという御趣旨のことをおっしゃっておったわけであります。  そうならば、必ずしも私はここで「同盟」という言葉を規定しなくてもよかったのじゃないだろうか。そこで、まあ原則的……

第94回国会 外務委員会 第8号(1981/05/14、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 「同盟関係」が日本にどのような責任と役割り分担を具体的に行わしめるか、これは今後行われるハワイ会談などを通して具体的に当然出てくるであろうと思います。この「同盟関係」の解釈、内容については、疑義は当然ただしていかなければならないことは事実でありますけれど、大事なことは、これまで積み上げてきた日米関係、またこれからも大事にしていかなければならない日米関係を損なわしめてはいけないということを前提としなければいけない、こういう態度を私どもは率直に申し上げておきたいと思います。  それにしましても、日米首脳会談の結果をまとめた共同声明をめぐって政府内部での受けとめ方の相違がありまして、首……

第94回国会 外務委員会 第9号(1981/05/21、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 外務大臣に対する質問はきょうが初めてでございます。したがって、核の持ち込みについてお聞きをする前に、まず基本的なことについて一、二触れさしていただきたいと思います。  けさの外務大臣の就任初の御抱負についての言葉の中に、日本の役割りの大きいことについて触れられておりまして、政治的な役割りはもちろんであるけれど、経済的な役割りも果たさなければいけない、そうして西側陣営の一員として足並みをそろえていくことは決してソ連をやっつけることではなくて、そのことが抑止力として働いていくのだという、こういうことをお述べになったはずでございます。  私どもも確かに安全保障というものは即そのことがデ……

第94回国会 外務委員会 第12号(1981/06/04、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 私は、せんだっての連合審査を踏まえた上で、私が聞きたかったことが時間の制約上聞けませんでしたので、あえて難民条約の審議に入る前にその問題について聞いておきたいと思います。  核を積載をする核積載艦船のわが国への寄港、通過については、政府は、園田外相、駐日マンスフィールド・アメリカ大使との間で寄港、通過も事前協議の対象にするとの再確認を盾にしまして、アメリカから事前協議の申し入れがなかった以上持ち込みはなかった、今後も日米信頼関係のもとに非核三原則を堅持をするということで議論を押し通されたわけでございます。しかしこの説明は、有事即応体制にある第七艦隊が寄港、通過に先立って海外の基地……

第94回国会 物価等対策特別委員会 第3号(1981/03/02、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 わが国経済は五十五年の春までは安定的拡大基調をたどってきましたけれど、その後は一転して経済活動が停滞をしたわけです。これは相次ぐ石油価格の大幅値上がりに伴うデフレ効果が響いたことと物価の騰勢によるものであったと判断をいたします。他方、先進諸国に比べて第二次石油ショックの影響を軽微なものにとどめ得たのは、一つには、民間を中心とした労働組合が経済の安定化を一層確実なものにすることを深く考慮して行動し、生産性の向上に努力した点で、これは大きく評価されるべきである、こういうふうに考えます。  こうした社会的整合性のある行動をしてきた人たちにとりまして、消費者物価の高騰、しかも政府の失策に……

第94回国会 物価等対策特別委員会 第4号(1981/05/06、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 最初に経済対策七項目とその効果について伺いたいと思います。  第二次石油危機の影響についてインフレ効果とデフレ効果が問題になってまいりましたが、インフレ効果についてはほぼ終了したと見ていいと思います。デフレ効果については、在庫調整が見通しよりもおくれるなどその影響が長引いていたわけですが、こういったもたついた景気に対して活を入れるという意味で政府が七項目の対策を決定された。これは私はそれなりによかったと思います。  そこで、この経済対策七項目について、経済企画庁は現在までのところその効果をどのように判断をされているか、まず長官の御見解を伺いたいと思います。

第95回国会 外務委員会 第3号(1981/11/12、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 ヘルムズ提案からザブロツキ提案に至るアメリカ議員たちの要求は内容におのおのニュアンスの違い、表現の違いはあるとしましても、異口同音にもうこれ以上安保ただ乗りは許せないんだと、見逃すことはできないんだという点で一致をしていると思います。特にザブロツキ委員長は、日本政府が防衛支出を少なくともGNPの一%の水準にまで高めるべきであると言って、その提案の理由の中で、日米共同声明で日本が防衛力増強を約束していながら、その後も強大な経済力に見合う防衛負担をしようとしていない、この点を不満としているわけでございます。日米貿易の赤字が百五十億ドルに達しようとしているのに来年度の防衛支出がGNP比……

第96回国会 外務委員会 第1号(1981/12/22、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 内閣改造でどなたが外相につかれるか世界が注目をしていたところでございますが、櫻内外相がお決まりになったわけでございます。ひとつよろしくお願いをしたいと思います。  外相就任早々、駐日韓国崔大使との会談を行っておられます。話し合い解決の糸口がほの見えたかの感じを私抱きました。それから日ソ事務レベル協議も一月に再開されることになっております。これからを大いに期待を申し上げたいわけでありますが、まず問題のポーランドでございます。同僚議員もいろんな角度から質問をされておりますので、私も要点だけ一、二申し上げたい。  武力によって民主化運動の抑圧に乗り出したポーランドの軍事政権は、世界に大……

第96回国会 外務委員会 第2号(1982/03/30、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 世界百六十数カ国を相手として外交を展開し、日本が平和に生きる道を日夜求め続けている中で、在外公館で勤務をして努力をされている方々のお骨折りはまことに大変なものがございます。在外公館の勤務といっても生活環境に問題のあるところ、また経済的に生活しにくい国、あるいは政情不安などのために身の危険すら存在をするといったぐあいで、なかなかに複雑多岐であります。こういった中にありましても、いずれにしても日本外交を誤りのないよう展開をしてもらいたいということを冒頭お願いをして、実際的な具体的なお尋ねをしてまいりたいと思います。  外交官の給与の種類は、国内で支給される公務員としての給与のほか海外……

第96回国会 外務委員会 第3号(1982/04/01、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 初めに、日中事務レベル協議が三十一日に終わりました。当面の焦点であるアメリカの台湾に対する武器供与の問題で相当突っ込んだ話し合いが行われたそうでございます。協議の場で中国側が、アメリカの台湾への武器供与は内政干渉だとして、このことで米中関係が後退することもあり得るという、こういった可能性にも言及し、また一方で、このことのために中国の基本姿勢が変わることはあるまいということにも言及をしたそうでございます。  外務省に伺いますけれど、感触と内容はどうだったのですか、簡潔で結構です。
【次の発言】 その一方で、だからといってこのことのために、中国の基本姿勢を変えることにもなるまいという……

第96回国会 外務委員会 第4号(1982/04/08、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 最初に協定、それから条約関係の質疑をいたしまして、その後、当面する日韓経済協力問題、時間がありますれば日本とASEANとの関係について言及をしたいと思います。  まずココア協定からお尋ねをいたします。  最大の輸出国である象牙海岸と最大の輸入国であるアメリカとが不参加のために、昨年の八月一月から暫定的に協定を発効させたということでございます。最大の輸出国と最大の輸入国がともにらち外者というかアウトサイダーになることによって、協定が十分に機能せず、価格の安定という本来の目的を達することができなくなるというおそれはないのかどうか、これが第一点。したがって、協定を実効あるものにするため……

第96回国会 外務委員会 第5号(1982/04/13、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 まず、日韓経済協力問題はいよいよ山場を迎えたと言っていいと思います。きょうの閣議の後、三閣僚が初めて折衝をされたそうでありますけれど、私どもが伝え聞いておるところによりますと、外務省と大蔵省との見解が対立をして進展がなかった、こういうことでありますけれど、まずその辺の確認をさしていただきたいと思います。どんなものでございましたか。
【次の発言】 いわゆる問題は円借款だろうというふうに私思うんでありますけれど、この算定の基本部分で外務、大蔵の考えが対立した、こういうことでございますね。外務省の主張にのっとって算定をすると、問題の円借款はたしか五年総枠で十五億ドルですか、大蔵省案です……

第96回国会 外務委員会 第6号(1982/04/15、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 フォークランド紛争の問題にしましても、これは距離から言えば日本から非常に遠いところの問題でありますけれど、決して遠くない外交の問題。また米中の冷却化の問題も、日本としてこれを座して見過ごすわけにはいかない。次から次へむずかしい問題が続出してくる、こういうときでございます。この一つ一つについてお伺いをする時間的余裕はきょうはございませんので、日本が世界平和に貢献するために、自主的で誤りのない外交を進めていただきたいということを前置きとして申し上げておきたいと思います。  一つ気がかりな日韓経済協力問題でありますけれど、外相の訪韓が五月の連休からずれるのではないかという見方がございま……

第96回国会 外務委員会 第7号(1982/04/20、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 きょうは条約と法案のみについて質問をさしていただきたいと思います。  初めに国際科学技術博覧会についてお尋ねをしたい。科学技術博覧会は技術立国を目指すわが国にとって大変重要な行事でございます。しかし財政的にもまた行政改革を進めている折からも大きな制約があることは高度成長華やかなりしころの催し物とは趣を異にすることは当然であろうと思う。したがって、開催のための諸経費については、関係各省の既定経費の枠内で捻出をするという閣議了解、これは五十四年の十一月の二十七日になされ、その結果、規模が当初の予定の百五十ヘクタールから百ヘクタールに圧縮をされたと、こういう経過をたどっている。規模の点……

第96回国会 外務委員会 第8号(1982/04/22、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 最初に条約関係について若干の質問をして、その後一般国際情勢について伺いたいと思います。  まず外国船、特に便宜置籍船の監督強化について、STCW条約はトリー・キャニオン号の海難に端を発し、船員の資格やあるいは当直体制の向上を図るためにつくられたもので、アーゴ・マーチャント号あるいはアモコ・カジス号など、一連の便宜置籍船の海難により、タンカーには一層厳しい規定が設けられることになった。日本近海でも、一連の便宜置籍船の海難により、タンカーには一層厳しい規定が設けられることになったと。日本近海でも第十雄洋丸など便宜置籍船が絡む海難事故は後を絶たないで、いまも千葉県の外房海岸でアカデミー……

第96回国会 外務委員会 第9号(1982/04/28、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 年々厳しくなる条件の中で日ソ漁業交渉に当たられた関係者の皆さん方の御努力に対しましておねぎらいを申し上げたいと思います。私は直接この問題についてきょうは質問をいたしません。  質問は、福井県越前町のイカ釣り漁船が日ソ親善協会の会員証を船に持ち込んでいるということがわかりました。こういう事実を外務省は認めているのか、またこれをどう思うか、いかがでしょうか。
【次の発言】 昨年羅臼で同じような事実が判明して、これは大きな問題になったのですが、こういった事実はわが国外交にとってきわめて遺憾なことだと考えます。羅臼の会員証の発行が一九八一年三月二十八日、福井の会員証の発行が一九七九年十二……

第96回国会 外務委員会 第10号(1982/05/11、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 条約の細かい内容については午後の審議にゆだねるといたしまして、せっかく宮澤さんおいでになっておりますので、一、二点まず御質問を申し上げたいと考えております。  その第一点は、米ソ戦略兵器の削減交渉に関するアメリカのレーガン大統領の提案について、官房長官としてこれを評価されるという談話を発表をされております。いかなる点を評価をされるのか、その辺をもう一度確認をしたいということで伺いたいんであります。
【次の発言】 戦略兵器削減交渉については、日本人はもちろんあたりまえでありますけれど、世界人類のこれは悲願であろうと思うわけでありますけれど、必ずしもその願いどおりに進んでいないという……

第96回国会 外務委員会 第11号(1982/06/03、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 核軍縮という人類の命題がいろいろな障害に遭って、核廃絶になかなか至らない。こういう時点で、さらに環境改変につながる未来兵器をも規制する条約を含めた三条約の審議をいましているわけでございます。大もとの核軍縮、そういうものがいろんな壁、障害、そういうものでさっき言った人類の理想である核の廃絶に至らない中で、環境改変技術、つまり未来兵器を規制する問題をも含めて、いま三条約の審議をする。何か私はそのもどかしさというと言葉が足りないかもしれないけれど、そういうものを感じているのであります。だからといって、この三条約が決して軽いものであるとは思っておりません。一つ一つ平和の道程を模索をしなが……

第96回国会 外務委員会 第13号(1982/07/06、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 総理が国連軍縮総会で演説をされた訴えは、平和を求める日本の理念を披瀝されたものとして大きな反響を呼んだわけで、評価を申し上げたいと思います。  率直に伺いますが、総理はこの演説の中で国連の平和維持活動を一層強化充実をさせるための積極的な協力を強調されておりましたが、これは国連が強化されなければならないという一般的な願望を意味することなのか、それとも国連の平和維持活動の強化拡充のために、日本も従来と違って新たに何かをやろうとする意味なのか、この辺をひとつはっきりさしていただきたいと思います。
【次の発言】 外務省にお尋ねをいたしますが、国連の平和維持活動とは、外務省が今国会冒頭の二……

第96回国会 外務委員会 第14号(1982/08/19、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 教科書の検定問題が起こってからの外務、文部両省の見解が大分違っているように私ども受けとめているわけです。  そこで確認をしておきたいのでありますけれど、満州事変あるいは日中戦争を含めて昭和二十年までのここ近年の日本の歴史に対する根本的な基本認識というものが、外務省と文部省とで変わっている、違うはずはないというふうに考えているのだけれど、まず文部省に伺いたい。あなた方の基本認識をひとつ聞かしてもらいたいのです。
【次の発言】 外務省に伺うまでもありませんけれども、外務省はどういうふうに基本認識としてお持ちでしょうか。
【次の発言】 きょうは、検定制度のあり方とかその運営、運用、その……

第96回国会 物価等対策特別委員会 第3号(1982/04/21、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 経済政策の基本につきましてはもうすでに同僚議員から、いろいろなあらゆる角度から質問されておりますので重複は避けたいと思いますので、農産物の自由化の問題についてお伺いをしてみたいと思います。  日米経済関係の中で牛肉とオレンジは古くて新しい問題だというふうに思います。これまでも摩擦の張本人として日米間に紛争が起こるたんびにこの問題が前面に出て日米の間で火花が散らされてきた、こういった問題でございます。アメリカ側は絶えず輸入の完全自由化を要求する、これに対して日本側は国内の畜産あるいは柑橘農家の保護を理由に自由化を拒否、輸入枠の若干の拡大で対処をしてきたというのが現在までの経過でござ……

第96回国会 文教委員会 第12号(1982/07/29、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 中国は外交ルートを通じて、また韓国からは日韓議連を通じて教科書検定に絡む問題点の指摘、申し入れがあったわけでありますが、このほかの国からこの種の指摘が一体何国ぐらい、どういう国からなされているかひとつ教えていただきたい。
【次の発言】 もうちょっと大きい声で。
【次の発言】 現在、外交ルートを通じての公式な申し入れをしているのは中国だけでありますけれど、私は問題をこれ以上政治問題に発展をさせない配慮が一番大事だというふうに考えております。で、そのためにも、中国とか韓国などからの指摘が今後友好関係をより多く発展をさすべく、両国から出されていることを重大視をして、これまでの教科書で記……

第96回国会 予算委員会 第15号(1982/03/26、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 櫻内外務大臣の訪米どちょうど時を同じくいたしまして私どもの同僚議員もアメリカに参りまして、一般市民を含めて広い範囲の人たちと意見交換をしてまいりました。それを要約をいたしますと、日本のとった一つ一つの措置についてはわかるけれども、いまや日本は世界に向かってダイナミックに市場開放を宣言すべきである、あたかも想定問答集を渡されたかのような、そういうお答えが声高に返ってきた、こういう印象で帰国をしたわけでございます。先ほど来の外相の御報告を伺っておりますと、表面的な言葉ではさほどきついものはなかったけれども、その内容はなかなかに厳しいものであった、こういうことでございました。お疲れのと……

第98回国会 外務委員会 第4号(1983/03/24、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 きょうは、極東における核のバランスについてお聞きをしたいのですけれど、その前に外務省の予算に関連して一つ二つお尋ねをしておきたいと思います。  予算説明の中で、わが国の地位にふさわしい外交を展開するために外交実施体制を一層整備、強化をする。こういう観点から、五十八年度予算では定員の拡充あるいは情報収集機能の強化、在外職員の勤務条件の改善等に特別の配慮を加えたと、こう説明をされているわけです。  一つ伺いたいのですけれど、人員の拡充については五十八年度七十七名増の三千七百十二名ということですけれど、外務省の計画では六十年に五千名体制に持っていきたいと。現実と目標との間には大きな隔た……

第98回国会 外務委員会 第5号(1983/03/30、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 四月の末から中曽根首相がASEAN諸国を歴訪されることになっております。この歴訪を前にしてASEAN諸国ではわが国への期待と関心が高まっていることは当然でありましょう。その反面わが国が経済的に大きな影響力を持ってきたこと、また防衛力整備の動きに対して一部懸念も存在していることは事実でございます。これに対しては政府は対ASEAN政策の洗い直しをして、首相が歴訪される最終訪問国のマレーシアでクアラルンプール宣言なるものとして、日本が軍事大国にはならない、またASEANの経済発展には積極的に協力をするなど、経済力を通じて東南アジアの平和と安定に寄与する意向を表明して対日信頼の回復を図り……

第98回国会 外務委員会 第6号(1983/04/12、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 最初に、条約とそれから協定について少しお話を聞いて、その後軍縮の問題あるいはサミットなど懸案の外交問題についてお尋ねをしたいと思います。  まず、国際博覧会条約の改正について聞きたいのですが、今回の国際博覧会条約の改正というものは、フランスが革命二百年を記念するパリ万国博覧会を一九八九年に、アメリカとスペインがコロンブス新大陸発見五百年を記念するシカゴ・セビリア万国博覧会を一九九二年に開催をしたいということから規約の改正が行われた、私はこういうふうに、規約の規制を緩和しようというものがそのねらいのように聞いております。  しかしその国際博覧会条約がつくられましたのは、この国際博覧……

第98回国会 外務委員会 第7号(1983/04/19、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 前回の委員会では協定あるいは条約についての質疑の機会がございましたので、きょうは一般国際情勢についてお聞きをしたいと思います。  レフチェンコ問題についてまず聞きたいのです。これが事実であるのかあるいは言われるところのアメリカ側の謀略なのかどうか、この辺に関してはこれからの調査を待ってこういう事実が私はわかってくるのだろうと思います。これがもし事実とするならば日本の国家の存立にかかわる大変大事な問題でございますから、きちっと事実関係だけは明らかにしてもらいたい、こう私は考えております。警察庁の方おいでになっていますね。――この問題に対する警察庁の基本姿勢についてまず聞きたい。

第98回国会 外務委員会 第8号(1983/04/26、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 きょうはこの商船における最低基準に関する条約にしぼってお伺いをしたいと思います。  提案説明がございました。その中で「世界有数の海運国であるわが国がこの条約を締結することは、船舶における最低基準の実現のための国際協力に寄与する観点から有意義であると考えられる」と、こういう提案説明がありましたが、基本的な問題が非常に多いものですから私は具体的にお尋ねをしたい。したがってひとつ具体的にお答えをいただきたい。抽象論でないお答えをまず御要求申し上げたいと思うのです。  この条約はわが国の船舶だけではなくて諸外国の船舶についても入港国の監督を及ぼすことが重要な骨子となっております。したがっ……

第98回国会 外務委員会 第9号(1983/05/12、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 まず、宇宙三条約について基本的なことを教えていただきたいのでありますけれど、人工衛星を自主的で自前で打ち上げている国のうちこれまで宇宙三条約に入っていないのはわが国のほか中国だけでございます。まず、日本がこの条約への加入がおくれた理由は何だったのでしょうか。この辺から説明していただきたい。
【次の発言】 ちょっと時間がかかり過ぎている、その辺は先ほども御指摘があったと思います。  中国は、一九七〇年に第一号の人工衛星を打ち上げて以来、昨年の六月末現在で九個の人工衛星が上がっていると承知をしております。これにもかかわらず、これら宇宙三条約だけではありませんで宇宙活動の基本法でありま……

第98回国会 物価等対策特別委員会 第2号(1983/03/25、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 経企庁長官を中心にお伺いをしたいと思います。  昨今のわが国の経済は、第二次石油ショックが尾を引いておりまして、不況感が一掃されておりません。実質経済成長率も年々低下の一途をたどっている。これは世界不況の余波による側面も確かにあるとは思いますけれども、私は、政府が第二次石油ショックのときに打ち出された五十九年度赤字国債脱却の方針に固執をされて、財政が持っております景気調整機能というものを殺した経済運営を続けてきたところに大きな要因があったというふうに考えております。  つまり、所得減税であるとか、公共投資の拡大といった積極的な景気対策を講じなかっただけじゃなくて、景気の回復に逆行……



各種会議発言一覧(参議院)

9期(1971/06/27〜)

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、逓信委員会、建設委員会連合審査会 第2号(1971/12/25、9期、民社党)

○木島則夫君 私はVOAに関連してお尋ねをしたいのです。  過日、郵政大臣は、十二月十五日の本会議でしたけれど、民社党の柴田議員に対して、VOAというものはアメリカの海外広報の事業の一環として行なっているのだ、なかんずく、その沖繩の場合にはアジアにおけるアメリカの誤解を防ぐために重要な役割りを果たしている、そういう背景のあるVOAというものを返還と同時に突如やめてしまうのはどうかと思うので、五年間の期限を切って暫定的に存続を認めることに妥協せざるを得なかったという趣旨の御答弁をされているわけですね。そうでございますね。誤解を防ぐためにと言われましたけれど、この誤解というのは何でしょうか、まず伺……

第68回国会 予算委員会公聴会 第1号(1972/04/12、9期、民社党)

○木島則夫君 下村先生にお伺いいたします。  先ほど戒能先生は公害問題をこれ以上拡大をさせないためには、経済成長率というものを四%から六%ぐらいにコントロールをする必要があるんだというお話をされました。下村先生にお伺いをしたいことは、経済成長率とこの公害の問題をどういうふうに把握していらっしゃるか。この辺をちょっとお聞かせいただきたいと思います。

第68回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1972/04/25、9期、民社党)【議会役職】

○副主査(木島則夫君) 以上をもちまして白井君の質疑を終わります。
【次の発言】 このゴールデンウイークを控えまして、みんな自然を求めて野や山に、おそらくたいへんな数の人が私は繰り出すだろうと思いますね。しかし、いまの国立公園一つとってみましても、その受け入れ体制、管理運営というものが十分であるかどうかというと、決してそうじゃない。だから、せっかく国立公園に自然を求めてきて、かえって不愉快になるというようなことも非常に多いと思います。そういう意味でひとつ、事は小さいかもしれませんけれども、私は非常にこまかい問題についてお伺いをいたしますので、一問一答の形でお願いをしたいと思います。  多少数字……

第68回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1972/04/26、9期、民社党)【議会役職】

○副主査(木島則夫君) 以上で西村君の質疑を終わります。  続いて鈴木一弘君。
【次の発言】 なお、その前に申し上げます。答弁者はなるべく大きなお声でお答えください。
【次の発言】 以上で鈴木君の質疑は終了しました。
【次の発言】 私は皇室関係の質問に入る前に、一つ山中総務長官にお聞きをしたい点がございます。実は、二十四日の参議院予算委員会第一分科会で、わが党の栗林委員の質問に対しまして、山中総務長官は憲法は押しつけであるという発言をなさいました。国務大臣であるあなたは、どんなことがあっても私は厳然として憲法というものを尊重し、そうして国民に周知徹底、理解をさせなければいけないお立場にあるはず……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1973/04/07、9期、民社党)

○木島則夫君 放送事業というものは、国民の電波を占有使用し、また国民に大きな影響力を及ぼしているだけに、番組の適正向上化ということはたいへん重要な問題だと私は考えております。と同時に、放送事業のあり方、特にその経営財源をスポンサーに依存している民間放送にとっては、その経営姿勢というか、モラルという点が非常に重要視されてきております。この点について、まず、郵政大臣の御確認というか、簡単でけっこうでございますから、御確認を一言伺っておきます。
【次の発言】 いま郵政大臣に御確認をいたしました同じことを、きょうお忙しいところをわざわざおいでいただきました民放連の杉山専務理事にもひとつ伺いたいのでござ……

第72回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1974/04/04、9期、民社党)

○木島則夫君 私は当面する森林政策についてのごく基本的な問題をお伺いをしたいと思うんです。  まず最初に、一般の林政についてお伺いをしたいんですけれど、日本経済は急速に高度成長を遂げた、いろんなひずみが国民におおいかぶさっています。生命を脅かす、健康を脅かす、いろんな公害と人間疎外、そして最近一番ひどいのは狂乱物価であります。また貴重な緑の森林が破壊され、国土保全上大きな問題を生じているわけです。水資源の醸成であるとか、あるいは自然休養、環境保全など森林の公益的機能を重視する政策がさらにさらに強化されなければいけないと私は考えております。  そこで、政府の基本的なお考えをただしたいのであります……

第72回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1974/04/05、9期、民社党)

○木島則夫君 きょうは、杉山参考人にはたいへんお忙しい中を急邊お願いをいたしまして、まことに申しわけございませんでした。放送上のたいへん大事な問題がございますので、きょうはあえておいでをいただいたわけでございます。どうもありがとうございます。  さっそくお伺いいたします。反社会的企業として疑惑を持たれる、公取の勧告も受ける、検察庁の捜査の対象になるというような企業がスポンサーとして電波に乗るというのは、たとえその現在の放送基準からは問題はないとしましても、国民感情としては釈然としないわけであります。この問題については、私は、先の委員会のときにも、また予算委員会でも指摘をいたしました。そのとき、……


10期(1974/07/07〜)

第75回国会 逓信委員会公聴会 第1号(1975/06/27、10期、民社党)

○木島則夫君 一般会計からの補てんがいいか、あるいは独立採算制かというような問題については、各委員からそれぞれ御質疑がございまして、私はあえて重複を避けたいと思います。  で、関根さんにお伺いしたいんでございますけれど、関根さんは民間会社の営業部長さんでいらっしゃるわけですね、この不況の中で大変だと思います。私も、新聞とか雑誌がただ単に三種だけの問題というふうに短絡をしておりましたらば、決してそうではないという点でも私さっき教えられるところがあったんでございますけれど、私は、ちょっと角度を変えまして、いわゆる郵政とか国鉄というそういう事業、経営のあり方が世間一般では親方日の丸というような言われ……

第77回国会 予算委員会公聴会 第1号(1976/05/06、10期、民社党)

○木島則夫君 民社党の木島でございます。  丸尾先生にお尋ねをしたいのでありますが、先生は一時から大学の講義がおありになるということでございます。ただ、私がお尋ねをしたかった項目だけを挙げさせていただいて、第三点目について伺いたいと思います。  一点目は、過剰流動性、今後の金融のあり方について伺いたかったのであります。  二点目は新価格体系を中心とした今後の物価の動向について。  この質問に対しては他の委員もお触れになりましたので、私は割愛をいたします。  第三点、五十年度の国民の貯蓄高は、かつてその例を見ないほど高い率を示しております。これは一時的な現象として受けとめるべきか、日本の経済に対……


11期(1977/07/10〜)

第82回国会 運輸委員会、大蔵委員会、物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1977/11/18、11期、民社党)

○木島則夫君 国鉄の再建対策につながる数点についてお尋ねをしたいと思います。  国鉄が置かれている現状についての厳しい認識はもうるる述べられたところでありまして、その原因を求めればこれは多岐にわたり、また非常に時間を要する問題でありますけれど、思うに国鉄が本当に再建する時期というものは今日をおいてないというそういう意味で、この法案の持つ意味というものは私は非常に大きいと思うわけです。したがって、今回の法改正を機に政府並びに国鉄の責任分担の関係を明らかにしながら、一刻も早い国鉄の再建を期待するものとして、貨物の問題についてお伺いをしてみたいと思います。  五十年度の鉄道の客貨別経営成績の赤字額の……

第84回国会 商工委員会、社会労働委員会、農林水産委員会、運輸委員会連合審査会 第1号(1978/04/28、11期、民社党)

○木島則夫君 石油ショックの後で、産業構造審議会が日本の産業構造の転換について答申を出しています。つまり、将来の産業構造のあるべき姿をそこで提示をしているわけであります。たとえば、造船については昭和五十五年に二千九十万総トンにすると述べているわけでありますけれど、現、実はそうではなくて、六百五十万総トンと、答申と現実との間には大きな格差が生じているわけであります。しかも四十九年の折には具体的な需給見通しというものもはっきり述べているわけでありますけれど、五十二年度以降、具体的な需給見通しについては触れられていない。造船部門だけをとってみてもかくのごときでございます。いまここで審議をされておりま……

第91回国会 商工委員会、物価等対策特別委員会連合審査会 第1号(1980/03/18、11期、民社党)

○木島則夫君 持ち時間が非常に少なうございますから、簡潔にお答えをいただきたいと思います。    〔委員長退席、商工委員会理事真鍋賢二君    着席〕  この電力八社の平均六四・四二%という大幅な料金値上げの申請でございますが、原油及び天然ガスなどの原油価格の大幅な高騰、また円安による輸入価格の上昇という外的な要因によるところが多いので、これはある程度はやむを得ないと思われますけれど、相次ぐ公共料金の値上げが考えられておりまして、特に電気料金の場合はその影響が非常に大きい。インフレーションの引き金になることが考えられるわけであります。で、値上げの幅は外的要因によるコスト増を正しく反映させた適正……

第91回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1980/04/01、11期、民社党)

○木島則夫君 まず、KDDの料金値下げについてお尋ねをしたいと思います。  きょうからKDDの新営業年度が始まったわけでございますが、その事業計画の内容というものは、この国際電話料金をどう設定するかということと密接不可分の関係にあろうと思います。そこで、去年の十二月に料金の値下げが行われた後の使用状況などの動向ともあわせて御報告をいただきたい。
【次の発言】 何分時間が制約をされておりますから、ひとつ簡潔に、いまの要領でお答えをいただきたい。  料金の改定が行われれば、当然収支あるいは資金計画に変更がある、これはもう当然ですね。私はさらに、昨年の十二月の料金改定の認可の際、KDDに対して郵政省……


12期(1980/06/22〜)

第94回国会 外務委員会、内閣委員会、安全保障特別委員会連合審査会 第1号(1981/06/01、12期、民社党・国民連合)

○木島則夫君 まず総理からお伺いをしたいと思います。  重大な装備の変更の際は事前協議をするんだと言っている限りにおきまして、もし最初から必ず答えはノーであるならば、私は事前協議をする必要はないというふうに思うわけでございます。イエスがあってノーがあって、初めて協議をする意味がある、こういうふうに私は考えます。そうでなければ、本気で日本を守ろうと思えば思うほど、いざという場合にアメリカ自身だって被害をこうむる可能性が大きいわけでありますから、だてにかさは差しかけてこないはずであります。そうでなくて果たして同盟国としての信頼が保てるのかどうか。  私どもの立場をこの際明確にしておきたいと思います……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

木島則夫[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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