このページでは秦豊参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。秦豊参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○秦豊君 初めての質問ですから慣例はよくわからない。私なりにやります。 本論に入る前に、鹿児島発言と伝えられた長官のかつての心境がありますね、政局を焦点とした。求められても留任なんかしないと言われた、あの心境と比べると、さっきから上田委員に対する御答弁などからうかがえるように、十月十五日にはシュレジンジャー長官との会談もワシントンで予定されている。やる気十分のかまえに見受けられるのだが、あなたの鹿児島発言から推移したあなたのいまの心境、政局についての。あなたのような頼もしい防衛庁長官は、むしろもっと長くやってもらいたいという気持ちを込めて伺うのだが、いかがですか。
○秦豊君 きょうは後藤田正晴氏関係は伺わないというつもりでいたんですけれども、先ほどのあの刑事局長の御報告を伺っている間に、やはり若干お尋ねしたいことがあります。刑事局長、徳島県警の参議院選挙違反取締本部というのは八月六日に解散になっていますか。
【次の発言】 私どもが中間的に調べたところでは、後藤田、久次米両派を合わして二百十七件、検挙対象五百人、うち逮捕三十一名、内訳、後藤田二十四、久次米七という数字が入っているけれども、そういう事実関係にまず相違があるかないか、伺っておきたい。
【次の発言】 特捜班の続行中の捜査段階、データを含めて刑事局長から、後藤田正晴氏関係については一体どこまで捜査……
○秦豊君 それでは社会党提案の政治資金規正法改正案、これの趣旨と具体的な幾つかのポイントにつきまして御説明を申し上げたいと思いますが、すでに去る六月九日の参議院本会議におきまして提案を終了いたしておりますので、本委員会におきましてはいわば総論的な部分はあえて割愛をし、具体的な幾つかの項目について各位に御説明を申し上げたいと存じます。 まず、わが党提案の改正案最大の眼目は政治献金の制限についてであります。つまり会社等営利企業の法人団体は、わが党改正案によれば、一切政治献金はできないことにし、そのことによって金権政治あるいは政治腐敗の禍根を断ち切ることをもって最大の眼目といたしております。ただし……
○秦豊君 片山議員にお答えをしたいと思うんですが、なるべくほどのよい長さでお答えをしたいと思います。 自民党結党以来の政治献金というお尋ねが第一項にあったわけですが、御存じのように、自由民主党の結党は昭和三十年の十一月十五日となっております。その三十年の十一月から四十九年の上半期までに自治省の収支報告によりますと――言うまでもなくこの自治省の収支報告は、言いかえればそれ自体が都合よく粉飾をされたデータであることは言うまでもありません。そのデータによりましても、実に一千三十億円にも達しております。それから四十四年以降四十九年上半期までのいわゆる五大派閥と言われている自民党内の派閥、福田、田中、……
○秦豊君 社会党の持ち時間がまだ十分ありますので、大変もったいないですから。しかし、それにしても十分しかないから、一問ほど関連をしたいと思うのですが、いまの中村議員が質問をいたしました政治資金規正法のいわゆるいかにずさんであり、しり抜けであるかと。政府側は一応公開の原則を前進的に打ち出したんだから、一歩の前進はおろか二歩の前進だという自己評価をなすっているようだが、特定のポイントにしぼってみましても、それがいかにいわゆる自画自賛にすぎないかという一、二のポイントについて、私の意見も申し上げて大臣の答弁をもらっておきたいと、こう思うのです。 たとえば、資本金百億円以上の大法人の場合、これは言う……
○秦豊君 これまでの先輩議員とか同僚議員等の質疑応答の中で、かなり明確になったポイントもあります。したがって、一切のポイントの重複を避けまして、全然変わったアングルから自治大臣ほか皆さんに質問をしたいと思いますが、主に選挙の公営に関連した問題を中心にしたいと思いますが、その前に一つだけ自治大臣のいわゆるあなたの腹を多少たたいておきたい問題があります。それは、われわれ野党が熱望をし、国会外のあらゆる世論もこぞって熱烈に支持をしていただいている、参議院地方区のいわゆる定数是正の問題について、いままでの本委員会のやりとりの中では、あなたから出た答弁の中で一番新しいものは、つまりわが党の先輩議員である……
○秦豊君 関連をして。 総務長官、お時間が余りないようですから詰めて質問をしたいと思うんです。ただ、皇室のあり方とか、あるいは宮内庁のあり方論は、先ほど委員長が提起されましたように、私、改めてゆっくりやりたいと思います。ただ、いま同僚委員の質問に関連し、特にいまの総務長官の答弁にかかわって確めておきたいことがあるんですが、おっしゃったように公式制度連絡会議というのは三十七年に設けられて、いま休眠状態ですね。しかし、いまの御答弁は、それを何らかの機会に開いて意向をただしたい、ぼつぼつ方向づけをしたいというふうに伺ったわけなんですが、しかし、今度の七十五国会に限定をしても、植木総務長官の元号問題……
○秦豊君 先日、日本を訪問されましたエリザベス女王御夫妻、あれほどのハードな日程を終始にこやかに、いつも微笑を絶やさないでこなし切って無事に帰国をされたわけです。見る人さまざまな立場、価値観によって異なった反応が出てくるのは当然といたしましても、少なくとも私自身の印象は、このエリザベス女王の振る舞いのすべてが、日本訪問のすべてが私たちに多くの印象というか、あるいは鮮やかさというか、こういうものを残してお帰りになったと思うんです。目の当たりに見る身についた優雅な身のこなしであるとか、あるいはみがき抜かれた美しさであるとか、あるいはおのずから備わったであろうその威厳をさらにリファインされたようなあ……
○秦豊君 久保長官に伺いたいんですが、岩国の米軍基地の地図はお持ちですな。
【次の発言】 地図を広げて、私の言う建物のナンバーを特定してもらいたい。
【次の発言】 じゃ、一々大変ですから、どうぞ済みませんが、そこへ立って、あるいは広げやすい場所にいていただいて……。その方がいいと思うのですよ、一々恐縮だから。
特定していただきたい建物の名前は、ナンバーは、一四五〇D、これをまず挙げてもらいたい。
【次の発言】 一六九〇はいかがですか。――ごゆっくりで結構ですから、正確にお願いしたい。
【次の発言】 続いて、一六九三を特定してもらいたい。
○秦豊君 総務長官、大変御多用ですから、あなたはもうとっくに忘れているんじゃないかというおそれを持ちながら質問をするんですが、ここに十月二十八日の衆議院内閣委員会で、沖繩の海洋博の不振の原因はどこにあるかということをテーマにした、わが党大出俊議員の質問の全文がある、コピーですがね。わが党の大出議員は確かに海洋博不振の原因は何かという設問をした。あなたに対しては質問の通告がなかったからいきなりアドリブの質問になったという点は一応エクスキューズをするとしても、この場合、あなたの答弁、大変問題だとぼくは思う。念のために読んでみますと、「どちらかといいますと余り積極的でありません」、沖繩県民の方々の県……
○秦豊君 質問に入る前にあらかじめ委員長にお願いをしておきたいと思いますが、いま同僚野田委員からの宮内庁側に対する質問の中でも、はなはだ答弁にはっきりした裏づけがないし、あいまいだし、失礼だけれども富田さんだけではお答えになれない面がずいぶんあると思う。したがって、持ち時間は私六十分のはずですけれども、その枠内で、やはり午後――総務長官は午後一時ですか、それから法制局はどうなっていますか。
【次の発言】 午後はそれでは吉國さんに御出席をいただきたいと思います。これをぜひ要求としてこの際に提示します。
【次の発言】 ですから、恐らく富田さんに伺っても――まあ若干警察庁側に伺いたいことありますから……
○秦豊君 それでは、私は、総理府所管の事項につきまして、ぜひとも植木総務長官に伺っておきたい問題が引き起こされています。 長官つとにもう御存じだとは思いますが、念のために。内容は、ごく最近、全国五千六百ヵ所の被差別部落の所在地を新旧二つの地名で示して、おまけにそれぞれの世帯数、職業などを詳細に記載した「人事「特殊部落地名総鑑」」なる本が、対象として全国の大企業などの人事担当者をねらって集中的に、しかも極秘で販売されていた事実があります。B5版、六百十ぺ―ジ、価格三万円となっているわけですけれども、その内容を見ると、新旧で大字、小字まで含めた詳細な地名、所在地ごとの世帯数、職業なども記載されて……
○秦豊君 前回の委員会で、日本の原子力行政の基本的な欠落というか、欠陥というか、私なりのとらえ方について科技庁長官あるいは生田氏その他の皆さんの答弁を求めたわけですけれども、きょうは時間がかなり限定されていますので、端的に問題を具体的なポイントにしぼって伺いたいと思います。 まず、昭和六十年における原発の発電計画量、すでに計画縮小、四千九百万云々が伝えられておりますけれども、その原子力発電計画量確定分、それと、その場合の年間に換算した使用済み燃料の発生量、どのくらい出るのか、さらに、その出たものについての再処理計画は、いまのところペーパープランにすぎぬと思うけれども、一体立っているのかどうか……
○秦豊君 これまでの本委員会での審査を通じまして、審議を通じまして、対潜哨戒機をめぐる、いわゆる四十七年十月段階の疑惑についてはかなりしぼられつつある。が、なお未完の部分が多い。しかし、あとはいわゆる田中、相澤、後藤田、うわさの三名を初め、われわれの要求の証人喚問が満たされて初めてそれが達成されるという時期に来ているが、残念ながら政府与党側の理不尽な抵抗によってそれはとんざを来している。したがって、私はきょうは私の持ち時間いっぱいでその対潜哨戒機問題を少し変わった観点から追及をしてみたいと思います。 本論に入る前に、安原刑事局長にちょっと伺いたいことがあるんですが、きょうの朝刊各紙ははなはだ……
○秦豊君 きょうは非常に限定された時間枠ですから、端的に問題に入っていきたいと思います。 まず最初に、自治省側と警察側双方について中間的に伺っておきたいことがあります。それはたしか前回までのいきさつからすると、四月二十六日が再訂正届けの期限になっているはずの中曽根派の政治資金問題、この問題をまず冒頭に確かめておきたいと思います。 中曽根派のこの政治資金問題についてはすでにさまざまな報道がなされていて、総額八億円、かかわる政治団体四団体、そうして自治省側の求めに応じてなされた訂正の個所が四百二十カ所、まさにその言葉どおりの意味合いで前代未聞でもあれば、許しがたい問題だと思います。しかも、事が……
○秦豊君 坂田防衛庁長官は、この秋以降のポスト三木でもまた引き続き防衛庁長官でいらっしゃるだろうからあわてませんけれども、丸山防衛局長は当該委員会における答弁がお別れ答弁ですね。したがって、日ごろに似ずというか日ごろのようにというか率直なあなたの最後の答弁になるかもしれません、後は事務次官コースですから。そういう点含めてひとつわれわれの質問に対処していただきたいと思う。 本論はもちろん展開しますけれども、本論の前に、去る七月一日、不辛にもまたわれわれが憂えていた事態が沖繩のキャンプ・ハンセン演習場で起こった。この件についてはすでに衆議院の同僚議員が質問を展開していますけれども、私なりの観点か……
○秦豊君 防衛庁長官にちょっと最初に伺っておきたいんですが、この程度の与党の出席状況では委員会が成立しているのかどうかもはなはだもって疑わしいけれども、質問を始めます。これはロッキードに関連して、よもやとは思いますけれども、念のためにちょっと伺っておきたいことがあります。 今度のこの事件に関連をしまして、特に一部の三佐クラス、それも水戸出身の三佐クラスの特定グループにやはり鋭い反応があって、たとえば田中、児玉、小佐野等々のあり方に対する反応があって、かなり激発寸前の状態があり得たのではないか。それを元防衛庁の特にユニホームの最高幹部クラスがかなり慰留をし、抑えたというふうな伝聞も伝えられてい……
○秦豊君 設置法それ自体につきましては、幸いたっぷりとした時間枠があるわけですから、先輩同僚議員から逐次展開があるものと思います。ただ、私の場合には、稻葉法務大臣の所管にかかわって、しかも、最も今日的な関心の焦点になっているロッキード問題と稻葉法務大臣の基本的な姿勢、方針、見解並びにそれに付随した事柄を少しの時間伺っていきたいと思います。 言うまでもなく、もう事件発生以来、アメリカ上院の当該委員会でコーチャン証言があって以来の展開は言うまでもありませんが、すでに百日を超えて、しかも事件の全容の一端が、次第に薄紙をはぐように解明されつつある。全容はもちろんまだ明らかにはされていないし、いわばわ……
○秦豊君 法務大臣ね、記者会見では真意が伝わらなくて、国会軽視の気持ちは寸毫もなく、たまたまいい機会を最後に与えてもらったから、当参議院内閣委員会において誠意をもってまとめたデータをいまるる開陳をされたわけですよ。そのあなたの主観的な善意はよくわかる。あなたの御指示どおりゆっくりとメモをとってみた。しかし、大別して言えますことは、おおむね報道機関のスクラップをまとめて朗読してもらったような感じでしかない。やはり隔靴掻痒の感は依然としてあなたの主観的善意にもかかわらず免れない。それはなぜか、肝心な点がぽかされているからです。捜査上の秘密、日米司法取り決め、あなた方がつくった厚い壁が問題で、そうし……
○秦豊君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○秦豊君 きょうは内閣委員会としましては久しぶりに国の防衛に関する一般質問ということですから、いまかなり緊要性が出てまいりましたFXですね、この問題を中心にして午前中担当したいと思います。もし時間のゆとりあらばミグ25の調査問題、これについて若干防衛庁側の意向を聞いておきたいと、こう思います。 最初に、これは防衛局長になるのか、どなたが妥当なのか、多少幅があるようですけれども、FXの問題については、あすが国防会議であり、現空幕長の任期切れもほどなく迫っている。周知の事実ですね。一体上申はいつごろになるのか、この時期になってかなり空幕単位で大きな迷いが出ているのか、まさかUターンとは思わないが……
○秦豊君 外務省お見えですね。防衛的な観点という観点に入る前に、ちょっとミグ25と日ソ問題という観点で都甲さんに伺いたいと思います。 日本の防衛庁もミグをめぐってはある時期はしゃぎ過ぎたり、ある時期過大な期待を持ったり、いろんな起伏と陰影があったんだけれども、ソビエトもやはり、ミグを踏まえ、またミグを新たに利用する、何らかの対日外交のてこにする、これは常識的な結末だと思うんです。それで、恐らく北方領土返還拒否というかっこうなてこにすることはもう必至であろうと思われるわけです。また一方では、ソビエト側から日本外交を見た場合には、全体としてはなはだしく非友好的であると。事件の発端から現在に至るま……
○秦豊君 外務省はお見えですね。 ミグ25の返還問題、外務省側の答弁を踏まえて防衛庁側にいろいろと伺いたいと思います。 ミグはいつ返還されるのか、これは確かに一つの国民的な関心であろうと思いますが、われわれから見る限り、どうも大詰め大詰めと言って、いやに長くて一体どうなっているのか、何が一体こじれているのか、まとまるのかまとまらないのか、いつごろになりそうか、すべてぼやけてよくわかりません。外務省側にまず伺っておきたいんですが、いやに大詰めが長いように私には受け取れます。一体何が煮詰まっていないのか、何が争点か、ネックか、この辺どうなっているんですか。
○秦豊君 私は防衛関係にしぼりたいと思いますから、西村長官、人事院総裁、自治省側、どうぞくつろいでください。
防衛庁側に伺いますけれども、この提出法案、拝見しましたけれども、具体的なポイントをちょっと伺っておきたい。つまり、陸上と海上、航空三自衛隊の年間総予算、それと人件費の比率、これをこの際伺っておきたいのと、それから今後二、三年の趨勢をもあわせて伺っておきたい。どうでしょう。
【次の発言】 私は三十分しか時間がありませんので、坂田長官と基盤的防衛力問題とか、あるいはポスト四次防大綱の決定を踏まえた論議を展開するには余りにも僅少な時間だから、きょうは具体的な問題を二、三伺って恐らく時間にな……
○秦豊君 私は、成田の空港問題に絡んでかなり基本的な問題を幾つかただしておきたいと思います。
現在のA滑走路ですね、あれが完成したのは何年何月ですか。
【次の発言】 数年前ですね、少なくとも。そうすると、いままでA滑走路が完成してから数年という、それほど遅延に遅延を重ねた最も基本的な理由をどう把握していらっしゃいますか。鉄塔がじゃまだったんですか。
【次の発言】 結局、大きなファクターとしては、阻害要因としては燃料輸送系統でしょう。その比率は非常に高いと思うんです。この燃料輸送の開設に手間取った一番大きな原因、責任、これはどこにあるとお考えですか。まさか、現地で反対をしている農民の皆さんとか……
○秦豊君 運輸大臣、冒頭にちょっとあなたに伺っておきたいことは、成田空港の問題です。 千葉県の川上知事が去る九日の記者会見で、アクセスとか騒音問題等が完全に片づかない限りは開港にはなるまい、あるいはならない、このように語ったと報道されていますね。すでに千葉県側からは、政府側に対していわゆる二十八項目要求というのが提示済みであることは大臣も御承知のとおりだと思う。そこで、たとえば川上知事によると、アクセスの対策については、これは時期がちゃんとタイムリミットがありまして、開港までにアクセスについては解決さるべきことというふうに、時間の刻限を切ってあるんです、タイムリミットを。そうしますと、千葉県……
○秦豊君 きょうは水資源の問題にしぼって政府側に幾つかポイントをただしておきたいと思います。 もう御存じでしょうけれども、国連の水会議というのが、御高承のとおり去る三月十四日からアルゼンチンで開かれている。この石油とか石炭とかあるいは濃縮ウランと違って、お互いに補い合うとかあるいは譲り合うとかいうことがかなわない水質源である、輸出や援助が当てはまらない、こういうものについて、やはり世界的に見た場合に水資源の将来見通しがはなはだもって憂慮されると、こういうふうなことが国連水会議の開催にこぎつけた、あるいは促進した大きな国際的な背景ではないかと私は思っているわけです。しかし、国連の水会議はともか……
○秦豊君 本論に入る前にちょっと。
三原長官とは初めての質疑であります。その意味も込めて、FXについて確認をしておきたいことが一つ二つあります。
まず、F15というのは、一体内定なのか決定なのか、いまどういう段階なんですか。
【次の発言】 FXですね、たとえば機種決定、これを最終的に取り上げて決定をする権能を持っている場は、防衛庁ではもちろんありませんね。
【次の発言】 そのとおりだと私も思います。
それならば江口装備局長、一月十三日、多分午後であると思いますが、防衛本庁のあなたの部屋かあるいはその周辺で、F14、15、16、つまり三業者をお招きになった事実はありますか。
○秦豊君 きょうは私は天皇陵墓の問題にほとんどしぼった御質問を考えていたわけですが、伺いますと、総務長官が衆議院側との審議の絡みでタイムリミットはたしか四時三十分と伺っております。 そこで、所管大臣があなたですから、所管大臣を欠いた審議というふうな場合が懸念されますから、一応本論は次回の委員会、つまり二十六日火曜日午前のところに本論はほとんど移したいと思います。ただ、その本論に入る前に宇佐美長官と藤田長官に二、三小さなポイントの問題だけを伺っておきたい。そしてあなたを解放したいと思います。 前々国会でも宇佐美さんと少し長い応酬があったわけですけれども、恐らくあなた方にとりましては、開かれた……
○秦豊君 きょうは宇佐美長官に、皇室関係の問題をかなりオーソドックスなポイントで伺ってみたいとは思っているわけですが、その前に総務長官、あなたにぜひ確かめておきたいことが一つだけあります。
それはことしの五月三日のことですが、憲法記念日の式典は、ことし政府としてはどうされるんですか。報道は散見しているけれども、政府の正式な態度をこの委員会で伺っておきたい。どうされるんですか。
【次の発言】 あなたはそんなにさりげないような、事務的な口調でおっしゃっちゃ困りますよ、あなた担当大臣として。なぜ、どういう理由なんです。何に基づいてそんなにあっさりと何ら考えていませんとおっしゃられるんですか、どうい……
○秦豊君 医師の国家試験ですね、これを中心に質問をして、文部大臣には後ほど時間があれば伺いたいことが一つ二つありますから。
医師の国家試験の成績発表があったようなんですけれども、春の国家試験の合格率としては、近年最低であるというふうに伝えられています。最近の合格率自体はどういうふうに推移していますか。
【次の発言】 あなたの答弁にもあるが、四十八年と四十九年でがくんと段がついている。そうなりますね。急に下がったというのは、試験を担当している厚生省としては、原因をどういうふうにとらえていらっしゃいますか。
【次の発言】 じゃ、ことしの出題が全般的にレベルアップした、むずかしかった、意地が悪かっ……
○秦豊君 進行についての関連発言。 ちょっと申し上げておきたいのですが、これは委員長に特にわきまえていただきたいことは、先ほどから野田委員と、いまから私が申し上げようとすることは、この参議院内閣委員会の進行、運営に関する発言であるから、当然自明のこと、わが同僚の矢田部委員の質問時間には全く抵触しない別次元の発言であることはぜひわきまえていただきたい。その前提で発言をいたします。 いま矢田部委員の質問に対して、野田理事の方から政府側の見解を求めたいと。つまり、いわゆる俗に言って欠陥法律案云々の応酬をめぐる問題提起がある。先ほどから私も横で伺っておると、必ずしも政府側の各閣僚の答弁は、そのピン……
○秦豊君 関連。 これは藤田長官も聞いていただきたい。それからもちろん三原長官も斎藤さんも。つまり、いま同僚の矢田部君が言っていることは大変大きな問題につながっていくわけです。なぜかといいますと、ここに喜屋武先生がいらっしゃるけれども、沖繩の社会構造というのは伝統的に門中社会である。御存じだと思う、その程度は。で、門中社会というのは、いわゆる非常に温かい、やわらかい、またある意味から言えば美しい血族関係、そういうつながりでもって構成されている伝統社会です。これを門中社会と言う。お互いの助け合い、お互いの信頼、お互いの愛情関係、本土のわれわれの実感からはわからないくらい濃密なそう・いう社会が形……
○秦豊君 きょうの委員会は、先ほどから同僚議員によって鋭く日韓癒着のどす黒さ、情けなさ、そういう断面が追及されている。 そこでまず福田総理に伺いたいんだけれども、あなたの一連の発言ですね、つまり日韓汚職についてはにおいもしないというふうな表現は全く無理です。総理は一体何に基づいてそのような断定的なことをきっぱりとおっしゃるのか。アメリカや韓国等へ照会、調査ないしは日本国内での独自な調査など、断言できるだけの具体的な資料を踏まえての発言なのかどうか。あるいは、そうでなければ意識的な強弁あるいは独断的な私は信念であると、こう言いたい。私によれば、この戦後歴代のあなた方もかかわる日本的な腐敗のシス……
○秦豊君 FXと成田をテーマにいたします。
初めにFXについて幾つか政府側の確認をとっておきたいと思います。防衛庁長官、この段階ではFXについては内定の段階ですね。
【次の発言】 お手元に、論議を正確にするために議事録を用意願っていますが、三月二十二日、内閣委員会の議事録はございますか。
【次の発言】 恐縮ですが、きょうの質疑の主体をなすものですから、恐縮ですが、五ページの長官の私に対する答弁、五ページの三段目ですね、それから十一ページの三段目から四段目にかけてのところをリピートしていただきたいと思います。確認の意味です。
【次の発言】 三段目ですね。
○秦豊君 総理にまず伺いたいんですが、あなたはどういう理由で成田空港の開港をしゃにむに急いでいらっしゃるんでしょう。
【次の発言】 見通しとしては年度内ですか、年内ですか。
【次の発言】 真田長官、前回の委員会における成田空港の法的問題をめぐる私とあなたの争点、覚えていらっしゃいますか。
【次の発言】 せっかく総理もお見えです。正確にそれを繰り返してもらいたい。
【次の発言】 いま述べられたのがあなたの見解ですね、法制局の。
【次の発言】 大変歪曲されていると思います。私に対しては、前回、正論と言ったり、ベターと言った。そういう趣旨や議事録がこの新たな見解では踏まえられていない。なぜでしょう。
○秦豊君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○秦豊君 最初に防衛庁側にお願いしておきたいんですが、大変窮屈な時間帯ですから要点をのみぐさりとお答えをいただきたい。私は、きょうは対潜哨戒機の選定経緯、現状と見通し、この辺を主に伺いたいと思います。 きょうの朝刊を含めまして最近の報道によると、防衛庁側は、ロッキード・エアクラフトと児玉譽士夫との例の契約ですね、とのコンサルタント契約については廃棄についてめどを得たと、めどを得たから概算要求だというふうなことがもっぱら報道されているわけですけれども、一体そういう感触やめどは何に基づいているのか、何を根拠にそのような感触を得たのか、まずその辺を明らかにしていただきたい。
○秦豊君 きょうは、実は、田英夫との差しかえでありまして、この委員会での質問は私にとっては初めてになります。第一、いままでは内閣委員会ですから立ったり座ったりして質問をしたが、朝から拝見していると、座ったままでやるというのもなかなか落ちつくものですね。だから緩やかにお尋ねをしたいと思います。 きょうは、大臣、私は日米の経済問題が主題なんですけれども、その前に幾つか小さな質問をしておきたいと思います。 各委員から日中問題や中東問題はかなりフォローがあったと思いますので、重複は避けます。ただ、佐藤大使はいつこちらへ帰ってくるんですか。
○秦豊君 法務省にまず伺っておきたいのですが、さっきから拝聴していますと、三十ユニットと九十は性格が違う、それに御留意をいただきたいと――当然なんですよ。しかし、事件をめぐって動いた金の全容にかかわる以上、精査しなければならない。これは私の印象だけれども、局長ね、何か九十ユニットについては捜査が深まってない、調べ方が鋭くない、こういう印象を私は持っている。一体精査する必要がないからなのか、あるいは精査する意思があっても、法務、検察としての体制がどうも不十分だから深まらないのか、その点をまず伺っていきたい。
【次の発言】 そこで、局長、この九十ユニットの中で、もらったと思われている人が十三人、こ……
○秦豊君 防衛庁長官はまだ時間がたっぷりだろうと思いますが、伊藤防衛局長は、あるいは本日の委員会がお別れ答弁と、また夏目さんがそろそろお忙しくなるのではないかという的外れな観測を持っていますけれども、最初にちょっと確認をしておきたいんですが、長官ね、午前中から伺っていると、統幕議長の責任問題ですね、択捉ケース。さっきは検討するというふうに答えておられたんだが、これは責任をとらせるとか、処分に値するというふうな判断や認識が現にあなたの脳裏にあるのかどうか、あるいは七十五日ぐらいはずっとそのままにしておけばなだらかに忘れてくれると、こういう印象なのかどうか、その辺どうなんですか。
○秦豊君 確かに長官ね、有事立法については、あなたの言葉ではないけれども、血走ってはいらっしゃらない。だが、自信満々と進めていらっしゃるということだけは明らかですね。質問がしんがりだから多少の重複はお許しをいただきたいと思います。 有事立法というのは、私、一種の戦時立法だと思うんですよね。それで、以下具体的に伺いますけれども、さっきからの質問を伺っていると、有事立法については各省庁にまたがる検討項目が大体二百近いのではないかと思われますね、防衛庁を含めて、もちろん。防衛庁が一番多いのではないかとも思うが、大体それくらいあるんですか。
○秦豊君 朝からの質問で、きょうの読売が朝刊の一面のトップで報じた「極秘に「外務省見解」」「基地整備も含める 地位協定を柔軟に解釈」という事項についてはかなりな質疑が展開されたものと思いますけれども、あえて私が多少の重複をして申し上げますのは、これは去る昭和四十八年三月十三日の衆議院予算委員会、われらが楢崎弥之助の質問に対する大平答弁が基軸になっていますので、それから発していますのであえて確認を含めてあなた方の考え方を聞いておかなければなりません。 まず、外務省からいきましょう。外務省当局は、あの読売の報道に対してはいまこの時点でどういうことを言いたいですか。
○秦豊君 間淵さん、いま問題になっているエンジンというのは、主契約者がプラット・アンド・ホイットニ−社、型式がF100PW100型ターボファンエンジン、こうなっているわけですよね。調べてみると、七〇年の二月二十七日にアメリカの海空軍が契約をしているわけですね。ところが試作に入ってから、これはアメリカの航空専門誌に何回も出ているわけですけれども、メーカーがエンジン部分に幾つかの欠陥があるということを非常に素直に表現しているわけですよ。それを専門ジャーナリストが報道しているわけですね。七四年に量産に入った、そしていま実施部隊にそのエンジンをつけた二つの機種が飛んでいますね、15と16と。そういうい……
○秦豊君 予算委員会が終わりますとなかなか運輸大臣にはお会いできない。きょうはせっかくの機会ですから、成田に関連した問題を短い時間大臣と局長ほかにただしたいと思うのですが、運輸大臣ね、お世辞でも何でもなく、私が三月以来予算委員会で申し上げた、例のイソップで言うなら北風ではなく太陽だと、第一ボタン以来のかけ違いをどう是正するかという問題について、少なくとも運輸大臣と航空局長の受けとめ方は、いまの福田政権から聞こえてくる成田問題についての声の中では一番やわらかい、少なくとも。十全に太陽路線を貫いていただいているとはなかなか思えないけれども、しかし、少なくともいまの政権の中では一番にやわらかい、した……
○秦豊君 去年の十二月のいろんなマスコミ報道を振り返ってみると、ちょうど行政改革についての閣議の方針が打ち出された直後あたりの報道だと思うのですが、荒舩語録というのがありましてね、あなたの。今度の行革はどうですかという、恐らくそういう質問に対する長官のお言葉だろうと思うのだが、「いい枝ぶりだ。幹もある」、こういうふうなことをあなたはお述べになっている。お忘れかもしれない。ところが、読売新聞はそれを受けた形で五十二年の十二月二十三日のかなり大きな記事の見出しに、行革を評して「小枝払って幹切らず」、こうずばっとうたってるんですよ。あなたはお立場上、枝ぶりもいいし幹もある、両全相まってすばらしい、こ……
○秦豊君 わが大会派に与えられた時間は十分、まことに貴重ですから、答弁の方もそのおつもりでよろしく。
牛場さんがクーパー国務次官に会われて、輸出でやられたら困るという大きなくぎを刺されたらしいのだけれども、通産大臣ね、現状と対比しまして、一体、対米貿易というのは、対米輸出はどの程度であれば摩擦を誘発しないのか、その辺はどう考えていらっしゃいますか。
【次の発言】 しかし、なるべく早く通産としてはある指標、モデルを持つ必要がありますよ。
牛場さんにこれは伺いたいのだけれども、たしかペンシルバニア大学のクライン教授が、円の対ドルレートは二百三十円なら妥当だろう、適正だろうということを発表されて……
○秦豊君 折あしくかぜの声ですけれども、どなたも御容赦を願いたいと思います。 解散問題についてあなたに一つ提案があります。インフレにせよ、デフレにせよ、それから脱出しようという場合に、マインド、心理的な要因というのが非常に大きいことは賛同されると思います。それは政府に対する信頼とか期待を含めてそういう言い方ができると思う。そこで、福田総理、あなたが本当に不況の脱出にあなたの政治生命をかけるというぐらいの迫力に満ちているならば、なるべく早く国民の皆さんに対して、この一年は解散なんか考えるゆとりはない、毛頭ないと、少なくともこの一年はあらゆる力を経済危機の突破克服に集中するんだというあなたの決意……
○秦豊君 社会民主連合、この最小会派に与えられた発言の機会こそ参議院良識の発露であります。
ところで、福田総理、ただいまの健康状態はいかがなんですか。
【次の発言】 結構です。これからの三カ月こそ内圧外圧ともに高まる、風雨強かるべし、あなたの正念場だから、御健闘を祈ります。
ところで、外務省、日米首脳会談についてなんですが、今度のような決まり方自体、園田さん、異例と言えませんか。
【次の発言】 何も遠慮なさることはないんで、やはりあなた方が一たん決めたもの、東郷さんが決めたものを押し返す、頭越し、異例じゃありませんか。
【次の発言】 それはまあ整形手術を終えた後みたいなものですよ。いきさつ……
○秦豊君 官房長官、成田についての政府声明ときょうの本会議の緊急質問全体を通じての印象だが、責任は一〇〇%過激派にあり、政府には反省のかけらもないというのが私の印象だが、あなたの見解はどうですか。
【次の発言】 こういう巨大なプロジェクト、たとえばドゴール空港、ダラス、あるいはモントリオール、すべてうまくいっているんですね。なぜ成田だけが例外的に紛争に紛争を重ねたのか。どうお考えです。
【次の発言】 官房長官ね、あなたはいま政府を代表する立場です。去る十六日の総括質問でも私がしつこく言ったんだけれども、総理にもじくじたる思いの一片だにない。要は、私も言ったように、ボタンの第一ボタンからのかけ違……
○秦豊君 成田開港はなぜ五月二十日なのか、その根拠と成算を聞きたい、まず運輸大臣。
【次の発言】 政府としては精いっぱいなのか、あるいは政治的に延ばしたのか、その点はどうなんですか。
【次の発言】 加藤大臣、警備の体制はあなた方によれば万全なのか。
【次の発言】 総理、今度は大丈夫でしょうね。今度延びた場合の責任は倍増しますよ。いかがですか。
【次の発言】 運輸大臣の姿勢は大変結構だと思う、話し合い路線、対話のチャネルを開く。これを行政全体の姿勢としてあなたは守りますか。
【次の発言】 総理ね、あえて聞きます。行政全体の姿勢としてあなたがリーダーシップを発揮しますか、対話路線。
○秦豊君 与えられた時間が二十分ですから、特に答弁側の皆さんの御協力を願いたい。 原子力船「むつ」なんですけれども、確かにいま「むつ」は漂流はしていない。補助エンジンを使って時速十ノット、よたよたとではあるが佐世保を目指している。しかし、私の総論として「むつ」こそがこの日本の原子力行政の粗雑さと脈絡のなさ、安易さ、基礎をおろそかにして実用化を急ぎ過ぎる。すべての欠陥を象徴的にあらわした存在だと私は思う。 そこで科学技術庁に伺いたいんだけれども、今度仮に無事に佐世保に着いて、無事に許可がおりて、無事に修理が始まったという前提で物を言うならば、今度の「むつ」に加えられる修理というのは、「むつ」……
○秦豊君 本条約をめぐっては、衆参両院、特に総理に対する質問としては社民連の私がしんがりになります。 総理、私はめったに政府側に対して敬意を払ったことがない、敬意を表したことがない。ところが、この条約については別格、まさに大変高い評価を、つまり戦後の日本外交が、三十二年、初めて自主的になし得た、つまり外交という名に値する初めての大きな成果であったと、したがって素直に敬意を表したいと思います。支持率もはね上がったし。 そこで、衆参両院を通じましてもうほとんどあらゆる観点はすべて網羅されました。しかし、あえて私は二、三の点について総理と外務大臣のお考えを改めて伺っておきたい、こう思います。 ……
○秦豊君 宮澤長官にちょっと伺っておきたいんですが、いま百八十円のラインです。元来が、年度内は一ドル二百五円という見通しでつくられた総合経済対策、この根底自体が揺らぎかねないのではないかと私は思っているんです。だから経済企画庁として、見直しとかそれから補強とか、修正というふうなことについて、すでに庁内の作業をお始めになっているのかどうか、どんな方針なのかどうか、まず伺っておきたいんですが。
【次の発言】 それにしても長官、健全な経済運営というのがどの幅かわかりませんけれども、ちょっと規定はあいまいですが、大体経済運営に自信が持てるボーダーラインというのは一ドル百八十円見当ではないかという、そう……
○秦豊君 時間が時間ですから、特に郵政省側の簡潔な答弁をお願いしておきたいと思いますが、郵政大臣、音声多重放送の免許問題、これはメーカーよりも放送局よりもだれあろう郵政大臣たるあなたが実は一番勇み足、一番急ぎ過ぎた、こういう印象を持っているんだが、どういうお答えができますかな。
【次の発言】 それはあなた、秋葉原を歩いてみると一目瞭然ですよ。爆発的に売れているから品薄じゃない、引き合いは少ない、ばらばらにしか売れていない。にもかかわらず品物がない。つまり、あなたはそうおっしゃるけれども、研究所段階ではそうでしょうけど、実際のマーケットの流通段階では、メーカー側の対応が間に合ってないんだから、こ……
○秦豊君 きょうはどういうものか中央競馬がダブリますがね、私は違った観点から伺ってみたい。 ロッキード事件ではGHQマーケット少将の置きみやげだと言われたM資金が存在として浮かび上がって、全日空元社長の大庭哲夫氏がうまうまとその落とし穴にはまったという事件があった。私がきょう取り上げたいと思いますのは、おたくの中央競馬会の特別積立金のことを取り上げたい。これはすでに永田町とか一部のジャーナリズムでは、日本中央競馬会、つまりNCKの頭文字をとってN資金と言われているきわめてあいまいな存在だと私は認識している。まず私の方から競馬をめぐる仕組みを述べますから、それを皆さんに確認をしておいてもらいた……
○秦豊君 大臣、私は、きょうあえてまた改めて成田の問題を質問したいと思います。 大臣も御存じのように、去る五月二十日、福田総理の言葉をおかりすれば、日本国の威信をかけた成田の開港が強行された――私は強行と言います。また、あなた方は万全と言いたいかもしれないが、私は数々の不法あるいは不当性の積み重ねの上に、しかもなおかつ、暫定開港でしかないという突き放した認識しか持てない。きょうは少しごつごつした理詰めの話を皆さんにいどみたい。 そこで私は、暫定の具体例を引く必要もないぐらいだと思うんだが、たとえば四千メーター滑走路、メーンテーマ、これは三千二百五十メーター南側からの進入コースの場合。それか……
○秦豊君 最初にうちの楢崎議員が、きのう衆議院段階で質問中時間切れになった問題があるんでそれをちょっと詰めておきたい。 それは、内閣法第九条と自衛隊法との関連、いわゆる安全保障と副総理制というポイントです。これは防衛庁と法制局に伺っておきたいのだけれども、御存じのとおり、内閣法の第九条には内閣総理大臣に事故あるとき、または欠けたときは、そのあらかじめ指定する国務大臣が、臨時に総理大臣の職務を行うと、このように規定されている。言うまでもなく自衛隊法は七十六条を初めさまざまな項目の中で、内閣総理大臣が個有の権限として、余人をもってかえがたい権限として「自衛隊の全部又は一部」あるいは「部隊等の出動……
○秦豊君 私は質問を防衛庁に集中いたしますから、あとの皆さんはごゆるりとなすってください。
防衛庁に伺いますけれども、尖閣列島周辺に対して対潜哨戒機P2Jの定期飛行を行っていたという事実はありますか。
【次の発言】 だから、尖閣列島も含まれているんですね。
【次の発言】 伊藤さんの答弁は現在形で「いる」となっていましたが、それは中止されたんじゃないですか。
【次の発言】 その答弁はかなり不正確であると思いますから、調べていただきたい。これは尖閣問題が起こった後、防衛庁長官名で、いかなる配慮かは知らぬが、定期的飛行は中止せよという命令が、あるいはどういうふうな区分になっているかわからぬが出てい……
○秦豊君 官房副長官お見えですから、最初に、いわゆるダグラス問題についての大平政権の対応を聞いておきたいと思うんです。 すでに昨日、私ども社会民主連合は田中官房長官に対して徹底究明という趣旨の申し入れを行っております。 そこで、今回のこのいわゆるダグラス問題なんですけれども、特に副長官は外交その他お詳しいお立場にあられるし、私どもの把握したところでは、いわゆるSECですね、これが例の多国籍企業を集中的に調査をした一環の中で浮かび上がってきた。だから、エクソンとかガルフとかITTとか、さまざまな多国籍企業があらわれた後、たまたま今回出てきたのがロッキードに続くダグラスであると。そうすると、私……
○秦豊君 初めに外務大臣に伺っておきたいんですが、きのうの衆議院の段階で大臣からなされた、台湾を極東の範囲から除外するという答弁ですね。確かに安保論争史上一つのエポックだと思います。それもかなり大きいという認識です。それはしかし、あくまで条約の解釈とか認識であって、運用という点とは次元と位相が違うと思うのです。しかしまあ、いやしくも佐藤・ニクソンという共同コミュニケから発生した一つの解釈、認識ですから、たとえば、いやしくも一国の園田外務大臣が公的機関で答弁をされるという場合には、何らかのサウンドはワシントンに送っておられたのかどうか、ないし日ごろの接触の中でそれはおのずから醸成されていった解釈……
○秦豊君 大臣との時間は九分もありますから、ゆるゆるとやりたいと思いますけれども、園田さん、国後と択捉に対して十九年ぶりに正規軍が配備された、基地建設が行われた、これを大臣としてのあなたがどういうふうに解析していらっしゃるか、位置づけていらっしゃるかということを聞いておきたいんです。 たとえば両島占有の既成事実を強める、それから総合的な示威効果、デモンストレーションとしての効果をねらう、あるいはこれはモスクワから見た場合ですよ、モスクワサイドから見て、いわゆる米日中リンケージのこの体制に対する反撃の第一着手なのか、われわれの観点ではありません、あくまでもモスクワサイドから見た観点です。そうで……
○秦豊君 金子長官御自身が言われたように、いまの中村先生の質問というか御意見というか、特に結論の部分が心強かったでしょう、あなたにとっては。私はそれ違うんだな。私は違った前提と違った結論で貫きます。しかし、きょうはあなた方を相手にして討論じゃなくて質問に徹したいと思っているんですよ。あなたも新任早々でかなりレクチュアを蓄積されただろうし、局長の皆さんもいらっしゃるから心楽しく質問をしますけれどもね。 最初に、まず、あなた方科技庁側がアメリカの原子力政策というものをどのように認識をしていらっしゃるだろうか、その辺を大きな前提としてぜひ承っておきたい、こう思うんです。 具体的なポイントとしまし……
○秦豊君 先ほどから大飯原発の問題について二、三の委員の方から質問が行われておりますが、少し違った観点からこの大飯問題を取り上げてみたいのですが、例の四月三十四日のエネルギー庁が出された「解析結果について」というメモ、これを科技庁側から、科技庁サイドからごらんになった場合に、たとえばスリーマイル島事故での加圧器水位計に関する事象、この事象を模擬した代表的な事故条件のケース、いわばシミュレーション、想定ですね、二つありますね、これはあなた方科技庁のサイドから見られた場合には、こういうシミュレーションのケース設定、これは果たして妥当性はどうですか。
○秦豊君 総理、おおむね心強い激励の後には必ず反対の意見があるものでありまして、私はこの立場に立ちます。 さっきからずいぶん言われておりますが、スリーマイルアイランドの事故を新たな契機ととらえたアメリカ側の原子力産業界の動向を見てみますと、教訓の受けとめ方が日本より素早くて非常にタフなんですね、ある意味で言えば。そして全体としては、アメリカの原子力発電の稼働率が、いま私どもの手元の数字では六〇%台に下がっています。そのアメリカ原子力産業界の首脳たちのコメントをいろんな媒体で拝見しますと、こう言っているんです。アメリカの原子力産業にとっては、原子力発電に対する新たな市民的合意の形成こそが最大の……
○秦豊君 いま衆議院の方では集中的な証人喚問が行われていまして、有森國雄氏とのやりとりの中で少し中断騒ぎがあったようだが、先般の衆議院の集中審議、それからきょうの証人喚問を通じて、いわゆる海部メモの存在ということが一つの鋭い焦点になっていると私は思うんです。まあ俗に言う海部メモはこれなんだけれども、たとえばそれをめぐってさらに当局側のお考えを、改めて決算委員会の場で確かめておきたいと思います。 そこで、仮にこの海部メモに一種の真実性とリアリティーがあって、たとえばここに言われているデュッセルドルフのドレスナー銀行の場合の口座番号であれば、「No.13?189029」という口座番号、そしてもう……
○秦豊君 きょうは本館の方で証人喚問の真っ最中でありまして、まあ多くの目はほとんどそちらの方に行っておりますけれども、しかし、あえて田中官房長官と日商岩井、もう一つ岡崎工業という企業の関係だけは今後のためにぜひとも伺っておきたいと、こう思います。
いま、一部に上場されている企業で、北九州市の八幡に本社のある岡崎工業という企業体があります。筆頭株主が三井物産。新日鉄も大手の株主。この会社自体は、土地の造成、不動産売買、それから土木、建設等々も重要な部門の一つです。この岡崎工業という会社のことは、長官御存じですか。
【次の発言】 かなり古く上層部とのおつき合いがあるやに私どもは承知しておりますけ……
○秦豊君 通産大臣はさまざまな国際会議でお疲れのところ恐縮です。 最初に、三井グループがイランのバンダルシャプールで建設中の例の問題の大型プロジェクト、油化プラントの問題を、ぜひこれはこの際に決算委員会の質疑の中で伺っておきたい。 まあ口の悪いさまざまな専門家は、この大型油化プラントの問題については、もうこれ企業の枠じゃない、かけの領域だと、ここまで極言をする人がふえている、しかも専門家筋で。で、その三井物産の八尋新社長は、五月中旬ぐらいからさまざまな記者会見とか、座談会等でかなり大胆なことを言っていらっしゃいますね。たとえば、ナショナルプロジェクトについては政府側の了承を得られることを確……
○秦豊君 私は十分というたっぷりした時間の中で、あえて松野頼三氏の問題と金大中氏問題をできるだけ取り上げてみたいと、こう思います。 総理、疑惑対策協議会ですね、略称。それも隠れみのではなくて、実効性ある具体策を打ち出すんだと、大変結構だと思う。しかあるべきだと思う。しかし、その前にもっと厳しく総理・総裁として決着をつけるべき目前の問題が私は横たわっていると思うんです。それがいわゆる松野問題ではないかと私は書いたいんです。衆参両院の審議を通じて、もどかしさを感じない国民の皆さんの方がむしろ少ないでしょう。政治資金規正法の壁、贈収賄については時効の壁、職務権限のなおさら厚い壁、そこのそういう状態……
○秦豊君 幸いきょうは元号法案の審議ではありませんので、珍しく全会一致の法案を練っているわけであって、したがって、恐らく各委員の方の質問のアングルを指摘すべきポイントは同じ方向を向いていると思います。したがって、しかも、私の場合はしんがりですから、多少の重複があるかもしれません、大臣。しかしそれはだめ押しという意味合いを多分に含んだものであるという点で皆さんにもお許しをいただきたいんです。 そこで、最初に大臣に伺っておきたいんですけれども、歴代の厚生大臣はさまざまな大きな荷物をしょって奮闘、悪戦苦闘をされたわけだが、あなたはいい意味で張り切っていらっしゃる大臣だから、まだ移転も終わってないし……
○秦豊君 きょうは長い時間にわたりまして御協力をありがとう存じます。私の持ち時間十五分で終わりますから、後しばらく御協力を願いたいと思います。 私は、社会民主連合の秦豊でございますが、もちろん法制化には強く反対をするという前提で十五分たっぷり伺ってみたいと思います。 実は、私にとりましては松岡参考人は媒体こそ違え言論界の私の大先輩、しかも尊敬する大先輩に当たります。松岡さんには、元号法案といわゆる世論というものの関係をまず伺っておいて、時間がもしございましたら、木村参考人に一つ伺っておきたいことがあります。 で、私自身の考え方、とらえ方は、やがて政府側を相手にした質疑の中で展開をするわけ……
○秦豊君 森田先生が早くお済みになっても、社会民主連合の持ち時間がふえるわけでもないので大変残念なんですが、そっくりいただきたいくらいなんですが、本論に入る前に、三原総務長官、これ何でもない御質問ですがね、あるいは本論と全く関係ないかもしれません。「難陳」という言葉は御存じでしょう。
【次の発言】 まあ法制局長官の耳打ちで俄然思い出されたわけじゃなくて、ちゃんとこの辺にインプットされておったわけでしょう。
【次の発言】 ちなみに、私の理解と総務長官の理解が、難陳についてどう違っているのか、あるいはぴったり一致しているのか、後学のために伺っておきたい。
○秦豊君 総理ね、私は元号法案に反対の立場ですから、森田先生との間には見えない一線があるわけですから、その立場で伺います。 先ほどから総理を中心にしたこの席をながめていると、総務長官は、連日奮闘されてかなりげんなりしておられたが、先ほどからみけんのあたりが明るい。ほっとしている。法制局長官は、してやったりというふうなお顔に見える、私にはね。総理の表情は余りよくわからない、日ごろと同じぐらいにしか見えない、私には。それで、私たちにとりましては、確かにこの委員会でも十四対六ではないかと、もしあの席が満たされれば。圧倒的に少数だ。だんだん急速に急坂をころげ落ちるような局面になりつつある。ぼくたちと……
○秦豊君 質問に入ります前に、質問順位の変更について賜りました皆様の御理解と御協力に御礼を申し上げて質問に移りたいと思います。 官房長官、公務がおありだそうですから、私は質問構成をあえて変えて、官房長官に対する質問を先にして次に進みたいと思います。 やや概論めくかもしれませんが、今度の総選挙では、長官、やはり鉄建も裁かれたと私は思うのですよ、しかと。それで綱紀の粛正こそ行政改革の第一歩だという私の認識を展開したいと思うのだが、したがって国会の中でも相談――行財政改革特別委員会あるいは倫理委員会等の提唱が論議されると思う。それは国会の次元である。行政のレベルでも、何もアメリカに学ぶという意味……
○秦豊君 もし私の誤解でなければ、委員会のきょうの審議を通じて不当不正と認定された金は、国民感情を背景にしてやはり国庫に返すべきだという方向が大まかに出ているんではないかと思います。
そこで、時間が時間だから詰めた話をしますので答弁側も御協力を願いたいと思います。
金の返し方です。鉄建公団、今年度の予備費の残額、幾らありますか。
【次の発言】 会計検査院に確認をしたいんだが、防衛庁にも一部ありましたね、二百数十万円、下総関係、これはたしか私の記憶では国庫に戻入された、返却されたと、こう記憶しているんだがどうなんですか。
【次の発言】 そこで、どういうふうなやりくりで返したかまだわかりません……
○秦豊君 まず、質問順位の繰り上げにお力添えを賜りまして、ありがとうございました。 長田新長官は、いまから私が申し上げることをとりわけ的確にお受けとめを願いたい、後ほどあなたにぜひ伺いたいこともありますから。 いま吉田さんがお触れになったのは、まさに下請労働者にとりわけ深刻な状態であらわれている被曝問題です。私は、三十分しかありませんから、この問題に集中します。答弁はだらだらしないような配慮を特にお願いしておきたいと思います。 まず、新長官、私のこの問題についてのとらえ方なんですが、近代科学の最先端と言われている原発の作業現場が、実は前近代的な労働条件、観点を変えれば人権問題とさえ言われ……
○秦豊君 私は、去る十五日に金大中氏と、短い時間ではあったが、ソウルの自宅で会談をしてまいりましたので、そのことを含めてあなたに伺っておきたいと思います。 最初に、大来外相とは、私委員会で初めてですから、あなたの金大中氏事件観とでも言えるようなものをあえて伺っておきたい。橋本委員もいろいろ御質問になったようですが、ちょっと変わった観点から。 まず政治決着ですね。私に言わせますと、あれは大野伴睦方式より悪い。だって、伴睦方式というのは、足して二で割りますからね、そうでしょう。ところがあの政治決着というのは、腰だめの妥協で、ソウルの政権に対する過剰な配慮があった。つまり、無原則で強引でむちゃだ……
○秦豊君 私は、大蔵省に集中をしたいと思います。
昨今の一連の不正事件の中で、またその処理をめぐって、たしか私の知る限りでは、防衛庁が下総の部隊に関連した不正経理があったわけだが、それは一応工夫して一たん国庫に返還したということに私は承知しているんですけれども、防衛庁は一体どんな費目から、どんな返し方をしたのか、まず伺っておきたいと思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 たしか、十一月十五日だと思いますが、前回の決算委員会で、その席に仁杉氏が座って、私が質問をしたときに、仁杉新総裁は、少なくとも――検査院からこの三億九千五百七十一万円が指摘されたわけだが、その中で、あとう限り、いわゆる……
○秦豊君 防衛庁長官お見えですね。―― あなたに対してはこれは初めての質問になるわけですけれども、まず端的に伺っておきたいことは、わが国の次期の戦闘機FXに関する問題、つまりF15イーグルに関する問題です。なおかつずばり申し上げれば、われわれのとらえ方はF15の心臓部とも言うべきエンジン部分に重大な欠陥があるという認識をわれわれは持っている。 それで、防衛庁長官も就任されてかなり日がたつから、かなり部下からの御進講も進んで、かなり的確に事態を把握していらっしゃると思うんだが、いきなり防衛局長や装備局長に任ぜないで、防衛庁長官としてF15イーグルのいわゆるエンジン欠陥問題についてはどういうふ……
○秦豊君 きょうはリムパックの問題に集中しようと思ったんですけれども、その前に防衛庁長官を含めてぜひともお聞きとめを願いたいことがあります。それは先ほど公明党の黒柳委員からいわゆる軍医のアルバイト問題についての指摘があったと思います。ところが、それについて申し上げるわけではなくて、直接でですよ、御注意を喚起したいことが一つだけあります。 それは私どもの楢崎弥之助委員がすでに昭和五十二年の三月十八日の予算委員会で、当時三原防衛庁長官に対しまして非常に具体的な事実関係を挙げて、たとえばただでさえ医官教官が少ないのに、東京の大塚病院で毎週水曜、木曜の昼間あるいは週末の夜間、職務を怠って内職をしてい……
○秦豊君 きのうの決算委員会で少し不満が残ったものだから、きょうこの設置法に絡んで改めて千葉さんの担当の範囲、中近東問題を少し変わった角度からアプローチしてみたいと思うのですが、たしか今度の国会は十一日に終わるわけですけれども、外務省としては中近東の大使会議をすでに予定されて、たしか十二月の十一日から十三日までの期間ではないかと思います。当然UAEに駐在されている村田さんも帰ってみえる。で、会議が終われば当然アブダビに帰任をされるわけですがね。そうしますと、この前私も去る五月に三時間半ばかりゆっくり会ってきたオタイバ氏の仲介で、いわゆるPLO側と日本の外務省との、いわばやや非公式やや公式という……
○秦豊君 幸い、この委員会に間に合うことができましたので、質問時間十分を活用したいと思いますが、防衛庁に集中をしたいと思います。 例の環太平洋演習――リムパック問題だけを取り上げたいと思いますが、とてもこの十分に妥当する質問対象ではありません。したがって、きょうは一つ、二つだけあえて聞いておきたい。 というのは、先般来野党側の要求に対して、防衛庁側は頭をひねってきょう新たな政府見解を恐らく発表しただろうと思う。その内容をちょっとだけ見てきたんだけれども、依然として野党側が追及をしたポイントには正面から答えない。防衛庁の言いたいことだけを言っている。分量的には前回より非常にたっぷりしているけ……
○秦豊君 私の場合は御答弁を含めて五分間ですから、一通話プラス二分だから、ちょっと欲張り過ぎるかもしれませんが、実は笠井さんにも村田さんにも伺いたかったのですけれども、例のOPECの長期戦略委員会の問題とか、湾岸と日本の関係とか、技術移転、私もオタイバに会ってきましていろいろ考えるところがある。お三方のお話を拝聴していて共通した私の受けとめ方は、日本のこの技術開発は総花で、メニューは何でもフルコースで重点がなくてぼやける、肺活量が少ない、もうおっしゃるとおりです。今度のサンシャインでもムーンライトでも同じ。何でも並べる。並べたい気持ちはわかる。だからますますぼやける。こうなっているので、よほど……
○秦豊君 後ほど合意を見るでありましょう附帯決議の内容を含めまして、私は賛成法案でございます。与えられた本日の質問の時間は、私は放棄いたします。
○秦豊君 防衛庁長官、ちょっと最初に伺っておきたいんですが、大来外務大臣が帰国されて、総理と外務大臣、防衛庁長官、同席されたことがありますね。
【次の発言】 話し合われたか。
【次の発言】 いや、別に。
【次の発言】 こういう話がなかったですか。
大来さんがワシントンの空気を伝えた。そのときに、つまりワシントンの空気はかなり肩に力が入って厳しいわけですね。だから、財政難という一本調子ではとてもかわし切れないと。そこで、総理が、恐らく防衛施設庁長官に伝わることを前提にして、今後は在日米軍の経費負担について、若干やはり日本側の配慮の余地があるかないかを検討すべきではないかという意味の指示ないし発……
○秦豊君 久々に発言をいたしますけれども、総理にまず伺っておきたいんです。私のソ連観は、変わったというのはアフガン直後のジミー.カーターの反応なんですね。ところがあなたの場合は、さきの本会議における秦野議員の質問に対してもあのような木で鼻を式な対応でしかなかった。お立場はわかりますけれどもね。私はあえて総理に伺っておきたい、まず対ソ連観を。あなたによれば、ソビエトという国家は警戒すべき国なんでしょうか。
【次の発言】 ならば、信頼に値する国とお考えですか。
【次の発言】 世論調査一切合財含めまして調査をやりますと、日本の市民の、国民の中で一番きらいな国は、絶えず断然トップはソ連なんですよ、断然……
○秦豊君 私は、参議院クラブを代表して質問をいたしたいと思います。
最初に、総理なんですがね、先日は大変お元気で人生の大きな節目を過ごされて結構でした。いや本当なんですよ。それにしましても総理ね、いまの笑い顔なかなかいいんですけれどもね、最近特有の大平スマイル余り拝見できませんね。やっぱりあれですか、大平政権の支持率二七%なんという厳しい数字がやっぱり気になりますか。
【次の発言】 そうだと思いますね。いま大平総理は、総理としていま何に最も心を砕いていらっしゃいますか。
【次の発言】 伊藤博文内閣からずっとこう歴代宰相像というのがあるわけですよね。当然大平総理にもあなたが常に追い求めていらっ……
○秦豊君 初めに、大蔵省に伺っておきたいんですが、補助金等の総額は幾らになりますか、五十四年度。
【次の発言】 その中で、いわゆる呼び水的なもの、奨励的な補助金はわかりますか。
【次の発言】 それでは、以上を踏まえて伺っておきたいんだけれども、今度、大蔵省がようやく問題になっていた補助金を幾つか廃絶しましたね。わかりますか、それは項目が。
【次の発言】 たとえば納税貯蓄組合の補助金など七つですね。住宅生産工業化、これなどは予算補助だったんですね。
【次の発言】 この予算補助というのは多分に裁量が働きますね、局長。
【次の発言】 労働界、財界等でもかねがね問題になっていた補助金が幾つかあって、お……
○秦豊君 最初に総裁としての総理につかぬことを伺いますけれども、いまの自民党の党紀委員長はどなたですか。
【次の発言】 さすがによく御存じだと感心をいたしました。きょうは時間が余り大した時間じゃございませんので、あなたにだけ一つ二つ伺いたいことがあります。
このところ福田元総理、三木元総理、一連ずうっと歩いていらっしゃる。さまざまな要望はマスメディアに載っています。それを通じて知っているのですけれども、いま総理は、K・ハマダ、公的には浜田幸一代議士ですが、確かに頭が痛い、けじめのつけ方、タイミングで苦慮している、だが努力すると。これは私は当然の苦慮だと思うのですけれども、私がきょう提案したい……
○秦豊君 最初に、きのう自民党が要綱をまとめられたスパイ防止法案、いわゆるですけれども、これについてまず法務省側の見解を伺っておきたい。
【次の発言】 法制局長官、突然ですが、やっぱり法案としての完熟度、成熟度、憲法上の問題、現在の日本の法体系になじむか、なじまないか、この問題を含めて専門家としてのあなたの見解を。
【次の発言】 そういう答弁が一番一〇〇%正解なんだね、あなた。けれども、こういう問題は職掌柄怠慢でいらっしゃるということを申し上げねばならぬ。
総理にちょっと伺っておきたいのですが、私自身は、あの自民党の案がそのまま通れば、第一防衛上の秘密の範囲がきわめてあいまい、秘密度が高くな……
○秦豊君 しんがりの質問というのはなかなかハンディキャップが多くて、答弁する側もマスコミの取材陣もげんなりしている。そういう中で質問をするわけなんだが、最初に具体的な問題からちょっと伺っておきたい。
例の作業中の日米防衛協力小委員会の下部機構、作戦、情報、後方支援、この三部会の作業の進みぐあい、どこまでまとまったのか。もう一つは作業がまとまる終了見込み、あわせて聞いておきたい。
【次の発言】 間は省いて、要点だけ答えてください。
【次の発言】 ならば、作戦構想も完全に日米間の合意を見たと、こういうことですね。
【次の発言】 だからあなたの答弁が的確でないの、角度が甘いの。どこまで進んだかとい……
○秦豊君 外務大臣、最近の防衛論議なんですが、私の見方は、一言で言って悪乗り。きわめて意図的。しかもあなたのおひざ元の局長クラスが檜町、防衛庁の参事官クラスあるいは局長クラスとコーラスをしたがる。これも悪乗りというふうに私は見ている。あえてもっと言えば、きわめて意図的なキャンペーン、悪質、こういうふうに見ている。 そこで、生前、大平前総理がたしか逝去される少し前であったと記憶しますけれども、こういうことを言っていらっしゃる。ぼくは国際情勢に悪乗りした防衛力強化ムードには賛成できない、近ごろの議論には昭和二十年八月十五日を忘れたのが多過ぎる、こういう発言をされたわけです。私によれば、大平さんの……
○秦豊君 総理、何分十分間ですから、アンダンテじゃなくてアレグロぐらいで御協力を願いたいと思うんです。
最初に、例の総理構想の総合安全保障構想、その前段とも言うべき関係閣僚会議、これはそろそろ、臨時国会は何日延長かわからぬが、臨時国会が終わる、来月から予算編成は今度はピークを迎える。その前あたり、たとえば十二月初旬から中旬にかけて開催をされて昨今の防衛論議を束ねる、総理らしいガバナビリティを発揮される場にぜひしていただきたいと思うんですけれども、どうでしょう。
【次の発言】 議題は、まだ煮詰まっておりませんか。
【次の発言】 いま伊東外相が横に座っていらっしゃいます。外務省は例のベトナムに対……
○秦豊君 きょうはどうも御苦労さまです。秦でございますけれども、最初に片岡参考人にちょっと伺わしていただきたい。 いま、中曽根康弘さんが言うまでもなく長官でいらっしゃいまして、大方の受けとめ方は、大物長官だから何かやってくれるだろうというムードがちょっと広がった。ただ、行政管理庁長官について申し上げれば、これは、そういうことはむなしい表現であって、大物だろうが小物だろうが変わらない、長官であれば。なぜかといいますと、やっぱり行政管理庁長官といえども、時の官僚の許容範囲が行政管理庁長官のなし得る限度になっているんです。歴代そうなんですよ。先生はもちろん行政学の権威でいらっしゃるけれども、私は門……
○秦豊君 私は九州の財務局問題をまず取り上げてみたいと思いますけれども、これは御高承のとおりであって、今度は逆転が演じられたわけですね。五十一年の行革では熊本が福岡にという話であったのが、今回はまさに逆転して熊本に福岡をと、こうなったわけだから、九州ではこれを南北戦争と呼んだわけですね。 それで、私は最初に中曽根さんに伺っておきたいんだけれども、最初は、たとえば当該所轄の大蔵省のある首脳にしても、あたかもいま九州場所だけれども、これはまあありていに言って、横綱と十両の勝負だろうと、こう見ていたわけだ。ところが、ことしの三月十二日ごろにどうやら大きな転機があって、三月二十八日だと記憶しますけれ……
○秦豊君 大村長官、足早に帰っていただいて恐縮であったんですが、もう長官になられてかなりになりますし、背の軍隊で言えば一期の検閲はとっくに終わったわけだから、成績優秀かどうかは別として。そこで、ちょっと最初に古典的な設問をあえて長官に一つ二つお答えを願いたい。
大村長官の中では、防衛論議における非常に定型的なパターンがありますね、何から何をどのようにして守るのかと。これは非常に古典的な命題なんですよね。あなたの中ではどう整理されていますか。
【次の発言】 何からがぼやけていますのと、どのようにが全く欠け落ちていますね、重ねて。
【次の発言】 何からというのはなぜ答弁のらち外なんですか。
○秦豊君 私は、これから政府がいやおうもなく直面しなければならない北東アジアでのいわゆるTNF、戦域核の配備問題、それから、もし時間が許せば日韓の問題に踏み込んでいきたいと思います。 大村長官、御記憶をよみがえらしていただきたいんだが、あなたはワインバーガー氏に会われる前にハワイに寄られましたね。六月二十七日というのが私の記憶です。そのときに、ロング太平洋軍司令官と会談をされたことも覚えていらっしゃる、紛れもなく。そのときの大きな命題がソビエト極東赤軍の展開、その実態の説明、その最後の方にこういうことがあったでしょう。アメリカもまたソ連に対抗をして核戦力の均衡を保たねばならない、まだ結論は出……
○秦豊君 ちょっと委員長。北米局長、恐縮ですが、あなたに通告してなかったのですが。もし可能ならば、頭で聞きますから、ちょっとおっていただけますか。 委員長、失礼しました。 がらっと変えましょうね、がらっと。 日米首脳会談を控えまして、防衛庁としては、外務省としては、総理並びにその周辺には言うべきことはもう全部言ったのか。つまりこの意味は、もうちゃんと設定されているわけだから、防衛庁としてはまだまだ焦点になる防衛問題について言うべき意見あるいは提出すべき資料、こういうものについては総理から何か言われていますか。あるいは、訪米を控えて外務、防衛を含めて日米会談に備えた会談の日程は持たれていま……
○秦豊君 外務省、最初に原潜をちょっと伺っておきたい。
「ジョージ・ワシントン」の修理は終わったらしいのですが、損害の程度等についての把握はありますか。
【次の発言】 外務大臣、さっきからずっと伺っていて確認したくなったのですが、連日御苦労と存じますが、しかし、首脳会談を控えてやはり外務大臣としてなすべき余地がまだあると私は思う。もっともアメリカとしては報告のしようがないというデリケートな時期だと思う。しかし、外交チャンネルを通じ大河原氏から、あるいは伊東外務大臣からマンスフィールド駐日大使に等々、さまざまなチャンネルを通じて、場合によっては大村防衛庁長官からペンタゴンの長官にという感じで日……
○秦豊君 最初に、これ確認の意味で伺っておきますが、一次産品の協定に絡んで一つだけ。
日本はアメリカに次ぐ高額を拠出すると言われていますけれども、一と二を合わした合計額、拠出分担、拠出をする時期、これを確認のために聞いておけばいいと思います。
【次の発言】 わかりました。
それでは一般の問題に移ります。アジア局長お見えですね。ちょっとお座りください。余り愉快なことを申し上げませんので、外務大臣もちょっとこれ、私も愉快な質問とは認識しておりませんので、ただ許しがたいと思っているから伺います。
日本と韓国にまつわる問題ですが、アジア局長、前田現大使の赴任はいつでございましたか。
○秦豊君 質問に入る前に、防衛庁長官、取り消してもらいたい。 あなたのさっきの発言はきわめて重大ですよ。これだけ世論が沸騰して、これだけ鋭い非難の対象になりながら、両国関係において、いいですか、いまごろ、この段階の当委員会における答弁で、何ですかあなた、加害者か被害者かわからない、含めて調べるとは何事ですか。予算委員会でそんな一言述べてみなさい。何時間でも審議中断だ。権威ある内閣委員会における答弁において、あなたからあんな話を聞くとは思わなかった。穏当をはなはだしく欠いている。取り消していただきたい。重大な認識の過ちだ、感覚のそごだ、認められない。納得できない。取り消していただきたい。
○秦豊君 私が農業問題を質問するのは、これ初めてなんだけれども、まさに歴史的なんだけれども、それにしては質問時間が三十分というのは何とも皮肉だと思いますから、私はテンポ早く質問を投げますから、大臣初め皆さんにおかれては協力あられたいと思います。 いま柄谷委員から指摘があった連続です。大臣、あなた方々で遠慮がちに発言をされておりますけれども、本音は十分わかっています。第二臨調の土光会長が行政改革問題を考えた場合、冷静に、最大のガンは農水行政だとまで言い切っているんですよね。あの人らしいはばかりのない認識と発言だと思うんだが、そんな発言を聞かされる最高責任者のあなたは、この発言をどう受けとめてい……
○秦豊君 最初に総理府に伺います。
総理府の今年度予算の中で世論調査関係の費用の総額、それから調査予定項目、分野――ジャンルですね。これをちょっと最初に伺っておきたい。
【次の発言】 遠慮しないでもっと具体的に。
まだ要求が相次いでいるのかどうか。常識的にもうあなた六月でしょう。だから各省とも調整が終わってきていると思うから、具体的にどういう調査をするのかぐらいははっきりできるでしょう、それを聞いている。
【次の発言】 いや、私は、官庁のことだからもう年次計画というのがびしっとあって、いつは何、アイテムも分野も決まっているかと思ったから聞いたんだが、茫漠としていればかえって好都合だが、中山……
○秦豊君 外務大臣、私はまず対韓援助の問題から少し聞いておきたいと思います。 園田さんね、対韓援助については、確かに青瓦台周辺その他に微妙に変化の兆しもあります。特に大統領府の補佐官グループ、許文道を頂点にしたあのグループですが、あと外務部、経済企画院、窓口が多くてなかなか真意がつかめないと思うが、だからこそ外務省もいま天羽氏を派遣している。やがてあすあたり帰ってくるんじゃないですか。 そこで、大臣にまず伺っておきたいのは、たしか国会で述べられた、対韓援助については安保がらみであればびた一文もという、私に言わせれば胸のすくような、まあたんかとは言いませんが、あの大臣の答弁ですね、見解、認識……
○秦豊君 多忙な大蔵大臣の日程を尊重しまして、質問の順序をがらっと変えまして、まずあなたに。 本特例法案第二章の厚生年金保険の問題、例の国庫負担を四分の一削るという条文の解釈についてまずあなたに伺っておきたい。この削減措置というのは、これは言うまでもなく広く政府の歳出削減の一環であるべきであると、そうでしょう。ところが、後になって削った分に相当する金額プラス遅延利息をつけて返すという場合ですよ、というのであれば、国の財政全体としてはつまりプラス・マイナス・ゼロになると、政府のこの政策の意図がきわめて私は腰だめ的、あいまい、わからぬと思うんだが、まずこの点どうですか。
○秦豊君 最初に、中曽根行官庁長官に伺っておきたいことが二、三あります。
長官は、この夏、七月のたしか二十七日だと思いますけれども、矢次さんが主宰していらっしゃる国策研究会で行革に絡んだ講演をされたと思います。御記憶でしょうか。
【次の発言】 私はそのメモをちょっとある機会に拝見しました。むしろあなたのなすった講演、矢次さんがあなたになされた励ましの言葉か、これを絡めて言いますと、行革の全体像か理念のようなものにかかわってくるわけです。つまり明治維新が第一維新だと、敗戦が第二の維新、今行革はまさに第三の維新であると、それぐらいの意気込みで行官庁は取り組んでもらいたいという意味の激励があなたに……
○秦豊君 委員会の質問も、私あたりまで来ると大体論点が尽くされてくる。いまも柄谷質問に若干あったんだけれども、私はあえて退職手当の性格にしぼってみたい。また同時に、私は賛成法案でもあるし、四十分マイナスアルファで進めてみたいと思う。 藤井総裁、あなたたしか先日の委員会で退職手当の性格にちょっと触れられまして、私のもし聞き違いでなければ、確かに退手については諸説があると、さまざまあるが、まず給与の後払い説それから長期勤続に対する報償説があって、しぼれば二つですね、どっちかと言えば第二の説の立場の方がより強いと、もし仮に最初の方の後払い説をとった場合には、毎月の賃金と一体どういう関係があるのか、……
○秦豊君 せっかくこの無慮十三分を活用しましょう。 総理、これは言うまでもなく自明のことなんだけれども、本法案と行革は実は深々と絡み合っているし、あなた方が熱望している防衛力の増強と行革の進め方は、またこれいよいよもって絡み合ってくる。小さな政府というものと防衛力の一定の水準というのは、本来二律背反なんです。それほど国家財政は硬直の極に達している、これが私どもの認識。したがって、あなた方は相当むずかしい局面に来年度以降追い込まれていくであろうと私は思う。 そこで、具体的な質問だけれども、総理、いま吉田茂総理の再評価ブームで少しにぎやか過ぎるけれども、保守本流と言われる系譜に列する人々は、在……
○秦豊君 渋谷先生、恐縮です。
官房長官、ミッテラン絡みの厳しい日程を縫っていただいて恐縮です。
端的に伺いますけれども、昨年鈴木総理がワシントンでされた発言の中で、特に例の一千海里シーレーン防衛論につきましては、日本政府の判断と反応はともかくとして、公約ないし準公約としての受けとめ方が大統領から一下院議員、上院議員に至るまでの平均的反応です。日本政府としてはそれでよろしいのかどうか、その辺をまず官房長官に政府サイドとして伺っておきたい。
【次の発言】 非常に明確な御答弁だと思います。同盟国の義務というよりは自助努力である、判断はそれでいいと思うのです、まさにシーレーンは。先般のナショナル……
○秦豊君 がらっと変わりますが、私の場合は。
官房長官、最初にちょっと確認しておきたいのです。今度のこの五六中業ですが、これがなぜ国防会議の場で確たる決定にならないで了承にとどまったのか。私はかつてそういう例を知らないので、冒頭に念のために確認をさしていただきたい。
【次の発言】 官房長官、政権中枢の取り決め決定、デシジョンメーキングとしては私非常に許されないような雑駁さであるとまことに失礼ながら思うのです。つまり国防会議は防衛政策、一国の装備計画の最高方針を決める場の一つだ。もちろん国会のチェックポイントはありますよ。それが了承にとどまったのはなぜかと聞いた私の真意は、ではちょっと角度を変……
○秦豊君 外務大臣、私できょうは終わりですから、もうすぐです。
朝から教科書問題やっておりますけれども、私はあえて球筋を変えてみたいと思います。外務大臣、あなたの歴史観にかかわりますけれども、柳条溝以来の十五年戦争についてはわが国の方がむしろ被害者であったというふうなことはよもやお考えではないでしょうね。
【次の発言】 なるべく間を省いていただいて、大臣結論を伺いたいのです。
【次の発言】 政府は、特にあなたは間接叙法と言うのですね、これを。直接認めることによる責任の波及を恐れていらっしゃるとは思わないけれども、私は端的に伺っているのです。
国際常識、理念の、通念の常識として、私の申し上げ……
○秦豊君 きのうあたりから本法案をめぐる雲行きがかなり微妙になりまして、ある紙面では「風雲急」「新自ク、賛成表明へ」「警戒強める公・民「自民、強行採決しかねぬ」」など、かなり物騒だけれども、ずばりポイントをついた見出しが躍っておるわけです。 きょうは前回の同僚前島委員の残り時間を私が消化いたしますけれども、念のために、申し上げるまでもないと思いますけれども、私のきょうの三十九分によって新政クラブの質問がすべて終わったわけではなくて、たまたま一巡目が終わろうとしているという段階にすぎないと思います。 そこで発議者に伺いますけれども、去る十九日に鈴木総理が自民党の首脳をお呼びになって、幹部をお……
○秦豊君 最初に防衛庁、いまの委員長発言を特に留意してください。
ソビエトのバックファイアの最近の動向についてちょっと伺っておきたいが、ウラジオ周辺を含めた極東への配備数に変更があったのかどうか。それから、昨年から実施をしているらしい沿海州、千島列島それから太平洋方面、この方面への訓練飛行の頻度、これは最近どうなっているか。また、何を目指した訓練飛行なのか、知るところがあれば述べてもらいたい。
【次の発言】 配備数はふえていないわけね。
【次の発言】 バッジXとポストナイキの問題を少し確認しておきたい。
一昨年十一月二十七日の当委員会で、私の質問に対して塩田さんが、バッジXは五十六年度には……
○秦豊君 伊藤長官、いま霞が関の各省庁は国会終了直後の高級幹部の人事異動をめぐってもう内定期に入っている。ところが、ひとり六本木檜町かいわいのみは逆にある意味の臨戦態勢ね、ハワイの事務協議、続く伊藤訪米、これが終わるまではもう現体制でやる以外にないと、川の真ん中で馬は乗りかえられぬというふうな心境のようだし、体制のようだし、常識的にはぼくはそうであろうと、しばらく塩漬けでしょう、違いますか。
【次の発言】 その答弁でいいんですよ。私はきょう本論はシーレーンに当然集中したい。しかし、これは国家の総合安全保障に関するし、一防衛庁マターではない、政府マターである。したがって宮澤官房長官の出席を求めて……
○秦豊君 恩給法もきょうで二日目でありまして、しんがりの私のところまで参りますと、先輩同僚議員の勉強によってほとんどの論点は尽くされております。あとの焦点は、与党の皆さんが、後ほど提案されるであろうわれわれ野党の共同提案修正案に卒然として歩み寄るかどうかが最大の焦点であって、あとはほとんど尽くされている、こう思います。それは、後ほど先輩議員から提案があるはずでありますけれども、私は与えられた時間が六十分でありますが、なるべく六十分マイナスアルファという感じで恩給法そのもの、それからその解釈をめぐる問題、これを総理府と法制局長官にもっぱらお伺いしたいと思います。 私の質問の大前提としまして、事……
○秦豊君 きょうは、私としましては大変たっぷりした時間を珍しく与えられておりますので、ひとつじっくりと中曽根さんの久々の答弁も伺ってみたい、こう思います。法案に即した具体的な質問は後ほどまとめて政府側に伺いたいと思いますが、その前に、中曽根行政管理庁長官にホットな私の疑義をただしておきたいと思うんです。一これは、まあホットといっても非常に新しいわけであって、あなたがきのうある経済団体で発言をされた、表向きはオフレコ発言となっているんだが、広くマスメディアに伝播されている。で、焦点は行政改革の眼目であるとあなた自身がとらえていらっしゃるらしい国鉄改革の成否を左右しかねないような仮称国鉄再建監理委……
○秦豊君 ファントムに入る前に、外務大臣と官房長官にちょっと伺いたいことがあります。 それは日本と韓国の経済協力問題でありますけれども、いよいよあすから第二回の実務者会談が開かれます。ところが、それに先立った櫻内発言が看過できない。それはつまり、せんじ詰めて言えば、政治決断で総枠提示という櫻内さんの発言なんです。このことは、前任の園田外相を引き合いに出すまでもなく、プロジェクトごとの積算積み上げ、厳重な審査という在来の日本外務省 方針を大幅にこれは転換するものではないかと私は考える、したがって看過できないと言っているんだけれども、私はこの問題は例の安保絡みの論点もあり、急ぐべきではないという……
○秦豊君 何さま無慮九分ですからね、答弁の方も九分的なテンポに合わせていただきたい。アンダンテじゃなくてアレグロぐらいで願いたいと思います。
外務省にまず伺いますけれども、ODA全体の中で北東アジアへの援助というのは何%くらいになっているのか、それが第一点。もう一つ、また韓国への円借款ですね、それは北東アジアの中でどんな比率なのか、これをまず。テンポを早くやってくださいよ。
【次の発言】 御協力に感謝をします。
いま日韓双方の作業は現在そのプロジェクトをめぐってどこまで煮詰まっているのか、逆に言えば何がどのように残されているのか、この点はいかがですか。
○秦豊君 お疲れでしょうが、これで終わりますから、北村さん、ちょっと確認さしてください。
いま柄谷委員に対するあなたの御答弁の中で、自衛隊にはかなりむだがある、見直せば財源が浮いてくるだろうと言われた真意は、海出身のあなたとして、たとえば陸上の大幅削減、海空重視を貫くという思想が根底にあり、そういうことを意図されたものですか。
【次の発言】 国政全般ね。
【次の発言】 それからもう一つ、さっきたしか八個護衛隊群が望ましいという意味に私は聞こえたんですがね、これは一体どういう見積もりを踏まえたものですか。
【次の発言】 それから、念のためですが、海幕がかつて分析班でデータを出しましたね、一定の……
○秦豊君 外務、防衛に入る前に、レフチェンコ証言問題について警察庁側に一問だけ聞いておきたい。御出席ですね。 外務省は、すでにこのレフチェンコ問題なるものについての調査を打ち切ったと聞いておりますが、衆議院側はあすにも議運レベルの訪米調査団の派遣も考えているやに聞いている。しかしこの問題の場合の大前提は、特に私における大前提は、CIA側に完全コントロールされている亡命スパイのいわゆる証言という括弧つきで私は受けとめているのだけれども、この段階で警察庁側に改めて、だから、伺っておきたいんです。つまり政府内部にも若干感じの受けとめ方の差があるんだけれども、警察庁としては改めてこの段階で今後の捜査……
○秦豊君 二十五分間だから、答弁側も二十五分的テンポでお願いしたい。
まず外務省、対韓経済援助問題。
いま対韓経済援助の交渉は実務的にどこまで進んでいますか。つまり、煮詰まっていますか。
【次の発言】 経過を簡潔に。
【次の発言】 そうしますと、実務的というか、実際的な中身の詰めは四月中に固まる。
では、五月には外交慣例によって交換公文の取り交わしというようなテンポで進んでおりますか。
【次の発言】 あなたの御答弁を演繹すれば、では、五月が無理でも対韓経済援助についての交換公文は六月下旬も含め七月は大いにあり得ると、こういう理解でよろしいですか。
○秦豊君 まとまった質問は予算委員会の締めくくり総括があるから、きょうは断片的な質問をしてみたいと思います。
まず、海峡封鎖に関連しまして防衛庁、アメリカ軍単独による海峡封鎖、たとえば宗谷海峡などの封鎖作戦に当たって、アメリカ側から日本政府あるいは自衛隊に対して警戒、哨戒、護衛等の具体的な協力を要請された場合には一体どんな対応があり得るのでしょうね。
【次の発言】 すでに今国会の審議で、日本有事でなくてアメリカが単独でというところまでは政府は一歩踏み込んだわけだ。
そこで伺っているんだけれども、これは日本有事の大前提ではなく、中東またはその他の極東地域における有事の際にと、改めて聞き直しま……
○秦豊君 きょうの質問の前に念のために戦後の行政改革の歴史を一応引っ張ってみたんですが、長官もこの時代の記憶はどうかわかりませんが、敗戦直後の東久邇内閣から幣原喜重郎内閣、それから第一次の吉田茂政権、この間非常にめまぐるしくて、二十年の八月十七日から翌年の十月二十七日までの間に内閣が三段跳びしまして、それでそのころに戦時行政機構の廃止問題を抱えまして三内閣を縦に貫いた改革が行われた。もしこれを第一回の行政改革に算入するならば、現在の中曽根内閣の行政改革は十七回目になるわけですよ。それぞれ時代の年輪を刻み込んでいるわけですけれども、私の概括的な印象は、残念ながらどの場合にも総論あって各論なし、理……
○秦豊君 中曽根総理、総理の基本的な認識の中では、防衛計画の大綱というのは不磨の大典のごときものか、あるいは非核三原則のような国是にも当たる重い恒久的な重要な方針の一つと、このようにお考えですか。
【次の発言】 かなり微妙なニュアンスがにじみ出しております。
では総理、さらに聞きますが、防衛計画大綱の水準というのは、わが国が備えるべき戦力の上限とお考えか、それともとりあえず何としても到達をしたい最低限、つまり下限とお考えですか。
【次の発言】 総理、これは総理にお答えいただきたい理由があります。昨年八月四日、参議院安保特、当時の宮澤官房長官、秦に対する答弁の中で、大綱水準の戦力は、これはわが……
○秦豊君 中曽根総理、あなたは大変足速でいらっしゃるし、しかもかなり大またでいらっしゃる。そのために在任四カ月半にして国民との隔たりは、特に防衛問題については大きくなる一方だと、私の認識ですが、いかがです。
【次の発言】 それはマスコミ用語では軌道修正というのですが、客観的には毎日新聞調べ三月二十一日、中曽根内閣の防衛姿勢に不安七二%、これが現実です。あなたのイメージチェンジにかかわりはない。これをどう思われますか。
【次の発言】 大方の世論を癖と切り捨てる感覚に問題が大きいが、総理は防衛については国民の間にどのような合意がすでに形成されているとお考えでしょう。
○秦豊君 お二人に質問をさしていただく前に、私の基本認識を一応お聞きとめいただきたいんです。 私は総合安全保障政策なるものはまだ政策としての完熟度を有していない。いわんやわが国には精緻に練り上げられた国家戦略などはどこを探しても存在はしない、していない。こういう認識をまず持っております。したがって現在行われていることはかなり情報回路が閉鎖された上で、つまり防衛官僚、外務官僚に一方的に情報が偏した上で、野党に与えられる情報は非常に希少な中でいわゆる防衛論議なるものが行われているけれども、それは必ずしもディジタルな実態を踏まえてはいない、いわゆる訓詁の学に偏している、これが私の基本認識。 もう……
○秦豊君 私は、参議院の会を代表して、特別委員会設置に反対の討論を行います。 私ども会派が反対の理由も、また社会、共産両党理事が述べられた反対論とその観点をほぼ同じういたします。 しかし、さらに付言すれば、今回の特別委員会設置は、在来の国会運営あるいは国会法の規定を明らかに超えるものであり、そのことはあえて言えば、与党サイドのきわめて安易な国会対策的あるいは便宜的な観点を反映したものにすぎません。したがって、私どもはこのような観点に立った特別委員会の設置には反対せざるを得ません。 以上で反対の討論を終わります。
○秦豊君 どうも長時間にわたりましたが、私の二十分をもって終わりますのでよろしくひとつお願いします。 さっき永井先生も言われましたけれども、これは私の現状認識に関連しますので――今最もぼやけておりますのがまさに総合安全保障政策の概念です、定義です、カテゴリーです。これはもちろん大平政権のころから提唱されましたけれども、あのときも政府主導型ではなくて三菱ないし野村総研的な、つまりシンクタンク先導型の提唱であったことも御高承のとおりです。以後、これだけの歳月が積み重なって、政府には総合安全保障関係閣僚会議も設けられ、国防会議はもちろんそのままありますけれども、いっかな総合性が深まらない。つまり、……
○秦豊君 きょうは余り質問はしないつもりです。 やはり国会の中には、安全保障問題に対しては絶えずクールであると同時に緻密であるというセクションが、空間が必ずなきゃならぬと思います。おのれ自身が例えば内閣委員会に属している場合あるいは予算委員会で質問に立つ場合と、当委員会で意見を述べる場合とは明らかにおのれを取り巻く雰囲気が違います。さっきから先輩、同僚委員が申されておりますように一この委員会は本来まさに長期的な視野に立って行政に欠落している安全保障政策への提言を担う場でありまして、そこにこそ私ども共通のレーゾンデートルがある、役割があると、こう思います。 ところが、さっきからの質疑にありま……
○秦豊君 大変長時間にわたって恐縮ですが、私の場合はごく短い時間で終える予定ですから。 私、日ごろから考えている一つの実感は、国会論議全体の中で経済協力のあるべき姿、あり方を論ずる分量は必ずしも多くはない、むしろ過少である。ただ、例えば対韓援助をめぐる癒着や、どす黒いスキャンダラスなテーマが噴出したときには、私を含めて極めて活発に追及をするが、何事もない場合には、息長く執拗に取り組むという姿勢は確かに国会論議全体の姿勢の中からも欠落していると実は考えております。 今確かに皆様もおっしゃいましたように、出しっ放してはなくて、出した金の効果にもっと眼を向けるべきである、これは今後の私は技術協力……
○秦豊君 私の場合は十分間ですから質問を極めて限定したいと思います。 朝からいろいろと御高見を拝聴したわけなんですけれども、参考人の皆様御存じのように、我が国の正式な政府機関の一隅に総合安全保障関係閣僚会議があります。ところが、私の知る限り、その公式な場において総合安全保障政策の一環としての国家備蓄、例えばストックパイルあるいは商業備蓄、バッファーストックについて時間をかけた論議が行われたということを寡聞にして知りません。したがって、先ほど尾本参考人が率直に生き生きと述べられたあの御発言の部分、ああいう寒い風景というのは今後とも持続されるであろうと思います、残念ながら。 つまり、この総合安……
○秦豊君 最初に全大統領の来日問題なんですけれども、一般には、その際の天皇の言葉については、椎名外相のケースあるいはケ小平氏来日のケース、これが大体下敷きであろうと言われていますけれども、李源京外相の会見などを通じても明らかなように、韓国側はそれより一歩も二歩も踏み込んだ表現というのを立場上期待している。
そこで、そのような踏み込んだ表現の可能性などが一体あり得るのか、あるいはそのために外務省としては一定の努力をされるお考えはあるのかどうか、この点をまず。
【次の発言】 確かに外務省のできる努力というのは資料提供程度、これは限度だと思うし、一般的に考えて、先例を突き破るという可能性は極めて少……
○秦豊君 私の場合は十分間ですから、余り質問はできないと思います。主として私の意見を申し上げて両大臣の見解を伺いたいと思う。
通産大臣と農水大臣は国防会議のメンバーではあられませんね。総合安全保障関係閣僚会議のメンバーではいらっしゃる。で、今まで、御就任以来総合安保関係閣僚会議に何回出席されました。
【次の発言】 通産大臣、日本にこの総合安全保障政策という、完熟をした、あるいは総論としても各論としても整合し、理念としても一貫し、そういう体系的な総合安全保障政策というふうなものは既に行政の中にあるとお考えですか。
【次の発言】 あなた方の政権にですよ、内閣にですよ。
○秦豊君 一国の安全保障政策が真の意味の総合性を有するためには政策各部門、分野ごとの緻密な比較考量と取捨選択によって、何を第一義となし何を必須となし、逆に何を切り捨てるべきかについての緻密な解析が求められております。つまりこのことを言いかえれば、軍事的手段と非軍事的手段とのバランス、並びにその間における厳密なプライオリティーの確立が必要であることは言うまでもありません。 しかし、残念ながら、我が国の安全保障政策をめぐる現状を見るときに、我が国における総合安全保障政策なるものは、その根本的な要因を欠落しております。つまり、私見によれば、我が国の総合安全保障政策なるものはまさにその総合性の欠如を……
○秦豊君 安倍外交もいわば二期目に入るわけですよね。 それでひとつ提案もしたいわけなんですけれども、今度の暫定協定の問題もやはり全体的な日ソ外交環境というものを微妙に反映する、あるいはナーバスに反映する、これは当然です。そこで、いままでともすれば対ソ国家戦略という観点から見ると、たとえば財界の行動様式を見ると、北京がだめならモスクワがあるさというふうな感じでともすれば政府の外交方針との間に乖離がある。その点で霞が関から財界を見ると焦燥感もあってぎくしゃくしたこともある。そこで安倍外交の第二期目ですから、ひとつこのあたりで腰を据えて対ソ国家戦略、単に外交方針と言わないで国家戦略、この整合化ある……
○秦豊君 ブルネイは後に触れたいと思いますが、外務大臣ね、さっきから伺っていたんだけれど、四月第一週カットアウトと、一件落着とはまいりませんね、牛肉、オレンジは。やっぱり担当だから山村さん、わかるけれども、最後は外交全体のすり合わせですから、延びて、そして向こうも議会対策、四月第一週が一つの山ですから対応するのはいいでしょうが、最後、選挙期間のいろいろなタイミングを見てアメリカも圧力を強める、弱める――弱まることはないにしても、間合いをはかっていると思うんですよ。だからある段階で、農水大臣は中間的な措置、やはり安倍外務大臣とシュルツ氏という局面が私予測されてならないんですがね。そういう対応を余……
○秦豊君 最初に、案件そのものについて一つだけ確認しておきたいと思いますが、今度の日中租税協定は、これから経済特区に進出をする、あるいはしようとする日本企業への影響というのは考えなくていいんですか。
【次の発言】 外務大臣、今度のソウル訪問はもう確定ですか、内定ですか、いついらっしゃいますか。
【次の発言】 今度は何が眼目なんですか。
【次の発言】 全斗煥大統領の日本訪問ですね、いわゆる訪日問題というのは当然話し合われると予見してよろしいですか。
【次の発言】 そうだと思います、筋は。だから、外務大臣が今度ソウルを訪問されれば向こうの大統領府としては煮詰めたいわけですよね。一般的には六月のサミ……
○秦豊君 最初に、木材協定なんですけれども、今度の木材協定の前文を見ると、「関連地域及び生物界の生態学的均衡を維持」という文言があるわけですね。では、そういうことに関して日本ができる協力というのはどういうことなんでしょうかね。
【次の発言】 ところで外務省、きょうの閣議でフィリピンヘの例の援助、これは取り決めができましたか、どうなっておりますか。
【次の発言】 いや、きょうの閣議で決まったかどうかだけを聞いている。
【次の発言】 事務次官会議のあれを調べてみると、リストアップされていなかったのできょうではないとは思ったけれども、念のために聞いた。とすると、四月二十七日金曜日の閣議ではあり得る案……
○秦豊君 まず、出版物の国際交換の問題ですけれども、当然二つの条約を踏まえて質問します。
これは、国としての交換業務を主として担当するのは言うまでもなく国立国会図書館の機能だと、役割だと思います。そこで図書館長には、特にこれからの出版物の国際交換に当たる基本的な心構えと言ってはやや精神的に過ぎようかと思うが、当委員会でも、例えば発展途上国との交換については特に留意してほしいとかさまざまな注文がついておりますね。そういうものを踏まえて基本的なお考え方、抱負を特に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 外務省、レーガン大統領の北京訪問に続いて今度は大きな外交日程が待っているわけであって、ソビエ……
○秦豊君 最初に水産庁ですね、これは一つだけ伺っておきたいんですけれども、日ソの魚の交渉は図式としては絶えず前年度比マイナスアルファ。当然裏返しとしてトン当たり単価が上昇する。恐らく今、大水産会社を含めて採算点に乗っている企業というのを探すのは難しかろうと思います。今後ともそうであろう、加速されるわけです。それで、企業にはよく損益分岐点というのがありまして、それがメルクマールになるわけだが、一体、さっきの次長のお話でもありましたように、二百万トン分の四万トンという遠洋の話があったでしょう。そうすると、これは今後の日本の水産漁獲高全体にとって不可欠のウエートなのか。 それから、今後とも資源の問……
○秦豊君 最初に、外務省に確認を含めて伺っておきたいのだが、我々日朝議連が今度ピョンヤンからしかるべきランクの人々を招きたいと思っていますけれども、その場合、北朝鮮側が我々の招致にこたえて、例えば金佑鐘労働党国際事業部次長または鄭基哲書記長のいずれかを送り込もうとした場合には、そのお二人のうちいずれであっても外務省としては入国はお認めになりますか。
【次の発言】 アジア局長、ずばり言えば私が挙げた具体的なお二人のこのランク、これならば妨げがないでしょう。
【次の発言】 そう否定的な、全面否定のニュアンスとは受け取りたくはないが、それについてはいかが。
○秦豊君 きょうは、できればトマホーク絡みから入って、日朝、日ソ、それから日韓のこの極めて不透明な感じのする米の問題にまで立ち至りたいけれども、恐らくははみ出すでしょう。 トマホークに絡みまして、トマホークの配備というのは、特にTLAM−Nの配備というのは核戦略の重要な転換点であるし、在来の日米安保条約の六条、四条絡みの解釈と運用と、私の印象では絶対矛盾を起こしていると。したがって、日ごとに増幅されている国民の皆さんのこの問題についての不安、危惧をぬぐい去るためには、少なくとも安倍外交の時期に四条と六条についての解釈を改める、あるいはややフレキシブルな、柔軟な幅を持つということが私は求められ……
○秦豊君 防衛庁、四十分のテンポで答弁してくださいね。
改装戦艦ニュージャージーというのは、今までの運用のされ方が異常で、レバノンとか中米とか、いわば緊急対策用であった。しかし、私見によれば、本来的な運用というのは、例えば北東アジアを定位置にして対ソ抑止力を形成するというのが本来的なニュージャージーの運用であろうと思うが、どう考えていますか。
【次の発言】 アメリカ海軍のホステットラー巡航ミサイル計画部長、彼の下院での証言などを見ると、今年六月からは射程の長い核巡航ミサイル、つまりTLAM―Nの艦船配備の装着が始まる。こうなると、その巨大なプラットホームとして抗堪性の強いニュージャージーの運……
○秦豊君 私は、参議院の会を代表して質問するわけですけれども、本論に入る前に国家公安委員長に一つだけ伺っておきます。
さきには宮澤事件、今回はまた財界人のあの異様な拉致事件など、犯罪の手口がかなりヨーロッパ化するというか、新手というか、これが相次いでいるわけですけれども、このような事件は必ず事件が事件を誘発する。したがって、政府としても広範な的確なさらに新たな対応をぜひ考えおくべきではないかと思いますが、公安委員長いかがですか。
【次の発言】 総理、私先ほど犯罪が犯罪を呼ぶと申し上げましたけれども、今後は政府要人、財界トップ、あるいは言論界等々に対するそういうものが誘発されることを甚だ恐れま……
○秦豊君 最初に、中曽根総理のいわゆる大局観を伺っておきたい。
総理の大局観としては、米ソを主軸とした緊張や対立は双方の努力にもかかわらず高まっていく、こういうふうなお考えでしょうか。
【次の発言】 今後いかがでしょう。
【次の発言】 今、総理のお話のとおりだと思います。さまざまなシグナルが交わされている。私も、ドラマチックではなくても、緩やかに新たなデタントの構築に向かって進んでいくのじゃないかと思っていますが、重ねて、いかがでしょう。
【次の発言】 米ソ関係の中間的なゴール、目標としては、やはり首脳会談でしょうか。
【次の発言】 今度のロンドン・サミットでは、総理はレーガン大統領と個別の……
○秦豊君 総理が再三答弁されております防衛費の一%は遵守するという総理御自身のお言葉にには、一国の総理としてのどの程度の政治責任が込められているんでしょう。
【次の発言】 仮に、よんどころなくその壁を突破したところで、さして重大な政治的なマイナスではない、責任ではないという御把握ですか。
【次の発言】 守るための努力について遺憾はありませぬか。
【次の発言】 防衛庁長官、三月十七日の当委員会であなたは、一%は大綱とは別と答弁されていますけれども、別じゃなくて二律背反というとらえ方の方が正しいんじゃないですか。
【次の発言】 十七。
【次の発言】 どなたでしたかね、まだ議事録を確認してませんが。
○秦豊君 大來さんに伺いたいのは一つ二つですけれども、アメリカの我が国に対するアプローチというか交渉の様式を見てみますと、やはり最近アメリカの大統領に与えられた例の一つの権限、つまりイスラエルとの自由貿易協定ですね。それから、やがてこれをカナダに援用しようとしている。つまり、ワシントンから東京を見れば、流通サービス部門も含めてあらゆる日本市場のアクセスをアメリカと同じレベルと方向にする、これが非常に根強い、根っこにある動機、目標ではないか。したがって、まだイスラエルとの自由貿易協定が全部まとまったわけでもなし、やがてカナダに援用するといっても内容が定かでない面もありますけれども、アメリカが日本……
○秦豊君 最初に加藤長官に伺っておきたいのですが、技本の例のミサイル追尾誘導技術の対米供与の問題。今度訪米されまして、アメリカ側はいつでろのタイミングを期待していますか、なるべく早期というのは常識的だけれども。
【次の発言】 これは相当遠い将来の課題ですか、あるいはこの一年とか来年度とかいうふうなタイミングで考え得る問題でしょうか。
【次の発言】 山田さんらしく、装備局長のシャープな感触ではどうなのですか。
【次の発言】 向こうは実は分野は特定しているのです。ピンポイントなのです。協議が難航しないのですよ。そうすると、交換公文からこの委員会、常識的に考えて私は八五年度中にはある段階を超えるのじ……
○秦豊君 外務大臣、四月十三日の話は伺いました。そこでボン・サミットに当たりましてアメリカ側はSDIについてのいわゆる支持表明といいますかね、これは政治声明と言いかえてもいいと思いますが、これをどうも待望しているようであります。もちろん各国間の反応に凹凸があっても、あるからこそまとめ上げたいという希望があるのではないかと言われてもいます。そこで外務大臣とシュルツさんのお話の四月十三日のときにはアメリカサイドからむしろそれに関連した議題が、話が出るのではないでしょうか、いかがですか。
【次の発言】 とにかくジュネーブを絶えずにらんでいるわけですね、アメリカは。やはり凹凸がある、反応にばらつきがあ……
○秦豊君 法案関係に入る前にちょっと安倍外務大臣に一つ二つ。
日米摩擦の動きがこのようになりますと外務大臣が御苦労される四月十三日の安倍・シュルツ会談の非常に具体的な焦点の一つは木材製品の関税引き下げ問題ではないでしょうか。
【次の発言】 四月十三日に一発で木材関税引き下げ、わかりました、合意というふうにはなかなか私はまいらないと思うのです。国内がブレーキになっていますから、党内もブレーキです。したがって、かなりもつれ込むと見てよろしいでしょうか。
【次の発言】 アメリカ政府と議会のかなりな部分に中曽根氏がもたらした感触は感触として、四分野のすり合わせだけでも四カ月以上かかるだろう、こういう……
○秦豊君 きょうの先議五案件については、私はことごとく賛意を表しておりますので、あえて質問はいたしません。 外務大臣、あすから大変に厳しい御日程ですけれども、御健闘をまず祈りたいと思います。 外務省は、今夕のいわゆる大来委員会、対外経済問題諮問委員会の内容に対しましては、内需拡大の必要性をぜひ盛り込むべきであるという主張を堅持していましたね。結局大方向としては、摩擦解消はやはりブーメランのように日本国内にまた帰ってくる。どう帰るかというと、内需の拡大を中枢ないし中軸とした総合的な対応、例えば経済とか金融政策全般の見直しにまで結びつく、あるいはつながっていく、こういうふうに私は考えているんで……
○秦豊君 本当にお疲れさまでした。どうですか、ここまで来ますと、ボン・サミットではだんだん分野と焦点が絞られてきて、大まかに言って、世界貿易、通商問題、それからSDI問題というふうな二つの分野が歴然としてきた感触はございませんか。
【次の発言】 しかし、議題がまだ発表されておりませんからね、当然ですけれども、かなり大きなアイテムになりそうだという感触は外相としてお抱きではないでしょうか、SDI。
【次の発言】 シュルツ氏と外務大臣とは非常に親しく心情が通じ合うと思いますが、シュルツ氏は、ボンにおけるSDIですね、これはどの辺までまとめ上げたい、つまり、シュルツ国務長官から得られた感触として、ア……
○秦豊君 本論に入る前に、北米局長もう一回確認をさしてください。
関委員がお聞きになった例の核兵器の定義ですね、先ほどの。これは非常に基本的な部分に触れている問題でして、単にSDIという膨大な兵器体系をどう解釈するかという問題にかかわるのみならず、今後非常に尾を引く問題だと思いますので、この核兵器についての定義は、先ほどのような在来のやや干からびた、パターン化された答弁ではなくて、現実を反映してより精密に再検討をする、練り直す、さらに日本の解釈をアメリカ側の解釈とすり合わせる、こういうふうなお考えはお持ちになっていませんか。
【次の発言】 それでは、中国の原発問題はこの質問の最後に回したいと……
○秦豊君 水産庁お見えですか。
今度の協定の第二条八項それから第三条、第四条にも当然これは広範にかかわっていく問題ですけれども、明記されている日ソ両国による科学的調査、これはまあかねてから言われている古い命題のはずだけれども、今年度以降どういうふうに具体化していくのか、何か一体重点なのか、この辺を聞かしてください。
【次の発言】 外務大臣、しょせんこれは広範な日ソ関係の重要な分野ですね。今度三年間、一応枠組みはできたけれども、一人の日本人の意識としてとらえ直すとこれで安心できる条件というのは何も見出せない、これが私自身の実感ですね。そうすると、やはり基本的な命題としては今後の日ソ外交に返って……
○秦豊君 最初に海上保安庁にSAR条約に関連して一問だけ伺っておきますけれども、あなた方の現状を見ますと、広域哨戒体制を全うするというにしては、例えば現状の一万二千六十一名、巡視船艇、特殊救難艇等合わせても四百十一隻、ヘリを含めた航空機が八十一機というのでは相当以上に不備ではないかと思われてならない。
そこで、今後の海上保安庁としての体制整備の重点ですね、あるいは優先順位ですね、これをこの際伺っておきたい。
【次の発言】 あなたの答弁の後半にありました基地航空機との連携プレー、これは非常に妥当な常識的な措置だと思うんだが、例えば硫黄島ですね、小笠原、南鳥島はちょっと滑走路は難があると思うんだ……
○秦豊君 本論はアジア問題に絞りますけれども、SDIはしたがってきょうは休みたいと思います。
本論に入る前に、領事部長、さっき同僚議員に、岡本公三に絡んで、リビア以外の可能性がむしろ大きいと思うという答弁をされましたね。あの根拠は、警察庁が述べた日本赤軍の分布状況等をも勘案したお答えですか。
【次の発言】 わかりました。
外務大臣にちょっと一つだけ伺いたいんですが、さっき同僚議員が言われたカンボジアの撤退問題ですね。あれはある日の委員会で、たしか木内アジア局長時代に私が、秦豊氏が聞いたときに、おやっと思う答弁としてあの部分撤退云々の感触がこぼれたので、僕は非常に印象に残って、奇異だなと思っ……
○秦豊君 なるべく早くIIC、米州投資公社の本題に入りますけれども、その前に少し大臣に伺っておきたいことがあります。 もう御高承のとおり、二十一日に発表されたアメリカの経済見通しですね。ことし第一・四半期の実質経済成長率が大幅に下方修正された。つまり〇・七%の伸びにとどまった。もちろんこれについては当のアメリカ国内でもエコノミストや、まあ官庁エコノミストを含め、経済学者を含め見解がほとんど中間の意見がなくて両極に二分されていますから、何とも透明な見通しは持てないにいたしましても、これが我が国に与える影響というのは必ずしも無視できないと思います。 それで、今までの反応の中では、さすがに澄田日……
○秦豊君 私は、国際問題一般を先に、法案絡みは後ほどにいたしたいと思います。 最初に外務大臣、米ソ首脳会談開催の見通しについて伺っておきたいんですが。と申しますのは、一部のマスメディアを通じて、ゴルバチョフ氏が秋の国連総会にはもう出席をしないんだという観測が流れたり、あるいは 西ドイツのブラント氏との会談の中で、ジュネーブの進展、先ほども出ましたけれども、ジュネーブ交渉の進展などに幻想も期待も持っていないと述べたり、それからSDIの研究自体に対する強硬な反論をモスクワ放送を先頭に展開する。だからジュネーブである程度進展がないと、いきなり頂上会談というふうにはなりかねると思うわけですね。一方で……
○秦豊君 きょうはかなりゆっくり時間がありますから、最初にまず一般的な問題に触れた後、あとうべくんば時間を残して本条約に直結した質問をしたいと思います。 安倍外務大臣、本当に毎回の委員会で言わねばならぬように大変お疲れで、本当に言葉どおりそう思います。それで成果については同僚議員からの質問に対するお答えで納得をしているところです。 実は先ほどから同僚議員が再三問題にしている問題を私も私見を交えながら安倍外務大臣にあえて伺いたいことがまずありますのは、例の外政調整室構想、行革審答申なるものですけれども、大体日本語の語感で外政、内政に対置する概念として外の政、外政というのは極めて特殊、中曽根的……
○秦豊君 私は、この条約には全面的に賛成しておりますので、私の七分間は今日的な問題に絞りたいと思います。
総理、先ほどからテーマになっております内閣機能の強化の問題でございますけれども、何か私、総理御自身の持論を拝見しているような感じもいたします。総理としては、特に答申の、部会ではありますけれども、答申のどんな部分、提言に特に共感を覚えていらっしゃいますか。
【次の発言】 七月二十二日に正式答申が行われますけれども、総理とされましては、どんなタイミング、どれくらいのスタンスでその答申の現実化をお考えでしょうか。
【次の発言】 それは、総理の一応の任期、明年十一月までには何か現実に形をあらわし……
○秦豊君 中曽根内閣は認証式以来きょうで八百六十一日です。顧みて、総理みずから評価に値する最大の業績は何でしょう。
【次の発言】 あなたシャイな方でいらっしゃるから、シャイなあなたにはくすぐったい質問かもしれませんけれども、国民はあなたの何を最も評価したのでしょう。
【次の発言】 総理府が最近発表した調査によると、日本の進路は悪い方向に向かっていると、しかもその原因のトップは防衛なんです。これどう思われますか。
【次の発言】 つまみ食いはいけません。あなたの防衛政策のスタンスが歴代政権とがらりと変わった、つまり何がなしきな臭さを感じている反発がこの数字と私は思うが、どうですか。
○秦豊君 外務大臣、私も最初にただいま外相在任記録更新中のあなたに祝意と敬意を表しておきたいと思います。 日ソ問題が大分論ぜられましたけれども、私もあえて重複を避けません。いろんな見方があると思います。全体的には米ソ関係がフレッシュスタートであるならば、日ソ関係についてもキャッチフレーズ的に言えばフレッシュスタートであってほしいと願う一人ではありますけれども、やはり最近のゴルバチョフ氏の演説、それからシェワルナゼ外相のさまざまな場における答え方、話し方、確かにスタイルとイメージの変化は私にも感得できますけれども、それは何ら例えば対日外交のウエートが急速に倍加したとか、あるいは日本重視について……
○秦豊君 総理、「したたかと言われて久し栗をむく」、これはたしかあなたの近作じゃなかったですか。どんな心境を読まれたものですか。
【次の発言】 どんな御心境でしょうか、私もかつてあなたに歴代まれなるしたたか宰相と申し上げたこともあるが。
【次の発言】 総理、これは一応とお聞きください、一応あなたの政権はあと一年。そうしますと、平常心のあなたの胸中にも深く期するものがあると私は思います。あと一年の中曽根政治をどういうふうにデッサンしていらっしゃいますか、ぎりぎり重点思考して。
【次の発言】 今国会では、定数是正六・六、通常国会、東京サミット、言うまでもなく大きなターゲットですね。
○秦豊君 最初に外務省に、ガットに絡んで一問だけ伺いたいと思います。これは賛成法案ですからしつこくはやりません。
今度の措置によりまして、皮革と革靴をめぐるいわゆる対外摩擦、主として日米ですけれども、これは恒久的に解消されるんだというふうに楽観してよろしいんですか。
【次の発言】 それから、先ほど同僚議員がアメリカとリビア間の戦闘行為について若干質問されたようですね。外務大臣、自衛権論争まであったようだが、ごく平明にこれを考えまして、アメリカとリビア間のこういう軍事紛争というものについて、少なくともこれまでの国際的な反響としては、イスラエルがまずトップで、続いてイギリスと、大体同じころにやや……
○秦豊君 外務大臣それから平泉長官、さっきのとおりのいきさつで、第二次として月曜からきのうの夕方まで滞在して帰ってまいりました。アキノ大統領初めサロンガ委員長それからコンセプシオン貿易商業大臣、日本で言えば通産大臣のような人、あるいは中央銀行の副総裁等々に一連会ってまいって、それらを踏まえて少し質問をしたいと思います。 サロンガさんとは二十一日の朝お会いをしたわけですけれども、外務大臣ね、そこでまず一つ伺いたいんですよ。彼はこう言っているんですね。五月中旬にはアメリカを訪問する日程、これはもう決まっていますと。その前に日本政府が公式に招待をしてくれるならば訪米前の日程の中で日本に行っていろい……
○秦豊君 外務大臣、アメリカ政府は近くフィリピンに対する緊急援助的援助を決定しなるべく早く実行に移したいと、こう言っているようであります。日米間にも何らかの話し合いが持たれているのではないかと思いますけれども、あくまで日本の安倍外交の独自な問題ですから、そこで伺うんですけれども、我が国は、今非常な窮状のどん底にある新生アキノ政権に対して緊急援助的援助、これを具体的にどのように構想していらっしゃるのか。例えば無償を含め、あるいは商品借款の再開ないし実行、応用等を含めて、今安倍外務大臣はどう考えていらっしゃるのか。まずその辺から伺っておきたい。
○秦豊君 今の対外問題に関連しまして、総理、東京サミットの大きな基調というのは世界経済の活性化と平和と軍縮にあり、しかもこの二つの命題というのは深々と絡み合っていると私は考えています。
そこで、総理としては、まず平和と軍縮という分野では特にどんな主張と提案をされるお考えですか。
【次の発言】 それだと、世界経済の活性化と平和と軍縮について日本国の代表としての特別なアクセントをつけた提案というのは殊さらには用意はされてない、こういうことですか。
【次の発言】 総理としては、東京サミットに、四月に枠ができますけれども、教育問題については何か構想をお持ちですか。
○秦豊君 きょうはですね、御出席の皆さんの中の、私の聞き違いでなければ、お三方から、一種の選挙運動の公正というか、あるいは公営の拡大という観点、あるいはちょっと異なった観点から、テレビメディアの活用についてもっとアクチブであれという御趣旨の発言が、ほとんど半数の方々から述べられたわけです。で、ちょうど折からきのうの当委員会で私がその問題を特に福田自治大臣や土屋選挙部長にただしたんだけれども、残念ながらまだまだ及び腰で積極性がない。したがって、この問題についてはまだまだ押さなければならないし、ぜひとも実現をしなければならぬと思っているんですが、そういう大方の公述人の皆さんの御意向を踏まえながら、……
○秦豊君 厚生大臣、お疲れでしょうけれども、とりわけあなたにはいま私がこれから朗読する何カ所かの問題点については、とりわけあなたにはよく思い起こしていただきたいし、確認を願いたいし、きょうの限られた三十分という時間で私がまさに問題にしようとする中医協問題については非常に重大なかかわりがありますので、あらかじめそれはお願いしておきたいと思う。 まず中医協の問題については結論から先にずばりと申し上げましょう。現行の中医協制度というものは、その制度の組成並びに現在までの経緯を考えるときに、これをこのままの形で存続をし、継続することについてはわれわれはこれを考え直さなければならないということをかたく……
○秦豊君 きょうはYXの問題と、それから不幸な事件であったわけですが、四日前に引き起こされましたサウジアラビア情勢のいわば急変という事情を踏まえたいわゆる石油需給の見通しその他について質問をしぼりたいと思います。二つです。 通産大臣はトランスポートの御専門でいらっしゃるけれども、これは領域は空です。きょうの質問の大きな前提としまして伺っておきたいのは、通産省としまして日本の航空機産業全体について一体どんな展望をお持ちなんだろうか。このことを、角度を変えた表現を許していただくと、航空機産業の位置づけはどうなのかと、こういうポイントになりますが、これをまず概括的に伺っておきたい。
○秦豊君 これは、いまから申し上げますことは、大変に取り上げるテーマとして小さいようではあるけれども、お答えいただくのは防衛施設庁です。直接担当は防衛施設局だと思います。しかし、必ずしもこの問題を、当委員会でふさわしくないテーマであるとか、そういうことは一切言えない。つまり、これはもうすでに三年間来、地域住民と防衛庁側、特に施設庁側とやりとりのいろいろあった問題です。杉並区の和田町一丁目の問題です、地域を限定すれば。いま、御存じのように、公有地を確保しようという運動が一つの新たな住民運動サイドから持ち上がっていて、それがまだまだ力の足りないいろんな自治体を側面から助けるような働きをして、そうし……
○秦豊君 鈴木農林大臣、まず伺っておきたいんですが、きょう遊説先で拝見した報道によると、日ソの漁業条約廃棄に伴ってそれにかわる何らかの新しい取り決めがもしできない場合は、当然のこと、来年以降の北洋漁業は絶望的になる。当然ですね。ところが、あなたの談話として、ある新聞が一面のすみの方で扱っていた談話によると、あなたは来春までには新しい枠組みができるだろうという、私にしてみると大変意外な談話を述べていらっしゃる。そういうことを実際お述べになったのかどうか。私は楽観に過ぎるという印象を持つから聞くんだが、もしそうであるとすれば、どんな根拠に基づいてそのような談話をお述べになったのか、どうぞ。
○秦豊君 時間が時間ですから長官、簡潔に答えてください。冗漫な答弁はお断りします。
アメリカのブラウン国防長官が北東アジア歴訪の旅に出る、恐らく六月以降と思いますが訪日要請をすでにされていますか。あるいは来日しない場合にはあなたが、三原長官がペンタゴンを訪問される予定がおありですか。
【次の発言】 そうすると東京−ソウルという日程になるかどうかわかりませんけれども、それを受けて東京会談、そしてワシントン会談、まあ秋以降国会の日程を見て訪問される意向は強いというふうに理解していいですね。
【次の発言】 ならば注文が一つあります。それは四月六日の予算委員会でFXを聞いてもあの調子ですね。ところが……
○秦豊君 何分朝からの延々たる連合審査のしんがりですから、若干の重複があらばあえてお許しをいただきたい。
初めに法務側に伺いたいのですけれども、端的に今回のこの第一条(航空の危険を生じさせる罪)、この法定刑を二年から三年に重くした理由はどんな配慮から発したのか、その点どうですか。
【次の発言】 それから飛行場の設備とかあるいは航空保安施設の損壊の問題に関連したつまり第一条ですね。これは法文上はハイジャックとは直接どのようなかかわりがあるのか、こういう点はいかがですか。
【次の発言】 それから新しく今回設けられた第四条ですね。その中にある「その他航空の危険を生じさせるおそれのある物件」という表……
○秦豊君 外務大臣、きのうの予算の一般質問でも少し確かめてみたんですが、先般結ばれた民間の日中長期経済協定ですね、二百億ドル、八年。このポイントは、中国の一千五百万トンの重質油の導入受け入れ、その全うですね。それから、精製プラントに対する基本投資、もう一つ大きいネックになりそうなのが例のOECDで縛られている長期プラントの金利カルテル――もちろん河本さんはお立場上かなり意欲的である、当然です。ところが村山大蔵大臣になると、金利カルテルは特別のプロジェクトを審査して特例をというわけにはなかなかいかぬと、ガードはかたいんですけれども、もしこれが開けないと、私は長期協定が現実化しないという認識を持っ……
○秦豊君 秦でございます。本日はどうもありがとうございます。 先ほどから拝聴さしていただきました。諸先生言われましたように大変勉強になっております。私なりにきわめて独断に満ちた分類をさしていただくと、失礼かもしれませんが、正親さんはお立場上進め進めで、いつも青の信号がついている、高木さんはかなり明確に反対で、信号で言えば赤だと、河村教授は御専門のお立場を反映されてイエス・カンマ・バット以下ですから、そうなると黄色だというふうな印象で拝聴したわけです。 正親さんにちょっと伺っておきたいのですけれども、きのうも事業連合会の幹部の方にちょっとレクチュアを受けたんですが、ちょっと気になっております……
○秦豊君 お二人に一つずつ伺わせていただきたいと思いますが、最初に宍戸さんに御質問をいたしたいと思います。 一、二週間前からヨーロッパの外為市場ではドル買いですよね。一ころのように円が魅力のある投機対象でなくなったようであって――幸か不幸か判別はむずかしいと思うんですが。しかし、アメリカと日本の通貨当局というのは、どうもそのコミュニケーションが非常に悪かった。最近ちょっといいように見えるのはむしろ例外的ではないだろうかとさえ思っています。しかし、穴戸さん、日本の円レートがどうなるかということは、もちろん非常にこれはグローバルな問題でしょうけれども、それこそファンダメンタルな要因としては、やっ……
○秦豊君 最初に、例の防衛庁の中期業務見積もりを踏まえた質問をちょっと行っておきたいと思います。
外務省にまず伺っておきたいのですけれども、私の理解に間違いがなければ、防衛庁が積み上げた中業、これは対米交渉上の配慮をすればオーソライズをした方がいいと、こういう主張のように見受けられるんですよね。このオーソライズというのは具体的にどういう裏づけをすればいいのか、その辺からまず伺っておきたい。
【次の発言】 しかし、大臣、中業、あれしかないんですよ、ややまとまったものは。
【次の発言】 変えることになっていましても、もう八年、十年のタームで統合長期見積もり、それをずっとこう演繹しまして中業になっ……
○秦豊君 宇野長官、最初にちょっと私がいまから引用するところをよくお聞きいただきたいと思います。 三月二十九日朝日新聞朝刊、行政改革関連記事でありますが、タイトルは「地方ブロック機関削減の中身」、中見出しが「行革への数合わせ」と、こういう五段見当のかなり大きなもので、お目にとまったのではないかと思いますが、あなたのことが書いてある、当然。どう書いてあるかと言いますと、一般的な事実関係のほかに、こういうホットな生な取材に触れたくだりがありまして、これは私ちょっと見逃せないので、まず事実関係から伺いたい。 こういうことなんです。「今月中旬、自民党の有力代議士が国会内で、地元の入国管理事務所存置……
○秦豊君 鈴木総理は外交音痴であって、魚のこと以外には感度ゼロであるというふうな、まことに失礼な論評が横行する中で、私は、決してそういう認識は持っていない一人です。むしろ訪欧とサミットを控え、長期政権に向かって堂々と胸を張って歩いていらっしゃる、いまや国際政治家の一人というイメージであなたに聞きますがね、これは午前中の確認です。 あなたは、終始一貫、平時、有事を問わず非核三原則を堅持すると、剣で鍛えた胸を張っていらっしゃる。しかし、日米同盟路線、日米共同作戦、そして、日米を基軸とする国の方向という方向は、まさに非核三原則等との絶対矛盾ではないのか。その点はあなたの俊敏な頭脳ではどのように整理……
○秦豊君 大蔵大臣に最初に伺っておきたいと思いますが、渡辺大蔵大臣、税制調査会はすでに始まっています。いろんな構想が打ち上がっています。その中で私が伺いたいのは、来年度からの増税ないし新税構想と言われる八つ近い項目の中で私が伺いたいのは広告税です。これについてはかなり必須なものとして大蔵側としては相当の執着を示しているのか、あるいはそれほどでもないのか、この辺はどういうお考えでしょうか。
【次の発言】 けれども、大蔵大臣、すでにかなり党内でも論議の積み重ねがあったわけですから、大臣個人としてはかなり魅力のある財源構想の一つというふうな受けとめ方でしょうか。
○秦豊君 最初に、文部省に確認をしておきたいわけですけれども、財団法人日本美術刀剣保存協会というのがありますけれども、そこと文部省との法的なつながり、行政指導上の日常のつながり、これはどうなっています。
【次の発言】 そのとおりだと思います。
事柄は文教行政の一環であることは、いまの長官の御答弁で明らかでありますが、日本刀というのは、言うまでもないことですけれども、きわめてすぐれた民族遺産である。またその美しさ、気品あるいは力強さ、あらゆる意味で美術工芸品としても、伝統文化としても最高の水準にあると私は思っている。だからこそ、現に百数十万の愛刀家が存在しているし、いまもなお百数十人の現代刀工……
○秦豊君 この法案は、衆参両院の審議を経て、しかも大詰めともなると、われわれの質問点に若干の重複が出るのは避けがたい。なぜかと言いますと、これまでの審議を通ずる政府側の答弁に必ずしも説得力がない。これがまず一番大きな原因であると心得て答弁をしていただきたい。 私のまず取り上げておきたい問題は、質問時間が延々十八分もあるから(笑声)、厚生省に集中をしたい。 私なりに考えてみた場合のこの法案の基本的な矛盾点ですね。矛盾点はたくさんある、矛盾だらけだけれども、あえて一つ選んでみると、たとえばおたくからいただいた資料、社会局のデータ、老人健康調査、これを想起していただきたいが、七十歳以上の老人の中……
○秦豊君 やはりきょうも一種のもどかしさを分かち合っていると思うんですけれども、アメリカのニューヨーク・タイムズとCBSがごく最近世論調査をいたしまして、KAL事件についてアメリカ政府は果たして真実の全容を明らかにしているかという設問に対して、六二%のアメリカ市民がノーと答えています。恐らく同種の調査をいまこの時点で首都圏で行ったとしても大体同率の反応になるのではないか。きわめて情報が軍事的意図によって閉鎖されている、閉塞されている、断ち切られていると思うんです。 そこで、参考人の皆さんの中で関川さんと青木さんにあえて伺いたいんですが、今後、情報閉塞状態の中にあってなおかつ唯一と言われている……
○秦豊君 私で最後ですから。両先生、我々予算委員会のメンバーは、日ごろは中曽根総理を初め、いわゆる高級官僚と称する人間のあの特有の日本語の中に浸っておるわけですよ。きょうはお二人の率直な、生き生きした日本語に久々に接しまして非常に愉快さをかみしめているところです。時間がございませんので、一言だけ確認さしてください。 名東先生には、例のマイルドな資産課税、あれはさっき片りんをおっしゃったような、あくまで農地というか土地重点ですね。これが一つ。それから、加藤先生には、五つ並べられた御提案の中でたしかトップにありましたね、エリート、それから脱落防止のバランス。これはしかし、例えばそれを具体化すれば……
○秦豊君 案です。 お二人に一問ずつ伺いたいと思いますけれども、質問の前に、私の自己認識はシビリアンコントロールの最高機関が我々国会に存するということは自明のことなのですけれども、今言われているシビリアンコントロールの実態というのは果たして十全かと絶えず私はそういう視点をおのれに対しても向けているわけであります。 結論から言うと、日本の国会が本当にシビリアンコントロール機能を果たすという場合には、今ちょうどイギリスの議会が到達している水準、あり方、例えばNATO正面に幾ら、海峡防衛に幾ら、そしてグレートブリテンの防衛に幾ら、つまり国防予算の配分とシェアについても実に的確で緻密な論議を積み上……
○秦豊君 きょうはどうも御苦労さまです。私は秦ですけれども、政党に関係のない無所属という存在です。 さっきからお二人の御意見を拝聴しておりまして、私の日ごろから持っている安全保障に対する切り口、あるいはアングルというか、と、かなり相似するというか、したがっていわゆるお二人が述べられたことについて質問をするというよりは、ちょっと私自身の意見にお二人がどうお答えになるか、そういうふうな観点にしたいと思います。 実は、沖縄返還の特別協定の委員会、あの当時の議事録からフォローアップしたのですけれども、あのときの担当総理は佐藤榮作氏、外務大臣福田赳夫氏。野党議員との長い応酬の中で明確に議事録にとどめ……
○秦豊君 きょうは長時間にわたりましてありがとうございます。 私の立場は、参議院の会と申しますけれども、政党に属する二人と無所属の私、三名で構成されている最小会派の一つであります。したがって、私は、私の意見しか反映しません。今から申し上げますことは、恐縮ですけれども、皆さんからお答えをちょうだいしておきたいことに触れたいと思います。 先ほど八木澤さんからは、お話の一こまとして、日本の新聞は軍縮問題を好むという御発言がありました。ややカテゴリーは違うけれども、日本の歴代政権も理念としての軍縮を語ることを好みます。私が数年前から、福田政権以来から、例えば国連の軍縮総会を被爆中心の広島で開いては……
○秦豊君 まず、私どもの防衛政策の基本について若干展開をし、あわせまして、本年の一月に民社党が正式に提唱をいたしましたいわばニュー平和戦略の内容についてやや詳述をし、小委員会の御参考に供したいと思います。最後に具体的な提案を含みたいと思います。 去る昭和四十三年の私どもの第十回大会におきまして私どもが打ち出しました防衛政策の基本は、自主防衛の五原則であります。まず第一には、憲法に基づく防衛であるべきこと、第二には、平和外交を防衛と不可分の関係に位置づけること、第三には、日米安保を自主防衛の補完として正当にインプットすること、第四には、専守防衛と非核武装に徹すべきこと、最後に第五の原則として、……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。