このページでは山中郁子参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。山中郁子参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○山中郁子君 私は、電信電話料金に関する公社財政問題について質問をしたいと思います。
初めに、端的に伺いますけれども、二十四日に開かれました公社の経営委員会に対して、電電公社はどのような試案を提示したのか、その柱についてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 事務的な料金引き上げの試案の中身について柱をお伺いしたい。
【次の発言】 関連してお伺いいたしますが、ただいま度数料の変更ということをおっしゃって、これについて金額を言われませんでしたけれども、その質問の繰り返しをしておりますと時間を食うばかりですので、新聞報道その他、また電電公社がいままで何回となくそうしたことを打ち上げてきた中……
○山中郁子君 質問と意見を申し上げたいのですけれども、その具体的な派遣の内容というか、何人どこへ行くのかというふうなことについてはどういうふうにきめられているのですか。
○山中郁子君 初めに経企庁長官にお尋ねをいたします。 けさほどからの審議の中で、そしてあるいはいままでの経企庁の発言の中で、今回の消費者米価の問題に関して、政府売り渡し価格を三六%引き上げるということが、いま全国的にたいへんなインフレ状態のもと、物価高の中で国民が非常に苦しんでいるという事態のもとで重要な問題であるということは、もうすべての人々が一貫して、そして全面的に訴えてきている、このことは否定なさらないというふうに思います。 そして、私はまず初めに、いまのこの時期に政府売り渡し価格を三六%引き上げるということは、まさに、最近の事例をとってみても私鉄運賃あるいはガス、電気、そして後ほど……
○山中郁子君 私は、最近、田中内閣が金脈問題それから物価・インフレ問題で国民の大きな批判を受けて退陣をせざるを得なくなる状態になって、そのあとを受けて村上郵政大臣を含む三木内閣が登場しました当面の政局において、非常に重要な焦点になっている公共料金、なかんずく郵便料金の問題について質問をし、そして解明をはかるとともに、国民の立場を代表して意見を申し上げたいというふうに思います。 まず初めに、三木内閣は、今回の国会においても、繰り返し清潔な政治、それから国民生活を安定する、そのためにはまずインフレ退治そして公共福祉の増進、こういうことを述べておられますけれども、私は、国民生活を安定し、インフレを……
○山中郁子君 三木内閣が登場いたしましてから清潔で公正な政治ということを看板にして、そして具体的には物価を抑え福祉を充実させるということを繰り返し繰り返し主張をしてこられました。私たちもう耳にたこができるほどそういうことを伺ってきました。で、けさほど来の審議の中でもたくさんの方がそのようなことを言われております。 そこで、私はまず初めにお伺いしたいのですけれども、昨年の閉会中審査並びに暮れの臨時国会におきまして、電話料金の引き上げの問題あるいは郵便料金の引き上げの問題について種々ただし、そして私ども共産党の立場からこうした値上げは絶対するべきではないということを主張してまいりました。 で、……
○山中郁子君 NHKの予算の審議に当たりまして、私は、初めにまずNHKの会長にただし、明らかにしていただきたいごとがございます。
最近、聞くところによりますと、NHKの会長が自民党のかなり多数の議員の方々とお話を持って、NHK学園、国際放送、放送法改正などの問題について話し合われた、こういうふうに承っておりますけれども、どういう経過で、そうしてどういう内容でお持ちになったのか、これはNHKからお申し出になったのか、あるいは自民党さんの方からお申し出になったのか、それらのことについてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それでは二月十二日に持たれた会合は、いまおっしゃられたどちらの会合だった……
○山中郁子君 私は、初めに、現在春闘が闘われておりまして、電電公社の全電通労働組合並びに労働者が賃金問題を初めとする膨大な要求を出して闘っているわけですけれども、たとえば賃金問題につきましては、ほぼ平均して四万五千円の賃上げの要求、それから労働時間の短縮並びに週休二日制の実現、職業病を絶滅する、その他の事柄の要求が提起されております。 この物価高そして不況、インフレのときに労働者の暮らしが非常に困難な状態に陥っているという事態のもとで、こうした当然の労働組合並びに労働者の要求に対して、公社当局並びに郵政省が当然のことながら誠意をもってこれに対応するべきであるというふうに考えておりますけれども……
○山中郁子君 午前中に社長から報告がございました五十年度の国際電電の事業計画の中の一つの主要な柱であります第二太平洋ケーブルの建設の問題を中心にして初めに質問をいたします。
最初に、第二太平洋ケーブル建設に際しましてのKDDの分担金並びに現在建設中の沖繩における陸揚局の建設費、土地購入を含めて、すでにどのくらいの経費がかかっているか、また開通までにどのくらいの経費がかかる見込みであるかを簡単に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 いまちょっと聞き取れなかったのですけれども、五十一年度は幾らになるでしょうか。それをもう一度お聞かせいただきたいと思います。
○山中郁子君 郵便法の改正、郵便料金の引き上げの質疑に当たりまして、私は、初めに、郵政当局並びに政府各機関の皆さんに申し上げたいことがございます。 それはこの審議が始まりましてから、すでに多くの時間が費やされておりますけれども、その中で一貫して感じることは、郵便料金引き上げという国民生活に重大な影響をもたらすものを真剣に各党の委員の方たちが論議をされていることに対して、郵政省並びに政府機関の方もそれぞれ御苦労をしていらっしゃるということはわかります。しかし、問題は、その御苦労の仕方が、いかにして質問をかわして、そして何とかして郵便料を引き上げたい、こういう御苦労であって、本当に国民の暮らし、……
○山中郁子君 私は三木内閣が成立して以来、経企庁長官を初め各閣僚の方々が繰り返し三木内閣の最も重点的な課題として物価問題に当たると、一大物価作戦を展開するということを述べられてきたことについて、とりわけその中で主要な一つの課題として独禁法の問題を強調されていることをめぐって質問をしたいというふうに思います。 初めに、まず経企庁長官から、現在論議をされている、そして政府の素案が出されている独禁法の改正について、国民の期待にこたえて本当に国会での審議を尊重して取り組み、前進させる決意があるのかどうかということをまずお伺いしたいと思います。
○山中郁子君 政府は一昨日第三次不況対策を発表したわけですけれども、この問題については私も意見は持っておりますが、とりわけ物価問題との関連で考えていきますと、物価面に対する対策は非常に弱いと言わざるを得ないんで、最後のところに四、五行記載されています。それで主として「経済の現状にかんがみ、企業経営者に対して、関係各省において、価格引き上げを厳に自粛するよう要請する。」と、こういうことになっています。で、論議にいつでも出てくるのは、そして福田副総理も常に答えられるのは、九・九%以下に抑える、抑えられるのかと、こういう繰り返しになっております。これは理由のあることなんですね。つまり、そういうふうに……
○山中郁子君 私は本日の集中審議に当たりまして、とりわけ、ことしが国際婦人年であるということに照らして、婦人の問題をめぐり男女差別、そして母性保護をめぐる政府の現状認識をただし、そして具体的な――ここが大事なところなんですけれども、具体的な施策を聞いたいというふうに思います。 初めに、三木総理大臣は国会の答弁その他においても、国際婦人年で婦人の問題を重視しますと、このように再三言われております。そして、これは二月二十六日の朝日新聞ですけれども、「男女の平等をほんとうに実現するには」ということで、「国際婦人年にあたって」というかなり大きなスペースをとった広告メッセージを出しておられます。これは……
○山中郁子君 私は、NHKの決算の審議に当たりまして、まず初めに、一昨日も多くの委員の方からお話がありましたように、現在、NHKの受信料の引き上げ問題が社会的に取りざたもされておりますし、国民の関心も呼んでおります。それでNHKは四十七年度から赤字が発生して、そして経営が大変厳しい状況に陥っていると、こういうふうに御報告されておりますけれども、四十七年度以降の赤字の状況、それから見通し並びに対応策について、初めに一通り御説明をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 幾つかの対応策をおっしゃったんですけれども、NHKとして、その中心的な柱として考えていらっしゃるのは何なのかということをもう少し明……
○山中郁子君 初めに大臣にお尋ねいたしますけれども、去る七十五国会におきまして郵便法の審議が行われた際に、私が質疑をいたしました冒頭に、ぜひとも大臣にはこのことを申し上げたいし、またそのことについてよくお考えいただきたいと申し上げたことがあるんですけれども、覚えていてくださるでしょうか。
【次の発言】 大変残念なんですけれども、私は、別に、それは大臣お忙しいですから長い時間の審議で多くの委員が申し上げることが全部いつも頭に入っているというふうには必ずしも思いません。それでいま覚えていらっしゃらないということを何もここでなじるつもりもありません。
ただ、私が申し上げたいことは、先回の国会におき……
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、郵便法の一部を改正する法律案、つまり郵便料金の値上げに対し、三木総理大臣に質問をいたします。大変限られた時間で、これはもうすごく不満です。しかし、やむを得ず二、三の点に限って質問いたしますので、端的に、そして責任を持ってお答えをいただきたい。 具体的な質問に入ります前に、私のここ一年間を通じてこの逓信委員会で郵便法の審議を続けてきたその中から痛感していることを申し上げます。これはもうすでに逓信委員会で私は郵政大臣初め、政府、郵政省の方々に本当に繰り返ししつつこく申し上げてきたことですけれども、三木総理と直接質問し合えるのは初めてですので、改めて申し上……
○山中郁子君 議題になっております三つの法案について、及び関連する問題について、一括して質疑を行います。 初めに、私は、短い質疑の時間でたくさんのことを伺わなくちゃいけないので、まとめて確認をしておきたいんですけれども、簡易生命保険法の第一条ですね、あるいは郵便貯金法の第一条、それぞれその法律の目的、精神がうたわれているわけですけれども、全く後半同じ文章になっていますね。「国民の経済生活の安定を図り、その福祉を増進することを目的とする。」と、こうなっているわけです。私は、これから申し上げる質疑の一つ一つについて一々前段にそのことを申し上げたいという気持ちなんですけれども、そういう時間もありま……
○山中郁子君 午前中に行われました郵政大臣の所信表明並びに電電公社総裁の事業概況説明に関しまして質問をいたします。 昨年一年間、二国会を通じまして郵便法の改正、つまり郵便料金の値上げの問題について当委員会でも鋭意審議をいたしました。私どももたくさんの問題も提起し、そして郵便事業の改善のための積極的な提起も行い、郵政省もそれらの多くの問題について具体的な実現を約束され、あるいは前向きで検討する、そうした答弁もされておりましたけれども、ただいまの藤原委員の質問に対する御答弁の中にも含まれてはおりましたが、私は、この際、それらの郵政省のお約束が現在どのように具体化されているか、あるいは今後の進捗の……
○山中郁子君 私は、いま、ばば参考人が意見を述べられました中で、制作者の自由という問題についてさらに具体的な御意見をお伺いしたいというふうに思います。 これは大変重要な問題で、いまは時間の関係で私自身の意見を申し上げるのは控えますが、そうしたことがたとえばこの逓信委員会でいろいろ議論をされる、そうしますと小野会長を初めNHK関係者の言われることは、御指摘はごもっともでございます、そのように考えております、そのように一生懸命がんばって努力をしておりますと、こういうことなんですね。だけれども、実際には、さっき、ばば参考人が具体的な事例としても提起されましたように、またそれでなくても多くの情報を私……
○山中郁子君 NHKの五十一年度予算の審議に当たりまして、私は、先日来から問題になっております公共放送としてのNHKの報道の中立、不偏の問題、それから経営姿勢、予算上の経理問題、番組充実、とりわけローカル放送の課題、また職員、出演者の待遇問題などについてお伺いをしたいと思います。 で、具体的な質疑に入ります前に、ぜひともひとつ郵政大臣並びに会長に私の意見も申し上げ、そしてまた御意見を伺いたいと思います。 それは、昨日の参考人質疑の中でも参考人の多くの方が述べられておりましたが、NHKの問題に関して最も根本的な点の一つである、電波が公共のものである、しかしその電波が限られた人々によって使用さ……
○山中郁子君 初めに米価問題について質問いたします。 昨日、私も共産党の議員団といたしまして、消費者米価の問題は、現在の物価情勢それから国民の生活実態に照らして当然のこととして据え置くべきであるということの申し入れを行いました。で、その問題を前提といたしますが、いままでの質疑の中でもありましたように、政府は諮問を一〇・二ということで決定をしたということですが、まず一〇・二とはしたが標準米については一けたに抑えたいというふうなことを言われておりますが、まさかその一けたも九・九というようなことではないというふうに思っておりますけれども、長官が考えられている標準米の一層低く抑えたいということの具体……
○山中郁子君 当委員会で国際電電の業務についての質疑をする機会は大変限られておりますので、私は、昨年、国際電電の業務に関する質疑の委員会で提起をし、またお調べもお願いしてきたことなども含め、引き続きぜひともこの委員会の席上で、郵政省並びにKDDの見解を明らかにしていただきたいことにしぼって質問をしたいと思います。 もちろん覚えていらっしゃると思いますが、私は、昨年の委員会でKDDの業務の中で在日米軍との関係ないしは米軍通信との関係で、国の主権にかかわる問題、それからまた同じような意味合いで国内法に違反する問題、これはひいてはKDDの企業性の問題とも関係してくることなんですけれども、国際電電の……
○山中郁子君 新しく就任されました大臣に、所信の一環として、私は、郵政行政の中心的な主要な一つである郵便事業の財政問題に絡んで一言初めに質問をいたします。 郵便料金の値上げが行われたと、これが国民の暮らしに大きな影響を与えているということはすでに明らかですけれども、去る十月七日の衆議院の逓信委員会、また物特委員会との連合審査で、郵便料金を五十三年度まで値上げしないというふうに大臣は発言をされた、だけど、その後の同日の逓信委員会でそれを訂正したという報道がされておりますけれども、実際のところはどうであったのかということをまずお伺いいたします。
○山中郁子君 公衆電気通信法の一部を改正する法律案の質疑に入ります。 初めに、私は、ぜひ、政府を代表して郵政大臣に、そして公社を代表して総裁にお約束をいただきたいと思います。 これは私質問のたびにいつも申し上げているのですが、今回は特にそのことを申し上げたいと思う理由がございます。それはいままでの衆議院、また、こちらの参議院に入ってからの委員会の審議の経過におきましても、郵政省並びに公社が実に無責任なその場しのぎの、いわばごまかしやでたらめ、そういうことを何回も繰り返し答弁をされました。私は、本会議の質問におきましても、そういうことの絶対にないように具体的な事例を挙げて総理並びに郵政大臣に……
○山中郁子君 公衆法の改正につきまして、若干の時間をいただき再質問をいたします。 初めに、先般の二十六日の私の質疑の中でも触れましたが、現状の電話料金の実態、それからまた今回の値上げの改正案、これがともに大企業が主として使う通信手段に対しては非常に寛大であり、そして、そのしわ寄せを国民一般の住宅電話を初めとする通信手段にかぶせている、このことが私の主張した一つの主要な論点でありました。で、この問題についてさまざまな矛盾が起きておりますけれども、その不公正の一つとして取り上げてまいりましたビル電話と住宅電話の関係について、私は公社がさまざまな言い方で答弁をなさったり言いわけをなさったりしておら……
○山中郁子君 郵便貯金法の一部を改正する法律案につきまして質問をいたします。 これは法案の提出の経過並びに趣旨説明によりましても、現実に行われている貯金会館の建設、運営などを法的に認知をするというふうな側面があるというふうに理解をしております。 そこで、私はまず前提として、そういうふうな提起がされて国が責任を持ってそれらについての運営に当たるということは、より一層郵便貯金法の精神がその中で貫かれなければならないと。そういう上での郵政省の責任はさらに大きなものになるというふうに基本的には私は考えております。そういう対応がこの法案に関しては重要な点であろうというふうに思いますが、そこで、初めに……
○山中郁子君 電電公社の通信建設工事に関する下請問題についてただします。
初めに公社にお尋ねいたしますが、四十八年度、四十九年度、五十年度、それぞれの公社の通信建設工事の発注高は幾らになっておりましょうか。そして、それがそれぞれの年度の建設投資総額の何%を占めているか、お聞かせいただきます。
【次の発言】 いずれにしても莫大な建設投資額です。私は、いままで逓信委員会におきましてもこの問題について何回か取り上げてまいりました。かなり不分明のところがあります。重大な建設投資の莫大な額の使われ方がどうなっているのか。結果的に私は、それが下請企業あるいは孫請企業の小さい業者たちいじめの結果をもたらし……
○山中郁子君 成田空港のアクセス問題、具体的に成田新幹線の問題について、限られた時間ですので、初めに大臣に質問いたします。ぜひはっきりさせていただきたいわけなんです。というのは、大臣も多分御存じのはずですけれども、成田新幹線をつくるということで根本名川の橋脚工事も始まっているという問題が、地元ないしは県ですね、県段階では、県知事は、いやこれは新幹線として認めたのではないと、あくまでも成田の新線、つまり在来線の延長だということで認可したんだというふうに主張して、これが、問題が一体どうなっているのかというのが一向にはっきりしないというのがいまの事態です。 それで、まず初めに伺いますけれども、この……
○山中郁子君 五十二年度のNHK予算の審議に当たりまして、具体的に私は五点の問題にしぼって質問をする予定でおります。で具体的なテーマに入ります前に、けさほどから議論になっておりますオリンピック放送の問題に関して、一つだけ基本的な考え方の範囲の問題としてNHKに見解を伺っておきたいと思います。 この問題は、他の議員の方も申されましたように、しかるべき時期に直接の担当者でもあります民放の方も含めた審議の場所が設けられることと存じますので、総合的にはそのときに譲りたいと思っておりますが、私がいまここでぜひとも明らかにしていただきたいし、私の見解も申し上げたいと思っておりますことは、放送法、電波法に……
○山中郁子君 前回の委員会におきまして、私は、最後に視聴者会議の公開の問題について質疑をいたしました。関連いたしまして、国民、視聴者とNHKを結ぶという観点から二、三続きまして質問いたします。 一つは、受信料の問題でございます。これは受信料制度の基本的な問題についていま繰り返し申し上げるつもりはございませんけれども、実は、私が前の委員会で小野前会長のときでございましたけれども、現在の受信料制度についてのNHKの考え方をただしましたところ、小野会長はこのように答弁されております。「私は受信料制度はきわめて積極的意味におきまして、いわゆる報道の自由を保障する一つのすぐれた制度として堅持すべきもの……
○山中郁子君 昨年の国会で大きな議論になりました電話料金の引き上げ後の具体的な二、三の問題について質疑をいたします。 初めに、先週の決算委員会におきまして、郵政省の決算に当たって私は電電公社の下請業者の問題に関して質疑をいたしました。時間の関係で省略した部分もございますし、総裁の方からもまた御意見がおありのようにもお見受けしておりましたので、この点をひとつ初めに詰めておきたいと思います。 その前に、決算委員会のとき、委員会の前に、私は、認定業者数の推移ここ十年間ということで資料をお出しいただきたいということでお願いをしておきました。決算委員会の当日、それができていないというお話でしたので、……
○山中郁子君 初めに、受信障害の問題についてお尋ねいたします。
テレビの難視地域の解消の問題ですけれども、前は、当時の地域の具体的な個所だとかそうしたものを予算参考書に記載していただいていたと思うんですけれども、このごろはそれがいただけなくなっているんですけれども、何か特別な事情でもおありでしょうか、支障があるのでしょうか。
【次の発言】 大体の分布ですね――いまおっしゃったのは、それはそれとしてわかりますけれども、ことしは大体十万戸の障害を解消するというふうな方針で提起されておりますけれども、難視解消の問題は一つの課題でもありますし、NHKとしても重要な施策の中身の一つですけれども、現在多……
○山中郁子君 昨年の十月七日のKDDの審議に当たりまして、私は、ごく一部の時間を割きまして職業病、頸肩腕症候群の問題についてお尋ねをいたしましたが、きょうは、この機会にこの問題について基本的な点を詰めてみたいと思います。
その点をお含みいただきまして、初めに、社長にお尋ねいたしますが、KDDとして事業経営するに当たっての人の問題、働く人々に対する基本的な姿勢をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、頸肩腕症候群の職業病の問題に関しては、いまおっしゃったことに基づいて、職員がそうした病気にならないように、あるいはなった場合にも十分な回復のための措置を会社としてもとる、こう……
○山中郁子君 郵貯と簡保の二法の審議に当たりまして、私は、初めにまず郵便貯金の金利の引き下げ問題について若干触れたいと思います。 これはもうすでに多くの委員の方たちが触れられまして、政府の答弁も承知しております。その上で確認をしたいんですけれども、大臣初め政府は口を開けば郵便貯金は庶民の零細な貯蓄であるから、その預金者の利益を守るということを第一にすると、こう言われているわけですけれども、結果的には、常に財界の要請に基づく日銀の公定歩合の引き下げに連動して、そして財投の貸出金利また預託率の引き下げ、こうしたものから郵便貯金の利子の引き下げが行われるという経過をたどっているわけですけれども、私……
○山中郁子君 国内行動計画の問題について関連して質問いたします。 これは、御承知のように業者婦人の問題でいま質疑が行われておりますけれども、婦人のすべての問題にかかわる分野を持っております。そこで、私は国内行動計画の中でも、婦人のあらゆる分野への進出の第一の項目として、「政策決定への参加」ということを政府も挙げておりますし、審議会等への婦人の進出を促進するということを提起しております。で、この問題につきまして、一昨年の国際婦人年メキシコ世界会議に政府の首席代表として出席された藤田たきさんが、「婦人と年少者」という雑誌に、諸外国における政策決定分野への婦人の進出の状況を述べながら、このように言……
○山中郁子君 私は、教育問題に関しまして二、三の点について政府の見解、姿勢並びに施策をただしたいと思います。 その問題に入ります前に、先ほど粕谷委員の方から御質問がありました総理大臣の地元の歓迎の問題に絡みまして共産党の名前をお出しになって答弁がありましたので、一言申し上げておきたいと思います。 実際の問題といたしましては、わが党は総理の歓迎ということについては敬意を表して準備委員会にも入っておりまして、儀礼的な支出についてまですべて否定すると、こういうことはしてはおりませんけれども、この歓迎準備委員会の中に、いま新聞などでも報道されていますように、三百万とか六百万とかそうした町費を使って……
○山中郁子君 なるべく重ならないようにいたしますが、集中的審議でもありますので、必要な重複は了解をいただくことにいたします。 初めに長官にお考えを伺いたいのですけれども、私はこの問題、先日も皆さんと一緒に沖繩に行きまして調査をさせていただきました。それで新たに実情もわかり、現地の方々の意向もわかった部分がございます。それからその後の経過も、私ども参りましてから委員長が記者会見で述べられました中にも現地でのコンセンサスのために県、市それぞれ努力をしてほしいということも要請をしてまいりました。そういうことにも基づきまして、その後も事態が前進しているということは承知をしております。それで、ただ問題……
○山中郁子君 人事院勧告につきましては、私どもは国公労働者の労働基本権、ストライキ権の問題などとの絡みで基本的な意見を持っております。それからまた、すでに議論にもなっておりました民間比較との調査の方法その他についても多くの意見を持っておりますし、問題も認識しております。しかし、限られた時間ですので、きょうはそうした意見を持っているということを初めに申し上げまして、具体的な点について質疑をしたいと思います。 で、初めに、ただいまお二人の委員からも問題にされましたけれども、人事院が新聞記者の方たちから問われるからということでもっていろいろ言われて、結局いかにも国家公務員の賃金が不当に民間との比較……
○山中郁子君 官房長官にお尋ねいたします。 四十八年のいわゆるドバイ事件後、政府がハイジャック等防止対策要綱を発表されました。この中には羽田空港のダブルチェックの問題や外国空港における日航独自の検査の実施なども入っていて、今回の要綱よりも詳細にわたっているという面もあります。問題は、この要綱を政府が完全に実現してこなかったところに私は重大な責任もあるし、問題もあるというふうに考えておりますけれども、そしてこの点について政府が今後幾ら要綱を出したり、法案をつくったりしても、それが実行できなければ何も意味はないわけで、同じような事件が繰り返されるという余地を残すことになりますから、今回新たに再び……
○山中郁子君 欠陥バス問題と、それに関しまして政府の行政指導姿勢についてただしたいと思います。
最近、十月三十一日ですけれども、いすゞのBU型路線バスがいわゆるリコール届けを運輸省に出したということがありました。この欠陥車ですけれども、いつからいつまでの製造の物で、対象台数が何台になっているかお答えいただきたい。
【次の発言】 六千六百四十七台というのは、そうしますと路線バス全体の何割ぐらいになりますか。つまり、路線バスは全部で何台ということになりましょうか。
【次の発言】 かなりの分量になるわけで、これが先ほどからずっと議論になっております交通問題での人身事故の問題、大変重要な危険をはらん……
○山中郁子君 けさから米軍機の墜落事故の問題で質疑が行われてきたわけですけれども、防衛庁、もうすでに御承知かと思いますが、この質疑が行われている最中に、きょうまた千葉県下で習志野の第一空挺団の自衛隊機が練習飛行でもって接触して、そして不時着の事故を起こしたということがあります。私は、もう本当に何と言っていいかわかりませんけれども、まず事故の実態、被害の状況があるならば、その点をまず報告をしていただきたいと思います。
【次の発言】 八千代市といったら私もよく知っておりますけれども、いまのお話だと、たまたま水田か何かで直接的な民家の被害がなかったとか、あるいは被害者が出なかった模様だというお話です……
○山中郁子君 大蔵省の方は御都合がおありのようですので、先に大蔵省関係の基地の跡地利用の問題について質問をいたします。
神奈川県の相模原市のキャンプ淵野辺が昭和四十九年の十一月三十日だったと思いますが、返還をされております。現在この跡地利用の問題について、市、国、それぞれの折衝が行われているというふうに思いますけれども、現在利用計画がどのようになっているか、お示しをいただきたい。
【次の発言】 三分割方式がいろいろな問題になっていることは御承知のとおりです。私は、いま現在、大蔵省も知っていらっしゃるはずですけれども、小学校建設の問題が具体的な問題になっております。そのことにつきまして、現状ど……
○山中郁子君 防衛二法の質疑に当たりまして、私は、まず初めにファントム機の墜落問題について、一点だけとりあえずきょうの質問ではただしておきたいと思います。 それは、先日の本会議の質問に当たりまして、エンジンの問題で三原長官が答弁をされましたけれども、アメリカ軍用機のエンジン事故の原因調査というのはアメリカ自体でやるわけで、日本にそうした検査をし調査をする施設がなかったので持ち帰ったと、こういう御答弁でございました。これは私は大変理解に苦しむところで、ファントム偵察機はいっぱい日本に飛んでいる、自衛隊にもある、米軍の飛行機も日本でちゃんとその任務についていると、そういう事態のもとでこのファント……
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、防衛二法案に反対の討論を行います。 反対の理由の第一は、この法案が自衛隊の増強、第三航空団の三沢への移駐、輸送航空団の改編強化を含むものであり、その背景には、自衛隊をカーター政権の新たなアジア干渉戦略の一層強力な助手に仕立て上げ、朝鮮半島、北東アジア有事即応体制を固めようとする策謀があることであります。ところが、政府・自民党は、この事実が広範な国民の中に明らかにされることを恐れ、わが党の発言を制限し、まだ審議が十分に尽きないにもかかわらず、委員会審議を議了し、採決を行おうとしています。私は、このことに対し強く抗議をするものであります。 反対の理由の……
○山中郁子君 初めに育児休業給の問題についてお伺いします。 育児休業給の支給時期の問題が、今度の法案で、給与法の中で主任手当の連動の問題とあわせて一つの焦点になっているということはもう御承知のとおりです。これはすでに昨年三月の人事院の勧告で、昭和五十一年四月一日から支給するというふうになっておりました。政府はいままでも何回も何回も勧告尊重ということを言ってこられましたけれども、これを五十一年四月一日支給でなくて、五十二年四月一日ということで法案を再度出されてきているということについては、私は勧告尊重どころか、勧告無視であるということと同時に、何よりも現場の婦人公務員の切実な要求を一つも理解し……
○山中郁子君 初めに、成田空港の警備問題について二、三お伺いをいたします。 公安委員長は、事前情報がおくれたことが暴力集団の空港突入を許したということなど警備ミスを認められているんですけれども、これはその後さまざまな委員会でいろいろ新しい事実が出てきて、政府の答弁を聞けば聞くほど何かえたいがわからないという状況も出てきています。実は私も三月三十日の内閣委員会で質問いたしましたが、まず第九ゲートを改造トラックで突破をされたということで、これに対して警備課長が、改造トラックは第九ゲート直前に認知をしたと、こういうふうに答弁をされておられました。その前に忽然としてトラックがあらわれたというふうな答……
○山中郁子君 初めに国鉄の安全問題について伺います。
五十一年度の監査報告によりますと、「第五 運転、保守等の業務の改善」、この中に入っております「線路保守」の中で、「線区別にみると、改善の兆候の認められる線区もあるが、なお悪化の進んでいる線区も少なくない。」と、こういう指摘がされておりますけれども、現在線路保守について、こうした指摘に基づいてどのような対策が行われているか、初めにお伺いをいたします。
【次の発言】 ちょっと時間がかかり過ぎているということが問題だと思います。具体的に、これは「千葉鉄道管理局報」ですね、これの「運転通達」によりますと、五十二年九月二十八日から五十三年三月三十一……
○山中郁子君 欠陥車問題について三点にわたってお尋ねをいたします。 初めに、第一点は、外国における日本車のリコール問題ですが、運輸省からいただきました資料で――これはアメリカだけなんですが、アメリカにおける日本車のリコールの状況を見ますと、最近一年間で、日本国内でのリコールされた車を除いた数ですが、 運輸省の資料によりますとトヨタ・カローラ、マークII、三菱コルトアローなど十三種、七十六万五千四百二十八台になっています。アメリカで、日本でもリコールされたものを除いていますから全体を見るともっと多い数になると容易に推察ができるわけですし、そうした資料もないわけではないと思いますが、いま日本国内……
○山中郁子君 大規模地震対策特別措置法の審議に当たりまして、この機会を得まして、私は初めに、去る一月に起こりました伊豆大島近海地震の復旧問題を中心にして初めにお伺いをいたします。 すでにもう明らかにされているところですけれども、この地震では死者二十五名が出ておりまして、その原因を分類しますと、崩土によるもの十九名、落石によるもの五名、土砂流出によるもの一名ということで、ほとんどが崩土、落石という結果になっています。土砂流出はこれは持越鉱山の事故ですけれども、建設省の調査によりますと、急傾斜地崩壊危険個所は全国で六万カ所を超える。これは四十七年の調査だと聞いておりますが、その後はどうなっている……
○山中郁子君 初めに、私は、きょうの新聞で報道されております在日米軍経費の施設費も政府が肩がわりするということについて、緊急に施設庁の見解を承りたいと思います。 施設庁御存じだと思いますけれども、去る十一日の内閣委員会でこのことを私は問題にいたしました。それで、その際、再三政府は、施設庁もまた防衛庁も外務省も、アメリカからそういう要望を受けている事実はないということを繰り返されました。しかし、きょうの新聞を見ますとね、具体的にこの取り組みを十七日夜、園田外務大臣と金丸防衛庁長官が直接意見交換した結果、確認されたものと言われると、こうなっているんですね。十一日に私が質疑をしたときも、直前にたし……
○山中郁子君 労働時間の問題についてお尋ねをいたします。 国際的に見ても、いまの日本の労働時間が長いということは定評があるところですし、また生産力資本主義国第二位という経済大国だと言われておりますけれども、労働条件の上では多くの問題点があることもまた周知の事実です。 それで、初めに五月二十五日ですか、「労働時間対策の推進について」という労働事務次官通達が出されておりますけれども、これは一言で言ってしまって、労働時間の短縮の問題に関して言うならば、その趣旨は、労働条件を切り下げることによって労働時間短縮を行うということではないと、当然のことだと思いますけれども、そこを初めに確認をしておきたい……
○山中郁子君 私は、ただいま議題となっております一般職職員給与法改正案に対する修正案について、日本共産党を代表して、その内容及び提案理由の説明を申し上げます。 修正案の第一の内容は、第十九条の五第二項の改正規定を削除することであります。これは本改正規定の成立とあわせて主任手当を規則改正で導入するという政府・人事院の不当な企図を封じるためであります。 第二は、一般職職員給与法第十九条の五の規定を教職員給与特別措置法に移すことであります。これは法体系上の合理性を確保するとともに、人事院が規則改正だけで勝手に主任手当を導入することに歯どめをかけるためであります。主任手当の導入が学校における反動的……
○山中郁子君 けさほどからの議論を踏まえまして、私は三つの問題について質疑をいたします。
第一は、防衛研究の問題に関してですけれども、初めに竹岡官房長のさる記者会見で、統合運用のための防衛研究ということで議論になっておりますお話があったわけですけれども、現在でも防衛庁は陸上、海上、航空、各自衛隊のそれぞれの防衛計画があって、また当然のことながら統合防衛計画もあるというように理解をしておりますが、いま改めて、こうしたものが提起されるということの理由は何か、まずお伺いいたします。
【次の発言】 私は日米防衛協力小委員会での問題との関連についてお伺いをしたいわけですけれども、これは作戦、情報、後方……
○山中郁子君 今回の勧告はいろいろ問題があるんですけれども、私は二つの大きな問題について人事院の見解をただしたいと思います。 第一の重要な問題は、今度の勧告が法的義務がない五%以下の勧告ということを大義名分にした形で、物価上昇率や春闘相場も大きく下回る、そういうものでありながら、それと引きかえに一時金のカットだとか、あるいは高齢者の昇給ストップの問題だとか、ないしは調整額の改悪を示唆するというような一種の合理化ですね、そういうものを提起しているというところが大変重要な問題だと思います。公務員労働者を初めとして多くの方たちが、これに抗議もし不満も出されているというのは当然なことであると私は考え……
○山中郁子君 環境庁設置法の一部改正案の審議に当たりまして、水俣病問題ほか二、三の環境行政に関係する問題について質問をいたします。 初めに、水俣病の問題ですが、けさほどからの審議の中でも明らかになってきたといいましょうか、さらによくわからないということが明らかになったという面もあるんですけれども、まず初めに現在の水俣病での最大の問題は認定行政が進まないと、したがって病気で苦しんでいる方たちが当然の救済を受けられないままにたくさんたまっていって、そして切実な要望となって先般の環境庁での行動、そして、それをまた環境庁が実力で排除するというふうな問題点が出てくる。この点については後ほど触れますけれ……
○山中郁子君 初めに、二十六日の新東京国際空港での暴力集団に対する警備の問題でお尋ねをいたします。 新聞報道その他でも、警備のミスだとか警備に大穴などと伝えられていますけれども、私も、警察官一万四千人を動員して一日一億円も使うと、そういう体制をしきながら、あのような無法な暴力集団の破壊行為を許したということは、政府、警察当局が、私どもがかねてから主張しているように、そうした暴力集団を泳がせるという、そういう政治的な背景がこの事件でも出てきたというふうに言わざるを得なかったと思います。 当日の警備などについて具体的にお尋ねをいたしますが、まず空港公団の総裁、お忙しいところ恐れ入りますが、問題……
○山中郁子君 米軍施設費の日本側負担増の問題について初めに伺いますが、けさの閣議後の記者会見で防衛庁長官は、できるだけ便宜を図るよう研究すべきで、目下外務省で検討していると、こういう趣旨のことをお話しなさったようですけれども、アメリカからどういう要請を具体的に受けているのかということと、外務省は何を一体どういうふうに検討なさっているのか御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 じゃ、長官は別に外務省に検討を命じたわけではないんですか。
【次の発言】 じゃもう一つだけ。外務省が目下検討している、こういう趣旨のことをきょうおっしゃったんですけれども、そういうことはないわけですね。
○山中郁子君 科学技術庁設置法の一部を改正する法律案の審議に当たりまして、私はかねてから問題意識も持ち、また具体的な要望も多く受けております婦人研究者の待遇改善の問題について、初めに政府の見解をただしたいと思います。 その前に、日本の科学技術研究者の待遇問題なんですけれども、いろいろな資料を見ますと、人数的には研究者、これは七四年の資料ですけれども、 二十九万二千九十七人。国際比較をいたしますと、人口一万人当たりの研究者数の数字を比較して見て、日本が二十一人、アメリカが二十六人、イギリスが七・八人、フランスが十一人、西ドイツが十四人と、こういうことになっておりまして、研究者数で言えばかなり国……
○山中郁子君 すでに質疑が重ねられておりますので、なるべく重複しないようにいたしまして、私は初めに従軍看護婦さんだった方たちの恩給問題について二、三お伺いをしたいと思います。 すでに今国会で、長官はこの問題については今国会中に解決を見たいというふうに御答弁されていらっしゃいますし、私どもも直接申し入れもした経過がございます。それで、先ほど来の答弁を伺っておりますと、予算の関係その他がありましょうから概算要求の時期というふうなお答えになったと思いますが、そこのところの取り組みの姿勢が、よもや後退をされているというふうには思っておりませんが、再度今国会中にお考えを固めて、そして実現を図っていくと……
○山中郁子君 公務員給与の問題で一点だけ御質問いたします。 先ほど人事院の見解なり現段階での総裁の所信を伺ったわけですけれども、私は政府がこの時点で、ことしの公務員給与についてどのようにするつもりなのか考えを明らかにしていただきたいと思います。前回のたしか内閣委員会でも若干質疑があったというふうに記憶していますけれども、四月のたしか二十日だったと思います。公務員共闘の三役と宮澤経企庁長官が給与担当の閣僚としてお会いになったときに、労働組合の要望もわかったと、総務長官中心に相談の時期があるときは要望に沿って努力をするという趣旨の発言をされたと伝えられておりますけれども、その辺を踏まえられた上で……
○山中郁子君 審議会の整理法案に関しまして初めにお尋ねをいたします。内容は、まず基本的な審議会の問題に関する考え方、それから幾つかの具体的な問題についてお尋ねをすることになります。 初めに行管庁長官にお尋ねをいたしますが、もともと日本における戦後の審議会制度は、行政民主化の中で官僚主義的な行政を打破する観点から行政運営に国民各層の意見や関係各方面の専門的知識を導入して国民全体に奉仕する、そういう立場で公正民主的で効率的な行政運営を確保する行政委員会制度とともに広く採用された、その趣旨に基づいております。で、行政機構内部の民主的な要素の一つをなすものであると私は考えておりますけれども、まずこの……
○山中郁子君 私は、審議会等の整理等に関する法律案に対し、日本共産党を代表して反対の討論を行います。 本案は、昨年十二月に閣議決定された当面の行政改革計画に基づき、四十五審議会を対象に統廃合を行い、三十五審議会を削減して二十九審議会について委員構成の適正化を図ろうとするものであり、一定の改善はありますが、国民に奉仕する民主的な行政改革という点では大筋としてこれに逆行するものになっています。 現在、各種審議会は、中央行政機関に設けられたものだけで二百四十六に上り、各種地方審議会や私的諮問機関などを含めるとその数は膨大なものになります。 そもそも審議会制度は、政府も認めているように、戦後の行……
○山中郁子君 国鉄共済年金の問題について伺いますが、午前中にも若干触れられておりましたが、国鉄共済の財政状況が非常に悪化しているという問題に関して、初めに現在の国鉄共済年金の受給者の総数、それから、これはふえていくわけですけれども、十年後の見通しはどのくらいになると推定されておられるか伺います。
【次の発言】 大体の見通しとしては十年後四十五万になると、現在の二十五万にそのまま上乗せすればですね、ということになりますね。
それで、財政問題についてなんですが、一つは掛金の率がアップしていくということがありまして、現在は、私の理解ですと組合員の負担が千分の六十二、当局負担が千分の八十五で千分の百……
○山中郁子君 公務員共済の法案審議に当たりまして、私は防衛庁の共済組合の問題について若干ただしたいと思います。内容は、防衛庁共済組合の土地購入とその販売問題についてです。 具体的には、防衛庁共済組合が、これは昭和四十六年ごろだと私は思いますが、横須賀市の農民から土地を購入されました。間に土地ブローカーが入っていたために、結果として農民にお金は渡らないし、また約束であった代替地も実質的には渡っていないというトラブルがあります。これは私は、防衛庁の共済組合が購入した問題でこのように重大な行き違いができて、そして農民が先祖代々の土地を結果的には取り上げられてしまった形でどうにもならないと、防衛庁自……
○山中郁子君 三点にわたってお伺いをいたします。
第一は、今回の法律改正で北海道の函館、旭川、釧路の行政監察局を廃止して、それぞれ分室を設けるというものでありますが、まあいわゆる格下げということになると思います。そもそもが、地方行政監察局を置く趣旨というのでしょうか、目的というのでしょうか、そういうものはどのように規定されておりますか。
【次の発言】 本法律案の審議に当たって、衆議院での質疑も含めて政府が述べておられますことは、分室に格下げしたとしても、住民に対するサービス、行政内容について低下は来さないものである、まあ御心配なく、こういうことを言われておりますけれども、いまお答えがありまし……
○山中郁子君 初めに国公法、地公法の一部改正についてお尋ねをいたします。
まず、提出省庁である総理府総務長官からお答えをいただきたいんですけれども、今回のこの法案は管理職の範囲についてでございます。で、日本のほかに発達した資本主義国で管理職の範囲を法律で決めている国が一体あるのかどうか、その辺の実情はいかがでしょう。
【次の発言】 ぜひこれは、もう一つの法案である法人格の付与の問題とも関連して総理府できちんとお調べをいただきたいと思うんです。この管理職の問題に関しましても、これが労働基本権、つまり団結権を侵害し破壊するものであるという根本的な問題で一貫して議論になっているところで、今度の法改……
○山中郁子君 委員長。
【次の発言】 私どもは意見を持っております。その内容を具体的に申し上げますと、ただいまの委員長の御提案の中身は、期間の延長に関してのみになっておりますけれども、私どもは同特法に関しましては、内容の改善、改正を含めて引き続き検討すべきだという強い意見を持っておりますので、ただいまの委員長の御趣旨に関してはそのような意見を申し上げておきます。
○山中郁子君 初めに国際児童年について伺います。これは政府で、やれ外務省だとか総理府総務長官だとか厚生省だ、いろいろ言っておりました。それで私の方は責任持って答えてくれということで、外務大臣が答えるということで、しかもそれを、都合があるからトップにやってくれというお話でいたしましたことです。私は、政府がちゃんとした誠意を持って、そしてこうした事態については十分反省をして、国会審議を尊重することを初めに強く申し上げておきたいと思います。
ところで、国際児童年に当たっての政府の基本的な見解をまずお伺いいたします。
【次の発言】 政府の基本的見解をお伺いしております。そして総務長官は総理大臣のかわ……
○山中郁子君 一昨日の予算委員会で、私の追及で安保条約下二十五年間の米軍による事故、犯罪が十四万六千三百九十三件にも上り、日本人死者が九百五十六名に達すること、しかも、この中には返還前の沖繩の問題は入っておりません。このうち一次裁判権が米側にあるとされている公務上のものだけでも三万六千七十五件、死者四百八十六名であることが明らかになりました。 地位協定の十七条では、日本は米軍に裁判権の放棄を要求できることになっています。重大な問題は、それにもかかわらず、日本政府は一度も裁判権放棄を要請せず、その結果アメリカでもただの一度も裁判にかけられた者はなかったということです。処理結果の通知さえ来ていま……
○山中郁子君 中高年齢者の雇用問題についてお伺いをいたします。 総理府の調査によりましても一月の完全失業者数は百二十六万人、そのうち四十歳以上の完全失業者は五十三万人で、全体の四二%になっています。昨年と比較しても四十歳以上の完全失業者が十九万人、三六%増と大幅に増加しているわけですけれども、実際問題として不況業種だけではありませんが、こういう時期には真っ先に婦人とそれから中高年者が対象とされるということがこういう結果を招いていると思いますけれども、五十二年の十月の労働省の調査で有効求人倍率が〇・二になっている。そうすると、ほとんどこうした失業した人たちは就職ができないという状態になっている……
○山中郁子君 沖繩の交通方法変更に伴う問題について数点政府の対応と改善のお約束をお願いしたいという立場で質問いたします。 第一点は、経済的損失の補償の問題です。けさほど来からの質疑もありましたけれども、若干重複する点を含めてお尋ねをいたします。 この問題は実施以前にすでに多くの経済的損失が予想されておりました。具体的には実施以前に安里三差路のバス停、商店街の方々、あるいは漁網、漁具店の方々、保育所バスの問題など十四団体から損失補償の要請が出されています。交通変更後も、けさほど安恒理事から御報告がありました委員会の視察の結果の中でも指摘をされておりますけれども、こういう損失に対して、政府のい……
○山中郁子君 初めに、防衛協力小委員会の問題についてお伺いをいたしますが、日米防衛協力小委員会の任期というのはどうなっていますか、いつまでになっていますか。
【次の発言】 そうすると、所期の目的をある程度、ある程度というだけではなくて達成したならば解散をするという、そういう性格のものなのか、ずっと何らかの形態をとって引き続き存続させていくものなのか、その点はどうでしょうか。
【次の発言】 外務省お見えいただいていますでしょうか。――そうしますと、この防衛協力小委員会の三つの部会ですね、作業部会――作戦、情報、後方支援、これはその作業部会の任務ないし任期は終わっているのかどうか、現在どうなってい……
○山中郁子君 初めに防衛問題について伺います。
一昨日の質疑に引き続きまして防衛協力小委員会の問題について伺いたいと思います。
日米安保協議委員会のガイドラインの合意の中には「極東における事態で我が国の安全に重要な影響を与える場合の諸問題」という部分が入るのかどうか、その点を初めにお尋ねをいたします。
【次の発言】 一応ガイドラインについては大体終局に達したという先日の御答弁もありましたし、そういう報道にもなっておりますが、いまのお話によりますと、このガイドラインを承認する安保協議会までに、さらにこの極東における事態での問題を協議をさらに詰めて、そしてそれが含まれることになると、こういう御……
○山中郁子君 初めに防衛庁長官にお尋ねいたしますけれども、今国会の論戦の中でも、超法規行動、奇襲対処などいろいろ問題になっておりまして、政府の答弁も混乱しているようですけれども、自衛隊による自衛権発動の要件をこの際改めて明らかにしていただきたい。
【次の発言】 総理大臣にお尋ねいたしますけれども、その自衛権の発動は、自衛隊法七十六条に基づいて総理大臣が自衛隊に対し出動下令を行う、このこと以外にはないということでよろしいですか。
【次の発言】 いずれにいたしましても、総理大臣の承認を得て行うと、こういうことですね。
【次の発言】 ところで。
○山中郁子君 先ほど交通局長から御報告をいただいたわけですけれども、一つその報告に関して初めに質問をしたいんですが、道交法の改正以降ごく短い期間なので、私どもももう少し時間がたった上でさらに問題点が明らかになってくると思っておりますけれども、まず死亡事故を初めとして事故をかなり減少することができたという御報告がありました。これがこういう方向で定着をしていくことは大いに期待をしたいところですけれども、事故の減少の状況で何か特徴的なものがおわかりになるかどうかということなんです。つまり地域的に、たとえば都市部ではかなり減り方が大きいとか、農村地帯の方がそういう点では減り方が大きいとか、そんな特徴的……
○山中郁子君 初めに交通事故の問題、特に子供の交通災害の問題についてお尋ねをいたします。 すでに安恒、阿部両委員からも御指摘がありましたけれども、昨年の交通事故の死者が一・八%減ったということですが、発生件数ではふえているし、六十万人に及ぶ死傷事故が生じているということは依然として大きな社会的な問題だということは申し上げるまでもないと思います。特に小学生層では九・八%、中学生層では六%という増加になっております。 先ほどからの質疑の中でも、一応御回答はされていらっしゃるんですけれども、私は、やはりもう一つ具体的な、そして組織的な子供の交通災害に対する施策というものがお示しいただかなければな……
○山中郁子君 引き続く形になりますけれども、二期工事に関連して、先ほどから問題になっております森山運輸大臣の年内着工の発言についてなんですけれども、大臣の先ほどからの御答弁を伺っていますと、結局周辺市町村の理解と協力を得てと、こういうことを言われている。そういうことはいささかも変わらぬと。私どもも当然の問題としてあらゆる意味を含めて第二期工事は民主的再検討をまず前提とすべきだと思っておりますが、そうすると、年内着工というのは実際上はあり得ないというように理解をしてよろしいか。
【次の発言】 私の質問は、地元に大きな混乱を与え、先ほどからも議論になっている大臣の発言の適切さという、適切であるかど……
○山中郁子君 主として移転料の定額改定に関してお尋ねいたします。
先ほど宿泊料に関しての御答弁がありましたけれども、移転料についても昨年の四月の段階で調査をなすっていらっしゃるようですけれども、移転料のどういう項目についての調査なのか、それからその調査の結果と今回の改定との、まあ関連というか、そのことについて簡単にお伺いをいたします。
【次の発言】 さっきお尋ねした分の回答がなかったんですけれども、まあいいです。それで、その結果がおたくの方で出されている不足額、五等級以下七・三%、三、四等級以下九・六%、一、二等級、指定職一〇・九%と、こういう数字になって、それで平均一〇%の引き上げという数……
○山中郁子君 初めに労働省にそれではお伺いをいたしますが、リハビリテーションを通じての障害者の社会復帰、この問題につきまして一番大きな問題は、やはり希望する仕事に、そして可能な業種にそれを推進していくという点が日本の場合は大変現状が立ちおくれているということはいままでもすでに問題になっておりました。私、先日も労働省関係の施設もあわせて見せていただきましたけれども、さまざまな――まだまだそれは十分ということではないんでしょうけれども、いろいろと作業の施設などをつくられるという予定で準備が進められています。果たしてそうしたところで身につけられた技術を本当に社会復帰して有効に使えるのか、つまりそうい……
○山中郁子君 参考人の皆さんには貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。大変限られた時間でございますので、端的にお尋ねをいたしますが、初めに宇野先生から御意見を重ねてお伺いいたしたいと思います。 この元号法制化問題の中でたくさんの問題か論議されているんですけれども、すでにいろいろ参考人の皆さんからも、また各委員の御質問の中にもございましたけれども、その主要な中身の一つとしては、この問題を天皇元首化あるいは憲法改悪、つまり自主憲法制定、こういう推進の動きの背景に大きくそれが引き継がれて来ているということはどなたも否定できない現実の姿だと思います。それで、この点につきまして宇野先生も……
○山中郁子君 参考人の皆さんには貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。大変限られた時間ですので、私は四人の参考人の方から一点ないし二点について重ねて御意見を伺いたいと思います。 初めに全部質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 小野参考人にはひとつ、神社本庁が元号を推進する運動のかなり有力な部隊としてずっと行動してこられた、それとの関係について二点お尋ねをしたいと思います。 それは、いままで、自主憲法制定だとか、あるいは靖国神社、国家護持だとか、政府主催の建国記念日祝典の実施だとか、教育正常化に至るまで、そうした一連のスローガンを掲げて具体的な行動をされ……
○山中郁子君 元号法案について幾つかの点にわたりまして政府の見解をただしますが、すでに衆議院それから参議院の内閣委員会が始まりましてからもさまざまな審議が進められてまいりました。私その中でやはり大変痛感いたしますことは、いみじくもどなたかがおっしゃいましたけれども、政府の答弁がエンドレステープみたいなもので、本当に同じことを繰り返し繰り返しうまずたゆまずおっしゃって時間を消化して、そして何とか元号法案を成立させようと、こういうことで、本当に国民の皆さんの疑問とか批判とかそうしたものを代表して私どもが質問もし意見も申し上げていることにまともに答えられないというケースが大変多いわけですね。こういう……
○山中郁子君 一昨日の委員会の質疑におきまして、私は皇室典範二十六条に基づく旧皇統譜令の中の大統譜十二条の七号になりますが、元号並びに改元年月日を天皇の戸籍ともいうべき大統譜に記入する、登録すべしとなっている点について、当然のことながらこれは、元号が皆さんがおっしゃっているように単なる改元のきっかけであって、直接天皇と結びつくものでないと言われるならば、削除をするということをこの元号の審議の中で、国会と国民に明確に確約すべきであるということでただしました。重ねて政府の御見解をお伺いいたします。簡潔にお願いをいたします。
【次の発言】 私は何回もこの元号法案の審議の中で政府がその確約をしなければ……
○山中郁子君 四月二十七日の本会議で元号法案の趣旨説明が行われました際に、私は総理に靖国参拝問題についてお伺いをいたしました。その時点でA級戦犯十四名が合祀されているということが明らかになった、そしてその上でなおかつ靖国神社に参拝されたことはA級戦犯の戦争犯罪を免罪するものであって、侵略戦争の肯定につながるものではないか、そういう立場に立っているのかどうかということをお伺いしました。その際総理は、国の犠牲になられた方々の霊に対して私人として参拝したと、それからまたいろいろな人たちが一緒になっているから分けて考えることはできないんだという趣旨の答弁をされましたけれども、それは一種のはぐらかしであ……
○山中郁子君 恩給法等の一部改正に関しまして、初めに最低保障の問題についてお伺いをいたします。 これは恩給局の調査によりましても、短期在職者の普通恩給受給額が年間十万から二十万未満の方たちが三八%、二十万から三十万未満が四四・六%ということで、この両者で全体の八割を占めております。ですから、最低保障については額の引き上げと同時に適用の対象の拡大ですね、枠を拡大するということを検討しなければならない問題ではないかと私どもは考えておりますけれども、たとえば、適用年齢六十五歳というものの引き下げとか、それから短期在職者の実在職九年以上という年限についての引き下げを図る、そうしなければ実際最低保障が……
○山中郁子君 外務省設置法の改正の内容の一つであります大阪連絡事務所の廃止の件について初めにお伺いをいたします。
現在ここの仕事量、具体的にどのくらい消化しておられるのか、初めにお尋ねします。大阪事務所の現在の仕事量です。
【次の発言】 一定の業務量があるという御答弁でございますけれども、これ廃止ということになりますと、やはり行政の基本とする国民へのサービスという点でのマイナス面というのは出てくると、この点については具体的な今後の保障ですね、それは外務省としてはこういう措置をとられるについてもちゃんと保障はしていくんだというお考えを持ってそのようにおやりになるのかどうか、お尋ねいたします。
○山中郁子君 大平総理は、さきの所信表明におきまして行政の綱紀の粛正、政治の倫理の確立などということを強調されました。また、今回の公務員の給与改定に関しましてこの取り扱いの閣議決定でもその文書の中で、いつも入っていないわけなんですが、官庁綱紀の厳正な保持という文章を特に入れておられます。 それで私はまず初めに、給与担当大臣である総務長官にまつわる幾つかの疑惑の問題に関してお尋ねをいたします。 総務長官は、就任されて早々にKDDに二百万円のパーティー券を売りつけたということが問題になりました。今度は、日本税理士政治連盟から税理士法改正に絡んで五百万円の献金を受けているということがまた大きな問……
○山中郁子君 けさほど来から議論がありましたけれども、この公害健康被害補償法が制定されたときに、自動車に係る費用負担分についてはとりあえず臨時措置として自動車重量税からの一部引き当てを二年間行う、その間に恒久制度を確立するという約束であったわけですけれども、それが何回かこういう形で進んできて、またとりあえずということで暫定臨時措置が提案されているわけですが、この恒久的な費用負担制度の確立というのは、そうすると一体いつになったらできるのか、またいつごろそういうことで考えるのかというふうなことはいかがですか。これは単にその時期の問題じゃなくて、現在のところはこれが適切であるというふうにおっしゃって……
○山中郁子君 バスの問題についてきょうは政府のお考えと施策の取り組みについて要望したいと思います。 総理府交通安全対策室が昨年の五月に「都市交通量抑制総合調査について」という報告書を、かなり大部なものを発表されました。この中で交通量の抑制策についてさまざまな考察を試みておられます。なかなかむずかしい問題もあるし、いろいろな面で示されているのですけれども、しかし交通事故だとか交通公害、エネルギーの節約など、効果を上げれば総合的な交通体系に大きな影響を与えるという展望も示していると言えると思います。初めにきょうは総務長官に交通量の抑制策についての政府としての基本的な見解を伺っておきたいわけですけ……
○山中郁子君 こどもの国協会の解散法案に入ります前に、議論になっておりますスモン問題について一、二点厚生大臣にお伺いいたします。 これは何回ももう言われておりますように、昨年年内じゅうの解決、そしてそれが延びて東京地裁の判断にお願いをするということで推移をいたしました。それで三月七日に東京地裁の所見、裁定が出て、この期限が三月の二十一日ということで示されたわけです。厚生大臣も覚えておいでだと思いますが、三月二十一日、たまたま私は参議院の予算委員会で質疑に立ちまして、そのとききょうが期限ではないか、常識的に言えばその日の五時が期限なんだから、直ちに製薬三社の責任者を呼んで、政府として責任を持っ……
○山中郁子君 今回の改正案の大きな問題点は、具体的に一言で言えば、現行の法律の適用状態からかなり大きく現場の労働者の人たちが不利益をこうむるという問題にあります。 多くもう議論されてきておりますけれども、私はまず第一に、直接これによって不利益をこうむる人たち、つまりたとえば六十歳未満で退職する率ですね、そうしたものがどういう状況にあるのかということをぜひはっきり聞かせていただきたいと思うんです。そういうものは当然お調べになって御承知の上で、具体的にこれだけの人たちがこの改正によって大きな不利益をこうむると、それにもかかわらずやはりこうしなきゃならぬのだということを詰めていらしているはずだと思……
○山中郁子君 初めに、法案の本質的な問題について政府の見解を伺います。
長官にお答えをいただくことになりますが、行政改革を進める上で大事なことは、いままでも多く議論になっているんですけれども、行政組織の改変が国民の権利義務にかかわるという、そういうものであるので、国民に対する行政サービスの低下をもたらさないということが最も大事なことの一つである、基準であるということは、私どもは当然のことだと考えておりますが、初めにその点についての長官の見解をまず伺ってから、質問に入りたいと思います。
【次の発言】 そうすると、かなり今回の法案についてはいろいろ問題が出てくると私は考えております。
それで、……
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、附属機関、地方支分部局等に関する規定の整理等に関する法律案に反対の討論を行います。 反対する第一の理由は、本法案が附属機関、地方支分部局等の規制形式を統一するという理由によって、これまで法律事項であった規制形式を政令、省令などに移管し、内閣の判断だけで行政機関の再編成ができるようにしようとするものであり、主権在民の憲法のもとで確立した行政機関法定主義に逆行するものであるからです。 戦前の行政組織の決定は、天皇の官制大権に基づいて、議会の協賛を得ることなく一方的に勅令で行ってきました。戦後、日本国憲法はこの天皇の官制大権を否定するとともに、三権分立の……
○山中郁子君 初めに、総務長官にお尋ねをいたします。 先ほども伊東官房長官が政府としての所見を明らかになさいましたが、その改憲主張団体への政府の後援の要請の問題に関連してですけれども、この問題は、私どもかねてから強く要求もし、また主張もしてきたことと深くかかわりがあります。一昨年政府は、建国記念日に憲法の改悪を主張する人たちが中心になって行う奉祝行事を後援するということを決定されました。ことしもこの行事は行われまして、総務長官も出席をされております。で、私たちは、先ほど申し上げましたように、政府の後援は、現憲法の主権在民の原則、信教の自由、政教分離の原則を侵すものであるから、そういうことはす……
○山中郁子君 中期業務見積もりについてお尋ねをいたしますが、きょうも含めて国会での質疑あるいは新聞報道などですでに伝えられていることの点を初めにちょっと確認をしておきたいんです。
アメリカから中期業務見積もりの一年繰り上げ、つまり五十九年を五十八年に早めて遂行するように要求されているということなんですが、ちょっと確認をしたいんですけれども、どういう内容の要求なんですか、正確に。
【次の発言】 そうしますと、アメリカの要求を体したという形で、五十八年完遂ということでもって防衛庁としても検討されていらっしゃるということになるわけですか。
○山中郁子君 冒頭に、厚生大臣にスモン問題について二、三お尋ねをいたします。 スモン被害者の早期救済についてはたびたびこの委員会でも問題になってきたところでございますけれども、現在に至っても原告の半数近くの人人が和解できずに放置をされているという現状です。こういう事態に対して、東京地裁は三月七日に和解を促進する勧告を行ったということは御承知のとおりです。特に同地裁の原告については、三月二十一日までに裁判所に対し一括して諾否の回答をするよう求めています。当事者の一人として国の問題があるわけですけれども、厚生大臣の見解をお伺いするわけですが、どのような回答をされたか。きょうが期限でございます。 ……
○山中郁子君 この日程第七健康保険法等の一部を改正する法律案につき、日本共産党沓脱タケ子君より討論通告が出されております。これを認めないのは、議員の発言権を封殺するという言論の府にあるまじき不当な措置であります。かつ、この措置は、議員の討論権を保障した本院規則第百二十条に対する明白な違反であります。 同条項は、少なくとも二人から討論があった後でなければ討論を終局させ得ないことを定めているものであり、沓脱君の討論は、この条項に照らして当然行わせなければならないものであります。 本会議における討論について、いわゆる持ち点が言われておりますけれども、昨年や一昨年の前例に立ったとしても沓脱君の討論……
○山中郁子君 政治資金規正法につきましては、わが党はかねてから主張してきたところでありますし、本法案につきましても、衆議院において、事実上の賄賂とも言うべき、そして賄賂の温床ともなる企業や団体献金の野放しという問題を初めとして、今回の政治家個人への献金もいわゆる指定団体をトンネルとして結局は支出明細を出さなくてもよいことになるなど、その他たくさんの問題がありますけれども、そういう点を指摘いたしまして、全くのざる法であるということを申し上げてきたところです。これらの問題については本委員会においても多くの面から指摘されてきたところです。 きょうは、大臣の御健康の関係もありましょうし、大変限られた……
○山中郁子君 今回の法案は昨年九月の航空機疑惑問題等防止対策に関する協議会の提言、これを受けて起案したということは提案理由でも説明されておりますし、航空機疑惑と言えば田中元総理の五億円の授受問題、それから松野頼三元防衛庁長官の同じく五億円の問題が特筆されますけれども、これらの事件が国会でも大きく取り上げられているさなかにも最近明るみになった政治家への裏金づくりがあります。これはフジタ工業事件ですけれども、このフジタ工業事件の現在の公判状況をひとつ法務省から御説明を初めにいただきたいと思います。
【次の発言】 この捜査段階でも公判の中でも大分不可解な問題が提起されていると私は認識をしております。……
○山中郁子君 初めに、盗聴器問題についてお伺いいたします。 去る六月に、わが党の幹部であります戎谷副委員長並びに高原常任幹部会委員宅に取りつけられました盗聴器問題ですけれども、さきの十四日の予算委員会におきまして、憲法論争に関連いたしまして憲法が保障する基本的人権などの面から、これらの事態について鈴木総理大臣の見解を伺いましたところ、総理は、大変重大な問題であるので厳正に捜査をしたい、このように答弁をされました。御承知のところだと思います。 そこで、私は、所管の大臣であります郵政大臣にこの点について改めて初めに確認をするものですけれども、明らかに基本的人権、とりわけ具体的には憲法第二十一条……
○山中郁子君 NHKの五十二年度決算の審議に当たりまして、私は具体的な幾つかの問題について質疑もし、改善方のお約束もいただきたいと思っております。 初めに、NHKの経営の基盤をなす主要なファクターとして受信料制度の問題がかねてから論議もされているわけですけれども、私も逓信委員としてこの参議院の逓信委員会でもそれらの問題について何回か議論もいたしてまいりました。その経過の中から現在の受信料制度というもののすぐれた面、それを支えるものは公共放送であるNHKの放送内容の引き続く向上、国民から支持を受けるというものと同時に、もう一つはすべての国民がそれを享受できるという、具体的には難視聴問題として一……
○山中郁子君 さきの本会議におきましても質問を申し上げ、また要求もいたしましたけれども、今後の郵便料金をめぐる問題につきまして、政府の責任ある赤字解消計画があるのかという点でございます。改めてこの点についての見解をお尋ねいたします。
【次の発言】 いま魚津さんがおっしゃった先日来国会に提出してあるというのは、この「郵便事業損益計算見込(概算)」としてあります表だと理解いたしますが、つまりこれによりますと、五十九年、改定率二〇・八%で値上げをする、六十二年、改定率二〇・八%で値上げをする、この計画ですね。これは確認をさしていただきます。
○山中郁子君 初めに、せんだっての本会議質問でも、私、来年は国際障害者年でもあり、今回の郵便料金の値上げが障害者の方たち、障害者団体の方たちに大変大きな打撃を与えるものになる、その国際障害者年を前にしてこうした値上げを強行することは余りにも心ないやり方と言わなければならないのではないかという趣旨の意見も申し上げ、政府の見解も伺ったところでございます。 それで、初めにちょっとその問題について、全面的にという時間はございませんので、私としても、一つの提案というか、ぜひ郵政当局においてもお考えをいただきたいということについて意見を出したいと思いますので、大臣はもとよりですが、当局のフランクでそして……
○山中郁子君 私は、冒頭に、昨夜以来報道されております電話料金の五十七年度値上げという問題につきまして、電電公社総裁に急なお願いではございましたけれども、そういう事情で重大なかかわりのある問題ですので、御苦労をお願いをいたしました。そして、並びに郵政省の見解をお尋ねいたしたいと思います。 総裁は、昨日の記者会見で述べたと伝えられているところによりますと、来年早々から電話料金体系の見直しに入り、五十七年度に料金値上げをしたいという意向を明らかにしたということです。それからまた、法定制緩和の問題についても、この措置を盛り込むことを検討したいということを述べておられる模様であります。これらの問題に……
○山中郁子君 前回に続きまして、通信事務扱いの無料郵便についてお尋ねをいたします。
前回、御説明をいただきましたところによりますと、通信事務扱いの郵便を有料として換算すれば、五十二年二百五十一億、五十三年二百六十一億、五十四年二百六十九億ということでございました。この三カ年だけでも七百八十一億という膨大な経費を使っていることになります。したがって、これが法に照らして厳正に扱われなければならないということは当然のことだと存じておりますけれども、その辺についてのお考えを聞かせてください。
【次の発言】 私、郵政省にいろいろ御説明をいただいたんですけれども、それによりますと、郵便法二十条に基づくと……
○山中郁子君 参考人の皆さんには御苦労さまでございます。 重ねてお二人の参考人からお伺いをしたいと思っております。古賀参考人から一点と、舘野参考人から三点お伺いしたいわけですが、大変に限られた時間しか与えられておりませんので、お尋ねを最初にまとめて申し上げますので、よろしくお願いをいたします。 古賀先生、先ほどから御専門の立場から医学上の影響についての御意見を伺わせていただいたわけですけれども、そういうお立場に立ってということも含めて、今回の事故に見られる原発の安全管理の問題。それから今後の原子力開発のあり方がどうあるべきかということについて、柱で結構でございますけれども、御意見をお聞かせ……
○山中郁子君 私は、以下に述べる理由によって公職選挙法の一部を改正する法律案について、本会議での趣旨説明及び質疑を行うよう強く要求するものであります。 理由の第一は、言うまでもなく、選挙制度が国権の最高機関であり国民の代表機関である国会を構成するための重要な制度であり、いわば議会制民主主義の土台、基礎をなすものであるからであります。選挙制度が主権者である国民の選択を公正に反映するものであるかどうかは民主主義の根本問題であります。したがって、選挙制度の改定もまた、国会を構成するすべての会派からの徹底した論議と合意のうちに行われ、国民の納得の得られるものでなければなりません。しかもまだ、重要法案……
○山中郁子君 日程第二公職選挙法の一部を改正する法律案について、日本共産党は反対の討論通告を提出しております。わが党のこの通告は、議員の討論権を保障した本院規則第百二十条に照らしても、また、議会制民主主義の土台となる選挙制度の改定は徹底的な論議を通じてなされるべきだという当然の論理に照らしても認められてしかるべきものであります。 特に、本改正案については、条文上の明文規定と統一見解などとして示された解釈との間に解決することのできない矛盾が存在することなどが明らかとなったにもかかわらず、それらの問題点の解明もぎれないまま委員会において採決されたものであります。また、それらも含む本改正案の内容が……
○山中郁子君 本日は本法案に関する参議院における初めての質疑でございますので、私はまず初めに、今回のこの法案についての私どもの基本的な考え方を申し上げておきたいと思います。 すでに議論にもなっておりますけれども、そもそも選挙というのは主権者である国民が政治に参加する最大の機会ですよね。そして選挙のときこそ国民が正しい選択が行えるように国民の知る権利あるいは言論、政治活動の自由が保障されなければならないということは言うまでもないと思います。 しかし日本の選挙制度というのはもともと、ずっと議論もありましたけれども、戸別訪問の禁止だとかあるいは文書制限などを初めといたしまして、諸外国にも例を見な……
○山中郁子君 前回の質疑で、私は主として拡声機の問題について問いただしました。その中で、中心的には後藤田さんが統一見解として衆議院段階で発言をされていらっしゃることと、実際問題として改正法案の条文とが違うではないかということを伺いました。これにつきましては、大林選挙部長が後ほど提案者とも相談して対処いたしますという趣旨のことをおっしゃいました。 そのことは後で伺いますけれども、その問題に入る前に、私はこの問題を解明する前提として、一体政治活動、選挙中の政治活動をどういう観点から、公選法の第十四章の三、つまり「政党その他の政治団体等の選挙における政治活動」というところで、二百一条の五以降を規制……
○山中郁子君 自治大臣がお見えになっていませんので、先日の質疑に続きまして、拡声機の問題については大臣がお見えになってから触れることにいたしまして、初めに今回の法改正のうちの拡声機と同じように重要な問題であります機関紙拡販車の問題について質問をいたします。 二百一条の五以下の選挙期間中の宣伝告知のための自動車の使用禁止の現行法に今回新たに「政党その他の政治活動を行う団体の発行する新聞紙及び雑誌の普及宣伝を含む。」といういわゆる機関紙誌の宣伝カーの使用禁止が追加されておりますけれども、この問題の議論の前提として、私は今日のわが国の議会制民主主義のもとにおける政党の役割りと機関紙の位置については……
○山中郁子君 けさほど電電公社の新総裁からごあいさつ並びに事業概況の御報告を承りました。そこで、当逓信委員会におきまして、今後電電公社をめぐる問題につきましては新総裁との間でもさまざまな質疑ないし審議などが交わされるわけでございまして、その初めての私の質問をさせていただくに当たりまして、ごく基本的なことについて総裁の姿勢あるいは御見解をまず伺っておきたいと思います。 申し上げるまでもありませんけれども、国会の審議というのは憲法に基づく議会制民主主義の根幹をなすものでありまして、また国権の最高機関である国会で電電公社の総裁が電電公社を代表して御答弁されたこと、御発言されたこと、あるいは約束され……
○山中郁子君 五十六年度のNHK予算案審議に当たりまして、幾つかの点についてNHK並びに郵政当局のお考えをただしたいと思います。 初めに、放送、報道の基本姿勢についてですけれども、後ほどお伺いすることとの関連もありまして、放送法第一条に言う「放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによって、放送による表現の自由を確保すること。」、ここの点について、一番放送、NHKの姿勢の根幹になるというふうに思います。で、国民の知る権利にこたえるためにも、また日本の民主主義の発達に資するためにもそこに基本的任務がありますけれども、それが貫徹されるためには権力に対するおもねりや追従があってはならないというこ……
○山中郁子君 今回の年金法の改正に当たりまして、郵政省として五十四年の五月に市場調査をされておられると伺っておりますけれども、初めに、その内容、特徴、それからそれを踏まえてどのように今回の法改正の中にそれらの国民の要望が結びつき、生かされているのかという対応についてお伺いをいたします。
【次の発言】 私どもは、基本的に国民の老後保障に対する要求については公的年金制度の拡充強化によって解決すべきであるという考え方を持っております。官業であれ民業であれ、これらの年金というものが、そうした現在の政府の公的年金制度に対するさまざまな怠慢あるいは不十分さ、そうしたものを補完するというような性格も持ってい……
○山中郁子君 当初から私どもは、一つの言い方をするならば、使途不明金も出ないで全部つじつまがい過ぎる、これだけの莫大な不正経理で、そしてそれが飲食に使われたというようなことで余りにも問題があるし、裏帳簿自体に疑いを持たざるを得なかったという経過がありますし、そのことは検査院にも指摘をしてきたところです。 それで、私は検査院にお尋ねをしたいんですけれども、いま検査院が会計検査院の責務に照らして検査に入ったその土台となった電電公社の提出した裏帳簿が改ざんされたものであるというようなことになったら、これは私また大変重大な問題だと思いますし、当然調査をし直す必要が生じてくると思いますけれども、その点……
○山中郁子君 今回の電波法の改正が、今日各方面から緊急な対策が要請されている違法な市民ラジオなどの取り締まりの強化ということが柱の一つになっておりますけれども、当然のことながら、そういう立場から私どももこの法案に賛成の態度をとっております。昨日の毎日新聞、ここにも「゛電波暴走族゛が横行」などということで、その実態がかなり大きく報道されていますけれども、まず、郵政省がこうした事態をいろんな観点から調査もされ、取り締まりも強化されていると思いますけれども、その辺の把握されている状況を簡単に御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 取り締まりの強化ということによって、現行法体制のもとで郵政省と……
○山中郁子君 今回のオンライン処理を開始することに当たりまして、為替、振替分野でのいままでの状況を初めにお伺いしておきたいんですけれども、この業務分野の中で郵政省のサービスが占めるシェアといいましょうか比率、ここ五年なら五年でも結構ですし、十年ぐらいでも結構ですけれども、その変化がもし把握されていましたら教えていただきたいわけです。
【次の発言】 変化がどこかわかる数値がありますか。たとえば五年前はこのぐらいで五十三年はこうなっている。十年前でも結構ですし、ある数字で何年前でも結構ですが、要するに減っているのかふえているのかという、こういう経過です。
○山中郁子君 きょうは、私は、郵政互助会の問題について、その事業のあり方並びに郵政当局の管理監督、指導の改善などの問題についてただしたいと思います。
郵政互助会は、郵政大臣の監督下にある公益法人でありまして、当然その事業また活動について公益法人としてのあり方が問われるわけですけれども、後ほど具体的な問題についてお尋ねいたしますけれども、まず郵政互助会の設立の趣旨とか目的についてお伺いいたします。
【次の発言】 目的及び事業は、いま局長がお答えになりましたように、「郵政省職員の相互扶助を行い、もって郵政省職員の福祉増進と郵政事業の発展とに寄与することを目的とする。」、こうなっております、目的に……
○山中郁子君 参考人の皆さんには御苦労さまでございます。大変限られた時間でございますので、できれば三人の参考人の方から、数点にわたりまして御意見を重ねてお伺いをしたいと思います。 初めに、竹内参考人から三つの点で御意見をいただきたいと思っております。 一つは、企業の経理を公明正大なものにするために現在の内部監査のやり方ではおのずから限界がある、きょうの質疑の中でもしばしば出てまいりましたけれども、たとえばアメリカのSECのような、企業に対する強力な監視、監督の機関を設けて、公的監査機能を強めるべきではないかという意見が御承知のようにあるわけですけれども、この点についての先生の御意見をお伺い……
○山中郁子君 私は、本院における特別委員会設置の件について一言意見を申し述べます。 ます、行財政改革に関する特別委員会についててあります。 本国会に政府か提出したいわゆる行革一括処理法案は、国民の求める民主的行政改革とは縁もゆかりもないものであり、行政改革に名をかりて国民に多大な犠牲を押しつけながら軍拡路線を推し進めるためのものにほかなりません。しかも同法案は、この内容も成立の経緯もそれぞれ全く関連のない三十六本もの法案を、臨調答申の実施の名のもとに無理に一本化するという不当なものであります。このような法案の審議をもっぱらの任務とする特別委員会を設置するようなことは、国会の審議権を本院みず……
○山中郁子君 電電の近畿電気通信局不正経理問題についてただします。 この問題ではすでに知られておりますように、この七月六日に六名が逮捕され、七月二十七日に起訴されました。そして、その後公社は十月八日にこの六人の人と、それから上司であった一名の計七名を懲戒免職にした。そして、同時に元上司であった一名を諭旨免職処分にしております。 私は、まず初めにお伺いしたいんですけれども、この懲戒処分を発表した際に、公社総裁あるいは近通輿局長あるいは森谷局長などが、いずれも個人の責任犯罪であると、多少の責任者の監督不行き届きには言を及ぼしたとしても、そういう立場で談話を発表されておられると理解をしております……
○山中郁子君 共産党の山中郁子でございます。御苦労さまです。大変限られた時間でございますのでひとつ端的に基本問題、それから若干の問題について見解をお伺いしたいと思います。 まず、行革の基本的な理念の問題に関しての臨調のお考えということで初めにお尋ねをしたいことは、第一次答中でも「効率的で無駄のない政府を実現し、その公正で民主的な運営を行い」国民の行政に対する信頼を確保することが必須の条件というふうに述べられております。そのために汚職腐敗の構造にメスを入れて、政財官癒着の腐敗構造の根を断つことが不可欠である、私どもはそのように考えております。 御承知のように、最近ロッキード事件での小佐野に対……
○山中郁子君 初めに、総理に一問お伺いいたします。 奥野法務大臣は、けさのテレビインタビューでも、いわゆる人の道発言に関連して、必要があれば指揮権を発動すべきだという重大発言をまたもや行われました。言うまでもなく、いま問題になっている指揮権発動というのは、検察事務への不当な介入ということについてであります。そのときに公然と、必要なら指揮権を発動すべきだと言うのは大問題だと言わなければならない。 それで、鈴木総理は本委員会で、閣僚は言動を慎重にすべきだと答弁されたし、また、けさの本委員会の委員長発言においても、奥野発言について強く注意を喚起したばかりであります。それにもかかわらず、再び事実上……
○山中郁子君 郵政大臣に御出席いただく初めての機会でございますので、初めに、大臣の政治姿勢にかかわって一言お尋ねをしたいと存じます。 初めて大臣に就任されたときに、これは私たまたまテレビを見ていたんですけれども、感想を求められたときに郵政大臣がこういうことをおっしゃったんですね、一番最初に。郵政大臣のポストは、私があこがれていたものだと。それほど熱烈な郵政事業に対する関心をお持ちの方が郵政大臣になられるのはそれは結構なことだと思いましたら、その中身が、故佐藤榮作氏、田中元総理、鈴木総理、それぞれが郵政大臣になられた名門ポストである、私はこういう尊敬する人々がなったポストに大臣としてつくことが……
○山中郁子君 NHKの五十七年度予算の審議に当たりまして、初めに、最近、電波利用開発調査研究会実用衛星部会、あるいは放送の多様化に関する調査研究会議などの報告が相次いで出されて、改めて放送衛星問題がクローズアップされてきておりますが、この問題に関連して二、三お伺いをしたいと思います。 具体的な問題は、放送衛星打ち上げとの関連での中継放送局建設、つまり受信障害解決の地上設備の問題です。現実の問題として共同受信施設設置費などが年々減ってきているわけで、五十七年度予算案のレクチュアのときにも私お伺いをしたんですけれども、お話としては、これは放送衛星打ち上げを見込んでの傾向であるというお話がありまし……
○山中郁子君 初めに、郵政省に郵便配達サービスの問題でお尋ねをいたします。
配達、取集のサービスカットを中心とする効率化、合理化を進めておられるようですけれども、特に市内の二度配達を一度配達にするという実験的な作業が行われていると伺っています。具体的に、東京郵政管内で現在その対象となっている局が何局あって、どこなのか、そしてまた今後計画している局があるのかどうか、お聞かせをいただきます。
【次の発言】 局名を。
【次の発言】 先ほどお伺いしたんですけれども、現在行われている五局の局名とあわせてお聞かせをいただくようにお願いをいたしました。それで、いま追加の五局の中で中野とありますのは、これは……
○山中郁子君 今回の法律改正に直接関連いたしましてお伺いをしたいと思っておりましたのは、貸付金総額の制限額の引き上げの問題でございますけれども、先ほど太田委員からも詳しいお話がございまして郵政省の見解もお伺いいたしましたところですので、これは省略をいたしますが、この点について一つだけお尋ねをしておきたいと思っております。 それは、預金者の希望やそうした動向もよく把握をしているというお話でございましたし、こうしたものにこたえるためにも努力はするという御返事だと承りましたので、ひとつ、ぜひ具体的に、来年度何らかの貸付限度額の引き上げに対する計画というか検討をされる用意がおありかどうか、そこだけち……
○山中郁子君 先日、法務大臣の所信をお伺いいたしました。初めに、これに関連して二、三大臣にお尋ねをしたいと思います。 昨年暮れの第二次鈴木内閣の改造人事で、法務大臣にどなたがなるかというのはかなり国民の関.心を集めた点でございますが、それは言うまでもなく、田中元総理を被告とするロッキード裁判がいよいよ大詰めを迎えようとしているということで、法務大臣の姿勢いかんが裁判に微妙な影響を与えるのではないかというそういう国民の心配があったからだということは、申し上げるまでもないと思います。こういう時期にあって、いまほど法務大臣の毅然とした姿勢、とりわけ政治的な圧力から社会正義を断固として守る決意が求め……
○山中郁子君 裁判所の速記官の問題について、初めにお尋ねをいたします。
裁判所速記官の設置とその職務権限につきましては裁判所法の第六十条の二に規定されておりますし、また裁判所法の逐条解説などを拝見いたしますと、その中にも職責の重要さが明記されています。要するに、私がごく初歩的に読ませていただいた範囲でも、速記制度は裁判の民主化と人権擁護にとってきわめて重要な役割りを果たしてきているという認識だと思いますが、この点はいかがお考えでございましょうか。
【次の発言】 特にこれが昭和三十二年に裁判所法の一部改正によって措置されているというところにも、そうした意義がうかがわれるわけですけれども、裁判所……
○山中郁子君 すでにお話もありましたけれども、今回の改正が総会屋の活動を封じ込めるねらいを持つということが説明もされております。
初めに、ちょっとその総会屋の活動の実態、また今回の改正でどの程度の効果を期待できるのか。それからまた、昨年の商法改正でも総会屋対策が盛り込まれていたわけですけれども、このほかにも今後さらに、なかなか根絶できないという困難な状況があるわけですけれども、どのような対策を準備されておられるかどうか、あわせてお伺いをいたします。
【次の発言】 余り多く期待できないという御見解なんですが、先ほどもちょっとお尋ねしましたけれども、今後の問題としてさらに検討されていらっしゃるこ……
○山中郁子君 法案関係のお尋ねをする前に、一点お伺いをいたします。 八〇年夏の総選挙での千葉一区の泰道三八派の大買収事犯ですが、泰道三八代議士に対しての買収容疑について不起訴処分をしたという千葉地検の態度を、千葉の検察審査会がこの一月二十九日に不当であるという議決を行いました、この問題につきましては、私もすでに八〇年の十一月十九日の参議院の公選法の特別委員会でその責任を追及する質問をしてまいりましたけれども、この千葉検察審査会の決定は、良識ある千葉県民の世論が検察の生ぬるい態度を許さない、断固たる態度で訴追をすることを求めていることを意味していると思いますけれども、そういう意味からも検察の責……
○山中郁子君 先ほど小平委員の御質問に対するお答えが一部あったんですけれども、初めに、関連をいたしまして今回の改正案についての日弁連との交渉の経過ですね、それから中心的にはちょっと内容をお伺いしたいんですけれども、あわせて法務省としては日弁連の合意を得ているのかいないのか、その辺を明確にお示しをいただきたい。
【次の発言】 御答弁ですと、実質的に了解を得ているものと判断しているということで、もう一つ不分明なところがあるというように理解もいたしますし、客観的にもその辺の問題について指摘だけをしておきたいと思います。
それから、今回の改正案が、一連の民事訴訟法改正の一部であるという見方もあるわけ……
○山中郁子君 今回の法改正は幾つかの点があるわけですけれども、内容的に見ますと責任制限の範囲の問題ですね。それから制限金額の引き上げの問題、それらの適否という問題になると思います。それで、初めに私は責任制限の範囲の問題、つまり法第三条第三項の関連になりますけれども、その問題を中心にお伺いをしたいと思っております。 この法案が、先ほど来から御説明もありました一九七六年十一月にロンドンで開かれたIMCO主催の会議で採択された海事債権についての責任の制限に関する条約に加入しようということで、それに伴って提案されているものだと理解しておりますけれども、この問題点を考えるに当たって、ごく初歩的な考え方……
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、民事訴訟法及び民事調停法の一部を改正する法律案について反対の討論を行います。 まず第一に、改正案は、訴訟に関する書類を住居所へ送達するのに支障があるときは就業場所へ送付してもよいこととし、また、就業場所において送達を受けるべき者に出会わないときは、その者の使用者など一定のかわりの者に書類を交付することができるようになっています。 確かに、近年、共働きの家庭等がふえて昼間不在者が多くなり、そのために送達がおくれ訴訟が遅延する傾向が生じているのは事実であります。この点については、わが党がこれまでも繰り返し主張してきたように、まず裁判所の人的、物的体制の……
○山中郁子君 参考人の皆さんには御苦労様でございます。貴重な御意見をありがとうございました。それぞれ御意見を拝聴いたしまして、二、三重ねてお伺いをしたいと思います。 初めに宮崎参考人にお尋ねをいたしますが、この外国人登録法の問題の一つの本質というのが、先ほどの御意見からも、お二人からも出されておりましたけれども、いわゆる国家主権と基本的人権の関係という問題があると思います。かつて金大中氏が拉致されて、そしてあの問題で韓国政府の金大中氏に対する処分について日本の心ある人々から多くの批判がされたのに対して、韓国側からは韓国の内政に干渉するものだという、こういう反論がありました。そのときに基本的人……
○山中郁子君 私どもは、裁判所法の一部改正に衆議院で反対をいたしました。この法案が非常に慎重に審議をされなければならないと思っておりますゆえんは、大きく申し上げまして二つあります。 一つは、すでに衆議院段階でも、それから本日も議論が交わされていることですけれども、戦後における日本の司法制度の民主化の一つの柱として創設をされました簡易裁判所の理念が大きく損なわれて現実にもいるし、これを一層促進するものになるということは否定できないのではないかという問題です。簡単に言ってしまえば、簡裁の性格はやはり相当変えられてしまうという危惧を私は持っております。 それから二つ目は、最高裁いろいろおっしゃい……
○山中郁子君 御意見ありがとうございました。 初めに、落合参考人に三点お尋ねをしたいのですけれども、まず第一点は、これは日弁連でも臨時司法制度調査会意見書批判ということで、昭和四十二年に出されております文書がございまして、私も読ませていただいて大いに共感するところが多くあります。この臨時司法制度調査会の意見書に示された簡裁についての方針ですね、これは具体的なあれこれの問題まで捨象して決めつけるというつもりはないのですけれども、どうもいろいろ勉強してみますと、前回、四十五年の改正と今回の改正と二つをずうっと経過を見ますと、やはり簡裁のあり方がこの臨時司法制度調査会で提起をされている方向へ全体と……
○山中郁子君 答弁者の側の御都合もあるようですので、宇宙三条約の問題に入ります前に冒頭短時間ですが、外交問題といたしまして金大中氏の事情聴取のことについてお尋ねをいたします。
きょうの報道によりますと、金大中氏が事情聴取に応じるか否かの回答が十日に発送されてFBI側に十一日に届いたというふうにされておりますが、この事実、外務省は確認しておられるでしょうか。
【次の発言】 内容はどういうものか把握されていますか。
【次の発言】 内容につきまして官僚的でなくて、やはり日本自身の問題でありますから直ちに日本側が責任を持ってその内容について聴取をされるべきであろうということだけはまず指摘をしておきま……
○山中郁子君 拡充法の関係につきましては、私どもは不当で過大な負担を加入者に強いるものであるという立場で、この制定並びに延長について一貫して反対をしてまいりました立場でございますので、廃止はもちろん当然のことであると考えております。 質権法の問題は、いろいろ御説明もあった実情に照らして、本法案についても賛成の立場をとるものであります。 拡充法の廃止に関連いたしまして、法案の理由に「電信電話等の需要を充足するための態勢が整ったことにかんがみ、」という言葉が使われておりますが、それなりに政府、公社の判断としても一つの区切り点という形の理解だと思うんですが、私はそういう立場からこの法案の審議に際……
○山中郁子君 公社の経営形態の問題について、私も引き続きお尋ねをいたします。 けさほど来から幾つか出てきたことでございますけれども、総裁初めとして公社の方たちは、自分たちはいろいろ勉強しているんだと、勉強していることを聞かれればお答えしているんだということに終始されておりますけれども、私は総裁を先頭にして公社内外においてこれらの問題についてさまざまな発言をされていらっしゃる中身に照らし合わせれば、勉強しているから単にそのことをお話ししているだけだというのは大変な欺瞞だと思うんです。口先だけでそのようにおっしゃって、実際は民営化の方向を指向して、そしてアドバルーンを上げ世論づくりをして先取りを……
○山中郁子君 五十八年度のNHK予算審議に当たりまして、年度内、具体的には二月というようにも承っておりますけれども、打ち上げられる放送衛星のBS2の実用化のための当面の対策につ
いて本日は中心的にお伺いをいたします。
最初に、郵政省にお尋ねいたしますが、郵政省は放送衛星の実用化に当たって、衛星放送の発展の長期ビジョンを当然のことながらお持ちだと思いますが、簡単にお示しをいただきたい。
【次の発言】 私も、BS2の電波が視聴者である国民の生活、文化向上に役立つもので効果的に運用されるべきであるというように考えておりますので、NHKに対して、五十八年度予算審議に当たり、この重要な事業の内容である……
○山中郁子君 簡保関係の法改正に際しまして、団体保険の問題について若干お伺いをし、明らかにしていただきたいと思っております。 保険料の一括払い込みによって保険料を割り引きするといういわゆる団体割引ですね、こういう制度がありまして、その中で旅行だとか観劇、人間ドック、こういうものを行うということで、いわゆる同趣同好団体としての割引があります。 郵政省はもちろんよく御存じだと思いますけれども、約十年ぐらい前に株式会社都信用の事件で、保険料の不正流用事件がありました。国会でも大分問題になったわけですけれども、その際に郵政省としても、こうした団体保険のあり方にメスを入れて、そうした不祥事件が起きな……
○山中郁子君 まず、自治大臣にお伺いをいたしますが、一昨日、十一月二十三日付の朝日新聞の記事の中に、「すでに確定した十一月二十八日解散、十二月三日公示、同十八日投票の日程は、公選法改正を前提にしてのことだ。地方選管によっては、立会演説会会場を確保しないなど、改正を前提に選挙準備を進めているケースも多い。」という記事があります。 この法案は参議院できょうから審議が始まったばかりでありますし、成立するか否決されるか、継続審議になるか、あるいは審議未了で廃案になるか、これはわからないことです。現段階におきましては。こういう事態を自治大臣としてはどのように考えられるか。同時に、自治省として、まさか成……
○山中郁子君 参考人の皆様には貴重な御意見をありがとうございました。 初めに皆川参考人にお尋ねをいたします。 先ほどから御質問や、またお考えが開陳されてきたところでありますが、私どもも、町村選挙期間の問題について具体的にいろいろ調査もし、また御意見も伺ってきました。短い時間ですので御紹介はできませんが、一つは秋田県の羽後町、御承知だと思いますが、ここでは十一月から四月にかけて有権者の約一五%、二千数百人が東京などに出稼ぎに出ておられるという状況です。ほかにもたくさんこうしたところはあります。ここでは来年三月に町議選も予定されているわけですけれども、町議会では自民党も含めて満場一致で、したが……
○山中郁子君 先日の予算委員、会の集中審議で、私は婦少審の建議に係る男女雇用平等法の中のいわゆる女子保護の規制の緩和や撤廃の問題について、幾つかの点をお伺いをいたしました。それで、そのときは時間が足りなかったものですから、そのことに関連して最初に改めてもう一つ強調をしておきたいと思いますので、婦少局長はもちろんですけれども、労働大臣にもぜひお受けとめいただきたいと思います。 先日の予算委員会の際に私は、労基研の専門委員報告が、時間外規制の緩和による長時間労働について、女子の健康に有害であり、その重大性を指摘していることを引用して申し上げました。同時に、この労基研の専門委員の報告書が深夜業につ……
○山中郁子君 渡部厚生大臣に対する質問の初めての機会でございますので、まず厚生行政の基本姿勢について一言注文も申し上げ、また御見解を伺いたいと存じます。 申し上げるまでもなく、厚生行政は我が国の福祉と社会保障をつかさどる中心的なところでありますけれども、最近、この姿勢に対して国民の間で大きな不安が広がっていると思います。財政難克服という行政改革だとか、あるいは高齢化社会に対応するという社会保障制度の確立だとかという美名のもとでさまざまな制度改定がされようとしていますし、また、現に今までもされてまいりました。今国会でも、例えば健康保険あるいは年金制度、こうした大改定が行われようとしています。例……
○山中郁子君 身体障害者雇用促進法の一部改正の審議に当たりまして、障害者雇用問題について二、三お尋ねもし、要望もしたいと存じます。 障害者対策の課題、解決しなければならない問題というのはたくさんございますけれども、中でもけさほど来から議論がありましたように、雇用促進、そしてまた単に量的に雇用を促進するというだけではなくて、労働条件の向上も含めてこの二つは大きな政策課題の柱であると思います。働きたい、働けるんだという障害者の皆さんの声、これを私はこの法案の審議に当たりましてぜひとも労働省に、政府にしっかりと受けとめていただきたいという気持ちでいっぱいです。 きょうは、まず視覚障害者の雇用対策……
○山中郁子君 初めに、理念問題について若干お伺いをし、政府の姿勢を確認したいと思います。 御承知のように、一九八一年の国際障害者年を経まして、八三年から九二年までが国連障害者の十年ということになっております。今回の改正案はこのような状況の中での初めての改正でありますし、障害者の皆さんの改正内容に対する期待は大変大きなものがありました。私どももさまざまな御意見やあるいは要請などを承ってまいりました。率直に言いまして、私は日本の障害者対策、これをめぐる行政のあり方として、長い目で見て現在までの経過を考えますと、経済成長重視の中で政府の姿勢に基づいたため、障害者対策、具体的にはリハビリを含む医療、……
○山中郁子君 本委員会における雇用保険法の一部改正についての初めての審議でございますので、きょうは私は総論的に、本法案が目指している本質について政府の考え方をただし、明らかにしたいと存じます。
私は端的に申し上げまして、この法案はいわゆる行財政改革の一環として提出されたものと判断をし、またそういう内容のものであると認識しておりますけれども、まず、労働大臣のこの点についての御見解はいかがでございましょうか。
【次の発言】 幾つかのことをおっしゃったんですけれども、それらの問題を解明していけば、結局のところ帰着するところは財政節減ということであるということは、既に財政制度審議会が「歳出の節減合理……
○山中郁子君 私は、初めに来年度の予算要求に関連して、一点だけお伺いをいたします。 現在、国会の最大の焦点になっております健康保険法等の改正はもとよりでありますけれども、その後に続いております年金改正案、それから児童扶養手当法の改正なども、その発端は、ただいまも若干議論がございましたけれども、いわゆる行政改革、ゼロシーリングないしマイナスシーリング、そういう問題に端を発していると思います。厚生省としてもいろいろ苦労されてきたところだと思うのであります。しかし、実際の成り行きを見てみますと、いただいております厚生省の資料によりますと、たとえば委縮減額として五十七年度四千九百億、五十八年度六千五……
○山中郁子君 私は、前回のこの委員会の本法案の改定に対する質疑で、この改定内容が、客観的に見て、例えば日経連の要請に沿っているということだとか、あるいは、初めに国庫負担をどう減らすかというところから出発をして、それがすべてで、それからあれこれの改定に着手しているという本質があるということを指摘いたしましたが、その後の、本日の委員会の議論も含めて、やはりそうしたことは歴然として浮かび上がってきているということを改めて痛感をしております。 それで、先日も指摘しましたように、雇用保険法の目的は、結局雇用の確保と失業給付という二つの柱によって成り立っているということで、これらのことについてはもちろん……
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、雇用保険法等の一部改正案並びに修正案に反対する討論を行います。 反対の第一の理由は、これが雇用対策の拡充や失業者の生活安定とは全く無縁の改悪となっているからであります。 本法案提出の発端が、国庫負担を削減せよという政府方針にあったことは、本委員会の質疑を通じてもさらに明らかになったところであります。初めに国庫負担削減ありきで、後は失業者を痛めつけてつじつまを合わせる、これが本法案の意図するものであり本質でもあります。また、本法案の審議を通じ私が繰り返し指摘してきたところでありますが、この考え方や改正の手法は、今国民の大きな抵抗を受けている健康保険法……
○山中郁子君 私は、この重要法案の健康保険法の一部改正についての初めての質疑でもありますので、きょうは、本法案が根本的な大改悪であり、低所得者層ほど打撃が大きいという根源の問題をテーマとして、明らかにしていきたいと思います。 まず初めに、大臣にもよく御認織をいただきたいのでありますが、本法案に対する国民各層の反対の声はかつてなく大きなものがあります。例えば請願は既に一千万を超えました。そして地方議会の議決も、全国の半分に近い自治体で行われております。あるいは、都道府県で申し上げるならば、三十九都道府県、ここで反対の決議、意見書が議決をされ送られてきております。それからまた、この三十九都道府県……
○山中郁子君 参考人の皆さん方には、貴重な御意見をちょうだいいたしましてありがとうございました。時間が許されれば、私は三人の方に御意見をお伺いしたいと思います。 まず初めに、桐島先生にお尋ねをしたいと思います。三点だけ、先に御質問申し上げます。 その第一は、先ほど参考人も御意見陳述の中で述べられましたが、私も、実は昨日のこの委員会の質疑におきまして、患者二割負担、まあ当分の間は一割ということではございますが、基本は二割負担の法改悪です。この医療保険制度創設以来の根本的な改定が勤労者、特に所得の低い層の方たちにより大きな生計上の打撃を与えることになるし、わかりやすく言ってしまえば、お金がなけ……
○山中郁子君 今までの質疑でも、厚生大臣は現行法の範囲でも最大限の努力をするといろいろ言葉をたくさん並べておっしゃっているんですけれども、私はまず最初に、本法案が被爆者への諸手当の引き上げ率を二%に抑えたものであって、被爆者の健康の保持増進と生活の安定の見地から見ても著しく不十分であるということを指摘しなければなりません。 まず、もともと人勧の値切りですね、これに倣ったもので、この措置は本当にその範囲のものとしても非常に不当であると言わなければならないと思います。従来政府の言い分でも、今までもなくさん議論がありましたけれども、原爆被爆者対策には特別な配慮をすると言っていらっしゃいました。折に……
○山中郁子君 私も初めに総理に、三十一日の閣議で六十年度予算の概算要求基準が了解された件につきまして御質問いたします。 御承知のように、当日の新聞各紙とも、防衛費突出七%の伸び、ということで見出しを大きくつけた報道をしておりますけれども、厚生省予算要求に関して言えば、既にもう議論になっておりますように、三千四百二十億円が一応特別枠として認められたけれども、当然増経費は六千五百億円、なお三千百億円が不足しているということで、新聞報道などでは、生活保護費の地方負担増などで乗り切ろうとしているなどという報道もされています。 私は端的にお伺いしますけれども、今度は、こういう必要な負担増で基準の中に……
○山中郁子君 提案者に質問をいたします。 今回のこの委員会の中で、限られた時間の中で多くの人々が質疑をしたことは、一割負担、二割負担、これが実際問題として労働者の、国民の生活を一層苦しめるものになるということについてたくさんの指摘がされました。そのことは、この修正案の中身によりましても何ら解決をしていない。ということは、依然として多くの人が、この今の提案理由の説明によっても十分わかるところです。こういう国民の声と、それからこの委員会の中でも議論になり、また、衆議院段階でも議論になった多くの問題点が、この修正案の中で何ら解決されていない。このことについての提案者の御意見を伺います。 それから……
○山中郁子君 初めに、保健所法の改正に関して、二、三お伺いをいたします。 改正案は、人件費、旅費等保健所運営費補助金が交付金に変わるというものでありますけれども、これをめぐりまして、保健所関係者の中に大きな心配があります。保健所は今後とも地域保健、公衆衛生の中核としての役割を果たす、その重要性はますます増してくるわけでありますけれども、例えば人件費補助であれば人事院勧告による引き上げなどが保障される仕組みになります。しかし、これが定額制の交付金になれば、保健所機能の縮小あるいは変質につながりかねない、こういう心配があります。 けさほど来からも議論もされてきているところでありますけれども、五……
○山中郁子君 本日、男女雇用平等法に関して、婦人少年問題審議会の建議が出るということになっておりますけれども、私は中心的にこの問題についてお伺いをいたします。 雇用における男女平等の実現、そしてそのための実効ある雇用平等法の制定はすべての働く婦人が願ってきたことであります。それは、まず第一に、日本の現状に照らしていかに大きな男女差別があるかということを考えればわかることなのですが、象徴的なことを幾つか申し上げますと、例えば労働省の「女子労働者の雇用管理に関する調査」、これによっても明らかになっているんですが、初任給は、高卒で女は男の六三・六%、大率では六五・六%。賃金問題に関して申し上げるな……
○山中郁子君 私は、初めに、我が党がこの半島における地域住民の生活向上を図るために、本年の四月十九日に半島振興法案大綱を発表し、提起をいたしまして、それは衆議院の建設委員会でも実現を主張してきたものであるということをまず明らかにし、この立場から今回提出されております衆議院建設委員長の提案による法案について二、三の問題点をただしたいと思っております。 初めに、保岡委員長に率直にお尋ねをいたしますが、先ほど青木委員の御質問にも若干ありましたので、重複することは避けるといたしまして、今度のこの委員長提案に至った経緯の中で、私どもが黙視し得ないのは、全会派一致を一般的には前提として委員会を代表する委……
○山中郁子君 私は、本日の建設行政一般の調査に当たりまして、この機会に池子弾薬庫での米軍住宅建設の問題についてお尋ねをしたいと思います。
この問題は、既に国会で幾つかの委員会で論議が行われてまいりまして、関係者の皆さんはよく御承知のとおりであります。
まず初めに、この問題の重要な一つであります当地域の、つまり池子弾薬庫、そこの地域の緑と自然の保全の必要性について基本的な環境庁からの見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 いずれにいたしましても、日本の国土の中でもとりわけ大都市圏で大変貴重な自然の地域である、保存すべき地域であるということが環境庁の環境行政の立場からも明確にされておりますし……
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました衆議院建設委員長発議による日本道路公団法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行うものであります。 この法案の柱の一つは、日本道路公団のかわり債券発行について大臣認可を廃止することであり、我が党が本法案に反対する主な理由はこの点にあります。 我が国の道路建設の現状は、国民生活に関連する道路整備が極端におくれていることとは対照的に、大資本本位、産業基盤優先の高速道路網建設が重視されてきたことはだれも否定できない事実であります。日本道路公団の高速自動車道建設は、反国民的、大企業優先の道路計画を一層推進するものと言わなければなりま……
○山中郁子君 大変短い時間ですので、二つのことをお伺いして、要望もできればと思っております。 一つは、提案者にお尋ねもし、また要望もしたいことですが、この問題の先ほどの村沢理事の御質問の中で議論になっていましたんですが、行革関連法案、そして補助金カット一括法案ですね、これとの関係ですが、私どもは今問題になっております補助金カット一括法についてとんでもない話であるという立場、強い立場で臨んでおりますけれども、いずれにしても、今回ここにかかっています法律が今年度で期限切れになるために、補助金カット一括法の中には含まれていないけれども、今回改正措置がとられれば、延長措置がとられればこの中に入ってく……
○山中郁子君 OTHレーダーの問題について電波法絡みで郵政省に初めにお尋ねをいたします。 御記憶だと存じますけれども、これは昨年の五月十七日の当委員会で我が党の佐藤昭夫委員がアメリカもしくはソ連のOTHレーダーによるものと思われる電波によって船舶無線の短波に混信が起きている事実を指摘いたしまして、郵政省として関係諸国への報告を求めるとか、それから混信防止策の申し入れを行うべきではないかという指摘をいたしました、これは、その後新聞などでも問題になったところでありまして、その経過は御承知のところだと思いますが、郵政省としてどのような対応をとられたか。また、こうした混信波による被害状況がどういう状……
○山中郁子君 五十八年度のNHKの決算の審議の機会に、私は二つのことについて郵政省並びにNHK関係者の方にお尋ねをしたいと思っております。 一つは、臨時行政改革推進審議会の中での特殊法人問題等小委員会、ここで新聞報道によりますと、NHKを対象に必要な調査検討を行うという中身の行革審の考え方が伝えられております。この点についてなのでありますけれども、私どもはもともと行革審は行政の効率的運用を進めるためのものという前提に立って、行革審そのものについての政治的な我々の立場は既にあらゆる場所で明らかにしてきているところでありますけれども、NHKの活動とはなじまないものであるというふうに考えております……
○山中郁子君 私は、本案に対し修正の動議を提出いたします。 その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。これより、その趣旨について御説明申し上げます。 修正案提出の第一の理由は、原案が選挙区間の議員一人当たり人口の選挙区間格差を三倍まで許容し、主権者である国民の平等な選挙権を保障する見地にはほど遠く、およそ定数是正の名に値しないものだからにほかなりません。格差三倍を認める理由が、合憲か違憲かの境界線を一対三とする見地を示した最高裁判決にあるとされていますが、この判決自体が明確な理論的根拠を欠き、絶対化すべき理由には到底なりません。それどころか、都議選に関する去る二月の東……
○山中郁子君 初めに、郵政省で働いておられます非常勤職員、団地ママさんとかヘルパーさんとかと言われている方も含めてですけれども、そうした方々の待遇の改善の問題についてお尋ねもし、また実現方も要求したいと思います。 それで初めに、ちょっとお尋ねしたいんですが、給与法の改正を受けて郵政省が労働組合に勤務時間の規定等その他改定を提起されて、それぞれの労働組合との交渉はこれから始まるということなんだと思いますけれども、その中で私がちょっと調べたところによりますと、この非常勤職員の問題に関係する部分のみ注目をして申し上げるんですが、非常勤職員の休暇制度というところで、年次休暇が従来一週間の勤務日が六日……
○山中郁子君 初めに、小包などの集荷サービスについてお伺いをいたしますけれども、そのサービスの取扱時間、サービス内容を初めにお伺いをします。
【次の発言】 そうしますと、私は今ここでちょっと明らかにもし、そして郵政省にも御考慮願いたいと思っていることは、具体例で東京中央郵便局の場合なんですが、これの窓口取扱時間はどうなっていますか。
【次の発言】 普通郵便の場合には九時から五時ではないですか、速達が七時だけれども。それで、土曜日は十二時半じゃないかしら。
【次の発言】 とにかく、普通の窓口取扱時間を超えれば、一般利用者は当然時間外には利用できませんよね。それに比べると、先ほどあんまりはっきりし……
○山中郁子君 テレビの報道番組に対する批判はある面で年々増加してきているという傾向が続いてきたと思うんですけれども、昨年は特に社会的批判が相次ぎました。既にけさからの質疑の中でも幾つか触れられておりましたけれども、いわゆる三浦報道、豊田商事社長刺殺事件、あるいはテレビ朝日のアフタヌーンショーに端を発しましたこれもいわゆるやらせ問題、それから日航機事故などでの被害者や遺族に対する取材の態度、そういうことが代表的な例であろうと思います。 これらは社会一般の風潮でもあるせつな的な刺激を求める傾向、あるいはまあ俗に言うのぞき趣味、多少今下火になったというふうにも言われておりますけれども性風俗産業の宣……
○山中郁子君 私は、去る三月二十八日の予算委員会の一般質問において取り上げましたNTT、とりわけ九州総支社における自民党参議院選挙での候補者を組織ぐるみ抱えて事前運動をしているという問題についてただしたところでありますけれども、その際郵政大臣にもおいでをいただいて御意見を賜るつもりでおりましたが、時間の関係でそれがかないませんでした。したがいまして、そのほかの幾つかの問題も含め、きょうの機会にさらにこの点について明確にし、郵政大臣の見解を伺いたいと思っております。 したがいまして、初めに私は、この三月二十八日の予算委員会におきまして明らかにいたしました九州総支社ぐるみ選挙の実態についてかいつ……
○山中郁子君 簡保、年金法の改正の審議に当たりまして、これらを含む郵政のいわゆる外務活動の実情、それからお考えなどについて伺いたいと思います。
昨年十二月に郵政省は関係労働組合に対して貯金や簡保に関する勤務時間の弾力的運用というものを提案されたと思いますけれども、まずその趣旨と具体的内容をお示しいただきたい。
【次の発言】 おたくの方で、昨年の三月ですか、出されました事業改善計画、それによりますと、例えば始業時刻及び終業時刻の繰上げ、繰下げ、土曜日の日勤指定等の勤務時間の弾力的運用を早急に実施するとともに、午後九時ごろまでの外野活動などが可能となるよう現行勤務時間協約の見直しを進める。
ま……
○山中郁子君 初めに、アマチュア無線問題にかかわりましてお尋ねをいたします。 郵政省の方もちろん御承知かと思いますけれども、これは日本アマチュア無線連盟の機関誌です。略称でJARLというようですけれども、ここにもことしの総会に対する議案として出されている部分がありまして、そのことに関してお尋ねをしたいわけですが、このように書かれています。 諸外国のアマチュア無線制度、国内のアマチュア無線関係法制度等の情報を積極的に収集、分析し、現行のアマチュア無線制度の改善合理化を促進する。特にフォーンパッチによる通信が制度上可能となるよう引続き関係機関に働きかける。 という項目であります。 それで、……
○山中郁子君 初めに、端的にお尋ねいたしますが、今回の郵便貯金法の一部改正は、「郵便貯金振興会の経営の活性化のため」にというふうにあるわけですけれども、この改正によって郵貯会館の運営だとかあるいは利用者、預金者に対して具体的にサービス向上が何らかの形で行われるのでありましょうか。
【次の発言】 何だかさっぱりわからない話で、先ほど大臣が、民活民活と言うけれども官活ということがあってもよろしいと、その官活のリーダーは郵政省であるというふうにおっしゃいましたけれども、何かこれは官活ではなくて、まさに民活でないとだめだという前提のお話です。私どもこの法案に対して反対の立場をとっているものでありますけ……
○山中郁子君 この法改正の問題につきましては、私は基本的に再送信できる地域が広がって、つまりこれまで見ることのできなかった番組が見えるようになるということ自体は受信者の利益であり、すなわちニーズがあるわけですけれども、これが難視聴地域に関しては、そういう積極的な役割を持つということで一層確かな性格を持っていると思うんです。しかし、難視地域に関しては義務的再送信ということで、特に同意を必要としてはいないという事態、そういう実態ではあるんですが、民放も一定の努力をしているとはいえ、NHKに比べて置局計画が進んでいないという問題があって、相当の難視地域をまだ残しております。これが現状だと思いますけれ……
○山中郁子君 初めに平泉経企庁長官にお尋ねをいたしますが、あなたの記者会見の発言は、私が今改めて申し上げるまでもなく極めて重大なものでありました。国民の血税や年金、郵便貯金などの資金が円借款で使われて、そして一五%という巨額のコミッションが腐敗したマルコス政権の蓄財にされるなどということは国民として当然許されるものではない。この徹底究明は政府の責任であると同時に、直接所管大臣の一人であるあなたにとっても大きな責任を持つものであります。この調査究明に関して、これを内政干渉になるというのは何事かというのが国民の怒りです。本日の本会議におきましても、あなたの陳謝のあの発言の中では、一部に誤解を与えた……
○山中郁子君 午前中から少額貯蓄非課税制度、いわゆるマル優の廃止問題について議論され、郵政大臣並びに郵政当局の現在のところのお考えは繰り返し承ったところであります。 それで、私はここでまずこの問題では我が党の基本的な見解を述べるにとどめておくということにしたいと思います。 一つは、当然のことながらマル優廃止は庶民の零細な貯蓄に対する大衆課税でありますので、絶対にこれを認めるわけにはいかないという立場であります。 それからまたけさほど来からの議論の中にもありましたけれども、いわゆる内需拡大、つまりマル優を廃止して消費をふやすなどという問題は余りにも見当違いの話である。これはいろいろの機会に……
○山中郁子君 昭和五十九年度決算審査の機会に、二、三の問題でNHKの姿勢をただし、同時に改善あるいは善処方をお約束いただきたいと思います。 一つは、最近NHKの事業活動として、番組の販売あるいは再編集して販売する問題で、あらかじめ企業とタイアップすることを予定しているという傾向、また同じく企業とのタイアップ広告、タイアップ企画などがふえていると言われている問題についてであります。 最近、雑誌「世界」に論文が載りました。これは十一月号でありますけれども、この中で次のように筆者が述べています。「NHKの重役の一人は、「最近、企業も文化事業に理解のあるところが増えてきたから、内容さえよければ、視……
○山中郁子君 六十二年度のNHK予算案の審議に当たりまして、私は三つの点についてNHKのお考えを伺い、それから私どもの見解も述べ、また改善すべきことは改善していただきたいという要求、要望を申し上げたいと思います。 第一点は、二月の三日に高検宮が死去された際の放送のあり方についてであります。 この日に高松宮が死去された以降の番組などにあらわれたNHKの放送は、まさに私は異常という状態があったと思います。NHKだけではありません。他の民放もそうでありますし、またこの問題に関して言うならば、マスコミ一般についてそれらのことが言えると私どもは考えていますけれども、きょうはNHKの予算の審議の委員会……
○山中郁子君 初めに郵便料金の特例の範囲の拡大の法案に関係して郵政省にお尋ねいたしますが、今回、最高三〇%の料金割引が行われるように改正されるわけであります。これらはダイレクトメールの関係者から要望が強いことは私も承知しておりますけれども、こういうダイレクトメールに限らず、その適用の範囲を広げるということは考えられないものなのか、その点についてお尋ねをしたいわけであります。 例えば領収証だとか、それから会報だとかその他さまざまな周知文書などが現実に発送されているわけですから、それを数も三千というふうに厳しく考えなくても多少枠を持って考えるという方法もあると思います、午前中にも質疑が行われたと……
○山中郁子君 今回の貯金法の改正の一番の焦点は自主運用問題であると思いますけれども、この問題も含めて貯金法の改正、それから国債窓口販売法によって預金者、つまり国民が具体的にどのような利益、まあメリットがあるのかということを端的にお尋ねしたいわけであります。
私は、預金者貸し付けの限度額が二百万円に引き上げられるという点を除けば、具体的なそのような預金者、国民にとっての利益がこの法案にあるとは到底思えないのでありますけれども、御見解をまずお伺いいたします。
【次の発言】 端的に、具体的なメリットがないということがわかる御答弁だったと思います。税金つきの国債につきましては後ほどまた触れます。
……
○山中郁子君 初めに簡保年金積立金の運用範囲の拡大についてお尋ねをいたします。 既にお話もありましたけれども、今回、運用範囲を拡大するということで、一つは福祉事業団に対する貸し付けが行えるようにするということでありますけれども、もともと簡保郵便年金福祉事業団は、加入者福祉施設の設置及び運営ということであるわけですけれども、この事業団に貸し付けをして事業をさせる、そして収益を簡保年金特別会計に入れさせるという、そういう法案の内容であります。 私は、これは先ほど来から議論がありましたけれども、別な意味から見ますと、やっぱり本来もともとの法律で禁じられている、つまり事業団にやらせる事業は、積立金……
○山中郁子君 私は初めに、去る二十一日の当委員会におきましてテレマーケティング問題、NTTが推進しておりますこの問題についてお伺いをした折に、時間が足りなくて残してある問題がありますので、その点を先にお尋ねをしたいと思います。 先日の委員会でも申し上げたんですけれども、NTTが今推進をしておられるテレマーケティングというのが国民のプライバシーの侵害というおそれを持っているということと、それから現状でも大変サービスが悪いということで問題になっている、そういうサービスの改善をしなければいけない。例えば東京市外番案、一〇四番から、それぞれ五十名ずつそこに人間を投入するというふうな計画がある。つまり……
○山中郁子君 私も初めに、九月四日からサービス開始をされましたNCC、新規参入通信業者の問題に関連して、二、三質問をいたします。 初めに、このサービス開始に伴いまして、各NCCの社長による共同記者会見が行われましたが、その席上、六十二年度売り上げについて、以下のように見込みを発言しておられました。 TWJ、つまり日本高速通信は三十数億円、DDI、つまり第二電電三十五億円、JT、つまり日本テレコム五十億円、この見込みを合計いたしますと百十五億円になります。 ところが、この問題に関連してNTTは、事業 計画では、このNCCのサービス開始に伴うNTTの減収見込みとして四百億円見込んでおりました……
○山中郁子君 きょう初めて新中山郵政大臣にお尋ねする機会を得ましたので、簡潔にお答えいただければ結構でございますが、私ども共産党は、既に労働時間短縮による週休二日制の実現をかねてから主張してきたところでありまして、御承知いただいていると思います。同時に国民のニーズにこたえることの重要性、特に公的機関の任務として国民へのサービスダウンをもたらしてはならないという点も重視して強調してまいりました。 今回の郵政大臣の発言をめぐっては既に当委員会でも議論がありましたけれども、私は一点だけ大臣にぜひとも御努力されることのお約束をいただきたいと思いますことは、日本の一つの重要な要素でもあります中小業者の……
○山中郁子君 初めに、郵トピア構想について伺います。
郵政省からいただいた資料によりますと、郵トピア構想について、以下のように述べている部分があります。
「モデル都市は、別記の二十都市を指定し、当該モデル都市の地方自治体と関係郵便局とで各種のサービスの実施方法等について打合せの上、準備が整い次第順次実施のこととする。」と、こうなっておりますが、その実施状況を初めにごく簡潔で結構でございますので、御報告いただきたい。
【次の発言】 実際問題としては、緒についたばかりだというふうに理解をいたします。
それで、私はこの「郵トピア構想について」という郵政省の文書の中でも、例えばこういうふうに述べ……
○山中郁子君 六十三年度のNHKの予算審議でありますが、私はまず第一に、NHKが六十三年度からスタートさせるとしております新営業構想というものについて、幾つかお伺いをしたいと思います。 NHKからいただいた資料によりますと、「新営業構想では、契約収納活動の推進に必要な視聴者情報を収集し、それを活用した効果的な活動を展開することとしている。」と述べられておりますが、まず私は第一に、この情報が厳重に管理されなければならないものであるということは当然の前提として、今個人情報の売買なども社会的な問題になっている時代でありますから、それは当然の前提としてNHKがお考えのところだと思いま す。そうではあ……
○山中郁子君 私どもは今回の法改正そのものについては、利用者のサービスの向上につながるものでありまして賛成できるとしておりますけれども、問題が一つありますので、ぜひこの機会に郵政省において解決、改善のために努力をしていただきたいということで提起をいたします。 この居宅払い自体が改善でありますが、関連するサービス上、今大変大きな問題があるんです。それは住宅地域を抱えている郵便局で、受領確認を必要とする為替あるいは書留、そういうもののサービスが低下して、異常とも言える状況が生み出されているというところがあります。これは労働者自身からの訴えもありますし、それからまた、利用者からの何とか解決してほし……
○山中郁子君 ハイビジョンの実用化に伴うテレビ放送の将来像という点について初めに伺いたいと思います。 既に幾つかの議論がありましたけれども、一つは、ハイビジョン放送に全部衛星放送が移行するということを想定しておられるのかどうか。これはハイビジョンの推進に関する懇談会報告、「ハイビジョンの将来展望(二十一世紀初頭のハイビジョン)」などなど郵政省のいろいろな文書に幾つかのことが出されております。二十一世紀初頭のハイビジョンとして、例えば「ハイビジョンの将来展望」の中で、ハイビジョン放送の番組内容について、@はNHK総合プログラム。Aは民間の総合編成局。Bが民間の専門放送、例えば映画。C民間の専門……
○山中郁子君 放送法及び電波法の一部改正案でありますが、私どもはごく大まかに言いまして、一つとしては、政府・郵政省が言論機関である放送局の免許を行うという、けさほど来からの議論もありましたが、政治権力の放送への介入を招きやすい現行のやり方を肯定化するものであるということ、と同時に、ダミーが殺到して、密室で一本化工作が行われる、大変いろんな問題を含んでいるんですけれども、こういう不明朗な免許制度を継続させ、固定させていくものであるという点、またNHKの業務範囲拡大が持っているさまざまな問題点、さらには有料放送の契約約款の郵政大臣認可も、最初に申し上げましたように、放送事業者の経営への政府の介入を……
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、放送法及び電波法の一部改正案に対する反対討論を行います。 反対する第一の理由は、今回の法改正が政府・郵政省が言論機関である放送局の免許を行うという現行制度を法定化することによって、放送局への政府権限を強化、拡大するという点であります。 現行の免許制度が放送内容に対する政治権力の介入を招きやすいことは、その制度の仕組みからしても、また私が当委員会で明らかにしたように、政府・自民党とNHK及び民放各社との秘密懇談会でさまざまな圧力が放送事業者に加えられているなどの事実によっても明らかであります。同時に、この制度は当委員会でも再三取り上げられ、私自身も山……
○山中郁子君 本日の午前中には衆議院でも集中的に議論をされたというように聞いておりますけれども、今、新大型間接税の問題をめぐってNHKの調査、そしてまたその報道のあり方などが問題になっております。 今国会の当委員会におきましては、私もこの問題については、一つはNHK予算をめぐって、そしてまた放送法改正をめぐってなど繰り返し指摘してきたところであります。衆議院予算委員会における我が党の質問に対するNHKの予算委員会の放映の問題、そしてまた、放送法にあってはNHKの業務拡大に絡む政府の、例えば広報番組をNHKが請け負ってつくるということなどについて、放送法上のNHKの政治的中立公正をめぐるその問……
○山中郁子君 今回の郵便年金法の一部改正は既に議論がありましたように、掛金の一時払い制度の採用、即時年金制度の採用、契約後復活制度の採用などを柱にしているものでありまして、法全体から見れば、まだまだいろいろと改善すべきことはありますが、一定の改善であり、さらにこれによって不利益をこうむるという事態があるということもないので、私どもは本法案には賛成をする立場であります。 この機会に、ぜひひとつ同じく簡易保険局で扱っております簡保の法人契約の問題について明らかにしたいと思っております。 今郵政省で、法人契約などについて、パンフレットでいろいろ宣伝をされている、かなり派手なパンフレットで、紙も立……
○山中郁子君 先ほど川原会長から、午前中の及川委員の質疑に関連をして、指摘を受けた諸点について率直かつ厳しく受けとめ、今後とも公共放送の使命と責務の達成に万全を期すので了承していただきたいという趣旨の御発言がありました。私は、先ほど委員長が発言されましたとおり、この川原会長の御発言が理事会でもって議論になって了とされたということではないということは重ねて明らかにいたします。 その上で、川原会長にまずお伺いをするのでありますけれども、率直かつ厳しく受けとめということであるならば、当然のことながら今大きな問題になっております、三月段階での新型間接税導入をめぐる世論調査の結果を発表しなかったことは……
○山中郁子君 今までのお話ではっきりしたことは、端的に申し上げまして、あなたが自分ではいささかのお金も出さないで、江副さんに言われて短期間に二千万の現金を入手されたということに尽きると思いますけれども、その点はお認めになりますね。
【次の発言】 端的に答えてください。
【次の発言】 私は、とにかく事実として二千万それでもって入手をされたということを申し上げているので、あなたもそれは否定はできない、事実である。それは結局、あなたの業務に関して現金を受け取ったということに実際なります。
あなたがよく御承知のように――そうですよ。あなたはもともと、ずっと長いこと電電公社で働いていらしたんだから、そ……
○山中郁子君 私どもは、すべての国民の選挙への参加を保障するために、障害者や寝たきりのお年寄りの方などのための措置を今までもさまざま要求してまいりましくその必要なものは執行経費で見るべきだということを申し上げてまいりました。テレビの政見放送の手話通訳の導入もその一つであります。従来自治省は、ごく最近、衆議院における我が党の松本議員の質問に対しましても、厚生省が進めている通訳者の認定問題があるとして、そういうものをにらみながらなお今検討を続けているというふうに答弁されてきました。御承知のように今回厚生省で、これは先月の二十日になりますが、手話通訳の技能審査に関する認定制度を発足させることを正式に……
○山中郁子君 NHKの予算案の審議に入ります前に、片岡郵政大臣に直接御意見を伺う機会としてはきょうが初めてでございますので、一点だけ大臣の見解をお伺いし私の方からもお約束をいただきたいということがございます。 それはNTT問題であります。 御承知のように、真藤前会長が起訴をされるというそういう状況のもとで、今国民の大きな批判と関心が集まっているわけでありますし、また例えばきょうの新聞なんかを見ましても、昨年亡くなられた参議院議員に、問題になっております電通協ないしはボランティア基金から一億円のお金が出されたというようなことが改めて報道されるという事態が生まれてきております。 私はぜひ郵政……
○山中郁子君 新郵政大臣の所信をお伺いしたわけでありますが、大変時間が限られておりますので、「最後に、」ということで述べられております点、つまり、「最後に、今般、いわゆるリクルート問題に関し、NTTの前会長等が起訴される等の事態に至ったことは、まことに遺憾であり、NTTを監督する立場にある者として厳粛に受けとめているところであります。 私としては、NTTに対し綱紀の粛正と適切な業務執行体制の確立に努めるよう適切に指導していく」というふうに述べられているところでありますが、それに関しまして、私は、全般的にリクルート問題に絡むNTTの問題に触れる余裕はとてもありません。 それで、いわゆる電通協問……
○山中郁子君 私は、初めに前回の六月十六日の当委員会で簡保法の審議に当たりまして、夜間にわたる募集とか集金などの実情、業務の実態についてただしました。その後、とりあえず都内八局について委員長のお計らいもありまして、調査の結果をちょうだいいたしました。これを見せていただきましても、やはりかなり問題がございます。しかし、きょうは別な法案の審議の場でございますので、この中身について触れる時間がありませんので、しかるべき機会に具体的な改善方策等について取り上げていきたいというふうに考えております。 ただ、一点だけ、先日時間がなかったこともあって御答弁をいただけなかった部分について、大事なことでありま……
○山中郁子君 放送、電波法の一部改正の中で、通信衛星を利用した放送サービスの実現の項目をめぐりまして幾つか問題をただしておきたいと思います。
初めに、先日ファクシミリ放送の実験が成功したということが放映されました。郵政省の玄関での風景なども出ていたようでありますけれども、このファクシミリ放送の今後の展望なり発展計画なりについて御認識があれば教えていただきたい。
【次の発言】 実際にファクシミリ放送というのが世の中に出てくるというのは大体五年ぐらいかかるだろうとか、そういう見当もつかない状況で、そういういわゆるタイムスケジュール的な、あなた方の見通しも持っていない程度のわからないものだというふ……
○山中郁子君 私は、まず初めに、この本委員会で論議が重ねられております消費税廃止並びに関連して提出されている諸法案をめぐって、今国会会期も余すところ二週間余りになったところで、どう決着がつくのか広範な国民、有権者の皆さんがかたずをのんで見守っているという時期にあるということをお互いに確認したいと思うものであります。 ところで、参議院選挙で示された自民党過半数割れという事態は、消費税ノーという一点に凝縮し集約された厳粛な国民の審判であったことは明らかであると思いますけれども、発議者の皆さんはこの点どうお考えでしょうか、お答えいただきたい。
○山中郁子君 私は、去る一日の当委員会で、消費税廃止関連法案が速やかに可決され、参議院選挙で示された消費税ノーの国民の願いにこたえるべきであるということが本院並びに当委員会の重 大な責務であるということを再三強調いたしました。その後、皆さんも御承知のように、自民党の見直し案なるものが提起されました。これがやはり今国民の間で大きな怒りを買って、改めて国民世論は、消費税は廃止しかないという状況に包まれています。 そこで私どもは、きょう初めにこの見直し案なるものをめぐりまして橋本大蔵大臣に見解をお聞きしたいと思いますので、関連質問から入らせていただきます。
○山中郁子君 私どもは本法案には賛成の態度をとっているものでありますが、ただしたいことは多々あります。しかし、本当に短い、論外な時間しか使えないので、当面この年賀はがきの問題に関して具体的な、ぜひ解決しなきゃならないというふうに認識している問題について善処方を要望しつつ郵政省の見解をお伺いしたいと思います。 御承知かどうか、これは郵便局に張り出されたビラなんです。(資料を示す)皆さんにも見ていただきたいんですが、何と書いてあるかというと、「絵入り年賀葉書近畿版「飾り馬」「春陽」は予約で完売となりました。発売日当日、窓口で販売できなくなった事を深くお詫び申し上げます。全国版(二種類)も近日中に……
○山中郁子君 郵政大臣の私的諮問機関であります放送の公共性に関する調査研究会が昨年十二月に中間報告を出しました。この中には当面検討しなければならない問題も指摘されておりますけれども、やはりいろいろと多面的に考えなければならない問題を持つもの、あるいは意見があるものも多く含まれているように思います。それで二、三この問題に関連して郵政省並びにNHKの見解をお伺いいたしたいと思います。 一つは、例えば「関連団体による事業展開」ということで、「経営効率が前面に出ることは、放送番組の質の低下を招く等公共放送としての役割の確保にマイナスとなるおそれがある」という点の指摘が一つあります。しかし、それと同時……
○山中郁子君 ただいまの議論にもありましたし、これは時事がファックスで流してきておりますけれども、一〇四の有料化問題で、きょうの閣議後の記者会見で大石郵政大臣が、「「一部の利用者へのサービスに年間二千三百五十億円もの経費がかかるのは問題がある。受益者負担の原則を導入して有料化し、これで得た収入を通話料金の値下げに回す方が一般の人にはメリットが大きい」と述べ、NTTの正式申請があれば認可する姿勢を示した。」、このように報道されております。ちょっと今の御答弁と違うようですね。これセットこなっている。談話という形で報道されているんですけれども、この辺のところはいかがなものなのかということ。つまりこの……
○山中郁子君 もともと大変限られた時間でありますが、大臣が郵政大臣としてその任に当たられる間は、私ども当逓信委員会は郵政事業、電気通信事業、電波事業、それらの行政に関しての重要な審議を進めるわけでありますので、どうしても避けて通れない問題として私はごく簡潔に三点に絞ってまず深谷郵政大臣の政治姿勢についてお尋ねいたします。 第一は、私は去る三月七日の本会議代表質問で、第二次海部内閣がリクルート議員を排除したクリーン内閣だということを売り物にしながらリクルート事件関係者が七名もいるということを批判いたしました。これはその前日、つまり三月六日に総理自身が御自分のことも含めて発表された、認めたところ……
○山中郁子君 NHKは公共放送として戦後再出発してことしで四十年という一つの歴史的な区切りを迎えるわけでありますし、また、これから二十一世紀に向けてどのような対応をするかということで、その展望は国民的な関心もあり、また昨日来の当委員会でも論議をされてきたところです。 それで、初めに私は会長にこのあたりの点について基本的なお考え方を伺いたいと思います。 会長は、これは電波タイムズという業界新聞ですけれども、ここでインタビューに応じてそれらのことについて述べておられますが、その中で、 私は、基本的には、どんな時代になろうが、やはり公共放送は、必要だと、少なくとも日本においては絶対必要だと考……
○山中郁子君 初めに大臣にお尋ねをいたします。 先般、所信表明が行われたわけでありますけれども、その節に事前に用意された印刷物の中に入っていないもので、終わりの方にいわゆる自主申告をめぐる問題で云々という御発言がありました。これは私が伺った限りにおいては、なお、私どもの自主申告をめぐる問題で多大の御迷惑をおかげしましたこともこの機会に改めておわび申し上げたいと存じますと、こういう趣旨でありました。それで念のため、会議録がまだできていないようでありますのでちょっと速記の方に確かめましたけれども、そのような御発言だったようであります。これがその前、衆議院ではこのようにおっしゃっているんです。「な……
○山中郁子君 先日の委員会で、ただいま鶴岡委員も扱われました一〇四の有料問題についてただしましたが、そのテーマについて若干引き続き明らかにしていただきたいと思います。 先日私は、直接検索問題の例を見れば明らかなように、今まで一〇四を有料にどうしてするかという大義名分の大きな一つの柱であった、使う人たちが金融のローン会社だとかあるいはサラ金会社だとかということをたびたび例にお挙げになっていました。そういう特定の企業がたくさん偏って使うということをおっしゃっていたんだけれども、この直接検索をするというふうに考えられるのもやはり企業だと。個人というよりはやはり企業であると、そしてこれは十円だという……
○山中郁子君 初めに簡保法の一部改正に関連をして伺いますが、一昨年の五月十七日の当委員会で質問いたしました法人契約のあり方について再度解明をしたいと思います。 一昨年の委員会で私は一つのケースとして、従業員が死亡すると保険金が遺族へ行く、そして生存して満期を迎えると保険金が会社へ行くというケースで、保険金の二分の一は損金として非課税になるし、企業にとっての節税効果が大きい。従業員にとっては逆に限度額の制限や加入年齢の不利益を生ずる問題があるという点を指摘いたしました。この点についてこの際明らかにしておきたいということで伺いたいのですけれども、法人契約の契約の形態としては三種類ありますね。 ……
○山中郁子君 初めに、本法案の実施の指針と認定の基準をめぐって若干お伺いします。けさほど来からの質疑と重複する点がありますが、その点は御了解をいただきたい。
まず第一に、第三条四項に「通信・放送事業分野に係る国際環境との調和」という記述があるんですけれども、要するにこれはどういうことを言っているのか、何を調和させるのか。それから、「国際環境」というのは、情報流通における国際的な傾向というのはどういうふうに見ておられるのか、その辺についてお伺いをいたします。
【次の発言】 この法律自体とちょっと外れるんですけれども、今おっしゃった「国際環境との調和」の中で、特にやはりこういう分野にあってはいわ……
○山中郁子君 私は、たしか一九八六年でした、昭和六十一年の三月二十五日の当委員会で、当時佐藤文生郵政大臣であったと記憶しておりますけれども、例えばJRなどと協力して駅に郵便局をつくることを進めるというお約束もあったし、またそのように努力をするというお話がありました。その後だったと思うんですけれども、やはり逓信委員会の視察で北海道のたしか函館の近くだったと思いますが渡島当別というところで、JRの駅と郵便局と一緒になって――郵政省の方に伺ったら、写真を見せていただいて思い出したんですけれども、そこなんかも見せていただきました。この辺のことは今前進しているんでしょうか。 私も実は今練馬区に住んでい……
○山中郁子君 先ほど来いろいろ議論されておりますが、私も初めに金利の自由化問題について、ごく短時間でありますけれどもお伺いをします。
郵便貯金に関する調査研究会の金利自由化に関する専門委員会の中間報告が六月八日に出されておりますけれども、いろいろ先ほどからお話は伺っているんですが、ちょっとまずトータルに、この金利の自由化についての郵政省としての認識、つまり功罪というかメリット、デメリットというか、その辺をどのように考えておられるか、お伺いいたします。
【次の発言】 さっき大臣も、この報告で言う影の部分と光の部分ということに関連して、影の部分を最小限に抑えていくと言われました。だけれどもこの報……
○山中郁子君 初めに、郵政省に一点だけお尋ねいたします。 私、これまでも何回か当局が労働組合をいろいろな形で差別をすることについての問題点を指摘し、またその改善方も申し入れてまいりました。そのケースで、端的に言えば、郵政当局はいつも相手が、組合がどういう組合であれ差別はしないと、こういう御回答なわけで、それを繰り返されてきたわけです。 きょうは他の問題もありますので、このことはごく短時間、端的にお約束をいただきたいと思うのですが、きょう私が申し上げたいのは、組合事務室の問題もあるんですが、これと両方やると時間がないので掲示板のことだけちょっと改善方のお約束をいただきたいと思います。 組合……
○山中郁子君 初めに、法案に即しまして数点お伺いをいたします。けさほど来からの議論と若干重複をすることがあるかもしれませんが、御了解をいただきたい。 郵便局で旅行小切手や外貨の両替などのサービスを行うということでありますけれども、最近郵便局は随分いろんなことを次から次へなさるのよね。こういうことについて、旅行者がふえて、海外旅行者がふえて需要があるし、それで便利を受ける方もあるし、いわゆるニーズもあるという判断のもとに法案が提案されていることだと思います。私はあえて異を唱えませんけれどね、もう一つはっきりしないなと思うことがいろいろあります。 最初にお尋ねしたいのですが、取扱局所は大体当面……
○山中郁子君 本法案は、けさほど来からの論議を伺っていても、かなりやっぱり専門的でややこしい部分があるんです。それで、私は質問をして皆さんにお答えもいただく中で、よりややこしくなってわけがわからなくならないようにするために、まず私の基本的な考え方を初めに明らかにしておいて、それで御答弁もいただきたいと思います。 というのは、私はこの法案のいわゆる施設整備事業に係る問題それから人材研修事業に係る問題、二つのパートがあるわけですけれども、この施設整備事業に関する点につきましてはかなり批判的な見地に立っております。後者の人材研修事業というのは電気通信事業全体が到達している現状に照らして必要なもので……
○山中郁子君 私は、ただいま議題になりました電気通信基盤充実臨時措置法案に対して、日本共産党を代表して反対の討論を行います。 本法案に反対の主な理由は、本法案を構成する二本の柱のうちの施設整備事業に関してであります。 この整備事業は、次の時代の電気通信ネットワークと言われる広帯域のISDN、すなわちディジタル総合サービス網でありますが、この設備投資に債務保証を行うことを目的にするものであります。本法案によると、対象設備は光ファイバーや新世代交換機、制御装置などとなっておりますが、これらの設備については、本法案に連動する租税特別措置法などで無利子融資や設備の特別償却を行うことを認めることとさ……
○山中郁子君 簡保法の一部改正に当たりまして、三点お尋ねをしたいと思います。 こういうきれいな「みなさまの簡易保険・郵便年金'90」、これは一九九〇年ですけれども、事業案内のパンフレットができております。ちょっと具体的にこの中身に関連してお伺いをしたいのですが、初めは契約者貸し付けの問題です。これは具体的にどういうことなのか。要するに、契約者に対してお金を貸すということなんですけれども、貸付期間、つまり返済期間でしょうか、それから返済方法、利子、それらはどういうことになるのか、お尋ねをいたします。 それと、これは年金と簡保と両方入っておりまして、もう既に一緒になったわけですけれども、年金・……
○山中郁子君 きょうは初めに労働時間の問題と関連して要員問題についてお尋ねをいたします。
初めに伺うんですけれども、中心的に郵便関係のことについてお尋ねいたしますが、郵便事業の職員の年平均労働時間はどのくらいかということで、これは事前にお尋ねをいたしましたところ、二千四十三時間というお話でございましたけれども、ここのところを確認したい。
【次の発言】 そうしますと、これは一九八八年、昭和六十三年五月二十七日付の閣議決定でございますけれども、経済運営五カ年計画の中での労働時間の短縮問題です。時間短縮、それから週休二日制、週四十時間労働、年間総労働時間の短縮、時間外労働の短縮などがうたわれており……
○山中郁子君 高度利用法に直接かかわる問題に入る前に、まず一点伺います。
四月十三日に博多南郵便局と局長室が警察によって家宅捜索を受けたと聞いておりますが、何の容疑で、この局長の氏名はどういうのかお尋ねいたします。
【次の発言】 これは捜索を受ける前に新聞などでも報道されていることです。ちょっとこれについて一部だけ御紹介します。これは四月九日の毎日新聞でありますけれども、
福岡市内の普通郵便局の局長が、管理職に指示して職員を局長室に呼びつけ、七日投票の県議選春日市・筑紫郡区(定数二)の保守系候補に投票するよう依頼していたことが九日までに、関係者の証言で分かった。福岡県警は公選法違反(公務……
○山中郁子君 今の電波の有料化の問題ですけれども、ちょっと一つだけ伺いたいんですが、事態がどんどん実際には客観的には進んでいるように伝えられもするし、そういうふうに認識せざるを得ないような状況もある。だけれども、委員会で正式にどうなのかというふうに伺うと、いやそれはまだああいう報告が出ただけであって、今の大臣の答弁の言葉をかりるならば、有料化するともしないとも別にそういう方向を持って検討しているわけではない、しかし電波の今の現状を考えれば何かの手を打たなきゃならないという趣旨のこともおっしゃっていらっしゃるんですね。 そうすると、ちょっと一つだけ伺っておきたいのは、有料化という問題とは別に、……
○山中郁子君 私は、きょうはNHKの公共放送としての責務に照らして政治的に公正な立場をしっかりと確立するという問題についてお伺いいたします。 具体的には、その中身の一つとして、既に退職されましたけれども、NHKの特別主幹という職にいらした磯村尚衛氏の発言をめぐる問題も入っております。せんだってのNHKの予算審議の逓信委員会の際にはちょうどその磯村尚徳氏が都知事選の候補者として選挙をしておられました都知事選のさなかでしたので、私はその節にはあえてこの問題は控えました。それできょうの機会を待っていたわけなんです。 昨日の衆議院の逓信委員会で我が党の菅野議員がお尋ねをいたしました。そのことに対し……
○山中郁子君 まず最初に、大臣の御所見を伺います。 けさほど来からも触れられましたが、従来の社会労働委員会が発展的に改組されまして労働委員会と厚生委員会の二つの委員会に分離されました。これは、労働行政を取り巻く情勢が複雑で多様化し、さまざまな問題が山積している現在、私も時宜にかなったことであるというふうに積極的に受けとめている一人であります。 そこで本日は、参議院におけるこの労働委員会の初めての質疑でもありますので、それにしては大変時間が限られて残念なんですけれども、まず労働省の本来の役割を確認しておきたいと存じます。 労働省設置法によりますと、「労働省の任務」として第三条は、「労働省は……
○山中郁子君 本案件の承認に当たりましては幾つか解明しておかなければならないことがあるのですが、とてもきょうの質疑時間ではそのことには触れてはおられませんので、具体的に重要な問題の一つである、これによって変化を生じると予想されている労働条件の問題についてお伺いいたします。
既に大阪でこの提案が試行されているわけですけれども、大阪では十時から六時半までの勤務時間として試行されているというふうに伺っております。東京ではどのような形で行われる御計画か、伺いたい。
【次の発言】 東京の場合には、渋谷公共職業安定所宇田川町出張所ということになっておりますけれども、これは渋谷の西武デパート内だと伺ってお……
○山中郁子君 法案について初めに一点お伺いし、またお約束もいただきたいと思うことがあります。 それは、選挙の執行経費の改定なんですけれども、これが今回は従来の区、市の区分を廃止して、区市と町村の二本立てになっているという、これは私どもは改善だというふうに受けとめておりますが、各自治体によって実情はいろいろ違うんだけれども、今回のアップ率も全部一律なんですよね。それで、実態から言いますと、大都市部の方が人件費その他の関係でどうしても持ち出し分が出てくるという問題があります。余りこれに時間をとりたくないので、端的にお客もいただき、あるいはお約束もいただきたいんです。 川崎市の実態を例として調べ……
○山中郁子君 大変限られた時間でございますので、私はきょう労働時間短縮問題について絞ってお伺いいたします。 初めに宮澤総理にお伺いいたします 政府が四年前の一九八八年に閣議決定いたしました経済運営五カ年計画では、年間労働時間を千八百時間台までに短縮する計画を出していたわけですけれども、五カ年計画の最終期限は来年の三月末です。あと一年ですけれども、政府の統計、労働省の統計によってもまだ二千時間を超えるという実態で、その実現がだれの目にも困難だという、そういう事態に今立ち至っています。 そこでまず、宮澤内閣の政策看板とも言うべき生活大国の実現、それにとって時短は不可欠であるということは言うま……
○山中郁子君 けさほど来の論議の中からも多くの委員の皆さんから提起されておりました、すなわち総理大臣あるいは労働大臣の所信の中でも生活大国という言葉を使われまして、豊かでゆとりのある勤労者の生活ということが強調されています。具体的な問題として時間短縮。この時間短縮の中で不可欠な問題として完全週休二日制、そしてさらに所定外労働時間の削減ということが大きく浮き彫りになっています。 私ども日本共産党も、せんだってこうした今国内的にも国際的にも重大な問題になっております勤労者の労働実態の問題に照らして、労働基準法の抜本的改正を図るべきであるという立場から改正の大綱を発表し、労働省の労働大臣ほか皆様方……
○山中郁子君 具体的な法律案の問題に入る前に一点お伺いいたします。 それは、現在の雇用労働者数と失業保険の被保険者数との違いについてでありますけれども、政府統計資料によりますと、雇用労働者は平成二年度の数字を見ますと四千八百三十五万人になっておりますが、一般被保険者、これは三千五十九万人程度という数字が出ております。この差の約千八百万人はどこへ行ったのかということになるわけですけれども、当然雇用保険法第六条に言うところの適用除外の部分がありますが、これがそんな膨大な数に該当するものでないことは明らかですので、ぜひひとつ労働省が把握されていらっしゃる適用除外のそれぞれの項目の数それからその差が……
○山中郁子君 初めに、労災隠しの問題についてお尋ねいたします。 これは、労働省の労働基準局長名で昨年の十二月五日に出された都道府県労働基準局長あての、「いわゆる労災かくしの排除について」と銘打たれました通達でございます。これは、やはりこういう言葉を使って通達が出されるということはかなり労災隠しか目に余るものがあるという実態を反映していると思いますが、このような通達がどうして出され、そしてその背景にはどういうものがあって、さらにその通達の趣旨とするものはどういうものであるか。あるいはこうした種類の通達は、私は過去に出されたことはないというふうに認識していますけれども、それはどうであったかを初め……
○山中郁子君 けさほどからそれぞれのお立場から議論がございましたが、今回のこの法改正について、それ自体私は改善の部分を認めることにやぶさかではありませんが、一番大事なことは、障害者の十年の最終年に当たり、そして国際障害者年あるいはその十年が掲げた理念と具体的な目標、そういうものに照らして、余りにも不十分ということ、まだ足りない、抜本的な充実策が今求められているのが現状だと思わざるを得ません。 それで、その具体的な抜本策も含めた政府の見解をまず初めにお伺いをしたいんです。 それは、幾つかいろんな問題が、経過がありまして、こういう法律もできて、何回かそれも少しずつ改正されたり前進したりしてきた……
○山中郁子君 けさほど来から多くの方から問題点の指摘がありますので、なるべく重複しないようにしたいと思います。しかし、関係者の方から直接大変熱心な要望などもいただいておりますので、初めに二つだけぜひ労働大臣から、重ねての御見解の表明になると思いますが、お約束もあわせていただきたいと思います。 一つは、私どもこの法律制定時、一九六九年でございますけれども、このときには考え方として公的な職業訓練が相対的に軽視されていくという、そういう危険を持つ問題として、あるいはまた事業主の恣意的な訓練というものが先行していくような成り行きをもたらす危険を持つという幾つかの点を指摘して反対をした経過がございます……
○山中郁子君 第七条によれば、これは届け出を義務づけ、しなかった場合は罰則が適用されるということになっておりますから、当然強制加入の保険であります。今細かい数字については繰り返し確かめる時間がありませんので、後ほどまた資料としてちょうだいできればありがたいんですが、いずれにしてもかなりな数の違いがある、把握し得ていない部分ですね。加入するべき人が加入されていない数がある程度というか、相当程度あるということは労働省はお認めになるわけで、それはやはり把握しなければならないことと同時に、それは加入してもらわなければならない、加入させなければいけない、事業者をしてですね、ある意味では。そういうことは労……
○山中郁子君 本法案は、その目的とするところ、つまり趣旨について、今後介護労働力の需要が増大することにかんがみ、介護労働力の確保に資するとともに介護労働者の福祉の増進を図るための所要の立法措置を講ずるというふうにうたわれております。そこで、私はまず、こうした法律が提案される背景になっている基本的な問題点について最初に二、三大臣の御所見を伺うという立場でただしたいと思いますので、よろしく御見解を述べていただきたいと思います。 介護労働力の確保ということが大変重要な課題になっているということは、もう改めて言うまでもない緊急の課題になっています。この社会的需要は、現実の貧困な福祉政策、社会的評価や……
○山中郁子君 きょうは、いろいろな事情で大変限られた時間でございますので、中心的に大臣の御答弁をちょうだいしたいと思います。 時短促進臨時措置法でありますけれども、先般、経済審議会生活大国部会の報告が出ましたが、ここの中で、時短につきまして労働時間の短縮は生活大国の実現にとって最重要課題の一つである、また国際協調を図るためにもぜひとも実現しなくてはならない課題である、さらに完全週休二日制の普及を促進するため、労働基準法の改正により早期に週四十時間労働制に移行する、それから時短に関して中小企業への支援措置を積極的に推進する、さらに計画期間中に大部分の業種において週四十時間労働制を実現する、また……
○山中郁子君 前回に続きまして、労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法案についてお伺いいたします。
初めに、この法案の附則第二条で、五年間で廃止するものとするとうたわれている件についてでありますけれども、五年たつと自動的に廃止されるという理解ができるのかどうか、この具体的な取り扱いのお考えについてお伺いします。
【次の発言】 廃止される場合には廃止する旨の法案が出されることによって廃止されるということだと承りました。
そうしますと、時短の促進をうたった法律でありますから、五年という時限立法の性格を持って提出されている以上は、この間に責任を持って政府が時間短縮を労働基準法の改正などによって実……
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法に対し反対の討論を行います。 反対する第一の理由は、この時短促進法は労働時間の短縮を標榜する個別、具体法であるにもかかわらず、政府が繰り返し言明している週休二日制や年間労働時間千八百時間の実現などの具体的な目標が何らうたわれていないだけでなく、企業に対しては法的な時短の義務づけも罰則もなく、ただ自主的な努力を期待しているだけにすぎない点にあります。 本法案が、真に労働時間の短縮の促進をまじめに目指すものならば、いつまでに、どのように時間短縮を実現するのかの具体的な目標やプロセス、法に違反……
○山中郁子君 けさほど来からの議論がありましたけれども、初めに経企庁に、いまここの委員会で議論されております酒税の引き上げ、それからたばこの価格の引き上げ、また、同時に逓信委員会において審議をされております郵便料金の引き上げ、それぞれ酒税で〇・一%、たばこで〇・六%、郵便で〇・二%というふうに言われておりますが、消費者物価指数へのはね返りと、それからいま具体的に最も切実にプログラムに上っております消費者米価のもし二〇%引き上げということになるならば〇.七四%上昇させることになるというふうに報道されておりますその数字についての御確認をいただきたいと思います。
○山中郁子君 初めに福田さんにお尋ねをしたいんですけれども、二点あります。 一つは、今回の値上げの問題について、委員会の審議の中でも政府、郵政省が強調いたしますのは、郵便は人手に頼る事業であると、そして昨年はたとえば三〇%以上のベースアップがあったと、したがって赤字がふえて値上げをしなければならぬ、まあ簡単に言えばこういうことですね。で、これは私は、郵便が人手に頼る事業であるということは、そういう点の強調はそれはそれとしてよろしいんですけれども、それが若干すりかえられて、いかにも労働者の賃金が上がったから値上げをしなくちゃならないという、そういう宣伝めいた効果をも期待していらっしゃるかいらっ……
○山中郁子君 一昨日の予算委員会の質中審議におきまして、私は、とりわけ婦人問題についての母性保護の課題について、福田副総理を初め関係閣僚にただしました。その結果、政府の姿勢としては、ことしはまあ国際婦人年でもあるし、三木総理大臣も婦人の地位向上や母性保護のために全力を上げてがんばると、こういうふうに言っていますということで、それぞれ具体的ないし抽象的ないろいろな違いはありましても、前向きに対処をするというお約束をいただいたところでございますけれども、私は、きょうの分科会、郵政省の審議に際しまして、これを機会に郵政省の管轄であります東京逓信病院の看護婦さんの問題並びに逓信病院の院内保育所のこの二……
○山中郁子君 国鉄運賃の値上げについて質問をいたしますが、すでに多くの委員の方がおっしゃいましたように、大変限られた時間でございます。本意ではありませんが、問題を限定しなければなりませんので、それだけにぜひとも誠意を持って的確な答弁をくださることを要求をいたします。 初めに、当然のことながら、国民生活との関連について経企庁長官にお伺いをいたしますが、政府はことしの消費者物価指数上昇率を一けた台に抑える、その中で国鉄運賃の占める割合は〇・五%で、消費者にとって大した影響はないというふうに繰り返し言っております。しかし、国民の生活という観点から見るならば、一つ一つ申し上げるまでもありませんけれど……
○山中郁子君 御意見をありがとうございました。 北沢さんと山本さんがお時間の都合があるらしいので、お急ぎだと思いますが、一点ずつ簡潔に初めにお考えをお伺いしたいと思います。あとの方に対する質問はまた後に回してさせていただきます。 初めに山本さんにお伺いしたいんですが、電信電話料金値上げやむなしという立場での見解が述べられたわけですけれども、その前提として、日本の電話は大変良質であると、世界でも最高の水準であるというふうに言われました。これは電電公社もいつもそういうふうにして宣伝しておられることなんですけれども、一方、今回の値上げの問題に関して一つの大きな問題になっているのが耐用年数のことで……
○山中郁子君 交通問題について、特に自転車置き場の問題について、政府の見解並びに施策をただしたいと思います。 自転車置き場の問題は、すでにもうかなり社会的な問題になっているわけですけれども、現在通産省の調べによりましても、約四千四百万台の保有台数があって、これは世界第二位、アメリカに次いで、という実態があります。一方では駅前などでは自転車置き場がなくて、やむを得ず放置されているという、こういう状況がありますし、これは全国市長会の調査によるものなんですけれども、調査できた市だけで三十万台が放置されている。で、一つの駅で数千台、東京なんかは大変多いわけですけれども、数千台が放置されているという状……
○山中郁子君 大変限られた時間ですので、すでに議論がありましたが、チェック体制の問題にしぼって数点伺うことにいたします。 いままで関係各委員会でそれぞれ政府のこの問題に関する答弁もございました。私は、ごく具体的にすぐの問題として、やっぱりいかに武器を持ち込ませないかということがどこまで貫徹できるかということだと思うのです。それで四十八年の例の事件の後でかなり詳細な対策要綱もつくられて、そして取り組んできたことにはなっているのだけれども、結局新しい事件が起こって、いま考えてみると、そういうふうにして決められたことが十分に貫徹していなかったと、このことについては、まあ率直に反省するというふうな御……
○山中郁子君 道交法の改正に当たりまして、私はまず初めに基本的な考え方についてお尋ねをいたします。 いまモータリゼーションの時代というふうに言われて、人間が車に追われて道路上でも大変不自由な通行をしなきゃいけないという状況になってきています。歩道も自転車が走る、こういう状況で、私はやはり道路交通法の運用に当たって人間の通行を守る、この観点がこういう状況に進めば進むほどそのことが大きく基本的な問題として認識されなければならないと思っております。過去の道交法の改正、実質的な改悪の部分もあったと私どもは判断しておりますけれども、いずれにいたしましても、そういう重なる改定によってそれが単なる処罰主義……
○山中郁子君 初めに高齢者の雇用問題について伺います。 一昨日の予算委員会で取り上げた問題ですが、大変時間が短かかったものですから、さらに具体的に少し労働大臣並びに労働省の見解も伺い、前進も図っていただきたいと思っております。 大臣は予算委員会の折に、高年齢者の雇用は定年制の延長など強力な行政指導で六%の雇用率を確保したいということは答弁されているんですが、おととい私も具体的に申し上げました東洋レーヨンですね、これが昨日新聞で一面で報道されましたが、「60歳定年制不況で後退」と、こういうことで報道されております。また、きょう、これは読売新聞の社説だと思いますが、「七十歳定年とはいわないまで……
○山中郁子君 私は、きょうの機会に電電公社の人事任用問題についてお尋ねをいたします。
具体的な内容の事例として東京中電についてお尋ねをするわけですけれども、現在、東京中電には運用係長、運用主任は何人いますか。
【次の発言】 その係長、運用主任が任用された時点の平均年齢は何歳になりますか。
【次の発言】 それで、係長、運用主任になるのに一番早くなった人の勤続年数、それからまた一番長くかかった人の勤続年数、それぞれ何年ぐらいですか。
【次の発言】 平均すると、どのくらいになりますか。それと、五十年の末しか数字はないわけですか。
【次の発言】 そういうのを調べてないのですか。
○山中郁子君 初めに、建設大臣に公共事業費の問題についてお尋ねをいたします。 これはことしの二月十七日の読売新聞の報道なんですけれども、政府・自民党の中に防衛費のGNP比一%を確保するために公共事業費の削減論が出ているという報道がございました。 御承知のように、防衛費については、いまアメリカから強い要求が繰り返し出されておりまして、日本政府もそれに積極的に応じると、こういう見解を表明されているわけなんですけれども、防衛庁の中期業務見積もりを見ましても、六十年度までに達成する金額は年間約二千五、六百億円の上積みをしなければならないということにもなります。それで増税か各省庁の経費の削減かという……
○山中郁子君 初めに郵政大臣にお尋ねをいたしますが、郵政省の元電気通信監理官松井清武、同じく電気通信参事官で現在郵務局国際業務課長の日高英実、両名はKDDからの収賄容疑で逮捕されました。で、これからもまだ郵政省から逮捕者が出そうだということが報道されております。また十数名の灰色高官も存在するということが挙げられています。 いずれ捜査当局によってその深部にメスが入れられるであろうけれども、初めに郵政省とKDDの腐敗事件について国民が納得のいく解明をしてもらわなければならない。そういう郵政省としての立場から、大臣としてどのような対応をされるか、基本的なお考えをお伺いをしておきたいと思います。
○山中郁子君 公述人の皆さんには貴重な御意見を伺わせていただきまして、ありがとうございました。 共産党の山中郁子でございます。三人の公述人の皆さんから重ねて二、三の点について御意見を承りたいと思っております。 初めに、岡田先生にお尋ねをしたいんですけれども、先ほどの御意見の中で、法定制緩和の問題に触れられまして、議会における審議が重要であるという前提に立ちながらもいわゆる弾力性に欠けるというそういう立場から経営の健全な維持発展のためにこうした措置はやむを得ない、ないしは適切であるという趣旨の御発言だったと理解いたします。実は、これは委員会の中でもいろいろな角度から議論がされているところでご……
○山中郁子君 十分間の質問ですので、三点お伺いできればと思っています。 私は五十一年に電電公社が赤字だからといって値上げを提出したときに、これはつくられた赤字である、第一に、莫大な設備料を損益勘定に入れないで資本勘定に入れてしまっているじゃないか、それからさらには過大な減価償却をしている、そして国民の電話利用に必要でない大企業向けの莫大な設備投資をしている、そういうところからつくられた赤字で、それを理由として値上げを要求することはけしからぬという立場でかなりいろいろと論議をいたしました。そのとおりになったと私は思っています。つまり、そんなことして値上げしたらあなたの方、お金もうかり過ぎて困る……
○山中郁子君 本法案が、きょうの連合審査もそうでございますし、衆議院からまた参議院へ参りまして文教委員会でいろいろ議論された焦点の一つに、大学サイドから言う学問の自由、大学の自治、それから放送サイドから言う放送の中立公正、不偏不党、この二つの理念がどのように統一的に理想的に実現し得るのか。そして、政府提案においてはそこに重大な問題点があるし、解決はされない、そこのところが問題であろうと私は理解しております。そういう観点から、幾つかの面からいろいろただしたいと思うんですけれども、一つは放送大学学園の機構のあり方の問題ですけれども、放送法第一条の放送規律の原則に基づいて、放送番組の自由、それからま……
○山中郁子君 政府が、労働問題の重要な課題として、定年延長や男女差別撤廃などとともに強調されている労働時間短縮、週休二日制の推進などですけれども、現状、いま大企業の実態見ますと、これとは全く逆にひどい長時間労働が行われ、さらにこの傾向が強まっているという点があります。私は、きょうはこの問題につきまして中心的に、具体的には日立、東芝、日電などの電気業界ですね、この実態に照らしてお伺いをしたいし、また労働省の適切なる指導、その他の取り組みを強めていただきたいと思っております。 で、昨年の十二月に労働省が発表されました週休二日制等労働時間対策推進計画、これによりますと、労働時間の短縮というのが、労……
○山中郁子君 共産党の山中でございます。参考人の皆さんには貴重な御意見をありがとうございました。私どもはより限られた時間でございますので、ごく二、三の点についてお尋ねをさせていただきます。 初めに坂寄先生にお尋ねをいたしますが、先ほどの公述の中では時間の関係がおありだったと思いますが、項目的に最後にお触れになっただけでしたので、いわゆる人口構成の老齢化の問題について、もう一歩踏み込んだお考えを伺いたいと思います。これは特に高齢化が進んでいることは常識化していると思いますけれども、したがって将来の問題という位置づけではもちろんだめなので、特にこの点について私がお尋ねをしたいと思いますのは、女性……
○山中郁子君 私は、この問題がデータ通信の開放という内容とともに許認可の整理法案に一括して提出されているという提出のされ方、ともに問題があるという立場でありますけれども、きょうは直接間接にこの法案にかかわる大きな三つの点について質疑をしたいと思います。 第一は、直接的に法案にかかわりますが、料金問題です。いままでも私は逓信委員会の中で、電電公社の料金体系、実際のあり方が大企業向けにはかなりさまざまな点でサービスされている、つまり不公正な状態にあるということは一貫して指摘してまいりました。そしてその一つにデータ通信の料金があります。今回は、このデータ通信の料金のあり方が非常に有利になっていると……
○山中郁子君 公述人の皆さんには、貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。 私は、初めに宇和川公述人にお尋ねをいたします。 第一点は、先ほどの御意見の開陳の中にも若干触れておられましたが、今回の法改正を私どもは大変大きな改悪だというふうに認識をし、反対をします立場に立っておりますが、その中で、高度医療の問題がございました。それで、この点につきまして、宇和川公述人の御意見の中に、これが法律的に導入されることになると、今まで本人十割給付ということとの関連で、この点が、医療の中の大きな格差を生み出さない、新しい高度医療が医療の中でお金がなければできないというようなふうになっていく方向……
○山中郁子君 大変短い時間なのでございますけれども、せっかくの貴重な機会ですので、幼保一元化問題並びに関連して幼稚園問題について文部大臣に二、三お伺いしたいと思います。
文部省はことしの五月に幼稚園教育要領の見直しのための専門家会議を発足させておられますけれども、現行の幼稚園教育要領のどこに中心的な問題点があるというふうに認識されていらっしゃるのか、短い時間なので簡潔にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 何か余り抽象的で、具体的な問題意識がどこにあるのかわからないのですが、きょうは突っ込んだ議論ができませんので、次の問題をお伺いいたします。
幼保一元化の問題ですけれども、その接近……
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