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立木洋 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

立木洋[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(参)
261位
委員会発言歴代TOP50(参)
41位
委員会出席(無役)歴代TOP100
76位
委員会発言(非役職)歴代TOP50
37位
各種会議発言歴代TOP50
27位
各種会議出席(幹部)歴代TOP50
44位
各種会議発言(非役職)歴代TOP50
22位

10期委員会発言TOP25
22位
10期委員会出席(無役)TOP50
39位
10期委員会発言(非役職)TOP25
22位
11期委員会発言TOP25
23位
11期委員会出席(無役)TOP50
49位
11期委員会発言(非役職)TOP25
23位
12期委員会発言TOP25
24位
12期委員会発言(非役職)TOP25
23位
13期各種会議発言TOP10
8位
13期各種会議出席(無役)TOP20
19位
13期各種会議発言(非役職)TOP10
7位
15期委員会発言TOP50
29位
15期委員会発言(非役職)TOP50
27位
15期各種会議発言TOP20
20位
15期各種会議発言(非役職)TOP20
18位
16期委員会発言TOP10
9位
16期委員会発言(非役職)TOP10
7位
16期各種会議出席TOP20
12位
16期各種会議発言TOP5
1位
16期各種会議出席(幹部)TOP5
2位
16期各種会議発言(非役職)TOP5
1位
17期委員会発言TOP10
4位
17期委員会発言(非役職)TOP10
4位

このページでは立木洋参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。立木洋参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

10期(1974/07/07〜)

第73回国会 外務委員会 閉会後第1号(1974/08/01、10期、日本共産党)

○立木洋君 あしたから原水爆禁止世界大会が開かれることになっておりますが、南ベトナム共和国臨時革命政府の三名の代表が入国を希望したことに対して拒否された。これについて、きわめて遺憾に思うわけですが、端的にこの拒否された理由についてお尋ねしたい。
【次の発言】 それは理由になっていないんじゃないかと思うんですがね。第七十二国会で、当時の大平外務大臣が、人と人との交流については、政治的に非常な支障のない限り認めていく方針であるという答弁をされておりますし、現に南ベトナム共和国臨時革命政府の代表については、去年も入国しておりますし、ことしも四月に入国しているわけですね。さらに、原水爆禁止世界大会には……

第73回国会 外務委員会 閉会後第2号(1974/08/29、10期、日本共産党)

○立木洋君 私は、沖繩の伊江島で行なわれましたBDU8Bの投下訓練についてですが、この件についてお尋ねしたいと思いますが、この件については、すでにわが党の衆議院議員の瀬長亀次郎議員が七月三十一日に政府に質問主意書を提出しました。さらに、八月二日には衆議院の外務委員会でその質問がなされました。八月の六日に政府のほうから回答書がありました。しかし、その回答書は、われわれが判断するところではきわめて不満足なものであるというふうに考えざるを得ませんし、また、今日この問題というのは、沖繩復帰後には投下訓練をしない方向で努力するということが当時の佐藤首相並びに福田外相によって述べられたわけでありますけれど……

第73回国会 外務委員会 閉会後第3号(1974/10/18、10期、日本共産党)

○立木洋君 アメリカの上院外交委員会の権威筋は、十七日、アメリカ政府は、核を積んだ軍艦が日本に寄港する場合に、日本政府との事前協議の必要はないと了解しておる。続いて、このアメリカ政府の立場については、議会でも、政府側証人の声明や発言でも明確にされているというように、きょうの昼のニュースで述べられておりますが、この点について、外務大臣の明確な見解をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 いままで政府は、日本の領域を通過す核船艦については事前協議の対象になると繰り返し述べてこられた。それならば、これがいま出された今日、そういう事実はないと明確に否定できるんですか。明確にお答えいただきたい。

第73回国会 決算委員会 閉会後第3号(1974/09/10、10期、日本共産党)

○立木洋君 まず日韓の問題についてお尋ねしたいと思います。  御承知のように、いわゆる狙撃事件があってから、韓国側がこれを最大限に利用して反日感情をあおるというような事態も感ぜられますし、またこういう狙撃事件が日本のせいで起こったというふうなことすら言われております。その後、六日にはソウルの日本大使館襲撃事件が発生いたしましたし、また昨日は外相から後宮大使に対する謝罪的な特使の派遣の要求というような強硬な態度が出てきて、異常な事態が続いておるわけです。それで、後宮大使に対しましてこういう田中総理の親書は朴大統領あてにすること、また大物の特使を派遣してほしいということ、また朝鮮総連に対する規制対……

第74回国会 外務委員会 第2号(1974/12/24、10期、日本共産党)

○立木洋君 工業所有権の保護に関するパリ条約のストックホルム改正条約なんですが、これについて国内法、特に特許法で改正をしなければならないという条項はどこどこですか。何条と何条ですか。
【次の発言】 しかし、特許法の第二十六条に、「特許に関し条約に別段の定があるときは、その規定による。」という条項が特別にうたってあるわけですが、別に問題ないんじゃないかと思いますが、この点はどうなんですか。
【次の発言】 これらの特許法のいまに関連する部分というのは、大体いつまでに解決するのか、その時期的な見通しはどうなんですか。
【次の発言】 簡単に、時期だけでいいです。時期の見通しだけで。

第75回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1975/03/28、10期、日本共産党)

○立木洋君 海水博も大分近づいてまいりまして、いろいろと輸送の面でも準備が進んでおるかのように伺っておるわけですが、きょうはそのうちの一つの伊江島空港の問題についてお尋ねしたいと思うんです。この伊江島空港のつくられる経緯とその問題点、いま残されておるという問題点について、通産省のほうから最初にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 いま残されている問題点というのはどういう問題があるでしょうか、その伊江島空港の問題に関して。
【次の発言】 運輸省にお尋ねしたいんですけれども、当初、人を輸送する――伊江島空港の実情の問題ですが、現在の状態では当初予想されておった状態、満足できる輸送計画になる……

第75回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1975/06/13、10期、日本共産党)

○立木洋君 時間がありませんので、端的にお答えいただきたいと思うのです。  第一点は、先般私が質問申し上げました伊江島の民間空港の件につきまして、いよいよ海洋博も始まるわけですし、射爆場を隣に置いてわずか二時間半ということではきわめて危険である、この点については長官も安全を確保するために努力されたい。なお、射爆場が隣にあるというふうな状態では私としても好ましくないと考えておるというふうなお話もありましたので、この点、その後努力された結果どのようになっておるのか、その点をお尋ねしたいのです。  それからもう一つは、外務政務次官の羽田野さんにお尋ねしたいのですが、先般も私外務省にお伺いして直接お話……

第75回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1975/06/25、10期、日本共産党)

○立木洋君 外務大臣にお尋ねしたいと思いますけれども、戦後、沖繩がアメリカ軍の、アメリカのアジア戦略の中でいろいろな役割りを担ってきたという問題については、大臣御承知のとおりだと思うんです。この問題はここで取り上げて新しくまた論戦するつもりは毛頭ないわけですが、ただお尋ねしたいのは、ベトナムのああいう新しい事態が起こって後、アメリカにとって沖繩の果たす役割りが変わったのか変わらないのか、つまり沖繩に対するアメリカの評価、態度、政策、そういうものに変化があるのかないのかという点ですね。もしか変化があるとしたらどういう点で変化があるのか、その点をお尋ねしたいと思います。大臣にひとつ、大臣せっかくお……

第75回国会 外務委員会 第3号(1975/02/13、10期、日本共産党)

○立木洋君 最近のベトナム情勢について、また新たな重大な事態が起こっておるということは御承知のとおりだと思うんですが、きょうはこの問題に関連して幾つかのことをお聞きしたいと思うんです。  きょう防衛庁の方はおいでになっていますかね。  私は、去る十日の日に沖繩の基地の視察に参りました。ボーン大佐あるいはデスペイン中佐、こういう人たちに会っていろいろ話を聞きました。  防衛庁の方にちょっとお尋ねしたいんですが、戦略偵察機であるSR71、これはいま沖繩に存在しているのかどうか。存在しているとしたら何機存在しているのか。
【次の発言】 そのSR71はいまどういう行動を行っているでしょうか。

第75回国会 外務委員会 第4号(1975/02/20、10期、日本共産党)

○立木洋君 きょう、ベトナムのことについて少しお聞きしたいと思いますが、御承知のように、ベトナム民主共和国と国交を樹立してすでに一年半近くになるわけです。当時の交換公文でもはっきりされているわけですが、いまだに相互に大使館が設置されていない。また、経済協力その他必要な実務問題についてもまだ実現を見ていないという状態にあるわけですが、どうしてそういうふうになっているのか、この辺の事情ですね、それから今後の見通し、その点についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 日本側としては別に問題がないと――ベトナム民主共和国側に問題があるかのようにもうかがうことができるのですが、そういうことなんです……

第75回国会 外務委員会 第5号(1975/02/25、10期、日本共産党)

○立木洋君 他に、いままでの当委員会で二回にわたってSR71の問題をお尋ねしたんですが、満足のいく答弁がなかったものですから、きょう重ねてこの問題でお尋ねしたいと思います。  SR71については、三好さんの前回のお話では、三機ないし四機沖繩に駐留しておるというお話がありましたが、このSR71は沖繩に常駐しているんですか。いつごろからあったんですか。その点についてお答え願いたいと思います。
【次の発言】 四十七年の八月十七日に松田さんが、国会の答弁の中で、その当時、三年前からすでに配属されておるということを述べられておるんですが、それから後、いなくなったということが確認される時点がありましたか。

第75回国会 外務委員会 第8号(1975/03/27、10期、日本共産党)

○立木洋君 日中海運協定の問題でちょっとお尋ねしたいのですが、中国は沿岸に軍事警戒区域だとか、あるいは軍事航行禁止区域、軍事作戦区域など、いわゆる軍事ラインというものが設けられているわけですが、これに関して、この軍事ラインというのは、いわゆる日本の海運、日中の海運についてどういう問題があり、またどういう問題が起こり得るのか。協定の過程でこの問題について何らか話し合われたことがあるのかどうか。また、この軍事ラインの問題に関して日本政府はどのような考えを持っておられるのか、そのことをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 今度の海運協定がつくられたことによって、日中航路に就航を望む船会社というのは……

第75回国会 外務委員会 第9号(1975/04/15、10期、日本共産党)

○立木洋君 いまの問題に引き続いてなんですけれども、大臣はそのようにおっしゃいますけれども、ワシントンで聞かれたときにはそのとおりだというお答えがあって、帰国後になって細かい国会答弁的な答え方をするのはあまり意味がないと思ったのでそのとおりと答えたと、私はこれはあまり外務大臣としては見識のある記者会見での発言ではなかったように思うんですが、失礼かもしれませんけれども。ただ、韓国の安全が日本の安全にとって緊要であるという問題は、朝鮮が御承知のように二つに分断されておるこういう状態で、一方の側とだけいわゆる運命共同体的なそういう発想に基づく考え方での韓国条項というのと、それから朝鮮半島全体の安全の……

第75回国会 外務委員会 第10号(1975/04/24、10期、日本共産党)

○立木洋君 関税及び貿易協定に関連してお尋ねしたいのですが、先ほど大臣もちょっとお触れになりましたけれども、今回外相が訪米されたときにデント・アメリカ通商交渉特別代表と新国際ラウンドの件についてお話し合いされたということですが、そのお話し合いをされた内容について御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 とにかく新国際ラウンドになると、関税が引き下げられる、輸入の拡大が図られますと、中小企業にきわめて多い伝統的な産業あるいは農業などでいろいろと重大な影響を与えるという問題が考えられるわけですが、そうした場合、農林省や通産省の場合はどういうふうな問題が起こり得ると考えておられるのか、そうした場……

第75回国会 外務委員会 第11号(1975/05/29、10期、日本共産党)

○立木洋君 この法案に関連して二、三お尋ねしたいんですが、最近外国で居住される邦人もふえておる、さらには海外の旅行者も増加しておるという状況の中で、在外公館での仕事というのは一段とふえている傾向があるわけですが、そういうふうに感じられるわけですが、在外公館の仕事の一つの中に、海外における邦人の保護ということがあると思うんですけれども、この点については一応考えられるわけですが、一応この海外における邦人の保護というのはどういうふうな点を指すのか、御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 海外に居住する邦人あるいは旅行者の中からいろいろと意見、要望、苦情等々ですか、いろいろと私も外国から帰ってき……

第75回国会 外務委員会 第12号(1975/06/03、10期、日本共産党)

○立木洋君 昨年の五月から七月に第十七会大会議が行われたわけですが、ここでは万国郵便連合憲章の一般規則、郵便条約等々が出され、これには加盟国は必ず承認しなければならない。そのほかに決められた八つの約定ですね、八つの約定のうち日本が参加すべきだというふうに出されてきているのが四つの約定で、あと四つの約定は参加しない。それは代金引換郵便物に関する約定、貯金の国際業務に関する約定、現金取立に関する約定、新聞紙及び定期刊行物の予約に関する約定、この四つには、実際に必要と認められる四つの約定外であるとしてこれには参加という提案が出されていないわけですが、これが必要ないというふうに判断される理由について御……

第75回国会 外務委員会 第13号(1975/06/05、10期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、いま塩出委員の質問に対して外務大臣がマヤゲス号事件に関して、双方の事情を聞いていないから論評は差し控えるといたしまして、と言われたわけですが、これはアメリカのとった措置が自衛措置だということを取り下げられるという意味に理解してよろしいんですか。
【次の発言】 それじゃ、きょうは朝鮮の問題に関連して幾つかお尋ねしたいと思うのですが、先般の当委員会でもいろいろ外務大臣の見解を聞きまたし、衆議院でもいろいろ問題になったようでありますけれども、朝鮮の現在の状況に関連しまして、朝鮮が最近緊張緩和の方向に向かっているというふうにお考えになるのか、必ずしもそうではないというふうにお感じに……

第75回国会 外務委員会 第14号(1975/06/17、10期、日本共産党)

○立木洋君 先ほども出ておりましたけれども、ILO六十九号の国会提出がおくれたという理由について二つ挙げられたと思うんですね。人員確保の問題と、もう一つは司厨部、料理士の組織化の問題、二点を挙げられたと思うんです。確かにそういう要因も私はあっただろうと思いますけれども、海員学校の司厨部本科の設置が昭和四十四年に設置されておりますし、以上挙げられた二点については、大体二、三年前にはほぼ整備されておったというふうに考えることも私はできるだろうと思う。ですから、問題は、この提出がおくれたというのは、一つは、やはり船主の反対があった。これは船舶料理士に、資格を持たなければならないとすると、御都合主義で……

第75回国会 外務委員会 第16号(1975/06/26、10期、日本共産党)

○立木洋君 提案者にお尋ねしたいと思うんですが、先ほど来問題になっておりました、つまり国会で対外経済協力を承認するという場合にいろいろな問題が起こり得る、あるいは運営上きわめて困難な点もあると、そういうお話も局長の方からあったわけですが、私としては、やはり基本的な考え方として、国会承認をするということが私たちの憲法の立場から考えて当然なのか、あるいは先般も問題になりましたけれども、行政権の侵害になるおそれもあるんではないかというふうな懸念も示されておったわけですが、この点、やはり国会で承認することが行政権の侵害になるかならないかという問題、このあたりの見解を提案者として少し説明していただきたい……

第75回国会 予算委員会 第6号(1975/03/10、10期、日本共産党)

○立木洋君 ラロック証言以来、核持ち込みの問題、特に核通過の問題というのは重大な問題になっておるということは、皆さん御承知のとおりだと思う。  ここで改めて外務大臣に確認しておきたいわけですが、アメリカの艦船がわが国の領海を通過する場合、それが単なる通過であっても、いかなる形の通過であろうとも、これは核持ち込みとして事前協議の対象にかかるという点についてはいかがでしょうか。
【次の発言】 十七日からジュネーブで第三回海洋法会議が開かれますが、この問題に関連して、十二海里が領海であるということが国際法上の原則になった場合、核積載艦船がわが国の関連のある国際海峡を通航する場合には自由航行というふう……

第75回国会 予算委員会 第7号(1975/03/11、10期、日本共産党)

○立木洋君 昨日の質問で、その時点で再検討される、その時点で決められるというお話でありましたけれども、この際はっきりさせておきたいのですが、宗谷海峡や対馬あるいは津軽海峡など国際海峡について、非核三原則と事前協議について例外規定を設けることはないと国民の前にはっきり述べることができるかどうか、総理から明確な御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 総理、明確に言えるかどうか。
【次の発言】 きわめてあいまいだと思うのですが、それではさらにお聞きいたしますけれども、キッシンジャーが七三年の十一月に証言されたというものによりますと、沖繩返還交渉の中で、沖繩の核通過について、一時通過と一時中継……

第75回国会 予算委員会 第9号(1975/03/13、10期、日本共産党)

○立木洋君 私の提示した文書が断片的だというふうなお話ですが、この文書は米軍のどういう文書であるか、表題も明記してありますし、その重要な主な部分もはっきりと提出したわけです。私たちとしてもこのような米軍の文書を入手することができるわけですから、政府としては、米側にその資料を要求されてはいかがでしょうか。また、要求する上で何かお困りになることがあるのかどうか、いかがでしょうか。
【次の発言】 文書の番号だけと言いましたけれども、ちゃんと表題もあるわけです。もちろん私たちがそれを示すのは決してやぶさかではありませんけれども、しかし、この問題というのは、核を輸送する任務を持った空輸中隊が沖繩にいると……

第75回国会 予算委員会 第23号(1975/06/12、10期、日本共産党)

○立木洋君 外交問題で関連して三木総理に二つの点をお尋ねいたしたいと思います。  総理が八月に訪米されるという予定になっております。三木総理は、この間の衆議院の予算委員会でも、日本の核持ち込みの事前協議に関してはいかなる場合でもノーと言うということを国会で答弁されました。それならば、いままでアメリカは日本に対して核持ち込みをしないということをアメリカ政府は日本に明言したことはありません。また、核の持ち込みに関しては、その核持ち込みがどういうものであるかということについても国会で繰り返し論議され、きわめて問題点は解明されていないわけであります。ですから、三木総理は、この際、アメリカに行かれるなら……

第76回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1975/12/17、10期、日本共産党)

○立木洋君 本日は、沖繩での航空機騒音の問題についてお尋ねしたいと思います。  この問題につきましては、この委員会でも質疑が行われまして、沖繩の航空機騒音の問題に関しては長官も御存じのことだと思います。  去る十一月二十七日の日に、大阪空港の公害訴訟の高裁の判決が出されました。沖繩の航空機騒音の問題と関連しまして、この大阪空港公害訴訟の高裁判決について、長官どのようにお考えなのか、まず最初に、長官の御所見を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 いまの問題ですが、大阪の高裁判決に関して環境庁のお考えを聞いておきたいと思います。
【次の発言】 沖繩の航空機騒音の問題に関しては、実態を調査されて……

第76回国会 外務委員会 第2号(1975/10/21、10期、日本共産党)

○立木洋君 この協定の一つの重要な柱が、事故を防止するということになっているのは先ほど来の説明ではっきりしているわけですが、これが協定が効力を発すると大幅に改善されるだろうと長官おっしゃいましたけれども、いままでの起った事故が、三海里から十二海里の間に起こった事故というのが比較的多いという話を聞いているんですけれども、事故の件数から見て、三海里から十二海里までの間で起こった事故というのは全体の事故の大体どのくらいのパーセンテージを占めておりますか。
【次の発言】 大幅に改善されるとおっしゃって、私たちも改善されるだろうという期待はあるわけですけれども、基本的には、漁民の方々も要求されているよう……

第76回国会 外務委員会 第3号(1975/11/13、10期、日本共産党)

○立木洋君 大臣も御承知のように、朝鮮半島の問題というのは国際的にも重要な焦点の一つになっておるわけです。それをめぐって、日本の政府がそれにどう対応していくのかということが注目されておるところだと思うのです。  それで、その問題に関連してお尋ねしたいのですが、去る十日の日に、いわゆる韓国の国防相が、米韓連合軍に含まれる米軍は左韓米軍のみでなく、日本、グアムなどに駐留する米軍全体が含まれる、こういう発言がされておりますけれども、この点について大臣、どのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 これ自体でしたらまあ大臣そのように言われるだろうと思うのですけれども、去る十一月四日の日、大臣が予算委員会……

第76回国会 外務委員会 第4号(1975/11/20、10期、日本共産党)

○立木洋君 先ほども問題になりましたけれども、六カ国首脳会議が終わりまして、これをめぐってのいろいろな評価もありますし、その後の動向も、この会議が何を意味するのかといういろいろな注目を集めているところだと思うんですが、この問題と関連して、日本政府の外交姿勢の幾つかの点についてお尋ねしたいと思います。  御承知のように、ベトナム民主共和国とは援助協定が結ばれまして、ハノイに大使館が設置された、日本にも近くベトナムの大使館が設置されるというふうに考えておるわけですが、このベトナム民主共和国との今後の外交関係、いろいろな具体的な実務協定なんかも問題になってくるんではないかと思いますけれども、これらの……

第76回国会 外務委員会 第5号(1975/12/09、10期、日本共産党)

○立木洋君 この法律案に関連して二、三お尋ねしたいのですが、外務省並びに在外公館の仕事として海外邦人の保護という仕事があるように法案にも書かれてあるわけですけれども、戦後三十年たちまして、いま中国に残っている在留邦人、日中国交回復を契機としまして親捜しあるいは兄弟を捜すというふうな要望の手紙がいろいろ来ていると思うんです。ここらあたりの事情については大臣も御承知かと思いますが、戦後の大変混乱した状況の中で、戦争の被災を避けるために中国におった日本人が大量に避難をしなければならない。その場合に、足手まといになるからということで自分の子供を山の中に残して逃げるだとか、あるいは全然見も知らない中国人……

第76回国会 外務委員会 第6号(1975/12/11、10期、日本共産党)

○立木洋君 海上航行船舶の所有者の責任の制限に対する国際条約は、一九五七年ブラッセル第十回会議で成立した。その当時は日本政府としては棄権されたわけですが、先ほど話も出ましたけれども、十八年間、今日までおくれてきておるという事情について、伊達さんの方から国内法の充実という問題が提起されておりますけれども、海運界の特殊事情というふうなことも問題であったんではないでしょうか。海運局長、どうですか。
【次の発言】 制度としては確かにいままでとっておった委付主義よりも金額責任主義の方が合理的だというふうに考えられると思うんですが、しかし、問題は金額ですね。これは物損がトン当たり一千フランで、人損がトン当……

第76回国会 外務委員会 第7号(1975/12/16、10期、日本共産党)

○立木洋君 日中漁業協定の交渉が長引いたという点については、話を聞いて大体内容についてはわかっているわけですが、一般的に言って、公海上で一定の水域にラインを引いてその水域へ入ることを禁止するというふうなことは、これは好ましいことではないというふうに私も考えるわけですが、それに対して政府がどういう措置をとったかということもお聞きしておるわけですけれども、中国が軍事警戒ラインを引いた経緯、それをどういうふうに考え、その事実をどういうふうに判断されておるのか、その辺について説明してください。
【次の発言】 機船底びき網漁業の禁止区域というのがつくられて、そこに、先ほど来お話を伺っていますと、民間漁業……

第77回国会 外務委員会 閉会後第1号(1976/07/09、10期、日本共産党)

○立木洋君 昨日開かれました日米安保協議委員会で日米防衛協力小委員会というのが設置されたということですが、この点については午前中から大臣も若干お話しになっておりますけれども、最初に、この日米防衛協力の小委員会は安保条約上どういう性格を持つのかということが一点と、それからこの小委員会で協議される範囲、内容等々についてはどのようになっているかということをまず最初にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 昨日の夕刊、けさの新聞でもいろいろ書かれておりますけれども、この協議をしていく結果として、何らかの協定あるいは協定に準じる合意書みたいなものが作成される見通しなのかどうなのか、その点はどうでしょう。

第77回国会 外務委員会 閉会後第2号(1976/08/24、10期、日本共産党)

○立木洋君 いま問題になりました朝鮮問題ですけれども、先般開かれました非同盟諸国首脳会議で朝鮮問題の決議がどういうふうな行方になるかという点については外務省も非常に注目されておったというふうなことを新聞報道で見たわけですが、今回非同盟諸国首脳会議で行われた朝鮮問題の決議の内容と、それから国連の三分の二に上る多数の国々が集まったそういう国際的な会議の場でこういう朝鮮問題の決議がああいう内容で行われたということについて、宮澤大臣はどのような御所見をお持ちですか。
【次の発言】 経緯や全文等々明確になった時点で、またその点については大臣の御見解を承りたいと思いますが、先ほど言われました、お互いに決議……

第77回国会 外務委員会 第3号(1976/03/04、10期、日本共産党)

○立木洋君 私は、ロッキード問題についての外務省当局の姿勢についてお尋ねしたいんですが、最初に、チャーチ委員会の公聴会の会議録は、もうすでに大臣お読みになっておいでになるだろうと思いますが、この委員会、公聴会の会議録をお読みになったときにどういうふうにお感じになったのかということが一つ、それから一カ月間たった今日、この問題について大臣どのような御認識をお持ちになっておられるのか、その点を最初にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 政府委員の方で結構ですけれども、この問題が起こってから外務省がおとりになった措置、まあアメリカ政府に対する資料要求も含めて、どういうふうな措置をおとりになったのか、……

第77回国会 外務委員会 第4号(1976/05/11、10期、日本共産党)

○立木洋君 本協定の批准によっていろいろな利点があるという点については、前回いろいろお話がありましたから、きょうはその点は省きますけれども、いままでの質疑の中でも、いわゆる国際特許分類の業務に関して、それの機構との関連の検討の問題、それから国際特許分類への移行体制の整備、あるいは滞貨期間の問題等々、いろいろな問題が出されておると思うんですが、私もその点について若干質問したいと思うんです。  現在、国際特許分類と日本特許分類が併記されておる、これが一本化するというのが大体五年先の見通しだというふうなお話でしたが、この一本化されるに至るまでの間にいろいろとやらなければならないことがあると思うんです……

第77回国会 外務委員会 第5号(1976/05/13、10期、日本共産党)

○立木洋君 すずの協定とココアの協定とに関連して、若干の問題をお尋ねしたいと思います。  すずの協定に加入した場合、わが国としては安定輸入やいろいろなメリットがあると思うわけですが、このすずの会議が行われて議論された中での非常に大きな問題になったのは、緩衝在庫に対して消費国の供与の問題が非常に議論になったというふうに聞いておるわけですが、その中で日本としてはどういう主張をし、どういう態局をとったのかということを、まず最初にお聞きしたい。
【次の発言】 先ほど、どうせ拠出するならば真っ先に述べた方が外交的にもいいではないかというふうなお話もありましたけれども、すでに拠出を表明している国というのは……

第77回国会 外務委員会 第6号(1976/05/18、10期、日本共産党)

○立木洋君 この暫定条約が発効されてからいままでの期間、日本側としてはどういう調査をされてきたのかというお話もいま聞きましたし、それからその調査を行った結果、現時点における一定の結論といいますか、調査した結果ですね、どういう状態に達しているという内容も聞いたわけですが、一応ここに書かれてあります第二条の調査項目が二項目あって、それに関連する研究事項としては九項目挙げられているわけですけれども、特に日本側の調査としてはどういうふうな問題点が残っているのか、残っている問題点をちょっと。
【次の発言】 先ほどいろいろ猟銃で海上で捕獲する場合の難点が四つか五つほど挙げられて、網による捕獲の方法というの……

第77回国会 外務委員会 第7号(1976/05/20、10期、日本共産党)

○立木洋君 まず、最初に、金融支援基金設立協定に関してお尋ねしたいのですが、先ほど若干大臣お触れになりましたけれども、一九七三年末、いわゆる石油ショックがありまして、いろいろ国際的にも問題になりました。日本としても、その後政府はいろいろ苦慮されたと思うんですが、つまり石油危機とその後の事態の中から、日本としては、今後特に経済外交上どういうふうな数訓をお引き出しになったのか、そして当面どういうふうな点に力点を置いてその教訓を生かしておいきになるつもりなのか、その点を最初にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 一つの面をお述べになったと思うんです、産油国との関係で。しかし、日本の経済の自主的なあ……

第77回国会 外務委員会 第8号(1976/05/21、10期、日本共産党)

○立木洋君 外務、防衛関係まだお尋ねしたいこともございますけれども、きょう後で総理もおいでになりますから、総合的にそのときにお尋ねすることにしたいと思います。  時間も短かいので、科技庁の方おいでになっていただいているのでお尋ねさしていただきたいと思います。  政務次官御案内だと思いますけれども、アメリカで、GESMOの問題ですね。プルトニウムの安全管理に関する諮問等々の問題が出されておりますが、これに関して日本の政府としてはどのようにお考えになっているのか、また、どういう意見をお持ちなのか、その点について最初にお尋ねしたいと思います。

第77回国会 外務委員会 第9号(1976/05/22、10期、日本共産党)

○立木洋君 IMFの件についてお尋ねしたいんですが、一九四七年にIMFが活動を開始してから三十年近くなるわけですけれども、その時期その時期、いろいろな出されてくる問題にどう対応するかということ自身非常に大切な問題だろうと思うんです。しかし、やはり長期的に見てIMFの問題、つまり国際通貨基金制度の問題をいまの時期でもう一遍よく考えてみる必要があるんじゃないかというふうな感じを私自身持っているわけです。  それで、最初に大臣の御所見をお伺いいたしたいわけですけれども、四七年に創設されて活動開始したIMF、一九六〇年に先進工業国が経済的な発展を遂げて、それによって相対的にIMF自身がアメリカのドルや……

第78回国会 外務委員会 第1号(1976/10/07、10期、日本共産党)

○立木洋君 最初に大臣にお尋ねしたいわけですが、いま御承知のように国会の中でロッキードの問題というのが大変な問題になっておりますが、このロッキードの疑獄事件に関して大臣がどのような御認識をお持ちなのか、またその基本的な政治姿勢といいますか、これに対して閣僚とされてどういう態度をとっていくおつもりなのか、その点を最初にお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 それで、山崎さんにお尋ねするのですが、九月十三日にアメリカのチャーチ委員会でチーザム氏が証言した点に関して、この間予算委員会で若干局長答弁されておりました。  十三日にあの証言が起こってからいろいろ調べられた内容を予算委員会でお述べになっ……

第78回国会 外務委員会 第3号(1976/10/19、10期、日本共産党)

○立木洋君 まず、コーヒー協定に関連してお尋ねしたいと思うんですが、いまも問題になりましたように、大臣御承知の一次産品問題というのは非常に国際的にもいろいろ問題になっておりますし、前回のANCTAD会議でも問題が提唱されて議論されておるところでありますけれども、そういう状況の中で、先般国際すず協定が締結された、さらにはココア協定が締結された、今回コーヒー協定、こういうふうになってきたわけでございますが、一次産品の問題を正しく解決していくというふうな観点から見て、今回のこのコーヒー協定というのをどういうふうに評価され、お考えになっておられるのか、最初に大臣の御見解を賜っておきたいと思います。

第78回国会 外務委員会 第4号(1976/10/21、10期、日本共産党)

○立木洋君 きのうの衆議院の外務委員会で問題になりました領海十二海里の問題ですが、去る十九日、参議院の農林水産委員会で大石農林大臣が、領海十二海里は国内法で処理できることがわかったので、来年の海洋法会議の結論を待たずに、次の通常国会に法案を提出して成立さしてもらえるように努めたいという趣旨の答弁をなさって、それに関連してきのうの衆議院の外務委員会でも問題になったと思うのですが、この件に関して外務省としての、大臣としてのお考えをもう一度改めて最初にお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 前の農林大臣の安倍さんでしたか、のときも大体農林省は漁民の要求を踏まえて、もちろん積極的に領海十二海里宣……

第78回国会 外務委員会 第5号(1976/10/26、10期、日本共産党)

○立木洋君 ベトナムとの関係の問題でございますが、午前中いろいろ質疑がなされまして、大臣も、いままでの不幸な問題についてはそういう事態を再び繰り返さないと、今後友好的な関係を発展させるために一層努力をしたいという趣旨のお話がございました。  最初に、今後ベトナムとの友好的な関係を一層発展させるために特にどういう点で努力をなさるおつもりなのか、基本的な問題、どういう問題をお考えになっておられるのか、その点を最初にお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 それからASEANのタイで御承知のようなクーデターがあって、ベトナムとの国交樹立という方向で、タイとの関係もうまくいきそうな状態にあったわけ……

第78回国会 外務委員会 第6号(1976/10/28、10期、日本共産党)

○立木洋君 去る十八日に日米防衛協力小委員会の第二回の会議が開かれたということですが、これに出席された山崎局長の方から、日本側としてどういうふうな話をされたのか、日本側が述べた点について御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 防衛庁の方で特に前提条件となる点について述べた点、特にあったら……。
【次の発言】 その内容について、ちょっと、どういうふうに説明したのですか。
【次の発言】 その小委員会でアメリカ側はどういうふうな話をされたんですか。意見の交換をされたと言うんですが、アメリカ側としてはどういうふうな意見の表明があったのか。

第78回国会 外務委員会 第7号(1976/11/02、10期、日本共産党)

○立木洋君 最初に一点をお尋ねしておきたいんですが、先日当委員会で問題になりました、公海上における日本の船舶に対してのいわゆる韓国護衛艦の臨検という事件がありました。これはもう先般来問題になりましたので、詳しくは内容を言いませんけれども、それに対して、当時、政府の側としてはよく調査をしてしかるべき処置をとりたいというお話だったわけですが、その後どういう措置をとられたのか、また、その結果どういうふうになっているのか、ちょっと知らしていただきたいと思います。
【次の発言】 引き続いて、きちっと対処していただきたいということを要望しておきます。  それから、二十九日に閣議で決定されました「防衛計画の……

第80回国会 外務委員会 第3号(1977/04/07、10期、日本共産党)

○立木洋君 まず最初に、来年の国連軍縮特別総会に関連してちょっと一言お尋ねしたいんですが、四月十五日に国連加盟国政府が国連事務総長に政府の見解並びに議題に関する伝達を行うということになっておると思うんですが、もうあと八日後に迫っているので、大体検討されて一応の考えはまとまっておるんじゃないかと思うんですけれども、それについての考え方と、その大体の内容を説明していただければ。
【次の発言】 大臣、ほかの国がどういうふうな内容を提起するかというふうなのをいろいろこう状況を見るということは、これは必ずしも悪いとは言いませんけれども、少なくとも日本は唯一の被爆国ですし、この問題については積極的に国際世……

第80回国会 外務委員会 第4号(1977/04/12、10期、日本共産党)

○立木洋君 万国著作権条約についてお尋ねしたいのですが、今回の改正が主として著作権者の保護を強めるという内容、あるいは開発途上国の著作物利用、これはある点では容易にしていくというふうな問題点についてはそうだと思うのですが、その点で若干お尋ねしたいのですけれども、第三条で述べられているいわゆる〇の条項を設けた問題ですね。これは方式主義と無方式主義をとるそれぞれの国が問題を解決するために設けたという点ですが、これは条約改正会議でどういうふうな点が問題になってこういうふうな形に落ちついたのか、実際運用上は問題がないのかどうか、第三条に関連してお尋ねします。

第80回国会 外務委員会 第5号(1977/04/14、10期、日本共産党)

○立木洋君 ILO百三十九号を批准するについて、国内法としての要件を満たしたということで批准するという点については、これはきわめて結構なんですけれども、いまお話があったように、これから徐々にというふうなことが、こういう公式の場でも部長さんから公然と言われるぐらい、国内的な実情、いわゆる労働者のそういう健康管理、つまり職業がん防止という面から見て、実情上、実際上はいろいろ問題があるのではないかというふうなことを感じるわけです。その点で、労働省として職業がんの防止に関する基本的な態度ということを、まず最初にお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 お話で、先手行政というふうにおっしゃったんです……

第80回国会 外務委員会 第6号(1977/04/19、10期、日本共産党)

○立木洋君 第七条の第二項ですが、(g)のところに、「基金は、理事会に貸付けの承認を求める前に、当該貸付けの管理を委任される国際的機関が当該事業計画又は当該総合計画の評価の結果に同意していることを確認する。」というふうに述べてありますが、これは結局委任される国際機関が同意しないとつまり貸し付けが承認されないということになるだろうと思うのですが、この協定を討議した国際会議の経緯、そういうふうにどうしてなったのかという点が一点と、それからさらに第二点は、それに対しての日本政府の見解、どういうふうにお考えになったのか、その二点。
【次の発言】 この協定の作業部会で投票権の問題に関して、アメリカが三分……

第80回国会 外務委員会 第7号(1977/04/21、10期、日本共産党)

○立木洋君 先ほど規則九条(c)項と国内法との表現の問題についていろいろ質問があってお答えがあったわけですけれども、これについては問題がないし、運用上についても周知徹底させて万全を期すようにいたしますというお話でしたが、この点については問題点をいろいろ感ずる点もあるんですけれども、時間がありませんから再び繰り返しませんが、その点で船主協会の方としても、この問題点についての解釈について周知徹底を図るという条件をつけてこれを認められた、原案どおり決定をされたというふうになっているわけですが、この周知徹底させる、させなければならない関係者、先ほど船の数では大体五万隻くらいだろうというふうに言われたん……

第80回国会 外務委員会 第9号(1977/05/12、10期、日本共産党)

○立木洋君 先般開かれたロンドンでの会議のことなんですが、今度の会議では宣言というのと宣言の付属文書という二つの文書が採択されておるという形になっておりますが、こういうのは余り例を見ないと思うんですけれども、どうしてこういう宣言と付属文書という形になったのか、その経緯、この二つの文書の関係について最初にお尋ねしておきたい。
【次の発言】 手続上のようなお話をされましたけれども、実際には十分に準備して、会って話し合ってみると意見の異なっている点も大分出てきたというふうな問題点も私はあるんじゃないかと思うんですが、第一回のランブイエ会議が開かれて、第二回目にサンフアン会議があった。今回ロンドンで行……

第80回国会 外務委員会 第11号(1977/05/19、10期、日本共産党)

○立木洋君 条約と協定に関連して二、三お尋ねしたいんですが、最初に日豪友好協力基本条約の第六条の点で、エネルギー資源の問題でありますけれども、去る七四年の十一月に日豪首脳会談が開かれたわけです。共同新聞発表がなされておりますが、その中では、豪州からの日本へのウラン鉱石の供給のうち七六年から八六年まで既契約分九千ショートトンを供給するという内容での合意が見られておるというふうになっておりますが、この合意は今日でも有効なんでしょうか、それとも何らかの変更が生じておるのかどうか、その点まず最初にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 現在アメリカのカーター政権、カーター大統領が新しい原子力政策を打ち……

第80回国会 外務委員会 第15号(1977/06/02、10期、日本共産党)

○立木洋君 この大陸だな協定がきわめて重大な問題を多々含んでおるというふうなことはいままでも議論をされているわけですが、特に、事実上日本の主権を、メジャーに関してはその主権の大半、権益の大半を五十年間の長きにわたって売り渡すにも等しい内容のものであり、しかも、この共同開発に至る経過を見ても、また今日の時点の中で、日韓癒着の問題が大きな問題として取り上げられておるそういう事態の中でこの批准を急ぐという問題点も大変な問題であるわけです。きょう私はすべての問題について質問するわけにはまいりませんけれども、その中の幾つかの点についてお尋ねしたいと思います。  最初に、特に一九五〇年代から一九六〇年代に……

第80回国会 外務委員会 第16号(1977/06/03、10期、日本共産党)

○立木洋君 先ほど、権益がメジャーに渡されようとしておるという御指摘がありまして、私も全く賛成なわけですが、事実上メジャーが一九六〇年代に支配の体制が揺るいでいくという状況の中で、メジャーの支配を強めるために海外の進出を強める、資源の再分割を図るという動きが強まってきた。その対象の一つとして東シナ海の問題も浮かび上がってきたと思うんですが、今度の協定が事実上こういうメジャーの進出、資源の再分割を助ける、あるいは保障するといいますか、そういうものになっているんではないかというふうに考えるわけですが、この点先生の御見解を第一点。  それから第二点は、政府が言っておりますので、御承知のように日韓の交……

第80回国会 外務委員会 第17号(1977/06/04、10期、日本共産党)

○立木洋君 いま問題になっております在外公館の法律に関連しまして、在外公館に勤務する大使の任務と役割りという問題についてお尋ねしたいと思います。  一九六八年に韓国に勤務された金山大使、それから一九七二年以降勤務された後宮大使が、日韓の共同開発に関連してこれが決められる過程の中でどういう役割りを果たされたのか、これが大使として適正であったかどうかという問題に幾つかの問題点を感じるわけであります。この点についてお尋ねしたいわけです。  最初に、田中通産大臣お忙しいところ来ていただいたので、早速大臣にお尋ねしたいと思いますが、この問題に関して五月の十日の衆議院の本会議で、「あなたは当時日韓協力委員……

第80回国会 外務委員会 第19号(1977/06/08、10期、日本共産党)

○立木洋君 領土問題についてお尋ねしたいと思いますが、領土の問題というのは民族の主権にかかわる基本的な問題でありますし、政府としては全力を挙げてそれを解決しなければならない責任があるというふうに考えるわけです。もちろん、大臣も御承知のように、ソ連に行って話し合ったからといって領土問題簡単に解決するものではなくて、やはりこれまでの歴史的な経過を正しく踏まえなければならない。同時に、返還を求める場合どういう理論構成で日本の主張を述べるのか、本当に相手に納得させ理解させる、それだけの理論的な構成を持っていないと相手を理解させ納得させることもできない。同時にまた、適切な時期をとらえて外交交渉を正しく巧……

第80回国会 外務委員会 第20号(1977/06/09、10期、日本共産党)

○立木洋君 総理、私から申し上げるまでもなく、千島列島等領土の返還の願いというのは全国民的な悲願であるというふうに考えるわけです。すべての国民が千島列島の返還を願っておると思うんです。しかし、この念願というのはただ単に日本民族だけの念願ということだけではなしに、これは国際正義に基づくものでもありますし、また国際的な民主主義の原則に立脚したものでもあるというふうに考えております。同時にまた、これは今後将来とも日ソ両国の友好をしっかりした基礎の上に固めていくという問題にもなり得るのではないかというふうに考えているわけです。先ほど総理が言われましたように、領土問題の解決というのはきわめて困難であるし……


11期(1977/07/10〜)

第82回国会 外務委員会 第3号(1977/10/25、11期、日本共産党)

○立木洋君 日中の問題で、ひとつお尋ねしておきたいんですけれども、先ほど来いろいろ問題になっております平和友好条約の交渉の過程がどうなっているのか、どこに問題があるのかという点については大臣はどうしてもお答えにならないので、私が質問いたしても同じだろうと思いますから、その点はあえて重ねて質問いたしませんけれども、ただ、いわゆる覇権条項について現在の時点で大臣がどういう見解をお持ちになっておられるのか、その点だけお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 いや、取り扱いの問題はもうわかっているわけなんですけれども、つまり覇権条項そのものに対する大臣の御認識、この前、宮澤さんが大臣のときには四点……

第82回国会 外務委員会 第4号(1977/10/27、11期、日本共産党)

○立木洋君 投資保護協定についてお尋ねしたいんですが、今回のエジプトとの相互保護協定に関してはエジプトの側からの積極的な申し入れがあって結ばれたというふうに聞いているわけですが、エジプトが一九七三年以来積極的に外資導入の政策に踏み出して、国内における外資保護法も改正したというふうに聞いているわけですけれども、エジプトがそういうふうな政策を取り出した背景といいますか、エジプトの状況について日本としてはどういうふうにお考えになっておられるのか、まず、その点からお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 エジプトの歴史的な経過、さらには、あそこの外貨事情や国内的な経済の事情というのが非常に大変になってお……

第82回国会 外務委員会 第5号(1977/11/01、11期、日本共産党)

○立木洋君 アメリカ局長が来ないと、ちょっと質問ができないのですか――。  中島さん、きょう、日米防衛協力小委員会の問題についてお尋ねしたいんですけれども、局長は八月の会議に参加されておったかどうかわかりませんけれども、内容については全部引き継いでおいでになると思うんでお尋ねしたいんですが、小委員会が開かれて五回になりましたが、第四回ですか、四回の小委員会で三つの部会が設置され、さらに第五回の小委員会では、それぞれの各部会での研究・協議項目というのが決められております。  それで、この部会がいつどこで、それからどういうメンバーで開催されたのか、あるいは開催されるのか、その点についてまず最初にお……

第82回国会 外務委員会 第7号(1977/11/17、11期、日本共産党)

○立木洋君 先般、NPTの審議をした際、政府としては、このNPTが不平等性を持っておるということは認められたわけですが、あの際に、これはこれ以上核兵器保有国をふやさないものである、また、それについては役に立つ、これ以上核兵器をふやさないという点でですね。もう一つは、平和利用についてはその推進を保障し、国際協力を進めるねらいを持っている、こういうことも述べられたんですね。そしてまた、今後、この条約に参加しないと、核燃料の提供とか技術協力など、平和利用の面での不利益が増大する可能性があるということも述べられたと思うんですが、現在の時点になって、あの当時このように述べられておったNPTに関する評価と……

第82回国会 外務委員会 第8号(1977/11/22、11期、日本共産党)

○立木洋君 いままでも何回か問題になってきましたけれども、いわゆる韓国の防衛産業の問題についてお尋ねしたいと思うんです。  御承知のように、一九六九年、七〇年、韓国では軍の近代化、防衛産業の育成ということが取り組み始められて、二年前にその事態が再検討され、七六年から五年間にわたる戦力増強五ヵ年計画というものが発足をして、外国からの兵器の輸入等と同時に、国内では自力による軍需産業の育成というふうなものが進められておると思うんですね。  で、ことしの一月十八日に、全国治安・予備軍関係官会議というのが開かれたその席上で、朴大統領が「今年は、われわれの当面の目標である自主国防を強力に推進するため国軍の……

第82回国会 内閣委員会 第6号(1977/11/24、11期、日本共産党)

○立木洋君 総理、端的にお伺いしたいんですが、現在の日本においてアーミーデー、つまり軍隊記念日というふうなものが現在の日本に存在するかどうか、それからお尋ねしたい。
【次の発言】 軍隊記念日というのがないというのは、これは当然だと思うんですが、そこで去る十一月の三日、カイロにおいて日本の大使館がアーミーデーと称してレセプションを行った。これはきわめて重大な問題だと思いますけれども、総理、その点についてはどのようにお考えですか。
【次の発言】 それは明確に招待状を取り寄せて調べたのですか。アーミーデーということは現地での私の確かな情報によって確認されていますけれども、それは間違いないですか。

第84回国会 外務委員会 第1号(1977/12/20、11期、日本共産党)

○立木洋君 日ソ・ソ日の漁業協定について、長期の安定した操業ということがひとつ大切な点だと、日本政府としては五年間ということで出されたけども、結果としては一年間、そういうふうになった経緯については先ほどお話を聞いたわけですが、来年、大臣が訪ソされたときに、その問題も出して、何とか努力してみたいというお話を先ほどされました。  しかし、先ほどのお話ですと、海洋法会議で結論が出るまでソ連としては幹部会令が暫定的な措置としてなされておる。海洋法会議というのはいますぐ結論が出るような状態でない。とすると、そういうソ連側が出してきている条件が変わるということはなかなかないだろう。とするならば、努力をされ……

第84回国会 外務委員会 閉会後第1号(1978/08/18、11期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、今回の中国との平和友好条約の交渉締結に当たって、私も当委員会で何回か大臣に御要望申し上げたと思いますので、その点は繰り返しませんが、本当に中国との関係で恒久的な平和的友好的な関係が確立できるかどうかということが非常に重要な問題だと思っているわけです。  その点で、現在の段階で本当に両国の恒久的な平和友好関係を確立していく上での主権の問題や領土等々の問題が一体どうなっているのか。あるいはいま日本で進められているいろいろな日米共同作戦体制の問題あるいは有事立法その他の関連において、本当にアジアの平和と安全に貢献するというかかわり合いで一体どう考えたらいいのか。さらには、日本の自主……

第84回国会 外務委員会 第2号(1978/02/16、11期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、国連軍縮特別総会がいよいよ間近に迫ってきたわけですが、諸国の政府の意見といいますか見解といいますか、大体出されておりますし、それも見せていただいたのですけれども、今日の核兵器がどんどん増大しておる現状というのは大変な状態になっておると思うのです。  これは前回出されました国連の事務総長の報告等々によりましても、核兵器を中心とする軍事費が、一九六〇年代の後半では、年間世界的には大体二千億ドルぐらいの規模だった。それが今日一九七五年段階に来ると、三千五百億ドルという大変な増加を示しておる。これが世界の平和と安全を脅かしているだけではなくて、いろいろな経済的な圧迫をもたらしておると……

第84回国会 外務委員会 第3号(1978/02/21、11期、日本共産党)

○立木洋君 大臣が今度の国会で所信を述べられた中で「朝鮮半島、中東、アフリカ等における緊張の継続は、国際政治の不安定要因になっている」ということを述べられました。  最初にお伺いしておきたいのは、この朝鮮半島の緊張の継続という点について、具体的に大臣としてはどのように判断をされておられるのか、その点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いままでも、朝鮮半島に対しては一日も早く緊張が緩和されるような事態を政府としても望んでおるということを繰り返し言っておられたわけですが、この点できわめて思わしくない事態があるんではないかということで、昨年の十一月、実は、私が韓国の防衛産業に日本の企業が……

第84回国会 外務委員会 第5号(1978/03/02、11期、日本共産党)

○立木洋君 観光の問題については、先ほど大臣が言われたように、これはただ単なる観光ではなくて、相互の理解を深め、国際協力の点から見ても非常に大切な点であるというふうなお話があったわけですが、いままでこうした観光の分野で日本政府として国際的に援助を行ってきた実績というのは、どういうふうになっているんでしょうか。
【次の発言】 いままでの状態はわかったわけですが、この今度の第三条の目的では、WTOが「観光の分野において中心的な役割を果たす」というふうなことになり、日本の政府がこれに加盟した場合、今後、どういうふうないわゆる観光の問題に関する援助の方針といいますか、これをいままで要請があった枠内にお……

第84回国会 外務委員会 第7号(1978/03/23、11期、日本共産党)

○立木洋君 レコード製作者の保護に関する条約についてですが、これは去年の四月でしたか、万国著作権条約の審議を行った際にも問題になった点でありますけれども、当時、鳩山大臣から、レコードの条約については前向きに条約を批准するという趣旨の答弁があり、今回、こういう形で提起されてきておるものと考えるわけですが、レコード条約が今回批准されるに至るまでの間、どういうふうな実害というか問題点があったのか、その点についての把握はどういうふうにされておるのか、文部省なり外務省なり説明をしていただきたいんですが。
【次の発言】 いま言われましたその同じときに、実演家及び放送関係の問題についても、いわゆるローマ条約……

第84回国会 外務委員会 第8号(1978/03/28、11期、日本共産党)

○立木洋君 予算委員会の集中審議でどうも時間が同じ時間になりましたもので大変失礼いたしました。  きょうは、問題になっております事前協議の問題と、日中平和友好条約の問題についてお尋ねしたいと思います。  事前協議の問題では、いろいろいままでも何回か質問を行ってまいりましたけれども、事実上、この事前協議ということが空洞化に等しくなっているんではないかというふうな点を非常に強く感じざるを得ない状態にあるわけです。それで改めてお尋ねしておきたいわけですが、この事前協議の対象となるべき戦闘作戦行動とは何かという点ですが、これは四十七年の六月七日に統一見解が出されております。この統一見解は今日でも一字一……

第84回国会 外務委員会 第9号(1978/03/30、11期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、いま戸叶委員、渋谷委員がそれぞれ質問なさって、私予算委員会の方に出ておりましたので、その質問の内容をお聞きしていないものですから、ダブる点があるかもしれませんが、御了承いただきたいと思います。  この条約では、日本の特許庁が国際調査機関及び予備審査機関にならなければメリットが十分にないということだと思うんですが、この選定は四月の十日から始まる設立総会で選定されるというふうに聞いておりますけれども、それはどうでしょうか。
【次の発言】 この条約の締約国になるには、国会で批准承認を得る、そして批准書を事務局長に寄託する必要があるわけですが、外務省の方としてはいつの時期を考えてお……

第84回国会 外務委員会 第11号(1978/04/06、11期、日本共産党)

○立木洋君 いまの問題で引き続いて運輸省にお尋ねしたいのですが、運輸省が五十二年度を初年度とする第三次船員災害防止基本計画という五カ年計画を進めるということですが、ここでは、先ほども問題になりましたように、陸上労働との比較においていまなお格差を縮めることができない結果になっているという点、死傷者の問題について述べているわけですが、非常にこれは災害件数が陸上に比べて三倍、死亡が千人率で出しておるわけでしょうが、十七倍、これは大変な状態だと思うのですね。どうしてこのような陸上労働に比較してこういうふうに事故が多く、また死者が多いのか、その原因についてどういうふうにお考えになっていらっしゃいますか。

第84回国会 外務委員会 第12号(1978/04/11、11期、日本共産党)

○立木洋君 私も、関連して、日中平和友好条約の問題についてお尋ねしたいんですが、御承知のように、いまの国際情勢というのは非常に複雑多様でありまして、この中でそれぞれの在外公館に勤務されておられる大使及び外交官の役割りというのは非常に重要だと思うんです。いま日中平和友好条約の締結という問題を前にして北京駐在の大使並びに外交官の方々は、特にどういうふうな役割り、どういうような仕事をなさっておられましょうか、日中平和友好条約に関連して。
【次の発言】 外交官の活動としては、特にやはり相手の考え方を十分に知ること、そしてそれを正確に本省に報告するといいますか、また同時に、日本政府の考え方を過不足なく相……

第84回国会 外務委員会 第13号(1978/04/13、11期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、今日の情勢の中で対外経済技術協力というのが非常に重要な意味を持っていると思うんですね。これは今後の情勢の発展の中でこの重要性というのはますます強まりこそすれ、弱まることはないだろうというふうに考えられるわけです。だからこそ、この対外経済協力というのを公正適正に行うかどうか、あるいはそれを過つかどうかという問題は、世界経済の新しい秩序に貢献するという観点から見るならば、非常に重要な問題だろうと思うんです。  そういう点で、海外技術協力の額をふやしていく、同時に質の問題も含めて、まず最初に大臣の基本的なお考えをお聞きしておきたいと思います。

第84回国会 外務委員会 第15号(1978/04/18、11期、日本共産党)

○立木洋君 フリートーキングの時間を設けて、その席で時間をとってやりますから。
【次の発言】 質問に入ります前に、きょうの午前中の委員会で戸叶議員が何回か共産党のことについてお触れになりましたが、共産党のことについてお触れになられることはもちろん結構でございますけれども、間違った御理解で触れていただかないように一言申し上げておきたいと思います。  それでは質問いたします。  尖閣列島の領海に対する侵犯問題が問題になっておりますが、これは中国側の意向がどうであったのかということはまだ明確な回答がないので、いまの時点では明らかではないという状態になっておると思うのですね。しかしいずれにしろ、領海が……

第84回国会 外務委員会 第16号(1978/04/20、11期、日本共産党)

○立木洋君 この条約の条文について若干お尋ねしたいんですが、第四条の1項の(1)の中で、ここでは引き渡しが行われない場合のことが述べられてありますが、政治犯罪というのが(1)に挙げられておりますね。この政治犯罪というのは日本の政府としてはどういうふうな定義といいますか、これはどうなっているんですか。
【次の発言】 明確な規定がない、大体常識的にと、幅もあると、これは事実上運用する場合に、法務省どうなんですか、問題は起こりかねませんか、起こるということはありませんか。
【次の発言】 どうもはっきりしてないから、よくわからないんですね、これも。  交換公文のところで、もちろん第2項のところに述べら……

第84回国会 外務委員会 第17号(1978/04/25、11期、日本共産党)

○立木洋君 私も、この際、ちょっと二、三点お伺いしておきたいんですが、一つは、尖閣列島の領海侵犯問題ですが、この問題は中国の漁船が領海から退いたというように聞いておりますが、やはりこの処理を正しくするということは、今後のこういう領海侵犯問題を再び起こさないという上から考えましても、また日中両国の友好を発展させる、条約の締結を進めるという問題からも非常に大切な点ではないだろうかというふうに考えるわけです。  そういう点でお尋ねしたいんですが、二十日までの時点については当外務委員会で中国漁船の動向についてはお聞きしたわけですが、その後の動向についてはどういうふうになっているのか最初にお尋ねしておき……

第84回国会 外務委員会 第18号(1978/04/27、11期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、今度の日米加の漁業交渉、さらに引き続き日ソ漁業交渉で大変だったと思うんですけれども、今度の両方の漁業交渉の問題をめぐっていろいろ新聞紙上でも報道されております。先ほどその一端を、批判的な見解も大臣は述べられましたけれども、日本の外交の対応の仕方として誤算があったんではないかというふうな一部の報道もありますし、あるいは一方では、沖取りが禁止されるというふうな状態の中で、四万二千五百トンですか、そこまでよく努力されたんではないかというふうな評価等々もありますけれども、今度の両方の漁業交渉全体を通じて、大臣としてはどのように評価なさっておられるのか、その点最初にお伺いしたいと思いま……

第84回国会 外務委員会 第22号(1978/05/25、11期、日本共産党)

○立木洋君 国際砂糖協定に入ります前に、二、三日中平和友好条約の問題でお尋ねしたいのです。  最近の新聞の報道によりますと、政府の方でも交渉再開に踏み切るということで積極的な動きが開始されているわけですが、どういうふうな見通しでお進めになっておるのか、その段取り、計画等々について最初にちょっとお尋ねしたいのですが。
【次の発言】 二十八日、大臣はアメリカにお立ちになって、当初、向こうに行かれたときには中国の外相とも話し合いをするような話も新聞紙上では見たわけですけれども、向こうに滞在する期間というのが非常に短いということもあるわけですが、向こうにおいでになって中国の外相と会われて話し合いをなさ……

第84回国会 外務委員会 第25号(1978/06/06、11期、日本共産党)

○立木洋君 イラクの航空協定の問題に関連して、幾つかの航空協定の問題、成田の騒音問題等々でちょっとお尋ねしたいんです。  一つは、ことしの三月からでしたか、香港、バンコク経由の航空がベトナムやラオスの上空を通れるようになったというふうなことで、燃料問題その他が節約できるようになってきたと思うんですけれども、現在、日航や全日空が月一回ベトナムに対して着陸する許可をベトナム側から得ているという状況ですが、ベトナムとの航空協定の問題について、政府としては、現在、どのように考えておられるのか。それから、この便をもしかつくるとするならば、需要の状況だとかというふうなものがどうなっているのか、現在、航空協……

第84回国会 外務委員会 第26号(1978/06/15、11期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、最初に日中平和友好条約の問題でお尋ねしたいんですが、先ほどのお話では、もしか経過の進展によって大臣が七月に向こうに訪中なさるかもしれない、そうしますと、それ以前にもう大臣に直接お尋ねする機会はないだろうと思うんです。それで二、三点だけお尋ねしておきたいと思うんです。  今度の交渉再開に当たって、交渉を進めていく基本的な姿勢といいますか、基本的な考え方といいますか、先ほども若干述べられておりますけれども、その点、最初にお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 先ほどの渋谷委員長のお尋ねにもあったわけですが、この間いろいろな経過があったわけですね、今度の交渉再開に至るまでに、……

第84回国会 予算委員会 第18号(1978/03/25、11期、日本共産党)

○立木洋君 日中平和友好条約交渉再開が近いという状況にあるわけですが、こういう時期に当たってとるべき政府の態度というのはきわめて重要だと思うんです。  そこで、条約についての基本的な政府としての考え方、いまの状況についてはまたどのように御判断になっているのか、その点をまず最初にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 中川大臣、この点について大臣は慎重であるというふうな御見解のようでありますけれども、これはただ単に自民党内部で意見が違うという問題だけにとどまらないで、あなたは国務大臣として、日中の平和友好を願う国民に対して責任を負うという観点から、この条約についてはどのようにお考えになっているの……

第84回国会 予算委員会 第20号(1978/03/28、11期、日本共産党)

○立木洋君 中川大臣、先日水田利用再編対策についてお尋ねして、大臣の方からは、今回の施策というのが単なる米減らしだけではなくて、日本の農業の再編を図るのだという趣旨のお話がありました。特に大豆、麦に関しても積極的に増産のために努力をしたいという趣旨のお話もございました。きょうは大豆の転作の問題について特にお尋ねをしたいわけでございますけれども、政府が発表されております農産物需給の長期見通しで見せていただきますと、大豆については、六十年には食用大豆の六割を自給するというふうになっております。その内容は、水田転作大豆の増産というものが相当の比重を持っておりますし、この大豆転作の定着がこの長期見通し……

第85回国会 外務委員会 第2号(1978/10/12、11期、日本共産党)

○立木洋君 私は、この小麦協定に賛成することができないわけですが、そういう点から若干の点をただしておきたいと思うんです。  一つは、いま問題になりましたし、それからいままでも当委員会で何回か議論をしてきているわけですけれども、この協定、いわゆる貿易規約の内容でいま問題になりました、つまり商品協定としての最大の欠陥がある。これはやはり価格帯の問題であり、さらには供給保証といういわゆる経済条項が欠落しておる。このことは、この貿易規約にもうたってある市場の経済的安定性だとか国際協力の促進だとか輸出国・輸入国の双方の利益にかなうだとかというふうなことに事実上即していない。これは先ほども問題になりました……

第85回国会 外務委員会 第4号(1978/10/17、11期、日本共産党)

○立木洋君 私たちは日中平和友好条約の審議に当たって、この条約が平和五原則に基づく日中関係の発展にこたえ得るかどうかという問題点を解明するという立場をとりまして、その結果、私たちは賛成をするという態度を決定したわけであります。  しかし、今日の複雑な国際情勢、さらには十余年にわたる中国からの日本に対する内政干渉的な問題、こういうような問題を考えまして、やはり今後の日本の政府としてどういう具体的な外交姿勢で進むべきかという問題については、さらに十分に審議しなければならないだろうというふうに考えているわけです。ですから、平和五原則、で覇権には反対するという問題がただ単に文言上だけではなくして、これ……

第87回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1979/02/15、11期、日本共産党)

○立木洋君 外務大臣、千島の問題ですけれども、歯舞、色丹、これは北海道の一部である。国後、択捉、これは一度も外国の領土になったことのない日本固有の領土である。御承知の北千島、これは一八七五年ですか、交換条約で日本のものになった。正当な手続といいますか、これを踏んで日本の領土になったという意味では、歴史的に言えばこれは日本の領土。だから私たちはこのすべてをやっぱり返還を求める。これはポツダム宣言のいわゆる領土不拡大の原則に照らしても私は正当な要求だろうと思うんです。  それで今日問題になっておりますいわゆる軍事施設が国後、択捉で設置されたという点については、いまのソ連が行っている千島の占有状態を……

第87回国会 外務委員会 第1号(1978/12/23、11期、日本共産党)

○立木洋君 この協定についてお尋ねする前に、最近アジアでいろいろな動きがありますので、その点について若干お尋ねをしたいと思います。  米中が国交正常化したということがアジアの状況にどういう影響をもたらすのか、その点について大臣の御見解をまずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 この米中国交正常化の問題について、中国側がどういう見解を発表されておるかということは大臣先刻御承知のことだろうと思いますが、中国側の見解については大臣はどういうふうな認識をお持ちでしょうか。
【次の発言】 華国鋒首相がこの点に関する記者会見を行った中で、当然米中正常化が長い間の希望であったという歓迎の言葉が述べられてお……

第87回国会 外務委員会 第3号(1979/02/20、11期、日本共産党)

○立木洋君 外務大臣、暴支膺懲という言葉がありましたよね。大臣御承知だと思うんですが、かつて盛んに叫ばれた暴支膺懲というのはどういう意味だったでしょうか。
【次の発言】 いや、その暴支膺懲の中身をちょっと言ってやってください。
【次の発言】 それはいつごろ言われた言葉だったですか。
【次の発言】 つまり中国はけしからぬからこらしめてやるというのが、日本がかつて中国を侵略したとき、これが盛んに叫ばれてやられたことだったわけですね。そういう暴支膺懲という言葉が叫ばれて、中国に対してかつて日本がとった行為について、大臣、いまはどのようにお考えでしょうか。

第87回国会 外務委員会 第4号(1979/02/22、11期、日本共産党)

○立木洋君 水鳥の方からお尋ねしますけれども、この湿地に関する条約ですね、これに加入すればどのような国際的な義務が生じるのか。これはいろいろ指定していく上でも、地元の人々の了解を得る上でも、いろいろ誤解が生じたりして困るようなことがあってはいけないわけですから、国際的にどういう義務が生じるのかということを最初にはっきりさしておいていただきたいと思うんですが。
【次の発言】 その点について後でもう少しまたお尋ねしますけれども、ここで言われている「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地」というふうになっていますですね。日本だけで湿地が、ここが重要で、あすこが重要でないじゃなくて、これは「国際的に……

第87回国会 外務委員会 第6号(1979/03/01、11期、日本共産党)

○立木洋君 文化協定に関連して一言だけですが、文化交流は相互の国の国民の理解を増進して、これは長期的に見れば友好関係を増進しながら日本のあり方、日本の考え方、民族の問題等々を十分に理解していただく、これは今後の外交上の問題としては非常に重要な点だと思うのですね、ただ単なる経済交流だけではなくして。  いままでのところを伺えば、文化協定が結ばれているのは十七カ国、その他文化交流に関する交換公文ですかが数カ国ありますけれども、やはり今後の世界の情勢を考えていった場合、特に開発途上国との文化交流だとか、広範な世界、何しろ百五十近くもある国の中で協定が結ばれているのがまだ十七カ国。これは一面から言いま……

第87回国会 外務委員会 第7号(1979/03/20、11期、日本共産党)

○立木洋君 いままでも当外務委員会で中国のベトナム侵略行為についていろいろお尋ねしてきたわけですが、この点については、大臣は、覇権行為であるとも言ってないし、覇権行為でないとも言ってないと、事態の推移を慎重に見守りたいというお話でありました。あれからもうすでに一カ月の経過を経ているわけですが、中越関係のこの戦争問題ですね、これについて現状どのようにお考えになっているのか、また、この問題に関して、現在の時点でどのような評価を大臣がお持ちになっているのか、最初にその点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今度の評価という点にはまた大臣お触れにならなかったわけですが、これはもう再度お尋ねしてもお……

第87回国会 外務委員会 第8号(1979/04/24、11期、日本共産党)

○立木洋君 大平総理が近く訪米される予定が発表されたわけですが、その下準備ということで外務大臣は先般訪米なさってこられたと思うんですね。  それで、けさ午前中からいろいろ問題になっておりました日米経済関係の問題について、いろいろな委員からすでに質問がありましたけれども、しかし、もう一つはやはり今日の世界情勢、とりわけアジアの情勢を踏まえながら、こういう情勢の中で日本とアメリカとの関係がどうあるべきかという問題ももちろん重要な問題ではなかっただろうかというふうに考えるわけです。そういう点で外務大臣がブラウン米国防長官と九日の日に話し合われたときに、日米安保関係の問題を中心にしてどういうふうな意見……

第87回国会 外務委員会 第9号(1979/04/26、11期、日本共産党)

○立木洋君 今回の交渉で確かにいま漁獲量から言って減船は避けられた。それから禁漁区の拡大、これも撤回さした。しかし、状況を見てみますと、やっぱり操業期間の問題、それから魚種の問題等々、やっぱり規制が一段と厳しくなってきていますし、それから漁業協力費の問題でも大変な引き上げか行われた。こういうことを考えてみると、今後の展望として、和戦両様という言い方をさっきされておりますけれども、相当今後の見通しをも重要に考えなければならない時期に来ておるんではないか、今後どうするかという問題をですね。  それで、この締結が行われたときに、長官が記者会見で述べられているこの意味をちょっとお尋ねしたいんですが、今……

第87回国会 外務委員会 第10号(1979/05/08、11期、日本共産党)

○立木洋君 この条約に関連して、水難救助の問題をお尋ねしたいと思うんですが、SOLAS条約では、第五章「航行の安全」の第十規則で、海上における船舶の船長は遭難しているという信号を受けたときも全速力で遭難者の救助に赴かなければならないというふうになっていますが、この点、日本ではどのようになっているのか、最初に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 いまちょっと述べられたんですけれども、遭難信号が発信されて具体的に海難救助を行う場合には、どういうような段取りといいますか連絡を取り合いながらやるのか、具体的に現在どういうふうに行われているのか、もし少しちょっと説明していただきたいと思うんですがね。

第87回国会 外務委員会 第11号(1979/05/22、11期、日本共産党)

○立木洋君 国際人権規約の審議を行っているわけですが、基本的な人権の問題、あるいは民族の主権の侵害の問題として久しく議論されてまいりました金大中事件について、午前中の質疑もありましたけれども、きょうは、その点について特にお尋ねをしたいと思うんです。  きょうは、大臣がおいでになりませんので、若干事実関係を最初にお尋ねしたいわけですが、日本政府、外務省としてはアメリカの国務省から届くことになっておるいままでの百四十二通の公電のほか、さらに百一通の秘密公電をも要求したという趣旨の報道がございましたが、これは間違いないでしょうか。
【次の発言】 じゃ、さらにその百一通とかというのは要求されていないわ……

第87回国会 外務委員会 第12号(1979/05/24、11期、日本共産党)

○立木洋君 国際人権規約が批准されてしまえばそれで終わりということではなくて、これから実際に人権が十分に守られ、保障されていくということが非常に今後大切なことになると思うんです。これはただ単にそういう権利が恵みとして与えられるという性格のものではなくて、やはり国民の一人一人が自覚を持って自分たちの権利がどういうものであるかを十分に認識し、そしてそれがみんなの力によって正しく保障されていく、そういう状態をつくり出していくということが少なくとも考えていかなければならない点になるだろうと思うんです。  もちろん留保されている問題についても、これは漸進的ということで徐々にそういう条件を整えていけるよう……

第87回国会 外務委員会 第13号(1979/05/28、11期、日本共産党)

○立木洋君 先日、外務省の方からいただいた資料で、国連が中心になって作成した人権に関する条約、今回のA規約、B規約、これを批准するといたしますと、人身売買及び他人の売春からの搾取の禁止に関する条約と婦人の参政権に関する条約、合わせて四つの条約に加入、批准しておるということで、あと十四残るということになるわけですが、これらの人権に関する条約について、今後、どういう方向で対応していかれるのか、局長の方から御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 いまお述べになった中で、戦争犯罪及び人道に対する罪に対する時効不適用に関する条約というのは局長は触れられなかったわけですが、これは一九六八年国連で採択……

第87回国会 外務委員会 第15号(1979/06/05、11期、日本共産党)

○立木洋君 先般、アメリカの秘密公電が明らかにされてから、政府、外務省当局としてはこれについて検討を開始し、しかるべき早い時期に結論を出すように努力をするというふうに言われましたけれども、きょうの総理の御答弁は、その検討がすべて終了し結論を得たという段階での御答弁なのか、あるいは検討はまだ進行中であるけれども、現在までのところ、このように考えておるという意味での御答弁なのか、まず、その点最初にはっきりさしておいていただきたいと思います。
【次の発言】 これはもう明白なことですけれども、総理のお考えをお伺いしておきたいんですが、日本の捜査当局では金東雲というのは金大中を連行した犯人の一人であると……

第87回国会 予算委員会 第14号(1979/03/24、11期、日本共産党)

○立木洋君 防衛庁長官にお尋ねしますが、いまの自衛隊は天皇の軍隊だというふうにお考えになっているかどうか。
【次の発言】 それじゃ改めてお尋ねしますが、軍人勅諭の冒頭はどういう書き出しで始まっていますか。この軍人勅諭はどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 どういう書き出しか忘れましたか。
【次の発言】 それじゃ、現在の憲法のもとでこの軍人勅諭は法的にはどうなっておるでしょうか、法制的には。
【次の発言】 大臣が言わないから私が言いますが、この冒頭の書き出しは、「我國の軍隊は、世世天皇の統率し給ふ所にそある。」――思い出しましたでしょうか。この軍人勅諭を自衛隊の基本精神あるいは規範と……

第89回国会 災害対策特別委員会 第2号(1979/11/14、11期、日本共産党)

○立木洋君 私は、台風二十号の被害についての対応で若干お尋ねしたいと思いますが、十六号よりも被害の大きかった台風二十号に対して、先ほど当初説明がございましたけれども、天災融資法や激甚災害法等々の発動の見通し、その時期等々をもう少し説明していただきたいんですが。
【次の発言】 最初に農林省の方からお伺いしたいんですが、今度の長雨、台風等によりまして、先ほども問題になりました穂発芽の状態が発生し、規格外米が大量に出ておる。先ほど言いましたように十月三十日ですか、政府の方の通達によりまして、食糧事務所の方に自主流通米として取り扱うというふうな説明がなされておるわけですが、宮城県等々幾つかの県でも積極……

第90回国会 外務委員会 第1号(1979/12/06、11期、日本共産党)

○立木洋君 日米教育交流計画についてお尋ねしたいんですが、一九四六年にアメリカで確定されて、その後フルブライト・ヘイズ法としてその内容が拡大され、これらの計画がすべてアメリカの国務省の管轄下で進められてきたと思うんですが、そのねらいが一体どこにあったのか、アメリカ政府としてのねらいを日本側はどういうふうに考えていたのか、その点について伺います。
【次の発言】 平岡さんの説明を聞いていると大変美しく聞こえますがね、私はそういうものではないと思うんですよ。このフルブライト・ヘイズ法が拡大されて事実上進められてきた経過というのは、アメリカの対日政策の中でこのフルブライト法に基づくいわゆる文化教育交流……

第90回国会 物価等対策特別委員会 第2号(1979/12/07、11期、日本共産党)

○立木洋君 長官、灯油の価格の問題でお尋ねしますが、御承知のようにあれ指導価格外したのが五月でしたか、それから第一次の値上がり、まあ第五次まで値上げが進んで十二月になってから第六次ということが進んでいるわけですね。これは私いろいろ調べてみますと、たとえば青森県の県庁の調べによりますと、十一月の段階で一かん千九十八円、昨年同期が六百三十六円ですが、岩手の場合ですと千六十三円、秋田の場合ですと千六十五円というのが十一月段階の価格でした。さらに、先ほど同僚議員からの質問もありましたように、第六次が値上げされて北海道では千二百円にものぼるという状況になっているわけですが、この大変な値上がり、これは国民……

第91回国会 外務委員会 第2号(1980/03/04、11期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、いま問題になりました大臣の訪米の問題ですが、私も最初にそのことに関連してちょっとお尋ねしたいんですけれども、大臣が訪米されるのが三月の十九日から二十三日までというふうに聞いております。御承知のように、ちょうどこの期間というのは参議院で予算の重要な審議が行われる日程であるわけですね。これは、参議院を軽視して外務大臣が訪米するのはけしからぬと言えば、いや、決してそうではございませんと、軽視はいたしておりませんといって答弁が返ってくると思うので、そのことを改めて私の方から質問はいたしませんけれども、しかし、問題はそういう重要な国会審議の日程の過程であえて五日間外務大臣が訪米される。……

第91回国会 外務委員会 第3号(1980/03/27、11期、日本共産党)

○立木洋君 今日の状況の中で、アメリカ側からいわゆる日本の防衛費分担増の問題について、防衛分担増の問題について、矢継ぎ早に要望が出されてきた。先般そういうこともあって外務大臣訪米されてきたわけですが、それらの内容については前回も幾つかお尋ねをいたしました。きょうは時間がないので、その中での問題になっておる一つの点、在日米軍の駐留費分担の問題ですね、この点についてお尋ねをしたいと思うんです。  これは外務大臣が訪米されてからいろいろ日本側の態度について説明をされた点、アメリカ側からは評価をされたというふうに新聞で報道されております。さらに、帰国されてから大平総理の方からこの駐留費の分担についてさ……

第91回国会 外務委員会 第4号(1980/04/01、11期、日本共産党)

○立木洋君 いま議題になっております条約に入る前に、前回との質問でちょっとお尋ねしておきたい点があるのでお尋ねさしていただきますが、三月の二十八日の新聞の報道によりますと、バンス・アメリカ国務長官が、二十七日にアメリカの上院外交委員会で、八〇年代のアメリカ外交方針を説明した、その中で、日本駐留の米軍が中東などに出動できるよう日米安保条約の適用範囲を広げるよう日本に事実上要請したという報道があるんですけれども、この事実関係について最初に御説明いただきたいと思うんです。
【次の発言】 この問題についての解釈のやりとりをまたやっておりますと、これは大変長くなるし、また大臣にいろいろお尋ねするとまた議……

第91回国会 外務委員会 第5号(1980/04/08、11期、日本共産党)

○立木洋君 私も本題に入る前に、けさのカーター米大統領の発言、これは日本の今後の外交にとっても非常に重要な点でありますので、二、三お尋ねしておきたいと思います。  先ほど大臣が発表された談話の中身で、今回とったカーター米大統領のこういう措置といいますか、これは理解できるところであるという内容でございましたけれども、この理解できるところであるという点をもう少し御説明いただきたいのですがね。どういう意味合いなのか、今後のやはり日本がこの問題に対処していく主な点になるだろうと思いますので。
【次の発言】 先ほども問題になりましたように、いろいろと経緯が二転三転しているわけですけれども、いままでこうし……

第91回国会 外務委員会 第6号(1980/04/10、11期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、先日イラン問題に関するカーター米大統領の発言ですね、外交関係の断絶やあるいは輸出の全面的な禁止、こういう制裁措置については同調すべきではないということを私は主張いたしました。またもう一点は、こうした事態がさらに危険な状況に進んでいく可能性が全くないわけではないので、こういう点についてはアメリカ側に対してもう大臣はきちっと日本の立場を申し述べるべきであるという点を、前回、私の方で述べて、大臣の御答弁をいただいたわけですが、きょうのいろいろな議論の進展の中で、同調する点もあるし同調できない点もあるというお話です。その点最初に確認しておきたいんですが、つまり、いまアメリカが提起して……

第91回国会 外務委員会 第7号(1980/04/24、11期、日本共産党)

○立木洋君 農林水産大臣、いわゆる二百海里時代と言われるような状況のもとで各種の漁民の方々の意向を聞いてみますと、政府の示す二百海里時代における漁業政策といいますか、これに対してはきわめて見通しが持てないというか、十分な確信を持って今後やっていくというふうな状況にないというようなことが各地で言われているわけですね。この問題についてきょう全部取り上げてお尋ねすることができないわけですが、そのうち、先日も日韓漁業問題で実務者会談等々をやられ、また週休明けに引き続いて行われるというお話もありますので、その点にしぼってきょうお尋ねしたいと思うんですが、この問題というのは、二百海里になってからずっと繰り……

第91回国会 外務委員会 第8号(1980/05/13、11期、日本共産党)

○立木洋君 私も先ほど来、いろいろ問題になっている点について重ねてお伺いしたいんですが、きょうの大臣の御答弁を私も注意深く聞いておりました。日米首脳会談で問題になりましたいわゆる防衛力の増強問題ですが、出発される前大平さんが言われていたのは、ああいう中期業務見積もりというものは単なる資料である、だからそれを一々取り上げて云々するというようなことはあり得ない、というふうなことまで言われていたわけですね。そして、いわゆる防衛力の増強等々の問題は、これは自主的に判断すべきことである。ところが、御承知のようなアメリカでの会談の内容を見てみますと、きわめて積極的に受けとめておる。単なる資料にすぎないなど……

第91回国会 農林水産委員会 第7号(1980/04/08、11期、日本共産党)

○立木洋君 この改正案につきまして、大臣の提案理由の説明の中では、制度が農業事情の変化の実態に即応しない面があらわれてきておるので、そういう点から第一に果樹共済の改善と合理化という点が挙げられていると思うんです。それで、お話をお伺いしますと、このことによっていま膨大な保険収支上の赤字を解消したいし、さらには大変加入率が低いわけですから、これを何としてでも高めて改善していきたいというふうな御趣旨だと承っているわけです。しかし、この赤字が出てきた原因が一体どういうことにあったのか、その背景が一体どうなっていたのかということがやっぱり明確に把握されないと、これは今後の改善の上で実際に生かされないとい……

第91回国会 予算委員会 第14号(1980/03/24、11期、日本共産党)

○立木洋君 外務大臣、きのうアメリカからお帰りになったそうで、時差で大変だろうと思いますけれども、御答弁の方は誤差のないようにひとつお願いいたしたいと思います。  今回の訪米でアメリカの首脳といろいろ会談されてきたと思いますけれども、特に国際情勢の問題あるいは日米安保条約の運用の問題、あるいは防衛費分担等々の問題についてどのような話し合いがなされてきたのか、最初に御説明願いたいと思う。
【次の発言】 日本の軍事費の着実かつ顕著な増額の要望ということが出されたようでありますけれども、この点については具体的にはどういう内容で、大臣はどのようにお話をしてこられたのでしょうか。


12期(1980/06/22〜)

第92回国会 決算委員会 閉会後第1号(1980/09/25、12期、日本共産党)

○立木洋君 宮澤長官にお尋ねしますが、先ほど金大中事件に関して政治決着の見直しをする考えはないというお話でございました。政治決着というのは、これは先ほど言われたように、主権侵害を確認することができなかったからという意味だと思うんですね。これは歴代の総理大臣にしろ、外務大臣にしろ、新しい事実が出てきたならば、これは見直すこともあり得るということを述べられてきたわけです。  ところが、昨年来の事態を振り返って見れば明らかなように、スナイダー公電というのが出ました。これは当時の金東祚韓国外相が明確に、金大中を拉致したKCIAの要員である金東雲、これをひそかに解任したということが公電の形で金東祚外相が……

第93回国会 安全保障及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第2号(1980/10/24、12期、日本共産党)

○立木洋君 長官、安全保障の問題については、長官御存じのように、私たちと長官との考えとは大変な隔たりがあるということは長官も御存じのとおりだと思うのですが、私たちも安全保障の問題についてはきわめて重視しておりますし、そういう点から、現存しておる自衛隊がどういうふうになっているのか、また、これから自衛隊がどうなっていくのだろうか、あるいは日米安全保障条約がどのようになっていくのか、これは私たちも重大な関心を持っているわけです。きょうは時間が短いですから、すべての問題について触れることはできませんけれども、特にいままでの国会の中でも問題になってきました防衛予算の問題をめぐって幾つかお尋ねをしたいと……

第93回国会 安全保障及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第3号(1980/10/31、12期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、二十四日の御発言の中に、中東問題、中東情勢について憂慮される発言がなされて、特にイラン・イラク紛争の問題に関して、「戦闘が一日も早く停止され、紛争が平和的に解決されることを強く希望しており、また、わが国として果たすべき適切な役割りを探求しているところであります。」ということが述べられたわけですが、イラン・イラク紛争に対する日本政府としての基本的な立場といいますか、この点はどういうことなのか。  それからもう一つは、ここでおっしゃっておる「適切な役割り」というふうに述べられておりますけれども、具体的にはどのようなことをお考えになっておるのか、その点をまずお伺いします。

第93回国会 安全保障及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第4号(1980/11/12、12期、日本共産党)

○立木洋君 総理、日米安保セミナーの問題に関連してちょっとお尋ねしたいんですが、ことしの八月に行われました安保セミナー、これは国会でも問題になりましたから総理も御承知だろうと思うんです。ところが、来年の三月にワシントンで第二回の安保セミナーが予定されているわけであります。これに関連して、御承知のあのウィリアム・ミッデンドーフという元海軍長官から自民党の安全保障調査会の方に提案が来ておるということが新聞で報道されております。この元海軍長官というのは、ニクソン、フォード時代の海軍長官をされた人で、御承知のように、今日のレーガン、当選された大統領になる人物の防衛、外交、経済等々の政策のメンバーの一人……

第93回国会 安全保障及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第5号(1980/11/14、12期、日本共産党)

○立木洋君 永野参考人にお伺いしますが、中期業務見積もりですね、あれが去年の八月、山下・ブラウン会談でアメリカ側に口頭で概要が説明されたというふうに国会の中では答弁されているわけですが、日米の制服間でこの中期業務見積もりの問題について説明をしたりあるいは問題にしたようなことがいままであったでしょうか。
【次の発言】 知る限りというと、知らないところで行われた可能性もある……。
【次の発言】 もっと詳しく私は述べていただけるかと思って期待を持って質問をしたのですが、そうすると全然話していないというわけですが、中期業務見積もりが山下・ブラウン会談で口頭によって概要が説明された。ところが、アメリカ側……

第93回国会 安全保障及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第6号(1980/11/26、12期、日本共産党)

○立木洋君 先月二十九日のキャンプ・ハンセンの米軍の演習中に発生した山火事の問題です。先ほど同僚議員からも質問があったのですが、関連してお尋ねしたいと思うのです。  これは二十九日に山火事が着弾地から発生して明朝直ちに消火を依頼したけれども、事実上米軍が消火についたのは火災が発生してから三日目だった。それも何といいますか、新聞の報道によりますと、ヘリでタンクで水を運ぶという事実上焼け石に水のような消火態勢しかほとんどとられていない。結局、消火に至ったのが四日目。これだけの期間、こういうふうな火災が起き、民間地にも延焼するとか水源地にも影響を与えるとか、いろいろな被害が出てきたわけですが、このよ……

第93回国会 外務委員会 第2号(1980/10/23、12期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、きょう委員会が終わったら韓国の大使と会われるというふうな何か予定がおありなそうで、そこでちょっと申し述べておきたいわけですが、きょうお会いになって判決文を要求されると思うんですが、もちろんこれは野党が要求してくれと言われているから要求するのではなくて、当然政府みずからが政治決着との関連で明らかにされる必要があるというふうにお考えになって要求されるものというふうに解釈していいでしょうね。
【次の発言】 それからもう一つ、これを韓国の大使に申し入れられる場合の姿勢の問題にもかかわるかと思うんですが、一時期、この金大中裁判の問題に関して日本政府が批判的な見解を述べたりいろいろすると……

第93回国会 外務委員会 第3号(1980/11/06、12期、日本共産党)

○立木洋君 外務大臣、大臣もこの中で「多くの開発途上国において食糧不足が年ごとに深刻化しており、」というふうにお述べになっていますが、食糧問題というのは国際的に見ても、私は新たな大変な問題になってきておると思うんですね。同時に、やはり国内の問題としても、この問題はきわめて考えなければならない重要な時期に来ているだろうと思うのです。で、私は当然国際的な協力によって食糧問題を解決していくということは一面必要だろうと思います。その場合には、開発途上国やあるいは食糧を必要とする関係諸国に対して対等、平等の協力がなされていくということは私は必要だろうと思うのです。しかし私は、この条約については賛成しない……

第93回国会 外務委員会 第4号(1980/11/13、12期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、この間、安保・沖特の委員会で所信の発言をなさったことに関連して、あの中で述べられておる自衛力の整備の促進という問題と、それから日米安保の円滑な効果的運用という点について述べられているわけで、その真意をお尋ねしたいと思うんです。  ここで述べられておるのは、アメリカや西欧諸国が協調しながら、そうしてそれぞれが与えられた条件のもとでなし得る最大限の努力をするということが世界の平和を守っていく上で非常に大切だ、その努力の一環としてソ連の世界的な軍事力の増強が西側にとって不利な状況をもたらさないようにする、そのための防衛努力の強化に努めているという趣旨のことが述べられましたが、これは……

第94回国会 安全保障特別委員会 閉会後第1号(1981/09/03、12期、日本共産党)

○立木洋君 防衛庁長官に最初にお尋ねしたいんですが、先ほどいわゆる防衛予算の中で、後年度負担分の問題が、二兆二千六百億という膨大なものになるというお話がありました。それがこれからの年度別でどういうふうになるかということで、五十八年度が一兆七百億という金額が示されたわけですが、先ほどの同僚議員の質問で、五十七年度はGNP一%に抑えるという趣旨の答弁がなされました。後年度負担が一兆七百億という、五十八年度になると、これは膨大なものですね。後年度負担が単年度で一兆七百億、これはGNPが五十八年度どれぐらいになるかということがありましょうが、大体の伸び率から考えられるわけですけれども、五十八年度一兆七……

第94回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1981/03/25、12期、日本共産党)

○立木洋君 長官、先日の所信表明の中で、沖繩県につきましては本土との格差を是正する、さらには開発を促進していくための計画も着実につくって実行していかなければならないという趣旨の所信表明がございました。本日も同僚議員の質問に対して、特に沖繩における自立的な経済のあり方の重要性ということも先般に引き続いて本日も強調されているわけですが、それで当然県の財政等々についても十分に指導すべき立場にある官庁として十分目を配っていかなければならないと思うのですが、きょうは多くを述べる時間がありませんので、ただ一つの点だけお尋ねしたいのですが、聞きますと、あそこでいま下水道の特別会計が数十億に上る借金が累積して……

第94回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1981/04/27、12期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、先日の当委員会において外務省の所管事項を説明なさった中で、北方問題に関して、アフガニスタンにおけるソ連軍の軍事介入ですね、さらには北方におけるソ連の軍備増強また領土問題等々を取り上げられて、きわめて厳しい情勢にあるという御指摘があったと思うのですね。先ほども問題になりましたように、レーガン政権で今度対ソ穀物の輸出禁止を緩和するという措置が発表されたり、あるいはソ連の二十六回大会等々があったわけですが、こういう状況の中で、日本の政府としては対ソ関係の上でどういう基本姿勢をおとりになっていくのか、これが一つと、それから、当面日ソ関係を打開する打開策、当面の打開策としては何かお考え……

第94回国会 外務委員会 第1号(1980/12/22、12期、日本共産党)

○立木洋君 両協定に関連して若干の漁業問題をお尋ねしたいんですが、去る十月、日韓漁業交渉をおやりになって、いままで長年問題になってきましたが、北海道沖合いにおける韓国漁船の操業問題について私は再三水産庁の方に努力をしてくださるように要望したし、当該委員会でも何回かお尋ねしたわけですが、十一月一日からこの操業規制に関して効力を発するということになったわけですが、この操業を規制する取り決めがなされてどういう効果、つまりメリットがどういう点にあるのか、あるいはまたどういう問題が残されているというふうに水産庁の方としてはお考えになっておるのか、その点最初にお尋ねしたいんですけれども。

第94回国会 外務委員会 閉会後第1号(1981/09/08、12期、日本共産党)

○立木洋君 私も日韓閣僚会議が目前に迫っておりますので、この問題で若干最初にお尋ねしたいと思うんですが、もう大臣御承知のように、レーガンの大変な力の政策ということがいろいろ言われております。また、先般の日韓の外相会談等々で見られた韓国側の態度ですね、これもいろいろ新聞で報道されております。まあ非常にそういう、きわめて何といいますか厳しい状況の中で行われる。同時にことしの二月、米韓首脳会談が行われて共同声明が出され、さらに五月には、同じように米韓の安全保障会議が行われて、これまた共同声明が出されたわけですね。同時に日米間においては、ことしの五月に大統領と首脳会談が行われて共同声明があり、その後、……

第94回国会 外務委員会 第2号(1981/03/31、12期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、アメリカを訪問されていろいろ会談をなさってきた内容について私もお尋ねしたいのですが、アメリカ側としては日米首脳会談に向けて両国間での国際情勢の基本的な認識の一致ということを非常に重視されておったと、大臣自身も、国際情勢についての認識の一致を共有するという趣旨のことをスピーチでも述べられておりますし、こういう点で、いままで帰ってみえられてから各種の発言の中で、どういう点での認識の一致があったかということはもう何回かお述べになっているし、またどういう点で認識が一致しなかったかという点についても二点ほどお述べになっているわけですね。  私は、そこでお尋ねしたいのは、国際情勢の基本的……

第94回国会 外務委員会 第3号(1981/04/16、12期、日本共産党)

○立木洋君 私も、条約の質疑に先立って、米原潜の衝突の件について若干お尋ねしたいと思うのですが、十三日の夜からウィリス・リッチ米海軍大佐が日本に主任調査官として来られているということですが、政府としてはリッチ大佐と接触をされたのかどうなのか。されたとしたならばその内容と、それからもうすでに四日近くなるわけですが、この間の調査官の行動についてどのように把握されているのか、いかがでしょうか。
【次の発言】 やっぱりこうした問題は調査の初動が大切でありましてね、だからそういう点から言えば、つまり疑いが持たれるような、後々で、問題を残すような調査をやられてはこれはいけないと思うのですが、新聞報道により……

第94回国会 外務委員会 第4号(1981/04/21、12期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、この間アメリカ側からのステートメントとそれから補足説明のあれをいただいてよく見せていただいたのですが、このステートメントと補足説明の中に食い違いがあるのですね。大臣もお読みになっているだろうと思いますけれども、ステートメントの方では「商船は霧と雨による視界不良のため視界から消え去った。」と、そして「被害があつたか否か確認することができなかつた。」と、つまりどうなったか不明だということがステートメントでは述べられているわけですね。ところがこの補足説明の中では、「当該船舶が遭難の様子もないまま航行し去るのを目撃した。」と、片一方はどうなったか不明ですと、片一方は遭難がないのを、そ……

第94回国会 外務委員会 第5号(1981/04/23、12期、日本共産党)

○立木洋君 まず、アメリカの原潜事件の問題からお尋ねしたいと思いますが、局長、アメリカであらゆる艦船が事故を起こした場合に適用される法律というのは、どういう法律が適用されるのでしょうか。
【次の発言】 いや、賠償の請求ではなくて、事故を起こした場合に、たとえば救助をしなければならないとか、報告の義務だとかそういうふうな内容を規定しておるアメリカの法律、どういう法律が適用されるのでしょうか。
【次の発言】 いわゆる一般的に言われている公海に関する条約、あれはそれぞれ国内法で日本は日本なりの国内法がありますが、これがアメリカのあらゆる艦船に適用される、つまり海軍規則の基本になる条約というのはどうい……

第94回国会 外務委員会 第7号(1981/05/12、12期、日本共産党)

○立木洋君 午前中も大臣、問題になりましたけれども、同盟関係の問題やあるいは分担の問題ですね、私は非常に危険な方向に大幅に踏み出したという感を強くするわけです。これは、もちろん大臣としてはそういうふうには肯定されないでしょうけれども。そこで私は、この八項の問題に限ってきょうはお尋ねしたいと思います。  ここで述べられております、この役割り分担の問題なんですが、午前中も同僚議員がお尋ねしましたが、大臣はそこで、日本としては、ここで言う日本の防衛の問題のみであって、そして、極東の平和及び安全に寄与できるものではもちろんないのだということを述べられたわけですが、しかし、ここの文脈から言えば、この日本……

第94回国会 外務委員会 第8号(1981/05/14、12期、日本共産党)

○立木洋君 淺尾さん、最初にちょっと事実関係だけをお尋ねしておきたいのですが、日米共同声明が発表される前に総理に最終的な確認はいただいたのでしょうか。
【次の発言】 最終的な確認をいただいた時間はいつでした。
【次の発言】 大臣、どうも新聞の報道によりますと、総理が第二回日米首脳会談の前に共同コミュニケがもうすでにできてしまっていたと、それで私としてはもっとつけ加えたい部分があったのだということを言われたということが出されておりますが、大臣このことについてどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 まあコミュニケのつくり方をいま御講釈いただいたのですが、いろいろあるかと思うのですね。私もわから……

第94回国会 外務委員会 第9号(1981/05/21、12期、日本共産党)

○立木洋君 午前中ごあいさつがございましたが、外務大臣に最初にお尋ねしたいのは、この核通過の問題に入ります前に、アメリカの原潜の当て逃げ事件、それから今度問題になっております、米艦船が起こしました、はえなわ切断事件ですね、これはきわめて遺憾な事態でございますし、この点について、御承知のような、われわれから見るならばきわめて不誠実な中間報告がなされてきておる、こういう事態について、一連の今度のこの二つの事件について、大臣はどのようにお答えになっておられるのか。これを最後まで究明して、再びこういう事態が起こらないような措置をとるという、そういう強い決意でこの問題に対処されるのかどうなのか。このこと……

第94回国会 外務委員会 第10号(1981/05/26、12期、日本共産党)

○立木洋君 アメリカの海軍の対外広報方針規則書という中に、どのような軍艦、どのような基地、どのような飛行機の上にある核兵器または核兵器の部分品、コンポーネントの存在についても否定も肯定もしないのがアメリカ政府の確固たる政策である、というふうに述べられてあります。これはもう大臣も局長も十分おわかりのことだと思いますが、この存否を明らかにしないというアメリカ政府の政策の根拠について、どのように御理解なさっておるのか、まず、その点からお伺いします。
【次の発言】 実は、一九七六年のアメリカ上下両院合同原子力委員会の第二次年次報告書の中に、核兵器の海外持ち込みの問題に関して次のように述べられているわけ……

第94回国会 外務委員会 第12号(1981/06/04、12期、日本共産党)

○立木洋君 難民条約に先立って、私もいままでの関連で幾つかの問題についてお尋ねしたいと思うのですが、これは北米局長にお尋ねした方がいいかと思うのですが、アメリカとスペインの核持ち込みに関する了解がどういうふうになっているのか。それからノルウェーとNATOの間では、これは北米局長ではないのかな、外務省でどなたか、どういうふうになっているのか、おわかりだったら説明していただきたいのですが。
【次の発言】 事前にあれでしたから、私の方で調べたのをちょっと述べさせていただきますと、アメリカとスペインの場合ですね。これは合意書が取り交わされているわけですが、ここではアメリカ合衆国はスペイン領土に核爆発装……

第94回国会 予算委員会 第13号(1981/03/19、12期、日本共産党)

○立木洋君 先日の上田議員の核弾頭のコンポーネントに関する質問についていろいろな答弁の仕方があったので十分に理解しかねたわけですが、これはきわめて重要なので、核弾頭そのもののコンポーネントの持ち込み問題について政府の見解を最初にお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 大臣、いま局長が述べられたとおりですが、私たちも、アメリカの統合参謀本部の責任ある資料によりますと、「核弾頭のコンポーネントというのは外被セクションズと関連コンポーネントを含むが、それは一個の完成した核弾頭を組み立てるものとなっている」というふうに明確に述べているわけです。ちょうど一昨日、わが党は御承知の核問題について非常に……

第95回国会 外務委員会 第2号(1981/10/15、12期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、時間が短いので端的にお尋ねしたいんですが、去る十三日の日に沖縄に駐留しております第三海兵隊のオムステット司令官が記者会見で発言されて、第三海兵隊の作戦展開の範囲は限定されていない、命令があれば、地球上どこであろうとあらゆる条件のもとで戦闘行動に出動するという趣旨の記者会見での発言がなされておるという報道を見たわけですが、これはどういう意味なのか、お確かめになられたのかどうなのか。あるいは、この問題に関して安保条約上あるいは事前協議制の上から見てどういうふうに御判断になっているのか、その点をお聞かせいただきたいと思います。

第95回国会 外務委員会 第3号(1981/11/12、12期、日本共産党)

○立木洋君 去る九日の衆議院の安保特で外務大臣が、最近のヨーロッパにおける平和運動の急速な高まりについて、これは一時のデモだとか、関係団体のみの運動とは判断できないというふうに述べられて、これが多くの国民感情のあらわれあるいは平和への羅針盤等々の表現を使って評価をされたということを聞いたわけですが、この運動が欧州で急速に高まってきた要因については大臣、どのようにお考えになっておられるでしょうか。
【次の発言】 大臣はお避けになりましたが、やはり直接には戦域核の配備の問題だと思うんですね。SS2〇がソ連の西部に配備され、それに対抗する意味でNATOとしては今度はやっぱり戦域核を八三年目途にして配……

第95回国会 予算委員会 第1号(1981/10/05、12期、日本共産党)

○立木洋君 鈴木総理にお尋ねいたします。  本当の行政改革というのはむだをなくすということだと思うのですね。だけれども、やはりむだの最たるものは軍備の拡張、またスパイ事件だとかそれから盗聴器事件、こういうような人権や民主主義をじゅうりんするような事態、そのような政党に対して秘密の調査を行うようなやり方というのは、これは何としてもこういうところに金を使うべきではないというのが私たちの主張であります。総理も御承知のように、アメリカのウォーターゲート事件で、大統領の政治生命にまでかかわるようなこれが根本問題であるということは総理も十分御存じのことだと思うのですが、まず盗聴事件に関する総理の政治認識を……

第96回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1982/03/24、12期、日本共産党)

○立木洋君 長官、先般の所信表明の中で、今日置かれておる沖繩の状態が依然としてきわめて厳しい状態にあるというふうにお述べになっているわけですが、この沖繩のきわめて厳しい状態にあるということを考えましたときに、午前中長官お述べになりましたけれども、やっぱり米軍の基地が日本の中で最も集中的に存在している。これは、私たちの場合としてはこれは基地の撤去ということを主張しているわけですが、そこまで長官に申し上げないとしても、しかし現存の米軍の基地が多量に存在するということは、御承知のように米軍の犯罪の問題もありましたし、あるいは射撃訓練等々で生命、財産が危機にさらされるというような状態もありましたし、あ……

第96回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1982/03/31、12期、日本共産党)

○立木洋君 特別措置法に基づいて今日までやってきた経過を見てみますと、やはり沖繩の生産構造、これは依然として第二次産業が全国的な水準から低く、第三次産業がきわめて高い。これが雇用状態にも非常に大きな影響を及ぼしておるということはもう御承知のとおりです。  とりわけやはり建設業が沖繩の中で占めている比重というのも、これまた全国的に見ても非常に高い状態になっているわけです。それで、この十年間沖繩の振興開発の事業費として投じられたのが総額として一兆二千億余りになっておりますが、このうちの公共事業が約八六%、ところが高率補助あるいは定額負担制度の保護などがあったわけですが、しかし実際に見てみますと、先……

第96回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1982/04/02、12期、日本共産党)

○立木洋君 再々当委員会でも問題になりましたが、昨年の夏以降断水状態が沖繩で続いており、水の問題というのは非常に深刻になっておるという状況にあります。これはもちろん当面直ちに手を打たなければならないと同時に、これから長期的に見てもやっぱり水を確保していく、水資源の確保ということは重要な問題になるだろうと思うんです。  それで、水資源の確保についてはもう繰り返されておりますけれども、ダムが重要であり、あるいはさらに水資源を確保するために水源涵養林の保護育成の問題がやっぱり問題になるだろうと思うんです。ところが、この県民の水がめだと言われているダム群が集中しておるのが北部の訓練場内にあるという状況……

第96回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1982/04/28、12期、日本共産党)

○立木洋君 領土問題をお尋ねする前にちょっと二、三点お聞きしておきたいのですが、対韓経済援助の問題で、あした二十九日に柳谷外務審議官が訪韓するということをきょう政府が決定されたというお話ですが、これは事実でしょうか。
【次の発言】 それは相手側に伝えて相手側も受け入れるということになっているのでしょうか。会うとするとだれと会うのか。そこらあたりはどうでしょうか。
【次の発言】 持っていく、大臣御自身の意思を持っていってもらうということなんですが、内容的にはいろいろもめておったのですけれども、どういうふうな具体的な内容になるか、もしかよろしかったらお話しいただきたいのですが。

第96回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1982/08/19、12期、日本共産党)

○立木洋君 先ほど提案者の提案理由説明をお聞きしまして、一つはこの法案が未解決の北方領土問題の解決促進を図りたいというそういう問題点と、それからもう一つは、まだ北方領土の問題が未解決であるために生じている元居住者あるいはその関係地域、隣接地域の方々がいろいろな困難があるからそれの救済措置を講じたい、その二点が主に説明されたと思うのですね。  それで、私がまずお尋ねしたいのは、つまり提案者御自身がこの北方領土問題の解決促進をどういうふうな見地で、つまり領土問題の解決をどういうふうな形で解決する、その立たれておる見地ですね、それをまずお聞きしておきたいと思うのです。

第96回国会 外務委員会 第2号(1982/03/30、12期、日本共産党)

○立木洋君 防衛局長時間が詰まっているようですから先にお尋ねさしていただきますけれども、先日ワインバーガー米国防長官が来られて、防衛庁長官との定期協議を初め一連の話し合いが行われたと思うんですが、いろいろ新聞で報道されていますけれども、きわめて厳しい対日要求が出されてきているというふうに思うんですが、まず最初に、米側ワインバーガー長官が出してきた対日要求というか、あるいは問題提起というか、どういうような問題が出されてきたのか、まずその点を最初にお伺いしたいと思うんです。
【次の発言】 きょうは時間が限られていますから全面的にいろいろお尋ねすることはできませんけれども、ワインバーガー長官が来た時……

第96回国会 外務委員会 第3号(1982/04/01、12期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、この三年来、国際情勢というのはいろいろ緊張の度合いが高まってきておりますし、そうした中で、改めて軍縮の重要性が叫ばれているというふうに思うんですが、第二回国連軍縮特別総会を前にして、改めて大臣の御所見をお伺いしたいんですが、日本の外交の中で軍縮というものをどういうふうに位置づけておいでになるのか、そこからお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 大臣、それでもう一つですが、日本の政府としては、しばしば国連を重視するという姿勢が強調されてきましたけれども、国連重視という姿勢はお変わりにならないのか。日本の外交の中で国連というものをどういうふうに位置づけ、考えておられるのか、この……

第96回国会 外務委員会 第4号(1982/04/08、12期、日本共産党)

○立木洋君 協定のお尋ねに入ります前にちょっとお尋ねしたいんですが、最近、新聞の報道によりますと、大分大詰めに来ているように言われておりますいわゆる対韓援助の問題ですが、大体どういう段階までいま来ているのか、また、その過程の中でどういう点がほぼ固まり、またどういう点がまだ残されているというふうに考えたらいいのか、そこらあたりの状況を少し御説明いただきたいと思うんです。
【次の発言】 外務大臣、お見通しの方はどんなふうにお考えでしょうか。
【次の発言】 局長、いままで韓国に対して行ってきたいわゆる援助のやり方といいますか形式といいますか、それと今後進めようとしておる、まだ決まってはいませんけれど……

第96回国会 外務委員会 第5号(1982/04/13、12期、日本共産党)

○立木洋君 本日は、経済協力の幾つかについてお尋ねをしたいと思います。  経済協力をどのように行うかというのは、国にとっては外交の基本的な姿勢にかかわる重要な問題だというふうに思いますし、それなりに一定の基準が明確に定められて、それを具体的に適用していくという形で進められているのではないかというふうに考えております。  最初に、そういう点でお伺いしたいんですが、最近の中米・カリブ海においていろいろな国の内部で紛争がありますし、厳しい内戦状態もある、あるいは国家間での対立、これが軍事的な問題を含むかもしれないような、そういう厳しい状況というのが中米・カリブ海において見られるわけですが、この地域に……

第96回国会 外務委員会 第6号(1982/04/15、12期、日本共産党)

○立木洋君 文化協定に入ります前に、去る十二日のワシントンでの日米農産物協議の問題についてちょっとお尋ねしたいのですが、最初に大臣に御所見をお伺いしたい。  ワシントンにおける先日の協議が、アメリカ側は輸入制限存続を前提とした話し合いには応じる気配がもはやなくなったという状態で、この農産物協議の問題がまた新たな局面に立ち至ったというふうに判断せざるを得ないと思うんですが、こういう局面に立ち至った点について、大臣としてどのように受けとめておいでになるのか、また今後の問題についてのお考えもあればあわせてお尋ねしたいんです。
【次の発言】 いま大臣もお触れになったけれども、農林省にお尋ねしたいんです……

第96回国会 外務委員会 第7号(1982/04/20、12期、日本共産党)

○立木洋君 まず、国際小麦協定に関連してちょっとお尋ねしたいんですが、小麦貿易規約ですね。いままでこれは繰り返し問題にされてきた、つまり価格帯の問題や供給の安定、こういうふうな問題について事実上商品協定としての内容がない、そういう点は非常に欠陥ではないかということが繰り返し問題にされてきたと思うんですね。この点について政府がいままでこの種の協議の中で、こういう商品協定としての体裁を整え、充実した内容にするようにどういう点で努力をされたのかということが一つと、それから今回、先ほど午前中問題になりました備蓄や、それから開発途上国に対する特別措置の点で一致しなかったということから、パロットの新協定代……

第96回国会 外務委員会 第8号(1982/04/22、12期、日本共産党)

○立木洋君 まず防衛庁の方に、条約の問題に入ります前に若干お尋ねしたいことがありますが、先日から中部太平洋で行われておるリムパック82に関して、海上自衛艦が強襲上陸作戦あるいは対地艦砲射撃訓練等々に参加したのかどうかという問題をめぐっていろいろと問題になっているようでありますが、まずこの事実関係、参加したのかどうなのか、この点について最初にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 実は去る十九日に、アメリカの海兵隊輸送部隊の第七両用戦隊のジェサップ中佐が、日本の海上自衛艦も参加している、海上自衛隊の三隻の護衛艦が演習が始まった当初から強襲上陸作戦部隊である戦艦上陸輸送船との行動をサポートし……

第96回国会 外務委員会 第9号(1982/04/28、12期、日本共産党)

○立木洋君 先ほど今度の交渉の過程の一つの特徴が取り締まりの強化といいますか、こういう面に見られたというお話でしたが、これはやっぱり違反船の状態から見て、これは漁業上の問題として当然そういうことが問題になり得た、なり得るというふうに判断されるのか、あるいは現在の日ソ関係が何らかの意味で取り締まり強化という形で影響してきているというふうに受けとめられるのか、そのあたりを大臣はどのようにお受けとめになっておられるでしょうか。
【次の発言】 それからもう一点は、これは外務省の方にお尋ねいたしたいんですが、ことしの一月に柳谷さんがおいでになって事務レベル協議をなさったと思うんですが、その際に日本側が主……

第96回国会 外務委員会 第10号(1982/05/11、12期、日本共産党)

○立木洋君 私もいまの問題に関連してお尋ねしたいんですが、先般の柳谷外務審議官がおいでになってぎりぎり精いっぱいのところを説明をされた、それに対して韓国側としては非常に厳しかったと外務省からいただいた資料の中には書いてあるんですが、いままで日韓問題でいろいろおやりになってこられた宮澤さんとして、韓国側のこういう厳しい態度ということについてどういうふうな御所見をお持ちでしょうか。
【次の発言】 今回の日本側の提示がぎりぎり精いっぱいの線だということですが、これは今後も妥協できない日本側としては当面考えられるぎりぎり精いっぱいの線というふうに文字どおり解釈してもよろしいんでしょうか。

第96回国会 外務委員会 第11号(1982/06/03、12期、日本共産党)

○立木洋君 いま議題になっていますこの三条約については、軍縮にかかわるものであって、国際的な平和あるいは人道的な見地から見ても前向きのものであるというふうに評価できることは当然だと思うんですが、ただしかし、われわれ人類が要求している今日の軍縮という目的から見るならば、やはりこれは微々たるものである、それだけではなくて、それぞれの条約自体の内容を見ても不十分さがやはり残されている。ですから、どうしてももっと人類の目的にかなった軍縮をより実現していくための努力というのはますます強めなければならないし、それぞれの条約にある不備な点、不十分な点というのをより完全なものにしていく努力が私は当然求められな……

第96回国会 外務委員会 第13号(1982/07/06、12期、日本共産党)

○立木洋君 総理は先月の二十一日に、衆議院の本会議でこのように答弁なさっておるわけです。欧州のようにソ連が通常戦力の分野で圧倒的に優位に立っている状況でアメリカが核の先制使用をしないということを表明すれば、米国の柔軟かつ有効な防戦態勢に対する信頼性を失わせ抑止力を損なうことが西側諸国の一致した基本認識である、わが国としてもこれを理解しているという答弁があります。  そこでお尋ねしたいのですが、総理のおっしゃる抑止力というのは、核の使用を前提としておられるのでしょうかどうでしょうか、端的にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 核の使用ということを含んでおりますか、総理のおっしゃる抑止力は……

第96回国会 外務委員会 第14号(1982/08/19、12期、日本共産党)

○立木洋君 まず、教科書をめぐる問題でお尋ねしたいのですが、これはもうすでに御承知のように外国から大変厳しい批判が寄せられております。これはまあ中国、韓国だけに限らないで、アジアのその他の諸国においてもそういう批判がありますし、また、ヨーロッパの新聞報道などを見ましても批判がなされておる。  最初に、こういう教科書をめぐる問題で国際的な厳しい批判が寄せられている、そういう点についてどのように外務大臣は受けとめておいでになるのか、まずその点をお伺いしたいと思う。
【次の発言】 受けとめられる姿勢というのはほぼいま述べられたことでわかりますけれども、この批判の問題ですね、つまり、単なる教科書記述上……

第96回国会 大蔵委員会 第13号(1982/05/13、12期、日本共産党)

○立木洋君 先ほど、局長の御答弁の中に、同僚委員の述べられたように、IBRDが発足して三十六年、IFCやIDAが発足してそれぞれ二十数年たっわけですね。この間の世銀グループの活動についてどういうふうに評価されるかという質問があったのに対して、まあ開発、民生の安定等々で積極的な役割りがあったというふうな趣旨のことを述べられたわけですが、私はそうではないんではないかという認識を持っているわけですね。これは、もちろん世銀グループが発足してそれぞれの時期でとっておる政策というのは変わってきておりますね。もちろん当初は戦争からの復興、開発等々の問題が問題にされ、さらにその後貧困問題だとか農業開発だとか、……

第96回国会 予算委員会 第15号(1982/03/26、12期、日本共産党)

○立木洋君 外務大臣、先ほど来いろいろお話を伺っておったわけですが、大臣の日米貿易摩擦に関する受けとめ方とされまして、午前中は、内容的にはきわめて厳しく感じた、しかし表現としてはアンフェアなどというふうな表現はなかったというお話でしたが、この受けとめ方についてさらに突っ込んでお話をお伺いしたいんですが、アメリカ側の対日要求の内容というのは妥当なものだというふうにお考えになるのか、それとも無理な要求だというふうにお考えになるのか。包括的に見て大臣の受けとめ方を述べていただきたいと思います。
【次の発言】 農林大臣、先ほどもお話がありましたが、先日の日米貿易小委員会で、四月にやられますね、これは農……

第98回国会 安全保障特別委員会 第3号(1983/04/11、12期、日本共産党)

○立木洋君 最初に海原参考人にお尋ねしたいんですが、お尋ねする前に、先ほど同僚議員の質問に対しまして、有事のシナリオについて、第二の点をお述べになっております。米軍が日本から撤退をして、共産日本を実現しようという動きが活発になると、北海道に民主連合政府ができるような場合、ソ連の軍隊を導き入れて、アフガニスタンの例を引かれて述べたわけですが、これは民主連合政府というふうな言葉を私たちが使っておるのですから、念のために申し上げておきたいんですが、私たちは手法的に民主連合政府をつくるなんという方針は持っておりません。それから同時に、われわれはソ連を導き入れるなんというふうなことも毛頭考えておりません……

第98回国会 運輸委員会 第7号(1983/04/26、12期、日本共産党)

○立木洋君 大臣に、まずお尋ねしたいんですが、大臣はこの法案について国鉄の再建ということを繰り返し述べられているわけですけれども、私は、この法案というのは国鉄の再建ではなくて国鉄を解体に導くものである、しかも大変な五人の委員会に強力な権限を持たして、これをつまり強行する、そういう大変な法案であるというふうに指摘せざるを得ないと思うんですね。  その点から、まず最初にはっきりさせておきたいのは、先ほど来問題になっておりますように、この設置されるということが問題になっているこの法案での委員会というのが、いわゆる臨調答申、これを尊重する。経営形態の変更という点で明確に臨調の答申の中では、「国鉄の事業……

第98回国会 運輸委員会 第8号(1983/05/10、12期、日本共産党)

○立木洋君 長谷川大臣、この間、私がお尋ねしたのは、やはり国鉄を根本的に再建するという場合には、こういう事態に至った根本的な原因が明確にされなければならない、それをはっきりさせないで幾ら手を打ってもだめだということで、無責任な投資のあり方の問題から、実際には自分の意思から離れた結局投資の責任を負わなければならないような状態や、あるいは借金財政や無計画な交通総合政策の問題等々、いろいろお尋ねをしました。大臣は、その席で、その点についてはさらにもっと勉強してみたいというお話でした。きょうは私は、分割民営の問題について若干立ち入ってお話をして、いろいろとお尋ねをしたいと思うんです。最初に、私は林さん……

第98回国会 運輸委員会 第9号(1983/05/12、12期、日本共産党)

○立木洋君 加藤参考人が山同さんと御一緒に書かれました「再生の構図」、これは参考人のお考えがよくわかるので読ましていただいたんですが、臨調の考え方については数字の裏づけのない観念論だという批判があることを承知の上で、なおかつ分割民営という方針を提起した、しかしそうではなくてやはり数字と施策の裏づけがあったんですよということをお述べになっている。  そこで、ここに、「事務局はこの見地から国鉄および運輸省の提出する限定された資料をさまざまな角度から分析して、一つの未来像を描き上げていた。」、こういうふうに百三十八ページにお書きになっているわけです。  この「一つの未来像」というのは、端的に言って、……

第98回国会 運輸委員会 第10号(1983/05/17、12期、日本共産党)

○立木洋君 船特法の一部改正について若干お尋ねしたいと思いますが、雇用の状況ですけれども、船員の求職者状況というのはどういうふうになっているのか、まず御説明願いたいと思います。
【次の発言】 その求職者の年齢別構成というのはどういうふうな状況になっておりましょうか。
【次の発言】 おたくの方からいただいた資料ですけれども、確かに内航が急増しているという状況が出ております。これで見てみますと、二十代、三十代、四十代、つまり働き盛りの方々の求職者の状況を見てみますと大体五六%ぐらいです。それから五十歳代が三七・八%。大変な状況だと思うんですが、こういう大変な雇用情勢の中で現在中核六社あるいは中核六……

第98回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1983/03/25、12期、日本共産党)

○立木洋君 大臣にお尋ねいたしますが、午前中来沖縄問題に関して大臣から繰り返し決意のほどをお聞きしたんですが、大臣も御承知のように、沖縄には米軍の基地、施設が非常に密集しておりますし、今日に至るも米兵による犯罪事故が絶えないということはきわめて遺憾とするところです。  御承知のように、先月の二十三日の夜にも金武町において目取真さんと言われる日本人の運転手の方が米兵によって基地内で刺し殺されるという事件が起こりました。また、去年も城間さんという方が殺害されておりますし、近辺においては米兵による婦女暴行等々不安な状態があるというふうなことも言われているわけです。こうした問題については、やはり厳正に……

第98回国会 外務委員会 第4号(1983/03/24、12期、日本共産党)

○立木洋君 まず最初に、大臣に外交、防衛に対する基本的な考え方をお尋ねしたいのですが、御承知のように、中曽根総理がアメリカを訪問されてきわめてタカ派的な発言が繰り返された。これに対していろいろマスコミ等々、国民からもいろいろと不安や懸念が表明されるというふうな事態があるわけですが、大臣は中曽根総理が述べられているこういう具体的なタカ派的な発言に完全に考えを同じくされるのか、あるいは若干問題があるというふうにお考えになるのか、まずその辺の御認識からお尋ねしたいと思うのです。
【次の発言】 基本的にはとおっしゃったので、やはり個々には若干違うニュアンスを大臣自身はお持ちになっておるというふうに理解……

第98回国会 外務委員会 第5号(1983/03/30、12期、日本共産党)

○立木洋君 本件に入ります前に若干の問題で大 臣にお尋ねしたいのですが、御承知のように、先般チームスピリット83が行われ、またそれに対する朝鮮民主主義人民共和国側の厳しい反応というのがあったわけですが、現在の朝鮮半島の情勢ですね、これを大臣はどのように御認識になっていますか。
【次の発言】 いわゆる北の脅威という問題についてはどういうふうに御認識になっておりますか。
【次の発言】 いわゆる韓国の側から見れば北の脅威というふうなことになるかもしれないが、日本としてはそういう見方を、必ずしも同じ見方をとっておるわけではないというふうに理解していいのですか。

第98回国会 外務委員会 第6号(1983/04/12、12期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、総理のASEAN訪問について若干お尋ねしたいと思うのですが、中曽根内閣になって最初に韓国を訪問し、次いでアメリカを訪問して、今回、第三回目のASEAN訪問ということですが、中曽根内閣のつまり外交的な方針、政策という観点から、このASEAN訪問というのをどういうふうに位置づけておられるのか、まずその点からお聞きしたいと思います。
【次の発言】 いまも若干お話が出ましたけれども、ASEAN五カ国並びにブルネイを訪問されて、いわゆる準備は進行されているだろうと思うのですが、どういうテーマで話し合いなさるのか、あるいはまた特別に解決する議題があるのかどうなのか。そういうテーマ、議題と……

第98回国会 外務委員会 第7号(1983/04/19、12期、日本共産党)

○立木洋君 最初に夏目局長にお尋ねしたいのですが、きのうの決算委員会での発言ですね、新聞で見たのですが非常に重大な発言ではないかというふうに私感じたので、ひとつその本意を確かめておきたいというふうに思ってお越しいただきました。  それは、核を積載した米艦船との共同対処があり得るということあるいは核を積載した艦船の護衛ということもあるというのですが、その意味について、きのう述べられた発言がどういうことだったのか、またその意味がどういうものなのか、ちょっと最初に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 これは前回の予算委員会で私がお尋ねしたときの答弁の域から見ますとさらに一歩危険な発言になって……

第98回国会 外務委員会 第10号(1983/05/17、12期、日本共産党)

○立木洋君 この間、外務大臣が総理と御一緒にASEANを訪問されたことについて若干お尋ねしたいと思うのですが、大臣は、お帰りになってからASEANの訪問は非常に成功したというふうに記者会見等でお述べになっていますけれども、日本側が主張した軍事大国にならない、あるいは自衛の限度内での防衛云々、こういうことについてASEAN諸国がどのように受けとめたというふうに判断されているのか、まずその点からお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 毎回ASEANに日本の首脳が行かれたときに、日本のかつての東南アジアに対する侵略行為についての反省のことだとか、あるいは日本の軍事姿勢といいますか防衛姿勢が繰り返し問……

第98回国会 予算委員会 第9号(1983/03/18、12期、日本共産党)

○立木洋君 いまの政府見解についてですが、これは第五条発動時に自衛隊が米軍と共同対処しているということが想定されているわけですが、この場合わが国に対する武力攻撃を排除するため、また国民の生活を維持するために必要不可欠の物資の日本向け輸送は共同で戦闘に当たっているアメリカの艦船が最も多いというふうに想定されるが、それはどうかという問題が一つ。  それから、ここに述べられておる有事の際における継戦能力の保持、この継戦能力の保持ということは、日本とともに戦闘状態に入っている米軍の継戦能力の保持ということも含まれるのかどうなのか、この点明確にしていただきたい。

第98回国会 予算委員会 第16号(1983/04/04、12期、日本共産党)

○立木洋君 まず、総理にお尋ねしたいんですが、非核三原則というのはきわめて重要な問題になっているということは御承知のとおりだと思うんです。  それで、昨年の十二月のNHKの世論調査によりますと、いわゆる核持ち込みに関しては、寄港や領海通過を含めて核が持ち込まれているんではないかという結果が七九%というふうに出ております。核の持ち込みは一切行われていないと思うというのが七%という結果に出ておりますが、このNHKの世論調査を総理はどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 総理。
【次の発言】 これほど八割近くの人々が、日本に核が持ち込まれているんではないかという疑惑を持っているわけですね。ですか……


13期(1983/06/26〜)

第100回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第2号(1983/10/06、13期、日本共産党)

○立木洋君 佐伯参考人にお尋ねしたいんですが、この総合安全保障というものが一体どういうものなのか、基本的な考え方ですね、それから同時に、総合安全保障の中で最も基本とすべきことが一体何なのかという問題だと思うんですけれども、先ほど来参考人のお話をお伺いしていますと、今日多様でなければならないということをお認めになるけれども、しかし、今日の状況の中でいわゆる防衛努力というのは他に代替できない。同時に、今日の国際的な環境から見るならば、この防衛努力というのはさらに最も重要になってくるであろう。とりわけアメリカとの関係が密接でなければならないし、その中で、日本が今日持っている力に応じた努力をしていく必……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第5号(1984/05/16、13期、日本共産党)

○立木洋君 参考人の方々の御意見、御提言を拝聴したわけですが、ほとんどの方が南北問題に言及されて、その重要性を指摘されました。私も、国際協力の問題を見る場合に南北問題を避けて通ることはできないし、極めて重要な点だろうというふうに考えております。一九六四年の第一回UNCTAD会議には、当時たしか宮澤恵一先生が日本の代表として出席されたのじゃないかと思うんですが、あれからもう二十年たちましたけれども、しかしやはり重要な問題というのは解決されておりませんし、依然として格差が拡大される状態にあるというふうに考えるわけです。  それで、この点で広野参考人にお尋ねしたいのですが、先ほどお述べになった、つま……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第9号(1984/08/01、13期、日本共産党)

○立木洋君 平和の確保について、四点にわたって意見を述べたいと思います。  まず第一は、今日の核軍拡競争の悪循環が際限なく続く状態の中で核兵器の脅威、核戦争の危険ということが一層増大しているわけですから、何としても核兵器の全面禁止、核兵器の廃絶ということが極めて緊急な課題であるという点であります。  今日、世界には全人類を何回殺してもなおあり余るという核兵器が存在しているわけですし、しかもその威力というのが広島型原爆の百万倍にも上るという、これだけの核兵器が貯蔵、配備されているわけですから、このことを私たちは直視せずに平和の確保の問題は問題になり得ない。ある一部の人々の中では、核兵器をなくすと……

第101回国会 外務委員会 第2号(1983/12/28、13期、日本共産党)

○立木洋君 小名浜に寄港を認めるという初めてのことで、現地の漁民や水産関係者の中ではいろいろと不安が出ていると思うのですね。これが二月の一日から実施されるということになればあと一カ月そこそこしかないので、トラブルが起こったりあるいは損害が生じるようなことを未然に何としてもやっぱり防止すると。そのための対応がまず必要だと思うのですが、そういう手だては十分に進めておられるのでしょうか。
【次の発言】 トラブルというのは想定しないところで起こるものですから念には念を入れていただく方がいいわけで、十分に対応を強めていただきたいと思います。  それから、加藤さんが先ほど言われました損害が生じた場合のあれ……

第101回国会 外務委員会 第3号(1984/03/31、13期、日本共産党)

○立木洋君 ジュネーブの代表部が軍縮会議日本政府代表部と名称を変えるわけですが、このことに関連して、私は再々軍縮の問題について要望してきたわけで、その点てきよう若干の質問をしたいわけです。  先日、イラン、イラク戦争の中での化学兵器の使用の問題に関して外務大臣が談話を発表されていますですね。これは、化学兵器の使用というのは極めて遺憾なことだ、だから、今後そういうことがされることのないように強く訴えていきたいというふうに談話で出されておりますけれども、その遺憾だと言われる点の内容、さらに、今後どういうふうに政府としてこの化学兵器の禁止の問題に対応されていかれるのか、そこのところを若干お尋ねしてお……

第101回国会 外務委員会 第4号(1984/04/06、13期、日本共産党)

○立木洋君 先日、アメリカの国務省のヒューズスポークスマンが、イランとイラク戦争の中で使われた化学兵器の問題について、アメリカとしては五種類にわたる化学物質を輸出することを厳しく規制するという措置の発表をされたことは、外務当局としては御存じだろうと思うんです。これに関してそのときに、西ドイツを初め西側諸国からもこれらの化学物質がイランに輸出されている模様である、だから、それらの国にも規制するように要請したいということが述べられています。その対象国として日本も含まれている模様だというふうなことが新聞に出ておりましたけれども、アメリカ側からそのような趣旨の申し入れなり通告なりがあったのでしょうか、……

第101回国会 外務委員会 第5号(1984/04/12、13期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、最初にちょっと中東問題でお尋ねしたいんですが、アメリカ政府は、レバノン後ということで、特にペルシャ湾重視の政策を強めて、石油の輸送の安全維持を今後とも図っていくということで、国際艦隊創設構想というような考えがイギリスなど数カ国に打診がされているというふうな報道があるわけです。そういう問題も含めて、最近、中東問題で日本政府と何らかの打ち合わせといいますか何らかの話し合いがあったならば、その内容について最初にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 昨年でしたか、レバノンの国連監視軍といいますか多国籍軍といいますか、これについて日本政府としても財政的な援助の問題を検討してみた……

第101回国会 外務委員会 第6号(1984/04/17、13期、日本共産党)

○立木洋君 先日の委員会でお尋ねしたんですが、イランとイラクの紛争に関連して毒ガスが使用されたという国連調査団の発表に基づいてアメリカが五種類の化学物質の輸出を禁止するという決定を行い、それに対する日本側としての対応をお尋ねしました。  この間尋ねたところによりますと、アメリカが発表した五種類の化学物質はイラン、イラクに輸出していないということがはっきりしたというお話でした。私の方では、それ以外に毒ガスに使用される危険のあるようなものが輸出されていないかどうかさらに調査をし、しかるべき対応をお願いしたいということをお伝えしてあったんですが、その後調査されたのかどうか、また調査されたらその結果で……

第101回国会 外務委員会 第7号(1984/04/19、13期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、先日総理と御一緒に中国を訪問されたですね。それで、中国の首脳の方から最近の中ソ関係それから将来への若干の見通し的なものも説明があったというふうに新聞に報道されていたんですが、そういう説明を聞かれて、また最近の状況をごらんになっていて中ソ関係の現状をどのように認識なさっているのか、またこれからどういうふうになっていくというふうにお考えになるのか、そこらあたりの判断をちょっとお聞かせいただきたいんですが。
【次の発言】 総理も向こうで講演されたときに平和の問題について力説されたわけですが、ソ連のSS20なんかの問題に関連して、今後中国との間でも情報を交換していこうというふうに話し……

第101回国会 外務委員会 第8号(1984/04/24、13期、日本共産党)

○立木洋君 出版物の国際交換についてですが、これは出版物の国際交換という一つの形態、これが世界各国の間でのいろいろな知識だとか思想、考え方、これを自由に交流していく一つの重要な手段であると、これはユネスコでもそういう意味でこの条約が極めて重要な意味を持っている、促進させるものだという評価をしているわけですが、先ほどのお話を聞いていましても、今までもある程度図書館を通じてやってきたからと言われるものの、今日までこれが条約の承認ということにならなかったということはやはり怠慢だったと言わざるを得ないだろうと思うんですね。これは八条から十条を見ましても、ユネスコの機関がいろいろと報告を求めて、その情報……

第101回国会 外務委員会 第10号(1984/05/08、13期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、今回のサケ・マス交渉を見てみますと、最初交渉に入るのが大分やっぱりおくれましたし、その間もどういう理由でおくれているのかという連絡もない。しかし、交渉が始まってみるとなかなか難航して実際には出漁期が大幅におくれるというような状態になったんですが、こういう経過を大臣がごらんになって、今日の日ソ関係がある意味ではそういうふうな形で投影されているのかどうか、あるいはこういう日ソ関係という観点から見てこの漁業交渉の経過をどのようにごらんになるのか、感想をひとつお聞かせいただきたい。
【次の発言】 水産庁にお尋ねしたいんですがね。先ほど来やっぱり問題になっていました資源の状態に対する双……

第101回国会 外務委員会 第11号(1984/05/10、13期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、お疲れのようですが、もう少しの時間ですから御辛抱を願いたいと思います。  ロンドン・サミットも間近なんですが、ロンドン・サミットまでにお尋ねする機会があるかどうかちょっと危ぶまれますので、この機会にお尋ねさしていただきたいのです。  御承知のように、INF交渉はああいう事態が継続しておりますし、それからけさのレーガン大統領の演説ですね、ちょっと聞いてみますと、中米情勢に関して極めて厳しい批判的な演説がなされていました。また、午前中も問題になりましたけれども、今回ソ連のロス・オリンピック不参加というふうな問題等々、いろいろと問題が一層複雑化してきている状況があるんですが、もちろ……

第101回国会 外務委員会 第12号(1984/07/17、13期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、核軍拡をめぐる状況なんですが、昨年、ヨーロッパで米ソの核配備が行われるということで、ヨーロッパで緊迫した状態が起こっていますが、これはただ単にヨーロッパだけでなくして、アジアにおいてそれぞれの艦船における核の配備が増強されている。アメリカの核トマホークがそうですが、またソ連の方も、それにはっきり政府も言明しているように、潜水艦の増強というふうなことも言われていますから、さらには、これはただ単に米ソだけの問題ではなくして、核保有国の艦船における核の配備、これもふえている。アメリカの民間研究所の発表によりましても、海上における核の配備というのが約一万三千発に上っているだろうという……

第101回国会 外務委員会 第13号(1984/07/31、13期、日本共産党)

○立木洋君 朝鮮半島をめぐる情勢の問題についてお尋ねしたいのですが、一つはいわゆる三者会談の問題ですが、大臣、三者会談が問題になった当時、米軍の撤退ということを前提条件にするならばその可能性は極めて乏しいのではないかというふうなことが言われていたと思うのですね。その後いろいろ動きを見ていますと、中国などからは、三者会談を秘密会談で北京でやったらどうかというふうな話が聞こえてきたりしますし、あるいはまた、米軍の撤退などということは入り口の条件ではなくて出口の条件だというふうな話が言われてみたりするというふうなことも聞こえてきたりするわけですね。  この間、宮澤喜一議員が中国を訪問したときの胡耀邦……

第101回国会 予算委員会 第5号(1984/03/15、13期、日本共産党)

○立木洋君 私は、日本共産党を代表して、民主主義の問題、平和の問題、国民の生活の問題について質問をいたします。  まず最初に、総理の総裁声明についてお尋ねしたいんですが、御承知のようにロッキード事件を徹底的に究明するということは国会の意思であります。いわゆる田中問題というのは、内閣総理大臣の地位のときに収賄罪を犯したという、まさにロッキード事件の一角であります。この問題は、国会でけじめをつけるということは、ただ単に田中氏一個人の問題では決してありません。ですから、先回の総選挙においても御承知のように国民的な争点になったわけでありますし、あなた御自身も総選挙の後、その結果を反省されて総裁声明の中……

第101回国会 予算委員会 第6号(1984/03/17、13期、日本共産党)

○立木洋君 総理、先日私がお尋ねいたしました総裁声明に関連して、田中氏の影響を一切排除するという問題ですが、あのとき、この点については、総理は御答弁極めてあいまいでした。そして同時に、田中六助幹事長が田中元総理に会っているという問題についても、あなたは答弁を回避されました。しかし、きょう一斉に新聞が報道していますように、田中六助幹事長がきのうの記者クラブの講演会の後、記者団の質問に答えて、田中元総理とたびたび会って意見を聞いています、そして大変その意見が勉強になると述べています。  そこで、私は二つの点をはっきりさせたい。一つは、このような田中六助氏が田中角榮氏にたびたび会って意見を聞いている……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第3号(1985/04/24、13期、日本共産党)

○立木洋君 二点お尋ねしたいと思います。  この数年来のアメリカの財政状況を見てみますと、レーガン大統領が登場してから御承知のようにレーガノミックスを進めてきたわけですが、実際には予算収支のバランスというのは御承知のように崩れてきて、実際破綻している。レーガン大統領が登場した当時の状況を見てみますと、財政赤字が五百八十億ドルのマイナスでしたが、それが去年の段階ではもう三倍にも膨れ上がっているわけです。ことしではその財政赤字が二千二百億ドルを超えるのではないかということまで言われておる。結局、これの問題というのは最大限、最も大きな原因というのが国防支出にあったということがこれは認められているわけ……

第102回国会 外務委員会 第3号(1985/04/02、13期、日本共産党)

○立木洋君 最近のアメリカの高官の発言で、日本の外交上見逃せない問題点がちょっとありますので、この際改めて大臣の考えをただしておきたいと思います。  その前に、日本政府は非核三原則を厳守するということを再々述べられておりますが、この目的を日本政府としてはどういうふうに考えておられるのか、まず最初にもう一度確認のためにお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 事前協議というのはどういう目的のためにあるんでしょうか。
【次の発言】 大臣、そこで最近、アメリカのケリー国防次官補代理が発言しておりますけれども、アメリカのすべての戦闘用艦船には核を積載することが可能である、すべてのね。そういうふうに……

第102回国会 外務委員会 第4号(1985/04/03、13期、日本共産党)

○立木洋君 きょうはSDIの問題についてちょっとお伺いしたいと思うんですが、大臣が、先月の二十六日、衆議院の外務委員会で、このSDIの問題がボンのサミットで討議されるということは疑問だという、事実上討議されることは適切ではないというようなことを示唆された発言がなさ れているわけですが、その後アメリカの方からは積極的にこれの支持、協力を要請するということが相次いで来ているわけですね。このSDIの問題というのは、それは私と大臣の間では考え方はもちろん違うでしょうし、いろいろありますけれども、しかし、いずれにしろ多くの人々がこれがさらにまた軍拡に続くんではないかという不安を持っているし、またこれによ……

第102回国会 外務委員会 第5号(1985/04/04、13期、日本共産党)

○立木洋君 今回のこの法律案に関連してですが、中国の瀋陽市に総領事館が設置されるということについては、この瀋陽市が中国東北地方の中心地でありますし、また日本人孤児の占める割合が九割にも及ぶ、あるいは今後の日中の経済的な協力関係を考えても、私は意味のあることだろうと思うのです。  そこで最初にお尋ねしておきたいのは、日本人孤児という問題について大臣はどのようにお考えになっておられるでしょうか。
【次の発言】 大臣がそういう御努力の方向を出していただいたのであれなんですけれども、閣僚の方の中にもいろいろと変なといいますか、よくないお考えをお持ちの方があったので、ぜひ大臣そういう点で今後とも御努力を……

第102回国会 外務委員会 第6号(1985/04/09、13期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、あした出発されるので出発される前に私の考えていることも聞いていただきたいので、若干の問題についてお尋ねしておきたいと思います。  先般行かれた手島外務審議官、お帰りになったでしょうか、まだですか。
【次の発言】 そうすると向こうにまだ引き続いて滞在しておられるわけですが、手島さんから入ってきた報告の中でとりわけ重視される報告というようなものがあるのかどうなのか、どういう報告が寄せられているのか。
【次の発言】 総理の声明を発表してそして対策を決めてそれを持って大臣おいでになる、その効果がどれだけあるかというのは、今までも質問がいろいろ出されておりまして、今の時点ではなかなか評……

第102回国会 外務委員会 第7号(1985/04/16、13期、日本共産党)

○立木洋君 けさ方からこの経済摩擦の問題に関して、いろいろ話し合いをなさってきたことについてはお聞きしたんですけれども、シュルツ国務長官ですね、お話をされた中で、ただ単なる市場開放に関する要求にとどまらないで、貯蓄率の問題だとかあるいは投資とのかかわりだとか、あるいは内需の拡大の問題だとか、こういう問題まで提起してきた、こういうことを大臣としてはどのようにお受けとめになっておられるのか。これはつまり、言うならば、日本の金融だとか財政だとかという内政問題ですよね。どういうふうにこれを受けとめておられるのか。
【次の発言】 つまり日本の内政にかかわる問題までそれをどうこうしてくれという意味ではない……

第102回国会 外務委員会 第8号(1985/04/25、13期、日本共産党)

○立木洋君 最初に幾つかの問題をちょっとお尋ねしておきたいと思うんですが、ことしの二月に日ソ漁業交渉で妥結して、あれは大変難航して、その結果漁獲量が大幅に削減されたという大変な状況があったわけですが、これはとりわけ日本海の沖合底びきの漁獲割り当て量というのがこれはもう三分の一から四分の一という大変な削減になっておるわけで、昨年の十二月に北転船四十五隻の中で十六隻が減船したという状況に続いて、今度は沖合底びきも百六十一隻のうち四十五隻の減船をどうするかという事態が進んでいて、こういうまた新たな状況の中で十二隻の減船を検討しているということで政府にその対応策を求めてきておると思うんですね。これらの……

第102回国会 外務委員会 第9号(1985/05/13、13期、日本共産党)

○立木洋君 今までいろいろお尋ねしてきた同僚議員の内容と大して基本的に変わるわけじゃありませんけれども、早期の出漁の問題ですね、交渉上においてはこれは一つの重要な問題ですし、さらに漁獲量の確保、これもゆるがせにできない問題だし、さらには漁場の転換、交換ですね、これも極めて重視されなければならないという御答弁でした。  問題は、これらのすべてをあらゆる面でこちらが有利な形で確保できるということは、これはもう最上ですけれども、しかし問題は、先ほども言われたように、ソ連側としては大体一週間ぐらいの実態交渉で何とか見通しをつけるようにしたい。しかし、その一週間の中身でいい中身になるかどうかというのが問……

第102回国会 外務委員会 第11号(1985/05/16、13期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、捜索及び救助に関する国際条約でお尋ねしたいと思うんですが、この条約が一九七九年四月に採択されたときの国際会議には五十一カ国が参加していた。さらに、国際海事機関に加入している国の数から見ましても、現在まで署名している国が十四カ国、そして締約している国が十六カ国という状態が、何かこういかにも少ないんではないかという気がするんです。それから、ちょっと調べてみますと、世界的に見て、五百万総トン以上のいわゆる海洋国と言われている国でも署名も締約もしていない国も存在する。何かそこらあたりに問題があるのかどうなのか。今までの場合には、航海条約だとかそれから人命の安全条約だとかいうふうなこ……

第102回国会 外務委員会 第12号(1985/05/21、13期、日本共産党)

○立木洋君 最初にカンボジアの問題についてお尋ねしようかと思います。  この数カ月間の動きを見ていますと、ASEAN諸国やあるいはインドシナ三国、またそれと関連する諸国の間でこの問題をめぐるいろいろな活発な動きが出ているという状況にあります。またこれから秋にかけて、またカンボジア問題というのは一つの国際的な政治の舞台の焦点を浴びるといいますか、問題として対応しなければならない、そういう問題になるだろうと思うんですね。先ほども質問が出ておりましたように、ハノイに浅尾外務審議官を派遣する、まだ時期についてはベトナム側との交渉が煮詰まっていないので決まっていないというお話でしたけれども、しかし少なく……

第102回国会 外務委員会 第13号(1985/05/23、13期、日本共産党)

○立木洋君 この公社が、中南米地域における民間企業に対する投資などの拡大を促進する、資本の流れを進めるというふうなことで同地域における経済開発を促進するということになっているわけですけれども、問題は先ほど来いろいろ議論されておりますように、中南米の現在の経済事情がどうなっているのか、なぜそういう悪化した事態が生じているのか、そうした中でこうした公社の役割というのが本当にそういう事態になり得るのかどうなのかということは私は十分にやっぱり改めておく必要があるだろうというふうに思うわけです。  それで最初にお尋ねしておきたいのは、先ほど局長も言われましたように現在の中南米の経済事情、これはなかなか大……

第102回国会 外務委員会 第14号(1985/05/28、13期、日本共産党)

○立木洋君 協定に関するお尋ねをする前に二、三大臣にお伺いしておきたいと思うんですが、実は近ごろ五月三十日から米ソのジュネーブにおける第二回目の交渉が開始されるわけですが、これは一月の段階に行われた米ソの外相会談の共同声明の趣旨に基づく第二回目の会談で、第一回目の交渉では双方がそれぞれの立場を述べ合ったというお話でしたが、第二次交渉が始まるに当たって大臣がこの交渉のあり方や今後の見通し等々に関してこの交渉をどのようにお考えになっているか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 もう一つは、大臣、今月アメリカの上院、下院で行われました中で、八六年度の予算に関してですね、まあ国防予算がこれまで、レ……

第102回国会 外務委員会 第15号(1985/06/04、13期、日本共産党)

○立木洋君 私は米州投資公社を設立する協定に反対の討論を行うものであります。  本協定は中南米地域の民間企業への投融資の道を開き、経済開発を促進することを目的とするとされています。今日、中南米地域には膨大な累積債務が存在し、インフレ、失業、貿易の停滞など経済的困難な状態にあり、確かに当地域の間に資本の導入を求める声があることは事実ですが、米国の高金利のもと中南米諸国の対外利子・利潤支払いのネットが資本流入の三倍半にも達している中で、公社の設立は多国籍企業などにとってその還流資金の新たに有利な資本投下先となることは言うまでもありません。  現に、本協定は具体的に中南米諸国の経済的利益や権利を保障……

第102回国会 外務委員会 第16号(1985/06/06、13期、日本共産党)

○立木洋君 一昨日は、この条約草案が審議される過程で日本政府がどのような態度をとられたのかということを重点に置いてお尋ねをいたしました。きょうは、この条文に関して幾つかの点をお尋ねしたいと思います。  最初に、この条約の前文、これはどういう位置づけに条約の中ではなっているのか、またこの前文をどのように理解されるのか、そのことをまずお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 かつてこの条約が国連で採択されたその直後に外務省が作成された文書の中で、これは外務省からいただいた文書ですが、この前文の問題に関して、「前文パラ九乃至十一において、本条約とは必ずしも直接関連があるとは思われない新国際経済秩……

第102回国会 外務委員会 第17号(1985/06/18、13期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、二、三の問題について大臣にお伺いしたいと思うんですが、最近の状況で、特に日米軍事同盟体制が強化されるという事態が顕著になってきていると思うんですが、世界の緊張緩和の方向で努力されなければならないということが求められている状況のもとで、これは極めて逆行的な現象であって好ましくないというふうに言わざるを得ないと思うんです。  その点でお尋ねしたいんですが、例えば、日本とアメリカの共同軍事演習が行われた状態を振り返ってみますと、一九七六年、今から九年前は、一年間に八日間日米の共同演習が行われた。ところが、一九八一年、今から四年前ですが、日米間で行われた共同軍事演習というのは百六日……

第102回国会 外務委員会 第18号(1985/06/20、13期、日本共産党)

○立木洋君 女子差別撤廃条約について、総理は先ほどさらにこれの充実を図る努力をしていくという旨のお話がありました。  そこで、賃金の問題について最初にお尋ねしたいんですが、この条約の中でも、同一価値の労働についての同一の報酬ということが明記されているわけですが、我が国の場合に、一九七五年、ちょうど十年前に、男子の賃金一〇〇としますと、女子労働者の賃金が五五・八%という状況でした。それがやはり年々格差が拡大しまして、一九八四年、昨年度は、男子一〇〇に対して女子労働者の賃金が五一・八%、さらに四%も格差が開くという状態になっているわけです。これは極めて遺憾なことであるわけで、この十年間いろいろ努力……

第103回国会 外務委員会 第2号(1985/12/10、13期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、アメリカの戦略に関連して若干の問題をお尋ねしたいと思いますが、最近我が国に寄港するアメリカの原子力潜水艦の寄港回数というのが非常にふえていると思うんですが、ことしになってから今日まで何回寄港しているのか、まず数から。
【次の発言】 そのうち、巡航ミサイル・トマホークの配備が予定されているクラスの原潜、これの寄港は何回になりますか。
【次の発言】 これまで七年間にこのアメリカの原子力潜水鑑が寄港した回数は、七年間どういうふうなデータになっていますか。
【次の発言】 各年ごとに、この七年間、何年何回、何年何回、おたくからいただいた資料に書いてある。

第104回国会 外務委員会 第1号(1986/03/27、13期、日本共産党)

○立木洋君 今の問題の継続なんですけれども、とりあえず時間がないので、端的に二、三点だけ、きょうフィリピン問題をお伺いしておきたいと思うんですが、大臣がこれまでも繰り返し徹底して調査、解明するというふうに何回か申されておりますね。先日の参議院の予算委員会でも、世間で言われている問題をはっきりさせる必要があるということも言われているわけですね。ですから、問題というのはただ単に日本がフィリピンに行った援助、これが有効的であったのかどうか、あるいはそのやり方にどういう不備があったのか、あるいはシステム上どういう問題点があるのかということにとどまらないで、援助の私的な流用の疑惑ですね、それから日本企業……

第104回国会 外務委員会 第2号(1986/04/02、13期、日本共産党)

○立木洋君 フィリピンの問題について私も若干ただしておきたいと思いますが、フィリピンの行政管理委員会がマラカニアン宮殿で膨大な文書を入手して、数十ケースに上るマルコスの疑惑にかかわる文書ですね、こういうものが入手されておる。それで行政管理委員会の責任者は、フィリピン国民に知る権利があるのでこの文書は公表するというふうに発表しているわけですね。  先ほど同僚議員がラウレル副大統領の発言に言及して質問されたのに対して大臣が、関係資料が公表される前にそれらを入手してというふうに述べられましたけれども、これはフィリピンの文書が公表される前に入手するという努力をされるという意味でしょうか。

第104回国会 外務委員会 第4号(1986/05/15、13期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、今国会で大臣に質問するのはこれが最後の機会にどうもなりそうですし、それから今後外務大臣としての安倍さんにお尋ねすることがあるかどうか、これは政治は動いていますからわかりませんので、今まで何回か私は大臣に質問してきた内容として、日本の外交姿勢の問題ですね。これまた新しくて、今までも何回もお尋ねしておりますけれども、今度のサミットの問題も関連しますし、円高等々の問題を協定の前に若干お尋ねしておきたいと思います。  先ほどの同僚議員の質問に対しても、今の円高というのが非常に深刻な状態で、急激過ぎて、これは行き過ぎだというふうな認識を大臣は示されたわけですね。しかし、これまでの経過を……


14期(1986/07/06〜)

第107回国会 外務委員会 第1号(1986/10/09、14期、日本共産党)

○立木洋君 大臣に、御承知のように、去年の一月の八日にシュルツさんとグロムイコさんが会談されて共同声明が発表になった。これからの交渉が最終的には核兵器の完全廃絶に至るということを確信するということで、三つの分野に分かれて交渉が開始されたわけですが、これまでの間に六ラウンドにわたって交渉がやられてまいりました。一つのラウンドが三つの分野に分かれて、それぞれ約一カ月半交渉されてきたというわけですから、相当の時間を費やされているわけですけれども、現実には明確な形で見るべき成果がまだあらわされていないという状態ですね。  この米ソの交渉が行われている間でも、言われているように一日六個に上る新しい核が配……

第107回国会 外務委員会 第2号(1986/11/25、14期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、国際小麦協定の内容についてお尋ねをしたいと思います。  これまでも何回か問題になってきているんですが、一九七一年の国際小麦協定ですね、これまでもいろいろな議論が繰り返されながらも、経済条項がどうしても挿入されないということで毎回問題になっているんですが、この間を振り返ってみて、主要な困難が一体どこにあるのか、ひとつお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 一九八〇年の末でしたか、パロット事務局長が出した提案が国際小麦理事会でほぼ合意に達するという状況があったわけですね。パロット事務局長自身もここに一九八〇年末には代替案が技術的に実現可能であると合意していたと、彼自身の……

第107回国会 予算委員会 第4号(1986/11/10、14期、日本共産党)

○立木洋君 私は、既に私のお尋ねするテーマを提出していますが、玉置長官がやむを得ない御事情で退席されるということなので、最初に恩給の問題に関連してお尋ねをいたしたいと思います。  戦後四十年を超えてまだ解決されていない問題の一つに、旧軍人軍属の恩給を受けていない人が数百万人に上っておられるわけです。これらの方々は既に高齢者になっておられますし、個人に対する国家補償の措置など一日も早い解決が望まれているわけであります。玉置長官はかねてからこの問題に深いかかわりを持ってこられたということがありますので、特にこの際はっきりとした御見解をお聞きしておきたいと思います。

第108回国会 外務委員会 第1号(1987/03/26、14期、日本共産党)

○立木洋君 これまでもこの委員会におきまして、海外子女教育の問題や帰国子女教育の問題、何回か話し合われてきたと思うんです。これまでの経過を見てみまして、全然改善がなされていないというようなことではもちろんありませんけれども、見てみますと、やはり現在民間も含めて海外赴任者が五十万にも上っておる。今後、内容の是非の問題は別としても、数年の間に百万を超えるだろうというふうにも言われているんですね。それで、改善はされてきたもののやはり海外で子女が教育を受けるという義務学齢子女の数というのが大体三万九千ですか、これは幼稚園だとか高等学校の適齢者は入れていませんけれども、実際に日本人の全日制で通っているの……

第108回国会 外務委員会 第3号(1987/05/21、14期、日本共産党)

○立木洋君 条約の質疑に先立ちまして、SDIの問題について大臣にお尋ねしたいと思います。  もう大臣御承知のように、昨年アメリカで選挙がありましたですね。ことしの一月になって、レーガン米大統領あるいはアメリカの国防総省等々を中心にしてSDIの動きというのが開発の方向に急激に動き出してきている。  これ一々挙げたら切りがありませんけれども、例えば今月の五月の状態だけを見ましても、ワインバーガー国防長官がSDIに関する四種類の実験を提起しているということもなされています。内容を見てみますと、どうもこれまでのアメリカが行っていたABM制限条約の解釈の枠をやはり出ている内容になっているんじゃないかとい……

第108回国会 外務委員会 第4号(1987/05/25、14期、日本共産党)

○立木洋君 きょうとあしたにわたって十一本の条約、協定を審議しなければならないわけですが、特に私は特別協定とのかかわりできょうとあしたについて幾つかただしておきたい点をお尋ねしたいと思います。  本来この特別協定というのは、日本側が当然負担しなくてもよい米軍の駐留維持費を米軍の要求に基づいて負担するという、そういう内容で、極めて日米関係の今日の状態を典型的に示しているものだと言わなければならないと思います。私はこの問題については詳しくあしたお聞きしますが、きょうはこうした点での今日の日米関係をよりはっきりとさしたいために、地位協定十七条の問題についてお尋ねしたいと思います。  一九五二年度から……

第108回国会 外務委員会 第5号(1987/05/26、14期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、特別協定の問題でお尋ねしたいと思いますが、現行の地位協定が昭和三十五年六月に発効してから、この二十四条一項、二項で定められた内容に基づいて一定期間経費が出されてきたわけですね、ところがある時期からこの経費の出し方に変更が起こった。地位協定が発効してから、それまで行われてきた経費の支出について最初に変更が起こったのはいつから起こったのか、変化が生じたのはいつからですか。
【次の発言】 一九七一年の沖縄返還、あのときの施設費の問題、それから関東計画が提起されてから政府は統一見解を述べていますでしょう、施設費については。これはやはり維持費についてのそれまでの経費の支出が変化をした……

第109回国会 外務委員会 第2号(1987/08/25、14期、日本共産党)

○立木洋君 まず、法案についてお尋ねしたいと思うんですが、この法案は、海外の地域、特に開発途上国にある海外地域において大規模な災害が発生したときということを想定して国際緊急援助隊を派遣する。これはどういう立場からこういう援助隊を派遣するかという点について言いますと、ここにも出されておりますように、先ほども答弁でありましたが、主には自然災害を想定に置いて、とりわけ人道的な立場で援助を行うというのが基本的な考え方だろうというふうに思うんですが、そのように理解してよろしいですか。
【次の発言】 もちろんそういう場合であっても基本はやはり人道的なものですから、この援助隊を派遣するという問題については、……

第109回国会 外務委員会 第3号(1987/08/27、14期、日本共産党)

○立木洋君 まず最初に、政府調達に関する協定を改正する議定書に関連してお尋ねしたいと思います。  まず、大臣に御所見をお伺いしたいんですが、今日の日米経済摩擦というのは多岐多面にわたって大変な広がりを見せて、問題が一層重大化しているという状況にあることは大臣御承知のとおりだと思うんです。あの円高問題で重大な事態が依然としてまだ完全に解決される状態にはなっていないわけですし、貿易収支の問題も依然として問題が後を引いております。  当面の問題を見ますと、例えばいろいろな米国製のスーパーコンピューターの購入問題、あるいは国際新空港建設工事や第二KDDへの米企業の参入問題、あるいは農産物輸入の自由化や……

第111回国会 外務委員会 第1号(1987/12/08、14期、日本共産党)

○立木洋君 最初に漁業協定の問題について質問いたしたいと思います。  今度の協定の中には、アメリカ側流の二百海里内の魚類や資源についての主権的権利、排他的経済水域というふうな表現が入れられております。これは、先ほど説明がありました八三年三月十日の排他的経済水域に関するアメリカの大統領の宣言、これに基づくものであるということですが、日本の政府も既に署名をした新しい海洋法条約、ここで述べられている、つまり第五章には排他的経済水域というのがありますが、この概念と全く同じものなのかどうなのか。日米漁業協定で盛り込まれた排他的経済水域という概念が、新海洋法条約で述べられている排他的経済水域というものと全……

第112回国会 外務委員会 第1号(1988/03/28、14期、日本共産党)

○立木洋君 中国の列車の事故で犠牲になられた方々に対して、私も心から哀悼の意を表したいと思います。  既にもう同僚議員がいろいろこの問題については質問されておられますし、大臣の方からお答えもございましたけれども、こうした問題というのは、事故の解決というのは、先ほど局長が言われたようになかなか円滑にいかないというのが普通、通常ですね。とりわけ外国との間の問題というのは法体系が違いますし、それから社会的な条件や慣習等の違いも多々ありますから、結局遺族の方々にしてみれば、いざというときにはやはり相手が国ですから、外務省にお願いしなければならないという気持ちを強く持たれるということが通常ではないかと思……

第112回国会 外務委員会 第4号(1988/04/21、14期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、ゴムの協定について関連してちょっとお尋ねしたいと思います。  大臣も十分御承知かと思いますけれども、UNCTADの会議が開催されましてもう二十数年たつわけですね。貿易の開発、そういうことを通じての経済格差の是正、こういうふうなことを内容としてこれまでUNCTADの会議というのは続けられてきたわけですが、実際の二十年間余りのこの経過を見てみても、なかなか経済格差が縮まらない、依然として貧困、飢餓という状態が世界から一掃されない大変な状態があると思います。  この二十年間の状態を見てみますと、日本は一人当たりのGNP平均増加率が年に四・七%というんですから、二十年間で大体GNP……

第112回国会 外務委員会 第5号(1988/04/26、14期、日本共産党)

○立木洋君 協定と条約の前に若干のことをお尋ねしたいんです。  一つは、平時の相互兵たん支援協定というものが新聞で報道されているのを見たわけですけれども、米軍と自衛隊による共同訓練を行う際に、部隊の輸送だとか役務あるいは燃料などの資材などを相互に融通しやすいようにするために相互兵たん支援協定を結ぶというふうな問題がアメリカの政府の側から非公式に打診が来ているのではないかという問題ですが、そういう打診が来ているということを政府筋が明らかにしたという報道があるんですけれども、この点については事実なのかどうなのか、まずお尋ねしたいと思います。

第112回国会 外務委員会 第8号(1988/05/12、14期、日本共産党)

○立木洋君 特別協定の内容に沿ってこれまでの経過を踏まえながら若干お尋ねしたいんですが、現行の地位協定が発効されたとき、この二十四条の定めるところでは施設、区域の提供に要する経費は日本側が負担をする、そして提供された後の、つまり在日米軍の維持することに伴う経費というのは米軍が負担するというふうに決められて発足したのが二十四条、つまり現行地位協定の発起時の取り決めではなかったんでしょうか。
【次の発言】 つまり、現行地位協定の二十四条二項と一項を読み上げたわけですよね。もちろんそのとおり、私は簡単に申し上げたわけですが。  これは旧行政協定の場合には一部の派生的な経費も日本側が見ていたんですね。……

第112回国会 外務委員会 第9号(1988/05/17、14期、日本共産党)

○立木洋君 協定の改正の問題に関して、最初に若干日本の原子炉などの現状についてお尋ねしておきたいと思うんですが、現在日本の原子炉は大体三十六基運転されているというふうに聞いておりますが、そのほとんどすべてが軽水炉、沸騰水型、加圧水型という型になっているわけですね。さらに、今後建設中のものあるいは建設準備中のもの、これもほとんど軽水炉型であるというふうに聞いておりますが、これはアメリカから輸入したものあるいはアメリカの技術を基礎にしたものというふうに考えていいのですか。その点はいかがでしょうか。
【次の発言】 一九五〇年代にいろいろ平和利用の問題が問題になり出して、御承知のようにソ連なんかでもオ……

第114回国会 外務委員会 第3号(1989/04/11、14期、日本共産党)

○立木洋君 この投資保護協定ですが、一九七二年、日中の国交関係が回復してからの今日までの経過を見てみますと、日本と中国との経済関係というのはいろいろな曲折があったと思うんですね。中国の市場というのを非常に過重に重視するというふうな傾向が一時出てみたり、実際にはミッションを送っていろいろ契約するけれども契約破棄の状態が起こる、契約違反が出てくる。さらに、そういう関係では経済的な参加過程においては関係が薄くなるというか、弱まるというふうな状態、いろいろな経過があってきて今日、長年の話し合いを通じて、一定のこうした契約が結べる段階にまで来たというふうな判断でこうしたことになったんだろうというふうに思……

第114回国会 外務委員会 第4号(1989/06/16、14期、日本共産党)

○立木洋君 最初にニース協定からお尋ねすることにします。  これはもうこれまで同僚議員もお尋ねになりましたし、工業所有権の分野においても国際的な協力を進めていくと、これは当然のことですし、意味のあることだというふうに私たちも考えております。しかし問題は、これが実際に締結されて日本が参加をする、その後本当に政府がこれを確実にやっていくような体制になっているんだろうか、政府の対応としては十分なんだろうかという点になりますと、私はやっぱり先ほど来の特許庁のお話を聞いておりましても、どうももう一つすっきりしない。もっときちんとしていただかなければならないのではないかというふうに感じる点がいささかあるも……

第114回国会 外務委員会 第5号(1989/06/20、14期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、二つの航空協定についてちょっとお尋ねしたいんですけれども、両協定とも問題点はないと思います。ただ、オーストリアのこの協定については以遠権の問題があるかと思いましたけれども、しかし東京以遠という場合には大西洋回りで回った方が近いというようなこともあって、相手の側から要求がなかったということですから、これは大したことじゃないだろうと。  今まで二国間での航空協定が結ばれてきたのは三十七カ国ほどありますけれども、やはり一番いまだに問題になりネックになっているのはアメリカとの航空協定ではないか。これは今交渉が継続されておりますけれども、この日米航空協定の交渉が今どういう段階まで来て……


15期(1989/07/23〜)

第116回国会 外務委員会 第1号(1989/11/09、15期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、この二つの租税条約に関連して大臣のお考えをお聞きしたいんですが、つまり外交上とのかかわりで、こういう税の問題をどう考えていくのかという問題で若干お尋ねをしたいんです。  今までの租税条約は、日本の政府としてやってきたのはOECDのモデル条約に基づいて相互主義という、先進国間のあり方としてやってきた。一九七九年に先進国と開発途上国との間でのモデル条約というのができまして、今度のインドの租税条約を見ると、今までのOECDのモデル条約に基づいて日本がやってきたのとやっぱり違っている点も個々見ることができるわけですね。それで、そういう状況にあるその国連のモデル条約というのは、開発途……

第118回国会 外務委員会 第1号(1990/03/29、15期、日本共産党)

○立木洋君 法案に入る前に一つお尋ねしておきたいと思いますが、それは、去る三月の八日に日米両国の間で核物質の遠隔監視についての共同研究について口上書が交わされ、決定されたという問題です。  これは日本原子力研究所とアメリカのサンディア研究所との間での共同研究、共同実験ということになっております。このサンディア研究所というのは、もう御承知のように、ネバダの実験場を持って核兵器の開発などを進めてきた軍事中心の研究機関でありますし、こことの共同研究ということになればこれは問題があるのではないかという懸念がありますので、この点についてただしておきたいという点です。  最初に、その交わされた口上書の内容……

第118回国会 外務委員会 閉会後第1号(1990/09/19、15期、日本共産党)

○立木洋君 今までの質疑の中でも大分出ましたけれども、イラク問題についての日本政府の対応としては、憲法に忠実で憲法の枠内でなければならないということや、また国連中心で努力するんだというふうなことを政府は再三述べておられますけれども、果たしてその点どうなんだろうかという問題が多々あると思うんですね。私は、イラクの問題の中で今日本政府が国の内外で厳しく問われているのは、やはり日米関係のあり方の問題が一つ厳しく問われているんじゃないかと思うんです。日本がいろいろな貢献策を出す、しかしこれに対する批判、国際的にどんな批判があるかというふうなことも大臣はいろいろとごらんになっているだろうと思うんですが、……

第118回国会 外務委員会 第4号(1990/05/24、15期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、日タイ租税条約の問題についてお尋ねしたいと思います。  先ほどの御説明でありましたように、旧条約は二十七年間実行されてきて、二十七年目に改定されたということになったわけですね。それはこれまでタイにあった産業投資奨励法が廃止されたということに基づいて、タイ側の要請もあり、実情に合う形で改定したいということだと思うんですが、幾つかの改定の条項があるんですが、政府として改定された一番中心的な点といいますか、最も主要な改定だというふうにお考えになっている点はどういう点でしょうか。
【次の発言】 今言われた点、産業投資奨励法で認めていたみなし控除の問題については、確かにこういう法に合……

第118回国会 外務委員会 第5号(1990/06/01、15期、日本共産党)

○立木洋君 大臣にお尋ねしたいんですが、米ソ間の戦略核削減交渉が先般のベーカー・シェワルナゼ両者の間で基本的な合意を見るという状況になって、今度米ソ首脳会談でこれについての言及がされるという、言及した後コメントが発表されるんではないかと。もちろん、その後も続くわけですが、問題点が残されているわけで。この米ソ戦略核の削減交渉が今日基本的な合意が見られたという点についての大臣の評価としますか、見解と申しますかをお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 きょうこの問題全般にわたっていろいろお尋ねする時間もありませんし、またさらに残されている問題点、今後詰めていくことになるでしょうから、きょうは一……

第118回国会 外務委員会 第6号(1990/06/12、15期、日本共産党)

○立木洋君 麻薬あるいは覚せい剤などの乱用というのが大きな社会問題になっているということは御承知のとおりですが、今回の向精神薬、これ一方から言えば国民の医療にとっても重要な役割を持っている。しかし、もちろんこれは乱用ということはきちっと規制されなければならないということですが、先ほど来お話があったこの条約の審議がおくれたという点については、種々御説明がありましたから、これ以上お尋ねしませんが、ぜひ今後の対応の中では十分万全を期していただきたいということを御要望申し上げておきたいというふうに思います。  それで、第二条の「物質の統制範囲」という問題にかかわるわけですが、今回の向精神薬の条約により……

第118回国会 外務委員会 第7号(1990/06/14、15期、日本共産党)

○立木洋君 きょうは中東問題に対する日本外交という点についてちょっとお尋ねしたいと思いますが、御承知のように、パレスチナ国家が独立宣言をして二年半を経たわけですが、この間順調に進むかのように見えた時期も一時期ありましたけれども、依然として問題が山積しておりまして事態は大変だと思うんですね。  それで、世界の平和と安全という問題を考えるならば、当然この地域における民族自決権の完全な確立、同時に平和と安全が守られるということが非常に重要ですし、最近問題になっておりますソ連、東欧などのユダヤ系住民の移住の問題、これはこの間の米ソ会談でも問題になったところで、またアラブ諸国としてもなかなか強い反応を示……

第118回国会 外務委員会 第8号(1990/06/19、15期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、この協定とのかかわりもありますが、日米原子力協定の問題で去る五月の四日アメリカの上院の本会議で問題になった点についてお尋ねをしたいと思います。  二年前に日米原子力協定がこの国会で批准をされたわけですが、この五月四日の米上院本会議では、この日米原子力協定について協定の作成の手続上不正があったという問題が出され、その調査とこの協定についての見直しを求めるということが問題になったとされていますが、この事態を政府としてほどのように把握されておられるのか、まず基本的な考え方を大臣の方からお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 今お話がありましたが、アメリカのエネルギー省が日……

第118回国会 外務委員会 第10号(1990/06/25、15期、日本共産党)

○立木洋君 日本共産党の立木ですが、参考人にお伺いしたいと思います。  鈴木参考人に最初にお伺いしたいんですが、プルトニウムの利用ということを今国際的に見てみますと、本格的に利用しようとしているのは日本だけだというふうに承知しております。西ドイツのバッカースドルフは、反対運動等があってこれはやめました。それからイギリスでも、先ほど来問題になっているセラフィールドは、結局軍用処理との兼用で、関連で行われているというふうに承知しております。アメリカでも、民用の開発というのは中止をしました、軍用処理だけですね。  いろいろそういうふうに見てみますと、先ほどの参考人のお話では、廃棄物の点から見てもある……

第118回国会 外務委員会 第11号(1990/06/26、15期、日本共産党)

○立木洋君 先日来、使用済み核燃料の再処理の技術的な安全性がまだ未確立であるという問題が大きな問題になってきました。  最初にお伺いしたいんですが、日本ではこの再処理工場というのは東海村で十二年余り稼働してきたわけですが、その実際の状況を見ますと、年間の処理能力が百二十トンだと言われるので十二年間とすると千四百四十トン、しかし現実には四百四十トンの処理状況だというんですから約三分の一ですね。その間、故障等によって運転が行われていない等々その他の事情による未運転というふうな状態があったと思うんですが、この東海村の再処理工場で事故、故障というのはどれくらいあったのか、それから同時に、それがどういう……

第118回国会 予算委員会 第6号(1990/05/14、15期、日本共産党)

○立木洋君 私は、まず政治改革に関連して中選挙区の定数是正の問題について質問いたします。  総理は今度の選挙改革の問題について、あなたの命運をかけるというふうに述べられました。選挙の根本的な問題は、これは主権者が国民なんですから、主権者の意思と選択が正確に公平に反映するように行うのが選挙制度の根幹であります。この問題について言うならば、まさにこれまで国会でも明確に速やかに定数是正、抜本改正をやるべきだということになってきたわけですから、これを直ちにやるということがまさにその要求にこたえる基本だと思うんです。なぜそれを総理はおやりになってこられなかったのか、その点についてまずお尋ねします。

第120回国会 外務委員会 第1号(1990/12/18、15期、日本共産党)

○立木洋君 議題の五件については賛成ですから、大臣にイラク問題についての日本の対応について、時間が短いので簡潔にお答えいただきたいと思います。  御承知のように、今アメリカの議会では、中東湾岸地域に展開した米軍の展開経費というのが当初よりも倍以上に見込まれるという数字等が挙げられて議論になっている。日本を含め海外にももっと資金援助をふやしてもらいたいということが大いに問題になっております。それから、米政府当局でそういう立場が表明されているという状況にあります。こういう問題について、中東で展開している米軍に対して今後資金援助を増額してほしいというそういう動向について、大臣はどのようにお考えになっ……

第120回国会 外務委員会 第2号(1991/03/26、15期、日本共産党)

○立木洋君 協定の質問をする前にちょっと二点ほどお聞きしたいんですが、一つは日ソ領土問題です。  これはもちろんベススメルトヌイフ外相が来日される前ですし、またゴルバチョフ大統領も来られることを直前にしてですから、なかなかお答えにくいということはわかりますが、可能な範囲でお答えいただければということで、最初に私の方から考えている幾つかの問題点を述べますので、それについて兵藤さんの方から具体的にこの点はこうだということを答えられる範囲内で答えていただいて、その後外相の方から御意見をいただければと思います。  確かに、戦後幾つかの時期、日ソ領土問題を解決するという幾つかの過程を経てきましたが、今日……

第120回国会 外務委員会 第4号(1991/04/02、15期、日本共産党)

○立木洋君 外務大臣、五日から中国を訪問されるそうですが、今回の訪中は極めて短期間だと聞いておりますけれども、どういうお話し合いの内容を予定しておられるのか、目的といいますか、最初に協定の前にちょっとお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 中国に対する評価等の問題についてはまた別の意見がありますけれども、それを議論している時間がありませんから一言だけあれしますと、カンボジア問題、これは話し合われる予定に入っていますか。
【次の発言】 カンボジア問題で御承知のような東京会談が行われたというその後の経緯も詳しくきょう述べる時間がありませんけれども、やっぱりカンボジア民族の主権がきちっと保障さ……

第120回国会 外務委員会 第5号(1991/04/09、15期、日本共産党)

○立木洋君 湾岸戦争後の中東問題に対する日本政府としての対応について質問いたします。  湾岸戦争の後に、外務省の方ではイスラエルとの関係を強化するということが再々強調されております。また、外務大臣もイスラエルを訪問するということが計画の中に入っておるということですし、先般の日米首脳会談でもアラブ・ボイコットの問題について見直しをするというふうなことが問題になったということも報道されていますが、イスラエルに対して日本政府の対応というのは今後どういう点が変化していくのか。現在のイスラエルに対する基本的な考え方というか方針といいますか、どういうものなのか、まずその点からお聞きしたいと思います。

第120回国会 外務委員会 第6号(1991/04/23、15期、日本共産党)

○立木洋君 三月のときだったですか、ゴルバチョフ来日に際しての領土問題についてお尋ねしましたが、あのときなかなか状況は厳しいですよと私は申し上げました。そして同時に、やはり国際的に公正な原則の立場に立って問題を解決するということが非常に重要だということを強調したわけですが、言うまでもなく領土問題というのはカイロ宣言、それを受けたポツダム宣言で明確にされていますように、領土不拡大の原則というのが明確になっているわけですね。この点を正す、原則に基づいてこれを正すということがやっぱり基本だと思うのです。それで、それを犯したスターリンの当時の指導部自身の誤りが是正されなければならない。それが根本的な問……

第120回国会 外務委員会 第7号(1991/04/25、15期、日本共産党)

○立木洋君 掃海艇の派遣問題についてただしておきたいと思いますが、防衛庁おいでですね。  最初に基本的な点をちょっと聞きたいのですが、海上自衛隊の掃海隊の任務は何ですか。
【次の発言】 そうすると、それ以外の任務というのはないわけですね、掃海隊は。
【次の発言】 そこで大臣、お尋ねしたいのですが、きのう発表されました政府声明、あのことと関連があるのですが、今お話を聞かれたように、掃海隊、これを部隊として編成するにしても、基本的な任務というのは掃海活動なのです。それ以外の任務というのはないのです、掃海隊には。いわゆる掃海隊というのはそういうことを任務として自衛隊に編成されている部隊なのです。  ……

第120回国会 予算委員会 第11号(1991/03/28、15期、日本共産党)

○立木洋君 海部首相にお尋ねいたしますが、中東の状況を振り返ってみて、八年間にわたるイラク・イラン戦争、あれはイラクの侵略で始まって、国際的には厳しい批判を受けることなしに、かえって大国からの武器の援助を受けるというふうなことで軍事大国になったというふうな事態があの湾岸問題ということを考える場合でも非常に重大じゃないか、こういうことを世界的にも今後の重要な教訓とすべきじゃないかというふうに考えるんですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 ところで、アメリカ政府が三月二十二日にイスラエルとサウジアラビアへ十二億ドルの武器の売却をするということを議会に通告いたしました。引き続いて、今湾岸五カ国に対……

第121回国会 外務委員会 第2号(1991/09/05、15期、日本共産党)

○立木洋君 今日、世界が大きな変動の中にあるということはもう言うまでもないことですから、これはさまざまな角度からいろいろな問題を取り上げることができるだろうと思うのですが、きょうはその一つの重要な問題として軍縮の問題との かかわりで幾つかの点について質問をしたいと思うのです。  先ほどお話がありました九月十一日にインディペンデンスが日本に来るということが既に決まっているというわけですが、私はこれは世界の軍縮の流れに逆行する一つの典型として指摘されなければならない問題だというふうに考えております。このインディペンデンスは核戦争を想定した最初の核空母と言われておりますし、米海軍の主力戦闘機、これは……

第121回国会 予算委員会 第2号(1991/08/26、15期、日本共産党)

○立木洋君 海部首相、去る七月六日に日本共産党の不破委員長が党首会談の中であなたに対して、選挙制度の問題を含む国政上の重要な問題で党首間の公開討論をやりたい、こういう提案をしたと思うんです。それに対してあなたは、喜んでお受けいたします、国会の特別の枠で実現したい、このように述べられました。ところが現実には、不誠実にもそれをあなたは結果的にはほごにされている、こういう態度をあなたはとっておられてどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 あなたの弁解は成り立たないんですよ。  国会の特別の枠ということはあなた自身が明確に述べられているんです。特別な枠というのは、本会議だとかあるいは予算委員会で討……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第4号(1991/12/06、15期、日本共産党)

○立木洋君 私は、まず質問に入ります前に、これまでの衆議院からの審議の経過を聞いてまいりまして、これが全く法案の体をなさない大変な矛盾を含んでいる法案だと言うにとどまらないで、これが憲法違反の極めて重大な問題だということを最初に述べなければならないと思うんです。  宮澤首相も御承知のように、現地で武力で任務を妨害するという事態が起こったときに実力で抵抗する、これは武力の行使になるからそういうことはいたしません、そういう場合には撤退します、中断しますと。ところが、きのうの答弁を聞いていますと、そういうふうな問題では全くなくて、そういう場合でも全部武力行使になって全部憲法違反になる、そういうふうに……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第6号(1991/12/19、15期、日本共産党)

○立木洋君 国連文書の問題について、質問に入る前に一言申し上げておきたいと思うんです。  SOP、いわゆる標準作戦規定なる国連で作成された文書というのは、これは加盟国の利用に供するという決定に基づいて作成された文書であります。それが立法府は持たないで、まさにその問題を審議するところへ提出をされないということは不当にして、これはあり得ないことなんです。これは、政府は、国連が提出してはいけないというふうに言っているからと言いますけれども、国連のこの問題に関する文書あるいは決議、議事録、一切提出してはならないなどというふうな文言は毛頭ありません。これは、日本の政府がこの提出を妨げておるというふうに言……

第123回国会 外務委員会 第1号(1992/02/27、15期、日本共産党)

○立木洋君 外務大臣、朝鮮の従軍慰安婦の問題について改めてこの機会にお尋ねしておきたいと思うのですが、国会の中でも大分議論されましたですから問題点はおわかりだろうと思いますけれども、私がまず最初にお尋ねしたいのは、朝鮮の従軍慰安婦の問題という大変遺憾な事態が起こったというのはこれは偶然でもないし自然でもないと思います。やっぱりその背景があった。つまり、国が関与してまでこういういまいましい事態が起こるというふうなことになったその原因といいますか背景といいますか、それは大臣、どのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 そういう戦争ですね、つまり侵略戦争、そういうものが背景にあったと、これは私も賛成……

第123回国会 外務委員会 第2号(1992/03/26、15期、日本共産党)

○立木洋君 この法律案については、在外公館の新設等これは当然の措置だと思いますし、また公務員の諸手当などについてもこれは賛成です。ですから、この中にあるホーチミン市に総領事館を新設するという問題と関連して、日本とベトナムとの関係について若干お尋ねしたいと思います。  最近、日本とベトナムとの関係が進み始めている、あるいは経済的な状況についても動き出しているというふうなことを見るわけですが、一月に政府が経済調査団を政府の調査団として出されたわけですが、この調査の結果がどうだったのか、まず最初に知らしていただきたいと思うのです。
【次の発言】 外務大臣、昨年ベトナムを訪問されて最近もいろいろと動い……

第123回国会 外務委員会 第3号(1992/04/07、15期、日本共産党)

○立木洋君 五年ほど前から米軍の低空飛行の問題がいろいろ問題になりました。 さまざまな被害が生じた。また最近、米軍の低空飛行が頻発しておるという状況があります。それによって被害も起こってきており、さまざまな外務省等に対する要請等も出てきていると思うのですが、これは防衛施設庁に聞いた方がいいのかどうかわかりませんが、今の米軍機による低空飛行の訓練の実態、また被害の状況、これについて防衛庁か外務省がどちらか述べていただきたい。
【次の発言】 一九八七年の八月十二日に奈良県の十津川村でワイヤーロープが切断されるという事件がありましたね。あのときの高度が二百五十四メートルだというふうに承知しております……

第123回国会 外務委員会 第4号(1992/04/14、15期、日本共産党)

○立木洋君 旅券法の一部改正の問題でちょっとお伺いしたいのですが、手続が簡素化され迅速化される、これは当然のことだと思うのですが、午前中同僚議員の方からも指摘がありましたように、さらに改善する余地があるのではないか。例えば旅券の期間の問題だとかあるいはその他の手続上の問題で私も同じような意見を持ちながらお聞きしていたのです。ですから、ここで改めてそれを繰り返して申し述べることはいたしませんけれども、十分検討して、国民自身が本当にさらに改善して得るところがより大きいものになるように今後とも検討していただきたいということを私からもあわせて申し上げておきたいと思うのです。  手数料の問題ですが、これ……

第123回国会 外務委員会 第5号(1992/04/16、15期、日本共産党)

○立木洋君 アジア=太平洋郵便連合と郵便条約についてお尋ねします。  万国郵便条約とのかかわりについては午前中の同僚委員の質問で大体明確になってきていると思います。郵便を確実に正確にというふうなことでいろいろ問題があるというふうなことになったのですけれども、アジア=太平洋郵便連合においては、この地域での開発途上国の郵便業務の技術協力、これを重視しているというふうに期待されているのですが、その内容についてちょっと説明していただけませんでしょうか。
【次の発言】 この郵便研修センターの運営理事会で内容を取り仕切るというふうになっているのですけれども、この運営理事会というのは今何カ国で構成されている……

第123回国会 外務委員会 第6号(1992/04/21、15期、日本共産党)

○立木洋君 投資保護協定の問題から先に。  まず投資保護協定そのものについてちょっとお聞きしたいのですが、日本としてこうした投資保護協定の締結を政策として促進を始めたのはいつごろからでしょうか。
【次の発言】 これまで日本が結んできたのは、エジプトから始まってスリランカ、中国と、今回が四回目ですね。四つの投資保護協定になっておるのだろうと思うのですが、結局一九七〇年代、つまりそういう環境整備の形でこの協定の締結を進めるという施策を進めてから今日まで四カ国だということは、何か非常に少ないような気がするし、その点はどうなのでしょうか。
【次の発言】 先進国間の投資については、これはもう言うならばほ……

第123回国会 外務委員会 第7号(1992/04/23、15期、日本共産党)

○立木洋君 条約についてのお尋ねですが、サケ・マスの漁業についての沖取りの全面禁止ということが私はやっぱり問題だと思うのです。この点、本当に全面禁止を行う科学的な根拠があるのかどうなのか、あるいは今の国際的な趨勢から見て整合性があるのかどうかという問題が考えられるだろうと思うのです。  もちろん私たちの主張としても、資源の保存、これは非常に重要な問題ですし、資源を保存し再生産をしながら、しかもこの資源については最適利用というふうなことも考え方としては明確にされているわけですから、そういう点は当然のことだと思うのですね。それから母川主義の問題についてももちろんこれは否定するものではありません。し……

第123回国会 外務委員会 第8号(1992/05/12、15期、日本共産党)

○立木洋君 私は、フィリピンの米軍基地が撤収するということが日本にどういう影響をもたらしているのかちょっとお尋ねしたいと思うのです。  まず事実関係ですけれども、フィリピンのスビックの基地撤収について米軍の方から日本側にどういうふうな情報を提供してもらっているのか、それに関して何らかの通知が、スビックの基地の問題についてその人員の問題だとかあるいは機能の問題だとか、どういうふうな連絡が来ているのか、最初にお尋ねします。
【次の発言】 四月十六日の神奈川新聞によりますと、「横須賀に移る人員は家族百人を含め二百四、五十人程度。施設、部隊の移動は現在のところ考えられない」というような一部の移動が既に……

第123回国会 外務委員会 第9号(1992/05/14、15期、日本共産党)

○立木洋君 租税条約の問題についてですが、これらの問題についてはこれまでも、近年、当委員会でインドあるいはベルギー、タイその他の租税条約について審議をしてきました。  その際に私の方でも繰り返し問題点を指摘してまいったのですが、日本の外国税額控除制度というのが御承知のように一括限度額方式をとっているわけで、結局は国別の控除額あるいは所得区分別の控除額、これが算定できないような状態になっている。この問題については大蔵省の幹部の方々の中でも、こういう問題はいろいろ問題が起こりかねないということで内部的にも指摘されてきた点がありますし、また税制調査会においても、このような日本の外国税額控除制度につい……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第3号(1992/04/28、15期、日本共産党)

○立木洋君 私は、日本が国際的な協力あるいは貢献をするという場合には、かつての専制支配の誤り、そして大変な惨禍をもたらしたあの侵略戦争、この厳しい反省の上につくられた日本国憲法の平和原則、これを厳守することが極めて重要だ。同時に、他民族の民族の主権、これを尊重して、そしてその中で積極的な役割を果たしていくべきだというふうに考えます。  宮澤首相も繰り返しおっしゃっているように、憲法の枠内で可能な限りということを常に述べておられます。ところが、実際の内容を見てみますと、今回の自衛隊の派遣を含むこのPKO法案、これが合憲だというふうに政府が主張している点については、どういう名目であっても私たちは容……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第5号(1992/05/08、15期、日本共産党)

○立木洋君 まず最初に、宮澤首相にお尋ねしたいと思うんですが、今の同僚議員の質問に対して、あなたは軍事大国がやっているような軍事貢献はできないと答弁されました。軍事大国がやっているような軍事貢献はできない、その答弁でよろしいんですか。
【次の発言】 そうすると、軍事大国としてではない軍事貢献は行うと。軍事貢献を行うということが問題なんですよ。  私が一番最初にあなたに質問したときに、軍事は何かと言ったら、軍事とはどういう意味でしょうかとあなたはおっしゃったんです。それをあなた、軍事貢献ができるということにこの表現ではなるんです。これは今までの国会の答弁全体を覆すことになるんです、日本が軍事貢献……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第7号(1992/05/12、15期、日本共産党)

○立木洋君 どうもお久しぶりでございます。時間が十分しかないものですから、ひとつ簡潔にお答えいただければありがたいと思います。  私たちは、カンボジア問題というのを一貫して重視してまいりまして、民族自決権の尊重のもとで真に平和、復興ということが実現できることを願っておりますし、それについては憲法の平和原則に基づいて積極的な協力を行うべきだというのが私たちの考え方です。  そういうことで、二つの点を特にお尋ねしたいと思います。  一つの問題は、今後のカンボジア問題の決解ということ、それから将来の問題も展望したときにどうしても一つの懸念として残るのはクメール・ルージュの問題、ポル・ポトの問題がある……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第11号(1992/05/22、15期、日本共産党)

○立木洋君 私は、まず最初に法制局長官にお尋ねしたいと思います。  今まで憲法の問題について何回かお尋ねをしてまいりました。きょうは、そういうことを踏まえて、まず最初に幾つかの点を確認的にお尋ねをしていきたいと思います。  日本では、自衛隊の存在を合憲だとする人々の中でも、あるいは自衛隊の存在が違憲だというふうに主張する人々の間でも、自衛隊の海外出動については一致して憲法に反するというのがこれまでの見解として存在していたと思うんです。これは参議院で決議をいたしました自衛隊の海外出動なさざることに関する決議ということを引用するまでもなく、明確なことだろうと思います。  そこで、今回のこの国際的な……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第12号(1992/05/27、15期、日本共産党)

○立木洋君 カンボジアにおけるUNTACの決定で業務が進められているわけですが、これは国連を中心とする関係二十カ国、その参加のもとで締結したパリ協定、これに基づいて進められているわけです。  ところが、そのパリ協定に加盟している国々の中で、日本がこのカンボジアのUNTACの軍事部門に自衛隊が参加することについては、異論や事実上の反対意見が複数の国から出ている。しかも、そのうち中国は国連安保理の常任理事国である。つまり、パリ協定に基づいて作業を進めるその加盟国の中で日本の参加に異論が出ているという状態を、国連中心主義だと言われる日本としてはどのようにお考えになっているのか。これをこのまま放置して……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第13号(1992/05/29、15期、日本共産党)

○立木洋君 日本共産党の立木洋です。どうも貴重な御意見ありがとうございました。  早速質問に移らせていただきますが、最初に大久保先生の方からお尋ねをさせていただきたいと思います。  今のこの法案が憲法とのかかわり合いで大変な問題になっている重大な一つなんですが、長期にわたって憲法を専門的に研究なさっておられる憲法学者の方々の御意見というのは非常に貴重な御意見ではないかというふうに考えるわけです。先生の方で、日本の多数の憲法学者がこの法案に対してどういうふうな考えを持っておられるのか、もしそうした事情がおわかりでしたら述べていただければ幸いだと思います。

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第16号(1992/06/03、15期、日本共産党)

○立木洋君 私は、まず最初に再修正案を提案された三党の方々にお尋ねすることにいたします。  最初に、自民党の岡野さんにお尋ねいたしますが、現在カンボジアのUNTACの軍事部門、幾つがあり」ますが、その中に派遣できるのはどの部隊で、派遣できないのはどの部門になるのか。  言いますと、UNTACの軍事部門には軍管区本部、軍事監視員グループ、歩兵部門、工兵部門、航空支援グループ、通信部隊、衛生部隊、混成憲兵中隊、兵たん大隊、海軍部門ということで成り立っているわけですが、どこに派遣できてどこに派遣できないのか。
【次の発言】 民社党の田渕さんにお尋ねしますけれども、きのうのあなたの御答弁の中で区分けす……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第18号(1992/06/05、15期、日本共産党)

○立木洋君 私は、まず最初に委員長にお尋ねしたいと思います。  御承知のように、参議院の一九五四年六月二日に採択されました自衛隊の海外出動を為さざることに関する決議、これはどんなことがあっても自衛隊を海外に出してはいけないという重大な決議であります。この決議は、自衛隊の存在が合憲であると認めた議員も、あるいは自衛隊の存在が違憲であるとする議員も一致して海外に出動することは許されないという決議であり、これは既に定着しておる決議であります。  この有権的な解釈は参議院にあることは明確であります。既に三年前から参議院でこの問題が協議がなされ、今日においてもこの問題が引き続いて協議がなされておると承知……


16期(1992/07/26〜)

第125回国会 外務委員会 第1号(1992/12/07、16期、日本共産党)

○立木洋君 有害廃棄物の移動の問題あるいは処分の問題についての規制というのは、これは環境問題の重要な問題ですから、これについては当然のことだというふうに考えます。この問題については、後で時間があれば条文の内容については若干お尋ねしたいと思います。  まず最初に佐藤さんの方からひとつ答弁してもらいたいのですが、この間も問題になっていました一九九一年のアメリカの会計検査院の報告が報道されました。あの報道の中で横須賀の基地の土壌がPCBや重金属に汚染されているという問題が問題になりまして、外務省の方がそれをアメリカ側に照会しているということは承知しているのですが、それについての何らかの回答はあったの……

第126回国会 外務委員会 第1号(1993/03/26、16期、日本共産党)

○立木洋君 クリントン大統領が、先日、財政再建計画について発表されて、その中で軍備について一定の削減をするという内容が発表されたことは大臣御承知のとおりだろうと思うのです。  それで、その問題と関連して今、日本に対して日本にいる米軍の駐留費をもう少し持ってもらえないかあるいは日本の防衛力についてさらに拡充してほしいというふうなことが問題になっておりますけれども、この点について外務大臣としてまた副総理としてどういうふうにお考えになり、どういうふうに対処していきたいというふうにお考えになっているのか、その点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それで、大臣、先日、宇都宮市のホテルでの会合で大臣……

第126回国会 外務委員会 第2号(1993/03/29、16期、日本共産党)

○立木洋君 今度の法案でも在外公館が新設されるわけですが、世界の大きな情勢の中で今、全部でたしか世界で百八十カ国あるのじゃないかというのですね。それで、ここに日本として兼館も含めて在外公館が設置されていない国が何カ国ほどあるのでしょうか。
【次の発言】 今、そういう状況が非常に大きく動いており、それからまた治安問題なんかで日本人の生命にかかわる事件なんかも起こったりしておりますから、在外公館の役割というのは非常に重要になってきているのじゃないかというふうに感じているのです。  外務省の方として渡航情報というのを出していますね、それぞれの地域に渡航する場合には危険があるからそれは注意すべきである……

第126回国会 外務委員会 第3号(1993/04/06、16期、日本共産党)

○立木洋君 まず最初に、航空協定の問題についてお尋ねしたいと思うのです。  今までこの航空協定にかかわらず二国間の協定においては、それが本当に相互主義に基づいてそれぞれの国が平等互恵の立場で内容が貫かれているかどうかということをその一つの重要な視点としてこれまでも私は審議に参加してきたわけですが、ちょっと今回の場合、目新しいのがあるのは付表で書いてある件で、付表の中で上海と大阪との間の運輸権の問題に関してネパールの航空企業については運輸権を与えないという趣旨の明示があるのですが、これは相互主義の見地からいってどういうことになるのか、まず最初に御説明を聞いておきたいと思います。

第126回国会 外務委員会 第4号(1993/04/20、16期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、初めての機会ですから、きょう午前中に述べられた所信に関連して若干お尋ねしたいと思います。  一つはカンボジアの問題なのですが、去る九日の日に大臣が衆議院の外務委員会でカンボジアの情勢問題に関連して、五原則が崩れているかどうかという問題については事実関係を確認してから判断したいとお述べになっているというふうに聞きました。それからわずか十日ぐらいしかたっていないのですけれども、事態は好転するどころかだんだん余計悪くなってきているというふうなのが実情じゃないかという気がするのです。  四月十日に開かれたSNCの会議では、明石代表がポル・ポト派に対して名指しで非難した。その虐殺なんか……

第126回国会 外務委員会 第5号(1993/04/22、16期、日本共産党)

○立木洋君 議題になっております二件については両件とも賛成です。  言うまでもなく、遭難に際して捜索するあるいは救助する、そのためにコスパス・サーサットという米ソの衛星を利用するシステムに地上部分を提供する提供国として参加することは、これは国際協力を促進することになるというふうに考えます。  また、もう一件の移民と難民についての移住やあるいは輸送なんかに対してサービスを提供する国際移住機関に加盟するということも国際社会の 一員として私は当然のことだというふうに考えますので、これらについては賛成で、同僚議員がいろいろ質問されておりますので改めてお尋ねすることはございません。  ただ、国際移住機関……

第126回国会 外務委員会 第6号(1993/05/13、16期、日本共産党)

○立木洋君 私も最初にカンボジア問題についてお尋ねしたいと思います。  最初に大臣に聞きたいのですが、去る五月三日、UNTACに関するガリ事務総長の第四次経過報告というのが出されましたが、御承知でしょうか。  大臣が御承知でしょうかと聞いている。大臣が知っているか知っていないかをほかの人に聞くわけにいかぬから、大臣はそのことを御承知でしょうかと。
【次の発言】 その内容はまだごらんになっていないのでしょうか。
【次の発言】 これは今日の時点において国連がカンボジア問題をどう判断しているかという重要な文書なのですね。文書をまだ責任者の大臣がごらんになっていないというのは私はいささか、ほかのことが……

第126回国会 外務委員会 第7号(1993/06/10、16期、日本共産党)

○立木洋君 私は、最初にこの条約に関する政府の基本姿勢についてお聞きしたいと思います。  どうしてかといいますと、大臣、私はこの人権に関する問題をこの外務委員会で相当やってきましたよ、国際人権規約のA規約、B規約と。だけれども、政府のとっている姿勢というのは人権問題に対しては非常に後進的なのです。経済的には発展したと先ほど大臣は言われたけれども、しかしこの人権問題に対しては積極的な姿勢が示されない、政府の姿勢というのは。これはやっぱりどうしても問題だと。この子どもの権利に関する条約の問題でも衆議院での議論の内容も聞きました。それからきょうの議論の内容も聞いてきましたけれども、政府の姿勢というの……

第128回国会 外務委員会 第1号(1993/10/19、16期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、日本外交の責任者である羽田さんに米の問題についてお尋ねしておきたいと思います。  四日前でしたか、御承知のように、米の完全自由化を六年先に実施するという趣旨の問題で日米の秘密交渉が進められているんではないかという衝撃的なニュースがあったわけですが、これは国会の中での答弁で、総理も農水大臣もそれぞれそういう事実はないという否定の答弁をされております。  私は、果たしてそうなんだろうか、一抹のやっぱり疑問を持つんです。この問題が流された、提起されたというのはアメリカ政府筋であり、一つは韓国の政府筋であり、もう一つはガットの事務局、つまりただの一カ所、一つのところから出てきたとい……

第128回国会 外務委員会 第2号(1993/11/04、16期、日本共産党)

○立木洋君 航空議定書並びに協定、この二件については前回の通常国会のときに既にお尋ねしておりますので、みなみまぐろ保存条約について二、三、まずお尋ねしたいというふうに思います。  マグロの問題に関しては、資源をよく保存し、さらには効率的な利用を進めるというふうなことで国際的な枠組みがいろいろできてきているということはもう御承知のとおりですが、こういう中でみなみまぐろ保存条約というのがここに締結される。  ただ、いろいろ新聞等の報道を見ていますと、台湾におけるマグロの漁獲というのが急激にふえて、特に日本に対する対日輸出、これが急速にふえているんですね。四、五年の統計を見せていただいただけでも何か……

第128回国会 政治改革に関する特別委員会 第9号(1994/01/10、16期、日本共産党)

○立木洋君 私は与えられた質問の時間、まず最初の部分で首相にいろいろお尋ねしたいと思います。後半の部分で関係閣僚にお尋ねするという形で進めさせていただきます。  最初に選挙制度の問題ですが、もう言うまでもなく我が国の憲法では主権が国民にあるということが明記されておりますし、そして国政は国民の厳粛な信託によるものである、ですからその権威は国民に由来するということも指摘されております。まさに国民主権主義という立場が明確であります。そういう我が国の最高機関である国会の選挙という点は、代表民主主義の原点に立って、そして正確に正当な選挙によって国会が選出されるということが憲法の要請だろうというふうに考え……

第129回国会 科学技術特別委員会 第4号(1994/06/20、16期、日本共産党)

○立木洋君 私もこの放射光施設の運営の問題に関連して、短い時間ですが、二、三お尋ねしたいと思います。  この放射光施設は、もう既に皆さん主張されておりますように世界最高の性能を持っておる、そして国内だけじゃなくて海外の研究者にも広く開放するということで、大変な注目を集めているというふうに言われているわけです。この場合に、どのように運営するのか、それから研究課題をどうしていくのか等々の問題が、正当にといいますか、先ほど来透明あるいは公平という言葉もございました、あるいは利用者本位の配慮を尽くして進めていくというお話もございましたけれども、やはり外国との関係があり、国際交流の問題としては何としても……

第129回国会 外務委員会 第1号(1994/03/29、16期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、この子どもの権利条約がやっと批准に至るという気持ちを強くしているんです、もう何回も国会を経てきましたから。  そこで、改めて大臣にお伺いしておきたいんですが、子どもの権利条約が国会で批准されて子どもの権利問題は終わりということじゃなくて、これからやはり一歩一歩向上させていく、前進させていくという努力がなされなければならないというふうに私は考えるわけですが、この批准に当たって、この権利条約をどのようにさらに日本の実際の中でより前進的な、向上させていく努力を大臣としては行われるつもりなのか。その決意のほどを最初にお伺いしておきたいと思います。

第129回国会 外務委員会 第2号(1994/06/03、16期、日本共産党)

○立木洋君 私も、北朝鮮に対する対応の問題についてお尋ねしたいと思います。  これまでいろいろ大臣のお話や説明など国会での答弁をお聞きしていますと、どう対応するかという問題についてまだ何らの話し合いも行っていないということなんですが、アメリカと日本の間で、北朝鮮に対する対応の問題について、いかなる意味でも非公式においても話し合いをしたことがないのかどうなのか、そういうことがあるのかどうなのか、まずそのことを最初にお聞きいたしたい。
【次の発言】 制裁の問題についてもいろいろ言及して話し合ったんじゃないでしょうか。
【次の発言】 五月十六日のワシントン発の時事電によりますと、日米両政府は最近、北……

第129回国会 外務委員会 第3号(1994/06/20、16期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、租税条約の問題についてお尋ねしたいと思います。  今まで外国とのこの租税条約の問題については、私どもが繰り返し問題を指摘したのは、外国税額控除制度それ自体がやはりいろいろな問題があるのではないか、特に税金逃れのメカニズムをつくるというふうな問題点からこれまで繰り返し指摘をしてきました。その中の一つとして、やはり今、同僚議員も述べられたみなし課税の問題、これが一つの問題として存在したということは御承知のとおりです。これは、期限がつけられているとはいえ、みなし課税の問題がやはり条項として依然として引き継がれているという問題があるわけです。  シンガポールはタックスヘーブンの国、……

第129回国会 外務委員会 第4号(1994/06/22、16期、日本共産党)

○立木洋君 私は、いわゆる北朝鮮の制裁問題をめぐって、その根拠に関する若干の問題をまず最初にお尋ねしたいと思います。  これはもう既に明らかになっておりますように、九二年の一月に北朝鮮がIAEAとの間で保障措置協定を締結して、五月以降IAEAによって特定査察が行われた。ところが、これが北朝鮮の申告との間で食い違いがあって疑惑が生じたというふうな形で、IAEAの方が特別査察を求めるということになったわけですれ。これを北朝鮮が拒否すると言って一年数カ月、この問題が極めて深刻な問題として議論されてきている経過にあると思うんです。  それで、まずこの特別査察の問題なんですが、査察を行う場合には、特定査……

第131回国会 外務委員会 第1号(1994/10/27、16期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、きょうは安保理の常任理事国入りの問題でお尋ねしようと思っているんですが、本題に入る前に、午前中の同僚議員の質問に関連して、最初に二つのことをちょっと確認させていただきたいと思うんです。  大臣が九月二十七日に国連演説をなさったときに最初の部分で述べておられる、我が国は憲法が禁ずる武力の行使はいたしませんと述べたこの部分ですね、これは常任理事国入りについてのいわゆる明確な留保条件というふうに確認させていただいてよろしいでしょうか。
【次の発言】 もう一つの問題ですが、これも午前中問題になったことなんですけれども、いわゆる今度の常任理事国入りの問題について大臣が発言された後、国連……

第131回国会 外務委員会 第2号(1994/11/01、16期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、ルワンダの難民問題なんですが、これに対する日本の対応というのは、七月に出されました国連難民高等弁務官の方からの緊急要請があって、それに基づいて行われたというふうに承知しております。その緊急援助の内容を見てみますと、援助物資と援助パッケージの二つの援助提供方法があるというふうに述べられておりまして、このパッケージ援助というのは何か今回新しく始められた方法だというふうに述べられていました。  例えば、このナンバーワンに挙げられているのは空港管理、これは滑走路の整備。それから塀づくり、治安維持、一時保管倉庫の管理維持、こういうもの全体を、つまり資金から資材から人材から全部丸抱えで援……

第131回国会 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第2号(1994/11/24、16期、日本共産党)

○立木洋君 早速ですが、時間が限られているものですから質問させていただきますが、最初に溝口参考人にお願いいたしたいと思うんです。  今回のマラケシュ協定について、これで私は本当に国際的な貿易秩序のあり方が正しく進むんだろうかという大きな懸念を持っているんです。私、先般の東京ラウンドのときもこの国会で審議をさせていただいたんですけれども、大体それぞれの国の発展段階が違うんですね。それからまた、それぞれの国における産業の分野の構成にしろその強弱にしろ、それぞれ異なっているわけですね。そういう中ではやはり貿易の自由を広げていくということはもちろん賛成なんですけれども、しかし一方では、それぞれの国の主……

第131回国会 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第3号(1994/11/30、16期、日本共産党)

○立木洋君 早速ですが、渡邊参考人にお尋ねしたいと思います。  今、地球上で大きな問題の一つに途上国という問題があるんですね、南北問題。御承知のように、この途上国の問題というのは貧富の問題、つまり先進国との経済格差という問題で、これを解消しなければならないということで、例えばUNCTADなんかでの努力がされてきました。しかし、それでも貧富の格差というのは依然として経済格差というのは大きくなっているんです。商品協定なんかについても、一次産品に対する商品協定等もいろいろ考えられてきたけれども、なかなかそれも進展しないという問題もあります。  さて、それでこのWTOの諸協定の内容を見てみますと、やっ……

第131回国会 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第4号(1994/12/05、16期、日本共産党)

○立木洋君 総理、私は日本共産党を代表して質問をいたします。  世界貿易機関の設立の協定、これに関する諸協定、いろいろ調査をしましたけれども、調べれば調べるほどいろいろな大変な問題があるということが明らかになってきました。公正、公平な世界貿易の秩序の確立ということが言われますけれども、もともとこれにも大きな問題がある。日本の国民にとって言えば食糧農業問題、食品の安全問題、さらには関税引き下げに関連する中小企業の今後の問題等々、国民の生活経済にとって大変な問題があると私は考えるんです。  特に農業の場合には、御承知のように後継者の問題がもう激減していますね。そして、御承知のように食糧の自給率、こ……

第131回国会 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第6号(1994/12/07、16期、日本共産党)

○立木洋君 質疑に入る前に、先般の総括質疑のときに私は、アメリカ側にパネルに提訴をして対抗措置が確認されたのはオランダだけだという問題で、一件だけしかなかったという質問をしました。そのときに通産省の伊佐山次長の答弁で、私はオランダは対抗措置をとらなかったと述べたのに、伊佐山次長の方からは対抗措置はとったという全く事実の違う答弁がありました。  私は、これは非常に事実の問題として大切なことなので、その後直ちに通産省にお願いをして、書類に基づいてそれが事実かどうか確かめてほしいということを要請しました。その後通産省の伊佐山次長の方から持ってこられた四つの文献、ガットのアナリテルカル・インデックス、……

第131回国会 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第7号(1994/12/08、16期、日本共産党)

○立木洋君 限られた時間ですから、総理にお伺いいたします。  総理、この委員会で質疑をお聞きになっておわかりのように、農業合意を受け入れて大変よかったというふうな質問は全くありませんでした。それどころか、この農業合意というのは大変な問題がある、この工業と農業を一緒にして貿易のルールでくくるなんというのは間違いだと。そして、農業が一たん破綻したならば、とてもじゃないけれども再建なんというのはもう大変なことになるんじゃないか。今のような国内対策で本当に農業がどうなるか。もう危機いっぱいの声が厳しい批判として質問の中で寄せられたというのが実情だと思うんです。政府の方もその答弁は、いや農業合意はよかっ……

第131回国会 内閣委員会 第6号(1994/11/10、16期、日本共産党)

○立木洋君 総理にお尋ねします。  海外における邦人の生命、財産、これの保証、保護については日本の政府がその統治国、相手国とよく話し合いをして、交渉して、そしてその生命や財産が十分に保証できるように最大限の努力を要請するというのが本来政府としての責務のあり方だと思うんですね。国際法上考えてみれば、その邦人が在留する統治国が第一義的にはやっぱり日本人なら日本人の生命、財産の保護をしなければならない、これが第一義的な責務になっておる。  ところで、その相手国の政府に任せておいたのでは邦人の生命、財産が脅かされて危ないという事態だから、それを救出するために自衛隊機を必要とするなら飛ばすということにな……

第132回国会 外務委員会 第1号(1995/02/21、16期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、先ほど問題になりました安保の問題なんですが、日米安保の問題で、余り好まないようなお顔をされているんですけれども、最近ずっと見ていますと日米安保の再定義だとか再構築だとか見直したとかいろいろなことが言われております。この問題というのは非常に大きな問題ですから、私は非常に短い時間でこの問題を議論し尽くせるなどというようなことは思っておりません。その中の一点だけちょっときょう大臣にお考えをお聞きしておきたいと思うんです。  これに特別論文を寄稿なさっておって、私はこれの愛読者なんですよ、非常によく読ませていただいているんですが、この中で「国連の平和維持活動についての日米協力を推進し……

第132回国会 外務委員会 第2号(1995/02/23、16期、日本共産党)

○立木洋君 コーヒー協定の質問に入る前に大臣に一つだけお尋ねしておきたいと思うんです。  御承知のように、昨年、国連総会で核兵器の使用と威嚇、これが国際法に違反するかどうかということを国際司法裁判所に判断を求めるということが採択をされました。既にその問題に関しては、六月二十日までに各国の政府がそれに対する陳述書を国際司法裁判所の方に提出するというふうになっているようであります。これについての要望が十七日に外務省にその通知が届いたというふうに私は聞いております。  さてそれで、この問題に関してはもう振り返るまでもなく、先般、御承知のように、必ずしも国際法違反とは言えないという文言を削除するという……

第132回国会 外務委員会 第3号(1995/02/28、16期、日本共産党)

○立木洋君 今回旅券法が改正されて有効期間が十年になるというのは、海外に渡航して一往復すると一旅券ということでやっていた時代から見ればもう二十数年たっているわけですね。  あの当時から日本人の海外への渡航というのは大体二十倍から四十倍ぐらいになっている。ですから、こういうふうに事務処理を簡潔にして合理的にするということは、これは結構なことだと私も思います。  ただ、これは先ほども話が出ましたけれども、平成元年と平成四年に旅券法の改正があったんです。その当時から既に海外渡航者は一千万を超えていたんですよ。それで、旅券の発給数も四百万を超えていたんですね。あのころから大体もうし年ぐらいにしてもいい……

第132回国会 外務委員会 第5号(1995/03/16、16期、日本共産党)

○立木洋君 すけとうだらの資源保存等に関する条約についてはこれは賛成ですが、この問題と関連して漁業のことで一点だけちょっとお尋ねしておきたいと思うんです。  御承知のように、昨年国連海洋法条約が発効しまして、その際に政府に質問主意書で幾つかの問題をお尋ねいたしました。その回答といたしましては、この国連海洋法条約が発効するに至ったことを歓迎すると同時に、海洋法条約を早期に締結したいと考えておるという政府の回答をいただきました。  それで、この間、二月二十七日に韓国との間で日本政府が漁業問題で話し合いをされました。漁業問題一般の問題については、外務省の方からある程度詳しくメモをいただきましてそれを……

第132回国会 外務委員会 第6号(1995/03/17、16期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、最近、武器の輸出問題、これがまた非常に深刻になってきているというふうに私は見ているんです。  私、CRSレポート、コングレスというのをここに持ってきているんです。これはアメリカの国会図書館の議会における報告ですが、これを見てみますと大変なんですよ、最近のこの武器輸出の問題が。契約ベースだけで言いましてもアメリカがもうずっとトップを占めてきて、最近の状態では、一九九三年では二百二十二億ドル。トップです。大体全体の七割から占めている。それから、もちろんこれは出荷額は変わりますけれども、出荷額の状態を見ますと一九九〇年まではソ連がトップなんです。ところが一九九一年からアメリカがトッ……

第132回国会 外務委員会 第7号(1995/03/28、16期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、熱帯木材協定の問題についてお尋ねしたいと思います。  地球環境の問題の関心が非常に高まって、本協定が締結に至るということは好ましいことだと思います。先ほども言われておられましたように、できるだけ早く国際的にも発効要件が整って発効されるということが望ましいというふうに思います。  日本の場合も、先ほど来問題になっている世界のこの熱帯材の輸入量の四割を日本が占めているというわけですから、日本がどういう役割を果たすかということは、今後非常に重要になってくるだろうというふうに思います。その点で具体的に日本がどう積極的に努力されていくのかということを私もきょう質問しようと思っておった……

第132回国会 外務委員会 第8号(1995/04/11、16期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、ILO再五十六号条約に関連してちょっと二、三お尋ねしておきたいと思います。  女手差別撤廃条約が一九八五年に批准されて、去年まで三回にわたって国連へ日本政府が報告書を提出してきていると思うんですが、去年の一九九四年一月の二十七、二十八日、二日間にわたって日本政府の報告書に基づく国連での審議が二十三人の専門の方々の中で行われたわけですが、この審議の内容を日本側としてはどういうふうに受けとめられたのかまずそのことをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 大臣、聞いておいてほしいんですけれども、審議の内容というのは非常に厳しいものなんですよ。私は記録をいろいろ読ませてもらいました……

第132回国会 外務委員会 第9号(1995/04/13、16期、日本共産党)

○立木洋君 私も原子力の安全に関する条約についてお尋ねします。  最初に、第二条の「原子力施設」の定義の問題ですが、先ほど同僚議員の質問に対して林さんの方で答弁があって、原子力の発電所というふうに限定したという意味については、できるだけ速やかに加盟国が多くなってこれから効力を発するようにというふうな趣旨のことを述べられたと思うんですね。  ただ、またちょっと疑問になるのは、原子力事故早期通報条約というのがあります。これは原子力の安全に関する条約の前文でもこの「条約に留意しこというふうに書かれているわけですが、この原子力事故の早期通報に関する条約の第一条の適用範囲の中では「すべての原子炉」、それ……

第132回国会 外務委員会 第10号(1995/04/25、16期、日本共産党)

○立木洋君 万国郵便連合の問題については、大会議が五年ごとに開催されて、それまでの活動を総括し、さらに必要な改正が行われるということで、大体五年ごとに外務委員会でも今まで審議してきているわけです。きょうは時間が短いものですから、一つの問題だけについてお尋ねしたいと思います。  通常郵便物の到着料の問題ですね。これは世界の一キログラム当たりの平均通数を出して、この通数を各国内で配達する場合の世界の平均の配達コスト、これを算出して十七・二六通、三・四二七SDR、約五百円になるということで一六・六%引き上げられたということになっているわけですが、日本では外国から到着する通常郵便物一キログラム当たりの……

第132回国会 外務委員会 第11号(1995/04/27、16期、日本共産党)

○立木洋君 午前中の同僚議員の質問で、かつての戦争で日本が毒ガスを使ったのかどうかということについてどういうふうにお考えかと言って大臣の御認識を質問したことについて、大臣は、それは事実の問題だから事実については私としては承知していないのでというふうなお話だったと思うんです。私は、大臣の御発言としてはいかがなものかと思わざるを得ないんです。一九三七年七月に日中戦争が開始されてから毒ガスというのは物すごく使われているんです。  大臣がそのようにおっしゃるので少し詳しくお話ししますと、日本における化学兵器の研究開発は第一次世界大戦の末期から始まりまして、久村種樹、当時の陸軍中佐、これが欧米に行って毒……

第132回国会 外務委員会 第12号(1995/05/11、16期、日本共産党)

○立木洋君 条約に関連して、時間が短いものですから二、三お尋ねさせていただきたいと思います。  これは海上保安庁の方にお尋ねすることになるかと思いますけれども、最近数年間、世界的に見て船舶だとか油の関連施設からの油の流出の事故、それが大体どういうふうな数になっているんでしょうか。
【次の発言】 日本での何かそういう統計をとられた数値はあるでしょうか。
【次の発言】 これは例えば十年前、二十年前と比較すると数はふえているんでしょうか、あるいは少なくたっているんでしょうか。
【次の発言】 世界的に見てこういう油の流出の事故が起こるという原因、例えば最も多い原因はどういう原因なのか。その原因について……

第132回国会 外務委員会 第13号(1995/05/18、16期、日本共産党)

○立木洋君 先般のUNDOFの問題が残っておりますので、最初にこれからお尋ねをすることにします。  昨年の五月に国連から打診があった、つまりカナダの輸送部隊の一部の機能を日本が担当する可能性があるかどうかについて。五月の何日でしょうか、これ。時間が短いので端的で結構です。
【次の発言】 カナダとUNDOFの問題で話し合いをしたのは最初はいつでしょうか。
【次の発言】 その日にちはいつか。これが大切なんです。
【次の発言】 UNDOFの問題でカナダの一部の機能をというふうな打診が国連からあったということについては、確かに国連のPKO馬とそれから日本の代表部と日常的に接触する中で出されてきた問題だ……

第132回国会 外務委員会 第14号(1995/05/30、16期、日本共産党)

○立木洋君 政府調達の問題についてお尋ねをします。  政府調達に関する日米間の交渉については、河野外務大臣も直接行われたことがおありなので十分御承知なわけですが、この政府調達の分野において日米の比較をしてみると、政府調達額に占める外国調達額の比率は、アメリカが七%、日本が一四・九%、日本の方が倍近く比率は高いですね。アメリカの占める中での日本の比率というのはどうかというとわずか○・三%です、この数年間。日本の場合にはアメリカから七・三%。こういう状態にあるにもかかわらず強力にアメリカ側が要求してきた。  交渉の内容を見てみますと、一方では調達手続の透明性、公正性を高めるように要求するわけでしょ……


17期(1995/07/23〜)

第134回国会 科学技術特別委員会 第2号(1995/11/01、17期、日本共産党)

○立木洋君 私は、科学技術基本法案に対し、日本共産党を代表いたしまして修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりであります。  これより、修正案提出の理由及びその内容について御説明申し上げます。  修正点の第一は、法律案の目的条項に平和目的を追加し、明記する点であります。  この二十世紀を振り返ったとき、我が国と人類にとって科学技術の発展、進歩により国民生活は改善向上が大きかったことは言うまでもありません。同時に、二度にわたる世界大戦によって数千万人の生命が奪われ、我が国が人類初めての原子爆弾の惨禍を受けておることをも忘れることはできないのであります。  こ……

第134回国会 外務委員会 第1号(1995/10/19、17期、日本共産党)

○立木洋君 しばらくぶりの外務委員会で、大臣に聞きたいことがたくさんあるんですけれども、きょうは先般の沖縄での少女暴行事件、これは凶悪な犯罪ですし、この問題に関連してだけお尋ねすることにしたいと思います。  普通の場合、その国で犯罪が起こったら、それについて犯人を逮捕し、調査し、そして裁くということは当然のことなんです。ところが、日本の場合には米兵であるがために警察権が及ばない、逮捕ができない、そして司法権が制限される。こういうことになると、これは主権が侵されているということになるわけです。  この問題に関しては、政府はこれまで主権が侵害されているとは考えないということを一貫して主張されてきた……

第134回国会 外務委員会 第2号(1995/10/24、17期、日本共産党)

○立木洋君 きょう私は今議題になっておる二つの協定の問題についてお尋ねしたいと思うんですが、この二つの協定については当外務委員会でこれまでも私は何回かお尋ねしてきた経緯があるので、二つの問題そのものではなくて、これに若干関連してお尋ねすることにしたいと思います。時間が極めて短いものですから、大臣もそれから原口局長さんもできるだけ簡潔に御答弁いただけるように最初にお願いしておきたいと思います。  戦後、御承知のように、第一次産品についての交易条件が非常によくないというようなことが問題になりまして、一九六四年にUNCTADが発足しました。いわゆる南北の経済格差を解消していく、開発と貿易を発展させて……

第134回国会 外務委員会 第4号(1995/10/31、17期、日本共産党)

○立木洋君 インマルサットの問題についてはかっても質問したことがございますし、今度の改正は、少なくない加盟国の方々が望んでいたことが開発によってこうしたことが可能になったということですから結構なことであって、改めてお尋ねすることはないだろうと思います。  ただ、もう同僚議員が何人も言っているんですが、一言だけちょっと言わせていただきますと、我が国がこの改正を受諾してその早期発効に寄与することはといって意義を強調されているんです。大臣、早期発効ではないんですよ。早期発効に寄与してなくて、七年間も待っだということは好ましくなかったというんですから、少なくともこれを読まれるときに官僚が書いたのをその……

第134回国会 外務委員会 第6号(1995/11/09、17期、日本共産党)

○立木洋君 この地位協定に関する問題のあらわれ方の中に、今の典型的な日米関係が私は存在しているということを指摘したいんです。この地位協定の問題に関しては、もう本委員会で相当回数私も質問してまいりました。  もともとなぜ二十四条に関する特別の措置に関する協定を結んだのか。これは当初、一九七八年に思いやり予算を金丸信さんが言われたとき、これは二十四条の解釈を政府側が自分に都合のいいように解釈されることによって思いやり予算というのを一九七八年にやったんです。ところが、それから後、一九八〇年代に入って、結局二十四条の解釈の変更だけではもうこれ以上アメリカ側に金を出してやることができない。だから、二十四……

第134回国会 外務委員会 第8号(1995/11/29、17期、日本共産党)

○立木洋君 サービス貿易の協定についての第二議定書で質問をいたします。  戦争中の経過と経験によって一九四七年にガットが発足したということは、これはもう言うまでもないわけです。それで、数回のラウンドが重ねられてきたわけですけれども、当初の状況を見れば、やはりこの機構というのは、結局、一方的な考え方を相手に押しつけたり物事の判断を裁くというふうな機構ではなくて、経済的な主権をよく尊重し、祖父条項に見られるように選択の可能性というのはあったわけです。そういうものが東京ラウンドからは農業分野での問題が問題にされ、さらには今度のウルグアイ・ラウンドではWTOというふうな形で一括採択方式になって、我々は……

第134回国会 外務委員会 第9号(1995/11/30、17期、日本共産党)

○立木洋君 同僚議員も問題にされたわけですが、国連でこの条約が採択されて批准に至るまで三十年かかったと。この点について今までの政府の御説明によりますと、同条約の四条の処罰規定と憲法の二十一条とのかかわりにおいてこれに抵触する懸念があるというふうな理由が説明されてまいりました。だけれども、今回の場合、これを留保して批准するということになったわけですね。だから、三十年もかけて考えないとそういう留保をするという結論が出なかったというのは、私は何びとも納得させることのできない理由だと思うんですよ。本当のところは一体何なんですか三十年もかかったのは。

第134回国会 外務委員会 第10号(1995/12/12、17期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、きょうはいわゆる中国残留孤児と言われている問題についてお尋ねをします。  この残留孤児、これは一九八一年から肉親捜しという形で訪日調査が開始されまして、十四年間の経過を経ました。先般来られたのが二十六回目の調査でありましたけれども、こういう調査が明らかになるにつれて、事態はますます深刻だということを非常に痛感するわけです。  大臣はお読みになったかどうかわかりませんけれども、山崎豊子さんが書かれている「大地の子」、これはNHKで土曜日に連続して、今週で完結するんじゃないかと思いますけれども、あの山崎さん御本人がこれは本当にあったことばかりですというふうにインタビューに対しても……

第136回国会 科学技術特別委員会 第3号(1996/03/01、17期、日本共産党)

○立木洋君 長官の所信表明について幾つかお尋ねをしたいと思います。  独創的基礎研究と科学技術振興基盤の強化ということを一番最初に強調しておられます。予算書の方を見せていただきますと、百八十四億余りふえているわけですね。これについては一五四%の増でありますが、長官はこれで十分だというふうにお考えになっているのか、あるいはまだ足らないというふうにお考えになっているのかということについては後に回すことにしまして、この中で述べられている一つの問題としては、優秀な若手研究者の積極的な支援と活用を図ると。この問題での二番目の科学技術系人材の確保養成の問題についても、昨年に比べてやはり倍とまではいきません……

第136回国会 科学技術特別委員会 第4号(1996/03/28、17期、日本共産党)

○立木洋君 先般、科学技術基本法が制定されまして、これに基づいて、若干立ちおくれのあった公的研究部門の拡充を図るという努力をなさっておる、さらにプランについてもさまざまな検討をなさって前進の方向に努めておられるというふうに承知いたしておりますが、そういう状況の中で、二つのセンターと事業団、これを統合することによって、ここに、先ほど長官が言われたような、科学技術の振興のための基盤の整備を図るという点で非常に重要な意味を持つというふうに指摘をされているわけですが、特にこの基盤の整備の面で、統合することによってどういう点で重要な意味を持ち得るのか、その内容について若干御説明をいただきたい。

第136回国会 海洋法条約等に関する特別委員会 第3号(1996/06/04、17期、日本共産党)

○立木洋君 まず初めに、外務大臣に大陸棚の境界画定の問題についてお尋ねしたいと思うんです。  この大陸棚の境界画定の問題というのは、今回の第三回国連海洋法会議で最終段階まで争われた問題だというふうに承知しております。これは等距離基準とそれから衡平原則との間の対立が主な内容だったと、そういう経過があったと思うんです。いずれにしましても、七十六条において二つの基準が示されて、自然延長に基づいて外縁に至るまでのものと、それから二百海里以内の場合には二百海里までのものと、今二つの基準が示されたと思うんです。向かい合っている国同士の問題、それから隣接している海岸を持つ国間の境界画定の問題というのがより複……

第136回国会 海洋法条約等に関する特別委員会 第4号(1996/06/05、17期、日本共産党)

○立木洋君 日本共産党の立木です。  きょうはどうも本当にありがとうございました。私の持ち時間はもっと短いものですから、最初に御三方にあわせてお尋ねいたしますので、あと順次お答えいただければありがたいと思います。  最初に山本参考人ですが、参考人のお書きになった著書「海洋法」を読まぜていただきました。きょうの説明もよくわかりました。その中で一点お触れになっている問題で、我が国の領海の無害通航に関して、核持ち込みの、これをなくすための問題点が触れられておりました。ここでは、無害性の有無の認定がこの条約の十九条一項で許容されているということをお述べになった後で、この問題については自国にとり特別の有……

第136回国会 外務委員会 第2号(1996/02/22、17期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、沖縄の問題ですが、これは沖縄県の問題だけにとどまらないで、日本にとっても私は非常に大切な問題だというふうに考えているわけです。  大臣が外務大臣に就任されたときに、いろんな新聞社とインタビューをなさっておられます。私、それを詳細に読ませていただきました。これから外務委員会でいろいろと質問もしなければならない大臣ですから、よく読ませていただきました。  ある新聞とのインタビューについては、現段階で米軍の規模を変えるようなことをアメリカ側に申し上げることは考えていませんと述べておられます。もう一つの新聞では、アメリカはこの地域に十万人、日本に四万七千人のプレゼンスを打ち出している……

第136回国会 外務委員会 第4号(1996/03/28、17期、日本共産党)

○立木洋君 今回上程されておりますこの法律案につきましては、検討させていただきましたけれども、これは私は賛成であります、内容的に見ましても。ですから、この問題に関しては改めて特にお尋ねしなければならない重要な問題はないと思いますので、今問題になってまいりました台湾海峡の問題をめぐっての日本政府の評価と態度について若干のお尋ねをしておきたいと思います。  二十三日に出されました外務大臣のコメントを読ませていただきました。あの選挙の結果と台湾海峡に関するコメントは読ませていただきましたけれども、台湾で初めて直接選挙が行われて、今回、李登輝総統が誕生したという状態、同時に台湾海峡でああいう極めて緊迫……

第136回国会 外務委員会 第6号(1996/04/11、17期、日本共産党)

○立木洋君 インド洋まぐろ類委員会の設置に関しては、これは適切なことでありますから賛成であります。  譲許表の修正と訂正の確認書の問題については、後ほど意見を述べさせていただきます。  最初に、沖縄の問題について若干御質問いたします。大臣には最初から質問いたしませんが、ちょっとその経過を聞いておいていただきたいと思います。  安保条約並びにそれに基づく地位協定、これは国家間の条約として施設・区域の提供を米軍に行うことは義務化されているわけですけれども、特定の土地を米軍に提供するという場合には、それは国内法に基づいて日本の政府が使用権原を得ていなければならない、そういう前提があって初めて特定の土……

第136回国会 外務委員会 第8号(1996/04/26、17期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、今回の日米安保共同宣言が出されましてから、その一つの問題としてアジア太平洋地域という問題が問題になりました。これはもういろいろな場所で質問がなされ、また総理も大臣もお答えになっておられるので御承知だと思います。私たちが考えているのは、つまり安全保障上の意義あるいは要因、効果とのかかわりでこのアジア太平洋地域をどう見るかという問題と非常に深い関係があるというふうに考えているので、この問題についてお尋ねしているという意味なんです。ただ単に地理的にどうかというふうな意味ではなく、まず最初に事実関係からお尋ねしたいというふうに思います。  アメリカの方から、今回の日米首脳会談あるいは……

第136回国会 外務委員会 第9号(1996/05/07、17期、日本共産党)

○立木洋君 先般に続いて日米安保の共同宣言の問題について、先日時間が足らなかったものですから、きょうは引き続いてお尋ねをいたしたいと思います。  先ほど同僚議員の方で、共同宣言の中で、日本周辺の地域において事が起こった場合に、日米間での協力を研究し、政策の調整を行うという問題について六つの項目を出して北米局長折田さんにお尋ねしたけれども、今のところ立ち入って述べることはできる状況にはございませんというお話でした。  ただしかし、先日、例えば四月十七日にNHKのテレビ討論会で自民党の政調会長の山崎さんが、極東有事、朝鮮半島有事ということになれば、民間空港を米軍が使ったりあるいは閉鎖したりというこ……

第136回国会 外務委員会 第11号(1996/05/16、17期、日本共産党)

○立木洋君 エチオピアの航空協定については賛成です。ただ、メキシコとの租税条約についてはちょっと意見があるので、後刻意見を表明させていただくことにして、質問は次の点、お願いしたいと思います。  一つは、子どもの権利条約の問題についてですが、政府報告書を国連の子ども権利委員会に提出する期限が五月の二十二日ではないかというふうに承知しております。これは初めて出される報告書になるわけで、この問題を一昨年に審議したときに、当時は羽田孜さんが外務大臣でしたが、条約が批准されたからといって安心することは許されない、今後とも子どもの権利の状態がよくなり、前進することを願って報告書の問題等も含めて対応していき……

第136回国会 外務委員会 第14号(1996/06/07、17期、日本共産党)

○立木洋君 きょうの協定並びに条約については賛成です。特にお聞きしたいことはありません。  実は、海洋法条約のときにお尋ねしたいことがあったんですが、時間が足りなかったためにお尋ねできなかったので、きょうお尋ねさせていただきます。  非核三原則の問題を非常に重視されておるという政府の答弁もありまして、先般の五月三十一日の橋本総理の本会議での答弁では「国籍にかかわらず核搭載艦の我が国領海通航は無害通航とは認めないという立場であります。」というふうに答弁なさいました。これは、これまでの立場を一貫して貫くということだと思うんです。  では、日本政府が核搭載艦の我が国領海の無害通航を認めず拒否できると……

第136回国会 外務委員会 第16号(1996/06/13、17期、日本共産党)

○立木洋君 日本とACSAを結ぶ前にアメリカは既に十九カ国とACSAあるいはそれに準じる協定を結んでおりますが、それらの十九カ国の中には、有事を明記していないあるいは有事を除外するというような規定のある協定、そういう協定の内容になっている国はあるのでしょうか。
【次の発言】 それは、有事を除外するというふうな規定があるんですか。
【次の発言】 その内容を見てみますと、ほとんど有事あるいは戦時、あるいは危機ないし戦時等々の規定があります。それから、部隊展開や作戦行動に対する共同行動等の規定もあり、ほとんど有事に対処するということが可能な規定になっております。  日本の場合に、平時、有事とも適用す……

第139回国会 外務委員会 第1号(1996/12/12、17期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、もうニュースをごらんになっておわかりかと思いますけれども、きょうのお昼のNHKニュースに関連して最初に一問ちょっとお尋ねしておきたいと思います。  今月の九日から始まった合同演習に、アメリカ海兵隊の岩国基地のFA18戦闘攻撃機がこの訓練に参加していました。ところが、訓練が終わった時点で爆弾が機体に残ったままだったわけですね。それを、アメリカ軍の基地に戻って着陸しますと危険だからという理由で、米軍の管制塔の指示によってこれを沖縄の那覇市から約十キロ西南西に落下させたわけです。そういう事実が報道されました。  この問題を見てみますと、落下させたのはおとといの午前十時ごろだというん……

第140回国会 科学技術特別委員会 第3号(1997/02/26、17期、日本共産党)

○立木洋君 問題はいろいろあるんですけれども、きょうは原子力の問題についてお尋ねをさせていただきたいと思います。  御承知のように、原子炉が使用されるようになって相当の期間がたちました。当初から、核燃料リサイクルという考え方は日本としても考えておられて、御承知のように東海村でも再処理工場が早い時期からつくられるということがありました。さらに、それを商業化して実用化するという点で六ケ所村の問題なんかも浮上してきたという経過がありました。  しかし、この経過を見てみますと、核燃料リサイクルの問題での先般の「もんじゅ」における大変なナトリウムの火災事故が非常に大きな問題となって起こっただけではなくて……

第140回国会 科学技術特別委員会 第4号(1997/03/17、17期、日本共産党)

○立木洋君 長官にお尋ねしますが、時間が極めて短いので端的に基本的な問題だけをお尋ねすることにしたいと思うんです。  第一に、今回の事故を基本的にどのような事故と認識なさっておられるかという問題です。つまり、既にいろいろ問題になりましたように、ダイナマイトが爆発するような爆発事故が原子力関係の施設の中で起こった。そして放射能が放出された。そして一つの事故で三十七人に上るいわゆる被曝者が出たと。これはもう日本で初めてですよね。一回の事故で三十七人も被曝者が出た。それがどの程度の被曝者かという問題は別にして、そういう事故が起こったということ自体を私は大変深刻に考えるべきです。日本の国内での最大の事……

第140回国会 科学技術特別委員会 第5号(1997/03/27、17期、日本共産党)

○立木洋君 再処理工場の事故の問題からちょっとお尋ねしたいと思います。  十一日、事故が起こった当日、科学技術庁の職員五名が直ちに現場に派遣されたというふうに承知しております。もちろん、事故の究明や今後の事故対策をとる上で、当初の現場の状況を正確に把握するということは非常に大切だと思いますが、この五名の中で原子力安全局の職員の方は何名おられたでしょうか。人数だけで結構です。
【次の発言】 科技庁からいただいた最初の状況報告、これを見てみますと、十時六分に火災が発生というふうに書かれておりますし、先日いただきました動燃の資料の中でも火災というふうに述べられております。ところが、実際に火災だったの……

第140回国会 科学技術特別委員会 第8号(1997/06/06、17期、日本共産党)

○立木洋君 この法律は、CTBTの条約を批准するに当たって、それを履行するための一部改正であるというふうに承知しており、私は妥当なものであるというふうに考えております。CTBTの本来の問題に関しては、きのう一日、外務委員会でいろいろお尋ねしましたから、そのことは省いて、きょうは特に核燃料物質の規制の問題に関して、若干この法案と関連してお尋ねしたいというふうに思います。  プルトニウムが核に利用されやすいということは前々から言われておりますし、とりわけこの問題に対しては、今お話がありましたように、プルトニウムの需給の透明性あるいはバランスの維持等々については非常に注意を払わなければならない問題と……

第140回国会 外務委員会 第2号(1997/02/20、17期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、劣化ウランの問題については数少なくない方が質問されましたし、もう大臣も何回も答弁なさっておられるんで、この問題について専門的な点で大臣にお尋ねしょうというのはもう時間がきょうはありません。それで、現実の、今のこの劣化ウラン弾についての大臣の率直な御認識をまず最初にお伺いしたい。  ちょっと述べます。つまり、御承知のように、日本で出している原子炉等規制法についてもあるいはNPTの日本との保障措置協定についても、この劣化ウランは核燃料物資の一つとして規制の対象になりているということはもう大臣は十分御承知のとおりだと思うんです。  それで、先日、アメリカの国防総省が出しておるある軍……

第140回国会 外務委員会 第4号(1997/03/17、17期、日本共産党)

○立木洋君 先ほど同僚議員の方から、一九五九年からの南極条約について、その後の経過等について体験を含めてお話がありました。私は、その後の状況、さまざまな事態がありましたけれども、これらの経過は南極という局地的な問題にかかわらず、科学技術が発展、進歩して、そして鉱物資源の開発等々に大きな注目が寄せられる過程の中で、環境と生態系をどう保護していくかという問題とのかかわりは非常に大きな問題として議論され、激しい対立が交わされてきたという経過がこの南極の問題をめぐっては存在したと思うんです。この問題すべてについていろいろお尋ねするというのはとても時間がございません。  ことしの十二月に京都で第三回の締……

第140回国会 外務委員会 第5号(1997/03/18、17期、日本共産党)

○立木洋君 今議題になっておりますこの連合条約それから一般規則等についてはこれまでも何回もお尋ねする機会があったわけであります。今回の場合には、この条約を一般規則に追加して、そして一本化するというものを中心にして若干の訂正が行われるという内容で、内容的には賛成であります。ですから、特に改めてこの機会にこの問題でお尋ねしょうということではなくて、若干別の件でお尋ねをさせていただきたいと思うんです。  最近いろいろと問題になっております、きのうも取り上げました環境問題なんですが、米軍の基地の区域・施設内における環境問題がいろいろ新聞で報道されております。いわゆるPCBの問題やカドミウムの問題、そう……

第140回国会 外務委員会 第6号(1997/03/27、17期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、大臣の方にちょっと基本的な問題でお尋ねしたいんですが、その国で決める予算というのはすぐれて国の主権に属するものであるという点については池田大臣も同意されるだろうと思うんですが、いかがでしょう。
【次の発言】 国の予算の決定は国の主権に属するという点では異論がないようであります。
【次の発言】 後の問題は今からちょっとお尋ねします。  ずっとこれまでの予算を私は外務委員会で何回もやってきましたけれども、アメリカとの間で決められた地位協定に反してさえ日本側は金をアメリカのために支出している。外国と取り決めた約束に反して金を出してやるというふうなことは、まさに主権をじゅうりんする……

第140回国会 外務委員会 第7号(1997/03/31、17期、日本共産党)

○立木洋君 議題の案件につきましては賛成ですし、特にお尋ねすることはございませんので、私も旧日本軍が中国へ遺棄した化学兵器の問題について若干お尋ねしておきたいと思うんです。  一九九一年から七回にわたって現地視察並びに調査が行われてきましたことは承知しておりますし、また政府間においても協議が行われ、あるいは専門家の協議も行われてきたというふうにも承知しております。  それで、現在までの時点でどこまでどういう点で日中間で基本的な合意ができているのか、基本的な合意ができている点はどういう点なのか、まずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 これまで七回行われてきた現地視察並びに調査、これは敦化市の……

第140回国会 外務委員会 第8号(1997/04/01、17期、日本共産党)

○立木洋君 中東・北アフリカ経済協力開銀の設立の問題について検討する場合、中東情勢がどういう経緯を経てきているのか、それが今の段階になって中東情勢というのはどうなっているのか、これを正確にしかも確実に把握することと私は無関係ではないというふうに思うんです。同僚議員もその点について質問なさいましたが、私もまず最初に中東情勢の問題に関連して若干のお尋ねをしていきたいと思うんです。  御承知のように、中東和平の問題というのはイスラエル・パレスチナ問題の解決なくしては解決があり得ないということが長期にわたって言われました。そして、御承知のように、結局侵略者であるイラクがパレスチナ問題を口実にしてクウェ……

第140回国会 外務委員会 第10号(1997/05/08、17期、日本共産党)

○立木洋君 議題になっています協定の問題について二、三お尋ねしたいと思います。  今まで日本としては大西洋地域、また地中海地域でのマグロの漁獲についてはICCATの管理のもとで行われていたということは先ほど述べられたとおりだと私も思います。御承知のように、最近のICCATが出している資料等を見てみますと、同地域のクロマグロが絶滅寸前の危機にある、だから各国が今の量でとり続けていくならば二〇〇二年ごろに大変な状態になるだろうというふうな指摘もあります。また同時に、ワシントン条約の資料によりましても、同地域のクロマグロについてはいわゆるリストに載せるという動きもあったというふうな報道にも接している……

第140回国会 外務委員会 第11号(1997/05/13、17期、日本共産党)

○立木洋君 今回の武装テロリストの行動というのは国際的には許すべからざる犯罪行為であるというふうに考えております。この間、人質の皆さん方が長期間にわたって非常に頑張ってこられたのではないかというふうに考えております。この中から私たちはやっぱり教訓を引き出すことが必要だというふうに思うわけです。  日本側として考える必要がある問題の中の一つとして、時間が短いわけですからお尋ねしたいと思うんですが、なぜテロリストにこういう犯罪の機会を与えてしまったかという問題があると思うんです。それは先ほど来問題になっていますように、天皇誕生日をナショナルデーとしてレセプションが開催されたのがねらわれたということ……

第140回国会 外務委員会 第12号(1997/05/15、17期、日本共産党)

○立木洋君 議題になりました二つの議定書につきまして、改正された議定書Uの方もあるいは追加となった議定書Wにつきましても、これは特別兵器の使用の禁止あるいは制限という内容に沿ったものですから、当然のことであるというふうに考えます。  しかし、若干の問題についてどうしてもお尋ねさせていただきたいのは、一九八〇年に問題になりまして、改正議定書Uの問題については本来の条約に沿って出されている。あのときの内容を改めて振り返ってみますと、結局地雷を軍事目標にのみ用いるというふうな内容でしたし、あるいは遠隔散布地雷の位置を正確に記録できるようにするだとか効果的な無力化のための装置が取りつけられている場合を……

第140回国会 外務委員会 第13号(1997/05/29、17期、日本共産党)

○立木洋君 南アとの租税条約の問題についてお尋ねいたします。  南アと日本との経済的な状況を比較してみますと、相当な格差があるんですね。これは、日本のGNPでいえば、大体南アのGNPの十二倍から十三倍ですよ、一人当たり。だから大変な格差がある。そして、資本の流れ等を見てみますと、南アの方に日本の資本が投資されているのが約五十五億、六十二社の企業が進出いたしております。ところが、南アの方から日本になされている投資額というのはゼロです。進出している企業数もゼロです。貿易の格差の問題については、これはもう推してはかるべきで、非常に大きな差があるんです。  こういうような国との間でいわゆる租税条約を結……

第140回国会 外務委員会 第14号(1997/06/03、17期、日本共産党)

○立木洋君 第四議定書の問題に関連して質問いたします。  基本電気通信分野の交渉がマラケシュ協定の合意に至るまでの間合意されなかったわけです。その合意されなかった最も基本的な、つまり障害になったのは一体どういうことだったのかということが一つ。それから、一九九八年の一月一日からこれが発効されるということで合意されたわけですけれども、その障害になった問題点が根本的に解決されたのかどうなのか。その二点、まず最初にお伺いいたします。
【次の発言】 主な点については確かにそういうことだろうと思うんですけれども、途上国としては、このサービス産業の部門での幼稚な状態があるから先進国自身に逃げられてしまうんじ……

第140回国会 外務委員会 第15号(1997/06/05、17期、日本共産党)

○立木洋君 CTBTがさきの国連総会で百五十八カ国賛成して採択されたということの背景には、やはり日本国民を初め世界の諸国民が核実験に反対するというものが背景にあったというふうに考えるんです。しかし、未臨界実験等が禁止されていないという問題点も私は残されているというふうに考えます。  そこで、この条約に従ってお尋ねしたいんですけれども、この条約の中では締約国の再検討のための会議が開かれるというふうなことの規定もあります。ですから、核爆発の実験のみではなく、核に関するあらゆる実験を禁止するという方向に努力すべきではないかというふうに考えるんですけれども、日本政府としてはどのようにお考えでしょうか。

第140回国会 外務委員会 第16号(1997/06/10、17期、日本共産党)

○立木洋君 議題になっている協定の問題についてお尋ねしたいと思います。  まず最初に、日本と香港との最近数年間における経済の関係なんですが、香港から日本に輸出しておる総額は、日本から香港に対して輸出しておる総額に比べて大体一割足らずの状況になっていると思うんです。それから、投資の状況を見てみましても、これも同じように、香港から日本への投資の状況は、日本から香港への投資の総額から比べてみると、これは一割を大幅に切っている状態になっていると思うんです。ですから、このように経済、投資活動の流れが日本から香港へとかなり一方的になっているという状況から見てみますと、結果としてこの協定で保護を受けるのは資……

第140回国会 外務委員会 第17号(1997/06/12、17期、日本共産党)

○立木洋君 今回のガイドラインの見直しの問題については、内容としては、平時、日本に対する武力攻撃あるいは周辺事態というふうな場合に日米間でどういう協力をするかというふうな内容が検討されているものだと承知しております。私は、とりわけこの中で最も中心的な柱になっているのは、周辺事態における協力をどうするかという問題が中心になっている、そういうふうに指摘をしておきたいと思うんです。  周辺事態でアメリカが軍事行動に入り、あるいは武力の行使を行うというふうな場合に、自衛隊が公海にまで出動していって、ここで述べられているような周辺事態でのさまざまな協力を行うなどということは日米安保条約には全く規定されて……

第140回国会 外務委員会 第18号(1997/06/17、17期、日本共産党)

○立木洋君 後回しになるとまた質問ができなくなるとあれですから、最初にひとつ長官の方から答えていただくようにお願いしたいと思います。  ガイドラインの見直しの中間報告の周辺事態における問題の中で共同作戦計画についての検討の項があります。そこに「周辺事態が日本に対する武力攻撃に波及する可能性のある場合」というのが明記されてありますが、アメリカの行う周辺事態でのいわゆる戦闘行動が日本に波及するということを予想しているわけですね。「波及する可能性」とはどういう要因あるいはどういう場合を想定しているんでしょうか。
【次の発言】 いや、長官、「波及する」と明確に記入してあるんですよ。

第141回国会 外務委員会 第2号(1997/10/30、17期、日本共産党)

○立木洋君 中南米の動向を全体的に見てみますと、グローバル的には一つの変わる時期に来ているのではないかというような感じがするんです。長期にわたった大変な内戦の問題についても、昨年のグアテマラの和平合意によって大きな規模でのそういう内戦状況というのは一応おさまりました。それからまた、経済状態を見てみましても、一九八二年から生じた累積債務の危機の問題、これも九〇年代になって変わってくるという状況が生まれてきております。こういう状況の中で、中南米に対する世界の見方というのが変わってきておるという状況が私はあると思うんです。  それで、先ほど局長もお話しになりました今度の会議の中で、経済問題というのが……

第141回国会 外務委員会 第3号(1997/11/27、17期、日本共産党)

○立木洋君 ガイドラインの問題についてお尋ねしたいと思います。  周辺事態が発生して、国連として何もまだ決定されていない状態のもとで米軍が武力行使を決めたと。それに基づいて、結局ガイドラインに沿って、定められた内容について米軍の行動に協力するということを行わなければならなくなるわけですが、米軍の行っているそういう武力行使に対するさまざまな、これは一々言いませんが、後方地域支援というところにずらっと書いてあります。こういうことを行うというのは、米軍の行っている戦闘行為の重要な一部分をなすというふうにやっぱりみなされるんじゃないかと思いますけれども、大臣、いかがでしょうか。

第142回国会 外交・防衛委員会 第4号(1998/03/12、17期、日本共産党)

○立木洋君 私は、日本共産党所属の国会議員です。カーターさんに日本共産党の国会議員が質問する初めての議員になるかもしれません。  私は多くの問題をお尋ねしたいんですが、時間が短いので核軍縮の問題についてお尋ねしたいと思うんです。  今から二十一年前にあなたがアメリカの大統領に就任されたときの演説の中で、我々はことし地上からすべての核兵器を根絶するという我々の最終的な目標に向かって一歩を踏み出すであろうと述べられ、他のすべての人々にこのことで力を合わせようではないかと呼びかけておられたことを私は注目しましたし、今でもはっきり記憶しております。また、あなたは別のところで、最悪の環境破壊は戦争である……

第142回国会 外交・防衛委員会 第6号(1998/03/31、17期、日本共産党)

○立木洋君 外務大臣、非核神戸方式というのを御存じだろうと思うんです。神戸の港に外国の艦船が入港する場合に、核兵器を積載しておりませんという非核証明書を提出して、そして入港が認められるかどうかということが決められるということが神戸市で実行されております。  今回、御承知のように、高知県におきましても同じような条例化を進めようということで、高知県議会の一致した結論に基づいてその条例化を進めようとしたところ、外務省の方からその条例化は困難だということで圧力がかけられたということが一斉に新聞で報道されておりました。このような高知県における条例化の問題について、それを抑えようとした根拠は一体何なんでし……

第142回国会 外交・防衛委員会 第7号(1998/04/07、17期、日本共産党)

○立木洋君 在日米軍駐留経費の問題について最初にお伺いしたいと思います。  これは一九九七年度で見たわけですけれども、昨年度の場合にはまだあれされておりませんから、そうすると六千四百十五億円が駐留経費になっております。七八年度が一千七百五十九億円ですから、約二十年の間に大幅にふえておるというふうに見ることができます。  九五年度分で外国と比較してみますと、米軍駐留経費のうち、ドイツが負担した分は二四%、イギリスが負担した分は二三%、イタリアは一二%です。ところが、日本の場合には七六%というふうに異常に突出しております。ドイツは米軍からさらに駐留経費の負担を要請されましたけれども、ドイツの場合に……

第142回国会 外交・防衛委員会 第8号(1998/04/08、17期、日本共産党)

○立木洋君 防衛庁長官にお尋ねしますけれども、F16をモデルとした日米共同開発の問題、これは一九八七年からいろいろ経過がありました。この経過の問題についてはここで申し述べることはいたしませんけれども、三千二百億円を投じて開発されるF2の量産が始まったわけですね。九六年には御承知のように十一機、九七年には八機、九八年には九機というふうなことで進んでおります。  このF2の一機の価格を見てみますと、九六年度は百九億円、九七年度は百二十億円、九八年度が百十八億円というふうになっております。国の財政が極めて危機に瀕している状態にあるということはもう御存じのとおりであります。このような世界にも存在しない……

第142回国会 外交・防衛委員会 第10号(1998/04/16、17期、日本共産党)

○立木洋君 長官、今、同僚議員も尋ねました統幕会議の問題です。どうして今こういうふうに機能を強化するのかというふうな問題と関連してちょっとお尋ねしたいんです。もちろん今までの問題では、もう明確にこの出動の問題というのは、防衛の場合あるいは治安の場合、これについて、長官の指導のもとに幕僚会議が関与し、そしてその運用等に権限を持つということになっているということははっきりしているわけです。  それが改定されたのが、結局二十六条の中では、一つは、統合警備計画の作成及び幕僚監部の作成する警備計画の調整にも関与する、これにも権限を持つようになるわけですね。それで、その二十六条の五番目のところには、「その……

第142回国会 外交・防衛委員会 第11号(1998/04/23、17期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、日英原子力協定の問題についてお尋ねしたいと思います。  これは使用済み核燃料の再処理をイギリスに委託するという内容のもので、期限が来たので継続する、若干の変更はございますけれども、基本的にはそういうものだろうというふうに思っております。  しかし、この間の問題について、いわゆる核燃料リサイクルという過程全体を考えた場合に、やっぱり問題が全然なかったわけではない。御承知のように「もんじゅ」の事故もありましたし、それから東海村における再処理工場の一部と言われているところの問題もありましたし、それからフランスの高速増殖実証炉のスーパーフェニックスも撤退するというふうな動き等があっ……

第142回国会 外交・防衛委員会 第12号(1998/04/28、17期、日本共産党)

○立木洋君 同僚議員が質問されている内容もありますので、タブらないようにしてお尋ねしたいと思うんですが、私が最初に申し上げたいのは、やはりこれから日本の漁業をどういうふうに発展させていくかという問題、ある意味では一つの岐路に立っているとも言えるような状況にあるだろうと思うんです。  これまでを振り返って見てみますと、もう大臣十分御承知のように、三海里から十二海里に領海がなるときにこれもおくれました。あのときにソ連の漁船が領海内まで入ってきてイワシをとられて、引いていた網まで壊されて大変な問題が起こるというようなことがあって、漁民の方々から大変な御意見が出されたという状況に私も遭遇しました。  ……

第142回国会 外交・防衛委員会 第13号(1998/05/07、17期、日本共産党)

○立木洋君 谷野さんは中国問題の専門家ですからあれですけれども、経済の問題で、新しい体制ができていろいろ問題点が出ているのでお尋ねしようかと思ったんですが、時間の関係で省きます。  ただ、よく中国の方が言われる話の中で、もう過去のことは水に流しましょう、そして前向きで。進みましょうという話を一方ではよくされます。しかし、もう一方では、我々にとって歴史上忘れてはならないこともあるんです、そのことはしっかり我々は忘れることができないんだということも言うんです。これはもう中国の専門家ですから、何を言わんとしているかということは谷野さんおわかりだと思うんですが、今いろいろ問題が起こっております。先ほど……

第142回国会 外交・防衛委員会 第14号(1998/05/12、17期、日本共産党)

○立木洋君 植物の新品種の保護の問題についてお尋ねをします。  新しい技術による植物関係の品種の開発というのが、最近大企業や多国籍企業の間で非常に活発に進んできておるという状況が見られます。アメリカの状況を見ますと、一九八〇年代のバイオテクノロジー関連の国内帰属特許を見てみますと、大体その八割近くは従業員が一万人以上の大企業が独占しているというふうな状況になっているという数字も出ているわけです。アメリカでは小麦なんかの新しい遺伝子の組みかえ作物が次々に開発されて非常に安いコストで栽培される、これが日本に入ってきたらいろんな大変な影響を与えるんじゃないかというふうなことが書かれている書物なんかも……

第142回国会 外交・防衛委員会 第15号(1998/05/14、17期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、私も共通した問題なんですけれども、インドが核実験を行ったということについては、どういう理由であろうとこれは断じて許すことができない重大な問題だと思うんです。  これは核兵器の導入の選択肢、この実現の目的を持ってやったということですね。だから、今問題にされたように、核保有国が一つふえるかどうかの問題ではなくて、これは世界の平和と安全にとっての極めて重大な挑戦であって、これからの核軍縮がどうあるべきかという根本問題が問われなければならない状態にあるだろうと思うんです。  振り返ってみますと、フランスが核実験をしたときには、我々はCTBTに署名できるような条件を獲得するために今実験……

第142回国会 外交・防衛委員会 第16号(1998/05/19、17期、日本共産党)

○立木洋君 きょうは、先回に続いて周辺事態の問題について重ねてお尋ねしておきたいと思うんです。  その後、いろいろ政府関係者の方々の発言をお聞きしていますと、周辺事態というのは極東とほぼ同じに考えてもらってもいいとおっしゃっている方もおいでになりましたし、また極東並びに極東周辺というふうに述べている方もおられるんです。もちろんこれは地理的な概念ではないというふうなことは繰り返し言われてきている状況ですけれども、いわゆる周辺事態というのはこういうふうに明確に考えているという現在時点での政府としての統一した考え方、政府の要人の方々がいろんなことを述べられておるので、どういうふうに今の時点で統一され……

第142回国会 外交・防衛委員会 第17号(1998/05/21、17期、日本共産党)

○立木洋君 私は、サービスの貿易に関する一般協定の第五議定書についてお尋ねしたいと思います。  WTO協定が発効されてから既に三年五カ月近くなるわけです。しかし、サービス分野についての取り決めというのは、これは新たな問題でしたから、そのときには附属書としてサービス分野の対象が規定されただけで、事実上はその年の七月になって金融サービス問題についての第二議定書が発効された。しかし、現実にはアメリカはそれに同意しなかったために、去年の四月に交渉が再開された。それが今回の第五議定書になったという経過があるわけです。  この金融サービスの分野においての問題は、一般的に言えば先進国ではこういう銀行、証券、……

第142回国会 外交・防衛委員会 第18号(1998/05/28、17期、日本共産党)

○立木洋君 官房長官、PKO協力法が成立してから六年余りたったわけです。あのときは結局、武装した自衛隊が海外に初めて出ていくという問題をめぐって、憲法上とのかかわりがどうなるのかということが非常に議論の対象になったということは、長官も十分御承知のことだと思うんです。  それで、あのとき政府が述べられたのは、武器の使用というのは自衛隊員の生命、身体防護のための必要最小限に限るもので、そしてそれはあくまでも隊員個々人の判断に基づくものである、こういう見地から見て憲法上問題がないというふうに繰り返し答弁されていたと思うんです。ところが、今回のPKO法の一部改正は、この改正で変更された点は、この憲法に……

第142回国会 外交・防衛委員会 第20号(1998/06/04、17期、日本共産党)

○立木洋君 久間長官、先般の質問に続いてお尋ねしたいと思うんです。  この間、武器の使用の問題に関連して、こういう一定の改正がなされた、上官の命令によって武器を使用することができるというふうに改定されたわけですね。その点については自衛隊法の八条、十四条、五十七条を引用して私はお尋ねしました。それに対して、これは憲法に違反しないのかという私のお尋ねに対して、長官は、確かに今委員が言いましたように隊法五十七条も今回の上官の命によって行動するということになるわけですから適用されることになります、そういう意味では組織立った行動になるわけでありますと、明確に答えられた。そしてその後は、自然権を守るという……

第142回国会 外交・防衛委員会 第21号(1998/06/11、17期、日本共産党)

○立木洋君 私も明石さんと堂ノ脇さんにお尋ねしたいと思います。  軍縮の問題で直接体験なさっておられるし、また国連の舞台でもいろいろお仕事されてきた関係上、明石さんが最初に述べられた問題意識、つまり五十年経た今日、改めて重要な対応が緊急に求められているということを述べられました。  私も今回のインド、パキスタンの核実験の問題については、これは絶対どのような理由があろうと容認できないという点ではそういう考え方を持っているわけですけれども、この事態が一体何を示しているのか、今までの核問題に対する対応の仕方で果たしてどうだったのか。人類としてはよかったんだろうかということを本当に改めて問い直さなけれ……


18期(1998/07/12〜)

第143回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1998/08/31、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) 一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま皆様の御推挙によりまして本委員会の委員長に選任されました立木洋でございます。  本委員会の所管する沖縄問題、北方問題につきましては、今なお多くの課題を抱えております。  沖縄につきましては、本土復帰から二十六年を経過した現在におきましても本土にない特殊事情等から依然として厳しい状況下にありますし、二十一世紀に向けた沖縄振興開発の諸政策の強力な推進が求められております。  また、北方問題に関しましては、新たな兆しはございますものの、本質的な問題解決には多くの課題が存在しております。国民の総意である北方領土返還の実現に向けて本委員会に……

第143回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1998/09/25、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る一日、峰崎直樹君が委員を辞任され、その補欠として内藤正光君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に松崎俊久君を指名いたします。

第143回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1998/10/02、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 本日の調査はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。    午後三時四分散会

第143回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1998/10/15、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  これより請願の審査を行います。  第一二一号北方領土問題の解決促進に関する請願外四件を議題といたします。  速記をとめてください。
【次の発言】 速記を起こしてください。  これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第一二一号北方領土問題の解決促進に関する請願外四件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとすることに意見が一致いたしました。以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、審査報告書の作成につ……

第143回国会 外交・防衛委員会 第2号(1998/09/03、18期、日本共産党)

○立木洋君 一昨日、衆議院の委員会で大臣が事実関係は今後とも北朝鮮が明らかにするように求めていきたいというふうに述べられている。私はこれは非常に大切なことだと思うんです。  今まで北朝鮮は、事前についても事後についても今度のこの問題については具体的な内容を何一つ明らかにしておりません。朝鮮中央通信がああいうふうな見解を出しましたけれども、具体的な内容は何も述べていないんですね。この点について日本の側から、いわゆるこの間、南アで小和田国連大使が外相に会いたいと言ったけれども実際には会えなかったという状況があるわけです。  今後とも日本側から積極的にイニシアチブをとって、北朝鮮の側に会いたいという……

第143回国会 外交・防衛委員会 第6号(1998/09/29、18期、日本共産党)

○立木洋君 総理はもう先刻十分御承知だと思いますが、昨年、当委員会でこの地雷に関する改正議定書の審議を行いました。その際、我々も幾つかの意見を述べたわけですが、そういう点から見て、今回のこの対人地雷の禁止、それから廃棄、こういう条約というのはさらに前進された内容のものだというふうに受けとめることができるものだと私たちも思っております。  これを我が国が批准するに当たってどうしても考えなければならない問題は、国内にある米軍基地内にある対人地雷については貯蔵、保有を認めるというふうになるわけですが、これはどういう理由からでしょうか。また、この条約のどの条項でそれが認められているんでしょうか。

第144回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1998/11/27、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) この際、一言ごあいさつ申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙によりまして引き続き本委員会の委員長に選任されました。委員各位の御協力を賜りまして公正円満な運営に努めてまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に佐藤泰三君、橋本聖子君、松崎俊久君、福本潤一君を指名いたします。  本日はこれにて散会いた……

第144回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1998/12/14、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、委員派遣に関する件についてお諮りいたします。  閉会中……

第144回国会 外交・防衛委員会 第1号(1998/12/03、18期、日本共産党)

○立木洋君 この日韓漁業協定の問題で、確かに国連の海洋法条約に基づいて、御承知のようにこの条約では海洋生物資源の効果的な利用の問題、あるいはその管理、保護の問題等々の基本的な海洋秩序についての考え方というのを明確にされているわけです。  そういう点から見るならば、一九七七年五月に日本が発表したいわゆる暫定措置法、漁業水域に関する暫定措置法の点から見れば、いわゆる排他的な経済水域というのが広げられましたし、それから管理の問題についても、沿岸国主義という見地から、いわゆる旗国主義という立場から変わるという内容で、私はそれは当然のことだろうというふうに思います。  しかし、この二十年の間に漁業水域に……

第145回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1999/01/19、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま皆様の御推挙によりまして引き続き本委員会の委員長に選任されました。委員各位の御協力を賜りまして公正円満な運営に努めてまいりたいと存じますので、どうかよろしくお願いを申し上げます。
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に佐藤泰三君、橋本聖子君、松崎俊久君及び福本潤一君を指名いたします。  本日はこれにて散会いたし……

第145回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1999/03/05、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査を議題とし、平成十一年度沖縄及び北方問題に関しての施策に関する件について関係大臣から所信を聴取いたします。  まず、高村外務大臣から所信を聴取いたします。高村外務大臣。
【次の発言】 次に、太田総務庁長官から所信を聴取いたします。太田総務庁長官。
【次の発言】 次に、野中沖縄開発庁長官から所信を聴取いたします。野中沖縄開発庁長官。
【次の発言】 以上で所信の聴取は終了いたしました。  大臣は御退席いただいて結構であります。どうもありがとうございました。  本件……

第145回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1999/03/16、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  去る十日、予算委員会より、三月十六日午前の半日間、平成十一年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、総理府所管のうち総務庁北方対策本部、沖縄開発庁及び沖縄振興開発金融公庫について審査の委嘱がありましたので、本件を議題といたします。
【次の発言】 この際、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  委嘱審査のため、本日、参考人として沖縄振興開発金融公庫理事長塚越則男君の出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。

第145回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1999/04/05、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査のうち、平成十一年度沖縄及び北方問題に関しての施策に関する件を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 本件に対する質疑はこの程度にとどめ、本日はこれにて散会いたします。    午後二時五十八分散会

第145回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1999/08/13、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  これより請願の審査を行います。  第三六五五号北方領土返還促進に関する請願外一件を議題といたします。  速記をとめてください。
【次の発言】 速記を起こしてください。  理事会において協議の結果、第三六五五号北方領土返還促進に関する請願外一件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとすることに意見が一致いたしました。  以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任……

第145回国会 外交・防衛委員会 第1号(1999/02/18、18期、日本共産党)

○立木洋君 時間がありませんので、都甲さんに日ロ関係だけちょっとお尋ねしておきたいと思うんです。  東京宣言以後、おっしゃったように重要な会談というのが何回か行われてきて、一定の合意があったということも報道を見てよく知っております。ところが、その後の実態を見ますと、ロシア側からそれに対する否定的な見解というのが出てきているんです。例えば、川奈の日本側の提案はすべて同意したわけではありませんという発言だとか、あるいはモスクワでのいわゆる自由保護についても、国内法が整備できていないから、それについては我々はできないというふうな発言だとか、さっきの安全操業の問題もありましたけれども、いろいろたくさん……

第145回国会 外交・防衛委員会 第3号(1999/03/09、18期、日本共産党)

○立木洋君 最初に高村大臣にお尋ねさせていただきます。  日本政府は、これまで核兵器はつくらず、持たず、持ち込ませずという三原則を守るという立場をとっておられる。同時に、核積載艦が日本の港に入ってくる、それだけではなくて、また通過することも無害通航とはみなさないという立場をとってこられたと思いますが、この見解は今日でも変わりないということであれば御確認いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 今までこの非核港湾条例の問題に関していろいろ議論が国会でもなされてきました。私も一九八四年に当時の中曽根総理大臣に質問をしたわけですが、それを幾つか引用しておりますが、私の考え方を申し述……

第145回国会 外交・防衛委員会 第5号(1999/03/15、18期、日本共産党)

○立木洋君 防衛予算について長官にお尋ねします。  来年度の防衛関連予算について、先日もお話がありましたけれども、対前年度比〇・二%減というふうなお話がございました。しかし、当初の概算要求から九八年度第三次補正に回った景気対策枠の八十一億円を合わせますと、対前年度若干のプラスを確保しているというふうにも述べられております。  現在の日本の防衛予算を見てみますと、世界で第三位の規模であります。この内容は、アジアで見てみますと、中国、韓国、ASEAN諸国九カ国の軍事費の合計に比べて上回る金額になっています。日本では約四百十二億ドル、この九カ国の合計が三百五十七・五億ドルということであります。  今……

第145回国会 外交・防衛委員会 第9号(1999/04/13、18期、日本共産党)

○立木洋君 このマドリッド協定の議定書については、出願者の手続の簡素化に資するという点からもちろん賛成であります。そういう点から若干の点をお尋ねしておきたいと思います。  我が国としては、標章の審査については従来から慎重に行ってきましたし、また安定的な権利の確保という点で我が国の経済活動を支える上でも資するものであったというふうに考えております。  そこで、この議定書の加入について、我が国が従来行ってきた審査制度、つまり審査官による慎重でかつ厳格な審査の実施が引き続き維持されていくのかどうか、充実させることが可能なのかどうか、そういう点についての変化がないかどうかをまず最初に明確にしておいてい……

第145回国会 外交・防衛委員会 第11号(1999/04/27、18期、日本共産党)

○立木洋君 まず、マレーシアとの条約についてお尋ねします。  マレーシアと日本との経済関係を見てみますと、マレーシアから日本に進出している企業は九八年にわずか八社です。一方、日本からマレーシアに進出している日本企業は一千三百六十八社になっております。さらに投資の状況を見てみますと、マレーシアからの対日投資は九七年にはゼロ、九三年から五年間でもわずか十億円足らずという状況です。一方、日本からマレーシアへの九七年の投資総額は九百七十一億というふうになっております。九三年以来、マレーシアに対する主要投資五カ国の中でも日本は最高の投資額になっているというふうにいただいた資料ではなっております。  ここ……

第145回国会 外交・防衛委員会 第13号(1999/06/01、18期、日本共産党)

○立木洋君 インマルサットの問題についてはこれは賛成ですし、あえてお尋ねすることもございません。また、ロシア、バングラデシュとの投資保護協定の問題についても、これまで何回か日本の国が五カ国と結んでおる投資保護協定がありますから、その際にいろいろお尋ねしておりますし、あえてお尋ねしなければならない問題もないようですから、きょうはちょっと核問題についてお尋ねしたいと思うんです。大臣、顔しかめないでくださいよ。  この間から問題になっております一九七二年六月十七日に当時のアメリカのロジャース国務長官あてのアメリカのレアード国防長官の書簡の問題が国会でも問題になりました。このときの書簡は、私ずっと読ん……

第145回国会 外交・防衛委員会 第15号(1999/06/08、18期、日本共産党)

○立木洋君 この間の続きでひとつまたお願いします。  この間、最後まだはっきりしない点がありましたものですから、よく調べてきてほしいということを竹内さんにもお願いしたんですが、この間申し上げた、アメリカの核積載艦が日本の領海を通過する場合、それを無害航行とはみなさない、事前協議の対象にするということが領海条約の中で変わりました、日本の見解が。  ですから、その見解を、日米間で外交上有効的な効力を発するようにアメリカとの間でいつそのことで話し合いをし、どういう合意文書がなされているのか、それを調べてきてほしいと申し上げたんですが、竹内さん、あったでしょうか。

第145回国会 外交・防衛委員会 第16号(1999/06/29、18期、日本共産党)

○立木洋君 一九九四年に北朝鮮の核開発の疑惑が大きな問題になってから六年近くがたってきたわけですけれども、こうした中でKEDOの枠組みが発足して、一応今後の方向についてもそれを確実に守るという実行をしながら問題を解決していく、そういう一定の見通しは一応できてきている。  しかし、この六年間を振り返ってみると、私は外交上極めて重要な節々があったと。そのときにどういう態度をとるかということが極めて、こういう表現が適切かどうかはわからないけれども、どういう態度をとることが本当によかったのかということをもう一度考えてみる必要があるんではないかというふうに考えられるほど重要な経過があったと思うんです。 ……

第146回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1999/10/29、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙によりまして引き続き本委員会の委員長に選任されました。委員各位の御協力を賜りまして公正円満な運営に努めてまいりたいと存じますので、どうかよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に鴻池祥肇君、末広まきこ君、笹野貞子君及び福本潤一君を指名いたします。  本日はこれにて散……

第146回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1999/11/10、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査を議題といたします。  先般本委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員の報告を聴取いたします。松崎俊久君。
【次の発言】 以上で派遣委員の報告は終了いたしました。  ただいまの報告につきまして、別途、詳細にわたる報告書が提出されておりますので、これを本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
【次の発言】 この際、続総務庁長官及び青木沖縄開発庁長官からそれぞれ……

第146回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1999/12/10、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に防衛施設庁長官大森敬治君及び外務省北米局長藤崎一郎君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査を議題といたします。  この際、河野外務大臣、東外務政務次官及び山本外務政務次官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許し……

第146回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1999/12/15、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時四十一分散会

第146回国会 外交・防衛委員会 第4号(1999/11/18、18期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、外務大臣が先般行われました所信に関連して質問させていただきたいと思うんです。  御承知の、アメリカで朝鮮民主主義人民共和国、つまり北朝鮮に対する政策の再検討というのが去年十一月、大統領から指示されて、ペリー博士を中心に再検討チームが出されて、八カ月間検討をやってこられたと。新しいペリー・プロセスというものが出されました。この関係の文書というのを私は大体目を通しました。先日の同僚議員の質問で、大臣の方からペリー・プロセスについては全面的に支持をするという趣旨の説明がありました。中身を見てみますと、四つのとり得るべき政策が存在するけれども、それはすべて拒否しております。  御承……

第147回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(2000/01/20、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) この際、一言ごあいさつ申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙によりまして引き続き本委員会の委員長に選任されました。委員各位の御協力を賜りまして公正円滑な運営に努めてまいりたいと存じますので、どうかよろしくお願いいたします。
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に鴻池祥肇君、末広まきこ君、笹野貞子君及び福本潤一君を指名いたします。  本日はこれにて散会いたしま……

第147回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(2000/03/10、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査を議題とし、沖縄及び北方問題に関しての施策に関する件について関係大臣から所信を聴取いたします。  まず、河野外務大臣から所信を聴取いたします。河野外務大臣。
【次の発言】 次に、続総務庁長官から所信を聴取いたします。続総務庁長官。
【次の発言】 次に、青木沖縄開発庁長官から所信を聴取いたします。青木沖縄開発庁長官。
【次の発言】 以上で所信の聴取は終了いたしました。  本件に関する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。    午後零時二十二分……

第147回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(2000/03/16、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  去る三月十四日、予算委員会から、三月十六日午前の半日間、平成十二年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、総理府所管のうち総務庁北方対策本部、沖縄開発庁、内閣府所管のうち北方対策本部、沖縄総合事務局及び沖縄振興開発金融公庫について審査の委嘱がありました。  この際、本件を議題といたします。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  委嘱審査のため、本日の委員会に総務庁北方対策本部審議官坂巻三郎君、防衛施設庁長官大森敬治君、沖縄開発庁総務局長玉城一夫君、外務省官……

第147回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(2000/04/21、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る十二日、木庭健太郎君が委員を辞任され、その補欠として月原茂皓君が選任されました。
【次の発言】 この際、江崎外務政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。江崎外務政務次官。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に総務庁北方対策本部審議官坂巻三郎君、防衛庁防衛局長首藤新悟君、防衛施設庁長官大森敬治君、環境庁水質保全局企画課長長尾梅太郎君、沖縄開発……

第147回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(2000/04/28、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  沖縄振興開発金融公庫法の一部を改正する法律案を議題といたします。  政府から趣旨説明を聴取いたします。青木沖縄開発庁長官。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  本案に対する質疑は後日に譲ります。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時三十二分散会

第147回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(2000/05/10、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  沖縄振興開発金融公庫法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に防衛施設庁長官大森敬治君、環境庁自然保護局長松本省藏君、環境庁水質保全局長遠藤保雄君、沖縄開発庁総務局長玉城一夫君、沖縄開発庁振興局長襲田正徳君及び外務省北米局長藤崎一郎君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。……

第147回国会 外交・防衛委員会 第1号(2000/02/22、18期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、大島大使にお尋ねしたいと思うんですが、大使の経歴を見させていただきますと、イスラエルから始まってソ連、ロシア、そしてアメリカと、中東和平にかかわる重要な国は大体外交問題で携わってこられたというので、中東和平の問題について、感想でも結構なんですがお尋ねしたいんです。  御承知のように、マドリードの和平会議が九一年に開かれてもう十年の年月が流れたわけですが、この間に二国間交渉、イスラエルとPLOとの間での暫定自治合意というのがオスロの合意としてなされました。さらにその後、今では最終地域交渉が問題になって進んでおりますけれども、いろいろイスラエルの選挙等々の影響もあったりして中断……

第147回国会 外交・防衛委員会 第4号(2000/03/15、18期、日本共産党)

○立木洋君 きょう、予算の問題と関連して、地位協定に関連してお尋ねしたいと思うんです。  地位協定の問題については、いわゆるそれぞれ米軍の経費に関連してどの部分を日本側が負担しどの部分をアメリカ側が負担するかということは明確に決められております。しかし、このように決められた規定が、アメリカ側の要求、あるいはこの規定に基づく内容に反する、そういう姿勢によってこれがねじ曲げられてしまう事態というのが幾つかあります。その幾つかの問題について、例を挙げてお尋ねしていきたいと思うんです。  第一に、横田基地の訴訟問題についてです。騒音訴訟の問題です。  これは、平成七年四月十一日、参議院の外務委員会で私……

第147回国会 外交・防衛委員会 第6号(2000/03/23、18期、日本共産党)

○立木洋君 具体的な御意見どうもありがとうございました。  最初に井尻参考人にお尋ねしたいんですが、参考人は、今度の台湾総統選挙の結果、さらにそれによって始まろうとしている状況について、台湾内政の第二の段階に入ったという表現を使われてお述べになっておられる。この台湾内政の第二の段階というふうな状況から、これが対中政策の上ではどういうふうにあらわれるのか。これは参考人が第四の「陳水扁の対中政策」というところで述べられている内容の問題になるわけなんですが、確かに陳水扁は当選した十八日の宣言で、台湾海峡の平和と安全を双方の人民の共同の期待というふうに述べられ、さらにもろもろの問題についても国家の安全……

第147回国会 外交・防衛委員会 第7号(2000/03/28、18期、日本共産党)

○立木洋君 万国郵便条約の第一条にユニバーサル郵便サービス提供の保証義務が新たに盛り込まれているということなんですが、もともと、普遍的な郵便業務の提供を受ける権利を享有することを確保するということは、当初からそういう考え方としては審議をやってきた経過の中で明確だったと私は思うんですが、これを第一条に明記しなければならなかった特別の理由というのは、何かこの間起こったのでしょうか。当たり前のことを当たり前に書いているだけじゃないかという、それを改めてここで記入しなければならなかった要因。
【次の発言】 そのことと関連があるかどうか、お尋ねするんですが、万国郵便連合の一般規則第百二十五条及び百二十六……

第147回国会 外交・防衛委員会 第10号(2000/04/20、18期、日本共産党)

○立木洋君 お二人の参考人にお尋ねしたいんですが、南北首脳会談の合意が発表されたときに一番最初に頭に浮かんだのは、一九九四年六月の南北の首脳会談の合意でした。あのときは金日成主席が死亡されて実現しなかったわけですが、あのときから比べてみると朝鮮半島を取り巻く状況というのは大分変化があるんじゃないかなという気がしました。  それで一点、小此木参考人にお尋ねしたいんですが、南北の問題で、御承知の、金大中大統領が就任されてその後太陽政策を取られたと。ことしになってベルリンにおける協議でいわゆる経済協力方針まで打ち出すというふうな宣言といいますか、あれが出されて、こういう状況の中で当初この太陽政策につ……

第147回国会 外交・防衛委員会 第18号(2000/05/25、18期、日本共産党)

○立木洋君 本日の議題の二件については賛成ですし、特にお尋ねしたいこともないので、きょうは先日終わりましたNPTの再検討会議について、大臣に基本的な点をちょっと二、三お尋ねしておきたいと思います。  最終文書が出されまして、全体的に読んでみましたし、前回、山本政務次官からの他の議員に対する答弁もよく聞いておりますので、経過については大体わかっているつもりです。ただ、残されている問題も確かにあります。  しかし、基本的な問題の一つとして、最終文書の中には、自国の核戦力の完全廃絶を達成するという核保有国の明確な約束をするという点に私は注目をしました。これは一つの前進とも言えるべきものではないかと思……

第148回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(2000/07/04、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙によりまして引き続き本委員会の委員長に選任されました。委員各位の御協力を賜りまして公正円満な運営に努めてまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に鴻池祥肇君、末広まきこ君、笹野貞子君及び福本潤一君を指名いたします。  本日はこれにて……

第148回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(2000/07/06、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 委員派遣に関する件についてお諮りいたします。  閉会中の委員……

第149回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(2000/07/28、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙によりまして引き続き本委員会の委員長に選任されました。委員各位の御協力を賜りまして公正円滑な運営に努めてまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に鴻池祥肇君、末広まきこ君、笹野貞子君及び福本潤一君を指名いたします。  本日はこれにて散……

第149回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(2000/08/09、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  この際、河野外務大臣、続総務庁長官及び中川沖縄開発庁長官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。河野外務大臣。
【次の発言】 続総務庁長官。
【次の発言】 中川沖縄開発庁長官。
【次の発言】 次に、荒木外務政務次官、浅野外務政務次官、海老原総務政務次官及び白保沖縄開発政務次官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。荒木外務政務次官。
【次の発言】 浅野外務政務次官。
【次の発言】 海老原総務政務次官。
【次の発言】 白保沖縄開発政務次官。

第150回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(2000/09/21、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙によりまして引き続き本委員会の委員長に選任されました。委員各位の御協力を賜りまして公正円満な運営に努めてまいりたいと存じますので、どうかよろしくお願いいたします。
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に末広まきこ君、中川義雄君、松崎俊久君及び福本潤一君を指名いたします。  本日はこれにて散会いたし……

第150回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(2000/11/08、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告をいたします。  去る一日、片山虎之助君が委員を辞任され、その補欠として清水達雄君が選任されました。
【次の発言】 沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査を議題といたします。  先般本委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員の報告を聴取いたします。末広まきこ君。
【次の発言】 以上で派遣委員の報告は終了いたしました。  ただいまの報告につきまして、別途、詳細にわたる報告書が提出されておりますので、これを本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、……

第150回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(2000/11/15、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  政府参考人の出席要求に関する件につきましてお諮りいたします。  沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に内閣官房内閣内政審議室内閣審議官安達俊雄君、総務庁北方対策本部審議官坂巻三郎君、防衛施設庁長官大森敬治君、環境庁自然保護局長松本省藏君、沖縄開発庁総務局長榊誠君、沖縄開発庁振興局長襲田正徳君、外務大臣官房審議官森敏光君、厚生大臣官房審議官中野秀世君、厚生大臣官房障害保健福祉部長今田寛睦君及び水産庁次長川本省自君、以上を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議……

第150回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(2000/11/30、18期、日本共産党)【議会役職】

○委員長(立木洋君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日、小泉親司君が委員を辞任され、その補欠として橋本敦君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。  第一二二八号北方領土返還促進に関する請願を議題といたします。  速記をとめてください。
【次の発言】 速記を起こしてください。  理事会において協議の結果、第一二二八号北方領土返還促進に関する請願は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとすることに意見が一致いたしました。  以上のとおり決定することに御異議ございませんか。



各種会議発言一覧

10期(1974/07/07〜)

第75回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1975/03/31、10期、日本共産党)

○立木洋君 私は、まず最初に防衛庁の方にお伺いいたしたいわけですが、時間がございませんので一つの問題に限ってお伺いしたいと思います。それは、自衛隊員の選挙に際して自由に選択する権利が保障されておるかどうかという問題、自衛隊施設内での公的選挙活動の問題に関連してであります。  自衛隊員にももちろん一般の国民と同じように、選挙に当たりましてすべての候補者並びにその候補者の政見、これを十分に知る権利、また見る権利、聞く権利が保障されておるというふうに考えておりますが、長官いかがでしょう。
【次の発言】 一般的には保障されておるというお話でございますけれども、実際にいろいろ調べてみますと、なかなか制限……

第80回国会 農林水産委員会、外務委員会連合審査会 第1号(1977/04/30、10期、日本共産党)

○立木洋君 農林大臣が先ほど領海十二海里の設定がおくれたことについて反省しておるというお話がございましたけれども、この設定がおくれたことについて、日ソ漁業交渉の中でどういうふうな影響がおくれたことによってあったのかという点について、最初にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 外務大臣にそこでお尋ねしたいわけですが、いま農林大臣がそういう反省の弁を述べられたわけですけれども、これは数年前から漁民の中では、十二海里に早くしてほしいという要望がありましたし、昨年の一月も政府において領海法を本国会でやったらどうかというふうな話もあった。しかしその議論の過程では、常に外務省がそれに対して慎重論を唱えて……


11期(1977/07/10〜)

第84回国会 商工委員会、外務委員会、農林水産委員会、公害対策及び環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1978/06/07、11期、日本共産党)

○立木洋君 私は、先般日韓大陸だな協定のときにも、この問題については幾つかお尋ねをしました。主権の問題、経済権益の問題、その他幾多の問題をお尋ねしたのですが、十分な納得のいく回答が得られなかったし、大変な問題が残されておるという点で、本日は二つの点にしぼってお尋ねをしたいと思うのです。  それで、この日韓大陸だなの共同開発についての問題ですが、南部の境界画定をめぐる問題で、いわゆる沖繩海盆までが韓国の大陸だなだ、ですから、そこまでを大陸だなの外縁だと韓国が主張していたように記憶しているわけですが、韓国がそういうふうに述べた根拠について改めてお尋ねしたいと思うのです。

第84回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1978/03/30、11期、日本共産党)

○立木洋君 御承知のように、ことしの冬は二十数年ぶりの大雪とかということで非常に雪害も生じまして、この雪害地帯における方々の中からこれに対する対策を拡充強化していただきたいという要望が多く出されてきている点については長官も十分に御承知のことだろうと思いますが、その点に関連して本日は幾つかお尋ねしたいと思います。  最初に、特別豪雪地帯の指定の問題につきまして、去る五十二年の五月十九日、衆議院の災害対策特別委員会で決議がなされました。現在その指定基準の見直しの作業が小委員会で行われておるというふうに承知しているわけですが、その審議の状況についての主な点を最初に御説明いただきたいと思います。

第87回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1979/03/29、11期、日本共産党)

○立木洋君 造船不況の問題についてお尋ねしたいんですが、造船の過剰設備、これを処理する上でいろいろ深刻な事態があるようでございますけれども、その処理の方法として、先般通過しました特定船舶製造業安定事業協会法、俗に買い上げ法と言われていますけれども、これの実施状況、申請を希望された事業主がどの程度あるのか、その実施状況についてお尋ねしたいんです。
【次の発言】 報道等ではこの買い上げ法の第一号に函館ドックがなるんではないかというふうなことが言われておりますが、先日も函館ドックの問題では大臣にお話しを申し上げていろいろ御検討いただき、その後のお話では大分御努力をいただいたというふうなことであります……

第91回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1980/03/29、11期、日本共産党)

○立木洋君 最初に運輸大臣にお尋ねいたしたいわけですが、けさも議論になっておりましたように、東低という問題が大分問題になりまして、いろいろ改善してほしい、もっとよりよくしてほしいという要望は大分多いわけですね。ところが、今度の国鉄再建基本構想によりますと、あれを基準にしてみると、切り捨てられるいわゆるローカル線ですか、北海道、東北を合わせますと、全国の線の件数からすると、約半分近くになるわけですね。それからキロ数にするとこれまた北海道が約二分の一、もうそれは私が言わなくても、大臣北海道にお住まいだからよくおわかりだろうと思うんですけれども、これは、やはり今後の国全体を開発していかなければならな……


12期(1980/06/22〜)

第93回国会 逓信委員会、物価等対策特別委員会連合審査会 第1号(1980/11/21、12期、日本共産党)

○立木洋君 大臣に、まずお尋ねしたいんですが、今度の郵便料金の値上げというのは国民生活に非常に大きな影響を与えるというふうに私たち考えております。先ほど大臣のお話では、今度の料金値上げというのが物価に与える影響がどうかということはいろいろなかなかはじきにくいけれども、今期で見れば〇・〇四ぐらい、例年としては〇・〇七ぐらいというふうなお話でした。だから何とかお願いしたい。数字というのはやっぱり魔術ですから〇・〇四というと非常にささいなみたいに見えますけれども、しかし国民生活に与える影響というのは私は甚大なものがあると思うんですね。とりわけ、先ほども同僚議員の方からもいろいろ指摘がありましたけれど……

第94回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1981/04/01、12期、日本共産党)

○立木洋君 大臣、水田再編対策、再編の第二期対策が始まるということで、私も農家に行っていろいろ話を聞いてみますと、やはり依然として何を転作するかということを悩んでおられるという実情が依然として続いておるわけですが、もちろんこれは農家の方々もどういうふうにするかということで一生懸命努力をされておるし、もちろん政府が何もしていないということを私は言うつもりではありませんけれども、しかしこういう事態、第二期対策を控えた状況の中で、転作で依然として農家の方々悩んでおられるという状況から、どのようなことをお考えになっておられるか、最初にまずお願いしたいと思います。

第96回国会 予算委員会公聴会 第1号(1982/03/23、12期、日本共産党)

○立木洋君 公述人お三方の御意見をお聞かせいただきましてありがとうございました。  時間が六分しかございませんのですべての先生にお聞きすることはできませんので、池間先生に貿易摩擦の点についてお尋ねをしたいと思います。  先生がお書きになった「日米貿易摩擦―自動車の場合」というのを読ましていただいたのですが、あれはすでにもう二年近く前になっておりますから、今日は先ほど来指摘されておりますように、日米貿易摩擦の点が全般的な問題になってきております。  それでお尋ねしたいことは、最近の状況を見ていますと、どうも一方的に非は日本にあるとするようなアメリカ的なアプローチが濃厚になってききいるように思われ……

第98回国会 予算委員会公聴会 第1号(1983/03/22、12期、日本共産党)

○立木洋君 持ち時間が短いものですから、端的にお答えいただければ幸いだと思います。  新田公述人にお伺いしたいのですが、先ほど内需主導への転換ということを強調されまして、そしてそれに対する若干の施策を積極的に展開するべきであるというふうにお述べになりました。いまの質問とも関連するわけですが、そのときに短期的には七%程度の賃上げと所得減税ということなんですけれども、短期的という意味をちょっと御説明いただきたいのですが、この内需という面から言えば確かに可処分所得の増大ということが問題になりますし、これは施策にはいろいろあるかと思いますけれども、施策としてそういう短期的という意味を述べられたのか、何……


13期(1983/06/26〜)

第100回国会 外務委員会、内閣委員会、運輸委員会連合審査会 第1号(1983/10/07、13期、日本共産党)

○立木洋君 青木参考人にお伺いしたいんですが、昨日は情報収集の重要性についてここで御説を承ったんですけれども、先ほど言いましたシェミアの基地の問題ですね。機能については先ほどいろいろ御説をお伺いしたんですが、もろもろの状況から判断して、このKAL〇〇七便を捕捉し得た可能性の方が大きいとお考えになるかどうか、いやその方が少ないというふうにお考えになるか、どちらでしょうか。
【次の発言】 栗林参考人にお伺いしたいんですが、そういうふうに捕促し得た場合、その航空機の安全を守るために国際法上あるいは慣習上どういうふうな措置をすることが適切なのか、また必要なのか、その点についてはどういうふうになっている……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第1号(1985/02/21、13期、日本共産党)

○立木洋君 御三方の御説明をいろいろお聞きしたのですけれども、私も問題意識としては、戦後四十年たった今日、日本の外交がどうあるべきかという問題が探求されなければならないだろうと思うのです。そういう意味で、日本の外交で何をなすべきなのか、その目的、目標を明確にさせられるということが最も重要でしょうけれども、しかし、それを果たしていく上で何を基準とし、何を原則としてそれを進めていくのかということもまた明確にされなければならないのではないだろうか。それに若干関連するような御発言は御三方に決してなかったわけではありませんけれども、しかし、もっと明確にされたいという希望があるわけです。  時間がありませ……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第3号(1985/05/29、13期、日本共産党)

○立木洋君 私は、外交上の基本問題と、それから当面する外交上の若干の問題について私の意見を述べます。  戦後、日本が進路を確定する上で、外交上何回か選択すべき状況に直面したと考えます。 それは、例えば平和条約の締結を求める時期、あるいは安保改定の時期、さらには安保の期限が切れた十年後の時期等々が想定されます。しかし、そうした中で日本政府が選択してきたのは、軍事を含む日米同盟の確立と維持強化という道を選択し、それを日本外交の基軸としてあたかもそれが目的化するという状況にまで至っているという点であります。これが戦後の日本の外交史上最大の問題点をもたらしている。これが重要な事態の根源にあるとみなされ……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第4号(1985/06/05、13期、日本共産党)

○立木洋君 最初に新関参考人にお尋ねしたいと思います。  参考人は、外務省でお仕事をされ、また、海外でも幾つかの重要な国で大使として仕事をなさってこられ、非常に動きの激しい状況の中でお仕事をなすってこられたわけです。戦後、今四十年たったわけですけれども、この経過というのが、一方では絶え間ない軍拡が進んだ状態だったと思うのです。一方では何としてでも軍縮にしなければならないということがありながら、現実は軍拡が進んだ。国連でも二回にわたる軍縮特別総会が開かれたわけですが、なかなかそういうところまで至っていない。昨今米ソ交渉が行われていますけれども、これもなかなか順調に進むとは見られないわけです。  ……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第5号(1985/06/12、13期、日本共産党)

○立木洋君 私はいろいろお尋ねしたいことがあるけれども、二点だけとりあえずお尋ねしたいと思います。  一つは、今、和田議員のおっしゃった最初の第一項目の点、このことと関連してですが、やはり中曽根総理が言われている例えば日米運命共同体、これは平凡な言葉で言えば死なばもろともというふうな考え方だと思いますし、あるいは核兵器の使用禁止等の問題についても、それを主張し強要することは相手の内部問題に対する干渉になるというふうなことで、そういう使用禁止等の問題についても積極的に述べるという態度をとらない。あるいは今アメリカの要求している例えば核基地化等々ではジャイアント・トーク・ステーションが埼玉につくら……

第103回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第1号(1985/11/27、13期、日本共産党)

○立木洋君 今との関連で先に緒方参考人にお伺いしたいのですが、依然としてやっぱり国連の主な内容は軍備管理であると。私は核が出現して以来、軍縮、それより核軍縮をもっと国連が重視する必要がある。これはもう御承知だと思いますけれども、例えば一九七六年に非同盟諸国の調整ビューロー外相会議がアルジェで開かれましたね。やっぱり大国だけに任じていくような軍備管理ではだめだ、本当に軍縮せぬといかぬ、これがSSDI、Uというふうになっていったわけでございますね。ですから、国連の持つ役割というのが新しい状態の中で力による抑止力ではだめなんだということが問題になってきて、ワルトハイム事務総長なども、今の平和の維持と……

第104回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会外交問題小委員会 第1号(1986/02/14、13期、日本共産党)

○立木洋君 私は、外交上の基本問題については既に見解を述べていますから、今回は国連外交の側面から若干補足をさせていただきます。  国際連合は、言うまでもなく、二回にわたる世界戦争の惨害から将来の世代を救うために発足をしました。国連憲章の第一条、目的の項では、国際の平和及び安全の維持、人民の同権及び自決の原則の尊重、基本的人権の尊重などの達成が明記されております。  私はここで、これらすべてについて詳細に述べることはいたしませんが、国連加盟三十周年、そして重要な第四十回国連総会を振り返って、国連における軍縮交渉と日本、民族自決権問題と日本ということに関して問題を提起したいと思います。  まず、軍……


15期(1989/07/23〜)

第120回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1991/02/18、15期、日本共産党)

○立木洋君 湾岸危機が起こってからの経過を見てみますと、そういう中での一九九〇年代を展望すると幾つかの重要な問題があると思うんです。  一つの問題は、国際情勢が変化してきた中でイラクのああいう前代未聞の野蛮な侵略、併合が行われたという事態が起こった。これが平和的に解決されるのではなくて、大国の主導によって武力行使する、こういう手段にまで進んだ。これがこれからの新しい世界の秩序の確立という点から見ると極めて重大な逆行になるんではないかという問題が一つあると思うんです。  もう一つの問題は、この期間における国連の機能と役割は一体どうだったか。もちろん、国連が他に代替できない基本的な精神に基づく重要……

第120回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1991/04/12、15期、日本共産党)

○立木洋君 参考人が先ほどお述べになった点で、日本の憲法の平和原則といいますか、平和主義というお言葉を使われましたけれども、これは今後とも重要度が増していくということを述べられた点、私も注目しているわけです。その点と関連してお尋ねしたいんですが、国連の当初のイラク問題に関する対応の仕方というのは国連憲章に基づいて対応していったと思うんですね。それが十一月二十九日の六七八でああいう事態になって、私たちもこの点については批判的な見地を持っているわけですが、国連の動向の中で、大国の特に力の政策に依拠した覇権的な行動というものは、これはソ連においてもバルト三国に対する問題などもありますし、アメリカのグ……

第121回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1991/09/06、15期、日本共産党)

○立木洋君 来年の六月にブラジルで開かれる国連環境開発会議、これも成功させるために努力をしていかなければならない重要な会議だと思うんですが、先ほど丹波さんも言われましたように、地球環境の保全という問題については対応に非常に時間がかかる、だから早くその問題点をとらえて、きちっとした対応が必要だという趣旨のことを述べられましたけれども、まさに来年の会議はそういう意味では非常に大切だと思うんです。  そこで、日本の国としてどういう役割を果たすべきかという問題もあり、外務省と環境庁が中心になってまとめられ、八月に出されました国別報告書「環境と開発」、これを見せていただきましたが、お尋ねする前に、会議ま……

第121回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1991/09/20、15期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、西岡参考人にお尋ねしたいと思いますが、参考人がお書きになった資料の中に、地球の温暖化の問題というのは早くから人類が注目してきた問題で、その後いろいろな国際会議等で、現在のままで進行するならば将来の予想値はどうなるかというふうなことがいろいろ出されておりますし、同僚議員の質問に対してもいろいろお答えになりました。非常に重要な問題だろうと私たちも考えておるわけです。  ただ、日本政府が今回発表した数値、この努力目標ということの中に、CO2の排出量について二〇〇〇年以降一九九〇年レベルでの安定化を図ると、これは一人当たりの排出量ということになっているわけですね、そういう条件がつけ……

第122回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号(1991/11/21、15期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、進藤参考人にお尋ねしたいんです。  お聞きしたい基本的な点は、先ほど言われました。国際情勢が非常に大きく変わってきている、そういう中での日本の安全保障のあり方というのが今のままでいいんだろうかという問題意識なんです。  先生も言われましたように、帝国の終えん、ヘゲモニーの終えん、軍事力が意味を持たなくなった時代、意味を持つとしてもそれが相対的に低下した時代というふうな指摘がされましたが、ワルシャワ条約機構がああいうふうにして解体し、それでもう軍事ブロックによってどうこうするというふうな問題ではなくなってきている。それから、核兵器の削減計画をブッシュ大統領が提案したときも、ソ……

第123回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1992/02/27、15期、日本共産党)

○立木洋君 一九九〇年代の日本の役割、安全保障のあり方についてということなんですが、九〇年代に入ってもはや一年余を経過しましたけれども、これからのあり方を考える場合には、やはりこれまで九十年歩んできた二十世紀がどうだったのかということを考えることが私は非常に重要だと思うんです。  これはもう言うまでもなく、二十世紀のこれまでの歩みというのは、二十世紀が始まった当初は共和制の国家はわずか三つしかなかった。それがその後、君主制国家が漸次減って、共和制国家が続出してきたということに見られるように、民主主義の前進の過程がやはり二十世紀だったし、それから当初は植民地、従属国というのが極めて多かったのが、……

第123回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第4号(1992/04/27、15期、日本共産党)

○立木洋君 私は、引き続いて第二の「新しい時代の平和秩序を求めて」についての意見を述べさせていただきます。  この課題の中で、国家の機能及び国家のつき合い方を変えていこうという相互依存の仕組みの問題が提示されています。ここでは「積極的平和」という表現を使っていますが、この内容を充実させるということを前提にして私は同感です。ただ、ここで重視されなければならない問題は、民族問題についての叙述がほとんどないことです。  民族の自決権の尊重という問題は、国家間、民族間の相互関係においても極めて重要であり、民族の自決権の尊重は世界の平和の前提であるということを考えるならば、これらの叙述は補足すべき点があ……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会公聴会 第1号(1992/05/26、15期、日本共産党)

○立木洋君 日本共産党の立木洋といいます。貴重な御意見、どうもありがとうございました。  早速、質問させていただきますが、まず最初に、渡辺公述人にお考えを述べていただきたいと思います。  現在問題になっているこの法案、これがこのまま通るなんというようなことは政府自身も思っていないという状況にあるわけです。ですから、さまざまな修正論議が報道されております。その一つに、PKF凍結論というふうな論議もあります。もともとパリ協定では、カンボジアのUNTACの軍事部門はすべて一体であって、武装して武力行使が認められているというふうに定められております。それを、その一部の軍隊、部隊を、これはより軍事的な色……


16期(1992/07/26〜)

第126回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1993/02/03、16期、日本共産党)

○立木洋君 私も時間が限られておりますから、労働時間短縮の問題についてのみお尋ねしたいと思います。  最初に、時短に対しては消極的と言われておると率直におっしゃっていただいたんで、小川参考人からお伺いいたしたいと思うんですが、日本の長時間労働というのは国際的にも今大変な問題になっております。これはどなたも御承知のところですが、しかし一九六〇年代までは欧州の労働時間の方が長かったんですね。日本の労働時間の方が短かったんです。それが結局六〇年代の終わりから一九七〇年代のオイルショック、あのときの対応で日本の労働時間というのは非常に長くなるという状態。あのとき、ヨーロッパの方では結局いかにして労働時……

第126回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号(1993/02/05、16期、日本共産党)

○立木洋君 お三方の参考人の御意見、大変勉強させていただいたんですが、お三方とも、結局かつてのエネルギー政策的な課題と今日大きく変わってきた、地球環境とのかかわりということが非常に重要になってきているというふうな点で、例えば省エネだとか有効利用だとかあるいは代替エネルギー、開発と供給の確保ですね、こういう問題が重要な問題になってきているということなんですが、私も全くその点では同じような考え方を持っております。  それで最初に、先ほど来省エネとは何か、それから省エネができるのか、どれぐらいできるのかというふうな話が出ましたので、私はもう一つ進んで石田参考人にお聞きしたいのは、省エネの重点をどこに……

第126回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号(1993/02/24、16期、日本共産党)

○立木洋君 よろしくお願いいたします。  最初に守屋参考人にお尋ねしたいんですが、私は高齢者について言えば、高齢者にとっては働くことを選択する自由ということと同時に、引退を選ぶ自由もある、それはやっぱり完全に保障されるというのが最も望ましいのではないかというふうに考えるんです。  この間、ある統計を見てみますと、定年退職なさった方になぜまたお仕事をされるんですかといって聞きますと、結局、経済的な理由だというのが最も多くて、男性の場合で八四・五%という数字まで見ました。そうすると、自分はもう引退したいんだと思っても、やはり働かないと生活できない、そういうのが日本の現実だろうと思うんです。  ここ……

第126回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第5号(1993/02/26、16期、日本共産党)

○立木洋君 日本共産党の立木です。よろしくお願いします。  最初に、茅参考人にお聞きしたいんです。  先ほど地球温暖化の問題、それから再生エネの開発問題についての御意見をお伺いしたんですが、時間が短くて十分に述べられていないんじゃないかと思うので、よく正確に私も理解しておきたいと思うのです。  先ほどちょっと触れられました一九九〇年にジュネーブで開かれました第二回世界気候会議ですね、あれは一つは専門者の、科学者の会議として行われ、もう一つの段落としては閣僚級の会議として行われたわけです。  そこで出された指摘の中で、すべての国において二酸化炭素の排出削減をする効果的な手段を持っているというふう……

第126回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第6号(1993/04/14、16期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、菅野参考人にお尋ねしたいと思うんです。  時間短縮と法的なかかわりという問題で若干お尋ねしたいんですが、労働時間の短縮の問題など労働条件の問題に関して、これはすべて労使の自主性に任せるべきだ、とりわけ強制力を持つ法の介入については好まないというのが一部の議論としてあると思うんです。もちろん、私も労使間における話し合い、交渉というものを決して無視したり軽視したりするものではありません。御承知の憲法二十七条でもはっきり就業時間等については法律によってこれを定めるというふうな規定がありますし、また外国とのかかわりを見ても、日本の労働組合の組織率の状態や企業形態として組織されている……

第126回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第7号(1993/04/21、16期、日本共産党)

○立木洋君 どうもありがとうございました。  もういろいろな方々が聞かれたので、ダブらない程度でお尋ねさせていただきたいと思います。  最初の平田参考人にお尋ねしたいんですけれども、省エネという考え方が、何といいますか、我慢を強いるんではなくて、そして技術の開発によって今存在している六五%のロスをどう少なくしていくかという問題、コージェネレーションという考え方、段階的にそれをどう利用していくかというカスケード利用の方法、私もなるほどなと思ってお聞きしたんです。先ほどちょっとお触れになったかと思うんですが、原発の場合はそういうコージェネレーションにはなかなか向かないというふうなお話で、それで私た……

第126回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第8号(1993/05/12、16期、日本共産党)

○立木洋君 私も質問時間十分なので一問しか聞けないんですけれども、先ほど長官が述べられたエネルギー政策の重要な課題の中で原子力立地の推進の問題というのを若干述べられたので、それに関連してちょっとお尋ねしたいと思います。  御承知のように、一九八八年の三月にイタリアでIAEAの国際原子力安全諮問委員会の専門グループの会議が開かれまして、スリーマイル島だとか、それからチェルノブイリの問題を踏まえて、こういう過酷な事故が起こった場合にどういう安全対策をとるべきかということが検討されて、原子力発電所の基本安全原則という文書を採択されたのは御承知のとおりだと思うんです。これは、重大事故が起こり得るという……

第126回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第9号(1993/05/26、16期、日本共産党)

○立木洋君 私は、これまで調査してきた問題を踏まえまして、労働力の問題について全般にわたることはできませんけれども、今後さらに充実した点を今後の調査会の機会に述べるということをまず最初に申し上げておきたいと思います。  中長期的な労働力の問題を考える場合に、やはり現在の労働力の問題あるいは雇用問題、これを離れて考えることができないと思いますものですから、その点についてまず一言述べておきたいと思います。  今日の日本の雇用・失業状況は、一九九一年以降、それまで大きな問題となっていたいわゆる人手不足という状況から一転して雇用調整の時期に入りました。大企業では、中高年ホワイトカラーを中心とした人員の……

第128回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第1号(1993/10/20、16期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、沼越参考人にお尋ねしたいと思います。  物流の中でトラック輸送というのがある意味で非常に深刻な状況にあるんじゃないかということを、私はきょうお話を聞きながらさらに痛感したわけです。  三十年代からトラック輸送というのは急速な伸びが行われ、その急速な伸びは伸びることが求められたというような言い方をした方がいいんじゃないかと思うんです。当初は物を運べばいいという状態から、しかし実際には、それはただ単に物を運べばいいということではなくて、その流通費用をいかに最小費用に抑え込むかというそういう手段や方法での輸送が求められる。  さらには今度、無在庫生産のためにジャスト・イン・タイム……

第128回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1993/10/27、16期、日本共産党)

○立木洋君 物流輸送関係で働いている労働者の労働時間や労働条件というのはなかなか大変だというふうに考えております。先般も参考人の方にいろいろお話を聞きましたけれども、特にトラック輸送でも特積みの輸送ですね、この問題については一般産業の労働者に比べると月平均大体五十八時間、長時間働いているというふうに参考人の方が述べていましたし、また賃金にしますと、賞与を組み入れて概算すると、大体月平均一般産業の労働者から見るならば五万三千円低い賃金だと。これはなかなか大変だなと思います。  それで、こういう状態になっているのはなぜかということを、すべての問題をここで述べるわけにはもちろんいきませんけれども、そ……

第128回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号(1993/11/12、16期、日本共産党)

○立木洋君 宮田参考人と畔柳参考人にお尋ねしたいんですが、先ほどプルトニウムの問題について宮田参考人は、いわゆる核燃料の有効利用という観点から肯定的なお話がございました。今また安全性の問題については、絶対と言ってもいいほどの安全性が確保されているというお話がございましたので、原発の問題についてお二人にお尋ねしたいと思うんです。  私たちも安全性が完全に確保されるというもとでの平和利用というのは反対ではないわけなんです。しかし、現状は果たしてそうなっているんだろうかという点に問題があるんでありまして、結局、現在原発の発電というのは世界で第三位に日本はなっているわけです。二〇一〇年までには現状の三……

第128回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号(1993/12/03、16期、日本共産党)

○立木洋君 お一人に一問ずつお尋ねすることにいたしたいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。  最初に奥田参考人にお願いしたいんですが、先ほど雇用関係の考え方の問題についていろいろ御説明がありました。それで、現在の日本の雇用関係の現状についてどのようにお考えになっておられるかということをお尋ねしたいんです。労働力人口は日本で七六%が労働者、サラリーマンが占めておりますが、一九七五年ぐらいまでは賃金の動向を示す労働分配率、これがやや上昇するような時期もあったんですけれども、一九七五年以降やっぱり停滞して、一九八〇年代になると下回るという傾向が徐々ではありますが見えてきております。欧米の労働……

第129回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第1号(1994/02/09、16期、日本共産党)

○立木洋君 どうもありがとうございました。  端的に一問ずつお伺いしたいと思うんですが、今井参考人に、産業空洞化と企業の社会的な責任をどう考えるかという問題なんです。  御承知のように、八六年から今年までずっと海外に対する投資額というのはふえているんです。バブルがはじけてああいうふうになった後でもやはり水準を保っている。海外での生産台数の比率というのは自動車業界やなんかでも非常なものになっていますし、松下電器で四〇%、本田技研で五〇%なんというふうな数字まで取りざたされるようになってきているんです。これでは国内での失業者はふえますし、それからさらには生産のあり方等々の問題についてもやっぱり大き……

第129回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1994/04/01、16期、日本共産党)

○立木洋君 最初に、南部参考人にお尋ねしたいんですが、エネルギーとしての石炭産業のあり方と見通しという問題についてお伺いしたいんです。  一九六〇年に石炭から石油へと大きな転換が図られまして、そしてその後二回にわたる石油危機の中で石炭産業というのは若干見直されたというふうな状況もありましたけれども、いろいろCO2排出なんかの問題で環境問題がありまして、化石燃料の問題というのは非常に厳しい面があるというふうになっております。しかし、可採年数なんかを見ますと、石油の場合には四十五年と言われていますけれども、石炭の場合には三百年以上なんですね。まだ相当の埋蔵量がある。これらの現に我々人類が手にしてい……

第129回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号(1994/06/03、16期、日本共産党)

○立木洋君 企業行動のあり方の問題について、網羅的に述べることはできませんので、若干強調したい点を述べることにしたいと思います。  一つの問題は、これはもう問題になりましたけれども、産業空洞化の問題についてしかるべき対策が必要ではないかという問題です。  日本の企業の海外直接投資額は、一九八〇年からの十年間に十四倍強にふえました。これは大変な伸びです。それで結局見てみますと、海外生産比卒というのは三・四%から六・四%になっております。バブルの崩壊後、多少減少する傾向は出ておりますけれども、しかし、バブル以前の水準は依然として維持しているという状況が続いています。  日本の企業が出資する海外現地……

第131回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1994/11/09、16期、日本共産党)

○立木洋君 先ほどの通産省の説明で日本経済の構造変化の問題について、海外投資の急速な進展、空洞化の懸念ということを挙げられ、また雇用の不安という問題にも言及されました。これはなぜかということを議論しているととても時間がありませんので、その対応も全般的ではなくて特殊な問題に若干限定してお尋ねしたいと思っているわけです。  もう御承知のように、EUの委員会で欧州労使協議会の設置に関する指令が九月に出されました。この内容は、欧州連合内に拠点を持っている多国籍の企業が、工場の移転だとか閉鎖だとかあるいは大量解雇など、労働者に重大な影響を与えるような経営上の方向転換については事前に労使協議会に諮って協議……

第131回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号(1994/11/11、16期、日本共産党)

○立木洋君 原子力についての新長期計画、これも先ほど来問題になっておりますように、二〇一〇年に七千五十万キロワットというような急速な伸びを目指しておるというふうな数字が出ておりますし、特にこの中で将来を展望した核燃料リサイクルの着実な展開ということで、ウランの可採年数というのは八十九年だけれども、核リサイクルをやると千年だというふうなことまで出しておられるわけですけれども、この問題についてこれまでこの調査会でもいろいろ議論があったことはもう御承知だろうと思うんです。  きょうは、これらの問題を全般的にお尋ねするにはもう時間が極めて限られておりますから一点だけ、高速増殖炉の「もんじゅ」の問題につ……

第131回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号(1994/11/30、16期、日本共産党)

○立木洋君 私は、これまでの調査を通じて特に強調したい一つの点としては、産業の空洞化の問題はやっぱりどうしても取り上げざるを得ないだろうと思います。  御承知のように円高が進んで、それを口実として事実上海外への進出が進んでいるわけですが、円高がありそしてリストラが進む、競争力がつくとさらにまた円高と、こういう状況がある程度続く。ですから、九一年以降は若干この海外進出、直接投資の状態というのは停滞したかに見えましたけれども、九三年度にはまた九一年度の状況に戻っています。  それからもう一つは、多国籍企業化の問題があると思うんです。これもやっぱり海外進出を促進する要因になっている。ですから、先ほど……

第132回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1995/02/15、16期、日本共産党)

○立木洋君 もう既に同僚議員から雇用失業問題のお話があったんですけれども、雇用のあり方の問題等についても、それから失業の問題等についてもこれまでいろんな角度から当調査会で検討されてきた内容だと思うんです。  ただ、私が考えているのは、最近の雇用問題、失業問題というのが本当に好転しているんだろうか。いろいろちょっと調べてみたんです。そうしますと、去年のあれは三月でしたか雇用サミットが開かれましたが、労働関係の大臣なんかが行って開かれたり、それから去年の七月にはナポリのサミットで雇用と成長というのが主要テーマになって議論されたということがあるんですね。しかし、実際に世界的な趨勢を見ると雇用の状況と……

第132回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号(1995/04/26、16期、日本共産党)

○立木洋君 私がしゃべりました。  新聞で報道されている限りにおいても、各省庁間でいろいろ意見が異なっているように見られる、だからもう少し省庁間で統一したやり方をするのがいいんじゃないかということが一つ。そして、アメリカでいろいろ視察してきた経過がありましたので、情報産業をやればすべてがうまくいくというふうに余り誇大に言わない方がいいと。つまり、一極集中も解除されるし高齢化社会にも対応できるし、何か情報産業がうまくいけばすべてが解決できるんだというふうな表現が一部見られるので、そういう点は考えた方がいいんじゃないかと。ですから、この情報通信産業が将来産業として成り立ち得るかどうかは疑問であると……

第132回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号(1995/05/24、16期、日本共産党)

○立木洋君 通産省にお尋ねしたいんですが、太陽光発電システムの技術開発のところです。平成九年度の実用化を目指して行われる建材一体型太陽電池などの開発の推進、これは実用化されるとコストはどれくらい下がるようになるのか、見通しがわかれば。それから、この問題に関しては予算がどの程度平成七年には組まれているのか、これは通産省にお願いしたいんです。  次に自治省、この廃棄物発電、高効率廃棄物発電、それからごみ固形燃料発電、それぞれ典型的によく行われている自治体がもしわかりましたら、これはどこの自治体、これはどこの自治体というふうにちょっと説明していただけるとありがたいんです。  それから、建設省の方では……


17期(1995/07/23〜)

第136回国会 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第1号(1996/03/12、17期、日本共産党)

○立木洋君 小委員長。
【次の発言】 今、小委員長の方から本アジア・太平洋小委員会の開会が宣言されたわけですけれども、住専の問題での問題点についてどういうことがあるかということはこれは全く抜きにして、少なくとも全会派が一致してこの小委員会を設置するということが決められたわけですから、私はその最初から全会派が参加できる条件のもとで開催するということが極めて望ましいのではないかと。  住専の問題でどこに問題があるかということは、もう私はこれは申し上げません。それをこの小委員会にその問題を持ち込んできたような形が後々まで残りますと、我々が参加しないところで小委員会が開催された、そういうやり方について……

第136回国会 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第2号(1996/03/19、17期、日本共産党)

○立木洋君 時間がおありになるそうで、一問だけ小島参考人にお尋ねさせていただきたいと思います。  台湾が中国の一部であり、中国の一つの省である、そういう意味においては国内問題だという点については、まさにそのとおりだし、国連の場においても基本的には解決されている問題だろうと思うんです。  しかし、私が考えるのは、中国が対外的に行う外交政策、これは台湾に関してもそうなんですけれども、結局あのベトナム問題のときに、つまり中国とアメリカとの国交が回復された後でベトナムに対して、我々は制裁を加えてやる、カンボジアに対するああいう態度はけしからぬと制裁を加えてやるという立場に立ったんです。覇権的な立場です……

第136回国会 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第3号(1996/03/27、17期、日本共産党)

○立木洋君 最初にヴォーゲル参考人にお尋ねしたいと思います。  中国とアメリカが上海コミュニケを結んでから二十四年を経ました。この間のことを詳しく申し上げることはできませんから申し上げませんけれども、ことしの二月二十三日にアメリカのペリー国防長官が国防大学の講演の中で、アジア太平洋地域におけるアメリカの予防的防衛戦略の四つの柱の一つとして中国への関与の政策ということについて述べられました。これについては、それは封じ込め政策でもなく融和の政策でもなく二つの中国を支持する政策でもありませんということを述べられながら、それは上海のコミュニケを基礎として、台湾関係法での台湾自衛への援助、健全な北京と台……

第136回国会 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第4号(1996/04/03、17期、日本共産党)

○立木洋君 若林参考人にお尋ねしたいんですけれども、蒋経国氏が亡くなって、八八年に李登輝氏が総統についたんですね。それからもう八年たったわけですが、この八年の間にいわゆる李登輝政権が進めてきた政策というのには、一貫性という面もあるかもしれませんけれども、やっぱり変わってきているんじゃないかという気がするんです。ですから、今後李登輝氏がとっていく路線のあり方というのが変わっていく可能性があるのかないのか。  つまり、一九九一年二月に国家統一綱領を決めましたね。そして、第一期が短期の交流互恵の関係を進める、第二期が中期の相互信頼協力を進める、第三期が長期の協商統一ということまで掲げた内容です。それ……

第136回国会 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第5号(1996/04/10、17期、日本共産党)

○立木洋君 加藤さんでも折田さんでもどちらでも結構なんですけれども、アメリカと中国が国交正常化したのは一九七九年一月一日からでしたが、その後、台湾関係法が国内法として成立したんです。一九九四年八月にこの台湾関係法がアメリカで改正されました。そして九月七日に新台湾政策というのがアメリカで決定されております。その当時、アメリカの新聞等はアメリカの台湾政策が根本的に変わったということを各紙で一斉に報道されているわけです。アメリカでは確かにこの問題については経済、文化の交流を強化するんだというふうなことが提起されていましたけれども、内容を見てみますと、国交を正常化する過程の中での米中関係とさまざまな点……

第136回国会 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第7号(1996/06/13、17期、日本共産党)

○立木洋君 お二人に、北朝鮮についての基本的な認識をお聞きしたいんです。具体例は幾つか挙げていただきましたけれども、基本的にどう北朝鮮を考えているのか、見ているのかという点についてお聞きしたいんです。  どうしてかといいますと、去る四月にクリントン大統領が来られまして共同宣言を発表しましたが、その共同記者会見の席上でクリントン大統領は、ロックステーツ、つまりならず者国家の脅威というものに言及されたんですね。それで、ペリー国防長官も、五月十三日のハーバードの大学での講演の中で、ソ連の核戦力を引き合いに出しながら、ならず者国家の脅威はこれ以上に怖いという表現をしております。  このならず者国家とい……


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ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

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