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和田春生 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

和田春生[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは和田春生参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。和田春生参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

10期(1974/07/07〜)

第73回国会 運輸委員会 閉会後第1号(1974/09/10、10期、民社党)

○和田春生君 私の質問は一点だけですが、原子力船の「むつ」が事故を起こしました。この「むつ」それ自体の問題や政府と事業団の責任、今後の方針等については、いずれ日を改めていろいろとお伺いいたしたいと思います。  ただ、この事件に関する政府の対応策や政府のいろいろな考え方がマスコミを通じて国民にもそれなりに知らされているわけですけれども、陸奥湾の漁民あるいは地元の反応、こういうことは非常に大きくクローズアップをされている反面、「むつ」に乗り組んでいる船員の問題はネグレクトされているというと言い過ぎかもわかりませんけれども、ほとんど忘れられているんではないか。報道を通してみましても、少しばかり、事故……

第73回国会 運輸委員会 閉会後第3号(1974/10/14、10期、民社党)

○和田春生君 だいぶ時間もたっておりますけれども、先ほど来同僚委員と政府側との質疑応答を通じて、原子力船「むつ」の問題に関して、一体政府や事業団の体制がどうなっているかということについて、何が何だかわからぬというのがほんとうではないかと思うんです。そういうところから今日の不祥事も起き、無責任体制というものが出てきておると思うんです。  そこで私は、問題点を少し具体的に整理をして、それぞれただしていきたいと思うんですが、その前に、これは原子力事業団の理事長にお伺いしたい。実はすでに一ヵ月余前の九月十日に今日のような事態が生ずるであろうということを懸念をして、私はこの運輸委員会で、主として運輸大臣……

第73回国会 運輸委員会 閉会後第4号(1974/11/07、10期、民社党)

○和田春生君 きょうは国鉄の安全対策の一点にしぼって運輸大臣並びに国鉄総裁その他関係者に質問をいたしたいと思うのですが、時間の関係もありまして、具体的な個々の問題を取り上げるのは今後第二ラウンド、第三ラウンドで十分ゆとりを持ったときに突き詰めていきたいと思います。同時にまた国鉄の安全というような問題に関して、あまり個々の問題にとらわれておっても結局堂々めぐりをしているばかりで、根本的な対策というものは立てられないのではないかという気がするわけです。ことに当委員会でも質疑が重ねられておりますし、また一般の紙上等でも、国鉄関係者同士のやりとりを見ておりますと、確かに私たちにとって勉強になることもあ……

第75回国会 運輸委員会 第2号(1975/01/17、10期、民社党)

○和田春生君 だいぶん時間もおそくなっております。いままで各委員から質問のあったことと同じような問題についてはできるだけ重複を避けたいと思います。できるだけ答弁のほうも的確にお願いしたいと思います。  第一点については、これは先ほど岩間委員からの質問にも若干関連があるんですが、マラッカ・シンガポール海峡で発生したこれまでの大型タンカーの海難事故、これは事件として大きく報道されたり、問題にならなかったものも含めてどれだけあったか、政府はどのように掌握をしているか、その内容についてお聞きしたいと思います。
【次の発言】 その二十五件は全部大型タンカーの事故ですか。

第75回国会 運輸委員会 第5号(1975/04/15、10期、民社党)

○和田春生君 まず最初にお伺いしたいんですが、この改正案として出てきておりますけれども、これらの手数料の最高限度額を事細かに一々法律で決めておかなくてはならない理由は何ですか。
【次の発言】 憲法まで持ち出すと話が大変大げさになるわけですがね。特にこの場合は、御承知のように自動車検査登録の特別会計法が設けられておって特別会計になっておるわけです。一般会計からの繰入金は自動車重量税の納付の確認と税額認定に関する事務費である、あとは全部独立採算制になっているわけですね。全国民を対象にする強制的な税金であるとか、あるいは社会保険関係の負担であるとか、特に法律的に必要なものについてはこれは法律で定める……

第75回国会 運輸委員会 第8号(1975/06/05、10期、民社党)

○和田春生君 いままでのお尋ねと重複を避けまして、一点だけ平沢参考人にお尋ねしたいと思います。  現場で整備作業に従事しているメカニックの諸君の中から、現在の航空法と整備のあり方というものにずれがある、それはいままでの整備作業従事者に対する国のライセンスというものは個人個人の能力について与えられる、そこで個人個人がいわば航空機全般に対する知識、そういうものを必要とされるんだけれども、最近のようにどんどん大型化をし非常に複雑精密になってくる、とりわけジャンボとかトライスターという大型機が就航するようになりますと、個人の能力で整備しチェックをしてカバーできる範囲というのは限られておって、どうしても……

第75回国会 運輸委員会 第9号(1975/06/17、10期、民社党)

○和田春生君 今度の航空法の一部改正につきましては、全体としては改正の方向を是認をする立場に立っているわけでありまして、むしろ昭和四十六年に作業を起こされてから今日に至って遅きに失するという感じがいたします。同時にまた、国際的にも国内的にも航空関係の進歩発展というのは目覚ましい速度で進行しているわけでありますから、この四年間の間にも、さらに現在の提出されている改正案を含めまして見直さなくてはならぬ、こういう面も出てきているのではないかと、こういうふうに考えられるわけです。それらの問題については運輸大臣が席に戻って参りましてから締めくくりの方で改めて確認をいたしたいと考えますが、主として私の質問……

第75回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第6号(1975/06/20、10期、民社党)

○和田春生君 大分個々の細かい問題でやりとりが行われておるわけでありますが、私は、委員会の質問が一巡方式になっておりますので、そういう選挙運動のやり方その他の個別の問題については次回に御質問をしたいと思います。今回は基本的な問題について政府の所見をただしたいと思うのです。  実は本会議で民社党を代表して公選法並びに政治資金規正法に対する質問に立ちました。私はもちろん私の主観ですが、党派にとらわれず大所高所に立って幾つかの重要な基本的問題についてただしたつもりでありました。しかし、率直に言って、三木内閣総理大臣の答弁は木で鼻をくくったようなまことに不親切きわまる答弁であった。これは議事録を調べて……

第75回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第8号(1975/06/27、10期、民社党)

○和田春生君 大分時間が経過をいたしておりまして、私の持ち時間よりも物理的な時間の方がせっぱ詰まってきたわけでございますが、いままで政治資金規正法関係について質問いたしておりませんので幾つか質問いたしたいと思います。なお、大変時間経過いたしておりますから、予定しておった質問でも、いままでの同僚各委員の質問や、また答弁のやりとりで大体了解できた点につきましては質問を省略をいたしまして、いままで特に触れられていない問題を幾つかお伺いをいたしたいと思います。  まず最初に、今度新たに「政党」あるいは「政治団体」という定義が政治資金規正法で設けられました。このことについてはなお若干の疑義は残しておりま……

第75回国会 法務委員会 第8号(1975/05/13、10期、民社党)

○委員以外の議員(和田春生君) 私に与えられた時間はわずか十五分です。大変制約をされておりますから、いままでの同僚各委員の質問と重複を避けて端的にお伺いをいたしますので的確にお答えを願いたいと思います。  まず第一として、いままでしばしば三木総理の答弁、また稻葉法務大臣の答弁の中に、三木内閣としては、あるいは三木内閣の閣僚としては、こういう言葉がしばしば使われております。しかし考えてみますと、そういう言葉のもとに憲法論と政治論、内閣の責任論というものが混同をされている。そして政党政治が土台にある議会制民主主義のもとで、政党の存在が欠落をしている。そこにこの問題がはっきりしない重要なポイントがあ……

第75回国会 法務委員会 第9号(1975/05/15、10期、民社党)

○委員以外の議員(和田春生君) この前の委員会で三木総理に御質問いたしました。その際、私の了解したところによりますと、単に三木内閣の方針として憲法を改正しないということだけではなく、三木総裁のもとにおける自民党の方針として憲法を改正しない、こういうふうに総理はおっしゃったと心得ているわけでございます。ところが、その三木総理が、その審議の後におきまして、稻葉法務大臣の言動等についてこの方針と背馳しないということをしばしば言明をしておられるわけです。そこで私は、そういう三木内閣並びに自民党の方針として三木総理・総裁が表明されたことの意味が、私たちが理解していることと同じかどうかという形について端的……

第75回国会 予算委員会 第6号(1975/03/10、10期、民社党)

○和田春生君 衆議院で予算委員会に対する審議が始まりましてから、すでに一ヵ月の余を経過をしているわけでございまして、この間に同僚議員の諸君からさまざまな角度で質疑が行われました。しかし、政府側の答弁を見ておりますと、三木総理を初め、理念あるいは抽象論の面では、何かやりたい、新しい方向を出したい、従来の政治の流れを変えたい、そういう意欲が大変強くあらわれていることは認めるわけであります。ところが、具体論になりますとさっぱりぼけておりまして、私のところにやってくる支持者や国民の声も、一体これからどうしようとするのか、どうしてくれるのか、国民生活と財政あるいは経済とのかかわりはどうなっていくのか、そ……

第76回国会 運輸委員会 第5号(1975/12/11、10期、民社党)

○和田春生君 きょうのこれまで行われてまいりました質疑応答は、それなりにいろいろな点で問題点を摘出いたしておりますし、大変有意義な面もあったと思うんです。しかし、この問題をどう解決するかという論点から考えてみると、余り有益な進行方法ではなかったように感じます。  そこで、私たちの立場からは、政府を追及をするという形ばかりで進んでいきますと二年たつ、三年たつということを言っておるわけですけれども、出てくるまでは問題の解決というものがめどが立たない。そうではなくて、国会の中で、政府ももちろん案を出すが、各党もそれぞれ提案を持ち寄って、お互いに討論をし、問題の答えを出していくということが望ましいと考……

第76回国会 運輸委員会 第6号(1975/12/16、10期、民社党)

○和田春生君 今度の大阪高裁の判決については、国は最高裁に上告をされたわけですから、この点については判決に不服である、そういうことはよくわかるわけですけれども、一体あの判決をどういうふうに受けとめられたのか。また、あの判決をきっかけにして、どういうところがこれからの問題点で、それに対してはどういう方針で臨もうとされているのか。大変原則的な問題で抽象的な問いかけかもわかりませんが、政府の心構えを知りたいという見地から、その点、まず最初に原則問題として運輸大臣にお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 いまの運輸大臣の御答弁は、いままでも出てきている一般的な問題ですが、実は私はこの判決を見て三つの……

第77回国会 運輸委員会 第3号(1976/05/13、10期、民社党)

○和田春生君 きょうの質問は国鉄関係一本にしぼってお伺いしたいと思うんですが、けさほどごあいさつもございましたけれども、高木新総裁には大変な国鉄に乗り込んで御苦労様と思います。なお、私も御承知のように大蔵省の税制調査委員を十数年やっておりまして、その当時から新総裁のことについてはいろいろお聞きをいたしておりまして、大変期待をしているわけであります。期待をしているということは、それだけ厳しい要望もいろいろ申し上げたいということでございますから、そういう点で、主としてきょうは国鉄の、企業としての経営姿勢の問題についてお伺いしたいと思いまして、あらかじめこういう趣旨のことを質問をしたいということもお……

第77回国会 運輸委員会 第4号(1976/05/18、10期、民社党)

○和田春生君 大分時間もたちましたし、同僚委員の各位からもいろいろ質問されたこともございますので、できるだけしぼってお伺いをいたしたいと思います。  まず第一点で、これまでの質疑を通じても大分明らかになったように思うんですけれども、従来の海洋汚染防止法に災害防止を抱き合わせにして改正をしたという形になっているのですけれども、こういう一本の法律にした改正のねらいというのはどこにあるのだろうかと、この点が必ずしもはっきりしていないように思うのです。実はその点がはっきりしていないと、法律はできてもこれからの防災体制や実際の実務上の運営にいろいろ問題が出てくるのではないかという懸念もあります。  とい……

第77回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1976/05/10、10期、民社党)

○和田春生君 大分時間も遅くなりましたし、いままで同僚の各委員がいろいろ質問をいたしております。加えて、どうも日本の委員会システムというのはぐあいが悪いわけでありまして、政府に質問することになっておって、その政府は、地方区の定数是正の問題になると各党間の合意が前提であると言う。向こう側に質問するわけにいきません。三分の二ぐらい向こうをにらみながら三分の一をそちらに質問いたしますので、そのつもりでお答え願いたい。  最高裁の違憲判決が出たわけですけれども、違憲判決を出されるということは、立法府として、また行政府としても私は最低だと思うのです。いままでの判決でも、違憲とまでは言わないが立法政策上の……

第78回国会 運輸委員会 第2号(1976/10/12、10期、民社党)

○和田春生君 きょうは運輸事情調査で多少項目をたくさん準備いたしておりまして、ポイントだけについて特に政府当局のお考え方をただしたいと思いますので、時間の制約もありますからできるだけ端的にお答えをお願いをいたしたいと思います。  最初に、今年度の商船大学、商船高専の卒業生の就職問題、それから海員学校の卒業生は今年また来年に卒業を予定されてもおるわけであります。すでにマスコミでも取り上げられておりますし、政府でも十分御承知と思いますけれども、きわめて困難な状況にあるわけであります。もっとも私ども得ている情報によりますと、たとえば商船大学、商船高専にいたしましても求人のトータル数では卒業生の数を上……

第78回国会 運輸委員会 第3号(1976/10/14、10期、民社党)

○和田春生君 一昨日の運輸委員会で質問通告をしながら残った重要課題が幾つかありますので、要点的にお伺いをいたしたいと思いますが、まず最初に、運輸省だけではなく水産庁来ていらっしゃいますね、水産庁にも関係ある問題からお伺いをしたいと思います。  北方海域で漁船の拿捕がずっと続いておりますし、いまなお相当数の漁船が返されていない。中には遺体になって返ってきたという大変悲しい例もあるわけですが、とりわけミグ25の事件が発生してからかなり漁船拿捕のペースが高まっているようでありまして、本件については先般の予算委員会におきましても、わが党の栗林委員が質問をいたしたわけでございます。その後、現在においてソ……

第78回国会 運輸委員会 第7号(1976/10/28、10期、民社党)

○和田春生君 これまで相当長時間質疑が続けられておりまして、できるだけ各委員の質問されたこととの重複を避けたいとは思いますけれども、質疑のやりとりを伺っておりまして、どうも腑に落ちないといいますか、政府の方針、また国鉄当局にも混乱があるのではないかという気がしてなりません。特に私は本会議で質問をいたしました際に、今回の提案というものは、つぶさに検討してみた場合、従来に比して多少前進した内容を認めるにやぶさかではない。しかし、どの点についても不徹底で、しかも中途半端である。これでは机の上で数字のつじつまを合わせることはできても、国鉄の財政再建はとうていおぼつかないと考えている。で、原案どおりやっ……

第78回国会 運輸委員会 第8号(1976/11/02、10期、民社党)

○和田春生君 大蔵大臣の御出席を要求しておいたんですが、まだお見えにならぬようでございますが、本当はこれ運輸大臣と大蔵大臣とお二人並べておいて確認をしなくてはならないわけです。  その趣旨については、大蔵大臣がこの席に着かれてから改めて申し上げますが、その前に若干時間があるようでございますから、運輸大臣にいままでのことのおさらいの意味で確認をしておきたいことがあるのでございます。  この前の質問で私は、今回の政府提案の再建策で本当に再建が成るか成らないかということに重点を置いて、数字を含めていろいろお尋ねをいたしました。その過程でかなり重要な事実もあらわれてきたわけでございますが、それらの問題……

第78回国会 運輸委員会 第9号(1976/11/04、10期、民社党)

○和田春生君 私の質問は三木総理、総理だけでございますから、十分その点は心得て、居眠りなんかしないようにお聞き取りを願いたいと思います。といいますのは、一昨日、二日の日に大蔵大臣、運輸大臣おそろいになってこの席でいろいろと御答弁をいただきました。これまでの私の質疑を通じて重点を置いてまいりましたのは、国鉄の財政再建をどうしたらできるかという政府の施策の根本的な態度に重点を置いてお伺いをしてきたわけです。  きょうも総理に、技術的な細かいことをお尋ねをしようとは思わないわけです。ただ、非常に残念なことに、これまでの質問を通じて私が疑問に思っているところが明らかになってはっきりしてくればよろしいわ……

第78回国会 大蔵委員会 第1号(1976/10/07、10期、民社党)

○和田春生君 今回の特例公債の発行につきましては、それを余儀なくされた事情というものについては、賛否は別にいたしまして事実問題として認めざるを得ないと思います。この点については先ほど青木先生が指摘をされたとおりだと思うのですが、しかし、この特例公債を発行する政府の姿勢と物の考え方については私どもはとうてい同意することができないわけであります。しかし、すでに審議は大詰めに近づいているわけでありますし、また大変時間的に限られておりますから、細かい数字のやりとりをやりましても大して有益ではないと思いますので、私は主として大蔵大臣に次の三点をしぼって質問をいたしたいと思いますので、できるだけ的確にお答……

第80回国会 運輸委員会 第3号(1977/04/07、10期、民社党)

○和田春生君 大分時間も経過いたしましたし、聞くところによりますと、大臣この後重要な日程が詰まっているそうでございます。またゆっくりといろいろな問題についてお伺いする機会があろうかと思います。きょうは、予定してきた質問の、りちの基本的な問題についてまず最初にただしまして、国鉄当局並びに運輸大臣の御見解を伺いたいと思います。  最初に国鉄総裁にお伺いをいたします。午前中から同僚委員各位から国鉄の経営改善計画についての質問がございました。私も、これ全部読ましていただきました。総裁の「経営改善計画と皆様へのお願い」という談話も読ましていただきました。一口で感想を言いますと、いろいろたくさん結構なよう……

第80回国会 運輸委員会 第5号(1977/04/21、10期、民社党)

○和田春生君 まず最初に、主題であります海運の対抗立法についてお伺いをしたいと思うんですが、海運局長、あなたに質問ですから、ひとつ。  諸外国の立法例を見ても、対抗立法として、表現はいろいろありますが、大体七つぐらいのカテゴリーに分けられるんじゃないかと思うんですが、一つは、輸送または運賃の規制、二番目には、用船契約の禁止あるいは制限、三番目は、輸送契約の締結に関する制限あるいは禁止、四番目に、料金または課徴金等を付加するという点、五番目には、船舶入出港の制限または禁止、六番目には、貨物の、日本の場合では日本の港における積みおろしの制限や禁止、七番目は、関税その他いろいろな措置というようなこと……

第80回国会 運輸委員会 第7号(1977/05/12、10期、民社党)

○和田春生君 きょうは、時間の関係もございますから、二つの問題でお伺いをしたいと思うんですが、一つは、いま深刻な不況にさらされている造船関係の対策、とりわけ雇用対策についてであります。  最初に行管庁の方にお伺いしたいんですけれども、行管庁が所管をしている日本標準産業分類というのがございますけれども、この目的は、われわれの承知するところ統計調査、そういうことに資するためにこれをつくっているというふうに理解をしているわけですが、それでよろしゅうございますか。
【次の発言】 なお、最近では非常に各産業界の状況というものも複雑多岐にわたっておりますし、いろんな施策について行政がタッチすることがふえて……

第80回国会 運輸委員会 第10号(1977/05/24、10期、民社党)

○和田春生君 海上衝突予防法案の改正につきましては、すでに衆議院、参議院、またそれぞれの外務委員会等で審議をされてまいりました。本院におきましても、外務委員会で条約と国内法に関する原則的な問題については質問をいたしました。外務大臣並びにそれぞれの方から御答弁をいただいているわけであります。したがって、すでに議論したことはできるだけ重複を避けますが、いままでの質疑応答の中で問題となったことを踏まえながら、具体的にいろいろお聞きをいたしたいと考えておるわけであります。  また、時間を節約する関係もありまして、質問のへーハーはあらかじめ要点別に整理をして出しておりますので、できるだけ的確にお答え願い……

第80回国会 外務委員会 第7号(1977/04/21、10期、民社党)

○和田春生君 今度の衝突予防に関する国際条約の批准、また国内法の改正に関しましては、国内法の改正問題は別の委員会で十分質疑をする時間があると思いますので、ここでは技術的な問題はできるだけ避けまして、原則的な点について政府側の見解をただしておきたいと思います。  私の質問したいと思う事項のある部分につきましては、同僚委員の質疑を通じましてある程度はっきりしてきた部面もあるように思いますが、まず最初に、国際条約にはたとえば日米安保条約のようなものもあれば、あるいは友好通商条約のようなものもありますし、あるいは漁業条約のようなものもある。いろいろな種類があるわけですけれども、海上における衝突予防のた……

第80回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1977/05/23、10期、民社党)

○和田春生君 最初に、執行経費に関する問題でお伺いしたいと思うんですが、御承知のように、最高裁の判決でいわゆるプラカード型のポスター、足のついたポスターを公道上に掲示することは公選法違反である、こういうことが決められたわけですね。そこで、非常に問題になりますのは、ことしの七月に予定されている参議院選挙で、地方区の場合には衆議院同様、掲示板が設けられるわけです。全国区は候補者も多いし、全国的な地域にわたりますから掲示板が設けられない。一方、全国区のポスターというのは数が限定をされておりますから、これを全国にばらまくということになると大変であります。ある程度地域をしぼってやっておっても、掲示のしっ……

第80回国会 農林水産委員会 第13号(1977/04/26、10期、民社党)

○和田春生君 きょうは、参考人の皆さん本当に御苦労さまでございます。まず最初に二点ほど波多野さんにお伺いいたしまして、あと共通問題について浜崎さんと堂垣内さんにお伺いいたしたいと思います。  現在審議に提供されている領海法並びに漁業水域法が、国際法の観点から見て別にそれに背馳するというものではないという御意見でございましたけれども、ただし、いま提案されているものが政策的な選択肢として望ましいかどうかということについては、また別個の問題だという御指摘があったわけです。そこで、その波多野先生のあとの方に関連してお伺いしたいわけですが、実は私どもも現在の領海法並びに漁業水域に対する政府提案につきまし……

第80回国会 農林水産委員会 第14号(1977/04/27、10期、民社党)

○和田春生君 近く農林大臣また日ソ漁業交渉のために向こうに渡られるわけで、その前にこういうふうに遅くまでの審議に御努力いただいてまことに御苦労さんであります。  実は、この領海十二海里並びに漁業水域二百海里ということについて私たちは基本的に賛成の立場に立っているわけですけれども、法案を検討してまいりますと、かなり重要な問題点が含まれているように思います。とりわけ領海法にそういう問題が絡んでいるわけでございますが、先ほど来の同僚委員の御質問とかかわりのある問題で、領海法と漁業水域法に両方にまたがっている二、三の問題についてお伺いしたいと思います。  これは、まず最初に外務省の方にお伺いをしたいと……

第80回国会 農林水産委員会 第15号(1977/04/30、10期、民社党)

○和田春生君 大分遅くなりましたけれども、まず漁業水域法案の方からお伺いいたしたいと思いますが、この前、特にこの第三条三項と第十四条の関係につきましては、かなり突っ込んでお伺いいたしました。これに対しまする御答弁の範囲内で考えますと、やはりどうも修正をした方がいいという感じがいたします。すでにその修正案も具体的に準備しているわけでございますが、いままでのやりとりは省略をいたしまして、重ねて特に大臣にお伺いをしたいと思うんです。  まず、第三条で政府案のように第三項の政令で漁業水域の設定をしないことにする、そしてさらに第十四条によって特定の外国人に対しては規制を適用しないことにすると、二段外しと……

第80回国会 農林水産委員会 第16号(1977/05/02、10期、民社党)

○和田春生君 まず、漁業水域法に関してでございますけれども、私ども修正すべきだということを主張しておりました。しかし、一昨日鈴木大臣の御答弁で、政令の機動的な改正によって法を修正をしなくともその穴を埋めていって万遺漏なきを期すという趣旨の説明がございましたので、緊急の場合でございますし、私どもとしては大臣の御答弁並びに言明というものを率直に受け取りまして、本件につきましては原案どおり賛成をすることにいたしたいと考えているわけでございますが、向こうに行かれまして大変御苦労でございますが、大いにがんばっていただきたいと思います。  同時に、その際にもあわせて質問したわけでございますが、二百海里の漁……

第80回国会 予算委員会 第17号(1977/04/09、10期、民社党)

○和田春生君 きょうは、領海あるいは二百海里問題等、海国日本の国際環境が大変厳しくなってきている時点におきまして、質問のすべてを海の問題に集中してお伺いをいたしたいと思います。非常に重要なかかわりのある問題が多いわけですから、的確にお答えをお願いいたしたいと思います。  まず最初に、領海十二海里の問題についてお伺いいたしますが、領海十二海里がすでに実施されている各国のうち、国際海峡につきまして自由通航をたてまえとしているところ、あるいは国際海峡に該当する海峡の管理または通過通航について何らかの規制を設けている国、あるいは領海十二海里だがその辺はどうなっているかわからない、いろいろなものがありま……


11期(1977/07/10〜)

第82回国会 外務委員会 第2号(1977/10/22、11期、民社党)

○和田春生君 本日の質問の時間の枠がありますので、ハイジャック問題に焦点をしぼってお伺いしたいと思います。  質問の前に、特に外務大臣並びに政府関係者に申し上げたいのは、今度の経緯を通じて国内的な措置もいろいろありますけれども、国際的な関係でどうにも腑に落ちないことが多過ぎるということが一つと、もう一つは、事件が起きてから日本政府は盛んに国際協力の促進を呼びかけておるようですけれども、今回の事件に関して日本政府がとった措置というものは、果たして国際協力の促進を呼びかけるに値するものであろうか、逆に国際的な協力を阻害するような誘因になるような数々の行為があったんではないかという大きな疑問を持って……

第82回国会 外務委員会 第3号(1977/10/25、11期、民社党)

○和田春生君 もっぱらソ日協定に関連してお伺いいたしたいと思うんですが、これはもうすでに調印をされておりますし、今年末までの期間を持った日本とソビエト間の協定であります。内容についてはいろいろ問題もありますし、政府側がとりつくろったいろいろな説明をしているのをそのまますんなり受け取るわけにいかないような問題もあると思いますが、ありていに言って、いまさらいいとか悪いとか承認するとかしないとか言っても始まらないものだとも言えるわけです。  それよりも、こういう協定や条約というのは、申すまでもなく、外交交渉の一つの帰結ですから、そこに到達するプロセスにいろいろな問題がある。同時に、こういうふうにまた……

第82回国会 外務委員会 第4号(1977/10/27、11期、民社党)

○和田春生君 最初に、インマルサットについてお伺いいたします。  このインマルサットに関する条約そのものについては、私どもも賛成でありますし、しさいに検討すれば意見がありましても、苦労の末つくられたものでございますから、特に条約そのものを問題にしようとは思わないんです。しかし、これは条約をつくることが大事なのではなくて、実際の実施運用面が非常に大切なんです。  そこで、最初に、このインマルサット条約が効力を発生して、最初の海事衛星が打ち上げられて運用が開始をされるのは、大体、いつごろになるというふうに見込んでおるか、日本政府の見通しをお伺いしたいと思います。

第82回国会 法務委員会 第4号(1977/11/17、11期、民社党)

○委員以外の議員(和田春生君) 今回提案されました関係法の改正の部分につきましては、議論をするといろいろな問題点もあろうかと思いますけれども、私ども原則的に賛成の立場でございます。ただしかし、幾ら法律の改正をいたしましても、それを守っていくという決意また責任体制というものがなければ何もならなくなるということがあると思います。そういうことで、こういうハイジャックの再発を防止すると同時に、もし、不幸にして再び発生した場合にそれに対応する政府の姿勢、そういうものに重点を置いてまずお伺いをしてみたいと思います。同僚委員各位のいままでの質問とあるいは重複するところがあるかもわかりませんが、その点お許しを……

第84回国会 外務委員会 第1号(1977/12/20、11期、民社党)

○和田春生君 去る十月二十五日の本院外務委員会で、日ソ間の漁業交渉の点について、鳩山前外務大臣のときに私は質問をいろいろいたしました。  外務大臣、大変お忙しいでしょうから、その議事録まではお読みになっておらないと思いますが、そのときのやりとりのことについて、申し継ぎないしは政府委員の方からお聞きになっているでしょうか、質問の前に、その点を確かめておきたいと思うんです。
【次の発言】 そうしますと、質問の内容を引用しながらお伺いをしなくてはならぬことになるわけです。  実は、こう言ったけれども、そのとおりになったじゃないか、そうしないように努力すると言ったが、結局だめだったじゃないかと確認しな……

第84回国会 外務委員会 閉会後第1号(1978/08/18、11期、民社党)

○和田春生君 まず最初に、長年の懸案であった日中平和友好条約の締結につきまして、園田外務大臣がこの時期に訪中をされまして、園田外務大臣のもとにおいて締結に導かれた、このことについて敬意を表するとともに、御労苦に対しましておねぎらいを申し上げたい、こういうふうに思います。  いずれ条約全般並びにその背景については時間をかけて審議をする機会が承認の問題と絡んであるわけでございます。したがって細部についてはその際に譲りますが、きょうは、日中平和友好条約の締結に絡んで重要なポイントの一つについて、ほとんどいままで触れられていない問題を一、二お伺いしたいと思うんです。  まず最初に、第四条の第三国条項で……

第84回国会 外務委員会 第2号(1978/02/16、11期、民社党)

○和田春生君 きょうは、いろいろと質問したいことを用意いたしておりましたけれども、委員会の運営で時間が大変限定をされました。一つは、小さいようだけれども、大変大きな捕鯨関係の問題、もう一つは、日中平和友好条約の締結に絡む問題、二つに焦点をしぼってお伺いしたいと思うんです。  すでに外務大臣も御承知のように、本年の六月の最終の週からロンドンでIWC――国際捕鯨委員会の第三十回会議が開かれることになっております。しかも、その二週間前にはケンブリッジで科学委員会が開かれるわけであります。御承知のように、日本の捕鯨はだんだんだんだん追い詰められてまいりまして、いまやっと一船団の操業を維持するだけという……

第84回国会 外務委員会 第8号(1978/03/28、11期、民社党)

○和田春生君 それでは、まず最初に日中交渉問題についてお尋ねをいたしたいと思います。この問題についてはけさほどから、それぞれ角度は違いますけれども、いろんな観点から問題点が取り上げてこられました。かなり明らかになった点、また明らかにならなかった点もあるわけでございます。時間の関係もございますので、とりわけ重要と思われる点にしぼってお伺いをいたしたいと思います。もちろん、いま非常にむつかしい時期に到達しているわけでありますから、外務大臣として言いにくいこと、また、われわれが無理に聞き出してはならないようなことについてはお聞きしようと思いませんけれども、伝えられる限りにおいて、かなりいろんな面で不……

第84回国会 外務委員会 第10号(1978/04/04、11期、民社党)

○和田春生君 きょうは、ILO百三十四号条約の批准にだけ焦点をしぼって質問をいたしたいと思います。  まず、最初にお伺いしたいのは、条約百三十四号が採択をされたのは一九七〇年でありますが、それ以来、八年間も長い時間が経過をいたしております。なぜおくれたのか端的に遅延の理由を伺いたいと思います。
【次の発言】 そんなことを聞いてない、理由を聞いているんです。
【次の発言】 この条約を採択するときに、日本政府は賛成したのですか、反対したのですか。
【次の発言】 世界最大の海運国で船員が非常にたくさんいる。しかも、今日における労働行政の一番重要な問題はやっぱり災害の防止、安全衛生ということが焦点にな……

第84回国会 外務委員会 第11号(1978/04/06、11期、民社党)

○和田春生君 きょうは、条約関係にしぼって大臣にお尋ねしようと思っておったんですが、けさほど来の質疑を聞いておりまして、最初に運輸省当局に確かめておきたいことがあります。  それはILOの第百三十四号条約の批准と関連いたしまして、国内法制面について船員労働安全衛生規則の法律化の問題です。一昨日も、私はこの問題について具体的にいろいろお尋ねをいたしたわけですが、そのときも船員中央労働委員会に責任を転嫁しちゃいかないということを言っておったんですが、けさからも何回も、労働安全衛生法をつくるという面について船員中央労働委員会に問題があるような御発言があったんです。船員法によれば、確かに船員法の施行並……

第84回国会 外務委員会 第14号(1978/04/17、11期、民社党)

○和田春生君 本日の委員会の主題はコンテナー条約に関する質疑でございますが、時たまたま非常に重要な尖閣列島に対する中国漁船の侵犯問題が生じております。外務大臣も出席をされておりますので、本題の質問に入る前に、この事件につきまして若干ただしておきたいと思います。  まず最初に、マスコミの報ずるところによりますと、昨日の夕刻から尖閣列島近辺の日本領海を侵犯しておった中国漁船が領海外へ退去を始めた。しかし、なお百数十隻の船団が領海の外のところにおるということが伝えられておりますが、その間の実情はどうなっておりますか。
【次の発言】 いまの件に関しまして、漁船は、現在のところ、領海から退去をしているそ……

第84回国会 外務委員会 第18号(1978/04/27、11期、民社党)

○和田春生君 午前からの質疑で問題点は大方出ているようでございますが、できるだけ重複を避けまして幾つか重要な点を確認し、あわせて今後の漁業政策についていろいろと要望したり注文をつけておきたいと思います。  最初に、日ソ漁業協力協定についてでありますが、これは御記憶のことと存じますけれども、昨年の十月二十五日、鳩山外務大臣時代にこの委員会におきまして、また去年の十二月二十月に現在の園田外務大臣、中川農林大臣御列席の席上で私はこの問題を取り上げました。沖取りが全面禁止と、こういう線でソ連が態度を強硬に打ち出してくるのではないか、それに対する備えはよろしいかということを申し上げたわけであります。その……

第84回国会 外務委員会 第22号(1978/05/25、11期、民社党)

○和田春生君 非常に過密なスケジュールの中で超人的なトンボ返りで国連の軍縮総会に出席される外務大臣の御健闘を期待をいたしたいと思います。  特に、外務大臣の出席を前にして、衆参両院で決議がされたわけでありますが、日本の国としては核軍縮から核兵器の廃絶へということが何といってもわが国是から見ましても非常に重要だと思うんです。ところが、この問題について私ども考えますに、大きな二つの問題点があると私は思います。  一つは、核不拡散という名目のもとに、アメリカなど核保有大国が平和利用の面まで含めて自国の優先的な立場を確保しようとするために、日本その他にいろいろと干渉がましい態度をとっている。そういう点……

第84回国会 外務委員会 第26号(1978/06/15、11期、民社党)

○和田春生君 まず最初に、日中平和友好条約に関連してお伺いをいたしたいと思います。  共同声明で合意しました条約締結交渉の時期を迎えましたことは、再開発と言い継続と言っておりますけれども、大変失礼なことだと、こういうふうに思います。外務大臣初め交渉当局の御奮闘をお願いをしたいと思うんです。  ただ、私たちがいろいろ議論しているのは、これは申すまでもありませんが、条約を締結すればいいというものではございませんし、とりわけ国際社会に占めておる日本と中国の地位にかんがみまして、この条約の中身、あるいは条約が締結された後に、日本、中国との関係のみならず、中国以外の日本と深いかかわりを待っている国々との……

第85回国会 外務委員会 第4号(1978/10/17、11期、民社党)

○和田春生君 この日中平和友好条約に関しましては、調印後帰国されて本院の外務委員会で御報告があった際にも幾つかの問題点を取り上げて質問をいたしました。その際、外務大臣と私の見解が異なる点もありました。そういう点については追ってまた詳細にただしたいというふうに言っておったわけでございます。そうした問題も含めて御質問したいわけですが、いままでに同僚各委員からいろいろな問題についていろいろな角度から質問がございました。おおむね明らかになった点もあるわけでございます。できるだけ重複を避けたいと思います。ただ、これから質問を進めるに当たりまして、私の基本的な立場を申し上げておいて、そういうことを踏まえた……

第85回国会 外務委員会 第5号(1978/10/18、11期、民社党)

○和田春生君 今度の日中平和友好条約の締結は、日中共同声明以来、五年にわたる懸案が一応解決をされたという点において意義深いものだと思います。しかし、総理も御承知のように、およそ国家間の関係や条約には表と裏がありますし、また積極的な面とともにネガティブな面もあるわけであります。さらに二国間の関係の発展が二国間だけの関係にとどまらないで周辺諸国を含めて国際情勢にさまざまな波紋を描くこともしばしばあるわけであります。翻って、日中共同声明以来、中国側の政治体制と外交戦略の移り変わりや条約交渉のいきさつ、さらに政府の説明や答弁などを冷静に見詰めますと、そこには多くの疑念と問題点がはらまれているわけでござ……

第87回国会 外務委員会 第1号(1978/12/23、11期、民社党)

○和田春生君 きょうは、一つは日ソ、ソ日の問題、もう一つは鯨の問題、さらにもう一つは、余った時間で米中国交正常化と極東の範囲、とりわけ台湾地域に関する問題についてお伺いをいたしたいと思います。  本会議を控えて非常に制約をされている時間でございますから、端的にお答えを願いたいと思うんですが、まず三つのうちの最初の日ソ、ソ日協定についてお伺いをいたします。  先ほど来、同僚各委員の質問に対する政府の御答弁を伺っておりますと、大変うまくいったというような楽観的印象が強いんです。御答弁の主な点を言えば、減船なしということになった。五十三年度程度の漁獲は確保できる見通しだからよかった。また、日本側の漁……

第87回国会 外務委員会 第6号(1979/03/01、11期、民社党)

○和田春生君 北西大西洋の漁業協力条約については、わが国の方針と絡んで後ほどお伺いいたしますが、ただいままでの同僚各委員と外務大臣のやりとりを伺っておりまして、中越戦争及び日中平和友好条約との関連につきまして、日本政府の方針にかなり重大な疑念を感じましたので、その点をお伺いいたしたいと思うんです。  お伺いする前提として、御承知のように、私は、この日中平和友好条約の中に含まれた反覇権条項について終始一貫疑問を呈し、疑念を表明してきた者の一人であります。あの条約を批准するに際しても、締結した条約であるから一定の意義は認めるにやぶさかではありませんから賛成をするけれども、手放しの賛成ではない。むし……

第87回国会 外務委員会 第8号(1979/04/24、11期、民社党)

○和田春生君 きょうは、国連の海洋法会議に関する問題と、ベトナム人の在日留学生の法的地位の問題、二つに限りまして政府の所見をただしたいと思います。  まず最初に、国連海洋法会議の第八会期がことしの三月から始まっているわけですが、現在、どういう状況になっているか、重要なポイントで結構でございますから、まず最初に御報告を求めたいと思います。
【次の発言】 いま要点的にお伺いしたんですけれども、予定された会期は四月の二十七日までですね、もう余すところ幾ばくもないわけです。そういう状況で、いま出されたような深海海底の開発、特にオーソリティーとエンタープライズとの関係、また負担金の問題等がありますし、大……

第87回国会 外務委員会 第9号(1979/04/26、11期、民社党)

○和田春生君 今度のサケ・マスの協定につきましては、大体、いままでの質問で具体的な中身の問題に関してはほぼ質問は尽きているんではないかというふうに思います。そこで、私は、もっぱら政策論を中心にして政府としての考え方をただしたい、こう考えます。  前提として、先ほど来からも何度か議論されておりますように、ことし限りのサケ・マスの協定としてこれを受けとめれば、減船をせずに済んだ、三十二億五千万円の漁業協力費でほぼ前年並みの漁獲、多少制約が厳しくなりましたけれども、漁期あるいは漁場等も確保できた、これは私はいい結果だったと思っております。もしこれが減船になりますと相当多額の金が要るばかりではなく、減……

第87回国会 外務委員会 第10号(1979/05/08、11期、民社党)

○和田春生君 それではSOLAS条約関係について御質問をいたしたいと思うんですけれども、まず最初に、七四年のSOLAS条約の批准承認を国会に提出することが今日までおくれた理由についてすでにこれまでの審議の中で同僚委員から幾つかの質問がなされておりました。そこで同じようなことを重ねて質問する労を避けまして、御答弁の中で重要と思われる点を確認をしたいと思うんですが、いろいろな説明がありましたけれども、要約すると三点だったと思うんです。  その一つは、新条約によるとすると、新たな設備投資その他で船主等に負担をかける、こういう面を検討する必要がある。第二は、必ずしも国内法を直ちに改正するという問題では……

第87回国会 外務委員会 第14号(1979/05/31、11期、民社党)

○和田春生君 まず最初に、宮崎参考人にお伺いいたしたいと思うんですが、先生の御意見は、議定書あるいはB規約四十一条に対する評価というような点で示されておりますように、国内において勝手なことをしない、自国がこの人権規約を尊重しそれを守るとともに、各国もその義務を同様に負うべきだというようなお考えだというふうに承ったんですけれども、私のこういう受け取り方が正確であるかないか等はまた先生からお答えを願うといたしまして、そういう前提で一つお伺いしたいことがあります。  それは先ほど金大中事件の問題と韓国のことを取り上げられました。これは日本と韓国の外交上の問題あるいは国家主権にかかわる問題としてこの金……

第87回国会 外務委員会 第15号(1979/06/05、11期、民社党)

○和田春生君 金大中事件の問題がかなり議論をされました。今後どう取り扱うかということについては問題があるにいたしましても、問題点はほぼ議論をされていると思うんです。私に与えられた時間が非常に限られていることと、人権規約に関しての総理に対する質問である、こういう点にかんがみまして、同じく韓国にかかわる問題でなお残されている、しかも人権とヒューマニズムの面では非常に深刻な問題についてお伺いしたいと思うんです。  それは終戦時樺太に抑留されたまま、今日に至るもなおそのままにとどめられている韓国人の問題であります。  御承知のように、戦争中日本人として日本の国籍を持っておった韓国の同胞が半ば強制的に樺……

第87回国会 航空機輸入に関する調査特別委員会 第2号(1979/04/16、11期、民社党)

○和田春生君 いままで同僚委員の質問で、具体的な個々の問題についてはある程度質疑が重ねられておるわけです。限られた時間で同じような問題で押し問答いたしましても余り有益ではございません。私は少し角度を変えて、法務大臣並びに防衛庁長官に、政治責任及びこういう腐敗の防止、さらにまたその究明ということについての所見をもっぱら中心にただしたいと思うんです。  で、先ほど来の質問におきまして、法務大臣にまずお伺いしたいんですが、いまもその種のことをちょっと橋本委員の質問にお答えになっておりましたけれども、ことさらににぎやかにする必要はないのではないか、こういうことをおっしゃいましたね。にぎやかにするという……

第87回国会 航空機輸入に関する調査特別委員会 第4号(1979/05/25、11期、民社党)

○和田春生君 五億円の金の流れに関してのいろいろな疑問点については同僚各委員からあらゆる面にわたって質問が行われまして、この場でこれ以上この問題をいろいろ追及いたしましても、そう新しい事実は出てこないと思うんです。ただ、率直に言って、疑惑が解明されたのではなく、ますます疑惑が深くなったという印象を強く持っておりますから、証人の喚問その他を含めまして、この点についてはさらに追及をしていきたいと思います。  そういう前提に立ちまして、私はもっぱら法務大臣としての古井さんにお伺いをいたしたいと思うんですが、法務大臣は、先ほどにも同僚委員からの質問にも出ておりましたが、今度の事件を指して構造汚職である……

第87回国会 航空機輸入に関する調査特別委員会 第5号(1979/05/28、11期、民社党)

○和田春生君 昭和五十一年四月に、ロッキード疑獄をめぐって国会審議がデッドロックに乗り上げた当時、いわゆる灰色高官の公表問題につきまして私も証人の松野さんと折衝に当たった者の一人でありまして、本日、こういうような形でここでお尋ねをするのには大変因縁深いものを感ずるわけですけれども、そうした感情は乗り越えてお尋ねをいたしたいと思います。  まず、いわゆる五億円問題について、入りの方につきましては同僚委員から相当多くの質問が出ておりまして、その点について証人の松野さんは、一貫して、政治家松野を育てるための政治献金であると、こういうことをおっしゃっておりますが、そのとおり改めて確認してよろしゅうござ……



各種会議発言一覧(参議院)

10期(1974/07/07〜)

第75回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会公聴会 第1号(1975/06/28、10期、民社党)

○和田春生君 今朝来公聴会で、長い間公述人の皆さんにはこの席にとどまっていただきまして、まことにありがとうございます。ずいぶん時間も経過をいたしましてまことに恐縮でございますが、最後の質問者になっておりますので、しばらくの間御協力をお願いいたしたいと、こういうふうにお願いを申し上げる次第です。  第一番目に、これは小島先生、それから上條さん、福本さんにお伺いをいたしたいんですが、参議院の地方区の問題であります。  地方区の定数是正という問題につきまして、大方の世論は、やる必要があるというふうになっているように思います。ただ、その方法論として、増員で修正をするか、あるいは現行の百五十二名という地……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1975/03/29、10期、民社党)

○和田春生君 私は、時間の関係もありますので、公職選挙法の関係一本にしぼって、主として大臣の見解をただしたいと思います。公職選挙法の改正は、三木内閣の一番大きな公約の一つであります、今国会の焦点の一つでもあるわけですけれども、政府が改正案をいつ提出をされるのか、まずその時期についてお伺いをいたしたい。
【次の発言】 そういたしますと、準備はすでにできている、来月の一日もしくは四日の閣議で決めて提出をすると、そういう段取りであるというふうに確認してよろしゅうございますか。
【次の発言】 そういたしますと、その準備をしている政府案の内容でありますが、公職選挙法の改正については、多くのポイントがある……

第76回国会 運輸委員会国鉄問題に関する小委員会 第1号(1975/12/18、10期、民社党)

○和田春生君 きょうの小委員会は大変限られた日程の中でやっておりますので、いろいろとお伺いしたいこともございますが、原則的と言いますか、基本的な問題にしぼって主として運輸大臣並びに国鉄総裁のお考えを承りたいと考えておるわけです。  すべての人が国鉄再建ということを異口同音に言っているわけでございますが、一体国鉄再建というのはどういうことなのかという基本的な問題についてのコンセンサスはないように思うんです。私は私なりの考え方をある程度持っているつもりですけれども、最近、きょうもこれ三つほど文書が配られておりますが、いろんなそういう政府並びに当局、ないしはその諮問機関等から出てくる文書を見ておりま……

第78回国会 運輸委員会公聴会 第1号(1976/10/29、10期、民社党)

○和田春生君 和田春生でございます。  いろいろと大変貴重な御意見を拝聴させていただきまして、特に中西先生、細野先生、そして清水先生の場合、賛否のお立場はいろいろございましても、交通政策ないしは国鉄対策について政策的な、また、国鉄に対する御注文、こういう点では多くの共通の点もあったようでございまして、大変そういう点では参考にさせていただきました。ただ、与えられました時間が大変わずかでございますので、もっと深くお尋ねをしたいことがあるわけでございますが、最初に一つ、いまも内藤委員から出されておりましたけれども、運賃法定主義の問題について三先生にそれぞれ御意見を承れれば大変幸いだと思います。  私……


11期(1977/07/10〜)

第82回国会 法務委員会、地方行政委員会、外務委員会連合審査会 第1号(1977/11/21、11期、民社党)

○和田春生君 この問題については外務委員会でも法務委員会でも質問をしたことがあるわけですが、基本的なハイジャック事件に対する政府の立場というものが依然としてあいまいであります。私は、いままで再々この種の問題について人命か超法規的措置、超実定法的措置というような言葉も使われておりますが、そういう二者択一の命題を立てることが間違いだということを言ってきたわけです。なぜならば、人命は尊重しなくてもいいという公理が出ない以上、当然そういう超法規説という名のもとに政府のとった態度、いろいろな方法を講じてきたことがすべて認められるという形になってしまう。したがって、とりようによっては人命尊重ということを免……

第84回国会 商工委員会、外務委員会、農林水産委員会、公害対策及び環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1978/06/07、11期、民社党)

○和田春生君 現在問題になっております日韓大陸だな協定関連の特別措置法につきまして、野党の中でただ一つ賛成をいたしております民社党の質問であります。それだけにこれはなかなか重要でございまして、しかと答えていただきませんと問題が意外なところに発展するかもわかりません。とりわけ参議院の商工委員会はいわゆる逆転委員会でございまして、わが党がキャスチングボートを握っているわけでございますから、その辺も十分考慮しながらひとつしっかりした御答弁をお願いをしたいと、まず最初に注文をいたしておきたいと思うわけであります。  で、本日の連合審査におきましてもいろいろな観点から取り上げられてきておりますが、私はこ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

和田春生[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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