このページでは三治重信参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。三治重信参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○三治重信君 だいぶ時間もたちまして、重複を避けて御質問をさしていただきたいと思うんです。 本日の陳述人の説明によって、また学者の参考人からもお話を聞きまして、五十一年規制というのはなかなか技術的にむずかしいというふうに感じております。そして各社もこの五十一年規制を直ちにやる分については御猶予願いたいというのが従来一貫の姿勢で、今日においても私はあまり変わっておられないように感じます。したがって、この規制値をとことん政府が推していくと、こういうことになりますと、たいへん国民経済的にも混乱を来たすんではないか、そこに何らかのコンセンサスを必要にする段階にきたんじゃないか、こういうふうに思うわけ……
○三治重信君 だいぶん時間が参りましたので重複を避けまして御質問します。したがって少し、何と申しますか、この規制に反するような感じを受け取られるようなことのないようにひとつお願いしますが、これは質問の範囲を広げるために少しほかの部面の考慮をと思って重複を避ける意味でそちらのほうへ、残った質問として聞いていただきたいと思います。 まず第一に、こういうふうにして日本が世界に先がけて規制をやっていきます。しかしながら、日本のいまの自動車産業は鉄鋼に次ぐ第二の輸出産業になっておるわけでございます、年間約四十九億ドルも輸出していると。そうすると論入せざるを得ないと、外国の車を規制できないと。そういう場……
○三治重信君 どうもたいへん遅くなって申しわけないんですが、昨年御質問しようと思って機会がなくて遅くなったものですから、五十年度予算案の御質問前にちょっとお伺いしたいんですけれども、木曽川右岸の下水道計画で、これは岐阜県の方の流域下水道の処理の終末処理場の問題なんですけれども、この木曽川へ終末処理場をつくってそこへ放出するについて、そのすぐ下流で木曽川の水を一宮の水道並びに名古屋市の水道を引いているわけなんですが、それについて岐阜県からの計画、これはまあ恐らく建設省の御指導もあったんだろうと思うんですけれども、県の方並びに市の方は非常にマスコミにも何回か昨年来取り上げられて問題にしているところ……
○三治重信君 下水道関係に入る前に、ちょっと河川の関係でお伺いしますが、本年度の予算で河川浄化の直轄及び補助の関係の費用が入っているのですけれども、これはどういう中身のことをやるのですか。
【次の発言】 それとの関連なんですけれども、まあ関連と言っても直接はないんですけれども、もう一つ河川局の仕事で、伊勢湾に高潮対策のやつをやるというわけですが、これは去年の災害のときにも行って、高潮について、あそこのゼロメートル以下のところは河川も汚れているし、これ非常に沈下について恐怖を持っている。それの対策が、これは災害ということでなくして別個にやっていく、何年ぐらいの工事としてやられるんですか。
○三治重信君 まず第一に、この宅地開発公団のつくられるもとになった考え方について御質問をいたしますんですが、この宅地開発公団のもとになった審議で、行政監理委員会から四十八年の十一月に出されました「住宅対策のための土地行政の機構および運営のあり方について」の答申、この中にありますいわゆる新公団の設置、この中身と今度の法案の中身とがそんなに違わない中身じゃないかと思うんですが、これを基礎にしてこの公団法をおつくりになったのか、また、大体この行監の住宅対策のための土地行政の機構と運営ということを基礎にしてこの宅地開発公団を考えられたのか、お伺いします。
○三治重信君 じゃあごく簡単に、先日の参考人の陳述の問題と、現地の視察の問題につきまして、関連して一、二問題をお聞きしたいと思いますが、あの現地へ行った場合も、また参考人の場合も、住居者に対する募集の要項、ことにどこから募集しても希望者ならばだれでもいいんだということではまずいんじゃないかと、いわゆる現地主義にするのか、その職住接近を第一にするのか、あるいは入選順位をどういうことで考えているのか、まあこういう問題について建設省として、こういう宅地の供給、住宅の供給をやっていく場合に、いままでしっかりした基準をそういう公団なり、これからの政府施策をやる人たちに指示をしていくのか、また、いま現にそ……
○三治重信君 都市再開発法と大都市地域の特別措置法の二法について簡単な御質問を若干してみたいと思います。 去る宅開公団法の審査のときに、宅地供給並びに住宅の供給に非常に不足地帯においての供給のやり方として、大量に宅地を集団的につくって供給するのと、大都市の中の再開発と、それからもう一つは、いわゆる市街化区域の中における農地をどういうふうにして宅地化、市街地にしていくかという三つの方法があるようにいろいろ政府も考えておられるようですし、まあわれわれもそれを一応前提にしていくと、その中で、政府、建設省といいますか、この大量不足の住宅並びに宅地の供給をどういうような割合で供給していき、またそれを積……
○三治重信君 民社党を代表して、ただいま議題となりました都市再開発法の一部を改正する法律案について賛成の討論をいたします。 第一に、わが国の都市は、本来住宅が木造を主としていると同時に、都市計画のプランが非常におくれているために都市構造上著しい欠陥があります。すなわち、都市機能として公園、緑地、街路等のオープンスペースがきわめて少ないこと、無秩序に街路、住宅がつくられることによる環境の悪化、災害の危険の増大等、都市問題がますます深刻化しております。また、都市化の進展に伴い、中高層の耐火建築物を建設し、職住接近を図ることが必要であります。かかる必要性を満たす一助として既成市街地の再開発を推進す……
○三治重信君 大分時間もたちましたので、ことに平尾先生と岡先生には遅くまでお残りいただいて申しわけございませんが、初めて新しいことをお聞きしたものですから、ぜひ一言、森下委員の質問に対しての御答弁を基礎にして御質問いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 平尾教授のお話で一番私が関心を持ちましたのは、エンジンの改良もさることながら、ガソリン、いわゆる燃料の改善も相当望みがあると、また、そういうふうな関心を非常にお持ちのようですが、いままで何回かこの公害委員会のほうで、参考人に対する御質問、審議が行われたわけなんですけれども、私もかねてそういうふうな気持ちを持っておったのですけれども、何し……
○三治重信君 どうも大変時間が過ぎましたんですが、もうしばらくごしんぼうをお願いしたいと思います。 朝来、皆さん方の非常な御熱心な御意見を拝聴しまして非常に参考になっておりますが、それの総仕上げという意味も含めまして、なるべく重複を避けて御質問をしたいと思いますが、事故がありますと、新しい法律をつくれ、基準をつくれという意見が非常に多くあるのですが、またしばらくたつと忘れられちゃう。しかし、これは各部面にわたってそういうことがなかなか役所としても追いつきがたいと思うのですが、そういう意味において、きょう朝来のいろいろの御意見の中で、私は一番最初のいわゆるタンクの設計基準なんかは役所がつくる前……
○三治重信君 私はきょうは大気汚染の問題に限りまして関係の方々に御質問をしてみたいと思います。 ちょうど環境庁から「公害の状況に関する年次報告」も出され、その中にも詳しく報告されておりますので、今日までの大気汚染の歴史と申しますか、いろいろの事件等が起きているわけですが、それを総括して、一応いろいろそういう問題を反省しながら、大体適正な判断の結論が出ればと、こう思って問題を整理してみたわけですが、よろしくひとつ御答弁をお願いいたします。 まず第一に、大気汚染の発生源が固定発生源、移動発生源とあるわけなんですが、こういう現在把握されている大気汚染の発生源が問題にされた年度から今日まで、大体ど……
○三治重信君 私からごく簡単に御質問をいたします。 昭和五十年度における道路整備費の財源の特例等に関する法律案については、民社党としては賛成をいたします。その理由は、今回の補正予算で全体としても建設公債、赤字公債を大量に出しておるこの事情の中で、昨年の道路整備費で相当道路の財源が使えるということならば、こういう特例を設けてこの際早目にその財源を使用する、こういうことについてやむを得ないものだろうと思います。 それで、まず第一に、この整備の特別財源としてのガソリン税やその他自動車の関係の税金についてもっとほかの党からも御質疑があったと思うんですが、この二年にわたる非常な増税をさらに続けたいと……
○三治重信君 最初にクロムの職業病の問題で一つお伺いいたしますが、読売新聞のこの調査で、クロムによるこの肺がんの死者が二十八人というようなのが新聞に出ておりましたんですが、現在このクロム禍による肺がんの死亡者またはその肺がんの患者であるというふうに労働省が把握されておられる人員はいかがでございますか。
【次の発言】 この中で、この肺がんということで亡くなられた方というのは、いま御報告があった三十一名の方は、いままで労働省の方で労災思考として認めたのが二十四名ということなんですが、そういうのは、これは三十一名肺がんで死亡したという申請かあって、そのうちで業務上の肺がんとして認定したのが二十四名と……
○三治重信君 ロッキード特別委員会の最初の私質問でございますが、いままでのこのロッキード事件で全日空ルート、丸紅ルート、児玉ルートと、こう三つ言われております。全日空ルート、丸紅ルートについての贈収賄その他いろいろの経過について検察の解明がほぼ峠を越したと、またそれについて疑いのある人は検察当局によって起訴された、これが大体のところじゃないかと思うんですが、児玉ルートについてまだいろいろの記事は出ておりますが、私のいまからの質問もいろいろの新聞、雑誌その他の情報からの質問しかできませんわけですが、児玉ルートでやはり一番この中心と申しますか、ポイントになるのは――丸紅ルート、全日空ルートでも最後……
○三治重信君 民社党を代表いたしまして、いわゆる政府高官の公表問題について見解を申し上げます。 わが党は八月二十五日にいわゆる灰色高官の公表基準について見解を発表しました。その前提は、従来の疑獄事件につきましては、とかく国民に対して十分この疑獄が解明されずしてうやむやに過ぎている。これに対して、今度は外国からことにこの疑獄問題が持ち込まれたのに非常にショックを受けております。そういう意味において、ここで戦後の疑獄の総決算とも言うべく、ここに外国から売られた疑獄事件について国民は徹底的な解明を望んでいるわけでございますが、それが長年にわたったために、刑事事件としてだけで追及をいたしますというと……
○三治重信君 きょうは質問の時間が非常に少なくなりましたので、本当の一点についてお尋ね申し上げますが、その前にちょっと、この前の児玉ルートの資金のやつで、いわゆる紛失小切手の見返りで後から四億四千万円追起訴されたのは当初言われた十七億二千四百万円のほかの金額で、合計としては二十一億になるということを確かめたと思うんですが、どうもはっきりしなかったみたいですが、そこだけひとつお願いします。
【次の発言】 法務大臣にお尋ねいたしますが、この特別委員会も国政調査の事実調査を進めたところで、自民党の方から証人喚問を拒否されて、証人喚問で調査を進めることができなくなってしまっているわけなんですが、また、……
○三治重信君 三重県、和歌山県における建設事業の実情調査、第三班の御報告を申し上げます。 上田理事、望月委員、田代委員及び私三治は、去る一月十六日から三日間にわたり、三重県、和歌山県における建設事業の実情を調査してまいりました。 両県は紀伊半島の東部、南部に位置し、山岳地帯を背後地として、伊勢湾、熊野灘、紀伊水道に臨んでおり、古くから産業、文化が発達した土地柄でありますが、近年における地域整備の過程は、その地勢と気候条件から幾つかの共通点がうかがわれるのであります。わが国でも有数の多雨地帯であること、急峻な山地が大部分を占め、海に迫っていること、貴重な自然環境が豊富なこと等は当面の建設事業……
○三治重信君 ただいま議題となりました公害健康被害補償法の一部を改正する法律案については賛成をいたします。日本共産党の修正案については反対をいたします。 日本共産党の修正案につきましては、ただいま提案されたのでよく検討はできませんが、やはり自動車製造業者にこの負担を賦課しようとするのはやはり汚染者負担の原則に沿わないのじゃないか、また、ほかとの関連もあっていま少し検討を要する問題だと考えます。したがって、さしあたってまだ十分私どもの方としてこの審議ができませんので反対の態度をとらしていただきます。 この大気汚染による健康被害を受けた人々に対する補償給付に必要な費用に充てるためのこの附則十九……
○三治重信君 本日は、衆参両院でロッキード事件の捜査処理に関する中間報告が行われました。各党それぞれ御質問で解明されたところが非常に多いのでありますが、最後になりまして、ひとつ数字がちょっと合わぬと思うのですが、この調査した国会議員が十七名、それから丸紅ルートで五名、全日空ルートで十三名。そうすると、それの中で、先ほどから明らかになった者が、丸紅と全日空の調査で、ことに全日空の十三名の中に丸紅の五名の中三人が含まれている。こういうふうになりますと、起訴が三人で、それから丸紅の方が五人、それから全日空十三上って三名ダブっていると、十名というと、十八名にならなくちゃおかしいのじゃないかと思うのです……
○三治重信君 このロッキード問題の現在のところ一番集約されておりますのがこの灰色高官名の公表の問題でございますが、この公表の問題で、政府の方は、現在、秘密会にしてくれるなら資料を国会へ提供する、そしてその氏名の公表は国会でやってほしい、こういうことになったのが現在の政府の見解だと思うのですが、そこで総理、そういう処理の仕方というものについて、私は、非常にひきょうだと言えば少し言葉は悪いんですけれども、政府の責任の回避の方へ向いてきているのじゃないか、かように思うわけでございますが、そういう議論を若干やってみたいと思うのですが、その前にひとつ、総理は、やはり灰色高官の氏名は最終的には公表されるべ……
○三治重信君 他委員会との審議の関係で、要求いたしました最高裁の関係の方が出席できないということでございますので、 その分を保留いたしまして、法務省関係だけに簡単に御質問して終わりたいと思いますが、くどいようでございますけれども、中間報告のときの、何と申しますか、ロッキード資金を受領した国会議員についての質疑を衆参両院で相当やったにもかかわらず、なかなか、法務の事務当局においても、大臣にしても、その質問の趣旨が大体においてはっきりわかっていながら、その中身と申しますか、故意にとも思えるぐらい必要最小限しか答弁されていないわけなんですが、逐次、答弁の結果で、具体的な名前は秘密会でしか言えないとい……
○三治重信君 本日、最後に当たって、各党強く三木総理にお尋ねしたわけですが、わが民社党もこの予算委員会で、非常に荒れている中で、ロッキード問題解明は別個にやるべきだ??それには、総理が言われた後をたどってみますと、フォード大統領に対する氏名公表を含むという、はっきり氏名ということが出ている。それからさらに、この予算委員会やなんかでもめて、その後両院議長の裁定の中にも氏名を含めという言葉がはっきり明記されている。そういう経過をたどってきたのに、この最後に至って、中間報告で丸紅、全日空のロッキードから来た資金を受け取った人が、人数がわかったのにかかわらず氏名が出ない、ここに非常に不信感が持たれたこ……
○三治重信君 三つの問題点をきょうは質問したいと思います。 まず最初は、先日の災害とも関連いたしますが、最近の中小河川のはんらんによる災害が、公共事業としての災害の被害はそれほどでないかもしれませんけれども、やはり住民に及ぼす、住民の個々の被害がだんだんひどくなる。しかもそれが一回だけでなくして、集中豪雨が来るたびに毎年歳々と言ってもいいぐらい何回となく個人が被害を受ける。まあこういう状態が強くなっているわけなんです。一昨年の災害においても、愛知や三重や岐阜なんかにおいても、都市の開発の周辺における河川のはんらんによってたくさんの人々が被害を受けているわけです。 そこで、ひとつ御質問するわ……
○三治重信君 まず第一に、衆議院で改正された部門について御質問いたしますが、その第一が遡及適用の問題でございます。
いままでの建築基準法の改正の経過から見ますと、三十四年と三十六年にこの防火施設や避難施設の関係のことについて、適用範囲の拡大や特殊建築物としての適用というようなことで規定をされているわけですが、その場合にはこういう遡及適用の問題は余り議論にならなかったのですか。
【次の発言】 いま、そういう発言だと、結局規定されると、既存の建物も全部新しいその基準を、新しく定めた基準は不適格ないままでの建物にも全部適用されると、施行されたら適用されると、こういう解釈だったわけですか。
○三治重信君 午前中から休みなく引き続いての質疑でお疲れのことだと思うのですが、この簡単な法務大臣報告を拝見すると、また、きょうの朝からの質疑を通じての感じでも、検察当局は、大体この法務大臣報告で、ロッキード事件のあらゆる問題を一応もう捜査をしてしまって、この裁判の準備もできた、こういうことを言おうとしているというのですか、そういう態度が十分あらわれているんじゃないかと思うのですが、そういうふうに理解していいわけですか。
【次の発言】 それは表面上のことで、実際はもう、大体検察当局とすれば、いままでのあらゆる情報において調べるところは調べ尽くして、裁判の証拠固めなり、それに対する対策に精力を費……
○三治重信君 時間がちょっとおくれておるようですが、二、三質問をしたいと思います。 このロッキード特別委員会は、今国会になりまして、まあいろいろわれわれ関係者は努力をしているつもりですけれども、いわゆるロッキード事件のこの政治的道義的責任の究明ということについては非常に進歩がない、かように思っております。そういうことからいくと、こういう特別委員会の任務ややり方について、政府とこの委員との関係だけでは私はこういう問題は非常に解明しにくい問題になってきた、むしろ政府の与党と野党との関係がもう少しスムーズにいかんと私はうまくいかぬと思うんです。そのためには、やはりいまのような国会の運営、委員会のや……
○三治重信君 大分時間が過ぎましたので、ほんのちょっとだけはしょって述べます。 先日、参議院の災害対策特別委員会で、豪雪地帯の雪の防除関係でちょっと視察に行ってきました。したがって、災害の方で質問すべきことだろうと思うのですが、ちょうど財源特例で繰り入れて、そしてやるので……。現地では、ことしの雪が三十八年の豪雪以来のやつで、しかも三十八年のときと積雪量はそんなに違わないかもしれぬけれども、ことしは、のべつ幕なしに雪が降っているために何回も雪の除雪をしなくちゃならぬ。そのために三十八年の豪雪と同じ降雪量でも三倍も四倍も除雪費がかかるのだ。この道路費の除雪費並びにあとこれだけ除雪に対していろい……
○三治重信君 国土庁に初め、一つだけですから先に質問して終わりにさせていただきます。 予算の御説明を大臣から受けまして、その中でひとつ地価公示制度と土地の調査の問題についてお聞きしたいと思っております。 まず最初に、地価公示制度の問題ですが、この地価公示制度が、今日地価も抑制されて、非常に何と申しますか、地価公示制度がいかにも成功しているように世間ではとられていると思っておりますが、どうもその実際の地価と地価公示された地価との格差といいますか、幅が少し出てきたように私は非常に感ずるのですが、そういうことについて、地価公示制度は今後もやっていく上についてどういう注意なり、いまのままでいいと思……
○三治重信君 まず、大気汚染の問題ですが、この報告書を見ると、いわゆる努力をされてオキシダントの、まあ気象条件もあったかもしれませんが、いわゆる光化学スモッグの被害もだんだん少なくなってきているようなんですけれども、この前から質問してよくわからぬのは、光化学スモッグが本当に出る原因というのか、何が原因で、光化学スモッグの中のオキシダントということはわかっても、そのオキシダントなりそういうものがどういう発生源、果たしてそういう自動車の排気ガスや発電所の煙突のものからできるというふうなことがしつかり解明されているのかどうか、どうもまだ見てもよくわからぬのですが。
○三治重信君 私は、きょうは資本市場というのですか、公債の消化ならびに流通関係について御質問をしたいと思います。 非常に大量な国債を五十年度からまた発行するようになり、政府の一応の試算によっても、五十四年まではやらざるを得ないという一応の試算がある。それも五十五年から赤字公債をなくすというだけで、建設公債はまだ何年続くかわからぬ、建設公債だろうが、赤字公債だろうが、資本市場でスムーズに消化されていかないと大変な問題といいますか、いわゆるインフレ問題が起きてくるわけなんで、そういう問題について質疑を重ねてみたいと思います。 それで、いままでも資本市場が日本において十分でないと、資本市場は育成……
○三治重信君 まず最初に、村本参考人にお聞きいたしますが、いわゆる銀行関係は、この国債の売却については、直接政府から借りられるだけで、個人に、何というのですか、売るというのですか、銀行側の個人に売るということについての希望はどうか。 それから、定期預金なんかの担保よりかも非常に、国債ばっかしじゃなくて、公債ばっかしじゃなくて、公社債全般に銀行が、やはり非常に担保貸しについてぼくは消極的だと思うんですが、こういう問題についてもっと、土地とか不動産なんかには非常に、大きな企業、そういうものについての融資はするけれども、こういう公社債の個人的な担保を零細に貸すということについて非常に消極的だと思う……
○三治重信君 きょうは、まず国際金融の問題を先にお尋ねしたいと思いますが、最近の新聞、雑誌等の報道によりますと、石油ショック以来今日までの三年余の中で、非常に国際の貸借関係が変わって、一つは、非産油途上国の累積債務が支払い不能になるんじゃないかと、これに対する対策が一つと、それから先進諸国のイギリス、イタリア等に見られるように、このいわゆる国際収支の赤字をどう解決していくかと、こういう問題があるようでございますが、これに対して日本は、IMFを中心としての国際会議が開かれるわけですが、こういうものに対して日本はどういう態度をとっていかれるか。
○三治重信君 最初に、国債の個人の所有に係る担保の問題をお伺いしたいと思うんですが、この国債は十年の長期――最近五年ということですが、五年でも一般の個人から見るとその間に貯金を引き出したい、あるいは必要な資金を確保したいという問題が起きてくると思うんですが、いま国債の担保はどれぐらいの掛け目で借りられるんですか。
それはどういうところで――銀行でもどこでも自由に持っていくと、それのどれぐらいの掛け目で借りられるんですか。
【次の発言】 そういうふうに非常に特定な金融機関は有利にやってくれるんですが、一般の信用金庫とか相互銀行とか市中銀行はどうなんですか。
○三治重信君 では、大臣に御質問いたしますが、五十五年度には赤字財政をなくすということを一つの前提にすると、大変な税並びに歳出を再検討していかなくちゃならぬと思うのですが、そういうものについてとかく大蔵省は慎重で、その過程については言えないという、またなかなか言わないということが多いわけですが、しかし、非常なこの困難に立ち向かったときに、そういう中期財政計画というような一つの目標なりなんなりをもう立てていかないと、これから国民的な合意を得た財政運営はできないのじゃないかと私は思うわけなんです。 一つは、五十五年に赤字財政をなくする予算を組みたいと。これは単に自民党政府ばっかしでなくて、与野党……
○三治重信君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となっております昭和五十一年度補正予算三業に対し、次の理由により反対の討論をいたします。 第一の反対理由は、きわめて事務的に処理された補正予算案であることであります。財源の確保がきわめて安易で、一時しのぎに終わっている点であります。 すなわち、本案による歳入増は、前年度剰余金二千五百四十二億、特例公債一千億円であり、経費削減では、一般予備費と公共事業予備費の減額で千六百億円、そうして既定経費の節減では九百六十億円だけでありまして、いずれも事務的な財源の捻出によっております。これでは、減税を含む景気回復のための緊急対策はとうてい不可能でありま……
○三治重信君 きょうは地方財政の集中審議でございますので、財政問題をお伺いしたいと思います。 まず第一に、具体的な問題と関連してひとつお願いしたいのでありますが、最近この地方財政の危機が叫ばれておりますが、その中でやはりわれわれが接触する民間の方、ことに中小企業の経営者の方々は、やはり役所の人件費がべらぼうに多いじゃないか、そういうような中で再建とかいろいろ言っても、これはまあ非常にそちらの方に相当やはりメスをつけていかないと問題があると、こういう意見を非常によく聞くわけでございますが、まず具体的に人件費の中で、一般原則――一般論をきょうは保留いたしまして、退職金の具体的な例をひとつお伺いし……
○三治重信君 まず最初に、日ソ漁業交渉について御質問申し上げます。
領土と魚とを切り離すということがわが国の要求でございますが、それに対してソ連の態度はどこまでもノーということであるのか、もしノーということであるとすると、これについての交渉というものは非常に長期交渉が予想されるということになるんではないかと思いますが、そういうことについての、この政府の基本的な腹構えをもう一度言明していただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、ソ連の閣僚会議の決定による国境線の根室海峡というものをわが方が認められないということになりますと、どうしてもこの北方領土の周辺の領海と日本の二百海里水域の線引……
○三治重信君 ただいまからロッキード問題に関する調査特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして、私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの矢田部君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないど認めます。
それでは、委員長に梶木又三君を指名いたします。(拍手)
○三治重信君 P3Cの関連の質問に当たりまして防衛庁がこの資料、衆議院の方へ提供されました誓約書の関係についてまず最初にお伺いいたしますが、児玉のコンサルタント契約で防衛庁としては被害者の一人だろうと思うのですが、今度P3Cの購入に防衛庁として踏み切られた、その前提作業としてロッキード社から誓約書を取られて、その誓約書もこれ防衛庁がこのP3Cを不正をなくするためにこういうふうに取られたと思うのですが、これによって、従来のアメリカからの航空機や武器の購入に対してどういうところの不正に対する防波堤といいますか特徴が今度この誓約書によって意図され、また出現する可能性があるのか、ひとつお答え願いたい。
○三治重信君 ただいまからロッキード問題に関する調査特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして、私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの矢田部君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に梶木又三君を指名いたします。(拍手)
○三治重信君 時間が大変遅くなりましたので、法務省の関係についてちょっと二、三御質問して終了したいと思います。
昨年の三木内閣の末期にこのロッキード事件の再発防止ということについて大体の対策について閣議決定が行われ、今日約一年にもなろうとしておるわけですが、法務当局としてこれら犯罪捜査あるいは犯罪の防止と、こういう問題についてこの一年の間どのような研究討議が行われ、また問題点をいまどのように整理をして具体的にこの作業が進んでいるか、それについてひとつ御答弁をお願いします。
【次の発言】 いまのお話の第二点目の犯罪人の引渡条約の改正、これは非常に時宜を得た対策で進んでおられると思うのですが、ま……
○三治重信君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました日本原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案に賛成の討論をいたすものであります。 資源の乏しいわが国にとってエネルギー問題は緊要の課題であり、特に遠からずやってくるエネルギー危機にいまから対処するため、一刻も早く原子力の現実的な開発を進めていかなければならないと考えています。 一方、四面を海に囲まれ、資源のほとんどを海外に依存しているわが国において、船舶が国の繁栄と国の存立にとって必要不可欠であることは申すまでもございません。省資源時代への対応が迫られている現在、石油を大量に消費する船舶が原子力船へと移行せざるを得ないことは、……
○三治重信君 どうも時間が大変窮屈で、御迷惑だと思いますが、特別委員会で法案がないと、なかなかいろいろお話しする機会もなくて、長官、一年もたっていても一遍もお話しする機会がないのもと思って、きょうはちょっと欲張って注文したわけなんですが、まあいましばらくひとつよろしくお願いいたします。 もうこれは長官とすればたびたび御答弁なさったことだと思うんですけれども、やはり環境庁としていま一瀞問題にされており、また長官をめぐっていろいろ価値判断されているのも、この環境影響評価の関係の法案をめぐっての問題が一番多いかと思うんですけれども、もう御答弁をされたことが多々あろうと思いすが、いわゆるこの環境法案……
○三治重信君 きょうはイモ・でん粉やそれから砂糖や何かの価格の問題の審議と、こういうことでございますが、そういうようなのが、ちょうどたまたま、これはまた今後米を転換し畑作を奨励していくための戦略作物になるかと思いますが、これはきょうの議論を聞いておりましても、いずれも相当農産物価格をパリティで保障していながら作付が減っている、こういうことについて、単に価格だけで保障していくというのは、非常に国際価格の問題から見ても無理な状況になってきているのじゃないかと思うんですが、そういうものに対して作付が減っていくというのは、転換戦略作物でいながら、そういうことが価格だけの問題で私はなかなか処理できない問……
○三治重信君 まず最初に藤山参考人にお尋ねしますが、非常に過当競争で値段が下がって赤字、そのために、ことに豪州糖の輸入を原因としてこういう立法が出されたように思うわけですが、それで経営者サイドとしてこの法案によって、何と申しますか、いまの御意見で安定適正な価格にするために輸入糖の豪州糖とその他のやつとただ単に平均価格で買い上げされただけで、適正な価格がこの法律を通すことによっていくと思われておりますか。あるいはそうはなかなかいかぬで、もう一つこういうようなことを、豪州糖とその他の輸入価格についての買い上げ価格と言うんですか、そういうものの調整というものが――何かひとつ御意見があったら教えていた……
○三治重信君 きのう来の質問で大変お疲れのところだと思いますが、今度の米の過剰に対して農政の大転換をやられます。この点について、けさから大臣の非常な決意のある、また自信に満ちた御答弁で、農業政策も非常に重大な転換期に来ているなと、かように痛切に感じたわけでございますが、その転換政策をやらなくちゃならぬ大きな理由は、やはり米の価格保障、いわゆる専売制度による価格の引き上げによって非常な有利な作物になって増産が行われてきた。それに対して、消費がむしろどっちかと言えば相対的に減ってそこの非常な格差、これの矛盾が出てきたと、こう思うわけですが、それに対して私は、やはり米の過剰についての転換政策について……
○三治重信君 今回、特別に数量規制をしなければならなくなった。これがいままでの糖価の安定法についての臨時応急措置であろうと、こうされるわけなんですが、いままでの法律で数量の規制をやらなかったと、それでこの上限、下限の価格調整でやっていけるだろうと、こういうことでやった。ほかの畜産品なんかも大体そういうようなことの法案になっているようなんですけれども、この価格の上限、下限を示してその中へはめていこうとすると、やはり基本的に数量もチェックできる体制というものを恒久的にやっていく必要があろうかと思うんですが、そういうことについて、従来の農林省のいわゆる数量の問題について外しているという理由はどういう……
○三治重信君 二百海里時代に入りまして、水産資源の原料の変化によって水産加工の大転換をやられるための金融措置がとられようとしておるわけですが、そこで私、きょう一つの部面、すなわち、とった魚類がどう利用されているかというのを見ますと、結局食用に向けられる分でも、この資料の一番最後にありますように、非可食分が食用に向けられる分の中でも四八・七%あると。この分が、この中だと配分飼料向けとちょっと書いてありますが、こういうふうに非常に水産加工をしていく場合の、あるいはそれを生で食べるにしてもいろいろの加工をして食べるにしても、いわゆる直接その加工段階で捨てられるもの、食用にしていってもそこに非食用にな……
○三治重信君 私は円高の問題について質問したいと思いますが、最近また急激な円高になって二百円を割ろうかというようなことになってきておりますので、五十年度の決算の審議に当たって、少し歴史を振り返ってみたいと思うんです。 四十六年の十二月に、いわゆるスミソニアン協定で一ドル三百八円ができた。したがって、このときでも、四十年代になって日本が非常に黒字の国になってきた。そして四十七年、八年、さらに一ドル三百八円でもなおおさまらないで、また円攻勢をやられて、外国為替市場も四十七年の六月、四十八年の二月には東京市場を閉鎖しなくちゃならぬと、こういうような事態であったわけであります。その後石油ショックで非……
○三治重信君 大分時間が長くなりましたが、きょうは米の過剰処理対策で大転換をやらなくちゃならぬということでありますが、そういうことから、関連して食管会計の問題をお聞きしたいと思っております。 四十九年度の決算の報告でも、食管の赤字が全体として九千五百一億円、約一兆円になんなんとする。現在でも大体そう。それだけの赤字を食管で出していながら、なおかつ、また米の転換対策のために何千億か使わなければならぬ、こういうことに対して、一般、食管会計の今後の処理をどう考えておられるか、こういう問題を中心にしてひとつ御答弁を願いたいと思いますが、米の買い入れ価格と売り渡し価格の差は、これは年々拡大している。そ……
○三治重信君 大臣に何か重要な打ち合わせがあるそうですから、一つだけ御質問してまたほかの機会にしたいと思います。 きのうも大蔵大臣にお伺いして、大蔵省の立場の御説明を得たわけなんですが、私は、非常に今度の円高の問題で、貿易の収支を縮小する問題で通産大臣大変御努力されておりますが、それと並行してもう一つ私は、もう日本は貿易収支はどうしてもやはり相当合わしていっても若干の黒字という方がこの日本の産業構造からいっていいと、結果として。そうすると、やはりその黒字をどうして対外投資なり経済協力に使っていくかという方向にも相当力を入れていった方がいいと思うんです。そういう問題から、日本の経済体質を、やは……
○三治重信君 きょうは、雇用問題に限ってお尋ねいたしますが、いま問題にこれからもなる、いわゆる高齢者の雇用の問題でございますが、その前に、ひとつ現在非常に四年にわたって不況だと言われている。それでしかも大変な工場閉鎖、首切りというような問題や何かも行われているわけなんですが、現在においてもなおやはり、若年労働者といいますか、中学、高校卒業生の就職場等はまず心配ないものかどうか。大学の卒業にはどの程度、と申しますか、大学卒業生が非常にふえてまいってきておるわけですが、この大学卒業生の雇用の問題は労働省としてどの程度把握し、またどんな対策をとろうとしておられるか。まずそれをひとつお聞きしたいと思い……
○三治重信君 私は調査、情報の関係をちょっとお伺いしたいと思っております。 四十六年のニクソン・ショックや、それから四十八年のオイルショック以後、日本のそれまでの高度成長時代のように国際環境が非常に恵まれておらず、大変な問題が起きている。それをいわゆる一部の人は外圧と言う。私は国際情勢の変化、これに対して日本が、いままで国際情勢の変化というものについて全然、ほとんど考慮しなくても、国内の政策よろしきを得れば高度成長ができたと、こういうことであったとながめているわけなんですが、それで、やはり国際情勢の急激な変化ということになり、また今後も、いま現にそのことで苦しんでいるとなると、政府として国際……
○三治重信君 私は公共事業の施行上の問題で、前に建設委員会のときに一度質問したことがございますが、非常に公共事業をやっていく上において、現地で、着工前あるいは着工途中でもいろいろのトラブルが起きている。その一番典型的なのは成田空港で、十二年たった今日においても非常な紛争が続いている。これではいかに公共事業をやって社会資本をつくるのだ、いろいろの善意はあっても、やはり非常に問題がますます複雑になり、極端なことを言えば国費のむだづかいにも発展をする、こう思うわけでございます。ことに国の予算の施行は利子がつかない。あるいはその収益性についてとかく世間から何も余り強い問題が出てこない。それは何かと言う……
○三治重信君 私はこの外務省の「昭和四十九年度決算について」という文書にも載っております、経済協力の問題をまず最初にひとつ論じたいと思っております。 経済協力に技術協力とそれから経済開発援助等がありますが、ことに技術協力について、国内の受け入れと、それから日本人を、海外で協力をする技術者または青年の派遣というふうに二つに分かれており、その海外派遣をする青年技術者等も、それぞれ医療とか農業とか、または開発技術協力というのは恐らく土木建築かとも思いますが、そういうふうになっているようなんですが、これにいうのは、現在外務省が総括的にこのプロジェクトをつくり、それに何と申しますか、各省が乗ってくるの……
○三治重信君 私は会社更生法の適用の関係をまず最初にちょっとお尋ねしたい。この不況になってから、会社が倒産をする、それで、何とか救えぬものだろうかということで、会社更生法の申請がよくなされているわけでございますし、また、事実、今日まで会社更生法の適用を受けてりっぱに会社が更生した事例もたくさん知っておりますが、この不況が長引いておる中での会社更生法の適用というのは、いろいろのトラブルが起きているようこも感ずるわけでございます。ことに、これ一つ、最近の事例と申しますか、問題になっているやつについて、これを参考にしながら、こういう会社更生法の適用について通産省がどういうふうな関心を持たれており、こ……
○三治重信君 国有財産の管理の問題について、若干、最近と申しますか、二、三経験したこととの関連で御質問をしたいと、こう思うわけでございます。 一般に国の出先機関の土地や建物は、公共用財産として、これは各省庁の長、いわゆる大臣や長官の所管として国有財産が管理され、大蔵省の方は普通財産の管理を総括的に行われる。しかし、大蔵大臣は全体としてそういう各省庁に任した公共用財産も、いろいろの変更、またその使用について相談に乗られるといいますか、いろいろ指示される権限があろうかと思います。それで、戦後非常に国が貧しく、また出先の方も予算がないけれども、しかし庁舎その他を建てないと行政ができないというような……
○三治重信君 三公社五現業の問題をお聞きしたいと思います。 公共企業体等基本問題会議の中山伊知郎座長の三公社五現業の経営形態の問題、それからスト権問題についての最終的なまとめが近く出そうだと、それに対して、年内にこの答申に対して政府が対処を決めるというような新聞情報が出ておりますので、ひとつこれは多年の問題であるわけなんで、ことに労働関係の方からお尋ねしたいと思うんですが、どうも調子を見ると、経営の方で、三公五現のうちでも民営に一部凄移そうと、あるいは国鉄のごとく、まあ分割といいますか、新しく公社を分離しようというようなのが新聞に漏れると。この経営形態のそういう経過の変わりによって労働関係が……
○三治重信君 まず最初に、米審にこれは配られた資料の印刷物だと思うんですが、水田利用の再編対策の実施状況についてのやつがこうありまして、これが地域別に北海道から九州まであって、大体本年の五月十五日の調査時点だと、目標の三十九万一千ヘクタールの作付転換が達成されて、一〇四%、こういうふうに出ているんですが、この転換作物の作付別の中で、これは飼料作物が二五%と、こういうふうに出ているんです。その次が野菜、これは一九・五%、約二〇%ですが、野菜は各地に散らばっているんだろうと思うんですが、飼料作物と大豆が非常に地域的に集中しているのじゃないかと思うんですが、この作物別の分布、これをちょっと御説明願い……
○三治重信君 農林省、農林大臣の所信表明を拝聴いたしまして、非常な重大な農業問題の担当者として、各方面にわたって均衡のとれた政策が述べられていると思っております。 全般にはとても御質問できませんので、特にこの転作問題と農地の問題について御質問をしたいと思っております。 この百七十万トン、四十万ヘクタールですか、米の転作は今後十年間ということなんですが、今度割り当ての分が、これが各県、市町村は、今後微調整はあるけれども、基本的にこの各県に割り当てた調整数量というものは、減反数量というんですか、転作数量は変えないという方向で今後基本的な政策を進めていかれるわけですか。
○三治重信君 大分昼時間を過ぎて申しわけないんですが、少しだけ伺います。 よく農林省の諮問される米価の案、またはそれによって米価審議会が答申されるその米価について、後で自由民主党と政府との折衝とかいうことで、よく政治加算がされるというようなことが新聞で過去に何回か例があったと思うんですが、その政治加算された米価というのは、次の年の生産費所得補償方式を計算するときには、その政治加算された米価を基礎にして上積みされて次のやつが計算されるんですか。そういうことじゃなくて、また別の統計数字でこの諮問の米価というのは毎年農林省が案をつくるのか。
○三治重信君 提案理由説明を見ますと、両者の地域内の農業者で営農改善計画を立てと。この営農改善計画なんですが、説明資料やいろいろ拝見いたしておって、経営規模のどの程度以上が大体営農改善計画が実際上立てられる、また適格者として認めている経営規模であるか。
【次の発言】 両地域で、ことに北海道から申し上げますと、経営規模は、これはいまは金額で言われたわけなんですが、これはそういう経営計画の金額、農業所得の金額でそういうことをやっていられると思うんですけれども、農林省のこちらへ出される資料は、みんな経営規模のやつはいわゆる土地の段階で出している。だから、段階の答えがあるかと思っていま聞いたんだけれど……
○三治重信君 資料によりますと、森林組合には施設組合と生産組合と二つあるようになっていますが、これは同じ森林組合と、別々にあるということでなくて、ほとんど一森林組合が施設組合と生産組合と大体兼ねておる、数字を見ても大体そんなようなことだと思うんですが、そういうふうなところの理解でいいんですか。
【次の発言】 そうすると、組合員の何というのですか、専従職員の数とか何か出ているやつは、両方の一緒のやつじゃなくて、施設組合だけのやつですか。
【次の発言】 そうして現実は、農林省の方は、施設組合の方と生産組合の方と今後いわゆる林業経営の改善のためにどちらに重点を置くというのですか。両方別個だと言うけれ……
○三治重信君 森林組合法を今度新しく従来の規定から独立して組合をつくると、こういうことでございますが、その一番大きなねらいはどういうところにあるんですか。
【次の発言】 二つの部面というお話ですが、そのうちの中の協同組合的な部面というところで、特に民有林関係、まあ林業に特別な性格としていわゆる不在地主があると。そういうものを配慮して、いわゆる員外利用を従来のこの森林組合から緩めたと思うわけなんですが、協同組合的なものの性格を強くするとなれば、そういう不在地主の方をこの協同組合にもっと強力に編入していく対策というものが、こういうのはほかの農業や漁業にはないんだから、特別にその不在地主、ことにこれ……
○三治重信君 きょうは、土地利用型集団営農推進特別事業の中に農作業機械化省力化対策というものと、それから広域営農団地育成対策、その中で広域米麦生産流通総合改善事業というのがあるんですが、この中で、特にカントリーエレベーターの設置についてきょうはお尋ねしたいと思うんですが、これが五十二年度では新規が四地域継続三地域となり、五十三年度で予算書を見ると十一カ所で、新規が二で継続九と そうすると、五十二年度に新規が四で継続三地域で七カ所なのに五十三年度では継続九であるのですが、これはそうすると五十二年度ではやらなかった、五十一年前でまだ中途完成しなかったのが継続としてやるようになるのですか。それから、……
○三治重信君 大臣、どうも大変御苦労な漁業交渉で御苦労さまでした。その上、お帰りになって早々、重要な協定の批准を控えて本日は大臣の所信表明の一般質問ということでございますが、せっかくの機会でございますので、漁業関係の問題で御見解をお聞きしたいと思うんです。 朝来、具体的な今回の漁業関係の問題については解明されたと思うんですが、私は、こういうふうにいままで陸地が各国の領土であったやつが、急にこの二、三年来二百海里だといって大国から領有を宣言をし、そしてそこで魚をとるとなると入漁料を出せと、まあ一種の陸地で言えば、農地で言えば小作料を出せと。それからまた、やり方も非常に制限をする。今度はさらに、……
○三治重信君 本来、あすの審議のやつを、あすちょっと午後都合が悪いものですから、本日質問さしていただくわけですが、責任者たる大臣が見えませんので、若干政策的なものが質問の中に入るかもわかりませんが、しかしできるだけ災害補償の基本問題、こういうことを主として質問をしてみたいと思います。 農業災害補償制度は、この法律からいくと戦後二十二年にいち早く新しい政策としてできている。それが今日農作物から果樹を加え、さらには来年から畑作物の方へ事業範囲を拡大しようとする法律案を出されたわけなんですが、その前の問題として、農業の災害補償制度はなぜこういう三段階方式といいますか、末端の第一線で共済組合方式、こ……
○三治重信君 漁船積荷保険臨時措置法の一部を改正する法律案の審議でございますが、試験期間の延長ということで、その理由が、二百海里の沿岸漁業のいわゆる非常な変化ということでございまして、この点について農林省当局がいわゆる水産の操業地域の、または操業の方法についていまいろいろ大変な変化が出てくるんじゃないか。そうすると、いままで試験実施をしたけれども、その経験数値が必ずしも本格実施に使えないおそれがある、だから、さらに五年間延長してほしいと、この理由もまた業界の方もそういうことのようですから、われわれはそれについて賛同を惜しむものではないことをまず前提にして、御質問をしたいと思います。 それで、……
○三治重信君 農林漁業団体職員の共済組合法の改正の問題でございますが、やはりこういう老齢退職金の問題は、いまや各種共済組合、あるいは厚生年金の老齢年金等の問題と非常に共通性を持ち、またこれからこういう改正についても非常に、何というんですか、統一的に政府の中で行われることになるんではないかと思うのです。また事実、最近におけるこういう年金の改正の問題はほとんど統一的に扱われている。こういう問題は、どうなんですか、ひとつ政府で、厚生省なり内閣なりで、こういう共済年金や老齢年金の一般的な共通的な改正というものは一本の法律で政府でやったらどうかと思うのですけれども、そういう問題についての話はまだ一つも出……
○三治重信君 この農業者年金制度は、農業者の老後生活の安定というものと農業経営の近代化とを二つかみ合わせて考えておるのでしょう。その裏づけとして、金融の手段としての基金も設けるという、一つの何と申しますか、農家というものを育てようという非常に画期的なこれは考え方の制度だと思うんです。ただ、それがうまいとこ寄与をするかどうかというところが、いまから私は特にお伺いしたいと思うところでございます。 そして、ことに社会保障制度審議会の方面からでは、社会保障制度としての年金と企図される農業経営の近代化政策との関連についてどうも農林省の説明ではわかりにくいと、こういう疑念が呈されていると報告されているわ……
○三治重信君 国有林野の改善特別措置法をきょう何とか委員会採決にまで仕上げるために、質問時間を非常に節約してほしいという要望に沿って、ごく簡単に質問いたします。 それで、体系がちょっと乱れますけれども、一番最初に、いまの定員内職員の給与が平均でも一万三千円、退職年齢時になると数万円も林野庁の中の同じ職員との比較においても低くなっていると、こういうことのようですが、林野事業は三公社五現業で仲裁裁定によって賃金が決まる、その決まった賃金で分配する、だから結局分配の問題だろうと思うのですけれども、それにしても特別会計で一般会計の職員と、これは公務員の定員内の職員なわけですから、これが人事院の勧告の……
○三治重信君 瀧井参考人にお伺いいたしますが、今度のこういう改正法によって新品種の登録なり何かというものが非常に多くなっていった場合に、やはり役所がいわゆる官業で専属的にやるより、団体ですね、こういうふうな一つの指定団体をつくって、そこに統一して、民間のそういう専門家も入れてそこでやった方が、能率的といいますか、いいような気がしないでもないんですが、外国なんかでそういうことをやっていないか、これはどこでも全部役所が品種の登録というものをやっているものかどうか。一定の資格や基準をつくれば、そういう特殊な団体なりそういう目的団体をつくって、そして民間も入ってそれを相互に守った方がこの振興に役立つん……
○三治重信君 民社党を代表いたしまして、補正予算についての、またそれに関連しての質問を総理大臣並びに関係大臣にしたいと思います。 まず最初に、この円高問題、またそれに関連しての国際経済の動きをいろいろ質疑しまして、わが国のこの予算の景気回復対策が果たしてうまくいく環境にあるかどうか、それの判断資料を得たい、こう存ずる次第でございます。 まず円高問題でございますが、私は、昨年の後半の急激な二〇%の円高攻勢というものは、日本の不況が原因しておって、円高によって不況が出てきたんじゃないと、かようなふうに思うわけでございます。特にこの円高問題は日米の貿易収支の日本の黒字化、これによって円高攻勢をか……
○三治重信君 朝来の御質疑で大分お疲れのことと思いますが、私は最近郵便配達がわりあいにスムーズにいっているんではないかと。一時のように遅配、欠配とかいうような問題が余り出ておりませんけれども、やはり通信業務の中で郵便の仕事というものは一番じみな仕事だけれども、やはり社会の民心の安定、社会生活の中に非常に重要な仕事を担当しておられると思っております。しかも、その中で最も現代のいわゆる合理化にそぐわない仕事だと、最も人力以外にないというふうに言われてきたのでございますが、日本の郵便番号制をつくられてから、また非常に電気工学の進歩によって郵便番号制が大分軌道に乗ってきたんではないかと思うんですが、こ……
○三治重信君 技能検定についてきょうは若干の質疑をしたいと思います。 職業訓練法によって技能検定が行われるようになって、初めは試験だけやって何も恩典がないじゃないかとかいろいろの点が指摘されたんですが、逐年職種も拡大され、そうしてその技能士になった方々の努力といいますか、によって逐次社会的な非常な信用を得て、いまや技能検定というものは非常にだれでも知っている、非常に普及をしてきて、制度として非常に権威をだんだん高めてきていると思っております。 そういう中で、一つだけちょっとここで――検定をだんだん広げていかれると、戦前あるいは各種団体でいろいろこの訓練法による検定制度、いわゆる国家検定以外……
○三治重信君 私は国鉄の関係の御質問をしたいと思います。 まず、いま問題になっております、運輸省が来年度予算で公共陸上輸送の総合整備のため、その総合整備計画とその特会をつくる、こういうことが報道されているわけなんですが、その中で、その前提として、私は、この新幹線をつくって公共輸送の国鉄の関係で国鉄にどういう利益といいますか、があったか、こういうことを特にお聞きしたいわけなんです。 それは、新幹線ができていま非常に便利になり、確かに鉄道に革命的なと言ってもいいほど便益をもたらしたわけですが、しかし、便益をもたらしたという反面、国鉄の赤字が非常にふえたならばその負担を結局国民がしょわなければな……
○三治重信君 私は海外経済協力問題について御質問をしたいと思います。 五十年度の決算書にも経済協力のことが書かれておりまして、この中に技術協力、それからあと青年海外協力隊の派遣の問題開発調査、センター協力、医療協力、農業協力、開発技術協力、開発協力、専門家養成確保等の事業、アジア諸国等の開発途上国に対する経済開発援助、また国連開発と、こういうふうなのが書いてありますが、この中で、これは平面的に書いてありますが、非常に日本の今後の外交の中で海外経済協力が、私は日本の平和外交として、国力が許す限り積極的に展開すべきだと、こういうふうな考え方を持ち、 前の福田内閣においても、ASEANへ福田総理が……
○三治重信君 大分遅くなってお疲れのところですが、一つだけ警察庁に聞いておきたいと思っておった質問でございますので、ひとつごしんぼう願いたいと思います。 昨年、道路交通法の一部を改正する法律が通って、十二月からこれが適用になったわけなんですが、その結果、ときどき新聞にも出、またそれに国会でもずっとあちこちで質問になってきているところでございますが、交通事故防止のためにとられた七十五条の積載制限違反に対する取り締まり、これによって非常に昨年の年末滞貨が出、それから運賃が上がる。ちょうどそれと前後して、ことに土建関係の資材の値上がりが非常に問題になってきたところでございます。警察の方では、これは……
○三治重信君 大蔵大臣に御質問をします。 五十年度から不況対策として公共事業が最重点的に行われて、非常に予算が膨張しているわけなんですが、この中で一番大きな問題は、やはり当時問題になったのは土地代が二割もかかっているんじゃないかと、そしてそれがうまくいけばまだ公共事業による景気回復もできるんだろうけれども、それがうまくいかなければ、工事が繰り延べになれば、景気回復にそれほど、政府が言うほどうまく公共事業による不況対策にはならぬじゃないかというような議論が当時たくさんあったわけなんです。まあしかしそれにもかかわらず、非常に政府としてはそれ以降ずっと、今年もそうでございますが、公共事業一点張りと……
○三治重信君 総理にお伺いしますのは、先ほどの田代委員からの御質問と若干重なりますけれども、先日訪米されてナショナル・プレスクラブでの演説の中で、流通機構の整備と経済構造の転換というのが、四項目、五項目として演説の内容が新聞報道されているわけですが、この中で、ことに経済構造の転換ということをうたわれておりますが、その方向をどういうふうに意識されて、またここでこういう問題をアメリカが――まあこれはプレスクラブで発表するということは世界に日本の政策を発表することだろうと思うんですが、この構造転換というものをどういうふうにお考えになっておりますか、先に。
○三治重信君 五十四年度の農林水産大臣の所信表明についての質疑で、この大臣の所信表明に「生産性の高い近代的な農家を中核的な担い手として」と、こうしていろいろ書いてございますが、その「生産性の高い近代的な農家」をつくる一つの問題点として、きょうは農地の問題を御質問したいと思います。 それは、一つの新しい考え方として地主の方にこの流動化の助成金を出すと、こういうことが出ておりますが、一番日本の農業が高度成長の中で非常に衰退して、国家の要望する国民の食糧の自給力について非常に荒廃化を来しているんではないか、こういう一般的な批評のある中で、農林行政としてやはり私は自立経営農家という、農林水産省の方は……
○三治重信君 沿岸漁業改善資金助成法については、これは非常に簡単ですから、いままで同僚委員の御質問で、この法案そのものについてはもういろいろ質疑は行われておりますので、この関連から、ことにいわゆる漁業経営者といいますか、漁家に対する一種の生活資金のような構想がありますので、そういう漁村のいろいろ振興にも関連した問題として取り上げてみたいと思うんです。 いわゆる水産業の振興というと田舎の部面、都会からわりあいに離れたところの漁港、漁村というものがとかく考えられやすいんですが、最近はいわゆる三大都市圏または地方の中枢都市でも、いわゆるサラリーマンまたは中小業者の生活水準の非常な向上とともに、海へ……
○三治重信君 林業等振興資金融通暫定措置法案そのものの内容は非常に簡単な法案でございますが、これの背後の関係について、こういうふうに民間の民有林関係の特別助成を、融資をやろう、また木材の流通関係なりの国内産の木材の合理化をやろうというこの背景は、これに書いてあるとおりだと言えばそれまでだけれども、それ以上に国有林の造林計画を非常に少なくすること、それから供給が非常に少なくなる、こういうふうな見通しを立てられた去年、国有林の林業改善計画の臨時暫定措置法を出されて、あの法案だとたしか二割ぐらい国有林の木材の供給が減っていく、減らしていく、そのかわりいわゆる国民の自然環境保全、国土の保全というような……
○三治重信君 最初に、いただいた資料でちょっと御説明をいただきたいと思っております。 この資料の三ページのところで、先ほどの六十歳から六十四歳まででほとんど経営移譲が行われるという場合には、そうすると六十四歳まで経営移譲の年金が八万七千八百円ということになるわけなんだけれども、最近もらっている年金の、これは経営移譲年金が多いだろうと思うのですよね。上の表の平均年金月額で、五十三年度の四―六月で三万一千二百八十八円、経営移譲年金のやつね。そうすると、これは、六十四歳の経営移譲年金と、それから六十五歳以上の農業者老齢年金プラス経営移譲年金とを合わせた実績のものなんですか、この平均年金月額。 そ……
○三治重信君 民社党を代表いたしまして、この集中審議について御質問をいたします。 私も、先日、衆参両院のこの飛行機輸入問題に対する派米調査団の一員として参加をし、向こうでいろいろの関係当局との折衝の中で感じたことでございますが、そういうものを中心にして、できるだけ重複を避けて御質問をしたいと思います。 それで、われわれ調査団の得たいろいろの情報についての政府に対する質疑については、同僚議員からの質問で再三再四御答弁をいただいているように、速記録から見てもわかるところでございますので、ひとつ同じ観点でなくして、少し観点を変えたいと思っております。 その観点といいますのは、私たちの民社党は、……
○三治重信君 民社党を代表して御質問をいたします。
いままで議論になりました二百三十八万ドルの事務所経費は非常に経費がかかって、それで追加で要求してもらったんだという御証言ですが、もしも本当に必要な経費であったならば、経理に経費として、収入で支出がきちんと載って国税の調査でそれが載らぬということはないはずじゃないかと思うんですが、どうしてそういうふうな必要な人件費だとか為替リスクとか、そういう問題の当然商社の活動として要る経費が帳簿に載らなかったんですか、また載せないというのはどういう理由であるか。
【次の発言】 よく日商岩井の航空機商法と言われますけれども、向こうの多国籍企業のおたくが取引……
○三治重信君 民社党の三治でございます。
どうも非常に同じような質問になって恐縮かと思いますけれども、三千億から五千億も毎月やっているので、こういう事務的な経費のものはよく知らぬというのが御答弁のようですが、それでよろしゅうございますか。
【次の発言】 そうすると、日商岩井の経理の方では、こういう事務的な経費あるいは販売契約書があって、それに対してごくわずかしか販売手数料やコミッションが入ってこないときに、そういうものをチェックするのは課長段階ですか、部長段階でしかこういうことのチェックはやらぬわけですか。
【次の発言】 しかし、先ほども話があったように、二十日の全日空ルートの八十九回公判で……
○三治重信君 民社党の三治でございますが、時間がほんのわずかでございますので、中心点のところをお尋ねしたいと思うのですが、各質問者からも、同じ中心点は、社長に言われて八十五万ドルの処理の問題について知らなかったという答えだと、こういうことなんですが、そのときに、社長さんは、先ほどからの話だと、簡単なことだと言われるのですが、ただ簡単に言われるわけはない。山村さんからは相当詳細に社長に言われて、海部さんには、あなたには社長から言ってもらうと、こういうことの証言があったわけですから、社長から言われたことをもう少し正確に全部を言っていただきたいと思うのです、社長さんのおっしゃったことを。
○三治重信君 最初に、予算もあす結末がつくように聞いておりますが、これが予算委員会ではグラマン・ダグラス事件についての最後の質問になるわけですが、これがまた総理が最後の決断として予算に入れられたE2Cの解除の問題に問題が展開すると思うのです。一応その執行上は衆議院、参議院の議長の了解を得て政府が実施する、こういうような了解で予算の審議が終了するわけなんですが、議長がいつそれについて了解を与えられるか、また、それはどういう場合に政府に対して了解を求められるのか、これはやはり総理としてその方は議長に対して働きかけをされていかないと、議長としても独自の判断だけで処理できないんじゃないかと思うんですが……
○三治重信君 今度の鉄建公団の事件について、結局やみ給与と言われている根源は、私は鉄建公団の労使の労働協約によるそれを履行するためで、それがだんだん重なって予算の執行上安易な形でこういう結果になってきたと思っているんです。で、今度はこういうふうにして世間の集中非難を浴びて、川島総裁は断固直すと、こうおっしゃるけれども、一人当たり三十万円からの臨時給与を現実に出しているやつを、給与の支払いが違法または不当の経理で予算執行上もうできないと、だからこういうことは五十五年度ですか、来年以降はできないと、こう言ってぶっきらぼうにやれば、これは鉄建公団の中の職員と管理者は大変な問題が起きると思うんですが、……
○三治重信君 最初に鉄建公団の方へお尋ねしますが、鉄建公団の経理の不正処理の問題は中身が進捗したわけなんですが、そのうちの一つの、いわゆる不正経理によって――経理上は不正経理だけれども――職員に払われた特に一時金ですか、プラスアルファといったりあるいはやみ給与といった部面の取り扱いを今後どうされるつもりか、それについていまどういう検討をされているか。
【次の発言】 そうすると、まだ処理を決めてないというお話なんですが、もう十一月になっているわけですね。今年はまだ全然そういうことについては検討もしていないということですか。
【次の発言】 これは担当者に聞きますが、こういうような予算以外の積み上げ……
○三治重信君 どうも遅くなっての質問で申しわけございませんが、開発銀行さん、輸出入銀行さんともどもなかなか一般的に御質問する機会もないものですから、きょうはちょうど決算委員会という機会を得て両行のいわゆる政策金融についてお尋ねをしておきたいと思ってお願いをしたわけなんですが、まず、特に開発銀行さんに質問をいたしますが、この財投の融資対象がずいぶん資料を要領よくまとめられてあって、非常にわかりやすくなっておりまして非常に参考になったわけですが、最初の電力、石炭、海運等の産業振興の融資から、社会開発、技術開発の方へ重点が移ってきているさまがよくわかりました。特に五十一年の決算がきょうなんですが、ち……
○三治重信君 まず、今度の昇給延伸の問題をひとつ質問しますが、今度の人事院勧告の完全実施に当たって、昇給延伸の措置をとるという閣議決定をやった。これは、財政難ということが言われておるわけなんですけれども、本当に財政難ということでやるのか、あるいはさらに、それとも関連して昇給延伸というのは、いろいろ何といいますか、高齢化に対してあるいは人事管理上、昇給の延伸、従来の昇給期間を再検討しようと、こういうふうな内容なのか、その点をもう少し、どういうところに昇給延伸の理由をつけているのか、閣議決定の中に一項目特に重点の一つとして入れているのはどういう理由か、ひとつ御説明願いたい。
○三治重信君 もう御答弁があったことと思うんですけれども、今度の稲転計画の十カ年計画のうちで、ことに第一期の三年のやつは非常に自信を持って農水省が稲転計画をやられたわけなんですが、それがまあ初年度から余剰米を相当出し、もういまではどうにもならなくなった、こういうことだから、その苦痛は非常に御同情申し上げて、しかもきょうのこの五十五年の対策というものは、当面考えられる決断の処置としてはやむを得ないと思うんです。 ただ、ここで一つ問題は、いま少し原因を、こういうふうな過剰米を出した原因の、当初の計画とこういうふうに非常に大きく変えざるを得ないというその原因の分析を、農水省として、稲転十カ年計画、……
○三治重信君 先日のときに、時間がないものですから、大臣の答弁をよう求めぬで終わっているわけなんですけれども、きょうまた大臣がいないということになると非常に質問の進め方が困るわけなんです。 稲転強化に関連してこの前もお話ししていたんですが、私は、この余剰の水田の利用の仕方というものに対して、農家の稲転のための財政の補償だけでこれをやっていくと日本の農業は滅びてしまうんじゃないか。みんな補助金、金をもらいさえすればいいので、本当に農業というものについて、農業生産に取り組むという姿勢がもう一人もなくなる農家になる。 これは私は、きょう偶然に机の上に乗っていたものだから中身を見ると、なかなかきょ……
○三治重信君 きょうお尋ねしたいのは、二つの点、通産省所管の特会の関係のことについてお尋ねを申し上げます。 電源開発促進対策特別会計でございますが、五十一年の決算の説明書によりますと、翌年度へ繰り越した額が二百十八億、収納済額の六百十七億余に対して非常に多くなっております。しかも必要性を認めて特別会計までしたのについて、これが少し、何というんですか、もう法律どおり収入が入って、支出の方が非常におくれているんじゃないか、こういう問題かと思いますが、なぜこういうふうに多額の繰り越しが行われ、または、さらにその繰り越しだけではなくて、なお余って剰余金がこんなにたくさん出たのか、その事情をひとつ御説……
○三治重信君 大臣にお尋ねしますが、こういう共済組合の各省にあるやつなんですがね。いつもこれからたびたび改正になるような状況になったときに、やはり厚生年金というのですか、国としてこういう老齢年金として統一化していくというふうなことについて、大臣はどういうふうに、それでまた農林省としてはどういうふうに、これはあくまで農林団体は特殊なものだから、そういう今後の老齢年金の発展についてできるだけ一緒にできるところはするけれども、あくまで別だというふうにしていくか、できるだけ一緒にすべきだと考えるか、その基本的な態度ですね。
【次の発言】 基本姿勢としてはそういうことだろうと思うんですが、農水省としても……
○三治重信君 まず最初に、外交、防衛問題について御質問をいたします。 総理は、施政方針演説で、外交問題については、国際関係で主体的なそれへ脱皮したい、それから国際的地位にふさわしい役割りと責任を果たしたい、こういうふうに述べられたわけなんですが、今回のソ連のアフガニスタン侵入から考えますと、日本のこの北方領土に対するソ連の基地の設定、それから日本海に非常な海軍力の増強が行われていて、日本海じゃなくてソ連海だと言われる、こういう状況のもとに、われわれは日本の国土防衛についていま一段と具体的な努力が行われなければならぬ、こういうふうに思うわけでございますが、また、それに対して日本のいまの防衛の大……
○三治重信君 本日はどうもお忙しいところありがとうございました。大分、各方面において質疑が行われましたので、ごく簡単に二、三の点についてお伺いします。 まず最初に、藤井参考人にお尋ねしますが、いま現に佐世保重工の方で「むつ」の修理が行われておるということで、先ほどの同僚議員の質問の中に、藤井さんへの質問じゃなかったんですけれども、いまの「むつ」の修理計画からいくというと、当初予定された工程で来年中に終わらすのは非常に無理じゃないかというお話があった。そういうことについては、労働組合はどの程度いま関心をお持ちになっておりますか。御存じであったら、また御意見があったら、その点についてお知らせ願い……
○三治重信君 昨年の二月にわれわれ航特委の派米調査団で行って、その後、昨年集中審議も行われ、いろいろ質疑をしたんですが、その関連で二、三残っていると申しますか、の関連の問題を質問をしたいと思うわけなんです。ことにきょうは運輸省も防衛庁も大臣の御都合が悪いために意思決定の問題については質問できぬのは残念なんですけれども、前の質問との関連で二、三お尋ねしたいと思うんです。 初めに、運輸省の関係についてお尋ねします。この参議院の昨年の集中審議のときに、森山大臣に質問をして、調査をし、また対処の仕方も考えてみますと、こういう答弁になっているんです。その中身は、当時運輸省の輸入したガルフストリームの手……
○三治重信君 不公平税制の問題について具体的な部面も含めて御質問したいと思うんですが、先般五十九年から利子の総合課税のための準備、また配当課税の総合課税のための準備としてグリーンカード制度を導入する法律改正が行われたところなんですが、これがいま非常に各部面で問題と申しますか、いろいろのそれぞれの利害関係者が疑問なり心配を出しておるところでございます。その中で一、二もうあるいはほかの方が質問されている、あるいは法案審議の過程の中でもう明らかにされている点があるかと思うんですけれども、その点はひとつお許し願いまして、個人所得の総合課税のために、この利子・配当課税を総合課税するためにグリーンカードシ……
○三治重信君 きょう国債の償還問題やそれから実際発行された国債がどういう状態になっておるか、またそれが諸外国と比べてどういうふうに位置づけられているかというようなことについて御質問をし、説明を受けたいと思います。 それでまず第一に、非常に国債の消化が云々されておるわけなんですけれども、ことに昨年、ことしの国債の消化状況と、それから特優制度がつくられたけれども個人消化が非常にまだ少ないじゃないかと、個人消化をふやす努力というものが、また方策というものがどういうようなふうに行われているかというのを簡単に御説明を願いたい。そうすると幾らでも説明の材料があるんでしょうが、ことに去年の、五十四年の国債……
○三治重信君 きょう、柄谷委員が公務員二法の関係の内閣委員会の方で質疑がありますので、私がピンチヒッターで御質問をさせせていただきますが、まず最初に、原爆被爆者に対する特別措置法の一部改正の方から質問させていただきます。 まず、計数的なことをお尋ねいたしますが、被爆者の手帳関係ですが、ずっといままで手帳が交付されているわけですが、五十五年三月三十一日、いわゆる五十四年度末では三十七万一千九百四十四人、こういうふうになっているわけなんですが、また、さらに新しい数字があれば結構ですが、そのいわゆる被爆者手帳をもらっている方々がいろいろの援護や手当を受けているわけですが、それがどういう種類の分類に……
○三治重信君 農業共済再保険の問題ときょうの水田再編成の両法案とも賛成法案ですから、別にそうとりたてて異を唱えるわけではございませんけれども、ひとつ御見解を聞いておきたいと思うわけなんです。 この農業再保険のいままでの立法のやつを見ると、法制定から四十六年、五十二年と今回と、まあ三回同じ法案じゃないかと思うんですが、中身が。これくらいの問題だったら本法の中へ規定をして処理できる問題ではないかと思うんですが、それについて農林省の方と大蔵省の方と両方について、これぐらいのやつだったらそう特別な、補助率を変えるとか金額を制限するとかいう問題でもなさそうだし、余ったら返せとかいうやつだし、もっと言え……
○三治重信君 もういろいろの御質問がありましたので、ごく簡単に御意見を伺っておきますが、各業種でいろいろ販売の部面で競争されておるわけなんですが、しかし末端の小売は免許制度になっているんですよね。これに対する御意見をちょっと伺いたいわけなんですが、各業界の方で、果実酒の方はまだ余り量がないから結構ですけれども、ひとつ日本酒、洋酒で小売の末端の免許制度というものに対して、一部スーパーや何かは自由価格にせいとか、また一部の人もありますし、それからわれわれ、小売の免許制度の小売業者の団体からいくというと、これによって非常に零細企業が維持されているし、また非常に価格なりある程度の安定をすることによって……
○三治重信君 もう大分質問も議論も進んでいるので、できるだけ重複を避けて御質問したいと思うんですが、きのうの参考人の何と申しますか御説明や質疑の中で、やはり酒税が一番、増税ということになってくるとすぐ毎回税金の引き上げをずっとやられる。ことに最近では五年の間に三回も増税がやられている、こういうことであるわけなんですが、それで皆さんも、ことに日本酒の消費が伸びないということからいろいろの質疑が行われているわけです。 そこでどうなんですか、酒税というのは税金の歴史からいくというと一番古くて、また一番、国なり王様の財政の主体的にやってきたやつが、いまもそういうことがどうもあって、まず酒税を上げなく……
○三治重信君 もう大分時間がたちまして、皆さん御苦労さまでございます。 大熊参考人にお尋ねしますが、今度、物品税で新しく範囲を広げた以外で税率を上げているのは自動車だけなんです。自動車、乗用兼用貨物自動車や軽乗用兼用貨物自動車、こういういままでかかっていないものに新しくかけて範囲を拡大しておる。そのほか電気製品とかなんか拡大しているけれども、税率をアップしているのは自動車だけなんです。そうでなくても、自動車は世界一税をかけているかけていると言って、ことに労働組合の方が、非常に自分たちが一生懸命やればやるだけ、本当に市民に役立つならいいんだけれども、税金ばっかり取られて合理化をやっても成果が国……
○三治重信君 物品税のことについてお尋ねいたしますが、今度の物品税の中で税目、新しく課税するのが十二品目と、こうやって、いままでの既存の物品税目の中で税率を引き上げるのは自動車だけと、こういうことになっているのはどういうわけかと。考え方ですな。ひとつ篤と……。自動車の関連の方の人のは、自動車が非常に普及してきたものですから、また非常に取りやすい税として次から次へ税金を取ろうとしてやっておると。今後のでも物品税の中で自動車だけが税率を高めておると、こういうふうになってくると今後何かあるというと自動車にまた税金をかけられるんじゃないかという非常に恐怖感がある、またこれが労働者にも、自分たちが一生懸……
○三治重信君 まず、きのうちょっと残した問題から入りますが、印紙税の問題でございますが、これは四十九年、五十二年、今度は五十六年と、倍々の課税をするようになっておるんですが、しかもこの印紙税というのは非常に古い税なんですね。またこれは考え方としては流通税で、非常に幅広く取ろうと思えば相当取れる税金であり、しかも日本人的からいくというと、自分の取引なり資産なり所得なりというものがみんなわかるということを非常にきらうわけなんですが、これは個々の取引、また個々の流通にこの証紙を張れというわけですから、わりあいに個人的な、また会社別の個性がわからぬから、流通税としては何か非常にいいような気もしないわけ……
○三治重信君 簡単に御質問させていただきます。 この答申の方で財政の規模をGNPの増加率以内に抑えろ、まあこういう御意見があるんですが、この中で結局私はこれを抑えるためには、それをやっていく歳入の方で、GNPと同じくらいに抑えても相当な増税をやらんといかぬということになると思うんですが、そのときに結局不足分を国債でやるわけなんですが、国債の増加分について、このGNPとの関係について、この税調で国債の増加がどの程度までが限度か、GNPの中におけるまた伸び率ですね、こういうのは議論がされたことがあるのか。また、そういう問題についてやはりこれがただ国債を減らせばいいということじゃなくて、ある程度G……
○三治重信君 私は民社党・国民連合を代表し、ただいま議題となりました物品税法、印紙税法並びに有価証券取引税法の一部を改正する各法律案に対し、一括して反対の討論を行うものであります。 これら間接税三法案は、肥大化した行政、財政の穴埋めとして安易な増税を行う一環であります。現下の赤字国債に依存する財政の悪化は、われわれも十分に認識しているところでありますが、従来から行政改革によって財政の体質をいかに改革するか、また経済の安定成長を損わずにいかに進めるかでなければなりません。 ところが、昭和五十六年度予算案においては行財政改革の効果は見るべきものがなく、また不公平税制の現状も改まらないままであり……
○三治重信君 きのうの質問の続きをやります。したがってあと残ったグリーンカードの問題に関連したのを一、二御質問したいと思います。 いま所得税というのは個人の所得に対する課税になっているんですが、所得が夫婦で一千万以上の場合には合算をして累進課税をかける、こういうふうになっているわけなんですが、これはやはり総合課税になった場合には、それでもなおこういうことを続行してやっていくのか、全面的に検討するというようなお話もあり、こういうようなのには早速検討しなくちゃならぬというような答弁もあったかと思いますが、その点を一つ。私は、絵合課税をやる場合に夫婦の同一世帯の高額所得の合算というのは、これはやめ……
○三治重信君 まず事務的な関係の方から御質問に入りたいと思うんですが、今度の財源確保法の法律の中で、競馬会だけ国庫納付金が入れられているわけなんですが、そのほかにこれと同じ性格と思われる日本船舶振興会、日本自転車振興会、これはいままでも国には国庫納付金、国は財源としてはやってないわけですね。ところがこの間見に行ったら、地方の公共団体には国と同じ、国が競馬会から国庫納付金として納めている一〇%前後ですかを関係主催の市町村が歳入として入れているようなことだから、恐らく全体的にも船舶振興会及び自転車振興会の方も一〇%程度関係市町村の方へ、主催者の市町村の方へ入っているんじゃないかと思うんですが、この……
○三治重信君 きょうは資本市場の関係で国際金融等の関連をお尋ねしたいと思うんですけれども、いまアメリカを初め先進国では二けた台のいわゆる利子率でインフレに悩んでいる。と同時に、景気停滞というんですか、スタグフレーションに悩んでいるわけですが、日本は景気の刺激のために公定歩合を一%下げて六%台にまで下げているわけなんですけれども、そうすると、日本の国内の資金も海外の高金利に誘われて、日本の国内の資本も海外へ逃避しないか、また海外の資本も日本がこれだけ特別利子が安くなるというと日本から逃避しないかという懸念を持っておるわけなんです。しかし、最近の株高を見るとオイルダラーが相当入ってくる、またオイル……
○三治重信君 どうも御苦労さまです。 一つだけお伺いいたしますのですが、この特例公債を出すようになったのは景気回復のために出すということになったわけですが、それが年々続いて、まあいまとなってこれを減らすのに四苦八苦しているわけなんですが、そうしますと、ケインズ的な政策で景気回復のために財政政策を積極的に使っていく。これはいわゆる建設公債だろうが赤字公債だろうが財政の積極的な支出をやっていく、まあ景気回復のためには結局税金を取るよりかそういう公債で賄って景気回復を図ると。この線に乗って日本政府も第一次ショックをやってきたわけなんです。しかし、いざやって何とか物すごい景気の停滞をある程度救った、……
○三治重信君 非常に今度のこの法案は余りわれわれも関心というんですか、検討をしていない関連の法案でありますし、またその中身もこれは将来どれだけの価値がある問題か、勉強不足でなかなかわかりにくいところでございますが、このアフリカ開発銀行に加盟するというのは、アフリカの中でアフリカ諸国のクローズであったのが、これはアフリカ開発銀行というのはヨーロッパに対してもクローズでやっていたのか。そういう理由は、域外国を加盟させないでやったという理由、またそういうことについてどういうことが理由でそういうふうになっていたのか。また、今度オープンにして、世界から加盟を求めてやるという中の考え方の転換ですね、そうい……
○三治重信君 私は、民社党・国民連合を代表し、ただいま議題となりました財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案について反対の意思を表明し、討論を行います。 わが国の財政は、昭和五十年以降、第一次石油ショックによる深刻な不況対策として、その景気回復のため大量の公債発行に依存せざるを得なかったが、その後の景気の変化に機敏な財政の対応がなく、今日の財政悪化をもたらしました。財政政策による景気回復を公共事業一本で対応したため、景気回復をおくらしたこと、公共事業は一度拡大すれば直ちに減量、減額することは困難であることに原因があります。短期の景気回復には公共事業より所得税減税が効果が……
○三治重信君 今度の脱税罰則の整備法で、まず第一に、除斥期間を五年から七年にしたと、これはもう各委員から質問もあったことなんですけれども、なぜこういうのが問題になるかというと、日本の債権の時効の方は明治二十二年から決めて、そうして五年以上決めたことがないわけなんですね、最高五年。そうしてしかも、賦課権の除斥期間の更正決定の方は二十六年の改正で五年としていたやつをわざわざ三年まで所得税法それから法人税法、相続税法で改正までして三年に五年をしたのだけなんですね。むしろだから、除斥期間は明治政府始まって以来短くした経験はあるけれども長くした経験はない。 しかも何というんですか、たまたま賄賂を取った……
○三治重信君 できるだけ重複を避けてひとつお話ししたいと思うんですが、きょうの参考人の御意見は主に今度の法改正の問題に限って解説をされ、また質問もそれに限定をされている面が多いし、また改正される中でそういう十分な質問というのか、ただすべき御意見を拝見する事項も多かったわけなんですけれども、私はこの窓販の両業界の御意見がはっきり聞けてきょうは非常によかったと思うんです。大蔵関係だとわりあいにとかく下の方で先越えしてしまって、業界の意見が、本当の腹の意見がはっきり聞けないのがどっちかと言えば不満だったわけですが、きょうは北裏参考人や何かはっきり言われたのは、非常に業界というのか、自分たちの意見、主……
○三治重信君 今度の法律改正で決算を六ヵ月から一年に改正することができるという法の改正によって、五月中に総会をやって定款一年に変えたいというような希望が非常にあるのも配慮されてか、審議を非常にスピーディーにやろうというように申し入れがあって、そのために審議に協力しますが、したがって後で一般関係のやつは法案の後また一遍質問さしていただきます。だから、質問の構想を大分変えますから、ひとつあしからず御了承願いたいと思います。 それで、この一つの銀行の規定の「目的」を入れて、「公共性」とそれから「適切な運営」ということなんですが、この中で今度の法律の中、条文そのものには出ていないんですけれども、結局……
○三治重信君 先日の法案審議のときの質問の残りをまとめてみたいと思います。 先日は、ほんの一通りちょっと、項目だけやったんですが、その点でさらに、あるいは重複するところも若干出るかと思いますけれども、結局融資をする場合の信用の問題なんですけれども、それを戦後非常に土地に傾斜をして土地の担保で融資が非常に膨張してきた、最近はそれが大分少なくなったという先日のお答えでしたんですが、それに引きかえ最近はいわゆる銀行、金融機関の債務保証、こういうことが言われておるんですけれども、金融機関の債務保証というのはこれは新しい現象であるのか、これは戦前から相当あった問題なのかが一つと。 それから、私は、こ……
○三治重信君 まず最初に、五十六年度の景気動向について御質問いたします。
政府の見通しでは、現在は停滞が続いて上半期にもそれが及んで、下半期の十月以降景気は上昇局面になると、こういう見通しのようでございますが、これには経企庁長官、間違いございませんか。
【次の発言】 そこで、先日も景気対策をやって、日銀は一%公定歩合を引き下げられたわけなんですが、一%公定歩合の引き下げによって景気が本当に下半期には上昇するつもりで、そういうために下げたのか。また、いまの景気動向をどういうふうに見ておられるか、日銀総裁ひとつお願いいたします。
【次の発言】 どうもありがとうございました。お忙しいところをどうも……
○三治重信君 きょうは柳澤委員の御都合によって私が代理で御質問をさしていただきますので、よろしくお願い申し上げます。 最近の日本人の海外旅行熱、また、非常な余裕ができて旅行する団体、個人が非常にふえている。そのために旅行業者が本当に成長産業として、いわゆる産業としてまで実をなしてきたところであります。したがって、その中で旅行業者の取り扱いをどうするかというので今回の改正になったという御説明はもっともだと思うわけなんです。 ただここでひとつ、いままでの各質問者へお答えになっていて重複することもあろうかと思うんですけれども、今度、一般旅行業者の保証金を六百万円から二千五百万円、さらに二年置いて……
○三治重信君 まず最初に、北方領土の問題について御質問をさしていただきます。 衆議院議員の小沢貞孝さんが提起した問題でございますが、北方領土に所属する四島の中で、歯舞だけが根室市に編入されている、 あとの六カ市町村はいままでの自治省の態度だとあってなきがごとしで、全然わけがわからぬようになっている。それを非常に心配されていろいろ諸外国から資料を取り寄せてみると、ソ連は憲法、法律で北方領土を全部明確にソ連の領土であると修正して発表している。ところが日本はそれについて何らの措置をとっていないばかりでなく、自治省の監修による要覧やその他の市町村情勢の趨勢から見ると、それが外されている。 このこと……
○三治重信君 長官にお尋ねするんですが、 この北方領土の問題について長官の決意を聞きたいわけなんですが、これはもういろいろ問題になっており、事は簡単ですから十分御承知だろうと思うのですけれども、しかし法律的にはいままでなかなか行政当局は踏み切らぬ。しかし政治的にはもう踏み切ってはっきりしていかないと、北方領土の日までつくり、そして対外的にも日本の立場を主張していくということになってくると、日本の国内的な体制というものが非常におくれておる、こういうふうに私は思うわけなんです。 それを順序を追って確認をしてまいりたいと思うんですが、戦後最初に行われたのがいわゆる歯舞村が根室市に編入される、これが……
○三治重信君 農業共済の関係でちょっと御質問いたしますが、農業勘定というのですか、稲作やあちらの方の農業勘定だと、この資料から見ると再保険で一般会計から出したやつをまた戻していますね。そして、黒字になったり赤字になったりして、赤字になると一般会計から繰り入れている。ところが、果樹勘定はこの資料を見る限り、五十二年からは一度も一銭も返していない、借りるばっかしだ。こういうことなんですが、これは何か果樹に偶然的に、たとえば五十二、五十三年のように繰り入れないときでも一般会計への繰り戻し額はない、まあとんとんということだろうと思うんですが、そういう点について果樹勘定はまだ成熟していないかもしれないけ……
○三治重信君 まず、円安問題について御質問します。
IMFの試算で、ドルが一〇%下がればアメリカの赤字が百二十六億ドルも減ると。したがって、アメリカの非常に対日貿易摩擦も減るんじゃないかというようなことになるわけなんですけれども、日本は円高に持っていきたくても円高に持っていけない、円安になっている。それが貿易摩擦に根本的に私は影響していると思うんですけれども、これに対する対策、どういうふうにこの円安というものが、やはりどうしようもない問題なのか、何か対策を考えておられるのか、まず最初にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 同じ認識なんですが、そうすると、結局アメリカの高金利。ということは貿……
○三治重信君 小倉会長にお尋ねしますが、所得税減税問題がこの予算後、四月から衆議院の大蔵委員会で議論されるようになっておるんですが、したがって税制調査会でも議論されると思うんですが、だからいまからの問題なんで、個人的な御意見をお伺いしたいわけなんです。 私は、政府がいま答弁しておられる、また大蔵大臣がいままで答弁されたように、日本のいまの財政状態でその財政再建のめどがつけば所得税の減税を考えるという態度では、これはとてもじゃないが、景気がどんどんよくなれば別だけれども、ちょっと世界の不況状況や日本のいまの財政事情からいくというと、そういうことを言えば言うほどこれは所得税減税問題から避けて通ろ……
○三治重信君 まず最初に、先日参考人の聴取をやったときに、商工会議所の参考人の方から、やはり青色申告で進めてきたけれども、まだ法人でも、商法でいう記帳義務がありながら、やっていないところもたくさんあるし、こういうふうないろいろの疑惑を解消するためにも、また商工会議所としては三カ年ぐらいでその記帳を全部の法人企業並びにいわゆる個人企業でも大きなところ、できるところから全部記帳をやっていくような運動を展開したいというような、非常に積極的な話があったわけなんですが、これは非常に何というのですか、いわゆる所得統計からだけのクロヨンとかなんか言われておるんですけれども、やはりそういうことの疑惑を解くため……
○三治重信君 国際金融それから円の価値、円安対策、この二つについてお伺いをしたいと思います。 それで、大蔵省の「財政金融統計月報」の五十五年末の日本の純国際貸借というのですか、純資産の合計が百十五億三千四百万ドル、そして民間が百六十六億五千九百万円借り越しですね、借り入れの方が多い。それから政府は二百八十一億九千三百万円、外国へ貸しているのが多い。こういうことだと思うんですが、最近非常に日本の貿易収支が黒字だとかいろいろのことを言われておりますけれども、五十五年ですから八〇年ですね、八〇年末の世界の中における日本は一割経済といいながら、そんなに日本だけもうけている、百十五億ぐらいの、民間と政……
○三治重信君 日銀の副総裁に大変お忙しいところを御出席いただきまして申しわけございませんが、一つだけ御質問をさせていただきます。 総裁からたびたびわれわれは、本年のマネーサプライは一〇%をちょっとオーバーしていて最高限度のいま状態だ、これを過剰供給にならぬように配慮をしつつあるということを、これはたびたび聞くわけなんですが、片方、非常に景気が悪い、経済活動は悪い。こういうような景気が悪いと言われる中で、マネーサプライが日銀が大変だと考える天井を行きつつある。それで、これがさらにマネーサプライが増加することには警戒体制で臨んでいくというお話なんです。 そうすると、そういうふうな非常に最高限度……
○三治重信君 きょうはこの前御質問した残りを二、三の点にしぼって御質問したいと思います。 ことし五十七年度は景気停滞ということで、また景気対策として公共事業を七五%前倒しでやると、こういうふうに報ぜられ、また大蔵大臣もそれを了承されて鋭意公共事業の繰り上げ実施を政府としてやられると、こういうことになっているわけなんですが、日本がいま世界的な不況のために昨年、その前、この二、三年のように貿易の収支の黒字で、また貿易の拡張によって国内景気の維持発展ということが不可能になってきた。それだから、公共事業を特にやるということなんだろうと思うんだけれども、しかし世界的な不況の場合になかなか日本だけ公共事……
○三治重信君 私は、民社党・国民連合を代表し、ただいま議題となりました昭和五十七年度の公債の発行の特例に関する法律案について、反対の意を表明し、討論をいたします。 一般会計における四条国債以外の歳入不足を補うため本法律案が毎年提出されております。五十九年度特例公債の発行をゼロにする財政再建計画のもとに、本年度予算において特例公債三兆九千二百十億円を発行し、五十六年度に対し一兆五千六百十億円減額されたところであります。 さて、本法律案に対する反対理由の第一は、一般財源の不足は、歳出のカットまたは節約で処理されるべきであります。また、不足が恒常化すれば増税で処理されるものでありましょう。増税に……
○三治重信君 ごく簡単に御質問をいたします。
今度の法律案と予算書を見ると、現金で出すのはほんの一部で、現金で出すものは〇・七五%がわが国の出資分で、あと残りの六・七五%は国債で払うと、こういうふになっているわけなんですが、この国債で払った分は将来どういうふうに――増資でしょう、増資だと国債で払ったやつ、世銀はどういうふうに利用するんですか、これは。
【次の発言】 そうですか。そうすると国債整理基金の方へ入れて、世銀が融資を決めると、日本でどれだけ出してくれと、こういうふうに言った場合に、国債整理基金の方からこれは予算とか――こういうふうに出資したときだけじゃなくて、毎年繰り入れておるわけで……
○三治重信君 きょうは金融関係と国債の消化について若干御質問をさせていただくわけですが、五十六年の決算でいままでとは変わった補正予算といいますか、歳入欠陥を予算で整理しなかったために国債整理基金を使って歳入不足を埋めたと、こういうふうに報ぜられているわけなんです。 国債整理基金は、現金で貯蓄しているわけではなくて国債なり債券なりを買っていると承知しているわけなんですが、先日たしか大蔵省にお聞きしたときには、三兆余の国債整理基金の積み立てに対して大体半々――半分は国債というのですか有価証券、それから半分は現金で持っているというようなことであったと思うんですが、国債整理基金をどういうふうに運用し……
○三治重信君 今度の法案について、きょう提案者に御質問はしない……、お見えにならぬだろうと思ったのですが、お見えになるものだから二、三御所見があったら答弁していただきたいと思うのですが、貸金業の規制というのは、やはり非常に善意で規制をやろうと。ところが、最高裁の判例があるために役所の中で決定ができなかった。で、議員立法ということになったわけですから、そこにむずかしさがあることなんですけれども……。 問題は、サラ金に集中されているようなんですけれども、もう一つ、貸金業の中には、正規のいまの日本のような金融機関は、金は集めるけれどもなかなか弱者には金を貸さぬということからいって、営業者も手形の割……
○三治重信君 民社党を代表いたしまして御質問をさしていただきます。
まず、中曽根内閣の性格の問題ですけれども、総理は人材本位の組閣をした、そして仕事を第一にやる内閣である、こういうふうに言っておられますが、まさに現内閣は行革、財政再建等問題が山積をしていると思います。こういう中で内閣を新しく組織されたわけですから、新内閣としては任期いっぱいしっかり仕事をやる覚悟が欲しいと思うのですが、それに対してきのう、きょう、大変解散風の風評の新聞が出ておるのですが、それに対してどういうふうに考えておられますか。
【次の発言】 私も衆議院が内閣のかわるたびに解散解散というのははなはだ非能率の内閣が続くとい……
○三治重信君 先日、初めて東北新幹線に乗って非常に感じたことなんですけれども、東北新幹線並びに上越新幹線は非常に赤字路線ということ、だからそれに対しては相当経費節減的なことが行われているだろうと思ってあっちこっち見ておったのですけれども、それどころでなくて、やはり東海道新幹線、山陽新幹線の設備や状況から見る様子と、非常にデラックスといいますか、金をかけた新幹線になっているのじゃないかと思うわけであります。もちろん技術の進歩、それから設備の改良によって効率的に行われるための施設の改良というものは、これは当然いいわけなんですが、また駅舎でも、いわゆる民衆駅といって民間資本を投入しての利用の拡大を図……
○三治重信君 きょうは、ひとつ、この国鉄の経営の問題の中で、社会情勢の変化に対する対応、いわゆる輸送革命と言われるやつに国鉄が対応がおくれたという問題と、これに対して本当にどういうふうに国鉄は総裁以下この輸送革命を認識して国鉄の内部また世間に対して理解を求めて、この輸送革命におくれたためにえらい赤字が出た、一部は撤退作戦もやり、一部は方向転換というんですか、内部改革をやらなくちゃならぬ問題があったのだろうけれども、いずれも、いままでの経過からいくというと、この輸送革命というものに対する対応がおくれたのではないか。 それで、国鉄総裁自身も、この輸送革命の対応がおくれたのがローカル線の処理と貨物……
○三治重信君 どうも加藤参考人、御苦労さまです。 私ども民社党は、この臨調の答申に賛成の立場でございまして、また監理委員会のこの設置法案も賛成の立場で御質問をしたいと思うんです。 この国鉄の分割民営の結論を出されたというのは非常な大英断だと思うんです。この分割民営化をしなくちゃだめだという結論というものは、一体先生の言ういわゆる経営形態というものが根本原因ですか。それとも、やはりこういう国鉄のように輸送革命あるいは社会情勢の変化に対応できない体質、鉄道営業というそのものの問題があるのだというふうに考えるのか。分割民営で再建を図る以外にこの国鉄のどんどんふえいく赤字を解消する、ストップさせる……
○三治重信君 予算の委嘱審査に当たりまして、私、本当に幸か不幸か沖縄というのはまだ一度も行っていないんで、第二次計画の初年度に当たる予算書を拝見して、その予算の配分等から一応説明を聞きたいという項目をつまみ出しまして御質問するわけでございます。あらかじめそれをひとつちょっと念頭の上御答弁いただければ大変ありがたいと思います。 それでまず最初に、環境衛生施設の関係ですが、上水道、簡易水道の開発予算が非常に多い。下水道の方が割合は少ない。本土から見ると非常に下水道の方へ事業費が強くいっていて上水道関係の予算というのはだんだん少なくなっていくのが普通じゃないかと思うんですが、これはどういう理由で上……
○三治重信君 本日、まず日本型福祉の問題についてお伺いしたいと思います。ちょっとえらいかぜ引いて、いま薬飲んだら、何かぽっぽぽっぽ汗が出て、どうもまずいんで、お聞き取りにくいかと思うんですけれども、よろしくお願いします。 日本型福祉の社会というのは、これは厚生省が前の大平総理、それから今度の中曽根総理なんかに吹き込んだのか、あるいはこの御両人が独自の考えで厚生省にそういうことを考えろということでああいう文章になったのかわかりませんけれども、日本で急速に高齢化社会になっていくとやはり欧米型の、夫婦と年寄りの世帯が全然別々の生活で、老人は子供の世話にならぬで別の生活をする。したがって、それで生活……
○三治重信君 最初に、住宅・都市整備公団の方に御質問をさせていただきます。 住宅公団の関係の方で、従来、いわゆる土地ころがし的な結果として住宅公団として建てる予定のないものまでずいぶん買わされて、その後始末にいま非常に困っているし、どういうふうにしても、いわゆる調整区域やまたは上下水道なんかもとてもじゃないが住宅公団でできない、地方公共団体がやってくれないとできない、そういうような土地が非常に残っている。こういうふうなことを聞いて一応資料の提出方を求めたのですが、そんな住宅にできないような土地は買ってないというのが、これはたてまえだろうと思うのですが、しかし、なかなかいい言葉を覚えたもので、……
○三治重信君 まず第一に、外務省の五十四年度決算について、五十五年度決算についてという説明書きの中で、経済開発等援助費の前年度からの繰り越し、これが五十四年度で前年度からの繰り越しが百八十三億二千百二十万円、五十五年度で二百六十九億三千六百二十七万円と、こういうふうにふえているわけなんですが、これはいろいろの事情があって繰り越しされたことと思うんですが、これの主な理由と、どこに支障が――支障というんですか、繰り越しをした主な理由をひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 何というんですか、こういうふうな外国との関係のもので、単年度主義の予算から無理が来ているんじゃないかと思うんですよ。簡……
○三治重信君 きょうは人事院勧告制度と実際の運用上の問題について、もう大体いままで大分やられたんですけれども、どうも若干、人事院勧告、五十七年度凍結だけが通って、そのあと二、三といいますか、これの取り扱いの問題でまだ非常にあいまいなところがあるんじゃないか、こう考えられますので、その点についてひとつ少しただしてみたいと思います。 まず最初に、人事院総裁にお尋ねしますが、人事院ができて国家公務員の給与の勧告をすることによって国家公務員の給与水準並びに給与の各個別の給与まで、職階制にちなんで具体的に決められておるわけなんですが、その給与改定について、いままで戦後いろいろの経過をたどってきておりま……
○三治重信君 どうも本日は御苦労さまでした。 重複を避けて御質問をさしていただきますが、原価主義いろいろあるのですが、いまの公団住宅の家賃の決め方に不十分なところというのですか、新しい値上げについていろいろ疑問が出てくることについて、公団住宅の前の原価主義というものがどうも聞いていて古い住宅のやつを上げることについての不均衡是正ということについて、いままでとっていた原価主義からはこの不均衡是正というのが僕はどうも時代感覚がピントが合わぬような気がするのです。 新しい住宅の家賃の決め方というものは、全然新しく空に考えるということは無意味なことなのだろうが、いまの決めてあるやり方について時代感……
○三治重信君 どうも本日は御苦労様です。もう大分質疑が行われましたので、重複を避けて一、二の問題点をお聞きしたいと思うんですが、特安法の改正の施行によって今度指定されるという七業種のいわゆる過剰設備の廃棄計画とか、いわゆる構造改善案で実施までにいく、その案ができるのはどれぐらいの期間かけて七業種それぞれやられるものか、そういうような準備段階といいますか、そういうようなことについて鈴木参考人にひとつお伺いをします。
【次の発言】 次に、土方参考人にお尋ねいたしますが、非常に有望とされていた石油化学工業がこういうふうにして非常に急激な不況業種になっているということなんですが、これは主に原料の問題と……
○三治重信君 まず最初に、内閣所管の予算関係について御質問いたします。 それで、これは官房長官にお尋ねいたしますが、この内閣の所管で、情報の収集及び調査に必要な経費、これは余り前から変わっていないんじゃないかと思います。したがって、金額がどうのこうのということは何も申し上げませんが、世界の情報の過多といいますか、情報のいろいろの処理のやり方、技術的なものが非常に進んできておる。そうすると、情報はたくさん入ってくるけれども、しかしそれを本当に的確に政治の上に、総理大臣、内閣官房長官ができるだけ事前にその内閣のいろいろの問題点についてあらかじめのポイント、感じというものを受けるためには、こういう……
○三治重信君 まず最初に、先日の防衛大学校の卒業式について、非常に各社各テレビも長く、また非常に詳細に卒業式の模様をテレビで映していたんですが、そのときの解説の中にも、その中で十何人民間に就職する者がことしもまたあった、こういうふうなのをちょっと耳に挟んだんですが、わが党は前から、こういう防衛庁の防衛大学校、またこの前問題にしたのが防衛医科大学校の卒業生が全部公費で手当を受けて、そして大学卒業の資格だけ取って、そして防衛の任務を放棄して民間に就職するというのは、個人の自由でやむを得ぬというような答弁が防衛庁がいままでとっていた態度だろうと思うんですけれども、こういうふうな一般の学校と違って特別……
○三治重信君 最初にちょっとおわびをいたします。 私の都合でえらい時間、昼の時間を過ぎても質疑を続けるかっこうになってまことに申しわけないと思っておりますが、いましばらくひとつごしんぼうを願いたいと思います。 今度二つの新しい研究所をつくられて、スクラップ・アンド・ビルドの一端が出てきたと思うんですが、これはほんの一端であって、今後農水省の膨大な研究所、研究機関体制というものに新しいメスや新しい構想で改革をやるんだというのか、そうまではとても手がつかぬで、研究機関としてはこれだけだと、あとは全体の農水省の機構の再編との関連であるいはやるかもしれぬけれども、そう特別考えているわけじゃないのか……
○三治重信君 私は、民社党の立場に立って御質問をさせていただきますが、本日大変審議が遅くなるのもどうかということで、できるだけ切り詰めてという委員長からの御要望がありますので、質問についてはひとつ簡にして要を得た御回答をお願いしていきたいと思っております。 それで、臨調のポスト臨調をどういうふうにやるかということでこの法案が出てきたわけなんですけれども、この審議会法案は、何と申しますか臨調の答申の要望によって政府がつくるという提案になっておりますが、このつくる審議会と当面行管長官がたびたび言っておられます政府が今度つくる行革推進大綱の閣議決定、これはなかなか中身はおっしゃらないわけですが、ポ……
○三治重信君 個人の住民税に係る地方税法の臨時特例に関する法律案の審議でございますが、まず六百億の減税というのは、これはどういう基準で算出したのか。
所得税の方は五十七年度の剰余金が千五百億、それを本来的でいけば半分は国債の償還に充て、半分は翌年度へ繰り越すというふうになっているやつを特別に所得税の減税に充てる、こういうことで、財源が五十八年度ではほかにないからそういう五十七年のやつを全額五十八年の減税へ繰り越しして充てる、こういう財源の根拠があるわけなんですが、この六百億はどういう裏づけで六百億を減税するようにしたのか。
【次の発言】 そうすると、一年の税収が七対三だから、国税が千五百億や……
○三治重信君 きょうは総理にかわっての官房長官の御出席のようでございますが、また総理ばっかしじゃなくて、各省大臣もきょうのやつについては、非常にきょう理事会をやったところで、前もって早くから国際会議があるとか何とか言って欠席の連絡があったところと、きのうになって初めて海外出張でできぬとかいうことで連絡があったということで、内閣の各省庁の大臣じゃなくて、各省庁がこの決算委員会に対して、こういう総括質問の第一次、第二次に対する注意というものが僕は非常に、国会が休会中に入っちゃっている。休会中に入っても決算委員会は、開会中に総括質問とか何とかやると各大臣いろいろ支障があるだろうということで、こうやっ……
○三治重信君 私は、農林省に主として水田利用再編対策についてお伺いをします。 第一期、第二期をおやりになって、いよいよ第三期ということになって、その対策が非常に、軌道に乗るかどうかというのはやってみなくちゃわからぬことかもわかりませんが、第一期、第二期をやられて第三期に持ってきたときの一番大きく留意をした点、これはどういうことなんですか。いわゆる第一期、第二期の水田再編対策で一番大きなのは過剰米対策だったと思うんです。過剰米そのものの処理に三兆数千億も使った。その上にさらに減反政策で金を使った。ここで全部過剰米を処理できたということなんですか。そしていわゆる備蓄米もせなくちゃならぬ、こういう……
○三治重信君 郵便貯金のことから質問に入りたいのですが、郵便貯金の伸びが最近鈍化されたと言われているんですが、その郵便貯金の実額の推移というものがどういうふうになっているかということから始めてみたいと思うんですが、よろしくひとつ。
【次の発言】 それはどうなんですか、一般の民間の預貯金額とのシェアの割合からいくというと、郵便貯金の方が絶対額では減ってきたのだということなんだが、全体の貯金もそういうふうに同じように減ってきているのか。やはり郵便貯金が減って、民間の方がふえているのか。
【次の発言】 今おっしゃった元加利子というのは、これは金融機関――民間の銀行でもこういうふうな預金の考え方を持っ……
○三治重信君 亀井参考人には、きょうはお忙しいところどうも御苦労さまでございます。 民社党は、この監理委員会で出されました分割民営化に賛成です。それしか国鉄の現在の状態からいって赤字の解消策はないし、分割民営化やっても完全に赤字が解消するという保証はないんですけれども、現在のまま続けていけば毎年毎年二兆円ずつの赤字というものは、これは国民にとっても大変な負担であるし、国鉄経営そのものが破産をしている状態を放置するということは我々として無責任だと。国鉄の再建に役立つということはやはり分割民営しかないんじゃないかというのが我が党の結論でございますし、その線でおやりになることについて、我々としては……
○三治重信君 決算委員会でございますので、五十六年度の予算そのものは動かすこともどうもすることもできないわけなんですが、ひとつ、経済政策とそれから財政再建との関連を反省する一つの場としてお聞きを願いたいと思うんですけれども、五十四年度以降経済社会計画が行われたわけなんですが、それによって予算も組まれている。ところが、五十六年、七年になってえらい歳入欠陥になっておるわけなんですが、これは社会経済計画と、それから同じ経済計画のもとで行われた予算、決算でいながら、五十六年、五十七年で物すごい欠陥が出た大きな理由といいますか、これは経済見通しが誤ったと言えばそれまでなんですけれども、今から考えてみて、……
○三治重信君 どうも余り質問の範囲が限られているんで同じようなことになるかもわかりませんが、私は、地方交付税制度をこうして今度五十九年度から改正されるということについてはまあ賛成であります。しかし、今まで足らない分を借金で賄ってきたという理由はどういう理由なのか。それはもうどうも、一般経費の金を財投なんかで借りて特会で処理してきたというのは、財政当局とすると一般財源に充てる交付税の財源を借入金でどんどこどんどこ借りてきて、もうこれ以上借りると元利償還に困っちゃうからというようなことで、その反省はいいんだけれども、地方交付税のプラスアルファの金というのは、これみんな一般財源でしょう。そいつをみん……
○三治重信君 まず第一に、大臣にちょっと地方の行革について特にお願いといいますか、決心を聞きたいわけなんですが、今、国の方は、定員の削減や機構改革の方面に今国会で随分かかっておりますね。地方について打そういう行政改革についての法案は出てこないわけなんですが、国とともに地方も行政改革をやっていく必要があると思うんです。殊に政府のやる事業、国全体でやる行政の三分の二は地方がやるというふうに書いてあるんですね。国民に対する行政の実質上、大体三分の二は地方がやっているんだ、そういうことからいくというと、国が三分の一しか全体としてはやっていないんで、行政改革をずっと進めていこうというのに地方の行政改革に……
○三治重信君 まず最初に警察の方へちょっとお尋ねしますが、予算書で警察通信機器整備費、それから通信施設整備費というのが入っているんですが、今度電電が民営化される、それからVANがさらに新しく加わるというようなことで、新しい通信関係のやつが非常に動いてきているわけなんですが、警察の方としてはこれに対してどう対処されるのか。電電と全然関係ないのかどうか、それをひとつお伺いいたします。
【次の発言】 そうすると、電電の民営化に伴って、電気通信事業法の改正の中へ入るのですか。――それならそれで非常にいいわけなんです。
そうすると、民営化されても警察電話の専用回線の専用電話料というようなものは、これは……
○三治重信君 私、民社党の三治ですが、時間が大分たったもんですから、ごく限られたところで御質問したいと思うんですが、野呂先生、この改革によって、利子を差っ引かれるために交付税の総額が減るということで、二千億円も交付税の総額が減ってしまうんじゃないか、そういうことをおっしゃったんですが、これを特別措置で補充してくれればいいというお考えですか、または、これは別の特別の措置をとるべきだということか、その点をひとつお願いしたいと思うんです。 それから、西村さんには、基準財政需要について、実態と自治省のやっているやつが少し乖離しているんじゃないか、こういう御意見があったような気がするんですが、私もそう……
○三治重信君 できるだけ重複を避けた御質問をしようと思うと苦心の存するところなんですが、入るに当たって、財政計画に述べられております、歳出面で非常に経常経費や投資的経費を徹底した抑制を行ったと書いてあるんですけれども、経常経費で、五十八年度以前の経常経費に対して、五十九年度は歳出面でどういうところの抑制を徹底さしたか、投資的経費でどういうところをやったか、財政計画の中で具体的に示されるものがあったらひとつお示し願いたい。
【次の発言】 各行政項目別単位費用算定基礎というのが、これは都道府県も市町村も大体標準のモデルをつくって、モデルの単価を出しておるわけでしょう。それに都道府県だと四十七掛ける……
○三治重信君 今度の風俗営業法の改正案は大改正なんですが、これだけ風俗営業法を改正するならば、もう少し風俗営業というものと風俗関連営業というものを整理したらいいような感じがするわけなんです。 風俗営業の中にマージャン屋、パチンコ屋を入れて、そして浴場とかヌードスタジオとか、こういうようなみんな風俗営業的なものが関連営業というふうになっておるわけなんですが、それからまた、スロットマシンとかテレビゲームとかいうような遊技設備のものを風俗営業に入れた。これはマージャン屋、パチンコとの関連で風俗営業に入れたんだろうけれども、こういうような風俗営業というものの業種と風俗関連営業との区別をもう少しひとつ……
○三治重信君 きのうに引き続いて御質問いたしますが、まず細かいことから入りますが、従業者名簿、これは基準法でも労働者名簿をつくるように各事業所に義務づけているわけなんだが、おたくの方と労働省との関係は別個だということになると、業者は同じものを別々につくるのか。別個だと言いながら、警察庁の方としては従業者名簿は労働基準法で命ぜられている労働者名簿で代用できるのか、また、どういうふうに違うということか。実際上代用できるということでやっていけるのか。どうしてもここが違うから従業者名簿は業者に基準法による労働者名簿と別々につくらせなくちゃならぬ、こういうことになるのか、ひとつ。
○三治重信君 民社党の三治ですが、時間が余りないですから簡単に。 津田参考人にお伺いしますが、今度の風俗営業等取締法の改正は、主に各都道府県で条例でやっていることを全国的に統一するためにやる、それから風俗関連営業について若干規制を強化する、非常に性産業の繁茂に対して少し規制をするということが主なので、どうも弁護士会で問題だ問題だと言うのは、確かに見方によっては幾らでも問題になるのだけれども、現実の社会の動きに対してやはり善良の風俗を維持するというふうな規制というものを認めていかないと、個人さえ自由を確保すればいいということからいくと、もう少し弁護士さんの仕事も僕は弁護士会も考えてもらいたいと……
○三治重信君 江幡参考人、御質問じゃないんですが、非常に我々が問題にしておる警察の少年補導員のあり方について、非常に明快な回答を得て大変うれしく思っております。ただ、そういうところからいって、塚田参考人に、江幡参考人との関連で、やはり私も少年補導員の方でいわゆる社会的な信用とか地位や名誉、または生活の余裕のある人ばかりでなくて、やはり青少年の補導に熱意を持つ若い人をどうして選ぶかというのも、この制度が生きるかどうかということに非常に影響があるかと思うんですが、果たして現実に少年補導の方や何かもやられておって、若いそういう人たちが得られるかどうか、これについて御意見を伺いたいと思います。 それ……
○三治重信君 私は、民社党・国民連合を代表して、風俗営業等取締法の一部を改正する法律案に対し、賛成の討論を行うものであります。 青少年非行は連続四年にわたり記録を更新し続け、また、大人が少年少女を食い物にする児童福祉に反する犯罪も戦後最悪の記録を樹立するに至っております。その大きな要因の一つに、あからさまに性を売り物にする性産業の野放し同然のはんらんがあることは、紛れもない事実であります。また、これら産業のはんらんが地域環境の悪化を招いており、その改善が急がれているのであります。 このような状況を背景として、年少者の保護と善良な風俗の保持を基本目標として、野放しの性産業に法の網をかぶせるこ……
○三治重信君 まず、厚生大臣にお伺いしますが、報徳会宇都宮病院の事件でございますが、これにはいろいろの問題が含まれているようなんですが、何といってもこの問題で一番出てきた中心点は、患者と外部との交渉が全然途絶えている、そのために事件が起きてからしかわからぬ、この事件を未然に防ぐためには、患者と外部の第三者なり親戚なり保護者なりというものと連絡が若干でもついておれば、そういうことが起こらなかったのじゃないかということが考えられるわけなんですが、そういう問題について、精神病院についての法の義務づけというようなものが考えられないのかどうか。
○三治重信君 国鉄監理委員会の最終答申の場面に当たられて大変御苦労、非常に感謝を申し上げます。 私たち民社党は、臨調で初め出された分割民営化ということについて賛成、結論からいくと賛成。というのは、国鉄が二兆円からの経常赤字をずっと出して、今のままでいくとこれを解消するめどが立たぬ。やはり国民にこういう二兆円にわたる経常赤字の負担をそのままにしていくわけにはいかぬ、それを解消する方法はどういうことか、こういうことを我々もいろいろ検討した結果、黒字の電電と違って、赤字の解消策というとやはり分割民営化しかないんじゃないかということにおいて原則的に賛成をしているわけなんですが、いざ分割ということにな……
○三治重信君 外務大臣、四時から御用があるようで、それまで外務省、先にお願いをいたします。 私、昨年の通常国会が済んで後、参議院の南米視察班に加わりましてブラジル、アルゼンチン、ペルーの三国を調査したわけですが、その間に外務省の皆さん方に大変お世話になりました。厚く御礼を申し上げておきます。 その中で一番、何も外務省の行政にそうくちばし入れるつもりはないんですが、いろいろ情勢ですね、その国の情報なんかを聞いたりすると、そういう主要な情報というのは本省へよく連絡してあるのかと、こう言うと、一番第一線で困るのが、せっかく集めた情報や資料が本省へ届ける通信費が非常に絶対的に不足していてその情報が……
○三治重信君 まず警察の方へちょっと意見とお願いをしておきたいと思うんですが、最近重要な犯罪の検挙がないとともに警察官の犯罪が多く新聞報道されて、警察当局とすれば大変曇り空の日常だろうと思うんですが、しかしここでひとつそういう事態に対してやはりよく人事管理というものを反省してみる必要があるんじゃないか、こう思うわけなんです。それで、一つは警察官の犯罪のやつは、これは新聞だけしかわかりませんけれども、大体においてギャンブルやってサラ金で借金を重ねて、それで元警察官の者はそれで警察官を退職金で棒引きしてやめた、あるいは現職でもサラ金で首が回らなくなって犯罪に入ってくる。これを見ると、これは単に警察……
○三治重信君 この法務省の決算書を見ると、刑務所の作業収入が二十四億三千五百三十九万円、それから歳出の方で矯正施設における被収容者の収容作業等に要する経費二百五十一億五千二百四十八万円となっております。それで、何といいますか、刑務所の中における作業の方針、収容者に対してどういうふうな方針でこういう作業をやらしているのか。単に遊ばしておくのはもったいないから何か仕事をやらしておくというのか、それとも職業訓練的にある一定の職業というものを覚えさせて、そして社会へ出てからも再び悪いことをしないように一定の職業をそれぞれの囚人の性格、性状、また前の経験、今までの個人的な経歴というものを勘案して、いろい……
○三治重信君 文部大臣に御質問しますが、六月末に臨教審の中間答申が出されるということなんですが、これは、まあ総理の所管で臨教審が行われているということで、従来の中教審の答申の文部省の取り組みと違うというふうなことも考えられるわけなんですが、中間答申というものについて文部省はどういう姿勢で臨まれておろうか。これが一つの問題でございます。
そして、これは余談になるわけなんてすけれども、文部大臣として具体的に取り組むことがあれば、中間答申といえども次期国会なり何なり、来年度の予算措置なり、取り組んでいく姿勢をお持ちかどうか。
【次の発言】 大体それで私も同意しますが、ただ臨教審は、前の行革の審議会……
○三治重信君 官房長官にお尋ねをいたしますが、最近、この春、秋に勲章が出され、またそれの前後に褒章が伝達されるんですが、私も鳩山内閣のときに労働省で秘書課長代理をやっていて、その褒章を授けたことがあるんですが、最近こういうことを聞くんですね。褒章、民間の人でえらいお祝いをやって呼ばれていくと、これはもらうのはいいんだけれども、あとどう使ったらいいんですかと、こう聞かれて、私も、授けたことはあったけれども後の使い方どうなっているのかなと思って、調べるのもそのままにしておって今日に至って、一度内閣に聞いてみようと思っておったんですが、ひとつその点どういうようになっているか、お尋ねします。
○三治重信君 まず最初に法律案関係のことをごく簡単に御質問しますが、たばこの地方税の税収で、納税義務者を卸売販売業者等、こういうふうに規定してあるのですが、今度は卸売販売業者に輸入たばこの輸入業者が卸売販売業者として出てくるわけだと思うんです。これは、たばこ産業株式会社の方も卸売販売業者として、各地の卸売販売の営業所というのか、そこで課税をされるが、中央で一本でたばこの消費税はかけるのか、どちらなんですか。
【次の発言】 いや、全国の各県や市町村に対する納税義務者は、たばこ製造会社が一本で納税義務者としてやるのか。それから、輸入たばこの輸入業者は、会社一本で全国の各市町村から納税義務者として指……
○三治重信君 法案と直接関係がないことをきょうは御質問しますが、法案は簡単なことですから、別に同僚議員が質問したことに余り加えることもなさそうですから、ひとつ地方公共団体の収益事業について御質問をいたします。 収益事業の中で宝くじは別として、公営競技の方は競馬、競輪、オートレース、競艇とあって、それぞれ独立の法律によって、実施から利益の配分方法から、別々に分かれておる。しかし、その中で共通しておるのは、やはりこの公営競技を行う主体、施行者、法律では施行権を持つ者、こういうことになって規定されているのです。いわゆる施行権者というものは都道府県と自治大臣が指定する市町村、こういうふうになっておる……
○三治重信君 自治法の関係のことでお伺いしますが、自治法の中に合併の条項が入っていないような気がするのですが、これはやはり市町村、地方自治体の合併という問題については、自治法をつくったときにはそういう問題を余り考えないでやったのか。合併の問題を出したのは、今六法を拾ってみると、二十八年の町村合併促進法、これは市も入っていない。町村合併促進法といって二十八年に初めて特例法をつくったみたいになっているのですが、その点のいきさつはどうなっているんですか。
【次の発言】 この原則の方だと、結局市町村の廃置分合、境界変更という原則だけしか出てないわけです。だから、結局特例が必要だと、こういうような格好に……
○三治重信君 それじゃ質問をさせていただきます。 今度、個人住民税の均等割を上げるようになっているのですが、均等割はやはり所得割と違って世帯別になっているのですか。この資料による均等割と所得割の納税者の割合を見ると、年度別によって非常に違ってくる。五十年までは均等割の方が所得割の納税者の数より非常に多い。そうすると、均等割を納めているけれども所得割を納めない世帯が非常にあったのじゃないかということになるわけです。ところが最近は、五十一年以降になると所得割の納税義務者が多い。いわゆるサラリーマン、働く人たちが世帯数よりか非常に多くなっている。それで、この所得割の人数が多いというふうに見えるわけ……
○三治重信君 予算委員会で税のことを大体お聞きしたのですが、その中でまだちょっと十分お伺いできなかった問題と関連してひとつまとめておきたいと思っておるわけなんです。 今国会で総理が税制改正のことを言い、そうして戦後のシャウプ勧告からずっとひずみが出てきた、それに対して改正する必要がある、こういうことから税制改正論議が非常に盛んになったわけなんですが、しかしこれはまだ論議をする段階で、政府が実施するとかしないとかいうことはまだ言っていないわけなんですが、それにしても一つの方向とすれば、結果として直間比率の改善、いわゆる所得祝や法人税がやはり他の租税と比べると、どうしてもここに現実の問題として負……
○三治重信君 まず最初に、災害の資料をいただいているわけなんですが、災害件数が万を数えるというのが非常に多いと思うのですが、この中で死亡災害というのはどれぐらいあるのですか。
【次の発言】 死亡災害は割合に少ないわけなんだが、そうすると、この災害の割合に多い種類というのはどういう災害の種類が多いのですか。災害の種類はやはり消防なんかが一番多いのだろう
と思うのだけれども、災害の種類全部じゃなくても、どういう災害が一番多いか、二、三多い順序で。
【次の発言】 やはり何というんですか、学校の先生の災害が多いんですな。これはやはり生徒の暴力関係が多いのか。教育関係の災害の中で死亡事故とかなんとかとい……
○三治重信君 民社党の三治ですが、各同僚委員から質問がありましたので重複を避けてごく簡潔に御質問をしたいと思うんです。 山本さん、地方交付税の算定がことしはどれだけ来るのかわからぬというお話だったのですが、今までは大体わかっていたのですか。その点、今まではわかっていたけれども、今度わからなくなったというのはどういうわけか。大体交付税というのは交付の算定が決まっていて、各市町村みんなどれだけ来るかというのが計算できるところに交付税のいいところが、ごまかしがなくていいところがあるのじゃないかと思っているのですが、どうしてことしはどれだけ来るかわからぬようになったのか。それには何か係数がどうのこう……
○三治重信君 まず最初に、この地方交付税の法律の改正の中身が、地方交付税そのものは三二%というふうになっているのだけれども、ここ数年間三二%は変えないかわりに、地方交付税額についてプラスマイナスどっらかといえば、マイナスが非常に多かったようなんですけれども、プラスマイナスを非常に加えてやっている。それが法律に入れて定数をプラスマイナスをしてややこしいことになってきつつある。結果的にいうと、三二%を相当減額した金額が現実の問題として交付される、こういう結果になってきているわけなんですが、地方交付税制度そのものが、こういうふうな三二%が前はもっと低かったが、だんだん上がってきてこういうふうになって……
○三治重信君 まず、シートベルト着用義務化についてお尋ねをいたしますが、諸外国で大分着用の強制を法制化をしている。それから、さらには罰則も盛っているところも大分あるように出ておるわけなんですが、これは我々が外国へ行って自動車に乗ったときの運転手なんかが本当にこのシートベルトをつけているのを見たことがほとんどないわけだと思うんですけれども、日本においても外交官関係の車はこういうようなのはもちろん適用から外されるということだろうと思うのだけれども、一般の運転ドライバーが確実にシートベルトをつけているかどうかというところまで精密には見てこなかったわけなんですが、こういうことに倣って今度は法改正をした……
○三治重信君 午前中の審議がストップして午後になったんですけれども、ひとつ答弁余り簡略にしないでしっかり答弁をしていただきたいと思っております。 まず最初に、所得税、住民税の減税の問題を取り上げたいと思うんですが、その前に、総理が施政方針演説でも言われている税制改革の目的、これと最近言われている所得税の減税を先にやりたいということの関連をどういうふうに踏まえておられるのか。税制改革というものを言い出したその本意は、何といいますか、増税を企図してなくて税制、この税制のひずみを解決するんだと、こういうふうなことが基本のようでございますが、そうすればその所得税の減税とどういうふうに考えられているの……
○三治重信君 私は、民社党を代表して、二、三の問題を質問したいと思います。
まず第一に、解散問題について御質問をいたします。
五十八年の十二月に総選挙が行われてまだ二カ年も過ぎない、ことしの十二月になって初めて二カ年。それにもかかわらず来年の初めの選挙だとかダブル選挙だといううわさが毎日、新聞に出る。こういうようなことが国会の審議に関連して常に論ぜられるというのはいかがかと思うわけですが、総理はこういうことについてどうお考えになりますか。
【次の発言】 そこで私は、ひとつ過去の審議の状況をちょっと御披露して御参考にしたいと思うんですが、四十五年の二月の十七日、佐藤総理の演説に対する自民党の……
○三治重信君 今度の諮問が、対前年度より諮問価格が三・八%下げられた。こういうことについて、非常に野党の私たちも、農協の現行米価を据え置くべきだ、こういうことに賛意を表しているわけなんですが、政府が下げる理由は、この所得方式で計算するとそういうふうになった、こういうことなんですけれども、初めの新聞の報道では六・六%ぐらい今までの方式だと下がる、ところが今度、きょう説明があった計算式に変えて三・八%にした、こういうのはどういう理由でそこまでそういうふうなことをしたのか。その意図は、今度は自民党が絶対過半数を持ったから、諮問米価の前に米価を自民党と調整して、その調整の成ったところで諮問案をつくりた……
○三治重信君 今、最近の円高から、農産物の価格問題から非常に農業問題がマスコミの俎上にのってきておりますが、その中で一番私が注目してきたのが竹村健一さんのテレビでございますが、日本の農業は補助金が五兆円、それから保護の価格で五兆円、計十兆円も国民に負担させている、だからこれは再検討しなくちゃならぬ、こういうので非常に大きな反響を呼んでおり、議論になっておるわけです。 それで、円高問題をめぐって非常に農業の価格問題が問題になっている。その中で、農業の過保護の一つとして、価格問題と関連していわゆる補助金の問題が出ておるわけですが、補助金と保護価格とこれは二つに分けて、一つは、保護価格の方はもう一……
○三治重信君 私は、松くい虫のこういう問題については本当に素人であり、また別にそう研究しているわけではないので、本当の初歩的な見解あるいは質問になるかとも思うわけなんです。 私は愛知県の出身なんですが、沿道を車で知多半島や東海道沿線を回って歩いているときに、松がどんどん枯れていく。そのうち、見ていると、ほとんど伐採されたり一生懸命本当にえらい防除をやられているみたいだけれども、僕は愛知県なんか見ていると、そんなことを言うと愛知県に怒られるかもしれぬけれども、どうも松くい虫で枯れた松をそんなに防除されているような感じは受けていない。実際、道路の両側の松の木が枯れていく実態はずっと見ている。それ……
○三治重信君 私は、国有林の治山事業は今まで林野庁がやっていると思っていたら、そうでない。林野庁というのは特別会計で全額負担というふうに了解していたんですが、全部治山事業は一般会計からの支出だということを聞いて、ああ随分変わったものだなあと思ったんです。そうすると、前の六次計画と今度六十二年度からやる七次計画は国有林野の治山事業は全部全額国費で一般会計の金でやって、林野庁の特別会計の金ではやらぬという計画になっているのかどうか、それが一つ。 それからもう一つは、ことし水源税のやつが新聞に出て、実際農水省でどの程度まで大蔵省とやったのかわかりませんけれども、私は、この水源税というのは考え方が農……
○三治重信君 きょうOECDの問題が非常に議論されておりますが、私は、大臣が初めて総合的に日本の農業の立場を国際的な視野を入れながら話されているあの発言というものに非常に敬意を表し、日本農業が孤立化を避ける方法として非常に納得的なものだと、こういうふうに理解しております。殊に世界の農産物市場価格を無視して日本農業の自給率を高めるとか日本の農業をこうするとかいってみても始まらない。やはり国際価格を見ながら国際価格にいかにして日本の農産物価格を接近をしていくか、それにはどういうふうに農政を展開するか、こういう基本的な立場をしっかり開陳された。それには時間が要るし我が国の特殊な立場もあるんだというこ……
○三治重信君 農林漁業信用基金法案、大変苦労されて農、林、漁それぞれの信用機関を中央だけ統合されたというだけでもなかなか御苦労があったようなんですけれども、私はずっと見ていて、農業関係というのは、同じ農林水産省でいながら、末端へ行くと農業は農業、林業は林業、漁業は漁業でみんな独立して、相互に共通点があるにもかかわらず、金融みたいなのは一つでいいはずなやつが、どうしてこうみんな別々にやって城をつくっているのか、これでは進歩発展がないなど、こういうふうに感ぜざるを得ないわけなんです。中央だけでも一つつくったのはいいんですが、林業だけは県段階がなくてふっと中央だけでしょう。農業と漁業が県段階で一つに……
○三治重信君 国有林野の改善は話を聞けば聞くほどえらい難しい問題で、本当に第二の国鉄にならにゃいいがというような心配がありますが、一応こうやって改善特別措置法の改正を提案されて改善に努力する姿勢を示されたところは国鉄や運輸省よりか一歩進んでいるんじゃないかと思うんです。ところが、山そのものは鉄道以上に長期なもので、その計数は示されない。内部ではいろんな資料は一応検討して持っているけれども外部へは出したくない、それは誤解を与える可能性もある。それは、えらい長期だから前提条件が非常に難しい。その難しいのをたくさんつくればつくるほど、その結果についての判断というものは専門家以外にはわかりにくい。簡単……
○三治重信君 大分法律の中身がわかってきたんですけれども、実際上この集落整備法の適用の場合に、市町村単位じゃなくて集落単位ということの考えになるんじゃないかと思うんですが、例えば僕の出身地の西尾市というのが、戦後市街化区域の町があって、その周りの農村を五つ六つ合併して市ができているんですよね。それで僕の部落なんかも、結局、その市から歩いて十五分ぐらいだから、市街化区域の隣の部落なわけです。もう完全にスプロール化して、今、農道の間にどんどんどんどん家ができつつある。初めは確かに次三男だったんだよね。初めは確かに次三男だったけれども、最近来る人は全然、どういう人が来たのか、どういう人が家を建ててい……
○三治重信君 一番初めに、今問題になっております国立大学の入学試験期日のA、Bのグループの問題についてちょっと。 今、新聞情報によると調整が困難になっていると。去年は五月七日にA、Bが決まった。ところが、京大が変更するかしないかというようなことで今非常に新聞をにぎわしておりますが、A、Bグループを地域的にも、また足切りを少なくするためにも、各大学の自主性だけでなくて、ある程度の地域的に均衡を持ったものに決めた方がいいんじゃないかと思うんですが、総理と文部大臣のこれに対する対処の仕方、五月二十七日には国大協の最終的な決定があるようなことを聞いておるんですが、いかがでございますか。
○三治重信君 まず、捕鯨の禁止の問題について御質問をしたいと思うんです。 我が党は、特に全日本海員組合から農水省に対してIWCの今回の捕鯨委員会についても事前に要請書も出ておるところでございますが、また、この海員組合自身もIWC事務当局や、それからIWCの議長並びに加盟各国に対して要請書を送っているところでございますが、その中で一部を特に、まあ農水省は御存じでしょうが、発表いたしますと、 本組合は、一九八二年のモラトリアム決議は 到底容認できるものではないが国際捕鯨取締条 約第八条に基づき、IWCで決定された「付表 第十項。」と「科学調査のための特別許可に関 する決議」に沿い、鯨……
○三治重信君 今度大豆、菜種の補助金のやり方で、今までのパリティ方式から生産費方式に変える、こういうことでありますが、私は考え方とすればこれが筋だと思うんです。筋だと思うんだが、ちょっと遅過ぎた。非常に遅過ぎた。考えを、これを切りかえるのが、早ければ十年ぐらい前に切りかえておくと、きょう今日のこの円高の経済状態の中で非常に耐えることができただろうと思うんです。 この円高の中でこういうふうな切りかえをやると、午前中同僚の方から北海道の作付が変えるという情報だけでぱっと減ったというふうに、非常に私はやはり農家としてみれば恐怖を感ずるような状態だろうと思うんです、その大きな原因は、私は円高で農産物……
○三治重信君 ごく簡単に御質問します。 松本参考人には、産品のばら積みですね。生産者から需要家へ移すばら積み、これはもう非常にいいことだと思うんです。そして、ここにどういうネックがあるのか、果たして生産の集荷の農協から各消費の製粉会社へ直接するやり方について、障害があるのならどんな障害があるのか。ぜひこれは実現されるようにやっていただきたい。 それから長井さんには、集団の生産をやるんですが、これは中核農家がやっているというのは何軒ぐらいでやっておられるのか。転作農家は非常に多いわけです。三十戸ですか、その中で生産委託というんですか、何戸でやっておられるのか。 それから製粉協会の正田さんに……
○三治重信君 麦のパリティ価格から生産費方式に変えていくのは、一つの伏線として、だれでも予想しているように、農政審の答申の線に沿ってできる限り国際価格に近づけていくという基本方針から出ているわけなんですが、そうすると、結局値段を下げていけば農家の所得は減る。それを減らさないためにはやはり一戸当たりの農家の生産規模を拡大しなくちゃならぬ。こういう結論になるわけなんですが、そうすると小麦をつくる農家の生産規模を拡大する方式をどういうふうにして性急にやれるかということなんですが、その方策についてどういうお考えを持っておられるか。 私は、今価格の中にぶち込んでしまっておられる生産奨励金をこれまた分け……
○三治重信君 参考人の方、御苦労さまでございますが、ひとつ池田参考人に、こういう犯罪が食品に特殊な現象として出てきたんで、業界として大変対応策をとられることが必要であると思うんですが、そこでちょっと失礼な質問なんですが、この財団法人食品産業センターというのは業界の団体とは違うんじゃないかと思うんですが、これはそういう業界の団体としてならその業界としての対応策について非常に要望したいことがあるんだが、そうでなくて何か特別な財団法人の食品センターというのは中身が、実際はどういうことでこういうふうな食品センターというものができたのか、それをちょっと御説明願いたいと思うんです。 それから、この法律も……
○三治重信君 最初に警察庁の方にお尋ねしますが、けさ同僚委員の方から警察庁の方へは大体の御質問があって、それを聞いたものだから、それとの重複を避けて、ちょっとそのお答えになった中で疑問を持ったのを大きくちょっと御質問をしてみたいと思うんですが、午前中の、事件で百十二件あったと。しかしそのうちの解決数のところの説明では何か殺人事件みたいなので、流通食品への混入事件の解決ではないような気がしたんですが、それは普通の毒物で相手を殺すとか何かするために、それは一般の流通食品を買ってその中へ入れたということであって、流通食品の流通を妨害するためにやった事件ではない。この法案は流通食品を流通させないために……
○三治重信君 けさほど来いろいろ論議をされて、質問通告したのが大分重複しておりますので、その重複の面は省かせていただきます。直接具体的な問題に入らせていただきます。 その前にちょっと、地価上昇の原因がけさから議論になっていたんですが、私が調べた中で一番印象に残っておりますのは、五十八年から地価が上がったのは主に円の為替レートが上がると同じようにずっと地価が上がってきている。したがって、東京集中とか値上げという問題もあるけれども、私はやはり国際貿易収支の急激な黒字とそれによる金余り、それからいわゆる金利の低下、そういう国全体の資金の流れというか全体の経済の構造、経済の中身が非常に大きく変わって……
○三治重信君 私は、民社党を代表して土地対策の質問をしたいと思います。 まず最初に、私たち野党で土地対策を検討したときの基本的な考え方として、土地対策の必要性を述べておりますが、それをかいつまんで申し上げますというと、結局この大都会または都市における地価の高騰というものは、土地所有者と土地を持たない者との資産格差が非常に増してくる。これは非常に不公平、不平等を国民感情として増す。その結果、勤労意欲が大変衰えるんじゃないか。特に大都市のサラリーマンについては、るる質問者が申し上げているとおりでございます。それが一つでございます。 もう一つは、何といっても住宅を取得する価格、いわゆる国民の住宅……
○三治重信君 今度のガットの裁定で十二品目の中で十品目が自由化を迫られて、そのうちで八品目は了承したというふうに出ておりますが、その中で非常に奇異に感ずるのが、いわゆるアメリカの輸入制限品目はウエーバーで二十一品目、または十四品目あるいは十九品目とも言われておるんですが、それから通商拡大法によって三品目、食肉輸入法によって二品目が輸入制限の対象品目になっている。こういうふうなことで、ガットの場で日本政府の方はこれを取り出して対抗要件としたようですが、これは全然問題にならなかったみたいですが、ひとつそういうぐあいになると、あと残った品目の自由化をやる場合の一つの考え方としてお聞きするんですが、こ……
○三治重信君 参考人の皆さんどうも御苦労さまです。私が最後ですが、若干御質問をさせていただきます。 まず伊藤参考人からお話しさせていただきますが、先ほど特別事業税構想をやったけれども敗れたと、こういうようなことでした。私も東京の分散関係をやるためには、やはり土地に対する課税を強くするのがまず地価を抑えることからいっても第一じゃないかとこういうふうに思っているんですが、東京都はなぜ都市計画税や固定資産税を上げることを知事みずからが非常に嫌うかというのは、何か余りたくさん取ると自治省から取った金をみんな地方へまた再分配されるんじゃないかということからそんなことを考えているんじゃないかと思うんです……
○三治重信君 大臣は急な御就任で、またきょうはあらかじめ質問も提出しなくて直接の御質問になって、若干御迷惑なところもあるかと思うんですけれども、私は今度の法案についてのやつは同僚の山田議員に基本的なことを質問していただくことにいたしまして、国土庁として今一番重要な問題になっております土地問題について御所見をお伺いしておきたいと思うんです。 まずは、何といっても東京圏、次いで大阪圏、この二つの東京圏、大阪圏の土地をどのぐらい土地価格を引き下げることができるか、これが今度の土地政策のポイントだろうと思うわけなんです。そのためには、一般的に今土地の価格が鎮静したあるいは一部下がったのがある、こうい……
○三治重信君 土地対策の問題をまず取り上げさしていただきます。 先日、大臣就任のときに、土地対策として公共事業、買収ばかりじゃなくて賃貸借も考えたらどうか、こういうことを申したら、賃貸借は後の始末に困る、こういうような、また、それにいいことがあればまた考えてもいいよというような御答弁だったと思うんですけれども、現に地方の土地開発公社というのが各県、市町村にもたくさん出ておるが、ただ買うばかりでは僕は余り能がないじゃないかと。公共事業やこういう関係でやる場合には借地もやっていいんじゃないかと思うんです。それは、個人では、土地を売却する必要のときにはいつでも公社が買えばいいわけで、それもしかし、……
○三治重信君 米価の最近の決定で、今度せっかく米価審議会が一・五ヘクタール基準で生産費を出して、そして将来の米価の決定に役立つようにという答申が今年実行されなかったというのは、農林省としては大変残念なことだろうと思っておりますけれども、私は、個人的には非常にいい方向が出てきているんじゃないか、こう思っております。やはり耕種農業、穀物の収穫の基準というものは、国際的にいくと非常に耕作面積の拡大というものが基本になっていかないとそれこそ国内農業の荒廃につながる。規模拡大をして生産をやって初めて耕種農業というものが成立するんじゃないか、こういうふうに思っておりましたところ、こういうふうな規模拡大の線……
○三治重信君 私は予算委員と兼ねているものだから、きょうは朝から出られなくて、あるいは質問が重複するかもわかりませんけれども、あしからずひとつ御了承願いたいと思います。 今の鯨の問題も質問の中に入っていたんだが、重複するからこれは省きます。 それで、おたくの方からいただいたこの国会資料で、八ページの「新製品・新技術の例」、こういうのが載っているわけなんですが、こういうふうな新製品や新技術にどれぐらい研究費、またそういうことを研究さしている施設の数、これは新製品、新技術の開発の状況はどうなっておるかという質問であるわけなんですが、こういうふうな新製品、新技術というものの開発の状況、何カ所くら……
○三治重信君 大臣、あしたから日米貿易交渉で出かけられるんですが、先日、畜産物価格の当委員会での審査のときに、私、予算委員会の関係で失礼いたしましたので、きょうは畜産物の関係で質問をしたいと思うわけです。
それで、まずこの畜産物の自由化、今これは日米で、あした大臣が行かれるのは牛肉と、こういうぐあいに承っておるんですが。畜産物の自由化は牛だけではなくて、豚や鶏、羊その他あるわけなんですが、こういうような全体の畜産物の自由化はどの程度進んでいますか。
【次の発言】 そうすると、牛に関する――牛の肉と、それから牛から出る乳と乳牛の関係が今残っている、こういうふうに理解していいわけですね。
○三治重信君 漁港法の審査に当たって、かねがね私は釣り場の設置や駐車場を要望しておったんですが、今度その整備計画の中にそういうことが組み込まれ、また予算書の説明の中にも新しく項目が設けられました。その「漁場利用調整等に関する体制整備」、こういう中で、「釣船漁場利用適正化推進事業」、それから「釣船業特定漁場利用状況調査」、こういう予算が組み込まれたんですが、こういう問題についてさらに漁港を整備するとともに、今後海のレジャーを国民がやっていく上において本当に必要だと思うんです。陸ばかりやっていると四囲に海がありながら、日本人の何千万人という勤労者が海を対象にしたレクリエーションが非常に不足している……
○三治重信君 森林開発公団法の一部を改正する法律案のことで、きょう私のところは党大会のものですから、ちょっと午前中の審議を聞かずして午後になってしまって、あるいは重複するかもしれませんけれども、ひとつあしからずお願いしたいと思います。 まず、森林開発公団なるものの支所のあり方の問題で、支所ぐらいの程度ならいいんだけれども、もう一つ、農林水産委員会の調査室の資料によると、支所の下に出張所が全部で三十三カ所あるようになっているんだが、支所が四十人とかわずかしかいないのに三十三カ所もあって、しかもこれは町の県庁所在地みたいなところにみんな出張所なんか置いている。出張所に何人ぐらいずつ置いて、何をし……
○三治重信君 朝から開発公団についていろいろ質疑がありましたから、その中で答弁のあったいわゆる開発用地面積はわかりました。
そのほかに、開発された用地面積においてどれだけの乳用牛や肉用牛が飼われたか、入った牛の数ですね。それから、畜産基地としてどれぐらい畜産農家ができたのか、そうしてその畜産農家一戸当たりの経営面積はどれぐらいなのか、そういう畜産農家は農用地開発公団が開発する前の地主の土地を借りているのか、買っているのか、そういうようなことをちょっと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 わかりました。
それで、なかなか今までにない農家の型をつくったと思うわけですが、今実施中のものや、あ……
○三治重信君 大臣どうも日米交渉御苦労さんでした。ちょっと休んでもらって……。 日米交渉熱戦でずっと今まで議論されて、これ以上聞く必要はないと思っております。 従来から、一つ農林当局にお尋ねして確かめておきたいと思っておることは、畜産事業団のあり方です。日米交渉の中でも一部の報道では畜産事業団のあり方について議論になったようなことがありますが、それはさておいて、私たちが畜産事業団の現在の動きについて一つ非常に不思議に思うのは、価格の下げ方がフェアでない。例えば価格を下げぬかとこう言えば、いや特定の日に値段を下げて特売をやっているとか、特売で下げたとか言っている。そうかといっているとまた畜産……
○三治重信君 漁災法の中身を少し勉強させてもらったんですけれども、なかなか複雑で、大体の筋はわかるけれども、中身の実際の事務がどうなっているんだろうか、掛金がどうなっているんだろうか、補償の金額の計算がどうなっているんだろうかというのをいろいろ説明も積極的に受けてやったのだけれども、短時間ではよくわからない。 午前中からも若干その問題で議論になって、一応はお答えになっているわけなんですけれども、どうしても加入率が二五%と非常に低いというのは、えらい高い掛金の補助も国が出しているのにかかわらず、こういうふうに加入率が低いという本当の原因は何だろうか。単に団体加入か単独加入かということだけで加入……
○三治重信君 参考人の皆さん、どうも御苦労さまでございます。 時間がないから一、二の方にだけしか質問できませんけれども、まず池田参考人さんには、私学校も同級生でして、別に質問を避けるわけじゃございませんけれども、きょうお聞きした農業界を代表しての農村工業導入法に対する御意見ばかりでなく、農業全体のスタンス、規模拡大のスタンスというものについては私も同感でございます。ひとつそういう方向で、結局明るい農村、昨今、農業は損だ得だとかいうことではなくして、明るい農村をつくる展望をしっかり開くようなオピニオンのリーダーをぜひやっていただきたいと思っております。農村が日本で重要だというのは、やはり農村に……
○三治重信君 あるいは同僚議員の質問と最初は重なるかもわかりませんが、まず第一に、今度のこの促進法の一部改正を今回やろうとする動機、殊に第四次農村地域工業導入の基本方針を六十二年三月に決定したばかりなのに新しくやるという理由。それから、新しく加えたこの四業種に限った理由、これは重なる答弁になったら簡単で結構でございます。
【次の発言】 その意図はわかったわけですが、最近の統計資料を見ると、農家数が非常に激減をしている。例えば四十六年には五百二十六万一千戸の総農家数が六十二年には四百二十八万四千戸、これで約百万も減っている。十七年の間に百万も減っている。兼業農家も八十万九千減っている。こういう数……
○三治重信君 この前の団体法の改正、六十年の十二月のときも公的年金の一元化に対する内容、それからスケジュールというものが七十年を目途としてやるんだということだけれども、決まっていない。それを速やかに実施する大体のスケジュールを確定したらどうかというような附帯決議が出ているわけですが、どうもまだ今までのそのスケジュールの決め方、それから七十年を目途にしてまだそれ着手はしていないんですか、どうですか。
【次の発言】 それで、これが独立したやつも、この一つの理由として、職員団体を特別地方公務員並みに待遇を引き上げたいというのが出ているわけです。統一をしていく、こういうことになってくると、厚生年金の上……
○三治重信君 本日は普通よりか早くなってまことに申しわけないんですが、まず最初に、この補正予算で売上税の廃案になったやつの是正が行われております。それで、私も昨年の九月の参議院の本会議で意見として申し述べておいたんですけれども、このような国民に重大な義務というんですかを課すような税制改革、今度政府が抜本的な税制改革をやろうとしているわけなんですが、こういうような抜本的な税制改革の場合の税法とかいうものは、完全に国会で通って後一定の期間国民の周知期間を設けて予算化すべきだ、予算に編入すべきだ、こういう考え方をこの前申し述べたんです。今度それをやらぬために、そのため今回の補正でわざわざ一兆一千億円……
○三治重信君 文部大臣にお尋ねいたします。 現在、海外勤務者や国内転勤者等で単身赴任が非常に多くなっているように思われるわけなんです。例えばナゴチョンとか、それから海外へ行ってみても一人で来ておる。こういうぐあいになってくると、高校教育というものが中堅の家庭で母子家庭と同じようになってしまう。また、海外生活者は国際交流をやっていく上において夫婦で、家庭単位でつき合うというのが普通なのが、日本人だけが一人だけで行って家庭づき合いができない。 こういうことを考えると、各都道府県ごとに全寮制の高校を相当つくっていいんじゃないかと思うんですが、これに対する御意見をお伺いしたい。また、現在どういうふ……
○三治重信君 まず最初に、きのうも問題になりました政府の行った有識者世論調査、民社党もこれは少し露骨な誘導的調査である、こういう結論に達しまして、この予算委員会の場で厳重に抗議を、非常にまずい調査だったと、こういう意見をしっかり言うようにと、こういうことでございます。何もこういうことまでしなくても、本当に政府が税制改革をやるというならば、かえって税制の抜本改革について反対世論をむしろ起こすようなことになりはせぬか、こういうふうに思います。 そこで、改めて世論をしっかり反映させるために、政府税調もさらにきょうの新聞だとあと五回ほどやるというようなことになっておりますが、今後党税調を経て政府の原……
○三治重信君 予算委員会の集中審議でございますので、ひとつ確認的な意味で、各党から質問されていることなんですが、改めて確認さしていただきます。
財政再建と税制の抜本改革との関係において、税制抜本改革は財政再建に役立てるものではない、こういうふうにはっきり理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 そこで財政再建の問題ですが、第一目標は六十五年度赤字国債ゼロ、これはいろいろの質疑を通じて、今の景気が続く限りにおいては大体実現は可能であろう、こういうことに相なっておるわけなんですが、財政支出の中で国債費が今年初めて二〇%を超す、十兆円を超す、こういうようなことが言われておりますが、この国債費……
○三治重信君 同僚議員から暫定予算に関する中心的な質問は大体出尽くしたのですが、私はまだ若干各省に、どういうふうにしているかということが漏れている省庁がございますので、ひとつ四月一日からの予算空白中の支払い義務を生ずる法律を持っておられる省庁――法務、郵政は先ほど御答弁なさいました。それで最高裁、労働、厚生、文部、参議院事務総長、総務庁と、これぐらい予算空白中に支払い義務を生ずる省庁があると思うんですが、そのやりくりについては今まで御説明になったことがあるかもしれませんが、ここでひとつ総括的にそのやりくりの状況を説明していただきたいと思います。
○三治重信君 民社党としては、肥料価格安定臨時措置法について、廃止は賛成でございます。こういうふうな統制が続くのは、外国産のやつが非常に日本の国内産よりかより速いテンポで安くなっている状況から見ると、やはり生産等についてどうも農家を、何といいますか、保護するよりか肥料工場をむしろ保護してきたのが、肥料の安定法に逆になってしまったと思うのであります。 僕は、戦前はどうも通産省と農林省だと農林省の方が強くて、むしろ非常に値段なんかも厳しくやったのが、今度は、戦後は非常に肥料の価格は外国産と比べて高くなってきてしまったと。その理由は、恐らく化学肥料の国内の石油製品の原料高ということに原因があるので……
○三治重信君 まず最初に、この法案は昨年でしたか、行われた農産物十二品目のガットによる自由化の裁定による対策案の一つがこうやって出てきたんだと思うんです。もしそうなら、この農産物の十二品目の中でどういうものが滅びていき、どういうものが合理化して前進をしていくか。何というんですか、この自由化によってとても競争かなわぬと思って転換さすといいますか、農産加工業の中で転換さす。それは各企業の判断だけれども、そういう見通しですね、転換がどれぐらいで合理化がどういうふうな割合で今度の法案で進むであろうか、こういうふうな大きな見通しがおありじゃないかと思うんですけれども、その点の感触をひとつお知らせ願いたい……
○三治重信君 農用地利用増進法の改正というのは非常に時宜に適した改正だろうと思って拝見しております。しかし農地法との関係が素人だからかどうもはっきりしないのが一つ。それからやはり何と申しますか、経営規模の拡大につながっているのか。本当に、ただ農地の耕作放棄あるいは農地の耕作を委託したり売りたい、いわゆる利用権ですから売りたいというのとの需給の関係というものがどういうふうになっているのかというような点について、ちょっと御質問してみたいと思います。 それでまず最初に、今度初めてこの法案へ耕作放棄の土地、いわゆる遊休農地、これが全国の北海道、本州入れて十三万五千ヘクタールというふうな統計になってお……
○三治重信君 ただいまから選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの上野君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に前田勲男君を指名いたします。
○三治重信君 どうも御苦労さまでございます。 一つ中村参考人にいろいろ主婦連の立場として、消費税廃止でやるわけなんですが、税制再改革基本法案の中に国民税制改革協議会を二年間で結論を出すようにやる、こういうふうにうたっているわけなんですが、参考人の立場から見て税制改革はこれで民主的な国民合意の上の結論が出せると判断されるかどうかということで、主婦連の方としてこういうような改革法案についてどうお考えになっているか。 それから井上参考人の方に、これはちょっと技術的なことになるかと思うんですが、簡易課税、非課税、それから限界控除制度、まあいろいろこれは大体問題としてやって、消費税がある程度、一年以……
○三治重信君 ただいまから選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの久保君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に前田勲男君を指名いたします。
○三治重信君 民社党も今回のこの所得税法及び租税特別措置法の一部改正については賛成をさしていただきますが、ただ、毎年こういうふうにして変えていかないとパートの所得と税との関係が非常にぎくしゃくするということだろうと思うんですけれども、どうもこの特別控除制度ができて、そしてこのパートとの関係というか、これは参議院の大蔵委員会調査室の参考資料によると、配偶者控除は九十二万円超百二十七万円未満ではゼロになるけれども、配偶者特別控除の方は残る。百二十七万円以上になると両方がゼロと、こういうふうな説明になっているわけですね。それが今度改正案で上がる。しかし、これはどうもパート収入と配偶者控除のやつが受け……
○三治重信君 この前払式証票の規制等に関する法律案は、時宜に適した立法だと思って賛成をいたします。
そこで、一つお尋ねしますが、協会をつくることができるようになっているんだが、これは今もこれに類似したような発行者団体があるのかどうか。
それから、これはほとんど強制加入みたいになるんだけれども、そういうことによって国の指導監督なり補助金なりというようなものをやるような気持ちがあるのか、どれぐらいの規模でこの業務がうまいことできると思っておられるのか、そういうような協会についての考え方をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 自治省の方にお尋ねしますが、商品切手発行税について、これは特別、自治……
○三治重信君 ただいまから選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの久保君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に前田勲男君を指名いたします。(拍手)
○三治重信君 民社党を代表して御質問いたします。 まず最初に、この中東危機に対する今の政府の対応の基本的な態度ですね、これがやはり金の協力は政府の考え方でできるから四十億ドルまでしようというふうなことでやっているわけなんですが、結局金だけを出して、そしてあとの本当の汗を出し、血を流す国際協力については何ら日本政府はやろうとしないじゃないかということについて、政府の態度がいろいろこれは苦心のあるところだと思っているんですが。 それで、我々は前から自衛隊をつくり、この日米安保で防衛もやるということでやってきたんだけれども、やはりどうもそこに一本抜けているのが危機の管理。形だけ整えるけれども、現……
○三治重信君 まず、会計検査院にお伺いをいたします。
私、今回新しく決算委員会に入ってきたわけですが、この今度の六十二年度の決算は、昨年、決算が不承認になった翌年のことでもありますし、今度の決算で、何か今までと違った案件や特徴が、決算上従来と変わった特徴があるのかどうか、その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。そういうふうに、検査のたびごとにその年の主な事例というものについて検査の特徴を出されている、非常に結構なことと思います。
そこで、ODAの問題ですが、今の御報告にもODAが特徴の項目の一つに当たっておりますが、近年、ODAの金額が各予算の中で非常に特徴……
○三治重信君 私、大蔵省に公債問題についてちょっとお伺いしたいと思うんですが、十年ほどの公債の残高を出していただいたんですけれども、これを見ると、四十年代は三、四年でもう倍額、倍増になっている。金額がだんだん大きくなったから、五十六年から七、八年の間、倍の金額というのが少なくなったということでございますけれども、非常に公債の残高が累増していった結果、私はいつも心配をしておるのは、年度予算の組み方で、公債の利子の支払いが予算の支払いの二〇%を超すようになってきた。これは何としても公債を一遍出して、予算の規模からいってどんどん利子を、予算規模のうちで最大限ですね、今。社会保障費より多いですよね、利……
○三治重信君 大蔵大臣に御質問いたします。 最近の株価の急落に関連して、十月一日の記者会見で大蔵大臣は、信用取引に必要な有価証券の担保の掛け目を現在の七〇%から八〇%へ引き上げる。二番目に、株価指数の先物とオプションの取引時間を二十分間短縮する。これが新聞だと、いわゆる株価てこ入れ策を大蔵大臣がしたと、こういうふうになっておりますが、この程度のことなら、今までは、普通は何か証券取引所の決定とか理事長の発表とかいうようなことがまず行われて、それからさらに大蔵大臣がそういうことについて指導態度をとるというのが従来の慣例じゃなかったかと思うんですけれども、私の感じだとすると、いきなり、証券取引所の……
○三治重信君 ただいまから選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの久保君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に前田勲男君を指名いたします。
○三治重信君 時間がないそうですから一点だけにしておきます。 この保険特別会計で一兆五千億を返したやつを、いえば流用ですわね。しかし、こういうことは本当に予算がないときならそれは非常に合理的でもっともらしくわかるのですが、 今までのずっと同僚の質問と同じように、これだけ補正予算で大盤振る舞いして財源が十分あるのに、老人保健法の関係だけこういうふうな非常な財源の二重利用というような考え方が、僕は非常に間違っていると思うんですよね。 殊にこの一点だけを言いたいんですが、いいか悪いかは別として、消費税という将来福祉財源にするというふうにまで言っているやつに、福祉財源として最もいいやつじゃないか、……
○三治重信君 まず、一般的なことから入っていきますが、このたび中期財政運営のあり方についての財政制度審議会の報告を受けられて、大蔵省として、財政改革を進めるに当たっての基本的考え方というのは大体裏腹のようなことが書いてあるわけなんですが、どうもその財政改革の中身について具体的なやつがほとんどないんではないか、こういうふうなことを感ずるわけなんです。本当の財政改革の努力目標というのが、国債の発行を五%以内にするだけが基本的な目標で、そのほかの具体的な目標は何か考えられておるのでしょうか。
【次の発言】 そこで、公債依存度を五%引き下げるというのも結構ですが、やはり今おっしゃったような百六十四兆円……
○三治重信君 金融問題についてちょっと質問したいんですが、金融は大蔵省の所管であって、私は従来、日本の各業界の中で一番規制が強いところだと思っております。そして、それは国民に対しては国民の財産の安全確保ということであり、また金融機関に対する規制、その規制によって金融機関は破産とか倒れるとかいうことは全然ない。完全に大蔵省の言うとおりやっていれば営業がすごく簡単にやれる。そういうところに非常に何といいますか、退嬰的なところがあったと思うんですが、ここで金融の国際化の問題が出て、まあこれは日本の金融改革にいいことだなと思っておったんですが、最近はそれからさらに預金金利の自由化という問題が出てきてお……
○三治重信君 まず、今回の証券取引法の一部を改正する法律案は、証券取引審議会の答申、報告というんですか、に基づいて改正案が出されたということでございますが、中身は非常に現代的な問題を解決する案として私たちは賛成をいたします。 ただ問題は、株式の開示制度の問題にしても、公開買い付け制度の問題にしても、日本と先進国との慣習というんですか、慣行が非常に違っているんじゃないかというふうな感じでおるわけですが、この改正で本当に欧米から、日本の金融、証券に対する制度的な改正は文句がなくこれでいくというふうに考えられるか。また日本について制度的にはやられても、実際にこの両方、株券の開示制度はこれは一つの制……
○三治重信君 まず最初に、労働省の関係でお尋ねします。 外国人の入国管理がえらい厳しくなって、それがいかにも労働力問題のように宣伝されて、ますます現在では労働力不足の問題がかまびすしくなっているわけなんですが、今政府が行われております無技能労働者、単純労働者は入れない、こういう労働力政策については私も賛成なんですが、そうかといって、労働力不足の問題、殊に技能労働力の不足の問題を労働省が黙っていていいかということになると、私は技能労働者をできるだけ入れる対策をとるべきだ。しかしそれでは、入れるところの対象の東南アジアやブラジルなんかで、そういう日本に役立つ技能労働者がいるものか、こう考えたとき……
○三治重信君 原子力発電についてお尋ねをいたします。 石油問題も中東紛争で問題でありますが、後でまた聞きますが、エネルギー源として原子力というものが日本のエネルギー需給で非常に重要な役割を果たすとともに、原子力関係もそういうことで非常に重要になってきていると思うんですが、直ちに普通の重油や石炭の発電設備のように短期ではできない。原子力は非常に長期、少なくとも十年単位の長期でなければそれが実際の計画に乗ってこないのじゃないかと思うんですが、そういう意味において、過去数年といいますか、十年単位ぐらいのところで、計画と現実とが、供給がどういうふうな推移をしておるか。 それから、原子力発電の将来計……
○三治重信君 まず、法務省の入管関係について、要望やら現状認識についてお答え願いたいと思うんです。
出入国管理法の改正によってと、それから実際上いろいろ日本の経済発展から外国人の出入国が非常にふえて、その第一線の許認可が大変混雑し、おくれているということを我々いろいろ陳情を受けて、実情を聞くと非常にそういうことを感ずるわけなんですが、実態をどう認識されておられますか。
【次の発言】 適切な対応はしておられるんだろうけれども、現実の入国申請やそれから現実にいろいろの関係者の陳情を受けると、私は名古屋なんですけれども、二、三カ月待たされるのは通常であるし、一たん番が来ても、行ってみると、ちょっと……
○三治重信君 まず、外務省にお尋ねしますが、けさほど来同僚委員からODAの問題があちこちから議論されておりますが、若干重複するかもわかりませんけれども、これは現在日本の世界への貢献といいますか、経済大国として世界一の金額になったし、日本としても国民の税金を出しているのだから、本当に真剣になってやってもらわにゃならぬという意味において、また重複を省みずお尋ねします。 これだけ大きくなったODAに対して、私は基本的にODAの計画や実行過程を再検討されるべきだと思うんです。実行は協力事業団が実際はやるにしても、政府としてのそういう実行過程に至るまでの計画や実行計画というものを、やはり余り海外協力事……
○三治重信君 きょうは全体の時間がえらいおくれちゃっておりますので、私は予定したことがあるのでちょっと早く質問を終えたいので、ひとつごくごく簡潔にお願いいたします。 運輸省にお尋ねしますが、外務省もお見えになっておると思うんですが、その両方からひとつ。 国連の安全保障理事会の議決によっていろいろ国連協力をする、それに一番手っ取り早いのがやはり輸送業務、航空、海運等の輸送業務だろうと思うんですが、それがどうも輸送物資の問題とそれから戦地、いわゆるサウジアラビアなんかの戦地ですね。戦地の中へ入っていけるのかいけぬのか、そういう問題が相当議論されたわけなんですが、基本的に、そういうふうなものが運……
○三治重信君 まず最初に、住宅土地問題についてお尋ねします。 地価法も通り、そして、地価の引き下げ、住宅建設の促進ということで、いろいろ調べてみると、どうも都市再開発、都市計画その他いろいろ答申なり政府の閣議決定で行われているけれども、それが実際どの程度地についているのか、実行されつつあるのかということをきょうはお尋ねしたいと思うわけであります。 まず最初に、六十二年の十月に「当面の地価等土地対策に関する答申」が臨時行政改革推進審議会で行われておるわけです。それの六十二年の項目を挙げてお尋ねいたしますが、その中には「都市再開発の促進」ということで、「都市再開発方針の対象地区における最低限高……
○三治重信君 まず、建設省にお願いいたします。 最近新聞等の報道で、日米協議で公共事業の入札について特別の便宜を図る、こういうようなことが出ているんですが、日本が米国の入札なんかに特別の便宜が図られるということを聞いたことがないわけなんです。なぜこういうことが問題になるのか、それが一つ。 それから、最近田舎へ帰って聞いてみますと、中小市町村の公共事業の入札に設計が非常にずさんなのが多くて、工事をやっていくと、設計と実際上が非常に合いにくいということを中小業者が言うわけですね。中小の市町村が自分で設計をやっていないことが大きな原因じゃないかと思うんです。そうしたら、工事の施工者が設計、工事を……
○三治重信君 まず、外国人労働問題について、労働省にお尋ねをいたします。 入管法が改正されて、いわゆる無技能労働者の入国が大分制限されたんですけれども、それとの関連で、私は、入国者の中で就労している者が工場、事業場で登録されない、いわゆる労働者名簿に記入されないで就労している者が相当あるんじゃないか。そういうことで、入国した者がいわゆる国内において不法就労というんですか、労働基準法の法外の取り扱いを受けている、こういう実態が非常に蔓延しているんじゃないかと思う。 こういう意味において、入国して現実に日本の工場、事業場で働いている者について、労働基準法の適用はやはりしっかりしないと、後でもま……
○三治重信君 まず、自治省関係でお尋ねをいたします。 都市計画税というのが制定されておるわけなんですが、現在、この都市計画税というものの評価額というのは固定資産税と同一に行われているだろうと思うんです。その課税率、課税額についてお答え願うとともに、課税率が〇・三%ということなんだけれども、このとおり課税率いっぱい、殊に三大都市圏ではいっぱいかけているところがどれぐらいあるだろうか。それより少ないところが多いんじゃないかと思うんですけれども、その点。 課税額でお尋ねしたいのは、全国で九千四十億、こういうような数字になるような気がするんですが、これは間違いないんですか。
○三治重信君 法務省の入国管理業務について、同僚委員からいろいろ質問があって、できるだけ重複を避けたいと思うんですけれども、きょうの質問でもあったように、法の改正の前と後とで実際の入国管理の数は、入国管理の受け付けの事務ですね、扱う事務がどの程度人数が少なくなったか、その点御説明願いたい。
【次の発言】 ちょっと細かい数字を御説明になったんだが、どうもはっきり理解できない。
法の改正前と後とでは、やはり法を改正しても入国管理事務、扱った人間はふえているんですね。
【次の発言】 そうすると、やはり法改正は、入国管理業務を簡素化というんですか、不正に日本国内で働くためにいわゆる観光ビザとかなんと……
○三治重信君 まず、外務省にお尋ねいたしますが、この問題はもう四十七年以来国会でたびたび問題になっている非常に古い問題であるとともに、去る五月二十一日の参議院決算委員会で、当委員会で北朝鮮の日本人妻の里帰り問題について、外務大臣が人道上大切な問題であり、実現を求める日本の姿勢を明確にするために閣議決定か閣議了解を行う方向で検討したいという旨の答弁があったと、こういうことで、関係の日本人妻の会の方から、ぜひもう一度念を押して、大臣にこの問題についてどう対処される方向かさらに聞いてほしいという切なる要望がございます。よろしくお願いいたします。
○三治重信君 運輸省に、まずお尋ねいたします。 御努力をなさっておるのですが、東京国際空港の問題もなかなか第二期工事がうまくいかない。大阪空港も地盤沈下とかいってなかなか予定どおりいかぬ。名古屋空港もお願いしているんですが、なかなかめどがいつ立つかわからぬ。ところが、経済や国際環境はどんどん発展していっている中で、私は日本の経済の発展や国際交流の中で、この国際空港、航空が一番おくれているんじゃないか、こういうふうに認識をしているわけです。 そういうぐあいになってくると、東京空港もうまくいかない、大阪空港も時期はいつになるかわからぬ、おくれるということになってくると、その対応をするためには、……
○三治重信君 まず最初に、国土庁の方にお尋ねをいたしますが、地価が殊に首都圏を中心に大暴騰をして、これが対策をこの二、三年一生懸命やってきてようやく今年に地価が安定し、あるいは一部首都圏では下がってきたというような報道もされておりますが、この地価の動向についてどういうふうに判断されているか。 その地価の動向の判断とともに、地価の公示制度がまだまだ十分に、公示価格が本当に信頼されて取引の安定に役立っているかどうか。またさらに、改善を要するところをどういうふうに考えているか、その双方をひとつ国土庁として、やはり地価対策の基本ではないかと思っておるわけですが、どういうふうに判断されどういうふうに今……
○三治重信君 まず、通産省にお尋ねをいたします。 日米構造協議の問題についてでございます。やはりこれも日本が貿易黒字が出てから、日本の産業に対する、あるいは税関に関するいろいろの問題で始まったと思うんです。今、日米構造協議で、アメリカの構造協議に持ってきつつある態度というものについては、一番初めは貿易関係で何とかアメリカの品物を日本でももっと買わせようというのがだんだんそうでないようなことになって、構造協議の中身が従来と非常に変わってきているんじゃないかというふうな感じを持っておるわけですが、まずそこからひとつ日米構造協議について、通産省はどういうふうに感じておられるか。 と申しますのは、……
○三治重信君 けさから問題になっております損失補てんの定義の問題なんですが、そこでわかったのが、架空の売買で損害、損失をしたやつについての補償というのと、損失を与えたんじゃないんだけれども予想の利益を与えるべく何らかの予知をしていたのがそこまで至らぬやつ、あるいはその利益率が低いために利益に上乗せをして、それを損失補てんというふうに定義されているように思うわけです。今度の禁止しようとする損失補てんとはその二つを予想しておるということでいいんですか。そのほかまだありますか。
【次の発言】 そうすると、損失というのは、普通常識で言う損失ばかりでなくて、一定の利益を与えるやつ、その利益が少ないやつの……
○三治重信君 質問の順序を若干変えまして、先ほど同僚の質問にもあったわけですけれども、日米構造協議で金融資本市場の自由化という問題でアメリカがどこをねらっているのか、どうもはっきりしない。アメリカの金融機関を日本にもっと進出させるような機会を与えるというのか、日本の金融制度そのものをもっと自由化しろというのか、その点が私自身よくつかめておりません。 結局、日米構造協議で金融資本市場の自由化、国際化というものを大蔵省は熱心に取り上げられるが、今これからやろうとして残っている主な問題はどんなものなのか。その中で銀行と証券との境界を外せということが本当にできるのかどうか。またこれについてのいわゆる……
○三治重信君 きのうきょう論議が進んでおりますので、できるだけ重複を避けて要点だけお尋ねしたいと思うんです。 九十億ドルの第二次補正予算というようなこの事件は、我が国の予算措置からいっても、また我が国の対応からいっても、本当に未経験な新しいことでどうすることが一番正しいかという問題もいろいろ議論があるところだと思うんですが、我が党とすれば、これは結果として非常にいい処置でよく均衡が最終的にはとれた、こういうふうに思って賛成をするものでございます。 その第一は、日本の平和憲法上、国際紛争の中で国連に入って国連の協力活動をしなくちゃならぬのにそれができないという負い目から、またアメリカその他多……
○三治重信君 この国の補助金等の臨時特例に関する法律案については、民社党は賛成をいたします。 そこで、この補助金のカットはやはり国の財政の不如意から出てきている問題だと思うのですが、そして補助金をカットしたのが、大蔵省の資料によると六十年度は五千五百億円、六十一年度は五千二百億円、それで今回の改正で見込みで千六百億円程度回復をする、こういうふうに説明を受けているわけなんですが、国が削減した費用については、地方財政にしわが寄ったというか、地方に事業費の捻出を全部任せたのか、国が地方債なり交付税の中でのやりとりをやったのか、その点をちょっと御説明願います。
○三治重信君 土地税制と関連で基本的な土地評価の問題については、これは何年かにわたって議論されてきておったところでございますが、今年度の土地評価のいろいろの資料を見ると非常に前進があったような気がして、それでひとつ考え方をまとめてみたいと思っております。 これはいつも言われておるように、実際の売買価格と公示価格、それから相続税評価額、固定資産税評価額、こういうふうに土地評価がいろいろの段階で金額が決まる。したがって、法律上、時価だとか評価額とかこう言ってみても、その中身がえらい違うために大変それが土地の価格について影響するところが違う、こういうふうに思うわけでございまして、それで今回の措置な……
○三治重信君 私は、ことしの景気というんですか、経済成長はこの経済の運営の基本態度で総体として三・八%の経済成長、大体今のところそういうぐらいはいくであろう、こういうようなお考えのようですが、最近、公定歩合の引き下げ問題、景気に対する弱い見込みといいますか、そういうのが時々新聞に載るようになり、日銀総裁もいつも記者会見では、公定歩合の引き下げの問題を非常に意識しながら、公定歩合は当分引き下げない、こういうようなのが新聞に載っているように感じておるわけですが、景気の減速があらわれる心配はないのかどうか、またもしも景気の減速が来た場合に、それはやはり一番最初に公定歩合の引き下げで対処していく方針な……
○三治重信君 重複を避けて一、二、四法案について質問をします。 民社党は、四法案について賛成をいたします。 それでまず第一に、IMFの増資の問題でございますが、この中に増資の払い込みの基金通貨代用証券、こういうようなのもあって非常に難しい言葉になっている。そして、これは国債でいい、こういうぐあいになっているんですが、今までに今度の増資を含めてどれぐらい日本が国債で出資をすることになるのか。そうして、この国債を出資して、この出資した国債の金をIMFが利用する場合には日本銀行がその国債を買い取り、その買い取った国債に対して国庫が利子を払う。こういうぐあいになっているというんですが、国債で出資し……
○三治重信君 地価税について、いろいろ我が民社党として議論があったところでございますが、最終的には一応賛成の方向でまとまってきました。 大臣も常々、税制だけで地価が下がるんじゃないし地価対策のすべてではない、これは十分了解できるわけですが、そこで今度地価税の勉強をしてみますというと、何というんですか、総合土地政策推進要綱、ことしの一月につくられた閣議決定は、本当に微に入り細をうがって、これ以上何も言うことはないような、詳細にしかもきちんとまとまっておるまれに見る閣議決定じゃないかと思った次第でございます。 そこで、まず国土庁の事務当局にお尋ねしますが、この地価の高騰が三回ある、こう言われて……
○三治重信君 政府は、何というんですか、ことしの一月の土地政策要綱等、この地価税が最後になったわけですが、土地対策が一通り考えていることを完成しようとしているわけなんですけれども、そこで、こういう土地対策が行われておる中で旧国鉄用地の処分が一時保留になってきていて、その間、土地の価格が表面化しないようにいろいろの処分のやり方を考えているようでございますが、実際国鉄は大変な借金を持って、この土地の処分でその借金の大半を償却しようとしているわけですから、おくれればおくれるほど大変な負債が残る、こういうことになるわけです。もうそろそろ処分を実行してもいいときじゃないかと思うんですが、実際どういうふう……
○三治重信君 まず、衆議院の大蔵委員長の御提案について、私は非常に時宜を得た議員立法だと思うんです。大蔵省の方ではノンバンク研究会まで開いて、いろいろ報告を受けながら、これに対して具体的な法改正の措置をとろうとはしない、そういうところを委員会の方で自民党を中心にやられたということについて、これこそ本当の立法機関の土地問題についての積極的な役割を果たしてもらった、こういう意味において私は非常に高い尊敬を持つものでございます。本当にありがとうございました。 そこで、この総量規制がノンバンクの方に行われているという報告なんですが、クレジット業界からいろいろ聞くというと、クレジット業界はほとんど不動……
○三治重信君 まず、日米首脳会談についてお尋ねいたします。
新聞で報道されている日米首脳会談で、米市場の開放を日米二国間協議でなくガット・ウルグアイ・ラウンドで早期解決を図ると両者が意見統一したように報道されておりますが、この点について、本当に米を一つも輸入しないでガット・ウルグアイ・ラウンドで妥協できる、こういうふうな見通しを持っておられるのかどうか。
【次の発言】 それで、日本が今世界で一番食糧輸入国である。そうすると、米の輸入はある程度非常に制限をされているといっても、食糧の自給率は先進国の中で一番最低の、一昨年では四八%というふうに数量上なっている。こういうようなことについてのウルグ……
○三治重信君 まず最初に、郵政省の関係でお尋ねいたします。 今回の雲仙・普賢岳の噴火による災害は非常に長期化の様相を示しておりまして、その被害が甚大で、甚だ気の毒に思っているところでございます。郵政省としても、この災害救助法の適用地域に対しては救助用郵便物の料金の免除の取り扱いをしておられるわけでありますが、この救助用郵便物の料金が免除されておるということは非常に現地の人には大変な幸せといいますか、役立っていることと思っております。 現在までのところ、郵政省が扱っておられるこういう料金免除の郵便物の数量や種類等々、それからお金も随分送られていると聞いておるんですが、そういうものもただで送ら……
○三治重信君 審議が大分進んでおりますので、前提は抜いて、質問そのものずばりに入っていきたいと思います。 いろいろの問題がありますが、証券取引審議会が不公正取引部会をつくって、そしてインサイダー取引の規制とか五%ルールの規制とかいうものをつくって業界の不正を防止してきた。しかし最近、殊に証券監督者国際機構というものが採択した七つの原則が審議されている、こう聞いているわけですが、今度の不正で日本が一番注意しなければならぬのは、殊に証券行政みたいなものは国際的な共通ルールが確立されるということが必要だろうと思うんです。 そこで、殊に証券監督者国際機構が採択した七つの原則についてどう対応しようと……
○三治重信君 民社党ですが、質問時間が本当に少ないので、一つだけ御質問します。 ずっと各質問者から問題になっております大阪府民信用組合の問題なんですけれども、この大政府民信用組合というのはその前に豊国信用を合併して、問題のあったものを合併している。府としては大変困っている府民信用組合だろうと思うんですが、なぜこういうふうな府でも困っている大阪府民信用組合というものをおたくが全面的に力を入れて助けたのか。これはやはり大阪府と何か特別な関係をつくろうとしてやったのかということが一つ。 質問を一緒にやりますから聞いていてください。 それから、大口定期預金はおっしゃるとおり高利回りというお客さん……
○三治重信君 私は、少しこの損失補てんその他証券の不祥事の問題から離れて、現在の株式なり債券の発行の態度、または、それに対して本当に証券市場というものが健全に育つような環境のもとに株式が発行され債券が発行されているのかどうか、こういう問題についてちょっとお伺いしたいと思っております。 それについてまず第一に、株式の時価発行というものが商法の改正で、大体において昭和三十年以降これができるようになって、従来の株主の新株引受権というものを害さない範囲で時価発行かできるというようなことになって、これが非常に財テクの財源に使われているというふうに聞いておるわけです。 こういうような時価発行をやるとい……
○三治重信君 私は、国債問題について御質問をいたします。 先日も、剰余金の二分の一を国債償還に充てなくちゃならぬという法律を変更して今年度の予備費で全額使うということから、どうも国債の償還ですね、国債の償還関係はいろいろの制度があってきちんとしているにかかわらず、何かそのときどきの財政事情で新しく法律をつくって変更してしまっているのではないかというようなところからちょっと御質問をしたいと思うわけなんで、公債がどんどん累積して百七十兆というんですか百六十何兆かのやつになって、その利子だけでも一般会計の予算で支払いが社会保障費を突破して二割からの予算の経費のトップをなしている。 こういうような……
○三治重信君 私は、財投関係の収支がどうなっているかということをお尋ねしようと思っておるわけなんです。資料をいただいたので、この資料によって大体の了解のところを説明して、そして財投というものをどういうふうに今後運用されていくかをお聞きしたいと思っております。 まず、財投資金の方で、資金運用部資金が圧倒的に多い。七八%ほどあって、これは恒常的な原資が得られる。ところが、あとの一番増加しているのは、簡保資金が六十二年には一二・七%なのが一六・九%。簡保資金だけはえらいずっとふえている。そこで最後の調整策が政府保証債ということになっておるんですが、この政府保証債というものについて、財投原資の中でど……
○三治重信君 まず、地価対策について御質問します。
地価の大変な高騰、バブル経済の最大の害悪が地価対策であったと思うんですが、これで実際上機能したというか、政府が特別強権的にやったのが監視区域制度だと思うんです。しかし、こういうふうに急にバブルが萎縮して土地の価格が下がりつつあるときには、早いところ監視区域制度というようなのはむしろやめた方が地価の下がりに拍車をかけると思うんですが、これに、ついての国土庁の御見解をお願いします。
【次の発言】 それならば、今の監視区域の中でほとんど無審査で価格が認可されておるんですか。
【次の発言】 三割程度と言うんですが、これはいつまでやっていてもそう効果……
○三治重信君 きょう私が用意していた質問は大体みんな出たわけですが、その中で補充的にちょっと質問させていただきます。 政府もそうですが、大蔵省の言う「インフレなき持続可能な成長に移行する調整過程」、これは政府全体としての意向だろうと思うんです。ただ、やはり我々がいろいろの状況を見ていると、底は、これ以上は悪くなることはないだろうけれども、調整過程といってもマイナスの方の、プラスのやつじゃなくて、マイナスの方に、ひどく下降するということはないだろうけれども上がることが非常におくれるんじゃないかというふうな気でみんな質問されているだろうと思うんです。 それで、その対策とすると、一つは、新聞なん……
○三治重信君 私は、課税の、殊に所得、資産、消費という大枠でのやつがだんだん精緻になってきているので、非常に公平さ、公正さが保たれるようになってきていることは認めますけれども、しかし、社会の実態が大きく変わってくると、そこに、いわゆるそれに適応したただ大きな原則だけで公正はされないと思っておるわけなんです。 そのうちの一つの大きな問題が、五十八年から政府税調から政府に対して問題視されておりますいわゆる赤字法人の課税。これは租税の原則からいけば、赤字法人の課税なんというのは自己矛盾のことになるんじゃないかと思うんですが、しかし実際、法人の中で五〇%ある。これは単に中小企業ばかりではなくて大企業……
○三治重信君 けさから景気問題がいろいろ議論されておりますが、拝聴しておる限りにおいては、今度の公定歩合の大幅な引き下げ、昨年末の〇・五%に次ぐ今回の〇・七五%の引き下げは、我が大蔵委員は余り賛成といいますか、これだけで景気回復というのは到底できないじゃないかという御意見だと思うんです。私も公定歩合の引き上げ、引き下げというのは景気の動向を支配する政策としてはもう古いんじゃないかと思っております。何といいますか、金融が硬直というんですか、非常に限られている場合にはそういうことがあると思うんですが、金融手段が非常にたくさんふえてきているところで、日銀が公定歩合を引き下げるだけでそんなに全体の金利……
○三治重信君 この証券取引等監視委員会の問題については、同僚議員からたくさん質問があったんですが、答弁は求めませんが、民社党としての意見をちょっと言っておきます。 結局、なぜ証券取引だけの監視委員会にしたか、銀行も含めた方がやはり金融取引の放当の信用を得る道じゃないか。殊に、これだけ証券取引法が、がんじがらめと言っちゃ悪いけれども、大きな違反事件はみんな法改正で直しちゃっているから、さらにこれを超えてルール違反をやるような証券会社、または実際の投資家というのは余りないだろう。だから、したがって証券取引等監視委員会というのは、当初はいろいろ機構の整備や何かあるけれども、実際の事件としては、当分……
○三治重信君 今度の証券取引法の一部改正の中で、結局検査・監視体制の強化が図られたわけなんですが、しかしこれは行政改革から見ると異例な特殊なことだろうと思うんです。 あれだけ世間を騒がせたから、監視体制の強化がこういうふうに図られたということはやむを得ないことだと思うんですが、これも行革審の審議を通してこういうぐあいになったんですが、その反面、今盛んに、行革審は一生懸命になって国民的世論を代表して行政改革に取り組んでいるわけですが、そういうことからいくというと、今度の証券取引法の一部改正の中で機構だけ非常に強化された、監視になって。その中身についてはどうなったか、もっと自由な活動ができるよう……
○三治重信君 この金融・証券関係の改革法案は、本当に金融・証券の各方面にわたっての案でございまして、民社党としては賛成の法案としているところでございます。したがって、これの改正の方向というものについては納得をするわけでございますが、きょうは特に改正をされる金融のあり方、金融・証券行政のいわゆる透明性の確保ということが答申の中にも特に入れられておるわけですね。制度的には非常に改革され、構図としてはいいんだけれども、その実際の運営については、行政の透明化ということに尽きるんじゃないかと思うわけです。 したがって、行政の透明化ということで見ると、結局この法案そのものがどれだけ行政の中できちんと法令……
○三治重信君 きのうに引き続いて、融資の関係でちょっとお尋ねします。 バブル経済の結果で不良債権というものが今問題になっているわけなんですが、こういうふうな不良債権というものが外国の新聞と大蔵省が発表されたというような金額とえらい違いがあるんですね。こういうものについて、この数字というものがこんなに大きな、例えばイギリスのファイナンシャル・タイムズなんか、不良債権が六・五%から八・七%もあると。大蔵省の方からいくと大体二、三兆円程度。これは発表されたのかどうかわかりませんが、こういうようなのは、やはりある程度の積み上げなり貸し拙しの中でめどをつけての発表だろうと思うんです。こういうふうになっ……
○三治重信君 いまのお話なんですけれどもね、これからこの五十一年規制、五十年規制で、いろいろの民間なりその他マスコミで報道されると思うのです。そういうときに、一番やはり一般の人が信頼されるのはそのデータなりそういう報道をどう信頼をするのか、それ、ほんとうに信頼されるのかどうか、そういう評価もぜひ――いまお聞きすると、交通安全公害研究所でおやりになっているようなんですが、そういうものの発表について、それがほんとうに研究に正しいものとして値するものかどうか、ほんとうの宣伝のための宣伝の資料か、一方的な資料かというようなことについて、だいぶおたくのほうではそういう重濃度とかそれから測定機械の測定の方……
○三治重信君 防衛庁にお伺いしたいのですが、よく防衛庁との関係で議論をされておりますのは、いまのお話のように、日米の安保条約の施行の問題からの議論が非常に多いわけですが、私は非常に素朴な疑問かもわかりませんが、自衛隊が独自の行動をとる場合のいわゆる法的な規制が、どうも民間というんですか、一般の素人にはわかりにくい体制になっているんじゃないかと、こう思うわけなんです。したがって、厳密な法的な解釈ということではなくして、一般の普通の人たちが常識上の判断として自衛隊の行動について、ああそういうもんかと、こういうふうに判断をする材料を得たいと思って御質問するわけなんですが、聞くところによると、国内に外……
○三治重信君 文部省の予算概要説明の第二のまず育英事業についてお伺いしたいわけなんですが、戦後の高度成長と国民の所得の水準の非常な高騰によって、われわれの戦前の学生のように、いわゆる苦学生とか、書生をやってとか、非常にまた家が貧乏で、勉強したくても勉強できないと、そういう社会情勢からずいぶん変わって、一方から見れば、本当に大学へ行くまでの勉学の能力もない人までもどんどん次から次へ、学校へ行けばいいということで学校へ行くようになってきた、こう一説には言われますが、それの一番一つの大きなかなめが私は育英奨学事業、これがひとつこれからの教育の中で、本当に勉強をしたい人が、その能力に応じて教育が受けら……
○三治重信君 今回のたばこの値上げについては、一つは、大きく公共企業体等基本問題会議というんですか、の答申によって、ことにいわゆる消費税的なものはきちんと法定すべきだというやつが今度はきちんとなっているようでございますが、そのほかの問題、ことに経営形態とか労使関係とかいう問題についての検討は、この日本専売公社法の一部を改正する法律案そのものには直接関係のない問題かもわかりませんけれども、この法律を改正する中でたばこの消費税的な率をきちんとやるというのは非常に改善進歩だと思っておりますが、そういうこととともに、今度、原価の一・三倍までのやつは価格改定は法律でないというふうにまで決めるということに……
○三治重信君 きょうは、臨時に物価の見地から御質問をするわけですが、私は、民間の企業経営それから下請企業、こういうのを考えてみると、やはり政府企業はこういうふうに赤字が出れば料金を上げてその収支が償う、こういう企業というのは非常にありがたいといいますか、そこにどうしても経営努力というものが、民間企業から見ると、また民間の管理者から見ると非常に甘い、こういう指摘がわれわれの耳にずっと入ってくるわけなんです。 そこで、ひとつ、ごく細かいことはなかなか一一具体的に挙げるととても時間がないんですが、私は、まず端的に、郵便番号を郵政省が大々的に郵便を使う利用者に対して書いてくれ、これは非常に生産性に役……
○三治重信君 まず第一に、今度の本四架橋が供用されますと、いままでやっています旅客航路の再編成の基本方針によって実施計画を事業主がつくるというふうになっております。法案そのものだと事業が縮小される場合もあるし拡大される場合もある。しかし一般的には、橋がかかることによって事業主の方では大変影響を受けて、どっちかというと全体としては旅客輸送、旅客船の輸送事業というものは減っていくのではないかと思われるわけなのですが、その点と、もしもそういうあるところはふえ、あるところは大量に減る、そうすると事業主双方に合併なんかを指導していくのがしかるべきじゃないか、こういうことも出てくるのではないかと思うわけな……
○三治重信君 農林省にお尋ねをいたしますが、先日府中の競馬場へ御案内いただいていろいろ説明を願ったわけなんですが、そのときに私は二つの問題をちょっと感じたわけなんですが、いまの競馬馬はだんだん何か非常に故障が、いわゆる優秀な馬と言われていても骨折、故障が非常に多くなってきたということと、日本馬だけでやっていて果たして、サラブレッド系とか非常に競走馬みたいに言われるけれども、外国との競争やそういうものにおいて本当に、いわゆるあんまり封鎖的な競馬になって、外国との競争とか、いわゆる競技的なものもあるわけなんだけれども、余りそれが駑馬的になってしまうと興味がなくなる。本当に外国の一流のところと競争し……
○三治重信君 国鉄再建法がかかるに当たりまして、きょうは連合審査で労務の関係を主として御質問したいと思うのです。 まず最初に、国鉄の再建というのは三つの努力目標がある。一つは国鉄自身の経営努力をする、 それから財政面から国のてこ入れを図る、それから運賃の値上げ、この三つだ、こう言われているわけなんですが、現在のところいずれも、財政面からの国のてこ入れといってみても、国自身が今年度十兆円からの赤字国債を発行するというようなところで、国鉄が赤字だからといってそうなかなか補助金をもらえるということにもいかぬだろうし、運賃を上げてみても、ずっとやってみたけれどもやはり国鉄の収入増にはならぬ。 こう……
○三治重信君 私は民社党の議員ですが、先ほど記者の取材のことで日本の記者クラブの閉鎖性の問題が出たんですが、日本の記者がアメリカへ行ったときでも、いろいろ取材に入るには、やはり資格とか何か要るんじゃないんでしょうか。その国々、アメリカで結構ですが、日本の新聞記者がアメリカへ行って国務長官の記者会見に出るとか、あるいは各省の記者会見に出るときにはそれの事前の審査とか加入のやつが要るとか、そういうような慣習というんですか、制度の違いがあるんじゃないかと思うんです。確かに日本は記者クラブ制度があって、記者クラブというのが非常な特権を持っているようになっているんですけれども、皆さん方がいろいろ取材につ……
○三治重信君 私は民社党なんですが、ちょっとお伺いしたいのですが、国際収支で非常に日本が黒字でアメリカが赤字といっても、アメリカの方はえらい多国籍企業がたくさんあって、海外どこへ行っても多額の投資をしていてそこから収益を上げている。そうしてアメリカはどんどん赤字になっていくとドルが暴落するのじゃないかというお話ですね。この多国籍企業とドルとの関係、また日本も逐次これで円高になって多国籍企業になっていくだろうと思うんですけれども、そういうのと、国際収支の関係と通貨の価値の関係というものが将来どういうふうに展開していくかということです。
【次の発言】 そうしますと、国際収支というものが、あくまで国……
○三治重信君 一つは五、六十億ドルの貿易収支、経常収支の改善というお話なんだけれども、今度の緊急経済対策でやるときの為替レート、今年度の当初予算のときには百六十三円という話があったんだが、今度の緊急経済対策のときの貿易収支改善の五、六十億ドルというのは何円で計算をし直してやっているのかということ。 それからもう一つは、Jカーブ効果があるから貿易の黒字がどんどんふえるんだというんだけれども、Jカーブというのはそう何年でも続くわけじゃない。そうすると、もうことしの後半あるいは来年ぐらいから相当Jカーブによる黒字というのは減るはずなんだけれども、それをどう見ているか。ましていわんや、予想以上に百四……
○三治重信君 民社党の三治ですが、ひとつお伺いしますが、公費の日本の募集というのは、毎年決まって公募して、そしてシンガポールの人が受験をして選考されて来る、こういうふうに理解していいんですか。
それから、私費で来られる方をもっと、公費としてはどうしても予算上制限があるんでしょうが、私費の方で日本へ希望されるというのは別にこれは制限はないと思うんですけれども、何か制限があるんでしょうか。あるいはまた、今お挙げになったような理由で欧米よりか日本の方が住みにくいというのが一番大きな理由がどうか。
【次の発言】 民社党の三治ですが、もう皆さん大分質疑が行われて、非常にいい御意見だと思うんです。とにか……
○三治重信君 文部省にひとつお尋ねしますが、先ほど話があった大学での寄附講座、これは単に既存の建物に講座を増設するということばかりでなくて、新しく今の既存の大学の中に施設も特別教室や研究施設も全部つくって受け入れることもできるのか、単に講座として教授や助教授や助手のいわゆる経常費にとどめるのか。私は施設やなんかも全部、研究施設なんかも全部含めて土地も提供できるような格好に大学とか研究機関というものは、国立といえども全部そういう民活を利用できるような方向を早く確立した方がいいと思うんですが、今現在何枚ぐらいの学校にどれくらいの申し出があるのか。それからまた、文部省としてこういうような寄附講座をど……
○三治重信君 国際化そのものずばりじゃないんですけれども、高等教育機関の国の経費と教育の実人員の問題なんですけれども、例えば三ページの中で日本が「国公」だと四十九万五千人で、ドイツなんかが百二十六万七千人と、こういうぐあいになっているんだけれども、イギリスとか西ドイツとかフランスとかいうところは、連邦政府というのか国家がこんなに全部大学、学生を収容しているんですか。アメリカは九百六十八万になっているんだけれども、これなんかは連邦政府はほとんどやっていないと思うんだけれども、これは地方行政府のものもみんな含まれているということですか。
【次の発言】 そうすると、国の予算、例えば文部省そのもの、ア……
○三治重信君 運輸省の方へまずお尋ねするんですが、御説明の資料の五ページの五番目の「豊かな生活空間の形成をめざした港湾の整備」のところに「海洋性レクリェーション等の要請の増大に対応するためマリーナ等の整備」、これはやはりリゾート法によるリゾートのものと一緒にぜひ考えられるべきじゃないかと思うんだが、これは港湾の整備と別個にやると全体としてのリゾートの開発と矛盾するようなことになりはせぬかと思うんですが、マリーナの整備、これはぜひリゾートの整備のところで、殊に海岸の中には必ず含めてもらえるようにしてもらいたい。これは農水省も入ってくるから農水省の説明のときにもまた言っておきますけれども、日本でマ……
○三治重信君 民社党ですが、大都市開発で今一番問題は、やはり土地の細分化によって、もう細分化すれば細分化するほど土地の値段は上がる。だから、細分化をとめなくちゃいけないということ。 それからもう一つは、土地というものは何も価値が上がるわけじゃないんだから、それを売買して余り値をつり上げるよりか賃貸制度をもっと奨励するような改革をすべきだ。殊に日本なんて、東京地区はサラリーマンが住宅建てるときにはほとんど土地を借りてつくっていた。だから家を建てるだけの資金で家が確保できた。それをなくしちゃったのは何かというと、貸し家や土地の賃貸のいわゆる借り主に対する今の保護制度が余りにも行き過ぎたからだと思……
○三治重信君 まず、厚生省に二つお願いします。 一つは環境衛生施設の廃棄物の処理ですね。これは産業廃棄物も含めて厚生省の方でいろいろ対処されておるのか。ぜひひとつ、この海岸の埋め立てとか、一般のごみの焼却はいいんだけれども、埋め立てなんか、山の中とか、湖水とか、海面とかいう、そういうやつで、しかも大きく多町村にわたっての集合的なやつをやらぬと、各市町村だけにこういうことをやっても、土地問題からして大体デッドロックになって引っかかってきちゃうと思うんです。おたくの方の資料にあるとおり、余分の埋め立てできる土地がだんだんなくなっちゃうわけなんで、こういうような大きな計画が東京と大阪にやられている……
○三治重信君 私は、主にこの中の「国際交流、国際親善」の項目に関連することをまず最初に申し上げますが、一つは、日本人の海外在留が多くなる、そうすると、やはりその子弟の教育が非常に問題になってくるわけなんです。それを日本で教育するかあるいは外国におって、外国の一定のところへ、ヨーロッパならロンドンとか、アメリカだったらアメリカのある都市とかというふうないろいろのことが考えられますけれども、やはり国際交流が発達するとともに子女の教育制度について全寮制度ですね、親と離れても教育がやられる。それだけ費用がかかっても、海外生活できるような人ですから、やはりある程度生活力がある。しかしそこの施設がないとで……
○三治重信君 まず金森さんにお伺いいたしますが、今の日本経済からいくと一〇ないし二〇%の需要不足があると。これを満たせば成長率五%程度までいく。しかし、問題は一〇ないし二〇%の需要不足を有効需要にしていくこの財源をどういうふうに考えられているか。今度みたいに緊急経済対策として、中曽根さんが特別これをサミットで約束してきたからやるという、政治的なことから急に起きたことなんですけれども、これを納経済的に見ていった場合に、有効需要の不足に対して国民経済の運営上、どういう視点でそれをどういう財源を使って補充していけば正しいのか、こういう問題をひとつお伺いしたい思います。
○三治重信君 土地問題で一つお伺いしますが、現行の土地税制は、公共事業で土地を買う場合に代替地を出したり、それから代替地がない場合にはその土地の売却代金を非常に免税をしたりして、公共事業の用地買収に都合のよいような土地税制になっていると思うんですよね。だから公共事業をやって土地を買収すれば買収するだけ周りの土地がどんどん高くなる、こういうような環境になっていると思うんです。こういうような問題で、ひとつ公共事業といえども用地買収じゃなくて、私の提案のように政府がそういう道路やいろんな公共用地の敷地についてもいわゆる信託なり賃貸なり、いわゆる第三者機関をつくっても何でもいいんですが、地主は地主とし……
○三治重信君 ちょっと時間がなくて質問できぬかと思ったんですけれども、五分ほどあるから質問させてもらいますが、国連の主唱で、世界人口問題でアジア地域が、御存じだろうけれども、特に人口問題の会議を日本が特別資金を出して毎年会議をやるようになっているわけなんですが、その中で、私が今度参加して一番印象に残ったのは、人口が宗教問題に非常に関係がある。だから、したがって人口の過剰に対して減少政策をやるのに、宗教の各指導者がそういう人口、出生についての手段についてとかく主義主張というんですか、教化の関係で余り表面に主張しない、こういう了解ができたんだと、こういうようなことが宣言に載っているわけですよね。そ……
○三治重信君 ちょっと幼稚な質問をしますが、この中で寝たきり老人というのは、これはやはり年で制限しているのかどうか、六十歳以上という。 それから、この特別養護老人ホームと有料老人ホーム――有料老人ホームというのはぴんぴんしているんだろうと思うのだけれども、特別養護老人ホームというのはみんな市町村立で、私立のはほとんどないのかどうか。 それから老人保健施設というのが、先ほどの説明だと公立のは非常に少なくて公益法人的なものになっているみたいなんだけれども、この老人保健施設というのは医療も含んだ施設というふうに解釈していいのか。そうすると特別養護老人ホームと老人保健施設とどう違うのか。そんなこと……
○三治重信君 お二人の参考人さん大変御苦労さまでございます。ありがとうございます。 イグナチェフさんの方への質問が随分ありましたので、私はユニセフの方への質問は遠慮させていただいて、小林さんの方へ質問をさせていただきたいと思います。 小林さん、老齢化対策の関係資料として非常にティピカルな調査資料を整えていただきまして、非常にわかりやすく説明していただきましてありがとうございました。 それで、きょうの御説明の一番最後の高齢化問題への対応の中で、四つの項目のうちの第四番目のシルバーサービス振興会の問題についてちょっとお尋ねしたいと思うのです。 シルバーサービス振興は、政府や地方公共団体がい……
○三治重信君 人口問題、出生率について 一、アジアの人口三十億、八九年四月で世界人口の六〇% 七十五年までに人口増加率一%までに抑えること これが昭和五十六年、一九八一年に北京でアジア各国の国会議員による人口と開発に関する会議で、アジアの人口は世界人口の六割を占める三十億を超えるということから、昭和七十五年、いわゆる二〇〇〇年までに人口増加率を一%に抑える目標を掲げて宣言し、その後の会議においても再確認されたところであります。 二、人口の転換 日本の出生率低下は明白な政策の実施によるものではなく、国民の自発的な出生力抑制の意識に基づく行動によるものであった。戦後の異常な窮迫状態といった……
○三治重信君 まず柏木先生にお尋ねしたいんですが、日本が今アメリカから盛んに国債や何か債券を買っているんですが、毎年一割以上下がる、それだけ何のために買ったかわからぬようになっているんですが、金融機関として、私はレーガン・ボンド、アメリカはもうドルじゃなくて日本は日本円で貸してやる、こういうふうにしたいと思うんですけれども、こういうことについての、まあ国会ではドルは基軸通貨だからそれはこららから要請できぬなんて大蔵大臣は言っているんだけれども、それの考え方。 それから、もう一つは海外投資ですね。国際貿易収支が黒字になり、海外債券投資をやればどうしても収支が黒字になるんだけれども、それを日本は……
○三治重信君 民社党の三治ですが、この赤い表紙の十七ページ、これでちょっと現状がどうなっているかお伺いしたいんですが、時間短縮のやつで、「計画的な年休の取得促進」「年休取得率の向上」ということで、二つ同じようなものだということなんですが、そういうような日経連の指導はいいんですが、問題は、一時年休の買い上げが相当あったんですがね、これは今どの程度になっているのか。年休をとらぬと年休をとらぬだけの時間を賃金でもらえるという制度、これが非常に年休をとらぬようになった大きな原因だというふうに、まあ我々が労働省におったときにはそういうことだったんだが、最近は大企業の労働組合はそういう年休の買い上げという……
○三治重信君 簡単に御質問さしていただきます。 国土庁の方、この「リゾート整備構想一覧」で、申請の出ているところが十三件ありますわね。大体これが最終目標というのか、リゾート整備のこういうような、各県一つずつのようですが、それが何カ所も、四十七都道府県全部やるような目標なのか、大体どの程度を目標にしているのか、これを全部つくっちゃうとみんな半分ぐらいパアになるんじゃないかな。そんなので、やはり抑えるところを抑えぬと、リゾートをせっかく整備してもそれが全然、ペンペン草が生えるところがまた半分ぐらいできちゃうというようなことになると思うんだが、そこをうまいところ指導していかぬと投資のやり過ぎになり……
○三治重信君 労働と余暇の意見陳述をいたします。 まず最初に、労働時間について。 年間総労働時間を抑制することが必要であると思います。それは超過労働時間を規制することになります。今、労働時間は労使の自由契約になっておりますけれども、超過労働時間の制限が強く望まれております。したがって年間総超過時間を規制することが望ましいと思います。さらには産別労使協定とか地域の労使間協定等が行われることも望ましいと思います。 次に、年次有給休暇の完全消化でございます。有給休暇を自由にとることがまだ中小企業では十分できておりません。年次有給休暇は権利であるから、まずこれから実行をすべきであります。実際は年……
○三治重信君 民社党の三治ですが、時間が限られていますから一、二だけ御質問させていただきます。 水野参考人に一つお尋ねしますが、いろいろ議論をしていると廃止をしての代替財源案の問題で一番議論が多かったわけなんですが、それじゃ廃止して現行のやつを二年なら二年先へ延ばして、税革基本法で新しい税制をつくって、そこで変えれば代替財源案とか何かは全然問題にならぬ。しかし、選挙公約で廃止すると言ったんだからいっときも早く廃止するという政治的な問題はありますけれども、税制そのものからいくというと、廃止をしちゃって暫定代替案を二年間やって、その間に新しい税金をつくるというのは、どうもそこの間の説明のしにくい……
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