このページでは八代英太参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。八代英太参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○前島英三郎君 よろしくお願いいたします。初めて質問させていただきますが、きょうは実は建設省の方と運輸省の方と警察関係の方においでいただきました。どうもお忙しいのに申しわけございません。私は、四十分の中で関連質問をいろんな形でやらせていただきますので、向こうへ飛んだり、こちらへ飛んだりということがあるかもしれませんが、私は立って御質問できませんので、ひとつ座ったままで結構ですから、お答えいただきたいと思います。 実はヨーロッパへ行ってきた方が、とにかくオランダからお帰りになった方が、オランダには実は造幣局の方とお会いしたけれども、世の中には目の見える人と見えない人しか住んでいないんだ、だから……
○委員以外の議員(前島英三郎君) きょうは委員長以下決算委員の皆様のお計らいによりまして発言の場を与えてくださいましたことに厚く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。 私は時間がございませんので、二点だけ身障者の立場から御質問させていただきます。第一点は、国立療養所の問題、第二点は身障者のスポーツの問題でございます。 先ほど来、この委員会に出席させていただいておりますと、きょうはるる国立療養所の問題が出されておりますが、とにかく国立療養所、全国で百六十カ所、いやもっとありましょうか。この中は、病院と、かつての結核療養所がその施設という形に併用されておる関係で、非常に施設そのものが……
○前島英三郎君 まず、警察庁にお伺いいたしたいと思います。 身障者の駐車禁止除外車両、六月から全国統一化ということの方向で大変喜ばしいことでございますけれども、この全国統一化になったがために非常に都道府県単位の警察によりまして、枠が非常に厳しいという一つの問題が出てきたわけですね。交通事情が地域によって大変異なる点というのはわかるわけでありますけれども、たとえば一つの例を出しますと、北海道などでは、車いすの通勤をしている人たちには駐車禁止除外車両のステッカーを出さない。その理由は何だというと、通勤をして、朝九時から退社まで道路なんかに置かれたんじゃ困る。これは利用する方もまさかそんな節操のな……
○前島英三郎君 運輸省の方いらっしゃいますか。 一昨日の成田の事件に対しましてきょうはいろんな委員の皆さんから御質問があったわけでありますが、私はこの際、成田国際空港をもう本当にやはり世界の国際空港として、日本の表玄関としてふさわしいように、抜本的に見直す必要があるのじゃないかということをまず申し上げたいわけであります。と申しますのは、警察の警備の問題もさることながら、私は、先般この成田国際空港へ行ってまいりましたのですけれども、とにかく運輸省のいわゆる車いすに対する、ハンディキャップを持った人たちに対する配慮というようなものも、これはもう本当にむちゃくちゃな形で配慮という名のもとに、航空と……
○前島英三郎君 どうも大変遅くまでお疲れさまでございます。私も最後になりましたが、もう五時になろうとしておりますけれども、どうぞお許しいただきたいと存じます。 来年は統一地方選挙ということでございますが、いまのくしくも渡辺委員の発言で、政府のお答えの中に、根拠のない差別は不当の差別であるというふうなことで公平を期さなければならないということをお聞きしたわけでありますが、身障者の郵送による不在者投票というものが五十年から実施されているわけでございます。その不在者投票が実施されましてから大変多くの寝たきりの重度な方々も権利として選挙を行使しているという部分があって、これはもう当然のことのわけであ……
○前島英三郎君 いろいろ道交法の一部が改正されるということで審議が行われておりますが、私もこの改正案を拝見いたしました。そこからいろいろ関連質問を兼ねまして御意見をいただきたいと思いますけれども、まず身障者の保護に関して大変率直な保護規定が改正案の中に盛り込まれているようですけれども、車いすが通行している場合において、車両は通行を妨げないことというふうになっております。これはもちろん車いすのみならず、老人それから乳母車、こういうふうなものも当然含まれてしかるべきだと拡大解釈をしたいわけですが、特に道交法の中には、子供とか身障者の部分には触れられておりますが、非常にお年寄りのやはり車に巻き込まれ……
○前島英三郎君 では、引き続き消防庁関係の質問になろうかと思いますが、私は、これまで身体障害者など、特に肉体的、精神的ハンディキャップを持った人たちの公共物あるいは準公共建築物に対するいろいろなアクセスの問題を中心として、幾つか質問をしてきたところでございますが、消防庁の統計によりますと、五十二年に火災で死亡した人は千九百九人、これは前年に比べて一五・八%の増、戦後最高の数字と、こういうことでございます。中でも、死に至った経過を見ますと、逃げおくれが八百三十二人ということになるわけでございまして、大変レンジャー訓練などをやっている割りには非常に逃げおくれが多いという、まあそのこととは別だと思い……
○委員以外の議員(前島英三郎君) どうも委員外発言、お許しいただきましてありがとうございます。
まず大臣にお伺いしたいわけでありますが、来年度はいよいよ養護学校の義務化ということになるわけでありますけれども、重複、重度の子供たちに教育の場が与えられるという点は、面大変ありがたいことだというふうに思うわけであります。養護学校の義務化に関しましては、さきの国会でも、またこの文教委員会でも、大臣触れられておりましたけれども、特殊教育あるいは障害児教育につきまして、いま一たび基本姿勢というものを大臣からお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いまのお言葉は、大臣初め文部行政に携わる人たちすべての共通……
○前島英三郎君 朝からの委員会でございまして、いつもしんがりはもう大方皆さん疲れ切ってしまうんですが、もうしばらくおつき合いをいただきたいと思います。 自治省は、各自治体の行政をやりやすくしてやる一つの役目というものもあろうかと思いますけれども、障害者の福祉でも自治体が率先して開始しまして、自治体から生まれた一つの福祉というものが、いま国の施策の中にも数多く取り入れられているところでございます。たとえば福祉の町づくりもその一つでございまして、仙台とかあるいは町田市あたりが率先して四十八年福祉都市宣言をして以来、厚生省がモデル都市事業を開始したのでございますけれども、その後、全国に広まったこう……
○前島英三郎君 お疲れのところ申しわけございません。もうしばらくごしんぼういただきたいと思います。 今日の地方財政の状況は、一方では税収入を確保し、また一方では住民の税負担を軽くしなければならないきわめて困難な時代を迎えているわけなんですけれども、いずれにしましても小手先の努力ではどうにもならない状況じゃないかというような気がするわけです。思い切った抜本的な対策を必要としていることはだれの目にも明らかだと思うのです。きょうもその辺につきましていろんな委員の方からの御質疑があったと思うのですけれども、東京都の財政危機にいたしましても、国の責任というのも大分大きいのではないかというような気がする……
○前島英三郎君 もうしばらくのごしんぼうを、よろしくお願いします。 交付税率は三二%のままなんですけれども、いまやこれが完全に破綻を来しているということはもうだれの目にも明らかなわけですけれども、実質四二%以上を確保しているんだということは何となくこううかがえるわけですが、臨時措置とか特別措置で切り抜けるやり方がずっと続いているわけですね。きょうも、抜本的に改革しなければならないとか積極的にとか、あるいは根本的にとかというような言葉は数限りなく聞かれるわけなんですけれども、本当にこの財政破綻に対して来年以降は自治省としてどういうお考えなのか、まずその辺から大臣に伺いたいと思っております。
○前島英三郎君 身障者の問題を幾つかお尋ねいたしますが、統一地方選挙が終わり、さらに十月の衆議院選挙が終わりまして、不在者投票及びハンディキャップを持っている人たちの郵送による投票の実績、おわかりになりましたらまず御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 まあそういうことで、だんだん郵便投票の不在者投票というのがふえているわけですけれども、相変わらず郵送料の負担というものが重度な人たちにとって、財政的にも非常に厳しい中で、二百五十円かかるなら投票したって仕方がないというような気持ちも多々あると思いますし、それに伴って、この委員会でも私再三この不在者投票の郵送のいわゆる公費負担、こういう問題……
○前島英三郎君 いろいろなもう御意見が出尽くしてしまいまして、長官の答弁も聞いておったのですが、最善の努力をしたいとこのアセスメント法案に対してのお言葉ですけれども、どうですか、私はイエスかノーで答えてもらいたいと思うのです。今国会に提出するかどうか、まずイエスかノーかでひとつ答えていただきたい。
【次の発言】 どうも、最大限の努力というものはどの辺まで期待できていいものか、非常に不安になるわけでありますけれども、長官はこの所信表明の中でも、「今後の環境行政を推進するに当たって何よりも基本としなければならないことは、環境汚染を未然に防止していくことであります。」と、こういうことを述べておられる……
○前島英三郎君 あとしばらくまたおつき合いいただきたいと思います。 現行の日本の交通安全対策は健康な人を中心に考えられてかつまた議論されているわけなのですが、本来は安全対策の基本には弱い立場の人たちをまず念頭に置くべきだというふうに私は思います。したがいまして、多くの障害者は交通安全の枠の外に置かれているのが実情なのですけれども、現在の交通環境の中に障害者が入っていくということはいわば命がけといっても言い過ぎではないと思えるわけなのです。 そこでいろいろな形の施策が打ち出されるわけですが、そこでまず真っ先に実は高速道路における停止表示器の取り扱いという問題が今度は三角板という形で実施されて……
○前島英三郎君 総合的リハビリテーション体制の確立に対しまして、いろいろ基本姿勢をお伺いしたいと思っております。 さきの本会議で総理並びに厚生大臣から、私の質問に対しまして、今後の福祉政策の基本的な考え方としてノーマライゼーションの考え方をとるとともに、また、国際障害者年に対して政府として積極的に取り組むという御答弁をいただいたわけなんですけれども、 それにまた、きのうは予算委員会におきまして、総理を本部長として国際障害者年推進本部を近く発足させたいと、その対策室もあわせて総理府内に設けて、関係十四省庁の事務次官、さらにまた、厚生大臣は副本部長というような仮称国際障害者年推進本部なるものが近……
○前島英三郎君 国際障害者年の政府の推進本部の設置がきょう閣議決定されたと伺いましたけれども、今度の国際障害者年のメーンテーマは完全な参加と平等という大変な重要な問題が掲げられております。この際、推進本部の副本部長となられる厚生大臣に、このテーマをどのように受けとめ、どのように推進しようとしているのか、まず御所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 そういう意味では、大平総理が推進本部長ということも伺っているわけでありますが、実質は私は、厚生大臣が本部長と言っても過言ではないほど厚生省の責任というものは大きいと思いますので、完全な参加という点に踏まえていけば、もちろんいま大臣がおっしゃったよう……
○前島英三郎君 雇用促進法が昭和五十一年に改正されましてもう四年たとうとしているわけでありますけれども、しかしながら心身障害者の雇用という実効は依然上がっていないというのが現実だろうと思うんです。
国及び地方自治体の身体障害者雇用状況についてお伺いしたいと思うんですが、国、都道府県、市町村、それぞれにつきまして雇用率未達成の機関というのはどれくらいあるのかお伺いしたいと思います。
【次の発言】 都道府県の雇用率の中で、特に教育関係のところで達成率が悪いということをいまお伺いしたわけなんですが、この対策についてはどう考えておられますか。
○前島英三郎君 まず初めに、行政改革に対する厚生省の姿勢を伺いたいと思うわけでありますが、こどもの国協会の解散は行政改革本部からの一律割り当てに基づいて廃止を提案しているわけなんですが、行政改革のあり方から考えますと、私はこうした進め方に対しましては大きな危惧を抱かざるを得ないと思うんです。行政改革はむだと不公正をなくして国民のニーズによりよくこたえるのが本来の目的だと私は思います。厚生行政は、現在その行政水準を引き上げなければならない分野を大変多く抱えておると思いますし、また現場では、人手不足に悩む部署というのも大変多いだろうと思うんです。ただ人員削減とかあるいは予算の切り詰めとかというよう……
○前島英三郎君 労働安全衛生法の一部を改正する法律案、中小企業退職金共済法の一部を改正する法律案ともに異論はないところでございますが、これを機会にいろいろと勉強しておりますと、実際に労働災害の発生状況、その特色を見てみますと、死傷者の発生率は交通事故の六倍にも達しているということでございます。しかも中小企業や下請が発生率が高くて、また、在来型の災害が年々同じように繰り返されているわけなんですが、これは大変困った問題だろうと思うんです。このような傾向がなぜあらわれると労働省は考えておられるのか、まずその辺からお伺いしたいと思っております。
○前島英三郎君 朝十時からいろいろな問題が提起され審議が続いておりますけれども、一通り整理いたしますと、原爆被爆者対策は昭和三十二年にできた原爆医療法、昭和四十三年にできた被爆者特別措置法、これら原爆二法によって進められているわけなんですが、原爆二法では満足のいく対策がなされない、そこで被爆者の人々は国家が補償する責任のあることを明確にした被爆者援護法の制定を要求してきた、整理していきますとそういうことになってまいりまして、国会におきましても全野党が共同して援護法案を提案をしてきたということでございます。 こうした流れの中から昨年六月にいわゆる七人委員会――原爆被爆者対策基本問題懇談会、通称……
○前島英三郎君 座ったまま、申しわけありません、質問さしてもらいます。 オリンピック記念青少年総合センターの解散に関する法律案がいろいろ審議されておりまして、私の質問をもちまして後は採決ということになるようでございますが、まず文部大臣に伺いたいと思います。 国際障害者年に関する国連決議は、各国が進める国内活動の一つといたしまして「障害者の教育、労働、スポーツその他のレクリェーションへの十分な参加のため、建物構内への立ち入りを妨げないようにすることを含む、適切な条件整備を行うこと」を挙げております。これにつきまして文部大臣はどう思われるか、伺いたいと思います。
○前島英三郎君 電気・ガス料金、いろいろなものの引き上げによりまして、まさに物価日本は異常とも言える展開が続いているわけなんですけれども、そこで、まず厚生大臣に伺いたいと思うんですが、とにかくこのしわ寄せはまともに弱者の上に押し寄せてまいります。これは大変深刻な問題です。生活保護世帯、老人世帯、そして障害者世帯にとって家計へのしわ寄せはもう甚大なものなんでございますけれども、政府はこれに対してどのような対策を考えておられるのか伺いたいと思います。
【次の発言】 当面九月までということでございますけれども、まさにこれはいままでの物価上昇から見ますと、本当につけ焼き刃的な何かスズメの涙的な部分でし……
○前島英三郎君 私が最後でございますので、もうしばらくおつき合いをいただきたいと思います。
国際障害者年に対する取り組みにつきましては、本部長は総理大臣、厚生大臣並びに総理府総務長官が副本部長ということでございまして、基本姿勢は予算委員会でお伺いしたわけなんですが、ひとつ、総理府内に担当室ができまして半年、国際障害者年を迎えるまであと七十日と、非常に時間も迫っているわけなんですけれども、この半年間を振り返って、主な経過とそれからただいまの状況、さらに担当室として今後のひとつ抱負など、心構えなどを伺いたいと思っております。
【次の発言】 五十七年の三月で担当室は消滅というようなことが伝えられて……
○前島英三郎君 私は、心身障害児者の雇用の問題を中心に、藤尾労働大臣に初めて御質問するわけでありますけれども、日本でも国際障害者年の一つの対応としまして国内委員会が設けられまして、総理大臣が推進本部長、厚生大臣が副本部長、総務長官が同じく副本部長、私はそこに一本足りないということを痛感しているんです。完全参加というのはやはり障害者の自立だと思うんですね。その自立という点で、やはり自立された形の中での障害者が、どうその職場で、自立していく上に平等が果たされていくかということを観点をとらえてみますと、やはり完全参加というのは決してお祭りでの参加ではなくって、私は生きるための参加だと思うんです。そう……
○前島英三郎君 大変時間も遅くなりましたが、ひとつ、いましばらくごしんぼういただきたいと思います。
まず大臣にお伺いしたいことが三点ほどございますので、よろしくお願いをいたします。
労災法の基本理念、目的をどのようにとらえていらっしゃるか。きょうはこの問題もずいぶんやりとりが出ておりますので、どの部分が重複しているか、私出たり入ったりしたものですからさだかではございませんので重なるかもしれませんが、あえてお尋ねをさしていただきます。
まず基本理念、目的をどのようにとらえていらっしゃるか、大臣の認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 そこで二番目に労災被災者の生活実態、その社会的、経済的……
○前島英三郎君 国際障害者年の集中審議ということでございまして、障害者の皆さんの強い関心が集まっていると思います。その中には、当然聴覚障害者の皆さんも含まれております。 そこで、私は聴覚障害者の方がこの審議を傍聴するために手話通訳者の手配をお願いいたしました。しかし、当委員会の判断だけでは参議院として手話通訳者を手配することは困難であり、時間的にも間に合わないということでございました。そして、傍聴人として手話通訳者が同行することは歓迎するということになりました。ところが、傍聴を希望している聴覚障害者の人々からの要望として、なるべく発言者の近くで手話通訳をしてほしいと、こういう意向がありました……
○前島英三郎君 健康保険法等の一部を改正する法律案に基づきまして、特に医療の面につきまして厚生省に質問を以下してまいります。お疲れでしょうが、しばらくの間ごしんぼうをお願いいたします。 今日の医療の現実を見ますと、医師と患者の信頼関係が崩れてしまっているところに最大の問題があろうかと思います。富士見病院事件を筆頭にいたしまして、医師が患者の信頼を裏切ってしまうような出来事が余りにも多くマスコミでも報じられております。保険診療におきましても、診療報酬の不正請求、カラ請求等目に余るものがありますし、また医師優遇税制の改正に対する医師会や医師のとった態度、そのほか医師の脱税や診療拒否、あるいは薬づ……
○前島英三郎君 本日のラストバッターでございます。朝から同僚委員の健康保険法の問題に関しましての質疑を伺っておりますと大変勉強になります。かつまた、大変問題点が日本の医療行政の中にはあるんだということを痛切に感じました。それゆえに検討課題も厚生省には大変山積しただろうと思うのでございますが、単なる言葉だけの検討でなく、しっかりとした前向きの検討ということを特にお願いを申し上げておきます。 さて、先日の委員会でインターフェロンを海外から提供を受け、一部の患者に使用して数百万円という巨額の金を受け取ったと報道されました宝塚市の病院の問題について質問をいたしました。報道された宝塚市の病院の問題につ……
○前島英三郎君 鈴木内閣が発足したてのころは、所信表明演説で参議院におきましてはその草稿の一ページを飛ばすというような大変緊張した面がありました。ここまで参りまして、鈴木総理、いかがでございますか、今後鈴木内閣の運営に対して大変自信を持ったか、あるいは大変消極的なお気持ちか、その辺をひとつリラックスする意味でお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そこで、私は、心身障害児者の問題を中心に、十分間という限られた時間でございますがお伺いいたしますが、来年は国連で決議されました国際障害者年ということでございます。日本政府も、おくればせながら国内委員会などもできたわけでありますが、その国内委員会におき……
○前島英三郎君 私は、常々障害者対策の将来のあり方について長期的、計画的な取り組みの必要性と、かつ政府が一丸となって総合的、体系的に取り組まなければならないと、こういうことを絶えず繰り返しておるわけでございます。過日の予算委員会でも、この二点につきましては厚生大臣の深い御理解と力強い御答弁をいただいておりまして、大変嬉しく思っているところでございます。しかし、政府全体で取り組むと申しましても、厚生省の持つ役割りが決して軽くなるわけではございません。むしろ、その責任は一層重くなると言わなければならないと思います。 そこで、重要なことは、厚生省内で各局、各課の間でばらばらになるというようなことが……
○前島英三郎君 本日議題となりました法律案の一つは、差別的な不快な用語を使っているのを改めるというのがその趣旨でございます。 障害に関する用語の整理のための医師法等の一部を改正する法律案と表題がつけられておりますが、言葉じりをつかまえるつもりはないんですけれども、用語の整理という表題をつけたのはなぜなのか、多少疑問があります。整理という言葉の意味は、たとえば広辞苑を引きますと、――乱れた状態にあるものをととのえ、また不必要なものを取り除いて、秩序正しくすること――とございます。つまり、散らかっているのを片づけるとか、ばらばらなものを統一するとか、そういう感じの言葉でありまして、過去の誤りを正……
○前島英三郎君 国際障害者年を機会に、法律の改正を含めて福祉のあり方を榎本から見直してみる必要がある。いま柄谷委員もその問題を中心に御討議いただいたわけでありますが、私も同感でございます。 その際大切なことは、考え方の基本をしっかりと踏まえておくことが必要だというふうに思います。 その一つは、大臣が常々御答弁しておられるように、障害者を社会に合わせようとするのではなくて、社会を障害者にも合うように変えていく、いわば社会のリハビリテーションだと思います。こういう考え方だと私は思います。この考え方は、障害者が地域で自立して生活できる条件づくりということにつながっていくと思います。この障害者が地……
○前島英三郎君 障害者の所得保障、経済保障に直接かかわる法律案ですけれども、私は昨年来、この問題につきましては何度も総合的な見地からの見直しの必要性について申し上げてまいりましたので、私の言わんとすることは十分御理解いただけていると思うので、今回はなるべく簡単に、特に重度障害者の所得保障のあり方にしばってお尋ねしたいと思います。 さて、これまでの論議の中で、重度障害者が自立して生活できるような所得保障制度を確立するには、年金なら年金、あるいは生活保護なら生活保護、それぞれの枠組みの中だけでは解決できないという点は、かなり明確になってきたと思うんです。そこで、厚生省内に各局にまたがったプロジェ……
○前島英三郎君 国際障害者年を迎えまして、総理大臣は推進本部長でございます。厚生大臣は副本部長、それから総理府の総務長官もこれまた副本部長でございますが、ひとつお三方にその抱負、所信などをまず冒頭伺いたいと思います。
【次の発言】 国際障害者年を迎えて総理の新年の声明が新聞、雑誌等に掲載されました。それは「希望」という書き初めとともに国民に送られたわけでございますが、その「希望」という書き初めを書かれた方は、サリドマイドによる障害を負った若い女性が、足で手のかわりに書き上げたものでございます。これでございます。(資料を示す)大変すばらしい。ここに、その右足で書かれたそのことまで総理のメッセージ……
○前島英三郎君 鈴木内閣が安定多数の与党に支えられていることは、伯仲時代よりもかえってその政治姿勢が国民から問われることにほかならないと思います。いま総理は退席しておられますから、ちょっとじゃ待ちますか。これは冒頭、総理にお伺いしたいことでございますから、ちょっと待たしてもらいます。 総理、御着席でございますから――。 とにかく伯仲時代よりも総理、この政治姿勢が非常に真価を問われるいまの鈴木内閣だと思うんです。仮にもおごりの姿勢が見られるとすれば、国民から見放されるだろうと思うんです。総理・総裁としての自覚をまず冒頭お伺いしたいと思います。
○前島英三郎君 さきの総括質問では障害者の雇用促進対策につきまして伺う時間がありませんでしたので、きょうはこの問題から質問してまいりたいと思っております。
身体障害者雇用促進法によりますと、雇用率、納付金の額につきまして少なくとも五年ごとに見直すことになっておりますけれども、この問題は当委員会でも何回か取り上げられましたが、法改正から五年を経過しようとしておりますけれども、現在どのように検討しているのかお尋ねをまずしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、年内には何らかの形でその検討の結果が出るということですが、現段階ではどういうことが検討されているか、あるいは前進するのか後退するのかと……
○前島英三郎君 大蔵大臣に伺いますが、国連が決議した国際障害者年行動計画のうち国内活動のWの項に次のように記されております。「障害者の有する障害のゆえに、障害者自身により又は障害者の利益のために使用される機器、設備、補助器材その他の資材についての関税及び税の免除を行うこと。」障害者は日常生活におきまして障害ゆえに余分の支出を余儀なくされるという現実がございます。その意味でこの項が示していることは大蔵省といたしましてもしっかりと受けとめていただきまして、具体的に前向きに検討すべきだと思います。 そこでその具体的な事例といたしまして、関税定率法について質問をさせてもらいます。 その十四条の十六……
○前島英三郎君 国際障害者年の基本的な問題につきましては総括質問等でお尋ねしておりますし、この後総理の御出席を得て質問する機会もありますので、いずれにいたしましても時間が八分でございますからひとつ、大変取り残されているいろいろな障害者の問題がありますが、一つの障害を持った事例につきまして厚生省にお尋ねしてまいりたいと思っております。
いわゆる二分脊椎、脊椎披裂の子供さんの問題にしぼって伺いますが、まず二分脊椎のお子さんに対してどのような施策を実施しておられるのか、簡単にお述べいただきたいと思います。
【次の発言】 施策の項目をいろいろお述べになっておりますけれども、しかし実際、親の皆さん方や……
○前島英三郎君 数日前、まあ一週間になりましょうか、三月二十七日に東京高裁で注目すべき判決がございました。精神薄弱者施設が、入所者の親だけでなく、同居している兄弟の所得まで加算して施設の入所費用を徴収していたのは適当ではない、こういうものでございます。この判決につきまして厚生省の見解をまず承りたいと思います。
【次の発言】 そういう意味では、やはり何といいますか、非常に親がかり福祉といいますか、どうしてもその子を持つ親が終生いろんな意味での出費を課せられるいままでの制度のあり方も今後ひとつ前向きに検討していただきたいと思うのです。
精神薄弱者施設の入所費用徴収のあり方は、やはりいま申し上げま……
○前島英三郎君 まず、総理に伺いたいと思います。 行政改革と国際障害者年との関連につきまして伺っておきたいわけですが、総理は、行革に伴う痛みを国民すべてが分から合うと、こうおっしゃっております。しかし、長い間取り残され、踏みつけにされ、大きな痛みを背負ってきた障害者は、国際障害者年を機会に、その痛みを少しでもやわらげてほしい、やわらげてくれるはずだと、こう期待していたのでございますが、いま行革の中で揺れ動く福祉の一つの流れの中にあって、総理は、まさかそういう人々にさらに痛みを分から合えとは言わぬであろう、こういう声が大変強うございます。この点を含め、総理がことしの年頭、そしてまた通常国会でお……
○前島英三郎君 初めて当委員会で質問さしていただきますので、先ほど来熱心な質疑がございましたが、まあなれない問題でございますけれども、私なりにいろいろ取材もいたしましてまとめましたものでございます。したがいまして、午前、午後の質疑の中と重複する部分も多々あるかもしれませんけれども、お許しをいただきたいと思います。 今回の法律改正案は、三部構成といいますか、STCW条約批准関係の部分と、それから船員制度の近代化に関する部分、それにまた、船員災害の防止に関する部分、大きく分けてこの三つの要素から成り立っていると思います。しかもこの三つは、内容的に大変深いつながりがございますし、そのつながりの接点……
○前島英三郎君 立ってお話ができませんので座ったまま質問をさせていただきます。 自民党、社会党、公明党、共産党、民社党、こういう形でこの拘束名簿式比例代表制の問題点がいろいろと指摘されてきたわけでございますけれども、私は無所属という立場の中から、特にこの拘束名簿式比例代表制におけるこの一つの発議されたものが国会を通過するようなことになりますとまさに日本の民主主義は崩壊する、そういう危機感のもとに断固反対の立場を明言しながらいろいろと発議者に対しまして質問をさせていただきたいと思います。 私は昭和五十二年に国政選挙に初めて挑戦をいたしました。参議院は良識の府と、まあこういう勉強した形の中で信……
○前島英三郎君 長時間御苦労さまでございます。
三先生に伺いますが、まず上条先生に、原則的に拘束名簿式比例代表制は賛成の立場で御意見を述べられまして、その後で希望意見を挙げられました。伺っておりますと、希望意見はきわめて重要な点でありまして、事によると原則賛成も取り下げなければならないような内容だと私は思っているのですが、その一つに参議院の独自性ということを触れられました。衆議院との違いについて先生御自身はどのように期待しておられるのか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そこで、自社両党案によりますと、政党が選定した人材がよりふさわしい人材でありまして、有権者の票を集めた人が必ずし……
○前島英三郎君 先般、参考人の方々のいろいろとお話を伺いまして、法案に対する賛否はともかくとして、参考人の方々は異口同音に制度を十分に周知徹底を図らなければだめだと、こういうことをおっしゃっられておられました。 また、私の先般の質問のときに自治大臣も、法案が成立するとすれば初めての経験となるために、選挙の管理執行に関しては十分時間をかけて宣伝、周知徹底を図る必要がある、こうも述べておられました。だから、一日も早く結論を出してほしいというような意見もあったわけでございます。これは四月二十三日の委員会でのことでございます。 あれからもう月日も流れまして二カ月たっておるわけでございますけれども、……
○前島英三郎君 長谷川先生、堀江先生、それに佐竹先生のいろいろな御意見を伺いまして、大変勉強させていただいておりますけれども、まず選挙というものでよく言われることは、出たい人より出したい人ということを言いますけれども、出たい人はどうしても金がかかりますし、何とか金がかからない方法はと。また出したい人は、なかなかいろいろなその人の信条などもありましてむずかしい問題もある。 そこで、この自社両党の拘束名簿式というものが論議されるようになりまして、参議院というあり方もまたいろいろな角度で問われているわけでありますけれども、先ほど特に堀江先生のお話の中で大変私も感じましたのは、たとえばその人が当選を……
○前島英三郎君 私は、さきの質問におきまして参議院の本来のあるべき姿、それに関しましてわが国の現行憲法制定の原点に立ち返ってその当時確立された理念に学ぶ必要性を訴えてまいりました。時代の移り変わりとともに社会状況も大きく変化してきたとはいえ、憲法が掲げる理念、原則は決して揺らいでいないと思いますし、また揺るがすべきではない、このように確信する次第でございます。 本日は、私はさきに述べました基本的な立場を踏まえまして、また参考人の方々六人の御意見を伺いましたが、だれ一人として自民党案の拘束名簿式比例代表制を一〇〇%よしとする方はいない、こういう現実を踏まえまして質問を続行してまいりたいと思いま……
○前島英三郎君 厚生大臣にお尋ねをいたします。 大臣はさきの当委員会における所信表明で、「昨年の国際障害者年をさらに意義あるものとするため、五十七年度を長期的展望に立った障害者福祉の実現の初年度と位置づけ」たいと、このように述べられております。そこでお伺いしたいんですけれども、昨年のわが国の国際障害者年、スタートの年という私たちはとらえ方をしておりますが、何となく障害者年は終わったというとらえ方が一般的にあるようで大変遺憾でございますけれども、この取り組みをどのように評価し、またどのような点について反省をしておられるか、そしてそれらの総括を踏まえまして、どのような決意を今後に対してお持ちなの……
○前島英三郎君 本日は厚生大臣、労働大臣そろっておられますので、障害者の雇用、就労対策に関しまして、厚生、労働両行政問の協力体制といった面につきましていろいろとお尋ねしたいと思います。 その前に一つ、具体的な問題について伺っておきたいと思うんですが、昨年の六月、医療費の改定、診療報酬点数表の改定が行われました。これに関しましては、リハビリテーション医療あるいは理学療法の点数を引き上げるよう私もこの委員会で何回か発言もいたしておりますし、昨年の改定がその趣旨に沿った引き上げを含むものであった点は、評価をしたいところでございますけれども、点数表改定後間もないころから実はいろんな苦情また問題提起が……
○前島英三郎君 私がラストでございますので、もうしばらくのおつき合いをいただきたいと思います。 本日は、まず労働者災害補償保険法、いわゆる労災保険法の問題についてお尋ねしたいと思うんですが、一昨年の法改正に際しまして、私は民事賠償と労災年金の支給とのいわゆる調整の導入に関しまして、納得しかねるものがありまして遺憾ながら賛成することができませんでした。しかし、労災保険の制度全体といたしましては、私はかなりの水準にあるものと評価しているものの一人でございます。現に他の社会保障制度の改善、改革を図る場合、労災保険の制度が目標とされたり、あるいは前例とされるというケースが過去に何度もありました。とは……
○前島英三郎君 私は、障害者の雇用促進対策の推進につきましてお尋ねしたいと思います。その中でも特に今後の新しい方向、新しい課題、そうしたいわば将来につながる問題につきまして、若干その精神論になるかとも思いますが、お聞きをいただきたいと思うんでございます。さきの身体障害者雇用審議会の答申もそのような観点に立って審議がされておりまして、建設的な議論が展開されたやに私は理解しておるんですが、この答申の内容も踏まえつつ、さらにその枠を広げるような前向きの勇気ある御答弁をあわせて期待もしたいところでございます。 身体障害者の雇用率は、昨年六月一日現在の数字では一・一八%、こういうことですね。法定雇用率……
○前島英三郎君 老人保健法案の目的、基本理念を見ますと、大変すばらしいことが書いてございます。「(基本的理念) 国民は、自助と連帯の精神に基づき、自ら加齢に伴って生ずる心身の変化を自覚して常に健康の保持増進に努めるとともに、老人の医療に要する費用を公平に負担するものとする。」「国民は、年齢、心身の状況等に応じ」と、いろいろ書いてあるわけですが、「基本的理念」のところの「自助と連帯の精神」云々の部分にはいささか気になるものがないとは言えませんけれども、全体としては保健、すなわちヘルスの面と医療に関する面と両方あわせて一貫したものとして推進していこう、このような文面に読めるわけでございます。これが……
○前島英三郎君 老人保健法案の審議でございますが、本題に入ります前に一つ緊急な課題がありまして、確認しておきたい問題がありますから、ちょっとお許しをいただいて伺ってまいりたいと思います。 実は、国連の国際障害者年諮問委員会がきのう七月五日からウィーンで始まりまして、国際障害者年世界行動計画の最終案についていま討議に入っております。世界行動計画は、地球上の五億人に上ると推計されますすべての障害者にとりまして、非常に重要なものであるのは言うまでもありませんけれども、昨年の夏に出されましたいわゆる第二次草案はすでに翻訳もなされておりまして、私も見ているわけでございます。その内容というのはきわめて格……
○前島英三郎君 それでは、特に障害者の年金問題につきまして若干質問いたしますので、もうしばらくごしんぼうをいただきたいと思います。 私は障害者の所得保障施策に関してお尋ねしてまいりたいと思うんですが、昨年来この問題の重要性は、当委員会を初め予算委員会などで重ねて強調されてきたところでございますけれども、またそれに対する政府の答弁というものは、その重要性を十分認識しているという趣旨のものでございました。それではどのように対処するのか。どうも答弁がずるずるずるずるとただ繰り返し、同じようなオウム返しであっては、大変生き急ぎしている障害を持つ人たち、特にまた最大公約数から切り捨てられている弱者に対……
○前島英三郎君 私は、障害者の雇用促進対策につきましてお尋ねをしたいと思います。 まず、労働省関係の来年度予算に対する基本姿勢について伺いたいんですが、マイナスシーリングという状況の中にありまして大変心配でございます。昨年、国際障害者年の当該年ということで、障害者の雇用問題につきましては、それなりに前進を見ましたし、また社会的な関心も大きく高まったと思います。それがことし、来年、さらに再来年と引き継がれ、定着していくことが望ましいわけでありますけれども、行財政改革の名のもとに障害者の雇用対策までが後退させられるようなことがあってはならないと考えるものであります。 せっかくいわば雇用の場、就……
○前島英三郎君 先日予算委員会におきまして島田療育園の問題を質問いたしましたけれども、厚生省として適切な対応をするよう改めて要望しておきたいと思うんです。いまここで、個々の問題についてあれ以上は触れるつもりはないんですけれども、とにかくいろいろ調査をすればするほどいろいろな問題があります。私が指摘をする、そして厚生省が調査するというのも何か妙な雰囲気のような気がするんですよね。だから、問題提起をしないと調べないんじゃ、監督省庁としてのやっぱりメンツの問題もありましょうし……。 それで、歴代の園長さんが八人ほどやめておられるんです。順繰りにやめておられるんですが、それぞれ講演をしたり書物に書い……
○前島英三郎君 いろいろ参考人の皆さんからお話を聞き、それからいまやりとりをいろいろ伺って、私なりに感じたことは、どうも、受験戦争の一つのひずみがそうした子供たちを生んでいるようにもとらえられるわけですけれども、しかし根本を考えてみますと、私もその一人で今日まで育ってきたのですが、元来、子供というのは非行性があってあたりまえである、非行性のない子供はむしろ将来は期待できないのではないかとさえ私は思うのですが、どうもそれが何か社会悪のような形でいろいろな形で取り上げられている。したがって、子供は親の顔を見ながら親の前での振る舞いをやり、受験戦争期になるとまた親よりもさらにごますりを覚えるような、……
○前島英三郎君 いろいろ教育問題が論議されておりますけれども、私はきょうは最後になりますが、いま義務教育を終えて、大変な受験戦争を勝ち抜いて、悲喜こもごもという季節でございますけれども、先ほど文部大臣は、教育とは生きる道を教えることである、こういう言葉を述べられましたので、その部分を胸に秘めながら、実はけさ私の家に一通の手紙が参りました。これから読みますので、文部大臣の率直な感想をまず伺いたいと思うんです。 拝啓 突然見知らぬ者から手紙を受け取られ驚かれたことだろうと思います。 私は、手足の末梢神経が悪いため、車椅子を使っている身障者です。小学校のときまでは普通学校に通っていましたが、中学……
○前島英三郎君 おとといは時間も短くて、私の質疑がしり切れトンボのような形で終わりましたので、おとといの続きというようなつもりで始めたいと思います。
共通一次の問題なんですけれども、前回、大学局長は、昨年十二月二十四日の予算委員会での答弁について何かお述べになりました。あいにく私はちょっと聞き漏らしてしまいましたので、会議録もまだできておりませんから、もう一回ちょっとお答えいただきたいと思うんですが。
【次の発言】 私は共通一次を早く改善すべきだと思うし、文部省がそのために努力をしようとしていることを評価したいと思うし、おとといも大臣は、いろいろ問題もあるし検討が必要なんだというようなことも……
○前島英三郎君 最後の質問になりますけれども、きょうは二つの法案で、まだ私は採決の判断をしかねているわけでございますので、これから幾つかお伺いをしてまいりたいと思います。 いま国立の短期大学、高岡短期大学の問題が同僚委員からいろいろ質疑されておりますけれども、大学局長のお話によりますと、コミュニティーカレッジ、地域の産業振興という部分にも大変寄与する形の新しい一つの大学のあり方ということで大変注目はしたいと思うんです。今後、そういう点では短期大学のニーズというものも多く持ち上がってくるのではないかというような気がするんですけれども、その辺の見通しはいかがでございますか。
○前島英三郎君 私は、日本学術会議法の改正案がこのような形で今国会に提出されたことにいささか驚きを禁じ得ないでいる者の一人でございます。 現行の選挙制がいいのか、あるいは今回提案されている推薦制がいいのか、あるいはまた両者を併用するやり方がいいのか、それぞれにまさしくこれは一長一短あると思うのです。どの方式が最もいいのかは決してにわかに断ずることはできないと思うのです。だからこそ学術会議が時間をかけて検討してきたのでありましょうし、いまようやくその方向が出かかったところでもございますから、それなのにいま政府が押しつけるような形で今回のような改正案を出してくるというのは何とも納得できるものでは……
○前島英三郎君 医学及び歯学の教育のための献体に関する法律案についてまずお尋ねしたいと思うんですが、私は、本法律案には基本的に賛同する立場でございますけれども、その上で二点ほどちょっとお伺いしておきたいことがございます。 第一は、この法律案の第一条「目的」でありますが、ここでは「教育の向上に資する」とだけ書いてございますけれども、しかし私はこの行間に医学の進歩、学術研究の促進に貢献するという趣旨が当然含まれていなければいけないと考えるわけなんです。医学の進歩、学術研究の前進というものは、これは医師、歯科医師を目指して学ぶ諸君が、その将来を担うわけでありますから、本法律案の文章をこのように広く……
○前島英三郎君 防衛、外交、あるいは憲法、政治倫理、いろんな角度から討論されてまいりましたけれども、私は無党派クラブを代表いたしまして、特に障害者福祉につきましてただしてまいりたいと思います。 まず、総理の障害者福祉観、大変世評バターより大砲という中曽根さんというイメージが強いわけでありますけれども、一九七〇年代から八〇年代にかけまして、世界の障害者福祉観というのは一大転換を遂げたと私は思っております。これが国際障害者年、それがもう象徴しているだろうというふうにも思うんですけれども、わが国の障害者政策もその流れに沿ってそのあり方を切りかえてきているというふうに思うんです。 その内容面におけ……
○前島英三郎君 私は、財政改革の問題につきまして少々質問したいと思うんですが、財政問題については専門分野でありませんので、きわめて素朴な質問をいたします。 当委員会のこれまでの論議を拝聴してまいりました中で、国民が当然私と同じように疑問に思うであろうという点ばかりでございます。先ほども柄谷委員も触れましたが、まず第一点は、大蔵省が出しました財政の中期試算における要調整額、つまり不足する財源を今後どうして穴埋めしていくかという点に触れたいと思うんですが、試算A、B、C、どれを見ましても五十九年度で四兆円から五兆五千億円、以後年度を追うにつれて財源の不足額がふくらんでいくという試算になっています……
○前島英三郎君 四分しかありませんから、大韓航空機撃墜事件に関連いたしまして二、三お伺いします。 事件そのものにつきましては大変悲劇でございました。それと同時に、今後再発防止、それからまた有効な処置をいろんな意味で講じていただきたいことを強く要望しておきますが、さて、それにまつわることで防衛情報につきまして、私は可能な限りこれは機密の部分を小さくして、多くを国会と国民に知らせるべきだというふうに思っているんですけれども、一連の国会質疑なんかを通じて感じますと、非常に国家機密を民間機の安全よりも優先したんじゃないかという印象がどうも私自身ぬぐい去れない、そんな気がするんです。今後にこれは問題を……
○前島英三郎君 時間が短いので、十五分でございますからすぐ本題に入りたいと思います。 総理府と行政管理庁の組織改革に伴いまして障害者対策関係のものも影響を苦干受けるようでございます。障害者対策推進本部並びにその担当室は新総理府の方に属することになるようなんですけれども、現在は長期行動計画を踏まえまして、総理大臣が推進本部長、それから総務長官並びに厚生大臣が副本部長、こういう形になっているわけなんですけれども、しかし現在の副本部長の一人の総務長官のポストが閣僚でなくなるということでございますが、その後の手当てについてはいまだはっきりしない、線が出ていないようでございます。 一方、現在総理府に……
○前島英三郎君 いま栗林委員の御質問に対しまして自治大臣は、定数を変えていくと候補者もたまったものじゃない、政局の安定にも非常に差しさわりがあるというようなお答えがありましたけれども、主役はどっちであるかというのをずいぶん勘違いされているんじゃないかというような気がするのです。主役はあくまで有権者であるということを、私たちはやっぱり何となく違いを感ずるのです。 その有権者にとって、選挙制度のあり方というのはこれはもう最も大切な財産でありますし、しかもこの制度というのは民主主義の根幹にかかわるものだというふうにも思うのですけれども、その制度改定に当たってはより公平に有権者の意向が反映されるよう……
○前島英三郎君 参考人の皆さんのお話を聞けば聞くほど、間もなくこの改正案も成立をするというマスコミの論調でございます。しかし、もっともっと審議を尽くさなければならないと思います。かけがえのない有権者の一票を思いますと、ますますそういう気持ちになっていくのです。皆川さんは全国の選管の事務総長さんだということでございますけれども、選管の事務総長さんにしてからが、あたかも事前運動をあたりまえのような、現状をそういう認識でいるということになってしまいますと、私も交通違反を何回かしたことがありますが、その都度しかられて罰金を払うんです。交通法規があるから守ろうとしますけれども、ふっと谷間の中に人間が埋没……
○前島英三郎君 私は、参議院の会を代表しまして、総理並びに各大臣に質問をいたします。 行革問題、減税問題あるいは政治倫理問題、伺いたいことはたくさんございますけれども、論議の重複を避ける意味から、そしてまた、いま福祉と平和が非常に危ないという状況の中を痛切に感じておりますので、やはり私の福祉問題、障害者福祉問題を主軸に質問をしてみたいと思うんです。 まず、総理に伺いたいんですが、私は三月の当委員会で総理の障害者福祉観をお尋ねいたしました。私がそのころ心配しておりました点は、軍拡志向じゃないかなと言われる総理が、障害者など社会的に弱い立場にある人たちを社会の仲間として考えるのではなく、単に手……
○前島英三郎君 初めて外務委員会で質問さしていただくんですけれども、私は経済協力、技術協力を初めとする各国との協力のあり方を中心にお尋ねしたいと思います。 我が国は、きょうもいろいろな形で討論されましたけれども、自由世界第二位の経済力を有するところまで発展をいたしましたが、その発展、繁栄は各国との相互依存関係の上に成り立ってきたものであることは、これは言うまでもないことだと思うんですね。しかし、相互依存関係という言葉は耳ざわりがいいんですけれども、特に発展途上国との関係を考えますと、必ずしも正確に相互という言葉が当てはまるかどうか疑問な点もあるんじゃなかろうか、このように思います。そんな気が……
○前島英三郎君 きょうは朝から身体障害者福祉法につきまして、同僚委員からいろいろな質疑応答を伺っておりまして、また、厚生省のお考えとするところもいろいろと伺ってきたところでございます。 いずれにいたしましても、この社会は健康な人たちを標準としてつくられているだけに、だれ一人としてみずから障害を持つ身を望んだ者はいないはずなのに、なかなか社会の障壁というものは多岐にわたっている。そういう中でこうした法律が、そうしたものを除去し、そしてまたすべての人が「完全参加と平等」という国連のテーマにのっとって人間として社会参加、自立をしていく、そういうことが大切であると思いますけれども、「者」になる前身、……
○前島英三郎君 まず、総理府と行政管理庁の統合再編成、それから総務庁の設置に関連しましてちょっとお尋ねしてまいりたいと思うんですけれども、昨年の第百回臨時国会におきまして私は行政改革に関する特別委員会でこの問題にちょっと触れて質問いたしました。その際、総理は障害者対策に関する我々の熱意は変わらないと断言をなされている。また、当時、丹羽総務長官も、従来どおり、より以上に推進してまいる考えがあり、御安心いただきたいと、こういう答弁をいただきました。私は、その気持ち、その姿勢に疑いを差し挟むつもりは全くございません。しかし、本年七月に 新しい体制に移行するその時期が近づいてまいりましたので、改めてそ……
○前島英三郎君 私は本改正案に賛成なんですけれども、きょうもいろいろ開かれた皇室という問題、国民に開かれた皇室であってほしいといういろんな願い、そういう観点からの議論が行われておりますので、そうした部分も含めまして幾つか質問してまいりたいと思います。 皇室そして皇族の方々が一方におありになりまして、それからこちら側に私たち国民がいる。その間に宮内庁というものがありまして、開かれた 皇室というものを実現せしめる。図式的にはこういうことになるのだろうと思っているんですが、皇室と国民の間の関係を基本的にどのような姿でありたいとその間におる宮内庁としては思っておるのか、その役割を果たそうとしておるの……
○前島英三郎君 時間も大分経過しておりますが、最後になります。 初めに、共済年金の額の改定に関する法律の改正案につきまして質問をしてみたいと思います。 五十七年度の人勧凍結、五十八年度のわずか二%の公務員給与改定、これらに伴って年金の方も昨年度の改定はなく、また本年度におきましても二%の引き上げにとどまっていることは、私も甚だ残念に思う者の一人であります。 さて、共済年金につきましては昨年その統合が図られたところでありますが、今後、さらに厚生年金、国民年金との統合へ向かう途上にあると理解しているわけであります。きょうも、その辺は同僚委員からいろいろと質疑応答がなされておりますが、そこで年……
○前島英三郎君 今回の機構改革に当たりまして、今後の運輸行政のあり方をどういう方向に持っていこうとしているのか、基本的な姿勢をまずお尋ねしておきたいと思います。 きょうは、いろいろな形で運輸行政につきまして先輩諸氏の御意見を伺っていたところでありますけれども、運輸を取り巻く諸情勢の大きな変化、経済の安定成長への移行、あるいは国際化、経済のソフト化の進展等々、大変大きく変化しておりまして、これらに伴って輸送サービスの質的向上への要望が強まっているという認識についてはそのとおりであろうと私も思います。 そして、今回の機構改革におきまして、そうした変化に対応していこうという見地から、縦のものを横……
○前島英三郎君 二日間にわたりまして、先輩委員、それから政府とのやりとりをいろいろと拝聴してまいりました。 初めに、恩給制度の性格につきましてお尋ねしたいと思うんですけれども、今日の恩給の実態を見ますと、受給者の構成の面から見ましても、また公務員の共済制度が整ってきているという制度的な面から見ましても、旧軍人軍属恩給制度といっても差し支えのない実情に近いだろうと思うんです。一兆数千億円の九十数%のそういう形の制度の中身を見ましても、そのようにとられるわけです。 ところが、恩給制度の歴史的な経緯を見てみますと、太平洋戦争の終結後、GHQの指令によりまして、一部の傷病者の恩給を除いて数年間空白……
○前島英三郎君 いろいろ防衛問題が論議されておりましたけれども、私は特に福祉に関心を持つ立場から、大変防衛問題というのも福祉につながりがあるように思っております。 したがって、どうしても防衛費が膨らんでまいりますと福祉が切り詰められていくというのは、過去の歴史的な数字が示しております。GNP一%問題もいろいろな形で論議をされているんですけれども、いずれこの一%はやっぱり壁は破られていってしまうであろうという懸念は国民の多くが持っているわけです。今までいろいろお話を聞いてみますと、五六中業も非常に中途半端の嫌いがある、あるいは五九中業もなかなか完成は難しいであろうというような一般的な議論を聞い……
○前島英三郎君 長い時間でございますが、私が本日はラストバッターでございますので、おつき合いのほどをお願いしておきます。 臨教審設置法案、それにまた国教審設置法案に対しまして、私はまだ賛否につきましては結論を出しておりません。結論を出しておりませんので、本委員会における審議は私にとりまして態度を決定するための重要な委員会でございますし、審議でございますから十分議論を煮詰めたい、こう希望しております。ですから、答弁の方もぜひ懇切にお願いしたいということをまず申し上げておきたいと思うんです。 さて、一般論といたしましては、教育改革についてきちんと議論をして実のある改革を進めていくということ自体……
○前島英三郎君 先日、二十六日の当委員会におきまして、二十三年前の古い本の記述でございますが、それから三年前に文部省が出したメモ、この二つを取り上げまして対比させていただきまして、そこはイントロの部分でございましたから、きょうゆっくりといろいろお話を伺っていきたいと思うんですが、そこに共通する文部省の考え方、つまり障害児が小中学校に来ると小中学校の教育に差し支えるから困るのだという一つの見解なんですけれども、これをお持ちいただきながらやっていただいた方がいいと思うんですが、委員長、お配りしてよろしいでしょうか。
【次の発言】 つまり、障害児が一般の小中学校に来ると小中学校の教育に差し支えるから……
○前島英三郎君 臨教審の審議もだんだん大詰めを迎えつつございますけれども、まず臨教審につきまして何点かお尋ねしておきたいと思うんです。
これは重複するかもしれませんが、委員の人選についてなんですけれども、一応二十五人以内ということでありますが、これまで多くの質問も出たわけなんですけれども、その人選の基準、方法につきまして改めて伺っておきたいと思います。
【次の発言】 いろいろな人選につきまして大臣のお考えを今伺ったわけでありますけれども、まさしく広く各界各層からというのが今の中にも盛り込まれていたようであります。やっぱり私は福祉を考える立場からいろんな人間社会を見詰めていくわけですが、そこで……
○前島英三郎君 長時間御苦労さまです。私も二、三お伺いさしていただきますが、ほとんど各委員の皆さんが御質問いたしておりますから、重複を避けたいと思います。 いろいろ私も審議に臨んでおりまして、これは「委員は、人格識見共に優れた者のうちから、文部大臣の意見を聴いて、内閣総理大臣が任命する」と。そして、それは国会、両議院の承認を得て選ぶ。二十五人ぐらいの規模でその審議委員は選ばれるのだけれども、その審議委員の会長もこれもまた審議委員二十五人が選ぶのじゃなくて総理大臣が任命をする。それから、いろいろ審議をしていくんですが、審議していく中においては「委員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはなら……
○前島英三郎君 いよいよ私が最後になりますけれども、今国会におきまして総理に質問する機関を得られましたのは、二月十日の本会議におきます代表質問以来およそ半年ぶりのことでございます。 代表質問の際にも、私は教育改革の問題につきましてお尋ねをさせていただきました。その答弁の中で、総理は大変すばらしいことを述べておられたんです。御記憶があるかどうかは別としましても、大変すばらしいことを述べておられました。「障害児が持っておる直感的なセンシビリティーというものは、我々から見れば非常に貴重な人間の宝のようなものが自然にそこに埋蔵されているということを感じた」と、こうお述べになっておられたわけです。障害……
○前島英三郎君 大変限られた時間ですから、幾つか質問させていただきますが、時間までおつき合いください。
まず、身体障害者福祉法の改正について伺いたいと思うんですけれども、先月本会議で私も質問さしていただきましたが、今国会に改正案を提出すべく今検討中であるということでございますが、その後の検討状況並びに今後の予定などにつきまして、まず厚生大臣にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 改正につきましてはいろいろな声もございますので、そうした声を踏まえてひとつ改正案をやっていただきたいと思います。
次に、身体障害者雇用促進法についてお尋ねいたしたいと思うのですが、これもさきに本会議で私も質問さし……
○政府委員(前島英三郎君) 科学技術政務次官の前島英三郎でございます。 ただいまの河野大臣の所信にもございましたとおり、我が国にとりましてエネルギーに関する科学技術の振興を図ることは極めて重要な課題であります。 委員長初め委員の諸先生方の御指導を賜りまして、誠心誠意努力をいたしまして大臣を補佐してまいる所存でございますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
○政府委員(前島英三郎君) 科学技術政務次官に就任いたしました前島英三郎でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 座ったままごあいさつすることをお許しいただきたいと思いますが、ただいまの大臣の所信にもございましたとおり、我が国にとりまして科学技術の振興は極めて重要な課題でございます。 委員長初め委員の諸先生方の御指導を賜りまして、誠心誠意努力をいたしまして大臣を補佐してまいる所存でございますので、何とぞよろしく御指導のほどをお願い申し上げます。 ありがとうございました。
○政府委員(前島英三郎君) 原子力委員会委員西堀正弘及び渡部時也の両君は四月十四日任期満了となりますが、両君の後任といたしまして藤波恒雄及び門田正三の両君をそれぞれ任命いたした と思いますので、原子力委員会及び原子力安全委員会設置法第五条第一項の規定によりまして、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 両君は、原子力の利用に関してすぐれた識見を有する者でありますので、原子力委員会委員として適任であると存じます。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。 続きまして、原子力安全委員会委員大山形及び御園生圭輔の両君は四月二十日任期満了となりますが、両君を再任い……
○政府委員(前島英三郎君) 科学技術会議議員の任命につき両議院の同意を求める件につきまして、お願い申し上げます。 科学技術会議議員岡本道雄及び山下勇の両君は五月二十七日任期満了となりますが、両君を再任いたしたいので、科学技術会議設置法第七条第一項の規定によりまして、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 両君は、科学技術に関してすぐれた識見を有する者でございますので、科学技術会議議員として適任であると存じます。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願い申し上げます。
○前島英三郎君 時間がありませんので簡単に伺います。 私は、施設というものは本来一過性のものでなければならない、こう思います。そしてまた、中間施設というものはいわば予防施設であってほしい。そういう意味では、私はこれから中間施設がふえていくのは、日本のいろんな家族形態を思いますと、この中間施設の普及というのは必要であるというふうに思っております。それとまた、その年齢、その時、その職場によって保険制度が行ったり来たり煩雑になっている。この保険制度の一元化ということも、やっぱり人間だれしも揺りかごから墓場までの人生があるわけでありますから、これに対して若者が負担するとか健常者が障害者を負担するとか……
○前島英三郎君 限られた時間でございますから、二、三点、大臣初めお伺いしたいと思うんですが、内外の厳しい経済情勢のもとで、我が国におきましても雇用情勢に危険な様相があらわれておるわけでありますが、そういう意味で、一般的な対応ではなかなか切り抜けることはできない。そこで本案が提出されたと思うんですけれども、この運用、実行くの決意と意欲をまず大臣にお伺いをしたいと思うんです。
【次の発言】 雇用情勢が厳しくなりますと、どうしても雇用弱者といわれる立場の方々がその波をまず受けなければならないというのが歴史の流れであります。障害者とかあるいは高齢者、婦人等々の雇用に関しましてはそうあってはならじという……
○前島英三郎君 今、原委員が高齢者の雇用問題に触れられましたけれども、まず健康な長寿社会の実現について私の方からも質問さしてもらいます。 我が国では世界に例を見ないスピードで高齢化社会、長寿社会に突入しております。この喜ぶべき事実が、ともすれば二十一世紀に向けて我が国の背負う重圧、社会問題としてのみ受け取られていることを私は深く憂えるものであります。なるほど寝たきり老人の問題あるいは痴呆性老人の問題、たくさんあります。将来の年金財政の問題も考えていかなければならないと思うんですけれども、しかし暗い面ばかり私は見てはならぬと思うんですね。昔から不老長寿の霊薬が夢見られたように、長寿それ自体は夢……
○前島英三郎君 今、大変夢のお話を伺ったんですけれども、いわば今世紀の産業革命的な様相をも感ずるんですけれども、そういう意味においてこれからのやはり国際社会の協調ということが非常にこの超電導の開発の場合には重要だと思いますが、それに伴う先進国と途上国とのこうした意味での産業的格差みたいなものがさらに著しく進展するおそれもあるように思いますが、そういう意味で、これからの国際協調という点でどういう点に留意しつつこの研究に踏み込んでいくべきかというふうな御示唆があれば伺いたいと思います。どなたでも結構でございます。
○前島英三郎君 我が国の宇宙開発が着実に前進を見ておりますことは私にとりましても大変うれしい限りなんですが、特に今回のHIロケットは我が国独自の技術ということで、一つの新しい歴史的な飛躍であるというふうに高く評価されると思うのです。とはいいましても、米国のNASAの歴史に比べますとまだまだ遠く、及ぶべくものもありませんし、予算も規模も歴史も比較すること自体が無理というのが正直なところの現状ではないかというふうに思います。 しかし、そこから多くのことを学ぶことはできると思うのですね。技術的なこともさることながら、研究体制とかあるいは研究姿勢とか世論の支持とか多角的に学ぶことができると思うのです……
○前島英三郎君 どうも参考人の先生方、御苦労さまでございます。 今の社会にはなじまない法律が幾つかありまして、それを国際世論あるいはまた日本の現状に踏まえまして幾つか見直しをしていく、これはもう当然のことでありますし、時代とともにまた人間の暮らしも変わっていくわけですから当然なんですが、いろんな見直しが行われている。例えば、障害者の雇用促進法もつい先般改正されましたし、それからまた社会労働委員会で間もなく精神保健法というようなものもいろいろ人権を守るという意味で改正も成立するだろうと見通しは持つんですけれども、しかし私たちは時代の流れの中でいろいろ感ずることもありますし、 それからまた本法律……
○前島英三郎君 先日は大臣、御多忙の中を労働災害に遭われた車いすの全国の代表の方々とお会いをいただきまして、激励も賜りまして大変ありがとうございました。御礼申し上げます。 さて、本日は障害者の雇用対策について質問したいと思うんですけれども、六十三年度は改正法の施行と雇用率改定で障害者雇用にとりまして特別の年度と言えるのじゃないかと思うんですね。身体障害者雇用促進法から障害者全般にわたる雇用法にも変わりましたし、あしたが四月一日でございますから実施でございます。そういう意味では、ちょうどそういう日に当たりますので大臣の所信と決意を承りたいと思うことと、中でも精神障害者を法律の対象に含めたことは……
○前島英三郎君 いつでしたか、本委員会における厚生大臣の所信表明を聞きまして、私は大変感動いたしました。別にこれはお世辞でも何でもございませんで、本当に共感をいたしました。 大臣は、その冒頭で世界に例を見ない我が国の人口の高齢化に触れまして、 これからの厚生行政の一大目標は、人類が達成した偉大な財産である長寿を、いかに活用して、だれもが喜べる長寿社会を建設していくかにあります。 特に、長寿社会を財政負担の増大の面のみ強調した暗いイメージでとらえることなく、お年寄りの豊富な人生経験が社会の財産であるとの認識を持って、国民の一人一人が明るく健康で生きがいを持って暮らせるような活力ある社会……
○委員長(前島英三郎君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。 議事に先立ちまして一言ごあいさつを申し上げます。 私、このたび社会労働委員長に選任されました前島英三郎でございます。 第百十三国会が召集されまして、国会もまた新たな局面を迎えたところでございますが、祉会福祉、労働問題など、重要な課題を所管する本委員会の使命はますます重大であろうかと存じます。委員長といたしましても、その重責を痛感する次第でございます。 今後、理事の皆様を初め委員各位の御支援、御鞭撻を賜りまして、この重責を果たしてまいりたいと存じます。 よろしく御指導のほどお願いを申し上げます。 簡単でございます……
○委員長(前島英三郎君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
医薬品副作用被害救済・研究振興基金法の一部を改正する法律案を議題といたします。
提出者衆議院社会労働委員長稲垣実男君から趣旨説明を聴取いたします。稲垣実男君。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 次に、後天性免疫不全症候群の予防に関する法律案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。藤本厚生大臣。
【次の発言】 この際、本案の衆議院における修正部分について、衆議院社会労働委員長稲垣実男君から説明を聴取いたします。稲垣実……
○委員長(前島英三郎君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨二十一日、中野鉄造君が委員を辞任され、その補欠として高桑栄松君が選任されました。
【次の発言】 医薬品副作用被害救済・研究振興基金法の一部を改正する法律案及び後天性免疫不全症候群の予防に関する法律案の両案を便宜一括して議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 両案に対する午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時二十分まで休憩いたします。
午後零時二十五分休憩
○委員長(前島英三郎君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。 後天性免疫不全症候群の予防に関する法律案を議題といたします。 本案審査のため、本日、参考人としてお手元に配付の名簿の方々に御出席をいただいております。 この際、参考人の皆様に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多忙中のところ本委員会に御出席いただきまして、まことにありがとうございました。委員会を代表いたしまして厚く御礼を申し上げます。参考人の方々から忌憚のない御意見を承りまして、法案審査の参考にいたしたいと存じます。 これより参考人の方々から御意見をお述べ願うわけでございますが、議事の進行上、最初に参考人の……
○委員長(前島英三郎君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
医薬品副作用被害救済・研究振興基金法の一部を改正する法律案及び後天性免疫不全症候群の予防に関する法律案の両案を便宜一括して議題といたします。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度とし、午後一時まで休憩いたします。
午後零時二十四分休憩
【次の発言】 ただいまから社会労働委員会を再開いたします。
休憩前に引き続きまして、医薬品副作用被害救済・研究振興基金法の一部を改正する法律案及び後天性免疫不全症候群の予防に関する法律案の両案を便宜一括して議題とし、質……
○委員長(前島英三郎君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
医薬品副作用被害救済・研究振興基金法の一部を改正する法律案及び後天性免疫不全症候群の予防に関する法律案の両案を便宜一括して議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 暫時休憩いたします。
午前九時四十七分休憩
【次の発言】 ただいまから社会労働委員会を再開いたします。
この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、岩崎純三君及び斎藤十朗君が委員を辞任され、その補欠として佐藤謙一郎君及び寺内弘子君が選任されました。
○委員長(前島英三郎君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二十二日、寺内弘子君、佐藤謙一郎君が委員を辞任され、その補欠として斎藤十朗君及び岩崎純三君が選任されました。
【次の発言】 次に、請願の審査を行います。
第一号福祉灯油支給の制度化に関する請願外五百五十七件を議題といたします。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第一五号脊髄神経治療技術研究に関する請願外百七十三件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第一号福祉灯油支給の制度化に関する請願外三百八十三件は保留とすることに意見が一致いた……
○委員長(前島英三郎君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
議事に先立ちまして、小泉厚生大臣並びに丹羽労働大臣からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。小泉厚生大臣。
【次の発言】 次に、丹羽労働大臣。
【次の発言】 次に、粟山厚生政務次官並びに宮島労働政務次官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。粟山厚生政務次官。
【次の発言】 次に、宮島労働政務次官。
【次の発言】 国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても社会保障制度等に関する調査及び労働問題に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ござい……
○委員長(前島英三郎君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨二十二日、田代由紀男君、浜本万三君、渡辺四郎君が委員を辞任され、その補欠として佐藤謙一郎君、及川一夫君、渕上貞雄君がそれぞれ選任されました。
また、本日、中野鉄造君が委員を辞任され、その補欠として中野明君が選任されました。
【次の発言】 地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、労働基準監督署並びに公共職業安定所及びその出張所の設置等に関し承認を求めるの件を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。丹羽労働大臣。
○委員長(前島英三郎君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例によりまして、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に山本正和君を指名いたします。
【次の発言】 社会保障制度等に関する調査及び労働問題に関する調査を議題といたします。
小泉厚生大臣及び堀内労働大臣からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。小泉厚生……
○委員長(前島英三郎君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案及び社会保障制度等に関する調査のうち厚生行政に関する件の三件を便宜一括して議題といたします。
これより質疑を行います。質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 それでは、午後一時に再開することといたしまして、休憩いたします。
午前十一時三十一分休憩
【次の発言】 ただいまから社会労働委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律……
○委員長(前島英三郎君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
雇用保険法及び労働保険の保険料の徴収等に関する法律の一部を改正する法律案、日本労働協会法の一部を改正する法律案並びに労働問題に関する調査のうち労働行政に関する件の三案件を便宜一括して議題といたします。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 以上で、ただいま議題となっております三案件のうち、労働行政に関する件について質疑を終了することとし、両法律案に対する質疑は終局したものと認めます。
これより両法律案について討論に入ります。
御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います……
○前島英三郎君 浜本新委員長のもとに初めて質問させていただきますが、また、以前に国会の中に補聴器を使用しておられる方々のために磁気ループをつけていただきまして、きょうも午前中試聴していただいたそうで、まだいろいろ問題点もあるようですが、私も委員長時代に各会派の皆様の御協力をいただいて、議院運営委員会の皆さんのお許しをいただいて、この委員会室に試験的につけたわけですが、これから高齢化時代を迎えますので、ぜひここを一つの発火点としてまた委員長よろしく御協力をお願いしたいと思います。
【次の発言】 さて、私は障害者の雇用促進対策ということに絞りまして質問させていただきたいと思いますが、まずことし六月……
○前島英三郎君 それではお伺いをします。 どうも参考人の皆様、意見の開陳御苦労さまでございました。ありがとうございました。 まず、電動車いすで八王子からおいでいただいた今岡参考人にお伺いします。 障害者の所得保障の運動、そしてこの障害基礎年金の導入、そのプロセスの中で私も深くかかわり合いを持った一人として、基礎年金というものには大変感慨深いものがあります。 きょうはちょっと写真のパネルを持ってまいりましたが、(パネル提示)さっき竹下大蔵大臣の話をされましたが、私の部屋で、今岡さんを含めてみんなで竹下大蔵大臣をお迎えして最後の詰めをし、そして、だれしもみずから障害者になりたくてなったわけ……
○前島英三郎君 発議者の皆さん、早朝から御苦労さまでございます。私は、自民党の立場から、原子爆弾被爆者等援護法案につきまして提案者に対して幾つか質問をさせていただきます。 今日までの原爆被爆者の皆さんへの政策を振り返ってみますと、原爆被爆者の方々が原爆の放射線を浴び今なお健康障害に苦しんでおられるなど、健康上特別の配慮を必要とするという特殊事情に着目いたしまして、昭和三十二年に原爆医療法、続いて昭和四十三年には原爆特別措置法が制定され、健康診断あるいは医療の給付が行われるとともに、医療特別手当、特別手当、原爆小頭症手当あるいは健康管理手当、保健手当、介護手当、葬祭料の支給等の対策が講じられて……
○前島英三郎君 連日御苦労さまでございます。 先ほどは北先生、きのうは佐々木委員の質問がございましたが、私の関心分野ときのうの佐々木質問は大変重なっておりますので、随分勉強いたしたところでございます。佐々木委員は、その見識が高いのみならず、人格も極めて温厚でありまして、心は寛大でありまして、あらゆる場面で思慮深い方でもございます。それに引きかえ私は、同じような社会保障とか社会福祉の分野にかかわりは持っておりますけれども、佐々木委員のように温厚な人間ではございませんで、またその心は佐々木委員のように寛大にはなれない部分も多々ございます。さらに、思慮も深くなく、どちらかといえば行動の方が先に立つ……
○前島英三郎君 去る十一月三十日に、私の質問時間におきましていわば給付と負担の問題をお伺いいたしたわけであります。それは、発議者を代表して久保さんが、この社会党の「伯仲新時代へ」、これはいわば公約であると、こういうことを申された。その公約に基づいて私たちも、年金、社会保障についてこの税制改革は大変重要な位置づけをしているだけに、その問題に限って議論をさせていただき、そしてまた、いわば最低保障年金も私たちの考えは九万二千七百円であるという言葉も聞きましたし、あるいは国民負担率も小川さんの方から四〇%前後でいきたいというふうな言葉もあった。 ですから、一体そうすると、最低保障年金を今の五万五千五……
○前島英三郎君 参議院自由民主党を代表いたしまして、海部総理並びに関係閣僚に緊急の課題を質問させていただきます。
まず冒頭、一昨日のアメリカ西海岸サンフランシスコ大地震は大変驚きました。最も友好国であるアメリカでありますし、そしてまた、被害の大きさ、犠牲者の多さ、こういうことを見ますと、心からお見舞いを申し上げたい次第でございます。この地震に対する日本政府の取り組みをまず伺いたいと思います。海部総理。
【次の発言】 今総理が援助態勢、取り組みについてお話しくださいましたけれども、外務省、何か補足することがございますか。
【次の発言】 歴史的に見ましても、かつてのサンフランシスコ大地震、そして……
○前島英三郎君 あと十分少々でありますけれども、これから幾つか質問させていただきますが、冒頭私、どうしても申し上げたいことは、私の審議時間中に一方的に質疑を打ち切られたこと、このようなことが二度と起こってはならない、このように思います。二度とこのようなことがないよう私は委員長に申し入れておきたいと思います。委員長いかがでございますか。
【次の発言】 パチンコ疑惑、また朝鮮総連の問題、まだ幾つか私たちも質問したいことがございますが、これは同僚議員とともに後日に留保させていただくといたしまして、私のこれからの質問は、特に障害者福祉の問題につきまして総理並びに関係大臣に伺っておきたいと思うのでありま……
○前島英三郎君 政府与党にはなかなか割り当ての時間が少のうございますが、大変重要法案でございますので、きょうは清水委員と一緒に分けまして十分、二十分という短い時間でいろいろただしてまいりたいと思います。 今回の法律改正案が国会に提出されましてから今日まで、非常に多くの福祉関係団体や障害者自身の皆さんから、法改正の成立促進の陳情や要請をいただきました。それだけ皆さんにとって今回の法改正に期待するところが大きいと受けとめられているわけでもございます。恐らく二十一世紀を目前にした一九九〇年代という新しい年代の、地域に密着した新しい、より望ましい福祉のあり方が示され、その輪郭がそこに見え始めたからだ……
○前島英三郎君 私は、ただいま可決されました老人福祉法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合、参院クラブの各会派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 老人福祉法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、適切な措置を講ずべきである。 一、市町村における実施体制を確保するため、地方交付税等による十分な措置を講ずること。また、在宅福祉サービスの都道府県・市町村間の格差の是正に努めること。 二、老人等が寝たきりになるのを防ぐとと……
○前島英三郎君 去る九月十九日から二十一日までの三日間、福間委員長、対馬理事、高桑理事、尾辻委員、糸久委員、沓脱委員、乾委員と私の八名は、高齢者、障害者の保健医療・福祉等及び最近の雇用失業情勢等に関する実情調査のため、北海道に行ってまいりました。 以下、調査の概要について御報告いたします。 第一に、北海道における高齢者、障害者の保健医療・福祉等の概要について申し上げます。 道におきましては、昭和六十三年度から平成九年度までの十カ年を期間とする北海道新社会福祉長期計画を策定し、現在、これに基づき福祉に関する施策を進めております。 まず、道の社会福祉施設の整備状況につきましては、全国水準を……
○前島英三郎君 私は、ただいま可決されました戦傷病者戦没者遺族等援護法及び戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合、参院クラブ、各会派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 戦傷病者戦没者遺族等援護法及び戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項につき、速やかに格段の努力を払うべきである。 一、国民の生活水準の向上等に見合って、今後とも援護の水準を引き上げ、公平な援……
○前島英三郎君 私は、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合、参院クラブの六会派を代表いたしまして、育児休業等に関する法律案に対し、六会派共同提案に係る修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりであります。 修正の要旨は、政府は、この法律の施行後適当な時期において、育児休業の制度の実施状況、育児休業中における待遇の状況その他のこの法律の施行状況を勘案し、必要があると認めるときは、子を養育する労働者の福祉の増進の観点からこの法律に規定する育児休業の制度等について総合的に検討を加え、その結果に基づいて必要な措……
○前島英三郎君 自由民主党の前島と申します。 参考人の先生方、きょうはまことにありがとうございます。 私は、まずお三方に質問をしたいんですが、岡本先生、五十嵐先生、莇先生、今後も老人医療費の増大が見込まれる中で、これをだれがどのように負担していくことが公平にかなうことなのかということでございます。 御承知のように、我が国の老人医療費は平成二年度で約六兆円という形になります。これは年々増加の一途をたどっているわけでありますが、人口の高齢化に伴いましてこれは増大し続けていくことでありましょうし、試算では平成十二年度には約十六兆円ぐらいになるだろう、こういうぐあいに推計されておるわけであります……
○前島英三郎君 私は、本案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合を代表いたしまして、修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。 これより、修正の要旨を申し上げたいと思います。 第一に、老人医療の公費負担割合を三割から五割に拡大する対象として、精神病院のうち痴呆性老人の心身の特性に応じた適切な看護が行われるものに係る給付に要する費用を加えることとし、平成四年四月一日から施行すること。 第二に、老人保健法の規定による一部負担金の額の改定に当たって、一部負担金の額が老人の負担能力等を考……
○前島英三郎君 私は、本案に対し自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合を代表いたしまして、修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。 これより、修正の要旨を申し上げます。 第一に、製造、加工、販売事業者等は、その製品、容器等が廃棄物となった場合における処理の困難性についてあらかじめみずから評価し、適正な処理が困難にならないような製品、容器等の開発を行うこと、その製品、容器等に係る廃棄物の適正な処理の方法についての情報を提供すること等により、その製品、容器等が廃棄物となった場合においてその適……
○前島英三郎君 谷川長官、御就任おめでとうございます。どうぞひとつ頑張ってください。 我が国は、国土が狭く、資源も少ないながら歴史上世界に例を見ない速さで成長いたしまして、現在ではGNP世界第二位の経済規模を占めるに至っておるわけでございます。これを支えてまいりましたのは技術革新でありまして、技術革新への国民のたゆまぬ努力であったと考えます。 私は昭和六十年の年末から科学技術政務次官の職にありましたが、当時既に日本の技術水準は相当向上しておりまして、貿易摩擦が問題となるなど、社会の成熟とともに産業構造の変革が求められた時代でもございました。そのような時代の要請に呼応しまして、科学技術政策も……
○前島英三郎君 先般の委員派遣について御報告申し上げます。 去る一月十六日から十八日までの三日間、田渕委員長、西田、竹村、高桑各理事、菅野、沓脱、粟森、勝木各委員と私、前島の九名で、京都府及び兵庫県における高齢者及び心身障害者の保健医療・福祉等に関する実情を調査してまいりました。 本調査団は、京都府及び兵庫県より、それぞれ保健医療・福祉についての概況説明を聴取するとともに、京都府におきましては、老人保健施設「博寿苑」及び身体障害者福祉工場「太陽の家」を、兵庫県におきましては、総合福祉ゾーン「しあわせの村」及び県立健康センターの各施設を現地視察いたしました。 以下、調査のうち主要な点につい……
○前島英三郎君 おはようございます。 早速質問に入らせていただきます。国際障害者年も一九八三年から十年、始まりましていよいよことしは最終年を迎えるわけでございますけれども、私たちはまだまだ日本におきましては未解決の問題も多うございますし、でき得ればこの最終年が新たな始まりであってほしい、こういう気構えのもとに、ことしは国の内外においていろいろなイベントが計画されております。 宮澤総理が「生活大国」ということを打ち出しまして、いろいろと施策に取り組み頑張っておられるわけでございますが、大臣は所信演説の中で、総理が高々と掲げられました「「生活大国」の実現に全力を傾注」すると述べられております。……
○前島英三郎君 参考人の先生方、大変きょうはありがとうございます。
私は自由民主党の前島英三郎でございます。私と清水嘉与子委員がきょう参考人の先生方に御質問をさせていただきます。
まず、板山参考人にお伺いしたいんですけれども、厚生大臣が基本指針を定めることとなっておるわけでありまして、民間の立場から、この指針で定める中身といたしまして何が一番肝心であるとお考えでございましょうか、まず冒頭伺いたいと思います。
【次の発言】 小笠原参考人にお伺いをいたしたいと思います。
これからの社会福祉にとって、看護婦さんの問題は清水委員が専門家でございますから後ほどお尋ねすると思うんですが、いろんな意味……
○前島英三郎君 私は、ただいま可決されました産業廃棄物の処理に係る特定施設の整備の促進に関する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 以下、案文を朗読いたします。 産業廃棄物の処理に係る特定施設の整備 の促進に関する法律案に対する附帯決議 (案) 政府は、速やかに次の事項の実現に努力すべ きである。 一、特定施設の設置に当たっては、必要に応じ て環境に与える影響を調査、検討し、その結 果を特定施設の整備に反映させるよう指導し ……
○前島英三郎君 この法案は、二十一世紀の本格的な高齢社会の到来に向けまして国民の医療を確保するための法案でありますし、その基本的な内容や目指している方向は十分に評価できるものではないかと思います。 これまでの長時間にわたる審議によりまして、この法案の意味、内容などにつきましては十分に議論されてまいりました。その中で、この法案を円滑に施策に移すための努力や、さらに今後の医療供給体制の改革に向けての政府への課題が新たに問題として提起されたように思います。そこで私は、これまでの審議を通じまして明らかとなった幾つかの点につきましてお尋ねいたしますが、重複する内容もあろうかと思います。 医療は、国民……
○前島英三郎君 先般の委員派遣について御報告申し上げます。 去る九月八日から十日までの三日間、細谷委員長、尾辻、菅野、木庭の各理事、日下部、勝木、西山、粟森各委員と私、前島の九名で、秋田県及び青森県における地域医療及び高齢者、障害者の保健医療・福祉等に関する実情を調査してまいりました。 本調査団は、秋田県及び青森県より、それぞれ保健医療・福祉行政の実情についての概況説明を聴取するとともに、両県内の七つの関係諸施設を現地視察いたしました。 まず、概況説明から両県の高齢者対策について申し上げます。 平成三年の秋田県及び青森県の高齢化率は、一六・四%及び一三・五%と、ともに全国平均一二・六%……
○前島英三郎君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました心身障害者対策基本法の一部を改正する法律案に対し、賛成の討論を行うものであります。 現行の心身障害者対策基本法は、昭和四十五年、議員立法で成立したのでありますが、その制定に当たり御尽力された先人の御努力に対して、まず初めに深く敬意を表するものであります。 当時、高度成長の真っただ中であり、障害者福祉の問題に余り関心が寄せられていなかった中で、障害者の生活全般にわたる施策の基本的な方向を示すものとして制定されたものでありますが、その内容は画期的、先駆的であり、規定の多くは現在でも依然貴重なものとして高い評価を受けているのであ……
○前島英三郎君 我々は、今、議会制民主主義の土俵づくり、ルールづくりを真剣に議論しておるわけでありますけれども、しかるにここ二、三日の特別委員会のあり方はどういうことでありましょうか。まことに恥ずかしい限りであります。 上野委員長に私はまず申し上げたいと思います。 先ほどの公聴会日程の採決のあり方といい、午前中の本岡前委員長の不信任案可決に至るプロセスといい、我々は改めて議会のあり方、委員会のあり方あるいは委員長職務のあり方等々、イロハから学び直す必要があるとさえ思っているのであります。我が党の松浦理事の御推挙によって円満に選ばれた新委員長が、いきなり職権の乱用、公聴会動議可否同数にもかか……
○前島英三郎君 自由民主党の前島でございます。よろしくお願いいたします。
今月七日の本委員会におきまして大臣の就任のごあいさつと科学技術振興の基本施策についての所信を承りました。大臣は、「社会や経済の構造改革を推進」しなければならないとか、「新しい理念のもとに、国際的協力体制を」とか述べておられますが、どう改革したいと考えているか、新しい理念とは一体何なのか、内容をもう少し具体的に、どちらを向いているのかわかるように示していただきたいと思うのでございますが、大臣の科学技術に対する基本認識を改めてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 大臣は、この委員会のごあいさつでは「昨年来連立政権が継承し……
○前島英三郎君 夜遅く、委員長初め御苦労さまでございます。十七年間、国会に通っておりますけれども、この委員会でナイターは初めてじゃないかと思います。外は雨でもございます。こよいは私だけで終わるということでありますから、私が終わるころ雨がやむのを期待いたしまして、またお急ぎの方、お忙しい方はどうぞ途中退席されても結構でございます。五十分間ほどおつき合いをいただければと、このように思っております。 我々は、二十一世紀に向けまして、活力ある高齢化社会を迎えるために、社会全般にわたってリストラを進め万全の備えを行おうとしているところでございます。 年金、医療、福祉、そして雇用、教育などの重要な各種……
○前島英三郎君 今、我が党の大浜理事から大変格調高い質問が行われまして、私は各論の中でいろいろと大臣初め厚生省の見解をただしてまいりたいと思っております。 衆議院における修正を受けての参議院の審議でございますから、入院時の食費に係る一部負担問題に直接は触れません。ただ、付添看護・介護の差額負担の解消や、在宅医療の推進、食事の改善などをおっしゃるとおりにきちんと改革を進めていただきたいということを、まず冒頭率直に申し上げておきたいと思っております。 ところで、制度改正というものは多くの場合よいことばかりとはいきません。給付があれば負担がある。きょうも本会議で適正給付と適正負担というやりとりが……
○前島英三郎君 委員長、先ほど証人喚問の取り扱いにつきましての御発言がございました。理事会におきましても、連日のように証人喚問、特に創価学会元弁護士の山崎さんの証人ないし参考人としての院への招致につきましては、いろんな議論が展開されたと思っております。 私たちは、二十年前にさかのぼるいわば宮本議長宅盗聴事件というような小さい問題としてこの問題をとらえているわけじゃありません。私たちは、今、日本の政治の中におきまして、新生そして公明党主導と言われるこの羽田内閣が新たに誕生する、その中に本当に政教が分離されているのだろうか、あるいは、総理が先般五月十日の船上での公明党の御紹介の中には、日本の宗教……
○前島英三郎君 おはようございます。よろしくお願いいたします。 私は、これまで主に障害者福祉を初めとした社会福祉の問題を中心課題として厚生行政の分野に取り組んでまいりましたけれども、その立場から見ましても、社会保障制度全体の中で年金の占める比重というものは大変大きい。それがつまり所得保障の各種の福祉サービスの基盤であって、やっぱりその基盤が採るんでは他のいろんな福祉サービスというものもぐらぐらしてしまうという思いに立ちますと、所得保障というのは大変重要だということを常々感じておりましたし、年金制度の大切さを実感してまいりました。 そのような大切な年金をすべての人に保障するという国民皆年金の……
○前島英三郎君 参考人の先生方、大変きょうはお忙しい中ありがとうございます。私は、自由民主党の前島と申します。 若干の御質問をさせていただきながら、一日も早くこの年金法が成立することに私たちも努力をしてまいりたいと思っております。 村上、河口、庭田各先生はおおむね、いろいろ問題はあるにしてもぜひともという思いと同時にある程度の評価をいただいておりまして、草島参考人はかなりぼろくそに言われましたけれども、私は私としてわからぬところもないわけではありませんが、またいろいろお話を伺いたいと思っております。 そこで、まず村上先生に伺いたいのですけれども、外国の基礎年金の国際比較の表をいただきまし……
○前島英三郎君 私は、社会労働委員会から厚生委員会へと原爆被爆者の方々の問題を所管する委員会に所属してまいりまして、質問もいたしましたしあるいはまた発言もさせていただきましたので、再びこの問題でこうして質疑に参加することはいろんな意味で感慨深いものがございます。 そして、戦後四十九年の長きにわたって被爆者の方々が言葉に言いあらわせない御苦労を重ねまして、今日においても健康障害に苦しんでおられる方々が数多くいらっしゃる。私としても本当に胸の痛む思いがいたします。 今日までの原爆被爆者の皆様方のための政策を振り返ってみますと、原爆被爆者の方々が原爆の放射線を浴び、そのために健康障害に苦しんでお……
○前島英三郎君 自由民主党の前島英三郎でございます。 四人の参考人の先生方、きょうは大変お忙しい中をありがとうございます。 昭和二十年八月六日広島、八月九日長崎、米軍によって原子爆弾が投下されて半世紀がたつわけであります。多くの亡くなられた方々、今なお後遺症に苦しんでおられる方々の心情を思いますと、戦争であったとはいえ、広島、長崎に投下された原爆に対する憎しみは、私たちもはかり知れない思いを抱いているわけであります。 私は、当時小学校二年生でございました。以後、闘病を伝えた永井博士の映画「長崎の鐘」とか、あるいは関川監督の映画「ひろしま」、あるいは広島を訪ねた折に見せていただきました資料……
○前島英三郎君 まず、震災で犠牲になられた多くの方々の御冥福を心からお祈りするとともに、被災されて毎日苦しい生活をされている皆様方に厚くお見舞い申し上げたいと思います。また、ボランティアとしてあるいは職務で救援や復興に向けての仕事に寝食を忘れて取り組んでおられる皆様に対しても、心から御苦労さまと申し上げたいと思います。この中には、厚生省の皆さんも含めて申し上げておりますことを念のため申し添えます。 さて、地震災害全般につきましては、衆参のそれぞれの予算委員会でも集中審議等が行われておりますので、私は被災された障害者あるいは高齢者、つまり災害弱者ということに問題を絞って二、三質問してみたいと思……
○前島英三郎君 おはようございます。よろしくお願いします。 国民健康保険制度は、健康保険、共済組合などの被用者保険の加入資格を持たないすべての国民を対象としておりまして、我が国の国民皆保険体制のいわばかなめになっておるわけであります。 私はもう十八年もこの永田町に勤めておりますが、当初地方行政委員会に属していまして、これは大変よかったと思っておるんです。というのは、市町村こそが福祉の最後のとりでであるということを十分に学ぶことができましたし、自来、福祉関連八法も、市町村へ権限が移行されたり、いわば福祉は向こう三軒両隣型福祉がこれからの二十一世紀には大変重要ではないかというようなこともいろん……
○前島英三郎君 おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ただいま議題となりました二法案のうち、精神保健法の一部を改正する法律案に関しまして私は質問させていただきます。結核予防法改正案につきましてはベテランの宮崎先生に我が党はお任せすることにいたしまして、前半を私が担当させていただきます。 精神保健法は、前回の改正が平成五年でありましたのでまだ二年しかたっていないわけでございますが、さらにその改正法の施行が平成六年、去年の四月でございましたので、実質的には約一年で再改正ということになるわけでございます。このため、今回の法案の提出に対しましてやや唐突な印象を受けた人も中にはおられ……
○前島英三郎君 きょうの新聞は、二つの信用組合の問題、ずっと大蔵大臣も眠れない毎回であったろうと思うんです。私は、都議会のあの決着法はあれはあれなりで大人の解決法だというふうに思います。 この内閣は細川内閣のいろいろ後始末が、ガットの問題あるいはまた政治改革の問題、あるいは税制の問題、何かもう後始末がずっと続いていまして、私たちもそういう意味では、あの信用組合の問題は一昨年のあの時点で本当にわずかな不良債権という形で決着できたという思いを持ちますと、何かしら大蔵大臣、村山内閣だけが責められているような質問のあり方を見ていますと非常に不愉快な思いもするんですが、今、率直に、けさを迎えた大蔵大臣……
○前島英三郎君 開港があとわずかということですけれども、恐らく成田問題は開港後も引き続きいろいろな問題を含みながら、空港というものが国際的にも国内的にもいろいろな注目を浴びているわけですけれども、非常に運輸大臣のお顔の色も疲労こんぱいという形で何かやつれているというようなことが日を追って感じられまして、一つの国際空港が開港ということになりますと、その関係者の喜びはもとより、国民のやっぱり一人一人も祝福をしなければならないというように私は思うわけです。ましてや日本の空の玄関でもあるわけですから。それが国民だれ一人として喜びをあらわさないというふうなことにつけましても、大変問題があるわけで、私も実……
○前島英三郎君 九分でございますから、はしょって御質問させていただきますが、実は私は昭和三十八年、九年にかけましてさるテレビ局で専売公社のコマーシャルをやったことがあります。それまでたばこを吸わなかったのでありますが、コマーシャルをやる以上はどうしても吸ってもらわにゃ困るということで、それからたばこが病みつきになりまして、いま大変後悔をしているところであります。 たばこの値上げは消費者物価に与える影響も無視できませんし、公共料金の値上げにもなるわけでありますが、同時に、たばこの公害というべきものを減ずる意味で、あるいはまた国家財政に寄与する部分の大きさから考えて、私は一定の値上げもやむを得な……
○前島英三郎君 障害者の社会参加にとりまして、情報、コミュニケーションの占めるウエートというのはきわめて大きいものがございます。障害者の中には、視覚障害、聴覚障害、言語障害などコミュニケーションの面で直接的なハンディキャップを持っている人が大変多いわけでございます。車いすにとりまして階段や段差が困るように、コミュニケ―ションの段差は社会参加にとって想像以上に大変厚い壁がございます。この壁をなくしていかなければならないと思いますし、ことしはそういう意味では国際障害者年でございますから、なお一層関係省庁にお力添えをいただきたい、こう思うんです。電話、郵便、放送等はコミュニケーションの重要な手段でご……
○前島英三郎君 私は障害者の交通機関の利用の問題を中心に質問させてもらいますが、交通機関の利用を中心とした障害者の移動に関するハンディキャップの解消は、多くの課題の中でも特に重要な課題だというふうに私は思います。なぜならば、社会への完全参加のための最初の壁がこの移動の問題だからです。これがまあすべてと言っても過言ではないと思います。教育の場における参加、労働における参加にいたしましても、まずそこへ行くことができなければ何も始まらない、こういうことでございます。 移動の問題は、国際障害者年のテーマ「完全参加と平等」を実現する中の一つの大前提だというふうに思うんですけれども、こういう重要な移動の……
○前島英三郎君 御苦労さまでございます。 きょうは国際障害者年のことを再び申し上げさせていただきますが、特に建設行政につきましていろいろと伺ってまいりたいと思います。 国際障害者年のテーマは私が言うまでもなく「完全参加と平等」でございますが、昨年一月三十月、参議院本会議での私の質問に対しまして、「障害を持つ人々が」「家庭や地域社会におきまして健全者と同様に月常生活を営むことができるような配慮を政治、経済、文化各般にわたりまして行き渡らせてまいることが必要である」、これは故大平総理の私に対する答弁でございます。この御答弁にあるとおり、従来ともすれば施設収容主義、隔離主義に傾斜しがちであったの……
○前島英三郎君 御苦労さまでございます。 特に、この自社両党案の拘束名簿式比例代表制につきましてずっと審議に参加しておりますが、われわれは大変憲法違反の疑いもあるという立場、しかも参議院という本来のあり方をも考えたときに、この自社両党案が本当に今後の参議院を参議院たる土壌として育てていくのだろうかという部分では全く疑いを強く持っております。私自身はこの制度は参議院の自殺行為であるというふうにさえ感じているところでございます。したがって、昭和二十一年の憲法議会におきましてなぜこの参議院全国区が生まれたのか、そういういきさつから、その原点に戻そうという努力もなしに、金がかかるからあるいは残酷区だ……
○前島英三郎君 今、自民党ということでございましたので、我が党の育児休業問題等の検討の経過などを含めまして今日までの流れを御紹介したいと思います。 平成元年、昨年の十一月に労働部会に育児休業問題等検討小委員会というのを設けまして委員長は元労働大臣の堀内光雄先生、それからことしの四月にはこれまた元労働大臣の福島譲二先生に委員長をお願いいたしまして設置をしたわけです。それから、平成二年一月には育児休業制度や介護休業制度の普及促進を図るために法的整備を含めて実効ある措置を講ずる必要がある旨の中間的な取りまとめを御案内のように公表いたしたような次第でございます。 公表いたしますと、当然いろいろな反……
○前島英三郎君 私の方から我が党の考え方を御説明したいと思うのですが、あらかじめ御了承を得なければならないと思うのですが、自民党の法案要綱を出したらという意見もありまして、検討もいたしまして、前回の育児小委員会に二枚のペーパーをお出ししたところでございます。また、御質疑を各委員の先生方から伺ったところでございますが、そこで、さらにそれに沿いまして、具体的に整理をいたしまして、野党四党の皆さんから提出されている法案、そして自民党の考え方、これらを対比しながら御説明させていただきますが、後ほどまた皆さんからの御質問をお受けしたいと思っておるところでございます。 私たちの考え方は、育児休業制度に関……
○前島英三郎君 お手元に私たちの考えの二枚ペーパーがお配りしてあると思うのでございますが、前回この場でお話しいたしましたように、自民党といたしましても昨年十一月に労働部会に育児休業問題等検討小委員会を設けまして、元労働大臣の福島譲二小委員長を中心に、育児休業問題等の今後のあり方について検討を進めてきたところでございます。約八回ぐらいこの小委員会は開かれてまいりまして、十一月一日の当小委員会で私が申し上げましたように、議論は大詰めに来ておったわけでございますが、去る十一月六日のこの福島小委員会におきまして、育児休業制度の確立等に向けて早急に法的整備を図るということを内容とする最終取りまとめが行わ……
○前島英三郎君 今、小委員長の方から議論の整理につきまして取りまとめた結果が御報告されたわけでございますが、また、何回かの小委員会を開くに当たりまして各委員の先生方の御意見も私ども伺ったわけでありますが、自民党といたしましては、これ以上の議論が行われましても各党各会派がこの小委員会の場で歩み寄るというのはなかなか難しいのではないかという感じがいたします。この辺で政府に預けていただきまして、そしていろんな時間的な制約もあると思いますので、立案作業を行わせてはどうかということを、この席で私どもは御提案申し上げたいと思いますので、お取り計らいをいただきたいと思います。
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