このページでは村沢牧参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。村沢牧参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○村沢牧君 第一班の団長は鈴木委員長でございましたが、委員長席に着いておりますので、私の方から調査の報告をいたします。 本調査団は、鈴木省吾委員長、田原武雄委員、下田京子委員、主治重信委員、そして私、村沢牧の五人で編成されまして、九月五日から八日までの四日間、宮城県、山形県及び福島県における農林水産業の実情を調査してまいりました。 なお、宮城県内の調査日程では、藤原房雄委員、大石武一議員が現地参加をいたしました。 本調査団の主な調査事項は、米の生産・流通、二百海里時代を迎えた漁業及び水産加工業の実情、桜桃、ブドウ、桃等の果樹農業の実情、そして農用地開発公団が施行しておる畜産基地建設事業並……
○村沢牧君 私は、豪雪対策について、特に法体系の見直しを中心とする基本的な問題についてお伺いいたします。 私が、あえてこの時期に豪雪対策を取り上げましたことは、雪が消えてしまって、それで対策がおくれておるということがあってはいけないというふうに思うんですけれども、毎年降雪の時期になると、衆参のこの災害対策特別委員会におきましても現地を調査をする、この委員会で論議をする、そうしてまた、関係町村からもいろいろな要望がたくさん出されてきておるわけであります。私は、こうしたいままでの取り組みの中から前進した面があることは認めておりますけれども、しかし過去の議事録等を見ても、さらにまた、関係をする自治……
○村沢牧君 時間がありませんから、まず早坂参考人に単刀直入にお伺いしますが、この措置法ができることによっててん菜の価格が直ちに上がるというわけではないというふうに思うんですね。その価格を上げるためにどういうことを期待をしているのか。そのことについて、この法律そのものに期待をしているのか。 それでもう一つ、藤山さんにお伺いしたいんですが、特に精糖工業会と商社との関係ですね。豪州糖をめぐる輸入に対しての関係、輸入した場合の手数料はどうなるか、あるいはまた資本の介入、経営陣の介入、商社との関係について明らかにしてもらいたい。 そのことと、もう一つは、先ほど労働組合側でも非常に心配しているんですけ……
○村沢牧君 生産調整の作業を農林省は進めてきたわけでありますけれども、都道府県に対する減反目標はいつ発表するのか、この時期になりましたので、日時を明確にしてもらいたいと思います。
【次の発言】 百七十万トンの生産調整を行うということは、農政の根幹にも触れる問題であり、また受ける農民にとっては深刻な課題であるわけであります。今日まで農林大臣は、水田再編成の骨子を全国知事会や農協の代表者その他に示して理解と協力を求める、そのために大きな精力を費やしてきたわけでありますけれども、いまお話がありましたように、各県に対する減反目標は明日示されることになったわけであります。今日まで知事会やさらにまた農協に……
○村沢牧君 去る六月十五日、村田委員長、遠藤理事、田原委員、藤原委員、河田委員、柄谷委員、目黒委員及び私村沢は、大地震により激甚な被害に見舞われました宮城県仙台市の実情を衆議院災害対策特別委員会と合同で調査をしてまいりました。 以下、その概要と今後の課題について御報告申し上げます。 まず、地震発生の状況並びに被害の概況についてであります。 六月十二日午後五時十四分、宮城県の洋上百キロ、深さ四十キロの海底で、マグニチュード7.5の大地震が発生、仙台、大船渡、福島、新庄で震度五の強震となったほか、秋田、帯広、水戸、東京で震度四の中震を記録、このため宮城県を中心に東北一帯は大きな被害をこうむっ……
○村沢牧君 国土庁長官の時間がないようでございますので、私は、長官に対して三点だけ質問いたします。あとの一般質問はその後に譲ります。 現行の火山法の体質が弱いことは当委員会の中でも何回か論議をされ、また、各方面からも指摘をされ、政府もそのことを認めておったわけでありますけれども、ただいま議員立法によりまして、火山現象の被害による特別措置を規定した法律改正がなされたことは、住民の生活を守るためにも時宜に適した措置であると言うことができるというふうに思います。政府は、この法律の施行によって、関連法律の改正あるいは財政措置、防災施設整備計画、あるいは観測体制の整備、または情報の伝達などを義務づけさ……
○村沢牧君 地震対策の強化は、かねてから要望されてきたところでありますが、日本社会党も、すでに一昨年から大地震に対する防災体制の確立について基本的な見解を明らかにするとともに、具体的な施策の実施を政府に要請してまいったところであります。わが党の提案する骨子は、予知体制の確立、地震関係機関の一元化と充実、予報警報の連絡網の整備、都市防災機構の確立あるいは防災整備の事業に対する財政措置の確立などであります。ただいま提案理由の説明のあった政府の地震法案は、同じ地震対策でありましても私たちの主張とは大きな違いがあり、地震防災対策の次善の策と言わざるを得ないというふうに思います。 すなわち、提案をされ……
○理事(村沢牧君) ただいまから災害対策特別委員会を再会いたします。
休憩前に引き続き、大規模地震対策特別措置法案を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 本案に対する本日の質疑はこの程度とし、本日はこれにて散会いたします。
午後三時三分散会
○村沢牧君 関連。いま審議官の答弁を聞いておりまして、実は五月十二日の当委員会でここにおる自民党の戸塚委員からも同様の趣旨の質問があったわけです。その際防衛庁の児玉運用課長は、たとえばどこそこへ運ぶんだとか、だれを乗せるんだということをはっきり答弁しているわけですね。いま聞いておりましてもその辺の答弁が違うんですよ。だから私はやっぱり同じ委員会ですから統一した見解を出してもらわなきゃ困ると思うんですね。調べてください。
【次の発言】 私は、日本社会党を代表して、ただいままで論議をしてまいりました大規模地震対策特別措置法案に対し、反対の立場で討論をいたします。
地震対策の強化はかねてから強く要……
○理事(村沢牧君) 村田委員長から委員長辞任の申し出がございましたので、私が暫時委員長の職務を行います。
委員長の辞任の件についてお諮りいたします。
ただいま村田委員長から文書をもって委員長を辞任いたしたい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、辞任を許可することに決定いたしました。
【次の発言】 これより委員長の補欠選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょか。
【次の発言】 ただいまの遠藤君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、委員長に川村清一君が選任さ……
○村沢牧君 中川農林大臣の所信表明の演説を伺いました。私は率直に言って、いままで説明のあったこの施策で、大臣の言われておりますような農林漁業者が誇りと生きがいを持ったような農林業を営むような感じがしないわけであります。ということは、残念ながら今日までの農政について農民は多くの不信感を持っております。大臣の演説を聞いておりましても、いままでの農政について何らかの反省もないことを、私は指摘をしなければならないというふうに思います。 たとえば、米が余ったといっても、農家は政府の施策を忠実に受けて、減反目標をほぼ一〇〇%達成してきたわけであります。しかし、それにもかかわらず、農政の根幹に触れるような……
○村沢牧君 生産者米価を審議する米価審議会を目前にいたしまして、農林省は諮問の内容を検討しているというふうに思いますけれども、本年度の生産者米価を決定するに当たりまして、農林省の基本的な考え方、さらには、米審に諮問をする内容が固まっておるとするならば、その骨子についてここで明らかにしてください。
【次の発言】 ことしの生産者米価の要求の起こる前から、農林省は据え置きのキャンペーンを張り、特に最近は、いま長官の説明のありましたように、まだ算定基礎の決まらないうちから、きょうの新聞を見れば据え置きだとか、あるいは一、八%なんということが出ているわけなんです。また、五十二年度の農業白書は、今後は農産……
○村沢牧君 森林法、それから新しく提案される森林組合法案によれば、森林組合の目的として、森林所有者の経済的な、あるいは社会的な地位の向上や、それから森林の施業の合理化、あるいはまた森林の保続培養、こうしたことを行って国民生活の発展のために寄与するというふうに規定をされているわけであります。 そこで、こうした目的を達成するためには、森林組合はどんな仕事を重点として事業を行ったらよろしいか。私は、森林組合は森林所有者の林業生産力を高める、そのことを最重点として森林組合の運営をすべきであるというふうに思いますけれども、現実は必ずしもそうなっておりません。多くの組合におきましては、組合自体の経営をど……
○村沢牧君 安倍農林大臣臨時代理は、去る十四日の閣議で五十二年度の林業白書について報告をし、了承を得たということが報道されております。この白書はやがて国会に提出されるでありましょうけれども、現在私どもの手元に届いておりません。したがって、この白書に基づいて、林業の情勢とその問題点について総括的に説明してください。
【次の発言】 森林組合制度の抜本的な改正が長い間要望されてきたわけでありますけれども、率直に言って、政府の態度は消極的であったということを指摘せざるを得ないというように思うんです。これは農協との競合等を懸念をして農林省の内部でも意見の相違があったということ、さらにはまた、森林組合制度……
○村沢牧君 関連してお伺いしますが、農林省は昭和四十八年に木材の備蓄機構をつくったですね。この備蓄機構というのは、その後どういう機能を果たしているんですか。この当時は木材が不足したから、こういうふうに備蓄機構をつくったけれども、最近はだぶついているわけですね。一体どのくらいだぶついているのかというのを把握していないでしょう、外材なら外材が。一体木材備蓄機構というのは、なるほど足らないときには備蓄するけれども、余ったときにはどういうことになりますか。あるいはそのときの価格はどうなんですか。
【次の発言】 いま林政部長の答弁があったんですけれども、いわゆる木材備蓄機構は価格の高騰したときに作用する……
○村沢牧君 私は、ただいま議題になりました農林年金の一部改正法律案について質問いたしますが、最初に、農林年金の現状について若干お聞きをしてまいります。 農林省の資料によれば、農林年金加入団体は五十二年十二月で一万三千四百四十一、三十四年度の発足当時から比べますと千九百四十八の減となっております。また、組合員数は四十五万九千四百五十二人で、三十四年度末に比べますと十九万九千八百六十五人の増となっておるわけであります。つまり団体数は年々減少いたしておりますが、組合員数は年々増加をいたしておるわけであります。今後においてもこうした傾向が続いていく見通しであるかどうかをまずお尋ねするとともに、加入団……
○村沢牧君 本日の私の質問の持ち時間は三十分しかありません。したがって、総括的な質問をいたしますが、いままで同僚委員から質問のあったことについてはなるべく避けたいというように思いますが、基本的な問題については重なる点もあることを、まず了解願いたいというように思います。 国有林の経営は、伐採量が減ったり木材価格が低迷をしたり、さらに諸経費が増加をする中で大変悪くなっていることは事実でありますが、この経営の健全化のために特別立法が提案されたわけだというように述べておるわけであります。国有林は、申すまでもありませんけれども、木材を供給する経済的な機能と、国土の保全を図る公益的機能の二つを持っており……
○村沢牧君 国有林野の改善特別措置法について、私は先日の委員会で総論的に、また基本的な問題について大臣に質問したわけでありますけれども、きょうは少し各論にわたって質問いたします。 国有林野の収入のほとんどは木材の販売収益に頼っているわけでありますけれども、長官の答弁にもありますように、今後当分の間、伐採量の増加は見込めないわけであります。このことは、国有林の蓄積が一年生から二十年生未満のもの、つまり四齢級以下の蓄積が七一%を占めているという数字が示しておりますように、国有林は過去において乱伐あるいは増伐をし過ぎた結果によるものであるというふうに私は判断するものであります。高度経済成長時代、国……
○村沢牧君 今月の六日、七日の両日、川村委員長、梶木理事、坂元委員、原田委員、柄谷委員と私、村沢は、桜島活動火山周辺地域における降灰対策等に関する実情調査のため、鹿児島県に行ってまいりました。以下その概要について簡単に報告をいたします。 まず第一に、桜島噴火による降灰状況とその対策についてであります。 桜島は、鹿児島湾の中央に浮かぶ面積約八十平方キロメートル、周囲約五一二キロメートルのほぼ円形の火山半島であります。島の中央部には一千メートルを超す三つの峰を擁し、そのうち南岳は、現在、盛んに噴火活動を続け、山頂付近は噴火によって無植性で、裸地となっており、中腹部は林地と溶岩原が広がり、海岸沿……
○村沢牧君 私は、農畜産物の貿易問題について、特に日米交渉に関連をしてお聞きをいたします。 最初に要請をしておきますけれども、現在進行中の外交交渉の内容を逐一報告することの困難性があるということは承知をしておりますけれども、日米の農産物交渉はきわめて重要な問題であり、それだけに国民の関心も高いわけであります。したがって、当委員会でできる限り率直な御答弁をいただき、わが国の交渉に臨む姿勢と、それからまた、国民に対する理解を深めていただくようにお願いをしておきます。 まず最初に、交渉経過と問題点についてでありますが、この九月以降、東京ラウンドの一環としての日米農産物交渉の経過を顧みますると、九……
○村沢牧君 第八十四国会で成立をした国有林野事業改善特別措置法に基づきまして、改善計画が去る九月二十二日閣議で決定をされたわけであります。 国有林の改善については、国会でも長時間にわたって論議がされ、要望意見も出され、そうして当委員会でも附帯決議等もされたわけでありますが、決定をされた計画を見ると、余りに目先の収支均衡にとらわれておって、言うならば、赤字対策そのものであるというような印象を強く受けるわけであります。また、機構を縮小して職員を減らしていくという合理化計画であるという印象も受けるわけであります。私は、国有林にとって赤字問題が当面をする重要な課題であるということを否定するものではな……
○村沢牧君 私は、カモシカの対策についてお伺いいたします。 カモシカによる被害は、森林だけでなく最近は農作物にまて及んで、さらに年々拡大をしております。私は、長野県の下伊那地方だとか、木曾谷あるいは岐阜県の小坂町等を調査してまいったわけでありますけれども、ところによっては造林木が壊滅的な被害を受けている場所もあるわけであります。私の調査した資料によりますと、長野県の民有林についての被害状況を見ますると、昨年の三月、被害面積が千五百五十五ヘクタールであったわけでありますが、本年の三月には二千八百三十九ヘクタール、被害金額は同じく五億六千六百余万円であったものが、九億二千五百万円というふうに激増……
○村沢牧君 私の地元である長野県においても、ネズミ講の被害者がたくさん出ておりまして、政府が何らかの措置をとってもらいたいという強い要請が、今日まであったわけであります。また、不ズミ講については国会でも何回も論議をされたわけでありますけれども、私は率直に言って、政府の今日までとってきた態度はきわめてあいまいであったというふうに指摘せざるを得ないんであります。 今回、議員立法でこの法律案が提案をされたということは、これまでこぎつけてこられた提案者を初め衆議院の各位に対して心から敬意を表するものであります。 そこで、ネズミ講は全国的にもはびこっており、被害をこうむっている人も大変ふえているわけ……
○理事(村沢牧君) 川村委員長から委員長辞任の申し出がありましたので、私が暫時委員長の職務を行います。
委員長の辞任の件についてお諮りいたします。
ただいま川村委員長から、文書をもって、委員長を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、辞任を許可することに決定いたしました。
【次の発言】 これより委員長の補欠選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしますか。
【次の発言】 ただいまの中村君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、委員長に青木薪次君が選任をされ……
○村沢牧君 一昨日、渡辺農林水産大臣の所信表明を聞いたわけでありますけれども、日ごろ単刀直入に物を言い、かなり積極的な姿勢で物事に対処している渡辺農林水産大臣の所信表明としては、こう申しては大変失礼でありますが、何となく抽象的であって、奥歯に物のはさまったような言い方であり、私はむなしさを感じておるわけであります。 大臣は、この所信表明の中で、現在農林漁業を取り巻く情勢は大変に厳しいんだということを随所で強調されておるわけであります。情勢の厳しいことはだれでも承知をしておるところでありますけれども、なぜこんなに情勢が厳しくなってきたかという反省と、この厳しさを克服して、農民に夢と希望を与える……
○村沢牧君 私は、養蚕と養鶏について質問いたします。 まず養蚕ですが、養蚕はわが国の伝統的な産業として、また地域の特殊な作目として発展をしてきたわけでありますけれども、最近の不況によって国内の生糸や絹製品の需要が落ち込んでいる中で、また外国から絹製品の輸入が多くなってきている。こういう関係から生糸価格が低迷いたしまして、このために養蚕の農家戸数も、さらに桑園面積も、あるいはまた、繭の生産量もだんだん減少してきたわけであります。こうした中で、養蚕の一面には地域の集中化が進んできており、こうした地域では水田の再編対策や、あるいは地域農業の振興とも相まって、養蚕を発展させようとする意欲も一部にはあ……
○村沢牧君 今回提案された法案は、林業経営の改善と国産材の振興を目的とする資金融通法でありますが、こうした法律の必要性は認めるものではありますけれども、現在、林業をめぐる問題が非常に多面的でありますから、他の林業施策と総合的、積極的に進めて、金融措置はこれを補完するものとして私は考えなければならないというふうに思うんであります。 国内林業生産活動を活発に進めていくためには、造林だとか林道のような公共事業をさらに積極的に伸ばす。されには、山村振興事業だとか、また林業の担い手対策、流通対策等についてもきめ細かな施策を行って、それをやりやすくするのがこの金融措置の拡大であろうというふうに思いますけ……
○村沢牧君 私は、ただいま報告のありました木曽御岳山の噴火について最初にお伺いいたします。 十月二十八日の早朝、木曽の御岳山が噴火したことは有史以来と言われ、まさに寝耳に水の出来事であったわけであります。登山の最盛期でなかったために、幸いに人命に関する被害はなかったというものの、いま報告のありましたように、農産物や養殖業、さらにまた水道等に対して大きな被害を与えておるわけであります。現在は噴火当時よりも活動が静かになったようでありますけれども、今後どうなるであろうかということについての、地元住民の不安と対策についての戸惑いが生じておるわけであります。この噴火について、火山噴火予知連絡会は、十……
○村沢牧君 私は畜産問題を中心として質問いたしますが、その前に基本的な問題について二、三主として大臣にお伺いいたします。
いま予算の編成の作業中でありますけれども、農林水産省は明年度消費者米価を上げるという方向を決めたということが報道されておるわけでありますけれども、いつから上げて、その上げ幅はどのくらいに考えておられますか。
【次の発言】 正式には決定をしておらないけれども、上げる方向、上げたいという意思は持っているわけですか。
【次の発言】 八〇年代の政治の課題の一つとして、物価を抑制するということがありますね。消費者米価を上げるということは物価の値上がりの引き金にもつながるものである。……
○村沢牧君 国土庁は災害対策の窓口になっておりますが、災害対策全般にわたっての企画、調整、予算要求の権限はきわめて弱く、他の省庁にばらまかれた予算を統合整理することにとどまっておるわけであります。こうした実情の中から、災害対策の現状は縦割り行政そのものであり、各省庁の判断と権限が優先をして、総合的な行政がおくれがちになっているのが現状であろうというふうに思います。国土庁長官は、災害を担当する大臣としてこの多岐にわたる災害行政を統轄し、機敏な対応を示していかなければならないわけでありますけれども、国土庁が果たすべき役割りと決意のほどを伺います。
○村沢牧君 国会が法律案を議決する際に、その法律の運用について、さらに今後の検討事項について、附帯決議をする場合があります。行政府としての各官庁は、この附帯決議を尊重して政策の中に生かす、この努力をすべきだというふうに思いますが、大臣は国会の附帯決議というのをどのように受けとめ、また対処されようとするんですか。
【次の発言】 大蔵省の主計官にお聞きしますが、大蔵省としては国会の附帯決議というのをどういうふうに考えておりますか、
【次の発言】 農林年金法については、衆参両院は数年来附帯決議を行っているわけであります。参議院の農林水産委員会におきましても、昨年の五月三十日、農林年金法の改正をする法……
○村沢牧君 武藤農林水産大臣の所信表明演説で、八〇年代の農政のビジョンが聞かれるであろうということを期待をしておったわけでありますけれども、率直に申し上げて、いままでと余りかわりばえのしない演説であって、ちょっと期待外れになったわけであります。いま、農民や農業団体、そして私も含めて大臣に率直に聞きたいと思っていることは、これからの農業の長期展望と政府の基本施策についてでありますけれども、これらについては、すべて大臣の説明は農政審議会の答申待ちということで逃げておるわけです。だから、衆議院の予算委員会を見ても、さらにまた農林水産委員会を見ても、どうもその論議がすれ違ってかみ合わない。もちろん農政……
○村沢牧君 私は養蚕問題にしぼって質問いたします。 本日、繭糸価格の引き上げと蚕糸振興政策確立のための全国の生産者大会が九段会館で盛大に開催されております。 養蚕はわが国の伝統的な産業であり、かつて生糸は輸出産業の花形であったわけであります。しかし、最近では繭生産の減退や、生糸、繭価格の低迷、あるいは輸入の増加等によって、養蚕を取り巻く情勢は、内外ともに大変厳しいものがあるわけであります。しかし、八〇年代の農政を展望する中において、また米の大幅な生産調整とも関連をさして、蚕糸業はもっともっと発展をさせなければならない、このように私は思うわけであります。蚕糸業を発展をさせるためには生産者の意……
○村沢牧君 農業者年金法をつくろうとした最初の精神は、農民にも恩給をという考え方であったというふうに思いますけれども、法律制定の段階で、また五回にわたる修正で、当初の精神は次第に薄れてまいって、政策年金としての性格が強まってきております。そして、政府はいつの間にか農業者年金を農業構造改善政策に寄与する目的を持った国民年金の付加年金であるという位置づけをするようになったわけでありますけれども、法律ができてから十年たった今日、私はこの年金法を農業者の老後保障年金という立場から見直して、福祉と、それから構造政策を加えた公的な年金として位置づけ、さらにそれに伴う内容と体制を整備すべきではないかというふ……
○村沢牧君 先ほど北海道農民連盟の皆さんから陳情を受けたように、さらにまた全国の畜産農民の皆さん方が切々と訴えておるように、今日、畜産を取り巻く情勢は大変厳しいものがあります。そこで、私はきょうは余り時間がありませんから、乳価や、あるいはまた加工乳の限度数量問題等については川村先生にお願いいたしまして、以下、若干それらの問題にも関連をいたしまして質問してまいります。 農産物の価格は再生産を可能ならしめる価格でなくてはならぬ、それは生産費所得補償方式でなくてはならないというように思うのであります。ところが、生産費所得補償方式といっても、その評価の方法によってどのようにもはじき出されるわけであり……
○村沢牧君 私は、法案の審議に入る前に、大臣に一点、経過の報告を求め、その見解をただしておきたい問題があります。 それは、去る三月二十八日、当委員会で、私は通産省の矢野事務次官の発言に対して追及をし、武藤農水大臣の見解を求めたところ、真意をただし、本人並びに通産省に対してしかるべき措置をとるという意味の答弁があったわけであります。その事務次官の暴言をめぐって、農業・農民団体はもちろんのこと、国会の中におきましても、与野党から強い抗議、批判、追及の動きがあったわけであります。政府部内においては、一応決着を見たような感がありますけれども、しかし、この問題はまだ尾を引いておりまして、解決をしており……
○村沢牧君 大臣の出席がおくれるようでありますから、私は質問の順序を変更いたしまして、事務的な問題から伺ってまいります。
本年度の農林年金の改正案は二回に分けて提案をされる。つまり、厚生年金がらみで、厚生年金とのかかわりのある部分については別途提案されるようでありますけれども、今後提案される改正点は何でありますか。
【次の発言】 農林年金の旧法と新法の格差是正については毎年論議をされておるところであり、当委員会の附帯決議でも政府に要望しているところであります。旧法年金者には通算年金方式や遺族年金の扶養加算が適用されておらない。また、本法則の最低保障との格差があるわけでありますけれども、旧法と……
○村沢牧君 参考人の先生方、大変に御苦労さまです。私はただいまからそれぞれ参考人の皆さん方に一括して御質問申し上げますので、御答弁をいただきたいというふうに思います。 まず最初に、農業会議所の池田専務さんでありますが、池田さんの意見の中におきましても、規模拡大が必要であるということは大変に強調されておるわけでありますけれども、御承知のように、わが国農業は全農家戸数の七〇%あるいは耕地面積の五〇%を兼業農家が占めているわけであります。したがって、農業会議所としては、兼業農家の位置づけとそのあるべき姿についてどのようにお考えになっていらっしゃいますか。そのことが一点です。 次に二番目には、この……
○村沢牧君 ただいま議題となりました農地関係三法について質問いたします。 まず最初に、大臣にお伺いしますが、提案された農地関係の法律案に対して衆議院で多くの修正をされたわけでありますが、特に農用地利用増進法では、第一条の目的に「耕作者のために」行うことを追加をされ、また、「農業経営の規模の拡大」を「農業経営の改善」という文句に修正されたわけであります。政府の提出した法律案を国会で修正するということは常にあることでありますが、その法律の目的を修正されたということは余り例のないことであります。大臣はこれをどのように受けとめているのか。 あちこち修正をされたことによって、農水省が意図した構造政策の……
○村沢牧君 五十五年度産の米価決定を目前にして、米価の据え置き打破、要求米価実現の米価運動は最高潮に達しております。 国会においては、米価に関して社会党の呼びかけによって野党六党の共闘も実現をし、政府に対して、米価の三年連続据え置きはすべきでない、生産者米価は六十キロ当たり一万九千七百六十九円以上を実現すること、こうした申し入れも行っております。そのためのまた行動も起こしておるところであります。また、与党自民党においても、農村振興議員協議会、いわゆるベトコンですか、この皆さん方が生産者米価の引き上げを決議したというふうに報道されておるわけであります。大臣は、これらの要求や運動をどのように受け……
○村沢牧君 関連して。 いま公共事業について大臣から答弁があり、きょうに至るまで本会議、予算委員会で同じような答弁をしているわけです。いま山田委員が指摘をしたように、公共事業は一定の場所も決まっておりまして、しかし、冷害を予定しておりませんから、主として施行は機械で施行するような形になっているわけですね。それを今度の冷害用として計画を変更してやっぱり雇用対策に向けていくような形ができるのかどうか。一体それはどの程度見込んでおるのか、操作できるのかどうか。 下刈りの話もあったんですけれども、国有林の下刈りもかなり終わっているわけですね。本年度予算でもって果たしてやるところはやる予算を持ってい……
○村沢牧君 ちょっと。 時間が二分ぐらい残っているようでありますので、私はきょうは質問でなくて、次回の委員会で論議をするために資料要求をしておきたいと思うんです。 冷害については先ほどの委員会でもいろいろ論議をされ、それからまた、これからも論議をされていく問題でありますが、その中で特に救農公共事業ですね、これについてもいろいろと委員から質問もあり、要求もありました。この際、農林水産省は公共事業を早期発注をしてこたえていくから御安心くださいというような答弁をしておるわけでありますが、そこでこの公共事業というのは、冷害地に必ずしも公共事業があるとは限っておらないというふうに思うんですね。しかも……
○村沢牧君 ただいま議題となりました農林年金についてまず質問いたします。 農林年金が、昭和三十四年に厚生年金から分かれたいきさつは、農林漁業団体に優秀な人材を確保するために厚生年金よりもよい年金をつくろうという情熱が実って、共済組合制度として農林年金が発足したわけであります。その後、厚生年金は数次にわたる改正によって内容も大分充実してまいり、今日では農林年金の方が見劣りをするような状態になってきております。 大臣は、この農林年金設立の趣旨に照らして、農林年金の現状をどのように認識をしておられるか、また、農林年金の抱えている課題、それを克服するための対策をどのように考えておりますか。
○村沢牧君 私は林業問題について質問いたしますが、林業白書を見るまでもなくて、近年わが国の森林、林業をめぐる諸情勢はきわめて厳しいものがあります。すなわち、外材の輸入の増加、国内林業生産活動の停滞、縮小、さらには労務者不足などによって、七〇年代の林業はその展望を見失ってきたとも言えるというふうに思います。こんな状態をいつまでも放任をしておくわけにはいかないわけであります。 大臣にまずお伺いいたしますけれども、林業の果たすべき役割り、わが国林業の現状、さらに八〇年代の展望、そして国内林業を維持発展させるための課題について所見を示してもらいたいというふうに思います。
○委員長(村沢牧君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨二十一日、下田京子君が委員を辞任され、その補欠として近藤忠孝君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
六月二十五日からの梅雨前線豪雨による災害状況及び五月末から六月上旬にかけての降霜、降ひょう等の被害状況とその対策について、政府からそれぞれ説明を聴取いたします。川俣国土庁長官官房審議官。
【次の発言】 大坪農林水産大臣官房審議官。
【次の発言】 以上で報告の聴取は終わりました。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言……
○委員長(村沢牧君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る七月二十二日、近藤忠孝君が委員を辞任され、その補欠として下田京子君が選任されました。
また、八月八日、鶴岡洋君が委員を辞任され、その補欠として藤原房雄君が選任されました。
また、昨十八日、茜ケ久保重光君が委員を辞任され、その補欠として対馬孝且君が選任をされました。
また、本日、松本英一君が委員を辞任され、その補欠として丸谷金保君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、北海道における集中豪雨被害に関する件につきまして、政……
○村沢牧君 私も長野県や新潟県の豪雪地帯を回り、雪に埋もれて生活を破壊され苦しんでいる現地の事情を調査してまいりましたが、そういう立場上、私の質問の中には具体的な町村名や道路名あるいは鉄道路線名等が入ることがありますけれども、率直に答弁してもらいますように最初に要望しておきます。 さて、今回の豪雪はまさに記録的であり、長野県におきましても昭和三十八年、五十一年の豪雪をはるかに上回る積雪であり、過去の豪雪とは異なった状況を呈しておるわけであります。したがって、政府の対応も被害地の実情に即したものでなくてはならず、またきめ細かく積極性も持たなければならないわけであります。政府は豪雪対策の緊急措置……
○委員長(村沢牧君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る九月九日、松本英一君が委員を辞任され、その補欠として青木薪次君が選任されました。
また、九月十一日、茜ケ久保重光君が委員を辞任され、その補欠として矢田部理君が選任されました。
また、九月十二日、岡部三郎君が委員を辞任され、その補欠として夏目忠雄君が選任されました。
また、九月十四日、和泉照雄君が委員を辞任され、その補欠として多田省吾君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、台風十五号による被害に関する件につきまして、政……
○委員長(村沢牧君) 一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆さんの御推挙によりまして当委員会の委員長に選任されました。まことに微力でございますが、委員の皆さんの御協力を得ましてこの重責を果たしてまいりたいと存じます。どうぞ格別の御協力をお願いいたします。(拍手)
前委員長からごあいさつをいただきたいと存じます。広田君。
【次の発言】 前委員長には大変御苦労さまでした。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第一二六五号福島県の豪雪等災害対策に関する請願外五件を議題といたします。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第一二六五号福島県の豪雪等災害対策に関する……
○村沢牧君 政府の資料によっても、五十五年度米の生産費は六十キロ当たり一二・二%もアップをしており、逆に農業所得は一七%も減っておる。加えて農民が冷害等で苦しんでいる実態を大臣は十分承知しながら、ことしの米価を上げてくださいという農民、農業団体の切実な要求を無視して、五十六年米価を捉え置き諮問をしたということは全くもってけしからぬことであります。大臣は一体何を考え、何を根拠にして捉え置きなどという諮問をしたんですか。
【次の発言】 米価は、食管法によって、米の再生産を確保することを旨として、生産費・所得補償方式で決めなければならない。しかし、ことしの諮問米価は、据え置きという方針を先に出して、……
○村沢牧君 参考人の皆さん、御苦労さんです。
蚕糸事業団と糖価安定事業団を統合することが、先ほど羽田参考人は単なる数合わせであり、木に竹を接ぐようなものであるというふうに陳述されておったわけでありますが、私もまさにそのような感じがいたします。行革の名のもとに、弱いところへしわ寄せをされたにすぎないと思うわけであります。
そこで、松元参考人と岡安参考人にお伺いいたしますが、行政改革とはいえ、なぜこの蚕糸と糖価を統合をさせられたのか、皆さんはどのように感じますか。と同時に、この統合によるメリットはどのようにあるとお考えになりますか。
【次の発言】 糖価関係については後ほど坂倉委員から質問をして……
○村沢牧君 農水大臣に最初にお尋ねしますが、最近の生糸や養蚕をめぐる情勢は大変に厳しいものがあります。大臣は、こうした情勢をどのように受けとめて、生糸や繭の価格安定制度を堅持してわが国の伝統的産業である蚕糸業の振興を図っていこうとされますか。大臣の所見を求めます。
【次の発言】 政府が三月に基準糸価を決定できなかったこと、また、基準糸価を引き下げるというような後ろ向きの方針を出したことによって、生糸相場の暴落を初め、養蚕や製糸に与える不安と動揺はきわめて大きなものがあるわけであります。大臣は、この農林水産省のいわゆる後退した姿勢というか、いま大臣から答弁のあったような考え方が蚕糸業界に与えてい……
○村沢牧君 農林漁業団体職員の相互扶助、福利厚生、さらには老後の保障を図って、農林漁業団体の発展を期するために厚生年金よりも充実した年金制度をつくろう、こういうことで農林年金が厚生年金から分離をして二十二年を経過したわけであります。この間、農林年金も逐次改善が図られてきてはおるけれども、現状は厚生年金と比べてみて見劣りをするものがかなりあるわけであります。加えて、高齢化社会を迎えて年金受給者も増加し、財政的には成熟度が進んで、農林年金も大変厳しい局面を迎えています。そこで、大臣、農林年金設立の趣旨に関連をさして現状をどのように思うのか、また農林年金の抱えている課題、改善の方向について基本的な見……
○村沢牧君 さきに国会に提出された農業白書は、農業基本法制定以来二十年の農政を総括していますが、そこに描き出されているものは、農産物の選択的拡大や構造改善が意図したように進まなかった農政の歴史であります。白書も指摘しておりますように、現在の農業生産は過剰と不足が同時に生じており、農業所得も減少し、農産物消費の伸びも減退をしております。農業がこのような事態になったということはいままで進めてきた政策の欠陥によるものである。また、第一次産業製品の需要の落ち込みは、勤労者の所得が目減りをするような経済政策の結果によるものと言わざるを得ません。農業白書では、農業をこれまで追い込んできたことについての政府……
○村沢牧君 山地参考人お忙しいようでございますので、最初にお伺いいたします。 きょうは参考人の皆さんお忙しいところを大変に御苦労さんです。貴重な御意見の開陳ありがとうございます。 農政ジャーナリストの会が、昨年、「八〇年代の日本農業」というテーマで日本の農業のあり方を探求されている。山地参考人はその会の主催というか、まとめ役も務められたようなことを私は記憶しているのですけれども、そういう中で、いままでお話のあった食管制度についての分析があったわけです。ジャーナリストとしてはどういうふうにあるべきだというお話が出たでしょうか。皆さん方のジャーナリストの会では、八〇年代の農業というものを考えて……
○村沢牧君 私は、日本社会党を代表して、食糧管理法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 食管法は制定以来四十年になろうとしておりますが、日本農業の主柱として、国民食糧の確保、国民経済の安定を図る上で重要な役割りを担ってきたことはだれしも認めるところであります。 しかし、今日まで、米の生産制限や自主流通米制度、予約限度数量、消費者米価の物統令の適用除外、銘柄格差などによって食管法が空洞化されてきたことも事実であります。 政府は米の過剰と関連をさせて食管法をなし崩しにしてまいりましたが、米の過剰の原因は、政府が需給の見通しを誤ったことであり、また食糧の膨大な輸入政策によるものである……
○村沢牧君 最近の経済情勢は、個人消費の落ち込みや住宅建設の低迷によって不況感が漂っておるわけであります。このことは何といっても異常な物価の値上がりによって所得が目減りをしたこと、このことが一番大きな原因であります。現に五十五年度の実質賃金は、昨日も同僚議員から指摘のあったところでありますけれども、予想を上回る物価上昇によって史上初めてのマイナスの伸びとなっているわけであります。消費者物価に対する政府の見通しの誤り、また、物価を抑制することができなかった責任は大きなものがあるわけであります。国民生活を守るためにも、景気を回復するためにも、物価対策はまさに政府の最大の責任であるというふうに思いま……
○村沢牧君 衆議院は去る二十日、武器輸出問題等に関する決議案を全会一致で可決をいたしました。この決議案の後段に、「よつて政府は、武器輸出について、厳正かつ慎重な態度をもって対処すると共に制度上の改善を含め実効ある措置を講ずべきである。右決議する。」このようになっているわけであります。「制度上の改善を含め実効ある措置を講ずべきである。」という中身には、私は武器輸出禁止法の制定をも含んでいる、そのように理解をしますが、まず、官房長官の見解を示してください。
【次の発言】 私の質問に答えておらないんですけれども、私はこの決議案の内容には武器輸出禁止法の制定も含む、このように理解するかどうかという質問……
○村沢牧君 国際障害者年に当たって、中央心身障害者対策協議会が長期行動の計画のあり方について政府に提言するのはいつごろで、その提言を受けて政府が長期行動計画を策定するのはいつですか。
【次の発言】 そうすると、五十六年度のいわゆる国際障害者年というのは、それにちなんだいろいろな行事をやるんだ、あるいは計画をつくるんだということであって、身障者政策の長期計画が実際にスタートをするのは五十七年から、こういうことになるわけですね。
【次の発言】 大蔵大臣にお伺いいたしますが、この長期計画が確定するのは来年の春だというんですね。そうすると、十カ年計画でありますから。すでに五十七年度の事業は五十七年度の……
○委員長(村沢牧君) 一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙によりまして、私が本特別委員会の委員長に選任されました。微力ではございますが、皆様方の御指導と御鞭撻によりまして職責を全うしてまいりたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議がないと認めます。
それでは、理事に熊谷弘君、鈴木省吾君、鈴木和美君及び和泉照雄君を指名いたします。
本日はこ……
○委員長(村沢牧君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
これより請願の審査を行います。
第八六一号台風十五号による災害復旧対策に関する請願外二件を議題といたします。
これらの請願につきましては、理事会におきまして協議の結果、付託請願三件すべてを議院の会議に付するを要するものにして内閣に送付するを要するものとすることに意見か一致をいたしました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(村沢牧君) 一言ごあいさつを申し上げます。
今回重ねて委員長の重責を担うことになりましたが、委員の皆さんの御協力を得ましてその職責を全ういたしたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議がないと認めます。
それでは、理事に熊谷弘君、鈴木省吾君、鈴木和美君及び和泉照雄君を指名いたします。
【次の発言】 この際、松野国土庁長官及び菊池国土政務次官より……
○委員長(村沢牧君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、神谷信之助君が委員を辞任され、その補欠として近藤忠孝君が選任されました。
【次の発言】 豪雪地帯対策特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
提出者衆議院災害対策特別委員長川俣健二郎君から趣旨説明を聴取いたします。川俣君。
【次の発言】 御苦労さんでした。
以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 下田君、時間が来ましたよ。
○委員長(村沢牧君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 下田君、時間が来ていますから。
【次の発言】 答弁いいですか。
【次の発言】 本日の質疑はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。
午後三時五十九分散会
○村沢牧君 一言御礼のごあいさつを申し上げます。 昨年私が委員長に就任をして間もなく、北海道、茨城、長野、静岡を初め、台風やあるいはまた農業災害等が頻発したわけでありますけれども、委員の皆さん方の御理解と御協力をいただきまして、現地調査を行い、さらにまた委員会を開催いたしまして適切に対応してまいりました。また、政府に要請した問題につきましても政府も積極的に対応し、今日、昨年の災害復旧が順調に進んでいることを大変にうれしく思っているところであります。 なお、また財政再建がいま国の最大課題でありますけれども、災害対策については財政再建のしわ寄せをすることなく、従来の取り扱ってきた制度も変えまし……
○村沢牧君 わが国の風景の象徴とも言える松林、そして森林資源としても重硬な機能を持っている松が近年松枯れ被害の拡大によってきわめて憂慮すべき状態に置かれておるわけであります。 昭和五十二年現行法制定の際、日本社会党は、政府案では抜本的な対策にならないことを指指摘をし、修正案を提出したわけでありますが、政府の理解するところとならず、現行法が成立をしたわけであります。その後、この法律に基づいて対策は講じたけれども、後ほど指摘をするように成果を上げておらない。この間、わが党は林業対策特別委員会の中に松枯れ小委員会を設置をいたしまして、私がその事務局長でありますが、全国各地の激甚地を調査をするととも……
○村沢牧君 まず、遠藤参考人にお伺いいたしますが、時間がありませんから項目的にだけ申し上げますが、御承知のように肉の生産費は上がっている。全中の資料によっても昨年どおり計算しても上がっている。また、要求資料も上がっている。また、政府の資料によっても上がっている。こういうふうに生産費が上がっているにもかかわらず、据え置き諮問したということについて、全中としてはどういう受けとめ方をし、あるいはどういう要求をしておるのかということ。 それから第二点は、ホクレンの高橋参考人にお伺いいたしますが、いま川村議員の方からもお話があったわけでありますけれども、ことしの加工原料乳の保証価格は、つまりメーカーの……
○村沢牧君 私は、ただいまの坂倉議員提出の日本社会党の修正案に賛成する立場で討論を行います。 日本社会党は、現行松くい虫防除特別措置法が昭和五十二年に制定されて以来、政府の対策では有効な防除策にならないことを指摘をし、抜本的対策を要求してきました。 今回政府は、法律名を松くい虫被害対策特別措置法に変更して、五年間の延長を図ろうとしておりますが、当委員会の質疑を通じて明らかなように、政府は、今日までマツクイムシ防除の実効を上げ得なかった分析と反省が不十分であるのみならず、改正法に基づいて対策を実施すれば、今後五年間でマツクイムシ被害を終息させるという自信がうかがわれません。 また、特別伐倒……
○村沢牧君 大臣は所信表明演説で、農政審答申の「八〇年代の農政の基本方向」と「農産物の需要と生産の長期見通し」を踏まえ、長期的展望に立って農政の転換を図っていくというふうに言っておりますが、五十七年度農林漁業政策とその予算は、臨調の答申と財政再建方針に沿ったいわゆる行革予算であって、日本農業の長期展望を描いて、その一環としての予算とは言いがたいというふうに私は思います。そこで、五十七年度の農林行政を進めていく中で、「八〇年代の農政の基本方向」、生産の長期見通し、食糧目総力強化に関する国会決議、これらの基本的課題をどのように実現をされていこうとするんですか。
○村沢牧君 参考人の皆さん、本日は大変御苦労さんでございます。貴重な御意見をありがとうございました。 幾つかの点について御質問を申し上げたいというふうに思いますので、ぜひ簡潔に御教示を願いたいというふうに思います。 まず榊参考人でございますけれども、全中は、貿易摩擦解消、特に農産物に対する外圧に対して今日までかなり積極的に取り組んで、アメリカにも出かけていったし、またアメリカからは要人を招いていろいろ意見交換もしている。したがってアメリカの事情についても把握をしているというふうに思うんであります。 そこで、今日までアメリカがとってきた態度というのはいろいろと変遷してまいりましたけれども、……
○村沢牧君 私は、ただいま可決されました種苗法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合及び第二院クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 種苗法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、種苗制度が我が国における育種振興と農業生産の向上に果たす役割の重要性にかんがみ、本法の施行に当たつては、本制度の円滑な運用が図られるよう、次の事項の実現に努めるべきである。 一、新品種保護制度の目的に沿つた育種の振興等を図るため、迅速な品種登録の審査に資するよう、データの蓄……
○村沢牧君 私は米価を中心として質問をいたしますが、米価の決定は申すまでもなく、米価審議会の答申を得て政府が決定することになっております。ところが、その手続を得る前に農水省がことしの生産者米価は引き上げられる状況ではないというようなことを宣伝をしたり、また大蔵省は財政難を理由に、米価の引き下げすら求めておるということが報道されておるわけであります。このことは米価の結論を誘導するものであり、なおかつ米審の機能を形骸化するものであって、まさに本末転倒と言わざるを得ないし、政府の取るべき態度ではないというふうに思います。過去においてもこうしたことがたびたびあったわけでありますけれども、大臣はこのこと……
○村沢牧君 私は質問に入る前に委員長と与党の皆さん方に一言申し上げておきます。 きょうは重大な米価を審議する参議院農林水産委員会でありますが、ごらんになっていただけますように、公明党、民社党、共産党の皆さんの方が出席をしておりません。これはそれぞれの党の理由によるものであるというふうに思いますが、出席することができない理由は、過般の委員会において自民党が公選法を単独強行採決をした、したがって、この正常化のない中では出席することができない、このことをはっきり理事会の中で言っているわけであります。出席できない理由は挙げて自民党にあるわけです。私ども社会党もこの単独強行採決については断固糾弾するも……
○村沢牧君 私は、本日の議題になっている農協法の一部改正法律について質問をいたしますが、その前に、日本の農業にとっても農協にとっても重要な問題であり、また、国会においても早急に解明しなければならない問題がありますので、若干質問いたします。 日本社会党は、いわゆるブロック書簡に対して政府が真相を解明すべきであると、このことを中央執行委員会の決定によって、去る七月三十日、飛鳥田委員長名をもって鈴木総理大臣に申し入れを行いました。この席上、宮澤官房長官は、早急に調査をして御回答を申し上げるというような返事があったわけでありますが、私はこの問題について緊急を要する問題でありますから質問をいたしますが……
○村沢牧君 ただいま提案された法律案は、衆議院でわが党も賛成した議員立法ではありますが、法律が制定された後の運用は主として政府が行うことになっておりますので、確認の意味も含めまして、提案者並びに特に政府に若干の質問をいたします。
最近の生糸の実勢糸価は高騰しておりますが、その背景、今後の見通しはどうか。さらにまた、本法改正は糸価にどのような影響を与えるというふうに思われますか政府の答弁を求めます。
【次の発言】 提案者に質問しますが、この法律改正によって在庫の放出が始まってくる、そうすると生糸相場も変わってくるのではないかということを一部心配される向きもあるんですが、提案者はどういうふうに考……
○村沢牧君 大臣は所信表明で、農業を取り巻く情勢が大変厳しいこと、また試練の時を迎えておることを強調しておられる。農業を取り巻く情勢の厳しいことはだれも承知をしているところでありますが、問題はなぜそんなに厳しくなってきたかという分析と、いままで政府が進めてきた農業施策というのは適切であったか否かという反省、さらにはその上に立って日本農業をどのように展望し発展をさせていくかという方針が出されなくてはならないというふうに思います。 大臣の所信表明を聞いておりましても、農業が厳しくなってきた背景として、わが国の経済事情の変化やあるいは国際環境の変化等を強調しているわけでありますが、問題はそれだけで……
○村沢牧君 防衛問題や外交政策ではしゃぎ過ぎて国民の不評を買った中曽根総理は、内政重視を言い出し、その柱の一つとして緑化運動、緑と小鳥の倍増計画などというアイデアを打ち出し、去る十四日の閣議で緑化推進運動の実施方針を決めたことが報道されています。大臣、あなたは林業を担当する大臣として、この総理のアイデアをどのように受けとめていますか。
【次の発言】 大臣、私の質問に答えておらないわけですが、中曽根総理の打ち出したこのアイデアについて、大臣としてはどういうふうに受けとめて、どういうふうに実行していこうとされるのか。そのことを聞いているんですよ。
○村沢牧君 私は、法律案審議に入る前に日米農産物交渉について大臣に若干伺います。
日米の農産物交渉の専門家会議を開催をする、その際、牛肉や六品目の輸入枠の拡大をアメリカに提案する方針を大臣は固めたというふうに報道されておりますが、まずその真意についてお聞きをします。
【次の発言】 相手の出方待ちということであって、現在のところ輸入枠を拡大をして、そしてこの方向を見出していこうと、こういう考え方は持っておらないわけですか、持っておるんですか。
【次の発言】 農産物の自由化はもとよりのこと、輸入枠拡大もわが国の農業に及ぼす影響はきわめて大きく、これ以上枠の拡大をしてわが国農業を崩壊に導くようなこ……
○村沢牧君 私は、台風十号による災害について質問いたします。 九月二十八日に発生した台風十号による被害は、三十九府県に及んで、死者は三十八名、行方不明六名を初めといたしまして、被害総額は四千億円に達しております。 ここで罹災をされた皆さん方に心からお見舞いを申し上げるところであります。 とりわけ長野県の被害は大きく、死者八名、行方不明一名、住宅の被害は一万一千余戸、この人的、住宅被害を別といたしましても、土木、農林その他で、被害総額は一千五百億余円を超えている打撃を受けています。いま、県や市町村はもとより、関係者は災害復旧や生活基盤の確保に、日夜、奔走努力をしているところでありますが、政……
○村沢牧君 私は、最初に災害対策について質問をいたします。 ことしも相次いで大きな災害が発生しておりますが、この中でも九月二十八日に台風十号は各地に大きな災害をもたらしております。特に災害の最も大きかったのは長野県でありますが、県の資料によりますと、昨日までで、調査率は九〇%でありますが、人的被害は死者七、不明二、その他住宅、公共土木、農林業、各市町村にわたって災害を起こしておりまして、その被害額は千二百四十七億五千六百有余万円となっておるわけであります。 この十号台風について、今日まで国土庁がまとめた全国的な被害について報告してください。
○村沢牧君 私は質問に先立ち、今回の長野県西部地震で不幸にして亡くなられた方々の御冥福をお祈りし、被災された皆さんにお見舞いを申し上げ、行方不明者の捜索や緊急復興対策に連日活動されておられる皆さんに敬意と感謝を申し上げます。 被災地の現状についてはただいまの調査報告でも述べておりますが、私は地震発生の翌十五日の早朝現地へ駆けつけました。音を立てて流れる土石流は、山や道路を削り、建物をなぎ倒して、静かな山村は一瞬にして姿を変えており、時折強い雨の降る中で余震が続き、各地の土砂崩れが発生をし、交通も通信も途絶え、犠牲者の救出作業も難航して、住民は不安におののき、王滝村はまさに恐怖のどん底に陥って……
○村沢牧君 佐藤大臣、このたび農林水産大臣に御就任、おめでとうございます。また、川原政務次官、おめでとうございます。 農業を取り巻く情勢が厳しく、また重要な課題が山積しておるときだけに、日本農業を守り発展をさしていくという決意と誠意を持って農民の信頼にこたえていただくようにまず要請をしておきます。 就任のごあいさつをいただきましたが、私は基本的な問題について若干大臣の見解を伺っておきたいというふうに思います。 その一つは食糧政策であります。我が国の農業にとって食糧の自給率を高めることが最大の課題でありますが、とりわけ米の完全自給と備蓄制度を確立することが重大であり、そのためにも水田利用第……
○村沢牧君 私は、日米農産物交渉と養蚕問題に絞って質問いたしますが、時間が限られておりますので、率直なひとつ答弁をいただきますように最初にお願いしておきます。
まず、日米農産物交渉はいよいよ大詰めの段階になったわけでありますけれども、今後のスケジュールについてお聞きをしたい。農林水産省は今までのような事務レベルの交渉を積み上げて農林大臣の責任において決着をされようとするのですか。あるいは伝えられておりますように、首相裁断による政治決着を図ろうとするのか。いずれにしても、その時期はいつを目途とするのか、お答えを願いたい。
【次の発言】 山村農相は就任早々の記者会見で、日米農産物交渉は日本農業を……
○村沢牧君 日米の農産物交渉は、先週の事務レベル交渉が不調に終わったけれども、昨日シュルツ米国務長官から外交ルートを通じて日本に親書が来たというふうに言われており、さらに本日の衆議院予算委員会においては中曽根総理は、できるだけ早い機会に山村農相を訪米させて決着を図りたい、というような趣旨の発言があったわけであります。その総理の発言は、農林大臣とも全部打ち合わせの発言であるのかどうか、さらに、こうした総理の発言を受けて農水大臣としてはどのように対処されていくのですか。
【次の発言】 大臣の答弁を聞いても、さらにまた、佐野局長の交渉の経過等を仄聞いたしましても、私は、この時期に山村農相が慌ててアメ……
○村沢牧君 最初に、日米農産物交渉について現時点でわかっている内容について説明してください。
【次の発言】 山村農相の交渉の日程は二日間というふうに聞いておったのですが、協議の結果一日延期をするというような説明があったわけです。そうすると、国会の了承を得て農相は、例えば交渉が妥結しようが妥結しまいが八日には日本に帰ってくる、そのように理解していいですか。
【次の発言】 マスコミはいろいろの数字を挙げて報道しているのですけれども、この数字については農水省としては現段階で明らかにすることができない、そういうことですか。
【次の発言】 数字を挙げることはできないけれども、交渉は順調に進んでいるという……
○村沢牧君 大臣、大変御苦労さまでした。大臣は、日米間の主張に大きな開きがある段階では訪米しない、こういう言明をしておったわけでありますが、急速訪米して政治折衝を行った。国会開会中、しかも予算の最終審議という段階で大臣が農水省の主要三局長を帯同して外国へ行くということはまさに異例であり、そのために予算委員会なりあるいは農林水産委員会の審議に支障を来したことも事実であり、国会軽視の批判は免れないというふうに思います。 そこで、大臣にお伺いいたしますが、この時期に訪米を決意したこと、また、一たん決裂した交渉を日時を延長して再交渉をしたこと、さらには決着の内容について、総理の指示によってやったもの……
○村沢牧君 ちょっと関連します。 水田再編対策の基本的な問題については先日も私は指摘をいたしましたが、稲村議員からいろいろと御指摘のあったところであります。そうは言っても、具体的に三期の対策に入ってきたところでありますから、時期的に方針を明らかにしてもらわなければならない二点について、私はこの際質問したいと思います。 五十九年度の予算も決まりまして、構造改善その他の個所づけも決まりました。そこで、水田の土地基盤整備事業を実施する場合、従来は実施面積の一五から二五%に相当する面積を転作することが義務づけされておったわけであります。したがって、第三期におきましてもこうしたことが行われるのであり……
○村沢牧君 参考人の皆さん方には大変お忙しいところを御出席をいただきまして、貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。私たちのこれからの審議の参考に十分させてもらいたいというように思います。 そこで私は、参考人の皆さん方に幾つかの質問を申し上げたいと思いますが、時間もありませんので簡潔に申し上げますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。 まず、湯本さんですが、森林組合長、それから村長、県の町村長会長、全国の町村会の副会長と、大変多くの役を持って林業問題に取り組んでおられることに敬意を表するところであります。 そこで、お伺いしたい第一点は、林業を振興するためにも、今提……
○村沢牧君 林野三法についてわが党同僚議員からも二日にわたって質問を行ったところでありますが、私はこれを補足し総括する立場から質問いたしますが、最初に要請しておきますけれども、時間の関係上答弁は簡潔にお願いしたいというふうに思います。
まず、保安林法の改正案でありますが、保安林法を改正して保安林の機能を発揮するために特定保安林の制度を導入するについては、それにふさわしい助成措置を講ずるべきであるというふうに思います。補助金、金融、税制の面等においてどのような対処をしたのか、また、今後どのように対処しようとするのですか。
【次の発言】 特定保安林制度を導入したけれども、それにふさわしい名の補助……
○村沢牧君 国民の主食であり、日本農業の基幹作物である米は国内生産で全量自給をすることが政府の責任でありますが、需給の見通しを誤り、外国から輸入しなければならないという農政の基本にかかわる重大な事態が発生したわけであります。これに対して、実態を明らかにし、政府の責任を追及し、抜本的な対策を実現するために、日本社会党を代表して以下質問いたします。 まず、米の需給の現状と見通しについてであります。 政府の五十九米穀年度の需給見通しによれば、前年度産米在庫十万トン、五十八年産米一千三十七万トン、五十三年産米十ないし十五万トン、合計一千六十万トンの供給に対し、需要は一千五十万トン、六十米穀年度に繰……
○村沢牧君 総理、我が国の農業が年ごとに厳しくなっていることはことしの農業白書も指摘をしているところであります。農業基本法が制定されてから二十三年、いわゆる農基法農政は農業と他産業との格差の是正、自立経営農家の育成を目指して選択的拡大生産を進めてきましたが、農業の現状はこうした目標とは逆の結果になって米まで不足するという状態になりました。これまで進めてきた自民党農政が正しかったというふうにお考えになりますか。今までの農政の反省と、日本経済の中における農業の位置づけについて伺います。
【次の発言】 農業の位置づけについて明確な御答弁をいただかなかったわけでありますが、私は、農業は何といっても食糧……
○村沢牧君 既に我が党議員から四時間余にわたって二法案について質問がされましたものですから、私はこれを確認をし、総括をする立場で申し上げ、さらにまた、二、三の個別について質問いたしたいと思います。 そこで、今、上野議員からせっかく土地改良連合会なり区の問題が出ましたから、これに少し関連をいたしますけれども、今回の法改正によって土地改良区及び連合会の地位と期待が高まってくるわけであります。改良区はこれにこたえなければならない。そのためには改良区みずからが民主的な運営に努力することは当然のことであるけれども、国としても改良区の基盤の充実、役職員の資質の向上のためにこれまた対応も迫られてくるという……
○村沢牧君 ちょっと関連して。
今の次長の答弁は、先日この席で総理が答弁したことと違うのです。総理は、第三期対策をやって百五十万トン備蓄をしたい、積み増しをしたいとはっきり答弁しているのです。その委員会答弁と違うじゃないですか。あなたは総理の答弁と違っているのだ。
【次の発言】 弾力的に対応して、四十五万トンずつ三カ年、百五十万トンにはならぬけれども、それに加えて三カ年間で百五十万トン備蓄したいとはっきり言っているじゃないですか。確認しているでしょう。
【次の発言】 委員長、せっかくの稲村委員の要請ですから、提出させるように委員長から取り計らっていただきたいと思います。
○村沢牧君 農水省が厳しい米需給の現状を無視して、また生産農民の切実な要求を裏切って、わ
ずかに一・四五%アップという低米価を諮問した。このことは行革審や大蔵省の米価抑制方針に農水省が屈服した以外何物でもない。大臣はこのような低米価を諮問したことにつきまして、一体どのように思っているのですか。
【次の発言】 私は諮問の経過を聞いているのじゃないのです。このような低米価を諮問したこのことについて大臣はどう思っているのか、自信があるのかということ。
【次の発言】 この諮問は、大臣が今の米需給や六年間も米価を据え置いてきたそれにこたえる諮問であるかどうか。この六年間に米の生産費は三五%以上も上昇し、……
○村沢牧君 私は、まず、今回の災害で被災をされた皆さんにお見舞いを申し上げ、亡くなられた皆さん方の御冥福を心からお祈りいたします。 小山委員から総括的な質問がありましたので、これに関連をし、各論にわたって若干の質問をいたします。 今回の災害は、事前の災害防止対策、避難体制のとり方、山岳道路と宅地造成のあり方など多くの問題が浮き彫りをされ、教訓と反省をもたらしましたが、二度とこのような災害を繰り返してはならない。そのために、被害の実態調査、災害の発生原因の科学的分析。情報の伝達方法、警戒・避難等について総合調査を実施する必要がある。この調査は、県や市の守備範囲に属するものもあろうが、昨年の長……
○村沢牧君 私は主として障害者対策について質問いたしますが、私の持ち時間も三十分しかありませんので、質問は簡潔にいたしますので、そのように対応していただきたいというように思います。
一九八一年国際障害者年以後の政策展開の総括と今後のスケジュール、重点施策について示してください。
【次の発言】 障害者年が発足して五年目を迎えたわけでありますが、今までの政策展開を総括してさらにまた今後この長期計画を十年間に達成できる、そういう自信をお持ちなんですか。
【次の発言】 局長から答弁があったわけでありますが、大臣に重ねて決意を聞きたいわけです。財政状況が厳しいことは承知をしているけれども、この長期計画……
○村沢牧君 きょうは、大臣が米価審議会等の関係で、午前中総体で二時間しか出席できないといっておりますので、私も要領よく質問をいたしますので、主として大臣から簡潔に御答弁をいただきたいと思います。 政府がこの数年間、農畜産物価格を実質据え置き、あるいは引き下げたことによって農家経済は大変厳しくなっています。ことしの生産者米価は何としても、引き上げてもらいたいという農民の切実な要求を無視して、また日本社会党も数回にわたる政府申し入れをしたわけでありますが、これらも軽視して大臣は据え置き諮問をした。全くもって容認できないことであります。かかる諮問をした大臣の心境について伺いたい。
○村沢牧君 ちょっと関連しまして。 私は去る十一月八日の当委員会で営林局廃止の基準を申し上げまして、こうすべきではないか、それに対して角道前林野庁長官は、御指摘のとおりのことは「重要な要素であると考えております。」という答弁があった。その後、営林局統廃合について、私は林野庁の何人かの幹部に過ちのない判断をするように要請をし、意見も聞いた。そうした中で、ある部長は、一局を廃止しなければならないけれども、一局廃止に当たっては転勤赴任する職員の子供の教育のことも考えなくてはならない、また木材の流通販売シェアも重視しなければならない、こういうふうに言っているわけです。 そこで、長官にお伺いいたしま……
○村沢牧君 大臣の所信表明を聞きましたが、率直に言って、農業を守り発展をさしていくという決意のほどはよくわかるわけでありますけれども、本年度の特に力点を置きたいという「生産性の高い、土台のしっかりした農林水産業を実現していく」、あるいはまた「活力あるむらづくり」、こういう項目は並べてありますけれども、予算や政策が伴っておらない、こう指摘をせざるを得ないわけであります。 農業基本法が制定されてから二十四年たちますけれども、農基法農政、さらには総合農政へと姿を変えてきましたが、同時に、農基法の精神から後退するような政策と現実が続いてきておるわけであります。そして、ことしの農林水産予算や諸制度改正……
○村沢牧君 私は社会党の村沢牧でございます。 参考人の皆さん方には、きょうお忙しいところ御出席をいただきまして、ただいままで貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。 これからの法律案審議に大いに参考にさせてもらいたいというふうに思っておるところでございます。 そこで、最初にお伺いしたいんでありますが、この法律案を出す背景、それについては、昨年の日米農産物協議の結果、何とかして輸入対策を講じなければならない、そういうことが大きな原因であったというふうに私も思っておるところであります。したがって、この輸入問題については、きょう御世席の参考人の皆さんそれぞれ御意見を持っており、特に全……
○村沢牧君 提案者におかれましては本案延長に努力をいたしたことに、まずもって敬意を表します。
私も本案の延長には賛意を表するものではございますが、延長後適切な法の運用、目的を達成するために、以下数点お伺いいたしたいと思います。
まず提案者にお尋ねしますが、本改正法案は単純延長でなくて、一項を追加をして延長しようとしているわけでありますが、その理由について明らかにしてください。
【次の発言】 今、説明のあったような理由で一項追加したわけでありますけれども、このことによって例えば山村地域の指定基準の見直しだとか、あるいは指定地域における財政措置規定の考え直し、こんな気持ちは持っておらないという……
○村沢牧君 関連して。 山田委員の質問で大臣の決意も聞いたわけですが、大事な問題でありますから、一言だけ関連して重ねて要請しておきます。 大臣は、木材関税の引き下げは困難である、慎重かつ適切に対処してまいりたいということをいろいろな委員会でも答弁しているわけでありますが、しかし、昨日の新聞を見ると、大臣が与党幹事長に会って、三千億ぐらいの金は出したらどうかと言ったら、それによって考えるというようなことが報道されているわけですね。一体、大臣の真意というのはどこにあるか。みんな、山田委員が質問するのは当然のことかもしれぬ。しかも大臣は、総理が金を出すとか出さぬとか言ったことは新聞で見たと言って……
○村沢牧君 次回の審議に必要だというふうに思いますので、山田委員の質問の時間の範囲内で資料要求を二つしておきます。 一つは、この法律を改正することによって蚕糸業の安定を図っていくんだ、そのために需要の拡大及び輸入抑制もしていくんだ、養蚕の振興もしていくんだということでありますから、関係者に安心をさせるために、六十五年度を見通して、今農水省が考えている内需、それから生糸の生産、輸入、繭の生産、これは閣議決定を変更しろということじゃありませんが、いずれ求めていきますが、現在法律を出すについて考えている資料を次回の委員会までに出してください。 もう一つは、五十九年度の繭の生産費調査もできていると……
○村沢牧君 参考人の皆様方には、きょうはお忙しいところを御出席いただきまして、いろいろと貴重な御意見を賜りましてありがとうございました。私たちの今後の審議の参考に供させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 最初に、私の方からそれぞれの参考人の皆さん方に御質問申し上げますが、時間も余りありませんので、簡潔に申し上げますので、ぜひ御答弁の方もよろしくお願いしたいというふうに思います。 まず、全養連の新井参考人にお伺いいたしますが、全養連は昨年の十一月九日に日比谷公会堂に全国から五千人の養蚕家を集めて、安定制度を守ること、あるいは六十年度も一万四千円の基準糸価を堅持すること、……
○村沢牧君 繭糸価格安定法は、制定以来、今回で九回目の改正でありますけれども、法律の改正は単なる一時しのぎの措置であってはならない。特に、今回は法の目的まで改正しようとするものでありますから、政府は改正法が施行後においては、この目的を達成するために積極的な努力また対応を講じなければならないというふうに思います。
大臣は、この改正法を適切に運用することによって、蚕糸業の経営を安定させることができるという自信をお持ちですか。
【次の発言】 そういう措置を講ずることによって今後の蚕糸業の経営を安定さすことができる、こういう自信をお持ちですか。
○村沢牧君 私は、ただいま可決されました農業改良資金助成法及び自作農創設特別措置特別会計法の一部を改正する法律案、農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案及び農業近代化資金助成法及び漁業近代化資金助成法の一部を改正する法律案の三法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合及び二院クラブ・革新共闘の各 派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 農業改良資金助成法及び自作農創設特別措置特別会計法の一部を改正する法律案、農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案並びに農業近代化資金助成法及び漁業近代化資金助成法の……
○村沢牧君 農業共済制度が発足してから三十九年目になりますが、この間、何回もの制度改正を経て、逐次内容も充実をし、国の農業災害の基本として農業経営の安定、農業生産力の維持発展に寄与してまいりました。今、我が国の農業は、食糧自給率の低下、農業所得の伸び悩みの中で生産性の高い農業の展開が求められているとき、災害を補てんし再生産を確保するためにも、農業災害補償法の果たす役割は大きなものがあります。 ところが、今回の法改正は、若干の改善点はあるものの、国庫負担の圧縮を初め制度の根幹に触れるような基準の見直しに主眼を置いたものであって、これは改善とは言えない。制度を後退させるものであるけれども、大臣は……
○村沢牧君 参考人の皆さん方には、お忙しいところ当委員会に御出席をいただきまして、貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。今後の私たちの審議の参考に供さしてもらいたいというふうに思います。 まず、須藤参考人にお伺いいたしますが、私は、農業共済協会や農業共済団体が今回の法律改正について、この改正は制度及び組織に重大な影響を及ぼす、だから賛成ができないという御意見を持っていたことはかねがね承知をいたしておったところでありますが、先ほど参考人の御意見のように、全面的に賛成はできないがあえて反対運動はしないというような、まあ言うならばやむを得ないというような御意見でございます。先日も当委……
○村沢牧君 私は、日本社会党を代表して、農業災害補償法の一部を改正する法律案に反対する立場で討論を行います。 農業災害補償法は、制度の発足以来、国の農業災害対策の基幹として位置づけられ、農業経営の安定、農業生産力の維持発展のために寄与してきましたが、我が国農業が食糧自給率の低下、農業所得の伸び悩みの中で、生産性の高い農業の展開が求められているとき、この制度の果たす役割はますます大きなものがあり、政府は制度の改善充実のために法律内容の整備を行うべきであります。 ところが、今回の改正法案は、掛金国庫負担の圧縮、当然加入基準の引き上げに主眼を置いたものであって、農家の要望にも逆行するばかりでなく……
○村沢牧君 今までの稲村委員の質問に二点だけ関連して聞きますが、まず食糧庁長官に聞くけれども、米価審議会ですね、二十六日に前広米審を行う、およその理解としては七月三日に米価審議会が開かれるであろうということで大勢が動いて
いるわけですね。最近になると、どうも三日、四日がずれるのではないかということも耳にするんです。皆さんが日を決めることであるけれども、団体なり国会の都合もいろいろあるから、その辺について食糧庁長官はどのように考えているか、はっきりもう少し示してください。
【次の発言】 そうすると、三日、四日に開かれるであろうということは、その理解で必ずしもそういうことではないということなんです……
○村沢牧君 最初に地方の行革について質問いたします。
地方の行革は本年度中曽根内閣の目玉事業であり、なお重大方針であると言っていますが、総理は、地方行革大綱と、それに基づく地方の行革をどのように進めていかれるのか、まずお伺いします。
【次の発言】 政府は地方行革大綱を決め、自治体に通達をした。後藤田総務長官に伺いますが、この大綱の背景には第二臨調答申、そして行革審の答申がある。こうした答申を尊重して地方も思い切った行革を行えという趣旨でこのような方法をとったのであろうと思いますが、どうですか。
【次の発言】 重ねてお伺いしますが、つまり地方行革とその推進は臨調答申に基づく政府の方針ですね。
○村沢牧君 私は、去る十八日の総括質問で政府の答弁が不十分であったために後日に回した問題二項目について最初に質問いたします。
まず、地方行革についてでありますが、臨調答申、行革審答申に基づいて地方行革大綱が決定をされ、これを地方に通達しているわけでありますが、この大綱は余りにも地方公共団体の固有の問題、プロパーの問題に介入し過ぎているわけであります。自治大臣はどういうふうに思いますか。
【次の発言】 行革大綱を決定したことについて私は異議を言っているわけではありませんが、この行革大綱が地方の固有の事務に介入し過ぎているんだ、そのことを聞いているわけなんです。
○村沢牧君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題になっております政府提出の昭和六十年度予算案に反対、社会党提出の修正案に賛成の討論を行います。 我が国経済の現況は、アメリカの予想を超えた景気回復に支えられて、拡大基調にあると言われているものの、国内においては依然として業種間、地域間に大きな跛行性が残っており、特に大企業が輸出の増大に伴って巨額の収益を上げている反面、輸出力の弱い、あるいは個人消費依存の中小企業は業績不振による倒産の多発で苦しんでおります。また、内需の中心である個人消費は、政府、財界の賃金抑制策による所得の伸び悩みに加えて、税金や社会保障負担の増加から低迷を続けております。……
○村沢牧君 私は、合板、木材関係の関税引き下げに関連して国内法規制緩和等について質問いたします。 本年四月に決定した対外経済対策では、合板等の関税引き下げについて、財政、金融その他所要の措置を講じ、その進捗状況を見つつ、おおむね三年目から関税の引き下げを行うべく前向きに取り組むという方針を決定したわけであります。その後、国会答弁でも総理以下関係大臣はこのことを繰り返してまいりました。ところが、森林・林業、木材産業の活性化対策を何ら講ずることなく、七月末策定した行動計画では、六十二年四月から合板等の関税を引き下げる決定をしました。このことは対外経済対策やその後の国会答弁を無視したものではありま……
○村沢牧君 農林水産省は去る十一月八日、森林・林業活性化対策を打ち出したけれども、その資金枠、内容とも極めて不十分であり、今までの国会論議や国民の要望にこたえたものとは言いがたい。時間の関係上、私はこの内容に立ち入って論議することは後日に譲りますけれども、今回示した対策で林業の川上から川下に至る活性化ができて、六十二年四月あるいはそれ以前に関税の引き下げを行っても大丈夫だと、こういう自信をお持ちですか。
【次の発言】 私が聞いたのは、この対策事業でもって六十二年四月あるいはそれ以前に関税の引き下げを行っても大丈夫だと、こういう自信を持っているのか。
○村沢牧君 農林年金は、農林漁業団体の役職員に優秀な人材を確保するためには老後保障の充実が必要であること、同時に、農林漁業団体の育成強化が農政の推進上重要であるとの判断のもとに、昭和三十四年に厚生年金から分離独立した制度であります。 この年金は、発足以来厚生年金よりも充実した内容、そして国家公務員共済との横並びを目指して制度の改善充実に努めてきましたが、八〇年代に入ってからは国庫負担率の停滞、掛金率の引き上げ、支給開始年齢の引き延ばしなど改悪が続いており、今回、公的年金制度一元比等の一環としての改悪されることによって、給付水準の引き下げ、掛金の引き上げなどの影響をもろに受けようとしております……
○村沢牧君 委員長、答弁が違うでしょう。答弁が違いますから、稲村委員の時間もありませんから、これは正確な答弁をさしてください。
○村沢牧君 公健法の見直しを検討している中公審専門委員会の報告はいつごろ出される見通しですか。
【次の発言】 専門委員会が独自に検討しておることは知っておるのですけれども、いつごろその報告書が出されることぐらい環境庁、事務局では知っているでしょう。そんなことなぜ言えないのですか。
【次の発言】 そんなところで時間をとりたくないのですけれども、その極めて早いというのは、それじゃいつごろですか。四月中に出されるかどうか、その辺のことは言えるでしょう。
【次の発言】 この報告書を受けでどのように今後対応するのですか。
【次の発言】 環境庁が本年三月七日に発表した大気汚染健康影響調査報告書、これを見る……
○村沢牧君 米の生産が過剰基調の中で、農業者に転作を要請し、農業生産の再編成をするという国策に協力して稲作をやめた人の所得の減少を補うために、政府が転作奨励補助金を交付することは当然の措置でありますが、この補助金に対する租税の面で特別な配慮をすることについて、まず農林水産省の見解を求めたいと思います。
【次の発言】 大蔵省に伺うが、稲作から他の作物に転作を要請するという国の異例な措置に対して補償的な補助金を出すことについて、そしてこの補助金が事業所得か一時所得かの議論はあるといたしましても、税法上特別な措置を講ずるという政策についてどういうふうに考えますか。
○村沢牧君 基礎年金に関する経理を明確にするために国民年金特別会計に基礎年金勘定を設けるという本改正法案は、大蔵省が主管をし、当委員会で審議をすることになっているけれども、基礎年金に関係する特別会計の実際の管理は大蔵省なのか、それとも厚生省なのか伺いたい。
【次の発言】 基礎年金勘定の予算案を見ると、運用収入に五百五十五億二千余万円を計上し、同額を予備費として歳出に計上しておるわけでありますが、初年度においてこうした運用収入の発生する理由とその運用について述べてください。
【次の発言】 この予備費は剰余金として翌年度に繰り越すものですか。
○村沢牧君 私は、預金保険法案について質問します。
この改正法案のねらいは、金融の自由化が円滑に進展するための環境を整備することにあると思いますが、今日、金融の自由化、国際化の進展は避けて通れない問題であり、必然的な動きであるというふうに思います。
そこで、大臣、金融自由化の進展状況とその評価、また、金融環境の大きな変化に対応して大蔵省としての金融政策手段はどうあるべきかというふうにお考えになりますか。
【次の発言】 今お話がありましたように、金融の自由化は国民経済的観点から基本的には望ましいものである、私も一面そう思いますが、しかし、望ましいといっても、行き過ぎた自由化は国民経済に悪影響……
○村沢牧君 まず、予算にも関連して農業の基本問題について数点伺っておきます。 我が国の農業が厳しいことは改めて申すまでもありません。農業基本法ができてから二十五年、農基法農政から総合農政、そして今日の混迷農政としか言い得ないような現状にあるのが日本農業の実態であるというふうに思います。そこで、先ほど説明のあった六十一年度政府予算案を見ると、全体予算の中で今まではどうにか一〇%台を維持してきたけれどもことしはそれを割ってしまった。さらに前年に比べて四・八%もマイナス、四年連続の減であります。これに対して、防衛費の予算を見ますると、防衛費だけは突出して三兆三千四百億、農林予算は三兆一千四百億、つ……
○村沢牧君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○村沢牧君 私は最初に、経済構造調査研究会に関連した質問を行います。
総理、あなたが私的諮問機関としていわゆる経構研をつくった目的、その経構研の性格、報告書をどのように評価しておられるのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 総理が次から次へと私的諮問機関をつくって、自分のお気に入りの人を委員にして、その報告書を国の施策に誘導しようとしていることについては国会においても常に批判をされているところであります。総理は経構研の報告書が時宜に適したものである、高く評価していると本会議でも答弁しているわけでありますが、この報告書は、今お聞きをすると総理の任期中の単なる参考資料ではない、我が国の経済……
○村沢牧君 私は社会党の村沢牧であります。 参考人の皆さん方には大変お忙しいところを御出席いただきまして、貴重な御意見ありがとうございました。 まず、御三人の参考人にお伺いしたいのでありますが、昨年の補助金の一律カットは、これは地方団体挙げて抵抗を示した。しかし、これは一年限りであるからということで政府も約束したわけであります。そしてまた、私ども国会の審議の中においても、一年限りにしなさいという附帯決議もつけておるところであります。六十一年度の予算編成に対しましても、地方団体から政府に対して補助金カットについていろいろな要請が出されたことは承知をいたしております。しかし、一年 限りという法……
○村沢牧君 私は、最初に撚糸工連問題について質問いたします。 撚糸工連の汚職事件で自民党の稻村佐近四郎代議士が東京地検特別捜査部の取り調べを受けた。新聞報道によれば、特捜部は起訴に踏み切る方針だという。元自民党副幹事長、総務長官、そして国土庁長官の経歴が示すように内閣の要職にあった人、しかも総裁派閥に属する人がとうとう検察の取り調べを受けたこと、このことはまことに不名誉なことであり許すことのできないことであります。同時に、国会と国会議員の品位を傷つける問題であります。総理は、自分の派閥に属する人がこのような事態を引き起こしたことについて真相をどのようにつかんでいらっしゃっているのか、また今回……
○村沢牧君 私は昨年、本委員会で部落解放にかかわる事業の促進を要請した際、当時の後藤田総務庁長官を初め関係大臣から、政府は最大限の努力をして地対法に計画された事業については法期限内、すなわち六十一年度までには何とか完成しますという答弁があったわけであります。しかし、六十一年度まで予算の面を見ても、あるいは事業の実態を見ても、かなりの事業が残ると私は思います。また地対法制定当時の計画に計上しなかった新たな事業もある。総務庁からこの内容を明らかにしてください。
【次の発言】 地対法に関係する省庁は非常に多い。したがって私は、時間の関係上、総務庁で一括報告してくれと前もって通告しておいたんですけれど……
○村沢牧君 法務省に聞くが、法務省が把握している差別事件は年間どのくらいあるのか。またその中で悪質な人権侵犯であると判断される事案について、具体的に明らかにしてください。
【次の発言】 法務大臣、法務省に届けのあった事件も今説明があったとおりでありますが、これ以外にもたくさんあるわけです。部落問題は法務省の掲げる人権擁護で大きな柱となっていますけれども、このような差別事件が後を絶たないことはただ残念だと言って済まされる問題ではありません。差別撤廃のために政府として総合的な施策を講ずべきだというふうに思いますが、法務大臣はどのように考えますか。
○村沢牧君 本国会予算修正をめぐる与野党合意の中に「森林、林業の健全な育成と国有林野事業の経営改善方策については財源措置を含め、昭和六十一年中に結論を得るよう最善をつくす。」という一項が入っています。予算修正でこのようなことが合意されたことは異例のことであります。農林水産大臣はこのことは重要な問題として受けとめなければならないが、どう考えていますか。
【次の発言】 大蔵大臣、このような合意がなされた背景には、日本社会党が要求した六十一年度予算修正の項目の一つとして、国有林野事業の財政再建として一千六億円の増額修正案について与野党で大事なことだ、重要な問題であるとして取り上げていただいたわけであ……
○村沢牧君 私は質問に先立って委員長にお尋ねします。ということは、私たちは野党五派共同提案による六十一年度生産者米価決定に関する決議案を理事会に提出してあります。したがって、この決議案の上程の時期については、本日午前中の各党の審議が終わった段階においてやってもらいたい。昨年もそういう例があります。この取り扱いについてどのようにやっていただくのか、私の質問にも関連しますので、委員長の御答弁をお願いします。
【次の発言】 わかりました。
稲村委員の質問に対する大臣の答弁を聞いていて感じたことは、生産者米価を引き下げることには強い決意を持っているけれども、日本農業のビジョン、展望については極めてあ……
○委員以外の議員(村沢牧君) 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました日本鉄道株式会社法案、日本国有鉄道の解散及び特定長期債務の処理に関する法律案並びに日本鉄道株式会社退職希望職員等雇用対策特別措置法案について、その提案理由と概要について御説明いたします。 国鉄経営が危機に陥ってから既に久しく、五回にわたる政府の再建計画がことごとく失敗したことは周知の事実であります。急激な交通と経済情勢の変化に適切な対応を欠いたこと、日本国有鉄道法を初め多くの経営上の制約があり、経営の自主性が保障されなかったこと、官僚的経営に終始し、政治の介入が絶えず、加えて、国が政策的に国鉄に建設させ経営させ……
○委員以外の議員(村沢牧君) お答えいたします。 政府案による分割・民営化が新会社の経営、地方線の存続、接続ダイヤや運賃、雇用や安全性などに大きな不安を与えていることは、これまで各委員から指摘、質問のあったところでありますが、政府はこの疑問に明確に答えておりません。特に、分割に対する不安は、ひとり三島問題に限らず、本州においても現実に存在しているのであります。 私は、社会党案の提案者代表ではありますが、長野県の出身でもありますので、穐山委員から質問のあった具体的問題について問題点を指摘し、答弁を申し上げます。 今、穐山委員から適切な資料の配付をいただきました。ごらんになっていただきますよ……
○委員以外の議員(村沢牧君) お答えをいたします。 国鉄の経営危機を招いた原因と責任を明確に踏まえた上での対策であり改革でなくては真の国鉄改革にならないということは申すまでもありません。国鉄がなぜこのような危機的な状況になったのか、要約して申し上げますならば、国鉄に対して赤字体質のもとで借金による新幹線建設や輸送力増強等の膨大な設備投資を政府が行わせてきたこと、戦後の復員者の国鉄への受け入れに伴う年金や退職金負担などが国鉄財政を圧迫していること、また交通機関の変化に政府や国鉄当局の経営が的確に対応できなかったこと、公社の経営が自主性が保障されなかったことなどが主たる原因として認識をいたしてお……
○村沢牧君 時間がありませんから、櫻井参考人にお伺いいたしますが、農水省から次期対策の骨子が示されておりますが、私は率直に言ってこの対策は、減反面積は拡大するけれども、補助金は減らす、あるいは転作目標の誘導作物が明確でない、もう一つは生産者並びに生産者団体の共同責任とするというようなことが特徴であろうというふうに思います。 そこで私は、食管法から見ると、食管法にはな るほど減反農家とうたっておりませんけれども、農林水産大臣が米の需給調整をする、そのために基本計画を立てる、だからそのためにもやっぱり減反をしなければならないという、こういう裏づけの問題があるというふうに思いますけれども、何か共同……
○村沢牧君 私は、主としてポスト三期対策について伺いますが、その前に一点だけ伺っておきたいというふうに思います。
ことしの生産者米価が据え置き決定された直後の記者会見で、農林水産省の幹部は断腸の思いだといって悔しがり、大臣は非常に残念だというふうに連発されていたことが報道されていますが、その後の米をめぐるもろもろの情勢の中から、今日でも米価を据え置いたことは大変残念だと、政府諮問のように下げるべきだというふうに大臣は考えておられますか。
【次の発言】 その際申し合わせたことが今後の農政の発展につながるということでありますが、それはつまり下げるべきだということですね。
そこで、そういう経過を……
○村沢牧君 六十二年生産者米価について農林水産省は、事前調整方式などといって、米価審議会前に政府と自民党が調整をし、諮問案ができ上がった時点で事実上の決定にしてしまうというような方針をとった。そのために諮問米価の決定が随分手間取ったわけであります。米価は米審に諮って決定するのが食管法の規定であり、米審前に事実上の決定をするというようなことは本末転倒であるのみならず、米審の審議を無意味にし、またその機能を形骸化するものであります。大臣は米価決定について米審等の関係をどういうふうに考えていらっしゃるのか。
【次の発言】 米審を尊重して米価を最終的に決定するということは、本日諮問したこの諮問米価がそ……
○村沢牧君 けさの閣議で六十二年度予算の暫定予算案が決定されたようでありますけれども、農林水産省に関係する分について資料を提出して、概要説明してください。なお、委員長に要請しますが、この資料は当委員会に提出するようにお取り計らいを願いたいと思います。
【次の発言】 後刻ということは本日ということですか、国会に正式に大蔵省が提出するのは。
【次の発言】 私は本日午後二時に提出されるということを聞いておりますが、それはほぼ間違いないですか。
【次の発言】 当委員会はきょう三時過ぎまで開会しているようでありますので、十分委員会に間に合いますので、その際は提出てきますか。
○村沢牧君 大臣、OECD御出席御苦労さんでした。
最近、米国のリン農務長官、ヤイター通商代表の来日による日米農産物交渉、その後の中曽根・レーガン会談、そしてOECD閣僚理事会などを通じて、農業問題に対する国際的な関心が高まっています。この間における加藤農林水産大臣の努力は認めるものでありますけれども、我が国の農業の現状、今後の農政を展望するとき、国際的にも国内的にも重大な時期に立たされているというふうに思います。
そこで、まず伺いたいことは、大臣はOECD閣僚理事会において何を重点に主張し、その成果はどうであったのか。
【次の発言】 日米農産物交渉で、米側の要求を要約すると、米の市場開放……
○村沢牧君 まず、農林年金の年金額を改定する場合の要素について述べてください。
【次の発言】 そんな抽象的なことでなくて、一体何を要素にして改定をするのかもう少し中身について言ってください。
【次の発言】 よくわからぬようですから、私が申し上げましょう。
昭和六十年の第百三国会で年金の大幅改定の案が提出されたわけであります。共済年金の改定基準は、従来の給与スライド方式から、厚生年金と同様に、消費者物価が五%を超えて上下した場合に自動改定をされる、あるいは物価スライド方式、つまり要素というのはこういうことじゃないですか。ただ、物価変動率が五%以内の場合には、物価と社会的、経済的諸要素を総合的に……
○村沢牧君 森林法の一部改正についてでありますが、森林法中、共有林の分割請求の制限に関する規定が最高裁において違憲無効の判決が行われたので、この規定を削除するための改正でありますが、このように最高裁の違憲判決で法改正をした例は今までにどのくらいありましたか。
【次の発言】 最高裁から違憲判決された法律は、今説明あったように極めて少ない。したがって、農水省はよくこれを反省しなければならないというふうに思うんです。
そこで、この法律の提出者は、従来は内閣であったのか、それとも議員であったのか。
【次の発言】 従来はすべて議員立法でもって法律改正が行われた、今回は初めて内閣提出にした、その理由は何……
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る五月二十八日、鈴木貞敏君及び勝木健司君が委員を辞任され、その補欠として志村哲良君及び山田勇君が選任されました。
また、七月六日、大森昭君、鈴木和美君及び三木忠雄君が委員を辞任され、その補欠として小川仁一君、私、村沢牧及び太田淳夫君が選任されました。
【次の発言】 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
私は、去る六日の本会議におきまして建設委員長に選任されました。
御承知のように、我が国は内外から内需の拡大と産業構造の転換を強く求められており、そのために住宅、道路、河川、下……
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
建設事業及び建設諸計画等に関する調査のため、本日、住宅・都市整備公団の役職員を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 建設事業及び建設諸計画等に関する調査を議題といたします。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午後一時に再開することとし、休憩いたします。
午前十一時四十二分休憩
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
国土開発幹線自動車道建設法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。天野建設大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午後一時再開することとし、休憩いたします。
午前十一時五十六分休憩
【次の発言】 ただいまから建設委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、国土開発幹線自動車道建設法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る八月二十六日、上杉光弘君及び本村和喜君が委員を辞任され、その補欠として志村哲良君及び服部安司君がそれぞれ選任されました。
また、去る九月十二日、沓掛哲男君が委員を辞任され、その補欠として曽根田郁夫君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第一〇九号不動産経営管理士(仮称)の業務資格認定に関する請願外四十一件を議題といたします。
本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。
これらの請願につきましては、理事……
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る九月十七日、曽根田郁夫君が委員を辞任され、その補欠として沓掛哲男君が選任されました。
【次の発言】 この際、越智建設大臣、奥野国土庁長官及び粕谷北海道開発庁長官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。越智建設大臣。
【次の発言】 奥野国土庁長官。
【次の発言】 粕谷北海道開発庁長官。
【次の発言】 次に、古賀建設政務次官、大原国土政務次官及び上草北海道開発政務次官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。古賀建設政務次官。
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十一月十九日、工藤万砂美君が委員を辞任され、その補欠として高橋清孝君が選任されました。
【次の発言】 国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、建設事業及び建設諸計画等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第一九号第十次道路整備五箇年計画の投資規模確保等に関する請願外十件を議題といたします。
本委員会に付託されて……
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二十六日、一井淳治君が委員を辞任され、その補欠として赤桐操君が選任されました。
【次の発言】 国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、建設事業及び建設諸計画等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。
建設事業及び建設諸計画等に関する調査のため、自然休会中に委員派遣を行いたいと存じますが、御……
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
建設事業及び建設諸計画等に関する調査を議題といたします。
まず、先般当委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員から報告を聴取いたします。
まず、第一班の報告をお願いします。志村君。
【次の発言】 次に、第二班の報告をお願いします。井上君。
【次の発言】 以上で派遣委員の報告は終わりました。
【次の発言】 次に、建設大臣から建設行政の基本施策について所信を聴取いたします。越智建設大臣。
【次の発言】 次に、国土庁長官から国土行政の基本施策について所信を聴取いたします。奥野国土庁長官。
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
建設事業及び建設諸計画等に関する調査のため、本日、日本道路公団及び住宅・都市整備公団の役職員を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 建設事業及び建設諸計画等に関する調査を議題といたします。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 もっと的確な答弁しなよ。だめだよ、それでは。
【次の発言】 時間がないから簡単に。
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二十六日、松本英一君が委員を辞任され、その補欠として梶原敬義君が選任されました。
【次の発言】 ここで御報告をいたします。
去る三月二十五日、予算委員会から、本日及び三十一日の二日間、昭和六十三年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、建設省所管、総理府所管のうち国土庁、北海道開発庁並びに住宅金融公庫、北海道東北開発公庫について審査の委嘱がありました。
この際、本件を議題といたします。
【次の発言】 まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
……
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
道路整備緊急措置法及び奥地等産業開発道路整備臨時措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
前回、本案の趣旨説明は聴取しておりますので、これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。
本日、植木光教君及び堀内俊夫君が委員を辞任され、その補欠として久世公堯君及び松浦孝治君が選任されました。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、これより討論に入ります。
……
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨三十日、松本英一君が委員を辞任され、その補欠として大木正吾君が選任されました。
また、本日、久世公堯君が委員を辞任され、その補欠として植木光教君が選任されました。
【次の発言】 特定市街化区域農地の固定資産税の課税の適正化に伴う宅地化促進臨時措置法の一部を改正する法律案及び農地所有者等賃貸住宅建設融資利子補給臨時措置法の一部を改正する法律案、以上両案を便宜一括して議題といたします。
両案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、直ちに質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願……
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨十一日、上田耕一郎君が委員を辞任され、その補欠として内藤功君が選任されました。
【次の発言】 宅地建物取引業法及び積立式宅地建物販売業法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 課長、委員長からも申し上げますけれども、委員の質問に的確に答えてください。
【次の発言】 本案に対する本日の質疑はこの程度にとどめます。
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十三日、山田勇君が委員を辞任され、その補欠として橋本孝一郎君が選任されました。
【次の発言】 宅地建物取引業法及び積立式宅地建物販売業法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、これより討論に入ります。――別に御発言もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
宅地建物取引業法及び積立式宅……
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十四日、橋本孝一郎君が委員を辞任され、その補欠として山田勇君が選任されました。
また、去る十六日、佐藤昭夫君が委員を辞任され、その補欠として橋本敦君が選任されました。
また、昨十八日、山田勇君が委員を辞任され、その補欠として関嘉彦君が選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
住宅・都市整備公団法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日、地域振興整備公団及び住宅・都市整備公団の役職員を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議……
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十九日、関嘉彦君が委員を辞任され、その補欠として山田勇君が選任されました。
また、昨二十日、木宮和彦君及び橋本敦君が委員を辞任され、その補欠として服部安司君及び内藤功君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
建設事業及び建設諸計画等に関する調査のため、本日、住宅・都市整備公団の役職員を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二十一日、内藤功君が委員を辞任され、その補欠として上田耕一郎君が選任されました。
【次の発言】 建設事業及び建設諸計画等に関する調査のうち、住宅・都市整備公団家賃値上げに関する件を議題といたします。
本件につきましては、去る二十一日の本委員会における論議を踏まえ、理事会において協議いたしました結果、政府への要望事項がまとまりましたので、委員長から建設大臣に要望いたします。
1 政府は、住宅に困窮する勤労者に対し、良質な公共賃貸住宅の供給と高家賃の引下げのための諸施策の強化に努……
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二十七日、山田勇君が委員を辞任され、その補欠として橋本孝一郎君が選任されました。
【次の発言】 大都市地域における優良宅地開発の促進に関する緊急措置法案を議題といたします。
前回、法案の趣旨説明は聴取しておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前はこの程度にとどめ、午後一時三十分まで休憩いたします。
午前十一時四十五分休憩
【次の発言】 ただいまから建設委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、質疑を行います。
……
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四月二十八日、橋本孝一郎君が委員を辞任され、その補欠として山田勇君が選任されました。
また、五月六日、野沢太三君及び二木秀夫君が委員を辞任され、その補欠として植木光教君及び井上吉夫君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 都市再開発法及び建築基準法の一部を改正する法律案を議題といたします。
前回、本案の趣旨説明は聴取しておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前はこの程度にとどめ、午後一時三十分まで休憩いたします。
……
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十三日、上杉光弘君が委員を辞任され、その補欠として堀内俊夫君が選任されました。
【次の発言】 この際、内海国土庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。内海国土庁長官。
【次の発言】 土地区画整理法の一部を改正する法律案を議題といたします。
前回、本案の趣旨説明は聴取しておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。
午前十一時五十六分休憩
○委員長(村沢牧君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に小川仁一君を指名いたします。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第三五号第十次道路整備五箇年計画の投資規模確保等に関する請願外二十八件を議題といたします。
本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願……
○村沢牧君 異常気象による冷害については、先日の参議院本会議でも質疑の行われたところでありますが、被害の現状、作況それから政府が講じてきた対策、今後講じようとする施策について説明してください。
【次の発言】 そのような被害で、稲作の作況指数はどのぐらいになるというふうに思いますか。
それから、今回の被害が東北のみならず、私の県の長野県などにおいても冷害地を中心として非常に大きい。今説明のあった政府の対策は、従来講じてきたような対策とほとんど同じだけれども、今回の被害にかんがみて何か特別な対策を講じようとすることがあるのかどうか、その点について。
○村沢牧君 参考人の皆さん方には、お忙しいところ、きょうは当委員会に御出席をいただきまして、貴重な御意見を承りましてありがとうございました。 私は、社会党の村沢牧でございます。これからいろいろと御質問申し上げたいのでありますけれども、私の質問時間も三十二分ということで、お答えも含めて三十二分でございますので、その点お含みの上よろしくお願いしたいというふうに思うのであります。 最初に、参考人四人の皆さん方にお伺いしたいのですけれども、牛肉の自由化は繁殖農家や肥育農家に対する影響だけでなくて、今島津先生がおっしゃいましたように、酪農なんかに対しても重大な影響を及ぼすし、またその他の食肉に対して……
○村沢牧君 大臣、モントリオールの閣僚会議に出席され、大変御苦労さんでした。ウルグアイ・ラウンドの中間見直しは、農業問題について米国とECの対立によって事実上の決裂をして、日本の米市場開放問題はその陰に隠れて論議になることはなかった。しかし、これで米市場開放が免れたと判断することはできない。今後いつどのような場所で米問題が論議されると理解されています
か。
【次の発言】 いつごろになるんですか。
【次の発言】 新聞報道によれば、宇野外務大臣と米国のリン農務長官との会談で、農務長官は、中間見直しの会議は農業貿易のルールづくりを行う場であって、日米二国間の問題、個別品目について話し合う場ではないと……
○村沢牧君 大臣、二度目の御就任おめでとうございます。大変厳しい情勢でありますが、私も同県人でありますので、しっかりやってもらいたいと思います。 そこで、最初に政治姿勢と政治改革について、大臣の所信を伺っておかなければならないというふうに思います。竹下内閣に対する政治不信が高まって支持率が一二%に落ち込んだ、まさに内閣としては末期的な症状でありまして、国会の審議も進展しなくて暫定予算を組まざるを得なくなった。大臣は、竹下内閣の主要閣僚であり、また竹下派の重鎮であるがゆえに、あえて以下のことを質問して見解を求めるものであります。 第一点は、竹下内閣の支持率の低下は、リクルート疑惑、消費税、そ……
○村沢牧君 参考人の皆さん、きょうは本当に貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。社会党の村沢牧であります。 まず石原参考人にお伺いしたいのでありますけれども、第一点は、この基本法は宣言法である。私もそういうふうに思っております。 そこで、基本法が成立した後において政府がどのような対策を講ずるのか。国土庁長官は短期のものもあるし中期のものもあるというふうに言われているところでありますが、参考人は今までこうした基本法を制定するまでに政府機関等にいろいろ携わってまいっておられますので、まず制定されたら短期的には何をやるべきか。あるいは中期的にはどういうことをお考えになるのか、そのこ……
○村沢牧君 土地基本法案が本院に送付されましてから、本会議それから参考人調査あるいは審議を延べ六日間やってまいりました。日本社会党の同僚議員も私も含めて八人質問してまいったところであります。本日は、そういう点を踏まえまして国土庁長官並びに関係省庁に対して、我が党の質問を総括する意味で御質問申し上げたいというふうに思います。質問したいことはたくさんございますから、簡潔に明解に御答弁をいただきますように最初に要請しておきます。 石井長官は、この基本法が通ればスタートラインに立った気持ちで実行性のある対策を進めていくと、これまで何回も答弁しているところでありますが、今までなぜ地価の高騰を抑制し、宅……
○村沢牧君 土地基本法が本院に送付されて以来、今日まで当委員会は長い時間をかけて慎重に審議をしてまいりました。この間の審議における我が党の同僚議員の質疑また意見を総括する立場に立ちまして、私は総体的に御質問申し上げますので、総理におかれましてもぜひ明快な御答弁をいただきますようにお願いをしておきます。 まず、四全総は東京一極集中の是正、多極分散型の国土形成を目指していますが、国土の均衡ある発展を図ることはあらゆる政策の基本であり、地価、土地対策としても重要であります。 総理、二十一世紀へ向けて我が国の国土づくりをどのように展開をされていこうとされるのか、まず見解を承りたいというふうに思いま……
○村沢牧君 ちょっと議事進行で委員長にお願いしますが、きょうは農林水産委員会として初めてのあれですよね。私は野党の質問だけ我慢していたけれども、与党の皆さん方はきょうやっとここで過半数ですね。これから与党の質問に入ろうとしているのにこういうことであっては、これからの委員会の運営が私は非常に心配なんです。野党これだけずっとそろっているでしょう。もう少し誠意をもってやってもらいたいと思いますね。きょうは一般質問なんでずっと我慢したが、法律審議は絶対許しませんよ。委員長にぜひ、委員長与党ですから配慮してください。
○村沢牧君 私は、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合、参院クラブ、税金党平和の会の各派共同提案に係る農業政策の拡充強化に関する決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 農業政策の拡充強化に関する決議(案) 近年における我が国の農業は、農産物価格の低迷、大規模な水田転作の実施、牛肉・オレンジ・農産物八品目の自由化決定、農業予算の削減等極めて厳しい事態に直面している。このため、農業者は、農業の将来に深刻な不安を抱くに至っている。 一方、このような中にあって、我が国においては、食料の自給率が近年先進国中他に例……
○村沢牧君 私、長野県の社会党の村沢牧です。きょうは参考人の皆さん御苦労さんでした。
町長さん、最初に簡単にお聞きしますけれども、中央道ができて近くなったと。やがて高規格幹線道の中部横断道路、これも関係していますか。
【次の発言】 そうですか。わかりました。そうしますと、今まで開発をされておらなかったけれども、やっぱりこれから将来が展望されてくる地域ではないかというふうに思うんです。
そこで、町長さんの御意見の中で民間資本とも提携しておやりになることもできるというお話があったんですが、こういう事業に町長さんは町全体でひとつ取り組みたいというようなお話もあったんですが、それはこの基準と照らし……
○村沢牧君 本論に入る前に大臣に一、二伺っておきます。
本院農林水産委員会は、去る十一月十七日、農業政策の拡充強化に関する六項目にわたる決議を採択いたしました。大臣も御承知のとおりであります。その際、大臣は事柄によっては困難な問題もありますという見解を示しておりましたが、この決議の中でどこが困難ですか。
【次の発言】 国会の決議というのは、我々が決議して政府が直ちに実行するようになったら決議する必要はないんですよ。今お話がありましたように、自給率がなお下がる、心配だからこれを引き上げることという決議をしたんです。これは政策の転換の問題ですよ。今重要農産物の需要と供給の長期見通し十年間を立てよ……
○村沢牧君 ことしは、農林年金制度が設立されてから三十年の記念すべき年であります。私は、過日長野県の農林年金三十周年記念集会に招かれて、先輩の諸氏から設立当時の思い出や、この年金制度の維持発展をさせるために努力をしてまいりました経過を聞いて、改めて認識を深めたところであります。 御承知のように、農林年金は、農林漁業団体に優秀な職員を確保するためには老後保障の充実が必要であること、同時に、農林漁業団体の育成強化が農政の推進上重要であるとの趣旨で、昭和三十四年に厚生年金から分離独立した年金制度であります。当時の厚生年金は、市町村の共済制度に比較しても、給付水準において、福利厚生の面において大きな……
○村沢牧君 私は、主として農業問題について質問いたします。
さきの参議院選挙で自民党が歴史的な敗北を喫した要因として、消費税、リクルート、それに加えて農政不信があったわけであります。従来保守が強いと言われた農村地域において農政不信が高まり、自民党離れが続いてまいりました。総理はどのように感じていますか。
【次の発言】 農政不信が高まった要因についてどのように感じますか、総理。
【次の発言】 農政不信に対する農林水産大臣の認識は極めて甘い。ですから農政不信が高まってくるんです。そのことについては後ほど指摘をいたしましょう。
農家、農民が自民党政治にそっぽを向いたことは、単に農業政策だけではな……
○村沢牧君 関連して。
【次の発言】 関連して質問しますが、大事な問題でありますから確認をしておきたいと思います。
その前に、本年度補正予算で五百億円によって農山漁村振興基金が造成される。この基金の繰り入れは今後どの程度になるのか。また、それによって融資額はどの程度見込んでいますか。簡潔に答弁してください、数字ですから。
【次の発言】 それは単年度ですか。
【次の発言】 それは、五百億で本年度で打ち切りですか、今後も続けるんですか。
【次の発言】 じゃ、この繰り入れによって六千億の融資をする。それから、本改正案は中山間地域の農業振興を図るためにこういう特別の措置を講じたものでありますけれども……
○村沢牧君 大臣に対する質問時間は極めて短いので、ひとつ率直に御答弁を願うことを最初に要請しておきます。 ことしの米価は、生産者米価を決めることもさることながら、米の市場開放が大きな課題になっております。ガットのウルグアイ・ラウンドの交渉期限を年末に控えて、米の市場開放圧力が一段と強まっておりますけれども、私は、七月は米問題の一つの山場だと思うのであります。九日からのヒューストン・サミット、中旬以降のウルグアイ・ラウンドの実務者協議、続いて月末には五カ国農相会議などが相次いで開かれるわけであります。 こうした時期を迎えて、改めて農林水産大臣の決意を伺いたい。
○村沢牧君 農蚕園芸局長、あなたが公務の都合でどうしても日程がつかないというので、私の質問の順序を変更して取り計らって質問しますから、それにこたえて誠意を持って答弁してください。
そこで、繭糸価格安定法に基づく安定基準価格並びに上位価格はいつ決めますか。
【次の発言】 最近の生糸価格の推移を見ますると、八八年の十二月には一万一千二百八十円であったけれども、昨年八九年二月にはこれが上昇して一万四千九百四十円になり、さらに六月にはぐっと上がって一万九千二百七十円になった。ところが、十月になりますとこれがずっと下がってまいりまして一万九百三十円、また十二月になるとぐっと上がって一万七千八百五十円で……
○村沢牧君 大臣、暑いときに主要国の訪問そして五カ国農相会議、大変御苦労さまでした。また、厳しい状況の中で農業交渉を続けている政府の担当の皆さん、御苦労さんです。ただいま大臣から農相会議の報告を受けたわけでありますが、農相会議において我が国の立場と主張を強調して、各国の理解を得るように努力してきた山本農林水産大臣の政治姿勢については敬意を表するものであります。 この会議は、お話があったように協議の場ではありませんけれども、各国の主張を言い合って事実上は物別れに終わっている。そこで、今回の農相会議の意義、成果、今後の農業交渉の課題について伺いたい。
○村沢牧君 提案をされた法案とは若干異なりますけれども、大事な事項でありますので我が党の持ち時間の中で確認をしておきたいというふうに思います。
去る三月二十六日当委員会で、農林漁業公庫法の審議に関連いたしまして中山間地の指定基準について答弁がありましたが、その際の答弁及び資料にその後変更はありませんか。
【次の発言】 対象市町村名はいつ公表されますか。
【次の発言】 施行が四月一日だということは、それまでに市町村名は明らかになるということですね。
【次の発言】 今後、中山間地域活性化のために積極的に予算を投入するとするならば、中山間地の定義あるいはまた指定基準、これらは法文上または施行令など……
○村沢牧君 最初に厚生省に一点伺っておきます。 農業者年金基金法は今回の改正によって、経営移譲年金について、選択制ではあるけれども六十歳支給を六十五歳まで延長しようとしております。厚生年金及びこれに準ずる他の共済年金について、厚生省は、これらの年金の支給開始年齢を六十五歳に引き上げようとする考え方を持っているわけでありますが、農業者年金の支給開始時期を六十五歳まで延長することによって、他の共済年金制度の支給開始年齢の引き上げに連動してはならない、農業者年金は、農業構造の変化によってこのような措置を講ずる特別な事情があるので六十五歳支給とするのであるというふうに思いますけれども、このことが他の……
○村沢牧君 都市農業の果たしている役割、今後都市の農業、農地をどのようにするのか、その政策誘導についてまず農林水産大臣の見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 市民農園は、都市に限定したものではないけれども、しかし都市に重点が置かれてくるであろうというふうに思います。大臣の答弁がありましたように、今都市における土地問題が重要な課題となっております。都市のサラリーマンが一生涯かかっても宅地や住宅を確保することができないというときに、耕作放棄農地やあるいは遊休農地を宅地に供給してもらいたいという要望が高まっていることも事実であります。
こうしたときに、レクリエーション、生きがい対策、都市の形成……
○村沢牧君 私は、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合、参院クラブ、税金党平和の会の各派共同提案に係る自然環境保全及び林業・林産業・国有林野事業の活性化に関する決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 自然環境保全及び林業・林産業・国有林野事業の活性化に関する決議(案) 近年、森林・緑資源が世界で急速に減少しつつあり、将来において地球規模で環境への悪影響が憂慮され、森林資源の維持・造成は人類生存のため重要な課題となっている。 我が国においても林産物の安定的供給はもとより、緑の維持・培養、水資源の確保、大気の浄化、保……
○村沢牧君 矢田部委員に関連をして質問いたします。 日米協議について閣議了解の中間報告がありますが、これを見ますると、日本政府としてアメリカから要求されなくても当然やらなければならない問題もあります。中にはまた、内政干渉ではないかと思われるものがあるわけであります。総じて日本に対しては大変厳しい要求であり政策提言である、そのことがうかがわれるわけであります。しかし、反面我が国がアメリカに対して要求したことについてのアメリカの考え方もこれに載っておりますけれども、これを見ると大部分が抽象的な表現であります。 こうした中間報告をもとにして今後最終報告をつくるとするならば、我が国はアメリカの要求……
○村沢牧君 最初に、暫定予算後の税収見積もりについて伺います。
平成元年度の四月から六月初旬までの税収実績、六月分については三分の一見ました。これを見ますると、約二兆四千億円。補正後予算額に対しましてその進捗割合は四・四%でありました。ところが、今回提出された暫定補正後の税収見込み額は一兆三千億余。非常に少ない。これは二年度の税収に対する進捗度合いは幾らになっていますか。
【次の発言】 私も、申し上げましたように、六月分いっぱい見ているわけじゃありません。暫定予算に合わせて見ているわけです。
それを見ると、平成元年恐らく二・三%ぐらいの割合だというふうに思うんですよ。例えば個別税を見ても、……
○村沢牧君 災害を初め危険地域については、山地の件については今お話のあったところでありますが、建設省の所管についても農林水産省の所管についても、その危険な箇所がわかっておるにもかかわらず対応が大変におくれております。もっと積極的な対策を講ずるべきであります。このことは国有林についても言えることであります。 私は去る五月十八日の総括質問で、こうした問題を含めて国有林の現状を指摘し政府の今までの施策を追及し、抜本的な再建対策を講ずることを要求したところでありますが、その後五月二十七日、NHKの七時のニュースは国有林の再建問題について次のような報道を行っております。 国有林は国土面積の二〇%、七……
○村沢牧君 ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの竹山君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に糸久八重子君を指名いたします。(拍手)
○村沢牧君 関連質問いたしますが、時間が短いので簡潔に核心に触れて答弁をお願いいたしたいと思います。 ウルグアイ・ラウンドの本番に向けて全国の農民、労働者、市民の組織する労農市民会議が百名は及ぶガット要請団を編成して、第一次代表団は既に出発をしておりますが、交渉日程に合わせてブリュッセルへ集結することにいたしております。私はその団長として十二月一日から八日まで現地に滞在いたします。きょうの農業新聞を見ると、世界の農民が総決起、ブリュッセルで二万人デモというふうに出されています。私たち代表団はこうした世界の人と連絡、協調するとともに、交渉に当たる大臣、政府関係者を激励し、ある面では監視の役割を……
○村沢牧君 私は繭糸価格について重点的に質問いたしますが、その前に、当面する重要課題である米の問題について大臣の所信と決意を伺っておきたい。 ブッシュ米大統領は、去る二十一日訪米した中山外相に対して、千葉市の幕張メッセで開催された食品展で米国産の米が日本政府の要請で撤去されたことに強い不満、不快感を表明して、これに関連して米の市場開放を促したということが言われておるところでありますが、米国産の米を撤去さす理由は一体何か。日本の法律、規則に違反する行為があったとするならば独立国としてこれは撤去を要請することは当然のことである。これにアメリカがいろいろ言うのは内政干渉である。日本政府は、撤去を要……
○村沢牧君 社会党の村沢牧であります。参考人の皆さん方には、本日貴重な御意見を賜りましてありがとうございました。今後の審議の参考にさせてもらいたいというふうに思います。 まず鈴木参考人、野田参考人にお伺いしたいのでありますが、第三次の土地改良長期計画は、昭和五十八年から平成四年まで十カ年の計画で進んだわけです。平成三年、九年目に入りますけれども、事業費ベースでは五〇%強、面積ベースでは四割に達しておらないというのが全国的な現況であります。このことは国の投資額が低い、一口に言えばそういうことでありますけれども、このことが象徴しておりますように、皆さん方は大変努力をされて、今までお話がございまし……
○村沢牧君 社会党に割り当てられた時間がまだ若干あるようでありますので、御三人の参考人に簡単にお聞きをしたいというふうに思います。 まず、岸参考人にお伺いしたいと思いますが、これからの地域森林計画あるいは市町村計画を立てる場合、国有林と民有林が一体となって協力してやっていこうということになりますが、この際、国有林、特に営林署に対してどのような期待を持っていらっしゃるでしょうか。そのことが一つです。 次に、全森連の山本参考人にお伺いしたいんですが、林業労働力の確保が、それぞれの参考人からお話がありましたように、これからの林業にとって極めて重要なことだというふうに思います。森林組合でも作業班な……
○村沢牧君 ガットの農業交渉で食糧安全保障が諸外国に認識され、我が国の主張が現実に生かされることが我が国にとっては最重要な課題であります。六月に出されたダンケル事務局長のオプションペーパーは、各国の主張の違いを選択肢として列挙しており、ガットの規制、規律に食糧安全保障を明示すべきか否かの文言がありますが、八月に出された補遺にはガットの規制、規律の検討や食糧安保には言及していない。また、今日までの交渉において詰めた論議がされておらない。このことは、食糧安保についての認識が薄いことを物語っているのではありませんか。今までの交渉を通じて、また大臣との会談でダンケル事務局長は食糧安保についてどういうこ……
○村沢牧君 ソ連保守派のクーデターが失敗し、ゴルバチョフ大統領が復権、共産党解散、まさに揺れ動いてまいりました。ロシア革命以来七十年以上に及ぶ共産党支配に終止符を打ち、画期的な事態に発展しようとしています。
総理は、今後のゴルバチョフ政権をどう見るのか、また連邦から独立しようとする共和国の動きをどう見るのか、あわせて核管理は一体どういうふうになっていくのか、それから共産党解体と革命は今後どうなるであろうか、総理の見解を伺いたい。
【次の発言】 総理、核問題とゴルバチョフ政権をどう見るかということ、答弁がないです。核問題、核は一体どうな乃のか、核をどうするのか、答弁になってない。
○村沢牧君 去る十一月二十一日、ドンケル事務局長から示された作業ぺーパー素案は今後の議論のたたき台と見るのか、それともこのペーパーをベースにして基本的な合意案が作成されるものと見るのか。外務省、ペーパーの性格について伺いたい。
【次の発言】 素材であることはわかるんですが、これはたたき台なんですか、それともこのペーパーを中心にして合意案を作成されようというドンケルさんの意図があるんですか。その辺はどういうふうに判断していますか。
【次の発言】 修正して合意案に導こうとすることを考えていないということは、このペーパーをベースとしてこれから合意案を作成しようということですね。
○村沢牧君 佐藤議員の質問に関連をいたしまして、単刀直入に伺ってまいります。
国会は、三たびにわたって米の市場開放はしてはならない、すなわち米の輸入自由化は反対であるとの決議を行っております。総理は、この国会決議をどのように受けとめていますか。
【次の発言】 決議はそうですけれども、政府としては国会決議を尊重して決議の趣旨に合ったような政策を展開しなければならない、そのことをやってもらえますか。
【次の発言】 尊重することは当然ですけれども、尊重してその国会決議の趣旨に合ったような政策を展開していただけますね。
【次の発言】 農林水産大臣は、米の自由化はできないという先ほど答弁がありました。……
○村沢牧君 私は、ただいま議題となりました日本社会党・護憲共同の提出に係る青年農業者就農援助法案について、提案者を代表いたしまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 御承知のとおり、農業の持つ公益町機能は食糧の安定供給、地域経済の発展と安定化、国土や環境の保全など多岐にわたっており、農業の維持発展は国民が豊かな生活を送る上で不可分の課題であります。 しかしながら、今日の我が国農業は、進展する経済の国際化の中で、国外からの農畜産物の輸入圧力を受ける一方、国内的には農家の生産意欲をそぐ減反政策、低迷する農産物価格などによって農業経営は行き詰まり、将来展望を見出せないまま、過疎化……
○村沢牧君 ウルグアイ・ラウンドは不透明と言われる中で、最近、米、ECが歩み寄りをして、農業で妥協案が浮上したような報道がされておりますけれども、その情勢と見通しについて伺いたい。
【次の発言】 大臣、ウルグアイ・ラウンドの先行きはなかなか不透明である。しかし、米、ECの首脳会談の結果どうなるかもわからない。しかし、いかなることがあっても、私たちが本会議や予算委員会、当委員会で指摘をしたように、日本政府としては毅然たる態度をとって日本の主張を守り通すべきだ。
改めて大臣の決意を聞きたい。
【次の発言】 本委員会は、予算委員会から委嘱をされた委員会でございますので、若干予算の問題について伺って……
○村沢牧君 我が国の農業は、担い手の不足、また耕作放棄地の増血、さらには農業所得が減少をする、あるいは食糧自給率が低下をする、農村集落の崩壊等、地域社会の維持が困難になっている。私は大変な危機を迎えていると思いますが、この農業を取り巻く危機について、まず大臣の認識を伺いたい。そして同時に、この危機を克服して日本農業の将来展望をどのように開いていくのか、その決意についても大臣にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私は幾つかの例を挙げたんですが、総じて日本農業は危機に立たされている。この危機感がなくては、なぜこういうことになったかという反省がなくては新しい政策もできてこない。
大臣、農業は危……
○村沢牧君 最初に、土地税制について伺います。
大蔵省、税制調査会から土地税制のあり方についての基本答申で、土地保有税(仮称)の税収と所得税減税等についてはどのような答申を受けていますか。
【次の発言】 平成三年度の税制改正に関する答申で、土地税制の見直しについてはどのような指摘を受けていますか。
【次の発言】 税制調査会長に伺います。
今答弁がありましたように、平成三年度の税制改正に関する答申で、
土地保有税(仮称)による純増収分の使途については、基本答申に示した考え方に沿って、平成四年度の税制改正・予算編成時までに検討すべきである。
このように指摘をしています。ということは、基本答申……
○村沢牧君 佐川急便のやみ献金、政権誕生に暴力団の介入など、日本の政治の本質にかかわるような問題が発生いたしました。あわせて、政治改革のおくれによって政治不信は頂点に達しております。 政治家の汚職は戦後、何回もありましたけれども、ロッキード事件で田中元首相の逮捕、それからリクルート事件で宮澤総理あなた自身、さらにはまた竹下元総理の関係、竹下内閣の退陣。もうこうしたことは再び起こしませんと国民に誓ったその背景で共和問題や佐川問題が発生をしておった。そして共和問題では阿部文男元北海道沖縄開発庁長官逮捕、さらには今回の佐川事件では竹下元首相あるいはまた金丸元副総裁。このようなまさに政界の中枢とも言……
○村沢牧君 今、森林・林業は民有林、国有林を問わず衰退、荒廃をきわめて危機的状況に陥っている。このことは、木材輸入の急増による国産材価格の低迷、あるいは林業労働力の絶対的不足などによって、林家はまさに経営意欲を失っている。国有林は財政収支の回復のみに重点を置いて経営の合理化が進められている。こうした中で森林・林業の荒廃を招いているというふうに思うんです。
そこで、大臣、森林・林業の現状について大臣の認識をお伺いしたい。
【次の発言】 そういう現状の中から、今の森林・林業の危機を克服して林業の振興を図るためには、第一義的には森林の公益的機能を重視して地球環境保全をする施策を積極的に展開すべきで……
○村沢牧君 農業災害補償法の改正法案は、共済事業の拡充、事業運営の効率化、いわばあめの部分と掛金国庫負担引き下げのむちの部分から成っております。 農水省の説明によれば、国庫負担の削減は約三十億円程度、事業の拡充による国庫支出の増額は約二十九億円程度であるので収支とんとんだと言っているけれども、個々の作物共済をとってみれば国庫負担の減額によって農家負担が増加することは間違いない。農業共済制度というのは、農業生産の確保を図って農家経営の安定に資するための公的な政策保険であるので、掛金の国庫負担は法律によって割合を定められておる。ところが、今までの法改正の都度国庫負担は削減をされてきた。今回の改正……
○村沢牧君 大臣、法案の審議に入る前に大臣の方で発言を求めて何かおっしゃることありませんか。――ないですか。 大臣何も考えておられないようでありますから私の方から質問申し上げます。 農水省は、本日、六月一日、ニュージーランドのリンゴ輸入の解禁を行った。病虫害のおそれや安全性から問題のあるニュージーランド産のリンゴの輸入解禁をしないでください、してはならないということで、生産者団体や全国の農業団体が切実な訴えを今日まで展開してまいりました。国会もこの問題を重要な問題として受けとめまして、衆参両院で何回も質問し、要請もしてまいりました。そして、衆参の国会議員は二百六十名を超す署名をもって総理並……
○村沢牧君 総理は施政方針演説で、改革、変革という言葉を十カ所以上も使って、政治改革こそがすべての変革の出発点であると述べ、また、政治改革に一身をささげるというふうにも言っております。 政治改革といってもいろいろあります。自民党の政治改革方針の大綱は、衆議院に単純小選挙区制を持つこと、このことをメーンにしておりますが、野党多数の参議院でそのような法律が通るはずがない。今大事なことは、単純小選挙区の選挙制度ではなくて、政治倫理を確立して政治腐敗をなくすこと、政治資金や腐敗防止法を成立することこそ政治改革の第一歩にしなければならない。そのために総理は一身をささげるべきだというふうに思いますが、ど……
○村沢牧君 最初に、政治改革について伺います。
総理は、先日テレビのインタビューを通じて、政治改革はこの国会で実現をしなければならない、やってしまわなければなりません、やります、こういうふうに国民に約束をしておりました。また、昨日は本委員会で、この国会で実現をします、やりますと答弁をしておりました。
この時期になってまいりますと、選挙制度よりも政治腐敗の防止に重点を置くべきではないかという国民の声もありますが、関連法案を一括して処理していく理由と、この国会でやるという決意を改めてお聞かせください。
【次の発言】 日本社会党も、政治改革はやらなければならない、そういう立場で精力的に取り組んで……
○委員以外の議員(村沢牧君) ただいま議題となりました林業労働者の雇用の安定及び雇用管理の改善等に関する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 地球環境問題の深刻化を背景として、昨年の六月に、リオデジャネイロにおいて環境と開発に関する国連会議、いわゆる地球サミットが開催され、熱帯林を初め、すべての森林の保全と持続可能な森林経営に関する最初の世界的な合意である森林に関する原則声明が採択されたことは御承知のとおりであります。 生態系としての環境の有限性を超えた人類の活動の急激な拡大は、温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨、熱帯林を初めとする世界の森林の減少と劣化、砂漠化の……
○説明員(村沢牧君) このたび農林水産政務次官を拝命いたしました村沢牧であります。 我が国の農林水産行政は幾多の重要な課題を抱えておりますが、畑大臣を補佐いたしまして全力を傾けて諸課題に当たりたいと存じます。 さきの国会までは、野党の農林水産委員として皆さんの御指導、御鞭撻を賜ってまいりましたが、このような席に着きましたものですから、全力を尽くしてまいりますので、ぜひ御指導、御鞭撻をお願いいたしましてごあいさつといたしたいというように思います。ありがとうございました。(拍手)
○政府委員(村沢牧君) 漁港審議会委員畑中一君は平成五年九月四日死亡いたしましたが、その後任として齋藤禮次郎君を任命いたしたいので、漁港法第九条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。
○政府委員(村沢牧君) 小沢氏の発言については、本人から直接聞いているわけではありませんから、私が的確なことを申し上げる立場にありません。しかし、小沢氏の発言が米の例外なき関税化を容認するという趣旨であるとするならば、これは政府の立場や政府の方針と異なるものであり、ましてや私、政務次官の主張とも異なるんだということを私は申し上げたいというふうに思うんです。 そこで、連立政権が発足するに当たって、米の例外なき関税化は反対である、このことを小沢氏が所属をする新生党も含めて八党派覚書をしたことは御承知のとおりであります。したがって、米につきましては今までと同じように国会決議の趣旨を体して国内産で自……
○村沢牧君 大臣、この委員会で大臣に質問するのは久しぶりであります。 大臣はガット・ウルグアイ・ラウンドが開始をされた八六年、すなわち昭和六十一年から一年有余農相を務めて、その後農水大臣は、私の承知するところによると八名かわったわけでございますが、いみじくもあなたがまたガット・ウルグアイ・ラウンドの合意をしようというめぐり合わせになったわけです。 そこで、これもくしき縁でありますが、昭和六十二年の加藤農水大臣の所信表明で、それまでの大臣が述べていた食料の安全保障とか自給率の向上という文言が消えてしまったんです。すなわち、ウルグアイ・ラウンドが開始をされる、大臣がOECDの閣僚理事会に出る、……
○村沢牧君 昨年の今ごろは、ガットのドンケル調整案をめぐって政府も国会も、与党も野党も緊迫した情勢でありました。あれから一年間、私は党の農林水産部会長として、また連立与党の農業問題責任者の一人といたしまして、ガット後の農業対策に真剣に取り組んできたところであります。 本日は、日本社会党・護憲民主連合を代表して締めくくりの質問をさせてもらいたいと思いますが、時間がありませんから簡潔に御答弁を願いた いと思います。 まず、国会決議と政府の責任であります。 米は国内生産で完全自給の方針を堅持するという本院の決議を尊重することができなくて、細川元総理の決断によって農業合意を受け入れたことは私は……
○村沢牧君 私の持ち時間も極めて短いので答弁は簡潔にしていただきますように、最初からお願いします。 我が国の食料・農業・農村は大きな転換期を迎えております。私は十八年間の国会活動の中で農林漁業問題について政策を提言してまいりました。また現在、将来展望も描いているわけでありますが、今ほど重要な、かつまた困難な問題を抱えている時期はないというふうに思うんです。特に、ガット後の農業について、農民も農業団体も農業・農村の現状と将来に大きな不安を持っていることは否定できません。このことは農村を歩いて、農業者と肌で接している私にはよくわかりますが、農水省の官僚諸君には果たしてそのことがわかっているかどう……
○村沢牧君 本委員会の須藤委員長ほか五名の議員が、去る九月六日、梅雨前線豪雨による被害地を視察いたしました。七月の集中豪雨によって、長野県北部と新潟県上越地方は主要な交通網である百四十八号線とJR大糸線は各地で寸断をされ、また人家や旅館の倒壊や流失、農業用施設、農地の被害など、悲惨な状況でありました。百四十八号線、JR大糸線は地域住民の交通のみならず、また観光や産業の面で重大な路線であります。災害から五カ月もたった今日、国道の完全復旧もできておらないし、大糸線は復旧の見通しもついでおらない。 この災害の具体的な問題については後ほど尋ねますが、その前に、我が国には地すべり危険箇所、急傾斜地危険……
○村沢牧君 ここ数年、林野庁は森林事業に関する法律なんかも出してきておりますが、特に今後の森林・林業策に対する方針を示しておるのは、平成三年の百二十国会に森林法及び国有林野改善特別措置法、これだというふうに思うわけです。 そこで、この方針を具体化して森林整備あるいは林業生産活動を維持継続させる、川上から川下まで活性化を図っていく、その方策として今度林業三法が出されたものだというふうに私は理解をいたしているところであります。 しかし、林業を取り巻く情勢は大変厳しい。今までの法制だとかあるいは予算だけでもって林業活性化といっても大変困難だというふうに思いますけれども、しかし大臣、これからの林業……
○村沢牧君 質問いたしませんが、ちょっと資料について。 国土庁の資料によりますと、防衛庁それから警察庁、消防庁その他の応援をいただいて、昨日まで多いときは千九百名、そして千六百名ですか、捜索活動をしたけれども、建設省の資料によれば本日から百名ということになっているんですが、捜索は百名になったんですか。その辺についてお聞かせいただきたい。建設省がみんなやるんですか。
○村沢牧君 ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの山崎君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に清水達雄君を指名いたします。(拍手)
○村沢牧君 社民党の村沢牧です。 参考人の皆様方にはきょう御出席をいただきまして、貴重な御意見をありがとうございました。 まず、小久保参考人にお伺いいたしますが、御三人の参考人の皆さん、この法律ができるということは望ましいという御意見でありますが、そして同時に、財政的な対策措置が必要だということも言われた。小久保参考人は、この法律をつくることを、HACCPについても厚生省の皆さんといろいろと御相談をしておるようですが、これは自主的な管理措置であることは違いないんですが、具体的にこれを実行するためには専門知識の普及だとか技術の開発だとか試験研究あるいは人材の確保、こうしたものが必要になってく……
○村沢牧君 私も、時間が短いですから、簡潔に質問しますから、簡潔に答弁してください。 HACCP手法の導入の仕組みには七つの基本原則がある。これは原材料の受け入れから出荷に至るまで工程ごとにこの原則を適用して常時チェックする、問題が発生したら即時に対応する。これはどの企業にもやってもらいたいわけでありますが、さりとてこの手法を導入することは中小企業にとっては大変なことであるということは皆さん方から質問があったところです。 そこで、大臣、本法案は、認定を受けた法人に対して金融、財政の支援を行う、つまり申請に基づいて行うと。しかし、この法の実の目的を達成するためには、これまた今までいろいろな方……
○村沢牧君 ただいまから日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの寺崎君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に中曽根弘文君を指名いたします。(拍手)
○村沢牧君 社民党の村沢牧であります。 昭和五十三年に国有林野事業改善特別措置法が制定され改善計画が実施されましたが、この計画がうまくいかなくて、五十九年、六十二年、平成三年に法律を改正、実施計画を修正しました。 私は、この法律の制定のとき、その後の三回の法改正の国会審議で、国有林の半分は国立公園、保安林だ、こういうところで独立採算の経営は無理がある、こういう指摘をいたしまして、社会党は法案に対する修正案を出したり、あるいは改善計画を提案してまいりました。林野庁が私たちの要請を受け入れた面もありますけれども、依然としてこうした独立採算が続いておりましたので、国有林の木は大幅に伐採をする、ま……
○村沢牧君 国有林問題について若干お伺いいたします。 まず、森林管理署についてでありますが、現在の営林署は森林の管理だけではなくて地域の活性化に大変大きな役割を果たしております。新しい法律はこの営林署を森林管理署というふうに名前を変えて流域ごとに設置をすることになりますから、計画によれば二百二十九の営林署が九十八の管理署になるわけであります。これは地域にとっても、あるいはまた国有林管理にとっても大変大きな問題であります。 社民党は閣外協力のときから、森林管理署については地域の実情を踏まえて十分やりなさい、設置箇所については慎重に対応しなければならない、こういうことを要請してまいりました。そ……
○村沢牧君 私の持ち時間も極めて少ないし、したがって今までの我が党の主張や質問を確認する意味で質問いたしたいと思います。 宮澤大蔵大臣、私はこの委員会に参加いたしまして、ちょうど今から十二年前、国鉄の分割・民営化のときの論議を思い出しております。私も実はあのときは社会党案の提案者といたしまして、民営化することはいいけれども分割は反対だということで、参議院では社会党の提案者になりまして、中曽根総理や橋本運輸大臣がそこに座りまして、いろいろと私たちの質問を受けたこともあります。 そのときのことを考えまして、十二年たっても変わっていない、同じことを言っているんだというふうに思うんです。例えば、そ……
○村沢牧君 米の政策転換は生産者だけでなくて、国民にとっても重要な問題であることは御承知のとおりであります。したがって、政府、自民党、JAグループ三者が決定すればいいという問題じゃない。与党だけではなくて、幅広い国民の意見に耳を傾けて、また当委員会を初めとする国会の行政論議ですね、これも尊重し、そして政府の正式決定に、あるいは今後の交渉に、国内対策に反映しなければならないと思うけれども、大臣はそういう取り組みをしてきたのか。また、今後どうするんですか。
【次の発言】 時間がありませんから、答弁も簡潔にお願いしたいんですが、きのう三者の方針を決定した直後、その三者合意というのを見せてもらった、届……
○村沢牧君 残された時間は本当にわずかであります。したがって、一問だけ簡潔に質問しますから、大臣、また簡潔に答弁してください。 米国は、日本の輸入解禁の際に行う植物検疫方法は衛生植物検疫協定、SPSと言うんですが、これに違反しているとして、九七年にWTOに提訴いたしました。その後、日米間でまたWTOでいろいろなやりとりがありましたが、去る二月二十二日、WTO上級委員会は、日本が輸入解禁に際して品種ごとに殺虫試験により確認を行っている現行の方法は十分な科学的根拠がないということで、SPS協定に違反をしているという報告がされたところであります。大臣は、この報告を得てどのように対応されますか。
○村沢牧君 米は国民の主食であり、食料安全保障の基本であり、また稲作は農業、農村の根幹であります。したがって、この貿易ルールを改めようとする場合には何よりもまず国民的な論議が必要なんです。しかし、この法案は、関係者の論議をする時間的余裕もなかった、また国会論議も不十分だった、米の将来展望についても本当にはっきりしたことは示さない、こういう形で提案をされたということです。 私は、十二月のこの審議のときにも言ったんだけれども、これは全く拙速ではないかと。そうしたら大臣は、この方針決定後国民的な立場で、消費者を初め各方面に十分理解を求めていくというお話があったけれども、またきのうは本会議で総理も各……
○村沢牧君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律等の一部を改正する法律案に反対の立場から討論をいたします。 まず、反対理由の第一は、国民食料の基本であり、我が国農業の大宗である米について、政府は過去の経緯にかんがみ、重大な関心を持って臨んできた国会や消費者の理解を得ることなく、政府、与党、系統農協組織の三者だけの合意で、国民的合意が形成されないままに関税化への移行を強行したことであります。 この余りにも拙速的な手法については、本委員会の質疑を通じ批判をしてきたところでありますが、我が党はガット農業合意に至る七年の交渉過程において米市場開放阻止の闘い……
○村沢牧君 食料・農業・農村基本法の提案をするに当たって、大臣は、農業を取り巻く情勢が大きく変わってきた、こういう現状では農業・農村に対する期待されるような役割を果たすことができないので、現行法にかわって新しい法律を制定する、そういうふうに述べています。私もそのとおりだと思う。 しかし、新しい法律を制定してその理念あるいは目的を実践に移すためには、現行の農業基本法、今の農業基本法に対する政府の取り組み、このようなことであっては私は目的を達成することはできないと思うんですね。 そこで、政府は一体現行基本法に対するどういう態度をとってきたのか、そのことについてまず総括をしたいというふうに思うの……
○村沢牧君 私は高速道路に関連をして二つの質問をいたしますけれども、時間が限られておりますから、大変失礼ですが、答弁は核心に触れて簡潔にいただきますように最初に要望しておきます。 高速道路は建設大臣の施行命令によって着工するわけでありますけれども、特に環境問題については、工事を施行する道路公団はもとよりのこと、建設省も十分これを配慮していかねばならないというふうに思います。道路はそのルートやあるいは構造によっても公害が左右されるというふうに言っておりますから、したがって、実施計画を作成する公団も、それを認可をする建設省も、設計段階において慎重に検討をするとともに、工事中はもちろんのこと、工事……
○村沢牧君 私は、ただいま議題となりました日本専売公社法等の一部を改正する法律案について、農林水産委員の立場から葉たばこ関係に関連をいたしまして、以下質問いたします。 今回の提案された法案は、今後の専売制度、たばこの小売価格、あるいは物価に及ぼす影響が大きいことはもちろんでありますけれども、葉たばこを耕作する生産者にとっても大きな影響があるわけであります。 まず、今日の葉たばこの需要停滞から見て、たばこの値上げをすることによって需要はより減少すると思わなければならないわけであります。一方、外国産のたばこは依然として高い水準をもって輸入を続けておるわけであります。そのことは、葉たばこ耕作者に……
○村沢牧君 国鉄の再建や改善計画についてはただいま論議をされたところであり、それから、この国会に再建促進特別措置法も提案されるようでありますので、その際じっくり論議をし、私たちの態度を明らかにいたしますが、私は時間がありませんので、具体的なローカル線に触れて質問をいたします。 その前に大臣に二、三点聞いておきたいんですけれども、国鉄再建のかぎは人員の削減や運賃の値上げあるいは不採算路線の切り捨て、こういう財政的な経営合理化を追求するだけでは成功しない、私はこうしたことと同時に、安全輸送の確保だとか、あるいはスピードアップ、サービスの向上、こうした改善を必要とするものについては増強整備をして、……
○村沢牧君 八〇年代は地方の時代と言われますが、真に地方の時代をつくるためには、行財政の大幅な地方への移譲と自治権の確立がなされなければならないというふうに思います。 こうしたこととはお構いなしに、大平総理のロマン的な田園都市構想が打ち出され、そして定住圏構想を田園都市構想の足がかりにしようとしたようでありますけれども、この地方の時代や田園都市構想あるいは定住圏構想の結びつきについては、後日、ゆっくり論議をするといたしまして、本日は、私の持ち時間は三十分しかありませんので、単刀直入にお伺いいたしますけれども、モデル定住圏は、五十四年度四十圏域を指定したわけでありますけれども、今後、さらにふや……
○村沢牧君 私は、林業労働者の確保と白ろう病対策についてお伺いいたします。 林業を取り巻く情勢、大変厳しい中におきまして、長期的に見れば、世界的に木材が不足をすることが想定をされておるわけでありますので、国内林業の見直しをしなければならない時期になってきておるというふうに思います。国内の林業生産にとって幾つもの課題があるわけでありますけれども、その一番大きなものは、林業労働力をいかにして確保し、定着化をするかということであろうというふうに思うんであります。林業労働者は年々減少して、政府の資料でも、四十八年には二十一万人いたものが五十四年には十八万人、四十歳以上の者の占める率が八〇%近くなって……
○村沢牧君 合成洗剤の追放について、住民や自治体の運動の盛り上がりにより、環境庁が燐を含んだ合成洗剤の使用禁止に踏み切ったということは、おくればせながら一歩前進でありますけれども、環境庁のこの決定あるいは要請を受けて、各省庁はどのように対応しているか、最初にお聞きをします。
【次の発言】 長官、せっかく環境庁が踏み切ったんですから、ぜひ各省庁とも環境庁の要請に基づいて、積極的な対策をとるように長官としてもより一層強力な要請なり閣議等における措置をとるべきだと思いますが、どうですか。
【次の発言】 合成洗剤を使用しないという指導方針は、政府の機関だけでなくて、地方団体にも要請すべきものだというふ……
○村沢牧君 最初に、国鉄に関する基本的な問題について伺います。
運輸省と国鉄当局は、国民の要望や地方自治体の意見、そしてわが党の修正案などに耳をかさず、昨年十一月国鉄再建法を成立をさせ、本年三月には政令を施行した。これによって国鉄は特定地方交通線の廃止、あるいは特別運賃の導入、職員定数削減など合理化計画の実施に動き出したのでありますけれども、これらの計画を進めるに当たって、大臣並びに国鉄総裁のまず心構えについて所信を示してください。
【次の発言】 総裁、お話し中ですが、そういう内容は私は知ってますから、どういうふうに進めていくのだというその決意だけ聞かしてくれればいいですよ、内容は聞きますか……
○村沢牧君 最初に、第二臨調と財政再建問題について若干伺います。
第二臨調は今年の七月に中間答申を行い、政府は五十七年度予算にできるだけこれを織り込む方針であるというふうに伝えられているわけでありますが、財政当局はどのように対処していかれますか。
【次の発言】 五十六年度の予算もまだ成立しておらない段階で五十七年度予算についての方針を論議をするのもいかがかと思われますけれども、一点お聞きしたいわけでありますけれども、総理は、赤字国債の減額を予定どおりに五十七年も進める、財源補強のための増税は行わない、以上を実施するために補助金を中心とした歳出の削減を行う、こうした方向を打ち出しており、予算委……
○村沢牧君 私は、農業問題について質問いたします。 臨調の第一次答申は、農業に関して食糧管理、水田利用再編対策、その他の農業助成に分けて十項目の指摘をしており、三十六本一括法案の中には農林水産関係が七つ含まれております。したがって、今回の行財政改革は、農業に与える影響も大変大きなものがあるわけであります。そこで行財政改革の理念とビジョンについて、わが党の議員から代表質問で本会議で何回か指摘をし、質問をしたところでありますが、必ずしも明快な答弁になっておらないと思うものであります。 行財政改革と農業問題について伺いますけれども、臨調の答申、そして出された法案は、農業の将来展望、言うならば日本……
○村沢牧君 私は農水委員の立場から質問いたします。
まず大蔵大臣にお伺いしますが、国内葉たばこ産業を保護育成するためにも、製造独占と、政府が株式の大半を保有する株式会社である日本葉たばこ産業株式会社を恒久的な組織として存続させる、分割・民営はしないということを保証されますか。
【次の発言】 農水大臣に伺いますが、葉たばこは我が国農作物の中でも主要な地位を占めている。今回の公社制度の改革を農水省としてはどのように受けとめておるのか。また我が国葉たばこ産業発展のために、新法の施行、たばこ産業株式会社に対しいかなる期待、要望を持っているんですか。
○村沢牧君 社会党の村沢牧でございます。参考人の皆さん方には、お忙しいところを御出席いただきまして、貴重な御意見ありがとうございます。 最初に木下参考人にお伺いいたしますが、その一点はたばこ消費税の引き上げについてであります。 竹下大蔵大臣は当委員会でもたびたび、税調は神様でございます、こういうふうに言明されておるわけでありますが、今回の措置は神様のお声がかりでもなく、また神様に何ら相談をして決定してというわけでもないというふうに思っておるわけであります。 そこで、先ほど参考人の御意見をお聞きいたしましても、この神様の方も、やむを得ない、怒りを覚えて政府に天罰を下そうというような声も余り……
○村沢牧君 持ち時間が少ないので単刀直入にお伺いいたしますが、まず八七年度の予算に関連してであります。
今、現行の円レート、円はもっと上がるかもしれませんが、例えば百四十円で計算した場合、防衛関係費は幾らになりますか。
続いて、関連をして、NATO方式ですね、この中身についてもいろいろと食い違いをするところがあるわけですが、例えば軍人恩給や海上保安庁費などを加えると、ドル計算でどのくらいになりますか。後段申し上げたことは、GNP比何%になりますか。
【次の発言】 そういうことはわかっていますから、結論だけ言ってください。
【次の発言】 そんな抽象的なことじゃなくて、予算委員会でも取り上げた……
○村沢牧君 社会党の村沢でございますが、朝倉先生にお伺いいたします。 開発途上国の食糧問題について、単なる援助だけで済まされる問題でないということは私もよく理解いたしますが、お話がありましたように、森林の破壊が大きな原因になっているということはわかるのです。そうすると、やっぱり炭酸ガスの濃度を上昇させる。それがまた異常気象の原因にもなってくる。そうしますと、あるいは開発途上国だけではないですが、森林が破壊されることによってそういうことになってくる。地球の温室効果を現実のものにするというか、温度が上昇してくる、そういうことは一般的にも言えるでしょうか。 それと、物の本によれば地球の温度が上昇……
○村沢牧君 土地基本法の成立を踏まえ、政府は今後の土地政策の基本指針として本年一月総合土地政策推進要綱を決定しました。この要綱は三つの目標と盛りだくさんの施策を掲げていますが、具体的にはほとんど今後検討するというものであります。 今回、土地税制の一環として地価税法案、それに関連する法律改正案が提出されましたが、土地対策は土地税制に加えて国土利用政策、土地取引規制、土地利用計画の整備、土地関連融資規制、土地に関する情報の整備等、その他施策を総合的に推進しなければ実効を上げることはできません。これらの政策をどのようなスケジュールで具体化されようとするのか、国土庁長官に伺いたい。
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