このページでは板垣正参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。板垣正参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○板垣正君 私は、まず、昨日の衆議院の外務委員会における外務大臣の御発言に関連をいたしましてお伺いいたしたいと思います。 日韓関係、きわめて重大な関係でございまして、過般外相会議が行われ、近く閣僚会議が行われる。こうした形で、いわゆる全斗煥体制のもとで一年間を経まして、韓国はやはり世代がわりがし、新しい建設の大変な気負いを持って取り組もうとしている。こういうことで、わが国にとりましても非常に大事な関係であろうと思います。そうした中で伝えられるところによりますと、昨日の外務委員会におけるやりとりの中で、金を借りる方が一文も値切らないというのはおかしいじゃないかとか、場合によっては共同声明も出さ……
○板垣正君 私はまず初めに、去る四月十三日の日に、自衛隊の制服の幹部の人たちと総理の、三回目と承りますが懇談が行われたということでございます。長官も御出席ということでございますが、その趣旨を簡単に、どんな話し合いだったのか承りたいと思います。
【次の発言】 私もそういった機会を持たれることは大変結構なことだと思いますので今後も継続をしていただきたいと思いますが、さらにそれを一歩進めて、そうやって懇談をするということも結構でしょうけれども、正式に自衛隊の制服の代表、統幕議長なら統幕議長が定例的にたとえば週に一回なら一回、月に二回なら二回、総理に直接会って、制服の立場から世界の軍事情勢、懸案事項、……
○板垣正君 まず初めに、第二次沖繩振興開発計画、これは現在沖繩県で作業を進めておられる、近く上がってくるということでございますが、三月三十一日に全会一致をもってこの十年間の延長を中心とする改正案が成立されたことは非常に意義のあることだと思います。これからの十年、第二次沖繩振興開発計画をどういう基本的な考え方のもとで進めていかれるかということについて、まず政府のお考えを承りたいと思うわけでございます。 第一次計画がまず沖繩振興開発の方向と基本施策として、本土との格差を是正する、沖繩の自立的発展を可能とする基礎条件の整備をする、こういう基本方向のもとで、社会資本の整備、産業の振興が図られてきたこ……
○板垣正君 私は、初めに箕面市の判決につきまして文化庁、法制局、自治省に承りたいと思います。 その前に、三月の二十五日に、総務長官の私的諮問機関である戦没者追悼の日に関する懇談会が、終戦記念日の八月十五日を戦没者を追悼し平和を祈念する日として制定するのが適当である、こういう報告書をまとめて総務長官のもとに提出された。内容についてはすでに報道されているとおりでございますが、私はこの報告書を拝読いたしまして、特に「先の大戦においては、多くの同胞の尊い命が失われた。軍人、軍属はもとより、一般民間人の方々を含めると、その総数はおよそ三百十万人に達する。国家・社会のために生命をささげられたこれらの同胞……
○板垣正君 私は、公務扶助料と恩給等につきましては毎年のように改善措置が行われてきておりますが、今後も引き続いて高齢化を迎えつつある遺族等に対する処遇の問題について御配慮いただくように冒頭お願いを申し上げたいと思います。
きょうお伺いしたいことは、前の予算審査のときの内閣委員会でもお伺いしたわけでございますが、その後予算の成立を見ましたが、例の戦後処理問題についての懇談会経費ですね、これについてすでに総理府の方では具体的な作業に入っておられると思いますが、その状況についてまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 今後のこれに対する取り組み、そうしたことについては一応の構想はおありじゃな……
○板垣正君 初めに、外務大臣にお伺いいたしたいと思いますが、中曽根総理が十日間ASEANを歴訪されましていろいろ大きな成果を上げられたことを評価いたしておるものでございますが、その中で防衛問題に関連をして、わが国の防衛政策について各国首脳の理解と支持を得ることができたと総理も言明しておられる。報道もいろいろ取り上げられたわけでありますが、まず第一にお伺いしたいのは、各国との首脳会談でこの防衛の問題というのがどの程度の論議になったのか。どうもマスコミ等では大きく取り上げられておりますけれども、きわめて当然なわが国の自衛の問題でありますから、ASEANの諸国はこれについて異議のあるべきはずもないと……
○板垣正君 私は、沖縄並びに北方問題について若干お伺いいたしたいと思います。 沖縄の問題につきましては、十年前に復帰をいたしまして、第一次振興で、私も何回も参っておりますが、確かに沖縄は非常に明るくなりました。そうして第二次振興に入ると。財政は非常に厳しい中でありますけれども、予算の面でも相当な努力がなされたと思うのであります。しかも、昨年、引き続き西銘県政のもとで沖縄の振興開発を図っていくという沖縄県民の皆さん方の選択の中には、やっぱり沖縄県民の手で沖縄の県づくりを進めていこうという意欲が示されているということを非常に心強く思うものでございます。 いろいろな問題がございますが、これは与党……
○板垣正君 私は、いろいろお伺いしたいことはございますが、きょうは、いわゆる自衛隊のクーデター未遂事件、この問題にしぼっていろいろお伺いをいたしたいと思うのでございます。 と申しますのは、御承知のとおり、これは去る二月二十一日の衆議院の予算委員会において、楢崎委員の発言によって突然飛び出した問題であります。しかし、いやしくも国会の場において、そしてきわめて具体的な内容を伴うその計画なり、それが未遂に終わった経緯なり、あるいはそのために処分が行われた、そういうようなことについていろいろ述べられたことはきわめて重大であります。現在の民主主義社会、議会制民主主義のもとにおいてあり得べからざること、……
○委員長(板垣正君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙によりまして本委員会の委員長に選任されました。
はなはだ微力ではございますが、皆様方の御協力を賜りまして、円滑、公正な運営を行ってまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は五名でございます。
理事の選任につきましては、先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に大城眞順君、高木正明君、鈴木和美君、中野明君及び市川正一君を指名い……
○委員長(板垣正君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、委員派遣に関する件についてお諮りいたします。
閉会中……
○委員長(板垣正君) 一言ごあいさつ申し上げます。
前国会に引き続きまして私が委員長に選任されました。
どうぞよろしく御協力のほどお願い申し上げます。
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は五名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に大城眞順君、高木正明君、鈴木和美君、中野明君及び市川正一君を指名いたします。
【次の発言】 次に、派遣委員の報告に関する件についてお諮りいたします。
先般、当委員会が行いました沖縄振興開発……
○委員長(板垣正君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、藤原房雄君が委員を辞任され、その補欠として中野鉄造君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第一七七〇号北方領土返還保進に関する請願外三十六件を議題といたします。
第一七七〇号北方領土返還促進に関する請願外三十六件につきましては、先ほどの理事会で協議の結果、保留とすることに意見が一致いたしました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(板垣正君) 一言ごあいさつを申し上げます。
前国会に引き続きまして私が委員長に選任されました。
どうぞよろしく御協力のほどお願い申し上げます。
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は五名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に大城眞順君、高木正明君、鈴木和美君、中野明君及び市川正一君を指名いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後四時八分散会
○板垣正君 私も先般九月二十六日から現地の視察に同行してまいったわけでございます。現地からのいろいろな要望については先ほど特別委員長からの御報告のとおりであります。 これに関連して、今、鈴木委員からも幾つかの問題が出されました。私も触れたいと思っておりましたことも幾つか含まれております。これは、委員会が視察をし、委員会として現地の要望にこたえての発言でありますので、そうしたことで受けとめていただきたい。したがって重複はなるべく避けてまいりたいと思います。 現地では、外務大臣あるいは総理大臣にぜひ現地を視察してもらいたいという要望がございます。安倍現大臣は昨年八月に現地に行かれていると思いま……
○委員長(板垣正君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る一月十二日、大城眞順君及び高木正明君が委員を辞任され、その補欠として松尾官平君及び岩本政光君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
ただいまの委員の異動に伴い、現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に岩崎純三君及び岩本……
○委員長(板垣正君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
去る三月十九日、鈴木和美君が、同二十一日、市川正一君が一時委員を辞任されたため、現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に鈴木和美君及び市川正一君を指名いたします。
【次の発言】 この際、御報告を申し上げます。
去る三日予算委員会から、本日午前の半日間、昭和五十……
○委員長(板垣正君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 本調査に対する本日の質疑はこの程度にとどめます。
本日はこれにて散会いたします。
午後五時五分散会
○委員長(板垣正君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査を議題といたします。
【次の発言】 この際、後藤田総務庁長官及び堀内総務政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。後藤田総務庁長官。
【次の発言】 次に、堀内総務政務次官。
【次の発言】 後藤田総務庁長官、堀内総務政務次官は御退席いただいて結構でございます。
【次の発言】 これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 市川君、時間です。
【次の発言】 喜屋武君、時間ですので簡明に願います。
○委員長(板垣正君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨日、井上計君が委員を辞任され、その補欠として伊藤郁男君が選任されました。
【次の発言】 沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 市川君、時間です。
【次の発言】 市川委員、簡単にやってください。
【次の発言】 喜屋武君、時間ですので終わってください。
【次の発言】 喜屋武委員、時間ですので終わってください。
【次の発言】 喜屋武君の質問は終わります。
○委員長(板垣正君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨七日、沖外夫君が委員を辞任され、その補欠として堀江正夫君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第一一三七号北方領土返還促進に関する請願外一三七件を議題といたします。
本委員会に付託されました請願につきましては、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第一一三七号北方領土返還促進に関する請願外一三六件は議院の会議に付するを要するものにして内閣に送付するを要するも……
○板垣正君 限られた時間でございますので、私は戦没者等に対する慰霊、追悼につきまして政府の基本姿勢をお伺いいたしたいと思います。
まず第一に、鈴木内閣の時代でありますが、五十七年四月十三日の閣議におきまして、八月十五日を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」と閣議で制定されたわけであります。この制定の趣旨につきまして、まず総務長官からお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 この戦没者追悼の日のことにつきましては、総務長官のもとに戦没者追悼の日に関する懇談会、これは中山前長官の時代であり、この答申は田邊長官の時代でございますが、この報告の中に、
国家・社会のために生命をささげられたこれらの同……
○板垣正君 私は、まず恩給の本質、またその将来についてお伺いいたしたいと思います。
恩給局に伺いますが、けさほど恩給受給者全体についてのある程度見通しのお話がございました。もし、おわかりでしたならば、現在の公務扶助料の受給者、これがあと五年、十年、十五年ぐらいの刻みで、人員だけで結構ですが、どういう見通しを持っておられますか。
【次の発言】 十数年で、現在の恩給受給者、いわゆる旧軍人の受給者が一番中心でございますが、これは半分になる。特に、今お話のありました戦没者の遺族、これは四分の一です。十数年で四分の一になってしまう。この計算でありますから、恐らく毎年三万人ないし四万人が失権をしておる。……
○板垣正君 初めに、沖縄振興開発の現況及び将来の展望について長官にお伺いいたします。 昭和四十七年の沖縄復帰以来、沖縄の振興開発、沖縄の自立体制の確立については国としても沖縄開発庁のもと、第一次振計、第二次振計のもとに沖縄県、沖縄県民一体の努力のもとに着実な前進が図られてまいったと思います。しかしながら、今なおいろいろな面における本土との格差があり、また、自立体制においても十分とは言えない現況であろうと思います。現在、第二次振計も三年目を迎え、極めて大事な時を迎えております。さらに、第二次振計後期のプロジェクトについても検討されているということも承っております。こうした大事な時期における現在……
○板垣正君 北方領土の問題が発生してから四十年目の節目のときに当たり、またソ連でも新しい政権の発足を見る一つの新しい段階を迎えたというふうに考えますが、北方領土問題に取り組む基本姿勢については既にお立場をはっきり伺いましたし、あえてこの点についてはお尋ねをいたしません。従来の基本方針を堅持して、一層粘り強く御推進をお願いいたしたい次第であります。 そこで、お伺いいたしたいことの第一点は、ソ連の新しいゴルバチョフ政権の登場ということによりまして、米ソ間の一つの対話のムードがさらに高まる、あるいは我が国におきましても、一つの変化があるのではないかというような期待もいろいろな面で出てきておるわけで……
○理事(板垣正君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
堀江委員長から委員長辞任の申し出がございましたので、私が暫時委員長の職務を行います。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る六月二十一日、岩崎純三君が委員を辞任され、その補欠として夏目忠雄君が選任されました。
【次の発言】 委員長の辞任の件についてお諮りいたします。
堀江委員長から、文書をもって、都合により委員長を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、辞任を許可することに決定いたしました。
これより委員長……
○板垣正君 私は靖国神社問題に絞りまして御質問をさしていただきたいと思いますが、まず靖国神社の公式参拝が戦後四十年にして実現を見たことについて心から感謝申し上げている次第であります。去る八月十五日には中曽根総理初め閣僚の靖国神社公式参拝が実現を見ました。戦没者遺族初め国民多数の長年にわたる熱願であり、この実現はまことに感謝にたえないところであります。中曽根総理初め政府当局の英断に対し高く評価し、我が党の立場から、また多くの遺族、多くの関係者にかわりまして、厚く謝意を表するところであります。官房長官、どうもありがとうございました。 靖国神社の公式参拝は、官房長官の談話にもございますとおり、まさ……
○板垣正君 まず官房長官にお伺い申し上げますが、最近、御存じのとおり、政教分離をめぐって訴訟あるいは住民監査請求その他のクレーム、こうしたことが枚挙にいとまがないほどいろいろ起こってきているわけであります。これは一々具体例については時間がありませんので申し上げませんけれども、既に御承知だと思うのでございます。こうした問題の中にはちょっと常識的にどうかというふうな問題も間々あるわけであります。ごく一部の例でございますけれども、箕面の忠魂碑をめぐっての訴訟ですね、これでは忠魂碑は宗教施設である、遺族会は宗教団体であるという驚くべき判決であります。現にこれは係争中でありまして、遺族会は宗教団体である……
○板垣正君 私は、まず遺族の公務扶助料等を中心としてお伺いいたしたいと思いますが、まず昭和六十年度の改正におきまして、戦没者遺族が多年念願をいたしておりました月額十二万円、年額百四十四万円の公務扶助料が、ことしの八月からでございますが、実現を見ましたことは関係者も大変感謝いたしているところでございまして、長官また恩給当局の御配慮に対しまして御礼を申し上げる次第であります。 そこで今後の問題でございます。 まず、基本的に恩給、特に公務扶助料等の増額の問題につきまして、恩給制度のいわゆる国家補償という基本性格、基本線、これは今後も変わりがない、いわゆる公的年金の一元化の問題等いろいろな論議がご……
○板垣正君 まず靖国神社の問題について官房長官にお願いをいたします。
現在閣僚の靖国神社参拝問題に関する懇談会がいよいよ本格的な論議に入ったと伝えられておりますが、その成り行き、これからの見通しについてまずお答えいただきたい。
【次の発言】 従来の経緯についてはもう十分御承知でありますから、ここでくだくだ申し上げません。これは白紙でできた懇談会ではなくして、重大な流れの中から生まれてきた、政府としても相応の決意を持って生み出した懇談会であります。なるべく速やかに誤りのない結論を出し、また政府としても終戦後まさに四十年を迎える本年、懸案である公式参拝問題について必ず決着をつけていただきたい。官……
○板垣正君 委員派遣の調査概要を御報告申し上げます。 去る九月九日から十一日までの三日間、夏目委員長、鈴木理事、中野理事、市川理事、井上委員、田委員及び私、板垣の七名は沖縄県に派遣され、実情を調査してまいりました。なお、喜屋武委員が現地参加され、全日程をともにされました。 日程第一日は、沖縄総合事務局において沖縄開発庁及び那覇防衛施設局当局より概要説明を聴取した後、沖縄県庁を訪れ西銘知事より要望を受け、次いで工事中の沖縄県民会館及び米軍嘉手納基地を視察いたしました。第二日は、石垣島に飛び、八重山支庁当局から概要説明を聴取し、八重山市町会、八重山市町議会議長会及び各市町長から要請等を受けた後……
○政府委員(板垣正君) 沖縄開発政務次官を拝命いたしました板垣正でございます。
古賀長官のもとで、沖縄の振興開発、来年迎える国体の準備等、誠心誠意努力してまいる所存でございます。委員長並びに委員の皆様方の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
【次の発言】 発言の機会を与えていただきましてありがとうございます。
私は、沖縄の施策を進める上でやはり現地を知ることが大事である、特に沖縄の離島の実情というものをじかに学ぶことがまず大事であろうという立場から、三回にわたりまして沖縄の南大東、粟国あるいは慶良間諸島等十一島の視察をいたした次第であります。これらを通じて、沖縄の持つ自然、人情の豊……
○板垣正君 私は、恩給の国家補償としてのあり方、特に具体的な公務員給与に準拠しての改定、この問題に絞りまして申し上げたいと思います。 昨年の暮れ、今審議中の恩給関係の増額措置等が検討されたわけでありますが、受給者に対しましても非常に大きな動揺と不安をもたらし、また我が党におきましても総務会等におきまして、この国家補償のあり方についてけんけんがくがくの論議が行われると、こういうような事態を招来したわけであります。 その背景にありましたのは、つまり行革等の臨調等の方向づけによって、恩給についても物価スライドに移行させようと、こういうものが逐次表面化し、かつ恩給局等の検討懇談会、これが大体そうい……
○板垣正君 私は、FSXの問題とペルシャ湾の安全航行問題を中心といたしまして、それぞれ伺いたいと思います。 初めにFSXの問題でございます。これは実質二年越しのいろいろな経緯がございまして、十月初めに防衛庁長官がアメリカに行かれまして、ワインバーガー長官と話し合いをされて決着をつけられた、こういう次第でございます。私はこの経緯、そして今回の決着、顧みましていわゆる国内開発、自主開発と申しますか、これが最終的には断念をされた、で、アメリカの既存の飛行機をベースにして改良ですか、改造が行われる、こういうことでございますが、そうした案も選択肢としてかねてあり、いろいろな検討をされた経緯も一応察して……
○板垣正君 関連質問を行います。 中曽根総理に対し、靖国神社問題についてお伺いいたします。 全国の戦没者遺族の靖国神社公式参拝定着を願う気持ちは極めて熱烈なものがございます。本日も午前中、九段会館において靖国神社公式参拝継続実行要求全国代表者大会が開催されました。昨日、私は沖縄県遺族会の婦人部、青年部合同研修会に出席して、切々たる訴えに接してまいったわけであります。今や全国津々浦々に至るまで切実な声であります。真剣な叫びであります。それは遺族のみではなく、心ある多くの国民の強い要望であると信じます。公式参拝は我が党の党議であり、公約であります。こうした国民の声を総理はどう受けとめておられる……
○板垣正君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案並びに防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案に賛成の討論を行うものであります。 国の独立を保持し、平和と安全を守ることは、政治の最重要課題であることは申し上げるまでもありませんが、近年、国際社会における西側陣営の一員としての我が国の地位が著しく高まり、世界的視野に立って国際社会の平和と安全の確保に貢献することが、我が国に強く要請されているところであります。 現下の国際情勢は依然として厳しく、国家間の力の均衡によって辛うじて平和が維持されていると言っても過言ではありません。 このよ……
○板垣正君 私は、サンフランシスコ平和条約第十一条に関連して政府見解を伺いたいと思います。 サンフランシスコ平和条約は昭和二十六年九月八日調印され、翌二十七年四月二十八日に発効しました。これによって我が国は七年近い占領から解放され、独立を回復し、国際社会に復帰したわけであります。 しかし、その第十一条には次のごとく規定されました。「日本国は、極東国際軍事裁判所並びに日本国内及び国外の他の連合国戦争犯罪法廷の裁判を受諾し、且つ、日本国で拘禁されている日本国民にこれらの法廷が課した刑を執行するものとする。」。さらに、日本国内服役者について、その赦免、減刑、仮出獄に関し、我が国の勧告と関係国政府……
○板垣正君 私は、本案に対し修正の動議を提出いたします。 その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。 これより、その趣旨について御説明申し上げます。 修正案の趣旨は、施行期日について、原案では「昭和六十三年四月一日」とありますが、既に同日を経過しておりますので、これを「公布の日」に改めようとするものであります。 よろしく御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○板垣正君 恩給法の問題について質問いたしたいと思います。
まず初めに、恩給法は国家補償である、公的年金とはおのずから性格を異にする、こう言われているわけでございますが、この恩給法の本質並びに今恩給法が果たしている役割、そういうことについて長官はどういうふうに御認識でございましょうか、その点をまず伺いたいと思いますが。
【次の発言】 なお、現在恩給法が果たしている役割、つまり実質的にいわゆる軍人恩給と言われるわけでありますけれども、過ぎし大戦後における旧軍人なりあるいは遺族あるいは傷痍軍人等に対する国家補償という上において、恩給法並びに遺族援護法、これが二つの柱として果たしている役割というも……
○板垣正君 私は、法案について御質問申し上げる前に、今問題の奥野発言につきまして私の見解を申し述べたいと思うわけであります。 私は、奥野発言は政府の方針を否定するものではない、つまり政府の方針に反しない、こういう考え方に立つものでございます。お互い過去に対する反省、その上に立っての日中友好を願う気持ちにおいては私は皆一緒であろうと思うのでございます。私もまたそうした立場において申し上げるわけでございます。しかし、本当の友好、本当の相互理解、これはやはりお互いの努力で積み重ねていかなければならない、こう考えるわけでございます。過去の不幸な歴史につきましても、これをどう説明するか、どう子孫に伝え……
○板垣正君 赤間さんに伺いますが、いわゆる恩欠者、この問題は私はいわゆる官民格差、この問題がポイントであると思います。で、実態についてもう少し伺いたいんです。年限的にぎりぎりの人もおられるだろうしまた浅い人もおられるだろう。それと関連して、今取り上げられつつある実態調査問題がございますね。その辺の見解を伺いたい。
【次の発言】 今度は青木さんに伺いますが、先ほど言われた亡くなった方々の問題、あるいは恩給を受けている方ですね、やはり皆さん方が一緒に苦労した者は一緒の扱いと、補償問題についての基本的なお考えなりは我々もかねがね承っております。同時に、この法案に関連しておっしゃることは私も同感であり……
○板垣正君 私は、先般の「なだしお」の事故を中心にしていろいろお伺いしてまいりたいと思います。 初めに、防衛庁長官の見解をお伺いいたしたいと思います。 去る七月二十三日、横須賀港沖において海上自衛隊の潜水艦「なだしお」と大型遊漁船第一富士丸が衝突し、多数の犠牲者を出したことは、まことに痛ましい不幸な出来事でございました。 去る九月二日には横浜地方海難審判理事所より横浜地方海難審判庁に対し審判開始の申し立てがなされ、十月三日には第一回審判が行われ、引き続いて行われる運びであります。 一方、事件の捜査に当たってきた第三管区海上保安部と横須賀海上保安部は、九月二十九日、「なだしお」の山下前艦……
○板垣正君 私は、まず、潜水艦「なだしお」の衝突事故に関連して総理の見解を承りたいと思います。 戦後四十余年の今日、我が国は目覚ましい経済的発展をなし遂げましたが、その根本は、我が国が平和であった、国の安全が確保されていたからであることは申し上げるまでもありません。したがって、国の独立を保持し平和と安全を守ることは、国家存立の基本であり国民福祉の根源であると申さなければなりません。我が国は、このため日米安保体制を堅持するとともに、適切な自衛力の整備を図ってまいりました。 最近の世論調査によりましても、国民の自衛隊、防衛問題に対する関心が高まっており、現在の我が国の防衛体制について国民の圧倒……
○板垣正君 大城委員長、古賀委員、野田委員、飯田委員、吉川委員、柳澤委員並びに私の七名は、去る一月二十六日から二十八日までの三日間の日程で沖縄県に赴き、国の地方支分部局及び自衛隊の業務運営並びに国家公務員制度の実情等について調査を行ってまいりました。 第一日目は、航空自衛隊南西航空混成団、陸上自衛隊第一混成団及び海上自衛隊第五航空群を訪れ、それぞれ業務概況の説明を聴取するとともに、主要施設を視察いたしました。 次いで、南部戦跡を訪れ、国立沖縄戦没者墓苑において献花・慰霊を行いました。 第二日目は、沖縄開発庁沖縄総合事務局、総務庁沖縄行政監察事務所、防衛施設庁那覇防衛施設局及び人事院沖縄事……
○板垣正君 私は、初めに恩給の問題でお伺いしたいと思います。 このたびの池田総務庁長官の御就任は、御経歴からも恩給の問題について従来から大変御理解がありまた大変御熱心にお取り組みいただいている長官の御就任は私どもとしても大変喜んでおります。また、大いに御期待申し上げているところでございます。 そういうことで、改めて基本的なお考えを承りたいわけでございますが、恩給は国家補償としてその理念を守っていくというかねてからの御方針も承っております。同時に、御承知のとおり、昨年、我が党におきましても改めて恩給改定の小委員会を設けて、その答えとしまして、第一項として、恩給は国家補償であり、その精神にのっ……
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
去る七日の本会議におきまして内閣委員長に選任されました板垣でございます。当委員会は、御承知のとおり、国家行政組織、国家公務員制度、国の防衛等重要な諸問題を所管する委員会でございます。この重責を担う内閣委員長として、委員各位の御指導、御協力を賜り、公正円満な委員会運営を行っていく所存でございますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
前委員長より発言を求められておりますので、これを許します。大城眞順君。
【次の発言】 大城前委員長、まことに御苦労さまでございました。
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二十五日、星川保松君が委員を辞任され、その補欠として粟森喬君が選任されました。
【次の発言】 この際、国務大臣及び政務次官から発言を求められておりますので、順次これを許します。森山内閣官房長官。
【次の発言】 水野総務庁長官。
【次の発言】 松本防衛庁長官。
【次の発言】 藤本内閣官房副長官。
【次の発言】 若林総務政務次官。
【次の発言】 鈴木防衛政務次官。
【次の発言】 ありがとうございました。
御退席いただいて結構でございます。
○板垣正君 私は、北方領土の問題に絞りまして外務省に承ってまいりたいと思います。
昨年の十二月にいわゆる作業グループがスタートし、自来約一年でございますが、この間、日ソの外相会談が五回行われ、この作業グループの協議も三回行われた、こういう経緯で大変な努力をしていただいていると思いますが、現在までの経過、簡単にお願いいたします。
【次の発言】 この十八、十九と第四回の作業グループも開かれる。報道によりますと、いわゆる平和条約のソ連側の案といいますか、具体的な構想等についても出てくるのではないか、そういうような予測も流されておりますが、その辺の見方はどうですか。
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、国家行政組織及び国家公務員制度等に関する調査並びに国の防衛に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 国家行政組織及び国家公務員制度等に関する調査並びに国の防衛に関する調査を議題といたします。
まず、先般本委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員から報告を聴取いたします。大城眞順君。
【次の発言】 以上で派遣委員の報告は終了いたしました。
次に、国家……
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、中川嘉美君が委員を辞任され、その補欠として高木健太郎君が選任されました。
【次の発言】 臨時脳死及び臓器移植調査会設置法案を議題といたします。
まず、発議者衆議院議員竹内黎一君から趣旨説明を聴取いたします。竹内黎一君。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午後一時に再開することとし、休憩いたします。
午前十一時五十六分休憩
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
臨時脳死及び臓器移植調査会設置法案を議題といたします。
【次の発言】 まず、委員の異動について御報告いたします。
昨二十七日、後藤正夫君が委員を辞任され、その補欠として木暮山人君が選任されました。
【次の発言】 本日は、本案審査のため、参考人の方々から御意見を聴取することといたしております。
御出席いただいております参考人は、日本医師会副会長村瀬敏郎君、日本弁護士連合会人権擁護委員会第四部会副部会長(生命倫理担当)光石忠敬君、大阪大学医学部内科学教授・医学倫理委員会前委員長垂井清一郎君、全国肝臓病患者会連絡協議会代表幹事藤田……
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十一月二十九日、木暮山人君及び高木健太郎君が委員を辞任され、その補欠として後藤正夫君及び中川嘉美君が選任されました。
また、去る十一月三十日、吉岡吉典君が委員を辞任され、その補欠として立木洋君が選任されました。
また、昨四日、八百板正君が委員を辞任され、その補欠として穐山篤君が選任されました。
【次の発言】 次に、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に日本国有鉄道清算事業団の役職員を参……
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る五日、立木洋君が委員を辞任され、その補欠として吉岡吉典君が選任されました。
【次の発言】 一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案、特別職の職員の給与に関する法律及び国際花と緑の博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法の一部を改正する法律案、防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案、以上三案を一括して議題といたします。
まず、政府から順次趣旨説明を聴取いたします。水野総務庁長官。
【次の発言】 松本防衛庁長官。
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
まず、委員の異動はついて御報告いたします。
去る八日、石渡清元君が委員を辞任され、その補欠として後藤正夫君が選任されました。
また、本日、後藤正夫君が委員を辞任され、その補欠として片山虎之助君が選任されました。
【次の発言】 国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案につきましては、去る十二月五日に質疑を終局しておりますので、これより直ちに討論に入ります。
御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
【次の発言】 他に御意見もなければ、討論は終局したものと認めて御異議ございませんか。……
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十二月十五日、片山虎之助君が委員を辞任され、その補欠として後藤正夫君が選任されました。
【次の発言】 国政調査及び継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、従来どおり国家行政組織及び国家公務員制度等に関する調査並びに国の防衛に関する調査を行うこととし、今期国会閉会の場合においても継続して調査を行うため、両件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成及……
○板垣正君 私は、北方領土問題に限定しまして政府の見解をただしてまいりたいと思います。時間の関係もありますので外務省に三点ほどお伺いし、最後に総務庁長官の御決意も承りたいと思っているわけであります。 第一点、まず日ソ関係の現状認識でございます。 現在、戦後最大の変化の可能性をはらむ時代にある。これは世界じゅうが大きく変わってきておりますが、日ソ関係におきましても戦後最大の変化の可能性をはらむ時代に来ていると認識するわけであります。この変化ということは、つまり日ソ関係の正常化ということでございます。これは具体的には平和条約の締結ということでございます。日本側におきましては戦後一貫した方針を持……
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る三月六日、後藤正夫君が委員を辞任され、その補欠として高橋清孝君が選任されました。
また、昨二十九日、八百板正君が委員を辞任され、その補欠として会田長栄君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
永野茂門君が一たん委員を辞任されたため、現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○板垣正君 人勧に関連をいたしまして、初めに二つほど承りたいと思います。
まず第一は、初任給の大幅引き上げであります。人材確保のためによいことだと思うけれども、このたびのI種試験合格者の引き上げ額七・三%ですか、これで民間と競合してよい人材を導入するために十分なのかどうか、自信があるかどうか、その点をまず第一に伺いたいと思います。
【次の発言】 いわゆる大学生の公務員離れと言わ
れておりまするけれども、やはり公務員にも本当に人材が必要であります。今後ともその点の御配慮を引き続いてお願いをいたしたいと思います。
それからもう一点は、期末・勤勉手当、役職の段階別の加算措置、これが今度導入される……
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る三月三十日、会田長栄君が委員を辞任され、その補欠として八百板正君が選任されました。
【次の発言】 国家行政組織及び国家公務員制度等に関する調査並びに国の防衛に関する調査を議題といたします。
まず、内閣官房長官から所信及び平成二年度内閣、総理府関係予算の説明を聴取いたします。坂本内閣官房長官。
【次の発言】 次に、総務庁長官から所信及び平成二年度総務庁関係予算の説明を聴取いたします。塩崎総務庁長官。
【次の発言】 総務庁長官、御退席いただいて結構でございます。
次に、防衛庁長官……
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
皇室経済法施行法の一部を改正する法律案及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律案の両案を一括して議題とし、前回に引き続き質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 もう時間ですから。
【次の発言】 午後二時に再開することとし、休憩いたします。
正午休憩
【次の発言】 ただいまから内閣委員会を再開いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、八百板正君、翫正敏君及び野田哲君が委員を辞任され、その補欠として村田誠醇君、喜岡淳君及び山田健一君が選任されました。
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る五月二十五日、尾辻秀久君、山田健一君、村田誠醇君及び喜岡淳君が委員を辞任され、その補欠として大島友治君、野田哲君、八百板正君及び翫正敏君が選任されました。
また、昨二十八日、八百板正君が委員を辞任され、その補欠として喜岡淳君が選任されました。
また、本日、吉岡吉典君が委員を辞任され、その補欠として近藤忠孝君が選任されました。
【次の発言】 恩給法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は、前回既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。
質疑……
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る五月二十九日、喜岡淳君が委員を辞任され、その補欠として八百板正君が選任されました。
また、去る五月三十日、近藤忠孝君及び須藤良太郎君が委員を辞任され、その補欠として吉岡吉典君及び大島友治君が選任されました。
【次の発言】 去る五月二十五日、予算委員会から、六月一日一日間、平成二年度総予算中、皇室費、国会所管、会計検査院所管、内閣所管及び総理府所管のうち総理本府、日本学術会議、宮内庁、北方対策本部を除く総務庁、防衛本庁、防衛施設庁について審査の委嘱がありましたので、御報告いたしま……
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨四日、田村秀昭君、名尾良孝君及び永野茂門君が委員を辞任され、その補欠として須藤良太郎君、野村五男君及び野沢太三君が選任されました。
【次の発言】 防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。石川防衛庁長官。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時九分散会
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る六月五日、野村五男君及び須藤良太郎君が委員を辞任され、その補欠として名尾良孝君及び田村秀昭君が選任されました。
また、去る六月六日、野沢太三君が委員を辞任され、その補欠として永野茂門君が選任されました。
【次の発言】 防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は、前回既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午後一時五分に再開することとし、休憩いたします。
午後零時五分休憩……
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案を議題とし、前回に引き続き質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 理事会で協議いたします。
【次の発言】 午後一時に再開することとし、休憩いたします。
午後零時二分休憩
【次の発言】 ただいまから内閣委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございません
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る六月十五日、谷本巍君及び片山虎之助君が委員を辞任され、その補欠として八百板正君及び大島友治君が選任されました。
また、昨十八日、八百板正君が委員を辞任され、その補欠として森暢子君が選任されました。
【次の発言】 国家公務員災害補償法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は、前回既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 官房長官、御退席いただいて結構です。
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る六月十九日、森暢子君が委員を辞任され、その補欠として八百板正君が選任されました。
また、昨二十日、吉岡吉典君、藤田雄山君及び合馬敬君が委員を辞任され、その補欠として立木洋君、永野茂門君及び大島友治君が選任されました。
【次の発言】 臨時行政改革推進審議会設置法案を議題といたします。
本案の趣旨説明は、前回既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午後一時に再開することとし、休憩いたします。
午後零時三分休……
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨二十五日、八百板正君及び大島友治君が委員を辞任され、その補欠として小川仁一君及び須藤良太郎君が選任されました。
【次の発言】 前回に引き続き、臨時行政改革推進審議会設置法案を議題とし、これより内閣総理大臣に対する質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 以上で内閣総理大臣に対する質疑は終わりました。
他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
これより討論に入ります。
御意見のある……
○板垣正君 委員派遣の報告をいたします。 井上委員長、高橋理事、小川理事、吉川理事、翫委員、三石委員、太田委員、星川委員及び私、板垣の九名は、去る九月十二日から十四日までの三日間の日程で、青森県、岩手県及び宮城県に赴き、国の地方支分部局及び自衛隊の業務運営並びに国家公務員制度等の実情について調査を行ってまいりました。 日程第一日は、航空自衛隊三沢基地に赴き、北部航空方面隊司令部において業務説明を聴取した後、支援戦闘機F1の兵装、緊急発進及びE2Cを視察いたしました。次いで、防衛施設庁仙台防衛施設局から業務概況を聴取した後、防衛施設周辺整備として実施された三沢市立堀口中学校の防音設備及び三沢……
○板垣正君 恩給の改定についてまず総務庁長官にお伺いいたします。 恩給、特に遺族の公務扶助料、関連する遺族年金等の増額措置については、いろいろな経緯がございましたけれども、実質的に、国家補償の精神に立脚をして、現実には現職公務員の給与改定に準拠をして増額措置をとる、こういう方針のもとに平成三年度における増額措置についても私ども、特に遺族会の受給者は政府の配慮に対して感謝の意をあらわしております。今後いろいろな状況はあろうと思いますけれども、今後も国家補償の理念に立脚し、具体的には公務員給与に準拠をして増額改定を行う、こういう方針を堅持して進めていただきたいと思いますが、その点についての長官の……
○板垣正君 委員派遣の報告をいたします。 梶原委員長、田村理事、翫理事、吉川理事、喜岡委員、深田委員、太田委員、磯村委員、田渕委員及び私、板垣の十名は、去る十月十五日から十七日までの三日間の日程で、兵庫県、大阪府及び京都府における国の地方支分部局及び自衛隊の業務運営並びに国家公務員制度等の実情について調査を行ってまいりました。 第一日目は、陸上自衛隊伊丹駐屯地にある中部方面総監部において業務説明を聴取し、次いで、千僧駐屯地の第三師団司令部において業務説明を聴取した後、堂内隊舎及び装備品の展示を視察いたしました。その後、海上自衛隊神戸地区の阪神基地隊を訪れ、業務説明を聴取した後、同基地隊に属……
○板垣正君 私は、自由民主党を代表し、質問を行います。 私は、現在審議中の政府提案のPKO法案及び国際緊急援助隊法の一部を改正する法律案について政府並びに各党間で論議が尽くされ、今国会において成立することを切に望むものであります。そうした観点から、先般社会党が提出された対案の内容を中心に私の見解を申し述べつつ、質問いたしたいと思います。 まず伺いたいのは、社会党の対案を今般出されましたその基本的な姿勢であります。 従来の廃案一辺倒路線から軌道を修正したのかどうか。総評センター加盟労組内にも、廃案主張だけでなく国際貢献の具体的な取りまとめに努力すべきだという意見があり、また旧態依然とした廃……
○板垣正君 私は、天皇陛下の御訪中の問題について承りたいと思います。
まず、官房長官に現時点における政府のこの問題に対する基本的な姿勢についてお伺いいたしたいと思います。陛下の御訪中の問題です。
【次の発言】 外務省お見えですね。
外務省は御訪中については大変熱意を持っておられると、こう承っておりますし、また、流れの中においては、今度、江沢民さんがお見えになったときに決着、結論的なところまで運ぶはずであったかとも言われておりますが、外務省の立場においてこの天皇陛下の御訪中について最大の意義をどこに認めておられるのか、承りたいと思います。
○板垣正君 私は、防衛問題に関連して、若干要望になるかもしれませんが、防衛庁の見解を中心に承りたいと思います。時間も限られておりますので、簡明な御回答をお願いいたしたいと思います。 第一は、冷戦後の我が国の防衛のあり方の問題であります。 これは極めて根本的な、基本的な問題であり、ソ連の崩壊により東西冷戦構造が解体してまさに画期的な時代を人類は迎えておる、新しい世界の秩序を求め、その模索が始まりつつある、こういう意味におきましては、私どももいたずらに過去にとらわれることなく、思い切った新しい発想転換も必要であると思います。 しかし、そうした反面、既に地域的ないろいろな紛争が起こっておる、民……
○板垣正君 まず、PKO、平和維持活動派遣について承りたいと思いますが、報道等によりますと、きょう正式に国連から我が国連代表部に派遣要請が行われたといわれておりますが、その点について御確認をいただきたいと思います。 さらに、実施計画について、もう既に相当内容的には詰められつつある、八日の閣議で決定をする、こういうことも報道されているわけであります。また、十一日には関係政令の施行をする、こういうことで、このことが着々と進められておる。大変おくればせでありますけれども、我が国もようやく国連平和維持活動に具体的に協力をする時期を迎えたということはまことに意義深いことであると思います。過般の参議院選……
○板垣正君 第百二十四回国会閉会中の九月九日から十一日までの三日間、大浜委員長、北理事、三石理事、風間理事、鈴木委員、吉川委員、池田委員及び私、板垣の八名は、北方領土及び隣接地域の諸問題に関する実情調査のため北海道に派遣されました。つきましては、その調査の概要を報告いたします。 まず第一日目は、新千歳空港ターミナルビルを視察した後、札幌において、北海道、北海道開発庁、地元経済団体及び水産団体の各代表から、それぞれ概況説明を聴取するとともに、要望を受けました。その後、北方領土隣接地域に入り、根室港花咲港区を視察しました。 第二日目は、納沙布岬の北方館等を視察し、続いて、根室市内において、北海……
○板垣正君 私は、まず開発庁長官にお伺いいたします。 去る四月二十三日から四日間にわたりまして天皇皇后両陛下には沖縄を御訪問になり、第四十四回植樹祭の御参列ということでございましたが、それに先立って二十三日にはまず国立墓苑に御参拝になり、戦没者の霊を弔い、また平和祈念堂におきまして県下遺族の代表に対し大変優渥なるお言葉をいただき、かつ二十五日の植樹祭は、かつてあの戦禍によりまして荒れ果てたあの糸満の地区において改めて沖縄復帰二十年、この記念の意味も込めての植樹祭が行われましたことは大変意義深いことであったと思います。特に、亡き昭和天皇には、ぜひ沖縄には伺わなければ、参りたい、こういう思いを最……
○板垣正君 私は、現在問題になっております防衛庁の檜地区から市ヶ谷台への移転に伴ういわゆる市ヶ谷台一号館の保存の問題につきまして、お尋ねをし、要請をいたしたい、こう思うわけであります。 まず、基本的に私は、国の平和と安全のために防衛庁、自衛隊の果たしている役割は高く評価するものであります。同時に、その機能を十分果たされるために、今後の装備の強化を図られる、あるいはその配置を合理化される、こういうことについては基本的には決して異議のあるものではありません。ただ、今回の問題が、自衛隊の本拠と申しますか、中央の機能を市ヶ谷台に持っていかれる、これに伴ってあの歴史的な存在ともいうべき市ヶ谷一号館を全……
○板垣正君 私も、今話題になりました厚生年金の問題についてお願いしたい、こう考えておりましたが、御論議があり、また経過も説明され、伊江先生からは大変建設的な御提案もあった次第であります。 いずれにいたしましても、私は、やはりこの問題の基本にありますものは、沖縄県民が経てこられたあの戦後の苦難ですね。戦前、戦中、戦後。この年金格差の問題も、やはり二十七年間にわたって米国の施政下にあった、そういうもとで本土の制度が適用されなかった。 私は、遺族会の関係を担当いたしておりますけれども、こういう面については幸い遺族援護法あるいは恩給法、これはやはり沖縄県復帰以前からもう本土と全く同様の姿、否むしろ……
○板垣正君 例年よりも大分早く給与法の審議が行われ、恐らく採決の運びとなろうと思いますが、このことについて担当大臣として御感想があれば承りたいと思います。
また、人事院総裁におかれても感慨もおありじゃないか、その点承りたいと思います。
【次の発言】 官房長官がお見えになりましたので。去る九月十六日の当委員会におきまして人事院勧告を受けての審議が行われました。その際、官房長官も何とか例年よりも早く給与関係閣僚会議等も開いて早くやりたいんだという気持ちを訴えておられた。きょうここで恐らく審議成立まで行くと思いますけれども、このことについての官房長官としての御感想、いかがですか。
○板垣正君 きょうは、市ヶ谷一号館の問題を中心といたしまして、相当の時間をとって政府の見解をただし、またいろいろお伺いをいたしたい。 こうした委員会の開催はなかなか異例ではなかろうかと思います。衆議院におきましては既に法案の審議に入る、こういう段階でございます。また、いわゆる市ヶ谷一号館の問題につきましては、かねてから問題となり請願等も提出されてまいりましたけれども、これは再三出されましたが保留に終わる、この保存を強く願っている立場の人にとってはその話の持っていき場がない、しかもこの既成事実は着々と進められておる、こういう中で、あえてこの委員会が一日の審議時間をとって改めてこの問題について何……
○板垣正君 私は、総理のいわゆる侵略戦争発言、この重大な問題について、焦点を絞っていろいろお尋ねしてまいりたい。 これは、総理の発言に対する日本遺族会の抗議の声であります。その一部でありますが、「戦没者遺族は、今日までわが身をかえりみることなく一途に祖国の安泰と繁栄を願って、尊い生命を国家に捧げた肉親に、誇りをもって茨の道をひたすら生きてきた。しかるに総理のこの暴言は、この心の支えさえ根底から踏みにじったものであり、われわれ戦没者遺族は、断じて、これを容認することはできない。」。 いろいろまだございますけれども、これが遺族の多くの声であります。 戦没者遺族が戦後たどってきた道はまことに厳……
○板垣正君 先般の、日本が二千万人の害を与えたと、この発言は全く根拠のない事実無根なことであることが明らかにされ、これを撤回し謝罪をされた。このことについては極めて重大な問題であります。 しかも、極めてこれは象徴的なことであって、従来、社会党を初めとする各党が、いかにして日本の戦争が誤りであった、犯罪国家であった、侵略国家であった、そういうことを言い続けてきたその一つのあらわれでございましょうし、この二千万という数字は既にひとり歩きをして教科書にまで取り上げられておる。来年の高校の教科書でこれが取り上げられている事実があるようですけれども、これは撤回をしてもらいたい。 文部大臣、いかがです……
○板垣正君 沖縄の問題、また北方領土の問題、具体的な点で若干お伺いいたしたいと思いますが、沖縄関係で開発庁長官にまずお伺いしたいのは沖縄開発庁の存続の問題でございます。 これはいろんな経緯があり、また非常に注目されている問題でございますが、伝えられるところによりますと、政権与党の税制改革協議会、ここでいろんな角度から検討中でございましたが、報道によりますと、この報告書として、中央省庁の再編問題の中でも沖縄開発庁、国土庁、北海道開発庁、いわゆる三庁統合を優先的にやるんだと、こういうことが報ぜられておりまするけれども、この統合の問題について長官のまず御見解を承ります。
○板垣正君 官房長官に冒頭申し上げます。
過般の石川県知事選挙に際しまして、防衛庁長官が公務の名において現地に赴かれました。また、後は政務に切りかえたという極めて不明朗な、特に自衛隊を総括する立場にある防衛庁長官の行動としては極めて不適切であり、遺憾であります。官房長官からもこういうようなことについて十分な注意をお願いしたい。このことについての長官の御見解を承ります。
【次の発言】 ただいまの御認識に対しては極めて不満であります。ただ、この問題についてはまた改めて申し上げたい。
そこで、まず恩給法の問題でございます。総務庁長官に申し上げたい。
この恩給の改善、特に関係者の戦没者遺族等を中……
○板垣正君 まず防衛庁長官に、自衛隊改正法、この経過はどうなっているんでしょうか。
この法案は、この内閣委員会でも成立直前まで行った経緯、いろいろございますし、また邦人救出という、当然成立させなければならない。この国会においても何か継続審議というふうな見通しも聞いております。国会の動きではございますけれども、政府の当局としてどういう受けとめ方をしておられますか。
【次の発言】 この法案は昨年六月、忘れもしません六月十一日の内閣委員会で、当時の自公民同意のもとに、ある時間の審議を尽くして成立を、そういうぎりぎりのところまで、衆議院でもちろん審議を尽くされ、しかし六月に内閣不信任案等が出た経緯、……
○板垣正君 板垣であります。 予定にはありませんが、まず外務大臣に。 この四月に中華航空の悲惨な事故がございました。二百数十名の方が犠牲になり、去る十五日に名古屋において追悼の会が行われ、台湾側から閣僚二人、あと党の代表等々十何名かの方がその追悼のためにお見えになったわけであります。 そして、台湾側としてのああした事故の起こったことについて申しわけないという気持ちなり、今後の対処なりというようなことについてのお気持ちを、幸い運輸大臣にはお会いできて、そうした経過があったようでありますが、外務大臣はどうしてもお会いにならない、お会いできない。これはまさに政治を超えた人道的な問題であります。……
○板垣正君 ただいま人事院総裁から人事院勧告についての御説明がございました。過去最低の勧告率、これは民間の非常に厳しいものを反映しながら、ただいま御説明のとおり、いろいろきめの細かい御配慮をいただき、措置をとられ、かつ今後のあり方等についても適切な勧告をしていただいていると思うわけでございます。
ほかの問題もございますので細部に入ることはできませんが、基本的にこの勧告はやはり早期に完全実施をしてもらいたい、そうあるべきではなかろうか。こういうことにつきまして、総務庁長官、官房長官の基本的な御見解を承ります。
【次の発言】 ただいまは、早期に関係閣僚会議等も開かれ、完全実施の方向でお進めいただ……
○板垣正君 私は、安全操業の問題とそれから地震に伴う北方領土支援の問題、これを中心に承りたいと思います。
まずその前に、山口総務庁長官が十月一日から二日にかけて社会党御出身の閣僚としてはまさに初めて現地視察をされた。そしてまた、閣僚としては五年ぶりに保安庁の船で洋上からロシアの監視船を目の前にしながら御視察になった。これはある意味で大変歴史的なことだと思うのでございます。
一番お感じになったことを承りたいと思います。
【次の発言】 それでは、安全操業、この問題はるる申し上げる時間もありませんけれども外務大臣に。
とにかく、平和な時代に平和であるべき海に、平和な漁船に対して銃撃が加えられる……
○板垣正君 派遣委員の報告をいたします。 岡部委員長、寺澤理事、木宮委員、瀬谷委員、大久保委員、聴濤委員及び私、板垣の七名は、去る九月十二日から十四日の三日間の日程で、広島県、山口県における国の地方支分部局及び自衛隊の業務運営並びに国家公務員制度等の実情について調査を行ってまいりました。 第一日目は、海上自衛隊呉地区を訪れ、呉地方総監部で業務説明を聴取するとともに、掃海艇「ひめしま」の艦内を視察いたしました。次いで、海上自衛隊江田島地区を訪れ、幹部候補生学校、第一術科学校、自衛隊江田島病院から業務説明を聴取するとともに、同地区内の各種施設及び教育参考館を視察いたしました。 第二日目は、海……
○板垣正君 質疑に入ります前に、議題と別でございますけれども、官房長官に台湾の確定債務の問題について特にお伺いいたしたいと思います。 これは十一月六日の日本経済新聞に報道されました。対台湾債務返済で政府が方針を固めた、未払い給与百倍、軍事郵便貯金、簡易保険等は二十倍、当時の価格をそういう形で払い戻しをする、これが極めて突然新聞に報道されまして、大変私どもも驚いております。 これは官房長官もよく御存じのとおりに、政府としてもこの台湾の確定債務問題は日本国政府の責任においてこれは処理しなければならない。これを取り上げ、また我々はかねて超党派の議員懇の立場において政府の足らざるところを側面的にい……
○板垣正君 私は、まず初めに総理に。 去る十月三十日、朝霞におきまして自衛隊の観閲式がございました。総理としては初めて臨まれたわけでございます。私も列席をいたしまして、総理の統括ぶりを篤と拝見いたしておったわけでございます。 いろいろな意味で注目をされました。特に、昨年の観閲式においては、元総理は平服で行って、しかも原稿抜きのその場のスピーチというふうな形で大変ふさわしくない姿、しかも自衛隊の士気にかかわるような印象を私ども率直に受けたわけでございます。今回、総理の出処進退、私は拝見をいたしておりまして大分板についてきたな、こういう感じを持ったわけでございますけれども、総理の率直な御感想を……
○板垣正君 外務大臣お見えでありますから外交の問題について、北方問題も後から伺いたいと思いますが、まず第一番目が米朝協議の現状でございます。
この問題については、二十一日に北鮮側が引き揚げた、決裂という中で、今度は高官会議をやろうという文書の交換が行われた。向こうの外務次官の文書がアメリカ側に渡されたと。その内容についても推測がいろいろ記事にも出ておりますけれども、現時点で把握しておられるところをお話しいただきたい。
【次の発言】 外務省としての見通してはどうでしょうか。この米朝協議内容は北側にとっても非常に有利なものだから、これをぶっ壊してしまうようなことはまずないだろうという観測が主流に……
○板垣正君 初めに、恩給の改善についてお伺いいたしますが、昨年年末、平成七年度の予算編成をめぐりまして、恩給の扱いにつきましても受給者の立場からいろいろな心配もあったわけでございます。特に、財政が極めて厳しい、かつ公務員の給与も例えばボーナスをカットするとか、こうした民間と相呼応しながら、必要やむを得ざる措置でございましょうが、そういう中で恩給の成り行きについてもいろいろな折衝の経緯があったとも承っておりますが、総務庁長官の格段の御尽力によって基本線を貫いて受給者も非常に安心いたしておるわけでございますが、改めてこの改善、増額措置についての総務庁長官の基本的なお考えと申しますか、姿勢と申します……
○板垣正君 初めに、過般の阪神大震災、これに関連をしてお伺いしたいと思います。 一月十七日に勃発をいたしましたまさに未曾有と言っていい阪神・淡路大震災、絶大なる災害をもたらし、五千四百を超えるとうとい人命が失われ、また今なお八万を超える被災者の方々が非常な不自由な生活を強いられておる。その他もうあらゆる面で大変な状態が続いているわけでございます。こうして亡くなった方々に改めて心からお悔やみ申し上げ、また罹災者の方々にお見舞いを申し上げる次第であります。 私がきょう特に申し上げたいのは、自衛隊の皆さん方の大変献身的な活動であります。初期の出動が遅かったとかいろいろなことを言われたりいたしてお……
○板垣正君 初めに、ただいま御説明のございました国家公務員等共済組合の改正案について、大蔵大臣、この法律によりまして、いろいろな経緯を経ながら、また関係の方々の御尽力によりまして、育児休業手当が創設をされるということは大変意義深いことと思うのでございます。従来は、女性教職員とか看護婦さんとか一部限られた方に掛金相当のものを差し上げるという程度のものでございましたのが、今回は官、公、反すべて掛金は免除される、かっこうした手当を差し上げると、こういうふうな姿に相なるわけでございます。 そこで、やはり高齢化社会の到来、女性の方の職場進出と家庭との両立という形、特に子育ての問題、それが近年生まれるお……
○板垣正君 ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの風間君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に成瀬守重君を指名いたします。(拍手)
○板垣正君 沖縄の問題が、いろいろな意味で全国の、またある意味では全世界の注目の中で、しかも沖縄県民の皆さん方の思いというものを深く察しつつ今あるわけでございます。 私も仕事の関係、つまり戦没された方々の遺族の関係あるいは戦没された方々の慰霊の関係、こういうかかわりでございますけれども、沖縄県とのつながりはもう昭和三十年代の初めから、ほとんど毎年のように現地に伺う、あるいは沖縄からもお見えになる。その間、本土復帰という歴史的な日を目の当たりにいたしましたし、またその後の沖縄の第一次振計以来の発展の姿、そして沖縄の皆さん方の、厳しい中にもあの試練を乗り越えてたくましく生き抜いておられる、しかも……
○板垣正君 ただいま防衛計画の大綱等についての御説明を承りました。これは極めて重大な問題でありまして、私もいろいろただしたい点はありまするけれども、まず東アジアの安全保障、これがまさに今脅威を受けておるという情勢、いわゆる中台関係の問題がありますので、この際この問題についての政府の見解をただし、また私の見解も述べさせていただきたいと思うわけであります。 現在の中国のミサイルあるいは実弾射撃等は常軌を逸した、国際的にも極めて不安感をもたらすものであります。現実に東アジア地域に不安定な、かねてアジア情勢は不安定であり不透明であると憂慮されてまいりましたけれども、そういう一つのあらわれとして私ども……
○板垣正君 まず初めに、自衛艦の誤射事件、米軍機の撃墜事件について長官にお伺いします。 これは極めて衝撃的な事件でした。しかも、昨年十一月にF15がF15を撃ち落とすという想像もできないような大きな事故があった。それからわずかの間にこうした事態が招来されたということ、しかも対米関係ということで、極めて重大に受けとめておられると思いますけれども、やはり懸念しますのは、せっかく日米間の防衛協力あるいはガイドラインの見直し、こうした新安保宣言に基づいて新しい体制に入っていこうと双方が大いにやる気を出している最中にこうした事故が起きたということが今後そうした流れに非常な懸念を与え、いろいろな問題が生……
○板垣正君 委員派遣の報告をいたします。 鎌田委員長、鈴木理事、齋藤理事、海老原委員、笠井委員及び私、板垣の六名は、去る九月十八日から二十日までの三日間、沖縄県、鹿児島県における国の地方支分部局及び自衛隊の業務運営等の実情について調査を行ってまいりました。 一日目は、航空自衛隊南西航空混成団、海上自衛隊第五航空群及び陸上自衛隊第一混成団を訪れ、業務説明を聴取した後、装備品等を視察いたしました。次いで、米軍の普天間飛行場及び嘉手納飛行場を視察いたしました。 二日目は、防衛施設庁那覇防衛施設局及び沖縄開発庁沖縄総合事務局を訪れ、概況説明を聴取いたしました。次いで、沖縄県庁を訪れ、米軍基地の整……
○板垣正君 ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの星野君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に楢崎泰昌君を指名いたします。(拍手)
○理事(板垣正君) 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。 午前十一時五十五分休憩
○板垣正君 板垣であります。 きょうは、いろいろ伺いたいことはありますけれども、時間の制約もありますので、教科書の問題に絞りまして文部大臣にいろいろ伺ってまいりたい。ただ、この問題は、ひとり文部大臣の問題ではありません。まさに内閣全体の、しかも国の基本にかかわる、国の将来にかかわる本質的な問題でありますので、各閣僚におかれましても心にとめてひとつ聞いていただきたい。 まず、文部大臣に御就任をお喜び申し上げます。と申しますのは、小杉文部大臣、私は世田谷、先生は目黒で、同じ選挙区で長年おつき合いをさせていただき、またこのたびは新しい選挙区で見事に当選をされ、文部大臣の大命を拝されたわけでありま……
○板垣正君 ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの星野君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に楢崎泰昌君を指名いたします。
○板垣正君 沖縄の基地問題についてまず触れたいと思いますが、委嘱審査であります、それぞれ沖縄の問題、北方問題についてもぜひお尋ねいたしたい。 沖縄の振興開発は極めて重要であります。ただいま御説明いただいた予算の中でもいろいろな新規事業も盛り込まれて、精いっぱい御努力の跡が出ていると思うのでございます。その中でも特に人材育成ということで、この予算で東京に次いで二番目となる産業技術教育センター整備事業が計上されております。大変意義のあることと評価いたしております。 このことについて開発庁長官はどのような期待を込め、ある程度具体的な内容についてお話しいただければと思います。
○板垣正君 きょうは内閣委員会の委嘱審査でございますが、この内閣委員会というのはある意味で総務委員会と申しますか、国の基本にかかわる問題について取り上げてきているわけであります。加えまして、私、先般の予算委員会におきまして質疑の機会を与えられましたけれども、時間の制約もあり、取り残した問題がございます。これらの問題につきまして、官房長官、そして総務庁長官からこの基本的な考え方について政治家としての御見識をぜひ承りたい、こう思うわけであります。 まず第一に、行政改革を初めいわゆる六大改革、この改革をなし遂げなければならない。まさに国家の存亡をかけた大きな改革であります。この改革につきましては、……
○板垣正君 ガイドラインを中心として、また基本的な問題についていろいろ伺ってまいりたいと思います。 ガイドラインの見直しのいわゆる中間報告、これは私はたたき台として出されたというふうに受けとめさせていただいております。いろいろ討議も進められてまいりましたし、先般、外務大臣また防衛庁長官からこれについての御報告も承った次第でありますから、改めてこの意義ということを定義立てる必要はないと思いますけれども、私はこれは大変重大な問題だと思う。法制的な問題にとどまらない、つまり日本の国家としての基本的な姿勢といいますか、またそれを取り巻く内外情勢の中で、冷戦が終わり、あるいは日本自身が戦後五十余年を経……
○板垣正君 板垣正であります。よろしくお願いいたします。 本委員会におきましていよいよ審議が始まります。衆議院の審議等を通じても沖縄の心ということがよく取り上げられました。私もこれは大事な問題であろうと思います。 そこで、去る二月十四日に亡くなられた屋良朝苗さん、沖縄教職員会を率い、さらには琉球政府の主席、そして復帰後は初代の知事として文字どおり祖国復帰のために、また沖縄の再建のために献身をされた方でありまして、まさに沖縄の心を体現されている方と。私も、屋良さんが沖縄県遺族会の副会長もお務めでございましたので、お目にかかる機会もあり、尊敬申し上げてきたわけであります。 同時にもう一人、ど……
○板垣正君 質問の順番を変えまして、まず最高裁にお伺いいたします。愛媛県の玉ぐし訴訟、この漏えいの問題についてはいろいろ各方面で論議されております。また、去る三月十一日には本院においても野間赳議員によってただされた。これに対して最高裁は、合議の内容が漏えいした事実はない、厳格に調査をしたけれども漏えいの事実はないと再三繰り返した。現在でもその見解には変わりありませんか。
【次の発言】 私はある確信を持って重ねてお尋ねしますけれども、もし今の御答弁を覆すような事実が出た場合、つまり漏えいの事実が明らかにされた場合、どのように責任をとられますか。
○板垣正君 委員派遣の報告をいたします。 竹山委員長、依田理事、永野理事、瀬谷理事、矢野委員、鈴木前理事、齋藤委員、笠井委員及び私、板垣の九名は、去る九月三日から五日の三日間の日程で、岐阜県、愛知県及び静岡県における国の地方支分部局及び自衛隊の業務運営並びに国家公務員制度等の実情について調査を行ってまいりました。 一日目は、川崎重工業株式会社岐阜工場を訪れ、業務説明を聴取するとともに、同工場を視察いたしました。次いで、人事院中部事務局、総務庁中部管区行政監察局及び名古屋防衛施設支局からそれぞれ概況説明を聴取いたしました。 二日目は、浜松ホトニクス株式会社中央研究所を訪れ、同研究所を視察し……
○板垣正君 おはようございます。 きょうは外交、防衛の問題につきまして、特に基本的な問題を踏まえながら各大臣の御見解を承ってまいりたいと思います。ぜひ率直な御見解を賜りたいと存じます。 昨日でしたか、読売新聞が行いましたアメリカと日本の世論調査に大変興味のある結論が出されておる。特に日米同盟が日本の平和、安定のためにも、またアメリカの国益にも利しておる、かつ二十一世紀もこの日米同盟は堅持されるべきだ、こうしたことが両国とも過半数以上の支持という姿で出ております。 こういう意味合いで、活発化しつつあるこの首脳外交も展開されつつあります。そういう中における我が国の外交姿勢、防衛の問題も含めた……
○板垣正君 私は、沖縄の問題を中心にきょうは質問をさせていただきたいと思います。 まず第一に、先日、当委員会においても審議、採決され、附帯決議もつけられまして、また三月三十日に本会議におきまして全会一致で成立を見ました沖縄振興開発特別措置法の成立の意義について、改めて長官に伺いたい。 これは、沖縄の長い歴史からいいましても、また最近のいろいろな動きから見ましても、ある時期には非常に見通しもつかない厳しい中で、しかしこれは今の時期において沖縄のためにも、また日本の全体的な二十一世紀を展望しながらも、ぜひやり遂げなければならない、こうした思いが衆参ともに全会一致で、比較的短期の審議で成立を図っ……
○板垣正君 きょうは、外務大臣から去る三月に当委員会におきまして外交についての所信の表明があったわけでございまして、これに基づきましての質疑の場を与えられましたので、沖縄の問題また北方領土の問題、大臣の御見解を承りたいと思います。 まず第一に、この所信におきましても大変強調されましたことは、「沖縄県から伺った御要望も踏まえつつ、最大限の努力を払って取りまとめられた沖縄に関する特別行動委員会、SACO最終報告の着実な実施に向け鋭意努力」する、これに全力を尽くすという御決意の表明があり、またその後そうした面での努力をお続けいただいていると思うわけでございますが、現時点における外務大臣としてこれに……
○板垣正君 各大臣、御苦労さまでございます。 きょうは、危機管理監の設置あるいは内閣官房副長官を増員する、さらには外務政務次官を増員する、こうしたことについて提案されているわけでございます。基本的にこれらについては賛成するものであります。 これらの問題というのは、つまりは中央省庁改編の大きな改革案、行革推進の大きな枠組みの中で内閣そのものの機能を強化していくという非常に重大な問題があるわけでございますが、ある意味ではそれを先取りするといいますか、そういう意味合いがあるんではないか、こういう思いでお尋ねしてまいりたいと思います。 まず第一に、危機管理監を内閣に置く、この問題については、かね……
○板垣正君 自由民主党の板垣でございます。 きょう私は、東京裁判史観の見直しの問題、平和条約第十一条の問題、近隣諸国条項、従軍慰安婦問題に関する政府見解の見直しの問題、あるいは村山談話の再検討について、さらには憲法論議の推進について、こうした問題について時間の許す範囲で、特に官房長官に政府の立場での御見解なりこれからの御意向を承りたいと思います。 委嘱審査の機会にこうした問題を取り上げることがどうかという考え方もあると思いますが、やはり総務委員会として国の基本にかかわる問題について論議を行うことは当然の使命であろうと思います。同時に、今申し上げましたような問題は端的に言うとタブー扱いといい……
○板垣正君 おはようございます。総理初め各閣僚、まことに連日御苦労さまでございます。 早速伺います。 日本のあり方というものが改めて問われている、まさに第三の開国と言われる大きな転機に来ていると言われているわけであります。橋本総理を先頭に、連日それに取り組んでいただいております。そうした中で、やはり心の問題が改めて問われておる。物の面では見事に繁栄を遂げましたけれども、大事な心の問題がいろいろな角度から問題がある。 これはある精神科医の方が高校生を対象に行った調査でありますが、この中で最も高い反応のあったのが、自分がどんな人間なのかわからなくて困ることがある。つまり、日本人であることや自……
○板垣正君 きょうは大変貴重な御意見を賜りましてまことにありがとうございました。限られた時間でございますので、簡単に簡明に御質問申し上げます。 まず第一に、社会保障の問題でございます。松本先生に伺います。 わが国の社会保障制度は、そのレベルにおいてはもうすでに国際的水準に達しておると思いますが、今後の質的な改革等図っていかなければならないと思います。そうした面におきまして、何と申しましてもいわゆる高齢化社会、先ほど比率を挙げられましたが、もう二十年ならずして日本も欧米並みに十数%という高齢化社会になるわけであります。しかも生産年齢者がどんどん低下をしてきております。ほとんど一人か多くても二……
○板垣正君 ただいまいろいろ有益なお話承りましてありがとうございました。 私は、外交の問題について畑田公述人に一点だけお伺いいたしたいと思います。 遺憾ながら、畑田公述人のお立場と私は百八十度立場を異にするわけであります。しかし、私はやはり基本的に、相対的に力は弱ったといいながら、米ソの対話と妥協によって平和を維持する、戦争を回避する、こうした世界秩序の基本的な構図は、八〇年代といえどもまだ変わらないのではないか。このそれぞれの国の力によって平和を昔のように維持するということは困難としても、しかし、いま迫りつつあるいわゆる第三次世界大戦の危機と言われておるこれを回避するためには、この両国の……
○板垣正君 安全保障小委員会における調査の概要を御報告申し上げます。 本小委員会は、安全保障問題を調査するため、第百八回国会以降各国会ごとに設置され、今国会においても引き続き設置されたものであります。 本小委員会としては、昨年五月に中間報告書を提出しておりますが、これまでの調査及び安全保障問題をめぐる新しい情勢なども踏まえて、去る三月二十二日、新デタント情勢下における我が国の安全保障というテーマのもとに、課題、提言等に向けて各会派所属委員からそれぞれ意見の開陳がございました。 当日の開陳意見におきましては、国際軍事情勢に対する認識を初めとして安全保障の基本的考え方、自衛隊と憲法との関係、……
○小委員長(板垣正君) ただいまから外交・総合安全保障に関する調査会安全保障小委員会を開会いたします。
安全保障問題に関する件を議題とし、本日は、新デタント情勢下における我が国の安全保障について各会派を代表して御意見を述べていただきます。
それでは、御意見のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 次に、当小委員外の委員でございますが、意見の開陳を願います。田英夫君。
【次の発言】 以上で委員の皆様の御発言は終了いたしました。ありがとうございました。
本日はこれにて散会いたします。
午前十一時十七分散会
○小委員長(板垣正君) ただいまから外交・総合安全保障に関する調査会安全保障小委員会を開会いたします。
まず、小委員の異動について報告をいたします。
去る二十四日、黒柳明君が小委員を辞任され、その補欠として和田教美君が選任されました。
【次の発言】 調査報告書についてお諮りいたします。
お手元に配付いたしました安全保障小委員会報告書案を小委員会の報告として会長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後一時三十一分散会
○板垣正君 自民党の板垣であります。きょうは、いろいろお聞かせいただきましてありがとうございます。 伊藤公述人にまずお伺いいたしたいと思います。 先生の先ほどのお話で、まさに今、大きな世界的な転換期の中で、日本が共存の道を選ぶか孤立の道を選ぶか大きな岐路に立っている、こういうお話でございました。私も全く同感であります。 戦後の日本外交は基本的に孤立主義ではなかったか、これは京大の高坂教授の言葉であります。また、伊藤先生の御著書でも、平和主義という名の鎖国政治が行われてきたのではないのか。戦後平和主義、平和に徹する、これは我々もまさに最も命がけで守らなければならない。同時に、それが平和をめ……
○板垣正君 それぞれに有益なお話を承りましてありがとうございました。志方参考人のお話、大変明確に、わかりやすく基礎的にお話しをいただき、また将来の展望をお示しいただきました。 私は、日米安保体制は今後も日米間の基軸になっていくと思いますが、同時にやはり戦後五十年あるいは第二次大戦が終わって五十年、冷戦が終わった、これはまさに転換期の新しい対応を迫られておる。こういう流れの中で、我が国としてはやはり今まで言われてきた、ここまで繁栄は築いてきましたが、いわゆる一国平和主義と言われ、一国繁栄主義と言われた。実質的には日米安保体制というか、アメリカの庇護のもとに余り国際問題等に煩わされずに経済的な繁……
○板垣正君 以下申し上げますことは私の個人的な見解であるということをお断り申し上げます。 まず、アジア太平洋の安全保障の問題、アジア太平洋情勢をどう見るか、これが基本であります。端的に言って、経済的な発展を遂げつつある活力あふれるアジアであるとともに、反面、極めて不透明な、また予測しがたい、こういう状況に置かれているのがアジア太平洋情勢の現実ではなかろうかと考えます。 この要素としてはいろいろございますけれども、中長期的に見ます場合には、アジア全体の繁栄とともに、いずれ深刻な問題になってまいります人口の問題があります。食糧の問題があります。さらには、エネルギー。これらの問題が中長期的にわた……
○板垣正君 先般、本調査会が行いました委員派遣につきまして御報告申し上げます。 本調査会の林田会長、笠原理事、直嶋理事、松前理事、木宮委員、馳委員、林委員、山本委員、木庭委員、高橋委員、永野委員、萱野委員、笠井委員、田村委員及び私、板垣の十五名は、去る二月十九日から同二十一日までの三日間にわたり、自衛隊の現状、経済協力及び国際研究交流等に関する実情調査のため、愛知県及び石川県に派遣されました。 以下、その調査の概要について、日程に沿って御報告申し上げます。 第一日目は、まず、愛知県小牧市にある航空自衛隊小牧基地に赴き、基地の沿革、概要、基地所在部隊等概況説明を聴取し、意見交換を行った後、……
○板垣正君 やはり今大きな転換期にあるということは、これはもうだれも言うわけでございますね。現実に、戦後五十年体制から五十一年目を迎えたこの現状、内外情勢というものが、いや応なしに日本の国としての姿勢、特に安保体制に対する対応というものの転換を求めているんではないのか。 つまり、安保体制は戦争に巻き込まれるんだと言われた反対の人たちは、あの時代にも、これはアメリカの戦争に巻き込まれるんだと、ソ連の脅威はないんだと、こうあの時代は主張してきた人が、今度は冷戦後はソ連の脅威はなくなったんだからもう安保は要らないんだと。そうすると、やっぱりソ連の脅威というのは昔は認めていたのか認めていなかったのか……
○板垣正君 板垣であります。 私は、訪れた国、要人との対話等で特に印象に残った点、私見を交えて順次御報告をいたしたいと思います。 初めがベトナムであります。 ベトナムは、私も不勉強だったんですが、国語を全部ローマ字化しているんですね。ローマ字化しているあの姿にあらわれているような近代化、教育を極めて熱心にやっているという姿、しかしまだまだいろいろおくれている面がある。今お話がありました、どこの国でも日本のODA、経済協力に対しては非常に感謝をしておる、ベトナムで会った方も皆そういう御発言が多かったわけであります。 特にベトナムの場合は直前に第八回党大会が開かれて、今までの成果を確認する……
○板垣正君 一つは、中国のAPECなりWTOに対する基本的なスタンスを伺いたいんです。 中国は、APECのいわゆる個別行動計画でも積極的な関税引き下げの計画を出すとか、WTOにはぜひ参加したいという姿勢をとっているということですが、このAPECには中国が開発協力基金というものの創造を提案したと。しかしどこの国も賛成がなかったというようなちょっと報道です。その内容が、どういう計画というか意図というものであったのか、どういう実態であったのか。そういう中で、中国がAPECなりあるいはWTOでもオブザーバーで出ていたわけですね、先進国が余り先走りし過ぎる、そういう意向といいますか、これから開発される……
○理事(板垣正君) 三先生ですか。
○板垣正君 各先生とも大変内容のある御報告を賜りましたが、私から御質問させていただきたいと思うんです。 山本先生、山崎先生にお伺いしたいと思うんですが、一つは、日本のこれからのあり方における普通の国論です。私は、どちからというとそれを支持する立場であります。そういう立場から私は、やはり戦後体制、その頂点である現在の憲法体制、これは普通の国であるべき日本のある面の制約になっている。これは日本の安全保障の面でもあるいは国際的な平和維持活動に象徴される動きにおきましても、むしろ我が国に対する制約になっている。 そうであれば、この転換期に今後の我が国の基本方向を決する上においてそうした制約を脱する……
○板垣正君 それじゃ、火つけ役で刺激的なことを。 今、御報告申し上げたとおり、大変充実した、しかも時期的にも非常に意義のある視察であったと思うわけでございます。 そのうちの一つで、その後の成り行き、今日の状態は申し上げるまでもないわけでありますが、やはり一番懸念されるのは、沖縄県知事初め沖縄県民の皆さん方のこの思いと、いわゆる安保体制への取り組みという国の立場におけるいわば国益の立場、そしてまた沖縄県の立場、こうしたものがやはりここで言われているように非常に複雑かつ難しい中で、しかしこれを何とか解決していかなければならない、こういう点で、それぞれの立場はありますけれども、皆ひとしく取り組ん……
○板垣正君 川島さんに伺いますが、今のお話とも関連をいたしますけれども、中国に触れる場合、外務省の姿勢あるいは防衛庁の姿勢、政府全体の姿勢とも言えますけれども、非常に遠慮深いと申しますか、さっきの御説明でも朝鮮の問題、台湾の問題その他、台湾の問題というのはあるわけですが、それとやはりこの中国の将来というものがアジアの、ある意味では世界の安全保障の最大の問題になってくる。これは日米関係、日中関係、そういう中でもう少しこの中国の実態、端的に軍の近代化の問題、そういうふうな問題についてもう少し外交姿勢としてもはっきり触れていただいた方がいいんじゃないか。 中国の体制というのは、例えば最近、アメリカ……
○板垣正君 私は、今までいろいろ講師のお話を伺い、またきょうの各先生方の御意見におおむね私自身も賛成であります。 特に、予算が非常に制約されてくると、そうするとODA予算は削られるのは当たり前なんだというふうな流れが余りにすぐ出てくることを懸念するんですね。やはり財政が厳しい中で、もちろん量より質と、さっきお話のあったような内容的な問題というものも非常に重大でございます。 同時に、やはり日本という国の立場からいって、これは援助といいますか、そういった実のある経済協力を日本も、これは日本自身が生きていくためにも積極的なODA、そしてまた、大きな曲がり角にあると言われるいろいろな角度から検討さ……
○板垣正君 対極的な御意見を申し上げます。 私は、この安全保障問題については、我が国の基本理念、基本政策、これをより明確化すべきではないのかとまず思うわけであります。 つまり脱戦後体制といいますか、冷戦が終わりましたけれども、日本がまとっております戦後体制、言ってみれば一国平和主義、そういう姿というものを、大きな転換点の中で日本みずからが主体的に、国際環境の中で積極的にこの平和政策を展開していく、各国とまさに共生共存の立場で取り組んでいくという意味合いにおける理念なり政策を明確化することが必要であり、それに伴う国民の意識も変わってこなければならないのではないか。 そういう立場で、第二とし……
○板垣正君 北海道への委員派遣について御報告申し上げます。 本調査会の木宮委員、魚住委員、齋藤委員、大脇委員及び私、板垣の五名は、去る七月十四日から十六日までの三日間にわたり、安全保障等に関する実情調査のため、北海道に派遣されました。 第一日は、まず、航空自衛隊千歳基地を訪れ、基地の概況について説明を聴取し、スクランブルの状況、空中給油機の導入、日米共同訓練等について意見交換を行った後、要撃戦闘機F15Jを視察いたしました。 千歳基地には、北部方面航空隊の隷下にあり、F15Jを装備し防空行動及び領空侵犯に対する措置を任務とする第二航空団、地対空誘導弾ペトリオットを装備し防空態勢を維持する……
○板垣正君 両先生ともありがとうございました。やはり大局的に考えていかなきゃいけないと、大変勉強させていただきました。 それで、端的に一問ずつ伺いたいのですが、小此木先生に。 やはりいずれの段階で日朝国交正常化の交渉の問題をと、これはさっきお話しのとおりに非常に重大な問題だと思います。ただ、その問題については、前提といいますか、日本人妻の問題なり拉致の問題なりその他いろいろの問題がございますから、お米の支援すらなかなかコンセンサスが得られないくらいの、そういうものもあるわけであります。 そこで、近々、十一月何日かには日本人妻の第一陣が、ようやく十何名かが日本に戻ってくる。これも向こうのし……
○板垣正君 高木先生に。 今度の米中会談は、中国も随分一生懸命努めた姿が見えましたし、アメリカはやはり原則の立場というもの、双方原則をぶつけ合ったわけですけれども、その間における中国の日本に対する姿勢、米中首脳会談で日米安保体制なりガイドラインあるいは日本の問題がどこまで話題になったのか、そこに疑問を持つわけなんですね。 まずパールハーバーに乗り込んでいって、五十年前の日本のファシズムを倒したんだ、米中でやったんだというふうな、我々から見ればまさに逆なでするような、せっかく日中も二十五周年を迎えているのにそういう間の経緯というようなものも抜きにしたああいう中国の姿勢に、私は非常に政治的に成……
○板垣正君 第百四十一回国会における対外経済協力に関する小委員会の調査の概要について御報告申し上げます。 本小委員会は、去る十月二十二日、長期的視野に立ち対外経済協力のあり方等について調査検討するため、設置されました。 小委員会においては、政府開発援助が現在大きな転換期を迎えていることから、各小委員の協議の結果、ODAについて調査を行いました。 小委員会では、ODAの理念、援助実施体制等ODAのあり方、国会とODAとのかかわりについて小委員間の意見交換を中心に調査を進め、あわせて、外務省当局からの説明の聴取、参考人からの意見の聴取、これに対する質疑を行いました。 まず、ODAの理念につ……
○小委員長(板垣正君) ただいまから国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会を開会いたします。 まず、本小委員会の運営につきまして、前回いろいろな御論議がございまして、十分尽くされたとは言えませんでしたが、大体の御意向に基づきながらまとめたものをお回しした次第でございます。 これまでの調査会での議論を踏まえて、さきに持ち回りでお渡しした案、つまり問題点を大きく三つに分けまして、ODAの理念の問題、第二点としてODAのあり方なり現状の問題、つまり実施体制、政策決定過程、実施状況等々の問題、第三点が国会とODAとのかかわり、ここで各国の事情なりODA大綱、ODA基本法、こういう問題点……
○小委員長(板垣正君) ただいまから国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会を開会いたします。
対外経済協力に関する件を議題といたします。
本日は、前回のODAの理念の議論の中で、既に意見が出されておりましたODAの実施体制、政策決定過程等のODAのあり方をめぐりまして、意見交換を行いたいと存じます。
意見をお述べになる方は挙手を願い、私の指名を待って御発言願います。なお、御発言は着席のままで結構でございます。
それでは、挙手をお願いいたします。
【次の発言】 まだまだ御意見は尽きないと思いますが、時間もちょうどでありますので、きょうのところはこの辺で終わらせていただきたいと……
○小委員長(板垣正君) ただいまから国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会を開会いたします。
まず、小委員の異動について御報告いたします。
委員の異動に伴い欠員となりました小委員の補欠として、去る七日、木庭健太郎君が選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
対外経済協力に関する件の調査のため、本日、参考人として東京大学社会科学研究所助教授中川淳司君の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 対外経済協力に関する件を議題といたします。
本日は、O……
○小委員長(板垣正君) ただいまから国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
対外経済協力に関する件の調査のため、本日、参考人として、国際協力事業団国際協力専門員杉山隆彦君及び前海外経済協力基金理事山本海徳君の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 対外経済協力に関する件を議題といたします。
本日は、実施現場から見たODAの状況について二名の参考人から御意見をお伺いした後、質疑を行います。
この際、両参考人に一言ごあ……
○小委員長(板垣正君) ただいまから国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会を開会いたします。
対外経済協力に関する件を議題といたします。
本日は、前回までのODAの理念及びODAのあり方を中心とした意見交換、政府及び参考人に対する質疑等を踏まえ、既に触れられております国会とODAとのかかわりについて議論を深めてまいりたいと存じます。
それでは、正午を目途に自由に意見交換していただきたいと存じますので、御発言を希望される方は挙手を願います。
【次の発言】 ちょっと小委員長からお願いいたしますが、運営の問題につきましては、次回を含めまして、この散会後に御討議いただきたいと存じます……
○小委員長(板垣正君) ただいまから国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会を開会いたします。
まず、小委員の異動について御報告いたします。
委員の異動に伴い欠員となりました小委員の補欠として、去る十一月二十七日、広中和歌子君が選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
対外経済協力に関する件の調査のため、本日、参考人として上智大学教授村井吉敬君の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 対外経済協力に関する件を議題といたします。
本日は、国会とO……
○小委員長(板垣正君) ただいまから国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会を開会いたします。
対外経済協力に関する件を議題といたします。
本日は、今期国会中の取りまとめの自由討議を行います。
本日の運営につきましては、まず、これまで六回行ってきましたODAの理念、実施体制及び国会とODAとのかかわりについての議論を踏まえ、順次各小委員から各五分以内で意見を承り、その後、午後二時五十分を目途に意見交換を行いたいと存じます。
それでは、お手元の名簿順に馳君から順次お願いいたします。馳浩委員。
【次の発言】 山本一太委員。
○板垣正君 岡部先生に伺いたい。 私は、きょうの先生のお話にも関連いたしますが、この国のあり方というもの、日本という国、これが国なのかということが今問われているくらい、非常に深刻な危機的な状況にあるというふうな認識を私は持っております。それが、さっき先生のお話にもございました、いわゆる戦後の占領体制なりその後の流れの中で、徹底した日本悪玉論といいますか、これが日本人自身に、政治の流れでも、教育、文化の面でも、これでもかこれでもかと徹底した日本悪玉思想というものが浸透し切っているのが戦後五十年の流れであったのではないのか。 勢い、対外姿勢におきましても、中国との関係が一番これからも大事だと思……
○板垣正君 アジア太平洋の平和と安定、こういうことが大きな問題でございますが、私は、やはり現実の問題として中国の動向というのがキーポイントであろう、こう思うわけであります。 これは渡辺昭夫参考人の言われたことで、中国中心の旧秩序が崩壊し変容していく長い歴史の過程の最終段階だと、現在。これは非常に意味の深い見方だと思うんです。つまり、この中国の動向いかんによって朝鮮の問題なりインドシナの問題、台湾の問題、チベットの問題、その動向が影響される、そういうポイントの中で日本の基本政策というものをやはり明確にしていく必要があるんではないのか。 そういう点では、さっき永野委員からお話がありました、日本……
○板垣正君 対外経済協力に関する小委員会における調査の概要について御報告申し上げます。 本小委員会は、長期的視野に立ち対外経済協力のあり方等について調査検討するため、さきの国会の昨年十月に設置され、十二月に同国会の調査の概要をまとめた中間報告を調査会長に提出し、引き続き今国会におきましても、去る一月に設置されたものであります。 小委員会においては、政府開発援助が現在大きな転換期を迎えていることを背景に、二十一世紀に向けたODAのあり方について調査を行いました。 小委員会では、ODAの理念、援助実施体制などのODAのあり方、国会とODAとのかかわりについて、小委員間の意見交換を中心に調査を……
○板垣正君 まず、アジア太平洋地域の政治・安全保障、情勢の認識でございます。 アジア太平洋地域においては、経済活動を中心に各地域、各国間における対話、協調の流れが生まれ、また日米中ロの相互の交流とその動向が中心的な問題となりつつあります。しかし、なお冷戦体制清算の過渡的段階にあり、不安定あるいは不透明な要素がいろいろ存在をいたしております。こういう情勢のもとで、個々の認識について申し上げます。 朝鮮半島の情勢でございますが、最近の四者会談あるいは南北対話の不調に見られるように、状況の進展は乏しく、北朝鮮の意図は憶測が難しいものがあります。このままでは体制の行き詰まり、崩壊も視野に入りつつあ……
○板垣正君 ただいま会長から、まさに私に関しましては身に余るお言葉をいただき、かつ、まれなことだと思いますが、最後のごあいさつの機会まで設けていただきまして、まことに感激の至りであります。 日本を取り巻く内外情勢、日々激動しつつある中で、この調査会が三年間にわたり、林田会長を中心に各理事の先生方、そして各委員の先生方が、文字どおり党派を超えて国家の命運にかかわる安全保障の問題、アジアのあり方、ODAのあり方の論議を尽くしたという意義は極めて大きなものがあったと思います。 また、きょう最終的に御決定いただきました報告書には、それぞれの問題について具体的に政策についての提案が行われておる。これ……
○小委員長(板垣正君) ただいまから国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
対外経済協力に関する件の調査のため、本日、参考人として読売新聞解説部次長杉下恒夫君の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 対外経済協力に関する件を議題といたします。
本日は、二十一世紀に向けたODAのあり方について政府からの説明聴取、参考人からの意見聴取及びそれに対する質疑を行います。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
このたびは……
○小委員長(板垣正君) ただいまから国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会を開会いたします。 対外経済協力に関する件を議題といたします。 本日は、二十一世紀に向けたODAのあり方について、午後五時を目途に小委員相互間で自由討議を行います。 この小委員会では、これまでにODAの理念、あり方、援助実施体制、国会とのかかわりを中心に積極的に議論を行ってまいりました。 まず、なぜ援助を行うかというODAの理念につきましては、国益を踏まえ外交政策の一環としてODAを実施していくことが重要であるという意見、豊かな国が援助を行うことにより人類共通の課題に対処しようという人道主義の立場が大……
○小委員長(板垣正君) ただいまから国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会を開会いたします。 対外経済協力に関する件を議題といたします。 本日は、前回に引き続き、国会とODAとのかかわりを中心に、ODAの理念、あり方、援助実施体制を含め、二十一世紀に向けたODAのあり方について自由討議を行います。 前回の議論の中では、国会とのかかわりについて、基本法の制定を求める意見、現行システムの拡充強化で対応すべきとの意見に分かれ、それぞれ基本法案の骨子のたたき台及び現行システムの拡充強化策の具体案を事前に提示することになりました。 既に配付し、内容はごらんのとおりですが、それらを簡単……
○小委員長(板垣正君) ただいまから国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会を開会いたします。 対外経済協力に関する件を議題といたします。 本小委員会は、設置されて以来、ODAの理念、実施体制を初めとしたODAのあり方、ODA基本法案の扱いを含む国会とODAとのかかわりなど、二十一世紀に向けたODAのあり方を各小委員間で率直に議論してまいりました。 このたび、各小委員の皆様の御意見をもとに最終報告の調整を進めてまいりましたが、配付いたしましたとおりの調査報告書案を作成することができました。 本日は最後の小委員会となりますので、まず、これまでの小委員会の所感、補足意見など、何か……
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