このページでは鈴木和美参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。鈴木和美参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○鈴木和美君 私は、過般の参議院の選挙で初めて当選をいたしました鈴木和美です。 まだ勉強中でございますので、委員長を初め各先生方のこれからの御指導、御教示をお願い申し上げたいと思います。同時に、大蔵大臣初め政府関係の皆さんの御指導、御教示もお願い申し上げたいと存じます。 私は残されました時間、特にこの九十三国会で取り上げられました地方支分部局の整理のための行政管理庁設置法等の一部を改正する法律案に関係いたしまして、大蔵省関係の北九州財務局と南九州財務局とを統合して九州財務局として同局に福岡財務支局を置くという件について、しぼって財務行政の関連事項などを質問したいと存じております。なお、大蔵……
○鈴木和美君 ただいま梅雨前線の被害状況の御報告がございましたが、昨年から異常天候が続いておるものですから、関係者が大変関心を持っております。 そこで、まず気象庁にお尋ねいたしますが、天気の概況を伺いたいと存じます。 その一つは、この夏は例年及び平年に比較してどのような天気の推移になるのか、まずお尋ねをしたいと思います。 二つ目は、本年から来年にかけて、霜とか雪の状況はどのような傾向にあるのかもお尋ねしたいと存じます。 もう一つは、特に気象庁として、今後特別に注意や対策を提唱するようなことがあればお尋ねをいたしたいと思います。
○鈴木和美君 派遣委員を代表して、私から今回の北陸地方における豪雪被害の実情調査について御報告いたします。 去る二月三日より五日までの三日間、広田委員長を初め和泉理事、井上委員、長谷川委員、下田委員、伊藤委員、喜屋武委員と私、鈴木和美の八名は、新潟、富山、石川、福井の北陸四県における豪雪被害の実情調査を行いました。 まず、調査の概要を申し上げます。 第一日の三日は、早朝、東京を出発して小出に下車して、早速マイクロバスに便乗、表層なだれによって多数の犠牲者を出しました新潟県湯之谷村の北魚沼郡養護老人ホーム及び守門村大倉地区の被災地を視察するとともに、国民宿舎及び生活改善センターにおいて村当……
○鈴木和美君 私は、今回の災害の質問をするに当たりまして冒頭、災害によりまして犠牲をこうむられた犠牲者の皆さんの冥福を祈るとともに、家族の皆さんにお見舞いを申し上げたいと存じます。 さて、わが党の持ち時間との関係がございますので、私は私の質問事項、一字一句質問することを全部通告してありますから、もう皆さんそれぞれ読まれていると思うんです。そこで、基本的な部分について長官と審議官にお願いと意見を聞いておきたいと思うんです。 まず一つは、同僚議員からもお話がありましたように、国民生活の問題や財産を守るということは、政治の一番私は中心でなきゃならぬと思うんです。きょう自民党、熊谷理事さんおいでに……
○鈴木和美君 まず景初に、今回の豪雪に際しまして、関係者の皆様の努力によって、若干の手直しや新制度ができたことはそれなりに評価をしたいと思うんです。しかし、私が最も関心の高かった積雪地の県民に対する除雪見舞い金などについて、いまだ解決が行われていないということははなはだ遺憾に思っています。そういう立場から今回の豪雪対策の確認や促進の要望を含めて若干の質問をしたいと思っています。 さきの委員会のときに、私は当面の対策と中長期の対策ということに二つに分けて大臣の見解を聞いて同意を得たと思っています。つまり、当面の対策として激甚災害法の適用、二つには現行関連法の最大適用、三つ目には除雪・排雪経費の……
○理事(鈴木和美君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
広田委員長から委員長辞任の申し出がございましたので、私が暫時委員長の職務を行います。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、松本英一君が委員を辞任され、その補欠として村沢牧君が選任されました。
また、本日、中野鉄造君が委員を辞任され、その補欠として鶴岡洋君が選任されました。
【次の発言】 委員長の辞任の件についてお諮りいたします。
広田委員長から、文書をもって、都合により委員長を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
○鈴木和美君 私からも引き続き御意見をちょうだいしたいと思うんです。本当にお忙しいところ御苦労さんでございます。 いまのお話を聞いておりまして大変私は奇異な感じを持って聞いておったんですが、これは皆さんの業界、酒類業中央団体連絡協議会というのがございますね、七団体が加盟している。この七団体の加盟が五十五年の十月の一日に自由民主党政務調査会の税制調査会山中さんに要望書を出されていますね。その要望書も細かに言わなくたってわかると思いますが、とにかくここで言っていることは酒税の税率を下げてくれ、ましてや増税なんというのはまかりならぬと、こう言っておりますね。そしてその理由の中にはもう担税能力はない……
○鈴木和美君 まず第一にお尋ねいたしますが、ぜひまじめに、まともにここの点だけは答えていただきたいと思うんです。なぜかと申しますと、答え方いかんによって質問が違うものですから。 その一つは、二、三日前、総理大臣は第二次臨調の問題に絡んで五十七年度以降増税なき予算を組みたいと、その意味でも行政改革問題に真剣に取り組みたい、こんなお話があったと思うんです。大臣、鈴木内閣の大蔵大臣として、きのうの質疑ではその意気込みはわかるけれども、実際上どうかなという疑問を付した答弁があったように私は思うんです。実は私もそう思っているんですが、その点について大臣として責任ある答弁を私はまずお尋ねしたいと思うんで……
○鈴木和美君 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題になりました酒税法の一部を改正する法律案に反対であることを表明し、その理由を申し述べたいと思います。 反対の第一の理由は、今回の改正案が大衆増税計画の一環に位置づけられていることであります。来年度歳入見積もりの税の自然増収は四兆五千億円に上り、それに新規増税の一兆三千九百億円が加わると実に五兆九千億円にも及ぶ大増税が行われるのであります。 しかも自然増収の六二%は所得税で占められており、この酒税の引き上げによる増税分二千八百三十億円とで三兆円を超える負担が勤労大衆に課せられます。政府の増税とは弱い者により重い負担を求めるきわめて不公平な政……
○鈴木和美君 どうも皆さん御苦労さんでございます。
進藤さんにちょっとお尋ねしますが、VTRのことなんですが、業界で進藤さん、あと一年余裕が欲しいというお話をされた記事が載っているんですが、この記事の内容についていまでもお気持ちが変わりないのかどうか、それをまずお尋ねいたしたいんです。
【次の発言】 私も素人でわかりませんけれども、こういう製品の国内での普及率が非常に高まるというときには、テレビの例を勉強さしてもらったら、大体一〇%以上になったときからぐっと伸びていっているようですね。いまこのVTRの普及率というのはどの程度になっているんでございましょう。
○鈴木和美君 大臣、どうも連日御苦労さんでございます。
一番最初に、本当に秋に臨時国会が開かれるみたいな話がいまぼつぼつ出てるんですが、第二臨調をめぐっての動きで、そういう決意とか動きとか、本当にあるんでございましょうか、
【次の発言】 鈴木内閣ができ上がって、やっぱり秋に臨時国会を開くぐらいの話をするのであれば、何で五十六年度予算のときにそれだけの決意で臨まなかったのか、非常にそれは不満なんです、私は、もちろん歳出のカット、大切なことだと思います。しかし内閣がこれを、全く予算が上がらないうちからそんな話が飛び出るということは、大変私は遺憾なことだと思うんですが、そういう気持ちを表明だけとり……
○鈴木和美君 お昼の時間まで大変恐縮ですが、高橋局長にもう一度印紙税のところで、確認という意味じゃないんですが、きのう私が質問申し上げて、記載金額のないものということで百円ということがありまして、それは今度は何でしょう、明経書とか番号とか記号とかそういうものを付したものを後ほど金額とするということで提案されていますね。ところがこれは、どっちがどうかわかりませんけれども、調査室の方のやつを私は見ておったら、「これらを当該文書の記載金額とする等、その計算方法を整備する。」と書いてあるんですが、それから片っ方の提案の方の法律案の方にはそうは書いてないんですね。これはどういうことに理解したらよろしゅう……
○鈴木和美君 まず私は法人税法の一部を改正する法律案について先に見解をただしたいと思います。
別表改正の中で、健康保険組合及び健康保険組合連合会の項が別表改正として出ておりますが、これは何を意味しましょうか。
【次の発言】 現状、健康保険組合と組合連合会の団体数と加盟組合員はどのくらいの数になっていますか。
【次の発言】 大変数が大きい、団体の数も大きいということで、影響が大変出ると思うんです。
そこでもう一つお尋ねしますが、いま答弁の中にもございましたが、このような健康保険組合が行っている――収益法人に切りかえるという意味で行っている、主な仕事というのはどんなことがやられていますか。
○鈴木和美君 もう一度お尋ねしますが、どうして五百円硬貨を発行することになったのか、その理由をもう一度聞かせてください。
【次の発言】 百円の硬貨は高額なんですか、低額なんですか。
【次の発言】 くどいようですが、もう一度的確に答えてもらえばいいんです。百円は高額か低額が。どっちなんですか。
【次の発言】 大蔵大臣のいま趣旨説明の中に、「国民の経済取引の実情を見ますと、より高額の貨幣が必要であると考えられます」というように、いま提案理由の説明がありましたね。この高額というのは一体何を指すんですか。より高額というのと高額というのと。
【次の発言】 そうすると、百円は高額でないというふうに理解して……
○鈴木和美君 手数料の各項目に入る前に、基本的なことについてお尋ねをしておきたいんですが、財政法の三条と、第三条の特例法というのがあるんですが、これは今日大変議論になっておりますが、どういう性格のものであり、どういう沿革ででき上がったのか、原則的なことを教えていただきたいと思います。
【次の発言】 この今回改正を行おうとする手数料というのは、財政法の三条もしくは特例法、どっちの方にウエートがかかっているんでしょう。
【次の発言】 そうすると、手数料というのは財政法三条及び三条の特例法に直接該当するものではないけれども、その手数料の金額とか、もっと直接国民との生活の関連があるというようなものは準……
○鈴木和美君 ただいま脱税に係る罰則の整備等を図るための国税関係法律の一部を改正する法律案の提案理由の説明が行われましたが、この末尾にも明らかなように、その提案の理由と内容の大要を申し上げましたということなので、再度恐縮ですが、この法律案を提案いたしました背景と沿革、そして主なる理由について、もう一度詳しくお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ただいま提案の主たる理由が説明されましたが、この中で、今回改正を行いたいという理由の一番大きいポイントは何でございましょう。
【次の発言】 納税環境の整備というと必ず問題になる第一は、やっぱり所得の把握及び実調率を高めるということだと思うんですが、実調……
○鈴木和美君 まず、銀行法が通りましてから銀行法に関連する問題について質問するのもどうかと思いますが、御見解を承りたいと思います。 先般、「財界展望」という雑誌が私の手元に来まして、その中を読んでおりましたら次のようなことが書いてあるんですが、大蔵省の見解を承りたいと思うんです。つまり、これからの金融市場を見みすと、「総額54〇兆円の個人資産を狙う大蔵省・金融界の”巨いなる企て”「赤字財政」のツケを国民に回すための”図式”はこうだ!」ということで、まず一番最初に「財政の大幅な赤字」、その次に「国債の大量発行」、そして「その利払い・償還の圧迫」、その次に「増税・行政機構の整理」、そして「グリー……
○鈴木和美君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております行革法案のうち、農業部門を中心にして質問をいたしてまいりたいと思っています。 ただいまのお話を聞いておりまして、なおかつ私は不安を強くしたのでありますが、質問に先立つに当たりまして、この委員会でいろんな問題を討議されている中で、私は二つどうしても心配があります。 特に農業部門の方から問題をながめてみますと、その心配の一つは、中曾根長官も政府側委員の皆さんも、今回の臨調の第一次答申は次に来る多くの問題の突破口である、こういう位置づけをなさっておりますし、総理は政治生命をかけるとおっしゃっています。そう考えてきたとき……
○鈴木和美君 私は、直接いま、この法案の方は後ほど御質問いたしますが、人災とも言うべき昨日の安中のカドミウムの問題について、若干の時間先に質問さしていただきたいと思います。 まず一つは、東邦亜鉛の安中製錬所のカドミウム公害について、昨日前橋地裁から被害者にとって立証困難とされていた企業の故意責任が認定された判決が出ましたが、これについて政府としての所見をまず承りたいと思います。環境庁にお願いします。――おりませんか、通告しておったけれども。 それでは先に本法律案についての方やらしていただきます。 今回の法改正により本法がいわゆる行革特例法の別表に入れられ、特別豪雪地帯における基幹道路の整……
○鈴木和美君 私は、きょうは一般調査でございますので、直接災害対策特別委員会で取り上げることがどうかと思いましたけれども、先般長官にぜひ災害の復旧長官じゃなくて予防長官になってほしいということを私が要望した経緯があると思うんです。そういう立場からきょうは東京都の屎尿処理の問題についてのみ関係各省の見解を尋ねたいと思うんです。 そこで、まず第一にお尋ねいたしますが、これは国土庁長官にお尋ねいたしますが、東京都の江東区の砂町屎尿処理場の閉鎖で、今度は全量海に屎尿を捨てるという問題が起きているんですが、この件について長官は御存じでしょうか。
○理事(鈴木和美君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
村沢委員長から委員長辞任の申し出がございましたので、私が暫時委員長の職務を行います。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、松本英一君が委員を辞任され、その補欠として福間知之君が選任されました。
【次の発言】 委員長の辞任の件についてお諮りいたします。
村沢委員長から、文書をもって、都合により委員長を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、辞任を許可することに決定いたしました。
これより委員長の補欠選任を行います。
つきま……
○鈴木和美君 私は、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党及び民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となっております法律案に対し修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配布されております案文のとおりでございます。 これより、その趣旨について御説明申し上げます。 本法律案の施行期日につきましては、原案では、「公布の日から起算して三月を超えない範囲内において政令で定める日」とありますが、御承知のとおり本年七月の梅雨前線による豪雨災害で、長崎県を初めとして九州各県で多くの被害者を出しておりますので、昭和五十七年七月十日以後に発生した災害にさかのぼって適用する……
○鈴木和美君 派遣委員を代表して、昭和五十七年七月九州地方の集中豪雨による被害の実情調査について御報告いたします。 去る八月二日、三日の両日、福間委員長、鶴岡理事、田代委員、下田委員、伊藤委員と私鈴木和美は、長崎、熊本両県下の大雨による被害の実情調査に行ってまいりました。 なお、全日程について原田委員、長崎県において中村議員、熊本県において細川議員、三浦議員がそれぞれ現地参加されました。 まず、長崎県庁にて県当局より今次災害の被害状況について説明を聴取いたしました。 県下に未曽有とも言うべき大災害をもたらした梅雨前線による記録的な集中豪雨は、七月二十三日から二十五日にかけて、長崎で連続……
○鈴木和美君 まず最初に、私は農業共済の一般会計からの繰り入れ問題について、基本的な問題についてお伺いしたいと思います。 私は、先般の行革委員会で、日本の農業の現状に対して農業は国の基本政策でなければならない。つまり、食糧は国民生活の中で最も中心的な課題でありますし、ましてや今日、農業基本法施行後根本的な政策実施の誤りによって構造問題が高度成長のあおりで土地の高騰を呼び、農業人口は工業人口に移動し年々減少の傾向にあります。食糧の国内自給率は低下するばかりであります。食糧の国内自給率が低下するという現状を見たときに、二十一世紀を展望し、いまや食糧は総合安全保障に組み入れて抜本的な対策をとること……
○鈴木和美君 最初に、再三問題になっておりまして、もうある意味では見解が出たかもしれませんけれども、基本的な部分について大臣に見解を尋ねたいと思います。 最初に、租税収入の見通しについて伺いたいと思うんです。 五十七年一月末における租税収入の実績を見てまいりますと、五十六年度補正後予算で見込んでいる一八・五%増を大きく下回って、一〇・五%増にとどまっています。今後法人税などの回復を見込んでも、一兆円以上の租税収入の減少は避けられそうもないということを、衆議院でのわが党の塚田議員の質問に、大蔵大臣が税収不足の存在を肯定したと思うんです。そこで、今後見込み税収を確保するとすれば、五月までの税収……
○鈴木和美君 私はきょうは、この前当委員会で包括的に質問をしましたので、きょうは具体的に二つの問題について御質問したいと思うんです。まず一つは、税の執行上の不公平と、もう一つは土地税制についてしぼって御質問したいと思います。
大蔵大臣に、大変恐縮ですがもう一回お尋ねしますが、総理も大臣も本会議の所信表明で、税の不公平感には、税制上の不公平と、税の執行上の不公平の二つがあるという見解が表明されました。そこで、きょうは、税の執行上の不公平感というものは一体何なのかということについて、もう一度大臣にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 大臣いみじくもおっしゃいましたが、執行上の不公平というのと、……
○鈴木和美君 私の持ち時間の中で、私は通関及び税関の行政を中心にして質問をしたいと存じます。
まず最初に、貿易摩擦の問題で輸出入の産品についての議論がただいままで行われてきたんですが、産品の問題とは違って、通関の手続などについて貿易摩擦の中で何か話題になっておるところがあればお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 多少細かになるかもしれませんが、貨物の輸入について中心にお尋ねしたいんですが、海上コンテナの場合で貨物の取りおろし、そして搬入と、そして他法令の承認などの申請をするまでの間に大体何日かかりましょうか。
【次の発言】 その次は、他の法令の規定により、輸入に関して許可承認などを……
○鈴木和美君 私は、きょう三十分の持ち時間しかないものですから、いま問題になっておりますグリーンカードの問題を中心に御質問したいと思います。
恐縮ですが、政府の方からグリーンカード制、つまり少額貯蓄等利用者カードが提起された背景と、その本来の目的について改めてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 分離課税制度から総合課税制度に移行するということの本来の内容、趣旨、目的は一体何なんですか。
【次の発言】 政策目的がつまりなくなったということで、税の負担の公平というような意見もあるのでそういうような総合課税の移行に踏み切ったと、こういうふうに理解していいですか。
○鈴木和美君 私は、四月二十日の当委員会でグリーンカードの問題について御質疑したんですが、時間の関係で私の言わんとすることをできませんので、後ほどまたそれを取り上げさせていただきます。 そこで、大変恐縮ですが、重複するかと思いますが、一番最初に、五十六年度における税収不足額は補正後に比べて約二兆円以上もの巨額に達するものと見込まれておりますが、改めて大蔵大臣にどの程度の見積もりなのか、また五十六年度の歳入欠陥は当然五十七年度税収の見込みにつながっていくと思うんですが、五十七年度の税収欠陥はどの程度見込んでおられるのかお尋ねしたいと思います。
○鈴木和美君 私は、ただいま議題となりました地方交付税法等の一部を改正する法律案につきまして、日本社会党を代表して政府案に反対し、山田譲君が提案した地方交付税法等の一部を改正する法律案に対する共同修正案に賛成する立場で討論を行います。 今日の地方財政は、収支が均衡し、財源対策債も廃止したことで好転したなどと言えないことは、もはやだれの目にも明らかであり、地方財政の先行きはいままで以上にきわめて厳しい状況だと言わざるを得ません。すなわち、昭和五十六年度においては約二兆五千億円の歳入欠陥となることが明らかにされており、さらにこうした結果を生んだ経済動向を無視し、きわめて高い経済成長見通しを土台と……
○鈴木和美君 造幣局特別会計法の一部を改正する法律案の質問に入る前に、大蔵大臣、連日御苦労さまでございますが、予算委員会でも質問があったと思うんですが、私はまず最初に、三月も半ばを過ぎましたので、五十七年度補正後の税収見込みが果たして確保できるのかどうか、その件について大臣にお伺いしたいと思うんです。
【次の発言】 私が五十七年度税収の動向を気遣うのは、先般衆議院の予算委員会で、相当規模の所得税減税を五十八年度中に実現するよう最大限の努力をするという与野党合意が行われたわけでありまして、この場合の財源対策として、本年七月に確定するであろう五十七年度税収の動向が重要なポイントになるからと考えたか……
○鈴木和美君 昨日、補助貨幣の審議のときにも議論がありましたが、まず第一に確認をする意味でもう一度お尋ねしておきたいと思います。
臨調の最終答申では、特別の資金保有を認められている特別会計に関し、資金の保有額やその基準、保有状況などを見直せということが求められておりますが、大蔵省も特別会計などの資金保有のあり方についてそれぞれ研究がなされていると思います。そこで、今後どの程度の財源を求めることができると考えておられるのか、また具体的に考えておられる項目があれば明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、まだ完全に固まったものがあるというわけではないというふうに理解してもい……
○鈴木和美君 私はただいまからたばこに関しての質疑を行いたいと思います。 最初に竹下大蔵大臣に、いつも専売公社のいろんな事業や要請に関して温かい御配慮をいただいていることに対して感謝を申し上げたいと存じます。同時に専売公社の幹部の皆さんにも、大変な時代を迎えまして、これから先行きのことを考えて大変心配な点がたくさんあると思いますが、日常の御精勤に対して敬意を表しておきたいと思います。 私、専売公社出身の議員ですが、正式にたばこの問題を議題として取り上げるのは今回初めてなんです。いままでは、どっちかというと、関連質問みたいなことで、本格的な論争というのをしたことはないんですが、大変心配な点が……
○鈴木和美君 四月の二十八日二十九日の両日ワシントンで開催される世界銀行・IMF開発合同委員会及び二十九日の先進七カ国蔵相会議に大蔵大臣が出席されるということですが、大変御苦労さまでございます。それに関連して若干の質問を申し上げたいと思います。
まず第一は、今回の世界銀行・IMF開発合同委員会及び蔵相会議の目的とその主要テーマは何であるかについてまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それでは、わが国政府は次の課題に対してどのような方針で臨むのか、またその委員会及びその会議でどのような主張を行うかについてお尋ねをしたいと思うんです。
まずその一つは、世界不況の現状を打開するためには、私……
○鈴木和美君 私は明日また業界の参考人の皆さんの御意見も伺いますが、国債の窓販に絡んで行政当局のこれからの指導の問題について若干お尋ね申し上げたいと思います。 この四月九日から始まりました銀行による国債窓販において銀行は本格的に証券業務に参入することになったわけであります。そこで当面問題となると思われるのは、預金という元本保証の安全商品を販売してきた銀行が、国債が価格変動商品であることを顧客に対していかに認識してもらうかではないかと思うんです。特に証券の顧客層と銀行の顧客層は多少異なっているわけであります。国債を買ったが途中で売却したら損をしたというようなことになると、販売金融機関への不満も……
○鈴木和美君 参考人の皆さんには、大変お忙しいところわざわざ当委員会に御協力いただきまして、感謝を申し上げたいと存じます。 なお、皆様からいまそれぞれ御主張がありました点につきましては、私も十分皆様の御意見を尊重しながら、踏まえて、これからの審議に参考にさしていただきたいと存じております。 そこで、持ち時間も余りございませんので、多少一般論になるかもしれませんけれども、せっかく両会長、水野先生もおいででございますので、長い間議論された問題かもしれませんけれども、ぜひ見解を聞かしていただきたいと思っていることをしぼって御質問申し上げます。 いま主張の中にもございましたように、先月から銀行に……
○鈴木和美君 わざわざ総理大臣にお越しいただきまして、今回のASEAN訪問、大変御苦労さまでございました。
早速でございますが、ASEAN訪問に関する基本的な質問は、別途わが党としても別な場で御質問することになっておりますけれども、財源確保法と若干の関連を有しておりますので、二、三点の問題について総理の見解を聞いておきたいと思うんです。
まず、今回の訪問の目的とその成果について総理みずからどのように評価されているのか、簡単で結構でございますが、御感想をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 訪問の目的の一つには、特に中曽根内閣が登場をいたしまして、これを契機に、東南アジア各国で高まってきた……
○鈴木和美君 委員長の選任については、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○鈴木和美君 委員長の選任につきましては、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○鈴木和美君 私は、ただいま大臣から提案理由の説明がありましたが、本論に入る前にわが党としての所見をちょっと述べて見解をいただきたいと思うんです。 参議院選挙が終わってこの参議院の大蔵委員会は実は初めてだと思うんです。大臣の見解について、いろんな角度から財政諸方針などについてもお伺いする点が多々あったわけでございます。ところが、そういうものが全部なくなっちゃって何か国際基金の問題だけが早く取り出されて議論をする。なかんずく衆議院の審議の状況はいろんな状況があるわけですから、それはそれとして理解できたとしても、わが院としては大臣にしっかり座っていただいて所見を聞くということが私は当然だと思うん……
○鈴木和美君 私は、ただいま可決されました昭和五十八年分の所得税の臨時特例等に関する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、参議院の会、新政クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 昭和五十八年分の所得税の臨時特例等に関する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、所要の措置を講ずべきである。 一 祖税体系の基幹税としての所得税について は、その負担が急激な増加や歪みをもたらすことがないよう、今後における社会経済情勢の変化に対応して、適宜見直しを行うこと。 二 利子・配当所得に……
○鈴木和美君 委員長の選任につきましては、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○鈴木和美君 私は、本委員会の具体的質問に入る前に、北方問題、とりわけ北海道という特殊地域に対して大変情熱を持って国政に当たられてきたといううわさを聞いております、私どもの先輩でございます、今回北海道開発庁長官に就任されました河本先生からこの機会に所信と抱負を尋ねたいと思うのです。 今、委員長から委員会の視察報告にもございましたように、現在北方問題については、領土問題並びに周辺海域における漁民の安全操業、墓参の問題、漁業権の問題、根室地区の安定振興対策の問題、そして北方領土隣接地域振興基金の造成など大変な問題を抱えているわけでございますが、この機会に長官の御所見を伺いたいと存ずるところでござ……
○鈴木和美君 私は、今、目黒委員からの質問がありましたので、沖縄の問題については長官に基本的な部分についてのみ御質問いたしまして、北方問題に中心を置きたいと思うんです。
まず最初に、大変恐縮ですが、長官、沖縄には何回おいでになったですか。
【次の発言】 もう一度行きたいと思いますか。
【次の発言】 沖縄に住みたいとお思いになりますか。
【次の発言】 なぜそのような質問をしたかというのは、私の経験ですが、私は専売公社に勤めておりましたが、沖縄は民間のたばこ会社でございまして、何回か復帰前にも私も沖縄には出かけています。
先般ある会議がございまして、今は専売公社になりましたけれども、八重山とか……
○鈴木和美君 私は、まず第一に防衛庁にお尋ねいたします。
なお、私の質問時間もございますし、同僚議員の沖縄選出の喜屋武先生もおいでですから簡単に御質問しますが、六月二十一日の那覇空港においての自衛隊機の事故の問題でございますが、新聞その他報道ではある程度見させていただいておりますが、防衛庁から簡単で結構ですからこの事故の概要について御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 復帰後の那覇空港においての軍民共用によるこういう事故というものは七回とも聞くし、五回とも聞くし、何回ぐらい今日まで起きておりましたか。
【次の発言】 米軍の方は抜きにしまして、これは琉球新報でございますが、昭和四十八年……
○鈴木和美君 私はまず、四月二十七日の当委員会におきましてお尋ねを申し上げたところでございますが、西山さんからそれなりのお答えをいただいておりますが、きょうは外務大臣がせっかく御出席でございますので、この機会に基本的な問題と存じますが、幾つかお尋ねをしてまいりたいと思います。
まずその一つは、最近の日ソの関係につきまして外務大臣としてどのような現状認識をお持ちであるのか伺いたいと存じます。
【次の発言】 事務的にひとつお伺いしておきますが、現在、ソ連のアフガニスタンヘの軍事介入に関しまして制裁措置がとられたわけでありますが、その中身と、ポーランド問題に関する措置、この中身とを事務的にお答えい……
○鈴木和美君 私は、委員長に堀江正夫君を推薦することの動議を提出いたします。
○鈴木和美君 関連で、短い時間で恐縮ですが、私、都島参考人にお尋ねしたいのです。 五十六年、つまり九十四回国会のときに二五%の値上げがございまして、そのときにビール業界にお尋ねしましたら、もう担税能力は限界だ、これ以上上げられたのではもうパンクだと非常に強く強調されたことを私は今記憶しているのですが、ところが今五十六年から今日までの状況を見てみますと、二%か三%伸びているわけですね。担税能力がもう限界だとおっしゃりながら伸びているわけですよ。もちろん、それは努力がされておったことは十分承知しておりますけれども、今度、今お述べになっている意見を聞いておりまして、酒類の中でビールの税が四四・四%……
○鈴木和美君 大変申しわけないんですが、先ほど連絡がございまして、大臣の都合もあるようでございますから、大臣に先にちょっとお尋ねします。
大臣、今たばこは何を吸われていますか。
【次の発言】 ハイライトは単価幾らですか。――百七十円でございますが、大臣の月給とハイライトの百七十円、それから汗水流して働いている低所得者の百七十円、年金生活者も百七十円、ビールは値上がりすれば大瓶で三百十円。こんなことに対して簡単な感想を聞かしてください。
【次の発言】 もう一つお尋ねしますが、一般論で結構ですから大臣にお尋ねします。
多くの国民は今税金を納めたいと思っておりますか、納めたくないと思っておられま……
○鈴木和美君 私は、既に他の先生方からも御質問があったと存じますが、まず第一に原則的なことをもう一度お尋ねしておきたいと思います。 政府・税制調査会の中期答申及び酒税問題懇談会の座長報告などによりますと、最近の低税率酒、下級酒への需要のシフトを踏まえて、酒類間の税負担格差の縮小ということが必要であるという旨が指摘されております。このことは、昭和五十六年度税制改正の際、国会においても附帯決議で取り上げられたところであります。ところが、今回の政府案を見てみますと、税負担格差の縮小が行われていないと見受けられます。とりわけビールについては他と比べて不公平が拡大しているように私は思うのでありますが、……
○鈴木和美君 私は、この委嘱審査期間中に、財務局の問題と国税局の問題についてお伺いをしたいと存じます。
まず、竹下大蔵大臣にお願いを申し上げます。財務局の問題でございますが、大変原則的な質問で恐縮に存じますが、現状の財務局及び財務部の財務行政について、地域社会や地域経済との関係から見て、どのような評価をなさっているのか、見解をお尋ね申し上げたいと思います。
【次の発言】 私は、いつも指摘を申し上げておるのでありますが、今、大臣の見解表明とは裏腹のような関係にあると思うのであります。大蔵省の行政改革ということになりますと、必ずこの財務問題が出てまいりまして、職員の意欲にも重大な変化と不安が現在……
○鈴木和美君 私は、まず最初に手数料のことについてお尋ねしたいんですが、さきの大蔵委員会の附帯決議などに基づいて政令、省令で今回やるようになったと思うんですが、これは何本でどのぐらいになりますか。
【次の発言】 大蔵委員会の附帯決議などに基づいて省令とか政令で今回やることになったわけですね、それは何本ぐらいございますか。
【次の発言】 政務次官にちょっとお尋ねしますが、政令とか省令に今度ゆだねることになったんですが、そのことは前回から議論されてきたことですから結構ですが、省令とか政令にゆだねちゃうと、今度は逆に国会のチェック機能が少なくなるんじゃないかと思うんですね。
そういう点は、政務次官……
○鈴木和美君 私は、皆さん御案内のとおり、昭和二十一年から昭和五十五年まで専売公社に御厄介になった一人でございまして、二十一年のときには専売局でした。二十四年から専売公社になったわけですが、今大臣から趣旨説明があった中でも、今まではどちらかというと、たばこを売りながら税金をいただくというような会社に勤めてきたようなつもりだったんですが、今度はたばこを売って税金を納める会社なんだなということを考えまして、万感の思いで質問を申し上げたいと存じます。 そういう意味で、まず大臣にお伺いしたいんですが、今日まで専売局または日本専売公社は地域経済とか日本経済とかいろんな産業の発展などに寄与してまいったと……
○鈴木和美君 私は今日、私の先般の質問で残された葉たばこの問題を中心にして、限られた時間で御質問申し上げたいと存じます。 一昨日の皆さんのお話を承っておりまして、私自身もいろいろ教えられる部分がたくさんあったのでございますが、今回のたばこ法案の改正に基づきまして、葉たばこが全量買い取り制度になった、このことについて多くの疑問の意見が述べられているのでありますが、私は、結論から言って、葉たばこ耕作の現状、日本農業の実態などから見て、今回の全量買い取り制度は正しかったんじゃないか、つまり適切であったというように考えている一人であります。しかし何といっても、多くの国民に支持される適正な自助努力とい……
○鈴木和美君 いよいよ総理の御出席をいただきまして、たばこ関係五法案の審議も大詰めに来たような感じがいたします。私はこの瞬間、十万人のたばこ耕作者、並びに二十六万店のたばこ小売店、そして約四万人のたばこ労働者、並びに関係の産業の労働者、塩に携っておる方々約百万人と言われる人々、並びに三千五百万人の消費者が総理の答弁に大変関心を持っていると思うのであります。なぜかと申し上げますと、戦費調達という不幸な目的で発足した専売事業ではあったかもしれませんけれども、幾多の変遷を経て国の財政や地方財政や国民生活に大いな貢献をしてきたことだと思うんです。この関係団体は、どちらかというと、今回のたばこの自由化と……
○鈴木和美君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○鈴木和美君 私は、委員長に夏目忠雄君を推薦することの動議を提出いたします。
○鈴木和美君 私は、まず素朴な国民の疑問にぜひ率直に答えてほしいという意味で、一般的な問題を御質問したいと思うのであります。 その第一は、素朴な疑問ということで私が感じていることを申し上げますので、まず大蔵大臣の感想というか、現状認識についてお尋ねしたいと思うのです。 その一つは、一般国民は、現在の赤字財政というものに対して、何にも手をつけないまま、ただ情勢の推移を待っているというようなことで、政府に任しておけば本当にいいのか、そういう私は疑問を率直に持っていると思うんです。 それから二つ目は、本会議でも御質問申し上げましたが、赤字国債の依存から脱却する五十九年度がまた六十五年に延びちゃ……
○鈴木和美君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題になっている三法案について、入場税法改正案については賛成し、法人税法改正案並びに租税特別措置法及び所得税法改正案については反対の意思を表明し、その討論を行うものであります。 なお、近藤君提出の入場税法改正案の修正案に対しては反対いたします。 政府は、財政の対応力の回復が緊要な政策課題であるとして、財政改革の強力な推進を掲げ、六十年度予算においては、三年連続しての一般歳出の据え置きや、国債発行額の一兆円減額を達成させたとして自画自賛しております。 しかし、その中身はといえば、後年度への負担の先送り、地方財政への負担の転嫁等、その場しのぎ……
○鈴木和美君 私はきょう、森林の整備の問題と水利用税の問題について御質問をしておきたいと思うんです。 まず私は財政当局にお尋ねいたしますが、先般、代表質問でも山の問題と水の問題を御質問申し上げたんですが、そのときに、代表質問ですから言葉足らずで大変誤解を受けて迷惑をこうむっておるんですが、日本経済新聞の五十九年八月十二日の朝刊に、「水源利用税を新設 六十一年度から水道料に五%上乗せ」ということで「政府・自民 森林整備財源で検討」中であるという報道がなされています。それからもう一つは、六十年の二月十五日の官庁速報で、建設省の検討の状況として「水消費税、基金創設など検討」というような報道がなされ……
○鈴木和美君 まず私は、大変恐縮ですが、原則的なことを伺っておきたいと思うんです。 政府系金融機関は現在、二銀行と九公庫だと思うんです。従来、医療金融公庫がございましたが、統廃合の関係で九公庫だと思っております。 そこで、この政府系の金融機関のそれぞれの設立の目的というものを見てまいりまして、各根拠法第一条を全部改めて見させていただきました。この中で、日本輸出入銀行、それから日本開発銀行、北海道東北開発公庫、それに公営企業金融公庫、沖縄振興開発金融公庫、この五つが、それぞれ根拠法の第一条を読んでみますと、一般の金融機関が行う金融を補完する、または奨励する、こういうふうに書いてあるわけですが……
○鈴木和美君 本日は参考人の皆さんには、お忙しいところをわざわざお運びいただきまして、私どもの知らないところを教えていただきまして大変ありがとうございました。 そこで、それぞれ私の持ち時間の範囲内でお尋ねしたいと思うのですが、まず津村参考人にお尋ねしたいと思うんです。実は、今尋ねることは先生の専門外のことになるかもしれませんけれども、一般的な見解で結構だと思うのです。 今回、日本たばこ産業株式会社や日本電信電話株式会社、つまりこの両社の株式を、たばこの場合には当分の間は三分の二ですが、二分の一以上、電電については三分の一以上を政府の保有義務分として産投会計に所属させて、それ以外の残りは売却……
○鈴木和美君 最初に、国債政策は財政と金融両面にまたがっているという先日の参考人の御意見もせっかくありましたので、金融の自由化に対する当局の対応姿勢について若干伺っておきたいと思います。 その一つは、この五日にまとめられました金融制度調査会の答申では、急速に進んでいる金融自由化に備えて、金融機関の自己責任による健全経営の確保等を前面に打ち出しまして、自己資本の充実、合併、提携などの推進などの対応策を挙げていると思います。かつて護送船団方式と言われた金融行政のもとでは、銀行は倒産しないというような通念が国民の中に定着していたと思います。ところが、これからは、競争に敗れれば金融機関も倒産するとい……
○鈴木和美君 関連質問で大変恐縮ですが、事務当局からお答えをいただく前に、私も、竹田理事の配慮で、若干整理してお尋ねしたいと思うんです。 きょうの大臣の答弁をお伺いしまして、本音が私は出たと思っています。ところが、それが本音であれば本音であるだけに、今回の法律の提案の仕方がおかしいということを私は何回か指摘してきたわけです。自分の意見をこの前も述べましたが、整理しますと、私の質問では問題点を大きく三つに分けて言っているんです。 その一つは、この中に中分類で私は三つ言ったんです。一つは、今いみじくもおっしゃった、定率繰り入れという制度が四年も五年も停止されているということ自体が問題なんだぞ、……
○鈴木和美君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○鈴木和美君 きょうは藤本長官になって初めての特別委員会でございますが、先般長官は沖縄を訪ねられたと思うのです。細かいことは後ほどまたお尋ねしますが、まず最初に、長官になられて沖縄に行って一番最初の感想といいますか、ちょっとそれを聞かしていただけませんか。
【次の発言】 長官が沖縄に出かけられた日にちのそのちょっと前だと思いますが、内閣総理大臣官房広報室から出されております「沖縄県民の意識に関する世論調査」というのがあると思うのです。開発庁にちょっと事務的に確かめますが、私のこの資料は間違っていないと思うのですが、この中の特徴的なことを事実であるかどうか、数字だけですから確認をさしていただきま……
○鈴木和美君 ただいま趣旨説明のありました本法律案について、若干の質疑を行います。
まず第一に、多少事務的になるかもしれませんが、今回の暫定措置法の改正によって、関税面について言えば、日本は世界で最も開かれた市場となると思うんです。そこで、今回の措置対象品目は何品目となるのか。また、簡単で結構ですが、その措置内容もあわせて御説明を願いたいと思うんです。と同時に、改正される品目は関税がかかっているいわゆる有税品目、これの何%に当たるのか、お尋ねいたします。
【次の発言】 今御説明をいただいたように、品目としては大変大きくなっているわけですね。私は、対象品目が大きい小さいというのはそれなりに非常……
○鈴木和美君 私は、委員長に夏目忠雄君を推薦することの動議を提出いたします。
○鈴木和美君 まず最初に、古賀沖縄開発庁長官に感想をお尋ねしたいと思うのです。 今、所信表明をお聞きいたしました中でも触れられておりますが、御案内のように、第二次沖縄振興開発計画は五十七年度から十年計画で進められてきたわけです。ちょうど半分の時期に来まして、これから後年度の問題について慎重に議論しなきゃならぬ時期だと思うのです。そういう時期に長官は、年明けて長官就任早々沖縄に行かれまして、西銘知事さんを初め県民の皆さんといろいろなお話をしてきたことを伺いました。同時に、古賀長官は元沖特の委員長でもあられたわけですから、そういう経験を踏まえまして、見解を含めてまず県民との対話の感想についてどう……
○鈴木和美君 まず最初に、六十年度補正の骨格で示されております本年度の税収減でございますが、四千五十億円というようにされておりますが、現在でもこの見込みは変わっておりませんか。
【次の発言】 大蔵大臣、巷間、新聞とかその他報道で、場合によっては六千億、大きい人は一兆円というような減が出るんじゃないかというようなことも伝えられておるのでございますが、そういう事態になったときに、つまり決算調整資金というようなものを取り崩すというか、使うというような事態が想定されるんじゃないかと私は心配しているんですが、大臣の見通しはいかがでございますか。
○鈴木和美君 私は、今回の租税特別措置法の改正の中で、たばこ消費税の問題について御質問をしたいと思います。
まず第一に、今回各方面から大変きつい批判がありますたばこ消費税の引き上げについて、まず大蔵大臣の感想をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私は、まず百一国会における当委員会でのたばこ法案の審議の経過、及び、先ほど大臣は税務職員の場合には附帯決議が唯一の支援であるというようなお話がありましたが、まず附帯決議の点からも違反している。それから手続の面からも税調を無視したということなどの点から考えまして、手続の面、内容の面から見ても私は極めて不当であって、怒りを持って実は受けとめています。……
○鈴木和美君 私は最初に、事務的なことでございますが、事務当局に伺っておきたいと思います。
今回、天皇陛下御在位六十周年を記念いたしまして臨時補助貨幣を発行することになりましたが、その品位、形式などについてはどういうものを考えているのか、事務的に簡単で結構ですからお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 もう一つは、資料を見せていただきますと一兆一千二百五十億という金額でございますが、この三種類の記念貨幣発行による財政収入を幾らと見込んでいものか、種類別に教えていただきたいと思います。
【次の発言】 ちょっと口は悪いんですが、補助貨幣を発行することによって、従来の補助貨幣の発行の経緯と若……
○委員長(鈴木和美君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
本日の本会議におきまして建設委員長に選任されました鈴木和美でございます。
本委員会の運営に当たりましては、皆様方の御協力を賜りまして公正円滑に行ってまいりたいと存じますので、何とぞよろしく御指導、御支援のほどをお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(鈴木和美君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨十九日、遠藤要君が委員を辞任され、その補欠として長谷川信君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に石井一二君を指名いたします。
【次の発言】 この際、天野建設大臣及び綿貫国土庁長官兼北海道開……
○委員長(鈴木和美君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
建設事業及び建設諸計画等に関する調査を議題といたします。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次発言を願います。
【次の発言】 それでは、午前の会議はこれで終わりまして、午後一時再開することとし、休憩いたします。
午前十一時四十七分休憩
【次の発言】 ただいまから建設委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、建設事業及び建設諸計画等に関する調査を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 本日の調査はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。
午後四時五分散会
○委員長(鈴木和美君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十日、長谷川信君が委員を辞任され、その補欠として遠藤要君が選任されました。
また、去る十三日、遠藤要君が委員を辞任され、その補欠として桧垣徳太郎君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第一八号住宅建設の促進等に関する請願外十九件を議題といたします。
本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。
これらの請願につきましては、理事会において協議いたしました結果、いずれも保留とすることに意見が一致いたしまし……
○委員長(鈴木和美君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二十日、桧垣徳太郎君が委員を辞任され、その補欠として遠藤要君が選任されました。
【次の発言】 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、建設事業及び建設諸計画等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。
建設事業及び建設諸計画等に関する調査のため、自然休会中に委員派遣を行いたいと存じま……
○委員長(鈴木和美君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
住宅金融公庫法及び北海道防寒住宅建設等促進法の一部を改正する法律案の審査のため、本日、住宅金融公庫の役職員を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 住宅金融公庫法及び北海道防寒住宅建設等促進法の一部を改正する法律案、水源地域対策特別措置法の一部を改正する等の法律案及び砂防法の一部を改正する等の法律案、以上三案を便宜一括して議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたしま……
○委員長(鈴木和美君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
委員が一名欠員となっておりましたが、去る四月二十八日、馬場富君が選任されました。
【次の発言】 議事に先立ち、一言申し上げます。
本委員会委員服部信吾君は、去る四月二十五日、逝去されました。まことに哀悼痛惜にたえません。
ここに、皆様とともに謹んで黙祷をささげ、哀悼の意を表しまして御冥福をお祈り申し上げたいと存じます。
御出席者全員の御起立をお願いいたします。黙祷を願います。
【次の発言】 黙祷を終わります。御着席を願います。ありがとうございました。
○委員長(鈴木和美君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に大森昭君を指名いたします。
【次の発言】 建設事業及び建設諸計画等に関する調査を議題といたします。
まず、建設大臣から建設行政の基本施策について所信を聴取いたします。天野建設大臣。
○委員長(鈴木和美君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二十三日、上杉光弘君が委員を辞任され、その補欠として遠藤要君が選任されました。
また、本日、山田勇君が委員を辞任され、その補欠として抜山映子君が選任されました。
【次の発言】 建築基準法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。天野建設大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ござ……
○委員長(鈴木和美君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、渡辺四郎君、佐藤昭夫君及び抜山映子君が委員を辞任され、その補欠として一井淳治君、上田耕一郎君及び勝木健司君が選任されました。
【次の発言】 建設業法の一部を改正する法律案を議題といたします。
昨二十六日、本案に対する趣旨説明は聴取しておりますので、これより直ちに質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、志村哲良君が委員を辞任され、その補欠として鈴木貞敏君が選任されました。
○鈴木和美君 私は、昭和五十五年初当選して、この大蔵委員会で各大臣といろいろ勉強させていただきました。宮澤大臣とはこういう委員会で御見識を伺うのは初めてでございまして、これから所得税法の一番大きい問題を議論するわけでございますけれども、どうでしょう、野党の我々のいい意見や建設的な意見などがあったら大臣は取り入れて法案を修正するというような気持ちございますか。まず、その点を伺っておきます。
【次の発言】 今大臣のお話を承りますと、衆議院でいろんな議論がなされてきた、いろんな経緯もあるというようなことなどからぜひ考えをしんしゃくしてくれという御意見ですけれども、参議院には税制改革協議会というのも設……
○鈴木和美君 私は、日本社会党・護憲共同を代表いたしまして、ただいま議題となりました所得税法等の一部を改正する法律案と同法衆議院修正案に対しまして反対の立場から、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・国民連合共同提案の同法修正案に対しましては賛成の立場から討論を行うものであります。 今日ほど、国民が税制に対し関心を持ち、また税に対する不信感を抱いているときはありません。その最大の原因は、中曽根内閣が公約違反の売上税の導入とマル優廃止によって大衆増税を企てたさきの税制政車案にあります。これは国民の激しい反対によって廃案となったのでありますが、政府はこの国民の審判を謙虚に受けとめ、国……
○鈴木和美君 私は、まず抵当証券業の規制等に関する法律案の質疑を行う前に、答弁は必要ございませんけれども、二、三意見だけを述べておきたいと思うんです。 竹下内閣が誕生いたしまして、大変な税制改正から金融業界をめぐる状況などが緊迫しておりまして、本来この問題を冒頭に質問しようかと思いましたが、いずれ機会をまた見まして質問さしていただきます。 ただ、一言たばこの問題について申し上げておきたいのですが、先般の三カ月延長の際に私は反対であるという立場を表明しましたが、再延長になった次第です。そのときの質疑のときにも種々意見を述べましたが、今回新聞等でまた再々延長されるというような新聞報道があります……
○鈴木和美君 この委員会は沖振法の一部を改正する法律案の審議を行うわけでございますが、審議時間が前段と後段に分かれているようでございますので、前段につきましては、かねてから問題となっておりました石垣島の空港問題について質問をしたいと思います。なお、後段のときに沖振法の問題を審議したいと思います。 そこで、まず開発庁にお尋ね申し上げます。 白保地区に建設予定でありました空港滑走路二千五百メーターが二千メーターに変更されるという報道がされているわけでございますが、どのように変更される見通しなのか、また、なぜ変更しなければならないのか、その点について、開発庁として知り得る範囲で結構ですから、御答……
○鈴木和美君 社会党の鈴木和美ですが、参考人の皆さん、本当にきょうは大変御苦労さまでございます。冒頭、感謝申し上げておきたいと存じます。特に小倉会長には、今大変話題になっております税の問題で、日夜御苦労いただいていることに対して感謝を申し上げておきたいと思います。 さて、そういう時期でございますので、先ほどの意見陳述の中で、これからの日程みたいなことについてお伺いしたいんですが、一番最初に、二十二日に間接税部会が発表された二類型三方式というんですか、会長、これは一般的に言うEC型付加価値税と一般消費税と取引高税、こういうふうに二類型三方式というのは理解してよろしゅうございましょうか。いかがで……
○鈴木和美君 先ほど本岡委員も御質問申し上げましたが、関連で一問だけ素案についての大臣の見解を、通告していませんで恐縮ですが御答弁いただきたいと思います。 先般、参考人で小倉会長からいろんなお話を承りました。先般素案ができまして、それでその後、新聞情報では政府と党と、自民党ですが、七者会談などが行われたようでございますが、いずれにしても今政府は党主導型というような言葉が使われておるんですが、法案を提出するのは政府でございますから、まず第一にお聞きしたいのは、二類型三方式と言われていますね、二類型三方式。その中のどれが一番好ましい体系だと今思っていらっしゃいますか、これが一つ。 もう一つは、……
○鈴木和美君 一番最初に、宮澤大臣にお尋ねいたします。
最近、総理や大蔵大臣が機会あるごとに財政の対応力を一日も早く回復する必要があるということをよく強調されています。御案内のとおり、税制改革、財政改革という言葉がよく使われておりますが、この税制改革と財政改革というものを関連させたときに、古くて新しい言葉かもしれませんけれども、財政の対応力ということは一体どういうことなのかということ、及びこの財政の対応力が回復されたということの場合は何を財政政策としてやろうとしているのか、この点についてまずお尋ねいたします。
【次の発言】 この対応力回復ということが最近特に強調されているときに、御案内のよう……
○鈴木和美君 まず、私は一番最初に大臣の所信についてお尋ねしたいと思います。 宮澤大臣は中曽根内閣のその末期一年大蔵大臣をなさって、今回改めて竹下内閣の副総理として大蔵大臣を担当することになったと思うんです。つまり、宮澤さんが経済政策について所得倍増論とか積極財政論とか、いろんな見識を発表されておったわけですが、中曽根内閣を継承する竹下内閣でございますね、同時にちょうど末期一年のときの大蔵大臣でしたから、宮澤大臣のいろんな発想、構想というものを具体的政策に生かすことが当時はできなかったと思うんです、もう既に予算は枠組みは決まっておったわけですから。そういう意味から見て、中曽根内閣の財政運営に……
○鈴木和美君 本日は、参考人の皆様大変お忙しいところ当委員会に御出席いただきましてありがとうございます。なお、ただいま四人の皆さんから御意見なり御提言が行われた内容につきましては、これから法案審議に当たりまして十分に参考にさせていただきたいと思っております。 そこで、最初に竹内理事長にお伺い申し上げます。東証は、御案内のとおり六十年十月から国債の先物取引を開始いたしまして、いわゆる先物取引の先駆的役割を果たしてきたと思います。実績におきましても今やTボンド先物取引を超えて世界最大の先物取引に仕立て上げてこられたことに対しまして、最初に敬意を表しておきたいと思うんです。 そこで理事長、一般論……
○鈴木和美君 私も丸谷委員の質問にダブらない範囲でお聞きしたいと思うんです。私の持ち時間が十二時十分までですから、私は本法案を審議するに当たって問題点というようなものを幾つか感じておりますので、それを先に述べますから、各答弁のときにちょこちょこ私の言った趣旨を入れて答弁していただければまた効率的ですから。 まず一つは、丸谷委員もお話がありました、今回の先物取引市場をどうして二本立てにしたのか。これは私は参考人にお尋ねしたこともございますが、実はよくわかりません。もちろん日本の風土の中で、銀行界と証券界の垣根というのが現実に存在することは事実です。けれども、今答弁のように、投資家のニーズである……
○鈴木和美君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました国会議事堂等周辺地域及び外国公館等周辺地域の静穏の保持に関する法律案に反対の意見を申し述べるものであります。 反対理由の第一は、本法案に関連する事柄は昭和四十五年から国会において取り上げられ審議を続けられてきていますが、基本的な憲法上の表現の自由問題をめぐり今日まで結論が出なかった難しい案件であります。したがって、今日までの経緯から見ても拙速に取り扱うべきものではないと考えます。 第二は、本法案成立によって、通常行われてきた集団や個人の請願行動が後に法文の拡大解釈等によって規制されるおそれがあると考えるからでありま……
○鈴木和美君 まず最初に、農水省にお尋ね申し上げます。 水田農業確立対策の概要というものをいただきまして、これを見させていただきました。そこで、ある程度お話を聞いておりますので簡略にお答えをいただきたいと思うのですが、まず一つは、水田利用再編対策ということと、昭和六十二年度から水田農業確立対策というように名称が変わっておりますね。したがいまして、この名称が変わったということの基本的な考え方とその効果などについてお尋ねをいたします。 特に、その際アクセントを強くしてお答えをいただきたいのは、この水田農業確立対策という前期三年、七十七万ヘクタールということで、全部これ同じ目標面積になっています……
○鈴木和美君 一番最初に大蔵省にお尋ね申し上げます。 私は、この共済問題について、五十七年の二月の大蔵委員会で同じような問題を取り上げまして質問を申し上げました。そのときの議事録をもう一回読ましていただいたのでございますが、最も国会、参議院の中で権威ある大蔵委員会の調査室の発行したこのプリントを見てもそう思うのですが、ここにこういうこと書いてあるわけです。「しかし、現行の農業共済再保険特別会計法には、このような異常災害が生じた場合の支払財源補填のための資金を、一般会計から同特別会計農業勘定に繰り入れることのできる規定が設けられていない。」と書いてある。私は、こういう問題につきましては、毎度毎……
○鈴木和美君 まず一番最初に、大変基本的なことでございますが、大臣にお尋ねをします。
大蔵大臣、村山大臣というよりは村山達雄さんにお尋ねしたいのですが、きょうの朝日新聞じゃないですけれども、政治に対する不満は六八%、消費税に対しての不満は八二%です。内閣の支持率は二二%を割るような今日、こういう状況というものを冷静に、いい悪いは別にして、なぜこういう状態になったのか、どんなふうに受けとめられておりますか。所見を聞きたいと思います。
【次の発言】 時間がないので簡単にお願いします。
【次の発言】 私から申し上げますが、いろんなお話しの仕方はあると思うのです。だけど、私は消費税の問題に関して、つ……
○鈴木和美君 私は、本日約二時間、明日約四十何分かの質問時間でございますので、あらかじめ私は本法律案について質問する大体の組み立てをこんなふうに考えておりますので、重複しないように答弁をお願いします。 まず一つは、今提案されました本法律案の特徴と柱についてであります。二つ目は、平成元年度特例公債脱却の見通しと、実現可能とする背景と理由についてお尋ねします。そして、その背景となった六十三年度及び平成元年の税収見込みと自然増収についてお伺いいたします。 つまり、このことは日本経済がどのように推移するかということについて、ある意味ではイザナギ景気みたいなピーク時にあるということで楽観論も唱えられ……
○鈴木和美君 私は、昨日私の質問の流れを申し上げておきましたが、同僚議員がら大変機微に触れて質問がございましたので、その質問を踏まえながら、多少おさらいになるかもしれませんけれども、確認の意味で質問をしてまいりたいと思います。
まず一番最初に、隠れ借金といわれております二十六兆円の中で十五兆円になります国債定率繰り入れの停止の問題です。
昨日からいろいろ答弁を聞いておったのでありますが、結論から申し上げますと、これは返すのですか返さないのですか、御質問します。
【次の発言】 返さなくともよろしいというような性格であるというように規定しますと、定率繰り入れとか減債基金制度であるとか、そういう……
○鈴木和美君 私は、金貨問題について御質問申し上げます。
大蔵大臣と山岡政務次官並びに藤井委員長に、通告もせず、また私的なことで大変恐縮でございますが、許されるならば御答弁をいただきたいと思います。
十万円の金貨、即位金貨じゃなくて在位六十年の金貨を何枚お持ちか、大蔵大臣からちょっと……
【次の発言】 政務次官、お願いします。
【次の発言】 委員長は。
【次の発言】 ありがとうございました。お聞きした問題については、後ほどいずれ質問の中で生かさしていただきます。
先ほど、金貨問題について同僚議員の質問に大蔵大臣がお答えになっていたことを興味深く聞いておりましたが、偽造防止問題についての議……
○鈴木和美君 私は、同僚委員の質問に続きまして、一時間ですが、一番最初に大蔵大臣にもう一度聞いておきたいことがございます。 今回の問題は、単に日本の経済とか日本だけの問題とかにはとどまらない国際的な信用の問題が大変大きく私は問題にされているんだと思うんです。さてそういう時期に、国内は国内なりに議論して対応策を早く決めなきゃならぬ、また国際的にもそれを見せなきゃならぬ。それはそれで気持ちとしてはわかるんです。けれども、後ほど質問しますが、この損失補てんというような問題について、私は正直に言って、大蔵省の損失補てんというような定義がはっきりしていないと思うんですよ。そういう状況の中で拙速に事を運……
○鈴木和美君 私は、先日行われました大蔵大臣の所信表明について、特徴的な問題について、時間が短いものですから絞って御質問したいと思うんです。 何といっても今世界をにぎわしております中東問題というものが重要な問題だと思うんです。二月の十五日、イラクが条件つきとはいいながらも国連決議六百六十号を受諾をするという発表が行われたところでございます。我が党は、前から即時停戦、そして双方の撤退、中東地区の恒久的な平和ということについて主張してまいりました。このイラクの発表というのは、そういう面からすると大きな私は変化ではないかと思っています。したがいまして、九十億ドルの問題にも絡みますので、このイラクの……
○鈴木和美君 私は、ただいま可決されました国の補助金等の臨時特例等に関する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合及び参議院クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 国の補助金等の臨時特例等に関する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について配慮すべきである。 一 本法で講じられた措置のうち、公共事業等に係る補助率等については、平成五年度末までに、体系化・簡素化の観点から、総合的検討を進めること。 一 当該措置については、国・地方の機能分担及び費用負担に十分配慮する……
○鈴木和美君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました地価税法案の修正案に対し反対、原案に対し賛成の討論を行うものであります。 高齢化社会を迎え、社会資本整備など国民の生活関連の環境整備が内外から求められている我が国においては、今度こそ地価高騰の原因を究明し、今後同様な事態が再発しないよう断固たる措置をとることが最重要課題であると言わなければなりません。 先般成立いたしました土地の譲渡益重課のための租税特別措置法の改正を含め、今回の土地税制改革の視点は、土地基本法に基づき土地の公共性を優先し、いわゆる土地神話と言われる現状を打破し、土地の税制上の有利性の縮減、税負担の……
○鈴木和美君 私は、ただいまの委員長の提案についての質問の前に、大蔵省に事実関係を先に御質問したいと思います。
その一つは、全国銀行といわゆるノンバンクに分けて、一つは不動産に融資している金額、割合つまり構成比、貸付金の担保内訳の数字をお知らせいただきたいと思います。二つ目は、貸付金の業種別残高の中で不動産と建設業の内訳はどうなっているのか、数字を示していただきたいと思います。
【次の発言】 私も、ノンバンク研究会報告書、平成三年四月十八日、大蔵省が出した書類でございますが、それを見させてもらったところ、今局長から述べられた数字とほぼ一致していると思うんです。
さて、そういう数字を頭に置い……
○委員長(鈴木和美君) 一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様の御推挙によりまして当委員会の委員長に選任されました鈴木でございます。
まことに微力ではございますが、委員の皆様方の御協力をいただき、この重責を果たしてまいりたいと存じます。どうぞ格段の御協力を心からお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に木暮山人君、陣内孝雄君、篠崎年子君及び常松克……
○委員長(鈴木和美君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る三日、井上哲夫君が委員を辞任され、その補欠として池田治君が選任されました。
また、去る十八日、会田長栄君が委員を辞任され、その補欠として三上隆雄君が選任されました。
また、去る十九日、勝木健司君、常松克安君、青木薪次君が委員を辞任され、その補欠として寺崎昭久君、及川順郎君、堀利和君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、台風第十九号等の被害状況について、政府から報告を聴取いたします。国土庁鹿島防災局長。
○委員長(鈴木和美君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
小委員会の設置に関する件を議題といたします。
雲仙・普賢岳火山災害対策について調査検討するため、小委員十二名から成る雲仙・普賢岳火山災害対策小委員会を設置することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
つきましては、小委員、小委員長及び副小委員長の選任は、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、小委員に木暮山人君、陣内孝雄君、初村滝一郎君、守住有信君、篠崎年子君、野別隆俊君、渡辺四郎君、常松克安君、林紀子……
○委員長(鈴木和美君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨十二日、井上哲夫君、勝木健司君が委員を辞任され、その補欠として乾晴美君、三治重信君が選任されました。
また、本日、渡辺四郎君が委員を辞任され、その補欠として三重野栄子君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
雲仙・普賢岳火山災害対策小委員長から小委員会における調査検討の経過及び結果について中間報告いたしたい旨の申し出がありますので、これを許します。初村小委員長。
【次の発言】 以上で小委員長からの中間報告は終わりました。
○委員長(鈴木和美君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十三日、乾晴美君、三治重信君、今泉隆雄君が委員を辞任され、その補欠として井上哲夫君、勝木健司君、下村泰君が選任されました。
また、昨十七日、三重野栄子君が委員を辞任され、その補欠として渡辺四郎君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、平成三年雲仙岳噴火災害の概要等及び平成三年九月十二日から十四日までの台風十七号による被害について、政府より報告を聴取いたします。国土庁鹿島防災局長。
○委員長(鈴木和美君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る九月十九日、下村泰君が委員を辞任され、その補欠として今泉隆雄君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第六〇号島原方面被災救援に関する請願外三件を議題といたします。
本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第一五六号豪雪地帯対策特別措置法の改正に関する請願は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第六〇号島原方面被災救援に関す……
○委員長(鈴木和美君) それでは、一言ごあいさつを申し上げます。
今回、重ねて委員長の重責を担うことになりましたが、委員の皆様の御協力をいただきましてその職員を全うしたいと思いますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事め数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に木暮山人君、陣内孝雄君、篠崎年子君及び常松克安君を指名いたします。
○委員長(鈴木和美君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨十二日、陣内孝雄君が委員を辞任され、その補欠として松浦孝治君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に松浦孝治君を指名いたします。
○委員長(鈴木和美君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
これより請願の審査を行います。
第五号活動火山噴火災害対策の推進に関する請願外五件を議題といたします。
本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、すべて保留とすることに意見が一致いたしました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
災害対策樹立に関する調査につきましては、閉会……
○委員長(鈴木和美君) それでは、一言ごあいさつを申し上げます。
このたび、重ねて委員長の重責を担うことになりました。委員の皆様方の御協力をいただきましてその職員を全うしたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に木暮山人君、松浦孝治君、篠崎年子君及び常松克安君を指名いたします。
○委員長(鈴木和美君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
災害対策の基本施策について、国土庁長官から所信を聴取いたします。東家国土庁長官。
【次の発言】 次に、平成四年度防災関係予算に関し、政府から概要の説明を聴取いたします。鹿島国土庁防災局長。
【次の発言】 以上で災害対策の基本施策についての国土庁長官の所信並びに平成四年度防災関係予算に関する概要の説明の聴取は終わりました。
本日はこれにて散会いたします。
午後一時十五分散会
○委員長(鈴木和美君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨五日、青木薪次君が委員を辞任され、その補欠として山田健一君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 簡単にお願いします。
【次の発言】 速記をとめてください。
【次の発言】 速記を起こして。
本日の質疑はこの程度とし、これにて散会いたします。
午後一時十二分散会
○委員長(鈴木和美君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。去る六日、山田健一君が委員を辞任され、その補欠として青木薪次君が選任されました。
また、昨二十四日、渡辺四郎君が委員を辞任され、その補欠として三重野栄子君が選任されました。
また、本日、守住有信君が委員を辞任され、その補欠として星野朋市君が選任されました。
【次の発言】 豪雪地帯対策特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、提出者衆議院災害対策特別委員長清水勇君から趣旨説明を聴取いたします。清水勇君。
○委員長(鈴木和美君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
議事に先立ちまして、一言申し上げます。
既に御承知のとおり、本委員会の委員でございました今泉隆雄君は、去る五月十一日、急逝されました。まことに哀悼痛惜にたえません。
ここに、本委員会における同君の御活躍をしのび、皆様とともに謹んで黙祷をささげ、御冥福をお祈りしたいと存じます。
御起立をお願いいたします。黙祷をお願いします。
【次の発言】 黙祷を終わります。御着席を願います。
【次の発言】 委員の異動について御報告申し上げます。
去る三月二十五日、三重野栄子君が委員を辞任され、その補欠として渡辺四郎君が選任されま……
○鈴木和美君 私は、関税法案を中心に質問させていただきたいと思います。 そこで、この関税に関連する経済情勢について先に二一三質問をさせていただきます。 その第一は、最近の国際収支の状況でございます。一月末に発表された九一年の国際収支状況によれば、貿易収支は約千三十億ドルの黒字、今まで千億ドルを超えたということはないのでございますが、千億ドルを超えるような状況が報告されております。また、九〇年まで大幅赤字であった長期資本収支、これも約三百六十六億ドルの黒字に転じたと報じられています。まさに十一年ぶりだとも言われているようでございます。これは、貿易黒字を資本収支の赤字が相殺するというような従来……
○鈴木和美君 私は、本岡議員が減税の問題で今議論をされましたことを伺いまして、改めて大蔵大臣に景気動向について最初にお尋ねしたいと思います。 お尋ねするに当たって、行政の大蔵大臣羽田さんという面と、それから自民党の羽田さんであるということで政治家羽田さんという両面から、ぜひ国民が望んでいる答えを私は期待をして質問します。 なぜそう申し上げますかというと、緊急対策が発表されまして、御案内のとおり、どの新聞を見ても一応は評価されています、一応は。けれども、見出しだけとってみても、拙速の寄せ集めとか、大蔵、財政出動に抵抗とか、結局は公定歩合の引き下げがねらいであったのかとか、これがもうあらゆる新……
○鈴木和美君 私は、午前の赤桐委員の質問に続きまして証券の問題を質問するわけでございますが、その前に、先般同僚の委員も質問されたと思うんですが、全銀協の不良債権の情報開示問題について先に質問させていただきたいと思うんです。
五月二十日の朝日新聞ですが、「全国銀行協会連合会が論議していた不良債権の情報開示問題で、開示内容を決定する直前に大蔵省が「事実上の圧力」をかけ、論議が中断されていた」と報じられているんですが、圧力をかけたんですか。
【次の発言】 先ほどの松野証券局長の答弁も、問いでおってどうも大蔵省というのは、頭がいいのか言葉の使い方が上手なのか持っている体質があうんの呼吸なのか以心伝心……
○鈴木和美君 私は、まず最初に、大臣にぜひ日本社会党の気持ちを承知していただきたいと思うんですわ。 会期末とはいいながら、今日の国会情勢というのは非常に何か釈然としないような国会情勢であることは私から申し上げることもないと思うんです。国会の正常化が本当に行われているのかいないのかということを考えた場合に、私どもとしては、こういう委員会の開催ということを、実はそこまでの踏み込む気持ちというのはないんですよ。けれども、国民生活の重要な関連法案であるということから、あえてこういう審議をしているということを私たちは国民の前にも前らかにしながら、そういう立場に立って我々は審議に入っているということをま……
○鈴木和美君 大臣にお願い申し上げたいんですが、先ほど同僚議員からもこれからの経済、景気問題の御質問がございまして、大臣からは、効果を見せつつあるとか設備投資も大体順調だとかこの調整局面を乗り切れば何とか明るい見通しがあるのじゃないかというような先ほど御答弁がございました。私はいろんな新聞報道などを見ながら、大変な景気の状況になっていると認識しておるんですよ。 そこで、大臣ですから役所の皆さんのペーパーも見ながら読み上げなきゃならぬ立場にあることも重々承知しています。けれども、これから羽田さんも、時間が来れば党首になるような報道もございますし、そういう意味ではこれからの日本の景気対策について……
○鈴木和美君 私は、一番最初に大臣にぜひ御記憶をいただいておきたいと思うことがございます。 それは、言葉を選んでしゃべってまいりますと、所信表明が行われて、林大臣のこれからの財政政策に関するお考えを本当は先に聞かにゃいかぬのですが、それが、大臣からお話は聞きましたけれども、質疑のないまま、きょうこれが本番の委員会みたいになっているんです。そういう意味では、せっかくの質問時間を持てない私どもとしては林大臣に大変申しわけないという気持ちもあるんです。 同時に、裏を返せば、そういうことの時間のとれないような運営をなさっているような場面というのもあるわけですね。これは自民党さんに聞いてもらいたい話……
○鈴木和美君 総理、私は一番最初に、国民の納税意識について総理の見解を聞きたいと思うんです。 多少テレビのドラマを引用してちょっと語らせていただきたいんですが、世の中、政というのは、代官様型と庄屋様型と両方あって政と年貢というのは順調におさまるんだろうと私は思うんです。 政治家の中にも代官様型と庄屋様型と二つタイプがあると思うんです。代官様型というのは、これは説得型です。年貢を納めてもらうんですから、こうこうこういうわけで納めてくれ、こういうのが私は私流の代官様型と言うんです。庄屋様型というのは、余計なことをしゃべることはないけれども、あの人だから間違いないといってついてくるんだと思うんで……
○鈴木和美君 私は、この法律案の審議に入る前に、一つだけ確認の意味で国税庁にお聞きをしたいと存じます。 先般二十二日の大蔵委員会で、同僚の志苫委員から金丸事件問題に関連して、五億円問題について政治資金規正法で処罰をした、それで一件落着が、しかしこの問題は政治資金規正法と所得税法との関係があって、所得税法の方はどういうことになっているのかという質問がございました。そのときに国税庁から、現在告発が行われているので個々個々の問題は答えられないが、一般論として言えば、国税当局としてはやるべきことはやっておりますという答弁がございましたが、この経過は間違いございませんか。
○委員長(鈴木和美君) ただいまから懲罰委員会を開会いたします。
議事に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。
このたび、当委員会の委員長に選任されました鈴木和美でございます。ふなれではございますが、委員の皆様方の御指導、御協力によりまして、本委員会の公正、円滑な運営を心がけてまいる所存でございます。皆様方の格段の御支援をお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。
去る五日、下条進一郎君が委員を辞任され、その補欠として平野貞夫君が選任されました。
また、去る二十三日、大森昭君及び矢田部理君が委員を辞任され、その補欠と……
○鈴木和美君 懲罰委員長退任に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。 参議院議員皆様の良識ある行動によって、当委員会が開かれずに退任することになりました。これもひとえに委員各位の御指導のたまものと存じます。改めて感謝を申し上げて退任のあいさつといたします。 ありがとうございました。(拍手)
○国務大臣(鈴木和美君) 簡単にお答え申し上げますが、国土庁といたしましては、先般急激な地価の高騰とか下落というような現象が起きましたけれども、これは二度と起こしてはならぬ、そこをまず基本的に押さえています。そのためには、地価の動向を的確に把握いたしまして、必要が生じたときには土地の取引の規制であるとか融資規制などの措置を敏速にとらなきゃならぬと思っているところでございます。さらに、これを生み出すような構造的な要因に対しては粘り強く解消のために努力していかなきゃならぬと思います。 それには、まず土地利用計画の充実整備でございます。二つ目には住宅宅地の供給、そして三つ目には土地の有効利用の促進……
○国務大臣(鈴木和美君) 家賃低減策を含む被災者のための住宅対策につきましては、本日午前に、政府の事務方と地元知事さんと市長さんとの間で最終の協議が行われました。その協議が行われましたときに、地元から正式な要求が出てまいりました。本日中に総理から御指示のあった関係大臣が最終の協議を行って、その結論を総理に報告することにいたしております。 私といたしましては、この関係大臣の協議の際に、本岡先生が具体的に提唱された発言及び関係各議員から発言された内容などを紹介しながら、皆様の意見がより実現されるようにこれからも努力してまいりたい、かように思っておるところでございます。
○国務大臣(鈴木和美君) ただいま局長から経過についてはお話をしたとおりでございます。 ただ、一つだけ認識として、上山先生が本問題について各委員会で積極的な御発言と御提言をなさっていることは私も十分承知しております。さて、そのときの判断といたしまして、国際会議を開いた後の懇談会での提唱というものをどういうふうに受けとめるのかというところがちょっと先生と認識が違うんじゃないのかなと私は思うんです。 例えば、懇談会の提唱は、情報とか研究とか研修とかそういうものをやりながら、いずれは総合センターというものを夢見るかもしらぬけれども、一挙にはできないんだから、一つ一つ固めていって、ネットワークみた……
○国務大臣(鈴木和美君) このたび国土庁長官を拝命いたしました鈴木和美でございます。よろしくお願い申し上げます。 国民がゆとりと豊かさ、安全と安心を実感できる社会の実現を求めている中で、国土計画、大都市問題、土地、地方振興、防災、水資源などの広い分野を担当する国土行政の役割は重要になっているものと考えております。 こうした中で、まず第一に、二十一世紀にふさわしい国土づくりの指針を示すため、新たな国土計画の策定及び国会等首都機能移転の一層の具体化に向けて引き続き積極的に検討を進めてまいります。 次に、阪神・淡路地域の復興につきましては、地元と緊密な連携をとりつつ、関係機関の御協力も得ながら……
○国務大臣(鈴木和美君) 国土庁長官を拝命いたしました鈴木和美でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 まず、北海道古平町内のトンネル事故につきまして、先ほど建設大臣からお話があったとおりでございます。政府といたしましても懸命の努力を続けているところでございますが、私からも、被災された方々、御家族の方々に心からお見舞いを申し上げる次第でございます。 さて、第百三十六回国会に当たりまして、国土庁長官として、国土行政に対する私の所信を申し上げます。 我が国経済は、長期の調整過程を経験した後、国内需要の緩やかな回復傾向を背景に再び回復の動きが見られ始めております。他方、今後の人口減少……
○国務大臣(鈴木和美君) ただいま御指摘がございました特定事業の四つでございますが、先生既にもう御案内だと思いますが、一つは上海長江交易促進プロジェクト、二つ目にはヘルスケアパークプロジェクト、三つ目には新産業構造形成プロジェクト、四つ目に阪神・淡路大震災記念プロジェクト、この四つが復興委員会から提起されておりますので、これは今、私の認識では、現地で県、市それから民間の皆さんも含めて対策を協議中だと聞いております。私どもといたしましては、あくまでも現地の状況の話を承った後に現地とよく調整をしながら、関係各省庁と協議をして進めていきたいと思っています。 具体的には、ちょっと長くなるかもしれませ……
○国務大臣(鈴木和美君) まず、赤桐先生には長い間おつき合いいただいておりますから、国民、とりわけ県民の安全と安心のために御努力なさっていることに対して敬意を表したいと思います。 今御指摘の点は私どもとしても十分承知しておりまして、当面、阪神・淡路の経験を踏まえまして本年二月から防災基本計画の追加といたしまして、中央防災会議の専門家会議というのがございまして、ここで今の問題などを取り上げて、五月には大体結論を得るようなスケジュールで今運んでおるところでございます。 なお、もう一つは、御指摘のように石油コンビナート等災害防止法とそれから高圧ガス取締法、これは消防庁、通産省の所管でございますが……
○国務大臣(鈴木和美君) 総理府所管のうち、国土庁の平成八年度予算について、その概要を御説明申し上げます。 国土庁の一般会計歳出予算は、三千六百十二億六千八百万円余を予定しております。 また、大蔵省所管の産業投資特別会計に計上の日本電信電話株式会社の株式の売払収入の活用による社会資本の整備の促進に関する特別措置法に該当する事業のうち、国土庁に係る無利子貸付金について、歳出一千三百万円を予定しております。 次に、平成八年度予算の重点について御説明いたします。 第一に、国土計画の推進についてであります。 我が国を取り巻く諸情勢の大きな変化に対応し、来るべき二十一世紀にふさわしい国土づくり……
○国務大臣(鈴木和美君) このたび国土庁長官を拝命いたしました鈴木和美でございます。 国会等の移転は、来るべき二十一世紀を展望した極めて重要な課題であり、地方分権や規制緩和を初めとする国政全般の改革を促進するため、また、東京一極集中の是正、地震等の大規模災害への対応力の強化を図る上でも、積極的に検討を進めることが緊要であると認識しております。 参議院におかれましては、平成二年十一月の国会等の移転に関する決議を初めとして、平成四年十二月の国会等の移転に関する法律の制定等、本問題に積極的に取り組んでこられたことに対し、深く敬意を表するものでございます。 この法律に基づき設置された国会等移転調……
○国務大臣(鈴木和美君) 今、先生御指摘のように、衆議院の特別委員会におきまして、先般、総理からの御答弁がございまして、総理の御答弁は、皇居の移転というようなことは考えていないという答弁でございました。 さて、今回の法案の中身を見ていただきますと、国会等の移転とはという、法律第一条で、「国会並びにその活動に関連する行政に関する機能及び司法に関する機能のうち中枢的なものの東京圏以外の地域への移転」という意味で用いられているものでございますから、今先生が御指摘のように、改めて、首都というものはどういう定義になっているのかということは、私も役について今回の法案を審議するに当たっていろいろ調べてみま……
○国務大臣(鈴木和美君) 一言ごあいさつを申し上げます。 このたび国土庁長官及び阪神・淡路復興担当大臣を拝命いたしました鈴木和美でございます。 災害から国民の生命、身体、財産を守ることは国政の最重要課題であり、阪神・淡路大震災から一年が経過し、災害対策の充実や被災地の一日も早い復興が何よりも求められているこの時期に、かかる重責を仰せつかり、責任の重大さを痛感しております。 私といたしましては、所管部局を督励し、また、関係省庁の協力を得て、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえつつ、新しい防災基本計画や改正されました災害対策基本法等に基づき、各種災害対策の一層の充実強化に努めてまいる所存でございま……
○国務大臣(鈴木和美君) 災害対策に関する私の所信を申し上げます。 阪神・淡路大震災から既に一年が経過いたしました。政府といたしましては、これまでに各種応急対策や復旧・復興対策に全力を挙げて取り組むとともに、震災の教訓を踏まえて、災害対策の充実強化を図ってまいりました。 具体的な一例を挙げますと、災害発生時の情報収集体制及び内閣総理大臣等への情報連絡体制を整備するとともに、我が国の各種の災害対策の根幹となる防災基本計画につきましても全面的に見直しを行い、具体的かつ実践的な計画へと改定いたしました。 法制度面においても、災害対策基本法を二度にわたって改正し、災害時の交通規制措置の拡充等につ……
○国務大臣(鈴木和美君) 大変国土庁に御激励をいただきまして、ありがとうございます。 政府といたしましては、阪神・淡路地域の復興につきましては、これまでも地元との緊密な連携のもとに各般の復興施策の円滑な、そして着実な実施を図ってきたと考えているところでございます。地震発生から一年が経過いたしまして、被災地は本格的な復興段階を迎えておりますが、復興については長期にわたる事業でございますので、今後、地元との一層緊密な連絡体制を確立していく必要があると存じているところでございます。 そのため、政府といたしましては、総理及び官房長官からの御指示がございまして、復興委員会が解散をしたということのため……
○国務大臣(鈴木和美君) 先生の御指摘はまことに重要で、我々もその認識をまず受けとめていきたいと思っています。 防災の原則というのは、私は、原則ですから、みずからの身の安全はみずからが守るということがやっぱり防災の基本じゃないかと思うんです。国民一人一人がそういう自覚を持ちまして、平常時より災害に備える心がけをやっぱり徹底していくことがこれは大切だと思います。 先生御案内だと思いますが、昨年七月に、そういう問題を踏まえまして防災の基本計画が改定されたわけです。ここにはたくさん書いてあるんですけれども、私流に要約いたしますと、この改正された中身というのは、まず一つは、我が国の置かれた自然条件……
○国務大臣(鈴木和美君) ただいま議題となりました特定非常災害の被害者の権利利益の保全等を図るための特別措置に関する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 この法律案は、近年の災害発生の状況等にかんがみ、特定非常災害の被害者の権利利益の保全等を図るため、特定非常災害が発生した場合における行政上の権利利益に係る満了日の延長、履行されなかった義務に係る免責、法人の破産宣告の特例、民事調停法による調停の申し立ての手数料の特例及び建築基準法による応急仮設住宅の存続期間の特例について定めることとするものであります。 以上が、この法律案を提出する理由であります。 次に、この法……
○国務大臣(鈴木和美君) 先生の今のお話を承っておりまして、各省庁ともそれぞれに意見があるところではございますが、いずれにしてもこの大災害の阪神・淡路という大きな経験をしたことでございますから、今そこに全力を集中している関係で若干検討がおくれている部分もあると存じます。今先生の御指摘を十分承って、これから対応に遺憾のないようにぜひ対処してまいりたいと、かように思っています。
【次の発言】 一番最初に、市川先生に先ほど力強い御支援をいただきましてありがとうございます。私も、正直、国土庁長官になって阪神・淡路の担当大臣ではあるんですが、役所のこういう縦割りというんでしょうか、なかなかきついものがあ……
○国務大臣(鈴木和美君) 今後の土地政策の観点でございますが、経済社会の状況の変化に的確に対応しつつ、ゆとりある住宅とか住環境の形成、快適な安心できる町づくり、新しい産業構造への転換などを図っていくためには、地価がこのような状況にある今こそ、所有から利用へ転換をするという観点から土地の有効利用を一層促進することが必要だと考えます。土地の有効利用に伴って土地が動き、不動産市場が活性化するということが重要な今日的な認識ではないかと思っております。 現在、政府といたしましては、道路、公園等の公共用地の取得の問題や、再開発等の開発事業に対しましての援助の問題や、東京土地有効利用促進協議会による低未利……
○国務大臣(鈴木和美君) 地震発生から一年三カ月が経過した現在でも、多くの方々が依然として仮設住宅などの仮住まいで不自由な生活を強いられておることは承知しております。同時に、これらの方々が公的資金援助の拡大を求めている声が大変強いということも承知はしております。 さて、政府といたしましては、もう先生御案内のとおり、被災者の生活の再建が最重要であるという認識に立って、その基礎となる雇用や住宅の確保を図るとともに、これまでさまざまな施策を講じてきたところでございます。 今後もこれらの施策を的確に実施するためにはより一層地元との意思疎通を図ることが必要なことから、先般、総理の指示にも従いまして、……
○国務大臣(鈴木和美君) 先生御指摘の土地の問題につきましては、従来から土地は現在及び将来における国民のための限られた貴重な資源であるという認識が一つであります。二つ目には、国民の諸活動にとって不可欠の基盤であること。三つ目は、その利用が他の土地の利用と密接な関係を有するものであること。四つ目に、その価値が主として人口及び産業の動向や土地利用の動向、社会資本の整備状況その他の社会的、経済的条件により変動するものであること。したがいまして、公共の利害に関係する特性を持った重要な資源であると、こういう認識に立っておるところでございます。 そのため、今御指摘のございました土地基本法におきましても、……
○国務大臣(鈴木和美君) 首都機能移転を担当する国土庁でございますが、機能の移転問題は我が国の政治、行政、経済、社会などの改革を進める上で極めて重要な課題だと認識しております。そのために、規制緩和や地方分権などの国政上の改革とも有機的な連携を図りつつ推進してまいることが重要だと認識しています。 特に、今後、国会において移転先候補地選定機関の設置等が所要の措置として検討されてまいりますので、国土庁といたしましては国会の方針を受けまして、また関係省庁とも連絡をとりながら進めていくべきものだと考えております。 私自身といたしましては、首都機能の移転は国政全般の改革を加速させ定着させるためにも重要……
○国務大臣(鈴木和美君) 地価の動向は今お話のあったような状況でございます。
○国務大臣(鈴木和美君) ただいまの御質問に対しましては、政府全体といたしましては、特例措置に関しましては三つの分類で対応してまいりました。 一つは、先ほど河本先生にも総理の方からお答えがあったと存じますが、いわゆる現地からの強い要請でこれはどうしても特例措置を延ばさなきゃならぬというような分類のものが一つです。 二つ目の問題は、特例措置を廃止しても代替措置で県民、市民の皆さんの生活に対応できるというような分類です。 三つ目の問題は、目的が既に終了したというものについては、これは特例措置を廃止してもいいんじゃないのか、こういう三つの分類で対応してまいりました。 特に、雇用調整助成金であ……
○鈴木和美君 外為法から、日銀法から始まりまして今回の金融庁議論まで、連日本当に大臣御苦労さまでございます。また、大蔵の役人というか皆さんも本当に御苦労さまだと思います。 さて、私はきょう、与党三党でいろいろな議論をしてきた経過を踏まえまして、総括的に確認の意味で御質問をしたいと思うんです。 その前に、現状の認識についてちょっと私見を入れて意見を聞きたいと思うんです。 実は、この金融監督庁というのができ上がる経過は、皆さんお話しのとおり、九一年からの不祥事件と住専問題に始まりまして、どうやって検査体制を強化するのかという観点から私はできたものだと思うんです。 私の友だちで銀行に勤めてい……
○鈴木和美君 社民党の鈴木和美でございます。 私も財政の健全化目標に絡む問題について若干質問したいと思っています。 荒木さんからも御質問がありましたが、昨日だか一昨日だったか忘れちゃったんですが、日経新聞に、これからの財政再建について橋本内閣は土光臨調の精神を踏まえて対応したいと。つまり、増税なき財政再建ということでしょうか。それはそれなりに非常に私は喜ばしいことだと思うんですが、そう考えてみると、ちょっと矛盾点が出て、さてこれからどうなるのかなという心配事が一つございます。 先般提示されました財政の中期展望に、十年度でも既に歳入と歳出の差額は四兆四百億円に達すると、こういう試算が出てい……
○鈴木和美君 私は持ち時間が少のうございますので、二つの点について御質問申し上げます。 その一つは、過少申告加算税の導入についての問題です。二つ目は、反面調査についてお尋ねを申し上げたいと思います。 御承知のように、この過少申告加算税の導入につきましては、昭和四十一年当時に申告納税制度が導入されるときに通関業法とか事前教示制度等が整備されていないという意味で、輸入者が適正な納税申告を行う環境が整備されていないということでこの加算税の導入が見送られたと思うのでございます。三十年過ぎましてその環境が整ったという意味で、この際加算税を導入したいというのが第一の理由のように大蔵省の説明を聞いている……
○鈴木和美君 私は、まず第一に薄井局長にお尋ね申し上げたいと思います。 酒税法の問題でございますが、私は昭和五十五年、一九八〇年に当選いたしまして、大蔵委員会で酒税法を議論するのはこれで三回目なのであります。私は、この昭和二十八年にでき上がった酒税法という法律の概念とか理念とか定義とかというものを考えたときに、日本の酒税法は伝統的に日本酒というものをベースに置いて考えてきたと思うんですね。それで、高いお酒には高い税金をかけるとか、それから小売価格に占める税負担を一定化するというような目的が第一義にあったように思うのです。 今回、欧米諸国との間で協議なさった中で、欧米諸国はアルコール分一度当……
○鈴木和美君 私は、きょうは納税者番号について主体的にお伺いしょうと思っておったんですが、同僚の志苫議員の質問の中で、先般二十一日に発表になりました米国のムーディーズの発表の問題、志苫先生が時間が少なくてさわやかに質問したようで、その答えがさわやかな答えになっておるようで大変心配でございます。 というのは、銀行局長は、日債銀については今はそれなりにリストラをやっていますよ、大丈夫なんですというお答えです。それから大蔵大臣は、党の政調会長は政府と違うんだから、それは時々いろんなことを言いますよと言って終わっているんです、志苫さんの質問で。私は、これは大変楽観的なお話じゃないのかなと実は思うんで……
○鈴木和美君 私は、ただいま可決されました平成九年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案に対し、自由民主党、平成会、社会民主党・護憲連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 平成九年度における財政運営のための公 債の発行の特例等に関する法律案に対す る附帯決議(案) 政府は、次の事項について、十分配慮すべき である。 一 我が国の財政が危機的な状況にあることに かんがみ、各般の制度の見直しに早急に取り 組み、これまで以上に歳出を削減し、公債発 行及び残高の大幅な減額を目指すこと。 とりわ……
○鈴木和美君 私は、今回主に外為法改正に伴う課税漏れについての対応について伺っていきたいと思います。 巷間、今回の外為法改正により海外に預金口座を開設することが自由化されるということなどから、課税漏れが増加するのではないかと言われているようでございます。ただいままでの御質疑の中でも、その点の御指摘がございました。大蔵省もまたこの認識は当然持っておられると思います。 そのために、秋には税務資料情報法案、仮称でございますが、これを提出する予定と聞いておりますが、間違いございませんか。そして、その内容はどのようなものになるのでしょうか、お伺いいたします。
○鈴木和美君 私は、社民党の鈴木和美でございます。きょうはお三人の参考人の御出席、本当にありがとうございます。 さて、私は、御三方にまず基本的なことについてお尋ねしたいと思います。基本的と言うとちょっと格好がいいんですけれども、私、素人でございますから、皆さん方の専門家から見た東京市場の認識についてお伺いしたいと思うんです。 皆さん御案内のとおり、東京市場の認識についてある意地悪の報道から見ると、東京市場も外資系金融機関の貸し座敷になるのではないかというような論評がありますね。それから一方では、貸し座敷なら貸し座敷でいいじゃないかと。それでもうかるなら日本経済もプラスになるんだからそれでも……
○鈴木和美君 私は、きょうは九日の参考人にお尋ねを申し上げた問題につきまして、改めて大蔵省の考え方などを伺っていきたいと思います。 その一つは、東京市場の認識について改めて伺っていきます。東京市場の活性化はビッグバンとの関係で、日本経済の活性化に連動するものとして外為法の改正は私は遅きに失した、そういう感がしております。しかし他方、すべてが良好というわけではなく、心配する点もたくさんあると思います。 特に、私が参考人にお尋ねをいたしました新聞報道の記事で、東京の市場の認識について、まず一つは東京市場も外資系金融機関の貸し座敷になるのではないかというような論評もあり、なお貸し座敷であっても市……
○鈴木和美君 私は、本日、外為決済のリスクについて主に質問したいと思います。 現在、日本のインターバンク市場、つまり銀行間市場で円を売ってドルを買う外為取引の場合の決済は外為円決済制度で処理されていると思います。この制度による決済方法は、俗に言う時点ネット決済というもので、すべて受け払いを午後三時にまとめて差額決済するということだと思います。そういう仕組みになっております。 そこでお尋ね申し上げますが、仮にこの決済前にある銀行が支払い不能になった場合、取引の相手銀行は決済時点を見込んで資金を受け取ることができなくなってしまうわけでございます。ところが、現在の日本の制度では、こうした場合、取……
○鈴木和美君 私は、本日は審議の初日でございますので、総論の部分について御質問をしてまいりたいと思います。 金融の国際化、自由化の当然の帰結として生まれました世界的な競争時代を乗り切るために、また預金者保護を図る観点からも、金融行政の大改革を断行することは、時代の要請との関係から見て遅きに失した感があります。 社民党は、与党三党の枠組みの中で、昨年、大蔵省改革プロジェクトチームをつくりました。これも同様の問題意識に立ったからでございます。このプロジェクトチームは、昨年、「新しい金融行政・金融政策の構築に向けて」と題する報告書をまとめましたが、そこで金融行政見直しと一連のものとして、戦時立法……
○鈴木和美君 前回、私は、昨年六月に与党三党のプロジェクトチームがまとめた「新しい金融行政・金融政策の構築に向けて」と題する報告書で指摘した事項に沿って、その内容がきちんと政府提出の改正法案に盛り込まれているかどうかを伺いました。前回は八つの検討項目のうち、目的規定、独立性の強化、透明性の確保、政策委員会の改革などを中心にお尋ねしてまいりましたので、きょうはその残りの点について引き続き伺いたいと思います。 まず第一に、今ちょうど岩瀬先生の御質問にありました日銀特融の問題についてはっきりさせていただきたいと思います。なぜかと申し上げますと、八つのポイントのうちの五つ目の論点として、日銀考査と並……
○鈴木和美君 私は、たくさんの委員から御質問があった中で、我が党として三つの問題について確認の意味でまずお聞かせをいただきたいと思います。 その第一点は、一昨日の質問におきまして、私は日本銀行と政府とが意見交換を十分に行うことは重要であるが、その結果としてさまざまな情報が関係者から外部に流れるようでは困る、日銀では情報管理、マスコミ対応に十分注意してほしいということを申し上げました。これは議事要旨及び議事録をきちんと公開することと、それを前提にしてこうした正規のルート以外の面では情報管理をきちんと行っていただきたいということを述べたのであります。 そこでお尋ねします。まず、第十九条では、大……
○鈴木和美君 私は、社会民主党の鈴木和美でございます。 本日は、参考人の皆さんにはお忙しいところ御出席をいただきまして、大変ありがとうございます。 早速二、三点について質問申し上げたいと思いますが、まず館参考人、それから立脇先生と田尻先生に同じ質問をちょっと申し上げたいと思います。 先ほど日銀の自主性、独立性という言葉が出てまいりましたが、館参考人からは自主性でも独立性でも同じようなものだというようなお話がございました。自主性にしても独立性にしても、今日、日銀がしっかりした立場というか、つまり自主性を持ってやっていくことは私は当然だと思うんです。そればそれで考えればよいことなんでございま……
○鈴木和美君 先日、資料要求をしたところ、わざわざ御丁寧に資料をいただきまして、御協力感謝申し上げます。 まず、ゴルフの会員権問題についてお尋ね申し上げたいと思います。いただいた資料によりますと、このゴルフの会員権というのは契約の仕方とか入会の仕方によって各ゴルフ場でまちまちな形態にあると思うんです。ですから一概に一つの基準でどうかということをお尋ねすることは無理だと思うんですが、二、三点この資料に基づいてお尋ね申し上げたいと思います。 これを見ますと、日本銀行何々支店で名前が入っているものと入ってないものとがございますね。例えば、青森カントリーとか伊香保カントリー、磯子カンツリー、松本カ……
○鈴木和美君 私は、今同僚安恒委員から冒頭御質問がありました件について、基本的な部分について建設大臣から所感を伺いたいと思うんです。 まず、いろいろなところで中曽根総理の民活ということの定義を伺っておるんですが、どうもそのときそのときで理解のしようが私も混乱しているんですわ。私のカテゴリーにおいてどうかということで答弁をいただきたいんですが、まず私が民活と言うときに、一つは、今ちょうどイギリスとフランスの海峡トンネルがございますね、あそこでやられているような方式、つまり民間がすべて金も調達する、それからトンネルを担保にして金も借りる、責任もリスクも負う、そういうような意味で民活、民営でやらせ……
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