このページでは中野鉄造参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。中野鉄造参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○中野鉄造君 私は、生産者米価に関するお尋ねをする前に、大臣に食管制度に関して一言御質問いたします。
昨日も、前広米審で大臣の食管制度改正についての発言があっておったようですが、これは重要な問題でございますので、ここで再度御披瀝をいただきたいと思いますが、さきの渡辺、武藤両農水大臣は、この食管制度改正に対して、ひとしく積極的な姿勢で取り組んでこられたようにお見受けいたしておりますが、亀岡農水大臣もこの姿勢をやはり受け継いでいかれるおつもりがあるのか、そうでないのか、お尋ねいたします。
【次の発言】 では米価に入りますが、いよいよ明後日、昭和五十五年度産米についての政府買い入れ価格、いわゆる生……
○中野鉄造君 私は、まず暴走族についていろいろお尋ねしたいのですが、昭和五十三年の十二月にこの種の事犯に対する規制が強化されたわけですが、改正道路交通法の施行等によりその活動というものは非常に鎮静したように思われていたんですけれども、昨年の九月ごろから再び活動が活発になったような感じでございます。この背景といいますか、どうしてそういうようなまた暴走族の活動が目立つようになってきたのか、そこいらのところをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 その対策はどういうふうになっていますか。
【次の発言】 それで、この暴走族による被害というのも非常にいろいろ上がってきているわけですけれども、その中でも特……
○中野鉄造君 午前中、本委員会の冒頭に、ことしの冷害の現況について種々報告がなされておりましたが、ことしはその冷害とあわせて、近年まれに見る長雨による水害が続発いたしまして、甚大な農地の被害が発生いたしておるわけでございます。そこで、過日、たまたま佐賀県出身で農民作家として有名な山下惣一氏の寄稿文を読みまして、私も全くその感を一にしたわけでございますので、同氏の書かれております内容を参考に大臣にお伺いいたしたいと思います。 私も佐賀県の出身でありますが、特に佐賀県の場合は、水害による農地の災害が非常にひどかったわけでございます。そうしてそのために、現在稲刈りが行われておりますが、たんぼは、そ……
○中野鉄造君 私はまず最初に佐賀県有明地区湛水排除事業の現状と対策についてお伺いいたしますが、御承知のとおりに、この地区はもう水害常襲地域でありまして、この有明干拓には全国各地から農業を志す人々がいま三百十九世帯入植いたしております。この方々は、住みなれた故郷を捨てて生涯をひとつこの土地にかけよう、そういう心意気で、文字どおり専業農家として黙々と米づくりにいそしんでおられるわけなんですけれども、雨季を迎えるたびごとに、隣接した有明海の干満の差が非常にひどうございますので、干拓地であるところから落差が少ない、そういうところでもう非常に排水が悪い、数日にわたり冠水するというようなことが毎年繰り返さ……
○中野鉄造君 まず最初に、農林漁業団体職員共済組合の組合員の数と年金受給者数の関係は現在どういうふうになっているのか、また、今後の動向をどのように分析され、これに対しての具体的対応策はどういうふうになっておりますか。その点を大臣に御質問いたします。
【次の発言】 いまの御答弁の内容についてはこれからまたずっと後で触れていきますが、今回のこの改正案の内容についてお尋ねいたすわけですが、まず厚生年金がその基本となっておることはわかりますが、その月額千六百五十円が二千五十円になっております、この根拠をお尋ねしたいと思うんです。つまり、この決定以来今日までの物価指数の状況から見てなかなか納得しがたい数……
○中野鉄造君 私はまず初めに、午前中の諸問題いろいろ討議されましたけれども、それに関連した問題ではございますが、日本と韓国間で妥結いたしました北海道沖の韓国漁船の操業に関連いたしまして質問いたします。
この協定はこの十一月の一日に施行されたばかりでございますが、これから向こう三年間、これがわが国の海域の漁業に及ぼす影響をどのようにお考えになっているか、まずそこからお尋ねいたします。
【次の発言】 特にこれがわが国漁船に対して設けられたオッタートロール禁止ライン、この付近は非常に日韓漁船の競合というものが予想されるんじゃないかと思いますが、いまもちょっと触れられましたけれども、そこいらの漁獲減……
○中野鉄造君 私はまず最初に、今回の農政審の答申を見て感じたことをお尋ねいたしますが、わが国の今日の農業は、農業基本法設定後一貫して今日まで政府主導による日本農業の近代化政策がとられてまいりました。その結果として、功罪それぞれあるわけでございますが、特にこの近代化政策によってもたらされた弊害としては、まず大規模化したために急速に機械化された、そして金肥の多投化、そして専門化、そしてこれらの複合的結果として地力の減退等、いろいろなマイナス面も出ておりますが、これらについては過ぐる五十年の答申の際も、また今回の答申の中にも、ほとんどこれらに対する反省点というものが見出されませんし、その反省から出発……
○中野鉄造君 私は今日の交通行政についてまずお尋ねをしたいと思います。 すでに御承知のように、今日わが国のモータリゼーションの巨大な波は、六輪車時代と言われるような新しい新語が生まれるほどマイカー・プラス・セカンドカーとしてのバイクが非常にふえております。これは何と申しましても、わが国の道路事情といい、また価格の面あるいは省エネというような面からもこれは必然的なものでもあろうかと思いますが、こうした傾向は昭和五十二年ごろから次第に始まったわけでございまして、昨年だけでも百二十五ccから五十ccまでのバイクが約二百万台売れております。先ごろデビューしたあの軽スクーターといいますか、ミニバイクも……
○中野鉄造君 関連。 ただいま地盤沈下の問題について同僚議員からの質問がありましたので、私は関連してお尋ねいたします。 私は佐賀県の出身でございますが、現在、これはちょっと古い資料で申しわけないのですけれども、佐賀県の白石平野、ここが地盤沈下地域、三百平方キロメートルという日本でも全国一の広範囲にわたっておるわけでして、この三百平方キロメーターの中にはゼロメーター地帯が二百七平方キロある、こういうような大変な地域でございます。ただいま長官からここのところ沈下傾向は鈍化しているというようなお話もありましたけれども、これには多少地域的な格差があるのではないかと思いますが、この白石平野のごどきは……
○中野鉄造君 私は、自動車検査制度の充実について初め御質問いたします。 今回、この交通安全施策の概要説明の中にも、自動車検査制度の充実のため、新たに数カ所に支所または新設の検査場あるいは検査コースの増設、またはそれに伴い検査登録要員の増員を行っていくと、このように非常に前向きの姿勢が盛られておりますけれども、これにまるで水をぶっかけるように過日の週刊誌には、「車検は事故防止のためは大ウソ」、であるといった車検不要論に対する熱烈支持の声援が殺倒しているという大見出しの記事が出ております。私もここに持ってきておりますけれども、その内容は御承知と思いますけれども、そこの内容を読んでみますと、所管の……
○中野鉄造君 午前中の質疑で、この施設の設置をめぐって、なぜこれが運輸省の所管下において立案されるのかとか、あるいはこれはむしろ厚生省でやるべきではないかというような論議が交わされました。それに対して大臣からは、これはあくまでも一つのテストケースとして将来の資料として厚生省にも提供していくのであって、第二、第三と施設を拡大するつもりはないといったようなお答えがありましたし、そして、また、午前中、大臣の最後の御説明によって私なりにほぼ理解できたような気がいたします。 そこで、それを踏まえて二、三お尋ねいたしますが、大臣も申されるように、特にこの種の施設はかなりのお金もかかりますし、今後そうした……
○中野鉄造君 私は、まず今回の敦賀の原発事故について、二、三お尋ねいたします。
このたびの原子力発電の事故、このことにつきましては、管理体制及び通報、そうしたことに非常にずさんな点が多かったということ、このことにつきましては通産省はお認めになっておりますか。
【次の発言】 とかく大きな事故があってからあわてて姿勢を正すとか、あるいは見直しをするということが、政府、官庁に対する国民の批判の種になりがちでございますけれども、今回の場合も同じことが言えるんじゃないかと思います。というのは、この敦賀の場合は、ことし一月にも別の事故とはいえ二度も事故を起こしている、そしてまた今回に至ったわけでございま……
○中野鉄造君 午前中来のいろいろな質疑答弁を聞いておりまして、本年度の諮問米価について、これはもうとうてい納得のいくものではございません。米価据え置きを正当化するためのこじつけの答弁、そういうようにしか私には聞こえないわけですけれども、端的に申しまして、御承知のように生産資材を初めとする諸物価及び労賃のアップに加えて、大規模減反、さらには昨年夏以来の冷害、そして霜害、雪害、こうした自然災害による農作物被害等々、未曾有の危機に直面している稲作農家の経営と生活の実態をこれはもう完全に無視した結果である、このように私は断ぜざるを得ないわけでございますが、こうした農業所得について見ても、五十四年度にお……
○中野鉄造君 大臣にお尋ねいたしますが、酪農家の現況については、もう大臣も現地の方々から直接その実態をつぶさにお聞きになっておられるわけですので、私がまたそれを繰り返すのは省きますが、実は私も先月わが党の衆参の議員六名でもって、北海道の中標津、標津、別海、あの酪農地帯を手分けして酪農農家を訪問し、その家計にまで立ち入った深刻なお話を伺ってまいりました。その実情は、もう大変という状態を完全に超えております。にもかかわらず今回もまた連続四カ年の据え置き、加えて限度量八万三千トン削減ということになっておりますけれども、このような結果を事もなげにこう打ち出されるその根底には、生産資材価格が上がった、し……
○中野鉄造君 私は、今回のこの両事業団の統合についていろいろお尋ねをいたしますが、その前に、この両事業団の統合にかかわるこの委員会、数回行われておりますけれども、私聞いておりまして、だれしも考えることは同じである証拠に、各委員の方々の質問も大体大同小異で、またそれに対する答弁も判ごて押したように大体同じである。にもかかわらずまたその同じような質問が出てくるということは、一向にこの両事業団が統合するその意味というものが釈然としていないという証左ではないかと、こう思うわけです。私は、この件についての質問は今回初めてでございますから、先ほど申しましたように、どうか判こで押したようないままでの御答弁と……
○中野鉄造君 私は、まずこの本法案の改正に関して若干質問をさしていただきます。
現在の組合員と年金受給者の推移をどのように見通されているのか。つまり、組合員が横ばいの状態を続けているわけでございますが、高齢化社会が進むにつれてこれは非常に重要な問題となってまいりますし、政府として社会保障費を加入者に負担を強いるという点をどういうふうにお考えになっているのか、この点をお尋ねいたします。
【次の発言】 いまのお答えのように、年金の財源を確保させるその準備を怠ってはいけないと。そのために政府もいろいろな努力をされていることは大いにこれは理解できますけれども、現在の国庫補助のあり方、それと財源調整費……
○中野鉄造君 初めに、私、国際的に見ましてお米というものが、その流通量が麦あるいは大豆と比較して非常に余裕が少ない、だからこそ国家管理としての食管法があると、このように理解しておりますが、そこで、近年その貿易量の推移でありますが、米の世界の総生産量に占める貿易量の比率はどうなっているのか、この点をお尋ねをいたします。
【次の発言】 最近、アメリカのカリフォルニアを中心とした一帯では米の生産がかなり伸びているということを聞いております。しかも、聞くところによれば日本人好みと申しますか、非常においしくて安いお米がつくられておるということも聞いております。また、そればかりではなく、ここでとれた米で日……
○中野鉄造君 私は、国鉄の経営改善の中身について二、三御質問いたしますが、五十五年度の赤字が一兆八十四億に達しまして、一兆円の大台を超えたことがもう明らかになりましたが、その原因は、いわゆる旅客数の伸び悩みあるいは貨物輸送量の大幅な落ち込みによって、毎年の運賃値上げにもかかわらず計画どおりになかなか収入が確保できなかったということが大きく取り上げられると思います。その中で、私は特にこの貨物輸送量の落ち込みが対前年度比一三%の減少となっておりまして、ことし五月に正式決定を見た経営改善計画の目標を崩すことになりかねない。昭和六十年度を目標として経営改善計画は進められておりますが、その達成さえもかな……
○中野鉄造君 私は、まず最初に今日の交通事故、それもきわめて悪質な人身事故に関して二、三お尋ねしたいと思いますが、先般当委員会でも御質問申し上げたことがございますが、いわゆる覚せい剤常習者によるところの交通事故、これはもうまさに気違いに刃物的なそういう悪質な問題である、そういうことで警察庁にこの取り締まり方の現況をお尋ねしたわけでございますが、御承知のように最近の新聞で見ましてもまたまたこういった事例が散見されるわけです。覚せい剤の取り締まりとは別であるからというお考えもあるかと思いますが、そうした覚せい剤常習者による運転免許証の所持、そしてまたその人たちが運転をしていると、こういう現況を見て……
○中野鉄造君 過般、サトウキビの政府支持価格を除いて五十六年度における畑作物の価格がすでに決定されましたが、いずれもの品目を見ましても農業パリティ指数を下回る価格に決められたわけです。しかし、その算定の公表が非常にあいまいであるということが特に最近の農業新聞等の記事の中にもこうしたものが見受けられますけれども、値切られた側の農家にとってみましては非常に納得がいかないという点が多々あるんじゃないかと思いますが、今回の畑作物の価格決定についてのその経緯について、納得のできる御説明をまずお願いしたいと思います。
【次の発言】 この砂糖の価格安定等に関する法律にありますように、価格決定の根拠というもの……
○中野鉄造君 私は、去る三日の予算総括質疑の中で原長官に、先ほどから論議されておりますこの志布志湾の石油備蓄問題についてお尋ねいたしましたが、時間の都合であの際お尋ねできなかった諸点について、ここで再びお聞かせをいただきたいと思うわけです。 あの節も原長官からいろいろと御答弁をいただいておりましたけれども、長官は、鹿児島県の出した修正案について検討に値する案であると言っただけで、了承するとは言っていないと、このように申し述べられておりますけれども、しかしそれは結局オーケーを出したというような表現にならないだけで、事実上のこれはオーケーを出した、了承したということになるのじゃないでしょうか、ど……
○中野鉄造君 きょうは参考人の皆様、大変御苦労さまでございます。私もただいまの小平委員に引き続きまして数点、日本航空側にお尋ねしたいと思います。
先ほどの質問に関連いたしますけれども、副操縦士から機長に昇格する場合の業務上の必須課程と申しますか、そういうものは何かありますか。
【次の発言】 そうすると、その昇格認定の一つとして、たとえばそれまでずっと同乗しておった正規の機長の推薦と申しますか、そういうようなものも必要になってきますか。
【次の発言】 日本航空の場合、機長は管理職であって副操縦士はそうでないということをお聞きしたのですが、そうでしょうか。
○中野鉄造君 私は、去る七月二十三日の長崎市を中心としたあの大水害と、その後の付随的、後遺症的現況についてその対策をお尋ねいたします。 大体において、こうした風水害のたびごとに起こってくる諸問題は、その大小の相違こそあれ、毎回同じ被害形態の繰り返しでありまして、今回の災害につきましても、過日の現地調査やあるいは対策協議の席で言い尽くされたことが多いわけですから、私は少し角度を変えて、行政の死角と申しましょうか、盲点と申しましょうか、行政所管が不明確なため多数の住民が非常な不快かつ不衛生な生活を余儀なくされておりますので、その点について質問いたします。 それは、いわゆる青線の処理の問題でござ……
○中野鉄造君 私は、まず社会保障、社会福祉予算に関する政府の基本的態度からお尋ねしたいと思うんですが、この五十七年度社会保障関係予算の伸びは、もう申し上げるまでもなく二・八%で、厚生省の予算二・九%の伸びというのは、あの昭和二十八年度の厚生省予算の伸びが〇・六%にとどまって以来の低率であることは、もう御承知のとおりでございますけれども、この一般会計予算全体の伸びが六・二%、防衛予算が七・八と、こういう伸びを示す中で、社会福祉後退の予算といったそしりを受けてもこれは当然じゃないかと思うわけです。 大臣にお尋ねいたしますが、この予算編成時にいかなる方針で臨んでこられたのか、その辺のところをお伺い……
○中野鉄造君 私は、この労働行政の中で高齢者雇用対策と定年制の問題について、種々論議が尽くされたとは思いますけれども、私は私なりの角度からまたお尋ねいたしたいと思います。 御承知のように、景気の長期低迷とその回復への兆しが非常に見通しが暗い、こういう状況下において、雇用失業情勢はこれからますます最悪の状態に向かっていくんじゃないかと思いますけれども、もうすでに発表されておりますように、完全失業者は一月で百三十一万人、二月に入って百三十五万人に増大すると、こういうような現況でございます。一方有効求人倍率というのも〇・六八倍と非常に低いわけなんです。こうした現状と今後の見通しについてお尋ねいたし……
○中野鉄造君 午前中からの質疑で私の用意していた質問の大半が言い尽くされた感じがございますけれども、そういうわけで多少重複する点もあろうかと思いますが、御答弁をいただきたいと思います。 まず結論的なことからお尋ねいたしますが、今回のこの財形制度の一つの柱である持家取得を促進するという面は、少なくとも当初のねらいどおりにはなっていないと、こういう感じがするわけでございます。すなわち、現在の財形加入者の大半の人たちが、財形貯蓄で持家取得を図るということよりも、財形貯蓄を単なる天引きの便利な非課税積立貯蓄の一種であると、こういう認識に立っているのが一般的じゃないかと思うわけですが、この勤労者財産形……
○中野鉄造君 私は、特に老人対策の中で痴呆性老人、そしてまた寝たきり老人の方々に対する対策をまず最初にお尋ねしたいと思います。 老人福祉法が制定されてもうすでに二十年の歳月が過ぎましたけれども、この二十年の間に社会環境というのは目まぐるしい移り変わりをしてまいりました。特に高齢化が急速な進展をしております最近、核家族の増加とともに、老人を扶養していくその能力は弱体化していっているわけですけれども、それだけに老人福祉対策の整備充実は、これはもう緊急の課題となっているわけでございます。いま申しますように、初めにそうした同じ老人対策の中でも痴呆性老人対策、この対策についてお尋ねいたします。 実は……
○中野鉄造君 今回の臨調の答申は、その基調に社会の安定ということを強調したものと言われておりますけれども、その一方では最近再び失業者の増加率が目立ってきております。今後この答申を踏まえていかに対処されるおつもりか、大臣の御見解をまずお尋ねいたします。
【次の発言】 これから順次手を打つということでございますが、先ほどからも質問があっておりました。私もそれに関連してちょっとまた大臣に再びその見解をお尋ねいたします。
今日の世界の経済の前途が非常に不安定な上、不穏な国際情勢も絡み、日本の経済の将来展望は、これはきわめて不透明なものであろうと思います。したがって、国内経済の見方については、これは今……
○中野鉄造君 ただいま会計検査院長並びに官房長官より御答弁がございましたけれども、これはもう全く重大なことだと思います。これを受ける行政府においては、単に報告のための報告としか受け取っていないのではないかと思われるような節が多々あるわけでございます。しかし、この検査報告を十分に生かすならば、この財政問題を乗り切る一つの大きな力になるのではないかと思うところから、私お尋ねいたしますが、昭和五十二年二月十五日の決算委員会において同僚の田代委員から、最近の十年間における不当事項と批難金額の合計を出し、実地検査率から推定して莫大な税金のむだ遣いが行われていることを指摘いたしております。ところが、その後……
○中野鉄造君 まず、私は大蔵大臣に、五十七年度予算の防衛費をめぐる後年度負担についてお尋ねいたします。 この防衛費、これはいまわが国の防衛、あるいは安保をいかに考えるべきかということがありますので、それが高いとか安いとかという論議はまた別途いたしますとして、ただ財政面から言えることは、他に比べて一つの項目が異常に突出すれば、必ずそのしわ寄せはほかのどこかの費目にはね返ってくるということになりますけれども。問題は、この防衛費、これはもうツケ買いがほとんどなわけですね。すなわち、本体は次年度以降払っていき、先買い先買いの予算が跡追いでついていくと、こういうことになるわけですけれども、そういうこと……
○中野鉄造君 五十七年度予算もいよいよ大詰めにまいりまして、きょうは四月三日です。財政法十一条の規定はどういうふうに書いてありますでしょうか。
【次の発言】 五十七年度、きょうはもう三日でございますが、この数日間、いわゆる予算なし、予算の空白ということになっておりますけれども、この間、国は一切の支払いをストップされましたが、これどうなんですか。
【次の発言】 いずれにいたしましても、こうした空白で出発するこの五十七年度でございますが、低迷した景気の動向といいし、またいろいろな外圧といいし、この空白予算といいし、何となくこの五十七年度の先行きに不安な気持ちでいっぱいでございますが、初めに、もうす……
○中野鉄造君 私は過ぐる十九日の予算委員会の一般質疑で環境庁長官に有明海の保全の問題についてお尋ねいたしましたが、あの節は時間の都合等もございまして私の質問を継続することがむずかしかったわけでして、その際長官からの御答弁は私必ずしも満足すべきものではなかったわけなんです。 経緯についてはこの際差し控えますけれども、あのときもちょっと触れましたように、有明海沿岸四県が各県ごとにいま各個ばらばらのいろいろな開発計画を持ってやっているわけなんです。そういうために水質がだんだん汚染していくということもさることながら、有明海にはたくさんの豊富な魚介類、珍しい魚介類がいるわけなんです。代表的なのはムツゴ……
○中野鉄造君 車社会の多様化に伴いまして、先ほどから話題になっております運転代行会だとか、それから最近は交通反則金に関する保険業者の横行が新聞紙上をにぎわしております。私は個人的にはこの種の業態にはきわめて好ましくないことだと、こう思っておりますけれども、この業態の現況と、そして当局のこれに対する今後の考え方をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 次に、交通事故による負傷者の救護についてお伺いいたしますが、以前当委員会でも若干この件について私お伺いしたことがございますが、交通事故を起こした場合、救急車が現場に到着する十分前後の間、現場にい合わせた人たちの適切な応急手当ての重要性が昨今……
○中野鉄造君 まず、大蔵省にお尋ねいたしますが、わが国の雇用情勢が今日横ばい状態とか、あるいはじわじわと悪化していると、そういう諸説があるわけですけれども、一方、今日欧米の先進諸国では、いまや賃金か雇用か二者択一の問題が現実の日程に上りつつあるわけですけれども、わが国においても、戦後の高度成長のおかげで、今日まではこの二者択一の関係に立つというようなことはほとんどございませんでした。しかし、労働生産性の上昇率と賃金の上昇率との乖離が今後もずっと持続されるとするならば、これはかつては経済の優等生と呼ばれたあの西ドイツの今日の状況の轍を踏むときがやってくるのではないか、このように懸念するわけですが……
○中野鉄造君 わが国の高齢化は諸外国の四倍の速さで進んでいると、こういうように言われておりますけれども、このまま進んでいきますと、高齢化から高齢社会に到達するのには、もう十二、三年後にはそういう時期が来てしまうんじゃないかと、こう思うわけですけれども、この高齢化に拍車をかけているのは、何といってもこれはやっぱり出生率の低下ではなかろうかと、こう思うわけです。わが国の場合、昭和四十一年のひのえうま以来、言うなれば、もう万年ひのえうま的出生率の横ばいが続いているわけですけれども、これにはいろいろな複合的な理由があると思うんです。しかし、やはり国家百年の大計から見ても、このまま成り行きに任せるという……
○中野鉄造君 今年度は恩給等の支給額が据え置かれたことから、援護も、年金額の引き上げというものが行われない。給付金の関係の法律改正がそこでその柱となってまいりますが、この際、この問題に関連して若干お尋ねいたします。
現在、体系としては、戦没者等の妻に対するもの、それから戦没者等の遺族に対するもの、戦傷病者等の妻に対するもの、戦没者の父母等に対するもの、こういう四つの法律からできていると思いますが、これらの方々に対するその支給額は何を根拠にどのように決められておりますか。
【次の発言】 現在の受給者は、それぞれ法律別にどのくらいの推計人数になっておりますか。
それと、その受給者の平均年齢はい……
○中野鉄造君 私の質問のために昼休みを返上しての時間でございますので、できるだけひとつはしょってお尋ねいたしますので、また、答弁も簡潔にお願いいたします。 労働大臣の所信に対する質問は先ほどから行われておりまして、重複する点もございますので、はしょってお尋ねいたしますが、労働大臣は、現下の厳しい雇用失業情勢に適正かつ機敏に対応する雇用対策について述べられております。総理府の労働力調査では、本年冒頭からかなりの失業率の上昇が報告されておりますけれども、なお企業では過剰雇用感を持つ企業体が多いわけですけれども、ことに素材産業の関連中小企業等において雇用調整の動きが広まっておる状況にあります。まず……
○中野鉄造君 私は、初めに国有林野事業について質問いたします。
まず、近年の国有林野業の損益の推移と累積赤字はどういうふうになっているか、お尋ねいたします。
【次の発言】 そこで、昭和五十三年に国有林野事業改善特別措置法というのが施行されましたけれども、果たしてこの改善期間後の昭和六十三年以降は、財政的なこうした特別措置法がなくなっても自立できるのかどうか。それといま一つは、七十二年度にはこの措置法の目的の一つであります収支の均衡を回復させられる見通しがあるのかどうか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、私はこの政府の対応いかんによっては、この既定方針どおり予定期間内にその……
○中野鉄造君 まず私、冒頭に大臣にお尋ねいたしますが、今回のこの問題は、通産行政、なかんずく石炭行政にいろいろな今後に対する反省と教訓を残した、こう思いますが、この教訓及びその反省について、大臣はどのようにお考えになりますか。
【次の発言】 まあ過ぎたことを言ってもいたし方ないことですが、今回の一連の動きを見ますときに、苦い決定をいたずらに避けてきたことがむしろ問題を大きくしたということが言えるんじゃないかと思うんです。振り返ってみますと、再開発が無理であるということは、ことしの春の石炭協会の報告ですでにこれはもうわかっていたにもかかわらず、責任の押しつけ合いといいましょうか、そういったような……
○中野鉄造君 私は、まず今回提案になります年金制度の改革問題についてお尋ねいたしますが、私どもは基本的に今回の年金制度改革案については評価しておりまして、その実現を期待するものでありますが、この中に共済年金グループを取り込む形での、全国民共通の基礎年金の確立が本当にこれ可能なのか。共済サイドの対応がいまひとつ不明瞭な点がありますけれども、この点についてお考えをお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 では、年金問題については後からやることにいたしまして、まず、医療保険関係についてお尋ねしたいと思います。
医療保険の改革について、昨日の予算委員会の一般質疑で取り上げられた問題でございまし……
○中野鉄造君 私は、昨年八月二十四日に提出されました身体障害者福祉基本問題検討委員会の報告書の中に言われております具体的事項についてお尋ねいたしたいと思います。
最初に厚生大臣、大臣は、この報告書の中に新しく触れられておりますオストメードについて、どのような御認識をお持ちですか。
【次の発言】 今大臣もおっしゃいましたように、この人工肛門とか、人工膀胱というものは、本人を初めほかの人に対しても、これは不快感や嫌悪感を催させる言葉である、こういうことから、現在この両方を総称して、万国共通になっているオストメードと呼称して、これを公用語に取り入れてもらいたいというのがこの造設者の方々の要望でもあ……
○中野鉄造君 私は、まず最初に、きょう午前中も出されましたオストメートの件について、また二、三お尋ねをしたいと思います。
このオストメートの方々は、内部障害でしょうか、外部障害でしょうか。
【次の発言】 外部にも障害があるんじゃないですか。
【次の発言】 法的にはそうではありましょうけれども、確かに衣服を着ておればこれはわかりませんけれども、一たび衣服を脱いたときには、明らかにこれは外部障害だと思うんですが、いかがですか。
【次の発言】 午前中もいろいろ論議されたわけですが、このオストメートの方々の推計の数もまだ明確なものは出ていないというようなお話がありました。しかし、推計はとにかくとして……
○中野鉄造君 私はまず冒頭に、今国会の最大の対決法案であります健保法案をめぐり今日さまざまな賛否両論の動きが見られますが、その中で、賛成とか反対とかという論争とは別の次元の動きが注目されるわけでございます。すなわちそれは過日新聞でも報道されたわけですが、大阪府の医師会が七月五日半日休診を行う。いわゆる実力行使に踏み切るという全国でも初めてのケースでございますが、これに対して大臣の見解をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 こうしたことをもし行うとすれば、これは医師法に違反しますか。
【次の発言】 しかし、その特定の日を個々に、個々の人が思い思いにということであればいいことでしょうけれども、こ……
○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました雇用保険法等の一部を改正する法律案につきまして、修正案並びに修正部分を除く原案に対し賛成の立場で討論を行います。 雇用保険法制定以来既に十年が経過し、その間、雇用失業情勢は大きく変化し、経済成長率の低下の中で完全失業者数の増加傾向が著しくなってきています。それに伴い雇用保険財政は厳しくなり、五十七年には赤字を計上し、労働省の試算によると、このまま推移していけば雇用保険受給者増加とともに大幅な赤字が見込まれます。今回の改正案を見ますと、必ずしも雇用保険制度の全体の見直しとはほど遠く、小手先の赤字減らし対策の感はぬぐえません……
○中野鉄造君 本法案に対する審議はもう回を重ねておりまして、各委員の方々からいろんな質疑が出されまして、その内容は共通した面も多々あるようでございまして、私もまた、今まで出された質疑と重複するような点があるかと思いますけれども、私は私ですので、ひとつ懇切な御答弁をお願いしたいと思います。 まず最初に、厚生大臣にお尋ねいたしますが、昨日六十年度予算の折衝が、大蔵大臣とその詰めが行われましたけれども、結果的に見てどうでしょう。さらに高齢化が進む来年以降の中長期ビジョンの中に盛られたもろもろの構想を遂行していく上に支障が来さない、そういう見通しというか、自信があるかどうか。いかがですか。
○中野鉄造君 我が国における原爆被爆者対策行政を推し進めていく場合に、厚生省当局が絶えず念頭に置いていただくべきことは、基本的にはもう昭和五十三年三月三十日付の最高裁判決と昭和五十五年十二月十一日付の原爆被爆者基本問題懇談会で示されている基本理念であると私は思います。すなわち、この最高裁判所の判決と基本懇の両者に共通して読み取られるものは、被爆者対策は、その質量の特異性から、ただ単なる社会保障施策でもって対処すべきではない。つまり、国家補償的施策をもって対処すべきであるということであります。 そこで、私はきょうここで主張しておきたいことは、昭和六十年度予算編成に当たって、政府としてもゼロシー……
○中野鉄造君 まず、総理にお尋ねいたしますが、去る七月の三十一日、六十年度予算の概算要求基準が閣議で了解となりました。これを見ておりますと、総理は自民党に対しては、総理と政調会長との覚書によって十二月の予算編成で党主導のもとに重点的な調整及び編成を行うと、このように言っておられますが、片や、臨行審意見書については最大限の尊重をする、こうして当面は昨年並みのシーリングでいくと行革路線をうたっておられます。どうもこれを見てみますとわかりにくい。何だか整合性がなく、とりようによってはその場その場の糊塗的な表明ではないかというような気がしてならないわけですけれども、来年度に向けて概算要求基準の意味を、……
○中野鉄造君 細かい個々の質問に入ります前に、まず厚生大臣にお尋ねいたします。
保健所法の一部を改正する法律案の趣旨説明は先般お聞きいたしました。この文章の中にもこの法律案の目的といったようなものを述べられておりますけれども、厚生省として、これが改正になった場合のデメリットと申しましょうか、ないしは留意すべき点、そういうものをお考えになっているとすればお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 まあデメリットという表現がちょっといかがかと思いましたけれども、いわゆる留意すべき点ですね。先ほどからいろいろ質問もなされておりましたけれども、今まではこれが補助金であった、今後は交付金になる、そ……
○中野鉄造君 最初に、私は、中曽根内閣の政治姿勢の一端について一、二お尋ねいたします。 初めに、田川自治大臣にお答えをいただきたいのですが、大臣は、去る十八日の新自由クラブの第七回全国代議員大会において代表あいさつとしてこのようにお述べになっております。今、連立連合の時代の幕が開こうとしており、我々はその潮流の先端に乗って貴重な実験に挑戦している、こう述べていらっしゃいます。そこでお尋ねいたしますが、大臣は過日の国会でも田中辞職勧告決議案に対しては賛成するといった意味のことを答弁されておりますけれども、しかもいま申しますように、今やおっしゃるところの潮流の先端に乗って貴重な実験に挑戦しておら……
○中野鉄造君 この問題につきましては、労基法制定以来の我が国の労働問題の基本にかかわるものでありまして、他面、我が国における男女平等へのプロセスからいえば、婦人参政権制定に次ぐ歴史的な大改革であると、このように私は認識しております。したがいまして、これが立法への基本的観点について総理はどのようにお考えになっておりますか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 労働大臣にお尋ねいたしますが、今国会にこの男女雇用平等法を提出することを過般の衆議院において明らかにされておりますが、その後の婦人少年問題審議会での進捗状況、そしてこれが答申の時期と法案を提出される時期の見通しはどのように思っていらっしゃいま……
○中野鉄造君 私は、これから提案される予定になっております医療保険制度の改正と年金制度の改正について質問いたします。
まず、年金問題についてお尋ねいたしますが、厚生年金の保険料負担の限界についてお伺いいたしますが、今回の改正案によりますと、昭和九十六年以降の保険料は二八・九%にもなると、こういうように見込まれておりますが、負担の限界についての政府の認識をお尋ねいたします。
【次の発言】 過去の国会答弁でも、あるいは社会保障長期懇の提言、つまりこれは五十七年の七月のものなんですが、これらの場で明示されましたように、大体ここでも二三%、いわゆる西ドイツ並みの水準ということが明示されておりますけれ……
○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十九年度予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。 以下反対理由を申し述べます。 反対理由の第一は、七年ぶりに行われようとしている所得減税が我々の主張とかけ離れ、その規模が圧縮され、しかもその中に増税が隠されていることであります。 長期にわたり課税最低限を据え置き、国民に実質増税を強いてきたことを考えると、少なくとも我々の修正要求のように、所得税、住民税合わせて一兆七千億円程度の減税は必要と言わなければなりません。厳しい国民生活の実情を無視する政府の態度は到底認めることはできないのであります。しかも、政府……
○中野鉄造君 先ほどからいろいろお話ありましたけれども、小野先生に伺います。
小野先生の「実用化の見通し」というこのプリントの中で「石炭液化・ガス化というものが、一番有望になる。」、こういうようなことが書かれておりますけれども、これはコスト的にはいかがなものかということが一点。
それと先般私はオーストラリアで褐炭液化の現場を見てまいりましたけれども、普通の石炭と違って褐炭ということになると、あれは非常に容易に液化ということができるんじゃないかと思いますが、そこら辺の今の世界的な現況というものをお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 褐炭の方はどうですか。
○中野鉄造君 本日は大臣の所信に対する質疑でございますが、その中で、私は大臣の血液事業をめぐる諸問題についてお尋ねいたしたいと思いますが、それに先立って、極めて今日的な問題でこれに関することでございますが、現在我が国でのAIDS患者の第一号が発生したとこの間報道されたばかりでございますが、このAIDS患者についての現況をお願いいたします。
【次の発言】 このAIDS患者第一号が発生したという新聞報道がありましたこの時点では、AIDS調査検討委員会、この委員会に対する例の安部論文というものについて、いろいろな詳細な報告が間に合わなかったということになっておりますが、この委員会にデータを提出してほ……
○中野鉄造君 私は、まず最初に医療保険制度の統合一元化についてお尋ねいたします。 昨年の健保法改正後の医療保険に関する問題として、いろいろたくさんございますけれども、その中でも一番大きなものとしては医療保険制度の統合一元化、あるいは一元化の問題であると、このように理解いたします。 昨年、健保法改正が成立して間もなく、自民党と日本医師会など三師会とで医療保険制度の統合一本化を五年後に行う、こういうことで七項目の覚書が交換されておりますけれども、一方厚生省は、昨年の健保法改正の審議段階でいわゆる長期ビジョンを示して、そこでは六十年代後半までに医療保険制度のあり方については給付と負担の両面におけ……
○中野鉄造君 きょうは参考人の皆様方、大変御苦労さまでございます。私、今から六名の参考人の皆様方にお尋ねいたしますけれども、お答えはもう簡単に、簡潔でよろしゅうございますのでひとつお願いいたします。 今までもういろいろと質問もされましたので、私は、極めて国民の皆さん方が感じていらっしゃることを代弁したような立場からお尋ねしますけれども、今回のこの改正案というものを見てみますときに、国年加入者という人たちに対していま一つ配慮がちょっと足りないのじゃないかという、そういう気がするわけです。と申しますのは、国年加入者は、傾向としては社会生活の面で見た場合に、いわゆるピンからキリまでこの中には属して……
○中野鉄造君 まず最初に、厚生大臣にお尋ねいたしますが、ただいままでのいろいろな質問のやりとりの中でもわかりますように、この国民年金加入者の実態というものは、これは将来決して安易なものではないという気がしてなりません。御承知のように、現在保険料が六千二十円、こういうときでさえも払えない人が五十九年度末で約二百五十万人、それが六十一年四月から改正になりますと六千八百円の保険料、こういうことになってきますと、もう夫婦で一万三千円を超すわけですけれども、こういうような加入者の動向、それが申請免除者数への推移というようなものをどのように試算されておりますか。
○中野鉄造君 先般、私はたまたま障害年金受給権者の国民年金加入者の数をお聞きいたしましたが、あの時点ではその数については不明と、こういうことでございましたが、きょうはおわかりでしょうか、いかがでしょうか。
【次の発言】 あの際、大臣は、これら障害者の方々の国民年金加入者に対して、本法が施行されるということになりますとそれまで納付した保険料については前向きに検討するという、こういうお答えでございました。
その際の前向きに検討されるというそのお答えが具現化した場合ですけれども、今まで納めた保険料を返却するという形になるのか、あるいは支給という形をとられるのか、その点いかがでしょうか。
○中野鉄造君 児童扶養手当法の第一条の精神に沿って、すべての母子世帯に児童扶養手当を支給することにより、「児童の福祉の増進を図ることを目的とする。」、こういうことがうたわれておりまして、これは大変に大事な問題であると思いますが、先ほどからいろいろ論議されております今回の改正案の中で、所得制限とかあるいは前の夫の所得だとか、そういうことがこの扶養手当法の精神にどうして踏み込んでくるのか、そこのところがちょっと私理解いたしかねますが、いかがでしょう。
【次の発言】 そこで、できるだけ今までの質疑との重複を避けながらお尋ねしていきたいと思いますが、まず、五十九年の二月十七日に社会保障制度審議会からの……
○中野鉄造君 私は初めに、未帰還者の実態についてお尋ねいたします。
今日現在の未帰還者の実態を各国別に教えていただきたいと思うんですが、いかがですか。
【次の発言】 未帰還者の御家族に対する措置については、どういうような施策をなされておりますか。
それと、年に何回ぐらいこの実態というか、未帰還者に対するいろいろな対応をなされているのか。
そしてまた、相手国との交渉について一番支障を来しているというような点はどういうことなのか。そこら辺をお尋ねいたします。
【次の発言】 相手国との何か支障がありますか、交渉の。
【次の発言】 未帰還者というからには、生存しておるということは確認されておるわ……
○中野鉄造君 私は、まず最初に、大筋の点からお尋ねいたしますが、五十九年の十二月六日に、児童家庭局長は、「基本的な方向としては、第一子から考えるべきであろう。」と、こういうような答弁がなされておりますが、この考えは今でもお変わりございませんか。
【次の発言】 いずれにしましても、この児童手当制度の改革というものが、今日の財政の実情を踏まえての結果である、こういうようにしか考えられないわけですけれども、本当に福祉国家、健全なる福祉社会の実現のためということであるならば、何もこれは改正しなくても今のままでもよかったんじゃないかと思います。
そこで、今回のこの改正というものは、福祉というものを全般……
○中野鉄造君 大臣にお尋ねいたします。 御承知のように、現在我が国農業、とりわけ稲作農業を取り巻く情勢には極めて厳しいものがあるわけでございますが、ちなみに昭和五十八年度の生産農業所得を見てみましても、冷害の影響があったとはいえ四兆四千七十九億円にとどまっております。これは昭和五十年の五兆二千五十四億円に比べて七千九百七十五億円も少なくなっておりまして、物価上昇分を差し引いた実質所得ということになりますと、実に昭和五十年の五八%にしかならない、こういう状況であります。 さらに、稲作の反当たりの所得にあっては五十八年は七万八百九十六円となっておりますが、これは昭和五十年の九万一千五百三十四円……
○中野鉄造君 今回のこの法案審議は、そのもとをたどれば、しょせん国の財政逼迫ということに起因するわけでございますけれども、本法案は、結果としてやはり国民に、それも特に弱い立場の方々に対する影響が多い上に、さらにこれがひいては国と地方自治体との信頼関係にも悪影響を及ぼす要素を多分に含んでおる、こういうように私は思うわけでございますが、その辺のところは大蔵大臣どのようにお考えですか。
【次の発言】 そこで、この法案に盛られたような措置に至らざるを得なかった今日までの財政の運用あるいは財源対策について順次お尋ねをいたしていきたいと思いますが、まず補助金の整理合理化の方法は財政的抑制効果のみをねらった……
○中野鉄造君 私は、ただいまのタックスヘーブンに関連いたしまして、今日、商社、企業等が外国で収益を上げ、外国で課税されたものはそれだけの額を我が国の課税額から控除されることになっている外国税額控除制度の現況についてお尋ねいたします。
まず初めに、昭和四十七年、五十七年、五十八年の三年度別に外国税額控除額をお尋ねいたします。
【次の発言】 今の答弁でもわかりますように、十年の間に約十倍増大しているわけですが、ちなみに五十八年度における日本の代表的九つの大商社を例に引いてみますと、その中でわずか二社だけ法人税の申告納付がありまして、ほかの七社は法人税がゼロでございます。これは制度がそのようになっ……
○中野鉄造君 私は初めに、通告の質問に入ります前に、極めて今日的な問題ではございますが、イラン・イラク戦争の状況についてお尋ねいたします。
本日の報道によりますと、現地の生々しい状況が詳しく報道されております。その中で現地日本人にも負傷者が出ているというようなことも言われておりますけれども、このことにかんがみまし
て、外務大臣並びに総理はこの事態をどのように見ておられるか、お尋ねいたします。
【次の発言】 今後の外交折衝にまつということでございますが、救援の時期というようなことについては今のところ皆目わかりませんか。
【次の発言】 では、初めに財政の問題についてお尋ねいたしますが、昭和六十年……
○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和六十年度予算三葉に対し反対、日本社会党提出の予算修正案に賛成の討論を行うものであります。 反対の第一の理由は、内需主導の経済成長を実現する政策が何らとられていないことであります。 先日発表された昨年十月から十二月の国民所得統計速報では、内需の寄与度はわずか〇・四%にすぎず、残り一・九%はすべて外需によるものであり、外需依存が一段と強まっているのであります。これでは六十年度政府見通しの四・六%成長のうち四・一%を内需で達成しようなどとは、全くの絵そらごとであり、貿易摩擦はさらに激化するおそれが十分であります。さらに、……
○中野鉄造君 まず初めに、私は、最近多発しているパラコート入りの農薬による無差別殺人、この問題について御質問いたしますが、現在までの事故の件数、自殺者だとかあるいは誤飲、そういうものも含めて、いわゆるこの事故の件数の発生状況はどうでしょうか。
【次の発言】 それで、このような非常に危険な猛毒であるパラコートが、我が国では現在のところ、自分の名前、住所、職業、そういうものを記載しさえすれば農協でも薬局でもだれでも購入できる、しかも家庭園芸用のパラコート剤の場合には、園芸店によっては全くノーチェックでこれが販売されているというような、こういう現状にあるわけですけれども、ここいらのところを警察庁とし……
○中野鉄造君 私は、年金財政の将来を考える立場から、財政投融資計画の見直しが最近叫ばれておりますが、その一つの例として、事業団を取り上げてみたいと思うんです。 御承知のように、年金福祉事業団は、簡単に申しまして、被保険者への貸付事業だとか、あるいは施設事業が中心になっていますけれども、これに対する資金計画が昭和六十一年度の場合、資金運用部資金の出資金、これは交付金でございますけれども、この資金計画で非常に特徴的なことは、最近非常に交付金だとかあるいは出資金だとか、そういったようなものが急増しておるというわけですが、特にこの交付金の場合、五十年度四十三億円であったのが、六十一年度にはもう十倍の……
○中野鉄造君 私は、初めに廃棄物処理施設整備緊急措置法の一部を改正する法律案に関連してお尋ねいたします。
けさのテレビの報道でも言っておりましたが、千葉県では廃棄物処理についていろいろな規制の条例が出たということを言われておりました。こういう事例は今後ほかの自治体でも出てくるんじゃないかと思うんですが、この辺についての今後の国の指導の方向というものがあればお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 ひところ問題になりました使用済み乾電池の処理状況は、今どういうふうになっていますか。
【次の発言】 次に、年金福祉事業団法の一部を改正する法律案、本法律案について私は基本的には賛成でありますが……
○中野鉄造君 私は、ただいま可決されました環境衛生金融公庫法及び沖縄振興開発金融公庫法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、二院クラブ・革新共闘の格派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 環境衛生金融公庫法及び沖縄振興開発金融公庫法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) わが国の産業構造は、現在大きく変動しつつあり、第三次産業の占める比率も飛躍的に増大している。環境衛生関係営業は、サービス産業の重要な一翼を担っており、しかも零細業者の占める比重が高く、この変化の激しい経済社会の中で……
○中野鉄造君 私は、中国残留孤児の問題についてお尋ねいたしますが、先ほどからいろいろと質問もあっておりますけれども、重複を避けてお尋ねいたします。
今日まで約十回に及ぶ訪日調査が行われたわけですけれども、今までの調査でいろいろ学び取ったといいますか、そういったような上から反省すべき点、こうしたらよいのではないか、そういう点があったならば、どういう点をお考えになっているのか、お尋ねいたします。
【次の発言】 いろいろ今御答弁がありましたけれども、私が考えますのには、従来までの孤児の肉親捜しというのが、どちらかといえばこれは厚生省の仕事だと、そういったようなことで、特に地方自治体あたりでの協力体……
○中野鉄造君 まず初めに、大蔵大臣にお尋ねいたしますが、この一両日の急激な円高について質問いたします。
この件については昨日も同僚委員から質問がなされておりますけれども、御承知のように、きょうはついに百七十円を割りまして、最高値の百六十八円六十銭を記録いたしました。昨年九月の二百四十円から約八十円、三割の上昇でございまして、我が国の経済の実力から見てこれはもう明らかに行き過ぎではないかと思うんですけれども、政府の今後の対処のお考えをお尋ねいたします。
【次の発言】 まあ大臣の御答弁は過ぐる予算委員会当時の御答弁とほぼ一緒のように思いますけれども、今もおっしゃるように、介入ということについてで……
○中野鉄造君 きょうは参考人の先生には大変御苦労さまでございます。 これから私が行います質問に対してのお答えは、先ほどの御提言でほとんど言い尽くされたかと思いますけれども、同時にまた私たちも、ただいまの御提言を実行さえすれば、今日の日本は諸外国とのいろいろな摩擦というものも円満な解決が実現できるであろうということを十分推察できます。しかし、それらがすぐできることと、これはもう長い間の単一民族という国柄から出てきた慣習といったようなことで急にはできない問題が横たわっていると思いますが、先ほど述べらたような日英官僚主義を比較すればという参考人の「正論」に寄せられた記事も、私興味深く読ませていただ……
○中野鉄造君 私は、廣瀬参考人の「新しい成長への課題―日本経済のあすをみつめて―」という論文も読ませていただきましたけれども、その論文の中で、日本はこれまで世界の自由貿易体制を最大限に利用し今日の地位を築いてきた。しかし、今日ではその自由貿易体制そのものが欧米の対日非難の大合唱や、各国における保護主義の高まり等に見られるように、戦後最大の試練に直面していると、このように述べられております。 ところが、一方では、今日の自由主義経済下ではどこがどれだけの貿易黒字になっても決しておかしくない、統制経済でない限りそれをコントロールのしようがない、また内需拡大と輸入増加で貿易のインバランスを是正しよう……
○中野鉄造君 私は、冒頭、間近に迫ってまいりました東京サミットの準備状況について若干お尋ねいたします。 いわゆるサミットにおける討議議題の設定状況についてお伺いしたいと思いますけれども、すなわち政治議題とかあるいは軍縮問題、テロ対策、新科学技術開発国際機構といった個別のテーマもいろいろと取りざたされておりますけれども、まだ我々にはその具体的なことは知らされておりません。総理はこのたびの東京サミットでどういうことをお話し合いになろうとするのか。経済議題のように既にもう確定しているものはよろしゅうございますけれども、例えば経済議題の中でもそのテーマについてそれぞれのねらいをどこに置かれているのか……
○中野鉄造君 午前中の質問と多少重複する面もあろうかと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。
去る九月十九日の経済対策閣僚会議におきまして、総合的な経済対策を実施することが発表されましたけれども、あれから一カ月余り経過しております。労働省としてはどういう取り組みをなされようとしているのか。特に顕著なものが、あるいはまた近年まれに見る失業率の増加傾向がある今日、新たな対応というものがあるならばお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 今も大臣からお示しいただいたように、当面する雇用悪化というものは輸出依存の製造業、とりわけそういったような面が深刻でございます。その中でも造船大手では構……
○中野鉄造君 まず冒頭に、今回の三原山の爆発に伴う避難者の方々の問題についてお尋ねいたします。
この件につきましては、都の方では目下全力を挙げて取り組んでおられるわけでございますけれども、しかしここ当分は帰島の見通しも立たない。これら避難者の方々の健康の問題、なかんずく医療の問題、その中でも特に高齢者に対する対応など、厚生省としてどういう取り組みをされるのか、その辺お尋ねいたします。
【次の発言】 テレビ等で見る限り、極めて不自由な生活を強いられているような現況でございますので、ああいうことが長く続くと、これはもう肉体的にも精神的にもいろいろ問題が生じるということが懸念されますので、この件に……
○中野鉄造君 本法案に対する質疑ももうほとんど言い尽くされたような感じがいたしますが、そこで私も、事新たな質問ではないと思いますけれども、少なくとも私は初めてお尋ねするわけですから、ひとつ親切にお答えをいただきたい、こう思います。 そこでまず初めに、本法案の重要な柱の一つであります中間施設についてお尋ねいたしますが、私はこの必要性については、本会議でも述べましたように、現今の急速な長寿社会、核家族化の進む中で、こうした社会情勢の中ではこれは是といたしますけれども、政府案を見聞する限り、内容不明確な点がまた多々ありますし、これをこのまま発足させた場合に、医療システム上種々の問題点が指摘されてお……
○中野鉄造君 私は、大臣の所信の中で二、三お伺いをいたしますが、大臣の所信の「安全で良好な環境の確保」ということの中に「有害化学物質については、汚染の未然防止に資する対策をさらに推進してまいります。」、こういうように述べられておりますけれども、その内容を具体的に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 昨年の十二月に環境庁が発表いたしました六十年度の化学物質環境調査の内容についてお尋ねしたいんですが、今も言われましたが、特に有機塩素化学物質でありますPCB、この汚染状況はどうなっていますか。
【次の発言】 ちょっと話は違いますけれども、例えばダイオキシンについて見ますと、これは食品の汚染か……
○中野鉄造君 先ほどからの同僚委員の質問と重複をできるだけ避けて二、三お尋ねいたします。
今回の資格制度を設けることに賛成の立場から問題を整理する意味で若干お尋ねいたしますが、今日、この資格制度を設けることのよって来る背景をどのように認識しておられますか。
【次の発言】 先ほど来の質問を聞いておりまして、端的に申しまして、この資格を取得することは何かオーソライズするというような印象が強いわけですけれども、先ほど答弁の中にもありました単なる名称独占であるというようなお話がありましたけれども、それだけですか。
【次の発言】 社会福祉士の場合、条文の上で、「専門的知識及び技術をもって、身体上若しく……
○中野鉄造君 初めにお尋ねしたいことは、今回のこの名称でございますが、医薬品副作用被害救済一研究振興基金、こういうようにありますね。そしてこの参考資料の五ページ目には、「基金は、厚生大臣の認可を受けて、医薬品の副作用被害の救済給付の支給に係る者についての保健福祉事業の一部を委託することができるものとすること」、こうありますけれども、副作用被害救済の基金と研究振興の基金とはこれは当然別個なものなんですね。そして、ここに書いてある今読み上げました五ページの「救済給付の支給に係る者についての保健福祉事業の一部を委託することができる」、ここのところちょっとわかりづらいんですけれども、説明していただきた……
○中野鉄造君 私は初めにこの児童扶養手当法等の一部を改正する法律案に関連してお尋ねをいたします。
この法案が六十年八月に一部改正されまして今日に至っておりますが、改正案のときに前の夫の年収所得によって手当を出すとか出さないとかということがいろいろ論議をされました。そうした経緯があったわけですが、現在のところは「政令で定める」ということでスタートしたわけでございますけれども、これがいまだ明確になっておりませんし、今後の対応についてまずお尋ねいたします。
【次の発言】 慎重に検討はいいことですけれども、大体いつごろになりそうですか。
【次の発言】 少し観点を変えてお尋ねいたしますが、会計検査院か……
○中野鉄造君 私は、まず最初に救急医療の現況についてお尋ねしたいと思いますが、以前よく病院をたらい回しにされたと、こういったような事件がよく耳に入りましたけれども、最近私が聞いたところでは、あるお年寄りの方が日曜日ではない普通の日にけがをした。そして、動けなくなって救急車を呼んだ。救急車の人がすぐ参りまして、とにかく病院をどこに連れていくかは任じてくださいと、そういうことで個人の病院に連れていったそうですけれども、そこで診察した結果、当分これは入院を必要とする、こういうようなことで入院をした。 ところが、差額ベッドが一日三千円以上かかる。結局家族の人たちが仕事でいろいろ看護ができない、当然な……
○中野鉄造君 午前中からの質問をいろいろ聞いておりまして私感じますことは、今回の再編成に当たっていろいろ全国各地で統廃合のリストアップがなされておりますけれども、特にこれは相手があるわけですから、なかなかこっちで一方的に決められるという性格のものではないという点はよくわかりますが、特に移譲の場合がそうでありましょうけれども、特に今度は統合の場合ですね。先ほどの同僚委員の質問にもありましたように、どこがどこに統合をされるというそこいらの計画ぐらいはあってよさそうなものだと思うんですけれども、それがなかなか今のところ明示されていない。 これは例えば悪いかもしれませんけれども、旧国鉄の赤字路線を廃……
○中野鉄造君 私は公明党・国民会議の中野でございます。参考人の皆様方には、御多忙のところ大変きょうは御苦労さまでございます。 私は、今回のこの再編成計画を見ておりまして、これはもうまさに臨調路線そのものであるというような、そういう反対の立場からお尋ねいたすわけでございますが、と申しますのは、厚生省がとっているほかの今までのいろいろな諸政策との関連づけが非常にアンバランスである。本来、行政というものは個々の計画、施策が相互に関連し合って一定の方向に向かって行くべきでありますのに、それが今回のこの法案では全く考慮されていない。特に、地域医療計画との関連においてはそれが強いわけですけれども、やはり……
○中野鉄造君 まず最初にお尋ねいたしますが、今回の再編成計画の基本的考え方の中で、「政策医療とは、その時代において国の医療政策としてとくに推進すべき医療をいう。」ということがございますけれども、国の政策として特に推進すべき医療というものの中で、どういうことを重点的にお考えになっておりますか。
【次の発言】 今の御答弁の中にベッド数ということもございましたけれども、現在、全国の病床数の五%にも満たない国立医療機関のベッド数では、日本の政策医療というものが果たして賄えるだろうかというような気もいたしますが、その点、いかがですか。
【次の発言】 今もおっしゃるように、高度先駆的医療を実施するとして国……
○中野鉄造君 私は、先ほどからの同僚委員の質問と重複を避けて二、三お尋ねいたしますが、精神衛生法の第三条に「この法律で「精神障害者」とは、精神病者(中毒性精神病者を含む。)、精神薄弱者及び精神病質者をいう。」と、このようにあるわけですけれども、これについて今回の改正案の中には何ら触れられておりません。すなわち、今申しましたこの三者に限定されたままの改正であるわけですね。したがって、いささか実態にそぐわない面や、あるいは無理が出てきているのではないかと懸念されるわけです。 すなわち、どういうことかと申しますと、現在精神病院では、日常これら今申しましたこの三つに定義づけられた三者以外に時代を反映……
○中野鉄造君 私は、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合を代表して、勤労者財産形成促進法の一部を改正する法律案に対し、修正の動議を提出いたします。その内容はお手元に配付されております案文のとおりであります。 これよりその趣旨を御説明申し上げます。 我々は、現在大蔵委員会において審査中の所得税法等の一部を改正する法律案に対しまして、勤労者財産形成貯蓄に係る非課税措置については、いわゆる年金財形、住宅財形のみならず一般財形も含めるものとする等の修正案を提出しているところでありますが、これに伴い、勤労者財産形成促進法における課税の特例についても、従来どおり一般財形も含めるもの……
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る六日、田代富士男君が委員を辞任され、その補欠として私、中野鉄造が選任されました。
【次の発言】 この際、一言ごあいさつ申し上げます。
去る六日の本会議におきまして運輸委員長に選任され、その重責を痛感しているところでございます。
本委員会の運営に当たりましては、委員各位の御協力のもとに円滑公正に行ってまいりたいと存じます。
いずれにいたしましても甚だ微力でございまして、運輸行政については全くの素人でございますので、ベテランの先生方のいろいろ御指導、御協力を仰がなければその重責を全……
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十一月十九日、倉田寛之君が委員を辞任され、その補欠として松岡滿壽男君が選任されました。
【次の発言】 まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任いただきたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に松岡滿壽男君を指名いたします。
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十二月二十六日、青木薪次君が委員を辞任され、その補欠として小山一平君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任いただきたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に中野明君を指名いたします。
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
運輸事情等に関する調査を議題といたします。
運輸行政の基本施策に関し、運輸大臣から所信を聴取いたします。石原運輸大臣。
【次の発言】 次に、昭和六十三年度運輸省関係予算に関し、説明を聴取いたします。久間運輸政務次官。
【次の発言】 以上で、運輸行政の基本施策に関する運輸大臣の所信並びに昭和六十三年度運輸省関係予算に関する説明の聴取は終わりました。
本日はこれにて散会いたします。
午後一時二十一分散会
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
去る三月二十五日、予算委員会より、三月二十八日及び同月三十一日の二日間、昭和六十三年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、運輸省所管について審査の委嘱がありました。
この際、本件を議題といたします。
【次の発言】 まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
委嘱審査のため、本日、日本国有鉄道清算事業団理事山口良雄君及び本州四国連絡橋公団理事吉田巌君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
予算委員会から委嘱がありました昭和六十三年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、運輸省所管を議題といたします。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
委嘱審査のため、本日、首都高速道路公団理事長淺井新一郎君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 淺井参考人、御苦労さまでした。
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
運輸事情等に関する調査のため、本日の委員会に国際観光振興会会長住田俊一君並びに日本国有鉄道清算事業団理事前田喜代治君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 運輸事情等に関する調査を議題といたします。
運輸行政の基本施策に関する件について質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。
……
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
船舶整備公団法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に船舶整備公団理事長妹尾弘人君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 船舶整備公団法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案につきましては、既に趣旨説明を聴取しておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたし……
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
港湾法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案につきましては、既に趣旨説明を聴取しておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、田渕哲也君が委員を辞任され、その補欠として橋本孝一郎君が選任されました。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。
午前十一時五十分休憩
【次の発言】 ただいまから運輸委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、港湾法の一部を改正する法律案を議題とし……
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十二日、橋本孝一郎君が委員を辞任され、その補欠として田渕哲也君が選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
船員の雇用の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案並びに船員法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に社団法人日本船主協会理事長山元伊佐久君並びに全日本海員組合組合長土井一清君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨二十七日、吉村真事君が委員を辞任され、その補欠として陣内孝雄君が選任されました。
【次の発言】 船員の雇用の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案並びに船員法の一部を改正する法律案の両案を便宜一括して議題とし、前回に引き続き質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もないようですから、両案に対する質疑は終局したものと認めます。
これより両案について討論に入ります。
御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る四月二十八日、陣内孝雄君が委員を辞任され、その補欠として吉村真事君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に安恒良一君、中野明君を指名いたします。
○中野鉄造君 きょうは私は当委員会で質問するのは初めてでございますが、
本来、本日は高石氏をこの委員会に召喚すると、こういうようなことを伺っていまして、高石氏に対して、あれも聞きたい、これも聞きたい、こういうふうに準備をしておりましたけれども、来られないということで、思いつくままにお尋ねしたいと思います。
今申し上げましたように、従来までのいろいろな質疑の中であったことと重複する点があるかと思いますが、その点はひとつお許しをいただきたいと思いますが、高石氏はきょうはどうして来られないんですか。
【次の発言】 正式な召喚はしていないということはあってみましても、当委員会で召喚の話が持ち上がって……
○中野鉄造君 まず最初にお尋ねいたしますが、三月の中ごろ発表されましたいわゆる厚生白書の中に、長寿を喜べる社会、これからの厚生行政の目標というものをいろいろ掲げてあります。その一つの柱として、住みなれた地域、家庭で暮らせる町づくりというものを据えてありますけれども、今回の白書は、かうての新経済七年計画以来ずっと長く唱えられてきた家族の相互扶助を基礎とした日本型福祉というものに政府内部からそれを見直すといったような、そういう色彩が濃いように私は受け取っております。つまり、これから先たとえ障害があっても年をとっても普通の場所で普通に暮らせるように環境を整えていこう、こういう理念を掲げております。 ……
○中野鉄造君 私は、まず社会保障関係費についてお尋ねいたします。
政府は、平成元年度予算の社会保障関係費の対前年度伸び率が六十三年度より大きい、こういうように言っておりますけれども、社会保障制度における国庫負担の水準、これが国際的に見てどういうものであるかお尋ねいたします。
【次の発言】 ILOの調査によりますと、我が国よりもはるかに国庫負担の率が高い国が数多く見受けられるのですが、我が国は今おっしゃったようにいろいろな経緯というものもありましょうけれども低い。それがいろいろな過去の経緯また歴史が浅いということだけではちょっと納得がいきませんけれども、主にその理由、なぜ低いのか、どういうふう……
○中野鉄造君 まず最初に、私は大臣にパートタイム労働者対策についてお尋ねいたします。
いろいろなアンケート調査によりますと、現在このパートタイマーの人たちは事業所によって取り扱いがばらばらなもとにありまして、そして一般的にはどうかすると安上がりな労働力、こういったような認識でもって取り扱われているのが残念ながら多いというのが現実じゃないかと思いますが、こうした中で労働省としては、あるいは大臣は、このパートタイマーという雇用形態をどのようにとらえ、どういう対策をお考えになっているのか、まずそこをお尋ねします。
【次の発言】 現在、我が国に約八百万のパートの方々が推計されておりますが、この八百万……
○中野鉄造君 それでは私は、具体的な補助金の質疑に入ります前に、午前中の同僚議員の質疑の中で大蔵大臣の御答弁にいささか異論を持つわけでございますが、その件について初めにお尋ねいたします。 国債残高が百六十兆円ある、あるいは隠れ借金が二十六兆。だから非常に日本は財政危機だ、こういうような御答弁がありましたけれども、私はこれにはいささか異論を持っているわけでございます。 我が国の経済の特性といたしまして、非常に活力がある。そして、好不況の波が激しい、こういうことが我が国の経済の特性ではなかろうかと思うのですが、そういうことからして国債の発行がふえて、そして今現在、残高が非常に大きくなっている。……
○中野鉄造君 今回のリクルート疑惑事件に関連いたしまして、私は、政治倫理について二、三お尋ねいたしたいと思いますが、まずその前に法務大臣にお尋ねいたします。 過般のロッキード裁判では、総理の犯罪と総理の職務権限というものが大きな争点として取り上げられたわけでございますが、その際、総理みずから直接全日空に働きかけることは準職務行為である、こういうような解釈が打ち出されたわけでございます。 そこで、今回の場合、中曽根前総理が郵政省やNTTに対しましてリクルートのためにスーパーコンピューター購入を働きかけたとすれば、これは準職務行為であり、また未公開株式の譲渡はわいろとなると、こういうような判断……
○中野鉄造君 関連。
【次の発言】 私は、総理に国民の皆様方の赤裸々な気持ちを代弁いたしまして二、三お尋ねいたします。
総理は、今回のこのリクルート疑惑に対するけじめとして国民は今どういうことを求めていると認識しておられますか。
【次の発言】 国民の感情というのは極めて直情的でそして素朴であるわけなんですが、今回のこの疑獄事件、これだけ大騒ぎして立件された人はわずか二人、あとの人たちは限りなく灰色でありながらもそれは不問に付された、こういうところに非常な怒りがあるわけなんです。法律では疑わしきは罰せずということが言われるかもしれませんけれども、いやしくも政治家である以上、疑わしきは罰する、こ……
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
この際、一言ごあいさつ申し上げます。
去る七日の本会議におきまして運輸委員長に選任されました中野鉄造でございます。
本委員会の運営に当たりましては、委員各位の御協力のもとに円滑公正に行ってまいりたいと思いますけれども、何せ私、甚だ非力でございますので、今後とも皆様方の御指導、御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか……
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に二木秀夫君を指名いたします。
【次の発言】 この際、江藤運輸大臣及び森田運輸政務次官より発言を求められておりますので、順次これを許します。江藤運輸大臣。
【次の発言】 森田政務次官。
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
運輸事情等に関する調査のため、本日の委員会に日本道路公団理事廣瀬好宏君、同じく中道文基君及び首都高速道路公団理事星忠行君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、運輸事情等に関する調査を議題といたします。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 ただいまの安恒君の佐川清氏の参考人としての喚問は後刻理事会でお諮りいたします。
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨四日、穐山篤君が委員を辞任され、その補欠として八百板正君が選任されました。
【次の発言】 次に、貨物運送取扱事業法案及び貨物自動車運送事業法案の両案を便宜一括して議題といたします。
両案の趣旨説明は前回既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度とし、午後一時三十分まで休憩いたします。
午後零時十九分休憩
【次の発言】 ただいまから運輸委員会を再開いたします。
まず、委員の異動について……
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。 貨物運送取扱事業法案及び貨物自動車運送事業法案の両案を便宜一括して議題といたします。 本日は、両案審査のため、お手元に配付いたしております名簿の方々に参考人として御出席をいただいております。 参考人の方々を御紹介いたします。 初めに、社団法人全日本トラック協会理事長沼越達也君、次に、社団法人日本港運協会理事長山下文利君、全日本運輸産業労働組合連合会中央執行委員長秋田哲也君、全国港湾労働組合協議会議長亀崎俊雄君、日本大学商学部教授桜井徹君、以上五名の方々でございます。 この際、参考人の皆様に一言ごあいさつを申し上げます。……
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
貨物運送取扱事業法案及び貨物自動車運送事業法案の両案を便宜一括して議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度とし、午後一時二十分まで休憩いたします。
午後零時十五分休憩
【次の発言】 ただいまから運輸委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、貨物運送取扱事業法案及び貨物自動車運送事業法案の両案を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、両案に対する質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
これより請願の審査を行います。
第三三四号牛深海上保安署への大型高速船の配備並びに監視体制等の強化に関する請願外六十六件を議題といたします。
本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、すべて保留とすることに意見が一致いたしました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
……
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
国政調査及び継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、従来どおり運輸事情等に関する調査を行うこととし、今期国会閉会の場合においても継続して調査を行うため、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成及び提出の時期につきましてはこれを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時一……
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、粟森喬君が委員を辞任され、その補欠として新坂一雄君が選任されました。
【次の発言】 国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、運輸事情等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 運輸事情等に関する調査を議題といたします。
運輸行政の基本施策に関し、運輸大臣から所信を聴取いたします。大野運輸大臣。
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四月十八日、新坂一雄君が委員を辞任され、その補欠として粟森喬君が選任されました。
また、四月二十四日、小山一平君が委員を辞任され、その補欠として清水澄子君が選任されました。
【次の発言】 去る五月二十五日、予算委員会より、六月一日の一日間、平成二年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、運輸省所管について審査の委嘱がありました。
この際、本件を議題といたします。
【次の発言】 まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
委嘱審査のため、本日、……
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
運輸事情等に関する調査のため、本日の委員会に日本鉄道建設公団理事向井軍治君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 運輸事情等に関する調査を議題といたします。
運輸行政の基本施策に関する件について質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度とし、午後一時三十分に再開することとして、休憩いたします。
午後零時三十二分休憩
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 日本国有鉄道清算事業団の債務の負担の軽減を図るために平成二年度において緊急に講ずべき特別措置に関する法律案の審査のため、本日の委員会に日本国有鉄道清算事業団理事長石月昭二君、日本国有鉄道清算事業団理事荘司晄夫君、日本国有鉄道清算事業団理事杉田昌久君、日本国有鉄道清算事業団理事池田本君、東日本旅客鉄道株式会社代表取締役社長住田正二君及び東日本旅客鉄道株式会社常務取締役松田昌士君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
船員の雇用の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案につきましては、既に趣旨説明を聴取しておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度とし、午後一時に再開することとし、休憩いたします。
午後零時三分休憩
【次の発言】 ただいまから運輸委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、船員の雇用の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨六月二十五日、清水澄子君が委員を辞任され、その補欠として渕上貞雄君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に渕上貞雄君を指名いたします。
○中野鉄造君 先ほど来、同僚委員から大臣に対する例の差別発言につきましていろいろ質問がなされておりますが、私も重複を避けて一点だけお尋ねいたしたいと思います。 発言の動機はともかくとして、最も厳正公平かつ謹厳実直であるべき法務大臣の言動としては、それがたとえ比喩であってみても極めて不適切、非常識、軽率のそしりを免れません。そのために、当然のことながらあれだけの内外からの批判の嵐が巻き起こりました。にもかかわらず、見ようによっては、何とでも言うなら言えと言わぬばかりの居直りのようにさえ国民の目には見えるんですけれども、いずれにしても、これだけの怨嗟の声の中で反省しあるいは陳謝される、それは当然……
○中野鉄造君 私は、前回の委員会で法務大臣の所信をお聞きいたしましたけれども、しかしその中には私が最も重要で緊急を要すると思っていたことが全く含まれておりません。 そこで、お尋ねしたいことはいろいろございますけれども、本日は時間の関係もございますし、憲法が保障する裁判を受ける権利に焦点を絞ってお尋ねをいたしたいと思います。 それは、人事訴訟手続法の中における裁判を受ける権利についてでありますけれども、この質疑をするに当たりまして、私は少し長くなりますけれども、ここで背景説明をさせていただきたいと思います。 我が党では、昭和六十年の五月十六日に人事訴訟手続法の一部改正法案を国会に提出いたし……
○中野鉄造君 裁判所職員定員法の改正法案については、先ほど来同僚議員から種々御質問があっておりますので重複を避けてお尋ねいたしますが、先ほどから言われておりますように、今回の改正案では判事補の増員だけで、しかもそれがわずか五名である、こうなっております。 今日、刑事事件はともかくとして、民事、家事等の事件については裁判官一人当たりの事件担当量がふえておる、こういうように承知しております。最近刑事事件は横ばい状態である、むしろいささか微減であるというようなことも聞いておりますけれども、しかしそれにしてもやはり行政訴訟あるいは民事訴訟というのはかなりの数ふえております。 聞くところによりますと……
○中野鉄造君 私は、本案質疑に入る前に一言法務省当局の委員会対策といいますか、国会対策と申しましょうか、それについてお伺いいたします。 委員会において委員が質疑なりあるいは修正を含む各種動議を提出する場合に、あらかじめどのような内容の質疑であるか、そういったようなことを尋ねて、そしてその対応についていろいろと準備、努力されるのがどの委員会においてもこれは通常のことでございます。そうした場合において、私が今まで経験したほかの委員会での政府当局の対応は、あくまでもその質疑の内容や動議内容を把握するにとどまって、それ以上のことは委員長を初め理事会にゆだねるなり、あるいは問題によっては政党政治でござ……
○中野鉄造君 初めに、入国管理局出張所の統廃合について五点ほど私懸念と不安がございますのでお尋ねいたしますが、私の地元の福岡入管の唐津出張所あるいは伊万里出張所の統廃合は、これはもう既に決定事項である、こう聞いておりますけれども、本来出入国する船舶の乗員、乗客については、入国審査官が乗船をして、臨船等をして出入国手続を行うわけですが、出張所が廃止になった場合は、二十四時間前までとされている入港通報を受けた後、福岡あるいは佐世保まで出張してくるということになりました。従来は常駐していたため、迅速な対応をお願いすることができたわけですけれども、そういうような入港通報がおくれた場合や、あるいは予定ど……
○中野鉄造君 私は、本法案については基本的には賛意を持ちながらも、現行の試験制度等について幾多の疑問を抱いておりますので、その中から幾つかをお尋ねしたいと思います。
まず、中坊参考人にお尋ねいたしますが、例えば一般職の公務員や一般企業の試験というのは、これは完全な就職試験でありますが、この司法試験はどの種の試験になるのか、その位置づけについてお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 だから、司法試験はいわゆる就職試験ではないと考えながらも、現実には完全な就職試験になっていると言われておりますが、そこでその辺の意識のギャップをどのように考えていったらいいのか、その辺のところをもう少しお尋ねしたい……
○中野鉄造君 私は、午前中そして先ほど来いろいろ同僚議員から質疑が行われておりましたが、基本的にはこの法案に賛成でございますので、私が用意しておったいろいろな質問と、同僚議員がなされた質問と重複する点もございますので、それらを省略して数点に限ってお尋ねいたしたいと思います。
まず、第五条の立法の必要性といいましょうか、第五条をつくる必要性、言いかえるならば第五条の対象となる人たちが果たして今どのくらいいらっしゃるのか、またどうしてもこれをつくっておかなくちゃいけなかったという理由についてお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 それはわずか千人ぐらいではあってみても、そうしますと第四条によると……
○中野鉄造君 私は、あらかじめ初めにお断りしておきますが、午前中来の同僚議員の質問と私の質問は重複するところが多々あると思いますけれども、私は初めて御質問するわけでございますので、どうかひとつその点詳細に御説明をお願いしたいと思います。 今回の改正は、現行の借地法、借家法、建物保護法を廃止してこれら三法を統合した、いわば統合法案である、こういうように理解しておりますけれども、今回の法案と平成元年に成立しました土地基本法との関係はどういうものか。すなわち、土地基本法は適正な土地利用と正常な需給関係の確保を大きな目的としているわけでございますけれども、今回の法案は土地基本法の精神を受けているのか……
○中野鉄造君 私は、一昨日質問した際に、時間の都合で答弁漏れがございましたけれども、そのことについてはちょっとお聞きしておりませんので、本日改めてお尋ねしたいと思います。 その一つは、一昨日お尋ねいたしました中に、今回の借地借家法案が成立いたしますと、同じ借家人あるいは借地人の中でも新法で契約をしている人、今までの従前どおりの旧法での契約が適用されている人、こういう一つの法律で二つのものがこれから半永久的に続いていく、こういうことになるわけですけれども、同じ法律関係についてこういう長期間、いわゆる新旧二本立ての法律が適用になっている立法例がほかにもあるのかどうか、もしあるとすれば何という法律……
○中野鉄造君 きょうは、私は極めて具体的な実務的な問題についてお尋ねしたいと思います。
現行法のもとで、借地及び借家が期間満了だとか、あるいは債務不履行によって解約をというようなことも含めて、いわゆる明け渡しを認めた判決というのが過去五年間ぐらいにどのくらいの件数があったのか、おおよそのところでいいんですが、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 こうしたことをなぜ聞くかと申しますと、今回の法案の大きな柱として、土地・建物の有効利用促進のための定期借地権だとかあるいは定期借家権、期限つき借家権というのが認められたわけですけれども、しかしせっかくつくったこうした定期の借地権あるいは借家権という……
○中野鉄造君 委員派遣につきまして御報告申し上げます。 去る十月七日、八日の二日間、鶴岡委員長、下稲葉理事、野村理事、北村理事と私、中野の五人は、検察及び裁判に関する調査の一環として、最近における司法行政及び法務行政に関する調査のため、沖縄に行ってまいりました。 出発当初の予定では、那覇、沖縄、石垣の各地域をその調査対象といたしておりましたが、那覇到着後間もなく、石垣地方が台風二十一号の影響を受けるとの情報が入りまして、派遣委員で協議し石垣地方の調査を取りやめ、日程を一日繰り上げ沖縄本島のみの調査で帰ってまいりました。 第一日は、那覇地方裁判所において、那覇地方裁判所、同家庭裁判所、同地……
○中野鉄造君 先ほどからいろいろ質疑が行われております中に私が聞こうと思っていたことと重複する面もありますので、できるだけ重複を避けてお尋ねいたします。 今回の法案の裁判官、検察官の報酬・俸給表というものを見てまいりますと、実質的――実質というのは、一般行政職とは別個の表にはなっておりますものの対応する行政官と横並びになっているように思われます。その中でも、一応司法という立場で若干の優位が見られるわけですけれども、現在、御承知のように、裁判官、検察官の民間に相当する弁護士との所得の水準の格差というものは非常に大きいわけですね。 それで、私がちょっとお尋ねしたいのは、つまり司法試験を合格して……
○中野鉄造君 私は、前回の委員会で聴取いたしました法務大臣の所信に対して幾つかお尋ねいたします。 既に冒頭から同僚委員の指摘もございましたが、先月十三日に法務省幹部が阿部文男衆議院議員の証人喚問に関して与野党議員に異例の陳情を行いましたことは、これは他院のこととはいえ、やっぱり看過すべき問題ではない、そうした極めて遺憾の意を抱いてお尋ねいたしますが、先ほどから言われているように、申し上げるまでもなく、国政調査権というのは憲法第六十二条で定められておりまして、証人の出頭及び証言について明文化されております。 先ほど来大臣からも政府委員からもいろいろお答えがあっておりますし、御説明もあっており……
○中野鉄造君 今回の法案改正について数点にわたって質問いたしますが、時間の都合上まとめてお願いいたします。 今回の改正案を提出する前提として、従来から指摘されておりました家我の充実強化、この点についてどういうように検討されたのか。昨年度の総務局長の答弁で、百二十国会だったですか、判事補を増員する理由の一つに家裁の充実ということを挙げておられたわけですけれども、この点についてどうなのか、これが一点です。 それから次に、弁護士から裁判官及び検察官への定期採用の制度がこの四月から実施されることになっておりますけれども、先日の新聞報道等によりますと、裁判官の希望者は九名だった、こういうようなことが……
○中野鉄造君 本案については私いろいろ質問を用意しておりましたけれども、ほとんどただいま同僚議員からも同じ質問が出ましたのでこれを省略して、二、三点お尋ねいたします。 いわゆる週休二日制になった場合、監獄法施行規則の五十八条一項に基づく大臣訓令を改正し、結果としてその作業時間の短縮というようなことになるのではないのかなと、こう思うんですけれども、その点どうなるのか。また、どういうように考えられているのか。そうして、作業時間を短縮した場合に余暇時間が当然出てくるわけですけれども、それはどういうように指導されるつもり なのか。その点をお尋ねします。
○中野鉄造君 本院における総予算の委嘱審査は、第九十六国会における参議院規則の一部改正によって、昭和五十七年度総予算の審査以降、今日まで十余年を数えるわけですけれども、私は昨年のこの委嘱審査のときも数点質問をいたしましたが、その質問の内容、また要望しておりましたことの、それが結果的にどういうふうになっているのか、そこらの点を数点お尋ねしたいと思います。 まず、平成四年度予算についてお尋ねいたしますが、去る二月二十七日の委員会において、法務省会計課長及び最高裁経理局長から平成四年度予算の概要をお聞きいたしました。法務省所管の一般会計予算に占める人件費の割合が八二・八%、また裁判所予算に占める人……
○理事(中野鉄造君) 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。
午前十一時三十六分休憩
【次の発言】 この法案について二、三質問をいたしますが、もともと私どもは本法案に対しては賛成でございますので、質問の中身が極めて学習的なものになるかもしれませんけれども、その点よろしく御了承をお願いいたします。
先ほどから質問があっておりますように、この条約及び両改正議定書、一九六八年と一九七九年の両改正議定書の各国の批准状況について御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 この条約は国内においてもこれは法的効力を持ちますから、条約によっては特に国内法を整備していないものもあり……
○中野鉄造君 ただいまは中西先生から極めて高い次元の示唆に富んだお話が出ておりましたけれども、私は、極めて現実的な質問をいたしたいと思います。 今回の法改正については、午前中からいろいろと質疑が行われております。重複するところもあるかと思いますが、改めて御答弁をお願いいたしたいと思います。 一年以上の在留外国人のうち、永住者及び特別永住者について指紋押捺を廃止し、これにかわる同一人性の確認手段を採用することをポイントとしておるというわけですが、そこでお尋ねいたしますけれども、この平和条約国籍離脱着及びその子孫について指紋押捺を廃止することとしたその経緯について御説明いただきたい、これがまず……
○中野鉄造君 まず初めに、小此木先生にお伺いいたしますが、本法案は御承知のように衆議院を附帯決議を付されて通過して今本院で審議中でございます。先ほどからのいろいろなお話を伺っておりますけれども、率直に申しまして先生は今のこの法案については、衆議院から送付されているこの状態で大体満足とまではいかないまでも、これを今の段階では是と思われるのかどうか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 次に、床井先生にお伺いいたしますが、先ほどから先生のいろいろな陳述をお伺いしておりますけれども、将来的には例えば韓国においても、先ほど小此木先生からお話があっておりましたような常時携帯だとか、あるいは現在行われ……
○中野鉄造君 私は、前回に引き続きお尋ねいたしますが、過日の参考人の質疑の折に、現在法務省に保管されている指紋原紙の件についてどういうようにした方が皆さん方としては一番納得されるでしょうかというような意味の質問をいたしました。そのときに、これは本人に返すべきだというような参考人の陳述がございました。この取り扱いについてどういうお考えを持っておられるのか。 それと、二点目として、衆議院の委員会の議事録を見ますと、五年後には全部これが入れかわってしまえば、法務省にある指紋原紙というのが余り持っていても意味がないのじゃないか、こういったような答弁がされておりますけれども、全部入れかわるということは……
○中野鉄造君 前回に引き続いてお尋ねいたしますが、きょうは総括的なお尋ねをいたしたいと思います。 そこで、まず冒頭に、この法案で在留資格によって指紋押捺義務を変えたのはその定着性によるものだと言われておりますけれども、ここでもう一遍その定着性というものがどう定義されるのか、その点をはっきりさせていただきたい、これがまず第一点。 それと、果たしてこの法案を立案されたその時点で考えられた永住者とその他の定住者等の間に言われるような定着性に差があるものなのか、その点も疑問に思うわけですけれども、指紋押捺に心理的な負担が伴うことは、これはやっぱり法務省も認めておられるからであると思います。永住者で……
○中野鉄造君 お昼休みに食い込んでおりますので、答弁はできるだけ簡単にお願いいたしたいと思います。 まず、冒頭、大臣にお尋ねいたしますが、この本法案の提案理由め説明のときに、訴訟の目的の価額が高額な事件が増加してきたので、また、国民が裁判を受けようとする場合に過度の負担となることがないようにするための対策だといった説明がございましたけれども、民事事件の申立手数料額がどうあるべきかは、これは本来このような事件数の増減とは無関係ではないかと、こう思いますし、極端に言えば、たとえ一件しかないとしてもその事件の内容にふさわしい手数料額が定められるべきだと思いますが、この点いかがでしょうか。
○中野鉄造君 私は、まず最初に刑事補償法の一部改正についてお尋ねいたします。
先ほど来、同僚議員から補償金の日額の上限と下限についてのいろいろ質疑が行われておりますが、この算定の基準をどこに置くかということについてまず、お尋ねいたします。
【次の発言】 計数的な説明が改正のたびに変わるというようなことでは、まず幾らにするかという金額の結論があって、そしてその説明は後からついてくる、こういったような印象がぬぐえないんですけれども、例えば従来の計数的説明では、比較の基準を法制定時に置くかあるいは前回の改正時に置くかについてこれは異なる扱いがなされておりますし、常用労働者の一日平均給与額についても……
○中野鉄造君 まず、高校入学問題についてちょっとお尋ねいたしますが、受験シーズンも一段落いたしまして、各受験者諸君及び関係各位の方々もそれなりの大変な御努力をいただいたわけでございます。しかしまた、その間、先ほどからもお話がありますように、きわめて忌まわしい事件もこのシーズンにあったわけですけれども、それはそれといたしまして、一面、中学から高校への入学受験者の家族にとっては何とも釈然としないような問題も介在しているわけでございます。すなわち結論から申しますと、中学から高校へ入学する場合、大方の家庭ではやはり公立高校への入学を希望するわけです。しかし、現実に公立高校へ入る枠が定められていることか……
○中野鉄造君 私は、まず初めに農政に対する行革の基本方針についてお尋ねいたしますが、わが党は行革を進めることについては基本的に賛成であり、また、私もその立場からお尋ねいたしたいと思います。 しかし、ただ農業の特殊性、とりわけ日本農業の持つ特殊性ないしは食糧農業政策の中長期ビジョンを明確にした上で行革についても考慮していかなければ、これは角をためて牛を殺すというような結果になりはしないか、こういうことを懸念するわけでございますので、その点からわが国農業の特殊性と中長期ビジョンをどのように御理解されているのか、まず大臣、そして行管庁にお尋ねいたします。
○中野鉄造君 午前中からいろいろと質疑が重ねられておりますが、私、重複を避けて少し具体的な面から御質問をいたしたいと思います。 まず初めに、昭和三十八年の車両法改正の審議の折に、定期点検についての罰則については、当該運輸省の見解ということでその答弁がなされておりますが、その際に、「現在では自動車の保有者に対しまして整備の勧告をすることができることになっておりますが、これを発展させまして一定期間整備をすることを義務づけたのでございます。そういうふうな経過をたどっておりますので、この義務づけにつきましては、罰則は伴わないものでございます。」と、こういうように述べられておりますが、この見解と今回の……
○中野鉄造君 きょうは、朝から目黒先生あるいは対馬先生、そしてただいまの梶原先生と、その道のベテランの大先生方からいろいろと格調高い質問が相次いでおりますが、私は今日国民の目から見た場合の国鉄、あるいは政府に対する素朴な疑問と申しましょうか、そういったような面から質問をしてみたいと思います。 国鉄再建問題をめぐる議論はほぼ出尽くしていると言っても過言でないようにいろいろなことが論議されてまいりました。しかし、どれだけ論議を重ねてみても、国民の目から見た場合、どうしてもいま一つ納得というか、本当はそうだったのか、そういうことであるならばこれだけの赤字が累積してもこれはいたし方ないなといったよう……
○中野鉄造君 私は、庭田公述人にお尋ねいたします。 現在わが国の人口の約九%、一千七十万人が六十五歳以上のお年寄りである。いわゆる高齢化社会に世界平均の四倍の速さで進んでいるわけですけれども、高齢社会つまり人口の一四%を占めるようになるには、政府が言っているようなそういう遅い時期じゃなくて、十三、四年でそういう事態が到来するんじゃないか、こういう危惧を持つわけですが、いわゆる老齢化が猛烈な勢いで進んでいる。これは先ほどからもお話があっておりますように、老人が死ななくなったということばかりではなくて、いわゆる子供を産める世代の夫婦が子供を産まなくなったというところに大きな原因があるのではないか……
○中野鉄造君 本日は、公述人の方々には、お忙しい中を一日さいていただきまして、本当に御苦労さまでございます。 午前中は、有意義なお話をいろいろ聞かせていただきましたが、私は、それに基づきまして二、三お尋ねをしたいと思います。 まず初めに、木村公述人にお尋ねいたしますが、我が国の医療費総額は約十五兆円にも達する額となっておりまして、しかし、まだまだ薬価には実勢価格と薬価基準の間にはかなりの乖離があるようでございまして、よく耳にする言葉でございますが、日本の医者の技術料は世界一安い。しかし世界の医師の中で最も高い高収入を得ているのは日本の医師である、こういうことをよく聞きます。これは何を言わん……
○中野鉄造君 では、簡潔にお尋ねいたします。 まず、名東先生にお尋ねいたしますが、私も先ほどから論議されております税制の見直し、改革、特にこの不公平税制の見直しということには非常に強く賛成をしているところでございますけれども、先ほどから言われております所得課税ということについてでありますが、現在の非課税貯蓄はこれは確かに小額貯蓄、郵貯だとか大衆の貯蓄が含まれているわけですけれども、しかしまた一面、御承知のように架空名義の金持ちの脱税の温床にもなっているという現実もございます。この点について、このまま放置しておってもいいものかどうか。例えば私、試算したところによりますと、ちょっと古い数字ではご……
○中野鉄造君 私は江見先生にお尋ねしたいと思いますが、先生の論文の「医療費問題を新しく見る眼」というレポートの中にお述べになっている、GNPの動きとMすなわち国民医療費の動きは連動性が全くないことはないが、しかしこのMの伸び率をGNPの伸び率の範囲内におさめようとする場合、それを単年度の数字によって対応させることは難しい、こういうことをお述べになっております。 さらにまた、政府予算というものは単年度で収支バランスを考えるけれども、医療そのものは長期的な保健効果を目指すものであるが、医療保険が短期保険となっているのは財政収支バランスの視点からは理解できるけれども、その中にやはり長期的対応性を取……
○中野鉄造君 私は、まず最初に石倉公述人にお尋ねしたいと思いますが、先ほど来大河原委員から、また今は及川委員からもお尋ねがありましたいわゆる農村部の青年が日本農政に対する非常な不信感を抱いておる、あるいはそういう傾向が広がりつつあるということに関連いたしまして、これは私の見聞するところでは、農政ばかりではなくて、いわゆる農協そのものに対する造反的行動もあるやに見聞いたしておりますが、この点について農協としてはどのようなとらえ方をなされているのか、これが第一点でございます。 それから、これも先ほどの質問に関連いたしますけれども、食品産業対策についてお尋ねします。 最近、加工食品の消費量が非常……
○中野鉄造君 きょうは御両名の参考人の方々本当に御苦労さまでございます。 私、二点だけお尋ねしたいと思いますが、先ほどからいろいろお話を聞いておりましてもわかるんですけれども、要するに日米の国民性は、これはもう当然違いますし、また商慣行というものも違う、文化も違う。そういったような中で、最近のアメリカの我が国に対するいろいろなそういう主張というか、要望というか、何か焦りにも似た感情的であるとも言えるような気がしてならないわけですが、ここにも書いてありますように、アメリカの日本に対する制裁を基調とした、あるいは背景としたそういう言いがかりか、ないしは理不尽とも言えるようなことではないかという、……
○中野鉄造君 先ほどからいろいろ両先生のお話を聞いておりましたけれども、先ほどの大木委員の質問の中にもありましたように、いわゆる地域密着型の行政というものは言うべくしてなかなか難しいし、ややともすると地域主義的な方向に陥りやすいという面がある。私もそれはうなずけるわけです。
そこで、鶴田参考人にお尋ねいたしますけれども、地域に密着した流通行政というものはどういう姿であるべきものなのか。いかがでしょうか。
【次の発言】 そこで、先ほどから日米の構造摩擦についてアメリカと日本とのいろいろな違い、お話がありましたけれども、どうも行き着くところはカルチャー論議になるような面もありましてね。例えば今回……
○中野鉄造君 藤井先生から今いろいろ質問ございましたけれども、私も実はそこのところをいろいろお尋ねしたかったわけです。 藤目参考人のお話を聞いて感じることは、結局、これから先はLNGにしてもなかなか今お話しのように難しい面がある、それからまた原発にしても広瀬隆現象と言われるようなああいうことでなかなか今後の四十基も幾らもという新設というものは非常に壁が難しい、これからの長期エネルギー需給見通しというようなものの最重点に置くものは結局省エネである、こういうことになるんじゃないかと思うんですが、ほかに何かございますでしょうか。 それと、これは非常に細かな具体的なあれですけれども、例えば東京都が……
○中野鉄造君 私は石炭利用技術開発の現状、課題、その見通し、そういうことを中心に、限られた時間でございますので御質問申し上げたいと思いますが、現在の石炭の燃焼・供給・転換技術等のうち、特に転換技術としてのガス化、液化、水素製造に関する現状、また助成措置、今後の見通し、こういうことについて絞っていきたいと思うんです。 まずその中で、この間私NHKのテレビを見ておりまして、二月二十日だったですか、朝のモーニングワイドの中で、「脱石油・省エネビジネス最前線」というタイトルで、石炭を四十ミクロンぐらいに微粒化しまして、そしてそれに水を加えて液化する、そうするとタール状になってそれがまたちょうど原油と……
○中野鉄造君 私は、本法案の趣旨の施行効果についてはかなりの疑問と期待薄の感じを持ちながらも、言ってみればないよりましじゃないのかというような、あるいはこれを足がかりにして地価対策あるいは住宅対策が今後充実されていくのであればという期待を持って質問いたします。 ことしの一月二十五日に閣議決定された総合土地政策推進要綱では、適正な地価水準の実現を土地政策の目標として、「住宅地については、中堅勤労者が相応の負担で一定水準の住宅を確保しうる地価水準の実現を図る。」、こういうふうになっております。先ほどもこの「相応の負担」ということについては同僚議員からも質疑がなされておりましたけれども、その際土地局……
○中野鉄造君 極めて限られた時間でございますので、端的に具体的な問題をお尋ねいたします。 まず、飯塚先生にお尋ねいたします。 本法の十二条の二項にいわゆる明認方法を採用しておりますけれども、これはこの間の審議のときも私ちょっとお尋ねしたわけですが、これは非常に不安定かつ不十分ではないか、このように思います。そのためには土地賃借権の登記請求権を認めるということが、一番大事なことじゃないかと思うわけですけれども、今この請求権がないわなんですね。双方が合意すればそれはできるとしても、やはりこれは請求権を認めるということを考えるべきじゃないのかなと思うんですけれども、この点についていかがでしょうか……
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