このページでは宮沢弘参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。宮沢弘参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○宮澤弘君 議題になっております領事関係に関するウィーン条約、この件と、それから軍縮、特に核軍縮に関する件、この二点について質疑をいたしたいと思います。 まず、領事関係に関するウィーン条約についてであります。 わが国の外国との領事関係は、二国間条約によるもの、これが現在三つの国との間で条約があるようでありますけれども、二国間条約によるもののほかは、これまで国際慣習法によって規律をされていた。ところで、いまここでこの条約を締結するということでありますけれども、この条約は昭和四十二年に効力を生じております。もう十五、六年たっておりますね。そこで、こんなに長い間この条約に加盟をしなかったという理……
○宮澤弘君 まずODA、政府開発援助のあり方につきまして服部参考人に伺いたいと思います。
承りますと、服部参考人はアフリカの第一線で御苦労になっておられますし、またワシントンで大所高所から物を見ておいでになってきておられるようでございます。そこで、我が国のODA、政府開発援助のあり方につきまして、特にほかの国との比較におきましていろいろ問題点があろうと思うのでございますけれども、率直にひとつ御批判をお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 もう一つ服部参考人に伺いますが、これは簡単でよろしゅうございますが、先ほどのお話の中で、日本は援助の理論なり哲学を正すべきではないかと、こういうことを言……
○宮澤弘君 国際協力に関しまして、ODAを中心にした経済協力の問題と文化交流の問題、二つについて意見を申し述べます。 まず、ODAを中心にした経済協力について数点申し上げます。第一の点は、ODAの量的拡大の問題でございます。我が国のODAの絶対額は、昨年、アメリカ、フランスに次いで第三位になりましたけれども、対GNP比は〇・三三%で国際目標の〇・七%、DACの平均の〇・三六%にも及びません。私、昨年、北欧四国へ行ってまいりましたんですが、各国とも財政は大変窮迫をいたしておりましたけれども、ノルウェー、スウェーデン両国はGNP比一%を達成いたしておりましたし、デンマークも〇・七%と、国際目標を……
○宮澤弘君 五十九年度の外務省所管の予算の質疑に入ります前に、当面の問題二、三について承りたいと思います。
まず第一番目は、日米農産物交渉でございますが、けさのニュースによりますと、予定を延長して交渉をしている、こういうことでありますけれども、今までの交渉の経過を御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 大臣、一月ですか、アメリカヘ行かれたときにこの問題でいろいろ接触をされて、アメリカの方も大分柔軟になっているという感触を得られて、明るい見通しを持てるんじゃないかというような見解を御発表になっておられますけれども、今の段階ではそういう感触といいますか、見解、さらに強くお持ちでございますか……
○宮澤弘君 まず、核軍縮の問題について伺いたいと思います。
本題に入ります前に、総理、アメリカで核戦争を扱いました「ザ・デー・アフター」という映画がつくられました。日本でもことしの一月に封切られたわけでございますが、総理、それをごらんになりましたか。
【次の発言】 ぜひひとつ映画を見ていただきたいと思います。
これは、私どもの友人の広島の被爆者あたりが言いますと、とてもあんなものじゃない、生易しいものじゃないと申しますけれども、核戦争の悲惨さをリアルに描いております。ぜひひとつ機会があればごらんをいただきたいと思います。
核軍縮につきましては、総理もこれは我が国の最大の問題であるとしばし……
○宮澤弘君 先ほど大臣の予算の御説明がありました。
定員の問題ですが、この行政改革の時代に八十八人純増を確保された御努力、敬意を表したいと思いますが、それにいたしましても、かねて外務省の考えておられる五千人計画ですか、配置されるのとは、はなはだ遠いということで、今後、この目標達成にどういうふうな努力をし、どういうふうに計画的に実施をしていかれますか。
【次の発言】 私どももこれはお手伝いをさしていただきますので、ひとつ今後も大いに努力をお願いいたしたいと思います。
そこで、定員とも多少関連をいたしますが、昨年でしたか、かねて懸案の旅費法が改正になりまして、日当、宿泊料ですか、四〇%ぐらいア……
○宮澤弘君 新聞報道によりますと、アメリカの上院の財政委員会で先般のダンフォース決議ですね、これを法律案として可決した、こういうことのようでありますけれども、これが法律として成立する見通しというか、可能性及びこれに対する対策について政府はどうお考えでしょうか。
【次の発言】 日本市場で公正な競争が行われますように我が国も市場開放を十二分に行う、今政府が努力をしておられる、これはもう徹底をしていただかなければいけないと思いますが、同時にやはり自由貿易の大原則というものは高く掲げて、言うべきことは言うという立場も堅持をしていただきたいと思います。
次に、イラン・イラク戦争関係について伺いたいと思……
○宮澤弘君 国の補助金等は一般会計の中で三〇%ぐらいを占めております。十四、五兆でございましょうか。そして、そのうちの約八割が地方自治体向けであるということになりますと、国の地方自治体に対する補助金制度というものがどうなるか、どうあるべきかということは国にとりましても地方にとりましても大変重要な問題だと思います。 そこで、まず館参考人にお伺いをいたしたいと思います。地方自治体に対する国の補助金制度の利害得失と申しますか、あるいは功罪と申しますか、こういう点はメリットがある、こういう点はデメリットがあるということを総論的に御見解を承りたいと思います。
○宮澤弘君 最初に、戦略防衛構想、SDIについて伺います。
これにつきましては、昨日、ワインバーガー国防長官の書簡が安倍大臣のところに届きまして、安倍大臣は、昨日の衆議院の内閣委員会でございますか、見解を表明されております。
そこで総理大臣に伺いたいのでございますが、この書簡に対して今後どういうふうに対処していかれるか伺いたいと思います。
【次の発言】 ただいま慎重に検討ということをおっしゃいましたが、総理も前におっしゃっておいでになりましたけれども、我が国は平和憲法を持っておりますし、また非核三原則を国是としております。またSDIにつきましては、アメリカ国内でも防御兵器としての完全性につ……
○理事(宮澤弘君) 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時三十分まで休憩いたします。 午後零時三十三分休憩
○委員長(宮澤弘君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
議事に入るに先立ちまして一言ごあいさつを申し上げたいと思います。
本日の本会議におきまして本委員会の委員長に選任されました宮澤でございます。
ふなれでございますが、委員の皆様方の御鞭撻、御協力によりまして、本委員会の公正円滑な運営を心がけてまいる所存でございます。皆様方の格段の御支援を心からお願い申し上げまして、委員長としてのごあいさつにさせていただきます。
最上前委員長からごあいさつがございます。最上君。
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきまして……
○委員長(宮澤弘君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても国際情勢等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、倉成外務大臣から発言を求められておりますので、これを許します。倉成外務大臣。
【次の発言】 国際情勢等に関する調査を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の調査はこの程度にとどめ、午後一時再開することとし、休憩いたします。
午前十一時三十八分休憩
○委員長(宮澤弘君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
この際、参考人の出席要求についてお諮りいたします。
千九百八十六年の国際小麦協定の締結について承認を求めるの件の審査のため、本日、国際協力事業団総裁有田圭輔君の出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 千九百八十六年の国際小麦協定の締結について承認を求めるの件を議題とし、まず政府から趣旨説明を聴取いたします。倉成外務大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(宮澤弘君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
請願の審査を行います。
第一八九九号非核三原則の法制化等に関する請願外一件を議題といたします。
まず、専門員から説明を聴取いたします。小杉専門員。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
これらの請願につきましては、理事会において協議いたしましたところ、第一八九九号非核三原則の法制化等に関する請願外一件は保留とすることに意見の一致を見ました。
この理事会の協議のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(宮澤弘君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨日、大鷹淑子君が委員を辞任され、その補欠として永野茂門君が選任されました。
【次の発言】 国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても国際情勢等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。倉成外務大臣。
○委員長(宮澤弘君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る三月二十六日、永野茂門君が委員を辞任され、その補欠として大鷹淑子君が選任されました。
また、三月二十七日、石井道子君が委員を辞任され、その補欠として三池信君が選任されました。
【次の発言】 アジア=太平洋郵便連合憲章の締結について承認を求めるの件、アジア=太平洋郵便連合一般規則及びアジア=太平洋郵便条約の締結について承認を求めるの件、南東大西洋の生物資源の保存に関する条約第八条、第十七条、第十九条及び第二十一条の改正並びに南東大西洋の生物資源の保存に関する条約第十三条1の改正の……
○委員長(宮澤弘君) ただいまから外務委員会を開会いたします。 アジア=太平洋郵便連合憲章の締結について承認を求めるの件、アジア=太平洋郵便連合一般規則及びアジア太平洋郵便条約の締結について承認を求めるの件、南東大西洋の生物資源の保存に関する条約第八条、第十七条、第十九条及び第二十一条の改正並びに南東大西洋の生物資源の保存に関する条約第十三条1の改正の受諾について承認を求めるの件、千九百八十六年の国際ココア協定の締結について承認を求めるの件、特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約を改正する議定書の締結について承認を求めるの件、世界保健機関憲章第二十四条及び第二十五条の改正の受諾……
○委員長(宮澤弘君) ただいまから外務委員会を開会いたします。 文化交流に関する日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、商品の名称及び分類についての統一システムに関する国際条約及び商品の名称及び分類についての統一システムに関する国際条約の改正に関する議定書(千九百八十六年六月二十四日にブラッセルで作成)の締結について承認を求めるの件、原子力事故の早期通報に関する条約の締結について承認を求めるの件、原子力事故又は放射線緊急事態の場合における援助に関する条約の締結について承認を求めるの件、多数国間投資保証機関を設立する条約の締結について承認を求める……
○委員長(宮澤弘君) ただいまから外務委員会を開会いたします。 文化交流に関する日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、商品の名称及び分類についての統一システムに関する国際条約及び商品の名称及び分類についての統一システムに関する国際条約の改正に関する議定書(千九百八十六年六月二十四日にブラッセルで作成)の締結について承認を求めるの件、原子力事故の早期通報に関する条約の締結について承認を求めるの件、原子力事故又は放射線緊急事態の場合における援助に関する条約の締結について承認を求めるの件、多数国間投資保証機関を設立する条約の締結について承認を求める……
○宮澤弘君 一言ごあいさつを申し上げたいと思います。 委員長在任中は皆様方の格別の御協力をいただきまして委員長の職務を全うすることができました。ありがとうございました。お礼を申し上げます。(拍手)
○宮澤弘君 私は、ただいま可決されました国際緊急援助隊の派遣に関する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合、新政クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 国際緊急援助隊の派遣に関する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法律の施行に当たり、国際的な災害緊急援助活動が、国際協力の推進に重要な意義を有することにかんがみ、次の事項について配慮すべきである。 一、 迅速かつ効果的な国際緊急援助活動を実施するため、派遣体制の一層の整備充実を図ること。 一、 国際緊急援助活動に当たっては、統一ある活動に留……
○宮澤弘君 質疑に入ります前に、過日、中国で大きな列車の事故がございました。多くの方々が遭難をされました。亡くなられた方々の御冥福を祈りますとともに、御家族の方々に心からお悔やみを申し上げたいと思います。 この事件に対しまして、外務省、現地の総領事館、早速対処をされる。また、浜田外務政務次官を派遣されたようでございますが、なお入院をされている方も多いようでありますし、補償問題等もあるようでございますので、どうかひとつ事後処置遺漏のないようにお取り計らいを願いたいと要望をいたしておきます。 六十三年度の具体的な予算の問題を伺う前に、世界情勢についてひとつ伺っておきたいと思います。 ただいま……
○宮澤弘君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となっております在日米軍労務費特別協定の改正議定書について賛成の討論を行うものであります。 今日、我が国が平和を謳歌し、世界のGNPの一割を優に超え、一人当たり国民所得で世界の最高水準に達するまでの経済的成功をおさめるに至った背景には、先人のたゆまざる努力はもとよりでありますが、自由貿易体制の恩恵と並んで、日米安保体制を基盤とする米国との友好関係の着実な進展があったことは明らかであります。 さらに、日米合わせて世界の経済活動の三分の一を占める両国の関係は、単に二国間にとどまらず、世界の平和と安定にとって決定的に重要なものとなってきておりま……
○宮澤弘君 私は自由民主党を代表して、ただいま議題となっております日米原子力協定の締結について承認を求めるの件につきまして、賛成の討論を行います。 資源小国である我が国のエネルギー供給構造は、主要先進国に比べて脆弱であります。このことは、二度にわたる石油危機を経て幾らか改善されてはおりますが、基本的には変わっておりません。それゆえ、これを克服し、安定したエネルギー供給の確保に万全を期すべきことが、我が国にとって今後とも重要な課題となっているのであります。 もとより、我が国といたしましては、原子力発電の安全確保に万全を期するとともに、今後ともより一層の安全性の向上を目指して努力すべきは言うま……
○委員長(宮澤弘君) ただいまから商工委員会を開会いたします。
一言ごあいさつを申し上げます。
去る七月十九日の本会議におきまして委員長に選任をされました。大変微力ではございますが、理事並びに委員の皆様方の御支援、御協力をいただきまして、公正な委員会運営に努めてまいりたいと存じます。
どうぞよろしくお願いをいたします。(拍手)
この際、前委員長大木浩君から発言を求められておりますので、これを許します。大木君。
【次の発言】 まず、委員の異動について御報告いたします。
去る七月十八日、向山一人君が、また翌十九日杉元恒雄君が委員を辞任され、その補欠として宮澤弘及び岩本政光君が選任されまし……
○委員長(宮澤弘君) ただいまから商工委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る八月三日の佐藤栄佐久君の議員辞職に伴い、その補欠として同月九日吉村真事君が選任されました。
また、去る九月二十六日、吉村真事君が委員を辞任され、その補欠として石原健太郎君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第二〇五号石炭産業の合理化に関する請願外五件を議題といたします。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、いずれも保留とすることに決定いたしました。
以上、理事会の申し合わせのとおり決定することに御異議ございませんか。
○委員長(宮澤弘君) ただいまから商工委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二十七日、青木薪次君が委員を辞任され、その補欠として小野明君が選任されました。
【次の発言】 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、産業貿易及び経済計画等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 この際、通商産業大臣、経済企画庁長官、通商産業政務次官及び経済企画政務次官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。通商産業大臣……
○委員長(宮澤弘君) ただいまから商工委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨二十七日、降矢敬義君が委員を辞任され、その補欠として田代由紀男君が選任されました。
【次の発言】 繊維工業構造改善臨時措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。三塚通商産業大臣。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時三十分まで休憩いたします。
午後零時二十五分休憩
【次の発言】 ただいまから商工委員会を再開いたします。
この際、委員……
○委員長(宮澤弘君) ただいまから商工委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る三月二十八日、田代由紀男君が、また翌二十九日、小山一平君、野田哲君及び対馬孝且君が委員を辞任され、その補欠として降矢敬義君、高杉廸忠君、小野明君及び梶原敬義君が選任されました。
また、昨十五日、小野明君及び梶原敬義君が委員を辞任され、その補欠として山口哲夫君及び安恒良一君が選任されました。
【次の発言】 この際、通商産業大臣、経済企画庁長官、通商産業政務次官、経済企画政務次官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。梶山通商産業大臣。
○委員長(宮澤弘君) ただいまから商工委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十六日、安恒良一君及び山口哲夫君が、また去る十七日、山東昭子君が委員を辞任され、その補欠として梶原敬義君、小野明君及び降矢敬義君が選任されました。
また、昨十九日、梶原敬義君が委員を辞任され、その補欠として千葉景子君が選任されました。
【次の発言】 特定新規事業実施円滑化臨時措置法案を議題といたします。
本案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いた……
○委員長(宮澤弘君) ただいまから商工委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二十日、千葉景子君が、また昨二十一日、伏見康治君が委員を辞任され、その補欠として梶原敬義君及び広中和歌子君が選任されました。
【次の発言】 地域ソフトウェア供給力開発事業推進臨時措置法案、小規模企業共済法及び中小企業事業団法の一部を改正する法律案、中小企業投資育成株式会社法の一部を改正する法律案、中小企業事業団法の一部を改正する法律案、以上四案を便宜一括して議題といたします。
四案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願い……
○宮澤弘君 私は自由民主党を代表いたしまし て、提案に係る九法律案並びにこれらをめぐる諸問題について質問をいたします。 戦後、我が国は目覚ましい発展を遂げました。これはもとより国民各位の努力のたまものでございます。そして、これら戦後の長い間、一時期を除きまして、我が自由民主党が国民の負託を受けまして政権を担当いたしましたことも、これもまた事実でございます。我が自由民主党は、内に自由と民主主義を高く揚げ、外に西側の一員としての外交を積極的に展開してまいりました。その結果、内外の政策よろしきを得て、国民生活は充実向上し、そして我が国の経済は未曾有の繁栄を謳歌するに至ったのであります。経済は拡大を……
○宮澤弘君 昨日の続きの本論に入る前に、一昨日の我が党の伊江議員の質問に対します久保議員の答弁に関しまして発言をいたしたいと思います。それは、久保議員が伊江議員の質問に対しましてこういうことを言っておいでになります。 ミッテラン氏が国会で演説をいたしました一節をお取り上げになりましたが、私の記憶に間違いがなければ、ミッテラン氏は演説の結びを、世界じゅうの武器庫を空にしよう、そしてこれを食糧の倉庫にしよう、こういうことを演説の結びとしたはずであります。私はその点においてミッテラン氏を大変尊敬しているのであります、と。 要旨、こういう趣旨の発言を久保議員はされたと思います。私の記憶に間違いがな……
○宮澤弘君 まず、河野参考人に伺いたいと思います。
先ほど河野参考人は、消費税を廃止する法律等九法案反対の立場、政治論と税制論ということをまず最初にお述べになったわけでございますが、最近の国民世論の動向をマスコミ等が調査いたしました結果によりますと、廃止論よりも見直し論の方が次第に多くなってきております。その辺の国民の心理というものをどう分析なさるか、まずそれから承りたいと思います。
【次の発言】 もう一つ承りたいんですが、先ほど税制論という立場から現行の税制、これまでの税制というのは直接税偏重であった、こういうお話がありまして、私どももまことにそのとおり考えているものでありますが、そこで直……
○宮澤弘君 私は、自民民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました消費税法を廃止する法律案外八法律案について、修正案及び修正部分を除く原案に対し、反対の討論を行います。 私は、先般行われました自民党・政府による税制の根本改革は、急速に到来しつつある高齢化社会を展望し、所得、消費、資産等の間で均衡のとれた税体系を構築することにより、すべての人々が社会共通の費用を分かち合うとともに、税負担が給与所得に偏っていたこと等から来る国民の重税感、不公平感を解消することを目的とするものであり、我が国の現在及び将来にとって必要不可欠なものと考えます。野党四会派がこの抜本改革を広く国民の理解と信頼を得た……
○宮澤弘君 外務大臣、東奔西走大変御苦労さまでございました。 きょうは私は、外交の基本に関する問題一問だけ私の考えを申し上げまして、大臣の所感を承りたいと思います。 今国会の総理大臣の施政方針演説の外交の部分を拝見いたしますと、総理大臣は、新しい「国際秩序の構築に参画し、志ある外交の展開に取り組んでいかなければなりません。」、こういうことで五つ、「平和と安全が保障されること」、「自由と民主主義が尊重されること」、「開放的な市場経済体制のもとで世界の繁栄が確保されること」、「人間らしい生活のできる環境が確保されること」、「対話と協調を基調とする安定的な国際関係が確立されること」、この五点を「……
○理事(宮澤弘君) ただいまから外務委員会を再開いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、鳩山威一郎君が委員を辞任され、その補欠として野村五男君が選任されました。
【次の発言】 休憩前に引き続き、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
○理事(宮澤弘君) 堂本君、時間になりました。簡単に。
【次の発言】 総理、当外務委員会におきましては、ただいま日仏原子力協定審議をいたしております。私は、この議定書の締結は今後の我が国の原子力の平和的利用の促進並びに核拡散防止に大いに貢献をするものというふうに考えております。
さて、現在、世界的にエネルギー需要は今後拡大をすると思われますし、また一方、地球的規模におきまして環境問題に取り組まなければならない、こういう状況にあることは御承知のとおりでございますが、そういう背景のもとにおいて、まず総理に伺いたいのは、今後の我が国のエネルギー政策において原子力をどのように位置づけていくか、それに……
○宮澤弘君 私は、自由民主党を代表いたしまして、幾つかの問題について質問をいたします。 本日の当委員会の議事の状況によりまして、私に割り当てられておりました質問時間を大幅に短縮せざるを得ないことになりました。したがいまして、本日は二、三の項目について質問をいたしたいと思います。 まず、国連平和協力法案でございますが、これにつきましては、総理もしばしば憲法の枠内でと言っておられますように、どうかひとつ総理、私どもが戦後四十五年育ててまいりました平和憲法というものを大切にしていただきたいと思います。そういうことで憲法の枠内でとおっしゃっておられると思うのでありますが、憲法の枠内で国連を中心とす……
○宮澤弘君 最初に、外務省の平成三年度予算について伺いたいと思います。
湾岸危機が発生をしましてから八カ月ばかりたちました。これは我が国にとって最初の経験だったと思いますし、外務省とされても最初の経験で、いろいろな教訓、あるいはまた反省もされたと思うんですが、そこで、湾岸危機にかんがみて平成三年度の予算で特に危機管理対策として新たに加えられた事項、延々と言っていただく必要もございませんので、簡潔に、どういう項目が新たに加えられたか、それをひとつまず御説明願いたい。
【次の発言】 今細かいことと言われたけれども、私は細かいことが緊急事態に対して非常に重要だと思うんです。
それで、今官房長も在……
○宮澤弘君 私は、自由民主党を代表いたしまして、当面の湾岸事態に関して政府の提出いたしました案件をめぐる幾つかの問題について質問をいたします。 幸いに、湾岸の危機は戦争が事実上終結をいたしました。クウェートは解放され、平和が戻ってまいりましたことはまことに喜ばしいことであります。しかし、フセイン・イラク大統領の暴挙によりまして多くの死傷者や避難民が出ました。また、地域は荒廃いたしまして深刻な環境問題も生じましたことはまことに痛ましいことであったと思います。一方、幸いに、心配をされました核兵器や生物化学兵器の使用が行われなかったことは、これは不幸中の幸いであったと思います。 まず、昨年からの……
○宮澤弘君 予算委員会派遣第一班の調査について御報告いたします。 第一班は、平井委員長、野沢、角田、及川、吉岡の各理事及び片山、西田、堂本、吉田、池田の各委員、そして私、宮澤の十一名で編成され、二月十九日から二十一日までの三日間、兵庫、徳島、香川の各県を訪れ、近畿、四国の産業経済の動向、各県の財政の実情を調査するとともに、本四連絡橋、徳島県文化の森総合公園、さらに地元の産業についても広く現地視察を行いました。 まず、産業経済の動向ですが、近畿圏は経済規模でおおむね全国の二割を占め、製造業では繊維、鉄鋼、化学など素材型産業中心の産業構造となっております。加えて、中小企業の割合が高いのも近畿経……
○宮澤弘君 私は、当面の幾つかの問題について伺いたいと思います。 まず大臣に所見を承りたいのですが、数日前の予算委員会でありましたか、天皇陛下の訪中問題について、マスコミの伝えるところによりますと、大臣は前向きに検討するという意味の発言をされたというふうに聞いております。無論、日中友好の機運をあらゆる機会に高めていくということが必要であることは申し上げるまでもございませんけれども、我が党の中にも陛下の訪中が政治的に利用される危険がありはしないかと危惧の念を持つ議論もございます。 確かに、天皇訪中の問題はそのような何といいますか、微妙な、デリケートな側面を持っていることも事実だと思いますが、……
○宮澤弘君 ただいま外務大臣からごあいさつを承りました。内外大変多端のときでございますが、どうか我が国外交の伸長のために御活躍のほどをお祈りいたします。 きょう私は、当面の問題二、三について、大臣及び事務当局に伺いたいと思います。 まず、ロシアによる放射性廃棄物の日本海への投棄の問題でございますが、最初に事務当局に伺いますが、初めは日本に何か通告をしたと言って、どうもこれは通告をしたというのは誤りであったと。これはそのとおりであればそれでいいと思いますが、そのとおりでなければおっしゃっていただきたい。 それから事務当局に伺いたいことは、核の廃棄物等にかかわる問題でロンドン条約がございます……
○宮澤弘君 私は、自由民主党を代表いたしまして、総理及び関係閣僚に質問をいたします。 総理の所信表明に基づく問題について質問に入ります前に、緊急の課題二点について伺いたいと思います。 一つは米の問題でございます。 今年産の米が戦後最悪の不作でございまして、被害を受けられました農家の方には心からお見舞いを申し上げたいと思います。 政府は既に八項目の対策を決定しておいでになりますが、我が党も今調査をいたしました結果を取りまとめまして、いずれ近いうちに政府に対しまして対応を求める御注文を申し上げたいと思っております。 しかし、いずれにいたしましても、今度の米は不作というより空前の凶作であ……
○国務大臣(宮澤弘君) 法律的にはただいま民事局長から御答弁を申し上げたとおりであると思います。
ただ、おっしゃいますように、いかにも今の状況のもとにおいて常識的にはどうだろうかという御質問のお気持ちは十分わかります。なお民事局を中心にもう少し検討をさせていただきたいと思います。大変難しい問題であるということはひとつ御承知おきを願いたいと思います。
【次の発言】 一口に申し上げろと言われましてもなかなか難しゅうございますけれども、我が国の憲法的秩序と申しますか民主的秩序というものについて大きな危険を与えるかどうか、こういうことについて慎重な判断を要すべき事件であるというふうに思っております。
○国務大臣(宮澤弘君) ただいま統一教会に関連をいたしまして、幾つかの具体的な犯罪の疑惑と申しますか、これについて御質問がございました。
個々具体的な事案につきまして、それについて犯罪が成立するかどうかということは、これは捜査機関が収集した証拠に基づいて個別的、具体的に判断をするものでございますので、今ここで法務当局として一括して御答弁を申し上げることは差し控えたいと思いますけれども、一般論といたしましては、検察は刑事事件として取り上げるべきものがあれば、警察当局側とも密接な連絡のもとに適時適正に対処しているものと思っております。
【次の発言】 大変恐縮でございますが、御通告がございませんで……
○国務大臣(宮澤弘君) 御承知のように、ただいま宗教法人法に基づきましてオウムについては裁判所から解散命令が出ておりますが、係争中でございます。解散命令が確定をいたしましてもオウム真理教が任意団体として行う活動まで規制をされるわけではございません。 仮に破防法ということを考えますと、破防法による解散指定の処分というものが確定をいたしますと、その効果は、当該団体の構成員等が団体のためにする行為というものが禁止をされるわけでございます。 破防法はそのような効果を持っておりますが、申し上げるまでもなく、破防法の適用につきましては国民の基本的人権にも関係をする問題でもございますので、法と証拠に基づ……
○国務大臣(宮澤弘君) 破防法は、申し上げるまでもなく、公共の安全を確保いたしますために暴力主義的破壊活動を行った団体を規制する法律でございますが、同時に国民の基本的人権に関連をいたしますので、厳正かつ慎重な対応が必要だと思っております。
そのような体制のもとに公安調査庁において検討を続けてきておりますが、現在はあらゆる問題について最終的な検討をいたす段階に来ているというふうに承知をいたしております。
【次の発言】 ただいま申し上げましたように、最終的な検討の段階にあるというふうに承知をいたしております。
【次の発言】 ただいま財産保全措置についての特別立法についての御質問だと思いますが、現……
○国務大臣(宮澤弘君) ただいまお示しの博士のお話というのは伺ったばかりでございますけれども、私は信教の自由というものが非常にとうといものであるというお考えを吐露されたものではなかろうかと思います。 申し上げるまでもなく、信教の自由を初め国民の権利は日本国憲法の基本の柱でございまして、公共の福祉に反しない限り、国政上最大限尊重されるということは、これはもう御承知のとおりでございます。今回の宗教法人法の改正も、私の理解している限りにおきましては、信教の自由なり政教分離というような原則を尊重しながら、宗教法人の適切な運営を図っていくということを考えているものというふうに理解をいたしております。
○国務大臣(宮澤弘君) 破防法の適用の問題につきましては、かねて申し上げておりますように、法と証拠に基づいて厳正に判断すべきものと考えております。 御承知のように、破防法に定めております要件が極めて厳格なものでございまして、細部にわたって詰めるべき問題が多岐にわたっておりますために、それらの問題を検討いたすためにこれまで時間を要してまいりました。できるだけ早く結論を得られるように努めてまいりたいと思います。
○国務大臣(宮澤弘君) この機会に、第十七回参議院議員通常選挙の結果の概要について御報告申し上げます。 今回の選挙は、本年七月二十二日に任期が満了となった参議院議員の通常選挙でありまして、選挙すべき議員の数は、比例代表選挙が五十人、選挙区選挙が七十六人、合計百二十六人でありました。 選挙当日の有権者数は約九千六百七十六万人で、前回の通常選挙に比べ三百五十一万人増加しております。 次に、投票の状況について申し上げます。 七月二十三日の投票日の天候は、台風三号の影響で四国、九州の一部で午前中雨のところがありましたが、午後は雨も上がり全国的に晴れまたは曇りでした。投票率は、四四・五%でありま……
○国務大臣(宮澤弘君) このたび法務大臣を命ぜられました宮澤弘でございます。 内外にわたり極めて困難な問題が山積しておりますこの時期に法務行政を担当することになり、その職員の重大なることを痛感いたしております。 申すまでもなく、法務行政に課せられました使命は、法秩序の維持と国民の権利の保全にあります。国民生活の安定を確保し、国家社会の平和と繁栄を図りますためには、その基盤ともいうべき法秩序が揺るぎなく確立され、国民の権利がよく保たれていることが極めて重要であると思います。 私は、こうした認識のもとに、法務行政の各分野にわたり、時代の要請を踏まえ、適切な方策を講ずるよう全力を尽くして努力す……
○国務大臣(宮澤弘君) 破防法の適用の問題につきましては、先ほど来いろいろ御議論がございましたように、事柄の性質上、厳正かつ慎重に判断することが必要でございます。このような認識のもとに、現在公安調査庁では調査を進めております。公安調査庁におきましては、なお検討すべき幾つかの問題を残しておりますけれども、調査は詰めの段階にあるというふうに承知をいたしております。
【次の発言】 政府委員から御答弁をいたさせます。
【次の発言】 売春防止法についての改正と申しますか、それについてのお話でございました。
ただいま女性が加害者というようなお話がございました。私も実は専門家でございませんので、あるいは私……
○国務大臣(宮澤弘君) 破防法をオウムについて適用することにつきましては、御承知のようにさまざまな意見がございますことは承知をいたしております。ただ、あのような凶悪無比な犯罪を二度と許してはならないということにつきましては、大方の異論のないところであろうと存じます。 破防法は、御承知のように、公共の安全を確保いたしますために、暴力主義的な破壊活動を行った団体を規制する法律でございますが、同時にこれは国民の基本的人権に大変密接な関係がございます。したがいまして、破防法適用の問題につきましては、法と証拠に基づきまして厳正かつ慎重に対応をしていくべきものと考えております。
○国務大臣(宮澤弘君) 破防法の適用につきましては、関係者の間で意思疎通はなされているものと私は考えております。
この問題の基本は、昨日も申し上げましたように、法と証拠に基づいて厳正に判断をするというところにございますが、現在、公安調査庁の調査は詰めの段階にございまして、種々の実務的な問題について検討をいたしているところでございます。
法務省といたしましては、必要に応じて官邸にも連絡をいたしております。
【次の発言】 具体的な事案において犯罪が成立するかどうか、またどのような犯罪が成立するかにつきましては、捜査機関が捜査によって収集した証拠に基づいて判断すべき事柄でございますので、法務大臣……
○国務大臣(宮澤弘君) オウム真理教によります組織的な犯罪につきましては、検察当局におきまして、地下鉄サリン事件等の解明のため、東京地方検察庁を初めといたしまして各検察庁におきまして十分な捜査体制を整え、警察当局との連携を保ちつつ鋭意捜査を行ってきたところでございまして、これまでに殺人、同未遂罪等で多数の者を公判請求しているところでございます。 今後とも、オウム真理教にかかわる各般の不法事犯の捜査を通じまして、この事案の全容を解明することはもちろん、その公判活動にも全力を傾注していくものと承知をいたしております。 一方、公共の安全を確保するという観点からは、破防法による団体活動の規制という……
○宮澤弘君 質疑に入ります前に、一言申します。 二〇〇五年の万博が、人と自然の共生を掲げて愛知県で開催されることに決定されましたことは御同慶の至りでございます。ここに至るまでの、愛知県はもとより総理初め政府及び関係者の方々の御努力に対しまして敬意を表する次第でございます。財政難の時代ではございますが、立派な博覧会が開催されることを期待いたします。 さて、私は、先般来の金融不祥事件をめぐる監督責任、役所の責任について、私見を交えながら総理及び大蔵大臣の見解をただしたいと思います。 最近、世間を騒がした事件は、一つは日産生命の問題、そしてさらに日本を代表する企業であります野村証券、第一勧業銀……
○宮澤弘君 ただいまから日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条第二項により、私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの泉君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に倉田寛之君を指名いたします。(拍手)
○宮澤弘君 私は、日米安全保障条約に関連をいたしまして幾つかの質問をいたしたいと思います。 昨年の四月、ちょうど一年前になりますが、クリントン米国大統領が来日をされまして、日米両首脳の間で日米安全保障共同宣言が署名されました。世間では、これによって日米安保の再定義、再定義と申しますのはマスコミが再定義という言い方をいたしておりまして、外務省は再確認という言葉を使っておいでになるようでありますけれども、これによりまして日米安保の再定義、再確認に一区切りがついた、こういうふうに世間では言われております。 そこで、外務大臣に伺います。 再確認あるいは再定義、どちらの言葉でもよろしいのであります……
○宮澤弘君 私は、自由民主党を代表いたしまして質問をいたします。 総理は、今改革をしなければこの国の明日はないという非常な決意を持って六つの大きな改革を政府の重要課題として全力投球をしておいでになります。御労苦をまことに多とし、また敬意を表するものでございます。 財政改革は、行政改革とともに六つの大きな改革の基本を成すものであると思っております。しかも、現在は近く来年度の予算の編成期を控えているわけでありますので、この法案がなるべく早い機会に成立をして、そして改革の方向が天下に示されるように私どもは期待をいたしているところでございます。 最初に、景気の問題について二、三伺いたいと思います……
○宮澤弘君 私は広島県から選出されております自由民主党の宮澤です。 アジア太平洋地域のこれからの平和の確保について、御所見を承りたいと思います。 御承知のように、アジア太平洋地域では、ヨーロッパのように多国間の安全保障の仕組みというものがまだできておりません。私どもは、日本とアメリカの安全保障条約に基づく日米の安保体制が、単に我が国の平和ばかりでなくして、アジア太平洋地域の平和に大変大きな役割を営んでいるということを承知いたしております。同時に、アジア太平洋地域には中国あるいはロシアというような、現に大きな力を持ち、将来も大きな力を持ってあろうという国があるわけであります。 そこで、将来……
○宮澤弘君 自民党の宮澤です。 これから任地に赴かれるお三人の方、大変御苦労さまでございます。 三人の方それぞれに私伺いたいことがありますが、時間の関係もありますし、また伺う方も多いと思いますので、一つだけ糠澤さんにちょっと質問を申し上げたいと思います。 私は、この際糠澤大使がハンガリーにいらっしゃるということは、御本人にとっても、今まで御経験になった経済の問題を頭に置いて御活躍になるということの非常にいい機会だと思いますが、同時に外務省にとっても非常にいいことだと思うんです。いろいろ長いこと申し上げませんけれども、やっぱり外務省以外の経験、知識を持って活躍された方が在外公館の責任者にな……
○宮澤弘君 私は、国際平和協力法の一部を改正する法案に関係をいたしまして、二、三質問いたしたいと思います。 まず最初に、官房長官に伺いたいと思いますが、この法案の審議に当たって、先般、参議院の本会議で、この法律の第三条にございますいわゆる本体業務でございますね、その本体業務は、これは附則の二条ですか、当面実施しないと凍結をされているわけでありますが、これについて質問がございました。質問の趣旨は、現在凍結をされているけれども、この際見直しに際して凍結を解除すべきではないか、こういう質問がありました。それに対しまして総理が答弁をしておいでになって、その答弁は、「政府としては、国会等における御議論……
○宮澤弘君 自民党の宮澤でございます。私は、特に国連を背景としたということを前提にして御質問を申し上げたいので、お答えを願いますのは堂ノ脇参考人とそれから明石参考人に主として承りたいと思います。 問題の一つは、お二人ともおっしゃいましたけれども、今のNPT条約というのは差別条約である、こういう認識を世界では持たれているわけでございます。そこで、核を廃絶するためには、このNPT条約の六条で核軍縮義務というものが書かれているわけでありますけれども、お二人とも核保有国がそれを果たすことが必要なんだということをおっしゃって、それは恐らくだれもそういう理解を持っている。ところが、それが具体的には一向に……
○宮澤弘君 私は、中央省庁等改革基本法案につきまして、総理並びに関係閣僚に御質問を申し上げます。 総理は、御就任以来、六大改革を掲げて取り組んで、大いにその推進を図ってこられました。昨今、景気対策ということが非常に大きな政策課題になってきておりますけれども、やはり二十一世紀に向かってこの六大改革が一歩一歩進んでいくということがぜひ必要だと思っております。そして、この六大改革の中で中心をなしますものは、何と申しましても私は行政改革ではなかろうかと思います。 一年半以上前になりますか、総理は、行政改革なくしては我が国の将来はない、火だるまになってもこれをやり抜くんだという非常な決意を表明されま……
○宮澤弘君 私は、この老人保健法案と原爆被爆者対策、特に原子爆弾被爆者の医療等に関する法律を中心にして質疑を行いたいと思います。 第一に、法律制度のあり方から伺います。 本来でありますと、これは厚生省の当局の方から説明をしていただければいいのですけれども、時間の関係がありますので、私の方から確認的に質問をいたしたいと思います。 まず、現状についてです。被爆者であります七十歳以上のお年寄り――七十歳と申しますのは、申し上げるまでもなく、この老人保健法案がその医療給付については七十歳以上のお年寄りを対象にしているということからでありますが、被爆者である七十歳以上のお年寄りの医療については、現……
○宮澤弘君 まず、名東先生にお伺いをいたしたいと思います。
お話の中にもございましたが、財政再建について大蔵省が試算を発表しておりますですね。赤字国債を借りかえるという前提で一般歳出を五%、三%、〇%伸ばすと、こういう試算を発表いたしておりますが、〇%の場合でも六十年度で二兆余りの要調整額と申しますか、それが出るという試算でございましたですが、あの試算をごらんになりましてどういう印象をお持ちでございますか。
【次の発言】 先ほど補助金カットのお話がございました。財政再建を行うに当たりましては、一方において歳入の確保の問題であると同時に、他方歳出をどうカットしていくかということだろうと思います……
○宮澤弘君 予定の時間が過ぎましたようで申しわけございませんが、簡潔に伺いますので、お考えがございますれば簡潔にお教えいただきたいと思います。 それは、日本に来ております主として東南アジア等の外国人労働者の問題でございまして、我が国は島国でございますし鎖国などしておりましたものですから、外国人と一緒に生活をするということが非常に下手だ、経験もないし下手だと思います。これにつきましては、一つは鎖国派と申しますか、この問題は単に労働問題ばかりでなく、社会、福祉、教育、治安というような非常に大きな問題だという意味でやや消極的な考え方を持っている人がございますし、もう一つは開国派で、この問題をクリア……
○宮澤弘君 ただいまから行財政機構及び行政監察に関する調査会を開会いたします。
本院規則第八十条の八において準用する第八十条により、年長のゆえをもちまして私が会長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより会長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの都築君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、会長に井上孝君を指名いたします。(拍手)
○宮澤弘君 今おっしゃったことの回答ではないんですけれども、私も今の世の中からいって、国民腹膨るるわざですから、何かやっぱりできたらいいと思います。その場合に、今ちょうど会長がおっしゃいましたように、一体議員がオンブズマンになるのか、その下に専門的なオンブズマンというものができるのか、その辺の議論というのは恐らくまだ徹底した議論がないと思います。 それはそれといたしまして、先ほどちょっと請願の話が出ましたけれども、私はオンブズマン制度というふうなもの、何かあったらいいと思いますけれども、それと同時に、今の請願の問題をやっぱり片づけなきゃいけないんじゃないかと思うんです。 井上先生がおっしゃ……
○宮澤弘君 私は、中身のことじゃなくて進め方を。 会長も言われましたけれども、参議院改革ということは今、議長を中心に進められていると思いますし、またお互い党派を問わず、一体参議院は何をしたらいいのかと、参議院の存在意義とか無用論とかいうものが常にあるわけでございますね。そういうような観点から申しまして、一つのあれは、衆議院は予算中心、参議院は決算中心、これだけでは尽きませんけれども、衆議院の方の予算中心というのはいわばこれからやること、参議院の方の決算中心というのはやったことについての反省といいますか、調査とかチェックということだろうと思います。 そういうことで、この調査会が発足をいたしま……
○宮澤弘君 意見というよりも、ここに書かれたことの御質問になるかもしれませんが、今、苦情請願というのはこれまで六件しかないというふうにおっしゃいましたね。
苦情請願という概念はどういう概念なんでしょうか。例えば、ある市町村の中に大きな国立病院があって、そこから汚いものを垂れ流している、何遍言ったって聞いてくれないというようなものを請願するということはあり得るわけでしょうか。
【次の発言】 あり得るわけですね。
そして、これまで苦情請願が六件しかないというのは私はちょっと脇に落ちないんです。
【次の発言】 いや、ですから、今私が挙げたような例はないんですか。つまり、立法、政策で、例えば病院行……
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