国会議員白書トップ参議院議員松岡満寿男>委員会発言一覧(全期間)

松岡満寿男 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

松岡満寿男[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは松岡満寿男参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。松岡満寿男参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

13期(1983/06/26〜)

第101回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第2号(1984/02/01、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 大変結構なお話を伺ったんですけれども、やはり私どもは経済の安定というものがないと福祉の充実というものはあり得ないであろうというように思っておるんですが、そういう中から見ますると、先ほどお話しのアメリカ経済は南部を中心にリバイバルしておると。特に今後わが国の状況を考えますると、中央から地方への分散というものが経済面でも考えていかなければいけない問題でありまして、自治省とかあるいは通産省のテクノポリスの問題とか、それぞれの各省庁がいろいろな角度から取り組んでおるということにもこれは若干問題ありまするが、当面本年度からテクノポリス構想というものが出てまいってきております。  アメリカ……

第101回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第3号(1984/04/11、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 第一班は、寺田委員長及び坂野、水谷、最上、刈田、吉川、青木の各委員と私松岡の八名で、二月二十二日、二十三日の両日、技術革新に伴う産業雇用構造、高齢化社会及び生活条件整備の諸問題につき、実情を調査するため、愛知県に行ってまいりました。  調査は、県知事公館において県並びに名古屋通産局より事情説明を聴取するとともに、トヨタ自動車高岡工場、高蔵寺ニュータウン、春日井市総合福祉センター、山崎鉄工所美濃加茂製作所をそれぞれ視察いたしました。以下、その概要を御報告申し上げます。  まず、トヨタ自動車について申し上げます。  トヨタ会館において、会社側から概要説明を聴取した後、大衆車の生産部……

第101回国会 商工委員会 第3号(1984/04/06、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 私は地域経済の振興という観点から幾つかの点につきまして通産大臣並びに御当局の御見解を賜っておきたいと思います。  今回の景気の回復につきましては、五十三年度の景気回復の様態と大分変わっておるようでありまして、イノベーションによる緩やかな回復ということが言われておるわけであります。そういう中におきまして、特に特徴的なのは、やはり回復自体が地域差があるということ、それと業種によって、あるいは企業の規模によりましてかなり厳しい状況になってきておるということは御承知のとおりであります。特に地域の跛行性の中では従来公共投資に非常に頼っておった地域であるとか、あるいは本年の雪害に悩む地域、……

第101回国会 商工委員会 第10号(1984/07/24、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 我が国は技術立国として世界に伍して進むべきものでありますが、先進諸国は技術革新の意義を強く認識して国を挙げて技術開発に取り組んでおります。  科学技術の研究開発は我が国にとっても今後の発展基盤を確保する上で極めて重要であります。産官学の連携はおのおのの役割分担がスムーズにいくことが必要であります。特に政府の研究開発に果たす役割は基礎研究であるだけに非常に重要であります。急速に進歩する科学技術の研究開発は、世界各国とも時を争う課題であります。通産大臣の我が国の技術開発に対する御所見をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの通産大臣の御見解のとおり、ひとつ来年度以降技……

第101回国会 予算委員会 第15号(1984/04/02、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡滿壽男君 先日、名古屋で一日行革審が行われたようでありまするが、引き続いて各地でこれが行われるということでありまして、地方の行革につきまして国民の関心も高まってきつつあるわけであります。国と地方が行財政面におきましては車の両輪ということが言われておりますけれども、特に国民にとりましては、県、市町村の行革というのは非常に身近な問題でありまして、その成り行きが注目を集めておるところであります。行革に際しまして、当初地方では、地方の側から言いますると、行財政の再配分あるいは地方分権の確立と、いわゆる地方の時代を目指しての熱い期待があったと思われるわけでありますけれども、各論になりますると、やは……

第102回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会 閉会後第1号(1985/08/07、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 今回のアクションプログラム並びにこの骨格決定に際しての総理大臣談話でございますけれども、市場開放、輸入拡大を求められております黒字国としての我が国としては、この内容、大変御苦心の成果であるわけでありまして、現時点では思い切った内容だというふうに評価をいたすものであります。  特に、関税の分野あるいは基準・認証の分野につきましては、かねてからいろいろな要望にこたえて思い切った措置をとっておられる。政府調達の分野についてもしかりであります。さらに、内需拡大の問題、あるいは後ほど触れたいと思いますけれども、投資交流による先進国経済の活性化の問題、そして米国を初めとする諸外国の金利水準……

第102回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第4号(1985/04/12、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 私ども国民生活・経済の長期的課題につきまして各参考人からそれぞれのお立場からの有意義なお話いただきまして、まことにありがとうございました。  先行委員の方からも話がございましたが、御承知のように、現下経済摩擦の問題がいわゆるトピックスになっておるわけであります。私は地方で行政を担当しておった時期があるんですけれども、何と申しましても国民の福祉、こういうものも国の経済力の範囲内においてしか行われないということでありますので、経済を安定的に成長さしていくということが政治におきましても最大の課題だというふうに考えておるわけであります。我が国はそういう中におきましていわゆる貿易立国とい……

第102回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第6号(1985/06/12、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 私は、国民生活・経済に関する調査特別委員会で経済摩擦と内需拡大ということで、四人の参考人の方においでいただきまして、それぞれの分野から貴重な御提言をいただきまして、心から御礼を申し上げる次第であります。  参議院の改革の一環として国民生活・経済に関する調査特別委員会というのができてまいりました。いろいろと国民生活全般にわたって討議、検討してまいったわけでありますけれども、私自身は一昨年まで地方で市長をさせていただいておったわけでありますけれども、そういう経験からいいましても、それぞれの地方あるいは国の福祉、文化、教育あらゆる分野におきまして、その根幹をなすものはやはり安定した経……

第102回国会 商工委員会 閉会後第1号(1985/09/03、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 まず、貿易摩擦関連につきまして質疑を行いたいと思います。  先月の七日に、アクションプログラム関連につきましては、国民生活・経済に関する調査特別委員会で若干の質疑もさしていただいておりますので、できるだけ重複を避けまして質問いたしたいと思います。  アクションプログラムにつきましては、市場開放並びに輸入拡大を求められている我が国といたしまして、当然のそれぞれの施策とは言いながら、関税の分野あるいは基準・認証の分野、さらには政府調達、さらには投資交流各般にわたりまして、現在の我が国におきましてとり得る最大限のアクションプログラムをとっておられる。この点につきましては高く評価をいた……

第102回国会 商工委員会 第5号(1985/03/28、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 両大臣の所信表明を拝聴いたしましたが、経済の現状並びに過去におきます国会の論議を十二分に踏まえられて、それぞれの分野につきまして的確なる政策の実施をするということでございますので、大いに賛意を表する次第であります。私自身は地方自治を体験してまいったわけでありますけれども、やはり経済の安定的な成長という基盤がない限り、国民生活の文化、教育、福祉あるいは環境整備、各般にわたりまして総合的な国民福祉の向上はないわけでありますから、どうかひとつ、それぞれの産業政策あるいは経済の運営につきまして、中曽根内閣のいわゆる仕事師内閣としての実績を上げていただきたいと思う次第であります。  申し……

第102回国会 商工委員会 第13号(1985/04/25、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 まず基盤技術研究円滑化法案につきまして若干の質疑を行いたいと思います。  申すまでもなく、我が国は技術立国として世界 に伍して進むべきであるわけであります。先進諸国は技術革新の意義を強く認識しまして、国を挙げて技術開発に取り組んでおるわけです。  本法案の提案理由のところにありまするが、その点我が国の場合は、技術開発費の約七割を民間が負担しておる。先進諸国は防衛費を除きましても大体五〇%近い、そういう研究開発を政府の責任において行っておるという実情があるわけでございます。我が国の今後の発展を考えますると、科学技術の研究開発は、今後の発展基盤を確保する上でもこれは非常に重要な問題……

第103回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第2号(1985/11/08、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 今回の円高に関連いたしまして若干の質疑を行いたいと思います。  前回のこの国民生活・経済に関する委員会ではアクションプログラムにつきましての質疑が行われたわけですけれども、その当時は貿易摩擦問題、特に対米貿易摩擦の問題につきまして相当な危機感も漂っておったわけであります。かなり過熱した状況であったわけでありますけれども、その後いろいろな事態の集積というものが行われ、総理あるいは安倍外務大臣、通産大臣を初め多くの閣僚が訪米もされましたし、同時に議員同士の交流もかなり頻繁に行われたわけであります。最後は二階堂副総裁も二階堂ミッションをつくって行かれたわけでありますけれども。また、レ……

第103回国会 商工委員会 第5号(1985/12/10、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 近年、エネルギー源の多様化の動きの中で、石油エネルギー供給に占める率は低下傾向にあるわけでありまして、ピーク時の昭和四十八年度の七七・六%から約一八ポイント減少しまして、昨年度は六割台を切り、五九・六%となっておるわけです。しかし、我が国のエネルギー供給の大宗を占めていることは厳然たる事実であるわけであります。  二度にわたる石油危機の厳しい経験から考えてみまして、石油の安定供給の確保は、我が国の経済安全保障と民生の安定向上のために真剣に取り組んでいかなければいけない政策課題であるというふうに考えておるわけであります。しかし、我が国の場合は、この石油製品につきましては一貫して消……

第103回国会 商工委員会 第6号(1985/12/12、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 私は、自由民主党・自由国民会議を代表して、特定石油製品輸入暫定措置法案に対し、賛成の立場から討論に参加いたします。  以下、その理由を申し上げます。  まず第一に、本法案が提案された国際的背景についてであります。世界的な石油需給の緩和、石油製品貿易の拡大基調の中にあって、石油の一大輸入国である我が国に対しガソリン等の製品輸入を求める声が国際世論となってきております。本法案はこのような要請にこたえ、石油製品輸入の道を開くために必要な措置を講じようとするものであって、経済大国である我が国が、貿易摩擦を緩和し、国際社会における孤立を避けるためにも、また国際信義の上からも、本法案を早急……

第104回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第3号(1986/04/11、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 四月七日に「国際協調のための経済構造調整研究会」の報告書が出まして、翌日総合経済対策が発表されたわけでありまして、本日、長官から御説明をいただいたところでありますけれども、六十年度の貿易黒字が五百二十六億ドル、昨年に比べて五〇%増という状況であります。Jカーブ効果によりましてそういう輸出が、貿易黒字がふえちゃったというような厳しい状況でありまするし、同時に東京サミット、さらに本年は十一月にアメリカの中間選挙等控えておるわけでありまして、そういう中におきまして今回の総合経済対策、まことにタイムリーであったと思います。そして、国内を見ますると、円高によりまして中小企業あるいは基礎素……

第104回国会 商工委員会 第4号(1986/03/27、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 せんだっての大雪で大変交通関係が乱れまして大きな影響があったわけでありまして、改めて、非常に私どもは日常便利さの中にどっぷりとつかって生活をしておるんだけれども、一たんやはり歯車が狂うとあらゆる危険、混乱というものが周辺にあるんだなということを昨年の日本航空の事故とあわせて考えさせられたことであったわけでございます。  またしかし、本国会におきましても、天候状態に例えますと、雪が降ったり、やりが落ちてきたりするような状況でありまして、各駅停車になってみたり、いろいろと皆様方に御協力いただきながら、しかしその中で、参議院一体何をしているんだという声が聞こえてくる中で、先議案件であ……

第104回国会 商工委員会 第5号(1986/04/02、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 六十一年度の商工関係予算につきましては、過去におきます与野党の議論、あるいは国民経済、国家経済全体の現状、さらに自民党におきますそれぞれ関係部会、あるいは年度末の復活折衝等々通しまして十分に議論して出されたものでありまして、先ほど両大臣から御説明ありましたように、当面の国際経済摩擦への対応とかあるいは技術開発、情報化施策、中小企業対策、資源エネルギー政策、さらに国土の均衡ある発展の問題でありますとか、物価、国民生活、もろもろの案件につきまして提起をされておるわけであります。特に本年は、内需振興の中におきまして新産業インフラと新しい施策も取り入れられておるわけであります。一日も早……

第104回国会 商工委員会 第12号(1986/05/20、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 先ほど選挙の問題をめぐっての熱っぽい議論が交わされたわけでありますけれども、今国民はある面では、そういう問題についても白けたムードにあると思うんです。  一つは、やはり行政改革路線の中で地方も定数減の問題について取り組み、真摯な努力をしておるわけですね。そのさなかに一名であるけれども、いろんな御苦労の中ではあろうけれども、増員をしたということに対する一つの批判というものがありまするし、もう一つはやはり不況、円高に対する非常な影響が国民生活のあらゆる面に出てきているというこの問題があろうというふうに思うわけであります。急激な円高に伴いまして、東京サミット後また急速にこの問題が加速……


14期(1986/07/06〜)

第107回国会 議院運営委員会 第2号(1986/09/12、14期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松岡滿壽男君) 労働保険審査会委員高橋久子君は八月十二日任期満了となりましたが、八月十五日同君を再任いたしましたので、労働保険審査官及び労働保険審査会法第二十七条第三項の規定により、両議院の事後の承認を求めるため本件を提出いたしました。  同君は、人格が高潔であって、労働問題に関する識見を有し、かつ、労働保険に関し豊富な学識経験を有する者でありますので、労働保険審査会委員として適任であると存じます。  何とぞ、御審議の上、速やかに承認されますようお願いいたします。

第107回国会 議院運営委員会 第5号(1986/10/17、14期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松岡滿壽男君) 労働保険審査会委員北村孝生君は十月二十八日任期満了となりますが、同君を再任いたしたいので、労働保険審査官及び労働保険審査会法第二十七条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。  同君は、人格が高潔であって、労働問題に関する識見を有し、かつ、労働保険に関し豊富な学識経験を有する者でありますので、労働保険審査会委員として適任であると存じます。  何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。

第107回国会 社会労働委員会 第1号(1986/10/21、14期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松岡滿壽男君) このたび労働政務次官を拝命いたしました松岡滿壽男でございます。  ただいま平井労働大臣の方からごあいさつがございましたように、我が国は現在急激な円高が進展いたしておりまするし、同時に経済構造調整の問題がございます。このような中におきまして、さらに国鉄改革でありますとか、さまざまな労働行政を取り巻く諸問題がございます。  そういう中で、雇用を確保し、労働者の福祉を向上していくために全力を尽くしたい、かように考えておるところでございます。  委員長初め委員各位の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。(拍手)

第108回国会 議院運営委員会 第3号(1987/01/30、14期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松岡滿壽男君) 労働保険審査会委員田中清定君は近く辞任する予定でありますが、その後任として仙田明雄君を任命いたしたいので、労働保険審査官及び労働保険審査会法第二十七条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。  何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。

第108回国会 商工委員会 第2号(1987/03/26、14期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松岡滿壽男君) 大臣も御出席でございますけれども、私の方から答弁さしていただきたいと思います。  実は、総理の御意向もありまして、労働大臣、通産大臣からも御指示いただきまして、二月の十九日、北海道を皮切りにしまして、全国八ブロックの雇用対策協議会に通産省の中川、小島両次官ともども出てまいりまして、昨日関東ブロックで一応終了したんです。その中で、いろいろな御要望もございましたが、特にやはり為替の安定の問題でありますとか、あるいは予算関係法案の早期成立でありますとか、内需の拡大でありますとか、各般の御要望もございましたが、特にやはり円高の影響を受けまして構造転換が予想以上のスピードで進……

第109回国会 議院運営委員会 第4号(1987/07/24、14期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松岡滿壽男君) 労働保険審査会委員溝邊秀郎君は近く辞任する予定でありますが、その後任として倉橋義定君を任命いたしたいので、労働保険審査官及び労働保険審査会法第二十七条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため 本件を提出いたしました。  何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。

第112回国会 運輸委員会 第4号(1988/03/31、14期、自由民主党)

○松岡滿壽男君 三月一日に運輸大臣の所信表明をお伺いいたしたわけでありますけれども、改めて運輸行政が広範多岐にわたる、非常に幅が広くしかも奥行きの深い行政であり、また国民生活に、あるいは国土の形成に非常に重要な役割を担っておる行政であるということを感じた次第でありますが、せっかくの機会でありますから、いろいろと伺った感想なり所感を、激励の意味を込めて申し上げて、また御所感等があればお伺いいたしたいというふうに思うわけであります。  申すまでもなく、現在の経済社会情勢、高齢化社会、高度技術社会、情報化社会あるいは国際化という大きな環境の変化に遭遇しておりまして、その中で、まず何といいましても経済……

第112回国会 運輸委員会 第5号(1988/04/14、14期、自由民主党)

○松岡滿壽男君 せんだっての委嘱審査の段階では、空と陸につきましていろいろ質問をさせていただいたわけでありますが、本日は、主に海を中心とした、造船その他につきまして質疑をいたしてみたいと思います。  我が国は貿易立国ということを言われておるわけでありまして、いずれにしても、輸出入どちらも、やはり空か海を経由して入ってくるというような形になるわけであります。最近、我が国の日本船の占める割合が非常に低下してきているということが言われておるわけであります。よく食糧問題につきまして、自給率が三分の一だと、まさに外国に胃袋を預けているような状態ではないかという議論がされるわけでありますが、こういう形で、……


18期(1998/07/12〜)

第143回国会 法務委員会 第4号(1998/10/08、18期、各派に属しない議員)

○松岡滿壽男君 今、政治家の犯罪、そしてまた経営者の犯罪、さらに官僚の犯罪、また和歌山のような特殊な事件、そのようなさまざまな犯罪が我が国の中で渦巻いている。それに対して法曹が的確に対応できているかということに対して、国民は非常な危機感を持っておると思います。先ほど大臣の方から、いわゆる政治改革、行政改革に始まって司法改革という言葉が出ました。私も初めて法務委員会に出てまいったわけでありますけれども、どうも国民の一般的な感覚から遠いところにいるという感じがするわけです。  今回の裁判官の報酬と検察官の俸給に関する問題、私も今までの議事録をひもといてみましたら、一、二年前に、昔の仲間でありました……

第144回国会 地方行政・警察委員会 第4号(1998/12/10、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡でございます。  もう先行議員の質問に尽きるわけでありますけれども、先ほど大臣のお話を伺っていますと、現在の地方自治体の百六十六兆円の赤字という未曾有の状態の中で、二兎追う者は一兎をも得ずだと、まず景気対策、経済の立ち直りにすべてをかけられるというようなお話でございますけれども、それではやはり今の地方の問題は解決しないわけでありまして、今高橋さんが言われたようにいろんな税体系の問題とか年金の問題、あるいは行政改革の問題、今の状況ですとやっぱり二兎を追う者は一兎をも得ずじゃなくて、二兎を追う者は三兎を得るぐらいの気持ちで、多面的なやはり対応とかそういうものが迫られ……

第145回国会 議院運営委員会 第40号(1999/07/26、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 私は、本案に対して賛成の立場ではありますが、意見を申し述べたいと存じます。  本案及びその修正案は、両院に憲法調査会を設置し、日本国憲法について広範かつ総合的に調査を行おうとするものであります。日本国憲法制定以来この五十数年間、国会では、憲法に関して総合的な議論が行われてこなかったことにかんがみますと、日本国憲法について調査を行い、広く議論を行う場が設置されますことは、時宜に適したものと考えるものであります。  しかし、今般設置される憲法調査会は、議案の提出権がなく、調査のための特別の機関であるとはいえ、参議院の既に設置されております調査会と同じ調査会という名称を用いております……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第2号(1999/03/09、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡滿壽男です。  野田自治大臣とは新進党結成以来ずっと同志で改革を志し、また二大政党を目指して頑張ってきた一人として、今回の御就任を心からお喜び申し上げたいというふうに思います。  今回の自自連立を考えてみますると、中央集権のもとでの小選挙区制度、これがやはり一つきつかったのかなという感じがするわけです。結局、三百の選挙区でその地域を代表するのが一人ということになると三百人のミニ知事をつくってしまった。そうすると、地域を代表して一人で頑張らなきゃいかぬということになると、どうしても知事や市町村長と同じように時の政権と話し合っていかなきゃいかぬという状況の中から自自……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第4号(1999/03/15、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 二〇〇〇年問題を質疑しようと思ったんですけれども、高橋さんの方からあったものですから今慌てて質問の中身をやりかえようと思って、二〇〇〇年問題もせっかく用意しておりますのでちょっと御質疑を申し上げ、引き続いて政治資金の問題と、そしてきょうお配りいただきましたこの予算委員会要求資料の中で、自治体病院関係はちょっと時間があれば聞かせていただこうと思います。  二〇〇〇年問題につきまして今自治省の方から御答弁がありました。これはもう地方自治体も関係ありますし、陸海空乗り物、あらゆる分野に、地方自治体の場合も病院もあります、それから水道、下水道、また乗り物があるし、コンピューターもみんな……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第5号(1999/03/16、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 私ども政治家の責任は、やはり国家と国民の安全と豊かさをどうやって守り抜いていくか、各分野におけるセーフティーネットをどういうふうにつくり上げていくかということだと思うんです。  これをまた比喩的に、具体的に取り上げてみると、最近はやりのだんご三兄弟ではありませんけれども、まず国の安全保障、そして個人を疾病とかあるいは災害からどうやって安全に守るか、これが一つの柱だと思うんです、それは消防も一つでありますけれども。それからもう一つは、国、地方の公共の仕組みをどういうふうに再構築していくか、これは大きな課題だと思います。それからもう一つは、豊かさの中で産業界が、金融に対しては六十兆……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第7号(1999/03/30、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡滿壽男です。  私も衆議院からこちらに参りまして、参議院が参議院改革の一環として独自に委員会編成を横割りにしているわけです。これは非常にすばらしいことだなというふうに思っておったんですが、前回も魚住委員が質問されようとしたんですけれども、なかなか大臣取りがうまくいかなかった。そういうこともありまして、一年半になるんですけれども、どうもこの委員会編成はうまくいかないのじゃないかという声も出てきております。しかし、そういう中で松村理事さん初め御努力いただいたと思うんですけれども、運輸大臣が御出席をされたということは非常にいいことだというふうに思っております。  この……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第9号(1999/04/22、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡滿壽男です。三人の参考人には大変御苦労さまでございます。  まず、チャイルドシートの着用の法制化の問題でございます。  今回の法案の提出につきましては、一部にはまことに唐突だなという印象を持っている人たちもいますし、同時に、島野参考人と岩越参考人はいろいろと今までこの法制化等についての要望をずっと続けてこられたということでありますし、また子供の安全、生命を考えるとこれはやはり一つの当然な方向であろうとは思うんですが、先ほど来の議論のように、非常に高価なものになると十二万も十三万もする、しかし既に法制化を実施している先進国に行けば四、五千円で購入できるとか、あるい……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第10号(1999/04/27、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡滿壽男です。  まず、チャイルドシートの義務化の問題ですけれども、今の高橋議員との質疑の中でお話がありましたように、これを義務づけするということは一つの行政の大きな目標となって、交通安全思想の徹底のためにはそれは役には立つだろうというふうに思いますし、交通事故から子供を守るということにつきまして当然異論があるはずはないわけであります。  しかしながら、この前も参考人からいろいろ意見を聞きましたけれども、PL法のときのような、これの法制化についての世論とか、そういうものは全然背景としてはなかったわけですよね。そういう話がありました。我々から見ると、今回の法制化につ……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第12号(1999/06/08、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 法案に対する質問の前に、せんだって当委員会で二〇〇〇年問題につきまして御質問をさせていただいて当時の状況は伺ったわけですけれども、二〇〇〇年まであと半年ということで時間も迫ってまいりますと、国民も非常に関心を持ってきておりますし、マスコミも連日のようにこの問題を取り上げておるわけです。  たまたま先日のNHKのニュースで言っていたんですけれども、中小企業における対策が大変おくれている状況にあるようでありまして、四分の一が対策は講じないということを言っておるわけです。四分の一が対策は講じたいけれども資金がないということを言っておるわけです。二〇〇〇年問題の対策助成金についても、申……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第15号(1999/07/27、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡滿壽男でございます。  この法案に対しましては各界各層、国民の皆さん方も大変な関心を持って見守っておられると思いますし、先ほど自治大臣の方からNHKの世論調査のお話も御答弁としてございました。実際に今まで現場でやっておった市町村、それに今度新しく府県も絡んでくるわけですし、個人情報がどういう形で守られていくのか、こういう厳しい財政の時代に新たに国がこの事業をされるということについての新たな投資もある、そういうものについてはどうだろうかとか、あるいは今後の国と地方との負担関係は一体どうなっていくのかというさまざまな角度から、一巡目では私が最後の質疑者になりますが、……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第16号(1999/07/29、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡滿壽男でございます。  長時間の質疑で大変皆様方も御苦労さまでございます。  自由党の高橋先生が予定どおり三十分なさいましたので、私の方もやはり参議院の会として三十分質疑をさせていただきたいというふうに思います。  このところ、憲法調査会の設置も決まり、当然そこで二院制の問題についても議論があろうと思います。この前から自自連立の中で衆議院の比例を五十人減少するという議論もございますし、また経済構造の大きな転換の中で、来週は産業活性化法案が本会議に出てくるわけでありますけれども、そういう厳しい経済情勢の中で民間の皆さん方は大変な苦しみの中にあるわけです。失業率もふ……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第17号(1999/08/03、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡滿壽男です。  三人の参考人の皆さん方、御苦労さまでございます。  途中、ちょっと中座いたしたりしたものですから、先行議員の皆さん方の質疑を十分聞いておりません。  若干ダブるかもわかりませんが、お許しをいただきたいというふうに思います。  今の議論ですけれども、高橋先生がおっしゃった議論なんですが、せんだって安田参考人ですか、のお話を伺っていますと、電子商取引がもう既に現在六十兆ぐらいだけれども、二〇〇五年には二百兆になるだろうと。いや応なしに情報化が進んで、デジタル化が進んでいくわけでありまして、それに対する日本社会全体の法整備というものがついていっておらぬ……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第18号(1999/08/05、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 今回のシステムで絶対に便利になるのは、やはり転入と転出の手続だろうというふうに思うんです。一年間全国で転入転出の手続が何件ぐらいあるか、またその費用、コスト、これが推計でどのぐらいになるのかということを伺いたいと思います。また、利用者の負担についても推計で把握していればお伺いしたいと思います。
【次の発言】 きょう、地方公聴会で話を聞いておったんですけれども、質問通告しておりませんけれども、今、照屋先生もちょっと言われましたが、刑罰について情報を漏えいした場合の懲役二年以下、百万円以下の罰金という形で、今回のあれについてはかつてない刑罰を科するということであります。  ところが……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第19号(1999/08/06、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡滿壽男です。  今度の法案につきましては、私自身、デジタル犯罪に対する法整備が全体的にちょっとおくれているんじゃないかということで、何回か当委員会でも質問したことがあるんですが、不正アクセス行為についても同様でありまして、この法案はやはりバーミンガム・サミットにおいての国際協力を約するということから整備をされてきたわけでありまして、時宜を得たものだというふうに思っております。やはりグローバリゼーションの中での負の部分、いわゆるそういうハイテク犯罪、これはやっぱり国際的に協調し合ってやっていかなきゃいかぬ、やっと序曲にたどり着いたということだというふうに思うんです……

第146回国会 地方行政・警察委員会 第2号(1999/11/16、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡でございます。  きょうは午前中から私に至るまで五時間半もほとんど神奈川県警問題の集中審議のような形になったわけでありますが、たまたま私の方も地元の懐かしい皆さん方が国会見学ということでタイミングが合ってしまいまして、そういうことを考えますと、警察の皆さん方も地域の中では本当に密着したいろんな関係があるわけです。  四十八年でしたか、光井というところで警察官が二人猟銃で射殺されまして殉職されました。ちょうど私、当時の県警本部長と一緒にその部落に駆けつけたことを思い出しておりますし、ことしはまた春に、室積で親子が未成年に殺されたという大変な事件が起きまして、二十三……

第146回国会 地方行政・警察委員会 第4号(1999/12/10、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡滿壽男です。  ただいま官出身の松村先生から、地方自治体も民間の経営感覚をやっぱり導入しなきゃいかぬというお話ありましたし、橘次官の方からも、そういう財務についての積極的なお話もございました。  私自身も実は民間出身なものですから、市長時代もとにかく地域経営という言葉を使って、そういう民間の感覚を大事にした地域経営をやろうということで頑張ってまいった時期がありますので、大変心強いきょうはお話を伺ったというふうに思っております。  ただ、昨日、一昨日の予算委員会で、財政問題のお互いのやりとりの中で、ああ、かなりこれから先厳しいなと。先ほど平林先生もなかなか知恵が出……

第146回国会 予算委員会 第4号(1999/12/08、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡滿壽男でございます。  今、富国有徳、鬼手仏心のお話が出ましたけれども、中国で尭舜の政治というのがあります。尭帝、舜帝の政治が理想的な政治だと。その中に陳情という言葉はありませんし、やはり陳情なき政治ということだろうと思うんですけれども、ことしの陳情行動が非常に激しかったんですね、各種団体の。参議院はもう少し静かなものかと思っておったんですけれども大変な数でありまして、エレベーターにも乗れない、食堂も満員だという状況で、同僚の皆さん方に聞いてみますと、ことしはいつもより多い、異常じゃないかというお話もありました。  考えてみますると、先ほど財政論がございましたけ……

第146回国会 予算委員会 第5号(1999/12/09、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 宮澤大蔵大臣、「論争」の一月号に、主計局長をやっておられた涌井さんが「破局のシナリオに向かう財政」という文章を寄せられているんですけれども、ごらんになりましたですか。
【次の発言】 まだお目にとまっていないようですが、たまたま私も新幹線で読みまして、今までの財政状況、やはりとにかく今の景気を何とかせないかぬ、経済変革を乗り切らなきゃいかぬということ。その出費についてはわかっておるんですが、宮澤大蔵大臣もおられるし、その都度何らかのシナリオは財政再建に向けてあるだろうというふうに漠然と思っておったんですが、この文章を読みますと、結局、今まではそれをやっておったけれども、小渕首相に……

第147回国会 議院運営委員会 第31号(2000/05/29、18期、参議院クラブ)

○松岡滿壽男君 三人の参考人の皆様方、御苦労さまでございます。参議院クラブの松岡滿壽男です。  せんだっても私は予算委員会で話をしたんですけれども、四百五十年前にザビエルが日本に来たときに本国に送った書簡の中に、他のアジア民族と違って、非常に教育水準も高いし、恥を知り、そして名誉を重んじる国民だと。だから、殿様に怒られる前にまず自分の名誉を重んじて腹を切る、切腹という話が出てきておるわけです。  今の我が国の状況を見ると、確かに新藤参考人がおっしゃったように、政治状況一つとってみてもさまざまな悩ましい問題を引きずったままここに来ております。そして、かつて考えられなかった、児童虐待に対してどう対……

第147回国会 選挙制度に関する特別委員会 第2号(2000/05/29、18期、参議院クラブ)

○松岡滿壽男君 一年近くかかって選挙制度についての協議会で私も出席して意見を交換してきておるわけです。一番最初の段階では、とにかく参議院のあり方論からきちっとやるべきじゃないかと。議長がいわゆる私的諮問機関に諮問しているわけですから、それも並行して、その意見を取り入れながらやろうという話をしたんですけれども、それはそれで別だよと。当面の参議院の選挙制度といいましょうか、それから議論しようじゃないかということで三つぐらいの意見に分かれたわけです、最終的に。だから、それはやっぱり我々としては、当面衆議院が二十人定数削減をした、それに対して、それじゃ参議院どうするのかという問題が一つあるわけですよ、……

第147回国会 地方行政・警察委員会 第2号(2000/03/14、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡滿壽男です。  けさの毎日新聞の世論調査を見ますと、小渕内閣の支持率が、先月の三四%から支持するというのが二八%に落ち込んできているんですね。  何が原因だろうかなと考えてみますと、景気対策、これは必ずしもうまくいっているとは思いませんが、一年ぐらい前から堺屋長官が夜明け前だということを言っておられて、一年以上たつわけですけれども、これは夜明け前じゃなくて薄暮じゃないかなと国民は感じ始めているわけですね。だから、それ以外に何かというと、やっぱり警察なんですね、支持率が落ちてきたということは。  この警察の問題について先ほど来、警察庁長官の中田局長に対する処置、こ……

第147回国会 地方行政・警察委員会 第3号(2000/03/15、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 ちょうどお昼休みに東京都議会の友人が来まして、チャイルドシートの話を私が質問されたんですけれどもお答えができなかったものですから、急遽、交通局長にお越しいただいて、そういえば去年ですか、この委員会で議論いたしました。四月一日からいよいよ施行されるわけであります。  その人は、自分にも孫ができて、来るときは子供が孫を連れてきて帰りは自分が車で送っているんだけれども、チャイルドシートをつけないと四月一日からやっぱり一点減点になるんだろうか、そういうケースの場合どうなるんだろうかということが一点と、もう一人若い方が、少子化対策で自分は頑張って年子で三人六歳からいる、だけれども今度全部……

第147回国会 地方行政・警察委員会 第5号(2000/03/21、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 警察庁がまだ来ておられぬようですから、自治省の方に先に御質問いたしたいと思います。  今の高橋さんの関連ですが、質問通告実はしていないんですけれども、けさの中国新聞に、いわゆる自治体間のいろんな格差の問題です、交付税で。今、税の問題がありましたね。  過疎化に悩む岡山県久米郡の中央町、約七千五百人の人口です。町民の定住を促すために一般家庭の水道料金を月十トンまでは一律無料にする条例改正案をまとめて、二十四日の町議会で可決して四月一日から実施するということなんです。十トンの水道料金については三千五百七十円。一部無料化については三年間の期限つきで町が肩がわりする年間の費用は約七千万……

第147回国会 地方行政・警察委員会 第8号(2000/03/30、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 今回の二法案につきましては、やはり派遣職員の身分の問題あるいは手続等についての透明化その他、かねてから全国市長会あるいは町村会から要望があったことでありますので、基本的には私も賛成でございます。  しかしながら、先ほど来いろんな角度から先行議員の御質問があったとおり、いろいろな問題点があるわけでございます。特に、第三セクターにつきましては、もう既に一万を超す数、それに対して三万九千人の方が出向しておられるということでありますが、確かに国のレベルではさまざまな特殊法人その他についてのいろいろな指摘がありますし、また地方団体におきましても先ほど来議論されております各地でのさまざまな……

第147回国会 地方行政・警察委員会 第11号(2000/05/18、18期、参議院クラブ)

○松岡滿壽男君 参議院クラブの松岡滿壽男です。  警察刷新会議の資料をいただいておりますので、まずそれに基づきまして質問をしたいというように思います。  せんだっての予算委員会で前小渕総理ともこの警察問題についてのやりとりをしたことを思い出しておるんですけれども、やはり当時の支持率の低下ということについて、金融の問題それとやはり警察の問題が一つの理由になっているという御答弁を当時いただきました。  やはり国民の最大の関心事というものは、そういう警察、身近な問題としてとらえていた、警察が国民の信頼にこたえていない、いろいろな問題が噴き出してきている、そういう不安というものがそういうものにつながっ……

第147回国会 予算委員会 第3号(2000/03/02、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡滿壽男でございます。  まず最初に、きょう、地元の中国新聞のトップに国家公安委員の記事が出ておりまして、「週一回勤務でも「常勤」 四人、年収二千六百万円 国民の常識とズレ」という記事が出ております。  今、不況下でリストラにおびえている国民の立場から見て、確かにこの見出しのものが事実とすれば非常にこれは問題があると思いますが、その事実関係と、そしてどうしてこういう形で決まってきているのかについてお答えをいただきたいというふうに思います。
【次の発言】 都道府県の公安委員の場合は、これは非常勤で月額が、これは広島県の例でありますけれども、委員長で二十三万六千円、委……

第147回国会 予算委員会 第4号(2000/03/03、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 私ども政治家の責務というのは、国家と国民の安全と豊かさを守るということが大きな責任だというふうに思っておりますが、警察も国民の安全と生命と財産を守っているという大変大切な業務をしょっておるわけでありますけれども、このところの一連の不祥事といいましょうか、不適切とか非常識というものを通り越して、一種異常な感じが出てきております。国民は非常にこういう事態に対して不安を持っておるというふうに思うんです。  昨日、私、中国新聞の例を出しまして、二千六百六十万円という報酬の問題を取り上げました。中国五県ではやっぱりそうかというふうに思っているのかなということを申し上げたところ、夕方、日刊……

第147回国会 予算委員会 第5号(2000/03/06、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 先週、参議院と衆議院の役割論につきまして小渕総理と意見を交換させていただいたんですが、少子化問題につきまして長いこと参議院は取り組んできております、国民生活・経済調査会で。  しかし、今回、十二月十三日に、衆議院におきまして少子化社会対策基本法が提出をされました。そういう関係について青木官房長官と若干のやりとりをしたいと思ったんですけれども、どうも私の質問時間がいつも記者会見の時間でございまして、御縁がなくて残念に思うんですけれども。  先週、ちょっと総理に御質問申し上げたときに、いわゆる有識者会議に関する質問でございます。松谷官房副長官が御出席でございますから、この問題につき……

第147回国会 予算委員会 第7号(2000/03/08、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 官房長官にやっとお目にかかれたんですけれども、四回目の質問で。確かにお忙しいし、記者会見というのは非常に大事なことだと私も思いますけれども、国会審議とどちらを優先されるおつもりなのか。いろいろその都度、ちょっと記者会見だから済まぬなというお言葉はかけていただいておるんですけれども、どのようなお考えでございましょうか。
【次の発言】 決して嫌事を申し上げたわけじゃございませんで、お許しいただきたいと思うんです。  どうも最近、国会の議論というものが形骸化してしまっているのかなと。執行部の方も、議論さえ済めば、その場さえ済めばいいという形なんですね。  去年の神奈川県警のときに地行……

第147回国会 予算委員会 第8号(2000/03/09、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 私は、昭和二十年の八月十日、旧満州国の新京というところに小学校五年生でおりましたが、国籍不明の飛行機が飛来しまして焼夷弾を投下いたしました。城内が赤々と照らし出されている状況でありまして、それがいわゆるソ連の参戦でありました。  それからいわゆる在留邦人の悲劇が始まったんですけれども、ソ連軍が進駐してくるところで多くの邦人たちが逃げまどって、特に女子供ですね、だから、足手まといになりますから子供たちを処分するという部分があったわけでありまして、そこからいわゆる中国残留孤児と中国残留婦人。ただ、私どもは、蒋介石の、恨みに報いるに徳をもってなすという一言で百万人近くが無事日本に帰れ……

第147回国会 予算委員会 第10号(2000/03/13、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 堺屋長官、内橋克人さんの近著が出ておりまして、「浪費なき成長―新しい経済の起点」という、これはお読みになりましたですか。
【次の発言】 読んでおいていただくとよかったんですけれども、一々これを読まなきゃいかぬようになりますので。ただ、御承知と思いますけれども、この中で、堺屋長官の貯蓄に関することについて、「健全な消費者を「心配性」と揶揄する堺屋太一長官」と出ているんですね。  実は、週刊朝日の九九年二月十九日号、「今日とちがう明日」という文章を出しておられるんですけれども、その中で、結局、消費性向が低い、貯蓄性向が高い、これは国民に対してあなた方が浪費しないから景気がよくならな……

第147回国会 予算委員会 第12号(2000/03/16、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡滿壽男です。  お二人さんには長時間大変御苦労さまでございます。私が最後でございますから、もうしばらく。  先ほど来、日本がどうなったんだろうというお話がありますが、私もこの予算委員会で四百五十年前にザビエルが日本に来たときの話をしたこともあるんですが、みんなが反省しなきゃいかぬことだと思います。  それで、さっき照屋さんがちょっと聞こうとされたようですけれども、私も、持ち回り決裁ですね、これはやっぱり国民から見て一番おかしいなと思っているところだと思うんです。警察庁と国家公安委員会の距離が非常に近過ぎる。それから高額な報酬がある。だから、なっておられる方には本……

第147回国会 予算委員会 第13号(2000/03/17、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡滿壽男でございます。  今週の朝日、毎日の世論調査を見ますと、小渕内閣の支持率が大幅に低下をいたしております。共同通信も同じ傾向でありますし、不支持率がふえてきている。その解説は、どうもいわゆる金融再生委員長の手心発言と警察の一連の不祥事だ、それに今度また自衛隊の問題が重なってくるわけでございますけれども、この支持率の変化に対しまして小渕総理はどのようにこれを受けとめられ、またどのようにこれから対処されようとしているのか、お伺いをいたしたいというふうに思います。
【次の発言】 今、総理のお言葉をいただきましたが、私もその三%をしょって戦った一人でありますから、よ……

第149回国会 地方行政・警察委員会 第1号(2000/08/09、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男でございます。  警察刷新会議の緊急提言の問題ですけれども、関係者の皆さん方が熱心にお取り組みいただき、提言をまとめられたということについては評価し、敬意を表したいと思いますけれども、もともと私自身はこの種の審議会、国民会議のあり方自体についていささかの疑問も持っておったのでありまして、予算委員会におきまして小渕前総理とも意見を交換したんですけれども、議院内閣制でありますから、いわゆる大統領制、知事や首長と違って国会に対して責任を持たれるわけですから、だから、この提言の中身を見ても、ほとんど恐らく衆参両院の地方行政委員会で、警察委員会で議論をされ尽くしたも……

第150回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第8号(2000/11/15、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 御苦労さまです。無所属の会の松岡滿壽男です。  今回のあっせん利得処罰法、わかっているだろうなと言われてもなかなかわかりにくいところも、先ほど来の議論を聞いておりますとそういう感想を持っておるんですけれども。  午前中の質疑のときに亀井先生もちょっと触れられましたけれども、我が国の国民の変質といいましょうか、随分変わってきているなという思いがするんですが。  四百五十年前にザビエルが日本に来たときに本国に書簡を送っておりまして、「日本人は今日まで発見された人民の中で最も優秀で、異教徒の間には、日本人にまさるものを発見し得ないと考える。日本人は友誼にあつく、一般に善良で、悪心なく……

第150回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第10号(2000/11/20、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男です。  きょうは不信任案提出の日ということで、答弁者の方々のおしりが定まらぬような状況であろうと思うんですけれども。  昨日、ちょうど私風邪を引いていましたので一日テレビを見ておりました。改めて、最近どうも日本人の言葉遣いというものが軽くなってしまっているなという思いがしておったんですが、野中さんと加藤さんとのやりとりを聞いておりまして、久々に言葉のやりとりの大切さといいましょうか、そういうものを感じました。  現在の保守政治の岩盤を崩そうという加藤さんの気持ちというのは我々も聞いておってわかりますし、長野の知事選挙、栃木の知事選挙等を見ていますと、既存……

第150回国会 地方行政・警察委員会 第2号(2000/11/09、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男です。  一昨日の自治大臣・国家公安委員長の所信、この順番に従って御質問をさせていただきたいと思います。  まず、先ほど来、市町村の合併問題のやりとりを聞いておりまして、避けて通ることのできない課題、そしてその次に、合併を積極的に支援してまいりたいと。何か矛盾するような感じがするんですけれども、もう少し将来の展望として、例えば道州制の導入とか、あるいは三百の市町村にまとめていくんだという積極的なお話があるかと思いましたら、どうも腰を引いてしまっているような印象を受けるんです。  しかし、大臣がおっしゃっておられますように、あと百年たつと間違いなく今の人口が……

第150回国会 地方行政・警察委員会 第3号(2000/11/14、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男です。  参考人の先生方、御苦労さまでございます。  もう最後になりますとほとんど先行の委員の皆さん方が質疑をされておられますので、ちょっと違う角度から御意見を承ってみたいと思っております。  今回、警察刷新会議の答申を待って警察法の改正ということになったわけですが、私ども衆参両院の地方行政・警察委員会で答申に盛られた項目についてはほとんど議論をし尽くしているわけです。  こういう刷新会議とか審議会とか私的諮問機関というのをやたらやられるということは、国民の関心を集めるという点、衆知を結集するという点では一つの方法とは思うんですけれども、予算委員会で小渕さ……

第150回国会 地方行政・警察委員会 第5号(2000/11/27、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 もう既に先行委員の方からいろんな角度の御質問があったわけでありますけれども、まず外形標準課税を二〇〇二年の四月に導入ということを目標にしておられるようでありますが、先ほども通産政務次官の話とかありましたように、いろんな意見があるわけです。  しかし、法人事業税の改正という観点より、先ほど交付税のあり方についてのいろんな議論がありました。いわゆる地方財源、地方と国との配分、そういう角度から抜本的な洗い直しをするときにもう来ているんじゃないかと思うんです。私は、恐らく来年、参議院選挙が済んだら財政再建一色になるだろうと思うんですよ、いろんな面で。  せんだっても指摘いたしましたよう……

第150回国会 地方行政・警察委員会 第6号(2000/11/28、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男です。  月刊現代の十二月号に「警察刷新会議の提言を批判したOBに応える」ということで「制度疲労した組織に大手術を」と、前の法制局長官の大森さんが刷新会議のメンバーとして一文を寄せておられるわけです。その中に、冒頭のところで、「元警察庁長官でもある後藤田正晴顧問が、同席した田中節夫警察庁長官に「まずは君たちの頭のなかを刷新しなくてはいけない」と言い放つなど冒頭から議論が白熱した」というような話が載っておるんです。  せんだって、私どもも神奈川に出向きまして、衆議院でやらなかった地方公聴会、皆さん方の御努力で実現をいたしまして、現場で働いておられる方々の生の……

第151回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号(2001/03/30、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 昨日の恩給法の改正で、「最近の経済情勢等にかんがみ、」というまくら言葉にちょっとかみつかせていただいたんですが、来年からそういう表現はやめるということでありますが、今回のこの選挙の施行に関しましては、「最近における公務員給与の改定、物価の変動等にかんがみ」というような書き方になっております。三年に一度ですから各経費を上げるのは、これはやむを得ないことであるというふうに私も思います。しかしながら、この項目を見ますと、いろいろ細かくやはり三%とか四・二とか随分計算をされておりますね。これの根拠です。どういうふうに、細分化した項目ごとの値上げ率ですよ。それを御説明いただける範囲でひと……

第151回国会 総務委員会 第3号(2001/03/22、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男です。  総務大臣の所信表明について質問をいたしたいと思うんですが、まず第一に「行政改革の推進」ということを挙げておられます。これは最重点課題としてとらえておられると思うんですけれども、「国、地方を通ずる行政の組織、制度のあり方、行政と国民との関係等を抜本的に見直し、新たな行政システムの構築」を目指すと、そういう意気込みが所信表明の中で述べられておるわけですね。  それで、十年で二五%の純減をめどとしているということですが、これは国家公務員だけですか。地方公務員に対してはどのように考えておられるんでしょうか。

第151回国会 総務委員会 第4号(2001/03/27、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 先ほど来、山本議員のお話を聞かしていただいておったんですけれども、今の我が国の状況は、確かに政治もそうですけれども、外交とか行政ですね、官僚の方の問題、それから社会全般もそうですし、金融経済、あらゆる分野がもうぎくしゃくときしんできている、いろんな面で不協和音が出てきて非常に難しい時代に入ってきている。  予算委員会で森総理と失われた十年ということでちょっとお話ししたんですけれども、何しろ私に与えられた時間は二分とか三分とか四分とか、信じられないような短い時間ですから十分にお話ができなかったんですが、きょうは珍しく四十分も時間を与えていただいていますので、若干その問題も触れなが……

第151回国会 総務委員会 第5号(2001/03/29、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 今、山本先生の方から残留孤児の問題とか中国残留婦人、それからソ連抑留者の問題等、戦後処理の問題についてのお話があったわけですが、本当に熱心に取り組んでいただいておりまして、敬意を表するわけですが、私も実は満州生まれの満州育ちで、五年生のときが終戦であったわけです。ちょっと私、下になりますけれども。  だから、あの悲惨な状況の中から、中国の人たちに育てられながら日本にたどり着いてきた人たちに対する対応、これはいろいろと山本先生に御指導いただきながら私も取り組んできたんですけれども、なかなか前に進まない。しかし、彼らももう年をとってきておりますし、時間がないんですよ。これはぜひ、総……

第151回国会 総務委員会 第9号(2001/05/24、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 小泉内閣で総務大臣として再任をされたわけですけれども、改革断行内閣ということでありますが、再任に当たって小泉総理から所管の事項について、これをこういうふうにしたらどうかというような指示はあったんでしょうか。
【次の発言】 全く珍しいことで、通常国会の中で二回も所信表明を、しかも同じ大臣がやりまして、伺ったんですが。  この前の森内閣のときの所信と今回を比較してみますと、確かに改革断行内閣という言葉はありますけれども、何か具体的なものが感じられないんですね。これはお役所で書かれたやつだろうとは思うんですけれども。  国会の議論の中で、あれだけ小泉さんが、政権交代があったと思っても……

第151回国会 総務委員会 第12号(2001/06/05、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 このデジタル化の問題について、先行議員から、いろいろな角度からの質疑をここに座って聞かせていただいておったわけであります。確かに一つの時代の流れ、国際化の中で、そういう方向性というのは私も理解できるところでありますけれども、イギリスのサッチャーの好きな言葉に、新しい家を建てるときには古い家を壊さなくてはなりません。しかしながら、古い家を壊す前に、新しい家はどういう家を建てるのかということを国民に明確にしなければなりませんということをよく言っておったわけであります。  確かに、アナログを打ち切って、古い家を壊して、新しい家といいましょうか、デジタルの方向性ということは一つのはっき……

第151回国会 総務委員会 第15号(2001/06/14、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 今回の電気通信事業法の一部を改正する法律案の中で、四十八ページに固定電話と、今、山本先生もちょっと触れられましたけれども、移動電話の加入数の推移、とうとう昨年の暮れに移動電話が六千二百八十二万台ですか、固定電話を上回ったということであります。  それで、振り返ってみますと平成五年の九月十六日の細川内閣での経済対策閣僚会議におきまして、緊急経済対策として九十四項目の公的規制の緩和を行うということが決定されて、この中で目立ったのは地ビールの問題と、一つは携帯電話であったと思うんですね。いろいろ功罪ともにあるわけですけれども、ビール製造が四社しかなかったのが現在のところもう既に二百五……

第151回国会 総務委員会 第16号(2001/06/19、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 緊急経済対策の関連として地方税法の一部を改正する法律案の提出があったわけでありますけれども、既に先行議員から各般の議論も尽くされておりますし、若干、この政策自体が、先ほど来、小手先ではないかとか枝葉末節ではないかという議論があったわけでありますが、それで大分尽くされてきておると思いますが、せっかく時間が与えられておりますので、若干の質疑をいたしたいというふうに思っております。  個人の金融資産が千四百兆という中で、ゼロ金利政策を続けながらも貯蓄が非常に伸びてきている。特に三十代、四十代の働いている皆さん方の貯蓄率がふえてきている。これは、とりもなおさず日本の将来に対する国民の不……

第151回国会 総務委員会 第17号(2001/06/21、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 政策評価制度は、政策の効果について事前事後に厳正かつ客観的な評価を行い、それを政策立案部門の企画立案作業に反映させる仕組みだというような御説明でありますが、こういうことは一般の民間ではごく当たり前のことなんですよね。グローバリゼーションの中で、やはり効率的な仕組みをつくっていくということによって生き残ってきているいわゆる政官業の中の業の方は、これはもう当然のことでやってきている。  ただ、政治と行政が非常にそういう時代の中で取り残されている、意識改革がおくれているということに対して国民の、それをコントロールできない政治に対する不満、ついこの前まで九割の国民が政治に不満を持ってい……

第151回国会 総務委員会 第18号(2001/06/26、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 今回の法改正で、火を使用する設備、器具等の位置、構造及び管理等の規制について、規制内容を条例に包括的に委任している消防法第九条を改め、条例を定める際の統一的な基準を政令により国が定めることとしているわけです。政令で定める基準が大ざっぱなものだと、市町村の規制のばらつきは依然解消できないことになり、政策目的の達成は困難になるものと思われますが、防災上の目的を損なうことなく規制のばらつきを解消する基準を定めることはこれまた非常に困難なことと考えるわけですが、御所見をまず伺いたいというふうに思います。
【次の発言】 ヒドロキシルアミンの危険物への追加ですが、先ほど高嶋委員の方からも質……

第151回国会 予算委員会 第6号(2001/03/08、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男です。  KSDの問題は参議院初の不祥事件であります。私も、ここ十年の間に確かに参議院の地位、力関係が向上したということはやはり大変な功績だと思うんですけれども、同時に、こういう事態、不祥事になりまして、衆議院の悪い部分までコピーしてしまっていると。これは、参議院はもう要らないんじゃないの、良識の府というのはどこへ行ったんだというような厳しい見方が国民の間に広がっております。  この中で選挙を戦われるというのはこれは大変なことだなという思いがいたしておるんですけれども、参議院出身のお二人の大臣にお越しいただいておるんですけれども、それぞれ、この汚名挽回のた……

第151回国会 予算委員会 第7号(2001/03/09、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男です。  昨年の八月に、経済企画庁経済研究所で「財政赤字の経済分析・中長期的視点からの考察」という冊子がつくられたわけです。これ私、実は月刊現代の十二月号を見るまで気がつかなかったんですね。この中を見ますと、先ほど来議論があります、国家財政が破綻しているという議論があるんですけれども、この小冊子については麻生大臣は御存じでございますか。
【次の発言】 この中を見ますと、国家財政の破綻を初めて認めたということであって、財政破綻を免れようとすれば二〇〇三年には消費税を二六%にしなきゃならぬ、最高で二〇二七年には四五%にする必要性があるということが指摘されておる……

第151回国会 予算委員会 第8号(2001/03/12、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男でございます。  せんだっての予算委員会の答弁の中で総理は失われた十年ということをおっしゃいましたが、振り返ってみますと、この十年間で総理大臣が十人かわっているということになるわけでありまして、各分野がグローバリゼーションの波に洗われている中で、世界と比較してもかなり突出した数字になるんですけれども、これについてのお考え、どうしてこうなっているのか、お考えがありましたらお述べいただきたいと思います。
【次の発言】 総理おっしゃったように、冷戦構造が崩れ、それからバブルが崩壊し、それからグローバリゼーションの波がずっと押し寄せてくる。それと同時に、それにこた……

第151回国会 予算委員会 第9号(2001/03/16、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 月曜日に総理と、失われた十年についての御意見をちょっと伺ったわけですけれども、確かに明治維新のときに、まあ総理のお好きなITでいえば、新しい日本のあるべき基本的なソフトをつくりまして、いわゆる富国強兵ですか、富国強兵、そういう形でずっと頑張ってきまして、戦争が終わった後、終戦後、また新しいソフトにつくりかえなきゃいかぬということで頑張ってきたわけですね、先進国に追いつけ追い越せという形で。しかし、それがもう今の時代に合わなくなっていると、十年ぐらい前から。それがいわゆる失われた十年ということだと私は理解しているんですね。  やっぱり、きょうもいろんな、KSDとか外務省の機密費の……

第151回国会 予算委員会 第10号(2001/03/19、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 下水道の整備というのは環境保全とかあるいは地域経済への波及効果は非常に大きなものがあるんですが、現在まだ六割台という普及率です。  それで、最近ちょっと気になっていますのは、二十数年前に当時の建設省から、いや、公共下水道よりは流域下水道の方が効率的だよ、コスト的にも安いしということを勧められたんですけれども、まだ延々と実はやっておるわけですね。最近聞くと、どうもやっぱり公共下水道の方が効率もいいし、アパッチ方式の方がいいんじゃないかという評価もあるようです。  今後の下水道整備の進め方、どういう組み合わせでやるのか、今言いましたような問題についてちょっとお答えをいただきたいと思……

第151回国会 予算委員会 第11号(2001/03/21、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 先週、警察官の増員の問題で伊吹大臣に質疑をいたしたんですけれども、その関連で、現在、警察が約二十五万人、事務も入れて、それから自衛隊が約二十五万、それから消防が約十五万いるんですよね。そのほかに消防団員、これはまた別ですけれども、九十五万いるわけです。それぞれやはり国民の財産と生命の安全を守るという共通の目標ですから、せっかく省庁再編もしているわけですから、相互にこの危機管理に対して横の連携をきちっととれるような、そういうシステム構築ができないかなという思いが実はいたしているんです。  そういう点について官房の方がもう少しリーダーシップをとって何らかの対応ができないかなと思いま……

第151回国会 予算委員会 第12号(2001/03/23、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 斉藤大臣、思いやり予算の経緯と現状と今後の見通しについて御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 米軍はほかの何カ国かに駐留しておりますけれども、その国との関係はどうなっているんでしょうか、経費の問題は。
【次の発言】 防衛庁の資料を見ますと、二十五万の自衛隊と四万人の米軍と、光熱水費が三百億円と全く同じなんですよね。これは一体どういうことなんでしょうか。
【次の発言】 十数年前に竹下さんから、ウェリントン公の偉大なる将軍というのは、ただ強いといっただけではなく兵の靴まで思いやるということを言っておられるわけですよね。これで見ると、自衛隊と米軍と、今、光熱水費だけで四倍、……

第151回国会 予算委員会 第13号(2001/03/26、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 昨日の千葉の知事選挙で、長野県、栃木県に続いて無党派の推す、七日までこの委員会に出席していた同僚の堂本暁子さんが当選をされました。  この結果を総理はどのように受けとめておられるのか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 現在の政治に対して国民の大多数がもう不満に思っている。既存政党に対するノーと同時に、一種の権力闘争ですか、そういうものに対して本当にやるべきことをやってくれていないという思いが出ているんだろうというふうに思います。  きょうはその議論をする暇はないんですけれども、今度の予算でも、参議院の予算が四百四十億円計上されています。昨年この予算委員会の席で前小渕総理と……

第151回国会 予算委員会 第15号(2001/05/22、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男です。  短い時間ですので、総理のお好きな改革というキーワードに基づいて素朴な質問を幾つかさせていただきたい。率直にお答えをいただきたいと思います。  今回の総裁選挙ですけれども、私、総理の戦い方、勝ち方を見て、我が郷里の長州の吉田松陰先生の草莽崛起という言葉を思い出しておったんです。在官、在禄の武士に頼らずに、在野の志士の力をかりて、我が身とこの草莽だけで時代を変えていこうという戦い方、それが最後に高杉晋作の奇兵隊というもので実現されているわけですよ。  今度の総裁選での勝因、これをどのように総理は振り返っておられるか、お答えをいただきたいと思います。


19期(2001/07/29〜)

第152回国会 総務委員会 閉会後第1号(2001/09/21、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 この検討委員会ですね、これの費用とかそういうものはどういうふうに。費用ですね。
【次の発言】 去年も実は予算委員会で小渕総理とこの議論をしたんですけれども、やたら審議会とか諮問会議とか委員会とかをつくっているわけですよ。我が国は議院内閣制ですから、総理大臣は国会議員が選んでいる。大統領制でも首相公選制でもないわけですから、国会の議論をもうちょっと大事にきちっと詰めていくと。やっぱり国会と行政が国民に対して責任を持つと。どうも諮問会議とかやたらつくっている。だれに責任があるのかわからなくなってくる。確かに、縦割り行政の弊害は、今回いろんな省庁が入ってやっているわけですから、それを……

第152回国会 予算委員会 閉会後第1号(2001/09/19、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男です。  今回のテロの犠牲になられた方々、また被害に遭われた方々にお悔やみとお見舞いを申し上げたいというように思います。  今の報復の件ですけれども、米軍の軍事報復をやはり国民は恐れておると思うんですね。昨日の私どもの地元の毎日新聞で「市民の感覚、不安の声」というのが出ておりまして、二十人のアンケートですけれども、これについてやはり、米国の軍事報復には賛成が五人、反対が十人、どちらとも言えない五人と、こうなっています。  だから、危機管理に弱い日本、そういうことで国民は随分不安に思っている。やっぱり軍事基地はそれなりに守れるでしょうけれども、例えばこういう……

第153回国会 総務委員会 第2号(2001/10/18、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 ちょうど昼休みに、財政金融委員会、院内テレビを見ておりましたら、日本の経済政策の失敗という議論がありました。確かに、内需拡大、市場開放というアメリカの要求の中で、第二の敗戦、経済的な面でですね。片方では、アジア経済が思わざる勃興をしているという中に挟まれて非常に厳しい状態にある。民間の方が早くからリストラとかグローバル化の中で経済対応をせざるを得ないと、生き残れぬ。そういうことで苦しんでいる中で、やっぱり政治と官僚がスリムで効率的な仕組みづくりにおくれているということに対して小泉さんが改革するというふうに立ち上がった。それに対する支持率がずっとあるんですね、期待がある。しかし、……

第153回国会 総務委員会 第4号(2001/11/06、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 今回の法案につきましては、専門家の皆さん方が三時間余の間に一巡、二巡しまして、ただいま元郵政大臣まで質疑をされたわけでありまして、もう既に私が質問することはほとんどないんですけれども、せっかく小会派に配慮いただいて時間もいただいておりますので、若干の質疑をさせていただきたいというふうに思います。  インターネットの急速な普及でありますけれども、このネットワークを統括する管理者が不在ということで、さっきブレーキとアクセルの話が出ましたが、今回そういう対応をするということについては、私自身もこれは必要なことであろう、適切であろうというふうに考えているんです。ただ、プロバイダー等が判……

第153回国会 総務委員会 第5号(2001/11/08、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 自治省と郵政省が一緒になって総務省ができ上がって、本日のような法案が、地方自治体の業務を郵便局が行う、協力すると。非常に私から考えましても、かねてから私自身もこのことは考えておりましたので、この法案には全面的に賛意を表したいというふうに思うんです。  一昨日も総務大臣と例の堺屋さんのあれをめぐって御意見を伺ったんですが、地方の生き残りを考えると、これからますます私はある面では、さっき意識改革の話が出ましたが、どうも日本人というのは意識改革はなかなかうまくいかない。だから、制度とかシステムとか、それをがらっと変えないとなかなかうまくいかないと私は思うんですよ。  合併問題も、いろ……

第153回国会 総務委員会 第6号(2001/11/15、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 予算委員会でも議論があったんですけれども、結局、十年近く巨額な景気回復のための景気対策を打ってきて、先ほど大臣が言われたように、マイナス成長にもうなってしまっている。それにずっと地方はつき合わされて、地方債残高が百八十九兆ですか、交付税特別会計借入金残高が二十九兆と、大変な借金をしょい込んじゃっている。しかし、地方独自のいろんな介護の問題とか産業廃棄物の問題とか、いろんな仕事がたくさんあるわけですよね。これ、生き残れるのかという感じがするんですが。  この必要な財源を確保しながら借金を返済していく、これは大変困難なことだと思うんですけれども、どのように対応をされようとしておられ……

第153回国会 総務委員会 第7号(2001/11/20、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 人事院の問題に入る前に、二点ほど総務大臣の方に伺いたいと思うんです。  昨日ですか、第二十七次地方制度調査会が発足ということになったようですけれども、地方行財政の構造改革を諮問するということのようですが、中身は、地方分権や市町村合併の進展を受けて自治体の役割の見直しなどを審議する、さらに道州制導入や県の合併など都道府県制度のあり方についても討議する、そして、せんだっても議論いたしました地方への税源移譲、住民投票制度の拡充などもテーマとなるというようなことであるわけですけれども、この調査会に対する総務省の今後のかかわり方と大臣のお考えを伺っておきたいと思います。

第153回国会 総務委員会 第8号(2001/11/22、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 申告分離課税の一本化、大変なエネルギーが要ったという大臣のお話、もう既に議論はこれで出尽くしているわけでございますけれども。  確かに個人投資家の株式市場への参加を促すという趣旨だということはよくわかりますし、そういう同様の整備が必要だということも理解するんですが、地方税法の改正は三月と、ことしになってから、六月、三回目になるわけですよね。ちょこちょことやっているわけです。なぜ急に急いで今なのかと、証券税制の改正がですね。それについてひとつお答えをいただきたいというふうに思います。
【次の発言】 さっき日出議員の方から合併問題についての御意見開陳があったわけですけれども、こうい……

第153回国会 総務委員会 第9号(2001/11/27、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 まず、情報公開審査会の件ですけれども、平成十一年の五月に制定された行政機関の保有する情報に関する法律で、委員が九名、常勤が三名、非常勤が六名と。今回の独立行政法人等情報公開に伴って委員の体制が三名増ということでありますけれども、現在の審査の状況ですね、それから見て、この独立行政法人等が追加されても十分に対応できるのか。現在の審査の繁忙な状況とか、どの程度の審査が行われているのか、またこれ新しく三名増ということで十分対応できるのか、現状をひとつお答えをいただきたいというように思いますが。
【次の発言】 三つの部会に分かれて審査しているんですか。それについては担当の常勤、非常勤、そ……

第153回国会 総務委員会 第10号(2001/11/29、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 三つ子の魂百までとか三歳児神話とかあるわけでございますが、やはり三歳ぐらいまでの子供の育児というのは非常に大事な期間だろうと思いますし、私もこの法案につきましては賛成でございますけれども、肝心なことは、この三年間職場を離れてしまって、そう簡単に復帰ができるのか、それに対する受け入れ体制というのはどのようなものを考えておられるのか、伺いたいと思います。
【次の発言】 育児休業者の給与については、民間と今度の御提案のやつは違うわけですよね。国家公務員と地方公務員の場合はそれぞれ代用要員を確保すると。今その報酬の問題については先行議員からいろんな議論がありましたが、私がちょっと伺いた……

第153回国会 予算委員会 第3号(2001/10/10、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男です。衆参両院の予算委員会、最後の私が質問者になるわけでございます。  けさのNHKのニュースで世論調査の結果が出ておりまして、それを見ますると、今までの政府の対応については六七%の人が支持をしている。内閣支持率も七五%。  今回、昼から審議されるテロ対策法案については、賛成が四六%、反対が一六、態度を決めかねている人が多いわけです。その中で特徴的なのは、男性が五八%賛成しているのに対して女性が実は三四%、二〇%以上差が開いている。こういう現象を総理はどのようにお考えでございましょうか。
【次の発言】 テロ対策法案ですよ。

第153回国会 予算委員会 第5号(2001/11/14、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男です。  バブルが崩壊した後、百三十兆円以上の景気対策を打ってきたんですけれども、日本経済は回復に至っておりません。これは、巨額の経費をかけて、こういう積極財政だけでは日本経済はもう無理だという実験をしてしまったということになりはしないかというふうに思うんです。そういう意味では、構造改革なくして景気回復なしという総理の姿勢は私は正しいだろうというふうに思っております。そして、今回の補正予算も、セーフティーネットとか雇用失業対策、そして中小企業対策、内容は私も評価をいたしております。  しかし、またぞろ二次補正という話が出てきております。総理は、一応三十兆円……

第153回国会 予算委員会 第6号(2001/11/15、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 総理、今国会は雇用対策国会ということでありまして、衆参両院、四日間にわたりまして、特に私、昨日は、実体経済が非常に悪くなっている、日本経済の生き残りについて戦略を立てなきゃいかぬのではないかということを申し上げたわけでありますが。  経済が非常に弱くなってきているということと、やっぱり政治も非常に脆弱になっている、経済の弱さと政治の弱さ。バブルがはじけ、冷戦構造が変わって、失われた十年、いろんな変遷があったわけですけれども、政治経済というのは一つの熟語だと思うんですね。私も何十年か前にそういう名前のついた学部を卒業したわけですけれども、この経済と政治との問題、これをどのようにお……

第154回国会 議院運営委員会 第13号(2002/03/29、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 私は、国会改革連絡会(自由党・無所属の会)を代表して、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する等の法律案に反対の意見を述べさせていただきます。  昨年のKSDによる参議院議員の逮捕、また最近は、鈴木宗男衆議院議員外務省疑惑、加藤紘一衆議院議員元秘書口利き料疑惑及び加藤紘一衆議院議員本人の政治資金流用問題、辻元前衆議院議員秘書給与流用問題と、政治家と金にまつわる問題が次々と発覚しております。  政治家と金の問題を政治家自身が国民の範として襟を正さなければいけないときに、本法律案が提出され、衆議院で可決されました。  国会改革連絡会としては、国民の政治不信を払拭し……

第154回国会 議院運営委員会 第42号(2002/07/26、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 国会改革連絡会を代表して、本動議に反対の立場から意見を述べさせていただきます。  今年度から診療報酬の引下げがありまして、それぞれ整形外科、泌尿器科、いわゆるお年寄りと透析患者が一五%も抑制されております。それで、来年またこの健康保険についての改定がありますと、更なる診療抑制というものが追い打ちを掛けることになる、そういう国民生活に物すごく大切な法案を与党だけで本会議で議決される、委員会からですね。これはやはり非常にまずいことだなという思いがいたすんです。  今まで野党が、野党の皆さん方が審議の引き延ばしをやっておったということならわかるんですけれども、そういう姿もないまま、与……

第154回国会 総務委員会 第2号(2002/03/14、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 徳島県で現職の知事が逮捕されましたし、茨城県では石岡の市長、下妻の市長、東京都では多摩市の市長と、現職の知事、市長が逮捕されているわけであります。こういう現象ですね、国においても今、外務省をめぐる様々な議論が展開されているわけですね。こういう政官業の問題、もうずっとロッキードから始まってリクルート、KSD、今回また私設秘書をめぐっていろんなこういう疑惑が出てきておるわけでありますけれども、この事実を総務大臣としてはどのように受け止めておられますか。
【次の発言】 現職の知事では、平成五年に茨城県と宮城県の知事が逮捕されておりますよね。国レベルでも、先ほど申し上げたようにロッキー……

第154回国会 総務委員会 第3号(2002/03/15、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 国会改革連絡会の松岡滿壽男です。参考人の皆様方、大変御苦労さまでございます。  私はまず、参考人の皆様方から、日韓高速船の判決の問題でございますけれども、私、地元ですし、被告の市長さんもよく私は存じておる。地元での新聞の取扱い方、こういうものも読んでおるわけでありまして、裁量権の逸脱があったということでありますけれども、事業を着手した市長さんとまた違うわけですよね。それで、しかもそのときの状況から見て、早く処理しなきゃいかぬ、ますます市民に対する損害が拡大するという前提があったわけでして、御本人も自治省出身の方ですから、その辺の状況は分かりながらもやった、決断したと。しかも、議……

第154回国会 総務委員会 第5号(2002/03/20、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 質疑の順番につきまして、御配慮をいただきましてありがとうございます。  当委員会で自治体規模の最適規模についての議論がなされておるところでありますけれども、十五万から三十五万の市が最適だとか、あるいは三十万人以上が最適であるとか、あるいは十万人以上が最適であるとか、昨日、渡辺議員とのやり取りで、総務大臣の方から十万人以上に対する合併についての対応をやっぱり新しく考えるべきだという積極的な御答弁もいただいておるわけでありますけれども、こういう最適規模についてのお考えをお聞かせをいただきたいというふうに思います。
【次の発言】 このままでいきますと、十七年の三月ですか、これまで恐ら……

第154回国会 総務委員会 第6号(2002/03/26、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 小泉総理はいつも中央から地方へということ、それから官から民へ、すなわち、地方でできることは地方でやってもらおう、そして民間でできるものは民間にやってもらおうと、こういう方向性については私は間違ってないというふうに思うわけですし、本委員会でも、そういう面から見て中央と地方との役割をどうしていくのかという点での議論がずっと続いておるわけであります。  今朝ほども、道州制の問題につきましては、自民党の岩城さんの方から私が言おうと思っておった内容を全部言っていただきましたので、今日はその話は省かせていただいて。要するに、民でできることは民へ、官から民へということは、一つには官のやってい……

第154回国会 総務委員会 第7号(2002/03/28、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 私は、この法案は賛成でありますし、既にもう先行議員の方からいろんな角度での質疑が行われたわけでありますが、若干重複するかも分かりませんが、質問をいたしたいというふうに思います。  去年の百五十一国会の総務委員会で、私は恩給は国家補償的な性格ということはもう十分分かっているんだから、「最近の経済情勢等にかんがみ、」という文言は削除した方がいいんじゃないかと。ずっとインフレが続いてきている。しかし、もう今やデフレに入っているわけですからね。そういうことを申し上げたら、今度はしつこく、「社会経済情勢等にかんがみ、」と、この経済情勢の上に社会がくっ付いているんですよね。どういうふうにこ……

第154回国会 総務委員会 第10号(2002/04/11、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 電波法の改正自体はこれはもう当然のことと思いますし、既に先行議員から質問がなされておるわけでありますが、改めてひとつお教えいただくということで、お答えをいただきたいというふうにお願いをいたします。  昭和二十五年、一九五〇年の制定ということですから、もうそれから五十年たっておるわけでありますけれども、元々電波というのは当時はもう公共目的ということであったと思うんですけれども、その後、民間分野が規制緩和とかいう形で広がってきて、既にこの資料を拝見しますと一万倍以上になっているということでありまして、この逼迫状況、これは大変なものだろうなという思いがいたすわけでありますけれども、ど……

第154回国会 総務委員会 第12号(2002/04/18、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 今回の消防法の改正でありますけれども、昨年九月の新宿歌舞伎町での雑居ビルにおきまして四十四名の尊い命が一瞬のうちに奪われたという体験に基づいて、そういう大惨事を未然に防止するために改正がなされたということでありますので、基本的に私も賛成であります。また、先行議員の方から、それぞれいろいろな角度から既に議論もなされておるわけであります。  昨年の九月、十月に実施された全国一斉立入検査の結果、九割を超える防災対象物で何らかの法令違反が指摘されたということでありますが、結局、九割といったらもうほとんどが法令違反犯しているという実態にあるわけですね。  我が国の状況を考えると、あらゆる……

第154回国会 総務委員会 第14号(2002/04/25、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 今、地方議員の年金の法案が出ておるわけでありますが、たまたま今、地方議員の定数の問題が議論されましたけれども、ちょうど今、今週は私の地元の光市の市議会議員選挙をやっている最中でありますが、三十年以上前に私が市長のときには三十人いた定数が、議員定数削減をしまして今十八人で戦っておる最中であるわけです。  確かに、昔に比べると地方の首長や地方議員の報酬といいましょうかレベルは上がってきていることも事実でありますけれども、それだけにやはり重要な仕事を、地方自治のために頑張っておられるわけであります。いろいろ年金が重複する議員さんも、厚生年金とかですね、間々あるわけですけれども、やはり……

第154回国会 総務委員会 第20号(2002/07/16、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 郵政大臣を経験された渡辺秀央先生が、取りあえずこの郵政公社の円滑なスタートをさせることが肝要であるというやり取りを現職の片山総務大臣とされたわけでありまして、私の方は、陣内さんを会長にして我々ほとんどが円滑なスタートをさせようという立場でありますから、あえてそれほどの議論をする気もないんですけれども、せっかくの機会でありますから、今現場の皆さん方が非常に不安に思っておられる、去年は高祖問題もありました、そして総理のお考え、郵政懇談会の問題もあります。また、マスコミの取上げ方が非常にある面では厳しい取上げ方をしている。  今回の法案につきましても、毎日辺りの社説、その他の社説もほ……

第154回国会 総務委員会 第22号(2002/07/18、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 昨日、三人の市町村長さんが参考人として出席をされまして、既に先行の議員の皆さん方が述べておられますように、民営化に対する反対をされました。  それぞれ地域の中で特定郵便局が正に国民生活にしっかり根を下ろして、地方行政の足らざる部分、例えばひまわりサービスとかいろんな努力をしておられる。そういう姿を目の当たりにしまして、これから恐らく百年後には一億二千六百万が六千万人になると、少子高齢化の中で。人口が減っていく、そして国、地方の財政は窮乏の一途をたどっている、経済も大きな変わり目に来ている。そういう中で、新しい日本の姿と地域の姿、生き残りの体制というものを作っていかなければいけな……

第154回国会 予算委員会 第8号(2002/03/08、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 国会改革連絡会(無所属の会)の松岡滿壽男でございます。  一昨日、本年度予算は夜半十二時近くに衆議院を通過して参議院に参ったわけでありますけれども、ODAという重大な疑惑を抱えながら、しかも一兆円近い予算があるわけでありますから、無理やり参議院に送付されてきたわけですけれども、証人喚問は来週の月曜日ということであります。事態が解明されないまま、このまま行きますと四月の四日には、これは憲法で決まっておるわけですから自然成立するわけです。  そういう点で考えますと、この参議院での審議というものが誠に形骸化したものにならざるを得ないということは残念に思うわけでありますけれども、本来の……

第154回国会 予算委員会 第20号(2002/05/27、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 自由党と無所属の会で構成しております国会改革連絡会を代表いたしまして、松岡が質疑をさせていただきたいというふうに思います。  まず、総理にお伺いしたいんですけれども、三権の長の一人であります井上前参議院議長が、秘書の逮捕を受けて議員辞職をされました。誠に残念な事態であります。同じ三権の長として、総理はこの問題をどのように受け止めておられるのか、まずお伺いをいたしたいというふうに思います。
【次の発言】 前議長の辞任を受けまして直ちに、議長が不在では国会開かれませんので、従来の慣例によりまして与党第一党から議長と、野党第一党から副議長という体制ができたわけですけれども、このような……

第155回国会 総務委員会 第6号(2002/11/19、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 国会改革連絡会の松岡滿壽男です。  オンライン三法の質疑に入ります前に、今朝の朝日新聞のトップに、「団塊世代退職金 自治体懐ピンチ 「支給大丈夫」は半数以下」という記事が出ております。背景には、やはり税収の落ち込み、企業活動が非常に、地域の、衰退の一途をたどっている。しかも、今朝ほどは片山大臣も何か国、地方を通じて三兆円ぐらいの税収減が見込まれると。野中さんも、京都での演説で、昨年が一兆七千億ですか、本年が二兆数千億と、だから政策転換を国民にはっきり言わなきゃいかぬという発言もされておられるわけですね。  そのような状況の中で、当面、団塊の世代、五十五歳から五十三歳の職員が退職……

第155回国会 総務委員会 第9号(2002/11/28、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 今回の法案はいわゆる看板の掛け替えという中身でありますし、先行議員から既に議論は尽くされておるというふうに思うんですけれども、先ほど山下委員も指摘されましたように、国民の側がこの独立行政法人というものに対してどのように受け取っているかということは非常に重要なことだと思うんですよね。  去年、五十七独立行政法人ができたわけですけれども、ほとんどがやはり第二の特殊法人化しているという実態がやはりある。特に、私は非常に気になっていますのは、事務次官より高額の報酬を得ている理事長さんが何人かおられるという事実なんですよ。来年から公務員も二・三%初めて報酬が下がるわけです。我々国会議員も……

第155回国会 総務委員会 第10号(2002/12/03、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 ワン切りに対する苦情相談が、平成十三年度が十万四千件ですか、平成十四年度の四月―八月の間で約四万件に上がっているわけですけれども、実際、ワン切り被害でどのようなものがあったのかをまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 私も、着信の電話番号があったものだから一回電話しまして秘書に笑われてしまったんですけれども、やっぱり政治家としては着信番号出ていると、つい打ち返す習性があるんですよ。それからもう恐ろしくなって携帯電話持たないことにしてしまったんですけれどもね。  これで、今度は罰則を規定しているわけですよね。ワン切りを受けた者が警察に届け出ることから違反者の摘発というもの……

第156回国会 総務委員会 第4号(2003/03/18、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 国会改革連絡会の松岡でございます。  まず最初に、国、地方の公務員の削減の問題につきまして御質問をいたしたいと思うんですが、国家公務員の定員でありますが、省庁再編後の十年間で二五%の純減を目指しておられるわけですが、この総務省の出した制度・政策ビジョン要旨の中を見ますると、今後、中央省庁は、治安関係など公権力の行使に当たる公務員が中心となっていくので、定員縮減は困難化していくということを述べておられるんですが、実際にこの十年間で二五%の純減というものが達成できるのか、その辺の見通しについてお考えを述べていただきたいと思います。

第156回国会 総務委員会 第5号(2003/03/20、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 今日はイラクへの武力行使をめぐって参議院も今日、明日と二日掛かりで本会議が開かれるという事態でございまして、そういう中で、総務委員会におきましては真摯に地方の問題を議論するわけでありますが。  市町村合併という大きな流れの中でその根幹を成す税財源の移譲という問題をまず取り上げていきたいというふうに思うんです。  それで、大臣は、これ、一月二十六日の朝日新聞のアンケート、これはごらんになったですか。
【次の発言】 これ、全国首長に対するアンケートなんですよ。  普通のアンケートといったら回答率、非常に低いんだけれども、四十七都道府県知事、それから六百七十五市長、千九百八十町長、五……

第156回国会 総務委員会 第6号(2003/03/25、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 国、地方を通じて七百兆に及ぶ借金国家になってしまっておるんですけれども、地方の方も百九十兆円を超す状況になっているんですが、二〇〇〇年度の統計で見ますると、八〇%までが適正と言われております経常収支比率の全国平均が八六・四%、一〇%が適正とされておる公債費負担比率の全国平均が一七・七%、こういうふうに、具体的に自治体全体の財務実態がもう極端に悪化してきておるわけでありまして、自治体破産を意味する財政再建団体への転落を目前にしている自治体が増えてきておるという状況であるわけであります。  そういう中で、日本経済の見通しも非常に悲観的な部分が出てきております。少子高齢化、そこにもっ……

第156回国会 総務委員会 第7号(2003/03/26、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 本日は、天下りの問題と公務員の退職金の問題に絞って御質問をいたしたいというふうに思っております。  天下りという言葉自体、私はどうも好きではないんですけれども、要するにお上から下に下がっていくというようなことだろうと思うんですが、だから常にお上というものが上にあるという発想から来ておるわけでありまして、そうすると今度は、四月一日から発足する郵政公社の新総裁、生田新総裁は天上がりということになるのか。そういう双方の、官の文化とそれから民の文化が交流し合うということは、私は非常に時宜を得たことだし、必要なことだと思うんですね。  そういう異文化の交流の中から新しい文化というものが育……

第156回国会 総務委員会 第8号(2003/03/27、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 昨年の恩給法改正の質疑のときに、その時々の社会経済情勢にかんがみというような文言が新たに、今まではずっと「経済情勢等にかんがみ、」という言葉だったんですが、社会を付けたというところでここで議論をしたわけですけれども、ああ、これはやはり社会がくっ付いたからそろそろ恩給も引き下げるのかなという危惧を持ったんですが、案の定、今年は寡婦加算の年額引下げという形が出てきましたが、表現は、今度は社会の文言が今年は削除されまして、「経済情勢等にかんがみ、」という文言に戻りました。これはやはり国会での議論というものをきちっと大臣は、昨年の答弁で来年度どうするかについては検討したいということをお……

第156回国会 総務委員会 第14号(2003/05/27、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 昨年、BSEの問題で責任を取って辞められた農林省の事務次官の退職金が八千七百万円ということで、随分マスコミで取り上げられたわけであります。今回は、それが約一千万円、九百四十六万円減額という法案になっておるわけであります。  せんだって、今度は民放で関心を持って、国民から見て我慢のできないことというシリーズがありまして、一つは地方の首長の退職金、県知事、市町村長。それで、長いことやられた知事さんは三億幾らという計算が出まして、改めて私もこれびっくりしたんですけれども。それと国会議員の年金の問題ですね。我々の税金が半分ぐらい使われるんだということ。  それからもう一つは、この前の統……

第156回国会 総務委員会 第17号(2003/06/05、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 地方税財政の三位一体につきましては、既に先行議員からいろいろな角度での質疑もあったわけでありますが、昨日、地方分権改革推進会議が意見書を確定したわけですね。税源の移譲先送りということでありますが。  違う角度から大臣の御意見を伺ってみたいと思うんですが、総理はかねがね、やはり地方に任せることは地方にゆだねると、それから経済財政諮問会議でも税源移譲の問題について言及をしておられるようですね。最終的には経済財政諮問会議がこの意見書を踏まえて意見を確定していくようですけれども、これについて、総理のリーダーシップに期待するというような先ほど御答弁もありましたが、この問題についての見通し……

第156回国会 総務委員会 第19号(2003/07/01、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 質問通告を実はしていない案件でございますが、今朝ほど、産経新聞に「「特区」に提案」ということで、埼玉県の志木市が「市町村長廃止を」と。さっきは、谷川先生は教育委員会廃止という話をされましたけれども、そういう改革案を総務省に提出したということであります。  いわゆる、地方自治法で定められた市町村長に代わるシティーマネジャーを議会の議員の中から選出するということでありまして、この穂坂邦夫市長が、人口規模や地域の特性に合った首長の選任制度を導入することで無秩序な財政の肥大化や議会の形骸化がなくなるということでこの提案をいたしておるわけでありまして、結局、議会の議員の中から行政事務の執……

第156回国会 予算委員会 第2号(2003/01/28、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 国会改革連絡会の松岡滿壽男でございます。  まず、総理に政治家の言葉の重みについて伺いたいというふうに思っております。  古来、日本人は殊に言葉については特別な思いを持っております。言霊と、言葉には魂があるというのが日本人としての古来からの感覚であります。それだけに、言葉には重みがあり、その責任が特に政治家としては伴うというふうに思うわけでありますが、綸言汗のごとし、正に一度発した言葉は汗のように、もう一度戻ることはない、これは中国の礼記に記してあるわけでありますが、菅さんとのやり取りにつきまして、大したことはないんじゃないかということにつきましては適切でなかったということで撤……

第156回国会 予算委員会 第7号(2003/03/06、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 国会改革連絡会の松岡滿壽男です。  今日、坂井議員の逮捕許諾請求、閣議が終わって衆議院議長に提出されたようでございますけれども、この十三年間で十七人目の国会議員の逮捕者になるわけです。かつて、ある新聞の社説に、国会は犯罪人の巣かという社説が出ました。実際にこのところの状況を見ますると、非常にひどい状況になってきております。  今朝の毎日新聞、このトップが、この坂井議員の問題と、不倫疑惑、青森知事に辞職勧告、これがトップになっているんですよね。非常に私ども政治家として残念に思いますし、市長レベルでも昨年だけで五人逮捕者出ています。それから徳島県知事も逮捕されている。  こういう状……

第157回国会 総務委員会 第1号(2003/10/07、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男です。  麻生大臣には御苦労さまでございます。存分な御活躍を期待をいたしたいというふうに思っております。  当委員会で度々質疑をしておるところでありますけれども、国と地方との最終的な在り方、スリムで効率的な仕組みに作り替えていかなきゃいかぬ。その前提になる、例えば実際に今の公務員の数がどのぐらいいるかと。それは四百四十万プラスアルファなんですね。せんだって片山大臣は、国レベルでの臨時職員は二十二万いると。それじゃ地方は幾らかといったら、それは今調査中ということなんですが、いわゆる特殊法人その他入れますと、四百四十万プラス二百万か三百万。先ほども話がありまし……

第157回国会 予算委員会 第2号(2003/10/02、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男です。  本日は、中国残留孤児、残留婦人の問題に絞って総理の御見解を問いたいというように思います。  昨日来の議論を聞いていますと、確かに大きな変わり目に来ているし、変わらなきゃいけないということは国民も分かっていると思うんです。しかし、政治に必要なことは、やはり弱者に対するぬくもりといいましょうか、優しさ、思いやりだと思うんですね。  去年、北朝鮮問題で小泉さんがピョンヤンに行かれて、それ以降、国民はやはり小泉さんというのはドライな方と思ったけれども、この前も総裁選挙で情がないという発言をされた方もおられたわけですけれども、やはり心のぬくもりのある人だと……

第158回国会 予算委員会 第1号(2003/11/26、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男です。  総理は、二年半前に御就任になりましたときの初めての記者会見で孟子の言葉を引用なさったことを覚えておりますが、同じ孟子の言葉に、惻隠の心なきは人にあらずという言葉がございます。人の不幸や人の危険に対して痛ましく思う心が必要だということであります。  また、同じ孟子の言葉で吉田松陰先生が度々引用しておられた人皆人に忍びざるの心あり。人間はだれしも見るに忍びない、するに忍びないという思いやりの心がある、この忠恕の心が治国の根本である、(発言する者あり)ちょっと静かにしてください、短いんですから。こういうことを言っておられるわけですけれども、今回の選挙、……

第159回国会 総務委員会 第8号(2004/03/30、19期、民主党・新緑風会)

○松岡滿壽男君 私が冒頭に御質問しようと思った趣旨につきましては、片山さん、渡辺さんからも質問があったんですが、次の質問との関連があるものですから、改めて御見解を問うておきたいというふうに思います。  NHKの「プロジェクトX」とか、あるいは「その時歴史が動いた」、「世界・わが心の旅」、こういうドキュメンタリーは非常にすばらしいと思いますし、NHKらしいニュースにつきましても教養とか品性というものが感じられます。しかし、それは、NHKらしさということは、やはりNHKは信頼できると、公共放送として、ということを国民が思っておるというふうに思うわけでありまして、健全性とか公平とか不偏不党とか誇張が……

第159回国会 総務委員会 第14号(2004/04/22、19期、民主党・新緑風会)

○松岡滿壽男君 おはようございます。  珍しくトップバッターということでありますので、気分を新たに質問をいたしたいと思います。  まず、今回の総定員法の問題でありますけれども、大分昔ですけれども、「パーキンソンの法則」という本を読んだ記憶があるわけでありますが、これは、公務員は仕事があろうがなかろうが増え続ける、あるいは仕事がなければ仕事を作り出して自己増殖を繰り返すという内容で、官僚組織の本質を表している言葉だろうというふうに思っておるわけでありますが、我が国の場合は総定員法によって表面上は公務員の数が抑制されているように見えますけれども、定員外の職員とか臨時職員、こういう目に見えない準公務……

第159回国会 総務委員会 第17号(2004/05/18、19期、民主党・新緑風会)

○松岡滿壽男君 委員長に申し上げますけれども、やはり国会で決めたルールはきちっと守っていただかなきゃいかぬと思いますよ。だから、年金の未加入、未払もやっぱりすべてそういうルールを守っていないということですから、やはりそういう点は国民が注視しておりますから、与党の皆さん方も十分その辺は心得て対処していただきたいと申し上げておきます。
【次の発言】 さて、その年金問題から入りますけれども、昨日、小沢さんが今日の党首選挙に立候補しないということを言われたわけでありますが、結局、議員になってからの未加入というものが六年ということですと、小泉さんも同じ条件なんですよね。だから、やっぱりそういうところはや……



各種会議発言一覧(参議院)

13期(1983/06/26〜)

第101回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第1号(1984/02/15、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 今ぼけ老人の話が出たんですけれども、このぼけ老人の問題というのは、昔から比べますとかなり急速に目立ってきておりますね。昔も一部はおったと思うんですけれども、これのぼけ防止策ですね。どういうものが考えられるんでしょうかね。  それともう一つちょっと伺いたいのは、これ非常に妙な質問かもわかりませんけれども、結局老人問題といいましても、生理学的にも生物学的にも体力というものが昔と全然違うんじゃないかと思うんですね。たとえば古希という言葉がありまして、昔は七十歳古来まれなりというんですけれども、今七十歳が果たして古希かどうか。現実に政財界で、これは保守革新を問わず七十歳、八十歳でかくし……

第101回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第2号(1984/04/25、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 高齢社会を急速に迎えようとしているわけですけれども、そういう中でまず労働の関係ですけれども、労働力率ですね。これが先ほどの御説明を伺いますと、三十三ページの表を見ると、六十歳から六十四歳で日本が七六%、イギリスは高いわけですけれども、その他ヨーロッパ諸国は非常に低い。それから六十五歳以上になるとさらに低くなっておりますね。この男子の労働力率の国際比較を見ますると、非常に極端にこうなっているのですけれども、ヨーロッパの場合は非常に高齢化が進んできておるわけなんですが、この数字の意味するものは一体どういうことなのか、その辺をちょっともう少し御説明をいただいておきたいと思うんです。 ……

第101回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第3号(1984/05/11、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 各省庁の皆さん方が、高齢化社会の問題につきまして、それぞれの分野からいろいろな角度で御検討いただいておるわけでありまして、その御努力には感謝を申し上げたいと思うんですが、やはり若干抽象的な問題点とかあるいは理論に走り過ぎている部分が多少ありはしないかなという危惧もするわけでありますけれども、現在の段階ではやむを得ない部分もあろうと思うんです。  まず、シナリオの問題でございますけれども、このシナリオそのものは、四つのシナリオがこう出ておりますけれども、シナリオにもいいシナリオと悪いシナリオがあるだろうと思うんですが、そういう問題についての検討、このシナリオがいいんじゃないかとい……

第102回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第1号(1985/02/22、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 痴呆の問題については、やはり今高杉先生聞かれたように、予防の問題と、できてしまったそういう状態の患者にどう対応していくか、この二つだと思うんです。  最初の予防の問題は今いろいろお話伺ってある程度わかったんですけれども、例えばこういう細胞を保全していくために、今ちょっとお話の中ではスポーツの問題、余り運動の問題お触れにならなかったんですけれども、これとはどういう関連があるのか。  それと、精神的なものもかなり影響をしておるようですから、同居している場合、三世代同居とかそういう場合の状況はどうなのか、影響が。実際にそういう状態になった方々を在宅ケアをしていくということ、これは非常……

第102回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第2号(1985/04/19、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 大変御苦労さまです。  石本参考人にちょっとお伺いしたいんですが、この前社会保障制度審議会の方から、二月ですか、老人福祉の問題についての答申が出まして、その中で、いわゆる老人病院とそれから特別養護老人ホーム、これの中間的な施設を考えたらどうだろうという提案が実はあったわけでありますね、御承知と思いますけれども。これはしかし、それぞれ我が国の中におきましては役所の所管が違う部分もあるし、なかなか難しい問題だなと思っておるんですけれども、これをどのように考えておられるのか。  それと、そういう中間的なものが、先ほどオランダのいろんな老人ホームとかいろいろございますですね、そういうも……

第103回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会技術革新に伴う産業・雇用構造検討小委員会 第1号(1985/12/04、13期、自由民主党・自由国民会議)

○小委員外委員(松岡満寿男君) ME化の問題と労働の問題について国際シンポジウムを開かれた、非常に有意義なことだと思うんです。時間もありませんので基本的な問題だけ一つ伺ってみたいんですが、やはりその国の総合的な意味での福祉というものが向上していくためには、これは労働問題も含めまして、やはり経済というものが安定的に成長していかなければいけないということが前提としてあると思うのです。  この最後のところで、マクロ経済の現状が比較的良好な国では新技術の導入に対して労使が積極的に取り組んでいるというお話が出ておりますけれども、まさに我が国の場合は、そういう点ではマクロ経済というものが非常に良好な環境で……

第103回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第1号(1985/11/27、13期、自由民主党・自由国民会議)

○松岡満寿男君 一番最初のところで、最近福祉の問題につきましては、財政問題の観点からいろいろ見直し論が出ておるんですけれども、先生の資料によりますと、「経済社会政策の思想の流れの変化」という言葉がございますけれども、これをひとつ具体的にちょっとお話しをいただければと思うんです。  それからもう一つは、先ほどの中間施設の答申の中でも、それぞれ地方自治体、まあ老人がそういうところに居住しておるわけですから、この責任が非常に大きいのだというようなお話もあったようですけれども、事実、現在それぞれの地方自治体は努力しておるわけですが、利用者の自己負担部分と自治体財政による費用負担部分の比重ですね。現状、……


14期(1986/07/06〜)

第107回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第5号(1986/12/18、14期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(松岡滿壽男君) ただいまの御決議につきましては、労働省といたしましてもその御趣旨を体し、炭鉱離職者に対する施策の充実に取り組んでまいる所存でございます。

第112回国会 予算委員会公聴会 第1号(1988/03/22、14期、自由民主党)

○松岡滿壽男君 公述人には本当に御苦労さまでございます。  まず、原先生の方にお伺いをいたしたいと思います。  ただいまお述べになりましたように、二年前に先生がおっしゃいましたような、景気と財政再建両にらみということで、日本経済は昨年の六兆円の補正予算、その後本年も二〇%公共事業を伸ばすわけでありますけれども、NTTの株式の活用その他によりまして、内需拡大に向けての実績がかなり着実に上がってきているという感じがいたすわけでありまして、ただいま先生御指摘のように、六十二年度も四%台の成長が見込まれるというところまで参っておるわけでありまして、先進諸国の中では非常に安定した経済成長を遂げておるわけ……


18期(1998/07/12〜)

第144回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(1998/12/07、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡です。  私自身は、昭和四十六年に光で市長をやりましたときにちょうど第二次のベビーブームで、幼稚園、保育園問題で随分悩みまして、縦割り行政の壁があって苦労したのもあるけれども、そのときに全国で初めて自治体では幼保問題プロジェクトチームというのをつくりまして対応したことがあるんです。それから見ると、今回の少子化対策で四省庁がそういう縦割りの壁を除きながら一緒に協議をされたというのは隔世の感があり、そういう点では随分変わってきたなという思いがあります。  まず第一に、この人口推計ですが、二一〇〇年に五千万と六千万と九千万の数字が出ていますね。  それで、これの見方な……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(1999/02/10、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 前回、文部省の子供たちからのアンケートを見てびっくりしたんですけれども、友達が欲しいんだけれども友達ができない、それから、おもしろいことをしたいんだけれども何がおもしろいことかもわからないというような感じのアンケートの結果になっていますよね。だから、できる限りそういう場を設けてやらなきゃいかぬと思うんです。  それで、一般的に社会教育、学校教育、家庭教育という言葉がありますけれども、戦後の日本の中で家庭教育や学校教育で不十分な部分を社会教育といいましょうか、企業の場とか、それから公民館とか、あるいはロータリーとかライオンズとか青年会議所とか、いろんなそういうボランティア団体の中……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(1999/02/24、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 先生、きょうはありがとうございます。松岡でございます。  私も白黒で音声抜きの夢しか見ない世代でありまして、先生は姫島とおっしゃいましたけれども、私も瀬戸内海で山口県の、姫島と兄弟島の祝島という島があるんですけれども、そのすぐ近くで、晴れたらよく姫島が見えます。終戦後にこちらに帰ってきまして、女子師範の附属小中学校で学ばせていただきました。あのころはかなり復員帰りの先生がおられて、ぶん殴られたりした一期でありますけれども、ちょうど子供社会史のですね、それなりにいい教育をしていただいたというふうに思っておるんです。  それで、ちょっとお伺いしたいのは、私どもがちょうど就職するころ……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第4号(1999/03/03、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 大変御苦労さまでございます。  吉川先生の方にまずちょっとお伺いしたいんですが、結局、今の子供たちのさまざまな問題をお話しいただいたわけですけれども、基本的には戦後の子育てといいましょうか、教育というものがある面ではうまくいかなかったという部分が出てきているんだろうという感じがするんです。  それで、戦前が、どちらかというと教育というのは人のために役に立つ教育をしろと、自分というものはほっておいたって大事にするんですから。だけれども戦後は、特に一人一人を大切にするとか自分を大切にするという部分が行き過ぎちゃったという結果が一つあらわれてきているんじゃないかなと。それに少子化です……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(1999/04/16、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 お三人の先生方、本当に御苦労さまでございます。貴重なお話を伺いまして大変ありがとうございます。  先ほど来、先行議員の方からいろんな形での御意見やら御質疑があったわけでありますけれども、私たまたま正月に「國破れてマッカーサー」という本を読みました、中央公論から出ているこんな厚い本ですけれども。  戦後のいろいろな、マッカーサー統治の中で明治憲法から新憲法ができて、教育勅語を廃して日本民族の改造をやらなきゃいかぬというところから戦後がスタートしておるわけですけれども、私どもは戦前の生まれですから、兄弟を見渡すと大体五人ぐらいが平均で、多いところは八人、九人、戦争を始めていわゆる産……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第6号(1999/05/12、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡です。御苦労さまでございます。  少子化対策として、不妊医療の実情についてお伺いしようということできょう御足労いただいておるわけですけれども、過去において少子化対策として政策的に不妊医療の問題を進めてきた、そういうケースが世界の中であるんでしょうか。それが一点。  もう一つは、現在の不妊治療に対する世界じゅうのレベル、どの国が一番進んでいて、日本がどの程度のレベルに達しているのか。その辺の知識が私ども全くないものですから、その辺の感覚をお教えいただきたいということ。  それから、通常の妊娠によって生まれた子供たちと不妊治療でできた子供とのいろんな状況の差というも……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第7号(1999/06/02、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 遅くなりまして申しわけありません。  この調査会でまとめられました「次世代の育成と生涯能力発揮社会の形成」、これを読ませていただきました。今までの議論を踏まえてよくまとめておられるというふうに思うんですが、私どもの意見というもの、あるいは実際に参考人の方々がいろいろと述べられた意見が全部入っているかというとそうでもないという感じがするんです。これはどうしてそういうことになっているのかなという疑問がございます。  それと、この中の九ページに「少子化のメリット」という分析がありまして、これは確かに我々は余り考えていなかったことで、大いに議論する価値のある部分もあるなと。少子化のデメ……

第146回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(1999/11/19、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 両先生、御苦労さまでございます。  まず、岡沢先生にちょっとお伺いしたいと思うんですが、労働時間の短縮と出生率の関係、それと外国人労働力の問題ですね、この関連で、この前スウェーデンに行きましたら、結局いろいろ少子化対策をやっているけれども、スウェーデンの女性はなかなか子供を産みたがらない、今、百四十万人ほど外国人労働力がある、それでそちらに期待するというような発言も実はございました。  それで、ベルリンの方も今大変な建設ラッシュなんですけれども、例えばそれぞれの先進諸国が労働時間を短縮して、日本の場合も、ちょうど私が労働政務次官のときに労働基準法の改正で、十年かかって、当時二千……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(2000/02/23、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡です。  お三人の先生、きょうはありがとうございました。  まず、岩男先生と椋野先生にお伺いするんですけれども、先週、私どもは山口県と広島県に少子化対策の視察に行ってまいりまして、ゼロ歳児保育の現場を見たんです。これは大変だなという思いを持って広島に行きましたら、広島大学の学長さんが、子育てはやっぱり胎教と三歳児まで、これが一番大事なんだというお話をされました。そして、イズミというスーパーに行きましたら、女性が多いわけですけれども、育児休業三年ということと、五年間であれば再雇用ということに取り組んでおられまして、こういうゼロ歳児保育の問題と、それから実際に大学の……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(2000/04/03、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 小渕総理が倒れられたようで、一日も早い御回復を私も心からお祈り申し上げたいというふうに思います。  せんだってから予算委員会等で小渕総理が多用しておられる有識者会議、この少子化対策も国民会議をつくっておられるわけですけれども、議院内閣制のもとでは一種の議会軽視につながらないかという角度からの御質疑もさせていただいたわけでありますが、現在のところ、私どもこの調査会で海外視察もし、いろいろなこういうディスカッションの機会も与えていただいておるわけでありますが、衆議院の方で議員立法が出ておりますから、当然当調査会としても何らかの政策提言を出していかなきゃいかぬ。その場合に、国民会議と……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第7号(2000/04/24、18期、参議院クラブ)

○松岡滿壽男君 お二人の参考人さん、御苦労さまでございます。参議院クラブの松岡滿壽男です。  せんだって、私ども、山口、広島の視察に行きまして、そのときに広大の原田学長さんが、やっぱり三歳児までの教育が非常に大事だと、三つ子の魂百まで、胎教も大事だということを話をされました。どうせ子供が減っていくわけですから、質のいい子供を残していかなきゃいかぬという思いで、たまたまその後、岩男壽美子参考人なんかも来られて、この話をしましたら、それはもう三歳児神話だ、要するに女性を家庭にとどめるということなんですよ、胎教その他についても医学的根拠はないというお話でした。  これはどっちが本当なんだろうかなと。……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第8号(2000/05/12、18期、参議院クラブ)

○松岡滿壽男君 参議院クラブの松岡滿壽男です。  ちょっと風邪を引いて声が出ませんが、済みません。  この一年ぐらいの間に、国民生活・経済調査会で、少子化問題に対して海外視察とかあるいは参考人、国内の視察、非常に参議院らしいテーマで有意義な意見交換ができたというふうに思っております。  実は、十数年前ですか、昭和六十一年に参議院に国民生活調査会ができまして、当時、私も林健太郎団長について高齢化問題で海外視察に行ったのを記憶しておるんですけれども、それに基づいて高齢化対策基本法ができたわけです。私どももこの調査会でそれがやれると思っておりましたところが、先ほどお話に出ましたように、衆議院で議員立……

第147回国会 予算委員会公聴会 第1号(2000/03/14、18期、参議院の会)

○松岡滿壽男君 参議院の会の松岡滿壽男でございます。両先生、きょうは御苦労さまでございます。時間がございませんので正村先生にお伺いしたいと思うんです。  去年、地方分権一括法が通りまして、いよいよ分権に踏み出したんですけれども、実質的なものは何も変わっておらないわけです。やはりこれから財政再建を考えるときに、税と歳出削減をどう組み合わせていくかしかないんだろうと思うんですが、その中で、行政改革といいましょうか、遅々として進んでおりません。だからここは、さっきビルド・アンド・スクラップとおっしゃいましたけれども、仕組みを変えると。省庁再編は哲学がなかったというお話がございますが、例えば思い切って……

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(2001/02/14、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 お二人とも大変ありがとうございました。  確かに、定年制度の廃止とかそれからやはり年齢制限の廃止というのは非常に大事なものだというふうに思います。  日本全体から見ても、私も四十何年前に鉄鋼会社に就職したんですけれども、現場に行きましてびっくりしたのは、ぼうっと外を見て座っている人がいるんですね。あれは何ですかと言ったら、五十四歳、定年の一年前になると満期ぼけになるんだと。そのころは栄養状態も悪かったし、今から四十何年前ですから。それから見ると本当に今、先ほど加納先生もおっしゃったように、みんな元気ですよ。私の同期の連中も、社長で頑張っているのは二、三人ぐらいいますけれども、そ……

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(2001/02/21、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡です。  お二人の参考人、大変御苦労さまでございました。  まず、中條さんにお伺いするんですけれども、先ほどの御説明は国内の従業員に対する対応でございますか、海外が三万四千人おられるわけですけれども、その問題が一つ。それから、せんだっての参考人のお話を聞きますと、やっぱり我が国の賃金水準が時間給で二千二百円ですか、アメリカ、ドイツあたりで千七百円から千九百円と、かなり高水準になってきたと。それが今の中国や韓国からの野菜の問題とか、あるいはソーイングですね、ユニクロに代表されておりますように、かなり厳しい状況になってきていまして、中国でやると単価が一万円ぐらいだけ……

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(2001/02/23、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡です。御苦労さまでございます。  もう既に先行議員の方からいろんな角度での質疑もあったわけですけれども、まずファミリー・サポートの件ですね。内藤さん、山本さんも触れられましたが、確認だけさせてください。私も五万以下の市長を昔やったんですが、国の施策としてはある程度やむを得ないのかもわからぬけれども、メニューがせっかくいいのが出てきても五万以上じゃないといかぬとか、十万以上でないと注文する資格がないということで随分つらい思いをしたこともあるんですが、やはり必要な施策を必要な箇所にきちっとやっていくということが非常に大切だと思うんですね。  ファミリー・サポート、非……

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(2001/04/18、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男です。  この三年にわたって、会長を中心に事務局の皆さん、委員の皆さん、そして多くの参考人の皆さん方から貴重な御意見を賜り、十分な議論ができたということを大変ありがたいことだというふうに思っております。  しかし、その結果については若干私自身も残念に思う部分があります。  一つは、やはり参議院のあるべき論からこの国民生活・経済に関する調査会ができ上がり、数年前に高齢社会基本法というものを出していったわけです。衆議院と違って、長期にわたって政策立案、立法化していくということがやはり参議院の独自性の中で非常に大事な部分だったというふうに思うんです。おととしの暮……

第151回国会 予算委員会公聴会 第1号(2001/03/15、18期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 長時間御苦労さまでございます。無所属の会の松岡滿壽男です。  財政を六、七年担当しておられた宮澤財務大臣が、この席で財政は破局に近いということを言われまして、訂正はされたんですけれども、小渕内閣から私もこの予算委員会で同様なやりとりをしているんですが、そういうニュアンスになっているんですね、今既に。先ほど菊池公述人のおっしゃった、従来型のやり方で、人口はどんどん減っていきますし、経済構造は大きく変わっているし、対応できるのかなという疑問があります。それについてお答えをいただきたいということ。  それから、笹森さんがおっしゃった十三年度予算に対する考え方、それから十四ですか十七で……


19期(2001/07/29〜)

第153回国会 憲法調査会 第2号(2001/11/07、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 無所属の会の松岡滿壽男です。  このたびの調査団に椎名先生のかわりに参加させていただきました。上杉会長、野沢団長初め、同僚の議員に大変有意義な、ともに調査ができたことを心から感謝をまず申し上げたいというふうに思います。  先ほど、全体的な問題については野沢団長の方から既にお話がありましたし、同僚の議員からもそれぞれお話がございました。  私が一番印象に残っていますのは、フンボルト大学のクレプファー教授が、四十八回も基本法を変えたということについて、生きているものは変わるんだ、死んだものは変わらないということを言われました。早速、予算委員会で小泉さんとの質疑で使わせていただいたわ……

第153回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(2001/11/21、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 先ほど来、新旧それぞれのお立場から改革先行プログラムにつきまして真摯な質疑が続いておりまして、大変参考にさせていただきました。いつも私はどの委員会に出ても最後の発言ということになるわけですが、たまには反対に回ってくれぬかなという感想も持っておるんですけれども。  本国民生活・経済に関する調査会、たまたま一番最初に、もう十何年前ですか、発足しましたときに高齢化社会の問題に取り組みまして高齢社会基本法ができ上がりましたし、また三年ほど前からのは少子化対策ということで議論をしてまいったわけであります。  今回、どういうテーマにするかということで、私はオブザーバーではありましたけれども……

第153回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(2001/11/28、19期、無所属の会)

○松岡滿壽男君 御苦労さまでございます。無所属の会の松岡滿壽男です。お二人の参考人に二点お伺いしたいと思うんです。  まず第一点が、国と地方との仕組みの問題です。スリムで効率的な仕組みに日本全体をつくりかえていかなきゃいかぬところで、やはり国民の意識を変えるためには制度をいじるしかないと思うんです。ようやく国会でも道州制の導入についての議論が始まりましたし、第二十七次地方制度調査会でもこれもテーマになっておるんです。しかし、今のところ小泉総理も片山総務大臣も、まず地方の合併が先だと。三千二百ある市町村を与党三党合意では千と、それから小沢さんあたりは三百と、こう言っているんですけれども、お二人と……

第154回国会 憲法調査会公聴会 第1号(2002/02/20、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 公述人のお三人の方、大変御苦労さまでございます。  無所属の会の松岡滿壽男です。  先ほど来、皆さん方のお話の中に、無所属がある面でいろんな選挙その他で不利な立場にあるということでありますが、私も、隣の田名部先生も選挙区から無所属で出てまいっておるわけでありまして、国会は一人一人ではとても活躍できないんですよね。仕方ないものですから、無所属の会で八人で今やっておるんですけれども、それでも一応五十年前に決めたルールがありまして、十人以上でないといわゆる会派として認められないという仕組みになっておりまして、自由党さんと一緒になりまして、十五人で今、国会改革連絡会というものを作りまし……

第155回国会 憲法調査会 第5号(2002/12/04、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 今、桜井先生もおっしゃいましたが、先ほど田名部先生も発言があったんですけれども、やはり憲法調査会、成り立ちの経過はいろいろあると思うんですけれども、衆議院が一定の方向性も出しましたし、再考の府、熟慮の府とはいえ、非常に重要な問題ですし、私も何回か本会議等で小泉さんと議論したことがあるんですけれども、例えばアメリカが国家情報会議のレポートで、このまま日本が漂流を続ければ、二〇一五年ごろには日米欧の三極が崩れて、日の代わりに中か印だというレポートが出ているんですよね。それ何となれば、日本人というのは自己改革能力が欠落しているという指摘があるんです。  参議院におきましても、いろいろ……

第156回国会 憲法調査会 第5号(2003/04/16、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○松岡滿壽男君 人権問題について、十一回にわたり参考人を招かれて、委員長始め委員の皆さん方が真摯に議論されたことに敬意を表したいというふうに思います。  先ほど同僚の平野委員の方から、自由党の新しい憲法を創る基本方針、その中で、国民の権利と義務について、国家権力と人権を対峙させる啓蒙時代の発想を克服し、ともすれば阻害されがちな個人の自由を国家社会の秩序の中で調和させる、基本的人権の保障は国民が享有すべき条理であると同時に国家社会を維持し発展させるための公共財的なものであると位置付けるという発言がありましたが、全く同感であります。先ほど来、国民の権利と義務の問題について、舛添氏もバランスがいささ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

松岡満寿男[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。