国会議員白書トップ参議院議員清水澄子>委員会発言一覧(全期間)

清水澄子 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

清水澄子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(参)
249位
委員会出席(無役)歴代TOP500
496位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
223位

15期委員会発言TOP50
45位
15期委員会発言(非役職)TOP50
43位
16期委員会発言TOP50
30位
16期委員会出席(無役)TOP50
27位
16期委員会発言(非役職)TOP50
30位
17期委員会発言TOP10
9位
17期委員会出席(幹部)TOP50
34位
17期委員会発言(非役職)TOP25
11位
18期委員会発言TOP50
28位
18期委員会発言(非役職)TOP25
25位
18期各種会議発言TOP10
8位
18期各種会議発言(非役職)TOP10
7位

このページでは清水澄子参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。清水澄子参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

15期(1989/07/23〜)

第116回国会 環境特別委員会 第2号(1989/11/29、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 私は、今回初めて当選いたしました清水澄子でございます。したがいまして、きょう初めての質問でございますので、いろいろなれないところもあると思いますけれども、どうぞ御了承いただきたいと思います。  ただいま松浦議員の御報告がありましたが、私もその一員に加わりまして、そして自然環境保護の責任の重さを痛感したところでございます。私は、とりわけこの広大な北海道の現地で、職務とはいえ少ない人数で自然保護のために研究と情熱を注いでおられた職員の皆さんの御苦労を痛感したわけでございます。この場で長官に、これら末端で努力をしておられる職員の皆さんに激励の言葉をかけられたり、またはその定員をふやすた……

第116回国会 法務委員会 第2号(1989/12/05、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 今、各参考人の皆様方から大変有益な御意見を伺いまして、今後の入管法の討議の中で十分私たちも配慮してまいりたいと思いました。  その中で、まず花見先生にお伺いをしたいと思うわけです。  今、いろいろ今日の入管法なりこれまでの入管行政の欠点という問題またはそこで欠けているものということで、在日外国人に関する管理の面はあるけれども人権という面が非常に不足しているし、また他の政策上からも不足しているという問題が多く出されました。そういう中で、花見先生の場合は、今回の入管法の改正については一定の評価ができるという評価をなさいましたわけですけれども、日本に単純労働者という形で資格外活動をして……

第116回国会 法務委員会 第3号(1989/12/07、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 今回の改正案の中で最も重大な問題点というのは、雇用主処罰であろうかと思います。この雇用主処罰にかかわってですが、日本の国内で本当に、単純労働の外国人労働者に入られてはもう非常に困るんだという世論とか、それから一日も早く雇用主を処罰してほしいという世論が本当に日本の国内にあるのかどうかという観点からもお伺いをしたいわけです。  法務省が二月に発表されました外国人の就労に関するアンケートを見ましても、この調査の中で雇用主に対する罰則を一層厳しくして取り締まるべきだという回答は二四・六%にとどまっていると思います。そしてまた、朝日新聞の世論調査におきましても、そういう外国人労働者を何ら……

第118回国会 外務委員会 閉会後第1号(1990/09/19、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 私は、イラクのフセインの国内政治における独裁的な体質や今回のクウェート侵攻の暴挙を容認するものではございません。しかし、アメリカのサウジへの過剰とも言える軍の投入、そして先ほどどなたかもおっしゃいましたけれども、アメリカ国内における戦意高揚ぶりを見ますと、私などは太平洋戦争を体験しておるものですから、かつての戦時体制の悪夢をよみがえらせるような非常に不気味なものを感じております。そしてまた、九月十二日のあのアメリカ議会が在日米軍駐留費の全額負担の要求決議を採択をしたり、また中東への米軍展開費の半額を主として日本と西ドイツに負担する義務がある、こういうことを現職の国防長官が報告をさ……

第118回国会 環境特別委員会 第3号(1990/05/30、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 私はちょっときょうは風邪をひいていまして、聞きにくいかもしれませんけれどもお許しいただきたいと思います。  今日の地球環境問題は、人権の問題と同様に、いずれの国におきましても内政と外交の最優先課題となっていると思うわけです。とりわけ日本の責任と役割が国際的にも注目されていると思います。大臣の所信表明を拝聴いたしましても、やはり「世界全体が大きな転換期に直面し、新たな価値と行動の模索が始まっております。」と非常に明確にあるべき方向を言明しておられます。そしてまた、「地球的規模で考え、地域から行動を」という、そういう環境保全のために私たちは新たな価値とそして行動的なものが要求されてい……

第118回国会 環境特別委員会 第6号(1990/06/13、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 まず、この水質汚濁防止法等の一部改正案について、いろいろな理解しにくいところが幾つかありますので御質問したいと思います。  まず最初に、アメリカのカリフォルニア州では、水をいろいろな用途に使う場合、公衆衛生に危険は生じていないけれども例えば下水とか工場排水によって不利な影響を与えられている水は汚濁と言い、そして公衆衛生、いわゆる人体に危険を与えている水の場合を汚染というふうに使い分けしているわけですけれども、日本ではどうして水については汚濁、大気については汚染と使っているのですか。その言葉の違いといいますか定義は何なのか、お教えいただきたいと思います。

第118回国会 環境特別委員会 第7号(1990/06/15、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 私は、ただいま可決されましたスパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当たり、次の事項につき適切な措置を講ずべきである。  一、指定地域の指定に当たっては、広域的に脱スパイクタイヤが進み、住民の健康の保護及び生活環境の保全が十分図られるよう配慮すること。  二、脱スパイクタイヤのための環境づく……

第118回国会 環境特別委員会 第8号(1990/06/20、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 私は、ただいま可決されました水俣病の認定業務の促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     水俣病の認定業務の促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当たり、次の事項について適切な措置を講ずべきである。  一、水俣病患者の早期救済が緊急の課題であることにかんがみ、救済すべきは速やかに救済するよう努めること。  二、認定業務に当たっては、法の……

第118回国会 法務委員会 第3号(1990/05/24、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 新入管法の問題で質問させていただきます。  先ほど同僚の櫻井委員も触れておりましたけれども、この六月一日から施行されます改正入管法を前にして、非常に今入管局に強制送還を自己申告する外国人労働者が殺到しているという記事がいろいろ出ておりますし、それからけさの朝日新聞にも、中小零細企業の七割が在留資格に違反した不法就労というそういう外国人労働者を承知の上で人手不足のために雇用せざるを得ない、こういう実態も出ておるわけですけれども、企業主の方も、今度の入管法の改正に伴って一番最先端の東京入管とかいろんな入管の事務所にどうすればいいんだというそういう大変質問が来ているということを私どもは……

第119回国会 環境特別委員会 第2号(1990/11/02、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 今篠崎委員がいろいろ質問いたしましたけれども、私もまず最初に、水俣病裁判の和解勧告を政府が一日も早く受け入れるべきであるという立場から質問したいと思います。  それはもうだれしもおわかりと思いますけれども、今回の東京地裁を初め四つの裁判所が和解を勧告いたしました裁判の流れは、すべて一つの方 向で一致しておると思います。それは水俣病が公式に発見をされてから三十四年もたっているということ。それから被害者が非常に高齢化している。だから裁判中でも死亡者が後を絶たない。そしてまた、いかに医学的な論議を幾ら繰り返していてもそれは永久に終わらないであろう。そしてまた、既存の認定制度ですね、こう……

第120回国会 外務委員会 第1号(1990/12/18、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 私は、UPUの新条約を承認し批准することに賛成の立場から、郵政省に一つだけ質問させていただきます。  今後ますます国際化が進展していく中で、国際郵便または国際郵便為替や振替に対する利用者のニーズが一層高度化し多様化するものと思われますけれども、郵政省はこうした変化への対応策についてどのような構想をお持ちでございますか。
【次の発言】 ありがとうございました。  次に、バーゼル条約についてお尋ねしたいと思います。  今、国内でも廃棄物問題は大変大きな環境問題となっておりますし、重要な政治課題になっておるわけですけれども、国際的な面におきましても先進国あるいは途上国を合わせた地球的な……

第120回国会 外務委員会 第2号(1991/03/26、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 私は、議題になりました三つの提案に対しまして基本的には賛成の立場に立ちながら、特にオゾン層保護に関する問題を中心に質問をさせていただきます。  現在、地球環境の問題といいますのは、もう御承知のように、オゾン層の破壊、地球の温暖化、酸性雨、熱帯林の減少または砂漠化、野生生物種の減少、それから海洋汚染、有害廃棄物の越境移動、そして開発途上国の公害対策がこの主要な課題となっておりまして、いずれも国際的な協力なくして解決できない問題が多くなってきているわけですけれども、そのときに二〇〇〇年までにこのフロンを全廃するというオゾン層保護が世界的なコンセンサスの第一号になったということは、いか……

第120回国会 外務委員会 第4号(1991/04/02、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 私は、まず最初に、湾岸地域での非常な環境汚染の問題が報道されていることについて心配しておりますけれども、その一方で、アメリカを中心とした多国籍軍による航空機の出撃で史上最大規模の空爆が行われましたね。それは延べ十万六千機の飛行機が八万回に及ぶ爆撃をイラクに実施をしたわけですけれども、このためにイラクの社会的な施設が壊滅をして、そしてバクダッドでは発電所も破壊をされている。病院では保育器の動力源も動かないために連日乳児や病人が死んでいるということを英紙のガーディアンでは伝えているわけですけれども、その表現に、空爆の背後で十分なお湯もなく、生まれてくる子供がそこでお湯もないために死ん……

第120回国会 外務委員会 第6号(1991/04/23、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 もう既に新聞情報等で、政府はあす四月二十四日の閣議でペルシャ湾への海上自衛隊の掃海部隊の派遣を決定される、そして二十六日にはもう出発である、こういうことが報道されておりますけれども、一体国会というものは、私たち国会という場所はこういう重大な問題について何ら十分な審議もしないで、そういうことが政府のみの決定で強行されていいものかという多くの疑問を持っております。時間も短いのですが、非常にこれは重要な問題ですので私はここで幾つか御質問をいたしますけれども、それにつきましてぜひ正確にお答えをいただきたいと思います。  まず、運輸省の方いらっしゃいますね。現在運輸省の得ているペルシャ湾の……

第120回国会 環境特別委員会 第3号(1991/04/09、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 まず、環境庁長官にお尋ねをいたします。  環境庁長官は、地球環境問題は全人類の生存基盤に関する問題として世界各国の重要な政策課題であって、我が国として世界の主導的役割を果たしていくことが期待されていると所信表明で明確におっしゃっております。そしてそれは、内外の環境問題をどう克服していくかということに至りましては、快適で住みよい社会を実現していくためには、社会経済活動を通じた地球環境への負荷を極力少なくして、そして環境の保全と経済社会の安定的な発展の両立を図っていくことが必要だ。さらには、環境保全は、平和国家を標榜する日本が世界に貢献するに最もふさわしい分野である。経済社会構造を環……

第120回国会 環境特別委員会 第4号(1991/04/17、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 私は、まず長官にお願いをしておきたいと思います。  きのう連合審査で我が環境委員は、今山田委員も申し上げましたけれども、今回のリサイクル法には非常に環境保全上の配慮が弱いんじゃないか、そして環境庁の意見反映の機会が大幅に阻まれているんじゃないかという危惧を持って、さまざまな面から環境庁がもっと関与できるようにと、そういう強調をしてまいりましたが、長官のきのうの連合審査におけるところの発言というのは大変姿勢が弱くて、私どもは非常に残念に思いました。やりにくいことは私ども皆よく理解をしております。しかし、今もおっしゃったように大変重要な環境保全という問題、むしろこれから政策の中にも社……

第120回国会 環境特別委員会 第5号(1991/04/24、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 私は、まずアスベストの管理行政についてお伺いいたします。  まず、文部省にお伺いしたいんですが、三月二十五日に東大工学部の八号館で石綿撤去工事中に起きた石綿汚染の事件なんですけれども、なぜこういう事態が生じたのか、問題点だけ、時間が短いものですからぜひ問題点だけ皆さんお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 ですからこれは、今後こういう事故が起きないように再発防止を必要としていると思うんですけれども、建設省の方にお伺いしたいと思います。  石綿処理工事に際して同じような事態が今後起こらないためには、今度の事故をひとつ教訓的に受けとめて、この処理工事の期間中に負圧を維持しておく……

第121回国会 予算委員会 第3号(1991/08/27、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 外務大臣、韓国では民間の中からどのような要求が起こっておりますでしょうか。
【次の発言】 今、なぜこういう補償要求が出てきたのでしょうか。その理由をどうお考えでしょうか。
【次の発言】 そこで、今おっしゃいましたように、政府間は円滑である、それでは民間の間でも円滑でなければならないと思いますが、これまで請求権は解決済みとされてまいりましたが、今後も民間の請求権は一切認めない方針を貫くおつもりでございますか。
【次の発言】 七月十日の韓国の国会で、野党が強制連行された朝鮮人の未払い賃金を請求することについて質問したことに対し、韓国の李外相がそれは日本から返してもらう権利があるという……

第121回国会 労働委員会 第3号(1991/09/24、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 私は、まず最初に、千葉県松戸市の地下トンネル工事で犠牲になりました七人の労働者の死は、この経済大国とは対照的に労働者の安全や生命がいかに軽んじられているかを象徴する事故であると思います。そして、それはまた今日の労働行政に対する無言の警告だと受けとめておりますけれども、労働大臣はどのようにお考えになりどのように対処なさるおつもりか、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 ぜひ十分なる対処をしていただきたいと思いますし、いつも事故があった後、二度とこういう事故を繰り返さないということをおっしゃるわけですけれども、やはり今日の労働行政が非常に不徹底だということをぜひひとつお受け……

第122回国会 環境特別委員会 第2号(1991/11/20、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 まず、長官に環境行政の基本姿勢について幾つかお尋ねしたいと思います。  来年の国連ブラジル会議は地球を救う最後の機会だとも言われておりますけれども、先ほど長官は、それに参加されるのかどうかということの発言はなくて、皆さんに協力をということを要請されましたけれども、長官自身はこのブラジル会議に参加するお考えがありますか、お聞かせください。
【次の発言】 ところで、このブラジル会議に地球温暖化防止条約が提案されますが、最近その素案が示された中で、六つの基本原則が立てられていると思います。それは、持続可能な開発、予防の原則、公平かつ区別されない原則、開発の権利、汚染者負担、そして特別な……

第122回国会 予算委員会 第2号(1991/12/12、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 まず、官房長官に質問いたします。  去る十二月六日、太平洋戦争中に日本軍の従軍慰安婦や軍人軍属として戦場に駆り出された韓国の人たちが、日本政府に補償を求める裁判を起こしました。それに対して官房長官が記者会見をされたそうですが、朝鮮日報というこれは韓国の一般に読まれている新聞でございますけれども、この七日の朝刊の一面トップに、日本政府、挺身隊とは無関係、官房長官が会見をした、そして民間業者の行為と主張、補償拒否、こう掲載されているわけです。これがこの新聞だけではなく、いろいろ韓国の中で今大きな問題になっておりますけれども、官房長官はどのような発言をなさったのですか、ここでもう一度お……

第123回国会 環境特別委員会 第7号(1992/05/13、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 参考人の皆さん、ありがとうございました。  まず、私は服部参考人にお伺いしたいと思います。  今大阪の現状を非常に具体的にお伺いし、そしてまた大阪府は非常に熱心に検討会などをつくって総量規制のために努力しておられることに非常に敬意を表しておりますけれども、今御報告にありましたように現在の環境基準も三分の二は基準を達成できない、超えている。これがやはり東京や大阪の現状だろうと思います。それで、この名称が長いからNOx法案と言いますが、今回提案されていますこの法案の内容では二〇〇〇年までにおおむね環境基準を達成できるというそういう目標でおるわけですけれども、今出されました大阪府の検討……

第123回国会 環境特別委員会 第8号(1992/05/20、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 おはようございます。  法案の質問に入る前に、ちょっとPCB使用の電気機器の保管状況についてお尋ねしたいと思います。  先日岐阜でもあったわけですけれども、東京都の清掃局産業廃棄物指導課がPCB使用の電気機器の保管状況について調査をしましたところ、その回答のあった事業所のうち二二・八%が行方不明、紛失となっているということが報告をされておりました。この問題は二十年前あたり大変大きな問題になっていたわけです。通産省は一九七二年にこのPCBの保管について通達を出しているわけですけれども、その通達というものはただ出しっ放しなのか。その後、どのようにチェックされ監督され監査をされてこられ……

第123回国会 予算委員会 第6号(1992/03/21、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 昨日、自民党副総裁の金丸信氏が右翼に狙撃をされるという事件が起きました。今回の事件は幸いに銃弾が外れて未遂に終わりましたけれども、この数年、我が党の山口前書記長への暴行事件、また本島長崎市長への暗殺未遂事件など、言論封殺そして思想抑圧を目的とした右翼、暴力団のテロ行為が頻発しております。  このような事件が起きるたびに政府は遺憾の意を表明しておりますけれども、凶悪な言論封殺事件が減っているという状況にはありません。今回の事件に対する総理の見解をお伺いしたいと思います。  そしてまた、暴力団がよく使っておりますけん銃ですが、このけん銃が使用されていたことでもおわかりのように、右翼と……

第123回国会 予算委員会 第13号(1992/04/08、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 ただいまPLOのアラファト議長が乗った飛行機がリビアの近くで行方不明になっているというニュースが入ったわけでございますけれども、外務省はこれについてどのような情報を得ておられますか、お尋ねいたします。
【次の発言】 何もその内容はお聞きになっていないんですか。
【次の発言】 きょうは私は、戦後補償における個人の請求権並びに政府の基本的な認識やその姿勢についてお尋ねをしたいと思います。  これまで政府は、戦争犠牲者または日本の植民地支配によって生じました被害者個人の請求権及び補償問題を国家間の外交保護権の放棄によってもうすべて解決済みという形で処理をされてきました。しかし現在、韓国……

第123回国会 労働委員会 第4号(1992/04/07、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 労働省の地対財特法の施行に伴う職業相談事業についてお伺いいたします。  労働省は、部落の不安定就労の改善を目的としまして同和担当の職業相談員を配置しておられるわけですけれども、これらの職業相談の果たしている役割ですね、それをどのように認識されておられるでしょうか。
【次の発言】 機能だけじゃなくてどういう役割を果たしているのか、それをどう認識しておられるかということをお伺いしたんですけれども、それは重要な役割は果たしておらないでしょうか。
【次の発言】 そこで、労働省は一九八七年四月に各都道府県知事に「職業安定行政に係る地域改善対策特定事業等の推進について」という百八十八号の通達……

第123回国会 労働委員会 第6号(1992/04/23、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 まず初めに、これまでの職業訓練法の変遷と、そして改正内容のポイントについて、さらに民間訓練と公共訓練との役割の位置づけも含めて御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私は、働く人々にとりまして職業能力を開発するための機会と訓練が生涯にわたって保障されているかいないかということは、労働権の保障はもとより、生存権の保障にもかかわる重要な政策であると考えております。しかし、今御説明がありました現行の職業能力開発促進法のもとではこれまで以上に公共職業訓練から企業内訓練中心へのシフトが加速されたのではないかと見ております。法律では、職業訓練の責任主体は事業主であり、国及び都道府県はわき……

第123回国会 労働委員会 第8号(1992/05/19、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 この法律は、「介護業務に係る労働力の確保に資するとともに、介護労働者の福祉の増進を図る」という非常に大きな大前提に立っていらっしゃるわけですけれども、労働省は介護サービスを提供するという、そういう社会システムというのはどのようなものを想定されてこの法案を提出されたのか、その基本的なお考えをお尋ねしたい。大臣、どうぞお答えください。
【次の発言】 きょうは福祉について論争する場でもありませんからちょっとできないんですが、非常に私は問題だと思うのは、高齢者がふえてきたふえてきた、大変だぞと、まるで六十五歳以上の人口がふえるともうあしたから何か大変な社会になるみたいな、まず介護という問……

第123回国会 労働委員会 第10号(1992/06/17、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 おはようございます。  大臣は、きょうは健やかなお顔で出席していたださまして、本当にスリムになって参加されておりますけれども、手術後というのは体には大変大さな負担ですから、どうぞ無理なさらないように大事にしていただきたいと思います。  そう申し上げながら、きょうは大臣をいじめたいわけですけれども、まず最初に、労働時間の考え方について確認させていただきたいと思います。  労働時間はさまざまな立場からのアプローチができます。しかし、かなめは、労働者の心身ともに健康で文化的な生活を営む権利を有するというあの憲法の二十五条及び二十七条の規定に従って、労働者の家庭生活そして地域生活、社会生……


16期(1992/07/26〜)

第125回国会 労働委員会 第2号(1992/12/08、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 私は、この九月に労働省が発表した労働基準法研究会の報告並びに中央労働基準審議会が検討しております労働基準法改正に関する問題について質問いたします。  まず、この労働基準法改正の目的でございますけれども、これは当然宮澤内閣の政策課題である生活大国五カ年計画の最重点課題の一つに掲げられていると思います。それは、やはり労働時間の短縮というのは勤労者とその家庭にゆとりをもたらして、そして職業生活と家庭生活、地域生活との調和を図っていくんだと。そのことは、同時に国際的にも調和のとれた競争条件の形成にこれは資するものである、そういう認識に基づいた上で、この千八百時間というものを政府が積極的に……

第126回国会 土地問題等に関する特別委員会 第3号(1993/04/21、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 私は、バブル経済崩壊後の土地問題についてお伺いをしたいと思います。  一九八六、七年から始まりました急激な土地高騰は、その後土地の投機的取引を促してそして経済に大変大きなゆがみをもたらしましたけれども、ようやく一九九〇年ぐらいから鎮静化してまいりました。そして、地価の値下がりの傾向が見られるようになりました。その点は評価できるわけですけれども、ところが、そのことによって今度はいろいろな矛盾や問題点が出てきておりますので、そのことについてお伺いをしたいと思います。  まず、長官にお伺いをしたいと思います。  この公示価格制度でございますけれども、去る三月二十五日に国土庁が発表されま……

第126回国会 土地問題等に関する特別委員会 第4号(1993/05/19、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 私は、社会党の清水澄子でございます。  石原先生から先ほど住宅の問題で、高齢化社会の中でライフスタイルによって特に住宅の買いかえ特例という制度を設ける方がいいというお話があったわけですが、私もこれは一つの考え方というふうに受けとめております。しかし、なかなか、年をとったら一カ所のマンションに固まって住むというのが必ずしも高齢者の住生活ではないんじゃないかな、そういう面も感ずるんですが、それはまた秋山先生の方にも後でちょっとお尋ねします。  そこで石原先生には、やはり合いわゆる高齢化社会という社会を迎えていくに当たって、年金生活者でも非常に固定資産税を払わなければいけないという中で……

第126回国会 予算委員会 第7号(1993/03/23、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 報道によりますと、エリツィン・ロシア大統領が超憲法的な特別統治を宣言しまして、そして議会との激しい対立が深刻化しておりますけれども、政府はどのようにこのロシアの現状を把握しておられるか、どう対応されようとしておられるのか、外務大臣にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 それでは、防衛庁長官にお尋ねいたします。  カンボジアPKO活動に参加する第二次派遣の自衛隊施設部隊の先遣隊の六十名が自衛隊の制服のまま民間の定期旅客便に同乗することになっておりますけれども、このことは一般の旅客の安全に対して非常に不安を与えることだと思いますけれども、防衛庁長官の御見解はいかがでございますか。

第126回国会 予算委員会 第14号(1993/04/02、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 山口先生の大変知的な刺激をいつも与えていただいて、参考にさせていただいております。  私は社会党の清水澄子と申します。  私も、いろいろお話を伺っておりましたが、特に現在の国会を目の前にしているそういう議員として、具体的なことをお聞きしたいと思うんです。  今、山口参考人も調査権の日常化の必要性をおっしゃいました。今参議院の方は野党が多いと言われますけれども、実は一九八九年の消費税の導入後、ここで政府・自民党が敗北して参議院は多数を占めたわけでございます。そこで、私たちは野党共同で消費税廃止法案を立案して参議院を通過させたわけですけれども、実は消費税廃止法案の立案の際に、行政府の……

第126回国会 予算委員会 第19号(1993/06/07、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 まず、年金改革と税制についてお尋ねいたします。  私は、経済の安定とともに国民生活の質的向上の立場から、高齢者の所得保障である公的年金制度の果たす役割の重要性を政府はもっと強く認識すべきだと考えております。政府は平成七年、つまり一九九五年を目途にこの公的年金制度の一元化を図るとしておりますが、総理はこの景気対策と年金財政との関係をどのように御認識をしておられるでしょうか。これまでの国会答弁で年金制度の改正の時期に合わせて税制の改正も必要という認識をお示しになっておりますけれども、この発言の真意とあわせてお聞かせいただきたいと思います。

第126回国会 労働委員会 第3号(1993/03/26、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 労働省は、労働時間を年間千八百時間の水準にするために労働基準法の改定を初めとして時短センターの設置などの施策を講じようとしていると思います。しかし、実際の労働現場ではこれまで待ち時間であったものを労働時間から外すことによって、そしてそれで名目的な労働時間の短縮を図ろうとするというところが出てきているわけです。つまり、にせ時短があらわれているわけなんですが、これについて労働省は、労働時間の短縮のための施策から見ましてどのような指導を行っておられますか。
【次の発言】 これはJR西日本だけじゃありません、今各地に起きているから私は冒頭からお尋ねいたしました。  JR西日本は、昨年の九……

第126回国会 労働委員会 第8号(1993/05/13、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 おはようございます。  私は、今回のこの労働基準法及び労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案について質問いたします。  まず、その提案趣旨に述べられております「労働時間の短縮は、働く人々が時間的余裕を持ち、家族とのコミュニケーションや健康の増進により、心身を健全にし、能率的でよりよい仕事をするための大きな課題であり、「時」のゆとりを実感することのできる生活大国実現のための大きな柱であります。」というその考え方には、私は心から賛成をしているものでございます。しかし、現実には、今回の改正は、この法定労働時間の猶予特例措置や一年の変形労働時間制の導入など、とりわけ……

第126回国会 労働委員会 第13号(1993/06/10、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 私は、さきの労働基準法の改正のときにも問題を指摘したんですけれども、最近労働省から出されてくる法案はすべて中身は政令と審議会にゆだねられていて、私たち国会の場で中身を審議しようとしても、ほとんどそれは今後にゆだねられているということになっていると思うんです。  ですから、今回の法案も、またきょう一日の審議の中で皆さんがいろんなところを伺っても、なかなか実態を本当に私たちが責任を持ってこれだという確認ができないという非常に大きな欠点のある審議の仕方であり、提案の仕方だと思います。こうなると、国会の審議というのは私たちは入れ物だけを決定しておけばいいのであって、その内容は労働大臣とそ……

第128回国会 外務委員会 第1号(1993/10/19、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 私は、けさから問題になっておりましたロシアの核廃棄物の海洋投棄についてまずお伺いをいたします。  既にお話もありましたけれども、エリツィン大統領が訪日されて、そして日ロ関係に関する東京宣言の中で放射性廃棄物の海洋投棄が世界的な規模において、なかんずく周辺諸国の環境に与える影響の見地から深刻な懸念を引き起こしていることを確認すると明確に宣言をされたその直後の問題であったと思います。  けさの新聞では、モスクワ発として日本海の核廃棄物の海洋投棄の内容について報道されているわけですけれども、政府自身は今回のロシアの核廃棄物の海洋投棄の事実関係をどの程度把握をしておられるのか。特に核廃棄……

第128回国会 環境特別委員会 第1号(1993/09/21、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの石渡君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に竹村泰子君を指名いたします。

第129回国会 外務委員会 第1号(1994/03/29、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 まず最初に、私の質問時間は二十五分しかありませんので、答弁は要点のみ答えてください。  まず、国籍の取得の権利についてですけれども、この子どもの権利条約の第七条では、子どもが生まれたときから名前を持つ権利と国籍を取得する権利というものが明記されています。これは子どもの人権の基礎としてこの条約は無国籍児の発生の防止を趣旨としているわけですけれども、日本の国籍法はこの条約の趣旨にそぐわない面があると思いますけれども、法務省はどのように条約の趣旨を生かすお考えか、お答えください。
【次の発言】 ぜひ研究を続けてください。  例えばフランスは日本と同様に血統主義の伝統を持っ国籍法ですけれ……

第129回国会 外務委員会 第3号(1994/06/20、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 今回のこのモンゴル、ベトナムとの航空協定を締結することによって、今後どのような人的交流、また経済的な交流が期待されているのか、お伺いいたします。
【次の発言】 次に、私は朝鮮民主主義人民共和国、つまり北朝鮮の制裁問題についてお尋ねしたいと思います。まず、私は柿澤外務大臣にお尋ねしたいわけです。  今回、カーター元米大統領と北朝鮮の金日成主席との会談によりまして、北朝鮮の核疑惑問題をめぐる緊張というのが再び交渉による解決への一つの兆しというものが見えてきたと思うんです。  ところがきのう、NHKの「日曜討論」の中で外務大臣は、在韓米軍の撤退問題に関連をして、北朝鮮に金日成体制の続く……

第129回国会 外務委員会 第4号(1994/06/22、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 ODA予算のうち今年度の小規模無償資金協力の予算額は対前年比五〇%ふえて十五億円になっております。これは大変NGO関係から非常に評価されているわけですけれども、こういう分野の予算を、今後ともこういう機動性のある制度を一層拡充していく必要があると思うわけですが、これを政府は今後どのようになさるおつもりか、そしてこれまで小規模無償協力に対してどの程度の要請があり、それにどういうふうにこたえていらっしゃるのか、それらをちょっと簡潔にひとつ数字でお示しください。
【次の発言】 それでは次に、同じくODA予算の中で女性と開発、いわゆるWIDの情報整備調査の項目、これがことし新たに挙げられて……

第129回国会 外務委員会 第5号(1994/06/23、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 旧ユーゴスラビアは、ボスニア・ヘルツェゴビナを初め今情勢が大変、いろいろ国際紛争、少数民族問題を抱えていろんな紛争が起きている地域であるわけですけれども、特にマケドニアの旧ユーゴスラビアもそうなんですね。そういう地域にマケドニア大使館を新設する理由というものをどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 マケドニア大使館は兼館というわけですけれども、この地域全体の大使館の設置状況、そしてお聞きになったと思うんですが各大使館の管轄関係、それをお聞かせください。
【次の発言】 一方、このエンカルナシオン領事館、これが廃止されるわけですけれども、その廃止された後の、ここには邦人移住者とか……

第129回国会 環境特別委員会 第1号(1994/02/16、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの石渡君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、委員長に竹村泰子君が選任されました。

第129回国会 環境特別委員会 第3号(1994/02/25、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 今回の水道水源の法律につきましては、午前中の質問にもありましたけれども、大変昨年来からマスコミをにぎわしていたと思います。そして、現在はこの水道水源について環境庁と厚生省の二つの法案が提出されたわけですけれども、この法案についてあるマスコミでは、最初は大きなふろしきだったけれども今は小さなハンカチほどの大きさになってしまった、そういう非常に皮肉な表現もなされております。厚生省が工場から出る有害物質や農業への規制、さらには生活排水に対する規制や事業を含めた非常に大きな総合的な法案を構想しておりましたけれども、それは環境庁の分野であるという環境庁側の対応によって、それは生活排水に対す……

第129回国会 環境特別委員会 第5号(1994/06/10、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 まず最初に、長官にお尋ねいたします。  長官が就任されました際に、あるテレビ局のインタビューに対して、自分は、自分の家の家庭のごみは家で焼却をしてごみを出していません、ですから自分はそういうふうに環境の破壊という問題については自分なりの処置をしているというふうなことを発言されたというふうに伺っておるわけですけれども、今日の家庭のごみというのは非常にさまざまな物質が混合されていて、ごみの質というのが今非常に大きな変化をしているわけですね。  ですから、たとえ家庭で焼却しても、やはり焼却の灰とか煙の中にいろいろな有害なものが含まれて環境を汚染しているということで、今いろんなそういう問……

第130回国会 決算委員会 閉会後第2号(1994/08/25、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 このたび新しく就任されました環境庁長官にお尋ねいたします。  ことし十二月には懸案の環境基本計画が策定されるなど、今後の環境行政に対してさまざまな期待が高まってきているわけですけれども、長官は環境行政に対してどのような抱負と、そしてどのような基本姿勢でお臨みになるのか、そのことについてお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 新鮮な気持ちをぜひ今後の環境行政の中で具体的に実効性のあるようにひとつ御尽力いただきたいと思います。  そこで、実は地球環境基金についてお伺いしたいわけですけれども、二年前にブラジルで開催されました地球サミットでは環境と開発に関するリオ宣言が採択されま……

第130回国会 決算委員会 閉会後第4号(1994/09/02、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 昨年の十二月に、米軍車両有料道路通行証が流出して全国の高速道路で不正使用されておりました。しかも、その一部は金券ショップで売られていたという報道がありましたが、防衛施設庁、この事件の概要、特に不正使用に気づいた経緯、不正使用の回数、損害金額等について報告していただきたいと思います。
【次の発言】 では、この不正使用を許した原因はどこにあるとお考えでしょうか。それと、いつごろからコピーの使用を認めておられたのか、端的にお答えください。
【次の発言】 コピーによる通行証の発行を防衛施設庁は許容していたはずですね、非常に簡単なこういうコピーを出せばいいわけですから。(資料を示す)ですか……

第130回国会 決算委員会 閉会後第5号(1994/09/16、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 総理にお伺いしたいと思います。  戦後五十年を迎えるに当たりまして、総理は去る八月三十一日に、歴史を反省して、今後アジアの近隣諸国との関係の歴史を見直していくんだ、そしてもっと相互理解を深めていこうという内容の談話を発表されて、そして政府の対外的な取り組みについての考えを示されました。私は、対外的な取り組みばかりでなくて、国内的な戦後処理にも改めて目を向けていただきたいと思うわけです。  その中で、朝鮮学校の卒業者の問題ですけれども、この卒業者が国立大学への入学を希望いたしましても大学への入学資格を認めていないのが現在の学校教育法であります。しかし、実際には公私立大学では一九九四……

第131回国会 外務委員会 第1号(1994/10/27、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 ことしの春の朝鮮民主主義人民共和国、これから北朝鮮と言いますけれども、この北朝鮮の核疑惑問題は、国内においては、北朝鮮に対して経済制裁が必要だという大変なそういう経済制裁論議が行われまして、そして朝鮮戦争までも想定した危機管理体制づくりのキャンペーンが行われておりました。そして、そういうこととあわせて、京都の朝鮮総連関係の学校とかまた総連事務所に対しても何の根拠もないまま警察の不法な捜査が行われたという問題は御承知だと思います。そしてさらには、朝鮮学校に通う女子学生のチマ・チョゴリ事件が起きるという、大変日本の国内は緊張した雰囲気がつくられておったと思います。  しかし、今日、こ……

第131回国会 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第3号(1994/11/30、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 まず宮澤参考人にお尋ねしたいと思います。  先ほど宮澤さんは米の消費拡大について、援助用をもっと設定すべきだとか、農業と環境との関係について発言がありました。WTOの中の農業協定では、日本の強い主張によりまして六年間の関税化を猶予する特例措置が盛り込まれましたね。しかし、農業協定では国内における農業保護政策を撤廃する方向にあると思います。  そこでお尋ねしたいのは、この農業協定を受け入れた場合に、日本の農業の将来像について宮澤参考人はどのように描かれておられるか、その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 最近、有機農業が注目されて発展していると思います。これは、食の安全と環……

第131回国会 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第4号(1994/12/05、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 まず、河野外務大臣にお伺いします。  安全の前に一つ。このWTO協定ではネガティブ・コンセンサス方式を採用しておりまして、全会一致で反対のない限り当事国が決定を覆すことは難しいと言われております。アメリカがWTO協定の実施法案に健康、環境、労働者の安全等については保護規定を盛り込んでおりますし、今問題になっております通商法三〇一条を残したということは、私は一面ではアメリカが経済主権を主張していることのあらわれだとも思います。私は、日本もすべてをこのWTO協定の枠の中におさめるのではなくて、日本の経済主権をやはり主張していくべきものだと思っております。  そこで河野外務大臣にお尋ね……

第132回国会 外務委員会 第2号(1995/02/23、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 まず、国際博覧会条約の改正によりまして、これまで十年ごとに開催されていた博覧会が二つの方式になりましたね。このことによって今後国際博覧会の乱立の防止というものにどのようにつながっていくのか。博覧会の開催が秩序立って開催される、そういう見通しというものについてお聞かせいただきたいと思います。簡潔にお願いします。
【次の発言】 ちょっと質問を変えますけれども、現在ジュネーブで国連の人権委員会が開催されておることは御承知だと思います。そこで、けさの新聞にありましたけれども、「「旧日本軍の従軍慰安婦問題は、武力紛争下の組織的な婦女暴行・性的奴隷という重大な人権侵害を裁く国際基準の、法的先……

第132回国会 外務委員会 第6号(1995/03/17、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 まず、ODA予算についてお尋ねいたします。  今年度、平成七年度のODA一般会計予算は一兆一千六十一億円であり、対前年度化四%の伸びとなっております。また、このほかに円借款分として一般会計予算では三千七百八十九億円、財政投融資規模で九千四百億円となっておりまして、前年と同額になっております。  このように日本のODA予算は、厳しい財政状況ではありましたけれども、一応の姿勢を示したことは私は評価ができると思います。これによって九三年から九七年までの第五次中期目標として掲げておりますODA実績七百億ドルから七百五十億ドルというのは達成が可能なのかどうか、お願いいたします。

第132回国会 外務委員会 第8号(1995/04/11、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 私は、このたびのILO百五十六号条約の批准を、一九八一年にこの条約が国連で、ILOで採択されたときから日本の国内における批准というものを要求しておりましたし、そしてちょうど昨年が国際家族年でありましたので、一昨年のときに外務省にぜひこの条約を批准すべきであるということを要望しておりました。これまでの条約の批准の手続から見ると時間がかかるんですけれども、それが今回は割合に早くこの批准の手続をとられたということについては高く評価をしたいと思います。  そこでお尋ねをしたいわけですけれども、この百五十六号条約どこれを補完する百六十五号勧告が一九八一年の六十七回ILO総会で採択されたわけ……

第132回国会 外務委員会 第9号(1995/04/13、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 まず、原子力の安全に関する条約について質問いたします。  日本の原子力発電所は、運転中のもの五十一基、総発電容量も四千万キロワット近くになっております。そして、全発電量の三一%を占める水準になっております。その一方において、原子力発電所の周辺住民を初め多くの人々は、その安全性に強い危倶を抱いております。一九七九年のアメリカで起きましたスリーマイル島原発の事故、また一九八六年四月のチェルノブイリ原発の事故を初めとして、多くの原発事故が取り返しのつかない被害を与えておりまして、原子力発電所の安全性には大変国際的にも強い関心が持たれております。そういう状況の中で、このたび原子力安全条約……

第132回国会 外務委員会 第12号(1995/05/11、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 この油に関する条約は、日本の批准を待たずともことしの五月十三日にはもう発効する見通しですね。この条約は一九九〇年に作成されているわけですし、日本は世界有数の私は海運国であると思いますし、また現実に原油の輸入国であるわけですけれども、その日本がどうして批准までに五年を費やしたのかという面で、それは何が一番大きな問題だったんでしょうか。
【次の発言】 この条約は、船舶というのは自国の旗を掲げるという締約国の責務が規定されているわけですが、リベリアとかパナマなどを船籍とする便宜置籍船、これは日本人の船長がこの船を運営しているという場合がありますけれども、そういう場合にはこの条約との関係……

第132回国会 環境特別委員会 第4号(1995/03/10、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 おはようございます。  今回のこの公健法の改正は、第一に、遺族補償において十八歳までの誕生日というのを十八歳に達した日の属する年度末三月三十一日までとして補償枠の拡大を図ったこと、そして第二は、地震などの災害に際して公害患者の認定更新の申請期間の延長を図ったことであって、私はこれはいずれも適切な措置だと思います。  しかし、今回の阪神・淡路大震災の被災地の神戸市、尼崎市、豊中市は、この公健法の旧第一種指定地域でありまして、ここには多数の認定患者の方がおられます。そこで、環境庁は、今回の地震による被災者の中におられる認定患者の方々の状況、いわゆるその生活実態をどのようにつかんでいら……

第132回国会 環境特別委員会 第6号(1995/03/24、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 今回の悪臭防止法の改正案は、昨年十二月に閣議決定された環境基本計画後の最初の法案だと思います。環境基本計画では、地域の生活環境に係るものとして騒音とか振動、そして悪臭と、人の感覚に係る問題を取り上げております。今回の法改正が人の嗅覚を使って複合した悪臭の防止に努めようとしているということについては、私は生活環境の快適を保つ上では重要なことだと思います。  そこでお尋ねしたいんですが、従来の方法では規制の対象とならなかった工場とか事業場のうち、どのような種類のもの、またどの程度のものが、今回の法改正によって、人間の嗅覚を用いた測定基準によって悪臭規制の対象になるのか、その点について……

第132回国会 厚生委員会 第9号(1995/04/25、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 まず最初に、今回の食品衛生法改正の趣旨についてお尋ねいたします。  食品衛生法は一九四七年、昭和二十二年に制定された法律でございます。言うまでもありませんが、戦後間もないこの時代の衛生状態は非常に悪くて、赤痢とか疫痢などの伝染病がはやっておりまして、食品の腐敗防止そして衛生的な取り扱いが大きな問題であったと思います。したがいまして、食品衛生法の第一条の目的は、まさにその時代を、反映した飲食に起因する危害の発生防止と公衆衛生の向上と増進にあるわけですけれども、それはそのときの時代に沿ったものだったと思います。  その後の食品衛生法の改正は、食品添加物の規制の強化とか残留農薬の基準の……


17期(1995/07/23〜)

第134回国会 外務委員会 第9号(1995/11/30、17期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 外務大臣にお尋ねします。  今回のこのあらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約の批准は、我が国の人権尊重のための政策がさらに一歩前進することを意味しておりますから、大いに私は歓迎したいと思います。しかし、この条約が国連で採択されてから三十年目でございますし、そして百四十六番目の締約国として批准の運びとなったわけですから、これは必ずしも名誉あることとは言えないと思います。言いかえれば余りにも遅過ぎたと思うわけです。  そこで、私がまず政府に望みたいのは、この条文の前文に掲げられている精神、この条約に対する精神、特にここでは世界人権宣言を引用して、「すべての人間は生まれながらにし……

第134回国会 労働委員会 第3号(1995/10/20、17期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 まず、労働大臣にお尋ねいたします。  労働省が十月に発表されたことし八月の雇用失業情勢によりますと、完全失業率が三・二%で二百十五万人、有効求人倍率は○・六倍となっております。依然として厳しい状況にありまして、この三%を超える完全失業率をどう見るのかというのは非常にこれは議論のあるところでございますが、潜在失業率は一五%に達するという見方さえあります。これは、円高に伴う産業の空洞化が製造業から卸、小売、そして金融まで雇用調整が進んできた結果だと私は見ております。  そこで、労働省として、この完全失業率三・二%という事態をどのように受けとめておられるでしょうか。そしてまた労働省とし……

第134回国会 労働委員会 第4号(1995/11/07、17期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 労働大臣にお尋ねいたします。  大臣も新聞報道などで御承知のことと思いますが、女子の新規の学卒者の就職状況は大変厳しいものがございます。  去る十一月一日には、日弁連、日本弁護士連合会が異例の会長声明を出すまでになっております。その中で、   当連合会は、女子学生に対する就職差別が、生存のための最も基本的な権利である労働権を不当に奪うものであり、女性の社会参加を最初の段階で拒否することによって以後に重大な不利益を及ぼし、社会における女性差別の固定化ないし拡大につながるものと考える。   そこで企業に対しては、早急に募集・採用における女性差別を解消すること、求人紙その他報道機関に対……

第136回国会 商工委員会 第1号(1996/01/25、17期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○政府委員(清水澄子君) このたび経済企画政務次官に就任いたしました清水澄子でございます。  田中長官を補佐いたしまして、景気の回復を確実なものとし、二十一世紀に向けて我が国経済社会の展望を切り開くため誠心誠意努力をしてまいります。  本委員会の皆様の御支援、御鞭撻を心からお願い申し上げます。  どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

第138回国会 決算委員会 閉会後第1号(1996/11/19、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 佐藤大臣、御就任おめでとうございます。  早速でございますが、今質問のございました大阪の石油卸商泉井石油商会の所得税法違反で東京地検特捜部が捜査に乗り出している事件についてお聞きをしたいと思います。  今、いろいろお話がありましたけれども、泉井石油商会は業者間に石油を転売する石油卸商ですが、非常に高率といいますか売買益の八五%という高率の石油仲介手数料を三菱石油から受け取っていた。そして、今もお話がありましたように、それらのことがベトナム沖の石油開発に絡んで起きていたということも絶えずうわさもあり、報道もされておりました。  これらについては、また私どももいずれ質問の機会を持ちた……

第138回国会 決算委員会 閉会後第3号(1996/11/26、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 それでは、まず会計検査院に対して補助金等の検査体制についてお伺いしたいと思います。  厚生省の社会福祉法人への補助金等の検査体制についてお伺いします。  今、厚生省の社会福祉法人への補助金が大きな問題になっておるわけですけれども、補助金の会計検査の体制はどうなっているのか、このことをお聞きしたいと思います。  平成八年度の予算を見ますと、補助金の総額は十九兆九千九百八十八億円の規模に達しております。国の予算の三割近くが補助金で占められているわけですけれども、会計検査院は青年どの程度この補助金に対する検査を行っておられるのか、その検査の実績と結果を明らかにしていただきたいと思います……

第139回国会 環境特別委員会 第1号(1996/11/29、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの山下君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に千葉景子君を指名いたします。

第139回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第2号(1996/12/16、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 私は、国鉄清算事業団の長期債務の処理についてお伺いいたします。  戦後最大の行革と言われた国鉄分割・民営化は、当初の予定によれば来年度で国鉄清算事業団の債務処理業務を終えてその残りを国が処理する、つまり国民負担ということであったと思います。ところが、今日その債務処理は何ら解決されていないばかりか、逆に膨大な借金に膨れ上がっているわけです。  当時、旧国鉄から国鉄清算事業団が引き継いだ債務は二十五兆四千億円、そのうち国民負担と見積もられた金額が十三兆八千億円であったと思いますが、その後、今日では二十兆円を超す金額になっている。そして、八九年の閣議決定でも用地や株式を早期処分するとい……

第139回国会 予算委員会 第2号(1996/12/11、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 私は、まず最初に、新年度予算編成を前にSACO、海上施設建造費の取り扱いについて質問をいたします。  防衛庁長官、十二月二日に発表されました普天間飛行場の代替ヘリポートの機能を持つ海上施設の建造費用はおおよそ幾らぐらい見積もられておるでしょうか。
【次の発言】 技術検討資料の試算を読んでいただきたいと思います。
【次の発言】 大蔵大臣、とにかく巨額な財源が必要であるということは確実だと思います。その財源はどのように手当てされますか。
【次の発言】 そういう明確な金額がなくても巨大な財源が要ることは事実ですが、これを一般財源として手当てした場合には、その結果としてその分赤字国債の発……

第140回国会 科学技術特別委員会 第6号(1997/05/16、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子です。  先日、四月二十二日の予算委員会で私は動燃の皆さんには参考人質疑でお伺いをしたわけです。そのときにもお聞きしたんですが、一九七一年から一九七三年まで、アスファルト固化施設の安全審査について動燃は実験をしておったわけです。そして、放射性廃棄物のアスファルト固化処理技術では水素爆発の危険性があるということを当時から報告されていて、それは原子力委員会に報告をされていたと思います。  ですから、そういう子細な評価試験が行われていたにもかかわらず、そしてその上にまた最近明らかになったのが、一九八二年には再処理工場爆発事故が起きたということを想定した、アスファルト……

第140回国会 厚生委員会 第6号(1997/04/01、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 まず、大臣にお伺いをしたいと思います。  今日、我が国は少子社会を前提とした子育て支援のための理念、そしてビジョンを持つべき時期を迎えていると思います。そして、一方では児童福祉法の制定以来五十年の間に社会経済は大きく変化をいたしましたし、そして女性の社会進出や家庭機能の変化、そして子供を取り巻く状況というのは非常に大きな変化を遂げていると思うわけです。  しかし、今回のこの改正案を見ましても、そういう新しい状況に即した児童福祉施策の理念とかビジョンというものが心に響いてまいりません。二十一世紀の少子社会に向けたそういう児童福祉施策の基本理念、長期ビジョンについて、厚生大臣はどのよ……

第140回国会 厚生委員会 第7号(1997/04/03、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 私の質問時間は二十五分ですから、ぜひ答弁も簡潔にポイントのみお願いいたします。  まず、放課後児童健全育成事業についてお伺いいたします。  この制度化は私ども長年にわたる要望でございましたし、また社会的な懸案の課題でありましたので、今回これが社会福祉事業として明記されるに至ったということは一歩前進ということで受けとめておりますし、評価をしたいと思います。しかし、今回の改正は予算措置で今まで行われてきたこの現状施策の追認であって、むしろ今後この法制化を契機にこの事業の質的な面、量的な面でもっとこれを本格的な学童保育にしていくということが非常に必要ではないかと思います。  現時点では……

第140回国会 厚生委員会 第8号(1997/04/08、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 まず、藤本参考人にお伺いいたします。  藤本参考人は厚生省のOB、児童家庭局の出身ですから、今度の法案とはまさに一致した御意見をおっしゃっていましたけれども、ぜひお伺いしたいのは、子供に最善の利益を保障していくというときに、入所方式は選択制ということの一つの道はあるかもしれませんけれども、私は、ここには保育の質というんですか、保育サービスの質というのをどうするのか、それからやはりそこに保育料と、この三位一体というのがとても大事だと思うんです。先ほどから規制緩和、運営の弾力化によってということで、今後の民間保育への移行をおっしゃっていますけれども、保育の質をどのように高めていくこと……

第140回国会 厚生委員会 第9号(1997/04/10、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 最初に、児童家庭支援センターについてお伺いしたいと思います。  今回の法改正で児童家庭支援センターを法的に位置づけて相談機能の充実を図ろうとされたことは、私は評価をしたいと思っております。  その上でお尋ねするんですけれども、児童家庭支援センターは全体として何カ所ぐらいを考えておられるのでしょうか。また、厚生省は児童福祉施設での実施を考えておられるようですけれども、現在、種々の施設全体で実施をもしゃったとしても約七百カ所なんですね。これだけで本当に支援センターとしての機能を果たせるとお考えかどうか、お尋ねします。
【次の発言】 私は、やはり子供を取り巻く状況とか親の置かれた状況と……

第140回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号(1997/06/04、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子です。  私は、総理が行財政改革の手始めとして大蔵省改革に熱意を持って臨まれていることを高く評価したいと思います。ぜひ大蔵省改革が実効性のあるものとして実現されることを期待しております。  そこで、まずお尋ねをしたいことは、一九九五年七月に起きました大和銀行事件、それから昨年の住専処理問題、ことしに入りまして日本債券信用銀行のリストラとか北海道銀行と拓銀の合併による救済策など、これらはすべて大蔵省が非常に深くかかわってきた問題でございます。  そこで、総理は、これらの問題につきまして、大蔵省のどこに問題があったとお考えになっておられるのか、そのことについてお尋……

第140回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号(1997/06/06、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 本日、大蔵改革並びに金融改革の審議に当たりまして、預金保険機構からの御出席をお願いいたしましたところ、松田理事長が御出席くださいまして、まことにありがとうございます。  そこで、理事長に早速お伺いをしたいと思います。  バブル崩壊後の一連の金融機関の破綻に対しまして預金保険機構から資金の拠出が行われましたけれども、この預金保険機構からの一連の資金助成額はどういうふうになされたか、まず御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 次に、預金保険機構の責任準備金の残高についてですけれども、九六年度末を含めて最近三年間の数字をお示しいただけたらと思います。

第140回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第6号(1997/06/10、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 どうもきょうは四人の参考人、ありがとうございます。  一連の金融システム改革のポイントは、ルール型監督への転換であると思うわけです。  先ほどのお話の中で、ルールづくりは大蔵省ではなくて国会であるというふうにお話があったわけでございますけれども、現実の日本のこの法案のできるプロセスからいろんなシステムの中では、この法案が通りましたら、政省令とか、金融監督庁が検査監督を行う上でのルールをつくっていくという運びになると思うわけです。  アメリカ、イギリスなどの市場監視組織は非常に慎重な手続を踏んでいると聞いているわけですけれども、ぜひ四人の参考人の皆さんから、金融監督庁がどのようにル……

第140回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第9号(1997/06/16、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 私は、今回のこの法律案が、特殊法人のディスクロージャーすなわち財務内容等の公開を進めて、そして外部からのチェックを促進していく、そういう上で一歩前進であると評価をしております。  そこで、この法案を見ましてまず疑問に思ったわけですが、通例の法律には趣旨や目的の条文があるわけです。この法案にはそれがないんです。さきの総務庁の「特殊法人に関する調査結果に基づく勧告」というのには、この特殊法人の公共的性格から業務内容や財政基盤を公開することは国民の信頼性確保の上から重要であると、こういうふうに記されております。そしてまた、ディスクロージャーが特殊法人の業務の見直しの判断材料に資するもの……

第140回国会 内閣委員会 第2号(1997/03/17、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 武藤総務庁長官にお尋ねいたします。  平成八年度の青少年白書では今日の青少年の非行や問題行動が具体的に述べられておりまして、新しい変化に対応した新たな課題への取り組みの必要性が提起をされております。その中で、「青少年の保護という視点も新たな意味付けを求められている。」というふうに指摘された上で、子どもの権利条約の締結や子供の権利保護に触れられておるわけでございますが、青少年の自立的発達と権利を守るためには具体的にどういう施策が必要なのかという点ではどういうふうにお考えなのでしょうか。
【次の発言】 今おっしゃった中で、最近では児童の虐待、それから深刻ないじめとか自殺までおっしゃっ……

第140回国会 内閣委員会 第4号(1997/03/27、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 今回はアジア歴史資料センターについてお尋ねをいたしますが、本題に入る前にぜひ官房長官の御認識をお聞かせいただきたいと思うわけです。  実は先週、私は与党三党の訪韓団の一員といたしまして韓国を訪問し、新韓国党なり政府、与党のいろんな責任者の方、そして金泳三大統領にもお会いいたしました。その際に、日本の政治家や高官の中に韓国の国民感情を逆なでする発言がしばしば行われる、そういう歴史認識について非常に問題があるという指摘をされました。  日本はアジアの中で唯一、近代において植民地支配や侵略戦争の歴史を持つ国であります。近隣諸国との過去の不幸な関係を克服していくために、これらの歴史の事実……

第140回国会 内閣委員会 第9号(1997/05/08、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 昨年の通常国会は住宅金融専門会社の処理一色のいわゆる住専国会と呼ばれまして、そして六千八百五十億円の公的資金を投入する平成八年度予算、さらにはいわゆる住専処理法案を初めとする金融関連六法案をめぐって与野党が厳しく対立したということは皆さん記憶に新しいところだと思います。  そこで、去る四月一日に日本債券信用銀行のクラウン・リーシングなど系列ノンバンク三社は東京地裁に自己破産を申請して倒産しました。農協の系統組織はこれら系列ノンバンク三社に対して貸し付けを行っているはずです。  そこでまず、農林中金とか県信連とか、そういう系統組織ごとの貸付金額は幾らになっているのかということをお尋……

第140回国会 内閣委員会 第14号(1997/06/16、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 外務大臣にお尋ねしたいと思います。  今回のガイドラインの見直しは日本を米軍の後方支援や補給拠点に具体的に組み込むことに大弐なねらいがあると思います。しかし、日本はアジアの国であります。過去の歴史的経緯が示しますように、アジア諸国へ新たな脅威となる行為を厳しく抑制すべきではないかと思います。  この点では、アメリカのアジア太平洋政策と日本の利害は必ずしも一致するものではないと思います。ガイドラインは、対米協調に走る余り日本の国家的利益を阻害する要因をどこで判断するのか、非常にその点が不明確でありますし、私は完全に抜け落ちているように思います。  安保条約第六条にあります交換公文に……

第140回国会 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第4号(1997/04/15、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 防衛庁長官にお尋ねをいたします。  駐留軍用地特措法の改正案につきましては、実は沖縄では昭和五十七年、それから昭和六十二年、それから平成四年にはもう既に米軍用地の使用について県収用委員会の適用を見ていると思うわけです。今回は四回目の審理であるわけですし、聞くところによりますと、沖縄県収用委員会の公開審理は整然と行われていて、月二回の審理が行われ、順調に進んでいると伺っております。ところが、政府は法に定められている緊急使用の申し立てを行わずに駐留軍用地特措法改正案というものを提出いたしました。  なぜ今回この特措法改正法案の提出に至ったのか。余り長く答えていただかなくていいんですが……

第140回国会 農林水産委員会 第11号(1997/06/05、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 四月十四日に農水省は諌早湾の潮受け堤防の締め切りを行いました。その前後から一挙に諌早湾干拓事業を見直す声が高まった感がございます。  私は、三月十三日の参議院の予算委員会でこの問題を取り上げました。ここでまた改めて農水大臣にお尋ねしたいわけですけれども、諌早湾干拓事業の目的は農業振興にあったと思いますが、そのことは今も変わりありませんか。
【次の発言】 防災は後からつきましたけれども、やっぱり農地造成というのが、干拓というのはそうなんじゃないんですか。
【次の発言】 諌早湾の潮受け堤防締め切り後、その営農計画とか防災効果とか調整池の水質の汚濁など、環境問題のさまざまな問題が浮かび……

第140回国会 予算委員会 第9号(1997/03/13、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子でございます。  まず最初に、必要な人があるいはそれを希望する男女が、選択的な夫婦別姓を制度化してほしい、こういう強い要求がございますし、既にそれも法制審議会ではこの法制化のための要綱までも出された経緯がございます。総理大臣と法務大臣は後ほどお尋ねをしたいと思うわけですけれども、外務、大蔵、文部、厚生、労働、建設、自治、そして総務、これらの方にぜひお一人ずつ、この選択的夫婦別姓制度導入について賛成か反対か、一言ずつお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 じゃ、法務大臣、一番この問題の所轄の大臣でございますけれども、昨年の二月に法制審議会は選択的夫婦別姓制……

第140回国会 予算委員会 第19号(1997/04/22、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子でございます。  今ありましたけれども、近藤理事長は東京電力の取締役をしていらっしゃった。私が友人にきょう参考人の皆さんにお話を聞くと言いましたら、あそこの役員は科学技術庁と東京電力と関西電力から大体出てきているんだということを言われたんですが、大体そういう役員構成にずっとこの近年はなっているんでしょうか。
【次の発言】 最初、近藤理事長から動燃のこれまでの反省とどうあるべきかという見解を述べられました。しかし、本当にそれらが実行されておればこういう問題は起きなかったと思います。日本では原発の大事故は起こらない、それが私は今まで日本の原子力開発を進めてこられた……

第141回国会 環境特別委員会 第3号(1997/11/19、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 まず最初に、京都会議に向けてのこの政府提案が国民一般、そして国会に対して情報を提供することなく、また広く意見を聞くこともなく、全く密室の中で決められたことに対して、私は大変問題の大きいことだと思っております。地球温暖化対策というのは、これは国民的な運動といいますか、国民の大きな協力がなくして成果を上げることはできないと思うわけです。  そこで、本日のけさからの審議の中でも皆さん方がいろいろおっしゃっているわけですけれども、産業界の問題もそうですが、国民のライフスタイルをどう変えるかというのはとても大きな意味があると思います。その中で、やはり意識改革が必要だという御質問に対して、私……

第141回国会 厚生委員会 第2号(1997/10/21、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子です。  参考人の皆様にお礼申し上げます。  時間が短いものですから、私は奈井江町長さんと池田さんのお二人に質問させていただきたいと思います。  まず、北町長さんにお伺いします。  非常に過疎地、そういうところほど高齢者人口というのは多いと思うんですけれども、そういう自治体の場合に、介護保険の導入によってデイサービスや介護支援センターの運営費の補助金が今後減ると思うんですけれども、そうした場合に介護保険の支払い給付だけで運営ができるという見通しをお持ちなのか、それともそういう場合にはどういうことを希望しておられるのかという点。  それからもう一つ、先ほど奈井江……

第141回国会 厚生委員会 第4号(1997/10/28、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 介護保険法につきましては、高齢者団体や市民団体あるいは地方自治体からさまざまな意見が寄せられております。中でも、被保険者が保険金を払ってもどれだけの介護サービスを受けられるのか、こういう疑問を持つ人々が非常に多くなってきているのが現状でございます。つまり、保険あって介護なしと、こういうことがやはり非常に多くの皆さんの不安になっていることは事実でございます。  その原因の一つは、先ほど大臣もおっしゃいましたけれども、施設介護にしろ在宅介護サービスにしても、介護保険が導入される平成十二年度に、現状から見て果たして要介護者の希望を受け入れられるようなそういう基盤整備が進んでいるのかどう……

第141回国会 厚生委員会 第5号(1997/10/30、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 本日は要介護認定のあり方と保険料を中心にお伺いしたいと思います。  介護保険法では、被保険者が保険証を持っているだけでは直ちに介護を受けることはできないわけでして、いわゆる要介護認定を受けて、そして要介護度の判定がなされて、その上でケアマネジャーによるケアプランが作成され、初めて介護サービスが受けられるというシステムになっております。  また、介護認定を受けるには一時間程度の調査員の訪問聞き取り調査、マークシートによるマル・バツ調査が一次判定の場合に行われるわけですけれども、それが訪問調査員によって記述調査をして、さらにかかりつけ医の意見書を受けた介護認定審査会による二次判定の二……

第141回国会 厚生委員会 第7号(1997/11/13、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 本日は、私は介護保険法の中心とも言うべき在宅介護サービスを担うホームヘルパーの身分確立についてお尋ねをしたいと思います。  既にこれまでもいろいろお聞きをいたしましたが、現在のホームヘルパーはさまざまな問題を抱えております。その最も大きな問題は身分が非常に不安定であるということであります。非常に低賃金で労働条件が劣悪であってはヘルパーとしての職業の確立が非常に困難であるということです。  今、大臣は人という問題をおっしゃいました。福祉はやはり人だと思います。介護はなおさら人だと思います。ですから、質の高い福祉というのはその人がどれだけそれに心を持って要介護者に接していくか、ヘルプ……

第141回国会 厚生委員会 第9号(1997/11/25、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 第二班につきまして御報告申し上げます。  派遣委員は、上野理事、浜四津理事、尾辻委員、田浦委員、中原委員、渡辺委員、釘宮委員及び私、清水の八名で、去る二十日、大分県日出町において地方公聴会を開会し、八名の公述人から意見を聴取した後、委員から質疑が行われました。  まず、公述の要旨について御報告申し上げます。  最初に、大分県看護協会看護婦職能理事・高橋多佳子さんからは、保健、医療、福祉が総合的に支援できる体制が必要であること、介護認定審査会への看護職の参画及び公平、円滑な認定審査の実施を希望すること、介護サービスに地域格差を生じないような体制が必要であること、一般住民に対し十分な……

第141回国会 厚生委員会 第10号(1997/11/27、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 今まで何回も質問があった部分なんですけれども、やはりこの介護保険法というのは、目的のところに「加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病」という問題が入っているために、今後矛盾が起きてくるということが、この条項によって非常に多くそういうことが予測されます。  しかし、今回のこの法律では、第七条に、六十五歳以上の者を第一号被保険者と決めて、そして六十五歳以上は原因を問わず要介護者、サービスの給付を行うとあって、そしてそこに四十歳以上六十五歳未満には特定疾病と、健康保険ですべて疾病は給付されるはずなのに、わざわざ今度はこの特定疾病を決めなきゃいけないという。そういう介護を必要とすると……

第141回国会 厚生委員会 第11号(1997/12/02、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 大臣に確認のための質問をいたします。  政府は、保険あって介護なしにならないように介護基盤整備に万全の施策を講じていくべきだと思います。そのためには、介護基盤の整備について、市町村の介護保険事業計画の集積を待っているのではなくて、政府として積極的に新ゴールドプランを達成し、引き続き新たな介護基盤整備計画を策定し、それを実現していくことだと思います。  その財源については、介護保険が導入されますと、老人保健福祉関係予算で三千七百億円、そして病院への社会的入院費用千三百億円の計五千億円が浮き財源になると。つまり、国の財政負担が軽くなるということ、これはみんな国民が知っていることでござ……

第141回国会 厚生委員会 第13号(1997/12/11、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子です。  このPSWの制度化については、これまで国会で七回にわたって附帯決議が行われて、これを何らかの形で制度化することは長年の懸案事項であったというふうに私どもは伝え聞いておるわけでございますけれども、今回のこの法案について幾つか質問をさせていただきたいと思います。  まず、このソーシャルワーカーの資格については既に社会福祉士があり、医療ソーシャルワーカーについてもその制度化を先ほども御答弁がありましたけれども、検討されていると。こうした中で、あえてこの精神科領域だけを独自の国家資格として精神保健福祉士を法制化する理由は何なのかということ。  そしてもう一点……

第141回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第8号(1997/11/17、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 三塚大蔵大臣にお伺いいたします。  本法案は、一般会計予算を抑制また減額することで財政の均衡を図ろうとするものでありますけれども、集中改革期間三年間においてどの程度の財政収支の均衡が図られる見通しなのか、具体的な数値を挙げて説明していただきたいと思います。
【次の発言】 私は、この法案には幾つかの疑問を感じるわけなんです。大蔵大臣は、この法案の考え方となったモデルをアメリカの包括財政調整法だというふうに話しておられたと思いますけれども、このアメリカの法律と今回出されているものとは削減手法に大きな違いがあると思います。  アメリカの場合には、はっきりと一九九一年から九五年の五年間で……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号(1998/05/26、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水でございます。  昨今の議論は日本国内の景気にばかり目が向いている感がありますが、私は、初めに昨年来のアジア通貨危機、特にこれに端を発した今回のインドネシアでの事態についてお伺いをしたいと思います。  橋本総理は、ことし三月にはインドネシア・スハルト大統領を訪ねられてIMFとの取り決めについて会談をされました。しかし、インドネシア国内における社会経済情勢の混乱は、おさまるどころかますます厳しさを増して、ついに五月に入ると国民の不満が一気に爆発したわけであります。  今回、インドネシアにおいて暴動に至るほどの事態になったのは、スハルト政権の腐敗があることは確かであり……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号(1998/06/03、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 私は最初に、二十一世紀を前にした改革は、世界に対して大きな影響力を与えている国の政府と国民は国際的な共通のルールの形成に努力して、そしてそれを遵守していくために率先して責任を負う、そういう私は気構えが必要だと思っております。そういう中で、男女平等の実現というのは、その国際ルールづくりにおいて非常に重要な領域でございます。  そこで総理にお尋ねをいたしますが、男女共同参画は今回の行政改革においても内閣機能強化の目玉であります。だからこそ内閣府に位置づけられたと思いますし、権威の高い合議制の機関を置いて取り組むことになったのだと思います。この男女共同参画の位置づけについては今全国の女……

第142回国会 行政監視委員会 第2号(1998/02/03、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 現在の金融不祥事の問題についても、私も全く、もちろん倫理とかモラルというのはこれはもう当然のことであって、やはり大蔵省のシステム、徴税、いわゆる税金を集めることとか、予算編成権とか、そして金融行政一般というそれだけ大きな権限を大蔵省に集中させているというシステムに大きな問題があったと思います。ですから、このことは当然、私はこの行政監察局ではむしろ行政のあり方そのものに対してメスを入れるべきだったと思いますが、それはこれからも政治的な面でも議論になっていくところで、本来ならば行政監察局がもっと早く勧告をすべき内容であったと思います。  その次に私がお尋ねしたいのは、「最近の勧告等の……

第142回国会 行政監視委員会 第6号(1998/05/20、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 皆さん方それぞれ、大体今何が必要かというのは先ほどのそれぞれの党が御発言なさった中に今やることが随分出ていると思うんです。そういう中でも、設置法のこの権限規定を廃止すべきだとか、非常に具体的に問題が提起されておりますし、それから、独自の行政から独立したそういう外部チェックのシステムが必要だと、これはもうみんなそういう気持ちだと思います。  それから、その以前に、私は自分が議員としていつも行政との間で感じておりますのは、本当に国会議員といっても一体、国会というところは立法府であるといいますけれども、ほとんど今日の法律を決めるときは枠組みだけを議会で決めて中身は政省令というもので決め……

第142回国会 行政監視委員会 第7号(1998/06/08、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 平成七年三月十七日に紀律保持委員会の設置に関する訓令というのが出されているわけですね。  今までの御発言も皆そうですが、何を書いても何をつくってもそれが守られなかったということに尽きるのでしょうけれども、ここではきちんと、大蔵省の紀律保持の徹底に努めるとなっております。「構成員」として、審査部会と綱紀部会があって、審査部会は本省内部部局の局長をもって構成する、綱紀部会は大臣官房各課長と各局総務課長をもって構成するとなっている。そして、「各部会の職務」、綱紀部会は、職員倫理規程の周知徹底を図るということと、それからその問題点、改善すべき点についての検討を行い、その結果、改善意見等を……

第142回国会 国土・環境委員会 第3号(1998/03/11、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子でございます。  まず初めに、所信表明で長官が強調しておられます「環境保全型社会の構築に向けた取組」についてお伺いをしたいと思います。  まだこの国会に提出されないんですが、三月十三日の閣議決定が予定されております家電リサイクル法案というのがございます。これはテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの家電四品目のリサイクルに関して必要な措置を定めるという内容のものなんですが、この法案は通産省と厚生省が所轄であるために環境庁はほとんどこれに関与できないという内容のものが出されておりました。  私ども社会民主党は、この法案は、やはり家電のリサイクルに伴って、解体に当たって……

第142回国会 国土・環境委員会 第6号(1998/03/31、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 環境庁は昭和六十二年に公健法を改正したわけですが、それによってぜんそくのような大気汚染によって発生する疾病の新規の認定を打ち切ってきました。そして、被害の補償から未然の防止に重点を置いた総合的な環境保健施策を展開するということで、その一つとしてこの環境保健サーベイランスシステムの構築に重点を置くんだという施策をとってこられたわけでございます。  これらの施策が現時点でどのような知見を得ているのか、その知見は具体的にどのような政策に反映されているかということをお答えいただきたいと思います。時間が短いですから、簡潔にお願いします。

第142回国会 国民福祉委員会 第3号(1998/03/12、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子でございます。  厚生大臣は所信表明で、昨年十月の人口問題審議会の報告書に触れ、またその指摘を踏まえて、子育てしやすい環境の整備や児童の健やかな成長など総合的な少子化対策を推進すると述べておられます。  人口問題審議会の報告書にもあるわけですけれども、夫婦が欲しいと思っている子供の数は二・六人となっております。若い人たちの自分が理想とする子供の数というのはいろんな統計でも大体こういう数字ですね、二・六から三人という。しかし、実際には一・四五とか一人しか産まない。あるいは非常に未婚率が上昇しているというのは、やはりそれは今日の女性の社会的な進出の実態に従来の政策……

第142回国会 国民福祉委員会 第4号(1998/03/19、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 先ほどから質問がございますが、私も同じ問題を質問したいと思います。  第二次世界大戦時には日本政府の命令によって日本兵として召集され、そしてあるいは軍属として徴用されて、そしてその後戦死した人もいる、またはその後いわゆる傷痍軍人というんですか、そういう戦傷病者となった旧植民地出身者、その人たちの本人と遺族というのはこの援護法においては対象外にされているというのは、何といっても、やはりそれはその当時の歴史的ないろんな事情があったとしても、私は今この問題はもう一度考えてみる問題ではないだろうかと思います。  特にそれは、私は在日韓国・朝鮮人の皆さんたちの問題をきょうは重点に伺いますけ……

第142回国会 国民福祉委員会 第5号(1998/04/07、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子です。  時間が短いので簡潔にお答えをいただきたいと思います。  いわゆる財政構造改革法では、九七年度予算に対して九八年度の社会保障関係費を三千億円の増に抑制するということが明記されていました。そして、前回の本委員会における厚生省予算の概要説明においても、社会保障関係費は対前年度二千九百二十九億円増の十四兆八千四百三十一億円となっていることが報告されたわけです。  厚生省はそもそも今年度のままといいますか、九七年度のをそのままで社会保障関係費が支出をされれば、九八年度の社会保障関係費というのは一体どのくらい増加になると見込んでおられたのでしょうか。

第142回国会 国民福祉委員会 第7号(1998/04/14、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水です。  今回の感染症予防・医療法は、過去におけるらい予防法やエイズ予防法においてハンセン氏病患者やエイズ感染者に対する差別と偏見が行われて、感染者や家族に多大の苦しみと人権侵害をもたらしてきた事実があります。これらの事実に対して今回の法案は深い反省というものがあらわされていなければならないと思います。とりわけ、この法律の前身であります伝染病予防法は、明治三十年、一八九七年の施行から百年余、ほとんど手つかずに放置されてきたわけですから、これは厚生省の責任は極めて重いと言わなければならないと思います。  したがいまして、私は、この法案策定に当たり、厚生省に対して、ぜ……

第142回国会 国民福祉委員会 第8号(1998/04/16、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子です。  前回の質問で、今回の感染症予防・医療法案、過去の反省に立って感染症患者の人権擁護に配慮したという答弁をいただきました。  また、この法案づくりのために審議されました公衆衛生審議会内の基本問題検討小委員会の報告書を見ますと、「新しい時代の感染症対策」においては、この感染症の蔓延時における国民に対する規制的措置を中心に据えた考え方から、各個人の感染症予防、治療対策の積み上げを通じた社会全体の感染症予防を図る考え方に重点を移すことが重要であると、こういうこれまでの我が国の感染症対策の姿勢を転換する非常に画期的な提言が行われております。  特に、その観点から……

第142回国会 国民福祉委員会 第9号(1998/04/21、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 まず、三人の皆さん方の御意見、非常に参考になりました。  そこで、まず小池参考人にお伺いいたします。  結核感染症のことについてお話になりましたけれども、今回の感染症予防・医療法の中になぜこの結核予防法が統合されなかったのか、私どもは非常に不思議なんですが、それらについてはどのようなお考えをお持ちでしょうか。
【次の発言】 次に、審議会の内容が、私たちは小委員会の報告書は非常にたくさんの問題を提起されていて、新しい時代の感染症対策というものについて非常に重要な問題を提起されていると思って参考にしているわけですが、この内容がこの法律には十分に反映していないのではないかという私たちは……

第142回国会 国民福祉委員会 第10号(1998/04/28、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子です。  まず、大臣が財革法改正の関係で、来年度の社会保障の予算に悪い影響がないように努力をされたことについて、私はまず評価をしたいと思います。御苦労さまでございました。  そこで、次にお尋ねしたいのは、この国民福祉委員会で四月二十一日に参考人の意見陳述を受けました。その際、聖マリアンナ医科大学の清水教授が、この法律と現場には非常にギャップがある、そして、非常に難解な法律であると指摘されました。私も何遍読んでもすごくわかりにくいということを申し上げていましたけれども。そして、この法律が成立をしたならば、医師や国民に対して運用上の解説書といいますか、解釈を書いた……

第142回国会 国民福祉委員会 第11号(1998/04/30、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 本日は、感染症予防・医療法案につきまして、これまでの質疑を踏まえて七項目ほど確認的な質問をしたいと思います。  本法案は参議院先議であって、今後の衆議院での審議につないでいくためにも政府の明確な答弁を求めておきたいと思います。  まず、この新法は、過去における感染症患者等に対する差別や偏見が行われた事実等に対する深い反省に基づいたものであるべきであります。この点につきまして厚生大臣の見解を改めてお伺いしたいと思います。また、今度のこの新法にはその反省がどのような形で具体化され、明記されているかということを御説明いただきたいと思います。

第142回国会 国民福祉委員会 第12号(1998/05/07、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子です。  まず第一に、厚生省は医療保険制度の抜本改革法案を今国会に提出すると言明をしてきたわけですが、その提出がなぜおくれているのか、その理由をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 昨年の八月に、与党の医療保険制度改革協議会において「二十一世紀の国民医療良質な医療と皆保険制度確保への指針」ということで、二十一世紀の医療の方向性といいますか、それを明確に打ち出されたわけです。その基本的な姿勢といいますのは、国民の立場に立った医療提供体制と医療保険制度の両面にわたって抜本的な改革案というものを提起しているわけであります。  ところが、厚生省はこの改革案と……

第142回国会 国民福祉委員会 第13号(1998/05/12、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水です。  今回の法案には基本的に賛成でございます。重複するところは避けて質問したいと思います。私は、特に女性の年金権についてお伺いをしたいと思います。  海外勤務の在外邦人の無業の妻の年金問題でございますけれども、海外に勤務期間中であっても日本の国内の企業との使用関係が夫の方が関係が続いている場合には、夫は第二号被保険者として妻は第三号被保険者として我が国の年金に加入することになるわけですが、夫が日本の企業を退職してそして海外の現地法人に再就職などした場合、夫の方は今のこの年金の改正で権利があるわけですけれども、その場合の妻、無業の妻の年金権はどうなるのでしょうか……

第142回国会 国民福祉委員会 第14号(1998/05/19、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水でございます。  それぞれの参考人の皆さん、ありがとうございました。いろいろ考えさせられるところが多くありました。  皆さんたちが大方おっしゃいました今回の改正案には納得をしていないというところは、私どものこの委員会の中でも議論をしているところでございます。その問題点は法案作成の経緯とか政策的な根拠が明確でないという御指摘も、私どもも問題意識を持っております。そして同時に、私の党でも抜本改正こそがまず先にあるべきだという考えで取り組んでおりますことをまず御理解いただきたいと思います。  そこで、質問させていただきたいわけですけれども、重複は避けます。喜多参考人、野……

第142回国会 国民福祉委員会 第15号(1998/05/21、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 五月十九日に、本委員会は参考人を呼びまして、皆さんからこの老人医療費拠出金等についても御意見を伺いました。そのとき、参考人のすべてと言ってもいいと思いますけれども、皆さん方は、この法案が出されてきた根拠、この経緯、それらがほとんど審議会でも十分な審議がなされず、当初報告等においても決して二分の一とかこういうふうな数字が出されたわけではない。そういう意味で、これはあくまで財革法による医療費節減にほかならないものであるという意味でこの法案には納得できないという御意見がほとんどでありました。  そこで私もお尋ねしたいんです。老人医療費拠出金の被用者負担金を二分の一にした根拠ですね、その……

第142回国会 国民福祉委員会 第17号(1998/05/28、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水です。  まず、入院医療費と病床数の相関関係についてお伺いしたいと思います。  ここにお配りいたしましたけれども、これは厚生省の資料を参考にさせていただいております。まず、この資料1というところで、これで厚生省は入院医療費と病床数は大体こういうふうに相関関係があるんだとこの分布図で私たちにずっと説明をしてこられたわけです。ところが、何げなく一つ一つ見てみましたら、どうもおかしいなということに気がついてまいりました。  例えばこの資料1の左の方で、富山と徳島というのは人口十万の中での一人当たり入院医療費というのは大体同じ線にありますね。しかし、ベッド数というのは下の……

第142回国会 国民福祉委員会 第18号(1998/06/04、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水でございます。  これまで質問させていただきましたことの幾つかを確認させていただきたいと思います。  今回の改正に当たって、退職者医療に係る老人医療費拠出金の国庫負担を被用者保険の負担に回したことは、高齢者医療制度が抜本的に改革されるまでの間という、そういうことで提案されたものであり、その意味からも医療保険制度の抜本改革が早期に実現されなければならないと考えます。  厚生大臣、この医療保険制度の抜本改革は必ず平成十二年度に実施すると確認してよろしいでしょうか。
【次の発言】 今回改正のこの老人保健拠出金の見直しにつきましては、十年度厚生省予算に財革法によって厳しい……

第142回国会 文教・科学委員会 第18号(1998/04/28、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 非常にここは女性の議員が多いので、私はやはり女性というのは未来に向かって何が大切かということを真剣に主張する立場にいるんだなということを実感している一人でございます。  今、扇議員が、自分のところに原子力発電所がつくられることをみんな嫌だと言っていると。ところが私の出身は福井県でございまして、全国五十四基ある原子力発電所の、さまざまな炉を持った十四基がございます。ですから非常にたくさんの問題を抱えておるわけです。ですから、きょうはぜひ幾つか御質問したいと思います。  まず最初に、今回のこの法律の趣旨説明を読みました。ところがこの趣旨説明には、動燃が「もんじゅ」とか東海村のアスファ……


18期(1998/07/12〜)

第143回国会 国民福祉委員会 第3号(1998/09/17、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子でございます。  小渕内閣は財政構造改革法は凍結すると言っておるわけですが、宮下厚生大臣はこの財政構造改革法は凍結されていると認識されているでしょうか、また廃止されるべきものと考えておられるでしょうか、大臣のスタンスをお伺いしたいと思うわけです。また、凍結という場合、その凍結の対象は財政構造改革法の全体に及ぶのか、各行政分野ごとに定められている上限の枠、いわゆるキャップの部分だけが凍結されるのか、大臣の御見解を伺いたいと思います。  引き続いて、ちょっと時間がないので急いでいるわけですけれども、来年度の厚生省予算の概算要求とは別に今年度は四千三百八十七億円の景……

第143回国会 国民福祉委員会 第4号(1998/09/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水でございます。  私は、本委員会で四月に政府案、最初は政府案ですが、政府案が審議されましたとき、今回のこの感染症予防法の改正に当たっては、法案制定の趣旨のところに、過去のハンセン病やエイズ感染者に対していわれなき差別と偏見によって大きな人権侵害をもたらしてきたことについて、深い反省と、それを教訓とした人権保障と、感染者、患者に対する質のよい医療を適切に提供していくというシステムを明記していくべきではないかと何回も主張してまいりましたが、残念ながら参議院の段階ではそれは受け入れられませんでした。その基本姿勢が、今回の衆議院からの修文によって前文にその趣旨が入りました……

第144回国会 国民福祉委員会 第1号(1998/12/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 私は、基礎年金の国庫負担についてお伺いしたいと思います。  今日の消費不況、国民の将来不安をどう取り除くかというのはもうずっとこの国会においても論議をされているわけでございますが、とりわけ年金の安定というのは、年金生活者のみならず、これは社会全体あるいは経済全体を安定させることにおいて非常に重要な私は政策であると思っております。  そこでお尋ねいたしますが、去る百三十一臨時国会のとき、この国民年金法の一部改正の審議がございました。そのときに法律の附則を修正して、一九九九年の改正期には基礎年金の国庫負担の割合を引き上げることについて検討するということが明記をされたわけですし、そして……

第144回国会 地方行政・警察委員会 第4号(1998/12/10、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子です。  今の議論と重なるところはできるだけ省きたいと思いますが、私もやはり、今回の補正予算に伴う地方交付税へのはね返り分の補てん一兆九千六百億円についての国と地方のいわゆる折半ルールについて、非常に疑問を持っている一人でございます。  今いろいろやりとりを聞いていましても、やっぱり納得できないところがあるんですが、仮に折半がやむを得ないとしても、今回の措置は本当の意味での折半ではないと思います。本来、この加算される額を確実に加算するというのがなぜ国の負担というふうに言えるのか、非常に疑問なんです。また、折半というのであれば、普通折半というときは半々というのが大体……

第145回国会 国旗及び国歌に関する特別委員会 第7号(1999/08/06、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 私の時間はたった十分しかございませんので、答弁の方も要領よく答えてください。  六月十一日の新聞に、日本語を専門に学ぶ北京大学など六大学の大学生に行った日の丸・君が代の法制化についてのアンケートの結果が出ておるわけですが、それには複数回答で、日の丸については九八%が侵略戦争をイメージする、八三%が天皇制をイメージする。君が代については九四%が天皇制と、それから八六%が侵略戦争の印象を持つと答えているわけです。  このアンケートの結果を官房長官はどのように受けとめられるでしょうか。
【次の発言】 先日の参議院の本会議で、私は総理に、明治以降敗戦までの日の丸・君が代が果たした歴史につ……

第145回国会 国土・環境委員会 第19号(1999/06/08、18期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(清水澄子君) ただいま議題となりました化学物質に係る環境リスク対策の促進に関する法律案につきまして、発議者を代表して提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。  現在、世界の市場に出回っている合成化学物質は十万種類とも言われ、毎年、千種類もの新製品が市場に出回っていると言われております。  このような膨大な化学物質の安全性を明らかにするには極めて長い時間がかかり、有害性が判明した物質に対する従来の手法では対応できるものではありません。特に、ダイオキシンにもその作用があると言われる環境ホルモン問題等に対しては不安が高まっており、このような安全性が確認されていない化学物質に対……

第145回国会 国土・環境委員会 第21号(1999/06/29、18期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(清水澄子君) 内分泌攪乱作用、いわゆる環境ホルモンは、やはり岡崎議員御承知のように生物の生殖機能に影響を及ぼすおそれのある物質でありまして、事は人類を初めとする生物の未来にかかわる問題であります。とりわけ環境ホルモン作用は女性や胎児期、乳児期に大きな影響を与え、人が人として成長する可能性を奪い、次の世代を破壊する危険性のあるもので、人々の不安を非常に高めておる物質だと思います。  そこで、対象化学物質として環境ホルモンを明記する必要があると考えました。法律に環境ホルモンを明記すれば、対象物質を定める際に化学物質の環境ホルモン作用について政府はさまざまな意見を踏まえて広く検討し……

第145回国会 国民福祉委員会 第2号(1999/03/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子です。  まず、インフルエンザに関係する質問をいたします。  ことしのインフルエンザの患者数は、二月末現在で五十四万九千百四十八名という大変な数であったと思います。うち三百八十名が死亡と報道されておりました。特に、老人施設や精神病院での高齢者の死亡が多かったわけですが、厚生省はその理由をどのように認識されておられるんでしょうか。  私は、高齢者施設に対する厚生省の感染症予防対策に手抜かりがあったのではないか、このように認識しておりますが、なぜこういうことが起きたかということについて御説明ください。
【次の発言】 では、毎年八〇%から九〇%は高齢者が死ぬんだ、だ……

第145回国会 国民福祉委員会 第3号(1999/03/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子です。  大臣に過疎地の保育と子育て支援についてお尋ねします。  全国社会福祉協議会が昨年十二月にまとめられました過疎地域における保育所の実態調査によりますと、公立も民間も非常に苦しい経営状態で、半数が四、五年以内に経営困難に陥ると言っているわけです。これは、人口構造の高齢化が背景にあって、さらに市町村の財政が厳しくなっている、その上に介護保険を初めとする高齢者保健福祉への歳出の圧力がかかってくるという状況にあると。過疎地では、子育てをする親の方も、それから子供自身も同世代が少ないわけです。ですから、人間の生活として非常にみんな孤立をしていると思うんです。  私は……

第145回国会 国民福祉委員会 第4号(1999/03/23、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水です。  本法案に賛成の上で、私も在日韓国・朝鮮人の元軍人軍属の救済について質問をさせていただきます。  第二次世界大戦中、旧植民地出身の日本軍軍属は、日本人兵士と同様に砲弾にさらされて戦死をしたり、または負傷しました。戦後、サンフランシスコ平和条約の発効によって、政府は本人に国籍の選択の余地を与えることもなく一方的に日本国籍を奪ったわけです。そして、平和条約の発効後二日後に施行されました援護法において、在日韓国・朝鮮・台湾人が国籍条項あるいは戸籍条項の対象から外され、その後、一九六五年の日韓請求権協定によっても両国の解釈の違いが今日まで続いていまして、この人たちは法……

第145回国会 国民福祉委員会 第6号(1999/03/30、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水でございます。  先ほどから質問があるんですが、私もあえてお尋ねしたいのは、今回のこの国民年金法改正案というのは、その制度の持っている矛盾とか基本的な改革ではなくて保険料凍結案であるわけですけれども、これは何年まで続けていかれますか。
【次の発言】 昨年の十月十五日の参議院の予算委員会では、凍結も二分の一引き上げも考えていないというお答えがありました。そして、ここの国民福祉委員会ですが、昨年十二月三日に、私の基礎年金の国庫負担割合二分の一への引き上げを求めた質問に対しまして、大臣は新たな財源確保のための具体的な方法と一体として考えていかなきゃいけないとおっしゃったはず……

第145回国会 国民福祉委員会 第7号(1999/04/13、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子です。  介護保険の指定施設における看護・介護職員の人員配置は、特養ホームと老人保健施設、療養型医療施設とも四対一から三対一と定められたわけですが、このことは介護施設の一元化を念頭に置いたものと理解してよろしいでしょうか。もしそうであるならば、これら三つの類型の介護施設を一元化していくための移行促進の方策を国レベルで財政支援を含めて強力に推進していくべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。大臣、お願いいたします。
【次の発言】 そこで、特養ホームと老人保健施設、療養型医療施設とも三対一と定めてあるわけですが、特養ホームと老人保健施設については、平成十六年度末……

第145回国会 国民福祉委員会 第8号(1999/04/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子でございます。  ただいまの質疑もありましたけれども、精神医療審査会というのは、いわゆる宇都宮病院事件の反省に立って一九八七年に法改定されて設置された制度であるわけです。そして、その目的は、精神障害者の人権を尊重しつつその適正な医療や保護を図ることである、そういう行政組織だと書かれているわけです。  そこで、先ほどから皆さんもいろんな御質疑をされております。答弁も、本当に医療的判断が多いから構成メンバーは医療関係者が多いということをおっしゃっていましたけれども、はっきり精神障害者の人権を尊重することが目的で、そこには適正な医療とあわせて保護を図るということがあるわ……

第145回国会 国民福祉委員会 第9号(1999/04/20、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子です。  四人の皆様方、さまざまな立場からの御意見、本当にありがとうございました。  まず私は、谷中参考人にお聞きしたいと思います。  谷中さん自身がやどかりの里という精神障害者の地域施設の非常に草分け的な活動をしてこられたということに本当に敬意を表したいと思います。  谷中さんからごらんになって、今回のこの法改正案、先ほどのお話では非常に評価されておりますが、実際にこの改正案で現実に生活する患者さんのニーズに対応できるかどうかというのが私どもはちょっと不安なところがあるんです。そういう点について率直な、これだけは今回はきちんと具体化してほしいと思うところがおあり……

第145回国会 国民福祉委員会 第10号(1999/04/22、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水です。  十五分しかありませんので、ぜひお答えもポイントよろしくお願いいたします。  障害者プランでは、精神障害者の保健・医療・福祉施策の充実の一環として、自立を目指した訓練と雇用施策の連携を図るとなっているわけです。しかし、現実には精神障害者を欠格者としている法律というのは非常に多く残っていると思います。厚生省関係も非常に多いわけです。欠格条項問題は、これは総理府がやっていますという形ではなくて、厚生省は他の省庁に率先をして欠格条項を見直していく、そして他の省庁に範を示すという、そういう行動をおとりになることを私は提起したいんですが、大臣、どう御決意されますでしょう……

第145回国会 国民福祉委員会 第13号(1999/07/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 脳死段階の臓器移植の事例が非常にふえてきておりますが、これまでの事例で臓器提供施設と臓器移植ネットワーク体制の整備に問題があるということがわかってきたと思います。  しかし、先般の国会報告ではいろんな問題が時系列に並べられているだけで、しかも公衆衛生審議会部会の作業班で検討されている状況が報告されておるだけで、問題点に対する十分な分析や、今後政府としてはどういうふうな対応を迫られているかというような、そういう報告にはなっていないと思います。それではこの臓器移植に対する国民の信頼性を高めることは非常に困難だと思うわけです。そこで、幾つかお聞きしたかったんですが、先ほどから皆さんたち……

第145回国会 国民福祉委員会 第14号(1999/08/05、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 大臣にお伺いいたします。  平成七年に農業者年金制度が改正されたとき、夫とともに農業に専従する女性も年金に加入できることになったという点では、私どももこれを推進したもので評価をしたいと思ったのですが、平成九年のときに私はこれと同じことを質問しました。そのときに、二年後だったのですが、当時千六百二十三人しか加入していなかった。ですから、これで本当に加入が促進できるのかという質問をしましたとき、政府の方は五年間で五千人から一万人の加入を見込んでいますと平然とおっしゃった。現在もう四年たったのですが、どの程度かという、先ほどの数字が出ていましたけれども、こういうふうに見込みがどんどん違……

第145回国会 総務委員会 第8号(1999/05/13、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子です。  きょう、こうして男女共同参画社会基本法をめぐって男女平等の推進について審議をしているというこの現実は一定の前進だと受けとめております。  しかし、こういう本来の男女平等についての基本法というのは、ヨーロッパ諸国では一九七〇年代ぐらいにできているわけで、今もう三回ぐらいさらに改正を進めているというところが多い中で、非常に遅いスタートを日本はしていると思うわけです。そういう中で一方では歓迎しつつも、一方ではよりよいものにしたいという希望を持っております。官房長官も非常に御苦労されながら答弁されておられまして、伺いながら、私たちがこういうことを質疑で取り交わす……

第145回国会 総務委員会 第9号(1999/05/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子です。  時間が二十分しかございませんので早口で言いますけれども、答弁もイエス、ノー的なところはそういうふうにしてください。  それで、最初に確認をさせていただきたいんですけれども、日本では他国にはない人権問題としての部落差別やアイヌ差別問題がありますし、また在日韓国・朝鮮人や在日外国人の差別問題が非常に多く存在しております。  このように、日本に存在している人権侵害の問題とまたいわゆるマイノリティーに属する女性たちは、それゆえの差別の上にさらに女性として二重三重の差別を受けているわけです。しかし、男女共同参画ビジョンでも男女共同参画二〇〇〇年プランでも、彼女たち……

第145回国会 総務委員会 第10号(1999/05/20、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水です。  もう随分皆さん質問なさったので、重なってもだめですから、ちょっと幾つか質問させていただきます。  まず、大澤眞理さん、ほとんど皆聞いていますけれども、ではこの基本法の中で大澤眞理さんがもっとここのところは確認をしておくべきだと考えておられるところがあれば御指摘ください。  そしてもう一つは、この推進体制なんですけれども、今度は内閣府に男女共同参画局ができるわけです。とてもこれは、私も本当に喜んでいるわけですが、内閣府設置法では、行政各部の施策の統一を図っていくために、必要となる企画及び立案並びに総合調整について特命担当大臣を置くことができるとなっているんです……

第145回国会 法務委員会 第8号(1999/04/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(清水澄子君) ただいま御質問のありました、第十三条に規定しております児童買春等の犯罪の対象となった児童につきましては、やはりその扱いを慎重にしなければならない。その氏名や年齢、学校名とか住居とか容貌などが公表され、そして当該児童がだれであるかということが広く知られることになりますと、心身に有害な影響を受けた児童にさらに二重三重の被害を与えることになります。そして、そのことはやはり引き続き精神的な悪影響を及ぼすことになるわけでございます。  そこで、第十三条は、このような児童について、当該事件にかかわる者であることを推知することができるような事項等の出版物への掲載等を禁止するこ……

第145回国会 予算委員会 第13号(1999/03/10、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子でございます。  午前中、盛んに日の丸・君が代の法制化について話がありましたけれども、日の丸・君が代を国旗・国歌とする法律は明治政府以来ございません。日の丸については明治三年の郵船商船規則などで定めがありますけれども、法定されたことはありません。  しかし、当時、法律がなくても国旗・国歌として扱ってきたでしょうし、現在もいろいろな意見はあるとはいってもそれは扱われております。このように百年以上も法制化がされなかったものをなぜ今緊急に法制化しなければならないというのか。この問題はそんなに軽い問題なのでしょうか。私はこれを総理にお伺いしたいと思います。

第146回国会 経済・産業委員会 第4号(1999/12/07、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子です。  四人の参考人の皆さん、ありがとうございました。いろいろ質問が重ならないように努力したいと思います。  まず、秋元参考人にお伺いしたいんです。  今回の東海村の臨界事故の原因は、燃料加工におけるコスト圧縮の問題や納期短縮の問題などがあったように報道されておりますけれども、燃料加工関連の業界におられる秋元参考人の目から見て、核燃料加工の現場というのはどこでもこういうふうに非常にきゅうきゅうとした状況にあるのかどうか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 それでは、三菱関連の三菱原子燃料ではジェー・シー・オーのようにきゅうきゅうとしておられないということで、……

第146回国会 経済・産業委員会 第5号(1999/12/10、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 科学技術庁長官にお伺いいたします。  今回の東海村の臨界事故では、何回も皆さんからも指摘をされているわけですけれども、政府の対策本部の立ち上げというのは事故から五時間後でありましたし、それから第一回の会合はさらにおくれて事故後十時間半を超えていたわけです。なぜこれほどおくれたのかということをまず反省すべきだと思いますが、その理由は今伺いません、もういろいろ伺いましたから。  それで、今度の新しい法案になると何時間その立ち上がりが短縮されるのでしょうか。何分かかりますか。
【次の発言】 やはり原子力災害では、基礎自治体、すなわち市町村による初動対応というのが私は一番大切なことだと思……

第146回国会 国民福祉委員会 第2号(1999/11/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 大臣は、今回の特別対策は介護保険制度の理念とか基本的な枠組みをいささかも揺るがすものではないと言明をされておるわけでございますが、厚生大臣が理解されている介護保険制度の理念というものをもう一度簡潔に、しかもポイントをお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 今、大臣がお話しになったのは、理念というより必要性の背景のようなお答えだと思います。  介護を家族介護から社会全体が担う、これは非常に重要な基本的な考えでありますけれども、今回の介護保険制度の中で、先ほどからの皆さんの質問に対するお答えを聞いていて何か一つはっきりしていないと思いましたのは、高齢者自身が介護サービスを受ける……

第146回国会 国民福祉委員会 第3号(1999/11/25、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 まず最初に、富士見産婦人科病院事件に関連して質問をいたします。  御承知のように、この事件は十九年前に所沢市で発覚をいたしました。千百三十八名の女性が健康な子宮や卵巣をこの病院の営利目的のために摘出されたわけです。被害者たちが裁判運動をしておりましたが、去る六月三十日、東京地裁で判決が言い渡されました。ほぼ全面勝訴で、損害賠償が認められたわけであります。  その判決によりますと、はっきり判決文にこう書いてあります。富士見病院における乱診乱療とは、被告医師らが患者を資格を持たない北野早苗のME検査に回し、でたらめなME検査所見とコンサルによって、被告医師らの指示に基づかないで入院、……

第146回国会 国民福祉委員会 第4号(1999/12/02、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子でございます。参考人の皆さん、いろいろありがとうございました。  いろいろおっしゃっている問題は、大体私どもも、今回の特別対策というのは介護保険法、それから財政法、地方分権法等の法律にも反するんじゃないかというふうな議論をしてまいりました。特に、介護保険制度のこの法の理念にまた反しているんじゃないかということとか、それから保険料を徴収する市町村に対しても、もうこの臨時特例交付金の使用は自由に任せるべきだ、私どもはそういう主張をしてきたわけでございます。ですから、きょういろいろ皆さん方の御意見を伺いながら、一致するところが非常に多うございました。  それで、まず……

第147回国会 国民福祉委員会 第4号(2000/02/22、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 それでは、まず婦人保護事業についてお尋ねいたします。  今国会で社会福祉事業法の大改正が行われるわけですけれども、私はこの改正の機会に、売春防止法の中の婦人保護事業を社会福祉事業の一つとして法的に位置づけられないのかという点について、ぜひ知恵を出していただきたいという立場から質問したいと思います。  現在、売春防止法第四章に規定されております婦人保護事業というのは第一種社会福祉事業となっているわけですが、それは施設のみが対象で、実際に行われている福祉事業の内容は対象になっておりません。しかし、現実に婦人保護事業を担当している婦人相談所と婦人相談員の皆さんが日常的に接しているケース……

第147回国会 国民福祉委員会 第5号(2000/02/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子です。  私は、まず最初に、政府・与党、委員長に対しまして、年金法案の審議に対して徹底した慎重な審議を要求したいと思っております。この法律案は衆議院では十分な審議が尽くされることなくして参議院に送付されてまいりました。与党は、数に物を言わせた横暴な国会運営によって衆議院議長の裁定を仰がなければならないという異常な事態を招いたということを十分に反省していただきたいと思います。  年金制度の改革というのは、きょうも随分審議をされているわけですけれども、国民生活に直結する問題でありますし、非常に国民の多くの皆さんが関心を集めている法案でございます。ですから、参議院の国民……

第147回国会 国民福祉委員会 第6号(2000/02/29、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子です。  私どもも、この年金の改正については、年金、医療、福祉、雇用を含めた全体的なビジョンという中で改革案を出すべきだという考え方に立っているわけですけれども、御指摘をされている方も多いんですが、今回の政府案というのは、財政面からのみの非常に縦割り的な改革に偏っているためにいろいろ問題が多過ぎて、早くこれを通過させなさいと言われても、私たちはこれで本当に責任ある審議になるだろうか、私たちはどういうふうにこの内容を国民が納得できるようなものにするかということで悩んでいるのが現状でございます。そういう中で、ひとつ神代参考人に、私は十五分しかありませんのでぜひ御協……

第147回国会 国民福祉委員会 第7号(2000/03/07、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水です。  私は、今お二人から女性の年金について発言がありましたので、その問題で少し意見を言わせていただきたいと思います。  私も女性の年金についてはこれまでも主張してまいりましたし、そしてこの女性の年金については、雇用の問題とか男女の賃金差の問題とか、いわゆる百三十万円の壁という税制の問題等、それらを総合的に検討して解決していかなきゃいけない問題であるということは大臣も答弁されましたし、私もそのことはよく認識をしているわけです。しかし、先ほど伺っていて、私は大臣自身がやっぱり認識が浅いんじゃないのかなというふうに思いました。  まず、二月二十四日、私が質問しました……

第147回国会 国民福祉委員会 第8号(2000/03/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子です。  まず、障害者の無年金対策についてお伺いをしたいと思います。  現在、各自治体において定例議会で意見書が採択をされている中に、障害者の無年金を解消すべきだということを求めている採択が非常に多くあると聞いておりますけれども、厚生省は意見書採択をしている自治体の数について把握をしていらっしゃるでしょうか。
【次の発言】 各自治体から決議が来るということは、もう既に、各自治体で障害者の無年金の問題を放置しておけないという状況の中で、自治体が独自にその対策に乗り出しているところが五百四十二カ所もあるわけです。  このように、地方自治体が無年金の人たちの救済に乗……

第147回国会 国民福祉委員会 第9号(2000/03/14、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子です。  まず、在職老齢年金の一律二割カットについてお尋ねいたします。  六十歳で退職して、そしてなかなか次の職業が見つからない、そうした場合に賃金と年金の併用によってこのすき間にある高齢者の生活を保障しようというのが在職老齢年金の本来の趣旨であったと思います。ところが、現在の在職老齢年金制度では、六十歳から六十五歳まで少しでも収入があると、最低でも一律に二割減額されるわけです。しかし、それは厚生年金の場合であって、その他の年金制度では収入がどれだけあっても満額支給される。これでは高齢になっても働き続けるという高齢社会の理想像に逆行してしまうだけではなくて、給……

第147回国会 国民福祉委員会 第10号(2000/03/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子です。  まず大臣に、女性の性と生殖に関する健康と権利、つまりリプロダクティブヘルス・ライツがなぜ女性の人権というふうに言われているのか、またそれが人権でなければ人権として扱うべきだというふうにされているのか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 先日は難しくてわからないとおっしゃったのが、きょうは随分勉強していただいて明確にお答えいただきました。  そうしますと、本当は母子保健というのは妊産婦と乳幼児にしか関係ないわけですね。ところが、ライフサイクル、生涯を通しての女性のリプロダクティブヘルス・ライツというのは、女性は一生産まない選択をする人もあるし……

第147回国会 国民福祉委員会 第11号(2000/03/16、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水です。農林大臣にお伺いをいたします。  農林年金と厚生年金を統合した場合に、そこに必ず雇用問題が発生をすると考えられます。と申しますのは、平成九年四月に統合いたしましたJRとかJTとかNTT、そういう単一企業体の共済組合とは農林年金は異なっていまして、農林年金の場合は全員が共済プロパーの職員であるということです。ですから、どこか親会社に戻るとか健康保険業務に移るとかということができないわけです。したがって、厚生年金との統合後は清算業務以外に事業がなくなるというおそれがございます。ですから、ここに雇用されている職員の皆さんの雇用問題について、この人たちが不安を抱かな……

第147回国会 国民福祉委員会 第12号(2000/03/21、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水です。  まず最初に、障害者の無年金の問題で、先日も質問したんですが、これはすべての議員に手紙が来ているんじゃないかと思います。  大阪のある方が、昨年の一月に過労のために転倒して頸椎損傷で四肢麻痺になった。そして、六月には一級の障害者手帳を受けた。ところが、そのときに収入が非常に落ち込んでいて保険料を納められなくて、それで早速納めたけれどももうそれは支給対象にはならないということで、わずか二カ月しか過ぎていないのに、年金も給料も保障もなく、自分は夫の介護のために働きにも出られない。蓄えも底をついた。上の子は高校一年、下は小学三年です。夫を通院させるために車は必要……

第147回国会 国民福祉委員会 第13号(2000/03/30、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水です。  時間が私は短いので、答弁も簡潔にお願いいたします。  私は、この援護法には賛成の立場で質問をいたします。  しかし、毎年のことでございますけれども、この法改正は日本人のみを対象としておって毎年いろんな増額が図られておるわけです。しかし、去るあの大戦では、傷病兵士となりあるいは死亡した人たちの中には、当時日本の植民地として統治された、そして日本帝国臣民とされて日本軍人軍属として徴用された朝鮮人、台湾人が入っているわけであります。中でも、戦後もずっと日本に永住し、そして日本人同様に税金を納めて生活している在日韓国・朝鮮人の元軍属の戦傷病者やその遺族たちは、戦……

第147回国会 国民福祉委員会 第16号(2000/04/20、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 日英年金協定国内法については賛成の立場でございますけれども、今も今井議員がいろいろ質問しておりましたけれども、外務省の資料に基づいてしか状況がわからないというのは問題だと思います。  英国に在留する邦人で三カ月以上在留している人は四万七千五百人余となっているわけですけれども、今日のように国際化の進展に伴ってこのように在外邦人に日本の法を適用するケースは今後もふえてくる状況、またふえていかなきゃいけないんだと思います。その場合に、この四万七千五百人余の英国在住の人たちは、我が国の厚生年金、国民年金の制度で見た場合に、一号、二号、三号受給者の大体どこに該当する人たちがいるのかというこ……

第147回国会 国民福祉委員会 第17号(2000/04/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水です。  まず、政務次官にお尋ねいたします。  四月十七日の新聞に、十五歳の少女が自宅で出産をした、それでその父親に当たる十七歳の少年は少女から新生児を受け取って山林に子供を捨てて殺したと。それで、この少年は十七歳で殺人と死体遺棄の疑いで緊急逮捕されているわけですね。私は、これは非常に痛ましい事件として受けとめました。二人は、妊娠がわかり中絶を考えたが、二人ともお金がないのでそれができなかったということを言っておりますけれども、やはり妊娠、出産について少女が非常に無知であったということ、また父親になる少年のこれらについての無知さがこういう事件、いわゆる殺人などとい……

第147回国会 国民福祉委員会 第18号(2000/05/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子です。  今、井上議員と厚生大臣との応答を聞きながら、やっぱりここはみんなが問題にしているところなんですね。年少扶養控除をなくしていく、そして児童手当を完結させるということは理論的には私はみんな余り反対はないと思うんです。しかし、児童手当が先に完結されないで税制の方だけが先にこういう形で廃止された。そして一方では、少子化対策の柱と位置づけた児童手当の拡充のために小中学生を扶養する中低所得層の税負担をふやすことになったというのは非常にこれは私は欠陥政策だと思います。本末転倒である。だれも理解できない、納得できないというのはこれは正直にお認めになることだと思います。 ……

第147回国会 国民福祉委員会 第19号(2000/05/11、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水です。  まず大臣に、一昨日のこの委員会での私の質問のときに、子どもの権利条約と児童手当の関係を十分にとらえていかなきゃいけないということを申し上げました。ところが、そのとき大臣は、これをそこまで広げるなとは言わないけれども、やはり政府、私どもの考えとしては、児童養育費はさほど家庭の負担を感じないような階層に対する手当の支給なのだ、このようなこととして位置づけさせていただいておりますというお答えでありました。  そうすると、児童手当というのは今度は児童養育費になっちゃうのかなと思いますし、どこか基本的な考えが非常に不明確ではないかと思うんです。特に、子どもの権利条……

第147回国会 国民福祉委員会 第20号(2000/05/16、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 まず、大塩参考人にお尋ねします。  先ほど時間が足りなくて説明されていませんでしたけれども、現金給付の児童手当の長所、そして同時に現物・サービス給付との関係、これらについての御意見をまずお伺いしたいと思います。  次に、子どもの権利条約が日本でも批准されたわけです。ですから、今度の児童手当についてもやはり子供を主体にした児童手当のあり方を追求すべきではないかということをずっと主張したんですけれども、大臣初めそこまではというようなお考え方なので、ですから私たちはこれから抜本改正するならそういう方向性はきちんと認識すべきだと思っているんですが、そういう意味で子どもの権利条約と児童手当……

第147回国会 国民福祉委員会 第21号(2000/05/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、児童手当法の一部を改正する法律案に対する反対の立場から討論を行います。  我が国の児童手当法は、子どもの権利条約や社会保障の最低基準に関するILO百二号条約に照らして、残念なことに全く不十分な内容しか持ち合わせておりません。我が国の法制度においては、子供こそが権利の主体であるとの認識に欠け、児童手当が子供自身の成長、発達を支援する生活権の保障という普遍的な社会的責任の一環として理解されていないからであります。  私が政府案に反対する理由の第一は、今回の改正案においても我が国の児童手当制度が持つ国際的な常識から見た不備は解消されておらず、政府が……

第147回国会 国民福祉委員会 第22号(2000/05/23、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水です。  私が初めに申し上げたいのは、今回の改正は部分的には改善があると思いますが、全体として、社会福祉の実質を拡充するというよりも社会福祉に回されている国からの財源配分の乏しさをそのままにしておいて公共の役割を減らしていく、社会福祉事業者や自主的運営団体には市場原理を導入していく、それが結果として利用者の生活や権利をさらに困難にするのではないかと、非常にそういう危惧を私は抱いております。  そもそも社会福祉はいわゆる社会法の分野であって、対等な個人同士が取引をするという私の法律といいますか、そういう契約法の分野には入らないものだと思うんです。だからこそ、これまで……

第147回国会 国民福祉委員会 第23号(2000/05/25、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水です。  四人の参考人の皆さん、いろいろ問題提起ありがとうございました。  まず、阿部参考人にお伺いしたいんですけれども、私も阿部参考人がおっしゃった地域福祉論、それから福祉の文化という点においては、今後の二十一世紀の福祉のあり方という点では全く共感をしております。  ただし、現実の問題として、その理念を具体化していくいわゆる基盤といいましょうか、そういう点についてはさっき、行政は参加をしていく立場だと。これはサポートするという意味もあるんでしょうけれども、しかし私はもう一つ、やはり行政が社会福祉に担うべき公的責任という面もすごく強いと思うんです。  特に日本の場合は……

第147回国会 国民福祉委員会 第26号(2000/05/30、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水です。  この法案のもととなっている薬剤費の臨時特例措置というのは平成十一年七月にできているものですけれども、この臨時特例措置というのは法的にはどういう性格のものなのか。これは法律ではないと思います。まず、十一年度はどのように処理されたのでしょうか。
【次の発言】 ですから、やはり予算措置なんですね。これは十一年の七月から十二年の三月まで予算で実施された。では、十二年度はどうなんですか。これは、やっぱり同じく法律ではなくて予算措置で出されていたんじゃないんですか。
【次の発言】 本体が予算措置であるわけですから、仮に期間延長するとすれば、それは本体と同じく七月から……

第147回国会 選挙制度に関する特別委員会 第1号(2000/05/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 ただいまから選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの寺崎さんの動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に久世公堯さんを指名いたします。(拍手)

第147回国会 予算委員会 第4号(2000/03/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 大蔵大臣にお伺いをしたいと思います。  小渕総理は、財政再建を寸時も忘れたことがない、こういうふうに言っておられるわけですが、それを受けた宮澤大蔵大臣は、財政再建の基本的な目標となる数値というものをお持ちなのかどうか。例えば、アメリカ方式とかまたはEU方式のようなものを考えておられるのか。そういう点についてどういうお考えをお持ちなのか、お聞かせください。
【次の発言】 では、まだ具体的には何らないということですよね。  それでは、地方自治体には財政再建団体転落を決める比率として公債費二〇%という指標がございます。国もこういうふうに、やはり国自身にもそういう指標といいますか、そうい……

第147回国会 予算委員会 第10号(2000/03/13、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子でございます。  大蔵大臣にお尋ねいたします。  十二年度の予算は、現在の中期防衛力整備計画の最終年度でございます。その中期防の進捗率は総額の九九%に達したと言われております。そうなると次期防の問題になるわけですが、この問題が国会でほとんど議論されていないわけで、非常に残念に思っております。  現中期防は五カ年で二十四兆二千三百億円という膨大な予算を費やす計画でございますが、過去の例から見ましても、次期防はそれ以上の金額になるのではないかと懸念をしております。現在の財政状況から見てもっと減額をするということが必要ではないか。  大蔵省は、思いやり予算につきまし……

第147回国会 予算委員会 第13号(2000/03/17、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子でございます。  大蔵大臣、私が前回この委員会で、平成十一年度と十二年度とに計上されておりますいわゆる公共事業予備費について、これは手続上、内容ともに違法性が強いということを申し上げました。  報道によりますと、その後十四日に、自民党の一部の方は、反省するどころか、亀井氏と出ておりましたけれども、大蔵大臣に早く使い道を決めろと迫ったとあるわけでございますが、それを大臣は、これは議会の審議権上の問題からも今はだめだとお断りになったということが載っておりました。これは事実に間違いございませんでしょうか。
【次の発言】 平成十一年度の本体予算の公共事業費の場合も、こ……

第148回国会 選挙制度に関する特別委員会 第1号(2000/07/04、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 ただいまから選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの寺崎さんの動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に尾辻秀久さんを指名いたします。(拍手)

第149回国会 国民福祉委員会 第1号(2000/08/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 きょうは長崎の原爆記念日でございますので、既に田浦、入澤、今井委員からそれぞれこの問題について質問がございましたけれども、私も非常に重要な問題だと考えておりますので、重ねて質問をしたいと思います。  先ほどもありましたけれども、七月十八日に最高裁で長崎の被爆者、松谷さん、この方はやはり長崎で被爆をして右半身麻痺などの障害を負っている女性ですけれども、そのお方が原爆症の認定を受けられなかったということで厚生省を訴えたわけですが、その裁判で勝利しているわけです。これに対して、やはり原爆症の認定について厚生省の考え方というのが、基準が非常におくれているんじゃないかということが先ほどから……

第149回国会 選挙制度に関する特別委員会 第1号(2000/07/28、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 ただいまから選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの寺崎さんの動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に尾辻秀久さんを指名いたします。(拍手)

第149回国会 予算委員会 第2号(2000/08/08、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 私は、河野外務大臣にお伺いしたいと思います。  六月十三日、朝鮮半島では南北分断以来初めて南北の首脳会談が開かれて、日本周辺の東北アジアに劇的な変化が起きていると思います。まさに脱冷戦の始まりと言えると思うわけです。  この鮮やかな和解外交を実現した南北朝鮮の両指導者の政治的決断力、そしてそのリーダーシップをどのように評価しておられるでしょうか。
【次の発言】 そこで、分断後初めて両首脳が南北共同宣言に署名をいたしました。その南北共同宣言の内容、その意義、そしてそれが具体的にどのような進行をしているのかということについてお伺いをしたいわけです。同時に、この民族和解が進展していくた……

第150回国会 国民福祉委員会 第2号(2000/11/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水です。  まず最初に、医原性クロイツフェルト・ヤコブ病の感染問題について質問いたします。  この問題については、先ほど午前中も櫻井議員が質問をされておりましたが、私は、我が党の中川議員が衆議院の厚生委員会で、また多くの議員が厚生省の対応について非常に厳しくこれまでも追及してきていると思うんです。特に医師でもある福島総括政務次官は、早くからこの問題を取り上げて熱心に質問されておられました。私もその議事録を読ませていただきました。  ことしの九月十二日には衆議院において予備的調査報告書が提出されて、二十日には閉会中にもかかわらず集中審議が行われております。その報告書と……

第150回国会 国民福祉委員会 第4号(2000/11/16、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 おはようございます。  まず、医療制度の抜本改革の時期、そして改革の段取りの確認をさせていただきたいと思います。  厚生省は、医療制度の抜本改革について平成十四年度からの実施を目指して検討を進めるとしているわけですけれども、医療制度の抜本改革は平成十四年度から実施するということなのか、その辺が非常にはっきりしておりませんので、ぜひここで明快な御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 では、これははっきり平成十四年度の通常国会に抜本改革についての法案の提出をするということを、ここでそのように受けとめてよろしいですね。

第150回国会 国民福祉委員会 第5号(2000/11/21、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子でございます。  参考人の皆さんのそれぞれの問題提起に非常に深く考えさせられることが非常に多くございまして、ありがとうございました。  まず私は、花井参考人に伺いたいんです。  さっき日本医師会の糸氏参考人がおっしゃっていたんですけれども、医療費に対する事業主負担が日本の場合は非常に国際的に見ても低いのではないか、やはりそれ相応の負担を考えるべきではないかというお考えを示されましたが、私もこれは前から考えていたことなんですが、これは、花井参考人の方は労働団体の代表ですし、被保険者を代弁する立場ですから、どのようなお考えを持っておられるのかということが一点。  それ……

第150回国会 国民福祉委員会 第6号(2000/11/28、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水です。  私は、まず最初に、十一月十六日の本委員会で、若年者の薬剤費の一部負担は廃止すべきだが、その財源をどこに求めるのかということを質問いたしました。そして、それは患者負担は求めないと断言できるかということをお尋ねしたことに対して、保険局長は保険財政の負担にならないような形で考えたいという趣旨でお答えがありました。  そうすると、保険財政の負担にはならないように考えるけれども、患者負担はあり得るという答弁だったんでしょうか。その財源というのはどこにどういうふうに求めようとお考えなんでしょうか。
【次の発言】 私が伺ったのは、ここでは十四年度までに財源を確保した上……

第150回国会 国民福祉委員会 第7号(2000/11/30、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水です。  総理に二十一世紀の社会保障について総理自身の生の声でひとつ国民にアピールしていただきたいと思います。  今、我が国が経済の低迷から抜け出せない背景には、やはり国民の将来不安があると思います。特に社会保障に対する不安が国民の個人消費を回復させていない大きな原因であると考えているわけですけれども、小渕前総理は、その国民の将来不安を解消するためだということで社会保障構造の在り方について考える有識者会議を設けられたと思います。先ごろその有識者会議から森総理に「二十一世紀に向けての社会保障」と題する報告書が提出されています。  この報告書には、一般論として公費負担……

第150回国会 予算委員会 第3号(2000/11/22、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、平成十二年度補正予算に対し反対の討論を行うものであります。  ことし四月、森内閣が急遽発足してから七カ月が経過しましたが、森総理は就任直後から、天皇を中心とする神の国発言や教育勅語の賛美など、憲法の執行者としてあるまじき発言を繰り返し、最近も拉致疑惑者の第三国発見発言など、総理として信じがたい失態を繰り返してきました。  その結果、森内閣の支持率は一〇%台にまで低下しています。与党内部からさえ、主流、反主流を問わず森総理の退陣要求が公然と出される中で、一昨日の不信任案、大量の欠席という事態を迎えたのです。  さきには金融再生委員長と官房長官と……

第151回国会 環境委員会 第4号(2001/03/22、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子です。  ちょっとこれは通告しておりませんでしたけれども、きょうの審議は予算の委嘱審査であるわけですが、そこで率直な御意見を私は大臣に伺いたいんです。  ようやく環境庁が環境省になった。それで、私は多分予算もふえたのかなと思って見ましたが、環境省所轄の一般会計は二千七百六十九億六千七百万円と本当に少ないので、ちょっとびっくりしました。というのは、私が初めて議員に当選してきたときも、私、こんな少ない、各自治体の環境政策の予算よりも少ないというのを見たときも驚いて質問した体験があるんですが、今度は環境省になったのにと思いながら、やはり少ないなと思っていました。そして、……

第151回国会 環境委員会 第5号(2001/03/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水です。  一九六八年にカネミ油症事件が起きてから約三十三年が経過をしております。今、国会には保管されたままになっているPCB廃棄物を処理する法案が出されておりますが、しかしその前に、製造禁止のきっかけとなったカネミ油症問題が実は解決していないという問題について私はきょうお伺いをしたいと思うわけです。  認定患者千九百人とか言われますけれども、被害者は今なお効果的な治療法が見つからないで苦しんでいる。しかも、二重三重の形でこの被害者が放置されているという問題です。現在でも体にうみが出る、そういうクロルアクネとともに内臓疾患とかがんに体がむしばまれていながら、国からもどこ……

第151回国会 環境委員会 第7号(2001/04/05、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子です。  ちょっと質問の順位を変えて、家電リサイクル法の施行に伴う課題の方を先にやりたいと思います。  今、日本の国内で処分されている家電の四品目、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、これは年間千八百万台と言われていますし、さらにこれが途上国に輸出されているのは数百万台と言われているわけですが、ほとんど実態はつかめていないというのが現状です。  そこで、このリサイクル法ができるときに、この処分するときのリサイクル費用、これを後払い方式にすれば必ずこれは不法投棄が起きてくるんじゃないかというのを非常に論議したことを思い出しております。そしてまた、不法投棄が起きれば、そ……

第151回国会 環境委員会 第8号(2001/04/10、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 午前中から、アメリカの京都議定書への不支持についてのさまざまな質問または答弁を伺っていて、大体、大方の認識が明らかになったと思いますけれども、やはり日本政府は現時点ではアメリカに対して議定書への参加を働きかける、これはもう外交上、私は当然だと思います。  しかし、それを本当に、アメリカは議定書を批准しないというこの態度はかたいというのは、代表団の皆さんもおっしゃっているように、それからEUの代表の方もおっしゃっているように、大方の見方ですよね。そういうときに、最終的に日本はどうするのかという、やっぱりそういうかたい、主体的な日本自身の決意といいますか、今回のこの問題については日本……

第151回国会 環境委員会 第10号(2001/05/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 私は非常に厳しいことを申し上げますが、先日の小泉内閣のもとでの川口新環境大臣の所信表明がどのように変わってくるのかということを非常に注目しておりました。しかし、率直に言わせていただきますと、大変失望いたしました。それは、小泉内閣の新味ある環境政策というものが何らそこには感じ取れなかったからです。  京都議定書不支持を表明しているアメリカの参加について、COP6プロンク議長に対してEUの譲歩を求めた成田会談の件とか、また有明海再生の第三者委員会がなぜ農水省なのか、非常に疑問に思います。  これはいつも申し上げているわけですが、我が国の環境政策の非常に重要な問題というのは、例えばエネ……

第151回国会 環境委員会 第11号(2001/05/29、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水です。  私は、本会議でもこの自動車NOx法改正案に対する質問をさせていただきました。しかし、きょうのこれまでの答弁、また本会議での答弁、いずれを聞いていましても、ますますこのような法案でいいのかなという気持ちが非常に強くなっております。  本会議質問の繰り返しにもなるわけですけれども、自動車の排出ガスによるぜんそく等の健康被害に苦しむ大都市の道路の沿道住民の問題に対して、今回の自動車NOx法改正案というのがほとんどこれに対して救済とかそういう方向が出されていない。既に指摘されているとおり、これまでの政府の環境基準も、これは都合三回にわたって達成できなかった、いわゆる……

第151回国会 環境委員会 第12号(2001/05/31、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子です。  大変、参考人の皆さん方、ありがとうございました。  むしろ、この法案を審議している委員の一人として、このままこれを通すことがすごくつらくなった、これが本音でございます。それで、すごい責任を感じています。  まず、青山参考人にお伺いしたいんですが、さっきの私は覚書というのに物すごいショックを受けました。これじゃもう全部先に、経済産業省とも全部こういう覚書があった。こういうものは、もちろん国会の私たちが法律の内容を決める、立法府ですから。ここでこの問題については、やっぱり真剣な議論が必要だなと思いますが、ここに今あるのは、これは別に小泉内閣になったというわけ……

第151回国会 環境委員会 第13号(2001/06/05、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 私は、最初ちょっと新石垣空港の建設と自然環境保全について伺いたいと思います。  大臣は沖縄県の石垣島のサンゴ礁をごらんになったことはありますか。
【次の発言】 一九八九年に沖縄県が空港の白保海上案を提案しました。そのときに、この白保のサンゴを守れという国際的な世論と国内の世論が非常に大きく盛り上がってきまして、やはりこの環境委員会というところで議論したことがあるんですけれども、そのときに私は初めて現地を見たわけです。  私もサンゴというのはあんなすごいものと、当時のサンゴというのはちょうどお花畑みたいでしょう。(資料を示す)こんなにきれいなサンゴ、お花畑みたいなんですね。こういう……

第151回国会 環境委員会 第14号(2001/06/07、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水です。  参考人の皆さん、ありがとうございました。  まず、酒井参考人に、先ほど立川参考人が化学処理にのみ偏らないで焼却の方の特質と両面の特質を考えるべきだ、国民に選択を求めるべきだとおっしゃったんですが、それについてはどのようにお考えになるかということ。それと、化学的な処理の場合に、やはり事故も起きる可能性というものは絶えずありますね。そういう場合を想定したときの対応というのは何をここできちんと決めておくべきか、どのようにお考えになりますか。
【次の発言】 次に細見参考人、先ほどちょっと時間がなくて飛ばされたんですけれども、罰則規定の整備とか、それから環境事業団が果……

第151回国会 予算委員会 第7号(2001/03/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水です。  昨日、本委員会で宮澤財務大臣は、この日本の財政は破局に近い状況にあると、このようなことを述べられて、それで市場は直ちに反応しました。  私は、それをそこの席でお聞きしていて非常に危機感を持ちました。それはまるで評論家のような答弁の仕方だと思います。今本当にみんな、一体日本の財政、経済はどうなるのか物すごい心配をしているわけです。そういう意味で、大臣の政治感覚といいますか、責任の希薄さに私は非常に危機を感じたわけです。  財政の方については、私、また次の機会に伺いたいんですが、ここでちょっとお尋ねしておきたいんですが、そういうきのうの答弁から見ましても、現……

第151回国会 予算委員会 第8号(2001/03/12、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 総理に伺います。  前倒しでもよいということは、総裁としての、または首相としての任期を放棄しますということではないでしょうか。
【次の発言】 じゃ、総裁はおやめになっても総理は続けられるはずなんですけれども、それらはやはりはっきりされないと非常に無責任だと思います。  やっぱり、きょうずっと一日、質問がありましたように、私どもは総理に質問をしたい。そして、この予算案も総理が提案しているわけですから、ぜひこの予算を通す間なんていうことでは非常に無責任だと思います。  その点で、はっきり姿勢を正していただきたいと思います。総理、もう一度。

第151回国会 予算委員会 第11号(2001/03/21、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子です。  宮澤財務大臣、最近あなたの発言には非常に無責任な点が多過ぎると思います。先々週は財政が破局に近いと言われて、皆さんから指摘をされて、その後修正をされてはおられますけれども、先々週八日の日ですけれども、このときも同僚議員の質問に対しまして、デフレと呼ぶかどうかは私は興味がないと言われました。十年以上も国の財政を預かってこられた方として、他人事のような発言であると思います。しかも、ものの一週間後には経済財政担当大臣がデフレ宣言をしておられるわけですね。ですから、非常に無責任きわまりないと、こういう私どもは印象を持っております。  ある新聞の社説では、森さんよ……

第151回国会 予算委員会 第12号(2001/03/23、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 政府は、この国会で、機密費つまり報償費について、その使い道それからその内容について説得力ある説明は一切されませんでした。こういうことが国会で、何らそれは公開するものではないということを押し通されましたけれども、こういうことは国民にとれば税金の使われ方ということについて大変大きな不信とそれからやっぱり疑惑を持つと思いますね。  そういう意味で、私は非常にこの国会でこの問題が明らかにされなかったことは残念だと思います。  しかし、それ以上に国民と国会に秘密にしているのが防衛費だと思います。  例えば、中期防で、一番問題である正面経費、これはつまり戦車、ヘリ、軍艦といった兵器であります……

第151回国会 予算委員会 第15号(2001/05/22、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 総理は所信表明で、改革を進めるに当たって、政治や行政にかかわる一人一人が国民の批判を厳粛に受けとめて、国民との信頼関係の再構築を図るべきだとおっしゃっています。  現在、地方自治体では、地域住民全体に大きくかかわるような問題については住民投票によって賛否を問う例がふえているわけですが、総理はこの住民投票についてはどのようなお考えをお持ちでしょうか。
【次の発言】 ところで、経済産業大臣、新潟の刈羽村ではこのプルサーマル計画の賛否を問う住民投票が五月二十七日に行われるわけですけれども、その告示に先立って十四日に、まだ真っ暗な午前四時半ごろ、刈羽村の全世帯に一斉に産業大臣の平沼さんの……

第151回国会 予算委員会 第16号(2001/05/30、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 総理、二十七日に実施された新潟県の刈羽村の住民投票の結果は、経済産業大臣や外務大臣の直筆署名入りのビラを全戸配付されたにもかかわらず、このプルサーマルの実施に反対する住民の意思は非常に極めて明確になったと思います。  つまり、国が進めるプルサーマルが国民的合意とはほど遠いことを私は示していると思うわけですけれども、政府は、この際、この事実をやっぱり率直に受けとめて、そしてこの政策の転換を考えるべきではないかと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 私は、今すぐ原子力発電をなくしたらいいというふうには申し上げていないんです。  プルサーマルに使われるMOX燃料に含まれるプルトニウ……



各種会議発言一覧

15期(1989/07/23〜)

第120回国会 商工委員会,地方行政委員会,社会労働委員会,環境特別委員会連合審査会 第1号(1991/04/16、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 私は、昨年相次いで発表されました厚生省の生活環境審議会の答申とか、また通産省の産業構造審議会の答申、さらには環境庁の循環型社会システム検討会の報告書を読みまして、そこに共通している基本認識というのは、今通産大臣もお答えになりましたけれども、使い捨てという資源浪費的な生活や、そして生産活動を見直しながら、産業構造も、また人々のライフスタイルも環境に過大な負荷を与えない経済社会システムを構築していくのだと、そういう非常に環境保全型の新しい価値観と、そして非常に意欲的な政策転換の必要性が打ち出されておりまして、私は大変感動をした一人でございます。  今おっしゃいましたように、産業構造審……

第121回国会 厚生委員会,地方行政委員会,商工委員会,環境特別委員会連合審査会 第1号(1991/09/27、15期、日本社会党・護憲共同)

○清水澄子君 私は、廃棄物問題は、地球的環境保全の視野のもとで、省資源、省エネルギーを基本にいかに自然と環境と人間が共生じていくのか、そういう立場に立ては、日本の従来の大量生産、大量流通、大量消費、大量廃棄という使い捨て文化の社会構造全体を環境保全型、資源循環型社会にどうつくりかえていくのか、極めて私は深い哲学的な意味と、そして私たちに今当面する具体的な政策の転換を突きつけられている課題である、こういうふうに受けとめております。私は環境委員でございますので、環境委員としてそうした立場から質問をさせていただきたいと思います。本来、順番を別のことを考えていたんですが、実はきのうの厚生委員会で同僚の……


17期(1995/07/23〜)

第134回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1995/11/08、17期、日本社会党・護憲民主連合)

○清水澄子君 今、APECについても質問がありましたけれども、私、それに一つだけちょっと関連しましてお尋ねしたいんですけれども、APECの位置づけは今経済協力と言っていますけれども、最近、政治的な問題の方が非常に前面に出てきている。そういう中で、今後このAPECの位置づけはあくまで経済を主体にした地域協力で進めていくのか。そうであるとするならば、今、台湾の問題も出ましたけれども、私は、アジアにおける、特に東アジアにおける信頼の醸成をどうつくっていくかというのはやっぱり安全保障の重要な役割ですから、その中で北朝鮮やロシアをやはり加えていくというのは当然のことだと思うんですけれども、その点についで……

第136回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1996/02/07、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 三人の先生方にお尋ねしたいと思います。  まず、志方先生ですけれども、安全保障の考え方が非常に国家主義といいますか軍事中心の安全保障として伺ったんですけれども、もっと経済とか人権とか環境とか文化とか、そういうヒューマンセキュリティーの側面からの安全保障というのはどのように考えていらっしゃるのかということが一点。  それから、国益という用語を安全保障のキーワードとして使っておられますが、先ほどシーレーンなどもおっしゃいましたけれども、現在、国益とはどういう内容を意味しておっしゃっておられるのか、そのことを御説明いただきたいと思います。  それから三点目が、この「防衛力整備の原則」の……

第136回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1996/02/14、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 三人の参考人にお尋ねします。  まず前田参考人ですが、さっき、冷戦後、同盟がいまだに残されているのは日米安保条約と米韓相互防衛条約だというふうにおっしゃったんですが、米韓相互防衛条約と日米安保の再定義というものとはどういうふうな関係になるのか、その評価についてお聞きしたいと思います。  そしてもう一つは、先ほど、アメリカが最近日米安保に期待するものというのはランクが下がったと、軍事的な面のみではなくて貿易、経済面での役割というのを強調しておられるわけですが、日米安保で貿易、経済の役割を強化するというその内容というのは一体どういうものなのかということです。これをお聞きします。  そ……

第141回国会 厚生委員会公聴会 第1号(1997/11/27、17期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 きょうは公述人の皆さん、それぞれ大変貴重な御意見で、全く同感するところがほとんどでございました。  その中で、まず雨宮公述人、今度のこの介護保険の在宅サービスのメニューの中には配食サービスとか移動サービスが入っておりませんけれども、こういうもののないメニューというのが実際にどうなのかということをお聞きしたい。  私はまとめて皆さんに申し上げるので、後で簡単にお答えください。  それから池田公述人、介護認定から外れた人の受け皿は絶対必要だと思います。それはどのような手段でやったらいいとお考えでしょうか。  それから石田公述人、御指摘と御提案、本当にそれは参考にしますし、私もそう思っ……


18期(1998/07/12〜)

第143回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(1998/08/31、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 ただいまから国民生活・経済に関する調査会を開会いたします。  本院規則第八十条の八において準用する第八十条により、私が会長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより会長の選任を行います。   つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの成瀬君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、会長に久保亘君を指名いたします。(拍手)

第145回国会 国土・環境委員会、経済・産業委員会連合審査会 第1号(1999/07/01、18期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(清水澄子君) ただいまの御質問の件でございますけれども、政府案の仕組みでは、MSDS、つまり化学物質の安全性に関するデータシートによって事業者には情報が届くというこの点は非常に評価ができると思います。しかし、それが消費者に伝わらないわけです。それでは化学物質を含む製品が何の考慮もなしに使用され、また廃棄されてしまうことになります。また、日常使用する製品にどのような化学物資が含まれているのかが表示されなければ、消費者はみずからの健康と安全に関するリスクについて判断することができません。  ですから、このようなことではせっかくの制度の意義が損なわれてしまうと思います。そこで社民党……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(1999/02/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 この報告を受けましていろいろ考えるところ多いんですが、まずちょっと基本的なところを聞きたいんです。  私は、青少年も含めて子供の問題を考えるときに、はっきり子どもの権利条約が指摘している、そしてそれからその権利条約以後、権利委員会から日本の現状に対して非常にいろんな角度から勧告が出されておるわけです。そういう問題で、日本では子供の権利問題、子供の立場に立った、いわゆる子どもの権利条約というのは、子供は権利の全面的主体だという考え方ですから、子供をただ保護してやるんだ、育ててやるんだという大人からだけの視点ではなくて、子供の権利主体をどう育てるかという、そういう発想での子どもの権利……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(1999/02/10、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水です。  文部省の方にまずお尋ねします。  「次世代の育成と生涯能力発揮社会の形成」ということで、生涯多様な学習目的を持つそういう場を提供しているという点では参考になりました。しかし、ここではやはりもっと生きた高齢者の経験といいますか、高齢者が持っている知識とか技能、それから地域にある文化、こういうものをもっと次の世代に伝えていく。私は、地域の教育力というのはそういうものを生かしていくことがとても大事なのではないかと思うわけですが、その点においてどういうふうにお考えになっていらっしゃるかということを一つ。  それから、厚生省にも同じような視点で、今、子供を育てるという……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(1999/02/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子です。  とてもいい問題提起をしていただいておるんですが、私は、教師だけでなくて子供の変化について、今少子化社会なんといって物すごくみんな危機感を募らせているんですが、その場合に、大人の方が、社会の我々の方が子供の変化とか社会がどういう変化をしているかということを十分に実態をつかんでいないということを非常に痛感します。  しかし、今その問題はちょっとおきたいんですが、子供がなぜ少ないかとかそういう問題で、どうやったら産めるようになるかとかいう話ばかりになるんですが、私は、今お話を伺いながら、親と、それから教師もそうですが、社会も子供に対してとても画一的なモデルとい……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(1999/04/16、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 三人ともいろいろな立場から御見解ありがとうございました。  ここに共通をしていることは、あらわれている現象のとらえ方というのは非常に興味深く聞かせていただいたんですが、山田先生のおっしゃったことも舩橋先生のおっしゃったことも、結局、女性も男性も描いている夢、それが男女役割分業の中で、若い人たちも自分たちの幸せというのが、やはり男性だったら自分が養っていかなきゃいけないとか、経済力という意味で、そういうものにとらわれている。女性の方も、やはり豊かな経済力を持った男性のもとで、そして余りつらい仕事ではなくてということであるとすると、今の若い人たちも男女役割分業の固定化というんですか、……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第7号(1999/06/02、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 私は、皆さんがおっしゃっていますように、この報告書は全体の整合性がない、ところどころいいことも書いてあるんですが、そういう意味ではもう少し整理する必要があると思います。  そういう中でも、やはり問題意識がちょっと違うなと思うのは、第一ページから三ページまでは「二十一世紀に向けた我が国の社会の課題」とあって、そして「我が国社会の構造的変化」とかあるわけです。ところが、この中の冒頭から「今日のわが国社会は、閉塞感に覆われている」と。それはそうだけれども、その理由が、バブル経済の崩壊以降とか、それからもう一つの理由は、経済社会の急速な、大幅な変動にこれまでのシステムが対応できないのでは……

第146回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(1999/11/19、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 どうもありがとうございました。  もうほとんど皆さんたちの御質問でいろいろ聞きたかったことは重なっているのでそこは外します。  そして、結局、今後どういう政策が必要かという意味では、非常に日本が参考にしなければならないシナリオはたくさんお話しいただいたわけなんですが、それらを日本でどう実現するかというのは今度私たちの課題なんですけれども、非常に今頭を悩ませています。これらはやっぱり日本の中では意識の改革が非常に重要になってくるだろう。日本の家族観、それから女性観、それから労働観、そういう点が最もおくれているということ、これは今お話しいただいた政策はほとんど皆女性たちが求めている政……

第147回国会 国民福祉委員会公聴会 第1号(2000/03/21、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水です。  まず、国広公述人にお尋ねします。  私もこの女性の年金の問題というのが社会保障制度のあり方の基本にかかわる問題と考えているんですが、いつも周辺に置かれていていつも先送りの点では大変私はこれは大きな問題だと思っております。  そこで、私も十五分しか質問の時間がございませんから、端的に質問します。  特に女性の年金における不公平の問題というのは、これはやっぱりなかなか男性ではわかりにくい、女性の方が非常に実感とか体験をします。そういう意味で、国広公述人が見聞きしている世代間の不公平、それから世代内の不公平などの具体的な例を話していただきたい。それから、基礎年……

第147回国会 予算委員会公聴会 第1号(2000/03/14、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子でございます。  六分しかありませんので、まず桝本公述人にお尋ねします。  先ほど公述人は、二十一世紀における社会福祉や社会保障の役割というのは安心の配分と、そして社会保障制度に対する信頼と国民の連帯であると、最も必要な、最も当面する構造改革の考え方といいますか、それをお話しになりましたけれども、現在の予算に提起されている政策というのは実はこれとは逆行しておりまして、国民の不安を増幅させているというのが現状だと思います。  そして、年金、医療、介護、福祉等の制度は相変わらずばらばらでありまして、そして長期的な総合的な政策ビジョンではなくて、当面の財政対策に終始……

第151回国会 共生社会に関する調査会 第2号(2001/02/14、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社会民主党の清水澄子です。  もう最後ですから、どうぞもうしばらくおつき合いください。十五分しかありませんので、幾つか絞ってお伺いいたします。  私は、まず矢野参考人にお伺いしたいと思います。  この労働問題研究委員会の報告を今読ませてもらっていて、やっぱり非常に気になることが多いんですが、二十七ページですね、「女性の積極活用は、従来の男性中心の社会とはまったく異なる男女共同参画社会の理念の徹底と実践から始まる。」とあったので、わあ、すばらしい、こういうふうに企業も今変わってきたと思って見ていたんですが、そうするとそれから何行目か下は、「女性が仕事と家庭を両立できる環境整備のため……

第151回国会 共生社会に関する調査会 第3号(2001/02/19、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水です。  女性の経済的、社会的自立のための環境整備についてというテーマで今質問したり議論しているわけですけれども、このことの基本的な考え方というのは、女性はだれかに依存して、そして扶養されて生きるという立場ではないという考え方に基づいて、女性も健康で働ける人はちゃんと働いて、みずからも税金を納める主体、そして健康保険やいろんな社会保険料も自分たちで負担できるということで社会に貢献するというんですか、何か社会の寄生虫みたいに全部扶養される立場ではないですよという、そういう認識のもとでこういう経済的自立性を持とうということで、こういう問題意識で議論をずっとしていますし、そ……

第151回国会 共生社会に関する調査会 第4号(2001/02/21、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水です。  「雇用等の分野における男女の均等な機会と待遇の確保」、この項では「就業は人々の生活の経済的基盤を形成するものであり、男女共同参画社会の実現にとって、この分野は極めて重要な意味を持っている。」と、非常に問題意識ははっきりされております。しかし、その後の方は均等法の説明だけに終わっているという点で非常に甘いと思いますけれども、それは一応置きまして、雇用上の均等待遇で最も重要な課題というのは、やはり男女の賃金格差の是正ということをどのように今後十年間で実施していくのかということがほとんどこの中からは見られないわけです。  日本は一九六七年にILOの百号条約、つまり……

第151回国会 共生社会に関する調査会 第5号(2001/04/02、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子です。  いろいろ今までに御意見伺っていながら、ほとんど問題提起はされていらっしゃるので、あえてお伺いするという点が、時間も少ないんですけれども、ただ、私は、さっきからおっしゃっているように、仕事と家庭生活の両立というのは、やっぱり労働時間の短縮というのが非常に大きな要素だと思いますし、それから、これまでの日本の政策社会の中では、家族とか育児、介護とか、そういう問題は私的な領域の問題として、社会政策でそれをフォローするという価値観が今まで余りなかったですから非常におくれていると思います。  ですから、いろんな制度が、保育所一つにしても非常に何かちょっと違った目的で……

第151回国会 共生社会に関する調査会 第6号(2001/05/14、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 女性の自立のための環境整備、この問題は、結局、現在全地球的に取り組まれている性別役割をなくしていく、そういう思想とか価値観に基づいた社会制度をつくり変えるのだという考え方だと思います。ですから、本当に基本的なところで女性が経済的に自立して生きていけるような、そういう社会システムにつくり変えるという、そういうねらいがあるはずだと思います。そういう意味で、特に経済的自立の第一の問題というのは、やはりもう少しこの女性差別をなくしていく基本部分に切り込んでいく必要があると思います。  その第一は、やはり雇用における男女平等をどう確立するのか。現在、女性の雇用労働者、現実に日本の状況は、二……

第151回国会 共生社会に関する調査会 第7号(2001/06/04、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水です。  私は、きょう官房長官に、男女共同参画担当大臣にいろいろお話を聞けると思って非常に楽しみにして来たんですけれども、先ほど、最初の質問に対して、この男女共同参画社会の意味というところでおやっと思ったんです。これは少子高齢化社会とか、もちろんそれに対してはそれにふさわしいものをしたらいいと思いますが、それがあってもなくても男女平等社会をつくるというのが基本なんですよね。そして、これは社会を活性化するためのものとおっしゃったので、私はその前に性別役割分業意識に基づく社会のあり方をなくしていく、いわゆる社会を民主化するということが本当は基本でないのかなと思って、これは……

第151回国会 予算委員会公聴会 第1号(2001/03/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○清水澄子君 社民党の清水澄子です。  まず、笹森公述人にお伺いしたいと思います。  今、前の方も聞きましたけれども、雇用の改善が最大の景気対策であると。その雇用改善との関係において、一つは、やはり非常に最近不安定雇用が大変多くなってきています。特に、女性は二千万人働いているんですけれども、その半数以上が正社員から臨時、パート、派遣労働、委託、それから有期雇用、こういうふうに非常に不安定な雇用の方が拡大している。ですから、そういうふうな多様な働き方がふえる中での勤労者の経済的な自立といいますか、不安というものが非常にふえております。  そのことについてはどのような政策をお持ちかということと、も……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

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