このページでは南野知恵子参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。南野知恵子参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○南野知惠子君 これから質問させていただきます南野知惠子でございます。よろしくお願いいたします。 また、新大臣の御就任おめでとうございます。 私は、次のようなことを考えております。日本の人口動態は、国民の約四人に一人が六十五歳以上、平均寿今も八十歳という高齢社会となる二十一世紀は目前でございます。健康で生きがいを持って過ごせる社会とするためには、あらゆる観点での施策が必要となります。特に今日の健康問題は、自然な加齢現象に加え、疾病構造もアルツハイマー、難病、がん、慢性疾患、そしてエイズなどと種類、内容が著しく変化しています。それに伴い治療、看護の対応も複雑、多様化し、加えて少産化や育児不安……
○南野知惠子君 質問をさせていただきます南野でございます。よろしくお願いいたします。 このたび、皇太子殿下におかれましては、昨日、納采の儀を終えられましたことは、国民の一人として慶賀の念にたえないところであります。私は、助産婦でありますことから、御成婚とさらに近い将来に皇太子妃におかれます御懐妊などの喜びをも待ち望むものであります。 厚生大臣におかれましては、御就任早々から、人道的にまた積極的にエイズ等にもお取り組みなされたことは、医療関係者の一人として大いなる学びをいただきました。今後もさらなる御指導を賜りたいと存じます。 このたびの放射線技師法及び視能訓練士法の一部を改正する法律案に……
○南野知惠子君 本日は、文部大臣にお越しいただきまして、お見かけいたしますところ御健勝ではございますが、このたびは看護の問題について御質疑申し上げたいと思っておりますので、しばらくの間ベッドの上でお休みになるイメージをお持ちになりまして、看護の問題についてよろしく御高配いただきますようにお願いいたします。 では質問申し上げます。 最近の医学、医療の進歩には著しいものがございます。こうした中にあって看護婦の役割はますますその重要性を増してきておりますが、特に医療の高度化の進展に伴いましてチーム医療の必要性が指摘されているところであります。チーム医療の一員としまして看護婦に、より高度な知識と技……
○南野知惠子君 大内厚生大臣の再度の御就任おめでとうございます。 私は、参議院自民党の南野知惠子でございます。 質問をさせていただきますが、国民福祉税を目的とした消費税引き上げの構想というものは一夜にして撤回されました。現政権におきましては税の直間比率の是正が第一課題とされておりますが、税制改革にとっても高齢社会の福祉問題が前提となるとされるほどに、将来の福祉構想が出発点であると言われております。 四人に一人がお年寄りといった超高齢社会を健やかで安心できる社会にするために、自民党でもこれまで長年業績を積み重ね、いつでもどこでも受けられる介護サービスの確保のために自民党政権時代にゴールドプ……
○南野知惠子君 このたび赤松文部大臣の再度の御就任、おめでとうございます。 まず、文部大臣にお伺いしたいことがございますが、四月二十六日の産経新聞の夕刊、二十七日の朝日新聞の朝刊などに見られた記事についてでございます。 新会派「改新」結成に関連いたしまして、政権枠組みの混乱状態のときに、ある党の幹部政治家がどの女と一緒に寝ようがいいじゃないかと記者に語った言葉は暴言にほかならないと思います。女性を寝る相手と表現する心に潜む女性べっ視は、日本のみならず全世界の女性の心を傷つけるものです。また、見方を変えれば、男性はどの女性とも簡単に寝れるのかとの解釈ができ、日本男子の品位を下げる男性べっ視と……
○南野知惠子君 ただいま御指名されました自民党の南野でございます。本日は大臣の所信表明に対して御質問をしたいと思っております。 所信の中で大臣は、教育は知・徳・体にわたる人間形成を目指す活動であると述べておられます。同感でございます。 知に関しては、識字率、教育制度、教育水準など、他国と比べて比較的高レベルであると思われますが、しかし今日の少子化、高齢化など家族をめぐる社会環境の変化から、特に徳への関心を深める必要を痛感いたします。 徳は、人生の生きるありさまを示すものであり、社会における生活ルールでもあります。また、お互いに世代間の理解と認め合う心であるとも思われます。親孝行、敬老、夫……
○南野知惠子君 おはようございます。自民党の南野知惠子でございます。 今日の環境問題は地球規模の問題から身近な問題まで極めて幅広いもので、日常の国民生活が安全で快適なものとなるように予算も労力も重点配分することが重要かつ必要と思われます。環境庁長官の業務範囲は、総理の業務範囲と同じく、広く全般にわたるものと思います。環境庁長官はさらに腕を振るわれることと確信いたしております。 環境問題で今日最も深刻なものの一つに廃棄物の処理問題がございます。環境庁では自然循環型の社会をつくることを目標としていると聞き及んでおり、リサイクルについても、ストックヤードの確保の問題や、また紙の面では古紙を原料に……
○南野知惠子君 自民党の南野でございます。よろしくお願いいたします。 いじめの問題に関しての質問でございますが、まず自分の考えを述べさせていただきます。 日本におきましては少子高齢社会問題が大きな課題となっております今日、子供の生命がいじめなどにより無残にも失われていくことは心痛のきわみでございます。少子社会であればなおさらのこと、生を得た一人一人の生命を大切にはぐくみ、幸せな一生を豊かな人生へと導くことが大人としての役割であると思います。児童の権利条約も制定された今日、子供への関心をさらに深め、生活環境をよくしていかなければならないと思います。 いかなる場合でも、誕生してくる生命は祝福……
○南野知惠子君 自由民主党の南野知惠子でございます。 改めまして、文部大臣の御就任おめでとうございます。また、このたびノーベル賞や文化勲章を受章されます方々に御祝辞を申し上げます。 さて質問でございますが、我が国は、先ほど文部大臣から御所信をいただきましたとおり、大学研究施設の老朽・狭隘化など研究機関の貧弱が常々話題となり、学者や研究者が創造性豊かな発想や研究を積み重ねる環境整備が急がれておりますところ、近年、最重点施策の一つとして文部省はその整備を図ってこられ、今回の概算要求においても、卓越した研究拠点、センター・オブ・エクセレンスの形成を目指し六十一億円余りの要求がございますが、その内……
○南野知惠子君 自由民主党の南野でございます。 このたびの兵庫県南部地震の大災害は、日本じゅうの人々、いや世界じゅうの人々に驚きとして伝えられております。一月十七日発生以来、今日で二十四日を迎えております。 一月二十五、二十六日に、私は自民党の兵庫県南部地震非常災害対策本部調査団の一人として、徳島県を経由して淡路島・洲本に渡り、津名郡北淡町など六町の被災地や伊丹、西宮、芦屋、宝塚など四市の被災現地を調査させていただきましたが、災害状況の悲惨さはいまだに脳裏に焼きついて離れません。 まず、災害で帰らぬ人となられた児童生徒、学生四百五十二名、教職員三十四名を含む五千二百九十一人のみたまに御冥……
○南野知惠子君 自由民主党の南野知惠子でございます。 今、海の日を祝日とする提案がなされましたが、長年御努力された関係者の皆様方には心から敬意を表したいと思っております。 日本は海に囲まれた海洋国であり、ほとんどの国民が海に親しんできております。子供のころには、心の涵養や将来の夢、ロマンを海に語りかけてきました。また、我が国にとって、海の資源は日常生活、食生活には切っても切れない関係にございます。さらに、古来より人の死と誕生は海の干潮、満潮によるとも言われたり、台風や地震と関連する津波など、海の異変の脅威などからは多くの生活の知恵を得ております。そして、今日の日本の繁栄は、他国との人的交流……
○南野知惠子君 自由民主党の南野でございます。 本年は戦後五十年という節目の年に当たります。また、大臣が所信でお述べになられました来るべき二十一世紀はわずか六年後に迫っております。 戦後、日本の教育は飛躍的な拡大、発展を遂げており、平成六年度の高等学校への進学率は九六・五%、大学、短大へは四三・九%、専門学校を含めた高等教育全体では六二・四%に達しております。このような普及のもとに我が国の今日があると思っております。しかし一方、初等中等教育ではいじめや不登校、高校中退などの問題、高等教育では大学改革などが課題となっております。 臨教審以来、中教審、大学審、生涯学習審議会などで教育改革、教……
○南野知惠子君 自由民主党の南野でございます。 戦後からこの五十年間、教育、世相というものをちょっと語ってみたいといいますか、大げさでございますが、言葉というものの表現にはいろいろございましたので、少し拾ってみました。 学校制度の改革、画一教育、適性教育、能力別・学力別・習熱度別学級編制、塾競争、受験戦争、学力テスト、偏差値。教育の流れをつくるものとしては、日教組、臨教審、中教審のあり方に影響されております。社会的現象としましては、許容社会である。また、黙認的、放任的社会をつくった。それに関連するモラルの低下があり、学校規律の低下、親や教師の威厳の低下、家庭内離婚、単身赴任、さらに家庭内暴……
○政府委員(南野知惠子君) 労働保険審査会委員藤村誠君は十二月二十四日任期満了となりますが、同君を再任いたしたいので、労働保険審査官及び労働保険審査会法第二十七条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。
○政府委員(南野知惠子君) ただいま御紹介いただきました労働政務次官に就任させていただきました南野知惠子でございます。 社会経済が急速に変化しております中で、働く方々の雇用の安定、さらには労働条件の向上、改善ということを図っていくことが大切かと思っております。働きがいとゆとりと安心のある社会、その実現に向けましては、やはり労働行政の重要性がますます高まっていくというふうに思っております。さまざまな課題に対して的確かっ迅速な対応が求められておるということも認識いたしております。私は、青木労働大臣とともに全力を尽くしてまいる所存でございます。 委員長初め委員各位のなお一層の御助力または御支援を……
○南野知惠子君 自民党の南野でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 永井労働大臣、御就任おめでとうございます。本日は持ち時間がたくさんございますので、ゆっくり実りあるお答えをいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 私は、前政務次官といたしまして、青木労働大臣とお呼びしたいんです、青木大臣とともに労働省におきましていろいろと学ばせていただきました。この間に得られました貴重な体験はこれから先の、あとどのくらいあるかわかりませんが、私の人生に十分活用させていただきたいとありがたく感謝いたしております。 労働省は、他の省庁と異なりまして課長、部長、局長に女性が起用さ……
○南野知惠子君 四人の参考人の方々に対して本当に感謝を申し上げます。 いろいろと教えを賜りましたことでございまして、それに関連しまして私は背景として看護職ということも一つ申し上げておきたいと思っております。本日の話の中に、四人それぞれの個性をお出しになられてお話しになっておられるというふうに思っております。 そこで、最近の我々のいわゆる就業の問題を考えてみますと、経済がこれだけ冷え込んでおります。就職も難しゅうございます。さらにまた、特に新卒者の女性の就労というのが難しいというところもございますので、そういった方向で先生方四人に、本当に簡単に予言していただきたいんですが、この派遣業というの……
○南野知惠子君 自由民主党の南野知惠子でございます。
労働者災害補償保険法等の一部を改正する法律案について、お伺いいたします。今回の法改正におきまして二段階の審査請求前置主義を維持し、むしろそれを整備しようとする、そういった理由につきましてお聞かせいただきたいと思っております。
【次の発言】 労災保険給付の決定にかかわる審査請求事案につきまして、平均してみますとその処理にはどれほどの時間を要しておられるのでしょうか。また、三カ月以内で処理しておられる事案、それらについての割合をお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 審査にそれだけの長期間を要しているということにつきましては、何かこれ……
○南野知惠子君 自民党の南野知惠子でございます。 本日、初委員会におきまして大臣のごあいさつが不祥事のおわびのごあいさつとなられましたことを大変お気の毒に思います。エイズ事件で信用を失墜いたしました厚生省を再建すべく期待されている小泉大臣におかれましては、このたびの岡光事務次官以下の不祥事につきましては御就任早々の御心労をおかけいたしております。厚生省の立て直しに向けて全力を尽くしていただけますことをまず御期待申し上げておきます。 私は、このたびの事件は何か根深いものを感じております。国民の目から見ても、一個人の不祥事ではないように思われてなりません。事務次官以下、厚生省を担う十数名の将来……
○南野知惠子君 要介護認定の問題、またさらにケアプランナーの問題ということが両サイドから出されたというふうに思います。特に、長野県に行かせていただきましたところでは、実際に訪問看護に携わっている方からそういった機関に参加を図ってほしいということの願いが出されていたと思います。また、秋田県の方でも介護保険では要介護認定が適切に行われるかということについての不安が訴えられておりました。 そういったことが頭に残っておりますが、実際、今モデル事業が行われているところの中で本当に要介護認定というものについてニュートラルに訪問看護者、いわゆる看護職者をその中に入れておられるのかどうかということなんですが……
○南野知惠子君 自由民主党の南野でございます。よろしくお願いいたします。 このたびの改正法案につきましては、戦傷病者及び戦没者の遺族に支給する障害年金及び遺族年金の額を恩給改善の基準に引き上げることについては、生活水準の向上などに見合って、今後とも援護の水準を引き上げ、公平な援護措置が行われるよう努力いただきたいと思っているところでございます。 今回は、旧日赤救護看護婦などのうち、慰労給付金が支給されていない人、加算年を加えても十二年未満の者に対して何らかの措置を講ずべきではないかという思いがいっぱいでございますのでお伺いしたいと思っております。 日赤看護婦養成所の教育は、上級の命令はそ……
○南野知惠子君 自由民主党の南野でございます。
先駆けてお尋ねいたしますけれども、昨年の十二月二十日に准看護婦問題調査検討会より「現行の准看護婦養成課程の内容を看護婦養成課程の内容に達するまでに改善し、二十一世紀初頭の早い段階を目途に、看護婦養成制度の統合に努める」との提言がなされました。
これは准看護婦養成停止と受けとめてよいのですね。大臣の御見解をお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
次にお尋ねしたいことは、准看護婦養成停止を二十一世紀の初頭、すなわち我々としては二〇〇一年と考えるのですが、その間、段階的に准看護婦養成を停止し、なおかつ現准看護婦を看護婦へ移行さ……
○南野知惠子君 おはようございます。自由民主党の南野知惠子でございます。 医療保険法に対する一部の改正案につきましては、いろいろな方から問題点が提起されておりますので、重複をなるべく避けたいというふうに思っております。 まず初めにお尋ねしたいことでございますが、医療不正の監視体制の見直しという件についてお願いしたいんです。 医師や看護スタッフの大量水増し報告や看護料など診療報酬の不正取得が発覚した、これはたまたま大阪のある病院のことでございますが、ここにとどまっていないと思います。数年前から内部告発が再三あったにもかかわらず、行政当局が全くチェックできなかった。こうした不祥事が繰り返して……
○南野知惠子君 自由民主党の南野でございます。 今ほど多くの人が生死または死生観というものについて考えたことはなかったのではないかと思います。死生観はそれぞれ国民一人一人が自分の立場に立った価値観、そういったものを持っていると思います。ある人の体の一部を他者に移植し自分の死をもって他者の生となす臓器移植については、慎重に審議をし過ぎることはないというふうに思っております。 私は、看護婦、助産婦である立場から多くの誕生または多くの死というものに接してまいりました。生は喜びであり死は荘厳であります。私は、臓器移植を前提とした脳死が今議論の最中でございますけれども、中山案も猪熊案もともに臓器移植……
○委員以外の議員(南野知惠子君) ただいま議題となりました学校図書館法の一部を改正する法律案は、平成会の石田美栄君、山下栄一君、社会民主党・護憲連合の上山和人君、民主党・新緑風会の本岡昭次君、新党さきがけの奥村展三君並びに自由民主党の木宮和彦君、馳浩君及び南野知惠子の八名によって発議し、発議者の属する五会派所属議員から賛同を得て提出されたものでございます。 発議者を代表して、私からその提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 学校図書館法は、昭和二十八年、第十六回国会において議員発議によって制定されました。児童生徒の個性を伸長し、自発的な学習意欲を高める教育に不可欠なものとして、学校……
○委員以外の議員(南野知惠子君) もう先生のお説のとおりでございます。先生もいろいろと御活動をしておられるところでございますが、やはりこれからの学校教育というものにつきましては、みずから学び、自分が考えて、そしてよりょく問題を解決する、そういうような能力をつける、またさらに、人間性を豊かにして生きる力をはぐくんでいくということがやはり必要ではないかなというふうに思っております。 活発な読書活動というものが子供たちの知的な好奇心、また興味や関心を高めてさまざまな感動を呼び起こす、そういったものを味わわせるということが一番大切になってくるのではないかなと。また、それが子供の人格形成や情操をはぐく……
○南野知惠子君 自由民主党の南野知惠子でございます。本日は質問させていただきます。よろしくお願いします。 平成三年に証券業界を襲った一連の一任勘定取引や損失補てんの問題など、いわゆる証券不祥事は私たちの記憶に生々しく残っております。その記憶がまだ消え去らないうちにこのようなことを起こされたということは、我々大変大きなショックでございます。 証券界を代表する野村が再びこのような事件を起こしたということは、野村の体質が全く変わっていないということをさらけ出しているように思うのでございます。 不祥事件が起こる前から総会屋とつき合い、その後も総会屋と縁が切れなかった原因は何かということをお尋ねし……
○南野知惠子君 自由民主党の南野知惠子でございます。 私は、この臨時国会におきまして介護保険法案の成立をぜひ望むものでございますが、介護サービスの質と量の両面で国民の選択にたえられる介護保険制度にする必要があると思っております。 このような立場から御質問申し上げますが、厚生省の試算では、施行当初必要とされる在宅サービスの四割程度のサービスしか確保されていないということが前提とされているようでございます。しかし、保険料の負担を求める以上、必ずしも四割にとどまるとは考えられないと思います。介護保険の試算につきましては、介護サービスの給付を必要とする人が全員申請するとの前提で議論に供すべきではな……
○南野知惠子君 本日は、お忙しいところをいろいろとお話を聞かせていただきまして、本当にありがとうございました。
まず第一に気になったことは、モデル事業における第一次と第二次の判定の差が三八%もあったということでございますが、我々の今進めております保険は認定を要請してから返事が来るのが大体三十日ぐらいかかる。そういったことも含めまして、調査の段階、要介護認定の段階、そういったものを合わせまして、モデル事業を通して何かお考えになったことがおありかどうか、松尾公述人、山内公述人、川添公述人、お三人にお伺いしたいと思っております。
【次の発言】 そうしましたら、いろいろと調査をされる方と要介護認定を……
○南野知惠子君 名古屋班の委員派遣報告を申し上げます。第一班でございます。 派遣委員は、山本委員長、石井委員、長峯委員、宮崎委員、木暮委員、山本委員、今井委員、西山委員及び私、南野の九名で、去る二十日、名古屋市におきまして地方公聴会を開会し、八名の公述人から意見を聴取しました後、委員から質疑が行われました。 まず、公述の要旨につきまして御報告申し上げます。 最初に、愛知県医師会副会長・大輪次郎さんからは、要介護認定について精神症状のとらえ方など認定基準に問題が多いこと、介護保険と医療保険の整合性確保について検討が必要であること、今後の政省令の整備に当たっては医師会初め関係団体の意見を取り……
○南野知惠子君 自由民主党の南野でございます。おはようございます。質問させていただきます。 二十一世紀を目前にいたしまして、少子・高齢社会への準備は医療、年金、介護など、着実に進めなければならない最大の課題だと思っております。そこで、平成十年度予算におきましては、これらの諸問題への対応状況に関し御質問させていただきたいと思います。 十年度予算におきます介護保険の準備状況についてでございますが、日銀の短期経済観測によりますと経済は停滞しているということでございます。また、自民党は十六兆円規模の経済対策を策定し、景気回復に努めております。 この経済の停滞の特徴といたしまして、個人消費の停滞が……
○南野知惠子君 自由民主党の南野でございます。
まず、大臣、お元気でいらっしゃいましょうか。連日お疲れさまでございます。大臣にお伺い申し上げたいと思っております。
明治三十年の伝染病予防法の制定以来百年が経過いたしましたが、もう少し早く対応すべきではなかったのでしょうか。今日になってこのように全面的に見直しを行うということになりましたが、その背景、理由をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
次は、結核のことなんでございますけれども、もう結核はなくなったのではないかなと我々も一時思ったことがございました。でも、年間四万二千人の新しい患者さんが発生している……
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
議事に先立ち、一言ごあいさつを申し上げます。
去る七日の本会議におきまして文教・科学委員長に選任されました南野知惠子でございます。
委員各位の御指導、御協力を賜り、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 委員の異動について御報告申し上げます。
昨日、竹山裕君が委員を辞任され、その補欠として井上吉夫君が選任されました。
【次の発言】 これより理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は五名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、……
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本委員会は、世耕政隆君の逝去に伴い一名の欠員となっておりましたが、去る十一日、世耕弘成君が本委員会委員に選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
教育、文化、学術及び科学技術に関する調査のため、本日の委員会に参考人として宇宙開発事業団理事石井敏弘君、核燃料サイクル開発機構副理事長中神靖雄君及び核燃料サイクル開発機構理事笹谷勇君の出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
教育、文化、学術及び科学技術に関する調査を議題といたします。
まず、文教行政の諸施策に関する件につきまして、有馬文部大臣から発言を求められておりますので、これを許します。有馬文部大臣。
【次の発言】 この際、森田文部政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。森田文部政務次官。
【次の発言】 次に、科学技術振興のための諸施策に関する件につき、竹山科学技術庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。竹山科学技術庁長官。
【次の発言】 この際、稲葉科学技術政務次官から発言を求められておりますので……
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
教育、文化、学術及び科学技術に関する調査のため、本日の委員会に参考人として日本放送協会理事芳賀譲君の出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 教育、文化、学術及び科学技術に関する調査を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時三十分まで休憩いたします。
午前十一時三十四分休憩
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
議事に先立ち一言申し上げます。
皆様既に御承知のとおり、本委員会委員世耕政隆君は、去る九月二十五日逝去されました。まことに哀悼痛惜にたえません。
ここに、皆様とともに謹んで黙祷をささげ、哀悼の意を表しまして、御冥福をお祈り申し上げたいと存じます。
御起立を願います。黙祷。
【次の発言】 黙祷を終わります。御着席願います。
速記をとめてください。
【次の発言】 速記を起こしてください。
【次の発言】 国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
提出者衆議院内閣委員長二田孝治君から趣旨説明を……
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
教育、文化、学術及び科学技術に関する調査を議題といたします。
まず、原燃輸送株式会社における使用済み燃料輸送容器のデータ問題に関する件につきまして、竹山科学技術庁長官から報告を聴取いたします。竹山科学技術庁長官。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 もう過ぎました。終わりでございます。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後二時まで休憩いたします。
午前十一時四十六分休憩
【次の発言】 ただいまから文教・科学委員会を再開いたします。
休憩前に引……
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
これより請願の審査を行います。
第二五号義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願外六件を議題といたします。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第一一五号義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願外五件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第五八七号一学級定数を三十人以下にすることに関する請願は保留とすることに意見が一致いたしました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、審査報告書の作成につ……
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十一月二十七日、奥村展三君が委員を辞任され、その補欠として田名部匡省君が選任されました。
また、去る十一日、菅野壽君が委員を辞任され、その補欠として照屋寛徳君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第三三号義務教育諸学校の事務職員・栄養職員に対する義務教育費国庫負担制度の維持に関する請願外百五十八件を議題といたします。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第三三号義務教育諸学校の事務職員・栄養職員に対する義務教育費国庫負担制度……
○南野知惠子君 自由民主党の南野知惠子でございます。 日本人の一人といたしまして、君が代、日章旗には大きな愛着を感じております。本日も赤と白の日章旗の姿で参りました。 これは日章旗のイメージでございますが、私は幼いころに満州で生活いたしました。そのころ父母が教えてくれた歌がございます。私の大好きな歌であり、満州の異国の地で日本をしのびながら歌った、口ずさんだ歌でございます。「白地に赤く 日の丸染めて ああうつくしい 日本の旗は」という歌詞の日の丸という歌がございます。 この歌は日章旗のすばらしさを端的にあらわしていると思いますが、この歌につきまして、文部大臣及び官房長官の御感想をお伺いい……
○南野知惠子君 本日は、公述人の方々、本当にいろいろとそれぞれのお立場からお述べいただきまして、大変感銘深く拝聴させていただきました。 時間も限られておりますので、単刀直入に御質問の方に入らせていただきたいと思っております。 まず、山本公述人にお尋ね申し上げたいんですが、公述人のお勤めであられる今の学校は各種学校、専修学校ということでございますが、海外の方によく研修にお出かけになられるということを先ほどのお話の中でいただきました。 他国との交流ということに対しましてお尋ねするんですが、我が国の国旗・国歌を愛するという言葉、気持ちは、また他国に行きましてもその気持ちというものにつながるもの……
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る一月十四日、照屋寛徳君が委員を辞任され、その補欠として菅野壽君が選任されました。
また、去る一月十九日、井上吉夫君が委員を辞任され、その補欠として阿南一成君が選任されました。
【次の発言】 国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、教育、文化、学術及び科学技術に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、林紀子君が委員を辞任され、その補欠として筆坂秀世君が選任されました。
【次の発言】 教育、文化、学術及び科学技術に関する調査のうち、文教行政の基本施策に関する件及び科学技術振興のための基本施策に関する件を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後二時まで休憩いたします。
午後零時五十三分休憩
【次の発言】 ただいまから文教・科学委員会を再開いたします。
この際、委員の異動について御報告いたします……
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
去る十日、予算委員会から、三月十二日から十六日正午までの間、平成十一年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、総理府所管のうち日本学術会議、科学技術庁及び文部省所管について審査の委嘱がありました。
この際、平成十一年度一般会計予算外二案中、総理府所管のうち日本学術会議を議題とし、上杉内閣官房副長官から日本学術会議関係予算の説明を聴取いたします。上杉内閣官房副長官。
【次の発言】 以上で日本学術会議関係予算の説明の聴取は終わりました。
【次の発言】 平成十一年度一般会計予算外二案中、総理府所管のうち日本学……
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十九日、畑野君枝君が委員を辞任され、その補欠として須藤美也子君が選任されました。
【次の発言】 国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。有馬文部大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時四分散会
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十三日、須藤美也子君が委員を辞任され、その補欠として筆坂秀世君が選任されました。
また、去る二十四日、筆坂秀世君が委員を辞任され、その補欠として畑野君枝君が選任されました。
【次の発言】 日本学術振興会法の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。有馬文部大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後刻に譲ることといたします。
【次の発言】 国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
……
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る三月三十一日、直嶋正行君及び今井澄君が委員を辞任され、その補欠として石田美栄君及び本岡昭次君が選任されました。
【次の発言】 国立教育会館の解散に関する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。有馬文部大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時二分散会
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
国立教育会館の解散に関する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 もう少しわかりやすくお願いできますでしょうか。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
これより討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
国立教育会館の解散に関する法律案に賛成の方の挙手を願います。
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
学校教育法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。有馬文部大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時十六分散会
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
学校教育法等の一部を改正する法律案の審査のため、参考人の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
なお、その日時及び人選等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 学校教育法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。
質疑……
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。 学校教育法等の一部を改正する法律案を議題といたします。 本日は、本案の審査のため、参考人として、国立学校財務センター研究部長天野郁夫君、筑波大学教育学系教授門脇厚司君及び九州大学理学部教授矢原徹一君の三名の方々に御出席をいただいております。 この際、参考人の方々に一言ごあいさつ申し上げます。 本日は、御多用のところ本委員会に御出席いただきまして、まことにありがとうございます。 皆様方には、ただいま議題となっております学校教育法等の一部を改正する法律案につきまして忌憚のない御意見をお述べいただき、今後の審査の参考……
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、田名部匡省君及び佐藤泰介君が委員を辞任され、その補欠として岩本荘太君及び内藤正光君が選任されました。
【次の発言】 学校教育法等の一部を改正する法律案を議題とし、前回に引き続き質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 質問を簡潔にお願いします。もう時間が来ております。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
これより討論に入ります。
御意見のある方は賛否を明ら……
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十日、内藤正光君及び岩本荘太君が委員を辞任され、その補欠として佐藤泰介君及び田名部匡省君が選任されました。
【次の発言】 著作権法の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。有馬文部大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時十六分散会
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
著作権法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に参考人として専修大学法学部教授齊藤博君、社団法人全国環境衛生同業組合中央会理事長森茂雄君、社団法人日本音楽著作権協会会長遠藤実君及び社団法人日本芸能実演家団体協議会専務理事棚野正士君の出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 著作権法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本日は、参考人の方々から御意見を承った後、質疑を行……
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、田名部匡省君が委員を辞任され、その補欠として松岡滿壽男君が選任されました。
【次の発言】 著作権法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。
午前十一時四十四分休憩
【次の発言】 ただいまから文教・科学委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、著作権法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、世耕弘成君及び仲道俊哉君が委員を辞任され、その補欠として岡野裕君及び井上裕君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に日下部禧代子君を指名いたします。
○南野知惠子君 第一班の委員派遣について御報告いたします。 鎌田委員長、岩本理事、今井委員、郡司委員、福本委員、阿部委員及び私の七名は、去る一月十二日及び十三日の二日間、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する実情調査のため、広島県及び愛媛県に派遣されました。 第一日目の冒頭、東広島市の広島中央サイエンスパークを訪問し、十一施設の中から、広島テクノプラザ及び国税庁醸造研究所を視察いたしました。 広島テクノプラザでは、まず広島県より、広島中央サイエンスパークの全体像について概要説明を聴取いたしました。同サイエンスパークは、平成元年度から四年度にかけて総事業費約三十億円で造成された研究団地で……
○南野知惠子君 自由民主党の南野知惠子でございます。 委嘱審査に関する質問の前に、緊急的課題について時間をいただきたいと思います。 我が国が悩む少子現象は、合計特殊出生率一・三八と低く、年間百二十万人にも達しない新生児の誕生に多くの関心が寄せられております。 出産、育児を取り巻く環境はまだまだ改善の余地があると思われます。例えば、妊娠を希望する方々への不妊治療費の軽減、分娩費の対策、母乳育児の確立に向けた助産婦によるケアの充実、産褥訪問による支援対策、地域における母子保健や周産期医療の充実、助産システムの改善、僻地、離島の医療、助産、保健指導や看護活動の活性化、質の向上や量の対策等々、緊……
○南野知惠子君 ただいま議題となりました母体保護法の一部を改正する法律案の草案につきまして、その内容を御説明申し上げます。
現行の母体保護法では、都道府県知事の指定を受けまして受胎調節の実地指導を行う者が受胎調節のために必要な医薬品を販売することができる期限が本年七月三十一日までとなっております。
本案は、この期限を平成十七年七月三十一日まで五年間延長しようとするものでございます。
何とぞ、委員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
【次の発言】 ありがとうございました。
いろいろと御質問をいただけると思っておりますが、受胎調節実地指導員、昭和三十年と現状との……
○南野知惠子君 自由民主党の南野知惠子でございます。 まず、決算審査の意義に関する問題から始めさせていただきたいと思います。 予算は国政の運営計画であり、決算は国政の運営実績と言われております。参議院が決算重視の立場をとっていることは大蔵大臣も御承知のことと思っておりますが、予算執行の結果が決算ということになり、予算編成や執行を批判、評価、そしてそれを次の予算に反映させるということで重要な意義を持っているということは当然のことだと考えるからであります。 国民、企業にとりましても、決算等の数字はその企業の業績はどうだったのか、体力は十分あるのかといったような情報も入っているところでございま……
○南野知惠子君 自由民主党の南野でございます。 釜本政務次官、御就任以来御活躍が続いておられますが、本日もよろしくお願いいたします。 早速質問に入らせていただきますが、我が国は労働市場におきましても今後高齢化が進展していくものと思います。具体的には、全人口に占める六十五歳以上の割合は、二〇〇〇年には一七・二%、二〇二五年には二七・四%となり、国民の四人に一人以上が六十五歳以上となると見込まれております。さらに、寝たきり老人の方の数は、二〇〇〇年の百二十万人程度から二〇二五年には二百三十万人程度に増加し、要介護の痴呆性老人の方の数は、二〇〇〇年の二十万人程度から二〇二三年には四十万人程度に増……
○副大臣(南野知惠子君) 庶民のそばにいる政治家としての先生のモットーが、まさにこういう観点のところにあるのかなというふうに思っております。 厚生労働省といたしましては、平成十三年の四月に労働安全衛生規則の一部を改正させていただきました。廃棄物焼却施設の解体事業に従事する労働者のダイオキシン類による被曝を防止するという対策でございますが、三つございまして、一つは解体事業に従事する労働者への教育、これは特別教育でございまして、働く方々に知識を持ってもらいたい、その部分が一つございます。さらに二番目といたしましては、解体工事前の付着物の除去、これにまた発散源となりますものについては湿らせていく、……
○副大臣(南野知惠子君) 労働保険審査会委員の岡田潤君は六月三十日で任期満了となりますので、その後任として佐藤歳二君を任命いたしたく、また、同審査会委員の氣賀澤克己君の任期は八月十四日までとなっておりますが、引き続き同君を再任いたしたく、労働保険審査官及び労働保険審査会法第二十七条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 また、中央社会保険医療協議会公益委員の宮島洋君は近く辞任予定でありますので、その後任として飯野靖四君を、また、同協議会公益委員の村田幸子君の任期は六月十日までとなっておりますが、引き続き同君を再任いたしたく、社会保険医療協議会法第三条第五項の規定……
○副大臣(南野知惠子君) このたび厚生労働副大臣を拝命いたしました南野知惠子でございます。 厚生労働行政は、人の誕生から老後の保障に至るまで、国民生活に密着した行政であろうかと思っております。 私といたしましては、国民の皆様がよりよい生活ができますよう、いろいろな課題に取り組んでまいりたいと思っているところでございます。桝屋副大臣、佐藤、田浦両大臣政務官とともに、全力で坂口厚生労働大臣をサポートしていきたいという所存でございます。 委員の皆様の御協力、よろしくお願いしたいと思います。 ありがとうございました。(拍手)
○副大臣(南野知惠子君) 川橋先生は労働行政には大変造詣が深い先生でおられますので、日ごろ尊敬いたしているところでございます。 お尋ねがございましたので御報告申し上げたいところでございますが、現在我が国の雇用失業情勢、これは本当に完全失業率が高水準で推移しているというところで、依然として景気等にも予断を許さない状況であるということは万々御承知のところだと思っておりますが、今後、不良債権の最終処理などの構造改革を実施する過程で厳しさを増していくことが考えられると、そういったところも我々考えていかなければならないだろうと思っております。 そういう中で、政府といたしましてはこれまでも、一つといた……
○副大臣(南野知惠子君) 本当に先生の一本筋の通った御説得、今、大きな大きな意味での勉強をさせていただきました。 先生がお話しになられましたこの名前のことでございますが、本法案というものにつきましては、国及び地方公共団体が相まって全体としての複線型で紛争解決をしていこうというシステムを整備するものであり、国と地方公共団体の役割分担のもとに紛争の解決を促進していくということから、適切に対応するという意味では、先生がおっしゃったお手伝い法案、そのほかいっぱいあるだろうと思いますが、命名がございますでしょうが、それをさらに踏み込んでいく適切な題名であるというふうに思っております。 病気におきまし……
○副大臣(南野知惠子君) おはようございます。 御報告申し上げます。 労働保険審査会委員の藤村誠君は十二月二十四日で任期満了となりますが、同君を再任いたしたいので、労働保険審査官及び労働保険審査会法第二十七条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 また、中央社会保険医療協議会の公益を代表する委員の星野進保君は十一月三十日で任期満了となりますが、同君を再任いたしたいので、社会保険医療協議会法第三条第五項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 以上二つの審査会等の国会同意人事につき、何とぞ、速やかに御審議いただきますようお願い申し上げま……
○副大臣(南野知惠子君) 厚生労働副大臣の南野知惠子でございます。よろしくお願いいたします。 桝屋副大臣、佐藤、久野両大臣政務官とともに全力で坂口厚生労働大臣をお支えしてまいりたいと思っているところでございます。 委員の皆様方の御協力、何とぞよろしくお願い申し上げます。
○副大臣(南野知惠子君) 先生おっしゃっておられる一一〇番でございますが、いわゆるサービス残業の解消につきましては多岐にわたりまして労働基準行政の中でも重要な課題の一つであるということは我々十分考えております。同時に、行政を効率的に展開することも必要であるということも考えているわけでございます。このような観点から、現在も監督署におきましては、いろいろな相談または情報の提供を受け付けているところでございますが、このことにつきましてはさらに周知を徹底していこうという努力をしていこうと思っております。
【次の発言】 今、先生から二つの要件についてお伺いがございました。最後の問題についてはちょっとはし……
○副大臣(南野知惠子君) 本当に今泉先生は労働、雇用のベテランでいらっしゃいます。先生がおわかりにならないことを私がわかるかと先生はおっしゃっておられるとは思いますけれども、今失業率がどんどん下がってきたことについては、るる先生お話しになられました、第一次石油危機を乗り越えて昭和五十一年には二%になった、そこら辺のお話を今賜りましたが、平成十年には四・一%となり、そして現在本当に五%、驚くような数になったところではございます。 このような失業率の高水準で移行している要因ということにつきまして考えてみますと、最近の景気悪化を反映した労働力需要の不足、これもあるだろう、さらに産業構造の変化や若年……
○副大臣(南野知惠子君) 一言ということでございまして、本当に川橋先生は旧労働省におきましてはOGとしての抜群な力を見せていただいており、そのために、我々の旧労働省におられた仲間は先生のところに行ってお慕い申し上げながらつい心を吐露されたんじゃないかなというふうに思っております。
我々は、政策という問題についてまた川橋先生の胸をおかりするつもりで取り組んでいっておりますので、ぜひ御指導をよろしくお願いしたいと思います。
【次の発言】 本当に名は体をあらわすと言いますので、川橋先生のお言葉どおり、いろいろとこれ考えなければならない課題はあるとは思いますけれども、今我々、本来、職業生活と家庭生活……
○副大臣(南野知惠子君) 御質問でございます。
保育についてのベテランな小宮山先生でございますのでもうそこら辺は御存じの上だろうというふうに思っておりますが、私の民営化に対する気持ちといたしましては、やはりフレキシビリティーが子供との生活の中には必要になってくるだろう、どのようなことが起こるかわからない子供さんをお預かりすることについては、やはり仕事の上でもそれが柔軟にできる私立化、民営化というのが必要だろうと思いますので、ニーズは高まってくると思っております。
【次の発言】 お答えして、もし足りなければ、また大臣の方からというふうにお願いいたします。
先生はもう本当に保育の機微に触れてお……
○副大臣(南野知惠子君) 先生、助産婦に対する大変熱い思い入れをいただきまして感謝いたしておりますが、今、先生が御心配な部分につきましても法律上どのようになっているかということでございます。これは、助産婦が妊産婦等に対して異常が発生したときにどうするか、助産婦は当然正常お産という範囲がございますけれども、開設に当たっては嘱託医制度を設けるということが一つの起点になっております。 そういう意味から、厚生労働省としましては、危険な状態にある妊産婦さん、または低体重児が生まれるような場合には、医療を体系的に実施するために地域の周産期医療ネットワークというものをこのたび整備を進めているところでござい……
○副大臣(南野知惠子君) 川橋先生の突然の鉄砲に当たりまして。 川橋先生のお部屋から自民党が見えるというのはうれしいですね。私、かわりたいなと思っているぐらいでございます。 看板の件につきましては、やはりお誕生になられるという、性別がわからないうちの看板を発注したのじゃないか、どちらがお生まれになってもいい看板ではないだろうかなと、そのように思います。玄関を入りましたら内親王殿下というちゃんとしたお祝いの花輪、花束なども置かさせていただいておりますので、自民党のドアをあけてちょっと中をのぞいていただければ、我々、内親王に対しての祝意を申し上げているということがわかるかなと、そのように思いま……
○副大臣(南野知惠子君) 私がだめであれば大臣におかわりさせていただきたいと思いますが、まず先生の御質問である六十歳未満の定年、これを禁止した高年齢者雇用安定法に違反するのではないかというお問い合わせでございますけれども、高年齢者雇用安定法におきましては、定年というのは六十歳を下回ることができない、そのようにされているところでありますが、定年ということを考えてみますと、労働者が所定の年齢に達したことのみを理由として、自動的にまたは解雇の意思表示によってその地位を失わせる制度というものを指しているということでございまして、先生のこの事案につきましては、御指摘のような事例は、詳細を承知していないの……
○副大臣(南野知惠子君) 先生から御質問いただきました幼保一元化の問題も我々考えてきているところでございますが、私の考えといたしましては、二十一世紀の子供たち、これをどのように守っていくかというところにも大きなポイントがあろうかと思っております。二十一世紀から二十二世紀にかかるとは思いますが、続先生は東京都政については本当にもう名副知事と言われておられるくらい都政の問題は手中の中にあるというふうに我々尊敬している先生でございます。その先生の御質問でございますので、私もさらに勉強を加えさせていただきました。 先生が今取り上げられました新聞の記事につきまして、これは千代田区から東京都に対しての相……
○南野知惠子君 自由民主党の南野知惠子でございます。 まず、インターネットの教育への活用についてお伺いいたしますが、インターネットは学校現場でも教育のための重要なツールになっておる、そのように思っております。平成十七年度末までには全国の公立小中高等学校で高速インターネットがつながることが国の目標として定められております。その中で、NHKでは、インターネットと教育番組を連携させた様々な実験を取り組んでおられると聞いております。NHKのこうした取組は教育現場からも大いに期待されております。この四月からは、新しい学習指導要綱に沿いまして総合的な学習の時間が始まりますが、教科書のないこの科目では、放……
○南野知惠子君 おはようございます。自由民主党の南野知惠子でございます。 まず、便りのないのが良い便り、お互いの無事を祈りながら自分も筆不精を許してほしいときに例えられた言葉だと思います。国家試験の合格又は就職、それと、我々にとっては当選などの便りを受ける赤いポストと、またさらに、玄関まで出て手渡される便りを待っていたことも思い出すぐらいすてきな郵便屋さんは、喜びにつけ悲しみにつけ我々の日々の生活に定着していると思います。 このたびの郵政関連法案につきましては、やや議論も尽くされたように思われますが、重複するかも分かりません。まず、基本的なことで、信書便法案の意義について、尊敬申し上げる片……
○南野知惠子君 自由民主党の南野知惠子でございます。
まず、総理、お帰りなさいませ。二十一日から三日間の韓国公式訪問は、両国相互理解に大きな足跡を残されたことと思います。サッカーワールドカップの日韓共同開催などにより、更に両国のきずなが強まるものと信じております。
さて、総理の訪韓に影響されましたのでしょうか、北朝鮮の話題が新聞で取り上げられております。日本政府が認定しております十一人の日本人拉致問題に関する総理の今後のお取組について、正式な質問に入ります前にお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
地球上の人々がしっかりと手を握れる日がいつか……
○南野知惠子君 ありがとうございます。 本日、六人の方々のお話をじっくり聞かせていただきました。それぞれの人生があるんだなというふうに思っております。その人生の中で、人生の価値観又は生き方、暮らし方への対処の仕方、さらにまた父親としての役割、母親としての役割、さらに女、男としての生活の中でどのように自分らしく生きていくのかというようなことをじっと考えさせていただいておりました。 私も満州から引き揚げてきました。戦前の問題点もございます。また、戦後の母子寡婦の方々の問題点、さらに、長い歴史を経ました今日、死別、生別の方々の苦しみ、悩み、そういうことも伺わせていただきました。その中で、どのよう……
○南野知惠子君 おはようございます。 私は自民党の南野知惠子でございます。坂口厚生労働大臣の下、御指導をいただき、多くを学ばせていただきましたときがございます。そのことについては感謝いたしております。今日、またここで御指導いただけますことをうれしく思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 我が国の医療制度は、国民皆保険を守り、世界において冠たるものであることを誇りに思う一人でございます。昨年行われました医療保険法などの改正に加えまして、診療報酬体系の見直しなど、基本方針や医療提供体制の改革ビジョンを策定中であることは存じております。大臣の所信表明の中でもお述べになられました被保険者……
○南野知惠子君 ありがとうございました。南野でございます。 先ほど、本会議におきまして農林水産大臣及び厚生労働大臣の方から所信の御説明がございました。それに引き続きまして、今、ただいま四名の参考人の方々からるるお話をお聞きすることができまして、大変参考にさせていただけたかなというふうに思っております。 食物というのは、我々、毎日毎日健康のために摂取するものであり、食文化ということも大きく関連させながら我々日常の生活をしているところでございます。 いつか新聞を見ました。これ、最近の新聞だったんですが、エイズは猿を食べたというところから発生しているのじゃないかと。今展開しているような大変危険……
○南野知惠子君 ただいま議題となりました性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律案の草案につきまして、その趣旨及び主な内容を御説明申し上げます。 性同一性障害は、生物学的な性と性の自己意識が一致しない疾患であり、性同一性障害を有する者は、諸外国の統計等から推測し、おおよそ男性三万人に一人、女性十万人に一人の割合で存在するとも言われております。 性同一性障害につきましては、我が国では、日本精神神経学会がまとめましたガイドラインに基づき診断と治療が行われております。性別適合手術も医学的かつ法的に適正な治療として実施されるようになっているほか、性同一性障害を理由とする名の変更もその多くが家……
○南野知惠子君 よろしゅうございますか。ありがとうございます。 自由民主党の南野でございますが、もうほかの先生方から多くの御質問があり、またその御答弁があったので省略さしていただきたい部分もございますが。 本日は、両参考人、ありがとうございました。山本先生にお尋ねしたいことの中に、決算委員会としては、政府の在り方としては、予算委員会は衆議院が、そして決算委員会は参議院がと、決算の重要性というものを打ち上げていこうというのが我々の超党派の考えであろうかなと思っております。 さらに、NPM導入ということにつきまして、今るる学ばしていただいたわけでございますが、山本先生お伺いしたいことは、三番……
○南野知惠子君 自由民主党の南野知惠子でございます。 中医協をめぐる贈賄事件についてでございますが、現在捜査中でありますが、政府の協議会が汚職の現場となり協議会委員が逮捕されることは極めて遺憾でございます。最も信、仁を大切にしなければならない役割の人々であります。中医協の専門委員に看護職の参入がやっと可能となりましたが、遅きに失したと思われております。 先日、大臣は、中医協の審議が形骸化されている実態をお認めになり、組織の在り方を見直すことを明言されておられます。人物も大切でございますが、運営を根本から見直す委員の構成と数のバランスは喫緊の課題と思います。今後、介護など、どのような課題にお……
○南野知惠子君 ありがとうございます。自民党の南野知惠子でございます。 少子化は、雇用や年金を始め、我が国の経済、社会保障、福祉に大きな影響を与える重要な問題であると同時に、少子は、兄弟姉妹や子供同士の交流機会の減少などにより、豊かな人間関係の形成や健やかな心身の成長上の問題発生の可能性もあり、次世代育成支援対策は極めて重要であると思います。その取組は、国や地方自治体のみならず、保育園、幼稚園、学校、NPOや企業を始め社会全体での多様な取組が必要であります。さらに、今日、親になろうとする世代への支援や教育も重要であり、本日はこのような問題意識に立ち、子供の育成をしっかり支える観点から幾つか質……
○南野知惠子君 おはようございます。自由民主党、南野知惠子でございます。 まず、今朝飛び込んできたニュースの中に、新聞情報でございますが、虐待で脳死、障害で重症例が百二十九例もあるということでございます。一文をちょっと読んでみますと、虐待を受けたと疑われる子供が脳死状態になったり重い障害が残ったりしたケースが、過去五年間で少なくとも百二十九例に上ることが日本小児科学会の全国調査で分かった。これは臓器移植とも関連いたしておりますので、十五歳未満の子供からの脳死の臓器提供の在り方を検討する中で調べたものであるということでございます。二百七十四施設の回答を分析しましたところ、虐待が疑わしかった十五……
○南野知惠子君 ありがとうございます。引き続き関連質問をさせていただきます。自由民主党の南野知惠子でございます。
私の方からは、より一人一人の国民の視点に立ちまして、特に生き方又は働き方、その多様化に対応できる年金制度を作り上げていく、そのような観点から質問をさせていただきたいと思っております。
まず最初に、今回の年金制度の改革はこのような生き方や働き方の多様化に対していかなる対応や工夫を講ずるものなのでしょうか。総理に質問させていただきます。よろしくお願いします。
【次の発言】 実に幅広い角度からの御検討が要ると。よく工夫された改正制度というものを今作ろうとしておられると思いますが、国民……
○南野知惠子君 自由民主党の南野でございます。 先般、五月十八日には、私が本委員会で質問させていただきました。その際には、生き方や働き方の多様化に対応する年金制度を作り上げていくという観点から、特に女性と年金の問題についてお尋ねいたしましたので、本日も引き続き、この女性と年金の問題について掘り下げてみたいと思っております。 まず、次世代育成支援と年金という観点からでございますが、今回の年金制度改正では、育児休業期間中の保険料免除制度の拡充などが提案されております。その実効性を上げるためには、育児休業の取得やまた勤務時間帯の短縮など、子育てをしながら仕事を続けられるための施策が充実していかな……
○南野知惠子君 ありがとうございます。自由民主党の南野知惠子でございます。 この委員会の審議も今日で六回目となり、御多忙のところ再度総理に御出席いただき審議を行うこととなりました。よろしくお願いいたします。 午前中に同僚の藤井議員が議論されましたが、年金制度は、その支える力である経済力がしっかりしていなければ成り立ちません。少子高齢化による労働力人口の減少も予想される中で、少子高齢化社会に向けた対応策と年金について全般的に質問をさせていただきます。 まず、その前に、五月二十七日の委員会で平成十四年に厚生年金に統合されました農林年金について質問いたしましたが、この点に関して二点ほど確認させ……
○国務大臣(南野知惠子君) まず、国際派である羽田先生に、ありがとうございます。 私は、まず参議院のことでございますが、良識の府として民意を多角的に反映するという重要な役割があると考えております。そのためにも参議院の独自性を打ち出す方策を検討することは極めて重要であり、長年我々が参議院としての独自性を取るためにこの方向を目指してきたということは先生も御存じだと、お仲間だと思っております。 この参議院の決算重視につきましても、参議院改革協議会で検討され、決算の早期審査のための具体策について報告されたところでございますが、国家予算がどのように使用されているかを十分に吟味して、これを翌年度予算に……
○国務大臣(南野知惠子君) ありがとうございます。日ごろから後藤先生とはいろいろなことでお話合いができたと思っておりますが、今日また御質問をいただきました。 子供を持つということについては、もうかねがねお話ししてまいりましたが、その価値観、それをどのように高めていったらいいのか。我が国では子宝という言葉があるぐらい子供に対する敬愛というか、それは続いていることだと思っております。何物にも代え難いものであるというところの観念から、我々、社会的ないろいろな課題についてもそれを取り扱っていっているわけでございますけれども、現代社会においても子供の命に対する価値観というのはやはり大切にしていかなきゃ……
○国務大臣(南野知惠子君) 青少年及び少子化対策を担当する内閣府特命担当大臣として、一言ごあいさつ申し上げます。 まず、青少年育成に関しましては、今日、少年非行、不登校、引きこもり等が深刻化するとともに、若者の就労の不安定化や社会的自立の遅れといった課題が発生し、さらには、児童虐待や青少年が被害者となる犯罪も頻発しております。 こうした中、政府は、青少年の育成に係る基本理念と中長期的な施策の方向性を示したものとして昨年策定した青少年育成施策大綱に基づき、関係行政機関の一層の連携の下、施策の総合的な推進に努めてまいります。 次に、少子化対策につきましては、我が国は今や世界で最も少子化の進ん……
○国務大臣(南野知惠子君) 御答弁に入ります前に、初めに、このたびの一連の台風及び地震による災害につきまして、お亡くなりになられた方々とその御遺族に対し、衷心より哀悼の意を表しますとともに、被害を受けられました方々、そして今なお困難な生活を余儀なくされておられる方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。 お答えさせていただきます。 先生の、具体的な方針ということをお尋ねでございます。どのような分野に力点を置いていくのかというお尋ねでございますが、まず、依然として深刻な状況にある青少年の非行問題、又は不登校、引きこもりなど、特に困難を抱える青少年に対する施策や支援に政府として重点的に取り組む……
○国務大臣(南野知惠子君) あいさつ申し上げます前に、一言お許しいただきたいと思います。 新潟県中越地震で被災された国民の皆様に対し、心からお見舞い申し上げます。 法務省の所管する施設等においても被害が発生いたしておりますが、その回復に万全を期してまいりたいと考えております。 あいさつに入らせていただきます。 このたび、法務大臣に就任いたしました南野知惠子でございます。 近年、多くの凶悪・重大事件が続発していることに心を痛めておりましたが、そのような折に法秩序の維持、国民の権利擁護等を任務とする法務省の長を担当することとなり、その責務の重大さを痛感いたしております。平素から法務行政の……
○国務大臣(南野知惠子君) お答え申し上げます。 予算委員会では、法務省の任務は法秩序の維持、国民の権利擁護にあります、私は法務省の長として厳正にその任務を全うする所存でありますとお答えいたしましたが、もう少しお話し申し上げたいと思います。 私は満州からの引揚者でございます。当時、私は子供でしたが、日本人女性が外国人兵に連れ去られたり、帰国する船の中で死に行く子供をその親が泣きながら水葬するといった悲しい光景を何度も目にいたしました。 弱い立場にある者が救われないさまを目の当たりにして、子供心に、弱い人を少しでも助けられたらと思うようになりました。命がいかに尊く、いかにはかないものである……
○国務大臣(南野知惠子君) まず、民法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 中小企業が融資を受ける際には、経営者等が保証人となって、継続的に発生する不特定の融資債務を保証する根保証契約がしばしば結ばれております。そして、現行法においては、根保証契約の内容について何らの規制もないため、保証の限度額や保証期間の定めのない、いわゆる包括根保証契約が結ばれることも少なくありません。しかし、現在の厳しい経済情勢の下で、個人の保証人が予想を超える過大な責任の追及を受ける事案が多発しており、根保証契約の内容を適正なものとするための措置を講ずる必要があるとの指摘がされております。……
○国務大臣(南野知惠子君) これまでの民法、今回も見せていただきました。改めて見てみますと、やはり片仮名混じりで本当に読みにくいなと思ったりいたしております。現在の国民の方々にはなかなか理解しにくい点が多いのではないかな、そのように思っており、不親切な法律だなというふうにも、書き方だなとも思ったりいたしておりました。それが正直な感想でございます。 この点を改める法律案を今回提出することになりました。今まで五十九年も時間が掛かり過ぎていたじゃないかというようなこともございますけれども、私といたしましては、現代語化の必要性を身をもって痛感している一人でございます。 そういう意味もありまして、何……
○国務大臣(南野知惠子君) 民法の一部を改正する法律案の方でございますが、それは金融の実務において過大な責任を負いがちな個人保証の保護を図り、保証契約の内容を適正化することを目的とするものであります。また、債権譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律の一部を改正する法律案では、動産譲渡の公示制度を整備することによりまして、企業の資金調達の円滑化、多様化を図る、それを目的としているものでございます。 このように二つの法律案は、両者相まって、新たな企業金融の在り方に関する法的基盤を整備しようとするものでありまして、中小企業等の資金調達の円滑化のために非常に重要な意義を持っているものと認識い……
○国務大臣(南野知惠子君) 御説明申し上げます。 裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 内外の社会経済情勢の変化に伴い、訴訟手続によらずに民事上の紛争の解決をしようとする紛争の当事者のため、公正な第三者が関与して、その解決を図る裁判外紛争解決手続が、第三者の専門的な知見を反映して紛争の実情に即した迅速な解決を図る手続として重要なものとなっております。この法律案は、このような状況にかんがみ、裁判外紛争解決手続についての基本理念及び国等の責務を定めるとともに、民間事業者がいわゆる調停、あっせん等の和解の仲介を行う紛争解決手続の業務に関し、認証の制度……
○国務大臣(南野知惠子君) 先生、どうもいろいろと御審議ありがとうございました。 司法制度改革の柱の一つは、国民の期待にこたえる、より利用しやすい司法を実現していくということにあろうかと思います。そのためには、司法の中核である裁判機能の充実に加えまして、ADRにつきましてもその機能の充実を図る必要がございます。これによりまして、国民が多様な紛争解決方法の中から紛争の解決を図るのにふさわしい手段を選択しやすい社会になるものと、そのように考えております。 司法制度改革につきましては、新しい社会にふさわしい、国民に身近で速くて頼りがいのある司法を作るために重要であると認識いたしております。 今……
○国務大臣(南野知惠子君) ありがとうございます。民間型ADRを育てるためにはと、先生の御熱意があると思っております。 ADRに関する適切で十分な情報の流通、それにつきましては重要な課題であると認識いたしており、この法律案におきましても、認証ADR事業者につきましては事業者自身やまた法務大臣により必要な情報提供が行われることになっております。また、認証を受けていないADRも含めまして、ADR全般について国や地方公共団体はその責務として情報の提供に努めなければならないこととなっております。また、具体的には、これまでも関係省庁等で連携してパンフレットを作成したり、地方自治体の相談窓口の職員に対す……
○国務大臣(南野知惠子君) おはようございます。 先生からただいまお話ございました。本当に多くの法案を手掛けていただいておりますことをまず感謝申し上げます。 この法案を提出に至った経緯はどうかということでございます。第一番目には、先生もお話しになられましたが、民事訴訟法及び民事執行法は、昨年七月に司法制度改革の一環として改正されたところでございます。この改正は、法制審議会が昨年二月にした答申に基づくものでありましたが、民事訴訟法の改正につきましては法制審議会において引き続き審議が行われておりました。それ、先生もおっしゃいましたオンライン化の問題とか、などでございます。また、民事執行法につき……
○国務大臣(南野知惠子君) ただいま先生がお話しになられましたように、本当に重大犯罪というものが続いており、大変な世の中だなということを実感するときもございます。 先生のお尋ねの件についてのお答えでございますが、近年、人の命や身体に重大な危害を及ぼす凶悪・重大犯罪が後を絶たず、我が国の犯罪情勢は厳しい状況にございます。また、このような犯罪につきまして、現在定められております刑の長さが国民感情に合っていないという指摘がございました。また、昨年十二月に取りまとめられました犯罪に強い社会の実現のための行動計画におきましても、刑事法の整備が求められているところでございます。今回の法案は、そのような状……
○国務大臣(南野知惠子君) 裁判所法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 新たな法曹養成制度の整備は、多様かつ広範な国民の要請にこたえることができる多数の優れた法曹の養成を図ることを目的とするものであり、司法修習生の修習についても、司法修習生の増加に実効的に対応することができる制度とすることが求められております。この法律案は、このような状況にかんがみ、新たな法曹養成制度の整備の一環として、司法修習生に対し給与を支給する制度に代えて、司法修習生がその修習に専念することを確保するための資金を国が貸与する制度を導入することを目的とするものであります。 以下、法律案の内容に……
○国務大臣(南野知惠子君) お答え申し上げます。
起訴又は不起訴という問題についてでございますが、そういう方々の特定の事件におきましては、不起訴又は起訴の処分に至った具体的な理由でございますのでお答えを差し控えさせていただきたいと思いますが、検察当局におきましては、捜査の結果を総合的に判断して処分いたすものと承知いたしております。
【次の発言】 用語の説明ということでございますが、起訴といいますものは、検察官が裁判所に対し起訴状を提出して裁判所の審判を求めるということを申します、先生御存じのとおりでございますが。また、不起訴処分といいますのは、起訴を行わない処分をいいます。そして、その理由と……
○国務大臣(南野知惠子君) お答えいたします。
この事案につきましては、検査当局において、法と証拠に基づいて適切に処理していると考えております。
御委員の御指摘のとおり、ソフトウエアに関しましては様々な議論がございます。今後、更に勉強しながらそういった問題についても……。
以上です。
【次の発言】 お答え申し上げます。
少し長くなりますが、のおの知恵子後援会は、日本看護連盟のメンバーが私の政治活動を支援するために成立した政治団体であり、私の資金管理団体ではございません。私の資金管理団体は、南野知恵子と共に政策を考える会、これがそうでございまして、看護連盟からのおの知恵子後援会に対して寄……
○国務大臣(南野知惠子君) お尋ねありがとうございます。 本当に裁判員制度が実施されるまでにはあと四年しかない、だけれども四年もあるというふうに考えていきたいというふうに思っておりますし、私が関与するいろいろな会合には必ず裁判員制度のことの御説明と、それを差し上げておりますが、私が今まで何をしてきたかということだと思います。裁判員制度といいますのは、国民の皆様方に御負担をお掛けする問題でもあろうかなと。先ほど賛成者がそれほど多くないというお話もございました。これからの課題であろうかというふうに思っておりますが、進んで刑事裁判に参加してもらえるようにするということがこれ大きなポイントになってま……
○国務大臣(南野知惠子君) 法務省とは関係のないことでございますので、私個人といたしてお返事しようと思っておりますが、今先生のお尋ねの公立と民間と、この問題点につきましては、本当に民間の方々はフレキシビリティーを持たせながらよくやってくださっているなというふうに思っておりますし、それは各園ごとにどのように体制を取っていこうかというふうに決めているところでございますので、その園の主体性ということもこれありと思っております。 それから、先ほど待機児童が少ないというような、待機児童の問題もお話しになられましたが、やはり都会と田舎ということでは、これ大幅に違ってまいります。子供の、働く母親の多いとこ……
○国務大臣(南野知惠子君) 今先生の方から御紹介ありましたこの案件につきましては、本当に私自身も大変腹が立つ課題であろうかというふうに思っております。被害に遭われた方々、これだけ多くのはがきなどの投函を得て、又は聞くに堪えない言葉を発せられたということについては本当に遺憾であるというふうに思っております。
そういう意味においては、その方々の胸のうちを察し、そういう形を是非なくしていく方向に行かなければならない。人権という問題は、一番大切な課題であるというふうに思っております。
【次の発言】 正確なところは存じ上げておりませんけれども、その根底にあるものはやはり差別意識であろうというふうに思っ……
○国務大臣(南野知惠子君) 青少年育成及び少子化対策を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し上げます。 今日の我が国における国際化、情報化、価値観の多様化など社会の大きな変化の中で、我が国の将来を担う青少年が健やかに成長し、社会に参加し、幅広く活躍できるよう、家庭、学校、地域を始めとする社会全体が青少年の健全育成に取り組むことは、現下の最重要課題の一つであります。 近年、児童虐待や青少年が被害者となる犯罪が頻発しており、最近でも、子供たちが日常を過ごす学校の場において危険にさらされるような事件や、幼い子供を巻き添えにした目を覆いたくなるような事件が起きました。また、少年非行、不……
○国務大臣(南野知惠子君) 省を超えては難しいとは思いますが、私も前、厚生労働副大臣をさせていただいていましたので、根っこではどこかでかつながっているのかなと、そのように思っておりますが。 先生御指摘のジョブカフェ、これについては、整備を含めまして、若者の社会的自立の支援については大綱の重点課題の第一に挙げているところでございます。 このような若者の自立支援、それに向けて各関係省庁が連携して、例えば中学生を中心とする五日間の職場体験を実施させてみるとか、また若者の物作りへの挑戦、それを支援する施策なども考えていかなければいけないのではないかなと思います。 様々な施策を推進しているところで……
○国務大臣(南野知惠子君) 今先生がおっしゃられたような開発途上国における状況ということは、私も目の当たりにしたことがございます。胸を痛めたことがございます。 そういった気持ちも根底にありながら、今先生がおっしゃいました議定書の問題も、これは国対国として進めていくことでございますが、私といたしましては、言うまでもなく人身取引という被害は本当に深刻な問題であり、精神的、肉体的な苦痛をもたらすということは、もうこれ当然十分なる理解を持っております。まして被害者が子供である場合、男の子であっても女の子であっても本当に苦痛の深刻さは、その回復ということも当然ですが、成長に大きな影響を与えるものであろ……
○国務大臣(南野知惠子君) 委員長を始め皆様方には、平素から法務行政の運営について格別の御尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。 私は、法務大臣を拝命以来、人権の擁護など、その職責の重大さに改めて思いを致し、より良き法務行政の実現に向け、国民の目線に立った、真に国民に信頼される法務行政の推進に取り組んでまいりました。これからも法秩序の維持と国民の権利の保全という法務行政の目的実現に向け全力を尽くす所存ですので、皆様の一層の御理解と御指導を賜りたく存じます。 それでは、この機会に、私の法務行政に対する思いの一端を述べさせていただきます。 司法制度改革につきましては、今や、定められた改革の様々な……
○国務大臣(南野知惠子君) 先生の御懸念がなきように、しっかり努力してまいりたいと思っております。
【次の発言】 日本の治安の現状につきましては、私も本当に憂うべき状況にあると認識いたしております。
我が国は、かつて女性や老人でも夜道を不安なく歩くことができる社会であったというふうにも思っておりますし、そういう安全な国と考えられておりましたけれども、現状におきましては、先生御指摘のとおり、刑法犯の認知件数は依然として高い水準にございます。凶悪かつ重大な事犯も続発しております。毎日、新聞にそれらが載っているということについては、本当に治安が悪化しているということについての不安感を抱いていること……
○国務大臣(南野知惠子君) 御説明申し上げます。 下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の別表等について所要の改正を行おうとするものでありまして、以下簡単にその要点を申し上げます。 第一点は、新潟県新津市の同県新潟市への編入合併に伴い、新津市に設立されている新津簡易裁判所と新潟市に設立されている新潟簡易裁判所の管轄区域の範囲を従前どおり維持するため、新潟簡易裁判所及び新津簡易裁判所の管轄区域の表示について変更を行おうとするものであります。 第二点は、今後同様の編入合併が……
○国務大臣(南野知惠子君) 総合法律支援構想と申し上げますのは、司法を国民により身近なものにするために、民事、刑事を問わず、あまねく全国におきまして法による紛争の解決に必要な情報やサービスの提供が受けられるような総合的な支援の実施と体制整備を行おうとするものでございます。
また、総合法律支援構想は、国民にとりまして身近で頼りがいのある司法制度の構築を目指す今般の司法制度改革の中でも極めて重要な意義を有するものでございますので、その実現に全力を挙げて取り組んでまいる所存でございます。
【次の発言】 表現方法というのは、もうこれ歴史的に使われてきている文言であろうかなと、そのように思いますが、下……
○国務大臣(南野知惠子君) 私も今朝、そのテレビを見させていただきまして、本当に悲しい思いがいたしました。お父様の胸のうちが分かるようでございます。 そういう非行少年のうち、とりわけ殺人、強盗等の凶悪犯につきましては、十四歳未満の者によるものも含めて申し上げますと、凶悪犯の検挙人員は平成二年から上昇傾向に入っております。平成九年には、前年に比べまして約一・五倍に増加し、以後、平成十五年まで二千人を超える高水準で推移してきております。昨年につきましては、速報値によりますと、前年比でかなり減少しているようではありますが、今申し上げましたような推移の状況を踏まえますと、予断を許さない状況であると考……
○国務大臣(南野知惠子君) 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、下級裁判所における事件の適正かつ迅速な処理を図るため、裁判所の職員の員数を増加しようとするものでありまして、以下その要点を申し上げます。 第一点は、裁判官につき、判事の員数を四十人及び判事補の員数を三十五人増加しようとするものであります。これは、民事訴訟事件・知的財産権事件、倒産事件及び刑事訴訟事件の適正かつ迅速な処理を図るとともに、裁判員制度導入の態勢整備を図る等のため、裁判官の員数を増加しようとするものであります。 第二点は、裁判官以外の裁判所の職員の員数を十人増加……
○国務大臣(南野知惠子君) お答え申し上げます。 司法を通じまして国民の権利利益が適切に実現されることは極めて重要なことであろうかというふうに思っております。裁判が公正かつ適正で充実した手続の下に迅速に行われることが不可欠であると考えております。先生の御指摘のとおりであると思っております。 司法制度を管轄する省庁の責任者といたしましては、司法の人的、物的基盤の充実強化が適切に図られる必要があると思っております。最高裁判所の行う裁判の迅速化に係る検証の結果をも踏まえながら、必要な施策を実施し、国民にとって身近で信頼される司法制度の構築に全力を挙げて取り組んでいく決意でございます。
○国務大臣(南野知惠子君) 不動産登記法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、土地の筆界の迅速かつ適正な特定を図り、筆界をめぐる紛争の解決に資するため、登記官が、土地の所有権登記名義人等の申請に基づいて筆界を特定する制度を創設するほか、司法書士及び土地家屋調査士の業務について筆界特定についての手続の代理及び民間紛争解決手続の代理に関する規定を整備する等の法整備を行うものであります。 まず、不動産登記法の改正について、その概要を御説明申し上げます。 第一に、筆界の特定は、筆界特定登記官が、土地の所有権の登記名義人等の申請により、筆界調査委員の意見……
○国務大臣(南野知惠子君) 委員御指摘のとおりでございまして、不動産登記制度と申しますのは、不動産及びその権利関係、それを公正に、正確に公示するための制度でございます。登記所備付地図につきましては、残念ながらその整備が遅れているのが現状でございます。 法務省といたしましても、地図整備が重要な課題であるということを十分認識いたしており、その整備のための努力を続けてきたところではございますが、先生御指摘のとおり、いろいろな紛争がある等、最近の社会経済情勢の変化にも伴い、正確な地図を整備することの重要性がとっても強く認識されております。 平成十五年六月には、内閣に設置されました都市再生本部により……
○国務大臣(南野知惠子君) 船舶の所有者等の責任の制限に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 現行の船舶の所有者等の責任の制限に関する法律は、昭和五十年に海上航行船舶の所有者の責任の制限に関する国際条約に準拠して制定され、その後、昭和五十七年にこの条約を改正する千九百七十六年の海事債権についての責任の制限に関する条約の締結に伴い改正されたものでありますが、この千九百七十六年条約は、成立後既に三十年近くが経過し、その間のインフレーションの進行等により、現在の社会経済の実態にそぐわなくなる等の問題が生じております。そのため、国際的にも、船舶の所有者等の責任の……
○国務大臣(南野知惠子君) お答え申し上げます。 船舶の所有者等の責任の制限に関する法律、いわゆる船責法は、船主が船舶事故等によって損害賠償責任を負った場合に、裁判所への申立てによりその責任を一定の限度額に制限することができるものといたしまして、その限度額の別や、またその手続等を規定した法律であります。 現行の船責法は千九百七十六年の条約に準拠したものでありますけれども、この条約におきます責任限度額の引上げなどを行う千九百九十六年の議定書が昨年、これは平成十六年の五月十三日に発効いたしました。そのため、船舶事故などにおける被害者の保護の観点から我が国もこの千九百九十六年議定書を締結し、これ……
○国務大臣(南野知惠子君) 先生の御質問にありましたとおり、やはり外国人の方々の労働という問題は、我が国における労働という問題は大きなこれからの検討課題であろうかと思っておりますし、そういうような問題点を今後に抱えながら、今御報告申し上げられる観点といいますのは、我が国に在留する外国人をめぐる様々な環境整備の問題は日本人の場合と同様に多くの関係機関が連携して取り組むべき課題であると思っております。これは、厚労省の方々とも、また経産省の方々とも、範囲は広がって、検討していかなければならない課題であろうかと思っております。 このような取組の検討のために新たな機関を設置して、そして様々な、それをし……
○国務大臣(南野知惠子君) 我が国に在留されます外国人に対する各種の施策につきましては、これは日本人の場合と同様にその業務を所管する官庁がやっているということでございます、これはもう当然のことでございますが。 就労ということに関しましては、厚労省だけでなく経産省も農林省も、いろいろな省庁が絡んでまいるというふうに思っております。 現在の管理について申し上げるならば、法務省が就労支援、又は社会保障の適用については厚生労働省が担当しているということになろうかと思っております。しかし、より良い施策の推進のためには、種々の課題について関係機関が連携して対応していくということが不可欠であろうと認識い……
○国務大臣(南野知惠子君) お答えいたします前に、大変な事故が起こってしまいました。犠牲になられた方やその御遺族、おけがをされた方々につきましては本当に心からお見舞い申し上げます。現時点におきましてもはっきりとした原因はまだ分かっていないとのことでございますが、政府といたしましても、内閣府に情報対策室が設置されております。今後、同所を基点に被害者の救護や原因究明等に全力を尽くしてまいりたいと考えております。 お尋ねの件でございますが、監獄法は約百年前に施行されて以来、実質的な改正がされることなく今日に至っておりますために、被収容者の権利義務や職員の権限、これが明確に規定されていないほか、受刑……
○国務大臣(南野知惠子君) 先生、情願のお尋ねでございますけれども、各週ごとに、それを二週まとめたり三週まとめたりということはございますが、必ず私の手元にそれを届けていただき、その中身も精査させていただいております。精査する分と、それから、もうそれは該当しないという分とに分けたりいたしますが、その中で、やり取りの中で、私が一番気になっておりましたのは、刑務所の中において情願に表われる内容と、さらにまた、私が気にしていたのは、どういう感謝の気持ちがあるのかなと、感謝はあるのかないのかというようなところもお話合いをいたしまして、こういう感謝の文章があるということも聞かせていただきました。情願の中身……
○国務大臣(南野知惠子君) 受刑者の改善処遇又は再生という問題につきましては、円滑な社会内復帰を図るということにとりまして、先生の御指摘のとおり、矯正と保護の連携を緊密にしながら、施設内処遇から社会内処遇への円滑な移行を図ることが必要であるというふうに思っていることは当然でございます。 このような観点から、保護観察所では、受刑者が矯正施設に入所した時点から、矯正施設との間で受刑者に関する情報を共有しながら、釈放後の生活環境を調整し、実施しているところであります。また、受刑者が仮釈放となってからは、受刑中に把握された問題点またその特性を踏まえた保護観察処遇ということも行っております。 今後と……
○国務大臣(南野知惠子君) 先生が御心配していただいております受刑者の健康ということについても大切な課題でございます。その健康の保持と疾病の治療は、拘禁を行う国の責務でございます。 法案におきましても、受刑者の健康及び施設内の衛生を保持するため、社会一般の保健衛生及び医療の水準に照らし適切な措置を講じるものとしているところでございますけれども、一方で、刑務所の医療につきましては医師の確保が十分にできていないなどの問題もあることは承知いたしております。 今後とも、関係省庁等とも連携しながら行刑施設の医療の充実に努めてまいりたいと考えており、もとより私自身、これにできる限り力を尽くす所存でござ……
○国務大臣(南野知惠子君) 会社法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、最近の社会経済情勢の変化に対応するために会社に関する各種制度を見直すとともに、これを現代用語の表記にし、分かりやすく再編成する措置を講じようとするものであります。 第一に、この法律案は、会社に関する各種制度について、体系的かつ抜本的な見直しを行うこととしており、その要点は次のとおりであります。 まず、利用者に利用しやすい会社法制とするため、株式会社と有限会社を新たな会社類型として統合することにより、現在有限会社としてしか認められていない、取締役の人数規制や取締役会、監査役の設置義務のない株式会社……
○国務大臣(南野知惠子君) お答えいたします。 合併対価の柔軟化を含めた企業の組織再編行為の柔軟化に対する改正、また基本的には我が国企業の国際的競争力の強化にとって組織再編の効率性、柔軟性を高めることが重要である、そのような観点から改正を、観点から行っております。 組織再編行為の柔軟化につきましては、我が国経済界のかねてからの要望事項でもあり、会社法制の現代化に関する要綱試案におけるパブリックコメントでも、日本経団連を始めとして経済界からの賛成意見のみが寄せられておりました。具体的改正内容につきましても、法制審議会等において、商法学界、経済界、関係省庁等を代表する委員の先生方等に十分御議論……
○国務大臣(南野知惠子君) 中がクールでございます。
【次の発言】 サラ金の社長をどう思うかと問われましても、これは、そのサラ金の方が一般の方とどのようなかかわり合いを持っておられるのかなというようなことが少しは気になりますけれども。
以上でございます。
【次の発言】 公開会社という言葉は、これは上場会社という意味に用いられることが多くありまして、議員の御引用されました新聞記事についてもそのような意味に用いられているのではないかと推測いたしておりますが、通常用いられている公開会社の意味と会社法案における公開会社の定義とは異なるものであると考えております。
会社法案における公開会社の定義につ……
○国務大臣(南野知惠子君) 所管外でございます。
【次の発言】 先生いろいろお話しになられました。その中には個別の案件もあろうかというふうに思っておりますが、トータル的な感覚ということについてはしっかりと検討してみたいというふうに思っております。
【次の発言】 現在の商法第四百八十二条は、外国会社を利用した日本の会社法制の脱法、潜脱を防止する観点から、擬似外国会社は日本法に従って設立された会社と同一の規定に従うことを要する旨を規定いたしております。この規定の意味は、判例・多数説によれば、擬似外国会社は日本法に基づいて再設立しない限り法人格が認められないということであります。
しかし、これでは……
○国務大臣(南野知惠子君) お尋ねの件でございます擬似外国会社に関しましては、現行商法第四百八十二条に規定が設けられております。現行商法の第四百八十二条は、外国会社を利用した日本の会社法制の脱法、潜脱を防止する観点から、擬似外国会社は日本法に従って設立された会社と同一の規定に従うことを要するというふうな旨を規定いたしております。
この規定の意味は、判例、多数説によりますと、擬似外国会社は日本法に基づいて再設立しない限り法人格が認められないということでございます。
【次の発言】 お答え申し上げます。
会社法案の八百二十一条における擬似外国会社の範囲といいますのは、現行商法四百八十二条における……
○国務大臣(南野知惠子君) 日本におきまして事業を行うことを主たる目的とすると、こういうことは、日本における事業規模の方が外国における事業規模よりも大きいと、単なる比較的な意味ではなく、その中には脱法的なものを許さないという法の趣旨を考慮をいたしますと、日本における事業がその会社の存立、それにとりまして核心であり必要不可欠なものとされているというふうな意味で取ることができるわけでございます。 専らという言葉も先生お話しになられました。専らと主たるということの意義の違いについても、先生の御指摘のとおり、主たると専らとは本来の日本語としての意味は同じではないというふうに思います。しかし、もっとも……
○国務大臣(南野知惠子君) 今議員おっしゃられましたように、本当にテロは許されるべきものではないというふうに思いますし、ロンドンに起きました、命をなくされた方々の御冥福を祈ると同時に、負傷された方々の一日も早い御回復をお祈りしたいと思っております。 特に、我が国は世界一安全な国日本を目指していると。そういうところであるにもかかわらず、今先生の御質問に対してお答えをしなければならないということでございますが、その点につきましては、テロ組織の動向というものを見てまいりますと、一つには、我が国は米国の主要同盟国であり、国際社会と協調してテロとの戦いに取り組んでいる、これは一つの事実でございます。ま……
○国務大臣(南野知惠子君) お尋ねの方が違ったのかなと思っておりましたが。
政令で定めることでございますので、台湾のみとさせていただいております。
【次の発言】 後でこれは提出される資料だと思いますけれども、出入国管理及び難民認定第二条の五号ロに該当する、先生がおっしゃっているこの該当に当たるわけですが、旅券を所持する外国人であって、観光その他の目的で本邦に短期滞在しようとする者のうち政令で定めるものが本邦に上陸しようとする場合においては、同法第六条第一項本文の規定にかかわらず、その旅券には日本国領事官等の査証を要しないものとすることと書かれております。
○国務大臣(南野知惠子君) ありがとうございます。先生の御質問、ありがとうございますと申し上げていいのかと思いますが、お尋ねの不法滞在は、不法入国と連動しながら、我々にとっては最重要の対策であろうと思っております。 犯罪に強い社会の実現のための行動計画、これ、村田大臣もお話しになられました、平成十五年の十二月、犯罪対策閣僚会議で一つの対策が取られました。世界一安全な国日本、それの復活を目指してというのは常々総理がおっしゃっておられるお言葉であろうかと思います。その対策、閣僚会議で決められたことが、今後五年間で半減させ、国民が安心して暮らしができるようにということが大きな大義でございます。 ……
○国務大臣(南野知惠子君) いろいろと問題点がございますので、その点については前向きに検討したいと思っておりますが、御指摘のとおり、最近その督促の問題についてはいろいろな御不便をお掛けしているというふうに思っております。そういった悪用の架空請求を行う例があるということでございますので、これを防止、努めなければいけないと、そのことは思っております。 そのためには、今お話がございましたが、架空、架空請求を受けた方が弁護士の方やら、それから司法書士の方々にも御相談するという道もありますよということもお伝え申し上げることができますが、でも、その郵便、郵便受けに来た書類はそれは違いますということを御理……
○国務大臣(南野知惠子君) お尋ねでございますが、個別の事件についてのお尋ねでございますので、ここでお答えは差し控えさせていただきます。
○国務大臣(南野知惠子君) お答えを申し上げます。 本当に昨今は幼い子供が被害に遭うような痛ましい事件が続いております。そういう犯罪に対しまして、法務省といたしましては、今先生お尋ねでございますが、国民の不安な気持ちを受け止めまして、このような痛ましい事件を少しでも少なくすることが喫緊の課題であるというふうに考えております。それによりまして次の施策を実施することといたしました。 第一に、性犯罪者に対する適切な対策を講じるための基礎、まず基礎としてのデータでございますが、性犯罪者の実態また再犯の状況などに関するデータを把握して多角的な検討を求めてまいりたいという、進めてまいりたいと思っており……
○国務大臣(南野知惠子君) お答え申し上げます。 必要な調査研究についてはこちらの方でさせていただきたいと思っています。
○国務大臣(南野知惠子君) では、お答え申し上げます。
法務省共済組合及び刑務共済組合の短期給付事業は、法務省の職員を対象とし、健康保険制度に相当する制度であることから、その給付は健康保険が給付水準を確保することとされていますが、先ほど各大臣が答弁されたものと同様でございまして、労使折半負担のルールに従って国が、使用者と、国が折半しているものであり、妥当なものであると考えております。
【次の発言】 もう先生のその優しい御質問をいただきましたので、お話しすると時間が足りなくなるのかなと思いますけれども、本当、看護という問題、今、法務大臣離れておりますので、その点御理解いただきたいと思いますけれ……
○国務大臣(南野知惠子君) 御質問にお答えしたいと思います。 報道機関による人権侵害につきましては、人権擁護推進審議会が、犯罪被害者等に対するプライバシー侵害や過剰な取材等について、犯罪被害者等から、自らの人権を守る、また自ら守っていくことが困難な状況にあることに照らして、積極的な救済を図るべきである旨を答申するとともに、同審議会設置の根拠となりました人権擁護施策推進法案に対する衆参両院の附帯決議において、同答申を最大限に尊重し、法的措置を含め必要な措置を講ずることが求められております。 しかしながら、審議会の答申後、報道機関が自主的な審査制度を設けるなど、ある程度積極的な取組を実施してい……
○国務大臣(南野知惠子君) お答え申し上げます。 これまで法務省といたしましては、我が国として難民と認定できない場合であっても、国連難民高等弁務官事務所、UNHCR、それでマンデートした方については、同事務所から第三国定住について具体的な提示がおありであればできる限り協力してまいったと存じております。 現在、法務省は、UNHCRとの緊密な協力関係の下に、いわゆるマンデートされた方について解決に向けた協議を行っているところでございます。第三国定住先をあっせんするなどの対応を含めまして、双方の積極的な協力により協議を取りまとめまして、その結果を尊重して適切に対処してまいりたいと、先生のおっしゃ……
○国務大臣(南野知惠子君) お答え申し上げます。 本当に先生のおっしゃるように悲しい出来事でございます。それが続発していることが本当に法務省といたしましても気になることでございます。 国民の皆様の不安な気持ちを受け止めまして、このような痛ましい事件を少しでも減らすことができますように、緊急に取り得る対策として次の施策を実施することといたしました。 第一に、性犯罪者に対する適切な対策を講ずるための基礎としまして、性犯罪者の実態、再犯の状況などに関するデータを把握し、多角的な検討を進めてまいります。 第二に、具体的な施策でございますが、これには三本の柱から成っております。 一つ目は、犯罪……
○国務大臣(南野知惠子君) お答え申し上げます。
敵対的MアンドAという文言は、法律上の用語ではないために、その意味するところは必ずしも一義的ではないと伺っております。一般的には、MアンドAとは企業の合併、買収を意味しておりますし、MアンドAのうち吸収される企業の経営陣が同意しないままに行われるのが敵対的MアンドAと呼ばれていると承知いたしております。
さらに、法務省の問題点ということで、ちなみに平成十六年におきます株式会社の合併による解散登記の件数などは三千七百八十三件、平成十五年における件数は三千九百七十件と伺っております。
【次の発言】 御通告いただいておりますので気になりますが、今……
○国務大臣(南野知惠子君) 突然の御指名でございまして、子供が朝御飯食べないということについては、やっぱり体調、ホメオスタシスをどのように維持するかということにも関係してまいりますし、やっぱり朝食、それからお昼の御飯、晩の御飯と食べていくということが一番いいことであり、それはただ食べるだけじゃなく環境がそこに由来してくると思っておりますので、家族の一家団らん、また朝食もお父さんは無理して一緒に食べてあげるということも、これも大切なことになってくるというふうに思っております。お父さんもちゃんと子育てに関心を持ちながら、お夕飯も一緒に食べてあげる、そのついでに子育てもしていただけるというのが大きな……
○国務大臣(南野知惠子君) 本当に、先生が今るる御説明いただきましたが、そういうような悲しい出来事が起こったことは事実でございますし、またその方々の、刑事事件の被害者のみならず、先生が今お話しになられました多くの方々の人権というものについて大変御迷惑を掛けている、そのようなことを痛感いたしております。 そういうようなことで、そういう方々の問題点が一日も早く解決できるようにということを願っているわけでございまして、そういう在り方ということ、刑に勤めていただいている間にでも、矯正という問題をどのように展開していったらそういうようなことをしないでいい人間に生まれ変わるのかというようなことも、我々の……
○国務大臣(南野知惠子君) おはようございます。 このたび、再度、法務大臣の重責を担うことになりました。委員長を始め委員の皆様方には、今後ともなお一層の御指導、御協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 さて、法務行政の諸課題に対しましては、さきの通常国会において申し述べさせていただいた方針を引き続き堅持し、その解決に向けて全力で取り組む所存でありますが、特別国会における本委員会開会の冒頭に当たり、二つの事項につきまして改めて申し述べさせていただきます。 その一つは、司法制度改革についてであります。 小泉内閣が標榜する構造改革については、このたびの総選挙を通じて国民の信任をい……
○国務大臣(南野知惠子君) 千葉先生からのお言葉でございます。 総理からこの役割をお預かりしたときに、世界一安全な国日本、それを構築していくというようなお仕事をいただいた、宿題をいただいたわけでございます。それに向かっていろいろと検討させていただきましたけれども、まだまだ、今先生がお話しになるように、自己評価ということをせよということでございます。それには一年間の間、短い間でございますが、まだ中間報告とさせていただかないと、これまた大変なことになるだろうというふうに思っております。 中間報告の段階では、本当に考えてみると、会社法にしても監獄法にしても、いろいろな明治年間からの法律、又は会社……
○国務大臣(南野知惠子君) お答え申し上げます。 今回は、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案、これは、裁判所におかれて検討を進められた結果を受けまして、一般の政府の職員の給与改定等に伴い裁判官の報酬月額の改定等を行おうとするものでございます。 裁判官につきましては、その職務と責任の特殊性、それを踏まえました上で、司法の担い手としての地位や役割にふさわしい処遇が不可欠であるということから、裁判官の報酬につきましては一般の政府職員とは別の法律により定められているものと理解いたしております。 今回の一般の政府職員の給与の引下げ、それは、その給与水準を社会一般の情勢に適応させるため……
○国務大臣(南野知惠子君) では、お答え申し上げます。
先生御指摘のとおり、本年七月、東京第二検察審査会におきまして、山崎拓衆議院議員の政治資金規正法違反事件について起訴相当の議決がなされたものと承知しております。東京地方検察庁におきましては、御指摘の議決を踏まえ、必要な捜査を行い適切に対処するものと承知しております。
【次の発言】 法案を提出する理由を申し上げます。
犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案、これに規定される共謀罪は、既に国会承認をいただいている国際組織犯罪防止条約が重大な犯罪の共謀を犯行とすることを義務付けておりますことか……
○南野知惠子君 自由民主党の南野知惠子でございます。久しぶりに質問時間を与えられましたので、初心に返ってお伺い申し上げたいと思っております。
特に厚生関係を中心にいたしますが、まず初めに、敬意を表して中馬国務大臣にお伺いいたします。
国家公務員等の純減を行うに当たりましては、医療又は治安を始め国民の生命、安全、安心にかかわる分野の行政や独立行政法人等、公的部門の人員につきましては、一律に削減することなく、必要な人員をきちんと確保すべきであると思いますが、大臣の御見解をいただきます。
【次の発言】 ありがとうございます。どうぞ、安心、安全な分野についてのめり張り人員、よろしくお願いしたいと思……
○南野知惠子君 最後の質問でございます。 もうしばらく御辛抱のほどお願いしたいと思っておりますが、本日は教育基本法に関する特別委員会の中でもいじめなどの四項目に対しての集中審議の日となりました。教育基本法の審議に参加できることをうれしく思っております。 我が国にとってこの法案の見直しというのは時宜を得たものであるというふうに思っております。 「我々日本国民は、」で始まる前文には、この法律の心が示されていると思います。日本人にとって、はぐくみはぐくまれてきた我が国に生まれてよかったと思える生涯でありたいというふうに思います。 私は満州で生まれました。引き揚げて帰ってきております。いろいろ……
○南野知惠子君 ありがとうございます。自由民主党の南野でございます。 このたび、安倍新内閣におきまして厚生労働大臣としての御就任、おめでとうございます。柳澤大臣には、今日は腕をおかりして御指導いただきたいというふうに思っております。 少子高齢社会の今日、少子対策も高齢対策も全く待ったなしの課題であると思います。国民の心身の健康、安心、安全な暮らしに対しまして、大いなる関心が今寄せられております。百歳を超える方々が二万人に達しております長寿国となりました。その陰には、介護保険対策のありように注目されております。少子の対策は、産科医療、助産の在り方と、さらには生殖医療や臓器移植等にも大きな関心……
○南野知惠子君 ありがとうございます。この場をおかりして先生方に感謝申し上げます。 ただいま議題となりました配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律の一部を改正する法律案の草案の趣旨及び主な内容について御説明申し上げます。 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律、いわゆるDV防止法は、平成十三年に参議院共生社会に関する調査会で超党派によって作られた法律でございますが、平成十六年の改正の際、施行後三年を目途とした見直し規定が設けられていたところでございます。DV防止法が施行されてから六年、この問題に対する一般の理解も進み、被害者や関係団体から一層の対策の充実を求める声も……
○南野知惠子君 自由民主党の南野でございます。 質問の前に少しお時間をいただきたいと思います。今日はハスキーボイスで申し訳ありません。 IPU女性議員会議が三月一日、ニューヨークの国連で行われました。我が国、参議院からは二名で、私は民主党の島田先生とともに参加させていただきました。女児に対する差別及び暴力に対する議会の視点に関する議員会合を国連女性の地位向上部と協力により開催されたものであります。世界じゅうから百五十名以上の国会議員が参加し、国連の第五十一回婦人の地位委員会の審議を補完するものでありました。我々ともにテーマに従い、発表させていただきました。その会の終わり、締めくくりに当たり……
○南野知惠子君 自由民主党の南野知惠子でございます。 舛添先生が大臣に御就任以来、多くの課題、難題に取り組まれております。並々ならぬ御努力により国民の期待にこたえようとされている大臣の御姿勢に心よりエールをお送りいたします。頑張ってください。 先月の二十七日には、与党PTに所属し検討してまいりました中国残留邦人等に関する法律の一部改正がこの委員会を、やっとと言っていいんでしょうか、通過いたし成立いたしました。また、被爆者の課題等多くが検討されています。 そこで、国民の最も関心事である年金問題についてでございますけれども、五百二十四万件の記録の補正作業において、来年三月までに名寄せが終わら……
○南野知惠子君 ありがとうございます。自由民主党の南野知惠子でございます。 本日やっと二法案の審議が進められました。うれしく思っております。予算委員会やその他の委員会でも、年金問題、後期医療問題、ガソリン税等々、ホットな審議がなされておりました。私は、ここでは本日、少子化対策や医療問題等について御質問させていただきたいと思います。 まず、昨今、産科、小児科、救急といった診療科を中心に多くの地域で医師不足が深刻な問題となっております。地域に必要な医療を確保していくことは喫緊の課題であります。こうした医師不足問題の背景につきまして、厚生労働省は四つ挙げておられると思いますが、大学の医師派遣機能……
○南野知惠子君 ありがとうございます。自民党の南野でございます。よろしくお願いいたします。 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律及び検疫法の一部を改正する法律案に関しまして御質問させていただきたいと思います。 多くの先生方が今までに質問されておられますので重複することが多いと思いますが、なるべく重複しないように、与えられました時間、責を果たしたいと思っております。 まず、感染症対策に係る我が国の国際貢献という観点から、結核、HIV、エイズ、マラリアその他の疾病の蔓延の防止を目標の一つに掲げる国連ミレニアム開発目標の中間年に当たり、この節目の年に我が国が主催するG8北海道洞……
○南野知惠子君 ありがとうございます。 ただいま議題となりました性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の一部を改正する法律案の草案につきまして、その趣旨及び主な内容を御説明申し上げます。 性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律においては、性別の取扱いの変更の審判の要件として、性同一性障害者であることのほか、二十歳以上であること、現に婚姻をしていないこと、現に子がいないこと、生殖不能の状態にあること等を規定しております。 これらのうち、「現に子がいないこと」とするいわゆる子なし要件は、子がいる性同一性障害者にも性別の取扱いの変更を認めた場合には、親子関係などの家族秩序に混乱……
○南野知惠子君 自由民主党の南野でございます。 児童福祉法の一部改正に関する法律案についてお伺いいたします。 今回の法律は子育て支援など少子化対策に有効なものと考えており、非常に重要なものだと思っております。その意味で、さきの通常国会に提出され、全会一致で衆議院は可決されながら廃案となってしまったのは誠に残念だなと思っておりましたが、ようやく本日、この審議を行うことができますことは皆様のおかげというふうに思い、最後に委員長の一声があるのかなということも今日は期待しているところでございます。 さて、少子化対策につきましては、昨年十二月の「子どもと家族を応援する日本」重点戦略、仕事と生活の調……
○南野知惠子君 ありがとうございます。自民党の南野知惠子でございます。今日は六十分いただいておりますので、よろしくお願いいたします。 まずは大臣に御決意をお伺いしたいと思っております。 その御決意は、自民党の政務調査会に設置されました日本経済の進路と成長戦略を検討してきた日本経済再生戦略会議は、先日、中間報告に当たる日本経済再生への戦略プログラムを発表いたしました。 金融経済危機に直面した現状にあっては、短期の景気の対策にとどまらない思い切った中期的な戦略プログラムが必要不可欠であるとの認識でまとめられましたこの報告では、新たな成長ステージに立つ将来の日本の姿として三つ挙がっております。……
○南野知惠子君 自由民主党の南野でございます。国民年金法等についての質問をさせていただきます。 我が国の公的年金制度は、現在の現役世代の納める保険料によって現在の高齢者の年金給付を賄うという、世代と世代の支え合いの仕組みによって成り立っている。また、全国民が職業や所得にかかわりなく加入するという、世界でも例を見ない国民皆年金の制度を取っております。現在、加入者は七千万人、受給者も三千万人を超えており、年金制度は国民にとって老後生活における所得保障の重要な柱となるまでに成長したと言っても過言ではないと思います。 しかしながら、近年の急速な少子高齢化の進展、社会経済状況の急激な変化や年金記録問……
○南野知惠子君 ありがとうございます。 草案の趣旨及び主な内容について御説明申し上げます。 保健師助産師看護師法及び看護師等の人材確保の促進に関する法律の一部を改正する法律案の草案趣旨でございます。 ただいま議題となりました保健師助産師看護師法及び看護師等の人材確保の促進に関する法律の一部を改正する法律案の草案につきまして、その趣旨及び主な内容を御説明申し上げます。 現在、医療をめぐっては、急激な少子高齢化の進行による医療ニーズの増大と多様化、医療の高度化、療養の場の多様化などの変化に的確に対応することが求められる中、地域医療は大変厳しい現状にあります。 今後、地域医療を守り、国民に……
○南野知惠子君 ありがとうございます。 四先生方に大変含蓄のあるお話を聞かせていただきました。 私は一点に絞りたいんでございますが、今、柳田先生のお話の中に、心と命という問題又はその死のグリーフケアをどのように図っていったらいいかというようなもろもろの課題が含まれて、大変大切な課題であろうかと思っておりますが、今、映画のカンヌ祭などでも、「おくりびと」という問題が、今、日本人の心を表しているように思うわけです。それらと関連する臓器移植という問題について一言教えていただきたいことと、それからコーディネーターとはどういう教育の中身があって、どのくらいでそれが大丈夫なのか。今二十一人というところ……
○南野知惠子君 ありがとうございます。 平成九年の参議院修正をいたしましたそのときの意義と今日的な評価ということについてお尋ね申し上げたいと思います。 臓器移植法関連法案につきましては、主に臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案、いわゆるA案の御提案者に対してのお尋ねでございます。 思い起こしましたら、十二年前、本院の臓器の移植に関する特別委員会において、臓器の移植に関する法律案、当時の中山案に対し、多くの生や死に接してきた私、看護師、助産師の立場から質問をさせていただきました。そして、皆様御案内のとおり、臓器移植法案は参議院において、脳死が認められる場合を限定するとともに、脳死判……
○南野知惠子君 自由民主党の南野でございます。 総理に初めて質問させていただく立場でございますが、御就任後の未曾有の経済危機の中で大変なかじ取りを、外務関係にも御努力をいただきながら、しかもいろいろな問題点について自然体で適応していきながら苦難を乗り越えておられることに敬意を表します。 国会における政策の決定につきましても迅速な対応を図ることが求められているところでございますけれども、やっと今日、二次補正予算の締めくくり質疑を行うことができました。その問題について、これを契機に、国民の生活に総理がおっしゃられるような安心、活力が見られて、少しでも心の安らぎ、そしてこの補正に感じてもらえれば……
○南野知惠子君 ありがとうございます。自民党の南野でございます。 本日は、この機会を与えていただきありがとうございます。大臣、よろしくお願いいたします。 まず初めに、高齢者施設に対します指導監督体制の今後の対応についてお伺いしたいと思います。 平成十八年一月の長崎の認知症グループホーム「やすらぎの里」での火災、さらに平成二十一年三月、群馬県の老人施設ホーム「たまゆら」での火災がありました。いずれも死者を出しております。その都度対策が立てられてきたと思いますけれども、再び今月十三日、札幌の認知症高齢者グループホーム「みらいとんでん」で火災が発生し、死亡者を出す事態となりました。亡くなられた……
○南野知惠子君 自由民主党の南野知惠子でございます。 午前中の同僚の質問に引き続きまして質問させていただきますが、もう既に家西先生の御質問もございましたので多少ダブるところがあるかも分かりませんが、そのときは御容赦いただきたいと思っております。 予防接種法及び新型インフルエンザ予防接種による健康被害の救済等に関する特別措置法の一部を改正する法律案についてお伺いいたします。 今回の改正法は、昨年発生した新型インフルエンザや今後同様の事態が発生した場合に備え、現行法の不備に最小限の、さっきはパッチという話も出ましたが、継ぎ当てをする緊急的な対応にとどまっております。このため、抜本改正について……
○南野知惠子君 自民党の南野でございます。 国民健康保険法等の一部を改正する法律案についてお伺いいたしますが、本改正案につきましては去る十六日の本会議でも質問させていただきました。そこで大臣から、医療保険の一元化の方向性について、必ずしも保険者の一本化という方向に限らず、保険者機能にも配慮しながら保険者間の助け合いを進めていくという方法も考えられるとの御答弁をいただきました。 また、今、森田議員の御質問の中にもるる出てまいりましたので、私は遠慮してもいいのかなと思ったんですが、もう一度お聞きする方が確かだろうというふうに思いましたので、お尋ねしたいと思っております。 現政権が目指す医療保……
○南野知惠子君 ありがとうございます。 ただいま議題となりました母体保護法の一部を改正する法律案の草案につきまして、その趣旨及び内容を御説明申し上げます。 現行の母体保護法では、本年七月三十一日までに限り、都道府県知事の指定を受けて受胎調節の実地指導を行う者が受胎調節のために必要な医薬品を販売することができることとしておりますが、妊娠、出産等に係る女性の健康支援の観点から、受胎調節の実地指導を多様な指導方法を用いて効果的に実施できるよう、その期限を延長し、引き続き必要な医薬品を販売できるようにする必要があります。 本法律案は、こうした状況を踏まえ、平成二十二年七月三十一日までとされている……
○南野知惠子君 自民党の南野でございます。 質問の順番が多少変更されると思いますが、よろしくお願いいたします。 児童扶養手当の一部改正の質疑に先立ちまして、子育て支援についてまずお伺いいたします。 去る四月二十七日には政府の子ども・子育て新システム検討会議の第一回会合が開催され、子ども・子育て新システムの基本的方向が示されたところであります。ここでは、幼保一体化による幼児教育・保育の一体的提供が盛り込まれており、新たなこども指針の創設とこども園への一体化、幼保一体給付の創設等が打ち出されました。 しかし、これに対しましては、全国私立保育園連盟と全日本私立幼稚園連合会が共同緊急声明を行い……
○南野知惠子君 本日の守屋先生、若菜先生、錦織先生、それぞれのお立場で本当に高邁な御高説をお伺いできまして、ありがとうございました。 私は、労働問題については多少未熟でございますので、御質問することにおいて失礼があるかもわかりませんが、容赦なくお答えいただきたいというふうに思っております。 確かに我が国の人口構造といいますのは高齢社会に突入していくし、二〇〇七年になりますと世界でも日本が一番の高齢社会国になるということから、そういった労働の需給問題については今取りかかっていかなければどうにもならない時期に来ている、その御説はよく拝聴いたしました。 守屋先生にお伺いいたしたいのでございます……
○南野知惠子君 お三人の先生から、それぞれに含蓄のあるお話をお聞きすることができました。大森先生、沼越先生ありがとうございました。さらに、岡田先生からは歴史をひもといていただきまして流通というものを学習させていただいたわけでございます。私は、流通という問題については素人でございますけれども、多少の質問をさせていただきたいと思っております。 まず最初に、流通部門におきます魅力ある職場づくり、そういった問題につきましては、どの職場におきましても今労働人口が少なくなりつつあるとか、また職場に魅力がないとか、いろんなことが言われておりますが、魅力ある、また働きがいのある職場づくりといいますことは労使……
○南野知惠子君 お三方の先生方の御高説、大変ありがとうございました。勉強させていただきました。 私は、女性一人というところでございまして、生活面というところからちょっと御質問させていただきたいと思っているんです。 家庭で生活する我々としましては、電気を消して歩いたり冷蔵庫を余りあけ閉めしないようにとかいろいろ小さなことを考えているんですが、夜、外に出ますとネオンが光っていたり、またはパチンコ屋さんが特に明るかったり、そこら辺がどうにかならないかと家庭生活の面から思うのでございます。 私たちやはりクリーンな燃料ということについても大きな関心を持っております。そういう意味では、太陽光につきま……
○南野知惠子君 お三人の先生から大変難しい問題をわかりやすく御説明いただきました。まだまだ勉強が及ばない点もございますが、きょうは藤家先生が大変夢を運んでいただけそうな気がいたしますので、そこで二点ほど絞りましてお話をお伺いしたいと思うのでございます。 原子力とそれから医療との関係につきまして、先ほどがんの問題だとか脳腫瘍の問題で御説明ございましたけれども、二十一世紀、二十二世紀に向けてこういうものがこういうスパンでできそうなんだというようなことがございましたらお教えいただきたいことが一点。 それから、三ページの下の方に砂漠の緑化ということがございますが、これは何か大きな夢をもたらしていた……
○南野知惠子君 今の問題にいろいろと追加して考えてみるんですが、やはり少子化の原因というのは、本当に若いカップルが適切に子供を産んでいけるかというところの環境もちゃんと見ていかなければならない。 そうすると、若い人たちにそれだけの大きな給料が与えられているかというのも一つの問題です。一人の人は子育てに今約二千万円ぐらいかかるとおっしゃっています。それで、何人が適切かというのは別なんですけれども、二人の子供を産むとすると四千万はかかる。では若い人たちが今住宅という問題についてどう考えているか。やはり自分たちの一軒の家が持ちたい、また中古でもいいからアパートを買いたいとしても、ここに三千万、四千……
○南野知惠子君 先ほど楢崎先生もおっしゃいましたし、今先生もおっしゃいましたそのボランティアの問題でございますが、やはりグローバルな観点に立った組織が必要であろうと。また、スボンティーニアスにいろいろな形で起こっておりますので、先ほどもおっしゃいましたように、与党の立場ではNPOという形で、ノンプロフィットオーガニゼーションという形で今検討されておるわけでございます。海外に向けては、何となくNGOという言葉が今認知されているかなと思っているんですが、それらとまたフィランソロピーという言葉と、まあそういった言葉がもういっぱいあちこちに出てくると思いますので、これをおまとめの節はやはりそれらの言葉……
○南野知惠子君 御訪問された先生方の大変有意義な御報告をお伺いいたしました。ベトナムのところでは、真っ先にチョーライ病院などがございまして、私も過去に関係しておりますいろいろな医療関係の問題については大変興味深く見せていただきました。 先生方が御訪問されました国々については、私も全部の国に二、三回は訪問させていただいているのでございますが、特にODA、また経済協力という関係につきましても大変興味深く思っております。ベトナムには日本人のお漬物屋さんが出たりしております。また、そういうことの関係からこれからは我が国のいわゆる社会進出、企業の進出ということもあるでしょうから、そういったものについて……
○南野知惠子君 今、山本先生も御質問になられたんですが、私もお聞きしたがったのは、いろいろと日本の顔が見えないというところでございます。いろいろな会議でイニシアチブをとるために、またリーダーシップをとるためにということをお伺いしたと思うのですが、今メディアの問題だということで多少は安心いたしましたけれども、ロビーその他でやはり日本が今大きな話題となっている歴史的な背景、歴史的な評価というものを他国はどのような形で見ているのか。それがこういうイニシアチブをとるというものとの関連でどのように相互作用しているのかということを 一つお伺いしたいと思うのです。 それにつきましては、マハティール首相は……
○南野知惠子君 ありがとうございます。 アジア太平洋地域の問題につきましては、本当に皆様方の御発言、または参考人でおいでいただきました方々の御発言などでもいろいろと勉強させていただきましたが、ODAが日本の顔が見えるのかどうかというところに一つ問題を持っております。 この前、カンボジアの地雷の問題なども我々の援助ということで展開できたわけです。二年ぐらい前に体験しました欧州議員会議に行かせていただいたときも、あのときはボスニア・ヘルツェゴビナの戦いがまだ続いているときに、武器が欲しいというようないろいろな会合がそのときに持たれていたんですが、そういう問題につきましては、明石代表のリザインな……
○南野知惠子君 もう時間が来ておりますのに、ありがとうございます。 安全保障における問題点につきましては、もう参考人の方それから先生方がるるお話しいただきました。でも、話題になっていないものを少し述べさせていただきたいと思うところでございます。 例えば、戦争だとか核の問題、ミサイルの問題、そういう問題は本当に大切な安全保障の問題ではあるんですけれども、でもそれは、比較的大きくは大人の男性の立場ということで一つ解釈できるのではないでしょうか。戦争が終わって一番大切で困っている問題というのは、やはり女子供の問題であるというふうに思います。それから、人的交流の中においてもそういう問題も大きな中身……
○南野知惠子君 いろいろ今まで先生方のお話を聞かせていただきました。本当に幅広いお話がありましたが、私の気持ちといたしましては、アジアに対して日本は何ができるのか、今だからできることをしなければならないというような感覚もありますが、自分の背景としている看護といったものを、医療、ケアという問題をどのように東南アジアの方々と手を結んでいこうかとしている自分なりの方法はあるわけでございます。 それは、例えばベトナムの方でいろいろな形で援助をし、ベトナムの中にいる大半の女性に対してどのような手が差し伸べられるかというようなことを少しずつやってきているわけですけれども、そういうかかわりの中で、または大……
○南野知惠子君 対外経済協力小委員会の最終報告を今読ませていただいておりますが、大変共感するところが多いわけでございます。ODAの改革が求められております現在におきましても時宜を得た報告であるのではないかというふうに思います。取りまとめられた板垣小委員長初め小委員の先生方の御努力には敬服いたしております。 最終報告で取り上げられました小委員のさまざまな御意見、国会がODAの問題についていろいろな角度から真剣に論議した貴重な記録であるというふうに思っております。また、現段階における国会の議論の集大成でもあろうかというふうに思っております。 この議論の中から、小委員の先生方の認識を一致させてい……
○南野知惠子君 本日が最後の意見交換の場であるということでございますが、アジア太平洋地域の安定と日本の役割ということについて申し上げたいと思っております。 現在、アジアの経済ということを考えてみますと、もとより我が国も大変なんですが、韓国、インドネシア、タイを初めアジア諸国の経済は大変厳しい状況の中にあるというふうに思っております。このような状況を打開して我が国が再びアジア経済の推進役となれるようにするためには、いろいろと痛みを伴うことが多いというふうに思っておりますが、健康や暮らしを保護する規制というものを維持しながら、いわゆる政府介入型が過度にならないように規制するというように、緩和を進……
○南野知惠子君 内藤先生、西澤先生、本当に含蓄のあるお話をお伺いできましてありがとうございました。お心の問題と、それから今現状がどうなっているかというお話をいただきまして、いろいろと考えさせられるところがございます。 この教育の問題につきましては、いつの世も同じだろうと思っておりますが、特に今我が国は高齢・少子社会というものを目の前にいたしております。その中におきましては、世代間のきずなというものが最も大切なものではないかなと思っております。 子供や高齢者、特にその祖父母に対する親の考え方、行動、その後ろ姿は子供たちのかがみになっているものと思われます。家庭における親子の関係は学校における……
○南野知惠子君 本日は樋口先生、藤原先生、本当にありがとうございました。 いろいろとお話をお伺いできまして、やはりお二人の御意見というものはこれからの我々の女性社会をリードしていっていただけるのではないかなというふうに思っております。また、先生方の日常の御活動を我々書物等で見せていただくことによりまして、ああと思って、若い人たちはきっと自分の目標にしておられる方がどんどんふえてきていくんではないかなと。 そのような期待を持ちながら、我々女性のパワー、ウイメンズパワーというものをどのように社会に理解していっていただければいいのかと思いますが、一番手っ取り早いのは、きょうここにおられる我々の調……
○理事(南野知惠子君) ただいまから共生社会に関する調査会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二月二十三日、福本潤一君が委員を辞任され、その補欠として渡辺孝男君が選任されました。
【次の発言】 共生社会に関する調査を議題といたします。
「男女等共生社会の構築に向けて」のうち、女性の政策決定過程への参画についての現状と課題に関する件について、参考人から意見を聴取いたします。
本日は、立教大学法学部教授五十嵐暁郎君及び早稲田大学理事・社会科学部教授岡澤憲芙君に参考人として御出席をいただいております。
この際、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。
本日は……
○南野知惠子君 自民党の南野でございます。 本調査会におきましては、参考人の方々から、具体的に、時には刺激的に、また感動的に多くの学びや気づきをさせていただきました。 男女共同参画社会基本法は、昨年六月に公布、施行されていますので、その理念が具体的な施策の中で十分に理解され、生かされるよう、我々はもとより、国、自治体、国民それぞれが今後とも一層の努力を重ねなければならないと思います。 そこで、まず、平成八年に策定されました男女共同参画二〇〇〇年プランに基づく政策方針決定過程への達成状況はどうなっているのか、その実態について統計上にあらわれる数値についても国民の目に見えるように、理解しやす……
○理事(南野知惠子君) ただいまから共生社会に関する調査会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る五日、鶴保庸介君が委員を辞任され、その補欠として高橋令則君が選任されました。
また、昨六日、三重野栄子君が委員を辞任され、その補欠として福島瑞穂君が選任されました。
【次の発言】 公聴会の開会承認要求に関する件についてお諮りいたします。
本調査会は、現在、男女等共生社会の構築に向けて調査を進めておりますが、来る二十六日午後一時に女性の政策決定過程への参画についての現状と課題に関する件について公聴会を開会いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○理事(南野知惠子君) ただいまから共生社会に関する調査会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十日、福島瑞穂君が委員を辞任され、その補欠として三重野栄子君が選任されました。
また、去る十二日、高橋令則君が委員を辞任され、その補欠として鶴保庸介君が選任されました。
【次の発言】 理事の選任及び補欠選任についてお諮りいたします。
本調査会の理事割り当て会派の変更に伴い、一名の理事の選任を行うとともに、委員の異動に伴い現在一名欠員となっている理事の補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、会長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ご……
○南野知惠子君 女性の政策決定過程への参画、それについての現状と課題に関する件ということで、五分間ほど発表ということでございます。自民党を代表してということになろうかと思いますが、後ほどまた先生方の御意見をいただければと思っております。 昨年来、この調査会での論議の中で私がずっと痛切に感じてきたというふうに思えることは、女性の政策決定過程への参画が大変おくれているというような我が国の現状と、こうしたゆがみを早急に改善しなければ二十一世紀社会が共同参画型となるのにはほど遠いのではないかなというふうにも思ったりいたしております。 残念ではあるんですけれども、我が国における政策それから方針決定過……
○南野知惠子君 では、ただいまから派遣委員の報告を申し上げます。 去る九月十二日から十四日までの三日間、北海道におきまして、男女等共生社会に関する実情調査を行いました。 派遣委員は、石井会長、有馬理事、大森理事、三重野理事、仲道委員、岡崎委員、小宮山委員、高橋委員、小池委員、堂本委員及び私、南野の十一名であります。 以下調査の概要を御報告申し上げます。 一日目は、まず北海道庁におきまして山口副知事と意見交換を行いました。 副知事からは、北海道における男女共生に関する基本的な取り組み状況についての説明があり、派遣委員との間で、幹部職員における女性比率の拡大、特定の職種における男女比のア……
○南野知惠子君 ありがとうございます。南野でございます。自民党を代表してという形になろうかと思いますが、私は、生涯にわたる女性の健康支援につきまして意見を表明させていただきたいと思っております。 生涯にわたる女性の健康と権利、いわゆるリプロダクティブヘルス・ライツは、一九九四年のカイロで開かれた国連の国際人口・開発会議で初めて公に提唱され、翌年、北京で開かれました第四回世界女性会議で重要な女性の人権の一つであると認識されたと思っております。 女性が子供を産む産まないは、これまでとかく人口政策や少子化問題と関連づけて考えられてきておりましたけれども、カイロ会議ではそのような国家の人口政策に対……
○南野知惠子君 それでは報告させていただきます。 皆様方のお手元に二枚要旨をお配り申し上げておりますが、それに沿うような形で御報告申し上げたいと思っております。 昨年の四月二十六日の理事会で設置が決定されました女性に対する暴力に関するプロジェクトチームは、座長を私南野が、副座長を小宮山理事が務めさせていただき、大森理事、林理事、三重野前理事及び堂本委員のメンバーのほか、有馬委員、仲道委員、竹村議員、但馬議員、八田委員及び福島議員にも出席をいただき、四月二十六日の発足以来、別紙にございますように、昨日まで二十二回にわたって、学識経験者、有識者及び政府関係者等からのヒアリングやメンバー間での討……
○南野知惠子君 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律案草案につきまして、その趣旨及び主な内容を御説明申し上げます。 本草案は、三年間にわたりまして本調査会が調査を進めてきました「男女等共生社会の構築に向けて」のテーマのうち、「女性に対する暴力」について、各会派の調査会メンバーを主たる構成員とするプロジェクトチームで法律化に向けての協議を重ね、まとめてきたものでございます。 今日、国民の価値観の多様化、女性の社会参画、社会の国際化、さらには少子高齢社会の到来等、我が国を取り巻く社会的環境は大きく変化しておりますが、とりわけ男女が互いにその存在を認め合い、共生していく男女共同参画……
○副大臣(南野知惠子君) ありがとうございます。 御質問の案件でございますが、まず奈良地裁におきましては、少なくとも中学生までの女子、それに対する逸失利益の算定に当たりましては、特段の事情のない限り、男子を含む全労働者の全年齢平均賃金を用いることが合理性を有するものと思うというふうな判決も出ております。 また、お話にございました東京地裁におきましては、未就労の年少女子が死亡した場合における逸失利益の算定、これの基礎としては、賃金センサスにおける女子労働者の平均賃金ではなく、女性が将来において選択し得る職業領域の多様さを反映するものとして、男女の労働者全体の就労を基礎とする全労働者の平均賃金……
○南野知惠子君 自由民主党の南野でございます。 お二人の先生、本当に楽しく聞かせていただきました。もう御質問申し上げることもないくらいではございますが、まず質問させていただきたいと思っております。 教育基本法の見直しということでございますが、我が党では七つの重点政策というものの一つに、「二十一世紀を担う立派な日本人を育てるための教育改革」の一環として「教育と文化に対する安心」というようなものを挙げております。その中で、国家百年の計というものを立てるように、日本人としてのアイデンティティー、国際感覚、それをあわせ持つ人づくりというものを今柱としているわけでございますが、教育基本法の積極的な見……
○副大臣(南野知惠子君) ありがとうございます。厚生労働副大臣の南野でございます。 これから御説明させていただきます。資料を、少し分厚いものを御用意させていただきましたので、これに沿いながら御説明申し上げたいと思っております。 近年、児童虐待の相談件数が増加するとともに、児童の痛ましい死亡事例も頻繁に報道されております。児童虐待は、児童の心身の成長及び人格の形成に重大な影響を与えるとともに、次の世代に引き継がれるおそれもあり、その防止策が喫緊の課題となっております。このため、厚生労働省といたしましても、昨年十一月に施行されました児童虐待防止法を踏まえまして、児童虐待の発生予防対策の推進、虐……
○南野知惠子君 ありがとうございます。 関根参考人の方からは先ほどユニバーサルデザインということをちょっとお触れになられたんですが、川内参考人がお時間がなくてお触れになれなかったというので、同じような内容なのかどうか、一つはございますが、お訴えになりたかった内容がございましたら、お伝えくださいませ。
○南野知惠子君 児童虐待というのは、主に今新聞紙上で流されておりますのは母親が虐待している人が多いというようなこともございます。また、今日いただきました事例の中には、もう少し年長になった子ども、父親の虐待という事例も伺わせていただきました。 先ほど副大臣がお話し、御説明いただきましたが、一番私個人として聞きたかった、三ページにあります周産期の家庭訪問又は周産期医療施設との連携の強化というところに私はポイントを当てたいなと思っているところでございます。 といいますのは、子どもに対する育児の愛着が芽生えるというものがどこら辺にあるのかというところを感じますときには、やはり子どもを産み育てるその……
○南野知惠子君 それでは、これまでの配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律の見直しに関するプロジェクトチームの経過について御報告させていただきます。 二月十二日の理事会におきまして本プロジェクトチーム設置の決定をいただきました後、運営に関しまして三回の会合を、また関係者からのヒアリングを一回開催させていただいております。 プロジェクトチームの構成につきましては、委員の異動に伴いまして欠員となっておりました副座長に、民主党・新緑風会の神本委員及び公明党の風間委員を互選いたしました。 また、今後の日程といたしましては、関係者からのヒアリングをまず行い、これらのヒアリングを踏まえま……
○南野知惠子君 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律の見直しに関するプロジェクトチームの活動経過につきまして御報告させていただきます。 去る四月十六日、本調査会におきまして経過を御報告してから現在に至るまで八回のヒアリングを行いました。 まず、四月十六日に地方公共団体における取組の状況について、神奈川県立女性相談所指導課長栗原ちゆき氏、久留米市男女平等推進センター相談室相談員石本宗子氏及び墨田区福祉保健部保護課相談担当婦人相談員佐々木郁子氏の三名の方々から意見を聴取し、意見交換を行いました。 五月七日には、配偶者暴力防止法の成果とこれからの課題について、内閣府、警察庁、法務……
○南野知惠子君 それでは御報告させていただきます。 昨年の二月十二日に理事会におきまして設置が決定されました配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律の見直しに関するプロジェクトチームは、設置以来、学識経験者、有識者及び政府関係者等からのヒアリング並びにメンバー間での議論を重ねてまいりました。その経過につきましては、これまで二回にわたって本調査会にも御報告させていただいたところでございますが、今般、メンバーの方々の昼夜を問わない熱心な討議の結果、お手元にありますような配偶者暴力防止法改正案の骨子をまとめ上げることができました。 今後は、この骨子に基づきまして具体的に立案化の作業に入……
○南野知惠子君 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律の一部を改正する法律案の草案につきまして、その趣旨及び主な内容を御説明申し上げます。 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律は、平成十三年四月に本調査会が立法化を行った法律であります。その附則においては、法施行後三年を目途として検討する旨の規定が設けられておりますが、その三年を待たずに昨年二月に、調査会の理事会の下に配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律の見直しに関するプロジェクトチームが設置され、学識経験者、有識者及び政府関係者等からのヒアリングやメンバー間での討議を重ねるなど、今日まで精力的に法改正……
○国務大臣(南野知惠子君) 会社法案におきましては、新株予約権株式という名称の株式についての特定の特別な規定は設けられておりません。ただし、会社法上の各種制度を活用することによりまして、新株予約権付株式の発行を実質的に実現することは可能となります。
【次の発言】 お尋ねでございます。お答え申し上げますが、専ら我が国におけます事業活動を目的としながら、我が国の商法の適用を回避するために故意に外国法に従って設立されたような会社の動きを認めること、一種の脱法行為を許容することになりますので、そのような脱法行為を防止するためにこれを規定したということでございまして、その内容でございますが、日本に本店を……
○南野知惠子君 ありがとうございます。 委員派遣の御報告を申し上げます。 去る二月十六日から十七日までの二日間にわたり、愛知県において、経済・産業・雇用に関する実情について調査してまいりました。 派遣委員は、広中会長、北岡理事、松村理事、谷理事、和田理事、浜田理事、佐藤委員、西島委員、野村委員、津田委員、井上委員、渕上委員、そして私、南野の十三名でございます。 以下、調査の概要を申し上げます。 まず初めに、愛知県庁において、「愛知県の経済・産業について」及び「愛知県の雇用状況について」、それぞれ説明を聴取しました。 愛知県は、製造品出荷額で全国第一位を占め、県内総生産の業種別内訳で……
○南野知惠子君 本日は、お三人の先生方、本当にありがとうございました。 もう目の前に向かっている高齢社会、今突入している高齢社会、いろいろな表現のしようがあろうかと思っておりますが、その高齢社会という問題の中で働き手をどのようにするかということの大きな示唆をいただいたというふうに思っております。特に、今世紀は心の時代とも言われており、それを産業の面から切っていくこともできるような考えを持っておられる方も一杯あろうかなというふうに思っておりますけれども、その心をどのようにするかと、働き手の心をどのようにリードしていくのかということもお仕事をいい方向に持っていくことの一つではないかなというふうに……
○南野知惠子君 ありがとうございます。 私も、この委員会に所属させていただいて多くのことを学ばせていただいたと思っております。経済、産業、雇用、これはすべて生きることのクオリティーを高めていく大きな目標になっているのではないかなと思っております。 大分昔、十九世紀のころですか二十世紀のころですか、二十世紀のころ読んだ本の中に、産業を時代的に追っていけば、まずトン産業、これは石炭とか大きな造船というトン産業から、次はキログラム産業、冷蔵庫だとか自動車だとか、それからその次にはグラム産業、ミリグラム産業、ナノグラム産業、もう今、ITの産業までずっと小さな分野で今世の中が動いている。 そして行……
○南野知惠子君 どうもありがとうございました。 本当に、お二人とも医療の現状というものですか、お知らせいただきました。鈴木先生には、本当に立て板に水のように図表で全部お示しいただきました。後でゆっくりお話をお聞きしたいと思っております。中川公述人にはがんの問題、それと、今まだまだ医療の中で改革し認めてもらわなければならない治療方法と、そういった問題についてお話をいただきました。 そこで、中川公述人にお聞きいたしたいんですけれども、我々はここで今、国の安心、安全、それをどのように守っていくかという国政の戦略ということもございますが、それが果たしてうまくいったにしても、一人の人間が心と体のバラ……
○南野知惠子君 委員派遣の御報告を申し上げます。 去る二月二十二日から二十三日までの二日間にわたり、新潟県において、経済・産業・雇用に関する実情について調査してまいりました。 派遣委員は、広中会長、小林理事、澤理事、神取委員、和田委員、井上委員、そして私、南野の七名でございます。 以下、調査の概要を申し上げます。 まず初めに、新潟県庁を訪れました。冒頭、泉田新潟県知事より、地方で育てた人材や、地方で生産した商品の富、付加価値が都会に流出しており、地方は大変厳しい現状に置かれている、地方を良くすることが日本全体の明日の解決策になる旨ごあいさつがありました。 続いて、新潟県の経済概況と産……
○南野知惠子君 各会派からすばらしい御意見が出されたなと思っております。 私は、三年丸々ここにはお邪魔できていなかったんです、途中からの参加でございましたが、多くの学びをさせていただいたかなというふうに思っております。 今会長から教育ということについての提言もありますが、それはキャリアアップ、そういう人たちのために、一度家庭に入った場合に更に教育訓練を受けながら自分のキャリアを高めていくということも、これは雇用をいい形で展開していくためには必要であろうかなというふうに思っております。 そのほかに、もう一つは、障害者の働き方ということも幾つかの御提言もございましたし、その中では、障害を持っ……
○南野知惠子君 私は、会長に田名部匡省君を推薦することの動議を提出いたします。 以上です。
○南野知惠子君 去る二月十四日及び十五日の二日間、静岡県及び愛知県におきまして、少子高齢化・共生社会に関する実情調査を行いました。 派遣委員は、田名部会長、木俣理事、岡崎理事、有村理事、鰐淵理事、相原委員、岩本委員、植松委員、大石委員、大河原委員、大久保委員、津田委員、藤谷委員、礒崎委員、塚田委員、丸川委員、山本委員、紙委員、福島委員及び私、南野の二十名であります。 以下、調査の概要を御報告申し上げます。 一日目は、まず、石川静岡県知事及び鈴木浜松市長のあいさつの後、静岡県より、多文化共生の地域づくりに関する取組の概要を聴取いたしました。静岡県は製造品出荷額が全国三位というものづくりが盛……
○南野知惠子君 御報告させていただきますが、我が会派の人たちとは私、統制取っておりませんので、後ほどに皆様方からの追加をどうぞよろしくお願いしたいというふうに思っております。エゴになってしまう発言になるかも分かりませんが、会派の方たちにはお許しいただきたいと思っております。 まず、この調査テーマを決めますときに、民主党の前筆頭理事であった木俣先生たちといろいろ中身を調整いたしました。幅広い視点から各会派の御意見をいただき、そして検討した結果、少子高齢化・共生社会に関する調査会として、いわゆるコミュニティーの再生を主眼にした検討がこの会で開かれることになりました。中でも外国人との共生というもの……
○南野知惠子君 ありがとうございます。 各党からのすばらしい御意見もございました。そして、各委員からも多くの多くの意見をいただけたことを大変うれしく思っておりますし、また、我々が学んだ参考人の方々から多くの課題もいただいているのかなと思っております。 私は一つだけ取り上げたいのは、過疎地における高齢者の生きがい、そこで雇用の創出を促進というおやきの話をされた方がおられました。そういう過疎地においても御高齢の方々が本当にチームを組んで、びっくりしたんですけど、英語も学びながら、そして海外に国際的な交流をする、そういうエネルギーを持っているということを大変私は感銘したわけでございます。 そう……
○南野知惠子君 お疲れさまです。自由民主党の南野でございます。よろしゅうございますか。 大変高邁な御高説を聞かせていただきました。お尋ねしようと思っていた幾つかの部分はもう既に聞かれておりますけれども、これからお尋ね申し上げますことをお許しください。 まず、この前にいただきました資料がございます。その資料の中で、井手公述人は、どんな財政出動が必要かという書物の中で、人間が希薄になっているというようなことをお話しになられました。先生がお考えになっている希薄な人間性、我が国の今現状、そういったものを、井手先生、山崎先生、順にお聞かせいただきたいと思います。
○南野知惠子君 派遣委員の報告をさせていただきます。 平成二十一年十二月十日及び十一日の二日間、岩手県及び青森県において、少子高齢化・共生社会に関する実情調査を行いました。 派遣委員は、田名部会長、島田理事、下田理事、丸川理事、鰐淵理事、松下委員、紙委員及び私、南野の八名であります。 以下、調査の概要を御報告申し上げます。 一日目は、まず、岩手県より、同県の人口動態、少子化対策等について概況説明を拝聴いたしました。 同県は、平成十一年に人口が初めて自然減となり、また産婦人科医師数及び分娩可能な医療機関が減少傾向にあるなどの課題を抱えております。これに対し同県では、妊婦や子供連れの家庭……
○南野知惠子君 ありがとうございます。自由民主党の南野でございます。お世話になります。 福島大臣、本当に元気で毎日御活動していただいていることをうれしく思っております。 かつて私も、子ども・子育て応援プラン、そこら辺を立てながらいろいろやってきました。その成果の中の一つに、全戸訪問だとか妊婦健診の無料健診、十四回でございますが、そういうようなこともさせていただきましたが、さぞや少子という問題、高齢化という問題では御苦労が多いのではないかなと思っておりますが、個性を発揮していただきたいと思っております。 男女共同参画会議の中間報告がこの度、五年に一度の分が出るというふうに仄聞しておりますが……
○南野知惠子君 座ったまま失礼いたします。 自民党の南野知惠子でございます。 少子高齢化・共生社会に関する調査会は、平成十九年十一月の設置以来、鋭意調査を進めてまいりました。今期は「少子高齢化とコミュニティの役割」をテーマにして一年間調査を行いましたが、本日は、三年間の調査を通じて感じた点も交えて意見を述べたいと思います。 三年間の調査を通じ最も印象的だったことの一つに、一年目の外国人との共生の調査の一環として浜松、豊橋を訪れたことがございます。ブラジル・ペルー人学校のムンド・デ・アレグリアの倉庫を改造した寒風の吹き込む講堂で校長先生は、外国人学校等に対する寄附金に関する税制上の優遇措置……
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