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牛嶋正 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

牛嶋正[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは牛嶋正参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。牛嶋正参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

16期(1992/07/26〜)

第125回国会 大蔵委員会 第1号(1992/12/08、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 私は、最初に、剰余金の処理の特例等に関する法案について、剰余金の処理とそれから法人税の税収の変動性との関連を中心に二、三御質問をさせていただきたいと思います。  最初にちょっとお断りいたしますが、私、昨年まで三十年ほど学界で税の勉強をしてまいりました。どうしても質問も学会での討論というふうな形をまだまだとるんじゃないかと思います。失礼な点がありましたらお許しいただきたい、こういうふうに思います。  いただきました参考資料の六ページに、「財政法第六条剰余金処理状況」ということで昭和五十年以降の処理の状況が一表に示されております。その次の次のページ、八ページには、「一般会計税収の予算額……

第126回国会 大蔵委員会 第2号(1993/03/25、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 初めに、国の補助金等の整理及び合理化等に関する法律案を取り上げまして、特に私は、地方自治の推進、それから地方分権の推進と関連づけまして、大蔵省及び自治省のお考えを幾つかの質問に分けてお尋ねしてまいりたい、こんなふうに思っております。  国の補助金等でありますが、普通国庫支出金制度と言っておりますが、これは国と地方の財政調整制度の一つとみなすことができます。そうだといたしますと、国の補助金等の見直しに当たりましては、国の立場からだけでなく、地方の立場からも考えていかなければならないのではないかというふうに思います。  また、この制度が国と地方の財政調整制度の一つであるといたしますと、……

第126回国会 大蔵委員会 第3号(1993/03/26、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 大臣は、当委員会における所信表明の中で、まず最近の内外経済情勢の厳しさを述べられた後、今財政が真剣に取り組まなければならない課題を四つ挙げておられます。  まず、内需中心の持続可能な成長の実現、これを第一に挙げておられますが、時間の関係で私はきょうはその第二の課題、財政改革の推進を取り上げまして、中長期の視点に立って二十一世紀に向けての財政運営の基本方針について大臣のお考えをお尋ねしてまいりたい、こういうふうに思っております。  質問に入る前に、まずこの四つの課題に取り組む基本姿勢について大臣にお尋ねしたいと思いますが、この所信表明の中で、「財政改革の目的は、本格的な高齢化社会が到……

第126回国会 大蔵委員会 第4号(1993/03/29、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 私は、租税特別措置法の一部を改正する法律案に関連いたしまして、きょうは相続税を取り上げ、今政府が相続税に対してどのようにお考えであるのかお尋ねしてまいりたいと思いますが、その前に、租税特別措置のあり方に関しまして初めに私の意見を述べさせていただき、その後政府のお考えをお尋ねしてまいりたいと思います。  そもそも望ましい税体系を確立するためには、初めに、想定されます租税原則に基づいて税制を構成する税目を選択し、できるだけ租税原則に適合するように税構造を組み立てていくことが求められると思います。昭和六十二年の税制改革では、公平、中立、簡素の三原則が掲げられましたが、今もこの三原則はその……

第126回国会 大蔵委員会 第5号(1993/04/22、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 私も今回の新総合経済対策を取り上げて御質問してまいりたいと思いますが、私は、景気対策としての効果だけでなしに、中長期的視点に立って今後の経済、財政運営にどういう影響を与えるのか、こういった点も取り上げて私の意見を述べさせていただきながら大臣のお考えをお聞きしてまいりたい、こういうふうに思っております。  ただ、午前中楢崎委員、志苫委員、そして今山田委員がそれぞれこの問題について御質問になりましたので、質問の内容が若干重複するところがございますけれども、御了承いただきたい、こういうふうに思います。  最初にお聞きしたいのは、三月に入りましてから、先ほどからいろいろお話が出ておりますよ……

第126回国会 大蔵委員会 第6号(1993/04/27、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 先ほどから、本岡委員、それから谷本委員、この問題について非常に核心をついた御質問をされているわけですが、私もこの協同組織金融機関というのは、一方では組合員の相互扶助を第一の目的とする協同組織としての性格を持っているということ、一方では地域の金融活動を通じて地域経済の振興を図るという金融機関としての性格を一緒に持った制度でありますので、本来最初から矛盾を含んだ制度であるというふうに考えております。  すなわち、協同組織性は内向的でありますが、金融機関としての性格は外向的であります。こういった相反する方向性をどのように調整していくか、これはこの制度が続く限り常に考えていかなければならな……

第126回国会 大蔵委員会 第7号(1993/06/03、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 私は、租税特別措置というのは、今回の場合のように住宅取得の促進とか設備投資の促進あるいは中堅層の税負担を軽減するという特定の課税目的を持って導入されるわけでありますが、常に租税特別措置は課税の最も重要な基準であります公平性をゆがめる、そういう問題といいますか側面を持っているのではないかと思います。  そのため、これらの租税特別措置を導入するに当たりましては、この特別措置が持っている二面性、二つの側面を十分に検討して、公平のゆがみを上回る課税の効果というものが発揮されなければ、その導入は非常に認めがたいのではないかというふうに思います。そういう観点から、今回提案されております三つの租……

第126回国会 土地問題等に関する特別委員会 第3号(1993/04/21、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 私は、土地対策の基本施策に関する国土庁長官の所信に基づきまして、土地政策の基本問題について四点ほど御質問してまいりたいと思っております。  初めは私有財産権に対する制限の問題でございます。  先ほどから議論に出ております土地基本法では、四つの基本理念を決めております。繰り返させていただきますと、第一番は土地についての公共の福祉優先、第二番目は適正な利用及び計画に従った利用、第三番目は投機的取引の抑制、そして四番目は利益に応じた適切な負担であります。  これらの基本理念は、土地政策の基本目標と言ってもいいかと思います。そして土地という資産が持っている特性から申しますと、非常にもっとも……

第126回国会 土地問題等に関する特別委員会 第4号(1993/05/19、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 今の問題に関連して石原先生と長谷川先生にお尋ねしたいんです。  今、石原先生は、固定資産税は保有税だけれども地価税はそれと違った資産税としての性格を持っているというふうにおっしゃいました。説明を聞いておりますと、含み資産に対するいわば応分の負担を求めるというふうな御説明ですが、そうなりますと今度は所得税との関連が出てきますね。所得税におけるキャピタルゲイン課税がまさに価値増大に対する課税です。  しかし、今の所得税では実現主義に立っておりますね。発生主義じゃございません。ところが、今、この地価税を先生がおっしゃるような形、そういう目的で課税するということになりますと、これはまさに発……

第128回国会 予算委員会 第6号(1993/12/10、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 きょう私は経済財政問題、特に景気対策を中心に質問をさせていただきたいと思います。  総理が考えておられる公正で活力ある高齢化社会の実現を二十一世紀に目指すためには、それなりの条件を整え、諸制度の改革を通じて社会全体の仕組みを変えていかなければなりませんが、二十一世紀まで残された時間を考えますと、今の停滞した経済状態からできるだけ早く脱却し、ともかく我が国経済を安定成長の軌道に乗せることが緊急の課題と考えられます。こうした基本認識に基づいてこれからの質疑を進めさせていただきたいと思います。  まず初めに、きょう主に御質問させていただきます総理、大蔵大臣、企画庁長官、日銀総裁がこうした……

第129回国会 大蔵委員会 第6号(1994/06/22、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 もう十二時にそれほど時間がございません。十二時までやらせていただきたいと思います。  私、税制改革について取り上げたいと思いますが、こんなに時間が限られておりますので、むしろ御質問をさせていただくよりも私の意見をまず述べさせていただいて、最後に御感想をいただくというふうな形にしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  私も昨日答申をいただきましてざっと目を通してまいりました。第二章にありますように、「税制改革の具体化のための指針」ということで、今回のこの答申は、前回の中期答申で示された方向に沿って税制改革を具体的に進めていくかということで私はまとめられたものというふうに思っ……

第129回国会 予算委員会 第13号(1994/06/13、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 公明党・国民会議の牛嶋正です。  きょうは、私たちが二十一世紀に迎える超高齢社会にどう対応するかを中心に、総理を初めといたしまして各閣僚にお尋ねをしてまいりたいと思っております。限られた時間でありますけれども、よろしくお願いをいたします。  三月に発表されました二十一世紀福祉ビジョンにおきましても、また今進められている税制改革の論議においても、高齢社会を運営していくための社会的コストの増大が余りにも強調されているために、私は国民の皆さんが高齢社会に対して必要以上に暗いイメージを抱いておられるのではないかと懸念をしております。  現在、西ヨーロッパの国々と比べてまだ高齢化率は一、二%……

第131回国会 大蔵委員会 第4号(1994/11/22、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 きょうは質問の時間を百分いただいておりますので、この前本会議で質問させていただきましたことをベースにしながら少し突っ込んだ議論をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  午前中も、大臣と寺崎さんの御議論の中で、今回の税制改革が改革か改正かという御議論がありましたけれども、私はその問題というのは戦後の租税史の中で今回の税制改革をどう位置づけるかということである程度決まるのではないかというふうに思っております。  その位置づけでございますけれども、やはりもう間もなく二十一世紀を迎えるわけでございます。経済体制の基本を市場経済に置くといたしましても、高齢化が進んで……

第131回国会 大蔵委員会 第5号(1994/11/24、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 私は、一昨日二十二日の質疑におきましては、今回の税制改革の三つの理念を取り上げて、それと関連いたしまして具体的な税制改革との関連をお尋ねしてまいりました。  その三つの理念をもう一度繰り返させていただきますと、一つは、社会の構成員が広く負担を分かち合う税制を確立するという理念であります。いま一つは、中堅所得者の税負担の累増感の緩和でありました。そして三つ目は、所得、資産、消費に対する課税のバランスのとれた税制を確立するという方向だったと思います。  この前、百分の時間をいただいたんですけれども、途中で時間が参りまして十分な質問ができませんでした。きょうはこの前できなかった部分を中心……

第132回国会 決算委員会 第2号(1995/04/10、16期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋正でございます。  きょうは、本会議で代表質問をさせていただきましたけれども、そのときに取り上げました問題を中心にもう少し議論を深めて、できればこれからの財政運営の一つの方向づけを何とか引き出せたらと、こんなふうに思っておりまして、大蔵大臣を中心に御質問をさせていただきたい、こんなふうに思っております。  先ほどからいろいろ御議論がありましたように、我が国の経済の構造及び我が国経済を取り巻く国際的環境がバブル崩壊後非常に大きく変化してきたわけであります。そして、社会のあらゆる側面で、その変化に対応すべく制度の改革あるいは発想の転換が迫られているのが現在ではないかというふ……

第132回国会 商工委員会 第2号(1995/02/09、16期、平成会)

○牛嶋正君 初めに、このたびの兵庫県南部地震で亡くなられました多くの人々にお悔やみを心から申し上げ、あわせて今なお不自由な避難生活を送っておられる方々にお見舞いを申し上げまして、質問に入らせていただきたいと思います。  今、前畑さんのお話にもありましたが、私も昨年九月発表されました月例経済報告書をその後ずっと見させていただいておりますけれども、結論部分はほとんどかわりばえがしないわけでございます。個人消費の緩やかな回復傾向と住宅建設及び公共事業の順調な伸びによって我が国経済は緩やかながら回復基調をたどっている、しかし民間企業の設備投資がなお低迷しており、本格的な景気回復が始まったとは言い切れな……

第132回国会 商工委員会 第4号(1995/03/16、16期、平成会)

○牛嶋正君 私は、この法律は今我が国の企業が置かれている非常に厳しい経済の環境を考えた場合に非常に時期を得た一つの措置ではないかというふうに思っております。それだけに、先ほどもこの法律のねらい、それから目的が説明されましたけれども、これがどれぐらい実効性があるのかということが我々にとりましては非常に関心が持たれるわけです。きょうはこの実効性についてを中心に御質問をさせていただきたいと思います。  まず、この定義、先ほども出ておりましたけれども、特定業種の定義でございますが、非常に抽象的に書かれているわけでございます。「内外の経済的環境の多様かつ構造的な変化の影響を受けて、その生産及び雇用が減少……

第132回国会 商工委員会 第5号(1995/03/17、16期、平成会)

○牛嶋正君 昨日のこの委員会での議論、それからけさほどからの議論にありますように、最近の我が国を取り囲む内外の経済的環境の変化というのは、非常に多様で、そして構造的で、かつ急激であるわけであります。  こういった厳しい状況のもとで、国内の生産活動を活性化し、そして我が国の経済を何とか国際経済環境と調和させながら健全に発展させていくためには、何と申しましても今問題になっておりますこの産業の空洞化の進展にある程度ブレーキをかけ、そして国内の雇用が安定する中で好ましい方向に誘導することができるならば、非常に厳しい環境でありますけれども、ある程度我が国のこれからの経済の発展に希望を持ってもいいのではな……

第132回国会 商工委員会 第8号(1995/04/13、16期、平成会)

○牛嶋正君 私は、平成会に与えられました八十分の残りの時間を利用させていただきまして、石油製品の安定的かつ効率的な供給の確保のための関係法律の整備等に関する法律案について御質問をさせていただきたいと思います。  朝から中曽根委員、それから午後は藁科委員がもう既に適切な問題の指摘をなさっておられますので、私は少し角度を変えて御質問させていただきたいと思います。  初め、私はこの法律の名称を読ませていただいたときにほとんど気づかなかったんですが、「安定的かつ効率的な供給の確保」と、この二つの目的を「かつ」という接続詞でつないでいるわけですね。だんだん法律を読ませていただきますと、この接続詞が持って……

第132回国会 商工委員会 第10号(1995/06/06、16期、平成会)

○牛嶋正君 私は、昨日、本会議で問題を、五つ提案させていただきましたが、きょうは時間の関係もございますので、その中から、通産大臣にお尋ねいたしました容器包装リサイクルシステムが円滑にかつ効率的に機能していくための条件、そしてその条件と市場メカニズムとの関係について御議論をさせていただきたいと思っているわけであります  この問題を議論するときに、通産省からいただいております資料の中で、一般廃棄物のリサイクル率が三・四%、それに対して産業廃棄物のリサイクル率が三九%とあります。十倍の開きがあるわけですが、私、なぜこれだけ乖離するのかというこのあたりに今私が議論しようとしている容器包装リサイクルシス……

第132回国会 地方分権及び規制緩和に関する特別委員会 第7号(1995/04/28、16期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋でございます。  私は、地方分権の推進に関する議論をずっとしてまいりまして、そこでの重要な概念といいますかキーワードというのは国と地方公共団体との役割分担、そこにあるんじゃないかというふうに思います。これは、地方分権推進に関する基本理念をうたっております第二条からも明らかでございます。  すなわち、社会や経済の実態がどんどん変化しているわけです。ですから、それを踏まえて国と地方公共団体の役割分担を見直し、経済の実態に即した役割分担を明確にしていく。その場合に、現行の国と地方公共団体との役割分担の間にずれといいますか乖離が必ず生じます。この乖離を埋めていく、これが地方分権……

第132回国会 地方分権及び規制緩和に関する特別委員会 第8号(1995/05/10、16期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋正でございます。  二十分という限られた時間にもかかわらず、それぞれの立場から非常に密度の高い御報告をいただきまして、私はいろんな御質問をさせていただきたいんですが、実は二十五分しかいただいておりません。それで、まず三方に一つずつ質問をさせていただきまして、もし時間が余りましたらまた次の第二問をさせていただくというふうにしたいと存じます。  まず寄本先生に御質問させていただきたいんですが、大体私の考えと非常によく似た考えをお持ちですので、少し御説明がなかったところでお聞きしたいのでございます。  行政を行っていく場合、先生もおっしゃいましたように、その企画立案の部分、そ……

第132回国会 地方分権及び規制緩和に関する特別委員会 第9号(1995/05/12、16期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋正でございます、  私は、前回御質問させていただきましたときには第二条の「地方分権の推進に関する基本理念」、この中でと地方公共団体の役割分担というのが非常に重要な概念であるということで、これに関連いたしまして若干の質問をさせていただいた経緯がございます。  きょうは、非常に限られた時間でございますが、同じく第二条の条文の中から、地方公共団体の自主性及び自立性を高め、個性豊かで活力に満ちた地域社会の実現を図る」、このフレーズを取り上げまして地方自治と関連づけながら少し御質問させていただきたい、こんなふうに思います。  これまで地方自治の議論の中では、地方自治は二つの側面を……

第132回国会 地方分権及び規制緩和に関する特別委員会 第10号(1995/06/02、16期、平成会)

○牛嶋正君 お三方にはそれぞれの立場から非常に興味のあるお話をいただきまして、私は今後の議論の材料にさせていただきたい、こんなふうに思っておりますが、お一方に一つずつちょっと確認したい点がございますので、できるだけ簡単にお答えいただきたいと思うんです。  まず、青木参考人に対してですが、こういった規制緩和とかあるいは行政改革等、改革を進める場合には、お話にもありましたようにやっぱり痛みを伴うことはもう当然であります。しかし、その痛みが時には一時的なもので終わるものもありますし、また先ほどの富山さんのお話にありましたように、後にずっと続くものも中にはあると思うんですね。  できるだけリアクション……

第132回国会 中小企業対策特別委員会 第6号(1995/05/19、16期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋正でございます。大臣は予算委員会から引き続いての御出席でお疲れのことと存じますが、三十分という限られた時間でございますので、よろしくお願いをしたいと思います。  予算委員会でもこの問題についていろいろ御質疑があったようでございますので、できるだけ重複を避ける意味で、私はちょっと中長期的な視点でこの問題を取り上げさせていただきたい、こんなふうに思っております。  政府は四月十四日に緊急円高・経済対策を発表されました。その三日後でございましたでしょうか、APECの蔵相会議がございまして、聞くところによりますと、そのときアジアの各国・地域からのこの対策に対する評価というのはそ……


17期(1995/07/23〜)

第133回国会 決算委員会 閉会後第1号(1995/09/06、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋でございます。よろしくお願いいたします。  六月の月例経済報告で、経済企画庁は、それまで緩やかながら景気回復の基調にあるという表現をとっておりましたけれども、それを景気回復は足踏み状態にあるというふうに変わっております。四月以降の多くの経済指標が芳しくない推移を示していたことから、七月に入りましてデフレ状態に陥るのではないかという懸念さえ生まれてきたわけです。  そのような状態の中で、円安へのシフトが八月に入ってあったわけです。このことから、我々も暗やみに光明の感さえ受けたわけでございますが、それにつられるような形で株価の方も一万八千円台に乗せるまでに上昇してまいりまし……

第133回国会 決算委員会 閉会後第2号(1995/09/13、17期、平成会)

○牛嶋正君 私は平成会の牛嶋でございます。  きょうは山下先生から貨重なお時間を二十五分ほどいただいておりますけれども、限られた時間でございますので問題を一点に絞って郵政省にいろいろお尋ねしてまいりたいと思います。  その問題と申しますのは、郵貯と今問題になっております信用不安との関係でございます。  八月における郵貯の急激な伸び、これは新聞で拝見させていただいておりますけれども、これは預金市場において郵貯シフトが起こっていることを明確に示すものではないかととらえております。そして、この郵貯シフトが、今もなお進行しております信用不安、銀行不信と無関係でないことも私は確かであろうと思っております……

第134回国会 決算委員会 第3号(1995/12/11、17期、平成会)

○牛嶋正君 私は、平成会の牛嶋でございます。  きょうは不良債権の原因と行政指導について、主として大蔵大臣と大蔵省に御質問をさせていただきたいと思います。  けさの御質疑にもありましたように、我が国経済にとって金融システムの健全化は財政再建とあわせて緊急の課題であるというふうに思います。しかし、今進められている信組、銀行の破綻処理及び住専の不良債権の処理に当たりましてあいまいな決着を見れば、当面の危機的状態を脱することはできるかもしれませんけれども、金融システムの健全化にほど遠く、また今後の経済・財政運営に少なからぬ影響を及ぼすものと、こういうふうに考えます。  それだけに、この問題の処理につ……

第134回国会 大蔵委員会 第1号(1995/10/18、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋でございます。  平成会に与えられた時間は七十分でございますが、今、直嶋委員が四十分使われましたので、私、残りの三十分で、直嶋委員が御質問になりましたこれからの財政運営のあり方を中心に、できるだけ重複部分を避けて御議論をさせていただきたいと思います。  先ほどからいろいろな財政構造あるいは財政運営を比較する場合の指標が議論されております。国際的に各国の財政状況を比較するためにも幾つかの指標を使って我々は比較をするわけですけれども、私がいつも用います指標といたしましては、一つは赤字国債と申しますか、特例公債が発行されているかどうかということを一つの基準にあるいは指標に使っ……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第7号(1996/06/17、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋正でございます。よろしくお願いいたします。  この委員会でも、これまで多くの同僚議員から、今国会が住専国会として大変な時間を金融改革のために費やしてきたのにもかかわらず、まだ十分な国民の理解が得られていないままに今審議が終わろうとしている、こういう御指摘がございました。あわせて、その理由についても幾つかの指摘があったと思っております。  私自身も、我が国の金融システムの安定化及び効率化の問題をめぐりまして、昨年七月ごろからかなりの時間を費やして分析し、検討してまいりました。これまでの審議に対しまして、そういう意味では人一倍特別の感慨を持っているように思っております。  ……

第136回国会 決算委員会 閉会後第2号(1996/07/23、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋正でございます。  きょうは、国の財政運営のあり方について、主として大蔵大臣とそれから企画庁長官に御質疑させていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  今、国の財政運営を進めるに当たりまして多くの課題を抱えておりますけれども、私はこの中から二つの課題を取り上げて少し御議論させていただきたいと思います。  その一つは、財政再建という課題でございます。これは中長期的な課題ではありますけれども、最近は急速にその重要性を増してきているように思います。いま一つは、少しずつすそ野を広げてきてはおりますけれども、景気回復を本格化するための景気対策ということでございま……

第136回国会 大蔵委員会 第3号(1996/02/22、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋正でございます。  前回の当委員会で久保大蔵大臣から所信の表明がありました。改めて私、全文を読ませていただいたんですけれども、その中から五行ほどちょっと引用させていただきたいと思います。  今後の財政運営においては、容易ならざる財政事情を厳しく受けとめ、できるだけ速やかに健全な財政体質を作り上げていくことが基本的課題であります。そのためには、中長期的観点から行財政が果たすべき役割や守備範囲を見直していくことが必要となりますが、その過程で国民に痛みを分かち合っていただくことをお願いせざるを得ないことも考えられます。 こう述べておられます。この文章を私読みまして、非常に大臣……

第136回国会 大蔵委員会 第8号(1996/04/11、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋でございます。平成会は一時間質問時間をいただいておりますが、前半の三十分、私がやらせていただきます。  昭和五十九年に、これまでの日本専売公社が改組されまして日本たばこ産業株式会社に移行いたしました。そのとき、たばこについては専売制度が廃止されたわけでありますけれども、塩の専売制度はそのまま存続させるという決定がなされました。恐らくその理由といたしましては、まだ塩については専売制度の廃止のための条件といいますか、環境が整っていないというふうな判断であったと思います。  その条件とか環境については、そのとき制定されました改正塩専売法の第一条に二つの条件が掲げられていると思……

第136回国会 大蔵委員会 第10号(1996/04/26、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋でございます。  きょうは、特例公債の発行の根拠をもう一度振り返りながら、ちょっと基本的な問題を考えてまいりたいと思っております。  単年度主義に基づいて予算編成が行われている限り、私は、財政法第四条の本文にあるように、「国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない。」という均衡予算主義と申しますか、あるいは歳出は経常的な収入で賄うという原則に立つのは当然のことではないかというふうに思います。  と申しますのは、国の歳出によってもたらされる、さまざまな公共財の供給を通じてもたらされる便益、これを享受する現世代がそのまま税負担を負うことで受益と……

第136回国会 予算委員会 第7号(1996/04/16、17期、平成会)

○牛嶋正君 私は、平成会の牛嶋でございます。  きょう、私の持ち時間は三十分でございますので、住専問題に限定して御質問させていただきたいと思います。特に、私は税の観点から、政府がお出しになりました住専処理案について幾つかの問題点を指摘し、それについて御質問をしてまいりたいと思います。  税の問題に入ります前に、私の質問の意図を十分お酌み取り願いたいために、ちょっと税に関係のない御質問を最初に二、三点させていただきたいと思います。  総理は、金融システムは我が国経済の動脈として極めて重要な枠組みを構成すると考え、その安定化は緊急の課題であって、住専処理に当たって財政支出を投入することもやむを得な……

第139回国会 地方行政委員会 第2号(1996/12/17、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋でございます。きょうは地方消費税について二、三お尋ねしてまいりたいと思います。  と申しますのは、これまで消費税の議論というのは、税率を五%にするのかあるいは三%に据え置くのかというふうな税率の問題に終始されてまいりました。しかし、先週、新進党が提出いたしました据え置き法案が否決されまして、いよいよ四月一日から地方消費税が久しぶりの新税として導入され、施行されることになります。この地方消費税は、恐らくこれからの地方税制の中でかなり重要な位置を占めていくのではないかというふうに思います。そうだとしますと、施行の前に十分この問題について議論しておかなければならないというふう……

第140回国会 厚生委員会 第20号(1997/06/17、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋正でございます。  小泉厚生大臣には、予算委員会に引き続きまして二度目の質問になりますけれども、どうぞよろしくお願いをいたします。  私が属しております新進党では、この一年半にわたりまして新しい高齢者介護保障制度の構築のための検討を重ねてまいりました。その際、五つの理念と申しますか、目標を掲げさせていただきました。きょうは初めての質問でございますので、ちょっとお時間をいただきましてその五つの理念を申し上げたいと思います。  第一の理念は、新しい高齢者介護保障制度は、二十一世紀の高齢社会の中核をなす制度と位置づけられることから、できるだけ国民的合意を得ながら、その構築に取……

第140回国会 地方行政委員会 第2号(1997/01/30、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋でございます。  きょうは、今進められております地方分権と、その地方分権を推進する中で地方交付税制度がどういう役割を果たさなければならないか、こういった観点から二、三御質疑をお願いしてまいりたいと思います。  今申しましたように、地方分権を推進して真の地方自治の確立を図っていくためには、今議論されておりますけれども、機関委任事務制度の抜本的改革、あるいは地方への権限移譲、国の関与、必置規制の整理合理化等、当然進めていかなければならないと思います。しかし、あわせて地方公共団体の自主的かつ自立的な行政運営が展開されるだけの財政基盤の強化を図っていかなければならないと私は思っ……

第140回国会 地方行政委員会 第5号(1997/02/21、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋でございます。よろしくお願いいたします。  今、衆議院に提出されております介護保険法の中で提案されております介護保険制度が導入された場合、保険者たる市町村、とりわけ財政規模の小さい町村が果たして円滑に介護保険事業を実施することができるのかという懸念が持たれております。これにつきましては先ほど関根委員も御指摘された点でございます。  この懸念が実際のものなのかあるいは懸念で終わるのかというところが非常に私は重要な点だと思いますので、きょうはこの問題を少しでも明らかにするために、現行の国民健康保険事業を取り上げまして、事業の状況を明らかにしながら現行制度が抱えている問題点を……

第140回国会 地方行政委員会 第6号(1997/03/18、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋でございます。きょうは、いよいよ四月から地方消費税が導入されますので、これに関連いたしまして若干御質問させていただきたいと思います。  当分の間、徴税事務は国が消費税と一緒に行うことになっておりますけれども、地方税にとりましては久しぶりの大型の新税導入でございます。そういう意味では、これからの地方税制のあり方を考える上でも、また国と地方の税源配分を見直していく上でも地方消費税が軸の一つになってくるのではないか、こんなふうに私は考えております。  例えば、全国知事会で長らく議論されてまいりました事業税の外形課税への移行論につきましても、これまでの議論の中で外形標準に付加価……

第140回国会 予算委員会 第3号(1997/01/31、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋でございます。  きょうは経済問題、とりわけ年末からの株価の急落と急速な円安、これが今後の経済の動向、景気の動向にどういう影響を与えるのか、このことについて御質疑をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。  経済企画庁長官は経済演説の中で我が国経済の現状を、「景気は回復の動きを続けており、そのテンポは緩やかでありますが、民間需要が堅調さを増しております。」と述べておられます。  この政府の現状認識は国民に少し希望を持たせたんではないかなというふうに思っておりますけれども、しかし一方で経済の先行きを最もよく反映するとみなされる株価及び為替レートはことしに入ってから……

第140回国会 予算委員会 第8号(1997/03/12、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋でございます。  きょうは社会保障制度と財政の関係について御質問をさせていただきたいと思います。  衣食足りて礼節を知るという言葉がございます。我が国は、戦後目覚ましい経済発展によって一九八〇年代の半ばごろ衣食足りての状況に達し、これから礼節を知る状態に向かおうとしたとき不幸にしてバブルが発生し、その方向が見失われてしまったと考えます。そういうふうに考えますと、現在の日本経済の元気のない状態がよく理解できるのではないかと思います。  さらに、この言葉をかりて社会保障制度の目標を表現するといたしますと、これまでの目標は社会で最も恵まれない人々の生活水準を少しでも高め、衣食……

第140回国会 予算委員会 第16号(1997/03/26、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋でございます。  きょうは公的金融の中心をなします財政投融資について質疑をさせていただきたいと思います。そのために、小泉厚生大臣それから堀之内郵政大臣にお越しをいただきました。ありがとうございました。  公的金融の肥大化はかなり進んでいるわけでありまして、いろいろなはかり方がありますけれども、今や我が国の金融全体に占める割合は二〇%をはるかに超えているというふうに言われております。したがって、安定的にして効率的な金融システムを確立し、国際金融市場において我が国が再び金融の一拠点としての地位を回復するためには、民間金融だけの安定化、効率化だけでなく、公的金融に対しても抜本……

第141回国会 環境特別委員会 第1号(1997/09/29、17期、平成会)

○牛嶋正君 私は、委員長に菅野壽君を推薦することの動議を提出いたします。

第141回国会 厚生委員会 第6号(1997/11/06、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋正でございます。  きょうは、一九九五年四月に導入されまして、それから二年半経過しようとしておりますドイツの介護保険制度に対する評価から議論を始めさせていただきたいと思います。  このドイツの介護保険制度も、導入当初は事務処理の遅滞や現金給付を受ける要介護者が予想以上に多くて若干の混乱はあったように思いますが、ようやくこの種の混乱もおさまりまして、現在ではおおむね順調に推移しているというふうに見受けられます。  その意味では、ドイツの介護保険制度はある程度の評価が与えられていいのではないかと思っておりますが、厚生大臣はこのドイツの介護保険制度の導入についてどのように評価……

第141回国会 厚生委員会 第7号(1997/11/13、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋正でございます。  前回に引き続きまして質問させていただきますが、よろしくお願いいたします。  私は、前回の質疑におきまして、介護保障制度を定着させ、今後とも安定かつ効率的に制度の運営を図っていくためには、まず制度の基本的枠組みを決める費用負担のあり方についてきちっとした議論をしておかなければならないということを申し上げ、現行の介護制度が抱えている四つの問題点を取り上げまして、これらの問題について、税方式と保険方式の優位性を比較検討することを提起させていただきました。  そして、前回の質疑では、このうち四番目に挙げました医療と保険の一体性の問題を取り上げて質問させていた……

第141回国会 厚生委員会 第9号(1997/11/25、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋正でございます。  十一月六日の本委員会で、私、現行介護制度の抱えております四つの問題を指摘いたしまして、議論させていただきましたが、きょうは、残された選択権に関する問題と効率性に関する問題を取り上げて、介護の分野に投下された資源が効率的に利用されるための条件整備について質問させていただきたいと思っております。  質問に入る前に、ちょっと一点確認したいことがございますので、通告しておりませんけれども、お尋ねさせていただきたいと思います。  それは、きょう議論をさせていただく質問の中で、医療サービスと介護保険の比較を行っておるわけですけれども、そのために私もう一度健康保険……

第141回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号(1997/11/19、17期、平成会)

○牛嶋正君 私は、平成会の牛嶋正でございます。  きょうは、財政構造改革と社会保障改革の関係を中心に、三塚大蔵大臣、小泉厚生大臣、尾身企画庁長官にお尋ねしてまいりたいと思います。特に、小泉厚生大臣につきましては、厚生委員会から引き続いての御質問になりますけれども、よろしくお願いいたします。  ことし一月に、国立社会保障・人口問題研究所が日本の将来推計人口について発表しております。それによりますと、少子・高齢化の進展は一層加速しておりまして、二十一世紀の初頭には高齢化率一七%という、世界でも類を見ない超少子・高齢社会を迎え、二〇〇八年からは人口の減少が始まると予測されておるところでございます。 ……

第141回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1998/01/08、17期、公明)

○牛嶋正君 きょうは委員長のお計らいで平成会の牛嶋として質問させていただきます。よろしくお願いいたします。  先ほど安定化の緊急対策の御説明を大蔵大臣からお聞きいたしましたが、細かな点につきましてはまた通常国会で御議論させていただくということにいたしまして、安定化を進めていく場合の基本的な姿勢について若干質問させていただきたいと思います。  年明けの五日の東京市場の相場につきましては、平成十年の我が国の景気の先行きを占うという意味で国民の多くの人々が注目していたのではないかと思います。  ところが、先ほど清水委員のお話にもありましたように、明けてみますと円相場は五年八カ月ぶりに一ドル百三十二円……

第141回国会 大蔵委員会 第4号(1997/11/27、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋正でございます。  きょうは、今議題になっております二法案を中心に質問させていただきまますが、この法案と関連いたしまして納税者番号制度についても若干御質問させていただきたいと思います。また、今の金田委員の御質問と若干重複する部分がございますけれども、私の視点から質問させていただきたいと思っております。  既に外国為替制度の自由化がなされております欧米では、自由化によって脱税やマネーロンダリング等の不適正取引が助長されないような環境整備が進められてきたところでございます。したがって、我が国においても、外国為替管理制度の抜本的見直しによって、自由化がもたらす租税回避資金の海……

第141回国会 大蔵委員会 第6号(1997/12/02、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋正でございます。  今、同僚の海野委員から御質問がありましたが、私は、残りました四十分を利用いたしまして、少し観点を変えて御質問をさせていただきたいと思います。  参議院の大蔵委員会調査室から参考資料をいただいておりますが、この中から私は四つデータを選ばせていただきました。それは四ページの罰則強化の主な内容等をまとめた「別紙1」でございます。それから、十八ページの「各国の金融機関にかかる罰則等」、十九ページの「各国における主な不公正取引にかかる罰則等」、そして六十二ページの「金融機関に対する検査・監督体制の国際比較」の四つのデータであります。  このデータを調べておりま……

第141回国会 大蔵委員会 第8号(1997/12/04、17期、平成会)

○牛嶋正君 私は、ただいま可決されました持株会社の設立等の禁止の解除に伴う金融関係法律の整備等に関する法律案及び銀行持株会社の創設のための銀行等に係る合併手続の特例等に関する法律案に対し、自由民主党、平成会、民主党・新緑風会及び社会民主党・護憲連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     持株会社の設立等の禁止の解除に伴う金     融関係法律の整備等に関する法律案及び     銀行持株会社の創設のための銀行等に係     る合併手続の特例等に関する法律案に対     する附帯決議(案)   政府は、次の事項について、十分配慮すべき  である。  一 ……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号(1998/05/26、17期、公明)

○牛嶋正君 私は公明の牛嶋でございます。  きょうは一時間というちょっと長目の質問時間をいただきましたので、よろしくお願いをいたします。  昨日からずっと各同僚委員の御質問を聞いておりまして、特に昨日一番バッターに立たれました片山委員の御質問でほとんど問題点の議論は尽くされているような気がいたします。そこで、きょうは私は少し視点を変えまして御質問をさせていただきたいと思っております。  まず、私、この法律について審議する前に、昭和五十六年の第二臨調によって打ち出されました増税なき財政再建、この経過をもう一度振り返ってみました。そして、この財政構造改革法の見直しが多分今回だけで終わるのではなくて……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第11号(1998/06/04、17期、公明)

○牛嶋正君 私は公明の牛嶋正でございます。  きょうは三人の参考人の方、お忙しい中貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございました。  私の持ち時間は十五分ということで限られておりますので、とりあえず最初にお三方に一問ずつお尋ねをしてまいりたいと思います。少し順序を変えまして、内田参考人からお尋ねしたいと思います。  先ほどの御意見の中で、今回の改革基本法案については賛成の立場をとるというふうなお話でございました。むしろ早く法案を成立させて推進本部を設立し、そして着実にそれを実行に移していくべきだという御意見を賜ったわけでございます。  この今回の行政改革、いろいろと先ほどからも御議論がありま……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第12号(1998/06/05、17期、公明)

○牛嶋正君 公明の牛嶋でございます。よろしくお願いいたします。  私は、平成八年秋の臨時国会の代表質問をさせていただきましたが、そのとき総理に対しまして、行革は地方から始まるということを申し上げたことを記憶しております。今でも、今の中央集権体制を地方分権型に転換していくためには行革は地方から始まらなければならないと確信しております。こういう観点からきょうは御質問をさせていただきたいと思います。  それで、きょうはまた時間が非常に限られておりますので、できるだけ論点を明確にするため、非常に押しつけがましく資料を配付させていただきました。  まず、この別表の公共部門における事務及び事業の分類表を最……

第142回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第1号(1998/01/12、17期、公明)【議会役職】

○委員長(牛嶋正君) 一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、本委員会の委員長に選任されました牛嶋正でございます。  本委員会に課せられた役割を踏まえて、皆様方の御指導、御協力を賜り、公正かつ円滑な委員会運営に努めてまいりたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に芦尾長司君、野村五男君、江本……

第142回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第2号(1998/02/17、17期、公明)【議会役職】

○委員長(牛嶋正君) ただいまから国会等の移転に関する特別委員会を開会いたします。  国会等の移転に関する調査を議題といたします。  本日は、国会等移転審議会の審議状況等について政府から二十分程度説明を聴取した後、四十分程度自由に質疑を行うことといたします。  それでは、まず政府から説明を聴取いたします。亀井国土庁長官。
【次の発言】 次に、林国土庁大都市圏整備局長より御説明いただきます。
【次の発言】 以上で説明の聴取は終わりました。  これより質疑を行います。  本日は、あらかじめ質疑者を定めず、委員には懇談形式で自由に質疑応答を行っていただきます。質疑を希望される方は、挙手の上、委員長の……

第142回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第3号(1998/03/12、17期、公明)【議会役職】

○委員長(牛嶋正君) ただいまから国会等の移転に関する特別委員会を開会いたします。  参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  国会等の移転に関する調査のため、本日、参考人として武蔵工業大学環境情報学部教授中村英夫君の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 国会等の移転に関する調査を議題とし、参考人から御意見を承ることといたします。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  中村参考人におかれましては、御多忙のところ当委員会に御出席賜りまして、まことにありがとうございます。  本日は、忌憚……

第142回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第4号(1998/06/17、17期、公明)【議会役職】

○委員長(牛嶋正君) ただいまから国会等の移転に関する特別委員会を開会いたします。  継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  国会等の移転に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 一言私からごあいさつを申し上げさせていただきます。  私は、この七月の任期満了をもちま……

第142回国会 財政・金融委員会 第2号(1998/01/30、17期、公明)

○牛嶋正君 公明の牛嶋でございます。  きょうは時間も限られておりますので、今議論になっております二兆円減税の景気に与える効果に限定いたしまして若干の質問をさせていただきたいと思います。  景気浮揚のための財政政策、これまで公共投資と減税政策がとられてまいりましたけれども、この二つの政策のもっとも大きな違いというのはその政策を実行したときの第一段階での需要創出効果ではないかと思います。公共投資の場合はその投資額がそのまま需要創出額になりますが、減税の場合はこれがどれだけ消費に向かうかということが問題になるわけですね。ですから、極端な場合、先ほども議論がありましたように、せっかく減税して可処分所……

第142回国会 財政・金融委員会 第3号(1998/02/10、17期、公明)

○牛嶋正君 私は公明の牛嶋正でございます。松永大臣に対しましては初めて御質問させていただくわけでございますけれども、よろしくお願いいたします。  今の議論もありましたけれども、住専処理政策以降、金融システムの安定化のためにいろいろな対策が今日まで打ち出されてまいりました。住専処理も含めまして、その後金融三法が制定されました。また、銀行特殊会社の創設などもその中に入れてもいいのではないかと思います。 昨年の秋の臨時国会では預金保険法の一部改正も行われてまいりました。そのたびに政府は、こういった対策を打つことによって金融不安は解消され金融システムの安定化に向かうんだというふうなことを言ってこられた……

第142回国会 財政・金融委員会 第5号(1998/02/13、17期、公明)

○牛嶋正君 公明の牛嶋正でございます。私も、非常に限られた時間でありますけれども、大蔵大臣に対しまして若干の質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  昨年の秋の金融機関の相次ぐ破綻により預金者の不安と動揺が広がりつつあったころに比べますと、ことしに入ってからの金融市場の状況というのは小康状態を保っているのではないか、私はこんなふうに思っているわけであります。  こういった最近の金融市場の状況について、大蔵大臣はどのように考えておられるのか、また我が国の金融システムに対する内外の信頼が大きく揺らぎかねない危機的状態というのは一応遠のいたと見でいいのかどうか、このあたり大蔵大臣の……

第142回国会 財政・金融委員会 第7号(1998/03/12、17期、公明)

○牛嶋正君 公明の牛嶋でございます。  私も昨日明らかになりました日銀の不祥事に関しまして質問させていただきたいと思っておりますが、前の野村委員、それから今の伊藤委員、お二人も御質問されましたし、私も非常に時間が限られておりますので、昨日このニュー又を聞いたときの私の気持ちを率直に申し上げまして質問にかえさせていただきたい、こんなふうに思っております。  ビッグバンというのは私は二十一世紀に国民が安心して高齢社会を迎えるためのどうしても越えなければならない非常に大きなハードルだと思っております。ですから、これがうまく越えられなければ二十一世紀の我が国の高齢社会というものが非常に暗いイメージにな……

第142回国会 財政・金融委員会 第11号(1998/03/31、17期、公明)

○牛嶋正君 私は、公明の牛嶋でございますが、きょうは法人税を中心に質問させていただきたいと思います。  我が国ではまだ少子・高齢化の進展の速度は衰えずに進んでおります。さらに、グローバル化も進んでいるわけです。こういう形で二十一世紀を迎えようとしているわけですが、その二十一世紀の高齢社会がある程度安定した社会、公正な社会、そしてできれば活力のある社会というふうなことになりますと、いろいろな制度、社会の制度や仕組みを改革していかなければならないと思います。政府は六つの改革を中心に今それを進めておられるわけですが、私はその中で税制改革が一番おくれているのではないかというふうに思っております。  も……

第142回国会 財政・金融委員会 第13号(1998/04/07、17期、公明)

○牛嶋正君 公明の牛嶋正です。  今、大蔵大臣と久保先生のやりとりを聞いておりまして、私は、新年度に入ってからの経済指標の推移をずっと見ておりますと、我が国の経済の今の情勢というのは残念ながらやっぱり景気後退の局面に入ったのではないか、こんなふうに思っております。したがって、もう一度足踏み状態へ戻すということが今考えなければならない最大の課題というふうに思っております。  その場合にどういう手を打つかということですけれども、大方の議論はやはり低迷している消費需要を何とか喚起するということだろうと思います。  それに関連いたしまして、ここ一週間ほど内外で大型の所得税減税が議論されるようになってま……

第142回国会 財政・金融委員会 第15号(1998/05/19、17期、公明)

○牛嶋正君 公明の牛嶋でございます。  限られた時間ではありますけれども、この法律について若干の御質問をさせていただきます。ただ、午前中の楢崎委員、それから先ほどの今泉、伊藤委員にほとんど私が用意いたしました御質問を先にしていただきましたので、少し重複するかもしれませんが、観点を変えて御質問をさせていただきたい、こんなふうに思っております。  その観点でございますが、調査室からいただきました参考資料によりますと、平成八年度まで組合員から集められた貯金額は六十七兆六千九百六十二億円に達しております。我が国における民間金融での預貯金額に占める割合を出してみますと、一八%を占めております。これは郵便……

第142回国会 財政・金融委員会 第18号(1998/05/28、17期、公明)

○牛嶋正君 公明の牛嶋でございます。よろしくお願いをいたします。  私、この間本会議で質問をさせていただきまして、そこで申し上げましたことをもう一度ここで引用させていただきますと、三つの安定化策の目標があるとしながら、長期的な目標に関連いたしまして、「二十一世紀に展開される経済運営に適合した安定的な金融システムの構築に当たって重要なことは、我が国の現在の金融システムの特徴をある程度残しながら、グローバルスタンダードに適合したシステムをどのように構築していくかにあると考えます。」というふうなことを申し上げました。その特徴の一つは、伊藤委員が今御議論なさいました間接金融にウエートがかかっているとい……

第142回国会 予算委員会 第5号(1998/02/03、17期、公明)

○牛嶋正君 私は、公明の牛嶋正でございます。  きょうは、お二人、お忙しいところ御出席いただきましてありがとうございました。私の持ち時間は十五分というふうに非常に限られておりますので、時間配分を考えまして、まず近藤参考人からお尋ねをしてまいりたいと思っております。  今問題になっております貸し渋りの問題が指摘されるようになりましてから随分と時間がたつように思いますが、最近になりましてようやくその実態が少しずつ明らかになってまいりました。そして、実態が明らかになると同時に、貸し渋りの問題が金融システムの安定化を進める上で極めて危険な要因を含んでいるということもわかってまいりました。  すなわち、……

第142回国会 予算委員会 第10号(1998/03/25、17期、公明)

○牛嶋正君 私は公明の牛嶋正でございます。  私はことしに入りましてから、昨年四月以降の消費の動向を中心にいたしましてバブル以降の個人消費の推移を家計調査のデータを使いまして分析をしてまいりました。きょうはこの分析結果に基づきまして、景気対策と財政構造改革の関連について御質問をしてまいりたいと思います。  政府は、先行き不透明感が消費の低迷をもたらしてきたという説明をずっとされてまいりました。消費者が先行きに不安感を持つ、当然消費に対しても慎重になり買い控えになっていくだろうと。そういう意味では非常にもっともらしい説明だろうと思うんです。しかし、私はこの説明から確固たる景気対策というのはなかな……

第142回国会 予算委員会 第17号(1998/04/08、17期、公明)

○牛嶋正君 私は、公明を代表して、ただいま議題になりました平成十年度一般会計予算、平成十年度特別会計予算、平成十年度政府関係機関予算に対し、反対の立場から討論を行うものであります。  反対する理由の第一は、予算には景気対策が盛り込まれていないことであります。  本来、財政は景気動向や経済成長をコントロールする役割を持っており、不況時には財政を拡大し景気の落ち込みを下支えして雇用の安定を図る重大な役割を果たさねばなりません。しかし、橋本総理は、景気が悪化の一途をたどっているのに財政構造改革法に基づきデフレ予算を編成し、景気悪化に拍車をかけてきたのであります。  予算審議を通じ、我々は予算を景気重……

第142回国会 予算委員会 第21号(1998/06/17、17期、公明)

○牛嶋正君 公明の牛嶋正でございます。  きょうもまた非常に時間が限られておりますので、公共事業の進め方に問題を絞りまして御質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  公共事業は民間企業の設備投資と同じように二つの経済効果を持っております。その一つは、乗数効果による需要創出効果でございます。もう一つは、公共事業によって形成された社会資本がその耐用年数にわたって便益をもたらすわけですが、そのサービス供給効果とも言うべき効果でございます。そして、この二つの経済効果は、財政の本来の役割であります資源配分機能と経済安定機能とに関連しております。  したがって、公共投資の進め方……



各種会議発言一覧(参議院)

16期(1992/07/26〜)

第129回国会 予算委員会公聴会 第1号(1994/06/20、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 公明党・国民会議の牛嶋でございます。非常に限られた時間でございますので、早速質問に入りたいと思います。できるだけ公平に時間を使いたいと思いますので、まず最初にお二人に一問ずつお尋ねをしたいと思います。  安川公述人に対しましては、先ほどの御意見は私の考え方に非常に近いもので、非常に示唆に富んだ御意見を賜ったことをまず感謝させていただきます。  その中で、公述人は、国民が二十一世紀に建設する長寿社会、どういうふうな長寿社会をつくっていくかということを判断するために国はもっとその判断材料を提供しなければならないということをおっしゃいました。私もそうだと思います。  ただ、その場合、国か……

第131回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1994/11/09、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 質問に入る前にちょっと委員長にお願いがあるんですが、私の与えられた時間は二十分という非常にわずかな時間でございます。効率的に利用したいと思いますのでレジュメを用意させていただきました。これを皆さんにお配りしたいんでございますけれども、よろしゅうございますか。
【次の発言】 それじゃ配ってください。
【次の発言】 私も昨日企画庁の方から月例経済報告をお聞きいたしました。その結論は、「引き続き明るさが広がってきており、緩やかながら回復の方向に向かっている」ということだったと思います。しかし、全体のデータの説明をお聞きしておりますと、もうひとつ歯切れがよくないわけでございます。  なぜな……

第131回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号(1994/11/30、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 私、この三年間の調査期間ですけれども、我が国の経済構造あるいは我が国の経済を取り巻く環境の変化というのは、恐らく十年あるいは十五年ぐらいに一度起こるような変化が起こったんではないかというふうに思います。  第一年度の調査のときの前提としては、生活大国五カ年計画が前提になっていたと思います。そこでは実質成長率が三・五%、そして名目成長率が五%というふうな前提だったと思います。今、いろいろな検討をいたしましても、この間星野先生のお話もありましたけれども、私は二十一世紀まで平均いたしますとせいぜい二%ぐらいの実質成長率しか維持できないのではないかというふうな、やや悲観的ととられるような見……

第131回国会 地方行政委員会,大蔵委員会連合審査会公聴会 第1号(1994/11/21、16期、公明党・国民会議)

○牛嶋正君 私は公明党・国民会議の牛島正でございます。  時間が十分と限られておりますので、三人の公述人の方に一問ずつ、私本当に聞きたい点がございますので、最初に質問をさせていただきまして、もし時間が残りましたら、後でまた追加質問させていただきたいと思います。  和田先生には、先ほど、今回の税制改革はおおむね妥当だという評価をいただいているわけですけれども、その説明の中で、今回の税制改革は非常に複雑なしかも複数の課題を背負っての改革であったと、その点を考えればおおむね妥当だというお話でございました。しかし一方で、その課題が余りに複数で複雑であるためにちょっと理念があいまいになっているという御指……

第132回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号(1995/02/15、16期、平成会)

○牛嶋正君 ちょっとおくれてまいりましたのでさっきの議論がよくわからないんですが、今ちょっと空洞化の話が出ておりましたので、それに関連して少し意見を述べさせていただきたいと思います。  空洞化の問題はいつも雇用問題と結びつけてお考えですが、私は雇用問題に行く前にもう一つ重要なのは、中小企業の問題がそこに入ってくるんじゃないかというふうな感じを持っております。  と申しますのは、私、以前大店舗法に関連いたしまして商調協の会長をやらせていただいておりまして、そこでの経験でございますが、御承知のようにある地域に大企業が進出するときに商調協が調整をするわけですが、そのメンバーというのは、一つは地元の商……


17期(1995/07/23〜)

第134回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(1995/12/13、17期、平成会)

○牛嶋正君 九ページで「主要施策の体系」を御説明されております。私は、この計画の内容につきましては、これがそのまま実現していけば非常に立派なものですし、恐らく二十一世紀の基盤づくりとしては申し分ないというふうに思っております。  問題は、やっぱり計画倒れにならないということですね。それに対しまして、その下で「住宅・社会資本整備の進め方の改革」というのをお出しになっておりますけれども、私はこの「改革」の中でもう一つ抜けている点があると思うんです。それは予算編成における今のシーリング方式です。重点配分をやらなければこれは実現しないですよ。  一番最初のところで、先進国との比較で図をお出しになりまし……

第136回国会 国民生活・経済に関する調査会 第4号(1996/04/22、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋です。  私は、質問時間を二十分いただいておりますので、大体半分に分けまして、最初に八代先生、それから引き続いて鈴木先生にお尋ねしてまいりたいと思います。  八代先生のお話、今我が国が抱えている最も大きな高齢化という課題に取り組んでいただいて、二十一世紀に向けての一つの処方せんを示していただきました。考え方につきましてはほぼ私も同じような考え方を持っております。したがって、質問がちょっと細かな問題になるかもしれませんけれども、お答えいただきたいと思います。  この高齢化の問題を日本で議論する場合、高齢化の先進国であります北欧諸国の国々といつも比較して議論するわけですけれ……

第136回国会 国民生活・経済に関する調査会 第7号(1996/06/05、17期、平成会)

○牛嶋正君 牛嶋正でございます。  きょうは、高山さん、それから大谷さん、ありがとうございました。限られた時間でございますので、順次一問ずつお尋ねしてまいりたいと思います。  久しぶりに高山さんのお話をお聞きしたんですが、いつもながらきちっとしたデータを踏まえて論理を整理されておりまして、久しぶりにいいお話をお聞きしたと思っております。  全体を六つの節に分けておられますが、最後の五節と六節いずれも何々する必要があるというふうに書かれておりまして、どうもここのところは我々に対する要望が多分に含まれているような気がいたします。  そこで、まず最初に、五番目の「高齢者対策値重でよいか」、ここのとこ……

第139回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(1996/12/13、17期、平成会)

○牛嶋正君 それでは御報告申し上げます。  平成八年度海外派遣特定事項調査議員団第二班は、先進諸国における社会資本整備に関する制度・施策の調査のため、去る七月三十日から八月十一日まで、ドイツ、デンマーク、イギリス及びフランスに派遣されました。  派遣議員は、本調査会の鶴岡洋会長を団長として、太田豊秋議員、山本正和議員、聴濤弘議員と私、牛嶋正の五名であります。  今回の派遣目的は、先進諸国における社会資本整備に関する制度・施策の調査でありますが、短い日程の中での調査であるため、主に住宅・生活関連、交通関連及び福祉関連の社会資本等について調査を行ってまいりました。  現地におきましては、在外公館か……

第140回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(1997/02/12、17期、平成会)

○牛嶋正君 大蔵省にちょっとお尋ねしたいんですが、「社会資本整備の現状と課題」の十六ページに公共投資基本計画がございます。ここには、「後世代に負担を残さないような財源の確保を前提として、」という文言がありますが、これは極めてあいまいな表現ではないかなというふうに思うんです。  と申しますのは、社会資本の整備は借り入れでやらなきゃいけないわけですから、負担が後世代に残るのは当たり前の話であります。問題は、社会資本整備をして、先ほども議論がありましたけれども、その耐用年数にわたってどれだけの便益が後世代に供給されていくか。ですから、各世代においての負担とそれから便益とが均衡すれば負担は後世代に残っ……

第140回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(1997/02/25、17期、平成会)

○牛嶋正君 企画庁にお尋ねしたいんですが、先ほど御説明いただきました「公共投資基本計画の骨子」の基本的考え方の@ですけれども、そこに「人口構成が若く、経済に活力のある現在のうちに、」とあります。これは、私、大分現実から離れているんじゃないかと思うんですね。もう高齢社会を迎えていると言っていいし、そしてこの計画期間の間では高齢化率二〇%に近いところまで達する予測でしょう。しかも、「経済に活力のある」と。ありますか。私はむしろ公共投資を進めることによって経済に活力を注入すべきだと、こんなふうに思っておるわけです。これからの経済運営のあり方を、こんなとらえ方を企画庁がしていたら大変なことじゃないかと……

第140回国会 国民生活・経済に関する調査会 第4号(1997/03/19、17期、平成会)

○牛嶋正君 石先生とそれから山崎先生に一問ずつお尋ねしたいと思います。  石先生は、先ほど社会資本整備に市場メカニズムの活用ということをおっしゃいました。それから二番目の項目では、長期の資源配分機能というのを重視しなければならないというお話でした。  これらを考えていきますと、結局公共投資の場合の投資基準というのが問題になるわけですが、我々は、これまで財政学の講義では、社会資本の投資基準としてはまず安全性というふうなものを第一に掲げて、それから効率性というものを第二番目に掲げてきました。効率性を議論するときには、先ほど山崎さんも説明されましたように、今用いられておりますのは費用便益分析でありま……

第140回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(1997/04/09、17期、平成会)

○牛嶋正君 貝塚先生と正村先生に一つずつお聞きしたいと思います。  まず、貝塚先生でございますが、我々は福祉の問題あるいは社会保障制度の問題を議論するときに、先進国であります北欧諸国をいつも材料にして議論するわけですけれども、その場合に日本と北欧との違いというのは人口規模が非常に違うわけです。ですから、この点については十分注意をしておかなければならないんではないかというふうに思います。例えば、先生からいただきましたレジュメの三の「経済に与える影響」のところの図式がございますが、その上に、三十年間の雇用増はすべて地方公共団体が受け持ったということで、数字が四十万から百二十万というふうに挙がってい……

第140回国会 国民生活・経済に関する調査会 第6号(1997/04/16、17期、平成会)

○牛嶋正君 井上参考人とそれから田中参考人、一題ずつお尋ねしたいと思います。  まず井上参考人ですが、五のところで「社会資本を整備する視点」を三つ挙げていただきました。私もこれは大賛成でございます。ただ、この視点に優先順位をつけなければならないという場合も起こり得ると思うんですね。その場合にどれを先に優先されるのかということなんです。  ちょっと例を挙げて私の質問の意図をお聞きいただきたいと思います。  先ほど環境のところで中水道というのを挙げられました。これは、もう塩素による殺菌は要らないんじゃないかとおっしゃいましたけれども、実はここにちょっと問題があるような気がするんですね。  と申しま……

第140回国会 国民生活・経済に関する調査会 第7号(1997/05/07、17期、平成会)

○牛嶋正君 最初に有岡さんにお尋ねしたいと思うんですが、これからの日本社会はということで淡々と三つの社会のイメージを示されました。恐らく、意識的に高齢社会に対する評価、あるいは長寿社会に対する評価、ひとり暮らし社会に対する評価は避けられたのではないかと思うんですけれども、私はこのうち、全部取り上げたいんですが時間の制約もありますので一番最後のひとり暮らし社会というのを取り上げて、価値の評価について少しお尋ねしたいと思います。  長くなった老後を皆さんある程度計画的にライフプランなんか立てて過ごしておられるお年寄りがふえてきているような気がいたします。言うならば、かなりこの自立性を非常に重んじて……

第140回国会 国民生活・経済に関する調査会 第8号(1997/05/28、17期、平成会)

○牛嶋正君 皆さんのお手元に「社会資本整備の進め方について」というペーパーを用意させていただきました。今、会長がおっしゃいましたように、ちょっと時間が十分というふうに限定されておりますので、ぺーパーを用意させていただきました。これに沿って説明をさせていただきたいと思います。  これまで多くの参考人の方から意見を聴取してまいりました。これから二十一世紀に向けて社会資本整備を進めていく場合に何が一番大切であるかということ、そういった参考人の意見を聞きながら私なりに考えてみたわけですが、問題は、社会資本を整備していく場合の基準と申しますか、投資基準といいますか、整備基準のあり方、これがやっぱり一番問……

第140回国会 予算委員会公聴会 第1号(1997/03/17、17期、平成会)

○牛嶋正君 平成会の牛嶋でございます。きょうは、本間先生、それから鷲尾事務局長、ありがとうございました。私の与えられた時間はあそこにありますように二十四分でございますので、できるだけお二人からいろんなことをお聞きしたいと思っております。  そこで、最初に、基本的な問題で本間先生それから鷲尾事務局長から一問ずつお聞きして、その後、きょうお話しいただきましたお話の内容から先ほど気づきました点を幾つかお尋ねしてまいりたい、こんなふうに思っております。  きょう、本間先生の平成九年度の大体の評価、まあ評価できるんではないかというふうなお話をいただいたわけでございます。そういう意味では、財政構造改革第一……

第142回国会 予算委員会公聴会 第1号(1998/04/02、17期、公明)

○牛嶋正君 私は公明の牛嶋正でございます。きょうは前田それから高山両公述人、貴重なお話をいただきましてありがとうございました。  私は、十一という数字が出ておりますように非常に限られた時間でございますので、まずとりあえずお二人に一問ずつ質問させていただきまして、もし時間がありましたらまた次の質問に移りたいと思います。  まず、前田公述人にお尋ねしたいんですが、先ほどからもいろいろ議論がありましたけれども、四十年間高度成長が続いてきて、私は日本における医療資源というのは十分蓄積されているというふうに思います。特に人的資源につきましては十分ではないかなというふうに思っています。これももし意見があり……


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データ更新日:2022/12/09

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