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武田邦太郎 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

武田邦太郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは武田邦太郎参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。武田邦太郎参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

16期(1992/07/26〜)

第124回国会 土地問題等に関する特別委員会 第1号(1992/08/07、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 ただいまから土地問題等に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの永田君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に青木薪次君を指名いたします。(拍手)

第125回国会 外務委員会 第1号(1992/12/07、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 日本新党におきましても、地球環境の保全あるいは健康管理につきましてはもろもろの政策なり人的貢献についての準備を進めておりますが、そういう基本的な態度においてバーゼル条約への参加は大いに歓迎しております。それにつきまして幾らかお尋ねをするわけですが、どういう政策でもそうですけれども、こういう全世界的な問題、新しい問題については、国民全体の理解と支持を求めることが非常に大事だと思うのです。  それで、政治上の問題を国民にわかりやすく話すことにつきましては渡辺外務大臣は名人でございますけれども、お疲れになるといけませんのでそのほかの人にお願いしますが、このバーゼル条約に参加することで……

第125回国会 土地問題等に関する特別委員会 第1号(1992/10/30、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 ただいまから土地問題等に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの永田君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に青木薪次君を指名いたします。(拍手)

第125回国会 予算委員会 第3号(1992/12/04、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 日本新党を代表いたしまして、ウルグアイ・ラウンドについて明確な展望と羅針盤を持って取り組んでいただきますように、農業者の立場から若干の見解を述べます。前半では大局的な問題でございますから総理大臣にお話をお伺いし、後半では先ほど発表されました農業の新政策を中心に農水大臣の御意見を伺いたいと、こういうふうに思います。  お手元に届けましたペーパーの左の方の表をごらんいただきますと、農業構造の現状が一覧するようにできております。  全国で申しますと、農家戸数、耕地面積、一戸当たりの耕地面積、後継者の数が出ておりますが、後継者が農家七十八・七軒に一人しかおらない。したがって、現在の状態……

第125回国会 予算委員会 第4号(1992/12/07、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 私は、かねて竹下さんとは地球環境の問題についてぜひ懇談願いたい気持ちを持っておりましたが、きょうこのような形で対談することは私の心から悲しみとするところであります。  そこで、きょうお尋ねしたいのは、多数の国民が、偉い政治家というものは高級料理屋にたびたび出入りをして、そこで事業家と話し合って企業利益を図ったり政治資金を得たりするものだという印象を持っておるわけでありますが、そしてこれは少なくとも今日の国民の政治不信の重大な原因の一部をなしているように思いますしかるに、このたびの事件を通じて国民の気持ちが一段と深刻になったんではないかと、こういうふうに思いますが、証人はただいま……

第125回国会 予算委員会 第6号(1992/12/09、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 私、きのう小菅に行ってまいりました。収穫は全くありません。たちまちにして報道関係では痛烈な批判が起こっております。  こごて、その場にいなければわからなかった状態を申し上げます。  委員の人たちが、国民にぜひ解明したいと思う問題を質問いたしますと、被告は必ず、そばにいる弁護士に相談をしたという形を踏みまして、この問題は現に進行している裁判に直接関係があるから返事はできませんと終始一貫、二、三の事柄はありましたけれども、ほとんどすべてについて同じような発言がございました。委員長からも、その問題は直接裁判に関係はないではないか、こういう注意をされたのも再三ありましたし、委員の方から……

第125回国会 予算委員会 第7号(1992/12/10、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 補正予算は間もなく成立すると思いますが、この補正予算の実施に当たりまして、少しでも早く今困っている生活の困窮者、あるいは倒産のラインを浮沈している中小企業者、零細下請企業、あるいはもう倒産してしまった人たちの再起、それからもう公共事業がほとんどやれなくなった東北、北海道の人たちのために出稼ぎの地帯に豊かな就業機会が早くできますように。  それから、非常に困難かもしれませんけれども、いわゆる過労死のために、過労死として勤め先から認められないで路頭に迷っている人たち、年齢からいって幼子を抱えている人が多いんですね。勤務先では過労死は認めたくないというのは当たり前ですから、それだけに……

第126回国会 外務委員会 第1号(1993/03/26、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 ロシアとの対応は、今の大統領と議会との対立関係もありましょうし、特に日本は北方領土の問題があって経済援助との絡み合いというのは非常に難しい要因も含んでおりますけれども、これまでの日本の対外態度はややもすると外国の行動を見て後追い的にくっついていくというような印象を持たれる場合が少なからずあったように思います。  フランスのミッテラン氏などは、実質上は大して援助もできないのに先に動き回ってその指導力を誇示したり相手の好感を得たりというようなことが目立ってこれも余りいい印象を与えませんけれども、これから先、困難な国際情勢の中で、経済力を持っておる日本が先を読んで、ほかの国の動いてい……

第126回国会 外務委員会 第2号(1993/03/29、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 きょうは在外公館の情報収集あるいは処理あるいは発信等についてお尋ねするわけでございますけれども、情報というものは、先ほど来の委員と外務省の担当者のお話のやりとりを見ても、同じ事実に対する情報が考え方あるいはその立場によって非常に違うということが明瞭であります。  国連中心主義ということが流行言葉になっておりますけれども、国連のあり方自身が、例えば安保理常任理事国が拒否権を持っている、これは明らかに国際民主主義に反しているわけです。あるいは核兵器は自分らは持つけれどもイラクや北朝鮮には持たさない。こういうことも公平に考えれば、まず我々が何年計画で核兵器を廃絶するからイラクも北朝鮮……

第126回国会 外務委員会 第3号(1993/04/06、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 最初に、日中航空協定改正についてお尋ねをします。  今回の改正内容は、要するに日中間の定期航空路線の運営を行う航空企業の数の制限を外すというのがその内容の主なるものと思いますが、その背景として現在の協定締結当時と比較してどういう状況変化があったのでしょうか。
【次の発言】 私は、若いころ十年ばかり中国におったので中国の運命については非常に関心が深いわけであります。  この前も発言して十分のお答えがいただけなかったのですが、中国はその潜在勢力においてずば抜けた潜在力を持っていると思うのですけれども、現在アメリカと中国が太平洋を挟んでどうも険悪な状況を醸し出そうとしているのではない……

第126回国会 外務委員会 第4号(1993/04/20、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 私は、ウルグアイ・ラウンドについての所見を若干申し述べて、大臣あるいは外務省の幹部の方のお考えを聞きたい、こう思います。  大臣は、外務大臣になられる前にも何回かウルグアイ・ラウンドに前向きに取り組むべきという発言をなさったことがございました。農政に造詣が深くあられる大臣は、まず米の輸入の自由化をしても悠々とやっていけるような農業をつくれと、その条件は十分熟しているが、そうでなければ能力の高い若い世代が喜びと誇りを持って農業をやるはずがないと、こういう意味のことを述べられたわけでありますけれども、どうもそのことが新聞には小さく出ることは出たのですが、世論に大きく響かないし、農水……

第126回国会 外務委員会 第5号(1993/04/22、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 移民、難民の移動を助成するということにつきましては同僚議員の皆さんがたびたび言及なさったわけです。そういう移民、難民を日本に受け入れた場合のことについて若干所見を述べたいと思います。  これは先進国の人が日本に来た場合は住宅が高いとが食べ物が高いとかという程度で済むのでありますけれども、途上国の人たちを受け入れた場合、特にイスラム教の人なんかだと独特の宗教風俗がありますし食生活も非常に違うわけですね。そういうことに対して地域の人たちがどういう理解を持って包容できるかということになりますと、かなり心配なところが少なからずあるという気がするのです。  私の友人で郡山で稲作をやってお……

第126回国会 外務委員会 第6号(1993/05/13、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 ここに提案されました四つの法律案すべて賛成であります。ただ、対イスラエル条約に関しての立木委員のコメント、非常に重大問題でありまして十分に検討すべき理由があると思いますので、これについても賛意を表したいと思います。  主としてカンボジアについて私も申し上げたいのでありますけれども、既に同僚議員が極めて的確具体的に意見を出しておりますので賛成するところがほとんどでありますが、そこでやや視点を変えまして申し上げたいことは、十三年にわたる戦乱に苦しんできたカンボジア民衆のことを思えばそう簡単にあきらめてしまうとかなんとかということはできかねる面があるわけであります。日本として最善を尽……

第126回国会 外務委員会 第7号(1993/06/10、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 もう問題はほとんど出尽くしまして、ほかに言うべきことに気がつきませんが、この画期的な条約に双手を挙げて賛成したい、こう思います。  まず、それにつきましても、これは午前中の森委員の質疑に共通することでありますけれども、署名から三年近い月日がたっているわけでありますので、その間、世論に十分訴えてこの条約の意義、内容の理解を徹底させまして、国民各層から盛り上がる意見を踏まえてこの国会で討議するということができておれば最も幸福だったわけでありますけれども、どうもそうは実感されないのが非常に残念だと思います。  それで、これからの問題でありますけれども、外務省の御努力で国民各層にこの意……

第126回国会 土地問題等に関する特別委員会 第1号(1993/01/22、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 ただいまから土地問題等に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの永田君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に青木薪次君を指名いたします。

第126回国会 土地問題等に関する特別委員会 第3号(1993/04/21、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 まず、地震についてお伺いします。  東京圏は大きな地震が必ず来るという地方圏として知られておるわけでありますけれども、不幸にしてそういう地震が来た場合の被害を極力少なからしめるためには土地利用が非常に大きな要因をなすものと思います。その意味で、その対策は本委員会の重大な課題にならざるを得ない。  そこで、震度七以上の地震が襲ってきた場合にどれくらいの被害を受けるものと思われるのか、そういう調査ができておりましたらお示し願いたい、こう思います。
【次の発言】 そういう被害の可能性のあることを国民の常識として徹底するようにお願いしたいわけでありますけれども、そういう考え方からいきま……

第126回国会 内閣委員会 第4号(1993/04/27、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 PKO活動について国論が二分されているわけですね。これは、自衛隊の存在なり安全保障についての国論が二分されていることを意味しておりますし、本日の委員会でも、質問なり問題提起をなさった委員で一人も政府の答弁に満足された人はなかったんではないか、こういうふうに思います。  仮に、この問題だけに限定して国民投票に問うたならば、多数の国民が野党の提示した疑問なり不安に同調するのではないか。これはよしあしは別です。そういう可能性を非常に大きな悲しみとするものであります。双方のこの主張に伝統的な政策論理がございまして、にわかに一つになるということは到底望むことはできませんが、極力その距離を……

第126回国会 予算委員会 第8号(1993/03/24、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 金丸問題につきましては、先ほど磯村、島袋両委員から発言がございましたが、私からも一言触れさせていただきます。  この問題の核心、一番中心は、国民の納めた税金を権力によって収奪したということでございまして、いずれ厳正な糾明と処罰が行われるものと期待いたしますが、こういう問題の起きます根は非常に広うございまして、政治問題あるいは政治家のモラルの高揚だけでは解決しない根の広さを持っておる、こう思います。  現に、企業がこれだけの金を献金するということは、公共事業の見積りについて非常にゆとりのある見積りをやっておるということでございましょうし、またそれを扱う官庁においてこれを見逃してい……

第126回国会 予算委員会 第12号(1993/03/31、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 総理にお願いします。  今、景気浮揚のために公共投資の追加が盛んになされるわけでありますが、経済、産業に関する公共投資におきましては、これは緊急度と投資効率の高いということが一つの選択の基準になると思いますが、その意味では農地基盤整備が先進国中びり中のびりの農業生産性を第一級に上げるかぎでありますので、公共投資として追加第一級というふうに思います。  五年度から十年間に第四次土地改良長期計画が発足するわけで、四十一兆円の事業費ということになっておりますし、五年度は予算一兆九千億ということになっておりますが、全体の二十分の一程度でありますので、これはもっと大幅に増額することが最も……

第126回国会 予算委員会 第14号(1993/04/02、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 日本新党の武田邦太郎でございます。  先ほど来、先生が意見陳述をなさった問題は、基本的に新党の考え方と全く一致しておると思いますし、個人としてはことごとく賛成であります。政治家の一人として身を厳しく持しまして問題の実現に微力をささげたい、こう思います。  そこで、ただ一つお伺いしたいのは、何人かの方からも似たような発言があったと思いますが、検察のやり方なり司法の考え方に承服しがたいことがあった場合、当然政治の側から率直かつ建設的な意見を出すべきだと思いますが、そういう場合に心得ておくべきことできるだけ具体的に先生のお考えを伺っておきたい、こう思います。

第126回国会 予算委員会 第17号(1993/05/28、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 日本新党の武田でございます。  まず、文部大臣にお伺いいたします。  今、農水省は、日本の農政史に特筆大書すべき構造政策を発進させようとしております。今世紀未か十年後、稲作で言えば戸当たり十ヘクから二十ヘク、これは今五万戸ぐらいが目標のようでありますが、それに相当する生産性なり所得を確保する農家を三十五万戸から四十万戸、それから組織経営体としては三十五ヘクから五十ヘク、これは三名ぐらいでやるそうでありますけれども、大体四、五万単位と空前の計画だと思います。  そこで、最近、学校出の青年たちが農業に入っていかない、こういうことは、こういう非常な激変期、特に農水省がこういう計画を持……

第126回国会 予算委員会 第20号(1993/06/08、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 本年度本予算につきましては、日本新党は、国際貢献とか社会福祉等につきまして自民党とは異なる見解を持っておる立場から反対をいたしましたが、補正予算につきましては、景気の憂うべき動向にかんがみまして、一日も早く景気回復に前向きの対応をしていただきたいと思いまして、対象を景気回復のみに限定して賛成いたします。次に、また農業問題でございますが、いよいよ不年度から新政策及び第四次土地改良長期計画が発進いたします。長期計画は十年間に四十一兆円の巨費を投ずるわけでございますが、そこにガット関係についての配慮がほとんどないではないか、こういう気がいたします。牛肉やオレンジ、これはジュースを含ん……

第127回国会 科学技術特別委員会 第1号(1993/08/23、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの鹿熊君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に中川嘉美君を指名いたします。(拍手)

第128回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1993/09/21、16期、日本新党・改革連合)

○武田邦太郎君 ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの三石君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に木宮和彦君を指名いたします。(拍手)

第128回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1993/11/10、16期、日本新党・改革連合)

○武田邦太郎君 先ほど来、先生方からいろいろの問題提起がございました。沖縄問題は非常に切迫した問題が多うございますし、戦争体験、基地問題等、非常に困難な条件がございますが、私、少し視野を変えまして、幾らか長期展望に立った問題提起をやって長官の御見解を伺いたい、こう思います。  基地問題についてはいろいろ意見がありましょうけれども、これがいつごろになれば返還の可能性が生まれるのかということについてはほとんど明確な見解が見当たらないようでありますが、一つの考え方としては、日本の平和にとっても世界の平和にとっても、非常に困難な問題はアメリカと中国の核対決であります。  中国は、今世界で最も軍拡に熱心……

第128回国会 外務委員会 第1号(1993/10/19、16期、日本新党・改革連合)

○武田邦太郎君 私はウルグアイ・ラウンドについて大臣のお考えを伺いたいと思います。  まだ関税化とか輸入自由化という言葉は確定的になったわけではありませんけれども、各地を歩いてみますと、多くの農家はもうあきらめていますね。前のかんきつの問題にせよ牛肉にせよ、自由化しないと言い続けておってさっとやってしまった、米もそうだろう、こういうことが多くの農家の受けとめ方でありまして、おれたちは自分が食う米だけはつくるわい、こういう考え方がだんだん広がっているようでありますが、農水省はこういう農民心理の非常に不健康な広がりについて必ずしも認識が十分でないように思います。  一番困るのは、仮に自由化された場……

第128回国会 災害対策特別委員会 第2号(1993/11/05、16期、日本新党・改革連合)

○武田邦太郎君 このたびの農業災害に迅速な救済措置をおとりくださいまして、心から感謝と敬意を表するものでありますが、被災した個々の農家は、おれのところにはどれだけの金が来るのかということを一日千秋の思いを持って待っているわけです。  農業共済のお金は年末までということになっておりますけれども、農業共済なら幾らと。例えば、宮城一県を平均して一・五ヘクタールの稲作をやっておって、三割の減収になった農家が共済金がどれぐらいもらえるのかあるいは天災融資法とか自作農維持資金関係の融資はどれくらい来るのか。つまり、それらを総計してこの冬越しのプランを立て来年の営農の計画を立てるわけです。お金が来ることは早……

第128回国会 予算委員会 第7号(1993/12/13、16期、日本・新生・改革連合)

○武田邦太郎君 日本新党、新生党、民主改革連合を代表いたしまして、米の市場開放に関するガットの調整案受け入れについて所見を述べまして、細川総理大臣、畑農林水産大臣、赤松文部大臣のお考えを伺います。  今日、ガットの調整案受け入れをめぐって大変な混乱と御苦労をされているわけでありますが、これは日本の農業ないし稲作の近未来について具体的な展望なり計画なりに言及しないで論議を重ねてきたことが重大な原因の一つではないかと思います。  現在の日本の農業における最大の問題は、若い世代の大部分が農業に絶望しまして離農しつつあることであります。農水省の農業調査によれば、昨年の一月一日現在、全国の農業後継者は四……

第129回国会 外務委員会 第1号(1994/03/29、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 まず大臣に伺います。  第三十八条の第三項にはこういうふうにあります。「締約国は、十五歳未満の者を自国の軍隊に採用することを差し控えるものとし、また、十五歳以上十八歳未満の者の中から採用するに当たっては、最年長者を優先させるよう努める。」。この第三十八条の第三項は戦争放棄の憲法を持っております日本の国民には、国内法その他において適用除外を明確にした方が適当ではないか。お考えを伺います。
【次の発言】 第二番目は、文部省関係の方に伺うんですが、児童の教育の段階から平和という問題について確信を持てるような教育をもっと徹底すべきではないか。戦争の歴史からいえば現代は核ミサイル段階に入……

第129回国会 外務委員会 第4号(1994/06/22、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 最近、国際紛争に対処するのに国連中心主義で対処する、しかし憲法の範囲内においてと、こういうことがよく言われますが、国連憲章では国際紛争を処理するのに軍事力を許容しております。日本国憲法では軍事力は使わないと、こういう建前になっておりますから、そこに慎重に整理すべき問題があるではないかということで大臣のお考えを伺いたいと思います。  東洋古来の政治哲学によりますと、政治に二つの大きな要素があって、一つは高い平和モラルであると、一つは軍事力だと。政治はこの二つを欠くことはできないんだけれども、高い平和モラルにウエートを置く行き方が王道、軍事力にウエートを置けばこれは覇道である、こう……

第130回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1994/07/18、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの池田君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に木宮和彦君を指名いたします。(拍手)

第131回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1994/09/30、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの池田君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に坪井一宇君を指名いたします。(拍手)

第131回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1994/10/26、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 戦争が終わって五十年たつわけですね。非常に素人的な問題意識でありますけれども、なぜこのように時間を経ても、簡単に言えばいつ解決するかわからない壁になっているのか、村山内閣あるいは河野外交において今までと特に違った手法を講じられるのか、その今までと特に違った点、もしできれば、いつごろになれば一応解決のめどがあるというようなことはあるのかないのか、そういうことを伺います。
【次の発言】 これまでの御努力、もうずっと続いてきたわけですが、そういう御努力に加えてもう一つ考えることができないのかと思いますのは、歴史がだんだん発展して文明が進む、そうすると、情報通信のパワーが非常に広がって……

第131回国会 外務委員会 第1号(1994/10/27、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 午前中、大木委員、矢田部委員から言及のございましたところと関連するわけでありますが、私は主として中国に焦点を絞って所見を申し上げたいと、こう思います。  御承知の中国は今非常な勢いで経済的躍進を遂げておりまして、国家スケールの経済においては近く中国が世界一になるだろうと、こういうふうに言われておりますが、そういう経済の躍進を背景にしまして軍事力の強化に極めて熱心であると。核の実験にしましても、もちろんその都度厳重な発言をして抑制しなきゃなりませんけれども、どうもその程度ではおさまりそうもない。特に、旧ソ連から幅の広い技術を核兵器について輸入している、千人以上の技術者をロシアの十……

第131回国会 予算委員会 第3号(1994/10/18、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 新緑風会の武田でございます。
【次の発言】 お手元に配っていただきましたペーパーは、昭和三十五年に始まった国民経済の高度成長下に農業がどういう変貌を遂げたかということを一覧にしております。  数字は細かいですから、下の方をごらんいただきますと、この間に耕地面積は九十万へク減っております。その減りかげんは今なお年間三万へク、四万へクと耕地が減り続けております。農家戸数は二百三十六万戸減っております。基幹的農業従事者は四百八万戸減りました。後継者は百三十二万人減りまして、昨年の一月一日現在で農家九十七軒に一人しかおりません。しかも、注目すべきことは、米どころほど後継者がおらない。横……

第132回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1995/01/20、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの星野君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に坪井一宇君を指名いたします。(拍手)

第132回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1995/03/10、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 私が今、東アジアあるいは世界的と言ってもいいと思いますが、平和問題について一番心配しておりますのはアメリカと中国との軍事的対立てあります。  中国が核実験をやめない、海軍力の拡張を盛んにやっている、世界で恐らく軍備拡張に最も熱心な国でありますが、例の南沙諸島をめぐって東南アジア諸国は非常に中国を脅威としておる。フィリピンの米軍基地撤退後においてもアメリカのミリタリープレゼンスを東南アジアが熱望しているということ一つを見ましても、容易ならぬ状態が今我々のすぐそばにあるということが言えますが、同時に、アメリカにとって大きな脅威は中国の核兵器の拡充だろうと思います。  私、昨年中国に……

第132回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1995/03/20、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 沖縄開発庁長官に、林業について所見を申し上げて、お考えを伺います。  三月十日の本委員会で、アメリカの沖縄基地が返還された場合にこれをどう利用するかという問題で、熱帯、亜熱帯の発展途上国の留学生を受け入れる、世界の平和に貢献するようなそういう研究、教育の施設をつくったらどうかということを申し上げたわけでありますけれども、現状では特にアメリカと中国が軍事的に対立しておる今日ではまずこれは夢のような話であります。  アジアの平和、世界の平和を考える場合、少しでも早く沖縄の基地をアメリカが後顧の憂いなく返還するような状況を日本が主として国際的につくり上げていくということが大事だろう。……

第132回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1995/04/26、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 現代のように非常に困難な問題の多いときに、我々、特に大事な問題は人類史の近現代がどういう方向に展開しているか、これを正しくつかまえることが大事だと思うんです。  そこで、楽天的な空想だと言われるのを覚悟で申しますと、世界は一体化の方向に進んでいる、政治は民主化しつつある、貧困は解消する方向だ、こういうことになると思うんです。それは第二次大戦が終わって五十年、明治維新はその八十年前であります。この三つの時期をとらえて、明治維新のころ、第二次大戦に負けたころ、それと今と、先ほども申しました三点がどういうふうに進んでいるか。これは急激に進んでいると言っても差し支えない、こういうふうに……

第132回国会 外務委員会 第6号(1995/03/17、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 最初にちょっと予定外のことになりますが、今日の外務省のお仕事というのはいわゆる外交という言葉では盛り切れない、いわば世界政策とでも言うべきお仕事がいよいよふえていくと思うんですね。ある意味では破局的とも言うべき地球世界を、本当に平和な各国各民族共存共栄するという状況に持っていくのが世界政策とすれば、外務省の予算というものはまことに少なくて、一兆円にはるか及ばないというのは、お仕事に比べてまず言うべき言葉がありませんですね。大臣は今後長く日本の世界政策に責任を持たれると思いますけれども、少なくとも三倍以上の予算を持つ構想をお考えいただけるとありがたいと思うんです。  きょうは私の……

第132回国会 外務委員会 第9号(1995/04/13、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 日米安保条約の前途について大臣のお考えを伺います。  キーカレンシーとしてのドルの権威が低下しているというふうに言われておりますが、これがアメリカの国力のトータルとしての低下につながっているというふうにも考えられないことはないわけでありますけれども、世界の安全とか平和に対するアメリカの威令もまずかつてのごとくではない。  こういう状況の中で、特に日本にとっては、ソ連の解体という状況がありまして、アメリカは日本における軍事基地を整理すると、こういうようなことが伝えられますが、こういう状況の中で日米安保条約の意義あるいは将来についてどういうふうに考えられますか。

第132回国会 外務委員会 第11号(1995/04/27、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 毎々原則論的な発言ばかりして恐縮でございますが、複雑で急激な現代の変化の中で大局を誤らないために原則論的なことを考えるのも意味があるのではないかと思いますので、お許しを願いたいと思います。  戦争はいつの時代でも文明進歩の先端を歩んだわけでありますが、ごく初めのころはこん棒や石ころで戦ったわけです。やがて刀ややりがあらわれまして、青銅でつくったものから鉄でつくったものに移ったことが勝ち負けを決定いたしました。特に弓という飛び道具の意義は非常に大きかったと思われます。  やがて戦争は騎馬で戦うのが主力になりましたが、ルネサンス時代に鉄砲があらわれまして、騎馬部隊の威力は失墜いたし……

第132回国会 外務委員会 第12号(1995/05/11、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 PKOないし国連に関連する問題について若干私見を申し上げて、大臣のお考えを伺います。  武力紛争をするところに行って武器を使わないで知性なりモラルによって問題を解決してもらいたい、こういう注文をつけるときに、そこへ行ってそういうことを呼びかける先進国自体が武器を使う。例えば旧ユーゴの場合なんかそうでありますけれども、これは重大な矛盾ではないかという気がするんですね。そういうことを考えると、武力でけんかをするなということを呼びかける先進国自身の国家としての姿勢を見れば、日本のように戦争放棄を宣言している国は一つもない、大変な武力を持っている。こういう状況がひいては各地の民族闘争、……

第132回国会 予算委員会 第3号(1995/02/09、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 新緑風会の武田邦太郎でございます。  ウルグアイ・ラウンドないしWTO関連で、緊急農業農村対策本部長としての総理にお願いがあります。  この本格的な自由化、関税化を前にしまして、農業者、農業団体が確信なり希望なりを持つところでなくて、むしろ不平不満を持っている、これは深憂にたえないところであります。そこで、今、農業をめぐる諸条件が非常に好転しているということを十分に農業関係者に理解を求めて、的確な長期展望あるいは十分な準備あるいは弾力的な対応によって自由化なり関税化なりを堂々と乗り越えることができるという、そういう考え方を農業関係者に鼓吹していただけないかこう思うのであります。……

第132回国会 予算委員会 第10号(1995/03/08、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 新緑風会の武田邦太郎でございます。  まず緊急農業農村対策本部長としての総理にお伺いします。  昨年の十月十八日に、高度成長の中で農業農村が根本的な崩壊状況にあるということをペーパーをもって申し上げましたが、ことしの二月九日、しかしその反面において、高度成長の中で逆に農業の躍進する条件もあらわれている、その最大なるものは後継者が百軒に一人ぐらいになって規模拡大の条件が非常に高まっているということ、それから二次、三次産業の技術が非常に高まっている、農業がこれを縦横に活用するならば農業の生産性は非常に前進することが可能だということを中心に申し上げまして、総理は、全くそのとおりだ、若……

第132回国会 予算委員会 第12号(1995/03/13、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 ペーパーがまだ渡っておりませんが、かって申し上げました食糧の自給率ですね、これが非常に低いと。今ペーパーが回りますけれども、お米は大体不足ということはまずありません。
【次の発言】 一昨年のような凶作でも、あちこち歩いてみますと十俵ぐらいとっている農家はあちこちありますから、一昨年程度の自然条件で不作があらわれるというのは稲作のレベルが低いと言ってよろしいかと思います。  足りないのは、大事なものは小麦ですね。小麦は平成四年度に五百六十五万トン輸入しておりまして、自給率は一〇%ということになっています。それから次の次の大豆は自給率二%であります。こういう危険きわまりない状態。か……

第132回国会 予算委員会 第14号(1995/03/15、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 大地震の後の数十万と言われる仮住宅、数千と言われる中小企業の工場あるいは店舗の再建を必死になってやっておるわけでありますが、それと並行して百年の大計とも言うべき理想的な神戸の建設、これの計画も先ほどの建設大臣の御発言では、長期的な二年にわたる検討、計画を考えているという意味のお話がありましたが、心から大賛成であります。  そこで、私の心に強く浮かんでまいりますのは、かつて大阪の市長として御堂筋その他の大阪市の都市構造の再建に歴史的な業績を残した関一の言葉に、一本の道路、一つの小公園といえどもそこに確固とした歴史観、世界観が必要だ、要を決するのに技術者だけの判断に任せてはならない……

第132回国会 予算委員会 第16号(1995/03/22、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 農政につきまして特に大事なこと、それからこれまで言い足りないと思うところを簡単に申し上げて、総理大臣、農水大臣、文部大臣の御所見を伺います。  第一は食糧の自給の問題です。  現在、平年作で二七、八%しか穀物は自給しておりませんし、おととしのような凶作の年には二二%しか自給できなかったという統計が出ております。その上に百六十万トン以上の肉類を輸入しておりまして、これらを通計すれば厳格に言って平年作でも二二%しか自給していない。高度成長期に田畑、果樹園が九十万ヘクタール減っちゃった、今でも毎年三万ヘク、四万ヘク減りつつある。これを考え合わせますと、これは身のものよだつような状況で……

第132回国会 予算委員会 第19号(1995/04/20、16期、新緑風会)

○武田邦太郎君 まず総理にお伺いしますが、変革期と言われる今の時代に、自分の国の国益を守ると同時に各国との共存共栄を図る、これは非常に難しいわけですね。特に一番密接な関係のあるアメリカはこういう角度から申しますと非常な難物で、国際困難があるとすぐ軍隊を出したりとか、経済問題が紛糾するとすぐ三〇一条とか、こういう腕力に物を言わせたがる性格を持っている相手でありまして、これは今の変革期に直面している世界の最高のリーダー国としては余り感心しない性格である。これは総理、チャンスがありましたらクリントン大統領に深い友情と高い知性をもってもうちょっと考えろと言うことを、歴史的な困難な問題でありますけれども……


17期(1995/07/23〜)

第134回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1995/09/29、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの風間君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に成瀬守重君を指名いたします。

第134回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1995/12/06、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 いろいろの努力が各方面でなされておりますけれども、現状で判断する限り、沖縄県民の惨たんたる犠牲、過重な負担はなくなりそうもありません。  これでいいのか。こういう事態は未来永久に続くのか。あるいはどういう条件があればこれを解消できるのか。国を挙げて必死にこれらの問題を掘り下げなきゃならないのに、政府におかれても国民間でも、この問題をまともに掘り下げる努力は必ずしも期待するようには進んでいないと思います。  日米安保条約は絶対的なものだ、変えることのできないものだという、頭で議論しておったのでは、沖縄の犠牲や負担を解消するめどはまずないと、こう考えていいと思います。  それで、こ……

第134回国会 外務委員会 第1号(1995/10/19、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 私も日米安保について、基本的な点について若干大臣のお考えをお伺いいたします。  アメリカが今日の世界で持っている重さといいますか、そういう点で日本は心から対等な親友になるべきだと思うんです。ところが、日米安保を前提として日本とアメリカが心から対等な親友になり得るかということを考えますと、どうもそれは不可能ではないかと思うんですね。  今日、日本で識者と言われている人たちも、日本はアメリカに守ってもらうしかないんだ、それがいいんだと思う人が相当おられるようでありまして、アメリカの側が高みに立つ、日本の側が守ってもらっているという、ちょっと言葉がどぎつくなるかもしれませんが、卑屈な……

第134回国会 外務委員会 第4号(1995/10/31、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 インマルサット条約の改正につきましては格別に意見はございません。賛成いたします。  そこで、きょうは、日中米三国の問題とAPECにおける農業問題について年来の願望を申し上げて、御検討をいただきたい、こう思います。時間が少ないので、ひょっとすると御返事をいただく時間がなくなるかもしれません。その節はお許しいただいて、次の委員会ででも御返事いただければありがたい、こう思います。  前回のこの委員会で大臣は、日中米の平和的な共存共栄について毅然たる態度を持って努力すると、こういうお話がありまして、大変感銘いたしました。  そこで、その具体的な方策の一つとして、これは非常に難しいと思い……

第134回国会 外務委員会 第6号(1995/11/09、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 前回の委員会に引き続きまして、若干時間をいただいて日米安保についての大臣の御意見を伺います。例によって基本的な、いわば長期的視点に立った話でございますので、御辛抱いただきます。  日米安保というものがどういう役目を持っているかといえば、常識的に言って三つあると思います。  一つは、中国とか北朝鮮の軍事力に対して日本を守る。これは軍事的空白を埋めるとかなんとか抽象論的な言葉がありますが、こういうことはちっともわからないですね。はっきり言えば、中国、北朝鮮を主とする近隣の軍事力から日本を守る、これが一つですね。  もう一つは、これはこの前申しましたが、中国からイラクにかけてのアジア……

第134回国会 外務委員会 第9号(1995/11/30、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 私は、人種差別撤廃条約については賛成でございますので、きょうは前々回まで発言してまいりました日米安保の問題について結びをつけたい、こういうふうに思います。  毎々申し上げますように、日本はアメリカと対等の親友になるべきだし、なり得る。ところが、日米安保条約のある限り、アメリカは日本を守ってやる、日本の識者もそうでありますが、多くの人たちはアメリカに守ってもらわなければ日本は安全を期し得ない、こう思っておる限りにおいては対等の親友にはなり得ないというのが私の基本的な考え方であります。  なぜ日米安保が必要であるか。理由は三つあると思います。  一つは、中国や北朝鮮が危ない、こうい……

第134回国会 外務委員会 第10号(1995/12/12、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 今、立木委員のお話を伺いながら、私も当時を思い起こしました。私は当時、長春の大同大街のソ連戦車の進撃するルートを想定して、その両側にタコつぼを掘って爆弾を抱えて入っていたわけです、ソ連軍が来たらその戦車の下へ飛び込むと。考えてみれば、そんなことをやっても成功するような作戦じゃないですね。ないけれども、今言われたような避難民が右往左往するのに幾らかでも時間が稼げるかというようなことで爆弾を抱えているわけです。ソ連軍の作戦が何日がおくれたので、陛下の放送が伝わってまいりまして、私は今ここに生きているわけであります。そういうことを考えるにつけましても、少なくとも世界政策を考える場合に……

第134回国会 決算委員会 第2号(1995/12/05、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 毎々同じようなことを申し上げて恐縮でございますが、きょうもまた似たようなことをお尋ねするわけであります。  世界の一番のODA大国として、日本の援助が対象国の国民生活の向上あるいは平和的建設に役立ってもらいたい、軍隊の強化などには使ってほしくない、こういう熱願を持つわけでありますが、こういうことは一応日本としては特定の措置をとるのですか。
【次の発言】 それで、先般、中国が地下核実験をやりましたとき、日本側からはこれに抗議を申し込んで無償援助を打ち切るというようなことがあったときに向こう側は、日本の侵略戦争で中国に与えた損害に比べれば日本の援助などわずかなものだ、こういうことを……

第135回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1996/01/11、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの風間君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に成瀬守重君を指名いたします。(拍手)

第136回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1996/01/22、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの風間君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に成瀬守重君を指名いたします。

第136回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1996/03/15、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 今、私が夜昼なしに非常に気になりますのは、沖縄の県民の皆さんがどういう気持ちでおられるのか。政府も本土の皆さんも我々の気持ちなどは全く無視している。事あるごとに沖縄の皆さんの苦しみを我が苦しみとしてという言葉は繰り返されるけれども、余りにも白々しいではないか。こういうふうな思いを日々深くしているじゃないか。沖縄の県民の皆さんの意思をそのままにしておいて沖縄に関する日本の政策がやれるのか。まずこの点について大臣のお考えを伺います。
【次の発言】 今まで二人の同僚が言われたのを繰り返すことになると思いますけれども、日米安保を守るために沖縄が犠牲にならざるを得ないという論理的帰結にな……

第136回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1996/05/07、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 沖縄は、太平洋戦争で非常な犠牲を受けた上、戦後五十年にわたって本土の国民と比べて余りに公正を欠く非常な犠牲を受けてまいりました。この犠牲的負担は一日も早く解消しなければなりませんけれども、その償いとして、同時に、産業経済面あるいは生活面で本土の国民よりもレベルの高い状況をこれまた一日も早くつくり上げていく必要がある、こう思います。  きょうは、その中で農業についての所見を申し上げますが、長官はもう農業は権威者でありますので、私としては質疑というよりもむしろ陳情であります。  農業といいましても、やはり平野部の農業、緩傾斜、急傾斜、いろいろございますし、当面申し上げるのは平野部に……

第136回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1996/06/18、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 沖縄の問題なり日米安保、日本の安全保障を考えますと、私も昼夜にわたって血が騒ぐ人間でありますが、再度申し上げておりますように、アーノルド・トインビーの人類に対する警告に、現代は核戦争で人類が破滅するか、それとも国家対立のない世界をつくるのか、人類はまさにこの分岐点に立っている、これはかつて我々が生きたことのない時代であって、これを我々は十分心して努力しなければならぬ、こういうことを繰り返し警告したわけであります。  我々が持っております日本国憲法もまた、国際間のフリクションを解決するために武力を使わない、これはたまたまでありましょうが、二十世紀最大の歴史家が人類に発した警告に一……

第136回国会 外務委員会 第2号(1996/02/22、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 この数十年来、人類はいまだかつて経験のない歴史段階を生きていると思います。御承知のアーノルド・トインビーさんは二十世紀最大の歴史家と言われた一人であります。もう亡くなりましたが、彼が幾たびとなく、今、人類の歴史は核戦争で文明の破局に陥るのか、それとも国家対立のないいわば恒久平和的な世界を実現するのか、その分かれ道に立っている、こういうことを繰り返して申しました。もっともこの人が生きているときはまだアメリカとソ連の対立時代で今とは若干違うかもしれませんけれども、核兵器を持って対立しているという勢力があるという意味ではそう変わらないと思うんです。  そこで、日米安保体制というものは……

第136回国会 外務委員会 第6号(1996/04/11、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 例によって原則論的な問題でございますが、有事に対して対応するとか準備するとかということが盛んに言われるんですが、有事を起こさせないような努力がもっと大事だと思うんです。特に、外務省は防衛庁ではないわけでありますから、防衛庁とは多少意見が対立してもそういう御努力をお願いしたい、こう思います。  それで、このたびの北朝鮮の非武装地帯任務放棄のことについて、新聞情報ですが、北朝鮮は韓国を除いてアメリカと直接的に話したいんだと、こういう見解があるようでありますけれども、私などは、日本がアメリカや韓国を説きつけて、向こうはそういう気持ちがあるのかないのか、あるとすれば、大いに結構だよとい……

第136回国会 外務委員会 第8号(1996/04/26、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 また例によって平和論ですが、前の河野外務大臣のころ、余り同じような平和論をやるものだから気がとがめまして、大臣のお耳にたこができませんかと聞いたら、まだできていないということでしたけれども、池田外務大臣もお耳にたこができるようなことがあるかもしれません。私が繰り返し同じことを言うかもしれませんが、それよりも委員の先生方がもっと長いこと聞かれるわけですけれども。  二十世紀末から二十一世紀の初めにかけて、一体世界はどういうふうになるのか。今のままでずっと推移するはずはありません。仮に二十年後はどうなっているだろうかと、こういうことを考えますと、では二十年を振り返って、二十年前に我……

第136回国会 外務委員会 第9号(1996/05/07、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 先生方の話を伺っている間にちょっと予定外のことを話したくなりました、あしからず。  外務省が、ただ外国とのおつき合いじゃなくて、本当に望ましい世界を実現するための、むしろ世界政策省的性格をだんだん深くしているんじゃないかと思うんです。これは前の河野外務大臣のときにも申し上げたんですが、それにしても余りに予算がみみっちいですね。とにかく防衛庁の予算の六分の一もないですからね。だから、私は、今のお話にもありましたけれども、これから先の国際紛争を解決する手段として、日本だけじゃなくて世界のすべての国が武力は使わないというのが、これから先の歴史段階のいや応なしの歴史的要請だと、こう思い……

第136回国会 外務委員会 第14号(1996/06/07、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 造船協定及び商標法条約については賛成でございます。  ここで、先日来気になっていることを若干お尋ねしたいと思うんです。  四月十八日でしたか、日米安保共同宣言につきましてアメリカの言論界で非常な沸騰的な反応がありました。今まで日本は、マッカーサー元帥が起案した憲法の中で軍事的にはひそやかに平和的にやってきたが、今や五十年たって殻を破って、それで太平洋におけるアメリカとの軍事協力に姿勢を改めたと、そういう意味の言論が二、三にとどまらず出ておったようであります。  これは、その当時を考えてみますと、日本におけるその当時の日米安保に関する問題意識で最大なるものは、普天間基地が全面的に……

第136回国会 外務委員会 第16号(1996/06/13、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 自衛隊法を改正する法律に伴いまして後方支援、物品または役務の相互の提供と、こういうことによって防衛庁の予算はどれぐらいふえる見当になりますか。
【次の発言】 相互の提供ということになりますと、アメリカの側から日本に提供される物品・役務等もあるんですか。どういうようなものがあるんですか。
【次の発言】 たびたび申し上げておりますから誤解はないと思いますけれども、私の発言は反米政策をとるべしとか、あるいは日米安保を直ちにやめてしまえとか、そういう議論ではありません。  そういう立場を含みに入れて、この自衛隊法の改正とかあるいはCTBTなどで中国の核実験を封じ込めるとか、こういう政策……

第138回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1996/11/07、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの星野君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に楢崎泰昌君を指名いたします。

第139回国会 外務委員会 第1号(1996/12/12、17期、民主党・新緑風会)

○武田邦太郎君 きょうもまた世界の現実の近未来についての原則論的な展望についてのお尋ねです。  この間、十二月三日でしたか、EUの議長さんが若干の随員を連れてこられて、この委員会と懇談したいということで、委員長以下何名かでお会いしました。最初、委員長がお話しされて、向こうの議長が話をされて、そしてこっちの委員が若干名発言したわけであります。  私が発言しましたのは、ECが国家を超えて手を握っていると。その条件は何かといえば、参加各国は政治的には独立している、しかし経済は一体化の方向に進む、防衛は共同と、この三つの柱があるように思う。防衛については、対象は主としてロシアの脅威であるけれども、アメ……

第140回国会 外務委員会 第2号(1997/02/20、17期、民主党・新緑風会)

○武田邦太郎君 きょうはちょっと中国問題をお話ししたいと思ったんですが、高野、田両先生の話を聞いているうちに、予定外の問題ですが、北朝鮮関係、これは今有事に対応するということが盛んに言われておりますけれども、これについて二つの問題があると思います。  一つは、有事を有事にしない、平和裏に事態が推移する努力を我々はどこまでやっているか。先ほどの食糧援助の問題もその一つでしょうが、食糧を向こうに送って、おまえたちの困っているのを助けるんだからおれたちの言うことを聞けという気配がちょっとでも向こうに感じられれば、この食糧は死んでしまうわけです。そうじゃなくて、日本の国民は北朝鮮の国民、特に老人とか病……

第140回国会 外務委員会 第5号(1997/03/18、17期、民主党・新緑風会)

○武田邦太郎君 このたびのように郵便連合憲章が一段と高度に整備されますことは、真の世界平和実現への一里塚と考えまして心から賛成であります。  同様に、万国郵便連合の憲章に基づく限定連合は世界のほかの地域にどのように進んでいるのか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 今インターネットによる個人間の通信が国境を越えて発展して、ある意味では無政府状態の局面をも現出しているようでありますが、場合によっては悪質な犯罪の温床にもなっているようであります。  このように、文明の進歩の結果、法律では必ずしも効果的に制御できない状況が国境を無視した形で展開することはある意味で歴史の必然的現象かもしれませんが……

第140回国会 外務委員会 第6号(1997/03/27、17期、民主党・新緑風会)

○武田邦太郎君 私も沖縄米軍基地について若干お伺いします。  五月十四日の期限切れということは、これが設定された時期においては平成九年五月ごろになれば国際情勢がかなり変化するだろう、そういう予測があったんですか。期限切れを設定したときです、その時点においては。基地は要らなくなるという判断があったんですか。それとも期限は更改するというつもりで設定したんでしょうか。――意味がわかりませんか。
【次の発言】 期限切れです。平成九年五月十四日ですか、それを設定した時期においては、この時期には国際情勢が変化して基地についてやめるのか削減するのか、何らかの展望があったわけでしょう。

第140回国会 外務委員会 第8号(1997/04/01、17期、民主党・新緑風会)

○武田邦太郎君 大臣、過日中国においでになりまして、日本、アメリカ、中国は今後特段に友好を深めていこう、こういう話し合いをなさり、また日中間では首脳の相互訪問をしようと、こういう約束をなさったわけであります。これは非常に結構なことだと思いますが、実際現地に行かれ、中国の首脳に直接接触なさって、これからは今までとは違って特段に友好を深めていくことができる、そういう実感をお持ちになったでしょうか。その実感をお話し願いたいと思います。
【次の発言】 三国は今後三十年はお互いに戦争しないというところまで踏み込んでいただくと最もありがたいと思いますが、将来の問題としてお願いしておきます。  問題の中東・……

第140回国会 外務委員会 第11号(1997/05/13、17期、民主党・新緑風会)

○武田邦太郎君 田委員のお尋ねと全く重複するのでもう発言はやめてもいいような気がしておるんですが、一応端的にお伺いします。  ゲリラの主たる目的が投獄されている同志、特に幹部の釈放要求にあったということはたびたび報道されましたが、私の心に一番とまりましたのはこの初期の時期、先ほど田委員の言われたように、何ゆえに日本の大使館を目標にしたかと。それは、日本のペルーに対する政府援助が富める人々に対してウエートがかかり過ぎている、貧しい者には恩恵が及んでいない、これに対する抗議がこの事件を起こした目標といいますか理由といいますか、その重大な一つだと、こういったことが心に残っております。  これはどの程……

第140回国会 外務委員会 第12号(1997/05/15、17期、民主党・新緑風会)

○武田邦太郎君 きょうは高野委員から差し迫った具体的重要問題の幾多の提起がありまして、これに対する厳格な対処の要望がございましたし、また田委員からは平和的、建設的な実践に基づく提言がありまして、近来にない感銘を受けました。私は例によって抽象的な幻想論の意見を開陳して大臣とよく御相談したい、そういうことなんです。  それで、このたびの追加議定書あるいは改正議定書の趣旨には私は心から賛成するのでありますが、もしこういうことについて逆なことをやった国があったと、これに対する制裁はどうするかということになりますと、これは非常に進んだ兵器を使う国に対する制裁でありますから、制裁するという以上はまた兵器を……

第140回国会 外務委員会 第15号(1997/06/05、17期、民主党・新緑風会)

○武田邦太郎君 CTBTが発効するためには、先ほど来お話がありましたように、核保有国あるいは保有疑惑国ですか、それと核を持つ可能性のある国々四十四カ国の批准が必要であるわけでありますけれども、私が見るところでは四十四カ国の批准がことごとく得られる可能性は極めて少ないと思うんです。したがって、CTBTが発効する可能性が極めて少ないということになります。  そういう状態の中で、条約違反の核実験を検知する国際機関の一DC、国際データセンターですか、これの暫定的なものとして既におととしの一月からアメリカが始めていると。予算の九割はアメリカが持って、その研究員といいますか職員といいますか、約六十名の中で……

第140回国会 外務委員会 第18号(1997/06/17、17期、民主党・新緑風会)

○武田邦太郎君 私は三つの問題について大臣のお考えを伺いたいんですが、大臣のお返事が長時間にわたりますと三つとも発言することができなくなるおそれがありますので、まず三つの問題を続けてお聞き願います。  第一は、先ほどの高野委員の御発言と相当通ずるところがあるんですが、テロ集団が何ゆえに日本の大使館を対象にしたかということについて、日本の経済援助が貧民層のことを考えない、富める者を利することに急であることという不満を覚えたということを言っておりましたが、これはフジモリ政治を批判すると同時に、日本の経済援助のキャラクターを問題にしておるわけであります。特に、大統領が日系の方であるということにおいて……

第140回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第6号(1997/06/18、17期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(武田邦太郎君) 一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、当委員会の委員長に選任されました武田邦太郎でございます。  委員会の運営に当たりましては、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じますので、委員各位の御支援と御協力をよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第141回国会 外務委員会 第3号(1997/11/27、17期、各派に属しない議員)

○武田邦太郎君 これは外務大臣が新しく就任なさるたびにお願いしている問題でありまして、先生方の中にはまたあの話をするかとお考えの方もあろうかと思いますが、外務省の予算、これは新しい数字がないから九四年の外務省の資料で見ますと、大体全予算の一%弱です。ドイツは二・五%強、カナダは二・二%、日本は一%弱です。その中で四分の三はODAなんです。ODAの多いことは私も熱望するところでありますけれども、一%の外務省の予算が、ODAの四分の三を除けば四百分の一です。  今の外務省のお仕事というのは、諸外国とおつき合いをするというようなことではなくて、非常に問題の充満している今日の世界を、いかにして望ましい……

第141回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第1号(1997/09/29、17期、民主党・新緑風会)

○武田邦太郎君 ただいまから国会等の移転に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの真島君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、委員長に私、武田邦太郎が選任されました。(拍手)
【次の発言】 一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続き本委員会の委員長に選任されました武田邦太郎でございます。  皆様方の御指導、御協力を……

第141回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第2号(1997/10/15、17期、各派に属しない議員)

○武田邦太郎君 去る六月十八日に委員長に就任して以来、今日までまことに短い期間ではございましたが、先生方からは本委員会の調査等に当たりまして多大なる御支援、御協力をいただきました。この場をおかりいたしまして厚く御礼申し上げます。  御繁忙の折からこのように会議を開いていただきまして、まことにありがとうございました。恐縮のきわみでございます。(拍手)

第142回国会 総務委員会 第5号(1998/03/31、17期、各派に属しない議員)

○武田邦太郎君 無所属の武田邦太郎でございます。  長時間の会議でお疲れでしょうが、最後の十分間よろしくお願いします。  国際情勢の流動が非常に激しくて、急速調なんですね。基本的な方向としては、オールグローバル化といいますか、世界一体化の方向に大きくうねっていることは間違いないと思いますが、流れが単純ではありませんで、例えばヨーロッパはEC、ロシアを主体とするCIS、東南アジアはASEAN、北米はNAFTA、南米はその一部ですがメルコスールと、こういうように国家連合的な形態に進む情勢がまず一面にございます。日本が位置する東北アジアは、アメリカの軍事力を背景とする世界政策との絡みもありまして、東……



各種会議発言一覧(参議院)

16期(1992/07/26〜)

第126回国会 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号(1993/02/05、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 藤目さんにお伺いします。  私は、新聞記事ほどの知識もない人間でございますので、非常に初歩的なお尋ねですが、二十一世紀に向けてエネルギーを考える場合、物理学の前進方向を見ますと、これも素人考えですけれども顕著な二つの方向があると思います。一つは宇宙に広がっていく、一つは極微の世界に入っていく。そういう方を考えて、即断的に言ってしまえば、供給源が豊かでクリーンな究極の人類のエネルギー源というものは、これは太陽エネルギーと核融合に帰着するのではないかと思うんです。  それで、それが非常に見当違いでなければ、国も現在の予算を数倍あるいは十数倍、場合によっては国連に先進国の予算と人材を……

第126回国会 予算委員会公聴会 第1号(1993/03/25、16期、日本新党)

○武田邦太郎君 日本新党の武田でございます。  先ほどの先生のお話、当面の現実問題としてはもうほとんどことごとくそのとおりだろうというふうに思いました。そこで、それと並んで近い将来に、もっと理想をといいますか、より平和的な防衛の形ができるかできないかということの可能性を、先生のお考えが聞ければと思うんですね。  例えば、国連軍をもっと強化する、各国単位の軍隊は専守防衛的に圧縮する、できれば国内の治安を完全に維持するぐらいまでに圧縮した場合に、各国あるいは世界の経済なり、あるいは国民、人民の生活がどういうふうに好転するのか、そういうことを検討する必要はないか。これはまことに楽しい夢かもしれません……


17期(1995/07/23〜)

第136回国会 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第1号(1996/03/12、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 私は、こういうことについては経験もありませんし、よくわかりませんが、今の非常に流動的な重要問題を抱えた時期に全く機能停止するということは、甚だ残念なことだと思うんですね。ですから、ただいまの皆さんの御発言を小委員長におかれては十分にお酌みの上で、やはり決定事項については全員そろう必要がある下しょうけれども、諸問題についての研究討議については必ずしも全員でなくても話を進めた方が私などは好ましいと、固執するわけではありませんが、そういう感じを持っております。

第136回国会 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第2号(1996/03/19、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 現状の認識では、アメリカの武力は圧倒的に強い、中国はそれほどでもないのに武力を発動する傾向がある、国内的には人権を無視する傾向が強い、日本は政治的には甚だ脆弱だ、こういう認識がポピュラーではないかと思います。仮に今後十年、二十年というスパンで物を考えると、その間に大きな戦争がないという前提で中国が経済をどこまで伸ばし得るか。これはエネルギーとか食糧関係についての改善がどこまであるかということが前提になりますけれども、経済の専門家がそういうことを検討した場合、経済が成長すれば中産階級がふえて民主主義が成長するということは歴史の当然なプロセスでありまして、現在のように中国が今後十年……

第136回国会 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第3号(1996/03/27、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 中国の民主主義に対するシビアな見解がかなり多いようですが、それを幾らか弁護してヴォーゲル先生にお尋ねします。  中国の経済、相当の困難とか失敗があるでしょうけれども、長い目で見れば経済成長は否定できないと思うんですね。民主主義というのはどこの国でも経済成長の中で中産階級が成長する基盤の中で成長するわけで、中国が幾らかおくれるかどうかは別として、必ず民主主義というものは成長するんではないか。  インドの例で、ばらばらな情報ですけれども、インドは中産階級に約二億、全体の二割ぐらいと言われていますね。それで、アンタッチャブルの女性が州知事になったという情報がまた別にあります。その相関……

第136回国会 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第4号(1996/04/03、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 新緑風会の武田と申しますが、若林参考人に伺います。  結びつく経済、離れる心というのは非常に興味深い切り口だと思うんですが、そういう意味で見ますと、かつて世界はどの国も離れた心、離れた経済だったと思うんです。第一次大戦以後、経済が結びつく芽生えがあらわれて、ヨーロッパでまずそういう芽生えができまして、現在ではあちこちに心は離れているが経済は結びついているという現象がかなり顕著に出ておりますね。トップはEUですけれども、NAFTAも割合素直に前進するかもしれませんし、APECとマハティール氏の言うようなEAECとどっちに落ちつくのかということは、アメリカ、中国の姿勢いかんにもより……

第136回国会 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第5号(1996/04/10、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 日本としては、中国と台湾とが平和裏に一つになってほしいとか、そうあるべきだという基本方針がありますね。ところが、アメリカで見ると大体似たような線もあるようだけれども、もし中国が武力的な行動をとる場合にはアメリカが武力を発動して台湾を極端に言えば守るという姿勢があるとすれば、必ずしも日本とアメリカのこの問題に対する態度が完全に一致しているとは言いがたいと。特に、日米安保によって日本がアメリカの軍事行動の後方支援的なことをやらねばならぬとすれば、これは中国側から見れば、幾ら日本が平和的に一体になることを願うといっても素直には受け取れない条件がそこにあるのではないかというのが一つです……

第136回国会 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第7号(1996/06/13、17期、新緑風会)

○武田邦太郎君 非常に困難な状況でしょうけれども、北朝鮮というのは世界で最もアウタルキー的な国家でしょうね。それで、ソ連からロシアにかけての援助は著しく低下しているはずですし、中国の援助も、時に消長ありますけれども、北朝鮮に対する親近度といいますか、これはもうかつてのごとくじゃない。それから、貿易関係は一応発展しているようには思えませんね。  そういうふうに考えますと、アウタルキーの中で、朝鮮戦争以後もう四十年、戦争以後生まれた人たちが国家の重要なところを担う年齢に達している。こういうことを総合的に考えて、北朝鮮というアウタルキーに近い国家は、非常に能力の高い民族だと思いますけれども、成長状況……

第139回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1996/12/09、17期、民主党・新緑風会)

○武田邦太郎君 香港の問題じゃないんですけれども、長い目で見ますと、歴史を振り返ると、常に緊張状態と比較的ゆったりした状態を繰り返しているわけですね。緊張状態がひどくなると爆発して戦争になる、こういう繰り返しを持っているわけであります。だから今、これはちょっと老人の苦労性で言うようなものですけれども、ASEAN地域が前向きの非常に明るい姿勢を持ち得ているのは大変結構で、私もこれを心から祝福したいんですが、世界的な状況を見ますと、そういう方向にずっと行ってしまうと必ずしも言えない条件があると思うんですね。きょうはことごとく言いませんけれども。  第一は戦争要因。国際問題を軍事力で解決しようという……

第139回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1996/12/16、17期、民主党・新緑風会)

○武田邦太郎君 地球世界がグローバリゼーションをたどっている、それも相当急スピードにいっているということは間違いないと思うんですが、APECの今の段階がその方向に素直にといいますか、直線的といいますか、進んでおると見るのかどうかについては若干注意深く考える必要があるんじゃないかという気がするんです。  もちろん現在の世界は国家主義の時代じゃなくて、その次の時代に移っていることは間違いありませんが、例えばEUのあり方、これは十幾つかの国が、各国の政治は独立しているけれども、経済は一体化する、防衛は共同、アメリカの協力か応援かはありますけれども、ロシアという存在があるせいでその点ははっきりしている……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1997/02/24、17期、民主党・新緑風会)

○武田邦太郎君 今までお話しになったお二人の先生の発言とかなり重複するところがあると思います。  今の日本で私が一番心配しておるのは、アジア太平洋の平和、各国の相互扶助的な発展と、ひいては世界の平和と各国の相互扶助的な発展、それに対する明確な展望なり具体的な政策なりがどうも日本にはできていないのじゃないか、日本は何を考えているかわからないと。政治家の各先生方はそれぞれお考えがありますけれども、国として外国に、日本はかく見通し、かく信じ、かく行動するということがちっともわからない。これは非常に心配であります。  例えば、北朝鮮の問題で北朝鮮と話すのに、韓国、中国、米国は参加しますけれども、日本は……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第8号(1997/05/19、17期、民主党・新緑風会)

○武田邦太郎君 先ほど来一部の委員方、特に上田委員から、政府援助する諸国、政府援助を受ける側の諸国がオールグローバルに協議、検討して援助の総合性あるいは計画性、効率性を十分検討して新しい出発を考えたらどうかという意味の御発言があったかと思いますが、これはぜひ少しでも早くこの問題を国際的に持ち出して、そういうことを検討する機会を提唱していただきたい、こう思います。  そこで、そういうことを前提にして、私は二つの特殊問題を申し上げて御検討をいただきたいと思います。  その一つは食糧問題です。これは日本の穀物の自給率は三〇%しかないわけで、特に肉類を二百何十万トンか輸入しておりますから、これを穀物に……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第9号(1997/05/21、17期、民主党・新緑風会)

○武田邦太郎君 この問題につきましては、もうこれまでの会合で発言したこと以上のことはまずないのでありますが、特に強調したいのは、これもたびたび申し上げることでありますけれども、戦争の歴史とか防衛の手段について人類が核兵器を持ち始めたということで、これまでとは全く異質の時代に入っているという理解をまず持つべきではないか、こういうふうに思います。今直ちに核戦争が起こるという公算は、米ソ冷戦期のようなことはまずないわけでありますけれども、科学技術の異常な躍進、特に核兵器を持ち始めた国々の異常なこの問題に対する努力の傾注を見ますと、核兵器が我々の予想以上に早く前進するというふうに考えた方がいいんではな……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

武田邦太郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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