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平野貞夫 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

平野貞夫[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは平野貞夫参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。平野貞夫参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

16期(1992/07/26〜)

第126回国会 法務委員会 第7号(1993/05/25、16期、自由民主党)

○平野貞夫君 昨年七月の選挙で高知県選挙区から出てまいりました平野でございます。  三十三年間衆議院事務局に勤めておりました関係で、国会議員の方々の質問のお手伝いとか、政府の方々の答弁の御相談には乗った経験ありますが、自分で質問することは初めてでございます。何となく今でも場違いの感じがしておりますが、調子もつかめませんが、きょうは後藤田副総理・法務大臣に初質問ができるという幸運に恵まれまして、天の配剤だと思っております。御指導をいただく絶好の機会と思いますので、よろしくお願いします。  私は、法務委員会に所属して十カ月近くになります。この間、先輩の諸先生方の論議を拝聴いたしまして大変勉強させて……

第127回国会 災害対策特別委員会 閉会後第1号(1993/08/31、16期、参議院新生党)

○平野貞夫君 新生党の平野でございます。  最初に、さきの北海道南西沖地震、南九州の豪雨、また三年目に入りました島原雲仙・普賢岳の噴火で亡くなられた方々、御遺族、被災された方々、さらに先日の台風十一号で被災を受けられた方々に心からお見舞いを申し上げます。  時間が限られておりますので、最近の災害の特殊性にポイントを絞りまして災害対策の基本問題についてお尋ねしたいと思います。  なお、私、災害対策につきましては全く素人でございます。国土庁ができる二十年前には十年ぐらい災害対策の仕事をしておりましたが、最近のことは全く知りません。したがいまして、素人でかなり乱暴な話になるかもしれませんが、どうかひ……

第128回国会 政治改革に関する特別委員会 第6号(1994/01/05、16期、日本・新生・改革連合)

○平野貞夫君 明けまして御苦労さまでございます。日本新党、新生党、民主改革連合を代表いたしまして質問いたします。私は、国会の質問が三度目でございまして、全閣僚出席という、こういう神々しい場では正直に言いまして上がっております。御無礼がございましたらお許しいただきたいと思います。  極めて不況が深刻化しております。戦後最大の不況と言われております。私は、わずかな年末年始の休暇でございましたが、その根本原因は何かということについて真剣に考えてみました。その結果、余りよくない頭で考えました結論は、長年にわたった米ソ冷戦下の、いわゆる五五年体制でできた国会の政策決定能力不全症という日本政治特有の病気が……

第128回国会 政治改革に関する特別委員会 第10号(1994/01/11、16期、日本・新生・改革連合)

○平野貞夫君 参考人の方々には貴重な御意見をまことにありがとうございました。  前田参考人には参議院事務局にお勤めのころからいろいろ御指導をいただいておりますので、本日の質問は遠慮させていただきます。  まず、蒲島参考人にお尋ねいたしますが、昨年七月の日本人のイデオロギーの調査の結果をお教えいただきましたのですが、自民も非自民も政策的には中道に集中している、こういうことでございました。その点はよくわかりましたのですが、一方で政治運営といいますか国会運営ではなかなかそういう現象でない。私は、国会改革というのは政権交代が行われるようになればほとんど解決するということを信じておったんですが、ヨーロッ……

第128回国会 政治改革に関する特別委員会 第14号(1994/01/19、16期、日本・新生・改革連合)

○平野貞夫君 第一班につきまして御報告いたします。  派遣委員は、上野委員長、松浦理事、吉川理事、佐藤委員、会田委員、続委員及び私、平野の七名で、昨十八日、福島市において地方公聴会を開催し、六名の公述人から意見を聴取した後、各委員から質疑が行われました。  まず、公述の要旨を簡単に御報告申し上げます。  最初に、福島県議会議員芳賀一太君からは、この会期中に政治改革法案をぜひとも成立させること、総定数は国民が十分理解できる四百七十一とし、小選挙区三百、比例代表百七十一に近い内容とすること、比例代表の単位は都道府県単位とすること、投票方式は政権に対する責任を明確にする趣旨からして一票制が望ましいこ……

第128回国会 法務委員会 第1号(1993/11/02、16期、参議院新生党)

○平野貞夫君 新生党の平野でございます。  御承知のように、細川連立内閣が誕生しまして政権が交代しまして、そして三ケ月法務大臣が起用されて御就任いただいたわけでございますが、連立政権というのは、国民からの期待と同時に不安感も率直に言ってあると思います。その中で、三ケ月大臣の御就任によって、政権の安定といいますか、あるいは国民の政治に対する安心というのがかなり大きなおもしになっているんではないかと私は感じているところでございます。  実は御就任の翌日、私がねてから御指導を受けております政治学の京極純一先生から電話がありまして、日本の議会政治もまんざらではないというお褒めを、私たち連立政権をつくっ……

第129回国会 政治改革に関する特別委員会 第5号(1994/06/22、16期、新緑風会)

○平野貞夫君 味村会長代理に二点お尋ねいたします。  第一点は、この審議会は法律で定めた第三者機関で、いわば国会が区割りの勧告をお願いしているわけでございます。きょうの中間報告は、区割り基準が決まった段階で具体的な区割り作成に入る前にその基準についての考え方を聞かせてもらうという趣旨だと理解しております。国会での議論を踏まえて基準をつくり直すという性格のものではないと考えておりますが、いかがでございましょうか。
【次の発言】 国会の立場も踏まえた大変ありがたい答弁でございました。  次に、先ほども議論になっておりました人口基準の問題でございます。三分の二から三分の四というこの問題。下限につきま……

第129回国会 法務委員会 第3号(1994/06/20、16期、新緑風会)

○平野貞夫君 新緑風会の平野でございます。  中井大臣には御就任まことにおめでとうございます。  きょう、昼休みに本会議が持たれております関係で、質問を一つに限定して、せっかくの所信表明に対してでございますので、お尋ねしたいと思います。  大臣は、所信表明で法務行政に課せられた使命を、「法秩序の維持と国民の権利の保全にあります。」と、こういうふうに述べられておりますが、法秩序の確保あるいは維持ということになりますと、この問題の究極は私は死刑についてどう考えるかという根本問題になるのではないかと思います。  そこで、世界的にも死刑廃止論がございますし、我が国でもそういう運動がなされています。現に……

第130回国会 政治改革に関する特別委員会 第1号(1994/07/18、16期、新緑風会)

○平野貞夫君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。

第131回国会 政治改革に関する特別委員会 第1号(1994/09/30、16期、新緑風会)

○平野貞夫君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。

第131回国会 政治改革に関する特別委員会 第5号(1994/11/18、16期、新緑風会)

○平野貞夫君 新緑風会の諸先輩の方々、それから当委員会の先生方の御配慮により、村山総理に質問する機会を得ましたことを感謝しております。  さて、本委員会に付託されています三法案、これが成立しますと政治改革は一つの節目を迎えることになるわけです。いよいよ政党、政策中心の政治が始まろうとしているわけでございますが、ここ数年、政治改革をめぐってすったもんだがございましたが、まずは村山総理、野中自治大臣の御努力に敬意を表しておきます。これが戦後五十年という境目で発足することに私は何か因縁を感ずるわけでございます。  そこで本日は、政治改革を確実に進めるために、その根っこである戦後我が国の民主主義という……

第131回国会 法務委員会 第3号(1994/11/08、16期、新緑風会)

○平野貞夫君 短い時間でございますので、三つぐらい用意した質問を一つにまとめますので、二十一分までの持ち時間でございますので、ひとつ簡明にお答えをいただきたいと思います。  最近、政府部内で、社会状況の変化を理由に、公安調査庁を縮小統合あるいは整理したらという意見があると伺っておりますが、まず第一点は、法務省としてこういった情報をどのように掌握されているかということをお聞かせ願いたいと思います。  第二点は、公安調査庁のもとにある破壊活動防止法というのは確かに、我が国独立直後、米ソ冷戦真っ盛りの状況の中でつくられた法律でございますが、冷戦が終わったとはいえ、急激な国際化、これはやむを得ないこと……

第132回国会 法務委員会 第7号(1995/03/17、16期、平成会)

○平野貞夫君 平成会の平野でございます。  去る二月二十二日に最高裁でロッキード事件に関する判決が出まして、十九年ぶりでございますが、その判決で、当時非常に問題となりました嘱託尋問調書の証拠能力が否定されたわけでございます。そのことに関連しまして若干のお尋ねを法務省当局と最高裁にしてみたいと思います。  なお、誤解のないよう念のため申しておきますが、私はここで裁判の批判をするつもりはございません。あるいは、有罪になった人たちをかばうつもりもございません。大変、日本の司法制度あるいは司法行政の中で議論のあった点でございます。当然それを所管する法務委員会としても、ひとつの問題の整理をここでしておく……

第132回国会 法務委員会 第9号(1995/04/27、16期、平成会)

○平野貞夫君 まず、大臣にお聞きしますが、刑法典というのはその時代や国の社会、文化を象徴するものだと私は思います。  今回、表記を現代用語化して平易化したわけでございますが、先般、国語学者の水谷先生は、昭和二十二年代の言葉だということをおっしゃられておったんですが、いろいろ批判とか評価とかあるいは具体的な指摘は各先生から出されておるわけです。  どうでございますか大臣、自己採点して何点ぐらいだと思いますか。そして、この平易化、現代用語化をどういうふうに大臣意義づけられておられますか。
【次の発言】 私は、いろいろ問題点があると思いますが、結論的には一種の情報公開じゃなかったかと思います。  率……

第132回国会 法務委員会 第10号(1995/06/08、16期、平成会)

○平野貞夫君 六月六日、七日にわたって、オウム真理教関連事件で検察当局としての最初の判断というものが出されたわけでございます。この間、検察、公安調査庁あるいは警察の関係者の方々の御労苦は大変なものだったと思いますが、しかし事件の深さと暗さ、異常さというのはこれからが真相解明の勝負だと、始まりだと思います。  前田法務大臣も大変法秩序維持の責任者として御心労だったと思いますが、私は、法務、特に法律のことについて余り詳しくございませんので、一般常識という立場でこの問題を取り上げてみたいと思うんですが、まず現時点での法務大臣の御心境をお聞かせいただきたいと思います。


17期(1995/07/23〜)

第134回国会 宗教法人等に関する特別委員会 第7号(1995/12/01、17期、平成会)

○平野貞夫君 昨晩の深夜、与野党の代表者の方々の合意によりまして、この改正案の成立も含めもろもろの問題の一応の決着を見たわけでございますが、何だか幕がおりた後踊りを踊るような感じもしないわけじゃございませんが、問題の重要性を真剣に大臣の先生方初めにぶつけてみたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  最初に、この宗教法人法問題について私の基本的な考え方を申し上げておきます。  憲法の基本原理の柱の一つでございます信教の自由、これを適切に生かすために昭和二十六年に制定されたのが現行の宗教法人法でございます。我が国は、大変古い伝統を持つ複雑多岐な宗教事情でございます。この二十六年にでき……

第134回国会 法務委員会 第1号(1995/10/19、17期、平成会)

○平野貞夫君 平成会としましては、最初に、大変山積しております問題を一般国政調査でただすべきではないかという意見でございましたが、給与法という急がれる案件でございますので、それを優先させることにいたしました。法案の審議ということでございますが、幅広に問題を取り上げますので、御理解をいただきたいと思います。  まず宮澤法務大臣に、御就任直後でございますが、法務行政の責任者として最近の問題を踏まえてどのような姿勢で臨まれるのか、御所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 宮澤法務大臣の御就任についてはいろいろいきさつがあったわけでございますが、私たち野党も含めて国民こぞって期待の大きいところで……

第136回国会 法務委員会 第3号(1996/03/22、17期、平成会)

○平野貞夫君 平成会の平野でございます。  日切れ法案の証人等の被害給付改正案の審議でございますが、今回、介護給付の新設という制度の拡充でございます。この問題は法務行政を支える非常に大事なものでございまして、さらなる拡充を要望いたしまして、平成会といたしましても賛成をいたすものでございます。  この法案そのものの直接の質疑というより、少し幅広くなりますが、この法律が法務行政全般にかかわることでございますので、それに関連させまして、現在国民の最大関心事である住専問題と法務行政とのかかわりについて、限られた時間で質問をさせていただきたいと思います。  先般、大臣が所信表明をされまして、第一に挙げら……

第136回国会 法務委員会 第7号(1996/05/07、17期、平成会)

○平野貞夫君 平成会の平野でございます。  この国会は住専国会と言われているわけでございますが、住専問題について両院の予算委員会初めいろんなところでいろんな議論がありましたのですが、この住専を初め不良債権の回収ということが果たしてできるか。そして、それが適切に行われて、妙な形でアウトローの世界に資金が放置されたままになるんではないかという、そういう危惧がなされておりますし、ただいまも志村先生の御質疑の中でそれが取り上げられて、刑事局長から御答弁もございましたのですが、再度お聞きしたいと思います。  実は参議院の平成会それから衆議院では新進党の有志の方々が集まっていろいろ勉強いたしまして、今回の……

第140回国会 建設委員会 第5号(1997/03/21、17期、平成会)

○平野貞夫君 平成会の平野貞夫でございます。  亀井大臣に、時間の範囲で治山治水問題を中心に、根本問題を中心に、胸を貸していただきたいと思います。  まず、治山治水事業について、亀井建設大臣の基本姿勢といいますか、政治哲学についてのお考えをお聞かせください。
【次の発言】 昨夜、NHKテレビで司馬遼太郎さんの「街道をゆく」という番組があって、私、そこで感激しましたのは、山河、山や川を人間というのは畏敬、敬わなきゃだめだという、こういう言葉が出て非常に感激したんですが、国破れて山河ありという時代ではなくて、山河荒廃して国が壊れるというような今時代になっていると思います。そういう意味で、ただいまの……

第140回国会 建設委員会 第7号(1997/03/27、17期、平成会)

○平野貞夫君 公共事業の経済波及効果をどうとらえるかということは建設行政の骨格になると思いますが、先週二十一日に当委員会でたしか松谷先生の質問に対して総務審議官が減税との比較で答弁されて、ちょっと私気になっておるんですが、恐縮ですが再度ちょっと御説明いただければ。
【次の発言】 第五次の経企庁の世界経済モデルのデータの基礎になる時期はいつごろでございましょうか。
【次の発言】 我が国でバブルが崩壊したのは平成二、三年ごろからでございますか。そうしますと、現在の日本の経済状況を想定してさまざまなマスタープランをつくる際に、ちょっとこのモデルは問題ではないかと思うんですが、いかがでございましょうか……

第140回国会 選挙制度に関する特別委員会 第2号(1997/06/13、17期、平成会)

○平野貞夫君 平成会の平野貞夫でございます。  まず、地方自治体の選挙期日の統一法案、柳本先生が今提案理由を御説明された法案について、若干お聞きしたいと思います。  衆議院でこの法案をまとめられました提案者の皆さんには大変御苦労さまだったと思います。この法案は、今お話しのとおり、投票率の向上とかあるいは選挙管理費用の節減等でいろいろなメリットがあるということは理解しますが、一方で選挙の日と任期の乖離が生じたり、あるいはそういったことから地方自治の本旨といいますか、地方自治体のことは地方自治体で決めればいいじゃないかという意見があるやに聞いておりますが、そういったこととの調整といいますか、そうい……

第140回国会 選挙制度に関する特別委員会 第3号(1997/06/18、17期、平成会)【議会役職】

○理事(平野貞夫君) 武田委員長から委員長辞任の申し出がございましたので、私が暫時委員長の職務を行います。  委員長の辞任の件についてお諮りいたします。  武田委員長から、文書をもって、都合により委員長を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、辞任を許可することに決定いたしました。  この際、武田前委員長より発言を求められておりますので、これを許します。武田節子君。
【次の発言】 この際、委員の異動について御報告いたします。  ただいま武田節子君が委員を辞任され、その補欠として山崎順子君が選任されました。

第141回国会 選挙制度に関する特別委員会 第4号(1997/11/26、17期、平成会)

○平野貞夫君 平成会の平野でございます。武田理事に引き続きまして質問をさせていただきます。  最近の各種選挙における投票率の低下現象は、確かに深刻な問題でございます。しかし、投票率の向上というのは、基本的には国民の政治意識の向上という質を伴わなければ、これまた問題があると思います。今回議題となっております公選法改正案、自治省でいろいろ検討なさって、技術的な面で投票率の向上を図ろうという幾つかの案につきまして、私自身は、例えば投票方式の改革とか、自書式を記号式に改めるとか、そういう投票の実態の改革等の注文もございますが、現時点では、皆さん事務当局の方が知恵を絞って出されたもので一定の評価をしてお……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号(1998/06/03、17期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  自社さ政権体制といいますか、これが六月一日、党首会談が行われて、橋本総理・総裁が、四年間、本当にありがとうございました、こうおっしゃって解消したという報道がありましたが、ありがとうございましたで済まない憲法上の重大な問題がここにあると私は思います。  平成八年総選挙のときに、自民党執行部、特に加藤幹事長は、選挙後の政権構成について、自社さ、過半数をとってもそういう連立をやるということを再三述べておりますし、また、同趣旨の発言を橋本総理自身、党首討論会等でやっております。これはある意味では国民に対する選挙のときの政治的な公約でございます。したがいまして……

第142回国会 国民福祉委員会 第14号(1998/05/19、17期、自由党)

○平野貞夫君 五人の参考人の方々には大変御苦労さまでございます。私は自由党の平野でございます。自由党には木暮さんという先輩の方が本来ここの専門的な知識を持ってお聞きするはずでございますが、きょうはお休みでございますので、かわりに私がお尋ねしたいと思います。  五人の方々のお話を拝聴しておりまして医療の難しさをつくづく勉強したわけでございますが、医療というのは機会の平等でなくて結果の平等を要請されるという非常に難しい問題があると思います。それで、国民健康保険法の改正案について五人の方々賛否はいろいろ分かれておりましたのですが、共通した問題意識として二つあったと思います。  一つは、老人医療費がど……

第142回国会 災害対策特別委員会 第3号(1998/03/20、17期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  大変素人っぽくて基本的な質問から始めたいと思いますが、災害対策基本法の「目的」、これが第一条、それから第三条で「国の責務」という条文がございますが、防災局長、この法律の目的と国の責務というものをどういうふうに認識されて災害対策の施策に当たられているか、一般論としてその解釈といいますか認識をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 先般の大臣の所信表明の中にも冒頭に、「災害から国土並びに国民の生命、身体及び財産を保護すること」、これが国政の基本という所信を述べられております。  そこで私が注目したいのは、国土の保護、保全というのはこれはわかります。財産も……

第142回国会 法務委員会 第3号(1998/03/12、17期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  私は、国会議員になりまして六年になりますが、五年間この法務委員をやっておりまして、ただし法曹、司法についてはずぶの素人でございまして、ごく一般の国民の立場でお尋ねしますので、よろしくお願いします。  先日、法務大臣の所信表明をお聞きしたわけでございますが、私非常に目新しい話をお聞きしましたので、念のため平成五年からの過去五年間の各法務大臣の所信表明の基本認識の部分について調べましたところ、きょうも四人の歴代法務大臣が御出席でございますが、従来の法務大臣の方たちは、法務行政の各分野にわたって適切な方策を講ずるよう全力を尽くしたい、こういう基調で所信を述……

第142回国会 法務委員会 第4号(1998/03/19、17期、自由党)

○平野貞夫君 定員法改正案につきまして、諸先生から既にいろいろな問題点が指摘されまして、若干重複するかもわかりませんが、時間の範囲でお尋ねしたいと思います。  日本人は、裁判ざたとかといって裁判を基本的に忌避しようと、嫌がる気質をまだまだ残していると思います。それから一方で、裁判マニアという言葉がありますが、何でももう裁判所に持ち込んで精神的に一つの満足をするという人たちもおるわけでして、日本人の法意識というものは私は通常の近代国家と違った大変難しいものを持っておると思います。  そういう状況の中で、大臣もおっしゃるように、国際化に伴う状況の変化で事前チェック型社会から事後チェック型社会になっ……

第142回国会 法務委員会 第7号(1998/03/31、17期、自由党)

○平野貞夫君 商法の特例の土地再評価という非常に難しい問題に私たち素人が質問するというのは非常に難しゅうございますが、私は学生時代に、たしかバジョットという人だと思いますが、十九世紀のイギリスの憲法学者の本の一番最初の言葉に、土地制度、土地の所有とか評価とか使用の形態といいますか仕組みがその国の政治制度を決める、規制する、特色づけるといいますか、あるいは統治のあり方を規制するという言葉がありました。率直に言って、そのころはよく意味がわからなかったのでございますが、社会人になって、あるいは非常に激しい日本の資本主義の浮き沈みを見まして実感的にわかってまいりました。  そこで、我が国は明治維新で地……

第142回国会 法務委員会 第9号(1998/04/07、17期、自由党)

○平野貞夫君 法務大臣が所信表明等で既に述べられていることでございますが、最近の犯罪の傾向といいますか特徴、特にその特徴的なものをどういうふうにとらえられているか、法務省、お聞かせいただきたい。
【次の発言】 犯罪の種類も非常に多くなっていますし、同時に犯罪の質も非常に凶悪化し、大変日本の社会が荒れているといいますか荒廃している、そういうことに対する御認識を十分持たれていると思いますが、私は、特に自分自身の仕事とかかわりのある経済、行政、政治の根幹にかかわる犯罪、この問題を若干取り上げてみたいと思います。  総会屋の行為から端を発したさまざまな問題、金融機関を中心とするさまざまな問題が一昨年あ……

第142回国会 法務委員会 第11号(1998/04/14、17期、自由党)

○平野貞夫君 数年前、下稲葉大臣がこの法務委員会の理事さんをやられていたころ、何度がこの保護司制度の拡充について盛んに質問されていたのを聞いていまして、私はなるほどと思っておったわけでございます。  たまたま今度法改正をするということで、実は私の出身の土佐清水市の私の生まれたところの近くの方、松本隆さんという方が高知県の保護司連盟の会長をやられておりまして、昨夜電話をしましたところ、今回の改正に大変感謝をしておりまして、早く法律を成立していただきたいと。現在の保護司の職務については、完璧に近い満足といいますか仕事の生きがいを持っておりました。そういうことがきっかけになりまして、短時間でございま……

第142回国会 法務委員会 第12号(1998/04/16、17期、自由党)

○平野貞夫君 朝から司法の機能を整備する、特に法曹人口をふやす問題につきまして当委員会のそれぞれプロフェッショナルの先生方からお話をずっと聞きまして、大変勉強になりました。印象に残りましたのは法務省と最高裁判所の方の自信あふれる答弁でございましたが、私はほぼその答弁も納得いたしました。  特に科目を六科目にする、これは六法全書の六法のことかどうかは知りませんが、いろいろ御意見がありましたが、医師国家試験でも専門的な科目というのを選択する余地はございませんで、試験に通ってからやはり修習の中でしかるべきものは勉強していただくという方針でいいと私は思います。問題は、試験に受かるということと修習をする……

第142回国会 法務委員会 第13号(1998/04/21、17期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  司法試験の受験科目の変更とかそれから司法修習制度の短縮ということが司法の機能充実に役に立つかどうかということで、参考人の先生方の大変厳しい意見を拝聴いたしまして、大変勉強になりましたんですが、法案の審議だけじゃなくて、これから法務委員会の場で参考にさせていただきたいと思います。  せっかくの機会でございますから、私が興味を持ちましたのは、司法試験の前提になる法学教育といいますか、このあり方というのは非常に大事だと思いますので、ちょっとこれに絞ってお教え願いたいと思います。  青山先生の雑誌の論文などを拝見いたしますと、筧さんがお話しになったのがきっか……

第142回国会 法務委員会 第16号(1998/05/28、17期、自由党)

○平野貞夫君 朝からこの法案につきまして専門の先生方が問題点の指摘とか質問を行っているわけでございますが、自由党としましては金融システムの安定という角度から賛成という立場でございますが、一点だけ意見を述べますので、民事局長さんの御感想というか意見がありましたら簡単に述べていただきたいと思います。  率直に言いまして、一つの問題は登記手続を変えるといいますか、いわゆる手続を簡素化することによって、債権という近代法の社会運営の中でも骨格となっている権利義務関係の性格の基本を変更するような意味を持っている法律じゃないかというふうに、私は法律の素人でございますが、そんな感じがするわけでございます。した……

第142回国会 法務委員会 第17号(1998/06/04、17期、自由党)

○平野貞夫君 けさから参考人の先生方のお話も勉強させていただきましたのですが、やはり民法の原則は原則として別に変わらないんだというお話ですが、印象としましては、やっぱり企業の世界、資本主義の世界がかなり激しく変わっているなと、それに対応するための一つの制度といいますか、そういう性格の法案だと思うんですが、やはり率直に申し上げまして、債務者の信用とかプライバシー、どうしても影響を受けるんじゃありませんか。
【次の発言】 私ども自由党はこの法案に賛成する立場でございますので、これ以上のことは申し上げませんが、やはり心配がある、そして法務省当局としても、そういう心配に対してはやっぱり十分な対応をして……

第142回国会 予算委員会 第12号(1998/03/27、17期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  私、今ここで思い出しますのは、昭和二十九年十二月、橋本総理のお父さん龍伍先生が大変慕われていました吉田茂総理が退陣するときのお話を、郷党の大先輩、林譲治先生から聞かされたことを思い出します。  林譲治先生は、あの政局で吉田首相の退陣を進言しに行くわけでございますが、その後こういう俳句をつくったそうです。「嫌なこと言って席立つ寒さかな」。十二月の寒いときだったそうですが、私もきょう尊敬する橋本首相に相当嫌なことを言わなきゃならぬことになっておりますが、どうかひとつ御理解をいただきたいと思います。  まず最初に、あなたはこのままの日本でよいとお思いでしょ……

第142回国会 予算委員会 第14号(1998/04/01、17期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野貞夫でございます。  まず、政治倫理問題についてお尋ねしたいと思います。  自民党の山崎政調会長は、昨年暮れから株価操作にかかわる発言を繰り返し、PKOをやるとか直接政府が介入するようにするとか、たび重なる口先介入、そしてあるときには外国企業の会合に出席してインサイダー取引とも思える行動がありました。内外の市場関係者からは、余りにもマーケットをばかにしているとか、こんな犯罪的なことを続けていては日本のマーケットは欧米から見放される、こういう厳しい批判を受けております。  一連の山崎拓氏の言動は、証券取引法第百五十九条の相場操作の禁止規定に違反し、市場経済、資本主義経済……


18期(1998/07/12〜)

第143回国会 経済・産業委員会 第3号(1998/09/17、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  渡辺議員が行政監視委員会の委員派遣で愛知県に行っておりまして、かわりに質問させていただきます。  朝から先輩の諸先生がるるこの改正案について問題の指摘なり質疑をしていらっしゃいまして、いろんな角度で問題点が出ておると思いますが、率直に申しまして、この不正競争防止法の体系それ自身がこのままでいいのかという基本問題が一つはあるわけでございます。  この改正案について、自由党は、提案の理由は適切ということで賛成するという立場でございます。したがいまして、余り具体的な問題でなくて、基本的でかつ素朴な問題について大臣に何点かお聞きをしたいと思います。  この不……

第143回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第2号(1998/09/25、18期、自由党)

○平野貞夫君 先ほど、局長さんの話の中に非常に重要な話があったんですが、この問題の国民合意形成、これが十分かどうかという問題が一つあると思います。  率直に言いまして、国会決議から始まったこの問題は、私は十分な国民合意形成ができていないという認識をしております。私も、衆議院の事務局にいましたときに、当時この決議の案文をつくらされた仕事をやっておりまして、そのときの政治状況からいって、やっぱり一部の政治勢力がかなり強引にこれを持っていったという経験をしております。  そういう反省も含めて、私は首都機能移転に反対じゃございません、推進すべきだと思っていますが、どうも直接利害関係のある東京都あるいは……

第143回国会 法務委員会 第3号(1998/09/22、18期、自由党)

○平野貞夫君 人権擁護推進審議会ができましてからちょうど一年半ぐらいになりますが、精力的にいろいろ議論をなさっているようでございますが、中間報告といいますか、そういったものが出されるやに聞いておりますが、いつごろを予定されているんでしょうか。
【次の発言】 そうすると、中間答申とか中間報告的なものは予定されていませんか。二年を目途に答申を出す、そう理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 あと半年ぐらいで二年になりますが、この審議会の設立された経過はいろいろございますので、法律の目的あるいは関係者の意向、期待をよくお聞きになって、ひとつ立派な答申が出されることを要請しておきます。  次に……

第143回国会 法務委員会 第4号(1998/10/08、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  私は、この司法制度、法務行政、最も不得意な分野でございまして、素人の意見しか持っておりませんが、どういうわけか無所属で当選して以来ずっとこの法務委員会に属しておりまして、ほかの人が嫌がるから押しつけられているんだと思いまずが、この裁判官と検察官の給与法も考えてみれば七年続けて審議に参加させていただいております。  そこで、ごく素人っぽく申し上げますと、大臣が提案理由を言うときに必ず出てくる言葉が「一般の政府職員の例に準じ」という人事院勧告に根拠を置いた法律なんですが、私は素朴に裁判官の報酬とか検察官の俸給が人事院勧告というものに本質的になじむかどうか……

第144回国会 法務委員会 第1号(1998/12/03、18期、自由党)

○平野貞夫君 最近、国会議員の刑事犯罪、そして逮捕という事件が続いておりまして、まことに残念なことでございます。  本院でも友部達夫議員が平成九年の一月二十九日に逮捕され起訴されてずっと勾留されて、国会が開かれるたびにその期間の更新の文書が議長あてに出されておるんですが、友部議員の裁判の日程、期日の見通しみたいなものがおわかりになれば教えていただければありがたいです。
【次の発言】 そうしますと、一審の判決の見通しもわからないということだと思います。  仮にこの事件が二審、終審ということになれば何年たつかわからぬという状況だと思います。そのことは裁判所の責任あるいは法務省の問題ではないと思いま……

第145回国会 決算委員会 第2号(1999/04/06、18期、自由党)

○平野貞夫君 決算の全般的質疑の中でございますが、憲法問題、わけても憲法改正の手続制度の整備につきまして質問をさせていただきたいと思います。  最初に、法制局長官に集中的に御答弁をお願いしたいと思いますが、まず憲法改正の手続の第九十六条を読んでみます。   この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。   憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布す……

第145回国会 法務委員会 第2号(1999/03/15、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  新しく就任されました陣内法務大臣に法務行政に臨む決意をお聞きするのが筋でございますが、本日は委嘱審査でもございますし、後日に譲りたいと思います。  午前中からでございますが、多くの委員の方から議論が出ております少年犯罪問題について、具体的事件を取り上げまして、制度的あるいは法改正にわたる問題の提起をしてみたいと思います。  御承知のように、三月十一日、神戸の児童殺害事件について神戸地裁は判決を下しました。損害賠償訴訟では被害者の両親の主張は通りましたが、少年法で非公開とされている少年審判の内容を明らかにしてほしいという両親の思いは実現しませんでした。……

第145回国会 法務委員会 第3号(1999/03/23、18期、自由党)

○平野貞夫君 法務大臣の所信に対する質疑でございます。  中村前法務大臣がおやめになった。そのとき私は党務でイギリスにおりました。私としましては、外国から、日本の閣僚がやめたときの外国の日本を知っている人たちの反応といいますか、意見というのを初めて聞きましたのですが、私自身も何でやめたのかよくわからない。まして英国の方々は、一体法務大臣という職責というのは日本ではどういう立場ですかという、日本の政治のあり方の基本を問うような話を大分聞かされたわけでございます。  私は、法務大臣というのはやはり内閣を代表する、国家論とか憲法観とかあるいは政治観、法務大臣がどういう考え方を持っておるかということに……

第145回国会 法務委員会 第5号(1999/04/15、18期、自由党)

○平野貞夫君 私ごとに係ることとはいえ、各先生方御指摘のように、今回のことは不謹慎、不適切なことでございまして、法務大臣も大変きちっとした対応をなされて、検事総長が厳重注意されたということにつきましては私はそれでよかったと思っております。  ただ、この問題には二つの側面があるのではないかと私は思います。  一つは、「噂の眞相」に書かれた内容がどこまで真実でどこまで虚実かということを明確にすること。それから、率直に言いまして、業者と飲食をともにしたという行為が非常に問題にされておりますが、確かに問題だと思います、大変重責の立場の方でございますので。むしろ、特に今固有名詞が出されております佐藤章さ……

第145回国会 法務委員会 第6号(1999/04/20、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  外国の方が日本で暮らす、滞在する、あるいは入国、出国する際に、国際的な基準で外国の方たちの人権が尊重され、守られなければならないのは当然のことでございます。議題になっております二つの改正案は、そういった人権、あるいは外国の方々に日本の法制度の中で何らかの制約をするという性格のものだと思います。  この両案に対して基本的には賛成の立場でございますが、現実の問題としまして、外国の方々の中には心ない人が日本に不法に入国したり、あるいは犯罪を起こしたり、また場合によりましたら日本の国家体制を覆そうという目的で日本に入られるケースも事実としてあるわけでございま……

第145回国会 法務委員会 第11号(1999/05/18、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野貞夫でございます。  先ほど来の参考人の先生方のお話、大変勉強させていただいておりますが、飯室参考人の発言の中に、司法制度改革をまずできることからやるべきだというお話がありました。私はそれも大切なことだと思いますが、すぐできないことも大いに議論をしていただきたいという意見を持っております。  お話の中に、違憲判断が少ない、立法、行政のチェックが十分でない、裁判官は憲法判断を避けようとしているというお話がありましたが、そういう状況の原因は何だとお思いでございましょうか。
【次の発言】 私は、ちょっと乱暴な議論かもしれませんが、やっぱり最高裁判所長官なり裁判官が内閣の任命……

第145回国会 法務委員会 第12号(1999/05/20、18期、自由党)

○平野貞夫君 司法制度改革審議会という名前でございますので、現行の司法制度に何か問題がある、あるいは弊害があるからこういう審議会をつくるんだと思いますが、この審議会が調査審議する対象となる司法制度というのはどんなものをお考えでございますか。
【次の発言】 そうしますと、司法制度の中身はもちろんのこと、司法制度を支える周辺の問題、もうちょっと広く言いますと、司法文化といいますかリーガルカルチャーといいますか、そういうものも視野に入れていろいろ議論する、そういう審議会だというふうに考えてよろしいですか。
【次の発言】 そういう意味で、私は諸先生方の意見と若干違いまして、内閣に審議会を置くことについ……

第145回国会 法務委員会 第13号(1999/05/25、18期、自由党)

○平野貞夫君 四人の参考人の方々には、司法制度改革のあり方とか具体的な問題点についてけさからいろいろ御意見をいただき、大変勉強になりました。  そこで、二、三お尋ねをいたしたいんですが、まず、この司法制度改革審議会設置法案は、衆議院でその職務といいますか所管が修正されまして、原案よりかなり重いものになっておると思います。いずれにせよ、二十一世紀において司法が果たすべき役割を明らかにするという当面の問題の解決だけではなくて、恐らく司法制度の抜本的な改革のありようのようなものも検討されると思いますが、四人の参考人の方々がイメージする、理想と言ったらちょっとオーバーかもわかりませんが、一応の司法制度……

第145回国会 法務委員会 第15号(1999/06/08、18期、自由党)

○平野貞夫君 組織的犯罪三法が参議院に送付されましてちょうど一週間たちますが、委員会の審議は始まっておりません。そこで、きょうはその問題などを取り上げてみたいと思います。  まず、この法律の立案立法過程の中で、多少私どもも当時野党ではありましたがかかわったものですので、ちょっと思い出しながら、法務大臣に当時の法務省の考え方みたいなものをまず聞いてみたいと思います。  平成八年に住専問題というのが大変大きい問題になりまして、当時私たちは新進党でございましたが、住専問題等、金融不安あるいは不良債権の回収とかそういう問題によって当時約四十兆円ぐらいの金が裏社会に流れる、こういうかなり専門家の見通しが……

第145回国会 法務委員会 第17号(1999/06/29、18期、自由党)

○平野貞夫君 通信傍受法案が衆議院で抜本的な修正が行われました。服部理事がるる衆議院の先生方にお尋ねしたとおりでございますが、憲法の精神を踏まえて適切な修正だったと思います。特に私は傍受対象を薬物犯罪、それから銃器犯罪、集団密航、組織的な殺人に限定したことについては大変意義があると思っております。にもかかわらず、この制度は必要でないあるいは廃案にすべきだという意見がございます。これが必要であるかあるいは必要でないかということは、これらの犯罪の実態、客観的な状況をやっぱり把握して論ずるべきだと思います。  本日は私は、いろいろあるんですが、薬物犯罪の実態に限って警察庁当局にお尋ねをしてみたいと思……

第145回国会 法務委員会 第18号(1999/07/01、18期、自由党)

○平野貞夫君 まず最初に、去る二十九日の法務委員会で私が覚せい剤犯罪の実情、実態について質問いたしました際に、私の発言の中で数字のことで間違っていた部分がございますので、訂正をさせていただきたいと思います。  すなわち、仮に十トンの覚せい剤の使用回数はどのくらいかということに対して、警察庁の局長が一回〇・〇三グラムとして三億三千三百三十三万回分だと、こういう答弁をなさって、私はそれを受けて、日本の総人口、赤ちゃんからお年寄りまで年平均一回使用できる量だというふうに申し上げたんですが、ビデオを見直しまして、あらっと思いまして計算しましたら、二・六回、三回とはちょっと言いにくいところでございますが……

第145回国会 法務委員会 第19号(1999/07/06、18期、自由党)

○平野貞夫君 前回、今回とるる、通信傍受法案を初め組織犯罪三法に反対の意見、そして廃案に追い込む、あるいは廃案を期待するという立場の人たちの意見を聞きましたが、私が反論するより、山陽新聞の七月四日、「意見のひろば」という欄があって、ここに通信傍受の反対論と賛成論を公平に載せておるんですが、その中の非常に傾聴すべき意見というものを紹介します。  二十八歳の男性、自営業の方ですが、岡山市にお住まいの方です。   今では身近なところにまでまん延していると言われる覚せい剤事犯など摘発の難しい重大犯罪に大きな効果を発揮するものとして、通信傍受法案は大いに期待すべきであると思う。   犯罪が深刻化する中で……

第145回国会 法務委員会 第20号(1999/07/13、18期、自由党)

○平野貞夫君 時間が限られておりますので、きょうは私が生まれた高知県の住民の立場から、当法務委員会の皆様に陳情をお願いする気持ちで質問をしたいと思います。  昨年秋に、土佐湾に大量の覚せい剤が流れ着いた事件が発生しましたが、この事件の概要を簡単に御説明ください。
【次の発言】 先週水曜日に、土佐清水市の消防長、小林さんという方ですが、この方が私の議員会館に久しぶりに見えまして、覚せい剤を海に投棄したこの漁船、その前にこの漁船が清水港に寄港して連絡用に使用した携帯電話を港の中に投げ捨てたということで、ダイバー四人ぐらいで相当大がかりな捜査をして、町じゅうが大騒ぎになったという話を聞きました。  ……

第145回国会 法務委員会 第21号(1999/07/22、18期、自由党)

○平野貞夫君 三人の参考人の先生方のお話は大変勉強になりました。質問をされた四人の法務委員の方々はいずれも弁護士の先生方でございまして、私は法律の専門的な知識がございませんので、ごく一般国民の立場からお尋ねしたいと思います。  最初に確認をしておきたいんですが、神参考人、冒頭に、基本的に日弁連の立場でというお言葉があったと思うんですが、日弁連の立場でお呼びしているわけじゃないと思いますので個人的な意見を大胆にお聞かせいただきたいと思うんです。  お話の中に、人権は国家との関係で保障されるべきものだ、こういうお話があったんですが、もうちょっと詳しいことを聞きたいんですが、例えば制限されることはあ……

第145回国会 法務委員会 第22号(1999/07/27、18期、自由党)

○平野貞夫君 参考人の御両人に質問するのも六番目になりますと、だんだん先生方が聞いた後になりまして、なかなか聞く問題が絞られてきますので、ちょっと角度を変えた質問をしたいと思います。  私は、機械類は全く不得手でございまして、携帯電話もこっちからかけるか、向こうからかかったものを受けるしかできない人間でございます。十年近く前でございますが、当時NTTにいた、今は新しいNTTコミュニケーションズという会社の社長になった鈴木さんから、将来必ずインターネットが中心の社会になるから勉強せいと言われたんですけれども、私はインターネットは人類を不幸にするものだから嫌だ、こういうのは拒否すべきだ、こういう議……

第145回国会 法務委員会 第23号(1999/07/29、18期、自由党)

○平野貞夫君 最初に、組織犯罪防止三法案の審議をめぐる報道の姿勢について私の意見を申し上げてから質問に入りたいと思います。  この問題の第一は、けさほど来、世耕委員が御指摘になっておりました五月三十日の朝日新聞、「電話傍受 NTTの外でも可能」という見出しの記事でございますが、この記事は明らかな間違いであるということがはっきりしたわけでございます。間違った論理の上でいろいろ質問されるということも、これも大変迷惑なことでございまして、またそれを前提に政府側を追及するということもおかしなことになるわけでございます。そういう意味では大変国民の判断をも混乱させるという意味がありまして、非常に問題である……

第145回国会 法務委員会 第24号(1999/08/03、18期、自由党)

○平野貞夫君 組織犯罪防止三法が参議院に送付されましてからきょうで六十五日目でございます。六十六日目のあしたは公聴会を開くということになっております。ただいまの福島先生の質疑が終わって、全体で四十時間十五分という質疑時間になりました。衆議院が十四カ月で二十二時間五十分でございますので、それから比べれば随分効率はいいんですが、それにしても六十数日にわたる四十時間十五分というのは、本当に各先生方それぞれ御自分の人生観なり国家観なり社会観をかけていろいろ御論議されて、私は素人でございますので大変勉強になりました。  尽きるところ、現代社会は非常に技術が発達して、しかも凶悪な犯罪が組織的大規模に行われ……

第145回国会 法務委員会 第26号(1999/08/06、18期、自由党)

○平野貞夫君 組織犯罪三法案の審議もおととい公聴会が終わりまして、きょうで審議時間も五十時間近くになるようでございます。いよいよ大詰めでございまして、衆議院のいろいろ行き過ぎといいますか審議の欠陥を補うに十分な内容のある審議が続けられてきたと思います。  調べましたところ、参議院で公聴会を終えた法案が廃案もしくは継続になった例はないようでございます。これは非常に重い事実でございます。荒木委員長さん、御苦労さまでございますが、いよいよ有終の美をおさめるためにひとつよろしくお願いしたいと思います。  という状態でございますが、衆議院に所属するある政党の党首が、報道によりますれば、この通信傍受法案を……

第146回国会 法務委員会 第2号(1999/11/11、18期、自由党)

○平野貞夫君 私は、ここ五年ぐらい、この参議院法務委員会でオウム真理教問題それから覚せい剤の問題を集中的に取り上げて、自分のライフワークとしてこの対応についていろいろ意見を言わせていただいておりますが、先日の大臣の発言の中にも、冒頭にいわゆるオウム新法の必要性について触れられております。  平成七年三月にいわゆる地下鉄サリン事件が起こった直後、参議院の本会議で私はオウム真理教に破防法を適用すべきだという要請をしました。そのころは世論もそれから国会の中もひとつ抵抗のある話でございましたが、その後やはり破防法適用が本格的に検討され、結果は公安審査会の結論で適用されなかった。しかし、その後の様子を見……

第146回国会 法務委員会 第6号(1999/11/25、18期、自由党)

○平野貞夫君 けさからこの参議院の法務委員会の諸先生方の論議を拝聴していますと、一言で言えば、いわゆるオウム新法がなぜ必要かという立法理由といいますか、あるいはこの法律の性格論だったと思います。私もいささかこのオウム新法については与党ではございますが意見を持っております。福島先生の立場とは逆な立場でございますが。  それは、あのとき破防法を適用していたならば、現在のような混乱は避けられたと思います。なぜ破防法が適用できなかったか。破防法に不備があるならばやっぱりきちっと現代に合うような整備をすべきである、それが国会の、立法府の責任だと思います。公安審査会の結論は率直に申し上げまして間違っていた……

第146回国会 法務委員会 第8号(1999/12/02、18期、自由党)

○平野貞夫君 法務大臣にお尋ねいたします。  政府案、この閣法二号と破防法の関係でございますが、公安審査会とか公安調査庁の権限などを新設している内容になっておるんですが、破防法の特例法というふうに認識してよろしいかどうか、お答え願います。
【次の発言】 るる御説明がありましたが、わかりやすく言えば、破防法ではおさまらぬから特別なものをつくるというふうに理解いたします。  共産党の発議者にお尋ねしますが、このサリン等防止法改正案、参法五号ですか、これは政府案と対案関係にあるというふうに認識してよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 団体規制という観点から見れば、破防法を補完する内容じゃござい……

第147回国会 選挙制度に関する特別委員会 第2号(2000/05/29、18期、参議院クラブ)

○平野貞夫君 参議院クラブは、御承知のように、八名の参議院の会の人たちと五名の自由党所属の議員で構成されております。参議院の会は、その八名の中で六名の無所属の会とそのほかの二名という、こういう三つの構成になっております。  参議院クラブで選挙制度について一致している点は、斎藤議長の呼びかけで昨年来実務者会議等で議論してきました中で、自民党、公明党とともにつくり上げました案、これにとりあえずは賛成であるということでは参議院クラブとして一致した意見でございます。  そのほかに、参議院クラブとして、参議院の政党化の弊害をなくすべきであるということ、それから、そのために大幅にやはり参議院の定数を削減し……

第147回国会 文教・科学委員会 第16号(2000/05/11、18期、参議院クラブ)

○委員以外の議員(平野貞夫君) 私も個人的意見というお断りで申し上げたいんですが、この問題についてはさまざまな国際情勢の中で難しい問題がございます。  私は学生時代に、E・H・カーというイギリスの国際政治学者が書かれた「危機の二十年」という、第一次世界大戦が終わって第二次世界大戦が始まるまでの二十年を分析した本の影響を受けておりまして、必ずしも侵略戦争というふうに言い切れるものではないというイギリスの国際政治学者の分析を是としておりますが、個人的意見としましては、個別的自衛権の拡大解釈が行われた戦争であったと、このように理解しております。

第147回国会 法務委員会 第2号(2000/03/14、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  私は、ちょうど一年前、昨年三月十五日に当委員会で、一昨年十月八日に茨城県牛久市で発生した中学生傷害致死事件、岡崎事件と言ってもいいと思う、岡崎少年事件と言わせていただきますが、これを取り上げました。被害者及び被害者の遺族の方たちに大変お気の毒な状況があったわけでございますので、その立場で問題を取り上げまして、当時の陣内法務大臣から「検察においては、少年事件に対しても御指摘の被害者の遺族の方々のお気持ちにも十分配慮して、事案の真相の解明に努めるなど適正に対処すべきである、このように考えます。」、こういう答弁をいただきまして、家裁で審理中でございましたの……

第147回国会 法務委員会 第3号(2000/03/15、18期、自由党)

○平野貞夫君 昨日、私は、牛久市で発生しました岡崎少年傷害致死事件について警察庁にお尋ねし、また自分の意見を申し上げたんですが、党幹部から、与党であることを忘れないでくれ、野党の立場じゃないからという御注意を受けたんですが、この問題は与野党関係のない私は人間党という立場で申し上げておりますので、これは警察の問題だけじゃなくて検察あるいは裁判所のあり方そのもの、こういう本質的な問題というふうに位置づけておりますので、きょうも昨日のペースでちょっと質問させていただきます。  法務大臣もそれから山本政務次官も刑事局長も一通りきのうの私の話を聞いていただいたと思いますが、昨年の三月十五日、陣内法務大臣……

第147回国会 法務委員会 第7号(2000/03/28、18期、自由党)

○平野貞夫君 議題となっております裁判所定員法改正案、これで、判事補が七十人それから裁判官以外の職員が十六人増員されることになるわけですが、昨年の三月三十日に当委員会で同改正案に附帯決議をつけておりまして、その附帯決議には大幅に増員すべしと、こういう内容があったわけでございます。  この数が大幅かどうかということについてはいろいろ判断があると思いますが、一定の評価をしたいと思います。自由党としては、そういう意味で賛成でございます。  ただ、今回は附帯決議はございませんですが昨年の附帯決議は生きているというふうに理解しておりまして、さらなる努力、そして数も大変大事なことでございますが、資質の向上……

第147回国会 法務委員会 第12号(2000/05/09、18期、参議院クラブ)

○平野貞夫君 犯罪被害者等の保護、救済についての制度ができるわけでございますが、これは長年にわたる国民の要望でございましたし、私ども法務委員会でもその制度の整備を盛んに主張してきたわけでございまして、一つの成果として評価するものでございます。  一般の刑事手続に付随する措置についてはかなりの改善があったと思います。ただ、問題がこれでないかと言えば、各先生方御指摘のとおり、経済的配慮が欠けていることとか、あるいは、この法律で書くのがいいかどうかは別にして、少年法ですか、少年犯罪に対する適用がないこと等、問題が残されておると思います。  この制度はさらに一層拡充整備されなきゃならぬと思っております……

第147回国会 法務委員会 第16号(2000/05/23、18期、参議院クラブ)

○平野貞夫君 会社分割の制度を創設する商法改正法案の最後の「理由」というところに、「会社をめぐる最近の社会経済情勢にかんがみ、会社が組織の再編成を行うことを容易にするため、会社がその営業の全部又は一部を他の会社に承継させる会社分割の制度を創設する必要がある。」ということが記載されていますが、この「最近の社会経済情勢にかんがみ、」という文言が、法務省から出される法案にここ数年必ず書いているというパターン化した文言だと思うんですが、そう言われればもっともかというふうに我々は感じるわけなのでございますが、この最近の社会経済情勢がどういうふうに変わり、それをどういうふうに制度として受けとめるべきかとい……

第147回国会 予算委員会 第14号(2000/04/25、18期、参議院クラブ)

○平野貞夫君 参議院クラブに所属しております自由党の平野貞夫でございます。  小渕総理大臣の総辞職から新政権についての問題を取り上げます。  小渕総理から青木臨時代理に職務権限が移行した時点は何日の何時ですか、法制局長官。
【次の発言】 そうすると、職務権限が移行したのが四月三日の午前九時ということでよろしゅうございますか。
【次の発言】 そのことは「予め指定する」という内閣法九条の根拠なのか、あるいは他の方法があったんですか。
【次の発言】 万事頼むと言われたことが指定だと、このように理解してよろしいですか。
【次の発言】 わかりました。  意見はありますが、時間がありません、重大な問題だと……

第149回国会 法務委員会 第1号(2000/08/09、18期、自由党)

○平野貞夫君 大臣の法務行政重要施策説明の中から何点かを拾い上げて質問をさせていただきたいと思います。  ただいまも問題になりましたいわゆる組織的犯罪対策三法、これにつきまして、御説明では「適正かつ効果的な運用を図る」ということをお述べになりましたが、ちょうど一年前のきょうあたりは当参議院法務委員会は大もめにもめていたころでございまして、私はそのころ与党でございましたので、成立推進派のいわば非常に積極的な方でございました。  率直に言いまして、今考えてみますと、野党の先生方の御指摘された問題というのは、やっぱり耳を傾けなければならない問題は幾つかあったと思います。特に携帯電話なんかの関係で非常……

第150回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第8号(2000/11/15、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  衆議院の発議者の先生に二十分の予定で質問させていただきますが、私も三十三年間、衆議院事務局に勤めていまして、実は、黒い霧、撚糸工連、ロッキード、グラマン等、政治倫理の確立、政治倫理で給料をもらっていたようなものでございまして、非常に御無礼な発言があるかもわかりませんが、ひとつお許しいただきたいと思います。  率直に言いまして、世の中が変わったといいますか、驚いておるんですが、この提案理由の説明をお聞きしますと、日本列島もういわゆる政治公務員はみんな何か悪いことをしているという前提の法律なんですね。私は、わけても国会議員はこういうことは自浄作用で処理す……

第150回国会 法務委員会 第2号(2000/11/02、18期、自由党)

○平野貞夫君 先日、保岡法務大臣から当委員会にあいさつという、あいさつにしては結構中身のある所信的あいさつといいましょうか、受けまして、資料も熟読玩味させていただきました。保岡法務大臣らしい内容のあるあいさつであったと私も評価をしておるんです。  当面の法務行政、法務問題についてるる述べられておるわけですが、私、若干寂しい思いをしましたのは、組織犯罪の問題とかオウムの問題、法秩序のあり方について触れられておりますが、今何といっても国民的に関心の高いのは多発している政治家関係のいろんな事件でございます。中尾元建設大臣の事件以来さまざまな政治家絡みの事件が発覚していろいろな展開をしておるんですが、……

第150回国会 法務委員会 第5号(2000/11/09、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野貞夫でございます。  私はここ二年ぐらい少年犯罪と少年法の改正についてかなり集中的に取り組んでまいりました。そのきっかけは茨城県牛久市の中学生岡崎君の殺傷事件で、実は正直に申しまして身内でございまして、相談を持ってきまして、私は身内の問題を国会で取り上げることについてちゅうちょしたんですが、よく話を聞いてみますと、やはり少年犯罪、特に少年法のさまざまな不備の問題というものに気がつきましたので、あえて取り上げさせていただいたわけでございます。  そして、私は率直に言いまして少年法改正論者でございます。特に事実認定手続の適正化の問題と被害者の救済については精力的に、積極的……

第150回国会 法務委員会 第6号(2000/11/14、18期、自由党)

○平野貞夫君 きょうは九時半から熱心な質疑が行われておるんですが、前の四人の先生方は法律の専門家でございますが、私は全く素人でございますので、そういう立場からお尋ねしたいと思います。  まず、法務大臣にお尋ねしますが、少年法は二十歳に満たない者を対象にしていると書かれておるんですが、下の方は何歳を対象にされていますか、上の方は二十歳未満と書いてありますが。
【次の発言】 そうしますと、民法上はおなかにいる子供も人格があるわけですが、これは犯罪を犯すわけがありませんから、やっぱり出生したら少年法の対象になる、理論的にはそういうことでございましょうか。

第150回国会 法務委員会 第8号(2000/11/17、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野貞夫と申します。  非常に初歩的な質問をして申しわけございませんが、これは前田先生に教えてもらった方がいいでしょうか、非行少年とか少年の非行という言葉をずっと我々も無意識に使っているんですが、非行というのはどの程度のことをしたことを、いわば非行の定義といいますか。
【次の発言】 そうしますと、非行というのは何か語源的にはどんなものか、非なる行為というのを縮めたものなのか、あるいはもう非行というそういう言葉なのか、何か御存じの方がありましたら。
【次の発言】 三人の先生方のお話を聞いていまして、そんなに本質的に対立した意見というふうに私は理解しておりません。  私は、自……

第150回国会 法務委員会 第9号(2000/11/24、18期、自由党)

○平野貞夫君 本来、少年犯罪の凶悪化の原因をよく解明してから少年法の厳罰化を検討するというのが筋道ではないかと思います。各先生方が御指摘されるとおりだと思います。  残念ながら、ずっと質疑を聞いておりまして、今回の議員立法にはどうもそれが不十分ではないかということは提案者自身の方も認められているように、もうちょっと社会的、総合的な検討が要るという印象を持たれているように私は理解をしておるんですが、審議の状況からいいまして、いずれこの国会中にこの法案は成立することになると思います。  となりますと、私は提案されている先生方の、政治家のこれからの政治的、社会的責任は大きいと思います。少年法が通った……

第151回国会 決算委員会 第2号(2001/04/02、18期、自由党)

○平野貞夫君 私は、岩本先生に引き続きまして、報償費の問題を十五分間聞かせていただきたいと思います。  私も、報償費は要らないという意見じゃございません。必要だと思っております。それから、報償費の全部を説明せよ、公開せよという意見でもございません。問題は、報償費の使い方というのはその国のデモクラシーの成熟度に直接かかわる問題であります。したがって、報償費について説明しなくてもいいということで国民のコンセンサスがあるということは、やはりその政府に対して信頼があるからそういうことが発生すると思っております。  そこで、基礎的なことをお聞きしたいんですが、官房長官が先ほど来、使途は言えない、説明でき……

第151回国会 決算委員会 第3号(2001/06/04、18期、自由党)

○平野貞夫君 遅くまで御苦労さんでございます。  私は竹中大臣に激励の質問をしたいと思いますので、あと二十分ひとつ我慢していただきたいと思います。  実は、土曜日でしたか、テレビで、本当にお忙しいと思いますが、私は政治家ではないということを竹中大臣がおっしゃって、私は非常に気にしておるんですが、政治家なんですよ、大臣というのは。ですから、ひとつ小泉総理にも自民党にも遠慮なく国務大臣としてのはっきりした先生の御意見を述べていただきたいと思います。  それから、平沼経済産業大臣には、私はいらっしゃると思わないものですから質問の用意していませんでした。質問はしませんですが、自自連立のときには二人で随……

第151回国会 決算委員会 第4号(2001/06/18、18期、自由党)

○平野貞夫君 塩川大臣にはあと二十分我慢していただきたいと思います。お疲れでしょうから、答弁は簡明にお願いします。岩本先生とは大変波長の合う質問でよかったと思いますが、私は御機嫌を悪くする質問になるかもわかりませんから、よろしくお願いします。  あとこの国会も二週間足らず。一番の問題である外務省の松尾元室長の事件の本質というのが解明されていない、これがぼかされておるという観点からお尋ねしたいんですが、塩川大臣が大臣就任の前、ことしになってテレビとか雑誌でいろいろいわゆる機密費の使い方について発言されたんですが、その後両院の予算委員会等で忘れた、あるいは錯覚だ、あるいは深く反省する、こういうこと……

第151回国会 決算委員会 第5号(2001/06/25、18期、自由党)

○平野貞夫君 外務大臣にお尋ねしますが、六月六日に外務省改革要綱というのが決定されております。この中の報償費の改革という中で、「報償費の支出は、外務大臣の責任で行う。(大臣決裁)」と、こうなっておるんですが、きょうの時点でもう大臣決裁されているんですか。あるいはいつからされるんですか。
【次の発言】 いつごろ実行するつもりですか。
【次の発言】 外務省の松尾元室長の事件は、私も先週申し上げたように、その問題の本質は、やっぱり外務省の報償費が内閣へ上納されていたんじゃないかという問題だと思います。外務省のいろいろな規律の問題もあると思いますが、この問題の本質がうやむやになっている。これについては……

第151回国会 法務委員会 第3号(2001/03/22、18期、自由党)

○平野貞夫君 山形県の酒田市内にあります福祉作業所のつくしんぼう、ここの所長と指導員が一昨年、知的障害者ら利用者に対して大変不幸な事件を起こして、それが一たん山形地検で不起訴になっていたのが最近起訴ということになったという話を聞いたんですが、この事件の概要とそうなった経過と理由について、刑事局長、御説明していただきたいんですが。
【次の発言】 地方で起きた大変不幸な事件でございますが、私これをなぜここで取り上げたかといいますと、福岡地検の山下さんなんかのいろんな問題があって、検察庁、検事の方たちが大変意気消沈しているんじゃないかと思っているんですが、この山形のつくしんぼう事件の一たん不起訴にし……

第151回国会 法務委員会 第7号(2001/05/24、18期、自由党)

○平野貞夫君 参議院の田中眞紀子さんの後の質問というのは非常にやりにくいのでございますが、きょうは、政府のとった措置が非常によかったという問題と非常に悪かったという問題、二つを取り上げてみたいと思います。  まず、昨日の夕方、ハンセン氏病の判決に対する控訴断念ということが発表されたわけでございますが、私、本当によかったと。そして、森山法務大臣がその間大変御努力されて、また相当苦しまれたと思います。大変だったと思います。高く評価するものでございますが、ゆうべからけさにかけての新聞、テレビ等を見てみますと、何か一つ、私よかったんですけれども、一つひっかかるものがあります。  それは、総理は極めて異……

第151回国会 法務委員会 第8号(2001/05/29、18期、自由党)

○平野貞夫君 刑法の改正案、今回のものにつきましては、情報化社会の犯罪防止のために大変大事なことだと思いますので、ぜひひとつ早期施行を要望しておきます。この件に関しては要望だけにしたいと思います。  そこで、この問題に大きい意味で関係のあるハンセン病判決、控訴断念問題について、ちょっと時間をおかりしまして、再度、法務大臣とそれから法務省当局にお尋ねしたいんです。  法務大臣は二十五日の閣議後の記者会見で、控訴断念は国全体の高度な政治判断だったということをおっしゃったという報道があったんですが、事実でしょうか。
【次の発言】 これは行政本来の当然の判断というふうに考えられませんか。

第151回国会 法務委員会 第11号(2001/06/07、18期、自由党)

○平野貞夫君 けさほどの雨宮参考人の意見の中に、この中間法人法案に対して積極的には賛成できないというお話があったんですが、私は嫌々賛成するという立場でございます。  私は、法律に疎いものですから、一般的な立場でしか質問できないんですが、まず中間法人という中間という名前が気に食わないんですね。実にファジーな概念なんですよね。  なぜそういうことを私が言うかといいますと、先生方の質問を聞いていまして、問題は、公益法人と利益法人の間をすき間を埋めるのがこの法律の目的じゃないかと言う参考人もいたんですが、私は直観的に、いわゆる中間法人と言われるもののこれからの二十一世紀社会における重要さというものはも……

第151回国会 法務委員会 第17号(2001/06/28、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  質疑に先立ちまして一言言わせていただきたいんですが、聞くところによりますと、橋本先生が、実は国会生活、きょうの御質問が最後の御質問だったようでございます。  議員生活二十四年ということで、私は当選しましてから九年、ずっと法務委員会に入れられっ放しでおるんですが、その間、共産党と自由党ですから、必ずしも、政策、信条、対立している部分が多うございましたんですが、大変いろんな意味で御指導を受けまして、また人間的にも非常に私、尊敬している方でございまして、今後ひとつ御健康で御活躍されることを記録にとどめたいと思いまして。(拍手)  佐藤会長にはまことに御苦労……

第151回国会 予算委員会 第9号(2001/03/16、18期、自由党)

○平野貞夫君 森総理、本当に内外の御心労、お疲れさんのことだと思います。宮澤元総理、本当に経済のことで大変お疲れのことだと思います。  限られた時間でございますので意見が多くなると思いますが、御答弁は簡潔にお願いしたいと思います。  異常な株安の原因は、私は森政権の失政にあると思います。それを証明するものはさきの三与党の緊急経済対策。平成十三年度総予算の内容、性格を変えるもの、あるいは否定するもの、そういう内容だと私は思います。  予算編成のときに、アメリカの経済の先行きの観測は、今日の状態は予測できるはずでございます。また、予算の内容は構造改革を先送りするなど、そして森政治に対する国民の不信……

第151回国会 予算委員会 第11号(2001/03/21、18期、自由党)

○平野貞夫君 宮澤財務大臣、お疲れのところ恐縮でございますが、大事なことでございますので、一つ最初に確認をしておきたいと思います。  先日の日米首脳会談で森首相が、不良債権問題の解決は半年ぐらいで結論を出したいということをおっしゃったと。米側もそう理解していると。福田官房長官は、それは財政問題について半年ぐらいの方向性を示したいと言ったということだと記者会見で説明されております。宮澤大臣はどちらとも言えないと述べられて、政府部内で解釈が割れているという報道がきょうの朝日新聞の夕刊に出ておりますが、これについての御所見をお聞きしたいと思います。


19期(2001/07/29〜)

第153回国会 外交防衛委員会 第4号(2001/10/26、19期、自由党)

○平野貞夫君 村山総理の自衛隊海外派遣に関する憲法見解について、二十三日に引き続き法制局長官を中心にお尋ねしたいと思います。  法制局長官、政府はこのテロ対策法案について一貫して憲法解釈の変更はしていないんだと、こういう主張なんですが、きのう夕刻、村山元首相をやっと電話でつかまえることができまして、いろいろお話を伺ったんです。  村山元首相は、電話をかけてくれたのは平野君だけだと言われて大変喜んでくれまして、非常に怒っていまして、おれもテレビ中継ずっと見ていたと。そこで、何で護憲、護憲と言う新聞社なんかがおれのところへ電話かけてこないんだろうなと言っていたんですが、こんなような話だったんです。……

第153回国会 法務委員会 第4号(2001/11/01、19期、自由党)

○平野貞夫君 フーリガン対策というのは大事だと思います。  秋が深まりますといつも思い出すんですが、子供のころ、地域対抗、学校対抗の運動会の後、負けた悔しさに、随分、石投げたりけんかしたりして駐在さんに非常に迷惑をかけた。そういう意味で、何万人、何十万人という人がやっぱり集まるサッカー大会でございますので、ぜひひとつきちっとした対応をしていただきたいと思います。  先生方のお話を聞いていますとやっぱり一つひっかかるのは、国際会議もその対象になっていると。ちょっと私、局長、事前に質問通告しなくて悪いんですが、国際会議というのは大体どんなものが入りますか。

第153回国会 法務委員会 第5号(2001/11/06、19期、自由党)

○平野貞夫君 午前中から専門家の弁護士の先生方が問題点を追求されておりまして、きょう最後の質疑者として、しかも司法問題の全くの素人が質問するのは非常に質問しにくいのでございますが、唐突な質問があるかもわかりませんので、ひとつお許しいただきたいと思います。  先生方の御質問を聞いていますと、私の印象は、この司法制度改革審議会の意見書の内容を是と評価した上で、これをどう完璧に実行するか、そのためにこの推進法というのはちょっと行政官僚の支配のにおいといいますか、影があるんじゃないかというように、私はそういう意識でそれぞれの先生方が質問されていたと認識しますが、大臣に率直にお聞きしますが、この意見書に……

第153回国会 法務委員会 第6号(2001/11/08、19期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  私は法律の素人でございまして、素朴で唐突な質問になることをお許しいただきたいと思います。  一般論として、制度を改革する場合に、金をかければできるものと金をかけてもできないものがあると思います。私は、司法は究極においては人だという考えを持っております。そういう意味で、非常に大事な難しい改革になると思うんです。  まず、田中参考人にお尋ねしますが、御説明の中に日本の伝統的法文化の存在ということをお触れになって、はっきり物はおっしゃらなかったけれども、かなり問題があるんじゃないかなという、ここが一つの難所だなというような印象を受けたんですが、ちょっとポイ……

第153回国会 法務委員会 第8号(2001/11/20、19期、自由党)

○平野貞夫君 今回の商法の改正は、従来と違って、現実後追い型の面ももちろんありますんですけれども、結構、政策誘導型という面もあって、新しい社会経済情勢に対応するということで評価する部分もあるんですが、いろいろ朝からの委員の先生方の御指摘のように、心配する部分も正直言ってあります。  最初、法務大臣にお尋ねしますが、けさほども話題になっていたんですが、中身は大分新しくなるようですけれども、何せ言葉が古い。一体、この片仮名を恐らく日本人で読める人はもう二割いるかどうかわからぬと思うんですがね、この片仮名の文章というのは。これ、大まかで結構でございますが、何年ぐらい先には直すつもりですか。

第153回国会 法務委員会 第10号(2001/11/27、19期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野と申します。  最初に、井上参考人に反省を込めたおわびをしておきたいんですが、私は十年間、この参議院法務委員会の委員として務めておるわけですが、今回改正される危険運転致死罪のようなものをもうちょっと早く制定しておけば恐らく井上さんの御家族のような悲惨なものは防止できたんじゃないかということを非常に残念に、我々の政治の責任をまずおわびしておきます。  それからもう一つは、私、実は高知県の生まれでして、事故が起こったときにこれはと思って非常にショックでございました。それで、御承知のように、高知県というところはお酒というものに対してほかの県と違った一種のルーズな寛容性を持っ……

第153回国会 法務委員会 第12号(2001/12/04、19期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  発議者の先生方にはお疲れだと思いますが、短時間で終わりますから。  通告した質問とちょっと趣旨が違いまして恐縮でございますが、この改正は三点あるということで、監査役の機能の強化、それから取締役等の責任の軽減に関する要件の緩和とか株主代表訴訟制度の合理化というふうに承っておりますが、この三点の改正でいわゆるコーポレートガバナンスの実効性を確保することができるんですか、保岡先生。
【次の発言】 自由党はたしか協議にも参加したと思いますし、この案に賛成という態度でございますが、けさからのお話を聞いてみますと、やはり拙速性というか、何か不自然さを若干私も感じ……

第154回国会 外交防衛委員会 閉会後第1号(2002/10/10、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 安倍副長官に最初にお願いがあるんですが、私がこれから申し上げることを是非小泉総理に伝えていただきたいんですが、十月八日に小柴博士がノーベル賞を受賞して、総理のテレビコメントで、日本も捨てたもんじゃないという発言をされておりますが、これは総理として言う言葉じゃないんです。これは、外国人ならともかくですね、総理の言葉の重さというものを、昨日はちょっと変えられたようなんですけれども、ここは、一生懸命に今苦しい中で日本人頑張っていますからね、非常に青少年の教育にも悪いですよ。そういう話があったことを、ひとつ是非伝えておいてください。  ところで、日本を捨てようとしている、考えようによって……

第154回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第4号(2002/06/28、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○委員以外の議員(平野貞夫君) お答えいたします。  根本的には、広野委員がおっしゃるように、対処療法としての刑罰法規だけでは対応できないと思います。  そこで、自由党としましてはそれに対応するために、できれば各党の御賛同をいただきたいんですが、まず公務員の政治的中立の確保、これは現在の国家公務員法の人事院の罰則を法律に格上げするとか、あるいは族議員と言われる政治家の党派活動あるいは個人のあっせん活動を排除することを書いた法律、それから国民主導のやはり政治を実現するための政治家と公務員の接触制限、こういったことを厳格にして、政治家が本当に国民の期待にこたえられる、この二つの法律は最近衆議院の方……

第154回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第6号(2002/07/12、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○委員以外の議員(平野貞夫君) 広野委員おっしゃるとおりでございまして、本当は政治倫理基本法のようなもので総合的にくくるべきじゃないかと思います。  それと、やはり口利きあるいは丸投げをできるような公共事業を中心とした予算の組み方でございますね、言わばそういうものに使える原資を、単価の問題だとかあるいは重複補助金のような形で政府自身が作っている、こういったものも変えるべきじゃないかと思っております。

第154回国会 総務委員会 第6号(2002/03/26、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野でございます。  今日は渡辺秀央先生が質疑をする予定でございましたんですが、ピンチヒッターとして参りました。国会改革連絡会というのは、御承知のように、無所属の会と、それから自由党の人たちによって構成されておりまして、議題になっております二つの法案についてもしかしたら態度が異なるかも分からぬということで、これは新しいやっぱり参議院の在り方だと思いますが、時間の範囲でその立場から、私は反対の立場から質問させていただきたいと思います。  この部屋は参議院の憲法調査会を開く部屋でございまして、先般、大臣、ここで地方自治の在り方という公聴会をやったのでございます。大変、……

第154回国会 法務委員会 第2号(2002/03/19、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 昨日、鈴木宗男氏を衆参の有志議員が東京地検に告発しております。当委員会の小川先生もその一人でございますが、現時点でどのような取扱いになっているでしょうか。
【次の発言】 議院証言法では、訴訟条件といいますか、として当該委員会、たしか三分の二の議決での告発というのが必要だという規定があるんですが、この種の手続、私は個別の問題をやるつもりはございませんから、手続論をお聞きしたいんですが、この種の告発というのはだれでもできるんですか。
【次の発言】 報道も若干混乱があるようでございますので、そうすると、昨日の告発は訴訟条件を伴うその種の告発でなくて刑事訴訟法に基づく告発だということだと……

第154回国会 法務委員会 第3号(2002/03/20、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 先般、森山法務大臣は、大臣所信の中で、人権の世紀と言われる二十一世紀にふさわしい人権尊重社会を実現していきたいという趣旨の所信を述べられております。誠に結構なことでございますが、大臣の人権についての認識みたいなものをちょっとお聞かせいただきたい。基本的人権というものを大臣はどういうふうにとらえられているか。
【次の発言】 この二十一世紀が人権の世紀と言われるというのは、何か二十一世紀に人権について特別な問題というか、二十世紀とは違った二十一世紀の人権にかかわる特殊な問題があるという御認識でしょうか。
【次の発言】 いつも尊敬しております森山大臣にこんなことを申し上げるのは失礼かと……

第154回国会 法務委員会 第7号(2002/04/04、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 大臣、冒頭に、誠に事前に話をしていなくて突然ですけれども、大臣の御意見、御感想を聞きたいんですが、大臣は戦後の女性の職場進出といいますか、社会的活動をなさった代表的な模範の方なんですが、実は最近、政策秘書を始め公設秘書の問題が非常に、社会的責任あるいは法的責任を含めてマスコミでいろいろ論じられて批判されておるんですが、ちょっと私、マスコミの過熱といいますか、マスコミの報道の間違いの部分を、自分の感想を申し上げて、女性の社会的進出について貢献されている大臣に率直な意見を聞きたいんですが。  今朝の朝日新聞に、民主党の木俣議員の夫人が政策秘書で、この方は四人お子さんを持っていて、二歳……

第154回国会 法務委員会 第9号(2002/04/11、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 私は、刑事法規の全くの素人でございます。それから、受刑の体験もございません。したがいまして、今朝から法務委員の先生方の質問でほとんど聞こうと思っていたことを問われまして、これから私がお尋ねすることは場違いで失礼なお尋ねがあるかも分かりませんが、御容赦願います。  最初に確認をしておきたいんですが、送り出しにせよ受入れにせよ、手続のスタートは受刑者の申出から始まるということと理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 この受刑者の申出というのは、法的性格はどういうものですか。権利なんですか。
【次の発言】 関心の表明。

第154回国会 法務委員会 第12号(2002/04/23、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会改革連絡会という会派の中で、自由党に所属しております平野貞夫でございます。  弁護士と司法書士が協力関係を深めることが国民のためになるということ、先ほど児玉参考人、大変貴重な御意見を聞かせていただいたんですが、そこで、現在どのような協力関係で行われているか、それを今後どのように深めるつもりなのか、またそのために国や政府や国会が何をすべきかということについて、児玉参考人と北野参考人、御両者にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 先ほど来、お話が出ていました司法書士さんの都市集中の問題なんですが、弁護士過疎という言葉があるわけなんですけれども、私、出身地、高知県でございまして、……

第154回国会 法務委員会 第13号(2002/04/25、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 法務大臣、三井容疑者の逮捕を知った時刻は何日の何時何分ですか。
【次の発言】 前の日の晩ということでございますね。
【次の発言】 そうすると、刑事局長、検事総長も事前にこれは知っていたわけですね。
【次の発言】 率直に言いまして、森山法務大臣もそれから原田検事総長も立派な方で、近来にない見識を持っている人だと私は個人的には思っておるんですよ。そういう人たちの就任しているときにこういう事件が起こったというのは、本当に私、不幸だと思っています。それから、この問題は展開の仕方によってはこの人たちの責任問題にもなる問題なんですよ。だから、私は本当に複雑な思いで今質問させてもらうわけなんで……

第154回国会 法務委員会 第15号(2002/05/21、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 今日は、この商法改正案の締めくくり総括質疑のようなものでございますので、振り返りながら総括的なお尋ねをしたいと思いますが、考えてみますと、この法案は大変な法案だ、法律です。日本のこれからの経済の構造を支えるといいますか、あるいは規制すると言ってはちょっと適切でないかも分からぬですけれども、基本的な仕組みを作る法律だと思います。  そういう意味で、若干反省しておるんですが、法務委員会だけの技術的な議論でなくて、本来ならば経済産業委員会だとか財政金融委員会なんかとの連合審査等による、そういう総合的な審議が必要ではなかったかと。今日もう採決の段取りも決まった後ですからこれ以上申しません……

第154回国会 法務委員会 第16号(2002/05/23、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 瀋陽の日本総領事館で起きました駆け込み事件、五人の方の生命の安全がどうにか確保されたということは良かったと思いますが、幾つかの重要な問題が残されておると思います。  そこで、内閣官房副長官にお尋ねいたしますが、昨日でしたか、二十二日の東京新聞の朝刊の報道で、この事件の二日前に首相周辺の人がNGOの代表の方に電話で、北朝鮮住民の各国大使館への駆け込みの状況について話を聞きたいという要請で一時間ぐらいいろいろ話を聞いたという結構具体的な報道があるんですが、これは事実でございましょうか。
【次の発言】 こういう国際情報というのは非常に大事でございまして、内閣報償費もこういうところへ大い……

第154回国会 法務委員会 第18号(2002/06/04、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 確認をしておきたいと思うんですが、何度も他の委員から指摘されています問題で、法務省関係で、情報公開請求者の個人的なデータを含むリスト作成や回覧、防衛庁のようなことは行われていないと、これは自信を持って、大臣、そういうふうに理解してよろしゅうございますね。
【次の発言】 はい、分かりました。  それでは、議題となっております公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律案という、ちょっとイメージが素人にはよく分からない法律の質問に入りますが、自由党は、私はこれ賛成でございます。ですから、余り細かい質問はいたしませんが、現在、衆議院で、特別委員会で有事立法というのが提……

第154回国会 予算委員会 第2号(2002/01/30、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会改革連絡会所属で自由党の平野でございます。  質問に入る直前に是非小泉総理に確認してほしいという話がありましたので、それから入ります。  朝から話題になっております鈴木宗男さんが、田中外務大臣の後任に緒方貞子さんを盛んに小泉総理に推薦といいますか働き掛けているというかなり確度の高い情報が入ったんですが、それは事実でございましょうか。鈴木宗男さんが総理に、田中外務大臣の後任に緒方貞子さんをするように働き掛けているという話が私のところに入ったんですが、それは事実でしょうか。
【次の発言】 分かりました。かなり私のところには確度の高い話ですが、まあ、これはちょっと様子を見ましょう。……

第154回国会 予算委員会 第4号(2002/02/01、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野でございます。第二次補正予算について反対の討論を行います。  まず、冒頭に申し上げたいことは、今回の田中外相罷免問題についてであります。田中外相更迭手続は天皇陛下に奏上した認証文書に問題があり、大正元年の上原陸軍大臣の偽上奏事件に類似したものであります。憲法上疑義のある行為であります。さらに、小泉首相は常日ごろ政治主導と言いながら、大臣と事務次官をけんか両成敗として処分するとは何事ですか。誠に遺憾なことであります。  小泉政治の特徴は、権力の中で熾烈な共食いをやっていることでございます。米国のシナリオによる不良債権処理、二次補正財源の国債整理基金からのつまみ食……

第154回国会 予算委員会 第8号(2002/03/08、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 最初に、外務省人事問題についてお伺いします。  外務大臣、野上前次官を官房付に残している理由は何でございますか。
【次の発言】 どなたが官房付に任命されましたか。
【次の発言】 総理、あなたは、田中外務大臣と野上次官を相打ちと、両方、そういうことで更迭された。田中外務大臣は辞めさせられた、野上次官は職種を変えた。これは免職させるべきではなかったんですか。
【次の発言】 この野上さんを結構重要な仕事にさせているというのは、何か政権の中で何か御事情ありますか。
【次の発言】 一連のこの外務省の問題の本質は、私はアフガン支援会議ではなくて、それはまあほころび口だったと思います。根本問題……

第154回国会 予算委員会 第13号(2002/03/15、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 先ほど鈴木宗男さんが自由民主党を離党されたという、されるという記者会見をやられたようでございますが、川口大臣と塩川大臣に、この鈴木宗男さんの離党をどう思われるか、感想を、ちょっと恐縮でございますが、お聞かせください。
【次の発言】 いずれ、また後ほどこの問題を議論してみたいと思いますが、外務省は鈴木宗男さんに関する内部秘密資料を積極的に公開されました。結構なことだと思います。  そこで、秘密指定を解除した文書の数、それから概要について説明してください。
【次の発言】 大臣でなくても結構ですから。  そうすると、今朝辺りの報道では、外務省の都合の良い情報だけ公開しているという報道が……

第154回国会 予算委員会 第18号(2002/03/27、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 今日は締めくくり総括ということでございますので、ちょっと外務大臣に確認をしてみたいと思いますが、問題の支援委員会、これ、存続するのか廃止するのかどう変えるのか、もうお決めになっていると思いますが、いかがですか。
【次の発言】 塩川財務大臣が時折国会の中で、この予算で十億ちょっと付いていますかね、支援委員会に、これを執行停止する、凍結するというような発言をしばしば耳にしたんですが、どういう御所見でございますか。
【次の発言】 私の思い込みでしょう、凍結というのは。  本当はODAも含めて、あれは鈴木宗男さんが特別委員長でまとめたものですから本当は凍結すべきですが、今日はもうその程度……

第154回国会 予算委員会 第21号(2002/07/10、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 時間が極めて少のうございますので、冒頭に、最近二つの外交問題について意見を述べておきます。答弁は要りません。  国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の平野でございます。  まず第一は、先般のサミットでロシアがG8の完全なメンバーになることが決まりました。これで北方領土問題の解決は見通しが付かなくなったと私は思います。国際法上、ロシアの占有は不当であります。この問題に何も留保条件を付けずにロシアをサミット正式メンバーにすることを認めた小泉首相は、国益を放棄したものに近いと私は思っております。  また、瀋陽の亡命者連行事件での関係者処分の政府の姿勢は、我が国の主権を放棄するに等しい行……

第155回国会 法務委員会 第2号(2002/10/31、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 最近、小泉首相の周辺に関する東京地検特捜部の調書の要旨と称する文書が中央官庁を中心に流布されております。この問題は官邸と検察の権威にかかわることだと思います。看過できません。怪文書なら怪文書でそれで結構ですが、怪文書といえども非常に嫌な政治的影響はございます。  そこで、事実の確認と、法務当局の見解、それから小泉総理への要請を法務大臣から伝えてもらいたいという思いで取り上げます。  八月二十六日と九月四日の二回にわたって、小泉首相の実弟に関連して、小泉正也の地検事情聴取に対する供述内容要旨という文書が最初、中央官庁の幹部職員に流されて、その後はマスコミ関係者、そしてそういったもの……

第155回国会 法務委員会 第3号(2002/11/05、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野でございます。  佐藤先生には数度にわたって御意見をお聞かせ、お教えいただいておりまして感謝しておりますが、最初にお尋ねしたいのは、審議会の委員長としても活躍されて、今回また顧問会議の座長としても就任されているわけでございますが、この審議会の意見書を推進本部でそれぞれに法律化、実現をしておるわけですが、現在のところの進捗状況といいますか、あるいはどういうところにもうちょっと力を入れるべきだとか、そういう評価をして、評価と言うとちょっとオーバーになりますけれども、感想でも結構でございますが、それをお聞かせいただきたいと思います。

第155回国会 法務委員会 第4号(2002/11/07、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 人権擁護法案は三月八日に提出されまして、当法務委員会の実質審議が始まるのは本日が初めてでございます。  これは誠に異例なことだと思います。私たちも意図的に延ばしていたわけじゃございません。国民世論の力でこういう状態になったということを御認識いただきたいと思うんですが、なぜかといいますと、やっぱり内容がひどいんです。政府案は、人権委員会をやはり法務省のコントロールの利く外局とすることと、それからメディア規制がやはり民主主義社会を壊すおそれがあると、そういうふうに私は考えておりまして、本来ならば撤回して出直すべきだという意見でございます。継続になりましたので今日の審議になったわけでご……

第155回国会 法務委員会 第5号(2002/11/12、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 最初に、塩野参考人に、誠に恐縮でございますが、ちょっと確認をしておきたいんですが。  先ほどの佐々木委員の御質疑の中で、官僚の在り方といいますか、官僚が政治家から影響を受ける、そしてそういったことを前提に考え、発言するということは国家に対する冒涜であるという趣旨のお話があったんですが、ちょっと、正確に私、つながりがあれなものですから。
【次の発言】 それじゃ基本的なことをお尋ねしたいと思いますが、人権擁護制度を作るという大前提として、現憲法にいわゆる規定といいますか生かされている基本的人権といいますか、この人権というものをどう認識するかと。この認識にずれがあると人権擁護制度がいい……

第155回国会 法務委員会 第7号(2002/11/19、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 裁判官の報酬と、それから検察官の俸給について、司法制度改革推進本部が今あるわけですが、司法制度改革としてどんな議論が行われていたか、事務局長、答弁お願いします。
【次の発言】 法務大臣、先ほど江田先生が憲法論を、裁判官の報酬の減額は憲法で禁止しているんじゃないかという鋭い質問をなさっていたんですが、さすがだと思うんですが、大臣の答弁も理解できるんですよ。理解できるんですが、私は数年前に、検察官の俸給はともかく、裁判官の報酬を、司法権の独立ということからいえば、人事院勧告に並べるという、人事院勧告に基づくというのはおかしい、別のシステムを作るべきだという意見を当法務委員会で言ったこ……

第155回国会 法務委員会 第8号(2002/11/21、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 今日は一回目でございまして、総括的な意味で基本問題についてお尋ねをしたいと思います。  朝から各先生方がるる御指摘されているように、この法科大学院設置関連法案の一番の問題は、司法制度改革審議会の意見書、それから政府で決定されました司法制度改革推進計画、この二つの基本的な姿勢からかなり逸脱しているといいますか、離れているといいますか、そういう趣旨でこの法案が作られているということを指摘せざるを得ません。  そのためにいろいろ逸脱している部分の問題を細かなところからちょっとお聞きしたいと思うんですが、まず法科大学院の方の法律の名称はこれはこれでいいと思うんですが、同時に出されておりま……

第155回国会 法務委員会 第9号(2002/11/26、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 私、国会改革連絡会という会派がございまして、その中に自由党と無所属の会という会派で構成していますが、私、その自由党の所属の平野と申します。よろしくお願いします。  この法科大学院を設置するに至る司法改革審議会ですか、この意見書、それから政府の計画書、それからいよいよ法案が出てきていますが、この意見書はかなり問題意識が高くて、我々も非常に評価していたんですが、これ法案化するにつれてだんだん問題意識が低くなって、極めて、角田先生がおっしゃっていたように、アメリカのビジネスローの一種の要請に基づくような、ちょっと私ども心配しているんですが、これがまた実行に移された場合に、また法務省なり……

第155回国会 法務委員会 第10号(2002/11/28、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 司法制度の中で、近代になって日本で、抜本的といいますか、画期的な改革がこれ法科大学院設置ということで審議してきたわけなんですが、今日採決、あした本会議上程ということは各党協議していますので、私どももそういう一つの改革に対する行為に対しては賛成するものでございますが、それにしても、いろいろ先生方の質疑や参考人の方たちの意見を聞いていますと、何となく腑に落ちてすんなり賛成するという気持ちになれないというのが正直なところでございます。  先ほど、休憩中に私、事務所に帰りますと、この間こちらに参考人としておいでいただいた、しかも司法制度改革審議会の会長をやられた佐藤幸治先生から手紙が来て……

第155回国会 法務委員会 第11号(2002/12/03、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 この会社更生法の全面改正の議論の前提としまして、会社法を始めとする企業立法の意味といった基本問題について政府当局に尋ねたいと思います。  最初に、法務大臣、今回の会社更生法の全面改正のねらいといいますか理念、理由じゃありませんよ、これはどういうところにあるんですか。
【次の発言】 同じ答弁を今朝から何回かなさっておるんですが、それは提案の理由でしょう。私は、全面改正する会社更生法の理念はどこに置くべきかということを聞いておるんですが、大臣にこれ以上言いませんですがね。  社会経済事情の変化に伴いということが大体の企業立法の最近のまくら言葉になるんですが、私は、やっぱり一番大事なこ……

第155回国会 法務委員会 第12号(2002/12/05、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 参議院に国会改革連絡会という、通称国連というんですが、非常にユニークな会派がありまして、自由党と無所属の会で構成しておりますが、私は自由党に所属しております。  率直に言いまして、私は、政党更生法なんという法律でしたら多少はしゃべれる知識があるんですが、この会社更生法となると、とても、どこからどういうふうにお尋ねしていいか非常にここのところ悩んでいたんですが、今日、三人の参考人の先生方の話を聞いて本質的なことが非常に勉強できまして、私は格別お礼を言いたいんですが。  最初に宗田参考人にお尋ねしたいんですが、この新しい会社更生法、必要性は私、もちろん理解しましたんですが、とんでもな……

第155回国会 法務委員会 第13号(2002/12/10、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 刑務所、刑務行政の在り方が問題になっておりますが、刑務所に勤務している職員の方々は普通にない御苦労をしていると思います。そういう意味では敬意を表するものですが、それにしても最近の刑事事件まで起こした出来事は余りにもひどいと思います。国際的批判も受けております。  その根本原因は何かということを私たちは究明しなきゃ駄目だと思いますが、各委員から提起されております全刑務所の調査、総合的見直し、法務大臣も調査をされていますし、またその結果を見て、見直すという答弁があったんですが、法務省の責任も重大だと思いますが、実は国会の責任も重大なんですよ。  昭和五十年前後だったと思うんですが、拘……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第5号(2003/05/15、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 小泉総理、私、今日、胃の内視鏡の検査をして、まだちょっと麻酔が覚めていないものですから、鋭い質問ができないのをおわびしておきますので。  この個人情報保護法案について、城山三郎さんは、治安維持法の再生として強く警鐘されて、小泉総理と面談されております。その際、小泉総理は慎重に取り扱うとおっしゃったと。その後、この法律の立法過程を見て、城山さんは裏切られた気持ちで一杯だと、そういうふうにある雑誌の緊急出版で述べておりますが、それについて小泉総理の御感想をいただきたいと思います。
【次の発言】 私は城山さんに会ったことないんですけれども、城山さんの書いたものを整理しますと、これは廃案……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第10号(2003/06/03、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国連の平野貞夫でございます。  国連では二人平野がいまして、平野達男さんは当委員会の理事で非常に勉強なさっていますが、私は素人でございます。  それからもう一つ、この有事三法に衆議院での私が所属しています自由党は修正に賛成しておりまして、素人の上に賛成した修正を質問するのは非常に難しゅうございまして、かなり唐突な質問があると思いますのでお許しいただきたいと思います。  そこで、これ、防衛庁長官でございますか、最初にお聞きしますのは、この有事三法の目的といいますか性格についてですが、一言で言えば戦争開始手続とそれから戦争遂行手続を法制度として整備したものだと、こういうふうに理解して……

第156回国会 法務委員会 第1号(2003/03/20、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 法務大臣に最初、お尋ねしますが、吉田内閣が辞める、吉田さんが退陣するときに、総辞職か解散かというときにいろんな人が意見聞きに行くんですが、私、直接話を聞いたことがあるんですが、吉田さんのいとこの林譲治さんという人が、もう辞めなさいと言うんですが、そのときに、嫌なことを言うて席立つ寒さかなという俳句を作っておるんですよね。私は、森山法務大臣についてはいろいろ公務員の時代から敬意を表しておるんですが、今日は嫌なことを本当に言うのは心苦しいんですけれども、一連の名古屋問題について大臣はどう責任を感じているかということをまずお聞かせください。

第156回国会 法務委員会 第3号(2003/03/26、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 法務大臣にお尋ねしますが、二十四日に受刑者死亡問題で処分を記者会見で発表されたようですが、処分の理由は何ですか。
【次の発言】 公務員にとってこういった処分というのは大変なことですし、それから現在も問題が発展中といいますか、新しい問題がどんどんどんどんできている時期、しかも下手をすれば刑務所内での一連の事件が刑事事件、刑事事件といえば、極端に言えば殺傷事件であったかもしれないという可能性があるという時期に私は処分が行われたということは甚だ時期的に理解できない。  特に、処分を受ける理由は分かったんですが、責任局長なんかは事態の究明と今後の対応について僕はやっぱり頑張ってもらうべき……

第156回国会 法務委員会 第5号(2003/04/01、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 裁判所関係二法案について、それぞれの内容について特に異議があるわけではございませんし、更なる裁判所の充実について御努力をいただきたいという要望を申し上げるんですが、一つ、一点だけちょっと問題提起をしておきたいことがありますので、質問をさせていただきます。  これ、両法案ともやはり四月一日に施行するのが適切であるということで伝統的に日切れ法案というふうに扱っていたわけでございますが、衆議院の段階で刑務所問題で紛糾して、法務大臣の所信表明も聴かないままになっておりまして、それなりに特別に配慮してこの裁判所二法案の審議を先行させたわけですが、それにしても、私、与党じゃないんですけれども……

第156回国会 法務委員会 第7号(2003/04/22、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 裁判官、それから検察官、それから一般職の国家公務員の法科大学院への派遣のこの議題となっています法案の質疑の前に、ちょっとおさらいをしておきたいと思いますが。  この法科大学院制度を設けたというその理由、分かりやすく言えば、私は、現在の法曹人養成の制度といいますか、在り方といいますか、そういうものに問題がある、欠陥があると。そういうことを反省してこの法科大学院制度を設けたというふうに私は理解しておりますが、そんな感じの理解でよろしゅうございましょうか。法務大臣にこれはお答えいただければと。
【次の発言】 よく分かりました。  そこで、その一つの問題は、各法科大学院でそれぞれ設置の目……

第156回国会 法務委員会 第10号(2003/05/08、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 私は自由党という政党に所属しておりますが、衆議院で政府案を修正議決して参議院に送ってくる際に私の所属している自由党というのは賛成をしております。しかし、今朝から各委員の皆さんのお話を聞いていますと、これでよかったのかなという非常に深刻な思いをしております。  ただ、私は全く素人でございまして、こういった専門的なことについて先生方のように突っ込んだ質問をする能力を持っておりません。素朴で極めて素人の質問をいたしますので、軽蔑しないようにひとつ答弁をしていただきたいと思います。  まず、ということでございますので、法務省の方たちはもう去年から何回も答弁していると思いますが、この政府案……

第156回国会 法務委員会 第11号(2003/05/13、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会改革連絡会という会派で、自由党と無所属の会で構成しておる会派に所属している平野でございますが。  最初に菊田参考人にお尋ねしますが、最近、私、日本のある心理学者で、アメリカの刑務所で三日間、看守人なんかを入れずに直接受刑者と様々な、受刑者がどういうふうに思っているかということを調査をしたことのある心理学者の本を読んで、その本の中に、一つの国で刑務所の受刑者がどういう扱いといいますか、様々な、病気も含めて、日常のことも含めてどういう扱いをしているかという、あるいはどういう問題があるかということが、その国の文化といいますか、あるいはデモクラシーといいますか、あるいは具体的には基本……

第156回国会 法務委員会 第13号(2003/05/20、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 三人の参考人の先生方から大変貴重なお話を、体験に基づく大事なお話をお伺いしまして大変勉強になりまして、質問というようなこと、形でお尋ねをするというより、本当に大事な問題を学んだなという気持ちでございますが、若干、自分の意見交えながら、お話の中でまだ言い足りなかったという面について説明していただければ有り難いんですが。  私はなるほどと思ったことが二つありまして、この政府案の背景にあるものは、精神障害者の人権について、これをやっぱり全く分かっていないといいますか、むしろかつてのハンセン病患者の扱いだとか、あるいは最近起こっています刑務所でのいろんな事件と同じような感覚で精神障害者の……

第156回国会 法務委員会 第14号(2003/05/27、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 本日は、心神喪失者医療観察法案が立案されて、衆議院で修正議決され、参議院に送られてきた、この立法過程の中での不透明な部分を取り上げたいと思います。  と申しますのは、日本精神病院協会と同政治連盟の動きでございます。どうもこの法案は、精神障害者の立場を余り考えず、むしろ精神病院、民間の精神病院側という特定の立場を有利にするようにということで立案されたのではないかという疑いがございます。この日精協政治連盟の政治資金の動きを立法過程とともにチェックすると、その疑惑を持たざるを得ません。  私たちが属している衆議院での自由党は衆議院では賛成しましたが、衆議院の審議を点検してただすのが参議……

第156回国会 法務委員会 第15号(2003/05/29、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 理事会で御了解をいただきました資料を事務局の方、配付してください。
【次の発言】 その間にちょっと委員長に注文を付けておきますが、今朝ほどの理事会で自民党から、三日火曜日にこの法案を採決したいという提案がなされました。私は大変遺憾で腹立たしい思いでございますが、そういう対応で無理してやるんだったらまず定足数を与党の責任でそろえてください。今日なんかもうほとんど定足数がらがらでやっているんじゃないですか。これ委員長責任で与党で定足数をそろえることと、我々はいつでも出て定足数のない会議にしますので。精神障害者にとっては人権問題にかかわる重要な問題をこんなざまで審議するということは僕は……

第156回国会 法務委員会 第16号(2003/06/03、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 厚労省の政府参考人の方は。──恐縮ですが、質問の通告をしていないんですが、お分かりならば説明していただいて、用意がなければ次回で結構でございますから、問題として提起しておきますので。  平成十五年度の心神喪失者等医療観察法関連の予算として約三十六億円が計上されていると思いますが、この中で約三十五億円ですか、三十四億九千万円が心神喪失者等医療法案に基づく指定入院医療機関の整備という項目で付けられていると思うんですが、これは新しい施設というか病院を造るんですか。それとも、どういう予算の使い方を考えているんでしょうか。
【次の発言】 そうすると、どこか国立病院の施設の中か何かにその病院……

第156回国会 法務委員会 第17号(2003/06/26、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 心神喪失者医療観察法案の採決、それをめぐる当法務委員会の運営について、事実関係、それから大変遺憾なことであったという思いについては、ただいまの千葉理事と井上理事の発言と同じでございます。  なるべく重複をしない形で私は意見を申し上げたいと思うんですが、率直に言いまして、この法案は、私の所属している自由党は衆議院で賛成した法案でございました。私も、いろいろ問題はあると思いましたんですが、どっちかといえばこれは賛成しなきゃ駄目だというスタンスで当初二回ぐらいは質問をしたわけでございます。  ところが、内容的に見ましても、精神障害者の人権問題、あるいは精神障害者医療の大きな問題点という……

第156回国会 法務委員会 第19号(2003/07/03、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 今日は七月三日でございます。一月前の六月三日には心神喪失者医療観察法案が当委員会で強行採決されて、一月目でございます。この心神喪失者医療観察法案の内容、それからこの法案の立法過程、極めて不明瞭な問題がある。金で買われた法案ではないかということが言われておりますが、いずれ、この法案の内容等については今後も厳しく監視し、そして必要な改正は行っていかなきゃならぬと思っていますが、取りあえず、その一月前の問題の整理といいますか、検証としてちょっと確認をしておきたいことがあるんですが。  私は、五月の終わりごろの委員会で、上野内閣官房副長官の公設秘書三人が政治資金規正法違反容疑で東京地検に……

第156回国会 法務委員会 第20号(2003/07/08、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 最初にお断りしておきますが、私、法曹界のことについては全くの素人で、ちょっと乱暴な質問をすると思いますので、お許しいただきたいと思います。  それから、私の所属しています政党は自由党でございまして、私、自由主義者でございますので、そういう前提でひとつお願いしたいと思いますが、私、はっきり言って、この裁判迅速法の立法動機というのがいま一つ理解できない。竹下参考人は、司法制度改革の趣旨に合うものだ、こういうお話でございましたが、素人が考えますと、裁判が充実かつ迅速に行われることは当たり前のことでありまして、こういうことを特に迅速面についてわざわざ法律を作らにゃいかぬということは、これ……

第156回国会 法務委員会 第21号(2003/07/10、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 私、この司法制度改革推進本部から出された法律案については必ずお尋ねすることがあるんですが、それは、関係する機関と十分な協議をしたかということなんですよ。やっぱり実質的に、法務省の頭のいい官僚の人たちがかなり強引に引っ張っていっている嫌いもなきにしもあらずなので、同じことを聞きますが。  この法案、いいところもありますよ。しかし、かなり問題なところもある。最高裁、日弁連を始め関係機関とどういう協議を、細かいことは言わなくてもいいですから、されて作り上げてきたか、答えてください。
【次の発言】 最大のやっぱり問題点というのは、国会議員五年以上やった人、職にある人、司法試験の資格があっ……

第156回国会 法務委員会 第23号(2003/07/17、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 この司法制度改革法の関連の法律については、できるだけ私たち国連としては賛成したいんですよ。そういう中で司法制度の改革をやってほしいんですが、この法案はやっぱり国会議員だけじゃないんですけれどもね、弁護士資格の特例の拡大についてはどうしてもやはり我々抵抗がある、私たちは抵抗がある。国会議員五年やったからといって修習しなくてもいいという、弁護士の資格を与えるというんだったら、司法書士の人たちの職域をもっと拡大して国民の皆さんの役に立つ方策を取ったり、様々な知恵があると思うんですよ。そういう意味で、残念ながら私たちは反対の立場なんですが。  そこで、質問の通告はしていませんですが、ここ……

第156回国会 予算委員会 第9号(2003/03/11、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 政治倫理綱領の資料を配っていただきたいと思います。
【次の発言】 小泉総理、私、のどを痛めていまして、総理に風邪をうつさないように冷静にやりますので、よろしくお願いいたします。  経済といい外交といい、日本は本当に危機的状況だと思います。根本は、やはり政治に信頼を、まあそれは国民からだけじゃなくて、世界から日本の政治が信頼されることが大事だと思います。その本はやはり政治倫理の確立だと思います。  今朝から法律的責任の問題もあるいは道義的政治家の責任の問題いろいろありましたんですが、総理、昭和六十年に衆参両院で制定されました政治倫理綱領というのがあるんですが、これ、御承知だと思うん……

第156回国会 予算委員会 第11号(2003/03/14、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会審議のテレビ中継の問題を取り上げたいと思います。片山大臣、御苦労さんでございます。  議会政治の情報公開というのは民主主義に、政治に欠かせないわけでございますが、ちょっと私も困っていることが一つあるんですが、昨日から今日にかけて、電話とかファクス、メールで私のところへ抗議が大分来ていまして、その抗議というのは、火曜日の政治と金のテレビ中継やりまして、ちょうど私の質問の途中で十一時五十四分になって、NHKは中断しますね。もちろん、親切にまた再録するということを出しますけれども、一般の国民は余りそれを見ていないものですから、それ以降国会が止まったものですから、おまえが国会を止めた……

第156回国会 予算委員会 第16号(2003/03/24、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 最初に、経済についてお尋ねいたします。  本当は、竹中大臣と二、三時間やりたいんですが、九分しか時間がございませんので、非常に気になっている一点だけお尋ねします。  小泉政権になって何回か、所信表明演説とか施政方針演説とか、あるいは塩川大臣の財政演説あるいは竹中大臣の経済演説というのは何回かあったんですが、よくチェックして、見て、読んでみますと、一回も不況という言葉を使っていないんですね。経済を仕切っているのは竹中大臣なんですが、不況という言葉をやっぱり小泉内閣というのは嫌いなんですか。
【次の発言】 例えば、構造不況だとか長期不況という言葉は定着した言葉なんですが、演説の中には……

第156回国会 予算委員会 第17号(2003/03/28、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会改革連絡会、通称国連を代表して、平成十五年度予算三案に対し反対の討論を行います。  反対理由の第一は、先送り、なし崩しの自民党的体質の予算であることであります。  これでは、日本の将来を安定させ、安心させることができないばかりか、実体経済に対しての寄与がほとんどなく、一層経済を後退させるものであります。歳入面でも、資産家に減税、働く者に増税という不平等なもので、長期不況の解決に役立つものではありません。歳出面でも形だけでゼロベースからの見直しとはほど遠く、自民党的構造腐敗歳出を温存したものであります。  第二は、公約破りの予算であることであります。  国債発行三十兆円枠、二、……

第156回国会 予算委員会 第19号(2003/07/11、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 はい。  国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の平野でございます。  本日は三つのテーマ、一つは歴史に学ばぬ者は歴史を繰り返す、日本は果たして民主主義国家か、真の構造改革とは何かという三日間ぐらい掛けてやる質問を三十分でやりますので、御協力をいただきたいと思います。  小泉内閣は二年と間もなく三か月になりますか、この間の特徴を一言で申し上げれば、昭和の初期の混迷によく似てきたと言われることがございます。私もそう思いますが、総理、どう思われますか。
【次の発言】 うんちくある歴史のお話は聞きましたが、質問には答えていません。似ているか似ていないかという質問にはお答えになっていません……

第158回国会 財政金融委員会 第1号(2003/11/27、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。  議事に先立ちまして、一言ごあいさつ申し上げます。  去る十九日の本会議におきまして財政金融委員長に選任されました平野貞夫でございます。  本委員会は、財政、金融全般にわたる極めて広範な所管事項を取り扱う重要な委員会であります。その委員長を賜りまして、重責を実感しておる次第でございます。  本委員会の運営につきましては、委員の皆様方の格別の御指導、御協力をいただきまして、公正かつ円満に行ってまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。  昨日までに、……

第158回国会 財政金融委員会 閉会後第1号(2003/12/05、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨日、若林正俊君及び峰崎直樹君が委員を辞任され、その補欠として矢野哲朗君及び谷博之君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  財政及び金融等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として金融庁検査局長佐藤隆文君外一名の出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 異議なしと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 財政及び金融等に関する調査を議題といたします。  金融危機に対応……

第158回国会 財政金融委員会 閉会後第2号(2004/01/15、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨日までに、尾辻秀久君及び田村耕太郎君が委員を辞任され、その補欠として愛知治郎君及び若林正俊君が選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りします。  財政及び金融等に関する調査のうち、足利銀行に関する件の調査のため、本日の委員会に参考人として株式会社足利銀行元取締役頭取日向野善明君及び日本公認会計士協会会長奥山章雄君の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第18号(2004/06/14、19期、民主党・新緑風会)

○平野貞夫君 民主党・新緑風会の平野貞夫でございます。午前中は岩手県の平野さんが質問しましたが、午後は高知県の平野が質問いたします。  先ほど、田村議員からもお話がありましたように、土佐清水市の生まれでございます。私は、今期で引退いたします。十二年前に出ましたときに公約したのが、私のふるさと土佐清水、四国西南地域に国連のPKO訓練センターを誘致するという公約でございました。できませんでした。しかし、ここは宿毛湾、そして国有地で三千五百メートルの滑走路を取れる空と海の起点でございます。私の子供のころは山本五十六元帥、それから永野修身元帥がしょっちゅう宿毛湾に入っておりました。日本は覇権を求めず、……

第159回国会 決算委員会 第13号(2004/05/19、19期、民主党・新緑風会)

○平野貞夫君 私は、昨年十一月に当院の財政金融委員長になりまして、もう七月で国会議員辞めますので、もう質問する機会はないと思っていましたら、年金の未加入、三年七か月という自分が予想にしない問題が発生しまして、先般、辞表を出して辞めました。財政金融委員会という参議院での財政健全化に尽力しなきゃいかぬ立場として、当然の責任だと思って辞めました。  本来ならこの問題を財務大臣にびっちりとやりたいところなんですが、いずれ財政金融委員会でやるということを申し上げて、本日は谷垣大臣の責任追及はここではやりません。また改めてさせていただきます。  さて、私は、この年金の問題は今やもう年金疑惑という問題に変わ……

第159回国会 財政金融委員会 第1号(2004/02/05、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日までに、矢野哲朗君、若林正俊君及び谷博之君が委員を辞任され、その補欠として尾辻秀久君、田村耕太郎君及び峰崎直樹君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に入澤肇君を指名いたします。

第159回国会 財政金融委員会 第2号(2004/02/09、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る六日、愛知治郎君が委員を辞任され、その補欠として若林正俊君が選任されました。
【次の発言】 外国為替及び外国貿易法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案に対する質疑は既に終局しておりますので、これより討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。  外国為替及び外国貿易法の一部を改正する法律案に賛成の方の挙手を願います。
【次の発言】 多数と認めます。よって、本案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  この際、大……

第159回国会 財政金融委員会 第3号(2004/03/11、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。  財政及び金融等に関する調査を議題といたします。  財政政策等の基本施策について、谷垣財務大臣から所信を聴取いたします。谷垣財務大臣。
【次の発言】 次に、金融行政について、竹中内閣府特命担当大臣から所信を聴取いたします。竹中内閣府特命担当大臣。
【次の発言】 以上で所信の聴取は終わりました。  所信に対する質疑は後日に譲ることといたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後零時十四分散会

第159回国会 財政金融委員会 第4号(2004/03/18、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。  政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  財政及び金融等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として内閣府政策統括官小平信因君外七名の出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 財政及び金融等に関する調査を議題とし、財政政策等の基本施策に関する件及び金融行政に関する件について質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後二時二十分まで休……

第159回国会 財政金融委員会 第5号(2004/03/24、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨二十三日、尾辻秀久君が委員を辞任され、その補欠として月原茂皓君が選任されました。
【次の発言】 去る二十二日、予算委員会から、本日一日間、平成十六年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、内閣府所管のうち金融庁、財務省所管、国民生活金融公庫、日本政策投資銀行及び国際協力銀行について審査の委嘱がありました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  委嘱審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として内閣府産業再生機構担当……

第159回国会 財政金融委員会 第6号(2004/03/25、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨二十四日、櫻井充君及び円より子君が委員を辞任され、その補欠として岩本司君及び樋口俊一君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  平成十六年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として財務省主計局次長杉本和行君外九名の出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。

第159回国会 財政金融委員会 第7号(2004/03/26、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨二十五日、樋口俊一君及び池田幹幸君が委員を辞任され、その補欠として円より子君及び岩佐恵美君が選任されました。
【次の発言】 平成十六年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。  両案に対する質疑は既に終局しております。  これより両案について討論に入ります。  御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
【次の発言】 他に御意見もないようですから、討論は終局したものと認めます。  これよ……

第159回国会 財政金融委員会 第8号(2004/03/30、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨日までに、峰崎直樹君及び岩佐恵美君が委員を辞任され、その補欠として小林元君及び池田幹幸君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  関税定率法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として財務省関税局長木村幸俊君の出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 関税定率法等の一部を改正する法律案を議題といたし……

第159回国会 財政金融委員会 第9号(2004/04/13、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨日までに、小林温君及び小林元君が委員を辞任され、その補欠として上杉光弘君及び峰崎直樹君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が三名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に尾辻秀久君、野上浩太郎君及び大塚耕平君を指名いたします。

第159回国会 財政金融委員会 第10号(2004/04/20、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 異議ないと認めます。  それでは、理事に野上浩太郎君を指名いたします。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  財政及び金融等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として警察庁生活安全局長伊藤哲朗君外二名の出席……

第159回国会 財政金融委員会 第11号(2004/05/11、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に野上浩太郎君を指名いたします。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  財政及び金融等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として国家公務員倫理審査会事務局長平野由美子……

第159回国会 財政金融委員会 第12号(2004/05/25、19期、民主党・新緑風会)

○平野貞夫君 発言の機会をいただきましたことを感謝いたします。  私は、昨年十一月から、短い期間でございましたが当財政金融委員会の委員長を務めさせていただきました。このたび、三年七か月という国民年金の未加入という自分も気が付かない問題が起こりまして、参議院において財政の健全化を目標とする当委員会の委員長の職責を全うするには不適当であると、こういうように感じまして、委員長を辞めさせていただいたわけでございます。  短い期間でございましたんですが、皆様の御協力に敬意を表し、お礼を申し上げまして、退任のごあいさつといたします。  ありがとうございました。



各種会議発言一覧(参議院)

18期(1998/07/12〜)

第145回国会 法務委員会公聴会 第1号(1999/08/04、18期、自由党)

○平野貞夫君 最初に鈴木公述人にお聞きいたします。大変勉強になる話を聞かせていただきましてありがとうございました。特に、お話だけではなくて、中央公論にお書きになりました論文の中、それも含めてちょっとお尋ねしたいと思います。  水谷さんの著書の中で、先ほどお話になっておりました日本の高校生の一割程度が既に覚せい剤を乱用しているんじゃないかと。一割といいますと、先ほど調査室に調べていただきましたら平成十年五月現在で四百二十五万人高校生がいるそうですので、約四十二万人ですか。そして、近い将来は三割まで行くんじゃないか。三割といいますと百三十万人ぐらいになりますか、大変深刻な話だと思います。  私も、……

第147回国会 憲法調査会 第2号(2000/02/16、18期、自由党)

○平野貞夫君 参議院自由党の意見と個人的な意見をちょっと味つけしまして申し上げたいと思います。  まず、憲法に対する基本的な考え方でございますが、現在の我が国の国家、社会は大きく流動化し、衰退しております。まやかしの平和主義とか規律のない市場経済、場当たりの社会保障、偏った基本的人権、崩壊した教育等々、歴史と伝統を忘れた戦後型日本のあり方と日本人の生き方が大きく揺さぶられていると思います。これらの根本原因は、敗戦、占領体制に伴う後遺症、すなわち私はポツダム・シンドロームという言葉で呼んでいるんですが、にあると思います。  私たちは、新しい国家目標を二十一世紀を迎えるに当たって立てて、昭和憲法の……

第147回国会 憲法調査会 第3号(2000/03/03、18期、自由党)

○平野貞夫君 前回の自由討議に引き続きまして意見を述べさせていただきます。  第一点は、憲法制定権、改正権は国民にあるということをこの調査会の基本姿勢にすべきだと思います。  御承知だと思いますが、国会には憲法制定権の権限はございません。最終的には国民投票で承認するという憲法の仕組みになっておりますので、私たちは国民の判断の材料を提供するということだと思います。  ということから考えますと、今国民が現憲法に対してどのような認識、理解をしているかということを的確に知る必要があると思います。もちろん調査会のあり方、進め方も含めてのことでございます。そのため、広く国民から意見を聞く、国民と意見を交換……

第147回国会 憲法調査会 第4号(2000/03/22、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  最初に西尾先生にお尋ねいたしますが、私は三十二年国会職員、それから八年国会議員で、国会の中で先生方のいろいろな議論も聞いてきたんですが、この四十年で、国あるいは社会の基本問題になるとどうも分裂国家的な議論が行われた、果たして一つの憲法を持って国家を経営しているかどうかわからなくなるような議論が随分ありました。  現在でも、政党再編が行われていろいろ形が変わっていますが、国の基本についてはまるで日本人というのを忘れて、米国を代理するか、あるいは中国を代理するか、あるいは北朝鮮を代理するか、あるいは韓国を代理するかわからぬような、顔が皆日本人で大体DNA……

第147回国会 憲法調査会 第5号(2000/04/05、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  先ほど、馬場さんから大変御注意を受けまして、御心配かけておりますが、残った自由党、しっかりやっていきますから、どうかよろしくお願いします。  慣例憲法というのがございまして、憲法の条文に書いていないいろんなものがあるんですが、昨年国会活性化法というので政府委員制度の廃止とかそれからクエスチョンタイム、党首間討議という、思い切ったことが始まっておるんですが、党首間討議のテレビをごらんになった方いらっしゃいますか。──それじゃ、古賀さん、印象を率直に述べていただけませんか。
【次の発言】 これは慣例憲法の改正という……

第147回国会 憲法調査会 第6号(2000/04/19、18期、参議院クラブ)

○平野貞夫君 しばしば発言の機会をいただいておりまして感謝します。  憲法全般に対する自由討議でございますので、最近の重大問題についての、憲法の運営についての問題提起をしたいと思います。  御承知のように、小渕内閣の総辞職は、憲法七十条の内閣総理大臣が欠けたときの拡大解釈で行っております。これは憲法の運用の重大な誤りだと私は思います。御承知のように、学説の大多数は、病気はこの七十条に入らないというのが学説の通説でございます。  私は、この問題は、総理が職務不能状態でも生存されているという状況で憲法に不備があるという認識をきっちりとまずすべきだと思います。その上で、やむを得ず超法規的な措置をとる……

第147回国会 憲法調査会 第7号(2000/05/02、18期、参議院クラブ)

○平野貞夫君 参議院クラブの平野でございます。  きょうはまるでGHQの中で憲法草案をつくっているような、非常に緊張感をかいま見るような会議でございまして、大変私も勉強になっております。  プール参考人に、憲法改正規定の、GHQで御苦労なさった話を二点お聞きしたいと思います。  ラウエルさんの文献によりますと、憲法改正の規定について、当初、憲法制定後十年間改正を禁止する、そして十年後日本の国会は憲法改正を審議すればいいという構想があったというふうに聞いておりますが、この考え方は、日本の民主化を定着させるため十年間はGHQの指導による憲法で日本の政治を行い、十年後は日本人自身の判断で憲法改正を行……

第150回国会 憲法調査会 第1号(2000/11/15、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野貞夫でございます。  最初、佐高参考人にお礼申し上げておきますが、私は高知県の生まれでございまして、お話の中に二つもお話しいただきましてありがとうございました、私の先祖はもう自由民権運動で大分やっていた方でございまして。  自由党は実は十二月中に、年内に新しい憲法をつくる基本方針というものを発表するつもりでございまして、今精力的にまとめております。  ただ、小沢党首の固有名詞も出されましたが、誤解のないようにこの機会に申し上げておきますが、自由党は現憲法の諸原理を発展させ、二十一世紀にふさわしい憲法をつくるという方針でございます。  現在、いろんな政党がたくさんあるん……

第150回国会 憲法調査会 第2号(2000/11/27、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野貞夫と申します。  私は、過去四十年の間に政治関係の文書で二つ感動して読んだ本がございます。昭和四十年代に内田先生のお書きになった「戦後日本の保守政治」という本でございます。それから、五十年代の初めでございましたか、加藤先生がお書きになった「日本文学史序説 上」。私は、これは文学史の本でしたが、これは政治思想、日本の政治文化の本としてとらえまして、大変刺激を受け、啓発を受けました。日本の政治学会が文学史で日本文化が解明されるということを非常に不思議に思ったんですが、この本に啓発された記憶がございます。きょうは、お二人の先生に御質問できるのを非常に、私は神の恵みだと思っ……

第151回国会 憲法調査会 第2号(2001/02/21、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  まず第一に、昨年一年間、衆参両院で活動しました憲法調査会の印象から申し上げたいと思いますが、率直に言いまして、活動の意義というのはあったと思いますが、議論の内容は、護憲派、改憲派、論憲派という三つに分かれて、それぞれ外部から学者、参考人を呼んできて意見を聞いて、意見の言いっ放しということで、どっちかというと議論がかみ合わないといいますか、非常に言葉悪く言いますと、両院の憲法調査会は憲法のあり方、憲法認識といいますか、そういうものについてどうも多民族国家のような印象を受ける場面がしばしば私はございました。何とか、同一民族でございますので、憲法を共有する……

第151回国会 憲法調査会 第3号(2001/03/07、18期、自由党)

○平野貞夫君 最初に小林先生にお尋ねします。  小林先生には新進党時代、憲法調査会つくりまして御指導を受けまして中間報告をしまして、今自由党がそれを継承しております。御世話になりました。  そこで、国民主権といえばやっぱり一番最大のものは国民の憲法制定権、あるいは改正権だと思います。  御承知のように、我が国ではその一番大事な国民主権を行使する制度が整備されてない、憲法の私は欠陥だと思いますが、そのことについて、これは国会の責任だと思うんですけれども、小林先生の御所見をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 飯尾先生に政治学者の立場からひとつ御所見をお聞きしたいんですが、先般、衆議院で内閣……

第151回国会 憲法調査会 第4号(2001/03/14、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  中村先生から参議院改革中心に大変示唆に富む御意見をいただきましたのですが、基本的に二院制のあり方だという問題だと思いますが、実は現憲法の二院制をどう運用するかということについて、非常に技術的な問題なんですが、極めて重大な問題といいますか、明確になっていない部分が幾つかあるわけでございます。  本質論としまして、衆議院側では現憲法は本質的に衆議院が優越であると、本質的に。参議院はいわゆる次なる院だという、こういう規定だという理解をして運営していますし、参議院側では、いや基本的には両院平等なんだと、しかし特殊な例外は衆議院に優越をもたらしているんだと、こ……

第151回国会 憲法調査会 第5号(2001/04/04、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野と申します。  最初に、渡部先生にお尋ねしますが、事前に配付されました資料の中に、先生の論文で「「憲法」が国を滅ぼす」という「諸君」の題が紹介されているんですが、これは現日本国憲法のことなんですか、一般的な憲法のことでございましょうか。
【次の発言】 私もおととし、「ボイス」に憲法の論文を書きましたところ、「「憲法」栄えて「国」滅ぶ」という題をつけられまして非常に誤解を受けたんですが、やはり私はそのときに本当の憲法政治は日本で行われていないということを書いたつもりなんですが、本当に雑誌社のネーミングというのは問題だと思っています。これは感想で一つ。  それから、渡部先……

第151回国会 憲法調査会 第6号(2001/04/18、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  最初に、長谷川先生に質問的意見を申し上げますので、御意見をいただければ大変ありがたいと思います。  先生のきょうのお話を私なりに整理しますと、二つこの憲法調査会に提案があったと思います。一つは、憲法の国民主権とか基本的人権という諸原理を議論する場合には歴史的性格という原点を踏まえて議論しなさいよということと、それからもう一つは、日本国憲法の根本的矛盾をどうするのかということを皆さんよく考えなさいよと、私は二つを受けとめたわけでございます。  そこで、このお話は二つとも別の話じゃないと私は理解しておりまして、これを同時決着というのは難しいんですが、私は……

第151回国会 憲法調査会 第8号(2001/05/23、18期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  委員会の冒頭、所用がありまして欠席しておりまして、そのまま両参考人にお尋ねすることをひとつお許しいただきたいと思います。  最初は質問ではございませんが、実は五月二日の朝日新聞の憲法特集の中で、私がかつてここで発言しました日本の憲法の最初は聖徳太子の十七条憲法であるという発言に対して、署名入りの記事で、こういう発言はいわゆる憲法調査会で近代立憲主義を無視した放言をしているという記事がありまして、私は大変この記事を遺憾と思っております。私が申し上げたのは、時間もなかったんですが、そういう放言でなくて、最近オーストラリアなんかでは聖徳太子の憲法から大化の……

第151回国会 憲法調査会 第9号(2001/06/06、18期、自由党)

○平野貞夫君 内閣法制局の役割として最初に御説明のあった話の中で、法律問題に関し内閣並びに内閣総理大臣及び各省大臣に対し意見を述べることというお話がありました。そこの説明で、リーガルアドバイザーということで相談に応じて意見を述べるという趣旨のお話があったんですが、相談がなくても、致命的にこれはいろいろ問題があるという、積極的に意見を述べることもできるんですか。
【次の発言】 ちょうだいした資料の中に、村山総理大臣の国民主権に対する話の中に、「国民が主権者としての権利を行使することを保障する制度として、憲法は二つのことがある」と。「一つは、普通選挙の保障」、これは制度的に保障されていますが、「二……


19期(2001/07/29〜)

第153回国会 外交防衛委員会、国土交通委員会、内閣委員会連合審査会 第1号(2001/10/23、19期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野貞夫でございます。  けさ九時から三百八十二分という長時間、与党の先生方の質問をお聞きしました。閣僚の方も大変御苦労だったと思います。議院内閣制度をとる国で与党がこれだけ政府に質問するという国はまずないと思います。よっぽど与党内、政府内の連絡が悪かったのか、そんなちょっと感じしますが。  ただ、私の持ち時間は三十二分という十分の一弱の時間ですが、武見、北澤両委員長の御配慮で二分、時間をオーバーしていただきました。せっかくの機会でございます、十分の一弱の時間でどれだけ反論、反撃できるかということなんですが、ちょっと考えまして、質疑に関連しまして、一連の問題の認識といいま……

第153回国会 憲法調査会 第2号(2001/11/07、19期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  派遣報告を拝聴いたしまして勉強させていただきましたのは、全部の国ではないと思いますが、現実に憲法が運用されていることに対するチェックといいますか、適切かどうかという関心が各国とも非常に強く働いた機能があるという報告が何人かの先生方から報告された、この点でございます。  そういう意味で、私は幹事会あるいは運営委員会にお願いをしたいのは、この憲法調査会というのは決して言葉や概念を調査することだけじゃないと思います。やはり、歴史的な社会、経済、政治の変化の中で現行憲法の文理と実態というのがどういう隔離があるか。これは、国家、人間というのは生き物でございます……

第153回国会 憲法調査会 第3号(2001/11/21、19期、自由党)

○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  引き続き、統治行為論といいますか、あるいは具体的事件を離れて抽象的に法律、命令等が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有するものではないという問題についてちょっと意見を聞きたいんですが、警察予備隊違憲訴訟の判決の中で、その理由として、司法権の範囲内においてその違憲立法権は行使されるものであると、こういうことを判決に書いてありますが、しからばその司法権とは何ぞやということなんですが、ちょっとそちらの方に。
【次の発言】 この参考といいますか、今お話しの憲法上の根拠として八十一条を引かれておるわけですが、この八十一条を素直に読みますと、「一切の法律、……

第154回国会 憲法調査会 第2号(2002/02/27、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会改革連絡会という会派の平野でございます。  私は、政党は自由党に所属しておりますが、この憲法調査会では党派を超えたむしろ個人の立場での意見を申し上げておりますので、日ごろ大変御活躍されています佐藤先生に敬意を表しながらお教えを受けたいと思います。  いろいろ重複する問題があるんですが、私は、具体的な問題で司法権の役割といいますか、在り方についての御質問を、お尋ねをしてみたいと思います。  一つは、この調査会でも何回か取り上げてしつこいやろうだと言われるかもしれませんが、昨年、熊本地裁でハンセン病判決がございまして、小泉内閣がこれを控訴断念した、この問題について先生の個人的な意……

第154回国会 憲法調査会 第4号(2002/04/10、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野でございます。  約一年間にわたる国民主権と国の機構というテーマの調査を総括して、二つの問題を申し上げたいと思います。  一つは、国民主権の根源は憲法制定権であり、これを機能させる制度を整備していないことは近代立憲国家とは言えないという問題でございます。  御承知のとおり、憲法前文は、「主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。」と規定しております。また、九十六条では改正権、すなわち制定権と言ってよいと思いますが、それは国民の承認、制度として国民投票による過半数の賛成を必要とするということを規定しております。  具体的な国民主権の行使としての参政権、……

第154回国会 憲法調査会 第5号(2002/04/24、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野と申します。  今日、先生に基本的人権についてお話を伺うというテーマをこちらから出していてこんな質問するのは甚だ申し訳ないんですが、よく考えてみますと、基本的人権という言葉の読み方でございますが、憲法十一条にはファンダメンタルヒューマンライツという英語が付いていますが、私、にわか勉強で、参議院の憲法調査会の事務局が作ってくれた「主要国の憲法における人権関係規定」というものをさらっと見ましたら、アメリカも英国もイタリアもそれからドイツも基本的人権という言葉がなくて、アメリカの場合には人権宣言がある、これは人権という言葉。それから、イギリスでは人権法、それからイタ……

第154回国会 憲法調査会 第6号(2002/05/08、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野と申します。  先生の御説明になったお話の各論といいますか、あるいは周辺の話になるかも分かりませんが、ちょっと都合が悪ければそのままで結構でございますので、教えていただきたいと思います。  先生のお書きになった本とか研究なされたテーマの中に、イェリネックの研究で非常に有名な方だと承知しておりますが、イェリネックには「少数者の権利」という有名な講演がございます。先生がおっしゃったこの基本権ですね、あるいは基本的人権、人権とこの少数者の権利というのは、私のような素人では何かつながりがあるんじゃないかなと、ひょっとしたら人権の中には少数者の権利のことかなというような……

第154回国会 憲法調査会 第7号(2002/05/29、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会改革連絡会という会派でございますが、この会派は自由党と無所属の会というところが構成しているところでございます。私は自由党の所属でございます。  基本的なことを再度、何度もお聞きして誠に恐縮でございますが、両先生に公共の福祉という憲法の、英文ですとパブリックウエルフェアですか、この定義を、ちょっとお二人とも早口なものですから、ちょっと私付いていけないものですから、これをまず教えていただきたいと思いますが、公共の福祉という言葉の定義をどのようにお考えか。
【次の発言】 大変失礼なことを申し上げますが、定義においては両先生ともそう違わない印象を受けます。  私は、率直に申しまして、……

第154回国会 憲法調査会 第8号(2002/06/12、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国連という会派が参議院にございまして、これは略称でございますが、国会改革連絡会というところの、無所属の会と自由党で作っている会派なんですが、私は自由党の所属でございます。  最初、戸塚参考人にお尋ねしますが、先生のお話の中で、実際は国際的に保障された人権が国内化してきたんだと、こういうお話があったんですが、このお話を中国の瀋陽事件に当てはめた場合に、難民条約という、これも人権の一つの国際的保障だと思いますが、これに対応する国内的制度が整備されていないと、こういう認識でよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 分かりました。  私も十年ぐらい法務委員やっておりますので、今のお話を……

第154回国会 憲法調査会 第9号(2002/07/17、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 自由党と無所属の会というところが作っております国会改革連絡会という会派の平野と申します。  最初に、村越参考人にお尋ねしますが、現行憲法の人権規定、一般の問題でございますが、憲法を作ってから五十年以上たつわけですが、その評価、批判でも結構ですし、あるいはあと仮に二十年ぐらい憲法をそのままにしておくとすると、どういうところを補完しておいたらいいか。  私はなかなかいい憲法だとは思いますが、やっぱり現在の憲法の人権規定の基本的性格は十九世紀的な思想の背景で、国家権力が人権を侵すんだということを前提に立った規定が多いと思いまして、新しい情報化社会の中では様々な人権を侵される状況というの……

第154回国会 憲法調査会公聴会 第2号(2002/05/15、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 徐公述人にお尋ねしたいと思います。  朝日新聞の二〇〇〇年の二月十一日の「憲法こう思う」というインタビューの先生の記事が事務局から用意されて読まさせていただいたんですが、この中で「日本はこれまで憲法を都合のいいようになし崩し的に解釈してきました。」という厳しい指摘がなされておるんですが、具体的にどの部分のことを御指摘でございましょうか。
【次の発言】 ありがとうございました。我々国会議員、憲法調査会のメンバーとしまして、心して今のお話を参考にしたいと思います。  それから、同じインタビューの中で、この調査会のねらいは憲法第九条の改正にあるんじゃないかという御指摘がありますが、そこ……

第154回国会 予算委員会公聴会 第1号(2002/03/19、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 私は、国会改革連絡会という会派の自由党に所属している平野でございます。  両公述人にお尋ねいたしますが、必ずしも自由党の政策を言うわけじゃございませんで、個人の政策を言いますので、ちょっと誤解のないようにひとつ。  私は、あらゆる経済政策の最終目標というのは、就業機会といいますか、仕事を作ることだと思います、突き詰めていけば。そういう意味で、小泉首相は失業が増えても不良債権処理はすべきだということを盛んにおっしゃっておるんですが、この点について大久保公述人、どのような御意見をお持ちでしょうか。
【次の発言】 私は、資本主義である限り不良債権って出てくるのは当たり前だと思っておりま……

第155回国会 憲法調査会 第2号(2002/10/30、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の平野でございます。  私は、後半の四日間しか参加しておりません。党務のためとはいえ、谷川団長や派遣委員、それから事務局の随行の方たちに御迷惑をお掛けしました。短い期間でございましたが、大変私個人にとっては意義のある勉強をさせていただきました。この際お礼を申し上げておきます。  と申しますのは、私はフランスだけだったんですが、フランスを支えている統治システムの特徴というものが、今まで自分が理解していたものは間違っていたと、あるいは不十分であったという勉強をさせていただきました。それは、やはりフランスという国が、革命とかあるいは王制という近代の非……

第155回国会 憲法調査会 第3号(2002/11/13、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会改革連絡会という会派が十五名でありまして、私はその中の自由党に所属する者でございます。無所属の会と自由党で構成している会派なんですが。  私たち自由党というのは、実は平成十二年の十二月に「新しい憲法を創る基本方針」というのを発表しております。PRが下手なものですから先生方は御承知ないと思いますが、ここにも出そうと思っておるんですけれども、なかなか出す土俵ができないものでそのままになっておるんですが、自由党は新しい憲法を作ろうという、必ずしも憲法改正という概念ではございません。改憲論の中に入れられますけれども、私は別に考えております。  そこでは、戸波先生の考えている考え方とそ……

第155回国会 憲法調査会 第5号(2002/12/04、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会改革連絡会でございますが、主として自由党の立場からの意見を申し上げたいと思います。  二十人にわたる学識経験者、弁護士、専門家、団体役員、主婦、それから大学院生含めて、大勢の方から意見を聴取して議論をしてまいりました。総括して感想を申し上げますと、個別の人権問題についてはかなり詳細に具体的に勉強させていただきましたが、基本的人権の本質論の部分が十分でなかったという印象を持っております。  私が申し上げる本質論と申しますのは、現在、日本国憲法の基本的人権の規定の原点になっております十九世紀に確立した人権論のままで二十一世紀これからやっていけるかどうかという問題でございます。市民……

第156回国会 憲法調査会 第1号(2003/02/12、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 私は国会改革連絡会という参議院にある会派に所属しております。国会改革連絡会というのは、自由党と無所属の会、二つの政党といいますかで構成しているところでございまして、私の話が会派を代表しての話ではございません。むしろ個人的な意見というふうに御理解いただきたいと思います。  自由党では、平成十二年に実は「新しい憲法を創る基本方針」というものを作って発表しております。この基本的スタンスというのは、一九八〇年代ごろから資本主義は変質したという、変わったという問題意識で、したがって現憲法では限界があるので新しい二十一世紀の憲法を作るべきだと、こういうスタンスに立っております。  そこで、ど……

第156回国会 憲法調査会 第2号(2003/02/19、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 お二人の参考人の先生方から貴重なお話を承りまして、ありがとうございます。  最初に、平松参考人にお尋ねいたしますが、お話の中で、憲法の基本価値を擁護することは政治家の義務であるというお話がございました。肝に銘じておくべきだと思います。  そこで、私たちが実際職業としております議会、国会、議会民主政治の基本価値といいますか、これは多数決が原理でございますので、議会民主政治の規範とか倫理観、これは非常に大事なものだと思いますし、これは必ずしも明文化されてないと思います。日本人というのは、こういう明文化されていない規範というものに対して、規範作りすることを不得意という御指摘、そのとおり……

第156回国会 憲法調査会 第3号(2003/02/26、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 大変素人っぽい質問というより教えていただきたいと思いますが、両参考人にお願いしたいと思いますが、この憲法調査会が両院にできた直後、私は、積極的な憲法見直し論といいますか、新しい憲法を作る、作ろうという立場で参加しているんですが、大変護憲の理論で有名な野党の女性党首と憲法問題について意見交換をしたことがあるんですが、長時間にわたってしたことがあるんですが、そこで宿題のようなものを出されておりまして、その方の意見をいまだに私、自分で回答できずに困っておるんですが、こういう話でございました。  刑事裁判で一審で無罪になれば、もう上告ですか、これはさせないようにならないかと。ですから、有……

第156回国会 憲法調査会 第5号(2003/04/16、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 私は国会改革連絡会という会派に所属しております。ここは自由党と無所属の会で構成されておりますが、今日は、基本的人権の総括自由討議としまして、平成十二年十二月に自由党が発表しました「日本一新 新しい憲法を創る基本方針」ということで十二項目を発表しておるんですが、この中の三項目の「国民の権利と義務について」というところを御紹介して、説明して発言に代えたいと思います。  国民の権利と義務について   国家権力と人権を対峙させる啓蒙時代の発想を克服し、ともすれば阻害されがちな個人の自由を国家社会の秩序の中で調和させる。基本的人権の保障は、国民が享有すべき条理であると同時に、国家社会を維持……

第156回国会 憲法調査会 第6号(2003/05/07、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 私は、国会改革連絡会という会派が参議院にありまして、通称国連といいますが、自由党と無所属の会という会派で構成しております。私はその自由党の所属でございますので、ちょっと最初お断りしておきます。  最初、渡辺参考人にお尋ねしますが、九条の起草者の基本構想という話は大変興味深く、基本的な流れはそのとおりだったと思いますが、その流れに抵抗する、それではいけないんだ、困るんだ、普通の国家の原理をやっぱり入れたいという動きも国内であって憲法審議のときにいろんな議論が出されておるようですが、九条二項の芦田修正については先ほどお聞きしましたのでもうこれ以上触れませんが、九条の出だしでございます……

第156回国会 憲法調査会 第7号(2003/05/14、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 私は、参議院の国会改革連絡会、通称国連と言っておるんですが、そこに属していまして、ここには自由党と無所属の会の二つのグループで結成しているところでございます。私は自由党に属しておりますので、主に自由党の考えを申し上げたいと思います。  三人の先生方のお話あるいは著書等を勉強させていただきまして、自由党の安全保障、憲法九条の議論に非常に共通点といいますか、むしろ私たちが学んだ部分がございます。私たちは、ほかの党に比べまして早くから、平成十二年の十二月に「新しい憲法を創る基本方針」というものを発表しておりまして、この憲法調査会の場にはまだそれを出しておりませんが、余り突出するといかぬ……

第156回国会 憲法調査会 第8号(2003/07/09、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 国会改革連絡会という会派がございまして、自由党と無所属の会で構成していますが、私は自由党の所属でございます。  三人の参考人の方々に同じ質問を最初にしたいと思いますが、特殊な状況の下で特殊な憲法が作られて、特殊な解釈、運用、運営が行われているという状況は、各党各派は皆同じ共通の認識をされると思いますが、それでもやっぱり、憲法がある以上、憲法が改正されない以上、その憲法の原理、原則、精神は私は守られるべきだ、守るべきだという考え方でございます。  そういう精神を体して憲法を、新しい憲法を作ろうというのが私たち自由党の考え方なんでございますが、私は十年昔は自由民主党に所属した国会議員……

第156回国会 憲法調査会 第9号(2003/07/16、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 参議院には国会改革連絡会という会派がございまして、毎回これ申し上げておるんですけれども、皆さんは初めてでございますので、自由党と無所属の会という政党といいますかグループで作っている会派でございます。私は自由党に所属している者で、平野と申します。  お三人の参考人の先生方にまずお聞きしますが、現在、国会に安全保障基本法、それから非常事態対処基本法という法案が提出されておるんですよ。これを、その事実をお三人の先生方、御承知でしょうか、御承知でないでしょうか。ちょっとお答えいただけないでしょうか。
【次の発言】 ありがとうございます。  ひょっと、御存じないかと思って、自由党が衆議院に……

第156回国会 憲法調査会公聴会 第1号(2003/06/04、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 私は、国会改革連絡会という会派が参議院にありまして、自由党と無所属の会で作っておるんですが、その自由党所属の国会議員でございます。本当は共産党の先生の順番でございますが、ちょっと所用がございまして、御配慮いただきまして先に質問させていただきます。  最初に、大井公述人にお尋ねしますが、非常にいいお話を聞かせていただいたんですが、今度のイラク戦争で国連の限界と意義といいますか機能、ここで力と正当性は別の問題だということを世界に認識させたというお話がありました。これもう非常に、大変大事な判断だと思います。残念ながら、政治家にもそれから学者にもこういう発想をする人が少ない。大変高く評価……

第156回国会 予算委員会公聴会 第1号(2003/03/20、19期、国会改革連絡会(自由党・無所属の会))

○平野貞夫君 公述人のお二人の先生には日ごろ私ども大変お世話になっております。  私は、国会改革連絡会、略称して国連というんですが、自由党と無所属の会で構成しておりますが、その自由党の所属しております者でございます。  そこで、七分間の質問でございますが、ちょっと最初に志方公述人に確認をしておきたいと思いますが、議論する上の前提になりますので、昨日の朝のテレビで志方公述人は憲法は古証文になったということをおっしゃっていましたね。
【次の発言】 ちょっとその真意をちょっとお聞きして。
【次の発言】 むしろ、そういうお話は私じゃなくて政権党の方にしていただきたいんですがね。  さはさりながら、私も……

第159回国会 憲法調査会 第3号(2004/03/03、19期、民主党・新緑風会)

○平野貞夫君 田先生のお発言に関連して、一言意見申し述べたいと思います。  私と田先生とは憲法の九条においては全く対立の立場でございましたんですが、今日お話聞きまして、私、思い出したことを一言言いたいと思います。  実は、サンフランシスコ講和条約、最初の日米安保条約を、吉田茂総理が作ろうとしたときの日米安保条約の第一案は、あの条約を国連総会で承認してもらうという案があったようでありました。そのぐらい当時は日本国憲法とそれから日米関係、国連というものが一体化していた事実があります。ところが、冷戦の状況の中でそれができませんでした。当時の保守政治家というのはやっぱり立派だったと思いますよ。  した……

第159回国会 憲法調査会 第5号(2004/04/07、19期、民主党・新緑風会)

○平野貞夫君 元自由党で、現民主党所属の平野貞夫でございます。  なぜこんなことを言うかといいますと、私は、過去三年間、この参議院の憲法調査会で自由党として毎回、ほぼ毎回発言をしまして、誤解を受けたりひんしゅくを受けたりしてきたわけでございますが、自由党で実は平成十二年暮れに「新しい憲法を創る基本方針」というのを決めておりまして、それに基づく発言を繰り返してきたわけでございます。  この九条問題につきましては、先ほど江田議員が非常に見事に整理されて、ほぼパーフェクトに自由党のそのときの考え方を導入されて紹介していただいて、非常に私、光栄に思っております。ただ私は、今度の七月の任期でもう議員を辞……

第159回国会 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会 第1号(2004/03/12、19期、民主党・新緑風会)

○平野貞夫君 高見参考人には御苦労さんでございます。肩書が二つございまして、この国会図書館の調立の、調査室の主任という肩書と北海道大学名誉教授という肩書でございますが、私はその北海道大学名誉教授という肩書に質問します。ですから、図書館にとらわれますと御自分の意見がちょっとブレーキ掛かりますので、率直にひとつ、個人の御意見を教えていただきたいと思います。  まず第一は、一九七〇年代の前後、先生のお話のように、ヨーロッパで二院制を一院制に移行させる現象、あるいは二院制を残しても二院の権限を縮小して、二院制の一院的運用といいますか、そういう現象が起こりました。はやったという言い方をしてもいいと思いま……

第159回国会 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会 第3号(2004/05/19、19期、民主党・新緑風会)

○平野貞夫君 民主党・新緑風会所属の平野貞夫でございます。  決算委員会で今日質問したものですから、参考人の先生方の話を聞かずに発言するのは大変申し訳ありませんが、幾つかの点を意見申し上げたいと思います。  まず第一点は、日本のデモクラシーのシステムをどう適切に機能させるかという観点で参議院の在り方、課題、二院制の組合せ方という位置付けをすべきであって、私たち参議院議員だから参議院の、何といいますか、力を付けようとか、参議院を特にグレードアップしようという考え方ではおかしいという視点から申し上げたいと思いますが。  実は、参考になりますのが帝国議会のころの二院制の機能でございます。御承知のよう……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

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