このページでは武見敬三参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。武見敬三参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○武見敬三君 では、時間がありませんので一問だけさせていただきます。 昨今、日米双方におきまして日米安保条約の国内基盤といったようなものがともに弱体化しているような傾向が見え始めております。これにいかに対処するかということは極めて重要な課題であるように思われます。特に、最近起きた沖縄における米兵による少女暴行事件というものは、事件そのものが非常に衝撃的でもあっただけに、世論が単なるこの事件に対する憤りから反基地、さらには反日米安保につながる世論となって拡大しつつあるような気がして心配でなりません。 私は、このような日米安保に対し否定的な世論を形成する要因を三点考えてみました。 第一点は、……
○武見敬三君 それでは、まず一般質問から始めさせていただきます。外交と世論という観点から御質問をさせていただくことになります。 今日の外交政策を検討するに当たりまして、世論の果たす役割というものを無視してこれを検討し策定することはできないという状況にあることは、民主主義国家であるならば明らかであります。しかし、我が国の現状においては、外交政策の立案、そして決定、実行の過程におきまして、世論というものが十分にそしゃくされ、健全な形でその政策に反映しているかどうかという点に関しましては、まだ必ずしも万全の体制とは言えないのが実情ではないかという気がしてならないわけであります。 そこで、外務省と……
○武見敬三君 まず、外務大臣に外交政策を進める上において世論をどう位置づけるかという基本的な視点についてお尋ねをしたいと思います。
この場合に、外交政策を策定する過程で世論をいかに生かすか、また世論をいかに健全に外交政策の中に反映させるかという側面と、それから策定された外交政策をいかに世論に理解していただくかという側面と二つあると思いますが、外務大臣はこの世論についてどのように位置づけ、お考えになるんでしょうか。この二つの側面ともに御説明いただけると幸いです。
【次の発言】 それでは、具体的な課題についてお尋ねをしたいと思います。
内容は尖閣列島周辺海域における最近の中国船籍の活動状況につ……
○武見敬三君 それではお聞きいたします。 まず、KEDOの取り決めに関連したことをお伺いしたいと思いますが、近ごろ米国の国内における共和党、民主党の対立が深刻化いたしまして、予算作成の問題が解決できておりません。その結果、北朝鮮の必要とする重油代金二千万ドルの支出ができず、日本に対して米国の肩がわりにその二千万ドルを支払うように求めてきているということを伺っておりますが、その要請の具体的内容、これは先日来日したアンソニー・レーク安全保障担当補佐官より提示されたというふうに伺っているわけでありますが、その内容をお聞かせいただけますでしょうか。
○武見敬三君 インド洋まぐろに関する協定及びWTOの確認書については、いずれも内容的に問題はなく、これは支持を表明しておきたいと思います。 そこで、日米首脳会談における主要なテーマと思われる日米安保に関連した質問をさせていただきたいと思います。 間もなく行われる日米首脳会談の目的でございますが、その目的の一つというのは、冷戦が終わった後にその役割が国民レベルであいまいになってしまって、しかも沖縄における少女暴行事件という極めて不幸な事件をきっかけとして拡大をした沖縄のいわゆる基地問題、こうしたことで脆弱になってしまった日米安保体制の国内の支持基盤というものを再強化するということが来るべき日……
○武見敬三君 それでは質問をさせていただきます。
まず初めに、中国の核実験についてお尋ねをさせていただきたいと思います。
中国の核実験は準備をしてから実行するまで約六十日間かかると、こういうふうに言われております。現在アメリカの偵察衛星などで確認されている限りにおいては、三月よりこの準備が始まったと言われております。そういたしますと、五月の下旬ごろに中国が核実験を行うことが予見されるようになっているというふうに聞いておりますが、外務省はこの点、状況をどう確認しておられるのでありましょうか。
【次の発言】 現在準備が進められている点については、情報を確認されておられますか。
○武見敬三君 アジア・太平洋に関する小委員会について御報告申し上げます。 小委員会は、アジア太平洋地域における我が国の外交のあり方について幅広い視野から調査、検討を行うため、本年二月二十九日に設置されて以来、小委員十四名をもって活動を進めてまいりました。 まず、三月十二日の第一回小委員会において、アジア・太平洋に関する小委員会は、時局に即した形で外交と国民世論との間のよき仲介者としての役割を担うべきことを確認し、その第一弾として、当面、三月二十三日の台湾総統選挙を控えてにわかに緊張が高まった中国・台湾情勢に焦点を当て、短期集中的に調査、検討することといたしました。 そこで、三月十九日に平……
○武見敬三君 商業的造船業における正常な競争条件に関する協定の締結について承認を求めるの件でございますけれども、この協定に関連いたしまして、類似のものとしてはWTOがあると考えているわけであります。この新たな協定はこのWTOとどのような形で場合によって内容的に重複をするのか、また重複することによって生じてくる問題はないのか、この点についてお聞きしたいと思います。
【次の発言】 この協定はこれから日本及びアメリカが批准することによって発効するというふうに伺っているわけではありますが、我が国の造船業界の中では、我が国の非常に複雑なあるいはわかりにくい取引慣行等が対象になって、こうした協定が乱用され……
○武見敬三君 ただいま池田外務大臣より沖縄に関する特別行動委員会、SACOの最終報告に関する御報告をちょうだいいたしました。また、その御報告に先立ちまして、今朝帰国されたばかりで、午前は衆議院の方にも御出席なされているというお話を伺っておりまして、大変なスケジュールの中で御尽力されていること、大変御苦労さまということを申し上げておきたいと思います。 さて、このSACOの最終報告に関する私の見解は、まさにこの報告にありますとおり迅速にこれが実施に移されることを切に期待していると同時に、これを実行していくことが日米の同盟関係というものを今後さらに円滑に、かつこのアジア太平洋における平和と安定を守……
○武見敬三君 それでは、本日は健康医療と政治とのかかわり、特に非常に大きな転換期にございます我が国の医療政策に関連した質問をさせていただきたいと考えるものであります。 現在の我が国の時代状況と申しますものは、まさに政策面から申し上げるとするならば短期、中期、長期の課題が混然一体となっておりまして、その短期的な処方せん一つだけを取り出して問題を解決しようとしても解決できない。むしろ、これらを束ねた、体系化された政策のパッケージが求められていて、全体を把握するビジョンがまさに喫緊の課題となっているというのが我が国の時代状況の特徴だろうと思っております。 この点、医療政策も全く例外ではございませ……
○武見敬三君 当アジア=太平洋郵便連合憲章の追加議定書及びアジア=太平洋郵便連合一般規則の締結について承認を求めるの件に関しましては、既に趣旨説明にもありましたとおり、その重要性は極めて重要と認識し得るものと考え、これにまず支持を表明しておきたいと思います。 それでは、一般質問の方に移らせていただきます。 昨年、日中関係が極めて険悪化し、いかに改善をするかということが重要な外交課題になってきていることは御承知のとおりであります。また同時に、こうした日中関係とともに、日台関係をいかに良好に維持発展させるかということも我が国の国益上重要な課題であろうと考えるわけであります。 もちろん、我が国……
○武見敬三君 外務大臣、訪中大変御苦労さまでございました。 ことしは日中国交正常化二十五周年ということで、昨年来ぎくしゃくした日中関係を改善するには極めて好ましいタイミングであろうかと存じておりまして、そのかぶら矢としての訪中を成功させて改善への糸口をつくられたことに心から祝意を述べさせていただきたいと思います。 在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案についてでございますが、この点につきましては政府案どおり異議なくこれを支持したいと考えるものであります。 そこで、一般質問の方に移らせていただきたいと思います。 初めに、この二月に……
○武見敬三君 質問に先立ちまして、今回人質救出のためにみずからの命をささげられましたペルー国陸軍ファン・バレル・サンドバル大佐及びラウル・ヒメネス・チャベス大尉に対し、心より尊敬の念とともに感謝の気持ちをあらわしておきたいと思います。また、人質として亡くなられたカルロス・ジュスティ・アクーニャ最高裁判事に対し、心より哀悼の意をあらわしておきたいと思います。 本日は、こうした彼らの死を重く受けとめつつ、このようなテロ事件の再発防止のために御質問をさせていただきたいと思います。 また、青木大使は、四カ月の長きにわたりまして、特命全権大使として極めて困難な立場に置かれながらも、人質の生命と安全の……
○武見敬三君 今回のこの投資の促進及び保護に関する日本国政府と香港政府との間の協定の締結に関しましては、基本的にこれを支持する立場をまず最初に明確にしておきたいと思います。
そこで、従来、日本と香港との間にはこうした投資保護協定は結ばれておりませんでした。今回、特に香港側からの申し出によりこの投資保護協定が締結されることになったと聞いておりますけれども、それに応諾し協定を締結する、そういう決定を下された理由、意図というものをまず最初に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 私も、返還後さまざまに不確実性が政治的にも指摘をされ、それが経済行動に悪影響を及ぼすことを排除する意味でも、こう……
○武見敬三君 本日は日米防衛協力のための指針の見直しに関する中間取りまとめについて御質問をさせていただきたいと思います。 この指針は、昨年の四月十七日に確認をされました日米安保共同宣言の中で改めて見直しをされることが取り決められ、日米当局によってこれらが審議されてきたということであろうかと思います。その中で、特に日本周辺地域において発生し得る事態で日本の平和と安全に重要な影響を与える場合における日米間の協力に関する研究の開始ということが、改めてその必要性が確認をされているわけであります。 従来の平時における日米の協力と、それから有事における日本に対する攻撃に対する日米間の協力というのに加え……
○武見敬三君 この報告書を読ませていただきました中から、私なりに気がついた問題点を幾つか取り上げながら御質問をさせていただきます。 まず第一に、今回の事件に対する責任のとり方に関連しての質問であります。 第一義的な責任が接受国側にあるとの指摘は形式的あるいは国際法的には私は正しいと思いますが、残念ながら現実にはすべての安全確保を接受国側にゆだねることができないということがございまして、ゆえに各国とも大使館等の警備を行っているわけであります。ペルー側に落ち度があるからといって、そのことが日本側の警備の不備を免責するものではないというふうに考えるわけでありますけれども、その点、外務大臣の御所見……
○武見敬三君 本日は、医療改革に関連した御質問をさせていただきたいと思います。 医療改革に当たりましては、その最初の入り口論として患者負担の引き上げというものが出てきたことは、我が国の財政の窮乏した状態下にあって、またさらに我が国の保険構造の赤字状態にあって、ある一定の不可避性を持っていたということが言えなくもないわけでありますが、それにしてもこれだけが突出して議論される状態が最初に出てきたというのは、私は国民にとって大変医療改革をわかりにくくしているという認識を持たざるを得ないと考えているわけであります。 しかしながら、この患者負担をどうしても国民の皆さんに御理解していただかなければなら……
○武見敬三君 既に質問はかなり出てきておりますけれども、ひとつ安全保障に関しての質問をさせていただきたいと思います。 アジアに続いて、新たに中南米の経済の発展が予見されるようになってまいりまして、果たしてこの中南米諸国においてアジアと同様な安全保障上の問題点を抱え込むようになるのかということが気になります。 アジアでは経済成長が持続し、その過程で内政上安定化が図られ、ゲリラ活動等についての鎮圧に各政権が成功してくる。そういたしますと、軍隊の質というのも内政上の治安活動から徐々に対外的な防衛に向けてその視点が移ってまいります。結果として、特に海空軍力を中心とした近代的な兵器を購入し軍事力の増……
○武見敬三君 先般、エジプト南部ルクソールでテロ事件が発生し、我が国国民の中に痛ましい犠牲者が出たことは御案内のとおりであります。そこで、今後ますますこうした海外旅行者等がふえていく趨勢の中で、でき得る限りこうした痛ましい事件を回避し、そして予防し対応をする、そうしたことを考えるためにもこれから御質問をさせていただきたいと思います。 まず初めに、海外旅行の自己責任の原則についての考え方をお尋ねいたします。 最も厳しく海外旅行自己責任の原則を考えるとするならば、こういうことになるんではないかと思います。すなわち、新聞であるとかテレビなどの一般のメディアを通じて、あるいは主体的に訪問を計画して……
○武見敬三君 今回の財政構造改革の推進に関する特別措置法案、その中でも、特に集中改革期間中の社会保障関係費の伸びの考え方について御質問をさせていただきたいと思います。 この考え方として、賃金、物価上昇に伴う単価増等の影響は制度改革等で吸収をする、こういうふうになっております。等というのがたくさんついているので、解釈がいかようにも広げられるところにみそがあるようにも思いますが、そして、対前年度伸び率を高齢者数の増の影響分以下に抑制する、これはおおよそ全体の二%に相当すると、こういうふうな話になっているわけであります。 まずは、平成十年度には三千億円以内に増を抑制するということになっているわけ……
○武見敬三君 西欧主要諸国の国内の政治動向についてお尋ねをしたいと思います。 松浦大使にお伺いしたいわけでありますけれども、お話にもありましたとおり、昨年五月、ジョスパン内閣が設立をされて、そしていわば野党の革新勢力というか、社会主義的な発想をより持つ傾向の強い内閣が組閣されたということを伺っております。また同時に、イギリスでも労働党が選挙で勝利をしている。 これをひるがえって見ておりますと、一九八〇年代から九〇年代の初頭にかけてというのは、いわゆるアメリカではレーガノミックス、そしてイギリスではサッチャリズムというような形で、小さな政府、そして規制緩和という形で実際に経済の活性化が図られ……
○武見敬三君 自由民主党の武見と申します。 本日は、ダウナー外務大臣閣下がこの外交・防衛委員会の懇談会に御出席いただけたこと、心から感謝を申し上げます。 特に私が閣下を歓迎したいのは、やはり二十一世紀の南北を結ぶ最も重要な二国間関係が日本とオーストラリアとの二国間関係であろうと考えるからであります。そして、特に閣下も御指摘のとおり、日本とオーストラリアはともにアメリカの同盟国であります。そして、冷戦が終結した後のアジア太平洋の安全保障のあり方についても極めて共通の考え方を持っているわけであります。 我が国も一九九六年四月に日米安保共同宣言というものを出しました。また、アメリカと豪州との間……
○武見敬三君 今回のインドの再度にわたる地下核実験というものは、言うなればNPT、CTBT体制という核の拡散を阻止しようとするこうした国際社会の体制というものが厳しく挑戦を受けたということを意味しているように思います。 特に、核兵器を保有していた国が実験をするということではなくて、全く新しく核を保有する意思と、そのための行動がインドによってとられたということは極めて深刻であります。 そこで、我が国としてさらなる制裁措置等を検討するということでございますが、外務大臣、この中には例えばインドにおります日本の大使の召還をも含むのでありましょうか。そしてさらには、円借款本体の内容にまで、一体どこま……
○武見敬三君 総理並びに外務大臣、ロンドンにおけるASEMの会議から帰国されて直ちにこうした形で御質問させていただきます。お疲れとは思いますが、ひとつよろしくお願いを申し上げます。 まず、ここ二カ月あたりの国際社会の主要な関心の対象というものは一体何であったのかというところから御質問に入らせていただきたいと思います。 今年の三月二日、覚えておられると思いますが、我が国と英国との共同提案によるイラク情勢に関する安保理決議一一五四が国連で採択をされました。すなわち、三月の上旬までの国際社会の主要な関心、そして国際社会の主役というのはイラクであったわけであります。その主役というのは総理や外務大臣……
○政府委員(武見敬三君) このたび、外務政務次官に就任いたしました武見でございます。 北朝鮮による今般のミサイル発射は、我が国の安全保障に直接かかわる極めて憂慮すべき事態であり、また、北東アジアの平和と安定等の観点から極めて遺憾であります。 本日、私からは、政務次官就任以降携わりました幾つかの件につき皆様に御報告させていただき、ごあいさつとさせていただきます。 去る七月、秋野豊国連タジキスタン監視団政務官が殺害されるという痛ましい事件が起こりました。このような犯罪行為は絶対に許すわけにはまいりません。私は、先月、同国に赴き、タジク政府首脳、反政府勢力関係者と会談いたしましたが、双方が一致……
○武見敬三君 この条約及び協定の二件に関しましては、既に内容については了としておりますので、一般質疑に早速入らせていただきたいと思います。 今、実は、我が国に、世界保健機関、WHOのブルントラント事務総長が訪問をされておられます。その一つの目的は、WHOの神戸センターで開催をされました若者と女性の喫煙がいかに健康に被害を与えるかというシンポジウムに基調報告をされるために日本に来られたものであります。 このブルントラントさんとたしか外務大臣はお会いになられたということを伺っておりますが、こうした国際的に、既に医学的にも認知されたこうした喫煙の健康被害について改めて周知徹底し、その問題を国際的……
○武見敬三君 本日のように、着任前の新任大使の方に外交・防衛委員会においでいただいて、そして実際に国民がそれぞれ任地国に対してどのような考え方を持っているのか十分に御理解をいただいた上で赴任していただくというのは、二十一世紀における、まさに民主主義国家における国民とともに歩む外交の一つの具体的な方策であろうと考えております。したがって、こうした形での意見の交換というものが、さらに今後より定着していくことを期待しております。 その上で、サウジアラビア大使に赴任される大島大使にお伺いをいたしますが、アラビア石油による自主開発というものができなくなる場合における石油の安定供給の問題であります。 ……
○武見敬三君 それではまず先に、外務大臣に日米同盟についての御質問をさせていただきたいと思います。特に日米同盟の我が国国内におけるその支持基盤という視点に立って御質問をさせていただきたいと思うんです。 実は我が国の冷戦後の日米同盟というものの必要性についてなかなかまだ国民の中できちんと理解が得られていないという気がいたします。また同時に、その理解を十分に得るための努力というものがまだ政府の立場においても十分ではないのではないかという認識も多少私は持ち合わせているものであります。 なぜこういうことを申し上げるかというと、実は我が国国内におけるアメリカ軍基地の問題あるいは軍事訓練の問題、こうい……
○武見敬三君 まず、防衛庁長官にお尋ねをいたします。 今回のこの発覚をいたしました平成六年十一月の陸上自衛隊における違法射撃事案、これは三つの点で非常にやはり遺憾なことであるということを痛切に感じざるを得ません。 この射撃事案そのものの違法性という問題は、まずその基本になりますけれども、同時に、それを組織的に隠ぺいをした疑義があるというのは、これはもう防衛庁に対する国民の信頼感を本当に基本的に左右する重大事件だと思います。 したがって、こうした組織的隠ぺい工作があったのかどうかということを、必ずこれを明確にしていただくということと、その責任の所在というものを明らかにして、そして国民の納得……
○武見敬三君 大変喫緊の課題について詳細な御報告をいただき、三名の参考人の方々に対し心から御礼を申し上げる次第であります。 最初に、まず井尻参考人にお尋ねをしたいわけでありますけれども、確かに国民党の政権が交代を余儀なくされたという状態になったわけでありますけれども、実際にこの後の台湾の政治の動向の中で国民党というのが一体どのような形に変質していくのであろうか。その過程で新たにどのような、日本流で言えば政界の再編という状況が展開されていくのかという点についてお伺いしたいと思います。 特に、国民党政権というのは、先ほど国分参考人の方からも指摘されておりましたように、軍及び政府の官僚、幹部、こ……
○武見敬三君 この在外公館に関する法案、これについては賛成であります。その上で別途一般質疑をさせていただきたいと思います。 特に我が国の対外的な経済協力、これは我が国の外交を円滑に推進する上において極めて重要なツールであるということはもう衆目の一致するところだろうと思います。 これをまた同時に、ただ単に我が国の国益という観点だけに狭く限定して行うべきことでもない、やはりこうした国際社会の中でまさにこうした人類社会というものが平和で安定した持続可能な社会を構成するためにも、より広い視点に立って我が国が協力しなければいけないということもまた当然のことだろうと思います。 したがって、さまざまに……
○武見敬三君 ただいま外務大臣の方から日朝交渉に関して、特に北朝鮮側から総じて非常に強い意欲を有しているというそういう御報告をいただきました。具体的にどういうところからこうした意欲をお感じになったのか、御説明いただけますでしょうか。
【次の発言】 確かに、報道を通じて知る限りにおいて、従来よく言われていたような戦後の償いとか補償みたいな話はどうも実際交渉の場では出てこなかったというようなことを伺っておりますし、実際に具体的に従来の北朝鮮と異なった対応ぶりが見てとれるというような話も伺っておるということは大変好ましい傾向だろうと思います。
そもそも、朝鮮半島に関してこれをいかに安定化するかとい……
○武見敬三君 協定の内容については、これはもう了といたします。 本日は、我が国の排他的経済水域における中国の海洋調査船の活動件数が急増している件について我が国としていかに対処すべきかという視点に立った御質問をさせていただきたいと思います。 平成三年、この中国の海洋調査船、排他的経済水域に入ってきた件数四回、そのうち調査活動に実際従事していると見られている特異な行動はこのときはゼロ回。それと比較しますと、八年後平成十一年、何とその回数は三十三回にふえ、実際に調査活動をしていると見られている特異な行動は三十回に上っております。しかもこの間に、平成七年より、当該水域での中国の海軍の艦艇の活動が開……
○武見敬三君 昨今さまざまに規制緩和の推進が行われております。厚生省は特にこうした規制緩和措置についてはかなり積極的に呼応しておられるというふうに私なりには理解をしておるところでありますが、この規制緩和というのは、単に経済的な効果のみならず、そこから波及する社会的な諸影響というものはかなりある、それはポジティブにもネガティブにもさまざまな波及効果というものが想定されます。したがって、常にこうした規制緩和というものはそうしたより広い視点からその影響というものを勘案しながら実行していく必要があるというふうに私などは考えるものであります。 そこで、ことし三月三十一日に閣議決定されました規制緩和推進……
○武見敬三君 先ごろの沖縄のサミットにおいて大変大きな成果を我が国は上げたというふうに私は考えております。特に、宮崎県シーガイアで行われた外相会談で、この総括報告の前文の中で人間の安全保障、ヒューマンセキュリティーにかかわるコミットメントを改めて確認をしたというのは、私は中長期的に見た我が国にとっても非常に重要なポイントであったというふうに理解をしております。それはなぜかというと、やはり我が国は平和国家としてその意思を堅固に持ち、しかもそのためにその理念と理論というものを未来志向で明確に確立する必要性があると考えるからであります。 戦後、我が国はいわゆる反戦平和という平和論を一つの大きな基軸……
○武見敬三君 それぞれ参考人の皆さん方から大変貴重な御意見をちょうだいしたわけでありますけれども、時間も十分と限られておりますので、糸氏参考人に二問御質問させていただきたいと思います。 恐らく、ここにいらっしゃるだれもが、我が国における皆保険制度というものは二十一世紀においてもきちんと堅持すべきものというふうに考えておられると思います。保険証一枚あれば、どこでもだれでも、そしていつでも医療機関で治療が受けられるという、この医療機関に対するアクセスの保障という点で、我が国の医療保険制度というのはもう世界でも最もすぐれた制度であって、その機能は確実にこれから持続可能な医療保険制度を創設していく上……
○武見敬三君 昨今は、特に医療保険制度の抱える構造的な赤字の問題等が非常に深刻であるということで議論がされるようになってまいりました。特に被用者保険については、すさまじい悲鳴までが聞こえてくるというように言われているわけでありますが、私は、こうした議論をするときには常に正確な根拠に基づいて、そしてそれを科学的に分析して、そしてまず実態というものを正確に把握することがやはり必要であろうというふうに考えております。根拠に基づいた保険医療政策というものが基本姿勢でなければいけないというふうに考えているわけであります。 そこで、健保連に関して、例えば一九九九年度決算見通しで経常収支が二千百億円の赤字……
○武見敬三君 それでは、早速質疑に入らせていただきます。 去る三月三十日に社会保障改革大綱というものが出されました。こうした内容を見ておりますと、私は、昨今、日本の経済の再建、またさらに国のあり方を議論するときに、二つの大きな流れが出てきたように思います。 一つは、やはりイギリスのサッチャリズムでありまして、それは我が国の財政赤字の深刻化、さらには金融システムの中に内包された不信感、そしてさらに我が国の経済構造転換のために必要とされるさまざまな規制改革、こういったものはもはや我が国においてはじり貧状態であって、すべて一遍にこれをドラスチックに実現しなければならない、そのためには社会保障も決……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
議事に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。
去る九月二十七日の本会議におきまして、外交防衛委員長に選任されました武見敬三でございます。
御承知のとおり、本委員会の所管は外交、防衛、安全保障といった国の根幹をなす事項にわたっており、その使命はまことに重大であると考えております。
委員長といたしまして、委員の皆様の御指導、御協力を賜りまして、公正かつ円満な運営に努めてまいる所存でございます。
よろしくお願いを申し上げます。
【次の発言】 この際、一言申し上げます。
去る九月十一日、米国において発生しました同時……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、田村秀昭君が委員を辞任され、その補欠として平野貞夫君が選任されました。
【次の発言】 平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法案及び自衛隊法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
政府から順次趣旨説明を聴取いたします。福田康夫内閣官房長官。
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、遠山清彦君が委員を辞任され、その補欠として山本香苗君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法案及び自衛隊法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に警察庁警備局長漆間巌君、防衛庁防衛局長首藤新悟君……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、広野ただし君、小泉顕雄君及び広中和歌子君が委員を辞任され、その補欠として平野貞夫君、森元恒雄君及び江田五月君が選任されました。
また、本日、山本香苗君及び小池晃君が委員を辞任され、その補欠として遠山清彦君及び吉岡吉典君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、江田五月君、森元恒雄君、平野貞夫君、大脇雅子君及び藤井基之君が委員を辞任され、その補欠として広中和歌子君、河本英典君、田村秀昭君、大田昌秀君及び舛添要一君が選任されました。
【次の発言】 テロリストによる爆弾使用の防止に関する国際条約の締結について承認を求めるの件及びテロリストによる爆弾使用の防止に関する国際条約の締結に伴う関係法律の整備に関する法律案の両案件を一括して議題といたします。
政府から順次趣旨説明を聴取いたします。田中外務大臣。
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、海野徹君が委員を辞任され、その補欠として小川勝也君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
現在、本委員会に付託されている条約及び法律案の審査並びに外交、防衛等に関する調査のため、本日の委員会に内閣官房内閣審議官村田保史君、内閣法制局第一部長阪田雅裕君、内閣府大臣官房審議官山本信一郎君、内閣府国際平和協力本部事務局長林梓君、警察庁警備局長漆間巌君、防衛庁防衛局長首藤新悟君、防衛庁運用局長北原巖男君、防衛施設庁長官伊藤康成君、法……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る九日、小川勝也君が委員を辞任され、その補欠として海野徹君が選任されました。
【次の発言】 国際機関等に派遣される防衛庁の職員の処遇等に関する法律の一部を改正する法律案及び防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
政府から順次趣旨説明を聴取いたします。中谷防衛庁長官。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
両案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午後一時四分散会
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
国際機関等に派遣される防衛庁の職員の処遇等に関する法律の一部を改正する法律案及び防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に防衛庁運用局長北原巖男君、防衛庁人事教育局長柳澤協二君、外務省総合外交政策局長谷内正太郎君及び外務省経済協力局長西田恒夫君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、野上浩太郎君が委員を辞任され、その補欠として福島啓史郎君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
投資の促進及び保護に関する日本国とモンゴル国との間の協定の締結について承認を求めるの件、投資の促進及び保護に関する日本国とパキスタン・イスラム共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件及び千九百九十四年の関税及び貿易に関する一般協定の譲許表第三十八表(日本国の譲許表)の修正及び訂正に関する二千年十一月二十七日に作成された確認……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、海野徹君が委員を辞任され、その補欠として榛葉賀津也君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、自衛隊の部隊等による協力支援活動、捜索救助活動及び被災民救援活動の各活動の実施に関し……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、榛葉賀津也君及び小泉顕雄君が委員を辞任され、その補欠として海野徹君及び舛添要一君が選任されました。
【次の発言】 国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。中谷防衛庁長官。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午後二時十九分散会
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に内閣府国際平和協力本部事務局長林梓君、防衛庁防衛局長首藤新悟君、防衛庁運用局長北原巖男君、防衛施設庁長官伊藤康成君、法務省入国管理局長中尾巧君、外務省総合外交政策局長谷内正太郎君、外務省総合外交政策局国際社会協力部長高橋恒一君、外務省中東アフリカ局長重家俊範君、外務省経済協力局長西田恒夫君及び外務省条約局長海老原紳君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に内閣府国際平和協力本部事務局長林梓君、防衛庁運用局長北原巖男君、法務省入国管理局長中尾巧君、外務省総合外交政策局長谷内正太郎君及び外務省中東アフリカ局長重家俊範君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律の一部を改正する……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
議事に先立ち、新たに就任された国務大臣、大臣政務官及び長官政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。川口外務大臣。
【次の発言】 今村外務大臣政務官。
【次の発言】 松浪外務大臣政務官。
【次の発言】 水野外務大臣政務官。
【次の発言】 木村防衛庁長官政務官。
【次の発言】 山下防衛庁長官政務官。
【次の発言】 それでは、国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、外交、防衛等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 外交、防衛等に関する調査のため、本日の委員会に内閣官房内閣審議官村田保史君、警察庁長官官房審議官芦刈勝治君、防衛施設庁施設部長大古和雄君、外務省北米局長藤崎一郎君、外務省経済協力局長西田恒夫君、文部科学省科学技術・学術政策局長山元孝二君、厚生労働省医政局長篠崎英夫君、水産庁増殖推進部長川口恭一君、経済産業大臣官房審議官濱田隆道君、経済産業省貿易経済協力局貿易管理部長松井英生君、国土交通大臣官房審議官中山啓一君、海上保安庁次長須之内康幸君及び環境省自然環境局長小林光……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 平成十四年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、内閣府所管のうち防衛本庁及び防衛施設庁並びに外務省所管についての審査のため、本日の委員会に内閣官房内閣審議官村田保史君、内閣府大臣官房審議官山本信一郎君、内閣府政策統括官江崎芳雄君、警察庁警備局長漆間巌君、防衛庁防衛参事官安江正宏君、防衛庁防衛局長守屋武昌君、防衛庁運用局長北原巖男君、防衛施設庁長官嶋口武彦君、外務大臣官房長北島信一君、外務省総合外交政策局国際社会協力部長高橋恒一君、外務省アジア大洋州……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
この際、御報告いたします。
去る二十日の委員会で、舛添君から外務省に対し要求がありました資料が提出されました。
理事会協議の結果、各委員のお手元に配付をいたします。
同資料は、鈴木宗男衆議院議員の一九九一年、九二年及び九四年のケニア訪問時において、モイ大統領とソンドゥ・ミリウ水力発電計画についてのやり取りの疑いを否定する内容でありましたことを御報告いたします。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
二千五年日本国際博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法案及び在外公館の名称及び位置並……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 外交、防衛等に関する調査のため、本日の委員会に内閣官房内閣審議官村田保史君、防衛庁防衛参事官西川徹矢君、防衛庁防衛局長守屋武昌君、防衛施設庁長官嶋口武彦君、外務大臣官房長北島信一君、外務省アジア大洋州局長田中均君、外務省北米局長藤崎一郎君、外務省経済協力局長西田恒夫君、厚生労働省医薬局食品保健部長尾嵜新平君、農林水産大臣官房審議官山野昭二君、経済産業大臣官房審議官仁坂吉伸君、海上保安庁長官縄野克彦君及び環境省環境管理局長西尾哲茂君を政府参考人として出席を求め、その……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 現在、本委員会に付託されている条約の審査及び外交、防衛等に関する調査のため、本日の委員会に防衛施設庁長官嶋口武彦君、外務大臣官房長北島信一君、外務大臣官房審議官佐藤重和君、外務大臣官房審議官原田親仁君、外務大臣官房審議官奥田紀宏君、外務大臣官房審議官林景一君、外務省総合外交政策局国際社会協力部長高橋恒一君、外務省北米局長藤崎一郎君、外務省経済局長佐々江賢一郎君、外務省経済協力局長西田恒夫君、農林水産大臣官房審議官坂野雅敏君、水産庁資源管理部審議官中前明君、経済産業……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、舛添要一君が委員を辞任され、その補欠として伊達忠一君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
外交、防衛等に関する調査のため、本日の委員会に内閣府政策統括官安達俊雄君、防衛庁人事教育局長宇田川新一君、防衛施設庁長官嶋口武彦君、法務省刑事局長古田佑紀君、外務大臣官房長北島信一君、外務大臣官房審議官佐藤重和君、外務大臣官房審議官原田親仁君、外務大臣官房参事官鈴木庸一君、外務省総合外交政策局長谷内正太郎君、外務省北米局長藤崎一郎君、……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十一日、伊達忠一君が委員を辞任され、その補欠として舛添要一君が選任されました。
また、昨日、齋藤勁君が委員を辞任され、その補欠として今泉昭君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
刑を言い渡された者の移送に関する条約の締結について承認を求めるの件の審査のため、本日の委員会に防衛庁防衛参事官西川徹矢君、法務省矯正局長鶴田六郎君、法務省入国管理局長中尾巧君、外務大臣官房審議官林景一君、外務大臣官房領事移住部長小野正昭君、外務省中……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十六日、今泉昭君が委員を辞任され、その補欠として齋藤勁君が選任されました。
また、昨日、西銘順志郎君及び舛添要一君が委員を辞任され、その補欠として福島啓史郎君及び大仁田厚君が選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
外交、防衛等に関する調査のうち、日本人拉致疑惑に関する件について、本日の委員会に横田滋君、横田早紀江君、有本明弘君及び有本嘉代子君を参考人として出席を求め、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十八日、大仁田厚君が委員を辞任され、その補欠として舛添要一君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に内閣官房内閣審議官村田保史君、内閣官房内閣情報調査室内閣衛星情報センター管理部長山内千里君、警察庁生活安全局長黒澤正和君、防衛庁防衛参事官西川徹矢君、防衛庁防衛局長守屋武昌君、防衛庁運用局長北原巖男君、法務大臣官房審議官河村博君、外務省アジア大洋州局長田中……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、加治屋義人君及び桜井新君が委員を辞任され、その補欠として山下善彦君及び小斉平敏文君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
外交、防衛等に関する調査のため、本日の委員会に内閣官房内閣審議官村田保史君、内閣官房内閣情報調査室内閣衛星情報センター管理部長山内千里君、内閣法制局第一部長阪田雅裕君、防衛庁防衛局長守屋武昌君、防衛施設庁長官嶋口武彦君、外務大臣官房長北島信一君、外務大臣官房審議官原田親仁君、外務大臣官房領事移住部長……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、小斉平敏文君、舛添要一君及び齋藤勁君が委員を辞任され、その補欠として桜井新君、山下英利君及び榛葉賀津也君が選任されました。
【次の発言】 外交、防衛等に関する調査のうち、外務省改革に関する件を議題といたします。
本日は、参考人として、オリックス株式会社代表取締役会長宮内義彦君、朝日新聞特別編集委員船橋洋一君及び関東学園大学教授今川幸雄君に御出席いただいております。
この際、参考人の方々に対し、本委員会を代表して一言ごあいさつ申し上げます。
本日は、御多用のところ、本委員会……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る四月二十六日、榛葉賀津也君及び山下英利君が委員を辞任され、その補欠として齋藤勁君及び舛添要一君が選任されました。
また、本日、泉信也君が委員を辞任され、その補欠として鶴保庸介君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
新たな時代における経済上の連携に関する日本国とシンガポール共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件の審査のため、本日の委員会に内閣府政策統括官安達俊雄君、外務大臣官房審議官林景一君、外務省アジア大洋州局長……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る八日、鶴保庸介君及び大門実紀史君が委員を辞任され、その補欠として泉信也君及び吉岡吉典君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
テロリズムに対する資金供与の防止に関する国際条約の締結について承認を求めるの件の審査のため、本日の委員会に内閣官房内閣審議官伊藤哲雄君、内閣府政策統括官安達俊雄君、警察庁刑事局長吉村博人君、警察庁警備局長漆間巌君、防衛庁防衛局長守屋武昌君、防衛庁運用局長北原巖男君、防衛施設庁長官嶋口武彦君、法務省刑事局……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 現在、本委員会に付託されている条約の審査のため、本日の委員会に総務省人事・恩給局長久山慎一君、総務省自治行政局長芳山達郎君、総務省情報通信政策局長高原耕三君、総務省総合通信基盤局国際部長内田幸一君、外務大臣官房長北島信一君、外務大臣官房審議官林景一君、外務省総合外交政策局国際社会協力部長高橋恒一君、外務省アジア大洋州局長田中均君、外務省北米局長藤崎一郎君、外務省経済局長佐々江賢一郎君及び厚生労働大臣官房総括審議官長谷川真一君を政府参考人として出席を求め、その説明を……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十二日、荒井正吾君が委員を辞任され、その補欠として桜井新君が選任されました。
また、本日、泉信也君及び河本英典君が委員を辞任され、その補欠として扇千景君及び森元恒雄君が選任されました。
【次の発言】 投資の自由化、促進及び保護に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件及び犯罪人引渡しに関する日本国と大韓民国との間の条約の締結について承認を求めるの件の両件を一括して議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。川口外務大臣。
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十四日、扇千景君及び森元恒雄君が委員を辞任され、その補欠として泉信也君及び河本英典君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
投資の自由化、促進及び保護に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件及び犯罪人引渡しに関する日本国と大韓民国との間の条約の締結について承認を求めるの件の審査のため、本日の委員会に法務省刑事局長古田佑紀君、外務大臣官房審議官林景一君、外務省総合外交政策局国際社会協力部長高橋……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書の締結について承認を求めるの件の審査のため、本日の委員会に防衛庁長官官房長柳澤協二君、法務省入国管理局長中尾巧君、外務大臣官房審議官滑川雅士君、外務大臣官房審議官林景一君、外務省総合外交政策局国際社会協力部長高橋恒一君、文部科学大臣官房審議官寺脇研君、文部科学大臣官房審議官玉井日出夫君、林野庁森林整備部長石島操君、経済産業大臣官房審議官大井篤君、資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長河野修一君、環境大臣官房審議官……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る五月三十一日、木庭健太郎君が委員を辞任され、その補欠として山口那津男君が選任されました。
また、昨日、矢野哲朗君が委員を辞任され、その補欠として近藤剛君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと思います。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、近藤剛君及び広中和歌子君が委員を辞任され、その補欠として矢野哲朗君及び神本美恵子君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
外交、防衛等に関する調査のうち、テロ対策特措法に基づく対応措置に関する基本計画の変更に関する件について、本日の委員会に防衛庁防衛参事官中村薫君、防衛庁防衛局長守屋武昌君、防衛庁運用局長北原巖男君、防衛庁人事教育局長宇田川新一君、総務省行政管理局長松田隆利君、外務省アジア大洋州局長田中均君、外務省欧州局長齋……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る六日、神本美恵子君が委員を辞任され、その補欠として広中和歌子君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
現在、本委員会に付託されている条約の審査のため、本日の委員会に内閣府大臣官房審議官浦嶋将年君、防衛庁防衛参事官西川徹矢君、防衛庁防衛局長守屋武昌君、防衛庁運用局長北原巖男君、法務省入国管理局長中尾巧君、外務大臣官房審議官林景一君、外務大臣官房文化交流部長横田淳君、外務省総合外交政策局長谷内正太郎君、外務省総合外交政策局国際社会……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る六月十二日、加治屋義人君が委員を辞任され、その補欠として松田岩夫君が選任されました。
また、十三日、松田岩夫君が委員を辞任され、その補欠として矢野哲朗君が選任されました。
また、昨日、桜井新君が委員を辞任され、その補欠として西銘順志郎君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
外交、防衛等に関する調査のため、本日の委員会に内閣官房内閣参事官壷井俊博君、内閣官房内閣参事官兼内閣府大臣官房参事官古井俊之君、内閣府政策統括官安達俊……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二日、西銘順志郎君が委員を辞任され、その補欠として桜井新君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
エネルギー憲章に関する条約の締結について承認を求めるの件及びエネルギー効率及び関係する環境上の側面に関するエネルギー憲章に関する議定書の締結について承認を求めるの件の審査のため、本日の委員会に内閣府政策統括官安達俊雄君、防衛施設庁施設部長大古和雄君、外務大臣官房審議官林景一君、外務省アジア大洋州局長田中均君、外務省欧州局長齋藤泰雄……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る五日、大仁田厚君が委員を辞任され、その補欠として福島啓史郎君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
外交、防衛等に関する調査のため、本日の委員会に内閣官房内閣審議官村田保史君、内閣官房内閣参事官井上進君、内閣官房内閣情報調査室内閣衛星情報センター所長國見昌宏君、内閣府政策統括官安達俊雄君、防衛庁防衛局長守屋武昌君、防衛庁運用局長北原巖男君、防衛庁人事教育局長宇田川新一君、外務大臣官房長北島信一君、外務大臣官房審議官佐藤重和君、……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、佐藤道夫君が委員を辞任され、その補欠として岩本司君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
外交、防衛等に関する調査のうち、瀋陽総領事館事件及び難民問題に関する件について、本日の委員会に内閣官房内閣参事官井上進君、法務省民事局長房村精一君、法務省入国管理局長中尾巧君、外務大臣官房長北島信一君、外務省総合外交政策局国際社会協力部長高橋恒一君、外務省アジア大洋州局長田中均君、外務省北米局長藤崎一郎君及び厚生労働大臣官房審議官三沢孝……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十二日、岩本司君が委員を辞任され、その補欠として佐藤道夫君が選任されました。
【次の発言】 外交、防衛等に関する調査のうち、外務省改革に関する件を議題といたします。
本日は、参考人として、朝日新聞特別編集委員船橋洋一君、外交評論家岡本行夫君及びソシエテジェネラル証券会社東京支店常務取締役藤原美喜子君に御出席をいただいております。
なお、オリックス株式会社代表取締役会長宮内義彦君には、所用のため、午前十一時を目途に御出席いただく予定となっております。
この際、委員会を代表して……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、齋藤勁君が委員を辞任され、その補欠として谷博之君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
外交、防衛等に関する調査のうち、外務省改革に関する件について、本日の委員会に外務大臣官房長北島信一君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 外交、防衛等に関する調査のうち、外務省改革に関する件を議題といたします。
まず、外務省改革……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十八日、谷博之君が委員を辞任され、その補欠として齋藤勁君が選任されました。
また、昨日、吉岡吉典君が委員を辞任され、その補欠として畑野君枝君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
アジア=太平洋郵便連合憲章の第二追加議定書及びアジア=太平洋郵便連合一般規則の追加議定書の締結について承認を求めるの件の審査のため、本日の委員会に内閣官房内閣審議官村田保史君、防衛庁防衛局長守屋武昌君、総務省郵政企画管理局次長武智健二君、郵政事業庁……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十三日、畑野君枝君が委員を辞任され、その補欠として吉岡吉典君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
請願審査のため、本日の委員会に外務大臣官房長北島信一君を政府参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第三〇号アフガニスタンに対する軍事攻撃中止等に関する請願外三百三十六件を議題といたします。
まず、専門員から……
○武見敬三君 それでは、本日は社団法人全国社会保険協会連合会といういわゆる天下り先の実態をしっかりとお伺いしたいと考えております。 社会保険庁とこのいわゆる全社連、これ独占的な委託契約を結んでおりまして、社会保険病院五十か所、厚生年金病院三か所、五十三か所の病院の経営をしておる。介護老人保健施設が二十八か所、看護専門学校等が十二か所、職員総数で一万九千五百八十八人という大変な組織になっているわけであります。 そこで、銀行業務に大変お詳しい木村副大臣にまずちょっとお伺いしたいわけでありますが、いわゆる経営改善資金貸付けというのがありまして、この運営資金の貸付け、これ償還期間五年以内で、貸付利……
○武見敬三君 まず、この独立行政法人国立病院機構法案の問題についてお尋ねをする前に、実は緊急で、保険者によるレセプトの直接の審査と支払、またこれに付随する形での医療機関との契約等の問題についての省令を出すかあるいは出さないか、この問題が急浮上してきたという、そういうお話を承っておりますので、改めてこの点に関する御見解を厚生労働大臣に求めておきたいと思います。 この保険者による直接の審査及びその審査を第三者の民間へ委託するということを認めるということについては、私はまだ極めて大きな問題をたくさん残している、安易にこれを実施すべきではないということを強く考えます。既に閣議決定等なされているようで……
○武見敬三君 私は常々、医療政策を策定するときには常にきちんとした根拠に基づいてその政策を策定するべきであると。最近はよく臨床にかかわるエビデンス・ベースド・メディスンなんという言葉、EBMなんてはやりになっていますけれども、だけれどもこの医療政策という観点からも常に、根拠というものがしっかりと明確に確認されるということは常に我々心しておかなければならない基本だろうと思っております。その中で、やはり参議院としての一つの大きな特徴というのは決算だということもまた同時に言ってまいっておるわけであります。 この両者を兼ね合わせて私は一つ問題提起をさせていただきたいんですけれども、御案内のとおり、平……
○武見敬三君 医療制度改革の中でも、特に保険者の整理統合というのは、これからの持続可能な医療保険制度をきちんとした基盤の上に再構築していくときの重要な、最も重要な課題の一つというふうに理解をいたします。 その際に、それでは今の医療保険制度の下における保険者というのが大変厳しい財務状況下にあるということがそこでまず認識されるということになるんだと思いますけれども、その保険者の財務状況というものが、一体どこまで客観的にその内容というものが分かりやすく国民に対して開示されているのか、これはこの医療保険制度にかかわる保険者の整理統合を進めようとするときの大前提であります。 昨今、組合健保がその財務……
○武見敬三君 それでは、関連して御質問させていただきたいと思います。 まず、総理にお願いと最初の御質問でございます。我が国は正に北東アジアに位置しておりまして、台湾海峡、そして朝鮮半島には引き続き分断国家というものが存在をしていて、そしてそれぞれの地域にはかなり近代的な装備をした兵力が対峙をして、極めて緊張した状態が今日においても続いている。すなわち、この北東アジアでは冷戦構造というのはまだ解決されていない。したがって、我が国にとってこれから五年から十年かけて、いかにこの緊張をはらむ冷戦構造というものを解消し、安定化させるかというのがこれから五年、十年をかけた我が国の戦略的な最も優先的な課題……
○武見敬三君 イラクにおける戦局というものも、いよいよバグダッドに百キロまで米英軍が近づき、緊迫した状況が続いていることは周知の事実であります。我が国が、これまで国際協調という原則の下で国連を通じて、このイラクの有すると大変深刻な疑惑の対象になっております大量破壊兵器のこの拡散の問題について、国際協調を原則としてこれに取り組んできたということは、これは我が国の基本姿勢でありましたが、しかし残念ながら、こうした武力を行使しなければ解決できぬ局面に立ち至りました。 その際、我が国は米国の同盟国として、そしてまた九・一一のあの壮絶なテロリズムの後、新たに国際社会にとって共通の脅威となったこのテロリ……
○武見敬三君 ただいま辻委員から御報告いただきました派遣委員におけるウェルサンピア等、年金の財源を活用をしておりますこれらの福祉施設等、これらはやはり、今日、年金の財政が極めて厳しい状況になった下で、もはやこうした施設を運用するということは原則的にこれはあってはならぬことというふうに私には思えます。改めて、こうした参議院労働委員会でこうした施設を実際に宿泊をし、そして現地を調査したことの重みを是非大臣にも御理解をいただけたらというふうに思うものであります。 さて、まず最初にお尋ねをさせていただきたいことは、これはやはり、医療というものを考えたときに、医師は患者に対して最善の治療を行うというこ……
○理事(武見敬三君) 後刻、理事会で検討させていただきます。
【次の発言】 後刻、理事会で検討させていただきます。
○武見敬三君 持続可能で安心ができる年金制度というものを作らなければならない、これは正に国民の最大の声ではないかというふうに受け止めております。今回、この年金制度改革の法案というものが参議院で審議始まるわけでありますが、この審議に先立ちまして、こうした公的年金に対する様々な不信感というようなものが今惹起されてきておりまして、この原因ともなってきておりますのが閣僚、国会議員など国民年金の未加入あるいは非加入、そして未納問題、こういったようなものであるわけであります。 この問題については、実は内容をきちんと整理することなく、ただ単に強制加入以前の問題、以後の問題がごっちゃになって、そして、それが……
○武見敬三君 まず鈴木公述人にちょっとお伺いしたいんですけれども、この保険料の上限を一八・三%に定めるということについては、様々に経済界からも企業負担が重くなり過ぎるといったようなことも言われてきました。
鈴木さん、実際、お勤めになる企業でこうした保険料負担について実際どのように受け止めておられるか、まずこの点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それから、和木田公述人からお話を伺いたいんですけれども、実際に窓口、相談窓口業務で大変御苦労をされているという印象を受けました。
実際に、例えば、たくさんいらっしゃるときに、昼休みというのは一番多くの方々が行きやすい、そういう相談時間になるか……
○理事(武見敬三君) 理事会において検討いたします。
○武見敬三君 本日は、この社会保険庁問題等に関する件の審議を与野党が一致してこのような形で行えるようになったことを心から喜んでおりますとともに、野党の皆さん方の御協力に感謝を申し上げたいと思います。 と申しますのも、この社会保険庁の問題というのは、言うなれば、さきの国会でも大もめにもめましたこの年金制度改革の議論の中で一つの重要な課題として浮上をしてきたからであります。実際、今まで国民、なかなかこの社会保険庁というのは一体どんな役所でどういう問題点を含んでいたのかということについて、それほど深い認識があったとは思えませんでした。しかし、年金制度改革の議論がその詳細を究めていく過程で、いかに組……
○武見敬三君 町村外務大臣、北京での外相会談、大変難しい状況の中で、我が国の立場として主張すべきことはきちんと主張して、その上で日中の新たな協調関係の枠組みをつくるという、もう非常に難しいお仕事を外務大臣見事にこなされたと思いました。大変御苦労さまでございました。その上でバンドンにおける首脳会談をセットされて、そして、バンドンにおける総理の演説も極めて優れた内容だと実は私思いました。そうしたお仕事をして、帰ってすぐにまたこの決算委員会で答弁をしなければならないというのは多少お気の毒だなと思いながらも、しかしやはり質問すべきことはきちんと質問はさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申……
○武見敬三君 それでは、西島議員に引き続きまして、この独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構法案についての御質問をさせていただきます。 思い起こせば、平成十四年、これは政府管掌健康保険の被保険者の負担を二割から三割に引き上げると、こういう議論をしていたときに、その三割負担というものを国民に求めるのが本当に必要なのであろうか、また、あらゆる手だてで効率的な保険運営を行うという努力はその執行機関であるそれぞれの社会保険庁の中でしっかり行われているのであろうかということを、実は私これを点検したわけであります。 国民に新たに負担を求めるというのだから財政事情はよっぽど厳しいのだろうなと思って、……
○武見敬三君 今大臣から国民の年金制度に関する信頼の回復という御決意を伺ったばかりなんですけれども、これははっきり言って二つの大きな側面があります。 一つは、やっぱり年金制度本体にかかわる国民の不信感、これをどのように払拭し、信頼を回復するかという部分です。そのために、立法府の中でも衆参で合同会議を開いてこの議論をしようということになっているわけであります。もう一回目が始まりました。 もう一つは、年金制度を運用する組織そのものに対する不信感、そしてこの不信感をいかに回復する必要があるかという点で、この社会保険庁の改革が政治課題として浮上したわけであります。 この組織の信頼の回復ということ……
○理事(武見敬三君) 午前の質疑はこの程度とし、午後一時三十分まで休憩いたします。 午後零時二十分休憩
○武見敬三君 昨日、厚生労働省医療構造改革厚労省試案というものを発表されました。私はこれを見たときに、やはり極めて残念に思ったんですね。 その第一は、やはり厚生労働省というのは、正にこうした医療保険制度というものを管理、運営をし、そして国民の健康を守るという、正にその健康保障という点に立脚をして私は改革という案を進めるというのが本来の立場だと思っております。確かに、我が国の厳しい財政状況の中で持続可能なこうした医療保険制度というものを考えることは私も理解をするものであります。しかしそれにしても、厚生労働省として改革案を出すときの立脚点というのは、あくまでもこの少子高齢化社会の中で、また我が国……
○武見敬三君 関連質問をさせていただきます。 決算委員会でございますから、予算の執行が適切に行われているかということをまず踏まえながらいろいろ御質問をさせていただきたいと思いますが、最近は野党の皆さんもいろいろ問題を抱えて大変でございますが、やはり与党の中にも、自民党というのは大変懐の深い政党でございますので、与党の中の健全野党としての発言も今日はさせていただければなと、こういう考え方で今日はいろいろと御質問をさせていただきたいと思います。 それで、まず社会保険庁、この点についてお聞きしたいと思うんですけれども、社会保険庁というのは年金の特別会計とそれから政府管掌健康保険の特別会計、この二……
○理事(武見敬三君) 聞いてください。
【次の発言】 どうぞ。
○武見敬三君 総理、本論に入る前に二点、ちょっと先にお伺いをしたいことがあります。 あの野口英世賞、これは大変マスコミでも話題になっております。この野口英世賞ですね、どういう人たちをどういう目的で表彰するのかということは誠に重要な課題になるわけです。そうすると、野口英世博士ですから感染症ということで、エイズだとかSARSだとか、そういう感染症にかかわる分野というものを一つの対象とするというのもあると思いますけれども、同じく、野口英世博士は、やっぱりアフリカの地で、やはりコミュニティーヘルス、地域医療にも大変貢献をされた重要な方でございますので、是非、そういう感染症だけじゃなくてコミュニティー……
○武見敬三君 自由民主党の武見敬三でございます。 厚生労働大臣、大臣はたしか喫煙はされておられなかったかと私記憶しておりますけれども、御存じのとおり、喫煙というのはやはり大変な健康被害を生んでおります。しかも、それによって実際に過剰になる医療支出というものは、これ何兆円という多額のコストになってきているというふうに言われております。そういう中において、現在、衆議院ではがん対策基本法が審議されているわけでございます。この喫煙がこうしたがんに罹患する重要な原因になってきていることは、疫学上の調査でも明快にこれ解明をされてきているところでございます。 そこで、たばこにつきましては、昨年の与党の税……
○武見敬三君 ただいま、この政府の検討会でのこうした海外経済協力の在り方という御報告についての説明を受けました。改めて、我が国の対外的な政策のツールとしてのこのODAの重要性というものを私は再認識することができたというふうに思います。そしてまた、この政府開発援助という、ODAというものを見たときに、実際にこの国際社会の中でおおよそ予算規模でいうと、二国間で行われる援助の額を一〇とすると、大体国連が国連の関係機関を通じて行われるこうした支援の予算規模というのは一であります。したがって、いかにこのバイで行われる援助の予算額の規模の大きさが大きいかということが分かります。その中でも、特に我が国は戦後……
○武見敬三君 高野先生の難しい質問の代わりに、少しかみ砕いて私なりに質問をさせていただきたいと思います。 浮島先生の方のタンザニアでの御視察では、首都に近いところでの学校に対する無償資金協力というのをしておられます。これなどは、いわゆる箱物の建物に対する支援という形に限定されているために、実際にそこで行われる教育に対するソフト面の支援というものがなかなか自力で十分確保されないために、まだその効果が期待されているほど上がっていないというような報告書の説明も今読ませていただきました。 こういう場合に、我が国はとかくこうした無償資金も含めた箱物支援というものに重点が置かれがちなんですけれども、我……
○副大臣(武見敬三君) 児童相談所が受けておりますいじめに関する相談につきましては、その重要性にかんがみまして、平成八年度からいじめ相談として件数の集計は行っております。これについては、議員御指摘のとおり、児童相談所運営指針には記載されておりません。今後指針に書き加える方向で検討いたします。 それから、児童虐待相談対応件数、これは平成十七年度において三万四千件を上回りました。こうした体制の充実のスピードに比して伸びているところでございますので、厚生労働省としても、児童相談所の相談支援体制の強化に向けて、関係省庁と協議しつつ、児童福祉司の配置も含めた財政面での更なる充実に努力いたします。
○副大臣(武見敬三君) このたび厚生労働副大臣を拝命をいたしました武見敬三でございます。 主に雇用対策等の労働分野や児童家庭対策などを担当いたします。 雇用におけるセーフティーネットの確保に万全を期すとともに、本格的な少子高齢社会に向けて、経済社会の活力を維持しながら、一人一人心豊かに安心して今後の展望を持つことができる社会を構築することが非常に重要となっております。 厚生労働委員会の皆様方の御理解と御協力を得ながら、石田副大臣、両大臣政務官とともに全力で柳澤大臣を補佐してまいる所存でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○副大臣(武見敬三君) 生後間もない新生児とかそれから乳児のいる家庭で若いお母さん方が大変地域社会の中でも孤立をして、そしてまた三世代同居も少なくなりましたから、おばあちゃんからお話を聞くというようなこともできずに実は孤立して大変悩まれるケースが多くなってきた、それがまた、極端なケースがこうした幼児虐待につながるという、そういう認識は私も非常に強く持っております。実際にこの幼児虐待を見てみると、虐待による死亡の約四割がこのゼロ歳児だというのは極めて深刻な事態だと思います。 こうした観点を踏まえまして、育児の孤立化を防ぐとともに子供の健康の確保を図るために、これまで保健師、助産師らによる新生児……
○副大臣(武見敬三君) 御存じのように、B型肝炎ウイルスによって起こるこの肝疾患でございます。場合によっては肝硬変だとか肝がんになると。そこで、妊婦がB型肝炎ウイルスを保持している場合に、母子感染によってその子がウイルスを保持し、肝炎を発症することがございます。 そこで、厚生労働省では、母子感染を起こすおそれのある妊婦を発見し、その妊婦から出生した子の感染を防ぎ、ひいてはB型肝炎の撲滅を図ることを目的として、昭和六十年よりB型肝炎母子感染防止事業を実施してきております。 具体的には、当該事業において妊婦に対する抗原検査、抗原陽性の母から出生した児に対するワクチン等の投与、必要な保健指導とい……
○副大臣(武見敬三君) 大臣と全く同趣旨であります。
この国民の勤労意欲、これを正に支える職場環境というものをいかに再構築していくか。これは今の労働行政の中でも喫緊の課題であると、かように認識しております。
【次の発言】 御指摘の点については十分よく理解できるものであります。ただ、実際にこれを具体的にどう実行するかという点に関しましては、多くの問題点があることは委員もよく御存じのとおりというふうに考えているところであります。
取りあえず、現状におきましては、当たり前のことでありますけれども、労働基準法等の関係法令を徹底させるということがまず現実的に重要であるということ。それからあと、事業者……
○副大臣(武見敬三君) 前回、辻委員から御指摘がございました。こうした御指摘をも踏まえまして、厚生労働省といたしましては、苦情処理相談窓口に苦情の申出などがなされている場合につきましては、文書で回答するなど適切に対応します。 また、すべての社会保険労務士に適正な労使関係を損なうことがないよう改めて周知を行うよう全国社会労務士会連合会に対しまして指導をしたところでもございます。これは、当会の専務さんにお越しをいただきまして、担当の課長から直接指導させていただいております。 それから、全国社労士会連合会としても、厚生労働省からの指導を受けて、すべての社会保険労務士に適正な労使関係を損なうことが……
○副大臣(武見敬三君) 御趣旨の点については、多くの問題意識が持たれている点については、私もよく理解をしております。実際、今回改めて道州制特区法案の趣旨等もございますし、また同時に北海道の方からもこうした提案が実はございました。こうした機をとらえて、改めてこうした権限の移譲をしようということで、具体的な作業が正に行われることになると理解しております。
したがって、今後も私は、基本的にはこのような機会を通じてこうした権限の移譲というものを進めるべく検討は常に継続して行われるべきだと、こう思います。
【次の発言】 今回、まずこうした機会を通じて実施をしてみます。そしてまた、大変基本的なその点につ……
○副大臣(武見敬三君) 労働保険審査会委員の來本笑子氏、平岡昌和氏の両氏は二月二十一日に任期満了となりますが、來本笑子氏の後任として坂本由喜子氏を任命するとともに、平岡昌和氏を再任いたしたいので、労働保険審査官及び労働保険審査会法第二十七条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 次に、中央社会保険医療協議会公益委員について、平成十九年三月より二名増員されることから、白石小百合氏及び前田雅英氏を任命するとともに、遠藤久夫氏を再任いたしたいので、社会保険医療協議会法第三条第五項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 何とぞ、速やかに御審議い……
○副大臣(武見敬三君) 労働保険審査会委員の角野敬明氏は八月十四日に任期満了となりますが、後任として畠中信夫氏、また、金平隆弘氏は六月三十日に任期満了となりますが、後任として中嶋士元也氏を任命いたしたいので、労働保険審査官及び労働保険審査会法第二十七条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 次に、中央社会保険医療協議会公益委員の小林麻理氏は六月十日付けで任期満了となりましたが、引き続き小林麻理氏を再任いたしたいので、社会保険医療協議会法第三条第五項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 最後に、社会保険審査会の粥川正敏氏は六月十八日に任……
○副大臣(武見敬三君) 御指摘のとおり、このMカーブの問題、これ欧米諸国ではこの年齢層で労働力率の落ち込みというのはほとんど見られなくなってきておりまして、ほぼ台形になっていますね。また、日本の場合には、現在は働いていない、しかし働きたいと希望している人を労働力に加えて算出した潜在的な労働力率というのがあります。これで見ていきますと、M字の底の部分というのは一〇ポイント以上もこれ上昇をいたしまして、M字カーブというのは相当程度なだらかになる、こういうことも分かっております。 私といたしましては、働きたい人がその希望を実現できる環境をつくるということがとにかく重要であって、このM字の底の年齢層……
○副大臣(武見敬三君) 平成十七年において、その中間年であったことから健やか親子21推進検討会を開催をし、中間評価を行い、常勤の児童精神科医がいる児童相談所の割合を一〇〇%とする、それから親子の心の問題に対応できる技術を持った小児科医の割合を一〇〇%とするなどの指標について、現実とは乖離しており、見直すべきという御指摘、これを受けました。これを受けて今般、指標の見直しを行いまして、まず子供の心の専門的な診療ができる医師がいる児童相談所の割合を一〇〇%とする、それから親子の心の問題に対応できる技術を持った小児科医の数を増加傾向とするというふうに見直しをしたところでございます。
○副大臣(武見敬三君) 育児休業期間中の所得保障については、議員御指摘のように、いろいろな意見があることは私も十分承知をしております。今回、暫定的な給付率の引上げが終了する平成二十二年度以降について、今回の措置の政策的な効果、その時点での育児休業期間中の所得保障についての検討状況といったようなことをきちんと踏まえた上で、改めてその時点で見直しを図ると、こういう考え方でおります。
【次の発言】 雇用保険三事業についてお尋ねがございました。
この平成十九年度の能力開発事業関係予算というものについては、これ、御指摘のように、前年比で三・三%の減と、こういう形になっておりますが、行財政改革に伴う徹底……
○副大臣(武見敬三君) この判決に関しましてこれは真摯に受け止めるべきと考えておりますが、この判決というものは、第一に業務による心理的な負荷、第二に業務以外の心理的な負荷、そして第三に個体側要因を総合的に判断をして業務が有力な原因になったものと判示しているわけでありますが、このことは判断指針の考え方に沿った事実認定ということになっておりまして、その意味では判断指針の枠組みというものに沿った判断であるというふうに私ども理解をしております。したがって、現時点で判断指針そのものを見直す必要はないというふうに考えます。 ただ、いずれにいたしましても今後とも判断指針のこの適正な運用に努めるということは……
○副大臣(武見敬三君) 厚生労働省において、奈良県から、この事案が起きた後調査等を行い、聞き取りもいたしました。
この町立の大淀病院において、母体搬送をまずこの県立医大附属病院へ要請をいたしております。そして、同病院での受入れが困難であったために、この県立医大附属病院において奈良県内及び大阪府の他の病院への受入先病院を探したということでございました。
【次の発言】 これも厚生労働省におきまして奈良県から事実関係について聞き取りを行っております。
奈良県が把握している限りではございますが、この搬送を受け入れることができなかった主な理由につきましては、NICU、さらにはMFICU、母子のICU……
○副大臣(武見敬三君) ただいま委員御指摘のとおり、この平成十八年版の労働経済の分析において、総務省就業構造基本調査を基に集計した結果によりますと、確かに配偶者のいる男性従業員の割合を就業形態別に見ますと、二〇〇二年、正規の従業員が六七・二%、非正規の従業員が五三・〇%でございまして、非正規従業員の方が正規従業員よりも有配偶率が低いというのは事実でございます。 また、第四回の二十一世紀成年者縦断調査の結果におきまして、第一回から第四回までの三年間に結婚した男女の割合を結婚前の仕事の正規、非正規別に見ますと、男では正規が一五・二%、非正規が六・三%、女では正規が一六・八%、非正規が一四・九%と……
○副大臣(武見敬三君) 御指摘のとおり、この九条一項でありますけれども、これはパート労働者の働き方やそれから貢献の仕方、これについて評価をして、何らかの形でそれを賃金に反映させようという考え方であります。このパート労働者の職務の内容、職務の成果、それから意欲と能力、それから経験などを勘案して賃金を決定するよう求めるという、正にこれは努力義務という形で設定されております。 具体的な例を挙げますと、例えば事務の仕事、それから工場の製造ラインの仕事、それから社長秘書の仕事といったような、この三つの職務につきまして、職務の内容を勘案せずに一律の時給としている現状を改めまして、それぞれの職務ごとに賃金……
○副大臣(武見敬三君) 委員御指摘の件でありますけれども、一時保護の委託費につきましては、保護開始後二週間とそれ以降でその額が異なっていることは事実でございます。 この二週間までの委託費の中には、先ほど御指摘があったように、本当に着のみ着のままでいらっしゃるということだそうでありますので、特に衣類であるとか日用品を当初買いそろえなきゃならないというようなところでのコストなども考えた上で、こうした六千四百九十円という委託費になっているわけであります。 この一時保護の期間につきましては二週間を目安としているというところでございまして、これは決して二週間という形で画一的に限定しているわけでは全く……
○副大臣(武見敬三君) 今委員御指摘のとおり、この深夜業の制限の制度というものは、これ小学校就学前の子供を養育する男女労働者が子の養育のために請求した場合には、事業主はその労働者を深夜に労働させてはならないこととする制度でございます。労働者が子育てしながら働き続けることを可能にするための制度として極めて重要な制度だというまず認識を私どもしております。 その上で、厚生労働省としては、労働者からの相談への対応、それから事業主への助言、指導などによりまして、職場において深夜業の制限の制度が適切に運営され、子育てしながら安心して働き続けることができるようにするという法制度の趣旨を実現していくこと、こ……
○副大臣(武見敬三君) お尋ねの時効消滅の件数についてでございます。
これは一定の仮定下に推計をいたしますと、今後支給決定されるものも若干見込まれるんでございますが、受給権を有すると思われる者約十七万件中おおむね約九千件となっております。その金額は約百八十億円であります。
また、神奈川県居住者の時効消滅については、神奈川県からデータを得た上で全国と同様に推計したところ、おおむね約五百件となり、金額は約十億円となっております。
【次の発言】 委員御指摘のとおり、昭和六十年当時における受給者のデータ入力につきましては、昭和六十年以降、その都度データを入力することで、電算化前において手作業で行っ……
○副大臣(武見敬三君) 現状についてどう把握しているかという点についての御説明をさせていただきたいと思います。 お尋ねの漫画喫茶及びインターネットカフェの数や利用人数というものについては把握はできておりません。そして、この食品衛生法という法律に基づいて、公衆衛生に与える影響が著しい営業については、条例で定められた施設基準を満たし、許可を受けなければ営業をしてはならないと、こういうことになっているわけでありまして、この食品衛生法の観点からは、インターネットカフェであるか漫画喫茶であるかなど営業の形態によってこの公衆衛生の見地から施設基準が変わるものではないために形態別に分類する必要がなく、それ……
○武見敬三君 まず第一に、海をいかに守り育てるかというテーマで御質問をさせていただきたいというふうに思います。 実は、今日の新聞、ニュース報道などにもありましたけれども、沖縄の南大東島の領海の接する接続水域、ここで外国の潜水艦が潜水したまま航行したということが報じられております。これ、国際法上は領海であれば必ず浮上して潜水艦は航行しなければならないというふうに定められているわけでありますが、接続水域は同様ではありません。しかしながら、今月二日以降三度ですか、既に私どもが報道で聞く限りにおいても同様な接続水域における潜水航行が外国の潜水艦によって行われている。 これは、ある意味で完全に軍事的……
○武見敬三君 今日は健康保険法の一部改正の法律案ということで、久しぶりにこの厚生労働委員会で質問に立たせていただきます。 今大臣がおっしゃったとおり、この法案は二年間というまさに限定された特例措置であります。これによって何が確保できるかといえば、当面の中小企業の事業主の保険料増加による負担を軽減できるという点がまず第一点。第二点は、これはもう同じ雇用者保険の中での協会けんぽの保険料の上昇率、これ二二%ほどと言われていますけれども、これと組合健保の上昇率、こちらは一一%ですね、組合健保や共済組合、この格差が更に拡大をしていく、同じその雇用者保険の中で保険料率というのがこのような形で拡大していく……
○武見敬三君 五年四か月ぶりに国政に復帰をいたしまして、初めての質問をさせていただきます。 この二十一世紀の今日、アベノミクスでまさに我が国の経済、金融と財政とさらには成長戦略という三本の柱で国民の中で確実に明るさを持ち始めてきたということは、もう慶賀に堪えません。そこで、このアベノミクスというものと、また、新たにこれから構築されるであろう新しい持続可能な社会保障制度というものとパッケージで、一体どのような二十一世紀の新しい社会をおつくりになろうとされているのか、これをひとつ考えていただきたいというふうに思っております。(資料提示) 実は、岸内閣とそれから池田内閣というのは、戦後の我が国の……
○武見敬三君 日本という国も実際に厄介な時代状況に直面するようになりました。 まずは、外務大臣にお聞きしたいと思います。 この国、諸般の事情を見ていると、やはりあたかも十九世紀、富国強兵、軍事力強化というようなことに邁進するような国がまだあって、そして引き続き二十世紀型のパワーポリティクスでその軍事力を強化して、そしてその影響力の拡大を図ろうとするような、そういう国がいたり、あるいは、ミサイルを発射して、そして近隣諸国に脅威を与えてその代償を得ようとするような国があったり、誠にもって古くさいタイプの国際政治にもきちんと対処しなければ、我が国というものの国民の生命とそして主権国家としての領土……
○武見敬三君 それでは、同法案に対して賛成の立場から質問をさせていただきたいと思います。 この法案の中で、これからの保険、医療、福祉にかかわる非常に大きな改革のプログラムが示されています。このプログラムの求めるところというものは、言うなれば、二十一世紀のこの高齢化社会の中で改めて、持続可能で、そしてまた社会の活力を確実に復活させることを大きな課題として、その具体的な政策についての方針が組み立てられているものと私は理解をしています。 その上で大臣にお聞きしたいのでありますけれども、大きな時間軸で今日の時代状況というものを見たときに、大変大きな課題、すなわち国の国家目標というものが大きく組み替……
○武見敬三君 与党質問ではありますが、やはり緊張感のあるしっかりとした議論をさせていただければというふうに思います。 まず最初に、順番を変えて、最初に産科医療補償制度についての運営の仕方、これをまず大臣にお聞きしたいと思います。 この制度は、そもそも、福島県の大野病院というところで産科の医師が実は逮捕されるという事件が起きて、結果としてこの産科医は全く無罪ということで、その逮捕されたこと自体が誤りだったということが明確になりました。そしてこの間、私どもの間で、やはりこうした産科医と、そして妊婦あるいは患者との間の信頼関係というものをきちんと確保していくための仕組みをつくらなければいけないと……
○武見敬三君 改めて、我が国の置かれている医療、介護をめぐる局面というのが大きな転機に差しかかっているということを認識せざるを得ないと思います。二〇二五年には団塊の世代の皆さん方が七十五歳以上になられるわけで、五人に一人は七十五歳以上という高齢化社会の中で、もはや病院における入院治療、さらには介護施設における介護サービスというものだけではどうしても対応できなくなってこられる高齢者が、在宅でもいかに効率的に効果的に介護、医療のサービスを受けられるように今から計画的に準備するのかというのがこの法律の趣旨だと私は理解をしております。 その上で、この大きな政策の枠組みというものがいかなるものであるの……
○武見敬三君 今回のこの法律というのは、私は、我が国の高齢化社会の中で国民一人一人が安心して暮らせる仕組みをつくる上で大変重要な法律だと思っております。特に、団塊の世代の方々は二〇二五年になりますともう七十五歳以上に皆さんなられて、五人に一人は七十五歳以上という形になりますから、病院における治療や介護における施設対応というようなことではとても対応できなくなってくる。そういうときに、在宅でも医療や介護というものを安心して効果的、効率的に受けることができるようにする、そのための計画を今から準備するというのがこの法律で、私は、確実にこれ遂行していかなきゃならぬだろうと思っています。 ただ、中身はな……
○武見敬三君 感染症というテーマで今日は様々な質問をさせていただきたいんですけれども、二〇一一年のWHOの総会の主なテーマというのは、抗微生物薬に対する耐性、アンタイマイクロバイアルレジスタンス、AMRを健康危機として取り上げました。この抗微生物剤の恩恵で、人類というのは健康を著しく改善をしてきました。科学の進歩によって人類社会というのは幾つもの疾病、疾患を克服してきたんですけれども、イタチごっこのようにまた新しい病気が生まれて、それでまた克服するということの繰り返しです。残念ながら、抗微生物剤についても、人類の健康を著しく改善したものの今その恩恵が確実に失われつつあると、こういう状況になって……
○武見敬三君 自殺対策基本法が発足して十年というこの節目と相なりました。実は、この自殺対策基本法を制定するに当たっては、この参議院の厚生労働委員会が極めて重要な役割を果たしました。そのときの与党の筆頭理事を私が自由民主党で務めておりまして、野党の筆頭理事が山本孝史さんでした。 山本さんと私の間では極めて深い信頼関係が実はできてきていたんですけれども、例えば通常国会期中、二月に通常、衆議院で予算委員会をやっているときには、参議院の各委員会は全く開かれませんでした。山本さんと私とで、この二月、委員会としてもしっかりと国民の役に立つ審議というものはできるだろうと、与野党共に国対を説得して、そして意……
○武見敬三君 総理、二十一世紀のアジア太平洋の地政学的な大きな変化というのは、これは本当に我が国の外交・安全保障政策を考えるときには見過ごせない深刻な状況をこれからつくり出すかなと、こういうふうに思います。 加えて、先週末、朝鮮半島で極めて緊張した事態が起きてしまいました。地雷の爆発というのがあって、またさらに銃撃戦があるというようなことで準戦時体制だなどと言い始めて、極めて緊張した事態が起きたことは誠にもって懸念すべきことでした。総理、極めて迅速に国家安全保障会議を主宰されて、そして河口湖行きもおやめになって、あえて東京で直ちに対応できる体制を整えられた。私も、非常にこの緊張した状態という……
○武見敬三君 それでは最初に、自殺対策について御質問させていただきます。 自殺対策基本法の一部を改正する法律案、これが昨日成立をいたしました。この基本法は、そもそもが参議院の厚生労働委員会が主導してこの法律を作りました。ちょうどそのとき私は参議院の厚生労働委員会の与党の筆頭理事で、それから野党の民主党の筆頭理事が山本孝史さんでした。二人で、二月の衆議院で予算審議している間というのは、その当時、厚生労働委員会というのは全く開かれなかったので、もったいないと、この時期にも厚生労働委員会で何か実のある質疑をきちんとやろうという話を私の方から山本さんに持ちかけましたら、山本さんの方から、それでは是非……
○武見敬三君 今日、午前中の質疑で、津田議員の方から、既にこの新たな自殺対策の基本法の改正に基づく政策決定過程について極めて重要な確認をしてくださいました。その上で、改めて、私はフォローアップというつもりでこれからの質疑をさせていただきたいと思います。 まず、前回も私のお尋ねした課題であります。自殺対策のための戦略研究、五年間にわたって約十億円という研究費が支出されました。財団法人の精神・神経科学振興財団の中でしっかりとした第三者による研究評価委員会というものが開催されていなかったことは大変に問題であったということは確認をされました。 そこで、改めて、厚生労働省としてはいつの時点でこのよう……
○武見敬三君 アジアにおける急速な高齢化というのにこれから高齢化先進国である日本がどのように貢献できるかという視点から質問をさせていただきたいと思います。 まず、お手元の資料を御覧いただきますと、エージングソサエティー、すなわち六十五歳以上人口というのが全体の七%を占めるようになった社会から、エージドソサエティーという、それが一四%まで増えてくるまでの期間というのが横棒の棒グラフで示された表がございます。 これを御覧いただきますと、日本はこのエージングソサエティーからエージドソサエティーまでの期間というのが一九七〇年から一九九六年の二十六年間ですね。これと比較してアジアの国々見てみますと、……
○武見敬三君 今日改めて、この厚生労働委員会の場をお借りをいたしまして、我が国の取り組む保健医療に係る特に国際的視点からの御質問をさせていただければというふうに思います。 この保健医療の問題というのは従来から国内問題と言われてきましたけれども、しかし実際に、もう感染症のような事柄だけではなくて、非感染症と呼ばれているがんや虚血性心疾患やあるいは脳卒中、そうした様々な疾患がいずれも国際的な視点からも大きく取り上げられるようになって、その結果として、まさに保健医療の問題をグローバルヘルスと呼ぶようになったり、あるいは保健外交というように外交問題になってきたという認識も確実に広がってきました。 ……
○武見敬三君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○武見敬三君 北朝鮮の六回目の核実験が行われました。続いてずっと行われてきましたこのミサイルの実験、そして、それが大陸間弾道弾として更にその開発のスピードが進んできた。そこに向けて、六回目のこの核実験でいよいよ核弾頭の小型化と、そしてそれをミサイル弾頭として打ち上げるその能力を北朝鮮がいよいよ持つに至った、あるいは間近に持つことになるだろうと、こういう切迫した状況を今みんなが感じているところだろうというふうに思います。 今改めて、なぜ北朝鮮が核兵器を持ってはならないのか、そしてなぜそれが認められないのか、このことを冷静にもう一回きちんと理解をしておく必要性があるだろうと思います。 法律家的……
○武見敬三君 私、この外交防衛委員会で質問に立たせていただくのは十五年以上ぶりでございまして、本当に久しぶりにこうした機会を頂戴したことを心から感謝申し上げる次第であります。 さて、外務大臣、外交と安全保障政策というのを考えるときに、私は意図と能力という二つの視点に分けて考える必要があるだろうと常々考え、思っております。 この意図と能力に分けた上で現下の国際情勢というのを見たときに、我が国の隣国には、年々軍事力を増強して、そして、かつまた力で現状変更をしようとしている強大な国家が出現している。明らかに安全保障上の相対的な関係は、政治的な時間でいえば先方により有利に働く可能性が極めて高い。ま……
○武見敬三君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○武見敬三君 北朝鮮情勢を含めて、今の我が国をめぐる国際情勢というのは一つの大きな時代の変革の中にあるということを私は強く認識をするようになりました。 そして、その中で思い出したのが、学生の頃勉強したクラウゼビッツの定理なんですよ。これは、戦争というのは他の手段をもってする外交の延長であるというのがその定理であったわけでありますけれども、それは言うなれば、外交政策というのも戦争という軍事力の行使というのも併せてそれは同じ目的を持っているということがその定理の中にあります。これは今日においても変わりがない。しかし、あえて外交の延長という形ではっきりと分けた。 しかし、現実に当時は戦時と有事と……
○武見敬三君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○武見敬三君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○武見敬三君 本日未明に北朝鮮のミサイル発射が、九月十五日以来、行われました。これは、日米同盟を基本とし、かつまた国連外交を通じた安保理を通じた制裁決議というものについて中国もロシアも賛成する形で圧力を加える中において、改めて核・弾道ミサイル開発をやめる意思がないこと、そして引き続き開発を進め、さらにはそれが一定程度まで達成したときにはさらに増産の体制に入って、そして増産からさらには配備へと向けて動き出すという大きな流れを進める意思を北朝鮮側が明らかにしたと、このように解釈をできるように思います。 誠にもって厳しい時代状況の中に入ってまいりました。この北朝鮮情勢だけに限らず、北東アジア情勢全……
○武見敬三君 まず、外務大臣にお聞きしたいと思います。 実は、参議院の自民党の中の政策審議会で、国家ビジョンとして、平和主義を基調とした現実的な外交、安全保障というテーマで大きなビジョンづくりを始めました。 その大きな目的は、冷戦期において、我が国では非常に平和主義と現実主義というのが二律背反のまさに対立論として二分法論的に余りにも議論がされてしまい、我が国の中に非常に建設的なきちんとした外交、安全保障の議論をする素地がなかなか培われなかった。今日においても、いまだこうした平和主義と現実主義というものが極めて二分法論的に対立した議論がそのまま生きているという状況は、現実に、極めて我が国にお……
○武見敬三君 ただいま大臣の方から極めて重要な報告をいただきました。 このイラクの日報に関しては、陸上自衛隊研究本部と陸上幕僚監部衛生部でその存在が確認されたということでございます。これは本来、日報の在り方を考えれば、当然出てくるべきところから出てきたということではないかというふうに思います。 そもそも、その日報というものは一体何のためにあるのか、これについてきちんと確認をした上で、その日報の扱いについてのしっかりとしたルール化が必要だということが今回の事案から非常に深刻な形で認識されるようになったと思います。 そこで、この日報の書き方というのは、実は各部隊によっても書き方が違うというよ……
○武見敬三君 昨今の朝鮮半島をめぐる周辺主要国間の首脳会談、そしてまた南北の首脳会談と、まさに歴史の一こま一こまが今、目の前で動いているというような気がいたします。 こうした中で、冷戦という時代はある種の秩序が形成をされて、パクス・アメリカーナという、そういう言葉が学生時代にたくさん聞かされました。しかし、今や一帯一路という新たな国家戦略を持って、そして中国が確実にその影響力の拡大を様々な分野で次元の異なる形で確実に浸透させる、そうした動きを見せるようになりました。結果として、この現在置かれている時代状況や歴史の一こま一こまを見ていくと、残念ながら、協調軸よりも国際社会の中での対立軸の方が確……
○武見敬三君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○理事(武見敬三君) ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。 徳永委員長から委員長辞任の申出がございましたので、私が暫時委員長の職務を行います。 委員の異動について御報告いたします。 昨日までに、伊藤孝江君、石井苗子君、朝日健太郎君、進藤金日子君、古賀之士君、渡辺猛之君、中西哲君、こやり隆史君及び石井正弘君が委員を辞任され、その補欠として平木大作君、浅田均君、西田昌司君、難波奨二君、石井浩郎君、自見はなこ君、小野田紀美君、藤木眞也君及び青山繁晴君が選任されました。 また、本日、浅田均君が委員を辞任され、その補欠として東徹君が選任されました。
○武見敬三君 昨日、自由民主党の党大会が開かれました。この党大会の冒頭で総理は、森友学園の公有地払下げをめぐる決裁文書の書換えが国民の不信感を招いたことについて陳謝をされた、そしてまた、その全容解明をお約束をされました。この問題は、やはり私は、議会制民主主義の中における三権分立の仕組みそのものの揺るがす極めて深刻な問題であろうというふうに認識をしております。 まずは、総理に、この決裁文書の書換えに関わる問題をどのように認識をされておられるのか、そしてこの事実の解明、そして今後の対策について、そのまずお覚悟を伺っておきたいと思います。よろしくお願いします。
○武見敬三君 今年はいよいよ平成という時代が終わり、そして新たな年号の時代を迎えようとしております。改めて、このように天皇のその世襲という継続の仕方によって年号が替わる、その意味するところは、やはり年号というものと我が国における天皇の在り方というものが密接につながっていることを私は意味していると思います。そういう観点から、平成という時代は一体どういう時代であったか、改めてそれを総括することがこうした時代の大きな変わり目においてきちんとしておくべきことだろうと、こう考えました。 その際、保守リベラリズムという思想は、こうした時代を見る上での一つの重要な視点を提供しているというふうに思います。そ……
○武見敬三君 今、世界はまさに新型コロナビールスの感染拡大で、これをいかに全ての国々がお互いに協力をしながらこの感染拡大を抑止して、一人でも健康を害し、命を落とすことがないように、今必死になって多くの国々が国境を越えて協力をしようとしているところであります。 このようなときに、今朝、北朝鮮が弾道ミサイルと思わしきものを発射したというニュースが入ってきておりまして、私はびっくりいたしました。こうした国際社会の困難な状況の中にこのような弾道ミサイルなどを発射するというのは、これはもう言語道断であって、それを私は厳しく非難をしたいものであります。是非総理の御所見を伺っておきたいと思います。
○武見敬三君 ただいま西村担当大臣からもお話がありました。この緊急事態宣言を発令しなければならないという極めて深刻な事態に入りました。 おおよそワクチンが実際に接種されるようになって、あわよくば集団免疫もできて収束するまでのこれからの間というのは、恐らくこの新型コロナの感染拡大の中で最も深刻な事態に入るんだろうというふうに思います。 この事態において、やはりいかに収束させるまでのロードマップを国民の前にきちんと示して、分かりやすくその対応ぶりを国民に説明するかというのは、非常に重要だというふうに思います。 そういう意味で、そしてホップ・ステップ・ジャンプで考えると、やはり現在の病原体、こ……
○武見敬三君 今回のロシアのウクライナ侵略から学ぶべきこと、一体何か。私は、歴史のコンテキストから改めて確認できる事柄と、全く二十一世紀の新しい観点から捉えられる新しい事柄と、二つに大きく分けて御質問をさせていただきたいと思います。 まず第一は、やはり今回のロシアのウクライナ侵略というものを見たときに、ウクライナの人々が自分の国は自分で守るという国民の堅固な意識をお持ちになって、そして一定の軍事力を確実に保持し行使する、このことがいかに自分の国を守る上において、また自由と民主主義を守る上において大切であるかということを私は深く学んだところであります。 これは、言うなれば十九世紀の戦略家、あ……
○武見敬三君 ただいま岸田総理から、このG7広島サミットに関わるその成果を御報告いただきました。私も、改めて、今回のG7広島サミットは大成功であったと思います。その理由を三つほど、私の考えから述べさせていただきます。 第一は、まず、地政学的に、このユーラシア大陸の逆側にございます東西ヨーロッパ、そこと日本国が位置しておるこの東アジアというものが戦略的にも相互に深く関連するようになったという時代状況を、この戦時にあるウクライナのゼレンスキー大統領の来日及びG7サミットへの参加を通じて、この戦略的関連性を明確に、しかも象徴的に示すことに成功いたしました。 この戦略的意義は物すごく大きいと思いま……
○国務大臣(武見敬三君) 厚生労働委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げます。 厚生労働行政は、国民の生活を生涯にわたって支える使命を担っており、改めて責任の重大さに身の引き締まる思いであります。 私は、国民の皆様の立場に立って、国民の皆様の安全、安心の確保に万全を期すとともに、我が国の経済社会の発展に寄与すべく、社会のダイナミズムを取り入れながら、ワンチームで対応し、職務に邁進してまいります。 まず取り組むべき課題は感染症対策です。平時からの感染症対応能力を強化するため、内閣感染症危機管理統括庁の設置に合わせて、本年九月に省内の感染症対策を主導する感染症対策部を設置をしました。また、新……
○国務大臣(武見敬三君) 来年秋の保険証廃止に向けて一人でも多くの国民の皆様にマイナ保険証を御利用いただく取組を進めることは、私どもとしてはこれが喫緊の課題だというふうに思っております。 マイナ保険証への移行期に際しましては、来年秋以降も最大一年間、現行の保険証が使用可能であるほか、マイナ保険証を保有しない方には申請によらず資格確認書を発行するなど、全ての方に安心して確実に保険診療を受けていただけるよう、必要な措置を講じているところでございます。 引き続き、課題を一つ一つ解決をいたしまして、このマイナ保険証のメリットを実感いただけるよう、利用促進に向けた取組を私自身も先頭に立ってやっていこ……
○国務大臣(武見敬三君) 今委員御指摘の点は極めて重要な課題であるという認識はしっかりと持っております。 これまでも、訪問看護の現場におけるハラスメント対策として、県のレベルでは、今局長答弁しましたように、地域医療介護総合確保基金活用した支援をしているわけでありまして、国レベルでは、看護職員を含む医療従事者向けのe―ラーニングの提供、それから、診療報酬、介護報酬において複数名による訪問看護を行った際の加算などを活用できると考えております。 さらに、今年十月には、一九九二年以来、制定以来初めて改定した看護師等確保基本指針におきましても、この訪問看護における暴力、ハラスメントに対する安全対策の……
○国務大臣(武見敬三君) 大麻にその使用を罰する施用罪がないことで、大麻の使用へのハードルが下がり、不正な使用の契機にもつながっているとの調査結果がございます。 このため、指定薬物を含めて他の規制薬物にはいずれも施用罪が設けられている中で、大麻にのみ施用罪を適用しなかった場合には、危険ドラッグの乱用者が施用罪のない大麻の使用に移行し、健康被害をもたらすおそれがある点が深刻に懸念されております。 このため、指定薬物について二〇一四年に所持、使用の禁止規定を導入し、取締りの実効性を上げたことをも踏まえつつ、今般の改正法案で、大麻について麻薬に位置付け、その施用罪を適用することにより規制の抜け穴……
○国務大臣(武見敬三君) まず、厚生労働省が先月二十四日に公表いたしました医療経済実態調査によりますと、病院については、例えば医療法人や国公立を含む一般病院全体の医業利益率は、令和三年度がマイナス五・五%、令和四年度がマイナス六・七%と赤字が拡大しております。 また、医療法人が設立した一般診療所の医業利益率は、令和三年度が七・一%、令和四年度が八・三%と新型コロナ後の落ち込みから回復傾向にございますが、本調査結果を踏まえて、一定の仮定を置いて新型コロナの特例等の影響を除いた場合、新型コロナ禍で医業利益率が落ち込んだ令和二年度から令和三年度までの三年間の医業利益率の平均は新型コロナ前の三年間の……
○国務大臣(武見敬三君) 所管ですので、お答えします。 社会保障費全体、医療、年金、介護に関連して千五百億、実際には適正化をさせていただいておりまして、それがこの一つの財源になることになっております。それをもっと細かくですか。(発言する者あり)はい。この医療と介護、福祉、この三つの中で実際に千五百億の保険料に関わる適正化を行ったというふうに私は、ちょっとお待ちください。 相当細かくお話し申し上げてよろしいですか。 まずですね、薬価の改定で七百億円程度、それから後期高齢者医療の患者負担割りの見直しで四百億円程度、それから雇用調整助成金等の特例見直しで三百億円程度、それから保険者の機能強化推……
○国務大臣(武見敬三君) 年金、医療、介護に関しましての給付を行う社会保険制度については、現行制度においても所得に応じて保険料負担を軽減する仕組みは既に設けてあります。 社会保険制度の仕組みは、このように低所得者の負担に配慮をしつつ、相互扶助の考え方を基盤として必要な保険料を御負担いただくことを基本とするものでございます。可処分所得向上のため幅広いものを対象に保険料の減免を行うことは、給付と負担の対応関係をゆがめるなど、それぞれの社会保険制度に与える影響が大きく、保険者の実務上の負担など課題も大きいことから、慎重な検討が必要だと考えております。
○国務大臣(武見敬三君) 新型コロナの治療薬の確保に要する費用については、この全世界における総供給量に限りがある中で、必要な治療薬を緊急的に確保するために予備費を使ったものでございます。 また、会計検査院から他の事業との予備費の流用について報告されておりますけれども、新型コロナの感染拡大防止のため緊急に対応する必要のある事業への予算の不足額を補うために行われたものであります。 必要な予算を適時に確保した上で、国民の皆様の生命や生活を守るために緊急的な治療薬の確保等が可能となったものでございまして、これは適切な措置であったと認識しております。
○国務大臣(武見敬三君) 委員御指摘のとおり、この公定価格に基づくこうした医療、介護、福祉の分野における賃金の引上げ、そしてまた物価対策というものは、これもう喫緊の課題であろうというふうに認識をしております。 御指摘のとおり、約九百万人がこの分野働いているわけでありますから、今回のこの賃上げ、処遇改善というものは、間違いなく来年のこの賃上げというものをしっかりと支えていく大きな役割も担っていくことはもう必至であって、そうしたことを確実に実現していくために、成長と分配の好循環実現する、まさにその役割を果たすということが重要であると考えます。 このために、医療・介護分野については、人材確保に向……
○国務大臣(武見敬三君) 委員御指摘のとおり、やはり介護事業における安定した人員の確保、そしてそのための賃金の引上げといった問題は喫緊の課題であろうと。そしてさらに、その中で、こうした介護に関わるデジタル化、さらには経営形態の協働化あるいは大規模化、これも同時並行に行っていかなければならない極めて大きな課題だというふうに認識をしております。 そこで、そのためにも事業経営の裁量の確保というのが重要でありますから、例えば介護分野では、これまでの処遇改善措置において、法人の裁量により介護職以外の職種にも一定の処遇改善を行うことができるよう柔軟な運用を認めることとしてきました。 それから、ICTを……
○国務大臣(武見敬三君) 場面緘黙症、顕在化しにくい発達障害の一つであります。厚生労働省としては、その特性を踏まえてコミュニケーションの手段の工夫や安心して能力を発揮できる環境の整備など重要と考えており、普及啓発を進めております。 議員御指摘の厚生労働科学研究の成果につきましては、国立障害者リハビリテーションセンターに設置されております発達障害情報・支援センターのホームページにその研究内容を掲載させていただいておりまして、各都道府県等の発達障害者支援センター等に情報を提供するとともに、その職員等を対象とした全国研修会の場においてもこれを紹介させていただいております。 引き続き、こども家庭庁……
○国務大臣(武見敬三君) ただいま委員御指摘の水道施設災害費、災害復旧費補助金の補助率は、従来、通常ですと二分の一です。それを激甚災害に指定された場合には三分の二にしてまいりました。その形での一定程度の引上げを行ってきたわけでありますが、今般、令和六年能登半島地震の被害、地震被害の大きさを踏まえまして、熊本地震の際の十分の八に引き上げる例を参考にして、更なる財政面での措置を講ずることをもう既に検討しております。 それから、配水管と同時に復旧が必要となる給水装置についても、これ熊本地震のときにもその対象にいたしましたけれども、今回も、今同じようにその対象にするという方向で検討を進めて、その財政……
○国務大臣(武見敬三君) ビルメンテナンス業については、労働集約型の業種であるため、労務費を契約金額に適切に転嫁することが重要であると考えております。 このため、厚生労働省においては、ビルメンテナンス業の発注事務に関してガイドラインを策定し、その中で、年度途中に最低賃金の改定があった場合には、適切な価格で単価の見直しを行い、契約金額の変更を検討する旨、発注者として地方自治体に対して要請をしております。 引き続き、厚生労働省としては、この地方自治体が発注者となるビルメンテナンス業務において、最低賃金の改定に伴った労務費の適切な転嫁がなされるよう、総務省とも連携しつつ、これしっかりと取り組んで……
○国務大臣(武見敬三君) 委員御指摘のとおり、このがん患者の痛みを和らげる、このQOLを高める観点からも、がんの診断時から早期に適切な緩和ケアというものを行うことは非常に重要であるという認識を持っております。 昨年三月に閣議決定をされました第四期がん対策推進基本計画におきまして、緩和ケアの普及啓発や実施体制の整備を進めることとされております。 厚生労働省におきましては、診断時の緩和ケアを実践するポイントを整理した医療従事者向けリーフレット、それから患者向けの分かりやすい説明文書などを説明しまして、ホームページなどで周知を行っているところでございます。また、緩和ケアが診断時から適切に提供され……
○国務大臣(武見敬三君) この医療用のラジオアイソトープ、安定供給が図られることは、がん対策などの観点からも極めて重要であると認識をしております。 委員御指摘の国産化に向けた研究開発や創薬の推進については、厚生労働省としても、この医薬品の品質、有効性及び安全性について、開発中の段階であってもその事業者からの相談に応じてPMDAにおいて必要な確認、助言は行っておりますが、さらに、患者が医療用のラジオアイソトープを含む適切な放射線治療を受けられるように、この医療機関の連携体制の整備の取組なども推進しておるところであります。 がん研究十か年計画においてこの放射線治療の研究開発の推進を行っておりま……
○国務大臣(武見敬三君) ただいまの紅麹原料を含む機能性表示食品による健康被害についての警告決議につきましては、御趣旨を踏まえ、適切に対処してまいります。 また、日本年金機構のコールセンター機器群における不十分な情報セキュリティ対策についての措置要求決議につきましては、御趣旨を踏まえ、適切に対処してまいります。 以上です。
○国務大臣(武見敬三君) 厚生労働委員会の開催に当たり、私の所信を申し上げます。 昨年九月に厚生労働大臣に就任して以降、国民の皆様の安全、安心の確保に万全を期すべく努力をしてまいりました。引き続き、私自身、先頭に立って、社会のダイナミズムを取り入れながら、ワンチームで様々な課題に全力で対応してまいりたいと思います。 まず、この度の能登半島地震等によりお亡くなりになられた方々に心から御冥福をお祈りするとともに、全ての被災者の方々にお見舞いを申し上げます。 心身共につらい状況にある被災者の方々の命と健康を守ることが重要です。二次避難を含めた避難先等における保健医療、福祉的支援の強化、水道の復……
○国務大臣(武見敬三君) 医療従事者の皆様におかれましては、日夜非常に献身的に業務に取り組んでくださり、この我が国の医療を支えてくださっていることに感謝の意を表したいというふうに思います。 医療は、医療従事者と患者との信頼関係に基づいて行われることが大前提でございまして、そのような関係が適切に構築されることが常に重要と考えます。そのためにも、患者も自らの治療方針等の意思決定に医療従事者とともに自ら積極的に参画し、決定することが重要であります。 医療も、提供する側、提供される側という一方的な構造で捉えるのではなくて、患者本人の意思決定を基本に、共同して医療に向き合う視点が大切であり、医療現場……
○国務大臣(武見敬三君) 委員御指摘のように薬価を引き下げる代わりに診療報酬本体を引き上げるという考え方で改定を行っているわけではございません。診療報酬改定と薬価改定はそれぞれに必要な観点から改定率を決定をしております。 具体的には、令和六年度診療報酬改定と薬価改定では、診療報酬改定は、物価の高騰や賃金の上昇、それから経営の状況、人材確保の必要性、患者負担、保険料負担への影響を踏まえて患者が必要なサービスを受けられるようにする観点から行われております。また、薬価改定は、市場実勢価格を踏まえた上で薬価を改定することを基本としつつ、国民皆保険の持続性と、それからさらに、このイノベーションの推進と……
○国務大臣(武見敬三君) 厚生労働省が所管をいたします食品衛生法、これは、食品の安全性確保のために必要な規制等を講ずることにより、飲食に起因する衛生上の危害の発生を未然に防ぎ、国民の健康を保護することを目的としております。具体的に、食品の販売等を行う事業者に対しましては、有毒又は有害な物質が含まれる食品の販売等を禁止するなどの規制や監視指導を通じて、その遵守状況を確認する責務を厚生労働省としては担っております。 厚生労働省としては、この食品衛生法に基づきまして食品の安全の確保を図るのが責務であります。規制緩和が契機であるか否かにかかわらず、この食品の安全性を揺るがす問題が生じた場合には、まず……
○国務大臣(武見敬三君) この新型コロナウイルス感染症の感染が拡大した時期におきましては、生活に困窮した方からの相談件数や、それから住宅確保給付金の支給件数の急増が見られ、生活困窮世帯が感染症の感染拡大のような予測困難な事態の影響を受けやすい不安定な状況にあることが明らかになるとともに、個人事業主や外国人、それから若年層など、これまで行政につながっていなかった多様な相談者の層が出てきたところでございます。こうした中で、生活困窮者自立支援制度は生活困窮者の生活の下支えに大きな役割を果たしたと考えております。 また、生活保護の申請件数は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大期は平成二十年の世界金融……
○国務大臣(武見敬三君) 生活保護受給者を対象としたこの就労準備支援事業や家計改善支援事業を利用することは生活保護の実施の要件ではございません。生活保護制度は最後のセーフティーネットであります。この保護が必要な方には確実かつ速やかに保護を行う必要がある。生活保護の面接、面談の際に、申請の意思を示しているにもかかわらず生活保護を申請させないような対応を行うことは適切でないと考えております。
【次の発言】 今回は、五名の方の尊い命とその関係が疑われているという時点で、極めて深刻な事案であると受け止めております。その原因と、それぞれ因果関係というものをとにかく徹底的に究明することが最も重要な課題だと……
○国務大臣(武見敬三君) 全く同じであります。人生百年時代の中で、健康で豊かな生活を送るために、この歯や口腔の分野においても、各ライフステージにおける健康づくりというのは極めて重要というふうに認識をしております。 例えば乳幼児期では、健全な歯や口腔機能の育成によって正常な歯並びやそしゃく機能が獲得できます。また、成人期では、歯周病と糖尿病との関係に象徴されるように、歯科疾患を予防することが全身疾患の改善に寄与することも指摘されております。さらに、高齢期では、歯や口腔機能の維持や回復によって、生活の基本となります食べる、それから話す、こういった生活の質の向上が寄与されることが期待されます。 ……
○国務大臣(武見敬三君) この教育訓練支給給付金でございますけれども、平成二十六年の制度改正において比較的長期間の訓練を対象とする専門実践教育訓練給付金を創設した際に、併せて専門実践教育訓練を受講する若年労働者への生活支援策として暫定的な特例措置として創設をされた給付でございまして、現在の期限は令和六年度末とされております。この給付金を受給された方の就職率や資格取得率は相対的に高くなっておりまして、一定の効果が認められます。 また他方、この給付期間が長期にわたり、一人当たりの支給額がこれ失業給付など他の給付と比べて高額になっておりまして、暫定措置の更なる延長について、労働政策審議会では労使双……
○国務大臣(武見敬三君) 近年、女性や高齢者などの多様な人材の労働参加が進んで、働くことに対する価値観やライフスタイルも大変多様化してまいりました。 また、DXの加速化など企業や労働者を取り巻く環境の変化、それから労働者の職業人生の長期化が進む中でリスキリングの必要性はますます高まってきております。 そうした中で、本法案は、雇用保険の適用範囲の拡大や教育訓練、リスキリング支援の充実、育児休業給付を支える財政基盤の強化など、多岐にわたる改革に取り組んでまいります。これにより、多様な働き方を効果的に支えるとともに、労働者の主体的なキャリア形成を一層支援することとなり、景気変動や技術の革新、ライ……
○国務大臣(武見敬三君) 雇用保険制度というのは、おっしゃるように、この職業選択の自由を含めて、こうした雇用に関する総合的機能を有する制度として、これまでも社会経済情勢の変化に応じた行政ニーズに的確に対応できるようにその機能を拡充してきたところであります。 今回の法案の中におきましても、近年における働き方や労働者の生計維持の在り方の多様化の進展を踏まえて、セーフティーネットを広げる観点から、この適用拡大を行うほか、転職を試みる労働者が安心して再就職活動を行えるようにする観点などから、自らの意思により離職する者に対して設けられている基本手当の給付制限の見直しを行うこととしております。 今後と……
○国務大臣(武見敬三君) この五月九日に公表した毎月勤労統計調査、令和六年三月分の速報値におきまして、基本給等の所定内給与の対前年同月比はプラス一・七%となった一方、残業代等の所定外給与はマイナス一・五%、賞与等の特別に支払われた給与はマイナス九・四%となり、その結果、名目賃金プラス〇・六となりました。また、実質賃金はマイナス二・五%となったわけであります。 賃金は、労働者の生活を支える基本的な労働条件であるとともに経済成長の原動力であり、経済の好循環により国民生活を豊かにしていくためにも実質賃金の上昇が必要と考えております。今後もこの結果についても注視をしてまいります。そして、賃上げに向け……
○国務大臣(武見敬三君) 委員御指摘の働き方改革、働く方一人一人が多様な働き方を選択できる社会を通じて、より良い社会の展望を持ち得るようにすることを目指します。そして、長時間労働の是正によって、そしてこのワーク・ライフ・バランスを改善をして、そして男性の育児休業の取得促進、こうしたことにしっかりと取り組んでいきたいと思います。 こうした働き方改革による施策を前提とした上で、今般、少子化の進行が危機的な状況にある中で、子ども・子育て政策の抜本強化として、共働き、共育ての推進を含むこども未来戦略が取りまとめられたところでございます。 今回の法案は、このような政府全体の施策を実現していくために、……
○国務大臣(武見敬三君) 昨年十二月に閣議決定されたこども未来戦略にも明記されたように、全ての子ども・子育て世帯を対象にライフステージ全体を俯瞰して、切れ目のない子育て支援の充実を図るとともに、共働き、共育てを推進していくための総合的な政策を推進していくと、この基本的な考え方は、まず、今委員が御指摘になられたことと同じだろうというふうに思います。 その上で、各国と比較した場合に、やはり仕事と家庭の在り方に関する考え方というものが時には違うことが多々ございます。こうしたことがやはりその制度設計の中にも反映してくるだろうというふうに思われますので、これ比較するときには、そうした条件を整備しながら……
○国務大臣(武見敬三君) 昨日、厚生科学審議会食品衛生監視部会を開催をいたしまして、紅こうじ関連製品に関わる事案を受けた機能性表示食品制度等に関する今後の対応について御議論をいただいたところでございます。その中で、機能性表示食品に関しては、食品表示法における対応と併せて、この健康被害と疑われる情報を把握した場合に、食品衛生法においても情報提供の義務化を図ることを論点としてお示しをしております。 いずれにしても、この情報提供に関わる客観的なルールを設けることが必要であるというふうに考えておりまして、今回の事案を受けて、この食品衛生法体系における対応について早期に結論を得たいと考えております。
○国務大臣(武見敬三君) 大変、厚生労働省、人材がポンコツで申し訳ありませんが。 実際のところ、先生、極めて高い御見識の中で早くからこの問題を指摘されていたことは私もよく理解しておりますし、この分野の法制化というものをやはり時代に先取りしてやるべきだということも盛んにおっしゃり、また次世代基盤法などはまさにそれを具体的に実現された見事な法律であったと私は理解しております。 ただ、厚生労働省の中においては、こうした法案提出する際には、事前にそれぞれ審議会などを通じて、こうした有識者の先生方の意見を、これ丁寧に聞きながら、各会派の御意見などもちゃんと聞きながら、慎重に国会の法案というものは提示……
○国務大臣(武見敬三君) 最初に、臓器の移植に関する法律に対する附帯決議に基づき、臓器移植の実施状況等について報告をします。 臓器の移植に関する法律は、平成九年の施行から今年で二十七年を迎えます。この間、臓器の提供をいただいた多くの方々、また、様々な立場から移植医療の普及に取り組んでこられた関係者の皆様に心から感謝申し上げます。 令和六年三月末における移植希望登録者数は一万八千三百九十七名であり、令和五年度の移植実施数は、心臓移植が百四件、肺移植が百八件などとなっています。また、令和五年度には、過去最多の百十六名の方々が脳死判定を受けて、臓器を提供されています。 さらに、これまでの移植に……
○国務大臣(武見敬三君) 今般の小林製薬の事案について、厚生労働省においてはこの健康被害の原因究明、それから病症把握などに取り組んでまいりました。その中で、同社の三製品の摂取を中止することによる症状改善が期待されたことが明らかになったことなどを踏まえますと、事業者である小林製薬が、医師から健康被害の情報提供を受けた後、因果関係を含めた自社での評価を行い、一定の結論を得た後に報告を行ったために、約二か月の間、紅こうじ関連製品の販売、流通が行われていたということは問題であったと考えております。 一方で、小林製薬の製造工程に関しましては、一定期間の培養を行う製造過程においてカビが混入する可能性につ……
○国務大臣(武見敬三君) 労働基準法の規定に基づき、災害等によって、臨時の必要がある場合には、労働基準監督署の事前の許可又は事後の届出により、時間外・休日労働の上限規制が適用されないということとまずなっております。 そこで、被災地の復旧復興は何よりも重要であります。今回の能登半島地震の災害復旧に関する業務についてもこうした取扱いが適用されることから、QアンドAを取りまとめて一月十日より既に公開をさせていただいております。 その上で、災害復旧等に限らない一般的な時間外・休日労働については、働く方の中には収入を求めて労働時間を増やしたいという方もいる一方で、減らしたいと考えている方もいると承知……
○国務大臣(武見敬三君) この令和六年能登半島地震の被災者の方々に対して必要な介護保険サービスが提供されるように、迅速な要介護認定やサービスの決定が行われることはもう極めて重要だと認識をしております。 このために、通常の要介護認定を行えない場合も暫定ケアプランを用いたサービス提供が可能であることや、暫定ケアプランに基づくサービスも保険給付の対象となることなどについて周知を行うとともに、居宅介護支援事業者が暫定ケアプランを作成する際の参考となるよう、避難先の自治体の協力を得ながら速やかな認定調査や一次判定の実施等に取り組んでおりまして、厚生労働省としては、現地に職員を派遣するなど、自治体伴走支……
○国務大臣(武見敬三君) この経営実態調査を見ますと、訪問介護に限らず、在宅サービス、施設サービスを通じて、収支差に代表される経営状況には幅があるものと認識しております。同時に、介護サービス全般、とりわけ訪問介護では従事者の確保のための処遇改善を進めることが極めて重要な課題であると認識をしました。 こうした中で、訪問介護の基本報酬の見直しについては、一つ目は、今回の改定率のプラス〇・六一%分について、介護職員以外の職員の賃上げが可能となるよう配分することとされている中で、訪問介護の現場では、そのような職員、介護職員以外の職員ですね、が少ないと、割合が少ないということ、二つ目は、訪問介護の事業……
○国務大臣(武見敬三君) 地域医療・介護の確保というのについては、地域によってこの高齢化のスピードが著しく異なる状況が起きております。また、地域ごとに関係者と協議した上で、戦略的にそれぞれ検討をして、そして確保していくことが非常に大切です。 こうした考え方の中で、医療については、都道府県を中心に、二〇二五年までの人口構造の変化に伴う地域の医療ニーズを踏まえた病床機能の分化、連携を今進めております。今後、二〇四〇年頃を視野に入れつつ、新たな地域医療構想として、かかりつけ医機能や在宅医療、さらには医療と介護の連携などを含めて中長期的課題を整理して検討を進めております。 介護については、都道府県……
○国務大臣(武見敬三君) 訪問介護の基本報酬の見直しは、一つ目、その理由でありますけれども、今回の改定率のプラス〇・六一%分について、介護職員以外の職員の賃上げが可能となるよう配分することとされている中で、訪問介護の現場はそのような職員の割合が低いんです、規模が小さいから。それから二つ目は、訪問介護の事業所において、介護事業経営実態調査における収支差率、御指摘のとおり七・八%、それから介護サービス全体平均の二・四%に比べて相対的に高いことなどを踏まえました。 小規模から大規模事業者まで、サービス全体の収支差に鑑み、サービスごとにめり張りでやっています。その中で、小規模事業者に対しては加算措置……
○国務大臣(武見敬三君) 障害者福祉分野における人材の確保、これは非常に重要な課題であって、令和六年度の障害福祉サービスの報酬改定におきましても、特に賃上げを促するために、賃上げに必要な改定率としてプラス一・一二%確保したところでございます。 これを踏まえて、障害福祉サービス事業におきましては、過去の賃上げ実績をベースとしつつ、今般の報酬改定による加算措置などの活用、それから賃上げの促進税制を組み合わせて、令和六年度に二・五%、令和七年度に二・〇%のベースアップの実現を図りたいと考えております。 それからまた同時に、処遇改善加算を現場で最大限活用していただけるように、令和六年度の報酬改定に……
○国務大臣(武見敬三君) 医療は、医療の担い手と医療を受ける者との信頼関係に基づいて行われるものと認識しておりまして、そうした信頼関係というものが常に適切に構築されるようにすることが必要と思います。 その上で、医師法では、正当な理由がない限り医師は診療の求めを拒んではならない旨、いわゆる応招義務というのが規定されております。この点、厚生労働省としては、患者の性別のみを理由に診療を行わないことは正当化されないということをお示ししておりまして、いわゆるトランスジェンダーの方に対しても適切な医療が提供される必要があるという考え方を示しております。 厚生労働省としては、都道府県の担当課長会議におい……
○国務大臣(武見敬三君) 委員御指摘のとおり、この四月から適用される時間外労働の上限規制、運送事業者が円滑に対応できるよう丁寧に取り組む必要があるという認識を持っております。
労働基準監督署におきまして、運送事業者が違法、違反が認められた場合、事業所における労働時間の動向などの事情を十分聞いた上で、その是正に向けて、法令遵守のための方法等について丁寧に助言、指導することにより改善を図るという、そういう基本姿勢になります。
円滑な施行に向けて、こうした労働基準監督署における対応徹底させるよう、しっかりと取り組んでまいります。
【次の発言】 担当ですので、私からお答えさせていただきます。
公……
○国務大臣(武見敬三君) 全く変わりはございません。
【次の発言】 ございません。
【次の発言】 コロナで二類に属していたときに、実際に政治活動はそこで断絶ということがあってはならないと考えまして、私はオンラインでこうした私の政治活動を行いました。
その際、そのオンラインに関わる収入というものについて、実際に総務省とも相談をしたところ、その他事業で報告をしてほしいということで、そのその他事業というものについての報告の仕方に基づいて報告をさせていただいたという、法に基づいた結果であるということを申し上げておきたいと思います。
【次の発言】 オンラインでやる前に、もし可能であればハイブリッドでも……
○国務大臣(武見敬三君) 委員御指摘のように、厚生年金保険料、事業主から被保険者分を含めて保険料全体を納付していただいておりまして、年金給付を行うためにその保険料を確実に納付していただくことは、これは極めて重要であります。 他方で、こうしたコロナ収束後のまだ経営が十分に回復していないような事業者というケースについては丁寧に対応する必要性があるということは私も問題意識として確実に持っております。 保険料の納付が困難となった場合について、一般論でございますけれども、直ちに財産の差押えを行うのではなくて、まずは事業主に電話や文書で連絡を取って、事業所の経営状態や将来の見通しなどを丁寧に伺いながら……
○国務大臣(武見敬三君) 障害者が社会に参加をするという観点は極めて重要であって、それが雇用であるとか、あるいは教育であるとか、そういった分野におけるその縦割り行政というものを克服して、各関係省庁としっかり連携して対応していくようにしていきたいと思います。
【次の発言】 少子高齢化、単身世帯の増加など、社会構造、非常に変化してきて、そしてその社会福祉のニーズというのが非常に複雑化する中で、こうした社会の共生社会を実現するという場合に、お一人お一人の支援ニーズをもうしっかりと受け止めて、そして関係機関が連携して支援する必要が非常に高うございます。そのときの要が社会福祉士ということになります。
……
○国務大臣(武見敬三君) この件に関しては、今委員が指摘された問題意識は私も全く共有するものでございます。 それで、この後発品の製造管理であるとか品質管理、安定供給体制の確保、これは一定のコスト掛かって、さらに、生産効率の向上を図るためには、やはり、一定程度の大きな規模で生産や品質管理等を行っていくための体制を構築することがやはり重要でございます。 このため、企業間の品目統合により少量多品目構造を適正化したり、品質管理部門等において企業間の協業による効率化を図るなど、後発医薬品企業間の連携協力が求められることになります。これを推進していくためには、実はこれ、独禁法との関係についても整理しな……
○国務大臣(武見敬三君) 被災地における薬剤師会の皆様には、発災直後から、自ら被災されながらも、災害処方箋に基づく調剤や服薬指導、それから避難所等でのお薬相談、衛生管理等の支援活動を行っていただきました。心から感謝を申し上げております。 また、日本薬剤師会や日本病院薬剤師会には、被災地の病院や避難所等に対して全国から薬剤師の方々の派遣調整を実施していただくとともに、調剤を行う計十三台のモバイルファーマシーの出動を通じて多くの薬剤師の皆様に御協力いただくなど、多くの御支援をいただきました。さらに、関係団体とも連携し、避難所への一般用医薬品等の配送も行っていただいてきたところでございます。 こ……
○国務大臣(武見敬三君) 防災大臣としっかりと連携をして、厚生労働省としてもしっかりと検討していきたいと思います。
【次の発言】 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジに含まれますこのリハビリテーションにつきましては、WHOの総会において決議書が承認されたことは承知しております。そして、UHC達成のため、各国の保健システムの強化が極めて重要であると認識をしております。
我が国では、医療保険や介護保険においてリハビリの提供に対する報酬上の評価も行っております。また、チーム医療であるとか、それからタスクシフト・シェアの推進とともに地域包括ケアシステムの深化を図る中で、リハビリ専門職は急性期から慢性期の……
○国務大臣(武見敬三君) 骨太の方針において定められましたこの二〇二二年度から二〇二四年度まで三年間の社会保障関係費の歳出の目安は、そもそも経済・物価動向などを踏まえるものとされております。
今後の社会保障関係費の歳出の目安につきましては、関係省庁ともしっかり連携をして、そして歳出改革の必要性を踏まえつつ、重要な政策の選択肢を阻めることはあってはなりませんから、それをしっかりと考えた上で、引き続き、経済・物価動向などをしっかり注視をした上で検討を進めていきたいと考えます。
【次の発言】 薬価改定については、委員も御指摘のとおり、このイノベーションの推進と、それから国民皆保険制度のこの持続性と……
○武見敬三君 それでは御質問をさせていただきますが、本日のこの調査会、「時代の変化に対応した行政の監査の在り方」、そして「オンブズマン類似・関連制度に関する件」ということになっております。 オンブズマンということを言う場合には、特に欧米諸国においては、行政に対して独立をした第三者的立場というものがかなり制度的にも法的にも確保された形で実際にその任に当たるというふうに考えられているわけでありまして、さて同様な役割を担っている我が国のそれぞれの機関、組織といったようなものがどの程度そうした第三者的立場、独立性というものを保ち得ているのであろうかという点に一つの問題点を見出しながら御質問をさせてい……
○小委員長(武見敬三君) ただいまから外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会を開会いたします。 本日、同小委員会は、十三名の小委員中八名の出席を得ており、過半数を満たしております。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、本小委員会の小委員長に選任されました武見敬三でございます。何分ふなれではございますが、皆様方の御指導、御協力を賜りまして、本小委員会の公正円満な運営に心がけたいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。 また、本小委員会が時局に即した形で外交と国民世論との間でよき仲介者としての役割を担いますよう御協力をお願い申し上げます。
○小委員長(武見敬三君) ただいまから外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会を開会いたします。
まず、小委員の異動について御報告いたします。
本日、委員の異動に伴い、山本一太君が小委員に選任されました。
【次の発言】 アジア・太平洋に関する件を議題といたします。
本日は、最近の中国・台湾情勢について、杏林大学教授平松茂雄君、慶應義塾大学教授小島朋之君、筑波大学助教授井尻秀憲君に御出席いただき、御意見を聴取いたしたいと存じます。
この際、参考人の方々に小委員会を代表して一言ごあいさつを申し上げます。
皆様には、御多忙のところ当小委員会に御出席いただきまして、まことにありがとうございま……
○小委員長(武見敬三君) ただいまから外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会を開会いたします。
まず、小委員の異動について御報告いたします。
委員の異動に伴い、去る二十二日、笠原潤一君が小委員に選任されました。
また、本日、畑恵君が小委員に選任されました。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
小委員会の運営につきましては、外務委員会の理事、オブザーバーの皆様に幹事をお願いし、御協議いただくことといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 アジア・太平洋に関する件を議題といたします。
本日は、最近の中国・……
○小委員長(武見敬三君) ただいまから外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会を開会いたします。
まず、小委員の異動について御報告いたします。
本日、委員の異動に伴い、笠原潤一君が小委員を辞任され、その補欠として林芳正君が選任されました。
【次の発言】 アジア・太平洋に関する件を議題といたします。
本日は、最近の中国・台湾情勢について、東京大学教授若林正丈君及びアジア経済研究所地域研究部研究員佐藤幸人君に御出席いただき、御意見を聴取いたしたいと存じます。
この際、参考人の方々に小委員会を代表して一言ごあいさつを申し上げます。
皆様には、御多忙のところ当小委員会に御出席いただきまして、……
○小委員長(武見敬三君) ただいまから外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会を開会いたします。
まず、小委員の異動について御報告いたします。
委員の異動に伴い、昨日、笠原潤一君が小委員に選任されました。
【次の発言】 アジア・太平洋に関する件を議題といたします。
まず、政府から説明を聴取いたします。外務省加藤アジア局長。
【次の発言】 それでは、次に防衛庁秋山防衛局長。
【次の発言】 以上で政府からの説明の聴取は終わりました。
ただいまの政府からの説明に対し質疑を行います。
なお、質疑はお一人往復五分以内でお願いをいたします。
質疑のある方は順次御発言願います。
○小委員長(武見敬三君) ただいまから外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会を開会いたします。
まず、小委員の異動について御報告いたします。
委員の異動に伴い、本日、畑恵君及び川橋幸子君が小委員に選任されました。
【次の発言】 次に、調査報告書についてお諮りいたします。
本小委員会は、世界の成長センターと言われるアジア近隣諸国との友好関係の発展がますます重要であることにかんがみ、アジア太平洋地域における我が国外交のあり方について長期的かつ幅広い視野から調査検討するため平成八年二月二十九日に設置され、当面、中国・台湾情勢を調査テーマとし、参考人からの意見聴取、政府当局からの説明聴取等によ……
○小委員長(武見敬三君) ただいまから外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会を開会いたします。
まず、小委員の異動について御報告いたします。
委員の異動に伴う補欠として、本日、寺澤芳男君、畑恵君及び照屋寛徳君が小委員に選任されました。
【次の発言】 アジア・太平洋に関する件を議題といたします。
まず、朝鮮半島情勢について政府から説明を聴取いたします。外務省加藤アジア局長。
【次の発言】 それでは次に、防衛庁小池参事官。
【次の発言】 以上で政府からの説明聴取は終わりました。
ただいまの政府からの説明に対し質疑を行います。
なお、質疑はお一人往復五分以内ということでお願いをいたします……
○武見敬三君 本日は、お二人の参考人におかれましては、まことに貴重な御意見を拝聴させていただきまして、まことにありがとうございました。大変勉強になりました。 当調査会におきましてこうしたオンブズマンを取り上げ、検討をするようになったその背景というものをまず確認しておかなければならないんだろうと思いますので、それとの関連でまず最初の御質問をさせていただきます。 私なりに理解しているところは、この参議院のいわば意義というものを参議院の独自性という形で追求する政治姿勢が強くございます。それと同時に、もう一つの重要な背景といたしましては、近代、我が国の中では官僚主導型の政策決定に対する非常に強固な……
○武見敬三君 オンブズマン制度の設置の意義についてはいろいろ議論があるかと思いますが、現実に我が国の三権分立の制度というのは実質なかなか機能していない。まず最初に、立法府たる政治及び政治家に対する国民の不信というものが極めて根強いものになった。その次に、昨今の状況下において、今度は行政、官僚機構に対する信頼が崩壊をし始めた。残っているのは司法ぐらいなものでございます。このように、実際に三権の分立が機能しなくなり、いよいよ末期的症状を持つようになったのが今の我が国の歴史的な現状であろうと。 こういうふうに考えたときに、いわゆる常道で、現実にある既存の制度というものを通じて立て直そうとしても、私……
○武見敬三君 新垣公述人、福井公述人の御両人におかれましては、連休の谷間の本来ならばゆったりとお休みになりたいときに、このような場に御出席いただき、貴重な御意見をいただけたことを心から感謝申し上げたいと思います。 そこで、最初に福井公述人の方に御質問をさせていただきたいわけでありますけれども、基本的には、規制緩和という施策を積極的に行う点については私は全く同意見であります。ただ、規制緩和という言葉が通常どうも一つの言葉としてひとり歩きをしている傾向があり、その内容についてより精緻にきちんと議論をしなければならないという点で、きょうのお話は大変有益であったと私は思いました。 その中でさらにお……
○武見敬三君 ただいま今井先生初め、大変重要な御指摘が幾つかあったわけでありますが、第一に、現在の国民から見た参議院の状態というものが一体どういうものであるのか、これを考えたときに、相当深刻な不信感が国民から参議院に関して持たれている。その結果として、参議院無用論なるものまでもがマスコミその他で議論されるようになっている。恐らく来年の参議院選挙の重要な争点にこの参議院無用論そのものが出てくる可能性もあるぐらい。また、その投票結果が三〇%台にまで落ちたときには、さらに二院制の存続そのものが深刻に議論される対象となってくることは私は明らかだろうと思うんです。 それだけに、二院制というものを真に二……
○武見敬三君 今回、そもそもこういうオンブズマン的な機能を議会に国民が強く求めるようになってきた背景というのは、どうやら我が国の議会制民主主義下における三権分立のあり方について国民がより強く行政に対する議会の独立性というものを求めるようになった結果だというふうに受けとめております。こうした状況認識のもとで、こうした議会からの憲法に基づく行政府に対するチェック機能の強化ということを考えたときに、その一つの総合された議論というものが私はこの一枚目の中で取りまとめられているだろうと思います。 ただ、問題は、こうした意図の面における独立性というものの確保というものが委員会形式においてかなり確保できる……
○武見敬三君 先ほど上田先生のお話を聞いて大変触発をされまして、懐かしい御議論の中に思わず手を挙げてしまいましたけれども、まず基本的なアジア太平洋における現状の認識というのをどういう観点から行うのかというその大前提がないと、なかなかそれをどう将来平和的に組みかえていくかという議論には本来ならないわけであります。 まず、基本的なところを押さえるとするならば、二十世紀におけるアジア太平洋における一つの力学というものをどう解釈するかになります。 これは特にアメリカが中心になり、よくパクス・アメリカーナという形で表現をされてきたことそのものであります。これは、一九〇〇年の当時のジョン・ヘイ国務長……
○武見敬三君 アジア太平洋の安全保障を考えるときの情勢認識の大きな枠組みをやはり設定しておく必要があるだろうと思うんですが、この場合に、二十一世紀初頭における大きな要因というのは、中国という国がいかなる大国になっていくかという点にあるだろうと思います。この点は、ハーバード大学でかつて中国研究の権威として認められておりましたジョン・K・フェアバンクが従来より述べておりましたチャイニーズ・ワールド・オーダー、中華帝国秩序というモデルで見ることが一つの大きな視点を提供してくれるように思います。 これは、中国における王朝の交代期というのは中央集権体制が弱体化して、その結果として周辺の少数民族が独立を……
○武見敬三君 この調査会は、行政府に対する国会の統制機能発揮のために国会議員みずからが関与できますオンブズマン的機能を備えた行政監視のための第二種常任委員会の設置というのを実は昨年六月に提言をいたしまして、それがこの一月の常会から行政監視委員会という形で設置され、その活動をするようになってきております。 この背景の問題意識について私なりに考えていることを先に申し上げておきたいわけでありますが、大きく時代の流れを見ておりますと、非常に豊かな我が国をつくり上げた近代の歴史の中での我が国の近代化という作業を担っていく上でやはり官僚機構の果たした役割は極めて大きく、かつまた国民の間で官僚機構に対する……
○武見敬三君 今の大森さんの評価についての目的、対象等についての御意見、よく整理されていて、私自身も参考になったわけであります。 実際のところ、昨今の行政に対する国民の不信というものの中に、やはり公共事業等が実際に社会にそして人々にきちんと役に立っていないのではないか、むだに使われているのではないかというような不信感というものがその根底に相当根強くできてきているということを、やはり国会に籍を置く者としては重く受けとめなければならないだろうと思うんです。 したがいまして、特にこうした評価というものをだれのためにやるのかということを考えるときに、私は、広く国民一般に対してやるべきものというふう……
○武見敬三君 では、正村参考人にお伺いします。 先ほど人の人権及び生命というものを守るためにやはり国というものが重要な責務を負うというのが現実の国際社会であるというお話を伺いました。私、全く同感であります。 しかし、このときに必要になりますのは、同時に、同じ国の中においてもこうした他人の人権であるとか他人の命を守るために自分の命を危険を顧みずに実際にそういう救済に当たるという個人が新たに必要になります。そうすると、そういう他人の人権のために自分の命の危険を顧みないという意思は一体どういうところから形成されることになるのでしょうか。これは私は非常に重要な大きな課題で、そこに決着がついていない……
○武見敬三君 それでは、エスマン氏の予定原稿を読み上げさせていただきます。 一九四六年二月に連合国最高司令官総司令部民政局所属の人たちが日本国憲法を起草する任務を受けたが、彼らは当然のことながら政府についての米国的な哲学や経験に影響されていた。米国での憲法という概念は、国民の基本的権利と自由を守り、常に変化する社会のニーズを満足させるために十分な権限を政府に与え、政治的秩序の安定と継続性を保障する、立憲政治の憲章である。憲法は何十年、何百年という長期間にわたって存続するよう意図されたものであるから、政府の生きた憲章として、制定された当時には予想されなかったような状況の変化にも対応できるよう……
○武見敬三君 両参考人に御質問をさせていただきます。 まず、人事政策に関連してでありますが、我が国では外務省がジュニアプログラムをつくって、そこで正式の職員ではないけれども日本から給与をみずから負担して若い人たちを研修させた上で国連の関係機関で仕事ができるように送り込んでいるというジュニアプログラムというのがたしかあったかと思います。 この研修に私も何度か講師として行って、そこでそういう若い人たち、これは女性が圧倒的に多かったんですが、話をしたときに感じたことは、語学の能力もかなりあるように思いましたし、また同時に、MAだけではなくて中にはPHDを取っている人たちもいた。ただ、どうも結果を……
○武見敬三君 まず、中江参考人に歴史の問題についてお伺いをしたいと思います。 私自身は政治家としてどういう歴史認識を持っているのかということを正直にまず申し上げておいた方がいいと思いますが、やはり日本と中国との過去の戦争の中で日本の軍隊が実際に大規模な作戦行動を展開したときに、一般の市民をも含む殺りく行為ということが起き、相当な被害を中国の市民に与えてしまったということは、これはもう明らかな事実であって、その大小の認識の差異はあったとしても、日本が侵略的な行為を中国に対して過去に行ったということは、これは否定できない事実であると。したがって、この点については日本の政治家としてこれを真摯に歴史……
○武見敬三君 国連及びその関連機関というものが、二十一世紀においてますます地球的な規模の問題が拡散をしていく過程でより重要な役割を担っていくことは、これは明白であります。また同時に、我が国の国益上も、国際機関におけるさまざまな政策決定というものが我が国の内政と極めて緊密な関係をより強く持つという傾向が着実に増大しているものですから、そうした観点からも、内政との連携でこうした国際機関のさまざまな政策決定というものにより注意を払い、そしてまた、必要な場合に我が国の国益を守るという影響力の行使が的確にできるようにしておかなければならない、こういうふうに私は考えるわけであります。 こうした中で、残念……
○武見敬三君 この人間安全保障という考え方は、大臣がまさに御指摘になったとおり、極めてまだ漠たる考え方であるということは確かでありますが、やはり二十一世紀を人間を中心とした新しい世紀としようと。その根底にあるヒューマニズムというものについては、かなりのきちんとしたコンセンサスが国際社会の中には形成されている。それをいかに守るための政策概念としてこの人間安全保障という考え方を知的なレベルでまず整理して、そして政策を組み立てていくときの優先順位をきちんと提示できるようなものにしていくのかということが今現在まさに国際社会の中で問われている。 それを日本がまさに率先して、国家として国際社会の中でこう……
○武見敬三君 会長の選任は、会長代理の指名に一任することの動議を提出いたします。
○武見敬三君 会長、御発言をお許しいただいて、ありがとうございました。 また、今の佐藤委員の御提案、審議に関しては一定の期間を設けて何らかの結論をやはり出すということを考えるべきではないかという御議論に対しては、私も全く同感であります。 また、本日、訪米団に関する御報告をお聞きしまして、私つくづく感じましたことは、アメリカでこうした憲法や法体系の調査をすることを通じて、アメリカという国の多くの指導者あるいはエリートたちというのが共通の憲法をも含めた民主主義という価値観を基本理念とした国家観というものをはっきりと持っているということをやはり私はお感じになったのではないかと思います。残念ながら……
○委員長(武見敬三君) これより外交防衛委員会、国土交通委員会、内閣委員会連合審査会を開会いたします。
連合理事会の協議により、外交防衛委員長及び国土交通委員長が交代して連合審査会の会議を主宰いたします。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
テロ対策関連三法案の審査のため、本日の連合審査会に警察庁警備局長漆間巌君、外務大臣官房領事移住部長小野正昭君、外務省総合外交政策局長谷内正太郎君、外務省アジア大洋州局長田中均君、外務省経済協力局長西田恒夫君、外務省条約局長海老原紳君、財務省国際局長溝口善兵衛君、国税庁課税部長村上喜堂君及び海上保安庁長官縄野克彦君を政……
○委員長(武見敬三君) ただいまから外交防衛委員会公聴会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、岩城光英君、大田昌秀君及び平野貞夫君が委員を辞任され、その補欠として小泉顕雄君、田嶋陽子君及び広野ただし君が選任されました。
【次の発言】 本日は、平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法案及び自衛隊法の一部を改正する法律案の両案につきまして、お手元の名簿の六名の公述人の方々から……
○武見敬三君 大変興味深く御報告を聞かせていただきました。勉強になりました。 フランスにおける賢者の院、そしてベルギーにおける熟慮の院といったいずれも権威と重みというものを感じさせるイメージで、こうした一院、二院の在り方というものが御報告をいただけたわけであります。そこには常にこの二つの院との間で適切な相互補完という機能が確保されることが求められ、その上での第二院の賢者及び熟慮というものが強く意識されていたように思います。 こうした形で考えたときに、我が国のこの参議院の在り方というものを申し上げるとすれば、いまだ引き続き衆議院のカーボンコピーと言われている現状は変わりがないわけであります。……
○武見敬三君 私は、やはりこうした自由討議というのは、やはり参議院の中で、できる限り議員個人の立場から見識に立ってそれぞれ自由濶達な議論が、しかも委員長の采配によって相互にかみ合うような形で行われるようになることができればということを切に願いながら、私の意見を述べさせていただきます。 この議論を聞かせていただきながら私が思い出したのは、アメリカの国務省で冷戦が始まる時期にあの封じ込め政策というものを策定したジョージ・F・ケナン、彼が書いた米国外交五十年という本であります。この米国外交五十年の中でジョージ・F・ケナンはアメリカ外交の特質として二点挙げているわけであります。一つは、これは法律家的……
○武見敬三君 大阪教育大附属池田小学校の乱入殺傷事件というのは、これはもう本当にいたたまれないショッキングな事件でございました。被告人の捜査段階と公判で行われた鑑定では、被告人は人格障害者であるとして完全責任能力、これを認めておりまして、検察は死刑を求刑をいたしました。この人格障害者や精神病質者については、その判定基準など難しい点もあるかと思いますけれども、基本的には、責任能力があって相応の刑事責任を負うべきであるというふうに考えます。 そこで、まずこの本法案の新制度の適用を受けるかどうかの振り分けが重要となるわけでございますが、起訴前のこの精神鑑定を的確に行うという必要性、極めて大でありま……
○武見敬三君 会長の選任は、会長代理の指名に一任することの動議を提出いたします。
○武見敬三君 では、所見を述べさせていただきたいと思います。 二十世紀、人類社会にとりまして正に戦争の世紀であったと言われております。この二十世紀初頭、第一次世界大戦が起きたわけでありますが、その直後、ウィンストン・チャーチルが、十九世紀の戦争と比較をし、二十世紀の戦争の概念が変わったということを述べております。 それは、十九世紀の戦争の場合、指導者自らが戦場で戦い、英雄となる軍人同士の戦争であった。しかし、二十世紀の戦争となると、指導者は後方の安全な場所にいて、その戦争は一般市民をも殺りくの対象とする大量殺りく、大量破壊の戦争となったと。このことが、正に十九世紀と比較をし戦争の概念が変わ……
○武見敬三君 では、僣越でございますが、まず最初に私の見解を述べさせていただきたいと思います。 参考人との意見の交換の中でも、特に二院としての機能として、松本烝治氏の意見としての抑制機能といったことがこの参議院に二院としての期待が持たれてきている、そこが出発点であったと、こういうようなことが確認されてきたのではないかと思います。しかし、実際には、その衆議院に対する抑制機能というものを参議院が果たして本当に持ち得たのかという点については、むしろ国民世論の間では非常に大きな疑問を持たれるようになってきているということは事実であって、それを象徴化するのが参議院は衆議院のカーボンコピーであると、こう……
○武見敬三君 今日の議論の中で一つ出てこなかったのがやっぱり定数の問題ですよね。やはり参議院、二院制の在り方を考えるときに、やっぱり私たちが本気で考えなければならないのは、一体、二院制の中で本来我が国のその参議院としての定数というのは一体どの程度の規模が適正であるのかということをやはりきちんと議論をしなければいけないんだろうと思うんですよ。現状、これは直観的な話ですけれども、明らかに国民の多くは現在の参議院であれば二百五十二人ですか、こんなたくさん要らないと思っていますよ。(「今二百四十二」と呼ぶ者あり)今二百四十二ですね。 したがって、こういう状況下において、現実に議席を持っている私たちは……
○副大臣(武見敬三君) 本日は、少子高齢社会において、この対応の在り方というテーマに基づきまして、厚生労働省における少子化対策について、お手元に配付させていただいております少子化対策という資料に沿って御説明をさせていただきます。 中表紙で少子化対策全般についてというのをこれ、おめくりいただきまして、二ページ目をごらんいただきたいと思います。この我が国の少子化の現状につきましては、平成十七年の合計特殊出生率、一・二五になりました。過去最低を記録するとともに、出生数も約百六万人と、第二次ベビーブーム期の約半数となりました。 三ページ目、ごらんいただきたいと思います。出生率の低下の原因についてで……
○会長(武見敬三君) この際、一言御挨拶を申し上げます。
ただいま皆様の御推挙によりまして本調査会の会長に選任をされました武見敬三でございます。
本調査会は、国政の基本的事項のうち、立法府、行政府等国の統治機構の在り方及び国と地方との関係に関し、長期的かつ総合的な調査を行うことを目的として設置され、次の通常選挙までの三年間存続するものであります。
調査会長の責務を果たすに当たりまして、委員の皆様の御指導、御協力を賜りながら本調査会を運営してまいりたいと存じます。
何とぞよろしくお願いを申し上げます。
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本調査会の理事の数は七名でございま……
○会長(武見敬三君) ただいまから国の統治機構に関する調査会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十月十五日、大久保勉君、有田芳生君、江崎孝君、石橋通宏君、中川雅治君、礒崎陽輔君、尾辻秀久君、舞立昇治君、三木亨君、三宅伸吾君、宮本周司君、森屋宏君及び山下雄平君が委員を辞任され、その補欠として風間直樹君、吉川沙織君、徳永エリ君、森本真治君、井原巧君、宮沢洋一君、有村治子君、衛藤晟一君、古賀友一郎君、酒井庸行君、高階恵美子君、柘植芳文君及び堀井巌君が選任されました。
【次の発言】 理事の選任及び補欠選任を行います。
去る八月七日の本調査会におきまして、三名の理事につき……
○会長(武見敬三君) ただいまから国の統治機構に関する調査会を開会いたします。
委員の異動について御報告をいたします。
昨日、高階恵美子君及び森本真治君が委員を辞任され、その補欠として大家敏志君及び石上俊雄君が選任されました。
【次の発言】 国の統治機構等に関する調査を議題といたします。
「時代の変化に対応した国の統治機構の在り方」のうち、「議院内閣制における内閣の在り方」について調査を行うに当たって、本日は「議院内閣制の現代的課題」について参考人から意見を聴取いたします。
御出席いただいております参考人は、明治大学法科大学院教授高橋和之君及び駿河台大学法科大学院教授兼法学部教授成田憲……
○会長(武見敬三君) ただいまから国の統治機構に関する調査会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
国の統治機構等に関する調査のため、今期国会中、必要に応じ参考人の出席を求め、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
なお、その日時及び人選等につきましては、これを会長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
国の統治機構等に関する調査のため、今期国会中、必要……
○会長(武見敬三君) ただいまから国の統治機構に関する調査会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、江田五月君及び東徹君が委員を辞任され、その補欠として石橋通宏君及び清水貴之君が選任されました。
【次の発言】 国の統治機構等に関する調査を議題といたします。
「時代の変化に対応した国の統治機構の在り方」のうち、「議院内閣制における内閣の在り方」について調査を行うに当たって、本日は前回に引き続き、「内閣の総合調整機能及び国会との関係」について元内閣官房副長官・一般財団法人地方自治研究機構会長石原信雄参考人から意見を聴取いたします。
この際、参考人に一言御挨拶を申し上……
○会長(武見敬三君) ただいまから国の統治機構に関する調査会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二日、石橋通宏君及び清水貴之君が委員を辞任され、その補欠として江田五月君及び東徹君が選任されました。
【次の発言】 国の統治機構等に関する調査を議題といたします。
「時代の変化に対応した国の統治機構の在り方」のうち、「議院内閣制における内閣の在り方」について調査を行うに当たって、本日は「議院内閣制下での参議院の果たすべき役割」について参考人から意見を聴取いたします。
御出席いただいております参考人は、元参議院行政監視委員長山下栄一君及び成蹊大学法学部教授高安健将君で……
○会長(武見敬三君) ただいまから国の統治機構に関する調査会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、高階恵美子君が委員を辞任され、その補欠として中泉松司君が選任されました。
また、本日、東徹君が委員を辞任され、その補欠として儀間光男君が選任されました。
【次の発言】 理事の選任についてお諮りいたします。
新会派の結成により、理事の数が一名増えておりますので、その選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、会長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に儀間光男君を指名……
○会長(武見敬三君) ただいまから国の統治機構に関する調査会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十四日、中泉松司君が委員を辞任され、その補欠として高階恵美子君が選任されました。
【次の発言】 国の統治機構等に関する調査を議題といたします。
本日は、これまでの調査を踏まえ、中間報告書を取りまとめるに当たり、「時代の変化に対応した国の統治機構の在り方」のうち、「議院内閣制における内閣の在り方」について委員間の意見交換を行います。
議事の進め方でございますが、まず各会派からそれぞれ十分以内で御意見をお述べいただき、その後、委員間で意見交換を行っていただきたいと存じま……
○会長(武見敬三君) ただいまから国の統治機構に関する調査会を開会いたします。 この際、御報告いたします。 本調査会は、毎年、調査に関する中間報告書を議長に提出することになっております。 理事会において協議の結果、お手元に配付の国の統治機構等に関する調査報告書(中間報告)案がまとまりました。 以下、その概要について御説明をいたします。 本調査会は、第百八十四回国会の平成二十五年八月七日に設置されて以来、「議院内閣制における内閣の在り方」について、参考人からの意見聴取及びこれに対する質疑、委員間の意見交換を行ってまいりました。これまでの調査結果を踏まえ、本調査会における議論を七項目の主……
○会長(武見敬三君) ただいまから国の統治機構に関する調査会を開会いたします。
継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
国の統治機構等に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定をいたします。
なお、要求書の作成につきましては会長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定をいたします。
【次の発言】 委員派遣に関する件についてお諮りいたします。
閉会中の委員派遣につきましては、その取……
○武見敬三君 御挨拶の機会をいただきましてありがとうございます。 早いもので一年以上の期間、私、この会長の職責を果たさせていただきました。これもひとえに与野党皆様方の多くの委員の皆様方のおかげでございます。この場をお借りしまして心から御礼を申し上げたいと思います。 ありがとうございました。(拍手)
○武見敬三君 それでは、先般行われました海外派遣につきまして報告をいたします。 平成二十六年度重要事項調査第一班は、英国及びドイツ連邦共和国における議会制度、行政府、地方制度等統治機構に関する実情調査並びに両国の政治経済事情等視察のため、去る七月二十一日から二十七日までの七日間、英国及びドイツ連邦共和国を訪問いたしました。派遣議員団は、私を団長とし、島尻安伊子議員、風間直樹議員、松沢成文議員の四名でございます。 続いて、調査の概要について申し上げます。 まず英国では、上院事務局から、最高裁判所の創設について説明を聴取しました。最高裁の機能は二〇〇九年まで英国上院の上訴委員会が担っており、……
○国務大臣(武見敬三君) 我が国は、二〇二五年に団塊の世代の皆さん方が後期高齢者となられて、二〇三〇年代に入りますと今度は急速に生産労働人口が減少をしてまいります。ここでさらに、二〇四〇年には今度は高齢者人口がピークに達して、その後は急速な人口減少社会に我が国は陥ることになります。 厚生労働大臣としては、こうした少子高齢化、人口減少といった時代の大きな変革期にあっても、我が国の世界に冠たるその社会保障制度というものを持続可能なものとするとともに、それから、国民一人一人が健康でかつ生き生きと活躍をし、その社会のダイナミズムが維持向上される、すなわち経済的にも社会的にも活力のある健康長寿社会とい……
○国務大臣(武見敬三君) 今度、育成就労という形で、先ほどから答弁の中でも申し上げているようでありますけれども、この労働関係法上の労働者として受け入れられて労働関係法令が適用される、しかも、人手不足を補っていただくということのための制度として、その制度の根本が変わってまいります。 そして、その中で、実際に過去に技能実習制度のときに言われた人権といったような問題を解決するための一つの重要な仕組みとして、今まさに委員が御指摘になっているこの外国人育成就労機構というものの役割を、やはり我々も、労働基準局であるとかあるいは地方出入国在留管理局と相互の通報の仕組みなどをきちんと連携して、それでこれを強……
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