このページでは小宮山洋子参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。小宮山洋子参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○小宮山洋子君 私は、消費者、納税者の立場から、これから先のことに重点を置きまして大蔵大臣に伺いたいと思います。 今回の金融問題全般につきまして、消費者、納税者である国民への説明が不十分なのではないかというふうに思います。私も議員になったばかりですけれども、私の周囲の人に聞きましても、今回の金融問題については何が問題で何が起こっているのかさっぱりわからない、そういう声が多いわけです。特に、公的資金、税金を使うのですから、そういう部分については特に納得がいくような十分な説明が必要だと思います。 まず、今回の金融問題につきまして、アカウンタビリティー、説明責任が果たされていないのではないかとい……
○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。 労働基準法改正について伺いたいと思います。 まず、基本的な考え方を大臣に伺いたいと思いますが、これはいろいろいい面があるというふうに多々言われておりますけれども、私は労働の規制緩和の面というのが非常に強いのではないかと思います。政府の規制緩和の柱として、労働の分野ではこの労働基準法の改正と派遣法の改正が二つ大きな柱として挙げられている点からもそれが言えると思うのですが。多様な働き方ができると言われていますけれども、規制緩和、競争原理ということは力関係でもあるわけですから、今の現状からいきますと、もちろん一部多様な働き方ができる人もいるとは思……
○小宮山洋子君 私からは、労働基準法改正につきまして具体的な話を何点か伺いたいと思います。
まず変形労働時間についてですが、そもそも変形労働時間というのは労働時間を効率的に配分して、突発的なものは除いて時間外労働はないことを前提にしているはずだと思います。
これまでの答弁の中で、時間外の上限は一般基準より低く設定するとしている、そういう答弁がございましたが、これは時間外労働があることを前提にしているのでおかしいのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 一年単位の変形労働時間制についてですけれども、労働者の健康ですとか家庭生活との調和を考慮して、所定労働時間が限度に達する……
○小宮山洋子君 私は、要らないものを垂直型にやっていくODAではなくて、本当にその途上国で自立するために必要な水平型と言うんでしょうか、傍らから必要な支援をするためにはNGOがしっかりと働く必要があると思っています。 日本でやっている中では、日本のNGOと現地のNGOとが連携をとって、そこへ例えば外務省の草の根無償が行くトライアングルの援助というのが非常に評判がよい。これは私も見てきたところもありますけれども、こういう形のものがしっかりもっと広がっていくようにしていく必要があるのではないかと思うんです。 それから、NGOというとボランティアで余りお金がなくてもできるかというと決してそうでは……
○小宮山洋子君 ただいま議題となりました民主党・新緑風会提出の男女共同参画基本法案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を説明いたします。 一九九六年、二十一世紀を展望し提出された男女共同参画ビジョンや政府の行動計画である男女共同参画二〇〇〇年プランで、男女共同参画社会推進のために新たな法制が必要であるとして基本法制定の検討が提言され、その実現が強く求められてきました。 私たちは、男女共同参画を総合的、効果的に推進するためには、基本的理念と政策の方向を示した基本法の制定が必要であるという結論に達し、ここに男女共同参画基本法案を提出いたしました。 まず、男女共同参画は、人権尊重の理念を……
○小宮山洋子君 今幾つかの点がございましたけれども、特に公務部門での積極的な取り組みにつきましては、私たちは、第四条のポジティブアクションに当たるところ、積極的是正措置と政府案よりはちょっと強い表現を使っておりますが、その中で言うまでもなく国や地方公共団体の公務分野で率先して取り組んでほしいという、そういう意味合いも込めております。 先ほどからのお話にもありますように、例えば男女平等に近いスウェーデンなどでは、女性労働者の五五%がパブリックセクターで働き、しかも女性管理職の三分の二がパブリックセクターだということもございますので、特に公務部門につきましては、積極的にポジティブアクションを取り……
○小宮山洋子君 参考人の皆様、お忙しい中いろいろな御意見をありがとうございます。 民主党・新緑風会を代表いたしまして、私たちも、最後に浅倉参考人がおっしゃいましたように、よりよい法律にするための案を提案しておりますので、その中の何点かに絞って何人かの参考人の方に伺っていきたいと思っています。 今回、基本法をつくる意味というのはとても私たちも評価をしているわけですけれども、つくる以上はしっかり役に立つ、使える基本法にしなければいけないのではないか。今まで十五、未施行のものも含めますと十六、基本法があるわけですけれども、その中の幾つがしっかり働いているのか。それは、やはり使う側の一人一人の国民……
○小宮山洋子君 先日私は、オランダのハーグで開かれましたカイロプラス5、カイロ会議から五年目の見直しの会議の準備会議に行ってまいりました。これは、一九九四年にカイロで開かれました人口問題の会議、これはリプロダクティブヘルス・ライツという舌をかみそうな、何人子供を持つか持たないか、それはカップル、特に産む立場の女性が自己決定すべきだ、そのことによって人口問題や持続可能な開発の問題が解決するというそういう合意がなされた会議、その五年目の見直しの会議の準備会議があったわけです。そのハーグでも、やはり避妊の選択肢が多くてそれにアクセスしやすい、それが重要であるということが再度確認されました。 このこ……
○小宮山洋子君 民主党・新緑風会を代表いたしまして、私の持ち時間は四十五分でございますが、私余り演説をいたしませんので、質問をたくさん用意しておりますので、ぜひ皆様にも簡潔明瞭にお答えをいただきたいと思います。最初にそれをお願いしておきます。 まず最初に、現在の雇用情勢の中で、いろいろリストラですとか中高年の方の問題というのは非常によく取り上げられていますけれども、その陰に新卒者の就職内定の状況が非常に深刻なんだと思います。超氷河期などと言われたとき以上にひどいのに、何かこれはメディアの方も余り取り上げていないようですけれども。 例えば、昨年の十二月一日現在が今一番新しい数字ですけれども、……
○小宮山洋子君 参考人の皆様、お忙しい中貴重な御意見をありがとうございました。 私も時間が限られておりますので、広松参考人を中心に、あと古川参考人に私は御意見を伺いたいというふうに思っています。 今回の派遣法改正、多様な働き方を否定するものではございませんけれども、やはり働く側からしますと、常用雇用の代替にならないようにすることと、それから派遣労働者の労働条件など権利がきちんと守られる必要が最低限あると思っています。 そうした観点から、まず広松参考人に、現在の専門の二十六業種に限りましてもさまざまな問題があると思いますので、そのあたりの実態、そして、今回の法案が衆議院で修正はされましたが……
○小宮山洋子君 それでは、続きまして、民主党・新緑風会を代表いたしまして、私は派遣法改正の方を中心に幾つか質問をしていきたいというふうに思っています。
まず大臣に伺いたいんですけれども、今回の派遣法改正、これは労働基準法の改正とともに労働分野での規制緩和の柱の一つと言われておりますけれども、このねらいを改めて伺いたいと思います。
【次の発言】 先日の参考人質疑の際にも参考人のお一人の古川弁護士などから指摘された点ですけれども、例えば韓国の派遣法には労働者保護ということがはっきりと明記されているのに対して、今回の派遣法改正は労働者保護の視点が足りないのではないかという指摘が参考人からもございま……
○小宮山洋子君 小宮山洋子でございます。民主党を代表して質問させていただきます。 四人の参考人の皆様にはそれぞれのお立場から御意見をありがとうございます。 河瀬参考人からももっと早く法律が制定されていればというお話がございましたが、民主党でもプロジェクトチームなどでずっと検討はしてまいりました。それで、今回の不幸な事故をもとにしてですけれども、このたびやっと法律が制定される運びになりましたので、きちんと実効性があって国民の信頼を回復できるような法律になるように今審議を進めているところでございます。 その信頼を回復するためには、やはり安全規制のあり方というのがきちんと実効性の上がるものにな……
○小宮山洋子君 民主党・新緑風会を代表いたしまして、警察行政に関することで質問をさせていただきます。 まず、田中長官に伺いたいと思いますが、一連の神奈川県警を初め不祥事が続発をしています。ある日の新聞の社会面などを見ますと、半分以上が警察の不祥事の記事です。 新潟の女性監禁事件の対応をもとに、これからどうすればいいかを中心に伺いたいと思いますが、まず神奈川県警の覚せい剤もみ消しや集団暴行事件など、また京都府警の容疑者自殺、北海道警前署長がわいせつ容疑で事情聴取中に自殺、あるいは岡山西署の警察官が交通事故処理に絡み再三違反点数を軽減する調書を作成したとして懲戒免職になった事件など、挙げれば切……
○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。 私からは、女性の年金につきまして厚生大臣に伺いたいと思います。 現在、七十歳代の六割は女性で、そのうち配偶者がいる女性は三割ぐらいということですので、老後の暮らしを支える年金は女性にとって特に重要な問題だと考えております。年金審議会ばかりでなく、社会保障制度審議会などでも問題がたびたび指摘をされてきています。また、一九九六年に出されました男女共同参画ビジョン、それを受けての政府の行動計画である二〇〇〇年プランでも、性に偏りのある社会制度の見直しということが特に挙げられています。そして、昨年、九九年は男女共同参画社会基本法も成立しています。 ……
○小宮山洋子君 きょうは、母体保護法の時限の期限を更新するということですけれども、せっかくの機会ですので、母体保護法とかリプロダクティブヘルス・ライツなどにつきまして、持ち時間十五分ほどですが、私は大野次官とお話をしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 といいますのは、予算委員会などでの大野次官の御答弁でリプロダクティブヘルス・ライツを進めていくために非常に大事な御発言があったと思っておりますので、ぜひそういう形でお話をしたいというふうに思っております。 まず、一九九四年にカイロで開かれました国際人口・開発会議で合意されまして、その後、一九九五年、北京での第四回世界女……
○小宮山洋子君 民主党の小宮山でございます。 引き続き質問をさせていただきます。 私は、先日、本会議でも大臣に伺いましたけれども、本会議はどうも一方通行ですので、きょうは存分にお答えをいただきたいというふうに思っております。 まず、具体的な中身の前に、少子化ということは、平成元年、一・五七ショックと言われたころからかなり政府としても取り組みを始められたというふうに思うのですが、この年に健やかに子供を生み育てる環境づくりに関する関係省庁連絡会議、非常に長い名前の関係省庁の連絡会議をつくられて、一つの省庁では取り組めないからということでずっと取り組んでこられたはずです。それなのにほぼ一貫して……
○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。 中曽根大臣にせっかくおいでいただきましたので、できましたらいろいろなことについて率直に大臣のお考えを伺いたいと思っておりますので、余り用意されたものにとらわれることなく、御自身のお考えをできれば伺いたいというふうに思います。 まず初めに、所信の最初のところでも、教育改革は今や内閣の最重要課題である、特にいじめ、不登校、暴力行為などへの対応に重点を置いて取り組む必要があるというふうに述べていらっしゃいますけれども、文部大臣の役割は重要だと思うんですが、特に具体的にはどういうところに力点を置いて教育改革を進めようとお考えになっているでしょうか。
○小宮山洋子君 民主党の小宮山でございます。 きょうは、参考人の皆様、いろいろな御意見をありがとうございました。 持ち時間が十分しかございませんので全員の方に伺うわけにはまいりませんので、私は嶺井参考人を中心にお話を伺いたいというふうに思っています。 嶺井参考人は、手続面、それから内容の面、それから対案を含めて祝日のこれからのあり方ということでお話しいただいたと思いますけれども、その手続が突然であって、学生さんたちもほとんど知らないと。確かに、これからの祝日というのは特に若い人たちがその中で長く生きていくわけですから、若い人の意見も幅広く聞いて意見をくみ上げてという御意見に私も賛成ですけ……
○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。 今度新しく独立行政法人教員研修センターになるに当たりまして、そこで働く人たちの身分保障の問題、あるいはこのことによって研修の内容がどのように充実していくのか、そうしたことを中心に伺っていきたいというふうに思っています。 まず初めに、長谷川委員の御質問にも答えられましたけれども、今回特殊法人の国立教育会館を独立行政法人化するというのは、単に省庁再編の中で組織のあり方を変えるというだけではなくて、このことによってやはり研修の内容が充実しなければと思いますが、そのメリット、よくなる点というのを端的に何点かポイントをお教えいただければと思います。
○委員以外の議員(小宮山洋子君) 通称の使用を社会的に認知すればよいのではないかという御意見ですけれども、その通称を混乱なく旧姓を使えるようにするためには戸籍に書き込むことがぜひ必要で、そうでないと戸籍名と旧姓の関係をどうするのか、旧姓に戸籍名と全く同じ効力を持たせない限り戸籍名との照合が必要になります。それで、一人が二つの姓を持つことになり、かえって混乱すると考えられます。 そして、戸籍に書かないとしますと、戸籍に書かないから通称なんですが、通称の場合は戸籍名を変えることになります。そうなりますと、通称が使えるということで社会生活上の不利益をなくすという一面だけは解消されるかもしれませんが……
○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。 私は、患者の立場、生活者の立場ということで、持ち時間四十分でございますので、私にもわかるように、わかりやすく簡潔に御答弁をまず最初にお願いしたいと思います。 最初に、制度の抜本改革について伺いたいと思います。 何人かの委員が既に伺っていますけれども、たび重なる抜本改革へのいわば約束違反、負担だけ押しつけられることに国民は怒っていると思います。先ほどから再三国民と一緒に議論をとおっしゃっているのに、そうなってこなかったから、なぜ先送りかわからないから怒っているのだと思うんですが、抜本改革を今年度行うこと、それは政府の公約でもあったはずなのに……
○小宮山洋子君 参考人の皆様、いろいろな御意見、ありがとうございました。 私も十分という限られた時間でございますので、花井参考人を中心に質問させていただきたいと思います。 まず、抜本改革についてですけれども、三回裏切られたとありましたが、またまた先送りをされています。そして、今回の審議の中でも、大臣は国民と一緒にぜひ考えていきたいと述べられているわけですが、審議会も国民の代表なわけですが、たび重なる審議会の報告の無視ということもあります。どういう形で国民の声を入れた抜本改革ができるのか、さらに来年度中には抜本改革の案を出すという答弁がありましたが、通常国会でないとなかなか十分な審議が行われ……
○小宮山洋子君 私は、民主党でヒト胚を大切にする立場からの法案をつくってきたということと、それから提供者としての女性とこれは深いかかわりのある法律案であるという立場から質問を幾つかさせていただきたいと思います。 まず初めに、これまでも議論になってきていますけれども、クローンを規制する法律、諸外国では生命倫理とか生殖医療の法律を先に持っていまして、イギリスのヒト受精・胚研究法、ドイツの胚保護法、フランスの生命倫理法などですが、その枠組みの中でつくられているわけです。政府提案の法案にはその視点がないと思うんですが、先ほどから議論になっている厚生省の生殖補助医療に関する専門委員会の報告が来月にも出……
○小宮山洋子君 民主党・新緑風会の小宮山洋子でございます。 私は、四十分の持ち時間の中で、伊吹国家公安委員長、そして笹川大臣、福田官房長官に伺いたいと思っておりますので、私の方も簡潔に質問させていただきますので、簡潔明瞭にお答えをいただければということをまずお願い申し上げます。 まず初めに、警察関係のことについて幾つか伊吹国家公安委員長に伺いたいと思います。 近年の相次ぐ不祥事への対応といたしまして、昨年七月に警察刷新に関する緊急提言が出され、八月に警察改革要綱が出されまして、さきの国会で警察法の一部改正が行われたわけですけれども、ところが、ここ最近、またいろいろな警察官による不祥事が発……
○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。
三十分の中でいろいろ伺いたいので、簡潔明瞭にお答えをいただければというふうにお願い申し上げます。
まず初めに、代理母と生殖医療、生命倫理の問題について伺いたいと思います。
先日、子宮切除で妊娠できなくなった姉にかわって、妹が受精卵移植を受け、代理母になり、日本で初めて代理出産をいたしました。この件について法律の整備が必要だということを予算委員会等で厚生労働大臣も官房長官も答えられていると思いますが、改めてどのような手順で法整備を考えていらっしゃるか、官房長官に伺います。
【次の発言】 この委員会でもせんだってクローンの問題で前の科学技術担……
○小宮山洋子君 民主党・新緑風会を代表して質問をさせていただきます。 今回の風俗営業等適正化法の改正、これによってテレクラを初めいろいろな場所で子供たちが特に被害に遭っていたことが少しでも防げるということであると思いますので、一歩前進ということでこの改正自体は評価をしたいというふうに思っています。 ただ、現状をどのように把握されていて、それに対してこの法律で改正することがどのように有効に働くのか、さらにまた、もう一歩進める必要があるのではないか、そう考える点もありますので、個別に伺っていきたいと思います。 まず、テレクラ、テレホンクラブによって子供たちがさまざまなことに巻き込まれているわ……
○小宮山洋子君 小宮山洋子でございます。私は、このたび民主党の環境部門の責任者になりましたので、川口大臣とぜひ建設的な質疑をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず初めに、二十一世紀は自然とともに生きるための環境行政の責任、大変重いと思います。大臣の取り組みへの前向きな姿勢をまず一言伺いたいと思います。 あわせまして、また環境庁から環境省になったということは、各省間の総合調整などもっと力を発揮してほしいという、そういう願いがこもっていると思うんですけれども、環境省になってどのように変わったのか、具体的なことがありましたら御説明をあわせていただきたいと思います。
○小宮山洋子君 民主党・新緑風会の小宮山洋子でございます。 きょうの本題でございます児童福祉法の質疑の前に、昨日、北海道で二頭目の狂牛病の牛が見つかったことについて、厚生労働大臣に何点か伺いたいと思います。 この二頭目の狂牛病の牛が見つかったということで、消費者の不安が高まっています。まあこれまで二頭目が出ない方が不思議で、これまでは比較的年齢の低い、危険性の少ない牛が検査に出ていたのでこれからはもっと出てくることもあるという意見もございますが、二頭目が発見された事実関係と、こうした感染の広がりへの懸念にどう対応なさるのか、大臣に伺いたいと思います。
○小宮山洋子君 民主党・新緑風会の小宮山洋子でございます。 予定された質問に入る前に、けさの新聞の記事のことにつきまして、田中外務大臣にまず伺いたいと思います。 きょうの朝刊の二面に出ている記事ですが、「田中眞紀子外相が一日のハラジ・イラン外相との会談で、米軍などによるアフガニスタン空爆について、」「米国に中止を求める考えを示していたことが十四日、分かった。」ということです。「複数の政府筋、与党筋が明らかにしたもので、首相官邸サイドや与党は外相の政府方針と異なる言動に懸念をもち、主要国(G8)外相会合への派遣を見送る要因になった」という記事が出ておりますが、これは事実でしょうか。
○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。 私の持ち時間の中で温暖化防止の問題あるいは市民とともに行う自然再生事業、そして化学物質への対策などについて伺っていきたいと思います。 まず初めに、八月の二十六日から南アフリカのヨハネスブルクで開かれます持続可能な開発のための世界サミット、ヨハネスブルク・サミットと言われていますが、これは十年前にブラジルのリオデジャネイロで開かれた地球サミットで採択されましたアジェンダ21の実施状況を検証して、今後の戦略を示すということが目的なのだと思います。 日本ではとかく温暖化防止のことだけに焦点が合っているように思いますが、そのほかにも貧困の問題とか……
○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。 時間が限られていますので、四人の参考人の方皆さんには伺えないかもしれないことをまずお断りしておきたいと思います。 今日は、それぞれのお立場からいろいろありがとうございました。 初めに、坂元参考人に何点か伺いたいと思います。 一点は、九九年の鳥獣保護法改正のときに三年を目途に見直しをするということを、そういう意味合いの附則を付けて成立しているわけですけれども、今回、その三年後である今年九月の直前にこうした形で、平仮名書きとか欠格条項の見直しという形で、法改正を含む見直しとは違う観点の改正案が出ていることについてはどういうふうにお考えになる……
○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。 民主党としても、地球温暖化防止、日本がしっかりと世界の中でリーダーシップを取るためにも一刻も早く批准をと言ってまいりましたので、ようやく秋のヨハネスブルク・サミットに間に合う形で批准ができることは大変良かったというふうに思っています。 ただ、やはり日本国内で実効性のある温暖化防止の対策が取られなければ、なかなか世界の中でリーダーシップをとはいかないと思います。その点から見ますと、新大綱を基にしたこの推進法、甚だ心もとないと言わざるを得ないと思っております。昨日の参考人質疑でも、排出削減義務の達成可能性、それを可能にするための政策措置の在り方……
○小宮山洋子君 民主党・新緑風会の小宮山洋子でございます。
初めに、昨日来大きく報じられております、鈴木宗男議員が口だけではなく手も足も出していたという、外務省職員暴行事件について伺いたいと思います。
平成八年に北方領土の国後島に渡航した際に、日本の領土の放棄につながりかねない桜の植樹を行うことに反対した外務省の当時三十二歳の課長補佐に暴行を加え、全治一週間のけがを負わせていたことが複数の関係者の証言で明らかになったというものですが、川口外務大臣、これまでに分かっている事実関係を明らかにしてください。
【次の発言】 新聞等でこのことが昨日報じられたわけですけれども、鈴木宗男議員は、自民党記……
○小宮山洋子君 民主党・新緑風会、小宮山洋子でございます。 本日は、帝京大学の寄附金疑惑等の問題と外交問題について伺いたいと思っております。 経済と教育費の負担というのは非常に関係のある問題だと考えております。帝京大学医学部が入試の合格発表前に寄附金を受け取っていた問題、その寄附金を裏金としてプールして別の法人の口座に入れ、後で戻して使っていると報道されていることなど、帝京大学をめぐる問題について伺っていきたいと思います。 お手元に資料をお配りしてありますが、親族で経営している巨大な教育のコンツェルンとも言える概要、これは時間の関係で私の方から簡単に最初に紹介をさせていただきます。 帝……
○委員長(小宮山洋子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
議事に先立ち、一言ごあいさつ申し上げます。
去る十月十八日の本会議において環境委員長に選任されました小宮山洋子でございます。
公正かつ円満な委員会運営に努めてまいりたいと思いますので、委員の皆様方の御指導、御協力をお願いいたします。
堀前委員長から発言を求められていますので、これを許します。堀利和さん。
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、大野つや子さん、山下栄一さん、佐藤昭郎さん、西田吉宏さん、堀利和さん、江本孟紀さん及び谷博之さんが委員を辞任され、その補欠として弘友和夫さん、大島慶久さ……
○委員長(小宮山洋子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 環境及び公害問題に関する調査のため、本日の委員会に資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長伊藤隆一さん、国土交通省都市・地域整備局長澤井英一さん、国土交通省河川局長鈴木藤一郎さん、国土交通省道路局長佐藤信秋さん、環境大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長飯島孝さん、環境省総合環境政策局長炭谷茂さん、環境省総合環境政策局環境保健部長南川秀樹さん、環境省地球環境局長岡澤和好さん、環境省環境管理局長西尾哲茂さん及び環境省環境管理局水環境部長石原一郎さんを政府参考人として……
○委員長(小宮山洋子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
自然再生推進法案を議題といたします。
発議者衆議院議員谷津義男さんから趣旨説明を聴取いたします。谷津義男さん。
【次の発言】 次に、本案の衆議院における修正部分について、修正案提出者衆議院議員田端正広さんから説明を聴取いたします。田端正広さん。
【次の発言】 以上で趣旨説明及び衆議院における修正部分の説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
次回は二十八日午後一時に開会することとし、本日はこれで散会いたします。
午前十時七分散会
○委員長(小宮山洋子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
自然再生推進法案の審査のため、本日の委員会にグラウンドワークおおたかの森トラスト代表足立圭子さん、日本湿地ネットワーク菅波完さん、財団法人日本生態系協会会長池谷奉文さん、第二東京弁護士会公害対策・環境保全委員会委員関口佳織さんを参考人として出席を求め、御意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、そのように決定いたします。
【次の発言】 自然再生推進法案を議題とし、参考人から意見を聴取いたします。
本日は、ただいま議決しました四名の参考……
○委員長(小宮山洋子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 自然再生推進法案の審査のため、本日の委員会に外務省総合外交政策局国際社会協力部長石川薫さん、文部科学大臣官房審議官有本建男さん、文部科学大臣官房審議官金森越哉さん、農林水産大臣官房技術総括審議官大森昭彦さん、農林水産省農村振興局長太田信介さん、林野庁次長松本有幸さん、国土交通省河川局長鈴木藤一郎さん、環境省総合環境政策局長炭谷茂さん及び環境省自然環境局長岩尾總一郎さんを政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
○委員長(小宮山洋子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
これより請願の審査を行います。
第七六号化粧品開発における動物実験禁止を動物の愛護及び管理に関する法律の中に明記することに関する請願外一件を議題といたします。
本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の資料のとおりです。
これらの請願につきましては、理事会で協議の結果、いずれも保留とすることに意見が一致いたしました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、そのように決定いたします。
【次の発言】 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
環境及び公害問題に……
○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。 原参考人と戒能参考人、きょうは貴重なお話をいろいろ伺わせていただいてありがとうございます。 私は、この調査会は時間をかけてじっくり話ができる参議院独特のものですので、これまで余り国会では取り上げられてこなかった女性に対する暴力の問題をぜひここで審議をしてほしいと望んでいた者として、きょうはお二人のお話を聞く機会を持てて大変うれしく思っております。 お話にありましたように、やはりまだ実態も把握されていない、これが犯罪だという認識もない、そういう点からしまして、やはり処罰という意味からも予防という意味からも何らかの法律が必要だというハード面の……
○小宮山洋子君 この男女共生を妨げるものというのが幾つかあるのだと思います。特に、参議院で特徴的なものがこの調査会の仕組みだと思いますので、ほかの委員会で取り上げていないようなものを取り上げることに私は意味があるのではないかと思います。 きょうは半数以上いらっしゃる男の方は聞かれると余り愉快な感じはされないかもしれませんけれども、共生を妨げるものの中の一つの大きなものが男性から女性への暴力という問題があるわけです。一九九三年のウィーンでの人権会議以降、これはもう女性の人権にかかわるものだということが国際的にも言われていまして、同じ年に女性に対する暴力撤廃宣言というものが採択されています。また……
○小宮山洋子君 私は、私の周囲に夫からの暴力あるいは恋人からの暴力から逃げている女性とかが結構いますのでいっぱい申し上げたいことはあるんですけれども、きょうは皆様せっかくおいでいただいているので、具体的な質問を進めていきたいというふうに思います。 先ほどからお話しいただいた方は六人とも皆さん男性でいらして、やはり行政、司法のこういう対応は男性中心に考えられているのかなという感想を持ちました。 警察庁の方に伺いたいんですが、先ほどから性暴力などへの対応、女性の警察官を中心に、それは大変いいことだと思うんですが、今女性の警察官の割合はどれぐらいいらっしゃるんでしょうか。
○小宮山洋子君 御説明いただいた順番に文部省、厚生省、労働省と伺っていきたいと思いますが、御承知のように、急遽質問者が変わりましたのでお願いしておいた質問とちょっとずれてくるところがあるかもしれないところは御容赦ください。 まず、文部省に伺いたいんですけれども、今のお話の続きにもなるかと思いますが、やはり子供のころからの意識の形成がすごく大事だと思うんです。そういう意味で、今学校で行われているジェンダーに関する教育、人間教育としての性教育とでも言うんでしょうか、そういうものが私はまだまだ十分ではないと思っています。 今お話のあった教員の研修の問題とか、それから教材にしましても、例えば東京都……
○小宮山洋子君 皆様の御意見、いろいろ賛成するところはあるんですけれども、先ほどどなたかがおっしゃいましたように、これからやはりこのテーマでもう少し時間をかけて、せっかくここまでヒアリングをしたのですから、ある程度成果としての形が実るように進めていただきたいということをまず申し上げたいと思います。 そして、いろいろ確かに実態調査も必要ですし、総理府の部会の報告も待つ必要があります。それから、この調査会でもたしか外国の例を今調査をしているというふうに聞いていますので、そういうものもあわせて手にした上で、現行法でできるもの、それから、例えばシェルターへの助成ですとか教育面のこととか、いろいろな個……
○小宮山洋子君 お二人のそれぞれのお立場からの本当に元気な御発言、ありがとうございます。私も女性の元気が日本を変えるということをずっと言っておりまして、男女共同参画社会で政治のこの場面でもやはり女性がもっと出てくること、企業の中でももっと女性がいろいろな場で活躍するということは、女性にとってだけいいのではなくて、今どちらかというと元気のない男の方たちがもっと元気になれることなんじゃないかというふうに思っておりますので、それぞれのお立場からの御発言、とても心強く思いました。 それで、藤原さんからいただいた資料の中にも、男女共同参画社会基本法の前文に、最重要課題の一つじゃなくて、最重要課題として……
○小宮山洋子君 今お話しされていたことにもう少しつけ加える形なんですけれども。 例えば、審議会の委員はすぐにでもできるというんですが、そのすぐにでもがなかなか難しい一つの原因は、審議会の中にそれぞれの組織とか団体の代表として出る部分という割り当ての部分があって、そこの部分が一番ネックになっているんですね。 ですから、それぞれの組織の中でもちろん女性が少しずつ力をつけていくことも必要なんですが、そこから送り出していくことを決定する人たちの中から積極的に女性を送り出すという機運をつくらない限り、これ以上ちょっとふえないという部分もあるんですね。すぐにできるといえどもできないところが。 一応一……
○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。総理府、労働省、文部省に順次伺っていきたいというふうに思います。 まず、総理府に伺いたいんですけれども、まとめられました実態調査、これは全国の実態調査としては初めて取り組まれたものですので、それなりの全体像がわかったという意味での評価はあると思うんですけれども、この実態調査の結果をどのようにこれから扱われるのかということ。それから、その全国調査の前に東京都がしました調査が各自治体の調査としては非常にいいもので、こういうペーパーなどで調査をした後、フィールドの専門の人たちが個別に会って具体的に調査をしたので、かなり中身の濃いものを東京都はまとめて……
○小宮山洋子君 四人の皆様、いろいろな御意見ありがとうございました。 私自身もおととしまでは議員ではなくて、外でNGOでせっせとクオータ制を導入せよということを言っていた側なのですけれども、中に入りますとなかなか外で言うほど簡単ではないという実感を今持っております。ですから、中と外といい形で連携をとって、確かに樽川さんもおっしゃいましたように、行動することの中で一つずつ積み上げていかなきゃというふうに思っております。 そうした中で、やはり女性議員を一人でもふやすためには、皆さんのお話にもありました選挙制度をどうするか。政権交代可能なためには小選挙区の方がいいという考え方も、特に男性の中には……
○小宮山洋子君 三人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。 きょうは、この共生の調査会では新しいテーマとして女性の健康・権利、リプロの話をしましたので、一回目の参考人のお話としては初めてお聞きになる方にはかなり難しかったのかなという感じもいたしますが、そこから入るとこの先進み方がいいのかなとも一面思ったりしております。 それで、私は二十九分時間をいただいておりますので、お三人の方に均等には伺えないかもしれませんけれども、なるべくこれからこの共生調査会でプラスの方向で成果を得るために必要だと思われることを何点か伺いたいと思います。 まず、芦野さんに伺いたいんですけれども、このリプロ……
○小宮山洋子君 先ほどせっかく生産的に議論を進めるためにということで大森委員がおっしゃったことについて、ちょっと私の考えていることを申し上げたいというふうに思います。 これは女性の自己決定ということで問題提起をされたわけですけれども、私はやはり、羽田委員も驚いたような堕胎罪というのは廃止すべきだというふうに思っています。 それで、先ほどもおっしゃった不同意堕胎罪については傷害罪で対応すればいいのではないかということを含めて、すべて堕胎罪というのは廃止をして、母体保護法を見直すことで新しいリプロを守る法律をつくるべきではないかというふうに思っています。 先ほど大森委員の方から、今堕胎罪があ……
○小宮山洋子君 民主党・新緑風会の小宮山洋子でございます。 私、お尋ねしたい点がたくさんございますので、最初にお願いですが、御答弁はなるべく簡潔明快にお願いをしたいということと、せっかく副大臣がおいでですので、余り書かれたものをお読みになるというよりはお話し合いをしたいなということをお願い申し上げて、まず税制の話から伺いたいと思います。 先ほどから個人単位の課税になっているというお話がございますけれども、やはり夫の税から配偶者控除、配偶者特別控除が引かれていくなど、性に中立とは決して言えないと思います。そして、先ほどから税調の中期答申のお話なども出ていましたけれども、税調に女性の委員が少し……
○小宮山洋子君 お着きになったばかりのようですので、予定どおり私の方から先にやらせていただきます。 五分程度で問題点というと本当に早口になってポイントだけになるかと思いますけれども、私なりに述べさせていただきたいと思います。 この項目の順序でいきますと、まず、社会保障、税制につきましては、私どもは個人単位に改めていくべきだと。これは男女共同参画のビジョンとかプランなどでもずっとそういう形で提起をされておりますので、ぜひその方向で具体化を進めていきたいというふうに思います。 年金につきましては、第三号被保険者の問題について、今、厚生労働省の方でも検討会を設けてやっていると思いますけれども、……
○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。 きょうは、三年にわたります女性も男性もともに生きやすい社会をつくろうというこの共生社会調査会で検討をしてきたことの締めくくりに当たりまして、お忙しい中、官房長官においでいただいておりますので、余り細かいことを伺いませんから、なるべく官房長官からお答えいただければというふうにまずお願いをしておきたいと思います。 一つ目は、この調査会、この三年何をしてきたかといいますと、女性に対する暴力の防止ということを一年目全体で検討いたしまして、この一年間プロジェクトチームなどで検討をしてきた結果、四月六日に配偶者からの暴力防止法、いわゆるDV防止法をつく……
○小宮山洋子君 私は、会長に小野清子さんを推薦することの動議を提出いたします。
○小宮山洋子君 三分間で三人の方にコンパクトに伺いたいと思います。 磯谷参考人は大変この虐待防止法見直しのためにいろいろ論点を整理していただいて、本当に参考になって、ありがとうございます。 二点伺いたいんですが、一つは、先ほど余り時間がなくて触れられませんでしたが、その他の三番のところに全国共通ダイヤルのホットラインということがございますけれども、これは何か公設のものを言っていらっしゃるのか。今、NPOなどでチャイルドラインとかありますよね、ああいうものを有機的にネットワークしていくことの方が今の行革の時代の中いいのではないかと思うんですが、それが一つ。 先ほどおっしゃった子供の権利につ……
○小宮山洋子君 私もこの調査会で三年掛けてDV防止法を作った一人として、そのときの経験と照らし合わせながら、この児童虐待防止法の見直し、何とかこの調査会という機能で超党派でやったからできたわけなんですね、それと同じことを、森田さんが期待していただいたように、ここで是非できればいいと思っています。そうした観点から森田さんに幾つかちょっと伺いたいことがあるんですけれども。 確かにDV防止法の中でやり残したことがたくさんある、その一つの大きなところが、子どもに対して、その被害を受けた親と一緒にいるときしか保護できないということが足りない点だと思うので、その見直しもここでしなきゃいけないと思っており……
○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。 この共生社会調査会でこの法案づくりのプロジェクトチームでかかわった一人といたしまして、シェルターで支援をされたりあるいは弁護士としてかかわったり、あるいは被害者の方、いろいろな方の声もその後もいただいておりますので、そうしたことも含めて幾つか質問をさせていただきたいと思っています。 まず、この四月から法律に基づいて運用されます配偶者暴力相談支援センターについてまず伺いたいと思います。 その中心となるセンター、これは各都道府県でどのように設置を予定されているのか。各都道府県にあります婦人相談所が中心になるところが多いかとは思いますけれども、……
○小宮山洋子君 短い時間で伺いますので、汐見参考人と坪井参考人、お二人に伺いたいと思っています。 汐見参考人がおっしゃったように、学校における育児体験教育、これは今本当に少子社会で自分の妹とか弟を持つ経験の少ない子どもたちが多いですので、何かのそういう訓練の場がないといけないと思うんですが、ここでも指摘されているように、やはりやり方がまだ開発されていない、体制が取れていない、そういう中で子育て支援のNPOとか外から入ってやるような形が必要かなと私も思うんですけれども、この「準義務的な課題にして広める。」とある、その辺をもう少し具体的に伺いたいと思っています。 それから汐見参考人御専門のとい……
○小宮山洋子君 児童虐待防止法が施行されましたが、虐待は一向に減っていないという現状があるのだと思います。法の見直しは施行三年後ということになっていますが、可能な取組は多角的に随時していく必要があるのではないでしょうか。 平成十二年度の相談が一万七千件余り、十年前の十五倍、前年に比べても一・五倍になっています。また、虐待を受けている子どもを親から引き離して生活させることを認めるよう児童相談所長が家庭裁判所に申し立てた件数が、昨年一年間で百六十九件と、過去最高を記録をしています。 こうした現状の中で、各参考人の皆さんからの御指摘などを受けて取り組むべきだと考えられることを五点、整理をして申し……
○小宮山洋子君 ドメスティック・バイオレンスのことについてもう少し伺いたいんですが、ここで作ったときに、幾つか宿題として三年後の見直しに残していることがあります。 その一つが加害者更生プログラムで、これについては男女共同参画局、男女共同参画会議の方で今いろいろ海外の例も調査をしていただいていると聞いているんですが、いらした中で、例えばカナダの方の被虐待女性サポートサービスでは、加害者更生プログラムの効果は極めて疑問というふうになっておりますよね。それから、アメリカのカリフォルニアの方では、犯罪が初犯だったりすると加害者は刑務所に拘禁される代わりに一年間の加害者プログラムの受講が義務付けられて……
○小宮山洋子君 今日は三人の皆さん、ありがとうございます。 お三人に伺いたいんですが、先ほども法律の話出てまいりましたけれども、国連の障害者権利条約の制定をする際に、それを担保するために国内法をという形でやるのが、いろいろ足りない部分がたくさんあるんですけれども、一番現実的な方法だと思います。それで、先ほどそれぞれお話にあった中で是非国内法の中にこのポイントだけは落とさないで入れてほしいということがあれば伺っておきたいと思うんですね。 北野参考人は先ほど、アメリカの場合には移動・交通と職場のところが落ちていたのでそれを禁止法の中に入れたいというお話がございましたが、日本の今法体系の中で足り……
○小宮山洋子君 ちょっと出入りがありまして大変申し訳ありませんでした。 もう既にどなたかおっしゃっていたかもしれませんけれども、川内参考人にはこの委員会がバリアフリーになっていないということを表すような対応があったようで、最初に非常にそれを申し訳ないと思って、私たちもそういう仕組みを変えていかなきゃいけないのではないかということを一言申し上げさせていただきたいと思います。 私自身も、もう百八十センチもある父を車いすに乗せて歩いていると、いかにユニバーサルデザインになっていないのか、断片的にどこかを対応しても駄目だということは実感として持っています。 その中で、先ほどからお話が出ているよう……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。