このページでは池田幹幸参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。池田幹幸参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私は朝からずっと聞かせていただいたんですけれども、どうもきょうの参考人の方々、当事者としての責任も誠意も私にはどうも感じない。確かに国民の皆さんにおわびするとおっしゃるけれども、その日の裏で、長銀が破綻したら大変なことになる、日本経済が大変なことになると言うわけです。公的資金を投入することが最善の策だとおっしゃるけれども、これじゃまるで国民に対するおどしじゃないですか。国民の皆さんはそんなこと感じていないんですよ。そうは考えていません。つい最近、民放のテレビのアンケート調査がありましたけれども、そこでは八割の人が長銀問題の処理に公的資金を投入……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私は、衆法といいますか衆議院の方の早期健全化法案について質問いたします。 最初に、発議者の保岡議員にお伺いしたいと思うんですが、健全化法の第一条「目的」を見ますと、これは「我が国の金融システムに対する内外の信頼を回復することが現下の喫緊の課題であることにかんがみ、」「金融機関等の資本の増強に関する緊急措置の制度を設けること」、これがうたわれております。喫緊の課題だということについてですね。 そういうことですから、この法律の成立を待ってすぐに資本の注入をしようということだろうというふうに思います。昨日からの報道でも、既に十兆円とか、あるいは……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、金融機能の早期健全化のための緊急措置法案に反対の討論を行います。 まず初めに、銀行の競争力強化のために二十五兆円もの公的資金をつぎ込む重要法案を、十分な審議をすることなく短時間で採決することに対して、厳しく抗議するものです。 本法案に反対する第一の理由は、銀行と名がつけばどこでも公的資金を投入する仕組みがつくられたことです。これまでは資本注入の対象を健全銀行に限定していた仕組みを解体し、健全であろうと破綻直前であろうと、特にやむを得ない事由がある場合にはどこでも公的資金が投入できるようにしたことです。しかも、投入できる金額について何の制限も設けられ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。
まず提案者にお伺いします。
この法案は中堅企業の貸し渋り対策ということで出されたわけですが、長期運転資金についての債務保証をするということが入っております。そうしますと、これは中小企業における特別融資制度のねらいと同じようなものをここに持たせるんだと、そういうことだと思いますが、御確認願います。
【次の発言】 非常に質問時間が短いので、できるだけ答弁は短くするよう御協力をお願いしたいと思います。
そうしますと、今中小企業で起こっておるような問題がやはりここでも起こるんじゃないかということになるわけです。先週、私は大田区の方に下請問題でちょ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 まず、金融機関の公共的な役割の問題について伺いたいと思います。 政府は、公的資金を注入して銀行の貸し渋りがなくなるように期待する、そういった政策をとっておられるわけですけれども、昨日来の論議の中で、そういった方向がもう何ら役に立っていない、銀行は好き勝手なことをやっておるということが明らかにされたと思うんです。 そこで、もうここまで来ますと、貸し渋りをなくすために公的資金注入、そんなことはもう役に立たない。どうしても銀行の公共的な役割、こういったことの認識をもう一度はっきりとさせる必要がある、銀行にそういった気持ちに立たせる必要がある。こ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私は、省庁再編法案に関しまして、総理並びに関係大臣に質問いたします。 さて、太田総務庁長官は六月十六日の本委員会で、「省庁再編に伴う改革によって」「国民の利益を忘れた政官財癒着の構造にメスが入るのか、」、こういう質問に対して、「今回の省庁改革においては、政官財の癒着構造という言葉が適切であるかどうかは別として、考えております問題意識はそこにありまして、今回の改革においては、政策の企画立案をするセクションと実施機能というものを分離いたしたい。」、このようにお答えになりました。実際、今度の企画立案と実施部門の分離というのは省庁再編法案全体にその……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、中央省庁等改革関連十七法案に反対の討論を行います。 反対理由の第一は、内閣機能の強化が、新ガイドライン、周辺事態法実施態勢推進のためでもあることが審議を通じてますますはっきりしてきたことです。そのかなめとなるものが、ガイドラインの実効性確保を目的として設置された十八関係省庁の局長会議であります。専門家は、これによって国家及び国民の総力を動員してガイドラインを実行していく態勢ができ上がったと強調しているのであります。 第二は、内閣に設置される経済財政諮問会議が、総理が任意に選ぶ民間人四名以上を含む十名以内のメンバーで構成され、経済財政計画、予算編成方……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 午前中、景気の認識については総裁から伺ったわけですが、そこでは企業金融については少し緩和されたかなというお話がありました。その他については、大体一月の金融経済月報で示されておりますように、総括的には依然として厳しいということだったと思います。 要するに、つづめて言えば、今の不況を私たちは消費大不況と言っておりますが、消費大不況の実態というのは依然として深刻ですし、金融機関の貸し渋りもなくなる兆しはない、むしろ依然として続くという評価をしておられますし、それからまた国民の将来不安についても高い状態のままだということで、将来その不安がなくなるよ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 まず、宮澤大蔵大臣にお伺いしますが、小渕内閣は景気対策最優先ということで、そのために財政再建を先送りしようといった姿勢をとっておられるわけですが、宮澤大蔵大臣も所信表明でこういったことを言っておられます。「我が国経済は、資産市場の低迷や不良債権問題の深刻化などバブルの後遺症を抱える中、金融機関に対する信頼の低下、雇用不安などが重なり、極めて厳しい低迷状況にあります。」と言われて、金融については、「景気の回復基盤を固めるためには、金融システムを早急に再構築することが不可欠であります。」と、こうおっしゃいました。 そこで、きょうの報道にもありま……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 きょうは税務行政に関して伺いたいと思います。 今ちょうど確定申告の時期で、税金に対する国民の関心が高まっております。また、ことしは国税庁が設置されてちょうど五十周年に当たるそうでございます。そういったことで、国税庁が発行している「国税広報」というものを見せていただきますと、薄井国税庁長官が訓示をしておられるんです。そこでは、「この時期」、この時期というのは確定申告の時期ですが、「この時期が最も国民の税への関心を集める時期であり、税務行政に対する国民の信頼をより高めるため、納税者の立場に立った的確な対応をお願いしたい。」というふうに訓示してお……
○池田幹幸君 引き続いて、日本共産党の池田幹幸でございます。 けさほどの大蔵大臣のお話の中にもあったんですが、所得税減税をめぐりましては、金持ち減税、庶民増税ではないかということが予算委員会でもいろいろ論議されてきました。 三月三日の予算委員会での大蔵大臣の御答弁で、私は非常に興味を持ったんですが、これは当然、金持ち減税、庶民増税、これをやって本当に景気対策になるのか、今度の九兆円の減税は景気対策だと言っておるけれどもそうならないんじゃないかという論議の中での御答弁なんですが、こう言っております。 何で景気回復を目指しているときにそういうことをしたかとおっしゃれば、私どもは景気回復するた……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 昨日、法人税問題を伺っていて時間切れになりましたので、きょうは引き続きそのことの質問をさせていただきたいと思うんですが、その前に二点ほどお伺いしたいと思います。 まず、児童手当法及び所得税法一部改正に関する法律案に関して発議者に伺いたいと思うんですが、児童手当に関しては、一九八五年の改正以来、対象年齢が義務教育終了から開始までというふうに引き下げられたり、九一年には第一子からというふうにするかわりに三歳未満までということで狭められるといったような経過をたどってきております。 我が党はこうした改悪に反対してきたわけですけれども、そういったこ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 IDAについて伺いたいと思います。 もともとこのIDAというのは、途上国の貧困の打破とか経済的な自立を目的とするということで設立されたわけです。そのIDAが増資するということだからいいんじゃないかというふうにも言われがちなんですけれども、しかし運営の実態からしますと、いろいろ問題があるというふうに考えております。 そこで、IDAは、その設立の目的からいって融資対象国とか融資目的、そういったものがIMFや世銀、私が世銀と言う場合、IDAと区別するためにIBRDのことを世銀と言わせていただきますが、IMFや世銀と違っておると思うんです。しかし、その運……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、土地再評価法の一部改正案に対して反対の討論を行います。 本法案は、大企業が事業用土地の再評価益の一部を自社株消却の原資として活用できるようにするために、会計上の特例措置を講じるものです。 今回の改正は株価対策、決算対策のために企業会計の原則をゆがめるものであり、多くの問題をはらんでいます。昨年制定された再評価法では、再評価益は負債項目に組み入れられ、専ら金融機関の自己資本拡充を図ることが目的とされました。ところが、今回の改正では、再評価益は資本項目に組み入れ、それを自社株取得の原資として用いるということであり、再評価の目的も会計処理も全く異なってい……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 ノンバンク社債発行法案に関して伺います。 まず、ノンバンクは伺いますと三万数千社全国にあるそうですけれども、そのうち今度の法案の対象になるのは百社程度ということですね。これは政令指定事項になるわけですけれども、そういったことを想定しているということなんですね。 先ほどの日出委員の質問の中にもあったわけですけれども、上場大手四社だけ見てみましても今期は最高益を更新するといったような大変な収益を上げておるということです。少なくとも資金が不足しておるといったような状況にはないんではないかという日出委員の御指摘もありました。私もそういうふうに考え……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 午前中、広中委員のホッチキス統合という言葉が出てきてなかなかおもしろいなと思ったんですけれども、単にホッチキスでくっつけるだけならいいんですが、今度の統合に際してどさくさ紛れにといいますか、幾つかの余計なものがくっついてきている、私はその辺をちょっと問題にしたいと思います。 輸銀とOECFの統合によって新たに追加された業務があるわけですが、まず基金の方について伺いたいと思います。 第二十六条で、海外経済協力業務実施方針というものが決められるということになっております。これは、従来、海外経済協力基金については基金法で産業の開発または経済の安定に寄与……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 一九六七年に国民金融公庫から環衛公庫が分離して、それ以来三十年になるわけですけれども、分離の際の新聞報道等を見てみますと、先ほど浜田委員が言われたように、評判の悪い環衛族が動いてこれをやったんだということが書いてあります。当時の新聞、ちょっと見出しだけを見ても大変なものです。ともかく、国民金融公庫で十分目的が達成できるじゃないかとか、国費のむだ遣いだとか、天下り役員のために新設されたものとか、さんざんな評価が下されております。そういう点で、私はこれらの批判はいずれも当たっていたというふうに思うんです。 三十年たった現在これが正されるという意……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 この政策投資銀行法案の重要な問題の一つは、今もちょっと話に出ました北東公庫の損失を開銀の準備金で穴埋めするというスキームにあると私は考えます。衆議院の論議におきましてもこのことがいろいろと言われておりました。開銀と北東公庫を廃止して政策投資銀行を設立する、そこにすべての債権債務を引き継ぐ、こういった点では、政府が破綻した開発プロジェクト、すなわち苫小牧東部開発とかむつ小川原開発、こういったことをずるずると続けて北東公庫が追い貸しをして、ついに不良債権を抱え込むと。こういったことの反省と総括をあいまいにしたまま開発事業を続けたのではまたまた同じ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私も開発庁長官を中心に伺うわけですが、その前に、その前提となりますことについて一つ確認しておきたいんです。 一昨日、宮澤大蔵大臣に今度の北東公庫の投資について伺ったときに、いわゆる代物弁済という形でやったために結果的に北東公庫が新会社に対して五四%の出資という形になった、これは代物弁済ということでやったにしろ正常じゃないんだと。将来これについてはきちんと民間に株を譲っていくというふうな形で処理していくんだというふうなお答えがありました。私は当然のお答えだと思ったわけです。 ただ、これは将来、新会社の経営がうまくいったということが前提になっ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私は、先月二十七日の速水日銀総裁の講演をペーパーに起こしたものを読ませていただきました。そこでは総裁は景気に関して、「景気が自律的な回復軌道に乗る展望が拓けるのかどうかは、現時点では、なおはっきりしていません。」とおっしゃって、そして「景気の先行きに対するマイナスの要因としては、第一に、公共投資による景気の下支え効果がいずれ減衰してくること、第二に、企業がリストラ努力を重ねていく過程で経済に縮小方向への調整圧力がかかることです。」というふうに説明しておられます。 今、小渕内閣がやろうとしていることを見ますと、来年度予算はまたもや公共事業、こ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 産業活力再生法案は、提案理由説明によりますと、我が国経済の自律的回復のために供給面の体質強化が不可欠だ、そういう立場から企業のリストラを税制、金融面で支援する、こういうものになっております。 まず、大蔵大臣に伺いたいんですが、失業率が四・九%、過去最悪、戦後最悪という状況が続いているんですけれども、この最大の要因は、経営を続けていけなくなって首切りをしたということによる失業の増加よりも、もうかっている企業、そういう大企業、黒字企業のリストラによる要因が非常に大きいという状況になっております。その中で、人減らしをすればするほど企業の格付が上がって株価……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 日債銀問題について質問いたします。 これまでの衆参両院の論議を通じまして、日債銀問題については、大蔵省と二人の前元大蔵大臣の対応、それに対して国民の大きな疑惑が起きております。昨日の参考人質疑などでは、各紙が一斉にそのことを取り上げております。 そこで、私はまず、これまで日債銀については債務超過ではないんだということをこの二年間言われ続けてきたわけですけれども、昨年十一月、突如として債務超過、特別公的管理ということに移りました。小渕総理大臣は、昨年の十二月十三日に監督庁の検査結果を踏まえて日債銀に対する特別公的管理を決定されました。日債銀……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。私は、政府の新しい対策の目的の一つとなっております経済の自律的回復について質問したいと思います。
政府はこれまでも、経済の自律的回復のためには、景気牽引の二大主役であります個人消費と設備投資、なかんずく中小企業の設備投資の回復が不可欠だというふうに説明されてこられました。
そこで、小渕総理に伺いますが、日本経済は今なおこの二大主役が主役としてその役割を果たすことができないでいる、そういった状態にあるんだということだと思いますが、そのことに関しての総理の認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 個人消費も設備投資も非常に厳しい状態にあるというこ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私も商工ローン問題に絞って伺いたいと思います。 実は私は四月十三日の当委員会におきまして、日栄、商工ファンド問題を取り上げて、事実の調査と厳正な処分を求めました。そのときの乾監督部長の答弁はこうでした。「今お名前を挙げられました業者を含めまして、問題を起こしている業者につきまして当庁として直接呼んで事情聴取をしているところでございますし、また警察当局と情報交換、必要な連携をとりながら対処しているところでございます。そうしたことを通じまして、貸金業法違反の事実が確認されました場合には行政処分を含めまして厳正に対処することとしていきたい」と明確……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 発議者の方々に伺いたいと思います。 先ほどの御答弁の中にもありましたが、恐らくほかの同僚議員の方々のところにも山ほどファクスが来ていると思うんです。被害者の方々あるいは早くからこの商工ローン問題、この社会問題に取り組んできた弁護士の方々、こういった方々から多くのファクスが届けられております。それは一様に、今度の問題でこの法案に関してどうしても取り組んでくれという内容は、一つは高金利の問題、出資法の制限金利を利息制限のところまで下げてくれというのが第一、それから過剰貸し付けの問題、そして根保証の悪用の問題といったところが重要な内容になっておる……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 大西参考人、和田参考人、御苦労さまでございます。 時間が短いので、まず最初に和田参考人に伺いたいんですが、先ほどの冒頭のお話の中で、この中小企業基本法をじっくり審議してくれという御要望がございました。中小企業基本法が制定された直後の国会で、衆議院議員として特に中小企業問題に専門的に携わられた和田参考人のお言葉として、御要望として非常に重く受けとめたいんです。 特に、衆議院では、今国会二日半、合計十七時間ちょっとという審議時間。これをごらんになって恐らく和田参考人は心配なさって、これで果たして大丈夫なのかというお気持ちを持たれたことだと思う……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。
基本法の質疑に入る前に、今非常に問題になっております貸し渋りの問題、そのことに関して、銀行の融資問題について一言お聞きしたいと思います。
いわゆる大銀行の貸し渋り、そのことによって商工ローン問題等、大変な社会問題にまでなってきているわけなんですけれども、そういった商工ローンに融資をしておる銀行ということがまた問題になっております。
そこで、九月決算が今発表されましたけれども、この九月決算の公的資金注入銀行の中小企業向け融資の数字はどうなっているか、再生委員会に伺います。
【次の発言】 私がお配りした資料はもう見ていただいたようですね。数字……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私は、きょうは保険業法改正案について伺いたいと思いますが、その前に第一火災のことについて緊急に対応すべき問題がありますので、一点だけ伺っておきたいと思います。 五月一日に第一火災海上が破綻して金融監督庁は業務の一部停止命令を出されました。二〇〇〇年三月期決算で四百八十八億円の債務超過だと報じられておりますけれども、第一火災は一方では飛ばしの疑惑も生まれておる。それから粉飾決算の疑いも浮上しているし、債務超過の金額もさらに膨らむだろうという指摘もなされております。金融監督庁は、第一火災の経営責任を明確にするために保険管理人を選任されたわけなん……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 今回の預金保険法改正によって、九八年以降数次にわたって資金増強等の公的資金注入をやられてきた、そしてまた一時国有化を含めた破綻金融機関の処理のための公的な措置をとられてきたわけですが、これが今度恒久的な措置になっていく。公的資金注入も破綻処理もそうなるわけですね。そこで、そうなりますと、今後もこの数年間経験してきたような資本注入あるいは債務超過の穴埋め、こういったことがまた国民負担でなされる、それが国民に強いられるということになるわけですね、そういう事態が起これば。 そこで、政府は、資本注入についてはこれは将来必ず返ってくるんだから国民の負……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 先ほど来、景気論議がなされておるんですが、私はどうしても大蔵大臣のおっしゃることは納得がいかないといいますか、成長軌道に乗ったという判断をされたわけですけれども、その論拠となさるところは設備投資、これが四・六%増と三期ぶりにプラスになったということなんですね。しかし、GDPは二期連続でマイナスになったわけですし、そして先ほど来お話にあった個人消費、GDPの六割を占める個人消費について見ますと一・六%のマイナスということで、これは二期連続のマイナスなんです。結局、GDPの一五%を占める設備投資で少し上向きが見えたというだけのことで、何でこれが成……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。
きょうは主に再生委員長に伺いたいと思います。
長銀、日債銀の処理ではロスの穴埋めのために大体六兆八千億ぐらいの負担が国民に負わされるということなわけなんですが、最初に伺いたいのは、この巨額な資金が一体どう使われたかということであります。
過去の放漫経営や行政の失政のツケを国民に負わすわけですから、国会に対して当然詳細な情報を開示すべきだと思いますが、そのことに関してまず再生委員長のお考えを伺いたいと思います。
【次の発言】 今の時点ではそうなんですが、将来、長銀についても、どの債務者にどういう形の穴埋めがなされたのかということまで開示され……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。
法案の審議に入ります前に、緊急の対応を必要とされている問題について伺いたいと思います。
一昨日、関東財務局は南証券を告発されたわけですが、この事件の概要並びに金融監督庁はどういう対応をしてこられたのか、簡潔にお話しください。
【次の発言】 言うことを全然聞かなかった会社なんですけれども、この社長が、平田浩一という人物ですが、これは今までも問題のある金融商品を販売しておったということですね。この社長が顧客の有価証券三十億円、これを含む四十一億円を持ち逃げした、今も行方不明となっておるわけですね。
この問題になったミナミ・ハイイールド・ボンド……
○池田幹幸君 日本共産党を代表して、平成十二年度における公債の発行の特例に関する法律案に反対する討論を行います。 本法案は、第一に、二〇〇〇年度予算の歳入不足対策として、当初予算では史上最大となる二十三兆円超の巨額の赤字国債を発行するためのものであります。これにより、公債発行総額は三十六兆二千億円、公債依存度は三八・四%、国債費比率が二五・八%、国及び地方の長期債務残高は対GDP比で一二九・三%、六百四十五兆円になり、最悪の財政指標を更新しています。これは赤字国債発行を禁止した財政法をじゅうりんするだけでなく、我が国の財政を一層危機的な状態に陥れるものであります。 第二に、政府は、危機的な……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 租税特別措置法改正案について質問いたします。 今回の改正による増収見込み額の最も大きいものを見ますと、年少扶養控除の廃止による二千三十億円ということになっております。これは児童手当の支給対象年齢を六歳未満まで引き上げるための財源措置としてとられたものであります。しかし、年少扶養控除は昨年子育て支援の恒久的減税として実施されたばかりでありまして、予算委員会におきましては、これは朝令暮改じゃないかという論議がなされております。 これまでの論議で、この施策によって六歳以上十六歳未満の扶養親族のある人及び児童手当支給の所得制限を超える人は増税にな……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、関税定率法等改正案に対する反対の討論を行います。 反対の理由の第一は、関税法に課された役割の一部放棄につながる簡易申告制度を導入することであります。 簡易申告制度の導入は、財界、多国籍企業の要望に沿ったもので、輸入品に対する検査体制を一層骨抜きにし、不公正な輸出入取引の防止、水際での麻薬、けん銃等の社会悪物品の流入阻止、関税などの適正な徴収を確保するという税関に課せられた使命遂行を妨げ、貿易の公正で安全な発展を阻害するおそれの大きいものであります。 反対の理由の第二は、粗糖等関税の撤廃、加工再輸入減税制度の対象に皮革製品を加えることなど、地域経済……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 最初に、証券取引法に関して伺いたいと思います。 午前中の審議の中で盛んに言われたことなんですけれども、公共性を旨とする形で会員制ということをとってきた、しかし今情勢の発展の中でそれに対応できなくなってきたので株式会社化するんだ、こういう説明がありました。 要するに、公的機関として信頼できる価格形成機能、こういったものを目指して今まで取引所というものが機能してきたわけなんですが、株式会社化すれば必ず公共性が阻害されるおそれがある、つまり株式会社の利益追求型と公的使命との間では相反関係があるということはもう十分認めた上でのことだと思うんです。……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私は、前回、二十日に引き続きまして、金融商品販売法案について質問したいと思います。 前回の質問で私は誠実公正義務をどうして本法案に書き込まなかったのかということを尋ねたわけですが、その際、宮澤大蔵大臣は、「私どもとしては基本法の方にそれは定めてあって、その具体的な方法についてこの法律案は規定をしておる」というふうに答弁されました。そこで、私は基本法というのは今審議中の消費者契約法のことですかと伺ったんですが、そうだというお答えでした。 私は、まことに申しわけない、不勉強で、消費者契約法を詳しく読んでいなかったものですから、そうかなと思いま……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、金融商品の販売等に関する法律案に対する修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。 これより、その趣旨について御説明申し上げます。 バブル期以降の金融商品をめぐる消費者被害の続発と金融ビッグバンの進行は金融分野での消費者保護法制度の整備を強く求めています。バブル期には融資一体型変額保険などのリスクの高い商品が十分な説明もないままに広く販売され、消費者被害を引き起こしました。その十分な救済もないままに、金融ビッグバンのもとで複雑な新しい金融商品が続々と登場しています。 金融商品の販売の中で、消費者は商……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 資金運用部資金法改正案についての質疑に入る前に、どうしても二点ほど質問しなければならない事態が起こりました。 一つは、午前中もありましたが、昨日の東京高裁で中村被告が当時の宮澤首相から三百万円受け取ったと供述した問題についてであります。午前中の質疑で、宮澤大蔵大臣は、そういう記憶はございません、私の名誉の問題と申して申せないことはありませんけれども、自分の記憶にないことであるし、片っ方は公判廷で述べておられることですから、公判中のことでもあると言って返事をしていると御答弁されました。 事は、この問題は、公正取引委員会に対する、特に独禁法の……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私も、今論議されました情報公開、ディスクロージャーと国会の関与といった問題について、そういった問題意識のもとに伺いたいというふうに思います。 前回の質疑で何度か取り上げられましたゼロベースからの見直しという問題についてなんですが、これについていま少し伺いたいと思います。 ゼロベースからの見直しといいますと、これは何も財投機関債の発行が可能かどうかとか、あるいは発行不可能な機関に対してそれを実施するというものではなくて、すべての財投機関に対して不断にやられなければならない問題だと思います。 今回の改革案で政策コスト分析というものが盛り込ま……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 まず、提案者の石井さんにおいでいただいておりますので、伺いたいと思います。 提案者は、本法案を提出した理由につきまして、衆議院におきまして、日賦貸金業者が出資法で定められている貸付対象業者以外の者に貸し付けを行う事例が多発しているということ、それから取り立てをめぐるトラブルも発生しているなど社会問題化していること、その背景には特例金利一〇九・五%という高金利があること、こういったことを挙げておられます。そういったことから資金需要者の利益を保護する必要があるんだ、それで提案したんだということなんですが、我が党、日本共産党も、最大の原因がこの特……
○池田幹幸君 おはようございます。日本共産党の池田幹幸でございます。
最初に、新潟県警の一連の不祥事をめぐる問題について質問します。
国家公安委員長は二日の本委員会で、二月二十五日の国家公安委員会で不祥事について論議があったと答弁されました。これは事実ではなかったわけですが、なぜこのような答弁をなさったんでしょうか。
【次の発言】 勘違いをなさったということなんですけれども、とても納得いかないんです。
といいますのは、同じような論議を何日間にもわたってやっておったということで、この論議はいつのだと言われて勘違いするということはあると思うんです。しかし、今度の場合、処分をすべきかどうかとい……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私は、景気対策と財政再建、この二つの重要な課題にどう対応していくのか、その際、消費税の問題ですけれども、政府税調や自民党税調の中から消費税の増税の声が聞こえてまいりますが、景気対策上も財政再建の立場からも、この消費税の増税という立場は正しくないと考えております。そういった立場から大蔵大臣に幾つか質問をさせていただきたいというふうに思います。 今度の森総理の七月二十八日の所信表明演説では、総理は、景気は「明るい兆しが見え始めてきました。」けれども、「雇用や個人消費はなお厳しい状況を脱しておりません。今般、公共事業等予備費の使用を決定したところ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 まず、午前中も論議されておりましたリキッドオーディオジャパン事件とか、超高額株価の乱高下の問題と上場取引のあり方等についていろいろと論議がなされました。 そこで、これは一つどうしても見ておきたい問題なんですけれども、こういったことが起こっておりまして、十月二十六日に証券広報センターがアンケート調査をしたところによりますと、証券会社は信頼できないという回答が二九・六%、三割を占めているんですね。信用できるというのが九・二%、三倍が信用できないということを言っておる。 そういう信用されていない証券会社が会員として集まった取引所、それが信頼され……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私は、午前中論議がありました株式譲渡益課税の問題について伺いたいと思います。 十月十九日に経済対策閣僚会議は、日本新生のための新発展政策、これを決議されました。その中で税制について六行あるんですが、そのうちの半分を使って株式譲渡益課税について述べているんです。 ここでは、「株式譲渡益課税について、これまでの経緯を踏まえ、株式市場の役割や株式市場への影響、一般投資家の参加、公平な課税等の見地から、検討し、年度改正の中で早急に結論を得る。」と、こう書いてあります。 大蔵大臣に伺いたいんですが、午前中の論議を伺っておりますと、この意味するとこ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 最初にちょっと申し上げなければならなくなったんですが、先ほどの櫻井委員と大蔵大臣の論議の中で、森内閣不信任案をめぐっての問題で大蔵大臣は、加藤さんに同調できなかったのは、共産党と一緒になって内閣を倒そうということだからだという答弁がありました。 ちょっとこの点について一言申し上げたいのですが、事の経緯はもう御承知のとおり、野党四党一致して森内閣不信任案を出そうということになっておった。それに対して、加藤さんがそれに賛成するということを表明なさったんですね。 我々は、当然、自民党であれ何であれ不信任案に賛成していただくということは大いに歓迎なんです……
○池田幹幸君 おはようございます。日本共産党の池田幹幸でございます。 政治家が口ききをしてわいろを受け取るということは、これはもう倫理にもとることだと、これに異論を唱える方はないだろうと思うんです。 今回、与党が提出したあっせん利得処罰法案も、提案理由説明で、「公職にある者の政治活動の廉潔性・清廉潔白性を保持し、これによって国民の信頼を得ることを目的」とすると述べています。つまり、口きき政治を放置していたのではこの目的が達成できないということだと思うんですね。それならば、制定される法律は口きき政治を追放する上で実効性のあるものにしなければならないと思います。 そこで、まず処罰の対象から私……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 私も、不良債権、オフバランス化の問題について、そのめどについて伺おうと思っておったんですが、先ほど来の議論の中でもう答弁が出ておりますので、この点についてはカットしたいと思っております。 ただ、このことについては、柳澤金融担当大臣は九月末が一つの節目だとか、あるいは金融庁長官ができるだけ早くというふうな発言をしておったんですが、それは今伺うと、いろいろ検討途上ということではっきりしないという状況になっておるということのようです。 いずれにしましても、この問題、いわゆるがん細胞じゃないんですから、徹底的に早く切り捨てりゃいいというものじゃないし、そ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 けさほどから株の問題、いろいろ集中しておりますが、きょうは集中審議ということで、私も角度を変えて株式市場の問題について質問したいと思います。 昨年来、私、株式市場の活性化の問題、ちょうど昨年証取法改正がありまして、そのときに取引所の株式会社化という問題が起こりました。そのころから論議させていただいておるんですが、大阪証券取引所をめぐる問題を中心に伺いたいというふうに思います。 そのときにも紹介したんですけれども、去年の秋ですね、紹介したんですが、証券広報センターが調査を行っています。これを見ますと、株式投資の経験のない世帯のうちの八割弱、七六%の……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 私も財政再建の問題について伺いたいと思うんですが、先ほど林委員の質問の中でマクロモデルとシミュレーションの話がありました。幾つかのマクロモデルがつくられるだろう、私もそうなるんだろうと思うんです。 ただ、二月二十日の衆議院における論議をちょっと見させていただいたんですけれども、そこで宮澤大臣が、「シミュレーションをやってまいりますと、恐らく、給付は下げなければならない、負担は上げなければならないということにどうも私はならざるを得ないと思います。」という答弁をしておられるんです。やる前から必ず給付は下げなけりゃいかぬ、負担はふやさないかぬという、何で……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 最初に、株式買い上げ機構、今論議されました不良債権の処理と並んで政府・与党の緊急経済対策の目玉になっております民間ファンドによる株式買い上げ機構のことについて伺いたいと思うんです。 ただ、これは民間ファンドによるというふうに発表されたんですけれども、その後、公的資金が注入されるのかどうかとかいろいろありました。私、公的資金の話が出たら、もうこれは明らかにPKOじゃないかというふうに感じたんですけれども、いや、株価対策じゃないんだというふうな話もあり、そしてまた、これは金融システムの不安解消のためだとかいろいろ言われております。 まず最初に、一体こ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 今回の関税定率法の一部改正につきましては、合理的なものも含まれてはいるんですけれども、農産物の事実上の完全輸入自由化といいますか、そういったことを前提でしたものが幾つか含まれているという点で非常に重大だと思っております。私も、冒頭、峰崎委員が取り上げたセーフガードについて一言伺っておきたいと思うんです。 先ほどの論議を伺っていますと、財務大臣のところにはまだ、農林水産大臣からの協議の申し入れといいますか、暫定措置発動についての話がまだ行っていないように伺ったんですけれども、記者会見では農林水産大臣は、一昨日、既に農林水産省としてはこの三品目について……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 きょうは、三月十九日に決定されました「金融市場調節方式の変更と一段の金融緩和措置について」ということについて伺いたいと思うんです。 まず、この金融緩和措置の目的なんですが、何を目的にしてなされたものなのかという基本的な問題について伺いたいんです。といいますのも、この発表文を読みますと、これまでたび重なる景気支援の財政出動が見られたし、歴史的に例のない低金利政策がずっと続けられてきた、ところが景気は回復しなかった、だから一層金融緩和措置をとるんだということなんですが、今の経済情勢のもとで、この金融緩和措置によって景気回復がなされるとするならば……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、税理士法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。 反対する理由は、本法案が、これまでも重大な問題を持っていた書類添付制度をさらに拡充し、税理士制度を根幹からゆがめるものだからであります。 そもそもこの書類添付制度には、税理士に頼んで書類を添付した納税者と、経済的理由などで税理士に頼めなかった納税者の間に税務行政上の差別を生むという重大な問題があります。 さらに、本法案によって、この書面添付制度が拡充され、本来、税務署がやるべき仕事を税理士に肩がわりさせる税理士の下請化、税理士制度の補助機関化が一層進められることになります。当委員会の質疑……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 小泉総理は、自民党を変える、日本を変えると公約しておられます。自民党を変えるということは、とりもなおさず自民党政治を変えるということでしょうし、少なくとも国民はそういうふうに受け取っておるわけですね。そういうところで国民は、自民党が変わるのならこれ以上悪くはならないだろうということで、変わるというだけで大いに八〇%の支持率を小泉さんに与えたんじゃないかと私は考えておるわけなんです。 それで、塩川財務大臣がこの間のあいさつで、「構造改革なくして景気回復なしとの考えのもと、経済、財政の構造改革を断行してまいります。」とおっしゃいました。そうしますと、変……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 法案関連と、それから財政再建にかかわる消費税の問題、この二点についてきょうは質問したいと思います。 まず、今御到着なさったばかりなんですが、竹中大臣に伺いたいと思います。 財政は、宮澤前財務大臣が言っておられましたように、まさに破局的状態にある。景気も、月例経済報告では悪化しているという表現をしたように、非常に深刻な状況にあります。 小泉内閣は、構造改革なくして景気回復なしと言っておられて、このほど骨太方針というものを出されました。この骨太方針、今、浜田委員が論議なさったやつなんですけれども、そうしますと、この四法案は緊急経済対策関連法……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、特定融資枠契約法一部改正案に反対する討論を行います。 反対する第一の理由は、大企業に限られていたコミットメントライン契約の対象が中堅企業に拡大されることにより、相対的に優位な立場を利用した金融機関によって、不当な融資契約を強要される企業が生まれるおそれがあるからです。 コミットメントライン契約は、通常の貸出金利に手数料を上乗せし、融資からも手数料収入を得ようというものであり、その対象範囲の拡大は、収益至上主義の経営姿勢を強めている銀行の要求でもあります。貸し渋りや貸しはがしの実態に見られるように、銀行と対等に交渉し得る一部の優良企業を除けば、事実上……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。
最初に、日米首脳会談での対米約束について一点だけ確認しておきたいと思います。
けさの報道によりますと、不良債権処理や財政再建などの構造改革について、森首相が半年ぐらいで結論を出したいと明言したと、これは朝日の報道でございますけれども、ございます。これについてなんですが、これが事実かどうかということと、財務大臣並びに金融担当大臣に伺いたいんですが、それぞれこれについては了解した上での森総理の発言だったのか、そのことについてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 半年ぐらいで結論を出したいと、そういったふうに発言なさったんですか。
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、銀行法一部改正案に反対の討論を行います。 本改正案は、一般事業者や投資ファンドが銀行業に参入し、その銀行の親会社になることを認め、そのための条件を整えようとするものであります。 銀行は、預金の受け入れ、貸し付け、また決済業務の中核を担うことによって、経済活動の中で重要な社会的役割を有しています。そのために銀行法は、その目的に公共性をうたい、業務範囲の制限を初め、業務に一定のルールを定めています。また、預金保険法によって一定額の預金を保護する仕組みも整えられています。 ところが、親会社は銀行法の直接の対象ではないので、公共性などの目的を度外視し、専……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。
法案について伺います。
結局、すべての出発点は、銀行が非常にたくさん株を持っておるというところから始まっているわけなんですが、そこで、基本的なところについて伺いたいんですが、柳澤大臣、相当程度の株を保有するに至った理由ですね、それについての評価、これは変わったんでしょうが、そのことも含めてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 結局、戦後経済、今おっしゃった株式の持ち合いということなんでしょうけれども、六大企業集団というようなものもつくって大変どんどん経済を拡大してきた、それに大きな役割を果たしてきたという点では、ある面で合理性があった……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 昨年度の剰余金を財政法六条一項を適用しない、公債償還財源とすべきものを全部補正財源に繰り込もうというわけですけれども、これは一昨年度に続いて二年連続の特例ですね。 この理由についてですけれども、補正予算の編成に当たって国債の追加発行を極力抑制するためだと、こう説明されました。これは、一昨年、つまり昨年の審議のときも全く同じ理由で出されたわけで、そのときも私、当時、宮澤大蔵大臣でしたですけれども、これはもう先送りするだけで、いわば朝三暮四的手法じゃないかということを申し上げた。宮澤さんは、当たらずとも遠からずの感があるという答弁をされたわけですけれど……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 前回に引き続いて、株式取得機構について、これは若干確認しておきたいと思います。 この買い取りスキームについてなんですが、まず買い取り対象株式ですね、これについては条件がついているわけです。国内上場株式または店頭登録株式であって、あらかじめ指定した格付機関、BBBマイナス格以上というのが一つと、それから平成十三年三月末時点で保有していた株であるということ、このいわば三つの条件ということになっているわけですね。 私は、この条件を満たしていさえすればすべての株を買い取るということじゃないかというふうに前回聞きました。そうじゃないんだという答弁で……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 税の問題、国会がしっかりすべきだということについては大賛成です。ともかく国民の声をしっかりと聞こうじゃないかということだろうと思うので、そういう立場で質問させていただきたいと思うんですが、法案に入ります前に、やはり税の問題で今世上をにぎわしております発泡酒の増税の問題について質問します。 昨年も、当時大蔵省、宮澤大蔵大臣ですけれども、そのとき主税局が、発泡酒とビールは同種同等であるにもかかわらず、麦芽の割合が低いということで発泡酒の税金が低い、このためにビールを購入された人との均衡を図るための増税が必要だと、こういう論理を立てられたんですね……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 きょうはどうも参考人のお三方、ありがとうございます。 非常に短い時間ですので、順次伺いたいと思うんですが、非常に今このRCC法も、もともとはといえば、小泉内閣の不良債権の最終処理を二、三年で一気にやっていこうというふうなことの一つの計画の中から生まれてきているものなんですが、この二、三年で不良債権を最終処理するということが現実に国民生活にどういう形で影響を与えるのかという点では、先ほどの私、村松参考人のお話を伺って非常に深刻な問題であるということを改めて感じておるところなんですけれども。 この不良債権の最終処理が今の中小企業の置かれている……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、金融再生法の一部改正案に反対の討論を行います。 反対する第一の理由は、本案により、RCCによる不良債権の時価買い取りの道が開かれ、二次損失のリスクが当然高まることから、国民負担の増大が避けられないという点です。国民の税金を使うRCCが健全銀行から不良債権を買い取ること自体、道理のない税金による銀行救済でありますが、加えて、本法案により国民負担が増大することは、その性格を一層強めるもので、国民には到底納得できません。 第二の理由は、本案が、民間銀行が当然果たすべき企業再生の責任を免罪し、RCCに肩がわりさせるという点です。RCCが再生できると判断する……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 まず、法案に関して伺いたいと思いますが、投票の秘密の確保についてであります。この問題は今一番大事な問題なんで、るるいろいろと論議ありましたけれども、最初このことをまず確認したいと思うんですね。 これは憲法十五条で保障された問題でございますからだれも異論ないところなんですが、ただ、先ほどからの、それから衆議院の審議も伺っていますと、要するに選挙の公正公平という問題もあります。そういったことを考えますと、二重投票の防止であるとか、あるいは選挙民、有権者からの異議申し立てであるとか、あるいは訴訟が起きた場合とか、それに対してきちんと対応するためには一定の……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 今日は、大阪の相互信用金庫の問題について伺いたいと思います。 十九日の財政金融委員会でこの問題を取り上げたんですけれども、あのときは私、管財人がでたらめなことをやっているということについてお話ししました。ともかくすぐ首すげ替えて、きちんとした、善処されたいということを要望したわけですけれども、大臣は、それで、若干の蹉跌はある、蹉跌はあるけれども、直ちに修正をされて適切な処理をなさってくれるものと信じているとおっしゃったんですが、その信用はまるっきり覆されたですね。やっていることはもう引き続きでたらめなことがやられております。 十五日に総代会が事業……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 まず、先ほど来、興味ある論議がありました。政策というのは差別化だと。正にそうだと思うんですね。政策の出し過ぎという点では、ある面では私は賛成なんですね、大臣もおっしゃったように。昔、かつての輸銀とか開銀、あるいはOECFですね、こういったところでは、正に大臣がおっしゃったとおりのことがありました。どんどん金を出したと。しかし、じゃ、一方、中小企業どうだったんだというと、出し過ぎの面があったのかと、そうじゃなかったろうと思うんですね。 私、今日は、先ほど来、広中委員の取り上げられた地域経済、地域金融問題、私もこのことについてただしたいというふうに思う……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 ちょっと人数が足りない──やっとそろいました。一人プラス、オーバーになりました。 法案について伺いたいと思います。 午前中の質疑で度々出てきたことなんですけれども、要するに国債発行額三十兆円以下という公約を守るということで、あの手この手使って何とか公約を守るというつじつまを合わせる、そんな法案だなという気持ちを一層強くしておるわけなんですけれども、そういったことに関連して伺っていきたいと思います。 二兆五千億円ですね、この株式売却益なんですが、これについて小泉総理はいいへそくりがあったものだというふうにおっしゃったというふうに伝えられて……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。信金、信組の破綻の問題について伺いたいと思います。 昨日、私どもの党の大門議員が具体的な例を挙げまして、大阪の例、東京の例挙げて質問しましたので、挙がっておりました大阪相互信金や船橋信金の具体的な例についてはちょっと今日私はお話しするのを省かせていただきながら、省略させていただきながら質問したいと思います。 そこで、昨日、大門議員が取り上げたのが大阪相互信用金庫の受皿である大阪信用金庫、これの問題で、大阪信金の方は、つまり受皿の方ですね、債務が幾らになろうと、ある業種については、区分が正常先だろうが何だろうが、もう一切引き受けないということを……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の歳入関連二法案に対し、反対討論を行います。 まず、二〇〇二年度における財政運営のための公債発行の特例等に関する法律案についてであります。 反対理由の第一は、本法案による赤字国債の発行は、そもそも歴代の自民党政府の経済・財政政策の失政から生じたものであり、しかも、国民本位の財政改革の方向ではなく、従来型の自民党政治を続けるための発行になっているからです。 第二は、小泉内閣は国債発行三十兆円枠を守ったなどと言っていますが、二〇〇一年度第二次補正予算と合わせて約六兆五千億円もの隠れ借金を会計操作でごまかすものにすぎません。しかも、来年度以降の……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 日銀総裁、まず伺いますが、金融政策の目標を金利から量に変えて、量的緩和政策に踏み切ってちょうど一年になるわけなんですが、その結果、日銀から出すお金、これについてはマネタリーベースというんですか、これはぐんぐん伸びたと。この二月で対前年比二七・五%、三割近く伸びているんですね。ところが、民間銀行貸出しは減り続けて、大体前年比五%から七%減、このようになっています。 何でこうなったかということも論議したいんですが、それをやり出すと、それを最初にやると、延々それで終わってしまいそうなんで、それを取りあえず置いておきまして、原因はともかくとして、そもそも量……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 参考人の方々、御苦労さまです。私、みずほの問題を中心に質問をしたいと思います。 午前中の話を伺っていたんですが、私も浜田委員と同じように最初感想を申し上げますけれども、ともかく私の場合は、余りにも緊張感がないなと。金融システムを失墜させたといいますか、前田参考人の言葉をかりますと、金融システムの信頼性を大きく損なったということを言っているんですが、言葉としてはこれは大変重たい言葉なんですが、言葉に比べて内容がないなということを率直に感じました。 具体的に伺っていきたいと思います。 今回のシステムの障害、決済機能を麻痺させたという問題だと思うんで……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。
この法案は九つの政策金融機関を対象としたものなんですけれども、私は中小企業金融に絞って質問をしたいと思います。
午前中からいろいろ出てまいりましたけれども、まず、金融庁が先月来行っております金融検査マニュアル別冊・中小企業編ですね、これのパブリックコメントのことについて伺いたいんですが、これはこの二十日に締め切られました。どれぐらい意見が寄せられたんでしょうか。
【次の発言】 意外と少ないなという感じはするんですけれども、しかし、私も幾つか出したよというふうなことで意見を伺っております。
そこで、このマニュアルの別冊そのものは、別冊案というんでし……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 提案されております法案は、証券決済システム関係と国債関係の二本柱から成っております。私も、今日は国債関係、金利スワップ関係で質問を予定していたわけなんですけれども、午前中の大塚委員の質問で大方はっきりしました。はっきりしたというのは、いいなということじゃありません。極めて漠とした法律だなと、枠だけ作って一体この影響はどうなるのかということについてもはっきりしない。 ともかく、その実施額については国債発行計画でその想定元本をあらかじめ公表して、受け払いの所要額は予算に計上すると、確かにそう言われましたね。言われたけれども、じゃということで、どの程度な……
○池田幹幸君 今日はどうも参考人の皆さん、本当にありがとうございます。日本共産党の池田幹幸でございます。 今度の連結納税制度導入については、いろいろ政府の側も随分文書も出しておって、読ませていただいたんですが、かなり大上段に構えておりまして、先ほどからのるるのお話の中にあったんですけれども、ともかく何で導入するのかというと、我が国企業の国際競争力強化するんだと、日本経済の活性化に資するためにこれやるんだという非常に大きなことを言われております。確かに、減税ということになりますと、国際競争力強化という、一企業の国際競争力強化というようなこともあるんでしょうが、さて経済の活性化ということになると……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の法人税法等の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。 本法案に反対する第一の理由は、連結納税制度の導入によって八千億円もの税収減が見込まれることからも明らかなように、巨大企業集団に対する大幅な減税の仕組みを作るからです。連結付加税も、わずか二年間を限度としており、大企業優遇の仕組みを取り繕うものでしかありません。 第二の理由は、巨大企業集団には傘下に赤字会社を持てば持つほど大減税をもたらす一方、連結納税の恩恵がない大多数の中小企業には、退職給与引当金の廃止などで、課税強化だけがのし掛かるからです。 さらに、今回の連結納税制度の……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。
総裁は、この間の四日の当委員会での趣旨説明で、六月中旬より、米国株価の下落などを背景に株価がやや軟調に推移しているほか、為替相場もひところに比べてドル安・円高の動きとなっていますという、そういう説明をされました。表現としてはかなり、私、のんびりした表現だなと伺ったんですが、六月の二十八日に、サミットの終了した翌日、委託介入をされました。欧米に委託介入を依頼して介入されたわけですが、その規模はどれぐらいのものだったんでしょうか。従来と比べて相当大きなものだったんでしょうか。
【次の発言】 日銀は財務省の指示で介入なさったわけですけれども、日銀と……
○池田幹幸君 今までのやり取りでもう既にその答えは出ているのかとは思いますけれども、あえてのお尋ねですのでお話し申し上げますが、要するに、現行法で第三者供与を処罰の対象としないということで、そのことによってどういうことが起こるのかということなんですけれども、結局はあっせんの対価を受け入れる際に政治献金という名目でそれを受け入れることができるという、その脱法的なやり方が公職にある者の場合にはできるということですね。これ一般公務員と大きな違いがそこにあると思うんです。 要するに、政党や政党支部、あるいは資金管理団体、あるいは後援団体というのがあるわけですけれども、そういったところがもう政治献金と……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 今日は、参考人の御三方、本当に貴重な時間、ありがとうございます。 早速伺わせていただきたいんですが、この法律、二年前に成立いたしました。そのときも私この場でいろいろ質問もさせていただいたんですが、要するにこの法律は、政治公務員が特定の利益を得させる目的を持ってあっせん行為をする、その対価として利益を得る、こんなことはあっちゃいけないんだ、もう非常に簡単な法律なんですね。そんなことをやったやつは処罰されるんだよと。それでもって政治の信頼を回復していこうという、そういうことなんですから、それを本当に実効性のあるものにしなければ本当に意味がなくな……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 衆議院議員選挙区画定審議会ですね、この設置法に基づいてやられているわけですが、この設置法の第三条、こう書いてありますね。各選挙区の人口均衡を図り、各選挙区の人口のうち、その最も多いものを最も少ないもので除して得た数が二以上にならないようにすることを基本とすると、このように定めております。 ところが、今度のこの勧告ですね、審議会の、その勧告に基づく、先ほどもありましたように、今度の法案、これは格差が二倍以上の選挙区が九つ残ったわけですね。九つも残ったというふうに申し上げた方がいいと思うんですが、残りました。衆議院でこのことを随分論議されており……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。
私は、加藤紘一衆議院議員の政治資金をめぐる疑惑について質問したいと思います。
三月の八日に、加藤紘一事務所の佐藤三郎前代表が逮捕されました。法務省に聞きます。この逮捕事由、可能な限り詳しく述べてください。
【次の発言】 雑所得となるべき収入を除外したというわけですが、その具体的な内容、ブレークダウンしてください。
【次の発言】 それぐらいのことは言ってもらいたいと思うんですが。
公共事業への口利きによる収入というのは、これは当然雑所得に当たるはずですが、今言われた二億七千七百二十万円というのは、口利きによる収入を含まないで二億七千七百二十……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 最初に、財務大臣に伺いたいと思うんですが、今、産業空洞化の問題というのが非常に大きな問題になってきております。今朝も入澤委員の質問の中で少しそういった話も出ておりましたけれども、経済産業省の白書でも非常にこの問題が重視されてきております。 そこで、工場の撤退、海外移転に伴う工場の撤退ということが起こりますと、労働者の失業の問題、それから下請中小企業の倒産の問題、こういったことを通じて地域経済が非常に衰退してまいります。こういった状況が起こるということで、海外進出する企業の中にも、地域経済ということを一応念頭に入れた計画というものを立てる企業もあるん……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 どうもお三方、ありがとうございます。 まず、RCC、鬼追参考人に伺いたいと思うんですが、昨年来、RCCは企業の再生、これを第三の柱として位置付けて、再生マインドということで取り組んでこられたわけなんですが、今度新しい制度が出ました。 産業再生政策ということで位置付けられているわけですけれども、この新たな政策の下では、私は、RCCは企業再生、とりわけ中小企業の企業再生ということについては事実上放棄されることになってしまうんじゃないかなという危惧を持っています。 そういった点でちょっと伺いたいんですけれども、金融再生プログラムではRCCの「企業再生……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 議員立法三法の質問に入る前に一言申し上げたいと思うんです。 御承知のとおり、私たち日本共産党、私自身が提案者でございますけれども、本国会に地域金融活性化法を提案しております。一日も早く委員会に付託していただくようお願いしてきたところでありますけれども、残念ながら与党また民主党の方からもそれに同意得られなくて、本日の審議にかけることができなくなっておる。非常に遺憾であります。また、どういう理由でもってつるしを下ろさなかったのかということについてのあれも一切明されなかったわけですから、非常に私は理解に苦しむところです。 ともかく、これまでの参議院の改……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 難しい財政・金融ゼミナールの後で頭も大分疲れている状態なんですが、伺いたいと思います。 今度の法律は、独立行政法人通則法にのっとって独立行政法人化を図ろうという、こういう法律なんですが、御承知のとおり、私たちはこの通則法には反対いたしました。そのときの理由は、国民サービスをいつでも国から切り離して民営化を進めていこうということになるということが一つと、国民の公共サービス、これを独立行政法人が行うことによって国の責任があいまいになっていくということになるんじゃないかということで反対したんですが、そういう点で衆議院においてはこの二法については反……
○池田幹幸君 参考人の皆様、どうも御苦労さまです。 日本共産党の池田幹幸でございます。私も三点ほど伺いたいと思うんです。 まず、小泉内閣の方針として不良債権の早期最終処理ということがここ一年半にわたって続けられてきました。そして、今度また、不良債権の処理の加速政策というのが取られることになっているわけなんですけれども、この一年間、十二年度から十三年度を見ましても、全国銀行ベースでも不良債権処理、相当進めてきたんですけれども、結果を見ますと、逆に十兆円ほど不良債権残高が増えてしまったという実態にあります。 先ほど来のお話の中で、皆様異口同音に地域と運命共同体だと、地域経済の発展のために寄与……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。
最初に預金保険法の改正について伺います。
ペイオフの実施を二年間延長するということになるわけですけれども、この延長する理由、延長しなかったら一体どういった不都合が起こるというふうに考えておられるのか、まず竹中大臣に伺います。
【次の発言】 今の経済情勢下でペイオフを実施するということは、こんなことは、そんな状況にはないということは我々も申し上げてきたところなんですね。
問題は、この二年間の延長なんですけれども、今お答えになったように、ペイオフは、十六年度の不良債権の処理の終結、それと併せてやるんだということですね。いわゆる不良債権処理の条件作り、……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、公職選挙法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 今回の改正は、第百四十五国会の改正で設けられた弁士連名ポスターの選挙期間中の撤去義務の対象を、現在の都道府県議会の議員、知事又は市長選挙から、市会議員、町村議会議員、町村長の選挙にまで拡大しようとするものであります。選挙期間中の政党等の政治活動に対する規制強化になるとの理由から反対であります。 政党の政治活動の自由は、憲法が保障する原則であります。連名ポスターへの規制は、そもそもこの憲法の要請に逆行するもので容認できるものではありません。議会制民主主義の根幹を成す住民の代表を選ぶ選挙のときこ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 りそな問題について質問したいと思います。 りそな銀行の経営健全化計画では、収益構造・業務運営の健全化の項の最初のところに人件費の削減というのが挙げられております。その内容は、全従業員に対して賃金を引き下げると。給与ベースダウンで七%、賞与は全額カット、これでもって年収水準を三割引き下げるというものです。 金融庁に伺いますけれども、これまでの主な公的資金注入行でもいわゆる人件費削減計画というのが出されて実施されてきたわけですけれども、その計画と実施、実績について、年収ベースでどうなっているか、ちょっと御説明ください。
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 私も浜田委員と同じ問題意識で竹中大臣に伺いたいと思うんですが、その前にちょっと大阪証券取引所の問題について一点、ちょっと伺っておきたいと思うんです。 周知のとおり、昨年来、金融庁は大阪証券取引所に検査に入っています。昨日の日経新聞がこう書いているんです。大証の社長が、「大証の複数の関連会社に不明朗な経営実態があった問題では「懲戒解雇も含めた処分をする」と述べた。」というんですね。 今、検査中ですね。金融庁、ちょっと伺いたいんですが、この検査中、検査続行中にこういった行為が行われるとしますと、これは検査妨害に当たるんじゃありませんか。
○池田幹幸君 おはようございます。日本共産党の池田幹幸です。 今日は、竹中大臣、内閣委員会と重なっておりまして、時間、御無理いただきましてありがとうございます。それで、短時間でということですので、竹中大臣の件について、金融問題について先にちょっと時間をいただきたいと思うんです。 前回はちょうどイラクへのアメリカの攻撃が始まった日でばたばたしておりまして、最後の方が何かぼやけたような感じになっておりますので、ちょっと前回の締めくくりをさせていただきたいなというふうに思うんです。 前回といいますのは、新生銀行の融資姿勢の問題です。私が、新生銀行が要注意先を回収の対象にして、いわゆる貸しはがし……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇三年度公債特例法案、所得税法等一部改正案及び民主党提出の修正案の三案に対する反対討論を行います。 最初に、公債特例法案について反対の理由を述べます。 来年度の赤字国債発行額は、当初予算としては過去最高の三十兆二百五十億円となり、国債依存度は四四・六%に達し戦後最悪となるなど、記録ずくめの異常な国債発行となります。小泉内閣が約二年間進めてきた構造改革は、失業率、勤労者所得、あらゆる経済指標を悪化させ、税収不足を招きました。その穴埋めのための巨額国債発行には断じて賛成できません。これが反対する第一の理由であります。 第二の理由は、小泉内閣が自ら……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 私は、先ほど勝木議員の質問の中にありました港湾の二十四時間フルオープン化の問題について伺いたいと思います。 税関は、セブンデーズ・オープン・トライアルと銘打って、税関の執務時間外における通関体制の試行ということを昨年の十月十五日から今年の三月三十一日までの期間でということで実施されております。もう間もなくこれが終わるということなんですけれども、既に一月の段階でその中間報告が出されて、それに対する通関体制試行の中間評価ということがなされました。そういう段階に今あるんですけれども。 その中間評価の中で、もう既に七月以降完全実施というふうな方向で検討を……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。
今日、リレーションシップバンキングのことについて伺う前に、今朝の読売で非常に大きな報道をされております大阪証券取引所問題について一言だけ伺っておきたいと思います。
中身は、私がもうこれまでずっと取り上げてきたことがそのまま出ておりますので特に新しいとは思いませんが、何かこれ、SECの方と、それから総務企画局長の方に伺いたいんですが、新しい動きがあって社長が参考人として事情聴取を受けたというふうなことが出ておるんですけれども、どういった状況にあるんですか。簡単でいいですから。
【次の発言】 じゃ、総務企画局長に伺いたいんですが、今、大阪証券取……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 二法について質問いたします。 酒類の小売免許制度というのは、酒類がアルコール飲料であるという、そういった特性を持っているということと、それから課税物資だという、こういったところから設けられたもので、私どもは、日本共産党は、この免許制度については非常に必要なものだということで評価してきておったんですけれども、そういった立場からこの規制緩和については反対してまいりました。特に、消費者がいつでもどこでもだれでも買えるといったようなものにしてはならないものをいわゆる利便性といった観点から規制緩和していく、こういうことはあってはならないということを主張してま……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、保険業法の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。 反対する第一の理由は、生命保険契約者保護機構に対して破綻した生命保険会社の処理のために四千億円の政府補助ができる仕組み、すなわち国民に不当な負担を強いる仕組みが延長されるからです。 生命保険会社は、そもそも長期のリスクを引き受けて利益を上げることを業とするもので、その信頼性を確保するために契約者保護機構が設立されました。その意味において、生命保険会社の破綻処理と契約者保護は、そのための財源や制度設計も含めて保険業界の責任で行うことが制度本来のあるべき姿であり、国民の負担を強いる現行制度は……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 今日は参考人の方々御苦労さまでございます。 今回のこの法改正なんですけれども、これは目的に明確に書いてあるんですが、要するに個人投資家の証券市場への参加を促進すると、そのためのインフラ整備だというふうに言われております。 私、三年前から、証券市場の民主化といいますか、こういった問題を取り上げてまいりました。市場への個人投資家の参加を促進しようというんであれば、これはもう大前提として、この市場、証券市場が信頼されるような市場にしなけりゃいかぬのだということを言ってまいりました。先ほど勝木委員の中で取引所等の信頼の問題も取り上げられたわけです……
○池田幹幸君 日本共産党の池田です。 私は十三日の本会議で質問したわけなんですが、今日は第一回目の委員会質疑ということで、その本会議の質問の大体筋に沿って大まかに総論的に質問したいと思うんです。 それに際して、まず本会議で私は資料要求をいたしました。それに対する竹中大臣の答弁は、例えば契約者数の変動を織り込んだシミュレーションについては、これはなかなか技術的に困難だから出せないと。金融審議会の議事録については、これはどう解釈していいのか、なかなか難しいんですが、議事録は原則として公表しておると。私が指摘した議事録については、会議を非公開で行っているから、各委員も非公開を前提に議論されている……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 今日は、参考人の皆さん、御苦労さまです。 それでは、まず横山参考人に伺いたいんですが、既に中島委員や勝木委員からも聞かれたことなんですが、先ほどの説明でもありました。要するに、今度の法律が通っても、こういったものについてはとにかく利用しないようにしようじゃないかと。既に、六月二十一日の日経に出ております横山さんの記者会見でも言われてきておるということを今日もおっしゃったわけですが、要するに、制度ができても、会社は死に物狂いで頑張ろうじゃないかということなんですね。もし、そのときの発言でこういうこともあるんですね。現実に引き下げるところが出れ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 予定利率の引下げ、それをする法案なんですけれども、これについては一昨年の金融審議会でも随分問題にされました。そこで、座長報告としてまとめられたところを見ましても、もうともかく、契約条件変更という、いわゆる契約の一般原則、その一般原則から認められないことをやるんだから、これはもう十分に国民の理解を得られるものでなければいけないと、納得してもらわなければいけないということになったんですね。そこで、パブリックコメントを掛けてやったところが、圧倒的多数反対だったから、これはもう実施するのをやめようということで、一昨年はこれはもうお蔵入りになった。これは審議の……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 私は、日本共産党を代表して、保険業法一部改正案に対する反対の討論を行います。 本法案に反対する第一の理由は、保険契約者の保護の名の下に、逆ざや問題を専ら保険契約者の犠牲によって解消しようとしている点であります。本法案が実施されれば、一部の契約者には四〇%を超えるような保険金の削減という耐え難い負担が求められます。正に国民の生活設計を根本から狂わせるものであります。 そもそも、保険会社の経営悪化を招いた主な原因の一つは、この二年間の株価の大幅下落を始めとする経済環境の悪化であります。小泉内閣の経済政策の失敗を契約者にツケ回しすることは許されません。……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 今度の法改正は非常に重要な前進を含んでおりまして、私ども日本共産党、賛成でございますが、幾つかの点を確認だけしておきたいと思います。 既に、谷委員の質問で明らかな点もありますので、一点か二点だけに絞りたいと思います。 この郵便投票というのは一九五〇年代に一度廃止されました。それが、その原因が、要するに不正が横行したということなんですけれども、そういったことを考えますと、やっぱりこの不正防止の手段というのはきちんとしないといけない。罰則で担保されているということなわけですけれども、要するに不正が起こり、起こし得ないような何らかの手段というのもやっぱ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 三法案について質問します。 私は、主に武力事態法案の武力攻撃予測事態におきます対処措置について、それを中心に質問したいというふうに思います。そこで、これまでの審議を踏まえて幾つか確認しておきたいと思うんです。 先日、この二十二日の本委員会ですけれども、我が党の小泉親司議員が、本法案と日米防衛協力のための指針、いわゆる新ガイドラインですけれども、その関係についてただしたのに対して、防衛庁長官は、つづめて言いますと、結果として関係がある場面もあるだろうが直接の連関はない旨の答弁されたんですね。いろいろいろいろありまして、御答弁の中身では二つは別々の法……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 日本共産党は、この有事三法案に反対でございます。衆議院におきましては九割が賛成したということで参議院に送られてきたわけですけれども、しかし、国民レベルで見ますと、こういった比率で賛否が成っているわけではありません。最近の新聞のアンケートを見ましても、賛成派が反対派を少し上回っているとはいえ、四割以上が分からないと答えているわけで、したがってこの有事法制についてはまだまだ審議が不十分だということを一つ表しているんじゃないかなというふうに思います。 とはいえ、法案審議の中で重要なことも明らかになってきました。政府は、武力攻撃予測事態とかあるいは……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。
産業再生機構について伺いたいと思うんです。
昨年来、いわゆる総合デフレ対策あるいは金融再生プログラム、これの中でこの産業再生機構については打ち上げてこられたわけですが、いよいよ今国会に法案を出されました。
そこで、谷垣大臣に伺いたいんですが、この法案の、この法律の目的、何を目的としているのか、まず御説明願いたいと思います。
【次の発言】 我が国産業の再生と信用秩序の維持ということで非常に壮大な目的なんですが、これをやるためにこの産業再生機構関連で公的資金はどれだけ使うことになっておりますか。
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。
今日は、物づくりの問題について経済産業大臣に伺いたいと思います。
近年、我が国の物づくり基盤の脆弱化、弱体化といったことが懸念されておるんですが、経済産業省におかれても、物づくり白書というものを出していろいろ分析しておられます。十三年度白書では、「我が国のものづくり基盤技術の現状と課題」ということで分析しておられますが、そこで、物づくり基盤の現状、これはどう分析しておられますか。
【次の発言】 非常に総合的にお答えいただきまして、後でいろいろ伺いたいなと思っていたことも大分カットできていいなと思うんですが、そこで製造業を、今お話にありました……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。私は、小泉構造改革の柱となっております金融・証券の改革の問題について質問したいと思います。 最近発表されました経済財政運営と構造改革に関する基本方針、いわゆる骨太第三弾でございますけれども、そこでは三つの宣言と七つの改革ということをうたっています。そして、その七つの改革の二番目に「資金の流れと金融・産業再生」を挙げて、その改革のポイントとして、第一に、「不良債権問題を解決し、間接金融を再生させ、金融システムを強化する。」とあります。二番目が、「証券市場の構造改革と活性化を推進し、直接金融の拡大・充実を図る。」としております。 金融・証券の改革について……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 今日は参考人の方々、本当にありがとうございます。時間非常に短いので、私は、この自衛隊派兵がイラクの国民にとってどうなのか、そして片っ方、日本国民にとってどういったことをもたらすのかという、この二点で質問をさせていただきたいと思います。 まず、酒井参考人に伺いたいんですけれども、小泉総理は一貫して、人道復興支援に行くんだ、戦争に行くんじゃない、盛んに言っています。しかし、今日のお話にもありましたように、イラクの方々はそういった言葉もあってか、非常に過剰な期待を自衛隊に持つようになってきていると。錯覚ですね、持っているということだと思うんですけ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 先ほど来、リレーションシップバンキングの機能強化とか監督指針について触れられているわけですけれども、私もこの問題について質問したいと思います。 この問題について、私は昨年のちょうど四月に財政金融委員会で質問したんです。そのとき、リレーションシップバンキングの機能強化という考え方が、私どもが提案している地域金融活性化法案、これと方向性において同じだということで評価した上で、それじゃリレーションシップバンキングの機能強化を図るアクションプログラムが本来の在り方から見てそれを正確に反映したものであるかというと、そうじゃないんじゃないか、かなり問題……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私の質問は、先ほどの朝日委員の問題意識とかなり重なっておりますので、その中でかなり明らかにされましたから、その辺のところは割愛しながら伺いたいというふうに思います。 といいますのは、この法案は、保険料水準固定方式を導入するという形でこれまでの年金制度の体系を変えるんだという宣伝がずっとなされております。政府の説明も、厚生年金及び国民年金の将来の保険料水準を固定した上で、その収入の範囲内で給付水準を自動的に調整する仕組みだというふうに説明されてきました。 先ほどの朝日委員との審議の中で、その上限、国民年金については一万六千九百円、これは十六……
○池田幹幸君 日本共産党の池田でございます。 最初に財務大臣に伺いたいと思うんですが、この外為法改正案は日本単独で経済制裁ができるようにしようと、そういうものなんですね。現行の外為法は九七年に改正されました。そのときの改正は、経済制裁を科すには条約その他の国際約束が必要だというふうにされていたのを、国際平和のための国際的な努力に寄与するために必要な場合と、この適用条件が拡大されたわけです。しかし、いずれにしても、拡大したものの、我が国単独では行わないということについては変わらなかったわけですね。考え方は変わっていません。こういう考え方が取られてきたその理由はどうだったのかということについて伺……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、平成十四年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案に反対の討論を行います。 財政法は、財政健全化の観点から、迅速にその償還を行うため、剰余金の二分の一以上を公債償還財源とすることを規定しているものです。剰余金の一般財源への繰入れは、国民生活に緊急の必要があり、他に財源がない場合に例外的な措置として行われ得るものでありますが、今回は何ら緊急性が認められません。 二〇〇三年度補正予算は、義務的経費の追加、災害対策費以外に、米英が行っているイラクでの不法な占領を支援し固定化するイラク復興支援経済協力費や、自衛隊の海外派兵にかかわる経費を含む国……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 午前中は時ならぬ経済学講座が持たれたわけなんですけれども、私、今日は企業の社会的責任のことについて質問したいと思うんです。 最近、企業の社会的責任ということが各方面で語られるようになってまいりました。私たち日本共産党も、ちょうど今から十年前の一九九四年に「新・日本経済への提言」というのを出しまして、その中で、大企業の社会的責任、大企業に社会的責任を果たさせようということを提言してまいりました。何もそのときに初めてこういったことを言われたわけじゃなしに、日本においても、六〇年代末から七〇年代初めにかけてのあの公害反対闘争ですね、あのときに社会……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 本法案、本改正の目的の一つに、水際における取締りの強化というのが挙げられております。大臣の提案理由説明の中にもあったわけなんですが、このことについて、ちょっと私、不思議だなと思っているんですが、この措置の三番目に、水際取締り強化の措置の三番目に、二番目ですか、こう書いてあるんですね。関税額の審査について、事後の調査に重点を移すためだと書いてあります。 この事後調査に重点を、税的審査を事後調査に重点を移せば水際の取締りどうやって強化できるのかということ。これは、先ほどの円委員と関税局長の議論の中でちょこっと出てきましたけれども、私はもう一つ納……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 今度の改正案は、改正理由として、提案理由として五点ほど挙げておられます。その五点の一番目と二番目が中心だろうと思うんですけれども、その第一番目は、先ほどから論議のありました銀証分離の問題ですね。それから二番目が、こう言っています。「市場監視機能・体制を強化するため、証券取引における不公正取引や発行開示違反の抑止を目的とした課徴金制度を導入するほか、証券取引等監視委員会の検査範囲の拡大等の措置を講ずること」ということで、二番目については違法行為をきちっと取り締まっていこうということですね。私、今日、この二点について伺いたいと思うんですが、その後……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 今日は、九四年末に二つの信用組合が破綻して以降ほぼ十年になるんですが、その間にやられてまいりました不良債権処理問題等々、どういう結果だったのかということについて論じてみたいと思っておるんですが、そういった全体的な問題よりも、囲碁の格言に言います、大場より急場ということがあります。急場の問題からやらせていただきたいというふうに思うんです。 先日、骨太方針第四弾、出されました。前回、竹中さんに私伺って、リレーションシップバンキングってどう訳すんだということを伺ったんですが、今度、骨太方針で間柄重視の地域密着型金融というふうに簡明に翻訳されました。大体こ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私も一言昨日の中間報告の問題について申し上げておきたいと思うんです。本会議で基本的なことはお話ししました。ここでは、この財政金融委員会の問題として起こったことなんですね。非常に残念です。自殺行為といったものはもう二度とやるべきじゃないということを再度申し上げておきたいと思います。 さて、それでは年金問題、質問したいと思うんですが、年金というのは、要するに国民の将来の生活の安心を確保していこうというものなんですから、今度の問題でいえば、保険料率は上げる、給付は下げるということですから、そういった点では国民にとっては非常に不安な要素というのを持……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私、外務、農水、それから経済産業省に伺いたいと思うんです。 実は、先月の二十五、二十六日にベトナムのフエで第三回アジア欧州議員会議が開かれました。私、日本の議員団の代表の一員として参加させていただいたんですが、ここで非常に啓発を受けたこともございまして、そのことを中心にちょっとひとつ伺いたいと思うんですが、この会議は政治、経済、文化等々があったんですけれども、テーマ別で経済の問題がありました。 そこで論じられたことは非常に幅広くて、WTO、FTA、それからグローバル化の問題、いろいろあったんですが、その中で最終的には宣言という形でまとめら……
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