このページでは若林正俊参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。若林正俊参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○若林正俊君 自由民主党の若林正俊でございます。 きょうは、十一年度予算に関連して、運輸省所管のうち鉄道局を中心に御質問を申し上げたいと思います。 まず、鉄道輸送の評価の問題でございます。 最近、EUの域内中心にヨーロッパ高速鉄道計画が提唱されまして、ヨーロッパのほぼ全域を国際的な高速新幹線で結ぶ構想が現在進んでおります。アジア地域におきましても、韓国、台湾で国内主要都市を結ぶ高速鉄道網計画が推進されておりますし、とりわけ中国の超特急構想は北京―上海間を結ぶビッグプロジェクトとして二〇〇〇年の着工を目指して準備が進められております。 これらは環境に優しく、省エネにすぐれ、安全確実な高速……
○若林正俊君 加藤委員に引き続いて、テレビ放送のデジタル化についてお伺いしたいと思います。 テレビ放送のデジタル化の流れは世界的趨勢でございます。日本でも衛星デジタル放送が二〇〇〇年から、地上デジタル放送が二〇〇三年から二〇〇六年にかけて順次サイマル放送として開始されると聞いております。その前にも一部のUHF帯のアナログ放送が別チャンネルに移行せざるを得ないという事情がございます。 これらのデジタル化に伴う設備投資というのは膨大な量になるんではないかと思いますが、それぞれについてどんな設備投資が予想されるのか、お伺いしたいと思います。
○若林正俊君 おはようございます。自由民主党の若林正俊でございます。 質疑に入る前に、ユーゴスラビアのコソボ紛争によりまして犠牲を受けられた多くの方々に心からお悔やみを申し上げ、お見舞いを申し上げる次第でございます。 ユーゴスラビアにおきます民族浄化による犠牲が拡大しないためにということでNATO軍の空爆が開始されたわけでありますが、これによりまして関係のない人たちにも大きな犠牲を起こしているという矛盾が発生しております。このようなことが一日も早く解決されることを願っております。私は、結局は国連を軸とした政治的な解決を図る道しかないと考えております。 このことにつきまして、総理の基本的な……
○若林正俊君 委員派遣について御報告申し上げます。 本特別委員会の井上委員長、鈴木理事、山本一太理事、齋藤理事、柳田理事、日笠理事、笠井理事、照屋委員、田村委員、山崎委員、島袋委員及び私、若林の十二名は、周辺事態安全確保法案等三案件の審査に資するため、昨十九日沖縄県に派遣され、那覇市において公聴会を開催し、六名の公述人より意見を聴取いたしました。 まず、公述の要旨を申し上げます。 最初に、沖縄県議会議員の小渡亨公述人からは、SACO合意の確実な実施が基地問題の解決につながる、三案件はアジア太平洋地域の平和と安定の維持に寄与する、周辺事態の鎮静化が重要であり、そのことが県民の生命、財産を守……
○若林正俊君 自由民主党の若林正俊でございます。 持ち時間十分、往復で三十分というごく限られた時間でございますので、テーマを二つに絞って意見を申し上げ、また関係閣僚、総理の御見解を承りたいと思います。 第一は、新しい農業基本法のことでございます。 いよいよ今国会に新しい農業基本法が提案されます。現在の農業基本法が制定されましたのは、今から三十八年前、昭和三十六年でありました。所得倍増計画のもとで日本の高度成長が始まったころ、農業と他産業との格差の是正を目的とした農政の転換に、当時農林省におりました私は情熱と使命感を持ってこの立案の下働きをいたしました。 農は国の基とか、農村は民族の苗代……
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
去る八月十三日の本会議におきまして農林水産委員長に選任されました若林正俊でございます。
本委員会は国民への食料の安定供給等を使命とする農林水産業を所管する重要な委員会であり、委員長といたしまして、その職責の重さを痛感しているところでございます。
本委員会の運営に当たりましては、委員の皆様方の御協力を賜りまして、公正かつ円滑に行ってまいりたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。(拍手)
【次の発言】 皆様既に御承知のとおり、本委員会の委員村沢牧君は、去る九月八日、逝去さ……
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
農林水産に関する調査のため、本日の委員会に食糧庁次長山口勝朗君、農林水産省構造改善局長渡辺好明君、同農産園芸局長樋口久俊君、同畜産局長本田浩次君及び農林水産技術会議事務局長三輪睿太郎君を政府参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 農林水産に関する調査のうち、平成十二年産米の政府買い入れ価格に関する件を議題といたします。
まず、政府から説明を聴取いたします。
説明に先立ちまして、……
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨十七日、三浦一水君が委員を辞任され、その補欠として中島啓雄君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
農林水産に関する調査のため、本日の委員会に農林水産省経済局長石原葵君、同構造改善局長渡辺好明君、同農産園芸局長樋口久俊君、同食品流通局長福島啓史郎君、農林水産技術会議事務局長三輪睿太郎君、食糧庁長官高木賢君、外務省経済局長大島正太郎君、文部省生涯学習局長富岡賢治君、同初等中等教育局長御手洗康君及び厚生省生活衛生局長西本至君を政府参……
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十一月十八日、中島啓雄君が委員を辞任され、その補欠として三浦一水君が選任されました。
【次の発言】 農林水産に関する調査を議題とし、WTOシアトル閣僚会議の結果について、政府から報告を聴取いたします。玉沢農林水産大臣。
【次の発言】 以上で報告の聴取は終わりました。
本日はこれにて散会いたします。
午後零時七分散会
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に小林元君を指名いたします。
【次の発言】 次に、政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
農林水産に関する調査のため、本日の委員会に農林水産省経済局長石原葵君、水産庁長官中須勇雄君及び海上保安庁長官荒井正吾……
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、農林水産に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 農林水産に関する調査を議題といたします。
平成十二年度の農林水産行政の基本施策について農林水産大臣から所信を聴取いたします。玉沢農林水産大臣。
【次の発言】 以上で所信の聴取は終わりました。
本件に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時二十七分散会
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 農林水産に関する調査のため、本日の委員会に農林水産大臣官房長竹中美晴君、農林水産省構造改善局長渡辺好明君、同農産園芸局長木下寛之君、同畜産局長樋口久俊君、同食品流通局長福島啓史郎君、農林水産技術会議事務局長三輪睿太郎君、食糧庁長官高木賢君、林野庁長官伴次雄君、水産庁長官中須勇雄君、国家公務員倫理審査会事務局長石橋純二君、環境庁自然保護局長松本省藏君、文部省初等中等教育局長御手洗康君及び自治省財政局長嶋津昭君を参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ご……
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
委嘱審査のため、本日の委員会に農林水産大臣官房長竹中美晴君、農林水産省経済局長石原葵君、同構造改善局長渡辺好明君、同農産園芸局長木下寛之君、同食品流通局長福島啓史郎君、農林水産技術会議事務局長三輪睿太郎君、食糧庁長官高木賢君、水産庁長官中須勇雄君及び環境庁水質保全局長遠藤保雄君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、峰崎直樹君が委員を辞任され、その補欠として谷林正昭君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
農林水産に関する調査のため、本日の委員会に農林水産大臣官房審議官川村秀三郎君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 農林水産に関する調査のうち、畜産物等の価格安定等に関する件を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発……
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十七日、谷林正昭君、阿曽田清君及び森下博之君が委員を辞任され、その補欠として峰崎直樹君、鶴保庸介君及び中原爽君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に須藤美也子君を指名いたします。
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十一日、中原爽君が委員を辞任され、その補欠として森下博之君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に谷本巍君を指名いたします。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたし……
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨二十九日、沢たまき君及び西山登紀子君が委員を辞任され、その補欠として鶴岡洋君及び大沢辰美君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
農産物検査法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に農林水産大臣官房長竹中美晴君、農林水産省構造改善局長渡辺好明君、同畜産局長樋口久俊君、同食品流通局長福島啓史郎君、食糧庁長官高木賢君及び国家公務員倫理審査会事務局長石橋純二君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ござい……
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る三月三十日、山下栄一君が委員を辞任され、その補欠として渡辺孝男君が選任されました。
また、同月三十一日、斉藤滋宣君が委員を辞任され、その補欠として三浦一水君が選任されました。
また、昨三日、鶴保庸介君が委員を辞任され、その補欠として泉信也君が選任されました。
【次の発言】 この際、玉沢農林水産大臣から発言を求められておりますので、これを許します。玉沢農林水産大臣。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
青年等の就農促進のための資金の貸付け等……
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る四日、泉信也君が委員を辞任され、その補欠として鶴保庸介君が選任されました。
【次の発言】 次に、政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
農林水産に関する調査のため、本日の委員会に農林水産大臣官房長竹中美晴君、農林水産省構造改善局長渡辺好明君、同農産園芸局長木下寛之君、同畜産局長樋口久俊君、同食品流通局長福島啓史郎君、食糧庁長官高木賢君、公正取引委員会事務総局審査局長平林英勝君、警察庁刑事局長林則清君、文部省教育助成局長矢野重典君及び同体育局長遠藤昭雄君を政府参……
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十四日、浅尾慶一郎君が委員を辞任され、その補欠として羽田雄一郎君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
食品流通構造改善促進法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に農林水産省経済局長石原葵君、同経済局統計情報部長西藤久三君、同農産園芸局長木下寛之君、同畜産局長樋口久俊君、同食品流通局長福島啓史郎君、食糧庁長官高木賢君及び水産庁長官中須勇雄君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。……
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨十九日、亀井郁夫君が委員を辞任され、その補欠として岸宏一君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
漁港法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に農林水産省構造改善局長渡辺好明君、同畜産局長樋口久俊君、林野庁長官伴次雄君、水産庁長官中須勇雄君、運輸省海上技術安全局長谷野龍一郎君及び同港湾局長川嶋康宏君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る四月二十一日、仲道俊哉君が委員を辞任され、その補欠として岸宏一君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に須藤美也子君を指名いたします。
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十六日、大沢辰美君が委員を辞任され、その補欠として筆坂秀世君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に須藤美也子君を指名いたします。
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十九日、木俣佳丈君、井上美代君及び久野恒一君が委員を辞任され、その補欠として羽田雄一郎君、大沢辰美君及び佐藤昭郎君が選任されました。
また、昨二十二日、羽田雄一郎君が委員を辞任され、その補欠として福山哲郎君が選任されました。
【次の発言】 砂糖の価格安定等に関する法律及び農畜産業振興事業団法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。玉沢農林水産大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲るこ……
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十三日、福山哲郎君が委員を辞任され、その補欠として羽田雄一郎君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
砂糖の価格安定等に関する法律及び農畜産業振興事業団法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に農林水産省経済局長石原葵君、同構造改善局長渡辺好明君、同農産園芸局長木下寛之君、同畜産局長樋口久俊君、同食品流通局長福島啓史郎君及び厚生大臣官房総務審議官宮島彰君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ご……
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る五月二十六日、吉田之久君、山本正和君及び世耕弘成君が委員を辞任され、その補欠として羽田雄一郎君、谷本巍君及び佐藤昭郎君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に谷本巍君を指名いたします。
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
農林水産に関する調査のため、本日の委員会に農林水産省経済局長石原葵君、同構造改善局長渡辺好明君、同畜産局長樋口久俊君、同食品流通局長西藤久三君、公正取引委員会事務総局経済取引局取引部長楢崎憲安君及び厚生省生活衛生局長西本至君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
農林水産に関する調査のため、本日の委員会……
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、農林水産に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
農林水産に関する調査のため、本日の委員会に農林水産大臣官房審議官中川坦君、農林水産省経済局長石原葵君、農林水産省構造改善局長渡辺好明君、同農産園芸局長木下寛之君、同畜産局長樋口久俊君、同食品流通局長西藤久三君、農林水産技術会議事務局長小林新一君、……
○副大臣(若林正俊君) 中島委員が御指摘なさいましたとおりでございます。 平成十三年度予算につきましては、厳しさを増しています現在の財政状況にかんがみまして、財政の効率化、質的改善を図って公債発行額をできるだけ縮減するという方針で臨んでいたわけでありまして、平成十三年度の公債発行額は約二十八・三兆円、公債依存度は三四・三%となる見込みでございますし、また十三年度末の公債残高は約三百八十九兆円、国及び地方の長期債務残高は六百六十六兆円となる見込みでございまして、我が国の財政は依然として極めて厳しい状況にあるわけでございます。 したがいまして、財政構造改革はこれはどうしてもなし遂げなければなら……
○若林正俊君 一言ごあいさつを申し上げます。 昨年の八月から本年九月までの約一年間、当委員会の委員長を務めさせていただきましたけれども、理事及び委員の皆様方の御協力を賜りまして委員長の職責を全うすることができました。この場をおかりいたしまして、厚く御礼を申し上げます。 なお、引き続き本委員会に籍を置くことになりましたので、今後とも皆様方の御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願いを申し上げます。 ごあいさつにかえさせていただきます。(拍手)
○若林正俊君 農地法の一部を改正する法律案につきまして質疑を行います。若林正俊です。 申すまでもなく、農地法は、戦後の農地改革の成果を維持し、そこで創設されました自作農が再び借地農に転落をするようなことがないように、旧地主制に戻ることがないようにという趣旨で制定されたものであります。その後、昭和三十六年の農業基本法の制定に伴い三十七年に改正が行われて以来、農政が壁にぶつかり、転換期になるたびに農地法改正が論じられてまいりました。そして、規模拡大など、農業構造の改善が進まないのは農地法のせいだと、いわば農地法悪者論みたいなものがいつも議論されるわけでございます。しかし、私は、そのことは間違って……
○副大臣(若林正俊君) 日本銀行政策委員会審議委員篠塚英子君は三月三十一日任期満了となりますが、その後任として須田美矢子君を任命いたしたいので、日本銀行法第二十三条第二項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。
○副大臣(若林正俊君) 日本銀行政策委員会審議委員武富將君は六月十六日任期満了となりますが、その後任として中原眞君を任命いたしたいので、日本銀行法第二十三条第二項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。
○副大臣(若林正俊君) 委員が、個人の金融資産を株式市場、マーケットの方に呼び込んだり、土地の流動化を促進することが可能になるようなそういう税制についての御質問でございました。 御承知だと思いますけれども、成立をさせていただきました十三年度税制改正におきまして、証券税制については、この四月から実施することとされていました申告分離課税の一本化を二年間延長をして、その間、源泉分離課税制度を引き続き平成十五年三月末まで適用することといたしました。また、土地税制につきましても、最近の土地、経済情勢や土地取引の状況を踏まえまして、これまで講じられてきた個人の長期土地譲渡益課税の税率軽減措置や法人の土地……
○副大臣(若林正俊君) 平成十一年度の公共事業等予備費の使用状況、その使用による効果等について御質問がございました。 平成十一年度の公共事業等予備費は、御承知のように五千億円計上したわけでございます。この五千億円につきましては、使途等についていろいろ検討いたしましたが、まずは年度内に経費の不足が見込まれているもの、景気浮揚効果が大きいもの、即効性があるものを対象として、経済波及効果の大きいプロジェクト、二十一世紀の国民生活の発展基盤、沖縄・九州のサミット等の緊急個別課題、さらに災害復旧に要する経費に使用したところでございます。 これらは、民間需要の回復力が弱く、雇用情勢が厳しい状況にあるな……
○副大臣(若林正俊君) 財務副大臣の若林正俊でございます。 その職責の重大さを認識し、その重責を果たすべく、大臣の御指示を仰ぎつつ、村上副大臣とともに職務の遂行に全力を傾注してまいる所存でございます。皆様の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
○副大臣(若林正俊君) 御承知のように、十三年度末の国債発行残高は三百八十九兆円となる見込みでございます。極めて厳しい状況にございますので、この発行が円滑に行われ、市場において消化されますこと、大変重要なことだと思います。 その意味で、市場の動向を常時把握いたしまして、市場のニーズに合わせながらきめ細かい発行をしていく必要があると。その意味で、国債の償還の期間につきまして、それぞれ期間別に細かく配慮をいたしまして、五年物、十年物、その他短期の国債を含めまして、市場のニーズに合わせて中期の国債なども重視をいたしまして発行してまいると、このような考え方でおります。
○副大臣(若林正俊君) せっかくに発行をしております国債収入、これを国民生活を豊かにするための支出の方に充てて有効に活用したらどうだと、こういう御指摘であろうかと思っております。 まさに委員御指摘のような趣旨に沿いまして、歳出面におきまして新しい要請に応じた対応を努力して、この十三年度の予算におきましてもそのような視点で編成をし、昨日御了解いただいたものと考えておりますが、特に、具体的には、御承知のように日本新生特別枠、七千億円でございますが、これを活用してIT革命の推進を初めとします四分野につきまして重点的に発展基盤の構築に資するようにします。 この四分野というのは、IT革命の推進、それ……
○副大臣(若林正俊君) 日出委員がお話しのように、弁護士過疎地域の問題が大きな問題になっております。この過疎地域の問題は司法制度改革審議会において司法制度全体のあり方としてなお検討が続けられている、このように承知をいたしております。 今回の改正で、税務訴訟等において税理士が補佐人となれる制度を弁護士である訴訟代理人とともに出廷する場合に限定しているというのは先ほど御説明申し上げましたが、訴訟手続に関する専門的知識を税理士は十分備えていると言いがたいということからこのような限定をしているわけでありまして、そのことについては弁護士過疎地域にあっても同様と言わざるを得ないと認識いたしております。 ……
○副大臣(若林正俊君) 国税不服審判所につきましては、その設置根拠は財務省設置法二十二条にございます。特別の機関として国税庁に置かれている組織でございます。国税に関する法律に基づく処分について、審査請求に対する裁決を行うことを所掌の事務としております。
この国税不服審判所は、本部は東京国税庁の中にありますが、十二の支部が置かれておりまして、国税不服審判所長に対してなされた審査請求に係る事件について、国税審判官の職員が、合議体、三人以上でございます、合議体で構成してその事件の調査、審理を行っているところでございます。
【次の発言】 国家行政組織法で定められているわけでございまして、いわゆる行政……
○副大臣(若林正俊君) 財務副大臣に再任されました若林正俊でございます。 その職責の重大さを深く認識し、塩川財務大臣の御指示を仰ぎながら、村上副大臣ともども職務の遂行に全力を傾注してまいりますので、どうか皆様方の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
○副大臣(若林正俊君) 基本的にはただいま塩川大臣の方からお話しございました認識を共有いたしておりますが、やはりファンダメンタルズはしっかりしているわけですから、それぞれが自信を持って積極的に新しい分野に取り組んでいく、そのインセンティブを与えるようにしまして、それぞれの民間の活力が発揮できるようにしていくことによりまして立ち直っていけると、このように認識しております。
【次の発言】 税制のあり方についてのお尋ねでございます。
税制につきましては、これまでも経済社会の構造変化に対応しながらその全般の見直しを進めてきているところでございますが、御承知のように、我が国の経済社会は少子高齢化や国際……
○副大臣(若林正俊君) 御指摘のように、公共事業、非公共事業、その区分を廃止する、そういう問題と、赤字国債、建設国債の区分を廃止する、どういうかかわりの中で、そしてそれを今度の骨太計画の中で表示していくのか、こういうことであろうかと理解をしておりますが、かねて峰崎委員がお話しになっております、ここまで特例公債が大きくなってくると、建設公債として縛っておりますその意味合いもなくなってきているので、やはり借金は借金だという意味で、こういう区分というのは見直したらどうなんだという御指摘もあったわけでございます。 その際にも申し上げておりますけれども、この建設公債と特例公債の区分をなくすというのは、……
○副大臣(若林正俊君) お尋ねでございます土地税制につきましては、バブル経済期に土地の公共性などを基本理念として土地基本法の制定をいたしました。その土地基本法を踏まえまして、地価税の創設、譲渡益課税の見直しなどの措置が講じられたところであります。 その後、地価や土地取引の動向といった土地をめぐる状況や厳しい経済情勢にかんがみまして、地価税の凍結や譲渡益に係る税負担の軽減等、累次の緩和措置が実施されてきたところでございます。 さらに、平成十三年度税制改正におきましては、最近の経済情勢や土地取引の状況等を踏まえ、これまで講じられてきた個人の長期土地譲渡益課税の税率軽減措置や、法人の土地譲渡益追……
○副大臣(若林正俊君) 大臣がお答えになる前に、税源移譲ということにつきまして、委員重々御承知のことですが、少し具体的に状況をお話しして、この論議を深めていただければと思います。 税源移譲といいますと、今、議論は、国の所得税あるいは消費税を減税して、そしてそれぞれの税負担者の負担能力が上がるのを見越して、住民税などの地方税の自主的な課税ができるようにしようというのが税源移譲論だと思うんですね。ところが、委員が御指摘のように、大変偏在しているということの具体的な例として言えば、所得税については、大都市、東京、大阪、愛知で実は国のこの所得税の分の比率は約五〇%、四七・四%を占めているんですね。そ……
○副大臣(若林正俊君) 日出委員が御指摘のように、我が国の政府として調査に入るかどうかというのは職権によって決めるといういわゆる職権主義をとっております。 その趣旨は、輸出者や輸入業者等団体の方々、利害関係者が独自に調査の開始要請をできるというふうにいたしますと、かなりそれらの皆さん方が安易にといいますか、そういう要請を出すようなことになることが予想されますが、そうしますと輸出業者や輸入をする人たちに証拠提出などの負担をかなり頻繁に出すようになりかねないというようなことから、政府が十分な証拠があると認める場合に政府調査を開始するということを決めているわけであります。いわゆる職権主義でございま……
○若林正俊君 日本の経済は、バブルの崩壊とともに土地や株などの資産価格が暴落をし、この十年で千三百兆円とも言われる大きな富が消滅したと言われております。まさに資産デフレの状況にあると認識しております。このような資産デフレを背景といたしまして、不良債権の問題などに直面をし、政府自身も月例報告では景気は一段と悪化しているという認識を示しております。 そこで塩川財務大臣にお伺いいたしますけれども、今回の証券税制改正の趣旨といいますか、最大のねらいはどこにあるのかお伺いしたいと思います。また、このことによって、日本経済の景気回復にこれが有効に働くのかどうかということについてどのような認識を持っておら……
○理事(若林正俊君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十一月二十二日、有村治子君が委員を辞任され、その補欠として山下英利君が選任されました。
また、去る十一月二十六日、後藤博子君及び三浦一水君が委員を辞任され、その補欠として清水達雄君及び金田勝年君が選任されました。
また、昨三日、勝木健司君が委員を辞任され、その補欠として浅尾慶一郎君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきまして……
○若林正俊君 本日報告を受けましたこの報告書の中で、協同組織金融機関の破綻処理に関することをまずお伺いしておきたいと思います。
この報告書で、半年間のうちに十三の信用金庫と三十一の信用組合が破綻をしたわけでございますが、これらいろいろこう性格的に分類して、破綻の要因というのを性格的に分類するとどういうような要因によって破綻をしたんだというふうに考えておられるか、まず教えてもらいたいと思います。
【次の発言】 これらの協同組織金融機関が今大変来年の四月に全面解禁になるペイオフ解禁に本当に心配をしております。
そこで、今年の四月の定期性預金についてのペイオフの解禁によりまして、先ほど大臣は、定……
○若林正俊君 帝国データバンクの四月十二日の発表によりますと、二〇〇一年度の企業倒産の集計は、倒産件数で前年度比五・九%増の二万五十二件、一九八四年の二万三百六十三件に次いで戦後二番目の水準だと、このように報じております。また、負債総額につきましては、十六兆一千四百八億円で、前年に次いで戦後二番目の大きさになっております。上場企業の倒産はマイカルを始め二十一件で戦後最大でございました。 しかし、このような状況でございましたが、四月の月例報告で発表されていますように、景気は依然厳しい状況にあるものの底入れに向けた動きが見られると、ほのかな明るい見通しを示しております。 政府は、緊急対応プログ……
○理事(若林正俊君) ただいまから金融問題及び経済活性化に関する特別委員会を開会いたします。
清水委員長から委員長辞任の申出がございましたので、私が暫時委員長の職務を行います。
委員の異動について御報告いたします。
去る四月二十三日、内藤正光君が委員を辞任され、その補欠として辻泰弘君が選任されました。
また、去る五月七日、広中和歌子君が委員を辞任され、その補欠として佐藤道夫君が選任されました。
【次の発言】 委員長の辞任の件についてお諮りいたします。
清水委員長から、文書をもって、都合により委員長を辞任したい旨の申出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
○若林正俊君 自由民主党の若林正俊でございます。 国民のプライバシーを守る基本法制が小泉総理大臣の出席の下でいよいよ最終の審議をし、ようやく日本でもその実現のときを迎えつつあるわけでございます。国民の皆さん方はこの個人情報保護法に対して必ずしも正確に状況を承知しているとも言えないというふうに考えられますので、やや、国民の皆さんにも御理解いただけるような、そういう趣旨で総理に御質問をさせていただきたいと思います。 国民の皆さんのところには毎日のようにいろいろなダイレクトメールが届いていると思います。子供が小学校の入学を迎えるようになりますとランドセルだとか机だとか学用品の広告が入っていたり、……
○委員長(若林正俊君) この際、一言ごあいさつ申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙によりまして、委員長の重責を担うことになりました。
委員会の運営に当たりましては、委員各位の御協力を賜りまして、公正かつ円満に努めてまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は八名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に愛知治郎君、常田享詳君、中川義雄君、森山裕君、齋藤勁君……
○委員長(若林正俊君) ただいまから国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る三日、田英夫君が委員を辞任され、その補欠として大脇雅子君が選任されました。
【次の発言】 次に、政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法の一部を改正する法律案の審査のため、必要に応じ政……
○委員長(若林正俊君) ただいまから国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、岩本司君及び大脇雅子君が委員を辞任され、その補欠として中島章夫君及び田英夫君が選任されました。
【次の発言】 平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(若林正俊君) ただいまから国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、中島章夫君、池口修次君、森本晃司君及び田英夫君が委員を辞任され、その補欠としてツルネンマルテイ君、大江康弘君、山本香苗君及び大田昌秀君が選任されました。
【次の発言】 平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を……
○委員長(若林正俊君) ただいまから国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、大江康弘君、山本香苗君及び大田昌秀君が委員を辞任され、その補欠として池口修次君、森本晃司君、田英夫君が選任されました。
また、本日、川橋幸子君及び信田邦雄君が委員を辞任され、その補欠として神本美恵子君及び岩本司君が選任されました。
【次の発言】 平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決……
○若林正俊君 自由民主党の若林正俊であります。 限られた時間ですので、衆議院予算委員会の論議との重複を避けて、テレビを見、ラジオを聴いている皆さんが関心を持ち、そしてまた疑問に思っている事柄につきまして絞り込み、総理と関係大臣にお伺いいたします。大分欲張っていますので時間がなくなるかもしれませんが、その点をお許しいただきたいと思います。 まず、イラクの問題であります。 イラクに自衛隊の先遣隊が入って二週間になりますが、今までのところ宿営地建設の準備作業は順調に進んでいるようですし、現地サマーワ市の市民や部族長らから温かく迎えられ、自衛隊の人道復興支援活動に過大なほどの期待が寄せられている……
○理事(若林正俊君) 以上で椎名一保君の質疑は終了いたしました。(拍手)
○若林正俊君 自由民主党の若林正俊でございます。 今年こそ景気が良くなってもらいたいという多くの国民の願いを受けまして、いよいよ参議院の予算委員会が今日から審議が始まったわけでございます。 それにしても、昨年は災害の多い年、災いの年でございました。地震は別にしましても、その他の気象条件の変化はどうも地球温暖化の影響が出ているんではないかと、いろいろ言われております。このことについては後ほどまたお聞きしたいと思います。 異常な高温が続き、そして台風が日本列島に十回も来襲をする、集中豪雨があると。さらに、長野県の浅間山では噴火が起こる、新潟の中越では大地震が発生をいたしました。そして、年末に……
○理事(若林正俊君) 白眞勲君。
【次の発言】 以上で山本孝史君の質疑は終了いたしました。(拍手)
【次の発言】 次に、犬塚直史君の質疑を行います。犬塚直史君。
○若林正俊君 予算委員会委員派遣の調査につきまして御報告いたします。 派遣団は、中曽根委員長を団長とする十八名で編成され、二月十六日から同月十八日までの三日間、静岡、愛知両県を訪れ、東海地方の産業経済及び両県の財政・経済状況等について概況説明を聴取したほか、静岡県においては楽器産業、光技術産業を、愛知県においては愛知万博会場、中部国際空港、藤前干潟を視察し、説明を聴取するとともに、自動車産業について調査を行ってまいりました。 東海地方の経済は、自動車や機械製品を始めとする製造業の活動が活発であり、製造品出荷額が全国の二三・四%を占めるなど、生産基地的色彩の強い産業構造となっております。景気……
○理事(若林正俊君) 関連質疑を許します。岸信夫君。
○理事(若林正俊君) 以上で風間昶君の質疑は終了いたしました。(拍手)
【次の発言】 次に、大門実紀史君の質疑を行います。大門実紀史君。
○若林正俊君 若林正俊でございます。 参議院予算委員会は、三月三日以来、十七年度予算案に対しまして、基本的質疑を二回、税制と景気対策、年金を含む社会保障問題、外交防衛問題、証券・金融・規制緩和、重要事項に関しまして集中審議をしてまいりました。また、一般質疑を含め、国政全般にわたり、専門性の高い参議院らしい充実した審議が行われたと自負いたしております。そして本日は、国民の皆さんの関心の高い政治と政治資金について集中審議をすることになりました。この集中審議も参議院らしい審議であってほしいと、こう願っております。 といいますのも、二月八日に衆議院の予算委員会が行われ、そこで政治と金に関する集中審……
○若林正俊君 自由民主党の若林正俊でございます。
所信表明以来、衆参両院の本会議代表質問、また、衆議院予算委員会、参議院予算委員会としばしば議論になっておりますけれども、改めて、このたびの自由民主党が選挙で圧勝をしたと、その要因を総理御自身はどのように考えておられるのか、その点の総理のお考えをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 郵政民営化を改革の本丸と位置付けて、郵政民営化是か非かと、非常に分かりやすい形で問い掛けたということでありますが、私は、小泉総理が一貫してぶれのない改革を突き進んでいくんだという、そういう姿勢を示してこられたことに国民が共鳴をしたんだと、このように考えております。……
○国務大臣(若林正俊君) 去る九月二十六日に環境大臣及び地球環境問題担当大臣を拝命いたしました若林正俊でございます。第百六十五回国会における参議院環境委員会の御審議に先立ち、環境行政に対する私の考えを申し述べ、ごあいさつとさせていただきたいと存じます。 地球環境の現状については、連日のように世界各地で、洪水、干ばつ、熱波等の異常気象の報道がなされています。 九月中旬に上陸した台風十三号は、最大瞬間風速七十メートルという観測史上かつてない強風を記録し、竜巻や暴風雨により死者九名を含む甚大な被害をもたらしました。一昨年は、平年を大きく上回る十個もの台風の上陸が観測されています。 今後、地球温……
○国務大臣(若林正俊君) 大野委員が御指摘になりましたように、過日発表をいたしました速報値によりますと、温室効果ガスの排出量が一九九〇年に比して八・一%という形で増大をしております。これは、一九九〇年、達成しようといたします削減約束の六%減、これはもう容易でないことだと認識しております。 特にこの排出量の伸びが大きいのは業務、家庭の各部門についてでございますが、具体的にこれへの対策としては、太陽光発電などの新エネルギーの導入や、建築物、住宅の断熱性向上等による省エネの住宅を進めていくこと、また家庭電器や事務機器などの省エネ性能の高い機器の一層の普及とかクリーンエネルギーの自動車の普及促進とい……
○国務大臣(若林正俊君) 国会のお許しを得て出席させていただきました気候変動枠組条約第十二回締約国会議及び京都議定書第二回締約国会合の結果について御報告させていただきます。 同会議では、閣僚級会合に出席し、日本政府を代表して、温室効果ガス排出量の六%削減約束の着実な達成に向けた決意、G8対話などのプロセスとの連携の重要性などを表明するとともに、イギリスのミリバンド大臣、ドイツのガブリエル大臣、アメリカのドブリアンスキー国務次官、中国の姜副主任などと二国間の会談を行いました。 会議では、温暖化への適応対策に関する合意、先進国の第二約束期間に関する作業や京都議定書の見直しに関する作業についての……
○国務大臣(若林正俊君) 委員が御指摘のとおりの状況でございます。今排出削減努力を京都議定書に基づいて先進国三十八か国が努力していますけれども、この三十八か国が排出しているCO2、炭素量というのは世界全体の三分の一弱なんですね。三分の二強はこれに参加していないアメリカとかあるいは中国、インド、その他の諸国でございますが、もう今やこの地球の温暖化の問題は現実の世界人類の脅威になっているわけでございまして、その意味では、言わば地球の安全保障問題だというとらえ方をしなきゃいけないんじゃないかと考えております。 そこで、我が国の主張は、先進国あるいは途上国を問わず、すべての国がその国の能力に応じてや……
○国務大臣(若林正俊君) 平成十五年に行いました昭和四十八年旧軍毒ガス弾等に関する全国調査のフォローアップ調査につきましては、茨城県神栖町における有機ヒ素化合物汚染等への緊急対応策についての閣議了解、平成十五年六月六日に行われましたが、その閣議了解に基づきまして昭和四十八年の旧軍毒ガス弾等の全国調査のフォローアップを行ったものでございます。このフォローアップ調査は、国内における旧軍毒ガス弾等による被害の未然防止を図るための基礎資料を得ることを目的としたものでございます。 調査の方法としては、まず関係省庁及び都道府県等に対し、旧軍毒ガス弾等の発見、被災、保有、廃棄等の状況について報告を求めるこ……
○国務大臣(若林正俊君) 委員が、日ごろからこの環境問題、環境対策に非常に御熱心でありますことを敬意を表しておきたいと思います。 人類がこの地球上に現れたというのは一体いつごろかと、これは子供たちが好きな話ですけれども、恐竜が死に絶えたころから人類が表に出てくるんですね。六千三百万年前と、こういうことであります。人類はその自然の中で、地球自然の中で生きてきております。私は、人間というのは自然の一部だというふうに思っておりますが、少なくとも自然とともに生きると、自然の中で生かされてきていると、これが人間の姿だと思うんですけれども、産業革命が起こったころから大量生産、大量消費、それから化石資源を……
○国務大臣(若林正俊君) 魚住委員が御指摘なされておりますように、中国の環境問題はもう大変深刻な状況になっているというふうに我々もとらえております。中国自身も真剣に取り組んでいるところでございます。 具体的には、中国における大気や水の汚染、さらにそれに伴って砂漠化が進んでおりますし、黄砂の発生などは大変深刻でございます。中国自身はその環境白書の中で、経済の急速な発展に伴って環境問題が集中的に現れてきていると、環境と経済発展との矛盾がますます顕著になってきているというふうに自ら環境白書の中でも述べているところでございます。 こういう中国の環境汚染は、アジアや地球全体への影響という観点から見て……
○国務大臣(若林正俊君) 環境大臣及び地球環境問題担当大臣の若林正俊でございます。第百六十六回国会における参議院環境委員会の御審議に先立ち、環境行政に対する私の考えを申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願いいたしたいと存じます。 我々は、かつてない深刻な地球の危機とも言える状況に直面しております。 例えば、地球温暖化については、先日、気候変動に関する政府間パネル、IPCCの第一作業部会の総会において最新の評価報告書が承認され、公表されました。この報告書では、温暖化が間違いなく起こっていることを明らかにするとともに、人為起源の温室効果ガスの増加が温暖化の原因であるとほぼ断定しています。また……
○国務大臣(若林正俊君) 初めに、委員各位の御了解をいただいて、過日、ドイツで行われましたG8プラス5の環境大臣会合に出席をさせていただきました。大変有意義な会合であったと、このように認識をいたしておりまして、委員各位の御理解にまず感謝を申し上げたいと思います。 今、大野委員が御指摘、御質問がございました、G8環境大臣会合において生物多様性の問題が取り上げられた、大変大きな意義があるわけでございますが、その背景、そしてその議論を通じての私の印象をというお尋ねがございました。 生物多様性が気候変動と並ぶ議題として取り上げられたその背景でございますが、ドイツのメルケル首相は前に環境大臣を御経験……
○国務大臣(若林正俊君) ただいま議題となりました温泉法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容を御説明申し上げます。 温泉は、年間延べ一億人以上が利用し、国民の高い関心を集めていることから、入浴者に対する温泉の成分等についての情報提供の充実が求められております。 また、我が国は豊富な温泉資源に恵まれていますが、その資源には限りがあるため、持続可能な利用を進める必要があります。 本法律案は、このような状況を踏まえ、温泉の保護及び利用の適正化を図るため、定期的な温泉の成分分析とその結果の掲示、温泉の掘削等の許可への条件の付与等の措置を講じようとするものであります。 次に……
○国務大臣(若林正俊君) 自然の再生というのは、過去に損なわれた自然環境を取り戻すというのが目的でございます。我が国の生物多様性を保全するという意味で極めて重要な事業であると、このように考えておりまして、これを積極的に進めていく必要があると認識をいたしております。 このために、新・生物多様性国家戦略において今後展開すべき施策の大きな三つの方向の一つとして位置付けておりまして、湿原の再生など様々な自然環境を対象とした取組を推進しているところでございます。今後とも、伊豆沼・内沼を始め全国各地に自然再生の取組が必要な地域がございます。これらについて着実にこれが促進されますように、環境省としても多様……
○国務大臣(若林正俊君) ただいま議題となりました自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 大都市地域を中心とする二酸化窒素及び浮遊粒子状物質による大気汚染については、自動車排出ガスに対する累次の規制に加え、本法に基づいた特別の排出基準の設定等、各般の対策を実施してきており、その結果、大気環境基準の達成状況については、改善傾向が見られております。 しかしながら一方で、大都市地域において自動車交通量が多い道路が交差している一部の地区等においては、大気環境基……
○国務大臣(若林正俊君) 委員が御指摘をいただいておりますように、過日、二十日の閣議後の会見におきまして、具体的に被害を感じている人々から健康相談のニーズがいろいろと出ておりますその状況を受け止めまして、健康相談ということであれば、因果関係その他の点につきましても、国の費用負担を伴うものであっても、直接因果関係を問題にしなくても検討し得るんではないかという思いで、会見でそのような趣旨を申し上げたところでございます。 御承知のように、健康相談等の事業は現在あるわけでございますが、従来から、公害健康被害の補償等に関する法律の旧第一種指定地区を中心にしまして、ぜんそく等の発症の予防、健康回復を図る……
○国務大臣(若林正俊君) 小林委員が御指摘になられましたように、IPCCでは第三の作業部会をバンコクで開きまして、この気候変動というものがどのような地球上、影響を及ぼすか、そしてまた、その影響に対してどのような対策が講じ得るかといったようなことを科学者が寄って知恵を出し合って取りまとめ、報告書が出されたところでございます。 委員も御承知のとおりでありますが、地球の温暖化の進行というのは急速に、加速的に進んでおりまして、この影響は地球の人類を危機におとしめる、そういう大変深刻な問題として世界じゅうが受け止めているところでございまして、そういう認識の下に国連が世界の知恵を結集をしまして、この温暖……
○国務大臣(若林正俊君) ただいま議題となりました海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 海洋は、様々な恵沢を人類にもたらす重要な財産であり、海洋環境の保全を図ることは、人類共通の課題です。 この法律案は、千九百七十二年の廃棄物その他の物の投棄による海洋汚染の防止に関する条約の千九百九十六年の議定書の実施等に伴い、海洋環境の保全を図るため、廃棄物等を海底の下に廃棄することを原則として禁止するとともに、有効な地球温暖化対策の一つとなり得る技術である特定二酸化炭素ガスの海底下廃棄に係る許可制度を創設する等の……
○国務大臣(若林正俊君) クールビズの定義を明確にして、このことを国内に大いに広げて温暖化に資するようにという委員の御趣旨は全く同感でございます。 これを大いに進めていかなきゃいけないと思いますが、クールビズのねらいどころは何かといえば、夏の温度管理を低過ぎないようにしようという、それがクールビズなんですよ。それがたまたま服装というところにいっていますけれども、今なお冷え過ぎというふうなことが巷間言われますのは、例えばデパートでありますとかスーパーでありますとか、なかなか外から入って気持ちよくなるというサービス業なんかに多いんですけれども。オフィスビルの中にありましても、夏、冷やし過ぎという……
○国務大臣(若林正俊君) 食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 現行法が施行されてから五年が経過し、食品関連事業者全体の食品循環資源の再生利用等の実施率は着実に向上しており、一定の成果が認められるところであります。 しかしながら、これは特定の事業場から食品廃棄物等が多量に発生する食品製造業等の一部の事業者の取組が全体の実施率の向上に大きく寄与した結果であり、食品流通の川下に位置する食品小売業及び外食産業においては、食品廃棄物等が少量かつ分散して発生すること等から、取組が遅れているところであります。 ……
○国務大臣(若林正俊君) 今正に委員が御指摘になりましたような問題意識、そのような問題意識から、このたび食品リサイクル法の改正の中で、食品の廃棄物についてこれを第一義的にはえさとして利用できることを優先的に進めていきたいということがこの提案の基礎になっているというふうに御理解をいただきたいと思います。 このえさにするということにつきましては、食品循環資源の持っています成分やカロリー、これを最も有効に利用できる手段だと、こう考えておりまして、このえさ化を拡大するということは結果的に飼料の自給率の向上につながっていくというふうに認識をいたしております。 昔、配合飼料が今のような形で産業として確……
○国務大臣(若林正俊君) G8ハイリゲンダム・サミットが、六月六日から八日までドイツのハイリゲンダムで開催されました。 本会合は、主要先進国の首脳らが一堂に会し、国際社会が直面する様々な問題につき意見交換を行うものです。今回は、主要途上国である中国やインドなどの五か国、また、アフリカ各国からも首脳が参加いたしました。今回の会合では、議長国ドイツは、「成長と責任」をテーマとして、「世界経済」「アフリカ」を主要議題として提示いたしました。このうち「世界経済」の分野では、特に気候変動問題が主要議題となりました。 本日は、気候変動に関する結果について、簡潔に御報告いたします。 サミットにおいて、……
○国務大臣(若林正俊君) 目標達成計画どおり、原油換算で五十万キロリットルの輸送用バイオ燃料の導入が達成された場合でございますけれども、二酸化炭素削減効果は約百三十万トンというふうに見込まれております。
【次の発言】 低公害車の定義でございますけれども、経済産業省、国土交通省、環境省の三省で低公害車開発普及アクションプランというものを作っております。このアクションプランにおきましては二つに分類をいたしておりまして、まず実用段階にある低公害車、これ実用段階にある低公害車として、天然ガス自動車、電気自動車、ハイブリッド自動車、メタノール自動車、低燃費かつ低排出ガスの認定車というグループ、それから早……
○国務大臣(若林正俊君) 魚住委員が御指摘のように、この石川県の能登半島の地震というのは、多くの家屋が全壊、半壊あるいはかなりの損壊を受けたわけでございまして、その結果として、大量の災害廃棄物が発生をいたしました。六月八日現在で、石川県内では約四十三万トンという膨大な量の災害廃棄物が排出されたというふうに報告を受けております。被災地の復旧を進める上で、こうした災害廃棄物が円滑に処理されるということは本当に委員のおっしゃるように大切なことで、必要なことであります。 これは市町村の責任において処理をするわけでございますが、市町村がその災害のために実施しました生活環境の保全上必要とされます廃棄物や……
○国務大臣(若林正俊君) 松岡農林水産大臣の突然の御逝去に当たり、臨時大臣を拝命した若林正俊であります。本日はどうかよろしくお願いを申し上げます。
【次の発言】 小川委員から御丁重なごあいさつと併せまして、WTO、FTAにつきましての基本的な姿勢の御質問がございました。
実は、私と松岡さんはともにIPUにおけるWTO会議の議会代表として長い間行動をともにしてまいりました。ジュネーブで何回も会合、御一緒しましたし、またメキシコのカンクンの大会も御一緒いたしました。そして、決裂したわけでありますけれども、あの香港の会議も御一緒しております。
私は、松岡さんと志を同じくする者として、日本の農林漁……
○国務大臣(若林正俊君) 委員が御指摘になりましたように、我が国の水産業は、資源状況の悪化でありますとか、就業者の減少、高齢化、さらに漁船の老朽化といった極めて厳しい状況の中にあると言われます。そうした状況に対して、本年三月に新たな水産基本計画が策定されたところでありまして、水産基本計画に基づきまして、水産資源の回復管理の推進、国際競争力のある経営体の育成確保、経営体を支え資源管理を行う水産関係団体の再編整備などの水産政策の改革を進めまして、国民に対する水産物の安定供給とこれを支える力強い水産業の確立を図るということが必要だとしているところでございます。 また、新たな水産基本計画におきまして……
○国務大臣(若林正俊君) 山口委員には、かねて公害対策、とりわけ大都市圏における大気汚染の問題に積極的に取り組んでいただき、幾つかの具体的な提言もいただいてまいりました。心から敬意を表しつつ御質問にお答えしたいと思います。 大気環境は、今御指摘ございましたように、なおなお問題を残しつつも全体としては着実に改善をしているというふうに考えております。しかしながら、自動車交通量の多い今お話にございました交差点など一部の地域においては、大気環境基準をなお達成していない局地的な汚染地域がございますし、幹線道路周辺、沿道部分というのは、なおもその環境状況は決していいわけではございません。このような地域に……
○国務大臣(若林正俊君) 片山委員が御指摘のように、昨年からこの地球温暖化問題というのは広く大きな関心を呼ぶようになりました。それは正にドキュメンタリー映画でございますアル・ゴアさんの「不都合な真実」がアメリカで公開されて大変な関心を呼び、多くのアメリカの国民がこの地球温暖化の問題を深刻に考え出したということが一つあると思います。 それからもう一つは、スターン・レビュー、イギリスのスターンさんがスターン・レビューを発表いたしました。このスターン・レビューの中でも、この地球温暖化の危険というのは正に地球、人類の危機だというような指摘をし、今なら何とか間に合うんじゃないかというような指摘をされま……
○国務大臣(若林正俊君) 委員がお話しになりましたIPCCというのは、国連の管理下の中で、世界の科学者約五百八十名余、大勢の科学者を結集しまして、科学的に中立の立場で、政策的に中立の立場で科学的にこの地球の環境変化を予測するという作業をしている組織でございまして、第四次の報告書の予測の部分が先般発表されたわけでございます。 大変深刻な状態を予測しておりますが、分かりやすく国民の皆さんに御理解いただくには、北極の氷が解ける、ヒマラヤの氷河が消え始めると海の水位も上昇をして水不足が起こり、砂漠化が進んで気候変動が激しくなりますから、集中豪雨とか台風、ハリケーン、熱波といったような災害が多発するだ……
○国務大臣(若林正俊君) 京都議定書の目標達成計画では、委員御承知のとおり、我が国は六%の削減約束をいたしております。これは国内の排出量の削減、森林吸収源、京都メカニズムによって達成すると、こういう計画になっております。この目標の達成には、国内排出量を早期に大幅に削減し、森林吸収源を確保することが最大の課題だと、このように認識しておりますが、そのために、計画に盛り込まれております検討の対象項目は約六十項目に及んでおります。これを一つ一つ確実に達成することが必要であります。 一方、二〇〇五年の温室効果ガスの排出量速報値は一九九〇年度に比べて八・一%増加していると。このような厳しい状況を踏まえれ……
○国務大臣(若林正俊君) 委員が御指摘のように、京都議定書の第一約束期間中、我が国はマイナス六%というのを国際約束しているわけでありますが、速報値によりますと、むしろ減らすというよりも八・一%の増になっていると、これは深刻な事態だと受け止めております。 昨年、ケニアで開かれましたCOP12の会議も、私は会議でスピーチするに先立ちまして、日本がこのマイナス六%の国際約束は必ず守ると、このことをまず申し上げた上で、日本としての二〇一三年以降の新しい枠組みに対して世界に協力、理解を求めたところでございまして、このマイナス六%が、日本が約束が守られないということになりますと、世界に対しまして日本が働……
○国務大臣(若林正俊君) 川口委員には、元環境大臣として環境問題、とりわけ気候変動枠組条約の実施、京都議定書の推進に御努力をいただいておりますことに心から敬意を表しております。 今御質問ございました、政府としてどのような努力をしているのかということでございます。 政府はいわゆる政府の実行計画というのを定めておりまして、二〇〇一年度比でこの実行計画を進めてまいっておりますが、二〇〇六年度までに政府の排出する温室効果ガスの総排出量を七%削減するということを目標として掲げておりますが、実は、二〇〇五年度の実施状況を見ますと、二〇〇一年度比で一・二%減にとどまっております。このため、職員の省エネ努……
○国務大臣(若林正俊君) 委員御指摘のとおりでございます。 我が国の国土の七割を占める森林、これは防災などの国土の保全とか水源の涵養、生物多様性の保全、地球温暖化防止など環境保全上も重要な役割を果たしております。こうした役割に対する関心が非常に高まってきておることを背景にして、企業や団体による森林づくりへの参加や地方自治体における森林環境税の導入などが進んでいるものと認識いたしております。一方で、林業の採算性の悪化や山村の活力低下に伴う人工林の間伐の遅れなどによりまして、特有の生物相を営んできた里山林の質の低下が懸念されております。 環境省としては、林野庁を始めとする関係省庁と連携をしなが……
○国務大臣(若林正俊君) 山下委員は自由民主党の環境部会長として環境全般、とりわけ地球温暖化対策に熱心に取り組んでいただいておりますことにまず敬意を表したいと思います。 御質問ございましたこの第一約束期間、京都議定書第一約束期間の意味合いでございますけれども、これは、二〇〇八年から二〇一二年の間にかけてこの義務を負うそれぞれの諸国が、日本でいえば一九九〇年比六%マイナスというように、それぞれ義務を負っているわけでございます。 この六%マイナスというものの意味合いですけども、二〇〇八年から二〇一二年、五年間あるんですけども、このうち例えば二〇一〇年で六%、単年度で減らせばいいというものではな……
○国務大臣(若林正俊君) 海外漁業協力財団におきます役員の構成につきましては、委員が御指摘のとおりでございます。 しかし、そういう天下りをねらってこういうものをつくったというんではなくて、二百海里の問題が起きまして、公海におきます我が国漁業の領域というのが、大変に今までどおり漁獲をすることが難しい環境が出てきました。そこで、アフリカでありますとかアジアでありますとか、そういう沿岸諸国の水産業の振興開発というものに支援をしながら、我が国の海外漁場を確保するための協力事業というのがないと我が国の漁業が海外において活動する場がだんだんと縮小されていってしまうと、そういう事態に直面したわけでございま……
○国務大臣(若林正俊君) お答えを申し上げます。 まず、品目横断的経営安定対策についてでございます。 これは本年度から導入したばかりの新しい制度であるということもありまして、制度に対します理解、普及浸透が十分でないというようなことがまず第一、ベースとしてあったと思います。そのために、地域、現場において不安や不満が多く聞かれているところでございます。 そのために、私は八月、農林水産大臣を担当をいたしました際に、まず現場において生の声をしっかり聞いてきてもらいたい、俗称御用聞き農政と、こう称したわけでございますが、現場に行きまして、この品目横断的対策について、その仕組み、内容、それから加入の……
○国務大臣(若林正俊君) 農林水産大臣を拝命をいたしました若林正俊でございます。 委員長を始め委員の諸先生におかれましては、日ごろから農林水産行政の推進に格段の御理解と御支援をいただいているところであり、この機会に厚く御礼を申し上げます。 今村、岩永両副大臣、谷川、澤両大臣政務官共々、農林水産行政の推進に全力を挙げてまいる考えであります。 委員長を始め委員の皆様方の御指導を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 農林水産委員会の開催に当たりまして、当面の課題に対する私の考え方の一端を申し上げます。 まず初めに、本年の豪雨、台風や地震により被災された皆様にお見舞いを申し上げるとと……
○国務大臣(若林正俊君) 委員御承知のとおり、私も二十五年間農林水産省で働かせていただきました。その後二十五年間、衆議院、参議院、籍を置きまして、主として農山漁村、農林漁業の関係にかかわらせていただいてまいりました。その意味では、私自身、この農林水産業、農山漁村の持っている課題というものに常に取り組ませていただきましたが、振り返ってみまして、なかなか思うようにこの課題の解決が進んでいないということ、悔しい思いをしながら非力を嘆きながら、それでも一生懸命取り組まなきゃいけない、そんな思いで取り組んできた半生であったと、自分でそう思っております。 不思議なことに、この期に及んで最高の責任者を拝命……
○国務大臣(若林正俊君) 食料・農業・農村基本法におきましては、ただいま発議者が御説明されましたように、国民が農業、農村に期待する役割として、食料の安定的供給と多面的機能の発揮を位置付けた上で、その役割を果たすためには農業の持続的発展とその基盤となる農村の振興が必要であるという意味で、四つの基本理念に沿った施策を総合的に展開する旨を定めているわけでございます。 この基本法の理念と民主党御提案の農業者戸別所得補償法案の目的との関係についてのお尋ねがございました。 この法案自身は、基本法の理念に即しているかどうかという意味合いかとも思いますが、目的規定を見る限りにおきましては、この法案にはその……
○国務大臣(若林正俊君) このたび政府が展開しようとしております農政改革というのは三つの柱があると考えております。一つは、米の生産調整のシステム、生産調整をどういう形で支援するかという対策でございます。それからもう一つは、土地利用型農業、とりわけ水田農業につきましてどのような形でこれを将来展望の下に担い手を育成をしていくか、担い手の経営を安定させていくかというのが二点目でございます。三点目は、農業は、先ほども発議者の方からお話がございましたが、農業の担い手と言われる生産者だけで農業が行われ得るわけではありませんし、また地域の皆さん方との一体の関係でその地域基盤というものが保たれ、また多面的機能……
○国務大臣(若林正俊君) 今政府が推進をしております農業政策、とりわけこの品目横断的経営安定対策などにつきまして、これは小泉改革の流れの中でできているんじゃないかと、こういうお話があったと思います。 実は、その前から、委員御承知かとも思いますけれども、旧農業基本法を改正をして新しい農業基本法を作らなきゃならないという議論がずっと十数年来行われてきたわけでございます。そういう論議の中から新しい農業基本法を作るという方向性が出まして、食料・農業・農村基本法という法律が制定されたわけでございます。 もちろん、小泉内閣におきましてもこの方向というものは進めていくという立場に立っているわけですけれど……
○国務大臣(若林正俊君) 一川委員とは、今お話ありましたように、同じ役所で同じ局で特に農地問題を中心に一緒に仕事をさせていただいてきたわけでございまして、委員も農林漁業、とりわけ農業の実態については非常に熟知しておられると思います。 そこで、御質問でございますが、今度の参議院の結果はいろいろな要素が積み重なってあのような結果になったものとまずは受け止めておりますが、その要素の中に中央と地方との格差の問題ということが課題としてあったように思います。その格差の問題の中で、地方においては、とりわけ農山漁村、農村部において、農業が主たる地域の生産業であるというような地域にあっては農政一般に対する様々……
○国務大臣(若林正俊君) ただいまの御決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重させていただき、関係省庁との連携を図りつつ、今後、最善の努力をしてまいる所存でございます。
○国務大臣(若林正俊君) 食品安全委員会への諮問は、農林省、厚生省側からこれで安全であるかどうかというのを問うという意味で両省が諮問をすると理解しております。
【次の発言】 この米国産牛肉の輸入条件見直しに関しましては、我々はその前に日米間におきまして専門家による技術的会合をいたしております。そういう技術的な会合の結果を踏まえて対応するということになっておりまして、現在その会合の報告書を取りまとめ中でございまして、まだ報告書ができておりません。
したがって、現時点でこの輸入条件の見直しについて諮問をするのかどうかといったようなことは、その報告書を見ないと決められないわけでございまして、政府と……
○国務大臣(若林正俊君) 農政の大転換、新しい農政改革の方向性につきましては、先ほど総理からお話をさせていただきました。つまり、産業としての農業と地域を支えている農村地域と、そういう地域は両面、二面を車の両輪として総合的に進めなきゃならぬと、こういう認識に立っているわけでございます。 委員が御指摘になりました、農地や農業用水などのいわゆる農業上の社会資本というのは、正に産業としての農業が成立するためにも、また地域が活性化するためにも欠くことのできない社会資本だと、このように認識をいたしているわけでございまして、農地や農業用水というのは、そういう農業を発展させるために先人が血のにじむような努力……
○国務大臣(若林正俊君) 委員御指摘の十月三十一日に公正取引委員会が立入調査を実施した林野庁所管の公益法人は、財団法人林野弘済会、社団法人日本森林技術協会、財団法人森公弘済会、財団法人水利科学研究所、財団法人林業土木コンサルタンツ及び財団法人林業土木施設研究所ですけれども、当時、それぞれの法人の会長又は理事長はいずれも林野庁出身者でありました。
【次の発言】 立入調査を受けた六つの公益法人についてまず申し上げますと、十八年四月時点で常勤の役職員は六百三十八名でありますが、うち国家公務員の退職者が百九十名、緑資源機構退職者が十六名でございます。それでよろしいですか。
○国務大臣(若林正俊君) お答え申し上げたいと思います。 今委員が御質問になりました中で、WTO農業交渉についてまず状況の御報告をして御理解をいただきたいと思います。 WTO農業交渉は、現在議長をしておりますファルコナー農業交渉議長、これが七月に関税削減などのルール、いわゆるモダリティー案について提案をしております。そのファルコナー提案を基本にしまして、高級事務レベルの会合を、連日連夜かなり詰めた議論をいたしております。特に、種々技術的な問題がありますから、それらの技術的な問題から先に詰めるということで、かなり詰まってきている段階でございます。その意味では今重要な局面を迎えているというふう……
○国務大臣(若林正俊君) 委員がお配りになりました資料にございますように、当初は千三百五十億円、第一回の変更で二千四百九十億円の事業費ということになっております。なお、最後第二回の変更が二千四百六十億円という事業費でございます。この費用対効果は、ここにございますように、当初計画は一・〇三、第一回の変更が一・〇一、第二回の変更、これで最終を迎えるわけでございますが、〇・八三と、こういうことになっております。
委員の御質問は、第一回の変更の内容がどういう内容であったかということでございますか。
【次の発言】 この第一回の計画変更は、当初想定をいたしました地質条件が異なるということが判明いたしまし……
○国務大臣(若林正俊君) 委員が御指摘になっております問題点、そして提起されました疑問ということにつきましては、ただいま局長がるる答弁をいたしたところでございまして、意図的にここでそのような評価方式を変えたということでは私はないと思っております。そのことはやはりどれだけの機能を有しているかと、その機能が失われればそれの役割が果たせなくなるわけでありますから、その役割を果たしていくことを担保するためにはどれだけのまた投資が必要になるかというような考え方で整理をする必要があると思います。 そういう意味で、再建設費をもって評価することが妥当だというのが、この手法検討をしました結果としてそのようなこ……
○国務大臣(若林正俊君) お答えいたします。 農畜産業振興機構の役員のうち国のOB及び出向者の人数は、OBが三名、出向者が四名おり、それぞれの比率は、OBが三〇%、出向者が四〇%となっておるところであります。 なお、御指摘がありました役職員総数は二百七名でございますが、このうち国のOB及び出向者の人数は、OBが四名、出向者が三十三名、それぞれの比率は、OBが一・九%、出向者は一五・九%でございます。 また、同機構のラスパイレス指数が一三二・九%となっているということにつきましてはおっしゃるとおりでございます。これにつきましては、平成十七年度から給与構造等の見直しに取り組みまして、平成二十……
○国務大臣(若林正俊君) 委員がお話しいただきましたように、私は総理のお供をいたしましてFAOの世界食料サミットに出席をいたしました。 世界食料サミットでは、私は副議長として、百七十か国からの各国代表の皆さん方の議論をよく伺いながら、全体どう取りまとめていくかということの責任の一端を担っていたわけでありますが、総理からお話がありましたように、世界各国それぞれの立場において、食料というものは、国民に対します安定した、安心できる必需品としてこれを供給する必須のものであるという基本的な認識の下に、それぞれの国が食料生産に力を入れていくべきだというのを共通の認識にしながら、非常に活発な有益な議論が行……
○国務大臣(若林正俊君) 今回の自然再生の推進に関する政策評価は、自然再生の推進政策の効果について総合的な観点から評価が行われたものです。 その結果に基づき、総務大臣より、主務省である環境省、農林水産省及び国土交通省に対して、地域住民やNPO法人が主体的、継続的に自然再生に取り組むことができるよう支援を充実強化すべき等の勧告が行われました。 農林水産業は、自然界の循環機能を利用して動植物をはぐくみながら営まれる活動であり、地域の環境と調和した推進を図るためには、多様な主体が参加し、自然環境を保全、再生若しくは創出する自然再生の取組は非常に重要です。 当省としては、自然再生の施策として、河……
○国務大臣(若林正俊君) 我が国のカロリーベースの自給率を目標年度で四五%に引き上げていく、それを目標に頑張っていくというのはもう農業政策の基本でございます。その際の大きな問題として飼料の国内自給率の問題が重要な要素になるということについての主濱委員の認識は、私もそのように思うところでございます。 その意味で、この食料自給率の目標を幾らに定めるかという、今整合性がないじゃないかというお話ございましたが、目標年度におきます飼料の自給率目標に達するように努力するために、草地などの飼料生産基盤のまず整備をする必要があると。稲発酵粗飼料の生産を拡大していく必要があると。また、国産の稲わらの広域流通を……
○国務大臣(若林正俊君) 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。 農林水産業と農山漁村は、食料の安定供給はもとより、国土や自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承といった多面的機能の発揮を通じ、国民の暮らしにおいて重要な役割を担っています。農林水産業を持続的に発展させ、農山漁村の活性化を図ることは、地域を再生し、国民生活の安定向上を図る上で不可欠であると考えております。 農林水産行政をめぐっては、今年度から実施に移した農政改革の着実な推進、食品に対する消費者の信頼の確保、重要な局面を迎えているWTO交渉への的確な対応を始めとして、先送りのできない数多くの政策……
○国務大臣(若林正俊君) 価格の低下傾向に歯止めを掛けると、そういう趣旨の対策でございます。 委員御承知のように、十九年産米の米価は、作況が九九であるにもかかわらず大幅に下落するという異常事態になりました。このような価格の大幅下落を確実に歯止めを掛けなければならないということで米の緊急対策を決定したわけでありまして、委員がお話しいただきましたように、政府が備蓄運営の限界であります適正備蓄水準まで在庫は積み増すということにしまして三十四万トンを買い入れる。と同時に、二十年産米について、需給の均衡がしっかり図れるように対策を進めると。そして、全農も自らの十八年産の販売残十万トンあると、こういうふ……
○国務大臣(若林正俊君) 先ほど委員がお話しになりましたFAOの長期の報告でございます。それについてまず先に申し上げたいと思いますけれども、主要な漁獲資源のうち、半分程度がもう限度、満限まで利用されている、四分の一が過剰に漁獲されている、そして残りの四分の一が利用度が低い又は適度に利用されているという、そんな状況分布になっております。 そこで、我が国のTACとABC、つまり生物学的な許容漁獲量との関係について魚種別にお話がございました。お話にありましたように、漁獲の可能量、TAC制度の対象であります七魚種のうち、スケトウダラ、マアジ、マイワシ、サバ類の四魚種については、御指摘のように漁獲可能……
○国務大臣(若林正俊君) この緑資源機構は、委員も御指摘ございましたように、緑資源の幹線林道事業について測量・建設コンサルタント業務の発注において発注者側でありながら長年にわたって極めて悪質な官製談合を反復継続をしており、元理事及び元課長の有罪判決が下るなど、緑資源機構に対する国民の信頼を甚だしく損なう事態を招いたところでございます。このため、農林水産省としては緑資源機構を引き続き重要な政策の担い手機関として位置付けてこれを存続させるということは国民の信頼を更に損なうというものと考えまして、平成十九年度限りで廃止すべきものと判断したものでございます。 また、お話ございました継続した事業の承継……
○国務大臣(若林正俊君) 生糸の輸入に係る調整等に関する法律を廃止する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 我が国の蚕糸業につきましては、その経営の安定等を図るため、生糸の輸入に係る調整等に関する法律に基づいて、独立行政法人農畜産業振興機構が生糸の輸入調整措置を実施するとともに、輸入生糸から徴収した調整金等を財源として、蚕糸業の振興に資する事業に対する補助業務を行ってきたところであります。 しかしながら、繭、生糸の生産や需給をめぐる状況が著しく変化している中で、同法に基づく仕組みが有効に機能しなくなってきているところであり、平成十九年十二月に閣議決定された……
○国務大臣(若林正俊君) 蚕糸業の規模は著しく縮小してきておりまして、平成十八年度には、まず養蚕農家数でございますが千三百四十五戸、繭の生産量は五百五トンとなっておりまして、五年前の平成十三年度と比べますとそれぞれ半減いたしております。また、器械製糸工場も二工場となりまして、五年前と比べて四工場減少いたしております。それから、種でございます蚕種製造業者については、業者数は五社となっておりまして、五年前に比べて一社の減少でありますけれども、蚕種製造数量はほぼ半減しているところでございます。 また、平成元年度と比べますと、養蚕農家数、繭生産量は共に五十分の一、二%の水準まで減少いたしております。……
○国務大臣(若林正俊君) 森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法案について、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 森林は、国土の保全、地球温暖化の防止等の多面的な機能を有しておりますが、これらの機能の持続的な発揮を確保する上で、また、京都議定書の森林吸収目標を達成する上からも、間伐等の実施を促進することが喫緊の課題となっております。このため、京都議定書の第一約束期間の最終年度である平成二十四年度までの間における森林の間伐等の実施を促進するため、この法律案を提出した次第であります。 次に、この法律案の主要な内容につきまして御説明申し上げます。 第一に、都道府県知事は、農林……
○国務大臣(若林正俊君) ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後、最善の努力をしてまいる所存でございます。
○国務大臣(若林正俊君) この民主党提案の農業者戸別所得補償法案につきましては、衆議院に付託をされましたのは昨年十二月の四日でございます。それ以後、参考人質疑を含めて四回にわたる委員会でかなり丁寧な御議論があったと承知いたしております。提案者の平野委員を始めとして参議院側の皆さん方も、この質疑を通じていろんな意見交換がなされたわけでありまして、私もできるだけそれらの論議の模様も伺わせていただき、問われれば私の考えも申し述べてきたところでございます。丁寧な議論が行われたということにつきまして、大変それは有意義であったというふうに受け止めております。しかし、考え方の違いというのがあるわけでございま……
○国務大臣(若林正俊君) 委員御承知のとおり、IPCC第四次の評価報告書で明らかにされておりますが、地球温暖化は加速的に進行をしております。そのことは農業生産にも深刻な影響を及ぼすと予測されておりますけれども、実はもう既に温暖化の傾向というのは現れているわけでありまして、日本でも、被害の形としていいますと、お米、水稲については出穂後の高温、登熟による白未熟粒や胴割れ病が発生をしていると、九州地域ですけど。それから、ミカンについては、皮と果肉というものが分離する浮き皮症というのが見られております。また、リンゴについては、成熟期が高温になるということから、赤い色が付きにくくなってきていると、そうい……
○国務大臣(若林正俊君) フィリピンの農業長官アーサー・ヤップから私あてに書簡が参りました。その書簡では、ミニマムアクセスの枠組みの下で日本国によって輸入された米のうち、フィリピンで二十万トンの利用が可能となるようにお願いをしたいという書簡が参っておりまして、特に米の生産量が最低となる六月から十月、これはちょうど雨季に当たっております、そこで米の十分な備蓄量が維持されるようにできるだけ早くこのMA米の利用を希望するんだという趣旨の書簡が私あてに参っております。 この要請の中では、フィリピン政府が援助を希望しているのか、商業輸出を希望しているのか、メンションしておりません、明確にされておりませ……
○国務大臣(若林正俊君) この結果を、勧告を真摯に受け止めまして、植物防疫所また動物検疫所の業務の適正化及び検査体制を更に充実しなければならないと受け止めております。
そのために、一斉に見直しをするように指示をいたしておりまして、その見直しの結果に従って的確な対応をしてまいりたいと思っております。
【次の発言】 今局長からこのHACCP手法の導入を促進するための今年度の予算上の措置、方針を御説明申し上げましたが、基本的には、大事なことは消費者が、委員今御指摘のように、HACCP手法に対する理解を深めていただいて、HACCP手法によります、それで製造された食品に対する信頼度というものが評価され……
○国務大臣(若林正俊君) 委員長始め委員各位におかれましては、日ごろから農林水産行政の推進に格段の御理解と御指導をいただき、厚く御礼申し上げます。 委員会の冒頭にお時間をいただきまして、初めに、アフリカ開発会議、TICADWについて発言させていただきたいと思います。 第四回アフリカ開発会議、TICADWは、五月二十八日から三十日の日程で横浜において、福田総理の議長の下で、アフリカから五十一か国、関係国際機関等の参加を得て開催されました。 私は、五月二十九日に成長の加速化分科会に出席し、食料問題とアフリカ農業開発について演説を行いました。その中で、農業がアフリカ開発のかなめであるとした上で……
○国務大臣(若林正俊君) 委員が御指摘になりましたように、十九年産のお米の価格が急速に大幅に値下がりをいたしました。 そのことが農業経営、とりわけ水田農業経営の皆さん方に大変経営上の打撃と同時に将来に対する不安を広げたということがあったと認識しておりまして、これにどう対処するかということで、この米の対策につきまして緊急に対策本部をつくりまして、まずは今年産の米価の対策、同時に二十年産に向けてどのような生産調整を実施するかということ、これを着実にしてその需給のバランスを回復しないと価格の低下は止まらない、そういう認識でございまして、当面、緊急に急いで対処するということにつきましては、米政策、品……
○国務大臣(若林正俊君) 卵の黄身がなぜ黄色いのかと、こういうことでございます。
この卵の黄身の色が黄色いというのは、主たるえさでありますトウモロコシのカロチンが飼料の中に含まれていると、その他のそういう自然の色素に由来するものであるというふうに承知いたしております。
【次の発言】 お答えいたします。
世界の穀物価格の高騰は異常とも言えるような高騰状態にあります。具体的に言いますと、一昨年秋の委員がおっしゃられた八月の段階におきます小麦、トウモロコシ、大豆を昨年の秋、一昨年の秋と去年とを比較をいたしますと、小麦では二・五倍に上がっております。トウモロコシが二・二倍、さらに大豆で二・三倍とい……
○国務大臣(若林正俊君) 委員御承知のとおり、主食用の米の消費が一貫して減少をしている中で、消費の減少ほどには主食用米の作付面積が減少をしないため、需給バランスが欠けてしまいました。その需給調整の実効性が確保されていないことなどによりまして、平成十九年産米の米については米価が大幅に下落をいたしました。地域水田農業の活力が失われていくと、損なわれているというような状況にあるわけでございます。 このような状況に対処するために、私を本部長とする農政改革三対策緊急対策本部を立ち上げまして、ここで十九年産米の米価下落に対応するための緊急対策、また主食用の米の需給バランスを確保して米価の安定を図るための……
○国務大臣(若林正俊君) 委員のいろいろ御指摘ございましたが、そのような認識を共有いたしております。 特に、この三年ほど前からですけれども、小麦、トウモロコシあるいは大豆、もう二倍から三倍も国際価格が上がっているんですね。それらはほとんど輸入に依存していますから、これを原材料にしております小麦粉あるいは小麦粉関連のパンその他の製品、そしてお話にありましたように、トウモロコシを原材料として、えさですね、これを使って行っている畜産経営、酪農でありますとか養豚でありますとか養鶏でありますとか、これらの産物、農畜産物というのもみんなその影響を受けているわけでございますけれども、これがなかなか合理的な……
○国務大臣(若林正俊君) 委員お尋ねの富山湾を襲った寄り回り波の高波による被害、水産被害状況でございます。 二月二十四日の低気圧の影響で高波が発生をして、おっしゃいますように想像を絶するような大きな被害がございました。人的被害のほかに、漁港については四漁港、漁港海岸で二か所、漁船六十六か所などに被害が生じまして、水産関係でおよそ三十八億円というふうに被害額が報告されております。被災された皆さんに心からお見舞いを申し上げる次第でございます。 特に、入善漁港付近の海岸では大きな被害が生じておりまして、農林水産省としては、災害が発生した翌日二十五日には災害担当官を現地に派遣をいたしました。そして……
○国務大臣(若林正俊君) この冷凍ギョーザ問題を契機として、国民の多くの人たちが輸入食品についての不安を抱き、そしてまたいろいろな各種の世論調査を通じましても、やはり基本的には食料の自給率を高めなければ駄目なんだというような認識、そういう意見というのが広く広がってきていると思います。そういうような国民的な意識というようなものをしっかり受け止めまして、今までも努力をしてきましたけれども、なかなかこの食料自給率のアップということが難しい、うまく進まなかったという状況がございます。 そこで、私の下に、食料の未来を考える戦略会議というのを有識者を集めてやっておりまして、近々総理も出ていただいて、そこ……
○国務大臣(若林正俊君) 平野委員が御指摘になっておられますように、国際価格は高騰いたしております。委員に配付いただいておりますこの資料を御覧いただきましても、二〇〇六年から二〇〇八年にかけてでございます、小麦については三倍強、トウモロコシについては二・五倍弱、大豆が二・五倍といったように高騰をしてきているわけでございます。 これは三つ要因があるというふうに分析いたしておりまして、一つは、中国とかインドなどが大変な発展を続けております。こういう途上国の経済発展によりまして、かつての日本もそうでありましたが、食料需要が量的に拡大するだけではなくて質的にも大きな変化を遂げてきているということが一……
○国務大臣(若林正俊君) お答えいたします。
平成十八年の割りばしでございますが、輸入量が二百四十五億ぜん、国内生産量は五億ぜん、したがって年間使用量は約二百五十億ぜんであります。一人当たりでは年間約二百ぜん程度になるものと考えております。
このように国産のものが少ないわけでありますが、二%程度となりますけれども、このうち国産材を使用した割りばしの割合は八割強となっております。
【次の発言】 お答え申し上げます。
委員の資料にございますように、国産の割りばしというのは大変激減をいたしておりまして、先ほど答弁申し上げましたように、ごく国内的にいいますと少ない量になっております。これは、やは……
○国務大臣(若林正俊君) お答えいたします。 我が国の森林面積は二千五百万ヘクタールございます。これらの樹木の中には五十五億トンの二酸化炭素が言わば蓄えられているというふうに考えていいと思います。これを基に計算しますと、一ヘクタールの森林には約二百二十トンの二酸化炭素が蓄えられていると、こういうことになってまいります。 そこで、八百万トンの二酸化炭素の量は、我が国の森林にこれを当てはめて試算をいたしますと、約四万ヘクタールの森林が蓄えている二酸化炭素量に相当いたします。ちなみに、この四万ヘクタールというのは東京都二十三区の面積の約六割程度、こう考えていただければいいと思います。
○国務大臣(若林正俊君) 総理がおっしゃっておられますように、地方が、地域が元気にならなければ日本経済、日本社会自身が活力を取り戻して元気になることはできない、こういう視点でございます。 そして、戦後、作れば売れるという時代がずっと続いてまいりました。その意味では、農林水産業の現場というのは物を作るということに一生懸命力を注いできたわけでありますけれども、やはり需要が多様化してきますから、そういう需要に合わせて売れるものを作るというふうに発想の転換をしなければならない。 そういう観点で、農業も林業も水産もうんと変わってきております。その変わってきている中で、どうして地域の農林水産業がその地……
○委員長(若林正俊君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。 ただいま皆様の御推挙により、委員長の重責を担うことになりました。 委員会の運営に当たりましては、公正かつ円満な運営に努めてまいりたいと存じますので、委員各位の御支援と御協力のほどをお願い申し上げます。(拍手) 本日はこれにて散会いたします。 午前十時三十三分散会
○委員長(若林正俊君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様の御推挙により、委員長の重責を担うことになりました。
委員会の運営に当たりましては、公正かつ円満な運営に努めてまいりたいと存じますので、委員各位の御支援と御協力のほどをお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は六名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に木俣佳丈君、工藤堅太郎君、藤末健三君、小泉昭男君、椎名一保君及び浜田……
○委員長(若林正俊君) ただいまから政府開発援助等に関する特別委員会を開会いたします。
継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
政府開発援助等に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 委員派遣に関する件についてお諮りいたします。
閉会中の委員派遣につきましては、……
○若林正俊君 ODA調査第一班について御報告いたします。 第一班は、昨年十月十一日から十九日までの九日間、フィリピン、シンガポール及びインドネシアに派遣されました。 派遣議員は、松浦大悟議員、石井準一議員、そして私、若林正俊の三名でございます。 以下、調査を通じて得るに至った所見を中心に御報告いたします。 まず、フィリピンでは、直面する食料問題を中心に、国連世界食糧計画(WFP)フィリピン事務所、フィリピン稲研究所、同国政府に勤務する日本人農業専門家から意見を聴取しました。また、ODAの取りまとめの役割を担う国家経済開発庁から、我が国ODAの活用状況及び開発計画の現状等について意見を聴……
○若林正俊君 若林正俊でございます。 野党として予算委員会、このような立場で質問をさせていただくのは、実は細川内閣のとき以来でございまして、やや立場が違うと風景も違うなと、こんなような思いでこの席に立たせていただいているわけでございます。 さて、農業とか農村という政策は、経済産業省、国土交通省、また環境省、総務省、各省庁に広くわたった政策でございまして、それらの政策と密接に関連しながら総合的に進められなければならない、そういう性質のものでございますけれども、今日は、それら各大臣にそれぞれお聞きするということではなくて、直接担当をしておられる農林水産大臣と、そして、地方主権といいますか地域主……
○若林正俊君 ちょっと角度を変えて、今、日本の国民の立場でどう受けとめているのか、いったらいいのかということからちょっと質問したいと思います。 北の脅威に対する受けとめ方は、韓国、アメリカ、中国、それから外されていますけれども日本、ロシア、それぞれ脅威の受けとめ方が違うと思います。事実、脅威自身が違うと私は思うんです。現実には、朝鮮半島の問題の解決は、国際的には北と韓国、南と中国とアメリカと、いわば四国の協議体制の中で対応していて、日本とロシアは外されているわけであります。しかし、北がどういうふうに行動していくのか、あるいは行動をするように周辺諸国がこれにかかわるかというのは、日本、ロシアを……
○副大臣(若林正俊君) 財務副大臣の若林正俊でございます。 本日は、女性の経済・社会的自立支援に関しまして、財務省の取り組みとして男女共同参画の視点に立った税制の見直しについて御説明させていただきたいと思います。 お手元に資料をお配りさせていただいております。 男女共同参画社会の実現は我が国社会のあり方を決定する重要な課題の一つであり、税制面におきましてもこのような動きを踏まえながら、就業や婚姻など個人のライフスタイルの選択に対する公平性、中立性を損なうことがないよう、絶えずそのあり方を検討していく必要があると考えております。男女共同参画の関連では、税制面において個人所得課税における課税……
○若林正俊君 私は、基本的人権と緊急異常事態との関係について問題提起をさせていただきたいと思います。 憲法で保障している自由及び権利、いわゆる基本的人権については、明示的には二十二条の住居、移転、職業選択の自由、あるいは二十九条の財産権といったように公共の福祉による制約が明示されているものがありますが、明示されていないそれぞれの条項についても、公共の福祉のために必要な場合には合理的な限度において制約が加えられることがあり得るものと解されております。これは人権の内在的限界というふうに言う人もいるわけであります。 しかし、例えば十九条、思想及び良心の自由とか、第二十条、信教の自由のうち信仰の自……
○若林正俊君 憲法と緊急・非常事態法制のことについて参考人からいろいろ御意見伺いましたが、私は、やっぱり水島さんが言うようなサイレント、沈黙しているということに評価をするというのはいささかいかがであろうかというふうに思います。 我々詰めなければならないのは、どこまでが憲法上許され、どこまでが憲法で禁止されているかということについて、いろんな事態を想定しながら考えなきゃならないと思うんですけれども、一つは、やはり緊急事態のときの行政上の長として内閣総理大臣がその権限を行使するとした場合、あるいは内閣総理大臣が欠けた場合にあらかじめ指名した者がやるというようなことを法制上整備するとした場合に、国……
○若林正俊君 今日、三人の参考人からそれぞれお話を伺いました。それぞれの立場は異なっておりますけれども、大変参考になったというふうに思っておりますが、前文を内容と切り離して前文だけの論議をして、英さんが言われるように、前文だけでも日本的なもの、自主的なものとして改正したらどうかというような御議論には余り賛同できないと思います。 やはり今の前文は、全体主義国家から自由民主主義国家に大きく切り替わっていく、そして大きな国民的価値観を、やや一般国民がまだ理解していない部分も含めて、先進自由民主主義諸国、連合国、特に代表するアメリカの価値観というものをこれが正しいものとして日本に導入していきたいとい……
○若林正俊君 今、舛添小委員長が触れられた点ですけれども、私は、いろいろなことがあります、この提言されています検討してきた課題、いずれも注目すべき事柄ですから、これから詰めていかなきゃいけないと思いますけれども、今の会期のことについて言えば、もう参議院は会期なしでいいんじゃないかという、むしろ私は、参議院はもう会期なしでいつでもやれると、やっているということにすれば、衆議院と全くそこのところ違っちゃうんですね。そんな考えはどうであろうかと思います。
【次の発言】 私は、参議院憲法調査会において、我が党の日本国憲法改正の検討経過と検討状況について御説明の機会を得たことを大変うれしく思いますととも……
○若林正俊君 舛添委員の意見に基本的に同意しております。 補完する意味で、いわゆる現行憲法の八十一条の最高裁判所に与えられた違憲審査権とこれを最終裁判所とするというこの規定はやはり見直すべきだということでありまして、今、舛添委員が言われたような憲法判断、憲法裁判所を設けるとすれば、何か今までの三権分立の中とはまたさらにそれを超えたような形の判断機関というようなものを設けないと、国権の最高機関としての国会で多数決で決めた法律を司法の最高裁判所が最終結審するというのは問題があるんじゃないかと。その辺の調整を経た上で憲法判断の機関というものを考えなきゃいけないんじゃないかと思います。 と同時に、……
○若林正俊君 自由民主党は、立党五十年を迎えるに当たり、総裁を本部長とする新憲法制定推進本部を発足させ、その下に新憲法起草委員会を設け、現憲法のすべての条章について十項目に分けた小委員会において検証をし、新しい時代にふさわしい新憲法草案を作成すべく、論点の整理、取りまとめに入っております。 このような検討を踏まえて、今まで本調査会において述べてきたことに若干補足して、自由民主党における検討の方向を明らかにしておきたいと思います。 まず、前文でございます。 現行憲法から継承する国民主権、基本的人権、平和主義を基本理念とし、現行憲法に欠けている日本の国土、自然、歴史、文化など国家の生成発展に……
○若林正俊君 自由民主党の若林正俊でございます。 参議院憲法調査会は、平成十二年一月二十日に設置され、日本国憲法について広範かつ総合的な調査を行い、おおむね五年の審議期間を終え、ただいま関谷会長から報告されましたとおり、報告書を取りまとめ、これを議長に提出する運びとなりました。まずは、この間の歴代会長、会長代理、幹事の皆さん、そして委員各位の真剣な取組、御尽力に深く敬意を表したいと思います。 我が国は、昭和十六年十二月に第二次世界大戦に参戦し、昭和二十年八月にポツダム宣言を受諾して、連合軍に無条件降伏しました。そして、連合軍の占領政策として起草された案を基にして、政府は帝国憲法改正案を公表……
○若林正俊君 自由民主党の若林正俊でございます。 公述人の方々には、お忙しい中をわざわざお時間をいただいてありがとうございました。 先ほどそれぞれのお立場から憲法についての認識、そしてまた改正についての考え方、お話を伺いました。そこで逐次御質問を申し上げたいと思います。 まず、五十嵐先生にお伺いいたしたいと思います。 世界が大きく動いており、そして国家というものの領域を超えて一方はグローバリズムが進んでいく。一方、国家の内部においてもそれぞれの個の考え方が強くなってきて、まあ言ってみれば国家が、今までの国家というのは解体していくというような基本的な認識をお持ちでございます。 歴史認識……
○若林正俊君 自由民主党の代表幹事をいたしております若林正俊でございます。 本日は、憲法改正国民投票法制に関する主要な論点について簡潔に基調発言をさせていただきます。 まず第一は、国民投票法制の対象を憲法九十六条に定める憲法改正国民投票に限定するか、それとも、国政における重要問題についても一般的に国民投票に付することができる法制を併せつくるかという論点であります。 私は、両者は、国民主権の直接的な発露という意味で同根ではありますが、その性格は本質的に異なりますので、今回は憲法改正国民投票に限定して立法化すべきであるとの意見であります。 憲法改正国民投票は、各院の三分の二以上の賛成で発議……
○若林正俊君 ただいま簗瀬委員の方から、民主党の国民投票制度についての考えと我が党の考えとの間に、時がたつにつれて少し開きが出てきたんじゃないかというような前提でいろいろお話ございました。私は、逆に、この問題が提起され始めてから、かなりいろんな事項が整理されて詰まってきたように思うんです。しかし、基本的には、今問題にされました一般的な重要事項、国民投票制度の中に憲法改正を位置付けていくのか、憲法改正自身を独立した国民の意思を問う形としての国民投票制度にするのかという、その点についてかなり基本的な違いが埋まっていないと、このように思うのでございます。 私も、先般、十九日の日に申し上げております……
○若林正俊君 池本参考人からも、また小峰参考人からも大変興味のあるお考えをお聞かせいただきました。 そこで、小峰参考人にお伺いしたいんですけれども、労働の参加と、そしてまたその労働の生産性、そういう組合せなどをお話しいただいたんですが、時代の変化に伴って、例えば省力化、ロボットに代表されるような省力化技術によりまして高齢労働者も参加できるようになるとか、つまり管理労働の部分になっていくとか、労働の幅も広がっていくので、何か六十五歳、お話しになったように、もっとその幅が広がるんじゃないかというお話がございました。そういう年齢とかあるいは性別の差だとか、そういう限界は、私はかなり今後のイノベーシ……
○若林正俊君 我が国の価値観として、足らざるを憂えず等しからざるを憂うという、そういう価値観がずっとあった時代というのが長くあるように思うんですね。どうも不足の思いというのは、必ずしも国の経済力とかあるいは一人当たりの所得の水準とかそういうことだけではない、その人が持っている情報量とかあるいはその周囲の人たちの体験とか、そういうようなことから自分というものをどう位置付けて、そこで満足度というものをどこに求めるかということであったように思います。 私はもう今年七十五になりますから、いろいろな場面場面の体験をしてきましたけれども、自分の所属している階層というのは中の下かな、中の中かなと思っている……
○若林正俊君 最近、世代間、自分が少年期、青年期、そして一番の働き盛りの時期、それを過ごしてきたその過ごし方の違い、時代の違いというようなことをしみじみと感ずるようになっております。当然のことながら、私は、軍国少年と言われた戦中で小学校をやり、戦後の混乱期で中学校にいて、やっと安定してきたのが大学に入ったころでございました。それ行けというような生き方をすることが日本社会全体のみんなの共通の認識のような、そういう時代に育ってきたわけですけれども、さあ、そういうようなことを経て今日に及んで、振り返ってみてどうなのかということを考えさせられます。 この調査室の委託調査、みずほ総合研究所の幸福度に関……
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