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大沢辰美 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

大沢辰美[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは大沢辰美参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。大沢辰美参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
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■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

18期(1998/07/12〜)

第143回国会 災害対策特別委員会 第3号(1998/09/11、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 大沢でございます。  先ほどまで質問が続いているわけですけれども、私も、八月上旬、下旬に発生した集中豪雨による災害対策を中心にお尋ねしたいと思います。  日本共産党を代表して質問するわけですが、三点についてお尋ねしたいと思います。その一点については大きく農業災害について、そして河川災害について、そして被災者の支援の問題についてお尋ねしたいと思います。  大臣は就任以来、直ちに阪神・淡路大震災の神戸市の方にも視察をされていますし、また、この八月末にも総理とともに集中豪雨の福島県、栃木県の方に調査をされて、被害の深刻さを十分に把握されていると思います。  私も阪神・淡路大震災を経験し……

第143回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1998/11/06、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。よろしくお願いします。  主に、生産調整の問題を中心に質問したいと思います。  政府は昨年、今多く質問ありましたように、九七年産の米の価格暴落を受けて新たな米政策を実施して、ことし九十六万三千ヘクタールに及ぶ過去最大規模の減反を行ったわけですね。また、来年も同じ規模の減反を生産者に強いる計画を発表されたわけです。減反を十七万六千ヘクタール拡大されたことしは、二十一年ぶりに生産調整目標未達成という事態が出たわけですね。これは未達成県が十六府県に上るわけです。実施率も、前年と同じだった二つの地域を除いてすべて都道府県で低下しているわけです。これは御存じだ……

第143回国会 農林水産委員会 第3号(1998/09/24、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 引き続きまして、私、日本共産党の大沢辰美より残された時間、農業災害の問題について質問いたします。  先ほどから議員の皆さんから災害についての質問もございましたけれども、本当に台風七号の被害が一層深刻なものになっておりますし、誠意を持ってお答えいただきたいと思います。  私は、先日、災害対策特別委員会でも一部質問したんですけれども、やはり現行制度の範囲にとどまる答弁しかいただけないんですね。これでは農家の方は再生産に希望が持てない。  そこで、私は八月上旬の水害を受けた新潟県にも行ってまいりましたけれども、既にここはもう調査が終わっているわけですから、新潟県の一つの村、笹神村のその……

第144回国会 農林水産委員会 第2号(1998/12/03、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。  今、質問が続いていますように、この日韓漁業協定は国連海洋法条約の趣旨を踏まえて日韓両国間の漁業秩序の確立を目指したものでありますから、私は今日の事態を前進させるための契機としていかなければならないと思っております。しかし、資源管理や操業上の問題も非常に多く、漁業関係者からは本当に不安の声が上がっていますので、幾つかの点について質問をしたいと思います。  水産資源の減少、枯渇をこれ以上進めてはならないという点で、特に排他的経済水域内では我が国が責任を持って資源管理を行う体制を強めることが重要だと考えます。私も、この問題が出て直ちに兵庫県の山陰の漁業……

第145回国会 国民福祉委員会 第14号(1999/08/05、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  今、本当に多くの国民の皆さんが年金問題に対して、老後の不安、そして現在の保険料の掛金に負担感を抱いているというのは皆さんよく御認識だと思います。私ももと看護婦をしておりましたので、社会保障についてはとても関心を持ってきょうこの福祉委員会に参加をさせていただいたんですが、きょうは議題が農業者年金でございますので、その点についての質問をさせていただきたいと思います。  第一に、農家の女性の年金問題についてお聞きしたいと思います。  農地を持たない配偶者の保険料についてですけれども、現在、農業総人口、特に農業就業者の六割を女性は占めているわけです。……

第145回国会 災害対策特別委員会 閉会後第1号(1999/10/20、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  まず最初に、この間の災害で犠牲になられました方々に心から哀悼を表したいと思います。そして、被災された多くの皆さんに心からのお見舞いを申し上げたいと思います。  先ほどからの台風十八号による質問が続いているわけですが、私も委員派遣及び日本共産党国会議員団としても災害直後に調査団を派遣いたしまして、不知火町を初め松橋町、それから竜北町、鏡町、八代市を調査いたしました。不知火町の松合地区で十二人の方が亡くなられたわけですけれども、遺族の方からこういうことを聞きました。避難勧告さえ出ていたら命は助かったという悲痛な言葉をお聞きいたしました。  この点……

第145回国会 災害対策特別委員会 第5号(1999/07/30、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  多くの皆さんの質問を受けて、少しダブる点もありますが、まず最初に、六月末の豪雨災害で犠牲になられた方々に哀悼の意を表するとともに、本当に被災された皆さんに心よりお見舞いを申し上げたいと思います。  私は、今回の災害地、広島、呉、神戸市の現地を調査、委員派遣でも回らせていただいたわけですけれども、広島、呉、神戸市とも、山があって町があって海と、急斜面の地形的にはとてもよく似た都市でございます。特に広島は、今指摘されていますように、全国の中でも土石流の危険箇所が多い、急傾斜地域の崩壊危険箇所も一番多いところだと。兵庫県も計算しましたら大体四番目ぐ……

第145回国会 農林水産委員会 第2号(1999/03/11、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。  大臣は所信で米の関税化問題についてこう述べています。「米についての関税化の特例措置の取り扱いにつきましては、本年四月から関税措置へ切りかえることとしました。これは我が国の国益にとっての最善の選択であると同時に、来年に開始される次期WTO農業交渉において、我が国農業・農村の発展のための確かな成果を獲得するための出発点でもあります。関係者が一体となって、揺るぎない国民合意の交渉方針を早期に確立する考えです。」と述べています。しかし、今この米の関税化に対して非常に農民の中からも不安と批判が一層高まっているのも事実でございます。  まず、国外でございます……

第145回国会 農林水産委員会 第5号(1999/03/18、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。  酪農・乳業対策について質問をいたします。  今、酪農経営は、御存じのように、政府の低乳価政策のもとで保証価格が二十数年前の水準に下がってしまっていると思うんです。その結果、離農が後を絶たないというのが実態だと思うんです。そういう中で、不十分とはいえ、農家に年間を通じて乳価を保証してきた不足払い制度があります。この制度は本当にぎりぎりのところで酪農の経営を守る役割を果たしてきたと思うんです。ところが、今度の新たな酪農・乳業大綱、これを見ましたら、二〇〇一年にはこの不足払い制度を廃止するということになっていますね。  これに対して、北海道を初め全国の……

第145回国会 農林水産委員会 第7号(1999/03/25、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  関税化の関連法案の中で、まず関係国との問題についてお伺いしたいと思います。  政府は、昨年十二月に関税化実施を決めた際も、またその後も、農業関係者そして国民に関税化が有利なんだという説明を行ってきています。だけれども、このたった三カ月間で、関税化実施前からその実態が余りにも政府説明とかけ離れているような感じが私はいたします。  今、全国の農民の皆さんは大変大きな不安を覚えています。その一つは、関係国との交渉なしに三百五十一円という関税相当量が設定できるという説明が政府の空文句にすぎなかったのではないかというものです。  御存じのように、今質問……

第145回国会 農林水産委員会 第9号(1999/03/30、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律等の一部改正案に反対の立場で討論を行います。  まず最初に、国民の主食である米を関税化、つまり輸入自由化することを政府は極めて拙速、唐突に、十分な国民合意抜きに強行しようとしていることに強く抗議するものです。  米関税化の撤回、慎重審議を求める要請書が当委員会開催中も各地から届いています。その数は、この数週間で、農業団体、労組、消費者団体など百近くに及び、また地方議会でも米関税化撤回が決議されています。政府はこれらの声を真摯に受けとめるべきです。  本法案に反対する最大の理由は、関税化が日本農業と食料の将来を脅か……

第145回国会 農林水産委員会 第11号(1999/04/15、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。  農業と環境の問題については、生産者の中でも私たち国民の間でも非常に関心が高まっていると思うんです。だから、総理府が行った世論調査でも、農業が自然環境と国土保全に貢献していると答えた人たちが年々増加しているという実態がそこに見られると思うんです。一方では、今問題になっています家畜の排せつ物による環境汚染が社会問題化している。日本の畜産の発展にとっても一日も早くこれは解決しなければならない問題だと私たちも考えています。  そこで、日本共産党も政府に対してこの点については対策を要求してきたところですけれども、今回の家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促……

第145回国会 農林水産委員会 第13号(1999/04/27、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 参考人の皆さん、御苦労さまです。  今、増田参考人の方から、公正な価格形成機能が担保されることが重要だということをおっしゃいました。その点で現在も競りの果たす役割は重要と私は考えるんですが、この点についてもう一度お聞きしたいのと、競りの果たす役割について、杉山さんの方からも一点お伺いしたいと思います。
【次の発言】 次に、これもちょっと杉山さんにお聞きしたいんですけれども、今、卸売また仲買の業者なんかは経営悪化ということで深刻な状態になっていると思うんです。それは数字にも出ていますけれども、その原因をどのように見ておられるのか。  大型量販店との関係、また農業生産自体の縮小など、……

第145回国会 農林水産委員会 第18号(1999/06/03、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。  今回の法改正案は、御存じのように、生産者の要望を反映した前進面もありますけれども、やはりメリットを受ける地域、対象者は限定されていると思うんです。だから、農家の皆さんの共済制度に対する改善要求に十分こたえるものではないと私は思っています。  そういう点で、数点質問させていただきたいと思うんですが、特に昨年の台風で被害を受けた兵庫県の農家の方はこう言っています。自分は農業を四十年やってきたけれども、今まで共済は受けたことがない、今回だけは助けてほしいと。芽の出た稲穂を私は突きつけられたんですけれども、結果的には補償されませんでした。  水稲の一筆方……

第145回国会 農林水産委員会 第21号(1999/06/29、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、昨年初めて当委員会で質問しましたとき、農家の方々の思いと今日の農政のあり方にとても大きな乖離があると指摘しました。新しい農業基本法の審議に参加をしまして、この乖離が埋められて、二十一世紀に本当に希望の持てる農業をつくらなければならないと思っています。  ところが、本法案には重大な問題点が多くあります。私たち日本共産党は、この新たな基本法に対する修正提案を行いました。特に、食料自給率引き上げに、その実質的な担保となる具体的施策が重要であること、その大きな柱の一つに、生産費を償う農産物価格支持制度の実現について私は質問したいと思います。  ……

第145回国会 農林水産委員会 第24号(1999/07/08、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、食料・農業・農村基本法案に対し修正の動議を提出いたします。その内容につきましては、今お手元に配付されております案文のとおりでございます。  その趣旨と提案理由について御説明を申し上げます。  我が国の食料自給率はわずか四一%と世界最低水準にまで落ち込んでいます。輸入の増大、農産物価格の低迷で農家経営は成り立たず、離農、耕作放棄地の増大など、このまま放置すれば食料供給の基盤を揺るがしかねない事態となっています。このような中で、食料自給率の向上、日本農業の再建は国民の生存に係る重大な課題であるとともに、世界的な食料危機が警告される中で国際的な責務であると考……

第145回国会 農林水産委員会 第26号(1999/07/27、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  先月、新農基法の審議がやられて、そしてその中では自給率の向上の問題が非常に大きな論点になったと思います。その自給率の向上のためには、やはり現在ある農地を農地として維持確保することが重要な課題であるということはもう今までの質疑でも明らかですけれども、私はその点を強調しながら質問したいと思います。  今、農地の転用による減少は、毎年ほぼ三万ヘクタール近く減少し続けているというのが数字で出ております。数字的に見ますと、農用地区域内の農地面積は、九五年からの数字で推測いたしますと、九五年で前年比二万六千ヘクタール減っています。九六年は、先ほども言って……

第146回国会 交通・情報通信委員会 第2号(1999/11/16、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  まず、交通バリアフリーについて質問をしたいと思います。  先ほども質問がありましたけれども、障害者の方や高齢者の方、そういう人たちは、やはり交通手段は社会参加をしていく上で本当に大事です。日常生活においても絶対切り離せない、これはもう当然のことです。だから、障害者を大切にしない社会は私はおくれた社会であると、こういうふうに思っております。だから、あらゆる交通施設等の阻害要因、バリアを取り除くことは、運輸行政として最優先課題として私は取り組んでいただきたいと願っています。  ところが、実態は極めて不十分な状況もあると指摘をしたいと思うんです。例……

第146回国会 農林水産委員会 第2号(1999/11/11、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  けさは米価審議会をやられている会場の前にお伺いいたしまして、北海道から九州までの皆さんがいろいろな要望も持ってまいりました。特に、東北の皆さんは高温被害の実態も訴えられておりましたし、九州の熊本の議員さんもいらっしゃるわけですが、熊本では塩害がひどくて大変だ、もう全滅のところもあるんだと。そして、もちろん共済はあるけれども、土を入れかえないといけない、この負担は本当にやってくれるのだろうかとか、さまざまな不安を持ってきょうは上京されていました。  そういう悲惨な今の農業の実態を踏まえて、政府はその期待にこたえていただきたいなと、そういう思いで……

第146回国会 農林水産委員会 第5号(1999/12/14、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 共産党の大沢辰美でございます。  シアトルでの閣僚会議での一連の経緯を見てまいりまして、報道などで読ませていただいて、私はWTOのルールが至上不変のものではないということも感じました。そして、農業の貿易自由化を一層拡大することが世界の流れではないということも強く感じたという感想を述べさせていただきたいと思います。  だけれども、農業分野の宣言案を読ませていただきますと、現地時間で十二月二日十五時の事務局提案にも、また同日の二十四時の農業分科会議長から全体会議長へ提出されたテキストを見ましても、一貫してWTOの枠内で自由化拡大を図るという趣旨が明記されています。  言葉をちょっと拾……

第147回国会 交通・情報通信委員会 第13号(2000/04/25、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 参考人の皆さん、御苦労さまです。  日本共産党の大沢辰美でございます。  この法律がようやくつくられようとしているわけですが、この間本当に障害者団体の皆さん、また高齢者団体の皆さんが粘り強い運動をされた。そのことには心から敬意を表したいと思います。私たち日本共産党も、六年前国会で取り上げて以来、早くこの法案をつくりたいということで頑張ってきたところですが、これから御一緒にいい法律をつくり上げていくために皆さんの御意見を参考にさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  最初に、まず目的、理念の問題なんですけれども、法律の目的にもかかわることなんですけれども……

第147回国会 交通・情報通信委員会 第14号(2000/04/27、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  交通バリアフリー法案が策定されたことは、障害者の皆さん、また高齢者等の皆さんの願いに本当にこたえたものであって、私も前進面を評価していきたいと思います。しかし、問題は、法案の内容が実効性を着実に推進できるかが私は重要な課題となると思うんです。ですから、本法案の実効性をより高める立場から、私たち日本共産党は衆議院で修正案を提案させていただきました。そして、その内容からも幾つかの問題点を整理して質問させていただきたいので、よろしくお願いいたします。  まず、目的と理念の位置づけについてですけれども、法律の前提となるのは目的や理念がどう書かれている……

第147回国会 交通・情報通信委員会 第15号(2000/05/09、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  前回は、この法律の目的、理念問題、そして障害者や高齢者等、利用等の参加にかかわる問題を取り上げました。きょうは、実効性を確保する上で具体的な問題についてお聞きしたいと思います。  第一に、新設の施設設備、車両の義務についてお尋ねしたいと思います。  これは、鉄道、バスターミナル、空港、旅客船ターミナルを新設する場合にはバリアフリー化の義務を生じるわけですが、そのバリアフリーの内容についてどのように対応策を考えておられますか。まず、局長さん、お尋ねします。
【次の発言】 その中でも車両についてお聞きしたいと思いますけれども、新しい鉄道の車両の場……

第147回国会 交通・情報通信委員会 第18号(2000/05/18、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  このたびの規制緩和を進める道路運送法の改正は、私は法体系を劇的に変えるものだと思います。タクシー、乗り合いバスの需給調整をやめて参入を自由にし、廃止も事業者の一方的判断で行うことができる、そのようになるわけですね。  私は、バス問題について特にお聞きしたいと思います。  公共交通機関におけるバスの果たす役割は極めて重要であります。特に地方においては最後の足とも言うべき、地域住民にとってなくてはならないものです。ところが、地方バスの廃止はとどまることなく進んでいます。しかも、最近の特徴は、都市圏でも同じように路線の撤退が相次いでいます。  そこ……

第147回国会 災害対策特別委員会 第3号(2000/03/24、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  二月二十三日、阪神・淡路大震災復興本部が五年間の法規定によって解散されました。政府は、今後、関係省庁の連絡会議において復興対策を行うこととなってしまいました。  ほとんどの震災特例措置が五年という期限切れを迎え、被災者は今、不況と震災の二重苦に悲痛な声、大震災いまだ終わらず、いまだ生活再建ならずという叫びが被災地の現実なんです。  ことし一月、神戸新聞の紙上において五年の特集の討論がありました。兵庫県知事、神戸市長らの対談でございますが、そのとき神戸新聞社の社長はこう述べています。「ハード面の素早い復旧に比べ、被災者の生活再建は本当に遅れてい……

第147回国会 災害対策特別委員会 第6号(2000/04/17、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  法案審議の前に、有珠山の噴火災害についての質問を数点させていただきたいと思います。  被災された皆様に心からお見舞いを申し上げ、また関係者の皆さんの奮闘にも心から敬意を表したいと思います。  私は、現地を調査させていただいて、具体的な点でお聞きをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  有珠山の噴火災害は、救助法が発動された虻田町、そして伊達市、壮瞥町の被災自治体は災害の長期化によって住民生活また産業への影響が深刻になっていることはもう御存じのとおりだと思いますが、これらの自治体はその災害対策の費用についても多額な出費をされていると……

第147回国会 災害対策特別委員会 第7号(2000/05/24、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  避難解除が一部行われましたけれども、やはり災害が長期化している中で、大変な事態であるということは共通の認識であろうかと思います。先ほども質問がございましたけれども、有珠山噴火の災害を早期に激甚災害に指定をという声は、被災した自治体、もちろん北海道が政府に強く要請されています。  中山長官は、四月二十日の衆議院決算行政監視委員会で、児玉議員の質問に対して、「地元自治体の財政負担が重くなることにかんがみまして、」「できる限り速やかに被害の状況を把握し、対応したいと考えている」、「指定の範囲については、被害の調査ができるようになれば短期間で明確にな……

第147回国会 農林水産委員会 第2号(2000/03/14、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。先日の大臣の所信を受けて、大きく食料自給率の問題、そして中山間地の問題についてお尋ねしたいと思います。  まず最初に食料自給率の問題なんですけれども、私たち日本共産党は昨年の食料・農業・農村基本法の論議の際には、基本法には食料自給率引き上げを基本理念として掲げて、目標数値も明示すること、そして国の責任を明確にするべきであると提起をしてまいりました。九日の食料・農業・農村政策審議会企画部会で基本計画案が示されましたけれども、全体的な論議は正式に提案された際に行いたいと思いますが、今回の質問は目標数値の問題についてお聞きしたいと思います。  この中で……

第147回国会 農林水産委員会 第4号(2000/03/16、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、朝、午前中ですけれども、審議会が開催されておる中で、その会場へ行ってまいりました。そして、本当に酪農家の皆さんが北海道を中心として全国から、審議の中に大臣が諮問された内容を本当に私たち改善してほしいというそういう要望を持っていかれたところに私も同席をさせていただいて、多くの農家の方の意見を聞かせていただきました。その声を直接また大臣の方に私はきょう述べながら質問をさせていただきたいと思います。  本当に今日の畜産酪農業については、皆さんの質問の中でも明らかになりましたけれども、やはり基幹的な産業として私は日本農業の一翼を担っていると思う……

第147回国会 農林水産委員会 第7号(2000/03/30、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  検査法に入る前に一点、悪性の家畜伝染病である口蹄疫に対する不安がとても広がっておりますので、その点について数点お尋ねしたいと思います。  宮崎県で広がったわけですけれども、不安になった生産者の方が県庁の方に説明を求めてお伺いをしたようです、私たちも問い合わせしたんですけれども。そうしたら、関係者以外立入禁止という張り紙が県庁にしてあって、なかなか対応をして説明をしてくれないと。きっと県の方も一生懸命やっていらっしゃって人手不足なんだと思います。ですから、やはり精いっぱい広がらないように努力されているんだと思いますけれども、そういう状況が生産者……

第147回国会 農林水産委員会 第8号(2000/04/04、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 最初に、私も有珠山の噴火災害についてお見舞いを申し上げると同時に、一点だけ質問させていただきたいと思います。  冒頭にも、適切に対応するという大臣のあいさつがあったわけですけれども、やはり今後長期化するという可能性が強いわけですから、特に今答弁がありましたように、畜産、水産、農業に対する被害も拡大すると見られます。牛などの家畜の緊急に対応すべき点は行っていただいたようにお聞きいたしておりますが、これまでの災害でも現行制度の枠内で農家は救われなかったというのがはっきりしてきているわけですから、私は、この厳しい避難生活を送られている被災者の皆さんが本当に少しでも安心できるような対策を……

第147回国会 農林水産委員会 第10号(2000/04/18、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、法案質問に先立って、有珠山の噴火による農水畜産の被害について数点質問させていただきたいと思います。  噴火直後でしたけれども、私の質問に対して大臣は、農業の農畜産の被害に対して現行制度に、もちろん頑張るけれども、特別な対策も含めて万全を期す、そういう答弁をいただいたわけです。私も現地を調査してまいりましたけれども、十三、十四日、避難解除をされた部分もございますけれども、虻田町以外で結構ですが、現在、農漁業関係の被害調査はどのように進んでいるか、報告をまずお聞きしたいと思います。

第147回国会 農林水産委員会 第15号(2000/05/25、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  法案審査に入る前に、最初に北海道庁の談合問題についてお聞きしたいと思います。  大臣は、五月十一日の衆議院の私どもの中林議員の質問に対して、公正取引委員会の調査結果が出れば、補助金を所管している立場から、農林水産省といたしましても必要な指導を行うことを考えていると答弁されています。私は、公正取引委員会の結果を待つまでもなく調査をし、農業土木工事の全体を洗い直す必要があると、そのように考えます。  この点について五月十五日に公正取引委員会は、北海道の農業農村整備事業に係る農業土木工事について独占禁止法違反があったことを認めて、北海道の農政部がそ……

第148回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(2000/07/26、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私の近所に父子家庭の親子三人が嘔吐と下痢を繰り返して苦痛を訴えて、二日後に雪印牛乳だったということがわかって本当に驚いた経緯があるんですが、その原因がわかってもう一カ月が過ぎようとしているんですけれども、今日なおこの被害者に対しても雪印乳業は謝罪もしてこないと。本当に消費者の方は今怒りが大きく広がっているという状況の中できょうこの委員会が開催されて、数点質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、参考人で来てくださいました宮田さん、御苦労さまです。私も各地を回らせていただいて酪農家の皆さんにお話を聞かせていただいて、もう目を充血して、……

第149回国会 災害対策特別委員会 第2号(2000/08/09、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  この数年間、自然災害による住宅災害は本当に深刻です。この点について質問したいと思います。  今発生しています三宅島の噴火、神津島や新島などの地震による被害、住宅百二十一棟が大変な事態になっている。そして、有珠山の噴火による現在の住宅の全半壊は四百七十五世帯が大変な事態になっている。この二年間の水害による住宅の全半壊は三千七百二十五世帯に及んでいます。そして、もう五年七カ月前になりますが、阪神・淡路大震災による住宅の全半壊が四十五万世帯と。本当に人間として生きるための住宅の再建対策は私は災害復興の重要な柱であると思うんです。被災者の方が安心でき……

第150回国会 農林水産委員会 第3号(2000/11/07、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。  口蹄疫が終息して五カ月がたったわけですけれども、九十二年ぶりの口蹄疫発生はさまざまな私は課題を残したと思うんです。  私は、北海道で発生が明らかになった五月のこの委員会ですけれども、やはり北海道では移動制限に伴い畜産それから酪農のサイクルが大きく狂うことが懸念される、ですから長期的な影響に対する経営支援が必要だということを指摘してまいりました。  そこで今回、この間、またこれからもですが、移動禁止そして市場閉鎖、人工授精禁止に伴う経営への影響を農水省としてはどのように把握しているか、まずお聞きしたいと思います。

第150回国会 農林水産委員会 第4号(2000/11/09、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。よろしくお願いします。  日本の酪農の現状というのは、今ずっと質問の中で出されてきたわけですけれども、私は極めて厳しいと指摘せざるを得ないと思うんです。それは、やはり酪農家の離農が後を絶ちません。国民の食料の安全確保という点でも不安を持たざるを得ないからです。  私は、数字をちょっと提示しまして現状を具体的に見ていきたいと思うんですけれども、この間、酪農家戸数は減少を続けて三万四千戸になっています。ちょうど十年前のおよそ半分になっています。飼養頭数も七年連続減少しています。ずっと二百万頭以上を維持していましたけれども、昨年、百七十万頭台に落ち込ん……

第150回国会 農林水産委員会 第6号(2000/11/21、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢と申します。  参考人の皆さん、御苦労さまでございます。  最初に、田代参考人さんにお聞きしたいと思うんですけれども、先生が理念を最初に述べられたと思います。私も賛同するものでございますけれども、その中で、耕作しない者が農地を取得してそして農地を農地として使わない、これは耕作者主義の否定になる、農地転用統制の否定に行き着くのではないかと、そういうふうに指摘されているわけですけれども、その点をもう少し詳しくお聞きしたいんですが、よろしくお願いします。
【次の発言】 次に、小松参考人にお尋ねいたします。  今回の改正によって、今までも述べましたように農業生産法人の事業……

第150回国会 農林水産委員会 第8号(2000/11/28、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、今回の農地法の改正に当たりまして、特に農業生産法人の要件の規制緩和の問題についてお聞きしたいと思います。  今回の改正については、先日の参考人質疑で、田代参考人から、戦後農地の根本理念である農地の耕作者主義にとどまるものなのか、はみ出す一歩になるものなのかが最大の問題とした上で、次に求められるのはもっと縛りを緩めてくれという要望が出てくるだろうと。だから、農地法の今回の改正はここが最後のぎりぎりのところにあるという指摘をされましたけれども、この点について大臣の認識をまずお伺いしたいと思います。

第151回国会 国土交通委員会 第19号(2001/06/21、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢と申します。  本当に、参考人の皆様、大変お忙しいところを本日はありがとうございます。  最初に北原参考人にお伺いしたいと思うんですが、ただいま御本人も被害者の関係者として大変御苦労されたことをお伺いしました。また、被害者の団体の役員としても多くの事故被害者への協力をされて、さまざまな体験をしてこられていると思います。そうした体験の中で、保険支払いの問題で被害者がいかに御苦労されているのかを目の当たりにしてこられたということで今お聞きしました。  そこで、お尋ねしたいんですが、保険会社の提示する支払い額の根拠となる損害の調査、そして査定のあり方について、被害者の立……

第151回国会 国土交通委員会 第20号(2001/06/22、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  御存じのように、プレジャーボート、小型船舶の不法係留、この問題は本当に大変な社会問題となってまいりました。例えば、船舶の航行へ重大な影響を与えていますし、洪水とか高潮等における放置艇の流出で災害の発生が起こっているという事態、放置ばかりでなくて海に沈んだ船などもごみ問題として大変な問題になっています。  全国各地でこういう大きな社会問題となっているわけですが、今度の法改正は五トン未満の小型船舶についても所有者が判明できるように登録制度を義務づけるものであり、私たちは賛成であります。  不法係留対策に関して、今度の改正を含めてどのような規制が可……

第151回国会 災害対策特別委員会 第3号(2001/03/28、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、緊急計画の進行状況や地震防災対策の現状から見まして、五年間延長する今回の改正は当然であって、法案には賛成であります。  しかし、当初計画から五年が経過した現在、日本列島は活発な活動期に入ったと学会も警告しています。最近だけでも、昨年の鳥取県の西部地震、そして先日二十四日の中国・四国地方の地震と続いています。地震防災対策は待ったなしの課題となっています。  地震防災緊急事業の到達点については、法の目的にふさわしいものか検証することが必要になってきていると思います。その立場から質問したいと思いますが、今回の地震でも、呉市で私立の高校の体育館……

第151回国会 災害対策特別委員会 第5号(2001/06/06、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、最初に、三宅島の噴火災害についてお尋ねしたいと思います。  先月の二十三日に、私たち、委員会の皆さんと一緒に、三宅村役場、都庁、そして避難されている方々との懇談をさせていただきました。その中で、要望がたくさんあったわけですけれども、その中からまず医療費の問題についてお尋ねをしたいと思います。  御存じのように、三宅島の噴火災害によって全島避難した島の人たちは千九百四十八世帯、三千七百九十一人、もう既に九カ月余りにわたる避難生活を余儀なくされているわけです。また、お聞きすればするほど苦しい状態をお話しされていました。住みなれた土地を離れ、……

第151回国会 内閣委員会 第3号(2001/03/22、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  きょうは、NPO問題について質問をしたいと思います。  今、ボランティア活動等に多くの国民が参加しやすいように市民活動組織を育成して活性化する観点から、私たち野党共同で、特定非営利活動のための法人税等の一部を改正する法律案、そして地方税法の一部を改正する法律案を提出しています。そしてまた、共産党のみで、特定非営利活動促進法の一部改正案も提出させていただいているところです。  現在、予算関連法案として参議院で審議している政府提出のNPOの支援税制は、私はその内容に対して多くのNPO関係者から落胆と批判の声が上がっていることを指摘したいと思います……

第151回国会 内閣委員会 第5号(2001/03/29、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 おはようございます。日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、国家公安委員会委員任命の件について、まず最初にお尋ねしたいと思います。  また、最近奈良県警察の不祥事件が発生しました。近年の警察不祥事件の続発を受けて警察改革は国民的な要求となって、国家公安委員会制度の改革はそのかなめとなる課題となっています。国家公安委員会委員は内閣総理大臣が両議院の同意を得て任命するとなっています。さきの安崎暁氏の任命では、同意案件の審査のために内閣委員会に私たちは付託をして安崎暁氏に参考人として来ていただいて、国家公安委員会委員就任の適否を判断するための質疑を行うよう要請を求めました。他の野党……

第151回国会 内閣委員会 第7号(2001/04/05、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  四名の参考人の皆さん、御苦労さまです。  最初に山上先生にお尋ねをしたいんですけれども、本当に被害者の多くの相談をお受けになられて長い間頑張ってこられたんですが、特に私、性犯罪の被害者、そして心的外傷ストレス障害を受けられた方が、今回、法律改正になったわけですけれども、なかなかこういう人たちへの支給要件というんですか、それが外れてしまっているのか漏れてしまうような状態になっていると思うんですが、はかり知れない被害を受けているということを今御意見も述べられたわけですけれども、そういう犯罪被害者の心的外傷障害の実態と、支援の必要性というんですか、……

第151回国会 内閣委員会 第11号(2001/05/24、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  最初に、男女共同参画基本計画についてお尋ねしたいと思います。  この計画が決定されまして、基本的方向そして具体的な施策が示されて半年が過ぎようとしています。今後、この共同参画と男女平等を願う女性たちの期待というのは非常に大きいものですから、この内容について注目すべき施策の一点をきょうはお聞きしたいと思うんですけれども、全体としては私は現行の法制度の範囲内にとどまっているのではないかなと思っていますけれども、その改善は今後の大きな課題であると思いますが、その一つに雇用の場での差別、男女の賃金格差の解消に向けた取り組みがとても大事だなと思っている……

第151回国会 内閣委員会 第12号(2001/05/29、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  せんだって、東京高裁の判事が伝言サービスで知り合った十四歳の少女を買春したとして児童買春、児童ポルノ禁止法違反で逮捕されましたね。いわゆるテレホンクラブを使った成人男性による中高生の買春行為が長期にわたって公然と行われているという事実の一つであると思うんです。もちろん、児童買春は子供に対する性的虐待であるし、人権を侵害するものであるから絶対に許せないと、この点はだれも一緒だと思います。  このような現状から、今回のテレホンクラブを規制の対象とする改正は必要なものであると考えます。しかし、今回規制の対象となるテレホンクラブは多くの子供たちがかか……

第151回国会 内閣委員会 第14号(2001/06/05、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  最初に、交通安全の基本計画についてお尋ねしたいと思います。  昨年の交通事故による負傷者は、御存じのように十年連続の増加を来しています。戦後最悪を記録した前年よりも九・八%も増加しているんですね。百十五万人に達しているというこの数字ですけれども、これは政令市である広島市、ここは百十二万人の人口ですけれども、を超える負傷者が出ているわけですね。だから、毎年政令市の人口に匹敵する人たちが交通事故によって負傷しているという実態が生まれているわけですね。  だから、私は、負傷者だけ見ると八九年の交通事故非常事態宣言を上回っている件数だと思うんですが、……

第151回国会 内閣委員会 第15号(2001/06/07、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 参考人の皆さん、御苦労さまでございます。  今の道路交通法の審議をしている中で皆さんの指摘された問題点がとてもよくわかったわけですが、ちょっと数点、質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、黒崎参考人にお尋ねをいたします。  この欠格条項の存在によって、本当に今日まで障害者の皆さんがいろんな点で不利な立場にあった、免許を取りたいけれども取れなかったという、そういう状況が長年にわたってあった。やっと今回、条文上はなくなったけれども、あと施行規則の点でという指摘があったわけです。  私は、今日までやはり連盟に所属されているそういう方たちの人権そのものが侵されているという点も……

第151回国会 内閣委員会 第16号(2001/06/12、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  最初に、大臣から大阪府池田市の大阪教育大学附属小学校の事件に関しての報告をお聞きしたわけですが、私もその近くに住んでいる者ですが、私の町の隣の町からも通学をしているという、そういう実態の中で、私たちだけでなくてもちろん全国的なショックを与えたと思います。安全であるべき学校でこういう事件が発生したということ、そしてその子供たちが犠牲になったこと、また家族の皆様に心から哀悼の意を表したいと思います。  今、総合的な対策が進められているわけですけれども、やはり文部科学省とともに公安委員長としてすべての対策をやり切るということが求められるわけです。本……

第151回国会 内閣委員会 第18号(2001/06/19、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、提案者にまずお聞きしたいと思います。  本法案を読ませていただきますと、特殊法人等の改革は、基本理念に従ってつくられる特殊法人等整理合理化計画、ここにポイントがあるように思います。そして、つくられた計画は期限を区切って実施する、こういう趣旨だと思いますけれども、そうしますと、このポイントは特殊法人等整理合理化計画とはどんなものかということになりますね。  そこで、計画で何を決めるのかということ。その特殊法人が実施している事業については、「廃止、整理縮小又は合理化、他の実施主体への移管その他」と書いてありますね。その特殊法人の組織形態につ……

第151回国会 予算委員会 第13号(2001/03/26、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇一年度予算三案に対する反対の討論及び修正案に対する賛成討論を行います。  まず初めに、汚れた政治を正すための疑惑解明についてです。  幽霊党員と自民党党費立てかえという事件の核心部分が大きく明らかになったKSD汚職で、自民党総裁としての総理の責任ある調査がいまだに報告されていません。また、内閣官房報償費の流用問題では、その使途がいわゆる国会対策費や議員と官僚へのせんべつ、また飲み食いに使われていることが、外務省報償費の上納問題とあわせて、我が党の質問や元官房長官経験者らの生々しい証言によって浮き彫りになりました。しかし、自公保森内閣は、古川官房副……


19期(2001/07/29〜)

第153回国会 国土交通委員会 第3号(2001/10/25、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。よろしくお願いします。  私は、今審議が続けられている中で、この海上保安庁法の改正案ですが、これは警察行為として領海警備の任務を持つ海上保安庁が、我が国の領海を侵犯したり、それから主権侵害の危険性がある不審船を追跡、捕獲し、また立入検査を行って不法行為の内容を調査することは必要な措置であると考えております。これに役立つ海上保安庁の体制強化は当然必要だと考える立場から質問をしたいと思います。  本改正案の直接の理由に挙げられたのが、一九九九年に能登半島沖で発生しました不審船事件に関係して、まず私は最初に二点お聞きしたいと思います。  その一点は、自……

第153回国会 国土交通委員会 第4号(2001/11/08、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、テロ対策、ハイジャック防止対策について最初にお聞きしたいと思うんですが、御存じのように、九月十一日に米国で同時多発テロがございまして二カ月がたちました。本当にこれはもうどんな理由があっても許せない行為として、まさに国際社会が全力を挙げて、私は国連を中心にして問題の解決に当たらなければいけないと、このように考えています。同時に、我が国としてもこのような本当に卑劣なテロ行為から国民の生活や安全な暮らしを守るために全力を尽くすことはもう当然であります。  そこで、国土交通省は、国土交通省の緊急テロ対策本部をつくられて、そして海上保安庁の国際テ……

第153回国会 国土交通委員会 第5号(2001/11/27、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 大沢でございます。  私は住宅金融公庫の問題についてお尋ねしたいと思います。  ずっと論議があったわけですけれども、現在住宅金融公庫が行っている住宅融資の問題については、国民にとって必要なのか、それとも必要ないのかという肝心の問題点を明確にすることなく、廃止とか民営化とか今叫んでいることは大問題だと思うんですよね。  そこで、最初にお聞きしたいんですが、住宅金融公庫がなぜできたのか、その点についてまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そういう大きな役割を担ってきたということは本当にすばらしい制度であったと思うんですね。私は、そういう制度だからこそ続けてほしいというのが私の願……

第153回国会 国土交通委員会 第7号(2001/12/04、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律の一部を改正する法律案、いわゆるPFI法改正案に対する反対の討論を行います。  PFIとは、国や地方自治体の財政破綻が深刻になるもとでも、民間の資金を使って引き続き浪費とむだの公共事業を推進することが可能となる手法です。また、民間の資金の導入のために収益事業を推進するなど、公共施設の性格をゆがめる、破綻の際には民間に十分なリスクを分担をしていない、入札段階から大手ゼネコン、商社が独占し、中小企業に仕事が回らないなど、さまざまな問題点が本委員会でも今指摘されました。  今回の改正は、これらの問題点……

第153回国会 災害対策特別委員会 第2号(2001/11/28、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 本当に三宅島の実態が今住宅問題を含めて明らかになって、やはりもとに戻れるようになることを一番願っているわけですが、そのときに自分の家がどうなるかというのはもう重大な、居住、いわゆる福祉、人権、さまざまな点で大事なことであるということを、もう一度、調査をした結果、対応を考えてほしいという今要望があったわけですが、私も住宅問題に絞って質問をしたいんですが、私の方は阪神・淡路大震災の問題についてお聞きしたいと思います。
【次の発言】 御存じのように、災害発生から七年目を迎えました。今皆さんのところに資料をお配りさせていただいておりますけれども、これは復興の土地区画整理事業が進んでいる神……

第154回国会 決算委員会 第2号(2002/07/15、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、初めに国の予算の執行をめぐって大きな問題になっています政府開発援助、ODAの問題で、特にその中の食糧増産援助の内容について質問をいたします。  外務省の二〇〇一年版ODA白書によりますと、食糧増産援助には、年度によって異なりますけれども、最近では二百億円を超える予算額、八〇年代、九〇年代に至っては三百億円とか四百億円という規模の予算が組まれていました。援助の内容は、飢餓や食糧不足に悩む国に対して肥料や農薬、農機具を無償で供与することになっています。ただし、無償で受け取るのは相手国の政府であって、肥料や農薬を実際に使用する生産者は政府にお……

第154回国会 決算委員会 閉会後第2号(2002/08/28、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、今回、市町村の合併問題に絞って質問させていただきたいと思います。  市町村合併に対する片山総務大臣の基本姿勢を改めてお伺いしたいと思うんですけれども、私、地元が兵庫県なんですけれども、市町村合併の問題はもう本当に住民の中にも様々な波紋を起こしております。  今年の三月に片山大臣の名前で全国の市町村長と市町村議長に手紙を出されたことも、これ波紋の一つになっているんですよ。この手紙には合併の必要性や様々の優遇制度、そして、つまりあめの内容が書かれていますが、その問題は内容なんですね。私も読ましていただいて、こういうふうに書いていますね。「市……

第154回国会 決算委員会 閉会後第3号(2002/08/29、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 引き続いて、大沢辰美、質問させていただきます。  私の方からは、金融機関の破綻と阪神・淡路大震災の緊急災害復旧資金融資制度についてお伺いいたします。  小泉内閣による構造改革、不良債権処理によってこの一年間で破綻された信用金庫、信用組合は全国で約四十六にも上がっています。兵庫県下では昨年十一月に関西西宮信金、今年一月に神栄信金が相次いで破綻しました。こうした中で、長年取り引きしてきた中小業者の借入者が一方的に不良債権と断定されてRCC送りになり、貸付対象から除外され、地域経済破綻にもつながる事態が広がっています。その中に、一九九五年一月十七日の阪神・淡路大震災で被害を受けた、その……

第154回国会 決算委員会 閉会後第5号(2002/09/12、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  今日、私は、今国民が政治に対して切実に問題を解決をしてほしいという大きな一つの問題として、政治と金の問題について小泉内閣の基本姿勢をお伺いしたいと思います。  今年の通常国会は政治と金の問題が次々と噴出しました。北方四島支援事業に絡む鈴木宗男衆議院議員の事件、また加藤紘一自民党元幹事長秘書による口利き事件、井上前参議院議長秘書の口利き事件、いずれも公共事業の受注に絡む汚職腐敗事件です。ここで本当に焦眉の課題となったのが、公共事業の受注企業からの政治献金の禁止の問題です。野党四党は既にこれを禁止する法律を提出しています。その実現に努力していると……

第154回国会 決算委員会 閉会後第6号(2002/09/25、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  今、原発の損傷のひどい隠ぺい事件、この問題については本当に今後も引き続いて追及をしていかなければならないと私たちも思っています。  今日、私は特に、問題は違った問題ですが、大型のスーパー、マイカルの問題について質問をさせていただきたいと思います。  御存じのように、この数年、全国各地で長崎屋、壽屋、ダイエー、マイカルなど、本当に大型スーパーの倒産が相次いでいます。今日は、このうちのマイカルの破綻とその出店している中小テナントの皆さんが抱えていらっしゃる問題を取り上げたいと思います。  第一に、マイカルは昨年九月に倒産しました。現在、会社更生法……

第154回国会 決算委員会 閉会後第8号(2002/10/02、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 引き続き、大沢辰美です。  私は、女性が子供を産み、そして働き続けるために、その保育行政についてお聞きしたいと思います。  今、雇用者全体の四割を占めている女性労働者、正に日本経済を支えていると言っても言い過ぎではないと思います。安心して子供を産み育てる、そのためにも私は保育所の充実が不可欠であると考えています。  旧労働省が調査しました内容でも、仕事と育児の両立に必要な対策はやっぱり保育施設の時間延長だとか、それから休日保育だとか、保育施設の整備拡大が上位を占めていると思いますね。こういう中でのやはり女性の社会進出とそれを支える保育所の充実、その役割についての国の基本的な方針を……

第154回国会 決算委員会 閉会後第9号(2002/10/03、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、今日は学校の施設整備、特にその中でもクーラーの設置の問題について質問をしたいと思います。  今年も本当に夏、暑い気候でございました。そして、全国の子供さん、またそのお母さん、お父さん、学校に冷房機を設備をしてほしいという要望、私たちにもたくさん寄せられています。  文部科学省は昨年八月に全国の冷房設備の実態調査をされているように聞いていますが、その結果についてまず簡単に説明ください。
【次の発言】 今報告ありましたように、義務教育、小中学校の普通教室には約五%にしかこの空調設備が整っていないということですね。そういう状況を踏まえて文部科……

第154回国会 国土交通委員会 第2号(2002/03/19、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。  私は、神戸空港建設を中心とした空港建設問題について質問をさせていただきたいと思います。  先日、大臣の所信表明をお聞きいたしましたとき、こういうふうに言われていますね。「ハード、ソフト両面から、災害に強く、安全で安心できる国土の形成や交通サービスの提供を図ります。」と言われた。これは交通機関の安全対策、それはもう本当に最優先の課題であることは異論のないところだと思います。  まず、神戸空港の建設に関連して、航空の安全問題についてお聞きしたいと思います。  既に使用しています伊丹空港と関西の新空港、そして、そこにさらに関空、関空の新空港ですね、そこ……

第154回国会 国土交通委員会 第5号(2002/03/28、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、まず最初に、区画整理事業において、換地における照応の原則、このことについてお聞きしたいと思います。  この土地区画整理法の八十九条は、換地を定める場合は、換地が従前の宅地の位置、地積、土質、水利、利用状況、環境等が照応するよう定めた原則がうたわれています。いわゆる照応の原則、それはそもそもどうして定められたのか、その理由をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そのとおりだと思うんです。そういう区画整理事業のいわば私は基礎的な換地指定の基準だと思いますね。公平性、そして利益を守っていくという地権者の立場。この高度利用推進地区に今回例……

第154回国会 国土交通委員会 第7号(2002/04/04、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 今回の法改正は、大規模改修のための引当金制度が導入されようとしているわけですけれども、今まで東海道新幹線の老朽問題は国会でもしばしば議論がされてきたと思うんです。  そこで、まずお聞きしますけれども、大規模改修は、私は今日、鉄道事業者の経営責任として本来行うべきであると考えますが、そうではないのですか。
【次の発言】 しかし、新幹線の譲渡の際にも、当時の国会答弁ですけれども、新幹線を保有することになったJRに対して、大規模改修のための国の支援は問題にならなかったのではないかと、それどころか、その必要性について政府は否定していたのではないかと思いますが、その点はどうだったんですか。

第154回国会 国土交通委員会 第8号(2002/04/09、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。私は、改正案の内容に即して具体的に質問をさせていただきたいと思います。  まず、貨物自動車運送事業の営業区域規制の廃止の問題です。  今回の改正案の前提と言ってもよい昨年の十二月十三日に出された今後のトラック事業及び貨物運送取扱事業の在り方についてでは、営業区域制度の在り方について次のように述べています。十年前に制定された現行法においては、営業区域はもはや需給調整のための単位でなくて、主として安全な運行管理の遂行のために必要な地域的な制約としてとらえられていると、こういうことなんですね。そうしますと、今回の法改正は、経済的規制の廃止ではなく、安全……

第154回国会 国土交通委員会 第11号(2002/04/18、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  三人の参考人の皆さん、御苦労さまでございます。  御存じのように、今回の法改正は、一つには建築基準を大幅に規制緩和をすると、そして二点目にはやっぱりシックハウスの対策、私は三点目に都市計画への住民参加という点でまちづくりNPO等、提案をしていけるということがうたわれていると思います。  そこで、お伺いしたいと思うんですが、最初に岡田参考人と片方参考人にお伺いしたいんですが、まちづくりや都市計画にとって、私はこの法案が先ほどからも出ています容積率の緩和、日影規制の緩和など、重大な影響が、与えるのではないかと考えています。ですから、都市計画を、決……

第154回国会 国土交通委員会 第13号(2002/04/25、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。  今回の改正で、政府案は私は一定の建築物に利用円滑化基準を義務付けているなどの点で一定の評価をいたしております。でも、高齢者、障害者等の社会参加の広がりに、状況から見ますとまだまだ不十分な点もあると指摘せざるを得ません。  そこで、何点か具体的にお伺いしたいと思います。  まず、対象者についてですけれども、政府案では、高齢者、身体障害者等としていますが、私は身体障害者に限定せず、表現を障害者と明記すべきだと考えます。  本会議で大臣は、第二条の定義で、その他日常生活又は社会生活に身体の機能上の制限を受ける者となっており、そういう意味では、妊娠されて……

第154回国会 国土交通委員会 第15号(2002/05/23、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、平成十四年度における特殊法人の事務所の移転のための関係法律の整備に関する法律案に対して反対の討論を行います。  反対理由の第一は、特殊法人の事務所の移転には合理的理由がないことです。  政府の説明によれば、都心の一極集中を改善するための多極分散型国土形成促進法に基づく移転であると説明しています。しかし、東京都内の事務所を移転させても、都市再生法などに見られるように、再び一極集中を招くことが明らかです。移転の合理的説明になっていません。  反対理由の第二は、今回の移転は国費や特殊法人の予算削減にもつながらず、無駄な移転事業だからです。  例えば、宇宙開発……

第154回国会 国土交通委員会 第16号(2002/05/30、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、法案審査の前に一点、先日、兵庫県の明石市の大蔵海岸での死亡事故について緊急に質問を一点させていただきたいと思います。  まだ五歳というかわいい女の子を失った御両親の無念さをお察しし、本当に胸が痛みます。私は、この事件が昨年の十二月三十日に発生し、その翌日の大みそかに現場を見てまいりましたが、この事故は私は起こるべくして起こった事故だと思っています。  なぜなら、陥没はこの事故があった十二月に初めて起こったのではありません。なぜなら、明石市の説明では、既に三年前に、一九九九年一月ですか、五回も近くの場所で陥没を確認していたのです。護岸工事……

第154回国会 国土交通委員会 第19号(2002/06/11、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  初めに、法案第五章のマンションの建て替えの勧告について質問をいたします。  建て替え勧告によるいわゆる建て替えと、その他の建て替えを比較すると、当然ながらその適用条件が異なります。勧告の方は法律で決め、その他の建て替えの方は予算措置、つまり努力義務となっています。勧告によらない場合の建て替えについては、区分所有に従って建て替えを決議して、法人格を持った建替組合の設立ができるようにするなど、対策を本法案で取っているわけです。参加組合員制度の運用の問題など、中身にはいろいろありますけれども、これまでの延長線上の改善措置だと思います。しかし、新たに……

第154回国会 国土交通委員会 第21号(2002/07/02、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  いわゆる民活法の一部改正について質問をいたします。  法律案の解説を読ませていただきますと、今回追加される特定施設として、東京港に建設予定の建設発生土処理施設と、徳山の、クダマツと読むんですか、下松港に建設予定の廃棄物溶融施設が挙げられています。  まず、その二つの事業内容について明らかにしていただきたいと思うんですが、事業者名、出資者、廃棄物の処理能力と処理計画、建設発生土処理施設の機能、そしてまた溶融炉の目的、どこから排出される何の廃棄物を焼却するのか、産廃用なのか一般用か、溶融炉の種類について説明をまずお願いいたします。

第154回国会 国土交通委員会 第24号(2002/07/11、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  今回の改正は、自治体の皆さんやそして島の住民の皆さんのいろいろなこれまでの経過の中での強い要望の中で、関係者の皆さん努力されて十年間延長することになって、とても意義あることだと思っています。  その中でも、今まで離島振興法というのは、港湾整備などが従来型の公共事業の性格もあったと思うんです。でも、やっぱり島の産業、経済、福祉、交通、教育、文化、あらゆる面での振興面、そういう両面を持ちつつ離島の振興に役割を果たしてきた法律だったと思うんです。  今回の改正は、御存じのように、国が離島振興計画を定める現行の制度を改めて、都道府県が離島振興計画を決……

第154回国会 災害対策特別委員会 第4号(2002/03/29、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。  今日は三宅島の問題と阪神・淡路の問題について質問をさせていただきたいと思います。  まず、三宅島の噴火災害が起こって島の人たちが全島避難してからもう一年七か月がたとうとしています。島の人たちは今現在も東京を中心に十八都道府県、五十五の市区町村に分散して、場所としては百三十四か所にも避難をされています。その島へ帰る見通しも立たない状況の中で不安な毎日を送っている、そのことはもう大臣も一番よく知っていらっしゃると思いますが、本当に島の人たちの生活、島で生活をしていたときと違って、今避難している人たちは食代とかいわゆる交通費を始め現金がなければ生活がで……

第154回国会 災害対策特別委員会 第6号(2002/06/05、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 参考人の皆さん、御苦労さまです。  私は、三点ほどお聞きしたいんですが、まず最初に石原参考人にお尋ねします。  防災白書を見させていただいたら、いわゆる活火山の要注意と言われている常時監視体制を取っているのはわずか二十にすぎないと書かれていました。特に、有珠山や三宅島と同程度まで火山観測体制が整備されている火山はわずか十火山程度とも聞きました。そこで私は、特に有珠山噴火では噴火前兆現象の推移を着実にとらえて、さらに適切な情報発信が行われた結果、噴火前の住民避難につながったと、三宅島噴火でもそういう状況が作ることができたと、だけれども予測について依然として解決すべき問題が残されてい……

第155回国会 決算委員会 第1号(2002/12/09、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  坂口厚生労働大臣にまずお聞きしたいと思うんですが、大臣は、十月三十一日の参議院厚生労働委員会で、十月一日から実施された高齢者の窓口負担の増大によって受診抑制がどれだけ起こっているのかということについて、我々もこれを注意していかなきゃならない問題であるということはそう思っておりますが、現在のところ、はっきりとした数字を我々も得ているわけではございませんと。そして、全体として、必要だけれども、それが医療を受けられないといったようなことがないようにしなければならないのは当然でありますと。その辺は十分考えていきたいというふうに思っておりますと答弁され……

第155回国会 厚生労働委員会 第7号(2002/11/21、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  ただいまも住宅、いわゆる住まいの問題での質問があったわけですけれども、全国母子世帯調査でこの問題についても調査をされています。これは一九九八年の調査ですけれども、お母さんたち、母子世帯の方が今一番困っていることは何ですかという問いに対して、第一が家計、第二が仕事、第三が住宅と続いているわけですね。でもこれは一体のものですから、第一の家計をちゃんとするためには仕事、住宅が安定すればできるわけですから。  そこで、私は今日は仕事と住宅の問題でお尋ねしたいと思います。この住宅支援がどうなっているかという点で、今、大臣は、本当に一番先にこれはやらない……

第155回国会 国土交通委員会 第5号(2002/11/26、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、区分所有法の第六十二条からいわゆる客観的要件とか過分の費用と呼ばれている条項を全面的に削除することについての質問をしたいと思います。  建て替えを進めるときには五分の四という多数決での決議が有効とされるため、二つの条件を削除してしまうということが提案されている今回の法案の内容ですが、一つは、老朽、損傷、一部の滅失その他の理由という建物の物理的状態についての前提条件の削除です。もう一つは、それを復旧するために必要となる費用の過分の費用、いわゆる比較条件の削除です。  提案されているのは、これに代わる前提や条件は一切ない、ただ五分の四という……

第155回国会 国土交通委員会 第6号(2002/11/28、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 参考人の皆さん、御苦労さまです。日本共産党の大沢でございます。  三人の方に順次御質問させていただきたいんですけれども、まず最初に谷垣参考人にお伺いしたいと思うんですが、先ほどの意見の陳述の中で、復旧費用の額が建て替え賛成派の方と反対派の方では同じ建物を復旧するのに二倍近い差が出てしまったという例を言われまして、これが大きな争いの原因になっているということを指摘されたと思いますけれども、私はこのようなことは往々にしてこれからも起こるのではないかなと思っています。  これを改善するにはどうしたらいいかという例としてアメリカのFEMAの例を出されたと思うんですけれども、これを具体的に……

第155回国会 国土交通委員会 第7号(2002/12/03、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 私は、建物の区分所有等に関する法律及びマンションの建替えの円滑化等に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正の動議を提出いたします。  その内容は、今お手元に配付されています案文のとおりでございますが、その趣旨について御説明を申し上げます。  本改正案については、二十八日の参考人質疑でも、また本委員会での質疑でも、建て替えの客観的要件の撤廃についてはその内容や手続に対して多くの批判的意見が出たのは御存じのとおりであります。  本法案には関係者が長年求めてきた切実な要求も盛り込まれていますけれども、重大な点は、一連の経過を見るならば明らかなとおり、マンションの建て替えをもうけの……

第155回国会 国土交通委員会 第8号(2002/12/05、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  今日は整備新幹線の建設を進めている鉄建公団の独立行政法人化に関連しての質問をさせていただきたいと思います。  この十二月一日から盛岡から八戸までの新幹線が開通しました。現在建設中の路線は、新潟から富山間の北陸新幹線、博多から西鹿児島までの九州新幹線とありますが、いずれも鉄建公団が建設をしています。この鉄建公団は今まで新幹線以外にも鉄道の建設を進めてきたが、この法案では新法人は新幹線の建設とそれ以外の事業も継続していくことになると思いますが、先ほどからの確認がなかなかできていない点もありましたけれども、新たな工事実施計画はなくなるのではないかと……

第155回国会 国土交通委員会 第9号(2002/12/10、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構法案等特殊法人等改革関連九法案すべてに反対の討論を行います。  すべてに反対する最大の理由は、今回の特殊法人改革の多くが看板の付け替えにすぎず、国民が強く求めている改革とはほど遠い内容だからです。  国民が期待する特殊法人改革は、無駄な部分を思い切って削減すること、天下りをなくして癒着構造にメスを入れること、国民生活に必要な部門は拡大、充実することであります。  ところが、本法案には、こうした内容の改革は皆無です。なぜなら、緑や自然破壊を引き起こし、多大な浪費を生み出した公共事業が依然として温存されている水資源……

第156回国会 決算委員会 第2号(2003/03/10、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  今日は、二〇〇一年度決算審査に当たりまして、私は三点ほど質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、公共事業の執行の問題において、これまでに四十億六千百万円、国費が投入されています神戸空港建設の問題についてまずお聞きしたいと思います。  御存じのように、この神戸空港というのは、近畿地区の極めて近いところに空港が現在二つあります。伊丹の大阪国際空港、そして大阪にある関西国際空港ですね。そこに神戸空港というのができるわけですから、多くの人たちは、どうして空港があの近いところに三つ要るのか。世論調査でも、三つも要らない、そういう世論調査が多……

第156回国会 決算委員会 第3号(2003/03/31、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、特殊法人改革の問題について質問したいと思います。  具体的には雇用・能力開発機構が保有している勤労者福祉施設の問題なんです。特に、この中の宿泊施設を持った大型施設などに対する厳しい批判が、この決算委員会でもありましたし、また予算委員会でも出されております。これらの施設の建設費や維持費が雇用保険財政をもう本当に圧迫していると、悪影響を与えているようなことは絶対あってはならないということだと思います。  そこで、勤労者福祉施設は全体で幾つあって、その中に宿泊施設を備えたものは幾つあるのでしょうか、まずお聞きします。

第156回国会 決算委員会 第4号(2003/04/14、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 大沢でございます。  今、国民の命と財産、安全を守るという視点で、強く私からも再度要請をしておきたいと思います。  私の方からは三宅島の災害対策についてお聞きしたいと思います。  御存じのように、三宅島の災害によって避難されて二年七か月が過ぎましたね。島の人たちの生活実態というのは非常に厳しくなってきつつあります。もうなっています。まず、大臣は、この島の人たちの避難している生活の実態、とりわけ就労そして生活の実態をどのように認識していますか、まずお聞きします。
【次の発言】 本当に長きにわたる避難生活の中で、三宅村自身が二回も調査されて、一昨年の調査では約三分の一の方が生活が苦し……

第156回国会 決算委員会 第7号(2003/05/12、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、大きく二点ほど質問したいと思いますが、最初にいわゆる少人数学級、三十人以下の学級について質問したいと思います。  もちろん多くの皆さんがこれまでも質問があったわけですけれども、やはり子供たちに行き届いた教育をするためには少人数学級、それを実施してほしいと、とても国民の強い願いが大きく広がって、特に毎年ですけれども、父母や学校の先生方が二千万人もの署名を国会に届ける運動が続いております。本当に国民的な要求になっていると思うんですね。  このような運動の広がりの中で、少人数学級については、二〇〇一年の義務標準法の改正によって、学級編制、そし……

第156回国会 決算委員会 第8号(2003/05/23、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 引き続いて、日本共産党の大沢辰美より質問させていただきます。  川辺川の水利事業の問題についてお伺いいたします。  先日、川辺川ダムの利水訴訟で、農水省が上告せずという大変画期的な歴史的英断を下しました。この裁判は、御存じのように、農水省が利水事業計画の一部を変更した手続について地元農家が異議を申し立てたのに対して、農水大臣がそれを棄却したため、棄却決定を取り消すよう一九九六年に求めた裁判です。土地改良法で必要とされる事業対象農家約四千人の三分の二以上の同意があったかどうかが最大の争点で争われた、その裁判ですね。  先週十六日に福岡高裁で原告の勝訴の判決が出ました。そして、三日後……

第156回国会 決算委員会 第9号(2003/06/02、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、二〇〇一年度の決算に当たりまして、港湾整備の問題についてお伺いしたいと思います。  初めに、公共事業の中での港湾整備の実施状況ですけれども、国土交通省の港湾整備の予算を見てみますと、現在、審査の対象になっています二〇〇一年度は決算三千四百六十三億円ですね。そして、二〇〇二年度は三千八十九億円、今年度は二千九百七十四億円となっていますが、まず事実関係について何点か教えていただきたいんですが、国土交通省は、外国貿易のコンテナを中枢国際港湾、中核国際港湾、地域の港湾の三種類に分類しているようでございますが、この決算の二〇〇一年度と今年度で結構……

第156回国会 決算委員会 第10号(2003/06/16、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました平成十三年度決算調整資金からの歳入組入れに関する調書について承諾することに反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、二〇〇一年度の法人税など税収不足は一兆六千億円を超えるという膨大な規模であり、予算の持つ重要性からすれば、その対応については本来、政府は責任を明確にし、補正予算を国会に提出し、国会の議決をもって対処すべきであるにもかかわらず、税外収入と不用額で調整し、五億円余となる不足額を決算調整資金からの歳入組入れで収支を合わせるのは政府の責任を棚上げするに等しいものであります。  第二の理由は、歳入組入れをするとした決算調……

第156回国会 国土交通委員会 第4号(2003/03/26、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私も、二〇〇三年度の予算の委嘱審査に当たりまして質問させていただきたいと思います。主に、震災に強い住宅づくり、まちづくりについて質問をしたいと思います。  御存じのように、阪神・淡路大震災から今年は九年目を迎えたわけですが、この震災では、数字で、四十七万住宅が全半壊したわけですね。その中で、六千四百三十三人の方が犠牲になられたというのが結果でございます。その震災では、八割の人が倒壊した住宅に押されて圧死したと言われているわけですね。倒壊した建物の九五%がいわゆる耐震基準が強化された一九八一年以前の建物であったことが後の調査で明らかになっていま……

第156回国会 国土交通委員会 第5号(2003/03/27、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  今審議されています社会資本整備重点計画法案によって本当に国民が切実に求めている社会資本の整備に切り替えられるかどうか、私はこの点に、時間がありませんので、三点ほどに絞って聞きたいと思います。  一つは、社会資本整備と交通安全対策、二点目には、成果目標と道路公害、排気ガス汚染対策、三点目に、港湾の整備問題についてお聞きしたいと思います。  初めに、総論で聞きたいと思うんですが、今までの論議の中でも道路予算、そして空港予算、港湾予算、また下水道の予算などなど、毎年の私は予算が決まるたびにこれらの配分比率がほとんど変わらないと繰り返し指摘され、批判……

第156回国会 国土交通委員会 第7号(2003/04/17、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、今度の油濁損害保障法改正案、海上衝突予防法改正案、いずれも海の環境や安全を守る国際条約に準じた改正であると思っていますが、先ほども質問にありましたように、国際海事機関に我が国の提案でやられた、一点だけちょっと確認のために聞きたいと思うんですが、この海上衝突予防法では、号鐘の件ですね、今言われた、船の長さを十二メートルから二十メートル未満に拡大しているわけですけれども、船舶のいわゆる海難事故の隻数ですか、これはやっぱり衝突が一番多いわけですし、そういう点で本当にこのことが、日本が提案したわけですけれども、安全を脅かすことにならないのかとい……

第156回国会 国土交通委員会 第10号(2003/04/24、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、特に本四公団の債務処理法案について質問したいと思います。  御存じのように、この法案は本四公団の債務四兆七千億円のうち一兆三千四百億円を切り離して一般会計に承継するなどしてその負債を税金で処理するという法案になっているわけですが、なぜ私はこんな事態になったのか。今もずっと質問があったわけですが、やはりその原因、責任がどこにあるのか、私は非常に疑問に思っていますし、そのことについて絞りたいと思うんですが、私は地元の、兵庫県ですけれども、明石大橋ができて五年たちますけれども、あんなに高い通行料を払っているのになぜ赤字になるのか不思議だという……

第156回国会 国土交通委員会 第11号(2003/05/08、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表いたしまして、空港整備法の一部を改正する法律案、そして港湾法等の一部を改正する法律案に、それぞれに反対討論を行いたいと思います。  まず、空港整備法の一部を改正する法律案についてです。  本法案により、航空機が夜間や濃霧の悪天候の中でも安全に着陸できるように、照明施設やいわゆるILS、計器飛行着陸システムですね、この整備を空港施設の基本施設と位置付け、できるだけ欠航をなくし、利便性を向上させることは当然のことであり、同意できますが、しかし、本法案は、空港の高度化の名目に、国内ネットワークを担っている国直轄の拠点空港の就航率や利便性等を一層の向上をさせるために……

第156回国会 国土交通委員会 第13号(2003/05/15、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、特定都市河川浸水被害対策法案についてのみ質問したいと思います。  御存じのように、東海豪雨に見られた今日の都市水害の被害は非常に人命と財産を大きな被害にもたらしました。この法案が都市水害を、災害を、被害を最小限に食い止めることに、対策になるのかどうか、また雨水をためて地下に浸透させる効果のある緑と土を失わせる開発行為と水害対策のイタチごっこをどれだけ断ち切れるか、こういう角度からこの法案の内容について質問をしたいと思います。  まず、この法案の対象となる特定都市河川とは何かという点についてですが、法案二条に書いてありますけれども、一つに……

第156回国会 国土交通委員会 第17号(2003/06/03、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、今の国の住宅政策とこの法案にかかわる問題として質問をさせていただきたいと思います。  初めに、事実関係からお聞きしたいと思うんですけれども、住宅金融公庫の中で最大の比重を占める個人住宅への融資件数が二〇〇一年度は四十二万二千戸ですね。昨年度は三十七万六千戸、そして今年度は二十三万八千戸となっていますが、二年前に比べて約半分に今年度減少しているわけですが、これは政府が政策的に減らしている数字なのか、それとも融資希望者の推移に対応したもので、需要予測、需要を反映した数字なのか、まず説明をいただけますか。

第156回国会 国土交通委員会 第18号(2003/06/05、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、公益法人に係る改革を推進するための国土交通省関係法律の整備に関する法律案に対し、反対の討論を行います。  現在、各種の検査や資格のための研修は法律による指定制になっていますが、法改正によって登録制にしようとするものです。例えば、国土交通省関連十二法案のうち、宅地建物取引業法では、取引主任者試験の一部を免除するための講習を行う公益法人を指定制から登録制にしようとするなどであります。  反対理由の第一は、公益法人に関連して国民が一番強く批判している官僚の天下りや政官業の癒着には全くメスが入らないものだからです。  例えば、先ほども申し上げましたが、不動産取……

第156回国会 国土交通委員会 第21号(2003/06/12、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、今回の法案審査に当たりまして、公団住宅が本当に量から質へという住宅政策にきちっと当てはまるような、そういう住宅政策であってほしいという思いで質問させていただきたいと思います。  今、三大都市圏とか四大都市圏とか言われている地域で、安くて、広くて、災害にも強い安全な賃貸住宅はどれだけ供給されているかということについて、まずお聞きしたいと思います。  一年半前だったでしょうか、二〇〇一年の十一月八日の当委員会で、私は公団住宅の民営化問題を取り上げて、そのときに、民間による住宅供給の実態はどうなっているかということを質問しました。そのときに、……

第156回国会 国土交通委員会 第24号(2003/07/10、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、航空法の一部改正案、とりわけ機内安全阻害行為についてお聞きしたいと思います。今も谷林委員の方から質問があったわけですが、同じような内容もありますけれども、角度を変えてお尋ねをしたいと思います。  今回の改正案は、航空機内での安全運航を妨げる行為の禁止、処罰規定を設けるものですから、私は法改正は今回の場合は大事だと思っていますし、この法が改正されて実効あるものにするために幾つかの質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、機内安全阻害行為とアルコールの問題についてお伺いしたいと思います。  機内安全阻害行為の問題を考える場合に、上……

第156回国会 国土交通委員会 第25号(2003/07/17、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、いわゆる国道四十三号線、そして阪神高速道路三号神戸線、これが立体、並行して走っている尼崎道路公害問題について質問をしたいと思います。  つい最近、六月二十六日でございましたけれども、公害等調整委員会から尼崎市大気汚染被害防止のあっせん案が出され、原告と国土交通省、阪神高速道路公団の双方がこのあっせん案を受け入れました。  尼崎大気汚染公害訴訟は、御存じのように、今から十五年前の一九八八年に神戸地裁に提訴され、二〇〇〇年一月には損害賠償請求と自動車排気ガスの排出規制、つまり差止め請求を認める歴史的判決もありました。しかし、大阪高裁に控訴と……

第156回国会 災害対策特別委員会 第4号(2003/07/25、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私も、今日の大きな審議の一つである梅雨前線による集中豪雨の被害、そして防災問題についてお聞きしたいと思います。  まず、二十一名の方が亡くなられ、まだ二名の方が行方不明の中で、その方たちへの哀悼の意を表したいと思います。そして、被災者の皆さんに心からお見舞いを申し上げたいと思います。  そこで、私、今回の災害で、今も質問がありましたけれども、雨量情報だとか避難勧告、そういう防災情報の伝達、そして徹底の在り方が問われた災害でもあったのではないかなと思っています。  今回の鹿児島、熊本、長崎、福岡と各県の、非常に局地的であったという、激しい雨が降……

第159回国会 決算委員会 第12号(2004/05/17、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、日本の国土の八割を占める森林を守ることと、そして国内産木材の普及について質問をしたいと思います。  今、日本の森林を守る仕事は、新植面積の八割、また間伐面積の六割を、森林所有者などを組合員とする森林組合の皆さんが手でちゃんと行われています。  私は、先日、地元兵庫県の森林組合の皆さんからいろんな直接の御苦労の状況をお聞きしてまいりました。山全体を本当に見渡しながら森林を守ることは、経験、そしてまた知識も非常に大変な仕事だなということを実感したんですけれども、単に自分の山を守るということにとどまらず、日本の環境や国土を守る本当に大事な仕事……

第159回国会 国土交通委員会 第3号(2004/03/24、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  委嘱審査に当たりまして、私は国土交通省の予算の中で大半を占めている公共事業についての質問から、まず入りたいと思います。  大臣所信の中では、公共事業については無駄なものは作らず、選択と集中を基本として、昨年の社会資本整備重点計画策定を契機に、財政政策を、政策の評価を徹底してまいりますと述べていますね。  そこで、具体的には、私は、今日はダム建設の問題について質問をしたいと思います。  一つは、最近の新聞報道を見てみますと、ダム事業水余りで見直しとか、七水系新規ダム見送り、新たな水資源開発計画で国土交通省の方針、そして余剰工業用水を上水道にとか……

第159回国会 国土交通委員会 第5号(2004/03/30、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 私は、ただいま議題となりました国の補助金等の整理及び合理化等に伴う国土利用計画法及び都市再生特別措置法の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  今、どこの地方経済も落ち込みは深刻です。大型店の郊外立地で地方都市の中心部が空洞化する、また高度成長期に誘致した企業が海外に移転したり、リストラによって工場閉鎖される、栃木県の足利銀行の破綻に見られるように、地域金融の機能も衰えています。  地方経済と地方都市の活性化は緊急の課題であり、地方の衰退に歯止めを掛け、成長、発展の足掛かりになるよう国、地方公共団体が支援をすることを当然のことであると思います。  ところが、本法案は第一……

第159回国会 国土交通委員会 第7号(2004/04/06、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  ただいま議題となりましたこの法律案は、改正SOLAS条約によって多国間の対応による海事分野の保安の強化、それを図るものと言われています。今日、時間も限られていますので、私は、港湾における貨物の保安対策と安全対策について、とりわけ海上コンテナの貨物への対応について質問したいと思います。  調査室が作成されました資料がございますけれども、この五十ページに絵で示されていますけれども、港湾施設保安措置の例という図がございます。ここに幾つかの措置が出ていますけれども、貨物の取扱管理、これについてお聞きしたいと思いますが、レベル1は貨物の受入れ確認、そし……

第159回国会 国土交通委員会 第11号(2004/04/20、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、自動車関係手続における電子情報処理組織の活用のための道路運送車両法等の一部改正案に対する反対の討論をいたします。  なぜこれほど多くの役所を回らなければならないのかと、大多数の自動車ユーザーは、時間が取れず、高額の代行手数料を払って検査・登録手続を自動車販売店などに委託しています。ワンストップサービスというからには、申請手続の煩雑さに対する国民の苦情と不満にこたえて、この申請手続をユーザー本人がだれでも簡単にできるようにすることが求められていたはずです。しかし、本法案は、膨大な個人情報を取り扱う行政手続の電子申請に対する国民の不安を解消するものにはなっ……

第159回国会 国土交通委員会 第13号(2004/04/27、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。私は、旅行業法についてのみ質問をいたします。  今回の改正で、企画旅行契約という新しい旅行契約の形態が設定されました。この企画旅行契約は、従来の主催旅行契約に加えて、また従来の企画手配旅行契約の大部分をもって企画旅行契約となったようです。  そこで、改正案によって小規模の業者が大部分入っている第三種の旅行業者ですね、これまで取り扱っていた事業で、これからはこの改正によってできなくなるということは起きないのかどうか、まずお聞きします。  そして、私の地元の観光都市でもある神戸市では、阪神・淡路大震災で一挙に落ち込んだ修学旅行生が昨年過去最高を記録し……

第159回国会 国土交通委員会 第15号(2004/05/13、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表いたしまして、建築物の安全性及び市街地の防災機能の確保等を図るための建築基準法等の一部を改正する法律案について反対の討論を行います。  本法案には、地下室マンションの規制や既存不適格建築物の増改築対策が入っています。これらは住民の切実な要望に基づく措置であり、一定の評価はするものです。しかし、以下の理由により、本法案に反対をいたします。  反対の理由は、特例容積率適用地域の拡大などにより、居住環境の破壊が進められるからです。従来、商業地域だけに限定されていた特例容積率適用地域を第一種・二種中高層住宅専用地域や第一種・二種住居、準住居、近隣商業、準工業地域にま……

第159回国会 国土交通委員会 第17号(2004/05/20、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 引き続いて、私、大沢の方から質問をさせていただきます。  私は、四月の二十八日、本会議でこの道路公団の四法案の基本点については小泉総理に質問いたしました。今日は、本四公団の問題を中心に質問をしたいと思います。  本四公団については、政府が昨年の通常国会で債務処理の法案を成立させ、そして三兆八千億円の債務のうち一兆三千億円を切り離して一般会計に繰入れをいたしました。我が党は、民営化の枠組みがまだ決まっていない下でのこの国民の血税で債務を処理することだけは駄目だということで、国民は納得できないということで、そういう立場を貫いて反対をいたしました。そして、いまだに約二兆五千億円の債務を……

第159回国会 国土交通委員会 第20号(2004/06/01、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、道路四公団民営化法案の反対討論を行います。  反対する第一の理由は、無駄な高速道路を造り続ける仕組みを温存し、歯止めなき道路建設に道を開くからです。  政府は、九千三百四十二キロの高速道路建設計画の残りの二千キロについて、七百キロは税金を投入し新直轄方式で建設する、千三百キロは民営会社が造るというものです。これでは、無駄も含めて九千三百四十二キロを造り続ける仕組みが貫徹されることに変わりはないではありませんか。  第二に、四十兆円の債務を四十五年で返済する計画自体が虚構であることが明らかになりました。  政府の試算では、四十五年返済の前提条件は、金利四……

第159回国会 国土交通委員会 第22号(2004/06/10、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党を代表して、景観法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案に対する反対討論を行います。  なお、景観三法のうち、景観法及び都市緑地保全法等の一部を改正する法律案については賛成をします。  今回の景観三法による我が国の都市、農村漁村における良好な景観を保全し、形成を図ることは極めて重要であることは当然であります。  しかし、景観法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案に含まれている屋外広告物法の一部改正案については賛成できません。  反対の理由は、屋外広告物を許可制にできる地域を全国に拡大することであります。このことは、政治活動の自由を始め、国民の基本的な人権を不当……

第159回国会 国土交通委員会 第23号(2004/06/11、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党を代表しまして、特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法案に対する反対討論を行います。  本法案は、北朝鮮側に対する圧力、制裁を目的として準備され、その内容は、特定の国を対象に、その国の船籍を有する船舶及びその国に立ち寄った船舶を日本政府の独自の判断で日本の港への入港を禁止できるとするものであります。  北朝鮮問題をめぐっては、日本政府も当事者として参加した昨年八月の六者会合で、平和的解決のプロセスの中で、状況を悪化させる行動を取らないとの合意が行われ、対話による外交努力が続けられています。これは重要な国際約束であり、その遵守は、北朝鮮問題の平和的解決のために日本政府が果……

第159回国会 災害対策特別委員会 第3号(2004/03/19、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。よろしくお願いいたします。  今、大渕議員の方からも被災者の住宅再建支援法について一部質問があったわけですが、この改正案が昨日衆議院で審議されまして、私たち日本共産党も、野党の皆さんとともに共同の修正案を提出いたしました。  その内容は、御存じのように、住宅本体の建設費、そして修繕費を対象とすること、そして三年をめどに総合的な見直しを行うことを、当法案への期待を込めて、その支援を行う、そのことを提案いたしました。正に私は、この法案の柱としてこの住宅建設の本体へ、この法案に盛り込むことを私は内容とすべきであったということをまず申し上げたいと思います……

第159回国会 災害対策特別委員会 第5号(2004/03/29、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  当改正案を受けて、今議論が続いているわけですけれども、各マスコミは、私が見た新聞では、この法案は半歩前進、被災地の闘いは続く、支援対象など課題山積み、公助の原点の議論を、第一歩にも笑顔なく、などなど、被災地の厳しい声が報道されています。  現行法ができてこの五年間、旧国土庁による被災者の住宅再建支援の在り方に関する検討委員会も一年八か月掛けて検討されました。そしてまた、中央防災会議も一昨年、行政としては、被災者の生活再建を支援するという観点から、住宅の所有、非所有にかかわらず、真に支援が必要な者に対して住宅の再建、補修、賃貸住宅の入居者に係る……

第159回国会 予算委員会 第14号(2004/03/22、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 引き続き、大沢辰美です。  私は、川崎重工業の人権侵害問題について質問をいたします。  まず最初に、防衛庁にお聞きします。  川崎重工業の子会社の日本飛行機が防衛庁に不正な請求があったということで、百二十三億円の支払を求めた事件がありました。事件のあらましと対応について説明をしてください。
【次の発言】 私は本当に、国が発注する仕事で百二十三億円もの不正に請求があるということに対して本当に理解ができませんでした。  御存じのように、日本飛行機は川崎重工業の一〇〇%出資の完全子会社ですね。川崎重工業が発表した文書によれば、百二十三億円支払っても会社が昨年暮れに発表した連結決算上八十……



各種会議発言一覧(参議院)

18期(1998/07/12〜)

第145回国会 農林水産委員会公聴会 第1号(1999/07/06、18期、日本共産党)

○大沢辰美君 御苦労さまでございます。日本共産党の大沢辰美でございます。  最初に、大内先生にお尋ねしたいんですけれども、先生がお書きになりました「農業基本法三十年」というのを読ませていただきました。その中で、先生は、基本法農政という名のもとに展開された農政の最も重大な問題であったと言えるのが対外関係の調整に関する政策だと指摘をされております。無限定的な輸入自由化と関税引き下げとが生産に重大な支障を与え自給率の大幅低下を招いているという指摘、アメリカの圧力に次々と譲歩してきたことが決定的な影響を及ぼしているという指摘、結果においてはそれが自立経営の育成を吹き飛ばしてしまったのであると指摘をされ……


19期(2001/07/29〜)

第159回国会 予算委員会公聴会 第1号(2004/03/18、19期、日本共産党)

○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。今日は御苦労さまでございます。  私も年金問題に絞ってお聞きしたいと思うんですけれども、政府が出しました年金改革の法案では、二〇二三年までに一五%の切下げを一律にすべての年金受給者に迫るものとなっているわけですが、実質このことは二か月分の収入が消えてしまうことになると思うんですね。  国民年金で見ると、平均今四万六千円の年金だと思いますが、三万九千円まで下がってしまうということになると思うんですが、国民年金だけしか受給していない今お年寄りが約九百万人おられると予想されます。  年金の制度をどうするか、そして皆さんが今お話ししてくださいましたように……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

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