このページでは大門実紀史参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。大門実紀史参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 きょうは、公共事業の進め方、公共事業に関する行政評価のシステムといいますかあり方について質問をさせていただきます。 きょう、あえて大臣ではなく、この問題で第一線でやられておられます事務方の局長さんを初め、一般論ではなくて、かといって事務的な話でもなくて、ずっと携わってこられた局長さんを初め、一番この問題を専門的にわかる方々に来ていただきましたので、よろしくお願いしたいというふうに思います。 先に一つ、質問通告しておりませんけれども、質問通告した後に報道が出た件について一つだけお考えがあればお聞きしたいと思うんですが、政府の経済財政諮問会議の財……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 扇大臣には初めて質問をさせていただきますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。 私の方は二つの柱で質問したいと思いますが、一つはJRの関連事業と財産の譲渡のこと、もう一つは中小企業への配慮義務の二つの柱で質問をさせてもらいたいと思います。 まず第一に、今回の完全民営化によって本州三社が国の監督規制から基本的に外れることになる、関連事業についても今後この三社は新しい事業分野へ進出することなどを含めて自由にいろいろやれるようになるということだと思います。ただ、この三社が関連事業を行う場合、当然駅などの今まで持っている一等地の資産を活用して事業……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 私は、今回の改正案に関連して、今、続先生からございましたけれども、交通事故被害者の、とりわけ重度後遺障害者の救済対策の問題に絞って、国土交通省のお考えを聞きたいというふうに思います。 最初に、この重度後遺障害者の救済対策について基本的な認識をお伺いしたいと思いますけれども、午前中からございましたとおり、とにかく交通事故がふえて、しかし緊急医療も発達しておりますので命を取りとめる方がふえている。これはもちろん喜ばしいことなんですが、その中で重度の後遺障害者の数も、午前中もありましたけれども、八九年から九八年でもう倍になっている。八九年がち……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 私は、金融庁並びに国土交通省も関係しておられます自動車損害賠償保険、いわゆる自賠責保険の問題について質問をいたします。 今国会で自動車損害賠償保障法及び自賠責再保険特別会計法の一部改正案が提案されることになっておりますけれども、きょうはこの改正案に関連して、交通事故被害者、とりわけ重度の後遺障害者の方々の救済対策に絞って、金融庁並びに国土交通省、また関連して財務省のお考えをお聞きしたいというふうに思います。 お手元に資料を配付させていただきました。自賠責保険による被害者救済のスキームといいますのは若干ややこしくなっておりますので、この……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 今も御議論ございましたが、最初に財政再建についてお聞きしたいと思います。 この間、我が党は、財政再建のためには公共事業費の総額の削減が必要ではないかという質問なり御意見を申し上げてきたところですが、今の宮澤大臣のお話の中でも、国民負担についてはかなりいろいろ言われますが、公共事業費の削減について余り明確にお答えいただいていないのではないかというふうに思います。 そこできょうは、周辺の景気とかの議論は除いて単刀直入にお伺いしたいんですが、財政再建との関係で見て、公共事業費の削減は宮澤大臣としてお考えになっているのかいないのか、端的にまずお伺いし……
○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、関税定率法等改正案に反対の討論を行います。 反対の理由は、第一に、ウルグアイ・ラウンド合意に基づき関税化された米、麦類等における暫定税率の適用期限の一年延長についてであります。日本の農業は、米などに対する関税化によって重大な影響を受けています。農産物の例外なき関税化自体に問題があり、今回の適用期限延長には反対です。 第二の理由は、石油関係関税の還付制度の延長措置が、石油精製業者に対し引き続き年間四十億円を還付する専ら大企業優遇となる制度であり、適用期限の延長に反対であります。 なお、本改正には、沖縄への免税制度の改善措置など評価できる改正やHS……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 今回の税理士法改正は、日税連、税理士会の皆さんの長年の要望が取り入れられたものということでお伺いいたしました。我が党としては、現行の税理士法そのものに幾つかの根本的な問題があるというふうに考えているところでありますけれども、本改正案には幾つかの改善事項が含まれているのも事実だというふうに考えています。その点で、ちょっと疑問が残っているところをお尋ねしたい、並びに要望を述べたいというふうに思います。 まず、税理士会の自主性の確立の問題なんですが、最初に、税理士の基本的立場、税理士法第一章の第一条の、前後を読みませんが、要するに「独立した公正な立場……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 私は、税理士法並びに緊急経済対策について質問したいと思いますが、最初に税理士法について質問をいたします。 今回の改正は、税理士会の自主性の確立あるいは税理士の立場を尊重するという点では幾つかの改善点が含まれているということはそのとおりだと思います。ただ、第三十五条関係の書面添付に係る改正というのは重大な問題点を含んでいるんではないかと私は思います。ほかの改善点を御破算にしてしまうような問題が含まれているんではないかということを前回指摘させてもらったわけです。 そもそもこの書類添付制度といいますのは、二十年前にも大議論があったわけですが、二つの……
○大門実紀史君 竹中大臣、来られていますか。
【次の発言】 日本共産党の大門実紀史です。
竹中大臣をお待ちしていますけれども、一つ二つ質問させてもらいたいと思いますが、自賠責保険の問題で三月に私質問をさせていただきまして、柳澤大臣からも、村井前副大臣からも、後遺障害者の今後のヒアリング等を含めた問題で積極的な答弁をいただきました。それで被害者の方々は非常に喜ばれまして、金融庁の姿勢が物すごく期待できるということだったんですが、ただ、この五月に、金融庁に実態を聞いてほしいということで申し入れをされましたら、一般の陳情と同じような、三十分でしろ、人数も制限しろと、係長しか対応できないというふうな……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。 最初に、コミットメントライン法案について一つ二つ質問をさせていただきます。 先ほど峰崎議員からもありましたので、簡潔に一つ二つお聞きしたいと思いますが、二年前に制定されたときに、中小企業の保護といいますか、弱者保護が必要だというふうなことが議論されまして、塩崎さんがそのときに、この二年間で具体的に考えていくというようなことを当時の大蔵委員会でも御答弁されているわけですが、今回の改正に向けて、中小企業保護の部分で具体的にどういう手だてをとられてこられたか、お聞かせいただければというふうに思います。
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 私は、三宅島の被災者の方々の生活支援について質問したいというふうに思います。 従来、この被災者支援の問題では、国としてはなかなか個人の資産にかかわるものについては、今もありましたとおり云々だとか、また何といいますか、一般国民との公平性の問題があるというようなことも含めて、もう一つはやっぱり前例を余りつくりたくないというふうな非常に官僚的な対応があったりもしてきたところだと思います。 私はこの三宅島の問題というのは、例えば経済産業省が三月三十日に、これは後で触れますが、事業者の借入金についての非常に行き届いたといいますか、私は非常に評価している……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 今もお話がありましたけれども、この二月から八月にかけての量的緩和の効果といいますか、評価について最初にお尋ねしたいと思いますが、今の山本議員に対する御答弁にもありましたが、とにかくマネタリーベースは一四%以上伸びているけれども、サプライは四%ぐらいですかね、銀行の貸し出しはマイナスが続いているということで、要するに、じゃぶじゃぶと言われましたけれども、資金がだぶついて金利も下がっているんだけれども貸し出しが減るというふうな異常な事態だと私は思うんですよね。要するに実体経済に全然波及していないと。 この点で言いますと、私、速水総裁のいろんな記者会……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 きょうは、経済政策の基本問題についてお伺いしたいと思います。 六月に竹中大臣にお聞きいたしましたので、きょうは塩川財務大臣を中心にお考えをじっくり伺いたいと思います。 今も浜田議員からありましたけれども、私は、この構造改革といいますか、構造改革なくして景気回復なしということそのものを、進めてもらいたいというよりも、大変疑問に思っています。 何かこれは当たり前のことのように、構造改革をやらなければもうすべてお先真っ暗なんだというふうなことがあたかも当然のようにいろいろ言われているような気がいたしますが、本当にそうだろうかと。竹中大臣にお伺いし……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 銀行法そのものの質問の前に、今の銀行が置かれている状況といいますか、特に銀行の自己資本と公的資金の問題について質問をさせていただきます。 日銀から速水総裁と田谷審議委員に来ていただいて、どうもありがとうございます。 先にこの問題について日銀のお考えを聞きたいと思いますが、昨年の七月に金融財政事業研究会の五十周年シンポジウムというところがございまして、速水総裁がそこで講演といいますか、ごあいさつをされております。大変興味深く読ませてもらいましたが、資本基盤の一層の強化というふうなことでお話をされています。要するに、日本の銀行の自己資本とアメリカ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。きょうは、お忙しいところをありがとうございます。 山本参考人に先にお伺いしたいんですが、先ほど御意見を言われた中で少し気になったことがありますので先にお伺いしたいと思いますが、この機構について、当初は銀行救済的な色彩が強いので余り積極的な姿勢ではなかったといいますか、だったと。これは、公的資金による担保がされているという点が銀行救済的というふうに御判断されて当初はそう思われたんだと思いますが、それはよくわかりませんけれども、政府の説明をもろもろ聞いた後で、銀行業界としても評価をするようになったというふうに先ほど言われましたけれども、私は、評価という言い方……
○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の租税特別措置法改正案並びに民主党提案の修正案に反対の討論を行います。 政府提出案は、小泉内閣の骨太方針で掲げられている証券市場の構造改革に基づいて提案されているもので、低迷する株価を下支えし、千四百兆に上る個人の金融資産を株式市場に誘導するため、株式譲渡益課税を思い切って減税しようというものであります。 しかし、株式市場の活性化、発展は、市場の信頼性の確保や証券業界の体質の改善によってこそ実現できるものであり、税の優遇によって一般国民を株式市場に参加させようとすることは本末転倒であります。 また、本改正案に盛り込まれた優遇措置の内容は……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。きょうは、竹中大臣、忙しいところ本当にありがとうございます。無理を言って済みません。 竹中大臣に来ていただきましたのは、今回RCCですけれども、この前は株の買い取りがあり、公的資金の再注入というのもいろいろ議論されていると。この全体の不良債権処理方針といいますか、特に骨太方針で明確にいろいろ示されているわけですが、その大もとのところをやっぱり立ち返ってお聞きしたいというふうに思いましたので、限られた時間ですけれども、先に竹中大臣に御質問をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 そもそも今の銀行をどう見るかということ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。 私は、金融庁の検査は大変よくやっておられる、むしろやり過ぎだという話をしたいというふうに思います。 今、信用組合あるいは信金をあわせて破綻が大問題になっています。それに、その取引先といいますか、顧客がRCCに大量に送られているという関連できょう質問させていただきたいわけですけれども、今年度に入って、十一月三十日現在で信組がもう二十五も破綻している、信金は七も破綻しているという状況です。十一月に入ってから信組が十三、信金が四つ、十一月だけで破綻しています。 これだけばたばた破綻しているというのは私は本当にもう異常事態だというふうに思います。私も現地で……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。
衆議院、参議院のきょうまでの議論を通じて、小泉総理も竹中大臣も、景気が一段と悪化しているにもかかわらず、相変わらず構造改革なくして景気回復なし、また、だから構造改革をやるんだということを繰り返し述べてこられました。
昨日、十一月の月例経済報告が出たわけですが、さらに悪化ということが出ているわけですが、もう一度お聞きいたしますけれども、それでもほかに言うことは何もないんでしょうか。
【次の発言】 そういうことでありましたら、きょうは、構造改革論そのものに私は大変疑問を持っております。その矛盾といいますか、問題点そのものについてお聞きしたいというふ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 私は最初に、今回の一・五兆円の負担増と景気との関係について質問したいと思います。 坂口大臣は、今回の一・五兆の負担増だけでは景気が悪くなるとは一概には言えないというふうな答弁を繰り返してこられたわけですが、先ほどもありましたが、徐々に景気がよくなっているというふうなこともございましたけれども、消費で見ますと、これは内閣府も認めておりますとおり、かなり依然厳しい状況にあるというふうに思います。 この消費との関係で、今回の一・五兆円の負担増が私は押し下げの大きなインパクトを与えると思いますが、大臣、どう思われますか。
○大門実紀史君 今日はどうもお忙しい中、ありがとうございます。各参考人に一問ずつお聞きしたいと思います。 島崎参考人、予知が難しいというお話、よく分かるんですけれども、そうしますと、今、大震法の仕組みそのものが、マグニチュード八クラスの地震なら高い確率で予知できるという前提でいろいろ組み立てられている仕組みになっていると思うんですが、その判定会の問題ですね、警戒宣言も。 そうすると、実際問題、その大震法の仕組みといいますか、判定して警戒宣言を出していくという仕組みそのものがやっぱり無理があるというふうにお考えなのか。それとも、今の仕組みの中でも、予知の在り方あるいはいろいろ警戒宣言の出し方……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 まず最初に、三宅島島民の皆さんへの支援対策について伺います。 先ほど、山口議員からもありましたが、私も先日八王子のげんき農場に行って、島民の方々の具体的な要望を伺ってまいりました。今日は、時間の関係で、その中でも今非常に切実になっている二つのことに絞ってお伺いしたいというふうに思います。 一つは、島の住宅、それぞれの皆さんの住宅の保全の問題です。出されました要望は、シロアリ対策とか、ネズミが発生している、あるいはもう屋根がほったらかしになっていると、こういう問題を非常にみんな悩んでおられました。 それについては、今、職工組合の皆さんが点検に……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。 今日は、不良債権処理との関係で企業再生にかかわる問題、企業の再生ということにかかわる問題について質問したいんですが、その前に一言。 十二月の六日に信金・信組問題で私は柳澤大臣に質問させていただきまして、その後も次々と相次いで破綻しているわけですけれども、金融庁のやり方そのものは、私ははっきり申し上げて間違っているということで申し上げて、そこは対決点だと思いますが、ただ、六日の日の質問の後、柳澤大臣、あのときもお答えいただきましたけれども、そうはいっても今実際に破綻しているところの借り手の皆さんに対しては配慮しなきゃいけないということで、後で伺いました……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 大臣、お疲れのようですけれども、柳澤大臣、今日はソフトにやりますのでリラックスして答えてもらえればと思いますけれども、私の質問に入る前に、午前中、円議員の大変切実な問題の御質問があったわけですが、それに関連して一言だけ御指摘したいなといいますか、質問通告しておりませんけれども、大臣言われましたけれども、これからはリスク管理をやって、リスクに見合った金利を取って中小企業に貸していけばいいんだというお話しされましたけれども、私、この間、今日はちょっと、じっくり次回やろうと思ったんですが、この金融検査マニュアルをずっと調べさせていただいているんですけれ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。
法案の質問に入る前に、午前中、浜田委員からもございましたけれども、今大変焦眉の課題になっています中小企業への融資、地域金融の問題について質問させていただきたいと思います。
最初に、経済産業省おいでいただいていますけれども、この間の中小企業融資の現状がどうなっているか、簡単に御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 今御報告いただいた中の、二十五都道府県のヒアリングですか、この中で、後で御質問さしていただきますが、金融検査マニュアルについて、かなりあれがあるために融資が厳しくなっているという声も寄せられたというふうに、これは経済産業委員会で、……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 法案の審議に、法案の質問に入る前に、今回の確定申告のときに起きましたある事件について、国税庁に先にお聞きしたいというふうに思います。 これは先月の三月十三日に東京の練馬東税務署で起きた問題でありますけれども、この三月十三日といいますのは、毎年、全国で重税反対統一行動ということで取組が行われている日であります。 これは御存じでない方いらっしゃると思いますので若干申し上げますと、もう一九七〇年から行われておりまして、今年で三十三回目、三十三年目になる、全国で五百九十一か所、参加者が二十三万五千人というふうな取組です。いろんな中小企業団体あるいは労……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 法案については、もう入澤先生、大塚先生から詳しく鋭い御指摘ありましたので、私、一つだけ確認の意味でお聞きをしたいというふうに思います。 日弁連が、今年の二月二十日なんですけれども、これは今法案、この法案と直接関係するわけではありませんが、「テロ資金防止条約批准と国内立法についての会長声明」というのを日弁連が出されております。これは、要するにテロリズムの拡大解釈に対する懸念を日弁連が示されているものでありまして、例えば南アフリカのアパルトヘイトに反対する活動とか、東チモールの独立支援に対するカンパ、こういうものまで犯罪行為とされる可能性があるとい……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 法案に入る前に、是非この機会に一点だけ塩川大臣にお伺いしたいことがございます。これは先日、我が党が公表いたしました官房機密費に関する内部文書についての件です。 この内部文書は、機密費の会計記録の一部、金銭出納帳等々ですけれども、この中に、パーティー券購入などの政治資金のばらまき、あるいは長官室手当などのやみ給与まがいのものとか、日比谷高校の会費、つまり全くの私的な経費と、こういうものも記載されているわけです。また、野党議員への背広代といいますか、国会対策費というふうな種類のものも目立つわけですけれども、どう見ても国家機密とは何の関係もないものが……
○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、本法案に反対の討論を行います。 そもそも現行の金融庁の検査、特に金融検査マニュアルは中小企業の実態に合わない欠陥マニュアルであります。 こういう検査やマニュアルを国民生活金融公庫など中小零細企業向け融資を担う政府系金融機関に持ち込むことは、現在、特殊法人改革の名の下に、業務の縮小、貸出し抑制が進められていることと併せ、中小企業の融資を一層困難にする方向に働くことは明白です。 以上の理由から、本法案に反対を表明します。 以上です。
○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、本法案に反対、民主党提案の修正案に賛成の討論を行います。 本法案が進めようとしている決済システムの改革は、大手金融機関主導の改革を一方的に促進しようというもので、巨額のシステム開発費用を負担できない中小証券会社は淘汰されるか、あるいは大手金融機関の傘下に統合されるかであり、いずれにせよその存立を脅かされることになります。 また、国債整理基金特別会計の金利スワップ市場への投資は、デリバティブ取引そのものであり、相手方金融機関等の信用リスクを抱え込む等の問題点があり、認めることはできません。 以上の理由から、本法案に反対するものです。 なお、民主……
○大門実紀史君 最初、竹中大臣にお願いしたんですけれども、まだ時間が掛かりますかね。そうしたら……
【次の発言】 改めて、日本共産党の大門です。
せっかく浜田さんが今回の税制改革、応援する質問をされましたけれども、水を差すようですけれども、私の方はかなり厳しい税制改革の御批判をさせていただきたいというふうに思います。
最初に竹中大臣に、今のこの日本経済の実態との関係で、今回の税制改革の方向について幾つかそもそも論をお聞きしたいというふうに思います。
GDPの一―三が出たわけですが、全体として、どういいますか、私から言わせると、しょせん一喜一憂の範囲にすぎないといいますか、根本的にそのベー……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。 本題に入る前に、今月が、国税関係職員のちょうど今週、来週辺りが人事が発令される時期でありますので、この点に関して一つ二つ質問をしておきたいというふうに思います。 今までこの委員会で、国税関係の法案のたびに国税職員の、あるいは税関職員の処遇改善というのが附帯決議でほぼ全会一致で上げられてきたところです。ところが、この処遇改善以前の問題として、我が党はかねてから取り上げてまいりましたが、いわゆる組合差別問題というのがございます。置き去りにされてきた問題であります。 昨年、全国税関労働組合、全税関と略称言いますけれども、これに対する賃金差別裁判が、二十七……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 最初に竹中大臣に、景気、特に消費の動向についてお聞きしたいというふうに思います。 午前中に景気の問題ありましたけれども、要するに、先行きがまだまだ見えない最大の原因は総需要がやっぱり低迷していると、特に消費のところが、消費低迷の問題だというふうに思います。月例経済報告でも消費は横ばいということですし、五月の家計調査を見ましても実収入も消費支出も前年同月比でマイナスになっているということで、依然、消費については予断を許さない事態にあるというふうに思います。 そこで端的にお聞きしたいんですが、竹中大臣としては、今の個人消費、家計消費が改善しない具……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 私は、経済問題、デフレ対策について質問をさせていただきます。 最初に、竹中大臣にお伺いしたいと思いますが、今回の政府のデフレ対策については、自民党の麻生会長もデフレ加速策じゃないかというふうに発言しておられますし、衆参あるいは与野党を問わず、デフレ圧力になるのではないかというふうな懸念の質問が相次いで出されてきたところであります。 そういう点で改めて、なぜこの対策で、このデフレの中でデフレを促進といいますか、圧力を掛けながらデフレも解消し、また、不良債権がどんどん新規発生しておりますけれども、不良債権の解決のめども付くのか、もう一度御説明をい……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 竹中大臣、このたび金融担当兼務、大変御苦労さまでございます。いつまでおやりになるか分かりませんけれども、取りあえずよろしくお願いしたいと思います。 竹中大臣とは、予算委員会あるいはこの委員会にも来ていただいて、構造改革、不良債権処理については随分議論してきたつもりですが、私、今回大臣が出されましたこの加速案ですね、これについては、ちょっと今までと違って、どういいますか、何かちょっと奇異なものをといいますか、何か異質なものを、今までと違うものを感じるんです。しかも、なぜ今この時期にこの加速策が出されたかというふうなところも、ずっとこの委員会でこの……
○大門実紀史君 大門でございます。 池田議員がNPO法案の発議者でありますので、NPO法の方は私の方から質問をさせていただきます。 今日も議論ありましたけれども、要するに何が問題になっているかといいますと、私は、政府、特に財務省のNPO活動促進に対する無理解といいますか、消極性ということがいろんなことのネックになっているというふうに思います。特に欧米の政府に比べたら、私はもう恥ずかしいくらいの後進性だということを最初に指摘したいと思いますし、そういう点、ですから、昨年せっかく認定NPO法人制度できましたけれども、財務省はやっと重い腰を上げて作ったんですが、中身は非常にアリバイ的だと。取りあ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。 本法案に反対の討論を行います。 まず申し上げたいことは、この法案の中身以前に、政府・与党の支離滅裂さであります。 先日出されました不良債権処理加速策、いわゆる竹中案は紛れもなく銀行の追い込み策であります。一方、この銀行株買上げの促進法案は銀行救済策であります。一体、政府・与党は銀行を追い込もうとしているのか、それとも助けようとしているのか、さっぱり分かりません。竹中案が本当にシナリオどおりドラスチックにやられれば、株はもっともっと下がって、こんな買取機構が機能する以前に幾つかの銀行はつぶれてしまうわけであります。銀行は今、株買取機構どころの話ではな……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。 両法案に反対の討論を行います。 国民の願う特殊法人改革とは、無駄を削減して、国民生活に必要な部門はむしろ充実をすること、また天下りをなくし、利権、癒着構造にメスを入れることであります。 ところが、今回の特殊法人改革は、単なる衣替えにすぎず、国民の願いとは懸け離れた見せ掛けの改革でございます。電子情報処理組織の改正法案も看板の掛け替えにすぎません。万博記念機構改正案も、むしろ採算性を重視する余り、施設利用料の値上げ、サービスの後退など公共性を損なう懸念があります。 以上のことから、日本共産党は両法案に反対をいたします。
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。私も今日、企業再生の問題についてお伺いしたいと思います。
まず竹中大臣に二、三お伺いしたいんですけれども、この間、企業再生という言葉が、今日も今ございましたけれども、飛び交っているわけですけれども、まずこのことが、竹中大臣としてはどういうことをイメージされているのか、なぜこれが必要なのかというところをまずお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 一つ確認しておきたいんですけれども、そういうふうに言われる場合の企業というのはどれぐらいの規模が想定されるのか。私、RCC問題、以前にも取り上げましたけれども、実際には中小企業といっても中堅クラスとい……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。よろしくお願いいたします。 今日は本当に御苦労さまです。 私は、ちょっとそもそも論といいますか、基本的な問題についてお聞きしたいというふうに思います。 今回のこの加速策、竹中プランと言われるものですが、私は委員会でも予算委員会でも取り上げてきたんですが、非常に唐突であるというふうに、なぜこういうものが急に出てきたのかということを大変疑問に思っているところです。 柳澤大臣のときは、大銀行を中心にオフバランス化をしてもらって、公的資金の注入は必要ない、皆さん自身も一生懸命やっているんだということを繰り返してこられました。私どもにとっては、ちょっと一生懸……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 私は、政府提出の二法案並びに民主党提出の修正案に反対の討論を行います。 まず、預金保険法の一部改正案についてであります。 今回のペイオフ解禁の延期は、不良債権の加速策と一体のものであり、不良債権処理の加速の期間が終わる二年後に解禁するというものであります。預金の全額保護措置の解除は景気の回復を前提にすべきであり、不良債権の処理の加速を迫り、金融機関の整理、淘汰を推し進めながら、同じ期間に期限を切ってペイオフの解禁を図ることは、中小金融機関からの預金流出を加速し、預金者の不安をかえって増幅するものであります。 次に、地域金融機関再編特別措置法……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 今日は、不良債権処理問題について、小泉総理だけにお伺いをいたします。竹中大臣、じっと座っていていただいて結構でございます。 今までの議論でも出てまいりましたけれども、日本経済というのはもう本当に今でさえ大変危険な状況にあるという話が大変出てきております。にもかかわらず、総理は、このただでさえ大変なときに不良債権処理加速というもっと不況をひどくする、もっとデフレをひどくする、もっともっと日本経済の危機を深めるという前代未聞といいますか、本当に常識では考えられない対策をこれから進めようとされております。私は、なぜこのときにわざわざそういうこ……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、平沼大臣が御出席いただいていますので、中小企業と金融絡みといいますか、金融不良債権の関係で、私の方はちょっと、もう今の時点でぎりぎりに追い込まれている中小企業の問題を幾つか御質問したいというふうに思います。 最初に、マイカルの問題ですが、実はこれは、金融財政委員会でも決算委員会でも取り上げてきた問題ですが、二〇〇一年の九月にマイカルが破綻をして大問題になったわけですが、これはもう基本的には金融問題が根っこにある問題だったわけですね。一兆七千四百億の負債を抱えた破綻ですけれども。あのマイカルの破綻の後、特別検査が始まる。あるいは、マイカルというのは……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 私は、今日は三宅島問題について、先ほど日笠先生から生活支援の方の話がありましたので、私の方は住宅問題に絞って質問をさせていただきます。 この委員会で決議が出されたのは去年の七月ですね、出されたのは。これも民主党の谷先生から御紹介ありましたので繰り返しませんけれども、この委員会としての総意として三宅島の復興に国として力を入れていくべきだという観点ですね。その上で、今三宅島では、いろいろありますけれども、特に住宅問題が緊急の対応すべき課題になっています。 若干御紹介をしたいんですけれども、三宅島の噴火家屋等被害者の会というのがございまして、七十一……
○大門実紀史君 大門でございます。 私の方は、税制の基本問題と企業再生、二つの柱でお伺いしたいと思います。 昨年の六月、税制改正の議論がありましたときに、いわゆる広く薄く課税論について質問いたしました。要するに、今納税者が少なくなっているのは景気が悪いからだという点を御指摘して、余り広く薄く論には根拠がないというようなことを質問したわけですが、その上で今日は、そのときも取り上げましたけれども、課税最低限の問題について伺いたいというふうに思います。 あらかじめ申し上げますと、課税最低限を引き下げていく、つまり庶民にとっては増税の方向にしていくということと、その一方で企業、特に大きな企業には……
○大門実紀史君 今の話、もう少し聞きたかったところあるんですけれども、私は予算委員会の理事をやっておりますので一言申し上げたいんですが、今の話は国会審議とは余り関係ないようにお聞きしました。それと、余り国会の審議のせいに最初からされるというのはどうも違うんではないかと思いますし、どんな大臣でも大臣は大臣ですから、出てもらわなきゃいけない場合もあるわけですから、余り簡単に国会審議ということにはならないと、私はそういうふうに思いますので、特別な場合、どうしてもこういう場合ということで提案はあると思いますけれども、いてもいなくてもということが簡単に口から出るというのはいかがかということを御指摘してお……
○大門実紀史君 両法案に反対の討論を行います。 関税定率法案に反対する理由を特に二点申し上げます。 第一は、加工再輸入減税制度の対象品目への革靴製品の追加が、中小零細の多い製造業者に死活にかかわる打撃を及ぼすからであります。国内の伝統技術を守る立場から反対をいたします。 第二は、簡易申告制度の改正が検査体制を一層骨抜きにするおそれがあるからです。 本法案は、特恵関税制度、農産物の特別緊急関税の適用期間延長など賛成できる点もありますが、法案全体としては賛成できるものではございません。 次に、国際開発協会増資法案です。 国際開発協会を含む世界銀行グループは、元世銀副総裁であったスティグ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。 福井総裁に初めて質問いたしますが、じっくりお考えを聞きたいと思いますけれども、今、日銀はここまで踏み込んだんだからもう一歩というお話ありましたが、私は、むしろ戻ってもらいたい、このまま行くと日銀はどこへ行ってしまうのかと。はっきり言ってもう、まともな日銀に早く立ち直ってもらいたいという立場で幾つかお聞きしたいというふうに思います。 まず、ちょっと原理的といいますか、素朴な質問なんですが、量的緩和と金利との関係なんですが、七九年に米国で量的ターゲットをやりましたけれども、それを話しすると長くなりますので、申し上げたいことの結論は、一定の金利が、ゼロじゃ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。 今までの議論、大臣のお話聞いていまして、保険契約者保護の必要性というのはもうそのとおりだと思いますし、全体として生命保険会社は今大変な状況だというのも分かります。私の学生時代の友人も大手の生保におりますので分かるんですけれども、ただ残念ながら、我が党はこの法案に反対をいたします。 なぜかといいますと、業界の責任で契約者保護はやるべきだというのは、これは金融庁も基本的にそういうお考えだと思いますけれども、そうすると、その業界が本当にぎりぎりの努力をそのためにしているのかどうか。今度の税金の張り替えですけれども、このスキームをくっ付けなければいけないまで……
○大門実紀史君 大門でございます。 これからの覚悟もいいんですけれども、まず、なぜ二兆円も超えるこの公的資金を入れるような話になった経過がまだよく分からないんですね。先ほど峰崎委員からもありましたけれども、全然明らかにならないですから、まず、このりそなが過少資本に至る経過について、二兆円を超える国民の税金がそこに行く可能性があるわけですから、きちっとした説明を私お願いしたいと思うんです。 今日はいずれにせよ時間が短いですから、本番は来週開かれるであろう予算委員会になると思いますけれども、限られた範囲でその事実経過中心にお聞きしたいと思いますが。 一つは、新日本監査法人と竹中プランといいま……
○大門実紀史君 今日はどうも御苦労さまでございます。 りそながこういう事態になりましたので、ちょっとりそなの関係で奥山参考人に幾つか先に伺いたいと思うんですけれども、この委員会でも議論がありましたが、竹中大臣は、五月の七日の日に金融庁の事務方に対して、りそなと監査法人のことに構うな、介入するなということを発言されたようなんですけれども、それ、はっきり言われておりますが、奥山参考人は、新聞報道ですけれども、金融庁とりそなと監査法人でこういう見解を一致するための協議をしてほしかった、あるいはすべきだったというふうにおっしゃっていますが、その辺の真意はどういうことなんでしょうか。
○大門実紀史君 大門でございます。
竹中大臣、午前中に続き、御苦労さまでございます。何かお疲れのようで、大丈夫ですか。
【次の発言】 お互い頑張りたいと思いますけれども。
目の覚めるような質問をしたいところなんですが、我が党はこの法案に今のところ、この時点では賛成というところでございますけれども、ただ、一つちょっと聞いておきたいんですが、我が党、賛成という方向で今検討といいますか、独自の判断で精査したわけですが、この間、公認会計士協会の方、あるいは、ちょっと異様なんですが、政治連盟の方が、公認会計士政治連盟の方が私の部屋も含めて回っておられるんですが、日本共産党に公認会計士協会の政治連盟の……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 今日は御苦労さまでございます。 私は、今の金融行政そのものがもう狂っているというふうにずっと指摘をしてきている中です。その中で起きた今回のりそな問題。ですから、そういう、もう本当に何をやっているのかというこの金融行政の中で、非常に象徴的に起きた歴史の一こまだというふうに私は認識をしております。 もちろん、りそなのそのものの責任、二兆円も公的資金を入れるということですから、ありますし、経営体力の一番弱いりそなが、大きな矛盾に満ちたこの金融行政の中で、私は、一番体力の弱いところ、あるいはいろんな経営上の問題があったところが脱落したということではな……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。
私も早くと思うところはありますが、そうはいかないのがこの世界でございまして、六十分目一杯やらせていただきます。
前回の大塚委員が出された資料なんですけれども、私、これ大変な重要な資料だと思っておりまして、これはいつ、確認ですけれども、いつどこに、お調べになった結果をどこに報告されるのか、ちょっと確認の意味で、大塚委員が出された資料の調査について。
【次の発言】 といいますのは、私、これは本物でしたら、大変重要な中身だというふうに思うんです。これ、まだ去年のことですし、今回の法案の審議にも、背景に非常にかかわる問題だと思っていますので、本当はこ……
○大門実紀史君 今の議論聞いていて、結論は理事会でということは分かりましたけれども、一つだけ是非、高木長官来られておりますので、質問する予定じゃなかったんですけれども、今出ませんでしたので、一つだけお聞きしたいんですが。 大塚委員が出された資料の三ページのところで、今回の予定利率引下げの関係でやり取りがあるんですけれども、読みませんけれども、要するに、予定利率引下げ、議員立法でやってはどうかとか、あるいは町内会方式、予定利率三%以上の契約者だけ手を挙げてもらって云々だとか、あるいは相手方の森副社長が、契約者から一人ずつオーケー取るのは大変な作業で時間が掛かるとか、議員立法でやればいいとか、こ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。 私、今日はやみ金融対策に絞って質問をさせていただくことにしましたので、株買取りの発議者の皆さん、どうぞお引き取りいただいて結構でございます。お疲れさまでございました。 今回、与野党一致でこのやみ金融対策の法案が成立するわけですけれども、問題は、この法案ですべてが解決するわけではないと。やはりいろんなことに実効性を持たせていかなければいけないというふうに思います。そういう点で、この法案が成立するということを踏まえて、金融庁と警察庁に今後の取組について質問をしていきたいというふうに思います。 最初に金融庁ですけれども、竹中大臣にお伺いいたしますけれども……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 株買取りの方を今日は質問させていただきますけれども、既に問題点は衆参の今までの議論でかなりもう議論されています。問題あり過ぎてもう質問するのもうんざりするぐらいの法案だと私は思っておりますし、大体今国会は、何といいますか、こういう筋の悪い、たちの悪い法案が多過ぎますね、本当にね。前回の生保なんか、本当にもう、経済分野では本当にこの委員会で最悪の法案だったんじゃないかと、今年ですね、今国会、思います。 今回のこの株買取りについては、もう何といいますか、レベルが低いといいますか、本当に、何といいますか、国会でこういうのを議論するのかと思うふ……
○大門実紀史君 大門実紀史です。
関連質問をさせていただきます。
竹中大臣にだけお聞きいたしますけれども、私、今までの議論をお聞きしておりまして、今回の補正予算、何のために出されたのかというのがさっぱり分かりません。もう一度確認させていただきますが、今回の補正予算というのは、竹中プランといいますか、昨年出された、十月に出された不良債権処理加速に伴うデフレに対処するために出された補正予算だということだと思うんですが、もう一度確認のためにお願いいたします。
【次の発言】 国内の方で、そうしますと、要するにリアルに具体的に考えますと、特に主要行に対して不良債権処理の加速をやりなさいということであ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。
最初に、坂井衆議院議員の問題についてお聞きをいたします。
坂口厚生労働大臣にお聞きいたしますけれども、坂井議員と関係のあった人材派遣会社でありますが、日本マンパワー、アデコキャリアスタッフ並びにアデコキャリアスタッフ九州、そして旧キャリアスタッフ、この四社への補助金、委託助成金の各社ごとの過去五年間の総額を教えていただけますか。
【次の発言】 ありがとうございます。
四社とも国から助成を、助成金を受けていたということだと思います。
委員長、資料の配付をお願いしたいと思います。
【次の発言】 今お配りいたしておりますが、我が党が調べたところに……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 最初に、大島大臣にお伺いいたします。 私、三月十一日のこの予算委員会で、大島大臣が談合した企業から三千七百万円の献金を受け取られたということを指摘させていただきまして、その返還を求めました。大臣は、そのときは、因果関係を調べてみたいという御答弁をされまして、十四日の予算委員会では、どう返還するか勉強中だと。また、十八日のときには、何せ金額も金額ですからと、即刻返すのは難しいという御答弁をされています。十九日には、とうとう分割払を検討しているというふうにおっしゃっておりますけれども、要するに、返す意思はあるけれども、取りあえず返すお金はないという……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 まず、総理に今の日本の金融の状況全体についてお伺いをしたいというふうに思います。 国民の皆さんの暮らしがこれほど大変なときに二兆円を超える公的資金がりそなに注入される。あるいは、大手行が決算が出ましたけれども、過去最高の業務純益を出しているにもかかわらず、結局、最終的には軒並み赤字になってしまう。また、日銀は一生懸命銀行に資金をじゃぶじゃぶと言われるほど供給しておりますけれども、銀行から先はお金が行かない。むしろ貸し渋り、貸しはがし、また金利の押し付けが現場では起きている。 私、本当に日本の金融が今どうなってしまったのかと大変危惧をしておりま……
○大門実紀史君 大門でございます。 足利銀行での衆参の審議も取りあえず私の質問で最後でございます。大臣、お疲れでしょうけれども、自分でまいた種ですので、もう少し辛抱してもらいたいと思います。 ただ、この問題、まだまだ解明されていない点がたくさんございまして、調査も我が党続けておりますけれども、その点で、今後の調査にかかわりますので、金融庁の対応について一点ただしておきたい点がございます。 十二月の三日、午後ですね、我が党の、私がキャップでありましたが、我が党の調査チームが足利銀行の本店にヒアリングに伺いました。ヒアリングそのものは金融庁の窓口紹介によりセットしたものですけれども、ちょうど……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 今日はお二人、御苦労さまでございます。私が最後でございますので、よろしくお願いします。 まず、日向野参考人にお伺いしますけれども、私、昨年十二月に足銀の本店お訪ねしてヒアリングをさせてもらいました。先ほどから述べられている皆さんの無念な気持ちというのは十分承知しているつもりです。 要するに、経営努力の途中だったと、もう少し時間が欲しかったという声を直接お聞きしたところです。また、栃木の中小企業あるいは旅館、ホテルの社長さんにもお会いしました。皆さん足銀を頼りにしてきたと、また足銀を支えようとみんなで努力してきたんだということを異口同音におっし……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 最初に、森副大臣の未納問題についてお聞きをしたいと思います。若干事実経過がまだよく分からないところがありますのでお尋ねをいたします。 森大臣が坂口大臣に御自分の未加入、未納の問題について報告された、このときの経過でございますが、まず坂口大臣にお伺いしたいんですが、今までの、前回の委員会での御答弁でも、森副大臣から坂口大臣へのこの未納問題での報告というのは少なくとも二回はあったんではないかというふうに思います。 一回目は、これは議事録そのままなんですけれども、一回目といいますか、最初は、自分の年金を今調べております、機会を見て発表したいと。その……
○大門実紀史君 法案関係に入る前に、若干足利銀行問題で要望も含めて谷垣大臣に質問をしたいと思います。 最初に、足利銀行破綻についてはこの委員会で審議も参考人質疑もやってきたところですが、参考人質疑を通じても、金融庁が、竹中大臣去られますけれども、わざわざつぶしたというのが、ますますそういう認識が強まったところです。これは、自民党の中でも栃木周辺県出身の国会議員の皆さんも同じようなことをおっしゃっておりました。そして、谷垣大臣は地元からの御要望もお受けになったこともあると思いますが、この足利銀行の破綻についてどういうふうに御感想としてお持ちか、まずちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○大門実紀史君 今日は、今現在、栃木県中心に北関東で大変不安が広がっております足利銀行問題に絞って質問をさせていただきます。 まず、破綻に至る経過の問題ですが、これはこの委員会でも審議がありましたし、先日の予算委員会では自民党の矢野議員からかなり厳しい追及もあったところです。矢野議員からもあとは頼むと言われておりますので、この点についてまずお聞きしたいと思いますけれども、私もこの委員会の特別審議で追及をしてまいりました。要するに、真相がまだよく分からないと。なぜ足銀が破綻に追い込まれたのか、このところがよく分からないという点が地元でもまだ残っているわけです。 要するに、足銀の旧経営陣が言っ……
○大門実紀史君 今日は一人で八十分いただきましたので、是非じっくり、丁寧に答弁をしていただければと思います。ただ、そうはいっても量より質でございますので、前向きな答弁がしていただけたら少し早く終わることもございますので、是非よろしくお願いしたいと思います。 最初に、消費税の免税点引下げの問題で、保育所と課税、非課税の問題について質問させていただきます。 四月一日から免税点引下げということで、一千万に下がりました。このことで、今、いわゆる認可外保育所、無認可保育所という言い方もいたしますけれども、そこに通う児童の保育料にも課税されると、消費税が掛かってくるということで、全国的に今問題になりつ……
○大門実紀史君 日本共産党を代表して、両法律案に反対の討論を行います。 まず、公債発行特例法案について申し上げます。 そもそも、現在の膨大な借金財政は、過去の膨大な公共事業のばらまきや構造改革がもたらした不況による税収減など、政府の誤った政策によってもたらされたものです。本法案は、政策の抜本的な転換もなしに、いたずらに借金だけを増やすという点で反対であります。さらに、年金事務費の国庫負担を引き続き停止しようという点も問題です。本来、国が負担すべき年金事務費をいつまでも年金加入者に負担させるなど、無責任極まりない、言語道断のことであります。 次に、所得税法等の改正です。 最大の問題点は、……
○大門実紀史君 私の方も最初に量的緩和についてお伺いいたします。 この委員会でただもう量的緩和については何度も今日も含めて議論がございました。とにかくなかなか市中に回らないということも再三指摘されているところでございますし、デフレ克服の効果、もう今日も議論ありましたけれども、私は一つ一つこういう効果があったと言うほどのものはなかったんではないか、まあ、やらないよりましといいますかね、それと、やめるにやめられないいろんな条件が重なっている、このようなことではないかというふうに再三指摘しているところですけれども。 今日は、全体像について、個々のことよりも、量的緩和とは一体何だろう、何だったんだ……
○大門実紀史君 今日は財政健全化に関する集中審議ということですけれども、財政健全化といえば小さな政府論、小さな政府論といえば規制緩和論というのが連動しておりますので、今日はその規制緩和の問題について、具体例含めて質問したいというふうに思います。 まず、竹中大臣にお伺いいたします。 大臣は規制緩和をやれば経済が活性化するというようなことを言われてまいりましたけれども、実態はそう単純なものではないというふうに私思います。 例えば、需要が低迷しているときにむやみやたらに規制緩和やれば、活性化するどころか、かえって過当競争、ダンピング問題が起きると。お互いの首を絞め合うだけということも起きたりし……
○大門実紀史君 両法案に反対の討論を行います。 まず、証券取引法改正案についてであります。 本改正案によって更に銀行業務と証券業務が一体化いたします。本改正によって、投資者保護の仕組みが不十分なまま、多くの預金者、国民が証券投資に誘導されるおそれがあります。また、銀行が貸出し先の企業に証券発行を勧め、その資金で債権回収を図るなど利益相反を引き起こすことや、個人の信用情報を利用して預金者に株式を勧誘するなど、様々な弊害が予想されるものです。 次に、社債等振替法の一部改正案についてであります。 株式のペーパーレス、証券投資、証券決済のIT化は、巨額のシステム開発費を要することになります。こ……
○大門実紀史君 今、山根議員との質疑で、構造改革の結果、経済が良くなってきたという議論ありましたけれども、そういう話になると私も一言、二言、言いたくなるんですけれども、今日はちょっと具体的な問題で、世の中そんなに良くなってないよという点で、二点、無認可の保育所に対する消費税課税問題と足利銀行問題、具体的な問題をお聞きしたいというふうに思います。 最初に無認可保育所への消費税非課税問題ですけれども、これは三月二十五日の本委員会で取り上げさせていただきました。要するに、四月一日から免税点が一千万に引き下げられたことによって小規模の無認可保育所にも課税されるという問題です。ちなみに、認可保育所は社……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 両大臣、お疲れのところ、よろしくお願いいたします。 今回の補正予算の中に仕組まれている外為特会の補正に関連して、要するに円高介入資金の調達枠を七十九兆から百兆に増やすことに関連して質問をしたいというふうに思います。外為特会、円高の問題というのは少し複雑なところがございますので、是非分かりやすく御答弁もお願いしたいと思います。 まず、今の円高介入というのはアメリカの財政収支と密接に絡んでいるというふうに思いますので、財務省の方から、この間のアメリカの財政赤字の状況、加えてその主な原因について簡潔に御説明をお願いしたいと思います。
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。
今日は、景気と雇用問題について質問をさせていただきます。
まず最初に、政府は景気が回復しているというふうにおっしゃっておりますが、午前中も自民党の方からありましたけれども、国民や中小企業にはその実感が伴わない、懸け離れているんではないかというふうに再三指摘されているところです。
総理に伺いますけれども、どうして中小企業、国民にそういう実感がわかないのか、総理はどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 よく分からないんですけれども、要するに、大多数の人は良くなっていないからそういう実感がわかないんだ、もうそれだけのことだと私は思います……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 竹中大臣、またよろしくと申し上げたいところですけれども、ちょっと冒頭の民主党さんとのやり取りを聞いておりますと、私はあの選挙の発言について取り上げるつもりは元々なかったんですが、先ほどの中で、わざわざ、我が党の引退した、ここにいない池田議員の名前を出して言われましたので、ちょっと黙っているわけにはいかないなというふうに率直に思っておりますし、廃案にすべきという発言をしたのは、私自身も、あの中間報告の、やることそのものの反対討論を本会議で私自身も廃案にすべきという発言をしておりますので、ちょっとそう簡単に、先ほどのやり取り聞いていても思いますので……
○大門実紀史君 大門でございます。 本題に入る前に谷垣大臣にお伺いしたいんですけれども、今日の夕刊ごらんになりましたですか。見ていないですよね、当然ですね。私も今投げ込んでもらって見たんですけれども、午前中の愛知委員との質疑の中の答弁で、もう日経新聞一面で書いておりますけれども、谷垣財務相が消費税増税の時期を初めて明示したというような書き方されております。 私も午前中聞いていて、えっと思ったのは、あれはっきりと時期を言われたのかどうかというふうに聞いていたんですけれども、各紙一面で取り上げておりますので、少しその確認の意味で。こういうふうにおっしゃった、正確に、私も耳で聞いたときには二〇〇……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は量的緩和政策が何をもたらしたかという点について、舛添委員とは全く違う立場で御質問を、いなくなっちゃいましたけれども、したいというふうに思います。 資料をお配りいたしました。一番、一の表でございますけれども、国庫納付金が、見てもらったとおりずっと、この十三年度に比べて、十四年、十五年と極端にマイナスになっております。十三年度から十四年度で八千八百五十億、十四年度から十五年度に比べると四千五百八十億、二年間で合わせて一兆三千四百三十億ぐらいですかね、マイナスになっております。この原因を簡潔に説明をしてください。
○大門実紀史君 私も足銀問題について質問いたします。 一問目は全く西田委員と同じ内容でございますので、中小企業の再生を是非頑張っていただきたいという趣旨でございます。よろしくお願いいたします。 もう一つは、中小企業の再生と公的資金の注入の関係について質問をしたいと思います。 まず公的資金の問題ですけれども、足銀が十月八日に発表した報告の中で、いろいろ、報告の九ページですけれども、いろいろ書かれております。要するに、平成十年に三百億の公的資金の導入を受けたと。平成十一年八月には、先ほどもありましたが、第三者割当て増資四百二十八億、さらには一千五十億の優先株の公的資金を導入したと。これについ……
○大門実紀史君 大門でございます。 社会福祉事業と消費税課税の問題で、今日、障害者の方々が働いておられる授産施設について質問いたします。 授産施設といいますのは、障害者など雇用されることが大変社会的に困難な方々に対して、目的として社会復帰の促進、社会参加の訓練を図るために、授産施設に来ていただいて、指導員が根気よく物づくりを教えて、その作ったものを販売すると。で、障害者の方々にわずかながら手当を支給しているというふうなものでございます。 私、北海道旭川の授産施設に行ってまいりましたけれども、例えばそこではお弁当を作って販売しているんですけれども、一日四時間半、障害者の方が月曜から金曜まで……
○大門実紀史君 大門でございます。 我が党は今回のメキシコとのEPAに残念ながら反対でございます。したがって、本法案にも残念ながら反対でございます。ただ、EPAやFTAについて一般に反対という立場は取っておりません。二国間交渉によるEPA、FTAは、お互いの条件をよく考慮して進めるならば相互に経済関係深めることできますし、発展も促せるという点で一般に反対はしているわけではございません。 ただ、今回のメキシコとのEPAは、農協の宮田会長がおっしゃっていますけれども、その言葉をかりるならば、工業サイドの要求の実現のために農業にしわ寄せが来ると、そういう構図になっていると。今日も議論ありましたが……
○大門実紀史君 両参考人、今日は御苦労さまでございます。ありがとうございます。 もうお聞きすることもほとんどなくなってまいりましたけれども、ちょっと補足的な質問になると思いますが、幾つか、ちょっと時間の節約のためにもうまとめて両参考人に二点ずつ、今の議論を聞いていての補足的なところでお伺いしたいと思います。 まず、古沢参考人にお聞きしたいのは、今回の改正で受益者保護も含めて業界のルールを図ると、整備をするということがありますが、そのルールも、実効性を伴うためには、業界自身の、何といいますか、具体的な体制の確保とか現場でのいろんな整備が必要だと思うんですが、その辺、具体的にどうお考えになって……
○大門実紀史君 大門でございます。我が党もこの法案については賛成でございます。 投資家保護については、もう既に様々な角度から、各委員からかなり的確な御指摘がございましたんで、重複を避けてお聞きします。 一つは、今ございました登録要件の最低資本金についてですけれども、先ほど五千万に引下げも視野に入れてという答弁ありましたけれども、私、このケースの場合ですね、外国為替証拠金取引という店頭取引、相対取引を規制対象にするわけですから、かなりリスクの高い、専門性も要求される取引に対するものでございますんで、資本金の在り方そのものについても言えば、証券会社、通常最低資本金五千万ですけれども、有価証券店……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日はちょっと畑の違うところに出てきておりますので、是非分かりやすい簡潔な御答弁をお願いできればというふうに思います。 まずお聞きしたいのは、素人なりに考えても、司法というのは国の骨格を形作るものであって、その司法に携わろうとする司法修習生というのは国民的に言えば、何といいますか、国の宝みたいな、かなりそういう貴重な重要な存在だと私は思うわけです。 今日、議論をお聞きしておりますと、先ほども財政の効率性だとか費用の問題、とにかく財政上の問題がいろいろ言われておりますけれども、本当は法務省としては、そういう制約がなければ、本来この司法修習生に対してもっと……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。
今日は雇用問題、特に青年の雇用問題について尾辻大臣中心に伺いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
まず、事務方で結構ですけれども、今の青年の雇用状況、さらには社会問題化しておりますニートとは何かということとその対策について説明をしてください。
【次の発言】 この中の若者自立支援塾について説明してくれますか。
【次の発言】 ニート、大変な深刻な問題になっています。その目玉である、対策の目玉である若者自立支援塾、是非効果のあるものにしてほしいなというふうに思いますけれども、私、NPOの皆さんに聞き取りをしました。
今、NPOの皆さんが共同……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日は、雇用対策について、二十分ほどですが、伺います。 決算委員会ですので、まず、この数年相当の雇用対策予算を使ってきたということになると思いますけれども、まず、今までの雇用対策を全体どう見るかということで一言お聞きしたいと思いますけれども、私はまず、いろいろ雇用対策も必要ですが、国内、地域の経済、景気を良くすることがもう何よりも最大の雇用対策だというふうに思います。 例えば、四年前に小泉内閣は五百三十万人雇用創出プランというのを出しました。五年間でサービス産業で五百三十万人仕事を増やすということでしたけれども、当時私は、これはもう絵にかい……
○大門実紀史君 大門でございます。よろしくお願いします。 今日は、足利銀行が破綻をして一年何か月かたちましたけれども、この問題が起きたときから私取り上げてまいりましたけれども、二月に栃木県に行って今の段階での地域経済がどうなっているか調査をしてまいりましたんで、それに基づいて、現場のいろんな声出ておりますので質問さしていただきたいと思います。ちなみに、そのときは足銀本店、副知事、RCC、あと鬼怒川温泉街でホテルの社長さんと懇談をしてまいりました。いろいろ出てきている要望に基づいて幾つかお伺いしたいと思います。 二月の二十八日に足利銀行が資産買取り、第二回、決定したことについてというものを発……
○大門実紀史君 二月の二十八日に全国銀行協会が全国紙に全面使った意見広告を出しました。「郵政民営化にあたり、私たちは「公正な競争」が行われることを望みます。」という、この一面のやつですけれども。 私、これ見て、変なことを言うなあといいますか、よく言うなあと思っているんですけれども、いろんなこと書いてあるんですけれども、要するに郵政民営化についていろいろ言っているわけですけれども、官業ゆえの特典は見えない国民負担に支えられていますとか、郵政事業は何か経営上の問題が起きても政府が必ず救済してくれるという期待が生じて、それが公正な競争を阻害しているとか、万一郵政事業、郵貯とか簡保がですね、万一経営……
○大門実紀史君 おはようございます。よろしくお願いします。 前回、定率減税の縮小、廃止などをやらなくてももっと税金取るべきところはあるということで、外資の課税逃れの質問を若干させていただきました。これ、予算委員会の集中審議でもやらせていただきましたけれども、今日はこの問題の今回の法改正との関係で具体的にお聞きしたいというふうに思います。 今、もう株式取引の半分は外資がやっているという状況でございます。膨大な証券投資が行われておりまして、ただ、課税の実態は不透明というのが現実であります。さらに、外資は様々なファンドを作って投資とかあるいは株式取引をやっているわけですけれども、日経新聞の再生フ……
○大門実紀史君 まず、IDAに関して質問いたします。 この法案は我が党賛成でございます。 既にいろんな点で質問がありましたので、世銀そのものの評価に、あるいは日本政府の対応について、もう時間も限られておりますから少し大きな観点で大臣にお聞きをしたいというふうに思います。 若干経過、世銀の経過申し上げますと、これワシントン・コンセンサスという言い方が八九年辺りからありまして、つまりソ連が崩壊した後、世界経済そのもののイニシアチブをアメリカが取っていこうと、世界各国、特に途上国に対して構造調整、構造改革政策を進めていくと。アメリカ主導のグローバリズムというようなものがあって、そのワシントン・……
○大門実紀史君 大門でございます。今日は御苦労さまでございます。 今日、中国の人民元についてお聞きをしたいというふうに思います。 なぜ人民元かというと、ちょっと話すと長くなるんですけれども、お手元に資料をお配りいたしましたけど、各国の米国債保有高の推移です。この問題は何度もこの委員会でも予算委員会でも取り上げさせていただきまして、この前の予算委員会では民主党の峰崎議員も取り上げられました。つまり、要するに、日本が円高介入をする、それでドルを買う、で、外貨準備が増えてこういう米国債を購入すると、こういうことがずっと増え続けてきている問題ですね。これ、今日民主党の広野先生からありましたとおり、……
○大門実紀史君 今日は、北方領土関連の財政問題について質問いたします。 北方領土問題というのは国民全体の課題であるというのは間違いないところでございますけれども、なかなか進まないというのも今の現状でございます。こういう中で、根室市などの隣接一市四町、四つの町の北方領土返還運動における役割というのは大変な重要なものがございます。政府の外交方針の最先端を担っていただいているという点があるわけでございます。私も去年、根室市役所に行きましたら、市役所に北方領土返還という大きなスローガン、垂れ幕が掛かっておりました。 ところが、この隣接した地域というのは、この北方領土が未解決によって経済的な打撃も大……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回、我が党は、この法案については、まあないよりはましだろうということで、賛成でございます。 ただ、各団体が非営利で相互扶助でやっている共済事業をどう扱われるかということは、もう同僚議員がかなり的確な質問をしていただきましたけれども、我が党も心配しておりました。もう既に幾つか触れられましたので、ダブってお聞きすることはいたしません。要するに、そういう、何といいますか、自主的に長い間相互扶助で非営利で取り組んできた団体について、これから健全性の基準だとか、いろんな運用だとか、いろんなことで新たな法の枠の中で要望も出ると思いますし、実態に合わせてやってほしい……
○大門実紀史君 大門でございます。
先月の四月一日に開業いたしました東京都の新銀行東京について質問をいたします。
今、この新銀行東京の事業計画が二つあるとかあるいは裏と表があるとかいうことがマスコミも含めて、我が党も都議会で取り上げましたけれども、問題になっております。
まず、この新銀行東京の開業の経過と金融庁のそれに当たっての審査とかかかわり、この辺の流れを簡潔に説明をしていただけますか。
【次の発言】 ありがとうございます。
つまり、新規の免許取得と同様の審査をされて開業に至ったということだと思いますが、その際、新銀行東京から当然免許取得、新しく取得と同様ということですと収支見込み……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史と申します。 今日はお忙しい中、ありがとうございます。私、ノーネクタイどころか、かなり軽装でございますので、皆さんもよかったら脱がれたら、自由にしていただければと思います。 まず、産業再生機構の斉藤参考人にお伺いしたいんですが、カネボウの話、既にありましたんでカネボウを除いてお伺いします。 ダイエーの再生の問題でございまして、私、この間、ダイエーの店舗が撤退するんじゃないかと言われるところに調査、北海道を含めて回っているところなんですけれども、その町によっていろいろですが、ちょうど地元商店街の中心にあって、ダイエーさんがあるおかげで地元の商店街も成り……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回の法案は賛成でございますので、証取法に関係して、ライブドアのときも問題になりましたけれども、株の大量保有報告書の問題について絞ってお聞きをしたいと思います。 これはもういろんな議論がありました。提出時期が余り遅いので、大株主の動向がつかめない、一般株主が様子が分からないというようなこととか、市場の透明性に欠けるという批判が続いてきたところですし、参議院の三月の予算委員会の参考人質疑でも、ほとんど参考人の方がこぞってこの大量報告書の今の制度の問題点を指摘されております。 要するに、今の開示の制度は、一般投資家にとってだれが大株主なのかというような情報……
○大門実紀史君 最初に税制の問題について一つ、二つだけお聞きしたいと思います。谷垣大臣、あと少しだけお付き合いをよろしくお願いいたします。 先日、政府税調の報告で所得税等々の増税案が出てきたわけですけれども、かなりすごい増税案ということでいろいろ取り上げられております。今日はその影響、こんなときにこんなことをやるのかといういろんな議論がありますけれども、今日はその影響というよりも、こういうもの、こういう増税案そのものの基本的な考え方についてだけお聞きしておきたいというふうに思います。 今回、お手元に資料をお配りいたしましたけれども、今回の政府税調報告による個人所得税にかかわる増税案について……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。
提案者の皆さん、法案作り、大変御苦労さまでございました。
伊藤大臣、済みません。今日、伊藤大臣を呼んだのは私だけということで、それなら結構ですと言ったんですけれども、何か聞いてくれというふうなことでございますので。
今回、議員立法でございますけれども、どうして金融庁はもっと早く金融庁としてこういう法案を出せなかったんでしょうか。
【次の発言】 分かりました。
今回の与党法案は、偽造カード等ATMの払戻しの場合の被害者救済と。私は過失の立証責任を金融機関にという点はもう画期的なことではないかと思っておりまして、一歩前進ということで我が党は賛……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。よろしくお願いいたします。
今回の改正は、当然の措置ということで賛成でございます。
用意した質問がほとんど朝日先生とダブっておりますので、どうしようかなというのはあるんですけれども、じっくり答弁していただいて結構でございますが。
ちょっと全体のことでお聞きしますと、先ほどありました市町村の平成の大合併で、同じ市町村に住んでいながら、先ほどもありましたが、選挙区が重なるケース、衆議院の小選挙区がまたがるケース、これが来年の三月末までにどれぐらいの数になるか、把握しておられたら教えてください。
【次の発言】 七十五という大変な数になってしまうわけですけれ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 既にもういろいろ質問ありましたので、ダブらない部分だけお聞きをしたいというふうに思います。 私はふだん財政金融委員会に所属しておりますので、この会社法そのものといいますよりも、これによって経済の現場がどうなっていくのかという点でお伺いしたいと思いますが、最も関心があるのが三角合併、対価の柔軟化の部分でございます。一年後からそうするということですけれども、これによって何が起きていくかという点中心にお伺いしたいと思いますけれども。 これが外資系の企業の強い要望であったというのは事実として関係者の話からも私も聞いているところでございます。た……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日はいい質問が続いておりますので、竹中大臣、大分お疲れじゃないかと思いますけれども、だれのせいでもございませんので、耐え抜いていただきたいというふうに思います。 民営化の本質というのは、郵貯、簡保の資金を官から民に切り離すということだというふうに思っておりますけれども、それが、今日もありましたけれども、民間経済、実体経済に流れるわけではないと。国と民間銀行とか生保とか、その辺をぐるぐる回るだけではないかというのもあると思いますけれども、この問題は別の機会に取り上げたいと思いますが、とにかく、三百四十兆の郵貯・簡保資金を官から民に切り離すため……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。
今日はアメリカの要求と民営化法案の関係を具体的に御質問したいと思います。
資料をお配りしておりますけれども、大臣のところに届いておりますか。
【次の発言】 先に質問させていただきます。
これはもう中身細かく触れませんが、アメリカのいろんな要求を資料に基づいてまとめたもの、そして法案でどういうふうに具体化されているかということを対照表にしたものでございます。一〇〇%とは言いませんけれども、随分アメリカの要求が法案に盛り込まれているというふうに思います。これは偶然の一致というふうに見られないというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。御出席ありがとうございます。 もう聞くことも大分ダブってまいりましたので、幾つかに絞って、ゆっくりとお答えいただいて結構でございます。 基本的なお考えをお聞きしたいと思いますけれども、市町村合併が進んで金融ビッグバンが進んできた、そして地域金融機関が連続破綻もありました。そういう変化の中で、役場と郵便局との補完関係はむしろ強まってきたと。私、いろんな事例で見ておりますけれども、今日もありました、郵便局で住民サービスなどをやる、あるいは郵便局の中に役場が窓口を置くケースも出てきておりますし、福井県でしたかね、役場の支所が廃止されて郵便局に窓口を委……
○大門実紀史君 連日、長時間にわたり、皆さん大変お疲れだと思いますが、御苦労さまでございます。 今日は竹中さんに、大臣というよりも経済学者としての見解をお伺いしたいと思います。たまには担当大臣ということをお忘れになって、自由に見解を述べていただきたいと思います。 イギリス、アメリカ、欧米などで社会問題になっている金融排除の問題です。 金融排除問題というのは、低所得者あるいは少額しか預金を持たない方々が金融機関に口座を持つことを拒否される、あるいは高い口座維持手数料があるために預けられないという問題です。そういう金融サービスから排除される人が大量に今欧米では生まれているということで、アメリ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 私も、今日が四回目の質問になります。ただ、五回目もやらなきゃいけないんで、あともう一回、竹中さんとありますが、いずれにせよ、この法案で竹中大臣と議論できるのはあと二回だけと。私は、もっといろいろお聞きしたいこと残っております。限られた時間であります。簡潔にいろいろお答えいただければというふうに思います。 今、峰崎さんから簡保の問題ありました。私も、簡保の問題というのは案外議論されてきませんでした。しかし、大変大事な問題だというふうに思っております。余り専門的にならずに、基本的なこと、国民の皆さんが疑問に思っていることを中心にお聞きしたいという……
○大門実紀史君 今回の税制改正で、無認可保育所に対する消費税の非課税が決定されました。厚生労働省、財務省の御努力に、評価し感謝申し上げたいというふうに思います。
両大臣のコメントと、尾辻大臣には、今後、内容と今後の手続も含めて若干コメントをお願いしたいと思います。
【次の発言】 今申された指導基準に満たない小規模の保育所でも、国の施策をしっかり担っているところがまだありますので、これでよしとしないで、福祉事業全体の消費税課税については御検討をお願いしたいと思います。
ともかく、今回の措置はたくさんの方、喜んでおられますので、お礼を申し上げたいというふうに思います。褒めることは、これだけでご……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。時間が少ないので、簡潔な答弁をお願いいたします。
この間、竹中大臣は、現状の判断として、要するに所得が下げ止まり横ばいになっていると、これから上向くと、だから定率減税の縮小、廃止をしても家計や景気は持ちこたえるというふうにおっしゃってまいりました。ただしかし、この所得は下げ止まってこれから上向くというような話はちょうど去年の今ごろもされていたんではございませんか。
【次の発言】 一々去年の議事録を読み上げませんけれども、確かにおっしゃっているわけですね。(資料提示)去年、竹中大臣と議論したパネル、これに最新の数字を加えました。
竹中大臣は……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 先日、竹中大臣と景気の話で、企業利益が賃金、家計に波及しない最大の理由の一つが、先ほどもございましたけども、非正規雇用の拡大の問題だという議論をいたしました。今も山本議員がしっかりした主張をされましたので繰り返しませんけども、ただ、一言申し上げておきますと、先ほど竹中大臣言われた、正社員がこの間増えていると言われますけども、その三倍の数で、三倍の数で非正社員が増えておりますので、非正規雇用の流れは全然止まっていないし、むしろ加速しているということを御認識いただきたいと思います。 今日はその議論ではなくて、その非正規雇用の中身そのものの実……
○大門実紀史君 今日は貴重な御意見、ありがとうございます。私も株の取引などしたことございませんので、分かりやすい説明をお願いしたいと思います。 この間、ライブドア、フジテレビの問題を見ていて素朴に思うんですけれども、こういう株式の市場において、巨額の資金を持っていて、なおかついろんなヘッジを取るという金融技術も最先端のことを持っていて、知識も持っていて、なおかつ特定の情報も持つようなこの人たちというか、そういう者が強引な手法で株の売買をやるということになりますと、多くの場合、株というのは恐らくゼロサムゲームだと思いますから、だれかが得したらだれかは損をするということになると思いますので、多く……
○大門実紀史君 討論の機会に感謝を申し上げたいと思います。 日本共産党を代表して、本予算案に反対の討論を行います。 反対する最大の理由は、景気と家計の現状を無視して、国民に大きな負担増を押し付ける内容になっているからです。 定率減税の縮小、廃止を始めとする負担増が景気や家計にどういう影響をもたらすのかが本委員会の議論の一つ、焦点の一つになりました。しかし、政府は、企業の利益が上がっているからいずれ所得も家計も良くなるだろうという安易な答弁を繰り返すだけで、その具体的根拠を示すことはついにありませんでした。幾ら企業利益が上がっても、一人当たりの現金給与は下がり続けています。それは、低賃金の……
○委員以外の議員(大門実紀史君) わざわざ御指名いただきましてありがとうございます。 すべては団長の報告の中に書いてあるんですけれども、NGOとの関係で端的に申し上げますと、いろんな意見聞きましたけれども、要するに今のODAは、無償といえど形に残るものに援助する、建物だとか施設だとか機材ですね。これだけでは、例えば特にNGOの活動というのはそれだけでは賄い切れない。特に人の育成が非常に重要になってくるわけですね。そういう点で、もう少し柔軟に支援をしてくれないかという要望がかなり出ました。かといって、NGOそのものの人件費にODAを出すということは難しいという点があると思います。 そういう点……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、一般質疑とこの後の日銀報告を一つのテーマで質問したいと思います。 東アジア共同体、経済統合という意味の共同体ですけれども、その問題でございまして、この場の一般質疑では、共同体に向けた政治的なスタンスについて谷垣大臣にお聞きをして、後の日銀報告では、その具体的な取組について日銀と財務省の、これは政府参考人で結構でございます、当局の取組を聞きたいというふうに、二つに分けてといいますか、質問したいと思います。 東アジア共同体というのは、お手元に資料を配付いたしましたけれども、いろんな経過があって進んでまいりました。特に、九七年のアジア通貨危機の後、結……
○大門実紀史君 大門でございます。 我が党は、この間、金融庁が出された法案には賛成をしてきておりましたけれども、この法案も何とか賛成したいと思って精査、検討をいたしましたけれども、賛成には至りませんで、反対というふうにさせていただきたいというふうに思います。 その理由は、今日もいろいろ質問がありましたけれども、この四年半、私はここでずっと座っていろんなことを見てまいりましたけれども、不良債権処理の最終処理が進むと同時に、収益向上というのも各金融機関の目標に掲げられたわけでございます。その中で何が起きたかといいますと、職員のリストラと金融機関の店舗の統廃合ということが一方で起きて、銀行がどん……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は税制、政府税調の議論も始まりましたんで、税制の問題で、本格的な議論は来年の通常国会になると思いますが、基本的なお考えをお聞きしたいというふうに思います。 今、とにかく所得格差が開いているという指摘がいろんなところからされております。特に、全体としては余り所得上がってないわけですけれども、一部の方々が、かなり高額の所得者はそれはそれで増えているという資料がいろいろ出ております。例えば国税庁の高額納税者、所得税額一千万円を超える方というのは今七万五千六百四十人というふうに増えていますし、富裕層、特に昔でいう大金持ちと言われる方も、これは民間の調査でござ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。御苦労さまでございます。
二十二条関係、上限五千万のところは、もう既にありましたとおり、期待されている政治資金の透明化にはほど遠いということで反対でございます。
十八条関係、支部解散のところが幾つか分からないところがございますので質問したいと思います。
まず、この法案の前提ですけれども、政党支部の解散というその事実が前提となった後の手続の話だというふうに思いますけれども、政党支部の解散を決めるのはあくまで各政党の党内問題、党内規則だと思いますが、その点、確認だけお願いします。
【次の発言】 そうしますと、各政党がそういう党内規則、手続を……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 先ほどもございましたけれども、何回も質問をして否決した法案をまた総理と議論しなければならないというのは、もう悪い夢でも見ているような気分でございますけれども、とにかく前回も申し上げましたとおり、お聞きしたことに真っすぐ簡潔にお答えをいただきたいということをあらかじめ申し上げておきたいと思います。 総理は、官から民になれば国民サービスが良くなるということを盛んに言ってこられました。そう思っておられる国民の皆さんも多いかもしれませんので、この点について端的にお聞きしたいというふうに思います。 郵貯が民営化されれば、民間の市場原理の民間銀行……
○大門実紀史君 大門でございます。よろしくお願いいたします。 私、この間、サラ金の高金利、グレーゾーンの問題を予算委員会や当該委員会で取り上げてまいりましたけれども、この問題は消費者金融だけではございませんで、信販会社、クレジット会社もかかわる問題でございます。クレジット、信販会社は経済産業省の所管ということで、今日はその問題を取り上げさせていただきたいと思います。 クレジットに関する苦情もかなり増えておりまして、全国消費者生活センターの寄せられた苦情でいきましても、九八年は十一万五千件あったのが今もう十七、八万件というふうにクレジットに関する被害も、苦情も増えているというところでございま……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、今回の行革推進法の眼目であります官から民について、そもそも何なのかということも含めて質問をしたいと思いますけれども、この間の耐震偽装事件あるいはライブドア問題を見ても、もうかれば何でもありと、いわゆる利益至上主義に陥って社会的役割とかコンプライアンスがおろそかになるという事件が相次いでいるわけですけれども、官から民を考える上でも、重要なことは、民営化された後、そういう利益至上主義に陥ることなく、公的な役割も含めて、コンプライアンスも含めてきちっとされるのかどうかということも問われているというふうに思います。そういう点で、小泉内閣の官から民が本当にそ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。今日はどうもありがとうございます。 どうも稲継参考人からお聞きすると山家参考人まで行かないみたいなので、私は山家さんの方から、逆の順番でお聞きしたいというふうに思います。 山家さんは、山家先生は小泉構造改革に大変厳しい批判をずっとされてこられまして、心から尊敬をしているところでございますが、今日は社民党の推薦ということでございますけれども、この行革推進もそうですし、社会保障問題もそうですし、増税問題もそうなんですけれども、私、五年間、小泉内閣の手法、竹中流手法といいますか、見てきまして、結構脅しの論理といいますかね、が使われてきているなと。特に……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 締めくくり総括ということで、今日も朝から、官から民、民間にできることは民間にという話が、答弁が続いておりますけれども、私はずっと議論を聞いておりまして、そんなにきれい事なのかなという疑問を持っております。 官から民というのは、まあ何のことはなくてですね、裏を返せばただの一部の企業のもうけ話だったりすると、そんな話がごろごろしているわけでございます。しかも、ただ仕事を待っているならまだかわいいところあるわけですけれども、政府の会議に、審議会や有識者会議に直接入って参加をして、そして仕事が出るような方向を、そういう政策決定にも関与していると……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 与謝野大臣とは既に昨日初質問という形になりましたけども、これから短い間かも分かりませんが、よろしくお願いしたいというふうに思います。 ライブドア問題で、もう午前中の田村耕太郎先生の質問に尽きる気分でございますけども、幾つか付け加える面で質問したいと思いますが、まず最初に、そもそも論といいますか、このライブドア問題にも絡むんですけど、規制緩和に関する大臣のお考えを聞ければと思います。 私、規制緩和すべて反対という立場ではございません。必要な規制と、もうなくした方がいい規制があると思いますね。なくした方がいいというのは、やっぱり利権とか権益とか……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 この問題は十三日のこの委員会から始まった問題でございまして、今日でまだ十一日ぐらいしかたっていないんでしょうか、いろいろお聞きしてきましたけれども、私もう余り本当は根掘り葉掘りほじくったようなこと聞きたくないんですね。要するに、私は福井さんがこんなに軽い人とは思いませんでした。中央銀行の総裁としてこんなに、もうたまらなく軽いんですよね。こんなことでいいのかというのが、思います。 今、「国家の品格」という本がベストセラーになっておりますけれども、あれは国の在り方だけではなくて日本人の在り方といいますか、特にトップリーダーの在り方についていろいろ……
○大門実紀史君 大門でございます。 お疲れさまでございます。もういろいろ議論がありましたので、多くをお聞きするつもりはございません、総裁の御答弁によっては早めに終わるということも思っておりますけれども。 行き過ぎの超、超が二つ付くぐらいの量的緩和でございましたから、解除すると、是正するという点では当然のことだというふうに思っておりまして、以前から指摘してきましたとおりやり過ぎだということを思っておりましたんで、むしろこのまま続けたら本当に大変なことになってくるんじゃないかというふうに思っておりましたので、そこはそれでいいんですけれども、ただ、今まで何事もなかったかのように、ただこれから解除……
○大門実紀史君 大門でございます。 昨日、予算委員会で午前午後とも貸金業、サラ金、クレジット問題取り上げましたけれども、今日もお二人からございましたけれども、ちょっとしつこいようですけど、もう一回この問題を私、取り上げさせていただきたいというふうに思います。 まず、昨日のテレビでの放映された部分で、与謝野大臣の答弁に心から敬意を表したいというふうに思いますし、いろいろございましたのをお伝えしたいこともありますので、最初にその問題、触れさせていただきます。 大臣が、サラ金のテレビCMや広告が、あるいは一流銀行が一緒にやっているということを不愉快に思うという発言が今日の全国紙に一斉に全部取り……
○大門実紀史君 大門でございます。
去年の十月にこの委員会で、三井住友銀行が取引先の中小企業に対して、融資と引換えというふうな、優越的地位を利用して金利スワップなどの金融商品を押し付けている問題を取り上げまして、公正取引委員会の厳格な検査と金融庁の対応を求めたところでございますけれども、その後の動きについてまず公正取引委員会から御報告をお願いしたいと思います。
【次の発言】 御苦労さまでした。大手の都市銀行がこういう不正取引で法的措置を受けるのは半世紀ぶりということで、もう異例な事態になっているわけですけれども、金融庁は監督官庁として三井住友にどういうふうな対応をされていますか。
○大門実紀史君 三法案について、反対の立場で討論を行います。 理由を簡潔に述べます。 最初に、公債特例法案についてです。 反対の理由は、歳出歳入構造に抜本的なメスを入れず巨額な国債発行を継続しようとしていることです。さらに、年金事務費の保険料流用の特例措置が継続されています。流用はきっぱりやめ、国が直接負担する本来の姿に戻すべきです。この点で民主党提出の修正案に賛成をいたします。 次に、所得税法等改正案についてです。 反対する最大の理由は、大企業と中小企業、お金持ちと庶民の格差の是正が問題になっているにもかかわらず、その格差を固定し、拡大する改正だからです。 空前の利益を上げ、余剰……
○大門実紀史君 大門です。今回、関税定率法の改正は我が党賛成でございます。ずっと反対をしてきましたけど、歴史的に賛成に今日は回ります。
今、農業のお話ありまして、私も思うこと一杯ありまして本当は議論に参加したいんですけれども、まあ別の機会にしたいと思いますが、今回のマレーシアとのEPAとの関係で農業問題、具体的なことだけ確認させていただきたいと思います。
今回のマレーシアとのEPAが日本の生産農家にどういう影響を与えるのか、農水省の方から教えてもらえますか。
【次の発言】 熱帯果実について若干心配な声が出ていますが、いかがですか。
○大門実紀史君 日本共産党、大門でございます。 今回の法案については尾立さんの方からもう論点出尽くしていると思いますけれども、一点だけ確認をしたいと、確認の意味で質問をしたいと思います。 大変重要な役割を果たしてきた研究所だと思います。私の本家、実家も大阪の北河内で造り酒屋でございまして、今でもやっておりまして、大門酒造と申しますんで、何かの折にはまたよろしくお願いしたいと思いますけれども、この研究所にもお世話になってきたんだというふうに思います。一点だけどうも引っ掛かるのは、こういう研究所が本当に非公務員化になじむのかどうかという点で、なぜかといいますと、この研究所のレベル、非常に高いレ……
○大門実紀史君 大門でございます。 国有地に関連して一点、具体的な問題で質問をさせていただきます。埼玉県の朝霞市のキャンプ跡地について質問いたします。 今地元では国の公務員住宅の移転が大変な問題になっているところでございますが、若干経過を少しだけ申し上げますと、二〇〇三年に国が朝霞市に通知を出しまして、この時点では、朝霞市としてどうその跡地を利用するかを、利用計画を市として、朝霞市として策定してほしいということでございました。二〇〇四年に朝霞市の利用計画の策定委員会が設置されて、二〇〇五年には市民懇談会が設置されて、市民参加でどう利用していくかを検討して、〇八年、二〇〇八年にまとめる作業に……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、三井住友とサラ金の問題を質問させていただきます。 まず、三井住友でございますけれども、私はこの問題、もう今日で取り上げると四回、去年の十月から取り上げておりますんで、金融庁にもう聞くことは余りなくなってきて、今日は西川さんに来ていただいてと思っておりましたけれども、今日のところは来れないということでございますので、やっぱり金融庁に聞くしかないということになってしまうわけでございますけれども。厳正な処分そのものは評価をしているところでございますが、そこに至る経過がありますから、指導とか監督責任は金融庁にもあったんではないかという立場でお聞きをしたい……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回の法改正、全体でいえば我が党がずっと要求してきたことも入っておりますし、私自身が質問で要求したことも入っておりますので、前進点はいろいろあるというふうに思うわけですけれども、今頻発しているこの金融被害にリアルタイムにこたえるものになっているかどうかという点ではかなり対応が遅れているというふうに思うところでございます。 資料をお配りいたしておりますけれども、ちょっと細かい数字ですが、要するに、これは国民生活センターの今月の十一日までの直近の資料でございますけれども、一番上に金融・保険サービスの苦情相談件数というのが数字があります。減っているように見えま……
○大門実紀史君 大門でございます。 一言申し上げておきますけれども、この委員会が止まったのはもう一回ありました。私の初質問のときに止まりましたので、その後もう一回ありましたんですね。だから、お互い気を付けなきゃいけないということを申し上げたいと思います。 最初に一言お断り申し上げますけれども、先ほど民主党の前川委員に使っていただいた我が党の調査資料でございますけれども、あくまで前川委員が自主的に使っていただいた資料でございまして、決して私が横流しをしたわけではございません。 私は今、与謝野大臣以外の方を調べております。今日もありましたとおり、経済産業と農水が本丸でございます。天下りも含め……
○大門実紀史君 今日はお忙しいところありがとうございます。 まず、池尾先生、池尾参考人にお伺いいたします。 池尾先生はもう国会おなじみでございまして、何回も私もお話聞かせていただいておりますので、金融全般のことというよりも、ちょっと具体的な点でお伺いしたいと思います。 先ほどありました商品先物取引の不招請勧誘問題がこの委員会で与野党を問わずきちっとすべきだという議論が今続いているところでございます。先ほど池尾先生が言われたお考えはもう私たち意を強くしたところですけども、池尾先生は経済産業省の産業構造審議会の商品取引所分科会にもずっと御参加されていると思います。本来、この経産省の産業構造審……
○大門実紀史君 大門でございます。 西川さんには行政改革特別委員会でもう既に二回いろいろお伺いしていますし、日本郵政の社長を潔くお辞めになるべきだということもその場では申し上げておりますが、今日は三井住友問題の中身の解明ということですので、そういうことはあえて申し上げませんけれども。 私は、三井住友が公取に処分を受ける前から、三井住友のこの抱き合わせ販売の問題は取り上げてまいりまして、現場の調査もしてまいりました。コンプライアンス体制とかいろいろおっしゃいますけれども、私は、コンプライアンス体制というのはいろいろ苦情があってそれをどう処理するかになるんですけれども、一番の問題は、当時、金利……
○大門実紀史君 コンプライアンスとかモニタリングの話が続いているんですけれども、はっきり申し上げて、三井住友問題、私いろいろ取り上げてきたんですけれども、もうそういう話は聞き飽きたといいますか、二〇〇〇年の十二月にさくら銀行と住友銀行が合併する際に、公正取引委員会から、今回のような事態を起こす可能性があるよ、おたくはという指摘を受けていたにもかかわらず、そのときにもコンプライアンスをきちっとやりますという合併に伴う大誓約をされて、にもかかわらずその翌年から今回の金利スワップの押し付けをすぐ始めたというところがあるんでね、私はそういう、またコンプライアンスやります、モニタリングやりますということ……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、サラ金とやみ金との関係を一つ、もう一つは村上ファンドと福井さんとの関係をお聞きしたいというふうに思います。 最初に、今、高金利引下げの問題では、小泉総理の発言が大変マスコミでも業界でも話題になっておりまして、三月に私が予算委員会でお聞きしたときは、総理は、わずかなお金借りて多額の借金するような人をなくさなきゃいけないと、そういう高金利をむさぼっている業者にこれ以上被害を受けないように党派を超えて対策を取ってほしいという答弁をされて、これはこれで大変マスコミでもいい面としてとらえられたんですけれども、五月の十八日に行政改革特で、総理が、高金利を引き……
○大門実紀史君 大門でございます。 原田参考人、今日は大変御苦労さまでございます。また、日ごろの御努力にも感謝を申し上げたいというふうに思います。 いろいろお聞きしたいことございますけれども、時間短いので、また最初の議論ということがありますので、そもそも論を一つだけお聞きしたいというふうに思います。 原田さんのお話の中にも国益という言葉が度々出てまいりました。私も、ODAを考える上で国益というのは当然大事にしなければいけないと思いますが、ただ、中国とインドのODA調査に実際に行って、行ってますますその国益というのは本当は何だろうというのを考えてしまうところがございます。何といいますかね、……
○大門実紀史君 大門でございます。
インドのODA調査踏まえて、具体的な問題で質問したいと思います。
草の根無償資金協力のことでNGOの方々から要望を聞いてまいりました。この草の根無償資金協力について簡単にちょっと説明をしてくれますか、外務省の方で。
【次の発言】 ありがとうございます。
麻生大臣にお聞きしたいんですけれども、このODAの中でNGOが果たす役割というのは私大変大きなものがあるというふうに、中国でもインドでもアフリカでも見てまいりましたけど、大臣、どういうふうにお考えか、一言お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございます。
そういうNGOの方々からい……
○大門実紀史君 わざわざ御指名いただきまして。 私が熱心だったのは違う部分なんですけど、感じた一つのテーマで、どういうふうに現地の人たちに日本のODAが理解されているかというか、分かられているかという点では、JBICとかJICAという看板はあるんですけども、ジャパンというのが分かりにくいと。JICA、JBIC、何だろうなと、中を見たらジャパンと書いてあるんですけども。地下鉄なんかも、JBICがやってくれましたとすごい標識があるんですけども、よく見るとジャパンだなと分かるんですけどね。 だから、日の丸を付けろとは言いませんけど、何かこう、もう少しはっきりと日本というのが分かるものがあった方が……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は通告では海外青年協力隊について質問するという予定でございましたけれども、残念ながらやめさせていただきます。 外務省にお願いをした資料が届くべき時間に届かないと、質問を取りに来た人も話の分からない人が来るということがこの間二回続いておりますので、たまたまのことなのか、たまたまが二回続いたのか分かりませんが、いずれにせよちょっと、これは新しい特別委員会でもありますから、常任委員会抱えている外務省が対応が大変だと、何も悪気はないのは分かるんですけれども、ちょっとちぐはぐなことがありまして、資料がありませんので。 ついでに言わしてもらえれば、いずれにせよ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 ライブドア事件について、個人投資家保護の観点で質問をしたいと思います。 ライブドアの問題の特殊性というのは、個人株主が物すごく多いと、非常に多いということでございます。この三年で千五百人程度から二十二万人に物すごい急増したわけですね。これは大企業よりも多い個人株主数でございます。同時に、そのライブドアの株の急上昇というのはこういう個人株主が支えてきて、増えて支えてきたという面があるのも伝えられているところでございます。 その多くがデートレーダーと言われる、もう一日じゅうパソコンに座ってやっている人もいますが、その多くはほとんどアマチュアの投……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 私は、今日は税と格差の問題を質問しようと思っておりましたけれども、質問いたしますけれども、用意していた質問の半分ぐらい若林先生がもうおやりになりましたんで、だからというわけではありませんけど、先ほどから量的緩和のやり取りが続いておりますんで、一つだけどうしても言いたくなったといいますか、お聞きしたいと思いますので、御了解いただきたいと思います。 そもそも、今までの三十五兆という超量的緩和は、私は正常なことではなかったというふうに当該委員会でも質問してきたところですけれども、大体、必要な額というのは今でも十兆円ぐらいでございます。それが三十五ま……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日は、午前午後を通じて、サラ金、クレジットの高金利、高過ぎる金利について取り上げたいと思います。 この間、多重債務、自己破産あるいは自殺ということで、やみ金だけではなくてサラ金、クレジット被害の問題も社会問題化しているところでございますけれども、こういう中、最高裁がこの間相次いで、いわゆるグレーゾーンの撤廃に向けた、そういう方向の判決、あるいは高金利を引き下げる、を促すような方向の判決を出してきているところでございますけれども。 まず金融庁に伺います。いわゆる上限金利のグレーゾーンの存在がいろいろ引き起こしてきたわけですけれども、このグレ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 この予算委員会で何度も非正規雇用の問題が取り上げられてまいりましたけれども、その非正規雇用の中で違法派遣、偽装請負あるいは不当労働行為がまた急増をしているという問題を取り上げたいと思いますが、もう結論から申し上げますと、その元凶の一つになっているのが、昨年この予算委員会でも私取り上げましたが、日本最大の請負企業でありますクリスタルグループでございます。 この巨大企業は、資料をお配りいたしましたけれども、全国で二百四十を超える子会社を持っております。売上高が五千四百億円、従業員数が十三万五千人と、世界でもトップクラスの人材請負会社でございます。……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 小泉総理とは今日が最後の質問ということで、何はともあれ長い間御苦労さまでございました。余りまともな答弁をいただいたことはございませんけれども、それなりに感無量というところはございます。是非お元気でお過ごしいただきたいと思いますけれども、ただ今日は十分しかございませんので、総理にお聞きする時間があるかどうかということでございます。 村上ファンドと福井総裁の関係ですけれども、今日はもう細かい点、余りお聞きするつもりはございません。幾つか事実確認をしたいと思いますが、ただ一言申し上げておきたいんですけれども、日銀の総務人事局、厳重に抗議をしておきた……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。山本大臣、渡辺副大臣、よろしくお願いをいたします。 最初に副大臣に聞くのもなんなんですけれども、渡辺副大臣は足利銀行問題で大変御尽力されてこられました。私も破綻のときからこの委員会で何度も、最近も含めて取り上げてまいりまして、自民党の矢野先生とほぼ同じ立場で竹中さんとやり合ったりもしてきたところでございます。最近も地元の商工会議所の会頭ともお話を伺って、いろいろ要望も聞かしてもらったところでございますけれども、渡辺副大臣とはちょっと立場が違うかも分かりませんけれども、いずれにせよ、地元の中小企業あるいは地域経済のためにいい銀行になってもらいたいな……
○大門実紀史君 大門でございます。 私が最後でございますので、よろしくお願いします。 前国会、私も村上ファンド、福井さんの問題についてはかなり厳しく追及をさせてもらった一人でございます。言いたいことはもうすべて前国会言っておりますのでくどくど繰り返すつもりはございませんが、その後の展開を含めて一つだけ、どうしても疑問な点があるので今日はお聞きしておきたいというふうに思います。 私は、前国会最後のこの委員会の質問で申し上げました。村上ファンドから福井さんのところに振り込まれるであろう利益ですね、それはお受け取りになるべきではないと。インサイダー取引、不正取引によってつくられた利益の一部でご……
○大門実紀史君 大門でございます。 もういろいろ御議論ありましたので、通告した質問はもうやめて、素朴な疑問をお伺いしたいと。これはもうだれにでも、基本的な問題ですので、お答えできると思いますので。 今日もいろいろ出ていましたけれども、農業の構造改革論ということでございますけれども、私いまだよく分かりません。教えてもらいたいと思いますけれども。要するに、東アジアとのEPA、FTAを拡大していくと、どうしても日本の農業の問題が出てまいります。毎回議論になります。それについて、政府諮問会議でも今言われていますが、日本の農業の構造改革をやって競争力を強めて東アジアから農産物が入ってきてもまあ打ち勝……
○大門実紀史君 大門でございます。 私、今年サラ金問題で質問をするのは今日で九回目になります。間もなく十回を超えると思いますけれども、この分野は取り上げることがもう幾らでもある分野でございまして、今日はまず武富士が借り手の年収を偽造している問題について取り上げたいと思います。 これは、過剰貸付けの禁止ともかかわるわけですけれども、一言申し上げておきますが、先ほど三分の一の総量規制超える場合、売却可能な資産があれば云々とありましたけれども、そういうことそのものがあり得ないんですね。担保以外はあり得ないんです。よくよく検討されるべきだと。現実社会ではそういうものは担保というんです。つなぎで借り……
○大門実紀史君 大門でございます。
今日で十一回目の質問になります。今日は時間が短いんで、端的にお聞きしますんで端的にお答えください。特に、三國谷さん、よろしくお願いしたいと思います。
過剰貸付けの抑制、総量規制の導入という点で、年収の三分の一を超えてはいけないとありますが、内閣府令で売却可能な資産がある場合は除くというふうになっておりますけれども、この部分が大変心配でございます。これは担保を取るという意味ではないというふうに金融庁から聞いておりますが、そのとおりでよろしいでしょうか。
【次の発言】 私、まだおまとめローンまで聞いてないんですけれども、要するに担保ということは考えてないとい……
○大門実紀史君 今日、自民党さんと特に民主党さんの御配慮をいただいて、一時間の質問時間をいただきました。お礼を申し上げたいと思います。 今日で十二回目の質問ということになりまして、今年最後の質問でございますが、またこの私の質問の後、この歴史的な法案が可決されるであろうということで私自身も感無量でございます。与党、金融庁の皆さんの努力を多としたいと私は思っております。 ただ、残された課題はまだまだたくさんございまして、今日は、総量規制と保証人の問題、商工ローン、日掛け、そして多重債務者対策本部について順次伺っていきたいと思います。 最初に、過剰貸付け禁止、総量規制の問題でございますけれども……
○大門実紀史君 第二班の大門です。ほかに委員会のメンバーおりませんので、私の方から報告さしていただきます。参加メンバーはお手元の資料にあるとおりでございます。私は四回目のODA調査になりますけれども、今回の調査は大変ドラマチックといいますか、アクシデントの多い調査でございました。これはほかのメンバーも同じ意見ですので、その点に絞って報告をしたいと思います。 タイ、インドネシア、シンガポール全体の案件は時間の関係で報告書を見てもらいたいと思いますが、調査団全員が大変強烈な体験をしたインドネシアのコトパンジャン・ダムについて絞って、後々の教訓もありますので、報告をしたいと思います。 お手元に資……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 先ほど自民党の山下先生も触れていただきましたインドネシアのコトパンジャン・ダムについて質問いたします。 参議院の調査団がコトパンでいかにひどい目に遭ったかというのは、この前の委員会で報告をさせていただいたところでございます。まあすさまじい体験をしたわけですけれども、委員会で報告するだけでは腹の虫が収まらないという方もおられますので、大臣に苦言を一言申し上げることも含めて質問したいと思います。したがって、今日は我が党の質問というよりも、調査団全体の気持ちといいますか、超党派の立場での質問ということで、御答弁もそういうふうにお願いできればと思いま……
○大門実紀史君 大門でございます。 政策投資銀行に絞って質問いたします。 政策投資銀行については、ファンドの出資の問題含めて様々な問題点を当該委員会で何度も質問して、厳しく指摘をさしていただいてきたところでございます。小村さんとも何度も質問をさしていただいておりますけれども、これから完全民営化されるということでございまして、私はなくすことには大賛成でございますけれども、その完全民営化というのが何なのかというのが、場合によっては国民に損失を生む、国民負担を生むということもありますので非常に疑問を持っているところですが、その前にやっぱり今までやってきたことをきちっと総括をされるべきではないかと……
○大門実紀史君 大門でございます。 国有地の売却、払下げ問題で質問いたします。 国有地の有効活用とか不必要なところを売却するというのは、国庫に収入が入りますから国民のプラスになるということで、全般的には反対するものではございませんが、時々ちょっとうさん臭いプロジェクトが出てまいります。大体、明治以来、国有地払下げというのは利権話がいつも付き物だったわけですけれども、そういう点で、私は再三取り上げてきたのが大手町開発という問題で、国会で取り上げるのは今日で五回目になります。壮大な国家プロジェクトですから、まだまだ取り上げていく必要があると思っておりますけれども。 資料をお配りいたしました。……
○大門実紀史君 大門でございます。 経産省の決算概要を見ますと、消費者行政という項目も金額もございません。聞いてみたら、わずか五億四千万程度ということでございます。とにかく予算的にも、取組もあるいは法改正も消費者保護という立場を強めていただきたいというふうに思います。 そういう立場で、今日は昨年から議論になっておりますクレジット被害について質問をしたいと思います。 昨年もこの決算委員会で取り上げましたが、独り暮らしのお年寄りあるいは認知症の方、知的障害者の方をねらった、呉服を買わせるとか高価な商品を次々と買わせるという、あるいは住宅リフォーム事件もございました。そういう次々販売というのが……
○大門実紀史君 今日はアメリカのシティグループの一員であるサラ金のCFJについて取り上げたいと思います。 シティグループは、もう報道されておりますが、今年中に日本の株式市場、東証に上場しようという準備をしているようでございます。その上場する上でネックになっているといいますか、整理をしなきゃいけないのがサラ金のCFJということに今なっているようでございます。その中で、いろんな問題が今起きております。 サラ金のCFJは、日本のサラ金市場がもうかるということでシティグループが設立した会社でございますけれども、御存じのとおり、貸金業法の改正でこれからはもう大変だということで、今縮小整理に入っている……
○大門実紀史君 共産党の大門でございます。
前回に続きまして、シティグループについて質問させていただきます。
シティのCEO、チャールズ・プリンスさんが度々来日をされておりますし、在日支店の責任者の、これは新聞報道ですけれども、ダグラス・ピーターソンさんが金融庁の幹部とかなり親しくお酒も飲んだりしているという報道もございます。何かと今世間を騒がしているシティでございますけれども、金融庁と今どういう関係にあるのかということが気になるわけですが、山本大臣はこのシティグループの関係者とお会いになったことございますか。
【次の発言】 シティグループ全体、いろんな方が、大臣だけではなくて五味長官とも……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日は、夕張市の破綻と大銀行の貸手責任について取り上げたいと思います。 この問題は、単に夕張市にだけの問題にとどまらず、後々他の自治体にも波及すると思われる問題ですので取り上げたいと思いますが、夕張市には私自身三回現地調査に参りました。昨日、予算委員会で我が党の紙智子議員が、テレビ放映されましたけれども、夕張破綻の直接的な原因は、北海道も指摘するように観光投資への過大な投資と。その観光投資にいかに大銀行が手をかしてきたか、過剰融資をしてきたかという実態を昨日明らかにしたところでございます。報道関係者も含め、たくさんの今問い合わせが来ているとこ……
○大門実紀史君 大門でございます。 長い時間お疲れさまでございます。私が最後の質問ということになります。 もう既に様々な角度で議論がございました。私、三年前から格差と税、所得再分配については質問してまいりまして、今日は最後に格差と税、所得再分配と思っておりましたけれども、尾立さんがたっぷりもうやり尽くされましたので、聞いても同じ答弁が出てくるんではないかというふうに思います。 それでは一言申し上げていいでしょうか。尾身大臣はかなり答弁書をしっかりと長く読んでお答えになりますけれども、私、何か大臣と議論しているよりもその答弁書を書いた課長補佐と議論しているようなむなしい気がいたします。やっ……
○大門実紀史君 大門でございます。 先に我が党の本法案の評価について述べておきたいというふうに思います。 この法案は行革推進法の特別会計改革を実行に移すためのものということでございまして、今三十一ある特別会計ごとに制定されていた特別会計法を一括法として、さらに、一般会計とは異なる共通のルールの制定とか財務情報の開示、法整備、まあ特会に対するチェックと透明化を進めるルール作りという点で、それ自体は必要な措置だというふうに思います。 ただ、全体としてこれが特別会計改革という名に値するのかどうかということが問われなければならないと。一つは、浪費の構造にメスが入っているかどうかということでござい……
○大門実紀史君 大門でございます。 最初に、多重債務者対策について伺います。 昨日も有識者会議で自治体の相談窓口について議論があったようですけれども、しっかりした方向を出していただきたいと思いますが、以前から議論ありましたけれども、財政的、人員的になかなかそういう取組は難しいという意見もいまだあるようですけれども、先進的な自治体に行って、私も奄美市に行きましたけれども、奄美などの例も含めて先進的な自治体では、特に人が多いとか予算があるからやっているわけではなくって、やっぱり意識の高い職員がおられて進んでいるんだというふうに思います。 端的に私、そういうのを踏まえて二つ提案をしたいと思いま……
○大門実紀史君 大門でございます。
関税法の審議ですけれども、本題に入る前に、損害保険会社の問題について一、二点お聞きしたいと思います。
今日はわざわざ山本大臣にお越しをいただきまして恐縮でございます。せっかく来ていただいたので、是非いい御答弁をお願いしたいと思いますけれども、まず山本大臣は、損保会社の不払事件、相次ぎました、これについてどういうふうにお考えか、またその根底に何があるとお考えか、簡潔にお聞かせいただければと思います。
【次の発言】 私は、その構造の問題の根底には、もうけばかり追い掛ける、もうこの間いろいろ起きていますけれども、そういう利益至上主義があるんじゃないかと思います……
○大門実紀史君 大門でございます。 破綻報告については足利銀行問題をフォローしてきましたけども、既にもう何回も取り上げておりますので、今日ももう議論がありましたので、とにかく地元の中小企業、経済活性化のために、受皿問題も含めて、金融庁、御尽力をいただきたいということだけ申し上げておきたいと思います。 この間、大問題になっています生命保険の不払問題について質問をしたいと思います。 ちょうど二年前になりますか、四月だったと思いますが、この委員会で明治安田生命について、当時は伊藤大臣でございましたと思いますが、取り上げました。そして、そのときにほかの生保も不払の可能性があるということを御指摘し……
○大門実紀史君 大門でございます。
最後ですので、日銀さんを激励する質問をしたいと思っております。
東アジアにおける経済協力、通貨協力は積極的に進めるべきだという点で今までも質問してまいりました。この点でこの間進展がございましたので、お聞きしたいと思います。
まず、財務省の方に所管ですのでお聞きしますけれども、ASEANプラス3の財務大臣会議が今月の五日、京都で開催されましたけれども、ここで東アジアでの金融協力について新たな前進があったと思います。主な内容について簡潔に解説をしていただけますか。
【次の発言】 初めてお聞きになる方はちょっと分かりにくいと思いますけれども、要するにチェンマ……
○大門実紀史君 大門でございます。 新保険業法の施行に伴って、自主共済がどうなっていくのかということが今大変な事態になっております。衆議院では自民党も民主党も質問をされまして、民主党では今議員立法も準備されているというふうな党派を超えた問題になってきております。 この問題、金融庁と法案審議の段階から、最初から議論してきた人間として、幾つか本質的なところを質問したいというふうに思います。 まず最初に教えていただきたいんですけれども、現時点での全体状況ですけれども、この共済、今回の適用に伴っていろんな団体が、団体の数がどれぐらいあって、届出申請あるいは解散、廃業という状況の数字をまず教えてい……
○大門実紀史君 大門でございます。 もう朝から政投銀の話ばかり続いておりますんで、少しお疲れではないかと思いますので、ちょっとだけ気分を変えまして、その間一休みをしていただいて結構ですけれども、本題に入る前に一つだけこの間起きていることで総務省にお聞きをしておきたいと思います。 多重債務対策についてでございますけれども、昨年、高金利の引下げ法案が成立いたしまして、同時に、政府に多重債務対策本部ができて、政府を挙げて多重対策に取り組もうということになっていて、自治体レベルでも頑張ろうということで総務省も大変努力して、いい方向に今なっているところでございます。この多重債務者の最悪の結果が自殺と……
○大門実紀史君 大門でございます。 いよいよ最後の質問でございますけれども、いまだによく分からない法案でございまして、何のために民営化するのか、民営化した後どうするのか、両面ともよく分からない法案だと思います。 ちょっと角度を変えて、最後ですので、今後政投銀がやろうとしておられることに沿って質問したいと思います。お手元に資料をお配りいたしましたけれども、政投銀の医療分野への進出という点について質問いたします。 この間、民間企業も医療分野への進出が大変著しいわけですけれども、政投銀もこういうファンドをつくって、三菱商事と一緒にファンド、MCというのは三菱商事でございますが、三菱商事と一緒に……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日はサラ金の信用情報の扱いについて質問をいたします。 質問に入る前に、この間の金融庁の多重債務対策の取組については大変敬意を表したいと、大変頑張っておられます。今度の十六日のシンポジウムを含めて、現場の方は大変喜んでおられますので、山本大臣の指導のたまものだというふうに思っておるところでございます。別に上げたり下げたりするつもりはございませんが、上げたまま質問をしていきたいと思うわけでございますけれども。 現在、昨年の最高裁判決がありまして、また貸金業法の改正の流れがあって、利息制限法を超える利息の返還、過払い金の返還といいますけれども、その動きが強……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回の法案はなかなかよくできた法案だというふうに思っているところでございます。 四年前に大改正がございまして、随分あのときに議論したことを思い出しますけれども、強いて言うなら、あのときにもっと早く今回のような内容を入れておけば、その後のいろんな事件が防げたのではないかということは申し上げたいと思いますし、個々いろいろ課題もあると思いますが、もう既に相当重複して指摘されておりますので、あえて重複して触れません。 そもそもこの公認会計士問題、私の記憶では、この委員会的に言えば、最初はやっぱり足利銀行の中央青山の問題で、あのときもさんざん議論しましたけれども……
○大門実紀史君 大門でございます。 鳴り物入りで登場した電子記録債権ですけれども、私はこの電子記録債権、余り使われないんじゃないかというふうに思います。せいぜいクレジット会社のローン債権等が先行するぐらいで、何年後かにまた改正をしないと使われないといいますか、その程度の法案じゃないかなと思っていますけれども、記録機関の専業の問題もそうですけれども、最も大きな目的であります中小企業の資金調達が本当に進むのかと、これ、よく考えなきゃいけないというふうに思います。 そもそも手形、売り掛け債権流動化してほしいというのは中小企業の資金調達促進の上で大変強い要望でございました。その中でも売り掛け債権の……
○大門実紀史君 今日はありがとうございます。 お二人はODAの予算減らすなということだと思いますが、私もODA調査で七か国ほど回りまして、単純に減らせばいいものではないということを思います。 ただ、無駄とか利権絡みとか、そういうものはなくさなきゃいけないし、今に合ったODAといいますか、NGOの意見も聞きながら時代に合ったものに変えていく必要があるというふうに思います。 ただ、ODAというのは、元々要請主義といいますか、建前は要請があって検討するという形から、湾岸戦争以降でしょうか、小沢一郎さんが当時自民党の幹事長だったと思いますが、国際貢献論あるいは外交的手段論ということを言われて、そ……
○大門実紀史君 今日は、お忙しいところありがとうございます。 私がお聞きしたいことは既にもう随分取り上げられましたんですが、今のFTAとODAの関係についてもう少しお聞きしたいといいますか、東アジアの経済連携というのは私も重要だと思うんですが、FTAとODAというのはおっしゃるほど結び付いて考えなきゃいけないのかなというふうに思ったりいたします。 FTAとODAの関係で、確かに、ODAで、円借款で相手国のインフラを整備すれば日本から輸出をしやすくなると、こういうことはあると思うんですが、一方で、今、高野先生から日本の農業ありましたけれども、相手国の農業を考えますと、この前のFTAもそうでし……
○大門実紀史君 大門でございます。十分ですので簡潔な答弁をお願いしたいと思います。 昨年十一月二十七日のこのODA特別委員会で、調査団を代表して質問をさせていただきました。参議院のODA調査団がインドネシアで調査の際に、JBICの現地コーディネーターが調査団がヒアリングをした村長さんに現金を渡した件について厳しく抗議をしたわけです。そのとき、麻生大臣も、買収したかのごとき疑惑を持たれるような行為は厳に慎むべきというふうに御答弁をいただいております。 にもかかわらず、今年の二月の十三日、同じインドネシア、同じインドネシアJBIC、同じ首席責任者の下で同じようなことが行われました。簡単に言いま……
○大門実紀史君 五分ですので、お二人に一遍に一つずつお聞きしたいと思います。 谷山参考人にまず伺いますが、レジュメの法令遵守のところで、途上国と政策対話を行うには、ドナーの側の徹底した不正の排除が必要というふうに書かれておりますが、ちょっと具体的にどういう点を御指摘されているのか、教えてもらえればというふうに思います。 山田参考人にも一つだけ伺いますが、谷山参考人からもありましたように、企業が進出をしてグローバル化が進むと、新たな貧富の差の拡大が今広がっているというのはもう指摘されているところですけれども、そういうときに進出した企業が何をすべきかということもまた今問われているんじゃないかと……
○大門実紀史君 大門でございます。 十分ですので、簡潔な御答弁をよろしくお願いしたいと思います。 ODAと軍事活動との関係について質問いたします。 先ほどもございましたアフガニスタンでは治安の悪化が続いておりまして、特に南東部ではもう内乱状態と言っていい状況でございますが、そのアフガニスタンでNATOのPRTと、地方復興チームが活動をしております。PRT、地方復興チームというのは、重武装した兵士と文民やNGOなどの民間の要員がチームを組んで治安活動と復興支援をやるものでございます。軍事行動と支援がセットになっているというものでございます。PRTというのは、実際には米軍によって、アメリカ軍……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。
格差を是正する観点で質問したいと思います。
まず、尾身大臣にお伺いいたします。
今回延長されようとしております証券優遇税制、その減税の規模は幾らぐらいでしょうか。
【次の発言】 試算として初めて数字が出ましたけれども、国税で約六千億ということは、先ほどありました、総務省が言っております一千五百億、合わせて七千五百億が一つの推計ですが、今政府が言われた、まとめとしてそういう数字と理解してよろしいでしょうか。
【次の発言】 総務省の試算、そして今、それを基にすると国税で六千億と。これには、実は株式譲渡益の申告課税分が含まれておりません。し……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日は、当委員会で日米平和・文化交流協会秋山直紀氏の参考人招致が決められました。私自身はいろんな委員会で要求してまいりましたので、外交防衛委員会の決断に敬意を表したいというふうに思います。防衛利権全体を解明するためにはどうしてもこの交流協会のことを解明しなければいけないということと、東京地検も今ここに大変注目しておりますので、重要な参考人招致になると思います。 ただ、日程が、何か秋山さんがアメリカに行く等々のことがあるようでございますが、私が秋山さんに会いたいと言ったときも、彼はアメリカに行くから会えないということを言っておりまして、実はアメ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。
秋山さんとは二度ほど電話でお話をしたことがございます。今日は御足労をいただきまして御苦労さまでございます。
早速中身に入りますけれども、先ほど委員長からも御質問がございましたけれども、山田洋行からの二十五万ドルは受け取っておられないということを明言されました。お金は受け取ってないけれども、山田洋行から協力の依頼とか相談を受けたことはございますか。
【次の発言】 先ほどの続きなんですけれども、日本ミライズと山田洋行が代理店契約を争っていたときに、山田洋行のために協力してほしいと、久間大臣を通じて協力してほしいというふうな依頼を受けたこと、……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 額賀大臣に質問をいたします。先ほど、うまく切り抜けたというお話がありましたけれども、まだまだ油断なさらない方がいいんではないかというふうに申し上げておきたいと思います。 今日は、額賀大臣に、山田洋行よりももっと大きな会社の話を質問したいと思っておりましたけれども、先ほどパーティー券の問題で幾つかやり取りありましたんで、一つ二つだけ聞いておきたいというふうに思います。 あれは、山田洋行は一人二万円の朝食会というふうにおっしゃったわけですけれども、相当高い朝食会だなと思いますが、平成十四年から十九年で二百二十万円のパーティー券を山田洋行に買って……
○大門実紀史君 大門でございます。 最初に、金融庁関係、一つだけ質問とお願いをしておきたいと思います。 新保険業法の施行で自主共済が大変になっているという問題は再三この委員会でも取り上げてきたところでございますが、法改正の趣旨は金融被害、共済を利用した金融被害をなくそうということだったわけですが、あるいは破綻からも守ろうということだったわけですけれども、ところが、この改正、特に政令の部分でまじめに助け合いをやっているところまで運営を困難にしているということで、今本末転倒の事態が起きているわけでございます。 この問題は、自民党の議員の皆さんも質問をして何とかしろというふうにおっしゃっていま……
○大門実紀史君 大門でございます。 日銀の金融政策についてはもう午前中から様々な議論がございました。特に、田村委員からさすが国際派と思える鋭い指摘もございました。まだ証券税制を言っていらっしゃいましたけれども、田村さんと私は育ちが違うといいますか、やはり裕福な御家庭でお育ちになりましたので、どうしてもそういう株とか何かだと思いますが、まあもう論争するつもりはございませんが、全体を見てもらいたいと思います。 金融政策の議論は本当に今日いろいろあってもう出尽くした感がありますので、余りやり過ぎると金融政策というのは空中戦になってしまいますので、端的に一つ、二つだけ日銀にお聞きしたいと思います。……
○大門実紀史君 大門でございます。 破綻報告については今日は特に質問ございません。ただ、足銀問題は私も破綻の前から取り上げてまいりましたので、今も御意見あったように、地元の経済がうまくいくように頑張っていただきたいというふうに申し上げておきたいと思います。 一般質疑ということも今日はありますので、税金の使い道にかかわるほかの問題を質問したいと思います。 お手元に資料を配付いたしました。 今、防衛関連企業と政官癒着の問題が焦点になっております。これに公益法人、社団法人が絡んでいるという問題について今日は質問したいと思います。 資料の一枚目に全体像を図解しましたので、先に全体の話をしたい……
○大門実紀史君 大門でございます。 大塚さんの後を継いで質問したいと思いますが、テレビカメラがいなくなってしまいましたが。 まあ、いろいろ議論ありましたが、記憶にない、記録にない、記録と記憶になければ事実がないとは限らないわけでございます。グレーゾーンがあるわけでございますし、今の話でいえば、適法なら何をやってもいいということでもないと思います、特に大臣の場合はですね。そういう点で今日の質問にもお答えいただきたいと思いますけれども。 私は、山田洋行というよりも、今日も資料をお配りいたしておりますけれども、日米平和・文化交流協会と秋山さん、いろんな防衛利権のキーマンというふうに報道されてお……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日は決算委員会ということですので、今までの道路投資と地球温暖化対策の効果についてお聞きしたいというふうに思っておりますけれども、本題に入る前に、与党からも先ほど、今の問題、これからの問題について質疑がありましたので、私も先に、大臣の当面の問題等について、今直面している問題について率直なお考えをお聞きしたいと思います。 道路については、従来、暫定税率の必要性を説明する観点から中期計画を作って、そして事業量の総額、これを閣議決定してきたというふうな、それが今回の私所属しています財政金融委員会にかかっている財源特例法の根拠でございますが、一般財源……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 甘利大臣、岸田大臣、お忙しいところ、ありがとうございます。 今までの消費者行政の若干の総括と今後の課題について、経産省と内閣府に質問したいと思います。 まず、悪徳商法、クレジット被害を防ぐための割賦販売法、特商法の改正でございますけれども、今、国会で審議されている最中で、今日はその内容には私の方は触れません。幾つかの課題も残されておりますけれども、全体として大変いい法改正ではないかと思っております。 昨年のちょうど今ごろですか、甘利大臣にこの問題で消費者救済、被害者救済に役立つ法改正をというお願いをいたしましたけれども、大臣も何とか……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 伊吹大臣、茂木大臣、初めて質問いたしますが、よろしくお願いいたします。今日が最後かも分からないということでありますが。 茂木大臣とは立ち話をした経験がございますが、伊吹さんと初めてお話をいたします。今日聞いていて大したものだなと私思いました。あの田村耕太郎さんが提案される大胆といいますか、荒唐無稽な提案に対して本当に忍耐強く諭すようにお答えになっていたというのを見て、御立派だなと、私も見習わなきゃというふうに思っているところでございます。せっかくですから、そういう伊吹大臣来られておりますので、基本的なお考えを幾つか聞いていきたいと思うわ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 本題に入る前に、先ほど田村委員から理事懇の中身を暴露するような話がありましたけれども、それなら私も一言言わせていただきたいなというふうに思います。 さっきの話聞いていると、どうも民主党さんだけが、野党だけが何か審議を止めているような、というふうに取られがちですけれども、果たしてそうなのかなと。 私も田村さんの言われるとおり、早く税法関係の審議に入るべきだと。まだ一日も入っていないというのは確かに異常事態ですよね。とても残念だというふうに思っておりますけれども、ただ一義的責任はやっぱり与党にあるんじゃないかと私は思って、ずっとこの間を見ており……
○大門実紀史君 大門でございます。 まず、今回の関税定率法改正案について、必要な措置も含まれておりますけれども、幾つかの点で賛成はできないということを最初に申し上げておきます。 詳細はもう衆議院の議論で明らかにいたしましたが、一つは、日本版AEO制度の優遇措置拡大が水際でのチェック機能、検査体制を弱体化する懸念があるということです。もう一つは、加工再輸入減税制度、この延長が繊維製品、革製品などの製造をなさっておられます零細業者、職人さんの仕事を圧迫すると、そういう点で賛成するわけにはいかないということを反対討論の代わりに申し上げておきます。 その上で、今日は、道路特定財源、ガソリン税と漁……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 この間、防衛族としての額賀大臣にばかり質問をしてまいりまして、失礼なこともあったかと思いますが、それはそれでまたやらせてもらいますけれども、今日は国際派としての額賀大臣と前向きな議論ができればというふうに思っております。IDAに関連してODA並びに国際連帯税に対する大臣のお考えを聞きたいと思います。 額賀大臣は、何年か前、アフリカのIPU会議、私も御一緒させてもらいまして、世界を回ってこられたというふうに思いますけれども、ODAにもいろいろ御見識があるというふうに思いますので、幾つかお尋ねしたいと思います。 まず、日本のODAの実績が世界で……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 初日から長時間にわたる議論で大変お疲れさまでございます。時間も随分遅くなってまいりましたけれども、最初ですので、そもそも論を幾つかお聞きしたいというふうに思います。 法案の中身に入る前に、今日から始まったこの法案審議そのものが何なのかという点でお聞きしておきたいと思いますけれども、内容もいろいろ問題点あるんですけれども、政府案というのは、私は、この提案のされ方というのは国会の常識をも逸脱しているというふうに思います。大変イレギュラーな形で参議院に送られてまいりました。 午前中、辻委員からもありましたけれども、そもそも、内容以前の問題として、……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は一日本当になかなか緊迫感のある議論で、まさに与野党激突という様相でございます。 ただ、一言申し上げたいのは、与党の皆さんから、地方が大変大変と、だから民主党に何ですか財源示せと、一円まで示せというふうなことがもう繰り返しぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうあったわけですけれども、気持ちは分からなくはないんですけれども、私は、それをおっしゃるなら、まず今の地方財政がそもそもなぜ大変になったのかと。これはやっぱり小泉・竹中改革で地方交付税がもう何兆円も減らされたと。それを、そのときに賛成をしておいて、今回これだけ取ってぎゅうぎゅう地方のためにと、地方が大変だと言わ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。
もう余りお聞きすることも少ないんですけれども、要するに、委員会でも毎回議論になっているのが、今日もありました埋蔵金論争でございまして、当面二・六兆の分の財源手当てをどうするかということに関連してなっているわけですけれども。
要するに、ちょっとよく分からないんですけれども、ずっと聞いていて。あるのかないのか、高橋参考人と土居参考人の御意見、もう一度整理してお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、やっぱり委員会でも平行した議論が続く気がするんで、どうもはっきり分からないところがあるんですけれどもね。
私は、いずれにしても、土居参考人の資料を……
○大門実紀史君 大門でございます。
もうずっと同じ話が続いておりますので、ちょっと気分を変えて環境問題を取り上げます。
一般財源化した後、環境対策という話もありますが、そもそも道路と環境、道路整備と環境というものが両立するのかどうかという問題意識を持っておりますのでお聞きいたしますけれども、国交省に聞きますけれども、道路の中期計画でも、道路整備によって自動車のCO2排出量を削減しますと書いてありますけれども、なぜ道路を造ればCO2が削減できるのか、説明してくれますか。
【次の発言】 そんなにうまいこといかないと私思うんですけれども。
資料をお配りいたしましたが、それではお書きになっていま……
○大門実紀史君 日本共産党を代表して、道路財源特例改正案について反対の討論を行います。 討論に先立って、本日の採決について一言申し上げます。 本法の審議時間は、衆議院では二十時間五十五分ですが、参議院では全体でわずか六時間にすぎません。衆議院の三分の一以下の審議時間で早くも採決を迎えることは、参議院の役割を果たしたとは到底言えません。しかも、来週には政府・与党は、本院で否決されるであろう本法案を衆議院で再可決する姿勢であります。本院の意思表示はどの世論調査を取っても国民多数の声であることを真摯に受け止め、再可決など絶対にすべきでないということを、この際強く主張しておきます。 本法案に反対……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回の法案は半分賛成、半分反対と、差引き反対ということで質問させていただきますけれども、今回の法案のシステムの合理化は私は結構なことだというふうに思いますが、ただ、今日は余り議論ありませんでしたが、衆議院の議論を聞いていても、この民営化の方なんですけれども、幾ら答弁を聞いても、元々財務省もこのNACCSセンター、通関情報センターですか、これの民営化はそぐわないということで反対されていたわけでございます。それを今回わざわざなぜ民営化するのか、何度聞いても意味がよく分からないと思います。 私はすべて民営化に反対しているわけではございません。よく仕分をして、民……
○大門実紀史君 大門でございます。 総裁としての白川さんには初めて質問をさせていただきます。 以前から素朴で実直な方だなというふうに思っておりまして、確かに今日、大久保さんからございましたとおり、五千tの高級車には似合わないなというのも思いますし、お話がやっぱりちょっと眠くなるというところもあるかも分かりませんけど、私は、白川さんらしくやっていただければいいんではないかと、是非頑張っていただきたいなというふうに思います。 御本も買わせていただきました。六千円という少々高い本ですけれども、その価値はあるなと。もうこんなに附せんを付けて、私が一番熱心に読んだんじゃないかと。図書館から借りてい……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回の金融商品取引法改正、金融市場の国際化とか活性化を図ろうということで、そういう趣旨そのものにどうのこうのはないんですが、私から言わせれば、どさくさ紛れにファイアウオール規制の緩和が盛り込まれていると。この法案の最大の欠陥が私、今もありましたが、ファイアウオール規制の緩和ではないかと思っております。この間、利用者保護とか顧客保護に尽力してきた金融庁が今なぜこれを緩めるのかというのが本当に理解し難いところでございます。銀行とか保険、証券、次々と不祥事を起こしている中で、なぜこんなものを、時期尚早だと私は思いますが、入れられたのかというのが最大の疑問でござい……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日はお二人とも大変御苦労さまでございます。特にフェルドマンさん、よく国会にいらっしゃいました。一度直接お話を伺いたいと思っておりましたけれども、竹中平蔵さんとはお友達ということで、私もある意味ではお友達でございまして、大臣辞められて議員辞められた後、じっくりお話をいたしましたけれども、立場はもう百八十度違いますが、なかなかおもしろい議論をした記憶がございます。 そういう点では、フェルドマンさんの御本も二冊ぐらい読ませていただいたことがございますが、恐らく私とは労働から農業から会社の在り方からすべて立場は違うと思いますけれども、大変刺激的な、……
○大門実紀史君 大門でございます。 もう田村耕太郎さんが何か言うと、どうしても一言言いたくなるんですけれども、今日の証券化の万能論も危ないなというふうに私は思っておりますが、結構むちゃな提案をされているなと思って聞いていましたけれども、言いたいことありますけれども、今日はやめておきます。とにかく、私、純粋な日本人ですけれども、田村さん、見るからに日本人離れしている国際派でございますね。その辺の違いかなというふうに思っているところでございます。 本法案の一つの柱がETFの多様化、金融商品の多様化といいますか、リスク商品、商品先物、現物も含めて、コモディティー商品ですね、こういうものを投資信託……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。
原油高が国民の暮らしを直撃をいたしております。(資料提示)灯油代だけでも、東北の宮城県では昨年の三割増し、北海道では昨年の四割増しの負担増になっております。先ほど総務大臣から、いわゆる福祉灯油について御説明ございました。もう一度詳しく説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございます。
今回の国の助成、特別交付税措置は生活保護世帯の福祉灯油にも措置されるということになっております。ところが、北海道では約九割の自治体が生活保護世帯を福祉灯油の対象から除外をしています。理由はなぜかというふうに聞きますと、生活保護世帯には冬季……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 介護保険サービスを支えていただいている職員、ヘルパーさんの処遇問題を取り上げます。 お手元に資料を配付しておりますけれども、時間の関係で細かくは触れません。とにかく賃金が低過ぎると、その主な原因は介護報酬の引下げ、それが事業所経営を圧迫して、人件費にしわ寄せをされて人が集まらないと、この四月一日からもう人が集まらないという状況で、このままでは介護保険サービスを支える体制が崩壊の事態になるんじゃないかということが言われております。 緊急に改善措置をとる必要があるということで、我が党も緊急提言を出しました。そして、民主党さんも法案を提出を……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 中川大臣とは予算委員会で少し質問をさせていただきましたけれども、今日からが本格的な議論になりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 中川さんは私にとっては五人目の財務大臣でございますけど、今日お話聞いていたら、新自由主義とか市場原理主義の問題点も認識されておりますし、低所得者対策、弱者対策という言葉も何度も出てこられたんで、思ったより心の優しい方だなというふうに思っておりますんで、期待を裏切らないようにいい答弁をしてもらいたいというふうに思います。 通告した質問に入る前に、今日、定額給付金について様々な議論ありましたんで、私……
○大門実紀史君 大門でございます。 本当に大臣、お疲れさまでございます。これからワシントンに立たれるということでございますので、余り疲れさせないように簡単な質問をしていきたいと思いますので、御答弁もてきぱきとやっていただければというふうに思います。 サミットに御出席ということですので幾つかお伺いしたいと思いますけれども、今度のサミットは、IMFそのものの改革もテーマになりそうだということでございます。午前中も議論ありましたけど、日本が十兆円出すかどうかというような話があるわけですが、私はお金も出すなら口も出すべきだというふうに思います。 IMFの在り方については谷垣大臣のときに私、議論さ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。今日はお忙しい中、ありがとうございます。 今日は余り農林中金に伺う気はなかったんですけれども、村本先生とできればリレバンの話をしたかったんですが、ただ宮園さんの方から大変挑発的な意見陳述がありましたので、ちょっといろいろお聞きしたくなりましたけれども。 実は、ちょっと基本姿勢の問題なんですけど、農林中金、今回の法案で公的資金、国民のお金を受ける立場ですよね、そんなもの要らないというのなら別なんですけれども。実は今日の話なんですけれども、私が農林中金の方を呼んで、こういう資料が欲しいと言ったら、このディスクロージャー誌にある以外のものは出せないと……
○大門実紀史君 日本共産党、大門でございます。 今日は地域金融機関と不動産投資の関係について質問したいと思いますが、ちょっと本題に入る前に、今日、大臣は今回の法案が年越し対策という言い方をされて、急にリアリティーのある話になったなと私は思ったんですけれども。 つまり、年越しの中小企業の貸し渋りを防ぐとしたら、当然、年内にといいますか、早くその予防注入があり得るのかなと。当初はこれはすぐの話じゃないと、いざというときのためだという話だったんですけれども、今回九月決算が、中間決算が今出始めておりますが、それを見て、もう少し緊急性のある法案になってきたというふうな御判断の発言でしょうか。
○大門実紀史君 大門でございます。 今日が最後の審議ということで、ちょっと名残惜しいものがございますけれども、まだまだ深めなきゃいけない問題点があると私は思っておりますが、今日は中小企業融資、セーフティーネット保証における銀行の姿勢について何点か質問したいというふうに思います。 セーフティーネット保証の中で、ノンバンクとか商工ローンから借りているというだけで保証協会に門前払いをされるという例がこの間たくさん出ております。事業者にとってはノンバンク、商工ローンから借りるというのは、そもそも銀行が貸してくれないから借りざるを得ないとか、あるいはちょっとしたつなぎで借りるという場合が多いわけでご……
○大門実紀史君 大門でございます。 白川総裁、お忙しい中、お疲れのところ、御苦労さまでございます。答弁はもう短くで結構でございますので、簡潔に質問していきたいと思いますが。 今日、先月この委員会で取り上げました金融機関の不動産投資、J―REIT問題ですね。七割暴落して大変なことになっておりますが、これはリスクを証券化して分散するという点では、私は日本のサブプライムローンと言ってもいいんじゃないかというふうに思って取り上げてきているわけですが、今日はその問題を日銀との関係で質問したいというふうに思います。 まず、金融庁に伺いますが、私が質問した後、J―REITの一斉調査を行われたということ……
○大門実紀史君 大門でございます。いよいよ今年最後の質問ということでございます。一年間、大変御苦労さまでございました。 また、特に今年は民主党さんのおかげで質問の回数をたくさん増やしていただきました。お礼を申し上げておきたいというふうに思います。 本法案については基本的に賛成でございますので余り細かくお聞きすることはございませんが、私は、民主党さんが提出された法案のうち、当初、金融アセス法案ですね、円滑化法案の方を急がれるのかなというふうに思っておりました。我が党も活性化法案というのを出したこともございますので。暫定税率も大事なんですけれども、今日の議論もあったとおり、どうしても本予算とか……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 午前中の森まさこ議員の質問を聞いていて少々ちょっとむかむかしてまいりましたんで、本題に入る前に幾つか質問させていただきます。 マルチ商法での民主党攻撃ということでございまして、確かに前田議員の問題は業界から献金を受けて質問すると私は五月に指摘しましたが、受託収賄の可能性があると親切に警告したわけですから、もっと早く手を打っていただければこんなことにならなかったなということは思います。なおかつ、前田議員が辞めればいいという問題ではなくて、民主党自身として、マルチ商法、ネットワークビジネスについて毅然とした対処をしてもらいたいと、これは申し……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 私の方は郵政民営化と民間企業との関係について取り上げたいと思います。 鳩山大臣がかんぽの宿、オリックスへの売却について拒否権を発動されたといいますか、厳しく対応されたことについては私も心から敬意を表したいというふうに思います。 日本郵政というのはほかにも様々な問題を抱えておりますので、引き続き厳しく監視指導してほしいと思いますが、今日はまず、一枚目に資料をお配りいたしましたけれども、全体の話なんですけれども、日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命に民間企業出身者が役員でこれだけ入っていると、こういう資料をお配りいたしました。これは会長、名誉職だ……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、消費者行政について質問をいたします。 まず、具体的な問題から入りたいと思いますけれども、この間、子供のおもちゃですね、子供のおもちゃに含まれている鉛などの有害物質が危険性指摘されてきました。その中で、アクセサリー玩具、乳幼児がアクセサリーとして用いるのはおもちゃでございますけれども、この問題でちょっと一つだけ先に質問したいと思いますが。 アメリカでは三年前に、子供靴か何かのおまけに付いていたブレスレットを四歳の子供が飲み込んで鉛中毒で死亡するという事件があって、こういう鉛などの有害物質が含まれているおもちゃについて、それが溶け出すと大変なことに……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。私の方は時間どおりやりたいというふうに思います。 今日、銀行の株買取り法案について絞って質問をいたしますけれども、本法案の最初は、今から七、八年前になるでしょうか、当時の柳澤金融担当大臣と激論を交わした記憶がございます。また今日やれるかと思うと大変楽しみにしているので、どうぞ前の方にいらしてください。 まず、衆議院でも若干の議論があったようですので、確認のために具体的なところを少しお聞きしたいんですが、この法案の、株買取り機構の法案の対象になる金融機関はどこかということなんですけれども、これはもういろいろな資料が衆議院でも出ているようです……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今も議論がありましたが、消費税と景気の関係について質問をしたいと思います。本来であれば与謝野大臣にお聞きした方がよかったかも分かりませんが、諸般の事情で中川大臣にお聞きしたいというふうに思います。 消費税の増税時期については自民党内でも激論があったというふうにお聞きしておりますけれども、結局、政府が今国会に提出した来年度の税制関連法案の附則では、増税の時期とかタイミングについて、要するに、税制抜本改革を行うために一一年度までに必要な法制上の措置を講ずるということと、実施の時期については景気回復過程の状況を見て法制上定めるというふうなことになっ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 与謝野大臣、またよろしくお願いしたいというふうに思います。大変野党にも人気のある大臣だということで、私も与謝野さんとは今のところいい思い出ばかりでございますが、これからはそうはいかないのかなと思っております。 今日は一日で三回も質問ができるということでもううれしくて仕方ないんですけれども、午前中は、どうしようかと思ったんですけれども、今ありましたSFCG、日本振興銀行の問題で、森さんももっと本当はやりたかったと思うので、やはりやろうと思います。その後、その日本振興銀行と政治家との関与。午後は、定額給付金、株価対策等について質問していきたいと思……
○大門実紀史君 大門でございます。 資料を見ていただきたいんですけれども、今日は金融所得と税制の在り方について質問をいたします。 この資料は、折れ線グラフが国の税金、国税の所得別の負担率が折れ線グラフでございます。ピークになっているところを見ますと、これはちょっと帯で測っているんですが、言い方としては所得五千万から一億円のところが国税の負担率としては二六・五%、ピークになりまして、それを超える所得になりますと負担率が下がると、下がってきております。ちなみに、百億円の所得がある方は日本には十数人ぐらいかも分かりませんが、その方々の負担率というのは年収、所得一千三百万ぐらいの人と同じぐらいの負……
○大門実紀史君 大門でございます。 早く終わると大きな拍手がもらえるようですけれども、そうはいきませんので時間どおりやりたいと思いますが、まあちょっと税の話ばかりが続いているので少しお疲れかと思いますので、本題に入る前にどうしてもちょっと急いで確認したいこと、明らかにしておきたいことがありますので、先に質問させていただきたいと思います。 日本郵政の関連、この前、予算委員会で質問した関連でございますけれども、この間、郵政といいますか、国民の財産が一部の企業の食い物になっているということがいろいろ問題になっておりますけれども、私、十六日の予算委員会では、かんぽの宿の売却における日本郵政と三井住……
○大門実紀史君 大門でございます。 私は、北洋銀行の一千億円の公的資金注入について質問いたします。 これは昨年成立したばかりの金融機能強化法に基づくものでございますけれども、民主党の皆さんとか公明党の皆さんはもっとこれを使うべきだという質問をされましたが、私はこのスキーム、大変問題があるというのはもうこの北洋銀行問題で分かってきたんじゃないかなという点で質問したいと思いますけれども。本来であれば、経過からいって中川前大臣にお聞きすべきことがたくさんあるのですけれども、おられなくなりましたので、金融庁の担当局中心にお聞きしていきたいと思いますが、まずそうはいっても与謝野大臣に大きな点だけ先に……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 三人の先生、今日はお忙しい中、ありがとうございました。 学者の方にもいろんな方がおられるんだなというふうに思いまして、いろんな意見聞けていいなと思っておりますけれども。 まず土居先生に伺いますけど、土居先生は何度も国会の参考人で来られておりまして、予算委員会でも私も何回か聞いたことがありますけど、毎回余り意見が私と合いませんが、率直な意見をいつも聞かせてもらっていると思いますけど。ただ、ちょっと先ほど気になったので一つだけ言いますけど、今回の政府の税制改正案が、何ですか、経済学者の中で高い評価を受けていると。私、初めて聞く話だなと思うんです……
○大門実紀史君 大門でございます。 ちょっと先ほど平田さんの話聞いていて、ちょっと随分違うんじゃないかなと。何をぺらぺらおっしゃったのかなというふうに私は思うんですけれども、株を売る気がしなかったとか市場で取引すべきじゃないとか、そんなことをおっしゃる前に、ちゃんと反省なり、言われるべき言葉があるんではないかなと思って聞いていましたけれども、ちょっと唖然といたしました。こういう方が副大臣やったのかと。大体この委員会で今審議していること、何だと思っているんですか。財務省提出の税法について審議しているときに財務副大臣がこういう事態になっていて、普通だったら審議止まっていますよ、スムーズにやってい……
○大門実紀史君 所得税法等改正案及びいわゆる財源確保法案に対する反対討論を行います。 まず、所得税法等改正案についてです。 反対の理由の第一は、法案の附則に消費税増税法案を二〇一一年度までに成立させる方針を明記し、増税のレールを敷いていることであります。 消費税は、言うまでもなく所得の低い人ほど税負担の重くなる逆進性を持った税制であり、深刻化する貧困と格差を一層広げ、景気悪化をもたらすものです。国民の審判を経ることもなく消費税増税のレールを敷くことは到底許されるものではありません。 第二の理由は、大企業や大資産家優遇税制の継続、拡大を進めていることです。 海外子会社から日本国内の親会……
○大門実紀史君 大門でございます。 まず、関税について伺いますが、最初にちょっと物の考え方についてお聞きしたいと思いますが、何といいますか、安全確保と効率化というのが先ほども二律背反という話がありましたけれども、私はそうとは思わないんです。 この間、何でも効率化、規制緩和ばかり叫ばれてきて、それでいろんな安全チェックがおろそかになって食の安全の問題とか偽装の問題とか、耐震偽装もありましたし、いろんな問題がちょうど起こったんですよね、この間、規制緩和、効率化優先でですね。ですから、物の考え方としては、効率化と安全確保が二律背反とか両立しなきゃじゃなくて、まず安全、まず安全確保が第一で、その上……
○大門実紀史君 大門でございます。 大分おなかがすいてまいりましたけど、お互いに頑張りたいと思いますけど、今日は私も郵政の問題と金融との関係を取り上げたいと思いますが、資料をお配りいたしましたけれども、まず、ゆうちょ銀行と三井住友カードの関係でございまして、実は、これは昨日、決算委員会で取り上げた問題ですが、その続きを少しやらせてもらった後、新しい問題もやりたいと思います。 お配りした一枚のカラーのやつですけど、何を言っている資料かといいますと、ゆうちょ銀行が〇七年に独自でカード、ICカードを発行するということになりました。それが三井住友カードに委託をされたという流れを書いてございます。 ……
○大門実紀史君 大門でございます。 白川さん、一周年ということで、おめでとうございます。 大久保さんの資料、また今日の毎日新聞の社説もそうですけれども、白川総裁の評価というのはどんどん上がっているようでございますけれども、世間の評価が上がれば上がるほど私の評価は下がるという関係にございます。 一年前とは大違いだなというふうに思うんですけれども、まあ大変な一年だったというふうには、その点は同情はしているんですけれども、私は日銀に一貫して申し上げてきたのは、こういうときですから何もおやりになるべきではないとは決して申し上げているわけではございませんけれども、中央銀行ともあろうものが個別経営、……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は金融危機対応との関係でタックスヘイブンについて質問したいと思いますが、その前に一点だけ確認とお願いをしておきたいというふうに思います。 三月二十四日の質問で、私は所得税法第五十六条の問題を取り上げました。つまり、中小業者の家族従業員の給与がいまだ日本では経費に認められていないという問題でございます。これはもう各地の税理士会や各団体からも早く廃止してくれという声がたくさん上がっているところで、世界的にも日本だけまだこんなことやっていて恥ずかしいという問題を指摘したわけですけれども。 この問題、財務省はもう何十年も同じ答弁を繰り返してきました。経費に……
○大門実紀史君 大門でございます。 この法案はなかなかいい法案だなと、七割ぐらいはいい法案だなと思いますが、三割ぐらいのところがいかがなものかというふうに強く思うところでございます。 具体的に言いますと、金融商品保護ではかなり改善がされているというふうに思いますが、今も少しありましたけれども、今日余り取り上げられませんでしたけれども、この金融商品取引所と商品取引所の相互乗り入れ、これはよく考えてやらなきゃいけないことをよく出してきたなというふうに思うところでございます。 ここを中心に質問したいと思いますけれども、まず、法案の内容に入る前に、政府といいますか、与謝野大臣の認識を伺いたいんで……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は四十五分もいただきました。ただ、質問は時間より中身でございますので、前向きないい答弁をいただければ若干早く終わってもいいのかなと思っておりますんで、お含みおきのほどお願いしたいと思いますが。 今日は、金融商品取引法のお客さん保護といいますか、利用者保護の趣旨を全く分かっていない銀行について取り上げたいというふうに思いますが、大体全部の銀行がそうなんですけれども、話を具体的にするためにあおぞら銀行と住友信託銀行の具体例で質問していきたいというふうに思います。 中身、本題に入る前に、まず、あおぞら銀行というのはどういう銀行なのか、簡潔にまず説明をして……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。
本日は、お忙しいところありがとうございます。私のお聞きしたいことは既に各委員からもありまして、かなり重複しておりますので、日ごろお世話になっております全銀協と生命保険協会だけに絞って伺いたいというふうに思います。
まず、全銀協の永易さんにお聞きしたいと思いますけど、漏れ聞くところによると、永易さん、あれですか、私が何を質問するのか大変心配、緊張なさっていたということをお聞きしましたけど。
【次の発言】 大丈夫ですよ、リラックスしてくださいね。多分、貸し渋り、貸しはがし、この間いろいろあったのでだと思いますが、それは個別にそれぞれ私の部屋に来て……
○大門実紀史君 大門でございます。 今、峰崎先生が指摘されたのは大変重要な問題でございまして、私のところにも、メガバンクが本当にどうしてこんな人を、お年寄りの夫婦とか、競売にかけるのかと、いきなり競売にかけるのかという事例がいっぱい来ておりまして、個々には差押え解除、競売解除をしてもらったりはしていますけれども。 申し上げたいのは、ADRができても、利用者保護、借り手保護というのは一応言葉ではあるんですが、貸し手責任、これは銀行の場合はそれを含んだADRをつくっていかなきゃいけないというところを、もう質問はいたしませんけれども、峰崎先生と同じ意見ですので、踏まえてほしいなと私も申し上げてお……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は店頭デリバティブについて何点かの質問をしようと思いましたけれども、大久保さんと全くダブっておりますので、もうきっぱりやめにして別の質問をしたいと思いますが、ただ、さっき、FXのレバレッジが百倍ですか、あれはびっくりいたしましたけど、ああなるとギャンブルの世界で、もうパチンコ業界と変わらないですね。ギャンブル性高めて人をはめ込むみたいなところがありますから、金融庁、早くきちっと対処してほしいなということを申し上げておきたいと思います。 資料をお配りしておりますけれども、今回の法案審議では、金融における利用者保護、借り手保護がテーマということでございま……
○大門実紀史君 大門でございます。民主党さんの御配慮で、今日も三十分質問時間をいただきました。 大臣とはいろいろ意見が一致するというか、私、考え方賛同するところもあるんですけれども、どうしても税の問題だけは考えが一致しないんじゃないかと思いますけれども、少し根本的な話もお聞きしたいと思いますが。 先ほどからありましたけれども、贈与税減税、どう考えるかなんですけれども、大臣がおっしゃったような、高齢者の資産を、何といいますか、若い世代に移動させたいということなんですけれども、大体、今高齢者層の資産分布を見てもらえれば分かるんですが、ほとんどの高齢者、みんなお金持ちじゃないんですよね。ほとんど……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 本日は、日本郵政の西川社長に来ていただきました。 その理由の一つは、今回、与党提案の政策投資銀行の企業救済のスキームには郵貯マネーをそこに呼び込もうということも含まれておりますので、今回の法案にも日本郵政の今後の動向が絡んでくるという点が一つ。 もう一つは、ちょうど昨日ですね、日本郵政から総務大臣に業務改善に関する報告が前倒しで出たと。若干の経営責任も明らかになっているようですけれども、この間、西川社長を始め、いわゆるチーム西川、三井住友銀行グループ出身者の問題を国会で取り上げてきた私でございますので、若干その経営責任の問題の経過も聞……
○大門実紀史君 日本共産党、大門でございます。 本題に入る前にもう嫌な質問は先にしておきたいというふうに思いますけれども、与謝野さんとこの種の質問は余りしたくないというのが個人的な気持ちですが、私も職務上質問させていただきますけれども、まず申し上げたいのは、商品先物取引というのは、今までさんざん被害者を出してきた業界だということを前提でどうしても質問したいわけですけれども、今回報じられました先物業界ですね、政経政策研究会から与謝野さんへの献金ということですけれども、実は我が党、既にこのことは数年前から把握をしておりまして、二年前に、安倍内閣発足のときですかね、与謝野さんが官房長官のときにも赤……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 金融被害とか消費者問題をやってきた議員の一人として、消費者庁法案が、一時はどうなるかと思いましたけど、ちゃんと全党で修正が行われて無事参議院に来たということを大変うれしく思っているところでございます。 参議院の審議は、更に参考人の方々の意見あるいは公聴会を開いて、何がまだ足りないのかということを十分聴きながら、きちっとした的確な審議をやっていくべきだと思います。ただ長々やればいいというものでもないなと。どこかできちっと仕上げて、あとはスタートした中でつくり上げていくということも大事じゃないかなというふうに思っているところでございます。 今日……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は事故調査の問題について取り上げます。 この問題が鋭く問われたのがエレベーターの事故の問題でございました。エレベーターの事故の問題については衆議院でもさんざん議論がございましたし、昨日もこの委員会でございました。国交省の言い分を聞いておりますと、いろいろあったけれどもこれからは頑張りますというようなことでございますが、本当にそんなものなのかと思います。 答弁も、もう繰り返し国交省言っていますけれども、実地調査が遅れたと、事故から二年半もたっているわけですけれども、これは反省していると。そして、常設の昇降機等事故対策委員会を設置しました、警察との連携……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日の参考人の方々はまさに消費者庁をつくる運動の先頭に立ってこられた方でございまして、ここまでこぎ着けた皆様の粘り強い運動にまず心から敬意を表したいというふうに思います。 ただ、皆さんの率直なお気持ちは、今日も朝、宣伝やられていましたけど、衆議院で画期的な全会一致の修正が行われたと、参議院ではもうできるだけ早く確実に通してほしいというのが率直なお気持ちだというふうに思います。私も、もう長々議論する必要はないと。ただ、参議院はどちらかというと衆議院よりもレベルの高い議論をしてきたところでございますので、抜けているところをしっかりはめ込んで確実に……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 本当に、藤原参考人がおっしゃったクリティカルシンキングというのは大変重要なことだというように思います。私も何でも疑ってかかるようにしておりますので、参考人の皆さんの話も本当かなと思いながら聞くところもございましたけれども、まず消費者教育のそもそも論について、西村先生のお話、本当かなとちょっと思っちゃったものですから、お聞きしたいと思いますけれども。 私は、個人的にはこの消費者教育という言葉が余り好きではございませんで、何か上から教えてやろうというか、自立させてやろうみたいな、そういうものでないんじゃないかなと。もちろん、被害防止のために情報伝……
○大門実紀史君 大門でございます。 金子大臣、佐藤大臣、お忙しい中ありがとうございます。野田大臣も御苦労さまでございます。 以前にも申し上げましたけど、私は、消費者庁が発足して具体的に消費者庁の真価が問われるのは事故が起きたときにちゃんとした対応ができるかどうかだろうと、一番それが分かりやすく問われるのではないかということを申し上げて、ちょっとそのことにこだわって質問をしてきたわけですけれども、そこのところでまた事故の対応が遅れたりあるいは各省庁ももたもた対応すると、何のために消費者庁をつくったんだということになる問題でございます。 ですから、これは走りながら考えていくというわけにはいか……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 今日、傍聴席に事故で息子さんを亡くされたお二人のお母さんが来られております。お一人は、パロマのガス湯沸器事故で、浩幸君、当時十八歳ですけれども、亡くされました上嶋幸子さんでございます。もう一人は、シンドラー社のエレベーターの事故で、大輔君、当時十六歳でございますが、亡くされました市川正子さんでございます。お二人とも、企業のもうけ優先で安全管理を怠るという中で、何の罪もない、人生これからという大事な大事な息子さんを亡くされたわけでございます。 今日は、是非お二人から麻生総理にお訴えをしたい、お願いをしたいということで総理あてのお手紙をお預……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。
先ほど定額給付金について大変効果のあるというふうな宣伝がありましたけれども、私はそれほどのことはないというふうに思いますので、質問をしたいというふうに思います。
総理に伺いますけれども、定額給付金というのは家計への緊急支援であり、消費を増やす経済効果もあるというふうに再三お答えになっておりましたけれども、そもそも、伺いますけれども、総理は、この数年家計消費が落ち込んできた、その最大の理由は何だというふうにお考えですか。
【次の発言】 私もその認識は一致をいたします。つまり、収入が増えない、所得が増えないのに負担だけが増えてきたと。ですか……
○大門実紀史君 郵政の問題を取り上げます。 かんぽの宿の問題は、何もオリックスに限ったことではございません。パネルを用意いたしましたけれども、(資料提示)このパネルは郵政から大江戸温泉物語株式会社、またその不動産関連会社であるキョウデンエリアネットに売却されたかんぽの宿などの一覧でございます。 大江戸温泉物語というのは、名前はほのぼのとしておりますけれども、なかなかやり手の企業でございまして、今全国の温泉旅館を次々と買収をしております。また、キョウデンエリアネットも含めて、実はこれは企業買収ビジネスで今急成長しておりますキョウデングループの一員の企業でございます。何千億という企業買収を手掛……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 藤井大臣、亀井大臣、これからよろしくお願いいたします。 今日はまず、新政権になって期待の高まっている問題についてまず取り上げたいと思いますが、この委員会で私何度も取り上げてまいりましたが、所得税法五十六条の問題でございます。 藤井大臣、初めてお聞きになる話かどうか、よく勉強されておられるので御承知かも分かりませんが、簡単に申し上げますと、要するに、個人の中小業者の家族の給与が所得税法五十六条によって経費として認められない状態がもう長年続いているということでございます。これはもう世界的にも恥ずかしい話でございまして、財務省は、外国では認……
○大門実紀史君 大門でございます。 皆さん本当にお疲れさまでございます。何か夕暮れどきにさみしい委員会で、もうこういうことのないように各位御努力をお願いしたいなと思うところでございますけれども。 本当は法案に入ってからその中でと思ったんですが、時間がちょっと予想よりもずれておりますので、法案の中身に入る前に先に、忙しい中わざわざ厚労省の山井政務官に、お待たせして申し訳ございませんでした。私がお呼びしたわけではないんですけれども、何かそちらの調整で政務官対応ということらしいですね、申し訳ございません、本当に忙しいのに。それで、先にちょっと資料をお配りいたしましたけれども、厚労省関係の話をさせ……
○大門実紀史君 日本共産党、大門でございます。 まず、亀井郵政担当大臣にお聞きいたします。 ちょうど一年前、この決算委員会で、四月の六日ですからちょうど一年ぐらい前ですけれども、三井住友グループとゆうちょ銀行のカード事業における癒着、不正入札疑惑について取り上げました。当時の鳩山邦夫大臣は、大変な問題だと、調べてみたいとおっしゃいましたけど、その後、何もされないで辞職をされました。 政権が替わって亀井大臣になりまして、私がもう再三にわたって追及してきた西川社長はとうとう首になるということで、西川時代に何が行われたのか調査が始まっているというふうに聞いております。きちんと検討してもらいたい……
○大門実紀史君 大門でございます。 先ほどの亀井大臣の御見解には心からエールを送っておきたいというふうに思います。 今日は、私の方は、普天間基地問題が焦点になっておりますけれども、米軍再編そもそもが問い直されているということもあるかと思いますが、決算委員会ですので、米軍再編交付金の問題を取り上げたいというふうに思います。榛葉さん、海外からお帰りのところ、お疲れのところ大変ありがとうございます。 この米軍再編交付金については、要するに自治体に、米軍再編に伴う基地の移転とか訓練を受け入れた自治体にお金をあげるという、そのことによって国策に従わせようという極めて品の悪い交付金でございます。この……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は金融行政の方に絞って質問をさせていただきますので、亀井大臣と大塚副大臣にお願いしたいというふうに思います。 先日、予算委員会で亀井大臣とは議論をさせていただきまして、あのときに大臣が、人間を大事にする経営、あるいはそういう社会が重要だと言われたのは大変感銘を受けたところでございますし、大臣はいろいろ言葉で言われるだけではなくて、実際にモラトリアム法案もそうだし、郵政の問題もそうですから、実際に施策として進めてこられた御努力に本当に敬意を表しているところでございます。 今日、実は、郵政のことで私のところにメールが来たのでちょっと御紹介いたしますけれ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。大変お疲れさまでございます。あともう少しでございますので、よろしくお願いします。 私の方は少し大きな議論をしたいというふうに思いますけれども、タックスヘイブン税制について質問をいたします。 お手元に資料を配っておりますけれども、タックスヘイブンというのは租税回避地のことでございます。所得隠し、税金逃れ、マネーロンダリング等々に使われる地域のことでございますけれども、このタックスヘイブンの地域には、民間調査機関によりますと、年間五兆ドルから七兆ドル、日本円にしますと四百五十兆から六百三十兆ぐらいですけれども、の資金が流入して、このうち三十兆円が税……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、貸金業法全面施行に向けた質問をと思っておりますけれども、ちょっと本題に入る前に、通告していなくて申し訳ないんですけど、ちょっと確認したいことがありますので、資料をお配りした二枚目の方なんですが、金融庁には様々な苦情相談とか情報とか通報が寄せられるわけですけれども、これはこの資料にも、これは公益通報の情報なんですが、これでいえば、公益通報ならば通報窓口、あるいは普通の相談ならば左下にありますけど金融サービス利用者相談室ですか、こういうところに寄せられるということになっております。公益通報の方は、企業の内部で働いている方々からの、労働者からの通報、内部……
○大門実紀史君 大門でございます。おはようございます。今日は、ほかの委員会とちょっと重なっている関係で、順番を自民党、公明党の皆さんに配慮してもらって先に質問させていただきます。感謝を申し上げます。 この間、問題になっている都市農業の再生の問題、税制の在り方について質問をいたします。郡司副大臣にもわざわざ来ていただきまして、ありがとうございます。 都市農業の重要性が、食料の問題だけじゃなくて環境問題も含めて叫ばれるようになって、予算委員会の公述人でもJAの代表の方がこの都市農業問題に集中して御意見、御要望を述べられたところでございます。 まず、ちょっと資料をお配りいたしましたが、一枚目に……
○大門実紀史君 大門でございます。総理、よろしくお願いいたします。
税法の最後の質疑でございますので、私は、この委員会で取り上げさせてもらったことについて、今日は総理のお考えをお聞きしたいというふうに思います。
最初に、ちょっとつかぬことをお伺いしますけれども、総理は、政界を引退されたら農業をやりたいというのは本当でしょうか。
【次の発言】 そうおっしゃっていただくことを予定して次の質問を用意したんですけれども、総理の老後のためにも日本の農業を再生していくということは大変重要なんですが、私この委員会で先日、昨日ですかね、都市農業の問題を取り上げさせていただきました。要するに、都市農業がもう……
○大門実紀史君 大門でございます。 もう法案については既に議論も出尽くしたようでございますので。我が党は、関税法案については暫定税率のそもそも論に疑義があるということで毎年反対の立場を取ってきておりますので、そういうことでございます。 今日は、四月を前に、徴税当局、国税庁のことでちょっと質問しておきたいというふうに思いますけれども、ちょっと緊急的な問題ですので。 非正規雇用問題がクローズアップされる中で、今も大問題になっていますけれども、官製ワーキングプアというのも問題になってまいりました。国家公務員の非常勤職員十四万人、自治体に働く非正規労働者は五十万人ということで、実際にはこの非常勤……
○大門実紀史君 大門でございます。 もうこの法案については、今も荒木さんからしっかりした質疑がございましたので、私の方はもう一言だけ申し上げておきたいと思いますが、今回、国際協力銀行、JBICの業務に環境分野における支援を新たに加えるということで、大変いい法案だと思っておりましたんですけれども、温暖化対策の中に原発の利用も含まれているということが分かってまいりました。これは現在、途上国に対する原発の売り込み合戦が展開されているところでございます。そういう中で、この国内企業の受注支援、原発促進ということになりますので、そういう可能性を広げるという危惧がございますので、残念ながらこの法案には賛成……
○大門実紀史君 大門でございます。 白川総裁、久しぶりの国会でお疲れだと思いますので、山口副総裁だけにお聞きしたいと思います。 あのリーマン・ショックから一年半ということでございますけれども、あのときは金融の大崩壊、世界同時不況ということでもう大変なことでございましたので、世界各国の首脳も政府機関も中央銀行もそれなりに反省をしたり、教訓を引き出したわけでございます。 ところが、日本の当時の自公政権は余りその反省がなく、日本は余り関係なかったみたいな、金融庁もそういうところがございましたけれども、それで、この間株価がちょっと戻ってきたと。もうのど元過ぎればといいますか、また行け行けどんどん……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、第一生命問題は一回お休みをさせていただいて、先週出た監督指針に関して質問をいたします。 ただ、せっかくですから、畑中局長来られておりますので、第一生命問題、引き続き、大臣の御指示もございましたので、きっちりと調査、お願いしたいと申し上げておきます。 今日はみずほ銀行の通貨オプション問題に関係して質問いたしますが、去年の六月、この委員会で、銀行、特にみずほ銀行が中小企業に対して通貨オプション契約の金融商品を販売して、多くの被害者が出ているという問題を取り上げました。要するに、例えば一ドル百円なら百円というオプション契約を銀行が中小企業との間に結ん……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回の法案は、一定の利用者保護、規制強化ということで賛成でございます。 何点かに絞って質問をいたします。 デリバティブの先物オプション、スワップ等は私もこの委員会で取り上げてきましたけれども、特に店頭取引で大変リスクが高くなっているわけでございます。 参考までに資料を一枚お配りいたしましたけれども、金利スワップ取引について言えば、どれだけ被害があるかという点で、三井住友銀行ですね、これ、私、この委員会で何回も取り上げました。中小企業に対して優越的地位を濫用して販売をしたという事件でございます。 これは、二〇〇五年、二〇〇六年辺りだったと思いますが、……
○大門実紀史君 大門でございます。 ちょっと通告はしていないんですけれども、今日はエレベーター事故で息子さんを亡くされました赤とんぼの会の市川さんがちょうど傍聴に来られておりますので、ちょっと通告しておりませんけれどもお聞きしておきたいなと、私も取り組んできた問題ですので。 消費者庁をつくるときの議論で、消費者庁ができたら消費者庁の中に、権限のある、強い権限を持った事故対策委員会、何かあったときに対処できる、そういうのをつくってほしいという議論があのときございました。これは今大臣としてどういうふうにお考えか、まず聞いておきたいと思います。
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。
今日は時間短いんですけど、事故調査の問題を取り上げたいと思いますけれども、まず国交省に聞きますが、二〇〇八年の十二月八日午後九時ごろ、京都市左京区で起きた、マンションで起きたエレベーター事故がございました。五十歳の女性がエレベーターから降りようとしたら、突然エレベーターが降下して、床の間に挟まれて約一か月の重傷ということでございました。
この事故の原因究明は、エレベーターは東芝エレベーターですね、この事故の原因究明は今どうなっているのか、簡潔に教えてください。
【次の発言】 あなた、だれでしたっけ、局長さんですか。
そういうふうにおっしゃい……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。
労働者派遣法の改正に関連して質問をさせていただきます。
まず、登録型派遣とは何か、また専門業務とは何か、その定義と人数の推移について御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 パネルを用意いたしましたけれども、(資料提示)不安定雇用の極みであります登録型派遣が二〇〇〇年からもう二倍になっておりますし、大臣言い忘れられたかも分かりませんが、専門業務というのは派遣の期間制限がありません。永久に派遣で使われる。その専門業務も四十二万から百万人、倍の数字になっているところでございます。
今度の派遣法改正でこの登録型派遣を原則禁止という方向……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 経済問題の最大の焦点は雇用の回復でございます。また、正社員が当たり前の社会に戻して国民の所得を上げるというのが私は大変重要だと思っているところでございますが、この点でまず政府系の企業が率先して進めると。これは民間にも大きな影響を与えるわけでございます。この点で、亀井大臣が日本郵政で正社員化を進めるという大方針を出されたことは大評価をしているところでございます。 そこで、パネル用意いたしました。(資料提示)今どうなっているかというと、日本郵政グループの全社員の約四十五万人のうちの半分が非正規雇用でございます。このうち、契約社員、期間雇用と……
○大門実紀史君 日本共産党を代表し、二〇一〇年度総予算三案に反対の討論を行います。 国民はさきの総選挙で、自公政権の社会保障を削減し貧困と格差を拡大する構造改革路線に厳しい審判を下し、政策の抜本的な転換を求めました。しかるに、新政権による今回の予算はその期待にこたえるものとはなっておりません。 第一に、社会保障の問題です。 国民の強い批判のあった後期高齢者医療制度の廃止は先送り。その上、総選挙後、約束していた保険料の負担軽減策も実行しておりません。保険料値上げなどによる制度の被害は更に拡大をいたします。後期高齢者医療制度は即刻廃止すべきです。障害者自立支援法の応益負担も、中途半端に残すの……
○大門実紀史君 大門でございます。昨日までヨーロッパにおりましたので、この十分の質問のために戻ってまいりましたので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 現在、今日もありましたけれども、為替相場を決定する、まあいろいろあっても一番の条件は金利の金利差の問題だというふうに思います。要するに、金利の高い国の通貨は買われると、だから通貨高になるというようなことが、いろいろありますけれども、この間は特に円とドルでいえばその点が大きいのではないかなと思います。 更に重要なことは、実質金利の差だと。御存じのとおり、実質金利というのは物価上昇率を加味した金利でございます。幾ら金利が高くても物価上昇が高……
○大門実紀史君 大門でございます。今日は税制について何点か質問をさせていただきますが、その本題に入る前に一点だけ確認をさせていただきます。 今年三月のこの委員会の質問で、私は国税庁の非常勤職員の問題を質問いたしました。つまり、異常な雇用契約、形態になっていると。ほかの省庁は一年とか半年とかいう契約なんですが、それそのものも問題なんですけれども、特に国税庁の場合は半年どころか一年どころか三か月ごとの雇用契約を繰り返し何年にもわたって繰り返しているという点で、これはもうひどい事態じゃないかということで御指摘をさせていただきました。その後どうなっているか、御報告をお願いしたいと思います。
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は税務行政の現場の問題を取り上げたいと思います。この不況で中小業者の税の滞納が増加をしております。それに対する税務署の取立て、差押えの問題でございます。 最初申し上げておきますけれども、もちろん悪質な滞納、故意の滞納、こういうものに厳正に対処するのはもう当たり前のことでございます。それは前提の上で質問いたしますけれども、しかしこの不況の中で税を払いたくても払えなくて滞納者がもう相当増えているのは事実でございまして、そこに税務署が容赦なく差押えに入る、あるいは特に取引先からの入金予定の売掛金を差し押さえる、こういうことがいまだ続いております。 従業員……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回の改正は当面の現実的な措置ということで全会一致で賛成ということになると思いますけれども、ただ、自主共済の適用除外について、この委員会で何度も取り上げてきた議員の一人として一言申し上げたいのは、これで何かすべてが解決するわけでもありませんし、もう一つ言えば、このレベルの改正ならばもっと早くできたんではないかと実は思っております。 なぜかと言いますと、私は、三年半かもう四年近くになるかと思いますが、当時、自民党の山本金融担当大臣のときにこの適用除外の問題を何度か取り上げた中でなんですけれども、自主的にきちっとやっていらっしゃる団体の場合は、任意団体の場合……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 本日は十分しかございませんが、経済問題の核心に触れたいというふうに思います。 現在の深刻な経済危機を打開するためには、企業サイド、特に大企業にため込まれている巨額の内部留保をどう経済全体に還流するかということが重要でございます。この点は幾つかのシンクタンクも指摘しておりますし、菅総理も国会でもう既に言及されている点でございます。問題はその具体的な方策でございますが、我が党は、派遣などの非正規雇用の正社員化を進める、もう一点は最低賃金の引上げを進める、この二つが重要だというふうに考えております。今日は、その点で、最低賃金の問題について、内……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、午前午後に分けて税の問題を質問させていただきます。 一言申し上げますと、この間、閣僚の失言が相次いでおります。まさに稚拙の極みだというふうに思いますけれども、人格の形成が間に合わなかった大臣が多い中で野田大臣はそれなりに品格を保っておられますけれども、委員会の質問お聞きしていますと、ちょっと発言が慎重過ぎて、政治家らしく前向きな答弁をしてもらいたいと、特に今日はそういうふうにお願いして質問に入りたいと思いますけれども。 政府・与党は先月二十八日に社会保障改革検討本部を設けられました。税と社会保障の一体改革を検討するということでございますが、これ……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、政党の公約とは何かという観点で総理に質問したいというふうに思います。 民主党は後期高齢者医療制度の廃止を掲げて政権に着かれました。現在、後期高齢者医療制度に代わる新しい制度は、厚労省の高齢者医療制度検討会議で検討されております。年内に最終まとめ、来年の通常国会に提出しようということになっておりますが、これはとんでもない中身でございまして、パネルに示しましたけれども、(資料提示)厚労省の試算では、七十五歳以上の保険料は十五年後、現在の一・五倍になると。これで済むのかというふうに思いますけれども、そういう試算でございます。 なぜこんなことになるのか……
○大門実紀史君 大門でございます。
資料をお配りいただきたいと思いますが、まず、国の社会資本整備総合交付金について、参考人で結構でございます、この制度について説明をしてください。
【次の発言】 ありがとうございます。
決算委員会ですので、野田大臣に一言御意見を伺いたいと思いますが。
この社会資本整備総合交付金は、今あったように大変使い勝手がいい、自由度の高い交付金、基金みたいなものでございますが、私は、決算委員会で次の予算にいろんなことを生かしていく上で、大きな筋の話として、できるだけこういう、国がいろんな予算を付けて一々一々物を言うんじゃなくて、基金なり交付金、総合交付金を積んで自治体……
○大門実紀史君 大門でございます。 昨日まで岩手県の大船渡、宮城の気仙沼、石巻というふうに回ってまいりまして、漁協の皆さん、中小企業の皆さん、経営者の皆さん等々の意見を聞いてまいりましたので、時間の関係がありますけれども、幾つかに絞って質問したいと思いますので、是非簡潔な答弁をお願いします。 中小企業の共通した要望は、まず自分たちが雇っている従業員の雇用を守りたいということが一番ですね。もう一つは、それぞれ抱えていらっしゃる借金をどうしたらいいのかと、金融の問題。この二つでございます。 まず、ちょっとお願いなんですけれども、雇用問題ですけれども、先日、予算委員会で取り上げた、震災とか津波……
○大門実紀史君 大門でございます。 まず、瓦れきの撤去についてお聞きをいたします。 環境大臣でもございますので松本さんに伺いたいと思いますけれども、前回もちょっと取り上げました、現地に行って、瓦れきがなかなか片付かないのは、要するに現地は、国の負担なのか、自治体が負担するのか、個人負担なのか、まだよく分からない部分があってなかなか手が着けられないと。 この問題、環境省は非常に頑張って、環境省の災害廃棄物処理事業、これは国の負担でやるということでございますから、この対象になるかならないかということがはっきりしないということでいろいろ手間取っていたんですけれども、環境省の事務方が、これ実施要……
○大門実紀史君 大門でございます。 もう時間が少ないので被災者の方々の具体的な問題についてだけお聞きしますが、簡潔にお答えをいただきたいと思います。 とにかく今回の大震災は未曽有の規模でございまして、死者、行方不明が二万人を超えるというところで、家屋の倒壊なども膨大な数に上るというふうに思われます。 被災者の方々の話も伺ってまいりました。その中の一つでございますが、地震・損害保険あるいは生命保険、この保険金が今後の命綱になっていくという点でいろんな不安が出されておりますので、その点、質問をいたします。 逆に言えば、こういうときだからこそ保険会社は社会的責任を自覚して、こういう被災者の方……
○大門実紀史君 昨日から日銀の国債引受けが議論になっております。先ほども西田さんからございました。私は大体西田さんとは意見がほとんど合うんですけれども、この問題だけはかなり見解が違うなと思います。 振り返れば、日銀に国債を引き受けさせろという話は、もうこの十年来絶えず出てきている話で、速水さんのときからあった話でございます。何かあるたびに日銀に国債を買えという圧力といいますか、これがずっとありまして、その都度私は日銀の味方をして、圧力に屈すべきではないということを一貫して申し上げてまいりましたけれども、日銀は迫られて迫られて、結局今六十兆ですか、何だかんだいって六十兆ですかね、引き受けている……
○大門実紀史君 大門でございます。 まず、法案に対する態度を先に表明しておきたいと思いますが、関税は、賛成できる部分もございますけれども、加工再輸入減税制度など、現場の中小零細業者から困るという声もありますし、幾つか問題点がありますので、反対ということでございます。 次に、出資と増資ですけれども、IDAなど世銀グループへの出資は賛成でございますが、IMFへの増資なんですけれども、元々この委員会でも議論ございましたが、IMFの果たしてきた役割というのは、決して国際的にも、問題があるという指摘がまだあるわけでございます。ましてや、日本がこの大震災で国際的に支援を要請しているときにこういうものを……
○大門実紀史君 大門でございます。 日銀質問に入る前に、ちょっと財務大臣に被災地の緊急の問題で確認しておきたいと思いますが、私、先週、先日、岩手県の大船渡、宮城県の気仙沼、石巻、塩竈と、こう回ってきたんですけど、もう四週間たっていまだ瓦れきが散乱した状態です。なぜ全然手が着かないのかと現地の人たち、自治体に聞いたんですけれども、要するに、国の仕事なのか、国がやってくれるのか自治体がやるのかがまだはっきりしない状態があったり、どこが費用分担するのかとか、あるいは個人の事務所とか庭とかに船が突っ込んだり車が突っ込んだり大変な状態ですけれども、個人の敷地に入ったのは自己負担なのかどうかとか、もう大……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日の出席要求一覧に、私のところだけ自見大臣が抜けておりますけれども、これは特に他意はございませんので、何かの手違いで、どうぞお帰りになりませんように座っていてください。 今回、金商法の改正案の審議ですけれども、まず申し上げたいのは、こんな法案やっているよりも、被災地の支援のための緊急の金融庁としての措置、あるいはそういう立法を早く出して、本来そういう審議を先にすべきですよ。こんなの急ぐことないですよ。 そうは言っても、法案審議ですから申し上げますが、既に議論も出尽くしておりますので一言だけ申し上げますけれども、今回の法案は、投資家保護の部分もあるわけ……
○大門実紀史君 大門でございます。 ちょっと通告はしておりませんけれども、先ほど佐藤ゆかりさんの質疑の中で野田大臣の答弁がおかしいなと思いましたので一言言いたくなりましたけれども、佐藤ゆかりさん、大変重要な指摘をされまして、中小業者の純損失の繰越しとか繰戻しというのがありますけれども、これ認めるべきだと大変重要な指摘をされました。そのときに大臣が、青色申告は記帳しているから認めるけれども、白色は記帳していないんで認められないというような趣旨を言われました。 あの大津波は、別に青色、白色区別して襲ったわけでも何でもありません。申告制度そのものから物を見るんじゃなくて、今の制度からじゃなくて、……
○大門実紀史君 大門でございます。 法案については後の討論で触れたいと思いますので、先ほど民主党の田中直紀先生からあった原発の仮払い補償金制度の問題ですが、種々田中さんが指摘された問題点がありますが、その中の一つなんですけれども、二十六日から原発事故による避難者に対して東電から仮払い補償金の支払が開始をされました。対象は、避難区域、屋内避難地域など、要するに原発から三十キロ圏内の方々でございます。 ところが、地図をお配りいたしましたけれども、田中さんの地図の方が詳しいですが、そちらの方を見てもらっても結構ですけど、要するに、同じ市、同じ町の中で三十キロ圏内と圏外を抱えるところがございます。……
○大門実紀史君 大門でございます。
本題に入る前に、ちょっとよく分からないんですけれども、先ほどから林さんとか荒木さんから三党合意について三党の間で質疑がされているんですけれども、そもそもこの三党合意というのは一体何なんですかね。野田大臣、どう理解されていますか。
【次の発言】 通常は、三党で合意をして、ちょっと合意の中身がいいかげんなのかなと、だからこれだけいろんな話が出るのかなと思いますけど、普通ならば、それはきちっとしたものであって、それは政府、当然与党ですから、民主党ですから、三党のうちですから、そこが形成している内閣ですから、それを当然体現するのが当たり前であって、国会の場で三党合……
○大門実紀史君 大門でございます。 法案に入る前に、一点だけ震災、被災地の問題について質問いたします。 津波、震災でたくさんの住宅が損傷を受けましたけれども、先日、福島県のいわき市に行ってまいりましたら、四月十一日、十二日の余震でかなりの住宅が被害が出ております。ほかの地域も相当住宅の被害ってあるわけですけれども、全壊、半壊となると例の生活再建支援制度の、まあ額は低いですけど一応三百万とか百万とか二百万と出るわけですが、その全壊とか半壊まで行かないレベルの住宅の損傷がかなりございます。これ、余り手が着いていないというか支援措置もない中で、自治体もどうしていいか分からないと、当事者の方々も直……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、既に舟山康江さん、野上浩太郎さんからございましたけれども、被災地の抱える最大の問題が二重債務、二重ローンの問題でございます。今のところ一定の返済猶予とか凍結されている場合もございますが、これはもう時間の問題でございまして、いずれ近々返済を迫られることになって、返済ができなければ倒産あるいは自己破産、そして廃業というふうになっていくわけでございまして、一刻も早くこの二重債務、ローンの問題を解決しなければならないということだと思います。 先日、資料をお配りいたしましたが、予算委員会では、こういう買取りのスキーム、いろんな形あると思うんですが、いずれに……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日もございましたとおり二重債務の解消が大問題になっておりますけれども、この法案でいえば、この強化法が単に被災地の金融機関を救済するだけではなくて、やはり本当に借り手の被災者を支援するものになるかどうか、もっと言えば既往債務ですね、震災前の既往債務の負担軽減になるかどうかということがポイントではないかと思っておりますが、ちょっと先ほどから聞いていてよく分からないところがありますので、ちょっと改めてですけど、確認したいんですけど。 私は、事務方にレクを受けたときは、今日、森本局長からも答弁ございましたけれども、国が資本参加する条件として経営強化計画を出して……
○大門実紀史君 大門でございます。 法案に入る前に、二重債務問題で政府の認識を確認しておきたいことがございますので質問いたします。 既にこの間議論があるように、二重債務の問題の政府の与党案では幅広く被災地の中小企業を救えないという点で、お手元に資料を用意いたしましたけれども、この政府・与党案の中にある中小企業再生ファンドをつくると。そのファンドが債権を買い取って企業を支援するというふうな話ですけれども、このスキームの対象になるのはほとんど何億円以上の売上げの中堅企業クラスが対象と。 なぜそうなるのかはこの一枚目の資料にございますけれども、この再生ファンドというのは実際に運用するのは投資会……
○大門実紀史君 大門でございます。 まず、法案について一言申し上げます。 我が党は二次補正予算案にきっぱりと反対いたしました。先ほどの議論を聞いていますと、なぜ自民党の皆さんが賛成されたのかと西田さんに答弁を求めたいところですけれども、そうもいきませんので、とにかく我が党は、全体極めて不十分だという点と、予備費八千億円、これが意味不明だということと、また我が党がスキームそのものに反対をしております原賠機構法への支出があるということで反対をいたしました。したがって、それらにこの剰余金を使うという本法案にも反対だということを一言申し上げておきます。 質問に入りますが、先ほどもございましたが、……
○大門実紀史君 大門でございます。 こういうときですから、円高、為替政策について議論したいところなんですけれども、被災地の二重債務の解消がちょっと一刻を争う局面に来ておりますので、この問題について、日銀含めて質問させていただきます。要するに、大震災以降多くの金融機関は被災事業者の震災前の借金については半年程度の返済猶予や条件変更を実施したりしてきてくれているわけですが、その半年の期限が間もなくやってくるということでございます。 この点では、参議院では二重債務解消のための買取り機構、野党案を賛成多数で可決をいたしました。我が党も独自案を提案してきましたけれども、小異を除けば野党案が一刻も早く……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 私は、今日は消費税についてじっくり質問をしたいと思いますが、消費税増税という話は絶えず出てくるわけですけれども、九七年に税率を引き上げたまさにその直後から、自民党政権のときから、もうすぐにでもまた税率を上げたいということがずっと言われてきて、民主党の中にもそういうことをおっしゃる方もおりましたけれども、実際にはもう十年以上なかなか引き上げることができなかったわけでございますね。我が党はもちろんずっと反対してまいりましたけれども。 マスコミも今、もう大新聞全て消費税増税しかないという大キャンペーンをずっとやってきておりますけれども、それでも依然……
○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、特例公債法案に反対の討論を行います。 我が党は、本法案と一体である今年度予算に反対をいたしました。その理由は、今年度予算が物価スライドに基づいて年金を減額する、あるいは高齢者医療の抜本改善にも背を向けるなど、社会保障予算を縮減し、国民生活、暮らし重視から程遠い内容だからです。 また、歳入面においても、主に大企業が恩恵を受ける研究開発減税は温存、所得再分配を破壊する証券優遇税制は継続させるなど、政権交代前の路線と何ら変わりません。こういう予算のために過去最大の赤字国債を発行することには断固反対であります。 また、この特例公債法案を通すために結ばれ……
○大門実紀史君 大門でございます。 蓮舫大臣、お疲れさまでございます。 風評被害に絞って質問いたしますけれども、もちろん食品安全の観点から、放射能汚染の農産物などを消費者に知らせるとか出荷停止は、これ当然のことでございます。問題は、安全な農産物まで、今大臣からお話あったとおり、小売業者が拒否するとかスーパーが拒否するという事態、もう風評被害は実際に起こっております。私も被災地の避難されている方々の話を聞きましたけれども、とにかく津波と地震と原発と、これに加えて風評被害で、これじゃもう立ち直れないという声がたくさん聞かれているところでございます。この風評被害を防ぐのは最大の政治の責任の一つだ……
○大門実紀史君 大門でございます。 被災地でこの前話を聞いたら、復興に向けての動きが始まっているところでございますけれども、家屋の修繕にしろ仮設住宅の建設にしろ、資材の、建設資材が不足しているということと値段が急激に上がっているということが大変問題になっております。あと、昨日NHKでもやっていましたが、被災地以外のところでも建設資材が入らないということで中小の建設業の方々が仕事が止まっちゃって、ここにも大変な影響を及ぼしております。 その建設資材の品不足といいますか、買占め、売惜しみの問題を取り上げますけれども、民間の調査によりますと、合板が、合板の品不足が続いて震災後僅か一か月ぐらいで一……
○大門実紀史君 大門でございます。 先日の理事会でも私申し上げましたが、私も冒頭、国セン問題での集中審議を八月中に必ず開催していただくようにお願いをしておきます。 既に各委員から国民生活センターの一元化をめぐっていろいろありましたが、とにかく大臣、知っていただきたいのは、今異常事態だということでございます。 資料をお配りいたしましたけれども、消費者団体の皆さんが七月二十七日に出された抗議声明でございます。これらの名前一つ一つ申し上げませんが、これらの団体の方々は消費者庁をつくるために一生懸命頑張って全国で運動をされてきた方々でございまして、そういう方々から、消費者庁をつくった方々から消費……
○大門実紀史君 大門でございます。 具体的な問題を質問いたします。 被災地では、地震などの被害を受けた住宅やマンションなどの補修、再建が三か月以上たっても大変遅れております。そこで、住宅の補修、特に補修に対する国の支援制度について質問いたします。 現行の被災者生活再建支援制度は、御案内のとおり全壊、半壊以上が対象で、半壊までいかない住宅の被害については対象外になっておりますし、店舗などの商業施設も対象外でございます。そこで、五月の十二日と二十七日に国交省に質問をいたしまして、被災地の自治体が、例えば住宅補修助成制度、各市町村が被災した住民の家屋の修理費について三十万円とか五十万円とか助成……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 今日は、参考人の皆さん、お忙しいところをありがとうございます。 まず、藻谷参考人に伺います。 「デフレの正体」というのを発売と同時に読ませていただきました。大変すばらしい本だというふうに思っております。半分ぐらい同じ意見でございますが、特に賃金の問題ですね、そういうところは鋭い指摘をされているというふうに思いますが、今日は震災問題でまず藻谷参考人に伺いたいと思いますが、先ほどございました運用緩和特区、あるいはばんそうこう型補助金と、私もいろいろかかわってきて、大変もう霞が関だけでなくて、あるいは県のレベルでの縦割りといいますか、役人仕……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 まず、今回の法案の策定に参加されました議員の皆さんに心から敬意を表しておきたいというふうに思います。なかなかよくできた法案だというふうに思っております。大変御苦労さまでございました。まだ賛成と決めたわけではございません。何かこれから修正が行われるというような話がありますので、ちょっと最終的にそれを見てから判断ということになると思いますが。 いずれにせよ、私も早くから予算委員会等で公的な買取りスキームの提案をしてまいりましたし、民主党のチームの責任者の方とも何度かお話をしましたし、中小企業庁とは随分早くからこの議論をしていたところでございます。……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 昨日、自公日改案について何点か確認をさせていただきましたので、今日は政府・与党案について質問をさせていただきます。 今日聞いていますと、何か高原長官ばっかり詰められてちょっと気の毒だなと。本来だったら、もっと政務三役が責任持って、気持ちを持ってこの問題に取り組むべきじゃないかと。先ほどの副大臣の話も何言っているか分からないですね、何か書いたものを読むだけで。そこに全てが現れているんじゃないかなということを思います。 そう思いながら高原さんに質問いたしますけれど、昨日も我が党は、具体的には現場で第三者的な機関が被災事業者の相談に乗って、同じ立……
○大門実紀史君 私も昨日まで福島県に入って、この原発災害と言ってもいいと思いますが、苦しむ方々のお話を伺ってまいりました。 まず、農水大臣に伺います。 農産物の出荷停止でとうとう自殺者が出ました。福島県の須賀川市でキャベツを作っていた、仮にTさんとしておきますが、六十四歳の方でございますけれども、先週の二十三日にキャベツなどの葉物類が出荷停止になったと。この知らせを受けて、それを知って、その翌二十四日の朝に自ら命を絶たれました。関係者の話では、Tさんというのは土地改良とか有機農法とか工夫を重ねて、地域の農業のリーダー格の方だったと。ところが、放射能汚染となるともうキャベツは作れなくなるとい……
○大門実紀史君 昨日のこの委員会で報告されました福島原発事故報告書の二枚目なんですけれども、そこに想定外の津波により今回の事故が起きたという記載がございます。
そこで伺いますけれども、一号機から四号機が想定していた津波というのは何メーターなんでしょうか。
【次の発言】 今回観測された津波は何メーターでしょうか。
【次の発言】 先ほど言われた三・一メートルの想定というのは、今から何年前に想定したものですか。
【次の発言】 何年前ですか。
【次の発言】 要するに、四十五年前の甘い想定のまま現在まで放置されてきたということでございます。
今まで我が党の、資料を配りましたけど、地元の共産党の県委員……
○大門実紀史君 東京電力の清水社長に伺います。 私はあなたの四月十三日の記者会見をインターネットで見て大変頭にきました。あなたは記者会見で、津波対策はしかるべき基準に従ってやってきたと、つまり土木学会の指標ですね、しかるべき基準でやってきたんだと、ただ、今回のような事故が起きたので津波対策の基準は今後見直されるべきだろうと、まるで人ごとのような、東電には責任がないかのようなことを言っておられます。謝罪についても、福島県民や国民に多大な迷惑を掛けたというおわびはあるんですけれども、事故を起こしたことに対する責任は一切明言されないで、その点での謝罪がございません。 我が党は、あるいは市民団体の……
○大門実紀史君 大門でございます。
三月の三十日に経済産業省は各電力会社に原発の安全点検の指示をされました。どういう中身でしょうか。
【次の発言】 資料もお配りいたしましたけれども、これは要するに原子炉の冷却装置が壊れた後の緊急対策が中心でございます。つまり、冷却装置、周辺設備そのものが津波で破壊されないようにするための抜本対策は中長期的課題になっておりまして、建屋、防潮堤などの完成は早くても二、三年先になるだろうというふうに思われます。もっと急ぐべきだと申し上げておきたいと思います。
更に重大なことは、地震対策が全く欠落していることでございます。なぜ地震対策がないんでしょうか。
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 いわゆる二重債務、二重ローンの問題について取り上げます。 この間、被災地の商工会議所、漁協、あるいは中小企業の方々とお会いして、異口同音に強い要望として出されるのが、既にある借金を何とかしてもらいたいという問題でございます。地震や津波で店や工場、あるいは機械まで失った被災者の中小業者の方々が新たに借金をして再出発しようとしても、既にある借金がありますからもう借りるに借りられないと、再スタートが切れないという問題でございます。いわゆる二重債務の問題でございますけれども、この解決が緊急に求められております。 まず、菅総理の御認識伺いますが、これか……
○大門実紀史君 前回の総理質問に続いて、二重債務の問題を取り上げます。 被災地の中小企業は、地震や津波でお店や工場を失うなど大きな被害を受けているわけでございますが、しかし、事業を再開するにも過去の借金が足かせになって新たな借入れができない、したがって事業の再開ができない、事業の再開ができないと人を雇えない、雇用が回復しないということになっているわけですけれども、二重債務の解決は、個々の中小企業の問題だけにとどまらず、被災地全体の復興の鍵を握っているわけでございますし、緊急に解決しなければならない問題でございます。 五月十三日のこの予算委員会で、私は総理に、公的な機関が幅広く債権を買い取る……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 いわゆる復興増税について、総理と財務省に質問をいたします。 国民の皆さんの中には被災地を支援したいという強い思いはあるわけですが、この間の世論調査では、復興増税に反対という意見が半分を超えております。調査の中身を見ますと、もっと歳出の削減をしろという声もたくさんありますが、それだけではございません。そもそも、復興財源というのは国民みんなで負担し合う、分かち合うと言いながら、本当に公平な負担になっているのか、そういう疑問の声も上がっております。実際どうなっているのか、財務省に計算をしていただきました。(資料提示)パネルにいたしましたけれど……
○大門実紀史君 大門でございます。安住大臣、これからよろしくお願いいたします。 この間、財務大臣から総理になられるパターンが続いておりますけれども、是非くれぐれも財務省には気を付けてほしいなと、財務大臣をやりますとみんなつまらない政治家になられますので、御注意いただきたいなというふうに思います。 大臣の地元は石巻でございまして、私もこの間被災地にいろいろ入っていますが、石巻には特に何回も伺っております。今週も商工会議所の方とお話しすることになっておりますけれども、是非この機会に聞いておきたいのは、宮城県、例えば宮城県の三陸沿岸の復興でいえば、私は、ほかももちろんみんな大事なんですけれども、……
○大門実紀史君 大門でございます。午前中は国税通則法の関連に絞って質問をいたします。
今もお話あったところですが、納税者権利憲章の制定は民主党の政策の目玉でございましたし、野党のときは私たちも一緒に野党共闘で制定のための取決めもいたしました。今お話あったとおり、それが削除されたということでございます。
これは、今、中西さんがお聞きされましたけれども、具体的に言えば自民党から削除の要求があったということでございますが、どういう理由をもって削除をしろという要求があったのか、その理由はどういうものだったんですか。
【次の発言】 私の方で聞いている理由は、一度衆議院でそういうこれについての議論を展……
○大門実紀史君 大門でございます。 本法案については賛成でございますので、既に議論も尽くされているようでございますので、ほかのテーマをちょっと質問させていただきたいと思います。 来年度予算に向けて重要な被災地の中小企業支援の問題ですが、まず、中小企業等グループ補助金について質問いたしますけれども、これは被災地の中小企業の大変強い要望でございましたし、安住大臣の御指示もあって予備費で一千二百四十九億円が計上されたということでございます。 先日も宮城県でお話を聞きましたけど、大変喜ばれておりまして、最も被災地にストレートに役に立った補助制度じゃないかなと思っております。あの時点で安住さんが予……
○大門実紀史君 大門でございます。 マルチ商法については、私も国会で何度も取り上げてまいりました。そもそも、初代の消費者担当大臣の自民党の野田聖子さんそのものがマルチ企業の関連があったということで、何度も取り上げてまいりましたし、大事なことは、実際に現場のマルチ商法の被害をなくすということで国会で真摯な議論をすべきだと思っておりまして、福島大臣のときに消費者基本計画のテーマとしてそういうものを入れてもらうという方向にはなってきているところでございますので、そういう意味でちょっと心配なのは、さっきの消費者庁そのものがマルチの定義もできないというような情けない状況でありますから、山本香苗先生が言……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。
私も一言だけ。
今日もマルチ商法の話ありましたけれども、消費者庁そのものがマルチ商法について全く分かっておりませんので、早く集中審議を、しかも時間の取った集中審議をお願いしておきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
【次の発言】 まず、先月二十八日の質問で、山岡大臣がパチンコ業界の政治アドバイザーになっておられるのでお辞めになるべきだと申し上げて、大臣は辞めますということで即決答弁をされまして、事実、三十一日付けのパチンコ・チェーンストア協会のホームページのリストから山岡大臣の名前は削除されましたので、すぐに手を打たれた……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 まず、今回の法案をまとめられた与野党の関係議員の方々に敬意を表しておきたいというふうに思います。御苦労さまでございました。特に、今もありましたが、与党の大変後ろ向きな意見をはね返しながら、骨抜きにさせないように努力された野党の先生方に、本当にその努力は十分理解しているところでございます。 ただ、今もあったとおり、三党だけに知恵があるわけではございません。むしろ三党以外の方があるという場合もあるわけですから、本来なら全党でこういう問題ですから協議をした方がもっといい中身になったのではないかという点は申し上げておきたいと思います。 そういう立場……
○大門実紀史君 大門でございます。 二重債務、二重ローン問題について取り上げます。 衆議院で我が党も賛成をいたしましたが、再生支援機構法案が与野党の賛成で可決をいたしました。参議院でも、あした復興特で審議がございます。 一言申し上げたいんですけれども、与党が今ごろ賛成するならば、もっと早く参議院の段階で賛成すべきだったんじゃないかと。もっと言えば、むしろ最初から野党案のようなスキームを政府が作ってやるべきではなかったのかと。もしそれをやっていれば今ごろ相当数の被災した中小企業が救われたんではないかと思いますが、被災地の出身の安住さん、いかが思われますか。
○大門実紀史君 先ほどもございましたけれども、我が党としても防衛大臣の更迭は当然だと、同時に、新基地建設の動きを直ちに中止して普天間基地の無条件撤去も求めておきたいというふうに思います。
質問に入ります。
本日は、十分プラスアルファということでいいということでございますが……
【次の発言】 簡潔な答弁をお願いいたします。
大王製紙の前会長逮捕でカジノ、賭博の恐ろしさが改めて世間に知れ渡りました。こんなときに、しかも被災地にカジノ、賭博場を造ろうという議員連盟の動きがございます。(資料提示)国際何とか議員連盟ですけれども、マスコミからはカジノ議員連盟というふうに呼ばれております。犯罪行為で……
○大門実紀史君 大門でございます。 午前中もありましたが、AIJの問題を取り上げたいと思います。 これは、言うまでもなく金融行政の決算総括上大変重要な問題でございます。この問題は、今資料をお配りしておりますけれども、大変複雑怪奇な問題でございまして、まだまだ解明されておりません。今日も衆議院で証人喚問がまだやられている最中でございます。 最大の疑問は、なぜAIJが長期にわたりうその報告を行って顧客をだまし続けることができたのかと、なぜこんなに長期にわたって発覚しなかったのかというのが最大の疑問でございます。この点では、実は今から三年前に、二〇〇九年の二月の二十三日でございますが、金融庁は……
○大門実紀史君 大門でございます。 被災地の二重ローン問題について質問をいたします。 今資料を配ってもらっているかと思いますが、今、被災地の岩手、宮城、福島三県でどういうふうな状況になっているかという資料でございまして、要するに、返済をストップしてもらっているのと何らかの返済条件の変更を契約したという方々を含めますと、一万二千四百二十二の事業者が六千七百三十八億円という債権を、何といいますか、非常に支援しなければならないんではないかというふうになっているわけでございます。ただし、この条件変更した方々の中には、もう春からとか夏から通常どおりの返済ができるという意味の条件変更の契約もありますの……
○大門実紀史君 大門でございます。お疲れさまです。 私の方も五十分ございますので今日はちょっと奥の深い問題を取り上げたいと、財務省とJBICの問題でございますけれども。 元々JBICは、国際協力銀行は、財務省の天下りポストとか天下り団体ということで批判を受けてまいりましたが、二〇〇八年に統合されて、今日の時点でJBICは日本政策金融公庫の一部でございますが、四月の一日から分離独立してJBICとして独立する、単独になるということでございます。これは財務省の強い思いといいますか、働きかけもあったんだろうと思いますが、今日はその政策金融公庫の副総裁の渡辺さんに来ていただきました。お久しぶりでござ……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日、午後も含めて、今ちょっと話題になりましたけれども、国税庁、税務署の問題を取り上げたいと思います。いい話と悪い話の二つがあるんですけれども、午前中、先にいい話の方をしたいと思いますが。 確定申告が終わりました。被災地では様々な問題がございました。その中で、被災地の魚を捕る漁場に瓦れきが散乱していたわけですが、この瓦れきの撤去事業の際、撤去事業に携わった方々の収入について、実際には労賃として払われた、日当として払われたんですけれども、被災地の税務署は、当初は、これには国の助成金が含まれているというようなこともございまして、事業所得、雑収入とみなすという……
○大門実紀史君 大門でございます。 円滑化法について質問をいたしますが、延長は賛成でございますが、中身を充実させてほしいという立場で質問をいたしますけれども、まず住宅ローン関係で質問をいたします。 資料を配付していただいておりますけれども、不況でリストラに遭ったとか、失業したとか、早期退職に応じたとか、ボーナスが出なくなったとか、様々な困難な方々を支援する立場で、この金融円滑化法の住宅ローンについての条件変更の措置をというふうな趣旨があるわけでございます。 この表なんですけれども、まず、ちょっと普通にないんで質問をしますけど、実行率@と実行率Aというのがございます。これはどういう違いがあ……
○大門実紀史君 衆参の今までの質疑を通じて、浅川さんは、だますつもりはなかったということを一貫して言われております。先ほど、結果として悪事という話もありましたけれど、つもりがあるかないかどうか、つまり意図的だったかどうかというのは何の分かれ目かといいますと、詐欺罪に問われるかどうかの分かれ目になる。だから、ずっと一貫して、つもりがなかった部分について否定されているんではないかと。 西村さんについて言えば、知らなかったと。事件が起きてからだと、知ったのはと。これ、知っていたら何になるかというと、詐欺罪に対する共犯になります。ずっとその一点を守ってこの参考人質疑でお答えをされてきたというふうに感……
○大門実紀史君 まず伺います。
AIJ、あなたが実質的に運営してこられたシグマキャピタル並びにディバーシファイドの二つの投資事業組合の最大の出資者は誰でしょうか。
【次の発言】 じゃ、もうちょっと正確に伺いますが、平成二十三年、去年の六月現在ですけれども、シグマキャピタルの出資は、成田さん、よく名前がもう出てきておりますが、熊本の成田公認会計士が百万円、神戸松蔭女子学院大学が十五億円、ディバーシファイドの方は、成田さんが二百万円、神戸松蔭女子学院大学が五億円。九九%両投資事業組合とも神戸松蔭女子学院大学ということですが、間違いありませんか。
○大門実紀史君 大門でございます。松下大臣、大変御苦労さまです。 私も基本姿勢は一点だけお聞きしたいと思いますが、金融の専門家じゃなくても大丈夫です。亀井大臣という方がおられましたけれども、金融の専門家じゃありませんでしたけれども、円滑化法の決断をされるとか、大変喜ばれております。郵政の民営化なんかも、郵政の正社員化ですね、正社員化していく問題も踏み出されたりするという大変決断をされたわけでございます。 私がちょっと心配なのは、国民新党そのものがそういう亀井さんのような信念がなくなっているんじゃないかと。郵政さえ通してくれれば消費税でも何でも賛成すると。信念がないというか、信念が小さいとい……
○大門実紀史君 大門でございます。 本法案の、店頭デリバティブの公正性、透明性の向上、あるいは不公正取引規制、これらは必要な施策だというふうに思っておりますが、問題は、今日も議論がありましたが、総合的な取引所の創設そのものというよりも、それが目指す方向が本当にいいことなのかどうかですね。このことについて絞って質問したいと思います。 まず、大臣に基本的な認識をお伺いいたしたいと思うんですけれども、総合的な取引所創設というのは、要するに、説明にもあったとおり、証券会社等が商品取引に参入しやすい環境整備をする、あるいは投資家の利便性を高める、出来高を増やして市場を活性化するということで、さらには……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 増税の前にやるべきことがあるという議論が続いておりますけれども、我が党は、やるべきことをやれば消費税の増税は必要ない、消費税とは別の道があるという立場でございます。既に総理にもそういう具体的な財源を含めた提案をお出ししているところでございます。 この間、その提言に基づいて全国で我が党として経済懇談会をやっております。どこも大変盛況でございまして、JAあるいは商工団体の方々もたくさん参加していただいております。安住さんがやられた対話集会の十倍ぐらいの参加者でやっているところでございます。 申し上げたいのは、そのもう消費税しかないと凝り固……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 先週の委員会で、社会保障と税の重要な役割は所得の再分配であるということを申し上げました。したがって、消費税の増税はこの所得の再分配に逆行しますよということを御指摘したわけでございます。 そもそも、日本の所得の再分配の現状がどうなっているかということで、資料を一枚お配りをいたしました。これは内閣府が出した年次経済報告書にある数字をそのままグラフにしたものでございます。各国の所得再分配効果の比較ということです。所得の格差が公的移転、すなわち主に社会保障の現金給付でございますが、これによってどれだけ所得の格差が改善されたのかというのが緑の部分でござ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。
今日は十分しかございませんので、簡潔な答弁をお願いいたします。
最初に総理に伺いますけれども、中小企業団体の調査では、売上高によるんですけれども、大体全体の三割から五割の事業者が今の消費税五%でも価格に転嫁できないというふうに答えておられます。増税への不安も訴えておられるわけでございます。総理はこういう中小事業者の不安にどうこたえるおつもりでしょうか、お聞かせください。
【次の発言】 政府が掲げておられる対策のうち、転嫁に直接関係するものだけ項目をパネルにいたしました。(資料提示)
一番上の「広報、相談窓口の設置」、これは周知徹底する……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。今日は貴重な御意見、ありがとうございます。 様々なお考えをお聞きいたしましたが、共通しているのは、このデフレの不況の下で消費税増税がこの栃木の地域経済また中小企業にどういう影響を与えるかという御懸念だという点は共通しているのかなというふうに思います。 先日、日経新聞でも取り上げておりましたけれど、実はマクロの経済というよりも、中小企業の皆さんが本当に消費税増税されて転嫁できるかできないか、できなかった場合、それが利益率の減少になって日本経済の足を引っ張るというふうなことを非常に景気にもかかわる重要要素だということを言っておりました。 この点で……
○大門実紀史君 高橋委員長の不信任を求める動議を提出いたします。
【次の発言】 中村哲治君並びに私、大門実紀史は、社会保障と税の一体改革に関する特別委員長高橋千秋君の不信任を求める動議を提出いたします。
本委員会は、委員長高橋千秋君を不信任とする。
以下、動議提出の理由を申し上げます。
まず、八月七日、私たち参議院七会派が消費税増税反対の多数の民意にこたえるために問責決議案を提出したにもかかわらず、民主、自民、公明の三党が本日増税法案の採決を強行しようとしていることに厳重に抗議をいたします。
委員長不信任の第一の理由は、本日の締めくくり総括、採決日程を、国民の生活が第一、みんなの党、日……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。 マルチ商法について質問をいたします。 山岡大臣は辞められましたけれども、山岡さんが辞めたからといって何かマルチ商法対策が進んだわけではございません。これから何回かに分けて質問をしたいと思いますが、今日はその一回目ということでお聞きいただきたいと思います。 私は二〇〇八年からこの問題を国会で取り上げてまいりましたけれども、マルチ商法は、この間も言われておりますとおり、法律的に言えば連鎖販売取引でございます。現代用語といいますか、今の言い方で言えば、言われているネットワークビジネスということでございまして、会員をネズミ講式に拡大していって、物品販売です……
○大門実紀史君 大門でございます。 マルチ商法シリーズの第二回目をやりますが、先週、福嶋長官がマルチ商法、ネットワークビジネス業界の広告宣伝誌に登場されて、全国直販流通協会でございますけれども、その理事長と対談をして、これがネットワークビジネス、マルチ商法業界の広告塔にされているという問題を指摘いたしました。福嶋長官からは反省の弁が述べられたわけでございますが、お手元に資料をお配りいたしましたけれども、その一年後、去年の十一月号でございますが、今度は国民生活センターの野々山理事長が登場されて、同じようにこの直販協会の方と特別対談をされていると。去年の十一月といいますと、ちょうど山岡大臣のマル……
○大門実紀史君 大門でございます。 私ももう聞きたいことはほとんど聞かれましたので、ちょっと違う角度で一点だけ確認をしたいと思いますけれども、この訪問買取りというのは通常の取引とか勧誘の世界にとどまらない問題があると。つまり、今も大臣から一言出ましたけれども、犯罪的な要素、犯罪的な世界をかなり含んでいると思います。 ターゲットが、今日も出ていましたけど、高齢者で、独り暮らしで、女性でと。とにかく最初は優しい顔をして、買い取りますと。買い取ってあげるというのは、あなたに現金が行きますという話ですから、家に引き込みやすくなる、上がり込んだらこちらのものだということで、態度が豹変して大変怖い思い……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は十分しかございませんので、大臣、是非余り答弁書を読まないで御自分の言葉で簡潔に答えていただきたいと、余り細かいことをお聞きする気もありませんので、お願いします。 この事故調査機関の問題は、何年か前、消費者庁をつくる特別委員会でも相当議論になりまして、そのときはエレベーター事故に対する国交省の対応のひどさが問題になりました。 今日もいらしていますけれども、二〇〇六年の六月に港区のマンションの、ドアが開いたままエレベーターが上昇するということで、当時高校生であった市川大輔君が亡くなられたということで、今日、お母さん来られておりますけれども、その原因究……
○大門実紀史君 昨年の十一月からようやく原発事故の損害賠償金が支払われるようになりました。東京電力からの損害賠償金については、今資料をお配りしてもらっていますけれども、昨年の七月二十一日付けで福島県から税金を掛けないでほしいと、課税しないでほしいという要望が強く出されておりました。この損害賠償金の課税についてどういう扱いになったか、財務省説明してください。
【次の発言】 要するに、精神的損害、資産の損害などは非課税ということでございますが、これはもう過去の例から当たり前でございまして、問題はお配りした資料のAの(2)なんですけれども、今ありましたけれども、風評被害、出荷停止などの減収分に対する……
○大門実紀史君 今日は、私も税の問題について質問をいたします。 我が党はもとより消費税増税には反対でございますが、特に今のこのデフレ不況の下で消費税の増税など、景気も財政も悪化させるまさに自殺行為だというふうに言わなければなりません。同時に、被災地の復興にとっても大変な打撃になります。 パネルを御覧いただきたいと思いますけれども、(資料提示)消費税が一〇%になったら、被災三県、岩手、宮城、福島でどれくらい増税になるかというものを最新の二〇一〇年度決算に基づいて試算をいたしました。 消費税の増税額は三県合計で五千六百三十七億円。ちなみに、この三県の住民税の合計は三千七百四十一億円でございま……
○大門実紀史君 大門でございます。
消費税の滞納金額の残高は、現在四千二百億円を超えております。この膨大な滞納金額の背景には、消費税を価格に上乗せできないという中小事業者の実情があるわけでございます。
経済産業省に伺いますが、経済産業省として、この消費税を引き上げるときには、中小企業が消費税を転嫁できるようにということでどういう取組を求めてこられたのか、説明をお願いいたします。
【次の発言】 資料をお配りいたしましたが、その今のお話の中ですが、過去の取組例というのがございますが、これは具体的に何をやって、どういう効果があったんでしょうか。
○大門実紀史君 被災地の中小企業支援策について質問をいたします。 震災前の過去の借金をどうするか、また事業再開の新たな資金をどう借りるかといういわゆる二重ローン問題は、依然として被災地にとっては大きな問題になっております。現状がどうなっているのかということをパネルにいたしました。(資料提示) 返済を一時停止している、つまり借金の返済を一時ストップしてもらっている事業者が二千百三十一事業者、その債権額が七百五十一億円でございます。こういう方々は、主に店舗や工場が全壊、半壊又は原発事故の避難あるいは警戒区域に事業所があるというのが原因で営業不能になっている方々だというふうに思われます。 返済……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 あした解散で総選挙にという、そういう国会の最後にやられたことが、今もございましたけれども、やり方も中身も三党合意のごり押しというのは大変残念だなというふうに思っております。 この間、最後もこうですけれども、大事なことといいますか、肝心なことは全て三党合意でやられてきたと。ちょっと自民党の方にも私言いたいんだけれども、ふだんは何かいかにも対決して罵って、何かなると急に仲よくなってこうやると。だったらふだんから仲よくやって、何かふだん対決ポーズ示して、いざというときこうやってまとまるとややこしいですよね、国民の皆さんは。 やっぱりこれ、大連立、……
○大門実紀史君 大門でございます。麻生大臣、これからまたよろしくお願いをいたします。 先ほど、竹中さんと闘ったという話を聞いて大変親近感を抱きましたけれども、西田さんからもありましたが、当時私もデフレの議論をここで竹中さんとよくやったんですけれども、やっぱりあのサプライサイド論はデフレを深刻化させたなと。賃金を抑制して、価格破壊といってダンピング競争をあおるというようなこともありましたから、本当によくその辺から総括をしなければいけないと思っておりますが、今日は、実はそういう議論をしたいんですけれども、対応が急がれておりますちょっと被災地の金融の問題について質問をさせていただきますので、経済問……
○大門実紀史君 大門でございます。お疲れさまです。 午前中、エール大学の浜田先生と麻生大臣とは考え方が大分違うという指摘がありましたけれども、違って当然だと思いますし、私は、余り学者先生の話を聞くのも程々にしておいた方がいいと。本当にこの十年来、何かそういう、誰かが言ったことばかりのめり込んで、かなり政治を混乱させてきたんじゃないかと思います。やはり国会議員は、もちろん学者、研究者の意見を参考にしながらですけれども、生活感覚とか現場感覚で国会議員独自の、自分の頭でちゃんと判断すべきだというふうに思います。 その点で、まず物価の話をしたいと思うんですけれども、現場で主婦の方と話していると、デ……
○大門実紀史君 大門でございます。 総理、大変御苦労さまでございます。 まず、昨日も麻生元総理と議論をしたんですけれど、現状認識について若干伺いたいと思いますが。 今の円安株高をどう見るかですが、安倍総理は、テレビでは割と強気な、若干自画自賛的な発言もされておりますけれども、本当は謙虚な方ですので、この先どうなるかということは一人でもいろいろお考えじゃないかと思います。 実体経済が良くなって株が上がる、円高が是正される、これはいいことだと私も思うわけですけれども、この間は、そうではなくて、総理になられる前の安倍さんの大胆な金融緩和発言、宣言に、昨日も言ったんですけど、まず海外のヘッジフ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 黒田さん、良かったですね、今日は大体歓迎ムードで。私はちょっと違うんですけれども。 この十年、十年以上ですかね、速水さんのときから、もう御存じだと思いますけれど、リフレ派とは当時は言いませんでしたが、インフレターゲット派とかあったんですけど、個々のいろんな議員の方が入れ替わり立ち替わり日銀に対して国債買えとか株買えとかいろんな圧力を掛けて、私はそのときにいつも日銀を擁護して、圧力に屈しちゃいけないということを言ってきて、本当によく日銀擁護派といいますか、日銀派というふうに言われてきたんですけれど、黒田さんがなられてからは反日銀派で頑張ることに……
○大門実紀史君 大門でございます。 金融円滑化法後の中小企業支援について質問いたします。 金融庁の資料といいますか推計によりますと、円滑化法を利用した企業が三十万から四十万社と。そのうち、事業再生あるいは転廃業の必要性があるというのが五、六万社という推計が出ておりますが、まあ推計なんで実際のところというのはありますけれども。 この五、六万社と言われる企業をどう考えるかが大変重要だと思うんですが、まず、非常に基本的なことで麻生大臣に伺いたいのですけれども、この五、六万社も景気さえ良ければ自立再生できる企業が私はほとんどだと思うんですよね。長い不況でこういうことに追い込まれていますし、円滑化……
○大門実紀史君 大門でございます。 麻生大臣は本当に、予算委員会、大変お疲れさまでございました。予算委員会の答弁をお聞きしておりましても、アベノミクスというのはやっぱり新自由主義的な、あるいはマネタリズムのちょっと冷たい印象を大変受けましたけれども、麻生大臣の答弁といいますかアソウミクスといいますか、大変人間の体温を感じて、違いをちょっと感じてきたところでございます。 実は今日、先ほどまで自民党の西田先生と一緒にテレビ番組の収録に行っていまして、TOKYOMXテレビの「西部邁ゼミナール」というやつなんですけれども、麻生さんの話になりまして、今度はアソウミクスをテーマに番組をやったらどうかと……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、時間が短いんですけれども、被災地の金融問題について取り上げます。 被災者の住宅ローンなどの債務、過去の債務を減免するための私的整理ガイドラインがつくられて一年九か月ぐらいになるわけですけれども、余りに利用者が少ないということが指摘されてまいりました。その原因の一つが、被災者の債務減免の申請をしにくくする、あるいは拒否するというような、いわゆる水際作戦のようなことが行われてきたということが分かってまいりました。この制度の趣旨に反する運用が行われてきたわけでございます。 資料を配りましたけれども、先週の五月二十二日に、この運用を担当しているのはガイ……
○大門実紀史君 大門でございます。 ちょっと法案の中身に入る前に一言金融庁に苦言を呈しておきたいと思いますけれど、これだけ膨大な法案を一まとめで出してくると。私の経験でいきますと、この十二年間でいってもこんな膨大なのを一遍に出したのはめったにないことだというふうに思いますし、これで、この時間、こういう日程で国会審議が十分にできると思って出してきているのかということと、何でも事後対応だからこうやって一遍に出すことになってしまうんではないかというふうに思いますし、膨大な資料、資料もあれ一千ページ超えるんじゃないですか。あんな持ち運びもできないような、あんな資料をぼんと出してきて、これでこの日程で……
○大門実紀史君 今日は大変御苦労さまでございます。
時間の関係で、國部参考人と前参考人に絞って伺います。稲野参考人、済みません、どうぞ安心してお休みいただければと思います。
まず、國部さんですけれども、法案に入る前に一つ伺いたいんですけれども、長期金利が上昇して、メガバンクは住宅ローンの金利を六月も含めて二か月連続で引き上げるということでございますけれども、この貸出金利だけ上げて預金金利は上げないのかと。麻生大臣でさえ貸出し上げるんだったら預金金利も上げてもらわなきゃ困るとおっしゃっておりますが、どうされるんでしょうか。
【次の発言】 莫大なこの利ざやといいますか、利子所得がこの間奪われて……
○大門実紀史君 大門でございます。 法案に入る前に、前々回取り上げさせていただきました被災者の二重ローン、住宅ローンなどの債務の減免のための個人版私的整理ガイドライン問題を少し取り上げさせていただきたいと思います。 今お配りしている資料の一枚目に、債務整理の成立件数が相談の件数に比べてまだまだ少ない、そんな中で、前回取り上げましたけれども、このガイドライン運営委員会による被災者の方々の申請拒否、水際作戦というものが行われている問題でございます。 仙台弁護士会がこの運営委員会に対して抗議声明を出すという前代未聞の異常事態になっているわけです。金融庁に前回、調査を要求いたしまして、私も先週、……
○大門実紀史君 大門です。 森大臣、お疲れさまでございます。やっぱり大臣は大変でしょう。人を追及する方が楽かと思いますけれども。消費者関係の弁護士さんも消費者団体の方も大変期待をされておりますので、頑張ってほしいというふうに思います。 まず、私がずっと取り上げてきてまいりましたマルチ商法について伺いますけれども、このマルチ商法というのはほかの問題商法とは違いまして被害者が加害者になると。つまり、マルチで物を売ると、誰かに売った途端、自分も加害者になってしまうという、こういう複雑なものがありまして、なかなか問題として顕在化しないし、弁護士さんが取り上げるというところには至らないわけですが、か……
○大門実紀史君 大門実紀史でございます。 先ほど民主党の斎藤議員からありましたが、私も消費者集団訴訟制度について質問をさせていただきます。 四月の十九日に閣議決定されて、今国会成立ぎりぎりで、ぎりぎりの日程で上程されておりますけれども、中身は先ほど斎藤議員からありましたので、重複しますので触れませんが、とにかくこの集団訴訟制度は、自民党、公明党、民主党、そして我が党もそうですが、この前の衆議院選挙の公約に掲げた制度でございます。したがって、一刻も早く、必ず今国会中に成立させる必要があるというものだと思っておりますが、ところが、配付いたしましたけれども、三月に経済団体からこういう緊急提言が出……
○大門実紀史君 大門でございます。
この間、マスコミでも連日のように取り上げられるようになってまいりました偽装質屋の問題を取り上げさせていただきます。
実態は質屋さんを装ったやみ金融でございます。消費者庁も六月三日にこの問題での対応方針を、当面の対応方針を出されたところでございまして、各省庁でも取組が始まっているという段階だと思います。
まず、この偽装質屋というのはどういうものなのか、何が違法なのか、その手口も含めて警察庁の方からちょっと簡潔に分かりやすく説明してほしいというふうに思います。
【次の発言】 なぜ質屋さんの営業許可取るかというと、貸金業法で利息が二〇%となっておりますので、……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日、朝から菅久審議官の答弁をずっと聞いていて、もう本当にどっと疲れたと思います。 ちょっと基本的な話を聞いてみたいんですけれど、そもそもこの法案が出てくる背景ですけれど、この十年来の様々な食品表示をめぐる事件があって、そういうことがずっとあって、いろんなことがあって、消費者庁もできてこう出てきたということですよね。その今までの事件というのは、消費者側には何の責任もありません。全ての事業者じゃないですけれど、一部の事業者ですけれども、事業者側の責任の問題でございまして、したがって、消費者庁ができたということもありますから、今回の法案はきっぱりと、きっぱり……
○大門実紀史君 本日は御苦労さまです。 まず、井上参考人と関参考人に、せっかくの機会ですから、ちょっと基本的なことをお伺いしたいというふうに思います。 私は、おととし、スウェーデンとベルギーに消費者問題の調査団で、参議院の調査団で行ってまいりまして、消費者団体とも企業家の皆さんとも経営者団体ともお話をいたしましたけれども、向こうはもっと消費者運動といいますか、そういう歴史が長いところではありますけれども、消費者と企業の関係がもうこなれているといいますか、何といいますか、消費者の知る権利とか安全に対するニーズというのは、それにこたえることが企業にとってもメリットがあるんだと。安全なものは買わ……
○大門実紀史君 大門でございます。 私は、あの三・一一以降、中小事業者問題に取り組んでまいりました。この分野で最も喜ばれているのが、先ほど主濱先生からもありましたが、中小企業グループ補助制度でございます。大変大ヒットした、大変ニーズに合った制度でございます。 根本大臣御存じかどうか、この制度というのは、二年前、私最初からかかわってまいりましたけれど、中小企業庁の前長官の高原さん、今の鈴木さんもそうですけれど、被災地の現状を見て、従来の枠を越えて支援する方法はないかということで知恵を出して、いわゆる個別支援はなかなかやりにくいというのがあったんですけれど、グループをつくってもらって、復興の目……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今回の法案は賛成でございますし、ただ、今、主濱さんからあったような点とか、運用にはいろいろ慎重に考えていく点があると思いますし、こういう住民の帰還がしやすい環境整備をやったからといって無理に帰還を求めるというふうなこともまた慎重に考えなきゃいけないという、いろいろな難しい問題ありますが、一応賛成でございます。 今日は関連して、原発の損害賠償の請求権の時効の問題について質問をいたします。 民法の七百二十四条によりますと、通常、被災者の損害賠償について言えば、損害を知ったときから三年間、損害賠償の請求しないと時効によって請求権は消滅するというこ……
○大門実紀史君 大門でございます。 被災地の中小企業の事業再建の問題、特に今日は福島の問題を質問させていただきます。 資料をお配りいたしましたけれども、先月二十六日に中小企業白書が発表されまして、それによりますと、東日本大震災の被災地では、岩手県、宮城県、福島県の三県では事業所の数がかなり減少しております。二〇〇九年と二〇一二年時点での事業所の数を比較いたしますと、それぞれ数字があるとおりでございますけれども、全国平均に比較して大幅に各県とも減少しておりますし、三県合わせたものでも減少しております。当然のことながら、従業者数も大幅に減少しているわけでございます。 被災地では、もちろん頑張……
○大門実紀史君 今日は、物価と賃金の問題について質問をいたします。(資料提示) パネルの下の方を御覧いただきたいんですけれども、昨日、最新のエンゲル係数、二〇一二年の数字が発表されました。エンゲル係数というのは、もう御案内のとおり、家計支出に占める食料費、食費の割合でございます。所得の低い人ほど割合が高くなって、所得の高い人ほど割合が低くなると。つまり国民の生活のゆとりを示す数字でありますけれども、これは一ポイント上がるというのは大変なことでございます。そういうふうな数値として御覧いただければと思います。 日本ではこの数年、このエンゲル係数が上昇をしてまいりました。つまり、生活にゆとりがな……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 我が党は、今のデフレの主な原因は九〇年代後半から始まった非正規雇用拡大を含む賃金の引下げ政策にあると、それに加えて、企業の価格引下げ競争も加わって深刻なデフレになったということで、このデフレ克服の鍵は賃金の引上げによって実体経済を立て直すということが大事だということを再三指摘してまいりました。ところが、今進行しているのは実体経済と懸け離れたマネーゲームではないかというふうに思います。 パネルを御覧いただきたいと思いますけれども、(資料提示)昨年の十一月半ばに解散・総選挙が確定をいたしまして、安倍総理の大胆な金融緩和発言をきっかけに海外の……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 沖縄では自民党から共産党まで基地は問題だという話を聞きましたけど、国会では随分違いまして、自民党と我が党とはかなり考え方が違います。 伺っていて、あるいはふだんいろいろお話を聞いて思うのは、いわゆる条件付、つまり移設を条件とした条件付返還というのは、もう十七年たって何も進まないと、ここまで来るとそれこそ非現実的で、一見理想論かのように思われますけれど、もうここまで来ると無条件返還ということしか残っていないと思います。 今月十七日にアメリカがとんでもないあの報告書を発表しましたけど、上院の軍事委員会がですね、結局、普天間の強化計画と、もう永続……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 もう森さんが全て言い尽くしましたけれど、今回の事態について簡潔に抗議の意思を含めて意見表明をしたいというふうに思います。 まず、自公、与党の対応でございますが、石井委員長の、今あったとおり粘り強い、本当に粘り強い与党に対する配慮、対応があったにもかかわらず、主にほかの委員会での民主党の対応を持ち出してこの大事な予算委員会をボイコットするということを行っているわけでございます。参議院選挙前に国民の前に予算委員会の場を通じて争点を明らかにするというのは国会、政治家の大事な最後の仕事だったわけでありますが、それを拒否しているということにまず厳重に抗……
○大門実紀史君 お忙しい中ありがとうございます。日本共産党の大門実紀史でございます。 まず一言申し上げたいのは、今回のこの地方公聴会の開催、その強引な決め方に厳重に抗議をしておきたいというふうに思います。ただし、この重大な法案に対して、先ほどございましたけれども、国民の八割は反対か慎重審議というふうになっているにもかかわらず、国民の皆さんの意見を聞く機会が余りにも少ないという点がありますので、この機会をボイコットすべきではないという判断から、ここに出席して質問をさせていただきます。 山崎公述人に伺いますけれども、私は、この議論を、私は法律の専門家ではありませんけれども、ずっと聞いていて、何……
○大門実紀史君 大門でございます。今日は、お忙しいところありがとうございます。 まず、大石参考人に伺います。大石参考人は、うちの兄貴と大学が同窓で大変お世話になった中でちょっと質問しにくいんですけれども、これも仕事でございますので、御理解をいただきたいと思いますけれども。 今回の国土強靱化法案は、率直に申し上げまして、国会にしばらくおりますと、大変うさんくさい法案だなと率直に思っております。流れがございまして、我が党は別に国民の暮らしに必要な公共事業はきちっとやるべきだという考え方ですけれども、この公共事業というのは、昔から建設業界がどうしても自分たちの仕事が欲しいし増やしたいしというとこ……
○大門実紀史君 おはようございます。日本共産党の大門です。 質問の順番の御配慮をいただき、本当にありがとうございます。 早速質問に入りますが、そもそもこの法案、よく中身を吟味いたしますと、単に防災・減災というだけではなく、今後の公共事業の在り方を左右する重大な法案だというふうに思います。先ほども百年の計というのがありましたけれども。 衆議院の答弁でも、この法案はアンブレラ法というふうにも発議者の中で答弁がありました。したがって、現在あります国土形成計画とかあるいは社会資本整備計画とかそういうものとの整合性も取らなきゃいけませんし、元々そういうものに防災という目的も入っていたわけでございま……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 大変初々しい質問が続いておりますけれども、大変勉強させていただきました。 今日は税の問題を中心に議論させていただきたいんですけれど、その前に被災地支援の予算要求、少しだけ聞かせていただきたいと思います。 被災地の事業所支援で中小企業グループ支援というのがあります。補助制度があります。これ大変喜ばれてまいりまして、復興の大きな力になってきておりますし、これは当初、中小企業庁がなかなかいい知恵を出してくれて、それが拡充してきてという中身でございます。 現在、来年度に向けた予算要求がされているわけですけれども、中小企業庁から財務省にと。ただ、今……
○大門実紀史君 大門でございます。 法案については、今回幾つかの特会について改正が行われておりますけれども、必要な改正もあるというふうに思いますが、衆議院で我が党の佐々木議員が指摘しましたけれど、外為特会の民間業者への委託運用については危惧が払拭できないということで、残念ながら法案には反対ということをせざるを得ないということを申し上げておきたいと思います。もうその議論は繰り返しません。 その外為特会の関連で、資料をお配りしておりますけれども、海外展開融資ファシリティーというものがありますが、これについて質問したいと思います。この問題は、実は経過もありますので、今日は、事務方、当局中心に質問……
○大門実紀史君 大門でございます。 私は、みずほも三井住友もありましたけれど、大銀行の中小企業あるいは個人に対する貸し剥がしとか取立てとか、あるいは優越的地位を利用した金融商品の販売とか、そういうことをこの委員会で取り上げてまいりましたし、三井住友もみずほも、うちの部屋まで来てもらって改善してもらったことがあります。 その中のみずほは、そういうことをやっておいて、片や暴力団にはこういう甘い対応をしていた、あるいは自分たちの処分も大変甘い処分をしているというのは、もう本当に、若いとき人格者かも分かりませんけれど、随分変わられたのか、この体質は何だろうというふうに大変怒りを持ってこの問題受け止……
○大門実紀史君 大門です。 本題に入る前にといいますか、本題の一部なんですけれども、先週の、先ほども大塚さんからありましたが、参考人質疑の中で、私が三井住友とみずほの頭取に、反社会的勢力より広い概念なんですけれども、予備軍と言われておりますけれども、不芳属性情報と言うらしいんですね、芳しくない属性を持ったお客さんの情報と。これは内部告発があったんで、この中に対外的に三井住友を告発した人、そういう人まで入っていると情報が寄せられたんで聞いたわけですね、そういう方にフラグを付けているのかと。そしたら、あっさり國部頭取は認められたわけでありますが、その後、二転三転答弁が変わりましたし、また私の後、……
○大門実紀史君 大門でございます。 今年八月に消費者庁から処分を受けました秋田書店の問題について取り上げます。秋田書店は、少年チャンピオンなどの人気漫画雑誌を出している大手の出版社でございます。 時間の関係でこちらで事件の概要を説明いたしますけれども、新聞記事が分かりやすいので、お手元に用意をいたしました。 資料の一枚目が産経新聞の八月二十一日付けですけれども、これは要するに、秋田書店がかなりの前から漫画雑誌の読者プレゼントの景品数を水増ししていたと。例えば、五十人に景品が当たりましたという発表をしておきながら、実際には三人の人にしか送らないで四十七人は名前を偽造して誌上に発表するという……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、経済団体から懸念が出されている乱訴の問題について質問をいたします。 今回の法改正が違法な企業の行動をなくすことにつながりますと、逆に真面目に頑張っている企業にとってはプラスになる、業界の健全な発展にもなると、ですから、今回の法案はむしろ経済界に歓迎されるべきものだというふうに思ってきております。ところが、経済団体の一部とか、あるいはビジネススクールの学者の方などから執拗にこの法案に対する乱訴の懸念が示されております。何度もこの委員会でも乱訴などあり得ないということを指摘してまいりましたけれども、それで改めてお伺いしておきたいと思います。 乱訴を……
○大門実紀史君 お忙しい中、ありがとうございます。大門です。 この法案に異論を唱えておられるのは大体経済界の方なんですけれども、私もこの間、懇談をしてきましたが、ただ、土屋参考人、大の経団連が何かこの法案ごときでびくびくされるのがちょっと違和感あるんですよね。過剰反応じゃないかなと思います。 しかも、この緊急提言にアメリカの商工会議所まで出てくるというのは本当に内政干渉だなと思いますし、自分の国はクラスアクションがありながら、日本にやるなと言うのは、よくこういうことをほかの国の国会に対して言うなというふうに思っております。例えばアメリカ商工会議所のリサ・リカードさんの論文を読みましたけど、……
○大門実紀史君 大門でございます。 やっとこの法案がこの後、採決、可決されるということで、いろいろありましたけれども、本当に全党の皆さんの努力の結果だというふうに思います。民主党の皆さんも、今日はほかの委員会、欠席しているところもありますけれども、ここだけはきちっと出てこられて、大変良識のある方々ばかりだなというふうに思って、敬意を表したいと思います。 法案が通るとなると言いたいことがいっぱいあるんですけれども、まずこの法案は、参考人質疑で三木先生がおっしゃっていましたけれども、大変、対象も事案も賠償内容も限定的な、ちょっと狭過ぎるんじゃないかと思うぐらいの法案でございます。ましてや乱訴な……
○大門実紀史君 大門でございます。大変お疲れさまです。 復興関連の決算委員会ということで、まず被災地の中小企業支援問題と、被災地とも関連いたしますが、カジノ、賭博場をつくるという話について質問いたします。 まず、被災地の中小企業支援でありますけれど、資料もお配りをいたしましたが、私も被災地の中小企業支援、この三年取り組んでまいりましたけれど、最大の問題が、中小企業の過去の借金、債務をどうするのかといういわゆる二重債務、二重ローンの問題でございました。過去の借金を減額、免除して再スタートを切ってもらうという上でそれが大変大事なことなわけですけれども、二つの借金の買取り機構がつくられまして、中……
○大門実紀史君 大門でございます。 東日本大震災から丸三年たちました。私は主に被災地の中小企業金融問題に取り組んでまいりましたけれども、金融というのは、中小企業の二重ローンの問題、そして個人の私的整理ガイドラインの問題が主なことでございました。 それで、去年の五月の三十日に、この私的整理ガイドラインの問題、被災地の住宅ローンがなかなか返せないという方々の問題ですけれども、これを五月の三十日に取り上げまして、仙台弁護士会が会長声明を出すと、抗議声明を出すと。どこが相手かといいますと、このガイドライン運営委員会のやり方がおかしいということですね。被災者の立場に立っていないということで、様々な問……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、消費者金融、サラ金の金利が今の市場金利全体からして高過ぎるんではないかという質問をしたいと思います。 十分しかありませんので、資料はちょっと先に私の方から説明いたしますけれども、一枚目は、二〇〇六年の貸金業法改正がございました。これはもう全会一致で通した法案で、やはり効果がありまして、金利の引下げとか総量規制とかというのが内容でしたけれども、その後、結果的に多重債務の状況が改善されたという資料でございます。 五件以上、サラ金、消費者金融から借りている人の数も百七十一万人から十九万人に減って、三件以上でいきますと四百四十三万人から、まだまだ多いですけれど……
○大門実紀史君 お疲れさまでございます。 まず、所得拡大促進税制について伺います。 給料を増やしたら、増やした分の一〇%税額控除をしてあげますという制度でございますけれども、この制度を全面否定するつもりは更々ございません。厚生労働省のいろんなちまちました補助金よりは、財務省の制度ということもありますから、経営者に対するアナウンスメント効果のようなものはあるだろうというふうに思いますけれども、ただ、具体的に、現場の感覚からいきますと、企業の経営者が賃金を上げるというのは、給料を上げるというのは大変なことでございます。中小企業のおやじさんたちは、上げられるものなら上げてあげたいと皆さん思ってい……
○大門実紀史君 大門です。 二法案に反対の討論を行います。 いまだ政府は、企業を支援すればやがて賃金に回るというトリクルダウン論を主張しておられますが、内需拡大による景気回復のためには家計への直接支援が不可欠です。消費税増税、大増税を中止し、大企業優遇、富裕層優遇税制の是正により経済と財政の立て直しを進めるべきです。にもかかわらず、消費税を増税する一方で復興特別法人税の前倒し廃止、研究開発減税を拡充するなど、本末転倒であります。 本法案には、中小企業向け減税なども一部含まれておりますけれど、総合的に判断し、反対をいたします。 次に、地方法人税法案に反対する理由です。 消費税増税に伴う……
○大門実紀史君 大門です。 関税、IDA法案とも、全体として賛成でございます。既に議論もありましたので特に申し上げることもございませんので、この間取り上げてきたタックスヘイブンについて、時間をいただいて質問したいと思います。 資料をお配りいたしておりますが、タックスヘイブン税制の概要の説明資料でございますけれども、要するに、税率の低い国に子会社をつくって、子会社、ペーパーカンパニーを設立した場合、そのペーパーカンパニーの所得を日本の親会社の所得と合算して課税するということでございます。 資料の左端に特定外国子会社等とございますけれども、これは税率が、改正後ですと二〇%以下の国に設立された……
○大門実紀史君 大門実紀史でございます。 次回審議される金商法改正案の中にTIBORに関する内容があります。これは法案関連というだけではなくて、金融全体に関わる大きな問題でございますので、今日と次の法案審議のときとに分けて、このTIBOR問題を取り上げたいと思います。 平たく言いますと、TIBOR問題というのは、大銀行の金利カルテル疑惑でございます。TIBORといいますと、まずLIBORのことも触れなきゃいけないわけですので、なじみのない言葉でもありますから、まずLIBOR、TIBORとは何なのか、一応資料を配付いたしましたけれど、具体的に分かりやすくちょっと解説をしてもらえますか。
○大門実紀史君 大門でございます。 前回の質疑で取り上げましたTIBOR問題、今日は法案との関係で質問をさせていただきます。 前回取り上げましたけれども、改めて言いますと、TIBORというのは東京の銀行間取引市場における目安になる指標金利でございますが、これが各銀行の呈示によって決める仕組みになっておりましたので、それが高めに決められて、実勢よりも高いレートになっているんではないかということを指摘をしたわけでございます。そのときは日本銀行がいろいろぐだぐだ言って意味不明なことを言っていましたけど、その後、自ら、配りましたような資料を出してまいりました。日本銀行が出した資料によっても、この円……
○大門実紀史君 大門実紀史です。 黒田総裁、お忙しいところ、ありがとうございます。今日は、日銀が、昨日、資金循環統計も発表されましたけれども、異次元緩和政策について久しぶりに質問をさせていただきます。 その資金循環統計、昨日発表されたものによりますと、一三年度末の国債発行残高に占める日銀の保有割合は、これは短期も含めてですけれども、とうとう二割を超えて、保険会社抜いて最大の国債の保有者に浮上したと。これは、戦時中を除けば、先進国の中央銀行が国債の最大の保有者になるというのは大変異例なことだということでございます。 ちなみに、配付しました資料の三枚目に、これは長期国債の保有状況ですけれども……
○大門実紀史君 大門でございます。 多重債務者をつくらないということも消費者行政の重要なテーマでございますので、今日はカジノ、賭博場解禁の動きについて質問をいたします。 議員立法で賭博場解禁法案といいますか推進法案が提出されておりまして、今国会で審議されるかどうかと、こんなことやっている場合じゃないんじゃないかと私は思いますが、そういう流れにはなっております。この推進の議員連盟には、うちと社民党さん除いて各党ぞろぞろ入っておられますけれども、まあ衆議院が中心ですよね、参議院の皆さんは良識があるんだと思いますけれども。各党も、聞いてみますと、全議員が賛成とかじゃなくて、やっぱりこういうのはち……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、今消費者庁で改善の方向で検討に入っておられます公益通報者保護制度について質問をいたします。 この間も、企業の中の内部告発をきっかけに企業の不祥事とか法令違反が明らかになって、そして消費者保護も図られるというケースがまだ相次いでおりますけれども、ただ、そうした内部告発をした場合に、その社員の方等が後で不利益を被ると、ひどい場合は解雇されてしまうというようなことがあるわけでございまして、そういう方々を保護しようということで公益通報者保護法があるわけでございます。ただし、それが本当にそういう告発者を守っているのかという点で、この間も問題点が指摘されてお……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回の景品表示法改正案提出の直接のきっかけになったのが食材偽装問題でございます。ただ、いろいろ議論ありましたけれど、その本質というのは、法律の知識が不足していたとか、うっかりやっちゃったとか、そういうことではなくって、人をだますつもりで分かってやっていたということが、確信犯的にやってきたというのが事実の経過でありますので、私は、あれこれいじくり回して、ましてやあの鴨南蛮の定義がどうのこうのとかそんな話ではないんじゃないかと、事を逆に複雑化しているんじゃないかと思うんですよね。 実際問題、阪急阪神ホテルズの食品偽装問題ですけれど、あれはビーフステーキに牛脂……
○大門実紀史君 お忙しい中、ありがとうございます。 まず、田中参考人に伺います。本当に、中野区の先進的な取組に心から敬意を表したいというふうに思います。 今ちょうどNHKで、テレビで「サイレント・プア」という番組をやっておりまして、ソーシャルワーカー、コミュニティー・ソーシャルワーカーというんですかね、が地域のお年寄りの見守りとかやっているという番組がありますけれども、区長さんおっしゃったとおり、お年寄りの問題は、消費者問題だけから回るんじゃなくて、御病気の問題とかいろいろ多面的な中で消費者問題を位置付けてということで、もう全くリアリティーある、おっしゃるとおりだと思いますし、あの番組の中……
○大門実紀史君 大門でございます。 既にもういろいろ議論がありましたので、私の方は、悪質商法の現場で今起きていることがこの法改正でどうなるのかということに絞って質問したいと思います。 悪質商法犯罪に使われる名簿の問題でございます。これは業界ではカモリストというふうに呼ばれております。お手元に資料を配付しておりますけれども、この間の販売購入形態別での消費生活相談の数ですね、が消費者庁から発表されておりますけれども、網を掛けたところが増えている部分でございます。 増えているのは、電話勧誘、通信販売、ネガティブオプション、訪問購入というところですけれども、ネガティブオプションというのはいわゆる……
○大門実紀史君 お疲れさまでございます。
総理は、先月のダボス会議で法人税について引き下げていく方向をお示しになりましたけれども、打ち出されましたが、その趣旨は何か、改めて御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 総理がおっしゃったように、今までは世界の国々が国際競争力あるいは企業の呼び込みを理由に税負担の軽減競争を行ってきたわけでございます。
これは違う面から見ると合成の誤謬でございまして、みんなでそういう足の引っ張り合いをやりますと、それぞれの国家財政が、税収が減ります。その分、勤労所得とか消費に課税が重くなるというようなことがあって、そろそろそういう足の引っ張り合いはやめようと……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 今日は、税制と雇用問題について質問をいたします。 四月一日からの消費税増税が目前に迫ってまいりました。我が党は繰り返し増税中止を求めてまいりましたけれども、安倍内閣は強行するということでございます。国民の皆さんの多くは収入が増えないのに負担だけが増えると。テレビのニュースでもやっていましたけれども、食費を含む生活費を切り詰めてこの消費税増税に対応しようという方がかなりいらっしゃるということでございます。 一方で、アベノミクスがつくり出した金融バブル、株高で、今お金持ちは更にお金持ちになっております。庶民に増税するより、お金持ちにもっと……
○大門実紀史君 二〇一四年度予算案三案に反対の討論を行います。 反対する最大の理由は、実体経済の回復に逆行する予算となっていることです。 日本銀行の異次元緩和によってつくり出された急激な円安と株高は、一部の輸出大企業と富裕層に巨額の利益をもたらしました。一方、庶民の暮らしや中小企業の経営は、収入が増えないのに円安による物価高でむしろ苦しくなり、大企業と中小企業、お金持ちと庶民の経済格差は拡大しております。今なすべきことは、庶民増税ではなく大金持ちへの課税強化です。もうかっている大企業の負担を軽くすることより、苦しい中小企業や庶民の暮らしを直接支援することです。 にもかかわらず、本予算のよ……
○大門実紀史君 大門です。 今日は税制の問題について取り上げます。 先週の予算委員会でも申し上げましたが、法人税の実効税率の引下げそのものが本当に必要なのかという議論をさせていただきました。ましてや、その引下げの財源として外形標準課税を中小企業に拡大するというのはとんでもない話だというふうに思います。 まず、外形標準課税ですけれども、午前中、大塚委員から的確な審議がありましたので、できるだけ重ならないように問題点を指摘したいというふうに思います。 一応、資料をお配りいたしましたけれども、この図の付加価値割、資本割のこの黒塗りの部分を拡大していこうという話でございます。 午前中の答弁で……
○大門実紀史君 大門でございます。 私も今の関連で質問をしようと思ってはいるんですけれども、今回、黒田さんが総裁になられて、異次元緩和について議論をするのは今日で四回目かと思いますし、予算委員会でもやらせていただいて、何といいますか、円安、株高、なったのは確かですけれども、今指摘されているとおり、グローバルな大企業と株主が潤っていますけれど、やっぱり円安の影響で庶民や中小企業は大変になっているという点でいくと、決して褒められたことが進んできているとは思いません。 同時に、ずっと私が指摘してきたのは、今もありましたが、日銀が大量に国債を買い込むことのリスクについて一貫して指摘してきましたし、……
○大門実紀史君 大門です。 今回の関税法案の大本は日豪EPAでございまして、我が党はこれに明確に反対でございます。それを前提にした本法案でございますので、中身の効果も定かではありませんから賛成するわけにいかないわけですが、こういう機会ですので、基本的なことを麻生副総理にお伺いしたいと思いますけれど。 今回、日豪EPAは牛肉関税の大幅削減ということで、これ畜産・酪農農家にかなり影響を与えるということで、二〇〇六年の衆参の国会決議、これは全会一致なんですけれども、重要品目が除外又は再協議の対象となるようにというふうな全会一致の国会決議があったわけですね、全会一致で。牛肉というのも当然重要品目だ……
○大門実紀史君 大門です。 今日は第一生命の問題を取り上げたいと思います。資料を配付していただいておりますけれども、時系列的な流れが書いてございますが、私、この委員会で何回第一生命のことを取り上げたか分からないぐらいでございますが、まだいろんなことを起こしております。 若干触れますと、二〇〇五年に明治安田を始め生保の不払事件が発覚をして、二〇〇七年の二月に金融庁が生命保険会社に、大手生保に調査、報告をしなさいというのを出して、二〇〇八年の七月に、その前に報告が出てきて処分が行われたわけであります。大手十社、第一生命も含みますけれども、業務改善命令が出されて、不払件数は約百三十五万件、九百七……
○大門実紀史君 お忙しい中、ありがとうございます。 税制上の格差是正の必要性はお話を聞いてよく分かりました。 私、今日は、本当は楽天の方も来るべきではなかったのかなとちょっと思っていることがありますけれど、古閑参考人の資料の八ページの下の方に、このまま行くとといいますか、今既に、こういうことが放置されると日本企業が海外に拠点を置く事例も出てきていると。海外に拠点を置くという言い方ならまだいいんですけれども、楽天の場合は、カナダの電子書籍会社コボを買収して、電子書籍の注文があればコボにつなぐという形で消費税を逃れております。 これは、何といいますか、言ってしまえば、何か本当に拠点を置いて、……
○大門実紀史君 大門でございます。 有村さん、いろいろ大変でしょうけど、頑張ってくださいね。 今日は、公益通報者保護制度について質問をいたしますけれども、この整備は、食品偽装を告発するだけではなくて、食品偽装告発の関連でよく議論されておりますけれど、実はこの公益通報で一番告発が多いのは労働事案でございます。法律ごとに公益通報の件数をまとめたものがありますけれど、例えば、労働関係の法律に関するものが四千百十九件もあります。この消費者庁所管でいえば、景品表示法は僅か三件、特商法は僅か八件でございますので、実はこの公益通報制度をきちっと整備しなきゃいけない、一番どこに関わるかというと、労働事案で……
○大門実紀史君 大門でございます。 もう難しい法案ではありませんし、議論もかなりされておりますので、やってみなきゃ分からない部分もありますからやってみてということもあると思うんですけれども、次のステップに向けて、ちょっと私が気になっている点だけもう簡潔に質問させてもらいたいというふうに思います。 この課徴金制度については、経済界の反応としては反対が多かったわけですけれども、特に熱心に反対キャンペーンをしてきたのが飲食業界とか観光業界じゃなくて日本通信販売協会でございました。これはなぜなのかというふうに思うところはあるんですけれど、何言っているかといいますと、この課徴金の導入について、ビジネ……
○大門実紀史君 大門です。遅れまして、大変申し訳ございません。 今日は、お忙しい中、本当にありがとうございます。 先ほどもありましたとおり、この地方創生の関連法案というのが内容がまだアバウトといいますか抽象的で、議論していても抽象的な議論に終わっている部分もあるんですけれども、ただ、地方が大変だと、このままだと消滅する市町村が出る、地方が疲弊していると、だから地方創生、活性化なんだということで出てきたんですけれども、そういうふうに立てるのなら、まずそもそも、なぜ今、地方が疲弊しているのか、疲弊してきたのか、このことについて、きちっとした分析なり総括なりあるいは反省なりということが必要ではな……
○大門実紀史君 今日は、前半は経済の問題、そして後半はカジノ、賭博場解禁の問題について質問をいたします。 まず経済の問題ですけれども、パネルを用意いたしましたが、景気の現状について総理の認識をお伺いしたいというふうに思います。(資料提示) この間の賃金と物価の関係をパネルにいたしました。僅かに名目賃金が上昇しておりますけれど、それを超える、上回る物価上昇のために実質賃金が下がってきているということでございます。しかも、物価の中でも生活必需品の上昇率が高い、食料、電気代、ガソリン代などの生活必需品の上昇率が高いわけであります。したがって、賃金の上がっていない家庭には今大変重い負担がのしかかっ……
○大門実紀史君 大門でございます。 前泊参考人にお伺いしますけれども、おっしゃったように、私も予算委員会の調査等で沖縄経済の調査、何回か伺っていますけれど、沖縄経済の発展が日本経済の、何というか、本当にリードする起爆剤になればと、本当にそういう可能性はあるというふうに思っております。 ただ、今、国会で審議されている、今もございましたけれども、集団的自衛権行使の安保関連の法案というのは、こういう話を、何というか、もう全然関係ないものにしてしまうというか、ぶっ潰してしまうんじゃないかと、そういう危険性があるんじゃないかと思うわけであります。 ちょっとそういう意味も含めて前泊参考人の御意見を聞……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 安倍内閣は、今までの自民党政権が取ってきた憲法上の立場、すなわち集団的自衛権の行使はできないということをできるというふうに百八十度逆転させたわけであります。その唯一の根拠が、今日も何度も出ておりますけれども、日本を取り巻く安全保障環境の根本的変化ということでありまして、そして、この安全保障環境の根本的変化の具体例として、日本の近隣、特に中国の脅威が盛んに宣伝されております。この間、もうこの数日、この委員会でも、与党の質問はもうそればっかりですよね。ほかに言うことないのかと思うぐらい、もうそのことのみに終始されていると。 確かに、中国と日……
○大門実紀史君 大門でございます。 この国会で政策投資銀行法案そして商工中金法案というのが審議されてきておりますけれども、今、政策金融の在り方が改めて問われているというときだと思いますが、最初に申し上げますと、我が党としては、単に何でも民営化すればいいものではないと。公共性が高く、民間ではリスクが取れない中小企業とか、あるいは環境、エネルギー、災害、医療、福祉といった分野には政策金融が引き続き役割を果たすべきだという考え方でありますので、完全民営化等々には必ずしも良くないのではないかと思っている立場でありますけれども。 その中で、商工中金なんですけれども、本当の意味でやっぱり中小企業融資に……
○大門実紀史君 大門でございます。 私は、もう一貫して日銀の異次元緩和は間違いだと。だから、今までは良かったじゃなくて、最初から良くなかったと思っておりますし、良かったと思う分のツケは必ず来ると、そういう政策だと思っております。 後々、先ほど出口戦略もありましたけれども、大変な事態になるということの懸念を示してきたわけでありますけれども、今日はその議論の前に、ちょっと本題に入る前に、この日銀報告と国会質疑との関係について疑問に思うことがありますので先にただしておきたいと思うんですけれども。 前回の参議院の財政金融委員会の日銀質疑というのが十月の二十八日でございました。その三日後に、先ほど……
○大門実紀史君 大門でございます。 私もずっと日銀の量的緩和はおかしいと、黒田さんの前からですね、ずっとやってきましたし、量的緩和をやるべきじゃないということと、もう出口がないというのもさんざん、前は一人でやってきましたけど、今は藤巻さんいらっしゃいますので、もう大分楽になったなと思っているんですけど。 今日は、国債じゃないもう一つの出口のない話をしたいというふうに思いますけれども。 日銀の異次元金融緩和は、国債だけじゃなくて、目玉になっているのが、上場株式投資信託、いわゆるETFですね、あと上場不動産投資信託、J―REITですよね。実はこれもかなりのインパクトを与えておりまして、これは……
○大門実紀史君 大門でございます。 先ほど麻生大臣が、税が高い、海外へ逃げる逃げるといっても逃げないじゃないかと、この国もいいところがあるんじゃないかと。私もそう思って、よく逃げる逃げるというんですけど、そんなに逃げていないなと思うんですよね。逃げていないけれども、日本にいながら租税回避をしようと、税の負担を逃れようという動きの方が強いんじゃないかなと思っておりまして、タックスヘイブンの問題を国際課税との関係で、法案との関係で今日は取り上げたいと思いますけれども。 今回の改正では、今回の法案、全体は反対なんですけれども、この点はなかなか、国際課税の点は前進面があるのかなと思っております。今……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、今度の税制改正で入っております資料をお配りしておりますけれども、子供NISA、ジュニアNISAが創設されるということで、これについて質問したいと思いますけれども、何かこれは本当に変な制度なんですよね。金融庁の説明資料で、何でこんなものを創設するのかという、一番に書いてあるのが、若年層への投資の裾野拡大ということが書かれております。 この委員会でもいろんな議論がありますけれども、今や投資というのは投機と紙一重のところがありまして、かなりのリスクも伴うわけですけれども、こういう世界に軽々に政府が若年層を引き込むといいますか、呼び込むといいますか、大体……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、福井県の越前市にあります武生信用金庫の不正融資問題、並びにその不正融資を公益通報して不当解雇に遭った職員の方の問題を取り上げます。 この問題は、今資料をお配りしておりますけれども、地元では大変大きな問題になっておりますが、ただ、これは一地方の一信用金庫の問題として片付けられない根の深い問題がございますし、全国どこでも起こり得る問題であります。 一つは、公益通報者の保護ですね。この委員会で第一生命の公益通報者の問題は取り上げてきましたけれど、そういう問題があるということと、もう一つは、地方の財務局と地方の経済界あるいは信用金庫、信組等の癒着、その独特のワ……
○大門実紀史君 大門でございます。 午前中少し西田さんからありましたが、AIIB、アジアインフラ投資銀行について質問いたします。 これは二〇一三年の十月に中国が呼びかけて、アジアのインフラ整備に資金を提供するということで、今年の三月に参加国が締切りされて、日本、アメリカを除いて、ヨーロッパを含めて五十七か国が参加をすると。この六月に正式な設立協定の調印がされるということですけれども、日本が参加しなかったことについて賛否両論が今起きているところであります。与党の中でも議論があるというふうに聞いておりますけれども。 まず、財務省に、なぜこのAIIB、アジアインフラ投資銀行に参加しなかったのか……
○大門実紀史君 自分の前に質問した方のことをコメントされるというのは嫌な部分はあると思うんですよね。気を付けないと、褒めるときはいいですけれどもね。しかし、あえて言わせてもらいますと、社会主義という言葉をちょっとよく勉強してから使っていただきたいなと。軽々しく、だからソ連の何か、あんなものが社会主義だったら、私、共産党におりませんので、もうちょっと、国会ですからよく勉強してから言葉を使ってもらいたいと申し上げた上で。 政投銀ですけれども、今日の議論を聞いて、また、この十年近く見ていますと、私思うんですけれど、ちょっと審議官に聞きたいんですけれども、結局、財務省当局は政投銀を完全民営化なんかし……
○大門実紀史君 大門です。 今日はお酒の話を取り上げたいと思いますけれども、昨年の通常国会で請願が採択されました。この財政金融委員会で請願が採択されるというのは本当にまれなことでありまして、平成に入ってたった四種類しか採択されておりません。その一つが、お手元に今配っていただいておりますけれども、健全な飲酒環境の整備に関する請願ということであります。 紹介会派書いてありますけれど、ちょっと後で気が付いたんですけれど、みんなの党がこのときどうなっていたのか分かりませんけれど、一応全会派ということで、後で中西さんから言ってもらえればいいんですが、とにかく全会一致という形で財政金融委員会では採択さ……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は被災地の金融問題を取り上げさせていただきます。 東日本大震災から四年以上たちました。先日も宮城県に行ってまいりましたけれども、沿岸部の復興というのはまだまだこれからでございまして、私は、特にこの委員会でも、被災者の金融支援について度々取り上げさせていただいてきております。 被災者の金融支援というのは大きく分けて二つありまして、個人の方々の債務整理、住宅ローンとかそういう問題と、もう一つは事業者、中小事業者の債務整理あるいは債権の買取りということですけれども、まず一つ目の個人の債務整理ですけど、これは私的整理ガイドラインの問題を何度も取り上げさせて……
○大門実紀史君 大門です。 先月取り上げました福井県の武生信用金庫の不正融資、職員の不当解雇問題の第二弾、二回目をやらせてもらいますが。 改めて事件の概略を言いますと、資料をお配りしておりますけれど、一枚目に時間的な経過を書いておりますが、要するに、武生信用金庫が実質的に破綻していた小さな造り酒屋に、S酒造としておきましたけれども、全体で貸せるはずのない十五億円も法令違反の不正融資をして、それも、直接だと貸せるわけないので、地元の有力者Kさんという方を通じての迂回融資をしていたと。なぜ潰れかけの造り酒屋に巨額の融資をしたのかと、十五億円はどこに消えたのかというのはミステリーなんですけれども……
○大門実紀史君 大門です。 今回の金商法改正案は賛成でございます。 改正のきっかけになったのは、お年寄りへのファンドの被害、勧誘問題なんですけれども、ただ、ほかの金融被害でも高齢者が餌食にされるケースが増えております。だまされるのは決して超大金持ちのお年寄りではありませんで、そういう方々はちゃんとアドバイザーが付いていますし、周りのガードも固いわけですよね。 事例からしますと、だまされるのは、狙われているのは普通のお年寄りが多いわけでありまして、退職金を元に老後の生活資金で一千万とか二千万とか持っておられて、年金と貯金を取り崩しながら生活をしておられると。しかし、自分があと何歳まで生きる……
○大門実紀史君 大門でございます。 普通、参考人質疑のときは立場の違う方を並んでもらうのが多いわけですけど、今日は、どういうわけかお二人とも財務省と同じ立場ということで、ちょっと質問しにくいところがあるんですけど、実は先日、財務省当局とこの議論をやったものですから、ちょっと同じような話になってはつまらないと思っているんですけれども。 御指摘されているのは、AIIBに最初から参加しなかったことは正解だった、中国の意図がまだ分からない、不審な点がある、今後、ただ、AIIBが本当にアジアのために、国際金融投資のためになる機関ならば、それを見極めて参加する選択肢も持つべきだと、大体こういうことをお……
○大門実紀史君 大門です。 今までの議論を聞いて、私も久しぶりに出口の問題、ちょっと一つだけお聞きしたいんですけれども、私は一貫してもうこの異次元緩和始まったときから何度も一つの問題をお聞きして、まともに答えてもらったことはないんですけれども、要するに、これだけ大量に日本銀行が国債を購入して保有し続けて、いわゆる出口ですけれども、どこかでそれをまた吐き出していかなきゃいけない、そのときにマーケットに影響を与えないで日銀が保有している国債をマーケットに吐き出す方法があるのか、株に影響を与えないで、あるいは国債価格に影響を与えないで吐き出す方法があるんですかということをお聞きしてきたわけですけれ……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は中国経済の問題を少し質問させていただきます。 今までもよく、中国、東アジアの経済の問題を質問させていただきましたけれども、今は特に、安保法制の関係で特別委員会で殊更中国の脅威論が盛んに宣伝されております。先週も聞いておりましたら、もう戦争前夜のような、中国がミサイルを撃つ準備をしているというようなことまでテレビの前で流されて、一体どうなっているのかというように思いましたけれども、確かに今、中国と日本、中国と東南アジアの国々で領土や領海の問題があるのは事実でございます。 尖閣問題などは、我が党も最初に、いち早く見解を明らかにして日本の領土だというこ……
○大門実紀史君 大門です。 今朝の朝刊を含めてこの二、三日話題になっているのが、消費税を一〇%に引き上げたときの負担軽減策ということでございます。そんなに心配だったら増税やめた方がいいんじゃないかと私は思うんですけれども、特に話題になっているのが、財務省の新しい提案の消費税還付方式ということでございます。 ただ、そもそもこれは与党と財務省の協議中の話といいますか、これからのことも含めてなので、本来ならまとまった段階で私たちが、野党が意見を言わせてもらうという流れは十分承知をしております。ところが、もうこれだけマスコミが、全新聞社が全部資料を入手していると。恐らく与党の議員さんから流れている……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、パチンコのATM設置問題を取り上げます。 パチンコ店の中にATMを設置するという問題ですけれども、最初にちょっとお配りしましたけれども、なぜこの問題を取り上げるかなんですけれども、二〇〇六年にサラ金の高金利が大問題になりまして、全会一致で貸金業法、高金利の引下げを含んだ貸金業法の改正をしたわけでありますけれども、そのときに多重債務対策本部というのが設けられて、これ消費者担当大臣、国家公安委員長、すなわち警察庁も含めて、多重債務をなくす、サラ金の多重債務の原因の一つはギャンブル依存もあるわけですから、ギャンブル依存もなくすということを含めて、こういう多重債……
○大門実紀史君 大門です。 前回、パチンコ店への銀行ATMの設置問題を取り上げましたけれど、ちょっと重要な問題なのでもう一度取り上げておきたいと思いますけど、パチンコがギャンブル依存を招いて、それが多重債務の一つの原因になっているということで、多重債務対策は消費者庁、消費者特のテーマでもあるということで、前回、山口大臣からも重要な問題だという点で答弁をいただいている問題でありますけれど、同じく政府の多重債務対策本部のメンバーであります金融庁、警察庁がこの問題を放置してきたために、既に全国のパチンコ店の一割を超えているんじゃないかと思いますけれど、この銀行ATMの設置がもう進んできてしまってい……
○大門実紀史君 大門です。 私は、地方の賃金問題について質問をいたします。 地方に人材を集めるとかあるいは地方に生まれて地方で仕事をしていくという上で、都市と地方の賃金格差を是正していくということは大変重要ではないかと思います。その点で、最低賃金の問題を取り上げますけれども、資料を配付しておりますが、日本は、都道府県別、地域別の最低賃金になっておりまして、地域、都道府県によって格差があります。東京都では八百八十八円、これは前年比十九円引き上げたわけですね。石破大臣の地元鳥取県では六百七十七円です。前年比十三円しか引き上げておりません。鳥取と東京を比べると二百十一円も差額があるわけですけれど……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 本補正予算案に反対の討論を行います。 反対の理由の第一は、今回の補正予算の前提となる経済認識に誤りがあるからです。 政府は、今の経済状況について好循環が生まれ始めているとし、その好循環を地方に行き渡らせることがこの補正予算の目的であるとしています。 しかし、そもそも経済の好循環など生まれ始めているのでしょうか。円安で利益の増えた大企業や一部人材不足業種で賃金などが上昇したとしても、マクロ的に見れば、全体の賃金が上がり、それが消費の拡大につながって、更に企業利益が伸びるという循環は全く確認されておりません。事実、実質賃金は十七か月連続下落、家……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 今日は、税金の取り方、税制について質問をいたします。 この間、この委員会でも貧困の広がりという点が指摘されてまいりました。貯蓄ゼロの世帯が全世帯の三割を超え、年収二百万以下のワーキングプアも一千百万人を超えると。さらに、生活保護世帯も増え続けて、過去最高の百六十二万世帯に達しております。その上、八%への消費税増税が所得の低い人ほど重い負担にのしかかっているわけです。 一方、アベノミクスは海外マネーを呼び込んで円安、株高をつくり出して、大企業や株主、株を持っている大金持ち、富裕層を大変大もうけさせたわけであります。野村総合研究所の調査によります……
○大門実紀史君 大門でございます。
麻生大臣、しばらくぶりでございます。またよろしくお願いしたいというふうに思います。
今日はタックスヘイブン問題を取り上げたいと思いますけれども、パナマ文書をきっかけに、タックスヘイブンを使った、ペーパーカンパニーを使った税逃れの問題が大問題になってきておりますけれども、まずやっぱり初めに一言大臣から、この間対応されてこられたと思いますので、この問題に対する感想でもいただければというふうに思います。
【次の発言】 それで、パナマ文書は、タックスヘイブンのペーパーカンパニーの内部告発が新聞社に行って、世界の報道機関が金融の問題を含めて調べて暴露してということ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 決算委員会ですので、税金の取り方、税収に関わる問題として、今話題のタックスヘイブンについて取り上げたいというふうに思います。 まず、先ほど指摘もありましたけれども、今、貧困と格差が広がっております。資料も用意いたしましたが、いわゆる貧困世帯、最低生計費以下で生活する世帯が一千万世帯近くにまで増加してきております。ワーキングプアも急増して、貯蓄ゼロ世帯も急増しているというところでございます。一方、この委員会でも指摘がされてきたと思いますが、金融資産を一億円以上持つ富裕層も急増して百十万世帯を超えたということで、貧困、貧富の格差が拡大をして……
○大門実紀史君 大門でございます。またよろしくお願いいたします。 先ほど大塚さんからもありましたが、タックスヘイブンの問題で、昨日、決算委員会でタックスヘイブン、質問させていただきました。もう税逃れは許さないという麻生大臣の踏み込んだ決意も聞かせていただきました。 ただ、ちょっとこの間、事務方の方といろいろ、レクチャーも含めて、昨日の国税庁次長さんの答弁もそうなんですけれども、大臣はG20の現場でいろいろ肌で感じておられると思うんですけれど、ちょっと事務方が、私はこの問題をもう取り上げて七年、八年になると思うんですけれど、基本的に課税当局を応援する、激励する立場の質問をしてきたつもりです。……
○大門実紀史君 ちょっと与党席が少ないようですけど、自民党席ですね、法案審議ですからきちっとした対応をされるべきだと申し上げておきたいと思います。 今回のJBIC法案、個々の問題もありますけれど、やっぱり少し大きな流れと国際情勢を見て判断すべきではないかと思います。 一つ流れなんですけれど、この委員会でもJBICについてはいろんな議論がありました、政府系金融機関にはですね。その流れの中で捉えますと、まず小泉改革、小泉路線のときに政府系金融機関の整理縮小という、民営化というようなことがあったわけですね。さらに、その小泉内閣が終わって、その後見直し、巻き返しといいますか、というのがあって、この……
○大門実紀史君 大門でございます。 うちは元々、黒田総裁の就任には反対でございましたし、反対しておいて良かったなというふうに思っております。異次元緩和については、もう最初からといいますか、始める前からといいますか、問題点を指摘してまいりましたし、お辞めになるべきだということも再三、予算委員会も含めて指摘してきたところでございます。 中身はもう先ほど櫻井さんから厳しく追及があった点、国民にとっては結局何だったのかと、このアベノミクスの中心である異次元緩和が。それは株持っている人とか一部の人には良かったかも分からないけれども、今や世論調査でも、この日銀の異次元緩和も含めて、もう期待していないと……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回の法案で、銀行の持ち株会社のグループの中の業務の効率化あるいは経営の効率化ということがあるわけですけれども、これが地方銀行の再編統合を促進するのではないかという意見が、それは、それに資するものだという賛成の意味と、まずいんじゃないかという両方の意味があるわけですけれども、いずれにせよ、地方銀行の再編を促進してしまうんじゃないかと、促進するんじゃないかという意見があるわけであります。 遠藤監督局長は、審議官のときに、東日本大震災の被災地の金融機関、地域金融機関をよく回られて、よく指導されて、いろいろ相談に乗りながら地域金融機関の果たすべき役割をいろいろ……
○大門実紀史君 大門でございます。 法案に入る前に、地方創生との関連ですけれども、消費者庁、国民生活センターの移転問題について質問をさせていただきたいというふうに思います。 国民生活センターの移転の方なんですけれども、センターの行っている研修をテスト的に徳島県内でやってみようということで、五月の九日から始まって合計十四回ですかね、実施予定になっておりまして、徳島県の鳴門合同庁舎でやるという予定でございますけれども、五月九日から始まったわけですけれども、テストする中身としては、徳島で全国の研修をやるということが集まりやすいかとか、中身も含めてだと思いますけれど、そういう点のテストだというふう……
○大門実紀史君 大門です。 今や悪徳商法の最大のターゲットが高齢者ということであります。したがって、今回の法改正でいえば、特商法、高齢者に対する訪問販売、電話勧誘販売などをどう規制していくか、被害を防止するかが課題だったはずだと思うんです。ところが、専門調査会でいろんな議論があったみたいですが、お年寄りに対する訪問販売、事前に訪問販売を拒否できる仕組みなどが議論されたみたいですけれども、結局、訪問販売業界の反対があって見送りになったということを聞いております。 お年寄りの場合は、振り込め詐欺も、いろいろなことがそうなんですけれども、まず家に入れて話を聞いてしまうと巧妙な手口でうんと言わされ……
○大門実紀史君 総理は、十七日にアメリカのトランプ新大統領と面談をされます。TPP脱退を宣言してきたトランプ氏がどういう姿勢を示すのかが大変注目が集まっているところであります。与党の皆さんから楽観的な、あるいは希望的観測の話もありましたけれども、そう甘くはないのではないかと思います。 トランプ氏は、選挙最終盤の十月下旬に改革百日プランというものを出しました。この百日プランのことをトランプ氏は、アメリカの有権者と私の契約であると、コントラクトであるという強い言葉で表現をしております。その百日プランの、アメリカ労働者を守るための七つのアクションの二番目に、TPPから脱退、離脱すると書かれているわ……
○大門実紀史君 大門でございます。 お忙しい中、ありがとうございます。 まず、具体的な中身をお聞きする前に、TPP協定をこの委員会で今審議しているんですけれども、審議、批准する意味についてまずお聞きしておきたいというふうに思います。 アメリカが、もう何度もこの委員会で議論あるんですけど、TPP離脱を明言して二国間交渉に入るということを言っております。これは日米FTAか、あるいは一旦TPPを見合わせて再交渉をしてアメリカに有利な条件が出てくれば後から入る、これぐらいしか考えられないわけでありますけれども、この状況で先に前のめりに、このアメリカの要求が既に入っている、かなりのまされているこの……
○大門実紀史君 大門です。 今日は研究開発税制について質問をさせていただきます。 本題に入る前に、今資料を配っていただいておりますけれども、研究開発、研究とは何かというそもそも論について少し触れさせていただきたいと思います。 東工大栄誉教授の大隅良典さんが先般ノーベル医学・生理学賞を受賞されました。大変日本人として誇らしいことです。新聞記事、コピーしたのは、大隅さんが記者会見でこんなことをおっしゃっているんです。私の受賞が基礎研究を大切にする社会への弾みになってほしいと。大隅さんは受賞の前から一貫して基礎研究の大切さを主張されてきておられまして、昨今の企業、産業界の利益に直結した研究が優……
○大門実紀史君 大門です。 消費税については、本当に長い間、様々な角度から同じような議論が続いてきたわけですけれども、大体、税制論、財源論の議論が多かったんですけれども、今日は経済と消費税というか、経済論としての消費税について、今回の延期の理由もそういうところにあると思いますので、最初に少し議論をさせていただきたいというふうに思います。 まず、今の経済状況が一体何を原因にして消費が冷え込んで停滞しているのかというところなんですけれども、実はこの委員会でもずっと議論になってきたのは、長年デフレのことでございました。デフレ不況をどうするかというのが長い間のテーマでありました。今はもはやデフレで……
○大門実紀史君 大門です。 黒田総裁と議論するのは久しぶりでございますが、三年半前にアベノミクスの柱であります異次元金融緩和がスタートしたときから、この政策は一貫して間違いであるということを指摘してまいりました。当時は、実は日本銀行の諸君も七割方、間違いだというか、おかしいというふうに思っておられたというふうに思いますけれども、今や、宮仕えということもあって、誰も逆らわないといいますか、やけくそでやっている人もいるんじゃないかと思うぐらい踏み込んでしまったんじゃないかというふうに思います。 この委員会で何度も議論、前回もしたんですけれども、デフレの原因が金融ではないのに金融政策でデフレを何……
○大門実紀史君 私、銀行の株の買取り機構について絞って質問をいたします。
これは、銀行等保有株式取得機構の買取り期間を五年延長して、機構の存続期間も五年延長するという法案でございますけれども、何のための五年延長なのか、政府参考人、改めて説明をしてください。
【次の発言】 もろもろのと言われましたけど、これ、そもそも二〇〇一年の制定時は大変な議論があったわけでありまして、それから五回にわたる改正、期間延長を経て今十五年目を迎えるということですね。今回が六回目の改正になるんですかね。
今回は五年間の単純延長ということなんですけれども、最初は銀行の自己資本相当額を超える株式をどうするかとか、持ち……
○大門実紀史君 大門です。 まず、この法案、まとめるために御尽力されてきた各党議員の皆さんに、本当に御苦労さまでございました。また、困っている方々日々支援するために頑張っておられる、審議中継御覧になっていると思いますけれども、NPO各団体の皆さんにも心から敬意をまず表しておきたいというふうに思います。 最初に、誤解のないようにこの法案に対する我が党の立場を申し上げておきたいと思いますけれども、もちろん、政治のはざまで行政の手が届かないところで困っている方々たくさんおられるわけでございまして、今日、あしたもつらい思いをしている子供たちもたくさんいるわけであります。緊急に手を差し伸べるというの……
○大門実紀史君 大門でございます。 発議者の皆さん、よくぞ参議院にいらっしゃいました。 岩屋さんとは、雑誌の誌上で対決したり、星陵会館でしたかね、パネラーで対決したりしてきましたけれど、とうとう国会の委員会で対決ということで、いつかはこういうときが来ると思ってはおりましたけれども、せっかく来られたんですから、岩屋さんと五十時間ぐらい議論をしたいなと思います。 ちょっと岩屋さん、一番この経過を御存じなのでお聞きしたいんですけれども、午前中も、さっきも丸投げ法案という言い方ありましたけれど、というか、そういう言い方がどうなのかというのはあるんですけれど、プログラム法とか基本法とは違うなと私は……
○大門実紀史君 大門です。 この間の世論調査ですね、国民多数が反対ということと、マスコミの社説も全てが批判的論調と。そんな下で何としても通したいということで今日も行われているわけですけれども、議員立法でこんな異常な強行ぶりというのは見たことありません。これだけ世論が反対なのに、国会はどうしたのかなと、特に参議院はどうなったのかなと本当に思いながら、今日も質問をするということになるかと思いますけれども。やっぱり、もっともっと国民の声を真摯に、先ほどもありましたけれど、ちゃんと受け止めて立ち止まるべきではないかと思いますけれども、質問に入ります。 今は、特定の企業とか特定の業界から献金を受けた……
○大門実紀史君 先日、我が党の小池晃議員が取り上げました白紙領収書の問題で質問いたします。
この問題はマスコミでも大きく取り上げられて、なぜ大臣や国会議員だけが白紙の領収書を使っていいのかと怒りの声が広がっております。
国税庁に聞きますけれども、まあ大臣がやっているくらいですから、何ですか、これからは中小企業の社長さんとかサラリーマンはどんどん白紙の領収書をもらって自分で記入してもいいということになるんですか。
【次の発言】 ですから、白紙の領収書のやり取りなど世間では通用しないということであります。
先日の質疑では、各大臣から言い訳と開き直りの答弁が続きました。しかし、そもそも国会議員……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。
まず、森友問題に関連して質問いたします。
先日、安倍総理の昭恵夫人付きの政府職員から二〇一五年十一月十七日に籠池氏宛てに送られたファクスの内容が明らかにされました。
籠池氏の要望に対し答えた形のファクスでございますけれども、総理はこのファクスの内容について、結果的にゼロ回答なんだから何の便宜も図ったことにならないというふうに答弁されておりますけれど、その認識は今も変わらないでしょうか。
【次の発言】 実は、昭恵夫人付きの政府職員から籠池氏宛てに送られたファクスというのは、元々森友学園側から送られてきた手紙での要望に答えたものであるとい……
○大門実紀史君 大門でございます。 国土交通委員会で質問させていただくのはもう十数年ぶりになりますけど、よろしくお願いしたいというふうに思います。 この間、地方経済の問題で調査などをやりますと、港のある特に西日本とか日本海側では大型クルーズ船が話題になります。いろいろ問題点もありますけれど、全体として誘致への期待の声は多く聞かれますし、私も舞鶴の地域振興問題関わらせていただいていますが、クルーズ船には期待の声があることは事実であります。ですから、本当に地域経済に貢献して、安全の確保、物流との整合性、あるいは地域住民の納得も得られる形ならば、大型クルーズ船の寄港を増やすということは地域の要望……
○大門実紀史君 大門です。予算委員会の関係で質問の順番を御配慮いただいて、ありがとうございます。与党の皆さんにお礼を申し上げたいと思います。 今日は私も森友をやりたいところですけれども、明日の予算委員会で準備をしておりますので、今日は昨日の本会議に続いて日米経済関係についてお聞きしたいと思います。 一言申し上げれば、森友、森友がずっと続いておりますけれど、本来やらなければいけない大事な議論いっぱいあるわけでありまして、その点からも早くこの問題をクリアにしていく必要があると思いますので、証人喚問、参考人招致、あと大塚さんからもあったこの委員会でも資料の提供とか、きちっと対応して、本来の議論が……
○大門実紀史君 まず法案関係の質問をいたします。佐川さん、少し休んでいてもらって結構でございます。 先日の本会議でも申し上げたんですけれど、日本経済の大きな構造的問題の一つとして、巨額に積み上がった企業の内部留保の問題があると。これは、自民党の中でも、あるいは民主党のときからそうですけど、その内部留保に課税をするというような議論もあるぐらい、もう共通の問題になってきておりますし、安倍内閣になってからも、内部留保をどう国民の方に回すかという議論が政府挙げてされてきているところでございます。 その中での今回の税制改正の問題なんですけれども、私が本会議で安倍総理に、そうはいっても安倍内閣の四年間……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、火災保険や車両保険などの損害保険の代理店の問題を取り上げたいというふうに思います。特に地域で頑張る中小代理店の問題でありますけれども、損保の代理店には自動車ディーラーとか整備工場関連の自動車関連の代理店があったり、あるいは大手の関連の企業代理店とか、あるいは金融機関系の代理店もあるわけなんですけれども、地域で一番大きな役割を果たしていると言われているのが専業の中小の代理店でございます。 お手元に資料を配らせていただきましたが、例えば、去年の十二月二十二日に新潟県の糸魚川で大きな火災がありました。これは保険毎日新聞という新聞なんですけれど、何が書いてあるか……
○大門実紀史君 昨日に続いて、国犯法と通則法の問題を取り上げますけど、その前に、この間の確定申告の相談会場のことでちょっと声が届いておりますので確認をしておきたいんですけれども。 資料の二枚目に、全国で確定申告が行われて、その相談会場の数のことなんですけれども、全体で税務署が五百二十四か所あって、平成二十五年の段階では、税務署も含めて、ほとんど税務署なんですけれども、確定申告の相談を受ける会場が四百九十六あったのが、四百八十に減っているということでありますけれども、ただ、よく見てみると、減っているのは地方のというか、都道府県全部減っているわけじゃなくて、東京と大阪が極端に減っているわけです。……
○大門実紀史君 大門です。 大事な税法の議論のときですので、森友問題はあしたの決算委員会で総理にまた少し伺いたいと思っているんですが、ただ、我が党も要求してきた内容が先ほど佐川さんの説明で文書も配られましたので、一つ二つだけ確認をしておきたいというふうに思います。 後半の方ですね、九月四日の話なんですけれども、問い合わせた内容がほとんどそれに答えない内容でありますけど、書かれているのが、九月初旬に大阪航空局とともに関係業者と工事内容について打合せを行っていた記憶はあるということなんですが、そもそも、今手元に持っておりますけど、この九月四日の会合そのものがちょっと不思議なんですよね。籠池さん……
○大門実紀史君 大門です。 森友問題はまた材料が出てきたときにやりたいと思います。松川さんもめげないで頑張っていただきたいと思いますけれども。 おととい、二十八日に決算委員会で森友とともに取り上げたのが銀行のカードローンなんですけれども、ほとんどゼロに近い金利で調達した資金を生活費が足りないようなワーキングプア層に一四%もの金利で貸しているという問題でありましたけれども、今日はその銀行の問題を課税の面から取り上げたいと思いますが。 まず、その税の話の前にカードローンの話で、大塚副大臣がそこにいらっしゃいますので、副大臣は元銀行マンで金融詳しくて、そして、あの二〇〇六年の貸金業法改正のとき……
○大門実紀史君 大門です。 私の方はちょっと生臭い問題を取り上げさせていただきますけれども、お年寄りを食い物にしてきた悪徳商法の問題です。 これ税の問題、国税庁も絡みますのでこの委員会で取り上げたいと思いますけれども、消費者庁は、先月の十六日に、お年寄りを対象にペーパー商法、後で説明いたしますが、ペーパー商法、マルチ商法を続けてきたジャパンライフという企業に業務停止命令を出しまして、昨年の十二月に続いて二回目の業務停止処分でございます。 この問題は、いつ表面化といいますか爆発するか分からないんですけれども、規模からいって、潜在的な契約額、噴き出せば被害額となるわけですけれども、それが数百……
○大門実紀史君 IDA法案については賛成でございますし、今も平木さんから大事な質問がございましたので、もうそれ以上ありませんので、とにかく途上国支援ですね、国際貢献で頑張っていっていただきたいというふうに思います。 その国際貢献の関連ということで、今日はちょっとJBICに関係した、国際協力銀行に関係したことについて二つほど質問させていただきます。 資料をお配りしておりますけれども、JBICの資金調達の実績ということで、資金調達残高の推移を示したものでございます。一番上の外為特会からの借入金が三・七兆から六・五兆に急速に増えているのが分かるというふうに思います。御案内のとおり、外為特会は外国……
○大門実紀史君 今日は銀行のカードローン問題を取り上げさせていただきます。 先月の三月の二十八日に決算委員会で銀行カードローン問題を取り上げまして、要するに、これだけ貧困が広がる中で、銀行のカードローン、借りる理由で一番多いのは生活費が足りなくて借りるということでありまして、そんな人たちに大銀行が一四%もの高金利で貸し付けると、生活費が足りなくて借りるわけですから、返せなくなって、ほかから借りて返すの繰り返しになって、多重債務になって、やがて自己破産になるということで、この間自己破産が増えているというようなことで社会問題になってきている話でありますけれども。 決算委員会では、麻生大臣、安倍……
○大門実紀史君 大門です。 今回の改正案は、高速取引への規制強化、あるいは上場会社の情報開示など、顧客保護に必要な措置が入っているということで、賛成したかったんですけれども、一点、取引所グループの業務範囲の柔軟化、拡大化のところが、これが後々どう影響するのかという点にどうも懸念が払拭できないということでございます。 なぜかといいますと、そもそもこれは、いわゆる金融ビッグバン以来、取引所集中義務を撤廃して取引所外の取引を拡大してきた方向を促進することにつながるんではないかという懸念があるわけでありまして、取引所外取引というのは、今日もちょっとありましたけれども、情報格差、不公正取引を拡大して……
○大門実紀史君 大門です。 三月の二十二日のこの委員会で損保の代理店の問題を取り上げさせていただきました。地域に密着して災害時なども社会的セーフティーネットとして頑張っている中小の損保代理店が、損保会社が一方的に決める手数料ポイント制度によって手数料収入が減額されて苦境に陥っているという問題でありました。 まず実情を把握してほしいということで質問をいたしまして、それに対し遠藤監督局長は、中小の損害保険代理店は地域に密着した大変重要な存在だということで実態を把握したいと、麻生大臣も、中小の皆さん頑張っている、ヒアリング等々丁寧にしていきたいという誠実な御答弁をいただいたわけであります。その答……
○大門実紀史君 大門です。 今回の銀行法改正案については賛成でございます。附帯決議も賛成したいところなんですけれども、微妙なニュアンスで気になる点がありますので、反対ではありませんけど、賛成保留ということであしからず御了解いただきたいと思いますが。 このフィンテックというのは、今年一月、長峯さんと一緒にアメリカに行って、メガバンクの要望も聞いてきたところでございます。何よりも大事なのは、このフィンテック企業の電子決済が急拡大しているところで、今回の改正が利用者保護、個人情報保護、また金融機関のリスクを低下させるということにつながることが期待されることであります。 附帯決議との関係で若干ち……
○大門実紀史君 大門です。 今日も損保代理店の問題を取り上げさせていただきます。この間、今日で三回目ですけれども、大臣、金融庁が前向きな対応をしていただいて感謝を申し上げておきたいというふうに思います。 今日は、大手損保による、地域で頑張る中小代理店いじめといいますか、一番高圧的にやっている問題の典型であります乗り合い拒否という問題を、もう長年の問題になってきていましたが、取り上げたいと思います。 改めて申し上げますと、複数の損保会社の商品を取り上げる、複数扱う代理店のことを乗り合い代理店と言います。特定の一つの損保会社の商品だけを扱うのを専属代理店と言うわけですけれども、専属代理店でス……
○大門実紀史君 大門です。今国会最後の質問だろうと思いますので、金融行政の在り方全体、基本的なことについて質問をしたいと思います。 この国会、財務省は本当にみっともない姿をさらしたわけですけど、金融庁は本当に頑張っていただいたなというふうに思っております。銀行のカードローンの問題でも、過剰貸付け改善の方向にアンケート調査もしていただいているということであります。ただ、まだまだサラ金と同じようなことをやっているメガも地銀もありますので、引き続き指導をお願いしたいと思いますし、損害保険の問題も、業界全体の在り方に関わりますけど、ヒアリング開始していただいているということで、いずれにせよ対応を迅速……
○大門実紀史君 大門です。 先ほど民進党の矢田わか子さんからありましたが、私もジャパンライフの問題取り上げたいと思います。 消費者庁は、先月の十六日に、お年寄りを主な対象にした預託商法、マルチ商法の、続けてきたジャパンライフ社に対して、九か月の業務停止命令ということで、前と合わせて一年間の業務停止命令を出したということでございます。 ジャパンライフというのは、少なくとも数百億以上の契約金額、一つの推定によっては一千億を超えるんじゃないかという契約金額でありますので、潜在的な被害額、どこで爆発するか分かりませんが、破綻するか分かりませんが、相当大きな問題でなっているということで、それに対し……
○大門実紀史君 大門です。 この法案については、かねてから消費者団体の皆さんの御要望としてお聞きしてまいりましたし、重要な改正でございます。既に各議員からしっかりした質問がありましたので、もう重複する質問はやめて、これが早く施行されて悪質な業者の差押えが機敏に行われるようにお願いしたいというふうに思いますけれども、今日は、本当にもう今すぐにでも差押えをしてほしい企業のことについて取り上げたいというふうに思います。ジャパンライフでございます。 先月、この委員会で取り上げましたけれども、先ほど熊野さんからあったとおり、お年寄りをターゲットにした預託取引なんですけれども、これは三月十六日に消費者……
○大門実紀史君 大門でございます。 しばらく前に財政金融委員会で日本銀行に行きまして、黒田さんともお会いしていろんなお話をさせていただきまして、あれでお別れかと思っていたんですけど、またお会いすることになって、これからまた何度も議論するようになるのかなというように思いますけれど。 さんざんこの異次元金融緩和、議論してきましたけれど、今日は財金委員会ではありませんので、総裁候補としての所信ですので、余りテクニカルといいますか財金的なことよりも、基本的なお考えをちょっと改めて伺いたいなというふうに思います。 一番大事な点だと思うんですけど、日本銀行の独立性の問題です。もっと平たく言えば、政治……
○大門実紀史君 大門でございます。 本当に、若田部先生にお会いできてうれしいなと思っております。まさか若田部先生が日銀副総裁に出てこられようとは本当に思っておりませんでして、リフレ派としても、何といいますか、かなり刺激的といいますか過激といいますか、よくそういう方が出てこられたなというふうに思っております。 立場は全然違いますけれど、先生のレポートとか御本は結構、反面教師といいますか、違う立場で読ませていただいてきたんですけど、本当に驚きなんですけど、もしお聞かせいただければ、どういう経過で、どういうどこからの要請があってこうやって出てこられたのか、ちょっと教えてもらえないかと思います。
○大門実紀史君 私も、十分だけですけれども、森友問題を取り上げます。 佐川さんのことでありますけれども、もちろん全体、彼の責任が重いのは想像できるところでありますけれど、ただ、全て佐川さんの責任なのかと。この間、何かもう悪いのは全て佐川、理財局、そして財務省と、政治とか与党は関係ないと、ましてや総理夫妻は何の関係もないというようなことで、何というか、非常に嫌な議論が、予算委員会もずっと座っておりますけど、されているような気がいたします。政治家とか与党議員が役人に全て責任があるということだけでいいのかなと。仮に役人が起こした不祥事でも政治家にも責任があると、与党にもあるというのがしばらく前の自……
○大門実紀史君 大門でございます。 私は、今日、税法について質問と思っていたんですけれども、ちょっと少しだけ、今の議論を聞いていて森友問題触れさせてもらいたいと思います。 太田局長、だんだん当初に比べて対応が丁寧になってきたといいますか、いろいろ調べましょうというふうになってきていいなと思っているんですけれども、辰巳議員というのはもううちのホープでございまして、超優秀な議員でございます。その辰巳議員がこの一年ごみのことばっかり調べているんですね。ごみの質問ばっかりしているんですね。なぜかというと、この問題の疑惑の一番の中心がこの土地の値引きだからなんですね。 自民党議員の皆さんの話をこの……
○大門実紀史君 大門です。 この一年、地域の損保代理店の問題を何度も取り上げさせていただいてまいりまして、要するに、全国、地域で頑張っている損保会社の中小の代理店が、災害時には一番地域のニーズをつかんで被災者支援のために一番頑張ってくれてきた、そういう代理店が大手損保会社の下で大変な目に遭っているという問題を取り上げてきてまいりました。 一つは、ポイント制という仕組みを使って手数料収入を、代理店の収入を減らしていくというようなこととか、あるいは乗り合い拒否といってほかの損保会社の商品を扱うことをさせないということ、妨害をするということとか、いろいろ問題があったんですけれども、その問題を取り……
○大門実紀史君 総理に伺います。 昨日の証人喚問、佐川さんのですね、肝腎なことは何にも答えないひどい中身でございましたけど、総理としてはコメントを差し控えるということでございますが、ただ、丸川珠代さんの質問というのは、またあれ逆効果じゃなかったかなと思うんですよね。何が、何が逆に政治家の関与とか、そういうものがないということが証明されたどころか、かえって深まったんじゃないかというふうに思うわけです。だから、逆に本当に更に火に油を注ぐような結果になっているんではないかと思うんですけれども。 佐川さんが、政治家等の関与がないと。私は改ざんについてまで政治家などが指示するということは余り考えられ……
○大門実紀史君 私の方は税法についてだけ質問をいたします。 昨日も所得税法等改正案が本院で採決されましたけれども、今後のこともありますので、一点だけ、税の所得控除のそもそも論について確認をしておきたいというふうに思います。 今回の改正、非常に大きなところに踏み出したんではないかなと、原理原則的にはですね、思っておりまして、給与所得控除から基礎控除にシフトしたという話なんですけれども、つまり給与所得控除を十万円引き下げて、基礎控除を十万円引き上げたと。もちろん、この点で減税になる人もおられるんですが、ただ、方法論としてこういうやり方に踏み込んでいいのかというふうに思うわけであります。給与所得……
○大門実紀史君 大門でございます。 質問に入る前に、先ほどございましたけれども、古賀先生、大変優しい方で、私も優しい方なんですけど、ちょっとこれだけは、実は始まる前の理事会で厳しい意見があって、委員長からも、文書課長を通じて大臣にきちっとお伝えするようにという委員長からも厳しい指摘があったんです、昨日の麻生大臣の発言についてはですね。先ほど伺っていて、TPP11大事なのにマスコミの扱いが小さかったと、私たちはまたちょっと立場違いますけど、そのお気持ちは分からなくはないんですけれど。 問題は、森友と比べられた、森友改ざん問題と比べて言及されたところが、これだけ大問題になっている、しかもその当……
○大門実紀史君 大門です。 今日は法案の審議をと思っていたんですけれども、に集中しようと思ったんですけれども、昨夜のNHKニュース、そして続いての「クローズアップ現代」で両方、地検特捜部の情報あるいは関係する、大変信憑性の高い番組でありました、ニュースでありました。特に「クローズアップ現代」の方は、近畿財務局で自ら命を絶たれた、Aさんとしておきますけれども、Aさんの話が詳しく新しい事実も含めて報道されました。 この前もこの委員会で申し上げたことありますけれども、Aさんというのは、近畿財務局の金融課におられたときに、この委員会で私が取り上げてきた損保代理店の、地域の中小代理店の問題あるいは損……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史と申します。 私、国会で国際連帯税の超党派の議員連盟があるんですけれども、自民党の林芳正さんが最初会長とかやられて、もう十年以上やっているんですけれども、自民党、公明党、民進党、共産党、超党派でやってきているんですけれども、今回の旅客税によって私たちが検討してきた国際連帯税が非常に難しくなってきたと、ダブルで課税なんてことできませんので。そういう点で、具体的に言うと航空連帯税というのをこの間検討してきたわけでありますけれども、そういう収入を世界の貧困対策、飢餓、感染症対策、子供の命を救うというところに使おうということでやってきたんですけれども、今回かなり……
○大門実紀史君 大門です。 久しぶりの日銀報告質疑でございます。よろしくお願いします。 今日の議論をずっと今まで聞いていてやっぱり思うのは、この際、やっぱり二%のこの物価目標というのをもうやめたらどうかと思うんですよね。五年もやって駄目なんだからもう十分、もう十分だと思うんですよね。かえってこの目標があるために自分で自分の首を絞めているというか、日銀がですね、身動き取れない状況に陥って、いつまでも出口といいますか正常化のところに踏み出せないと。二%というのをやめちゃえば、いろいろもっと楽に、いろいろ考えられるんじゃないかと。もっと楽になったらどうかと思うんですよね。こういう議論ばっかり何年……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、大臣には通告をしておりません。別に大臣の個人的なことではなくて、まあそれもあるんですけれども、消費者担当大臣が一体何なのかということをこの間また考えさせられたわけでありまして、最初、私、ずっとこの委員会といいますか、消費者庁をつくる前から関わらせていただいておりますけれども、最初、福田首相の英断があって消費者庁をつくろうということになって、最初の大臣は、福田内閣のときは岸田さんだったと思うんですね。次は、麻生内閣のときは野田聖子さんで、かなり力を入れて、人がという意味だけじゃないですけど、あったんですけど、その後、民主党政権になったんですね。民主党政権、確……
○大門実紀史君 大門です。 もういろいろ議論ありましたけれど、私、現場の消費者被害、マルチとかジャパンライフ、割と際どい問題やってきまして、実は今回の消費者契約法そのもの、改正そのものは、何といいますか、正直言って冷ややかに見ていたんです、これで何が解決できるのかなというふうにですね。例えばジャパンライフ問題なんかは、衆議院で若干議論がありましたけど、ほとんどこれでは救えません。救えません。 そういう点で、何といいますか、現場的に考えると、何か議論の仕方が、非常にいろんな複雑な議論がありましたけど、最初からちょっとボタンの掛け違えといいますか、議論の仕方が消費者契約法というのは何なのかとい……
○大門実紀史君 まず、修正案の第五号について、衆議院の修正提案者に質問をいたします。 配付していただいていますが、その資料の二枚目に今回の衆議院での修正を文書にしてあります。ゴシックの五号、六号の部分が修正で追加されたということで、この五号の中の著しくという言葉が議論になってきたわけであります。つまり、これが対象を狭くするんじゃないかということが消費者団体等、弁護士さんからも懸念が出されてきて、これを削除してもらいたい、あるいはもう五号そのもの要らないんじゃないかという意見まであったわけであります。 五月三十日のこの委員会で公明党の熊野さんが、この著しくが過度に厳格に解釈されないで広く取れ……
○大門実紀史君 大門でございます。 二年前もTPPの特別委員会に参加をさせていただきました。あのときやり残した質問がまだ残っておりますので出てまいりましたけれども、澁谷さんもお久しぶりでございます。 先ほど、舟山さんとの議論もありましたけど、政府は、茂木大臣もそうなんですけど、TPPの意義について繰り返し、自由で公正な貿易ルール云々と、各国の地域経済や国民に繁栄をもたらすということを繰り返し述べてこられました。 ちょっと最初ですので、そもそも論を聞きたいんですけれども、あと、自由貿易に反対するものを保護主義というふうなレッテルも貼ってこられたわけですけれども、何かあたかも遅れた考え方のよ……
○大門実紀史君 大門です。 もうずっとありましたけれども、やはりこれだけの大災害、特に国交省が手を打つべき土砂災害が起きて、今この瞬間も大変な事態が続いているときに、やっぱりこんなときに、土砂災害、直接担当されている国交大臣がカジノ、賭博の審議などしていていいのかということは、本当にずっと聞いていても思います。委員会開催を強行した与党の見識も問わなければならないんですけれども、同時に石井大臣そのものの姿勢もやっぱり問われていると思いますよ。被災地の人たちが今どういうふうに見ているのか、どういうふうに思われるのかと、後から知ってでもですね。 委員会開催は確かに国会が決めることではありますけれ……
○大門実紀史君 大門です。
本当に、石井大臣、被災地優先にしてほしいと思うんですけれど、私は三十五分質問時間があるんですけれど、別に大臣いらっしゃらなくても中川さんとやれますので、この間だけでも国交省と連絡取り合ったらいかがですか。
【次の発言】 いらっしゃるわけですね。
まず、今日の、先ほどもありましたが、発売の週刊文春なんですけど、我が党は、余り週刊誌情報で質問するということはまずないんですけれど、ただ、今朝の話ということと、この法案の審議にも関わることでございますので、どうしてもお聞きしておきたいということで西村さんに来ていただきました。これは、過ぎたこととか、これから気を付けてくだ……
○大門実紀史君 まず、佐々木先生に伺います。 佐々木先生、先ほど依存症対策が海外では進んでいるというお話がありました。依存症対策というのは私二つあると思っておりまして、一つは、まず依存症を出さない、つくらない対策ですよね。二つ目は、やっぱり依存症になった後の対策だと思うんですけれども、先生がおっしゃったのは、その二つ目のなった後の対策が進んでいるという話ではないかと思うんですけれど、そもそも依存症を出さない対策なんですが、これはもうカジノをつくらないのが一番いいんですけれども、つくるための今回の法案で、つくっても依存症を出さない、つくらないという点はどういうふうに担保されているとお考えか、お……
○大門実紀史君 大門です。 今、白さんからもありましたとおり、今回のこのカジノは、依存症や暴力団、様々な心配、懸念が指摘されているわけでありますけれども、だから今まで賭博は禁じられてきたわけですね。だから、今まで民営賭博は刑法で禁じられてきたわけであります。 それがなぜ急に合法化されるのかと、これが最大の今回の法案の問題点でありまして、前回も、前回は入口しか入っていませんけど、この違法性の阻却ですね、なぜできるのかということを議論しようと思って、判例もコメンタールも、競馬法からパチンコ、風営法まで引用した膨大な資料を用意させてもらって、これだけで十時間ぐらいは議論したいなと思っていて、前回……
○大門実紀史君 今日はカジノの問題を中心に取り上げたいと思いますが、その前に、森友問題、事件に関して一点だけただしておきたいというふうに思います。 先ほど福山議員からも質問していただきましたけれども、六月の十八日の決算委員会で我が党の辰巳孝太郎議員が、独自入手した国交省大阪航空局作成の二つの文書を取り上げました。 一つは、安倍昭恵さん付けだった谷さんが、森友学園に有利になるように賃料の引下げができないかと事実上要請したというやり取りです。また、その中にはわざわざ注意書きで、総理夫人は瑞穂の国記念小学院の名誉校長だともわざわざ書かれております。 もう一つの文書は、近畿財務局と理財局のやり取……
○大門実紀史君 大門です。 私、消費税について質問をしようと思うんですけれど、森友事件というのは国民の皆さんの間ではまだ終わっていないと、悶々とまだ分からないこといっぱいあるということが世論調査でも六割、七割出てくるわけですから、いつまでも出せるものも出せないということじゃなくて、出すものは出してはっきりさせるということをやらないと、これはみんな忘れてくれるだろうとかいずれ終わるだろうという問題ではないということは厳しく指摘しておきたいというふうに思います。 消費税の問題なんですけれども、本題に入る前に、本題というのはちょっと経済論で質問したいんですけれど、その前に、先ほど一点、星野さんの……
○大門実紀史君 日銀質疑の前に、一点だけ金融庁に質問をさせていただきます。 この一年半、損保代理店が大手損保から一方的にひどい扱いを受けている問題を繰り返し取り上げてきました。まさに優越的地位の濫用ということで好き放題に、地域で頑張っている損保代理店をいろんな点で苦しめてきた問題でありますが、手数料を一方的に減らすとか他社の損保商品を扱うなという乗り合い拒否の問題を取り上げてきました。 これは麻生金融担当大臣の御指示の下で、遠藤監督局長、今長官ですね、また今の横尾課長、補佐の中里さん含めて大変尽力していただいて、いろいろ改善が進んでおります。 先日も超党派の院内集会が開かれております。ニ……
○大門実紀史君 大門です。 食品表示法はもちろん必要な措置でございますので当然賛成でございますし、用意した質問はもう既にほかの方々がやられましたし、申し上げたいことは、後で提案される附帯決議も含めて、効果的な運用と今後の課題への対応をお願いしておきたいというふうに思います。 あわせて、食品関係でいえば、先ほども少しありましたが、超党派の議員で今準備が進んでいます食品ロス削減の推進法案、これ、公明党の竹谷とし子さんを中心に頑張ってこられて、市民団体からも強い要望になっております。これ基本法でありますので、早くこれを通して具体的な施策に入るということが何より市民団体の方からも強く要望出ておりま……
○大門実紀史君 本当にもう外もだんだん暗くなってまいりまして、本当に皆さん大変お疲れだと思いますけれど、ちょっと小難しい経済の高度な議論をさせていただきたいというふうに思います。 まず、今の経済情勢どう見るかということですけど、もう一々中身は触れませんが、この間の景気動向指数、月例経済報告、日銀短観、どれを取っても景気が悪い方向に動いているということを示しております。特に、消費の低迷だけではなくて中国経済の減速、つまり輸出と生産を直撃しているということで、外需に依存してきた日本経済の脆弱さが露呈している形になっているわけです。 その点でいいますと、安倍総理は予定どおり増税すると昨年言われた……
○大門実紀史君 大門です。 まず、経済の今の認識について少しだけ伺いたいと思います。 先日の本会議でも安倍総理に質問いたしましたし、今日大塚さんからもありましたので、ダブらないようにお聞きいたしますけれど、要するに、いろんな数字を政府は挙げてこられておりますけれども、それでも国民の七割以上が景気回復を実感していないのはなぜかということで、それでまた改めて数字を言われてもまた同じことの繰り返しになるんですけど、そういう数字があるけどなぜ実感がないのかということなんですが、いろいろ本会議では指摘をさせていただきましたが、総理からかみ合った答弁はなかったわけでございます。 加えて申し上げたいの……
○大門実紀史君 大門でございます。 税制の質問をいたしますが、先ほどちょっと気になるやり取りがありましたので確認させていただきますが、ヨーロッパの付加価値税が高いことの理由、背景として、麻生大臣が高福祉高負担だからというふうなことをおっしゃいましたけれど、これは少し違うんじゃないかなというふうに思いますので、確認しておきたいと思いますが。 ちょうど、もうお忘れかと思いますが、二〇〇九年の、たまたまちょっと今手元に資料があったので、三月二十六日のこの財政金融委員会のこの所得税法等の税法の審議のときに、必ず最後に総理が出てきていただいて、今回もやる予定ですけれど、そのときは麻生内閣で、麻生総理……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、消費税増税するならお金持ちから税金を取るべきだという質問で、証券税制について取り上げますが、既に議論もあったかも分かりませんが、ダブっていたら御勘弁をいただきたいと思います。 この証券税制については、もう何度も何度も取り上げてまいりました。今日は少しざっくばらんに、大きな流れで質問したいというふうに思うわけですけれども。 まず、資料をお配りいたしましたが、これは所得税負担率のよくいろんなところで使われているグラフで、先ほども中山先生も配付されたやつをちょっと大ざっぱにしたものでございます。 これは、国税庁の申告所得に関するデータを使用して負担率を計算……
○大門実紀史君 大門です。 先ほど格差是正の話がございまして、一言だけ。私も藤巻さん好きですけど、やっぱり私と藤巻さんの間そのものに所得格差があると、それが捉え方の違いではないのかなと、仕方がないのかなと思って聞いておりまして、まあ階級闘争でございます。 今日は委嘱審査ですので、金融行政についてちょっと触れさせていただきたいと思いますが、昨年、損保代理店の問題を何回も取り上げまして、麻生大臣の御指示がありまして、金融庁の努力も大変な努力してもらって、自民党の西田先生にも御協力いただいたり、大塚先生にも協力してもらって、他党の皆さんの御支援、御協力もあって、一定、この損保代理店が置かれている……
○大門実紀史君 会派を代表して、反対の討論を行います。 反対の最大の理由は、消費税の増税を前提にしていることです。 消費税は、低所得者ほど負担の重い逆進性のある税金であり、所得の再分配を意図する社会保障の財源として最もふさわしくありません。元々、消費税は、直間比率の見直しという新自由主義的な税制改革の目玉として、八〇年代に財界を中心に打ち出されたものでした。しかし、直間比率の見直しだけでは国民の理解を得ることができず、途中から社会保障のためと言い換えて、増税への抵抗を和らげようとしてきたにすぎません。実際、この三十年間を見ると、消費税の増収分が法人税や所得税の減収の穴埋めに使われ、直間比率……
○大門実紀史君 大門です。 関税法、また、後の世銀の関係については必要な改正だというふうに思っておりまして、賛成でございます。既に同僚議員からもいろいろ指摘があったところをしっかり対応していただきたいと思います。 ダブって質問しても仕方ありませんので、今日は税法に関連して確認しておきたい二つのことを、二つに質疑も分かれますが、聞いていきたいと思います。 一つは、所得税法第五十六条のことでございまして、もう長いこと取り上げてまいりました。財務省ともいろいろ相談をしながら進めてきているところではあります。現時点での到達点とこれからの方向をこの時点で一旦お聞きしておきたいということでございます……
○大門実紀史君 大門です。 既に今日も議論ございましたけれど、今話題のMMT、現代貨幣理論について、日銀の政策にも関係いたしますので質問したいというふうに思います。 今資料を配っていただいておりますが、既にいろんな方に使ってもらっていますけど、一枚目が朝日新聞の資料でございまして、MMTとは何かということが左上に書いてございますが、朝日は金融理論になっていますが、貨幣理論の方が的確ではないかなとちょっと若干思いますけれども、要するにどういう主張かと申し上げますと、政府は通貨発行権を持っているから通貨を限度なく発行できる、自国の通貨建ての国債が返済不能になることはない、したがって財政赤字が大……
○大門実紀史君 大門です。 今日は消費税の問題を取り上げたいと思いますけれど、もう既にございましたが、昨日発表された景気動向指数含めて、この間本会議でも申し上げましたが、景気の悪化どう見るか、あるいはこのまま本当に消費税増税をやるのかということなんですけど、まさにもう昨日の数字を見ても、不景気に自ら突き進むようなことになるんではないか、もうやめるべきだというふうに思うわけですが、既にもう議論があって、お聞きしても同じ答弁書を読まれるだけかというふうに思いますので、ちょっと違う角度といいますか、麻生大臣自身の見通しといいますか判断を、答弁書に書いたような話かと思いますが、お聞きしたいというふう……
○大門実紀史君 大門です。 午前中の質疑を踏まえて、通告した質問を省略したり、あるいは補強したり、順番が変わるかもしれませんけれど、御容赦を願いたいと思います。 本法案は、いわゆる平成金融危機に関わる法案でございます。こういう法案を審議するときに、今日もございましたけど、もう過ぎたこととか、事後処理、後処理の対応というふうに考えるんではなくて、改めて、あのときの金融危機が何だったのかと、破綻の原因は何だったのかと、責任の所在はどこにあったのかと、また破綻処理の費用はやはり誰が本当は負担すべきだったのかということも含めて、改めて問い直したり問われ続けなければならないというふうに思います。 ……
○大門実紀史君 大門です。 今日は日本銀行、日銀中心に質問したいと思いますけれど、本題に入る前に一つだけ。財務省の関係で、十七、十八の各新聞に一斉に報道された問題でありますけれど、一点だけ財務大臣に伺いたいと思います。 小規模校の統廃合問題ということでございまして、資料をお配りいたしておりますけれど、財務省は十六日に、全国の小規模校について統廃合による解消を進めるという提言を財政制度審議会に提出をいたしました。普通は、財政審で審議されて、建議になって、予算案とか法改正になったところで国会で質疑、議論がされることなんですけれど、これについてはちょっとおかしいなと思うことがありますので、財務省……
○大門実紀史君 大門です。 今回の改正案は、暗号資産あるいは店頭デリバティブ取引への対応など、必要な措置が盛り込まれているというふうに思っております。これだけだったら賛成をしたいところなんですが、ただ、金融機関グループの業務範囲の拡大と、この点については様々な問題が、大変重要な問題があるのではないかということで、この点に絞って質問もしたいと思いますけれども。 とにかく、今データビジネスが発展しております。フィンテック、キャッシュレスといったこういう技術革新、イノベーションというのは国民の利便性を向上させるというふうに思っておりますし、安倍内閣の成長戦略においてもこのデータ分野の重要性が強く……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、国会の中にあるエレベーターが大変危ないというお話を、質問をさせていただきます。 時間が短いので極めて簡潔に答弁をお願いしたいと思いますが、資料の一枚目に、二〇〇六年六月三日に東京港区でシンドラー社のエレベーター事故が起こりまして、社会問題になりました。扉が開いたままかごが上昇して、当時十六歳の高校生、市川大輔さんが挟まれて死亡いたしました。 この委員会でも私も含めて何人もの議員が取り上げた問題でございまして、事故の原因解明と責任追及を進めるために、市川さん、お母さんと支援する会、赤とんぼの会というのが結成されて、原因解明と責任追及を進めるということを進……
○大門実紀史君 大門です。 この後、いよいよ食品ロス削減法案が提案、採決されるということでございます。ここまで努力してこられた竹谷とし子さん始め与野党議員の皆さんに敬意を表しておきたいというふうに思います。 私が食品ロス問題に関心を持ったのは実は子供食堂のことがきっかけでございまして、食品ロス削減、フードバンク、そして子供食堂とつながるわけでございます。今日は、その子供食堂そのものについて質問したいというふうに思います。 全国で約二千三百か所あるということで、この間急増しておりますけれども、子供の貧困対策、居場所の問題、居場所づくり、あるいは世代間の交流、地域交流というような点で重要な役……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、預託商法、マルチ、悪徳商法について取り上げたいと思いますが、お手元に資料を配ってもらっていますけど、ジャパンライフですけれど、最初にこの委員会でジャパンライフの問題取り上げたのはもう二年前でございますが、警察が家宅捜索に入ったということで、やっと入ったということで、全国紙でもやっとこうやって取り上げられるようになってきておりますけど、もっと早く取り上げてくれていれば被害をより少なく済んだんじゃないかと思っているところでございます。 昨年十二月五日にこの委員会で、ジャパンライフとほとんど同じ仕組みなんですけれど、レンタル電話を使ったWILLという企業の問題……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、強い立場にある大手企業が弱い立場にある中小の取引先に対して一方的に不利益なことを押し付ける、いわゆる優越的地位の濫用の問題を取り上げます。 この二年ほど、この委員会で、大手損保会社の中小代理店に対する一方的なやり方を取り上げてまいりました。また、この間でいいますと、セブンイレブンとかファミリーマートなどコンビニの本部が店舗のオーナーに対して、お弁当の見切り販売、値引き販売を制限するとか二十四時間営業をもうしんどいのにやれと押し付けるとか、そういう問題がいろいろ話題になってまいりまして、我が党の辰巳孝太郎議員が繰り返し国会でも取り上げてまいりました。そうい……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、金融政策のマクロ的な意味について取り上げたいと思っておりますけれど、その前に、日銀の物価目標二%についての議論がありました。これは何度も何度もこの委員会で議論がされて、今日も熊谷さんから、改めてなぜ二%かというような質問ありまして、これについてちょっと取り上げさせてもらいたいと思うんですけれど、ずっと同じ答弁を繰り返されているんで聞いておきたいなと思ったわけでございますが。 要するに、自民党の甘利さんが、税制調査会の会長ですかね、今ね、一日に都内で講演をされまして、報道もされておりますけれども、アベノミクスの物価目標二%の達成は非常に難しいと、物価一%で……
○大門実紀史君 大門です。 本法案は、既に質疑がありましたように、基本的に必要な制度改正でありまして、賛成でございます。ただ、米中貿易戦争が激化する下で、今回のこの改正の背景あるいは関連事項あるいは今後の方向については、経済界やエコノミストの皆さんから懸念の声が上がっているのも事実でございます。 その点中心に今日は質問したいと思いますが、資料をお配りしていただいていますけれども、今回の改正の背景に、欧米、特にアメリカにおける規制強化の動きがあるわけでございますが、その点で、先ほど申し上げた経済界が何を懸念しているのかということを分かりやすく解説したリポートがございましたので、配付をさせてい……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、税の問題について質問をさせていただきます。 消費税については、十月十六日の予算委員会で詳しく議論をさせていただきました。何よりも、景気の悪化が懸念される下で増税していいのかという点を強く指摘させていただきましたけれども、むしろ今は増税どころか減税したらどうかという提案も含めてさせていただいたところでございますが、その後も、増税の後も心配な経済の状況が続いております。 政府も、そういう状況を踏まえて、最終的にまだ分かりませんが、十兆円を超える規模の経済対策を組まなければというふうにおっしゃっておりますが、そんな規模の経済対策組むぐらいならば、増税しなきゃ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。最後の質問でございます。よろしくお願いいたします。 また、今日は最後、私の質問のために、NHKの放映時間に入るようにということで、自民党の皆さんが大幅に質問時間を短縮していただきまして、十分収まりそうな気配でございますが、御配慮にお礼を申し上げておきたいというふうに思います。是非とも、総理も、野党に譲るべきときは譲って、前向きな度量のある答弁をお願いしたいというふうに思います。 私の方は消費税について質問いたしますが、先ほど井上議員からもありましたが、政府として、今回の災害について、従来の支援の枠にとらわれず被災地の救援活動、復旧支援に尽力をして……
○大門実紀史君 大門でございます。 衛藤さん、衛藤大臣ね、頑張ってくださいね。ただ、何か消費者というイメージじゃないですけど、本当に、とにかく頑張ってください。今日は、ジャパンライフ、WILLなどの悪徳商法、この悪徳商法撲滅ならイメージが合っているかなと思うんですけど、頑張ってほしいなと思いますけど。 それで、その前に、そう言えば、今日は内閣府ちょっと来てもらったんだけれども、今話題になっております桜を見る会なんですが、実は三年前にこの問題、この委員会で取り上げておりまして、例のジャパンライフの山口会長が二〇一五年の桜を見る会の招待を受けていた問題を取り上げました。安倍首相の招待状と写真を……
○大門実紀史君 大門です。 法案の審議に入る前に、こういう情勢でございますので、また、こういう日でございますので、ジャパンライフをめぐってまた新しい事実も判明してまいりましたので、この委員会の所管事項でもありますので、まず取り上げたいというふうに思います。 御存じのとおり、ジャパンライフというのは被害者が七千人、被害規模が二千億でございますから、例の豊田商事事件と同じ規模の大事件だということですね。 この委員会でも何度も取り上げてまいりましたが、この間、連日テレビでも何度も放映していただいていますが、桜を見る会にジャパンライフの山口会長が、元会長が招待された招待状、そこに安倍総理の写真が……
○大門実紀史君 大門です。 前回に続いてジャパンライフについて幾つか具体的に聞こうかと思ったんですけれども、今までの答弁を聞いて、事務方の答弁を聞いてちょっと唖然として、個々の問題の確認というよりも、ちょっと基本的な姿勢について聞きたいんですけど。 前回の委員会でもそうですし、野党の合同ヒアリングもそうなんですけれど、私が私の責任で公表した資料のまず存在を確認してもらいたいということを求めて、前回、小林さん、確認しますと。野党合同ヒアリングでも、確認をしますと、確認しますと。ところが、今日の答弁聞いていますと、とにかく今までのことは答弁を差し控えるの一点張りなんですよね、ですよね。 実は……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 今日は新型コロナに関する経済対策に絞って質問をいたします。 まず、消費税減税についてでございますが、総理御自身のお考えを聞いておきたいと思います。 昨年十月一日に消費税が一〇%に引き上げられて今日でちょうど半年になるわけですね。日本経済は、消費税増税に新型コロナという二重の打撃を受けて、深刻な大不況に突入をしております。今必要なことは、もう既に議論もありましたけれど、内需を支えると同時に、今苦しんでおられる中小企業、国民の負担を具体的に軽減することではないかというふうに思います。 この点では、我が党は消費税を緊急に五%に減税するよう求めてま……
○大門実紀史君 大門です。 コロナ危機と経済対策について質問いたします。 西村大臣、いろいろ御対応があるということで先に、通告した順番入れ替えまして西村大臣に集中的にお聞きして、退席を早くしていただくようにしたいというふうに思います。前向きな答弁をしていただければ早く終わりますので、よろしくお願いします。 既にいろんな議論がございましたけれども、最後ですので、できるだけ太い筋で質問したいというふうに思います。 現場の現状ですけど、この土日に訪問できるところはしてまいりまして、飲食関係、観光、ホテル、小規模のゲストハウス含めて旅館関係ですね、あと、政府の施策のいろんな具体的な窓口になって……
○大門実紀史君 大門でございます。 後の討論は行いませんので、本法案に一言態度だけ申し上げておきます。この本法案による剰余金を財源とする補正予算に反対だから反対ということになるわけであります。 主な理由としては、災害対策費等は必要でございますけれども、特に、補正予算に軍事費を計上する問題とか、後で申し上げますが、大企業のMアンドA、あと高級ホテルを造ろうというときの民間都市開発ですかね、そういうものに使われる補正予算のその財源となるというところから反対だということを一言申し上げた上で質問しますが、補正予算だけでなく本予算とも関わるんですけれども、国際協力銀行、JBICの問題を取り上げさせて……
○大門実紀史君 大門です。 まず、私も、新型コロナ対策について幾つかお聞きします。 金融庁は、中小企業事業者への資金繰り支援ということで、幾つか積極策を出されてきております。今日夕方発表される中にも入っていると思いますけれども、三月六日に、麻生大臣、金融担当大臣が談話を発表されまして、民間金融機関との関係なんですけれども、金融庁として、金融機関に柔軟な対応を求めると、そして金融機関が条件変更などに応じるかどうかウオッチングして、それをまた公表するということ。そして、従来は、この円滑化法そのものの仕組みなんですけれど、条件変更しても、その相手先が経営健全化計画を出せば不良債権にはみなしません……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、三月十六日に発表されました日銀の政策について御質問したいと思います。黒田総裁、お疲れのところありがとうございます。 世界的に景気後退、大変な事態でございますので、各国政府、中央銀行が全力で大胆に手を打つということはもう当然のことで、必要に迫られていることでございます。ただ、株価急落に注目が集まっておりますけれども、株価対策というよりも実体経済の危機をどうするかということが一番、最も大事ではないかと思います。大胆かつ、先ほどもありましたきめ細かい政府の経済政策、財政政策が求められております。この点は午後の質疑で取り上げさせていただきますけれども。 金融も……
○大門実紀史君 大門です。 まず、森友問題について質問をいたします。 昨日の今日なんで、もうちょっとじっくり吟味してからと思ったんですけど、昨日の夜の安倍総理のぶら下がりというんですか、あの記者会見を見ていて、率直にひどいなと非常に怒りを感じたわけですね。自死された赤木さんのことを全く人ごとのように、始まりは安倍昭恵さんの関与、関わりがあったことは間違いないわけでありまして、何か、それにもかかわらず、改ざんは全て財務省の責任だと。財務省が、何というんですか、財務省が財務省の判断で財務省のためにやったんだとみたいなですね、麻生大臣の下で今それは直されていくだろうというような、何か全くこう、何……
○大門実紀史君 先ほどから森友の問題がありましたので一つだけ、前回、三月十八日に質問させていただいたこととの関連で一つだけ、麻生大臣にお聞きしておきたいというふうに思います。 私、その十八日のときに、安倍首相がぶら下がりのときに、いかにも全て財務省がやったんだというようなことをやられましたので、余りにもひどいので、財務省に全ての責任を押し付けるのかということで質問したときに、麻生大臣が役人だけに責任を取らせるつもりはありませんということをおっしゃいました。 実は、二年前にも同じような質問して同じような答弁いただいていたので、そのときは余り気に留めないで次の質問へ行ったんですけれど、よく考え……
○大門実紀史君 大門です。 関税についてはもう既に議論がありましたので、今日は、先日に続いて、デジタル企業を含めて多国籍企業への課税問題に絞って質問をいたします。 現在、コロナ問題が大きな経済対策問題になっておりますけれど、リーマン・ショックのときも、金融大手あるいは多国籍企業に巨額の、公的資金の注入も含めて巨額の経済支援が行われたわけであります。財政支出が行われたわけであります。しかし、その一方で、当時も含めて多国籍大企業はちゃんとそれなりの税金をふだんから納めていたのかということもあのリーマンのときにも問題になったわけでありますし、今回、このコロナで、また各国とも、世界各国とも大変な財……
○大門実紀史君 本改正案に反対の討論を行います。 反対する最大の理由は、現下の経済情勢が求める税制改正に逆行するものだからです。 消費税の増税に新型コロナウイルスが重なり、日本は大不況に突入しています。今求められているのは、内需、とりわけ家計と中小企業への支援に思い切って力を集中することです。とりわけ消費税の減税が求められています。 ところが、今回の税制改正案は、家計と中小企業を応援するどころか、巨額の内部留保をため込んでいる大企業に更に補助金を与えるようなとんでもない中身が含まれております。 例えば、オープンイノベーション促進税制です。大企業は、それぞれの経営戦略から、既にベンチャー……
○大門実紀史君 大門です。 この十年ぐらい、世銀グループの増資、出資には賛成をしてまいりまして、今回も衆議院の委員会採決の二日前までは賛成の方向で審査もしていたんですけれど、ただ、今回、IDAだけでなくて、国際金融公社、IFCの増資が入っております。これはこの間なかったものですので、今回入っているということで、ちょっと調べてみたんですよね。 そうすると、大変問題のある世銀グループの一つの単位ではないかというふうに分かってまいりましたので、あらかじめ申し上げておきますと、今回の法案については、そういう懸念を示すということ、警鐘を鳴らして今後を見守りたいという意味で、賛成するわけにはいかないと……
○大門実紀史君 大門です。 日本銀行に質問をいたします。 この七年間、黒田総裁には厳しいことばかり申し上げてまいりまして、一度たりとも評価したことはないんじゃないかと思いますが、今回初めてちょっとだけ見直したといいますか、先ほど大塚さんからあった、資料を配っておりますけれども、日銀の中小企業支援策でございます。 日銀による中小企業、地域金融機関の支援スキームでございまして、なかなか今までにない踏み込んだ、大変現場には喜ばれる支援を打ち出されたというふうに思います。 この資料でいいますと真ん中の段ですね。これ、まだ十分御存じない方いらっしゃると思うので、簡潔に説明をお願いできますか。
○大門実紀史君 私も持続化給付金について質問いたします。 牧原副大臣に来ていただきました。お忙しいところありがとうございます。しばらくでございます。牧原さんとは二〇〇六年の貸金業法改正で一緒に取り組んだ間柄でございまして、本当に誠実な、真面目に頑張っていただいた方で、本当に消費者問題では同志のような関係で頑張ってきた方でございます。本当に、牧原さんのような方が今、中小企業問題含めて担当されていることに大変心強い思いをしているところでございます。 せっかくですから、今新型コロナで中小事業者の方が生きるか死ぬかですので、副大臣として一言、決意をちょっと述べてもらえればと思います。
○大門実紀史君 大門です。 この法案の中心点は、議論があったとおり、特定投資業務でございますけれども、この点についてはもう何度も何度も厳しく問題点を指摘させていただいたところでございます。 要するに、大企業が独自でやれるところまで、今日もありましたけど、呼び水だの成長だのリスクマネーだのいろいろ理由を付けて看板替えて、ちょっと押し付けがましいような融資も含めてやって、何か政策投資銀行は自分で仕事をつくっているような部分も結構あって、そういう点を中心に問題点を指摘してきたわけですけれども、なぜそうなってしまうのかという点で、今日は、個々の中身よりも別の角度で質問をしたいと思います。 そうい……
○大門実紀史君 大門です。 既にいろいろ質問がありましたので、私の方は一問だけ、少し大きな角度での質問をさせていただきます。コロナの経済危機の中でのマネーの動き、これ全体をどう見るかという点に絞ってお聞きしたいというふうに思います。 資料をお配りしているかと思いますが、一枚目に日経新聞の記事を載せておきました。高リスク資産九百六十兆円、十年で倍増、備え不十分ということですが、これはIMFが二十二日に公表した国際金融安定性報告書というのがありますが、その中で、低格付、リスクの高い低格付の資産への投資がこの十年で倍増しているという記事でございます。 この投資家というのは当局の監視が緩いファン……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日一番の有村治子さんの質問は、麻生大臣と同じように、私も大変鋭い質問だというふうに感服をいたしました。今や中国共産党に厳しく物を言うのは有村さんと我が党ぐらいじゃないかというふうに聞いていたところでございます。 その点では、先日本会議で申し上げたように、中国との技術連携を視野に入れたようなスーパーシティ構想は是非自民党の中でも踏みとどまっていただきたいということは一言申し上げておきたいと思います。 さて、今日は、前回、日銀の黒田総裁に、コロナ対策で世界の中央銀行から出ているお金が、緩和マネーが投資ファンドなどを通じてリスク資産に流れていると、そのこと……
○大門実紀史君 大門です。 最先端の技術やイノベーションが今後の金融サービスを変化、変化して対応しなきゃいけないというのは必要なことでありますし、何にも否定するわけではありませんが、この間取り上げさせていただいているように、そういうデジタルの経済とか社会に対して、利用者保護、消費者保護、プライバシー保護、あるいはそういう経済どう考えるかということが深く分析されていないし、いろんなことが整っていないという中でまたこういう法案も出てきたということで、大変危惧を抱いております。 既にありましたので簡潔に質問しますけれども、金融サービス仲介業が、今まで顧客保護の制度でもあった、仕組みでもあった所属……
○大門実紀史君 大門です。 本法案は必要な措置ということで賛成でございますので、一点だけ、地域金融の役割についてお聞きしておきたいと思います。 資料をお配りいたしましたけれども、遠藤金融庁長官のインタビュー記事でございます、東洋経済ですね。コロナ経済危機における金融機関の役割ということで、大変大事なことをおっしゃっております。 右の方の二段目の真ん中辺り以降ですけれども、要するにインタビューですけど、コロナ危機に際して金融がどうあるべきかというときに、再生の見込みのない企業も支えることになりますか、なってしまうんじゃありませんかという問いに対して、遠藤長官は、これは時間軸を見ながら対応す……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 新型肺炎、今日も既に衆参で、我が党、また各党議員から質問がございました。繰り返しの質問はいたしませんが、一点だけ現場の声に基づいてお願いをしておきたいと思います。 手元に厚労省のフロー図を持っておりますが、邦人が帰還したときの検疫体制のフロー図でございます。今のところ遺伝子検査しか確定、判定の方法がないということで、大変そこに時間が掛かると。ところが、なかなか体制が整わないということがあるみたいでございますので、緊急に特に検査体制の強化をしてほしいというのが、現場からたくさんの声が届いておりますので、私の方からも総理にお願いをしておきたいという……
○大門実紀史君 大門です。 新型コロナ対策に関わって、マスクの転売問題について質問をいたします。 資料をお配りしてもらっていますけれど、この間、インターネットでのマスクの高額転売の問題が大きな問題になってまいりまして、資料にございますような規制が、三月十五日から規制が掛かるということになりまして、やっと規制が掛かるということでございます。 この図にあるとおり、規制の内容は非常に分かりやすい単純なものであります。一年以下の懲役又は百万円以下の罰金ということで、転売したらそういうことになるということですね。小売事業者等になっていますが、これは製造事業者も入ると。店舗だけではなくて、先ほど申し……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、地方の交付金の問題とコロナ対策に便乗した闇金融の問題を取り上げたいというふうに思います。 まず、地方創生臨時交付金ですけれども、もう既に何点か質問、議論がありましたので、ダブらないように、通告とはちょっと変わるかも分かりませんが、質問したいというふうに思います。 午前中以降の大臣の御答弁を聞いていて、地方の自由度、地方の自由度というのが大変強調されました。私はこれちょっと変な話だなというふうに感じているんですけれど。 今回の交付金は、主に各自治体が実施する休業要請に応えてくれたお店等への協力金に活用してよいということになっております。既に四十を超える……
○大門実紀史君 大門です。
一回目ということですので、幾つかそもそも論をお聞きしたいというふうに思います。
本会議で我が党の田村智子議員もお聞きいたしましたけど、改めて大臣に聞きます。政府が言うスーパーシティ丸ごと未来都市というのは、どういう都市なのか、どういう社会なのか、説明をお願いします。
【次の発言】 最先端の技術を大いに活用して住民の利便を図ると、これは誰も否定しない話だというふうに思います。
ただ、それはみんなで考えていくべきことであって、政府が何かこういうものが未来社会だと、未来都市だというようなことを何か示すべきような話なのかと。ましてや、一内閣が未来社会について何かこれで……
○大門実紀史君 大門です。お疲れさまでございます。 午前中、片山さつき前大臣が来ておられましたけど、自分だけしゃべってどこかに行ってしまいました。前大臣でこの最初の提案まとめた方ですから、皆さんの議論をしっかり聞いてほしかったんですけれども、ああいう方なのかなと思いますけど。 前回の質疑で、最先端技術を利活用した新しい町づくりというのは誰も否定しないと。便利で快適、多くの方が望んでいるのではないかと思いますけれど、ただし、今回の丸ごと未来都市、この丸ごとの意味なんですね。個人データを丸ごと管理して、丸ごとサービスをやろうということなんですけど、それは前回指摘させていただいたように、今や監視……
○大門実紀史君 大門です。 今回の整備法案は賛成でございますので特に申し上げることはありませんので、今日はスーパーシティの続編をやりたいというふうに思います。たくさん勉強いたしましたので、あれで終わるわけにいかないということでございますが。法案が通って一安心の村上審議官に、申し訳ないが、たくさん聞きたいというふうに思います。 法案が通りましたので、今後は各自治体の住民がどう判断するかということに、自治体と住民がどう判断をするかということになっていくかと思いますが、もちろん、地域によっては、医療サービスとか自動運転だけに限定して余り際どいことをやらないというような自治体ならばスムーズにいくと……
○大門実紀史君 参考人の皆さん、お忙しいところ、ありがとうございます。 参考人の皆さん、全て一歩前進、大きな前進という評価で、一番喜んでいるのは消費者庁じゃないかと私は思いますけれども。確かに、環境整備、濱田参考人言われたように刑事罰という引締め効果、こういう効果はあると思うんですが、ただ、私、国会で、具体的に言えばもう二十件以上、内部告発に基づく質問とか問題取り上げてきて、いろいろ、偽装請負とか保険金不払とかジャパンライフとか企業年金、そうした問題いろいろあるんですけど、二十七人の方の告発によって取り上げさせてもらって、その方々の顔が浮かぶわけですよね。ですから、私の物差しは一つで、そうい……
○大門実紀史君 今回の法案は全会一致ということでございまして、一歩か半歩か別にして、とにかく今までよりは改善されるということで、少なくとも公益通報の環境整備あるいはアナウンスメント効果というのは私もあるというふうに思いますが、ただ、参考人質疑のときにも申し上げたんですけれど、やはり私自身としては、たくさんの内部告発者と一緒にいろんな取組してきたので、そういう方が救われるかどうか、守れるかどうか、守られたかどうかというのがやっぱり物差しになるわけであります。そういう点では、やっぱりそこまで到達していないなというふうに残念ながら思います。 そうはいっても、国会で取り上げるぐらいですから、大企業と……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。 内閣替わりましたけれど、また麻生大臣、よろしくお願いをいたします。 まず、経済、消費税についてでありますが、まず、昨日の衆議院の我が党の清水忠史議員の議論もありましたけれど、改めてお聞きしたいと思いますが、七―九のGDPは四半期ぶりにプラスになったとはいえ、全体見ますとやはり昨年十月の消費税増税後の落ち込みから回復していない、依然日本経済は消費税増税後の落ち込みにコロナが追い打ちを掛けているという状況が続いているんだというふうに思います。 さらに、今コロナの第三波に直面しておりまして、感染も経済も予断を許さないという状況だと思いますので、思い切った……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、日本銀行の独立性に関連して幾つか質問したいというふうに思います。 中央銀行の独立性というのは、歴史的にもいろんな苦い経験を踏まえて、大変重視、世界的にも重視をされているところでございます。 まず、黒田総裁に改めて基本的なお考えを聞いておきたいと思いますが、政府と日銀が経済金融政策において協力し合うということは、これはある意味当然のことでございますけれども、ただ、だからといって、中央銀行が何でも時の政権の意向に忠実に従うと、あるいはそんたくをすると、そういうことが続いてはまたこれは困るわけであります。 基本的な話ですけれども、黒田総裁として、中央銀行の……
○大門実紀史君 大門です。 前回に続いて、地域金融の問題を取り上げたいと思います。 コロナ禍の下で中小企業を支援するという点では、地域金融の役割が大変重要でございます。前回は、日銀報告のときは地銀の問題を取り上げましたけれども、果たすべき役割を取り上げましたが、今日は信用金庫、信用組合、信金、信組について取り上げたいというふうに思います。 信金も、再編、合併、統合を促す対象にはなっておりますけれども、そういう議論の前に、地域金融論として改めて信金、信組の役割を考えるべきではないかと、話はそれからではないかというふうに思います。 信金、信組は、このコロナ禍の中で自らも、自分もリスクを取り……
○大門実紀史君 大門です。
今日は、SDGsとスーパーシティ法との関係について質問いたします。
まず、スーパーシティ法そのものなんですけど、五月に法案が審議されましたが、その後の経過について一つだけ聞いておきたいと思います。
五月の法案審議のときに、個人情報の保護に懸念があるという点と、スーパーシティをつくる上で住民合意の仕組みが不十分だという点を私も含めて野党から質問し、懸念がそこに集中をしたわけですが、その後、この懸念についてどう対応されたか、説明をお願いいたします。
【次の発言】 資料を配付いたしましたけれども、とにかく個人情報の適切な取扱いということが指定基準の中に入ったというこ……
○大門実紀史君 大門です。 コロナ対策、中小企業支援、予算委員会では主に給付金の話がございましたが、ここでは融資の問題について取り上げたいと思います。これから何が起きるかということも含めて取り上げたいというふうに思います。 コロナ対策の特別融資、まさにこれこそ命綱ということで中小企業を助けてきているというふうに思います。資料をお配りしていただいておりますけれども、まず公庫のコロナ対策特別融資、数字的には約十二兆円ということで、大きな金額のコロナ特別融資がされております。 このコロナ対策特別融資というのは、返済を最高五年先でいいですよというのがございます。この資料の一枚目の下の段ですけれど……
○大門実紀史君 大門です。
一月の当委員会、また先日の本会議で取り上げました中小企業の過剰債務問題について、コロナ禍で積み上がった中小企業の過剰債務問題について具体的に今日は質問していきたいと思います。
最初に、麻生大臣に伺います。
三月八日に金融庁は、全銀協の会長などの出席された中小企業の金融円滑化に関する意見交換会を開催されたというふうに報道されております。非公開ということでございますが、お話しいただける範囲で結構ですので、どういう議論がされたか、ちょっと教えてください。
【次の発言】 ありがとうございます。
本会議のときもちょっと数字申し上げましたけど、民間金融機関のコロナ特別融……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、損害保険、損保代理店の問題を短い時間でありますけれど取り上げさせていただきます。 地域で頑張る中小の損保代理店は、麻生大臣にも社会的セーフティーネットということで位置付けていただいて、災害時などには大変地域で大きな役割を果たしていただいている大事な存在でございます。この間、自民党の西田先生からも大変きめ細かい応援をいただいておりまして、京都の人たちが大変喜んでおります。 そういう頑張る代理店に対して、大手損保、特に三大メガと言われる損保ジャパン、三井住友海上、東京海上日動の大手のそうそうたる損保が、一方的な手数料ポイントの押し付けや委託契約書の問題、乗……
○大門実紀史君 大門でございます。お疲れさまでございます。 今日は五十六分いただきましたので、答弁は簡潔じゃなくて、じっくり答弁してもらって結構でございます。 この間、金融課税の問題を取り上げてきましたけれども、所得再分配という観点から金融所得税については繰り返し取り上げてきましたが、今回も見送られたということであります。 金融税制そのものの議論は次回ちょっとまたやりたいんですけれど、その背景にあります投資の促進とか投資優先とか、まあ貯蓄から投資へというのもありましたが、こういう考え方があって金融の税制というのがあると思うんで、その投資促進とか最優先、こういう、まあ最優先といいますかね、……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、金融税制、国際金融都市に向けた税制上の措置について質問いたします。 菅総理は施政方針演説でも国際金融都市の実現を掲げて、与党の税制大綱でも、我が国の国際金融センターとしての地位の確立に向けて、海外から事業者や人材、資金を呼び込むというふうに述べております。 まず、そもそも論ですけれども、資料で、分かりやすいので片山さつきさんのインタビューをお配りしましたが、与党の皆さんが何を考えて、あっ、自民党の皆さんが何を考えておられるのかということがかいま見られるわけですけど、要するに、この片山さつきさんが国際金融センターの問題で非常に具体的なことをおっしゃってお……
○大門実紀史君 大門です。
総理はデジタル戦略を進めようとされておりますけれども、税制でいいますと、グーグルやフェイスブックなど国境を越えて事業展開をする巨大IT企業に課税しようと、課税するといういわゆるデジタル課税がこれは国際的にも課題となっております。
デジタル課税について、総理の御見解をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございます。
せっかくなので総理のそのデジタル戦略に関連してちょっとお聞きしたいんですけど、判こをなくせ、できるだけ紙をなくせというのがありますけれども、総理のお考えになっているデジタル戦略というのは、この世の中全ての書面、紙の契約、こういうものをな……
○大門実紀史君 大門です。 関税定率法改正案は、我が党は賛成でございます。 また、既にもう鋭い議論がありましたので、私の方は急いで対応をお願いしたい問題、金融庁、消費者庁、警察庁に急いで対応をお願いしたい問題を、消費者被害に関わる問題ですが、二つのことをこの時間いただいて取り上げさせていただきます。 一つは、先週の金曜日、総理、菅総理との質疑で取り上げた特商法における契約書面のデジタル化の問題でございます。 資料を、議事録配付させていただきました。要するに、金曜日のこの財政金融委員会の質疑で、私は、何でもデジタル化、紙をなくせばいいというものではないと、消費者保護の観点から紙が歯止めに……
○大門実紀史君 大門です。 最初に、委嘱審査のときに取り上げさせていただきました大手損保による損保代理店に対する優越的地位の濫用、代理店いじめですね、その問題について、そのときに三つ金融庁にお願いしたことがございます。その後の対応を伺いたいと思いますけれども、一つは、この大手損保による代理店いじめといいますか、そういうものは全国で起きている問題でございますので、各地方財務局でそれぞれ地域の中小代理店の声を聞いてあげてほしいというお願いをいたしまして、既に近畿財務局や福岡の事務所などでは対応していただいているところでございますけれども、ほかでも全体で、全国で起きておりますので、どこ行っても、そ……
○大門実紀史君 大門でございます。 黒田総裁への質問は久しぶりでございます。お元気そうで何よりでございます。よろしくお願いしたいと思います。 八年前、最初に黒田総裁が登場されたときは、バズーカ砲ということで大変険しい、殺気立った雰囲気がありましたけど、最近は本当に大変丸くなられて、肩の力が抜けているようなふうに感じて大変いいなと思っておりますので、是非かみ合う議論をお願いしたいと思います。 今日、この委員会は、かなり市場関係者が注目をしているんではないかというふうに思うんですけれども、御存じのとおり、この二、三日、株価が急落をしております。十一日の終値でいえば九百円下がって、昨日の終値で……
○大門実紀史君 法案に関連して、株式市場における個人投資家の保護についてお聞きをいたします。 金融庁は、若者を含めて一般個人の投資を増やそうとされてきました。特にこの間、ネット証券の各社も手数料ゼロを売りに若者を取り込もうということに力を入れております。ネット、スマホを使った二十代、三十代の若者の株投資が急増しております。こういう素人といいますかね、よく分からない人まで呼び込んできているわけですが、今の株式市場は個人の、あるいはもうはっきり言って素人の投資家に向けて公平公正なものになっているかと、むしろそういう個人、素人投資家がプロ集団の食い物にされてはいないかという点が大変懸念されるところ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 私は、ふだん財政金融委員会なんですけれども、スーパーシティ法案などのデジタル問題に関わってきた関係で今回のデジタル関連法案に質問させていただきます。 法案そのものに入る前に、デジタル化関連なんですけれど、内閣府の参考人に確認しておきたいことがございます。 菅政権になって、先ほどもちょっとあったんですけど、書面のデジタル化、紙をなくせ、判こをなくせという大号令が掛かりました。ただ、世の中から紙や判こを全てなくすのかと、なくせるのかということがあるわけでありまして、特に安全、安心、消費者保護に関わるような分野は無理に紙や判こをなくして被害……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 私の方は経済の問題について質問をしたいと思いますけれども、質問に入る前に一言申し上げますけれど、コロナ対策、東日本の復興など議論すべきことが山積しているにもかかわらず、総務省の接待、総理の御長男の問題で時間が取られているわけでございます。一刻も早く全容を解明するために、野党の要求している資料とか参考人の招致、一日も早く実現して、早くこの問題をはっきりさせたいと、させるべきだということを申し上げておきたいというふうに思います。 コロナ禍の下で、特に中小企業は倒産、休業、廃業が相次ぐなど、大変厳しい状況が続いております。この間、各地の商工会議所や中……
○大門実紀史君 大門です。 今日、現場から今大きな反対の声が上がっております特商法、預託法改正における契約書面のデジタル化の問題を取り上げたいと思います。 資料、お配りいただいております一枚目に特商法と預託法の本体の改正がございます。これは私たちも求めてきた現場の声を反映したもので賛成ということで、もっと早くやるべきだったということも含めて賛成でありますが、二枚目の契約書面等の電磁的交付ですが、これが突如盛り込まれまして、今まで書面を交付するという義務があったものを、対面だったものですね、電子化、メールで契約が結べるということが急遽盛り込まれまして、この点に関して、消費者生活相談員協会、各……
○大門実紀史君 大門実紀史です。 前回取り上げました特商法改正、契約書面のデジタル化でございますけれども、その後、お手元に資料配っていますが、財政金融委員会でも取り上げさせていただいて、菅総理、麻生大臣、副総理ですね、の御答弁もいただきましたので、その議事録を参考までに、マスコミでも取り上げられたことでありますので、お配りをしてございます。 また、現場の意見として、全国消費生活相談員協会ですね、現場で一番御苦労されている相談員の皆さんの協会からも、この書面のデジタル化、やめてほしいというような意見書が出ておりますし、最新のデータでいきますと、この特商法などにおける契約書面のデジタル化に反対……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 お疲れさまでございます。また、今日は、どうもお忙しいところ、ありがとうございます。 まず、正木参考人にお聞きをいたします。 一度、経団連の方とお話をしたかったんですけど、この特別委員会は消費者保護のための様々な法改正をやってきているわけですけど、常にあるのが、消費者団体側といいますか、消費者側の要望と事業者側の要望といいますかが、何というの、擦れ違ったり、あるいは項目によっては対決したり、折り合いが付かなかったりということがいろいろ繰り返されてきて、本来、正木参考人言われたように、共通の敵は悪質業者だと、これあるわけですね。 ただ、その悪……
○大門実紀史君 大門です。 このデジプラ法案については賛成でございますし、もうここまで来ると余りお聞きすることもありませんので、とにかく早くCツーC義務規定を実現するということで、各委員から御指摘あったことを早く実現していただきたいということだけ申し上げておきます。 消費者関係で、言うまでもありませんが、今国会で最大の焦点は、既に何回か取り上げさせていただいておりますけれど、特商法、預託法の契約書面の電子化、デジタル化の問題であります。 お手元に資料をお配りしておりますけれど、反対する団体が日増しに増えておりまして、前お配りしたときは八十ぐらいだったと思うんですが、今は百二十、この資料は……
○大門実紀史君 大門です。 コロナ感染拡大が大変な事態になっておりますけれども、三回目の緊急事態宣言ということで、その下における事業者支援、協力金の問題を、地方創生臨時交付金の関係がありますので、質問したいと思います。 この休業、時短への要請の協力金、それをバックアップしているのが地方創生臨時交付金であります。これ、リーマン・ショックのときにも同じようなスキームがつくられたんですが、あのときは大変評判悪くて、ちょっとミスマッチがあって、このニーズに合わなかったというのがあったわけですが、今回はあのリーマンのときとは違って、リーマンのときは輸出企業中心で、下請と雇用となりましたが、今回は地域……
○大門実紀史君 大門です。
まず、今もお話がありましたが、株式会社などによる農地取得特例の期限延長についてでございますけれど、聞いていますと、もう山田先生含めて反対多数じゃないかと、もうこの際撤回したらどうかと、大臣の所信を、反対だったということでしたら、いうような議論がされたんじゃないかと思うんですよね。それでも、なぜこんなものをごり押ししなければいけないのか。あえてごり押しする理由をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 問題意識は大臣と共有するわけですけどね。
いろんな議論ありましてね、徳永さんからあったとおり。企業の農地取得を認める、認めようと、認めたいと。認める理由として、大臣か……
○大門実紀史君 大門です。
ずっと聞いておりまして、これほど評価の低い法案も珍しいんじゃないかというふうに思いますけど、ただ、我が党として、一つの改正案除いてほかは賛成でございます。
一つだけ、どうしても懸念が残る、賛成が難しいということだけまず取り上げたいと思いますが、介護保険法改正でありますが、小規模多機能型居宅介護の利用者に関する定員の基準の変更であります。
これは鳥取県が提案者ということでございますが、どのような事情で、どういう支障があってこの提案があったか、改めてちょっと説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 この小規模多機能型の経営について、厳しい状況にある事業所もある……
○大門実紀史君 お忙しい中、ありがとうございます。 まず、正木参考人に伺います。 毎回参考人に来ていただいてありがとうございます。前回は資本主義の在り方で意気投合いたしましたけど、ただ、前回のデジタルプラットフォームと違って、この特商法の世界でございますので、何か経団連が訪問販売業界までカバーして一生懸命話をされる必要ないんじゃないかと思いながら聞いているんですけれども。 ですから、本来はやっぱり日本訪問販売協会の方に今日は実は来ていただきたかったなと私は思っておりますし、正木さん言われたとおり、デジタル化、利便性の向上、誰も否定していないんですよね。正木さん言われたとおり、経済界と消費……
○大門実紀史君 大門です。
書面電子化について、言いたいことは大体、先日の本会議で申し上げまして、かなり厳しい大臣にも指摘をさせていただきました。後でちょっと気の毒な気もしましたけど、何か御感想あるでしょうか。
【次の発言】 今日もちょっと、大臣の御答弁を含めて、ちょっとごちゃ混ぜの話がまだ続いておるかなと思うんですけど、繰り返し消費者の利便性の向上と両立するというお話がありましたけど、そんな一般的な話をずっとしているわけではないんですよね。世の中全体の取引じゃなくて、特商法の世界の話なんですよ。
だから、訪問販売とか電話勧誘とかマルチ商法とかそういう、そこの話でございますので、そんなとこ……
○大門実紀史君 大門です。 私が最後の質問で、この後採決ということで、賛成多数で可決されることになるかと思いますけど、今日の議論聞いていても、やはり書面電子化は削除すべきだったということを改めて思いました。ただ、事は具体的な消費者保護に関わることですので、もう反対、あれもこれも駄目で終わるわけにはいきませんので、少しでも今後の消費者保護につながるように、最後ですので、幾つか改めて確認の意味で質問しておきたいというふうに思います。 政省令で書面交付電子化の承諾について規定する際のことが今日も議論ありましたが、私、前回も申し上げましたけれども、大事なことは二つあると思っておりまして、一つは、そ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 まず、現在の物価高騰対策に関連して幾つか質問をいたします。(資料提示) 既に我が党は暮らしを守る緊急提案を打ち出して、政府にも申入れをし、質問でも取り上げさせていただいてきたところでございます。 一つは、消費税を五%へ引き下げるということと、同時に、中小企業、特に個人事業者から猛反発が起きているインボイス制度の中止。二つ目は、賃金が上がらない下での物価高でございますので、賃上げを急ぐ必要があるということです。提案してまいりました、大企業の内部留保に課税をして、その財源で中小企業に手厚い支援をしながら最低賃金大幅に引上げを断行すべきだと……
○大門実紀史君 大門です。 今もありましたけど、ロシアへの経済、特に金融の制裁、本当に知恵と力を集中して、政府挙げて取り組んでいかなきゃいけないし、今、大塚さんと浅田さんのお話聞いていて、やっぱりかなりレベルの高い議論をされたと思うんですけれど、この問題で、このロシアに対する金融、特に金融制裁の問題で集中審議をやるぐらいの価値は、価値というか役割がある、責任があるんではないかと思いましたので、またそういうことも考えていっていただきたいなと思います。 今日は、鈴木大臣とは初めての質疑になります。よろしくお願いしたいと思います。麻生大臣とはもう八年九か月議論しまして、大体お考えのことは、もう麻……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、オープンイノベーション促進税制、いわゆるベンチャー投資減税について質問をいたします。 今回の改正で、今資料を配ってもらっていますけれど、延長、拡充されたオープンイノベーション促進税制でありますが、これ岸田総理が施政方針演説の中で、本年をスタートアップ創出元年として五年計画を策定して大規模な、企業の、起業ですね、スタートアップの創出に取り組みと、戦後の創業期に次ぐ日本の第二創業期を実現するというふうに意気込みを述べられて、このオープンイノベーション税制もその一つの、スタートアップの一つの政策の一環というふうに考えられるわけでありますけれど、オープン……
○大門実紀史君 大門です。 損害保険、損保代理店の問題を取り上げます。金融担当大臣としての鈴木大臣に、初めて金融担当大臣としてはお聞きしたいと思います。 大手損保会社が地域で頑張っている中小の代理店に対して、本当に優越的地位の濫用の疑い、あるいは濫用に当たるような事例がたくさん多発をしてきておりまして、私は、二〇一七年の三月からこの問題、五年間、もう十回質問しております。今日で十一回目になりますが、これだけ一つのテーマをずっと質問続けるというのはほかに私はありません。それぐらい根が深い問題だというふうに思っております。 言ってみれば、大手損保会社というのは、ちょっと本当にどうなっているの……
○大門実紀史君 大門です。
今回の改正案に含まれております証拠書類のない簿外経費への対応策について、重要な問題ですので、短い時間ですが質問をしていきたいというふうに思います。
資料をお配りしていただいておりますけれど、まず、この趣旨と、法改正の趣旨と内容について簡潔に分かりやすく説明をしてほしいと思います。
【次の発言】 ちょっと分かりにくいかも分からぬですが、これは要するに悪質な納税者対策ということで一応出されてきておりまして、申告のときに意図的に売上げや経費を仮装するとか隠蔽した者、もう一つは申告しなかった者ですね、無申告。この二つが悪質ということになって、税務調査が入りますと、税務署……
○大門実紀史君 総理、お疲れさまでございます。 税法については予算委員会で総理と詳しく議論させていただきましたので、せっかくの機会ですので経済全体の話をお聞きしたいと思います。ジェンダー平等と経済との関係でございます。 この問題、二年くらい前に麻生大臣と議論したんですけれど、どういうわけかアマテラスオオミカミの話を延々とされて、あれはあれで勉強になったんですけど、一体何の議論したのか分からなくなった記憶がありますが、今日はかみ合う議論をしたいというふうに思っております。 御存じのとおり、世界経済フォーラムが毎年公表するジェンダーギャップ報告書では、日本は百五十六か国中百二十位ということで……
○大門実紀史君 大門でございます。 関税定率法改正案は賛成でございますので、今日は、前回の富裕層への課税の問題の続きを議論させていただきます。 この間、委員会でも本会議でも、税制優遇を受けている日本の富裕層のマネーが、株式だけじゃなくてコモディティーにも投入されて利ざやを稼いでいるということを指摘しましたが、今日は、その日本の富裕層のマネーがもう一つ流入していっている、流入先であります外国投資信託、そこでの課税問題について質問したいというふうに思います。 外国投資信託というのは、海外の、外国の法律に基づいて海外で設立された投資信託のことであります。ただ、日本の資産を、日本の資産を対象にし……
○大門実紀史君 大門です。 IDAについては既にもう議論ありましたので、国際的な課題として、今日は国際課税について質問をいたします。 昨年、多国籍大企業の税逃れの対策に関しては、BEPS含めて様々な前進がありました。BEPSに関しては日本の財務省も大変努力されてまいりましたので、私も激励しながら何度もこの問題取り上げてきたところでございます。 BEPSのプロジェクトでは、この税逃れ、多国籍企業の税逃れについて重要なルールが幾つか提起されておりますが、改めて、資料をお配りいたしましたが、移転価格税制に係る文書化制度の整備、これ平成二十八年度改正で、ここでも議論をしたんですけれど、この今後の……
○大門実紀史君 大門です。 今回は、また政府補助を延長しようという法案ですけれども、今ですね、保険会社や保険業界が求められているのは、こういうものを延長するとか政府補助云々の前に、保険会社、業界自身が破綻しないようにもっとちゃんとリスク管理をきちんとすることが先ではないかと、話はそれからだというふうに思いますが、その点で、まず資料の、お配りいたしました一枚目ですけれど、これ三月十五日の日経新聞ですが、まあいろいろ背景はあるんですけれども、保険会社がかなりリスクの高い資産の保有を増やしているということをFRBが指摘しているということを報じた記事であります。格付の低い社債なども買っておりますんで……
○大門実紀史君 大門です。 中小企業の過剰債務対策について質問をしようと思っておりますが、ちょっと今、ロシアへの経済制裁ちょっとお聞きして、私もちょっとコメントしたくなったんですけど。 ロシアのプーチン政権というのはプーチンさんを取り巻く独裁的な体制で、しかも、余りロシア国民が困っても意に介さないような、そういうプーチン体制ですので、ロシアの国民に何か制裁を与えるようなことよりも、やっぱりダイレクトに、プーチンあるいはオリガルヒですか、そういうまさにこう、何というか、オリガルヒですから寡頭支配の体制ですけど、そこに直接打撃を与える制裁が大変大事で、その点で、あした私も本会議に立ちますけれど……
○大門実紀史君 大門です。 経済制裁については、先日の十五日の本会議でロシアの超富裕層ですね、オリガルヒの問題を取り上げました。 欧米、日本も含めてですけど、欧米諸国、日本を含めてロシアへの経済制裁というのは三つの柱があると言われておりまして、一つはロシアの銀行の金融機関の国際決済ネットワーク、SWIFTからの除外という金融制裁、二つ目はロシアとの輸出入規制など通商制裁、そして三つ目がプーチン政権を支えるオリガルヒ、あるいはプーチン自身、あるいはその親族の資産凍結という三本立てで進められているところであります。 経済制裁は効果が出るまで時間が掛かると言われておりますし、特に二つ目に申し上……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、インボイス制度について取り上げさせていただきます。 中小企業、中小事業者、また商工会議所、税理士会等々、各団体からインボイス制度については中止若しくは凍結してほしいという声が上がってまいりまして、特にこのコロナ禍に加えて、ウクライナ危機、経済の先行きが不透明ということで、こんなときにそもそもやめてほしいと言ってきたインボイス制度を本当にやるのかというふうに、まあ要するに新たな負担はとにかくこんなときやめてほしいということでありますけれども、現場の声が強くなっております。また同時に、フリーランスあるいは個人で仕事を受ける方々、あと免税業者の方々がどうなるの……
○大門実紀史君 大門です。
公認会計士法についてはもう既に議論ありましたんで、今日、金融に関わる別の問題で質問をさせていただきます。
資料を配っていただいていると思いますが、五月の五日に岸田総理がロンドンの金融街、シティーで講演をされまして、新聞記事にあるように、貯蓄から投資へということで、日本の個人金融資産二千兆円を貯蓄から投資へ誘導すると、なおかつ資産所得倍増プランというのを始めると表明をされました。
金融庁、これは何をおっしゃっているのか説明をお願いできますか。
【次の発言】 貯蓄から投資へというのは今までも言われてきましたけど、資産所得倍増というのはどういう意味ですか。
○大門実紀史君 大門です。 先日、本会議で成立いたしました大学ファンド法案についての関連について質問いたします。 この法案は、教育、大学政策、振興政策としても、また財源論としても大変筋の悪い法案ということで我が党反対をいたしましたが、様々問題ありますけれど、法案が通ったとはいえ、財投資金が投入されます。国民負担のリスク伴う事業でありますので、本来は本当は連合審査ぐらいやるべきだった法案ではないかと思うんですけれども、財政金融委員会として今後ずっとやっぱりウオッチングしていかなきゃいけない問題だと思いますので、今日はその一回目ということで質問したいと思います。 まず、文科省来てもらっている……
○大門実紀史君 大門です。 今回の法案は、全体として必要な規制を導入するものですから、賛成でございます。 原則的な点だけ、幾つか確認させていただきます。 お手元に資料を配っておりますけれど、ちょっと全体、この電子暗号資産等々含めて分かりにくい話なので、何がどういうふうに全体としてなっているかというのを、全体像を資料にいたしました。これ、電子的支払手段などを分類したものでございまして、何とかコインとか、何とかマネーとかいろいろあって、大体この世界そのものが大変複雑で、本当に正直申し上げて、全部を詳細まで把握するのは難しいようなところがございます。 これ大きなくくりで書いてございますが、左……
○大門実紀史君 黒田総裁の昨日の講演での発言、家計の値上げ許容度も高まっているというのは、既にもう各委員から厳しい指摘がございましたし、世論、世論も大変厳しいものがございます。聞いておりますと、根拠の東大の先生のアンケートも、大塚さんから御指摘あったように、まあ中央銀行の総裁が使うようなデータなのかと、大変軽率な根拠で軽率な発言をされたんだというふうに思います。 既に黒田総裁からも反省ぎみの御発言もありましたし、もうくどくど同じことを聞くつもりはございませんが、要するに、国民の皆さん向けには、国民の皆さんに対しては妥当な表現ではなかったと、そういうことで、端的に言ってそういうことでよろしいん……
○大門実紀史君 大門です。 三・一一の体験を話すと長くなるんでやめますけれど、とにかく、いまだ、この前もありましたけれど、福島の方々、住んでいたところに戻れないとか、あれ、沿岸部はまだまだ復興とは言えない状況が続いておりますので、これはもう政治の責任として、党派を超えて全力で復興を成し遂げるまで支援していかなければならないというふうに思います。 今日は、今急激に増えております中小企業を狙った偽装ファクタリング、違法貸付けですね、について取り上げたいというふうに思います。 その前に、こういう違法貸付けが起きる背景にあるのは何かということなんですけれども、今、この間問題になってきておりますが……
○大門実紀史君 大門です。
今日、去年の国会で問題になった書面デジタル化の問題取り上げたいと思いますけれども、その前に、前回の私の質疑に関する消費者庁の答弁について訂正したいということがあるそうですので、高田次長からどうぞ。
【次の発言】 要するに、私が前回、偽装ファクタリングの注意喚起文書、チラシに金融庁とか警察庁の名前はあるけれど消費者庁の名前がないのはなぜですかと聞いたら、高田さんが、いや、別の注意喚起文書があってそれには名前載せていますということを、繰り返しありますありますとおっしゃったんだけど、私はあるはずないと言ったんだけど、やっぱりなかったということですよね。そういうことですね……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、消費者団体と金融機関、メガバンクも含めた金融機関の間で問題になってきた、今も問題になっている問題について質問いたします。 この間、消費者機構日本を始め全国の適格消費者団体と金融機関の間でカードローンが問題になってきております。カードローンを借りた人が亡くなった場合、その資産や負債を受け継ぐ、相続する家族の方への対応なんですが、そのときに、金融機関は、亡くなった人が残っていたカードローンの残債を相続人に即時一括返済を求めるというようなことがありまして、ちょっと幾ら何でもひどいんじゃないかということで問題になってきておりまして。 金融機関の理由としては、期……
○大門実紀史君 大門です。 消費者契約法、これまでの議論聞いておりまして、まず大臣に、ちょっと大臣の御答弁に大変違和感を感じておりますので、若干苦言も含めて申し上げておきたいと思うんですけれども。 今回の改正について、特に取消し権についてですね、消費者団体、日弁連、あるいは衆議院の参考人質疑でもそうなんですが、現場で消費者保護を最前線で頑張っておられる方から、取消し権の部分ですけど、特にですね、かなり強い、強い批判が出されているわけです。衆議院の参考人の御覧になったか、あるいは議事録読まれたか分からないんですけど、読まれていなければ是非読んでほしいんですけど、そのことについて何かさらっと大……
○大門実紀史君 大門実紀史です。 今日は、お忙しい中、ありがとうございます。 この間、消費者被害、高齢者がターゲットになるということが多くて、私も、ジャパンライフなど、ほとんど高齢者の被害が大変増えていますし、中には認知症の方もかなりいらっしゃったわけであります。 その点で、今回の改正で、もう既にありましたが、判断力が著しく低下した消費者の取消し権が入らなかったというのは、ちょっと何を考えているのかと、とても残念で、もう今目の前で被害が広がっているわけですよね、そのことにも手が打てないような改正案って何だろうと、一番問われるべきではないかなと思っておりますし、これはもう、骨太の議論だとか……
○大門実紀史君 大門でございます。 最後の質問でございますし、この後、全会一致で委員会は通過するということになると思いますので、今後の改正に生かしてほしいという立場で質問をしておきたいというふうに思います。 私の最大の問題意識は、ずっと申し上げているとおり、今高齢者の消費者被害が目の前で広がって深刻化しているという真っただ中で、なぜ今回、判断力の著しく低下した消費者を守る規定が盛り込まれなかったのかという点にあります。 ずっと答弁聞いていますと、既存の枠組みを超えて骨太の議論全体の中で考えていきたいと繰り返し答弁されておりますが、そんな悠長な話なのかと。既存の枠組みとおっしゃいますけど、……
○大門実紀史君 大門実紀史です。お疲れさまでございます。
最初でございますので、法案の中身は後日にして、そもそも論をお聞きしたいというふうに思います。
この法案が提出された背景に何があるかという点でありますけれど、私はいろいろ見てきて、やはり米中間の問題、いわゆる米中貿易戦争と言われてきましたし、アメリカの対中戦略の影響が少なからずあるんではないかと思っておりますが、まずこの点、大臣、いかがでしょうか。
【次の発言】 大臣は、この法案の立ち位置ですけれども、自律性、優位性、不可欠性、この点もう全くそのとおりだと思いますし、日本はアメリカであれ中国であれ遠慮することなく堂々と、本当、ある意味……
○大門実紀史君 大門実紀史でございます。 朝から熱心な議論が続いておりまして、私の質問は真夜中に放送されるそうでございますが、頑張ってまいりたいと思います。 まず、ウクライナ問題、経済対策、もういろいろありましたので、一点だけ萩生田大臣に確認、お願いをしておきたいと思いますけど、原油高、原材料価格の高騰が既に起きております。 特に中小企業事業者にもう既に大打撃になっておりますけれども、この点でもいろいろ対策の話ありましたが、もう時間の関係で一点だけお願いしたいのは、結局、その中小事業者が価格に転嫁するときに転嫁できるかというのが、もう取りあえず目の前の最大の問題になります。 もちろん、……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 ロシア・プーチン政権によるウクライナ侵略、既に様々議論がございました。今、二百五十万人が国外退避を余儀なくされているということで、そのほとんどは女性や子供たちということでございます。人道支援の強化が急がれるわけであります。我が党も独自に募金活動をして、第一次分を国連事務所に届けさせていただきました。政府としても特に非軍事の人道支援に全力を尽くされるように改めて要望しておきたいというふうに思います。 今回のこのロシアのウクライナ侵略は、ロシアと世界、ロシアと日本の政治的、経済的関係に大きな構造変化をもたらすというふうに思います。経済的に言……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 最初に正村先生にお伺いしたいと思います。 先生、先ほど経済学者もしばしば人を忘れるというお話をされまして、私も最近それを強く感じております。本当に人を忘れた経済学者というのは、何といいますか、本当に歌を忘れたカナリヤみたいなものでして、そういう学者が学界にも、あるいは内閣府辺りにも増えているのではないかというふうに危惧を抱いているところで、そういう中、先生のお話、御意見を伺って、まだまだ捨てたものじゃないなと、気骨の学者がおられるなということで安心をしているところでありますけれども。 小泉構造改革の話が先ほどからありました。その基本的な問題に……
○大門実紀史君 本日は大変御苦労さまです。 最初に村田公述人にお伺いしたいんですけれども、日本生命の社員をやられているということで、うちも日本生命ですので、お世話になっております。予定利率引き下げないそうで安心をしているところでもありますけれども、この間、衆参で議論をしてきて、この前、参考人で協会の会長も来ていただいて、私、もう大体いろいろ出尽くしているんですけれども、どうしても分からないところが何点かあるので、その点を中心にお伺いしたいんですけれども、まず、なぜ今この法案が今国会でどうしても通すということで、金融審議会も五月に急遽開かれる形で一回だけということで出てきたか。 私、金融でい……
○大門実紀史君 緊迫した事態になりましたが、続けたいと思います。 日本共産党の大門実紀史です。今日は、お忙しいところ、お二人とも本当にありがとうございます。せっかくの機会ですので、今日は、先ほどから話出ております構造改革のことについてお二人にお伺いをしたいと思います。 まず、岩本公述人に伺いますけれども、実は私、この問題、竹中大臣と何度も議論をしてまいりまして、伺っていますと、大体竹中大臣と岩本公述人、同じような考えかと思うので、同じことを聞くとまた同じ答えが返ってくるというふうなやり取りにしたくありませんので、今日は是非自由に、御意見聞く場ですので、分かりやすくいろいろ答えてもらえればと……
○大門実紀史君 今日は、お忙しいところ、大変ありがとうございます。日本共産党の大門実紀史です。 時間がないので、もう端的にお伺いします。 井堀公述人に二点伺いますが、一つは景気との関係、財政再建との関係なんですけれども、今まで歳出削減、増税はそれほど景気の足を引っ張っていないという御認識の上で、さらに、先ほど触れられましたけれども、かなり大胆な増税策が打ち出されておりますけれども、今まではそれほどという認識も私とは違いますけれども、仮にそうだとしても、これだけの増税策をもし本当にやっていったら、私はかなり景気の足を引っ張ると思いますが、いかがかというのが一点です。 もう一つは、これも井堀……
○大門実紀史君 両参考人、御苦労さまでございます。 私の方は二つの点に絞って伺いたいと思います。 一つは、中国社会の所得格差、貧富の差の拡大の問題です。 この夏、参議院でODA調査団、代表団行きまして、私も参加してまいりました。先ほどお話あった貴州省にも行ってまいりましたけれども、代表団は別に感謝しろとか感謝してほしいというつもりで行った者はございませんで、むしろ、各村で感謝の会といいますか、そういうものが余りにも開かれるので、もう辟易するといいますか、感謝されに来たんじゃないと、本当にODAが必要なのかどうかを、効果的なのかどうか、それを見に来たんだということで、むしろ余り感謝、感謝と……
○大門実紀史君 本日はありがとうございます。 私の方は、日中というよりも、日本のアジア外交、中国のアジア外交という、そういう角度でお伺いしたいと思います。 私の問題意識、先に申し上げますと、日本の政府、外務省にそもそも今までアジア外交と言えるような戦略だとかそういう先見性だとかポリシーというものがあったのかどうかということをまず思うわけですけれども、根底にいまだ欧米志向といいますか、脱亜入欧といいますか、とにかくアジアを脱してヨーロッパ列強の仲間入りをするというような、明治維新以来のそういうものが根底に続いていて、なおかつそれは裏返すとアジアべっ視になるわけですけれども、そういうものはずっ……
○大門実紀史君 今日はありがとうございます。日本共産党の大門でございます。 既にもういろいろありましたので、簡潔に二つばかりお聞きしたいと思いますが、東アジア共同体構想との関係でお二人に伺いたいと思います。 東アジア共同体構想は、日中が、日中の連携がかぎだというふうに言われておりますけれども、日本の対応については、私前回少し指摘をさしてもらったんですが、とにかくアメリカの顔色をうかがいながら、中国にイニシア取られないように後手後手に回ってきているんではないかという、ちょっと情けないなと思っているんですが、中国も、この東アジア共同体構想における日中の連携という点ではどうなのかなと思っている点……
○大門実紀史君 今日はお忙しいところありがとうございます。日本共産党の大門実紀史でございます。 小此木先生に二点お伺いいたします。 一つは、中国が北朝鮮にどういうふうにあってもらいたいかというのは、先ほどもお話ございましたけれども、基本的には中国的な開放路線といいますか、そういうものに転換してもらいたいと思っているでしょうし、対外的には協調路線で行ってほしいというふうに中国は北朝鮮のことを思っているんじゃないかと。特に、朝鮮半島で有事が起こった場合、中国も特に経済的にも大きな打撃を受けるというようなことも想定しているんではないかと思います。その点で、中国が北朝鮮にどのように働き掛けるかとい……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日はお忙しい中ありがとうございます。二点お伺いいたします。 一点目は、お二人に同じことをお伺いしたいと思いますけれども、先ほど東アジア共同体構想と日米同盟が共存し得るというお話ありましたけれども、経済のこの具体的な共同構想を、これからどうなるか分かりませんけれども、想定したときに、どういうふうになっていくのかなという点をお伺いしたいと思います。 例えば通貨で東アジア共同体として何か共同的にやっていくと、基金という話とかいろんな構想がありますけれども、そういうことをやっていったときに、かつて日本が提案したやつを中国と一緒にアメリカがつぶした……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。今日はお忙しいところ、ありがとうございます。 最初に羽場先生にお伺いいたします。 先生のレジュメの二ページの6)のところ辺りをもう少し詳しくお聞きしたいということでありますけれども、ドイツとフランスが歴史的敵対者であったのが協調と発展してきたというところに、特に日中も、東アジアの地域協力進めていく上で日中も学ぶべきではないかというようなことの部分であります。南京で抱き合えるかどうかは別として、このドイツとフランスの歴史というのをどう学ぶのかということですけれども。 以前読んだ本に、その下の方にも書いていますが、フランスのシューマン外相が提案し……
○大門実紀史君 お二人、お忙しい中、ありがとうございます。日本共産党の大門でございます。 山影先生にまずお伺いいたしますけれども、東アジア共同体、私は実現してほしいという立場で、実現させるならという前提で御意見を伺いたいと思いますが、東アジア共同体に向けて、今、今日もお話ありましたが、二国間FTAというのが注目されているところですけれども、ただ、これは一つの手段にすぎないといいますか、あちこちFTA結びさえすれば共同体に行き着くというものではないというふうに思います。例えば、今も原産地規則とか、あれにコストが掛かるとか、AとBという国が結んだらCの国がどうなるんだとか、いろんなことがもう出て……
○大門実紀史君 この調査会では、東アジアの共同ということがテーマで質疑をされてきました。 私は、東アジアの共同は、二十一世紀の日本の政治、経済、アジア全体の発展を考える上で不可欠の課題と考えております。この点では、当然、日本と中国の政治的、経済的連携抜きには考えられないと。むしろ、日本、中国が一緒にイニシアチブを取ってつくるべきであろうと思いますし、他の東アジア諸国もそれを望んでいると思います。 ところが、この日中の連携が今極めて憂慮すべき事態になっています。先ほどからございました中国の反日デモの問題です。 今日は、当初、日中の経済関係構築について意見表明をしようと思いましたけれども、時……
○大門実紀史君 アジア外交、対中外交も議論してきましたけども、私自身は本当はもっと経済問題を議論したかったというふうに思っております。 そういうことを中心に発言をしてきましたけど、ただ、今も出ていますけれども、どうしても歴史認識の問題は対中問題を考える上で避けられない問題だったというのも調査会での議論の示したところだというふうに思いますので、私はその問題余り触れてこなかったんで、一言といいますか、簡単にまとめて触れたいと思いますけれども、先日、テレビで自民党の加藤紘一元幹事長が出ておられまして、なるほどなと思うことをおっしゃっておりました。 一つは、この歴史認識問題というのは、もうほかの国……
○大門実紀史君 大門でございます。ふだんは財政金融委員会に所属しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 時間の関係で、私の方は、対価の柔軟化に伴う三角合併に絞ってお聞きしたいと思います。 三角合併といいますのは、外国の親企業が日本に子会社をつくって、その子会社が日本の企業を買収あるいは合併すると、これは三角でございますけれども。対価の柔軟化というのは、その際に、外国の親企業が持っている自分の株式を使って買収、合併ができるということでございます。ただ、今度は、これに対する企業防衛ということで実施は一年後にというふうになっておりますけれども、この三角合併そのものはもう御存じのとおり外……
○大門実紀史君 大門実紀史でございます。 御両人ありがとうございます、今日は忙しい中。 まず、田近参考人にお伺いいたします。 税の在り方、財政の在り方というのは国の在り方そのものにかかわる基本的な問題だというふうに思います。資本主義というのは、そもそも最初始まったときに貧富の格差を最大化してしまったと、それを人類の知恵といいますか、是正するために所得の再分配ということを行ってきたわけですね。その重要な中身が社会保障であり、累進課税ということだったわけですが、この十数年といいますか二十年ぐらいでいると、逆にそれを緩和していこうと、社会保障も自助努力だと、累進税も緩和していこうと、そういう流……
○大門実紀史君 今日はありがとうございます。 日本共産党の大門でございます。 同じ共産党でも中国とは随分違いますので、誤解のないようにお願いしたいと。 先ほど天児参考人言われた点で、私も去年中国へ行きまして、共産党幹部と話をしたら、我が党のことよりも自民党のことを詳しく聞かれました。要するに、一つの党が長い間政権を維持している仕組みは何なんだということを聞かれましたので、アンブレラという認識は私も一緒だということを先に申し上げておきたいと思います。 東アジア共同体について、時間が少なくなりましたけれども、簡潔にお聞きしたいというふうに思います。この中の、日本、中国、そしてアメリカという……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日は刺激的な御意見をたくさんお聞きいたしました。ありがとうございます。 坂元参考人にまずお聞きしたいんですけれども、限定的な集団的自衛権をまずやったらどうかという御提案ありましたけれども、この間のいろんなのを見ていますと、アメリカが望んでいる、日本に望む集団的自衛権というのは、その日本の周辺とかじゃなくて、もうちょっとグローバル展開なものではないかと思うんですが、その点どういうふうにお考えかを坂元参考人にはお聞きしたいと思います。 岡崎参考人には、一度お話を伺いたいと思っていたぐらいなんですけれども、今日は日米同盟強化とか集団的自衛権に集……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。貴重な御意見、ありがとうございます。 最初に、藤原参考人にお伺いしたいんですけれども、先ほどの巻き込まれの恐怖と置き去りの恐怖というのは大変面白く、すとんと胸に落ちて分かるものがありました。 韓国とアメリカとの関係がどうなっているのかなというのをずっといろいろ不思議に思ったものですから、さっきの話で少し分かってきたような気がするんですけれども、去年の八月十五日の韓国の光復節というんですか、独立記念日ですね、あのときに韓国でアンケートを取ったら、もしもアメリカと北朝鮮が戦争をしたらどちらに味方するかと。そうしたら、韓国の若者の六五%が北朝鮮の味方……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 貴重な御意見ありがとうございます。 まず、小川先生にお伺いいたしますけれども、何で東アジアなんだという話がよく出るわけですけど、今日の先生御指摘のとおり、私はやっぱり東アジア共同体というのは、あの九七年の通貨危機が、その前からも構想ありましたが、非常に強くあれがあってから志向されてきたと。ですから、ASEANの国にとっては、あのときのドルペッグのこと、あるいはアメリカの金融、投機マネーにやられたんじゃないかとか、あるいはその後のIMFプログラムに対する反発とかいろいろありますので、やっぱり東アジアと、APECではないというのが脈々とあって来て……
○大門実紀史君 本日はありがとうございます。大門でございます。 両参考人に一点ずつ、もう簡潔にお伺いしたいと思います。 稲田参考人には、世界銀行の動きですけれども、新総裁でウォルフォウィッツさんか、ウォルフォウィッツさんですね、なりましたですけれども、彼はネオコンと言われたり、中東に自由経済圏つくるというようなこともおっしゃっていた方ですけれども、そのウォルフォウィッツの新総裁の下で今後の展開として世銀がどういう方向に行くのか、御所見があれば伺いたいということでございます。 松下参考人には、先ほど東アジア環境共同体について少し触れられましたけれども、もう少し詳しく、今現在の動きがあれば、……
○大門実紀史君 今日はどうも御苦労さまでございます。 納家参考人には二つお聞きしたいと思います。 一つ、レジュメの中の@に九・一一事件の謀議というのがございましたけれども、これは飛ばされたのか聞き漏らしたのか分かりませんが、ちょっとどういう内容か教えてもらいたいというふうに思います。私、実はビンラディン・ブッシュ・コネクション、カーライルというのをずっと調べておりまして、そういうことに関連するのかどうかというのありますので、お聞きしたいと思います。 二つ目には、これはもう素朴な疑問なんですけれども、アルカイーダはそもそもアメリカが支援してきたというのは周知のところでございますが、元々イス……
○大門実紀史君 今までの参考人質疑踏まえて、私も東アジア共同体のこれからの方向について絞って意見を述べたいと思います。 東アジア共同体はこの調査会で二年にわたり議論がされてまいりましたけども、いろんな議論がありまして、APECだけでいいんじゃないかと、東アジア共同体そのものが必要なのかという議論から、いろいろ出ましたけども、私、必要だという立場ではおりますが、そうはいっても議論百出のテーマでございました。それが緩やかなものなのか、EU型を目指すのか、あるいは経済協力に絞るのか、安全保障も含めるのか、あるいはアメリカを入れるのか、アメリカ抜きなのか等々、いろいろ、さらに日中間の歴史認識問題も議……
○大門実紀史君 大門でございます。本日はありがとうございます。 最初に土居先生にお伺いしたいと思いますけれども、歳出削減が先か消費税増税が先かというのは不毛な議論だというふうに先生、無用な対立ですか、おっしゃっております。私もそれだけ言えばそのとおりだと思いますが、私はこの議論そのものは単純な議論ではないかと思っておりまして、今日も先ほどありましたが、格差が広がっている中で消費税しかないのかと、本当に消費税増税しかないのかというのをもう一度考えてみる必要があると思います。 以前は消費税しかないとおっしゃってた学者の方も、そういう所得税の在り方とかいろんなもう税制全体を見直すべきだという意見……
○大門実紀史君 今日はありがとうございます。 まだ私の後に質問したい方もおられるかも分かりませんので、是非簡潔にお答えいただければ有り難いと思います。 北朝鮮をどう見るかというときに、私は、国力全体を総合的に分析するということも重要かなと思っております。言葉とか言動とか外交姿勢だけですべて判断すると誤ってしまう場合もあるんではないかと思います。 そういう点で、経済の点で一つ、まず伊豆見参考人にお聞きしたいんですけれども、この間、北朝鮮の中で、中国、ロシアの協力もあって、経済の市場化といいますか自由化というようなものが一定進んでまいりました。国有企業の中に成果主義とかを取り入れて、ピョンヤ……
○大門実紀史君 本日はありがとうございます。 一点だけ、同じことを両参考人に御意見を聞きたいと思います。中国の北朝鮮政策が成功しているのか、あるいはこの後どうなるのかという点についてでございます。 これは六者協議の今後の方向にも影響するし、そのことを日本としてもきちんと分析をしていく必要があると思いますのでお聞きしたいわけですけれども、若干経過申し上げると、〇二年の十月の北朝鮮の核兵器開発のときですね、あれをきっかけにして中国の北朝鮮政策というのは変化があったんではないかと認識をしております。それまではアメリカと北朝鮮で核の問題はやってくれというようなところが、中国としても、あの後、〇三年……
○大門実紀史君 本日はありがとうございます。 もう日本の外交がいかに駄目かと、どこが駄目かというのはよく分かりましたけれども。直接外務省に聞かせたい話が多かったような気もしますが。ただ、どこが駄目か、何が足りないかというのはお話を伺ってよく分かりますし、今までも再三指摘されてきたことが多いわけですけれども、なぜそうなってしまうのかと、何か根本的に日本の外交あるいは外務省に問題があるんじゃないかと思っております。理想がない、戦略がないのも一つの現象であって、そうなってしまう何か根本的なものがあるんじゃないかなと私ずっと思っていまして。 ちなみに、私思うのは、日本は本当に今、自立した国なのかと……
○大門実紀史君 今日は、お忙しいところ、ありがとうございます。日本共産党の大門です。ちょっと経済のことに絞ってお聞きしたいと思います。 寺島参考人にお伺いしますけど、私もアジア、特に東アジアでの連携というのはもう必要、必然だと思っております。参考人のレジュメの一番最後のところをもう少し聞きたかったんですけれども、東アジア共同体との関係ですが、一つだけ、もう時間がないんでお聞きしますけど、この中に、金融での協力、東アジア共同体への段階的接近法というところがありまして、金融等々書いてございます。 先ほどもありましたけれども、マネー経済化している中で、この金融抜きにこういう連携とか協力はもうあり……
○大門実紀史君 大門でございます。 十五分でございますので、マクロ的なそもそも論に絞ってお聞きしたいと思います。 この法案の大本にあるのが政策金融をGDP比で半減するという目標、そこからいろんなことが始まってきたわけですけれども、一体そもそもそれはどこから出てきたのかというと、〇二年十二月の当時の竹中大臣が提案をされた経済財政諮問会議ですね。これはもう説明抜きに提案がされておりますけれども、将来的にGDP半減すると。その後、これは閣議決定までされた目標でございまして、行革推進法、そして今回の法案の出発点になっているということでございます。 そもそも、なぜ半減かという説明はずっとされてまい……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 本日はお忙しい中ありがとうございます。個々の問題に入る前に、まず財政・経済政策の基本的な考え、そもそもの考えをどう考えるかお聞きしたいと思います。 今、市場原理主義とか新自由主義という言い方で、何といいますか、規制緩和と市場原理がもう万能のようなそういう、経済政策にも表れておりますけれども、風潮といいますか、なってきている中で、規制緩和も市場経済も全部否定するわけではございませんが、余りにもやり過ぎといいますか、競争あるいは生き残りといえば何やってもいいというものではないような事態が今生まれているというふうに思います。 マルクス経済学……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、調査会報告についての各省庁どう対応してきたかというフォローアップですけれども、個々の問題、少し切りがないので、ちょっと素朴な疑問をお聞きしたいんですけれども、そもそも調査会報告、提言が出たときに、その時点で各省庁が本当にそれを読んでいるのか、ちゃんと周知されているのかというところなんですけれども。 実は、二、三年前に私、ある委員会の質問である省庁を呼びましたら、たまたまそのテーマが参議院の某調査会の提言が出ていたテーマでしたので、その提言知っているかと言ったら、知りませんという答えがありましたので、今日はもちろんこういうあれですから、提言に対応して準備さ……
○大門実紀史君 時間の関係で、厚労省に絞って伺います。
報告いただいた資料の八ページのところでございますが、偽装請負というのがもう大問題になってまいりましたけど、提言ナンバーでいくと十四から十八辺りに入ってくると思いますが、これについての対応で、ガイドライン、チェックシートを作って、それでそれを活用してもらってということが書いてありますけれども、請負事業者というのは、当然、業ですから分かってやっていると思うんですが、こういうチェックシートとかガイドラインが何か役に立っているんでしょうか。
【次の発言】 もういいよ。
趣旨なんか聞いていないんですよ。時間ないんだから、聞いたことだけでいいから……
○大門実紀史君 大門です。 女性議員の比率を高めるように努力をしたいと思います。前は民主党よりも比率は高かったんでございますけれども。 私も理事懇参加していましたので、それを踏まえて若干御意見申し上げますと、テーマは国際的な視野で幸福度というのは斬新で大変面白いなと、今までの調査会ではなかったテーマだなと思っております。森まさこさん言われたように、個々の深刻な問題もあるんですけれども、思い切ってこういうテーマでやってみるのもいいのではないかと思います。 問題は具体的な進め方の中でどう工夫するかだと思いますけれども、調査会というのは単に議員の勉強会ではないわけでございまして、従来は、参考人……
○大門実紀史君 今日はどうもありがとうございます。大門でございます。 本当にもっと長い時間お聞きしたいような話でございました。 中村参考人に、命という視点から世の中を見るということで、非常に示唆の富んだ話を聞かせていただきましたけど、最近、命に関しては悲しいやりきれない事件がかなり起きております。人心の荒廃のところに該当するのか分かりませんが、命の大切さみたいなものがどうなっているのかと思います。子が親に手を掛けるとか、親が子に手を掛けるとか、夫婦同士とかですね。前は子供が事件を起こすと、子供に孝行の心を教えればいいんだと言うような人もいましたけど、もうそれをレベル超えてしまって違う異常な……
○大門実紀史君 今日はお忙しいところをありがとうございます。 もっとまとまって長くお話を聞きたいぐらいでしたけれども、最初に神野先生にお伺いいたします。 神野先生の御本はいつもたくさん読ませていただいておりますので大体言われていること分かるんですけど、せっかくの機会ですので具体的なことを一つお聞きしたいんですけど、神野先生は地方財政の専門家でもありますので、夕張市の破綻の問題で新聞に短く書かれたのを見たことがあるんですけれども、私も夕張の破綻問題は、もう五回ぐらい調査に行っているところなんですが、国の責任、道の責任、市当局の責任という破綻の要因はあるわけなんですが、私が注目しているのは銀行……
○大門実紀史君 本日はありがとうございます。 農山村、限界集落の問題は国会でも議論になっているところでございます。農山村がなぜこんなここまでの事態になったかという点でいくと、先ほどもありましたけれども、自然にそうなったわけではなくて、やっぱり国の政策とかいろんなものがあってこうなってしまったんだと思います。一言で言えば、効率化というような名前で農業もあるいは地方の財政も市町村合併も進めてしまうというようなところの結果、こういう事態を招いているんだと思います。 ですから、私も、交付税の問題だけではなくて、農業の問題、農業政策を根本的に変えないとなかなか事態は打開できないと思うんですけれども、……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。今日は本当にありがとうございます。 両参考人に一つのことをお聞きいたします。 この調査会、幸福度をテーマにしておりますので、若干抽象的かも分かりませんけど、社会保障に対する基本的な考え方で、ヨーロッパといっても西ヨーロッパ、北欧のことでございますが、そういうヨーロッパと日本と何が違うんだろうということですけれども、例えば生活保護の話が先ほどからありましたけど、日本の生活保護というと非常に暗いイメージがあって、もっと明るい生活保護にならないかなといつも思っているんですが。 例えばヨーロッパの場合ですと、人生にはまさかのときがある、病気になったり……
○大門実紀史君 じゃ、余り早く終わるといけませんので。 幸福度をテーマにしたときに、大変斬新なテーマで面白い調査会になるなと思っておりましたけれども、参考人のお話も今までのかつてのいろんな調査会と違って大変中身のある面白いお話が聞けたと思います。 ただ、テーマが幸福度で大変難しいわけですけれども、何が幸福かというふうなこと、そればっかり考えると、人それぞれとか人生いろいろとか国それぞれとか、分からなくなってしまうといいますか、そこに陥らないようにとらえていく必要があるなと思います。人の気の持ち方で幸福は変わるなんというところにずっといると国会なんて要らなくなっちゃうわけですから、国会が、政……
○大門実紀史君 大門でございます。 短い時間ですので、簡潔な御答弁、よろしくお願いいたします。 ただ、先日の決算委員会で冬柴大臣とはこの一般財源化と、今日もありましたけれども、今回提案されている十年法案との矛盾についてはもう既に議論をさせていただきまして、答弁も同じだと思うので、繰り返しはいたしません。 ただ、これも決算委員会で私、冬柴大臣というのは本当に正直な方だなというふうに大変好感を抱いたわけですけれども、大臣言われましたけれども、こんなことを言ったら怒られますけどということで、今でも十年間暫定税率が維持されて道路が整備されることが最も望ましいと思っておりますというふうに大変正直に……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日で審議が終わりということでございますけれども、私、この財源特例法、なぜこんな法案を審議しているのかと非常に不思議に思いながらずっと審議をしてまいりました。七年間国会におりますけれども、こんな変な法案、初めて審議しているんじゃないかと私は思います。 冬柴大臣が言われたとおり、確かに衆議院では可決をされました。しかし、その後総理の提案があり、また政府・与党の新しい提案があり、したがって一般財源化していくという方向が明確に出されたわけですね。ところが、この法案はもう何度も触れられているように、十年間特定財源を続けると。とにかく、今となっては、こ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 政府系ファンド、SWFについて、田村委員とは違う立場で質問をさせていただきます。 国会の中でも政府系ファンドを立ち上げようという動きが強まっておりまして、そのための議員連盟をつくるということで私も声を掛けられましたけれども、お断りをいたしましたが。たしか日本の外貨準備が約百兆円ということで、運用益もこの五年間で見れば三%少し程度ということで、それならもう積極的に運用してもっと稼いだらどうかというふうな話とか、あるいはそれを財政再建とか、先ほどもありましたけれども、社会保障とかに役立てればいいじゃないかということ。あるいは、円キャリートレードで……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。私も、消費税と社会保障、年金財源について伺います。 先ほど峰崎さんから、この問題ではかなり精緻な議論がございました。私は、最後のところの話なんですけれども、つまり、社会保障のためと、消費税増税はですね、言ってきたけれども、今回のこの大型の経済対策で相当の国債を発行すると。結局やっぱり財政再建に使われるんじゃないかと、もう社会保障のためというのは事実上成り立たないんじゃないかと思っておりましたけれども、先ほどの峰崎議員とのやり取りで、後できちっとしたはっきりした言い方をされるということですけれども。 簡単に考えて、当たり前の話なんですよね。……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。本日は、お忙しいところありがとうございます。 先に誤解のないように申し上げておきますと、この調査会の設定したテーマ、仮説ですけれども、「人口減少によって一人当たり国民所得は高まり、国民幸福度も向上する」というやつですが、これは別に国会全体の今の認識がこうだということじゃなくて、国会全体としては、もうずっとお話あったとおり、少子高齢化どう対処するかということで基本的にはそういう議論をしているところですが、あえてこの調査会ではこういう仮説が成り立つのか一度検証してみようという逆説的なことでございますので、みんなそう思い込んでやっているということ……
○大門実紀史君 大門でございます。 テーマも進め方も奇抜な調査会だなと思っておりますが、三回、六人の参考人質疑を聞いて意見と感想を述べたいというふうに思いますけれども、参考人の御意見はそれぞれ大変貴重な御意見ではありましたけれども、ただ余り目新しい議論はなかったかなというふうに率直に思っていますし、また、今回の仮説に余りかみ合ったものでもなかったような気がしております。ちょっと辛口の意見かも分かりませんが、率直にそう感じております。 多くの御意見は、今回の仮説、人口減少によって一人当たり国民所得は高まり、幸福度も向上するには無理があるという話でございまして、それはもう百も承知でこういう設定……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、本当に久々にすばらしい三人の参考人に来ていただきまして、ありがとうございます。 もう時間の関係で、申し訳ないですけど、阿部参考人だけにお聞きをしたいというふうに思いますけれども。 要するに、二回目のこのテーマでの調査会なんですけれども、休日は多いにこしたことはないというのは大体皆さんの意見なんですけれども、ただ、日本人は個々に休むというのが苦手だと、みんなで休めば怖くないというふうなことを言われた参考人もいらっしゃいます。 そこで、ずっと気になっている問題がありまして、週休三日制という話なんですけれども、現実的にいろいろ考えるとあれこれ難しい……
○大門実紀史君 大門です。 二回の参考人質疑を踏まえて意見を述べます。今回の参考人は大変すばらしい方ばかりでございました。 人間らしく生きるという点では、休日や自由時間が増えるということを否定する人はほとんどいないわけですけれども、経済的な視点での反対意見は議論の中でもあったわけでございます。要は、経済力が落ちるのではないかと、生産性を上げなければ不可能だという議論でありますけれども、この経済的な視点からの反対論について意見を述べたいというふうに思います。 第一に、この間の世界的な経済金融危機との関係ですけれども、今百年に一度の経済危機ということで、更なる失業率の高まりとか賃金が下がるの……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 本来なら、私たちが各地方に伺ってお話を聞かなければいけないところをわざわざ国会に来ていただきまして、本当にお忙しい中ありがとうございます。 四人の公述人のおっしゃったことはもう全くそのとおりのことばかりだというふうに思いますので、国会で、参議院でできるだけ形にしていくということが求められているというふうに思います。 幾つかちょっと具体的なことだけお聞きしたいと思いますけれども、最初に長野公述人がおっしゃった、要望されていることなんですけど、適格消費者団体の財政、まあいろんな活動されておりますけれども、私は特に差止め訴訟は大変重要な問題、重要……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 湯浅公述人にお伺いいたします。 まず、湯浅さんとか宇都宮健児弁護士さん、そして労働組合の皆さんが年末頑張られた派遣村、あれが国会にといいますか政治に大きな示唆を与えた、大きな影響力を与えられたということをまず心から敬意を表しておきたいというふうに思います。 私自身は、宇都宮先生とは多重債務、クレサラ問題で、自民党の後藤田正純衆議院議員なんかも一緒でしたけれども、みんなでクレサラ問題やって、結局、多重債務の根底にあるのが貧困問題だと、貧困をなくさなきゃいけないということで、宇都宮先生始め弁護士の皆さん中心に反貧困問題やろうとなって、それ……
○大門実紀史君 私は、議長に峰崎直樹君を、副議長に石井一君を推薦することの動議を提出いたします。
○大門実紀史君 私は、議長に北澤俊美君を、副議長に石井一君を推薦することの動議を提出いたします。
○大門実紀史君 私は、議長に北澤俊美君を、副議長に石井一君を推薦することの動議を提出いたします。
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 まず、加藤さんにお聞きいたします。 実は、この間、私も都市農業問題、特に税制問題調べておりまして、来週の委員会で税法、財政金融委員会なものですからちょうど質問をしようと思ったときによくおいでいただいたなと思っているところでございます。幾つかもう質問されて、ダブらない程度にお聞きしたいことがございます。 もうとにかく、全体でいえば、この都市農業がなぜここまでひどいことになったのか、なぜここまで放置されてきたのかというのをつくづく思うわけでございます。私もこの問題では、この前もJAの埼玉の幹部の方とお話をいたしました。何というか、放置されてきた……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。お忙しい中、本当にありがとうございます。 今日は本当にすばらしい公述人がそろわれたというふうに思います。十年ぐらいここで、公聴会で質問していますけど、大抵は御用学者的な方が多いんですけれども、今日はどなたも政府の肩を持たないという、本当に心から敬意を表したいというふうに思います。 まず菊池公述人にお伺いいたしますが、ほとんど我が党と似たお考えだと、我が党の推薦かと思いましたけれども、違うらしいですが、東北関東大震災は、私も行ってまいりましたけれども、大変大規模な震災でございます。復興財源について少しお聞きしたいんですけれども、先ほどもちょ……
○大門実紀史君 大門でございます。
この法案の中心のテーマは、立場の弱い事業者が強い事業者に対して消費税の転嫁ができるかどうかというところにあると思いますけれども、そこで伺いますが、法案の中の、特定事業者が、つまり大きな立場の強い事業者が消費税の転嫁を拒否してはならないという中に、商品又は役務の対価を通常支払われる対価に比べて低く定めることにより消費税の転嫁を拒否してはならないというところがございます。
これは具体的にどういう例を指すのか、具体例でちょっと分かりやすく説明してください。
【次の発言】 それはその法文を解釈しただけで、もっと具体例で聞いているんですけれども。
じゃ、私の方で……
○大門実紀史君 大門です。お忙しい中、ありがとうございます。 今日は、新進気鋭の若手の学者やエコノミストがお集まりでございます。ただ、伺っていると、やっぱりエコノミスト、経済学者の方というのは極端な方が多いなと思いますね。必ずこうなる、自分は正しいというのがね。私は、そういうところが大変気になるわけですけれども。大抵余り当たらないんですよね、今まで。国会で十二、三年こうやって見ていますけど、竹中平蔵さんから始まっていろんな方がいましたけれど、まあなかなかそのとおりはいかないわけでございます。 ですから、政治は、学者の方々の御意見を、エコノミストの方々の御意見を参考にすべきはすべきなんだと思……
○大門実紀史君 大門でございます。 私も異次元緩和に関連して質問をさせていただきますが、時間の関係で、湯元参考人が比較的一番民間に近いのかなと思いますので、ちょっとマーケット関係もありますので湯元参考人に絞って伺います。 私もふだん財政金融委員会で、今のあった出口論といいますか、出口なしだと思っていますけれども、そういう議論はしてきましたけれど既にありましたので、もう一つ、この間指摘されているおかしな問題として、官製相場という言い方がされておりますけれども、つまり日銀マネーが市場、相場を形成、ゆがめていると、つくっているというふうなことで指摘されている話ですけれども。 十月三十一日に追加……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 昨日あれだけの事件が起きて、普通ならばこの委員会も、私の質問の前にもう審議がストップして、今頃散会しているのが普通じゃないかというふうな大事件が起きたわけですよね。にもかかわらず、まだ審議続いておりますので質問はしますけれども、昨日の事態は大変重く受け止めるべきではないかなと、一旦この法案の審議も考えるべき事態ではないかなというふうに思います。 我が党は、かねてからこのマイナンバー法案に対して、個人情報の流出によるプライバシーの侵害と、今言われています、それが悪用されるというおそれがあることを指摘して、それを最大の理由として反対をしてきたわけ……
○大門実紀史君 大門です。 本日は、本当にお忙しい中、ありがとうございます。 本当に、公述人の方々から御指摘があったとおり、なぜまだTPPここで審議しているのかということだと思います。本当に、トランプさんが離脱を明言して、アメリカ抜きに現在審議しているTPP協定は発効しないわけですから、それを承認しても意味がないわけですね。ところが、どうしても安倍さんとか与党の皆さんは承認してくれということで、私たちも困っているんですけれども。なぜやったのかと言われたら、本当にそういうことだと思います、国民感情から言ってですね。 とにかく、一旦離脱を決めた後のアメリカの対応はもう二つぐらいしか考えられな……
○大門実紀史君 本日はお忙しいところありがとうございます。 この公聴会は経済・財政・社会保障でございますので、最初、全体に共通する話を三人の先生に伺いたいと思います。 お聞きしたいのは、福祉・社会保障分野における、何といいますか、市場原理主義の導入といいますか、福祉・社会保障分野の市場化、マーケット化が進んできたわけですけれど、それに対するお考えを聞きたいなというふうに思っております。 振り返りますと、九〇年代から新自由主義的な流れが強まって、日本でも、特に小泉・竹中路線ということで、あの辺りから大変新自由主義的な流れが強まってきて、新自由主義の自由というのは、もう人間の自由じゃなくて企……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 お忙しい中、ありがとうございます。 せっかく中空公述人に来ていただいているので、やはり金融、日銀政策についてまずお聞きしたいというふうに思います。 コロナ対策で世界の中央銀行が金融緩和をやって、そのマネーがなかなか実体経済に回らないで株式市場に入ってバブルをつくり出しているんじゃないかということが大体の感覚じゃないかと思います。つまり、緩和マネーがつくり出したバブルと言えると思いますが、それだけでなく、日本銀行は今までも積極的に株価の下支えといいますか、ETFの購入を進めてまいりまして、今回のコロナ対策で、年間今まで六兆円だった購入額を十二兆……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。 公述人の皆さん、お忙しい中ありがとうございます。 まず、中室公述人に伺います。 お話、大変参考になりました。問題意識、一致する点も多々ございます。一点、人への投資と経済の関係についてお聞きしたいというふうに思います。 今、世界でも日本でも経済格差が問題になっております。貧困の拡大、問題になっております。その経済格差は経済成長を阻害するという考え方も多く今指摘されるようになってきております。 二つのメカニズムがあるのではないかと思うんですけれど、格差が広がる、貧困層が拡大すると需要が低迷すると、で、経済成長を阻害するというのが一つ言われております……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。