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近藤正道 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

近藤正道[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは近藤正道参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。近藤正道参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
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■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

20期(2004/07/11〜)

第161回国会 内閣委員会 第3号(2004/11/02、20期、各派に属しない議員)

○近藤正道君 無所属の近藤正道でございます。  初めての国会における質問でございますので、どうかよろしくお願いをいたします。  私もBSE問題をお尋ねしたいと思っておるんですが、やっぱり私の選挙区が新潟であります。でありますので、その前に中越地震災害のことについて質問をさせていただきたいというふうに思っています。  本当にあの二十三日以降、政府の皆さんから本当に救済復興のために大変な御支援をいただいておりますことを、私からも心から県民の一人として感謝をさせていただきたいというふうに思っておりますし、亡くなられた方あるいは被災をされた方に本当に心からお悔やみを申し上げさせていただきたいというふう……

第161回国会 内閣委員会 第4号(2004/11/04、20期、各派に属しない議員)

○近藤正道君 無所属の近藤正道でございます。  若手のホープの棚橋大臣、本当に、今ほど黒岩さんとのやり取りを聞かさせていただきまして、正に期待するところ大でございます。是非頑張っていただきたいと思います。  私も、二日の日に引き続きましてBSE問題一本でやらさせていただきたいというふうに思っています。  食の安全ということで、これを中立、科学的な立場でリスク評価をする、こういう鳴り物入りで食品安全委員会、昨年の七月にスタートをいたしまして、今本当に一年足らずでありますけれども、BSE問題で国民の大きな注目を浴びているところだというふうに思っております。私は、今回の中間取りまとめにつきましてはい……

第161回国会 内閣委員会 第6号(2004/11/18、20期、各派に属しない議員)

○近藤正道君 無所属の近藤正道でございます。  e―文書法案、民間保存の文書等につきまして、原則としてすべての電子保存を可能にすると、こういうこの法の趣旨、賛成でありまして、十分という限られた時間の中で、そういう前提に立って二、三質問をさせていただきたいというふうに思っています。  最初は本当に初歩的な、基礎的な質問でありまして恐縮でございますが、今回の法案によりまして原則としてすべて電子保存可能になるということでありますが、これに伴って電子保存された文書の改ざんというものが一層心配になると、こういう向きもございます。  そこでお尋ねをいたしますが、電子保存された文書が改ざんされていないという……

第161回国会 内閣委員会 第8号(2004/11/30、20期、各派に属しない議員)

○近藤正道君 無所属の近藤正道でございます。  私も、冒頭、この後れている日本の犯罪被害救済に向けて、今回、議員立法という形で提案をされたわけでございますが、関係の皆さん、提出者の皆さんの御努力に心から敬意を表したい、こういうふうに思います。  その上で、時間がありませんので、四点ほど簡潔にお尋ねをしたいというふうに思います。  最初は確認でありますが、この法案の第二条に犯罪被害者等、この定義規定がございます。  この犯罪被害者等の範囲についてお尋ねをいたしますが、この犯罪被害者等というのは日本の国籍を有する者に限定されるのか、そうでないのか、お尋ねをしたいと思います。

第161回国会 内閣委員会 第9号(2004/12/01、20期、各派に属しない議員)

○近藤正道君 無所属の近藤正道でございます。  私もこの改正案の目的、大いに賛同しておりますし、これを使って警察の方でも頑張っていただきたいと、こういう立場にあるということを前提に質問させていただきたいというふうに思います。  最初は、今ほどの黒岩議員の質問と同じような中身になるかもしれませんが、今現在、転売目的の口座設定とか預金通帳等の譲受けについては詐欺あるいは盗品の譲受け罪、これで処罰をされると、これでは検挙率を高めることができないということで、今回、本法の改正に至ったということでございます。  その意味は分かった上で、私もこれでどの程度おれおれ詐欺を防止できるのか、そういう問題意識がご……

第162回国会 経済産業委員会 第9号(2005/04/12、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤正道です。  昨年の八月、美浜原発事故直後に私も現地を視察させていただきました。最初に朝田参考人にお尋ねをしたいというふうに思いますが、最終報告では、事業者の不十分な保守管理、品質保証の体制が事故の根本原因であると、こういうふうにしておりまして、その背景には事業者の安全文化の劣化があったと、こういうふうに指摘をしております。問題は、その安全文化の劣化の原因でありますが、私は、事業者の経済性最優先、つまり運転最優先、この姿勢があったんではないかと、こういうふうに思えてなりません。  最終報告によりますと、平成七年前後から関電は配管の肉厚が基準を下回ることが判明しても、材……

第162回国会 経済産業委員会 第15号(2005/05/10、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私の地元は新潟でございます。新潟には柏崎刈羽そして巻と、二つの原子力発電所の計画がございました。柏崎刈羽は現在順調に運転を続けておりますが、巻につきましては、住民投票の結果、計画が白紙撤回をされました。そしてまた、柏崎刈羽原子力発電所につきましても、いわゆるプルサーマル計画については刈羽村で住民投票が行われ、その結果、プルサーマル計画は中止ということになりました。  つまり、二つの住民投票の結果が原子力発電あるいはプルサーマル計画にノーを突き付けたと、そういうところでありますので、私にとりましては、今日この委員会では原発の、原子力発電の着実な推……

第162回国会 経済産業委員会 第16号(2005/05/12、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。一昨日に引き続きまして質問をさせていただきたいというふうに思っています。  一昨日の積み残しからでありますが、最初はクリアランス制度についてお尋ねをいたしたいというふうに思っています。  今日もいろんな観点から、クリアランス制度が大丈夫なのかという観点からいろいろ御質問がありました。御論議がございました。  私は、このクリアランス制度、言わば関所みたいなものだと思っておりますが、これでしっかりと皆さんとしてはチェックをして、その手続を経たものだけが外部に出る、こういうことでございますが、万一クリアランスされるものとして扱われるべきでない廃棄……

第162回国会 行政監視委員会 第3号(2005/03/28、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤正道です。  私は、ODA、インドネシア・スマトラ島のコトパンジャン・ダムについてお尋ねをしたいというふうに思っています。  一九九六年、日本からのODA約三百十二億円の円借款でインドネシアのスマトラ島にコトパンジャン・ダム、これは水力発電所でありますが、これが建設されました。そのため、約五千世帯、二万三千人の人たちが強制移住ということになりまして、家や農地が水没をしたわけでございます。当時のスハルト政権は現地に軍隊を駐留させて住民の抵抗を抑えてかなり無理な同意を、住民同意を取り付けたと、こういうふうにも報じられております。しかも、代替地がかなり問題になるところであり……

第162回国会 行政監視委員会 第4号(2005/04/04、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤正道です。  私は、先ほどの浮島委員の質問の中にもありました無駄遣い批判の多い年金事務費のことについてお尋ねをしたいというふうに思っています。  現在は特別措置によりまして、年金事務費、保険料から賄われておると、こういうことでありまして、これは一九九八年度の財政構造改革法以降そういうことになっているわけであります。で、この財政構造改革法それ自身は翌年に停止をされたわけでありますが、社保庁の事務費を保険料から充当する、この部分だけは停止の対象外になりまして推移をし、そして〇四年度以降は毎年、財政運営のための公債の発行の特例等による法律に基づきまして特例措置として続いてお……

第162回国会 行政監視委員会 第5号(2005/04/25、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤正道です。  JR西日本の大事故、亡くなられた方々の御冥福をお祈りすると同時に、事故に巻き込まれた方へのお見舞いを心から申し上げさせていただきたいというふうに思います。その上で質問に入ります。  最初に、地震と原発のことについてお尋ねをしたいというふうに思っています。  十年前の阪神・淡路の大震災以降、地震の専門家の間では、それまで地震活動、比較的穏やかだった時期がありましたけれども、阪神・淡路以降活動期に入ったと。大体五十年周期ぐらいで穏やかな活動と活発な活動が繰り返されているようでありますが、阪神・淡路以降活動期に入ったと、こういうふうに言われております。そのとお……

第162回国会 行政監視委員会 第6号(2005/05/16、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私は、百七名の本当に尊い方々の命を奪ったJR西の尼崎列車脱線事故についてお尋ねをしたいというふうに思っています。  質問に入ります前に、本当に尊い命をなくされた百七名のみたま、そして御家族、今なお負傷の床にある被災の皆さんに心からお見舞いを申し上げたい、そして一日も早い御快癒をお祈りしたいと、こういうふうに思っております。  いろいろ事故原因の解明、再発防止策の確立のために国交省も御奮闘のところであろうかと思いますけれども、いろいろ事実関係が明らかになってまいりました。返す返すも、仮にスピードの出し過ぎ、このことがあったとしても、これを制御する……

第162回国会 行政監視委員会 第7号(2005/06/13、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今般の鋼鉄製橋梁工事をめぐる談合事件に関連して質問をさせていただきたいと思っております。  公共工事をめぐる談合事件が後を絶たない要因の一つに、指名競争入札の際の指名業者氏名、名前を公表する時期が入札の前になされる問題があるのではないかと思っております。独禁法、入札ガイドライン、入札適正化法、そして入札適正化指針、この四つの法令、ルールがあるわけでございますが、この四つを適切に合理的に解釈すれば、私としてはどう見ても指名業者名の公表は入札の前ではなくて入札の後にするのが適切であると。  今行われている入札前の公表、事前公表と申し上げます……

第162回国会 行政監視委員会 第8号(2005/07/11、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、前回の行政監視委員会で鋼鉄の橋梁談合事件について質問をいたしましたけれども、その際時間の関係で質問できなかったこと、そして今ほどの紙委員の質問に続いて、警察の不適正支出のこと、この二つについてお尋ねをしたいというふうに思っています。  まず、橋梁談合のことでございますが、談合を防止するためには指名競争入札の際の指名業者の名前の公表時期、これが非常に重要であると、私、前回指摘をさせていただきました。入札前ではなくて入札後に名前を公表する、こういうふうに改めることが談合をやっぱり少しでも減らす重要なポイントになると、こういうふうに指摘……

第162回国会 行政監視委員会 第9号(2005/07/25、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  アスベスト問題について質問をさせていただきます。  七月の二十日、衆議院の厚生労働委員会でこの問題の集中論議がございました。この際に、我が党の阿部知子委員が、国、当時、旧労働省でありますが、一九七六年にアスベストに関する通達を出しておって、この段階でアスベストが周辺に健康被害を及ぼすことを既に把握していた事実を明らかにいたしました。  質問でございますが、この通達を出した後、厚生労働省、旧労働省でありますが、業界に対してどのような具体的な指導をしたのか、また、この通達に関連して関係省庁との間で連携はあったのかどうか、お尋ねをいたします。

第162回国会 内閣委員会 第2号(2005/03/10、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 何点かお尋ねしたいと思いますが、最初に原子力安全委員会についてお尋ねをしたいと思っています。  関西電力の美浜原発三号機、この蒸気噴出事故が、昨年の七月、私ども参議院選挙の直後にございまして、十一名の死傷者が出るという大事故でございました。これは二次系配管、これが薄くなると、減肉というふうに言っているようでありますが、この減肉を放置をしたと。そのことが原因となって、高温高圧の蒸気が噴出をして、原発史上大きな事故になってしまったと、こういうものでございます。  これにつきましては、保安院とそして原子力安全委員会と双方で事故調査委員会をつくって、今鋭意、調査検討をしているようでござい……

第162回国会 内閣委員会 第3号(2005/03/18、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤です。  男女共同参画社会の形成についてと防災のことの二つについてお尋ねをしたいというふうに思っています。  最初に、男女共同参画社会の形成実現についてお尋ねをしたいというふうに思いますが、新年度、男女の共同参画関連政策の経済的効果に関する調査、大変これは新規事業で盛り込まれておりまして、期待するところ大でございます。是非、この定量的分析で共同参画社会の形成が促進されますよう強く要望申し上げておきたいというふうに思っています。  私がお聞きしたいのは、もう一つ、基本計画の見直しが新年度行われるということでございまして、この中にどういうものを盛り込むのか、これが大変関心……

第162回国会 内閣委員会 第5号(2005/03/31、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤です。  地域再生法、その目指すところは地域経済の活性化と地域雇用の創出が中心であると、こういうふうに言われております。今ほど来、この法案に掛ける村上大臣の並々ならぬ思い、確かに伝わってくるものがあります。  ところで、この地域再生法に先立って、鴻池大臣の下で特区の制度が二年間先行しておりますし、また法的な裏付けはともかくとして、地域再生事業が行われております。  ところで、特区につきましては、確かに村上大臣おっしゃるように、すばらしいアイデア、自立、自主、自考といいましょうか、そういう観点でのすばらしいアイデアがたくさん出てきて、地域のやっぱり元気というものを実感さ……

第162回国会 内閣委員会 第7号(2005/04/07、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。  私どもの会派は、これまで特区法につきましてはかなり否定的というか、懐疑的なスタンスをずっと取ってきたと、こういうふうに承知をしておりますが、私、今回の特区法の改正を見させていただきまして、それが本当に地域の活性化になるのかどうか、そして受刑者の人権に資するのか、あるいは教育という観点で問題はないのか。私は、そこをしっかり押さえた上で丸が付くということであるならば、私はやっぱり積極的にこれを容認すべき、そういうふうに基本的に思っておるわけでございます。  午前中もいろいろ質問がありまして、そもそも今回のこの特区法が、例えば刑務所の場合でありますけれ……

第162回国会 内閣委員会 第9号(2005/05/12、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  この祝日法改正案、今ほどの御議論にもありましたけれども、過去二度廃案ということになっております。それは、昭和という時代に対する国民の思いや評価が様々に分かれていることが背景にあるんだろうというふうに思っております。  昭和には様々な側面があります。天皇制が軍国主義と結び付いて戦争へと突き進んでいった時代もありましたし、その一方で平和で民主的な国に生まれ変わった、そういう時代でもございました。戦前と戦後の違いはとても大きく、連続一体ではとらえられないんではないかという意見さえございます。  ところで、祝日法の第一条は、国民こぞって祝い、感……

第162回国会 内閣委員会 第11号(2005/05/19、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私も食べることは大好きでありますし、また作ることも大好きでありまして、台所にはしょっちゅう立ちます。しかし、午前中にお話しになられました、質問された円議員とか、あるいは午後の神本議員のように実感あふれる話はできません。  食育の問題につきましては、この基本法が付託をされた以降、いろいろ勉強させていただきまして、私自身も食生活の乱れ、これは本当に深刻なものであるというふうに受け止めておりまして、何とかしなければならないというふうに思っておりますが、この基本法のようなやり方がいいのかどうかということについては、率直に言っていろいろ疑問等も覚えている……

第162回国会 内閣委員会 第12号(2005/06/07、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤正道です。  三人の参考人の先生方、本当に有益な問題提起、御説明いただきまして、本当にありがとうございました。  多少私がお聞きしたかったことを先に聞かれたところもありますので、一部もしかすると部分的に重複するかもしれませんが、より先生方の方から明確にお話をいただいて私の頭の整理をもっと明確にしたいと、こういう立場でお尋ねをしたいと思います。  最初に香川参考人にお尋ねをしたいと思いますが、この食育基本法について積極的に賛成である、進めたいと、こういうお話でありまして、冒頭、非常にこういう食育についての国民運動をやっぱり本格的にやらなきゃならぬと、そういう論旨を非常に……

第162回国会 内閣委員会 第13号(2005/06/09、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  おとといの日に三人の参考人の先生方から大変有意義な話を伺いました。それぞれお三方とも、食育の大切さ、重要さ、これは十分踏まえておられますし、それぞれ食育の大変な実践家でもございました。しかし、この食育基本法の評価については私は分かれたというふうに思っております。その分かれた一番の要因は、やっぱり政府の果たすべき役割というか、政府がまず最優先でなすべきことは何なのかと。このことについてやっぱり評価が分かれ、そしてそれがこの法案の評価と結び付いていったんだと、こういうふうに私は思っております。  私はそう思っておるんですが、やっぱり政府の一番最優先……

第162回国会 内閣委員会 第14号(2005/06/14、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  今日は、警察不正経理を軸とした審査ということでありますので、私も警察のいわゆる不正経理問題一本でやらさせていただきたいというふうに思っています。  現在、十九の道府県でいわゆる不正経理の疑惑が具体的に私は指摘されていると、こういうふうに思っております。その十九の中で五つのところで、疑惑ではなくて現実に不適正支出、不正支出があったということで、実態の全部かどうか分かりませんが、かなりの部分が出て、そして一定の金額が県に返されたと、こういうことでございまして、これだけの数、そして警察の特殊性からいきますと、これは単なる各県警の問題ではなくて、警察庁……

第162回国会 郵政民営化に関する特別委員会 第3号(2005/07/15、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  時間がありませんので、端的に総理にお尋ねをしたいというふうに思います。  郵政公社は中央省庁等改革基本法の第三十三条第一項、これに基づいて設立をされております。この法律は、中期の経営計画とそして業績評価、この実施を求めており、そして同じ項目の中で、何度も議論されております六項のいわゆる民営化は行わないと、こういう規定を設けているわけでございます。だから、現に民営化を行わないと、こういうふうにはっきり定めたこの法律があるにもかかわらず、その一方で郵政民営化を行うと、こういう法律を国会に提出するということは、私は、内閣に誠実な法律の執行義務を求めた……

第162回国会 郵政民営化に関する特別委員会 第7号(2005/07/22、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  竹中大臣にお尋ねをいたします。  郵政民営化につきまして、都道府県、市町村の議会からたくさん意見書が上がってきております。ほとんど反対、あるいは実質反対、この声が多いわけでございますが、担当大臣としてどうこれを受け止めておられるのか、お尋ねをしたいというふうに思っています。  まあ、小泉総理は一部の人の声だと、こういうふうに切り捨てられましたけれども、竹中大臣はどういうふうに思っておられるのか。同じなのか、同じようにお考えになってこの地方の切実な声に耳を傾けないのか、お尋ねをしたいと思います。

第162回国会 郵政民営化に関する特別委員会 第11号(2005/08/01、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  昨日から、岩手県内二つの特定郵便局、視察をさせていただきました。過疎地で本当に頑張っておられる皆さんの声を聞かさせていただきました。私、選挙区新潟でございまして、新潟も岩手県同様、過疎地域をたくさん抱える、簡易郵便局をたくさん抱える地域でございまして、私なりに一人で回っておりましたけれども、昨日皆さんと一緒に見させていただいて、改めて今回の郵政民営化法案が過疎地域の、正に簡易郵便局に問題点が集中するわけでございますが、その問題点、改めて痛感をしたところでございます。  一番最後でありますので、かなりダブるところもありますので、そこは省略……

第162回国会 郵政民営化に関する特別委員会 第12号(2005/08/02、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  午前中の片山委員の答弁で総理は、民営化委員会による見直し、これは経営形態の在り方も含めすべての事項を対象とすると、こういうふうに述べられました。また同時に、総理は、民営化委員会は郵政民営化法に定められた理念、そして方向に即して問題点を見直すと、こういうふうにも述べておられます。  郵政民営化の理念というのは郵政民営化法の第二条に定められておりまして、公社の機能を分割して、それぞれこれを株式会社に引き継ぐと、分割そして民営、こういうものを規定しているわけでございますけれども、民営化委員会が民営化に関するすべての事項を見直しの対象とするということに……

第162回国会 郵政民営化に関する特別委員会 第15号(2005/08/05、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  最初に、少し細かいことでありますが、地域にとっては大変大切なことについてお尋ねをしたいというふうに思っています。  先ほど、公社の正規職員の雇用、勤務条件の話がありましたけれども、私がお聞きしたいのは、正規職員ではなくて非正規職員、ゆうメイトと言われております日々雇用の非常勤職員のことでございます。  これ、この間も私、少し質問をさせていただきましたが、これは承継職員には該当しないと。民営化後の再雇用は承継会社の経営判断に法律的にはなると、こういう関係になっているわけであります。しかし、この数十二万人ぐらいというふうに言われておりますが、これは……

第162回国会 予算委員会 第7号(2005/03/08、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。  今月の三日、広島地方裁判所でいわゆる学生無年金障害者訴訟の判決がございました。国が敗訴いたしました。これで国は同種事件で三連敗でございます。  この判決と国三連敗というものをどういうふうに受け止めておられるのか、尾辻大臣にお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 国の敗訴の流れというのは、私は定着しているというふうに思っています。しかも、次第に国にとって厳しい中身になっております。是非私は、この広島地裁判決は控訴をしないで確定をさせていただけないだろうか、強く要望申し上げておきたいというふうに思っています。  次に、BSE問題についてお尋ねを……

第162回国会 予算委員会 第11号(2005/03/14、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤正道です。  昨年七月に十一名の死傷者を出しました美浜原発三号機の事故調査と関西電力の配管の管理の実態がほぼ明らかとなりました。ずさんの一語に尽きるというふうに私は思っております。中川大臣から、この結果、どういうふうに受け止めておられるのか、所見をお伺いいたします。
【次の発言】 関西電力の報告をうのみにしたと、そして一連のでたらめな配管管理、これを見抜けなかった。類似の事故があったときにも、うちは大丈夫だという関西電力の報告を真に受けた。文字どおり大甘の検査を行って、美浜三号機の大事故、これを結果として発生を許してしまったと。そういう意味では、保安院の責任は極めて大……

第163回国会 行政監視委員会 第1号(2005/10/24、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、電源開発促進対策特別会計、以下、電源特会というふうに略称いたしますが、この電源特会のことについてお尋ねをしたいというふうに思っています。  特別会計をめぐる問題が国会で最近たくさん議論されております。とりわけ、電源特会につきましては、税金の無駄遣いという観点から議論されておりますが、今年の六月の平成十五年度の決算審査措置要求決議では、電源立地勘定における予算と決算の乖離、この問題について厳しい指摘が全会一致でなされました。そしてまた、この九月の衆議院の予算委員会では、電源特会の見直しを求める質問に小泉総理が、こういう財政状況であり……

第163回国会 国土交通委員会 閉会後第1号(2005/12/08、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今ほどの質問の最後の続きみたいなところから始めたいと思いますが、九八年の建築基準法の改正当時、民間に建築確認と検査を開放するということについては様々異論が出されました。今ほど話がありましたけれども、日本弁護士連合会でも、当時、建設大臣に対して意見書を提出をいたしまして、営利を目的とする株式会社が公正中立な立場で検査ができるとは到底思えないと、また、手抜き工事等の欠陥住宅を生み出す建築業界の実態、体質、業者に依存せざるを得ない建築士の現状等を踏まえれば、民間の検査機関によってどれほどの効果が期待できるか甚だ疑問だと、こういう指摘、申入れを……

第163回国会 内閣委員会 第1号(2005/10/25、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今年は戦後六十年ということでございまして、戦後、日本が置き去りにしてきた様々な問題について解決を図っていかなければならない、そのリーダーシップを是非内閣官房長官に果たしていただきたいという立場で、二つ最初にお聞きしたいというふうに思っています。  一つは、第二次世界大戦終了までに日本の企業に徴用された、そして終戦までに死亡した徴用朝鮮人の遺骨問題、先ほど喜納先生が御質問をされましたが、このことをお聞きしたいというふうに思っています。もう一つは、同じく日本の企業に徴用し、雇用され賃金の支払を受ける、そういう立場にありながら、終戦で急遽朝鮮……

第163回国会 内閣委員会 閉会後第1号(2006/01/17、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。  最後あと十五分でございますので、お付き合いをいただきたいというふうに思っています。  皆さんからそれぞれ質問がございました。一昨年、昨年と、子ども、幼児を対象とする大変衝撃的な事件が連続をいたしまして、とりわけ先般の栃木今市の事件につきましてはいまだ検挙に至らずということでございまして、警察の格段の御奮闘をよろしくお願いをしたいというふうに思っております。いずれにいたしましても、こういう衝撃的な事件の中で、子どもの安全対策求める声は非常に強い。そういう声を受けまして、政府も連絡会議等、対応に立ち上がっているわけでございます。  そういう中で私は、……

第163回国会 内閣委員会 第2号(2005/10/27、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今回の風営法の改正の趣旨は人身取引対策とそして風俗環境の整備と、この二つが目的だというふうに理解をしておりまして、方向としては賛成をしたい、こういうふうに思っております。とりわけ、私は人身取引対策という観点でこの改正がどの程度の射程といいましょうか、貢献をするのかと、そういう観点で関心を持っておるわけでありますが、そういう意味で考えますとまだまだカバーし切れていないところがたくさんあるなと、そういう思いがいたします。  そういう観点で以下何点か質問したいというふうに思いますが、最初に、昨年の四月に政府は人身取引に関する関係省庁連絡会議、……

第163回国会 郵政民営化に関する特別委員会 第4号(2005/10/14、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私が最後のどうも質問者になるようでございます。  選挙前と選挙後と随分雰囲気が変わったというふうに私も思いますが、しかし郵政民営化、それがどういう結果をもたらすのか、その住民、有権者の不安というのはやっぱりそれなりに私は今度の選挙でも出たというふうに思っています。北海道や東北、そして北信越、私の選挙区の新潟もそうでありますけれども、今ほどの金融排除の問題だとか、あるいはサービス、ユニバーサルサービス、そして郵便局の存続の問題、そういう住民の不安は比例区の得票率の中にはっきり私は出ていたんではないかと、こういうふうに思っておりまして、住民……

第163回国会 予算委員会 第2号(2005/10/05、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  最初に、原発のことについてお尋ねをしたいと思います。  本年八月の地震で女川原発は設計上想定した限界以上の揺れに襲われました。これは国内初の事態でございます。想定の甘さなど安全審査に問題があったのではないでしょうか。また、今後宮城沖地震など、より大きな地震が予想される中で、十分な原因の解明と納得できる対応がなされない限り安易な運転再開は認めるべきではないと思いますが、経産大臣のお考えをお尋ねします。
【次の発言】 次に、アスベスト対策についてお尋ねをいたします。  先ほども御議論がありましたけれども、政府はアスベストに関する過去の対応に……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第3号(2006/04/26、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  行革推進の理念の質問はちょっと後の方に回しまして、通告の二番目のところから入っていきたいというふうに思います。  政府は、この間の衆議院の議論、公務員削減の数値目標の合理的な根拠、これを説明することは私はできなかったんではないかと、こういうふうに実は思っております。今でも小さな政府でございますけれども、官と民、国と地方の役割分担、業務の仕分、これはこれからだと言いながら、削減の数値目標を腰だめの数字で法案に書き込んだと、これは私は明らかではないかというふうに思っております。正に削減数値目標が先にあったと、順序が全くあべこべではないかと、……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第5号(2006/05/09、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は四名の参考人の先生方、本当に貴重な、そして示唆に富む問題提起をいただきまして、本当にありがとうございました。勉強になりました。  最初に山家参考人にお尋ねをしたいというふうに思います。  政府は、簡素で効率的な政府目指して、今でも主要国中最も小さな政府に属するこの国をもっと小さな政府にする、改革の名の下でこれを行うということで、行革推進法案、市場化テスト法案、この成立を目指しているわけでございます。  今ほど山家参考人の方から小さな政府の量と質の点で問題提起がございました。その中でもかなり出ているわけでございますが、この小さな政府……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第6号(2006/05/11、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、行革推進法案と義務教育の関係につきまして質問をいたしたいと思います。  最初に、義務教育教職員の定数改善計画でございます。  一九五九年からスタートをいたしまして、この間、第一次から第七次まで、定数改善計画が積み上げられてまいりました。小坂大臣、七次にわたるこの定数改善計画が果たしてきた役割と効果についてお答えください。
【次の発言】 小泉総理は衆議院におきまして、この法案の第五十五条の第三項が定めます児童生徒数の減少を上回る教職員等の純減、これを実施したとしても、公立学校における教育の質の低下をもたらすものにはならないよう配慮し……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第9号(2006/05/18、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤正道と申します。  今日は、四名の公述人の皆さん、本当にいい問題提起をしていただきまして、ありがとうございました。今後の議論の中に是非生かしていきたいというふうに思っています。  私は、片山公述人に主に何点か質問をさしていただきたいというふうに思います。  今ほど来の話と少し関連もするんですが、片山公述人が冒頭に、今回の法案について総括的に、多様な自治体を画一的に扱う愚は避けるべきだと、全国で約千八百の多様な自治体、いろんな経過、内容があるにもかかわらず、画一的な縛りで方向付けるというのはやっぱり問題だと。全く私も同感でございます。  しかし、片山公述人、今ほど使いよ……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第12号(2006/05/24、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  行革推進法の四条の三号で、現行政策金融機関の負債総額が資産の総額を超える場合の超過額又は新政策金融機関に生じた損失で、経営責任に帰すべきものは財政上の措置は行わないと、こういうふうに規定されております。  そこで最初に、細かくて恐縮でございますが、四つまとめて行革大臣にお尋ねをいたします。  一番目でありますが、この場合、経営責任に帰すという判断基準は何でしょうか。経営責任に帰す場合、だれが責任を負うんでしょうか。経営責任に帰さないものはだれが負担するのでしょうか。そして最後、四番目、現行政策金融機関の債務超過のうち、経営責任に帰さない……

第164回国会 行政監視委員会 第3号(2006/04/10、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤正道です。  輸入農産物の安全性について質問をさせていただきたいというふうに思います。  農水省が昨年に食料品の消費モニターを行いまして、輸入農産物、輸入原材料の安全性について調査をいたしました。そうしたら、国民の七五%、回答者の七五%が不安であると、こういう回答を寄せているわけでございます。  問題は、輸入食品のチェック体制でございますが、全国三十一か所の検疫所で約三百人ぐらいの検査官によってチェック、検査が行われているということでございまして、モニタリングは、検査は、そのうちのわずか五%ぐらい、こういう実態を知りまして大変驚いているわけでございます。  このことに……

第164回国会 行政監視委員会 第4号(2006/04/24、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、独立行政法人日本スポーツ振興センターのサッカーくじ、totoについて質問をさせていただきたいと思います。  サッカーくじ、いろんな議論を経て導入されたわけでございますが、このくじの売上げ、販売が始まった二〇〇一年、この時点では六百四十二億円ございました。しかし、これがピークでございまして、それ以降は毎年減少の一途をたどっております。昨年の売上実績は百四十九億円、大変な落ち込みでございます。  ところが、日本スポーツ振興センター、ここは、今年度の売上げを昨年より百十五億円も多く、つまり七五%アップ、こういうふうに見込みまして二百六十……

第164回国会 行政監視委員会 第5号(2006/05/29、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今回は少したくさん質問時間いただきましたんで、サラ金の多重債務の問題について質問をさせていただきたいと思っています。  私も、サラ金の多重債務、自己破産、幾つか仕事の上でかかわっておりますが、大変深刻な事態になっているというふうに思っています。自己破産が、三年前のピークは過ぎましたけれども、依然として年間二十万件、つまり一日当たり五百五十件自己破産の申立てがあるという大変な事態でございまして、サラ金の業者がつくっております協会の多重債務の白書を見ましても、サラ金の利用者は二千万人を突破していると。大体サラ金の利用者の一割が多重債務に陥っ……

第164回国会 行政監視委員会 第6号(2006/06/05、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、自殺防止対策について関連してお尋ねをしたいというふうに思っています。  自殺者数が八年連続して三万人を超えたと。そういう中で、このたび自殺対策基本法が議員立法で出てくる、そういう方向で準備がされております。そういう中で、安倍官房長官が三月の十六日の参議院の内閣委員会におきまして、今後十年間で自殺者の数を平成十年の急増以前の水準に戻すことを目指して総合的な対策を推進していくと、こういう決意を述べられました。いいことだというふうに思っております。  そして、この自殺予防対策でございますが、これは各NPO団体もそうでありますし、参議院の……

第164回国会 行政監視委員会 第7号(2006/06/12、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、国際的な熱帯林など、違法伐採の問題について質問をさせていただきたいと思います。  国連が公表いたしました世界の森林白書、これによりますと、データは少し古いんですが、八〇年から九〇年、この十年間で日本の国土面積の約四倍に相当する熱帯林、一億五千四百万ヘクタール、これが消滅をしたと、こういうふうに言われております。日本は、OECDの中で、つまり先進国の中でも有数の森林国であるにもかかわらず、木材の輸入率が、八割は外国から輸入をしているということでございますが、国連のデータ等を見ましても、日本の輸入木材の二割強は違法伐採によるものではな……

第164回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号(2006/03/08、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  原田参考人、今日はどうも、大変、質疑も含めまして有益な貴重な御意見いただきまして、ありがとうございました。  私も、このODAの問題で二つの価値観の間で私自身も揺れているところがございます。何のためにODAを行うのかというところでございますが、報告書の中にも、NGOなど援助に携わる関係者の一部から狭い国益が途上国の開発に優先することがないようとの注意が出たとか、そういう指摘もありますし、また、やっぱり結局、ODAについては常に人道主義に基づく利他という理念があるのは事実である。しかし、税金を使ってやるわけでございますので、国益、この中身……

第164回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号(2006/03/23、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  予算の委嘱審査でございますので、最初に来年度予算の特徴についてお聞きしたいというふうに思います。  この特徴は、一般歳出、つまり無償援助部分、これを抑えながら、その代わり円借款とかあるいは棒引き、債務救済、こういうものを少し確保して、そして全体で帳じりを合わせていると、こういうところに特徴があるというふうに思っています。  無償資金援助、これは昨年度に比較してマイナス二・六%、こういう中身になっておりますが、しかし一方で、政府、小泉総理は昨年いろんな会議で無償援助について頑張るという、そういう表明をされております。今後三年間でアフリカ向……

第164回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第6号(2006/05/31、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  スケールの大きな話の後で恐縮でございますが、私はフィリピンにおける一つのODA事業のことについてお尋ねをしたいと思います。  資料として配付させていただきましたフィリピン、ルソン島のアグノ川かんがい事業の円借款のことでございます。これは上流にサンロケ・ダムというアジア最大のダムがあると。そのダムのかんがい部門という位置付けでございまして、事業費が約二百億、このうちの百五十億をJBICが円借款をするということで話が進んでいるようでございますが、今年の二月の二十一日付けの書簡で、現地の住民団体から政府とJBICに要請が来ております。これは事……

第164回国会 内閣委員会 第1号(2006/02/03、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 猪口大臣に最初にちょっとお尋ねをしたいと思いますので。  社民党の近藤正道でございます。  今日は、食の安全をテーマの委員会でございますので、それをやりたいと思いますが、その前に猪口大臣に一言、一つお聞かせをいただきたいというふうに思っています。  障害者対策のことでございまして、問題は今連日マスコミにも登場しておりますホテルチェーンの東横インの事件でございます。ハートビル法とか福祉のまちづくり条例などに基づいた障害者の設備だとかあるいは駐車場、点字ブロック、こういうものを違法に改造、撤去する、こういう事件でございまして、大変まあ驚いております。競争に勝ち抜くために、障害者の自立……

第164回国会 内閣委員会 第3号(2006/03/16、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日、初めて三十分を超えて三十五分の質問時間をいただきまして、本当にありがとうございます。  最初に、猪口大臣に一つだけお聞かせをいただきたいというふうに思っています。  男女共同参画社会推進のために本当に頑張っておられるというふうに思いますし、出産費用の無料化など少子化対策についても、まあ結論はともかくとして、今大変頑張っておられる。今日は私は四番目の質問でありますが、それぞれの質問に対する答弁、大変歯切れが良くて積極的に決意を述べられておりまして、本当に私は敬意を表しております。  また、第二次男女共同参画社会基本計画につきましても……

第164回国会 内閣委員会 第4号(2006/03/22、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。  今回の国会で格差のことが種々議論になりました。  初めの段階で、この国の格差拡大についての総理に対する質問で、総理は、実感としての格差拡大はあるのかも分からぬけれども、統計の上ではそういう有意な差はないと。結局、高齢者世帯が増えていることとか、あるいは世帯単位が非常に小さなものになっていると、そのことが要因であって、その要因を除外をすると、格差の拡大、有意なものではないと、こういうふうな答弁をされたというふうに私は理解しておるんですが、その後、いろんな方々がこれについて言及をされております。  そういう意味で、多少確認的な質問になる嫌いがございま……

第164回国会 内閣委員会 第6号(2006/04/11、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  質問時間がわずか十二分でありますんで、二つほど質問できればいいなと、こういうふうに思っております。  一つ目でございますが、エアソフトガン、これは従来は規制の対象外だったわけでございますが、このエアソフトガンのうち人を傷害し得る威力を持つものについて所持を禁止するということでございます。  六か月の経過措置の後に発効するわけでございますが、このエアソフトガンのうち人を傷害し得る威力を持つもの、これが外観で一目瞭然で分かる場合と分からない場合がございまして、分かる場合は検挙は容易だというふうに思いますが、分からない場合どういうふうに現場で……

第164回国会 内閣委員会 第8号(2006/05/23、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  最初に、申し訳ありません、管轄裁判所のことを、到着で直ちにで大変恐縮でございますが、まずこのことから入っていきたいというふうに思っています。  衆議院で、管轄裁判所、事業者等の行為地、行為があった場所、これを盛り込んでいただきました。私、賛成でございます。そういう立場に立って、そういうことであればお聞きしたいことがありますんで今日お越しいただいたんですが、消費契約の類型の中には不当勧誘と不当条件と大きく二つありますが、不当勧誘の場合は、それは正にその言葉どおり、その不当勧誘のあった場所ということでいいんですが、不当条項の場合は事業者と消……

第164回国会 内閣委員会 第9号(2006/05/25、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今ほど、魚住先生と山口参考人の最後のやり取りを興味深く聞かさせていただきました。私も、この改正案、これから採決ということになるわけでありますが、私としてもやっぱり合格点、是非成立をさせなければならない、そういう法案だというふうには思っております。画期的なものだというふうに思っておりますが、しかし、今ほど来四名の参考人の皆さんがそれぞれの立場で出されました課題、とりわけ後訴遮断効をめぐる問題を考えますと、もう少しここを何とかならないのかなと。後訴遮断効のそれの意味は分かった上で、その範囲をできるだけ小さくする、あるいは例外の事由をできるだ……

第164回国会 内閣委員会 第10号(2006/05/30、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  前回も申し上げましたけれども、この団体訴訟制度、大変画期的なことであるというふうに評価をしておりますけれども、しかし最大の問題点はいわゆる後訴遮断効の問題であると、こういうふうに思っています。  私は前回の議論、そして参考人の質疑を聞かさせていただいて、やはり後訴遮断効の生ずる領域をできるだけ小さくする、そして例外をできるだけ広く解すると、こういう方向で是非運用をしていただきたいと、こういうふうに思っています。  いずれにいたしましても、これは実験的な、とにかくスタートする制度でございますんで、理論的に必ずしも明確に整理ができなくとも、……

第164回国会 内閣委員会 第11号(2006/06/01、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  十分でありますので、確認的な意味を含めまして三点質問をさしていただきたいと思います。今ほど来の御議論でほぼ理解をしているつもりでございますが、かねて思っていたことでありますので、文字どおり確認の意味で提案者に質問をさしていただきたいと思いますが。  部落差別の話がこの間出ておりますが、部落差別の意図を持った諸調査は許されないと、そして部落差別の意図を持った調査活動を行った場合には行政処分の対象になると、処分事由になると、こういうふうに明確に理解をしてよろしいでしょうか。
【次の発言】 これも先ほど来出てまいりましたけれども、第六条、探偵……

第164回国会 内閣委員会 第13号(2006/06/08、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。  今ほどの、拾った人にとっても落とした人にとってもいい制度にしたいと、制度の周知徹底を図りたいと、こういう委員長のお話でございました。是非そうしていただきたいと思いますが、いずれにいたしましても、この法改正によりまして、所有権は三か月で失う、そして二週間で現物返還ができなくなる、これは所有権あるいは財産権の重大な変更だというふうに思っておりまして、このことをやっぱりしっかりとPRの中で大きな柱として徹底して国民の皆さんに知らせると、これはやっぱり大事なことだというふうに思っていますが、今ほどの話のその一つの側面でございますけれども、その所有権、現物……

第164回国会 予算委員会 第8号(2006/03/09、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  防衛予算の中でミサイル防衛関連の予算の伸びが極めて顕著でございます。基地再編に伴いまして、横田の米軍基地内に共同統合運用調整所、こういうものが設置されることになりました。  額賀長官は、ミサイル防衛レーダーシステムについて日米で情報を共有するため、情報共有協定、この締結を指示されております。締結されますと、日本側が配備するレーダーとアメリカが今度青森の車力に設置をいたしますXバンド・レーダーなどが連結をされることになります。これは初めてのことでございます。Xバンド・レーダー、この配置はアメリカ本土以外では日本が初めてでございます。  私……

第164回国会 予算委員会 第11号(2006/03/14、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私は、防衛庁、施設庁の官製談合の問題を中心に質問をいたします。  いわゆるその防衛庁の背任事件以降も合計十二件の水増し請求事件が発覚をしております。金額でいいますと約一千億円近い金額になるわけでございますが、こういう事態を見ますと、防衛施設庁のことを言う前に防衛庁自身の改革、この改革もまだ効果が上がっていないんではないかと思えてなりませんが、いかがでしょうか。いや、大臣。
【次の発言】 今回の防衛施設庁の官製談合事件をきっかけにいたしまして、私は東京防衛施設局の過去三年の入札状況を調査をしてみました。そうしましたら、一〇〇%の落札率のところが三……

第164回国会 予算委員会 第16号(2006/03/24、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  余剰のプルトニウムは持たないというのが我が国の国際公約でございます。しかし、現に日本の国は約四十三トンの使い道の定まらないプルトニウムを持っております。そういう中で、六ケ所、ここの再処理工場でアクティブ試験、言わば試験運転が始まるわけでございまして、新たにプルトニウムが作り出されるわけでございます。これはプルトニウム余剰に拍車を掛けることになりませんか。
【次の発言】 使い道が具体的に定まらないのは、私は余剰ではないかというふうに思っております。いずれにいたしましても、四十三トンのプルトニウムの決着、これがまず先決なんではないでしょうか……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第1号(2006/11/22、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  最初に、タウンミーティングのやらせのことについてお尋ねをしたいと思います。  衆議院のさきの教育特で小坂前文科大臣、タウンミーティングを開催して国民の意見を聴いた、あるいはタウンミーティングで賜った意見を踏まえてこの法案の提出に至ったと、こういう答弁を実に九回もやっておられます。ところが、今回、このタウンミーティングにやらせ、この事実があったことが明らかになった。教育関係では実に八回のうち五回だと。今日も、このことについて本当にでたらめな実態が明らかになりました。  政府は、この間、このタウンミーティングをこの法案を成立させる大きな柱立……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第2号(2006/11/24、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、先日に引き続きまして、教育行政のことについて質問をさせていただきたいと思います。  先日は、時間も短かったこともありましたし、大臣との議論がうまくかみ合わなかったと、議事録を見まして改めてそう思いました。これはもう一度しっかり冷静にやっぱり議論をしなければならないなと、こういうふうに思っておりましたら、今日は、先ほど大臣と福山議員との間で激論がございまして、そこで、かなり私自身が改めて聞こうとしていたことがそれなりに整理されつつあるなと、そういう思いをいたしました。  先ほど大変激論をされましたんで、また大臣の手を煩わせてもう一度……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第3号(2006/11/27、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。お疲れのところ大変恐縮でございますが、もう少しお付き合いをいただきたいと思います。  教育改革のタウンミーティングで、いわゆる公務員の動員が行われてたんではないかと、こういう議論が何度かありました。青森八戸のケースだとか、あるいは先日は愛媛松山のケースなどがございましたけれども、内閣府において、内閣府が都道府県あるいは都道府県の教育委員会等を通じていわゆる動員を掛けた、こういう調査もいろいろ進められているというふうに思っておりますが、今現在どういう結論になっていたのか。八か所あったわけでございますが、どことどこの会場でどういうふうな形でこれ……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第4号(2006/11/28、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日はいじめの問題を中心に質問をさせていただきたいと思います。  最初に、今ほども御議論がありました子どもの権利条約、この問題から入っていきたいというふうに思います。  十二年前にこの条約の批准が行われました。条約が批准されたわけでありますので、憲法に次いで条約、そしてその下に法律と、そういう構造になるわけでありまして、法律をも規定をすると、こういう大きな力を持つわけでございます。  そこで、今回、教育基本法の改正法案が審議されるに当たって最初にお尋ねをしたいのは、この子どもの権利条約、この諸理念、これはその改正法案のどこにどのように生……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第5号(2006/11/29、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  毎回質問をさせてもらっておりますが、質問をすればするほどこの政府法案、賛成するわけにはいかないなという思いが強まってくるわけでございます。  その中でも私は、私も質問をさしていただきましたし、先ほども議論がありましたけれども、不当な支配、これについては本当にまだまだ論議をしていかなければならない、本当に根本的なところが書かれていないなと、こういう思いがいたしますし、もう一つが、私これから質問をいたしますけれども、法律の中に教育目的、それも人の内面にかかわる事柄を書き込む。しかも、改正案についてはまあそれがたくさんあるわけですね、二十ぐら……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第6号(2006/11/30、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私もタウンミーティング、やらせのことについてお尋ねをしたいというふうに思っています。  二十億超の金を使って合計百七十四回のタウンミーティングが行われたということでございまして、今、その中でどういう問題があったのか、いろいろ調査をされているということでありますが、最初にお聞きしたいのは、この百七十四回、このトータルなタウンミーティングでやらせ質問が何回あったのか、そして公務員を中心とする動員が何回ぐらいあったのか、これはおおよその数字で結構でございますので、まずお答えをいただきたいと思います。

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第8号(2006/12/05、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  先週の末から参考人質疑あるいは地方公聴会ございまして、しばらく大臣とお顔合わせがなくて、久しぶりにお会いしたような、そんな感じがしてなりません。  通告はしておりませんけれども、今ほどの井上議員のやり取り、私としてもこれは少しおかしいなという思いがしております。文科大臣の答弁でありますので、小坂大臣と伊吹大臣の間で答弁が違うということはあり得ないと。あり得ないという前提でお聞きをいたしますけれども、今ほどのお話だと、小坂大臣は、現行の十条から改正案の十六条に変わることによって、教育行政あるいは文科省が不当の支配の主体たり得ることはもうこ……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第10号(2006/12/11、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は、三人の参考人の方、貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。お三方とも地方自治の、自治体の教育行政の先頭に立って、その体験に基づかれて貴重な御意見を話していただきました。是非この後の審議の参考にしていきたいと、こういうふうに思いますが、そういう皆さんに私の方から何点か質問をさしていただきたいと、こういうふうに思っています。  最初に、今回の政府案につきまして皆さんの御評価をいただきたいんですが、教育基本法は一般行政と教育行政を明確に峻別をしたということと、それと教育の地方自治を徹底した、これは大きな特徴ではないかという……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第12号(2006/12/14、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  昨日、タウンミーティングの調査報告をいただきました。国民の血税を二十億つぎ込み、やらせ、サクラ、そして過剰支払の正にオンパレードでございます。しかし、報告書を見まして私驚きましたけれども、やらせた側の実態は全く明らかになっていない。文科省あるいは内閣府のどのレベルまでこのことを知っていたのか、全く書かれていない。これでは報告にはなっていないと、私はそういうふうに思います。しかも、会計処理も本当にでたらめだと。五億を超える請求書が、日付もない、社判もない、代表印もない、こういう領収書が官邸の中に横行していたと、全くあきれるばかりでございま……

第165回国会 行政監視委員会 第2号(2006/10/30、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  資料の配付をお願いをいたしました。これを土台に質問をさしていただきたいと思います。外国人の研修・技能実習にかかわる問題でございます。  この研修・技能実習生、九一年には年間四万三千人ほどだったんですけれども、昨年、〇五年にはこれが八万人を超えたと、倍になったわけでございます。現在、六割以上が女性でありまして、この受入れのやり方なんですが、企業が直接受け入れる企業単独型ではなくて、団体、これがいったん受け入れて、その後に団体に加入している企業、これは第二次受入れ機関というふうに言っているそうでありますが、ここがその後受け入れる、この団体監……

第165回国会 法務委員会 第2号(2006/10/26、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、共謀罪のことについてお伺いしたいというふうに思っています。今衆議院の予算委員会で付託中でありますので余り中身に入って御迷惑を掛けるわけにはいきませんので、周辺のことを中心に、少し日ごろ思っていることについてお聞きをしたいというふうに思っています。  今回の長勢大臣のごあいさつの中に、犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案、これを今国会においてできるだけ速やかに成立させていただきたいと、こういうふうにごあいさつがございました。つまり、共謀罪を今国会においてできるだけ速やかに成立させて……

第165回国会 法務委員会 第4号(2006/11/30、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日、二時過ぎまで欠席をしておりまして申し訳ございませんでした。ですから、少し前の方と重複するような質問になりはしないかと大変気にしているところでありますが、今日は最初の日でありますので、改正法案の立案の基礎的な考え方についてお聞きをしたいというふうに思っています。  これ、大臣でも民事局長でも結構なんですけれども、雑誌「世界」の今年の十一月号に、稲葉威雄さんという、元法務省におられて広島高等裁判所の長官をやられた方が論文を寄せておられまして、「会社法のどこが問題なのか」と、こういう論文でございます。これ、読まれておられますか。

第165回国会 法務委員会 第5号(2006/12/05、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は、三人の先生方、大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。  お話を聞いて、この信託法改正の展望が相当開けてきたな、とりわけ福祉型の信託あるいは目的信託、前途に非常にもう明るいものを感じますし、弊害の防止措置というのが一つの課題なんですけれども、それについてもそれぞれ適切な御指摘をいただきまして、私、割と信託法の改正について懐疑的なところがあったわけでございますけれども、それが解消されていく、そういう思い、かなりひとしおでございます。  いろいろお聞きしたいことは結構あったんですけれども、一番最後でありますので、も……

第165回国会 法務委員会 第6号(2006/12/07、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。法案の最後の質問者になるんだろうというふうに思います。  午前中からいろいろ議論を聞かさしていただきまして、この改正法案の最大の問題点がやっぱり自己信託にあるんだなということを改めて感じましたし、また企業会計などの周辺のルールが必ずしも十分でない、未整備であると。こういう状況の下でどうしてそんなに急ぐのかなと、もう少しその辺の整備を待ってからでもいいんではないかなという思いが本当に強くなっております。  ダイナスティートラストなどというのは私は余りよく分かりませんでしたけれども、その問題点なども、まあ私は金がありませんのでこういうことは余り……

第166回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(2007/03/22、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、沖縄の自立の問題を中心に何点かお尋ねをしたいというふうに思っています。  沖縄の本土復帰以降、本土との格差の是正などを目的に三次にわたりまして沖縄振興開発計画、そしてその上に今の沖縄振興計画が策定、実施をされました。沖縄には、その結果、公共土木事業を中心に巨額な投資が行われたわけでございます。その額は、十九年度予算案を含めますと約八兆五千四百億円と、こういう巨額に上るわけでありまして、そのうちの公共土木事業費は七兆一千三百六十六億円で、全体の約八四%に上ります。その結果、確かに沖縄の道路、港湾、空港等の社会資本の整備は進みました。……

第166回国会 経済産業委員会 第4号(2007/03/20、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。志賀原発事故についてお尋ねをいたします。  先日、事故現場に行って話を聞いてまいりました。所長も原子炉主任技術者も臨界事故のことを知りながら事故を隠ぺいいたしました。隠ぺいは立派なこれは犯罪行為でございます。しかも、これを会社ぐるみ、組織ぐるみでやったことも明らかになったというふうに思っています。  問題は、なぜ隠したのかということでありますが、一部マスコミにも出ておりますけれども、着工が目前の志賀の二号炉のこの建設をスムーズにしたいと、これが露見すれば二号炉の建設がなかなか困難になると、これが主な動機ではないかと、こういうふうに言われてお……

第166回国会 経済産業委員会 第9号(2007/04/19、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。質問時間十分でありますので、端的にお尋ねをしたいというふうに思っています。  最初に、永原参考人にお尋ねをいたします。  私は、志賀原発事故直後に発電所にお邪魔をいたしまして、いろいろ事故の報告聞かせていただきましてありがとうございました。このたび事故調査報告が出まして、要約版でありますが、それを拝見させていただきました。結論を言いまして、納得できないところがやっぱり多々あると、こういうふうに思っております。  とりわけ、事実関係のところでありますが、皆さんは保安規定違反だとか臨界事故のことは認められておりますけれども、それにかかわってどう……

第166回国会 行政監視委員会 第2号(2007/04/11、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  先ごろ、特別会計に関する法律が成立をいたしました。しかし、これで特別会計改革が終わったわけでは断じてないわけでありまして、私は、今日、特別改革を更に進めるという観点から、ちょっと地味で細かい質問でありますが、何点か質問をさせていただきたいと思います。  昨年の十月に会計検査院が「特別会計の状況に関する会計検査の結果について」というそういう報告書を出しました。その中で、特別会計でよく議論になっておりました積立金の問題についてこのように言及をしております。「積立金等の保有量については、設置目的、使途、特別会計の事業規模等に応じ、それぞれ適正……

第166回国会 行政監視委員会 第3号(2007/05/14、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は、今年の一月の初めから各地の電力会社でデータの改ざんだとかあるいはトラブルの隠ぺい、こういうものが続出をしまして、それをきっかけに経産大臣あるいは国交省、大臣が不正の総点検を指示をいたしました。三月の末に期限を切って、それまでにすべてのうみを出せということで指示をしたわけでございますが、そのことに対する保安院の言わば処分結果、処分についてお聞きをしたいということで院長に来ていただきました。  今ほど言いましたように、原発の安全は絶対の条件でありますけれども、今回、水力発電にトラブルが非常に、データ隠しが非常に多かったんですが、原発……

第166回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号(2007/02/13、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。今日は、貴重なお話を聞かせていただきまして、ありがとうございました。  ODA予算が削減される中で、ますます何のためにこれを行うのかと、こういう本当に根源にさかのぼった議論、繰り返しやっていかなければならないということを改めて感じたところであります。  それぞれ、私もお聞きしたいと思ったことがもう既に出てきておりますので、端的に二つ、両先生にお聞かせをいただきたいというふうに思います。  一点目は、先ほど岡本先生の話の中で、昨年の国連の常任理事国入り、ドイツと日本の比較がございまして、日本、それなりにアジアに対してODAをもう長い年月掛けてやっている……

第166回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号(2007/02/22、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 近藤正道でございます。お二人の先生、貴重な御意見ありがとうございました。  質問が後になりますと、先の皆さんに問題一式、先に聞かれてしまいまして、私も今のFTA、ODAの関係を聞きたかったわけでございますが、ちょっとこれ以上の私もネタがございませんので、それは終わりにさせていただきまして、極めて初歩的な質問を下村先生の方にさせていただきたいというふうに思います。  先ほどのお話の中に、日本に援助理念などあるのかという、こういうお話がございました。私は、理念はちゃんとあるんだろうというふうに思っておりまして、先ほどのお話もありましたけれども、憲法の前文の中にきちっとそれが書かれてい……

第166回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号(2007/02/27、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は、お二人の先生方、大変有意義なお話をしていただきまして、ありがとうございました。  私も今ほどの小林委員と似たような質問を実は考えておりましたけれども、重複は避けたいというふうに思っております。しかし、多少似たようなものになるかもしれませんので、お許しをいただきたいんですが。  実は、私もこの紛争後の平和構築というのは大変重要なテーマだというふうに思っております。とりわけ、憲法九条を持つこの国としては、ここはもう避けて通るわけにはいかないと、積極的にかかわるべきだというふうに思っております。  しかし、先ほど来、治安の安定とか、あ……

第166回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第5号(2007/03/14、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。  今日は、お二人の参考人の先生、大変貴重な御意見いただきまして、ありがとうございました。私、たった五分でありますので、それぞれの先生に一問ずつ質問をさせていただきたいと思います。  最初に、高橋参考人でございますが、今日はアフリカの援助、遠いアフリカへの援助をなぜするのかと、ここのことについて、とにかく貧困にしてもあるいは復興にしても、それをやることが世界経済という媒体を経ていろんな意味で直接、間接日本にとってもかかわりがあるんだというところをいろんな意味でお話ししていただいたというふうに思っております。大変参考になりました。  ただ、その際に、や……

第166回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第6号(2007/03/22、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、平成十九年度の外務省のODA予算というか、アフリカに限定して質問をさせていただきたいと思っています。  無償資金協力が四十六億円のマイナス、JICAの交付金も十九億円のマイナスということで、大変厳しい状況の中での十九年度予算でございますが、小泉政権のときにアフリカ向けODA倍増の公約が行われました。それによりますと、〇七年は十六・八億ドル、こういうことが公約として出てきているわけでありますが、この厳しい財政状況の中で達成が果たしてできるのか、どのように達成をされるのか、そして真水部分、債務救済以外の真水部分はどの程度なのか、お答え……

第166回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第7号(2007/05/16、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  五分でありますので、私は、谷山参考人に一、二点お聞かせをいただきたいというふうに思っています。  ODAの仕事は本当に大事なことだというふうに思っておりまして、憲法上の根拠はやはり前文なんだろうというふうに思っています。是非私としては、非軍事という方向で、紛争のもとを少しでも小さくする、あるいは根絶するという意味で、ODAで我が国はやっぱり頑張るべきだというふうに思っております。  そういうODAが本当に目的に従って効果的に行われるという意味で、NGOの皆さんの果たす役割は非常に大きい。国民の皆さんが、ODAをうまくやっていくためにNGOの皆さ……

第166回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第8号(2007/06/13、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、フィリピンにおける政治的暗殺や人権侵害の問題について伺いたいと思います。  この問題につきましては、昨年私と福島みずほ議員がこの委員会で質問をしております。日本政府がこの問題について関心を持ってフィリピンの政府に伝えてこられたことは承知しておりますが、しかし事態は好転しておりません。国連もアメリカもフィリピンの人権状況について憂慮をしておりますことは、今日皆さんに配付をいたしました参考資料の中で明らかだろうというふうに思っています。  そこで、総理にお尋ねをしたいというふうに思います。  昨年十二月九日のアロヨ大統領との首脳会談で……

第166回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第3号(2007/04/18、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  おとといの本会議でも質問させていただきましたけれども、今日はやはりこの間の衆議院の出口といいましょうか、終わり方と、そしておとといも話をさせていただきましたけれども、本会議のときの保岡発議人の発言についてやっぱり冒頭触れざるを得ないというふうに思っています。  この間も述べましたけれども、事は憲法の問題である、憲法に準じた手続法の問題である、拙速は避けなければならない、慎重の上にも慎重の手続をもって臨まなければならない、こういうふうに考えて国民投票法案の審議を見てきたわけでございますけれども、衆議院におけるそれはそういう慎重さという点か……

第166回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第4号(2007/04/19、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  最初に、ちょっと通告外の質問を一つさせていただきたいというふうに思います。  実は、私もこの委員会の審議に専念をしておりましたんでごく最近まで気が付かなかったんですが、実は今、私たちは今ほど来審議を始めておりますが、衆議院の本会議が十三時から同時刻に開かれております。一時間十分コースだそうであります。そういうことになりますと、発議者の皆さん方、それぞれ重要な方々でありますが、本会議という重大な場におられないと。私、最近気が付きまして、これは本当にいいのかなというふうな、そういう思いひとしおでございます。  今回初めて、今日が初めてなのか……

第166回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第5号(2007/04/23、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の私、近藤正道と申します。  今日は、四名の先生方、貴重な御意見、御提言をいただきまして、ありがとうございました。大変参考になりました。これからの審議の中に是非生かしていきたいと、こういうふうに思っております。  最初に、最低投票率の設定のことについてお尋ねをしたいというふうに思っています。憲法の九十六条に最低投票率の規定がありませんので、これを国民投票法案の中に盛り込むことをめぐって意見が分かれております。そして、世論調査の結果ですが、国民の八割近い人たちが最低投票率の設定を盛り込むべきではないかと、こういう意見を持っているということがこの間分かりました。  そ……

第166回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第6号(2007/04/25、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  憲法改正の手続法案の審議でございますけれども、改正には限界があると先ほど船田議員もおっしゃっておられました。国民主権、基本的な人権の尊重、そして平和主義、この三つは現憲法の正に根幹を成すものでありまして、改正といえどもこの限界を超えるわけにはいかないという立場を船田議員も明確に述べられておりました。  しかし、今日、お昼に憲法六十周年の記念式典ございまして総理が御発言をされましたけれども、この御発言の中で、憲法の根幹にかかわる部分のお話の中で、国民主権の話、そして人権の尊重の話はあったけれども、平和主義に言及した部分、平和主義という言葉……

第166回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第9号(2007/05/08、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は、四名の参考人の先生方から本当に掘り下げた貴重な意見をいただきまして、本当にありがとうございました。大変参考になっておりますし、更に私の質問でその度合いを深めていきたいというふうに思っています。  今ほど仁比議員の方から、公務員、教員の地位利用についての話がございました。公職選挙法の規定をほぼそのまま国民投票運動に横滑りをさせて一定の運動を規制しているという内容でございます。冒頭にも話がありましたように、国民投票運動という概念もこれも非常にあいまいである、そしてさらに地位利用という概念もあいまいであるということは、これはほぼはっき……

第166回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第10号(2007/05/09、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私も、公務員、教員の国民投票運動規制に絞って質問をさせていただきたいというふうに思います。  法案の百三条の問題でございますが、公務員、教員について地位利用という形で規制が行われるわけでございます。  この法案の立法趣旨のときに必ず出るのが非常に悪質な事案、例えば教員の場合であれば、勧誘をやって言うことを聞かなければ単位を与えないとか、あるいは公務員については、言うことを聞かなければ不利益を課すと。こういうふうな事例をとにかく規制しなければならないと、こういう話がよく出るわけでありますが、こういう悪質な、言わば権限を濫用するようなケース……

第166回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第11号(2007/05/10、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は、お二人の参考人の先生、大変貴重な御意見いただきまして、ありがとうございました。  時間がありませんので、早速質問に入らせていただきたいというふうに思っています。  今ほどの仁比議員の質問の続きのようなものでございますけれども、お二人の参考人とも、この国民投票運動の規制が大変やっぱり厳しいと、投網を掛けるような包括的、そして無限定な極めてあいまいな、どのような形にでも対応できるような、そういう形になって公務員、教員をやっぱり規制をしている、問題だという御指摘をされました。私も全く同感でございます。  私は、最低投票率の議論を、今い……

第166回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第12号(2007/05/11、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  仁比議員から思いを託されましたので、そうするとこのことについても少し話をしなきゃならぬのかなと、こういうふうに思います。  私、おとといの日でしょうか、この間の質問のときにも、公務員、教員の地位利用、とりわけ教員の地位利用のことについて話をさせていただきました。法案百三条でございますが、こういう条文を設けなくとも国公法、地公法の懲戒事由で十分対応できるんではないか、あるいは、それぞれの企業等あるいは団体等の中に必ずこの種のものについては、悪質なものについては懲戒規定があるんでこれで十分対応できるんではないかと。現にこういう公選法の地位利……

第166回国会 文教科学委員会 第15号(2007/05/29、20期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(近藤正道君) 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  ただいま私のために委員の先生方から委員外発言、特別に認めていただきまして、本当にありがとうございます。心から感謝を申し上げます。  教育三法でございますけれども、私は、教育免許法及び教育公務員特例法の一部を改正する法律案に絞りまして、三十分質問をさせていただきたいというふうに思います。  まず、教育免許法の教員免許更新制度についてお尋ねをしたいというふうに思っています。  教員の資質向上のための施策であるということでございます。教員の資質向上のための施策、方策は幾つかあるんだろうというふうに思いますが、その中でこの免許……

第166回国会 法務委員会 第2号(2007/03/15、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  実は私も今日、鹿児島の公職選挙法違反無罪確定事件を質問させていただきたいと、こういうふうに思っておりました。今ほど仁比議員の方からの質問がありまして、かなり重複をしておりますけれども、一応この準備ということでこの一本でやってまいりましたんで、やらさせていただきたいというふうに思っています。  私もこの判決文をよく読まさせていただきました。とにかく買収の四つの会合のうちの二つについてアリバイを明確に認めたと。この二つについてアリバイが成立するということになりますと、事件全体がもう根底から成り立たなくなってしまうと。本来であればそれで決着と……

第166回国会 法務委員会 第4号(2007/03/27、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今回、七十五名の裁判官増員の要求でございます。もう既にこれの関連の質問も出ているようでありますが、最初に、今回の増員要求そのものについて、まとめの意味も込めまして質問したいと思います。  司法制度改革のための人員体制整備の状況が進んでおりますが、その中で、今回の裁判員増員の位置付け、そして増員効果をお伺いをしたいというふうに思います。
【次の発言】 先ほどと全く同じ答弁、ありがとうございました。  次に、私の地元で少し今議論になっていることについてお伺いをしたいというふうに思っています。  新潟でございますが、新潟は新潟地方裁判所の下で……

第166回国会 法務委員会 第5号(2007/04/10、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私も今日、部分判決制度にポイントを絞って質問をしようと思っております。  いずれにいたしましても、今ほど来の議論がございまして、この制度、区分審理判決、これが極めて例外的なものである、特に必要のある場合であり、かつ、こういうものを審理する際に、相当でないというふうな判断の場合にはこれを取らないということで、極めて限定的な扱いをするという話がこれまでも繰り返し審議をされておりましたので、私もここに今大きな関心を持っておりましたが、皆さんの方もこれだけおっしゃっておられますんで、これ以上の踏み込みは今日はもう多分できないだろうというふうに思……

第166回国会 法務委員会 第7号(2007/04/17、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  近時、埼玉、いろんなところで悪質、重大な、かつ悲惨な交通事犯が発生をしておりまして、本当に心を痛めているところでございます。そういう中での今回の刑法改正、そして、関連して道交法の改正という問題がありまして、酒、あるいは重大な悪質交通事犯の撲滅というところに大きく踏み出したということで、私自身は評価をしておりますし、今回の刑法の一部改正についても容認したいと、こういう立場でございますけれども、改めて、一番最後の質問でありますので、少し確認的な質問を冒頭さしていただきたいというふうに思っています。  悪質、重大な交通事犯をどうやって撲滅する……

第166回国会 法務委員会 第9号(2007/04/26、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  戸籍法の改正でございますが、冒頭、松岡委員の方から、この間の戸籍の不正取得あるいは不正利用の実例を指摘をしながら、そのことによってどういう事態が起こったのか、そういうことを根絶するためにも今回の戸籍法の改正がやっぱりしっかり行われていかなければならないという、そういう話がございました。  今までは、だれでも取れる、そして不正の目的があったときにこれをチェックできると、こういう仕組みだったわけでありますが、今度はかなり利用を厳格にすると。先ほど法務大臣は三重の縛りというようなことを言っておられました。一つは、正当な理由をしっかり明記させる……

第166回国会 法務委員会 第11号(2007/05/15、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございますが、今ほど、午前中来の話を聞いておりまして、ポイントのところで立法事実が極めて不明確であるということがこれほど明らかなケースはないんではないかというふうに思っています。  今ほど、触法少年に対する警察の調査ということでありますが、本来であれば、なぜその警察法の規定外で少年法の中に触法少年に対する警察の調査という権限を盛り込まなければならないのかと。盛り込まないとどういう不都合があってということを、やっぱりるる皆さんの方でそれをやっぱり証明をしてそれから論議が始まらなきゃならぬのに、それがなかなか分からない。ましてや、そういう調査という事実上の……

第166回国会 法務委員会 第12号(2007/05/17、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は四名の参考人の皆さん、本当に貴重なお話をいただきまして、ありがとうございました。とりわけ、武参考人のお話、胸に迫るものがございまして、深くこれからいろんなお話を更に反すうをしながらよく考えてみたいというふうに思っております。  最初に、今ほどの話の続きで徳地参考人にお尋ねをしたいというふうに思いますが、今回の法改正で、衆議院で修正が行われまして、最大の論点の一つが少年院への収容年齢の問題だというふうに思っているんですね。従来は、触法少年については、とにかく少年院ということではなくて児童自立支援施設ということだったんですけれども、少……

第166回国会 法務委員会 第13号(2007/05/22、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  前回に引き続いて警察の触法少年に対する調査権限のところから入っていきたいというふうに思っています。  十四歳未満触法少年につきましては、これは児童相談所、ここが優位の立場を占めると、これが言わば大原則なわけでございますが、今回の法改正によりまして警察が調査権を持つということによって、虚偽の自白が行われるという問題もありますが、もっと大きな問題としては、警察と児童相談所の関係、つまり児童相談所優位という、ここがとにかく主導権を取って触法少年のいろんな調査を行うという、この児童相談所優位の大原則が逆転をするんではないかということをまず私は懸……

第166回国会 法務委員会 第14号(2007/05/24、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は午前の十時から長時間にわたって質疑が続いておりまして皆さんお疲れだと思いますけれども、あと四十分、是非最後までお付き合いをいただきたいというふうに思っています。  最初は、やはり触法少年に対する警察の調査に伴う触法少年の保護の問題でございます。  私はこのことをずっと聞いているわけでありますが、とにかく、警察が触法少年に対して調査権限を持つ、根拠を明確にすると。そして、物的な強制権を持つということでありますので、これに対する触法少年の保護規定を明確にやっぱりすべきだと、それが憲法の理念にも合致することであると。これは今ほど来ずっと……

第166回国会 法務委員会 第16号(2007/05/31、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 お疲れさまです。社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  何点か質問を用意しておりましたけれども、もう既に皆さんに聞かれてしまいまして、虫食い状態になっておりまして大変苦慮しておりますが、二十五分の短い時間を仮釈放と被害者の意識聴取、ここに絞って聞きたいというふうに思っています。いずれにいたしましても多少重複をいたしますが、ひとつ御勘弁をいただきたいというふうに思っています。  私も、可能な限り多くの人たちに仮釈放の機会を与えるべきであると、こういうふうに思っておりまして、その仮釈放の審理というのは公正、透明、検証可能なものでなければならないというふうに思っております。  しか……

第166回国会 法務委員会 第17号(2007/06/05、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  今日は、四名の参考人の皆さん、大変貴重な御意見、問題提起をいただきまして、ありがとうございました。大変参考になりました。  それでは、皆さんに質問をさせていただきたいというふうに思いますが、最初に藤本参考人に二点ほどお尋ねをいたします。今までの議論の中でもう出てきておる問題でございますが、改めてお尋ねをしたいというふうに思っています。  受刑者の中の半分ぐらいが仮釈放で出ているという現状があるわけでございますが、仮釈放についてはより積極的に認めるべきという意見がございますが、この仮釈放の積極化ということについて藤本参考人は基本的にどのような御見……

第166回国会 法務委員会 第18号(2007/06/07、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  冒頭、私も、質問はいたしませんけれども、観察官の大幅増員につきまして今ほど大臣の方から決意の表明がございました。是非、御奮闘いただきたい、実現方に向けて御努力をいただきたいと要望を申し上げさせていただきたいと思います。  私は、今日は最初に、前回も質問をさせていただきましたけれども、仮釈放における本人関与の問題、若干整理の意味も込めまして、ここから質問をさせていただきたいというふうに思っています。  有識者会議の提言の中でも、このことについては、仮釈放の申請権まで付与する必要はないけれどもといいながら、本人関与の拡大ということを強く訴え……

第166回国会 法務委員会 第19号(2007/06/12、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、犯罪被害者の支援、大変重要なものであるというふうに考えておりますが、しかし、今の時点で直ちに被害者参加制度を導入するということにつきましては、刑事裁判の構造だとかあるいは本質とのかかわりでいろいろ問題があるんではないか、これは慎重に検討しなければならないんではないか、こういうふうに基本的に思っているものでございます。今日はそういう立場から、被害者の参加の問題に絞って、短い時間でありますが、質問をさせていただきたいというふうに思っています。  まず最初に、今ほどの議論の中で、訴訟当事者がいる、それ以外に今度は参加という形で被害者が入……

第166回国会 法務委員会 第20号(2007/06/13、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道ですが、今日はありがとうございました。私は、氏家参考人と番参考人にお尋ねをしたいというふうに思っています。  最初に、氏家参考人にお尋ねをしたいというふうに思いますが、お話を聞いておりますと、日弁連としては、この損害賠償命令制度について、時間や費用を軽減できる簡易迅速な被害回復制度であるということを基本的に認めた上で何点か問題点がありますよと、ここのところは更に慎重に論議を尽くしていただけないでしょうかと、こういう基本的なスタンスというふうに承ってよろしいんでしょうか。
【次の発言】 そうすると、今現在はいろいろ問題点があって、まだこの制度を全面的に支持……

第166回国会 法務委員会 第21号(2007/06/14、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、被告人質問の問題に少し絞って質問をさせていただきたいというふうに思います。  今日、午前十一時過ぎから東京地方裁判所に見学に行かせていただきまして、大変勉強になりました。  そこで、私は、これは現実の事件ではありませんけれども、委員の皆さんと一緒に被害者の意見陳述、現行法で認められております被害者の意見陳述というものをモデルを使って初めて聞かさせていただきました。文書を読み上げておられたわけでありますけれども、裁判員席に同僚の先生方と一緒に座って、そして、目の前で被害者の意見陳述というものを聞かさせていただきました。それだけでも大……

第166回国会 法務委員会 第22号(2007/06/19、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 最後の質問になると思います。社民党・護憲連合の近藤正道でございます。多少今までの質問と重複するかもしれませんが、最後でございますのでお許しをいただきたいというふうに思っています。  被害者の刑事裁判への参加に伴う様々な問題が議論されているわけでありますが、改めてお尋ねをしたいというふうに思います。  被害者が刑事裁判法廷に出席をして自ら被告人質問をする、そして被害者が被告人と対峙する場合、これがこれから出てくるわけでございますが、その場合の、つまり被害者が参加し、そして直接被告人と被害者等が対峙する場合の互いの心理的な影響について、萎縮するとかしないとか、言うべきことが言えないよ……

第166回国会 予算委員会 第5号(2007/03/07、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今年の一月の末に、東京電力の原発で不正、データ偽装、こういうものが二百件ぐらいあったということが発覚をいたしました。国の法定検査をごまかす、妨害をする大変悪質なものでございまして、新潟県の知事などは、国の検査をごまかす、正に言語道断だと、こういうふうに公の場で発言をしているわけでございます。  甘利大臣、この不正をどのように受け止めておられますか。
【次の発言】 私の質問は、このまだ全貌明らかではありませんけれども、東京電力の原発のこの言わば不正についてどういうふうな受け止めをされておりますかと、こういうふうに聞いているんですが、これに……

第166回国会 予算委員会 第6号(2007/03/08、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  最初に、パート労働法の改正案のことについてお尋ねをしたいと思います。  今回の再チャレンジの言わば目玉の一つでありまして、割合はそんなに多くないけれども、パート労働者について差別禁止というこういう項目が設けられるということで、当初は期待していたわけでありますが、だんだん、その差別禁止の対象範囲がどんどん小さくなってきております。  私、最初に厚労の担当者から聞いたときには、十数%ぐらい対象あるんではないかと、こういう話を聞いたんですが、その後、衆議院での議論を聞きましたら四、五%だという話になりまして、今度は、最近は四、五%というのは過……

第166回国会 予算委員会 第7号(2007/03/09、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  京都議定書の約束の年が来年から始まります。京都議定書の達成は、我が国にとりましては正に至上命令でございます。その一方で、欧米では、京都議定書以降をどうするか、枠組み対策についても削減の数値を示した議論が活発に行われております。ポスト京都議定書の温暖化対策は、六月のドイツのサミット、そして来年の日本のサミットでも主要なテーマとして語られるわけでございます。  日本が環境問題で世界をリードするしっかりとした構想を持つことができればサミットでリーダーシップを発揮することができると、こういうふうに思っておりまして、質問の第一は、六月のサミット出……

第166回国会 予算委員会 第13号(2007/03/26、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私も、能登地震の被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げたいと思っています。  その能登の志賀原発で、そして福島第一で臨界事故が長期にわたって隠ぺいをされておりました。多くの事故が隠されておりました。正に開いた口がふさがらない、こういう思いでございます。原発の安全、信頼は正に地に落ちた、こういうふうに思っておりますし、原発と隣り合わせの暮らしを強いられております地元住民の怒り、そして裏切られた悔しさは、正に頂点に達しているんではないかというふうに思っています。まだ隠されたことがあるんではないか、今月の末まで本当にしっかり出てくるのか……


21期(2007/07/29〜)

第168回国会 外交防衛委員会 第9号(2007/12/04、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  守屋氏は、〇三年の八月一日付で事務次官に就任をいたしました。福田総理は当時、小泉内閣の官房長官として閣議人事検討会議を主宰しておりました。この検討会議で、識見を有する清廉な人材、清廉な人材として守屋氏を事務次官に自主的に推挙、任命をしております。福田総理御自身の任命責任をどういうふうに考えておられるのか、お答えください。
【次の発言】 総理、総理。早く答えてください。
【次の発言】 報道によりますと、今ほど来議論がありました外務省所管の社団法人日米平和・文化交流協会、これは今総理が、単に名前だけの理事だと、中身は全く分からぬみたいな、こ……

第168回国会 外交防衛委員会 第13号(2007/12/18、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私は、一番最初に、午前中議論になりました防衛省の報償費を裏金化している問題についてお尋ねをしたいというふうに思っております。  マスコミの報道でありますけれども、報償費の多くを架空の領収書を使って裏金化をしているということを防衛省のOBら複数の関係者が明らかにしているということで報道されているわけでございます。プール化されているということも報じられておりますが、午前中の議論では、防衛大臣、裏金化の事実はないと、適正に行われているというふうに御答弁をされましたが、これは当然一通り調査をされて答弁されているんだろうというふうに思いますが、改めて、そ……

第168回国会 外交防衛委員会 第17号(2008/01/08、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  神奈川の寒川における毒ガス処理の問題についてお尋ねをしたいと思います。  ここの毒ガス処理の調査を国交省は日米文化振興会の安全保障研究所に対して随意契約で発注いたしました。安保研でありますが、これに基づいて四回海外調査を行っております。そのうち少なくとも二回の海外調査に山田洋行の社員が同行しているんではないですか。
【次の発言】 これは第二回の海外調査の調査団の名簿でありますが、(資料提示)この中に山田康夫、安保研の研究員という肩書になっておりますが、この山田康夫さん、これは山田洋行の社員ではないですか、この方は。

第168回国会 行政監視委員会 第2号(2007/11/05、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、独法の国民生活センターについて質問をさせていただきます。  福田総理は所信の中で、真に消費者や生活者の視点に立った行政に発想を転換し、悪徳商法の根絶に向けた制度の整備など、消費者保護のための行政機能の強化に取り組むと表明をされました。先日、総理自ら国民生活センターを視察し、こういう機関は国民生活を考えた場合に大事にしなけりゃいけないですねと、こういうふうに述べ、さらに、今月一日、岸田大臣に対しまして、消費者重視の視点ですべての政策や法令を見直し、年内に緊急対策をまとめるよう指示をしたと報道されております。  国民生活センターは、消……

第168回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号(2007/11/14、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。私は、ミャンマーとそのODAのことについて質問をさせていただきます。  八八年の軍の弾圧以降、日本はミャンマーへの円借款を中止したということでありますけれども、配付の資料にも明らかなように、実際は既存の貸付案件を継続して実質的に援助を続けております。また、〇三年の軍のスー・チーさんとその周辺に対する弾圧のときもいったんODAを縮小いたしましたけれども、〇五年以降、理由なくこれを元に戻しまして、七九年から〇四年の間、日本はミャンマーにとって最大の援助供与国であり続けました。日本のODAは、結果としてこのミャンマーの民主化の促進に役立たなかった……

第168回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第5号(2007/12/19、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 二つほどお聞きしたいと思いますが、最初に……
【次の発言】 分かりました。じゃ、一つに絞らせていただきたいと思います。  今回のこのODAの仕事は、コンサルから設計、施工、監理まで全部日本の企業が行うと。不況ということもありまして、全部日本がやるというそういうケースなんですが、このことについていろいろこの事件を経まして批判が出ておりまして、全部やっぱり日本企業がやるということになると内部でなれ合いが起こりはしないかと、こういう批判がありまして、とりわけ監理については、これは援助を受ける国にこれは自由に決めさせるべきではないかと。  ベトナム自身に力がないんなら、ベトナムが自分の力……

第168回国会 総務委員会 第7号(2007/12/06、21期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(近藤正道君) 御質問いただきましてありがとうございました。  お答えを申し上げたいと思います。  利用者、国民へのサービス低下についてでございますけれども、例えば、せっかくでありますんで、私の地元、新潟県のことについて御紹介をいたしますが、中山間地を中心にいたしまして、平成十八年の九月から半年間で五十五の集配郵便局が無集配化され、窓口業務だけになりました。平成十七年度から三年間に三十八の簡易郵便局が廃止をされ、あるいは一時閉鎖されてしまいました。二十六台のATMが撤去されてしまいました。そして、集配郵便局における土日の窓口業務、夜間窓口が閉鎖をされてしまいました。新潟県議会で……

第168回国会 法務委員会 第2号(2007/10/30、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、九月二十五日の大臣のいわゆる死刑発言について関連をしてお尋ねをしたいというふうに思いますが、今日も何人かの先生方、このことに言及をされておりますので、重複をできるだけ避けたいというふうに思いますが、ともかく最初の大臣の発言は、法務大臣が絡まなくても死刑執行が自動的に進む方法はないかというふうに私は受け取ったんですが、その後、様々賛否両論、意見がございまして、大臣、その後週刊誌だとかあるいは新聞等に自分の真意をいろいろ語られましたし、衆議院でもあるいは今日の参議院の法務委員会でもお話しになられて、今現在の問題意識、それなりに整理され……

第168回国会 法務委員会 第3号(2007/11/08、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私も以前質問をさせていただきましたし、前回のこの委員会で議論になりました冤罪、富山、志布志、両事件でございます。  あの後、私は志布志の元被告人の皆さんとお会いする機会ありまして、話を聞く中で、改めてこの事件のひどさを感じているところであります。起訴段階ではそういうふうに思わなかった、そういうケースではないかという大臣の御答弁が前回ありましたけれども、私は、少なくとも公判の途中では、検察の方は随分この事件のアリバイについてやっぱり疑問を持って、当然そういう認識には間違いなく立っていたんだろうと、こういうふうに思いますし、さらに起訴段階で……

第168回国会 法務委員会 第5号(2007/11/29、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  最初に、裁判官と検察官の給与法案に関連をいたしまして、裁判所の令状審査について質問をさせていただきます。  今ほど議論がございましたけれども、富山と鹿児島志布志での冤罪事件で捜査当局の違法が厳しく批判をされました。幸い、裁判所は無罪を言い渡して、無辜の民が救済されたわけでございます。しかし、あの志布志の事件では合計八十四件の令状、つまり逮捕状、勾留状、勾留延長、これが発付をされましたし、富山では合計六件に及んでおります。裁判所はなぜ捜査の暴走をチェックできなかったのか厳しく問われなければならないというふうに思っております。  そこで、司……

第168回国会 法務委員会 第6号(2007/12/11、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  最初に、前回に続きまして死刑執行についてお尋ねをいたします。  去る七日の夜でありますが、国連の人権高等弁務官事務所から一つの声明が出たと聞いております。この中で、国連人権高等弁務官は、事前に受刑者や家族に死刑の執行が知らされないことは非人道的な刑罰に当たると。そして、今回処刑された中に七十五歳の高齢者が含まれていることについて、高齢者に対する死刑の執行に正当な理由は見当たらないんではないかと。そして三つ目に、日本政府にかかる実務の改善ないし死刑執行の停止を求める、こういう中身だというふうに聞いております。  こういった形で日本政府に対……

第168回国会 予算委員会 第2号(2007/10/16、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、地震と原発のことから質問に入らせていただきたいと思います。  中越沖地震は柏崎原発に深刻な被害を与えました。現在分かっているだけでも、損傷、トラブル、不適合は二千八百八十五件、原子炉本体の点検はすべてこれからでありますので、損傷の数はもっと増えるというふうに思います。  問題の地震の揺れでございますけれども、設計値を大きく超えました。設計値の四百五十ガル、これを倍以上上回りまして九百三十三ガルを記録したわけであります。  私は、原発に地震後四回入りました。敷地地盤は至る所で波を打っておりまして、沈下あるいは亀裂、隆起、こういうもの……

第169回国会 外交防衛委員会 第11号(2008/05/15、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私も、インドネシアEPA協定について質問をさせていただきたいというふうに思っています。  インドネシアとのEPAについては、人の移動ということで、看護師・介護福祉士候補者の受入れが含まれております。インドネシアからの候補者は、六か月の日本語の研修期間を除きまして実質それぞれ二年半、三年半の医療・介護現場での研修期間内に看護師そして介護福祉士の国家試験に合格しないと在留資格はなくなると、こういう形になっております。現状、日本人の場合でも合格率はそれぞれ九割あるいは六割ということで、この試験は決して容易な試験ではございません。  このインドネシアか……

第169回国会 決算委員会 第6号(2008/05/12、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  最初に、農水省の方から質問をさせていただきたいというふうに思っています。  世界的な食料不足、穀物価格の高騰の中にもかかわらず、我が国では食料自給率が四割を切ってしまいました。水田につきましてもその生産力を生かすことができず、四割の減反という大変深刻で、ある意味では大変もったいない、そういう事態に陥っております。その上に米価の低落、穀物、飼料価格の高騰が追い打ちを掛けていると、こういう事態なわけでございます。  世界的な食料危機が、今後より顕在化することは間違いない。このことをやっぱり考えますと、本当に今こそ食料自給率の引上げ、水田の多面的機能……

第169回国会 決算委員会 第8号(2008/05/19、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は法務と文科両方に質問を予定しておりましたけれども、文科の方に集中をして質問をさせていただきたいと思いますし、また一番最後でありますので、かなり私の予定していた質問、前の方がやられまして、少し順序だとかあるいは言い方等が通告とちょっとずれるところが一部出るかもしれませんが、ひとつ御勘弁をいただきたいというふうに思っています。  今日も学校現場のいろんな問題があるいは困難がいろいろ指摘をされました。それをどうやってやっぱり解決をしていくのか。いろんな切り口、方法があろうかと思うんですが、私は最大公約数的には、当面やっぱり教員の数を増や……

第169回国会 決算委員会 第9号(2008/05/21、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は原子力安全委員会の鈴木委員長にお越しをいただきまして、ありがとうございました。  私は五月の十二日の決算委員会で原発と活断層の問題を後半やらせていただきましたが、今日はその言わば続きのような質問を鈴木委員長にさせていただきたい、こういうふうに思っております。  五月十二日の決算委員会で配付した資料でございますけれども、資源エネルギー庁が出した「原子力発電所の耐震安全性」というパンフレットがございますが、ここには、「原子力発電所は、建設から運転に至るまで、十分な地震対策が施されています」、「活断層の上には作らない」、「活断層を避ける……

第169回国会 厚生労働委員会 第14号(2008/06/03、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  後期高齢者医療制度の廃止法案を取りまとめ、そして今日、実質審議の場にこぎ着けられた発議者の皆さんに心から敬意を表したいというふうに思っておりますし、是非早期に、できるだけ早期にこの参議院を通過させたいものだというふうに思っております。  それぞれ今日論議がございましたけれども、最後でもありますので、少し確認的な質問を発議者の福島みずほさんとそして大臣にさせていただきたいというふうに思っています。  法案の提案理由の中で、後期高齢者医療制度を廃止をする、その理由といたしまして、国民の高齢期における適切な医療を確保するものとなっていないと、……

第169回国会 厚生労働委員会 第15号(2008/06/05、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私も今ほどの質問に続きまして、保険料の調査票に基づいて最初お聞きをしたいというふうに思っています。  前回の委員会でも私お聞きしましたけれども、厚労省のこれまでの説明、つまり保険料は総じて低所得者は負担が軽く高所得者には高くなる、こういうふうに言っておりましたけれども、今日の議論、今ほどの議論を通じても明らかなように結果は逆である。低所得者ほど負担増、低所得層で負担増と、新聞の大見出しは全部そういう形でございます。つまり、結果として、厚労省の今までの発表、これは事実と異なる、うそであるということが明らかになったんではないかというふうに思……

第169回国会 行政監視委員会 第1号(2008/02/13、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  京都議定書の第一約束期間が始まりました。先日、最終報告追加対策が発表されましたけれども、これを見ても、この達成は本当にできるんだろうか大変心配になりますし、仮にこれが達成できたとしても、多くは京都メカニズムあるいは排出権クレジットを利用した数字合わせになるんではないかと、そういうふうに私は思っております。つまり、国内で具体的に削減をすると、そういう方策は弱くて、その道筋が見えないということなんだろうというふうに思っております。  まさに排出権クレジット頼みなわけでございますが、最初に、この排出権クレジットに大きくもし依存をするということ……

第169回国会 行政監視委員会 第2号(2008/02/25、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  最初に、諸富参考人と山根参考人にお尋ねをしたいと思います。  先日、ダボス会議で総理が演説をされました。国別の数値目標を明らかにしたと。これは今までになかったことで評価をされておりますが、しかし、中身につきまして、セクター別の積み上げ方式を取ったということ、そして基準年を今度は少し動かすという発言をされたということで、いろいろ議論が、評価が分かれております。  浅岡参考人は先ほどもうこのダボス発言について言及していただきましたんで、お二人からこの総理のダボス発言についての評価をお伺いしたいと。今二つ言いましたけれども、同時に私はイノベー……

第169回国会 行政監視委員会 第4号(2008/06/02、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  温暖化防止は、排出量規制と炭素税とそして自然エネルギーの拡大、この三点セットが今世界の流れでございます。今日は、そのうちの自然エネルギーの拡充について質問をさせていただきたいというふうに思っています。  現在、エネ庁の総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会で近く新エネ拡大に向けた抜本的な強化策が打ち出されると、こういうふうに聞いておりますが、どんな方向、内容なのか、とりわけ太陽光発電分野ではどういう対策が盛り込まれようとしているのか、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 自然エネルギーの中の太陽光発電の導入促進を強く求めたい……

第169回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号(2008/03/28、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  地球温暖化の防止に関しまして、政府は、さきのダボス会議で、先ほど来議論がありました五年で百億ドル支援というクールアース・パートナーシップ、これを提起をいたしましたし、またさきのバリ会議では、ツバルなど温暖化による深刻な被害と闘っている島嶼国を救えというメッセージを発信して一定の評価を得ているところでございます。京都議定書以降の主要排出国が参加する国際的枠組みづくりのためにも、日本がリーダーシップを発揮する上でも、温暖化防止の闘いの象徴としてのツバルなど島嶼国の声を国際社会に伝えていくということは我が国の責務ではないかというふうに思っております。……

第169回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号(2008/04/09、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私の質問は五分でありますので、端的にお尋ねをさせていただきたいと思います。  ODAの減少が今大きな問題になっております。私も大変今お二人の参考人の話を聞かさせていただいて更に危機感を強めておりますが、しかしあの骨太二〇〇六で二〇一一年までは毎年、前年比二ないし四%削減ということが規定されておりまして、これがあるとなかなかやっぱり大変だなという思いがしております。  私がお聞きしたいのは、こういう財政難のときに、真っ先にイの一番に最も強烈にODAがやり玉に上がる。この我が国の言わば体質の背景とか原因を皆さんは現場におられてどういうふうに見ておら……

第169回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第5号(2008/04/16、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  今日は三人の先生方、大変貴重な御意見、御提言をいただきまして、ありがとうございました。大変参考になりました。  質問時間が十分でありますので、一つぐらいの質問しかできないかもしれませんが、三人の先生に御質問をさせていただきたいというふうに思っています。  現在、我が国の援助政策というのはODA大綱及び国別援助計画による枠組みによって実施されているわけでございます。私は、ODAの憲法上の根拠は憲法の前文なんだろうと、この前文を受けて、武力行使をしないこの国の外交のまさに重要なツールとしてODAが実施されているんだろうと、こういうふうに思っています……

第169回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第6号(2008/04/23、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  アフリカの厳しい現状をお二人の参考人から提起をいただきました。そういう中でアフリカ向けのODAの現状に大変改めて危機感を持ちながら、ODAの量と質の向上を痛感をしているわけでございます。いろいろ話ありましたけれども、この国の財政状況が厳しい中で、ODAの減額は本当に民意なのかという話がありましたけれども、ODAをやっぱり増やしたいというそういう民意を大きくしていく以外にはないんだろうと、こういうふうに思っています。  その際に、私も選挙民にODAの話をするときになかなか話が前に進んでいかなくて苦労をしているわけでございますが、先ほど来の……

第169回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第7号(2008/05/14、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  オバム大使そしてムタンゴ大使、ありがとうございました。皆さんのプレゼンとそれと委員の皆さんとの議論で本当に意義深い話になったというふうに今日思っております。  率直に申し上げまして、私は、アフリカ支援の場合は無償と技術協力が基軸だろう、今までそういうふうに思っていました。ですから、経済成長よりも個々の保健とか医療とか、そういう人間の基盤を整えるということがまず優先されるべきなんだろうと、そういうふうに思っておりましたら、今日お二人のお話は、とにかく経済の底上げ、これがやっぱり一番大事で、そして有償とか投資を求めるということが非常に強調されていま……

第169回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第8号(2008/05/16、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。私の質問は短いわけでありまして、端的にお尋ねをしたいと思います。  最初に、総理に骨太方針〇六のODA削減条項の見直しについてお尋ねをしたいというふうに思っております。  今日は、出席委員のほぼ全員がODA予算の増額を求めているというふうに思っています。総理もTICADに集まられるアフリカの元首を失望させないというふうに今ほどおっしゃいましたし、外務大臣はODA予算削減に反転の決意を示されました。しかし、御案内のとおり、〇六の骨太方針、ここで五年間、毎年二%から四%ODA予算を削減をするということが今私たちの目の前にありまして、この条項がアフリカ援……

第169回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第9号(2008/06/06、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  大臣、TICAD、大変御苦労さまでございました。短い時間ですが、多少辛めの質問をさせていただきたいというふうに思っています。  TICADでのNGOの会場への通行証、パスですね、この発行の問題と、入国ビザ発給を事実上制限、拒否をしたと、こういう問題について質問をいたします。  前回のTICADではこういう問題はなかったというふうに聞いておりますが、今回は当初外務省からTICADの会議場への通行証、NGOに対して全体で三枚、こういう割当てしかなかった。三枚というのは本当にいかにも少ないと。それで、NGOの方がいろいろ抗議をいたしまして、折……

第169回国会 法務委員会 第3号(2008/03/25、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私は、前にも質問をいたしました徳島の刑務所における言わば虐待事件について質問をさせていただきたいと思っています。  二月の十九日の日に、十八名の受刑者らが徳島刑務所の医師、M医師をいわゆる肛門虐待、これは肛門に指を入れてかき回すということのようでありますが、これについて特別公務員暴行陵虐罪等で刑事告訴、告発をいたしました。また、当委員会の要求によりまして、二月の二十二日の日に約八十通余りの受刑者のカルテが開示をされまして、私も拝見をいたしました。大変膨大なものでありますので、いろいろ分かっている人にちょっと見てもらったということでございます。 ……

第169回国会 法務委員会 第4号(2008/03/27、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  大臣、所信の中で人権擁護行政の推進ということを高くうたっておられますので、最初にそのことについてお尋ねをしたいというふうに思っています。  人権、中でも言論、表現の自由、あるいは集会の自由に対する危機ともいうべき状況が今この国に広がりつつあるのではないかと、そういう問題意識を持っております。  一月の二十日に茨城県つくばみらい市で予定されておりました市主催の男女共同参画事業の一環としてのDV、ドメスティック・バイオレンス防止のための講演会が、これに反対する皆さん、主権回復を目指す会というふうに名乗っておるらしいんですが、このドメスティック・バイ……

第169回国会 法務委員会 第6号(2008/04/08、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  本日は、裁判所職員定員法の一部改正法案が審議の対象になっております。私どもも、現下の情勢の中で裁判所職員の定員増ということにつきましては基本的に賛成したいと、こういうふうに思っておることを冒頭申し上げさせていただきたい、こういうふうに思っています。  先ほど大臣もおっしゃいましたし、今日のまた新聞でも出ておりましたけれども、いよいよ政令案が公表されて、裁判員制度が来年の五月の二十一日に施行、初公判は来年の七月下旬ころになると、こういう報道がなされておりまして、いよいよ秒読み段階に達しているんだな、来たんだなと、こういうふうな思いひとしおでござい……

第169回国会 法務委員会 第8号(2008/04/15、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 最後です。社民党・護憲連合の近藤正道です。  最初に、委員会の冒頭、質問がありました死刑執行について大臣にお尋ねをします。  四月の十日、鳩山大臣は東京拘置所、大阪拘置所で計四名の死刑執行の命令を出されました。就任してわずか四か月の間に十名執行を行った鳩山大臣でございますが、余りいい表現ではないのかも分かりませんけれども、大臣が当初申されていたベルトコンベヤー式の執行に私は結果として近いんではないかという、そういう危惧の念を持っております。昨年十二月の十八日に国連の総会本会議で採択されました死刑執行停止決議にも正面から挑戦する、そういう中身ではないかというふうに思っております。 ……

第169回国会 法務委員会 第9号(2008/05/08、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  最高裁の方、来ておられますでしょうか。最初に最高裁にお尋ねしたいというふうに思っています。午前中も四月十七日の名古屋高裁の航空自衛隊のイラク派兵違憲という件について質問がございました。私も最初にこの質問を最高裁に対して行いたいというふうに思っています。  この判決は三つから成っておりまして、一つは違憲確認の事件、もう一つが差止めの請求事件、そして三つ目が国家賠償の請求事件と、こう三つありまして、最初の二つは却下、そして最後の国賠につきましては請求棄却、こういうことでございます。そういう意味では、結論的には被告の国側の勝利ということであり……

第169回国会 法務委員会 第11号(2008/05/22、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  保険法案の前に、今月の一日の日に施行されました戸籍法の改正のことで法務省の方に一つお聞きをしておきたいことがあります。戸籍法が改正され、施行されまして、外国人の離婚届の不受理申立てができなくなっているという問題であります。  改正戸籍法の二十七条の二第三項で、何人も、その本籍地の市町村長に対して、あらかじめ、法務省令で定める方法によって、離婚届の不受理申立てができると、こういう規定になっているわけでありますが、実は外国人の場合はその本籍地がないということで、外国人については離婚届の不受理申立てができないと、こういう問題が一つありますし、また改正……

第169回国会 法務委員会 第12号(2008/05/27、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  最初に、福田参考人にお尋ねしたいと思います。  先ほど、原参考人の方からこの保険法の方向性、つまり契約者保護、そのことについては評価をしつつ、訴訟実務の到達点を多少後退させる、そういうところ、懸念も多少あるということで、五、六点お話がございましたけれども、その中で被保険者同意にかかわって、同意の原則の例外が拡大を少しする、そういう傾向がこれから出てくるんではないかということと、つまり被保険者の同意というのは原則なんですけれども、その同意の例外が本法案によって拡大をする、そういう懸念が出てきやしないかという話が一つ。  それと、責任開始前の発病の……

第169回国会 法務委員会 第13号(2008/05/29、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  法案の前に、一つ質問をいたします。民法七百七十二条が原因の無戸籍児問題について質問をしたいと思います。  これは、民法七百七十二条のいわゆる離婚後三百日規定によって、本当のところは現在の夫の子供であるにもかかわらず、出生届を出す前の夫の子供と戸籍上扱われる。そのことが障害となって、これを避けるために出生届を出さない、その結果として無戸籍の子供、無戸籍児となるという、そういう問題でございます。こうした戸籍のない子供、この日本にたくさん存在しているというふうに言われております。  実は先週、私ども社民党の男女平等政策プロジェクトチームがこの無戸籍の……

第169回国会 法務委員会 第14号(2008/06/03、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  いわゆる取調べの可視化法案、やっと本日、実質審議にたどり着くことができました。昨年の十月にこの法案、参議院に出されたわけでございますけれども、この間の提案者の御努力、御見識に心から敬意を表させていただきたいというふうに思っています。  私も今日の議論を聞いておりまして、本当にたくさんの論点が出てまいりました。願わくば、このことについてもう少し論議を掘り下げる、あるいは私の場合は、研究者等をこの委員会に呼んでいただいて、今の訴訟構造とのかかわりとかあるいは取調べの実務なども踏まえながらもう少し論議を続けてほしかった、そういう思いは強くある……

第169回国会 法務委員会 第15号(2008/06/05、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  いつも最終回に質問をやっておるんですが、今日は私の都合を入れていただいて、委員会の皆さんの御配慮で、ツーランクアップで質問をさせていただきます。大変ありがとうございました。  今ほど弁護士の皆さんも意識を変える必要があると、こういうお話もございましたけれども、なかなか、今回の被害者に少年審判への傍聴を認めるという、そういう改正法案について、私どもとしましては修正案も含めて納得できないというのが本音でございます。  少年の健全育成を目的として少年法が存在するわけでございますが、少年の言い分を受け止める、そして少年自ら内省を深め更生の意欲を……

第169回国会 法務委員会 第16号(2008/06/10、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  今日は、四名の先生方、大変ありがとうございました。少年法の改正の問題を審判廷への傍聴というところにポイントを当てていただいてそれぞれ貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。この午後からの質疑の是非参考にさせていただきたいというふうに思っています。  それで、二、三お聞きをしたいことがあるんですが、最初に角山参考人と徳地参考人に、お二人に質問したいというふうに思っています。  お二人は私が拝見する限りは、今回の改正、審判廷への傍聴に対しては非常に慎重な立場で御発言をされているなというふうにお見受けをしたんですが、そこでお尋ねをいたし……

第169回国会 予算委員会 第11号(2008/03/19、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私は、温暖化防止問題を中心に質問をいたします。  COP13、バリ会議で、先進国全体で二〇二〇年までに九〇年比で二五%から四〇%温室効果ガス削減、これが共通の認識となりました。この点について賛意を示している国もたくさんございますが、なぜか政府はずっと沈黙をしたままであります。明確な答弁をしていないわけでございます。サミット議長国である政府は、この点について賛成なのか反対なのか、環境大臣、お答えください。
【次の発言】 ですから、合意をしているということを前提にお聞きをするんですが、この方向については賛意を表すると、こういうふうに理解してよろしい……

第169回国会 予算委員会 第16号(2008/04/07、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  福田総理が三月の二十七日の日に、道路特定財源制度を今年の税制抜本改正時に廃止をして二十一年度から一般財源化すると、こういうふうに会見でおっしゃいました。今ほども御議論ありましたけれども、まず最初の質問は、これから野党と協議をするということでありますが、仮に野党と協議、合意が調わない、こういう場合でも二十一年度から一般財源化の実施の方針、これは変わらないんでしょうか。
【次の発言】 暫定税率の扱い、税率の扱いは、今年の税制改正のときに行うということでございますが、それは消費税の増税、消費税を増額する、この問題とセットで議論をしたいと、言い換えれば……

第170回国会 外交防衛委員会 第11号(2008/12/18、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  我が党としましては、本法案には賛成の立場でございます。そのことを前提にして幾つか質問をさせていただきたいと思います。  一点目は、報償費の裏金問題でございます。  私は、これまでも当委員会で防衛省の報償費が不正に流用され、裏金化しているということについて質問をしてまいりました。当時の石破大臣は、調査、報告をすると言っておりましたけれども、先日の衆議院の審議でもまだ調査中ということでございました。  七月二十五日には、報償費の使用に関する改善策についてという文書が出されました。これは、問題があったかどうかは分からないけれども、幾つか改善す……

第170回国会 厚生労働委員会 第10号(2008/12/18、21期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(近藤正道君) 森先生、ありがとうございました。  私は、連日の派遣切り、そして非正規切りの事実、これを報ずるマスコミ各紙、こういう報道に大変な今危機感を持っております。政府の予想は大変甘いというふうに思っています。事態ははるかに深刻でありまして、森先生、私の地元新潟でも非正規の皆さんの解雇が始まっております。  社民党は、委員会での論戦のほかに、この間、政府に三度緊急雇用対策を提案をいたしまして、百年に一度の経済危機に対して百年に一度の大胆なスピーディーな雇用対策を速やかに行ってほしい、こういう要求を続けてまいりました。しかし、政府の対応は、今ほどもお話がありましたとおり、二……

第170回国会 財政金融委員会 第5号(2008/11/20、21期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(近藤正道君) 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  ただいまは大変有り難い御決定をいただきましてありがとうございました。民主党の皆さんを始めとして委員の皆さんから御配慮いただいて、私ども社民党・護憲連合はここに議席がございませんので今まで発言することができませんでしたけれども、今日三十分時間を割いていただきました。心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。  最初に、財務大臣も兼ねておられます中川大臣にお尋ねをしたいというふうに思っています。  総理が政局より政策であると、今は経済対策であるというふうにこう言われてきておりますが、その経済対策の中身が今のところ第……

第170回国会 法務委員会 第2号(2008/11/13、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。大臣、よろしくお願いをいたします。  最初に、先月の十月二十六日の夕方、渋谷で起こった事件について大臣の所見をお伺いしたいと思うんです。  これは、先月の二十六日の夕方、渋谷のハチ公辺りで若い連中が、歩いていけるところに麻生総理の私邸、敷地だけでも六十二億円ぐらいするそうなんですが、これを見に行こうと、こういうことになって、そしてその後、歩き出したところ、規模としては、やじ馬等もいましたので正確に何人ぐらいなのか分からないんだけれども、まあ五十人、やじ馬を含めても百人ぐらいではないかと、こういうふうに言われておるんですが。  最初は、近くに……

第170回国会 法務委員会 第4号(2008/11/25、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  本法案は、法律上の婚姻関係にない日本人の父と外国人母との間において生まれた子供が出生後に父から認知された場合に日本国籍を認める、こういうものでございます。  当委員会におきまして、このことについての先ほど来出てきております最高裁判決、これが出されました翌日の六月五日議論になりまして、千葉委員も木庭委員もそして丸山委員も、この判決を本当に高く評価をされて、この判決の趣旨に沿った速やかな法改正を求める、こういう意見を表明されたことを覚えております。  そして、私も、社民党という立場で、その二、三日後だったと思うんですが、福島みずほ党首と私と……

第170回国会 法務委員会 第5号(2008/11/27、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  今日は、お二人の参考人、大変貴重な御意見いただきましてありがとうございました。何点かお尋ねしたいというふうに思っています。  最初に奥田参考人に質問いたしますが、先ほど国籍取得権についてのお話がございました。今回の法案の直接のきっかけになった最高裁の大法廷判決、法改正の論理の一つに国際人権規約、自由権規約と児童の権利条約がございます。この二つの国際人権規約からいきますと、国籍取得権をどういうふうにとらえたらいいのか。外国では、とにかく認知さえあれば、つまり法律上の親子関係さえあれば、新たに国籍取得という手続にどれほどの重みを持たせたらいいのか、……

第170回国会 予算委員会 第5号(2008/10/16、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  全国で六十三の社会保険病院そして厚生年金病院を整理機構の中に移して、そして売却、廃止する計画が今進んでおります。そのことが地域医療の崩壊とか不安に拍車を掛けているわけでございます。  社民党は、先月、厚労省に地域の拠点病院として継続させるべきだと、そのための立法措置も考えるべきだという申入れをいたしました。政府の対応を伺いたいと思います。
【次の発言】 地球温暖化あるいはカジノ資本主義が破綻した今こそエネルギー政策を大転換をして、内需主導、そして地域分散型の地域経済社会へシフトすべきだと、こういうふうに思っています。  福田ビジョンが太……

第171回国会 決算委員会 第3号(2009/04/13、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は、原子力安全委員会の鈴木委員長にお越しいただきまして、鈴木委員長を中心に質問させていただきますので、よろしくお願いをいたします。  原子力安全委員会の目的は、原子力安全・保安院等が第一次審査、チェックをやる、これを専門的、中立的な立場からダブルチェック、二次審査をすると、これが目的でございます。  〇六年に新しい耐震指針が作られました。この新しい耐震指針に基づきまして、原発周辺でもう一回いろいろ調査が行われました。いわゆるバックチェックと言われておりますが、この結果、原発の敷地周辺の活断層が続々と修正をされた、新しい大規模な活断層……

第171回国会 決算委員会 第6号(2009/04/27、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  資料の配付をお願いしておりますが、私は、JR東日本の信濃川からの違法取水の問題について質問をいたします。  JR東日本の水力発電所が信濃川の宮中ダムから少なくとも七年間で三億トン余の大量の水を違法に取っていた事件は、以前から地元では可能性として指摘をされておりました。信濃川本流の流れを取り戻そうと定期的に信濃川水なしサミットというものが開かれておりまして、私も何度か参加をさせていただいております。  まず、河川局長にお尋ねをいたしますが、今回のJR東の行為で特に悪質だと考えている点はどの点でしょうか。

第171回国会 決算委員会 第7号(2009/05/11、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  政府の水俣病対策について質問をさせていただきます。  今月で九州熊本の水俣病が公式確認されてから五十三年になります。私の地元新潟の水俣病公式確認から四十四年目でございます。〇四年、チッソと国、県の加害責任を認めた関西訴訟の最高裁判決がありました。〇六年には、衆参で全会一致で水俣病国会決議がございました。にもかかわらず、今、配付資料をお配りしておりますけれども、いまだに多くの潜在患者の皆さんが被害に苦しめられております。  特に、新潟水俣病でございますけれども、被害者数が熊本等に比べて少ない、こういうこともございまして、熊本、鹿児島の次、後回しと……

第171回国会 決算委員会 第8号(2009/06/01、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  通告をしておりました質問の順序を変えて、最初に高速増殖炉の「もんじゅ」の質問をさせていただきたいと思います。  この「もんじゅ」の運転管理は、九五年のナトリウム漏出事故によりまして動燃が解体をされて、新たに文科省所管の略称原子力機構に引き継がれました。しかし、その後もトラブルの不祥事が続いております。これを受けまして、今年の四月に原子力機構は保安院に対しまして、内部組織である原子炉等安全審査委員会が形骸化していたなどと自ら組織のたるみが最大の原因なんだと、こういう報告書を提出をいたしました。ナトリウム漏出事故で組織体質が問われてから十四年目にな……

第171回国会 厚生労働委員会 第19号(2009/06/25、21期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(近藤正道君) 母子加算を完全に復活させる本法案の意義は極めて大きいというふうに考えます。  その第一の理由でございますが、母子加算の完全復活を通じて、再度、一人親世帯、母子家庭に憲法二十五条の息吹を吹き込んで、健康で文化的な最低限度の生活の水準をしっかりと確保しようとするものでございます。育ち盛りの子供の食費や衣服代を切り詰める、高校進学を断念させる、修学旅行をあきらめさせる、一人親世帯の子供たちにそんな肩身の狭い思いをこれからは決してさせない、子供たちへの貧困の連鎖を断ち切り歯止めを掛ける、そういうものでございます。  第二に、母子加算の完全復活は、母子加算の縮減、廃止を打……

第171回国会 厚生労働委員会 第23号(2009/07/07、21期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(近藤正道君) 私は幸いなことにこの映画を見ております。大変感動的な映画だったというふうに思っております。御遺体も生きている人と同じように、尊厳を持って、そして愛情を込めて大切に取り扱うと、美しく装わせる納棺師の仕事に焦点が当てられた映画でございました。バックミュージックも大変荘厳なものでございました。  御遺体と対面することによって死者との思い出を振り返り、御遺体と対話をしながら死者との最後の時間を過ごす遺族の姿が様々な形で描かれておりまして、普通に暮らす市井の市民に対する敬意にあふれた私は映画だったというふうに思っております。そして、死亡宣告だけで割り切ることのできない死者……

第171回国会 厚生労働委員会 第24号(2009/07/09、21期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(近藤正道君) 私も、脳死は一律の人の死ということになりますと、それが独り歩きするということを大変懸念をしている一人でございます。現に、日本弁護士連合会にもそのことを前提とする様々な人権救済の申立て等も出されている経緯等もありまして、そういうことを承知しているがゆえに大変そのところを懸念している一人でございます。
【次の発言】 指名でございますのでお答えいたしますが、私は、先ほど福島質問者が、脳死は一律に人の死、こういうことになると大変息苦しくなる、そういう世の中になる、全く私はそういうふうに今思っております。  まず、先ほど、遙ちゃんですか、この話がございましたけれども、とに……

第171回国会 行政監視委員会 第4号(2009/06/24、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  最初に、中山間地域の直接支払について質問をいたします。  中山間地の直接支払制度でありますが、条件不利地域に直接所得補償をする地域政策でありまして、平成十七年度からの第二期対策は平成二十一年度、今年度をもって終わります。耕作放棄地の発生防止あるいは農業の多面的機能が維持されると農村でも評価が高く、私もこの制度の存続、恒久化を強く求めるものでございます。  一方、配付資料にも明らかなとおり、交付面積率は対象面積の八割にとどまっております。農業者、あるいは私の地元であります新潟県を始めとして多くの自治体から制度の継続、改善要望が出されております。 ……

第171回国会 財政金融委員会 第2号(2009/02/10、21期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(近藤正道君) お答えをいたします。  百年に一度の経済情勢、雇用情勢に大変な危機意識を持っております。今こそこれに対応できる確実かつ効果的な生活・経済緊急対策が実現されなければならないと、こういうふうに思っております。  そういう認識の上に立ちまして、まず、政府が編成した第二次補正予算における追加歳出のうち、必要な歳出のための財源として、二兆一千百八十五億円に限って、特別会計から一般会計への繰入れを認める措置を講ずることといたしました。しかし、効果的な対策という観点から見てみますと、多くの問題を抱える今ほど来議論になっております定額給付金に対する支出は、国の財政対策として行っ……

第171回国会 財政金融委員会 第3号(2009/02/12、21期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(近藤正道君) お答えをいたします。森さん、いいですか。お答えをいたします。  定額給付金につきましては、私どももこれに反対を今一生懸命しているわけでございますが、仮に通ったらばの仮定の質問でございますが、私は定額給付金は受け取りません。  以上でございます。

第171回国会 消費者問題に関する特別委員会 第2号(2009/04/23、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私も、衆議院で全党参加で修正が図られたということを大変喜んでおる一人でございます。  今日、消費者委員会の話等が中心でございますが、私は、この問題のもう一つの核である地方の消費者行政のことについてお聞きをしたいというふうに思っています。  消費者行政の本丸は、これは地方でありまして、幾ら中央で司令塔がきちっとつくられたとしても、動くのは地方であると。地方が動かなかったら、あるいは地方が脆弱であったら何の役にも立たない。ところが、今、この国の地方消費者行政の現状は本当に惨たんたるものでございまして、これをどうやって立て直していくか、充実させていく……

第171回国会 消費者問題に関する特別委員会 第4号(2009/04/28、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私、前回、地方消費者行政の改善の質問をさせていただきました。今日もこの流れの中で質問させていただきたいというふうに思っております。  地方消費者行政に対する国の支援でございますけれども、今回三点、三本柱で国は頑張っているんだろうというふうに見ております。一つは、基金を造成しまして地方の取組を支援する、これが一つ。二つ目が交付税措置、これを拡充して地方の自主的な財源を支援する、これが二つ目。三つ目が、国民生活センターを活用して国自らが地方の消費相談体制を支援する、この三つでございます。  前回、地方の相談業務をどう応援するかという財政面のいろいろ……

第171回国会 消費者問題に関する特別委員会 第5号(2009/05/07、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は、消費者問題の経験、本当に豊かな三人の参考人の皆さんから貴重な御意見を聞かせていただきまして、ありがとうございました。皆さんとともに充実した審議をやって、できるだけ早くこの消費者庁関連三法案が成立することを願う立場から何点か質問をさせていただきたいと、こういうふうに思っています。  最初に石戸谷参考人にお尋ねをしたいというふうに思いますが、私、前回、地方消費者行政の強力な後ろ盾という意味で、独立行政法人の国民生活センターをこれでいいのかという立場で質問をさせていただきました。石戸谷参考人の経歴を見ますと、国民生活センターのある部署……

第171回国会 消費者問題に関する特別委員会 第6号(2009/05/08、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は三人の参考人の皆さんから本当に貴重なお話をいただきまして、大変参考になりました。この後、また来週一般質疑の機会があろうかというふうに思っておりますので、是非また皆さんの御意見を参考にしながら政府の方にいろいろ質問をしていきたいと、こういうふうに思っております。本当にありがとうございました。  消費者教育というものが、今回の消費者庁関連三法案の中で修正合意を受けまして初めて全面的に言わば法の世界の中に登場した、まさに画期的なそういう状況が生まれてきたんだろうというふうに思っています。先ほど来話がありましたけれども、消費者の安全法の四……

第171回国会 消費者問題に関する特別委員会 第7号(2009/05/22、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  五月の連休の後二日、そしてこの間の十二日の日一回とそれぞれ参考人質疑と公聴会がございました。改めて参考人の皆さんあるいは公述人の皆さんからいろんな話を聞かさせていただきました。その中でも私は、相談現場で頑張っておられます相談員の皆さんの厳しい実態を知ることができて大変良かったというふうに思っています。  今日はそういう参考人質疑あるいは公聴会を受けての一般質疑でありまして、参考人、そして政府、修正発議者、三当事者に対する質疑、今ほどの議論もありましたけれども、大変効果的に目的に沿ってやっておられるということで、こういうことをやっていただ……

第171回国会 消費者問題に関する特別委員会 第8号(2009/05/28、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  国境を越えて消費者被害が増大をしております。消費者庁が創設されたことを契機に、消費者安全に関する国際連携を強化をしていかなければならないというふうに思います。先ほど出ましたOECD、この中に消費者政策委員会がありまして、我が国もこれに参加をしております。この委員会の活動を強化をしていかなければならない。その一方で、冷凍ギョーザあるいはメラミン被害の問題などがありました中国、そして韓国など近隣諸国との食の安全に関する連携もこれ強化していかなければならぬ。  とりわけ、この問題については国民の期待と関心が大変強うございます。このたび、中国では、食品……

第171回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号(2009/03/25、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  ミレニアム開発目標の達成とか、あるいはグレンイーグルズ・サミットにおけるODA百億ドル積み増し、あるいはTICADWにおけるアフリカ向けODAを倍増、こういった国際公約を実現するためにはODA予算全体の増額が必要なわけでございます。しかし、今ほど来お話がありましたように大変厳しい状況で、言わば世界の中の序列も落ちておりまして、このまま行きますと我が国が国際社会の援助の潮流から取り残されてしまいはしないかという、そういう懸念を本当に深刻に持っているわけでございます。是非頑張っていただきたいと、こういう立場で申し上げるんですが。  国連は、……

第171回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号(2009/04/20、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日、期せずしてPCIの問題、そして外国の公務に対する贈賄の規制の問題、こういうものの集中審議になったようでございます。私も一応質問の準備はしてきたわけでございますが、もう既に民主党の皆さんがすべていろんな角度から質問をしましたので、同じような質問は時間の無駄でございますのでやめたいというふうに思いますが、しかし、今日は本当にこの実質的な集中審議をやってよかったというふうに思っています。いろいろ質問がございましたけれども、とにかく実に答弁が不十分でありまして、要領の得ないものの山積みでございました。  ただ、はっきりしたことは、この間、……

第171回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第5号(2009/07/01、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私は、気候変動対策とODAについて質問をさせていただきます。  年末のコペンハーゲン、COP15では、先進国の中期目標とともに、中国、インド等の途上国をどう巻き込んでいくのか、これが大きな課題となっております。現在、我が国では、途上国向けにクールアース・パートナーシップ事業、これが行われておりますが、ODAをもっと最大限に活用すべきだというふうに思っております。  大臣にお尋ねをしたいと思いますが、中国、インド、ブラジルなど、条約上の主要排出国には我が国からどのような政策ツールでアプローチしていくのか、お聞きしたいというふうに思うんです。これら……

第171回国会 法務委員会 第3号(2009/03/17、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  最初に、今日一番で答弁席に立たれました漆間さんにかかわって法務大臣に質問をしたいというふうに思っています。  元警察庁の長官で官房副長官だと、そして官邸における事務方のトップが漆間さんでございます。  三月の五日の記者懇で、例の記憶にないと言っておられます、オフレコで西松建設事件の捜査は自民党には及ばないと、こういう発言をしたと各紙が報じているわけでございます。  現在、西松建設からの献金額ではトータルで圧倒的に多く、しかも職務権限があった自民党側からは漆間発言どおり逮捕者は出ていないわけでございます。漆間発言は、政権が検察に介入したか、少なく……

第171回国会 法務委員会 第4号(2009/03/24、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  最初に、前回に引き続いて、いわゆる検察のリークのことについて質問をさせていただきたいというふうに思います。  今日、民主党小沢代表の秘書の勾留期限が切れますのでそれなりの処分が出るんだろうというふうに思いますけれども、前回も申し上げましたように、この間、政治資金規正法違反以外の容疑が小沢代表及びその周辺にあるかのごとき情報がマスコミ各紙にたくさん報じられたわけでございます。いわゆるメディアスクラムの状態が続いたというふうに受け取って私はおります。  前回、私、紹介をいたしました平木さんという最高裁の刑事局の総括参事官、この方の指摘を受け……

第171回国会 法務委員会 第6号(2009/03/30、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  本日の議題は裁判所の職員定員法の一部改正案でございます。今ほど様々な議論がございましたし、五月の二十一日からは裁判員制度も始まると。現下の情勢の中で、裁判所職員の定数増について私どもとしては基本的に賛成をしたいと、こういうふうに考えております。  そこで、今日もまた裁判員制度のことについて少し質問をさせていただきたいと、こういうふうに思っております。  「裁判員制度ナビゲーション」というこういう冊子、最高裁が出しておりますけれども、これについてちょっと聞きたい。  被告人が有罪であることに合理的な疑いを残した場合というのは一体どういうこ……

第171回国会 法務委員会 第7号(2009/04/09、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は、三人の参考人の皆さん、本当に貴重な御意見いただきまして、ありがとうございました。お三方にそれぞれお聞きをさせていただきたいというふうに思っています。  まず最初に、大澤参考人にお尋ねしたいというふうに思いますが、今日、裁判員の守秘義務の点がかなり質問がございました。それぞれお三方ともこの守秘義務の必要性とか意義というものを認めた上で、とりわけ四宮参考人、竹田参考人、この守秘義務の範囲が少し広過ぎるかなと、こういう御見解を述べられて、より謙抑的に運用していただきたいと、こういうお話がございました。大澤参考人もこの守秘義務のことにつ……

第171回国会 法務委員会 第9号(2009/04/16、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  最初に、私も今の審議の対象になっております法案についてお聞きしたいというふうに思っております。  絶対的な免除主義から制限免除主義に世界の流れが変わる中で、本法案がこの国でも制限免除主義、こういう考え方を採用をしたということでありまして、これは学説も、個人の権利だとか利益を尊重して、国家の主権を理由として安易に免責をする、こういう考え方は改めていく、できるだけ裁判の対象を広げていく、そういう流れの中で出てきた法案でありまして、基本的に賛成できる、そういう中身だろうというふうに思っております。  そういう中で、私も、今の法案の十条の主権的……

第171回国会 法務委員会 第10号(2009/04/23、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  あと一か月で裁判員制度が始まるわけでございます。そういう中で、昨年に引き続いてこの可視化法案を提案をして、そしてまず参議院で可決をしたいという方向で頑張っておられます発議者の皆さんに本当に敬意を表したいというふうに思っています。  私は、今回発議者ではありませんが、賛成者の末席に名前を加えていただきました。前回もそうでありますし、また今回、皆さんの御答弁も含めて議論を聞かさせていただきまして、改めてこの可視化法案、一刻も早くやっぱり成立をさせていかなければならないというふうに思っています。  志布志事件、そして氷見事件の記憶はまだ実に鮮……

第171回国会 法務委員会 第11号(2009/06/11、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私も、足利事件について質問をいたします。  菅家さんが釈放をされました。刑事訴訟法の四百四十二条ただし書に基づいて検察官が刑の執行を停止したわけでございます。これは現行の刑事訴訟法になってから初めてのことでございます。この四百四十二条ただし書のケースでありますが、コンメンタールを読んでみますと、再審請求の容認される蓋然性が特に顕著であるような場合に認められると、こういうふうになっております。つまり、無罪の可能性が特に顕著な場合に検察官が再審の前に釈放すると、こういう規定なわけでございます。  そこで、大臣にお尋ねをいたしますけれども、前例のない……

第171回国会 法務委員会 第13号(2009/06/30、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  法案審議の前に一つ、難民申請者の問題について質問いたします。  六月の二十二日にイラン人の難民申請者アフシンさん、これは通称名のようでありますが、この方が入管に強制収容されました。アフシンさんは過去二回難民不認定処分を受けておりますけれども、イラン反体制組織ムジャヒディン・ハルクに関係しておって、最高裁での取消し訴訟におきまして、泉裁判長からは、法務大臣の裁決に重大な手続上の瑕疵があって、退去強制が著しく不当であるとの反対意見も出されております。また、今回の収容においても、異議申出の結果の通知に手続上の瑕疵が明らかになっております。  今のイラ……

第171回国会 法務委員会 第14号(2009/07/02、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  四名の参考人の皆さん、大変貴重なお話をいただきまして、ありがとうございました。この後の質疑の中で是非生かしていきたいというふうに思います。  最初に、鈴木参考人に質問したいというふうに思うんです。  大変厳しい立場に置かれております外国人に寄り添う立場で御奮闘いただいていることに本当に敬意を表したいというふうに思うんですが、今回の法改正に伴って様々な心配事が鈴木参考人のところにいろいろ寄せられていると思うんですよね。今日もそういうことでそちらの方に、傍聴席に関係者の方がたくさん来ていられるというふうに思います。後で話を聞いてみたらという話でござ……

第171回国会 法務委員会 第15号(2009/07/07、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。何点か質問をさせていただきたいと思います。  従来の実務では、適法な在留資格だろうが在留資格の切れた非正規滞在であろうが、行政サービスは受けておりました。原案では、行政サービスの対象者を適法な在留外国人に限って、すべての非正規滞在者を行政サービスの対象から除外することになっていたわけでございます。そこで、修正がなされまして、住基法の附則二十三条が盛り込まれました。そして、その非正規滞在者にも社会保障、医療、教育などの機会を保障すべきだという人道的な観点から、原案では行政サービスから排除をされている非正規滞在者のうち一部については、改正法施行日までの……

第171回国会 予算委員会 第5号(2009/01/26、21期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(近藤正道君) 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  ただいま委員外発言の機会を与えていただきまして、ありがとうございました。  最初に、政府に、総理にお尋ねをいたしたいと思います。  政府はソマリア沖に自衛隊派遣を強行しようとしておりますが、海賊対策なら海上保安庁が対応すべきでありまして、社民党は認めることができません。なぜ自衛隊なんでしょうか。
【次の発言】 距離ということであれば、また、今お話ありませんでしたけれども、武装の点からいえば、もう既に海上保安庁では「しきしま」、これはもうヘリコプターを二機搭載をするまさに護衛艦並みの巡視船でございますが、これで対応可能な……

第171回国会 予算委員会 第9号(2009/03/09、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私も、漆間官房副長官の質問から始めさせていただきたいと思っています。  午前中からこの質疑が続いております。既に、金銭の多寡とか、あるいは請求書でもあればなどと、相当具体的な内容にも言及をしております。私が注目をしたいのは、漆間さんの発言が、記者の皆さんのオフレコとはいいながら、自民党側に捜査の手は及ぶのかと、こういう質問の中で出てきた一連の発言だというところに注目をしたいというふうに思っています。オフレコという巻頭言を付ければ何を言ってもいいということではないというふうに思っています。  とにかく二十社、それも日本のまさに文字どおり大……

第171回国会 予算委員会 第12号(2009/03/12、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  社民党は、政治腐敗防止に向けた緊急提言を行いました。(資料提示)企業献金の禁止は社民党の基本的な立場でございますが、しかし西松建設の違法献金が大きな政治問題となっている今、少なくとも公共事業受注企業からの企業献金は直ちに禁止すべきではないか、こういうふうに思います。  総理、自民党総裁としての見解を聞かせてください。
【次の発言】 こんな状況の中で、はっきりと禁止ということを言えないというのは大変やっぱり私は問題だというふうに思います。  厚労省の調査によりますと、年度末まで十五万八千人の非正規労働者と一万人の正社員が解雇をされる、こう……

第171回国会 予算委員会 第13号(2009/03/13、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  貴重なお話をいただきまして、ありがとうございました。最初に、熊野参考人にお尋ねをいたします。  先ほど雇用の問題で、企業が海外に流出する理由として、労働力のコストというよりも、むしろ内需が非常に日本の場合低い、それが一つの大きな理由になっているのではないかというお話がございました。それに関連してお尋ねをいたしますが、今、派遣法をどう改正していくのかという議論の中で、派遣の対象業務をもっと限定をしようと、こういう議論がございまして、その一つの大きな柱として、いわゆる製造業への派遣を禁止する、とりわけ登録型の派遣を禁止する、した方がいいかど……

第171回国会 予算委員会 第24号(2009/05/25、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  質問に入る前に、今朝ほどの北朝鮮の核実験でございます。核廃絶に向けた世界の流れ、国際世論に全く逆行する今回の核実験でございまして、社民党はこの北朝鮮の核実験に強く抗議の意思を表明したいというふうに思います。  本題でございますけれども、補正の基調は、相変わらずの金持ち、大企業優遇、選挙目当てのばらまき予算だというふうに思っています。その上で、与謝野大臣にお尋ねをしたいというふうに思いますが、総額四・三兆円、計四十六の基金から複数年度にまたがって支出する今回のやり方でございますが、これは憲法八十六条が定める予算の単年度主義、財政民主主義の……

第171回国会 予算委員会 第27号(2009/05/29、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私も今ほどの加藤先生と同じ温暖化防止について質問をさせていただきたいというふうに思っております。  年末の気候変動に関するコペンハーゲン会議に向けまして政府がCO2削減の中期目標、今ほど議論ございましたけれども、そのために今努力をしているところでございます。是非、このために政策の総動員をお願いをしたいというふうに思っておりますが、私が見るところでは、一部太陽光だとかあるいはエコというふうに言っておられますけれども、その本来の自然エネルギーの振興は経産官僚に丸投げではないか。あるいは、排出量取引については経産と環境の綱引きで全く訳が分から……

第173回国会 厚生労働委員会 第3号(2009/11/19、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  最初に、雇用調整助成金のことについて質問をいたします。  今や、二百五十万近い人々を支えておる雇用調整助成金でございます。しかし、午前中も議論がありましたように、今のような経済情勢の下では大変受給要件が厳しくて、年が明けますと支給打切りと、こういう事態も出てくるんではないか。とにかく受給要件をやっぱり緩和をしなければならない、こういう声が非常に出ておりまして、さきの緊急雇用対策の中でも、あるいは今日の議論の中でも、この受給要件を緩和をしたいということはほぼはっきりいたしました。マスコミによりますと、年内にもこの変更があるんではないかということで……

第173回国会 厚生労働委員会 第4号(2009/11/27、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  法案の質問の前に、一つお聞きをしたいというふうに思っています。  先ごろ、三年五か月ぶりに政府がデフレ宣言を発しました。どうやってデフレを越えていくか、デフレ脱却のための施策は様々議論されているわけでありますが、大方のところは成長戦略をきちっとやっぱり打ち立てていくということなんだろうと思っていますが、政府周辺ではこの成長戦略の柱に、雇用、地球環境、そして介護・福祉、大体この三つぐらいが柱になっております。  ところが、先ごろ来日したOECDのアンヘル・グリア事務総長は会見の中で、デフレ脱却、新たな経済成長のためには女性の社会進出が必要……

第173回国会 予算委員会 第3号(2009/11/09、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私は雇用の問題から質問を始めたいと思っています。  雇用情勢が非常に悪化をしております。雇用調整助成金がついに今年の九月、二百五十四万人に達しました。有効求人倍率、完全失業率共に最悪の状態でございまして、失業保険受給者のうち今年後半に受給期限が切れる人は四十万、こういうふうに推定をされておりますし、自己都合の人を入れますと百万人ぐらいになるというふうに言われております。  失業者を短期で復職させるトランポリン、この就職支援策、緊急人材育成支援事業の枠を大幅に拡大するなど、危機意識は私は政府が持っていると、こういうふうに思っておりますけれども、と……

第174回国会 決算委員会 第7号(2010/04/26、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今年の三月に、中国電力の島根原発で、〇六年以降、緊急炉心冷却システムの関連も含む少なくとも百二十三件の点検漏れが発覚をいたしまして、一号機、二号機は停止をされました。点検漏れを原因とした原発の停止は初めてのことであります。四月十三日には、中国電力の調査担当の部長が自殺をするという、そういう痛ましい事件も起きました。今回、中国電力は適切な保守点検や定期事業者検査をしておりませんでした。この定期事業者検査を原子力安全基盤機構、JNESが定期安全管理審査でチェックして、更にJNESと保安院が定期検査でチェックすると、こういう構図で安全審査がな……

第174回国会 厚生労働委員会 第3号(2010/03/16、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私も、B型肝炎のことについて質問を冒頭させていただきたいと思います。  薬害のC型肝炎の救済特措法ができましたし、肝炎対策基本法ができました。しかし、B型肝炎の患者の問題、そしてカルテのない肝炎患者救済の問題が課題として積み残しになったわけでございます。そのB型肝炎の患者の皆さんでございまして、今全国で三百八十三名、全国十の地方裁判所に裁判を起こして国の責任を問うているわけであります。私の地元の新潟でも、新潟地方裁判所で争われているわけでございます。  そういう中で、私も何度もこの間、B型肝炎患者の皆さんの訴え、聞かさせていただきました……

第174回国会 厚生労働委員会 第4号(2010/03/18、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  最初に、大臣に基礎的な質問を二つさせていただきたいというふうに思っています。  今回の子ども手当法案、すべての子どもの育ちを社会全体で支援をすると、こういう思想の上に立っておりまして、政府が従来の少子化対策から大きく方向を転換をして、本格的な子ども・子育て支援へ取組を進める私は大きな第一歩だと評価をしております。この間、若い子育て家庭の所得は低下をして、子ども手当の支給を待っている方々が大変多うございます。  初めに、なぜ今子ども手当の支給を急ぐのか、理由をお聞かせください。
【次の発言】 子ども・子育て施策の充実のためには、現金の給付……

第174回国会 厚生労働委員会 第5号(2010/03/19、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 最後でございます。社民党・護憲連合の近藤正道です。  今日は、国力の源は労働であるというお話が先ほどありまして、私も全く同感でございます。そういう立場でちょっと質問させていただきたいというふうに思っています。  新成長戦略は昨年の暮れに作られましたけれども、この中で、人間らしい働き方、ディーセントワークということが非常に強調されております。雇用の安定、雇用の質の向上と生活不安の払拭が内需主導型の経済成長の基盤であると、こういうふうに言った上で、雇用の質の向上が企業の競争力強化、成長へとつながっていくんだと、その果実の適正な分配が国内消費の拡大、次の経済成長につながっていく、だから……

第174回国会 厚生労働委員会 第6号(2010/03/23、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私も、施設における親のいない子どもへの子ども手当の支給について質問させていただきたいと思っています。既にお二人の方から質問がございましたので重複は避けますけれども、ひとつよろしくお願いをいたします。  現在、乳児院とか児童養護施設などに入所している子ども、四万人くらいということでありますが、このうちの約三万人につきましては、今ほど御議論がありましたように、親の同意の下で入所をしているということで子ども手当はその親に支給されると、しかし、親の同意のない中での入所の子どもさんにつきましては親にこの子ども手当が支給されないと、こういう問題が出てきてお……

第174回国会 厚生労働委員会 第8号(2010/03/25、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  子ども手当の創設、私どもも大賛成でございます。ただ、課題は、二万六千円、二十三年度の時点ではいろいろ課題が残るということだろうというふうに思っております。  子どもの育ちを社会全体で支援するという中には、企業の社会的責任として事業主の費用負担も含まれるべきだと、私はそういうふうに思っております。また、現状では、ほとんどの自治体で保育料の負担軽減など地域の独自の施策に自治体が現に負担をしております。本格実施に当たりまして全額国庫負担とするのであれば、既存の児童手当の自治体負担分と事業主負担分はプールして、自治体がその地域の子育て施策に活用……

第174回国会 厚生労働委員会 第10号(2010/03/30、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  本法案でございますけれども、非正規労働者に対するセーフティーネットの機能の強化でありますし、また、雇用保険の財政基盤の強化を目指すものであると、こういうふうに認識をしております。かねて私ども社民党もそういう立場で主張してまいりました。そしてまた、鳩山政権の土台である三党合意の中でもそういう記載がございますので、我々は本法案の改正については基本的に賛成でございます。異論はございません。その立場に立ちまして、二、三、関連の質問をさせていただきたいと、こういうふうに思っています。  昨年三月二十四日に、国際労働機関、ILOが、日本で失業保険の……

第174回国会 厚生労働委員会 第11号(2010/03/31、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今回の法改正でございますけれども、介護保険の一部負担軽減措置を当分の間継続をするということでありまして、保険制度に対する国民の信頼を高めるためにも必要なものであるというふうに思います。我々としては異存はございません。その上で、二つ質問をしたいというふうに思っています。  一つは、これで私で連続三人目でございますけれども、私も、やっぱり特養待機者四十二万人の件については、これはもう要望的な質問になるかと思いますけれども、とにかく何とかしていただきたいと、こういう思いで質問をいたします。  どこへ行っても、特養に入りたい、入れない、この要望……

第174回国会 厚生労働委員会 第13号(2010/04/08、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  昨年十一月の当委員会で、新型インフルエンザ予防接種に係る副反応被害について補償水準が低いというそういう質問をしております。今回その補償額が引き上げられたこと、あるいは今日いろいろ論議もお聞かせをいただきました。私自身は、この改正案、基本的に妥当である、異議はないと、こういうふうに考えております。その上で、関連して何点か質問をさせていただきたいというふうに思っております。  新型インフルエンザにつきましては、いわゆる第一波の鎮静化を受けて、三月の末、第一回の新型インフルエンザ対策総括会議が開催をされました。今後、六月をめどに報告書をまとめ……

第174回国会 厚生労働委員会 第15号(2010/04/20、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  有期雇用、そして派遣、請負などの間接雇用、これは小泉構造改革による労働法制の規制緩和によりまして、今や労働者の三人に一人までに増えてまいりました。デフレからの脱却、国内消費の立て直しのためにも小泉構造改革で破壊された雇用を再建してディーセントワーク、人間らしい働きがいのある仕事、労働、これを実現しなければならないというふうに思っています。  新成長戦略におきましても、このディーセントワークの実現に向けて同一価値労働同一賃金、そして均等・均衡待遇の推進がうたわれておりますし、鳩山総理も同一価値労働同一賃金に向けた均等・均衡待遇の推進に積極……

第174回国会 厚生労働委員会 第16号(2010/04/22、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  自公政権下の骨太方針〇六、社会保障費二千二百億円削減方針、こういうものと軌を一にいたしまして、国庫補助の引下げがあったり、あるいはその維持があったりして、健康保険財政の悪化、そして持続可能性に対する危機がずっと続いておりました。今回の国民健康保険法等の改正案は、こうした前政権からの負の遺産に対処いたしまして医療保険制度の安定的な運営を図るためのものであると、こういうふうに思っております。当面のやむを得ない措置ではないか、いろいろ議論はありますけれども、私どもはそういうふうに考えております。  今回の改正の大きな論点の一つに後期高齢者医療……

第174回国会 厚生労働委員会 第17号(2010/04/27、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  今日は、四名の参考人の皆さん、本当に現場に根差した貴重なお話をしていただきましてありがとうございました。  冒頭、渡邊参考人の方が、国保は実質的に破綻状態にあるという、こういう話もされましたし、皆さんの話を聞いていまして、とにかくこの国の世界に誇る国民皆保険、本当に待ったなしの状況で、改めて抜本的な改革といいましょうかグランドデザインを早期につくっていかないと大変なことになると。その間でも現場では大変なことが起きているということを石川参考人からも非常に説得力を持って語っていただきまして、まさに私どもの責務の重大さをひしひしと感じているところでご……

第174回国会 厚生労働委員会 第18号(2010/05/11、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  法案の質問に入る前に二つほど質問をさせていただきたいというふうに思っています。  最初は、今日も何人かの方が質問されましたけれども、いよいよ十四日に迫っておりますB型肝炎の和解の問題でございます。私は、札幌地方裁判所の和解勧告が出た数日後だったでしょうか、三月の十六日の日にこの委員会で和解に応ずるべきだと、こういう立場で質問をさせていただきました。もう既に最高裁判決が出されて四年がたっておりますし、当時の大臣の謝罪もありましたし、あるいは肝炎の基本法の中での政府の基本的な認識も表明されております。しかも、裁判を起こしている人たちは被害者全体の一……

第174回国会 消費者問題に関する特別委員会 第3号(2010/03/23、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  最初に、事故情報の集約・分析・発信機能の強化のことについて、要望を含めて一点質問をさせていただきたいと思っています。  今回は予算が四億一千万、今年の予算の約倍ということでございまして、この点について消費者庁が力を入れていると評価をさせていただきたいというふうに思っています。  消費者安全法に基づいて消費者庁は、毎週事故の通知件数、とりわけ重大事故の通知件数を公表しているわけでございます。冒頭、金子委員の方から、ホームページが必ずしも親切ではないんではないかという、こういう話がございましたけれども、私もこれを最近、事故情報の通知の内容を見ました……

第174回国会 消費者問題に関する特別委員会 第4号(2010/04/09、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  三月の三十日に基本計画が閣議決定をされました。是非、いよいよ消費者行政が動き出すということでありますので、大臣には実施に向けて精いっぱい頑張っていただきたいというふうにまずお願いを申し上げておきたいというふうに思っています。  基本計画でございますが、その中で、食の安全に関するリスク評価機関の機能強化、こういうことがうたわれております。リスク評価機関としましては、現在、食品安全委員会がございますし、厚労省あるいは農水省の下ではそれぞれ審議会あるいは検討会があってリスク評価を担っているわけでございます。  とりわけ食品安全委員会につきまし……

第174回国会 予算委員会 第2号(2010/01/27、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  補正予算の前に、一点、政治と金の問題について質問をさせていただきたいと思っています。  民主党の小沢幹事長の元秘書をめぐる政治資金規正法違反、小沢さん自身、検察の事情聴取を受けましたし、その後会見も重ねて国民に一定の説明をされております。この問題については是非、私は捜査の推移を見守りたいというふうに今思っておりますが、ただ、結果として、政治と金のことについて非常に国民の間に疑念がやっぱり生じたことは事実でありまして、大変残念でございます。  そこで、再発防止という意味で、信頼を回復する意味で、政治と金の問題がこれだけ議論になった国会はな……

第174回国会 予算委員会 第5号(2010/03/04、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  政治と金について冒頭お聞きしたかったわけでありますが、午前中来何人かの方からお話がございました。総理のリーダーシップで与野党の協議、これを設けるという流れがほぼ固まりつつあるというふうに思っています。大変いいことだというふうに思っておりますし、そこで企業・団体献金の全面禁止、そして政治家の監督責任の強化、こういうこともやるというお話が出ました。  問題は時期でございますけれども、私はこの国会でそのことをやらなければ意味がないと、こういうふうに思っております。今日、私が最後でありますので、総括的にもう一度この点について総理から御決意をいた……

第174回国会 予算委員会 第7号(2010/03/08、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  三党合意、鳩山内閣の土台でありますけれども、ここでは、保育所の増設、そして質の高い保育の確保、待機児童の解消、この三つを明記をしております。最近の確定値で、待機児童は二万五千三百八十四名、来年度はこれを上回る待機児童が出るのではないかと危惧されております。  その一方で、幼稚園の充足率は六九%、定員の空きは七十三万二千五百三十五人に及んでいると言われております。幼稚園が定員割れをする一方で、保育園には待機児童があふれている。働きたいのに子供を預けられない、仕事をあきらめなければならない多くの親がいる。しかし、これまで、保育園と幼稚園で、……

第174回国会 予算委員会 第9号(2010/03/10、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  日米の密約の存在が明らかとなりました。国民の前に真実が明らかになったわけでございます。私はこれは政権交代の大きな成果だというふうに思っております。とりわけ核密約の存在でありますが、これは唯一の被爆国である我が国そして国民に対する私は重大な裏切り行為だと、こういうふうに思っております。  本日は政治姿勢一般ということでございますが、総理に、日米のこの密約を結んだと、このことについて総理はどういうふうにお考えなのか、この密約を結ぶとかあるいは隠ぺいする体質をどうやって改めていくのか、そして我が国のまさに国是とも言うべき非核三原則、こういうことが明ら……

第174回国会 予算委員会 第11号(2010/03/12、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  我が国の自殺者、過去十二年連続して三万人を超えております。自殺の大きな要因の一つにサラ金、多重債務問題がございます。これまでサラ金の三悪と言われております高金利、そして過剰な貸付け、厳しい取立て、これによりまして多くの多重債務者が自己破産あるいは自殺に追い込まれているわけでございます。  この間、多重債務被害者、その命を守りたいということでたくさんの人たちが救済に立ち上がりまして、裁判を闘い、あるいは判決を積み上げ、世論に訴えて、ついに〇六年、改正貸金業法の成立となったわけでございます。これによりまして、サラ金業者への規制が抜本的に、段……

第174回国会 予算委員会 第14号(2010/03/18、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  十六日に公述人として榊原英資氏が、介護や医療などを中心とした今までの社会保障を雇用とか子育てなどを含めた方向に大きく拡充させるべきだ、ヨーロッパ型の福祉国家を日本は目指すべきだ、子ども手当や高校無償化、これを盛り込んだ来年度予算、まさにその第一歩というふうに受け止めて高く評価をすると、こういうふうにお話しされておりました。  雇用政策、子育てを含む社会保障には高い経済波及効果があります。そして、社会保障が日本経済の一大成長分野であると、これは今やだれも認めるところでございます。社会保障をコストではなくて未来への投資だと、まさに福祉は投資……

第174回国会 予算委員会 第16号(2010/03/24、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。予算委員会も文字どおり大詰めでございまして、最後の質問でございます。  私は、税、税制改正のことについて質問をしたいというふうに思っております。  総理は、度々、税は政治であり、政治とは税だと、こういうふうにおっしゃっておられます。鳩山内閣は、国民の生活が第一、そして行き過ぎた規制緩和は是正する、人間のための経済をやるんだ、格差、貧困と闘うんだと、こういう施政方針をずっと貫いてきておるわけでございますが、この総理の施政方針は税制改正にこそ反映されるべきものだと、私はそういうふうに思います。総理、いかがでしょうか。



各種会議発言一覧(参議院)

20期(2004/07/11〜)

第162回国会 憲法調査会 第6号(2005/04/06、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私は、昨日、日本国憲法に関する調査報告書事務局整理案に対する意見、そして今後の憲法調査会の在り方などにつきまして意見を文書で委員長の方に提出をさせていただきました。  本日、これと一体を成すものとして、憲法九条を中心に私の意見を述べさせていただきます。  まず、憲法全体について申し上げます。  憲法は、国民主権、基本的人権、そして平和主義の三大原則を基盤とし、今の状況にも十分に通用する普遍的価値を有し、よくできた憲法と評価しております。基本的に、現時点で改正の必要はないと考えております。  第二次世界大戦の多大な犠牲と反省の下に生まれた憲法は、……

第162回国会 憲法調査会 第7号(2005/04/20、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党の近藤正道です。調査報告書の議決に当たり、最後の意見表明をさせていただきます。  第一に指摘しておきたいことは、この報告書は憲法調査会当初の確認を逸脱しているということであります。  憲法調査会設置の際、各会派は、調査会の目的は改憲を目指すものではないことを確認いたしました。しかしながら、報告書には、憲法調査会において憲法改正手続の議論を続けるべきとする意見がすう勢であったと明記されてしまいました。これは、「日本国憲法について広範かつ総合的に調査を行う」と調査目的を限定した調査会の趣旨に反しており、しかも改憲の方向付けをしないという確認に実質的にもとるものであります。  当……

第163回国会 憲法調査会 第2号(2005/10/12、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  最初に、本調査会で憲法改正手続について調査を行うこと自体について申し上げたいと思います。  本調査会は、憲法を総合的かつ広範に調査することを目的に設置されました。そして、五年間の調査を経て、その報告書を本年四月の末に議長に提出したわけであります。これによりまして本調査会はその本来の役割を終了いたしたと思っております。したがって、本調査会が今回、憲法改正手続について議論を継続し、衣替えすることによって、実質的に九条改憲に向け、その条件づくりの役割を果たすことは、調査会の設置目的の逸脱であり、許されないこと、あってはならないことだと思っております。……

第163回国会 憲法調査会 第3号(2005/10/19、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  隅野参考人、只野参考人、今日は本当にありがとうございました。たくさんの有益な御示唆をいただきまして、感謝を申し上げます。  最初に、隅野参考人にお尋ねをしたいと思いますが、今ほどもお話がありましたけれども、憲法改正の条件、国民の下からの声がまだ上がってきていないではないか、条件が成就していないんではないかというお話もありましたし、また憲法改正の限界の問題に触れて、国民主権と基本的人権の尊重、これが言わば限界の一つのポイントであるということは定着をしておりますが、もう一つの平和主義、とりわけ九条の一項のみならず二項についても、これが限界に……

第163回国会 憲法調査会 第4号(2005/10/26、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  貴重な御意見、ありがとうございました。戦争のない社会を目指してエネルギーの共同管理から今日にまで至ったEUの歴史、五十年ぐらい掛かっているわけですよね。日本あるいは北東アジアとの違いを改めて思い知らされた感じがいたします。  私は三つほどお聞きをしたいというふうに思うんですが、まず一点目は運動のやり方なんですが、お二人にお聞きしたいと思います。  フランスの国民投票のことなんですけれども、お二人の参考人とも、フランスでいわゆる選挙、人を選ぶ、地方議員でもあれ、あるいは大統領であれ、人を選ぶ選挙を見ておられたと思うんですが、それと言わば政……

第164回国会 憲法調査会 第1号(2006/02/22、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  国民投票制度の議論が始まった中、国民投票制度を中心としたヨーロッパの実情調査に参加することができて、貴重な勉強の機会を与えていただきました。感謝を申し上げます。団長の報告に付加をいたしまして、私の感想を申し上げさせていただきたいと思います。  まず、全体の印象、感想でございますが、我が国では幾つかの自治体における住民投票の経験はあるものの、国民投票制度について経験を持っておりません。  そういう中で、スイスでは年四回、あらかじめ国民投票の日が制定されておりまして、一年に平均二、三十回の、つまり各レベルの国民投票を合計いたしますと年二、三……

第164回国会 憲法調査会 第2号(2006/04/19、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、あらかじめ「国民投票制度の論点」というメモを皆様のところに配付をさせていただきました。本日は、そのメモに基づきながら、国民投票制度の論点申し上げたいというふうに思います。  本題に入る前に、本調査会における論議の対象について一言申し上げたいと思います。私は、本調査会のこの間の経緯に照らし、論議の対象は国民投票制度に限定されるべきと考えております。したがって、私自身、今回、改憲発議以後の手続に限定して論点を提起させていただきました。  しかし、一部会派では、国民投票の前段である改憲発議など、国会法改正の領域についても論点を提起されて……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会公聴会 第1号(2006/12/12、20期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は五名の公述人の皆さん、大変御苦労さまでございました。貴重な御意見をいただきまして、これからの審議に是非反映をさせていきたいというふうに思っています。  とりわけ公募で手を挙げていただきました浅野公述人、二十二歳の若さで、私のその年のころを思い出しながら、浅野公述人の勇気ある応募に心から敬意を表したいというふうに思っています。  現行の教育基本法の十条の直接責任、これが好きだというお話がありましたが、私が参加をいたしました新潟の地方公聴会で、現場の教師がこの十条の直接責任が正に自分の教師としての誇りの根拠になっていると、こういう意見……


21期(2007/07/29〜)

第169回国会 平成十九年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会参議院協議委員議長及び副議長互選会 第1号(2008/02/06、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 ただいまから平成十九年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会参議院協議委員議長及び副議長互選会を開会いたします。  本院規則第百七十七条の規定により、年長のゆえをもちまして私が選挙管理者となり、議長及び副議長の選任を行います。  つきましては、議長及び副議長の選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの仁比聡平君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、議長に櫻井充君、副議長に小川勝也君を指名いたします。  これにて散会いたします。    午後一時三十二分散会

第169回国会 平成二十年度一般会計予算外二件両院協議会参議院協議委員議長及び副議長互選会 第1号(2008/03/28、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 ただいまから平成二十年度一般会計予算外二件両院協議会参議院協議委員議長及び副議長互選会を開会いたします。  本院規則第百七十七条の規定により、年長のゆえをもちまして私が選挙管理者となり、議長及び副議長の選任を行います。  つきましては、議長及び副議長の選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの仁比聡平君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、議長に櫻井充君、副議長に小川勝也君を指名いたします。  これにて散会いたします。    午後七時十三分散会

第169回国会 在日米軍駐留経費負担特別協定両院協議会参議院協議委員議長及び副議長互選会 第1号(2008/04/25、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 ただいまから日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての新たな特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件両院協議会参議院協議委員議長及び副議長互選会を開会いたします。  本院規則第百七十七条の規定により、年長のゆえをもちまして私が選挙管理者となり、議長及び副議長の選任を行います。  つきましては、議長及び副議長の選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの井上哲士君の動議に御異議ございませんか。

第170回国会 内閣総理大臣の指名両院協議会参議院協議委員議長及び副議長互選会 第1号(2008/09/24、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 私は、議長に輿石東君を、副議長に平田健二君を推薦することの動議を提出いたします。

第171回国会 消費者問題に関する特別委員会公聴会 第1号(2009/05/12、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日の公聴会は大変意義のある、大変すばらしい話をたくさん聞かせてもらったというふうに思っています。今までの参考人質疑もございましたけれども、本当に現場の第一線で頑張っておられる、より現場に近い皆さんの話だったなというふうに思っております。  ただ、最初に佐藤公述人と吉田公述人にお尋ねしたいと思うんですけれども、実は衆議院でいろいろ各党努力をしていただいて、そして附則も強化されましたし、附帯決議がたくさん盛られたんですね。そして、私はずっと地方の消費者行政の充実に割と的を絞っていろいろ質問をしておりました立場からいいますと、まだまだ大変不……

第171回国会 平成二十年度一般会計補正予算(第2号)外一件両院協議会参議院協議委員議長及び副議長互選会 第1号(2009/01/26、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 私は、議長に北澤俊美君を、副議長に石井一君を推薦することの動議を提出いたします。

第174回国会 総務委員会、厚生労働委員会連合審査会 第1号(2010/04/22、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。両大臣にお尋ねをしたいというふうに思っています。  最初に、先ほどもちょっと質問に出ましたけれども、前の政権までは地方分権という概念でした。ところが、現政権では地域主権改革と、こういう概念を掲げております。どのように違うのか、違いのポイントをお聞かせいただきたいということと、その違いを何によって確保、担保されるのか、大臣にお尋ねをいたします。
【次の発言】 保育のことについてお尋ねしたいと思うんですが、これまで保育に関する国の基準は、認可のみならず無認可にとってもこれが支障となっておりまして、各自治体が最低基準に上乗せする形で保育の充実が図……

第174回国会 予算委員会公聴会 第1号(2010/03/16、21期、社会民主党・護憲連合)

○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は、榊原先生、小川先生、大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。  技術革新の中で大変厳しい現実と背中合わせ、そして、もう一部にはそういう大変厳しい現実が訪れているという小川先生の話を聞いて、ある意味では非常にショックを受けている一人でございますし、また榊原先生のお話の中で、社会保障の概念を拡大をして、子供をやっぱり育てる、教育、子育て、こういうところに社会保障の概念を拡大して、やっぱり人を増やすという、人口を増やすということを長期的に目指していくということは非常にやっぱり大事なんだと。そのために、政府が当面大丈夫……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

近藤正道[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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