このページでは打越さく良参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。打越さく良参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○打越さく良君 立憲・国民.新緑風会・社民の打越さく良です。 今回が私にとって初めての質問となります。 私は、昨年より地元新潟を駆け回る中で、農業者の方々からたくさんのお話をいただきました。本当に誇りを持って取り組んでおられるけれども、どんどん高齢化が辺りじゅう進んでいて耕作放棄地も増えている、そういうところでどうなるのかと、自分たちはこのままいなくなるかもしれないけれども、後の世代は何を一体食べていくのかと、温暖化も進んでしまうし美しい環境も保てなくなっていくのではないかと、そんな切実な御心配、懸念を受け止めてまいりました。 そして、私としては、誰一人取り残さないということで政治家を志……
○打越さく良君 立憲・国民.新緑風会・社民の打越さく良です。
まず、新型コロナウイルス感染症対策について伺います。
現在まで、新型コロナウイルスに関する農林水産省対策本部は何回開催されたでしょうか。
【次の発言】 非常にお忙しいところ努力していただいているというふうにお察ししますけれども、ただ、速やかにお願いしたいということと、そもそもが議事概要ということで、議事録は開示していただく予定はあるのでしょうか。
【次の発言】 やはり検討の経過というものを確認させていただくには、議事概要では足りず議事録をお願いしたいところで、要望としておきます。
それから、新型コロナウイルス感染症に関連する業……
○打越さく良君 立憲・国民.新緑風会・社民の打越さく良です。 まず、新型コロナウイルスの感染症の拡大の対応に日々御尽力されている方々に敬意を表します。農林水産省としても日々対応に追われていることとお察し申し上げます。 省内の対策本部の会合は四月六日第十二回までで、さらに、各農政局ごとに会合を行っていらっしゃることと思います。全体の会合について、三月六日の第六回の概要、議事概要がホームページに掲載していただいているんですけれども、それにとどまっていらっしゃる、各農政局ごとの会合の議事録あるいは議事概要はホームページにないということで、まず、対策本部及び各農政局ごとの議事概要、議事録の今後の開……
○打越さく良君 立憲・国民.新緑風会・社民の打越さく良です。 法案に関する質問に入らせていただく前に、この間準備していまして印象的だったことをまずお話しさせていただきます。 私、昨年議員になりまして、この農林水産委員会を希望して所属させていただいたんですけれども、すぐに、農林水産と呼ばずに農水、農水と呼ぶものなのだということを学びまして、そして、前回までの質問要旨には農水というふうに書かせていただいていたんですけれども、地元でこの間法案についての御見解を伺っている際に、もう農水という略称自体が林業を軽視しているということの表れで、とても納得できないというお話伺いましたので、深く反省して、今……
○打越さく良君 立憲民主党、打越さく良です。 大臣、御就任おめでとうございます。大臣は本当にこの厚生労働において大変ベテランということを伺って、でも、私はこの委員会、全くの新入りではございますが、しっかり勉強して、しっかりこうして仕事をしていけるように頑張りますので、よろしくお願いいたします。 さて、感染症は誰をも不安にさらしています。しかし、より弱い人々が一層痛手を被っているというふうに懸念されています。政治はそんな方々をしっかり支えるべきところですが、ですが、残念ながら、今のところまだその職責を果たしているとは十分には言えないんではないかと思います。自粛のほか、疫学的には効果がなく権限……
○打越さく良君 立憲民主党、打越さく良です。
十一月三十日、旧優生保護法下での強制不妊手術について二度目の違憲判断が下されました。専ら優生上の見地から不良なる子孫を出生させないという目的の下、特定の障害や病気のある人を不良とみなす、そして不妊手術をする、これは極めて非人道的で差別的であると。違憲判断を厳粛に受け止めるべきと思いますが、大臣の受け止めはいかがでしょうか。
【次の発言】 大臣のコメントいただきたかったんですけれども、本当に残念です。
では、旧優生保護法の下で、優生思想に基づき不良な子孫を出生することを防止することを目的として強制不妊手術が行われたということ自体についてはどのよう……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 私も、引き続きワクチンについて取り上げないわけにはいきません。全国の自治体としてはワクチンの供給状況を把握しながら実施すると考えていらしたのに、菅総理が七月にオリンピックをしたいがために高齢者接種七月末完了の号令を掛けたと。そのために、総務省が、首相の号令に呼応して、四月二十三日に自治体に尽力、協力を呼びかけるメールを送られた。それが圧となって、自治体職員は、ゴールデンウイーク返上で七月までに終えるべく計画を立てました。 自治体としては、確実に接種を実施できるように考えていたところもあったのに、もうせかされて頑張った。もちろん、住民の皆さん……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。
生活保護法制定時の厚生省保護課長小山進次郎氏が著した「生活保護法の解釈と運用」は、昭和二十五年に刊行され、刊行後七十年を経た今もなお読まれ続けている生活保護法の古典です。その本の中で、保護の基準はあくまで合理的な基礎資料によって算定さるべく、その決定に当たり政治的色彩の混入することは厳に避けらるべきとあります。
田村大臣、現在も厚生労働省として同様の認識でよろしいですね。
【次の発言】 専門的、技術的な考察の上でということですから、その時々の政策的なもので左右されてはいけないということだと思われます。ちょっと今驚くべき答弁だったと思いますけ……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 厚生労働省の発表では、新型ウイルス感染症にかかったけれども自宅におられる方は、八日午前零時の時点で十万三千三百二十八人です。新潟では、先週土曜日、十一日の段階で約二百三十七名、これだけの方がいらっしゃいます。警察庁の発表では、感染が確認された自宅などでのお亡くなりになった事例が八月では二百五十人、過去最多です。大臣、これを単なる数字として捉えていただきたくないです。お一人お一人がどんなに御不安な気持ちだったかと受け止めていただきたい。 保険証一枚で誰でもいつでもどこでも医療機関にフリーアクセスできるはずの国民皆保険体制が揺らいでいると言わざ……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。
看護師の日雇派遣容認を含む政令改正、四月一日から施行になったと思うんですけれども、これについてはたしかパブリックコメントをなさらなかったと思うんですけれども、二月八日から行われたパブリックコメントがこの政令のものだと思って反対と一生懸命パブリックコメントを寄せた方もいらしたと思うんですけれども、ちょっとパブリックコメントもしなかったというのはどういうことか、余りに拙速ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 やっぱり命と暮らしに直結するようなことですから、こんなに急いでというのはいかがなものかというふうに思います。
それで……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。
今回の育児・介護休業法等の改正の狙いについて、どうしても何か引っかかるところがございます。男性の育児休業取得率の目標達成困難を見込んだ上での改正なんでしょうか。何か、目標を立てたのに達成できないから数をちょっとでも上乗せしたいと、それ自体が目標となっているとしたら、何かやっぱりもう本末転倒という気がしてならない。
これは、男性も女性もワーク・ライフ・バランスを実現するということこそ狙いであるんだったら、何というか、目的、手段がずれていないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
【次の発言】 何かまだ釈然としないんですけれども。
やっぱ……
○打越さく良君 立憲・社民の打越さく良です。 本日は、四人の参考人の皆さん、本当に勉強になりました。ありがとうございました。 まず、私の方からも稲葉参考人にまず伺いたいと思います。 御本も読ませていただきまして、今日のお話からしても、もう目下困っている方たちの、大勢の多様な方たちに寄り添って御相談を受けていらっしゃるというもう日々の御活動に敬意を表したいと思いますが、ただ、本当にこれが、目前に今いる方たちの相談を受けているというそれ自体がすばらしい御活動なんですけれども、それには限界があるというふうにもお感じなんじゃないかというふうに思われて、例えばもっと、何というんですかね、今後の中長……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。
本日、会派として要求していた日本派遣看護師協会の理事長が、理事会の結果、いらっしゃらないということは誠に遺憾です。真相究明にならないかと思いますので、委員長、是非お取り計らいのほどよろしくお願いします。
【次の発言】 彦谷規制改革推進室次長は、本委員会で求めた日雇看護師に関する資料提出がマスキングだらけでのり弁状態だったことに関し、四月十五日の本委員会で倉林委員に、情報公開法五条五号に該当するものとして黒、マスキングを行ったものと答弁なさいました。また、四月二十八日の衆議院厚労委員会でも、川内委員に、個人情報保護、情報公開法の趣旨に従って対応……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。
三原副大臣の先ほどからの御説明と申し上げましょうか、何か、今日は私、謝罪を伺えるのかと思っていたんですけれども、何か、謝罪なのだろうかと、反省していらっしゃるのだろうかと疑わざるを得ませんでした。
ちょっと、三原副大臣にというふうに申し上げておりましたけれども、田村大臣に御質問をさせていただきますが、今までの三原副大臣の御説明などを伺っていらしたと思いますけれども、三原副大臣のPTというものは国会出席に優先すべきものだとお考えかどうか、一言お願いします。
【次の発言】 今の大臣のお話もちょっと理解し難いというか、委員であるだけではなくて、副……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 一昨日の五月十八日の本委員会で、小児がん患者、小児がん経験者、サバイバーの方についての質疑を行ったところでございます。それで、病院の体制などについてはそのときに御答弁していただきましたけれども、小児がん経験者の方々が直面する困難というのは、治療に限らず、就労あるいは暮らし、経済状況など様々なことがあると思いますので、引き続き質問をさせていただきたいと思います。 就労について直面する困難ということで、例えばハローワークの場などで特別にそうした方たちについて就労の御支援を考えていらっしゃるでしょうか。
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 本日は、法案の質問に入らせていただく前に、まず日雇看護師派遣の問題について質問させていただきます。 五月二十日の質問では、日本派遣看護師協会の作成した議事録に関し、実際にはこれらの会議は行われていなかったことが明らかになりました。 協会側は、実質的な合意形成が確認できた日付で議事録の作成を行ったとして、議事録が虚偽、捏造との御指摘は全く当たりませんと回答しています。これは余りにも不誠実と言わざるを得ません。 しかし、実際に行われていなかったにもかかわらず、議事録ごとに、開会及び閉会の時間、理事長の開会宣言、議事録署名人の選任、記名捺印ま……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 総理の著作「政治家の覚悟」を読ませていただきました。社会福祉や社会保障への言及がないことに驚きました。更に驚くのは、国民の声、民の声を聞くといった記述が全くないことです。厚生労働省関係の記述は、僅かに、消えた年金への取組、薬のネット販売、新型ウイルス感染症の問題だけでした。 伺いたいと思います。 菅総理の目指す社会保障は一体どういったものでしょうか。なお、自助、共助、公助、そしてきずな、まずは自分でやってみる、そして家族や地域で助け合う、その上で政府はセーフティーネットでお守りしますといった抽象的な御答弁ではなく、具体的なビジョンをお願い……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 まず、法案の質疑に入らせていただく前に、看護師の日雇派遣問題について若干質問させていただきます。 五月二十日の質疑では、日本派遣看護師協会の作成した議事録に関し、実際にはこれらの会議が行われていなかったことが明らかになり、二十七日の質疑では、その議事録までがでっち上げであることが明らかになりました。 彦谷次長は、二十七日の質疑において、設立総会議事録については、東京都の認証を得るための必要書類とされているので、事後的に作成されたものでないことは明らかではないかとおっしゃっていました。そこで、都庁の都民生活部管理法人課NPO法人担当に照会し……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 五月二十七日の子どもの権利擁護に関するワーキングチームとりまとめは非常に大切な提言がまとめられており、ワーキングチームの方々に敬意を表したいと思います。 児童相談所が子供の一時保護や里親、施設委託などを決める際に子供自身の意見を聞くことを児童福祉法で義務付けること、本当に大切で、是非お願いしたいというふうに思います。 子供の意見聴取が形骸化するものではなくて、子供を真に尊重する機会にするためには、児童相談所などの職員が子供の意見表明権に対する理解を深めて適切な意見聴取をし、子供の最善を、利益を優先した決定をすることが大切で、そのための技量……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。
八日に続き、障害のあるお子さんが保育園から入園を拒否される問題について伺います。
こうした拒否は、子ども・子育て支援法上の応諾義務に違反するのではないでしょうか。
【次の発言】 やはり、地域の保育園がやむを得ない事情があるということで、結局、ここでは無理、ここでは無理ということになると、結局、その地域で障害のあるお子さんが保育を受けられないという事態がそのままになってしまいます。
子ども・子育て支援法上、市町村は、子供の健やかな成長のために適切な環境がひとしく確保されるよう子ども・子育て支援事業を総合的かつ計画的に行う責務があるということ……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。
新谷副大臣、一月六日のNTTとの接待をキャンセルしたとのことですが、その理由は何ですか。
【次の発言】 理由は何ですか。
【次の発言】 ほかにNTTからの、あるいは利害関係者からの接待はありましたか。
【次の発言】 十一月二十日には副大臣の秘書がクラブノックス麻布で接待を受けたとされていますが、これは事実ですか。
【次の発言】 どちらの誘いでしたか。
【次の発言】 どちらから誘ったかを聞いています。
【次の発言】 その費用はNTTが支払ったんですか。
【次の発言】 ほかに誰がいたか聞いていますか。
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 二月二十二日の大阪高裁判決に続いて、三月十一日、東京高裁は、旧優生保護法に基づく強制不妊手術に関し国家賠償請求を認容する判決を下しました。手術対象とされる差別を受け、手術で生殖機能が回復不能となったことから、二重三重の精神的、肉体的苦痛を与えられたとして、慰謝料一千五百万円を認めました。大阪高等裁判所の判決よりも更に増額されています。 そして、東京高裁の判決では、大阪高裁の判決よりも更に提訴できる期間も拡大し、大変大きな意義のある判決だったと思います。 この二つの判決では、優生条項が、憲法十三条及び憲法十四条一項に違反するかどうかも争点に……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 本年二月二十一日、新潟県村上市長政にある三幸製菓荒川工場で火災があり、六人がお亡くなりになるという痛ましい事態となりました。亡くなられた方々に心よりお悔やみ申し上げます。 この工場では二〇一九年十一月にも火災が起きており、またかと悲痛な声が上がったそうです。二〇年に消防が立入検査をした際には、消火器の設置場所不良、報知機の作動不良、避難誘導灯の作動不良などが指摘されており、工場の管理体制に問題があったと言わざるを得ません。これらは消防の問題ではありますが、こうした痛ましい事態を二度と引き起こさないために、労働関連法規からの質問をさせていただ……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 新型ウイルス感染症は第六波が収まり切らない中、三月二十一日をもって全国でまん延防止等重点措置が解除されました。ですけれども、現在もなお、私の地元新潟始め感染症は高止まりの傾向にあって、三回目の接種が、ワクチン接種がなお急がれています。 第六波の中で三回目のワクチン接種の遅れというものが指摘されています。岸田総理は、二月七日に、後藤厚労大臣ら関係閣僚に対して、できるだけ早い時期に一日当たり百万回の接種を達成できるよう取組の強化を指示なさいました。確かに一日百万回を達成した時期もありましたが、最近は減速傾向にあるのではないでしょうか。四月に入っ……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 私は、議員になる前、十数年以上ですか、児童相談所の嘱託弁護士をさせていただきました。本当にもう日夜子供たちの権利のためにと奔走されている児童相談所の児童福祉司の皆さんには、本当に頭が下がっていました。その方たちが子供たちを迅速にしっかりとこの法改正を機に更に保護できるように、そう願っております。 その点は厚生労働省の方も気持ちは同じだと思うんですけれども、それが確かなものなのかという観点から、細かく今日は確認させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 まず、一時保護開始時の判断に関する司法審査の導入についてですが、これは本……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 本年五月二十五日、熊本地裁民事第三部は、二〇一三年八月から三回に分けて実施された、史上最大、削減総額六百七十億円の生活保護引下げ処分の取消しを求めた訴訟において、当該処分を取り消し、原告の請求を認容する判決を言い渡しました。 全国二十九の地方裁判所で三十の原告団が同種の訴訟を提起していますが、これまでに言い渡された十の地方裁判所判決のうち原告の請求を認容したのは、二〇二一年二月二十二日の大阪地方裁判所判決に次ぐ二例目です。 この引下げは、物価下落率に基づいて生活扶助基準を減額するデフレ調整、これ削減額五百八十億円に及びましたけれども、この……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 野田大臣は、国家行政組織法に基づき設置される省は、法令上の固有の権限としては、自ら所管する事務を行うことができるにすぎない、政府部内の総合調整を、自ら実施する事務と併せて恒常的な事務として実施することができるのは内閣総理大臣の直属の機関だけであるため、こども家庭庁は内閣府の外局として置くこととしていると答弁なさっています。 ですが、最強の官庁は、我ら富士山、ほかは並びの山と豪語する財務省と言われています。我が国の国家行政組織は、制度官庁が上であるという風潮が根強く、調整官庁は軽んじられてきた歴史があるのではないでしょうか。野田大臣は、自ら少……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 今月の二十二日、大阪高等裁判所は国に対し、優生保護法に基づく優生手術の被害者の方たちに慰謝料等二千七百五十万円の支払を命じる判決を言い渡しました。除斥期間を適用しないとした画期的な判断です。ところが、後藤大臣は、今後の対応については適切に対応するとおっしゃるにとどまっています。 しかし、大阪高裁が言うとおり、人権侵害の程度が著しいものですし、個人の尊重や平等といった憲法を踏まえた施策をしなければならない国が差別、偏見を固定化し、助長したこと、そのため、相談の機会が著しく制限されたことは否めないのですから、上告すべきではありません。 総理、……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 政治は結果責任です。加藤大臣は、今後は旧統一教会の関連の疑いがある団体との関係はきっぱりと整理していきたいとおっしゃっていますが、過去を不問にするわけにはまいりません。 二〇一八年七月二十二日、ジップアリーナ岡山で復興祈念二〇一八孝情文化ピースフェスティバル・イン岡山が開催されました。世界平和統一家庭連合公式アカウントがこのフェスティバルについて、盛大に催された旨ツイートなさっています。 加藤大臣は、このフェスティバルに祝電を送り、秘書が代理出席をなさったことを認めています。これは支援者からの声掛けで事務所として判断して出席したということ……
○打越さく良君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 十月六日、厚生労働省は、児童虐待防止法二条各号に該当する行為を保護者が行った場合には、信仰等の意図にかかわらず虐待に該当し得ると通知を出してくださいました。この点、本当に評価したいと思います。 我が立憲民主党は、七月二十一日に、いち早く旧統一教会被害対策本部を立ち上げました。私、副事務局長で、隣にいる石橋委員が事務局長で、必死になって何とかできないかと走ってきたんですけれども、八月五日の本部会合にて、厚生労働省に旧統一教会に関わる虐待問題について把握していらっしゃるかと確認したところ、当時は把握していないという御回答のみで、まるで当事者意識……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。
昨日、旧統一教会が教義に基づいて信者同士で養子縁組を行っているとされていることについて、厚生労働省と東京都が教団に質問状を送るとの報道がなされました。これについて御報告をお願いします。
また、統一教会が養子縁組あっせん事業に当たる行為を行っていたことが明らかになった場合、罰則はどのようになっているのでしょうか。
【次の発言】 法令違反が確認された場合の対応について、大臣からも御答弁をお願いします。
【次の発言】 NHKの「クローズアップ現代」によれば、旧統一教会は、これまで七百四十五人の養子縁組が行われたことを認めているものの、民間あっせん……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 精神保健福祉法について、五日の本会議において本法案の改廃を含む検討状況をお尋ねしたところ、大臣は、国連の障害者権利委員会の勧告も踏まえ、障害者の希望に応じた地域生活の実現、一層の権利擁護の確保に引き続き取り組むと答弁なさいました。 これまで、精神保健福祉法第五条において、精神障害者の定義は、統合失調症、精神作用物質における急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者をいうとされていましたが、今回の改正案ではその例示から精神病質を削ることとなっています。その理由は何でしょうか。何らかの概念整理が行われた上でのことなので……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 七月八日に安倍元総理が殺害されるという大変痛ましい事件が起こりました。容疑者の母は統一教会の熱心な信者であり、容疑者は統一教会に恨み、犯行に及んだということから、統一教会に関する関心が一気に高まりました。この結果、数多くの日本国民が統一教会による被害に遭い、幸福追求権や生存権、二世たちの信教の自由などが侵害され続けてきたことが問題として大きくクローズアップされました。 立憲民主党は、この事態を受け、七月に旧統一教会被害対策本部を立ち上げるとともに、野党国対ヒアリングなどにおいて被害者や弁護団、支援者の方々と意見交換を行い、被害の実態の把握に……
○打越さく良君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 八月三十日、京都地裁は、ウトロ地区等への連続放火について、在日韓国・朝鮮人という特定の出自を持つ人々への偏見や嫌悪感などに基づく身勝手な犯行であり、民主主義社会で到底許容されないとして、求刑どおり懲役四年判決を下しました。しかし、その後も在日コリアンへのネット上あるいは現実の攻撃が多数発生しています。 第二百八国会でこども家庭庁設置法とこども基本法が成立しました。加藤大臣に通告していなかったんですけれども、六月二日の内閣、厚労連合審査会にて、こども基本法提出者の加藤衆議院議員は私の質問に答えて、基本法三条に言う「全てのこども」とは、子供の年……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 医師の働き方改革がほかの職種より遅れて二〇二四年から実施される予定で、来年四月から時間外労働の上限規制が始まります。病院などに勤務する医師は、原則、年間九百六十時間、月百時間までが残業の上限となる一方、地域医療が担えなくなるなどやむを得ない場合に限り、年間千八百六十時間が上限となる特例があります。 令和三年改正医療法では、長時間労働を行う医師に対する健康確保の枠組みとして、A、B、連携B、C1、C2という五つの水準が設けられることになりました。二〇二四年四月の時点で、A水準、すなわち一般的な勤務医の割合はどの程度見込まれていますか。医政局長……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 質問通告はしていませんが、昨日、四月十九日、新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードが開催されました。そこでは、新規感染者数は全国的に緩やかに増加しており、五月の大型連休明けに感染が拡大することがあり得ると分析がなされたとのことです。政府は、新型コロナウイルスの感染症、感染法上の分類を五月八日から季節性インフルエンザと同じ五類に引き下げることを決めていますが、まさにこのタイミングで感染拡大が予測されています。 専門家会合の脇田隆字座長や東北大学の押谷仁教授ら四人の専門家がまとめられた新型コロナウイルス感染症のこれまでの疫学と今後想定……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 参考人の先生方、本日はありがとうございました。大変に示唆に富んで、今後の審議につなげてまいりたいと思います。 それで、まず菊池参考人に伺いたいのですけれども、私はこの法案の勉強させていただいて、やっぱり介護の生産性という言葉にちょっと引っかかるというか、何か非常に介護というものが人と人との間にある営みで、尊厳にも関わるようなことというのを捨象するような冷たい言葉に思えるなということで、何度か厚生労働省の方にも伺っているんですけれども、これ非常に素朴な考えなのかなと思ったら、先生の文献の中にも、介護保険部会でも、やはり介護現場に携わってきた方……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 五月五日の石川県能登地方における震度六強の地震でお亡くなりになられた方に私からも心から哀悼の意を表します。そして、けがをされた方の一刻も早い御回復をお祈りいたします。その後、大雨もあり、避難生活を余儀なくされている方々にお見舞いを申し上げます。 激甚災害指定を含むあらゆる復旧復興策に早急に取り組んでいただきたいと政府に強く要望いたします。 昨日より、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが二類から五類に移行しました。本日以降、患者数等の毎日の公表はなされず、定点医療機関からの報告に基づく毎週月曜から日曜までの患者数等の情報が公開されるこ……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 私は、会派を代表し、全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律案に対し、反対の立場から討論を行います。 反対の理由の第一は、立法府を軽んずる束ね法案であることであります。 束ね法案は、野党が賛成できる法案と合意が得られないであろう法案を混在させることによって国民に争点を隠す悪質なものであり、立法府の審議権を著しく侵害するものです。今国会における原発の運転期間の延長を盛り込んだGX脱炭素電源法案も同様であり、このような政府の姿勢こそがまずただされるべきなのであります。しかも、本法律案の名称は、揺り籠……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 介護保険が導入された当初、介護の社会化へ向かうとして大いに期待されました。介護の負担を課され家に閉じこもっていた女性たちは、重い性別役割分担から解き放たれると期待しました。また、介護を受ける方も、行政から一方的に措置される客体ではなくなるんだと、自ら自由に公的サービスを選択できるんだと歓迎しました。しかし、現在では、当初の期待は裏切られた、介護の再家族化とまで言われる事態になっております。 十二日に可決、成立した健康保険法等の改正に含まれる介護情報基盤の整備の関係で医療・介護サービスの質の向上などと言及はあるんですけれども、そもそも介護サー……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。
昨年六月十五日の有識者会議の中長期的な課題についてでは、科学的知見と根拠に基づく政策判断に資するため、専門家組織を強化すること、その際、諸外国の組織や臨床機能の必要性を考慮しつつ、専門家の育成や政府外のアカデミアも含めたオープンな議論を行えるようにすることとあります。
こうした観点は、今回の法案のどこに生かされているのでしょうか。
【次の発言】 今の答弁は、その昨年六月の中長期的な課題についての宿題を果たしているようには到底思えないんですね。
なぜ、外部、政府外のアカデミアも含めた議論が必要とされるのでしょうか。パンデミック対応では、確か……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 本法律案は、昨年の第二百十回臨時国会での審議が見込まれたため、当時から、業界団体などから早期成立を望む声が上げられました。その一方、ハンセン病患者、元患者や障害者団体などの方々から、感染症の感染者等に対する差別、偏見を助長するものだと厳しい批判も出されました。 これには歴史的な経緯があります。感染症予防法は、九八年に伝染病予防法、性病予防法、後天性免疫不全症候群予防法を統合して制定されました。 当時の公衆衛生審議会は、過去におけるハンセン病患者を始めとする感染症患者に対する差別や偏見が行われた事実や、らい予防法が存在し続けたことが、結果と……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 本日は、この質疑の後の議題となっておりますいわゆるゲノム医療法案の内容について、政府の今後の取組についてお尋ねいたします。 この法律は、その目的にあるように、ゲノム医療が個人の身体的な特性及び病状に応じた最適な医療の提供を可能となる一方で、その普及に当たっては、個人の権利利益の擁護のみならず、人の尊厳の保持に関する課題に対応する必要について基本理念等を定めたものです。 ゲノム医療は、一人一人の体質や病状に合わせて治療などを行う医療であり、全国がん患者団体連合会始め、多くの難病、難治性疾患の皆様、御家族らが心待ちにしていたものです。超党派の……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 私たちの会派は、LGBTの方々の困難を解消するには、本来、差別解消を目指す法制度が必要であると考えております。ですから、LGBT差別解消法案や同性婚も可能とする婚姻平等法案を既に国会に提出しています。理解増進にとどまってはいけないと、しかし、せめて一歩でも前進するためにと、二年前、議連にて示された理解増進法案を受け入れました。 ところが、超党派の議連でまとめた法案を衆議院で提出したのは立憲民主党らにとどまった上、衆議院で可決し、本委員会で今審議しているこの法案は、四党が急遽合意したもので、LGBT理解増進どころか抑制法案であって、本当に残念……
○打越さく良君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○打越さく良君 本委員会の山谷委員長、滝波理事、北村理事、竹内理事、赤池委員、小林委員、永井委員、吉井委員、三上委員、東委員、井上委員、舩後委員及び私、打越の十三名は、去る五月二十九日、福井県において、北朝鮮による拉致問題等に関する実情調査を行いました。 以下、その概要を報告いたします。 まず、小浜市より、拉致問題に関する同市の活動として、市内の小学校、中学校及び高等学校において、拉致被害者の地村保志さんによる啓発講座を開催したこと、救う会福井及び地村保志さんとともに岸田総理と面会し、要望書を提出したことなどが紹介されました。次に、福井県警察本部より、同県で発生した北朝鮮関連事案について説……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。
武見大臣、まずは御就任おめでとうございます。
柿沢前法務副大臣が先日の当院予算委員会で全会派合意の上にもかかわらず出席を怠ったことは、前代未聞の暴挙です。江東区長選での公選法違反の有料ネット広告を法務副大臣が提案していたという事件は、この捜査は区議への買収容疑にまで広がりを見せています。この事件に対する大臣の御所見を伺います。
【次の発言】 この前代未聞のとんでもないことに対してそのような御所見というのは、御所見というか、御所見を述べていただけないということは甚だ心もとないところでございます。
柿沢議員が江東区議に提供した現金は一万円から……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。
六月に成立したゲノム医療法は、国に基本計画の策定を義務付け、遺伝情報による不当な差別をしないことなどを明記しました。医療推進と差別防止は車の両輪、差別の防止が確かなものでなければ多くの人からデータを得ることもできず、医療推進ともなりません。しかし、患者の皆さんは、法成立後の検討経過が全く確認できないと心配なさっています。
検討過程をオープンにすることが必要ではないでしょうか。まず、検討過程に当事者の方を加えてはいかがでしょうか。
【次の発言】 是非、当事者の方たちが安心して、厚生労働省の方でしっかり検討しているということが見えるようにお願い……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 四人の参考人の先生方、今日はたくさんの学びを委員各位に与えていただきまして、本当にありがとうございます。本当にこういう医薬品の開発につなげて、てんかん患者の方々、あるいはその他の患者の皆さんの治療につなげたいという思いは皆共有していると思います。 それで、束ねてあるということですし、なかなか悩ましい問題あるんですけれども、この薬物使用というものの背景には、知識不足ということもあるけれども、これ、やっぱり人間関係のプレッシャーなどもあったと。そして、今、先ほど岡崎参考人おっしゃったように、今日この日に臨まれるということでもプレッシャーがあって……
○打越さく良君 私は、ただいま可決されました大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、立憲民主・社民、公明党、日本維新の会及び国民民主党・新緑風会の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たり、次の事項について適切な措置を講ずるべきである。 一、各国において難治性てんかん治療薬として承認されている大麻から製造された医薬品について、我が国において薬事承認を受けた場合に備えて、その製造や施用が適切に行われるよう、……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。
民主制の土台は国民の政治に対する信頼であることは言をまたないはずです。そして、政治資金の透明性は、その国民の信頼、政治に対する信頼を確保する上で是非とも必要なことのはずです。
五日の本委員会で石橋議員が大臣に質問しましたが、派閥の政治資金パーティーにおいてパーティー券販売のノルマとキックバックはあったのでしょうか。武見大臣、宮崎副大臣、三浦政務官、塩崎政務官の順でお答えください。
【次の発言】 そのようなコピペのような御答弁だと、国民は、これだけ政治に対する不信が広がる中で、非常に不誠実だと、不信がますます募るばかりだと思います。
もう一……
○打越さく良君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 能登半島地震でお亡くなりになられた方に心より哀悼の意を表します。そして、今なお不安なお気持ちでお暮らしの、今後についてどうなるのかと心配なお気持ちでいらっしゃる被災者の皆さんに一日も早く平穏な日常が取り戻されるよう、政治の場に身を置く者として私も貢献してまいりたいと、そのように決意をいたします。 そして、私の地元新潟県内、新潟市においても、もう自治体の職員の皆様など、正月休みを返上して被災者の方々のお暮らし、お仕事を支えようと奔走されてきた、その皆様にも心から敬意を表しますとともに、いわゆる公共部門だけではなくて、様々な、小売や流通、農業、……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 大臣は所信演説で、後発医薬品の供給不足に対応するとおっしゃいました。しかし、三月十三日の衆議院厚生労働委員会では、吉田統彦議員が先発品も足りていないと指摘なさったところ、大臣は、御指摘のとおり後発品だけじゃなくて先発品というものの安定供給というのが大変重要であるということは共通の認識をちゃんと持っており、安定的な供給について、せき止め薬などの一部の感染症対症療法薬が現在課題となっていて、そして、令和五年度の補正予算によって製薬メーカーにおいて更なる増産への投資を行っていただくための緊急的な補助事業も設けていると答弁なさいました。 実際、二〇……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。
四月四日に石橋通宏議員が行った質問について、本日改めて大臣にお伺いします。
今回の法案に含まれている就労準備支援や家計改善支援が生活保護の受給の要件とされるようなことがあってはならない、本法案が新たな水際作戦に現場で使われるようなことは許されない、絶対にそんなことはさせないと、生活保護を受けさせないために本法案の新たな制度、仕組みをつくったのではないということで、大臣、よろしいですね。お願いします。
【次の発言】 心強い答弁をありがとうございます。石橋議員始め、国民の皆さんもほっとしていると思います。
機能性表示食品制度について質問を続け……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 本日は、参考人の皆様、有益な御示唆をいただきまして、誠にありがとうございます。 時間も限られておりますので早速質問させていただきますが、今回、教育訓練が充実するということですけれども、私としては、なかなか従前、教育訓練の機会が得られなかった非正規の方あるいは女性などがしっかり手当てがされるべきだと思うんですが、実際、余りなかなかそうした恵まれない方々の方が活用できていないという状況にあるんじゃないかと思うんですね。こうした視点がないままに教育訓練の実施が進むということになると、むしろ様々格差を拡大してしまうんじゃないかということを私ちょっと……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 本法案の質疑準備に当たって、この間、メーデーも地元でございました、そして憲法記念日もございまして、改めて、この雇用保険というものが、憲法が二十五条で生存権を保障し、そして二十七条一項で勤労の権利を規定していると、そのことの重みを踏まえてこうした雇用保険制度があるということを心を新たにいたしました。 国が労働の機会を保障し、仕事、就労が困難な場合でも生存権の保障をしなければならないと、そして雇用保険制度がしっかり確立することで勤労の権利を支えると、それが国の責務であるということを考えながら質問の準備をさせていただきました。 さらに、日本は一……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 今回の育児・介護休業法等改正案、本当に、二十一日の参考人質疑でも、本当に大歓迎というお声たくさん伺いました。大変意義のあるというふうに承っております。ただ、まだまだ課題もたくさんあるかと思いますので、その点をこの質問で共有させていただきたいと思っています。 まず、私、引っかかるのが、この改正がどうも、異次元の少子化対策あるいは次元の異なる少子化対策の一環ということで、そこがまず引っかかるんですね。何か、政治の場に身を置く私たちは、何か、つい少子化とかいう言葉を使いがちなんですけれども、これ人口の数と、減少がとか増加が問題だとかそういうことで……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。
二〇〇四年、特定障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法律が制定されました。施行後二十年の対象者、給付金の推移について教えてください。
【次の発言】 この法律のベースとなった坂口元厚生労働大臣の試案では国籍要件撤廃前の在日外国人を対象にしていたことから、現行法は後退したのではないかと、そんな指摘が国会でも度々なされてきました。当時五千人と言われた対象者をどうするのかという問題について、国会としても、そして政府にも、真剣に取り組んでいかなければいけない問題だと考えております。
そして、附則第二条に、日本国籍を有していなかったため障害基礎年……
○打越さく良君 私は、ただいま可決されましたハンセン病元患者家族に対する補償金の支給等に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、立憲民主・社民、公明党、日本維新の会・教育無償化を実現する会、国民民主党・新緑風会、日本共産党及びれいわ新選組の各派並びに各派に属しない議員上田清司君の共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 ハンセン病元患者家族に対する補償金の支給等に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 一、ハンセン病元患者家族に対する補償金の支給等に関する法律に基づく補償金の請求を行うに至っていないハンセン病元患者家族が多数おら……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 小林製薬の紅こうじを使用した機能性表示食品による健康被害問題について、三回目の質問を行います。 検討会の報告を受け、五月三十一日、関係閣僚会合がまとめた紅麹関連製品に係る事案を受けた機能性表示食品制度等に関する今後の対応は、制度自体には何らの変更も加えず、しかも何らの法改正もないまま運用での対応にとどまろうとしています。そもそも、検討会も報告書において、法制的な着地点として、届出ガイドラインの内容を必要に応じ見直し、法令、内閣府令又は告示に明確に規定することが適当であるとするにとどめ、既に後ろ向きです。今後の対応においても、食品衛生基準、食……
○打越さく良君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 本日は、横田参考人、そして竹下参考人から本当に大変痛切な御家族としての思いを伺いました。 私も新潟県選出の参議院議員として、各地を歩き回って、本当に思わぬところで様々な方から拉致問題何とかしてくださいということをお願いされます。それは本当に、横田参考人や竹下参考人などの本当にもうおつらい気持ちを抱えながら、何とかこの問題を風化させないようにとその運動をしてくださっている皆さんの、それが新潟県民の切実な願いにつながっているんだというふうに改めて思いました。 そして、昨日も、新潟県花角知事の方から県の重点要望という、承る機会があったんですけれ……
○打越さく良君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 感染症が拡大している今こそ緊急事態下の憲法の在り方について議論すべきであるとの御意見が出されています。しかし、私にとってそうした御意見は、まさに緊急事態宣言下の現状を利用して、全く緊急性のない改憲に向けた議論を進めようと主張されているとしか思えません。 そもそも政府は、感染症が拡大した昨年春から現在に至るまで一体何をされてきたのでしょうか。安倍政権、続く菅政権は、この一年間、感染症に対して何ら有効な対策を講じることなく、GoToトラベルなどで感染拡大を惹起し、時機を逸した緊急事態宣言の発令や、変異ウイルスの拡大状況を無視した緊急事態宣言の早……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 国民投票法百二十六条一項は、国民投票で憲法改正案に対する賛成票が有効投票総数の二分の一を超える場合に、憲法九十六条の承認が得られたとします。この点、本院調査特別委員会で、二〇〇七年採決の際、低投票率により憲法改正の正当性に疑義が生じないよう、憲法審査会において本法施行までに最低投票率の意義、是非について検討を加えることと付されました。 最低投票率の導入については、衆議院の立法過程において違憲論まで唱えられました。しかし、日本弁護士連合会ほかは、最低投票率の設定が不可欠で、全国民の意思が十分に反映されたと評価できるものとすべきであるとの見解を……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 私は、弁護士として、人権が侵害された方、差別に苦しむ方々の代理人として伴走するときに、本当に憲法が支えになった実感があります。 憲法を、国民はほとんどそうした経験がなければ実感しないでいいのです。憲法をしっかりと認識しなければいけないのは、私たち国会に身を置く者、そして行政にいる立場の人たちだと思います。 先ほど、憲法に問題があるというなら、その認識が正しいかどうかという観点からの検討が大切だという上田参考人の御指摘がありました。そのとおりだと思います。 例えば、先週も私が指摘したとおり、緊急事態条項がなければできない問題として、菅首相……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 国民投票法改正案には賛成、日本維新の会提案の修正案には反対の立場から討論を行います。 修正案提出者の奥野総一郎衆議院議員が述べたとおり、制定時の前提が損なわれたことや、あるいは制定時には予想もしなかったネット化等を背景に、有料広告の制限やインターネット等の適正な利用の確保を図る方策、そのほか、投票の公平及び公正を確保する必要がなおあります。奥野提出者が答弁されたとおり、それは国民主権からの要請です。附則は、国民投票法の根本的な問題、民意が適切に反映されないというようなところをおろそかにして先に進んでしまうという懸念に対して、国会に検討を義務……
○打越さく良君 立憲民主・社民会派の打越さく良です。 命と暮らしを守るためには、特措法、感染症法をより実効的なものにしなければならないと、臨時の医療施設を開設したり知事の権限を強化しなければならない、私たち立憲民主党などは昨年中に気が付いていました。それなのに、一向に政府の方が改正案を出してこなかったために、私たち立憲民主党などは十二月二日、第二百三回国会にて改正案を提出しました。ところが、審議を尽くすため国会の延長を求める動議を提出したにもかかわらず、自民、公明、維新の皆様の御賛成を得られず、改正案の審議は行われないまま国会は閉じられてしまいました。 冬場に感染が拡大されていると言われて……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 先ほど藤末健三委員がおっしゃった憲法前文の平和的生存権の意義、私も改めてかみしめております。 藤末委員は、二月二十八日、予算委員会で、「世界に唯一の、人類に歴史上唯一の、戦争をしない、軍隊を持たないという平和憲法の理念の下、ハリネズミのような徹底した専守防衛政策を構築していきます。そして、平和憲法を私たちの子供たち、孫たちにつなげさせていただきます。」とおっしゃいました。そして、核兵器の廃絶等についても言及なさいました。私も全く同感です。このように立派な識見をお持ちながら自民党に行かれたこと、大変不思議です。 藤末委員は、平成十七年十二月……
○打越さく良君 赤坂参考人、長谷部参考人、ありがとうございました。大変勉強させていただきました。 それで、いま一度、五十六条一項の出席の解釈について長谷部参考人に伺いたいと思います。 衆議院憲法審査会のまとめでは、ちょっとその五十六条一項の出席の概念についてと、小西委員の配付資料にありますけれども、一枚目にありますけれども、概念についてというまとめがあるんですが、その中では解釈の論理というものがいまいち、いま一つ不明確かと思われます。 そして、五十八条の議院自律権を援用してオンライン出席を出席という議論が大勢だったということなんですけれども、そこで伺うのは、小西委員の資料の三ページ目に、……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 四月六日と本日、参考人の四人の方々のお話によって、オンライン出席一つを取っても多岐にわたる課題があるということが明らかになりました。軽々に何らかの取りまとめはできないと思われます。衆議院を反面教師に、乱暴な取りまとめをしないように、私たち参議院としては良識の府であり続けたいというふうに委員の皆さんには呼びかけたいと思います。 そして、ところが、先ほど山下委員、考えをまとめるべきというお話と、そして衆議院と一致させた方がいいということでしたけれども、そういう、余り、両院制という意義もありますし、参議院の存在価値ということ、どういうお考えなのか……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 平成二十四年及び平成二十六年最高裁判決において、参議院選挙区における最大較差が違憲状態とされました。これを受けて、参議院では各会派で真摯な議論を行い、公職選挙法の改正に取り組んできました。この過程で、ほぼあらゆる選挙制度、またその組合せがシミュレートされ、その上で、平成二十七年の公職選挙法の改正により、四県二合区を含む十増十減が導入されました。この過程は、いかに合区を回避するかの苦闘の結果でもあったと思われます。 そこで、岡崎事務局長と川崎法制局長に伺いたいのですが、いかにして合区が導入されたのか、経緯について御理解なさっているところを御説……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。
こども家庭庁が、こどもまんなか、子供の目線で子供とともに政策を進めていくためには、当事者である子供の意見を尊重することが何としても必要です。
さて、こども基本法案三条には「全てのこども」とあります。とすると、性別、障害のあるなし、国籍などにかかわらずということでよろしいでしょうか。子供たちを誰一人取り残さないということでよろしいでしょうか。
【次の発言】 大変力強い御答弁をありがとうございました。
では、早速ですけれども、発議者の方たちにはこれで結構ですので、御退席いただいて結構です。済みません。
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 先生方、本日は本当に貴重なお話をどうもありがとうございます。先生方の本当のこの感染症下の三年に及ぶ御尽力に心から感謝と敬意を表します。 それでは、まず倉持公述人に伺います。 本日も御指摘くださいましたけれども、この検査体制ですね、検査体制について一貫して警鐘を鳴らしてくださっていましたが、先ほどのお話でも、先生のクリニックで三〇%の陽性率と、最近でも東京や大阪などで陽性率が四〇%を超える事態ということを伺っています。世界保健機構は、感染がコントロールできているかを判断する指針としては陽性率五%未満が少なくとも二週間続くこととしていますが、……
○打越さく良君 立憲民主党の打越さく良です。 日本国憲法の下で国葬儀についての法律はありません。岸田内閣は、安倍元総理の国葬儀の実施は国の儀式に関する事務に関することとの内閣府設置法四条三項三十三号が根拠となるとしましたが、同法は組織法にすぎません。もっとも、岸田総理は、国民に義務を課したり行為を強要したりすることがない限り具体的な法律は必要はないという学説に基づくとし、根拠法がなくても組織法を理由に国葬儀を実施することができるとの見解を取られています。 しかし、国政上の重要事項に関しては、全国民を代表する国会での審議と決定を必要とする見解に立てば、たとえ国民に行為を強要するものではないと……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 本日は、川崎法制局長、加賀谷憲法審査会事務局長、大変有意義なお話をありがとうございました。委員の皆で共有して今後に生かしていきたいというふうに思います。 そして、やはり、今のお話を伺いましても、最近の衆議院の憲法審査会のこのまあ議論の一部といいましょうか、この参議院の緊急集会の意義を過小評価して、本院の役割について一体どう考えているのかと、本当に疑問を抱かざるを得ないところがございます。 先ほど吉田委員からも福島委員からも力強く意見が表明されましたけれども、私からも参議院の緊急集会について取り上げていきたいというふうに思います。 参議院……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 緊急集会制度により衆議院の総選挙中における緊急の事態に対処することができることは、本院の存在理由の一つとされているものであり、憲法学者の清宮四郎は、外国にもほとんど類例を見ない制度であると指摘しています。この外国にもほとんど類例を見ない制度こそ本院の存在を光り輝くものとしているのであり、緊急集会制を否定、あるいは毀損しようとする議論は、本院の権威をおとしめるものにほかなりません。その運用の細部について学説を検討することは大いに結構なことですが、その際には、本院の権威を一層高める方向で議論すべきであることは同僚議員の誰もが同意されるものでしょう……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 最近の衆参の憲法審査会で、選挙の実施が困難な場合には国会議員の任期を延長できるよう改憲すべきだとの主張が展開されていますが、立法事実も定かではなく、また、内閣の権限濫用のおそれと国民主権の原理への弊害を拭うことはできず、反対です。 任期延長を唱える主張において、肝腎の選挙の実施が困難な場合という要件は曖昧です。曖昧なままではどのような事態でも選挙の実施が困難な場合に該当すると認定でき、恣意的な濫用の歯止めにはならず、権力の抑制と均衡が崩れてしまうからです。 選挙の実施が困難な場合の前例があります。一九七四年七月七日、三重県の一部で、台風八……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 参議院議員の選挙区における合区問題について、本審査会において、また本院の同僚議員全てが同意できる前提をまず置きたいと思います。我が国の国会が二院制であること、本院が衆議院と同じく民選議院であることの二点です。参議院選挙区の合区問題はこの大前提から演繹されるべきであり、これを踏まえた二つの論点を述べます。 第一の論点は、投票価値の平等か、地域代表かです。 憲法第四十四条は、「両議院の議員及びその選挙人の資格は、法律でこれを定める。但し、人種、信条、性別、社会的身分、門地、教育、財産又は収入によつて差別してはならない。」とされており、投票価値……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 参議院の選挙制度は、一九四七年以来、選挙区と全国区の並立制で始まりました。都道府県を単位とした選挙区は、二〇一五年の改正で合同選挙区が導入され、初めて四十五の選挙区となりました。このときの改正公職選挙法の附則には、二〇一九年の参院選に向け、一票の較差の是正を考慮しつつ選挙制度の抜本的な見直しについて引き続き検討を行い、必ず結論を得るとされています。 これを受けて、伊達議長の下で参議院改革協議会で議論が開始され、選挙制度に関する専門委員において十七回にわたって各会派による検討、協議が行われました。 この検討の過程において、自民党は、終始一貫……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 自衛隊の憲法への明記について意見を述べます。 五五年体制下における自民党長期政権について、政治学では、党内の派閥が交代で政権を担うことで疑似政権交代を繰り返していたとの解釈が行われてきました。すなわち、派閥ごと政策に違いがあったということです。ところが、現在では、全ての派閥、グループが政治資金をめぐる裏金問題に関与していることが明るみに出ており、各派閥は集金マシンと化しているようです。 岸田総理・自民党総裁がリーダーを務める宏池会はハト派とされてきました。岸田総理がのめり込む憲法改正は、宏池会出身の総理・総裁として余りにも異質です。 歴……
○打越さく良君 立憲民主・社民の打越さく良です。 憲法審査会における最大の論点は、国会中心主義を取るかどうかです。これによって議論の重心が変わってまいります。議会に籍を置く者の矜持として、憲法第四十一条の「国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。」、このことを考え方の基本に置く、それは当然でありましょう。 ところが、改憲を標榜する会派の意見からは、緊急事態、任期延長などの議論において、国会よりも内閣の権能を優越させようという認識がかいま見られます。このような認識は、議会人にはあるまじきものと言わざるを得ず、誠に遺憾です。 議院内閣制である以上、内閣とは国会が組織するもの……
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