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館俊三 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

館俊三[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言(非役職)歴代TOP1000
890位

23期委員会発言TOP100
52位
23期委員会出席(無役)TOP100
79位
23期委員会発言(非役職)TOP50
27位
26期委員会発言(非役職)TOP100
83位

このページでは館俊三衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。館俊三衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 運輸及び交通委員会 第2号(1947/07/07、23期、日本社会党)

○館委員 簡單に一つ、もう濟んだようなことでありますが、從來の國鐵の經營の考え方は、建主改從とかいうことを言つておつたのでありますけれども、今度新たに合理化ということを言われております。この積極的合理化ということに鐵道從業員は非常に期待をもつている。ところが今度の運賃増収によつて積極的合理化ができるかどうかということですが、運賃は安本か物價廳の方面できまるということになつてくれば、鐵道の積極的改良という面についての實施ができるかできないか。從つて現實の収入からどういうふうな積極的合理化をお考えになつておるかという點をお尋ねしたいのであります。

第1回国会 運輸及び交通委員会 第4号(1947/07/21、23期、日本社会党)

○館委員 私は政府の方たちの組合説明のひまを見て、緊急なる北海道の鐵道そのものについて、ちよつとお話をしておくことが非常によいと考えますので、明日に延ばさないで一つの時間をいただきたい。
【次の発言】 今日むりにお願いいたしましたのは、今日の一時に北海道から農林省へ北海道の食糧事情を嘆願に來ておりますので、それに出かけなければならないということもありまして、急に時間をいただいたのであります。申譯がございません。北海道の食糧事情は、新聞で御承知の通り、きようの讀賣なんかは極端な例ですが、九十日の缺配をしておる箇所がある。これは函館の近くのセメント會社のある上磯。あの近くにおいてさえ約九十日近い缺……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第6号(1947/07/28、23期、日本社会党)

○館委員 私考えますのに、今前田委員及び小笠原委員から出た質問は、要するに私的獨占禁占法というものができたので、戰爭中における、あるいは戰爭前における獨占事業というものが云々されるような事情になつてきた。その云々されるような命題が非常に多い。その一つ一つがどうなりやという心配でありまするが、この私的獨占禁止法というものは、ちよつと生かじりにかじつたところによりますと、自由主義經濟における私的獨占がはなはだしくなるということは、非常に困るということから出ておるのじやないかというふうに考えられる。戰爭中にできたところの獨占形態というものは、私的獨占形態でありやなしやという疑問が多分に起きてくるわけ……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第9号(1947/08/08、23期、日本社会党)

○館委員 まず第一に今問題になつておることについてお伺いしたいのですが、水産廳がかりに決定されまして、水産行政全部の中に漁船に關する造船事業、あるいは漁船を動かすところの乘組船員、そういうものの管轄が全部水産廳に移るということになつた場合における船員法及び船員保險法の建前が、あるいは管轄がどういうふうになるかということについての見すかしをお伺いしたい。あるいはお考えをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ちよつとお尋ねいたしますが、水産廳を設けて水産行政を一元化したいという主張者の目的は、資材の配給を水産行政のもとにおいて一元化したいということである。それから漁船の檢査その他について、當局の……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第10号(1947/08/11、23期、日本社会党)

○館委員 水産局あるいはまた農林省において、水産廳設置ということに理論的に賛成であるかどうかということを一番先にお聽きしたかつたのでありますが、今局長さんの御説明で、理論的にまた現實的にも贊成であるというお話でありましたので、それは尋ねないことにいたしたいと思います。  その次に局長さんのお話でこれは業者の多年の要望であるということでありましたが、その業者というのは經營者ばかりを含んだ業者であるのじやないかという疑念をもつております。一般漁民その他漁船に乗りこむ船員、そういう人達が一體水産廳の設置ということについて、どれだけの關心をもつておられるかということが考えられるのであります。水産廳の問……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第12号(1947/08/20、23期、日本社会党)

○館委員 海難審判法そのものには大體贊成いたしますが、この要綱の中に「海難の原因を明らかにし、以てその發生の防止に寄與する」ということがある。それに一番目のところにある審判の客體を海技免状、受有者のみにおかずに、廣く、海難一般を審理の對象とするということは、これは從來から求められておつたのでありまして、海運というのは船の状況とか、その他に關係なく、海難事故が起れば、海員そのものがいつでも鎗玉にあがつておるという状態であつたのであります。これは陸上交通事故においても、同じことで、陸上交通事故についても、陸上交通特別審判法というものが欲しいということを全陸上交通勞働者の會合で、この間決議された。そ……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第13号(1947/08/23、23期、日本社会党)

○館委員 社會黨を代表して海難審判法案に贊成をいたします。海難審判法は新しい憲法が發布されまして、もとの懲戒法その他の法律がこの新憲法に牴觸するところがうるというわけで、それを直されたという一つの趣旨と、もう一つは今までの懲戒法その他については、海技免状所有者というものについてのみ審判が請求されたおつたのが、今度はそうではなく、一つの海難事故についての關係當事者全汚について審判をやるというふうに擴大されたという二つの點を考えてよろしいと思うのでありますが、殊にこの第二番目の海員にのみ審判を適用するというようなことについては、從來片手落ちな感じがあるという非難がずいぶんあつたのであります。これに……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第14号(1947/08/25、23期、日本社会党)

○館委員 大分時間が經ちましたので、希望というか、所見というか、述べておきたいと思いますが、この國鐵の小さなわく内で考えます場合においては、國鐵再建ということが第一眼目として取上げらるべき現状であると私し思つております。單に赤字のみを考えていくべきものではないと私は思う。しかし國全體の形から考えまして、赤字ということは問題にしなければなりませんが、國鐵のわく内においてのみならば、國鐵で最も緊急を要するものは、赤字に頭を使うということよりも、將來のためにこの國鐵をどうして迅速に再建するかということが問題ではないかと私は考えるのであります。  そこでこの石炭問題でありますが、今まで補給金をもらつて……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第15号(1947/08/28、23期、日本社会党)

○館委員 置き去られた船はその所有主が必ずあつたものであると思う。ところがその所有主はこれを引揚げても建造費あるいは修繕費に多額を要するために、置き去られたような形に現在なつておると思います。もしこれを政府で處置して、さらに敗戰後の日本における海運の補給に使うということはわかりますが、業者自體がある意味においてこれを復舊する力もなければ、復舊する見込みもないというものを處置して、さらに法文を見ますと、これを引取手に渡すということが書ていありますが、その場合に引取手があるかないかということ、その實際問題についてお尋ねしたいということ。いま一つはこれとよく似たもので遺失物法というものがありますが、……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第19号(1947/09/25、23期、日本社会党)

○館委員 前に重井委員から質問の第八條に關連しての問題でありますが、この第八條の道路運送委員會の構成、これがやはり第八條の末尾で「この法律に規定するものの外、道路運送委員會の組織及び運用、委員の資格及び任期その他道路運送委員會に關し必要な事項は、政令でこれを定める。」ということなんですが、この政令は内容としてどういうことをおきめになるつもりであるか、ちよつとお伺いしたい。殊にこの委員會の構成についてお伺いしたい。
【次の発言】 この道路運送法案の一番大事なところは、第八條の道路運送委員會にあるのでありますが、この道路運送委員會の最も大事なことは、委員會の構成にあるのじやないかと思う。それについ……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第20号(1947/09/27、23期、日本社会党)

○館委員 ちよつと今の井谷氏の質問ですが、これについてもう一度お聽きしておきたいことは、こういうふうに地方の委員に業者がこの案で消えておるのですが、言いかえてみますと、消していいか、置いていいかという御判斷に迷われたのじやないかと思う。そこに運輸省内に兩論があるのじやないかと思いますが、今御返事によりますと、一名に限るという點も考慮したい。なおまた業者を入れるか入れないかということについても再考したいというお話のように承つたのですが、そういうふうに承つてもいいのですか。
【次の発言】 こういう點が、これを政令の中に含めるということがどうかという疑念が起きる點でありまして、これが私の方でこの間か……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第23号(1947/10/04、23期、日本社会党)

○館委員 條文についての理解を得たいという意味で質問をいたします。第五條の「免許、許可または認可には、條件を附することができる。」ということです。はなはだなさけない話でありますが、免許、許可、認可ということはどういう區別があるのかということと、もう一つは、條件を附することができるということですが、この條件というものは大體概略においてどういうことを意味しておられるか。それから、どこで、どんな機關によつてこの條件を決定されるか、ということを伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、この條件というのは、十二條に規定されたもの以外における實際上の個々の問題についての條件を指しているわけです……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第24号(1947/10/06、23期、日本社会党)

○館委員 簡單なことでありますが、第十一條で「自動車運送事業を經營しようとする者は、命令の定めるところにより、事業計畫を定め、主務大臣の免許を受けなければならない。」「前項の免許は、前條に掲げる種類ごとに、これを受けなければならない。」となつております。これは一つの會社がこの前條の各條項を二つ以上あるいは三つ以上というふうに二重免許が受けられるのでありますか。
【次の発言】 その場合に、これは政令できめるだろうと思いますが、業者の所有する、たにえばトラツクならトラツクを會社が二重の免許をとつた場合に、トラツク個々についての使用に對する、區別してトラツクを使うというような指示が何かを與えますか。……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第36号(1947/11/19、23期、日本社会党)

○館委員 江差、東瀬棚間は約九十キロございまして、約三年越しで請願もしておりますし、また運輸省においても、そのことについては十分御了解になつておられることと思いますが、この新しい議會にあらためてもう一度請願をしてくれろというわけで、私が紹介申し上げるのであります。江差というのは御存じの通り有名な江差追分の江差でありまして、古い北海道の文化の發祥地であります。もとにしんが非常にとれた時分の江差地方の殷盛、江差の五月の榮えは、江戸にもないと言われたほどの繁榮を來しておつたのであります。しかもこれがなぜ先に開けたかと言いますと、内地と北海道の交通が非常に原始的であつた場合に、一番とつつきやすい所が江……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第40号(1947/12/03、23期、日本社会党)

○館委員 本請願は紹介議員は鈴木里一郎君となつておりますが、お見えになりませんし、それに會期の都合もありますので、議事進行のぐあいから代つて請願をいたしたいと存じます。遠州地區内における國營トラツク運營中止に關する請願でありまして、請願者は静岡縣濱松市相生町百十一番地川島浦治となつております。紹介議員はいま申し上げました鈴木里一郎君であります。本請願の要旨は、運輸省は連合軍拂下車輛をもつて國營自動車の事業經營を強行しているが、當靜岡縣下においても二俣町起點水窪間既設の増強竝びに濱松市起點奥山間、二俣町起點熊村及氣多村間、二俣町起點濱松、中ノ町間の新設を企圖しているが、これは當遠州地區内民營業者……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第42号(1947/12/06、23期、日本社会党)

○館委員 貴重な時間を拜借して突然に緊急動議を出しまして相濟みませんが、會期も餘すところいくらもなくなつておりますので、どうにも時間をいただかなければならないような緊急事態と思いますから、御了承を願いたいと思います。運輸當局にまずお聽きしたいことは、北海道と青森地區の、いわゆる山猫爭議という言葉は不穏當でありますが、そう稱せられております爭議の形態がどういうになつているかということであります。もう一つはこれがだんだん波及する状態にあると御觀測になりますか、あるいはまたこのままで止まるという御觀測になつているか、そういうことも併せてお伺いしたいと思います。それからその原因がどういうところにあるか……

第1回国会 労働委員会 第9号(1947/08/19、23期、日本社会党)

○館委員 ちよつと御質問いたしたいと思います。職業安定法が審議されておる場合に、完全雇傭の問題を取上げて言うのは、現在の經濟上の立場、あるいは現實の日本の立場から、めんどうなことであるとは思いますけれども、ちよつと質問さしていただきたいと思います。それは、さきに政府當局から説明があつたごとく、たとえば土建の雇傭關係については固定化してしまいたい。常傭化してしまいたいということはわかるのですが、現在の産業の規模からいつて、安定所が完全に能率をあげて、そうして現在の産業機構が包容しきれるだけの人間を包容してしまつたという飽滿状態、そういうことは技術的にはなかなかあり得えないが、観念的にまず飽滿状態……

第1回国会 労働委員会 第16号(1947/09/30、23期、日本社会党)

○館委員 緊急質問を提出したいと思いますが、お許ししていただけますか。
【次の発言】 今井給與局長に緊急質問として、官公吏の給與に關する件をお聽きしたいと思つております。まずお聽きしたいことは、政府がこのごろ千八百圓ベースと言つておりますが、この千八百圓ベースを最初政府として、お心ぎめをした月はいつでありますか。
【次の発言】 その千八百圓と千六百圓案との差額二百圓、それについて組合その他の折衝において、六百圓をどうするとかこうするとかいう案が出ておりますが、これについての經過を一つお聽きしたいと思います。
【次の発言】 この千八百圓ベースをきめられた建前はどういう御趣旨であるか。私のお聽きし……

第1回国会 労働委員会 第24号(1947/12/05、23期、日本社会党)

○館委員 地域の問題について、今給與局長の、組合側がなかなか納得しかねる、單一組合だから本部で地域給というものを額をきめて發表しがたい、しておらない、またしたがらないという説については、私もその内情を覺えておりますので、非常に同感なのであります。續いてお聽きしたいことは、大蔵省がきめようとする。あるいは研究しておられる地域給というものの中に、きめるときの根本的な考えとして、どういう要素を含んでおらるるかということをお聽きしておきたいということと、もしこの地域給をきめられたならば、組合がタツチしなくても、それを一般に發表なさるかどうかということを、まずお聽きしておきたいのであります。

第2回国会 運輸及び交通委員会 第1号(1948/01/29、23期、日本社会党)

○館委員 今の伊能長官の報告に対して二、三私の見解を述べておきたいと思います。北海道と東北方面の交通事情に対して鉄道部内においても最重点的に施策を講ずる、國全体としても超重点的にこれを扱つていくというお話があつたが、非常に話は概念的であり、しからばどういうふうな手段をとり、どういうふうな予算を立てるかということについてのお話はなかつたのであります。これは次の機会に懇切にひとつ御説明願いたいと思つております。それを前置きにして質問したいと思います。長官が札幌で道の地労委と相談をされて、その結果三千円の石炭代あるいは一箇月の一割つまり六割をくれるということ、あるいは二・八というものをくれることによ……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第12号(1948/06/09、23期、日本社会党)

○館委員 大臣のいらつしやる間にほんの一言だけ。これはちよつとはずれた話ですけれども、今度の鉄道運賃の値上げには、國営自動車の運送料金というものが含まれておるのか、おらないのか、これをお聽きいたしたいと思います。
【次の発言】 これは法案を見ると、そういうふうになつているようにも了解できるのですが、少くとも運輸交通委員会というものがある以上は、國営自動車の料金というものを上げる場合には、一應はここに話があつてしかるべきではないかと思つております。すでにもう六月の一日からその運賃を値上げしているという情報がはいつているのであります。しかし運輸交通委員としては、財政法第三條にひつかからない範囲とし……

第3回国会 運輸委員会 第3号(1948/11/11、23期、労働者農民党準備会)

○館委員 ちよつとお尋ねしておきたいのは、この表を今ここで見ておるのですが、現在第一・四半期の配分がすべて済んでしまつたかどうか。第二・四半期の配分がすでに現地に届いてしまつたかどうか。第三・四半期の分についてはどういうふうになつておるか。安本の方でそういう計画をお立てになつて、どういう順序で各省にその計画が傳えられて、各省がさらにどういうふうにこれを配分して、鉄道で申しますれば、各鉄道局へ配分され、各局の現場に届くまでの期間、それを私は非常にややこしく思つておる。今のお話ですと、大体この海運関係の方の表が見やすいので、私これによつて見ておるのですが、第二・四半期の分だけがここに出ておる。少く……

第3回国会 運輸委員会 第6号(1948/11/15、23期、労働者農民党準備会)

○館委員 一般的な質問をいたしたいと考えておつたのでありますが、運輸大臣がお見えになつておらないので、大臣の御出席を特に要望したいと思います。
【次の発言】 日本國有鉄道法案というものは、以前から新聞その他で概略が述べられているのを見ておつたのでありますが、実際においては、この法律案がこの委員会に提出されましたのはごく最近のことであります。從つてこの委員会としては、あらためてこの個條を愼重に研究して、さらにこれを提出したところの基本的なものの考え方について、十分な討議をして、これを採決すべきものであると思つております。この法案の最後に書いてある理由を見ますと「昭和二十三年七月二十二日附内閣総理……

第3回国会 運輸委員会 第9号(1948/11/22、23期、労働者農民党準備会)

○館委員 本委員会で審議いたしておりますところの日本國有鉄道法案につきましては、回を重ねて本委員会で審議いたしておるのでありますが、その委員会の空氣といいますが、審議の状態を見ておりましても、また土曜日における本法案に対する公聽会の一般公述人の公述状態を見ておりましても、どうも本法案がいわゆる公共企業体としての実態を備えていないで、單に從來の運輸省内における鉄道総局というものを、そのまま認めておるという形にしか見られない状況であります。この委員会の審議に過程においても、あるいはまた公述人の公述の過程においても、そういうふうに了解せられるのでありまして、私自身といたしましても、こういうような形式……

第3回国会 運輸委員会 第13号(1948/11/28、23期、労働者農民党準備会)

○館委員 私も函館に籍を有する者として特別これをお願いしたいのであります。実はいろいろの風聞が飛びまして、函館の埠頭の未完成のままにあの工事が中止されるのだという風説が市民一般にありまして、先日市民大会まで開きまして、ぜひこれを獲得したいというので、それぞれの方面へ陳情なり、請願が出ております。しばしば上京もしております。殊に不安に感じますのは、築港の事務所、あるいは工事場が今年中にしまうんじやないか、あれを中止するためにそこに働いておる人たちも、もうこれつきりおしまいであるという不安な職員、あるいは労働者の状況も傳わつておるのであります。これはもうすでに三十の二ぐらい埠頭ができておるのにかか……

第3回国会 運輸委員会 第15号(1948/11/30、23期、労働者農民党準備会)

○館委員 私は労働者農民党準備会を代表して本案に反対するものでありますが、その反対の趣旨をごく簡略に説明いたしたいと思います。  本案は鉄道総局そのままのものでありまして、從來の非能率的の運営を継続するにすぎないものであると私は思うのであります。そういうことでありますれば、本案の第一條の目的を達成し得るものでないことは明らかでありまして、このことは本委員会全体の意見であると私は感じております。また公聽会における公述人の公述状況においても、ほとんど一致した意見であつて、かつ、運輸大臣みずからもこれを認めて、漸次改案すべき意見の発言があつたのでありました。かかる不完全な國有鉄道法案は、もう一度立案……

第4回国会 人事委員会 第4号(1948/12/08、23期、労働者農民党)

○館委員 大藏大臣に簡單に一つお尋ねしますが、人事院案の六千三百七円を政府は受諾をしておらないのでありますが、この人事院案の六千三百七円は、徹底的に政府では惡いということで受諾をしなかつたのかということをちよつと聞きたい。
【次の発言】 それでは質問いたしますが、大臣の説明要綱の中に、目下の財政事情ということが大きく取上げられておりますが、物價体系に及ぼす影響というものよりも、財政事情というものを取上げておる。そうして結論のところへ行つて、財政の許す限りの給與改善をはかるということの説明から受ける印象というものは、人事院案がいいとか惡いとかということでなくて、單に財政がこの通りであるからという……

第4回国会 人事委員会 第6号(1948/12/10、23期、労働者農民党)

○館委員 私は全逓の参考人の御意見に対して、こういう受取り方をしたいのであります。それは今質問があなたになされて、全逓は七千三百円を固執するかどうかということの質問がありましたが、組合員は、組合の鬪爭において、七千三百円というものをどこまでも取ろうという立場におる人であります。議会がこれをどうするかということは、議会人の議会内における鬪爭の分野であると私は考える。そういう意味において、これは六千三百七円になるか、五千三百三十円になるか、七千三百円という基準というものは、労働者の見識として、議会を外にして戰わるべきものであると私は感じております。私たちはそういう意味において七千三百円を考え、それ……

第4回国会 人事委員会 第9号(1948/12/14、23期、労働者農民党)

○館委員 私は農民党を代表いたしまして、この提案に賛成をいたします。但し今社革の代表者が言われたごとく、また共産党の代表者が言われたごとく、第五條第二項というものについては多少の保留をする氣持を持つておるのであります。殊に私たちは一院制ということを主張しておる建前から、殊にこれを一時保留したいという氣持を持つておりますが、何しろ第二項の進駐軍労務者に関係した提案、及び公團に関係した提案については、全面的に賛成をしなければならないのが現状でありまして、この夏マツカーサーの勧告に基いて政令第二百一号という違憲政令が公布されました時分に、進駐軍労務者その他公團に対してもこれを適用しておつたという形が……

第4回国会 人事委員会 第12号(1948/12/21、23期、労働者農民党)

○館委員 関連して人事院総裁に伺いたいと思いますことは、私は考え違いをしておりました。それは、但し予算または法令に基いて支給される場合はこの限りでない、こういう項目はもとはなかつた。それがはいつた。そこで野党が修正してこの項目を入れたということは、こういうふうな印象を修正した野党が持つておつたのではないか。それは前段にあるところの現物給與をこうとられては困るので、そこで予算または法令に基いた場合には、給料から差引かない、こういうふうに解釈しておつた。ところが今総裁の話を聞きますと、考え違いをしておつたのはそこなんですが、この法令または予算に基いてということになると、國会が法令または予算に基いて……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 議院運営委員会 第14号(1952/12/16、25期、労働者農民党)

○館俊三君 どうもやむを得ませんが、私、今度初めて会議に出て来て考えておりますことは、そういう原則を、議場を整理する意味においてお立てになることは必要であつたということもあるでしようが、どういうふうな必要からそうされたか知りませんけれども、一応三人でも五人でも、党名をつけて、一つの性格を持ち、政策を立ててやつておる場合には、大政党も小さな政党も、政党には違いはないと私は考えて行きたい。そういう場合に、やはり民主主義の原則に従つて、無所属の方もいらつしやつてなんですけれども、そういう性格とは、私の方の党はいかに小さくとも違う。そこで、民主主義の原則に立つて発言の機会を与えていただけるように、これ……

第15回国会 議院運営委員会 第15号(1952/12/17、25期、労働者農民党)

○館俊三君 今、館が云々というお言葉が田中さんの方からあつたのですが、昨日の問題は、国家の予算案なので、施政方針の演説などと同じように、予算の審議については骨格をなす重大な問題ですから、どうか御理解を願つて、討論のできるように漸次なさつていただくことを、重ねて私は要望しておきます。
【次の発言】 私は発言の権利がないが、私に質問があつたから……。
【次の発言】 簡単に申し上げますが、椎熊さんのお話については、私は椎熊さんに感情的に物を言うことを避けます。だから椎熊さんのお話については、私は椎熊さん個人に対してあとでよく理解していただく。椎熊さんの表現については、ここで皆さん聞かれた通りと思いま……

第15回国会 人事委員会 第3号(1952/11/28、25期、労働者農民党)

○館委員 今森さんの御発言はこの委員会のある時期に至つたならば適当だと思いますし、私もそういう形の委員会もどうかという気持も持つておりますが、まだ私の一般的なことについての質問もございますので、もしそういうものがおありでしたらそれをやつてから、あるいは森さんのような御意見が委員会で賛成になつて、そこでこの委員会の空気の調節なり打開ができるというめどが立つということで皆さんが御承知ならば、そういうことに運んでもよろしいかと思いますが、一般的な質問もまだ多少私は持つておりますし、ほかの人があるとするならば、その質問を終られてから森さんの議事進行の提案を詮議していただきたい。それがいいのではないかと……

第15回国会 人事委員会 第9号(1952/12/13、25期、労働者農民党)

○館委員 石炭の値段ですが、六千百円あるいは今度補正予算が通ると六千四百円、こういうことなんですが、この石炭のことについての調査のときに、いつも私はこういうことを考えるのです。科学的な調査を北海道の調停委員会で厳密にやつたのです。そのときの炭の選び方あるいはまた実際消費者の使つている石炭についての選び方、それを考えまして、どうしても石炭のカロリーは六千八百カロリー、低くて六千五百カロリー、六千五百ないし六千八百カロリー前後が使われているし、また科学的な調査によりましてもそれが最も熱量の上からも経済的であつて、従つて家庭にとつても非常に都合がいい、現実にこれをたたいている、そういうことで、調停委……

第15回国会 人事委員会 第13号(1952/12/22、25期、労働者農民党)

○館委員 私は労働者農民党を代表いたしまして、政府の原案に反対をし、さらに野党三派の修正案についても反対を表明せざるを得ないことをきわめて遺憾とするものであります。賛成する委員及び反対する委員がるる述べられたことのうちで最も主要な点は、財政的やり繰りができないということが主眼点でありまして、この財政的やり繰りができるならば、政府といえども人事院勧告をそのまま履行し、国鉄裁定及び専売裁定のごときものを、ああいうふうに十一月に持つて来るという形にしてしまうことはなかつたというお話であろうと私は感ずるのであります。そこで財政的にやり繰りができるかできないかというところの根本問題は、自由党の諸君や、改……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 運輸委員会 第13号(1953/07/10、26期、小会派クラブ)

○館委員 私も今川島委員が言われたような条件付の賛成でありますが、言われなかつた点についてちよつと申し上げておきます。  鉄道だとか軌道だとか、あるいは自動車路線の新設の要望というものが非常に国民から多いのでありまして、地方の市町村あるいは公共団体がこの請願、陳情のためにおびただしく上京して来て、政府はこれらの請願、陳情に対して、市町村の費用をいかに多く使つておるかということがおわかりのはずである。しかし政府はこの請願、陳情をほとんど無視しておるのが現実の状態であります。これらの人たちは、ようようその市費、村費というようなものを使つて、こぎつけたところはどこか。敷設法の別表にこれを挿入するとこ……

第16回国会 運輸委員会 第16号(1953/07/15、26期、小会派クラブ)

○館委員 ここで道路運送法の審議を見ておりますと、こういうことが概念的に感ぜられるのであります。終戦以来自動車に困つておつたのでありますが、近ごろ自動車の数量が非常に多くなりまして、それに圧倒された形で、いろいろの異なつた諸現象が運送界に現われて来ておる。それに対応するために、道路運送法に対して汲々とした形で、こうやく張り的な改訂をどしどしやつて行かなければならないはめに運輸当局がなつておるように、私は見ざるを得ないのであるように、私は見ざるを得ないのであります。従つてこの改訂案に対する委員会の質疑というものが、ほとんど質疑ではなくて討論に終始しておる。そしていろいろの点に難点が発見せられてお……

第16回国会 運輸委員会 第18号(1953/07/17、26期、労働者農民党)

○館委員 関連質問…。今大臣のざっくばらんなお話を聞いたのですが、法案の第二条の第三項で読みますと、航空法第四条第一項によって、そういうことが禁止されている形にはなっておりますけれども、しかし「三分の一以上を占めることとならないようにするため、株式の譲渡を制限することができる。」という項目があるので、今の説明があったのだと思うのでありますが、100%の株のうち33%というこよになると、三分の一ですが、30%ということになると、三分の一以下になる。100%のうち30%を持つならば、この第三項には違反しないことになるわけです。しかし100%のうち30%の株式を外人が持つことになった場合は、商売のこ……

第16回国会 運輸委員会 第19号(1953/07/18、26期、小会派クラブ)

○館委員 関連して伺いますが、今のローカル線を将来やるかやらないかという質問に対してのお答えでは、やらないつもりであるということでありましたが、法文の八条に「政府は、会社に対し、その行う定期航空運送事業のうち当該路線の性質上経営が困難なものにつき公益上必要な最少限度の運送を確保するため、予算の範囲内において、補助金を交付することができる。」とありますが、これはローカル線をやるかやらないかということにも関連があるのではないかと思いますし、もし将来ローカル線をやらないということであれば、こういう補助金というものは政府が考えておる新会社の大路線――国内大路線、国際大路線の間にも、補助金の必要性が起き……

第16回国会 運輸委員会 第26号(1953/07/27、26期、小会派クラブ)

○館委員 私は労働省農民党を代表いたしまして、政府原案及び修正案いずれにも反対するものであります。  政府が保護政策をとりながら、日本の海運、ことに外航海運を伸ばして行とうということは、当然国民として考えなければならないことでありますけれども、しかしながら海運といわずどの企業でありましても、資本主義制度下において自由競争を許している態勢をそのままにいたしておいては、この保護政策によつても日本の海運は窮極において救われない、私はそう考えるのであります。それと同時にその結論は、いわゆる金融資本の確立になり、金融資本を提携している大造船会社あるいは大海運業者の利得、が維持されるにすぎない結果になると……

第16回国会 運輸委員会 第33号(1953/08/04、26期、小会派クラブ)

○館委員 鉄道会館の問題が非常に社会の疑惑を招いておつて、事のいかんにかかわらず、連日この委員会で論難されておるのを見ますと、長年前歴として鉄道に勤務しておつた私にとつては、非常にいやな気持がいたします。これで国会議員みたいなことを三回もやつておるのでありますが、こういう不愉快な感じをしながら委員会に出たことは私はないのであります。非常にいやな思いをさせられておるのでありまして、従つてこの委員会でもあまり賃間もしたくない気持にもなつておつたのは事実なんであります。そういうことから、私の貸間は、あるいは自分の意見だとか、あるいは感慨の一つも述べてみたいような気持になりまして、きよう賃問の番になつ……

第16回国会 議院運営委員会 第14号(1953/07/02、26期、小会派クラブ)

○館委員 どうも、ちよつと聞きとれなかつたのですが、先ほどの感謝決議案の提出者として、本運営委員会に出ている者は全部なるというお話ですか。
【次の発言】 その点については、私の方は帰つて相談してみなければなりませんので、ちよつと保留していただきます。それから、領土の問題がありましたね。

第16回国会 議院運営委員会 第19号(1953/07/11、26期、小会派クラブ)

○館委員 小会派クラブとしては、中原健次君を出すことにきめておるのです。
【次の発言】 これは中原健次君を出すとか、だれを出すとかいうことにおいては、小会派クラブ内部において次々に出しておるのでありますから……。
【次の発言】 ……。
【次の発言】 とにかく小会派クラブの中から出ておる中原健次君に、どういう形であつても発言さしていただきたいということが第一であります。それからその次に、今土井委員から言われたように、岡田君が前回、討論のときには小会派クラブが全会一致で賛成、あるいは反対のときだけ発言をするのだということを言われたように今聞いたのですが、それは私はまだ確認しておりませんので、その点……

第16回国会 議院運営委員会 第21号(1953/07/16、26期、小会派クラブ)

○館委員 尾崎さんの顕彰の仕方について、小会派クラブでいろいろ話がありまして、大体においてよろしいだろうということでしたけれども、話の持ち寄りを一日、二日あれ以来繰延べておりますので、あらためてお知らせする時間を得たいと思つております。
【次の発言】 ええ。
【次の発言】 わかりました。

第16回国会 労働委員会 第5号(1953/07/01、26期、小会派クラブ)

○館委員 関連質問です。今こういう変則的な労働条件の中に立つている労働者が非常に多いので、そういうところで労働三法が正確に守られているかどうかということについての疑念が山ほど出たのですが、私たちもそれについて非常に疑念を持つておるのであります。現在この関連質問をすることは、今起きている問題についてお話を聞きたいのでございますが、急に調べたことですけれども、立川に中国民間航空輸送会社というものがあるのです。これはアメリカの資本と蒋介石政権の資本とで合作して朝鮮や沖縄や台湾、フイリピン等への軍民輸送をやつておる会社だそうであります。ここに労働者の問題が起きたのです。約二週間くらい前に、飛行機の整備……

第17回国会 法務委員会 第4号(1953/11/03、26期、小会派クラブ)

○館委員 ちようど大臣がお見えになりましたので、大臣にお尋ねをいたします。法務委員会は私初めてですし、法律はわかりません。それで大臣の顔だけしか、あとの方は覚えがありませんが、幸いに出ていらしたので、ほんの少しだけお尋ねいたしたいと思います。私の尊敬している犬養木堂さんの息子さんの大臣、そういうことも頭に置きながら、さらにまたこれはいや味になるかもしれませんけれども、ゾルゲ事件のときに犬養さんの名前なんかも出たりひつ込んだりしたことも私は覚えております。そういうような雰囲気で大臣の人柄というものを私は考える。  そこでこの刑事特別法ですか、これで属人主義が属地主義にかわつたということは、われわ……

第17回国会 予算委員会 第4号(1953/11/03、26期、小会派クラブ)

○館委員 私はただいま議題となりました昭和二十八年度の政府の補正予算原案並びに両社会党の提出した組みかえ案に対しては、双方に対し反対をいたすものであります。  私どもは国民各層の現在望んでおる次のごとき緊急諸要求をあくまで守り、これを貫徹することを私どもの基本の態度といたしております。すなわち冷害、災害緊急対策費三千億円、米の二重価格制による食管会計への繰入れ三百三十億円、公務員給与要求一万八千八百円、年末手当二箇月、国鉄等八公社仲裁裁定の完全実施、失業対策費の増額、生活保護費の増額、住宅対策費及び住宅金融公庫への出資増額、中小企業金融強化のため国民金融公庫及び中小企業金融公庫への貸出しを増加……

第18回国会 運輸委員会 第1号(1953/12/02、26期、小会派クラブ)

○館委員 年末手当のことに関連してですが、さつき石井国務大臣は、国家公務員の場合には一・二五箇月、ところが公企体の場合には一箇月ということはふしぎだということを楯兼次郎君が尋ねたのに対して、国家公務員の場合には歩が非常に悪くなつている。それで一・二五箇月を出しているのである。公企体の方は非常に条件がよいので、そこで一箇月でもよろしい、全体的には調整されておるのだという御判断を発表されておつた。そういう態度を閣僚諸君が持つておられたと私は思う。それが確信に満ちたものであるならば、今日この事態になつて来て団体交渉とか何とかいろいろな話が出まして、公務員並にこぎつけるというようなお話が出て来ましたが……

第18回国会 運輸委員会 第3号(1953/12/04、26期、小会派クラブ)

○館委員 御質問を申し上げますが、すでに各回僚委員からいろいろの点にわたつて質問が続けられておりますので、それと重複するかもしれませんし、あるいは別な話になるかもしれませんが、総裁がいらしておるので、ちよつとお尋ねをいたします。  それは、国鉄労働組合が一日、三日、三日にわたつて、いまだかつてなかつたような争議状態に入つた。二十四年定員法以来、そういうことが今まで見られなかつたのですが、こういう抵抗といいますか、総裁に対する抵抗なのか、あるいは政府に対する抵抗なのか、これは私は言いませんが、とにかくそういう姿が現われまして、いろいろな意味において世間がこれを見ておる。労働組合大衆諸君の見方はま……

第19回国会 運輸委員会 第2号(1953/12/22、26期、小会派クラブ)

○館委員 もうほとんど同僚委員がお話になつたので、一番最後ですから申し上げることはございませんけれども、さつきここで気象台長さんに対して、非常に力が弱いという皆さんのお話でしたが、そういうことのために、かえつて委員会が気象台長に応援をするというような形ができて来まして、ほとんどここで決議をされるのじやないか、予算もここでうんととるような雰囲気に委員会としてはなつて来たのじやないかと私考えまして、非常に喜んでおるのでありまして、一面からいうと、気象台長さんはなかなか政治家である。弱い面を出してかえつて強くなつてしまつたというように考えるのでありまして、私は非常に喜んでおるのであります。この定点観……

第19回国会 運輸委員会 第15号(1954/02/20、26期、小会派クラブ)

○館委員 石井運輸大臣が見えないので、質問のほこ先の向け方があるいは大臣にわたることがありましても、長い間の経験を持たれる海運局長がおられるから、海運局長から大臣にかわつて答弁していただくようなことになるかもしれません。別に特殊な質問をしたいと思つているわけでもありませんが、このごろ造船疑獄を中心にして、非常に世論がやかましくなつている。ことにきのうの決算委員会における森脇将光の陳述に関する問題を、きようの朝の各新聞が全紙面を費して載せているのを見ますると、国民の憂いというものは、どれほどはなはだしいものであるかを、私は非常に心配する。こういうことでは、税金なんか納める必要はないのだ、税金を使……

第19回国会 運輸委員会 第17号(1954/02/23、26期、小会派クラブ)

○館委員 関連して……。私この間久し振りで発言をいたしました最後に、海運造船議員連盟対にして、巷間伝うるところによると、トン当り十円なり百円なりの資金が舞い込んでおるのだといううわさがある、そういうことは非常に不愉快なうわさであるからこれを一つ問題にしたのでありますが、これに対しては、政務次官も岡田さんも聞いていらつしやらないということであり、ことに岡田海運局長は、これは議員の話であるから議員の方でおわかりでしようというくらいなお話があつた、それでよろしい。その際に、委員長に対して、海運造船議員連盟の理事長の星島二郎氏を呼んで、海運造船議員連盟の経理の内容を調べてもらいたいということをお願いし……

第19回国会 運輸委員会 第28号(1954/03/27、26期、小会派クラブ)

○館委員 さつき中川アジア局長の御答弁の中に、使用水面が非常に大きくなつたというお話がありましたが、どう考えてもこれは委任統治領の範囲を越えた広い海域をアメリカが専断に使うのでありますが、こういうことに対しては外務省としてはどういうふうにお考えになつておるか、これを簡単に承つておきたい。
【次の発言】 近く衆議院の各党がみな一致して原爆禁止の決議案を提出することになつて、これは当然決議されると思いますが、原爆禁止の決議案がきめられるという情勢のもとで、今四百五十マイルあるいは二百何十マイルにわたる水域をアメリカが専有して、また第二回目の水爆をやる。今の御意見では共同防衛をやつておる立場からは認……

第19回国会 運輸委員会 第30号(1954/04/08、26期、小会派クラブ)

○館委員 実はさつきも五箇年計画をお話になる際に、その計画の中に公共の福祉に関する件として、踏切りの問題その他を整備しなければならぬというお話がありましたが、私の緊急質問というのは、実は請願書が出ておるのであります。この請願書は、小田急電鉄で子供さんをなくした親の方が、直接に請願書を私のところへ出しております。これを読んでみますと、今日私鉄の保安設備についての怠慢さが十分に納得できる。またそういうことばかりでなく、乗務員の労働条件の問題、あるいはそういう死傷事故が起きた場合の会社の賠償の問題、あるいはその他種々雑多のものが考えられて来るのでございまして、これは単に小田急だけの事故ばかりでなく、……

第19回国会 運輸委員会 第37号(1954/05/14、26期、小会派クラブ)

○館委員 このごたごたきたない問題が起きた時分に私が聞いたのですが、やはり海運政策全般についてのいろいろの何箇年計画というものがあつたのでしようけれども、それを根本的に考え直すべき必要があるということを言うて、そうして四百万トンなり四百五十万トンを目当てにして、何年度かにそれを達成するのだというお話でしたが、日本の経済状態として、少し船のトン数を欲張り過ぎておるのじやないかという意味でお尋ねした。ところがそういう質問をしてから一週間目に一万田総裁なり小林さんが、そういうことを新聞に発表して、そのときからこの融資の問題その他の問題がごたごたしておるのじやないかと思います。運輸大臣が一生懸命になつ……

第19回国会 運輸委員会 第40号(1954/09/29、26期、小会派クラブ)

○館委員 私が発言を求めましたのは、現地におつて二十七日朝から夜おそくまでかけまわつておつたときの状況を聞いてもらいたい、そういう意味で発言を求めたわけであります。その中でなお当局の人から御返事いただくことがありましたら御返事いたぎたい。なお私がこういうことを申しますのは、前歴として函館のさん橋助役として非常に長く勤務いたしておりましたので、船の出帆の状況あるいは旅客の乗せ方その他について、非常に長い経験を持つておるのであります。従つて今度の事故についても、いろいろの経験から船長の態度あるいは運行指令の状態その他をいろいろ見ております。と、自分の経験から推してどう判断していいのか、実は経験が多……

第19回国会 運輸委員会 第42号(1954/10/01、26期、小会派クラブ)

○館委員 関連して……。今国鉄のこれからの状態についての話が出ましたが、私は少くとも連絡船五はいについては、その当時の洞爺丸が二億五千八百万円で二十二年に竣工した。私考えますと、当時のベースが千五百円くらいのものである。今概算して一万五千円と十倍と見ると、これだけで二十五億八千万円の金がかかる。あとの四そうについては調べておりませんが、これだけで損害がほとんど六十億から七十億になると思う。今度こしらえることを勘定しますとこうなる。それから貨車が百七十一両沈んでおる。この貨車の損害を計算しなければならない。さらに今度は、この沈船を引揚げるとか、いろいろの応急の処理費というものが非常にたくさんかか……

第19回国会 運輸委員会 第45号(1954/10/21、26期、小会派クラブ)

○館委員 今度の九月二十六日の遭難に対しましては、私三十年近くあの駅で勤務しておつた関係で、非常に大きなシヨツクを受けました。従いましてここで質問をする場合にも、実にいやな気持がするのであります。考えますると、約千六百人の人が五はいの船に乗つておつたことになります。そうしてわずかに二百四十一名しか生還をいたしておらない。但し二百四十一名といいましても、調べたところによりますと、洞爺が出港をぐずぐずしておつたために、船客名簿に書いておつて、しかもおりた人が二十七名おるということになりますと、二百四十一名から引くこと二十七名、二百十四名ですか、それだけしか肋かつておらぬ。これは非常な惨害なのであり……

第19回国会 運輸委員会 第47号(1954/10/25、26期、小会派クラブ)

○館委員 関連して……。正木委員の荷物に対する運賃の加重が、北海道に非常に負担をかけるという問題、これは非常に重大な問題なんでありまして、私二十六日の惨害が起きた翌日の二十七日の夜の十時に、営業局長さんに現地でこの点について、こまかくというほどではないが、大綱についてお願いしておいたはずなんです。それは要するに十八運航をやろうとする直前にこの問題が起きた。そこで十八運航をやる際に、一日何トンの貨物を輸送する計画になつておるかということも、管理局の各所に聞いてまわつておつたのですが、聞き違いでなければ一日八千五百トン、上り下りの荷物を輸送することになつておつたが、こういう状態になつて来ると、おそ……

第19回国会 予算委員会 第26号(1954/03/19、26期、小会派クラブ)

○館委員 ビキニの原爆問題について少し吟味をしたいと思つておりましたが、ここで関係省がほとんどどなたもと申し上げていいほどいらしやらぬ。外務省は政務次官が来ておるが……。けれどもまあ吟味の点が残るのでありますから、あとで御返事を願いたいと思つております。まずこのビキニの原爆の問題についてはたいへんなことになつたのでありますが、その点で一番吟味をしたいと思いますことは、こういう爆発の実験があるということについての警戒措置についてお聞きしたいと思つておるのであります。これは初めから何か期日その他がきまつておつたことでありましようから、私の聞きたいことは、爆発前にアメリカ側から、いつごろどのようなア……

第19回国会 労働委員会 第2号(1953/12/15、26期、小会派クラブ)

○館委員 私、ここで今質問するつもりはなかつたのですけれども、外務省の方がいますので、ちよつとお聞きしたいのですが、MSA法の中の五百十六条の第三項の中に、自由な労働運動云々ということがありますが、今度MSA交渉を政府がやつていらつしやるのだが、それらの問題について、交渉があるのかないのか。これは労働省の方も関係があると思いますが、その点についてちよつとお聞きしておきたいと思います。三つの項目がありまして、自由な企業を保持しなければならないというような意味の項目の書き出しがあつて、そのうちの三番目の項目の中に、MSAを受入れた国は、その国における労働運動が自由な労働運動でなければならないという……

第19回国会 労働委員会 第13号(1954/03/17、26期、小会派クラブ)

○館俊三君 私方面を異にしてお聞きしたいのです。今多賀谷真稔君の質問に対する吾孫子さんのお返事を聞いての考え方が、非常に不明確であるということがわかつたのであります。そういう意味から、公労法十七条違法であるという決定をなさる資格が、厳密に言つて、あまりないのじやないかという判断を持つたのであります。もう一つ言いたいことは、吾孫子さんのお話の中に、この公労法下にある私たちも人間だということがある、まさしくその通りなんです。公労法下にあつて、公労法に従わなければならない当事者は当局であり、また組合そのものなんです。これが両当事者として紛争を起した。その紛争が是か非かということを、当事者の一方が判断……

第19回国会 労働委員会 第14号(1954/03/24、26期、小会派クラブ)

○館俊三君 私速記録を、ただいまの速記録だから調べてみたいと思いますが、さつき吾孫子さんのお話の中に――必ずしもこういう表現じやなかつたですが、私の受取つたことは、必ずしもこの十七条違反でない場合の人も加味したし、それからその次に出た言葉は、人柄や名誉も考えながらというお話があつたのです。それは重大な発言だと私は思うのです。何かそういうことをおつしやつておる――表現の仕方は違つておりますけれども、速記録を見れば確かにそれを言つておられる。私の耳にぴんと来た。あとに人柄とか名誉とかいう言葉を言われたはずです。その先にそういうお話があつた。私は非常に解せないと思う。そうしていよいよ解せなくなつて来……

第19回国会 労働委員会 第15号(1954/03/31、26期、小会派クラブ)

○館俊三君 今、大急ぎで車掌の認定をやつて乗せたというのですが、その人は前にも車掌をやつておつたということですが、前というのはいつごろのことなんですか。
【次の発言】 もう一つお伺いいたします。車掌の乗務しない列車――貨物列車であろうが旅客列車であろうが、それをうつかり思つてか、あるいは職務怠慢かで、駅の助役さんが発車させた場合には、その助役は首になつたりする、そういうことですから、平常の場合で、それを助役が発見しなかつた、ところが運転に少しも関係のない係員がそれを発見して注意をした場合には、表彰に値することだろうと私は思うが、どうですか。

第19回国会 労働委員会 第16号(1954/04/02、26期、小会派クラブ)

○館俊三君 今楯兼次郎君の質問をしているときに耳にはさんだのですが、管理局長として自分の指揮する範囲内の従業員――組合から言えば組合員です。その従業員の活殺の権利を持つていらつしやる。そこでしよつちゆういろいろな任免黜陟をなさつているのですが、いつごろから公労法の違反を任免黜陟の形でおやりになさるような権利をお持ちになつたのですか。
【次の発言】 そうすると、さつき局長さんがお使いになつた異例であるからということですが、そういう権利をお持ちになつておつて、いろいろの処分をなさる場合に、異例な場合はいろいろあるのじやないかと私考える。鉄道に長くいましたけれども、上の方のことはわからぬのですが、そ……

第19回国会 労働委員会 第17号(1954/04/09、26期、小会派クラブ)

○館俊三君 この委員会は、もうやがて終ることでありましようが、私は五、六回続けて出ていて、各委員の質問を聞いたり、自分も質問をいたしましたことを回想いたしまして、総括的に述べてみたいと思うのであります。そういう意味で感じたことをこれから述べます。  第一は、この年末闘争といわず、その他の国鉄の両当事者の紛争というものは、公労法制定の実際の趣旨が履行せられないというところに、端を発しておるのであります。従つて、こういうところにできた紛争というものは、その公労法に基いてこの法を適用して処理するということを、はるかに超越した政治的な立場からこれを考えるのが至当であると思うのであります。公労法のわく内……

第20回国会 運輸委員会 第1号(1954/12/03、26期、小会派クラブ)

○館委員 実際問題として鉄道職員が立候補しようとする場合には、自分の位置を考えて、常識の上に立つて、議員になつての兼職でさしつかえないかどうかという理解の上に立候補することでございますから、あとで総裁がそれについておきめ願つた方がいいと思つております。常識的に考えて立候補するのですから間違いないと思います。


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 運輸委員会 第6号(1958/07/02、28期、日本社会党)

○館委員 関連して。私しろうとでわかりませんが、この委員会に付託された事柄というのは、山を国鉄が経営してもいいのか悪いのかという点についての質問であると思う。だからそういう範囲内で御調査になったのはやむを得ぬとは思いますけれども、しかし石炭資源というのは国の重要産業資源である。しかも、この志免鉱山は非常に資源の多い有力な山だということも聞いております。それを処分するのですから、国の石炭資源をどう確保して、どう活用するかということが最も大事であるということを、まず先に論議しなければいけないと思うのです。その上に立って、国鉄に経営させたらいいのか、民間に経営させたらいいのかという判断を下すべきだと……

第29回国会 運輸委員会 第8号(1958/07/31、28期、日本社会党)

○館委員 関連して永野さんにお聞きしたいのですが、さっきのお話の中で、佐藤大臣が、機関車や線路を伸ばす場合は金を出しても理由が立つが、そうでないものは、炭鉱のために国鉄には出せない、こういうお話がありました。そこで、国鉄があれを経営していく場合にどれくらいの金が要るのだということについての見通しが何かあると私は見ておる。しかしそういうことを私は聞くのじゃなく、それはそういう投資資本が要るという見通しのもとに、機関車やあるいは車両の話が出て断わられたというのでありますならば、民間会社にこれを譲る場合に、民間会社に対しての投融資ですか、そういう面をどうなさるのであるかどうかということをちょっとお聞……

第29回国会 運輸委員会 第9号(1958/08/01、28期、日本社会党)

○館委員 簡単な質問をするわけですが、きのうの話で機関車や冷房をする資金の投資は国鉄がやらないとおっしゃったのだが、私はそういう意味から、国鉄に投資をしないという大蔵大臣のお話よりも、もっと考えてみたいのは、今財政投融資を引き締めておる。設備投資その他については過剰を来たしておるのだ。そういう意味から新規な設備投資といいますか、そういうものについての政府の方針としてはめんどうなことになるのじゃないかという気持から、機関車その他の問題でなくて考えてみたい。新たな投資をするということですね。そういうことについての運輸大臣のお考えはどうかということを聞いてみたい。民間の会社にやらせる場合であっても、……

第30回国会 運輸委員会 第2号(1958/10/07、28期、日本社会党)

○館委員 関連質問。大臣にちょっとだけ聞きたいことがございます。何か党の六役会議だか大臣会議だか知りませんが、その中でのお話のときに、大臣は出席をなされなかった、そこでそのときに決定された事柄については、わからないというお話でしたが、それはわからないでは済まされない問題だと私は思うのです。だいぶ日にちもたっているのではないかと思いますが、そこで尚早という話も出たそうですが、その尚早論の根拠はどこにあったかということについてお尋ねしたいと思うのです。どういうわけで尚早論が出たかという、尚早論を唱えた方たちの基本的なものの考え方、どういう分析で尚早論をお出しになったかということについては、大臣御出……

第31回国会 運輸委員会 第3号(1958/12/19、28期、日本社会党)

○館委員 運輸大臣にお尋ねするのですが、私鉄の運賃の値上げについて世論が非常にやかましくなってきたことは御承知の通りだと思います。きょうの朝日新聞にも投書欄に書いてあるんですね。ちょっと読み上げますが、「今年度の「経済白書」も「厚生白書」も一様に所得分布が拡大したことを指摘し、所得の平等化の必要性を強調している。にもかかわらず私鉄値上げなど、政府がさらに所得格差の幅を広げるような物価引上げ政策をとろうとしているのは明らかに矛盾している。」こういうような論法であって、そのあとで、「いったいなんのために白書を出しているのか。国民に日本の現状を訴え、協力を要望し、政府自身それにより反省し、将来の指針……

第31回国会 運輸委員会 第7号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○館委員 今のお話に関連してお聞きしたいのですが、さっき労働条件が譲渡の条件でないというお話がありました。十日の申請に対する回答をいただいたわけですが、総裁はどういうような申請をなさったかということをお話し願いたい。そうしてそれに対して運輸大臣はどういう認可こいうか同意書を与えたか、そういうことについて簡単にお述べ願いたい。
【次の発言】 そこで総裁はそれをどう受け取ったかということを私は聞きたいのです。その運輸大臣の回答というものは分離だけを認めたという返事を予算委員会でやっておられる。しかも分離だけを認めたのであって、許可権あるいは同意権というもの、これは侵害をされておらないのだということ……

第31回国会 運輸委員会 第14号(1959/03/06、28期、日本社会党)

○館委員 これも大臣なり陸運局長に出てもらった方がいいと思いますが、私の質問するところは、きょう急にこういう陳情がありましたので、私もその内容についての調査なり理解なりがまだ不十分です。しかし問題は和歌山県の白浜地区におけるハス路線について非常に紛争が起きておるらしい。そこでその紛争に巻き込まれた弱小ハス会社だろうと思いますが、明光ハス株式会社の労働組合とそれから会社側が一緒になりまして、この委員会の始まる直前に私どものところに来まして、これをこの委員会で質問をして経過なりその他を聞いてほしいということでございます。私もこれは突然の話でありますから、今ここで十分な経過の説明ができるかどうかわか……

第32回国会 運輸委員会 第5号(1959/10/05、28期、日本社会党)

○館委員 委員長、同じ質問でちょっと一緒に答えてもらうために……。気象庁にお尋ねいたしますが、十五号台風のお話があった。私の方は十四号台風について非常に被害をこうむった。私もあの日の連絡船で十八時間海に浮いておったのでありますが、そればかりでなく北海道の漁村地帯に非常な損害を及ぼしておる。これについては、船が青森を出帆する時分に暴風雨警報というのが出ましたが、解除になって強風注意報になったから連絡船が出た。ところがそういう状態になったということですから、それについても洞爺丸事件のときに私らが要求した函館山の気象のレーダー、そういうようなものについて少しも設備をしておらない、そういう点について非……

第33回国会 運輸委員会 第2号(1959/11/04、28期、日本社会党)

○館委員 災害予算に対する不服があるのです。今災害対策委員会でも聞いてきましたが、この議論によると室戸岬のところだけにレーダーをつけるという話であるが、これは非常に不徹底だと思うのです。金がないということでありますればそれまでのことでありますが、函館山にレーダーをつけるということが非常に大事だということが洞爺丸事件の惨害のときにすでにやかましくいわれておった。私もあの当時非常にやかましく言った。(どういうわけであれをつけなかったか。ことに九月の十四号台風のときたは十和田丸と摩周丸がほとんど洞爺丸事件のときと同じ状態になってようよう函館に入港しておる。その風の方向もあの洞爺丸のときと同じような風……

第33回国会 運輸委員会 第4号(1959/11/18、28期、日本社会党)

○館委員 大臣もお忙しいので時間を制限されましたが、私のお願いするところ、質問するところは、台風に対する運輸省の態度がきわめて積極的でないということなんです。ことに気象庁の予算については、今度の災害対策の補正予算においても室戸岬にレーダーをつけただけであとは放擲されておる。そういう状態では陸上の交通、海上の交通のすべてを預かっておる運輸省として、また気象庁として、まことにかいしょうのないことだと私は考える。この九月十八日あるいは二十六日に起きた十四号、十五号の台風でどんなに悲惨な状態になっているかということは御存じのはずである。ことに昭和二十九年九月二十六日に洞爺丸事件を起こして千数百名の犠牲……

第33回国会 運輸委員会 第7号(1959/12/09、28期、日本社会党)

○館委員 まず私の質問する事柄は、青函連絡船の船員の勤務状態について現地で国鉄当局と組合との間に紛争を惹起しておる。そういうところから私、気がつきまして、青函連絡船の船員の勤務状態について説明を求める次第であります。  まず考えますことは、青函連絡船は津軽海峡を渡るのでありまして、日本では古くから玄界灘とか津軽海峡は海の難所だといわれておった。従ってあそこで乗船しておる船員というものはほとんど命がけで職務を遂行しておる。その例として私は委員長を通じて国鉄当局からまず資料をほしいと思うのですが、その資料というのは青函連絡船が始まって以来というよりも、まず終戦後における青函連絡船の事故件数について……

第33回国会 国土総合開発特別委員会 第4号(1959/11/13、28期、日本社会党)

○館委員 私が聞こうと思っておったことは石山權作委員がすっかりお話しになりましたので、私は簡単にこの法案の批評だけをやっておきます。  法律というものは結局拘束性を持っておるのですが、その拘束性を実行するいわゆる主体になる役所はどこかということがさっぱりわからぬ。審議会の話も出ましたが、審議会でどういう決定をしても、それをすぐ法律の上で拘束をしていく主体がどこにあるか、さっぱりわからぬ。財政確立の場合に、財政は幾らかかるものであるということになったが、一体その財政を切り盛りする役所はどこなのか、それもさっぱりわからぬ。だんだん話を聞いておりますと、ちょうど盆どうろうの影絵を見ているような法律案……

第33回国会 国土総合開発特別委員会 第5号(1959/11/18、28期、日本社会党)

○館委員 関連して。稲葉先生の説に私は同感なんですが、審議会のことについてお話がありました。これは聞き違いかもわかりませんけれども、行政と立法が混淆される疑いがあるというお話がありましたね。大へんなことだと私は思うので、ことに総理大臣が審議会の実力者になっている関係、その辺のことで簡単にお済ましになったようですが、ちょっとお話を伺いたいと思います。

第33回国会 国土総合開発特別委員会 第9号(1959/12/02、28期、日本社会党)

○館委員 関連質問。今の中村さんのお話ですが、はっきり言えば、こういうことじゃないですか。臨海工業地帯を設けるのだ、そのためには水面もつぶさねばならぬし、農地もつぶさねばならぬときがあるから、そういうことで関連しているということじゃないですか、むき出しに言いますと。目的は臨海工業地帯の開発にあって、そのために、極端に言えば差しさわりになる水面あるいは農業地帯、そういうものにも影響を及ぼすのだというお話を婉曲に言っているのではないですか。

第34回国会 運輸委員会 第2号(1960/02/10、28期、日本社会党)

○館委員 今所信表明のお話を聞いておったのですが、ただいま読まれた資料はここに配付になっておりませんね。
【次の発言】 大へんいい施政方針演説を聞いたのでありますが、これは万般に触れ、これからの運輸行政についての方向を示しておる。そこでそれを資料として、ほんとうは初めから出してもらいたかったのですけれども、あとからでもいいから、出す必要がある。今読まれたものを全部出していただきたい。  話のついでにもう一つお願いしておきますが、ここに船員法改正委員会における資料が出ております。これはほんの項目だけ書いてありまして、内容全般についてはこれを読んだだけではわからない。こういう資料じゃなくて、もっと……

第34回国会 運輸委員会 第3号(1960/02/17、28期、日本社会党)

○館委員 今の副総裁のお話で、四国のその件についてモデル・ケースとして見ていらっしゃる、あまり無理をせぬでよろしいというようなお話もあったんです。しかしこれは本社で全国的にそういうことをやらせていらっしゃるのではないのですか。それは全国的に、四国だけの問題ではなくて、北海道でもどこでもかしこでもこの問題が非常にやかましい問題になっている。私の方でも、小さい管理局もないですけれども、この間たよりがありまして、ある小さい線では貨物駅が二つに集約されてしまう。あとはなくなる。今お話のあったような農業倉庫の問題、あるいは工場の誘致の問題、現存する工場の問題、そういった面から考えるときには、これは非常に……

第34回国会 運輸委員会 第4号(1960/03/02、28期、日本社会党)

○館委員 私の地元のことばかり言っておっておかしいのですけれども、この間新聞を見ておりますと、海上保安庁の函館航空基地のヘリコプターが銭亀沢村に墜落をいたしまして搭乗員が全部死んだという新聞記事が出ておりました。それについての経過報告を一つお聞きしたいと思っております。搭乗員が全部死んでしまったので原因が非常に不明であり、調査をしておるということでございますけれども、その調査状況その他についてお話を聞きたいと思います。
【次の発言】 このシコルスキーというヘリコプターですが、これは最優秀のヘリコプターというように新聞には書いてあるのです。これはどこから買ってきて、いつごろ作ったヘリコプターです……

第34回国会 運輸委員会 第5号(1960/03/09、28期、日本社会党)

○館委員 関連して。外国から資本を入れる、そういうことの説明はるる聞いておる。これを新幹線が完成するまでの総予算と、外国から借款をしようとする見積もりの額とが、どういうことになるかということをちょっと聞きたい。その次に、それだけの融資が日本の国内にできるのができないのか、どうしてできなかったのかということ、ことしの予算総額でも非常に大きな予算総額になっておる、それから財政投融資の面でも非常にたくさんの財政投融資をやっておる、しろうとでわかりませんが、市中銀行の金融状態も相当楽になっておるのではないかと思うのです。そういう際における日本の何か国内で鉄道債券といいますか、その資金を集めることができ……

第34回国会 運輸委員会 第8号(1960/03/22、28期、日本社会党)

○館委員 関連して一言だけ聞いておきます。さっきの運輸大臣のお話で、外債がなかなか困難で、一生懸命になって努力しておられるというお話が勝澤委員の質問に対してあった。そして、もしそれがだめであれば内債でもというようなお話が、今、久保さんの質問をするちょっと前にあった。そう聞いていいのですか。
【次の発言】 そこで、日国法の改正で外債の受け入れの条件を作ろうとしている。これは非常に重大な問題です。あぶなくなってきた、これは国会の権威に関係するということだけを言っておきたい。それをどうするか、そういうあぶないものをここに審議させるのかさせないのか。あなたまかせのように交渉している。内債にかわる場合が……

第34回国会 運輸委員会 第11号(1960/03/30、28期、日本社会党)

○館委員 二十八年から二十九年にかけてこの委員会でこの問題で非常に混雑を来たした。そうして、たしか二十六年ごろまでさかのぼって利子補給をやったのだと思っておる。そうでしたね。そうすると今日まで十年くらいかかって利子補給を続けてきて、それで。なおかつ経営基盤の強化が、できない。そうしてまたぞろ、大蔵省が反対するにもかかわらず、利子補給を頼む拝むというてこういう形が、できてきに。私はその時分に岡田海運局長に対して、今後海運界の経済はどうなるのだ、好況になるのか不況になるのか、見通しはどうだと聞いたところが、好況になるという見通しはありませんという話でした。現実に今利子補填をやって、三部の経営基盤強……

第34回国会 運輸委員会 第21号(1960/05/11、28期、日本社会党)

○館委員 国鉄経営の問題なり、運賃の問題の審議の途中で、はなはだ失礼でございますが、委員長に一つ提案をしたいと思っております。それは国土総合開発特別委員会と本委員会とが、連合審査をしていただきたいということでございます。委員長から一つ御提案を願いたいと思います。  国土総合開発特別委員会とどうして連合審査をするかということなんですが、去年の国会から今年の国会にかけて、国土総合開発特別委員会で問題になっておる法律案があるのです。それは臨海地域開発促進法が今審議されていて、なかなかはかがいかないのであります。この臨海地域開発促進法でありますが、日本の主要臨海地帯における工業発達、産業基盤の開発のた……

第34回国会 運輸委員会 第23号(1960/05/17、28期、日本社会党)

○館委員 関連して。今大ぜいいらしたのですが、この際私の疑問としておることをちょっとお聞きしたい。たとえば、お話の中に、一等をなくして二、三等にしたところで、ローカル線の二、三等とそれから東海道線の二、三等とが違うという矛盾ができてくる。いろんな矛盾ができてくる、そういうことなんですが、それは大島さんがおっしゃったように、利潤を目的としての投資をしなければならないという状態にだんだん国鉄が追い詰められてきたという傾向が出てきたというふうにも考えられる。そこで根本的に、問題は公共性を主体としたもとの国鉄といいますか、そういう形でなければ問題は解決しないのか、純然たる営利を目的とした一私企業の会社……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第2回国会 運輸及び交通委員会財政及び金融委員会連合審査会 第3号(1948/06/08、23期、日本社会党)

○館委員 合同委員会だというわけで、ここで質問にはいるとは思つておりませんのでしたが、今ちようどそういうめぐり合わせになりましたので、ちよつと質問したいと思います。  この三倍半という大きな運賃値上げにぶつかつたのでありますが、これをお尋ぬする前にまずお聽きしたいと思いますのは、この二月の〇・八の補給金の裏づけとして、あの当時旅客運賃を二倍にするというような提案を運輸省がされたことがありますが、あのときの旅客運賃の二倍値上げというものの性格と、今日のこの三倍半の値上げの性格とにおいて、どけだけの相違があるのかということをちよつとお伺いして、それから次に一、二お尋ねしたいと思います。


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 人事委員会公聴会 第1号(1952/12/10、25期、労働者農民党)

○館委員 何も私申し上げるようなことはございませんが、国会議員としての任務でありますから、これから十分に皆さんたちのお話を考慮して善処しなければならない立場にあるのでありますから、いまさら私が苦しい、ひどい目にあつておるということを言うのはおかしいのでございますが、せつかく政府機関として人事院があるのであります。その人事院の提出した案そのものに対する、人事院勧告案の施行を受ける立場にある人たちの公述が、きよう大部分を占めたのでありますが、その人たちは、きわめて人事院案そのものについて納得が行つておらない。それについて全面的な批判なり、不平なりを並べていらつしやるのであります。また慶応大学の教授……

第15回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第2号(1952/11/14、25期、労働者農民党)

○館委員 お急ぎのことでしようから、簡単にひとつお答えを願いたいと思つております。  今ここで論議になつておりますのは、国鉄裁定を完全に実施する意思があるかないかということを、具体的な問題について聞いておるのであります。今度、国鉄裁定の問題ばかりでありませんで、人事院の勧告案にいたしましても、さらに専売公社の裁定が出て来ることでございますし、現在また全電通の方は中央調停委員の調停案が出されたとたんにあるのであります。これらは一連の関連性を持つのでありますが、今お話を聞いておりますと、国鉄の裁定に対しても完全実施を希望しておる立場にある私たちとしては、この次に起きて来るそれらの関連性のある裁定、……

第15回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1952/12/04、25期、労働者農民党)

○館委員 まず第一に今井さんにお尋ねしたいことは、こういうことです。人事委員会における人事院総裁に対する質問の中で、人事院総裁はベースをきめられる際には国の予算を勘案しておきめになるのかどうか、簡略な言い方をすれば、そういう質問をしたのです。ところが、人事院総裁のおつしやるのには、私はこのベースが適当であるということで勧告をしておるのである。政府の予算そのものについては問題外として、これが適正賃金であるということで勧告をしておるのである、こういうふうに言われたように私は了解しております。そこで、私も調停委員としての経験から判断するのですが、人事院総裁はそうであるかもしれぬけれども、少くとも調停……


26期(1953/04/19〜)

第17回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第1号(1953/11/25、26期、小会派クラブ)

○館委員 総裁にちよつとお尋ねをいたしておきます。さきからの各委員の質問で、十分尽きておるのでありますけれども、私は念を押すために聞いておきたい。事務的な問題なんです。各委員の質問に対して、最善を尽して今政府と総裁は折衝中であるというお話でした。このごろ新聞を見ますと、一月から一万五千四百八十円を実施するという報道が出ておる。そうしますと、これは少しおそ過ぎたけれども、とにもかくにも一万五千四百八十円を実施するのだ、こういうのでありますけれども、それにもかかわらず、総裁は政府と折衝しておられる。その折衝しておられる焦点はどういうところにあるのであるかということについてお話を承りたい。たとえば、……

第17回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会公聴会 第2号(1953/11/28、26期、小会派クラブ)

○館委員 ちよつとお伺いいたします。素朴な意味でお尋ねをしたいのですが、たとえば、労働委員会で一つの決定を出されますと、この決定は、労使双方の中にきめられておるいろいろの、法律ではございませんが、規約というものがございます、その規約のいかんにかかわらず、これを引受ける、あるいは引受けてもいい、規約にこうあるから引受けられないというものではない。そこで、公労法が設置された時分の労働者の考え方は、そういうものを考えておつたのであります。ところが、公労法という法律で決定されましても、労働委員会のような場合と違いまして、使用者側の持つておる、諸規約といつてはおかしいですが、諸規約を制約する力を持つてお……

第17回国会 労働委員会人事委員会大蔵委員会農林委員会通商産業委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第2号(1953/11/07、26期、小会派クラブ)

○館委員 労働大臣にお尋ねいたしますが、最初井堀委員が団体交渉のことでお聞きになつたので、私もそれについての関連質問を委員長にお願いしたのですが、大分井堀委員が委曲を尽されましたので、私は簡単に質問をしておきたいと思います。今井仲裁委員長は、長年仲裁委員長をやつていらつしやるのですが、その人が、現在の団体交渉は無意味だということをおつしやつておられる。そこで、こういうことを土台にして井堀委員がお聞きになつたのでありますが、労働大臣はこれに対してどういうふうにお答えになつかというと、忠実にやつているのだということを最初言われた。その通り団体交渉は忠実にやつております。労働者の方といたしましても、……

第19回国会 厚生委員会労働委員会連合審査会 第1号(1954/04/17、26期、小会派クラブ)

○館委員 けさからの各委員の質問及び政府の回答によつて、ほとんど私の質問したい事柄は尽きてしまいました。ことに今の前発言者の最後の言葉で、きようの各委員の質問の集約が出たと私思うのであります。そういう質問によつて厚生年金保険法に対する諸問題が浮き彫りされておると思いますので、私は方面をかえまして、二、三お尋ねしたいと思うのであります。  それは二十九年度の国家予算における社会保障費関係の予算は、大体八%になるかならないか、こういう位置を占めておると思うのですが、世界各国におけるこういうものの予算における比率はどういうふうになつておるか、二、三あげていただきたいと思います。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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