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石野久男 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

石野久男[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP100(衆)
79位
委員会発言歴代TOP50(衆)
46位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
332位
委員会出席(無役)歴代TOP100
54位
委員会発言(議会)歴代TOP50
39位
委員会発言(非役職)歴代TOP50
34位
各種会議出席歴代TOP250
186位
各種会議発言歴代TOP100
91位
各種会議出席(無役)歴代TOP250
124位
各種会議発言(非役職)歴代TOP100
73位

24期委員会発言TOP50
50位
24期委員会出席(無役)TOP100
66位
24期委員会発言(非役職)TOP50
38位
24期各種会議発言TOP25
21位
24期各種会議発言(非役職)TOP25
15位
25期委員会発言TOP100
65位
25期委員会発言(非役職)TOP50
48位
27期委員会発言TOP100
82位
27期委員会出席(無役)TOP100
80位
27期委員会発言(非役職)TOP100
60位
28期委員会発言TOP50
25位
28期委員会出席(幹部)TOP100
74位
28期委員会発言(非役職)TOP50
20位
30期委員会発言TOP100
54位
30期委員会発言(非役職)TOP50
46位
31期委員会発言TOP50
29位
31期委員会発言(議会)TOP50
24位
31期委員会発言(非役職)TOP50
30位
33期委員会出席TOP100
68位
33期委員会発言TOP50
38位
33期委員会発言(議会)TOP10
3位
33期委員会発言(非役職)TOP50
49位
34期委員会出席TOP100
73位
34期委員会発言TOP50
33位
34期委員会出席(幹部)TOP100
87位
34期委員会発言(議会)TOP50
16位
34期委員会発言(非役職)TOP50
33位
35期委員会出席TOP100
71位
35期委員会発言TOP50
24位
35期委員会発言(非役職)TOP50
12位

このページでは石野久男衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。石野久男衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 水害地対策特別委員会 第9号(1947/10/08、23期、日本社会党)

○石野委員 ただいま委員長からもお話がありましたように、今のこの會議の運營の状態を見ておりますと、なかなか問題の本筋にははいつてこないように存ぜられます。そこで次會からは質問者の順位を通告によつてされるようにするとともに、本日の會議はこれで質問を打切り、先ほど群馬縣の方の實情を聽いてもらいたいという大島委員の御要求だけはこれを容れて、この程度で本日の會議を打切つていただきたい。こういう動議を出したいと思うのでございます。  なおそれに附け加えまして私の個人要望でございますが、私は今囘初めてこの委員會に出たのでありますけれども、委員會の運營のしかたについては、なお理事會等においてもう少し基本的な……

第1回国会 電気委員会 第3号(1947/07/30、23期、日本社会党)

○石野委員 ただいま委員長から報告されましたことに附言して申し上げますが、私たちは今度の猪苗代湖周邊地區の視察にあたりまして、わが國の水力電源としての實に有望な地域であるということを痛感いたしたのでございます。ただいまの報告の中に、特に恒久開發計畫の樹立及びそれの急速なる實施、竝びに緊急對策といたしましての現有施設の百パーセント活用の方途を講ずること、竝びに經濟復興施策の一環とし、國民運動的なものをこの電力需要の面において起さなければならないというようなことが掲げられてございますが、それにつきまして若干私の意見を申し述べさしていただきたいと思うのでございます。  第一に、電力の國家的恒久開發計……

第1回国会 電気委員会 第4号(1947/08/06、23期、日本社会党)

○石野委員 私は商工大臣にお尋ねしたいのですが、政府は今日本の産業復興の動力源として、石炭問題に非常に大きな主力を注がれておるかのように一般施策の面では見られる。私の考えでは、もちろん石炭の必要なことも十分よくわかりますけれども、日本の將來というものを考えまして、特に將來の動力源――今日においてもそうでありますが、石炭の動力源に對する寄與と電力というものを比較いたしましたときに、むしろ石炭よりも電力の方がより多くのパーセンテージを占めておる。從つてまた重點を注がなければならぬではないかというように考えます。ただいま政府のとつておるこの石炭の傾斜生産という點、これについて電力に對しては、石炭と比……

第1回国会 電気委員会 第5号(1947/08/08、23期、日本社会党)

○石野委員 私途中から参りましたので、あるいは前の方の質問と重複するかもわかりませんが、二つのことをお聽きしたいと思います。鐵道の電化という趣旨については私たちも滿腔の贊意を表しているものであります。このパンフレツトにも書いてありますように、主要幹線電化用として最小限度の自營電力を確保する必要がある。運輸當局におきましては、電化に對してどうしてもその電源は自家で確保する必要があるという御趣旨で、大體進んでおられるように見受けられるのでありますが、この問題について今後ともやはり電化についてはどうしてもこれは自家で確保する御方針であり、またその必要があるものであるかどうか。いわゆる一般との關連性に……

第1回国会 電気委員会 第6号(1947/08/22、23期、日本社会党)

○石野委員 私は今日電力の非常に逼迫した事情から、本冬季におけるところの渇水期に際しまして、電力危機突破という問題を考えますときに、いろいろとその考え方がありますけれども、とにもかくにも當面の國民の生活という面から考えまして、燃料對策というものは非常に重要であると思うのでございます。そういう意味から燃料對策につきまして今當局がどういうような對策をとつておられるか。總合的な燃料對策についての現在當局の考えておられることにつきまして御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの局長の説明で、大體の方向はわかつたのでありますけれども、それの詳細なデーターをただいまお持合せがないというお話でご……

第1回国会 電気委員会 第7号(1947/08/27、23期、日本社会党)

○石野委員 ただいま付議せられました電力危機突破に關する決議案につきまして、提案者を代表して簡單に趣旨を申し述べたいと思います。  昨年末から本年初めにかけて未曾有の電力危機を招來し、電力の制限が生産阻害の最大原因となり、また一般國民生活上大なる不安を釀成いたしたことは、經濟白書が言つておるごとく、われわれの記憶に新たなるところであります。本年は冬季渇水期をまつまでもなくすでに夏季においても、渇水は全國的に異常な電力制限を加えなければならぬ現状にあることは皆様御承知の通りであります。わが國のおかれております今日及び將來は、戰爭によつて疲弊し盡した國力を囘復して、一日も早く祖國再建の難業を完遂し……

第1回国会 電気委員会 第8号(1947/08/29、23期、日本社会党)

○石野委員 私はこの際四點ほどについて政府の御意向を聽きたいと思います。  第一番に、八月上旬に猪苗代湖の第一發電所に雷のシヨツクがありまして、そのために水車クランクに破損を生じまして浸水を受け、保有のタービンを全部流失してしまつた。そのために第一發電所においては、現在發電することができないような状態になつておるということを聞いておるのであります。今日電力制限が非常に強化されまして、國民生活の上においても、また産業の上におきましても、電力を必要とすることが最も喫緊であるときに、このような状態に放置することは非常に嘆かわしいことだと思いますが、この點につきましてどういうような事情になつておるかと……

第1回国会 電気委員会 第12号(1947/10/08、23期、日本社会党)

○石野委員 神島村に電燈及び電力線架設の請願を九月十九日に提出しております。紹介議員であられる石原さんは今御都合で參られませんから、私實はこの土地の出の者でありますので、しばしばこの趣旨については承つております關係上、この請願の趣旨を説明いたしたいと存じます。  御存じのように三重縣志摩郡神島村というのは、伊勢灣をやくするところの鳥羽から離れた所にある孤島であります。この村は大體に戸數二百二十九戸、人口千三百餘人でありまして、この村の主たる生業は漁業でございます。漁業以外にはほとんど業がないのでございます。この島は航路上からいいましても、外國航路の要路になつておりますし、また内外船の要路にもな……

第1回国会 電気委員会 第17号(1947/12/04、23期、日本社会党)

○石野委員 伊勢崎市の電力緩和に關する請願は、鈴木強平君ほか三氏の紹介になるのでありますが、紹介議員が見えておりませんので私代つて請願の要旨を説明いたします。政府當局の御意見を承りたいと思います。御承知のように伊勢崎市は本年九月の水害で未曽有の災害を受けたのでありまして、戰災によつてこれ以前に市の大半を失つた同市といたしましては、今度の水害のために再度の災害を受けたわけでございます。從つて農工商業の全部門にわたりまして、この災害によつて深刻な打撃を受けた次第でございます。ために本市におけるあらゆる事業部門におきましては、異常な苦境に陷つている状態でありますが、特にこの災害の復舊にあたりまして電……

第2回国会 厚生委員会 第2号(1948/03/29、23期、日本社会党)

○石野久男君 本件につきましては、先ほど松谷君からいろいろと詳細にわたりまして質問がありましたが、ただいま当局の御説明にもありましたように、すでにこの件を通じまして強硬な手段がとられておりまして、ただいまのお話によりますると、給食停止が二名である。あるいは寝具等を取上げた者が一名だというようなお話でございまするが、すでに退莊命令を発せられたと判定される者が約三十二名ほどあるということも、患者側からの意見として聽いておるのであります。いずれにいたしましても、この件は去る三月八日にポイナー大尉が参りまして、ハン・ストを中止するようにという勧告がありました。それ以後お互いに最も平和的な解決をするよう……

第2回国会 電気委員会 第3号(1948/06/03、23期、日本社会党)

○石野委員 ちよつとお尋ねいたしますが、先ほど三ツ井技官から電氣事業民主化委員会の件につきまして、また正木政務次官からも、極力政府は鞭撻していろいろと調査に当つているのだと申されましたが、その間三ツ井技官から、また電氣事業民主化委員会というものは準備会であるというようにおつしやられておりましたが、この点については先ほど來できる限り急速に会の結成をするように努力しているというふうに聞いておりますのに、今なお民主化委員会が準備会の状態にあるというのは、早晩これが正式に結成される見透しがありますのか、またそれについて現在どういうふうになつているのかどういうふうになつているのかということを一應承つてお……

第2回国会 電気委員会 第4号(1948/06/09、23期、日本社会党)

○石野委員 電力の配分に関連いたしまして各地方に民主的にできております配分に対しての電力協議会というものがありますが、これらの問題は今成瀬委員からも言われたように、相当効果を收めるような動きをしておつたというふうに存じております。それにつきまして、政府当局といたしましては、今まで地方に起きております民主的な電力協議会というようなものの取扱いをどのようにしておられますか、また今後それをどういうように取扱つていかれる御趣旨であるか、それに対する御意見を一應承りたいと思います。

第2回国会 電気委員会 第6号(1948/07/03、23期、日本社会党)

○石野委員 本請願の要旨は、わが國経済復興の基盤は、まず第一に動力源の確保及び輸送力の増強に置かねばならないのであります。しかして石炭及び石油資源に乏しいわが國におきましては、水力をもつて基幹動力きなす必要があり、さらに國鉄の電化こそは石炭の節約と輸送力の増強をもたらし、経済を再建する上の最大の急務なのであります。つきましては本年中に水力発電を約百万キロ開発するとともに、鉄道六千キロの電化工事に着手されたいというのであります。

第2回国会 農林委員会 第14号(1948/06/07、23期、日本社会党)

○石野久男君 ただいま農林委員会の視察の状況報告の中にもこまかく報告されておりますが、私の選出縣である茨城縣の雹害の状況につきまして、簡單に御報告申し上げまして、皆樣方の絶大なる御協力を得て、この雹害地農民の救済ためのに急速なる対策をおとりくださらんことを切にお願いしたいと思うのでございます。たれかが今度の雹害地を原始爆彈を受けた状況にあるということを言つておりますが、まことに農村におきましては家を除いてその他の物はすべて今度の雹害のためになくしてしまつております。そしてほとんどがあすの糧にも困るというような実情にあります。今ここに陳情にまいつておる方々も、後ほど皆樣方にいろいろとその実情を訴……

第3回国会 議院運営委員会 第7号(1948/10/22、23期、労働者農民党準備会)

○石野久男君 労働者農民党といたしましては、特別委員会の性質上、やはり互選で行かれるのが原則的によろしいと思つておりますけれども、ただいま先の方々が言つておりますように、不当財産取引調査特別委員会というものは特別の性格をもつているという意味において、これは互選でどこまでもやられる。その他の二つのものは、國政上との関連性もあり、話合いができ得るならば後日にまとめるというような形で行つてもよろしいというように考えます。

第3回国会 議院運営委員会 第29号(1948/11/30、23期、労働者農民党準備会)

○石野久男君 労働者農民党は人事委員会の審議の経過にかんがみなければはつきりしない。ただそういう制約を受けることについては、國会は自主性を持たなければいけないと思います。

第3回国会 厚生委員会 第4号(1948/11/24、23期、労働者農民党準備会)

○石野久男君 現在のこの社会情勢が惡化しております今日におきましては、一般の勤労者も苦しい生活なのでありますことは言うまでもないのでありますが、まして遺家族の生活困窮の実情はまことに目に余るのであります。中でも老人、未亡人、生活困窮の母子、遺兒にいたりましては、速急に救済の手を打たなければ、惡の道に走るか、餓死するかのほかはないのでありまして、去る六月八日に茨城縣で遺族連合大会を開き、第一に遺族の中でも特に生活力のない老人あるいは未亡人に対して、救済厚生対策を講じていただきたいこと、第二に現在のままでは非常に弱体で、その目的をとうてい達成することのできない母子保護施設を拡充強化してもらいたいこ……

第3回国会 災害地対策特別委員会 第3号(1948/11/16、23期、労働者農民党準備会)

○石野委員 建設省の要求予算たる百二十七、八億円と、建設省公共事業費約二百二十数億との差異について御説明を願いたい。
【次の発言】 先ほど資料を要求したのでありますから、資料提出後あらためて質問をいたすことにして、後に保留いたします。

第3回国会 災害地対策特別委員会 第4号(1948/11/19、23期、労働者農民党準備会)

○石野委員 ただいま御説明の本復旧費として約二億四千二百九十三万円要る。來年度も同様なものが要るのであります。さらに二億円を要するというのは、本年度の二億四千二百九十三万円を予定通りやるために二億円をこの國会で追加確定してほしい、こういう意味なのでございますか。
【次の発言】 大臣にお尋ねしますが、先ほど山崎さんの質問に対して、請負事業の支拂いが澁滯しておるために、復旧作業が遅れるということについての御答弁で、それはできる限り支拂いの円滑をはかるために努力するというお話であります。そのとき人件費がかさんで來ておるからというお話があつたのであります。人件費がかさんで來ておるために請負作業者が非常……

第4回国会 議院運営委員会 第8号(1948/12/10、23期、労働者農民党)

○石野委員 異議はございませんが、ただ参議院の九千二百四十円というものとこちらの七千円というものとの相違については、このまま両方が違つた額で、祕書の給與が行われるということはまずいことだと思いますので、この際やはり参議院との間に歩調を一つにしなければならぬのじやないかと思います。そこで参議院の方が九千二百四十円を算定している算式との間に、どういうような違いがあるのかということ、先ほどの御説明によつて、大体こちらの方はその筋との話合いの線に沿つておるということを事務総長から承つたのですが、参議院の方で九千二百四十円を算定する算定の仕方を一應承つておいて、檢討を進めた方が、話がスムースに進むのじや……

第4回国会 議院運営委員会 第9号(1948/12/11、23期、労働者農民党準備会)

○石野委員 私も多賀君及び榊原君の意見に賛成いたします。田中君から出ました動議につきましてはまつたくわれわれも賛成でありまして、その演説内容において過ぎる言葉があつたことはよく承知しているのであります。すでに本人が演説を終つた後においても議長が降壇を許さないで、その取消しをあの壇上から外崎君にさせているというような事情なども考えまして、本件の取扱いについては、本人の心からなる態度表明を要望するということで、なるべく懲罰動議等の線に乘せないで処置されるようにひとつ御希望申し上げます。

第4回国会 災害地対策特別委員会 第3号(1948/12/09、23期、労働者農民党)

○石野委員 ただいまお話の中で、二十四年度以降の財源を消費者負担で求めて、一般会計の経費のうちから出すことをなるべく詰めたいと申されましたことについて、もうちよつとこれは先のことなんですけれども、その考え方についてもう少しお話を伺いたい。
【次の発言】 次に先ほどお話のありました二十二年度で、また本年度に繰越されているいろいろなものについては、この六十億の中から、その災害がみじめな姿に残されているものについて配分を考慮するだろうというようなお話がありましたが、その点についてどのくらいが、二十二年度分としてこの六十億の中から見込まれているのかお伺いしたい。


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 議院運営委員会 第34号(1949/05/14、24期、労働者農民党)

○石野久男君 労働者農民党としても会期延長には反対です。反対の理由は今までたくさん述べておられますから言いません。ただ今度の会期延長については、別に國会としての責任は出て來ない。法案提出等に対して再三運営委員会を通じて出している意見が入れられないのは、政府の怠慢であるか、責任であるか、それは別個といたしまして、そういうふうに政府の責任問題を國会に轉嫁する形で延長されることは反対です。

第5回国会 議院運営委員会 第39号(1949/05/20、24期、労働者農民党)

○石野委員 私の方も異議ありません。
【次の発言】 ただいま佐々木君から大体案が出ました。私ども実際交渉團体外でございますので、ごもつともな御意見だと思いますが、この法案は先ほど土井さんからも、林さんからも言われておるように、なるべく時間を制限しないで、委曲を盡して討論させるようにということについては、大体皆さん一致の御意見が得られたのであります。私ども交渉團体でないという建前から、ある程度遠慮申し上げなければならぬことは十分わかつておるのであります。しかしただ最初から半分ということを考えないで、もう少しその点はあとの交渉において御考慮願いたいと思います。

第5回国会 議院運営委員会 第46号(1949/05/30、24期、労働者農民党)

○石野久男君 労農党に連絡がついておらぬのでわかりません。

第5回国会 議院運営委員会 第50号(1949/08/04、24期、労働者農民党)

○石野久男君 考査委員会からの委員派遣の件についてちよつとお伺いいたします。廣島の日鋼の件、平市の件、福島の騒擾事件等は、さきに法務委員会からも委員が派遣されていたように記憶していますが、この場合考査、法務両委員会が同一事件に対して調査されるについて、両委員会の間にどういう関連を持たれているか、あるいは調査の結果を議会としてはどういうふうに扱うものであるか、一應総長の御意見をお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 総長の御説明はよくわかりますが、この考査委員会の委員派遣は、法務委員会またはその他の委員会で調査に行つたこととの打合せというか、そういうことに対する一應の配慮が行われて、なおか……

第5回国会 考査特別委員会 第34号(1949/08/10、24期、労働者農民党)

○石野委員 時間が非常に長くかかつておりますから、重複することは避けて、私は今までの委員諸君の言われたことのほかに二つだけあげて反対するのであります。  その一つは、考査特別委員会の方で去る四日の議院運営委員会に新しく國政調査の議案が提出されておる。十八日から、特にここで偽証罪として出されておる事件に関連する現地調査をすることになつておると記憶しております。私は、先ほど來言われておるように、この事件が速記録も、あるいはその他の資料も不十分な間に、こういう偽証罪の告発をこの委員会の権威において出すことは、はなはだ遺憾である。少くとも…… と呼び、その他発言する者多し〕

第5回国会 商工委員会 第24号(1949/05/28、24期、労働者農民党)

○石野久男君 発言を許していただきましてありがとうございます。特に村上さんからの御要請もありまして、時間を非常に詰めてというお話でありますし、また川上さんから同じような問題についての御質問もあつたので、簡單にお尋ねいたしたいと思います。  先ほど川上委員からも御質問がありましたように、硫化鉱の問題にしましてもあるいは硝安の問題にしましても、國内におけるところの生産をすれば、別に輸入しなくてもいい見通しが立つものを、しかも非常に高い輸入値段と思われるようなものをもつて輸入をされ、それに対して非常に多額の補給金を出されるというふうにも聞き及んでおるわけであります。ことに一昨日の新聞報道などによりま……

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第4号(1949/05/18、24期、労働者農民党)

○石野委員 ちよつと局長にお尋ねいたしますが、局長は今政府支払いの遅延した理由としまして、主として四つに大きくわけて説明をされたように感じたのであります。この四つの理由のうちで、特に理財局長が國庫の番人として見でおりまして、政府の支払いが遅れて行つた最も大きな点は、その四つのうちのどこにあるのかということについて、局長個人の御意見でもよろしゆうございますけれども、まずその点も先にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 局長の御意見によりますと、大体二つありまして、一つは内示注文ということが非常に大きな問題になつておる。いま一つは、手続上の問題が法律第百七十一号の非常に複雑なことから来ておつて、……

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第6号(1949/05/26、24期、労働者農民党)

○石野委員 六十億以上の運轉資金、資材面だけでもそれだけのまだ支拂いの未拂がある。ただいま藤田説明員からお聞きしました特にこの運轉資金なるものについては、日銀を仲立ちにして市中銀行に金融のあつせんをさしてやるような方途を講じていただきたいこの事自体は非常にありがたいのでございますが、御説明の中によりますと、やはりこれは炭鉱工業というものに対してでなくして、その企業の個々の実態に即應してそれの將來性というものとのにらみ合せにおいて、市中銀行がたくさん融資をするというような形になるように聞いておるのであります。ことに五社を目当にしておるというようなことを聞き及ぶのでありますが、そういうことになりま……

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第8号(1949/05/31、24期、労働者農民党)

○石野委員 そのほかにまだお願いしたいと思いますのは、機械業協会というのだけでは範囲が狭いと思いますので、特に政府支拂いについて大きな問題になつております車輌関係の方もこれに追加していただきたいと思つております。

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第9号(1949/06/04、24期、労働者農民党)

○石野委員 ただたいまの要望事項は、全体としまして未拂いが、各会社におましては未収金が多くなつておるとうことを見通しての立場においてなれるということであろうと思いますが、これに先ほど佐藤市からの御口述がありましたときにお聞きしなくてはならなかつたかと思うけれども、日立における未収の実情は、ここに出ております表は四月末でございますが、概括的に申しまして三月末と四月末と比較してふえておるのであるかあるいは減つておるかということをちよつとお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの大塚氏からのお話でございますが、運轉資金に対してある程度の考慮が拂われようになつたけれども、設備資金についてはまつ……

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第10号(1949/07/25、24期、労働者農民党)

○石野委員 理財局長の御説明を承ります前に、只今委員長から御報告がありました件について一、二御質問申し上げたいと思います。なおその前にお願いしたいのは、実はここにもらつておる表を見ますと、理財局は別といたしまして、総理府関係の資料は、政府支拂の方は非常に順調にいつているように出てるわけです。最も問題になりますのは、特別調達庁と運輸省関係だと思う。本日ここで開きます委員会を過ぎると、次の機会までまた大分期間があるとだろうと思いますので、ぜひ特別調達庁並びに運輸省関係の方においで願いまして、この資料の説明とか、あるいはまたわれわれからの質問に対してもお答えいただきたい、かようなお手配をしていただき……

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第12号(1949/08/19、24期、労働者農民党)

○石野委員 ただいまのお話の九日にするか七日にするかという問題の前に、先ほど上林君からお話のありました小委員会の問題でございますが、それについて一應審議されまして、小委員会を設定するとか、あるいはその委員をどういうようにするということをきめてから、日にちをきめたやと思います。先ほど理事会の持ちまわり的な御了解を得ました時にも、私やはり本案については一應各委員が各党においてまだいろいろ審議しなければならないものがあるだろうというようなことを申し述べたのであります。從つて委員長の試案でありますものが理事会案にはなつておるのでございますけれども、それを一應やはり各党で、また各委員がそれぞれの立場から……

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第13号(1949/09/08、24期、労働者農民党)

○石野委員 ただいまの年度当初に契約をいたしまして、支拂いをするのは四半期ごとの接收報告書をもらわなければどうしても支拂いができないという事務上の問題でございますが、これはやはり向うさまの問題なのですか。それともこちらの政府の問題になるのですか、どちらの問題になるのですか。
【次の発言】 日本政府の責任において仮拂いをすれば、あとで精算ができるのだから、一つの方法はあると思うのですが、いま一つその接收報告書が非常に遅れるということについてどこにそのネックがあるのか。それは皆さんの方から見てどういうところにあるのですか。こちらの請求が遅いからですか、貸し付けた債権者が……。

第5回国会 逓信委員会 第2号(1949/03/25、24期、労働者農民党)

○石野委員 大臣にお尋ねいたします。お話の行政整理の点でございますが、二省分割の建前で行攻整理を考えて行きたい。それについては行政整理の面が十分に整わないので、二省分割の法の実施についてもやはり六月一日まで延ばすのだ。こういうお話でした。そこでお尋ねいたしたいのですが、行政整理の考え方というのは、二省分割の線で、その機構の上に立つて行政整理をするのであるか、それとも行政整理を前提として二省分割が考えられているのか。こういう一つの錯覚がちよつと起きて來るのです。それで逓信行政の上から行きまして、行政整理を行うにあたりまして、これからなされなければならないのは、逓信復興の問題だと思う。その復興の問……

第5回国会 労働委員会 第6号(1949/04/20、24期、労働者農民党)

○石野委員 経済安定本部長官と運輸大臣にお尋ねしたいのですか、お急ぎのようでございますから、先に運輸大臣にお尋ねいたします。  先ほど土橋君から質問のありました、特に車両生産の問題につきまして、今度の予算から來る大きなシヨツクのために、ほとんどの車両メーカーが崩壊するような事態になつて來ておる。先ほど來、昨年度におけるところのいわゆる未拂いの額が相当額に上つておりまして、運輸大臣の、この金額の未拂い分は五月一ぱいで何とかけりをつけたいという積極的な御意見をお聞きしまして、私ども非常にうれしく思つておりますが、ただ、問題はそれだけで解決するのではなくして、この車両企業のもとにおります労働者につき……

第5回国会 労働委員会 第7号(1949/04/23、24期、労働者農民党)

○石野委員 私途中から來ましたので、あるいはこういうことを大臣から言われたかもしれませんけれども、ただいまも土橋君、あるいは春日君からも申されておりましたが、私ども人員整理について、実際は各行政官廰におきましては、むしろ整理じやなくて、実務から行きますと、人が多く必要だというふうに感じる部面が多いのであります。そこで政府としては、政策をもつてこの行政機構の改革をやり、そうして約二八%の縮小をするということになつたわけであります。この基本的な考え方について、特に政府はどういうような考え方であるのかということをお尋ねしたい。行政機構を改革することについては、今も大臣が國力に相應ずるというようなこと……

第5回国会 労働委員会 第10号(1949/04/27、24期、労働者農民党)

○石野委員 私はいろいろと各法案につきまして大臣及び政府委員にお尋ねしたいと思います。  まず総括的な問題につきまして伺いますが、今土橋さんも盛んに言つておりまして、失業対策に対しますところの國家予算、今度組まれたところの予算というものは非常に少いものであつて、これではとても今日の情勢における失業救済の本來の目的は達せられないだろうという、辛辣な御批判があつたわけであります。この法案の失業対策につきましても、政府の考え方の基本になる大臣のお話によりますると、今度の予算から失業者としてほうり出される人員は、大体百二十万ないし百七十万、こういうふうに言つておる。これについて予算が組まれたという御意……

第5回国会 労働委員会 第11号(1949/04/28、24期、労働者農民党)

○石野委員 私は労働者農民党を代表しまして、ただいま上程になつております三案のうち、労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案に対しましては賛成いたします。緊急失業対策法案及び職業定定法の一部を改正する法律案の両案に対しては反対をするものであります。  まず職業安定法の一部を改正する法律案につきましては、先ほど來各委員の申されてお力ますように、特に有料職業紹介事業に関しましては、本來これは行つてはならないと考えられるのでありまして、今日この有料職業紹介がなされることに関しまして、多くのその点から來る疑義を持つておる。それからなお学校職業紹介につきましては、いわゆる職業安定所の学校行政に対する、……

第5回国会 労働委員会 第13号(1949/05/04、24期、労働者農民党)

○石野委員 私は労働者農民等を代表いたしまして、ただいま提案されました原案に対する大橋委員の修正意見については、賛意を表するものでありますが、それを含める原案に対しては反対をするものでございます。私どもはこの失業保險法の趣意から申しまして、失業者を救済するというその考え方には、決して反対するものではないし、これは党の政策といたしましても、積極的に取上げなければならぬということを從來主張しておつたものでございます。けれども現行法におきましても、その保險給付に付します保險料の掛方の、國家と労資のこの三者における均整した分担の仕方については、失業それ自体の発生する原因等を考えましても、いわゆる被保險……

第5回国会 労働委員会 第17号(1949/05/11、24期、労働者農民党)

○石野委員 厚生大臣にお尋ねいたしますが、結核病者に対しましての、特に工場労働者に対しましてのいろいろな考慮を十分しなければならない段階に今入つておることは、先に前田委員からも言われた通りでありますが、アメリカからストレプトマイシンが参りまして、そういうことについての当局としているくな御配慮にあずかつておることは、非常にけつこうなことだと思います。そこで去る三月ごろだと思いますが、新聞紙上で、岡山縣の玉野市の方で池上という医師の発明した注射液が、非常に効果があるということを見たことがございます。私もたまたま岡山の方へ参りましたときに、実はその医師を訪ねまして、その実情をお聞きしたのであります。……

第5回国会 労働委員会 第18号(1949/05/13、24期、労働者農民党)

○石野委員 ただいま上程されております労働組合法並びに労働関係調整法の一部を改正する法律案、及び両案に対する修正案に対しまして、労働者農民党を代表して反対の意見を申し述べるものであります。  わが國における資本主義の発達は、すでに明治以來、軍國主義的な軍需産業を中心として、そうして軍隊と警察力に守られた、その資本家のもとに行われて來ておるのでありまして、このもとにおいては、労働者はあくどい搾取と苛酷の労働をしいられて來ておりまして、われわれの先輩は、この惡い環境から拔け出るために、幾たびか今日施行されておるこうした労働法の獲得のために、闘つて來たのであります。けれどもそれは軍隊と警察力に守られ……

第5回国会 労働委員会 第20号(1949/05/31、24期、労働者農民党)

○石野委員 私は先般來何回かにわたりまして、労働大臣にお聞きしておるのでございますけれども、金属鉱山労働組合の爭議の件に関しまして、御所見を承りたいと思います。聞くところによりますると、金属鉱山労働組合は、本日より全國的な一齊ストに入るやに聞いておるのでございます。この爭議は、石炭爭議の問題と関連しまして、長い間の係爭を続けておりまして、その内容とするところは、すでに御承知のように、賃金に対する補給金問題のことかからみまして、昨年の暮れに政府との間に決定しておりました五千四百円ベースというものを、経営者側においては昨年の五月に協定しました線にまで引下げようということ、それから鉱山の非鉄金属関係……

第5回国会 労働委員会 第22号(1949/07/19、24期、労働者農民党)

○石野委員 樋貝國務相に一つだけお尋ねしたいのですが、ただいま土橋君からも聞いておつたわかもとの事件については、私どもも今度調査團としていろいろと調べて参りました。やはり土橋君の言つているように、その前日は確かに團交が持たれておりまして、組合員諸君もいろいろと問題がありましたけれども、やはり重役諸君に残つてもらつて團交をしたようであります。当時警官が数百名來たというときは、もうすでに事が終つたあとであつたことは、双方認めているわけでありまして、特にまた警官の要請を会社側がしたというのは、前日数回にわたつてやつていると言つております。しかしその当時は警官からは何らのこともなかつた。その後事件は別……

第6回国会 運輸委員会 第9号(1949/11/21、24期、労働者農民党)

○石野委員 私は鉄道法の一部改正に関する法律案の中で、二、三の点について政府に御質問を申し上げたいと思います。  本法案は国有鉄道法の中の、特に会計に関する部門について、新たに国鉄が公共企業体になつたことによりまして、会計法規をかえることになるわけでございますが、国鉄が公共企業体となりまして後におけるところの企業の形態は、さきにも大臣からいろいろ説明がありましたように、企業体にはなつたけれども、大体従来の国鉄と同じような形で運営されるものであるということを、しばしば言われておるわけであります。しかしながら公共企業体の企業の運営に対しましては、従来国鉄の政府機関として持つておりましたものとは、ま……

第6回国会 運輸委員会 第10号(1949/11/22、24期、労働者農民党)

○石野委員 私は労働者農民党を代表いたしまして、本法案に対しては反対の意見を開陳するものであります。  日本国有鉄道法ができまするときに、私たちはそれに対しては根本的に反対いたしたのであります。その後公共企業体としての日本国有鉄道ができまして、ただいま三十六條から約五十一條までの改正の法案がここに出たわけでございますが、この法案を貫くところの精神が、かりに私ども公共企業体へ移行しました国有鉄道のことは一歩を譲りまして、公共企業体の立場から見ましても、この法案の改正は、その公共企業体へ移行する根本の趣旨であつた独立採算制の意味を抹消するものが、非常に多いということでございます。これは先ほど社会党……

第6回国会 運輸委員会 第11号(1949/11/24、24期、労働者農民党)

○石野委員 私は大臣にごく簡單に二つの点についてお尋ねしたいと思います。すでに各党の委員諸君からそれぞれ質疑されたのでありますが、特に道路運送法の一部を改正する法律案をここに提案されるに至りました経緯といたしまして、政府がその実施方を選考して、陸運分室廃止等のことをなされておりまして、そのことについて特に社会党の米窪氏あたりからも意見を述べられておる点について、大臣の所見をお伺いしたいと思うのであります。本件は休会中における本委員会におきまして、こうした行為に対する意思表示が決議文としてつくられたということは、すでに米窪氏から論ぜられたところでありますが、私はこの際大臣はこうした意思表示がはり……

第6回国会 運輸委員会 第13号(1949/11/26、24期、労働者農民党)

○石野委員 私は観光ホテル法案の問題について、今主管大臣がどういうふうになるか。あるいはそれを主務大臣にするかという問題の討議をなさる前に、委員会としまして観光ホテル法案それ自体についての、まだいろいろ研究をしなければならない問題があるのではなかろうかと、私はかように思うのであります。法案の中にはいろいろと意見がありますし、またその法案が妥当なものであるかどうかということについても、意見もあるはずであります。そういうことの十分な審議が行われないで、主管大臣がどうだとか、主務大臣がどうだとかいうことは、ちよつと前提を早く、軽く置き過ぎているのではなかろうかと私は思いますので、そういう一応の機会を……

第6回国会 運輸委員会 第14号(1949/11/28、24期、労働者農民党)

○石野委員 参考人の方々にお伺いいたしたいのでありますが、最初にトラック協会を代表されております森田さんにお尋ねいたしたい。トラックの輸送限界が、今度の八割の値上げによりまして、およそどの程度まで伸びるかということについて、先ほどそれぞれ小口扱いあるいは車扱いについての話があつたのであります。これを総体的に見ますと、大体どの程度のものになるのでございましようか。量の点についておおよそおわかりになりましたら……。
【次の発言】 その三百五十万トンは、先ほどありました小口扱いはキロ数にいたしまして約百キロ、車扱いにしましてはどのくらいでありましたか、忘れましたが、その距離の限界点をもう一度教えてい……

第6回国会 議院運営委員会 第18号(1949/11/26、24期、労働者農民党)

○石野久男君 これは委員会で討論させていただいておれば、こういうことは言わないのですが、討論省略で強引に通してしまつたのですから、ぜひやらしていただきたいと思います。
【次の発言】 申合せのお話が今ありましたが、ぼくの方としては少数党がでしやばつて演壇を占めようというではない。委員会においてこの問題についての反対討論をさせないで、民自党が強引に押し切つてしまつた。それだからこそ本会議で発言の機会を求めるのは当然だと思う。これは社会党、共産党がやつても、労農党は労農党の立場から反対の討論がある。それをやらせなかつたら議会の民主性がない。

第6回国会 議院運営委員会 第19号(1949/11/27、24期、労働者農民党)

○石野久男君 騒擾になつて原因の一つに、持時間を長くしたという点があげられておる。この点については事前に民自党の皆さんから、いろいろ短い時間なので、二分余裕は與えるという了解を得てあつて、私ども感謝しておる次第であります。あの岡田君の演説は、あとで議事録を調べていただけばわかると思いますが、おそらく岡田君の語調をもつてすれば八、九分で終る問題であつた。ところが岡田君は二十二分に演説して二十五分ころに第一節を終わつた。私自身時間を気にしておりましたから、見ておつたのですが、二十六分から騒擾が起つて、それから再度にわたつて場内交渉保が、事務総長との間にいろいろ交渉して、その間中ほとんど発言ができな……

第6回国会 議院運営委員会 第24号(1949/12/02、24期、労働者農民党)

○石野久男君 岡田さんの分は保留いたします。

第6回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第5号(1949/11/14、24期、労働者農民党)

○石野委員 私は労働者農民党を代表いたしまして、政府契約の支拂遅延防止等に関する法律案に対して、賛成の意を表するものであります。各党の代表が申されたと同じような理由によるものでありますが、政府支拂の遅延が、昨年末から本年初頭にかけて、日本の民間産業、その他これに関する職業に対しまして、非常に大きなトラブルを起しておつたことは、周知の事実であります。本法案が制定されるにあたりまして、特に注意しなければならないことは、法の制定よりも、むしろ実施の面にあるかと存じております。従つてそのような意味から、第三條の規定に対する大上委員の要請は、特に注意しなければならないし、またわれわれの特に将来にわたつて……

第7回国会 運輸委員会 第10号(1950/03/16、24期、労働者農民党)

○石野委員 一言運輸大臣にお尋ねいたしますが、この国有鉄道法の一部改正に伴つてなされます政府の出資金の問題で、特に見返り資金との関係につきましては、再三にわたつて大屋運輸大臣は、それは株式の増資と同じであつて、全然外資の導入と違うのだということを言つておられるのでございますが、この点については見返り資金の性格について、さきに講和会議が終るまでははつきりしないのだということとの関連性においては、その運輸大臣の言うことについて非常に矛盾を感ずるのでありまして、必ずしも運輸大臣が言われるように外資の導入とは違うのだということを、そのまま受入れることはできないのでありますけれども、この点についていま一……

第7回国会 運輸委員会 第11号(1950/03/17、24期、労働者農民党)

○石野委員 同僚各位の質問でほとんど出尽しておるようでありますから、重複を避けまして、二、三御質問いたしたいと思うのですが、その前に今度のスキヤツプ・インで一番問題になりますのは、日本の海運業を関係方面では、非常に外航に伸ばしてやりたい。そのために力こぶを入れて、そうして今度のような民営の形をとつてくれたのだ、こういう御説明でございます。これが政府の考え方であり、向うの考え方であるというふうに承つたのでありますけれども、しかしその結果としては、全然逆になるということが、しばしば大臣及び政府委員のお言葉ではつきりしておると思うのであります。そこで私は今一応ここでお聞きしたいと思うのでございますが……

第7回国会 運輸委員会 第14号(1950/03/24、24期、労働者農民党)

○石野委員 時間がありませんので、簡単に総裁にお尋ねいたしたいと思うのであります。今度の運賃改正によりまして、一、二等の運賃の改正が行われるわけでありますが、三等を考慮しなかつたことについての、御当局の御意見を承りたいと思います。
【次の発言】 今度の改正によりまして、おそらく乗客の運賃収入が、全体として減額されると思うのでございますが、その点についての御説明を願いたい。
【次の発言】 過不足ないという前提に基いて、今度の運賃の改正が行われたというのですが、岡田君の質問に対しまして、本年度の予算の組み方についての総裁の意見によりますと、この予算は単価、数量ともに弾力性のない予算見積りを行つてお……

第7回国会 運輸委員会 第17号(1950/03/29、24期、労働者農民党)

○石野委員 地方税の御説明をいただきまして、ちよつとお尋ねしたいのですが、当局といたしましても今度の地方税の増額、たとえば地方鉄道においては七、八倍、船舶の方においては十三倍というように、税率が非常に厖大になる状況に対して、やはり積極的に阻止しようという考え方でおられるのか。あるいは政府がすでにそういう税率を組んだのだから、自分たちもそれに協力して、やはりこれはやむを得ないのだという考えでおられるのか。この点をはつきりお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 今問題を考えて行く上にとつて、どうもやはり不安定な御説明の上で御質問するので、われわれとしても積極的に政府の意見をお聞きすることができ……

第7回国会 運輸委員会 第18号(1950/04/01、24期、労働者農民党)

○石野委員 ただいま尾関委員から御説明かありました請願等――の長倉、大子間の鉄道敷設促進の件でございますが、この件についてちよつとお尋ねいたしたいと思います。すでに長倉、大子間の鉄道敷設につきましては、従前から計画が持たれておりまして、戰前におきましては中川を境とする南の方には、もうすでに鉄道敷設の準備までも戰時中に整えた。まくらぎまで持つて来ておるというところまで進行しておるというところまで進行しておつたと思うのでございます。その後終戰と同時に、この問題は相当有望だと聞いておつたのでございますが、当局におかれましては、この問題について今日どのようなお考えをされておるか。ちよつと承つておきたい……

第7回国会 運輸委員会 第19号(1950/04/04、24期、労働者農民党)

○石野委員 ただいま海運局長から政令第四十八号の船舶運航令というものについての御説明をいただいたわけでございますが、その内容とするところは去る三月三日に発せられましたスキヤツプ・インの内容と、ほとんど相違がないのだというお話であります。前々々回でございましたか、当委員会におきまして運輸大臣は、このスキヤツプ・インの内容が、わが国の海運界にもたらす影響の大なることをお認めになりまして、この件につきましては、その筋とも折衝の上、でき得る限りわが国海運の将来に対して、その民営が自主的に将来性を確保し得ちように持つて行きたい。こういうような御意向でありまして、なお四月一日までの間に、補助金の問題その他……

第7回国会 運輸委員会 第22号(1950/04/12、24期、労働者農民党)

○石野委員 すでに同僚の委員から質問がされておりまするので、簡単にいたしたいと思います。提案理由の説明の中に、わが国の造船業が、需要に対して非常に施設は過大ではあるが、近代化の立ち遅れておるということが、大いに言われておるのでありますが、この近代化の立ち遅れている理由と、それに対する当局の対策について、まず最初にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 本件は岡田委員からも御質問があつて、同様の趣旨の説明を問いヒおるのでありまするが、本法案の目的が第一條に「造船技術の向上を図り、あわせて造船に関する事業の円滑な運営を期することを目的とする。」という理由からも、主として法案の内容が、技術向上の……

第7回国会 運輸委員会 第26号(1950/04/18、24期、労働者農民党)

○石野委員 政府委員にちよつとお尋ねいたしますが、請願の第一から第一五までの御説明の中に、それぞれみな必要なものだと思われるけれども、本年度はなかなか予算の都合上できない。しかし二十六年度においては実施したい。こうおつしやつたのでありますが、これについては具体的に二十六年度になりましたときに、その予算的措置をするという当局の愼劍なお考えからの御発言でありますかどうか。それとも礼儀的な御発言なのかどうかということについての御所見だ粉を伺いたい。
【次の発言】 政府委員にお尋ねいたしますか、もうすでに同僚委員の方々から質問が行われておるわけでありますから、簡単に政府の提案説明の中に盛られております……

第7回国会 運輸委員会 第28号(1950/04/20、24期、労働者農民党)

○石野委員 二点だけお尋ねいたしたいと思います。この法案を実施することによりまして、おそらく日本の海運というものが、非常に大きな制約を受けるのじやないかというふうに考えるのでございます。今後外国航路につきまして、日本の海運が、この法令を実施することによりまして、より強く伸びて行くというふうな見通しをお持ちになられろかどうかが一つ。それからこの法案を実施することによつて、外国航路に関連する就航の度合いが、国内船舶と外国船舶との比重において、どちらがより多い率を占めて行くのであろうかという見通し、この二点について当局の御意見を承りたいと思います。

第7回国会 運輸委員会 第32号(1950/04/27、24期、労働者農民党)

○石野委員 ちよつとお尋ねしますが、ただいま附帶的に決議ができれば、労働代表が入ればいいのだということは、別に法文の中に明記されなくてもよろしいのだという御意見でありましたけれども、それはあくまでも運営の面において労働代表が出て行くということの意味だろうと思うのでございまして、そのことについては私ちよつとお二人の方にお聞きしたいのですが、法案ではなく、ほかの決議とか何とかいう意味なのでしようか。それとも法案の中の附則という意味なのでしようか。

第7回国会 運輸委員会 第33号(1950/04/28、24期、労働者農民党)

○石野委員 関連して伺いますが、一條の管理と、運営の問題につきまして、午前中に尾崎委員から、またただいまは米窪委員から御時間があつたわけですが、当局の説明では、管理は運営を包括しておるものだというふうに考えておる、こうおつしやるわけであります。しかし趣旨説明にもそれがはつきりと出ておりまするように、この管理という文字と運営という文字の中には、おのずから日本字としての解釈の仕方があるのではないか、こういうふうに私は思うのであります。管理というのは、大体私ども通念的に考えますると、機関と機関関との関係を規定する一つの字の使い方があるのであつて、運営というのは、その機関なら機関、一つの事業体における……

第7回国会 運輸委員会 第34号(1950/04/29、24期、労働者農民党)

○石野委員 私はこの法条に対しまして、條件付て賛成いたしたいと思います。  本法案は非常に今期の切迫した時期に、しかも厖大な内容を持つものを提出されておりまして、ほとんど審議が十分に行われていないのは事実であります。しかもこの法案の目的とする港湾の開発、利用及び管理、運営等に関しまして、いろいろと検討を加えなければならないものがたくさんあるのであります。そのことは昨日等にあける委員会及び関係の諸君との懇談会においても、はつきりしておるところでございます。にもかかわらず払のこの法案に対して賛成する理由は、ただいまのこの法の目的に沿う港湾の開発、あるいは利用、管理等に関しまして、現在行われておるい……

第7回国会 議院運営委員会 第29号(1950/03/11、24期、労働者農民党)

○石野委員 異議なし。
【次の発言】 私は倉石君から提案になつておる小委員会は、恒常的に置かれるものか、今回だけの問題について臨時に置かれるものか、この点をはつきりしていただきたい。もう一つ、この委員会がどういう内容を持つて設置されるかということが、やはり議長が持つておる院内警察権の問題にも関連して参りまして、先ほどお話に出ておる議長に対する不信任の形が出て来ると思います。そういう傾向に見られるのでありますが、そういう点から議長自身からこの問題に対しての将来の見通しを聞かしていただきまして、この問題を審議して行きたいと思います。まずこの二つについて倉石君からお答えを願いたいと思います。

第7回国会 議院運営委員会 第37号(1950/03/28、24期、労働者農民党)

○石野委員 裁定の岡田君の反対討論は、今の状態では熱を出して休んでおりますので、場合によりますと人がかわるかもしれません。
【次の発言】 賛成です。

第7回国会 議院運営委員会 第39号(1950/03/31、24期、労働者農民党)

○石野委員 労農党は反対です。
【次の発言】 農民党も参議院の回付案に賛成であります。

第7回国会 議院運営委員会 第40号(1950/04/01、24期、労働者農民党)

○石野委員 倉石君から、きのうの事情について話があつた。そのときには、やはり林君から言われたように、ずいぶんその筋からきつい発言をもらつたわけです。われわれとしても、事の重大性を考えておつたが、実は結局きのうのような形になつて、現在どのようなことをいうても、政府職員に対する給與法案というものは空白になつておるのが事実である。その法案を、今自由党の諸君は、議員提出でやるのだと言つておる。また倉石君からは、政府と自由党とは表裏一体だと言つておられますが、かつて吉田総理が、議会が非協力であるということを総裁談話で発表したとき、総理大臣と総裁との問題が論議の的となりまして、そのとき、やはり巧みに使いわ……

第7回国会 議院運営委員会 第42号(1950/04/06、24期、労働者農民党)

○石野委員 篠田君からの発言では、双方が声明し合つておるから五分々々という意見である。これはげせない意見であつて、もちろん意見の発表は自由でありまするが、この廣川声明に関しては、国会の審議に関して野党が非常に妨害したかのごとき内容が盛られておるのであつて、この中には占領政策に違反するということまでいわれておる。これは非常に容易ならぬことであると思うのであります。ことに昨日の参議院の運営委員会では、増田官房長官は、このことに関連する政府の見解というものをよく閣議にかけて、本日御答弁しようということも言つておられるのであります。そのような意味において、われわれはこの廣川声明に関連して、政府はもとよ……

第7回国会 議院運営委員会 第43号(1950/04/08、24期、労働者農民党)

○石野委員 今林君から出されておる二十五年度予算の空白問題に関する緊急質問の内容は、確かに国会の運営上から行きましても非常に重大な問題だと思います。これは少くとも三日間というものは、ほんとうに予算のない時期が過された。これに対して、行政機関の長としての吉田総理、またはそれらの担当長であるところのそれぞれの閣僚から政府の意向を聞くということは、やはり立法府としても十分必要性を持つておるものだと思います。ことにただいまの問題はすでに過ぎたのだという倉石君の話は、これは非常にわれわれにとつては解せないのであつて、済む済まないにかかわらず、運営上非常に大きな疑義を残し、またかつてないような結果になつて……

第7回国会 議院運営委員会 第44号(1950/04/11、24期、労働者農民党)

○石野委員 この空白になつた三日間は、たまたま事務手続上支障を来さなかつたことは、現実の問題として今官房長官のお話を聞いて了といたしますが、問題になるのは、三日間の空白ができておることに対する政府の見解であります。これはたまたま三日間で済んだが、もし一週間、あるいは十日になつたときの政府の措置について政府の見解を聞いておきたい。
【次の発言】 今たまたま三日間にそういうことが起らなかつたというのですけれども、現に日銀で仮拂いをした千二百万円が、政府の預入金が過剰であつたからいいようなものの、もしこれがなかつたらどうしますか。現実の問題として、たまたま今度はよかつたけれども、そうでない場合、政府……

第7回国会 議院運営委員会 第45号(1950/04/15、24期、労働者農民党)

○石野委員 労働者農民党は賛成。

第7回国会 議院運営委員会 第46号(1950/04/18、24期、労働者農民党)

○石野委員 第三と第五は労農党もやります。
【次の発言】 選考委員の問題については、今石田君、土井君から御発言がありまして、将来選考委員に対しては、国会全般のことでありますので、国会全般の意向を反映するようにもつて行かなければならぬと考えます。この際一つ事務総長に伺いたいのですけれども、これは衆議院と参議院との間に、選考するに当つて平衡を保つというようなことも考えられたことがあるかどうか。たまたま選に漏れておるものが両方とも十一名ということになつておりまするが、これはやはり選考基準の勅任待遇何年とか、あるいは同一職務に何年というような同じような基準をもつて選考になつたかどうかということを伺いた……

第7回国会 議院運営委員会 第48号(1950/04/22、24期、労働者農民党)

○石野委員 中原氏の留任の件につきましては、党といたしましても、その要請にこたえて、なるべく従来通り国会においても承認していただきたいというようにまとまつておりますので、どうぞよろしく。

第7回国会 議院運営委員会 第54号(1950/05/01、24期、労働者農民党)

○石野委員 私の方も、党の建前として、本案は両院協議会に持込む性質のものでないということは、はつきりしております。しかも、本日はすでに参議院も散会しておりますのでこれは両院協議会に持込まないで、すぐ本会議に上程していただきたいと思います。

第8回国会 運輸委員会 第1号(1950/07/18、24期、労働者農民党)

○石野委員 川上第三部長にお尋ねいたしますが、御説明によりますと、ガソリン価格の引上げが必至であるということであります。しかし消費者の負担が、現在の税率によりますと価格引上げの倍の負担を受けることになるので、できることならば税率を改正した後に、価格の改正をしたいという御趣旨であつたと思うのであります。現在の情勢におきまして予想されて値上げが、どの程度行われるように見込まれておるかということを、第一にお伺いします。
【次の発言】 政務次官にお尋ねいたします。今このような事情のもとで、私どもは前の国会のときにも、ガソリン税の課税を軽減するように努力して来たのでございますけれども、政府といたしまして……

第8回国会 運輸委員会 第4号(1950/07/25、24期、労働者農民党)

○石野委員 ただいまの説明でははつきりしないので、今年度の計画には具体的に計上されているのかいないのか、その点をお聞きしておきます。
【次の発言】 二点ほどお尋ねしたいと思います。先ほど坪内委員からも御質問がありました点でありますが、新線を敷設するにあたつての基準の問題についてであります。公共の福祉に即応するために、もちろんこの新線が敷設されるのでありますけれども、従来長い間にわたつて予定線があり、あるいは建設線というようなものが、すでに五十線、二千五百キロにわたつて戰前からあるというような御説でありましたし、またわれわれもその通りに見ております。これらのものを選定するにあたつては、次官の言葉……

第8回国会 運輸委員会 第5号(1950/07/26、24期、労働者農民党)

○石野委員 ただいまの点でありますが、第十一條に書かれてあります一号と二号は、ただいま木村委員からも質疑がありましたように、「労働組合との間に使用人に対する退職金の支拂のための労働協約を締結した場合におけるその退職金の債務」ということが第一号に書かれてありまするけれども、実質的にはやはり第二号に書かれておりまするいわゆる一般の債務といわれるものの方が、優先的にこの売上げ価格の中から拂われてしまうという危險性を感じるのでございまするけれども、特に船の売却価格、買入れ価格についての制限がされておりまして、総トン数におけるところの最高価格は、そう大して大きい金額でないということからも、特に労務者に対……

第8回国会 運輸委員会 第8号(1950/07/29、24期、労働者農民党)

○石野委員 電化につきまして一、二お尋ねいたします。滿尾委員からいろいろとお聞きしたいことを聞かれましたので、私はそれと関連いたしまして、ただいま足羽局長が申されました川辺の発電所が、来年の十月ごろに予定通り竣工いたしましたときに、電源の点では自己で十分まかない得るという見通しを持つておられる。しかもそれは米原、浜松間の区間の電化をも含めておるのだというふうにお聞きしたわけであります。従つて来年の十月になると、完全に発電所の計画が予定の通りに竣工するということを考えますならば、鉄道電化の浜松、米原間の線路敷設という問題、あるいはそれに関連する附帯工事は早急に進められませんと、せつかく出ましたそ……

第8回国会 運輸委員会 第11号(1950/09/20、24期、労働者農民党)

○石野委員 ただいまの問題に関連いたしまして、特に掃海の点でありますが、海上保安庁は非常に掃海をされておる。特に日本海方面におきまする掃海につきまして、單にそうした敷設機雷をどうこうということだけではなしに、港湾内におけるところの掃海作業が、その港湾を使用する上に非常にいろいろな問題を残しておる。たとえば舞鶴港のようなところでは、掃海作業が相当程度進捗しておるということは実質的には認められておつても、事実上その筋からの安全保障か何かないために、港湾に対する外船の出入りが非常に困難になつておるような実情があるように聞いておるのでございますけれども、はたしてそういう実情があるのでございましようか。……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第3号(1950/07/29、24期、労働者農民党)

○石野委員 関連してちよつとお尋ねいたしますが、予備費百億の使い方についてでありますけれども、先ほども同僚委員から言つておりますように、当局としては、特に大臣はどしどしととにかく使つてもらいたいというような御意向のことを前の委員会で言つているわけであります。ところがただいまの小笠原説明員の説明によりますと、その筋ではそれは多過ぎるとか、あるいはいろいろな理由があつてなかなか思うように行かないというようなことを聞いたわけでございます。しかし私どもからいたしますと、災害は例年累積して行くのでありまして、皆さんがすでに御承知のように、昨年からあるいはその前年度から起つておる被害は、逐年私どもそれを補……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第8号(1950/10/17、24期、労働者農民党)

○石野委員 私は大臣に一つだけ聞いておきたかつたのでございます。それは先ほど災害対策の問題については、大蔵省等に特にその重点があるのだというお話でございましたけれども、大蔵省の予算に対する考え方について、安本とか、あるいは建設省等の意見が非常に重要である。特に災害対策につきましては、建設省の意見は非常に重大な問題だと私たちは思つておるのでございます。そういう意味合いで、来年度の予算をとるにあたつて、建設大臣の意見を特にここで聞いておきたかつた。ことに私どもが委員派遣をしまして、その委員派遣の報告の中に、原状復旧よりも恒久対策としての処置をとるべきであるという強い意見が出ておる。これについて建設……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第10号(1950/11/18、24期、労働者農民党)

○石野委員 ただいまの橋本委員の報告に対しまして、二点ほどお尋ねしておきたいと思うのでございますが、第一点の災害対策委員会に事務局を設置するという趣旨の中に、しばしば委員会として災害対策に対する事業についての監督云々という言葉が載せられておつたのでありまするが、この事務局はそういうような意味においてというのでありまするかどうか、あるいは私の聞き違いかどうかわかりませんけれども、事務局の趣旨がそういう点にあるとしますると、これは問題があると思いますので、一応お尋ねいたしたいと思います。  それから第二点は、直轄工事の問題につきまして、事業量と予算との点から非常に工事の進捗が思わしくないという結論……

第9回国会 運輸委員会 第2号(1950/12/04、24期、労働者農民党)

○石野委員 やはりこういう問題につきまし宅は、なるべく決議などという問題は全員一致でそれを認め、また成立せしめるのがよろしいかと思うのでございます。ことに内容の点について、委員会自体が疑義を持つているようなものがあるとするならば、一応やはり早急の機会に、そういうものを釋明する方途を委員会としても見出しておいて、それらのことを含んでの決議をされた方が、事後の処理においてもよろしいのではないかと思います。その意味で私は、原委員並びに岡田委員が言われているように処置された方がいいのではないかと思うのでございます。委員長のお言葉も一時節柄運輸行政上非常に必要なことだということは私よくわかるし、大沢委員……

第9回国会 運輸委員会 第4号(1950/12/06、24期、労働者農民党)

○石野委員 本法の趣旨を承りまして、私は改正の趣旨にはまつたく同感でありまするし、そのように一日も早くその法案の改正が行われることを望んでおります。同僚委員からもいろいろと質問がありましたことと存じまするので、あるいは重複する点があるかとも思いまするけれども、ただ一点だけこの際監督当局または国有鉄道の当局者にも、お聞きしておきたいと思うのでございます。立候補しました後に当選する。そしてそこで出て来る兼職の問題が、業務上にどういうような支障を来すかということについて、特に監督当局は、立候補した方がめでたく当選してそれぞれ公職につかれたときに、その人々をどういうふうに処置なさろうとするお考えである……

第9回国会 運輸委員会 第5号(1950/12/08、24期、労働者農民党)

○石野委員 私は紹介議員にかわりまして、本請願の要旨の説明をいたします。紀勢東線中、三重県北牟婁郡尾鷲町及び同南牟婁郡木本町間の鉄道工事は、昭和十六年三月に中止せられましてから後、二十一年の十月に再開を見たのでありますけれども、時局の変遷によりまして、再度中止せられておるのでありまして、現在国営自動車で連絡されておるのでございます。この木本、尾鷲間、わずか三十数キロの区間の工事が進みませんために、国営自動車の連絡によつてようやく便をなしておるのでございますけれども、事実上は貨物輸送などはほとんどでき得ません。この間の区間海抜千メートルにも上るかと思われるような山、川、峠などを、ようやくにしてバ……

第9回国会 運輸委員会 第6号(1950/12/09、24期、労働者農民党)

○石野委員 先日の委員会のときに質問を留保いたしたのですが、開発線の問題につきましては、その必要性を大臣は十分認めておられるわけでありますけれども、資金の点で非常に困つておる、資金が決定的に不足しているというのが、この前の大臣の御意見でございました。そこで私はお尋ねいたしますが、それならば資金の調達ができるまでの間、どのように新線建設というものを当局としては考えておるかということについて、一応大臣にお伺いしたいのであります。資金の調達が確実になるまでの間の新線建設に対する計画なりあるいは考え方なり、そういうものについてまず大臣の御所見を伺いたいと思います。

第9回国会 議院運営委員会 第7号(1950/11/30、24期、労働者農民党)

○石野久男君 私の方は相談上て御返事いたします。

第9回国会 議院運営委員会 第8号(1950/12/02、24期、労働者農民党)

○石野久男君 従来通りということは、今まで通りそのまま受取つてよろしいのですか。
【次の発言】 構成なんかについても従来と同じということですね。
【次の発言】 あとでですね。それで了承します。

第9回国会 議院運営委員会 第9号(1950/12/04、24期、労働者農民党)

○石野久男君 小会派は三十分にしてくれないですか。
【次の発言】 それでは二十分でいいです。

第9回国会 議院運営委員会 第14号(1950/12/09、24期、労働者農民党)

○石野久男君 われわれの方といたしましては、修正案の内容をまだ承知しておりませんが、大体察知せられるところから、党の態度といたしましては、一応やはりここに反対するという意思を表明しておきます。

第10回国会 運輸委員会 第2号(1951/02/07、24期、労働者農民党)

○石野委員 手元に資料が十分ありませんので、大きいところでひとつお尋ねいたしますが、質問の要点は二つございます。一つは造船の問題でございます。昨日もわれわれは本会議で造船問題について政府に対する要望をしております。本年度の満船が、第七次船を含めて約四十五万総トンだろうというふうにいわれておるのでありますけれども、この問題が二十六年度予算の中でどの程度可能性があるかということについてお聞きしたいのであります。特に最近朝鮮事変以来の日本の貿易事情が、東亜地区からだんだんとアメリカあるいはアルゼンチン等の方にまで伸びまして、船腹が不足していることは、だれが見てもその通りであります。従つて造船の急務で……

第10回国会 運輸委員会 第10号(1951/03/14、24期、労働者農民党)

○石野委員 今度十二箇所増設するということでありますが、船員局の方で見て、もし当局がこれで十分だとする箇所を設けるとしますと、あとどのくらいぐらい設けなければならないでしようか。
【次の発言】 数箇所で、安定業務としての業務は、あまり落ちなく一応やれるということでございますが、十二箇所の増設に伴つて十六人の人員の増加があり、あと九十三名と彼此繰り合せをしまして、それぞれの業務の運営を円滑にして行きたいという趣旨もよくわかりました。しかしそのために従来ありました十九箇所の業務というものの、業務上の支障は来さないものでありましようかどうか、もう一回念のためにお伺いいたします。

第10回国会 運輸委員会 第19号(1951/03/31、24期、労働者農民党)

○石野委員 船舶職員法の改正に伴いまして、私どもが感じます疑点を二、三質問いたしたいと思います。改正法のうちに、昭和二十九年九月より実施の定員が、現行法とその形がまつたく相違している点について、まず第一番目にお尋ね申し上げたいのでございますが、その数がまた非常に減員になつておる点においても、改正の趣旨が、よりよくでなくして、より悪くなつているというふうに思うのであります。これらの点について改正の趣旨に、現行法と二十九年九月より実施される定員との間における質的、量的な面における相違点が非常に問題になると思いますけれども、政府はどういうふうに考えられるか。

第10回国会 運輸委員会 第20号(1951/05/12、24期、労働者農民党)

○石野委員 今回の事件が不可抗力でない、国鉄に責任のある事件として、百六名の死者を出し、九十二名の負傷者を出しておるということは、まことに痛ましいことだと存ずるのでございます。今まで同僚議員の方々から、いろいろな点について、事の真相についての糾明もあり、また総裁並びに運輸大臣の、それに対するいろいろな御説明もあつたわけでございますが、私は二、三の点について、この際将来の対策のためにも、徹底的にひとつ考えておかなければならぬと思うような点をお伺いしたいと思います。技術的な面においてのいろいろな過失の出た原因については、事の直接原因としていろいろ説明がありましたが、特に今回の事故がトロリー線の切断……

第10回国会 運輸委員会 第28号(1951/05/22、24期、労働者農民党)

○石野委員 ちよつと議事進行について……。ただいま前田さんから本案について説明がありましたが、その内容は多分に討論の意味をも含まれたようなものでありまして、提出法案の趣旨説明として、非常に重大な内容を持つておるものと私は思うのであります。しかるにただいまの委員会の構成状態から見ましても、私を除いてはほとんど全部与党側の方ばかりでありまして、野党側諸君はほとんどおいでになつておりません。この問題についての議事進行といたしまして、私は委員長においてもう少し委員の出席を要望せられたいのであります。それでありませんと、この委員会で特に重大な発言がせられているときに、この問題について賛成の委員の諸君ばか……

第10回国会 運輸委員会 第29号(1951/05/23、24期、労働者農民党)

○石野委員 提案者に質問をいたします。敷設法を一部改正することによりまして、従来あります鉄道敷設法の附則になつております百五十件にわたる件数についても、この委員会にいろいろとそれを審議して、取捨選択する権能を持たしめるような考えを提案者は持つておるのでありますか。
【次の発言】 よくわかりました。それからこの委員会は従来あります運輸審議会とは別個に設けられるので、この法案の改正が行われることに伴つて、運輸審議会の法律の一部を改正する必要性はないのであるかどうか。
【次の発言】 この審議会が設定されることによつて、従来懸案として残されている鉄道敷設の問題が、急速に進捗することをわれわれは期待する……

第10回国会 運輸委員会 第31号(1951/05/25、24期、労働者農民党)

○石野委員 いろいろとお尋ねしたいことがたくさんあるのですが、時間の関係もありますので、二、三要点だけをお聞きいたします。  第一点は第一条の中に言われております「公共の利益に合致する限り、」という説明をしばしば聞いておるのですが、実際提案者はこの「公共の利益に合致する限り、」という考え方の中に、払下げをした場合と、現在の国鉄が持つておる場合との経営上の考え方、比較検討というものが、入れられておるかどうかということでございます。すなわち国鉄が持つている場合の方が、より公共の利益に合致するのか、あるいは払い下げた方が合致するのかということを、審議会の審議すべき点に含ましておるのであるか。

第10回国会 運輸委員会 第35号(1951/06/01、24期、労働者農民党)

○石野委員 先ほど天坊総支配人から、昨年の六月以降におけるところの滞貨の月末の事情や、輸送力の増強の事情をお聞きいたしまして、六月以降の輸送量が非常にふえて来ていることがはつきりしておるのであります。また輸送力はそれに伴つて非常にふえておるにもかかわらず、なお五月下旬に二百五十万トンの滞貨がある、こういうことでありますが、この際これらの滞貨を排除しようとするために、当局としてはどのようなことをしなければならないかということについての、いろいろな基礎的な考え方について、運輸省あるいは国鉄当局の御所見を承りたい。
【次の発言】 ただいま滞貨を打開するために、輸送力を増強するにはどういうふうにすべき……

第10回国会 議院運営委員会 第1号(1950/12/10、24期、労働者農民党)

○石野久男君 私の方も趣旨には賛成であります。あと十三級職、十四級職におられる諸君、非常勤の人が一名おるということですが、これに対してもそのまま放置することなしに、やはり考慮していただくように希望しまして、賛成いたします。

第10回国会 議院運営委員会 第4号(1950/12/16、24期、労働者農民党)

○石野久男君 この問題につきましては、私どもの方は選考委員会にも出ていませんし、初めての問題でありますので全然わかりません。従つて党に相談もしませんが、今中村委員から言われましたように、年齢の点についての問題は、われわれも同様に、今後の選考にあたつては十分注意していただきたいということをひとつ希望いたしまして、私どもの方としては一応これに賛成いたします。

第10回国会 議院運営委員会 第7号(1951/01/25、24期、労働者農民党)

○石野久男君 小会派はなるべく一つにまとめろという石田君の話は、その趣旨はよくわかるのですけれども、小会派の中には、政党としては四つありまして、無所属がそのほかに七名おるわけです。このまとめ方を一つにまとめようというのは、いろいろな意味で、政党政治を論ずる建前からいつても、非常にむりであるということは石田君自身よくおわかりであろうと思うのです。そこで私たちは、各党の理解の線に沿つて、なるべくそれをまとめるということにいたしましても、一つにまとめるということについては、やはり反対です。従つてこのまとめ方については、二つにまとめるか、三つにまとめるか、その程度を最大限に考えていただきたい。少くとも……

第10回国会 議院運営委員会 第13号(1951/02/09、24期、労働者農民党)

○石野久男君 あすの本会議では、わが党の黒田氏の一般質問に対する吉田首相の答弁がまだ行われておりませんから……。

第10回国会 議院運営委員会 第16号(1951/02/14、24期、労働者農民党)

○石野久男君 緊急質問は別にするといたしましても、きのう総理が特に登壇を求められていろいろ発言されたことについては、国民全体として非常に大きな問題でありますので、大会派だけということに限らないで、質疑を許すのでしたら全般にわたつて許されるように希望いたします。
【次の発言】 わが党からも、やはり緊急質問として申し込んでありますが、それはあとにするとして、全般的の問題として取上げるのでしたら、小会派も大会派も区別なく取扱つていただきたいと思います。
【次の発言】 今石田君は、レビユーみたいな総花的な質疑はごめんこうむるという話ですが、大体こういうような施政方針に相当するような発言に対する質問は、……

第10回国会 議院運営委員会 第19号(1951/02/24、24期、労働者農民党)

○石野久男君 税法の問題については、所得税法の改正、法人税法の改正及び租税特別措置法については、労農党はやはり反対いたします。
【次の発言】 討論はいたしません。
【次の発言】 そうです。

第10回国会 議院運営委員会 第34号(1951/03/29、24期、労働者農民党)

○石野久男君 反対討論があるから申入れをしているので、それが別に悪いわけではないでしよう。
【次の発言】 小会派でやるのが別に悪いわけではないでしよう。あと二つあるというが、今は第一の議案を審議しているわけです。
【次の発言】 それは違う。内容は同じだということは言つていない。
【次の発言】 今石田君からお話の通り、小会派代表意見というような意味で取扱われるという御趣旨はわかりますが、今第一の日程に対する中原氏の反対討論の申出は、とにかく申出としてあります。しかしただいま小会派の内部における話合いがしてないということは事実ですから、話合いをするまで一時保留しておいていただきたい。

第10回国会 議院運営委員会 第48号(1951/05/23、24期、労働者農民党)

○石野久男君 これは別なことですが、一昨日私ども議員会館で、私どもの党の執行委員会をやつておりましたところ、突然会館の方が執行委員会に入つて来られまして、このことで非常に不測の事態が起きたものですから、われわれ入ることを拒否したわけであります。そうすると、何か小委員会でこういうことが決定されておつて、会合の中に入ることになつておるのだということであつたのです。そこで事務の者といざこざをしたのですが、一応了解していただいて帰つたのでございます。いろいろ聞いてみますと、これについて相当小委員会で論議されておるということを聞いておるのです。それはどういうふうになつておるのか、私どもはつきり知りません……

第10回国会 議院運営委員会 第49号(1951/05/24、24期、労働者農民党)

○石野久男君 労農党も反対でございます。

第10回国会 議院運営委員会 第53号(1951/05/28、24期、労働者農民党)

○石野久男君 労農党も反対であります。
【次の発言】 今石田君からのお話でありますが、この問題については賛否両論にわかれているわけですし、委員会においてもいろいろ論議の過程もありまするから、一応やはり討論はさすように、ひとつ大きいところでお願いしたいと思います。
【次の発言】 北海道開発法の一部改正法律案につきましては、いろいろと問題があると思うのです。特にこれは岡田君が北海道出身云々というだけでなしに、また小平君もそうでありまするが、いずれもそれぞれの党におけるところの意見、あるいはそれに対する考え方を、この法律案を成立させるために一応やはり述べておくべきだというふうにも考えます。そのような……

第10回国会 議院運営委員会 第56号(1951/06/02、24期、労働者農民党)

○石野久男君 第六の自転車競技法を廃止する法律案に対しては、労農党で賛成の討論をやらしてもらいたいと思います。
【次の発言】 犬の競技をさせるとか、いろいろなもの出て来るから、その意味でこの廃止法案は大事なんです。
【次の発言】 閉会中審査申出事件については、あとで小委員会に付されるのですが、その際運輸委員会から出ております戦時中政府が買収した鉄道の譲渡に関する法律案の審査継続については、委員会としてはまだ本日協議するというふうになつておると考えております。従つてこれが正式に審査継続になるかどうかということについては、まだはつきりわかりませんので、その点考慮に置いて協議していただきたいと思いま……

第10回国会 議院運営委員会 第58号(1951/06/05、24期、労働者農民党)

○石野久男君 労農党は場内で決定しますけれども、モーターボート競走法案は反対です。
【次の発言】 賛成です。

第11回国会 議院運営委員会 第1号(1951/08/16、24期、労働者農民党)

○石野久男君 私の方も、ただいま中村委員から言われましたように、自由党からの申出に対しましては同調いたします。会期が短かいのでありますから、なるたけ長時間を持ち得るようにということが趣旨でありまして、その裏には小会派にも発言の機会が与えられるということを含みとして同調いたします。
【次の発言】 私どもの方も、今回の講和条約の問題につきましてはやはり質疑等いろいろございます。実際今回の会議は、日本の国にとりまして今後ほとんどないだろうと思われる史しただ一度のこういう会議でございますから、ぜひともこの機会に質疑等をする機会を与えていただきたいと思つております。いろいろ内容は黒田さんの方でまとめてお……

第11回国会 議院運営委員会 第2号(1951/08/18、24期、労働者農民党)

○石野久男君 議事に入る前に、私どもの方から内閣総理大臣吉田茂君不信任に関する決議案を出すことになつております。
【次の発言】 実は第一の議案を論議するにあたりまして、その問題に関連してこの決議案をわれわれとしては問題にするわけでございますから……。
【次の発言】 私の方は、全権委員の任務の面等についてまだはつきりしない点もありますが、いずれにしても国会法三十九条によるところの兼務の問題については、社会党の田中君からもお話があつたように大きな疑義を持つのであります。なお先に申しました任務の点等についての面からも、この件については反対でございます。

第12回国会 運輸委員会 第2号(1951/10/17、24期、労働者農民党)

○石野委員 二、三簡単なことですが、御質問いたします。先ほど運航効率という問題が出ておりましたが、私途中から参りましたものですから、こまかいことであるいは先にお話になつたことと重複するかもわかりませんけれども、運航効率というものについては、たとえばスキヤツプ・インで示されている航路指定というものがあつて、その間その事業会社の延べ航空キロ数というものなどは、はつきり指定されておるのでございましようか。運航効率はどういうふうにして出て来るものですか、ちよつと説明していただきたいと思います。
【次の発言】 そういうふうにして航空路の指定が行われます場合には、自然やはり運航のために必要な、特にガソリン……

第12回国会 運輸委員会 第4号(1951/10/22、24期、労働者農民党)

○石野委員 大臣にお尋ねいたします。先ほど岡田委員に対する御答弁の中に、石炭事情から、年末のころには相当程度車輌を減らさなければならないような事情もできて来るかもしれないというお話もございました。それほどに滞貨問題についての今後の見通しは明るくはなく、かえつてわれわれとしては憂慮しなければならない点があるように思われるのであります。たまたまその答弁と同じときに、滞貨が多いということは、非常に日本の経済界が復興して来ておる喜ぶべき前兆であるのだ、その前兆をなるべく悪くしないようにして行きたいという大臣の心構えを申された。しかし私はこの場合、山崎大臣にお尋ねしたいのですが、今日起きておる滞貨という……

第12回国会 運輸委員会 第5号(1951/10/23、24期、労働者農民党)

○石野委員 国鉄総裁並びに大臣にお尋ねいたします。ただいま山崎委員からも大澤委員からも、いろいろの御質問に兼ねて、国鉄に対する機構問題での批判等があつたのであります。これらの問題とからみ合せて、ただいま行われようとしている運賃値上げの問題を見まする場合に、この運賃値上げのよつて来る理由、それからまた機構問題がいろいろと議論されなくてはならぬ理由の中に、われわれがどうしても見のがすことのできない問題が国鉄の中にある。それは何といつても国鉄の持つ公共性の問題と営利性の問題とのからみ合せだと思うのであります。     〔岡田(五)委員長代理退席、大澤   委員長代理着席〕 私は、山崎委員が先ほどから……

第12回国会 運輸委員会 第8号(1951/10/26、24期、労働者農民党)

○石野委員 先日鉄道監督局の方から、これは多分予算委員会のときにもらつた資料だと思いますけれども、二十六年度運輸省査定日本国有鉄道收支比較表というものをいただきました。この中に、收入の増加分について、国鉄の申請しているものと運輸省の査定しているものとの比較が出ておるのでございます。ただいまも江崎委員からお話がありましたが、最近の国鉄輸送においては、相当に従業員に対する労働の強化が拡大されている、こういうことについてはおおい得ない事実であろうと私は思つております。そういう事実があつて、なおかつ国鉄から旅客運賃三割五分値上げの申請があり、それに対して運輸省では二割五分という査定をしているわけでござ……

第12回国会 運輸委員会 第9号(1951/11/07、24期、労働者農民党)

○石野委員 今自動車の事故についていろいろと御報告を受けまして、それからまた総裁のこれから後の問題について、国鉄運営の所信というものを承つたわけでございますが、特にこの自動車の事故は、別に国鉄関係だけではなく、全般としてバスの事故が頻発しているのが現在の事情でございまして、われわれとしては国の運輸行政の上からいつても、これは非常に重要だと思つております。特に国鉄といたしましては、愛媛県の事故を契機といたしまして、国鉄バスに対して特別な指示なり何なり、その事故防止のためになさつたのでありまするかどうか、その点についての御説明を、総裁でもどなたでもよろしいですからしていただきたいと思います。

第12回国会 運輸委員会 第10号(1951/11/15、24期、労働者農民党)

○石野委員 ただいま提案理由の説明を承りましたが、全般としてこの法案改正の趣旨は了とされるのですが、二、三この説明に関連してお尋ねをしたいのでございます。  まず今回の人員整理と長期欠勤者との関係がどのようになるか、それからこの法案を施行される以前において、それがどのような関係に置かれておるかということについて、詳細な説明をお願いいたします。
【次の発言】 ただいまの説明によりますと、この改正法律案によつて給與を受ける長欠者というものは、今予定されておる行政整理の一応の跡始末をした後の者に適用されるということになつて、今日の長欠者は、一応行政整理の対象になる率が多いというふうに考えられるわけで……

第12回国会 議院運営委員会 第1号(1951/10/10、24期、労働者農民党)

○石野久男君 今度の国会につきましては、できる限る小会派等にも発言の機会を與えていただきたいと思いますし、條約の内容等については、相当審議を重ねなければならぬものがあると存じますので、できる限り長期の会期にしていただきたいということであります。
【次の発言】 六十日に願いたいと思います。

第12回国会 議院運営委員会 第4号(1951/10/18、24期、労働者農民党)

○石野久男君 私たちの会派について今中村委員から発言もありましたが、もう少し寛大な気持で、小会派の気持をくんでいただきたい。参議院におきます小会派は、非常になめらかな形で各党が発言の機会をつかんでおります。小会派の方はまとまつて今日まで来ておるわけで、私どもはこれについていろいろ意見を出しておりますが、この問題はなかなか取上げられない。二十分が三十分になりましても、私どもとしては総体の時間をよけいにということは申しませんから、できるならば小会派の各党に二十分、三十分を按分してでも、全部発言の機会を与えてもらうように、この運営委員会で取扱つていただきたい。こういう希望なんですが、これを取上げても……

第12回国会 予算委員会 第3号(1951/10/18、24期、労働者農民党)

○石野委員 昨日から質問者がたびたび同じような質問を繰返されておりますので、なるべく重複は避けたいと思うのでございますが、今回の運賃値上げにつきましては、さきに説明がありましたときにも、五百三十三億の赤字を埋めるために、借金をするか、あるいは国家補償を求めるか、運賃値上げか、その三つのいずれかだ。そこで当局としては、今度の運賃値上げを要求しておる、こういうお話でございました。この問題については、昨日苫米地委員の方からもお話がありましたように、国鉄の機構の改革に伴つて来ておるいろいろな問題が包蔵されておると思つております。昨日この問題については、総裁は後ほど、また次官もあとでこの問題については御……

第12回国会 予算委員会 第11号(1951/11/01、24期、労働者農民党)

○石野委員 総理大臣にお尋ねします。われわれは今回締結された講和条約及び安保條約に対しては、日本の独立と平和のために、いろいろな観点から、これはその平和の確立にはならないという考え方で反対をしました。私たちの平和に対する希望は、これは何といつても世界の平和であり、アジアの平和でなければならぬと、こういうふうに考えて来ていたのであります。吉田総理は今回の講和條約の締結によつて、日本の独立が確保される、こういうような所信で来ておるわけでございますが、先ほど同僚勝間田委員の質問に対しまして、アジアにおける、特に中共、ソ連等に対する考え方について、それは国の全体の利益の観点からして、たとい貿易の上でい……

第12回国会 予算委員会 第14号(1951/11/06、24期、労働者農民党)

○石野委員 大蔵大臣がお見えになつておるようですから、大蔵大臣にお尋ねいたしますが、時間が非常は短い関係上、多くのことはお聞きできませんので、まず最初に年末を控えまして、中小企業の問題が非常に懸念される問題になつておると思います。特に電力事情が非常に悪くなつて来ておるために、最近では中小企業の経営難が続出しているという実情になつておると思うのでございます。今回の補正予算におきましては、中小企業に対する対策等について、あるいは国民金融公庫だとか、その他のところに若干のものがあるといたしましても、しかし今の見通しでは、これを完全に救済し得るというような形も見えていないように思うのであるが、さしあた……

第12回国会 予算委員会 第15号(1951/11/07、24期、労働者農民党)

○石野委員 私は労働者農民党を代表しまして、ただいま上程されております昭和二十六年度三補正案に対して、反対の意見を申し述べるものであります。  二十六年度の補正予算は、初め明年度予算と一体のいわゆる十八箇月予算だといわれていたのであります。しかるに明年度分総額二千億を上まわるであろうといわれる講和関係費に対する見通しも、目鼻も立たぬところから、これができなくなつてしまつたのであります。それにもかかからず、今度の補止や予算は、サンフランシスコ会議を転機とする内外反動勢力の露骨化した意図を政策とやり口とが、極端にその予算の中に示されているのであります。このことは、昨日から本日に及ぶ本委員会における……

第13回国会 運輸委員会 第5号(1952/02/07、24期、労働者農民党)

○石野委員 今マ・ラインの問題について、大臣が多くを語ることができないというようなお話でありましたが、最近のマ・ラインに対して、李承晩ラインというのが新しく出て来るというようなことを聞いております。講和條約の締結と関連して、この問題はわが国の将来の問題としてやはり重要だと思うのでありますが、これについて大臣はどういうふうにお考えになつておりますか。
【次の発言】 今その真否がはつきりしないという話でありますが、われわれは今被占領国という立場にあつて、まだ條約が締結しない間は、占領されている側になつておると思うのであります。その場合、李承晩政権から要求されるものは、われわれにとつてはどういうふう……

第13回国会 運輸委員会 第32号(1952/05/15、24期、労働者農民党)

○石野委員 非常に時間が迫つておりますので、簡單に総括的な質問をさしていただきます。  すでに大臣から提案の理由も説明され、一般に質問も行われたわけでありますが、まだこの法律につきまして理解が十分でないので、長官にお尋ねいたします。この法律とまた別個に航空に関する法律が予定されておるのかどうかということを一応聞きたいのであります。その理由は、たとえばこの法律の提案の趣旨にもありましたように、国際民間航空條約に基く法律の施行がなされておるわけです。しかし民間航空條約の第三條の規定によつても明らかなように、国際民間航空條約というものは、民間の航空機にのみ適用して、国の航空機には適用しないということ……

第13回国会 運輸委員会 第33号(1952/05/16、24期、労働者農民党)

○石野委員 大臣に二、三総括的な問題でお尋ねいたしたいと思います。すでに同僚の議員の中から総括的な質問がなされておると思いますが、私やはり一応大臣からこの法律を制定するにあたつての大きな観点からする問題で、二、三お尋ねしたいと思います。  第一条の法律の目的は、航空の発達をはかることを目的としているということになつておりますが、航空の発達につきましてはいろいろな見方があると思います。この際大臣にこの法の目的とすることと、それから航空の発達という客観的な見方との関連性について聞きたいと思うのでございます。航空の発達の問題は、常に航空機が軍備と関連性を持つて発達しているというふうに、大体世界的に考……

第13回国会 運輸委員会 第35号(1952/05/20、24期、労働者農民党)

○石野委員 前から懸案のございました新駅の問題に関連いたしまして、先ほど細田部長から、新駅の問題については鉄道当局としては、日常経費、特に人員の問題が非常に重要だというお話があつたわけであります。しかもまた鉄道建設については、既設のものの老朽化をなるべく防いで行きたい、また戰災の復興を先にしたいということ応、これも了とされると思うのであります。そこで問題は人員の問題で、せつかく地方の協力を得て新駅が開始された場合に、わずか一人か二今の人員のことが非常に効果が薄らいでいるという実例がございます。そこでこの際細田部長によく承つておきたいと思いますが、たとえば端的に申しますと日立駅の場合でございます……

第13回国会 運輸委員会 第37号(1952/05/27、24期、労働者農民党)

○石野委員 造船法の一部を改正する法律案の目的に関してでございますがこの法律が制定されることによつて、明らかに五百総トン以上のものと以下のものとの、認可の届出と許可との段階の区別がはつきりして来るわけでございますが、この法律は、五百トン以下の造船業者に対しての処置というものを、あらかじめ考慮して制定されるものでありまするかどうか。まず一番最初にそれを伺つておきたいと思います。
【次の発言】 この法律は、結局造船業界におけるところの将来における不当な混乱を惹起することのないようにという目的があるのだということが、説明の中にも言われておるのでございまするが、しかしながら現状の世界的な造船界の事情や……

第13回国会 運輸委員会 第39号(1952/06/05、24期、労働者農民党)

○石野委員 塚田委員長に一言だけお尋ねいたしたいと思います。それはもうすでに委員長から御意見の開陳がありまして、今度の建造融資等に対する損失補償の問題は削除してほしいという意見もよくわかつたのでありますが、この質問は愚であるかもしれませんが、第十二條の第四項に「第一項の規定により政府が損失の補償をする旨の契約を結ぶことのできる融資の総領は、毎年度十五億円を限度とする。」という限度規定があるのでありますが、こういう規定の仕方は、予算審議上、将来どういうふうに見られるべきものであるかということを、予算委員長としての立場から一応御所見を承つておきたいと思います。

第13回国会 運輸委員会 第52号(1952/07/29、24期、労働者農民党)

○石野委員 先ほど御説明をいただきました細田政府委員に対して、一つだけお尋ねしたいのです。それは函館、上磯間のガソリンカーの問題について御説明を承りましたが、ガソリン・カーはおそらく他の地区からも相当多く要請が出ておるものと思います。先ほど新製自動車とか、ガソリン・カーと自動車との関連性の話をちよつと聞き漏らしましたので、もう少し詳しくその間の事情を承りたいと思うのです。それと同時に、ガソリン・カーについての当局の方針なり、今後の計画などをこの際もう少し詳細に御説明願いたい。
【次の発言】 非常にこまかい説明をいただきましてよくわかりました。事実上当局が考えている以上に、地方ではこのディーゼル……

第13回国会 議院運営委員会 第36号(1952/04/17、24期、労働者農民党)

○石野久男君 破壊活動防止法に対する労闘の第二次ストが明日行われるということでございますが、これに対して政府がどういう態度をもつて臨むかということについての緊急質問をいたしたいということでございますから、何とぞこれをやらしていただけるようにお願いいたします。
【次の発言】 皆さんの話は非常によくわかるのです。もしこの問題が緊急質問の問題とは別に、さつきの問題と関連して労農党の質疑が行われるということになれば、この趣旨は十分盛り込まれると思います。ですから、私は小会派の話合いによつて質疑がなされるような條件になれば、かりに緊急質問をこの議運で認められても、あるいはそのときには、わが党としては緊急……

第13回国会 議院運営委員会 第46号(1952/05/13、24期、労働者農民党)

○石野久男君 労農党といたしましては、この今出されております十四の項目につきましては、すでに各党からの意見もありますように、基本的な問題は、見方、立場の相違から来る発言であつて、国会の中における発言は、他党を相当程度きびしく批判する。ことは認めらるべきであると思います。ごとに先ほど石田一松委員からも言われたように、六、七の問題などは当然のことだと思います。これは、世界に対して声を大にして言わなければならぬことを言つておるのであります。その他の項目についても決して行き過ぎの点はないと思いやす。ことに、十の警視庁の問題についての表現などは、特に早大事件等を見ますると、明らかにその実体が暴露されてお……

第13回国会 議院運営委員会 第47号(1952/05/15、24期、労働者農民党)

○石野久男君 破防法案の付属法は一括採決ですか。

第13回国会 議院運営委員会 第72号(1952/07/04、24期、労働者農民党)

○石野久男君 小会派の方の態度表明については、代表にするか、あるいは各党ごとにするかについてなお相談しなくちやなりません。しかし今松井君からのお話もあつたように、大体私どもとしては、自席の方で発言させていただきたいと思つております。なおそれにつけ加えましてちよつと事務局の方に申し出ておくのですが、先ほど議事課の方に、衆議院規則第二百五十三条の第二項による申出をしたのであります。しかし運営委員会の席上で申し込まれるようにというお話でありますので、労農党としては、中原健次君の質疑の申入れをここでしますから、お願いいたします。
【次の発言】 質疑の対象とか、いろいろな面の問題についての取扱いは、議長……

第13回国会 議院運営委員会 第76号(1952/07/30、24期、労働者農民党)

○石野久男君 三点ほどお伺いいたします。  先ほどのお話では、あとになつて、十四ほどのものが、ぜひ委員会として必要であるという話を承りました。それは参議院としてだけでなく、衆議院としてもそのくらいのものが必要なんだというお考えに基いておるのかどうかということが一つ。  第二は、両院でぜひ必要なものがなお十四あるとすれば、それをなぜ法文化して、今日の現行法のように条文の中に入れておかないかということ。  第三点といたしましては、そうなると両院が食い違つた委員会を持つ場合がしばしば出て来ると思います。そのような場合に、議事運営上、今日以上の何かまずい点が出て来はしないか。全体としての国会の議事の運……

第13回国会 予算委員会 第2号(1952/01/28、24期、労働者農民党)

○石野委員 委員長にただいま川島委員からお尋ねいたしましたことの答弁に関連して、関連質問をいたします。先ほどこの予算案の審議については、委員長からすでに委員会に付託になつているので、審議に入つてさしつかえないものと思うということを言われた。これについて川島委員からいろいろと質問がされましたが、十分な答弁がされてないと思います。私はこの際この点を明確にするために委員長に一点だけお尋ねいたしたい。  委員長はこの委員会において委員長の職責を果されるについて、必ずそれは委員会の運営についての考え方、あるいはその準拠さるべき法規等を十分御承知の上で行われるものであろうと思います。その点について私はあら……

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/01、24期、労働者農民党)

○石野委員 昨日の本委員会での中曽根委員に対する総理の答弁の中で、中国の選択問題に関して、本日ここで答弁する確信がないから答弁しないと言われた。われわれは今回の講和条約の問題に対しては、いろいろな意味で非常に大きな疑惑を持ち、また反対の意見を持つております。特に今回の日米安全保障条約によつて日本が世界の他の半面に備えようとして、はたして日本に真の平和が回復するものであるかどうかということに、非常に疑念を持つております。それとともに、次の大きな戦争の準備、少くともその防衛のためのものであるかというふうにさえ、疑惑を持つておるのでございます。特にわれわれ若い世代の者にとつては、これは真剣な問題であ……

第13回国会 予算委員会 第9号(1952/02/05、24期、労働者農民党)

○石野委員 今回の予算で旧軍人、遺家族等に対する援護費が出まして、それが昨日来特に本委員会で問題になつておるのでありますが、援護費の問題については、大きく戦争による災害者に対する援護という意味ではなく、ただ旧軍人ということについての問題がいろいろと論議されています。それに対して大蔵大臣あるいは厚生大臣から、それとも考えるけれども、現状はやむを得ないのだというお話をしばしば聞いておるのでございますが、ただいま厚生大臣からも世耕さんに対する答弁の中に、特に旧軍人に対して手当をするということが今までできなかつたのだが、独立後においては考慮したいというようなお話がありました。そこで私お尋ねいたしますが……

第13回国会 予算委員会 第14号(1952/02/13、24期、労働者農民党)

○石野委員 大蔵大臣にお尋ねいたします。ただいま安全保障諸費の中から、情勢の推移によつて海上保安庁関係に経費が出て行くであろうというお話でございますが、昨年の十二月二十七日の日本タイムスに、吉田さんとリツジウエイ大将との会談でそれに関運するようなこととして、駆逐艇の十隻、哨海艇の借入れ交渉が行われておるというようなことがうかがわれたのですが、その記事によりますと、大体本年五月から十月くらいまでの間に、それらのものが具体的にこちらに引渡されるのではないかというようなことも言われておりました。これはどういうふうにその後進捗しておるか。先日運輸委員会の席上で村上運輸大臣が、その交渉はしておるけれども……

第13回国会 予算委員会 第16号(1952/02/15、24期、労働者農民党)

○石野委員 それでは周東安本長官にお尋ねいたします。八千五百二十七億の一般会計予算を組んで、講和條約が成立後における自立経済の初年度のいろいろな国家の財政運用が行われるわけなのでございますが、この際に承つておきたいことは、この予算の前提になる日本の講和後における経済構造、産業構造というものは、どういうような方向に変化して行くであろうかということについての一応の御所見がおありになるだろと思いますので、どういうふうにお考えになつておるか、ひとつ伺いたいのであります。
【次の発言】 安本長官のそういうような意向が正しくこの予算の中に盛り込まれておるかどうかということについては、われわれにとつては非常……

第13回国会 予算委員会 第17号(1952/02/16、24期、労働者農民党)

○石野委員 ここから関連して質問いたします。今、風早氏の質問にもありましたように、労働條件あるいは一般の生活事情等が、非常に悪くなつておると思うのでありますが、四、五の点について御質問いたします。  第一番には、先ほど売春婦の問題が出ておりますが、最近立川地区における売春関係のものは約三千二、三百名に及ぶということが、私どもの最近の調査によりましてはつきりしておるのであります。これらの人々は、かせぎをする人になると、一日に八千円ぐらいのかせぎをする人がいるそうです。しかしこのような人は、おそらく四年とからだは持たないだろうと言われております。そういう人々が全国に非常に多い。ところがこれらの人々……

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/02/20、24期、労働者農民党)

○石野委員 周東安本長官にお尋ねいたします。先日大蔵省からと、それから外国為替管理委員会の方からと、両方からポンド貨に対する対策が発表されております。その結果として、ポンド地域における輸出が非常に押えられるような結果が出て来ているように思われるのであります。相当市場の縮小が予想されると思いますが、それに対してどのようなお考えを持つておられますか。
【次の発言】 その結果として、二十七年度計画の国際收支上の見通しの点で、非常にまずい結果が出るようなことはないでしようか。
【次の発言】 ドル地域に対する輸出が増進するだろうという見解でございますが、これはちよつと私必ずしもそうばかりは思えないのであ……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 決算委員会 第2号(1952/12/06、25期、労働者農民党)

○石野委員 一言だけお尋ねしておきますが、ただいまの御説明の中に決算後の処分の追求が非常に大切であるという意味のことを申しておられました。その処分の追究は会計検査院としてはできないから、国会の方でできる限り十分の注意をもつて行政機構に対して引締めをしてもらいたいというような意味のことを、今お話になられたと思います。そのことは私どもここでなかなかすぐにぴんと来にくい面もあるのですが、大体どういうようなことを意味しておるのか、ちよつとお話願いたい。
【次の発言】 その場合に、会計検査院とそれから国会の、特に決算委員会というものとの連繋の時期的な関係について、従来決算委員会というのは大体皆さんの方で……

第15回国会 決算委員会 第4号(1952/12/10、25期、労働者農民党)

○石野委員 ただいまの問題に関連いたしまして、出張検査とかいつて現地に出張する場合のやり方でございますが、それは大体あらかじめ日程をきめて出すのでありますか。それとも現地での必要に応じてそれが伸縮できるのであるかどうか。これをひとつ。それから出張して現地でいろいろと仕事をされる場合の手当の問題とか何かが、当然問題になつて来るのだろうと思います。おそらく出て行けば出て行つただけの仕事はしなくちやいけない。その間にいろいろつき合いの関係なんかもあつて、手当が十分でないためにいろいろなことが出て来るということもあり得るのではなかろうか。こういうふうに思うのですが、そういう点については、皆さんの方では……

第15回国会 決算委員会 第8号(1952/12/22、25期、労働者農民党)

○石野委員 先ほどから委員長が抜打ち検査の効果の問題についていろいろお尋ねして、それに対する事務総長からの御答弁がありました。特に、ただいまお話になつておりますドラムカンの問題とか、あるいは予備隊の問題等については、これは非常に重大であります。従つて私は、こういう問題は当然やはり会計検査院の所管内と、それからそれ以上にわたるものもたくさんあると思つておりますけれども、しかしもつとやはり委員としては重要視しまして、これの詳細にわたつての討議をして行かなければいけないと思つておるのであります。この場合、事務総長からお話があつたように、会計検査院としては民間の帳簿にまでは入れないということを言つてお……

第15回国会 決算委員会 第11号(1953/02/11、25期、労働者農民党)

○石野委員 佐藤さんに二、三お尋ねいたします。ただいま吉田委員からいろいろ質問がありまして詳細にわたつて従来の会計検査院のやつておつたことについてのお話があつたのであります。そこでこの機会にお尋ねしておきたいのは、会計検査の趣旨、目的等からいたしまして、今日皆さんがやつておられることの中でいろいろな不備、欠陥等があるだろうと思いますし、またそのために皆さんの所期の目的が達せられない場合が非常に多いように見受けられます。院長としてもあなたが過去数年にわたつてこの仕事をなさつておられて、今日会計検査の役割として予算執行上なさなければならぬことで物足りない点が多々あるだろうと思います。そこで今会計検……

第15回国会 決算委員会 第12号(1953/02/13、25期、労働者農民党)

○石野委員 都の局長さんにお尋ねしますが、この一四二号によつて問題になつております公園の一部を、ニユーエンパイヤモーター会社に使用さしておるという問題と関連して、ただいま同僚委員から、いろいろと日比谷の公園の中だけでも問題点があつちこつちに出て来ておることがわかりました。そこで一番問題になりますのは、先ほど建設省の計画局長さんからのお話がありましたこの問題、一四二号案件を処理するにあたつては、二つの方法があるということが関連して来るわけであります。私どもとしましては、この場合に明確にしておきたいことが一つある。それは明治四十五年以降東京都に公園用地として無償貸与しておるこの土地を、今日の実情に……

第15回国会 労働委員会 第3号(1952/11/28、25期、労働者農民党)

○石野委員 ただいまの森山委員の質問に対しまして、賀来労政局長から、政府の見方では大体限界に達している、その限界という意味は、このままではほうつておけないというようなところまで来ておるというふうに考えられる、こういうふうに局長は言つておつたのであります。そのほうつておけないということは、具体的にはやはり何かしなければならないということになる、こういうふうにわれわれは聞くわけです。従つて森山委員から聞かれた具体的な措置内容というものは、どういうことを構想に持つておるかということを、いま一度聞いておきたい。  それと関連しまして、労働大臣が先ほど特に電産の問題についても、また炭労もそうですが、両者……

第15回国会 労働委員会 第4号(1952/12/02、25期、労働者農民党)

○石野委員 中山会長にお尋ねいたします。ただいまいろいろとあつせんに当りましたしさいな事情のお話をされたわけでありますが、今度の争議は、炭労や電産の争議とその他の産業の争議と、みな関連しておる問題として把握されなければいけないように思いま参す。従つて、このたびの争議あつせんみ労に立たれております会長にお尋ねいたしたいことは、たとえば電産の争議の問題を取上げまして、今度のあつせん案の三つの条件、特に労働条件の改善をなされようとするならば、どうしても三交代で、土曜半休という不合理を是正しなければいけないということをおつしやられておるわけであります。私は、この問題を直接に取上げる前に、その前提として……

第15回国会 労働委員会 第5号(1952/12/05、25期、労働者農民党)

○石野委員 大臣に対して二、三の問題をお聞きいたします。  運輸大臣は、今度の裁定につきましては、いろいろと御研究なさつおると思うのです。この裁定に関しては、昨日も今井仲裁委員長が参りまして、どうも当局において誠意に欠くるところがあるというような意味のことをしばしば言つておるのでありますが、運輸大臣はすでに同僚各位に対しては、誠意をもつてこれに当るということを言つておるようであります。  そこで私はまずお尋ねいたしますが、裁定委員会の権威については、どのようにお考えになつておるかということを、まず一番最初にお聞きしておきます。
【次の発言】 そのような趣旨に基いて第一項の点は了とされる。但し、……

第15回国会 労働委員会 第7号(1952/12/09、25期、労働者農民党)

○石野委員 今井委員長が非常にお急ぎでありますので、一問だけお伺いしておきます。この問題は公社の方にも、あるいは大蔵省関係にも関連してお聞きしたいのでありますが、さしあたり、委員長に私はお伺いいたします。先ほどの公述の際に申されました委員長の言葉でありますが、われわれは賃金委員会ではないから、両者の紛争をそこで調停あるいは仲裁する任務を持つておる。従つて労働組合の意見も、また公社側の意見も十分そんたくして、一万三千百円その他のものを出したのである。そのときに、公社側の意見については、大蔵省との話合いができるような観点に立つて、こういうような裁定をしたのだという趣旨のことを言われたと私は記憶して……

第15回国会 労働委員会 第8号(1952/12/10、25期、労働者農民党)

○石野委員 裁定の問題につきましては、すでに問題がほとんど大蔵大臣に集約されて参つておりますので、ここではもうその問題に触れたくはないのでございますが、ただいまも青野委員から質問がありましたように、裁定問題については、巷間新聞等で、いろいろな説がなされております。今、国鉄の運法闘争については、国鉄側では、これに業務命令を出すとか出さぬとかいう問題があり、炭労の保安要員の引揚げの問題については、緊急調整をするかもしれないということなどが言われておるときでありますので、こういう問題に対する労働省の考え方――今大臣がいません、非常に重大な時期に大臣がいないのでありますから、われわれにとつてはこれをそ……

第15回国会 労働委員会 第12号(1952/12/16、25期、労働者農民党)

○石野委員 私はただいま議題になつております二つの裁定に対しまして、森山君の提出しました動議に賛成をし、山村氏から出ました動議に対して反対の意思を、労働者農民党を代表して申し述べます。  裁定が完全に実施されないということについては、これは非常に重大であります。すでに同僚の委員から言もわれておりますように、私どもは今国会において二つの裁定を議題に載せておるのでありますが、これが数次にわたつてまつたくほごになつており、今日においてもまたこの裁定が無視されようとしおるところに、われわれの反対する最大の論拠があるのでございます。私どもは、仲裁裁定というものは、その法律の根拠において、労働者の最大の権……

第15回国会 労働委員会 第13号(1952/12/18、25期、労働者農民党)

○石野委員 今の説明では、珪肺については、さらに慎重な研究を要するという政府の意向ですが、これはもうすでに国会では労働委員会の中に小委員会まで設けられていることを御承知のはずであります。どうもやはりこの問題に対する積極性の点について、欠けるところがあるのじやないかというように思いますが、ただそれだけのものであるかどうか、もう少し誠意ある政府の答弁がほしいと思います。お考えを聞きたい。
【次の発言】 今の山村氏の所見、鬼の目にも涙といいますか、そういう決議は、われわれとしてもけつこうだと思うのですが、ただ、その決議の中に、わざわざ「今回に限り」ということを書かれなくとも、今回のことに関しては、と……

第15回国会 労働委員会 第18号(1953/03/03、25期、労働者農民党)

○石野委員 ただいま菊川委員からもお聞きいたしましたので、関連するわけですが、実際にいましばらくのところで出るということが、今の次長さんのお話で大体わかりました。しかし問題は、基準局の方で支払うべきだということの判定を出しておるということになれば、労務者の方からすれば、いただくべき権利を持つたということになるわけであります。しかも、この問題は、すでに二箇月も三箇月もたつておりまするし、本人たちの生活も非常に苦しい。こういう事情になつて参りますと、当局におけるところの実費償還の問題がごたごたしておるいうことにかかわらず、労務者の方としては、それを要求することは当然だと思うのであります。そこで願わ……

第15回国会 労働委員会 第19号(1953/03/09、25期、労働者農民党)

○石野委員 大臣が帰られてしまつたので、大臣の見解を聞けないのですが、問題は、通産行政と公共の福祉の問題を、どのような範囲で見ておるかということを、はつきりしておかなければならぬと思つております。この問題について、もし大臣にかわつて御答弁が願えるならば答弁していただきたい。
【次の発言】 委員長はそういうふうに言うのだが、私は通産行政上、公共の福祉というものをどの範囲で見ておるかということを聞きたい。もし大臣があとで来るならば、大臣に聞いてもよろしい。
【次の発言】 ただいまの御答弁によると、その認定の問題については、通産行政上は何もないのだ。ただ、とにかく経営者がそういうふうに認定したらそれ……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 外務委員会 第2号(1955/03/31、27期、小会派クラブ)

○石野委員 首相にお尋ねいたします。今防衛分担金の減額の折衝が行われているはずでありますが、この防衛分担金の問題については、二月三日にアリソン大使から削減まかりならぬという覚書が出ていると聞いておるけれども、それはほんとうであるか。
【次の発言】 正式には申し入れが来ていないと言うが、いろいろと情報が伝えられていることはともかくとして、今折衝を行なっている過程において、しばしば総理からは防衛分担金の削減をして、その金を民生安定関係費に使うのだということをいろいろと公約の面で言っておられます。この民生安定関係費に使うという考え方は、その後いろいろな面でふらふらと変って来ているようですが、現在そう……

第22回国会 建設委員会 第6号(1955/05/11、27期、小会派クラブ)

○石野委員 二、三質問を参考人にさしていただきます。杉本参考人にお尋ねいたしますが、御意見によりますと、公団の設置については、非常に御賛成のようでございますが、今までの住宅公庫法等に対する公団法の関係について、一言御意見をお聞きしたいのでございます。従来、公庫では、住宅対策の施策として、この公庫法によっていろいろな措置をしてきました。ここで、公庫法があるのに、あえてこの公団法を作らずもがなというふうに感ずる面が多分にあるわけでございます。むしろ屋上屋を架すがごとき感がありますし、ただいま別に伊東参考人からのお話もありましたように、公庫法で企図しております趣旨が、この公団法を作ることと見合いであ……

第22回国会 建設委員会 第7号(1955/05/12、27期、小会派クラブ)

○石野委員 私は大臣に対して、主として、ただいま委員長から道路問題と言われましたけれども、住宅の問題につきまして、なるべく重複を避けて質問いたしたいと思いますが、なお十分に確かめる関係上から、重複する個所があることは一応御了承いただいて、大臣の適切な御答弁をいただきたいと思います。  最初に、今住宅は非常に困窮しておる状態のもとにありますだけに、鳩山内閣も住宅問題をメーン・スローガンとして掲げられておることは周知のところでありますが、まず御質問をいたします前に大序に伺っておきたいことは、住宅問題にはいろいろ対象になるものが雑多でございまして、社会保障制度の問題で取り扱う部門と、それから建設省が……

第22回国会 建設委員会 第9号(1955/05/17、27期、小会派クラブ)

○石野委員 議事進行ですが、ただいまきわめて重大な答弁をしないままで大臣は帰ったわけです。それで、先ほど久野委員からも発言がありましたように、大臣の次会の出席は、きわめて至近の間にやってもらいたいと思います。そのことについて、委員長は、今、いつごろ呼ぶつもりでおるかということを、ちょっと聞いておきたい。

第22回国会 建設委員会 第11号(1955/05/23、27期、小会派クラブ)

○石野委員 大蔵大臣は、先ほど災害対策に対する答弁の中で、なるべく重点措置をしたい、こういう趣旨の答弁をしておりました。そこで、その重点措置というのは、どういう意味なのか。結局総花的なやり方はやめて、なるべく重点的なところへやるという意味は、予算を減額するという意味に通ずるのかどうか、この点を一つはっきりお聞かせ願いたい。三十年度の予算は、少くとも災害復旧費は、相当程度というよりも、百四十億から減っているわけです。これはもう公共専業の中における全体的な傾向ですが、そういうようなことを意味しておるのかどうか、もう一ぺんはっきり聞かせていただきたい。

第22回国会 建設委員会 第14号(1955/05/27、27期、小会派クラブ)

○石野委員 ただいまの委員長さんのお話でありますが、すでに各同僚委員からの質問で、相当のところまでいっておると思います。私が本日聞きたいところは二点ほどありますが、それはほとんど財源処理について大蔵省に聞きたいことでありまして、大蔵省の出席を待つまで私の質問を待たせていただきたい。

第22回国会 建設委員会 第15号(1955/05/30、27期、小会派クラブ)

○石野委員 道路整備費の財源等に関する臨時措置法についての同僚議員の質問は、もう非常に長時間にわたって行われておりますので、私はまだ自分の疑問点としている点を二つほど大蔵当局にお聞きしたいと思います。  その第一点は、ともかく今度の財源に関する臨時措置は、ガソリンの一キロリットルに対して、実費的には二千円の値上げになるということを、中央と地方に巧みに分割して、税法の改正をしているわけでございます。ここでは一キロリットル当り二千円の増税になるということが一番問題なんです。そこで大蔵当局にお尋ねいたしますが、一キロリットル当りに二千円の増税をするということについての負担能力の問題について、今日の国……

第22回国会 建設委員会 第20号(1955/06/14、27期、小会派クラブ)

○石野委員 大臣にお尋ねしますが、先ほど中山委員から要望のありました件についての、水防に関する資材関係及び機械関係に対しての問題は、この改正法案の中では一つも触れられていないし、今大蔵関係からの案では、予算的措置を考えたいということでございましたが、水防法の改正についての大臣のこの問題に対する考え方と、早急にどういうふうな処置をしようかということについての所見を、この際聞かせてもらいたい。
【次の発言】 非常に予測外に出てくるものであるからということは、もちろんそうでありますが、しかし水防の必要とされる諸般の事情が、あまりにも広範囲にわたるために、これを防衛するための処置としての機械的な、ある……

第22回国会 建設委員会 第21号(1955/06/15、27期、小会派クラブ)

○石野委員 住宅公団法の問題について、二、三の点を再確認する意味で一応お尋ねいたします。  まず、政府が今度の住宅公団法を作るに当っては、なるべく地方財政の負担を軽くするというような意図であるということであります。しかしながら、住宅公団法の資金内容を見ますと、そこには国庫の資金も出ておるし、また地方自治体からの資金の供出方も要請されておるわけであります。一番われわれが心配になるのは、住宅金融公庫が行う場合と、この住宅公団法で相当金額が出て、住宅が建てられる場合との間に、公団法でやる住宅建設が、ややもすれば各都道府県の間に、その恩恵を及ぼす点が不均衡になりはせぬかということであります。投資が少い……

第22回国会 建設委員会 第23号(1955/06/29、27期、小会派クラブ)

○石野久男君 建設行政に関して、特に建築の問題で大臣にお尋ねいたします。これは建築許可をするに当って、各所に起きております建築用地上にある借家権を持っておる者と建築主との係争の問題に関連してでございますが、東京都の昭和二十九年十二月二十八日付で出しております千二百三十八号の許可になる建築の問題であります。この件は、その用地内に約二十軒ほどの借家住まいをしておる方がおる、その人たちはみなそれぞれ営業をしております。こういう用地に対して、その建築主は、かねてから敷地千坪、総建坪にしまして約五千五百坪にわたるところの建築の許可願いを出しておったのでございます。しかし、その敷地内における入居者との間の……

第22回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1955/06/29、27期、小会派クラブ)

○石野委員 関連して兼子政府委員にお尋ねしますが、先ほどの徳島事件にしましても、仙台の事件にしましても、ほとんど選挙管理委員会に関連する問題であって、その管理委員会の構成の問題あるいは運営の問題について先ほど同僚委員からお尋ねしたわけです。てれに対するお答えの中で、特に事務局職員の人事の問題についてあなたからいろいろなお話がありましたけれども、私ども見ますには、もちろん事務局職員の人事の問題もありますが、管理委員そのものの中に非常に大きな問題があるように思う。このことは、管理委員の諸君は長い間にわたって案外変動なしに来ているところが多い。そのために、結局、どういうときでも、特に市町村におけると……

第22回国会 大蔵委員会 第32号(1955/07/14、27期、小会派クラブ)

○石野委員 副総裁にお尋ねしますが、ことしの資金の需要について、大体新規にどのくらいの資金があったらいいというふうにお考えになりますか。
【次の発言】 三分の一くらいしか貸せないということになりますと、昨年度の貸付率は大体三六%くらいだという資料をわれわれは手にしているわけです。三分の一ということになりますと、昨年度よりももっと悪くなっていくのだが、それを、どういうふうにして需要にこたえていこうと考えておりますか。
【次の発言】 そうすると、とにかく昨年度より貸付の率は下っていくということは、はっきりわかるわけなんで、そこで、これは当然資金がないということになるわけですね。

第22回国会 大蔵委員会 第41号(1955/07/29、27期、小会派クラブ)

○石野委員 関連して質問します。  今小山委員の質問に対して、蔵相から、すべてその通りその通りというお答えがありました。しかし実際は、民間でこの問題について論議が出ているようなことが、この法案ができたら必ず具体的な問題として、障害となって出てくるだろうと思う。そこで私は蔵相にお聞きしておきたいのですが、この法案ができたときに、この時限立法としての法律に基いて、長期の資金調達が大体どのくらいこの年度にできる見通しがあるかということが一応聞いておきたい。そしてまた、その資金は中小企業にどの程度に入り込むようになる見通しを持ってこの法案を出されているかということが第二点。それから第三番目には、答弁は……

第23回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1955/12/15、27期、小会派クラブ)

○石野委員 ただいまの問題の途中ですが、私は一言だけお聞きしたいと思います。皆様御苦労さまでありました。私も実はイワノボに訪ソ議員団の一員として参りまして、皆さんにいろいろお語いたしました。あとハバロフスクの方へは、いろいろな都合で参りませんでしたが、ただいまの戸叶氏の発言にあります説明のことについては、イルクーツクで別れますときに、全部分散しましたから、この分散した理由だけ皆さんにくれぐれも言うようにということを――私は労農党でありますが――言っておりますので、おそらく戸叶さんが言われるように、最初に御説明なさったろうと思いますが、一応皆さんの御記憶を呼び起してもらいたいと思います。  なお……

第23回国会 議院運営委員会 第7号(1955/12/06、27期、小会派クラブ)

○石野委員 委員長の今の発言には異議ございません。なるべくそういう機会を与えることは、これから非常にいいことだと思いますから、ぜひできるようにしてやっていただきたい。なお感謝決議案を出します場合、小会派の方へも案文は一度見せていただきたい。
【次の発言】 小会派も一つ質疑さしてもらえないでしょうか。
【次の発言】 だから、今ここで私が出します。
【次の発言】 今、委員長から小会派に対して思いやりのあるお言葉を聞きました。しかし、先ほど園田氏からも言われておるように、この原子力の問題については、非常に重大な国民的関心がある問題であります。われわれとしても、あとで委員会等で質疑することはよくわかっ……

第23回国会 大蔵委員会 第5号(1955/12/13、27期、小会派クラブ)

○石野委員 私はただいま上程になっております交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案に対して、反対の意見を簡単に申し上げます。  ただいま社会党を代表されて反対意見がありましたように、この法案の意図する根本はどうありましょうとも、結局はこれによって健全財政が紊乱されようとするという点が第一点。  第二点は、地方自治体の現在の赤字財政に対する対策といたしまして、政府は非常にごまかしの方策をとっておるということに、私たちは強く反対しなければなりません。地方財政の問題に対するほんとうの施策を地方から要望している点に対しては、何もこたえていないのであります。特に税率三%に相当するものをこ……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1956/02/23、27期、小会派クラブ)

○石野委員 ただいま野溝参考人からの発言の中で、イワノボ収容所を見て参りましたその節のことがプラウダに出たと言っておられました。その中で、私の名前も出たのでありますが、私の発言が意外にひどかったというような意味のことを言っておるというようなことを先ほど野溝参考人から話がありました。これは何かの感違いであろうと思います。それはあとで速記録を見ていただきたいと思いますが、私は、御承知のように当番幹事としまして、あの日はいろいろと収容されている方々に対して両団長があいさつするときの司会をいたしました。その後プラウダの記者と確かに会ったような記憶をしております。そのときは、こういうことを言ったと思うの……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1956/04/02、27期、小会派クラブ)

○石野委員 山下次官と田邊局長にお尋ねいたしますが、今引き揚げ問題の一番大事な点は、今度の日ソ交渉が十分な成果を得ないままに一応中断されたということ、そのために、やはり引き揚げの問題が話に乗らないというような状態になっておることだと思います。そこで田邊さんは、今度の交渉では随員として行かれた。先ほど外務大臣からもお話を承わりましたが、田邊さんは長い間特にこの問題を専門にお取扱いになってこられて、今度の交渉の過程から見て、今までのようなやり方でこの引き揚げ問題の解決が促進されるというふうにごらんになっておいでになったか。それとも、やはりソ連側がいろいろ言っているような問題、ああいう問題を一応は政……

第24回国会 社会労働委員会 第33号(1956/04/07、27期、小会派クラブ)

○石野委員 私はただいま議題になっております健康保険法等の一部を改正する法律案、右案に対する修正案に対しまして反対をいたします。さらに厚生年金保険法案、船員保険法の一部を改正する法律案、藤本君外十名の提出する右案に対する修正案、これらに対して反対をし、岡良一君外十二名の提出になる健康保険法等の一部を改正する法律案に賛成するものでございます。以下その趣旨を申し述べたいと思います。  社会保障制度の問題を特に強調したのは、昨年の選挙のときにおける鳩山内閣の大きなスローガンであり、公約でございました。しかしそれらの問題は今はほごのようになってしまっております。われわれが社会保障制度の問題を考え、特に……

第24回国会 大蔵委員会 第10号(1956/02/23、27期、小会派クラブ)

○石野委員 大臣にお尋ねします。実はいろいろと尋ねたいことがたくさんありますが、ちょうど同時に海外同胞引き揚げの問題で私に関連する事項があるので、きわめて簡単に、一、二のことをお尋ねいたしまして、また他日に質問いたしたいと思います。  本年度の予算編成に関係する問題については、いろいろと同僚議員からも質疑が行われました。今度の予算が、全体として歳入の面で頭打ちになっており、歳出の面が非生産的な部門で拡大している。こういうようなことが特徴的なことだと思います。そういうことで、いろいろな面で予想外に弊害が出てきているのだと思うのです。特に中企業金融等の問題については、そういう点で顕著に弊害が出てく……

第24回国会 大蔵委員会 第12号(1956/03/01、27期、小会派クラブ)

○石野委員 税制関係についての質問をいたします。ことしの予算で税の問題を考えますると、予算収入の九〇%がほとんど税金になっていると思います。専売益金を含んだこの九〇%の税収入というものは、非常に高いものになっておると思います。昭和九、十、十一年の間に比較いたしますと、三十一年度の税収は、その当時の約七百八十二倍になっておると思います。歳入総額が当時の四百四十九倍、こういうところから見ると、税収は異常な膨張であって、国民の負担は非常にきついものがあるというふうに考えております。主税局長はそういう点についてどういうふうなお考えでしょうか。

第24回国会 大蔵委員会 第13号(1956/03/03、27期、小会派クラブ)

○石野委員 私は租税特別措置法の一部を改正する法律案並びに関税定率法の一部を改正する法律案に、小会派クラブを代表して反対をいたします。  まず租税特別措置法の問題について申し上げます。この政府の税に対する基本的な問題は、いわゆる最近まで資本蓄積に非常に重点を置き過ぎているという点にあると思います。私たちは、源泉課税と申告税の不均衡を、今度の税制ではどうしても是正しなければいけないという考え方を持っております。われわれは、この租税特別措置法については、国の経済の実情から見て、ある時期においてはその必要性を認めます。けれども、今日政府は、日本の経済が正常化の段階にきているということを盛んに主張して……

第24回国会 大蔵委員会 第15号(1956/03/08、27期、小会派クラブ)

○石野委員 春日委員がすでに質疑を留保されておるので、ここで関連質問をするのはどうかと思いますけれども、一応ただいままでの質疑応答の中で持ちます疑問について、二つほどお聞きしておきたいと思います。  今日抑留されておる人たちに対する保険における補償の問題は、すでに春日委員の言っておられるように、保険のらち外にある国家補償の全面的な立場で補償されるべき質にまで発展しておる。このようにわれわれは考えるものだが、この点について政府はどのような考え方をしておるか。これを一つお伺いしたい。  それから第二点としまして、先ほどの御答弁の中に、抑留されておる船員あるいはまたこれらの脅威を受けておるところの日……

第24回国会 大蔵委員会 第19号(1956/03/16、27期、小会派クラブ)

○石野委員 賠償等特殊債務の処理に関するこの一般会計から分離しようという法案、そういうような特殊会計を設けようということの前提となる賠償の問題について、やはり私たちは、一応この機会に当局からお聞きしておきたいと思います。  最近フィリピンに藤山特使が、政府を代表して賠償の問題を交渉するために行かれた、こういうふうに聞いております。この問題については、いろいろと巷間うわさされるもの炉あるので、われわれとしては十分突きとめられませんが、しかしこの中で、特に八億ドルのうち二億五千万ドルが商業的借款だというようなこと炉いわれ、これは完全な民間の交渉になるもので、政府の責任はないというようなこともいわれ……

第24回国会 大蔵委員会 第20号(1956/03/20、27期、小会派クラブ)

○石野委員 大臣にお尋ねします。金融制度調査会設置法案の提案理由の説明の中に「市中銀行の日本銀行依存の状態も改まるなど、正常化の進展を見た二面、種々新しい問題も現われて参りました。」ということを言われております。この法案を制定するに当って、種々新しい問題が現われてきたという意味の問題はどういう問題なのか、この点を一つお伺いいたしたい。
【次の発言】 ただいまの大臣のお話によると、今の日本の情勢のもとでは、いわゆる急激なインフレの危険がある、そういうような新しい情勢が出てきたわけでございますか。
【次の発言】 流通通貨を調整するという機能が、日銀でそういうことをする情勢でなくなる、そういう新しい……

第24回国会 大蔵委員会 第25号(1956/04/03、27期、小会派クラブ)

○石野委員 ただいまの外地預金者の問題と、株主に帰属する財産問題との関連性は、非常に重要だと思うのです。ただいまのお話を聞いておりますると、やはり外地預貯金者に対する取扱い規定はそういうようになっておつたから、今のような換算率をきめたんだということ、それからまた、前の第十九国会ですか、そういうことがきめられておるからというような建前のお話でございました。しかしわれわれの感ずるところでは、そういう問題は、戦争を中心とするいろいろな事件の内容になっておるわけだと思うのです。ですから、われわれとしては、今その外地におけるところのそういう預貯金者に対する政府の取扱いの問題と、今日出ておるところの残余財……

第24回国会 大蔵委員会 第30号(1956/04/19、27期、小会派クラブ)

○石野委員 新木さんにお尋ねいたします。日銀法の改正点について、先ほど春日委員からの質問に対してのお答えでは、四、五点を指摘されております。その中で、日銀法は戦時立法であるから改正しなければならないという意味のことがございました。先ほどのなにでは、一萬田蔵相からもその点は指摘されておったのでありますが、今改正しようとする考え方は、日銀法の第一条の目的になっている点などについて改正しようという意図をお持ちになった、あなたの私見がそういうのであるかどうか、この際ちょっと閲かせていただきたい。
【次の発言】 その第一条の中で特になにされるのは、やはり国家統制的なものが非常に強いから、戦時立法的な統制……

第24回国会 大蔵委員会 第36号(1956/05/15、27期、小会派クラブ)

○石野委員 物品管理法案のいろんな問題点については、各委員からの質疑が出ておりまして、いろいろな点で解明されるところがありましたが、特に最近におけるいろんな問題の出ている観点から見まして、物品を収得する間におけるいろいろな問題点を、どのようにこの管理法案は縛っていくかということで、私は一応この法案についての疑義を持つわけですが、こういう問題点はどのようにして取り締ろうとしておるのであるかということを、一応御説明願いたいと思うのです。たとえば最近特に問題になっておりまする、防衛庁の中古エンジンなど、ああいう問題は、その取得者の名におけるところの価格の問題だとか、あるいはその調達の表面的な問題とし……

第24回国会 大蔵委員会 第50号(1956/09/11、27期、小会派クラブ)

○石野委員 きわめて簡単に二つほどの件をお聞きしたいと思います。銀行局長にお聞きしますが、最近非常に金融が緩慢になっているとは言うけれども、やはり中小の企業者に対しては、それほど金融の面ではゆるやかなものがあるとは思われない。これらの点は、銀行局長自身がよくおわかりになっていると思います。ことに年末を控えて、第三・四半期の金融の面になりますと、いろいろな点で憂らべきものがあると思います。こういう年末を控えての金融について、特に中小企業に対する情勢はどういうふうになっているかということを一応ここでお聞きしたい。特に政府機関である中小企業金融公庫とか、あるいは国民金融公庫あたりの貸し出しの事情や、……

第24回国会 地方行政委員会 第28号(1956/03/30、27期、小会派クラブ)

○石野久男君 皆さんの御時間をいただいて簡単でございますが、町村合併の問題について自治庁当局から卸意見を承わりたいと思います。  実は茨城県の北の方に磯原町、大津町、平潟町、関本村、南中郷村、関南村、この六町村を合併して北茨城市というのが、この四月一日から発足しようという計画になっております。この案件は茨城県におきましては一応県議会を通過して、すでに自治庁までその申達がきておると思います。しかしながら実情を申しますと、この中で合併されるべき大津町、平潟町、それから南中郷村、関南村、それから関本村、いずれの町村におきましても強い反対の意見が出まして、特に大津町、それから平潟町、関南村の三町村にお……

第25回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1956/11/29、27期、小会派クラブ)

○石野委員 関連して。ただいまの御説明の中で、四条の免責規定の中の「から」という字の使い方について、まだはっきりちょっと理解できないので、その点だけ一つお尋ねしておきます。「濃縮ウランの生産」「から」、「若しくは製造」「から」というその「から」は、やはり生産過程からあるいは製造からといふうに理解さるべきじやないかというふうに考えますけれども、先ほどの松井課長のあれでは、そういうものの結果からだということで御説明がありました。これはあるいは法制局あたりからでも聞いておかなければ、将来非常に重要な問題になると思います。先ほどの英文の方から見ましても、必ずしも課長の説明のようには思えないので、その点……

第25回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1956/12/05、27期、小会派クラブ)

○石野委員 非常に時間が短かいので、きわめて簡単に三、四の問題について御意見を承わりたいと思います。皆さんの御意見を承わりましても、よくわかりますことは、生産力を増強するという、生産性向上の問題それ自体については何も反対していない。ただ、しかし、生産性を向上することから生まれてくるそれの効果がどういうふうに行き渡っていくかということについての見方で、みながだいぶ違う態度をとっておられるというふうに私は思います。私は、やはり生産性向上の問題が、ほんとうに労働者や消費者から国民全体にまでそれが行き渡るようになるならば、おそらく皆さんの意見は労働者としても一致するだろうと思うのです。そこで、問題にな……

第25回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1956/12/06、27期、小会派クラブ)

○石野委員 非常に時間が短かいようでございますので、きわめて簡単に一つ二つお尋ねいたします。途中で参考人の意見を聞いておりませんので、私の質問がすでに参考人のお述べになられたことに重複する分があるかもしれませんが、その点は一つ御了解いただきまして、お答いただきたいと思います。  中山さんの方から私どもの方へ回っております資料を見ましても、日本の大学教育の中で、理工学系の占めている比率が非常に低いということ、そしてまた、そういうことから今後の日本の技術教育あるいは技能者教育の問題に関連して、もっと積極的に国が法文系の教育方法を向け変えてもらいたいという要望が強く出ているかと思います。私どもも、新……

第25回国会 法務委員会 第4号(1956/12/05、27期、小会派クラブ)

○石野久男君 お許しをいただきまして、非常に事案の込んでおるところですが、きわめて簡単に、大臣に、ただいまの古屋氏からの質問になりました件に関連いたしまして、お尋ねいたしたいと思います。  在日朝鮮人の問題は非常に困難な問題になっておると思うのです。特に登録の問題を通じましてそういうことが考えられますが、在日朝鮮人の問題は、内務省の統計から見ましても、一九一五年に三千九百人ほど在留しておったものが、一九四四年には百九十三万七千人というものになっておるわけです。特に一九四〇年から四四年までの間に約百万人の朝鮮人が在日することになった事情があります。その間、内務省の統計を復員局の調査によりまして見……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1957/03/06、27期、日本社会党)

○石野委員 私は、都築博士に、これはいろいろと諸先生の方からも質問がありましたが、きわめて現実的な問題でについて伺いたいと思います。特に放射線総合医学研究所などが急速に作られることが必要だということは私ども痛切に感じておるのですが、ただ日本の現在の実情では、こういう研究所やあるいは総合研究所などできる地域における多くの人々は、ストロンチウム九〇の人体に及ぼす影響が非常に大きいということを一そう強く感じておるように思います。そういう建前から、これらの総合研究所とか原子力研究所ができます茨城県、あるいはまた新しく炉を置こうとしている伏見などの地域の人々が非常に弊害を顧慮して、いろいろな立場からこう……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1957/03/14、27期、小会派クラブ)

○石野委員 私は、時間の関係もございますので、法案に対しましての問題に限って一つお尋ねいたします。  科学技術情報センターのこの法を作るという趣旨には、もう私どもも今日の段階では非常に大事なことだと思っております。しかし、この法によってできるところの一つの法人、その法人の性格というものがいろいろ問題を生んでくると思うのです。先ほど来言っております国会図書館とこのセンターとの関係をどういうふうな関連性の中に置くか、ただいま中崎委員からもお話がありましたように、なわ張り根性を出さないように、一つなるべく協調してという趣旨は非常にけっこうなのでございます。しかし、それにもかかわらず、やはりこの法によ……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1957/03/22、27期、日本社会党)

○石野委員 私はこの際、燃料公社のその後のいろいろな問題につきまして、事情を政府並びに燃料公社の関係の方からお聞きしたいと思います。その後、燃料公社の設立の問題については、特に敷地の問題等でいろいろと問題があるように聞き及んでおります。現状はどのようになっておりますか、詳細御説明願いたいと思います。
【次の発言】 ただいま高橋参考人からの御意見を承わりますと、最初に計画した地域については米軍の方からのオーケーをもらえなかったので、今やむなく、不満足な地域ではあるけれども、茨城県の県有地の小さな面積の地域でパイロット・プラントとしての設備をしたい、これが今の実情である、こういうふうな御事情だとい……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第20号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○石野委員 ただいまの技官と事務官との待遇の問題については、特別な差はつけてないというお話であります。なるべくそうあってほしいと思いますが、今ここに資料として提出されております厚生省の技官事務官待避比較表という表は、これはおそらく間違いない表だろうと思うのですが、この衣で見ますると、各年次ごとにやはり技官と事務官との差がだいぶついているようであります。これは信憑性があるのかどうですか。一応そういう問題について御説明願いたいと思います。
【次の発言】 これによりますと、たとえば昭和十一年の課長クラスを一応見てみますると、技官の課長とそれから事務官との間に、同じ課長でも片方は十三級の一号俸、片方は……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第22号(1957/04/02、27期、日本社会党)

○石野委員 ただいまの問題に関連して、今、小滝長官からは、一応人を出して現地の事情を見て、もう少しよりお互いが話し合いのできるような場を求めたいという御意見がありましたが、大体今、予想されておりまする地域というのは、長官はどういうところを考えておられますか。
【次の発言】 現地の方としても、住宅地域の五万坪とか、その他切り離していいような場所についての敷地を提供することの心構えはあるようであります。それから、公社の方でもそのことは考えているようでございまするから、そういう点については問題はないと思います。ただ問題になるのは、原子力研究所の用地に大体接近した地域で、こういう公社の敷地を求め得られ……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第35号(1957/05/06、27期、日本社会党)

○石野委員 私は石川さんに一つお尋ねしたいのですが、日本の科学技術が非常におくれおって、そのおくれを取り戻すためにいろいろな形で今度炉の輸入や付かされ、それによって各国との足並みをそろえるようにしていこうという考え方でやられる今の原子力委員会の構想の中で、大体の見当として、輸入炉を日本の国産動力炉に切りかえていく時期の問題、そういうものに対する見通しをどういうふうに弾いておられるのかということを、一つお聞かせ願いたいと思うのです。  それからもう一つは、松根さんにお尋ねしたいのですが、おおよその見当でものを見るわですけれども、そのおおよその見当で見て、皆さんが、今、炉を入れて、これを実際に発電……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第37号(1957/05/11、27期、日本社会党)

○石野委員 私はまずただいまの問題に関連しながら質問をしていこうと思います。原子力基本法の第二条は、平和の目的に限って原子力の研究開発及び利用をすることを規定しているわけです。憲法とこの第二条との関係、がどうありましょうとも、この第三条の基本方針というものは、大体民主的に、自主的に、そしてまた公開という三原則にのっとって、そして原子兵器をめぐる秘密主義を排除して、それからあの当時の考え方からしますると、日米原子力協定による濃縮ウラニウムや原子炉の管理上の必要からくる外国の不当な介入を取りのける。それから技術上産業上の外国への依存から自主的な態勢に移るという、こういう精神がこの三原則であったと思……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第38号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○石野委員 付帯決議の趣旨を説明するにあたりまして、先に付帯決議の案文を朗読いたします。     付帯決議   原子力開発の重大性に鑑み、政府は本法の施行にあたり、左記励行方努力すべきである。     記  一、原子力発電の実施にあたっては、特に原子力委員会の設定する開発計画に準拠し、原子力をして公共の福祉と国民生活の向上に寄与せしめること。  二、原子炉の運転に伴う使用済燃料又はその処理の結果生ずる核燃料物質等については、軍事的利用に供せられる場合、これを外国に譲渡し又は輸出しないこと。    なお、原子炉の運転に伴う使用済燃料の処理に関しては、なるべく速かにその設備を完成すること。  三、……

第26回国会 外務委員会 第28号(1957/10/15、27期、日本社会党)

○石野委員 私はもう非常に時間が迫られているようでございますから、簡単にしかし要点だけをお尋ねしますから、はっきりお答えを願いたいと思います。  先ほど外相は、日中の貿易協定の問題が今北京で行われておるが、それが円満に解決するように希望すると話されました。それについて、今政府には、現地に行っております代表団から何らかの中間的な経過報告があるとか、あるいはまた情報が入っておりますのでしょうか。そしてまたそれについての見通しはどういうふうになっておられますか、お答えを願いたいと思います。
【次の発言】 見通しをどういうふうに持っておられましょうか。

第26回国会 大蔵委員会 第14号(1957/03/15、27期、小会派クラブ)

○石野委員 委員長からの御注意もございますので、きわめて簡単に税制改革の問題についての概括的な質問だけさせていただきたいと思います。  今後の税制改革は、前から盛んに政府では、税制の根本的改革ということを主張しておられたので、今回の改革は、その根本的改革の趣旨に沿うものであるかどうかということを、まず大蔵大臣からお聞きしておきたい。
【次の発言】 今度の改革、特に所得税関係については、大体先ほど来同僚議員からも言われておるように、昭和十五年というものをめどに置いての改正が行われておるようです。しかし昭和十五年というのは、御承知のように当時の国内の事情から言いまして、戦費調達のための税制改革が行……

第26回国会 大蔵委員会 第17号(1957/03/22、27期、日本社会党)

○石野委員 原さんにお尋ねいたしますが、ただいままでお話を聞いていると、ガソリン税を設定して道路整備をすれば非常な効果がある、私どもも、道路を整備すれば効果があることはちっとも否定をしない、問題は、その道路整備をするために、ガソリン税をこういうふうな形で取り上げてやらなければいけないのか、そのほかに何か方法はないのかというところにあるのだと思います。問題になるのは、結局予算措置の中で、こういう目的税的な性格を持つガソリン税にたよらないで、ほかにそういうことをやることができないかどうかというところにあるのであります。そこで、政府の道路整備に対する今日の考え方の全貌が問題になってくると思う。皆さん……

第26回国会 大蔵委員会 第30号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○石野委員 大蔵当局にお尋ねいたしますが、最近公務員のベース・アップに伴って、三公社五現業のベース・アップの問題も、仲裁裁定の線まで出る、これに対して政府の態度も明確になったようであります。ただいまわれわれの承知しているところでは、政府はそれに対する予算措置等もなさっているようでございますが、この際農林漁業金融公庫、あるいは住宅公庫、中小企業金融公庫、国民金融公庫等の職員に対するベースの問題について先般の委員会でも、政府がこれに対してどういう心がまえを持っておられるか、またどういうふうに処置されるかということの御意見を承わったのであります。しかしそのときは、まだ政府の腹がまえが十分にできていな……

第26回国会 大蔵委員会 第36号(1957/05/14、27期、小会派クラブ)

○石野委員 私はさっき質問のありました春日委員、その他の委員の質問に関連いたしまして、二、三総裁にお尋ねします。  昨年来神武景気といわれておるが、その間に実際にわれわれの受ける感じでは、神武景気というのは大企業や大資本に集中をして、小さいところに及んでない。ところが今度第一次、第二次の公定歩合の引き上げという、こういう形の中で金融の引き締めを強行していきますと、これは各委員も言っておりますように、端的にしわ寄せされてくるのは中小企業であります。そういう意味から、この公定歩合の引き上げというものは、大企業と中小企業との間の隔たりを正そう強化していく、そうして、そのために日本の経済の実態は相当大……

第26回国会 大蔵委員会 第38号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○石野委員 私はこの機会に、大臣がちょうど見えておりますから、一問だけ簡単にお聞きしたいと思います。簡単な答弁をいただきたいと思います。  それはほかでもありませんが、閉鎖機関であった朝鮮銀行とか台湾銀行に関することですが、これはすでに法律の手続によって、預金者の預託金は応三分の一に切り下げて処置したことなのであります。しかしこの問題に関しましては、その後預金者等において、その三分の一の切り下げの問題については不満があるという要望が強いわけです。この点、当時朝鮮銀行とか台湾銀行なんかは、すでに退職金を払った上に離職手当などもやっております。ことに朝鮮銀行なんかは、三億以上のものを出し、台湾銀行……

第26回国会 大蔵委員会 第43号(1957/06/11、27期、日本社会党)

○石野委員 ただいまの懸案につきまして、春日君からいろいろと話がありましたが、われわれも、この問題は非常に大事な問題だと思っておるわけです。大月さんからのお話では、国民大衆ということが、厳格な意味でいろいろな問題があるので、やりにくいのだというお話がありました。実質的には、やはり朝鮮人の何しております信用組合というようなものの中には、お客様として日本人もたくさんおるわけです。従って信用組合に代理業務をやらせるということを、ただ朝鮮という言葉だけでいきまするといろいろな問題がありますが、しかし在日朝鮮人の営んでおるところの信用組合活動というものの中では、日本人が相当程度利益を受けているし、それか……

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○石野委員 ただいま提案になっております案件につきましては、去る国会で国会の承認を求めた案件であります。国会がさきの案件を承認してからまだ半年たたない間に、こういうような承認の変更を求めてくる提案があったことに対しては、非常な不見識さというものをここでお尋ねしなければならないように思います。なぜこんなに短期間の間に国会に承認を求める件の変更をしなければならなくなったかということについて、先般の提案の理由の説明の中にも若干そのことには触れておりましたけれども、しかし大きく政治的な立場から見まして、そういうような変更を求めなくとも、さきに国会で承認を与えているその地域内において、こういう問題の解決……

第27回国会 商工委員会 第6号(1957/11/13、27期、日本社会党)

○石野委員 私は、この際、通産大臣に、貿易問題について、特に日本と朝鮮との貿易問題について、お尋ねいたしたいと思います。  去る九月二十七日、朝鮮の国際貿易促進委員会と日本の国際貿易促進委員会、それから日朝協会、日朝貿易会の三団体が、民間の間の貿易協定を結びました。この貿易協定が結ばれたことに対しましての政府のこれに対する所信をお伺いするわけですけれども、その前に、私は協定文をここに持っておりませんので簡単に協定の内容を申し上げますと、これは双方が貿易を発展させ、両国の人民間の友好を増進させるために、平等互恵の原則に基いて協定をやったわけです。総額五億一千二百万英ポンドの額に上りまして、分類は……

第27回国会 大蔵委員会 第2号(1957/11/04、27期、日本社会党)

○石野委員 関連して。ただいまの問題で、大臣は医者にも処方箋の書き方がそれぞれ違いがあるからという話をされている。三十二年度の予算が、三回にわたって修正されて今日にきている金融引き緊めというものが及ぼした影響というもので、どういうふうに現われているかということについての見方の違いが、処方箋の書き方にもなるのだと思うのです。大臣は、あまり大して責任を感じておられないけれども、大臣が先ほど予算に対する説明をしたときにも言っておったことだが、投資景気だから大企業は大丈夫なんだ、だから、投資の繰り延べをすればそれでいい、しかし中小企業というのは、元来がいろいろ問題があるのだから、そこで年末金融として百……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1958/02/06、27期、日本社会党)

○石野委員 関連して一つ。今、岡委員からお話がありました日本の技術を効率的に高めるためのいろいろな機構の問題とか、政府の資金または民間の資金をどういうふうに効率的に使うかということは、今重大な問題だと思うのです。機構の問題と資金の問題とからんで、日本の科学技術の各分野においてのセクショナリズムは、アメリカのそれよりももっとひどいものがある、こういう大臣の話がありました。私もその通りと思うのです。そこで、従来の官庁の間におけるあるいは民間におけるそういう問題について、これを急速に改めることは非常に至難なことだろう。しかし、それはやらなければいけない。そういう立場に立って、特に今日原子力関係の問題……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1958/02/19、27期、日本社会党)

○石野委員 関連してちょっと簡単に一言だけ参考人の諸先生方にお伺いしますが、研究を総合的にやります場合に、従来やはり研究していられた方々がそれぞれの設備を持ち、またそういう考え方もあるのですが、総合研究をやります場合にはどうしても一カ所に集めるのが便利だと思うのです。その一カ所に集めます場合に、先ほど菊池先生からも原研あたりでやるのが一番いいだろうということをおっしゃっておられました。そういうことを勘案いたしまして、研究者の立場、特に参考人の皆さん方の研究的立場からして、一カ所に集めて研究をする場合に、何かとやはり便利な面と不便な面があるだろうと思うのです。われわれにとっては、便利な面よりも不……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○石野委員 ただいま田中君から質問になっております経理の問題もありますが、この原研の運営の問題に関連しまして、最近原研の保健物理部の方でいろいろと放射能の研究をしておられます。原研の周地に対して一回、二回にわたるところの調査をなさっておりますが、第一回の自然放射能だけの調査研究のときには、自然放射能だけの問題ではあまり大きな問題はなかったようでありますが、第二回の調査の結果としまして、相当程度第一回とは違った状態が出ておるように聞いております。特に測定は一キロ以内、または二キロ以内、あるいは六・五キロ以内というような地点での放射能の量が、原研の周地からだんだん遠隔の地にわたって放射能の現われ方……

第28回国会 大蔵委員会 第5号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○石野委員 私は、政府の財政金融政策の大前提になっている当面の経済情勢、並びに明年度予算編成の経過、編成の基本態度について、大蔵大臣からまず最初に聞きたいと思います。  大蔵大臣は、第二十七臨時国会でわが党の石村委員に対して、予算委員会でこのように言っております。「日本の経済が神武以来の不景気であるかのようなことを前提にして立論をされているが、それ自体が非常な間違いだ。神武以来の不景気どころではない、むしろこのままいけばインフレになりはせぬかということをおそれる状況です。それが日本の経済の本体なのです。」それからまた、「日本経済全体というものはむしろ伸びよう伸びようとしている。現に生産を落そう……

第28回国会 大蔵委員会 第11号(1958/02/27、27期、日本社会党)

○石野委員 関連して……。私は、この機会に為替局長にちょっとお尋ねしておきたいのですが、これは、愚にもつかない質問かもしれませんけれども、局長は為替管理をなるべくよくして、そうして外貨事情をよくしようという建前でお仕事をなさつておると思うのです。あなたの実務の中で、こうしたらむしろ外貨は逃げないだろう、こうしたら外貨を国家によくとめられるだろうというようなことを実務上感じられる点があったとすると、そういうことについて、やはり大臣などに意見具申をしておられたと思います。多分そうだろうと思いますが、そうじゃございませんか、どうですか。
【次の発言】 あなたは為替に十分なれていない、そういうなれてい……

第28回国会 大蔵委員会 第12号(1958/03/04、27期、日本社会党)

○石野委員  それでは私がお尋ねしますが、交渉の際は、インドネシアの方では、一億七千六百九十一万三千九百五十八ドルというこの債権に対して払う意思はないということを、明確に向うで言ったのかどうか、その点はっきりしていただきたい。
【次の発言】 大蔵省の方は、こういう問題が出るときは全部外務省にまかせっきりで、自分の管轄下にある特別会計の中に焦げつき債権がどういうふうになろうとも、外務省にまかせっきりで交渉なさったのですか。
【次の発言】 私は、この問題は、将来の両国の友好関係を増進するためにこういうふうに処置したという政府の提案理由の説明をまず私たちが理解するために、向うから、われわれの持ってお……

第28回国会 大蔵委員会 第14号(1958/03/06、27期、日本社会党)

○石野委員 ただいまの件に関連して、先ほど食糧管理特別会計における資金の設置及びこれに充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案の第三条の、利益が出た場合は資金に組み入れて、それから損失が出た場合には「損失の額を限度として当該資金を減額し、」というその減額の件でございますが、資金のうち、どの程度の損失が出た場合に、これをこの条項によって減額しようと考えておりますか。資金一ぱい一ぱいの損失が出てもそれですぐ減額するというような考え方であるのか、大体その辺の常識的な、あなたの考え方はどういう程度の額になるわけですか。
【次の発言】 限度の点は、ここで額としては明示しにくい問題だと思います。し……

第28回国会 大蔵委員会 第15号(1958/03/11、27期、日本社会党)

○石野委員 関連。大臣は、非常に時間を急がれておるようでございますから、あと大蔵大臣とか通産大臣にお聞きするために聞いておきたいのですが、今度の債権の棒引きをいたしましたことについて、大臣は折衝の過程において、この債権は取り立てができないという判定に立ってこの棒引きをなさったのかどうか、この点をはっきり聞かせて下さい。  それからなお、インドネシア側では、この債権に対しては、支払いをしないということをはっきりあなたに明言したために、あなたは債権の棒引きをするということを決意されたのかどうか、この二点について、明確に一つ答えていただきたい。

第28回国会 大蔵委員会 第16号(1958/03/12、27期、日本社会党)

○石野委員 共済年金制度に関連いたしまして、私は一点だけお尋ねしたいと思います。住宅金融公庫とか、国民金融公庫、中小企業金融公庫、農林漁業金融公庫の四公庫の問題についての退職制度の問題であります。この問題は、ちょうどただいま横山委員から公社の従業員に対するいろいろな質問がありましたと同様に、共済年金制度が確立されるときに、これらの従業員についての退職金制度の問題をどういうふうに考がえるかということを、はっきりとお聞かせ願っておきたいと思います。現在これらの四公庫は、大体同じような格である三公社五現業と比較しましても、給与の面においても、退職金の問題におきましても、非常に軽視されているような感じ……

第28回国会 大蔵委員会 第17号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○石野委員 関連して。ただいま大臣は、金融を緩和させるということと、またそれに関連する問題として、中央に集まっている金をなるべく地方産業へばらまいて利用させるように指導をしておるのだ、こう言いましたが、実際には、どういうような指導の仕方をしておるのか、この際聞かしていただきたい。
【次の発言】 その場合、大臣はそういうお考えになっておっても、コールが相当に高い場合に、そういうことを希望しても、事実上は地方で集めたものが、中央へ集まるのはいたし方ないことです。これには、何とか手を打たないとだめだ。しかも大臣は、コールが非常に高いから、二銭八厘までは損得なしでやれるはずなんだから、そこまで下げるよ……

第28回国会 大蔵委員会 第23号(1958/03/27、27期、日本社会党)

○石野委員 それでは、簡単に大臣にお尋ねいたします。今度大臣が行いました四法案の減税の問題ですが、この減税については、大体自然増収が一千五十一億円ある。その他のものを含めて二千億の自然増の中で、今度は減税をやるということにしてこの法案を出した、予算を組んだ。そこで大臣の考え方、政府の考え方というのは、この減税は、一般の国民に、自然増を返すというような意味を含めて行われたものであろう、こういうふうにわれわれ理解するのですが、そういうふうに理解されてよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 そういう考え方であるとすれば、先ほど来いろいろ同僚議員の質問にもありましたように、大体われわれはこれを審議……

第28回国会 大蔵委員会 第25号(1958/04/01、27期、日本社会党)

○石野委員 非常に詳細にわたって神田委員の質問がありましたが、私は、別の角度からちょっとお聞きしたいのですが、専売公社というのは、もともとその性格上、やはり競争者もないことですから、ただいま神田委員から言われたような、専売公社と耕作者との間におけるいろいろな問題が、何か権力的に圧力的に耕作者にかかってくるというような面が出ていると思います。しかし、それとまた同時に、専売公社が、一面においては予算の一部であるところの専売益金を予算に入れなければいけないという責任を、総裁は相当感じておるから、いろいろな無理も、そこに出てくるのだと私は思うのです。ここでお聞きしておきたいのですが、総裁は、毎年予算編……

第28回国会 文教委員会 第11号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○石野委員 私はこの機会に学校統合の問題について文部大臣並びに自治庁の御意見を承わりたいと思います。  政府はことしの予算で十億一千万円の学校統合に関する予算を計上いたしております。この予算を成果的に使用するために、特にどういうような点に基本方針を置いてこれを実施されますか。また地方自活体における教育委員会に対して、どのようなこれの実施のための具体的指導をなさっておられるか、文部省並びに自治庁の関係の御所見を承わりたいと思います。
【次の発言】 自治庁関係の所見はあとで当局が参りましたときに伺うことにして、文部当局にお尋ねします。ただいまの御説明によりますと、大体小、中学校ともに十二学級ないし……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 大蔵委員会 第5号(1958/06/25、28期、日本社会党)

○石野委員 私は、経済基盤強化のための資金及び特別の法人の基金に関する法律案につきまして質問をいたします。  質問の順序として大蔵大臣にお尋ねをしたいのですが、大臣は非常に時間の都合が悪いそうですから、高碕通産相に関連のことについて聞きたいと思います。  本法律案は、立案の根拠になっているのが、昨年からの引き締めの政策をしなければならなかった日本の経済の実態に基いて、三十三年度予算の編成に当っては、三十一年度財政の中から出てきた剰余金の処分についての処置に当って、一部をたな上げしなければならないという、そういう構想に基いておるといわれております。その間、政府の説明によりますると、特に輸出の増強……

第29回国会 大蔵委員会 第6号(1958/06/26、28期、日本社会党)

○石野委員 私は、昨日高碕通産大臣にお尋ねをいたしました際に、外務大臣との関連事項で問題が残されておりますので、本日は外務大臣にこれからお尋ねしますが、その前に、大蔵大臣に――大蔵大臣は、たびたび、たな上げ資金はなるべくこの際出して予算化すべきであるというわれわれの主張に対する御答弁の中で、積極的な方針をとると心理的影響をおそれるのだということを言われておるのですが、大蔵大臣の言われておるその心理的影響というものは、どういう形で出てくることをおそれているのか、その点をこの際一つ明確にお聞かせ願いたい。
【次の発言】 私の聞いておるのは、そういう抽象的なことじゃなしに、われわれとしては今日の経済……

第29回国会 大蔵委員会 第7号(1958/06/27、28期、日本社会党)

○石野委員 私は、外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党を代表して反対の意見を申し述べんとするものであります。  本法案は、法案の中にも書かれてあるように、日本国がインドネシア共和国に対して有する一億七千六百九十一万三千九百五十八万アメリカ合衆国ドル四十一セントの巨額の請求権を放棄したことによって、外国為替資金に生じた損失についてこれを処理しようとする内容を持っておるのでございます。この法案に対してわれわれが考えなければならぬことは、まずここに損失といわれるものが、果して特別会計法の内容として考えられるものであるかどうかという点に問題があります。それと同時に、これ……

第29回国会 大蔵委員会 第11号(1958/07/08、28期、日本社会党)

○石野委員 国税庁長官がお見えになっておりますので、お尋ねいたします。  今、茨城県の古河市に飯島製糸という製糸会社がありまするが、この会社は、最近の製糸業界の不況のあおりを食いまして、ついに破産、倒産という形になりました。ここで今会社が破産するに当っていろいろと処理しなければならない問題のうちに、労働者に対する賃金並びに給与関係、また退職金関係の問題の解決が非常に困難な事情にあります。今労働者は協約規定に基く退職金の問題で係争を行なっております。会社の事情は非常に苦しいようでございまして、退職の調達方が困難なような事情もあるようでございます。その間製糸会社の持っておりましたかまの権利金を調整……

第29回国会 大蔵委員会 第13号(1958/09/10、28期、日本社会党)

○石野委員 関連で大臣にお尋ねいたします。  今、佐藤委員の質問に答えて、大蔵大臣は、輸出の増強については、賠償問題等もからみ合せて、非常に明るい見通しがあるような返事をしておりましたが、その賠償問題とからみ合せて、輸出にどういうような明るい見通しを持たれるのか、その点についてもう少し詳しく御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今の御答弁によりますと、延べ払い云々の問題があったり、ちょっとわかりにくい点がありましたのですが、それ自体からしますと、国際収支の上からいく外貨収入の問題については、必ずしもプラスになるいい面が出てこないというふうに見受けられるのです。それで、将来の輸出増強という面……

第29回国会 大蔵委員会 第14号(1958/09/11、28期、日本社会党)

○石野委員 私は総裁にお尋ねいたしますが、この春、私たちはたばこ耕作組合法を国会を通じて制定したわけです。その際、いろいろ問題のありました中で、特に地区の設定について非常に大きないろいろな問題がありまして、法案の成立する際には附帯決議をそこにつけたわけでございます。第三条を「組合の地区は、地区たばこ耕作組合にあっては政令で定める区域」こういうふうにいたしておりまして、それに対して、附帯決議として、「政府はその政令制定に当っては必ずしも日本専売公社の支局等の管轄する区域に捉われることなく、各地の実情を充分に考慮し、且つ、組合の運営に支障のないように定めること。」という附帯決議をつけました。ことに……

第30回国会 大蔵委員会 第1号(1958/10/02、28期、日本社会党)

○石野委員 大蔵大臣が今横山同僚委員からの質問に答えた線を、まだ私も納得しない点がありますので、そこから一つ質問していきたいと思う。  国会が始まってまだほとんどその運営に入っていないときに、大臣が会期の三分の一以上海外に出るのですが、われわれは、今度の臨時国会というものは、少くともやはり不況段階に対する対策を講ずるのが主たる目的だと思っておるので、そういう期間を三分の一、しかも最初の時期に出ていくということは、非常に無責任だと思います。で、それについては、大臣はやはり日本の経済に対する考え方の相当はっきりした線を閣内で固めておられて、それをお残しになるのだろうと思うのですが、今お聞きしており……

第30回国会 大蔵委員会 第5号(1958/10/23、28期、日本社会党)

○石野委員 賠償等特殊債務処理特別会計法の一部を改正する法律案のこの改正された内容は、ラオスとの間に日本が結ぶ協定の問題についての処理の方法であります。この際大蔵大臣にお尋ねいたしますけれども、この種のラオスとの間の経済及び技術協力協定の出された内容の問題を、政府としては、大体賠償の延長行為だという見方で見ておるのであるかどうか。その考え方の問題を、まず最初に大臣から御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 賠償とは全然関係のないものだという見方であるということになりますると、賠償等特殊債務の処理というような範疇の中に入れないで、別途な扱い方があろうかと思うのですが、そういうことについての、……

第30回国会 大蔵委員会 第6号(1958/10/24、28期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねいたします。  賠償等特殊債務処理特別会計法の一部を改正する法律案が本委員会に上程になっておるのですが、この法律案は、日本国とラオスとの間の経済及び技術協力協定に対する関連性の問題として、処理法案として出てきておるわけでございます。昨日もアジア局長にお尋ねいたしましたのですが、まだ十分に理解できない点がありますので、大臣にお尋ねいたしたいと思います。  最初に、ラオスからは日本に対して賠償請求権を放棄するという申し出があって、その事実を考慮して、しかもまた、ラオスが希望しておるところの、日本からラオスヘの経済協力を与えるために、十億円の無償経済協力をするというのがこの……

第30回国会 大蔵委員会 第9号(1958/11/04、28期、日本社会党)

○石野委員 私は、時間を非常に詰められておりますから、簡単に土屋参考人にお尋ねいたします。  土屋さんのお話によりますと、今度の外債発行に賛成される理由として、外貨の国際収支の健全性を将来にわたって確保するためにということと、それから国内資金の調達を兼ねるという二つの意味がある。今の時期になるべく早く国際市場との間にコネクションをつけて、一つパイプを通しておきたい、こういう御意見のようでございます。外債を発行するに当っては、外債そのものがどんなに小さいものであっても、佐藤参考人が言われるように、それは赤ん坊であっても、やがては怪物になるという危険をだれもが考えておることで、また土屋参考人自身も……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1959/02/04、28期、日本社会党)

○石野委員 大臣の科学技術振興についての基本的なお考えを承わったわけですが、そのお考えの中には、いろいろ取り上げられているうちに、特に優秀な研究者を多数確保するということがうたわれておるわけであります。それと同時に、また第二の項でも「人員の整備充実に努力する」ということがいわれております。今日、科学技術振興のために優秀な技術者を確保することは非常に大事なことだと思います。そのために、符に大臣はどのような方策でこの技術者を多数確保しようというふうにお考えになっておるのか、それを、現実的には本年度の施策としてどういうふうに現わしていこうかということについて、御構想がありましたら一つ承わりたい。

第31回国会 大蔵委員会 第1号(1958/12/16、28期、日本社会党)

○石野委員 関連で一つお聞きしますが、今お話を聞いておりますると、ほとんど整理の考え方で近代化の方向に進もうというふうにやられておるようでございます。私実はまだこまかいことはなにしておりませんが、公社の方では、そういう古い設備と申しまするか、現在塩業の中で生じておりますところのいろいろな欠損と申しますか、そういう塩業会計上出ておるものを収拾するために新しいものとの入れかえをしていこうという、そういう計画はいつごろに採算的になっていくのであるかということ、その塩業単価を正規の経済のコストに乗せるのには大体何年ぐらいかかるのかという計算は、大体立っているのでしょうか。そういう点ちょっと説明していた……

第31回国会 大蔵委員会 第3号(1958/12/18、28期、日本社会党)

○石野委員 時間の関係がありますから、関連して一問だけ参考人の方にお聞きいたします。  公社の方は過剰生産がくるから整理をしようという考え方、その中で特にコストを一万円にまで下げようという一つのねらいがあるわけですが、そういう問題について特にきのうは総裁もそういう点を非常に力説されておりました。参考人の方々にお尋ねいたしますが、そのコストを下げるという問題について、皆さんの現在の設備の点からすると、公社の望んでおるような設備、そういうところでのコスト低下、トン当りコストを低下する可能性の問題はもうないのかどうか。整理をされなければもう仕方がないという企業ばかりなのかどうか。そういう点一つ皆さん……

第31回国会 大蔵委員会 第4号(1958/12/23、28期、日本社会党)

○石野委員 この機会に政務次官に一つだけお尋ねいたしておきたいのですが、もう三十四年度の予算がきまるということも聞いておりますし、私どもとしてはその中にはいろいろ問題になる点も多うございますが、一つだけ、今度の予算の中に、国立療養所に関する特別会計制度ができるであろうというようなことを聞いておるのでございますが、これがそうであるかどうかという点を聞いておきたいのであります。  この点については、国立療養所の持つ意味合いからいいましても、さきに国立病院の特別会計制度というものができまして、あとの結果を見ますと、それは必ずしも国立病院の制度をよくしているというように思っていないのです。むしろ、そう……

第31回国会 大蔵委員会 第21号(1959/03/12、28期、日本社会党)

○石野委員 非常に時間がないようですので、一つだけ国税徴収法の問題について政府にお尋ねいたします。  国税徴収法の改正は非常におそきに失した感がありますが、今度こういう改正が出たことは一応いいと思います。ただしかし、この中で特に問題になります三つの、いわゆる租税徴収の確保、私法秩序の尊重及び徴税制度の合理化のうちの、特に私法秩序の尊重というものに関連して、質権または抵当権、あるいは取得権、留置権等についての考慮は十分に払われておることもわかりますが、その際、たとえば労働者の賃金とか、あるいは下請業者の代金等、こういうものに対する権利をどういうふうにしてこの法案は尊重しようとしておるかということ……

第31回国会 大蔵委員会 第23号(1959/03/18、28期、日本社会党)

○石野委員 専売公社の監理官おいでになっておりますか。私はタバコのことで公社に少しお尋ねしたいと思うのですが、本年度のタバコは全般的に平年作はとれておるようでございますが、地域によりましては非常に不作のところがあるわけです。ことに関東一円は黄色種関係が非常に不作になっておるわけでして、前年度と比較しまして――私は今茨城県の事情を特にここで申し述べたいのですが、反収で大体量目としまして約二十五キロから三十キロ近く減っておりまして、全体としまして金額にして約一万二、三千円の減収を来たしているというような実情であります。御承知のように、昨年は早害が非常に強かった上に病害も出ておるわけでございまして、……

第31回国会 大蔵委員会 第24号(1959/03/19、28期、日本社会党)

○石野委員 打ち切られては困ります。留保いたします。  私は、非常に時間がないようでございまして、質問が中途半端になると思いますけれども、時間のあるだけ一つ大臣から簡潔な御答弁をいただきたいと思います。  先般の三月三日の本委員会において、わが党の平岡委員から西欧通貨の交換性の回復という問題に関連しての質問がありました。しかし、それに対する大臣の答弁が十分でなかったと思いますので、私はその点について特に掘り下げた質問をしたいと思います。  今回の西欧における通貨の交換性回復という問題については、大臣は、平岡委員に対して、欧州諸国の通貨の交換性は回復したが、各国の貿易の基本的な考え方は変化ないと……

第31回国会 大蔵委員会 第25号(1959/03/24、28期、日本社会党)

○石野委員 ただいま奥村委員から質問がありました点で、奥村さんは、与党の関係上、もっと突っ込むべきところをよう突っ込めない事情があったと思う。特に錦海塩業組合の問題につきまして、その企業が今後どうあるかということについては、非常に重要な問題だと思う。今回の塩業整備の問題については、生産は非常に過剰になってきておるし、コストは低くないということから、この整備が出てきたものだと思います。従って、既存企業を整備するという問題について、専売公社が運営の上で非常にまずさがあったとしたとしても、見てやらなければならぬというような事情をるる述べられておるわけでありますが、私たちとしては既存の企業を整備すると……

第31回国会 大蔵委員会 第30号(1959/04/01、28期、日本社会党)

○石野委員 大臣がお見えになるまでの間、少し為替の問題で局長にお尋ねしたいと思います。三十四年度の上期の外貨予算が二十三億九千八百万ドルということでございましたが、この前のときに私はちょっとその問題に触れてただしたかったのですけれども、ちょうど時間がございませんでした。今度の外貨予算というものは、西欧における通貨の交換性が回復してから初めてのわが国の外貨予算の決定でございまして、そういう意味で、貿易為替の面についての施策というものは非常に重要な転換期に立っていると思うのです。このたびの外貨予算で特に西欧の通貨が交換性を回復したということとの見合いで、わが国の貿易あるいはまた為替の面におけるとこ……

第31回国会 大蔵委員会 第31号(1959/04/07、28期、日本社会党)

○石野委員 管財局長にお尋ねいたしますが、接収貴金属の問題は長いこと本国会では問題になっていることでございまして、この問題について私たちがいろいろ問題にする点は、何といってもこの接収貴金属というのは、戦争が終ったあとに貴金属を所有していた者に対して、占領軍がこれを接収したということから起きてきた問題でございます。私どもが問題にするのは、この接収された貴金属と、戦争中に国民が供出したいろいろな貴金属との関連性の問題が、まず第一番に非常に国民的な感情の問題からしても大きい問題を残しておる、こういうように考えております。そこで、接収貴金属の問題についてはいろいろな資料が出ておるのでございまするが、な……

第31回国会 大蔵委員会 第33号(1959/06/10、28期、日本社会党)

○石野委員 専売事業に関する質問をする前に、最近茨城で非常に大きなひょう害がございまして、そのために約四億五千万くらいの農産物の被害が出ているので、その問題に対しての大蔵省の意見を聞きたいのですが、大蔵省の方からはだれも来ておりませんから、あとで伺うことにいたしますが、その四億五千万円くらいの災害のうち、最も大きいのが葉タバコでありまして、約三億円くらいになるという見通しでございます。従って、この葉タバコの被害に対して、専売当局の方でどういうような手当をするかということについて、一応所見を承わりたい。
【次の発言】 被害の対策につきましての一番重要な問題は、いろいろな措置をなさるということも大……

第32回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1959/07/02、28期、日本社会党)

○石野委員 長いこと科学技術の問題については最も熱心だといわれておられた中曽根氏が、今度大臣の職につかれて、しかも、科学技術の専任の大臣になられたことは、これは非常にけっこうなことだと思って、心からお喜びいたします。その勢いで、一つせっかく抱負経綸を十二分に発揮していただいて、日本の科学技術の進展のために御努力いただきたいと思います。  そこで、ただいまはいろいろと抱負の一端をお伺いいたしました。三つの点について特に強調されたわけであります。しかも、その抱負、経綸を実施するに当っても、日本の持つ財政的能力、国家的、経済的の力の関係からする日本の事情についても勘案しつつ、ということでありました。……

第32回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1959/07/07、28期、日本社会党)

○石野委員 先ほどからいろいろと災害に対する補償の問題で岡委員から質問いたしました。今災害に対する補償の問題が、安全委員会の方でいろいろと専門的に御研究なされているようでございまして、この補償の問題について、その補償を設置者に集中的に責任づけるかどうかというような点でも、まだいろいろと問題があるし、我妻先生などは、民法上それは可能ではあるというけれども、それがかりにできたとしても、今度は、災害がその補償の限界を越えた場合どうするかというような問題が出てくる。そういう問題でいろいろ悩みがあるという御答弁でごさいました。結論がどう出るかは別といたしまして、実は、こういうような災害の出るということが……

第32回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1959/08/11、28期、日本社会党)

○石野委員 中曽根大臣にお尋ねいたしますが、先月の三十一日にコールダーホール改良型の発電炉の安全性に関する公聴会がありまして、それぞれの方々から賛否両論が出たことは、すでに私どもの承知しているところであります。新聞等によって報ぜられるところを聞きますと、大体がこの炉の受け入れについては慎重論が多かったように聞いております。論の内容については、私はまだ詳細を聞かしていただいておりませんので何とも言えませんが、大臣に一つ一その当時の公聴会の感想をお聞きしたいと思います。特に、ここで出ました意見のうち、慎重論、ないしは、まだ受け入れが早期であり、ことに現地の知事とか村長などが出しておりまする問題は、……

第32回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1959/09/11、28期、日本社会党)

○石野委員 関連して委員長に一つお尋ねしたいと思います。  ファーマー氏の論文もいろいろあるし、先般原子力委員会が行いました公聴会、それから、その後学術会議で行いましたいろいろな討論、こういうような問題を含めまして、炉の輸入をするに当って認可の問題が今どうなっておるのか、それから、それに対する考え方が、原子力委員会なり、あるいは局の方でどういうふうに考えておるかということをお伺いいたしますとともに、東海村があたかもこの炉の設置の確定的な位置であるというふうにされているかのごとき論がしばしば行われるわけでございますが、事実、委員会では東海村のあの敷地を、今度来る十五万キロのコールダーホール改良型……

第32回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1959/10/13、28期、日本社会党)

○石野委員 あとから参りまして、えらく時間をとらせますが、安川さんに一つお聞きしたいのです。  今コンテイナーの問題で、皆さんの方ではコンテイナーをつけると百害あっても一利もないというような結論が出ておるそうでありますが、「こまかい技術的なことは私はわからないから、あとで文書を見ろ」、こういうふうなお話であります。けれども、ここで言う議事録に残ることというのは、なかなか重要でございまして、それだけ一方的に言われたままで、こちらが「ああ、そうですが」というわけにちょっといかない。技術的なことのこまかいことはとにかくとして、コンテイナーをつけると百害あって一利ないということの意味は、おそらく何か事……

第32回国会 大蔵委員会 第1号(1959/07/02、28期、日本社会党)

○石野委員 横山委員との間の経済に対する大臣のいろいろな見解の相違などについて、まだ私も関連して質問はしたいのですが、しかし、きょうは時間がありませんので、私はきわめて局所的な問題として起きておりますひよう害の問題について、一応大臣の御意見を承わりたいのです。  わが党の代表も、本会議の席上でこの問題に触れて、政府の善処方を要望しておるのでございますが、ちょうど五月の末から六月にかけまして関東数県にわたりまして非常に大きなひょう害がございました。このひょう害に対する措置につきましては、農林省、大蔵省ともに、それぞれの関係部署において努力はして下さっていることはよくわかりますけれども、しかし、こ……

第32回国会 大蔵委員会 第3号(1959/07/04、28期、日本社会党)

○石野委員 ただいまの同僚議員の質問で、大体、米価算定の基礎について、政府の考え方に非常に大きなぐらつきがあることがわかったわけですが、その問題についてやりますといろいろ時間をとりますので、私は、今回の米価算定案の中で問題になってきておりますもち米加算の減額の点について、これは非常に不合理だと思いますので、一つ考え直してもらいたいという観点から、農林大臣のお話を聞きたいと思うのです。  今回のもち米加算の問題については、従来の一俵当り四百五十円が三百七十円ということで八十円方下げたわけですが、これはトン当りにしますと大体千三百円余りになるわけであります。もち米の昨年度の全国的な数量を見ますると……

第32回国会 大蔵委員会 第4号(1959/08/25、28期、日本社会党)

○石野委員 東海・近畿国政調査についての御報告をいたします。先般議長の承認を得て行いました当大蔵委員会の東海・近畿班の国政調査の概要を申し上げます。  なお、別に報告書は印刷して配付いたしますので、詳細な点につきましてはただいまは省略させていただき、簡単に問題となるべき点のみにとどめたいと存じます。  今回のおもな調査の対象は、各国税局、財務局、日本専売公社地方局等の所管事項であります。  まず、名古屋国税局管内の租税事情から申し上げます。  東海地方の産業界の景況は、各業界の好調に加え、繊維機械、鋳物業界等の立直りが目立ち、また低調であった秋冬物毛織の取引もようやく活発化しつつあるなど、総じ……

第32回国会 大蔵委員会 第6号(1959/10/13、28期、日本社会党)

○石野委員 共済掛金の問題で今横山委員からいろ法律的な問題なんかで論議がありましたが、今奧村次官からの話によると、とにかく話はまとまろうがまとまるまいが、その建前でいくのだと、こういうお話です。これは納得しないので、実は審議会というものはなかなか開けないような実情があるのです。従って、ここでほんとうに円満に話を解決しようとするならば、その話し合いをできるような場を作らにゃいかぬと思うのです。私は、そういう話し合いの場を作るまでは、納得しない者から強引に政府が掛金を取り上げてしまうということをしないように、政府として努力すべきだと思う。もうすでに掛金は、あるところでは取っているし、それからまたす……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1959/12/11、28期、日本社会党)

○石野委員 岩瀬参考人にお尋ねいたしますが、素粒子論者の出しましたコールダーホール改良型発電炉の安全性についてという資料の検討、懇談の機会を作ってくれという話が出たというようなことでございます。これは後ほど、また学術会議としては御検討をなさるようにしておられるのでございますか。
【次の発言】 今岩瀬参考人から、こうした安全性について原子力懇談会や素粒子論グループの諸君の言っておることをまじめに取り上げて聞くようにしていきたいというお話は、私どもとしましても非常にありがたいと思うのです。事実、ただいまのお話では、岩瀬さん個人としての御意見だというふうなことでございましたが、しかし、炉を今ここで認……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1959/12/22、28期、日本社会党)

○石野委員 私は途中から参りまして、藤本先生、田島先生のお話をお伺いできなかったものですから、堀尾先生のお述べになられましたことについて、ちょっとお伺いしたいと思います。  先生は、今度炉を認可、許可するにあたっての原子力委員会の答申や何かについて、それにはいろいろな問題があるけれども、安全性の問題についてまだいろいろな問題があるからといって、許可基準が不適格だとは言えない、こういうお話でございました。許可するにあたってはいろいろと基準のとり方はあるのだがということをお話になって、それから先ほど西村委員からもお話になったように、施工について十分注意してほしい、こういうお話があったのでございます……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1960/02/26、28期、日本社会党)

○石野委員 今、石川委員からいろいろと基礎科学の充実と発展のための大臣の構想を聞いたのですが、この際、私も関連してお聞きしておきたいのですけれども、日本の科学技術振興の一番問題になるのは、やはり基礎科学をいかに充実するかということだろうと思うのです。ところが、基礎科学の充実ということになりますと、施設の面と人材を得るという三つの面があります。もちろん、その中には、基礎的にはやはり資金の問題があると思いますが、今、石川委員からもお話しがありましたように、どうも国または官立機関というものにはなかなか人材が集まらない、特にその中で、基礎部門については集まりにくいというのが実情だと思います。ことしは予……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1960/03/02、28期、日本社会党)

○石野委員 瀬藤参考人にお尋ねいたします。参考人は、原子力研究所のことにつきましては、産業界の出資した分くらいのものは自由に使えるようにという御希望を述べられたようでありますが、その産業界が出資した分くらいは自由に使えるようにということの意味は、なかなかわかりにくいのですけれども、どういうようなことを意味しておるのでございますか、ちょっと……。
【次の発言】 重ねてお尋ねいたしますが、そのことの意味は、たとえば、理事者が年度内におけるところの研究項目はこれこれこういうふうにやるという一つの案を立てて、それが予算化されますね、その場合に、今、参考人がおっしゃられる、民間が出したものくらいは自由に……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1960/03/11、28期、日本社会党)

○石野委員 二つ、三つお尋ねいたします。先ほどお述べになられました中で、わが国の長期計画にとって、諸外国の長期計画の中では、ユーラトム計画の縮小過程というものを特に研究することが大事であろうというお話でございました。時間もございませんでしたので、向坊さんはあまりその点を詳しく述べておられませんけれども、その中で、どういうような点を特にわれわれが参考にしなければならないだろうかという点の骨子だけでもよいですから、一つお述べいただければと思うわけであります。
【次の発言】 わが国の長期計画をどういうふうに考えるかという場合に、日本の原子力開発というのは、外国から見ればどうしてもずいぶんおくれておる……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1960/04/06、28期、日本社会党)

○石野委員 関連して一点だけお尋ねしたいのです。診療エックス線技術者の実態調査の結果は、先ほど岡委員からのお話があったような状態が出ておりまして、国際防御委員会のものよりもはるかに上回ったような悪い状態が出ております。今、岡委員からも言われたように、いろいろな施設が原子力平和利用の形で各所にできて参ります。そういたしました場合に、特に工業用の場合もさることながら、農業などにコバルト60などが利用されます場合には、ある一つの施設をいたしますと、案外にこの放射線障害について関心と理解の足りない方々が、農業技術の上昇という側面から非常に大きな興味を持つことになって参ります。そういたしますと、そういう……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1960/05/17、28期、日本社会党)

○石野委員 この際、中曽根長官にお尋ねをいたしますが、去る十一日の午後二時ごろ、茨城県の東海村原子力研究所あるいは原子力発電所の上空に怪しい双発のジェット機が飛来したということが伝えられております。     〔委員長退席、前田(正)委員長代理   着席〕 また、十二日も同じような時刻にそういうようなことがあったというので、地元は非常な大騒ぎになっておるのでございます。そのことにつきまして、原研とか、あるいは関係筋から、政府または中曽根長官のところに何か報告でもあったでございましょうか。そしてまた、そのことに関連をして、今までどういうふうな御調査が行なわれ、また処置がなされておるか。この際、一つ……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1960/05/18、28期、日本社会党)

○石野委員 昨日お尋ねしましたが、ちょうど防衛庁関係の方、調達庁の方がおいでになりませんでしたので、きょう、引き続いてお尋ねいたします。委員長、まだ防衛庁関係の方が来ておられませんけれども、一つ、ぜひ出席してもらうように連絡をとっていただきたい。
【次の発言】 調達庁の方からおいでになっておられまするが、これは非常に失礼でございますけれども、沼尻さんは、大体どの程度のところまで責任を持って御答弁いただけるのでございましょうか。
【次の発言】 沼尻さんにお尋ねいたしまするけれども、五月九日、十日、十一日、十二日と、ある人はこの四日間、茨城県東海村の原子力研究所の上空を双発のジェット機が低空飛行を……

第34回国会 大蔵委員会 第7号(1960/03/01、28期、日本社会党)

○石野委員 ちょっと関連して。  ただいまの査察に行きます場合に、マイクを持っていくということは何で悪いのだという政務次官のものの考え方について、これは基本的に人権の問題にも関係してくると思うのです。もしそのマイクが携帯用のマイクであっても、何でもいいのです。その前へすっと置いて、そしてこれでとりますよと言ってとる場合ならば、それを承知でものを言うのだから何をか言わん。しかし、万年筆の中に隠しているとかなんとかいうのは、実を言うとこれは盗聴なんですよ。そういう考え方自体が人権を無視しているということなんです。なぜ、やるならでっかいものを持っていくとか、前にちゃんと置いて、これでやるからあなたは……

第34回国会 大蔵委員会 第8号(1960/03/03、28期、日本社会党)

○石野委員 私はこの機会に一つ参考資料をお願いしたいと思います。それは、先ほど横山委員からお話のありました保険会社の課税の問題に関して、保険会社が運用益を相当大きく得ている。この運用益がどういうように出ているかということ、及び、その運用益の発生している投資の状態がどうなっているかということを、資料として出していただきたい。お願いいたします。

第34回国会 大蔵委員会 第11号(1960/03/15、28期、日本社会党)

○石野委員 先般経済及び技術協力のため必要な物品の外国政府等に対する譲与等に関する法律案の提案をなさいましたときに、「この法律案は、政府が、経済及び技術協力の効果的実施の一方策として行なう海外技術センターの設置等に必要な物品を、外国政府または国際連合等に対して譲与し、または時価よりも低い対価で譲渡することができることとしょう」こういうふうに説明されました。提案の理由を聞きますと、きわめて小範囲な特定目的のためのように感ずるのでございますが、法律案を見ますると「条約その他の国際約束に基づく経済及び技術協力のため必要な物品」と、こういうふうになっておりまするので、必ずしも説明されたときの「技術セン……

第34回国会 大蔵委員会 第17号(1960/04/12、28期、日本社会党)

○石野委員 政務次官にお尋ねしますが、港湾施設工事の問題に関係して大蔵省が起債の認可をいたしたようなものが、その後自治庁または農林省関係でその起債の許可を渋って地方自治体では認可が出ているからというので工事の段取りをし、予算をちゃんと組んでやっているものが、事実上は仕事ができなくなってしまっているという事実がございます。これはほかにもあると思いますが、私のなにでは、茨城の那珂湊の港でございます。こういうことがございますと、ただ単に工事ができないということだけじゃなしに――工事をやろうとするときに、その工事をやらないと、ただ港湾の発展ということだけではなく、特に漁船とかあるいは人命上にいろいろな……

第34回国会 大蔵委員会 第19号(1960/04/19、28期、日本社会党)

○石野委員 ちょっと関連して。  堀委員から今厚生保険の問題について一つ財政的な大臣の所見を聞きたいという話があって、どうも勘どころにはさわらないようなお話です。私、この機会に、大臣に一つ財政的な見地から医療の問題についての考え方をちょっとお聞きしておきたいのですが、最近自民党の岩本さんが朝鮮へ行ってこられた。朝鮮ではとにかく医者はただだ、薬もたただ、入院もただだ、こういうことを見てこられたのです。これは社会制度もいろいろ違いますから、一がいには言えませんけれども、しかし、朝鮮は長いこと日本の属国的な立場におって、建国してからほんのわずかの時間しかたってない。そういう時期にこういう問題ができて……

第34回国会 大蔵委員会 第20号(1960/04/26、28期、日本社会党)

○石野委員 私は今の法律案で相当の質問があるのですが、大臣は十二時までだそうですから、きょうだけではちょっと質問が終わらないので、あと保留しますから、一つお願いします。  この国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律というので、今度第二世銀が出ておるわけですが、この第二世銀というのは、第一世銀とその設立の趣旨、目的等で特にどういう点が違うかという点について、一つ大臣からお聞かせ願いたい。
【次の発言】 第二世銀が第一世銀と違う点は、今大臣が言われたように、融資条件等が非常に違うというのですが、しかもまた、それを第一部と第二部というふうに分けておる。この融資条件がそれではどういうふうに違って、……

第34回国会 大蔵委員会 第21号(1960/04/28、28期、日本社会党)

○石野委員 先般の委員会で質問が中断しておりましたので、引き続いて大臣にお尋ねいたしたいと思います。  今度の第二世銀、国際開発協会への参加について、それの日本の国に及ぼす影響の問題で、先ほどからいろいろと尋ねておったのでありますが、大臣の方の言い分もいろいろあるようでありますし、われわれもまだ意見があるわけですが、もう前の委員会で論じたことは繰り返さないといたしまして、それでもまだ解明していない点を引き続いて質問いたします。  大臣は、この世銀に出資するということが結局は日本にも利益するということを、いろいろな点でおっしゃられたわけですが、この際、もしこの世銀に参加しなかった場合に、日本の経……

第34回国会 大蔵委員会 第22号(1960/05/10、28期、日本社会党)

○石野委員 経済基盤強化の特別法人の基金について、特に今度の改正をしようとする農林漁業金融公庫の問題でございますが、農林漁業金融公庫の貸付のうちで、牧野の改良、造成にかかる事業に、今までどういうような貸付をしておったか、この際一つその実績を知らしてもらいたい。
【次の発言】 今の貸付は、これは牧野の分だけでございますか。全体ですか。
【次の発言】 それは農林漁業金融公庫の全体の貸付の中では大体どのくらいのパーセンテージを占めておるのですか。そしてまた、件数の点からいいますると大体どういうふうになっておりますか。
【次の発言】 件数はどのくらいですか。

第34回国会 大蔵委員会 第23号(1960/05/12、28期、日本社会党)

○石野委員 今委員長から話されました三つの法律案のうち、経済基盤強化のための資金及び特別の法人の基金に関する法律の件について大臣にお尋ねいたしたい。  先般の委員会のときに、この法律改正の問題に関連して、経済基盤強化の資金及び基金の問題の所在点についてのいろいろなお話を承りましたが、その節大体はっきりして参りましたことは、今度一部改正に該当する農林漁業金融公庫に出されておりまする基金六十五億円というものは、今のような農林漁業金融公庫における資金需要の状況から見て、利子補給というような形をやっていきますると、大体昭和四十一年くらいになると今の基金で利子補給は頭打ちをするだろう、それ以上の新しい需……

第35回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1960/08/31、28期、日本社会党)

○石野委員 荒木長官に、この際CP5の二号炉の問題についてお尋ねしたいと思います。  長官は、先般東海村に参りまして、このCP5二号炉の問題をずっと見ておいでになったと思います。昨年の九月に炉ができてから、いまだに火が入らない。燃料の問題で行き詰まっておるのだということも事実でありますし、また、当初に計画されたように、それは出力においても予定通りのものが出ないということも事実になっております。長官は、今度初めて長官としての仕事におつきになられて、わが国の原子力開発の中できわめて重要な炉の設置とか、開発の問題についてのこういうあり方をどういうふうにごらんになってこられたか、また、こういう問題につ……

第35回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1960/09/01、28期、日本社会党)

○石野委員 昨日の委員会でCP5の問題につきまして質問いたしましたが、きょう政府の側から原研等といろいろと契約事項等について話し合いをして、その後の結果を、どういうふうになっておるかということを御答弁いただくことになっておりますので、ぜひ一つその件について御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 保証期間の延長の問題について、原研の方からAMF社に対する交渉が行なわれていて、その瑕疵担保問題については五十七カ月、十メガワットの保証については五十一カ月間を延長するという交渉がされているそうでありますが、それは具体的には期限はいつまでということになりますか。

第35回国会 大蔵委員会 第5号(1960/09/08、28期、日本社会党)

○石野委員 関連しまして通産大臣に一つ聞きたいのですが、通産大臣も、ただいま申されましたように、今までの政府の貿易外交、経済外交はアメリカに片寄り過ぎておって――今度は所得倍増もしなければならぬから、各国との間にまんべんなくやろうという御趣旨はけっこうで、またそうしてもらいたいと思います。通産大臣は、今、東南アジアもさることながら、欧州との関係をもう少し深くしていきたい、こういうお話でございました。それもけっこうです。しかし、遠い親類より近い他人と言いますか、そういうこともございます。私どもは、欧州も非常にけっこうでございますが、東南アジア、それからアジアの大陸、こういうような地域と緊密に貿易……

第35回国会 農林水産委員会 第5号(1960/09/02、28期、日本社会党)

○石野委員 漁業協同組合、水産業協同組合法の第十八条に、組合は漁民をもって構成することになっておりますが、船主に雇われている、いわゆる漁船に乗り組んでいる漁業労働者の組合加入状況は今どんなふうになっているか、お聞かせ願いたい。
【次の発言】 その三分の一というのは、いわゆる船主でなくて、船に乗っている者で、今の十八条の条件を満たす者という意味ですね。
【次の発言】 水産業協同組合法の第一条の目的には、「漁民及び水産加工業者の協同組織の発達を促進し、もってその経済的社会的地位の向上と水産業の生産力の増進とを図り、国民経済の発展を期することを目的とする。」こういうふうにあるのですが、実際には一部の……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 法務委員会 第3号(1963/12/14、30期、日本社会党)

○石野委員 この際関連して質問させていただきますが、報酬あるいは給与の改正に伴って出てくる特別職と一般職との間の違いが非常にわれわれ心配になりまして、またいま志賀委員からも話があったように、女子の方々のやはり給与の問題等について、そういう問題が改正の時点で十分に改正されないと、やはり改正の意味がないと思います。この際、私は大臣にお聞きしたいのですが、給与の改正を行なった結果として、法務行政の上でそのしわ寄せが他の部門にいろいろ出てまいりまして、そのことが法務行政上一般の国民大衆に不便を与えたり、不利益を与えたりするようなことがあることを非常に私たちは憂えるわけであります。そういう時点でこの際、……

第45回国会 法務委員会 第4号(1963/12/17、30期、日本社会党)

○石野委員 いまの赤松委員の質問に対するお答えに関連して、一つだけお聞きしておきたいと思います。  ただいま法務大臣は、北朝鮮の関係の諸君はとにかく故郷があまりたくさんないので、向こうへ帰るのは墓参だとかなんとかするのはあまりないから申請が少ないのだというような意味のことを申されました。ただいま赤松委員に対する御答弁では、再入国する場合の申請は受け付けて、これを検討するという方針が明確になったので、私はあえて再質問する必要もないと思いましたけれども、最近の事情はこういう事情だということだけ法務大臣に御理解いただきたいと思います。  御承知のように、帰国問題が出ましてからすでにもう四年になります……

第46回国会 外務委員会 第25号(1964/05/20、30期、日本社会党)

○石野委員 関連。
【次の発言】 いまの松井委員の質問に関連して、けさの新聞を見ますと、日韓会談に対する政府内の意見として、特に外務省の意見として、どうも会談が早期にまとまりそうもないから、経済協力の実施を妥結前にやろうじゃないかという意見が外務省に強く出ておるようであります。記事は非常にこまかくそういうことを書いております。大臣は非常に急いでおられるそうですから、私はいまの松井君の質問に関連して質問いたします。けさ各社みなこの記事を出しております。とにかく、懸案の一括解決、国交正常化、そして経済協力というこれまでの基本方針にこだわらず、国交正常化前でも民間ベースによる経済協力を拡大すべきだと……

第46回国会 予算委員会 第5号(1964/02/01、30期、日本社会党)

○石野委員 予算の質問をする前に、きょうはもう朝から国電のあららでもこちらでも事故が起きておるようであります。運輸行政上のことで、あまりにも混乱が多いのですが、オリンピックを前にして、都内のあちらこちらで交通が麻痺している状態です。きょうの交通の事故は非常に大きいようでございますけれども、その事情をひとつ運輸大臣から説明していただきたい。
【次の発言】 運輸大臣にお尋ねします。きょう朝から国電に事故があって大混乱をしているようです。最近交通の事故が頻繁に各方面に起きておりますが、きょうの事故の状況はどういうふうであるか、説明していただきたい。

第47回国会 予算委員会 第5号(1964/12/03、30期、日本社会党)

○石野委員 私は予算審議にあたって、その外交の部門についての問題でお尋ねしたいと思います。  先般来の本会議、本委員会における首相並びに外相の答弁を聞いておると、はたして佐藤外交は平和のための善隣友好外交が本命なのか、それとも日中友好は見せかけで、政経分離に基づく貿易拡大のためのゼスチュアであって、本命は中共に対する敵視政策、封じ込め、日韓会談促進の反共外交、アメリカ追随の自主性を欠いた外交なのであるか、その外交における政治姿勢の基調がわからないのであります。あっちを向いているのかこっちを向いているのかさっぱりわからないというような印象を受けます。この際私は、佐藤内閣の自主外交というのはどうい……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1965/02/04、30期、日本社会党)

○石野委員 関連。私は、ただいまの三木委員からの要請による文書回答をいただくについて、一言兼重原子力委員にお聞きしておきたいのです。  兼重委員は学者でもございますし、私たちは非常に尊敬しておる技術者だと思うのであります。したがって、こういう問題はきわめて慎重に、政治的ではなく御答弁なさっておるものと思うわけです。三木委員からただいま申しましたスレッシャー号の事故の問題については、兼重委員からは、それは非核部分の事故であって核部分については事故はないのだという御答弁で、それは全然関係がないとは言えないけれども、しかしとにかくたいしたことはなさそうだ、というふうに受け取れる御答弁でございました。……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○石野委員 いろいろとたいへんいいお話を承りましたが、お話の中で、トロンベイの研究所で再処理の問題が非常に大胆に取り上げられて、日本など、もたもたしておるとおくれてしまうぞというような意味の御意見でございました。非常に教えられるところがあったと思います。  そこで、ここでお聞きしたいのは、トロンベイの研究所というものを私は知りませんものですから、どういうような位置にありまして、大体どのくらいの敷地を持っているようなところなんだろうか。そういうような立地的な条件、周囲における都市はどういうふうに隣接しておるのだろうか、そういうようなことを概略頭の中に地図が描けるようなことがございましたら、お話し……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1965/04/01、30期、日本社会党)

○石野委員 いま愛知長官がおいでになりませんので、先に防衛庁長官のほうにお伺いしたいと思います。  ただいま御答弁がございました射爆場問題は、すでにただいま参考人各位からいろいろお話がありましたように、過度の原子炉の集中化が行なわれておりまする段階で、これは非常に危険な状態になっておる。こういう点では、御答弁もそのことをお認めになっておるもの、こういうように私は理解しまして、質問をいたします。  塚原委員に対する御答弁で、条件緩和についてできるだけ高度の政治折衝をする、こういうようにおっしゃっているその中でも、現実に実は事故があるわけでございます。一昨日もやはり誤投下がございまして、付近では、……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1965/04/08、30期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねします。  先般、東海村の原子力研究所の周辺に射爆場があるということで、ずいぶんと地元の諸君が来まして大臣に対する事情の説明をして、大臣からもそのことについて慎重に考えておるということの御答弁をいただいておったのでございますが、大臣もすでに御承知だと思いますけれども、去る五日の朝やはり東海村の周辺で誤投下がありました。これは原子力施設とは少し離れておりますけれども、住宅地に非常に至近の地域でございまして、こういう事故が非常に多いということについては、現地の関係者からも先般るる述べたのですが、この問題について政府はどのようにいまアメリカ側に対して処置をなさっているか。これ……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1965/04/14、30期、日本社会党)

○石野委員 関連して・・。外務大臣にひとつお聞きしますが、水戸の射爆場の問題があります。これは、ほかにも米軍の射爆場がありますが、水戸の射爆場というのは原子力施設の周辺地にあって、原子力施設の安全のために非常に大事な地域にああいう演習場があるということから、地元では射爆場返還の運動を従来ともずっと行なっておる。最近になりましてまた誤爆誤射が頻発している、こういう実情がある。  そこで、防衛庁関係では、これに対して、原子力局あるいはまた科学技術庁長官ともどもに射爆場返還の運動に積極的な協力をするという体制をとっていただいているわけです。外務大臣にこの問題をできる限り日米合同委員会の中で処理するよ……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1965/04/22、30期、日本社会党)

○石野委員 愛知長官が文部委員会のほうに非常に急がれておるようでありますから、最初に一言だけ長官の御意見を承っておいて、あとでまたすぐ帰ってきて質問させていただきたいと思います。  実は三月十九日の本会議で、同僚の原委員から本法の趣旨説明に対する質問をいたしました際に、小泉長官から原子力潜水艦の建造についての答弁がありました。そのことが原子力法との食い違い等が出てまいりまして、私の質問もあり、また委員長から要請もあって、統一見解なるものが出ました。その統一見解を通じて先般来田中委員が両長官に相当込み入った御質問をしておりますが、なおやはり釈然としないものがございます。  その釈然としないという……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第17号(1965/04/28、30期、日本社会党)

○石野委員 大臣がお急ぎのようでございますから、二点ほどお聞きしたいと思います。  先ほど来、参考人各位のいろいろな御意見を有益に拝聴いたしまして、私は途中でちょっと席をはずしておりましたが、しかし最後にお伺いしました向坊先生からのお話の中で、原子力開発についての問題点の有澤先生の話に対して、また新しい一つの視点をこういうところにも置いてほしいという、もちろん有澤先生も学問の分野について全然無視しているわけではありませんでしょうけれども、特に科学的分野における新しい分野の開発ということも積極的に考えてほしいというような要望がありました。それに関連して原研のあり方ということについての要望もござい……

第48回国会 外務委員会 第9号(1965/03/26、30期、日本社会党)

○石野委員 いま総理は、国連方式でいろいろな南北の問題を考えるというお話がありました。そういう考え方で基本条約ができておる、こう言うのですが、それでしたら、先ほど黒田先生からもお聞きしております。今度の日韓会談で取りきめられる、たとえば基本条約の仮調印にしましても、請求権の問題にしても、法的地位の問題にしましても、そういうような問題が、もし南北の統一という問題が出たときにはどういうような位置づけを持つものであるかということが一つ。  それから、もう一つ、もっとはっきりしておきたいことは、今度の基本条約の仮調印の第三条にありますところの国連決議一九五(III)の、「ような」という、この「ような」……

第48回国会 外務委員会 第12号(1965/04/02、30期、日本社会党)

○石野委員 高杉さんにお尋ねいたします。  ただいまの穂積委員の質問に対して、高杉さんの一月七日の発言については、だれかが作為的な報道をしたのだ、こういうようにただいま御答弁がございました。このことは、さきにも椎名外務大臣が、あなたが一月の二十日だったと思いますが韓国の代表部に釈明したときのことについて御答弁あったときにも、そういうようにおっしゃったわけです。あなたがこういうふうにこの報道は作為的な報道であると言われたからには、その作為をした者がいるはずだと思うのです。どなたが作為されたのですか。
【次の発言】 ただいま高杉氏の御答弁によりますると、穗積委員の質問に対して、六十万の軍隊が北朝鮮……

第48回国会 外務委員会 第13号(1965/04/07、30期、日本社会党)

○石野委員 関連。先ほど入国管理局のほうで、LSTの船員であるということの運輸省の証明があるからこれを認めるんだという御答弁でございましたが、運輸省はこの証明をどの範囲で出すという基準を持っておるのですか。その基準はどういう法的な基準に基づいて、どの範囲でどこの国がそういう証明書を出してきたらそれを認めるというような基準をもってその証明を出しておるのかどうか。ここははっきりしておいていただきませんと、これはアメリカだけじゃないのだから、ここははっきりひとつ、証明を出す基準はどういうところにあるか、明確にこの際しておいていただきたい。
【次の発言】 私の聞いておるのは、それじゃなくて、運輸省が証……

第48回国会 外務委員会 第15号(1965/04/14、30期、日本社会党)

○石野委員 外務大臣にお尋ねいたしますが、日韓交渉が仮調印をしましたあと、今日の両国の間におけるところの折衝の事情等については、先般経過報告が若干ありましたけれども、その後どういうふうに進んでおるかということについて、簡単でよろしいですからひとつ御報告していただきたいと思います。
【次の発言】 折衝はいろいろと行なわれていると思いますが、その後における李ライン問題といいますか、李ライン問題は今度はなくなるはずなんでしょうが、漁業の問題では非常にこのトラブルが起きているようでございます。日本船と韓国の漁船との間に。こういう問題に対してどのような処置をされておりますか。

第48回国会 外務委員会 第23号(1965/06/01、30期、日本社会党)

○石野委員 きょうは最後で、大臣の時間もないそうで、たった二十分しか割り当てられておりませんので、端的にお聞きしますが、日韓交渉の問題で、韓国の側から申し出の旗国主義のことで、だいぶん問題が難航しているそうですか、その後の事情を、この問題についてどういうふうになっているか、御説明願います。
【次の発言】 時間がありませんから理論的なことはあまり言いませんが、そういう事情の中で、高杉・金会談によると、仮調印から正式調印までの日程が、およそ六月の中旬ころには正式調印にいくのじゃないかということがよく流布されております。外務省は大体そういうようなスケジュールでこの正式調印の問題を運ぼうとしておるので……

第48回国会 商工委員会 第4号(1965/02/16、30期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねしますが、新聞によりますと、昨日、最高輸出会議が持たれたようでございます。そこでは非常に総理も景気のいい演説をされておるようでありますし、また通産大臣も非常に前向きの姿勢のお話をなさっているようでございます。総理が、百億ドル台の輸出はきわめて近い時期に可能だというような趣旨の話をしておりましたが、百億台の輸出を可能にするための通産大臣の貿易体制に対する構想、特にどういう点を注意なさるか、そういう点でひとつ御所見を承りたい。
【次の発言】 三十九年度の貿易は、最初の計画を上回って約七十億ドルぐらいに乗せるだろうというような見通しもあるようですから、これはけっこうなことだと……

第48回国会 商工委員会 第9号(1965/02/26、30期、日本社会党)

○石野委員 じゃ、一言だけお尋ねいたします。問題は、どういう形にしたら、せっかく積み上げ方式でやってきた日中貿易というものを広げていけるかということを、われわれは考えるわけなんです。そこで、政府にしても輸銀の問題については、いろいろ頭を痛めているようでございます。輸銀の問題についても、輸銀の貸し出しが第三国の干渉でやらるべきでないという政府の所見も、私たち同感に思っているわけなんです。  そこで、お尋ねしますが、先ほど井上さんは、企業努力で、輸銀を使わないではやはりなかなか輸出はできにくいんだというような御趣旨のことも申しておりました。私もそうだと思うのです。そこで、政府が考えているように、輸……

第48回国会 予算委員会 第12号(1965/02/15、30期、日本社会党)

○石野委員 きょう、私は主として外交の問題についてお尋ねしたいのですが、一番最初に椎名外務大臣に椎名外交の基本姿勢といいますか、特に共産圏に対する基本的な考え方についてひとつお話し願いたい。そのついでに、朝鮮に対する外交の考え方についての御意見を承りたい。
【次の発言】 いま外務大臣は、朝鮮の問題についてお述べになったが、韓国の問題だけでなしに、私が聞いたのは、まず共産圏に対する基本的な考え方、その中でもアジア外交、そしてまた、そのアジア外交の中でも朝鮮の問題、こういうことで私は聞いたわけですから、そういう順序でちょっと御所見を承りたい。

第49回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1965/08/11、30期、日本社会党)

○石野委員 関連して。大臣にひとつお尋ねしますが、ただいまのお話を聞いておりまして、学術の交流という問題は、もう世界各国でやっていることだから問題はないのじゃないかと思いますけれども、それが商品に転化する過程の中で問題があることも一つだし、もう一つは、この種の問題はまかり間違えば兵器になるというおそれがある。特にロケットというのは核兵器との関係が強いとわれわれは理解しているわけです。そういう意味で、ロケット開発というものが商品化していって、それが核兵器に転化する過程をどういうふうに押えるかという問題が一つ出てくるのじゃなかろうかと思います。こういう問題について科学技術庁並びに通産省とかあるいは……

第49回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1965/08/12、30期、日本社会党)

○石野委員 参考人に一、二の点をお聞きしたいと思います。  私は、宇宙開発問題についてはまだ十分な勉強をしておりませんが、ただいま参考人の奥田先生からのお話で、しばしば政治ロケット、科学ロケットということばが出ておりますが、先生が言われる政治ロケットという意味は、どういうような意味でございますか。それを先にひとつお伺いしたい。
【次の発言】 そうしますると、御趣旨は、なるべくそういうような意味での世界各国との競争心だけにあおり立てられないで、もっと基本的なものへの体制というものを、科学技術庁もそうだし、東大の分野でも、またそういうようにいくべきだという御趣旨なのでございますか。

第49回国会 外務委員会 第2号(1965/08/05、30期、日本社会党)

○石野委員 私は日韓問題で、昨日の予算委員会の席上、椎名外務大臣がわが党の野原委員に対する御答弁を聞いておりまして、たいへんどうもこの日韓問題というのはほんとうのことはどこにあるのかわからないような気がする。特にさきの国会で私が外務省に要請して翻訳をしてもらった韓国政府の出した韓日会談白書、これを私たちは手にして、今度の日韓条約ができる経緯、そういうものを韓国の側が韓国の国民に説明をしておるが、その説明は非常に権威あるものだというふうにわれわれは思っておりました。ところが外務大臣の発言を聞いておると、白書は条約の前では何らの価値のないものだと思う、こういうようなことをきのう言っておられた。私は……

第50回国会 議院運営委員会 第1号(1965/10/05、30期、日本社会党)

○石野委員 いま、佐々木さんからそういうお話がありましたが、今度の場合は、召集がなされただけであって、院の構成はまだできていないわけですよ。そういう時期においてこれが問題になるというのは、この日韓の問題に食い違いがあまり激しいからです。  そこで、あとでまた議長にも聞きますが、いずれにしても、今度の問題については、韓国では、この条約をつくるにあたって、管轄権の問題なんかについては、もうすでに論議しておると思うけれども、とにかく日本の主張はとうてい受け入れることのできないもので、国交正常化がはかられないことがあっても受け入れることができないということを徹底させてこの条約をきめた、こういうふうに書……

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第5号(1965/10/28、30期、日本社会党)

○石野委員 総理にお尋ねしますが、日韓条約は、日本の現在の事情のもとで、条約としても、他の諸国との条約と比較すると、非常に重要な、また、違った歴史的意義を持っておると思います。総理は、この条約は「戦後十四年の長きにわたり両国政府が努力を重ねて到達した成果であり、日韓両国間に新しい正常な関係をもたらし、平和と友好を実現するためのものであります。」と、こういうふうに言っております。先ほど横路委員にもお話がありましたが、私は、なお総理に、日本と韓国との条約を結ぶにあたっての、日本の国の総理大臣としてのかまえ、心がまえというものを、どういうお考えを持っておられたか、特に歴史的な経緯等にかんがみて、この……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1966/03/16、30期、日本社会党)

○石野委員 大臣が参議院のほうに行かれるそうですので、大臣に一言お尋ねする前に、有澤先生に一つお聞きしたいと思います。  先ほどからの核燃料物質の開発の問題で、日本が濃縮ウランをつくるということについては、まだいまのところちょっと望みも薄いから、できる限りそれは海外から入れて、あと使用済み燃料の再処理、プルトニウム等のあれで一応計画的なものに対してのまかないをしていきたい、こういうお話があり、天然ウランを確保する問題についても、着想はあるけれども、なかなかむずかしいのだというお話がございました。ここで、私はやはり日本の原子力開発という問題についての核燃料物質開発という問題は、それらのものを含め……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1966/03/17、30期、日本社会党)

○石野委員 関連して。資料を出していただきますときに、いま岡委員からお話のありましたようなものを含めて――私たち一番関心を持つのは、このコールドチェーンが具体的に実施されたときに、零細な中小企業だとかあるいは商業、そういう側面へ及ぼす影響がどんな程度に出てくるかということを非常に心配しております。おそらくそれは調査ができることだろうと思いますので、そういうようなことについて、当局側で、こういうものをやったらこういう結果が出るだろうと予測される状況というものを、一応出していただいて、それに対して、もちろん企画庁とか資源局は対策を立てるでございましょうが、そういう側面の調査も一応できたら入れていた……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1966/04/07、30期、日本社会党)

○石野委員 参考人の皆さんからたいへん有益なお話を承りまして、私二つだけお聞きしたいのですが、ガンの問題は先ほどからお話のあるように日本人にとっては非常に重大な問題でありますし、これをどういうふうにするかという問題についても、その病原体がどういうものであるか、あるいはそれをどういうふうに治療するか、あるいはどういうふうに薬を入れるかというような問題について、諸先生方のお話を承っておりましても、まだ確たる一つの方針が出ているものではないというふうに私は思うのであります。ある人はそれを信じておる方もおりますけれども、しかしある先生方にはまた違った意見もあるようでございまして、私たちは、先ほどから委……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第17号(1966/04/20、30期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長代理 これより会議を開きます。  本日は委員長が所用のためお見えになりませんので、委員長の指定により私が委員長の職務を行ないます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず最初に、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  海洋資源開発に関する問題調査のため、本日、東京大学名誉教授上床国夫君、東京水産大学教授佐々木忠義君、東海大学教授速水頌一郎君及び石油鉱業連盟会長三村起一君を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第23号(1966/06/02、30期、日本社会党)

○石野委員 ちょっと大臣に関連してお尋ねします。  ただいまの御答弁のうちに、射爆場返還の問題は、再処理工場を設置しなければならないから返還してもらうというような御答弁がございましたが、科学技術庁としては、あそこに再処理工場を設置するということを、もう既定の事実としてきめておるのですか、どうですか。この点だけひとつ……。
【次の発言】 重ねてお尋ねしますが、再処理工場の施設をどこに置くかということはまだきまっていないというふうに私は聞いておりますし、あそこに置くことについては地元にもいろいろ問題があるわけです。しかし、きょうはここでは大臣がいまきまってないと言うのですから、私は質問を後日いたす……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第24号(1966/06/09、30期、日本社会党)

○石野委員 質問をする前に、私は委員長に一つお願いしておきたいのですが、ただいま檜山参考人からのいろいろなお話の中で図表がたくさん使われましたが、この図表をできるだけ会議録の中へ入れていただくようにできないか、その点を一つお願いしておきたいと思います。
【次の発言】 安全性の問題でいま参考人の各位から非常に貴重なお話を承りました。問題は、原子力の平和利用というものをわれわれは積極的にやらなければならぬという段階で、安全性の問題について、ややもすると産業の側面から安全性がうとんぜられるという面が出てまいるような事態を非常に私たちは憂えざるを得ないというような状態になってきております。しかし、この……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第25号(1966/06/22、30期、日本社会党)

○石野委員 私は、都立アイソトープ総合研究所のことにつきまして、きょうおいでの参考人の皆さんに少しお尋ねしたいと思います。  参考人の皆さん、ほんとうにお忙しいところ御苦労さまでございます。私どもは、先日、都立アイソトープ総合研究所をこの委員会で視察させていただきました。視察しましたのは、最近研究所にからんで、放射能の線量の漏れ方がきついのじゃないかというようなことでいろいろと話がありますし、私どもとしても、そういう実態がどういうふうになっておるかということを見たかったわけです。そういうようなことにつきまして実はこれからお尋ねするのです。  最初に経済局長さんに……。きょうは実は私、都知事さん……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1966/06/23、30期、日本社会党)

○石野委員 防衛庁長官が非常に忙しいところをおいでいただいたので、二つほど御質問いたします。  最初の一つは、昨日の新聞報道によりますと、水戸射爆場の返還問題についておおよそわれわれが要望しておったその問題にこたえるような処置が固まったかのような毎日新聞の報道がございましたが、この点について、いまどういうふうに折衝が進んでおるかということを、ひとつ最初に聞いておきたいと思います。
【次の発言】 本件につきましては、いま社会党のほうでは自民党の国対と折衝して、水戸対地射爆場返還に関する決議なるものを今国会できめようとしているような事情であります。原子力施設周辺地帯の安全を確保することともあわせて……

第51回国会 外務委員会 第5号(1966/03/18、30期、日本社会党)

○石野委員 私は、ただいま岡委員の質問になりました核拡散の問題に関連してお尋ねしたいと思います。  まず最初に、政府は国連の軍縮委員会に参加して、核拡散の問題についていろいろと論議に入っておりますが、その日本政府は核拡散防止の問題についてどういう基本的な考え方をしておるか、このことをまず最初に私は尋ねたいと思うのです。このことを私が尋ねるゆえんのものは、先般の科学技術特別委員会で、星国連局長に核拡散について政府はどういうふうに考えているかという質問をいたしました。そのとき国連局長からこういうような御答弁があったわけです。核保有国が核の引き金を持ったまま非核保有国に核兵器を持っていくということは……

第51回国会 決算委員会 第24号(1966/04/28、30期、日本社会党)

○石野委員 防衛庁長官がおいでになりませんが、きょう私の質問するのは、防衛庁の予算の支出に関して、その内容が非常にずさんであるということについて聞きたいわけです。  会計検査院の三十九年度の検査報告書を見ますと、防衛庁の補助金の使用について、教育施設等騒音防止対策事業費補助金の経理当を得ないものが三件ほどあげられております。しかし、ちょうど三十九年の年度内に支出された額の中に、茨城県勝田市の中根小学校の騒音防止の工事契約があるはずでございます。その問題について、会計検査院は内容等御存じでありましたら、この際、ひとつ報告していただきたい。

第51回国会 商工委員会 第9号(1966/03/01、30期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねしますが、まず最初に、ことしは非常に大きな、四兆三千億という膨大な予算を組んで、しかもそこには公債制度が入ってきております。新しい経済の体制といいますか、そういう体制に置かれておる。そこで、こういう中で輸出振興に対する考え方というものは非常に重要だと思っております。私は、三木通産大臣に、今日の不況を克服して産業の発展を期するために相当熱心な輸出振興に対するお考えをお持ちだと思っておりますが、その輸出振興に対する期待、それがどの程度日本の総生産の中で位置づけをするものか、これは企画庁長官の仕事でもあるかと思いますが、通産業務の一端として大臣がどの程度にこの総生産の中で輸出……

第51回国会 商工委員会 第25号(1966/04/12、30期、日本社会党)

○石野委員 関連して。いまの一定基準に達したものはなるべくこれはやめさせるということについて、今度は基準の設定のしかたですが、先ほど重工業局長から、物価が上がってくるとかなんとかによってまたこれが漸次移動して、確定された基準の設定がまただいぶあやふやになってきておる。こういうことになりますと、いま大臣の答弁があったりいろいろしますけれども、結局はやはり通産省は奨励しているやに見える。こういう法の解釈のしかたは、先ほどメートル法の問題で、田中君から解釈問題がずいぶん質問されておったのですが、今度の場合でもやはりその点が非常に重要だと思うのです。その点通産省はどういうところに考え方の基底を置いてい……

第51回国会 商工委員会 第30号(1966/04/22、30期、日本社会党)

○石野委員 私は日韓条約の締結後における日本と韓国との貿易問題等についてちょっとお尋ねしたいと思います。  現在第三回の日韓貿易会談が行なわれているようでございますが、実はきょう牛場審議官においでいただいて、いろいろこまかいことをお聞きしたかったのですが、おいでいただけなかったので、経済局長から、いままで二回ほど貿易会談が行なわれておりますが、その間の経緯、特にその中で問題になったことはどういうことがあったのか、これを先にひとつお聞かせを願いたい。現在第三回の会談では主としてどういうことを問題として論議しているのか、そこらのところをお聞かせ願いたい。

第51回国会 商工委員会 第32号(1966/04/27、30期、日本社会党)

○石野委員 中小企業庁長官のほうに資料をひとつお願いしたいのですが、実は各官庁の発注がどのように受注会社に配分されているかということを知りたいわけです。それで公団とか各地方官庁みな入れまして、各省別の発注が受注会社の資本別にどういう比率になっておるかということをひとつ調査の上、資料をいただきたいのです。本法案の審議にあたって、中小企業はどの程度各省別の注文をもらっているものかということを知っておきたいので、資料としてひとつそれを出していただきたい。このことについて長官のほうからひとつ……。
【次の発言】 いま長官からお話しのように、非常に細密な形での資本別発注量がどういうふうになっているかとい……

第51回国会 商工委員会 第40号(1966/06/07、30期、日本社会党)

○石野委員 私はきょう北朝鮮からの技術者の入国問題についてお尋ねしたいのですが、三木通産大臣にお尋ねする前に、官房長官に時間の関係があるそうですから先にお尋ねをいたします。  長官は四月二十七日の記者会見のときに、技術者の入国問題についてはケース・バイ・ケースの形で認めるという発言をなさっておるわけです。その後やはりそういう方針は変わっていないのですか。
【次の発言】 従来の方針に変わりはないという長官の御答弁ですが、昨日決算委員会で総理が同僚中村委員に対する答弁をなさっているのです。速記録を正確に見ておりませんのでわかりませんが、総理が昨日中村委員に答弁した真意はどういうところにあったのか、……

第51回国会 商工委員会 第41号(1966/06/08、30期、日本社会党)

○石野委員 参考人の皆さんに二つほどお尋ねしたいのですが、今度の万国博覧会は、大体統一主題にも出されておりますような非常に高い次元での呼びかけをしておるわけでございまして、これを成功させるためにはいろいろなことが必要なわけで、特に会場の準備がどうなるかという問題ももちろんございますが、しかしこの博覧会が成功するかしないかは、よってもって「基本計画の概要」にある一番最後の入場者の予想という、この三千万人の人をよく入れるかどうか、そして特にそのうちでも外国からの百万人の方をうまく入れられるかどうかという問題にかかっているのじゃないかと思います。それが達成されれば、「人類の進歩と調和」という問題がほ……

第51回国会 商工委員会 第43号(1966/06/21、30期、日本社会党)

○石野委員 関連して。ただいま各大臣あるいは石坂参考人から非常に高邁な今度の博覧会についての構想の一端が聞けて非常にうれしいのです。そこで、やはり問題はこれを成功させるということがそれよりも以上に大事なことなんだろうと思うのです。田中君もいま成功させるための担当大臣である三木さんから決意を聞いたわけでございますが、しかし先ほどもやはり同僚議員からお尋ねしているように、成功させるということについての問題が、やはりわれわれの考え方と協会なりあるいは政府なりの考え方とまだ若干の違いがあるように思います。私たちの考えている博覧会を成功させる道というのは、すでに皆さんのほうで出しておりますように、多数の……

第51回国会 予算委員会 第18号(1966/02/19、30期、日本社会党)

○石野委員 私は、日韓条約が批准されてから後の日本と朝鮮との間に起きているいろいろな問題について、きょうはお伺いしたいのですが、大蔵大臣がお急ぎのようでございますから、ちょっと質問の順序としてはやりにくいのですが、大臣に先にひとつお尋ねしたいと思います。  条約が批准されてあと、請求権問題に関連して、それの実施が両国間にいろいろと工作されていると思います。最近新聞等の報道を聞くと、韓国の張基栄長官が日本に来て、十年間割賦払いになる請求権の額について繰り上げ支払いをしてほしいということが強く要望されておる、こういうふうに承っておるのですが、その間の事情はどういうふうになっているか、ひとつ大蔵大臣……

第52回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1966/07/20、30期、日本社会党)

○石野委員 原子力船の問題では、ただいま内海委員からいろいろ御質問がございましたように、現在までの経世を見ると、当初の計画はすでに非常に大きな失敗と、言っていいほどのところへきていると思うのです。だから、やはりその失敗にかんがみて、今後うまく円滑にやるようにという内海委員の言われるとおりに私も考えますが、この際、ただそれが失敗だということだけでは私どもどうも理解しにくいことがあります。それは、たとえば、先ほど村田局長からお話があったように、船価の問題一つ取り上げましても、当初、専門部会等を通じて、トン当たり十五万円という計画を立てられた。しかも、この十五万円なるものは決して小さいものじゃなくて……

第52回国会 外務委員会 第3号(1966/08/12、30期、日本社会党)

○石野委員 外務大臣にお尋ねします。  先ほど来、帆足、穗積両委員から聞いていることで、どうも帰国の問題にしても、入国の問題にしてもつっかかるところは、やはり日韓条約の第三条に関係しているようです。そのことについては、いま帆足委員からいろいろ聞きましたので、私ども一般に国民という立場で、どうも今度の問題で解せないのは、たとえば帰国協定の問題について、これをいま一年間延長するとか、あるいはまた赤十字精神に何か改定を加えたり、あるいはそれを廃止しなければならぬような理由として、この帰国協定があった場合、日本はどういうように損が出てくるのか。この点がどうもわからない。この帰国協定をこのまま残しておい……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1967/05/31、31期、日本社会党)

○石野委員 長官にお尋ねしますが、私は、今度の事業団ができるにつきまして、わが国の原子力開発政策について、いま一度われわれは思い返してみなくちゃいけない問題がたくさんあるのじゃないかと思うのです。従来わが国の原子力開発についてのあり方を見てみますると、どうも一貫した自主開発の計画性が見られないのじゃないかというふうに私は感じております。いたずらに安易な外国技術の導入ということに走り過ぎて、その模倣の上に立って、きわめて実利的、経済主義的にだけこれが進められてきておるのじゃないかと思うのです。すなわち、それは特に電力資本を中心とした性急なエネルギー対策として、民間資本のベースで、場当たり的に進め……

第55回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1967/06/07、31期、日本社会党)

○石野委員 原子力発電のエネルギー政策に占める位置が飛躍的に拡大されていることは、だれも否定できないことだろうと思います。科学においても、技術においても、わが国は、先進国に比してはるかに劣っておるのであるから、動力炉を自主開発し、燃料サイクルを確立するためには、政府の原子力開発政策が一貫性をもって強固に遂行され、積極的に民間産業をリードすることがきわめて大切だと思います。高速増殖炉並びに新型転換炉の開発及び核燃料を開発するにあたって、民間産業の協力を積極的に結集しながら、その開発計画に一元化の方針を明確にする、国民経済的に投下資本の効果を拡大していささかもむだのないようにすること、そしてまた、……

第55回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1967/06/14、31期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長代理 これより会議を開きます。  委員長の指名により、私が委員長の職務を行ないます。  原子力基本法の一部を改正する法律案及び動力炉・核燃料開発事業団法案の両案を一括して議題とし、審査を進めます。  最初に、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  ただいま議題といたしました両法律案審査のため、本日、原子燃料公社理事長今井美材君、日本原子力研究所理事長丹羽周夫君を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 両参考人には御多用のところ、本委員会に御出席くださいまし……

第55回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1967/06/15、31期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長代理 これより会議を開きます。  委員長の指名により、私が委員長の職務を行ないます。  原子力基本法の一部を改正する法律案及び動力炉・核燃料開発事業団法案の両案を一括して議題とし、審査を進めます。  最初に、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  ただいま議題といたしました両法律案審査のため、本日、原子燃料公社理事長今井美材君、日本原子力研究所理事長丹羽周夫君を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 両参考人には御多用のところ、本委員会に御出席くださいまし……

第55回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1967/06/22、31期、日本社会党)

○石野委員 私は、先般の委員会で動力炉関係についての技術者の資料要求をいたしました。本日それを御配付いただいたわけですが、この資料だけでは私どもなかなか理解に苦しむところがありますので、すでに関係の方にも話してありますけれども、この際、第三表に出ております推定所要人員、技術者の要員についてのもう少しこまかい、たとえば専門別あるいは産業別、それからまた、学校卒業の年、そういう計画をひとつ出していただきたい。同時にそれらの、ここに出ております所要人員をどういうふうにして充足するかという、やはり教育関係での方針なり、そういうものをひとつこの際補足して提出願いたい。この提出は法案の審議の上に非常に必要……

第55回国会 科学技術振興対策特別委員会 第17号(1967/06/27、31期、日本社会党)

○石野委員 私は、ただいま審議しておりますこの事業団法については、さきに本会議でも質問いたしました。きょう総理においでいただいたのは、この法案を審議する過程で、この動力炉及び核燃料の自主開発の面で、この法案の現状のままでは、なかなか自主開発は言うべくして行ないがたいのではないかと懸念される面がたくさんございますので、この際総理から、この法案に関し以下お尋ねします点についてはっきりした所見を承っておきたいと思います。  まず第一に、この法案が原子力基本法と平和三原則を完全に守らなければいけないということは、もうだれもわかっていることでありますが、この法案の示すところによりますと、燃料公社法がなく……

第55回国会 科学技術振興対策特別委員会 第20号(1967/07/05、31期、日本社会党)

○石野委員 大蔵大臣にお尋ねいたします。ただいま審議しておりまするこの事業団法の検討を進めていきますると、この事業団法が目的としておる新型転換炉並びに高速増殖炉の自主開発は相当長期にわたって行なわれることになっておりますが、これを可能にするにあたって、人材をどのようにして結集するか、資金をどのようにしてこれに注入するかという問題が、最終的には非常に大きい問題になってくる、こういうことかこの委員会でははっきりしておるわけでございます。単年度の仕事ではなく半長期的な計画になっておるのですから、これらの資金に対しての手当て、これが国の場で相当信憑性のある体制にならなければいけない、こういうように考え……

第55回国会 科学技術振興対策特別委員会 第21号(1967/07/06、31期、日本社会党)

○石野委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党の四党を代表いたしまして、動力炉・核燃料開発事業団法案に対する四派共同の修正案を提出いたします。  修正案は、お手元に配付されておりまするので、朗読は省略させていただき、その趣旨について簡単に御説明申し上げます。  まず第一は、事業団設立の目的について、平和利用及び自主開発の趣旨を明確にする。  第二は、理事長の任命は原子力委員会の同意を必要とする。  第三は、原子燃料公社の例にならい、事業団の業務として核燃料物質、核原料物質の輸出入、売り渡し等を加えるとともに、核燃料開発関係の業務についても基本計画に従って実施されなければならない……

第55回国会 科学技術振興対策特別委員会 第22号(1967/07/12、31期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長代理 次会は、明十三日木曜日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開くこととし、本日は、これにて散会いたします。   午後六時二十二分散会

第55回国会 科学技術振興対策特別委員会 第24号(1967/07/19、31期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長代理 この際、この席から一つ、二つ簡単に大臣に質問させていただきます。  先ほど内海さんへの定係港の問題での御答弁の中に、定係港を早くきめなければ原子力船がなかなかできないという事実と、それから横浜の地区でいろいろやはり意見があってなかなかきまらないというこの事態の中で、原子力船の定係港をすでに当局あるいは事業団の立場では横浜だけしか考えていないようでございますが、別にほかに求めるというようなことは、今日では考えていないのかどうか、この点をちょっと聞かせておいてもらいたいと思います。
【次の発言】 重ねてお尋ねしますが、なるべく早く定係港をつくらなくちゃなりませんから、その準備は非……

第55回国会 外務委員会 第19号(1967/07/14、31期、日本社会党)

○石野委員 航空協定に関する日韓の協定の問題について質問いたしますが、いま大臣がおいでになりませんので、次官から御答弁いただきますけれども、あとでまた大臣が来ましたら……。  この協定は、日韓の間に行なわれるものですが、そのものずばりで、この協定を結んだ場合、朝鮮との航空業務の問題、特に三十八度線以北の問題についてはどういうふうになるのですか。
【次の発言】 この協定ができた場合の三十八度線以北の航空協定については、政府はどういうふうにするのかということを聞いておるのです。
【次の発言】 いまは何も考えていないということは、将来は、そうすると三十八度線の北にある朝鮮人民民主主義共和国というもの……

第55回国会 外務委員会 第20号(1967/07/19、31期、日本社会党)

○石野委員 関連して。時間がありませんから、一つだけ大臣にお尋ねします。その後のことをどうするかということは約束できないけれども、しかし、いずれにしても、協定について、現状の協定がなくなるという段階では話し合いをしなければならないということは、先ほど穂積君、あるいは安宅君の質問に対して大臣が答えられた。それはやはり協定の第九条の、この話し合いをするということだ。そこではどういう意見が出るかわからないわけです。日本の側は打ち切りたいという意見をきっちり言うわけだから。向こうは向こうとしての自由な意思の表明がある。そこで、話し合いが決裂するかまとまるかわからないけれども、いずれにしても、九条の線で……

第55回国会 商工委員会 第3号(1967/03/24、31期、日本社会党)

○石野委員 この際、大臣にお伺いします。今度の法案の改正といいますか、プラント類の輸出促進臨時措置法についてまずお伺いしますが、このたびのこの法案提出について、期限延長ということをやる前に、まずプラント輸出の実績について、この数年来の実情をひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 簡単でいいですから、国別、件数、金額というようなことを、この数年来の……。
【次の発言】 このプラント輸出というものが輸出増強の上で占める位置というものは非常に重大だと思いますが、通産当局ではこのプラントの日本の全輸出の中で占める今後の重要度というものをどういうふうに見ておられるか、その点について。

第55回国会 商工委員会 第4号(1967/03/28、31期、日本社会党)

○石野委員 関連して、参考人にお尋ねしますが、先ほどの田中委員に対するお答えの中に、明治時代の古い管がまだ一%あるとおっしゃっておる。一%というのは非常にわずかなものですけれども、現在布設しております配管は、全長どのくらいあるかということをこの際ひとつ明確にしておいていただきたいと思います。それが一つと、いま一つは、耐用年数が材質の上からいって七十年、八十年あるんだ、こういうことをおっしゃっておりますが、事実上、会社は経理的に二十二年で償却を済ましておる内容でもあるところから、私はこの際、その七十年、八十年たっていなくても、すでにこういう事故が出ているという現実に徴して、ひとつそういう明治時代……

第55回国会 商工委員会 第6号(1967/05/09、31期、日本社会党)

○石野委員 簡単に資料の件でお聞きしておきますが、その他の事業者のところで、これはこまがいものはたくさんあるだろうと思いますが、何社ぐらいで、地域的にいえば東京が多いのか、大阪地区なのかという点を一つと、それからいま一つは、明治、大正年代の残存の構成比というのが東京瓦斯と大体同率ぐらいになるわけですが、事故の起きるのは局所的に起きるものだと思いますから、こういう比率を持っていて、しかも資本構成が非常に弱小であった場合の補強などということは非常にむずかしかろうと思うのです。そういう意味で、適切な管理、監督が行なわれませんと、もし耐用年数の関係から古いものに事故が多いということがあるとすれば、そし……

第55回国会 商工委員会 第8号(1967/05/17、31期、日本社会党)

○石野委員 私は、大臣の所信表明に関連して、特に日中貿易の点でお尋ねしたいと思います。  先般、プラント類の輸出に関連して大臣にお尋ねしました際に、特に中国をも含めて共産圏の貿易の拡充ということは今後できるだけ努力したいという大臣の御答弁をいただいておるわけです。総理の所信表明も、それから外務大臣の所信表明演説の際にも、中国貿易については従来の方針を変えないで拡大の方向をとりたいということがいわれております。一昨日終わりました広州の交易会での実績は、昨年をはるかに上回るような取引が行なわれたようでございます。約一億ドルといわれておりますが、昨年に比べて約二千四百万ドルからの大きな商売をしている……

第55回国会 商工委員会 第28号(1967/07/11、31期、日本社会党)

○石野委員 関連して、大臣にちょっとお尋ねしますが、今度この公団ができます場合、一番大きい問題は、やはり石油をどの程度備蓄してエネルギー供給の安定性を確保するために役立たすかということだと思うのです。先ほど大臣から、六十日分の貯蔵の問題を許可基準にしたいというような、こういうお話。局長さんからは、それの義務づけということの点については、義務づけの考え方はないけれども、行政指導をしたい、こういうふうに言っておる。そこで六十日分の貯蔵というのは、なかなかいまたいへんなことだろうと私は思うのですが、その構想をどういうふうに描いておるのか、この際ちょっと聞かしていただきたい。

第55回国会 予算委員会 第10号(1967/04/03、31期、日本社会党)

○石野委員 春闘に関連して、石炭政策の問題を一、二お尋ねしたいと思います。  石炭政策については、もうすでに一千億の旧債たな上げを中心にした予算案も提出されておって、石炭対策特別会計はすでに五百二十億の予算を出しておるのですが、石炭産業救済の名のもとに、石炭産業資本家に非常に手厚いこうした予算措置をしておるわりあいに、労働者に対する対策というものは非常に手薄いように感じられるのです。  特に、一つ二つお尋ねしたいのですが、その第一点は、炭鉱特別年金制度についてです。年金小委員会は去る三月二十九日の小委員会で、大体この炭鉱特別年金制度の問題についての考え方を四月十日までに出すということを約束して……

第56回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1967/11/10、31期、日本社会党)

○石野委員 建設省の方、おいでになっておりますか。――初夏の候だったと思いますが、京都の和知ダムの決壊事故がありました。あれは、われわれ予想もしなかったような事故でございまして、その後、事故の原因等についていろいろ調査なさっておると思いますが、調査の結果、どういうようなことがおわかりになっているか、一応この際事情をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 私は技術屋じゃありませんから、こまかいことはわかりませんが、しかし、安全だと思っておったダムにああいう事故が起きた、それにはいろいろ理由があるようでございますけれども、しかし、その後の調査の結果として、一番注意をしなければならない点は、設計……

第57回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1967/12/14、31期、日本社会党)

○石野委員 私は限られた時間がありまして、その時間内にすべてを終えなくちゃいけません。大臣が初めての位地につかれたのでございますから、実は全般的な御質問をしたいのでございますけれども、きょうは原子力だけのことで一、二今日問題になっておる点だけをひとつお尋ねしたいと思うのです。その間に参考人の意見もお聞きしたいので、ぜひひとつ答弁は簡潔に要点だけにしてくださるように、あとでまたこまかいことはお尋ねいたします。  最初に、いま原子力の開発について、昭和六十年に向かって約四千万キロワットの原子力発電をしようとする体制が、総合エネルギーのほうから出ておるわけでございまして、原子力委員会もそのことを着々……

第57回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1967/12/21、31期、日本社会党)

○石野委員 きょうは、私、茨城県のガンマフィールドで起きました事故についてお尋ねしたいのですが、農林省の方もおいでになっているようですし、原子力局のほうからも、ひとつまたいろいろ御答弁いただきたいと思います。  最初に、茨城県の大宮町にあるガンマフィールドにつとめていた久下沼さんという方が最近なくなられました。この件につきましていろいろな情報がありますし、私どもは、その病気の原因が何であるかということはまだはっきりはしておりませんけれども、病名が急性骨髄白血症というのですか、そういうようなことになっているそうでございまして、多分にやはりガンマフィールドの仕事との関連性があるように思われるわけで……

第58回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1968/03/28、31期、日本社会党)

○石野委員 大臣がお見えになっておりませんので、次官にお尋ねしますが、ただいま審議されております。法律の一部改正、規制問題について改正するという大きな目的はどこにあるのかということをまず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 原子力の開発が非常に急がれなければならないということは、ここ数年来、特に昨年事業団法ができるときに、本院でも真剣に検討したところです。その中でいまお話しのように、開発と安全性を確保するという問題はきわめて重大な問題だと思っております。安全性を確保するという問題についての重要性は、各国とも開発が急がれれば急がれるほど大事なことだ、私はこういうふうに思うわけです。  つきま……

第58回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1968/04/01、31期、日本社会党)

○石野委員 大臣に質問いたします。  規制法の改正にあたりまして、法案の内容については先般の委員会でいろいろお聞きしたところですが、この規制法の基本的なねらいは、原子炉に関係する安全性をいかにして確保するかという問題だと思います。そういう安全性をいかにして確保するかという、政府の姿勢なりあるいは考え方というものを明確にしておきませんと、法を幾らいじってみてもそれは意味がない、こういうふうに思います。問題は、今日、原子炉に関係する施設というのは各所にできておりますし、また、それに対する規制についてもいろいろ問題があると思うので、私は、特に燃料サイクルの確立にあたって、やはり使用済み燃料の再処理と……

第58回国会 外務委員会 第11号(1968/04/16、31期、日本社会党)

○石野委員 大臣は、今度シンガポールへ行ってこられて、東南アジアの情勢を身につけて帰ったわけでございます。記者会見等での話を聞くと、アジアの曙光が見えたということでは、各国とも非常に歓迎していた、ベトナムの和平について話し合う姿もきわめて真剣味にあふれていた、こういうお話でしたが、いま、ジョンソン声明以来今日の情勢を見て、このジョンソン声明に対するハノイの答え、それの現在の状態と、それから、これからの見通しはどういうふうに感じておられるか。
【次の発言】 大臣もいま指摘しておるように、ジョンソンが演説をした中で、この戦争を終わらせるために、いかなる場所、いかなるときにも米国代表を送る用意がある……

第58回国会 外務委員会 第12号(1968/04/17、31期、日本社会党)

○石野委員 第三章の無害通航権の問題で、いま曽祢さんからもいろいろお聞きしましたが、この無害通航権についての規則について、まず第一番に「A すべての船舶に適用される規則」ということでお尋ねしたいのですが、一般的に条約の文中にある「船舶」というものは、商船、公船、それから軍艦、すべてを含むというふうに理解してよろしいのでしょうか。
【次の発言】 米国との相互協力及び安全保障条約の地位協定の第五条にある「船舶」、この「船舶」には軍艦が含まれておるのですか。
【次の発言】 本条約第三章では「すべての船舶」とあるのが、軍艦が含まれておるとの解釈が成り立つのですが、一般的に単に「船舶」という場合には、軍……

第58回国会 外務委員会 第13号(1968/04/19、31期、日本社会党)

○石野委員 ケネディラウンドに関連する三つの協定は、わが国の貿易政策上非常に重大な協定だと思っております。私は、このケネディラウンドが国際的な問題として取り上げられるようになってから今日までの経緯、それからそれが条約として成立したときに、日本の貿易の上にどのような効果が出てくるかということについて、必ずしも政府が考えているようには楽観的に見ていないのであります。この際、外務大臣に、ケネディラウンドが効果をあらわしたときにどの程度の貿易上の利益が出るか、その評価についてひとつ聞かしていただきたい。
【次の発言】 いま、どれもみんな総ずくめにいいことばかりのようですが、しかし、ガットのホワイト事務……

第58回国会 外務委員会 第15号(1968/04/24、31期、日本社会党)

○石野委員 通産大臣はほかの委員会で急がれているそうですから、通産大臣にひとつお尋ねいたしますが、あとでまた聞くことですけれども、ケネディラウンドの実施にあたって、特にアメリカと日本との関係が、必ずしもケネディラウンドの本来の趣旨である貿易拡大という側面に沿うようにスムーズな発展をしていくようには思われない、われわれは懸念を持っているわけです。特に最近ドルの不安というのが依然として続いておる。こういう時期に、ドルの安定という問題が、最近は特に世界的に、この秋のIMFの総会前までにもう一度やはり混乱がくるんじゃないかというような、そういう評判といいますか、懸念が行なわれておるのですが、通産大臣は……

第58回国会 外務委員会 第16号(1968/04/26、31期、日本社会党)

○石野委員 質問の前に、大臣がいませんが、これは外務大臣あるいは科学技術庁長官がおりませんと質問に入ることができないのです。ですから……。
【次の発言】 原子力協定の改定に伴う日米、日英の協定案は、これを論議する前に、政府に聞いておかなければならぬ問題があると思う。昨日、大臣は野党各党の首脳者を集めて、核拡散防止条約についての説明か何かなさったようです。ジュネーブ会議ですでに論議にのぼっております核拡散防止条約の米ソの草案の第三条の規定は、原子力の平和利用について、その核物質あるいは燃料等のことについてきわめて重大な内容を持ったものになっておると思います。たとえばワシントン二十三日発のフィネー……

第58回国会 外務委員会 第17号(1968/05/06、31期、日本社会党)

○石野委員 たいへんおそくなりまして、お互いに昼食抜きで恐縮でございますが、もう少し時間をいただきまして、お尋ねさせていただきたいと思います。  最初に青木さんにお尋ねしますが、青木さんが指摘されておりますように、原子力の平和利用と軍事利用の区別というのはなかなか微妙で、これは一にかかって、やはり政治姿勢の問題だ、こういうお話がございました。私どももそう思うのでございますが、そのことに関連しまして、これは参考人の皆さんに、おのおのの方にお聞きしたいのですが、実は核防条約でございます。この核拡散防止条約がいろいろな形で、内容は複雑でございますし、また世界各国も、これに対して、核保有国と核非保有国……

第58回国会 外務委員会 第19号(1968/05/08、31期、日本社会党)

○石野委員 関連質問ですが、大臣にいまの件で。発表のしかたですが、放射線量が流れ出すことについての危険というものは、周辺の一般地域住民あるいはまたその他、たとえば海底であれば海底の海産物とかなんとか、いろいろなものに対して警戒しなければならないわけですから、これはもう時間がたって薄めてから発表をしたのでは何の意味もないのです。一番危険なときに即刻発表しなければ、周辺地域住民に対する危険防止ということはできないと思うのです。今度の場合のように、だんだん信憑性を確かめてからやるということになると、これはかえって危険性を一般の人々に広げてしまう結果が出てくる。この態度は非常に間違っておると私は思うの……

第58回国会 外務委員会 第20号(1968/05/10、31期、日本社会党)

○石野委員 大臣に、小笠原返還に関する質問をする前に、きょうからパリでベトナムの和平の問題についての会談が行なわれるようでありますが、これに対する政府の見通しの問題について、大臣の所見をひとりお伺いします。
【次の発言】 このベトナム和平についてのパリ会談は、経過を見なければ確かに言えないことが多いと思うのですが、現実には、一方で和平交渉が始まろうとしておるときに、ジョンソン声明があって以後、爆撃は依然として続いておるし、むしろ、ときには従前よりも非常にきついものが見受けられるわけです。同町に、南のほうでやはり解放民族戦線のほうの戦いも非常に熾烈になっている。テト攻勢以上の動きが南のほうで行な……

第58回国会 外務委員会 第21号(1968/05/14、31期、日本社会党)

○石野委員 外務大臣にお尋ねしますが、条約の質疑に入る前に、佐世保に入港したソードフィッシュ号の問題に関連して、新聞の伝えるところによると、今度アメリカの調査団が来るようですが、これは日本のほうから要請したのですか。
【次の発言】 いま向こうの申し出による調査団というのは、どういうような編成で来ますか。
【次の発言】 これは調査団ではない、そしてまた共同調査でもないということは、確認しておいてよろしいわけですね。
【次の発言】 これは日本との共同調査でないということも確認できますね。
【次の発言】 きょうの新聞によりますと、総理は、きのう辻佐世保市長と会って、今後、事前に安全性が確認されなけれ……

第58回国会 外務委員会 第22号(1968/05/15、31期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねしますが、この問題で一番われわれ注意しなくちゃならぬのは、先ほど世耕委員からも質問がありましたように、各国が思い思いに自分の領海指定をする、あるいは水域指定をするということに対して、われわれがどういう態度をとるかということ、わが国がどういう態度をとるかということだと思います。特に、日本がいま領海を三海里としていることをこれからなお国際的な諸関係の中で持続していけるかどうかという問題がここで出てきているんじゃないか、こう思うのです。大臣は、やはり三海里説をわが国としてはこれからもなおずっと続けて主張していくつもりでおるのか、それとも、この問題については、各国の事情勘案の中……

第58回国会 外務委員会 第23号(1968/05/17、31期、日本社会党)

○石野委員 関連で、ちょっと放射能関係でお聞きしたい。二つあります。  一つは、昨日アメリカから来た専門家のW・ウェグナーを団長とする三人の方が記者会見をして、その記者会見の席上で、「原子力軍艦は日本に寄港中、放射性物質を含む一次冷却水の放出を禁止されてはいない。」こういうことを言っているのですが、これは口上書の内容、われわれの理解と非常に食い違っている。この点、やはり国民は非常に疑義を持ちますし、またその限度の問題についても非常にあいまいです。この点について明確にひとつしていただきたい。  それからもう一つは、先日も、本委員会で原子力局長は、口上書に対しては場合によっては内容の変更を求めるこ……

第58回国会 外務委員会 第24号(1968/05/22、31期、日本社会党)

○石野委員 最初に、レバノン共和国政府との間の協定についてお尋ねいたしますが、もうさきに与党の田中委員からもいろいろこまかいお尋ねがあったようですので、一、二不明のところをちょっとお尋ねしておきたいと思います。  第三条の四項にあります「締約国又はその国民に属していないと認めた場合には、」というのの前に「実質的な所有及び、実効的な支配」ということが出ておりますが、この場合の「指定航空企業の実質的な所有及び実効的な支配」、これは資本の率ではどういうふうにこれを見分けをつけるのか、そこのところを、この条文を読むときの解釈をひとつ説明していただきたい。

第58回国会 外務委員会 第25号(1968/05/24、31期、日本社会党)

○石野委員 大臣がお急ぎのようですから、一問だけお尋ねいたします。  昨日の科学技術委員会で、有澤原子力委員長代理のアメリカの口上書の問題についての解釈で、私どもとして特に外務大臣に意向をただしておきたいことが一点あります。その点をひとつお聞きしたいと思うのです。  それはほかでもありませんが、口上書の中で、潜水艦が放出するところの第一次冷却水のことに関連して、バックグラウンド放射能に測定し得る程度の増加をもたらすような放出水その他の廃棄物は軍艦から排出されない、こういう条項に対して、有澤委員長代理は、口上書違反と解釈することはむずかしいというような意見の開陳があったようでございます。この問題……

第58回国会 石炭対策特別委員会 第10号(1968/04/18、31期、日本社会党)

○石野委員 ちょっと関連。いまの点ですが、大蔵省に交渉しているけれどもうまくいかない、こういうことの前にやはり政府の方針がなければならぬじゃないか、こう思うのです。ただやはり金の使い方というだけじゃなくて、政府の方針が変えられないと、地元に力がなければそれに相当する補助を出さないという、この方針がある以上は、地元が疲弊してしまえば、大蔵省が幾ら出そうといってもこれは出せないのですよ。ですから大臣が努力をしなくちゃならないのは、大蔵省に金の出し方をどうせい、こうせいということじゃなくて、政府の補助をするという、あるいは育成するという方針を変えることが大事なんだろうと思うのです。そういう点で、大臣……

第58回国会 大蔵委員会 第12号(1968/03/21、31期、日本社会党)

○石野委員 もう時間が二十分しかありませんので、端的に定率法の問題について大臣にお尋ねいたします。 本委員会では、もう定率法の問題についてはいろいろと質問が長く行なわれているようでございますし、特に本日私が承りたいのはケネディラウンドの実施に伴うこの税率改正でございますが、その適用を受けない国に対する処置、そういう問題で、特に中国との関係についてお伺いしたいのでございます。  その前に大臣から、関税政策の目的は何であるか、これはもう平凡なことですけれども、この際ひとつ聞かしておいていただきたい。
【次の発言】 国内産業の保護ということだけに尽きるのですか。

第58回国会 懲罰委員会 第6号(1968/04/05、31期、日本社会党)

○石野委員 鯨岡さんにお尋ねしますが、今回の穗積七郎君の懲罰に関して、あなたの所信は、本会議でもまたこの委員会でも承ったところですが、なおやはりこういう一身上の問題に関することですし、特に議員の院における発言に関してでございまするので、この際、議員の国会における発言について、これは憲法五十一条の趣旨に沿うて、発言はその信条、思想のいかんにかかわらず自由にこれができる、こういうふうに私は思っている。そういう点で、議員の発言に関しての鯨岡君の考え方をひとつこの際聞かしておいていただきたいと思います。
【次の発言】 自律上の規則というものはやはり守らなければいけない、そういうことはよくわかります。た……

第58回国会 懲罰委員会 第7号(1968/04/09、31期、日本社会党)

○石野委員 本件は、これを懲罰事犯にあらずと決すべしとの動議を提出いたします。  以下、簡単にその理由を申し述べます。  そもそも議員の懲罰ということは、議員の身分についてきわめて大事でありますが、特に本件のごときは、議員の発言に関して懲罰動議が提出されておるのであります。しかも、提出者からの説明によりますと、売国者ということばの内容については問わないというのであります。これがただ、無礼である、非礼であるということに尽きるのであります。しかし、御承知のように、この売国者という、総理大臣に対して穗積氏が発言をした、その政策論議の中における過程を考えますと、すでに質疑の中にも明らかであり、また、当……

第59回国会 商工委員会 第6号(1968/11/15、31期、日本社会党)

○石野委員 私は時間があまりございませんから、二、三の点をお尋ねしますから、明確に答弁して下さい。  いま大臣はなるべく早く出してくれと言っているのですけれども、もうすでに十三日に受け付けているはずです申請品目は。ですからそれに対してなるべく、いま中村君からも来月初めまでにということなので、それは荷積みの関係があるから、そういう時期をはっきりこの際さしてほしいということですから、その点が第一点。  それからいま一つは、大臣はココムがあるという前提に基づいて、こう言うのですけれども、これもきょう時間がありませんからあまり論議しませんが、これは去年の五月でございますが、この委員会で菅野大臣から、コ……

第59回国会 農林水産委員会 第4号(1968/11/12、31期、日本社会党)

○石野委員 私は、きょう時間もあまりありませんので、簡単に筑波学園都市の用地問題についてお聞きしたいのです。  筑波学園の問題については、昨年の九月に閣議了解事項で具体的に仕事が進んできているようでございますが、きょうは時間の関係もありまするので、このもの全体についてはお聞きしないで、用地の買収問題だけお尋ねしたいと思います。学園都市については、いろいろ賛成する人もおるし、反対する人もおりますから、そういう問題はここでは触れないことにいたします。  最初に、用地の買収がはかどらないので、近いうちに都市計画事業としてこれを決定して、土地収用法による強制収用への道が開かれるだろうという新聞報道がご……

第60回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1968/12/19、31期、日本社会党)

○石野委員 関連。いま三木さんからお話しのように、平和利用に徹しておる、だからやはりそうたいしたことはないのだ、こういうお話を大臣は言われたんです。しかし、発表しないということになれば、発表して困るような内容があるに違いないのです。これは商業用の機密という場合には、それぞれの各企業ごとにいろいろな話し合いをして進めてきておる。ここで平和利用をやるのに発表しちゃ困るようなものは何だ。われわれが疑問に思うのは、発表して困るということになれば、何か軍事的な機密のようなものを要求していると思うのです。もし発表してはならないような内容として、そういう軍事機密に関連するものがあるのかどうか、ここらのところ……

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1969/03/19、31期、日本社会党)

○石野委員 宗像さんにお尋ねしますが、先般のJRR3の実験といいますか、米人の患者を照射して、そのあとの炉はいまどうなっておりますか、そこをちょっとお聞きしたい。
【次の発言】 山田さんにちょっとお尋ねしますが、原子力委員会は、この炉について今後どういうような注意をしていかなければいけないというふうに現在お考えですか。
【次の発言】 炉は、いずれにしましても、正常な運転がなかなかできにくい事情にあることだけは間違いありませんね。
【次の発言】 私は、実はきょうはこの問題でもう少し聞きたいと思っておりましたけれども、先ほどから石川委員の質問に対して、宗像さんのお話を聞いておりました。やはり、もう……

第61回国会 決算委員会 第16号(1969/06/05、31期、日本社会党)

○石野委員 厚生省関係のことで、特に医療関係の問題で、最近医師の不当な医療行為に対して患者の救済行為というものがはっきりとしていない。こういう点についてきょうお尋ねしたいのですが、医師の行なう医療行為によって患者が不当に被害を受けるという例が最近続発しております。たとえば昭和四十三年の九月に山形県の整形外科医長が患者の右足と左足を間違えて切開したという事件、また本年四月には千葉大学医学部付属病院で、看護婦が採血のために吸引器を誤って逆にセットしたために、献血者の静脈内に多量の空気が入って危篤状態になったという事件、またこの五月二十六日には川崎市の私立大田総合病院で五十三歳の主婦が蓄膿の手術中、……

第61回国会 決算委員会 第18号(1969/06/12、31期、日本社会党)

○石野委員 私は、先日の委員会で無診療診断書交付の件について質問をしました。その件について厚生省医務局の医事課長さんから本件に関する経緯についての一応の報告はいただいた。しかしこれをいただきましたけれども、実際に私が尋ねたことに対するお答えには全然なっていないわけです。ですからここで一応お尋ねしたいのですが、医務局としては、局長はこの前私の質問は聞いておるわけですから、あらためて申しませんが、あの事件に関して一応の調査はしたということですけれども、ここに来ている見解というのは、ただ医師本人の見解だけが述べられておるのであって、私が疑義を持っている、いわゆる無診療診断書の交付という問題についてど……

第61回国会 決算委員会 第23号(1969/07/03、31期、日本社会党)

○石野委員 長官にお尋ねする前に、一つ、二つ事務的なことを先にお尋ねしておきたいと思います。  防衛庁の四十二年度決算の中で、百六十九億五千万円という、防衛施設周辺の整備等に関する法律に基づく自衛隊施設の維持運営並びにわが国に駐留するアメリカ合衆国軍隊の提供施設の維持運営に関連し必要な騒音防止措置、民生安定施設の助成措置、飛行場周辺の安全措置各種の補償、土地の購入云々というのがありますが、そのうち、維持運営に関し必要な騒音防止措置にどのぐらい決算額としてあがっていますか、それを説明してください。
【次の発言】 この五十六億五千万円のうち、いわゆる学校の騒音防止のため、小学校、中学校等、一学校に……

第61回国会 決算委員会 第24号(1969/07/08、31期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねいたします。  ただいまも華山委員から質問がありましたように、核燃料の確保というものは非常に大事なことだと思います。特に使用済み燃料の再処理をするという問題は非常に重要な課題だと思うのです。ところがいま再処理工場設置の問題が非常に行き悩んでいると思います。いままでは再処理工場をどこへつくるかというようなことで各所にその適地を求めるという答弁をしばしば聞いておるのですが、なかなかそれがはっきりもしていません。政府の考え方ではどうも東海村だけが予定される位置のように見受けられていました。ところが、最近射爆場返還の問題が容易に片づかないという事情がはっきりしてくるにあたりまし……

第61回国会 決算委員会 第25号(1969/07/10、31期、日本社会党)

○石野委員 科学技術庁の関係で、再処理工場の建設問題について、先般の委員会で木内長官にいろいろ尋ねました。  いま、原子力委員会のほうでは、この再処理工場建設の問題について、ちょうど射爆場などとの一関係もあったり、地元の反対などもあるという実情の中で、どういうように事業団を指導していられるか、また、どういうふうにこれを対処していこうと考えておるか、有津委員ひとつ……。
【次の発言】 もう一つ質問は、再処理工場の建設については、スケジュールといいますか計画があるはずでございますから、そういう問題について実情を――使用済み燃料が重なってくると、当然やはりそういう東海村の事情がどうあろうと、それに関……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第8号(1969/04/10、31期、日本社会党)

○石野委員 私は、質問をする前に、この茂尻炭鉱の災害の調査団で参りまして、その被害の実情あるいは罹災者、すでにとうとい生命をなくされた方々の実情を見てまいりましたが、心からなくなられた十九柱の御冥福を祈るとともに、遺族の方や、なお現在病床で悩んでおられる方々に、一日も早く回復されるようにお祈りしたいと思います。  調査に当たったときに、いろいろ先ほど同僚議員から御報告がありましたような実情を私たちは見てまいったわけですが、そのときに、ハッパの災害であることは大体わかっておりましたけれども、なぜ、どこで、どういう形で引火したかということについては、わからないままに帰りました。その後、調査の結果と……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1972/12/26、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。  このたび、委員各位の御推薦によりまして、私が委員長の職につくことになりました。微力ではございますが、誠心誠意円満なる委員会の運営につとめたいと存じますので、委員各位の御指導、御協力を切にお願いする次第でございます。  はなはだ簡単でございますが、就任のごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま木野晴夫君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  委員長は、理事に       木野 晴夫君    藤波 孝生君……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1973/02/22、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  最初に、新たに科学技術庁長官に就任されました前田国務大臣より、科学技術行政に関する所信を聴取いたします。前田国務大臣。
【次の発言】 この際、伊藤科学技術政務次官より発言を求められておりますので、これを許します。伊藤政務次官。
【次の発言】 引き続き、昭和四十八年度科学技術庁関係予算について、説明を聴取いたします。進官房長。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。  質疑は後日に譲ることといたします。  次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十一時三……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1973/02/28、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  科学技術振興の基本政策について質疑の申し出がありますので、順次これを許します。嶋崎譲君。
【次の発言】 次に、山原健二郎君。
【次の発言】 次に、近江巳記夫君。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  原子力船開発に関する問題について、本日、日本原子力船開発事業団理事、堀純郎君を参考人として意見を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、御意見の聴取は質疑応答の形で行ないますので、さよう……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1973/03/28、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。嶋崎譲君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 速記を始めてください。
【次の発言】 嶋崎君から御要請については、委員長が責任をもって適当に取り扱うことにいたします。
【次の発言】 近江巳記夫君。
【次の発言】 委員長から一言聞いておきたいのですが、あす山田原子力委員がおいでにならないようでございますので申し上げますが、先ほどの質疑応答の中で、特に温排水の問題等に対しての山田委員の御答弁は、原子力の安全性を確保したりあるいは立地……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1973/03/29、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。原茂君。
【次の発言】 ただいま原委員からのお話がありました、地震に関しての参考人を呼んでいろいろと討議する件については、他日理事会にはかって善処したいと思います。  次に、瀬崎博義君。
【次の発言】 次回は、来たる四月四日水曜日午後一時理事会、一時十五分より委員会を開くこととし、本日は、これにて散会いたします。    午後零時四十九分散会

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1973/04/04、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。質疑の申し出がありますので、順次これを許します。嶋崎譲君。
【次の発言】 この機会に、ひとつ長官に、私から朝日新聞の記事についてお聞きしておきたいと思うのです。  それは、ほかではありませんが、朝日新聞の記事というのは、これは相当画期的な記事です、原子力政策につきまして。朝日新聞は、その記事の中で、長官は「三十日「この工場から大気中や海中に放出される放射性廃棄物をゼロにするよう、技術開発に全力を尽し、昭和五十年の同工場運転開始までに間に合わせたい」と、新たな方針を明らかにした。」こういうふうに言っており……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1973/04/05、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、これを許します。近江巳記夫君。
【次の発言】 次回は、来たる十二日木曜日午前十時理事会、十時十五分より委員会を開くこととし、本日は、これにて散会いたします。     午後零時十二分散会

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1973/04/12、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。井上普方君。
【次の発言】 次に、山原健二郎君。
【次の発言】 次に、近江巳記夫君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。    午後一時四十分散会

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1973/04/26、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  地震予知に関する問題調査のため、本日、東京大学名誉教授萩原尊礼君、東京大学教授力武常次君、東京都立大学教授中野尊正君及び気象庁総務部図書資料管理室補佐官根本順吉君に参考人として御出席願っております。  この際、参考人各位に一言ごあいさつ申し上げます。  本日は、御多用のところ本委員会に御出席くださいまして、ありがとうございます。どうかそれぞれの立場から、忌憚のない御意見をお述べくださるようお願いいたします。  なお、参考人の御意見の開陳は、お一人十三分程度にお願いすることとし、後刻各委員からの質疑の……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1973/05/09、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  原子力の安全性確保に関する問題調査のため、本日、東京大学助手安齋育郎君、東京大学教授内田秀雄君、東京大学教授小野周君、動力炉・核燃料開発事業団安全管理室長黒川良康君、秋田大学教授滝澤行雄君、東京大学教授都甲泰正君、日本原子力研究所東海研究所原子炉化学部分析センター副主任研究員中島篤之助君、早稲田大学教授藤本陽一君及び日本原子力研究所東海研究所保健物理安全管理部長宮永一郎君、以上九名の方を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1973/05/10、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
【次の発言】 昨日、原子力の安全性に関する問題で、多数の参考人の方に来ていただきまして、約六時間に及ぶところの、長時間にわたっていろいろな意見を聴取いたしました。  その中で出てまいりました問題の大別は、参考人は、特に政府機関に関係していると見られる方々の意見と、そうでない方々との間に、たいへんな見解の相違のあることもはっきりいたしました。  それから、なおまた、原子力につきましての問題で、特に炉の関係とかあるいは廃棄物、排出物等についての問題、あるいはまた、それのあと処理の問題等についての見解でも、……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1973/05/31、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  原子力開発に関する問題調査のため、本日、日本原子力研究所副理事長村田浩君を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。井上普方君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 速記を始めてください。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1973/06/06、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  環境科学技術に関する問題調査のため、本日、東京大学助手宇井純君、社団法人産業公害防止協会会長進藤武左エ門君、元立教大学教授武谷三男君、アグネ技術センター所長長崎誠三君、東京都公害局規制指導部副主幹菱田一雄君及び横浜国立大学教授宮脇昭君、以上六名の方々に参考人として御出席願っております。  この際、参考人各位に一言ごあいさつ申し上げます。  本日は、御多用のところ本委員会に御出席くださいまして、まことにありがとうございます。  御承知のとおり、昨六月五日は世界環境の日であり、わが国においても、昨日より……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1973/06/07、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進ります。質疑の申し出がありますので、順次これを許します。井上普方君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  原茂君。
【次の発言】 井上普方君。
【次の発言】 委員長から一言当局に要請したいのですが、いま井上委員は、資料が出るまでは質問を保留すると言いました。本委員会は、御承知のように今国会では審議すべき法案を持っておりません。国会運営の立場からすれば、この委員会がどういうような形で議事が進もうとも、政府が提出した法案には一向に支障を来たさないという安易感が政府当局にあるのかもし……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1973/06/13、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。原茂君。
【次の発言】 この際、原委員から要請のあります、本件に関する関係者を招致して本委員会でそのことを聞きただすことについては、後ほど理事会ではかりまして処置したいと思います。
【次の発言】 次に、近江巳記夫君。
【次の発言】 この際、ちょっと委員長からも長官にお願いしておきたいのですが、環境汚染とかなんとか、最近の公害問題は、出てしまってからではもうどうにもなりませんので、たまたまきょうは近畿圏整備本部の石川次長さんもおいでになっておりますし、や……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第17号(1973/06/14、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありまするので、順次これを許します。瀬崎博義君。
【次の発言】 次に、近江巳記夫君。
【次の発言】 次回は、来たる二十日水曜日午後一時より理事会、一時十五分より委員会を開くこととし、本日はこれにて散会いたします。     午後零時二十三分散会

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1973/06/20、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。細谷治嘉君。
【次の発言】 次に、湯山勇君。
【次の発言】 次に、近江巳記夫君。
【次の発言】 次回は、明二十一日木曜日午前十時より理事会、十時十五分より委員会を開くこととし、本日は、これにて散会いたします。    午後五時四十三分散会

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1973/06/21、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。原茂君。
【次の発言】 次に、近江巳記夫君。
【次の発言】 委員長から一つお願いしておきたいのですが、大臣、先ほど原委員からの質問もそうですし、いま近江委員からもそうですが、共通している問題は、微量だから、わずかだからいいのだということで、非常に注意力が足りないといいますか警戒心がない。特に東海の放射能問題もそうですし、いまのDESの問題にしましても、微量だからいいだろう、体内滞留がないからいいんじゃないか、残存がないからいいんじゃないか、こういうよう……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第20号(1973/06/27、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  海洋開発に関する問題調査のため、本日、水産庁東海区水産研究所資源部資源第一研究室長川崎健君、東京水産大学教授佐々木忠義君、海上保安庁水路部海図課補佐官佐藤任弘君、東海大学教授星野通平君、一橋大学教授皆川洸君及び東京大学教授吉田耕造君、以上六名の方々に参考人として御出席願っております。  この際、参考人各位に一言ごあいさつ申し上げます。  本日は、御多用のところ本委員会に御出席くださいましてありがとうございます。どうかそれぞれの立場から忌憚のない御意見をお述べくださるようお願いいたします。  なお、参……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第21号(1973/06/28、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  日本原子力研究所の業務運営に関する問題調査のため、本日、名古屋大学教授長谷川正安君、日本原子力研究所理事長宗像英二君、同研究所理事山本賢三君及び同研究所労働組合中央執行委員長大杉茂治君、以上四名の方に参考人として御出席願っております。  この際、参考人各位に一言ごあいさつ申し上げます。  本日は、御多用のところを本委員会に御出席くださいましてありがとうございます。どうか、それぞれの立場から忌憚のない御意見をお述べくださるようお願いいたします。  なお、御意見の聴取は質疑応答の形で行ないますので、さよ……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第22号(1973/07/04、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。原茂君。
【次の発言】 外務省の方、資料提出についてひとつ……。
【次の発言】 次に、内海清君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後四時十四分散会

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第23号(1973/07/18、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。庄司幸助君。
【次の発言】 関連質問を許します。瀬崎博義君。
【次の発言】 次に、近江巳記夫君。
【次の発言】 次回は、明十九日木曜日午前十時より理事会、十時十五分より委員会を開くこととし、本日は、これにて散会いたします。     午後四時八分散会

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第24号(1973/07/19、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。堂森芳夫君。
【次の発言】 次に、湯山勇君。
【次の発言】 次に、山原健二郎君。
【次の発言】 短い時間、昨日瀬崎委員などから質問のありました福島の東電の発電所の問題等に関連して二、三聞いておきたいと思いますことがありますので、お尋ねいたします。  大熊の事故で、特に水漏れをしたということについて、水漏れが二・四トンということになっているわけです。それで、これは六月二十三日に作業をしたあと、二十五日月曜日にこの水漏れの事態がはっきりしたのですが、説明に……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第25号(1973/08/29、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  原子炉の設置に係る公聴会制度に関する問題等調査のため、本日、東京大学助手安齋育郎君、早稲田大学教授牛山積君、東京大学教授小野周君及び大阪大学講師久米三四郎君を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  この際、参考人各位に一言ごあいさつ申し上げます。  本日は、御多用のところ本委員会に御出席くださいまして、ありがとうございます。どうかそれぞれの……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1973/08/30、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。原茂君。
【次の発言】 嶋崎譲君。
【次の発言】 次に、山原健二郎君。
【次の発言】 次に近江巳記夫君。
【次の発言】 この機会に委員長から一言大臣と山下副長官にお尋ねをいたしますが、実はきょう山下副長官においでいただくについては、官房長官のおいでがないので、ぜひ官房長官が再び出なくてもいいような御答弁をお願いすることを前提として出ていただきましたが、いまのような事情でございますので、あと理事会ではかった上、あらためて官房長官の御出席ないしはまた総理に……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第27号(1973/09/12、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  地震予知に関する問題調査のため、本日、民主団体災害対策会議技術専門委員大屋鍾吾君、東京都総務局災害対策部長C川光義君、気象庁観測部地震課技術専門官清野政明君、東京大学名誉教授萩原尊礼君及び地震学会会員和田忠夫君、以上五名の方々を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  この際、参考人各位に一言あいさつ申し上げます。  本日は、御多用のところを……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第28号(1973/09/13、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  この際、前田国務大臣より発言を求められておりますので、これを許します。前田国務大臣。
【次の発言】 いま原委員からの御発言がありましたが、そのように取り計らいたいと思いますので、御了解いただきたいと思います。そのようにいたします。  引き続いて、質疑の申し出がありますので、これを許します。原茂君。
【次の発言】 次に、嶋崎譲君。
【次の発言】 この際、ちょっと委員長から長官にお聞きしておきますが、嶋崎君の質問に対して、混乱が起きないように努力するという御答弁がありましたが、この意味はどういうことをお……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第29号(1973/09/20、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。嶋崎譲君。
【次の発言】 次に、山原健二郎君。
【次の発言】 私から山原委員にお答えする前にいま一度田宮局長の御意見をちょっと聞かしていただきます。
【次の発言】 あらためて委員長から発言さしていただきますが、局長からはいま山原委員に提出するという御意向でございましたが、山原委員からも要望があるし、委員長としても、この資料はいただきたいと思います。山原委員に出せるものが当委員会に出せないことはないと思いますので委員長としても山原委員の要望どおり当委員会……

第71回国会 外務委員会 第7号(1973/03/28、33期、日本社会党)

○石野委員 私は、きょうの新聞を見ますと、昨日までたいへん問題になった法眼次官の発言について、大臣はいろいろと取りつくろったようですが、きょうの新聞はどの新聞を見ても、これは問題をぼかして切り抜けたやり方だ、あるいはまた法眼次官の発言を暗に肯定して、受け入れば空洞化たというような、こういう新聞の記事です。これはまきに外務大臣の発言なりあるいはいろいろな行動が全く信頼が置けないものだ、ことばの裏と表とでは全く違うものだということを各社が解説をしております。国会の権威はまきに地に落ちたといってもいいのではないか、政府の態度は全く国会を無視しておる、ばかにしておる、こういうような扱いだと思います。い……

第71回国会 外務委員会 第12号(1973/04/13、33期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねしますが、先ほど金子委員からも質問のありました沖繩において日本婦人がひき殺されたということについてですが、このひき殺された場所は、新聞によれば各社とも全部住民の立ち入り黙認地であるというふうにいわれておりますが、その点は間違いないのですか。
【次の発言】 ちょくちょく出入りしているということは、黙認されているということと見て間違いありませんね。
【次の発言】 大臣、これは演習中でもちょくちょく出入りしているところですから、この問題の一番重要な点は、もうすでにひき殺されたという事実がはっきりわかっているわけでありますから、これに対してどういうふうに対処するのかということだ……

第71回国会 外務委員会 第13号(1973/04/18、33期、日本社会党)

○石野委員 この前の質問で、いろいろと問題が残っております。資料の提出を要求したこともございますし、それから私の疑問に思っている点について、まだ御検討の上御返事をいただくという案件もございます。  まず資料の点につきましてお出しいただけますでしょうか。
【次の発言】 特別会計でございますので欄の外になりますけれども、米ドルで支払いをすることについては変わりはないのですね。
【次の発言】 いま一つ聞きますが、ドル建てで対外支出費目になっているのは、いま大蔵省と外務省でお話のありましたほかには、費目としてはございませんか。
【次の発言】 これはいま厚生省あたりでWHOの問題があるとか言っておりまし……

第71回国会 外務委員会 第14号(1973/04/20、33期、日本社会党)

○石野委員 先般の委員会で時間がありませんでしたので、アフリカ基金に関する予算上の措置についての御答弁に対する質問をいたしませんでした。  この前の御答弁によりますと、四十八年度予算の中には、国債費の中に約五百万計算単位分の予算が組んであるということでありましたが、費目の中でいいますと、どういうふうになっておるのか、少し詳細な説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 私は予算の中のいまの費目のことについてはもう少し勉強さしていただきますが、その中に十五億四千万円の予算が組み込まれておるということになりますると、この予算は、本年十二月三十一日までにわが国として全額の当初出資を入れるということ……

第71回国会 外務委員会 第15号(1973/04/25、33期、日本社会党)

○石野委員 先般の委員会で私はドル払いの問題について外務、大蔵あるいは防衛庁関係に資料の提出を要求いたしました。いま手元に私は先般防衛庁から出された資料のほかに、民間から買い入れる武器、車両購入あるいは航空機購入等についてのドル払い、外貨のうち特にドル払いに相当するものの資料をいただいたのですが、一応これについて防衛庁のほうからの説明をお願いいたします。
【次の発言】 私、予算でこまかく調べるようなそういう質問のしかたはいたしませんけれども、先般来、外務省、大蔵省、防衛庁関係でドル払いのものをいろいろ聞きましたその資料によりますと、外務省関係で、米ドル払いになるものが百七十億円くらいございます……

第71回国会 外務委員会 第20号(1973/06/06、33期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねします。  先般の委員会で河上委員の質問に答えて大臣は、北朝鮮のWHOへの加盟と秋の国連総会とは無関係でないという答弁をしました。 そのことについて、一般には国連での朝鮮問題については従来とは異なる立場をとることを示唆したものだというふうな見方をしておりますが、大臣は秋の国連総会にあたって従来の態度と変わる立場で臨まれようとしておるのだろうかどうだろうか、そういう点について大臣の考え方をひとつ聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 大臣の対朝鮮政策というのは、やはり朝鮮におけるところの自主的平和統一に対して日本と朝鮮との友好問題をかまえる中で阻害要因になるような……

第71回国会 外務委員会 第22号(1973/06/15、33期、日本社会党)

○石野委員 この協定改定にあたって、現行協定の目的、内容と改正されるべきものの目的、内容との違いはどういうところにあるのか、そしてまた、この改定によって日本はどういうような利益を得、あるいは不利な点が出てくるのかというような点についてまず最初にお聞きしたい。
【次の発言】 そういうことによって、日本はどういうような利益が得られるのですか。また、不利益な点も出てくるのですか。
【次の発言】 今度の協定は、前の協定から見ますと、この協定の年限を、三十年を三十五年に直しました。私どもは、この協定の内容の全般を通じていろいろ問題がありますけれども、あまり長い協定年限というものを規定することにいろいろな……

第71回国会 外務委員会 第24号(1973/06/22、33期、日本社会党)

○石野委員 参考人の皆さんにはたいへん貴重な御意見を承りましたが、最初に大杉参考人にお尋ねいたしますが、各参考人の方々、それぞれ御意見がありました。特に田中参考人とか藤波参考人等から、やはりこの協定が早急に結ばれるべきであるというような御意見もありましたが、大杉参考人は、なお一、二年延期して総合エネルギー政策の確立を国会ベースで検討した上でやってもいいじゃないかという御意見でございました。他の参考人の皆さんが、現在の原子炉の燃料政策の上からいきましても、世界の資源の上からいっても、早期にこれを確保するようにしなければいけないと言われているときに、大杉さんからそういうお話があったわけでございます……

第71回国会 外務委員会 第25号(1973/06/27、33期、日本社会党)

○石野委員 去る二十五日にサンクレメンテで米ソ共同声明が発表されましたが、これは非常に各般にわたってのことでございますけれども、いま本委員会で問題になっております日米原子力協定に関連する問題としては、「核戦争の防止と戦略兵器の制限」という条項がございますが、この条項に関連して世界のいろいろな憶測がありますし、われわれもやはりこれは核防条約の問題等を含めて非常に重要だと思っています。私たちの見解もそうだし、世界のいろいろな各地の情報を見ましても、この条約は実質的には超大国における核支配を米ソで都合のよいように、世界平和だと言いならしてやったものだ、こういう言い方をしております。私も大体そういうふ……

第71回国会 外務委員会 第26号(1973/06/29、33期、日本社会党)

○石野委員 きょう例の四十七年二月二十四日ワシントンでお話し合いのあったといわれる交換公文を見せていただいたわけです。この交換公文の内容で二、三お聞きしたいのです。その前に、いま渡部委員から質問のありました「それぞれの国の憲法上及び法律上の」という、やはりその憲法問題ですが、日本では第七十三条の二号、三号でそれぞれ外交関係を処理することや条約を締結することについてのことが規定されてあって、特に国会の承認を経ることを必要とするということが条約上の問題として出ておるわけですね。この交換公文はこの憲法上の問題とは全然無関係に処理されるような内容のものなのでしょうか。どうですか、その点、外務省のひとつ……

第71回国会 外務委員会 第27号(1973/07/02、33期、日本社会党)

○石野委員 先日来この協定案の審議にあたって問題になりました第九条の問題については、先ほど渡部委員からも話がありましたように、いろいろと政府の解釈のしかたと本委員との間に食い違いがあったのですから、その処理については一応委員長のもとでまた処理してもらうことになりますので、その点については後刻また質疑をさせていただきたいと思います。  その他の件について質問をいたしますが、その前に、先般の委員会で外務大臣に一応お預けのしてあります土光訪ソ原子力調査団の件についてですが、どういうようなことでしたのでしょうか。また政府はそれについてどういうような考え方を持っておられるか、まずそれからお聞きしたいと思……

第71回国会 外務委員会 第28号(1973/07/04、33期、日本社会党)

○石野委員 たいへん時間が短いそうでございまして、協定文の中に質問事項がたくさんありますが、しぼって二、三の点についてお聞きします。  協定文の改正になります九条A項の問題についてちょっとお聞きしますが、ここに書かれております「総設備容量六万メガワット(電気出力)又は両当事国政府の間でそれぞれの法律上及び憲法上の手続に従つて合意される容量を有する原子炉の核燃料サイクルを維持するために必要な分離作業量をこえてはならない。」こういうふうにあります。まず最初に、総設備容量、電気出力六千万キロワット、この六千万キロワットというものは改正される協定においては完全に日本に対してアメリカ側が保証するという意……

第71回国会 外務委員会 第30号(1973/07/13、33期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねしますが、いま同僚の堂森委員からもお話ありましたけれども、今月末から来月の間に日米首脳会談が行なわれますが、その会談に臨むにあたって、政府は世界の新しい情勢、そういう認識をもって臨まれるんだという新聞の報道がありますが、政府の考えている新しい世界の情勢というのは、概略どういうような考え方でしょうか。時間もございませんけれども、短い時間にひとつ大臣からお聞かせ願いたい。
【次の発言】 世界の中でも日米の位置が非常に高い、そういう観点から日米の両首脳が話し合いされるのですが、そのことに関してアジアの情勢が非常にベトナム情勢の転換以来変わってきております。このアジアの情勢に対……

第71回国会 建設委員会 第34号(1973/09/19、33期、日本社会党)

○石野委員 私は、建物の安全性の問題についてまず最初にお聞きしたいのですが、去る六月二十三日に福島県の原子力第一号炉で中レベルの廃液漏れということがございました。二・四トンの廃液がパイプから漏れまして、そのうち〇・四トンが屋外に漏れました。このことは原子力の放射性をどのようにして安全に確保するかということできわめて重大な問題でございましたので、実は七月十九日の科学技術振興対策特別委員会でこの問題を取り上げました。建物から放射能が外へ漏れるということは、原子力政策の上ではきわめて重大なことでございますので、建築物の確認の問題について建設省がどのように処置なさっておるかということについて、実は建設……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1973/12/19、33期、日本社会党)

○石野委員 鈴江参考人、森参考人に少しお待ちいただきまして、お尋ねしたいと思います。  両参考人には、先日、本委員会が視察に行きました際にはたいへんお世話になりました。ありがとうございました。  時間もあまりありませんので、熱エネルギーの問題について、地熱エネルギーをどういうふうに使うかということについて、もうこまかいことはあまり申し上げませんけれども、原委員からいろいろこまかい質問がありました。私も先般松川を見まして、地熱を利用するということについては、実は戦後電気が非常に不足しているときに、私どももこの地熱をどういうように使うかということを商工委員会でずいぶん研究したことがございました。し……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1974/02/21、33期、日本社会党)

○石野委員 質問の前に、これは委員長に私はお願いしたいんですが、資料のことなんです。  分析研の問題については、昨年の九月に山原委員からの問題提起があって、分析研の資料要求を委員長名で要求しました。この資料はやはり山原さんのとろへ行きましたけれども、ほかの委員には来ていないし、もちろん委員長のところへも来ていない。これはやはりこういうときの要求は、委員長要求で出したときの資料は、できるだけ委員長あるいは各党に対しては、少なくとも資料提出をしてもらいたいということが一つ。  それからいま一つは、今度分析研問題について、予算委員会に相当な資料が出ていると思いますが、それらの資料はぜひひとつ科学技術……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1974/02/28、33期、日本社会党)

○石野委員 外務省の方がおいでになっておられますが、きょう局長がおいでになっていないようですけれども、去る二十日に、外務省はアメリカに対して、原子力潜水艦のわが国への寄港を見合わせてもらいたいという申し入れをしたという情報を聞いておりますが、それは事実でしょうか。
【次の発言】 こまかいことはいいんですが、そういう、寄港を見合わせてもらいたいというような連絡をしたかどうかということを。
【次の発言】 理解を求めるということは、原潜の寄港中断を要請したとい画ふうに受け取ってよろしいですか。
【次の発言】 分析研の分析データが捏造されておるという事件が起きてから、国民が原潜に対して非常に危惧の念を……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○石野委員 時間がございませんので、実はけさ分科会でちょっと御質問いたしました分析研のことで、まだ質問の残りがございますし、一件だけひとつ聞いておきたいのですが、理研との契約書の中に「調査結果の利用」というところがありまして、第十三条に「乙は、本委託契約の実施に伴い得られた調査結果を利用しようとするときは、様式第7によりあらかじめ甲の指示に従って行なわなければならない。」というところがあります。それから第十五条には、これは「契約不履行等の場合の措置」でございますが、「甲は、次の各号の一に該当する場合には、契約を解除し、又は変更し、及びすでに支払った金額の全部又は一部の返還を請求することができる……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1974/03/27、33期、日本社会党)

○石野委員 稲葉さんにいろいろお話を承りまして、第一次私案、まだ全部十分見ておりませんので、しっかりしたこまかいことの質問はまたあとにさしていただきますが、考え方の基礎につきまして、大体問題点は、エネルギーの長期計画をどういうふうに見るかということで、化石燃料が非常に少なくなってきているという現状から、今日の段階で、六十年度における所要のエネルギーをこういう形で受けとめるべきだというお話の趣旨はよくわかりました。特にここではエネルギーの全体の量の相当部分を原子力に依存しなければいけないだろうという発想に基づいて計画が進められておるし、そして最終的には、六十年度におけるところの原子力の所要量とい……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1974/03/28、33期、日本社会党)

○石野委員 ちょっと関連で、大臣、ぜひひとつこの点は押しつけはしないようにだけ、大臣からはっきりしておいてもらいたい。というのは、体制がないのに押しつけると、また事故が必ず起きますから、問題がすでにあることですから、その点に対する所見だけ、はっきりしておいてもらいたい。

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1974/04/03、33期、日本社会党)

○石野委員 私は、いまの近江委員からの質問の中で、大臣が、日本の分析なりあるいはモニタリングのばか丁寧なものはもうやめたほうがよろしい、こういう御発言でございました。あるいはまた、外国は三万ピコキュリー以上のものに焦点を合わしているけれども、もうそれ以下のものはやっていないのだから、そんなばか丁寧なことはやらないほうがいいという御発言でございました。この点について近江委員も非常に怒っておりましたが、私はやはり大臣のこの考え方はきわめて重大だと思うのです。われわれは、ピコキュリーというものは非常に微細なものだからというので、これを軽視するということは許されないことだと思います。どんなに微細なもの……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1974/04/10、33期、日本社会党)

○石野委員 岡野参考人にお尋ねします。ちょうどいまの質問の継続の形になりますが、小宮山委員からお尋ねのありました三千ピコキュリー・パー・キログラム、これ以下のものについての考え方ですが、いま岡野参考人からお話がありましたように、低線量の人体に及ぼす影響というのは、なかなかまだ、しっかり見定めにくいものがありますだけに、これはやはり、できる限り低い線量を追及するということがこの場合非常に大事だと私は思いますけれども、そういう点について、先生はどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 その低い数字というのは、いま大体どの程度のところをお考えになっているわけですか。

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1974/04/25、33期、日本社会党)

○石野委員 科学技術庁の分野は非常に多岐にわたっておりますし、またやることがみんな新しいことが非常に多いわけですから、その多いことに対処する行政施策というものも非常に斬新なものであり、そしてまた民主的に行なわれなければならぬと思います。いまライフサイエンスの問題で、科学技術庁は一億円の金で、理事を一人置いて十人の人員でやる、それでも徹底しないじゃないかという伊藤委員からの叱咤激励を受け、長官は、一生懸命やりますという答弁をなさいました。原子力の問題はもう長いこと論議されておりますけれども、分野としてはまだまだ研究開発しなければならぬものがたくさんある、こう私は思っておりますが、大臣は、この原子……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1974/05/08、33期、日本社会党)

○石野委員 参考人の皆さんにはたいへん御苦労さまでございます。  限られた時間でございますが、いま小宮山さんからいろいろ質問もございましたし、参考人の各位から御意見がございましたが、私もしろうと質問をひとつさせていただきますけれども、放射能の問題について、実は私ども非常に神経質に考えておる面があるかもしれません。その神経質に考えておる面があるかもしれないのだけれども、放射能は、自然放射能の上に人工放射能が加わった場合――自然放射能の場合では、私たちは案外に通常の生活をしておりますが、それに人工放射能が加わっていく場合は、自然放射能との関係では全然別個なものとして人体に影響するのだろうかどうだろ……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1974/05/22、33期、日本社会党)

○石野委員 本日は清成理事長においでいただきまして、いろいろ御苦労さまでございます。  再処理の問題をお聞きします前に、先に井上原子力委員長代行にお尋ねいたしたいのですが、原子力委員会の田島委員の辞表云々のことが新聞に報じられておりました。それによりますと、辞表は委員長代行の井上さんのところまで来ておって、まだ長官のところへは、委員長のところへは出ていないやに承っておりますけれども、本件につきまして、どういうふうになっておりますか。最初に、そのことを、井上さんからちょっと聞かしていただきます。
【次の発言】 まだ井上さんのところに、辞表が保留の形で持たれておるようでございますが、実際には、田島……

第72回国会 外務委員会 第5号(1974/02/20、33期、日本社会党)

○石野委員 私は、きょうはアラブ外交の問題でお聞きしたいと思っておりますが、その前に幾つか問題もございまして、二、三先にお聞きしておきたいと思いますことは、日韓協定として調印されたといわれる大陸だなのことをお聞きしたいのでありますけれども、これは後日また同僚の河上委員からお聞きすることになりますので、日中航空協定についてお聞きしておきたいと思うのです。  外務大臣は田中首相から、本件については自民党四役と今後の進め方について相談してほしいと指示を受けた、こういうふうに伝えられておりますが、報道のいかんにかかわらず、このことは一日も早く解決が期待される問題であります。ところが、伝えられるところに……

第72回国会 外務委員会 第8号(1974/03/04、33期、日本社会党)

○石野委員 条約を国会が承認しなかったときに、政府としてはどういう態度をとるかということでいま石井委員からのお話もありましたが、昭和二十八年六月二十三日の予算委員会で、当時佐藤法制局長官が、その場合、政府はこういうふうに言っております。事後の承認という場合には、条約が成立してしまったあとで国会で不承認となさいましても、外との関係その他の関係においては条約の効力には影響はない。国会が不承認の意思を表明されたという場合には、国会の意思を体して、条約の改定を申し入れるなりあるいは廃棄の努力をする処置をとる責任が出てくる、こういうふうに言っておりますが、その処置をとる責任ということについて、この責任と……

第72回国会 外務委員会 第10号(1974/03/08、33期、日本社会党)

○石野委員 私はきょうは三件ほどお聞きしたいのです。  一つは、先般内閣委員会で答弁のありました中江アジア局参事官の件について、いま一つは大臣の本委員会における発言について、いま一つは大陸だな問題について、この三つの件についてお聞きしたいのですが、まず最初に、去る三月五日に内閣委員会で、中江アジア局参事官が台湾帰属の問題に触れて、「台湾がどこに帰属するか、その表示方法をどうすべきかを意思表示するのは、日本政府として国際的合意ができるまでは慎まなければならない」という発言がありましたが、この発言は、私はまだ議事録をしっかり見ていませんが、新聞に報ぜられるような発言をしておりますか。

第72回国会 外務委員会 第13号(1974/03/22、33期、日本社会党)

○石野委員 私は先日、台湾の帰属の問題について中江さんが三月五日の内閣委員会で答弁なさったことについてお尋ねしました。その際はまだ議事録ができておりませんでして、その後議事録をいただきましたので読ましていただきました。本日は、その件について御質問さしていただきますが、これは非常に重要でございますので、中江さんが説明をなさった議事録をちょっと読ましていただきます。  「台湾及び澎湖諸島につきましては、これはサンフランシスコ条約で明らかなわが国の立場、最終的にはポツダム宣言第八項の立場を堅持するということで、日中共同声明におきましても確認された、その立場に変わりはないわけでございまして、台湾、澎湖……

第72回国会 決算委員会 第6号(1974/04/02、33期、日本社会党)

○石野委員 まず最初に、四十七年度決算検査報告で、動力炉・核燃料開発事業団に関しまして幾つかの意見を表示しまたは処置を要求した事項がありますが、これらの事項について科学技術庁はどのような処置をしましたか。簡単でよろしゅうございますから、幾つか案件がありますが、ひとつお聞かせください。
【次の発言】 指摘のあることはわかっているから、それに対してどういう処置をしたかということを聞いている。それは報告書にちゃんと書いてあるんです。
【次の発言】 会計検査院の報告は、労務費を積算する必要はないとか、あるいは工事費が二重に請求されているとかといろいろ指摘をしておるわけですが、動力炉事業団はこういう問題……

第72回国会 商工委員会 第37号(1974/05/21、33期、日本社会党)

○石野委員 本法の第一条の目的は、電気の安定供給のために地域住民の福祉向上をはかることが重要だということがはっきりうたわれております。いままで各委員からいろいろとそういう点に対する質問もしていただきましたが、なかなか理解できないものがございますので、お尋ねしたいのです。  発電過程で地域住民が安全性のことで大きな危惧を持っているけれども、この法案の目的なり規定の中には、安全性の問題については何らの記載がございません。そういう点についての政府の考え方について、先ほど宮田委員に対する通産大臣からの御見解もありましたけれども、いま一度本法と安全性の確保という問題についての関連をどのようにお考えになっ……

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1974/09/10、33期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねしますが、原子力船「むつ」は出港の前からいろいろの問題がございました。出港にあたっても地元の強い反対などもあったりして、たいへん困難な事情でありましたが、夜陰に乗じての出港、そして今日のような事故ということになってきたわけです。  現在の状況からすると、放射能漏れの問題については原因の究明がまだ十分行なわれていないようでありますから、どういうような処置をするかわからないという話でございますけれども、先ほど来、午前中の質疑応答などを見てみまして、修理作業なりまた解体作業は徹底的に洋上でやっていくということになるのか、それもと、ある場合にはどうしても接岸しなければならないと……

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1974/10/15、33期、日本社会党)

○石野委員 私は、原子力政策あるいは原子力船政策等についての基本的な質疑は、また後日行なうことといたしまして、ただいま御報告のあった件について御質問を申し上げます。  時間もあまりありませんから、端的にお尋ねいたしますが、きょう「むつ」は入港するという手順になっているようでございますが、予定としては大体何時ごろ入港することになっておりますか。
【次の発言】 合意書によりますと、入港後二年六カ月以内を目途に母港を撤去する、こういうことになっているようでございますが、母港の撤去ということについて合意されました双方の側での撤去ということについての内容は、科学技術庁はどういうふうにお考えになっておられ……

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1974/10/22、33期、日本社会党)

○石野委員 今回の「むつ」の事故は、非常に開発途上にとっては不幸なことではありましたが、また他面からいえば、この事故を契機として日本の原子力政策というものに見直しをするという、そういう原点に戻るという契機を与えたことは、非常によかったと私は思っております。  いままでの原子力政策全般にわたりまして、また原子力船「むつ」の問題についても、私たちはかねてから、それが非常に企業サイドに傾いた政策であったということも指摘してきましたし、それから安全審査についても、聞けば聞くほど責任体制が明確でないこともわかってきている。そういうようなことをずっと見て、特に実験船であるものを実用船のごとくに地元民に対し……

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1974/11/12、33期、日本社会党)

○石野委員 本日は、大臣が就任早々で、まだ委員会に出られないそうでございます。局長さんに出ていただいたわけですが、大臣に聞かなければならないことや、あるいは「むつ」問題その他部会報告などで出てきている問題は、この次の機会にさせていただきます。  生田局長に、これは大臣がかわるかわらないにかかわらず、原子力局の問題ですから、一つだけお聞きしておきたいのですが、「むつ」があのような状態になった事情にかんがみて、「むつ」の安全審査並びに「むつ」の建設許可というようなことをやりました一連の許可の事実は、あのまま生きているのか、それともこの際取り消しをすべきでないかというような、こういう問題について、私……

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1974/12/02、33期、日本社会党)

○石野委員 内閣がごたごたしている間に委員会のほうは延期ばかりしているわけですが、その間に、いろいろと原子力に関係する案件が片づけられていっているという印象が強いのです。特にそういう問題については、「むつ」の事故がありまして以来、原子力行政の基本に触れる問題として再検討をすべきだという意見も出ておりますし、それから本委員会でもそのことについての決議をしようという段階でありますが、そういうこととはもう関係なく、そしてまたわれわれが心配しているようなことを含みながらものごとがどんどん片づけられていくということに、私は非常に不信を持っておるわけです。原子力行政というのは、将来のいわゆるわが国の原子力……

第73回国会 外務委員会 第3号(1974/09/05、33期、日本社会党)

○石野委員 外務大臣に、施政演説も聞いておりませんし、実際には全般的な外交方針についてお聞きしたいのですが、時間の関係もありますから、私はアジア外交についての所見を承りたい。  まず、南の朝鮮と日本との外交関係ですが、金大中の事件で日本の主権は侵害されていることはもう明白であるけれども、その後何ら明るい見通しが出ておりません。その後、早川、太刀川問題、これも全く公正を欠いた問答無用の裁判で、民主主義国家としての司法行政の片りんもうかがうことができないような状態で推移しております。  このたび射殺事件で大統領夫人陸英修女史が犠牲になられたことについては心から哀悼の意を表しますが、しかし、本件に関……

第74回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1974/12/24、33期、日本社会党)

○石野委員 大臣の所信表明をお聞きしまして、いろいろ聞きたいこともございますが、時間があまりありませんけれども、水島の事故の問題は、これは管轄は違うかもしれません。しかし、「むつ」の問題だとか、あるいはまた、これは別個の形ですけれども、美浜一号炉その他原子力に起きている問題と考え合わせて、非常に背に汗をするような思いをする事故なんです。  大臣にお尋ねしますが、あの水島の約四万三千キロリットルの重油が流れ出て、その被害も非常に大きくなっているという実情を見まして、原子力行政をやる上でどういう点を考えなければならぬかということについて、長官がいまお考えになっている点を、ひとつお聞かせ願いたいと思……

第74回国会 外務委員会 第1号(1974/12/19、33期、日本社会党)

○石野委員 この提案説明によりますと、一九七〇年以降この条約の締約国となった場合と同一の権利を行使してきた、こういう説明がありますが、どういう形でいままではWIPOの管理、運営にわが国は参加してきたか、それを一応説明してください。
【次の発言】 メンバーではないけれども、リスボンあるいはローマの改正条約等に構成員として入っておったということを理由としてずっと入っているわけですね。その前に、先ほど渡部委員からも質問があったように、新しいパリ条約あるいはベルヌ条約というようなものについての批准も行なわれないままに今日にきちゃった、そういう体制の中で、WIPOの中の執行委員会の構成メンバーとして入っ……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1975/03/20、33期、日本社会党)

○石野委員 予算委員会で、わが国におけるエネルギーの問題についての論議が行われました中で、特に原子力によるエネルギーの確保という問題が論議されました。福田副総理は、原子力開発の長期計画については見直す必要があるということを御答弁なさいましたが、その見直しの作業はどのように進められているかということをまずお尋ねしたいのですが、その見直しの作業をするに当たってのエネルギーの需給計画、これがやはりひとつはっきりしていないといけないと思います。  そういう意味で、最初にきょうは、企画庁長官はおいでになっておりませんが、企画庁から総合計画局長がおいでになっているそうですが、エネルギーの長期需給に対する計……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1975/03/26、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長代理 参考人各位に一言ごあいさつ申し上げます。  本日は、長時間にわたり貴重な御意見をお述べいただき、本問題調査のため大変参考になりました。委員会を代表いたしまして厚く御礼申し上げます。  次に、山原健二郎君。
【次の発言】 次に、近江巳記夫君。
【次の発言】 次に、内海清君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。     午後五時四十六分散会

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1975/05/22、33期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねしますが、統一地方選挙中には回答が出ないということで、結論待ちになっております「むつ」の母港の問題です。いろいろ新聞には報道がなされておりますが、現状はどういうふうになっているのか、まず最初に大臣から伺います。
【次の発言】 結局は、四月十五日に新しい母港を決めるということはできていない、それと、現在見通しはない、こういうことでございますか。
【次の発言】 むつの漁民の諸君との話し合いは、二年半後には本船を移さねばいかぬということになっておりますから、それに対しての見合いの上で四月十五日というものができておったと思うのです。そういう話し合いになっておったと思うのです。こ……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1975/06/04、33期、日本社会党)

○石野委員 いま、「むつ」の問題について大山委員会の提起した問題が論議されております。私は、そのことはまたあとで論議するにいたしましても、「むつ」問題が日本の原子力行政に与えておる影響というのはきわめて大きいし、その後、そのことを契機としまして政府もいろいろな対策をとっておりますが、この原子力行政の中で、安全性を確立するということは従来にも増して重要になってきておりますし、そういう立場から、原子力委員会の機構並びに機能の問題も再三論議されてきたところでございます。  いま、お話を聞いておりますと、大山報告によって「むつ」問題については総点検の場に入るということでございますが、再審査とかその総点……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1975/06/05、33期、日本社会党)

○石野委員 動燃の清成理事長がおいででございますのでお尋ねいたします。  使用済み燃料の再処理工場の建設、それから稼働ということについては、非常に仕事が進んでいるように聞き及んでおりますが、予定の線でいきますと、いつごろ稼働することになりますか。
【次の発言】 いまそういう予定に対して、障害になるようなものは余り出ていないのですか、どうなんですか。
【次の発言】 慎重に取り組まなければならないということは、わかったようでわからないのですが、余りそう長く説明は要りませんから、ポイントだけひとつ、どういうことなんでしょうか。――いま慎重に取り組まなければならないというお話ですが、そういう問題点はど……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1975/06/11、33期、日本社会党)

○石野委員 最初に稲垣参考人にお尋ねいたします。  現場で働いておる労働者に対する個人個人の規制は非常によく行き届いているが、その結果として今度は総量規制をするときになると、結果的には人が足りなくてどうにも動きがとれなくなってきているという実情が、皆さんの資料によって私ども非常によく理解することができました。この状況というのは、軽水炉の現在の状況で、どのようにしたら排除していけるだろうかということが、私たちにとって非常にむずかしい問題なんですが、そういう点について、現場におります皆さんのお考えはどういうものであるか、ひとつ聞かしていただきたい。

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1975/06/18、33期、日本社会党)

○石野委員 私は、おくれて参りましたものですから、参考人の皆さんのお話をほとんど聞いておりませんので、皆さんのお話しになったことに重複するようなことを聞くかもわかりませんが、その点はあらかじめ御容赦いただきたいと思うのです。  この報告書で見ますと、「結論」のところから提案がなされているわけでございますが、特に提案の趣旨としましては、六十一ページの「結論」の中で、自主開発を積極的にやるべきだということが書いてございます。  そこで大山参考人にお尋ねいたしますが、この場合、国は自主開発のためにどういうようなことをしなければならぬという考えでこの趣旨が書かれたかということ、その場合に民間企業に対し……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1975/06/19、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長代理 質疑の申し出がありますので、これを許します。八木昇君。

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1975/07/02、33期、日本社会党)

○石野委員 大臣に、「むつ」放射線漏れ調査報告書のことで、所見をきわめて簡単にお伺いしたいと思うのです。  この報告書の最後の提言のところにあります「技術的にも一貫して責任をとる形に体質を改めるべきである。」ということと、それから「原子炉側の常識やしきたりと海事側のそれらとを、テストケースであるだけに、今後相当な努力と譲り合いをしながら、信頼し得る形にまとめることが必要である。」こういう提言があって、そうして「最終的に責任をもって牽引する指導者が必要である。」こういうふうにあります。  これらの精神に基づいて、一貫性を保ちながら「最終的に責任をもって牽引する指導者」というのを、政府の側ではどう……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1975/08/11、33期、日本社会党)

○石野委員 長官に最初にお尋ねしますが、「むつ」母港問題について、その後どういうふうに話が進んでおるのでしょうか。ひとつこの際御説明いただきたい。
【次の発言】 いつも同じような御返事をいただきますけれども、率直に言って佐世保の問題が具体的な問題としてやはり折衝が進められているように見受けられるのですが、佐世保における修理という問題については、具体的にはどういうふうに進んでおりますか、そこのところをひとつ。
【次の発言】 大臣の記者会見の何は不徳のいたすところだということの話でありますが、また他面では、市長が新聞に寄稿したことは非常にありがたいことだ――大臣がありがたいことだと言う意味は、何か……

第75回国会 外務委員会 第22号(1975/06/13、33期、日本社会党)

○石野委員 アーノルド・J・トインビー氏は、「この地球ではあと二億年は人類の生存が許されるはずです。われわれはそれまでの遠い遠い子孫のことに思いをはせねばなりません。まして、わずかに曾孫やそのまた曾孫の代にこの地球を人類が住めないようにすることは絶対にしてはなりません。」このように私たちに核爆発による放射能の危険性を訴えております。  わが国は一九四五年、二度にわたる原子爆弾の災害を受けた世界で唯一の被爆国であります。原子爆弾による被害者の立場から実感を持って世界に訴えることのできる唯一の国です。本条約を審議するに当たって、この死の敗北の中から与えられたどの国にも持つことのできない、人類の将来……

第75回国会 商工委員会 第18号(1975/05/28、33期、日本社会党)

○石野委員 特許法の一部を改正する法律案の提案理由が、「わが国産業の技術水準の向上一商標登録出願の増加等工業所有権制度をめぐる最近の情勢の変化に対処するため、」ということで、工業所有権制度の国際化の進展ということに伴う改正でございますが、私は、工業所有権パリ条約に関連して、昨年WIPOの問題で外務委員会で質疑をしたことがございます。 そのときの私の質問は、WIPOが一日も早く国連の専門機関として所要の目的達成のために活動する必要があるのではないかという質問をいたしました。その質問に対して、当時外務省の御答弁は、WIPOについては私どもとしてはまだその見通しを立てておりませんということ、並びに将……

第75回国会 予算委員会 第6号(1975/02/04、33期、日本社会党)

○石野委員 アメリカのフォード大統領は、一般教書で、エネルギーの自立体制のために、非常に力強い演説をなさったようです。中国の周総理は、二十世紀までに中国を、農業、工業を通じて世界の先進国の前列に立たすという、これまた非常に自信に満ちた演説をいたしました。総理は施政演説で、「特に重要なエネルギー対策としては、石油九十日備蓄の計画的推進、原子力平和利用の促進、原子力安全局の新設、新エネルギーの技術開発に重点を置きました。」――激動しているわが国の国際情勢の実情に見合うエネルギーの総合的開発計画は、国民生活の安定と向上、環境保全の観点からきわめて重要であります。  政府の総合エネルギー政策をこの際お……

第75回国会 予算委員会 第16号(1975/02/19、33期、日本社会党)

○石野委員 自治大臣、通産大臣にお伺いしますが、四日市の大協石油タンクの災害、事故についてでございますけれども、この事故につきましては、あらかじめ自治省または通産省などが予測していた事故であろうかどうか、そういう点について、まず最初にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 外来技術である、そのために万全の措置もしておったけれども、こうした装置産業には遺憾な点があった、こういうことでございますが、予測しない事故のための対策ということはきわめて重大だと思うのです。そういうことのために政府はどのように考えておられるのか、この点について、自治大臣並びに企画庁長官の御所見を承りたい。

第75回国会 予算委員会 第17号(1975/02/20、33期、日本社会党)

○石野委員 きょうは、参考人の方においでいただきまして、私は主として原子力の問題でお尋ねしたいと思うのです。  石油の次は原子力エネルギーだと言われておりますが、われわれ国民のエネルギー源として果たして適しているかどうか、本当に真剣に考えなければならない、そういうときだと思います。私どもは、原子力発電の危険性、あるいは放射能による環境破壊の問題に言及いたしてきました。それは決して間違っていなかったと実は思うのです。と申しまするのは、関電の美浜一号、二号炉の蒸気発生器あるいは燃料棒の事故、これがなかなか予定どおりに運転できていないという実情。あるいはまた、東電福島一号、二号炉、いま三号炉もそうで……

第75回国会 予算委員会 第18号(1975/02/21、33期、日本社会党)

○石野委員 総理にお尋ねいたしますが、一昨日来コンビナートの災害に対する防災体制というものの論議が非常に盛んに行われました。しかし原子力に対する防災の体制について、自治省あるいは環境庁その他関係のところで、必ずしも地域防災の体制というものが十分でないということがよくわかりました。また政府としては、企業コンビナートの防災が、不測の事態で、たとえば水島とか四日市とかというようなものが出ておることにかんがみても、原子力がこれだけ各地に炉が設置されているという実情のもとでは、やはりずいぶんと原子力については安全確保のために努力していることはよくわかりますけれども、しかし不測の事態で事故が起きたときは容……

第76回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1975/12/17、33期、日本社会党)

○石野委員 先日、再処理工場を本院で視察いたしましたときの件に関しまして、一、二参考人にお聞きしたいと思います。  私どもが調査に参りましたときの事業団側のいろいろなお話の中で、二、三の点でお聞きしたいのですが、御説明の中に、現在の再処理工場は一日〇・七トン、どうもこれは現状では中途半端で仕方がないんだというような、こういうふうに聞き取れるお話がございました。そこで、これは理事長さんにお聞きするのですけれども、再処理工場というものをいま建設中ですが、再処理工場の全体の流れの中でどのように位置づけておられるのか、そしてまた、この中途半端だということの意味はどういう意味なのか、ここらのところを少し……

第76回国会 予算委員会 第6号(1975/10/27、33期、日本社会党)

○石野委員 総理にお尋ねしますが、総理は、経済首脳会議に出られるに当たって所見をお持ちでございますが、先ほど中澤議員に対して一定の、ある程度の所信の表明がありました。私、マクロの立場でもミクロの立場でも、一つの哲学を持ったそういう立場でこの会議に臨むと思いますけれども、特に日本の現状から言いますると、食糧問題、エネルギーの問題、これが非常に大きな問題であると思います。この件について、総理はどういうようなお考えを持ってこの会議に臨まれるか、一応所見を聞かしていただきたい。
【次の発言】 いろいろの問題について総理からお話がありましたが、世界の首脳会議に臨むに当たっての日本の総理という立場からしま……

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1975/12/27、33期、日本社会党)

○石野委員 先月フィレンツェにおける会議に出ました会議の模様は、いま前田委員からお話があったとおりでございますが、私はこの会議に列席しまして、各国とも政治と科学という問題について非常に熱意を燃やす論議が行われまして、特に科学が人類の未来の福利のためにどういう役割りをするか、その科学の役割りと政治はどのように結合したらいいかという問題で、熱心な討議が加えられました。各国は、政府の施策とは別個に、国会の立場で科学問題についてもっと対応する体制をつくらなければいけないのではないか、特に議会と科学者との連絡がどのようにとれるようになっておるかという各国の事情の説明があり、特にアメリカの議会で科学者と国……

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1976/05/06、33期、日本社会党)

○石野委員 長官に質問します。  長官の所信表明によりますと、科学技術の振興はきわめて重要である、振興の基本は効率的、効果的な研究開発の推進だという方針でこの所信表明は貫かれておりますが、分析研問題とか「むつ」問題で科学技術開発優先の反省がありました。しかし、この所信表明から見ますと、この開発優先のやり方に問題がある。特に原子力の行政でございますが、そういう安全性を原子力行政では第一に考えるべきだという行政指導の考え方がほとんどこの所信表明の中で消えている、このように見られるのです。そのことは、この五十一年度予算における安全性研究が、民間への委託などを含めても一〇%に満たないということからもわ……

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1976/05/12、33期、日本社会党)

○石野委員 先般の委員会で私は福島原発の火災事故のことについてお聞きしました。科学技術庁から安全局長さんの御答弁をいただいたのですが、二つほど当局側からの御意見を聞いておきたいと思います。  まず第一点は、火災事故のあったことは事実だということがはっきりしたわけですが、こういう事故について、会社側から科学技術庁の方にも連絡がないし、通産省とか町当局などにも全然連絡がなかったということについて、こういうことでは地域住民との約束事とも違うし、安全性に対して東電が非常に軽視しているという一つの証左だ、こういうふうに思いますが、この点をどういうふうに考えられるかということが一つ。  いま一つは、ほろ布……

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1976/05/19、33期、日本社会党)

○石野委員 皆さんどうも御苦労さまです。  最初に辻市長さんにお尋ねいたしますが、市長さんは、長崎というところは被爆県でありますし、原爆、水爆に対する特殊な関係のあるところだという、そういう情勢の中で市政を担当していらっしゃる中で、今度の原子力船「むつ」を受け入れるに当たっては、先ほど来のお話でありますと、母港と修理港とのつながりは明確ではないといいますか、母港とのつながりはない、修理港だけであるからと、こういうようなことでお引き受けになられるような御所見でございました。  そこで私、参考意見の中でございました、いわゆる世界の造船界におくれをとらないようにという御希望と、それから原子力船「むつ……

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1976/05/24、33期、日本社会党)

○石野委員 私は社会党を代表しまして、日本原子力船開発事業団法の改正法案の継続審議について反対をする理由を申し上げます。  原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案に私どもは反対し、その継続審議に反対する理由は、原子力船開発事業団法附則第二条は、法の廃止にかかわる規定であります。附則第二条によると、「この法律は、昭和五十一年三月三十一日までに廃止するものとする。」とされているのであります。また、明記されている昭和五十一年三月三十一日は、すでに過ぎ去った過去の日であることも事実であります。同時にまた、この期日、三月三十一日までに、本法の効力を持続させるための期日変更の法的行為、すなわち立法府の……

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1976/06/10、33期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねします。  昨日、原発の安全性を問うカルフォルニア州法に規定された住民の直接立法制度、すなわちイニシアチブ、これに対する住民投票が終わったようです。それの最終結果がわかっておれば、それをひとつお聞かせいただいて、それに対する大臣の所感というようなものをひとつ聞かしていただきたい。
【次の発言】 カリフォルニア州においては、今月の一日に原発規制法というものを州議会で議決をしたようです。聞くところによると、この規制法の議決ということが住民投票にも非常に大きな影響を与えるような内容であったように聞き及んでおります。州法の全体は十分掌握しているかどうか知りませんけれども、この法……

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1976/07/06、33期、日本社会党)

○石野委員 私は、去る六月二十二日から三日、佐世保港を視察しまして、原子力船「むつ」の問題について地元の意見等を聞いてまいりました。それらのことに関連して、政府や事業団あるいは、運輸省等にお聞きしたいのです。  地元の方々には賛成者も反対者もいましたが、反対する多くの人々の意見は、主として、政府は原子力船「むつ」はこれはもう佐世保に入港することを前提にしてやっているじゃないかということ、あるいはまた佐世保を修理港から母港にしようという考え方でやっているじゃないか、そういう意図のもとに非常に悪質な宣伝工作をやっているのではないか、たとえば下敷きを配ったり、ボールペンなどを配ったりして、まさに買収……

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1976/08/25、33期、日本社会党)

○石野委員 きょうは幾つかの問題でお尋ねいたしますが、大臣にまず最初にお尋ねいたします。  最近、原子力行政懇談会から、「原子力行政体制の改革、強化に関する意見」というのが出ておりますが、この意見がでているちょうどそのときに、アメリカでは原発の新設を中断するというNRCの発表がございました。この問題について大臣はどういうふうにお考えになっておられるかということをひとつ最初にお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 見解はわかりましたが、行政懇から出ております改革、強化に関する意見書についてはどういうふうに対処されますか。
【次の発言】 行政懇の意見についてはいろいろな見方もありますが、しか……

第77回国会 予算委員会 第8号(1976/02/05、33期、日本社会党)

○石野委員 総理にお尋ねしますが、政府は昨年の暮れに、総合エネルギー対策閣僚会議で「総合エネルギー政策の基本方向」をお決めになりました。その考え方は欧米の新エネルギー政策に対応するものだ、こう言われておりますが、長期エネルギー需給計画をどういう目的で計画され、立案されたか。そしてまた、総理はこの計画の策定に当たってどういう点に着意して指示を与えたか、その点をまずお聞きしたい。
【次の発言】 エネルギーの安定確保という観点から、石油ショックで国内エネルギー等の開発を含めて長期計画を策定したというその基本になるのは、とにかくまあ石油が安上がりだからということで、石炭を一応坑口を全部閉ざすというよう……

第78回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1976/10/07、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長代理 これより会議を開きます。  本日は、委員長所用のため出席できませんので、委員長の指定によりまして、私が委員長の職務を行います。  まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  理事梶山静六君及び中村弘海君が去る九月二十日委員を辞任されましたので、理事が二名欠員となっております。この補欠選任を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  それでは、理事に小沢一郎君及び加藤陽三君を指名いたします。
【次の発言】 次に、科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  この際、先般科学技術庁長官……

第78回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1976/10/13、33期、日本社会党)

○石野委員 私は、科学技術庁の政策一般について、大臣の所信表明に対して質問をするわけですが、時間の関係で、きょうは限られた一つのことだけをお聞きしておきたいと思います。  先般、九月二十八日に科学技術庁の資源調査会で調査報告書が提出されました。この調査報告によりますと、わが国のエネルギーの将来計画に対していろいろと考えなければならない問題の提起が行われておると思います。そういうことを考えますので、この調査報告をいま科学技術庁長官はどのように受けとめておられるかということについて、最初にひとつお聞きしたいと思います。
【次の発言】 報告書によりますと、私も細かいことは技術的なことにかかわるのでわ……

第78回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1976/10/14、33期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねいたしますが、大臣は先般、閣議の後で記者会見をなさって、その席上で官民懇談会構想というものをお述べになられたようでございますが、その基本的な構想といいますか、そういうものはどういうものであるか、ひとつこの際、お聞かせ願いたい。
【次の発言】 原子力推進についての基本構想について各界の意見を求めたい、そして大体十五人でつくる構想だと言いますが、その十五人の方々というのはどういう方々であるのか。そういう十五人の方々の選定――これはもともと大臣の諮問機関のようなものなんでしょうか、それとも何か行政的な一応の法的根拠を持つようなものなのかということが一つと、それから、そういう中……

第78回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1976/10/20、33期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長代理 次に八木昇君。
【次の発言】 八木委員から委員長に要請の件につきましては、後で理事会にお諮りいたします。
【次の発言】 御要望の点は理事会に諮ります。  次に瀬崎博義君。
【次の発言】 次に近江巳記夫君。
【次の発言】 次に小宮武喜君。

第78回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1976/10/27、33期、日本社会党)

○石野委員 大臣は、二十四日に青森で、「むつ」は実験船だから故障は当然だ、わずかの放射線漏れで大騒ぎするのはおかしいとか、あるいはまた、原子力船の場合も実験船の段階で故障が起こらない方がおかしいんだというようなことを言われて、物議を醸したそうですか、これはどういうつもりでこういう演説をなさったのですか。
【次の発言】 後で大臣は訂正もなさったようですし、本意はそうでないんだということを言われているようです。ただいまもそういうお話ですが、しかし、この「むつ」問題は本委員会で、あの事故が起きる前にもしばしば論議をしておりまして、「むつ」についてはまだ実験段階であるということを私たちは強く主張いたし……

第78回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1976/11/04、33期、日本社会党)

○石野委員 私は、社会党を代表しまして、閉会中審査については反対をいたします。  その理由は、原子力船開発事業団法の延長法案の提出の法的意義についても疑義がございまして、先国会におきましても、すでに法律の昭和五十一年三月三十一日限りとするものとするというこの時点の見解について、非常に違った考え方を私たちは政府あるいはまた与党に対しても申し述べておりました。  もともと三月三十一日を限度とするものとするというのは、その時限以前にやはり何らかの措置をすべきことを予想する立法の趣旨であったと思います。ところが、その期限内には何の措置もされなかったのでありまして、それからはるか後になる五月六日にこの法……

第78回国会 予算委員会 第2号(1976/10/01、33期、日本社会党)

○石野委員 関連して、私はエネルギーの問題でお尋ねしたいと思うのです。  二十八日の日に科学技術庁の調査委員会が報告書を出しました。それによりますと、エネルギー消費は十四年後に限界に来る。気温上昇が植生に影響を与えるし、二酸化硫黄による大気汚染の面から考えればそれ以前にリミットが来るんだ、こういうような報告です。この報告書によると、日本人の生活様式あるいはエネルギー使用についていま一度これは再考を要する事態が出てきている、こういうように思います。それに対応して総合エネルギー計画の総量を見直ししなければいけないのではないか、こういうように私は思いますが、総理はどういうふうにお考えですか。


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1976/12/30、34期、日本社会党)

○石野委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されますまで、私がその職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま中村弘海君より提出されました動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、山田太郎君が委員長に御当選になりました。  委員長山田太郎君に本席を譲ります。

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1977/03/23、34期、日本社会党)

○石野委員 一つだけお聞きしておきますが、炉内で給水ノズルあるいは戻りノズルのところに問題があって、それの修復作業をするという、その作業をするための状態として炉内の水をどうするかということは非常に関心の深いところなんですが、いまお話を聞いておりますと、一次冷却水はそのノズルのところまでは抜いてしまうけれども、あとは一次冷却水は残っている、その上に足場を組んで仕事をするというようなふうに聞こえるわけですが、炉の水は作業ができる段階のところまで取るだけで、あとは残った上で実際に仕事をさせておるのですか。私は、全部炉内の水は抜いているものだ、こう思っておりますけれども、そこはどうなんですか。そこのと……

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1977/04/06、34期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねしますが、カーター核外交に対する日本政府の折衝は、福田総理が訪米して以来いろいろと行われているようでございますが、この交渉の経過、現状はどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 いよいよ会談が始まって日程がそこへいろいろ設定されることになると思いますが、その間に大統領教書が二十日ごろに出るだろうということについての、その教書の指し示す方向というものについて、福田総理が先般訪米したときの感触と、それからこの教書が内容とするものとの間に若干の違いが出てくるようなニュアンス、そういうものを情報としてはつかんでおるのですか。それとも福田総理が向こうでいろいろ接触したときの……

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1977/04/14、34期、日本社会党)

○石野委員 大臣に伺います。  昭和四十九年の十月十四日に「むつ」問題で合意書ができた。この四者協定のぎりぎりの期限がきょうなんですよね。この協定に対して、各協定当事者に、現実には原子力船「むつ」は動かないでおりますけれども、どういう処置をしておりますか。その点簡単にひとつ。
【次の発言】 長崎の諸君にあるいは佐世保の市長にいろいろなことを申し入れをしたり頼んだりすることはそれでいい。また別な政府の行動ですけれども、青森あるいはむつ市長、青森の漁連、そういう当事者の各位に対しては陳謝をして、どうするということについての裏づけなり約束事をしておられますか。

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1977/04/20、34期、日本社会党)

○石野委員 最初に、通産省の方にお聞きしたいのですが、通産省には技術顧問会議というのがあるのだそうですか、そういうものはあるのですか。
【次の発言】 その技術顧問会議というのは二十数名だそうですか、それはどういうような任務を持っており、どういうような権限を持っておられるのですか。
【次の発言】 その顧問の意見というのは法律的に何か権限を持っておるんですか。
【次の発言】 行政的な処分なりあるいは指導するということの根拠になるのは、ただ皆さんの通産省だけの内部の全く私的なものであって、第三者に対しては何らの権限はないんですね。
【次の発言】 そうしますると、通産省としてはその顧問の意見なり発言と……

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1977/04/27、34期、日本社会党)

○石野委員 参考人の各位には大変御苦労さまでございます。  私は、きょういろいろ皆さんにお尋ねいたします前に、非常に重大なことだと思いますることは、エネルギー問題の重要性と原子力の安全性の問題といずれが必要であるかということが非常に大事なような気がいたします。エネルギーを確保するために次から次へ被曝するという事情がもしあったとしたら、それでもまだエネルギーを追求するのであるかどうかということについて、各委員の所見をまず承りたい。
【次の発言】 はい、そうです。簡単でよろしゅうございますから……。
【次の発言】 ちょっと待ってください。失礼いたしました。質問の要領がわからないで御答弁いただいても……

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1977/05/18、34期、日本社会党)

○石野委員 資源庁長官にお尋ねいたしますが、日本は、非常に人口は多いし、国土は狭い、資源も少ない。そういう中で、生産を拡大していくということについての資源政策というのは、非常に問題の多いことは言うまでもありませんが、その中で、国内におけるエネルギーに関する一次産業の位置づけというものはどういうふうに見ていらっしゃるか、その点についての考え方をひとつお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 その場合、地下資源としての石炭とか、あるいはその他ガスなどがございましょうけれども、原子力エネルギーというのは、非常に高い位置づけを与えて計画に組み込まれている。その原子力について、資源庁としてはいまど……

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1977/05/25、34期、日本社会党)

○石野委員 ただいま米田委員から説明した写真は、私も調査団の一員として入って確認しておるのですが、十ページに出ておりますその写真のごときは、いま申請しておる炉の中心から三百メーター、これはアメリカの設計基準からいうと、四百メーター以内にこんなものがあったら、炉の中心地点としてはほとんどパスしない条件になっているはずなんですね。そういう問題は科学技術庁はちゃんと考えておるのでしょうね。そういうことも含めて、いま米田さんの質問の答えと一緒にひとつ御意見を承っておきたい。

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第17号(1977/05/26、34期、日本社会党)

○石野委員 もう会期もあと二日ほどですから、委員会はしばらく正規になかなか開かれないと思うんです。幾つかの問題が残されていくし、この際、一応政府の意見も聞いておきたいと思いますので、大臣にお尋ねいたします。  いま問題になっておりました原子力船「むつ」の問題でございますが、これは何といいましても四者協定が実施されてないという事実があります。私は、原子力問題というのは、今日いろいろなことで難航しておる最大のものが信頼感の問題、政府と国民との間の信頼感、あるいは施設者と住民との間の信頼感、こういうものが保たれていないことに基づいていると思うんです。その最たるものが原子力船「むつ」の問題である。  ……

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1977/07/13、34期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねします。  いま宮崎委員から、再処理工場についての日米交渉の問題でいろいろ御質問がありましたが、最初に大臣にお尋ねしたいことは、ちょうど選挙の終わるまでの間、この問題についての大臣の発言は、七月にはホットランに入るのだ、十一日になったら報告書が出たということで、それにはこだわらない、こういうふうに変わりましたが、その大臣の、急にやわらか腰になった理由はどういうところにあるのですか。何か考え方の違いがあったわけですか。
【次の発言】 調査報告書の内容は、双方とも発表しないということになっておるそうですから憶測はできませんけれども、先ほども話がありましたように、報告書の中に……

第80回国会 予算委員会 第5号(1977/02/12、34期、日本社会党)

○石野委員 総理にお尋ねしますが、総理は施政演説で、資源エネルギーの確保と科学技術の振興の問題は、資源小国であるわが国にとって、まさしく安全保障的な重要性を持つものである、政府は、原子力を含むエネルギーの安定供給確保、省エネルギー対策等総合的な資源エネルギー対策を強力に推進します、こういうふうに述べております。  エネルギー政策の基本的な考え方についてお聞きしたいのです。
【次の発言】 重視しているのはよくわかりますが、わが国におけるエネルギーの態様をずっと見ますると、石油にほとんど依存しているし、特にエネルギーの消費の傾向を見ると、大体産業が六〇%、そして民生で二〇%、農水あるいは運輸等で二……

第80回国会 予算委員会 第12号(1977/02/23、34期、日本社会党)

○石野委員 私は、エネルギー問題について特に原子力が非常に重要だということで関心を持っておるのです。党は、こういう問題では人類の将来に対しても影響のある放射能障害というものを重大視して政治的に取り組んできました。美浜の問題について私は先般資料要求をしておりましたが、まだ資料は完全にこちらへ来ておりませんので、まず最初に、来てない資料は後引き続いて出してもらいたい、これが一つ。  それから先日、資料の一部としてお手元に――配ってくださいましたか。お手元にお配りしております資料は美浜の事故に関連して四十八年四月八日の作業日誌です。この作業日誌を見ますと、ちゃんと事故が明記されております。こういう事……

第80回国会 予算委員会 第18号(1977/03/03、34期、日本社会党)

○石野委員 外務大臣にお尋ねします。  簡単にお尋ねしますが、日中平和友好条約についてですが、中国の側でも日本の側でも、もうほとんど問題がないというのにもかかわらず、なかなか日本の方でみこしが上がらない、それの最大の障害になっているものは何だろうか、そこだけ一つお答え願いたい。
【次の発言】 双方が決意というけれども、中国の側ではもうほとんど問題はないと聞いておりますから、日本の側に問題があると思いますので、政府の決意といいますか、大体いつごろにそういう問題の話し合いをするという用意でおられますか。
【次の発言】 この日中の問題は、国交回復以来条約締結の問題は国民の渇望しておるところです。政府……

第80回国会 予算委員会 第23号(1977/03/16、34期、日本社会党)

○石野委員 通産大臣にお尋ねしますが、去る五日ですか、福島県の原子炉で事故があって、一人死亡したというふうに聞いておりますが、そういう報告を受けていますか、詳細をひとつ聞かしてください。
【次の発言】 情報によると、ちょうどその時点でアラームが鳴って、非常にあわてたというようなことも聞いておりますが、そういうことはございませんか。
【次の発言】 本人は墜落して即死ですか。どんな状態なのですか。
【次の発言】 その間の事情をもうちょっと詳しく説明してください。
【次の発言】 労働大臣の方はこれについて承知しておられますか。
【次の発言】 まだ細かい情報が十分に入ってないようでございますが、これは……

第82回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1977/10/26、34期、日本社会党)

○石野委員 長官にお尋ねします。  きょうは政府が設定している「原子力の日」ということですが、このときに原子力船事業団法の審議ということになりますと、わが党としては、これはもうすでに法案はないというたてまえをとってきておるし、船は廃船にすべきだというたてまえをとっておるので、余りこういう質問は気が進まないのです。しかし、原子力問題は非常に重要ですし、また聞くところによると、日本学術会議が秋の総会で、原子力に余り事故が多過ぎるのじゃないか、だからこのことについて原子力安全性情報センターの設置というようなことを政府に勧告するやのことも聞いております。長官は、原子力行政について学術会議等からこういう……

第82回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1977/10/27、34期、日本社会党)

○石野委員 外務省の方、おいでになっておりますね。  まず、外務省にちょっとお尋ねしますが、この法律案は核防条約に関連する国内法として期待されておるということははっきりしておりますけれども、特にこの法律に、外務省関係から、ぜひこういうことの必要だという点はどういう点なのかということをひとつお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 重ねてお伺いしますが、保障措置の義務というものを履行するために国内法を整備しなくちゃならないその内容に、現在は動力炉・核燃料開発事業団及び日本原子力研究所では使用済み燃料の再処理事業をやっておりますが、この再処理の仕事をこれらの機関以外に作業をすることを拡大する……

第82回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1977/11/17、34期、日本社会党)

○石野委員 通産省は、一昨日ですか、日本の原子力発電所の稼働率、設備利用率の状況について報告をなさいました。それによると、本年度の稼働率は非常によくない。特に四月から九月までの稼働率よりも十月ははるかに悪くなっていて、昨年度よりもずっと悪い状況になるというような報告です。この設備利用率あるいは時間稼働率の悪くなっている原因は、大別してどういうところにあるか、簡単にひとつ。
【次の発言】 大臣にちょっとお尋ねしますが、先ほどから原子力発電の必要性が論じられておりますし、また期待されておるようですが、いま定期検査で手直しするだけでも一年を超すというような手直し、これは率直に言って手直しという理解の……

第82回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1977/11/24、34期、日本社会党)

○石野委員 私は、最近、現地の調査というようなことで、三重県とか福井県へ参りまして、いろいろと地域のお話を聞いてまいりましたが、原子力の安全性を確保するためにいろいろと処置がとられて、基本法の改正が行われようとしておるときに、いろいろ問題が多いと思われますので、ひとつお聞きしておきたいと思います。  三重県へ参りましたら、三重県の熊野では、町が原子力を誘致することに反対する決議をしておる。けれども、中電さんが盛んに話を持ち込んできて、大変に困っているというような情勢がございました。これはまた後で聞きますけれども、福井の方で問題になりましたのは、私は行く前に、あそこでは京都大学の市川先生がムラサ……

第82回国会 予算委員会 第4号(1977/10/13、34期、日本社会党)

○石野委員 総理にお尋ねしますが、いま国際的にも国内的にもちょうど不景気の問題が非常に重要な課題になっておりますし、その情勢は、昭和初年のころの紡績がランカシャーを追いまくっていく、雑貨が世界じゅうにはんらんするというような情勢で、日本がぐっと締めつけられてきたとき戦争に突入した、その当時の情勢をほうふつさせるものがあります。そういう点は昨日も同僚議員からも話があり、総理もそのことにうなずかれたわけですが、こういうような情勢のもとで、われわれがいまどのようにして国内の需要を高め、そして国際的には貿易収支のバランスが余り黒字が過大にならないようにするかという問題は非常に重大だと思うのです。  私……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1978/02/16、34期、日本社会党)

○石野委員 最初に、私は原子炉衛星のことをお聞きしたいと思っておりましたが、外務省が少し遅くなるそうですから、地震の問題でお聞きしたいと思います。  去る一月十四日に、伊豆大島の地震が、マグニチュード七という非常に大きいものがありました。質問の時間の関係がありまするので、災害の実情をここで述べていただかなくてもよろしいのですが、この地震を通じて、地震観測や地震予知にたくさんのことがいろいろと教えられたと思います。たとえば、地下水中の放射能元素ラドンの濃度の平常値の下がりということから平常値に戻るというデータの中から、あるいはまた体積ひずみ計が記録したデータ等から、地震予知に大きな自信を持たせる……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1978/03/22、34期、日本社会党)

○石野委員 本日は、参考人の皆さん、大変御苦労さまでございます。  地震について予知体制をどういうふうに考えたらいいか、あるいはいまどういうことをしなくてはいけないかということについて私どもはいろいろと参考人の皆さんにお聞きしたい、こう思うのです。  お三方にひとつ最初にお聞きしたいのですが、この地震予知対策については本部を設けて国もいろいろな努力をしておりますし、皆さんもその中で真剣な御研究をなさっていただいたりあるいは御努力をなさっていただいておりますが、この地震予知対策についてなかなかやりにくいものがたくさん、学問的な面からでもあるいは社会的諸関係から言いましてもありましょう。しかし、日……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1978/03/23、34期、日本社会党)

○石野委員 すでに法案の説明はいただいておるのでございますが、この基本法改正の一番大きなねらいはどういうところにありますか、それを最初にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 原子力船「むつ」の事故によって国民の不信が出た、そこから出てきた問題は、政府の責任の所在が不明確であるということによって基本法の改正に手を入れたんだ、こういう御説明でございますが、今度この改正をすれば国民の信頼を得るという結果が出るとお考えになるのか。それはどういう点から国民の信頼が得られるというふうにお考えになりますか。
【次の発言】 国民の信頼を得るということについて、一番大切だと思うことはどういうことだとお考えにな……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1978/03/29、34期、日本社会党)

○石野委員 きょうは一般質問でございますので、大臣にいろいろなことをお伺いいたしますが、きょうの新聞で中国のスカイラブ計画、科学技術大綱の草案というのが発表されております。中国が科学技術の方で日本より進んでおるかおくれておるか、それはわかりませんけれども、この発表を見て日本の政府、科学技術庁はどういうふうにお考えになっておられるか、まずその点からお聞かせいただきたい。
【次の発言】 私は中国の科学技術大綱なるものをまだ詳細勉強しておりませんし、わかっておりませんが、ただ新聞報道で特に注目されまするのは、「研究人員八十万人に」という見出しが出ておるわけですね。科学において研究人員をどのように充実……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1978/04/12、34期、日本社会党)

○石野委員 運輸大臣にお尋ねしますが、原子力基本法の改正を必要とするというその一番の原因になったのが、原子力船「むつ」の事故の問題です。原子力船「むつ」の事故はああいう形で世間を騒がせましたが、あの中から私どもが行政面で何を学ばなければならなかったかということでずいぶん論議をいたしました。運輸省は、あの「むつ」の事故から、行政的にはどういうことをしなければならない、何が欠点だったというふうに感じているか、その点をひとつこの際お聞きいたしておきたい。
【次の発言】 技術的な問題とか何かもいろいろありましょうが、やはりこの問題が起きた原因は、一般的に言えば基本設計と詳細設計との連携が十分にいかなか……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1978/04/13、34期、日本社会党)

○石野委員 科学技術庁長官にお尋ねしますが、原子力基本法の改正を必要とするという事態を引き起こしたのは原子力船「むつ」の事故からでございます。この際、原子力船「むつ」の問題についてその後どういうふうに政府は対処しておられるか、またあの問題の処理をどういうふうに決着をつけようとしておるか、その点をひとつ先に聞いておきたいと思います。
【次の発言】 原子力船「むつ」をどういうふうに扱うかということについての見方にはいろいろあると思いますが、現地にはいろいろな科技庁なり政府に対して受け入れるか受け入れられないかということについての条件があるのかと思いますが、政府に対してはどういうような条件を地元の方……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1978/04/19、34期、日本社会党)

○石野委員 総理大臣に、原子力基本法の改正に当たって一言御意見を聞いておきたいと思うのです。  まず第一の質問は、総理大臣は、原子力基本法に定められた原子力三原則、いわゆる自主、民主、公開の原則、これはもう単なる基本精神の宣言であるというふうに理解しておるのであるか、それとも、それはいわゆる法律規制に対する効果を及ぼすものとして理解しておるのであるか、そこのところを少し最初にひとつ……。
【次の発言】 重ねてお伺いしますが、この自主、民主、公開、特に公開の原則等について、この原子力基本法が具体的な法の規制を規範するという機能を持ち得るものであるというふうな理解をしてよろしいのか、そういうふうに……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1978/05/31、34期、日本社会党)

○石野委員 本日は、電力各社の社長さん初め関係者の方々においでいただきまして、本当にありがとうございます。  私は、きょうおいでいただいたのは、原子力基本法の改正に伴って、もうすでに衆議院は通過しておりますけれども、それに関連しての御意見をいろいろ皆さんから承りたいと思っております。  その前に、これは特に電気事業連合会の会長さんにお尋ねしますけれども、原子力の問題では稼働率が非常によろしくありませんですね。昨年あたり非常によくなかった。こういう状況で企業体として原子力が将来採算が十分とれる見通しがあるのかどうかということ、実は私自身素人ですけれども心配するのです。皆さんのところで、というより……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1978/06/01、34期、日本社会党)

○石野委員 参考人の皆さんには、きょうは本当にお忙しいところをありがとうございます。  持ち時間が三十分しかございませんのと、先生方の中で早くに帰られる方もございますので、そういう立場から質問を集中させていただきます。  最初に、清水先生にお尋ねする前に、高島先生にちょっとお尋ねしたいのです。  この法案は、再処理工場の民営化の問題を論じておるのですけれども、再処理工場については、先生方からも、参考人の皆さんからもいろいろお話がありましたように、原子炉と比べものにならないほど放出放射能の多い仕事でございます。それだけに私どももそういう観点から、再処理工場のいわゆる安全審査の問題について、原子力……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第17号(1978/06/08、34期、日本社会党)

○石野委員 法案の審議が動力炉核燃料物質の使用済み燃料の再処理ということですので、その点で、現に作業しております動燃団の理事長さんに、きょう実はいろいろ御意見を承りたいと思いましたが、理事長さんおいでになるのに都合が悪いそうでございまして、中村参考人においでいただきまして本当にありがとうございます。最初に中村参考人にお尋ねするのですが、その前に、昨日は私ども事業団へ参りましていろいろお世話になりました。ありがとうございました。  昨日もいろいろお聞きしたのですが、再処理工場を民営化させるについては、再処理事業というものがどの程度安定的に成長しているかということが一番われわれにとって重要な課題で……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1978/06/14、34期、日本社会党)

○石野委員 科学技術庁にお尋ねしますが、今月の初めにも鳥取、島根の方で地震がありました。それからまた、今度宮城県沖におけるところの地震かありまして、この問題については余り――きょうは気象庁は午前中おいででしたけれども、私は科学技術庁に、こういう地震が起こるところはみな、いずれのところも原子力発電所の敷地に関連しているところが多いのですね。これほど地震が原発の敷地近在で頻発するということになりますと、原子力発電所をつくる敷地設定に当たって地震との関係を相当真剣に考えなくてはいけないのではないかというふうに私は思うのですが、科学技術庁としてはどういうふうにお考えでしょうか。

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1978/08/10、34期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねしますが、原子力基本法は、私、官報を見ていませんですけれども、いつ公布になりましたか。
【次の発言】 原子力基本法の公布に伴って、原子力委員会及び原子力安全委員会が発足したわけですが、この委員の選考というものはどういうふうに進んでおるか、この際御説明いただきたい。
【次の発言】 今月中に委員の選考が終わるということは大体わかりましたが、これはいずれにしましても国会の承認事項になるのでしょうね。
【次の発言】 人選に当たっていろいろ選考が行われていると思いますが、私はここでお聞きしておきたいのは、基本法の改正に伴って原子力委員会が安全委員会と二つに分かれて、しかもこれが許……

第84回国会 災害対策特別委員会 第12号(1978/04/21、34期、日本社会党)

○石野委員 気象庁に最初にお尋ねしますが、気象庁は地震予知をなさいますが、そしてそのことによって警戒宣言が出ていくということに段取りがいくわけですけれども、いわゆる地震予知をする限界といいますか、それはどういうところに置いているか。最初に、その地震予知をする段階はどういうときであるか。
【次の発言】 内閣総理大臣はそれを中央防災会議へかける、こういうことになりますか。
【次の発言】 大体、判定会がこれは大変だと思う。この法律ができますと、いわゆる予知を報告しようとするときには震度の問題とかあるいは範囲の問題とかいろいろあると思いますが、およそどういうところがその判定をする目安になっておりますか……

第84回国会 予算委員会 第9号(1978/02/07、34期、日本社会党)

○石野委員 総理は一月二十四日の本会議で、わが党の北山副委員長の質問に答えて、予算を軸に七%の成長率をぜひとも達成したいし、達成できる、そのための設備投資の伸びを九・九%と考えている、このため、たとえば電力業界は四兆円の投資をやろうとしており、見通しは立っている、こういうふうに述べておりますが、いまもそういうような考え方でおられますか。
【次の発言】 二月一日の予算委員会で宮澤長官は、一兆円の繰り上げ発注は可能であると言いました。また河本通産大臣は、電力業界に五兆円の設備投資要請をした、そういうように言われておるし、それから平岩東電社長は、経団連の定例理事会の席上で、来年度の電力設備投資規模に……

第84回国会 予算委員会 第15号(1978/02/17、34期、日本社会党)

○石野委員 この際、地震の問題について各関係大臣にお尋ねしますが、地震予知観測体制の一元化という問題についての政府の考え方をまず聞かしていただきます。
【次の発言】 強力に進めるためにどういうような措置をなさっておりますか。
【次の発言】 長官は現状で一元化ができているというふうにお考えなのですか、それとも一元化をするために問題があるとお考えなのですか。
【次の発言】 一応できている、どういうような体制でそれができているという自信を持たれるのですか。
【次の発言】 地震についての予知観測をするに当たって推進本部ができておることは、百も承知しているのです。しかし、先ほど大臣が言われておるように、……

第85回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1978/10/18、34期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねしますが、原子力基本法の改正に伴って安全委員会、それから原子力委員会か発足するようになりました。原子力行政全般を見ますと、今日の原子力行政について国民は非常に不信感を持っておるし、それからまた、先般私は「むつ」の佐世保入港という現地の事態を実際に行って見まして感じることは、政府の側がまた非常に国民に対して原子力行政についての考え方の不信感を持っている。双方で、政府の側は国民に対して原子力についての物の見方に疑義を持っておるし、それから国民の方は政府に対して不信感を持っておる。こういう実情を正常にするために長官はどういうことをしなくてはいけないとお考えでしょうか、この際ひ……

第87回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1978/12/22、34期、日本社会党)

○石野委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私がその職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま与謝野馨君から提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、大橋敏雄君が委員長に御当選になりました。  委員長大橋敏雄君に本席を譲ります。

第87回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1979/02/22、34期、日本社会党)

○石野委員 総理にお尋ねしますが、近いうち、東京ラウンドの前に総理はアメリカに行ってカーター大総領と会うということも聞いておりますが、いまINFCEで再処理問題がいろいろと論議されておりまして、必ずしも日本の意向のように話は進んでないのじゃないかと思われますが、総理は、その際、カーター大統領とこのINFCEの中で論じられておる再処理工場等の問題についてどのようにお話をするつもりでおられますか。その点を先に伺わしてもらいたい。
【次の発言】 そうしますと、第二再処理工場の設置は国際的には問題なく進む、こういうふうに政府は見ておる、そのように考えてよろしいですか。

第87回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1979/04/11、34期、日本社会党)

○石野委員 今回の事故に関連いたしまして、最初に原子力安全委員長にひとつお聞きしておきたいのですが、この事故から、いわゆるラスムッセン報告なるものについて委員長はどういうふうにお考えになっておられるか、そのことをひとつお答え願います。
【次の発言】 事故の問題については、いろいろそのよって来る理由がみなあると私は思いますが、しかし、今度のスリーマイルアイランド原発事故というのはいろいろと私たちに教訓を与えておると思います。特にこの事故が、言われるように人為的なものが主であるというふうに見られるかどうか非常に疑問だと思います。むしろ本質的には設計上の問題もありましょうし、あるいは材質上の問題もあ……

第87回国会 逓信委員会 第1号(1978/12/22、34期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  この際、一言ごあいさつ申し上げます。  本日の本会議におきまして、はからずも私が当逓信委員会の委員長に選任されました。  御承知のとおり、当委員会は、郵政関係、電気通信関係及び電波・放送関係とその分野が多岐にわたり、国民の日常生活にきわめて密着した重要なる逓信行政を所管しており、その使命はまことに重大でございまして、その職責の大きいことを痛感いたしておる次第であります。  幸い、当委員会には練達堪能な方々ばかりでございまするので、皆様方の御協力を得まして、微力ではありますが、誠意をもって円滑公平なる委員会運営を図り、この重責を全ういたしたいと存じます。……

第87回国会 逓信委員会 第2号(1979/02/21、34期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  逓信行政に関する件について調査を行います。  まず、郵政大臣の所信表明を聴取いたします。郵政大臣白浜仁吉君。
【次の発言】 これにて郵政大臣の所信表明は終わりました。  次に、日本電信電話公社事業概況について説明を求めます。秋草日本電信電話公社総裁。
【次の発言】 これにて、日本電信電話公社事業概況の説明は終わりました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。渡辺秀央君。
【次の発言】 午後一時三十分から再開することとし、この際、休憩いたします。     午後零時二十九分休憩

第87回国会 逓信委員会 第3号(1979/02/22、34期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  逓信行政に関する件について調査を行います。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。久保等君。
【次の発言】 関連して質問者がおります。鈴木強君。
【次の発言】 阿部未喜男君。
【次の発言】 伊藤公介君。

第87回国会 逓信委員会 第4号(1979/02/28、34期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  逓信行政に関する件について調査を行います。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。田中昭二君。
【次の発言】 この際、午後一時まで休憩いたします。     午後零時一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  逓信行政に関する件について質疑を続行いたします。武部文君。
【次の発言】 山花貞夫君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後三時二十九分散会

第87回国会 逓信委員会 第5号(1979/03/16、34期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件を議題として審査に入ります。  参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  本件の審査が終了するまで、随時、参考人として日本放送協会当局の出席を求め、意見を聴取することとし、たの人選等については、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 それでは、提案理由の説明を求めます。郵政大臣白浜仁吉君。
【次の発言】 次に、補足説明を求めます。参考人日本放送協会副会長藤島克己君。

第87回国会 逓信委員会 第6号(1979/03/19、34期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。伊藤公介君。
【次の発言】 次に、阿部未喜男君。
【次の発言】 理事会で後刻相談をして、そのように対処したいと思います。
【次の発言】 この際、午後一時まで休憩いたします。     午後零時六分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。鈴木強君。
【次の発言】 次に、野口幸一君。
【次の発言】 質問の趣旨をよくわきまえて答弁してください。

第87回国会 逓信委員会 第7号(1979/04/11、34期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  通信・放送衛星機構法案を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。郵政大臣白浜仁吉君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。本日は、これにて散会いたします。     午後一時三十六分散会

第87回国会 逓信委員会 第8号(1979/04/25、34期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  通信・放送衛星機構法案を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。宮崎茂一君。
【次の発言】 この際、午後一時まで休憩いたします。     午後零時三十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。久保等君。
【次の発言】 次に、武部文君。
【次の発言】 次に、鈴木強君。
【次の発言】 この際、逓信行政に関する件について調査を行います。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。左藤恵君。
【次の発言】 次に、久保等君。
【次の発言】 次に、武部文君。

第87回国会 逓信委員会 第9号(1979/04/26、34期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  この際、連合審査会開会申し入れに関する件についてお諮りいたします。  文教委員会において審査中の内閣提出、放送大学学園法案について、連合審査会開会の申し入れを行いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、連合審査会につきましては、文教委員長と協議の上、追って公報をもってお知らせすることといたします。
【次の発言】 通信・放送衛星機構法案を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。鳥居一雄君。
【次の発言】 次に、青山丘君。

第87回国会 逓信委員会 第10号(1979/05/09、34期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  通信・放送衛星機構法案を議題といたします。  この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  本案審査のため、本日、宇宙開発事業団副理事長鈴木春夫君及び日本放送協会技師長沢村吉克君を参考人として御出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 質議の申し出がありますので、順次これを許します。久保等君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 それでは速記を始めてください。  この際、鈴木参考人から訂正の発言を求められていま……

第87回国会 逓信委員会 第11号(1979/05/23、34期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  郵便貯金法の一部を改正する法律案、郵便切手類売さばき所及び印紙売さばき所に関する法律の一部を改正する法律案、右両案を一括して議題といたします。  質疑の申し出がありまするので、順次これを許します。米田東吾君。
【次の発言】 次に、山花貞夫君。
【次の発言】 この際、午後一時十五分まで休憩いたします。     午後零時十七分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質議を続行いたします。竹内勝彦君。
【次の発言】 次に、野口幸一君。
【次の発言】 次に、田中沼二君。
【次の発言】 次に、藤原ひろ子君。

第87回国会 逓信委員会 第12号(1979/05/24、34期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  電波法の一部を改正する法律案を議題といたします。  この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  本案審査のため、本日、日本放送協会営業総局営業技術部長白水末喜君を参考人として御出席を願い、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。久保等君。
【次の発言】 次に、鳥居一雄君。
【次の発言】 この際、委員長から一言小林課長にお聞きしておきたいのですが、平野局長からは、通産省、電子機械工業会に対して大臣……

第87回国会 逓信委員会 第13号(1979/05/30、34期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  電波法の一部を改正する法律案を議題といたします。  この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  本案審査のため、本日、日本放送協会専務理事堀四志男君、社団法人日本船主協会理事長吉田俊朗君及び全日本海員組合中央執行委員柴山義一君を参考人として御出席を願い、御意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。鈴木強君。
【次の発言】 御静粛に願います。

第87回国会 逓信委員会 第14号(1979/05/31、34期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  逓信行政に関する件について調査を行います。  質疑の申し出がありますので、これを許します。久保等君。
【次の発言】 日本放送協会昭和五十一年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。久保等君。
【次の発言】 次に、宮崎茂一君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。     午前十一時五十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。阿部未喜男君。
【次の発言】 次に、田中昭二君。
【次の発言】 次に、藤原ひろ子君。

第87回国会 逓信委員会 第15号(1979/06/14、34期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 これより会議を開きます。  この際、申し上げます。  本委員会に付託になりました請願は六十一件であります。  各請願の取り扱いにつきましては、先ほどの理事会において協議いたしましたが、委員会の採否の決定は保留することになりましたので、さよう御了承願います。  なお、本委員会に参考送付されました陳情書は、お手元に配付いたしましたとおり、全部で三件であります。念のため御報告申し上げます。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  逓信行政に関する件  郵政事業に関する件  郵政監察に関する件  電気通信に関する件  電波監理及び放送に関する件以上の各件につ……


35期(1979/10/07〜)

第89回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1979/11/13、35期、日本社会党)

○石野委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私がその職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま塚原俊平君から提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、瀬野栄次郎君が委員長に御当選になりました。  この際、委員長瀬野栄次郎君に本席を譲ります。

第90回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1979/12/05、35期、日本社会党)

○石野委員 安全委員会の委員長さんにお聞きいたします。  スリーマイルアイランドの原発の事故につきましては、その後いろいろな調査が行われておるようでありまして、五十二項目の注意事項も出されておるようでございますけれども、その前にスリーマイルアイランドの原発の現状はどんなふうになっておるというふうに皆さんの方ではとらえておられますか。
【次の発言】 そのような状態のもとで、この原子力発電所というのは、経済的には成り立つというふうに見通されましょうか。
【次の発言】 まあ一説には十億ドルとも言われ、あるいは二十億ドルとも言われておりますから、この修理だけでもなかなか建設以上の金がかかっちゃうだろう……

第91回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1980/02/20、35期、日本社会党)

○石野委員 大臣の所信表明演説で「一九八〇年代が二十一世紀を方向づける重大な使命を有しているという認識で、長期的、総合的観点に立って、科学技術の振興に全力で取り組んでまいる所存である」という決意が述べられました。そして「科学技術振興基盤の整備のために、科学技術に関する基本的な計画の策定を行う」という表明をされましたが、この「基本的な計画の策定」というのは、どういうことを考えておられますか、まず、最初にお伺いします。
【次の発言】 私は、科学技術の振興全般についての大臣の所見というものをやはり聞きたかった。この所信表明はそういう意味だったろうと思うのですが、いまは原子力だけの話でございますが、本……

第91回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1980/03/18、35期、日本社会党)

○石野議員 私は、日本社会党を代表しまして、ただいま議題となりました核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  日本の国民がたん白源の多くを依存している水産物は、いわゆる高度経済成長の中で、すでに重金属や合成化学物質等により深刻に汚染されております。水俣病のようにその影響が短期間に激しく顕在化した場合もありますが、問題はそればかりではありません。PCBが、南極でも検出されるほどになっている状態で、これから長期的に見て、私たちや子孫にどのような遺伝的影響……

第91回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1980/03/26、35期、日本社会党)

○石野委員 槌屋参考人にお尋ねをしますが、先生は、お話の後でエネルギー危機を国民の全部が背負うべきであるということを申されましたが、そういうこととソフト・パスの問題との関連についてもう少しお話してください。
【次の発言】 いまのようなお話で、さきに牧野参考人から、いわゆるトータルエネルギーのシステムというものを考える、そして、それのバランスシートがうまく合うようにというような話がございましたが、ソフト・パスでやった場合のそういうバランスがどういうふうにいくと計算されますか。そこのところをひとつ槌屋先生と牧野先生両方から、槌屋先生から先にお願いします。

第91回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1980/03/27、35期、日本社会党)

○石野委員 私どもの党は、本法に対しましては意見がありまして、対立の法案を出しておるわけでございますが、この法案の意図するところは、先ほど来同僚議員がいろいろ御質問しておりますように、試験投棄の問題が非常に重要な課題になっていると思うのです。そこで、先ほど吉田議員からもお話がありましたが、投棄しようとする物体の問題についての実験検査が、どの程度までの成果を上げているかという問題が、一番最初に問題になると思うのです。  お尋ねしますが、この物体は、たとえばガラス固化とかあるいはアスファルト、あるいはセメント、そういうものが海中においてどのくらいの期間予期される安全度を確保できるのかどうかという問……

第91回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1980/04/02、35期、日本社会党)

○石野委員 本法の改正に当たって、放射性同位元素の取扱件数というものは非常に多くなっているようでございますが、その実態はいまどのようになっておるか、御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 本法の改正によって、非常に激増しておるこれらの取扱業者に対する規制、あるいはそれが取扱業者や周辺の住民等に危険をもたらさないようにするために一番注意しなければならなかった点は、どういうようなところですか。
【次の発言】 同位元素を使う場所も多くなれば人も多くなるということになりますと、それを防護するための規制なり、あるいは行政上の措置が非常に複雑にもなってこようし、きわめて大事だと思いますが、同時に、扱……

第91回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1980/04/10、35期、日本社会党)

○石野委員 政府は、三月二十八日の決定で「昭和五十五年度原子力開発利用基本計画」というものをお出しになられたようですが、この計画の従来と違っている点、また新たに何か考えることがあるとするならばどういうことなのか、概略の説明をひとつしていただきたい。
【次の発言】 この計画の中には、昨年のアメリカのスリーマイルアイランドの原子炉の事故に関連して、特に何か新しくわが国が考えなければならないという思想、そういうようなものは織り込まれているのですか、いないのですか。
【次の発言】 そのほかには、この基本計画の中には新たに考えるというようなことはございませんですか。

第91回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1980/04/17、35期、日本社会党)

○石野議員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました日本原子力船開発事業団法及び日本原子力研究所法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  そもそも、原子力船「むつ」の原子炉は、蒸気発生器のチューブが大量に減肉し、破損し、燃料棒も破損して、使用に耐えない美浜原子力発電所一号炉と同じメーカーが、ほとんどときを同じくして製作したものであります。欠陥は遮蔽装置だけにあるのではなく、原子炉本体や燃料棒や蒸気発生器や配管などに、重大な欠陥のあることも懸念されるところであります。  このような欠陥原子力装置に対して、臭いものにはふたをすればよいと言わん……

第91回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1980/05/08、35期、日本社会党)

○石野委員 私は、実はこの法案の審議、採決を非常に急がれるものと思っておりましたら、諸般の情勢で非常にゆっくりと審議をしてもいいような状況になっておりまするので、できるだけひとつ初歩的なところからの御質問をさせていただきたいと思います。  しかし、それにしても、どうしても一つ聞いておきたいことがあるのです。それは「原子力船研究開発の進め方について」という原子力委員会のなにが出ておりますけれども、これをずっと見ておりまして、原子力委員会というのは、「むつ」のあれだけの問題があったことについて、安全性ということは全部安全委員会にお任せしちゃったのかなという感じが私にはするのです。これだけの法案の中……

第91回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1980/05/14、35期、日本社会党)

○石野委員 参考人の皆さん御苦労さまです。大変失礼なお願いですけれども、持ち時間が非常に少のうございますので、御答弁の方はなるべく二分間ぐらいでやってくださるようにお願いいたします。  最初に、速見参考人にお尋ねいたしますが、速見さんは、今度の「むつ」の修理について、現状では非常に作業効率が悪い、しかも協定の期限の半分も空費してしまっているという実情のもとでは、来年の十月までに果たしてそれができるか危ぶまれるという意味のお話がございましたが、これは五者協定の内容を実行するに当たって、もしこれが実行できなかったとか、その期限内に作業が終えられなかったというようなときの現地状況はどういうふうになる……

第91回国会 商工委員会 第4号(1980/02/22、35期、日本社会党)

○石野委員 通産大臣にお尋ねします。大臣は所信演説の中で、「頭脳資源大国へ飛躍することが必要です。」ということをおっしゃられておりますが、この頭脳資源大国へ飛躍することについての構想はどういうことをねらっていらっしゃるのですか。
【次の発言】 少なくとも大臣が八〇年代の通産行政の課題の三つとして挙げておる内容でございますから、大学をつくるとかその他のことといっても、それではちょっとやはり柱としては何か弱いような気がしますけれども、もうちょっと具体的にひとつ話してください。
【次の発言】 いまの頭脳資源の大国というのは、一方ではやはり集約型の産業を興すということ、それからそれに対する教育の問題は……

第91回国会 商工委員会 第11号(1980/03/28、35期、日本社会党)

○石野委員 大臣は非常に急いでお出かけになるようでございますから大臣にお尋ねしますが、去る二十三日の新聞に「通産省、原子力推進へ“ノロシ”安全性抜きで経済性強調」という大きな見出しが出ているのです。これはいろいろの新聞社の見方があると思うのですが、通産省の考え方としては、原発のコストは石油の半分ぐらいだということを強く強調することによって、安全性抜きでこれからどんどん原発を進めようという意図があるのですかどうですか、この点をひとつお聞かせ願いたい。
【次の発言】 政府の方針あるいは佐々木通産大臣の従来からの御意向なども私はよく知っておるつもりですから、まさかこういうことはないだろうと思うのです……

第91回国会 商工委員会 第15号(1980/04/09、35期、日本社会党)

○石野委員 大臣にお尋ねしますが、この機構を私はこういうふうに思うのです。第一次石油ショックのある前の日本は、石油のために国内のエネルギー源になるべき物質をみんな排除してしまって、そしてそれによって一定の高度成長を国民に味わわせた。そこへ石油ショックとなった。したがって、国民の生活に効用を与えた石油がなくなっちゃったものだから、この際その石油になるべく国内でかわるべきものとしていろいろなものを入れようというためにこの法律案ができてきている。端的に言えば捨てたものをもう一遍拾い出してこようという国内でのエネルギー自給のための法律案だ、こういうふうに大ざっぱに見ていいのではないかと思うのですけれど……

第91回国会 商工委員会 第18号(1980/04/23、35期、日本社会党)

○石野委員 総理にお尋ねしますが、いまの尖閣の問題でございますが、山本委員からもお話しのように、総理の決断の問題でございますし、この問題はちょうど華国鋒主席が来月来られますが、むしろ総理はそういうところで下話でもすることの必要性があるのじゃないかと思いますけれども、総理にはその用意がございますかどうか、ひとつお聞かせ願いたい。
【次の発言】 この点につきましては、時間もありませんから努力を要望しておきたいと思います。  石油代替エネルギーの開発、導入の問題に関しまして、もう時間がありませんので私は一つだけお聞きしておきたいのですが、二十一世紀に臨んでわれわれがエネルギーをどういうように確保する……

第91回国会 予算委員会 第16号(1980/02/21、35期、日本社会党)

○石野委員 私は、原子力発電所の事故に対する政府の防災計画について質問をいたします。  アメリカのTMI事故にかんがみて、原発事故が起きる可能性はきわめて大きいと思います。私は、放射能障害は地震災害以上に広域にわたり、かつ深刻であると思っております。御存じのように、放射能は生物体や人体にさまざまの障害を与えますし、身体的障害と遺伝的障害に大別されますが、身体的障害は急性障害と晩発性の障害に分けられます。遺伝的障害は生殖細胞や原基細胞に起こった遺伝子や染色体の損傷によるもので、遺伝子の突然変異や染色体異常として子孫に遺伝されるものであります。いままでは高線量の放射能が問題になっていましたが、この……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 外務委員会逓信委員会連合審査会 第1号(1949/04/02、24期、労働者農民党)

○石野委員 関連して伺います。だたいま戸叶委員からお尋ねになりましたと同じように、万國郵便條約の関連協定としまして、ただいま戸叶委員から言われました新聞紙及び定期刊行物の予約に関する約定のほかに、現金取立に関する約定があるわけでございます。この約定は為替レート設定ということが行われますれば、当然関連性を持つて來るものと思いますが、ただいまこれが國会の承認を要請されていないというのは、これは当分の間こういう問題については、政府としては考えなくてもよいので、出されないのかどうかという見解を同時に御説明願いたいと思います。

第5回国会 商工委員会労働委員会連合審査会 第2号(1949/05/19、24期、労働者農民党)

○石野委員 長い間問題になつておりまして、今日もなお解決点に到達しておりません石炭の入トライキの問題でありますが、この問題につきましては今朝の新聞等にも報ぜられておりますように、ほぼその解決点の目途が見得られるかのようなふうに聞き及んでおるのでございますが、この問題につきましての当局の詳しい御説明を承りたいと思います。
【次の発言】 末弘中労委員長のあつせん案の内容につきましてただいま説明を承つたわけでございますが、幸いにしてこのあつせん案が労資の双方によつてお互いにこれを受入れられまして円満な解決を得ればけつこうでございまするが、しかし本日商工委員会、労働委員会が連合審査会を持つた主たる問題……

第5回国会 商工委員会労働委員会連合審査会 第3号(1949/05/31、24期、労働者農民党)

○石野委員 私は本日のこの合同審査会で特に通商産業大臣に対しましていろいろとお尋ねしたいことがあるのでございますけれども、同僚諸君がいろいろと聞いておりますことと、もう一つには本会議をもつておりますので、ごく簡單に二つの点をお聞きしたいと思うのであります。特に全鉱連のストに関連する問題が非常に廣汎な闘爭に立至るような状態になつて來ておりますので、この問題を今日緊急に解決することが必要だと私たち思うのです。先ほど労働大臣からも、この問題については暫定的な形と恒久的な対策とにわけて考えて行きたい、こういうふうにおつしやられております。私が聞きたいことは、まず政府に対して鉱業政策に関する件、今次の闘……

第5回国会 労働委員会公聴会 第1号(1949/05/09、24期、労働者農民党)

○石野委員 公述人の結論としましては、この改正案に反対というように承つたのでありますが、いろいろと公述されました内容をお聞きいたしまして、労働法は保護法でなければならぬ。そうしてまた今度の改正の趣旨が、組合の民主化あるいは自主性というものを強くこの改正案の中に盛らなければならぬというような趣旨であつたにもかかわらず、全般を通じて公述人の意見としての見解は、この法案はむしろそうした自主性あるいは民主性に対する取締り的な見解が強く出しておるものだというような意味で反対されておるようにお聞きしてよろしいのでございますか。
【次の発言】 お尋ねいたしますが、前田公述人に始まりまして、ただいままで、ちよ……

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会地方行政委員会大蔵委員会厚生委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1949/11/21、24期、労働者農民党)

○石野委員 質問が重複するようでございますが、先ほど川島さんからお尋ねになつておりましたような、租税の公平の原則というふうな点においての問題はしばらくおきましても、新しくできるホテル法案によりましても、来年度においては十か十五だということになるわけであります。この場合に、ただいま苅田さんから御質問のありました、従来のホテル営業者との関係性については、先ほど大分お笑いになつておる方もあつたように思いますけれども、しかしこの法案による保護を受けて、こうした新しい大きな設備ができることになりますと、当然その地区における従来の営業者というものには、相当大きな打撃があるものだというふうに思わざるを得ない……

第7回国会 地方行政委員会通商産業委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1950/04/06、24期、労働者農民党)

○石野委員運輸委員 の同僚がもう相当質問をしておりますので、私は重複を避けて簡単に二、三質問いたしたいと思います。  まず固定資産に関してでありますが、賃貸価格の九百倍に資産の評価をするということ、そうしてその資産評価を基準とした償却資産の基本価額の算出につきまして多分にその評価が率を下まわつたところでされておるということについては、さきに風早氏から非常に裁量、処置の領域を残しておるものであつて、疑義を持つという質問があつたのであります。この点についてはやはり私も同様疑問を持つのでございますが、特に運輸関係といたしまして、船舶に関しまして若干の質問をいたしたいと思います。固定資産税の第三百四十……

第7回国会 内閣委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1950/04/15、24期、労働者農民党)

○石野委員 同僚各委員の御質問がほとんど出尽したような感があるのでありまするが、なお長官にお伺いいたしたいのであります。それは今度の一部改正法案につきましては、先に米窪委員も言つておりましたように、改正されるにあたつては、当然それが簡素化され、能率化されなければならない内容を必要とするものであると考えるのでございます。そのような観点からわれわれは、今度の法案がまず能率化され、あるいは簡素化されているかどうかということについて、一応これを検討しなくてはなりません。長官は本改正法案によつて、大管区制をとり、それによる機動性が発揮されるのだということを言われておるのでありまするが、この機動性について……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第2号(1949/12/19、24期、労働者農民党)

○石野委員 大屋運輸大臣にお尋ねするのでありますが、ただいまも、裁定書の示すように、予算を付してこれを国会に提出する処置をされたいという希望は、不承認だということを国会に示したことによつてその義務を果したというふうに考えておる、こういうふうなお話でございましたが、この点について、私は国鉄法の第三十八條の第二項を運輸大臣はどういうふうに解釈されておるかということを聞きたいのであります。すなわち第二項によりますと、「大蔵大臣は、前項の規定により予算の提出を受けたときは、これを検討して必要な調整を行い、閣議の決定を経なければならない。」と書いてあります。その次に第三項には、「内閣は、前項の規定により……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1949/12/20、24期、労働者農民党)

○石野委員 ただいま裁定の内容につきまして、委員会といたしましては確信を持ち、またその権威を保持するために、強い御決心のほどを伺つたわけでございますが、特にこの裁定の第四項に書かれてあります「本裁定の解釈又はその実施に関し当事者間に意見の一致を見ないときは本委員会の指示によつて決定するものとする。」、この裁定の第四項は非常に重要であろうと私は思うのであります。ただいま委員長のお話によりますと、どうしてもできない場合には、お引受けできないという御発言があつたのでございますが、それに至ります前に、この裁定の第四項の処置について、今日確かに当事者間における意見の不一致が見られておるものと思うのでござ……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第5号(1950/04/28、24期、労働者農民党)

○石野委員 大臣はお急ぎのようでございますから、二点ほど簡単にお尋ねいたしたいと存じます。  本裁定について政府がこれを国会に提出しましたのは、予算的措置を必要とすることを認められたので、労働関係法第十六條所定の手続をしたという意見でありまするけれども、今までの質疑等を通じて見ますると、この新しい予算措置ができる、できないということ、あるいは国鉄内部における経営がそれを可能にする、しないにかかわらず、一にかかつて政府がこれをやるか、やらないかという腹の問題に、この裁定実施の問題が来ているのじやないか、こういうように私代考えるのでございますが、その点大臣はどのようにお考えになりますか。

第10回国会 運輸委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1951/05/26、24期、労働者農民党)

○石野委員 それでは提案者に質問いたしますが、第一条に「旧所有会社又はこれと密接な関係のある会社等に」この「等」でございますが、この「等」ということは、昨日から御答弁を聞きますると、第三条の第四号に見合うところの言葉であるというふうにお聞きしましたが、そのように理解してよろしゆうございますか。
【次の発言】 この第二条第四号に該当する会社というのは、どういうものを一応予想しておるのでありますか。提案者にお聞きいたします。
【次の発言】 その場合、そういう会社が第一条の「公共の利益に合致する限り」という趣旨に沿うといたしまするならば、従来の会社とは全然関係のない新しい会社の方が、国鉄が経営する場……

第13回国会 通商産業委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1952/05/27、24期、労働者農民党)

○石野委員 ただいま淺沼委員から質問のありました点に関連してでありますが、本案を審議するにあたつて、責任の所在をはつきりさせなければならぬということは非常に重大だと思うのです。特に耐雄証明に対する安全性の問題については運輸大臣が責任を持つということは、当然航空機生産についての一元的な行政にならなければならぬという考え方を私どもは持ちます。そしてそのことは、今淺沼委員が言われたように、別にそれが運輸省であるとかあるいは通産省であるとかいうセクトの争いではなくして、国民の利益  のためにという観点から私は質問をするのでありますから、ひとつ誤解のな  いようにしていただきたい。ただいまの本間政府委員……

第13回国会 通商産業委員会運輸委員会連合審査会 第6号(1952/06/02、24期、労働者農民党)

○石野委員 本間政務次官にお尋ねいたします。先日私はいろいろと資料の要求をいたしましたが、実はその後やむを得ない事情のために、いた美いた資料についての質問をする機会を今日まで失つていました。資料につきましてはいろいろと同僚委員から尋ねられておるようでございまするから、重複する点は避けたいと思いますが、今度の法案についての問題点は、航空法が必要であるか、あるいは航空機製造に関する法律が必要であるかということよりも、その法律の中に盛られてあるいわゆる所管関係の問題が、将来法律を施行するにあたつて、業者なりあるいは一般国民の上にいろいろな問題を起すだろうというところに問題がある、こういうように思いま……

第13回国会 予算委員会公聴会 第1号(1952/02/11、24期、労働者農民党)

○石野委員 私、公述を聞いておりませんので、あるいは前に質問した方と重複するような点があるかもしれないが、二、三の点について質問したいと思います。  先ほど中共貿易の問題について、現状では向うが先に物を持つて来れば、仕事ははかどるだろうというお話でございます。ところが向うが物を持つて来ればということは、なかなか現在の実情では困難でございましようから、おのずから中共貿易については、望みを嘱することは困難ということになるでございましようが、この場合、政策とかあるいは政治の面からではなしに、皆さんが通商貿易業者の立場に立つて、日本の国民経済の立場からいたしまして、中共貿易というものの日本の独立後の経……

第13回国会 予算委員会公聴会 第2号(1952/02/12、24期、労働者農民党)

○石野委員 中山公述人にお尋ねいたします。先生は中労委の会長をせられておりますので、この本年度の予算の中に組まれております給與の点でありますが、私たちから見ますといろいろな点で相当問題があると思うのであります。ことに本年度の予算が相当程度軍需的な予算であるという点からしまして日本の産業の上に及ぼす影響も非常に多い。そういうことを一応見合いにしましてつ、この給與のペースがはたして政府の企図しているように、すべての予算を十分に遂行するようなものになるかどうか、相当程度大きな問題が出て来るのじやないかというふうに思われますが、それについての御見解をひとつ……。  それから第二番目にはこの予算は公述の……

第13回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1952/02/21、24期、労働者農民党)

○石野委員 文部大臣にお尋ねいたします。昨日の新聞で高校に漢文の科目を復活させたいというような意向が、文部大臣にあるということを見ましたが、そういう御意向でありますか。
【次の発言】 さきに国民実践要綱等の問題もありまして、いろいろとその間問題が起きたために、これも文部大臣は当初の考え方をひつ込めるというようなこともわれわれ聞いております。この漢文の復活の問題についてわれわれ考えさせられることは、文部大臣の日本の清和後におけるところの教育の大方針と申しますか、今後に対する考え方が最近になりまして相当程度おかわりになつて来ておるのではなかろうか、こういうように思われるのであります。日本の民主化の……

第13回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1952/02/22、24期、労働者農民党)

○石野委員 労働大臣がお見えになりませんとちよつと問題に入りにくいのでありますけれども、失業対策の問題についてお尋ねいたしたい思とうのです。今年度の失業対策費は、全体といたしましては、昨年度あたりと比較しまして、物価の上昇その他の点を考えますと、総体的には減少しているように見受けられるのでありまするが、そういうことになつていましようか。
【次の発言】 これは結局明年度の失業者数がどういう状況になるかという、一つの基本的な立場によつて考え方はずいぶん違つて来ると思うのであります。従つてこの点については、大臣にお尋ねしなければ基本的な問題に入り込むことはできないと思うのでありますが、私どもの見ると……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 労働委員会公聴会 第1号(1953/03/07、25期、労働者農民党)

○石野委員 平井さんにお尋ねいたします。これは考え方の問題でございますが、平井さんは今度の電産のストに関しまして、その当時の争議参加人員のことや、そこでのいろいろと起きたことをお話になりまして、そうして停電あるいは電源ストによるところの被害がこのように大きいにもかかわらず、それに参加した人はきわめて少い人員である、だから非常に少い人員で非常に大きな公共の福祉を阻害したというようなことをおつしやられたわけでございます。これは経営者の立場からいたしまして、一応私は皆さんの意図するところもわかりますが、もとより争議というものは、労働者も、あるいは資本家の側も、お互いにその相手方に対して最も大きな打撃……

第15回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第2号(1952/11/14、25期、労働者農民党)

○石野委員 私途中から参りましたので、前の様子をはつきり知りませんが、ただいまの主計局長及び運輸大臣からのお話を承つておりまして、一番最初に疑義を持ちます点は、今度の交渉にあたつて、おそらく予算総則の問題とからみまして、国鉄総裁は政府に対して一つの要請をなしたと思います。その要請が政府でいろいろと論議された結果として〇・七五になつたのだと思うのでありますが、その際〇・七五が今回の裁定の線に沿つて団体交渉の結果として、それを上まわるものが出た場合に、ただいま主計局長の言つたように、またあらためて予算的措置をとるということはよく理解されるところであります。しかしながらそうい問題をわれわれがここで、……

第15回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1952/12/04、25期、労働者農民党)

○石野委員 先ほどの石田委員及び春日委員の質問に関連しまして、一つお聞きしたいのであります。ただいまは国鉄の総裁が参つておりませんので、総裁にも同時にお聞きしたいことなんでございますが、裁定の第四項の問題については、先ほど今井仲裁委員会委員長から、このお話がありましてこれをこういうふうに裁定する事情は一応承つたわけであります。しかし、今日私たちの問題になるのは、当事者の団体交渉によつてきめるということが、その後どういうふうに進捗しておるかということなのであります。先般連合審査にあたりまして、国鉄総裁が、この問題については、すでに補正予算として組まれておるわく内で十分にできる意味のことを申し述べ……


27期(1955/02/27〜)

第24回国会 大蔵委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/02/28、27期、小会派クラブ)

○石野委員 ただいまの大豆の点について、ちょっとお聞きしたいのですが、関税を免除すということは、理屈はどうあろうとも、結論としてはやはり輸入を増大することになるということは、両次官も認めたと思うのです。そしてその輸入を増大するということが、今畑作農家に対して非常に大きな脅威になっている、もうすでに国税をかけてもいい時期にきているのではないかとわれわれは見ているわけです  そこで問題は、この関税をそれにもかかわらず免除するということについては、その間に介在する業者の方の関係と、もう一つは輸入する方の側の問題があると思うのです。それで、ただいまの御質問でいろいろな点は出ておりますが、私のまず最初に……

第26回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1957/03/13、27期、小会派クラブ)

○石野委員 西野さんに一言だけ聞いておきます。いろいろこまかいことはありますけれども、あなたの公述は、ただいま春日君から言われたように、あなたの立場からだけ論議されたように聞き取れます。それはあなたの立場から、産業界を代表してそういうことを言われるのは無理もないと思いますけれども、ただ出すものは少くして、くれるものはたくさんくれというように聞えるのですが、そういうことはよくないと思います。そこであなた方が一番心配しているのは、とにかく今どうしても資本金が少いから、借入金が非常に多いから困るのだというのが、ざっくばらんに言って、あなたの方の言おうとする根底になっていると思うのです。なぜ資金が充実……

第28回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1958/02/17、27期、日本社会党)

○石野分科員 過日の大蔵委員会で、一萬田さんが、アジア地域におけるところの外貨の不足しているところには、なるべく円為替を取り入れて進出していきたい、こういう答弁をなさいました。前尾通産大臣は、もし引き合うならば、なるべく中共との取引を拡大していこう、こういうような話をされております。外務大臣は、そういう考え方に対してどういうふうにお感じになっておりますか。
【次の発言】 今前尾通産大臣、あるいは大蔵大臣などが、特にアジアにおけるところの貿易の拡大に非常に熱心であるということに対しては、外務大臣、別に反対でもないでしょうし、むしろ賛成だろうと思いますが、そういうふうに見てよろしゅうございますか。


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第2号(1958/10/29、28期、日本社会党)

○石野小委員 私は、同僚委員の質問がございますので、きわめて簡単に一、二の点を副総裁にお尋ねしたいと思います。  先ほども陳情がありましたように、今耕作組合の結成に当りまして各地にいろいろな問題が起っております。午前中の委員会でもこの点について質疑が行われておりましたが、各地におけるところの耕作組合結成に当って起きておる問題について、特に公社がどういう態度でこの問題に当るかという点をはっきりとしておくことが非常に大事だ、私はこう思っております。法によりますと、全県一組合というような非常にべらぼうもないような形が出て参りまして、そのことのためにその地域におけるところの実態とは非常に食い違いが出て……

第31回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第2号(1959/02/25、28期、日本社会党)

○石野小委員 私は、大臣だけに、簡単に二、三の問題でまだわからない点がありますから、お聞きしたいと思います。  今度塩業整備に関しまして政府当局並びに専売当局がとりました事情については、先ほどからいろいろと事情のお話がありましたが、しかし、結果的に見ますと、この整備を受けるのは、大体従来長いことやってきました業者の中でも、やはり設備などにおいて劣っておると思われる、いわゆる小資本の方々がその対象になっているという結果が出ているわけであります。大臣はしばしば公社と業者との一体化というのは非常に緊密だと言われておりまして、その中には、やはり専売事業の中で特に塩業が、公益専売としての性格上、長いこと……

第34回国会 商工委員会外務委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1960/03/31、28期、日本社会党)

○石野委員 ただいま提案になりました海外経済協力基金法案につきまして質問をいたします前に、先般アメリカで行なわれた低開発援助会議はどういうふうな話になっておるか、その事情を一つ、外務大臣がおれば外務大臣ですが、関係の方から一つ……。
【次の発言】 会議は最初に顔合せで、第一次的には大したこともない、運営の問題について経験を交流し合って協議し、いかにして調整するかという問題を簡単に触れただけだ、こういうお話でございます。しかしこの低開発援助会議は、簡単にグループだと言っているのだと軽く扱っておりますけれども、とにかく政府が出て行ってそれに加わったわけでございますから、そう簡単なものではないと思う……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会原子力政策に関する小委員会 第3号(1964/03/19、30期、日本社会党)

○石野小委員 原子力委員会の「原子力研究をめぐる諸問題」という本委員会の設問に答える御意見をいまお聞きしたのですが、二、三の点についてお尋ねしたいと思います。  まだこの意見書は十分に読み尽くしていませんので、後ほどいろいろの質問をしますけれども、最初に原子力委員会の責任について。特に、この問題の提起された重点を労使の関係等について置かれておるようでございますけれども、原子力委員会は、原研の紛争についていままでどういうことをしてきておりますか。
【次の発言】 原研の労使間の紛争については、内部の問題に立ち入りたくないからあまりそれには立ち入らないという話ですが、結局理事者側に対しては指示、助言……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会原子力政策に関する小委員会 第5号(1964/04/02、30期、日本社会党)

○石野小委員 三月二十七日にJPDRの発電機の実験中に事故が起きましたが、あの事故は大体どういうような原因であって、その後どういうふうに処置なさっておるか、その事情をひとつお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 事故が非常に小さくて済んだことはよかったと思います。  ただ、しかし、これがもし事故の発見なり手当てがおくれました場合には、やはり障害は大きくなる可能性のあるような状態であったのですか。それとも、相当時間その手当てがおくれても、そうたいして心配ないような部分の障害であったというふうにいえるのですか。それはどういう状態でしたか。

第46回国会 予算委員会公聴会 第1号(1964/02/12、30期、日本社会党)

○石野委員 井上さんにはやはり私もお尋ねいたしますが、もうたびたび中小企業に対する引き締めがどういうふうに及んでくるかということは聞いておりますので、あまりこまかいことはお尋ねしませんけれども、ただいま委員長からも、引き締めというのが中小企業に非常にきびしくなってくるということのために、歩積み、両建て、担保凍結などについて考慮をしてほしいという要請がありました。私は、この際、もしことしの予算がこのまま通過しますとすれば、やはり財政の金融へのしわ寄せというものが非常にきびしくなるだろうと思いますし、当然やはり引き締めをやらなければならぬということになりますが、その結果、中小企業へのしわ寄せがもっ……

第46回国会 予算委員会公聴会 第2号(1964/02/13、30期、日本社会党)

○石野委員 入江公述人に、時間もございませんので、一問だけお尋ねします。  いま中国の問題についていろいろお話がありましたが、私は朝鮮の問題について一言だけお尋ねしたいと思います。  カイロ宣言、ポツダム宣言を受けて、朝鮮の自由かつ独立という問題があるわけでございます。この朝鮮の自由かつ独立という問題について、国際法的にいまわれわれはどういうふうに見るべきかということについて、ひとつ先生の御意見を承りたいと思います。
【次の発言】 日本の関与することではないというお話でございますが、カイロ宣言では、朝鮮の人民の奴隷的状態に留意して、朝鮮を自由かつ独立のものたらしむの決意を有す、こうある。ポツダ……

第46回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1964/02/18、30期、日本社会党)

○石野分科員 文部大臣にお尋ねいたします。大臣は文部行政を行なうにあたりまして、憲法の条章を実施するという心がまえを、どのようにお持ちになっておられるか、まずそれからお聞きしたい。
【次の発言】 憲法には義務教育の規定があって、それは義務教育を受ける権利を国民が持っておるし、それから義務教育はこれを無償で実施するということが書かれてあるわけです。この無償ということについての考え方は、先般総理からもお話がありましたが、大体いまの政府は教科言を無償にすること、授業料を無位にすること、それが無償のすべてであるという考え方であるようでありますけれども、文部大臣はこの憲法の無償という考え方を、そのように……

第46回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1964/02/21、30期、日本社会党)

○石野分科員 関連して。社内預金について一つだけお聞きしておきたいのですが、いま社内預金がいろいろ問題になっておりますし、また金融を管理する大蔵省の立場からしてもいろいろ問題があると思いますが、この際、社内預金が相当多額になっているものがある。それは労働者の余裕のある金で社内預金している場合は、まだそれはその人の意思が幾らか入っているからいいのですが、そうでなく、たとえはボーナス時期なんかになりますと、会社で天引きで、何万円かのボーナスのうちの一万円だけは手渡しするけれども、あとは強制的に社内預金に入れていくという形が各社で見受けられる。こういう点は、やはり労働省としての監督の上からいきまして……

第46回国会 予算委員会第二分科会 第7号(1964/02/25、30期、日本社会党)

○石野分科員 大臣にお尋ねいたします。  新聞によりますと、これは昨日の新聞などでございますが、韓国のほうのいろいろな情報によりますれば、三月上旬までに日韓会談の漁業交渉は妥結させる、このようなことが伝えられておりますし、四月中旬まての間にその他のものもおよそ妥結させる。特に漁業交渉は三月上旬までに妥結に持ち込むということを、今度表義煥大使あたり帰りまして韓国の政府連絡会議の中でそういうようにきめた、こういうふうにいわれておるわけです。三月上旬といいますと、もうすぐでございますが、おそらく韓国の側でそういうような話し合いができたということについては、およそこちらのほうでも、わが政府のほうでもそ……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会科学技術行政に関する小委員会 第2号(1966/04/06、30期、日本社会党)

○石野小委員 参考人の皆さんにいまお聞きしましたことの中で、二、三の点をお伺いしたいと思います。  四人の参考人の皆さんにそれぞれお尋ねいたしますが、先ほど田代参考人からもお話がありましたように、技術導入が、幾ら金を払ってもなかなか売ってくれないような事情になってきているというのが現実の日本の事情でもあるし、世界の事情でもあるかと思います。そうであるだけに各参考人からもお話があったように、国内における技術をどのようにして開発するかという問題は非常に重要だと思うのです。問題は、その技術を国でどういうふうに開発するか、各企業がどういうふうに開発するか、こういう問題を私たちとしては具体的に政策として……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会科学技術行政に関する小委員会 第4号(1966/06/08、30期、日本社会党)

○石野小委員 参考人の各位にきわめて簡単な質問を一つ二ついたしたいと思います。  最初に鈴江参考人にお尋ねいたしますけれども、鈴江さんのお話では、せっかく委託開発などやりまして成功したようなものでも、市場関係の変化によってそれが実用化されないものが非常に多いということをたいへん強調されたように思います。こういうような場合のいわば採算といいますか、せっかく研究して実用化されないような場合には、もちろん委託でございますから、委託された方々が全部それを背負い込むことになるだろうと思いますけれども、こういう場合実際の事業団自体として予算上ペイするというような問題ですが、そういうような実質上の経理上の問……

第51回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1966/03/02、30期、日本社会党)

○石野分科員 質問に入ります前に、ただいま防衛の問題で、長官が、日本の自衛隊は正当防衛権で動くのだ、こういうふうに言いました。正当防衛権を発動させる状況というのは周囲の事情による、周囲にまだ、いまアジアには核の装備された国はあまりないから、そういうことも問題ないのだ、こう言っておりました。その正当防衛権というのは周囲の事情によるということは、周囲が全部核装備した場合にはやはり日本もまた核装備をする、こういうふうに受け取ってよろしいのですね。
【次の発言】 先ほどから、只松君あるいは同僚議員がいろいろと聞いておるのは、日本の自衛隊が核装備をみずからするか、あるいはまた他国の、いわゆるアメリカのか……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 文教委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1967/07/12、31期、日本社会党)

○石野委員 ちょっと関連して大臣にお尋ねします。  いま三木委員から質問になっております資金をどういうふうに見るかということの中で、第二十三条は、文部大臣の認可を受けなければこの資金計画が通らないわけですね。そこで、この振興会の中に、やはり維持会員といいますか、民間の者が入ってくる。民間といっても、その考え方がいろいろあろうと思うのです。ことにいま心配しておる日米の関係などが出てまいりますと、これをどういうふうに見るかということが非常に大事になってきます。  大臣にお尋ねしますが、認可する場合に、外国からのそういう援助が日本の民間を通して入ってくるようなことが明らかにある場合、あるいはまた、民……

第55回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1967/04/24、31期、日本社会党)

○石野分科員 文部大臣にお尋ねします。  大臣は、先日、東大の宇宙航空研究所のあり方について、東大宇宙研究のあり方は大学の自治とも関連するので、東大側で自主的にきめてもらいたい、しかし、同研究所の本務はロケット及び宇宙空間に関する基礎研究と研究者の養成の二つに限るべきだと思う、このように大河内総長と高木所長にお話しなさったようでございます。この東大宇宙航空研究所の運営といいますか、ここでお話しなさいました今後の運営の問題ですね、それについての構想を、この際ちょっと聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 その考え方は、いまの内之浦の研究所ですね、あすこではミューだけということにして、それ……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○石野分科員 農林大臣にお尋ねいたしますが、私は今度自民党の古井さん、それから田川さんたちが行って、取りきめてこられました日中覚え書き協定に関連して、特に農林省に関係するものが非常に多うございますから、米とかあるいは食肉のことでお尋ねしたいと思うのですが、この際、農林大臣に、この覚え書き協定についての農林大臣の所見をまず先に聞かしてください。
【次の発言】 今度の協定の中では、特に米の輸入の問題は、やはり日中の貿易の額をふやす上において非常に大きなファクターになっております。最初に政府の考えておった輸入量を相当程度増額するための努力をなさった結果、順調ではありませんけれども、相当古井さんあるい……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1968/03/14、31期、日本社会党)

○石野分科員 大臣に質問いたします。  時間がありませんから端的にお尋ねしますが、いま世界経済がポンド、ドルで非常に動揺しておりますし、特に金の問題が非常に大きく騒がれておるときでございます。そういう時期に輸出を増強させるという問題を、各国ともに非常に熱意を込めて見守っているわけだし、また努力しているわけです。きょうらの新聞によりますと、ジョンソンは、特にアメリカの輸出が増強するかしないかということがドル防衛についてきわめて大事であり、アメリカの体制にとっても非常にたいへんなことなんだ、ドルの力と自由世界の金融制度の健全さは、米国国際収支の立場のいかんにかかっている。それはすべて輸出の増強にか……

第58回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○石野分科員 大臣にお尋ねします。  先ほど、日中覚え書き貿易のことについて非常に歓迎する、そしてまた政治三原則は、これは外交方針に矛盾はしない、こういうお話でしたが、穗積委員からのこれを支持するか、承認するかという問題について、大臣は、はっきりしたそういう大きいことばを使うなという話でした。しかし、貿易協定を歓迎するというたてまえに立てば、当然にやはり政府としてはこれをほっておくというわけじゃないだろうと思うのですが、これに対してどういうようにそれじゃ対処するのか、そういうひとつ対処のしかたについて所信を聞かしていただきたい。
【次の発言】 米が六万トンから十万トンになったということ、しかし……

第58回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1968/03/14、31期、日本社会党)

○石野分科員 大蔵大臣にお尋ねしますが、いま田中分科員からも質問がありましたように、ポンド、ドルの問題に関連して金の問題が世界的に非常に大きな問題になっておる。それでアメリカの実情は、ドルを防衛するために必死の体制になっていると思うのです。大臣からいま、金の問題を解決する、あるいはまたドルの問題については、すべてアメリカの国内体制を整備することにかかっている、こういうお話がありました。しかし、国内体制というのは、結局、増税の問題があったり、あるいはまたいろいろな施策をする、いわゆる金融引き締めなどをやると思いますけれども、それが日本に対してどういうふうに影響してくるかということがいま一番大きい……

第61回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1969/02/26、31期、日本社会党)

○石野分科員 科学技術庁長官に、原子力の平和利用、特に安全性の問題についてきょうはお尋ねしたいと思います。  原子力の平和利用については、これはもう言うまでもなく、それの平和利用が非常に大事だけれども、しかし放射能を十分安全にコントロールしませんと、かえって逆に平和利用が達成できないという危険を感じておると思うのです。昨日の読売新聞の記事によると、東海の原研における燃料棒の破損のことについて、「燃料棒破損また三本」「原研材質、工程に欠陥か」と、こういう記事が出ておるわけです。結局ことしになりましてから、特に原子力研究所国産一号炉、JRR3ですが、ここで二月十四日に事故が出ました。その事故によっ……

第61回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1969/02/24、31期、日本社会党)

○石野分科員 私は二つほどお聞きしたいんですが、一つは日中貿易についてです。  大臣にお尋ねしますが、日中の関係は、いままだ平和条約ができていない事情ですから、非常にむずかしいものがありますけれども、貿易関係では、もう長いこと民間貿易もあるし、それから特に高碕事務所の貿易もあったりして、ことし三月、五月に日工展を北京と上海でやることになっている。この問題では、すでにもう政府に対する行政訴訟まで起きているという事情がありますけれども、この問題について、問題の一番大きなネックが、どうも通産省でなくて、外務省にあるというふうに考えられる節があるので、外務大臣に、当面している北京、上海の工業展覧会に十……


33期(1972/12/10〜)

第72回国会 商工委員会物価問題等に関する特別委員会地方行政委員会外務委員会大蔵委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会科学技術振興対策特別委員会石炭対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1973/12/15、33期、日本社会党)

○石野委員 私は、いま審議に入っております二法案について、特にただいま多賀谷委員からも質問がありました石油の事情は、まさに法案の第十一条の適用ということを前提にしなければならないような事情にもう入っているというふうに考えております。そういうたてまえから法案の審議をするということになれば、法案の提出ももう一度やり直しせにゃならぬじゃないかというような観点で質問をいたしますが、最初に、きょうの新聞によりますと、企画庁長官、大蔵大臣、通産大臣それから官房長官は、石油の来年度の見通しについて、大体本年度の輸入の量を横ばいの状態で維持できるというような観点に立っているというふうに報じられておりますが、そ……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○石野分科員 きょうは時間もございませんし、科学技術庁関係で、特に先般来問題になっております分析化学研の科学分析についての分析研におけるいろいろな問題に関連してお尋ねしたいのですが、先般私が委員会で長官にいろいろとお聞きした際に、長官が分析作業の肩がわりを要請を受けている理研や放医研の学働組合に対して、そういう問題に労働組合が介入する権利はないというようなことばを漏らしたために、組合側では非常にこのことを問題にしているような実情のように見受けられます。したがって、長官が意図しましたいわゆる分析研の仕事を委託がえするということの作業は、はたしてうまくいってるんだろうかどうだろうかということを私は……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○石野分科員 大臣にお尋ねいたします。私は茨城県の出身ですけれども、水戸・日立大規模都市計画の中に流通港湾の計画があるように聞いておりますが、これはもう運輸省も十分御承知のことでございましょうか。
【次の発言】 そうしますと、この構想の出た発想は、一応国から出ているものでございますか。
【次の発言】 そうすると、この計画が具体化されていくためには、何よりもやはり地方公共団体の意思が早く決定しなければできないということですね。
【次の発言】 港湾局のほうでは、一応首都圏からいろいろな委託といいますか、仕事を引き継がれて作業が進んでいるように先ほどの御答弁で聞きましたが、港湾局で考えております射爆……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1974/03/06、33期、日本社会党)

○石野分科員 まず最初に、きょうの新聞を見ますと、日中航空協定は、来週から北京で本交渉に入る見通しが立ったように報ぜられておりますが、一日も早くそのようになることを念願しておる者の一人として、その間の事情を、可能な限りひとつ詳細にお述べいただきたいと思います。
【次の発言】 大臣が、交渉の内容についてしばらく待っていただきたい。それは外交交渉ですから、一応、聞きたいところですが了といたしますが、一つだけお聞きしておきたいことは、一昨年の共同声明の趣旨もありまするし、もうすでに共同声明を出してから一年も経過していることですから、可能な限り今国会に提出されて、政府間協定の批准が成立できることを期待……

第75回国会 外務委員会内閣委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/16、33期、日本社会党)

○石野委員 核兵器の不拡散に関する条約に対するわが国の態度、立場、姿勢、そういうものについていま大出委員からお尋ねがありまして、それに対して政府は、この不拡散条約は単に核兵器国の数をふやさないというだけであって、非保有国の核兵器国になることをとめておるのだということだけだから、軍縮について、特に米ソの軍縮への努力を政府が積極的にやる、あるいは非保有国の安全を保障するための積極的な努力をするという態度の表明があったと私は理解して質問をしていきたいと思いますが、それは間違いありませんか。
【次の発言】 その努力は、いまどういうような形で政府はやっていきますか。

第75回国会 内閣委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/23、33期、日本社会党)

○石野委員 科学技術庁長官にお尋ねしますが、本法を改正する動機は何であったか。
【次の発言】 では、この改正によりまして、いまのその趣旨に十分こたえるだけの措置ができるという確信がございますか。
【次の発言】 「むつ」に学んで抜本対策をするということは、政府も考えておるけれども、それは時間がかかる、だから経過措置としてこれをやるのだ、こういうお話ですが、その趣旨はわかりますけれども、たとえばその経過措置として、特に科学技術庁なりあるいは通産省、運輸省等が考えなければならぬ問題は、たとえば「むつ」の問題を骨うと、詳細設計と基本設計との間の短絡がある、その連携が十分にいってない、そういうようなこと……

第75回国会 予算委員会公聴会 第1号(1975/02/08、33期、日本社会党)

○石野委員 私は、櫻井公述人に一つお聞きしたいのですが、いまいろいろと要望事項も承りましたし、特に生活保護の基準の問題あるいはまた最低賃金制の問題等についての御要望がありました。私は、皆さんの御要望になっている事項をよくわかりますが、ただ、皆さんの方から見て、この生活保護基準の問題についての要望と、そしてまた、そのために最低賃金制というものをぜひひとつ設定されるようにという要望がありましたが、そういうものがいまできない事情は、皆さんの方から見てどういうふうにお考えになるか、そういうものはなぜ設定されないのかということについて、私ども国会とか政府に対する皆さんの方のお考えを、なぜそうなっているの……

第75回国会 予算委員会公聴会 第2号(1975/02/10、33期、日本社会党)

○石野委員 公述人の方に、十分間の時間ですから簡単な質問をさせていただきますが、まず最初に佃公述人にお尋ねいたします。  財政構造の転換ということで非常にたくさんの項目についてお述べいただきました。時間の関係がありますので、多く聞きたいこともございますが、そのうちの一つ二つのことでお尋ねいたします。  とにかく世界経済の中における日本への期待が非常に大きいんだ、だから特にリーダーシップをとるためにということでの御提案がございました。そのことにつきましての先生のお考え方が、ただ項目だけ出されておりますので、もう少しちょっとお聞かせいただきたい。特に経済援助の問題ということが重点であろうと思います……

第75回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1975/02/27、33期、日本社会党)

○石野分科員 私は、きょう、環境汚染の問題で、特に海域における環境汚染にしぼってお尋ねしたいと思うのです。  「昭和四十八年度公共用水域水質測定結果について」という環境庁からの調査報告が昨年十二月にございました。これによりますと、「海域については、全般的に不適合率は前年度より僅かに増加しており、CODは前年度同様A、B類型とも二〇%以上の値を示している。」こういうふうに書かれておりまして、そして「水質と環境基準」という側面では「海域については、環境基準を満足している水域は前年同様八〇%以上と高い割合を示しており、全般的に大きな水質の変動はみられない。しかし、東京湾、三河湾、三田尻湾、呉湾等内湾……

第75回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1975/02/25、33期、日本社会党)

○石野分科員 非常に短い時間でございますので、二つほどお聞きいたしたいと思います。一つは区画整理に関係する問題、一つは河川改修に関係しての問題でございます。  最初に、区画整理組合法の実施に当たりまして、実際にその場におる者にとってなかなかめんどうな問題というのは、もちろん組合法の施行地内におけるところの問題もさることながら、施行地と施行地でない地域との境界になっている所の処理の仕方。道路拡大なんというようなことになりましたときに、この施行地と施行地でない所の拡大のときの土地供出の分担の率の問題について、実際の指導をどのようにやっておられるか、まず先にお聞きしておきます。

第75回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1975/02/24、33期、日本社会党)

○石野分科員 労働大臣にお尋ねいたしますが、原子力発電所に働いております労働者のことでございます。あるいはまたその他放射線科で働く労働者の被曝線量の問題についてですが、本件については、予算委員会の中でもその点を指摘しましてお尋ねしておりますけれども、ACEが出しましたWASH―一三一一も示しているとおりですし、また日本の原子力発電所に働いている労働者もそのことを明確に示しております。そういう点で私は、放射線科で働いている労働者に対してその被曝線量を非常に少なくすることについての配慮が大事だと思っておりますが、最近特にまた原発の故障点検というのが数多く行われておりまして、その実情からも非常に問題……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1975/02/28、33期、日本社会党)

○石野分科員 大臣にお尋ねしますが、第一分科会でも質問したのですけれども、また本委員会のときにも質問しましたが、水産の問題で、特に海洋法の問題がやかましく論じられるし、あるいは領海の問題がやかましく論じられてくると、近海漁業に相当重点を置かなくてはいけなくなる。こういう観点から、この日本列島周辺の海底が大変に荒らされているという実情にかんがみて、この海底を全面的に調査をする。そのために、少なくとも十年ぐらいに及ぶところの長期にわたってのプロジェクトをつくって、その調査に基づいて、自然保護の立場から、海底を復活させる必要性があるのじゃないかということを私はお聞きしました。環境庁長官も、その点には……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1975/02/25、33期、日本社会党)

○石野分科員 アジアの平和外交にとって現在最も関心を持たれている点は、日中平和友好条約、あるいはまた日韓大陸だな協定、朝鮮の自主的平和統一の問題、日ソ間における北方領土問題とソ連が提唱しているアジア集団安全保障会議などがあります。非常に複合しているこれらの問題の間に処して、日本の外交をアジアにおいてどのように取り組んでいくか、これはきわめてむずかしい問題のように思われます。そこで私は、これらの諸問題について外務大臣として、たとえば日中平和友好条約とアジア集団安全保障会議というソ連の考え方の問題の取り組みだとか、あるいは日韓大陸だな問題との関係、そういうものをどういうふうにこなしていくかというこ……

第77回国会 予算委員会公聴会 第1号(1976/02/07、33期、日本社会党)

○石野委員 時間の関係がありますので、きわめて簡単に野尻公述人に一つ聞きます。  それは、ただいまもお話がありましたが、とにかくあなたのところでは五十四戸のうち五十一人が出かせぎに出ておって、あとまた三人出てくるということで、一戸で一人ずつ出る。それで出かせぎの場所での問題もさることながら、残された村の問題、そこでの問題が非常に重大。一つは過疎の問題があるのだと思いますけれども、こういうふうにして外へ出ているあなたにとりまして、そういうふうに全戸から出かせぎが出て、残ったのは奥さんと子供だけだ。こういうふうなときのいわゆるその郷里のあり方の問題、そういうふうなことで皆さんがよりよりいろいろ話し……

第77回国会 予算委員会公聴会 第2号(1976/02/09、33期、日本社会党)

○石野委員 公述人の皆さん大変御苦労さまです。時間がございませんので、私は山本公述人にだけお尋ねしたいと思います。  いま多賀谷委員からも御質問がありましたので、あと一つ二つお聞きしたいのですが、いろいろお述べになりましたことで島田療育園の方が非常に財政的に御苦労なさっていることがよくわかりました。  そこで、具体的に、たとえばことし何とか維持していこうとする場合に、皆さんの考え方でどのくらいの金が現実にあったらいいのだろうかというものを、わかりましたらお考えをちょっと聞かしていただきたいことが一つ。  それからいま一つ、職員の皆さんや看護婦の皆さんが施設児のごめんどうをいろいろ見ていらしてお……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1977/03/12、34期、日本社会党)

○石野分科員 大臣にお尋ねしますが、福田総理は近いうちにアメリカへ行かれる。そこで、カーター新政権の原子力政策というものが非常に日本の原子力行政にも影響があるということで、総理がカーター氏とお話をする段階では、原子力問題について非常に重要な決意を持って臨むやに聞き及んでおりますが、大臣は、総理との間で、どのような態度でアメリカに対応しようとして話し合いをしておられるか、この際、ひとつ明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 大臣の御意向はよくわかりますが、昨日で終わった第十回の日本原子力産業会議の会議の席上に参っておりましたギリンスキーやシャインマンさんたちは、そういうわが国の意向が……

第80回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1977/03/11、34期、日本社会党)

○石野分科員 大臣にお尋ねいたしますが、いま予算の説明等についての大臣のお話がございました。その中でもお話がありましたように、経済水域二百海里の問題は、いまわが国の漁業にとって非常に重大な問題である。大臣は先般、ソビエト政府との間にこの問題についていろいろな御交渉をなさってまいられました。また昨日の本委員会におきましても、特に二百海里水域問題について日ソの関係を特別な扱いをするんだというような御意向の御説明があったやに聞き及んでおりますが、この間の事情について、大臣のソ連政府との折衝、今日政府がとっておる考え方等について御説明いただきたいと思います。

第80回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1977/03/15、34期、日本社会党)

○石野分科員 大臣にお尋ねしますが、福田総理が今度アメリカへ行ってカーター大統領と話をする際、核外交が一番重要な課題になるやに聞き及んでおります。核の問題についてカーター大統領が一つの方針を出そうとしているようですし、また仄聞するところによると、アメリカの議会では、すでに大統領の政策が出ない前に規制に関する幾つかの法案を出したというようなことも聞いておりますが、その間の事情はどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 新聞などの報道あるいはニュースなどによりますと、大統領の政策は、まだいま大臣が言われるような状態で模索の段階であるようですけれども、アメリカの上下両院では、核の輸出の問題につ……

第84回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1978/03/03、34期、日本社会党)

○石野分科員 大臣にお尋ねいたしますが、産業公害が非常に多くなって、全国でこのことが非常に大きくなる、そして自然が破壊され、環境の面で非常に生活がしにくくなったりあるいは生産がしにくくなったりするという段階では、何よりも環境整備、自然保護ということが重大になってまいります。特に日本の現状を見ますると、環境整備、自然保護ということの必要性を痛感するわけです。  私は、きょうは主として海洋問題についてお聞きするわけでございますが、列島周辺の海、これは二百海里時代に入りますると、海洋水産物の生産という問題でかかわり合いが非常に多うございます。特に、産業公害による海水の汚染、それから生活廃棄物等による……

第84回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1978/03/02、34期、日本社会党)

○石野分科員 五十三年度予算で、二百海里内の漁業資源調査のために、五十二年度の約二・六倍に近い十五億円の予算を組んでいることに敬意を表しますが、この仕事の中身はどういうようなことをやられますか、まずお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 資源調査、いまお話しのようなことをどんどん進めていただく、これを非常に積極的にやってほしいと私は思いますが、先ほど草川先生からも同僚議員からも質問がありましたように、日本列島周辺の海洋は工業排水なり生活用水、油濁被害などで非常に汚染が進んでおります。さらに温排水によって漁場や魚族が大きな被害を受けております。これらのことに対する対策は、いまお話しの問題と当……

第84回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1978/03/03、34期、日本社会党)

○石野分科員 ソ連が二月二十三日に政府の機関紙イズベスチヤで発表した日ソ善隣協力条約案なるものは、外相が一月に訪ソした際、グロムイコ外相から手渡されて、外務省の金庫の中にしまい込んであるというものと同じものなんですか。
【次の発言】 それでは、これは外相がグロムイコ外相から手渡しされたものと同じものだというふうに考えてよろしいのですね。
【次の発言】 ソ連が日本政府の、特に外相の態度を承知の上でこの文章を発表した意味は、外交上の信頼関係を完全に無視していて、きわめて不遜なものと思いますが、外務大臣はどのようにお考えになりますか。
【次の発言】 そうしますと、このイズベスチヤで発表した条約案なる……

第87回国会 文教委員会逓信委員会連合審査会 第1号(1979/05/25、34期、日本社会党)【議会役職】

○石野委員長 次に、鈴木強君。
【次の発言】 鈴木委員から委員長に要望の件については、後刻理事会にお諮りしたいと思います。  この際、暫時休憩いたします。     午後零時四十三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  放送大学学園法案について質疑を続行いたします。久保等君。
【次の発言】 竹内勝彦君。
【次の発言】 次に、玉置一弥君。
【次の発言】 次に、藤原ひろ子君。
【次の発言】 ただいまの藤原委員からの御要望については、後ほど理事会で御相談いたします。  なお、久保委員からの御要望の件も同様に理事会にお諮りいたすことといたします。  次に、伊藤公介君。


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1980/03/05、35期、日本社会党)

○石野分科員 私は、過疎化の進んでいる地域での初等中等教育問題について、それからいま一つは放送大学法の問題をちょっと聞きたいと思います。  まず最初に、過疎化の進んでいる地域での学校統合の考え方でございますが、その基本的な考え方をどういうところに置いているかということをひとつ……。
【次の発言】 昔の町村合併からくる統合の問題と、今日の統合の問題は、過疎化ということが内容となって単位教育がなかなかできないということで統合が行われる場合があった。これは無理はないとは思うのですけれども、この場合にまたいろいろな矛盾が出てくるわけです。  そこでお聞きしたいのは、こういう過疎化が進んでいるところにお……


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ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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