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石井繁丸 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

石井繁丸[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


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このページでは石井繁丸衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。石井繁丸衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/10/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 司法委員会 第44号(1947/10/03、23期、日本社会党)

○石井委員 社会党の代表という意味ではありませんが、社会党の一部の意見を代表して、榊原さんの修正意見には反対を申し述べたいと思います。ただいま中村さんも言われました通り、榊原さんの修正意見は、公聴会その他においても賛否両論ほとんど互角でありまして、歸結を得ておらないというような関係上、この問題については結論を下し得ないという状況にあるのであります。しかしながら、結婚というものが、お互いの人格の尊重であり、そうしてお互いの合意の上に成立するというものである限りは、次第にその結婚生活から刑罰の干渉を取除いていく刑罰の拘束下におかないようになつていくというものが、理想ではなかろうかと思うのであります……

第1回国会 司法委員会 第53号(1947/11/07、23期、日本社会党)

○石井委員 第一條の罰則は刑法の讀職罪による罰則を適用するものと思いますが、第二條においては特別に罰則をきめておる。こういう相違はどういうわけですか。
【次の発言】 第二條でこの鐵道事業、電氣事業、ガス事業、それらについては、いろいろ託關係があろうと思いますが、刑法の規定によると、請託關係のある場合においては、刑が重くなつておる。第二條のような電氣事業、あるいはガス事業というようなものについては、請託關係が非常に發生するのであります。これについての科罰を重くするという規定が抜けておつて、さような點が防止できるかどうかをお伺いしたいのであります。

第1回国会 図書館運営委員会 第3号(1947/07/26、23期、日本社会党)

○石井委員 私はこの運營委員會の仕事は、まだいろいろと懇談的に運ぶ場面がたくさんありますので、本日の委員會を懇談會に移して、そしていろいろと懇談を願つて、事を運びたいと、思うのでございます。

第2回国会 司法委員会 第10号(1948/04/06、23期、日本社会党)

○石井委員 本法案によつて、昔からありました行政執行法が廃止せられるのでありますが、大体この法律においては、行政執行法の中の第五條を中心として法案が制定せられたのでありまして、その他の第一條、第二條、第三條、あるいは第四條、第七條、それらに該当する法案は、廃止せられることになるのでありますが、それら廃止せられる法案について、何らかいずれ立法その他によつて廃止に基くところのいろいろな影響の発生を防止することの措置が考慮されておるかどうか、お伺いしたいのであります。
【次の発言】 政府委員の説明によりまして、今回の行政執行法廃止、それに代つて行政代執行法を設けた趣旨がよく明瞭になつたのであります。……

第2回国会 司法委員会 第18号(1948/05/07、23期、日本社会党)

○石井委員 新聞紙上で見ますると、判事の一号給は二人というようなことが出ておつたのでありますが、その点についてお伺いいたします。
【次の発言】 大体号俸は、総数をその号級に割りまして、一号が何名、二号が何名と、こういうふうに出してきたのでありますか。ただいまのお話では、一号級は大体二人ぐらいにして、最高裁判所に了解を得よう、かように閣議でいろいろと話があつたということですが、大体さような点については、裁判所との了解がついているのでありましようか。
【次の発言】 これはこの法律と直接は関係がないのでありまして、法務廳の関係でありますが、大体法務廳の長官は、判事あるいは檢事から成つておるのでありま……

第2回国会 司法委員会 第21号(1948/05/27、23期、日本社会党)

○石井委員 社会党を代表いたしまして意見を申し上げます。  社会党といたしましては檢査官に俸給等に関する法律案は原案に賛成をいたし、裁判官の報酬等に関する法律案については修正案に賛成いたします。

第2回国会 司法委員会 第30号(1948/06/12、23期、日本社会党)

○石井委員 人身保護法につきましては、参議院の伊藤司法委員長より、前回詳細にわたつて提案理由並びに逐條に対する解釈を承りまして、その趣旨は大体了承したのでありますが、その根本の問題にわたり、またこれが運営の実際に当りまして、いろいろと発生すべき事件につきまして、お尋ねしたいと思うのであります。大体憲法で称しておる基本的人権の保護を、本法は目的としておるのでありますが、この人身保護法は、英法におきましてヘビアス・コーパスとして発達いたしまして、その歴史的根拠におきまして、いろいろと大きなる変遷を経ております。大きなる歴史的原因をもつておるのでありますが、わが國におきますこのヘビアス・コーパスとほ……

第2回国会 司法委員会 第38号(1948/06/22、23期、日本社会党)

○石井委員 改正刑事訴訟法によるところの審理の実情は、一体どういうふうに行われるであろうかという問題につきまして、質問を試みたいと思います。新刑事訴訟法によりますと、一応檢事が起訴状を出しまして、そうして起訴状の朗読によつて裁判が始まるのでありますが、実際問題としまして、起訴状の朗読をする、それから証拠調べにはいることになるのでありますが、ただちにその場所で証拠調べにはいれないいろいろな実情もありまして、証拠については、両方の意見を聽くことも多からうと思うのであります。簡單な事件にさようなことをやりますと、拘束されておる被告等につきましては、このために相当の時日を費すようなことができようと思う……

第2回国会 司法委員会 第40号(1948/06/24、23期、日本社会党)

○石井委員 これは法文の解釈上ちよつと誤解があると思いますので質問するのであります。第百五十條、第百五十一條でありますが、「召喚を受けた証人が正当な理由がなく出頭しないときは、決定で、五千円以下の過料に処し、且つ、出頭しないために生じた費用の賠償を命ずることができる。」百五十一條では「証人として召喚を受け正当な理由がなく出頭しない者は、五千円以下の罰金又は勾留に処する。」こういう規定があります。百五十條の方は裁判所が行う秩序罰、つまり檢事の起訴をまたずになす処分であろうと思うのであります。百五十一條は檢事の起訴をまつてなすところの罰金または拘留の処分であると思われるのでありますが、念のために伺……

第2回国会 司法委員会 第46号(1948/06/30、23期、日本社会党)

○石井委員 この法律案の修正案の中心をなすものは、特許局もしくは特許標準局の抗告審判官もしくは審判官たる特許局事務官もしくは特許標準局の事務官もしくは商工事務官、技術院の抗告審判官もしくは審判官たる技術院参技官、これらの人々にその在職期間を判事補あるいは判事としての在職期間を与える、これを認めるという点に盡きるのでありまして、これらの人々を判事または檢事たるの資格を有し、そうしてさような職務についた者については、他の者と同じくさようなる在職期間を認めてやるのが適当ではないか、かような点をもちまして修正案を提出した次第であります。その他の点は字句の点に止まるのでありまして、字句の羅列を少しく改正……

第2回国会 司法委員会 第48号(1948/07/02、23期、日本社会党)

○石井委員 第三條第二項には、十八歳以下とある。四十歳以下でも、府縣知事または兒童相談所長から、家庭裁判所に送致することがあり得る。しかるに第二十四條第一項第一号によれば、家庭裁判所は、十四歳に満たない少年については、これを兒童相談所に送致することとなつているが、これはどうか。
【次の発言】 十四歳未満のものでも、質の悪いものがあり、甘くしていて逃亡するような時があると思う。適当な処理ができるか。
【次の発言】 厚生省のその意見に対して法務廳の意見はどうか。

第2回国会 司法委員会 第49号(1948/07/03、23期、日本社会党)

○石井委員 前國会における刑法改正審議の際、本委員会において、姦通罪は男女とも罰すべからず、男女の関係は、道徳にまつものだという見地から、男女とも不罰に決定したのであります。その後の経過をみましても、法律の趣旨は普及し、互いの夫婦関係の結合、文化的な家庭の建設の行き方に向いつつある折、時代に逆行する請願は、本委員会において取りあげる必要はないと思うのであります。

第2回国会 司法委員会 第50号(1948/07/04、23期、日本社会党)

○石井委員 この法案がいわゆる民意の反映ということに中心を置きますならば、起訴すべしという議決が檢察審査会においてなされました場合に、やはり起訴すべきものと御規定なさるのが当然でないかと思われるのでありますが、それをおとりにならなかつた理由は、檢事正がそこまで踏み切ることは、やはり弊害があるとお考えになつたからでありましようか。
【次の発言】 「檢察審査査会は、審査の結果議決をしたときは、理由を附した議決書を作成し、その謄本を当該檢察官を指揮監督する檢事正及び檢察官適格審査委員会に送付し、且つ、その議決後七日間当該檢察審査会事務局の掲示場に議決の要旨を掲示しなければならない。」と四十六條で規定……

第2回国会 司法委員会 第51号(1948/07/05、23期、日本社会党)

○石井委員 本委員会に送付せられまして各陳情書は、最も妥当なものと見まして、本委員会においては、これを了承されんことを希望いたします。

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第47号(1948/06/29、23期、日本社会党)

○石井繁丸君 最近警察当局としましては不審尋問その他ができないので、警察官の職務能率が低下しておる、こういうことでは警察官の威信が崩れてくる、また國家の公安を維持することができない、かように心配して本法の法案をしたのだと考えておるのであります。その前提に立ちまして、今まで警察官がいろいろ法律の執行にあたつて非難を受けるということは、警察官が十分なる威信と責任をもつて法規を執行した場合には、國民から非難されるようなことはなかつたのではないかと考えるのであります。たとえば強盗犯人を逮捕した場合、その強盗に傷を負わせたということ、つまり警察官が勇氣と威嚴をもつて処置した場合、それに若干いき過ぎがあつ……

第2回国会 図書館運営委員会 第8号(1948/03/25、23期、日本社会党)

○石井委員 中井正一氏の副館長の問題について、参議院の方面では極力推薦しておる。これに対していろいろ衆議院の方においても資料を調査しまして考慮の余地があるのでなかろうか、かような研究の結果になつたのでありますが、日本この問題について衆議院の図書館運営委員会において副館長として不適任なものであると決議するという委員長のただいまの提案趣旨の説明でございます。御承知の通り國会図書館副館長は、第九條によつて「館長が両議院の議長の承認を得てこれを任免する。」かようなことになつているのでありまして、本來、運営委員会がこれにいろいろと発言することは、不穏当ではなかろうかと思うのであります。しかしこの委員会が……

第2回国会 図書館運営委員会 第9号(1948/03/27、23期、日本社会党)

○石井委員 ただいま連合審査会を開いてこの問題を討議しろという案が出たのは、まことに結構な御意見であります。ただいま法制部長の話で、法制局案は社会党から提案されて、それを法制部の方でいろいろと議院運営委員会に諮つて問題を進めておる、また審議を願つている、こういう話でありますが、実際にこれは社会党のわれわれの同志の方から発案せられた問題なのであります。ただその当時発案された根本的な動機というものは、議会というものが議員立法しなければならないというのに、議院においては立法機関をもつておらないので常に政府案の提出を待つて審議する、こういうふうなことになる。どうしてもわれわれ自体の立法機関をもたなけれ……

第2回国会 図書館運営委員会 第12号(1948/07/05、23期、日本社会党)

○石井委員 いろいろお話がありましたけれども、東洋文庫、靜嘉堂文庫にしましても、私有財産の関係上、経営が困難になつておる。これを散逸するということは國家のためにまことに惜しむべきである。殊にこの文庫が外國にもち出されるということになりますと、國家の損失は多大であるから、これを日本が保管をするようにしなければならぬ。かような点を心配されて前委員長の中村氏も御考慮くだざつておるということであります。その点衆議院の委員会においても参議院の委員会においても異議はなかつたと思います。しかし現在図書館の経費は限定されておるのでありまして、その経費で貴重なる文献をどういうふうにして管理していくが、これが館長……

第3回国会 法務委員会 第4号(1948/11/12、23期、日本社会党)

○石井委員 社会党としましては、この三法案につきましてはいろいろ質問する点もありますので、よく打合せて次会にやりたいということになつております。次会において質問いたしたいと思います。

第3回国会 法務委員会 第9号(1948/11/26、23期、日本社会党)

○石井委員 ただいま法務総裁から予算のことについてお話があつたが、それに関連して少しく御質問をしてみたいと思うのであります。大体新刑事訴訟法の趣旨に基いて、過日來彈劾裁判所におきまして、われわれ彈劾裁判員として裁判をやつたのでありまするが、大体裁判員は弁護士あるいは判事等をした者でありまして、相当経驗がある者でありますが、新刑事訴訟法の形に基いて審議いたしますると、旧刑事訴訟法と違いまして、非常に手間もかかりますし、またいろいろとやつかいな問題も出て参る。そういうふうな問題でありまして、新刑事訴訟法の施行は思つたよりも困難を伴うのではなかろうかと思われるのであります。かような重大な画期的な刑事……

第4回国会 災害地対策特別委員会 第1号(1948/12/02、23期、日本社会党)

○石井委員 動議を提出いたします。理事の数は八名とし、委員長において指名されんことを望みます。

第4回国会 災害地対策特別委員会 第5号(1948/12/13、23期、日本社会党)

○石井委員 いろいろと治山治水の問題で、要するに植林をしなければならないというような問題が出て來ておるのでありますが、戰時中農林省の苗圃関係はみなこれを掘り拂うようなことをして、ほとんど食糧増産というふうな形にしてしまつたのでありますが、これらに対して、植林しようとしても、急に苗が間に合わないというような関係になつております。これらについていろいろと対策ができておるかどうかという点をお伺いしたい。  それからもう一つの問題は、よく口を開くと、水害というものは開拓からだというふうな点が論じられるのでありますが、昨年赤城山あたりを見ますと、松林が根ごと拔けてくずれておる、それが一番大きな災害を及ぼ……

第4回国会 懲罰委員会 第1号(1948/12/12、23期、日本社会党)

○石井委員 その点に関連があるのでありますが、昨日の演説を見ますと、外崎議員は相当興奮して、演説がある意味におきましてはかなり脱線したような傾向もあつたのであります。ある意味におきましては議場の雰囲氣で本人がただいま申す通りふなれのためにいろいろしたかもしれない。しかしあの席上におきましては原稿を本人が持つて、それを退席のときに速記係に渡しておつたようでありますから、その原稿を取寄せて見ますと、本人の初めの趣旨と、演壇に登つてやらんとするところの趣旨等もよほど明瞭になろうと思いますから、ひとつそれを取寄せてもらいまして参考に調べてみることが必要と思いますから、さようとりはからつていただきたいと……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 考査特別委員会 第27号(1949/07/29、24期、日本社会党)

○石井委員 ただいま証人は、平の市民は今でもアカハタを買つている、しかも共産党がこわいから買つていると言うのですが、ただいまでもそのアカハタを共産党がこわいということで買つているわけですか。
【次の発言】 何かまだ共産党の暴力組織でもあつてこわいというのですか。
【次の発言】 何か平の町に相当共産党の者がおりますか。
【次の発言】 その状態を見て、またアカハタを押賣りみたいなかつこうをしておりますか。
【次の発言】 まだ市民は恐怖を逃れられない状態にある……。

第5回国会 考査特別委員会 第32号(1949/08/05、24期、日本社会党)

○石井委員 今神山君が証人の軍隊関係を非難するようなことを聞いたので、一言申します。私も伍長から召集されて長い間いたので、曹長一等級から准尉になろうというわけになつたのですが、大体証人は伍長勤務をやつて、それから長い間軍隊にいたので、長い間戰争生活をした関係で自然に准尉になつた、こういうわけですね。
【次の発言】 大体あのころ、もう幾年たつたら帰れるかわからないというので、若い人は現役を志願するというような傾向になつたのですね。
【次の発言】 それから今度急速に第二組合ができたというのは、共産党や全金属の指導する争議方針というものが、問題を解決するということには向わないで、争議を拡大する、激化……

第5回国会 考査特別委員会 第34号(1949/08/10、24期、日本社会党)

○石井委員 神山君が反対に立ち、石田君が留保したのでありますが、松井君並びに清野君の証言に対して偽証罪として告発するについて、私は一言申したいと思うのであります。御承知の通り、清野君は共産党のアカハタの記者である。そうして、あの事案全体は騒擾罪をもつて律せられている。アカハタという新聞は大体共産党の機関紙とし、その新聞の記者は最も活發な党として動いている。そこで本人が証言に立つときにおきましては、事案全体が騒擾罪というものに問われているときにおいて、アカハタの記者として活動したということは、騒擾罪の被疑者の一人と相なるべき一つ運命に置かれたような立場に立つている。そこで、本人が証言するときにお……

第5回国会 懲罰委員会 第3号(1949/04/20、24期、日本社会党)

○石井委員 ごの懲罰事案の一番中心点になるのは、林百郎君が入江衆議院法制局長の四月十六日の議院運営委員会におけるところの應答を歪曲をして本会議に援用したかどうか、このことが中心になろうと思うのであります。椎熊委員に言わせますると、非常に入江衆議院法制局長の應答を歪曲をしておる。林君は、ただその上に言辞の不足があつたので、決してそういう意思はなかつた。こういうふうに言われるのであります。そこで本日椎熊並びに林両代議士の意見を聞いたのでありますが、なおこれについては、十九日における椎熊代議士の懲罰の動議一切、並びに林君の一身上の弁明を詳細に聞かれておりますから、それの速記録をひとつ取寄せてもらいた……

第5回国会 懲罰委員会 第5号(1949/05/21、24期、日本社会党)

○石井委員 今まで民自党の方や、また共産党の方から質疑がありまして、二つの政党の間にたいへん社会観を異にしたような点があつたのですが、質疑を通じてその点明瞭になつたことを喜びに思うのであります。民自党の方は、共産党は暴力革命をする政党である、そうして常に暴力を使うことを辞せない、こういうふうにお考えのようであつたのでありますが、佐々木委員の質問等を中心として、立花君の答弁等によりまして、共産党は暴力を否定する、民主的に問題を運ぶ政党であつて、暴力を尊重するものでない、かような点が明瞭になつたことは喜びとするところであります。これに関連しまして、共産党の方でも、民自党や何かに対していろいろと誤つ……

第5回国会 懲罰委員会 第7号(1949/05/24、24期、日本社会党)

○石井委員 時間の関係から要点を申し上げたいと思います。大体私は泉山三六君の懲罰及び外崎君の懲罰、林君の懲罰等に常に参加しておるのであります。大体これらの事情におきまして、本人の言うことだけを聞いて最後の結論を見出したことはないのであります。大体裁判というものは、本人が自白いたしても、やはり傍系の証拠というものを調べて、納得行くところで判定を下さないと、いかに本人が陳述しましても、本人の陳述だけに頼るということは間違いを來すのであります。特にあの議場におきまして目撃をしておつたという点から、もう事理明白として論断を下そうといたしておりますが、あの議場にいないところの懲罰委員もありますので、事実……

第5回国会 農林委員会 第19号(1949/05/11、24期、日本社会党)

○石井委員 農地調整法の質問に入るに先だちまして、過日極東委員会におきましても、日本の町農地改革を今までの線によつて進める、かようにマツカーサー司令部に勧告するように申しておるのであります。これに対しまして、民自党の政策等におきましては、今までのものは行き過ぎている、今後におきましては、農地におきましても、耕作地積を内地におきましても、五町歩くらいを認めるようにしたい、かような政策等が出ておるのでありまして、かような考え方並びに極東委員会の考え方等が日本の政策に現われて來る、かようなことがありますと、いろいろとその間に農民に不安を與えたり、あるいは動揺を與えたりしまして、不必要な混乱を農村に惹……

第5回国会 農林委員会 第20号(1949/05/12、24期、日本社会党)

○石井(繁)委員 ただいま竹村委員が言いました水害予防組合ですが、これは非常に建設委員会の方で問題になつておるのでありますが、もしこれが通過しないというと、この法律がへんぱなものになろうと思うのであります。片方における法案の通過を見ない前に、こちらがいち早く通過をさせてしまつて、片方でそれを修正等されるようなことになりますと、たいへん困ることになるのですが、その点についてはいかがお考えですか、お伺いしたいと思います。

第5回国会 農林委員会 第27号(1949/05/20、24期、日本社会党)

○石井委員 農業資産相続特例法案につきまして日本社会党を代表して討論をいたすものであります。この法律は農林省としましては、民法の均等相続のもとにおいて農村の資産が分割され、農業経営がばらばらになり、どうして農業経営を維持して行くかというところを非常に心配されて法律を立案されたのでありまして、この意図するところにつきましては、いろいろとわれわれとしてもこの点をくみとらないわけではないのであります。しかしながら今の憲法は、御承知の通り、日本の封建性を打破する長子相続制を打破するという大きな論点に立ちまして、憲法制定をしたのであります。しかるにこの均等相続制が農村にどういう影響を與えたか、農業の細分……

第5回国会 農林委員会 第39号(1949/07/29、24期、日本社会党)

○石井委員 ちよつと簡單に一言お聞きしますが、前に補正の点や超過供出の点等詳しく質問があつたのでありまするから、ほんとうに要点だけを御質問申し上げます。大体補正があつて還元配給があり、あるいはその他いろいろな問題が起るのでありますが、根本問題としては、二十四年度におけるところの大小麦の事前割当量、あるいは米の事前割当量、これは大体平年作における日本の作柄としては飽和点に到達しておる、こう思うのでありますが、政府としましては、現在の事前割当量というものは、ある意味において國際的農業技術におけるところの平年作の飽和点にも達しておる。こうお考えであるのか。それとも今後いろいろなことによつてますます増……

第5回国会 農林委員会 第51号(1949/10/22、24期、日本社会党)

○石井委員 ただいま松浦委員から、本日農林省発表の作況に対しまして、いろいろと質問があつたのでありますが、これについて社会党を代表して、農林当局に質問を試みたいのであります。  今度の作況によりますと、ただいま質問にあつたごとく、六千五百五十四万石、戰後最高の豊作である、こういうように言われておるのであります。ただいま松浦委員も言われた通りに、東北方面の米作の中心地であるところは、稻を刈り取つてみると、非常に鎌入れ不足で顔色を青くした、こういうような実情である、こう申しておるのであります。大体最近作況が、非常に秋落ちをする傾向があるので、かような実情に対して、政府においては、今後補正その他を要……

第6回国会 農林委員会 第8号(1949/11/21、24期、日本社会党)

○石井委員 今まで何か不正摘発の仕事は、何らその証言が根拠がないように言われておるのですが、その不正摘発委員会で日本シルクの摘発をやつたりして、いろいろ実際的な仕事をやつておるわけでありますが、今までに何か不正摘発を具体的にやつた事実があるのですか。
【次の発言】 あれが刑事事件になつたのは、その不正摘発委員会で摘発したに基いて、検挙になつておるのですか。
【次の発言】 そのほかにも何か具体的なことをやつたことがありますか。
【次の発言】 そうすると不正摘発委員会は、日本シルクの方と栃木県の鶏頂山の問題、こういうような具体的な摘発を今までにやつておつたので、相当に根拠ある活動をしておつて、空気……

第6回国会 農林委員会 第10号(1949/11/24、24期、日本社会党)

○石井委員 資料提出の河野委員の要求に関連してお願いいたします。小麦、大麦、米の価格とそれを国内に輸入された場合において、三百六十円レートで仕切つたときにおいて、横浜渡しが幾らになるか、それから内地において販売するときの価格と、それに対する補給金の関係、これをあわせて御提出願いたいと思います。

第6回国会 農林委員会 第12号(1949/11/26、24期、日本社会党)

○石井委員 関連質問をいたします。現在かんしよ、ばれいしよの作付対象となつている耕作地は、かんしよ、ばれいしよが主食からはずされたときに、米麦等の主食の作付対象の耕地とするかどうか、こういう問題について農相の御意見を伺います。

第6回国会 農林委員会 第13号(1949/11/28、24期、日本社会党)

○石井委員 この食確法が前国会におきまして提案せられたときに、一番冒頭に質問をいたしたのであります。その当時民自党は二百七十名の多数をとりまして、国際的食糧事情の大変転期に際して、そして日本が非常に狭少な農耕地において、多数の農民を擁しておる。こういうような立場におきまして、ひとつ大きな農業政策が打立てられなければならないと思う、そういうふうに大臣に質問をいたしだのであります。各国の情勢を見ましても、御承知の通り、ロシヤにおいては、スターリンが農業につきましては、自然改良というような大きな問題を提案いたして、オビ、イエニセイ等の川を裏海の方に流そうとしておる。そうして中央アジアを大開拓する。あ……

第6回国会 農林委員会 第16号(1949/12/02、24期、日本社会党)

○石井委員 油糧配給公団法の一部を改正する法律案、肥料配給公団令の一部を改正する法律案、この問題について、社会党を代表して反対の討論を行います。  第一点としまして、この公団法の一部改正法律案の提案の仕方は、まことに不誠意と言わなければならないのであります。大体この油糧配給公団の増資及び肥料配給公団の増資の問題は、もう予算の関係上法令を改正しなければならねということは、一箇月以上も前からわかつておつた。ところが昨日の公報にも載つておらないのに、きよう来ましたらば突如として謄写刷りで提案をされたようなわけなんです。しかもその提案理由の説明には、「油糧配給公団の基本金を増額する必要がある。これがこ……

第7回国会 農林委員会 第19号(1950/03/25、24期、日本社会党)

○石井委員 ただいま農林大臣から、民自党といたしましても、また吉田内閣としましても、農村に対しましてはいろいろと楽にする、従来税金問題等につきましては、いろいろと深甚の注意を拂つて、その点農村の負担を軽くしたい、こういうことを聞きまして、われわれとしてはせつかくその努力を祈つているのであります。二十三年度の農村の所得税を見ますと、三百七十億というものが目標であり、二十四年度は四百九十億円、こういう線になつて来ているのであります。ところが、二十四年度の所得税を見ますと、農村におきましては、その中においてかんしよの超過供出があり、あるいは麦の超過供出等がありまして、農村の所得が非常にふえておつて、……

第7回国会 農林委員会 第22号(1950/03/31、24期、日本社会党)

○石井委員 ただいま牧野法が上程せられまして、政府としては畜産行政を有力に進めるという見地から、この牧野法の提案をした、こういうような建前をとつておるのでありますが、日本において畜産行政が振興されるということは、非常に重大なことであります。蛋白資源等において非常に不足しておる今日、畜産の振興ということは非常に重大なのでありますから、今までの畜産というのは、ただいま質問もありましたが、大体日本における畜産と申しますと、軍馬を中心とした畜産行政というような建前をとつておつたのであります。これが大きく転換せられまして、軍馬時代から酪農。あるいは耕畜馬にしましても、今までの競争馬というよりは、実際農村……

第7回国会 農林委員会 第25号(1950/04/07、24期、日本社会党)

○石井委員 自作農創設特別措置法その他の農地関係のことについて、主税局長においでを願つて大蔵当局の意見を聞く理由は、せつかく農地の開放を受けましても、税金関係によつて農地が非常に失われるというような関係になるので、農民が農地を維持して行くということについては、非常に税金と関係があるのであります。先ほど農林大臣は、農業協同組合等の経営がずさんであるから、非常に窮境に陥つたというようなことを言われますけれども、今度の重大なる課税が一挙に来たというような関係から、非常に農協等も下況に陷つた。その関係上二、三の点について、農村課税の点をお尋ねいたしたいと思うのであります。  昨日の、新聞によつて見ます……

第7回国会 農林委員会 第31号(1950/04/19、24期、日本社会党)

○石井委員 今度の改正法案につきまして、この法案が今後農村におけるところの土地の零細化、あるいは農業経営をどう維持するか、こういうような問題に関連しまして、非常に幅を広く、農政全般から質問いたしたいのでありますが、本日は農林大臣も出席ありません関係上、法案の内容につきまして若干御質問いたしまして、農政全般につきましての立場からは、後日農林大臣より承りたいと考えております。  それで本法案の内容につきまして、二、三の点について農地局長並びに関係官の方から御答弁を願いたいと思います。  自作農創設特別措置法によりますと、二十五年の二月十一日以後に該当するものは買収しない、こういうような立場になつて……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第6号(1950/09/07、24期、日本社会党)

○石井委員 今度の災害は京阪神中心に起りましたが、こういうふうに政治経済の中心地に起りますと、とかくその近郊というものは閑却されるようなことになります。特に今度は農村方面の被害は新聞等にも比較的扱われないで、工場建物等が多いのでありますが、農村方面の被害についての対策はどうなつているか、お伺いしたいと思います。  なお京阪神方面を中心として起つたので、災害対策も京阪神を中心としての委員会をつくるというふうに慰設委員長からのお話があつたようでありますが、石川県等はただいまの建設大臣のお話だと非常に大きな損害であつて、特に水稻方面の被害等も多く、また一昨年の福井震災のあとで建物がバラック建が多いと……

第8回国会 農林委員会 第3号(1950/07/19、24期、日本社会党)

○石井委員 今までにいろいろと各委員が大きいこと小さいことを質問いたし、農林大臣の御意見を伺いまして、横川農政の全貌が現われて質問の余地はないのでありますが、時間の関係上一、二点だけ大ざつぱに質問いたしたいと思うのであります。  これは日本の農村の今後の大きな問題となるのですが、ただいま農林大臣も申された通り、アメリカから乳製品を日本の価格の半分くらいで入れたいという問題が起つて来ておる。また一面においては、海外から来る食糧は非常に割高で、価格差補給金を出しておる。こんな観点からも非常に論じられているのであります。補給金を出すうちはよいのでありますが、大体今後の傾向としては、アメリカその他の力……

第9回国会 法務委員会 第6号(1950/12/05、24期、日本社会党)

○石井委員 いろいろと詳細な質疑がありましたので、簡單に二、三点質問をしたいと思います。裁判所法の一部の改正につきまして、訴訟中特に民事訴訟の場合において、三万円までの訴訟物価額は簡易裁判所がやるということにつきましては、力が足らないので問題が起るわけですが、こういうふうな議論が再三にわたつて出たようでありますが、この点についてひとつ裁判所側の御所見を伺いたいと思うのであります。たとえて申しますと土地の返還の訴訟等でありますが、現在訴訟物価額をきめるときに、大体賃料をもつてきめる、こういうことになつておる。ところが現在の農地調整とか、あるいは自作農創設特別措置法とか、こういう法律におきましては……

第9回国会 法務委員会 第8号(1950/12/07、24期、日本社会党)

○石井委員 せつかくの努力で法案が大体われわれの期待通りにできた関係で、ごく簡単に一、二の点をただしておきたいと思います。  第一点は法務総裁に御質問並びに御警告というような形になるのでありますが、この裁判官の報酬等に関する法律ができましてから、一般の賃金ベースが改訂になるときにおきましては、いつも裁判所側並びに内閣が特に大蔵省側とトラブルが起りまして、法務委員会あるいは各方面等といろいろと折衝して最後にまとめあげるというような形が現われるのであります。今後におきましてはこの検察官に対しましても、裁判官の報酬をスライド・アップするときにおきましては、一応の基本の法律ができておるのでありますから……

第12回国会 農林委員会 第10号(1951/11/15、24期、日本社会党)

○石井委員 昨日養蚕方面につきましては、斯界の権威者である八木委員並びに小林委員並びに製糸関係を多年やつておる小淵委員の三人のエキスパートから詳細な質問があり、また蚕糸局長から、これに対して蘊蓄を傾けた答弁がありましたので、私といたしましては、要点につきまして二、三質問をしたいと思うわけであります。  戦後の蚕糸局におきましては滞貨処理に没頭されまして、どちらかというと、戦前日本の花形であつた蚕糸局が残務整理に没頭するというふうな立場に立ちまして、非常に苦境に立つたわけであります。つまり蚕糸局の立場が非常に困難な立場にあつたということは、日本の養蚕業が非常に苦境な立場にあつた反映であろうと思う……

第12回国会 農林委員会 第11号(1951/11/16、24期、日本社会党)

○石井委員 石黒さんにお尋ねします。非常に思惑的高値が高騰したときについては、ちよつと措置がない、この法案では制し切れないと考えます。さしあたり今は物価統制令があるわけです。この物価統制令等をやはり存置しておいて、異常暴騰や何かのときには措置をとるというようなことは望ましいかどうか。さようなものがなければ、また何らかほかの措置を講ずる必要があるのではないか。こういう点について御意見を承りたいと思います。
【次の発言】 高田さんと川口さんに伺いたいと思います。高田さんは値幅は狭い方がいい、川口さんはできるだけ広い方がいいというのですが、どのくらいの値幅が高田さんとしては望ましいか、川口さんとして……

第12回国会 農林委員会 第12号(1951/11/17、24期、日本社会党)

○石井委員 日本社会党を代表して本法案に賛成の意見を申し上げます。  本法案については自由党も民主党も賛成をいたしておるのであります。本法案の構想が妥当であるということにつきましては、ほとんど異論がなかろうかと思うのであります。社会党として日本の今後の蚕糸問題を考えると、現在ある意味におきましては売手市場という傾向が現われておりますが、将来においては相当に買手市場になるような場面が展開するのではなかろうかと考えております。農産物の増産ということにつきまして農林当局もいろいろと施策を講じたようであります。たとえば主穀について千二百万石増産するとか、何とかいろいろ申しますが、ほとんどから念仏に終り……

第12回国会 法務委員会 第7号(1951/10/27、24期、日本社会党)

○石井委員 大島さん伺います。われわれ立法をいたしまして実際に実行してみると、立法したときからかわつたような実情が出るのであります。先ほど大島さんから、この手続を実施されるとやはり非常に手続期間が長引いて、その間煩雑なことが生じてなかなか目的が達せられない、こういう御意見が出ましたが、大島さんが実際この法律で会社更生問題を扱つた場合において、今まで破産事件や何かにあつたようなちよつとしたもつれがあつたときには、どれくらい期間がかかるとお思いになりますか、過去の経験等に徴して御意見を承りたい。
【次の発言】 難波さんに金融方面のことで伺いたいのでありますが、実際問題としてこの会社更生法でねらつて……

第12回国会 法務委員会 第11号(1951/11/09、24期、日本社会党)

○石井委員 日本社会党を代表いたしまして討論をいたします。  この法律はアメリカにおいて非常に成功を牧めたという会社更生手続に範をとつて、ひとつ日本においてもいろいろと財界の変動等を振り返つたときに、会社がいろいろと手を盡せば更正ができるのに、その手の盡し方が足りなかつたために破産をせしめる、あるいは解散せしむるということを防止するというのを、日本の財界あるいは事業界に導入したわけでありまして、その趣旨としましてはまことに当を得たものと考えるのであります。問題はアメリカにおいて非常に成功を牧めたその制度が、日本においても成功が攻められるかどうかという点でありますが、この点につきましてはただいま……

第13回国会 水産委員会 第37号(1952/05/20、24期、日本社会党)【政府役職】

○石井説明員 まぐろカン詰や水産物の輸出は、御案内のごとく全部が国産品でございますので、いわゆる外貨のかせぎ率が最もよろしいわけでありまして、たとえば綿花等を輸入いたしまして、わずか二〇%、三〇%程度の加工費その他をかせぐと違いまして、全額が外貨収入と相なる。従いまして、まぐろカン詰等の約一千万ドルに上りまする輸出は、綿製品の五千万ドル見当につつかうわけでございます。従いまして通商省といたしましては、これらの輸出を大いに伸張させるという見地から、種々の対策を講じておるのでございますが、油づけカン詰の輸出がやや伸びますると、関税が上つて参る。そこで塩づけが昨年約七十万箱出ておるのであります。従来……

第13回国会 懲罰委員会 第14号(1952/06/18、24期、日本社会党)

○石井委員 私は、ただいまの田淵君の動議に反対、梨木君の動議に賛成するものであります。以下簡単にその理由を申し上げたい。  御承知の通り講和條約が発効いたしまして、占領軍の制約が解かれた後において、国民の常識あるだれもが考えるのは、講和によつて制約が解かれたので、共産党はその兇暴性を大いに発揮して、国内のいろいろなる撹乱工作をやるだろう。これに対しまして、一方日本の保守的勢力は、この共産党の凶暴的行動にこれを奇貨おくべしとなしまして、そうして日本の持つたところのフアツシヨ的傾向の擡頭するというふうなことを案じておる。つまり国民の常識ある者は、講和條約発効、独立を契機としまして、日本における左右……

第13回国会 農林委員会 第5号(1952/02/01、24期、日本社会党)

○石井委員 匿名供出のときにおける税金の問題についてお聞きしたいと思います。これはいつも匿名供出の場合におきましては、それによつて税金を免除する、そういうふうにいろいろと今までにも幾度か指導して来たようでありますが、実際の問題になつて来る日と、池田大蔵大臣も言つておる通り、所得あるところ課税ありというのは課税の鉄則である。こういうようなわけになりまして、税務署におきましても、自分たちの税金の集まり方が悪いと、結局徴税面で無理して行くというのが今までの実情であつたと思うのであります。そこで今回の場合におきましても、廣川農林大臣と池田大蔵大臣が閣議の席上でお互いに納得し合つたというようなかつこうが……

第13回国会 農林委員会 第13号(1952/03/13、24期、日本社会党)

○石井委員 農業倉庫の充実のことにつきましては、自画党といたしましても、麦の統制撤廃あるいは米の統制撤廃という問題にからんで、倉庫の充実をしなければならぬという建前から、去年の二億円から十二億円の予算を組む、こういうことになつたのだと思いますがこの倉庫の充実という根本の方針は、何か統制撤廃ということとにらみ合いになつておるのかどうか。その点についての一応政府の所見をお聞きしたいのです。
【次の発言】 いろいろの問題に関連して、とにかく倉庫の充実が必要であるというのでありますが、これはごもつともであります。そこで政府の方におきまして年間営業倉庫を加えて三百万石の収容不足がある、こういうようなわけ……

第13回国会 農林委員会 第28号(1952/04/25、24期、日本社会党)

○石井委員 この問題はもはや三日にわたりましていろいろと各方面から質問がされ、いろいろな幅においての答弁もされまして、大体委曲を盡しておるような形であります。この関係で、私としましてはごく二、三の点にわたりましてお尋ねをしたいと思うのであります。  御承知の通り、自由党では昭和二十四年の年に、当時現農林大臣の廣川さんが幹事長でありまして、米麦の統制撤廃という旗差物で、農民を大いにつりまして奇勝を博したのであります。爾来何とかして統制撤廃をして、公約の一端でも果したいという気持は、これはごもつともであろうと思うのであります。幸いにして麦におきましては、配給辞退が相当ふえておる、並びにやみ価格と公……

第13回国会 農林委員会 第30号(1952/04/30、24期、日本社会党)

○石井委員 食糧管理法の一部を改正する法律案並びにその修正案に対しまして、社会党を代表いたしまして反対討論をいたします。  自由党におきましては、昭和二十四年米麦の統制撤廃という、その当時としてはできないところの政策を掲げまして、人心の虚に乗じまして奇勝を博したのであります。その後におきましても、何らかこれを糊塗しようということを中心としまして、昨年の秋における米麦の統制撤廃であるとか、あるいは供出役の一部販売等を申して来たのでありますが、その根拠は、遠藤委員は非常に確実な根拠のように申しますが、何ら根拠なく、単に政策の具に供したというにすぎなかつたのであります。今回麦の統制撤廃ということを申……

第13回国会 農林委員会 第34号(1952/05/15、24期、日本社会党)

○石井委員 日本社会党を代表いたしまして、本法案に対して反対の意見を申し述べるものであります。  競馬にいたしましてもあるいは競輪にいたしましても、どちらにいたしましても、農村等におきまして競馬に行つたりあるいは競輪に行つたりするものは、まじめな農民にはほとんど少いのであります。しかるに最近競輪、競馬あるいはパチンコ等が来まして、まじめな農民を次第にそういうふうに引込みまして、農業を放擲するというような傾向が現われており、これはわれわれ農村における者としましては、非常に憂慮にたえないわけであります。競輪等につきましても、その弊害が非常に多いのであります。一部競輪廃止の論が婦人等を中心とし、特に……

第13回国会 農林委員会 第41号(1952/06/06、24期、日本社会党)

○石井委員 この問題は非常に重要か問題でありまして、まだ大臣に対しましても一般的な質問がないので紡りますが、 大臣の出席はありますか、その点一応承つておきたいと思います。
【次の発言】 委員長は、この法案の審議に対して、大臣ができるだけ出席するように手配してもらいたいのですが、その点いかがですか。
【次の発言】 それではあとで大臣が来るときまで大臣に対する質問を保留いたしまして、局長に対する質問、また政務次官もおりまするから、政務次官にも質問したいと思います。  御承知の通り、農地調整法ができるときもなかなかやつかいで、昔は小作調停その他で糊塗いたしておつたのであります。戰争になりましてから、……

第13回国会 農林委員会 第45号(1952/06/12、24期、日本社会党)

○石井委員 最高裁判所に、この法案の実施にあたりましていろいろと関係があるので、その方面につきまして二、三御質問したいと思うのであります。  御承知の通り、昔は小作問題と言いますと、裁判所におきましても非常に大きな問題でありまして、新潟とか秋田とか、こういう小作問題の多い県におきましては、小作担任の判事、こういう方々がありまして、県の小作官と連繋をとつて処置をいたしたのでありますが、終戦後におきましては農地開放がありまして、大体昔の小作問題というふうな形は消えて、非常に小作争議というふうな形はなくなつたのでありますが、しかしながらやはり小作調停関係の事件を相当に取扱われているようでありますが、……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 経済安定委員会 第18号(1953/03/09、25期、日本社会党(右))

○石井(繁)委員 関連して。ただいま綱島委員が申されたのは、要するに中小企業等に対する金融問題について非常に高金利が行われておるという御意見であつたのであります。水田長官はそれに対して資本が乏しいから金利は下らない、こういうことを大体銀行金融その他を中心として述べられた。綱島委員は中小企業金融に対する高金利を中心として述べられたと思うのです。非常にその点が食い違つておるのでありますが、御承知の通り資本が乏しいとかあるいは日本におけるところの資金が乏しいから高金利になるというようなことは一つの考え方でありますが、しかしながら保全協会であるとかあるいは何々殖産とかいうふうな方面に非常な多額の資金が……

第15回国会 予算委員会 第9号(1952/12/06、25期、日本社会党(右))

○石井(繁)委員 ただいま末高先生が、社会保障制度の面におきまして、補正予算が非常に物足りないところがある、こういうふうな意見を述べられたのであります。ここで実際問題となりまして、今度少し頭を出したのが、老齢軍人に対して年末に少し手当をやろう、こういうふうな問題が出て来ておるのであります。おそらく軍人恩給に対しまして、いろいろと各方面から、あるいは国会に対する請願、陳情、こういうふうな線が出て参りまして、相当にこれが予算に盛られるようになるのではないか、こういうふうにいわれておるのであります。ところが御承知の通り、世間一般の非難は、軍人は敗戦の責任があるから、こういう者に対して軍人恩給というこ……

第15回国会 予算委員会 第11号(1952/12/09、25期、日本社会党(右))

○石井(繁)委員 地方財政問題それから肥料の価格並びに生糸の輸出関係等を所管大臣にお尋ねしたいのであります。初めにごく簡単に緒方副総理並びに法務大臣に、民主政治の基本問題でありますから、一言お尋ねいたしておきたいのであります。  御承知の通り、今回自由党としましても、講和会議成立後の初めての総選挙にあたりまして、公明民主選挙という建前で臨んだのでありますが、選挙の結果を見ますと、非常に違反が多くて、起訴人員が四千二百三十八名というような状態で、自由党におきましては二千百四十一、改進党が八百、無所属は非常に多くて九百七十五、こういうような違反を出しました。(「社会党は言わないじやないか」と呼ぶ者……

第15回国会 予算委員会 第14号(1952/12/16、25期、日本社会党(右))

○石井(繁)委員 日本社会党を代表しまして、政府提出の予算補正三案に対しまして、反対をいたすものであります。  ただいま中曽根委員あるいはまた岡本委員も、いろいろと日本の将来の財政経済の問題につきまして心配をされまして、おのおのの立場から賛成、反対の討論をいたされたのでありますが、われわれが政府提出の予算案を見まして一番心配する点は、やはりその問題なのであります。御承知の通り、日本が独立をいたしたあとにおきまして、日本の財政経済あるいは外交等をいかなる方針において指導いたして行くか、これは国民の非常に関心を持つておる問題であります。しかるに政府が今回提出をいたしたところの予算案を見ますと、何ら……

第15回国会 予算委員会 第24号(1953/02/17、25期、日本社会党(右))

○石井(繁)委員 いろいろと保安隊の性格、再軍備の問題等につきまして議論がむし返されました。ただいま小島委員もいろいろとその点につきまして申されましたが、国民も何となく見当がつかないというような間に、保安隊につきましては戦車ができる、あるいは百六十六ミリのカノン砲ができるとか、こんなような事態が進んでおるのであります。その間におきまして、また今度政府においては、警察法の根本的改正をするというような形になりましたので、いよいよ国民としましても、国内の治安の問題、あるいはまた再軍備の問題、あるいは警察の今後のあり方の問題、かような点について心配をいたしたり、あるいはまた危惧の念を持つのではないかと……

第15回国会 予算委員会 第31号(1953/02/28、25期、日本社会党(右))

○石井(繁)委員 官房長官に伺いたい。ただいま審議会においては権威者をメンバーに加えて、そして結論を出したのである、こう言われるのでありますが、その審議会に加わつた権威者というのはどんな人でありますか承つておきたいと思います。
【次の発言】 それではお尋ねしますが、有力者を加えたというのでありますから、この問題は非常に重大な問題であるので、その中に応召になつた一般の兵隊あるいは応召から下士官あたりでやめてしまつた兵隊、これらの一番利害関係のある人を加えてあるかどうか、お尋ねしておきます。
【次の発言】 実にその点不届き千万でありまして、御承知の通り、恩給のとれるような人ばかりを入れている、将校……

第15回国会 予算委員会 第32号(1953/03/01、25期、日本社会党(右))

○石井(繁)委員 日本社会党を代表し、ただいま上程されました昭和二十八年度予算組みかえに対する動議につき、以下その理由並びに財源関係につき説明を申し上げたいと思います。  わが党は民主社会主義の理念のもとに、民主主義の徹底と、そうして保守反動的傾向を抑圧し、長期計画経済を樹立いたしまして、真に国民生活の安定と向上を願い、国民生活の安定と向上、民主主義の徹底によつて真に世界の平和に貢献いたしたい、こう考えておるのであります。かような見地におきまして、本予算案につきまして検討を加えましたが、政府のあり方におきましては、防衛費あるいは不要不急の経費を計上いたしまして、そうして防衛の力によつて平和を、……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 司法委員会公聴会 第1号(1947/08/20、23期、日本社会党)

○石井委員 穂積先生と中島先生にちよつとお伺いいたしておきたいと思います。それは農業資産相續特例法案に關する問題であります。これによりますと、指定相續人の中からだれを相續人にするかは、被相續人、つまり父が自由にできることになつております。何らそれに對して社會的な拘束あるいは社會的なる判斷というものをもたないで、ほんとうにこの規定からしますると、被相續人が自由に自分の好きな者をするというような規定になつておりますが、この點について、かように被相續人の自由意思に任しておいてよろしいか。ある點までは社會的ないろいろな、たとえばその村におけるいろいろな機關の意見によつてこれを拘束させた方がいいかどうか……

第1回国会 司法委員会公聴会 第2号(1947/08/21、23期、日本社会党)

○石井委員 長野縣の禰津さん佐藤さんは二人とも農業關係の方でありますが、今度家の廢止、特に家督相續の廢止によつて農業資産が細分化されるという御議論でありますが、農業資産に對しては相續の特例法が出て、その點については防止する考えが十分練つてありまして、現に法案が出ております、その邊御存じだつたのですか。
【次の発言】 その點佐藤さんや禰津さんが、農村の財産が非常に細分化され、またただいま申されたように相續分の中から弟や何かにわけるようになつて、農業經營ができなくなる、かような點についての御心配から、家督相續の廢止ということについて反對であるという御意見が出たのだとすると、その點については農業資産……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 農林委員会法務委員会連合審査会 第1号(1949/05/14、24期、日本社会党)

○石井委員 ただいま上村委員が、法律的な立場に立ちましていろいろ質問されたのでありますから、私は、農村におけるこういう相続の形が、実際において政府の意図しておるような形になるか、あるいはまた逆の結果になるのではないか。そういう農村の実情に即した立場からお尋ねをし、農林行政、あるいは日本における均分相続体系にも関係して参りますような、重大な点については農林大臣並びに法務総裁等の御答弁もお願いしたいと思つております。  大体民法において、相続の問題は均分相続になつたのでありますが、今度農村についてはこの特例法が出たのであります。これは農地だけでなく、今度は個人の営業の方においても、おそらく今後特例……

第10回国会 皇太后陛下崩御につき弔詞起草委員の会 第1号(1951/05/19、24期、日本社会党)

○石井委員 女の方ですから、やさしい方がいいかもしれません。

第10回国会 法務委員会公聴会 第1号(1951/05/24、24期、日本社会党)

○石井委員 ただいま末弘さんから、英米では弁護士の長老が裁判官をやるので、侮辱の問題が起きてもそれほど角立たない、また侮辱罪なんかを適用することはほとんどない、こう申されたのでありますが、私らも共産党の事件にいろいろと関連して考えさせられることは、昔でもやはり共産党事件のときには相当法廷が荒れたのであります。そこで裁判所においては、たとえば佐野學や徳田球一の三・一五の裁判のときには、当時名古屋の控訴院の部長をしておつた宮城實さんを東京の地方の部長に――ある意味においては格下げというようなかつこうでしようが、事件重大というので、非常に老練であり、かつまた研究を積んでおる宮城さんを抜擢いたしまして……

第12回国会 外務委員会農林委員会連合審査会 第2号(1951/11/14、24期、日本社会党)

○石井委員 大体日本においてはFAOに入る前から、あるいは農業報告、あるいは今回国際小麦協定等に参加いたしまして、実質上においてはFAOに協力参加のような態度をとつて来ておつたのであります。今回いよいよこの主軸であるFAOに入れるということは、非常に喜ばしいことであります。そこでこれに入つたからにおきましては、日本も十分にその職責を果すようにいたさなければなるまいと思うのであります。  まず第一番に、今度のローマに開かれる総会において、確実に日本が参加できる見通しがあるかどうか、その点について御回答を願つておきたいと思います。
【次の発言】 加盟できますと、今後は日本政府においても責任を持つて……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 予算委員会公聴会 第2号(1953/02/14、25期、日本社会党(右))

○石井(繁)委員 ただいま酒井さんのお話では、今年の予算の見当では、減税公債の三百億、その他二百億ばかりの公債が出ても、インフレの懸念は大体ないだろう、金融界方面等においても、そういうことについては協力して行きたいと思う、こういう御意見でありまして、昨日の土屋さんも大体さような御意見であつたと思います。各方面の一応の常識的の意見としては、さような意見が述べられておりますが、われわれが心配しなければならないのは、ただいま酒井さんの言われた通り、日本の財政規模は小さくならないだろう。ところが今年におきましては、今までの政府の蓄積をほとんど使い尽したという状態のところにもつて来て、減税公債までも発行……

第15回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1953/02/25、25期、日本社会党(右))

○石井(繁)委員 裁判所の関係について伺います。例の国選弁護人の問題ですが、最近の傾向として、国選弁護の傾向並びに国選弁護人に対する費用等はどんなような傾向になつているか、承つておきたいと思います。
【次の発言】 最近増加の傾向にありますか。どんな傾向にあるのでございましようか。国選と私選とどんな率になりますか。
【次の発言】 簡易裁判所、地方裁判所、それから高等裁判所、みな大体同じような基準でやつていますか。
【次の発言】 昭和二十二年、ちようど私らが刑事訴訟法を審議するときに、国選弁護人の制度を制定してなるべく人権を擁護しなければならない、こういう建前になつておるのでありますが、最近におき……

第15回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1953/02/26、25期、日本社会党(右))

○石井(繁)委員 人事院総裁にお伺いしたいと思いますが、御承知の通り、人事院においては、昨年公務員の給与べ「ス改訂の勧告を出しまして、一万三千五百十五円、大体その線であつたと思いますが、政府におきましてはそれをのまず、一万二千八百二十円の線を出したわけでございます。そういたしますと、人事院においてはおそらくこの政府の決定については総裁として不満である、こういうお考えであろうと思いますが、これについてどういうふうなお考えを持つておるか承つておきたいと思います。
【次の発言】 それではちよつとお尋ねしておきますが、去年の五月と現在までの状態では、物価は大体において横ばいとなつておるのでありますが、……


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ページ更新日:2024/10/21
データ入手日:2024/10/20

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