このページでは桜内義雄衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。桜内義雄衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○櫻内委員 今の問題に関連してちよつとお尋ねしますが、ただいまの御答弁の中に触れられました輸出業務取扱業者の資格審査を公団でなさつておりますが、それの基準や何かはどういうふうになつているのか、第一次の七月十日の発表に、百三十三というものを指定しておりますけれども、今後においてはこの指定をどういうお考えでやつていかれるのか、この点について、もう少し詳しいことをお聴きしたいと思います。
【次の発言】 広く能力のある者ということは、無制限にいくのでしようか、それとも資本金の上で制限があるとか、あるいは生産設備に直結していなければならないとか、何かそこに一つの制限があるのでしようか。単に、たとえば某が……
○櫻内委員 ちよつと資料の上から御質問申し上げたいのでありますが、いただいております資料の中には「私的独占禁止法施行に伴い改廃する法律」という一覧表がございまして、そのうちの最後の方に自動車交通事業法、小運送業、これらが廃止ということにその表ではなつておるのであります。そこで本日御答弁願つた中には自動車交通事業法あるいは小運送業法は除外するようになつておりますが、その点この資料が間違いなんでしようか、ちよつと伺います。
【次の発言】 そうしますと、この提案されております法律案の書き方は不十分でないかと思うが、そういう御見解はございませんですか。
○櫻内委員 私は三点當局にお尋ねしたいのでありますが、第一には國民がひとしく繊維製品の不足に困窮しておる際に、中古衣類の流通を円滑にせしむる必要があると認めるのであります。しかるにこの中古衣類の公定価格の存置されておるということは、流通を著しく不円滑にせしめるものでないか、こう考えておるのであります。先ほど御説明の中に、供給が不足しておるからマル公を撤廃することはできない、こう申されておるのでありますが、供給不足ということはいわゆるマル公があるため起つているのではないと存じておるのであります。この点につきましてまず第一に御説明願いたい。
○櫻内委員 ただいまの政府委員の御答弁にありましたけれども、新憲法下における國会は國権の最高機関ということになつておるのであります。立法府ではありますけれども、同時に國権の最高機関であります。その國会の一致した意見に対して慎重検討するとか、あるいは研究をするとか、すでに結論があつたからなお考慮しなければならんということは私は少しくおかしいと思うのであります。この際政府委員のとるべき道は、この國会の総意を反映されまして、速やかにこの趣旨に副うべき方途を講ぜられるのがすなわち行政府の真面目であると私は考えるのであります。特に物価庁のお考えはどうも前回と今回の御説を聞いておりますと、価格問題について……
○櫻内委員 このタバコや塩の小賣店の問題でありますが、先般繊維製品あるいは塩干物、生鮮食料品等について消費者の選挙によつて小賣店を選出したことがございました。タバコや塩の小賣店につきましてもそういうことを耳にいたしておりますが、現在どういうことになつているのか。またこれに対する御見解を専売局長官にお尋ねいたした。
【次の発言】 この際もう一つお聴きしたいのでありますが、從来ややともいたしますと、タバコが横流れするということを言われておりますが、横流れについてどういうような御調査ができておるか、また、これについて、このタバコ小賣店に対する制裁等があるのかという点をお聴きしたい。また、ただいま切符……
○櫻内委員 私のお聽きしたいのは、先日非公式に配電會社の方から現在の配電状況を承つたのでありますけれども、やや局部的なお話でありましたので、全般的な目下の電力不足の状況、配電状況について局長から承りたいと思います。
【次の発言】 次にお聽きしたいことは、電力の配電状況は、休電日等を設けまして、相當計畫制をもつておられることは認めるのでありますけれども現状におきましては、たとえばただいま場所によりますと、隔日配電というのが、連日四日ぐらい續いて休電しておるという状況があるのであります。そこで私ども議員といたしましては、これをもつと間違いのない、計畫性をもつたものにしてもらいたいと考えておるのであ……
○櫻内委員 二、三お尋ねしたいと思います。第一には公衆浴場の問題でありますけれども、公衆浴場の東京都におきます八割は電化浴場であります。これらに對する電力の配給計畫がどういうふうになつておるか。業者の話によりますと、十一月十六日から明年三月末日までは期間常時の取扱いをされるというようなことを聞いておるのでありますが、この浴場問題につきましては、もとより國民保健上との關係もございまして、愼重に考えなければならない問題であると思うのであります。本日提案された決議案の中に總合燃料對策のことをうたつておりますけれども、その面からも考えましてこの電化浴場に對する御當局の見解を承りたいと思います。
○櫻内委員 私がお尋ねしたいことは民生安定と電力行政との關連についてであります。先般來當委員會におきまして、配電状況につきまして種々御意見を申し上げ、かつ御當局の説明を承つておつたのでありますが、私の手もとにあります資料によりますと、これは東京都の葛飾區の一部でございましたけれども、たとえば當局の指示に基いて停電を行つておる。その發表の日が、週二囘、月曜、木曜というのに連日停電しておつたとか、あるいは隔日停電の場合も同じく連日停電をしておつたという状況に基いて、その地區の住民が連署をもつて民主黨の方に陳情に參つておるのであります。この陳情は私じきじきに調査したのでありませんけれども、多數の者の……
○櫻内委員 經濟安定本部の動力局長お見えでございますので、ちよつと御所見を伺いたいと思うのでございます。それは本日の朝日新聞の社説に、電力不足の實情と對策というのがございます。この中に電熱器の使用を防ぐために、これに薪炭を餘計配給したい。それには薪炭が相當運輸事業に使われておるので、石油を確保したらどうかというような社説なのでありますが、石油に對するお見透し、また石油を含んだところの總合燃料對策につきまして、御見解を承りたいと思います。
【次の発言】 先日商工省の電力局長から御囘答を承つたのでありますが、先般渇水に際しまして江戸川區の西小松川、あるいは葛飾區の下小松地區におきまして、發表以外に……
○櫻内委員 私は民主黨を代表いたしまして、本決議案に贊成の意見を表するものであります。特に次の諸項につきまして要望いたし贊成いたしたいのであります。 最近の水害の實情に鑑みまして、治山治水對策と並行してダム式發電方式に御留意をお願いしたいこと。 次に冬季の渇水期を控えまして、水力發電所の現有設備修復に御努力願うことは、質疑中において了承したのでありますが、火力發電所に對する適性炭を極力ただいまより十分に確保せられまして、豫想せらるるこの冬季の異常な渇水に對處せられたいことであります。 第三番目に配電調整についてお願いしたいのでありますが、この問題は生産復興に影響するところが大でありまして……
○櫻内委員 本決議案の本會議における討論者は、その數を四名とし、委員長において指名されんことを望みます。
○櫻内委員 ただいまの御説明で大體了承したのでありますが、この際一、二お尋ねしたいことがあるのであります。生産業者のほんとうの氣持としては、この順位よりも、いかにして必要電力量を確保するかということにあると思います。昨今業者からのいろいろな話を聽きますと、現在お話のありましたような電力の割當制に判つて、一面わく外の電力量を商工省でおもちになつておるということでありますが、そのわく外の電力につきましては、どういう方法によつてこれを特配せられるか、配當するのであるかということをひとつお聽きしたいのであります。
【次の発言】 次にお聽きしたいことは、先般關東地區あるいはその他の地區におきまして大きな……
○櫻内委員 私より趣旨を御説明申し上げます。今囘商工省令によつて電力制限がいよいよ強化さられることとなりました。殊に電動機に對する電力量の急激な節減は、温泉業者を絶滅の悲運に立ち至らせる状態となります。現在温泉はコンプレッサーを運轉して揚湯して使用するのでありますが、湯河原町は源泉地と使用場所とが非常に遠いので、源泉から浴場まで温泉を送るのに三時間もかくる所があります。從來は一日少くとも十五時間位はコンプレッサーを運轉して漸く所要を滿たしているのでありますが、新省令により一馬力一箇月三〇キロでは一日一時間の運轉となるわけで、これではいかにくふうしても温泉を使用することはできません。これでは觀光……
○櫻内義雄君 御説明申し上げたいと思います。この外國製中古自動車公定價格撤廃の請願は、外國製中古自動車は御承知のようにいずれも老朽車輛でありまして、その部分品、附属品等の入手は非常な困難を要するのであります。しかるがゆえにその大部分は新規製作に依存いたしまして、わが國現下の経済事情からいたしますと、非常な費用を要するのであります。昨年九月二十八日附で中古自動車公定價格というものが公布せられておりますが、それは非常に実情に即しません。一方において東京都税務当局は、この公定價格を一片の空文と認めまして、全然異つた点に立脚して、中古自動車の取得價格を高率に課税しておるのでございまして、この点からいた……
○櫻内委員 この際緊急に申し上げたいと思います。ちよつと大臣の出席を求めることについて、一言発言さしていただきたいと思います。この際大臣がお見えになつておりませんので、責任のある人の、特に安本長官あるいは商工大臣の出席を求めたいと思います。それは本委員会あるいは他の委員会において、採択した請願の取扱について、政府の責任ある答弁をまず煩わしたいと思うのであります。ひとつ他の委員のいろいろの発言のひまに大臣の出席をぜひとも求めたいと思います。
○櫻内委員 先ほど來の御説明で、資金資材を直接取扱わないということについては大体了承したのでありますが、芦田内閣ができた際の政策協定の中に、中小企業の積極的な助成をはかるため、中小企業專門の金融機関を設置するということがあるのでございますが、この点につきまして何か商工大臣はお考えがあられるのでしようか、この際にちよつとお聽きしたいと思います。
【次の発言】 なおその際に資材の配分についても政策協定には言及いたしまして、特段の措置を講ずるということになつたのであります。そこで私が考えますには、從來経済再建のために超重点産業、いわゆる傾斜生産方式というものをとつているのでありますが、この中小企業に……
○櫻内委員 私の御質問申し上げたいことは、先般の公聽会に際しまして、公述人からいろいろ質問が出ました点について、また本委員会の打合会におきまして、いろいろ疑点の出ました点についてこれを確認しておきたいと思います。 六点でございまして、第五條の四の將來の対價というその対價というのは労銀の意味が含まれておるのかどうかということをまず確認したいのであります。次に第五條の十二に融資の斡旋について禁止しておりますが、事業者團体がその職員、労務者に生活資金等を金融する場合も禁ぜられるのかどうかという点であります。それから第六條に、但し第三條の規定はこの限りでないとなつておりまして、届出義務が課せられてお……
○櫻内委員 先ほど製氷に関する請願があつたのでありますが、一つ政府の御意見をお尋ねしたいことがあるのであります。それは御承知のように氷というものは医療用に、あるいは冷凍用に、あるいは飲料用に供せられまして、しかもこれは夏も必要なものではありますけれども、冬季につくつて貯藏するという向きが相当あるのでありますそうして夏季における需要の活溌なときに補給をする。といたしますと、冬季の電力の渇水期に際しましても、これは相当考慮をしてやつてよい問題じやないかと考えるのでありますが、この辺の御所見を伺いたいのであります。
【次の発言】 ただいまの御説明はよくわかるのでありますが、実は私最近にある製氷会社を……
○櫻内委員 紹介議員の山下春江君が他に用事がありますので、私が代つて要旨を申し上げたいと思います。 請願者は東京都議会議長石原永明君ほか二十三名よりの提出でありまして、配電事業の縣営は、サービスの徹底を目標とし、萎縮せる地方産業を振興するものであるが、さらに地方自治体が住民の生活必需品である電氣を供給することは、住民と自治体の結合を緊密ならしめ、自治精神の高揚を促すものである。しかも配電事業の運営形態は、都縣單位を最適とすることは、識者の意見の一致するところである。ついては配電事業を縣営に移管されたいというのがこの請願の要旨でございます。何とぞ御審議の上、よろしく御配慮をお願いしたいと思う次……
○櫻内委員 紹介議員が見えておりませんので代つて私が説明いたします。小請願の趣旨は富山縣東礪波郡内庄川水系利根川筋の大牧発電所は、戰時中政府の代行機関たる日本発送電株式会社に没収され、その後何らの補償も與えられず現在に至つている。ついては大牧発電所を返還されたいというのでありまして、十分審査いたされまして、何とぞ御賛同あらんことを御願いいたします。
【次の発言】 本請願の要旨は、日本軽金属株式会社は、アルミニウム製造のため自家用発電所として波木井及び富士川第一交流発電所と、富士川第二直流発電所を所有していたところ、先般告示された電氣需給調整規則により、前述の直流第二発電所の発生電力は、日本発送……
○櫻内委員 両小委員の数は各各五名とし、選挙の手続を省畧して、ただちに委員長において指名せられんことを望みます。
【次の発言】 この際、委員長においてただちに小委員長を指名されんことを望みます。
○櫻内委員 それでは私から、先般電氣事業の再編成及び電力拡充に関する調査のため電力施設実地調査を行いました報告をいたします。派遣委員は前田委員長と村上勇君、加藤隆太郎君、八百板正君、成瀬喜五郎君、川越博君、上林與市郎君、内藤友明君と私櫻内の九名でございました。派遣の期間は七月七日より十二日に至る六日間でありまして、新潟信濃川水系、富山縣、岐阜縣、飛彈川水系及び丸山電発所建設予定地等を実地調査をしてまいつたのであります。その調査いたしました事項は印刷いたしまして皆樣の御手もとに配付いたしました通りでございます。何か御質問がありましたらお答えいたします。――それでは簡單でございますが、以上御報告い……
○櫻内委員 わが党の一部でいろいろ疑義があつたようでございまして、その点についてお尋ねしたいと思います。それは召集日の召集時間が午前十時ということになつております。しかる場合に午前零時から午前十時の間に代議士の身柄の拘束ができるかどうかという疑義であります。私は私個人の考え方もございますが、一應その点をお尋ねいたします。
○櫻内委員 理事はその数を三名とし、先例によりまして、委員長において指名せられんことを望みます。
【次の発言】 取引高税の問題につきましては、全國の中小企業者があげて関心をもつておるところの問題でございます。特に現在の民自党單独内閣は、その公約事項にも取引高税全廃ということを唱えられておられる際におきまして、今回の國会におきまして、もし全廃の措置が講ぜられないまでも、何とかしてこの中小商業者の要望をいれてやりたいと考えてるのであります。その点から申しますと、幾多行政措置によつて中小商業者、あるいは企業者の希望をいれる面が多々あると考えますので、本委員会におきまして、各委員よりその建設的な意見を……
○櫻内委員 初めに大蔵大臣にお願いをいたしておきますが、私が本日御質問申し上げますことは、先般の大臣の施政方針の演説、及び当委員会における御説明、またその後におきます財政問題を主として質問いたしました北村、福田、河野の三委員の方々に対する大臣の御答弁に関連をいたしました質問が主でございます。従いまして、でき得る限り懇切丁寧に御答弁のほどをお願いしたいのでございます。と申し上げますのは、大臣のそれらの御説明や、あるいは御答弁、また記者団会見等で御表明になりました御所見の中に、若干の食い違いがございましたり、また私どもの納得行きかねる点がございますので、それらを主として御質問を申し上げる次第でござ……
○櫻内委員 まず最初に、ちようど総理大臣がお見えでございますので、今後の政局安定方策としての旨相の御所信を、一、二承りたいのでございます。というのは国会におきまして、総理はしばしば憲法改正はしない、これは慎重に考えなければならないと御答弁されておる。あるいは再軍備の問題につきましても、自衛力の増加ということについては、お認めになつておるようでございますけれども、再軍備はしないというふうに、はつきりお答えをされておるわけでございます。しかしこの憲法の改正問題なり、再軍備の問題ということは、当然遠からずどうしても私どもが現在以上真剣にとつ組んで行かなければならない問題だとかように考えるのであります……
○櫻内委員 本案につきましては討論を省略し、ただちに採決あらんことを望みます。
【次の発言】 この際皆様に動議としてお諮りいたしたいと思います。田下労働委員会において審査中の、公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案につきましては、本委員会に最も関係の深い法案でありますので、連合審査会を開会するよう、委員長より労働委員会にお申入れ願い、そのように取運ぶことを動議として提出いたします。
○櫻内委員 議事進行に関して発言いたします。ただいまの外務大臣の御答弁は、川崎委員の質問に対してまことに誠意を欠くものであると思うのであります。というのは、すでにアメリカにおきまして公式に議事録となつておるものに対して、そういう事実がないというのであるならば、外務省としてはその見解を明らかにしなければならぬ。そうするならば、われわれは納得ができる。しかしながらただ単にそういう事実はないといつてこれを逃げるわけに行かないのであります。従いまして外務省としての公式のアメリカの議事録に対する態度が明瞭にせられるまで、しばらく休憩をしていただきたい。しからざればわれわれの納得の行く御答弁を願いたい。休……
○櫻内委員 私は改進党を代表いたしまして、ただいま議題となりました一般会計暫定予算補正外二案に対し、賛成の意を表し、社会党両派の組みかえ動議に反対をいたします。 政府原案は、暫定予算の本質上、当然国政運用上の必要欠くべからざる最小限度のものであるべきであり、またそのように了解をいたし、賛成するものであります。従つて社会党両派の組みかえ動議は、この趣旨からは賛成しがたいのであります。 この際特に希望いたしたいことは、第二台風に伴う各地に見られた水害と、今般の九州、中国方面の水害につきましては、その惨害の著しいものがありまして、とりあえず予備費を使用し、緊急対策を講ぜられんことを要望し、原案賛……
○櫻内委員 私は改進党を代表いたしまして総括質問をするものでございます。 ただいま大蔵大臣の政府修正の提案説明をお聞きしたのでございますが、本会議におきましてお触れになりましたが、この委員会の席上におきましては、風水害対策の件について何らお触れになつておらないのでございます。そこでひとつ確認をしておきたいのでございますが、先般の三党の協定に基きまして、風水害の対策に対する国庫の負担となるべきものは千五百六十五億円を基準とするということになつておると思うのでございます。しこうして、この千五百六十五億円の算数をいたしましたのは大体十月初頭とかように思うのでございますが、その点を確認することと、こ……
○櫻内委員 大蔵大臣にお尋ねいたしますが、ただいまの外貨のアメリカで短期でお預けになつておる分は、利息のないものが相当あるということを聞いておるのでございます。それで実はこの間御努力で火力借款をされましたが、四千万ドル程度のものを借款するよりも、そういう無利息で預けておるような状況に保有外貨があるならば、それを活用しろという声が高いのでございますが、事実無利息でお預けになつておる分があるのかどうか、私の聞いておるところでは三億五千万ドルないし五億ドルということを聞いておるのであります。この点をこの際明らかにしていただきたいと存じます。
○櫻内委員 古井委員の質疑の際において、風水害対策費の融資の分につきまして、いろいろ大臣の御答弁の点から誤解を生じているようでございますので、この際明らかにしたおきたいと思うのであります。三党の協定の線は残余すなわち百五十七億円は復旧事業の進行に伴い、その必要に応じ実情調査の上資金運用部資金またはその他の方法たとえば市中融資のあつせん等により、極力支障なからしめるという趣旨であつたと存じますが、それに相違はございませんでしようか。
【次の発言】 私は改進党を代表いたしまして、ただいま議題となつております補正予算諸案に対し、政府案に賛成、両派社会党の組みかえ要求に対して反対の意を表明するものであ……
○櫻内委員 最初に大蔵大臣あるいはは通産大臣に念のためにお聞きをしておきたいことがございます。お煩わしい点もありましようが、ひとつ簡明にお答えを願いたいと思うのでございます。
大蔵大臣は本会議の席上におきまして、本年度の国際収支の見通しといたしまして、三月末には二億四千万ドル程度の赤字である、それは一切を含めてであるということをお答えになつておるのでございます。この二億四千万ドルというのは、貿易のしりと、それから貿易外のいわゆる特需等の合計ではないかと思うのでございますが、その点まずお聞きいたしたいのでございます。
【次の発言】 この一月に、ただいま数字がないのでございますが、予想以上の赤字……
○櫻内説明員 一昨日、まことにその言葉通りはからずも法務政務次官の命を受けたのでございます。多分皆様方御承知であられると思いますが、私はほんとうの門外漢でありまして、皆様方の御嚮導よろしきを得ましてその職責を果したいと存ずるものでございます。何とぞよろしくお願いをいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいま調査御要求の事件につきましてはさつそく調査いたしまして、後日御報告を申し上げたいと思います。
○櫻内委員 外務大臣にまず一般的な問題でお尋ねをしたいのです。それはインドネシアの最近における国情でございます。これは審議を進める上においてきわめて重要な点でございまして、内乱の状況、また内乱に伴うところの政治情勢、こういうような問題につきまして、外務大臣及び担当官の方から詳細に御説明いただきたい。
○櫻内委員 ただいま高岡委員からも御指摘がございましたが、また御答弁を得たのでありますけれども、インドネシアの国情不安につきましては、われわれ非常に憂えておるところであります。反乱軍の関係については、前回の委員会で御質問申し上げて、ある程度の御説明もいただき、また今お話も承わったのでありますが、さらにはオランダとの関係であります。いろいろ紛争事件があったようでございますが、この際インドネシアとオランダとの関係について少しく御説明いただきたい。
【次の発言】 反乱軍と中央政府の関係につきましては、その政治的な勢力あるいは経済的な裏づけによりまして、外務省当局が内政問題として見ていくということにつ……
○櫻内委員長代理 次は李栄吉君。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、これを許します。松本七郎君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際一言ごあいさつ申し上げます。今回はからずも私が当外務委員会の委員長の重責をになうことになりました。私は微力非才でありますので、委員各位の絶大なる御支援をお願いいたす次第であります。
まことに簡単ではございますが、ごあいさつにかえさせていただきます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。理事の員数は八人とし、先例によりまして委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってその通りに決しました。
委員長は理事に
宇都宮徳馬君 床次 徳二君
佐々木盛雄君 岩……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際、藤山外務大臣及び竹内外務政務次官より発言の申し出がありますので、順次これを許します。藤山外務大臣。
【次の発言】 竹内政務次官。
【次の発言】 これより国際情勢等に関して調査を進めます。外務大臣の発言を求められておりますので、これを許します。藤山外務大臣。
【次の発言】 発言の通告がありますので、順次これを許します。床次徳二君。
【次の発言】 穗積七郎君。
【次の発言】 宇都宮徳馬君。
【次の発言】 大西正道君。
【次の発言】 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。
午後一時十分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢等に関する件について調査を進めます。発言の通告がありますので順次これを許します。岩本信行君。
【次の発言】 戸叶里子君。
【次の発言】 帆足計君。
【次の発言】 午前中の会議はこの程度にとどめ、午後二時まで休憩いたします。
午前十一時二十三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
まず連合審査会開会申入れに関する件についてお諮りいたします。すなわち、現在大蔵委員会において審議中の外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案について、大蔵委員会に連合審査会開会の申し入れを行いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢等に関する件について調査を進めます。発言の通告がありますので順次これを許します。森島守人君。
【次の発言】 松本七郎君。
【次の発言】 午前中の会議はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。
午前十一時三十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
国際情勢等に関する件について調査を進めます。発言の通告がありますので順次これを許します。大西正道君。
【次の発言】 大西君、簡単に……。
【次の発言】 大西君、だいぶ時間が経過しました。
【次の発言】 田中稔男君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢等に関する件について、調査を進めます。
まず、お諮りいたします。本件について、参考人として、日本赤十字社外事部長井上益太郎君を招致し、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければ、さよう決定します。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。松本七郎君。
【次の発言】 よろしゅうございますか。
【次の発言】 松本七郎君。
【次の発言】 田中稔男君。
【次の発言】 承知いたしました。
【次の発言】 戸叶里子君。
【次の発言】 次に閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。本委員会といたしまし……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢等に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますので、順次これを許します。岡田春夫君。
【次の発言】 大西正道君。
【次の発言】 大西君、だいぶ時間が経過しましたから……。
【次の発言】 松本七郎君。
【次の発言】 暫時休憩いたします。
午後一時二分休憩
【次の発言】 次に日中両国間の緊急事態打開に関する決議案を議題とし、その趣旨説明を求めます。森島守人君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午後四時五十四分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。 日本への核兵器持込み禁止並びに核非武装に関する決議案、日中両国間の緊急事態打開に関する決議案、右両決議案を一括議題といたします。 ただいま定足数を欠くに至りましたので、これにて散会いたします。 午後二時二十三分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
お諮りいたします。国際情勢等に関する件、日韓漁業問題について、参考人を招致し、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければ、さよう決しました。
なお、参考人の人選につきましては、先般の理事会において御協議願いました結果、ただいま各位のお手元に配付いたしました名簿の通り決定いたしました。
それではこれより日韓漁業問題について参考人より意見を聴取することにいたします。
まず参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。本日は皆さま御多忙のところ、特に本委員会のために御出席さい下まして、まことにありがとうございま……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢等に関する件について調査を進めます。この際外務大臣より発言を求められておりますので、これを許します。藤山外務大臣。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、順次これを許します。松本七郎君。
【次の発言】 佐々木盛雄君。
【次の発言】 午前中の会議はこの程度にとどめ、午後一時五十分まで休憩いたします。
午後零時五十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
国際情勢等に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますので順次これを許します。戸叶里子君。
【次の発言】 大西正道君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢等に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますので、順次これを許します。川崎秀二君。
【次の発言】 時間ですから簡単に願います。
【次の発言】 田中稔男君。
【次の発言】 中曽根康弘君。
【次の発言】 中曽根君、時間がありませんので……。
【次の発言】 岡田春夫君。
【次の発言】 森島守人君。
【次の発言】 大西正道君。
【次の発言】 一応お聞き下さい。
【次の発言】 大西さんに申し上げますが、総理が一時二十分までで、松本君の質問が残っております。なお外務大臣は総理が退席後にもおられますから、総理への御質問をなるべく早く……。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢等に関する件について調査を進めます。この際外務大臣より発言を求められておりますので、これを許します。藤山外務大臣。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、順次これを許します。大西正道君。
【次の発言】 大西君、申し合せの時間が……。
【次の発言】 佐々木盛雄君。
【次の発言】 佐々木君、時間が参りました。
【次の発言】 帆足計君。
【次の発言】 帆足君に申し上げますが、申し合せの時間が過ぎましたから簡単にお願いいたします。
【次の発言】 床次徳二君。
【次の発言】 戸叶里子君。
【次の発言】 田中稔男君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢等に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますので、順次これを許します。小林絹治君。
【次の発言】 速記をちょっとやめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
【次の発言】 戸叶里子君。
【次の発言】 この際外務大臣渡米に際し、特に両党よりそれぞれ発言を求められておりますので、これを許します。岩本信行君。
【次の発言】 田中稔男君。
【次の発言】 藤山外務大臣。
【次の発言】 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十一時四十七分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
本委員会といたしましては、国際情勢に関する事項、国交回復に関する事項、国際経済に関する事項の三項目について調査をいたしたいと存じますので、この旨議長の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければ、さよう決定いたします。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
理事穗積七郎君が去る七月三十日に委員を辞任せられました結果、理事が一名欠員となっております。この際理事の補欠選任を行いたいと存じますが、慣例によりまして、委員長より指名するに御異議ありません……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
日本国とポーランド人民共和国との間の通商に関する条約の締結について承認を求めるの件及び通商に関する日本国とニュー・ジーランドとの間の協定の締結について承認を求めるの件の両件を一括議題とし、これより質疑に入ります。通告がありますので、これを許します。松本七郎君。
【次の発言】 はい、承知しました。外務省お願いします。
【次の発言】 帆足計君。
【次の発言】 帆足君に申し上げますが、通商局次長の瓜生君が見えておりますから、どうぞ要約して御質問願います。
【次の発言】 帆足君にお尋ねいたしますが、大蔵省の宮城管理課長が見えることになっているのですが、まだ見え……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢等に関し調査を進めます。質疑の通告がありますので、順次これを許します。菊池義郎君。
【次の発言】 帆足計君。
【次の発言】 帆足君に申し上げますが、時間が迫っておりますから、御要約を願います。
【次の発言】 帆足君に申し上げますが、だいぶ時間が経過しましたので……。
【次の発言】 床次徳二君。
【次の発言】 戸叶里子君。
【次の発言】 戸叶さん、大体時間が参っておりますから、おまとめ願います。
【次の発言】 佐々木盛雄君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午後一時三十分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢等に関し調査を進めます。質疑の通告がありますので、順次これを許します。松田竹千代君。
【次の発言】 菊池義郎君。
【次の発言】 佐々木盛雄君。
【次の発言】 佐々木君に申し上げますが、外務大臣に質疑があれば……。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午後三時二十四分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
理事の補欠選任についてお諮りいたします。理事宇都宮徳馬君が去るニ日に委員を辞任せられました結果、理事が一名欠員となっております。この際、理事の補欠選任を行いたいと存じますつが、慣例によりまして、委員長より指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければ、理事に宇都宮徳馬君を指名いたします。
【次の発言】 次に、日本国とポーランド人民共和国との間の通商に関する条約の締結について承認を求めるの件、及び通商に関する日本国とニュー・ジーランドとの間の協定の締結について承認を求めるの件、右両件を一括して議題といたします。質疑を続けます。帆足計君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
日本国とラオスとの間の経済及び技術協力協定の締結について承認を求めるの件を議題といたします。質疑の通告がありますので、順次これを許します。帆足計君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午前十一時五分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とグレート・ブリテン及び北部 アイルランド連合王国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、原子力の 非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の 締結について承認を求めるの件及び原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本 国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求 めるの件、以上三件を一括して議題といたします。政府側より提案の理由の説明を求めます。竹内政務次官。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
まず、日本国とラオスとの間の経済及び技術協力協定の締結について承認を求めるの件を議題といたします。質疑の通告がありますので、これを許します。松本七郎君。
【次の発言】 森島守人君。
【次の発言】 本件について他に質疑はありませんか。――質疑がなければこれにて本件についての質疑は終了いたしたいと存じますが御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければこれにて本件に対する質疑は終了いたしました。
本件については別に討論の申し出もございませんので直ちに採決いたします。
日本国とラオスとの間の経済及び技術協力協定の締結について承認を求めるの件を承認すべ……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
参考人招致の件についてお諮りいたします。日韓漁業問題について参考人を招致し、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければ、さよう決しました。
なお参考人の人選につきましては、委員長及び理事に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければさよう取り計らいます。
また日時につきましては、明後二十九日午後一時より開会する予定でございますので、御了承願います。
午後二時三十分まで休憩いたします。
午前十時二十五分休憩
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたします。ただいま本委員会において審議中の原子力三条約につき参考人を招致いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければさよう決します。なお参考人の氏名、招致日時等につきましては委員長に一任願いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければさよう決します。
【次の発言】 国際情勢等に関し、調査を進めます。
まず先国会の閉会中、議長の承認を得て北海道、九州両地方に委員を派遣いたしましたので、その調査報告を派遣委員より聴取いたします。岩本信行君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求めるの件、以上三件を一括議題とし審議を進めます。質疑の通告がありますので順次これを許します。松本七郎君。
【次の発言】 岡良一君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件及び原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求めるの件、以上三件を一括議題として審査を行います。質疑の通告がありますのでこれを許します。岡良一君。
【次の発言】 松本七郎君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国政調査承認要求に関する件について、お諮りいたします。本委員会といたしましては、国際情勢に関する事項について調査をいたしたいと存じますので、この旨議長の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。――御異議なければさよう決定いたしました。
【次の発言】 次に理事の補欠選任についてお諮りいたします。理事岡田春夫君が去る九日に委員を辞任いたしました結果、理事が一名欠員となっております。この際理事の補欠選任を行いたいと存じますが、慣例によりまして委員長より指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければ、理事に森島守人君を指名いたします。
……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢について調査を進めます。
この際藤山外務大臣より発言を求められておりますのでこれを許します。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、順次これを許します。戸叶里子君。
【次の発言】 戸叶さんに申し上げますが、だいぶ時間が経過いたしましたから……。
【次の発言】 森島守人君。あらかじめお願いしておきますが、外務大臣は一時まででございますので、質疑者も多うございますから、大体三十分見当で、よろしくお願いします。
【次の発言】 帆足委員。
【次の発言】 帆足さんに申し上げますが、どうぞ書面で御要求願います。広範にわたりますから……。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
外務省設置法の一部を改正する法律案及び在外公館の名称及び位置を定める法律等の一部を改正する法律案の両案を一括議題といたします。政府側より提案理由の説明を求めます。藤山外務大臣。
【次の発言】 両案に対する質疑は後日に譲ります。
【次の発言】 次に、国際情勢に関し、調査を進めます。質疑の通告がありますので、順次これを許します。岩本信行君。
【次の発言】 松本七郎君。
【次の発言】 松本君にあらかじめお断わりしますが、外務大臣は二十分に所用で出られますのでお含みおきを願います。
【次の発言】 大西正道君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
日本国とアメリカ合日衆国との間の小包郵便約定の締結について承認を求めるの件を議題とし、政府側より趣旨説明を聴取いたします。竹内政務次官。
【次の発言】 本件についての質疑は後日に譲ります。
【次の発言】 国際情勢に関して調査を進めます。質疑の通告がありますので順次これを許します。
ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて下さい。帆足計君。
【次の発言】 本日はこれにて散会会いたします。
午前十一時四十七分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
通商に関する日本国とハイティ共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題とし、政府側より趣旨説明を聴取いたします。竹内政務次官。
【次の発言】 本件についての質疑は後日に譲ります。
【次の発言】 在外公館の名称及び位置を定める法律等の一部を改正する法律案を議題として審査を行います。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。松本七郎君。
【次の発言】 戸叶里子君。
【次の発言】 国際情勢に関して調査を進めます。質疑の通告がありますので、順次これを許します。帆足計君。
【次の発言】 佐々木盛雄君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関し調査を進めます。この際、国際捕鯨取締条約脱退に関し、外務大臣より発言を求められておりますので、これを許します。藤山外務大臣。
【次の発言】 次に、国際情勢に関し質疑の通告がありますので、順次これを許します。菊池義郎君。
【次の発言】 穗積七郎君。
【次の発言】 穗積君、だいぶ時間が経過いたしましたから……。
【次の発言】 田中稔君。
【次の発言】 佐々木君、時間がありませんから、一、二問で……。
【次の発言】 大西正道君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午後一時十七分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際、連合審査会開会に関してお諮りいたします。ただいま本委員会において審査中の外務省設置法の一部を改正する法律案について、内閣委員会より連合審査会開会の申し入れがあります。本案について連合審査会を開会することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、内閣委員会と連合審査会を開会することに決しました。
なお連合審査会開会の日時は、後刻内閣委員長と協議の上決定いたしたいと存じますので、御了承を願います。
【次の発言】 次に、所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とパキスタンとの間の条約の締結について承認を求める……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関し調査を進めます。質疑の通告がありますので、順次これを許します。宇都宮徳馬君。
【次の発言】 宇都宮君、申し合せの時間が参っておりますから……。
【次の発言】 宇都宮君、もう時間が参りましたから……。
【次の発言】 宇都宮君、この程度に一つお願いいたします。だいぶ時間が経過しましたから……。田中稔男君。
【次の発言】 申し合せの時間が参っておりますから、御注意しておきます。
【次の発言】 田中君、この程度で一つ。
【次の発言】 最後に一問だけ許します。
【次の発言】 佐々木盛雄君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関して調査を進めます。質疑の通告がありますので、順次これに許します。帆足計君。
【次の発言】 所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とノールウェーとの間の条約の締結について承認を求めるの件、及び千九百五十八年の国際砂糖協定の締結について承認を求めるの件の両件を一括議題とし、政府側より趣旨説明を聴取いたします。竹内政務次官。
【次の発言】 両件に対する質疑は後日に譲ります。
【次の発言】 外務省設置法の一部を改正する法律案を議題として審査を行います。質疑の通告がありますので、順次これを許します。床次徳二君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関し調査を進めます。
質疑の通告がありますのでこれを許します。大西正道君。
【次の発言】 次に、所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とパキスタンとの間の条約の締結について承認を求めるの件、所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とノールウェーとの間の条約の締結について承認を求めるの件について審査を行います。
質疑の通告がありますのでこれを許します。松本七郎君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。午前十一時三十三分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関して調査を進めます。外務大臣より発言を求めておられますので、これを許します。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、これを許します。松本七郎君。
【次の発言】 佐々木盛雄君。
【次の発言】 関税及び貿易に関する一般協定の新第三表(ブラジルの譲許表)の作成のための交渉に関する議定書の締結について承認を求めるの件、日本国とカンボディアとの間の経済及び技術協力協定の締結について承認を求めるの件及び日本国とユーゴースラヴィア連邦人民共和国との間の通商航海条約の締結について承認を求めるの件、以上三件を一括議題とし、政府側より順次趣旨説明を聴取いたし……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
竹内外務政務次官より発言を求めておられますので、これを許します。
【次の発言】 参考人招致の件についてお諮りいたします。国際情勢に関する件、特にベトナム賠償問題について参考人を招致し、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければさよう決しました。
なお、参考人の人選につきましては、委員長及び理事に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければさよう取り計らいます。
また日時につきましては、来たる十六日月曜日午前十時より開会する予定でございますので、御了承下さい。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。 本日は、国際情勢に関する件中、特にベトナム賠償の問題について、参考人より意見を聴取いたします。 まず参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。本委員会は国政調査の一環として、国際情勢に関し慎重に調査を続けて参ったのでありますが、本日は特にベトナム賠償問題について、横田喜三郎君、久保田豊君、坂本徳松君、中川武保君、植村甲午郎君の五参考人のおいでを願い、忌憚のない御意見を拝聴し、もって本問題に対する調査に万全を期して参りたいと存じます。 本日は御多忙のところ、本委員会のため御出席下さいましてありがとうございました。委員会を代表して厚く御礼申し上げます。……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関して調査を進めます。質疑の通告がありますので、順次これを許します。戸叶里子君。
【次の発言】 戸叶君、大体時間が参っておりますから……。
【次の発言】 床次徳二君。
【次の発言】 所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のために日本国とデンマーク王国との間の条約の締結について承認を求めるの件を議題とし、政府側より趣旨説明を聴取いたします。竹内外務政務次官
【次の発言】 本件についての質疑は後日に譲ります。
【次の発言】 次に外務省設置法の一部を改正する法律案、関税及び貿易に関する一般協定の新第三表(ブラジルの譲許表)の作成のため……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。外務省設置法の一部を改正する法律案、関税及び貿易に関する一般協定の新第三表(ブラジルの譲許表)の作成のための交渉に関する議定書の締結について承認を求めるの件、日本国とカンボディアとの間の経済及び技術協力協定の締結について承認を求めるの件、日本国とユーゴースラヴィア連邦人民共和国との間の通商航海条約の締結について承認を求めるの件、及び所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とデンマーク王国との間の条約の締結について承認を求めるの件の各件を一括議題とし、質疑を行います。戸叶里子君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
まず日ソ漁業交渉の問題について水産庁当局より発言を求められておりますので、これを許します。西村政府委員。
【次の発言】 大西正道君。
【次の発言】 次に移ります。
所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とデンマーク王国との間の条約の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
本件について質疑はありませんか。――別に質疑がなければ、これにて本件に対する質疑は終了いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければ、これにて本件に対する質疑は終了いたしました。
本件については別に討論の申し出もご……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関して調査を進めます。質疑の通告がありますので順次これを許します。菊池義郎君。
【次の発言】 穗積七郎君。
【次の発言】 穂積君、申し合せの時間が参っております。
【次の発言】 佐々木盛雄君。
【次の発言】 松本七郎君。
【次の発言】 委員長としてちょっとお答え申し上げたいと思います。穗積委員の御要望でございますが、すでに理事会におきまして何回かこの問題について両党間の意見の交換があった次第でございます。委員長といたしましては、当委員会を円満に議事運営していきたい、こういうことで佐々木委員のおっしゃるように、国会法等の諸規則によりまして、参考……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。本委員会といたしましては今国会が閉会になりましても、国際情勢に関する件について審査いたしたいと存じますので、この旨議長に申し出たいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければさよう決定いたしました。
なお、閉会中委員を派遣し、実情を聴取する必要が生じました場合におきましては、その人選、派遣地、日数につきましては委員長に御一任いただきたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければさよう取り計らいます。
【次の発言】 請願の審査を行います。本委員会に付託せられました請……
○櫻内委員 今般の日米相互協力及び安全保障条約等、条約二件並びに関係法律案に関する仙台市における調査の結果につきまして、御報告申し上げます。 会議は、宮城県議会議場において行なわれ、私のあいさつ、班員及び意見陳述者の紹介並びに議事運営の説明を行ないました後、振興村立銀行社長古谷敬二君、東北大学教授祖川武夫君、評論家島貨常行君及び東北農山漁村文化協会常任理事兵藤栄作君の四名から意見を聴取し、質疑を行なったわけでありますが、各陳述者の陳述及び質疑によって明らかにされた意見を、個人別に、概略御報告申し上げます。 最初に、古谷敬二君は、 まず、新条約と憲法第九条の関係について述べると、一体独立国……
○櫻内委員 動議を提出いたします。委員長の互選は、投票を用いず、辻寛一君を推薦いたしたいと思います。
【次の発言】 動議を提出いたします。理事は、その数を八名とし、委員長において御指名あらんことを望みます。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。 初めに一言ごあいさつ申し上げます。 このたび院議によりまして不肖私が文教委員長に選任されました。当委員会は国の将来にわたる教育行政についてきわめて重要な使命を持っているものであると存じますが、もとより浅学非才の私がよくその大任を果たし得るかどうか、きわめて心もとない次第であります。委員会の運営に当たりましては、幸い練達な委員各位の御協力と御支援を得まして、つつがなくその職責を全ういたしたいと存じます。何とぞ皆様の御指導、御鞭撻をお願い申し上げます。 簡単でありますが、ごあいさつといたします。よろしくお願いいたします。(拍手)
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
学校教育法等の一部を改正する法律案、公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律案、日本育英会法の一部を改正する法律案の三案を一括議題とし、政府より提案理由の説明を聴取いたします。長谷川文部政務次官。
【次の発言】 質疑は次会以降に譲ることといたします。
本日はこの程度とし、次会は来たる六日金曜日、午前十時理事会、午前十時三十分委員会を閉会することといたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十一時五分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
学校教育に関する件等について調査を進めます。
質疑の通告がありますので順次これを許します。三木喜夫君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ次会は来たる十二日木曜日午後一時より開会することといたします。
これにて散会いたします。
午後零時四十九分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。学校教育に関する件等について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、この際これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 山中吾郎君。
【次の発言】 委員長としては、自民党の方の事情をよく承知しておりますが、実は自民党では次の党内の文教部会でこの問題を取り上げるという段階でございますので、あなたの御趣旨は文教部会の方へお伝えしたいと思います。
【次の発言】 次会は明十三日金曜日午前十時より開会することとし、本日はこの程度で散会いたします。
午後四時三十八分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
学校教育に関する件等について調査を進めます。本件に関連し、文教行政について質疑の通告がありますので、この際これを許します。湯山勇君。
【次の発言】 引き続き学校教育法等の一部を改正する法律案を議題といたします。質疑の通告がありますので、この際これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか。??なければこれにて本案に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 引き続き討論に入ります。
討論の通告がありますのでこれを許します。村山喜一君。
【次の発言】 以上をもって討論は終局いたしました。
これより採決いたします。
本案を原案……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、これを許します。小林信一君。
【次の発言】 引き続き、学校教育に関する件等について調査を進めます。質疑の通告がありますのでこれを許します。横路節雄君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次会は明十九日木曜日午後二時三十分より開会することとし、これにて散会いたします。
午後一時十四分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
参議院提出、女子教育職員の産前産後の休暇中における学校教育の正常な実施の確保に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 提出者より提案理由の説明を聴取いたします。参議院議員北畠教真君。
【次の発言】 本案に対する質疑は追って行なうことといたします。
【次の発言】 引き続き、学校教育に関する件等について調査を進めます。質疑の通告がありますのでこれを許します。横路節雄君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 それでは、次に公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定教の標準等に関する法律案……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
学校教育に関する件等について調査を進めます。
質疑の通告がありますのでこれを許します。横路節雄君。
【次の発言】 この際質疑をしばらく中止いたし、公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律案を議題といたします。
本案は昨日質疑を終了いたしておりますので、念のため申し上げます。
この際山中吾郎君より、公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律案に対し、自由民主党、日本社会党及び民主社会党の三党共同提案による修正案が提出されております。
本修正案を議題とし、その趣旨説明を求めます。山中吾郎君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
文教行政に関し調査を進めます。質疑の通告がありますので順次これを許します。山中吾郎君。
【次の発言】 速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 一時まで休憩いたします。
午前十一時五十八分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
文教行政に関し質疑を続行いたします。
午前の横路委員に対する答弁がございます。荒木文部大臣。
【次の発言】 横路君。
【次の発言】 百時休憩いたします。
午後一時五十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
文教行政に関し質疑を続行いたします。横路節雄君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
日本育英会法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
本案の趣旨説明は予備審査のため付託された際に聴取いたしております。
質疑の通告がありますのでこれを許します。村山喜一君。
【次の発言】 山中吾郎君。
【次の発言】 三木喜夫君。
【次の発言】 他に質疑がなければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。
【次の発言】 引き続き討論に入る順序でありますが、別段討論の通告がございませんので、直ちに採決いたします。
本案を原案の通り可決するに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本案は原案の通り可決するに決しました……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際、理事の辞任並びに補欠選任の件についてお諮りいたします。
すなわち理事高津正道君より理事を辞任いたしたい旨の申し出がございますので、これを許可するに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。
次に、ただいまの理事辞任に伴い、その補欠選任をいたさなければなりませんが、これは先例により委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、委員長は理事に村山喜一君を指名いたします。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
衆議院規則第九十四条の規定によりまして、本会期におきましては前国会同様学校教育、社会教育、体育、学術研究及び宗教、国際文化交流並びに文化財保護に関する各事項につきまして、議長に対し国政調査承認の要求をいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。
なお調査の方法その他の手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らいます。
しばらくその……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。
すなわち岩手県における学力調査に関する実情調査のため、委員を派遣し調査をいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。さよう決しました。
なお派遣委員の人数、氏名、派遣地、期間並びにその承認申請の手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。
本日はこれにて散会いたします。
午前十一時十五分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際、連合審査会開会に関する件についてお諮りいたします。
本委員会で調査中の学校教育に関する件、特に岩手県における学力調査に関する問題について、地方行政委員会より連合審査会開会の申し入れがございました。つきましては、本委員会といたしましては、地方行政委員会と連合審査会を開会することといたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
なお、連合審査会開会の日時は、地方行政委員長と協議の上、来たる二月九日金曜日、午前十時より開会することといたしましたので、御了承願います。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
学校教育に関する件等に関し調査を進めます。質疑の通告がありますので、これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 高津正道君。
【次の発言】 盲学校、聾学校及び養護学校への就学奨励に関する法律の一部を改正する法律案を議題とし、審査に入ります。
ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
質疑の通告がありますので、これを許します。山中吾郎君。
【次の発言】 小林君。
【次の発言】 他に質疑はございませんか。――他に質疑がないようですからこれにて本案に対す質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより討論に入るのでありますが、別に討論の通告も……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
学校教育に関する件等について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 ただいまの村山君のお申し出につきましては、委員長として善処いたします。
【次の発言】 この際お諮りいたします。
理事坂田道太君より理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、許可するに決しました。
次に、ただいまの辞任に伴い、理事一名が欠員となりましたので、その補欠選挙を行なわなければなりません。理事の補欠選任については、その手続を省略し、先例により委員長に御一任願……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
著作権法の一部を改正する法律案を議題とし、提出者より提案理由の説明を聴取いたします。山中吾郎君
【次の発言】 次に、義務教育費国庫負担法の一部を改正する法律案、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案の両案を一括議題とし、提出者より提案理由の説明を聴取いたします。村山喜一君。
【次の発言】 三案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 引き続き学校教育に関する件等について調査を進めます。山中吾郎君。
【次の発言】 小林信一君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
学校教育に関する件等について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、この際、これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 鈴木義男君に関連質問を許します。
【次の発言】 八木徹雄君。
【次の発言】 次に、国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、この際これを許します。山中吾郎君。
【次の発言】 暫時休憩いたします。
午後一時三十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
学校教育に関する件について質疑の通告がありますので、順次これを許します。村山喜一君……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際、連合審査会開会申し入れの件についてお諮りいたします。
すなわち本委員会におきましては、学校教育に関し昭和女子大学の問題について調査いたしておりますが、法務委員会におきましても人権擁護に関し同問題について調査をいたしておりますので、この際法務委員会に対し連合審査会開会の申し入れをいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。
なお連合審査会開会の日時等につきましては、法務委員長と協議の上、公報をもってお知らせいたします。
【次の発言】 内閣提出義務教育諸学校の教科用図書の無償に関する法律……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案を議題とします。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 山中吾郎君。
【次の発言】 それでは次に学校教育に関する件等について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。山中吾郎君。
【次の発言】 小林信一君。
【次の発言】 次会は来たる七日水曜日開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後一時十四分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、この際これを許します。山中吾郎君。
【次の発言】 村山君。
【次の発言】 他に質疑もないようでありますから、本案に対する質疑はこれにて終了いたしました。
【次の発言】 引き続き討論に入るのでありますが、別段討論の通告もありませんので、直ちに採決いたします。本案を原案の通り可決するに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よって、本案は原案の通り可決いたしました。
ただいまの議決に伴う委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一任……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
学校法人紛争の調停等に関する法律案を議題とし、政府より提案理由の説明を聴取いたします。長谷川文部政務次官。
【次の発言】 補足説明がありますので、これを許します。杉江局長。
【次の発言】 次に予備審査のため付託されております学校教育法の一部を改正する法律案(参法第七号)及び学校教育法の一部を改正する法律案(参法第八号)の両案を一括議題とし、提出者より提案理由の説明を聴取いたします。参議院議員豊瀬禎一君。
【次の発言】 各案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求の件についてお諮りいたします。
すなわち、ただいま……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
学校教育に関する件について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、この際これを許します。山中吾郎君。
【次の発言】 義務教育諸学校の教科用図書の無償に関する法律案、義務教育諸学校の児童及び生徒に対する教科書の給与に関する法律案及び教科書法案の三案を一括議題とし、質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、この際これを許します。小林信一君。
【次の発言】 学校法人紛争の調停等に関する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、この際これを許します。山中吾郎君。
【次の発言】 次会は十四日水曜日開会することとし、本日はこれにて散会いたし……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
学校法人紛争の調停等に関する法律案、義務教育諸学校の教科用図書の無償に関する法律案、義務教育諸学校の児童及び生徒に対する教科書の給与に関する法律案、教科書法案、右四案を一括議題として、質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、この際これを順次許します。米田吉盛君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
小林信一君。
【次の発言】 午後二時再開することとし、暫時休憩いたします。
午後一時七分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。三木喜夫君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
義務教育諸学校の教科用図書の無償に関する法律案、義務教育諸学校の児童及び生徒に対する教科書の給与に関する法律案及び教科書法案の各案を一括議題といたします。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。小林信一君。
【次の発言】 村山君。
【次の発言】 本会議散会後再開することとし、暫時休憩いたします。
午後一時八分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
午前に引き続き質疑を続行いたします。村山喜一君。
【次の発言】 資料につきましては私からも要請をしておきます。
【次の発言】 次会は来たる十九日月曜日開会することとし、本日はこ……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。 文化財保護に関する件について調査を進めます。 本日は、本件に関し古跡に関する問題について参考人より意見を聴取することといたします。御出席の参考人は、東京大学教授坂本太郎君、日本学士院会員原田淑人君、東京大学名誉教授藤島亥治郎君、奈良県知事奥田良三君、以上四名の方々であります。 この際、参考人各位に一言ごあいさつ申し上げます。 本日は御多用中のところわざわざ御出席を賜り、まことにありがとう存じました。 これより、文化財保護に関し、古跡に関する問題について御意見を承ることといたしたいと存じますが、先般来より、本委員会におきましては、平城宮跡に関する……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
義務教育諸学校の教科用図書の無償に関する法律案、義務教育諸学校の児童及び生徒に対する教科雷の給与に関する法律案及び教科書法案の各案を一括議題といたします。質疑の通告がありますので順次これを許します。山中吾郎君。
【次の発言】 村山喜一君。
【次の発言】 本会議散会後再開することとし、暫時休憩をいたします。
午後一時五十三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
学校法人紛争の調停等に関する法律案を議題といたします。質疑の通告がありますので、この際これを許します。米田吉盛君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたします。山中吾郎君外十一名より成規の手続を経て著作権法の一部を改正する法律案を撤回いたしたい旨の申し出がございます。これを許可するに御異議ありますんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。
【次の発言】 社会教育に関する件等について調査を進めます。
著作権法の一部を改正する法律案起草に関し、八木徹雄君より提案がなされております。
【次の発言】 起草案の説明を求めます。八木徹雄君。
【次の発言】 ただいま提案の起草案に関し、質疑の通告がございますので順次これを許します。臼井莊一君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
村山喜一君外八名提出、高等学校の定時制教育及び通信教育振興法の一部を改正する法律案を議題とし、提出者より提案理由の説明を聴取いたします。村山喜一君。
【次の発言】 山中吾郎君外八名提出、学校教育法の一部を改正する法律案を議題とし、提出者より提案理由の説明を聴取いたします。山中吾郎君。
【次の発言】 予備審査のため付託されております高等学校の建物の建築等に要する経費についての国の補助に関する臨時措置法案及び学校騒音防止工事費交付金法案の両案を一括議題として、提出者より提案理由の説明を聴取いたします。参議院議員米田勲君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。 学校教育に関する件について調査を進めます。本日は教科書に関する問題について参考人の方々より意見を聴取することといたします。御出席の参考人は教科書公正取引協議会幹事長柴田寅三君、東京書籍株式会社社長山田三郎太君の両君であります。 この際、参考人各位に一言ごあいさつ申し上げます。本日は御多用中のところ本委員会の調査のためわざわざ御臨席を賜わり、まことにありがとう存じました。 これより教科書に関する問題につきまして検定、採択、販売等について御意見を伺うことといたしますが、御意見は議事の都合上、委員各位の質疑によりお述べ願いたいと存じます。 それでは質疑……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
学校教育及び文化財保護に関する件について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、この際これを許します。高津正道君。
【次の発言】 村山喜一君。
【次の発言】 高津正道君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際、連合審査会開会申し入れの件についてお諮りいたします。
ただいま地方行政委員会において審査中の地方公務員共済組合法案及び地方公務員共済組合法の長期給付に関する施行法案について、同委員会に連合審査会開会申し入れをいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。
なお、連合審査会開会の日時等につきましては、地方行政委員長と協議の上、公報をもってお知らせいたします。
【次の発言】 学校教育に関する件及び国際文化交流に関する件について調査を進めます。
先般のアジア……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
請願の審査に入ります。
本日の請願日程第一、高等学校増設等に関する請願より、日程第一五四、義務教育用教科書の現行供給機構維持に関する請願を一括して審査いたします。
各請願の趣旨はすでに請願文書表により御承知のことと思いますので、委員会における紹介議員の説明並びに政府の所見聴取等を省略し、理事会の協議に従い、直ちにその採否を決したいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。
それでは本日の請願日程中、第一ないし第九、第一二、第一四ないし第五四、第五八ないし第七八、第八二ないし第八五、第八七、第八八、……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
公立学校施設災害復旧費国庫負担法一部を改正する法律案を議題とし、府より提案理由の説明を聴取いたします。荒木文部大臣。
【次の発言】 閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
先般申し出ることに決定いたしました閉会中審査案件に、公立学校施設災害復旧費国庫負担法の一部を改正する法律案及び公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案の両案を追加し、閉会中もなお審査いたしたい旨、議長に対し申し出をいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
学校教育法に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますので、これを許します。山中吾郎君。
【次の発言】 間もなく来ると思います。
【次の発言】 局長はすぐ参りますから、待ちましょう。――それでは継続します。山中吾郎君。
【次の発言】 伊藤調査課長、西村中等教育課長が見えておりますから……。
【次の発言】 関連質問を許します。村山喜一君。
【次の発言】 松前重義君。
【次の発言】 谷口善太郎君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次会は公報をもってお知らせいたします。
これにて散会いたします。
午後零時五十七分散会
○櫻内委員 第一分科会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本分科会は昭和三十八年度一般会計予算、同特別会計予算及び同政府関係機関予算中、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、経済企画庁を除く総理府、法務省及び大蔵省所管並びに他の分科会の所管以外の予算について、去る二月十六日より本日まで、日曜を除き九日間にわたり慎重に審議いたしました。 審議は、二月十六日各省当局よりそれぞれ所管予算の説明を聴取し十八日より質疑を行なったのでありますが、審議の詳細につきましては会議録に譲ることを御了承願いまして、ここでは質疑のうちの若干について簡単に申し上げます。 まず、総理府所管に……
○櫻内国務大臣 去る十八日の内閣改造に際しまして通産相のほうに就任をいたした次第であります。まことに微力非才な者でございますが、皆さま方の御支援のもとに大過なく職責を遂行いたしたいと思います。私は国会の皆さま方の意を体しましてこれを行政面に強く反映させて通産省の仕事の上に寄与せしめたい、かように心がまえを持っておるようなわけでございますが、この上とも皆さま方の御支援、御鞭撻をひとえにお願いをいたしまして、まことに簡単で恐縮ではございますが、私の就任のごあいさつにいたしたいと思います。くれぐれもよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいま板川委員の御意見はまことに尊重すべき御意見だ……
○櫻内国務大臣 お話のように、現実には第二種製造工場に対する立ち入り検査などが十分に行なわれてないわけでありまして、そういうことが災害の原因の一つであるといたしますればまことに遺憾に思うのでございます。もとより御指摘のように直接の取り締まりの責任は都道府県のほうにあるのでございますが、通産省における取り締まり機構の整備をするようにというお話でございまして、その御趣旨につきましては同感する点もございます。ただ私は、そういうような機構をつくるというよりも、むしろ現実にいかにして災害を少なくするか、また合理的に立ち入り検査などができるかというようなほうがまだ問題ではないかと思うのであります。また、単……
○櫻内国務大臣 閣議のために時間がおくれまして、まことに申しわけありません。 先月十八日の改造に際しまして通産大臣を命ぜられたわけでございますが、御承知のように、従来商工委員会のほうに特に関係もしておりません。全く見識がないわけでございます。皆さんの御支援、御鞭撻によりまして職責を果たしていきたいと思っております。特に私は、国会の御意向はこれを尊重いたしまして行政の上に反映をさしていくべきである、こういう信念を持っておりますので、さような点でぜひお助けをいただきたいと思います。 本日の閣議におきまして、先般衆参両院の本会議で、石炭についての特別調査団を出すようにという御決議がございましたの……
○櫻内委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和三十八年度補正予算第3号、特第3号及び機第3号の三案に対しまして賛成の意を表明するものであります。 右三案の内容につきましては、さきに大蔵大臣から御説明がありましたとおり、産業投資特別会計及び同特別会計資金への繰り入れ、義務教育国庫負担金等義務的経費の不足補てん、地方交付税交付金の増額等を内容とするもので、一般会計歳出追加額は八百二十六億円余と相なっており、本年度予算作成後に生じた事由に基づき特に緊要となった諸経費が計上せられているのでございまして、何ら異存のないところでございます。 ただ、この際、産業投資特別……
○櫻内委員長代理 これにて角屋堅次郎君の質疑は終了いたしました。 次に、東海林稔君。
○櫻内委員長代理 阪上君に申し上げますが、申し合わせの時間がまいりましたので、お含みいただきたいと思います。
○櫻内委員長代理 この際、広岡海外移住事業団理事長にお礼を申し上げます。 理事長には参考人として出席をいただき、長時間にわたり答弁をいただき、ありがとうございました。御礼を申し上げます。
○櫻内国務大臣 井手委員のお尋ねであります中小企業に対する革新的な施策は、どうか、実は正直なところを申し上げまして、即効的な革新的な施策というものはなかなか見当たらないと思うのであります。やはりこれはじみちに財政の上で、あるいは金融の上で、あるいは税制の上でと、あらゆる角度から中小企業に対するひずみに対処していかなければならないと思うのであります。大体中小企業の一番の問題は、一言で言うと、まことに常識的でございますが、近代化がおくれておると言わざるを得ません。技術の上において、あるいは機械設備の上において、また経営の状況におきまして、すべておくれておると思うのであります。でございますから、現在……
○櫻内国務大臣 御指摘のように、八月に三百七十二件、九月に三百七十九件というように、戦後件数としては最高の倒産を示しておるのであります。これは詳細に検討いたしてみますと、金融引き締めの状況が浸透してきておる。したがって、件数がふえて、そして倒産の額が小口化しております。また、京阪神とかあるいは名古屋の地区とか東京周辺とか、こういうような都市よりも、むしろ地方のほうへずっと浸透しておるのでございまして、これは結局金融引き締めの結果であると、原因はさように見ております。
【次の発言】 先ほど申し上げました原因は金融引き締めだと、これは当面の主たる原因を申しておるのでありまして、もちろんいろいろな原……
○櫻内国務大臣 戸叶委員が御疑念を持っての御質問のようでございますが、先ほど申し上げましたように、条約の批准を得ておくことが将来予想される日本の国際博覧会開催に有利ではないかということから、通産省の立場としてはこの条約に加入をしてくれたらどうかということを外務省のほうにお願いをしたようなわけでございます。そこで、博覧会はやるのかやらぬのかということでございますが、現在国内に開催の希望地はございます。しかし、その希望地が意思統一ができるのか、どこにきめるべきなのかというような問題がすべてみなペンディングになっておりまして、したがって、いま七〇年にどこどこで博覧会を開催するためにこの条約の批准をお……
○櫻内国務大臣 ただいま松井委員から新潟の地盤沈下の詳細についてお話がございました。私はたいへん恐縮ではございますが、ほんとうの荒筋だけの話を聞いておりまして、現に新潟市内でも七センチ、十センチの地盤沈下が続いておるのである、こういうお話につきましては、ただいまここで承ったようなわけでございます。なお、資源調査会の検討した模様につきましても、これもたいへん恐縮でございますが、詳細まだ承っておらないわけでございますが、ただいまの松井委員の御指摘のとおりの事実であるといたしますならば、これは新潟県民、または新潟市民に対する影響の大きい問題でございますので、通産省の所管事項につきましてはさらに一そう……
○櫻内国務大臣 御質問がたいへん範囲の大きい御質問でございまして、簡単に中小企業対策はどうか、なかなかどういうところに焦点を置いてお答えしてよろしいのか少しとまどうのでございますが、中小企業の数から申しますと、言うまでもないことでございますが、企業数でも九九%をこえております。それから雇用者は相当動きがありますが、大まかに申しまして大体五〇%見当は中小企業に従事しておるものと私は解釈をしておるわけであります。また、わが国の重要なる輸出産業にどの程度貢献しておるか、これが五〇%から六〇%の見当ではないかというふうに考えてまいりますときに、通産省の中小企業対策というのはある部分の対策ではない、通産……
○櫻内国務大臣 多賀谷委員の御指摘のように、災害があったが、幸いにして人的損害が軽微であったか、もしくはなかったかというような災害の事例が幾つかあることを承知しております。いわばそれは不幸中の幸いであったのでございまして、真剣に考えてみれば、これが大きな災害になっておったらどうであったかと考えますときに、背筋の寒い思いがするわけでございまして、こういう点につきましては、一そう保安の確保に努力をいたして、かりにもそういう不安、懸念の起きるような事態の起こらないようにつとめていきたいと思うのでございます。 それから、組夫の問題についての御質問でございました。これは炭鉱労働者の外に置いておる、実際……
○櫻内国務大臣 非常に広範囲な御質問でございまして、簡単に一言でお答え申し上げることに戸惑うわけでございますが、経済成長施策の遂行に伴う労働力の不足、あるいは社会経理の行き詰まりというようなことがおもなる原因になっておると思うのであります。答申の目標といたしました人員整理が逆に労務者不足の現象を呈したというのも、そのあらわれではないかと思います。また、千二百円の炭価の引き下げを目標にいたし、能率もあげてまいりましたが、会社の経営がうまくいかないというのもそのあらわれではないかと思うのでございます。もちろんそれだけが主たる原因だとは言い切れません。いろいろな諸事情が総合された結果が御指摘のような……
○櫻内国務大臣 不正があったらばという仮定でございまして、私責任者として軽率なことをお答えすることはいかがかと思いますが、しかし国会のこういう正式の決算委員会あるいは会計検査院その他から、これは不正である、こういうふうに断定をされたときはおのずから私が監督の責任舎として当然判断すべきものが出ると思います。
【次の発言】 私は先般来お答えをしておるとおり、こういう出た数字でいろいろ御批判が出るということは、これはいろいろ新聞または委員会等で出ておるのでありますから、それは当然聞いております。しかし私としての考え方は、落札、入札の方法は一体妥当なのかどうか、それをまず秘密を厳守するためにとった措置……
○櫻内国務大臣 突然のお尋ねで私はっきり記憶しませんが、この指名をした後であったか前であったのか知りませんが、後任総裁もきまっておるので、これは入札はあとの総裁がやるのがいいんじゃないかというような報告を受けまして、私その報告を受けたときに、常識的にそれはそうだねと、こう言ったことはあります。
【次の発言】 そういうことはございません。
○櫻内国務大臣 一言申し上げます。
先般佐藤総理と一緒にこの席へ参りまして、総理から種々申し上げておるとおりでございまして、また、ただいま田中委員からのお話は、よく私も心得まして、今回の貴重な御審議の経緯を建設的に前向きに私としては考えてまいりたいと思います。
【次の発言】 この事件についての詳しい認識を持っておらないのにお答えをするのもいかがかと思いますが、ただいまの御質問に伴いまして、一、二私の考えを申し上げておきたいと思います。
その第一は、すでにこの問題が司法当局の手によって調査を受けておる、そしてお話しのような不起訴処分になっておる、こういう経緯でございまして、これらの関係につい……
○櫻内国務大臣 昭和三十八年度決算の概要につきましては、お手元に印刷物をお配りしてございますので、それによって御承知おきいただきたいと思います。何とぞ御審議のほどをお願い申し上げます。
【次の発言】 労働大臣がいまお話のごとく述べられたことは私承知しております。しかしながら、検討をされるというお立場でございまして、その場合における通産省の責任者としての私の意見は、これも委員会、本会議を通じて明らかにしておるのでありますが、たとえば最近の鉱山の災害状況を見まするに、保安と経営の面、こういうものは分離することができないという見地をとっておるわけでございます。すなわち、作業を進めていくにあたりまして……
○櫻内国務大臣 ただいま厚生大臣からお答えしたとおり、私の立場といたしましても、相互に適任と思われる人を出し合って、そこで協議をし、円満に人選をいたしたいと思います。
【次の発言】 厚生大臣のおっしゃるとおりでありまして、並行して行なっていきたいと思います。
【次の発言】 本委員会の設置のことは、ただいま厚生大臣のおっしゃるように、国会独自の問題であろうと思います。しかしながら、私どもの立場から申し上げまして、今後公害問題が非常に重要である、またおくれておるということからいたしまして、取り返していかなければならない面があろうかと思います。かような点からいたしますれば、ただいまおっしゃられたよう……
○櫻内国務大臣 公害問題の処刑についての基本的な考え方は、社会開発と経済開発の調和ということを総理からもお答えを本会議場で申し上げておると思うであります。そういう調和の見地からいたしますと、通産省、厚生省が共管で、役所がまず調和をしていくと非常によろしいのではないか。私どものほうの立場からする見解は見解としてございます。お話しのように工場に対して協力をもとめるとかいろいろございますが、今回この法案が共管として出ておるところに非常に妙味があるのではないかと思います。
【次の発言】 公害問題については、近年に取り上げられてきたのでありまして、そのために御承知のように、この公害を規制する法案にしまし……
○櫻内国務大臣 この公害問題が本日のように取り上げるようになるまでの過程が水質保全法、あるいはばい煙規制法、地盤沈下に対する工業用水法、こういうことで大体三十三年ごろから逐次問題に対処して、いま申し上げたような法案が出てきたと思うのです。私の観察では、この公害問題というものが、はっきり基本法をつくるまでの各種の要件というものが完全に備わってきておるかどうかという点については、私自身それほど自信がないのです。いま言うような、三十三年ごろから逐次問題になってきた、こういうようなことでありますので、現在公害対策進推連絡会議というようなものを総理府に置きまして、そして水質汚濁や大気汚染、あるいは地盤沈……
○櫻内国務大臣 今後の通商産業政策の方向と重点について御説明申し上げます。 昭和四十年度におきましては、多角的、流動的に変貌する国際経済環境への適応のもとに国民経済に生じたひずみの是正をはかりつつ、均衡のとれた成長を達成することを基本方針とし、特に施策の重点を輸出の振興と低開発国対策の拡充、中小企業施策の画期的拡充、国際競争力強化のための産業の質的充実、産業保安の確保と産業公害の防止等において、その積極的な展開をはかる所存であります。 通商産業省の一般会計予算につきましては、本年度の約五百十四億円に対し、昭和四十年度におきましては約二〇%増の約六百十六億円を計上するとともに、通商産業省関係……
○櫻内国務大臣 ただいま提出いたしました航空機工業振興法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。 航空機工業振興法は、航空機工業の振興をはかる目的で、第一に航空機工業審議会の設置を規定し、第二に航空機の国産化を助成するための措置として、国有試験研究施設の使用料軽減措置及び設備資金の確保について規定するとともに、第三に輸送用航空機の国産化を促進するための措置として、日本航空機製造株式会社を設立し、輸送用航空機の設計、試作、製造等を行なわせることを内容とするものであります。 この法律に基づき、日本航空機製造株式会社が昭和三十四年六月に設立され、今日まで……
○櫻内国務大臣 ニチボー・ビニロンプラントにつきましては、本年の四月末までに政府の輸出承認書が与えられますと、そこで効力が発生をする、こういうことになっております。そこでだんだん日も迫りましたので、一月になりましてから、これはひとつ承認すべきではないか、こういうふうに私は見解を持ちまして、これに対する承認書を与えることにしたのであります。これを与えるに際しまして、いまお話がありましたように、なかなか政治情勢もからんでおると思いましたので、これは全く事務的に処理をするのが一番適当だ、こういう私自身の配慮をいたしまして、これが承認については事務次官のところで承認書を渡すというような、その事務処理で……
○櫻内国務大臣 中小企業近代化資金助成法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及びその概要を御説明申し上げます。 政府におきましては、わが国経済において中小企業が占める地位の重要性にかんがみまして、従来より、その近代化の推進につとめてきたところであります。その施策の一環として三八年度より中小企業高度化資金貸し付け制度を設け、中小企業者が行なう工場、店舗の集団化、事業の共同化を強力に助成することとしてまいりました。しかしながら、工場または店舗の集団化等を行なうことは、中小企業者にとってきわめて大きな事業であり、その資金繰りはきわめて困難な状況にありますので、これを緩和し、工場、店舗の……
○櫻内国務大臣 ただいま桜井委員の御指摘のような悪条件もいろいろあろうと思います。ただ、本年度の国際収支の私どもの立てました見通しは、これは御承知だろうと思いますが、三億三千万ドルの黒字、こういう予想でまいっておるわけであります。それに対して、昨年の四月から十二月までの状況はどうか。これはいま御指摘のようないろいろな悪条件も入ってきておりますが、その結果が三億ドルちょっと上回った黒字、三億八百万ドルと思いますが、そういう黒字になっておるのでございます。それじゃく今後どうか。この今後につきましては、いまお話しのように、平衡税については、国債、政府保証債等について一億ドルは年間慰めよう、こういうこ……
○櫻内国務大臣 先ほどから山崎委員の御主張は、私も承って了解できるのであります。しかしながら、これは法律に基づいて処理をせられるべき性格のものだと思います。したがって、その順序といたしましては、安定審議会の議を経て、慎重に取り運ぶべきものであろうか、かように私はいまお話を聞いておって感ずるのでございますが、しかし法律に基づく問題でございますので、さらに局長のほうからお答えをさせます。
【次の発言】 山崎委員の御主張は明白でございました。私も、そのことはよく認識いたしまして、今後成規の手続き、そうしてそれに伴って私の正しい判断をいたすということを申し上げておきます。
○櫻内国務大臣 ただいま提案になりました中小企業信用保険法の一部を改正する法律案の提案理由及びその概要を御説明申し上げます。 中小企業者に対する金融の円滑化をはかるため、政府といたしましては、政府関係金融機関等を通じて中小企業者向けの資金量の確保につとめる一方、中小企業信用保険公庫が行なう保険業務及び全国各地の信用保証協会が行なう保証業務を通じて中小企業者の信用補完を促進してきている次第であります。 しかしながら、中小企業者の中でもとりわけ小企業者につきましては、物的担保も乏しく、保証人を得ることも容易でないため、信用保証協会の保証を受けることが困難な状況にあることにかんがみまして、これら……
○櫻内国務大臣 お話のごとくに戦後七年間の空白を経て、昭和二十七年から生産を開始いたしたのでございますから、西欧諸国の中で航空機製造業というものが製造を開始したばかりのような地位にあろうと思います。御存じであろうと思いますが、たしかアメリカ、イギリス、フランス、オランダそれに日本が旅客機の製造をしておる五番目にランクされていたと思うのでありますが、現状につきましては、他の先進諸国に比較いたしましてまだ競争の立場にはなかろうかと思います。しかしながら四十六年までのYS11の百五十機の製造というものが順調に進み、さらに現在三菱重工業が独自開発に成功いたしましたMU2の今後の販売いかんによっては相当……
○櫻内国務大臣 ただいま本委員会で行なわれました決議につきましては、その趣旨を十分尊重いたしまして、政府として善処をすることを申し上げておきます。
○櫻内国務大臣 ただいまお尋ねの御趣旨は、私としても十分考えなければならないと思います。確かに保安施設につきましては、考えようによると採算的にどうかというようなことでちゅうちょする向きがあろうかと思いますが、そういうことでは今後の近代経営者としては私は資格がないと思います。一たび事故が起これば非常に大きな影響を受けるのでありますから、根本的に考え方を変えていかなければならないと思います。しこうして政府の施策でございますが、現在、近代化資金、高度化資金、こういうものを政府は出しまして、今度御審議を願っておる予算面では近代化資金では五十億円、また高度化資金では、概算でございますが六十七億円くらい、……
○櫻内国務大臣 茨木あるいは名古屋の事故にかんがみまして、通産省がこれをもとにしての行政指導をすべきである、こういうことにつきましては、私もつとめてさようにいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいま建設的にいろいろ御意見がございました。保安協会が自主保安の中核体をなしておる、そこでこれに対する作業員の講習とか、あるいは技術指導とか、いろいろ委託で政府の見ておる面がございますが、その足らざるところは、お話しのように強化をしていきたいと思います。
なお、保安関係の人員の少ないことのお話がございましたが、明年度の予算におきましてはつとめてこれが増加をせしめ、また各地方自治体の手数料の収入も相当……
○櫻内国務大臣 ただいま提案になりました特許法等の一部を改正する法律案の提案の理由及びその概要につき御説明申しあげます。 この法律案は、先年、リスボンで改正されました工業所有権の保護に関するパリ条約及び原産地の虚偽表示の防止に関するマドリッド協定へ加入することに伴いまして、特許法、実用新案法、商標法及び不正競争防止法の一部改正を行なうのがおもな内容でございます。 なお、リスボン改正条約及び協定への加入につき御承認を得るため今国会で御審議をいただくこととなっております。 右の改正条約等への加入に際しましては、これを実施するための国内法制が整備されていることが必要となっておりますので、ここに……
○櫻内国務大臣 ニチボーのビニロンプラントにつきましても、また日立造船の貨物船の問題にいたしましても、政府といたしましては、すでに前者は一月二十二日と記憶いたします、それから日立のほうは二月十日ごろであったかと思いますが、いずれも輸出の承認を与えております。これはいまさら御説明を申し上げるまでもなく、この種の取引、すなわち代金が六カ月以上にわたるものにつきましては標準外決済の必要がございます。このために輸出承認を求めてくるのでございます。さようなことから両件とも、ニチボーは一月二十二日、日立造船は二月十一日であったかと思いますが、承認書を与えた、こういうことであります。 ただいま板川委員のお……
○櫻内国務大臣 正直に申しまして私詳しくは存じませんが、同一に取り扱うということでございます。
【次の発言】 一まず長官からお答えさせまして、その後に私の見解を述べさせていただきます。
【次の発言】 商工会議所、商工会、それぞれ民間の団体だと思います。その職員に対して助成をしておるものと思います。
【次の発言】 先ほど長官から申しましたように、従来は自主的な活動が望ましいということでやってきたと思うのであります。しかしながら、ただいま御指摘のような実態につきましては、私としても十分調査をいたしまして、改善の要があると思います。
【次の発言】 ただいま本委員会で行なわれました附帯決議につきまして……
○櫻内国務大臣 三十分ぐらいあるだろうと思います。
【次の発言】 御議論の焦点は、いまのお話で私にもよく理解ができます。今回一応無担保、無保証の新しい制度をとる上におきまして、三十万の口がどの程度初年度でやれるかということでいきますと、これが大体五万件と申しましょうか、五万人見当ぐらいまでの無担保、無保証を全国でやろうというような一応の事業のめどを立てております。従来のその保証のやり方を否定をするのではないのでありまして、新たなるそういう特殊の保険をやろう、保証をしようというについての一つのめどがございます。そういうめどから考えていきます場合に、今回の省令で規定をしようとする条件が、御批判の点……
○櫻内国務大臣 現下の経済事情からいたしまして、御意見のような限度額の五十万円程度の引き上げというのも必要であろうかと思います。しかしながら、今回御審議を願っておるこの法案が三十万円ということにいたしておりますので、御意見を尊重しまして、次の機会には五十万円程度に引き上げるようにいたしたいと思います。
【次の発言】 前回の委員会におきましても御熱心に御主張があった点でございまして、その後鋭意検討いたしまして、ただいま重ねてお尋ねの所得税、事業税、法人の場合は法人税等につきまして、当初三年間納付しているということを要件にしよう、それに伴う省令を出す考えでおりましたが、これをお説のとおり、最近一カ……
○櫻内国務大臣 現行の中小企業の観念からいたしますと、ここになかなかデリケートな問題もあろうかと思います。私がどの範囲に許可をするかということにつきましては、一応二億円を限度とするめどを置いております。そういうことでございます。
【次の発言】 中野長官からお答えさせておりますように、当初から七千万、八千万というものを対象にしたという場合であれば、これは問題だと思うのであります。しかし、少なくとも最初の対象として扱った場合は、これはいまおっしゃるとおりの定義の中に入るわけです。したがって先ほども私申し上げたように、この投資育成会社の対象になるものの中小企業の解決にきわめてデリケートな面があるとい……
○櫻内国務大臣 私も昨日お答えをしておると思うのであります。この会社の対象は、当初はあくまでも中小企業である、しかし、育成をせられた結果が現在の中小企業の定義にもとる場合が起きてくる、これは会社が中小企業の投資育成をするという趣旨で育成された結果がそういうことに相なるので、そこでやむを得ないのだ、こういうふうに申し上げたつもりでございます。しこうして、そういう過程をとって株式が公開をされ、さらにその会社が育っていく、こういうことで事実上はあると思います。
【次の発言】 これは繰り返し御説明をしたところだと思いますが、全くの例外規定でございます。なぜ例外規定を置いたか、それは投資先企業が円滑に株……
○櫻内国務大臣 私の答弁がもし違っておれば訂正をいたしますが……。
【次の発言】 私の見解を述べます。私としては標準外決済の際に外為法というものを考えて、輸銀は使わせないというようなそういう決済はしておりません。
【次の発言】 これは相当長い時日の経過がございますので、ある段階において見通しとして輸銀が使えるのか使えないのかというような場合に、それに対する見通しを述べた場合があろうかと思います。しかしながらこれは委員会でしばしば申し上げるとおりに、通産省の標準外決済を認める段階において輸銀云々ということはないのであります。
【次の発言】 これは私としては記者会見等で観測などを聞かれたことがござ……
○櫻内国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 桜井委員が御指摘したような、そういう現実に欠陥が出ておる。そして、それを政治の上では放置はできない、原則は原則でございますが、放置できない。そのために、政府としては諸施策を講ずるのだ、たとえば近代化資金、高度化資金を出すとか、あるいは今回の共済事業団のごときもその一例でございますが、ただ野放しにして、欠陥があらわれておくがままにほうっておく、こういうわけではないわけでございます。
【次の発言】 事実認識の点についてあるいは桜井委員のお考えと私の考え方の差があるかもしれぬと思います。これはそこまで掘り下げてみないとわかりません。しかし基本的……
○櫻内国務大臣 桜井委員の昨日の御質問については、ただいまお話しの大体のところは私も在席して承っておったつもりでございます。そして非常に掘り下げての御検討でございまして、私は心から敬意を表するものでございます。こういうふうに新発足する小規模企業共済事業団に対していろいろ御検討をいただいたことは、私としても非常にありがたいと思うのであります。 そこで申し上げたいことは、確かに不十分な点、また多くの欠陥のあることは私率直にこれを認めます。今回の共済法案を立案して、大蔵当局との折衝の過程におきましては、私の政治的判断は、従来小規模企業者に対するこれという目新しい施策もない。そこで無担保、無保証の三……
○櫻内国務大臣 御指摘のようなもの足りない点が相当あることは私も率直に認めます。今回新しい制度として発足をいたしますので、通産省としての希望が十分かなえられておったかどうか、あるいは私としての希望がかなえられておったかどうかというと、遺憾ながら十分でない点は認めるのでありまして、今後逐次改善をしていきたいと思うのであります。国の助成措置について、お話しのような範囲でございまして、この点につきましては明年度以降の予算措置の際に、出資金の増ワクなどにつきまして十分われわれの主張をいたし、大蔵省とも折衝いたしたい、かように考える次第でございます。
○櫻内国務大臣 ただいま当委員会で議決せられました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重いたしまして、すみやかに実現すべく善処することを申し上げたいと思います。
○櫻内国務大臣 石油政策の重要性はいまさら申し上げるまでもないと思うのであります。したがいまして、私といたしましては海外原油の開発、邦船タンカー船腹の増強、貯油の増強、国産原油及び天然ガスの開発など、各種の施策を総合いたしまして石油対策に万全を尽くすべきだ、こういう立場で行政を指導しておるわけでございます。
【次の発言】 ただいま石油政策に対する資金の配慮の不足を御指摘いただきましたが、私としては今後そのようなことのないように努力をしてまいりたいと思います。
【次の発言】 詳しくは公益事業局長から答えさせますが、お話しのように今後の原子力発電の重要性にかんがみまして、長期的に計画的に考えるべき……
○櫻内国務大臣 石油政策の重要性は、ただいま御指摘のあったとおりにますます増加しておると思います。私といたしましても、そういう点から、今回の石油資源会社の改正法の提案に応じておるようなわけでございますが、もとよりこの程度のことではまことに微々たる施策であって、これからもっと根本的に考えるべき要素が多分にあると思います。従来、御承知のように石油審議会のほうの答申もございまして現在三十七年より始まる五カ年計画の上に種々施策を講じておるわけでございますが、今後におきまして、ますますその必要性が高まっておりますので、財政上、金融上、さらに積極的な施策を講ずべきであるということは御指摘のとおりだと思いま……
○櫻内国務大臣 法文の解釈上はそういうことになりますが、現実にどうかということになりますと、現在さしあたっては指定する考えはございません。ただいま提案者のほうから御説明申し上げたように政府保証債でございますし、引き受けシンジケート団が組織されて別途十分消化されておるのでありますが、さしあたり指定する考えはありません。
○櫻内国務大臣 第四十八回通常国会におきまして、石炭対策特別委員会の御審議をいただくにあたり、一言ごあいさつ申し上げます。 御承知のとおり、石炭鉱業は、いわゆるエネルギー革命の中にあって、きわめて困難な状況に置かれております。政府といたしましては、このような事態に対処するため、昭和三十七年秋の石炭鉱業調査団の答申及びこれに基づく石炭対策大綱に沿って、石炭対策を強力に推進してまいりました。 しかし、その後の事態の推移を見るに、従来の施策のみによっては、目標年次である四十二年度においてもなお自立と安定を達成することは困難であろうと見通される状況となるに至りました。このような情勢に際し、昨年六月……
○櫻内国務大臣 まず、臨時石炭鉱害復旧法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 臨時石炭鉱害復旧法は、昭和二十七年に制定され、過去十二年間に同法により約百七十億円の鉱害復旧が行なわれてまいりました。 しかしながら、今日なお石炭及び亜炭鉱業による残存累積鉱害量は数百億円に達し、今後の採掘による将来発生鉱害量は毎年十数億円にのぼることが予想され、国土保全及び民生安定の見地から深刻な問題となっております。 このため、早急に全国鉱害の実態を調査し、実情に即応した鉱害復旧の促進対策を講ずる所存であります。しかし、最近の鉱害復旧事業における復旧費の値上がりは著……
○櫻内国務大臣 答申にもございますように、負担増対策としては原重油関税の特別還付制度を延長する、それによって実質的にはどの程度になるかということを大蔵省当局との間でずっと詰めてまいっておるのであります。ところが、通産省側の算定と大蔵省側の算定とがまだだいぶ食い違いがございまして、いまお話のあるように石炭対策の重要な柱でございますので、私どもとしてはできるだけ早く結論を得たいということで、数次にわたって折衝もいたし、またときに大臣レベルまで上げての話し合いもしてみましたが、何ぶんにもこれはこまかい算定方式の問題になりますので、政治的にあと五億出してくれるかとかどうとかいうことになってまいりません……
○櫻内国務大臣 このたび、夕張炭鉱に起こった災害により多数の犠牲者の発生を見たことは、はなはだ遺憾にたえないところでございまして、申し上げることばもない次第であります。 災害の概況について申し上げますと、二月二十二日午後六時三十分ごろ、北海道炭礦汽船株式会社経営の夕張炭鉱一鉱丁未坑において、ほぼガス爆発によるものと思われる爆発事故が発生し、当日二番方として作業に従事していた鉱山労務者百七十二名中、六十九名が坑内に閉じ込められたのであります。 災害発生と同時に救護隊を招集し、これら六十九名の救出作業を進めたところ、二十四日午前七時現在、行方不明者一名を残し、六十名の死亡者及び八名の負傷者を収……
○櫻内国務大臣 かねて中川委員が総合エネルギーに対する御見識を持ち、いろいろ御意見のあることを承知しております。また海外旅行された後にも非常な御熱意で私にお話をいただいたこともあるわけでございますが、御指摘のように、確かに通産省が有沢調査団の報告等を中心とするいわゆる審議会、調査団というものにたより過ぎておる面もあろうかと思います。しかし私は私なりの一応の考え方を持っておるのであります。 あえて申し上げさせていただきますと、何といっても電力とか、あるいは石炭とか、さらには天然ガスであるとか、また原子力の利用というような、いわば国内のエネルギーの資源というものを重要視していくべきではないか。か……
○櫻内国務大臣 通産省の立場から申しますと、すでに答申のとおりに、一般炭三百円の値上げということを四月一日実施ということにはっきりとしておるのであります。ただ御承知のように、なお今回御審議を願っておる共販会社との関係などかございまして、電力界として実施が事実上若干ずれるのでないかというような推定もして、炭価の引き上げの多少の延期を希望して、昨日あたり要望書がまいっております。われわれといたしましては、四月一日に炭価の引き上げをする、こういう方針で現在説得につとめておるわけでございます。でありますから、言いかえますならば、方針ははっきりしておると申し上げて言い過ぎではないと思います。
○櫻内国務大臣 お尋ねの、今回の炭価値上げをしない場合、四十年度において石炭鉱業の大手十七社の経理はトン当たり四百三十二円、総額百五十七億円の赤字が見込まれます。炭価値上げを実施した場合に、トン当たり百八十四円、利子補給その他の助成策で、トン当たり六十円、計二百四十四円の収支の改善が見込まれると思います。炭価の値上げによる増収は合計で約百十億、電力が六十六億円、鉄鋼十七億円、ガス四億円を見込んでおります。 政府の予算は、通産省の関係では百四十七億円余でございます。労働省の関係が九十六億円余でございます。鉱害復旧事業費他省関係分で約二十億円、港湾整備で約七億円、経済企画庁所管分が三億円余でござ……
○櫻内国務大臣 多賀谷委員御承知のとおりに、円城寺調査団も参りまして慎重に検討しておるわけであります。さらに具体的な対策につきましては経営審査会にかかっておる際でございまして、だんだんに結論が近づいておることと思います。その結論を受けまして政府としてできるだけの措置を講ずる考えでございます。
【次の発言】 多賀谷委員の言われるとおりだと思います。私どもは答申を受けて諸施策を講じております。現に法案も出し、また予算の審議も参議院で最終段階を迎えておるわけでありますが、同時に、おっしゃるようにその前提がくずれてはいけないのでありますから、先ほど総理のお話もございましたが、三菱美唄の問題などが新聞に……
○櫻内国務大臣 ただいまお話を聞いておりまして、離職をした場合に労働省のほうは離職者手帳の交付をする。そういう点から論拠が始まっておるように承りました。私も詳しい事情はわからないのでありますが、一身専属的に当該鉱山に従事をして、そして離職者手帳の交付を受けた、こういうような者については在籍労務者と同様の取り扱いを行なうように当然検討すべきじゃないか、こう私は思いますから、一ぺん研究させていただきます。
【次の発言】 ただいま多賀谷委員がお示しのような事例で考えていきますと、私もすんなりとその御意見は承らなきゃならぬと思います。
ところで、この新鉱開発に対して今後開発資金を出すという場合に、具……
○櫻内国務大臣 私のほうから先にお答えをさせていただきますが、今回の四十年度の予算の中に、全国鉱害についての調査を実施するようにいたしております。この調査に伴いまして当然長期の計画を立てる考えでございまして、この計画に伴い、関係各省ともよく連絡をとりまして、御指摘のとおりに、今後自治体に不当なしわ寄せのないように努力してまいりたいと思います。
【次の発言】 炭住の様相が一変するというお見通しについて、いろいろ御所見がございました。私もその見通しを否定するものではございません。こうして、新構想による住宅施策を御提唱になっておるのでございますが、ただいま自治大臣からもお答え申し上げましたとおりに、……
○櫻内国務大臣 去る二月の夕張炭鉱災害に続いて、このたびまた伊王島炭鉱で災害が発生しましたことは、まことに遺憾のきわみであり、その監督の衝にある私といたしまして、申しわけなく存ずる次第でございます。 現地でつぶさに事故の惨状を目のあたりにし、再びこのような災害を繰り返さないため、十分な対策を講ずることについて決意を新たにしてまいりました。 石炭鉱業の実施にあたって人命を第一とし、鉱山における災害を防止するととが何よりも重要であることは、私がいまさら申し上げるまでもありません。本日おいでの参考人各位におかれましては、保安が何ものにも優先することを十分銘記され、今後は石炭鉱山においてこのような……
○櫻内国務大臣 産炭地域振興臨時措置法の一部を改正する法律案中修正点の趣旨を御説明申し上げます。 産炭地域における公共事業の促進をはかるため、産炭地域の地方公共団体に対する国の財政上の特別措置をとることを内容とした産炭地域振興臨時措置法の一部を改正する法律案につきましては、すでにこの国会に提出しておりますが、最近における疲弊した産炭地域市町村の財政の状況にかんがみ、できるだけ多くの産炭地域市町村がこの特別措置の適用を受けることができるようにするため、この特別措置の一部を改めることとし、産炭地域振興臨時措置法の一部を改正する法律家に所要の修正を加えることにいたしました。 この修正点の内容は、……
○櫻内国務大臣 財政要求の前に鉱務監督官の件についてのお尋ねがございましたので、あわせてお答えをしておきたいと思います。 保安確保行政の一そうの拡充強化をはかるために、鉱務監督官を中心とする所要の監督要員の確保につきましては、通産省なりの一応の方針を立てまして、現在人員増につきましてもせっかく大蔵当局と折衝中でございまして、通産省側の要望に近い線に大蔵側も考慮をしてもらえるものと、かように存じておるのでございます。お話しのように、予算要求の点につきましては、人命に関することでございますので、当然次年度予算を待たず、何らかの措置を講じなければならないと思うのであります。緊急を要する点につきまし……
○櫻内国務大臣 通商産業省設置法の一部を改正する法律案について、その趣旨及び提案の理由を御説明申し上げます。 改正の第一点は、通商産業省の本省に貿易振興局を設置することであります。 当省は、激しく変動する国際経済情勢に即応した通商政策を適時適切に展開すべく、現在、通商局において、各般にわたる輸出振興関係の事務、低開発国に対する経済協力関係の事務、近来とみに交渉の深まったガット、OECD等国際機関関係の事務、各種通商協定、貿易取りきめ等二国間交渉関係の事務、輸入自由化関係の事務などきわめて広範囲にわたる事務を鋭意遂行しつつありますが、近時その事務量の著しい増大を見るに至っております。のみなら……
○櫻内国務大臣 まず、産業公害のほうでございますが、予算折衝の際に、通産省が産業公害防止技術研究所の設置を強く要望したことは、事実でございます。また、自民党の御関係の皆さま方からも、この際これを実現すべきである、こういうように指摘をせられました。私ども当然その意を受けて措置すべきであったと思いますが、遺憾ながら公害防止事業団の設置との関係によりまして、この際はあまり新しい機構ができるのはどうか、現在の通産省の機構の中で、ひとつ予算的には十分見るからやるように、まあこういうようなことがございましたので、いま御審議をいただいておる通産省設置法の中に新たにこの研究所の設置を入れて御審議を願うという段……
○櫻内国務大臣 ただいま、稻村委員が日ソ貿易協定のおりにソ連にいられて、その実情に沿ってのお尋ねがございました。御趣旨の点はよくわかるわけでございます。幸い昨年度、大体の推計が往復二億一千万ドルぐらいの貿易量になっておると思います。非常な伸びでございました。今後におきましても安定した貿易相手国ではないか、かように私も思います。 そこで、いまの延べ払いのお話でございますが、昨年十月に尿素プラントの八年の延べ払いに踏み切っておるのでございます。おそらくこの内容についての御批判があってのお尋ねであろうと思いますが、当時の情勢からいたしまして、政府は、西欧並みでいこう、そういう基本原則を立てておりま……
○櫻内国務大臣 まず、経済外交の改革に関する臨調の意見についてでございます。その中の経済担当官の充実、また経済省庁と在外公館との一定範囲の直接連絡等について、運営面の強化が答申されておりますが、この点は、検討の結果、通産省としておおむね賛成でございます。そしてその早急な実現を期したいと思います。しかし、この提案のみでは不充分でございますし、権限、組織の改変にまで及んだ抜本的な改革を行なう必要があろうかと考えております。 それから経済協力行政の改革に関する点でございますが、特に問題となりますのは、経済協力行政の事務レベルでの総合調整を外務省でやるべきじゃないかという答申でございます。われわれと……
○櫻内国務大臣 ただいま長官からもお話を申し上げましたように、工業所有権制度改正審議会の答申が近くある見通しに立っております。私としては、人員を増加いたしまして滞貨処理を進めていきたい考えは十分ございますが、また、他面におきまして、手続の簡素化あるいは出願の早期公開等の従来のやり方を変えていくということも考えなければ、抜本的改革にはならない、こういうふうに思っておりまして、今回人員増加について、大蔵省との間には、われわれはもっと増員を要望したのでありますが、全体の予算のにらみ合わせ、いろいろなことから、ただいま御指摘のような程度で終わっておるのでありますが、むしろ私としては抜本的な改革を進める……
○櫻内国務大臣 現在、御承知だと思いますが、日本原子力発電株式会社で十六万六千キロワットの原子力発電の建設中でございます。次いで三十万キロワットの計画がございまして、さらに東京、中部、関西の三電力会社が、昭和四十五年ごろまでにそれぞれ約三十万キロワットの原子力発電所を建設する計画でございます。少し遠い将来を申し上げて恐縮でございますが、昭和五十五年度までには七百万ないし九百五十万キロワットの原子力発電所を持つ、こういうような見通しになっております。私といたしましては、御指摘のように、原子力発電が世界の各国に比較いたしまして多少おくれておるということを遺憾に思っておりますが、いま申し上げたように……
○櫻内国務大臣 昭和二十四年の行政機構改革の際に、この名称が取り上げられました。当時、国民の一般的印象は、物資統制を商工省がやりまして、相当その御批判があったような面が、商工省にあったと思うのであります。そういうようなことで、機構改革の際に通商産業省という名称が付せられたと私は思うのでありますが、お話しのとおりに、各省の中で当省だけが非常に長い名称であり、通称通産省とも言っておるのでございますから、受田委員の御意見については、今後十分検討さしていただきたいと思います。
【次の発言】 現在国交がまだ回復しておりませんので、私どもが貿易推進の上にお話のような政府レベルの人物を送るということについて……
○櫻内国務大臣 お答え申し上げます。 電源開発の入札につきましては、通産省のほうに監督の責任があることは加藤委員もよく御承知であろうと思います。この問題につきましては、お話しのように、高いところに落札されておるということは事実でございます。そこで、私も、これはどういうことでさようなことになったのかということを調べましたところが、入札の方法にあるということでございました。そり入札の方法は、電源開発会社において、工事費の目途額をきめまして、それに対して甲乙丙丁というような一応のパーセンテージをつくりまして、その中のいずれに当たるかわからない一つをもって見積もり制限額としまして、そのワクのうちには……
○櫻内国務大臣 永井委員の御指摘のとおりに、現在は興信所が調査したものを基礎にいたしております。しかしながら、通産省としては、言うまでもなく東京とか名古屋とか大阪とか、あるいは福岡とか札幌とかいう地方通産局がございます。その通産局におきましては、その地域の中小企業の実情についてはでき得る限り把握するようにつとめておるのでございます。ただ、興信所の数字を基礎にしておるということは、この興信所が多年にわたって調査をしておりまして、いま急に通産省自体がいろいろ調査しようといたしますよりも、現在におきましてはこれをまず基礎にいたしまして、そしてそれに対して各地方通産局内の実情を総合して判断していく、こ……
○櫻内国務大臣 現実の取り運びをまず申し上げたいと思うのであります。 ニチボーのプラントにつきましては、四月末までに正式の契約をしなければいけない、こういう事実がございまして、そこで、この正月になりましてから、これを決裁しなければならないということで、現在ニチボーから輸出承認の申請の手続がとられております。御承知であろうと思いますが、代金決済が六カ月以上に及ぶ場合におきましては、標準外決済として、延べ払いは全般的にこの制度が適用されておりますので、時日も迫っておりますから、これは承認してよろしい、こういう取り扱いをいたしました。それで、これがなかなか話題を呼んでいる問題でございますので、私は……
○櫻内国務大臣 通産省におきましては、先ほどちょっとお話が出ましたように、貿易商社平岡に関連する業務上の横領の事件があった次第でございますが、この事件が判明いたしました直後に事務次官を招致いたしまして、まずその事実を聞き取り、しこうして、全役所の諸君にこういう事態が再び繰り返されないように厳重に警告を発するように申し渡したような次第でございますが、何と申しましても、綱紀粛正の問題は、それぞれの心がまえが必要であろうと思います。また、上に立つ者の心がまえが、引き締める上においてさらに必要であろうと思いますので、私みずからがよくそのことを心に戒めまして全役人を引き締めてまいりたい、かように思う次第……
○櫻内国務大臣 アジアにおける共産圏との経済外交ということになりますと、ソ連が、シベリアの関係もございますから入るでありましょう。また北朝鮮、それから中共、おもだったところはそういうところになるのではないかと思います。これを大まかに分けますと、国交のある国と国交のない国ということになります。ソ連との間には貿易協定を結んで、そのワクの中でやっておる。また、問題になります延べ払いなどにつきましては、これは西欧並みでいこうというように方針が明らかになっております。国交のない中共との関係におきましては、これは繰り返し申し上げるように、政経分離、民間ベースでやっていこう。しかし、これは主として貿易の関係……
○櫻内国務大臣 正示委員もいろいろおっしゃりたいところがあろうかと思います。私はそのおっしゃる気持ちは十分わかります。しかし、現状におきまして、そういう行政機構の改革を考えておりますと、これがまた障害になりますので、御承知のように、中小企業行政は産業全般の中に含まれておる、また貿易行政もそうだと思いますので、現状におきましては、私が全責任を負いまして通商産業省で大いにやりたいと、かように存じます。
○櫻内国務大臣 お答え申し上げます。
指定業種の近代化基本計画の概要は、二十五種類できております。大体五十億円の見当でございます。
【次の発言】 お答え申し上げます。いまお尋ねのとおりでございまして、三月一日から三十九年度の十億円が使える、こういうことに決定したことは事実でございます。
【次の発言】 ただいま長官からお答え申し上げましたとおりに、指定の業種に対するものでございます。政府といたしましては、竹本議員がよく御承知のように、高度化資金、近代化資金というものを用意しておりまして、これを無利息で府県に出し、近代化の促進につとめておるわけでございます。たとえば三十九年におきましては、これが……
○櫻内委員 関連して簡単にお尋ねいたしますが、天災融資法の適用を受けた場合に、この利率が三分と六分五厘、こういうように二様あるということですが、どっちの利率を適用するかということで非常に手間どってしまう、そのため時間をかけてしまう、こういうようなことでなかなか効果が上がらぬ、こういうことでございますが、これをぜひ三分なら三分に統一をしていただきたい、この点についてお尋ねいたします。
【次の発言】 調査の結果を聞いているのじゃないのです。三分と六分五厘の二様があって、そういうような調査に手間どって非常にぐあいが悪いから、この際三分に統一をしてくれ、これについてはどうか、こういうお尋ねです。
○櫻内委員 私はたまたま一昨日から昨日にかけまして静岡県下の吉原市、富士市方面におりましたので、その実情につき、また関係者からの種々強い要望もございましたので、この際、今度本部長になられました森総務長官、また橋本建設大臣にお尋ねをいたしたいと思うのであります。 その第一は、ジェット台風といわれただけに、今回の台風に際して、静岡県下、少なくとも私がおりました吉原市、富士市についての警戒体制というものは十分でなかったと思うのであります。その原因は、気象庁の警報は出ておったのかもしれませんが、それが徹底をしておらなかったうらみがございます。 実情を申し上げますと、吉原市で午後十時十五分ごろまで私……
○櫻内委員長代理 山口シヅエ君。
○櫻内委員長代理 福崎君より関連質疑を求められておりますので、この際、これを許します。楢崎弥之助君。
【次の発言】 先ほどの申し出は、理事会で善処いたします。
○櫻内委員長代理 石田君にちょっと申し上げます。
先ほど答弁を留保いたしました米の生産費の上昇率について、食糧庁長官から答弁を求めておりますので、これを許します。桧垣食糧庁長官。
【次の発言】 これにて石田君の質疑は終了いたしました。
次に、和田耕作君。
○櫻内委員長代理 休憩前に引き続き、会議を開きます。 昭和四十四年度総予算に対する一般質疑を続行いたします。神田大作君。
○櫻内委員長代理 ただいま大蔵大臣は、後刻調査の上お答えをすると言っておりますので、暫時お待ちを……。
【次の発言】 しばらくお待ちを願います。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
今回、はからずも再度外務委員長の重責をになうことになりました。まことに微力ではございますが、練達なる委員各位の御協力を得まして大過なきを期してまいりたいと存じます。何とぞ各位の御支援をお願い申し上げます。
簡単ではございますが、ごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 次に、理事補欠選任についておはかりいたします。
去る七月九日、理事田中六助君が委員を辞任ざれましたので、理事が一名欠員になっております。この際、その補欠選任を行ないたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありま……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
閉会中審査に関する件について、おはかりいたします。
本委員会といたしましては、閉会中もなお国際情勢に関する件について調査をいたしたいと存じますので、この旨議長に申し入れたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
次に、閉会中審査案件が付託になり、委員会において参考人の出席を求め、意見を聴取する必要が生じました場合は、参考人の出席を求めることとし、その人選及び日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。 国際情勢に関する件について調査を進めます。 本日は、特に当面の日中問題について、お手元に配付してありますとおり、午前三名、午後三名の参考人からそれぞれ御意見を聴取することとなっております。ただいま御出席の参考人は、高野雄一君、田尻愛義君、衛藤瀋吉君の三名の方々でございます。 この際、参考人各位に一言ごあいさつ申し上げます。 本日は御多用中にもかかわらず御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。当面の日中問題につきまして忌憚のない御意見の御開陳をお願い申し上げる次第でございます。 なお、議事の進め方につきましては、高野雄一君、田尻愛義……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際、福田外務大臣より発言の申し出がありますので、これを許します。外務大臣福田赳夫君。
【次の発言】 国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。戸叶里子君。
【次の発言】 正示啓次郎君。
【次の発言】 石井一君。
【次の発言】 中川嘉美君。
【次の発言】 曽祢益君。
【次の発言】 松本善明君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午後四時三分散会
○櫻内委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、私が委員各位の御推挙によりまして本特別委員会の委員長の重責をになうことになりました。 御承知のとおり、沖繩がわが国の施政権の外に置かれて二十数年を経過いたしましたが、ようやく、国民の待望久しかった祖国復帰の道が開かれようといたしております。 このときにあたり、沖繩返還協定の審議を行なう本特別委員会の使命はまことに重大なるものがあり、国民の関心もひとしく注がれているところであります。 委員長といたしましては、その職務の重大なることを痛感いたしますとともに、微力ではございますが、誠心誠意委員会の円満なる運営につとめ、もってこの……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
【次の発言】 この際、政府より提案理由の説明を求めます。外務大臣福田赳夫君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
本件に対する質疑は次回に譲ることといたします。
本日はこの程度にとどめ、次回は、明十一日午前九時三十分より理事会、午前十時より委員会を開会することとし、これにて散会いたします。
午前十一時十二分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題とし、質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。川崎寛治君。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 政府からしっかりした答弁をさせます。井川条約局長。
【次の発言】 一応発言を許可しました。井川条約局長。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 御静粛に願います。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題とし、質疑を続行いたします。不破哲三君。
【次の発言】 不破君、残り時間が少ないので、そのつもりで御質問ください。
【次の発言】 大出俊君。
【次の発言】 吉野局長。落ちついて答弁してください。
【次の発言】 お待ち下さい。――ちょっとお待ち下さい。
【次の発言】 御静粛に願います。――御静粛に願います。――許可をいたしました。
【次の発言】 御静粛に願います。御静粛に願います。
【次の発言】 御静粛に願います。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題とし、質疑を続行いたします。大出俊君。
【次の発言】 大出君に申し上げますが、統一見解は防衛施設庁長官の島田君よりお答えをすることに政府のほうで打ち合わせができておりますので、ひとまずお聞き取りをいただきたいと思います。
【次の発言】 山中長官間もなく見える予定でございますから、このままでしばらくお待ち願います。――大出委員に申し上げます。山中総務長官お見えでございますので、質問の趣旨が徹底しないといけませんので、再度御発言をお願いいたします。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題とし、質疑を続行いたします。渡部一郎君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめ、本会議終了後再開することとし、暫時休憩いたします。
午後零時十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。渡部一郎君。
【次の発言】 しばらくこのままでお待ちください。――協議ができましたか。島田施設庁長官。
【次の発言】 渡部委員の質問中、留保事項のあることを委員長は了承いたしました。
楢崎弥之助君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との問の協定の締結について承認を求めるの件を議題とし、質疑を続行いたします。楢崎弥之助君。
【次の発言】 楢崎委員に申し上げます。
お申し出の件は理事会にはかりましたが、秘密理事会及び調査団派遣の件は、結論に至りませんでした。
【次の発言】 委員長は、委員長独断で運営するわけではございませんので、理事会にはかって進めたいと思います。
【次の発言】 それも含めて協議をいたしましたが、楢崎君のお申し出の場合は結論に至らなかった、こういうことでございます。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
開会前に、日本社会党、日本共産党に出席を求めましたが、出席がないようでございます。無所属の安里積千代君、瀬長亀次郎君には出席を求めていますが、いまだ返事がございませんので、なお出席を求めております。したがって、やむを得ず委員長としては会議を開きました。
沖繩返還協定に関し発言を求められておりますので、順次これを許します。河村勝君。
【次の発言】 曽祢益君から関連して発言の申し出があります。これを許します。曽祢益君。
【次の発言】 午後一時四十分再開することとし、この際休憩いたします。
午後零時三十五分休憩
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
理事補欠選任についておはかりいたします。
去る八日、理事大久保直彦君が委員を辞任されましたので、理事が一名欠員になっております。ごの際、その補欠選任を行ないたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、理事に西中清君を指命いたします。
【次の発言】 引き続き、国政調査承認要求に関する件についておはかりいたします。
本委員会といたしましては、国際情勢に関する事項について調査をいたしたいと存じますので、この旨議長の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
このたび、重ねて当委員会の委員長としてその重責をになうことになりました。まことに微力ではございますが、委員各位の御協力を得まして大過なきを期してまいりたいと存じます。何とぞ各位の御支援をお願い申し上げます。
簡単ではございますが、ごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 国政調査承認要求に関する件についておはかりいたします。
本委員会といたしましては、国際情勢に関する事項について調査をいたしたいと存じますので、この旨議長の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します.山田久就君。
【次の発言】 松本七郎君。
【次の発言】 松本善明君。
【次の発言】 次回は来たる十五日午前十時より理事会、十時十五分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後六時四分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
外務公務員法の一部を改正する法律案及び国際交流基金法案の両案を議題として審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。堂森芳夫君。
【次の発言】 中川嘉美君。
【次の発言】 曽祢益君。
【次の発言】 ただいま議題となっております両案中、外務公務員法の一部を改正する法律案に対する質疑はこれにて終了いたしました。
【次の発言】 引き続き本案に対する討論に入るのでありますが、別に討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。
外務公務員法の一部を改正する法律案について採決いたします。
本条を原案のとおり可決するに賛成の諸君の起……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。黒田寿男君。
【次の発言】 正示啓次郎君。
【次の発言】 青木君より関連質問の申し出があります。これを許します。青木君。
【次の発言】 西中清君。
【次の発言】 曽祢益君。
【次の発言】 松本善明君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次回は、来たる二十二日午前十時理事会、午前十時十五分より委員会を開会することとし、これにて散会いたします。
午後一時二十分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際交流基金法案を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石井一君。
【次の発言】 堂森芳夫君。
【次の発言】 中川嘉美君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次回は公報をもってお知らせすることとし、これにて散会いたします。
午前十一時五十九分散会
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
千九百七十一年の国際小麦協定の締結について承認を求めるの件及び税関における物価の評価に関する条約の締結について承認を求めるの件、以上両件を議題として、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松本七郎君。
【次の発言】 中川嘉美君。
【次の発言】 曽祢益君。
【次の発言】 松本善明君。
【次の発言】 これにて両件に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより討論に入るのでありますが、別に討論の申し出もありませんので、直ちに採決に入ります。
まず、千九百七十一年の国際小麦協定の締結について承認を求めるの件について採決……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際、理事辞任についておはかりいたします。
理事山田久就君から理事を辞任したい旨の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
引き続き、理事の補欠選任を行なうのでありますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、理事に石井一君を指名いたします。
【次の発言】 国際交流基金法案を議題として審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松本善明君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。 国際交流基金法案を議題とし、審査を進めます。 本日は、本案について参考人から御意見を聴取することといたします。 御出席の参考人は、鈴木九万君、山田正春君、山崎正和君、滝沢幸一君の四名の方々でございます。 この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は御多用中にもかかわらず御出席をいただきまして、まことにありがとうございました。 さきに御連絡申し上げましたとおり、本案につきまして忌憚のない御意見の御開陳をお願い申し上げる次第でございます。 なお、議事の進め方につきましては、参考人各位には最初にお一人二十分以内で御意見の御開陳を願い……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
世界保健機関憲章第二十四条及び第二十五条の改正の受諾について承認を求めるの件及び北西大西洋の漁業に関する国際条約の改正に関する議定書の締結について承認を求めるの件、以上両件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松本七郎君。
【次の発言】 中川嘉美君。
【次の発言】 午後二時二十分に再開することとし、この際暫時休憩いたします。
午後零時二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
世界保健機関憲章第二十四条及び第二十五条の改正の受諾について承認を求めるの件及び北西大西洋の漁業に関する国際条約の……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
本日は、中国問題について、議員春日一幸君に当委員会に御出席をお願いして、御意見を拝聴いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
春日議員には、民社党訪中代表団の団長として、二週間余にわたり、米中首脳会議後の中国を訪問され、中国首脳との会談を終え、去る十六日に帰国されました。
当委員会において、御意見を拝聴いたしたくお願い申し上げましたところ、御多用の中を快く承諾せられ、本日御出席くださいました。
春日議員に対し、一同を代表して厚く御礼申……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際、理事辞任についておはかりいたします。
理事石井一君から、理事を辞任したい旨の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
引き続き、理事の補欠選任を行なうのでありますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、理事に山田久就君を指名いたします。
【次の発言】 国際情勢に関する件について、調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松本七郎君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について、調査を進めます。
本日は、中国問題について、三木武夫議員に当委員会に御出席をお願いして御意見を拝聴いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
三木議員には、北京に約一週間滞在され、中国首脳との会談を行ない、去る二十四日に帰国されました。本日当委員会において御意見を拝聴いたしたくお願い申し上げましたところ、快く御承諾せられてここに御出席に相なりました。三木議員に対し、一同を代表して厚く御礼申し上げます。
それでは、三木議員にお願いいたします。(拍手)
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
航空業務に関する日本国政府とビルマ連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、及び航空業務に関する日本国政府とメキシコ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、以上両件を議題として審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。松本七郎君。
【次の発言】 これにて両件に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより討論に入るのでありますが、別に討論の申し出もありませんので直ちに採決に入ります。
まず、航空業務に関する日本国政府とビルマ連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件について採決いたします。……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
渡り鳥及び絶滅のおそれのある鳥類並びにその環境の保護に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の条約の締結について承認を求めるの件を議題として審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松本七郎君。
【次の発言】 松本委員の御発言、了承いたしました。
【次の発言】 西中清君。
【次の発言】 曽祢益君。
【次の発言】 松本七郎君。
【次の発言】 松本善明君。
【次の発言】 これにて本件に対する質疑は終了いたしました。
本日はこの程度にとどめ、次回は来たる十七日午前十時より理事会、午前十時十五分より委員会を開会することとし、これ……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。 渡り鳥及び絶滅のおそれのある鳥類並びにその環境の保護に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の条約の締結について承認を求めるの件を議題として、審査を進めます。 本件につきましては、去る十二日に質疑を終了いたしております。 これより討論に入るのでありますが、別に討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。 渡り鳥及び絶滅のおそれのある鳥類並びにその環境の保護に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の条約の締結について承認を求めるの件について、採決いたします。 本件は承認すべきものと決するに賛成の諸君の起立を求めます。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。 国際民間航空条約の改正に関する千九百六十二年九月十五日にローマで署名された議定書の締結について承認を求めるの件、国際民間航空条約の改正に関する千九百七十一年三月十二日にニュー・ヨークで署名された議定書の締結について承認を求めるの件、国際民間航空条約第五十六条の改正に関する千九百七十一年七月七日にウィーンで署名された議定書の締結について承認を求めるの件、及び所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とフィンランド共和国との間の条約の締結について承認を求めるの件、以上四件を議題として、順次政府から提案理由の説明を聴取いたします。外務……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際電気通信衛星機構に関する協定の締結について承認を求めるの件、原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とオーストラリア連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件及び原子力の平和的利用に関する協力のための日本国政府とフランス共和国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、以上三件を議題として審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。左藤恵君
【次の発言】 左藤君にちょっと申し上げます。
先ほどの答弁の保留した分、政府側から答弁がございます。穂崎条約局参事官。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際、参考人出席要求に関する件についておはかりいたします。
すなわち、国際情勢に関する件について、本日、海外技術協力事業団理事長田付景一君及び海外移住事業団理事長柏村信雄君の両君を参考人として出席を求め、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。正示啓次郎君。
【次の発言】 青木正久君。
【次の発言】 楢崎弥之助君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際電気通信衛星機構(インテルサット)に関する協定の締結について承認を求めるの件、原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とオーストラリア連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件及び原子力の平和的利用に関する協力のための日本国政府とフランス共和国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、以上三件を議題として審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松本七郎君。
【次の発言】 中川嘉美君。
【次の発言】 土橋一吉君。
【次の発言】 松本七郎君。
【次の発言】 午後二時三十分再開することとし、この際暫時休憩……
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。青木正久君。
【次の発言】 石井一君。
【次の発言】 関連質問の申し出がありますから、これを許します。正示啓次郎君。
【次の発言】 午後四時再開することとし、この際休憩いたします。
午後零時二十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
引き続き国際情勢に関する件について質疑を続行いたします。黒田寿男君。
【次の発言】 西中清君。
【次の発言】 曽祢益君。
【次の発言】 松本善明君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。堂森芳夫君。
【次の発言】 松本七郎君。
【次の発言】 青木正久君。
【次の発言】 楢崎弥之助君。
【次の発言】 西中清君。
○櫻内委員長 これより会議を開きます。
この際、つつしんで御報告申し上げます。
多年にわたり、当委員会の委員あるいは理事として委員会審査のために御尽力せられ、またその間二度にわたり外務委員長として御活躍なさいました委員野田武夫君が去る七日逝去されました。まことに痛恨のきわみであります。
ここに哀悼の意を表し、御冥福をお祈りするために黙祷をささげたいと存じます。御起立をお願いいたします。
【次の発言】 黙祷を終わります。御着席願います。
【次の発言】 請願の審査を行ないます。
今国会において、本委員会に付託になりました請願は七十四件であります。
これより日程第一から第七十四までの各請願……
○櫻内国務大臣 ただいまの食糧庁長官の御説明で尽きるのでございまするが、今回食管法に基づく調査をいたすその時点で、私ども方針を立てなければなりません。そのときに、これをやることによって、当時非常なモチ米の高騰を来たしていることに拍車をかける、こういうことではいかがか、また先般来きびしい御批判をちようだいしたわけでございまするが、過去における需給の緩和というものが背景にあって今回のような事態になっておるという経緯も一応認識いたしました場合に、今回は全く異例の措置ではございまするが、いま申し上げたようなことを頭に置きながら、そこでその調査に入る、また調査の結果が出ましたので、ただいま長官の申し上げ……
○櫻内国務大臣 今週中には取りまとめて、来週には発表ができると思います。
【次の発言】 六十キログラムについての昭和四十六年の基準価格を申し上げますと、これが五千四百四十円になっておるのでございます。これはその当時の価格決定時の推定生産費五千百十五円というものを推定いたしまして、そうして決定をされたものでございます。また四十七年につきましては、御承知の五千八百円、こういうことになっておりますが、これは価格決定時の推定生産費は五千六百七十五円でございまして、いずれもその当時の情勢の上では妥当な価格を決定しておるのであります。ただ御批判がございまするのは、昭和四十六年は冷害でございましたがために、……
○櫻内国務大臣 農林省所管の昭和四十六年度歳入歳出決算について大要を御説明申し上げます。 まず、一般会計の歳入につきましては、収納済み歳入額は七百三億百九十四万円余でありましてそのおもなものは日本中央競馬会法に基づく国庫納付金であります。 次に一般会計の歳出でありますが、支出済み歳出額は一兆千五百二十九億千六百二十八万円余であります。この経費のおもなものは、農業生産基盤の整備といたしまして二千三百五十三億六千三十八万円余、米の生産調整といたしまして千八百六十二億四千三百四十四万円余、食料の安定的供給といたしまして三百六億五千八百五十九万円余農業構造の改善といたしまして三百三十八億九千七百五……
○櫻内国務大臣 ただいまお示しのように、報告書の中に、日本製品が不完全であるという印象を与えておる、あるいは全然使用不可能の品があったという、わが国の調査団自体が指摘をしておるのでございまするから、この報告を読んで、私としては、まことに遺憾なことである、こういうような、いかに無償援助であっても、かようなことがあってはならない、このように戒めておるところでございます。
【次の発言】 御質問のお考えについては私よくわかります。
ただ実際上韓国側にどういう事情があるのか、また韓国側としても必要があるから一年の延長の書簡交換になったのではないか、こういうふうに考えてまいりますと、私は実際上のことはわ……
○櫻内国務大臣 いま金額を申されましたが、私の手元ではその金額が明確に確認されておりませんが、貸し付け方式で六十三万三千トン、延べ払い方式で七十五万トン及びKP援助で約七千トンの、合計約百三十九万トンの輸出取りきめが昭和四十四年以来行なわれておるわけであります。輸出された日本米は、韓国政府の責任において、搗精した上、代行機関を通じて販売業者に売却されておる状況だと聞いております。売却代金は一たん糧穀管理特別会計に入金した上、借款管理特別会計に繰り入れられた後、会計全体の中で財政投融資に使用されている模様でございます。 以上でございます。
○櫻内国務大臣 農林省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 わが国の水産業は、現在、名実ともに世界第一の地位を占め、国民の動物性たん白質食料の供給源として、重要な役割りを果たしております。 しかしながら、世界の全海域で操業しておりますわが国水産業も、最近の国際情勢の変化を反映して国際的規制がますますそのきびしさを加え、特に遠洋漁業につきましては、国連海洋法会議を前にして、発展途上国を中心とする領海及び漁業水域の拡大の動きによって、その存立が危うくされており、発展途上国に対する漁業協力を強化しつつ、海外における漁場の確保につとめることが一……
○櫻内国務大臣 モチ米の需給の逼迫からモチ米が非常に暴騰した、そういう具体的な現象からこの問題に取りかかりましたので、この食管法による立ち入り調査によって懸念をいたしましたことは、そのことによってモチ米というものの流通か大きく阻害されて、そして一そうその価格の高騰を来たすようなことになってはいけないという配慮があったことは事実でございます。ですから、いま大出委員の御指摘のように、立場を変えてごらんいただくと、何かこう中途はんぱな、もの足りない面があったことは私もいなめないところではないかと思います。 そこで、八十九件、五千八百トンの未検査米を調査の結果一応つかんだわけでございまするが、その場……
○櫻内国務大臣 過剰流動性に伴っての買い占めあるいは投機というような、いまわしい行為が頻発をいたしましたことはまことに遺憾しごくに存ずるわけであります。農林省といたしましては、ただいまおあげになりましたそれぞれの種目に対応いたしまして、各種の措置を講じてまいったのでありますが、おおむね投機等の状況が鎮静化してまいってきておると思います。 現在、モチ米のように、司法当局の手にゆだねたような問題がございますが、この種の問題につきましては、司法当局によって事態が明らかにされまするならば、それに応じて食管法に基づくいろいろな措置は講じてまいりたいと思うわけでございまするが、私としては、今回の事態を省……
○櫻内国務大臣 今回の準備会議におきましては、深海海底の国際管理、領海・公海制度、漁業問題等の海洋法に関する広範な問題が討議されたと報告されております。 その中でお尋ねの領海でございますが、アジア、アフリカ、中米等の発展途上国の多くが、領海の範囲を十二海里とし、その外側に最大限距岸二百海里に及ぶ排他的水域を設定するという、いわゆる排他的経済水域または固有水域の主張が非常に支持層を深めた、こういうふうに伝えられております。これに対して日本、ソ連等は、沿岸国の沿岸漁業保護のために一定の優先権を認めるものの、沿岸国による排他的管轄権の主張は認められないとの立場で対抗してまいりましたが、この主張は残……
○櫻内国務大臣 私は、昨年十二月に農林大臣に就任いたしましたが、農林水産業及びこれをめぐる内外の諸情勢がまことにきびしい時期でもあり、その職責のきわめて重大であることを痛感している次第であります。全力をあげてこの重責を果たしてまいる所存でございますので、委員各位の御理解と御協力を切にお願い申し上げます。 最近のわが国経済社会は、これを取り巻く国際経済動向の変化や公害、過密過疎、異常な地価の高騰等、解決をはからなければならない多くの困難な問題をかかえております。 また、わが国農業は、国内的には、米の生産調整、農業所得の伸び悩み、農業就業者の中高年齢化、無秩序な開発による国土資源利用の競合の激……
○櫻内国務大臣 これは率直に申し上げまして、満足しておるとは思いません。しかし、それだからといって、一切がっさい批判的で不満であるかと逆に考えてみましたときに、私どもとしてはでき得る限りの努力をしておるということで、その辺の認識はちょうだいしておると思っております。
【次の発言】 私は、総理大臣の施政方針で農政問題にほとんど触れておらなかったということから、田中総理が農政を軽視しておる、こういうふうにはにわかに判断をいたしておりません。非常にむずかしい問題であって、あの施政方針の全般的な問題の中で特に抽出していろいろ述べることについてのむずかしさがあったと推定をするのであります。御質問のお気持……
○櫻内国務大臣 閣議の席上におきまして、貿易自由化の全般的な方針として、農林省、通産省関係品目について検討をしてもらいたい、できれば自由化を促進したいので、その場合の国内対策を考えてもらいたい、こういうような話があったことは事実でございます。これはその当時のそれぞれの閣僚の方の記者会見を見ましても、私は、閣議の際そういう協議があった、特に指示、命令のような強いものとは受けておらないのであります。それぞれ記者会見などでも、やはり大蔵大臣でも通産大臣でも、指示を受けたという表現では会見をしておらなかったようであります。私の受けた感じと大体同じだったと思うのであります。 そこで、私がたびたび申し上……
○櫻内国務大臣 私が申し上げるまでもなく、問題の射爆場の事実関係が、ただいまこの席上の一問一答で明らかにされつつあるわけでございまして、率直に申し上げまして、これは問題の経過中のものである。その間に起きておるいわば盲点的なものも相当含まれておる。一問一答をお聞きした限りにおきましては先生のおっしゃることにも理解ができるのでありますが、私は、いまおっしゃるとおりに最高の責任者ということになりまするので、もう一つそれぞれ事態を明らかにして、その上で私の見解を申し述べさしていただきたいと思います。
【次の発言】 先ほどお答え申し上げたとおりの現在私の気持ちでおります。したがいまして、この問題につきま……
○櫻内国務大臣 これからの農業を経営規模を大きくしていこう、また合理的な経営をしよう、能率をあげよう、こういう前提で、八郎潟の干拓地におけるこれからの農家の皆さん方にもそういう趣旨にのっとった方向で農業経営をやっていただきたい、そのような見地で出発をいたしておるわけでございまするが、ただいまの御質問ではまだ私にどういうお考えをお示しなのか十分にわかりませんが、もし私どもの意図と大きく離れておるということでありますならば、それはまことに遺憾に思う次第でございます。
【次の発言】 うわさの根源となるようなことについては、ただいま局長のほうから御説明を申し上げた次第でありますが、私のところには飛行場……
○櫻内国務大臣 漁港整備計画の変更について承認を求めるの件につきまして、その提案理由及び主要な内容について御説明申し上げます。 わが国の水産業が、動物性たん白質食料の供給部門として国民生活において重要な役割りを果たしていることにかんがみ、その積極的な振興をはかることが必要であります。このためには、まず水産業の基盤である漁港について、漁業の動向に即応して、全国にわたり計画的に整備拡充することが漁業政策上重要な課題となっております。この趣旨から政府は、漁港法に基づきまして、漁港整備計画を定め、国会の承認を受けて漁港施設の整備をはかってまいったのであります。 現行の漁港整備計画は、昭和四十四年第……
○櫻内国務大臣 ただいま御質問のように、漁業協同組合に若干負担をさせておる自治体があることは承知しております。その詳細は必要に応じて担当者から御説明申し上げまするが、こういう地元の負担というものはでき得る限りないことが好ましいのでございまするが、先生御承知のように、現在の法律のたてまえでは、国の助成だけが明確にされておりまして、特定三種七割、四種に七割五分、一種二種、三種五割というように、もちろん離島はそれよりも補助率を上げておりますが、本土の漁港についてはそういうような扱いをいたしておるわけでございまするが、要は、こういう補助事業を行なうにつきまして、各種の諸施策の全体の仕組みの中できめられ……
○櫻内国務大臣 日本てん菜振興会の解散に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容を御説明申し上げます。 日本てん菜振興会は、昭和三十四年に、当時のてん菜に関する試験研究の状況等にかんがみ、わが国におけるてん菜の品種の育成等を早期に達成するため、日本てん菜振興会法による特殊法人として設立されたものであります。 日本てん菜振興会は、設立以後現在まで、わが国に適したてん菜の優良品種の育成を中心に試験研究等の事業を行なってきておりますが、最近に至り、三百をこえる育種素材を整備するとともに、外国の優良品種をしのぐと思われる品種も育成されつつあり、かなりの成果をあげたものと評価されております。 ……
○櫻内国務大臣 飲用向けにいたしました場合、現在、価格的に有利である、こういうことから、北海道の場合を考えまして、その割合が一〇と九〇になっておるということできびしい御批判をちょうだいしたわけでございますが、飲用向けの乳価は、私の承知しておる範囲では、それなりの地域事情を反映してきめられてきたと思うのであります。この法律の上においてでき得る限り飲用向けに向けろということで、それにもとるではないかという点は、その法律の上からは私も理解ができますが、必ずしも加工乳が多いからということで、それは酪農農家にとっていけないという結論には――これはもう先生も十分御承知いただけることではないかと思うのです。……
○櫻内国務大臣 農業近代化資金助成法及び農業信用保証保険法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 農業近代化資金制度は、昭和三十六年に制定された農業近代化資金助成法に基づき、農業者等に対する長期低利資金の融通を円滑にするため、主として農業協同組合系統資金の活用をはかりつつ、運用されてきておりますが、現在その融資残高はおおよそ四千七百億円にのぼっており、農業者等の資本装備の高度化及び経営の近代化の推進に大きく寄与しているところであります。 また、農業信用保証保険制度は、農業者等の信用力を補完し、農業近代化資金等の融通の円滑化をはかるために創設され……
○櫻内国務大臣 農水産業協同組合貯金保険法案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 御承知のとおり、すでに銀行、信用金庫等の金融機関につきましては、預金者保護の観点から預金保険法が制定され、昭和四十六年四月一日からその施行を見たのでありますが、信用事業を行なう農協、漁協等につきましては、信用事業以外の事業も兼営することができる等事業内容において他の金融機関と異なる面があることから、この法律の対象とされなかったのであります。 しかしながら、今日、農協、漁協等の貯金量は全国の預貯金量の約一割に及んでおり、しかも、個人の零細貯金がその大部分を占める実情を考慮すれば、農協、……
○櫻内国務大臣 農業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 農業協同組合は、農業生産力の増進と農民の経済的、社会的地位の向上をはかることを目的とする農民の協同組織として、昭和二十二年に発足して以来、わが国経済及び農業の推移、発展とともにその活発な活動を展開してきたところであります。 申すまでもなく、最近のわが国の農業をめぐる情勢はきびしいものがありますが、このような局面の打開をはかり、農業の発展と農民の地位の一そうの向上を期する上で、農業協同組合の役割りにまつところきわめて大なるものがあり、農業協同組合がその期待に十全にこたえ得る体制……
○櫻内国務大臣 飼料の緊急対策といたしましては、とりあえず上半期に集中的に古々米を放出する、こういうことで、その数量を五十万トンといたし、現に十万トンをすでに放出しておるような次第でございまして、このあと四十万トンほど出す、また政府操作飼料、麦類につきましても二十万トン出そう、こういうことで推進してまいったのでありまするが、ただいま御質問の御指摘のように、四月以降三回目の価格引き上げを全農を中心としていわれておりましたので、政府としては、それは影響が大きいということで、自由民主党のほうとも相談をいたし、また全農に呼びかけまして、値上げを見合わしてもらう、それには何らかの措置を講じなければならな……
○櫻内国務大臣 直接的な原因の一つといたしましては、モチ米の需給状況が悪くなりまして、昨年の暮れから本年にかけて、大まかにいいまして六万トンぐらい不足するというようなことで、モチ米の価格が暴騰する、あるいは買いあさりが行なわれる、こういうようなことから問題が始まったと思うのであります。 それからもう一つには、これは全く逆の原因でございまして、御承知の米が非常な過剰米をかかえる状況にありまして、そのために一般的な情勢が、この需給率緩和に伴う米の統制というものがあまり厳重に行なわれない、緩和されたそういうものを受けての米の流通があった。 この両極端な面からこれが合わさっての、直接的にはモチ米の……
○櫻内国務大臣 私は十分な専門的見解は申し上げられない、それだけの知識を持っておりませんけれども、私のもとへの報告によりますと、この御質問のむつ小川原開発株式会社は、その設立にあたって農林省の許認可等を要しない会社である。それから就職時までに農林省との間で取引関係、監督関係等の具体的関係を持っておらない。また具体的見通しもさだかでなかったから、そこで国家公務員法にいう密接な関係にないので、同法百三条第二項に該当しない。したがって、同条第三項の規定による人事院の承認を要しないものとして処理したのだ、こういうことでございます。 前段のむつ小川原開発株式会社の営業問題については、ちょっと御質問の趣……
○櫻内国務大臣 ただいまお触れになりました農工一帯でよみがえる農村、この田中総理の発想というものは、そのまま四十八年度のお願いをした予算の中に反映をいたしておると思います。すなわち、高能率、高福祉の農村をつくっていこう、工業を導入して農工一体の実をあげよう、こういう趣旨のもとでまいっておるわけでございます。 列島改造論の中で農業問題に触れるところが少ないという御批判でございましたが、私としては、過密過疎の問題が起きて、国土の均衡ある発展を期そうというその趣旨そのものが、今後の農村にとって貴重な指針であるというふうに解してまいっておるような次第でございまして、具体的ないろいろの施策の打ち出しが……
○櫻内国務大臣 私は、都市化地域の農協の現状というものはまだ相当流動的だと思うのですね。それだけに、これからどうするかということを私どもが行政指導の上で考えていく必要の面がありますが、やはりこういうものは実態が十分固まっていかないと、なかなか行政指導といってもむずかしい面があると思います。たとえば、いま都市化地域の施設園芸などがすっかり定着をした、それでそれが相当な分野を占めておって、それに加えて信用事業も活発に行なわれておるというようなことになってくると、そこに一つの固定した形が出てくると思うのです。私は、少なくとも農協という以上におきましては、そういうような姿、そういうものに応じた農協とい……
○櫻内国務大臣 基本的には、農村における後継者が農業に興味を持ち、そして生産意欲を持って居つくという必要性があると思います。そのために、農業振興のための基盤整備とか構造改善とか、あるいは価格安定とか、こういう基本的な諸施策が十分遂行されて、自分も将来農業をやっていけるんだという意欲が出なければいけない、こう思います。また、ただ単に、そういう意欲があるだけでは決してことが足りるわけではございませんから、そこで、いわゆる後継者の育成、こういうことになるわけでございます。 したがいまして、政府といたしましては、大体高校程度の教育までは受けてきて、そしてさらに後継者としての中核的な立場に立とう、こう……
○櫻内国務大臣 担当の局長から詳細についてはそれぞれお答えをさせますが、ただいま御質問を聞いておりまして、負担金と申しましょうか、補償金と申しましょうか、そういうものを拠出したのはいずれも有力なる会社、団体でございます。それが土地改良区との間で十分協議がなされ、おそらく相手方も納得の上でそれぞれの拠出をされたものではないか、このように承ったのであります。しかし、非常な大きな額のことでもございますから、これら経理面においていささかも不当なことがあってはならないのでございまして、第一次的な児島湾の土地改良区に対する監督権は県にあると思いますので、県において十分それらの点についての監督をするし、さら……
○櫻内国務大臣 農林中金の法改正は、ごらんになればおわかりのように、存立期限がまいるということで、また最近の諸情勢を勘案して改正をしたい、こういうことでございますので、特段に私が発意をしておるわけではございません。また、農協法の改正にいたしましても、論議の対象になっております農地のレンタル方式については、従来、農地の処分方式を導入しておるのを拡充しよう、こういうことでございまして、この二案につきまして私の農政上の理想を特にここに具現をしたいというような、そういう大所高所からの事柄ではなく、従来農協やあるいは農林中金の行なってきておる業務の実態に伴いまして、最近の諸情勢を勘案しての所要の改正をい……
○櫻内国務大臣 ただいま美濃委員より、適切な御所見を交えての御質問でございました。私もわが国の畜産振興に大いにつとめたい、こういうことでございまするが、お話しのように、飼料の問題についてはなかなか苦労が要るわけでございます。最も必要なトウモロコシ、コウリャン等の濃厚飼料の原料につきましては、これを海外に六三%も依存をしておる、こういうことでございまするし、しかも今回の飼料の値上がりの原因になりましたが、一部の国から多量に輸入をし過ぎておる。たとえばトウモロコシはアメリカより五〇%以上、コウリャンについてはアメリカやアルゼンチンで七〇%、残りはオーストラリア、こういうことでございまするから、海外……
○櫻内国務大臣 開拓融資保証法の廃止に関する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 開拓行政につきましては、開拓農家の営農の進展状況等にかんがみまして、開拓農家のすぐれた特性を生かしつつ、これを一般農政へ移行することといたしており、すでに昭和四十四年度には、いわゆる開拓者資金特別措置法を制定し、開拓者資金及び制度資金の償還条件の緩和、徴収停止、開拓者資金融通特別会計の債権債務の農林漁業金融公庫への移管を行ない、また、協同組合組織につきましてもその再編整備対策等を実施してまいっているところであります。 これらの施策と開拓農家の努力によりまして、最近における開拓者……
○櫻内国務大臣 開拓農家の方々がきびしい諸条件の中で営農に励まれまして、その大部分はこれからの農業の中における中核農家として今後の農業をになっていただけるものではないか。現存九万六千戸といわれておりますが、その九万六千戸の農家は、四五%が専業農家である、第一種兼業の農家が三〇・八%である、こういう状況、あるいは開拓者の経営する農地面積を見ましても、一戸当たり三・三五ヘクタールで、一般農家の場合に比較しまするならば、三倍程度の農地面積である。また酪農関係で見まするに、開拓農家は大体四分の一が酪農をやっておられると思うのでありますが、飼養頭数が約九頭というようなことで、非常な御苦労の上に順調な営農……
○櫻内国務大臣 漁船損害補償法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 昭和二十七年に漁船損害補償法が漁船保険法にかわって制定されて以来、漁船保険の保険加入隻数は逐年伸長して現在十八万隻に、保険金額は四千百億円に達しております。これは、漁船損害補償法制定当初に比較いたしますと、加入隻数で約三・三倍、保険金額で約十四倍にも達しているのでありまして、この漁船損害補償制度が漁業経営の安定のため多大の寄与をしてまいったものと確信いたしている次第であります。 しかしながら、最近における漁船の大型化等漁業動向の変化に伴いまして、漁業者の保険需要は多様化しつつ……
○櫻内国務大臣 今回の熊本大学より第三水俣病の事実のある調査報告が出されまして、それに伴いまして非常に大きな影響ある問題が次々と起こっておる事態につきましては、まことに憂慮にたえないところでございます。 水俣病発生に伴いまして、そのおそれのある工場などにつきましてもっと掘り下げた検討が必要ではなかったのか、この点につきましては、農林省の立場から見まして、汚染の実態が十分把握されておりまするならば、そのような行政が当然とり得たと思うのでございまするが、今回のような事態につきまして、まことに申しわけはないのでございまするが、第三あるいは今後の水俣病の発生のおそれがある、こういう前提をもっての農林……
○櫻内国務大臣 最初に、お答えする前に、本委員会におきまして第三水俣病問題を中心として現地調査をしていただき、ただいま詳細なる報告を承りまして、私としてもその責任の重大なることを痛感をいたし、今後万遺漏なく対策を講じてまいることを申し上げておきたいと思います。なおまた小委員会も御設置いただきまして、一そう緊密な連絡の上で、被害者の皆さま方の御心労に報いたいと思います。 ただいまお尋ねの昨日の閣議決定でございますが、その際におきまして特に環境庁長官からは、事態は緊急を要する問題であるので、この推進会議設置に伴って関係各省庁においては迅速に対策を立案されて、昨日の時点でございますから、明後日の八……
○櫻内国務大臣 ただいま御質問の田中総理の遊説先における発言というのは、農林省関係の重要なことについての御発言でございまするから、私もその後直ちにテレタイプを見るとかあるいはその日の新聞記事を詳細に読みました。いま御質問の大事な点は、農林大臣は承知しておるか承知してないか、その点については私は直接に承知しておりません。 ただ、いまの御質問の中に中野長官が総理にいろいろお話を申し上げたではないかということをもって、それからの関係があるのであれば、それは間接的に私はそのことを、この発言の内容そのものではないけれども、要するに、これからの米の生産調整等について中野長官が御説明を申し上げたという事実……
○櫻内国務大臣 畑作物共済及び園芸施設共済に関する臨時措置法案につきまして、その提案理由及び主要な内要を御説明申し上げます。 農業災害補償制度につきましては、制度創設以来、農業経営の安定のため多大の寄与をしてまいったことは、御承知のとおりでありますが、最近における農業事情の変化に対応して、本制度の対象範囲を拡大し、新しい部門にもこれを適用することが関係各方面から強く要請されるに至っております。 政府におきましては、このような情勢にかんかみ、果樹について五年間の試験実施を経たのち、本年度から果樹共済事業を本格的に実施することとしておりますが、農業生産の適地適作を推進していくためには、さらにそ……
○櫻内国務大臣 一部に労働力不足のためにそういう事態が起きていることは承っております。
【次の発言】 昨年の収穫の分につきましては、相当大幅な価格の引き上げあるいは運送費の会社持ち、いろいろと対策を講じてまいったのでありますが、ただいまの価格の面で収穫放棄がある、こういう前提に立って考えてみますならば、その後の労働費の急激の上昇、これが影響したものと思います。
【次の発言】 昨年度価格を決定するときには、従来よりも思い切って価格も引き上げ、また運送費を会社持ちにする等の施策を講じたのでありますが、収穫期における労働力不足、したがって雇用者に労銀を払わなければならないというような事態が、おっしゃ……
○櫻内国務大臣 共済制度は共済制度として純粋に考えていかなければならないと私は思います。 そこで、今回のこの臨時措置法案の提案理由の冒頭に、「農業災害補償制度につきましては、制度創設以来、農業経営の安定のため多大の寄与をしてまいったことは、御承知のとおりでありますが、最近における農業事情の変化に対応して、本制度の対象範囲を拡大し、新しい部門にもこれを適用することが関係各方面から強く要請されるに至っております。」こういう情勢判断の上に立って、そして果樹共済をいたしました。それから、今回は、畑作農業についての適切な災害補償制度の確立をしよう、こういうことでこの臨時措置法案をお願いする、とりあえず……
○櫻内国務大臣 これはこういう共済のことでございますから、共済の本来の目的を考えてみまするに、畑作経営農家の経営安定に資するためにやるということは言うまでもないことだと思います。
【次の発言】 肥料問題を中心といたしまして畑作農業経営についての御所見を承り、私はこれは非常に貴重な御意見と感じた次第でございます。堆厩肥等の有機物の施用が非常に不足しておる。これは地力の低下も来たすということは当然でございます。そこで、私としては、無機物と有機物のバランスのとれた施用という観点から、今後土壌条件等に対応し有機物の施用についての対策、指導を強化する必要がある、このように御質問を承って感じた次第でござい……
○櫻内国務大臣 農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 農林漁業団体職員共済組合制度は、農林漁業団体職員の福利厚生の向上をはかり、農林漁業団体の事業の円滑な運営に資するための制度として実施され、その給付内容も逐年改善を見てまいりました。 今回の改正は、その給付に関しまして、他の共済組合制度に準じて、主として次の四点につき改善をはかるため、これらに関係する農林漁業団体職員共済組合法等について所要の改正を行なおうとするものであります。 改正の第一点は、掛金及び給付の額の算定の基礎となる標準給与の月額の下限及び上限の引き……
○櫻内国務大臣 森林法及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 わが国の国土の約七割を占める森林につきましては、古来、重要な住宅用資材たる木材の供給を通じ、また、急峻な地形のわが国では国土の保全の重要なにない手等として国民生活と深く結びついてきたことは御承知のとおりでありますが、近年、経済の高度成長、都市化の進展等の社会経済情勢の変化に伴い、森林の有する公益的機能の発揮に対する国民的要請が高まる一方、需要の増大に対応して木材の安定的な供給をはかることもまた大きな課題となっているのであります。 政府におきましては、このような事……
○櫻内国務大臣 農協の経営の中心が購買、販売等にあることはもとよりでございます。これは一つ一つの農協で実態が違うと思うのですが、いまお話を聞いておって、信用事業のほうで利益を得ておる、そのほうが多くて、購買、販売のほうでは利益があがってこない、その点は、私は、一方において利益があがり、それがいま御指摘の指導員などの費用にも充てられるというのであれば、別に特にいまの農業の実情から批判するというよりも、やむを得ないというふうに見てもいいんではないか。しかし、本質的に購買、販売等を通じて農協が活発な動きをするということは好ましいし、当然なことだと思うのであります。それが欠けておる面については、これは……
○櫻内国務大臣 私としてはたいへん意を強うする御所見を承りました。 確かに飼料の自給度を高めると申しましても、口先だけではできることではないし、それに見合う土地が不足することも考えられる次第でございまするから、御所見のような、平地の山林原野を活用するように大切にするということについては、私としてもそのような考え方で臨みたいと思います。 またゴルフ場の買い占めにつきましては、非常にゴルフ場がふえるということによりまして、ただいまのように乱立というのですか、たくさんできて共倒れする要素という御意見については、私としてもそのように見通しをつけて対処する必要があるというふうに思います。したがって、……
○櫻内国務大臣 林野が土地買い占めの対象になる、またその買い占められた土地が無計画に開発が行なわれる、そういう事態が随所に見られるわけでございます。ただいまそのようなことに備えるについては少しもう手おくれではないかというような御趣旨の御発言でございましたが、私も、いわゆる乱伐、乱開発はすみやかにやめるような措置がとらるべきである、こういう考え方については就任以来強く持っておるのであります。 保安林制度を活用しながら、それに備えてまいったのでありますが、民有林における乱開発については現在までのところ規制措置がなく、今回の森林法改正の中で開発許可制度をとることによってこれに対応するという次第でご……
○櫻内国務大臣 ただいまお述べになられましたように、農村あるいは農家にとって内外の諸情勢はきわめてきびしいものがあると思います。私どもは高度経済成長に対して批判も受け、また反省も持ち、いろいろと考えてまいっておるのでありますが、現実に農業と他産業との生産性の格差の拡大や兼業化の進展、あるいは自立経営農家のシェアの減少というような事実からいたしまして、一体これからの農政をどうするかということについて非常に悲観すべき状況のようでございまするが、私としてはこの辺を最低と見て、ここからはね返していくのだ。これからは国際的な食糧の需給の逼迫、あるいは現に国民の中にある食糧に対しての何とない不安感、こうい……
○櫻内国務大臣 ただいまお尋ねの点は、全農が九月以降トン当たり一万百十二円の値上げをしたいという方針を打ち出しておる、それに伴って一体政府としてはどういう考えを持つか、具体的に考えますと、そういうお尋ねではないか、こういうふうに受けとめるわけでございます。 この一万円からの値上げということでございますれば、酪農経営に非常に大きな影響のあることはもう言わずもがなでございますので、当面、この値上がりに対しまして、所要資金の一部を低利融資をいたすとか、あるいは現在全農及び商系でつくっております価格安定基金に対しての何らかの助成措置を講じまして、農家に現実にこの値上がりというものが直接大きく影響が出……
○櫻内国務大臣 お尋ねを承りますと、私はやはりこういう場合に古くからいわれておる治山治水ということばが強く頭に浮かんでまいるわけであります。いまは島田委員から、山をつくり国をつくる、こういうふうに御指摘でございましたが、先人はなかなかうまいことを言っておる。治山治水ということは林野行政をやる上において非常に大事なことである、かように認識をするのでございます。最近、林野行政について特に公益的機能というものが重視されるようになった。きょうも知床半島の開発問題と申しましょうか、林道の実情からいろいろ御指摘をいただきましたし、また林業振興決議がどうなっておるかということで私どもに対してその考え方を求め……
○櫻内国務大臣 林野庁長官のほうよりお答えをいたしておるので尽きるのでございますが、私としては、定員内であろうが定員外であろうが、林野関係の労務者の処遇改善の上に常に細心の注意を払い、向上につとめるという姿勢をとるのは当然のことであると思います。 ただ、機械要員の定員内に持っていくことにつきましては、これは方針をはっきりさせておるわけでございまするが、その他の作業員につきましては、他の場合にも同種の労務関係者がございまするので、特に林野関係だけを別に扱うというところにむずかしい点のあることは、野坂委員にも御了承いただきたいと思うのであります。
○櫻内国務大臣 ただいま農林水産委員会委員長から提出のありました水銀等による水産動植物の汚染に係る被害漁業者等に対する資金の融通に関する特別措置法案については、政府としてはやむを得ないものと認めます。
【次の発言】 ただいまの決議につきましては、今後慎重に検討いたしてまいりたいと存じます。
【次の発言】 ただいま御発言の中にもございましたように、今後の林野行政の上におきまして、公益的な機能を重視していかなければならない要素がますますふえてまいっておるわけであります。一方におきまして、住宅あるいは文化生活上欠くべからざる紙等に対する経済的な需要も非常にふえてきておるわけでございまするが、こういう……
○櫻内国務大臣 第一点につきましては、畜産局長からお答えを申し上げておりますように、私どもの手元にある資料、データ、これをわれわれとしては、現時点においてはと、こう申し上げてお答えをしておるんですが、率直に申し上げると、美濃委員はきのうきょうの時点を念頭に置かれていろいろ御質問をされておるかもしれぬと思うのですね。そうすると、そこのところで一つの行き違いがどうしても出ると思うのです。私どもの現時点に持っておる資料からいたしますると、局長がお答えをいたしたように、飼料価格の値上がりによって保証価格の引き上げを必要とする要素というものがありますけれども、先般来お答え申し上げておるように、いまの子牛……
○櫻内国務大臣 かりに営林署とか営林局を統廃合するような事態が起きましても、それはただいま長官がお答えしたとおりに、今回の全国森林計画あるいはそれに伴う新しい流域計画、そういうものとの関連でないということははっきり申し上げられると思います。
【次の発言】 それはそのとおりでございます、しかしながら、そのことによって営林署の統廃合は全然ない、他の理由で行なわれることもないということがあってはならないので、私がそのところを明白に申し上げたわけであります。
【次の発言】 その点は長官からお答えをいたしたとおりであります。
【次の発言】 森林の有する公益的機能というもの、これがますます重視されてきてお……
○櫻内国務大臣 御指摘の点は、表現が同じ諮問でたいへん違っておるということでいろいろ御疑問が出るかと思いまするが、私の考えでは、麦は二十年間ずっと上げておりません。それでその二十年の経緯を踏まえての表現である。だから、その二十年間には家計も非常に増大したということからそういう表現を用いたのであります。それから米のほうは毎年諮問を申し上げておるわけでありまするから、ここ一年の家計の推移から考えた表現を用いた、こういうことで、御質問をちょうだいすれば、同じ諮問でそういう表現が違っておるのに御疑問が出るのも無理からぬ点だと思いますが、諮問をいたしました私どもとしては、ただいま申し上げたようなことから……
○櫻内国務大臣 これは、新年度を迎えまして、事務的に従来の慣例に従って割り当てたということを聞いております。その場合に、お尋ねのように、一方において捜査も受け、あるいは農林省の立場から言えば、告発を受けておる商社にそういうことが行なわれるのはどうか、こういうことになりまするが、私どもはかねがね、司法当局の手にゆだねた問題でございまして、一応の今回の違反事項の明らかになった段階において適切な行政処罰をいたしたい、こういうふうに考えておる次第でございまして、見方によっては、これだけの問題を起こしておるときにどうか、こういうことでございますが、これはあくまでも、新年度を迎えて、従来の慣例に伴っての割……
○櫻内国務大臣 いまの状況を頭に置いて御質問をちょうだいいたしますと、非常に不安な面があるかと思うのです。 しかし、大局的から申し上げまするならば、北山委員御承知のように、昨年十月に「農産物需給の展望と生産目標」を公表いたしております。これを遂行してまいりますれば、ここ十年の間に大体七〇%以上の食糧は自給をしてまいりたい。そうしますと、何か問題のときに、私が言うまでもなく多少の備蓄もございましょう。それから、自給率がその程度に維持されておりますならば、世界じゅう全部が日本に食糧をくれぬというような事態は考えられないのでありますから、私としては、農業関係の皆さんがつくられた昨年のああいう試算と……
○櫻内国務大臣 いま私の名前で数字がわかればということでございますが、ただいましっかりした計算したものはございません。
【次の発言】 中澤委員の御所見を交えてのお話は、日ごろ承っておるので、私にもよく理解のできるところであります。
そこで、就任後間がないのでありますが、私がたびたび申し上げて恐縮なんでございますが、昨年十月に農業団体の関係の方あるいは学織経験者の方々によって、御承知の「農産物需給の展望と生産目標の試案」を公表をしておりまして、それでこれをもとにしてこれからの農業をやっていこうということにつとめておることは、たぶん御承知だろうと思うのであります。その中で私のいま一番問題にしてお……
○櫻内国務大臣 やはり、これはちょっとお答えに前提が要ると思うのですね。私は、米が需給の関係上非常に過剰で、農村においても倉庫は一ぱいになってどうにもならない、こういうように、実際に過剰から非常な問題が起きておったと思うのです。そこで生産調整が始まったのでございまして、これは一応五年を目標としてやっておるのでありますから、その間に、ただ米をつくらないというのではなくて、御承知のように転作を大いに奨励して、もっと安定した農家経営のできるようにという方向へ進めつつあるわけでございます。 しかし、阿部委員の御指摘のように、現下の国際的ないろいろな状況の変化というものは、これは私も十分頭に置いて対処……
○櫻内国務大臣 韓国の食糧事情にかんがみて、大きくは経済援助のたてまえの上からいたすことでございまするから、国内で見れば生産費所得補償方式……。
【次の発言】 それはございません。それで、後段のお答えを申し上げておるわけです。適正な国内価格でこれを韓国に輸出するということは、いま申し上げたようなたてまえでございまするから無理なことで、国際価格でいたした、こういうことでございます。
【次の発言】 いまおっしゃっていることは、私は担当者としてよく理解ができます。
ただ、私が現実に即して処理をしていく場合に、国際的な関係と国内的な諸事情というものをにらんでいかなければならない。米が需給が不均衡にな……
○櫻内国務大臣 損害の実情は、田中委員のお示しのとおりの資料が私のところにも参っております。 そこで、この損害の補償は、私から申し上げるまでもなく、原因者負担ということが原則だと思うのであります。ところで、この油による汚染のほうは、お手元にお持ちの資料でごらんいただくとおわかりと思いますが、原因者は四二%は追及ができておるのでございまするから、このほうは損害補償の問題は一応軌道に乗ると思うのであります。しかしながら、その他を把握するということがきわめてむずかしいという実情にございます。 なお、漁業の赤潮のほうの関係につきましては、赤潮のそもそも発生の原因そのものがまだ十分つかめておらないと……
○櫻内国務大臣 とうふの関係では、すでにお聞き及びであろうと思いまするが、一番具体的な、効果的な施策といたしましては、製油業者の手持ちの大豆の放出であったわけでございますが、これが約五万トン、四万八千トンほど放出をしてもらうことを取りつけました。これは一番とうふにてきめんに効果があらわれるように、豆腐油揚商工組合連合会あるいは納豆協同組合連合会等に直接渡すようにいたしておるわけであります。そこで、沖繩の関係にはこれらの連合会からいくかどうかということを調べてみますると、残念ながらそういうルートにはなっておらないようでございまして、上原委員の御心配のように、せっかくの手当てがうまく沖繩に効果が及……
○櫻内国務大臣 田中総理から貿易の自由化について、残存品目について国内対策もよく検討してみたらどうか、そういう話があったことは事実でございます。私もそれはそれなりに受けておる次第でございますが、この農産物の自由化のことを考えまするときに、国際情勢が非常に変わっておるとはいいながらも、しかし、この自由化の日本の国際的な約束がどんな経過にあるかということを、ちょっと大事なことですからお聞き願いたいんです。 それは、四十三年の十二月末に、両三年中にかなりの分野で自由化をするということを申しておるのであります。そして、当時から調べてみますると、大体四十四年の九月ごろに百二十ほど全体でまだ非自由化のも……
○櫻内国務大臣 今回は、三月一日からモスクワにおきまして、カニ、ツブの交渉、それから東京におきまして、日ソの漁業委員会で、サケ・マス等の交渉をいたすわけでございまするが、これは全くの私の感触でございまするが、今回の日ソ漁業交渉は、全般的にはなかなか困難性が多いのではないか、こういうふうに見ております。 昨年十月にイシコフ漁業大臣が見えまして、そのおりに、いまここにおられます足立前農林大臣が、友好的にこれからの日ソ間の漁業交渉につとめたいことを申し上げておるのでありまするが、その後の国際的情勢の変化というものはやはり相当影響があるものという前提に立ちまして、慎重に対処していかなければならないと……
○櫻内国務大臣 農林省の重要なる役目といたしまして、食糧の安定供給をすることは当然のことでございます。また、なかんずく主食につきましては最大の注意を払わなければならないと思います。 ただいま、種々数字をあげてお尋ねがございまして、私どもの資料と大体一致しております。本年十月末で五十万トンの古米を次年度に持ち越すごとになるわけでございますが、小林委員は新潟県で、もうお米のことは百も御承知のことであると思います。ちょうどその年度がわりには四十八年の新米がずっと集荷されるのでございまして、古米の持ち越しは五十万トンでございますが、かりに平年作程度と見まして、二百五十万トン程度の買い付けが終わって次……
○櫻内国務大臣 お許しをお願いして、所管の私のほうからまずお答えをさしていただきたいと思います。 食糧が安定的に供給される上におきまして、まず国内で生産をすることを主眼とすることは、これは考え方として当然であると思うのであります。ただ、お許しをいただきたいのは、やはり開放経済下にある日本といたしまして、国際協調的な面も弾力的に考えていく必要はあると思うのです。それは、同時にまた消費者の立場を考えた場合には、そういう考え方も裏づけされてくるわけでございまするので、その辺は調和をとってやっていきたいと思うのであります。 ただいまの自給率のことについて非常に御心配をされておりますが、三十五年度か……
○櫻内国務大臣 言うまでもなく、ただいまお話しのとおりに、農家が安心のできるような農政の指導をしなければならないと思います。ただ、せっかく計画がございましても実態が伴ってまいらない。それには天候のかげんなども加わる、いろんな要素が加わってまいりまするが、御指摘の農林省自体が持っておる計画からは、私は、農家の皆さん方のいろんな御考慮を願う上にそう間違った計画は出しておらないと思うのであります。 いまミカンのお話も出ましたが、顧みて検討してみますると、植栽面積などが計画どおりにいっておらなかったということも一つの原因に入ってきておる。そういう点は昨年の行政機構の改革で、農林省の機構を非常に大きく……
○櫻内国務大臣 総括質問の際にもお答え申し上げましたが、ただいま総理が申された一般的な方針、これについては、私もそのことを留意しておるわけであります。また、この自由化の問題につきまして、農産物に限らず、いまの一般的な方針の中で農林大臣も検討せよ、こう言われたことにつきましては、私もそれをお断わりする理由はないので検討はいたしております。 しかし、農林大臣の見通しはどうか、こういえば、それはきわめて困難であり、また農林大臣の職務上からいえば、ただいま総理も御指摘になりましたように、国内の検討する対応策が現にあるわけじゃないんですから、だからその段階において私が、農産物の自由化についてはそれは困……
○櫻内国務大臣 総理のお答えを補足いたします。 どっちをやるかとこう言われまするならば、ずばりと申し上げて両方とも適切にやっていかなければならないと思うのであります。 そこで、飼料のほうにおきましては、ただいま総理が申し上げました以外に、すでに御承知のように麦類も集中的に出したい、それから、この際値上がりの分の資金を二年ぐらいの問に低利で供給をしたい、こういうこともございますし、また全農、全酪、商系等の安定基金の供給にこと欠かさないようにいたす予定でございます。また、今後の豚価あるいは乳価につきましては、その際に適切に考慮をいたしたい、かように存じます。
○櫻内国務大臣 お尋ねの大塔山系地域の国有林は、面積約一千六百ヘクタールで、従来からの国有林でございます。その中の大塔山国有林という名称のものですね、これが面積約七百ヘクタールと、昭和二十八年以降保安林整備臨時措置法により買い入れた地域とに区分されるわけであります。 それで、この大塔山国有林については、保護林を設定する一方伐採を行なってきておりまして、本年度をもって樹種、林相の改良がおおむね完了する予定であるわけであります。 そこで、ただいま御指摘のとおりに、公益的な機能を考慮することもきわめて重要なことでございまするし、また学術的に貴重な森林であるということにもかんがみまして、伐区の縮小……
○櫻内国務大臣 十五日再開のために、昨日横浜生糸の、両取引所の理事長を呼びまして、再開に対する準備の指示を命じました。
【次の発言】 横浜、神戸両取引所でございます。
【次の発言】 両理事長との間でおおむね意見の一致を見ておりまするのは、新規売買については、取引員ごとに新たに枚数制限を課した上、停止を解除し、買い玉の促進に資する。先限についても、臨時増し証拠金を大幅に増徴する。当限全建て玉について十四日以降十万円の定時増し証拠金を課する。値幅制限を当分の間五%から三%に圧縮するとともに、十五日以降の当限にも適用する。売買片側の規制を全限月に適用できる条件を整備する。委託者別の建て玉制限について……
○櫻内国務大臣 諮問の引き上げは、御指摘のように、対前年比三円三銭ということでいたしました。これは、過去の経緯をごらんいただきましても、従来、一番高い場合でも、この三円三銭といろ幅にはなっておらないのでございます。団体側の非常に大幅な要求もございましたが、従来の計算方式からいたしまして、また、経済事情や再生産確保のためのいろいろな点を考慮いたしまして、最終的には、諮問としてはこの範囲でやむを得ないものとして決意をいたし、諮問をいたしたような次第でございます。
【次の発言】 ちょうだいいたしました答申の中で、私として特に考えなければならない点は、第一の「加工原料乳の保証価格については、酪農経営の……
○櫻内委員長代理 これにて田中君の質疑は終了いたしました。 荒木宏君。
○櫻内委員長代理 理事会で相談の上、要求いたします。
○櫻内委員長代理 落ちついてはっきり答弁をしてください。
【次の発言】 理事会でよく協議いたします。
○櫻内委員長代理 内田経企庁長官に御注意申し上げます。
質問者に真接いろいろお話しすることは、御注意願います。
【次の発言】 高木局長、聞き取れなかったそうでございますから、再答弁をお願いします。
【次の発言】 阿部君、質疑を継続してください。
【次の発言】 これにて阿部君の質疑は終了いたしました。
午後は二時十五分より再開します。
暫時休憩いたします。
午後零時五十九分休憩
○櫻内委員長代理 これにて安里君の質疑は終了いたしました。
次に、湯山勇君。
【次の発言】 委員長代理としては、きょうの質疑応答を通じまして、政府の最善の努力を要望する次第であります。
【次の発言】 美濃政市君より関連質疑の申し出があります。湯山君の持ち時間の範囲内でこれを許します。美濃政市君。
【次の発言】 これにて湯山君の質疑は終了いたしました。
美濃政市君。
○櫻内委員長代理 静粛に願います。
【次の発言】 委員長は、理事会で協議をして取り計らいます。
【次の発言】 これにて津川君の質疑は終了いたしました。
次に、松浦利尚君。
【次の発言】 関連質問を許します。田中武夫君。
【次の発言】 田中武夫君のお申し出の件につきましては、後刻、理事会においてよく協議々さしていただきたいと思います。
【次の発言】 はい。
○櫻内委員長代理 行管庁長官の前に、三木国務大臣。
【次の発言】 これにて岡田君の質疑は終了いたしました。
次に、川俣健二郎君。
【次の発言】 これにて川俣君の質疑は終了いたしました。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求の件についておはかりいたします。
本日、楢崎君質疑の際、糖価安定事業団理事長及び日本精糖工業会会長、三谷君質疑の際、日本銀行総裁の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
午後二時より再開することとし、暫時休憩いたします。
午後一時二十五分休憩
○櫻内委員長代理 はい、どうぞ。
【次の発言】 時間を厳守するようにお願いいたします。
【次の発言】 他党の関係があります。
【次の発言】 時間が参りました。
【次の発言】 時間が参りました。
【次の発言】 時間が参りました。
【次の発言】 これにて神崎君の質疑は終了いたしました。
坂井弘一君。
【次の発言】 よく理事会で相談をいたします。
【次の発言】 どなたかお答えください。
【次の発言】 どうも、ないようでございます。
【次の発言】 これにて楢崎君の質疑は終了いたしました。
この際、午後四時五十五分まで休憩いたします。
午後四時四十六分休憩
○櫻内委員長代理 荒木君、時間が参っております。
【次の発言】 荒木君のただいまのお申し出の森参考人の証人喚問、また、昭和石油の資料問題につきましては、いずれも理事会において協議の上、善処をいたします。
これにて荒木君の質疑は終了いたしました。
石田幸四郎君。
【次の発言】 はい。了承しました。
【次の発言】 これにて石田君の質疑は終了いたしました。
玉置一徳君。
【次の発言】 これにて玉置君の質疑は終了いたしました。
藤尾正行君。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 不規則発言は御遠慮ください。
【次の発言】 不規則発言をお慎みください。
○櫻内委員長代理 多賀谷君のお申し出については、理事会において協議をいたします。
これにて多賀谷君の質疑は終了いたしました。
赤松勇君。
【次の発言】 これにて赤松君の質疑は終了いたしました。
午後一時より再開することとし、暫時休憩いたします。
午後零時五分休憩
○櫻内委員長代理 ただいま御指摘の二点につきましては、すでに理事会において協議をすることになっておりますので、それをお待ち願いたいと思います。
○櫻内委員長代理 次に、第四分科会主査湊徹郎君。
【次の発言】 次に、第五分科会主査稻村左近四郎君。
○櫻内委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。田中武夫君。
【次の発言】 田中君にお答えいたします。
委員長代理といたしましては、きわめて重要な事項でございますので、与野党を通じて、理事会において真剣に協議をいたしたいと思います。
【次の発言】 承知いたしました。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 お答えいたします。
資料要求につきましては、理事会においてよく御相談をいたしたいと思います。
【次の発言】 それでは、申し上げたことをちょっと手直しをいたしますが、各省に対して提出するように求めたいと思います。
なお、田中委員の先ほどの御提案は、本委……
○櫻内委員長代理 先ほどの楢崎君の申し出の件につきましては、後ほど理事会において協議をいたします。御了承くださいませ。
○櫻内委員長代理 静粛に願います。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 私語を禁じます。
【次の発言】 湯山勇君より関連質疑の申し出があります。八木君の持ち時間の範囲内でこれを許します。湯山勇君。
【次の発言】 御静粛に願います。
○櫻内国務大臣 概要説明に先立ちまして、一言ごあいさつ申し上げたいと思います。 このたびの内閣改造に際しまして建設大臣並びに国土庁長官を拝命いたしました櫻内義雄でございます。皆様の今後の御指導、御協力のほどを心からお願いをいたしまして、一言ごあいさつといたします。よろしくお願いいたします。 建設省所管の昭和五十年度歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、歳入につきましては、各会計別の収納済み歳入額は、一般会計百五十一億四千四百四十万円余、道路整備特別会計一兆二千六百六十七億三千三百七十五万円余、治水特別会計の治水勘定四千七百六十四億八千百四十二万円余、同特別会計の……
○櫻内国務大臣 このたびの内閣改造によりまして、建設大臣並びに国土庁長官を命ぜられました櫻内義雄でございます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) 非常に厳しい経済、社会情勢の中で、景気の回復と充実した生活を求める国民の要望にこたえるため、これらと深いかかわりを持つ建設行政と国土行政の推進に、微力ではありますが、誠心誠意努めてまいりたいと存じます。 また、事業の執行に関連しまして、職員の綱紀の問題につきましては、特に厳正な保持を図るよう指導してまいる所存であります。 練達堪能な皆様方の御指導、御協力をお願い申し上げまして、私のあいさつといたします。(拍手)
○櫻内国務大臣 このたび建設大臣並びに国土庁長官を拝命いたしました櫻内義雄でございます。何とぞよろしくお願いいたします。 災害から国土と国民を守ることは国政の基本であると考えますので、私はこの趣旨を第一義として、台風、豪雨、地震を初め、先般御決議をいただいた火山噴火等、各般の災害に関する施策に積極的に取り組んでまいる所存でございます。 委員長初め委員の皆様方の御指導、御協力をお願いいたしまして、ごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いします。(拍手)
○櫻内国務大臣 昭和五十三年一月六日付で日本住宅公団から賃貸住宅の家賃の改定について承認の申請か提出されましたが、その概要は次のとおりであります。 一、申請の理由として、公団では、賃貸住宅の家賃は空き家家賃として変更されたものを除き、入居時の家賃を一切変更することなく今日に至っており、その結果、新旧住宅相互間における家賃に著しい不均衡が生じているほか、建設年度の古い住宅に必要な維持管理経費の確保が困難となってきており、このような状況をこのまま放置することは、公団住宅居住者間における家賃負担の不均衡をますます拡大させるばかりでなく、その他の賃貸住宅の居住者との間の不均衡をも拡大させ、社会的不公……
○櫻内国務大臣 公団住宅家賃の改定については、本年一月六日、公団から申請が提出されて以来、各方面の御意見を伺いつつ、慎重に検討を重ねているところであります。
ただいま建設委員長からこの件に関し御要望がありましたが、私といたしましては、御要望の趣旨を十分尊重しつつ、最終的な判断を行いたいと考えております。
【次の発言】 建設行政の基本方針及び当面の諸施策について、私の所信を申し述べたいと存じます。
昨今のわが国経済は、民間需要の盛り上がりに乏しく、また急激な円高傾向等もあり、内外ともに多事多難な情勢にあります。
このような厳しい経済情勢の中で、内需振興による景気回復を最大の目標として昭和五……
○櫻内国務大臣 大変な予算でございまするし、また御指摘のような大きな伸び率になっております。ただこれを消化するということでなく、この予算を執行するに伴いまして経済全般に好影響を与えて、そして日本の経済が不況を克服して前途に明るい姿を見出すように軌道に乗せるように努めなければならない。従来概してこういう予算は、予算案が通りますると、個所づけはどうだとか配付はどうだとかいうところから始まりますけれども、そうでなく、この予算を最も有効に民間と相協力して使っていく、こういうような心構えで、何としても経済成長率七%へ持っていく大きな要因でございまするから、精いっぱい努力をして効果を上げたい、こういう心構……
○櫻内国務大臣 ただいま第一次全国総合開発計画、あるいは第二次について吉原委員から御批判あるいは御見解があったわけでございまするが、私も第一次全国総合開発計画の欠陥も認めないわけではありませんが、所得倍増計画との関連で国土の有効利用を図ろうとして計画を立てた。ところが想定したものに対して、これは経済規模を十年間で二倍という想定、これは非常に実効が上がりまして三倍ということになったと思うのであります。しかし、御指摘の過密過疎が進む。そこで第二次全国総合開発の方は、これは吉原委員のおっしゃることとはちょっと違って、そういうことであるから人口、産業の分散を進めよう、地域の特性を生かそうということで、……
○櫻内国務大臣 ただいま福岡委員の御指摘の点は、恐らく永大産業の倒産に伴う関係者の一番大きな関心事だと思うのであります。建設省といたしましては、この更生法適用の場合に意向を聞いてくるような手順になっておりまして、そういう点から関心を持っておるわけでございますが、意向を聞かれれば、この事業者あるいは関係下請会社の保護に万全を尽くすように、そして速やかに更生法の適用、またそのことによっての会社の再建の図られることを強く要望する考えでおる次第でございます。
【次の発言】 ただいま御質問の中にありましたように、三全総の中で首都移転の問題を取り上げておるわけであります。私もいまの東京都の状況からいたしま……
○櫻内国務大臣 東京都の御出身でありますから、東京都の現状からの御意見をいろいろ承りまして、概して都市の方の御意見というものが少ない折から、非常に敬意を表して承った次第でございます。今後の施策の上に参考にしたいと思います。
【次の発言】 尾瀬分水の問題、御質問を承って、これは非常に長い歴史的経緯のあることが、私、頭にありまして、それで軽率にお答えしてはいけない、こういう単純な気持ちで言っておるのでありまして、渡部委員のおっしゃっておったことに私が理解を示さないとか、そういうことは考えておらぬとかいうことを言ったわけじゃないのです。ただ単純にそういうことを申し上げたので、私としては、渡部委員のお……
○櫻内国務大臣 古代ローマのお話でございますが、私はとっさにいま話題の中心である飛鳥の都などを思い起こしまして、さぞかし当時は快適な散歩道路が飛鳥の都にもあったのではないか、確かに好みに応じた働き場所、あるいは散歩道路、好きなときの入浴、これは現代でもわれわれの一つの理想というか、そういう環境は楽しみだと思うのであります。ただ、近代科学の発展のために自動車がはんらんをする、高速道路も必要としてくるというような中で考えますときには、この散歩道路もさることながら、そういう時代の要請に応ずる理想的な道路の建設ということがわれわれに課せられた任務ではないか、こう思うのであります。ただいまの御趣旨、本当……
○櫻内国務大臣 局長から御答弁いたしましたことで尽きておると思うのでありますが、私は、この日影規制によって、太陽を求めておる谷間のようなところになった住宅の方々が救われていく、しかしまた、それらの住宅が今度再開発によって中高層のマンションに変わっていく必要も認める、まあいろいろ、単純に考えられないと思うのです。しかし、現実に一方においてはトラブルもあることでございますから、そういうことでこの日影規制が当面効果を上げるようにする、しかし将来に向かっての都市全体の考え方からいけば、大塚委員のおっしゃっておるような、都心に需要者の希望するような職住近接、職場に近い住宅が得られるということも必要なこと……
○櫻内国務大臣 今回の法改正に先だって、御承知のように前倒しをいたしたわけであります。当時、その前倒しがどの程度になるかは皆さんとともに非常に関心を持っておったわけでありますが、予想外に一般民間の意欲が大きいことが実証されておると思うのであります。 そこで、金利の関係については、これは原資が下がれば下げるという方針には立っておりますから、この方は御理解をいただけるものと思いますし、また新たな減税措置もとられておりますし、その他の、すでに御質問になりました枠の拡大とか償還期間の延長あるいは据え置きとかいうものを総合して考えますれば、今岡のは従来よりは所得の低い方に対応した措置ではないか。 た……
○櫻内国務大臣 ただいま瓦委員がおっしゃるとおりに、政府のとっております。%の達成目標、特に今回の予算は公共事業を大幅にやる、これを主軸にいたしておるのでございますので、その中核をなす建設省の責任は非常に重いと思うのであります。予算の編成が終わりますと同時に、ただいまお話のように、一月四日に建設省に公共事業施行対策本部を設けまして、予算執行事務の迅速化あるいは補助金関係事務の簡素化、また設計施工管理の合理化などを中心にいたしまして、事業の適正かつ円滑な執行のために鋭意努力をしてまいっておるところでございます。 予算が成立を見ていよいよ五十三年度の予算の本格的な実施に移ってまいったわけでござい……
○櫻内国務大臣 大変広範囲の御質問でございましたが、まず三全総と工業再配置あるいは地域振興整備公団の絡み合いの点でございますね。 三全総におきましては、定住構想推進のために、工業再配置を重要な課題として取り上げておりまして、既成工業地帯におきましては、環境整備等の観点から、立地の抑制、移転の促進を図り、地方においては、工業用地、用水、エネルギーの確保などの基盤の整備等の施策を充実して、工業立地の誘導を図ることとしておるわけであります。 それから地域振興整備公団は、発足以来、大都市からの人口及び産業の地方分散と地域開発のため、一つには地方都市開発整備、それから産炭地域振興の業務、それと工業再……
○櫻内国務大臣 中島委員がただいまおっしゃったように、景気回復の上に公共事業を大幅にやる、特に建設省がその中で七〇%近くを担当するわけでありますから、きわめてその責務は重いと思います。すでに政府は上期七三%の消化をしよう、こういう方針を立てまして、建設省は建設省においての検討をいたしました結果、政府目標よりも建設省所管におきましては高い七七%と定められておるわけでございまして、これが消化が非常に重要なことでございます。 ただいま官房長からお答えがございましたように、私どもは政府挙げて全国の各ブロックにおいての会議を開催いたしまして、そしてその消化に努める、公共事業推進のためにあらゆる努力を払……
○櫻内国務大臣 過去におきまして、公共投資が工事の容易なところから手をつけてきたんじゃないか、そういうふうに御指摘になれば、私としてはそういうこともあったかなといま回想をいたしておるところでございますが、かといって現在はどうかということになりますと、これは申し上げるまでもないことですが、公共事業についてはいろいろ準備の必要がございます。用地の取得であるとか、最近では環境評価調査とかいうことで、そのためにせっかくやる方は一生懸命ここからやらなければならぬといっても、その交渉なり環境関係で非常にむずかしい面が出てくる。そういうやむを得ざる交渉上のこと、あるいは環境上のことでございますから、工事のむ……
○櫻内国務大臣 政府としては、既存の建築物について避難施設の整備等によりその防災対策を推進するための所要の法案を作成すべく努力を重ねてきたところであります。すなわち昨年八月以来、学識経験者、関係行政機関、関係業界の代表から成る懇談会を設け、これまでに部会、小委員会を含め延べ二十一回にわたって鋭意検討を進めてまいりました。 懇談会においては、現在までのところ避難施設の整備に関する基本的な考え方についてはおおむねの合意を得たところでありますが、引き続き、この技術的基準の細目について検討を進めるとともに、これを具体的な既存の建築物に適用した場合円滑な改修が可能か否かの検証も必要でありますので、あわ……
○櫻内国務大臣 せっかく危険個所の調査もいたしたことでありますから、これが関係住民に対して、あるいは交通利用者に対して周知徹底をせしむることは言うまでもないと思うのであります。そこで建設省といたしましては、それぞれの道路によりまして道路管理者があるわけでございますので、市は市、県は県、町村は町村、あるいは国ももとより国道に対する責任がございます。でき得る限り危険個所の表示あるいは管理者によるパトロールなどによりまして、予見のできる個所については周知徹底をして危険にさらされないようにすべきであると思いますが、十分徹底しておるとは思っておりません。現在、交通安全のための整備五ヵ年計画もございますか……
○櫻内国務大臣 昭和五十三年度の防災計画及び災害復旧計画等の概要を御説明申し上げます。 わが国は、地震、火山噴火、風水害等各種の災害を受けやすい自然的条件下にありますが、これらの災害も社会経済の発展に伴ってますます多様化しており、時代の推移に即応した災害対策の推進が必要であります。特に、最近においては、震災対策の格段の強化が要請されており、大規模地震対策のための法律案を準備しているところであります。 政府といたしましては、防災基本計画に基づき、防災に関する科学技術の研究の推進、災害予防の強化、国土保全の推進及び災害復旧の迅速適切化等の諸点について、防災施策を推進いたしておりますが、昭和五十……
○櫻内国務大臣 衆議院規則第四十八条の二の規定に基づく内閣の意見を申し上げます。 活動火山周辺地域における避難施設等の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案については、政府としてはやむを得ないものと考えます。 以上でございます。
○櫻内国務大臣 ただいま議題となりました大規模地震対策特別措置法案につきまして、提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。 御承知のとおり、わが国は世界有数の地震国として幾多の大地震に見舞われ、多くのとうとい人命と財産が失われております。 このような地震災害から国土と国民を保護するため、政府といたしましては、災害対策基本法に基づき、防災基本計画を作成し、防災体制の確立、防災事業の促進等に努めてきたところであります。 この間において、地震の予知につきましては、最近の科学技術の進歩と調査研究の積み重ねにより、その水準も向上してきておりますが、この地震予知情報を有効に生かして、地震災害の防止、……
○櫻内国務大臣 マグニチュード八程度のものについては予知技術も相当発達しておる、また、そういうことから予知情報も出し得る、こういうことで、今回の地震立法の中にその点を盛り込んだわけでありますが、先ほどからお話が出ておるように、マグニチュード七ということになりますとなかなか問題がある。しかし、予知体制を整備、強化をしていけということにつきましては、私も全く同感でございます。 現在、御承知の観測強化地域と特定観測地域に分けて、観測は相当やっておると思うのであります。特に強化地域におきましては、現在可能な計測器や技術を駆使してやっておるわけでございまして、全国的にそういう体制をとっておることは事実……
○櫻内国務大臣 先般もお答え申し上げたところでありますが、この予知技術につきましてただいま池端委員がお示しのように、各方面におきましてそれぞれの担当で掘り下げて研究を進めていくということは、私は好ましい姿ではないかと思うのです。ただ、予知体制を一体どうするかということになってまいりますと、現在ではこういうふうに分かれておる、専門的に研究されておられるところから予知の情報を地震予知連絡会に集中する。予知連絡会におきまして、どういう情報があるのか、情報の交換と専門的な判断をするわけですね。そして、現状におきましては、東海大地震の起こる可能性のある地域が専門的な見識から判断されておりますから、東海地……
○櫻内国務大臣 今回の特別措置法が成立いたしますと、事前措置といたしまして、中央防災会議を中心に基本計画、地震防災強化計画の作成をいたします。それからまた県、市町村におきましては地震防災強化計画の作成をして、これをそれぞれ関係者に周知徹底をいたします。また、それらの計画につきましては、警戒宣言が出された後の地震災害警戒本部の設置が行われます。そこで総合調整、指示などを行いまして、東海大地震のおそれのある地域につきましては事前にそれらの計画に基づく十分な周知徹底をいたし、いざというときの混乱、不安のないようにいたしたい、こういう考え方に立っておるわけでございます。
○櫻内国務大臣 自衛隊の支援体制を考えましたときに、警戒宣言後地震が起こる間の長くても数日、短ければ数時間の間でありますが、その間に県、市町村の立てておる防災応急対策に対して協力をするための出動要請を総理がする、こういうことでございますから、その間にも矢山委員がおっしゃるような事態が全然考えられないとは私も思いません。しかし、どちらかといえば、そういう応急対策の方を円滑に行わしめる、こういう趣旨による支援でありますので、私としては、いまおっしゃるような事態のためにこの自衛隊の支援が必要だということでなく、事前の出動というものはあくまでも応急対策に対する支援で、その場合おっしゃるような事態が付随……
○櫻内国務大臣 本法案の御審議をお願いして以来、本委員会におかれましては連日熱心な御討議をいただき、議決されましたことを深く感謝申し上げます。 審議中における委員各位の御高見につきましては、今後その趣旨を生かすように努めるとともに、ただいま御議決になりました附帯決議につきましても、その趣旨を十分尊重し、今後の運用に万全を期して各位の御期待に沿うようにする所存でございます。 ここに本法案の審議を終わるに際し、委員長初め委員各位の御指導、御協力に対し、深く感謝の意を表し、ごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
○櫻内国務大臣 妙高高原町の土砂災害につきまして、本委員会が早速御調査をいただき、御熱心な御討議をいただいていることに感謝をいたす次第でございます。また、お亡くなりになられた方に心からなる弔意を表しますとともに、被災者の方々に対してお見舞いを申し上げます。 ただいま高鳥委員からのお尋ねでございますが、私といたしましては、このような災害が再び起こらないように万全の対策を講ずる必要があると思います。したがって、私の関係である建設省を通じての治水、治山の対策について、今回の事故を念頭に置いて十分対策を講じなければならない、こういうふうに思います。 また、この災害に伴いまして今後にいろいろと問題を……
○櫻内国務大臣 お答え申し上げます前に、亡くなられた方々に心からなる弔意を表して御冥福をお祈りする次第でございます。また多数の負傷者が出ております。災害を受けられて、家屋が全壊、半壊、一部破損、大変な被災者でございますが、これらの皆さん方にお見舞いを申し上げますとともに、一日も速やかに御回復、復旧を御期待申し上げる次第でございます。 ただいま私に、調査についての感想をということでございますが、広範囲に及んだ今回の地震に当たりまして、被災の中心とも言うべき仙台市のごく一部を調査に参ったのでございまして、十分意を尽くすことができませんが、大都市が震度五の地震によってこのような多くの影響を受けるの……
○櫻内国務大臣 今回の宮城県沖地震の災害が、その実態が把握されるにつれまして予想外に大きな被害を与えておるということに心からなる御同情を禁じ得ないものがございます。きょうもそれぞれ参考人として、知事さん、市長さんの御報告が先ほど来あったようでございますが、一番御関心の激甚指定の問題につきましては、現在まで手元に参っております報告に基づきますと、中小企業関係については被害額一千百七十五億円というのが国土庁の方に参っておる報告でございまして、これは激甚災害の指定基準に該当するものと見込まれます。今月下旬をめどに速やかに指定をいたしたいと思うのであります。 なお、農地、農業用施設につきましては、局……
○櫻内国務大臣 ただいま御指摘のような工夫は私としてもすべきものであると思います。住宅公団の総裁も新任早々でございまして、十分いまのような御意見を踏まえて仕事をするにつきまして余裕がない点もあろうかと思いますが、私としては、いまのような御意見は早速に総裁の方にも伝えたいと思います。 しかし、現実に未利用住宅、空き家があるのでありまして、これについて公団自体がどう対処しておるかと申しますと、残っておるものが、大体は社会経済的情勢の変化に対応し得ないような住宅の状況にある。たとえば二DKのような狭いものである。したがって、これを二つ合わせて要請にこたえるようなものにしよう、そういう努力はしておる……
○櫻内国務大臣 ただいま住宅公団の現在の経営の状況について、未入居住宅あるいは長期保有地のことなどで御批判をちょうだいいたしました。これは私は率直に申し上げて、この批判は批判として受け、改善をしていかなければならない問題だと思います。これらの問題につきましては、現在よく言われる、高い、狭い、遠い、そういう御批判にもつながる問題でございまするので、政府としては極力、関連公共事業の促進とか立地の改善とか住宅規模の拡大とか、また住宅価格の引き下げに努めて、国民の需要に応じてまいりたいと思っておる次第でございます。 家賃問題につきましては、先生御承知のように、公団発足以来二十数年にわたって据え置かれ……
○櫻内国務大臣 最初に無抽せん方式について申し上げますが、この一月に三万戸の前倒しをして七万四千戸を募集いたしますときにその方式をとりましたが、十日ほどで申し込み戸数が充当されまして締め切ったわけであります。五十三年度におきましては、大体、年数回に分けて、そして到着順でやりたい、こういう方針をとっておる次第でございます。 それから、今度、御承知のような四十万戸を消化するというわけでありますから、各種の条件緩和をいたしました。その中には、お尋ねのように償還につきまして、従来木造が十八年でございましたが、これを二十五年に延ばすとか、あるいは簡易耐火建物につきまして二十五年を三十年に延ばすというこ……
○櫻内国務大臣 ただいま御指摘のような住宅状況にあることは、私も率直に認めます。そこで、先生も御承知のように、昨年は一次補正の折に、住宅金融公庫の個人融資十万戸をふやすというような景気刺激策をとったわけでございます。それによって公庫のものは順調にふえておると思うのです。 御心配は、民間の方のことでございます。そこで今度の予算措置の中におきましては、先生も御指摘のように、民間についてはどうしたか、民間がふえる傾向があるのかないのか、こういうことになるわけでございますが、第一には、民間における土地手当てというものが果たして十分いけるものかどうか、こういうことで、土地の手配につきましては、たとえば……
○櫻内国務大臣 一つの御発想と承るのでありまするが、賃貸住宅、特に公営、公団、特定賃貸の住宅などについては、建設事業に対しては財政資金を入れて政府が見ておる、そして政策家賃、低廉な家賃で提供を申し上げておる、これはもう御承知のところだと思うのです。 そこで、いまの家賃も所得制限を置いて税控除を、こういう御意見でございまするが、所得税については御承知のとおりに基礎控除というのがございます。この基礎控除などは、こういう基礎的な生計費を勘案して設けられておるものと私は受けとめておるわけでございまして、したがって、これは建設省側から言えば、先生のような御意向が、われわれもそうだ、それはいいということ……
○櫻内国務大臣 特に島根県は、確かに計画設計は一人でございますが、監督管理、維持管理等、一応十六名おることになっております。そこで、これは私の県のことを申し上げて恐縮なんですが、全般的に大体この技術者が年々どれくらい伸びておるかというと、五十二年一六%、五十三年一%程度の伸び、こういうふうに見ておるわけでございます。それから、御承知のように下水道事業団が一方にございますから、この事業団に対しまして、そういう技術者不足の場合には設計の委嘱をするとか、あるいは建設そのものを事業団が受注をするとかあるいはその他の技術協力をいたす、こういうことに努めておるわけでございます。さらには、下水道関係ではコン……
○櫻内国務大臣 いま、しっかりした資料はございませんが、おおむね先ほどお示しの見当である、このように考えております。
【次の発言】 私の所管で災害に対しての対応策を常時とっておるわけでございますが、ただいまの御質問でいきますと、予知についての伝達ということ、これが問題になってくると思うのでございます。そして現状からいたしますと、気象庁が地象を担当しております。また、予知技術につきましては科学技術庁長官の方で鋭意ご研究願っておって、おおむね信頼に足るところまで来ているのではないか。地震予知連絡会がある。その中に関東部会がある。先般の場合でも、その関東部会が検討せられた結果が気象庁から予知情報とし……
○櫻内国務大臣 御意見拝聴いたしました。 建設省としては道路の維持管理の責任を持っておるわけでございます。そこへ軌道を敷く、あるいは地下に地下鉄をやる、こういうことになりますると、われわれの責任上から当然そこに意見が出てくることは、もう常識的にも判断ができることだと思うのです。 時代の進運に応じてということを考えますと、昔は道路は歩くだけ、それがいまでは自動車、それからトラック等の重要な輸送ということで道路の構造も著しく変化をしてきておりまするから、したがって、上の軌道、また地下の軌道、それぞれに対して私どもとして十分対応していかなければならぬということは御理解をいただけるものと思うのであ……
○櫻内国務大臣 主として宅地の不足する地域ということを考えますと、どうしても三大都市圏になると思うのであります。政府といたしましては、従来行われておるこれらの宅地に必要な公共施設整備の補助、これに加えまして今回特に別枠で下水道、街路、いろいろやろう、こういうことであります。また、この別枠でやる以外にも、今度は公共公益施設に対して、公益の方にも考えよう、これは建設省の所管ではございませんが、国土庁の方の事業調整費などの活用の道も開かれておるわけでございます。また、純粋の民間の宅地開発につきましては、住宅金融公庫あるいは開銀などの融資につきまして融資地域の拡大とか条件の緩和を行っておる、さらには土……
○櫻内国務大臣 調査の御要求は承知いたしました。速やかに調査をして、お出しいたします。
○櫻内国務大臣 林委員の先ほどからの御所見、非常に参考になりました。私が実施担当者でございますから、経済企画庁長官の見通しとは若干趣が違うことは御了承をいただきたいのでありますが、たとえば五十二年の住宅建設の模様について、私としては、一次補正後の十万戸追加後、相当状況の変化を認めておるわけでございます。これは、先ほど長官がお答えのように、十―十二月はプラスに転じておるということを申し上げたと思いますが、五十一年百五十三万戸、五十二年ほぼ横ばいとは思いますが、一次補正、二次補正の効果というようなものを考えていきますときに、暦年度におきましてはすでにマイナスではありますが、十―十二月にプラスになっ……
○櫻内国務大臣 先ほどから御意見を承っておりまして、これはなかなか処理のむずかしい点がございます。地域のバックグラウンドは、お示しのように岡山、香川ともに〇・〇二PPm、私どもの方でこれから本四架橋をやろう、そうするともう限度になっておるのですね。それで、予測、評価をどうするかということで、国の環境基準が昭和四十八年五月八日の告示のもので、これが〇・ 〇二PPm、ここへ新たにやる。現地での観測デー夕は、こういう公害防止計画による将来値、それから自動車排出ガス規制がどう実施されているか、そういうものが前提になってやらざるを得ないのでありますが、道路からの負荷量がどの程度というのが〇・〇二PPm必……
○櫻内国務大臣 いま地震対策本部というのがあるわけではございません。中央防災会議で大地震緊急対策要綱をつくって、そして一元的に対処しておる、中央防災会議でそういう対応をしておるということで、本部を設けておるわけではないわけであります。中央防災会議の議長は総理でございまするから、総理が責任を持っておられることは事実でございます。
【次の発言】 この東海地震問題が起きましてから、その緊急事態というものが予測されるということで、中央防災会議で現在それを一元的に処理をしていこうと、こういうことでありまするが、この基本になるのは御承知の災害基本法だと思うのであります。その災害基本法を検討してまいりまする……
○櫻内国務大臣 第一に資材関係でございますが、これは金子委員御承知のように、生産能力に余裕が十分あるわけでございます。昨年暮れまでセメント、棒鋼あるいは塩化ビニールそのほか主要な資材、皆不況カルテルを結んでおったという実情でありまするから、生産能力についてはもう心配がないのですが、価格面についてどうか、これは十分関係省庁と連絡をとって監視をしていく必要がある。もしそれがどうしてもいけないということであれば、所要の措置を講ずる考えでございます。 それから労働者、技能労働の関係でございますが、全般的に雇用情勢というものは、百十万からの失業者もあるのでございまするからそう心配ないわけでありますが、……
○櫻内国務大臣 御質問の第一は、下請にいろいろ問題がしわ寄せになっておる、下請のことをよく考えるようにと、こういうことでございます。これにつきましては、現在親企業と下請企業の間にしっかりした契約がない、そういうことが原因でしわ寄せを受けておる面も認められますので、こういう点につきましては標準契約を示して、そしてそれによってやらせるように努めておるわけでございます。そういう指導をしております。 それからランクづけの問題、これにつきましては手元に資料がございますが、一般土木工事あるいは建築工事などにA、B、C、D、Eの五等級の区分がございます。ところで、この入札の実績を一方においてこのランクから……
○櫻内国務大臣 衆議院の建設委員長要望事項につきましては、承認に当たりその申請書の一部内容を変更するとともに、実施に当たって配意すべき事項を指示したところでございます。 なお、その内容を具体的に申し上げますと、申請の内容を変更した事項は、実施期日は二カ月延期して昭和五十二年九月一日とすること、敷金の追加徴収は行わないことでございます。 配意するよう指示した事項は、老人世帯、母子世帯、心身障害者世帯のうち生活に困窮する世帯について生活保護世帯に対する特別措置に準じた措置を講ずること、二つ、今回の増収分は、昭和五十四年度以降に管理開始する住宅の家賃の抑制に要する費用に充てないこと、三つ、入居者……
○櫻内国務大臣 承知しております。
【次の発言】 三全総は、言うまでもなくここ十年ほどの総合計画でございまして、いまおっしゃった五十一年五月閣議決定の国土利用計画による昭和六十年の必要と見込まれる農地五百八十五万ヘクタール、これと三全総における計画とにおきましては整合しておるわけでございます。
ただ、お尋ねのように、それができるかできないか、こういうことはこれから十年間の私どもの努力によるわけでございまして、これは三全総としての計画でございますから、この計画をもとに各省庁の御協力を得て達成していきたい、こういう次第でございます。
【次の発言】 安宅委員のおっしゃっていること、わかりました。県……
○櫻内国務大臣 先ほど局長の方からニュータウン建設が及ぼす影響として、関連公共施設整備負担の増大とか交通手段確保の必要性とか自然環境保全との調整とか、いろいろ申し上げたのでありますが、私は、日本の国土の状況あるいは今後の人口増の傾向などを考えた場合に、こういう大きなニュータウンの建設というものは必要だという立場でございます。 これは大きいようではあるが、土地あるいは空間に向かって非常に高度の利用をしておるわけですね。イギリスの例なんか先ほど申し上げておりますが、面積と人口の割合から言えば相当ゆとりがある。しかし日本の場合は、三千ヘクタール程度に四十万ぐらいな人口を考えるのですから、大きいとい……
○櫻内国務大臣 おっしゃるとおりでございます。
【次の発言】 諸情勢に変化のなき限り引き継がれてしかるべきものだと私は思います。
【次の発言】 要約とおっしゃっておられますので、もしお気づき、あるいは何か不足ということがありますれば、どうぞお尋ねをいただきたいと思います。
記者会見での発言は、第一は、一ルート三橋後の着工計画についてのお尋ねがございまして、大三島橋が五十三年度末完成することなどによって新たに地域開発橋としては伯方・大島大橋の事業に着手するよう考えておる。それで、この問題については五十四年度の予算要求をしておるところだということが一つです。
それから、環境問題についての記者諸……
○櫻内国務大臣 渋沢委員のいま御指摘の点は、まさに的をついておる点である、私どももよく御趣旨を玩味しなければならない、こう思います。 地震対策は非常に広範な施策が必要であるということはいまさら申し上げるまでもないことでありますが、現在、それでは何ら対応しておらないか、こう言うと、それは少し酷に過ぎると思うんですね。御承知の中央防災会議が中心になりまして、いま手元に資料がないので記憶が多少違うかもしれませんが、昭和四十六年当時から大都市に対する震災対策要綱というものをつくって、それに基づいての基本的な行政指導が行われておるわけでございまして、それにつきましては、地震に強い都市の構成、あるいは地……
○櫻内国務大臣 わが国は世界でも有数の地震国であり、本年に入りましても、一月に伊豆大島近海の地震、六月に宮城県沖地震と、二度にわたり相当な被害を伴う地震に見舞われております。このため、地震対策の確立は緊急の課題であり、政府としても大規模地震対策特別措置法の制定等を初めとし、鋭意その推進に努めてきたところであります。
ただいまの御決議につきましては、関係省庁ともどもその趣旨を尊重し、今後とも地震対策の強化充実に最善の努力を尽くしてまいる所存であります。
【次の発言】 宮城県沖地震でいろいろ教えられましたが、特に地域全体をながめて、軟弱地盤を十分考慮する必要がある、あるいは造成地の耐震性に考慮を……
○櫻内国務大臣 平均五千三百円の引き上げでございますが、中堅勤労者の五十三年度平均月収に対しては、その負担率は一・八%増です。
【次の発言】 金額は、いま申し上げた約五千三百円です。
【次の発言】 トータルは残念ながら、それは五十三年度で増収見込み額は百三十億円でございますけれども、家賃抑制所要額が逆に三十億円ございまして、維持管理経費百億円の増、こういう計算になっております。
【次の発言】 ただいま自治大臣がお答えしたような同じような傾向を、国の直轄事業におきましても持っておると思うのであります。
御質問の中で建設資材についての御心配がございましたが、必要があれば詳しく申し上げますが、昨年……
○櫻内国務大臣 御質問で、この追加の戸数の消化は可能だろう、こういうふうに一応戸数の方は肯定されておられるわけですが、当初の住宅投資の計画では十五兆ということになっておりますね。それで、今度の対策後には十五兆四千億円、こういうことにしておりまして、前年度の対比として一三・六%の伸びを一五%と踏んでおるわけでございます。これらの、十五兆四千億円と見ておるにつきましては、希望増とか質の向上であるとか、そういうものをも勘案しての考え方でございまして、今回の対策後の戸数また計画した十五兆四千億円の達成にさしたる至難はない、こう存じております。
○櫻内国務大臣 お示しの数字のとおりでございます。
【次の発言】 この前払い金の充当状況をお調べであると思うのですが、下請に対する場合に前払い、また出来高払いをいたします。それから元請の方では、使用資材費に使いあるいは下請支給の資材費に使う、こういうようなことで前払い金の充当が行われておるわけでございます。
そこで、いまの御指摘のように、現金が少ないではないかということにつきましてはそのとおりに認めますが、この前払い金の充当状況というものを調べてみますと、必ずしも現金でないからどうと、まあ厳しく批判もできない点があるかと思うのであります。そこで、この下請と元請の間を合理的な適正なものとするよ……
○櫻内国務大臣 衆議院安全保障特別委員会が開催されるに当たり、わが国の安全保障問題につき所信の一端を申し述べます。 わが国の安全保障政策は、積極的外交の展開、日米安保体制の円滑かつ効果的な運用及び節度ある質の高い自衛力の整備の三つの基本的な柱により構成されております。 本日は、これら三つの柱のおのおのについて私の感ずるところを率直に申し上げ、皆様の御理解を得たいと考えます。 外交は、わが国の平和と安全を総合的に確保していく上で死活的な重要性を有していることは申すまでもありません。すなわち、外交努力を通じわが国をめぐる国際環境をできるだけ良好で安定的なものとすることが、わが国の平和と安全を……
○櫻内国務大臣 先ほど伊藤防衛庁長官も触れられておったと思いますが、昭和五十年の防衛大綱の制定当時と比較いたしまして国際情勢の厳しさは増しているものの、大綱の中で、わが国周辺地域においては米ソ中三国間に一種の均衡が成立している、そういうふうに見ておるわけでありますが、それについて私どもの見解は、引き続きそういう均衡は存続していると判断をしておるわけであります。 また、米中間につきましては、台湾に対する武器売却問題をめぐっていろいろ摩擦が生じておることは認めざるを得ないのでありますが、米中間におきましてしんぼう強く粘り強く話し合いを進めて、友好的に解決される、そして、両国の関係が良好に保たれる……
○櫻内国務大臣 就任以来二カ月余経過をいたした次第でございますが、まことに恐縮な次第でありますが、その間、本委員会が持たれておりませんので、就任のごあいさつをいたさず本日に至ったことを御寛容によろしくお願いいたしたいと思います。 私も、誠心誠意、本委員会の審議につきましては努力をいたす考えでございますので、今後とも委員の皆様方の御支援、御鞭撻をひとえにお願いする次第でございます。 ただいま委員長の言われました外務省の所管事項につきまして、その概略を御説明申し上げます。 まず、北方領土問題について申し述べます。 ソ連は、わが国の重要な隣国の一つであり、ソ連との間で、北方領土問題を解決して……
○櫻内国務大臣 最近のソ連の軍事力増強あるいは第三世界への進出を背景とする国際関係の基本的枠組みの東西関係、これが不安定化しつつあるということを非常に遺憾に思うのであります。昨年のオタワ・サミットの西側首脳の協議の結果を見ていただいてもおわかりのように、できるだけ低いレベルの軍事力の均衡とたゆまざる対話、そういうことによって非常に困難な国際情勢に対応していこう、そういう努力の中にあるにもかかわらず、現在のソ連の動きによってそういう均衡が乱れるのではないか、そのために不安定化するのではないか。また、日本としての北方領土問題の関係を考えましても、極東におけるSS20を初めとする軍事力の増強、あるい……
○櫻内国務大臣 先般の鈴木内閣改造に伴いまして、外務大臣を仰せつけられた櫻内義雄でございます。この上ともどうぞよろしくお願いを申し上げます。 厳しい国際情勢の中で、わが国の外交に課せられた任務は非常に重いものがあると思います。日本の平和と繁栄を期する上に、世界情勢の平和と安定が強く望まれる次第でございますが、そういう際に重責を担わしていただいたわけでありますが、本委員会の皆様方には、多年にわたりわが国外交問題に真摯にお取り組みいただいておる方々でございまして、不肖私に対しましてこの上とも御指導、御鞭撻を賜り、この職責を無事務めさしていただきたいと思います。 くれぐれもよろしくお願い申し上げ……
○櫻内国務大臣 外務委員会の皆さんに大変御無理をお願いしておる次第でございますが、明日から二十五日までアメリカの方へ所用で参りますので、その間いろいろと勝手をいたし、御無理を申し上げることが多いと思いますが、お許しをいただきまして、また訪米に際しての皆様のこの上の御支援、御鞭撻をお願いしたいと思います。
ここに委員長初め委員の皆さんにくれぐれもよろしくお願いを申し上げ、ごあいさつといたします。
【次の発言】 奥田委員のおっしゃるように、大変厳しい日米間の状況の中に今回の訪米ということになりました。昨年の伊東外務大臣以降ちょうど一年、日本の外務大臣の訪米は行われておらないわけでございます。そう……
○櫻内国務大臣 川田委員のおっしゃるように、この一年間を顧みまして、日米間で種々話題になった問題があったと思います。伊東外務大臣以来ちょうどまる一年目に日本の外務大臣の訪米、こういうことになりました。 私がレーガン大統領、ブッシュ副大統領、ヘイグ国務長官等との会談を通じて得た印象といたしましては、日本側が日本外交の基軸として日米外交というものを考えておる、こういう点についてはアメリカもまた同じ見地に立っておる。腹蔵のない意見交換の中には、別にこれといって今後の日米関係に暗影を投ずるような、そういう傾向は私は認めませんでした。先方も非常に気持ちよく話されておりますし、基本的な方針、たとえば東西……
○櫻内国務大臣 高沢委員の御質問は、今回の場合の国際小麦協定という条約の中の二つの規約、これについては御理解をお持ち願っておるように承りました。しかし、そうでない場合にはどうか、こういう御質問の趣旨だと思うのでありますが、残念ながら、私はそういう二つになっておる場合の何か問題がありそうな事例というものがいま頭に浮かびませんので、その場合その場合に適切に考える必要があるのではないかと思います。
【次の発言】 かつて日本に対してアメリカが大豆とかトウモロコシ、コウリャンを出さない場合がございました。これは戦略上出すとか出さないということでなく、現実に出し得ないような相当な事情があった。それは日本は……
○櫻内国務大臣 六十億ドルの問題の前に、小林委員のおっしゃいました朝鮮半島の平和と統一の問題でございますが、私どもも一日も早いその実現を期待もし、そのように向いていくことについていろいろと配慮をしているわけであります。 小林委員が御承知のように、韓国側からも北朝鮮側からも統一の動きというものはあるわけでありますが、残念ながらどうも食い違ってきておる、こういうことで、そこでこれが具体的打開には何か方策がないかということで、かねて来国連の事務総長でもあっせんされるがよくないかというようなことを申し上げたこともございます。また最近におきましては、三十八度線で対峙しておりますが、軍事演習でもやるとき……
○櫻内国務大臣 海上における人命及び財産の安全の確保並びに海洋環境の保護のためには、広範かっ強力な国際協力関係を構築することが必要であると思います。世界の商船船腹量の約一〇%を占める主要海運国であるわが国としては、かかる国際協力を促進するに当たり、積極的に指導的な役割りを担うべき責任を有しておると考える次第であり、また、かかる国際協力が促進されることは、とりもなおさずわが国の利益に合致するものであると思います。今回御審議を願っている海事関係二条約をわが国が締結することは、かかる意味合いにおいて海事関係の国際協力に関し、わが国の積極的な姿勢を示すものとしてきわめて有意義なものであると思います。
○櫻内国務大臣 ああいう悲惨な戦争の経験を経た後の日本の外交でございますから、日本外交の基本は日本の平和と安定のために努力をしよう、そして世界各国との間ででき得る限り円滑な話し合いを繰り返していこう、こういうことで臨んでおるのであります。ただ、日本が、戦後の経緯をごらんいただきますと、占領下から平和条約締結によりまして日本としての独立の道を歩む、こうなりまして、その際サンフランシスコ平和条約と安保条約を結んでおる、こういうことから、そういうものが基軸になっておるということは言うまでもございませんが、根本の方針は日本の平和と安定を期する、一言で言えばそういうことだと思います。
○櫻内国務大臣 私もその席で承っておったわけでございまして、外務省からの答弁はたしか国連の統計に基づいてお答えをしているんだ、こういうことでございました。しかし、ただいま他の書面に違う数字が出ておると、こういうことはまことに恐縮な次第でございまして、これは早速調べましてその事実を明らかにし、もし先般の答弁が当を得てないという場合におきましては、私からまたしかるべく責任あるごあいさつを申し上げたい、こう思います。
【次の発言】 ただいま採択されました御決議につきましては、政府としてその御趣旨を十分尊重し、今後一層の努力を重ねてまいる所存であります。
○櫻内国務大臣 本委員会におきましてもしばしば御質問を受け、その都度善処方を申し上げておるのでありますが、いま改めて五月二十七日を控えての日本政府の姿勢を問われておるわけでございます。私といたしましては、この経緯にかんがみまして、日本政府としてやり得ることにつきましてはでき得る限り努力をしてみたい。お話しのように韓国の国内関係としてどういうことになっておるのか私に判断がつきませんけれども、しばしば問題になっておることでございますので、私としてもできるだけのことをいたしたい、こう思います。
【次の発言】 日ソ円卓会議が昭和五十四年の十二月に持たれて以来、今回は三回目と承っております。ソ日協会のグ……
○櫻内国務大臣 世界の平和と安定のために重要な地域とは、わが国が従来から二国間援助の七割を配分してきているアジア、なかんずくASEAN諸国、さらにはタイ、パキスタン、トルコといった紛争周辺国が含まれると考えますが、具体的にどの地域がこれに該当するかは、わが国がその都度自主的に判断することになります。
なお、世界の平和と安定の維持のために重要な地域に対する援助も、援助の基本理念である相互依存と人道的考慮に沿って行われるものでございます。
以上、お答え申し上げます。
【次の発言】 トルコにつきましては、OECDの各国の中でトルコをみんなで救済しよう、こういうような協議が調って、この援助国会議が……
○櫻内国務大臣 ただいま議題となりました北西太平洋における千九百八十二年の日本国のさけ・ますの漁獲の手続及び条件に関する議定書の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。 政府は、昭和五十三年四月二十一日にモスクワで署名された漁業の分野における協力に関する日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の協定に基づき、北西太平洋の距岸二百海里水域の外側の水域における本年の日本国のサケ・マスの漁獲の手続及び条件を定める議定書を締結するため、本年四月十三日以来、モスクワにおいて、ソ連邦政府と交渉を行ってまいりました。その結果、四月二十三日にモスクワで、わが方小和田臨……
○櫻内国務大臣 私どもが防衛費の拡大、これは日本の専守防衛についてどうしていくかという考慮の中から予算的に増加していくその傾向をとらえての防衛費増大、こういうことだと思いますが、最近の国際情勢を見て、残念ながら各国が低いレベルで防衛費の均衡を保とう、特に東西関係でそうしようと言いながらも、そういう方向につきましてはなかなか話が進んでいかない、こういう中で日本もまた防衛努力をせざるを得ない、こういうことだと思うのでありますが、高沢委員のおっしゃるように日本は被爆国である、そういう貴重な苦い経験を持っておりますから、国民の間におきましても、このような事態が再び起きてはならない、こういうことで広範な……
○櫻内国務大臣 国際法違反ではないかとの問題だけ、ちょっとお答えしておきます。
これは、政府の見解として、核兵器の使用は国際法の根底にある人道主義には合致しないものであるが、国連憲章を含む実定国際法上これが禁止されているとまでは言えない、こういうことをかねがね申し上げておることを、ここで御指摘申し上げます。
【次の発言】 御指摘の五十三条、百七条については、わが国が国連に加盟をするということについては憲章第四条に言う平和愛好国として国連加盟が認められた、そのことによってこの五十三条、百七条は適用がなくなったものと考えておるのでありますが、しかし御指摘のような規定が憲章に残されておるということ……
○櫻内国務大臣 パルメ委員会が第二回軍縮特別総会を前にいたしまして貴重な提言をされたということは、私もその価値を認めるものでございます。ただいま河上委員から特に非核地帯についてお触れでございますが、パルメ委員会の提唱は、まず欧州においてそういう地帯を設ける必要がある、こういうふうに言っておると認識いたします。そして話し合いによってその他の地域においてもそれを広げていくようにと、こういうことでございまして、パルメ委員会の言われておるとおりに、そういうような手段によって非核地帯が拡大されていくことは、そういうことを目標にするということは大事なことではないかと思います。
○櫻内国務大臣 対ソ制裁と申しますか、東西関係の中で一つの焦点になったわけでありますが、アメリカは、公的信用供与をソ連に与えるということはそれなりにソ連の力をつけるものではないか、いまのアフガニスタン、ポーランドのああいうソ連の圧力の関係から言うと、ソ連に力をつけるようなことはいかがか、したがって、そういうことについてはひとつ制裁をするように考えたい。 なお、米側は、公的信用供与は、それは補助金をつけてそして輸出を認めるようなことじゃないかというようなことを言っておられまして、当時鈴木総理は、こういう問題についてはみんなが結束をしてやる必要があるんじゃないか、そのためには、サミット参加国のど……
○櫻内国務大臣 かねて申し上げておりますように、今度の対韓経済協力については事務レベルの二回の会合を通じまして韓国側が十一のプロジェクトにつきまして本年一月から始まる新五カ年計画の中で日本に協力をしてもらいたい、こういうことで、そのプロジェクトをいろいろ検討の結果、柳谷外務審議官がソウルを訪問した折には、あるものは政府借款で考えられる、あるものについては輸銀で考えたい、こういうことを申したわけでありますが、その申し上げたプロジェクトから推定していきますとおおよそ五年か六年でただいまお示しになったような数字の見当が出る。そこで自然に、いま言ったような説明をするよりも日本からは四十億ドルだというふ……
○櫻内国務大臣 高沢委員がお触れになりましたフルブライト計画は、戦後の日米両国間の文化交流の上に一翼を担った大変有効適切なものであったと私も感じておる次第でございます。 そこで、この文化協力あるいは文化交流と申しましょうか、それについての、ただいま御所見を交えての御質問でございましたが、こういう文化交流は諸外国との関係を長期的により安定した基盤の上に置くためには非常に適切なことではないか、文化交流を通じて諸国民との間で相互理解を深め、友好親善を促進するということは、そのことがただいまお触れになりました世界の安全保障の面からも必要なことではないかということを私も信ずる次第でございます。 なお……
○櫻内国務大臣 教科書問題が中国また韓国におきまして非常に厳しい批判が行われておるということを非常に憂慮いたしておるわけでございます。文部省が、検定制度のもとにある教科書、これについてどういう扱いをしておるかというような御説明は御説明で、われわれ外務省を預かっておる者としてはそのことを承知しておるわけでございます。しかしながら、そういうこと以上に中国あるいは韓国の国民にとって、日本の教科書にあらわれておる方針というものが果たして適切であるのかどうか、むしろこういう教科書で日本の教育が行われておるとするならば、それは日本の過去の行為についての反省がないのではないか、あるいは事実を曲げて教育してお……
○櫻内国務大臣 ただいま河上委員のおっしゃったように、教科書問題については教科書の記述内容についての批判がいろいろあった、それから発端をしておることは、事実関係はそのとおりだと思うのであります。 ところで、外交上取り上げられておりますのは、その問題は、たとえば中国としては国交回復時の共同声明の前文、あるいは韓国におきましては日韓共同コミュニケから見て一体どうなのか、そういうところに問題が発展してきておると思うのであります。したがいまして、外務省としてはそういう関係国の世論動向、あるいはそれに基づいた申し入れ、これを国内関係方面に間違いなく伝えて、そしてそれに対しての対応をお願いしておるという……
○櫻内国務大臣 フランス大統領として初のわが国の訪問ということで大きな意義があったと思います。 また日本に滞在中、総理大臣を初め閣僚協議会も持ちまして、腹蔵のない意見を交換いたし、その間に両国間のいろいろな懸案事項、というよりも、むしろ今後将来に向かって日仏がいかに提携をして世界の政治、経済の上に寄与するかという非常に新しい方向につき、いろいろ示唆に富んだ協議が行われたということに大きな意義を感ずる次第でございます。各閣僚レベルにおける具体的な諸問題につきましても、多くの懸案事項の話し合いの上に両国の理解ができたというところに意義を感じておる次第でございます。
○櫻内国務大臣 昭和五十四年度外務省所管一般会計歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 歳出予算現額は二千八百五十四億四千二百七十万円余でありまして、支出済み歳出額は二千五百五十二億四千九百六十二万円余、翌年度繰越額は二百七十一億五千五百三十八万円余、不用額は三十億三千七百六十八万円余であります。 歳出予算現額の内訳は、歳出予算額二千五百七十億九千五百七十五万円、前年度繰越額百九十七億七千二百七十七万円余、予備費使用額八十五億七千四百十七万円余でありまして、前年度から繰り越したものの内訳は、経済開発等援助費百八十三億二千百二十万円余、在外公館施設費十四億五千百五十七万円余であ……
○櫻内国務大臣 ただいま議題となりました在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法御の一部を改正する法律案について御説明いたします。 改正の第一は、在外公館の設置関係であります。今回新たに設置しようとするのは、大使館一館であります。これは、東欧のアルバニア人民社会主義共和国に設置するものであり、他の国に駐在するわが方大使をして兼轄させるものであります。昨年三月わが国は同国と外交関係を設定したものであります。 改正の第二は、現在米国にある在アンカレジ領事館を総領事館に昇格させるものであります。 改正の第三は、これらの在外公館に勤務する在外職員の在勤基本手当の額……
○櫻内国務大臣 日本は世界に誇るべき憲法を持っておるわけでございますが、それだけに、外交を通じてみずからの平和と安全を守る、また豊かな国民生活を確保していく、こういうことが基本だと思うのであります。そして、そういうことを通じまして、世界の平和と安定に積極的に貢献をしてまいりたいと思います。また、わが国と政治経済上の基本理念を同じくする米国を初めとする西欧諸国との連帯協調を図りながら、わが国の国力国情に応じた、ふさわしい役割りをいたしたい。 そこで、渡部委員のおっしゃった、具体的な行動はどうか、こういうことになりますと、近く第二回の軍縮特別総会が開かれますが、そういう場を通じまして、核軍縮を初……
○櫻内国務大臣 条約上どういうふうな解釈になるかについては条約局長の方からお答えをさせますが、私はこの知識が全然ございませんが、いま御質問と答弁のやりとりの中では、二千三十六発はMAPに返還手続をとった、こういうことですから、私は、現在はこれはゼロだと思って聞いておりましたが、間違いでしたらばお許しをいただきたい。
【次の発言】 先ほど申し上げたように返還手続のとられておる現状でございますから、楢崎委員の御質問の御趣旨を体して今後どうするかは検討をさせていただきたいと思います。
【次の発言】 御質問の御趣旨に沿って防衛庁長官とも相談し、検討さしていただきます。
○櫻内国務大臣 江藤委員のおとりになっておる御観察は、私はそのように受けとめてよい部分が相当あると思うのです。しかし、鈴木改造内閣が発足後この二カ月間に、国際的な約束である東京ラウンド、それの前倒しをやって、三年一気に関税の引き下げをする、あるいは非関税障壁について自由民主党の御協力もちょうだいして、鋭意努力をして非関税障壁六十七項目を一月末までに約束通りに決めた、これはこれなりにその努力は諸外国も認めてくれると思うのですね。しかしながら、根本的な江藤委員の御指摘のようなそういう印象というものを諸外国が持っておるということは、十分頭に置かなければならないと思うのです。 それで、いま防衛費の問……
○櫻内国務大臣 核の使用を禁じようという決議は、十回出ておると思うのです。これは六一年から始まっておりますが、日本は当初、最初の分ですね、その趣旨に賛成をしております。ところが、その後ずっと七回ほどは棄権をしておりまして、一昨年と昨年の決議に際しては反対をいたしました。 これは本委員会でもしばしば論議されておりますこの軍事力の均衡ということ、それから一昨年来の国際情勢、ソ連のアフガニスタンやポーランドに対する行動等から見まして、あるいはこの軍事力の均衡というものを考える場合に、ここで核の抑止力というものを考えておく必要がある。こういうことで、その情勢が反映しての反対ということになったわけで、……
○櫻内国務大臣 そのように答弁をいたしました。
○櫻内国務大臣 ただいま御指摘の点は、一言でいわゆる安保体制、こう申し上げてみたいと思うのです。 それで、この技術交流の問題が起きて以来、武器三原則あるいは政府の方針は、これはアメリカにも当然適用されるもの、しかしながら、一方においていまお話しのあったような安保関係のことがございますので、そこで、この技術交流の問題については鋭意検討しよう、こういうことで来ておるわけであります。 そして、ただいまいろいろ御指摘がございましたが、具体的には昨年の十二月の会合が、非常に私は、日本としてその会議に基づくことを結論を出さなければならない、こういう責任を感じておるわけでありますが、しかし、お話しの一月……
○櫻内国務大臣 朝鮮半島では三十八度線を隔てて、南北合計およそ百万人以上の正規軍が対峙しておるのでございまして、依然として厳しい緊張状態にある、このように受けとめておるわけでございます。
先ほど閣僚会議のお話でございましたが、その当時の直近のアメリカ国務省の朝鮮に関する報告書を見ますと、北からの軍事的脅威が減少したという徴候はない、最も確実な情報によれば、北朝鮮軍は着実に追加装備の調達を続けており、機動力及び火力を強化しておる、こういうことでございまして、私も現在三十八度線では緊張状態が続いておるものと認識しております。
【次の発言】 ただいま野坂委員のおっしゃったようなことは、昨年の閣僚会……
○櫻内国務大臣 わが国は、ソ連に対しましては西側が結束して当たっていくことが一番必要である、そういう見地に立っておりまして、そこで、ただいま局長の方から申し上げたようなことも踏まえまして、ソ連に対していろいろな形で力をつけるような結果になってはいけない、そういうことを配慮しながら貿易をしなければならない、こういう見解に立っておるわけでございます。 具体的にはパイプラインの問題であるとか、あるいは技術の提供などによりましてソ連に力を付与するような、そういうようなものの提供というものは差し控えたい、これは西側の共同的な見解でございまして、わが国もまたそのような方針をとっていくべきである、このよう……
○櫻内国務大臣 九日、フィリピンのシコゴン島付近で発生した航空機事故における邦人乗客の被災状況及び救助状況を申し上げます。 事故は、九日午前十一時過ぎ、マニラ市の南方約三百五十キロの観光地シコゴン島の西方約二十五キロのピラール町付近で発生した模様であります。十日午前七時現在、現地大使館がマニラの救難対策本部から得ている情報によれば、乗客、乗員全体は三十二名で、三名の死者が出ているが、邦人は含まれておらず、邦人乗客二十五名その他四名の二十九名が病院に収容されております。このうち二名が重傷である由でありますが、現在その氏名は確認できておりません。 以上です。
○櫻内国務大臣 きょう、ただいまの私の紹介もあるという御指摘で、ああ、そういうことがあったのかなと、こう思うのですが、私は小学校一年から大学まで慶応なので、青山学院は学校も行ったこともなければ、先生も知っている人はないのです。しかし、私の事務所でいつも選挙区の人は大切にしろ、親切にしろ、こう言ってありますから、恐らくうちの秘書連中が、郷里から出てきて学校がわからなければ連れていくとか、頼んでくれと言えば私の名前で手紙を出したのじゃないかと思うのです。はっきりした資料でおっしゃっておりますから、私はそれを否定するものではございませんが、その結果がいろいろ教育の機会均等などに触れるという御批判があ……
○櫻内国務大臣 ロストウ軍縮庁長官の発言でございますね、横路委員の御認識と私が承知しておるところとは大分差があるのです。アメリカがわが国について具体的な何か協議をしたか、あるいは何かアプローチをしてきておるか、こういうことにつきましては、残念ながら私の責任の範囲ではそういうことは承知しておらないのであります。
また、戦域核の極東配備につきましては、何ら具体的な計画を持っておるとも私は承知しておりません。
【次の発言】 現実にはアメリカはソ連とこの種の問題の対話をしよう、こういうことで昨年の十一月三十日以来、中距離核戦力削減交渉を行っておるわけでございます。そして、この削減交渉のアメリカの姿勢……
○櫻内国務大臣 日韓実務者レベルの協議は、御質問のようなふうに進展はしておらないのであります。今回は、日本側は、対日要請項目の具体的内容や年度別事業計画の有無などについて質問をしたわけでございます。第一回の要請リストについてのわが方の一応の考え方は説明してございます。韓国側よりは、韓国の現在直面する第二次石油危機以降の非常に困難な状況にある、そういう状況説明、あるいは対日要請項目についての経済性、五カ年計画との関係などを説明され、また年度別実施計画などについての補足説明があったわけでございますが、わが方が十分満足するような状況にはまだ到達しておりません。しかし、二回の実務者レベルの会議を通じま……
○櫻内国務大臣 市川委員がおっしゃいましたように、総理のプレス・クラブでの発言は質問に応じてのことであったと思うのですね。そして、海外からの資源の海上交通路の安全を図ることは死活的に重要な問題である、こういうことをおっしゃりながら、いまの周辺海域数百マイル及びシーレーンについては約一千マイルについて、憲法を踏まえつつ、自衛の範囲内で防衛力を強化するとの政策を推進している、総理の発言は全く自主的な発言でございます。 ただ、これに関連して今回の国防報告のことにお触れでございますが、国防報告の方は、これはその部分はこういう表現になっていますね。「みずからの空海防衛力の強化及び一千海里に及ぶ海上交通……
○櫻内国務大臣 いわゆるNATO方式で計算したらどうかということがよく言われるわけでございます。いまおっしゃいました恩給費とかあるいは準軍事組織関係費、そういうようなものを加えて考えたらどうかという向きがございますが、御承知であろうと思いますが、NATO方式はこういうものであるというようなことが公表されておらないのですね。そして、よく各国の国防支出を比較する場合に使われます国際戦略研究所のミリタリー・バランスについては、NATO方式にはよっておらないと思うのであります。したがって、こういう数字だけで防衛の内容を論議をしていくのが果たしていいのかどうかということは確かにあると思うのですね。 わ……
○櫻内国務大臣 五月ごろ外相会議が持たれるのではないか、そういう推測が行われておる。これは、私の国会との関係あるいはそのほかの外交日程からしますと、ゴールデンウイークにそういう会議が持たれるのではないかという推定だと思います。 それから、いままで一次、二次と実務者レベルの会議をしてまいったわけでございまして、その間に韓国側の要請する十一のプロジェクトあるいは商品借款についての韓国側の考え方を日本側としていろいろな角度から聞いております。しかし、それで実務者レベルの会議が終わったのか、こう言うと、双方で完全な合意、少なくとも提示されたものについての説明が了承されるというような段階にはまだ至って……
○櫻内国務大臣 近年ASEAN諸国は、世界不況の影響を受けて種々経済困難を抱えており、世界的な保護主義傾向に懸念を深めておる、そういうことが今回の外相会議でも認められました。こうした危機感を背景として、ASEAN諸国は、先進諸国に対し、自由貿易体制の維持強化のため一層の努力を行うよう要請した次第でございます。 ただいまお尋ねの、ASEAN諸国が熱帯産品や製品の輸入拡大について要請した、この事実はございますが、具体的な品目を挙げてこのようにしてくれというようなふうな触れ方はしないで、一般的な発言をいたしておりました。 なお、わが国の市場開放措置につきましては、これは欧米に偏するということでは……
○櫻内国務大臣 外務省への連絡といたしましては、在サンフランシスコ総領事館からの報告によりますと、二十二日午後、サンフランシスコ連邦地裁において、本事件の被逮捕者に対する最初の法廷手続が行われ、五名の容疑者が出廷し、判事より右五名の逮捕理由として、米国内における盗品を日本に持ち出すことを謀議した容疑である旨の説明があった、こういうことでございます。 なお、容疑者のうち井上国正氏は、保釈金二十万ドルを支払って保釈された由でございます。 また、本件の予備審理は、七月一日にサンフランシスコ連邦地裁にて開催される予定とのことでございます。
○櫻内国務大臣 ただいま総理がお答えしたように、国連の平和機能強化のために日本政府としても、横路委員のおっしゃるような何か受け皿をつくって研究したらどうか、これは大変結構なことだと思うのであります。特に、御承知であろうと思いますが、パルメ委員会が機能強化のための提言もいたしておりますので、それらを踏まえまして、現実に日本としてどういうことをやるべきか、総理のお答えもございましたから、よく検討してみたいと思います。
【次の発言】 そういう新聞報道を私も一部見たところでございますが、実際は、このサミットにおきましては、総理だけがアジアの諸問題につきまして各国首脳に対し御所見を言われたのであります。……
○櫻内国務大臣 ワシントンからの報告によりますと、レーガン大統領は二十五日午後三時にホワイトハウスのプレスルームで声明を読み上げ、ヘイグ国務長官の辞表を受理したこと及び後任としてシュルツ元財務長官を指名したことを発表いたしました。同二十五日午後四時三十分にヘイグ国務長官は国務省で記者会見を行い、レーガン大統領あて同長官の辞表を読み上げて、右辞表の中で、同長官は、最近の米国外交がレーガン政権発足の際に大統領とともに打ち出した注意深い進路から外れつつあることが明らかになったので辞任することとした旨述べております。 辞任に至る右以外の経緯は明らかでないので、憶測に基づくコメントを避けたいと思います……
○櫻内委員 すでに質問があつたかとも思うのでありますが、私遲れてまいりましたので、ちよつと重要なことなのでお尋ねしたいのであります。今ここに手もとに再編成の基準要旨というものが、渡されておるのでありますが、この基準要旨というものを一暼しておりまして、いろいろと疑問があるのであります。しかしながら今日はその一々についてお尋ねする餘裕もないと思いますので、この特殊會社整利委員會におきましては、ここに渡された基準要旨のような考え方をされるのであるかどうか、またこの基準要旨というものは、經濟安定本部の書きおろしになるように思われますが、これについては委員長はよく御承知であつたのかどうか。この點をお尋ね……
○櫻内委員 この特別會計法についての具體的な點を二點お尋ねしたいのです。それはこの法案が通りますと、借入金限度が五十億より百億圓に殖える。こういうことになりますと、貿易資金特別會計法の第二條に「借入金は、一年以内にこれを償還するものとする。」ということになつておりますが、この點についてはどういうふうになさるのであるかという點と、それから第八條の「政府は、毎年この會計の歳入歳出豫算を調製して、歳入歳出の總豫算とともに、これを帝國議會に提出しなければならない。」ということになつておるのでありまして、この借入限度を引上げることによつて、この豫算というものは變るのでないかと思うのでありますが、その場合……
○櫻内委員 いい機会でございますので、文部大臣にお尋ねしておきたいと思います。それは去る六月十九日に改進党より田中久雄君が本会議場におきまして文教関係の質問をいたしたのでありますが、その場合に教育基本法の改正の意思ありやなしやという質問をいたしております。それで吉川総理は「お話のような教育基本法その他については、十分検討を加えて、改正いたさんとおう考えを持つております。詳細は文部大臣からお答えをいたします。」こう答弁されましたが、文部大臣からは当日御答弁がなかつたわけでございます。その後文部委員会におきましていろいろこの質疑に相応するお答えがあつたようにも承るのでございますが、教育基本法により……
○櫻内委員長 これより外務委員会・科学技術振興対策特別委員会連合審査会を開会いたします。 私が案件の付託を受けました委員会の委員長でありますので、連合審査会の委員長の職務を行いますから、御了承下さい。 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、及び原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求めるの件、以……
○櫻内委員長 これより外務委員会、内閣委員会連合審査会を開会いたします。
私が案件の付託を受けました委員会の委員長でありますので、連合審査会の委員長の職務を行いますから御了承下さい。
外務省設置法の一部を改正する法律案を議題として審査を行います。まず政府側より提案理由の説明を聴取いたします。竹内外務政務次官。
【次の発言】 次に質疑の通告がありますので、順次これを許します。前田正男君。
【次の発言】 しばらくお待ちを願います。――それでは前田君の質疑は後刻することにいたしまして……。石山權作君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午後零時五十七分散会
○櫻内委員長 これより文教委員会地方行政委員会連合審査会を開会いたします。
先例によりまして、私が委員長の職務を行ないます。
岩手県における学力調査に関する件につきまして調査を進めます。
本問題につきましては、両委員会よりそれぞれ現地に委員を派遣して調査を行ないましたので、まずその派遣委員より報告を聴取することにいたします。臼井莊一君。
【次の発言】 質疑の通告があります。順次これを許します。
なお、先ほどの理事会の協議に従い、大体の質疑時間は一人三十分程度とし、本日は本会議開会までといたしたいと存じますので、御了承を願います。
纐纈彌三君。
○櫻内主査 予算委員会第一分科会を開会いたします。 私が第一分科会の主査の職務を行なうことになりましたので、よろしくお願いいたします。 分科会は、本日より二十五日までの審査を行なうこととなっておりますので、審査の都合上、本分科会の日程は、本日全所管について説明を聴取し、十八日皇室費、国会、裁判所、会計検査院、十九日科学技術庁、防衛庁、二十日防衛庁、二十一日内閣、総理府、大蔵省、二十二日法務省、大蔵省、二十三日及び二十五日は大蔵省所管を審査することといたしました。審査の都合上、極力日程通り各省庁所管の質疑を終えて参りたいと存じますので、あらかじめ御了承願います。 なお、議事進行の円滑をはか……
○櫻内主査 ただいまより予算委員会第一分科会を開会いたします。
本日は、昭和三十八年度一般会計予算中、科学技術庁及び防衛庁関係について質疑を行ないます。
質疑の通告がありますので、順次これ々許します。楢崎弥之助君。
【次の発言】 ちょっと申し上げます。今井航空局長は外務委員会に呼ばれておりますが、どうされますか、今先におやりになりますか。
【次の発言】 梅崎君にちょっと御了承願いますが、今防衛庁長官は参議院の内閣委員会に提案説明で十分ほど退席しますが……
【次の発言】 お答えいたします。
要望事項につきましては、委員長と相談いたしまして、また理事会の意見も徴して善処いたしたいと思います。
○櫻内主査 ただいまより予算委員会第一分科会を開会いたします。
本日は、昭和三十八年度一般会計予算中、総理府所管の防衛庁及び科学技術庁関係について質疑を行ないます。
東海林稔君。
【次の発言】 田口誠治君。
【次の発言】 山花秀雄君。
【次の発言】 総理府は来ておりません。
【次の発言】 加藤君に申し上げます。電波監理局長が見えました。
【次の発言】 受田新吉君。
【次の発言】 田中織之進君。
【次の発言】 久保三郎君。ちょっとあらかじめ申し上げますが、志賀防衛庁長官は六時に所用があって出ますのでお含みおき願います。
【次の発言】 岡田利春君。
○櫻内主査 ただいまより、予算委員会第一分科会を開会いたします。
本日は、昭和三十八年度一般会計予算中、内閣、総理府及び大蔵省所管、同特別会計予算中、大蔵省所管、同政府関係機関予算中、大蔵省所管について質疑を行ないます。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。楯兼次郎君。
【次の発言】 滝井義高君。
【次の発言】 番参事官が……。
【次の発言】 滝井君に申し上げますが、外務省が見えております。
それから時間が相当経過しておりますので、お取りまとめを願います。
【次の発言】 午後一時十分より再開することとし、この際、暫時休憩いたします。
午後零時四十四分休憩
○櫻内主査 ただいまより予算委員会第一分科会を開会いたします。
本日は、昭和三十八年度一般会計予算中、法務省及び大蔵省所管、同特別会計予算中、大蔵省所管、同政府関係機関予算中、大蔵省所管について質疑を行ないます。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。赤松勇君。
【次の発言】 この際関連質疑の申し出があります。これを許します。坪野米男君。
【次の発言】 勝澤芳雄君。
【次の発言】 西村関一君。
【次の発言】 西村君に申し上げますが、大体時間が参っておりますので、そのつもりで……。
【次の発言】 これをもって、本日の予定の法務省関係の質疑は一応終了いたしました。
大蔵大臣はただいま……
○櫻内主査 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。
本日は、昭和三十八年度一般会計予算中大蔵省所管、同特別会計予算中大蔵省所管、同政府関係機関予算中大蔵省所管について質疑を行ないます。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。田口誠治君。
【次の発言】 有馬輝武君。
【次の発言】 加藤清二君。
【次の発言】 加藤君に申し上げます。時間がだいぶ経過しておりますから、よろしく……。
【次の発言】 久保田豊君。
【次の発言】 時間が参っております。
【次の発言】 だいぶ時間を経過しました。
【次の発言】 この際、正示君より関連質疑の申し出がありますのでこれを許します。正示啓次郎君。
○櫻内主査 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。
本日は、昭和三十八年度一般会計予算中大蔵省所管、同特別会計予算中大蔵省所管、政府関係機関予算中大蔵省所管について質疑を行なうことといたします。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。綱島正興君。
【次の発言】 加藤清二君。
【次の発言】 加藤君、だいぶ時間が経過いたしましたので……。
【次の発言】 川俣清音君
【次の発言】 午後二時より再開することとし、この際暫時休憩といたします。
午後一時十八分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
大蔵省関係について質疑を続行いたします。滝井義高君。
○櫻内主査 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。
本日は、昭和三十八年度一般会計予算中大蔵省所管、同特別会計予算中大蔵省所管、同政府関係機関予算中大蔵省所管について質疑を行なうことといたします。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。堀昌雄君。
【次の発言】 北山愛朗君。
【次の発言】 北山君、時間が参っておりますから、そのおつもりで御質問を願います。
【次の発言】 この程度でいかがでしょう。
【次の発言】 武藤山治君。
【次の発言】 堀昌雄君。
【次の発言】 以上をもちまして本分科会における質疑は全部終了いたしました。
○櫻内委員長代理 次に、国井公述人の御意見を承ることにいたします。
○櫻内委員長代理 次に、一楽公述人の御意見を承ることにいたします。
【次の発言】 次に、和田公述人の御意見を承ることにいたします。
○櫻内国務大臣 国際博覧会をいたしますれば、国際経済における協調機運を高揚することができますし、また、当然輸出の振興とかあるいは国内産業に対する刺激になると思うのであります。あるいは、相当長期間の博覧会のことでもございますので、これに伴いまして外国から見える方々の国際親善あるいは観光の上に寄与する面も多々あろうと思います。こういうふうに具体的に相当な効果があるものと思いますが、さらには、こういうような大きな博覧会をやるということが、国民の意気を高揚する面も認められる。いろいろな角度からこの博覧会の効果があるものと思います。
【次の発言】 わが国国内におきましても、この万国博をやりたいという希望……
○櫻内国務大臣 ただいまから通商産業省予算案について御説明を申し上げます。 まず、昭和四十年度通商産業省所管一般会計の予定経費要求額は、六百十六億円余でございまして、これを三十九年度当初予算額と比較いたしますと、百二億円余の増加で、約二〇%の伸びとなっております。 まず第一に、輸出振興及び経済協力費につきましては五十九億四千万円を計上いたしておりますが、このうち、輸出振興につきましては、日本貿易振興会の事業費補助として三十二億四千万円を計上し、海外市場の調査、海外施設の運営等総合的な輸出振興事業を一そう強力に行なうこととしておりますほか、雑貨、プラント類、工作機械、生糸及び絹織物の輸出振興……
○櫻内国務大臣 私、詳しいことはわからないのでありますが、私の聞いておるところでは、ブリキの生産について外国からの高度の技術の導入をしておる。そして、その技術料あるいはコストの計算の上におきまして、なかなか機密に属する点もあって、調査することは困難な点がある。こういうようなことを聞いておるわけでございます。しかし、現実における価格の状況というものは、横路委員の御指摘のとおりでございまして、現在通産省の企業調査課におきましても、硬直的価格品目一覧表の中の十分な検討をする必要があると思われる品目二十八の中にブリキを入っておるわけでございまして、通産省としても常時注目しておるような次第でございます。
○櫻内委員長代理 川崎寛治君。
【次の発言】 ちょっとお待ちください。委員長からお願い申し上げます。質疑をなさる方には、おおむね十分以内で要領よくお願いをしたい。また公述人のお二方にも、簡潔にお答えをいただきたい。たいへん予定時間がおくれておりますので、どうぞそのようにお願いをいたします。
【次の発言】 次に、楢崎弥之助君。
【次の発言】 角屋堅次郎君。
【次の発言】 次に、林百郎君。
【次の発言】 以上をもちまして午前中の公述人に対する質疑は終了いたしました。
公述人におかれましては、御多用中のところ長時間にわたり貴重な御意見をお述べいただきまして、まことにありがとうございました。委員会を……
○櫻内主査代理 次に、広沢賢一君。
【次の発言】 次に、佐野進君。
【次の発言】 次に竹本孫一君。
○櫻内委員長 これより外務委員会内閣委員会地方行政委員会法務委員会連合審査会を開会いたします。
先例によりまして、私が委員長の職務を行ないます。
国際情勢に関する件、特に外務省機密漏洩問題について調査を進めます。
この際、申し上げます。
質疑時間につきましては、理事会の協議により決定いたしました時間を厳守していただきますよう、特にお願いいたします。
質疑を許します。長谷川峻君。
【次の発言】 関連質問を許します。羽田野忠文君。
【次の発言】 三宅正一君。
【次の発言】 中谷鉄也君。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 関連質問を許します。楢崎弥之助君。
○櫻内委員長 これより外務委員会内閣委員会連合審査会を開会いたします。
先例によりまして、私が委員長の職務を行ないます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
この際、申し上げます。質疑時間につきましては、理事会の協議により決定いたしました時間を厳守していただきますよう、特にお願いいたします。
質疑を許します。青木正久君。
【次の発言】 永田亮一君。
【次の発言】 正示啓次郎君。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 楢崎弥之助君。
【次の発言】 ちょっとこのままお待ちください。――間もなく総理出席いたしますから、このままお待ちを願います。
楢崎君。
○櫻内国務大臣 経企庁長官、通産大臣の言われたことに尽きておることでございますが、特に私の所管では食糧等の安定供給ということが重要でございますので、一そう細心の注意を払ってまいりたいと思います。
【次の発言】 四十四年のお示しの二次構造改善事業、これは比較的順調に成果をあけておると私は思います。昨年末で、集約化事業については、これは企業合同あるいは業務提携では合計で一〇〇%になっております。設備の改善、これは六七・六%、それから二次構造改善の目標生産に対しては八六・二と、こういうことでございますから、四十四年に実施をしたわりには、私はまず順調であろうと思いますから、この二次構造改善をこのまま推……
○櫻内国務大臣 御指摘のカドミウム汚染のカキの問題でございますが、現在広島県が言うまでもなくその実態を一番把握できる立場であると思うのですね。そこで広島県は同時に何らかの措置をしなければならない、こういうことで経営安定資金や再生産資金のあっせんを検討中だということでございます。 そこで、たいへん迂遠なことを申し上げて恐縮でございまするが、一番実態を把握しておる広島県当局からのいろいろな意見をちょうだいいたしまして、そして本省としての考慮を払いたい、こう思うのであります。私はきょうここで、いま承りましたので、この検査の結果というものについては資料も拝見しておりまするが、この検査によって、一体ど……
○櫻内国務大臣 大野委員の御指摘のとおりでございまして、そのように御解釈の上でよろしくお願いいたします。
【次の発言】 具体的には、このたび新しい考え方によっての補助体系を改めたのでありますが、それは森林の多元的機能を総合的かつ最高度に発揮させることをねらいといたしまして、従来の奥地林開発を主目的とした補助体系を改めたということでございます。森林の多元的機能が多く期待できる地域の開発整備を主目的とする公益基幹林道と、それを補完し直接林業経営に必要な普通林道を組み合わせ整備できるように、補助体系の改善をはかることといたしました。
【次の発言】 外材需給検討会は、輸入業者も入っておりますし、学識経……
○櫻内国務大臣 久保委員から当初来の経緯の御説明を承り、また、高浜入り干拓の現状、特に漁業者の反対のあるお話、あるいは、干拓を一方でしながら一方に水がめの建設をするという不合理性、私お話を聞いていると、そのお話の筋道についてはわからないことはございません。ただその一面、いまここにある資料をお話を聞きながらずっと見ておりますと、昭和三十五年から三十九年、その問三十五年が入るんでしょうから、五年弱の調査期間を持っておる。それから四十年から四十二年の二年にわたる実施設計の期間を持っている。そしてさらに、事業の実施の状況を見ますと、四十二年、四十三年、四十四年、四十五年、四十六年と予算もつき、順次支払……
○櫻内委員長代理 丸尾公述人には、長時間にわたり貴重な御意見をありがとうございました。
湯山勇君。
【次の発言】 青木公述人には、長時間にわたりまして貴重な御意見をお述べいただき、まことにありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
次回は、明十五日午前十時より公聴会を開会いたします。
本日は、これにて散会します。
午後三時五十六分散会
○櫻内国務大臣 建設省関係の昭和五十三年度予算について、その概要を御説明いたします。 建設省所管の一般会計予算は、歳入百五十五億一千四百余万円、歳出三兆三千七百十五億八百余万円、国庫債務負担行為四千二十八億九千九百余万円でありますが、建設省に移しかえを予定されている総理府所管予算を合わせた建設省関係の一般会計予算では、歳出三兆八千二百二十四億余万円、国庫債務負担行為四千二百四十二億六千四百余万円を予定いたしております。 次に、建設省所管の特別会計について、まず、道路整備特別会計では、歳入歳出とも一兆八千六百四十七億五千七百余万円、国庫債務負担行為一千四百九十三億四千九百万円、治水特別会計で……
○櫻内国務大臣 高層建築に対しての配慮が少ないということでございますが、戸数枠につきましても、昭和五十三年度は相当増加しておることは御承知であろうと思うのであります。 私としては、個人向けの建設融資に比べて戸数枠が不足するということは考えておらないのであります。 それから、個人向けについては今度は逆に消化がなかなかむずかしいじゃないかというお話でありまして、それは特に土地の関連からしてそういうふうに御指摘でございますが、今回の住宅金融公庫の融資対象四十万戸の中で、土地の手配をしなければならないものは五万戸程度の推定をしておるわけでございますが、この程度のものについての土地の手配が非常に困難……
○櫻内国務大臣 昭和五十七年度外務省所管一般会計予算の概要について御説明申し上げます。 外務省予算の総額は、三千三百五十八億五千百七十九万九千円であり、これを昭和五十六年度予算と比較いたしますと、三百四億八千六百九十八万九千円の増加であり、一〇%の伸びとなっております。 激動する国際情勢下にあって、有効かつ機動的な外交の展開を図るためには、外交実施体制を一層整備、強化する必要があります。この観点から、昭和五十七年度においては定員の拡充、在外職員の勤務条件及び情報収集機能の強化等に格別の配慮を加えました。特に外交強化のための人員の充実は外務省にとっての最重要事項でありますが、昭和五十七年度に……
○櫻内国務大臣 一言で申し上げて、大変遺憾なことだと思います。それが事前調査が不十分であったということもございましょう、あるいは予期しない自然の悪条件下でトウモロコシの栽培をやったということもございましょう。いずれにしても、結果が大体出てきておる。大変三社を中心にして苦い経験をなめておるわけでございますが、現在インドネシア政府と三社との間で、どういう対処をするかという話し合いをしておる折からでございまして、この最後の対処ぶりいかんがやはり事業の最終的な結論というものになるのではないか。対処ぶりがうまくいって、地域の住民のために多少でも役立つような結果になれば大変よいことでは――まあこういう失敗……
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