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林百郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

林百郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP50(衆)
18位
委員会発言歴代TOP50(衆)
21位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
575位
委員会出席(無役)歴代TOP10
6位
委員会発言(非役職)歴代TOP50
12位
各種会議出席歴代TOP250
189位
各種会議発言歴代TOP100
93位
各種会議出席(無役)歴代TOP250
183位
各種会議発言(非役職)歴代TOP100
75位

23期委員会出席TOP50
28位
23期委員会発言TOP50
17位
23期委員会出席(無役)TOP50
11位
23期委員会発言(非役職)TOP10
5位
23期各種会議発言(非役職)TOP25
24位
24期委員会出席TOP50
11位
24期委員会発言TOP10
4位
24期委員会出席(幹部)TOP100
84位
24期委員会出席(無役)TOP50
16位
24期委員会発言(非役職)TOP10
3位
24期各種会議出席TOP5
4位
24期各種会議発言TOP5
1位
24期各種会議出席(無役)TOP10
6位
24期各種会議発言(非役職)TOP5
1位
30期委員会出席TOP100
96位
30期委員会発言TOP100
76位
30期委員会出席(無役)TOP50
43位
30期委員会発言(非役職)TOP100
60位
31期委員会発言TOP50
38位
31期委員会出席(無役)TOP100
51位
31期委員会発言(非役職)TOP50
29位
32期委員会出席TOP100
54位
32期委員会発言TOP50
21位
32期委員会出席(無役)TOP50
27位
32期委員会発言(非役職)TOP50
14位
33期委員会出席TOP50
19位
33期委員会発言TOP50
23位
33期委員会出席(幹部)TOP50
25位
33期委員会発言(非役職)TOP50
16位
35期委員会発言(議会)TOP50
48位
36期委員会発言TOP50
23位
36期委員会出席(無役)TOP100
69位
36期委員会発言(非役職)TOP50
16位
37期委員会発言(非役職)TOP100
88位

このページでは林百郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。林百郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 議院運営委員会 第1号(1947/06/27、23期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほど赤松さんから御質問があつたのですが、議院運営委員会と各派交渉会との関係です。これをもう少し明確に規定していただきたいと思います。結局小委員会を設けるというような形式にするか、あるいは各派交渉会を残すにしても、それは單なる事務の打合せ程度のものにして、各派交渉会の中に、各党派に按分した代表者を出して、議決権までもたせて、それによつて表決して事を決するというような各派交渉会になりますと、議院運営委員会とまつたく性格がダブつてくると思いますが、その点いかがですか。
【次の発言】 結構です。
【次の発言】 発議者の一人として、この法案に賛成したいのですが、重要な問題については、大……

第1回国会 議院運営委員会 第2号(1947/07/05、23期、日本共産党)

○林(百)委員 今の石田さんの言われるのは、どういう理由ですか。数字か何かあるのですか。規則によると、各所属議員数の割合に振当ててきめるということになつております。
【次の発言】 先ほどの十三名で、各小会派にも発言の機会を與えるというのは、それは各政党が好意的に順位を讓つてくださるという話で十三名が出たので、原則はやはり議院規則に基く割当で出ていると私は思つております。ですから、もし協同党で二名の言うなら、よそから讓り受けるということになる。
【次の発言】 一應順位は、私が今言つた通りのことで……。

第1回国会 議院運営委員会 第3号(1947/07/08、23期、日本共産党)

○林(百)委員 事務総長の今おつしやつたところによると、滯在雜費を支給するための特別な法案をつくるというのですが、昭和二十年の法律第八十号國会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律、この手当の所に一つ新しく設けたらどうですか。今の通信費のほかに滯在手当を支給する。それは技術的にできないですか。
【次の発言】 題目はきめない方がいいと思います。
【次の発言】 昨日の自由討論が割合に生氣がなかつたということについて、私もよく考えてみたのだが、これは時間の問題ばかりでなく、ほんとうのフリー・デスカツシヨンの精神が活かされておらないで、たとえば質問の相手を政府だけに限定してしまつた、そこで與党側から出……

第1回国会 議院運営委員会 第5号(1947/07/09、23期、日本共産党)

○林(百)委員 十七名ですから、時間の関係もあり、一人十分ということにおきめ願いたいと思います。
【次の発言】 答弁の時間は一人五分として、大体十二名‥‥。
【次の発言】 明日の自由討論会には、特に自由討論の趣旨を強調するために、議長と、議院運営委員会の委員長と、前議長の山崎猛君の意見発表を最初にやつていただきたいと思います。

第1回国会 議院運営委員会 第7号(1947/07/24、23期、日本共産党)

○林(百)委員 議長発議でいいと思います。
【次の発言】 委員長は‥‥
【次の発言】 今の吉川君の御意見一應ごもつともですが、ちよつと形式的にとらわれているのじやないかと思います。結局、発言者の数が多いといつても、それぞれの発言者は基本的には党の意思を表示するわけですから、その党の意思がそこに表明されればそれで十分だと思います。ところが多数派というのは、政府に重要なポストを占め、あらゆる委員会に重要なポストを占めて、党の意思は十分に発表されておる。せめて自由討議の際ぐらいは、小数派に発言の機会を與えたらよいと思う。しかもやはりそれぞれ特殊な性格をもつておるのだから、その特殊な性格を、せめて自由……

第1回国会 議院運営委員会 第8号(1947/07/28、23期、日本共産党)

○林(百)委員 議員面会所に使う事務室というのはどういうことですか。
【次の発言】 その三十九條の場合も、議案の場合に準じて、両院協議会を開くことができるという取扱規定かなんかは、規定として正式にきまつていますか。
【次の発言】 何規定というのですか。
【次の発言】 私個人的な意見としては、この三十九條の國会の議決による内閣行政各部の委員、顧問、嘱託につくことは好ましくないことと思つています。しかし取扱規定には、両院協議会を求めるとある。求めることを得ではないのですね。
【次の発言】 できるという程度なら止めた方がいい。
【次の発言】 その程度でしたらやる必要はない

第1回国会 議院運営委員会 第10号(1947/08/02、23期、日本共産党)

○林(百)委員 規則第何條というのは、衆議院規則ですか。
【次の発言】 どうも條文がちよつと変なところがあるのです。たとえば第六十條。
【次の発言】 これを準用するんですね。
【次の発言】 それから十の第百七十三條、これは表紙に氏名を記さなければならぬというのが百七十三條で、文書表をつくるというのは百七十四條じやないですか。
【次の発言】 二十六條の点で、今の第一部長の説明もありましたが、これはやはり裁判の手続の点ですから、裁判手続の点では司法裁判も、こうした特別裁判所の手続も、非常に相互に相似ておるし、相互に準用しておると思います。從つて裁判手続の点では、一應司法裁判所の手続に準ずべきであつ……

第1回国会 議院運営委員会 第13号(1947/08/14、23期、日本共産党)

○林(百)委員 十名増加の根拠は‥‥
【次の発言】 十名だけでいいのですか。
【次の発言】 私もこの審査会に出たのですが、やはり二條と十二條が一つの大きな問題であろうと思います。われわれの場合は十二條を置くならば著しいとか、はなはだしいとかいう言葉を除いたらどうか。それから著しいとか、はなはだしいとかいう言葉をおくならば十二條は削除したらよかろうという御意見でありましたが、私の考えとしては第二條はこのままにしておいて、十二條を廃した方がいい。それから刑法でなぜ起訴猶予の十二條と同じ條文があるかというと、刑法は著しいとか、はなはだしいとかいう言葉は全然使つてないのであります。こういう言葉がないか……

第1回国会 議院運営委員会 第14号(1947/08/15、23期、日本共産党)

○林委員 時効の点はよいが、改選によつて裁判官が変つた場合の関係を伺いたい。
【次の発言】 その点第一部長のおつしやるのも一應筋が通つておりますが、しかしやはり裁判の手続法については彈劾裁判所も司法裁判所の手続に從つているのであるから、やはり八十二條の殊に第二項の精神に添つて、これは公開するという方が公明正大でいいと思いますから、私はやはりこれを公開すべきもの、この部分だけ削除した方がいいという意見をもつております。
【次の発言】 工藤委員のお話ですが、十二條の点もそうですが、私の根本の考えとしては、私もなにも裁判官を無理に苛めたいのじやないんだが、裁判官彈劾法なんというものは一つの正宗の名刀……

第1回国会 議院運営委員会 第16号(1947/08/21、23期、日本共産党)

○林(百)委員 報告という意味は、やはり土井さんの御意見のように、ただ報告を聽きつぱなしするのでなくて、一応審査して、もしそれが不当な場合には警告なり注意を與えるということが國会の義務を果すことになる。報告すべしということだから、ただ報告を受けてあとは何もないというのでは……。
【次の発言】 しかしたとえば会社にしても、毎期々々の事業報告をして、それを監査役に報告すべしとあるだけですが、監査役はこれを檢討して、その会社経営のために不健全だと思われる点は十分注意をし、納得した後はじめて判をおして承認する。これも國会に報告しろとあるけれども、國会の一一の議員がそれを見るわけにいかないから、やはり國……

第1回国会 議院運営委員会 第17号(1947/08/22、23期、日本共産党)

○林(百)委員 共産党を代表しまして一應賛意を表したいと思いますが、法案自体としては大体満足すべきものだと思うのであります。共産党の方から実は裁判官彈劾法案についていろいろの意見があつたのでありますが、それは大体この中に含まれておると思うのであります。われわれ考ふなければならないことは、むしろ民衆が官吏から支配されるのではなくして、民衆が官吏を支配するのだという氣持をまずもつてもらつて、この法を殺さないで、活かすように運用するのが大事だと痛感するのであります。そこでそうした基本的な立場から、三点ほど將來の運営について希望すべき事項を申し上げて賛意を表したいと思うのであります。まず第一は第二條の……

第1回国会 議院運営委員会 第19号(1947/08/27、23期、日本共産党)

○林(百)委員 今自由黨の山口委員と各黨の委員がここで自由討議をしたところで、おそらく山口委員も黨議をもつてここに來ておるのだろうから、ここで從來の黨議をかえるわけにはいかぬと思います。問題は、參議院でああいう議決をしたことに對して、衆議院としてはどういう處置に出るか、いわゆる技術的な手續をとるかという問題を進めていかれた方がいいだろうと思います。それには、まずあれに衆議院として贊成するか反對するか。かりに反對するとすれば兩院協議會を求めるか、あるいは三分の二で押すか、あるいはあのままで流産にさせるか。そういうような技術的問題をひとつ進めていただきたいと思います。

第1回国会 議院運営委員会 第20号(1947/08/28、23期、日本共産党)

○林(百)委員 證人の方は法律を變えるわけですか。
【次の発言】 會期延長の問題については、昨日も民族的反省というような問題まで起きた重要な問題である。これは將來の國会の運營について重要な影響をもつ問題であるから、これは一應本會議にかけて、贊否兩論を鬪わせてはつきり決定した方がいい。そういう意味で本會議にかけて一應討論すべしという意見を出します。

第1回国会 議院運営委員会 第21号(1947/08/30、23期、日本共産党)

○林(百)委員 この隱退藏物資の委員の派遣というようなことは、國家的に見て實際にその使つた額と比較にならないものが生れてくるからこれはかりにいいとしても、なとえば農林、水産委員が災害状況を見にいくということは、災害地特別委員會ができて、これがその方面のことをしているのに、また水産、農林が災害地の状況を視察にいくということは、ほかの問題と絡んで限りがないと思いますが、そういう意味で私は水産と農林はこの際はつきり反對したいと思います。將來は委員派遣については相當愼重に各常任委員會とも考えてもらう必要があると思います。
【次の発言】 災害地の調査は、非常に廣汎な地域にわたつて水害があつたので、特にそ……

第1回国会 議院運営委員会 第25号(1947/09/20、23期、日本共産党)

○林(百)委員 この調査の目的は……。

第1回国会 議院運営委員会 第27号(1947/09/27、23期、日本共産党)

○林(百)委員 必要ないと思います。治安を混亂に行くことになる。
【次の発言】 報告書だけは取つてらう。

第1回国会 議院運営委員会 第28号(1947/09/29、23期、日本共産党)

○林(百)委員 題目は石炭國管問題にしようということを、正式ではなかつたが話し合つたから、各黨もその準備をしておると思います。
【次の発言】 これは社會黨の方へも陳情が行つたと思いますが、全官公廳の代表者が、實は公務員法は公務員にとつては非常に死命を制する重要な法案だ。それが割合に專門家のいつておらない決算委員會あたりで審議されている。しかも決算委員の出席者が五人か六人くらいで、うやむやの間に討議されているということは非常に心外だ。何とかしてもう少し公務員法について各黨で特別な關心をもつて、しかも專門的な知識をもつておる人たちによる特別委員會を設けてやつてもらいたいという希望があつたのでありま……

第1回国会 議院運営委員会 第29号(1947/09/30、23期、日本共産党)

○林(百)委員 政府が豫算にまわすというのは、どういう理由ですか。
【次の発言】 安平さん、理由がありますか。

第1回国会 議院運営委員会 第30号(1947/10/08、23期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は小會派の立場から言いまして、全委員會に顔を出しているわけでなし、わずか四人の議員が七つ八つの委員會に顔を出しているだけですから、議案の趣旨徹底をイ、ロ、ハの方法をぜひとつてやつていただきたい。かりに現在の國會の運營が委員會中心制度がいいか、あるいは從前の讀會制度がいいかという根本的な問題は別として、かりに委員會制度でいくにしても、今の機構の中で、しかも全議員に趣旨が徹底するような方法はぜひ講じてもらいたい。そういう意味で私は小會派としてこのイ、ロ、ハの方法をぜひ徹底してもらいたいと考えています。
【次の発言】 やはり第二案の方が親切だと思うのですが、民事訴訟法を準用する……

第1回国会 議院運営委員会 第31号(1947/10/09、23期、日本共産党)

○林(百)委員 もう少し檢討しようじやないですか。
【次の発言】 それはやはり丁寧のようですがこういうものにしておいた方がよいと思う。
【次の発言】 議院運營がやるのはおかしい。議院運營で出すのは、たとえば司法に關係するから司法委員會にまわせということを議長として言えるのじやないか。

第1回国会 議院運営委員会 第32号(1947/10/13、23期、日本共産党)

○林(百)委員 視案の件だけはいずれ具體的な計畫を審議した上で承認するという條件をつけていただいたらどうでしようか。
【次の発言】 第一案の民事訴訟法を準用するというのでは不親切だからというので第二案になつた。それが今日の第三案ではまたもとにもどつている。これでは何のためにわれわれ第二案を審議したのかわからない。
【次の発言】 この前は民事訴訟法の條文をなるべく親切に單行法案の中へ入れるということで、相當こまかいことまで討議されて、殊に最高裁判所の長官をどうするとか、あるいは内閣總理大臣はどうするというような、非常な具體的なこまかいところまではいつていたのが、今日はまたそれがもとへもどつて、民……

第1回国会 議院運営委員会 第35号(1947/10/20、23期、日本共産党)

○林(百)委員 私は先ほど總長から報告になつた、一定の理由のある場合には證言を拒むことがあるということを除いたことについて非常に大きな疑問をもつのです。たとえばそれは國政の審議の上だからというのですが、大體司法裁判所の場合に、人情上、たとえば自分の妻に影響するようなことを夫が宣誓までして僞證罪にまで問われて、眞實を述べなければならぬということを國會が認めるということは、人情を無視したやり方ではないかと思う。たとえばこの司法と立法機關との均衡からいつても、別に立法機關の方が司法より上位にあるから、司法では逃れることができるが立法の證言では逃さないという立法司法の權衡上に認めるのではなくして、やは……

第1回国会 議院運営委員会 第36号(1947/10/21、23期、日本共産党)

○林(百)委員 地方勞働委員は當然地方勞働委員としての資格を失つてしまつて、あと補缺する必要があるのか、あるいは將來國會の承諾を得て臨時にでも繼續するのか、あるいは今のままで暫定的に從來の仕事がやつていけるか。その點はどうですか。

第1回国会 議院運営委員会 第38号(1947/10/29、23期、日本共産党)

○林(百)委員 今、中野委員からもお話がありました通りに、叶氏の發言が單に不用意の間になされたやじということでなくして、やはり社會黨の一議員としてなされ、しかも社會黨首班内閣が今政權をとつているという立場から、われわれとしては、やはり政府竝びに社會黨の立場を明らかしない限り、この問題の處理ができないと思います。そういう意味で共産黨としては、實は昨日から、政府の首班であり、社會黨の黨首であられる片山氏の出席を求めている次第であります。これは各議員が率直にいつてそういう氣持をもつていると思う。たとえばこのたびの農業生産調整法案の問題にしても、實は地方ではすでに供出問題について、供出が思わしく行かな……

第1回国会 議院運営委員会 第44号(1947/11/17、23期、日本共産党)

○林(百)委員 私も、けさ讀ましていただいたのですが、問題はやはり國會法の一部を改正するという方針でいく點と、前は民事訴訟法でしたか刑事訴訟法の準用という形式をとるという點、書類提出に對する義務を新たに課したという點、こういう點は、この方針でいくということにしてやつていかないと、これを崩すとまた問題になると思います。
【次の発言】 私氣のついたことですが、起訴權を國會に附與しておるようであるが、この點も法制部の方で一應檢討してもらつて……。
【次の発言】 そういう點を頭に入れて、法制部の方で檢討してもらいたい。
【次の発言】 具體的の方法は、どういうふうにそれをやつていくのですか。

第1回国会 議院運営委員会 第45号(1947/11/18、23期、日本共産党)

○林(百)委員 私は二點だけお聽きしたい。昨日見せていただいた案では、刑事訴訟法を準用することになつておつた。きようは民事訴訟法の證人の條文を準用することになつている。この點が一つ、それから第七條の「一年以下の禁錮又は一萬圓以下の罰金に處する」これを重くした理由について、もし法制部に意見があつたとしたらどういう點ですか。
【次の発言】 ぎごちないところがあつてもやむを得ない。口調が少々惡くても、實際においてよかつたら、一應これできめる方がいいと思う。意見があつたらこういうようにしたいと、具體的に示してもらわないと、きまりがつかないのじやないか。

第1回国会 議院運営委員会 第46号(1947/11/28、23期、日本共産党)

○林(百)委員 結構です。

第1回国会 議院運営委員会 第49号(1947/12/05、23期、日本共産党)

○林(百)委員 この豫備員を、本委員のまわらない共産黨に一名まわすという考慮はできませんか。
【次の発言】 正式な割當はこれにしても、やはり各黨から、本委員が出ないところは豫備員を出すというような配慮はできないものでしようか。
【次の発言】 特別委員會に付託されている議案の審議はその間打切られるのですか。特別委員會委員は委員會自體が解消するのですか。

第1回国会 議院運営委員会 第50号(1947/12/08、23期、日本共産党)

○林(百)委員 そのときには二月一日説もあつたということを加えて言つてもらいたい。

第1回国会 財政及び金融委員会 第27号(1947/10/08、23期、日本共産党)

○林百郎君 私どもの黨は委員が出ておりませんから、たいへん皆さんに御迷惑をおかけするのでありますが、一點だけ聽かせていただきたいのであります。これは御承知の通りに全官公の組合の方では、この千八百圓と千六百圓の問題とは別に、生活補給金の赤字補填を要求をしておるのでありますが、このたびの法案によつてこの赤字補填の要求は一應無視されて、これだけで全官公の勞働組合の要求、いわゆる生活補給金の要求が解決されると考えていいのかどうか。これは千六百圓を千八百圓に上げたその二百圓の不足をこの際補うというだけで、生活補給金の方はまた別途に考慮するということかどうか、その點を辯明していただきたい。

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第39号(1947/11/22、23期、日本共産党)

○林百郎君 それでは、皆さんの御迷惑になると困りますから、簡潔に四點ほどお伺いしたいと思います。  第一點は公安委員竝びに各市町村警察署長、都道府縣警察部長、あるいは國家警察本部長官、警察管區本部長、こういう人たちに對する公選竝びに彈劾權と召喚權との關係でありますが、この公安委員を直接選擧にしなかつた、單に内閣總理大臣あるいは地方長官が、國會あるいは都道府縣會議員の承諾を得るということに止めて、直接公選にしなかつた理由。すなわち憲法十五條の、國民が公務員を選任し、竝びに罷免することは國民固有の權利であるという憲法十五條との關係からどうなるかということ、すなわち公安委員を國民の直接選擧にしなかつ……

第1回国会 政党法及び選挙法に関する特別委員会 第3号(1947/08/02、23期、日本共産党)

○林百郎君 私は今第一議員倶樂部からの發案がありました通りに、やはり各政黨から大體の試案をもち寄つて、それを參考にこの委員會に發表して、それを基礎にして進めていつた方がいいかと思います。そういう意味で、實は共産黨も共産黨の政黨法の大綱をつくつております。今日實はできましたので、もし各政黨の試案をもち寄つて、建設的に議していこうということでしたら、ひとつ共産黨も加えていただいて、私の方の試案も發表させていただければ非常に幸せだと思います。今の第一議員倶樂部の御發言を支持したいと思います。
【次の発言】 大體この問題は、やはりある中心をもつていかなければ、議論が散漫になるではないかと思います。大體……

第1回国会 政党法及び選挙法に関する特別委員会 第5号(1947/08/06、23期、日本共産党)

○林百郎君 もしそういうのでしたら、私の方で摘出していただく材料が一つあるのです。共産黨がこの政黨法に反對の一つの大きな理由は、屆出竝びに會計の檢査が、それぞれ内務省、あるいは會計檢査院、あるいは最高裁判所の裁判官、あるいは地方裁判所の裁判官というような官廳に屆出で、また官廳の檢査を必要とすると、官廳の干渉が將來起る危險があるという點が一つの大きな反對理由であつた。しからばそれに代るに、政黨のこうした管理をどこがするか。政黨を管理する機關として、これは一つの試案ですが、政黨關係の特別委員會を國會の中に設ける。そうしてこれは、各黨派からそれぞれの代表者を出して委員會を設ける。政黨に關する一切の屆……

第1回国会 政党法及び選挙法に関する特別委員会 第10号(1947/11/26、23期、日本共産党)

○林(百)委員 共産黨を代表しまして、第六條を次のように修正したいと思います。「全國選擧管理委員會の委員は、一定の民主的諸團體より推薦せる候補者中より、國會の議決により、兩院議長が、委嘱する。」第二項として「民主的諸團體の指定は政令をもつて別にこれを定める。」として、これを六條の第二項として、原案の第六條の二項、三項、四項、五項を全部削除する。從つて第八條の第二項は削除する。そういうふうに修正したいと思います。  修正の理由といたしましては、原案の通りでいきますと、結局大會派の代表者によつて選擧管理委員會が構成されることになりまして、將來選擧の公正を期することが不可能な場合が多々あるということ……

第1回国会 通信委員会 第2号(1947/07/29、23期、日本共産党)

○林(百)委員 各派交渉會がありまして、少しく時間が遲れて恐縮いたします。簡單に御答辯を願います。三つの點についてお聽きしたいのであります。郵便料金の値上げは、その値上げされたことによつて遞信省が得る利得をいずれの方面に使用するにしても、民衆の間から非常な不滿があるということは一應覺悟しなければならない。われわれとしてもこれに贊成はし得ない。ところがもしもこれが政府の方針として、どうしても遞信省の獨立採算制をとるのだ、獨立採算制によつて遞信省の赤字をよその面に及ぼさないのだという方針が確立しているということになれば、ゆゆしい問題だと思いますが、獨立採算制の問題は遞信省關係にはどう響いてきている……

第1回国会 通信委員会 第3号(1947/08/01、23期、日本共産党)

○林(百)委員 遞信事業として今一番重要な問題はやはり遞信者の赤字をどうするかという問題だと思います。そこでこの郵便料の値上げという問題も起きておると思いますが、郵便料は今相當値上げされておるので、ここで郵便料を値上げすることによつて、はたして遞信省が豫期しておるような増收があるかどうかということが問題になるのではないか。そこでわれわれとしても遞信省の赤字がどうしたら消えるかということはまことに重要な問題で、しかもそれを大衆の負擔に轉嫁させないような方面があるかどうかという點をいろいろ考えてみたのでありますが、この點について遞信省當局はどう考えておるかという點をお尋ねしてみたいと思います。まず……

第1回国会 通信委員会 第4号(1947/08/05、23期、日本共産党)

○林(百)委員 實は半ドンの問題をお聽きしようと思いましたが、それは大臣にお聽することにして、これはある委員から私頼まれたのですけれども、福岡の逓信局の管内らしいのです。局員に組合の買出しを集團的に許したことについて、何か買出しの法規に違反したということで、相當の責任者が今警察へ拘置されておるということがあるそうですが、この事實についてもしおわかりだつたら説明していただきたい。
【次の発言】 何か從業員か買出しを特に許したらしいのです。それが配給の法規に違反したということで相當の者が喚ばれておるらしい。もし實相を調査して氣の毒な事情があつたら、何とか手を打つてやるべきだと思うのです。

第1回国会 通信委員会 第6号(1947/08/12、23期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつとお尋ねいたします。この第二表と第五表の簡易生命保險積立金運用状況、郵便年金積立金運用状況、この表の合計額は、これは從來の積立金全部の合計ですか、このほかにまだあるのですか。
【次の発言】 そうするとそのうちに預金部預金というのがある。預金部預金というのが大藏省の方にはいつて逓信省で自由に運營することができないのですか。
【次の発言】 これは非常に微妙なことだと思いますが。……。
【次の発言】 そうすると内閣の方で、逓信事業というものは獨立採算制をとると言つて、こうした會社の面では獨立採算制を強調しておきながら、そこから上つた収入の運營については國家で統一するということは……

第1回国会 通信委員会 第15号(1947/10/28、23期、日本共産党)

○林(百)委員 質問事項が大體十二、三ほどありますが、順次お聽きしていきたいと思うのであります。  まず第一に、先日の十月二十五日の本會議竝びの二十四日の勞働委員會で、遞信從業員の集團缺勤の問題について、中央郵便局竝びに日本橋郵便局その他大阪地協各郵便局の缺勤状況の報告があつたのでありますが、その後事態がどういうふうに變化しておるかということについてのその經過を説明願いたいと思います。
【次の発言】 遞信大臣の報告によりますと、一應この缺勤に對する危機は切抜けたような報告でありますが遞信從業員の實情から申しますと、本件が發生した根本原因であるところの、生活の問題についての改善の手は何ら打たれて……

第1回国会 通信委員会 第17号(1947/11/07、23期、日本共産党)

○林(百)委員 實は前囘の本委員會におきまして、遞信從業員の集團缺勤の問題については私も相當つつこんだ質問をし、三木遞信大臣初め椎熊次官も大分お氣が立つたような様子だつたのでありますが、實は私も何も好んで衝突する意思はないのでして、私の家は先祖代々五十年にわたつて實は遞信事業に努力しておりますので、できるなら日本の國の遞信事業が圓滑に、しかも一般公衆の滿足のいくように運行されるということを願つておるのであります。そのためにはやはり從業員の生活問題というものを眞劍に考えてやらないと、官側のすることも圓滑にいかないということがあると思います。本委員會ではそうした從業員の側の要望を反映する委員も從來……

第1回国会 通信委員会 第18号(1947/11/11、23期、日本共産党)

○林(百)委員 郵便法の第二條と、それから遞信大臣と全遞從業員組合との經營協議會規約との關係なんですが、郵便法の第二條によりますと、「遞信大臣は、この法律の目的を達成するため、左の職責を有する。」とありまして、この第二號に「法律に觸れない範圍において、郵便局を設置し、又は廢止し、郵便局の窓口取扱時間及び取扱事務の範圍を定めること。」というようなことがあります。これを經營協議會の第二條を見ますと、業務の運營竝びに企畫に關すること、第二條の第一項第三號の中には勞働條件の關することというようなことがある。これは必ず遞信大臣が全遞從業員組合との經營協議會にかけて決定するというようになつておるのでありま……

第1回国会 通信委員会 第21号(1947/11/20、23期、日本共産党)

○林(百)委員 全逓の中央勞働委員會の裁定の問題は、これが全逓の從業員をきつかけとして全公官の勞働者の待遇問題に及ぼすことだと思います。それから一方勞働者の側においても、非常に重要な關心をもつております。官側においても眞劍にこの問題は考慮されておると思います。そこで國會においても國民の審議機關としてこの問題を看過することができないと思います。三木逓相としては閣内の事情やいろいろあると思いますが、でき得る限り懇切にこの問題についての説明を聽かしていただきたいと思います。そこでまず第一にお聽きしたいことは中勞委の裁定が去る十四日にあつたと思いますが、その後中勞委の裁定の問題について十七日には閣議も……

第1回国会 通信委員会 第22号(1947/11/21、23期、日本共産党)

○林(百)委員 議事進行について―時間も大體十二時になりましたから、午前中はこの程度にして、午後第四章から御説明願いたいと思います。委員の諸君にはかつていただきたいと思います。
【次の発言】 私のこの前の質問にお答えをいただいたのですが、先ほど七十九條の違法性がある場合、いわゆる七十九條の適用のある違法性のある爭議かどうかという問題の終局的な決定は、裁判所あるいは勞働委員會がする。しかし官側としても、場合によつては獨自の考慮から愼重に考慮した結果、正當性のない爭議に對しては、七十九條の發動を促す場合があるというお答えであつた。七十九條は非常に愼重に考慮して、萬やむを得ないときに發動する場合もあ……

第1回国会 通信委員会 第23号(1947/11/25、23期、日本共産党)

○林(百)委員 私は日本共産黨を代表いたしまして、郵便法案について意見を述べたいと思います。  本法案は現行郵便法を最近の諸情勢に應じて改正したものでありまして、いろいろ専門的な郵便物の取扱いに關する技術的な面については、私は反對の意思はないのでありますが、ただここでわれわれかつて從業員といろいろの折衝を重ねた際、一番問題になつたのは、實は第七十九條であります。七十九條の罰則を見ますと、「(郵便物の取扱をしない等の罪)」といたしまして、「郵便の業務に從事する者がことさらに郵便の取扱をせず、又はこれを遅延させたときは、これを一年以下の懲役又は二千圓以下の罰金に處する。郵便の業務に從事する者が重大……

第1回国会 通信委員会 第24号(1947/11/27、23期、日本共産党)

○林(百)委員 私は日本共産黨竝びに日本農民黨の代表といたしまして、本郵便貯金法に贊意を表するものであります。但し本法案の具體的な實施に當りましては、本法の第一條にもありますように、確實な貯蓄の手段として、あまねく公平に大衆の便利に供するために運用するという點を、特に旨として實施されんことを希望しておるのであります。そういう意味におきまして、簡單ではありますが、私の本法案實施に當つての希望條項を二、三申し上げてみたいと思うのであります。  まず第一は第四條でありますが、「郵便貯金の業務に從事する官吏の身分、給與及び服務に關する事項は、別に法律でこれを定める。」ということになりまして、これはおそ……

第1回国会 通信委員会 第27号(1947/12/05、23期、日本共産党)

○林(百)委員 議事進行について。特定局存廢の問題については、採擇の前にちよつと意見を申し立てたいと思います。そのときになつたら御注意願いたいと思います。
【次の発言】 議事進行です。この特定局制度の存置廢止の問題については、通信委員の各位も御存じの通りに、實は特定局を…。(「議事進行じやない」と呼ぶ者あり)理由を言つているのだ。實は特連と從業員との間に鋭い利害の對立があるわけです。(發言する者あり)採決を延ばせということを言つておるのだ。最後まで言うことを聽け。職員の發言に對して何だ。
【次の発言】 そうしたわけで、鋭い利害の對立があるわけですから、できるならこの際國會において(「もう濟んで……

第1回国会 労働委員会 第21号(1947/10/24、23期、日本共産党)

○林百郎君 逓信大臣にお聽きしたいのでありますが、大體先ほどからの逓信大臣の答辯を聽いておりますと、このたびの全逓側の問題に對しては、全逓從業員の態度がふらちきわまるものである、殊に悪質きわまる爭議であるというようなことで、政府側の人はできるだけのことをやつておるという程度であつて、政府側の誠意ある具體的な處置については何らの答辯もない。結局責任は一方的に逓信從業員に歸せられておる感じがあるが、私は次の點を逓信大臣に質問してみたいと思う。大體政府は依然として千八百圓のベースを維持しておるのであるが、八月十一日に安本の發表した十一月黒字案、この資料によつて新しく政府が設定したマル公、これによつて……

第2回国会 議院運営委員会 第2号(1948/01/21、23期、日本共産党)

○林(百)委員 今の全農派の田中さんのお話ですけれども、全農派が一つの会派としておる以上、各委員会に出なければならないのが、農林委員会に五人出ておるという、また民主党も同志クラブができて、その間に委員を割り振ることは重要だと思いますから、その会期々々の政治的な必然に應じて、ある程度是正することは、やむを得ないと思うのです。
【次の発言】 自由党が與党になつたときの問題もある。だから彈力性をもたしておいた方がいい。
【次の発言】 大体その方針をきめておいた方がいいと思います。各党の準備もありますから……。

第2回国会 議院運営委員会 第8号(1948/01/31、23期、日本共産党)

○林(百)委員 異議なし、そうしなければいかぬと思う。

第2回国会 議院運営委員会 第9号(1948/02/02、23期、日本共産党)

○林(百)委員 すでに提出してある十一件の法案の中で、近日中に他の関係法令との関係上成立させなければならないものがありますか。
【次の発言】 今の御意見ですが、大体郵便法だけは今日通信委員会がありますから、これで上ると思います。あと警察法の整理に関する法律案が三月六日。民事訴訟法とか、裁判官の俸給に関するものが三月十四日。これは三月になつて間に合うと思います。そういう意味でこの二月中は休会にして、三月からやるということを一應運営委員会あたりで話をきめてから、それを参考にしてもらうことにしたらいかがですか。
【次の発言】 ただいま大石委員の御意見もありましたが、大体これは先ほど一覧したのですが、……

第2回国会 議院運営委員会 第10号(1948/02/03、23期、日本共産党)

○林(百)委員 私、通信委員ですから内容を説明しましよう。全逓新聞と、全逓從業員組合声明書に、特定局廃止の調願を採択の際に、議員が特定局連合会から買收されたという記事が出たのです。これは聞捨てにならぬ事実で、そんなことはないということをはつきりさしておかないと、対外的関係もあるから、全逓新聞の責任者及び組合の責任者を呼んで事実をはつきりさせようということで、召唆することになつたのです。どうぞよろしく。

第2回国会 議院運営委員会 第13号(1948/02/13、23期、日本共産党)

○林(百)委員 その場合に、もし委員長並びに委員会の所属を変更することを立法化するというなら、その案文化だけでも法制部かどこかに頼んで……。
【次の発言】 各会派の合同会議を議長が幹旋の役をしているのですが、議長としてはこれで話がまとまる見込みがあるのかどうか。もしこれがまとまらなくて延びて、ある時期に行つたならば國民に対する責任上、投票で決するということを議長としては考えておられるかどうか。また議長としては、でさるならば決選投票は避けたいと新聞に書いておられるが、國会法の精神から言うと、投票で決すべきもので、話合いということは、むしろ國民に対して、何か政治的な取引をしているという印象を與える……

第2回国会 議院運営委員会 第14号(1948/02/16、23期、日本共産党)

○林(百)委員 それはやはり議長というよりは、各党のいろいろの都合なり見透しを一應聽いて、みんなが結論を出すべきだと思います。
【次の発言】 問題が二つ混淆していると思います。次期首班の決定の問題について、最初の運営委員会を開いた際に、中野議員からも言われました通り、運営委員会として取上げる問題は、議事進行についての技術的な手続の問題だと思いますが、それだけではこの問題が特殊問題で片づかない、政治的な要素があるからというので、この各派代表者会題をもたれたと思う。ところが、各派の代表者会議での政治的な折衝は、全然打開できないという結論にはまだなつていない。まだ円満なる結論になるともきまつていない……

第2回国会 議院運営委員会 第23号(1948/04/01、23期、日本共産党)

○林(百)委員 小委員会の人数は向うでは五入以下ということになつておりますが、こちらの案ではどうですか。
【次の発言】 そうすると小委員はこういう意味のものだと解釈していいでしようか。議院運営委員会から選任される議長の諮問の小委員というのは、あくまで打合せのための委員であつて、一つの議決の権能をもつておる委員会ではないのだ。もし議決の必要がある場合には、議院運営委員会にもつていつて議決すればいいので、小委員会の委員はあくまで打合せの程度であつて、議長並びに各党を拘束するものではない。そういうように解釈してよろしいのですか。
【次の発言】 もう一つ、中野委員の言われるように、小委員の中に各党の一……

第2回国会 議院運営委員会 第27号(1948/04/13、23期、日本共産党)

○林(百)委員 議会出欠席公表方法の件というのは今、議員の出席が非常に悪い、その出席率をよくするための一つの促進的な方法としてやるのか、あるいは事務上の整理の必要上、事務当局並びに議長の方がこれをやるのか、あるいは関係筋の意向をくんでやられるのかと先ほど中野委員からも質問があつたと思いますが、その根本的な理由がわれわれにはつきりしないので、それを明らかにしてもらいたい。もし出席率をよくするために、こういうことをやるということならば、これは兒戲にひとしいのじやないが、少くともわれわれ代議士たるものは、單に出席表が発表されたからといつて、それであわてて出席するとかしないとか、小学校の生徒とは違うわ……

第2回国会 議院運営委員会 第30号(1948/04/22、23期、日本共産党)

○林(百)委員 今総理の言う五月十五日には出せるというのは、関係筋の了解を得て國会に提出できるということですか。
【次の発言】 今の予算の前に、先ほど大藏大臣の言われる物價改訂の諸法案がまだ関係筋に出ていないが、これを関係筋に通して、國会に出て、それに基く本予算が五月半ばごろに國会に上程される可能性があるかどうか。
【次の発言】 今言つた十数件というのは、近々に迫つているのはそれだけですか。あとは日の区切りのないものですね。
【次の発言】 國会に対する政府側の希望も、一應參考までに聽いておいていただきたいと思います。
【次の発言】 どのくらい延ばすのですか。

第2回国会 議院運営委員会 第31号(1948/04/26、23期、日本共産党)

○林(百)委員 福利施設の問題ですが、職員組合の消費組合に議員も皆参画して、資金を出して、もう少し盛大にして議員の福利もはかるという案があつたのです。それが最近全然実現されないで、消費組合がいつの間にかどこかへ行つてしまつて、その跡に伊勢丹がはいつて來ている。そういうのは一体福利施設委員に諮つた上のことであるか、どういう経緯で変更になつたか、一應聽きたいと思うのです。

第2回国会 議院運営委員会 第35号(1948/05/07、23期、日本共産党)

○林(百)委員 今全官公廳の代表者が来まして、二千九百二十円の全給与のうち、二千五百円はもう給与になつているが、四百二十円は新しい法律によつて給与しなければならない。これは先月政府側とも妥結になつておりまして、今月から支給を受けなければならないのであるが、まだ法案が通つておらない。昨日今井給与局長の話によると、十日には法案を議会に上程させて十三日には大体通過の予定であると言うが、実は明日から十五日まで休会だということで驚いているのです。議会は休会になつておらないはずだから諸君心配しなくてもいいと言つておるのですが、十日に出して十三日に通すということに大体了解はできているのですか。

第2回国会 議院運営委員会 第37号(1948/05/24、23期、日本共産党)

○林(百)委員 大綱を本会議で一遍やりましよう。
【次の発言】 そうすると本会議でやる場合には、やはりプリントができた場合ですね。大綱ばかりでなく、そのときも、やはりそういう機会を與えなければ、大綱だけで権威のある質問はできないでしよう。
【次の発言】 ラジオでは六月十五日に値上げすることに決定したと発表しておる。
【次の発言】 石田さんの意見もあるが、これは重要な問題だから、できるなら、各党の正式態度を発表してもらつて、それを参考にしてものを考えたいと思います。
【次の発言】 各党へ割り当てたらどうですか。
【次の発言】 参考までに、今の委員の意見もありましたが、憲法の五十條ですね。法律の定……

第2回国会 議院運営委員会 第38号(1948/05/25、23期、日本共産党)

○林(百)委員 訴追委員會のことについて聽きたいのですが……。
【次の発言】 議員と職員の給料は二千九百二十圓ベースになつておるわけですか。
【次の発言】 議員の方は具體的にいうと、どのくらいの額になるのですか。

第2回国会 議院運営委員会 第40号(1948/06/02、23期、日本共産党)

○林(百)委員 決算委員会に行くものも、やはり他の委員会と関連をもつものは連合審査会をもつべきだと思うのですが、その点も併せて了解を得ていただきたいと思うのです。
【次の発言】 坪川氏の言われる國務大臣の演説というのは、國会法でいう一應議長に通告して演説するということですか、それともわれわれはそれを聽く義務があるということですか、どういうのですか。國務大臣がやるのは勝手だが、それをわれわれが聽く義務があると言うと問題が起きてくる。
【次の発言】 私は大臣が演説することは自由だと思うが、それをわれわれが聽くという義務はない。それは予算の審議にはいろうということを坪川さんがわれわれに要請することな……

第2回国会 議院運営委員会 第41号(1948/06/03、23期、日本共産党)

○林(百)委員 今の石田委員の言われるのも一理ですが、やはりその内容によつて、それぞれの常任委員が実質的に効果的な討論のできる途もあるのですから、表面の理由だけでなく、実質的なものを從來檢討してきたという運営委員会のやり方はいいと思うのです。そういう意見で一應決算委員会が全部やるということになつておるが、やはりそれぞれの常任委員会でもそれと関連した点があるのですから、連合審査するとか、あるいは決算委員長の了解を得たならば各常任委員会でもやれるという途を開いた方がいいと思う。
【次の発言】 山口委員のお話を敷衍いたしますが、國会法七十條には、國務大臣の発言というのは議長に通告がなければならぬ、そ……

第2回国会 議院運営委員会 第45号(1948/06/08、23期、日本共産党)

○林(百)委員 懇談ですが、政府の施策が非常に悪いためにインフレーシヨンが高進して議員の生活がつまつている。二千九百二十円ベースに副つた議員の歳費の問題を早くきめてもらいたい。もし早くきまらなければ十日に概算ででも内渡しができるというような便宜な方法がとれるかどうか。

第2回国会 議院運営委員会 第47号(1948/06/10、23期、日本共産党)

○林(百)委員 十二日の午前十時から総理と官房長官に出席を求めたいと思います。

第2回国会 議院運営委員会 第49号(1948/06/12、23期、日本共産党)

○林(百)委員 総理大臣、官房長の出席を求めましたが、もう少し時間がかかると思いますから、しばらく休憩していただけませんか。
【次の発言】 こういう意味なんです。会期の延長ということで議長に御希望があつたということをお聞きしたのです。ところが、この前官房長官がこの運営委員会にお見えになつて、どんなことをしても、これ以上会期の延長はしない、予算も二十日までには必ず間に合うように片づける、どうか二十日まで延ばしてくれということをしつかり言われた。その際各委員も、今度は間違いないですかということを、十分確かめ、官房長官も、これ以上政府としても再延長するようなことはない、どうか二十日までという話であつ……

第2回国会 議院運営委員会 第50号(1948/06/14、23期、日本共産党)

○林(百)委員 國務大臣の起訴不起訴の決定は、鈴木法務総裁が決定権をもつているわけでありますが、その点を確かめておきます。
【次の発言】 今すぐ起訴するということに対しては、あなたは賛意を表しておらないという解釈でよろしゆうございますか。まだ不十分だということでありますから……。
【次の発言】 そうすると、その不十分と法務総裁が考えられる点についての発表は、今はできないのでありますか。
【次の発言】 そうすると、それを理由にして、故意に延ばしているということではないのですね。

第2回国会 議院運営委員会 第52号(1948/06/17、23期、日本共産党)

○林(百)委員 あれは特別法でこの國会限りという單行法でできておる。

第2回国会 議院運営委員会 第53号(1948/06/18、23期、日本共産党)

○林(百)委員 これは三十九條をかえることになるのですか、國家行政組織法の方をかえるのですか、どうなるのですか。
【次の発言】 三十九條へはつきり明記するわけですね。
【次の発言】 今の次官は、たしか特別法でこの國会限りで政務次官を置くということになつておるわけですが、そうするともし言われますように、國会法へそれを入れるということになりますと、将来單行法でそういうことを規定する必要がなくなると思いますが、どういうことになるのですか。國会法の三十九條は、今言つた次官は兼務できるという條文を入れることになれは、今会期限りとはなつていますが、とにかく次官と議員を兼ねることができるという單行法がありま……

第2回国会 議院運営委員会 第54号(1948/06/19、23期、日本共産党)

○林(百)委員 それは無理がないと思いますが、そういう性格を再確認するという必要な情勢になつておるので、いろいろ複雑な問題もあるし、党利党略に利用されるという危険も発色するようなデリケートなものになつておるので、そういうことで私はやはり必要だと思うから、この際再確任する。これはよい機会であるから発言しておきます。
【次の発言】 その点て確めたいのですが、これは不当財産取引調査委員会からこの案が提出されたわけでしよう。それで議長はどの委員会でこれを審議するかを運営委員会に諮問しているわけでしよう。
【次の発言】 私はこういう決議案は、むしろ不当財産委員会が審議して適当な決議をもつてこいというのが……

第2回国会 議院運営委員会 第55号(1948/06/21、23期、日本共産党)

○林(百)委員 通信委員会にどうです。
【次の発言】 この決議案は最もこの決議を必要とする不当財産取引調査委員会が、今までの仕事の経験からいつて、ぜひこの決議が必要だといつてきているわけだ。そこでやはり自主性を認めてやるのがいいということが一つ。それから四囲の情勢からいつて、これは早くやらないと、不当財産取引調査委員会の活動もいろいろな点で支障を来すので、早くやる必要がある。そういう点で私の方はこの発議の最ももとである調査委員会がこういう決議をしてくれというのだから、通していいと思います。佐々木君のいろいろ言われるところは、これを除いたら意味をなさない。こういうことを特にうたつてくれと調査委員……

第2回国会 議院運営委員会 第57号(1948/06/23、23期、日本共産党)

○林(百)委員 これは治安と関係があるから、私は治安委員会を主張したいと思います。

第2回国会 議院運営委員会 第59号(1948/06/25、23期、日本共産党)

○林(百)委員 事務総長、もう一度十一條の勧告について……。
【次の発言】 この「請求があつたとき」というのは、請求権者はだれになるわけですか。
【次の発言】 了解しました。
【次の発言】 これは私の方もいろいろ検討してみて、放送のプログラムとか放送の内容ではなくて、放送に関するいろいろな行政機構の問題だから、これはやはり通信委員会で取上げるべき問題じやないかという意見が非常に強いのです。
【次の発言】 通信委員会の方は、ぜひこれを通信委員会で検討したいということで、みんなが手ぐすね引いて待つております。

第2回国会 議院運営委員会 第60号(1948/06/26、23期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は中小企業廳法案はのむ、政治資金はける。
【次の発言】 その方がいい。

第2回国会 議院運営委員会 第61号(1948/06/28、23期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は、中小企業廳法案はのむ、政治資金規正法案は反対したい。

第2回国会 議院運営委員会 第62号(1948/06/29、23期、日本共産党)

○林(百)委員 福原君の言うのは、訴追委員会の場合の虚偽の陳述ですか。
【次の発言】 四十四條の一項と二項の均衡の問題になるのではありませんか。
【次の発言】 今の罰則の均衡の点は話がついたでしようか。

第2回国会 議院運営委員会 第64号(1948/07/01、23期、日本共産党)

○林(百)委員 考査委員会というのは前からあつたのですか。

第2回国会 議院運営委員会 第66号(1948/07/03、23期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほどの趣旨や内容は、聞いていると、こちらの特別委員会と同じことを行政部でやるということでありますが、そういう必要がはたしてあるかどうか。この問題は、やたらに役所をつくつていいかという問題もあるし、その仕事は厚生省のどつかの課でやればできないことはないと思います。一応決算委員会で一時間でも二時間でも検討してもらつたらどうでしようか、ここで法案を読まれて、どうですかと言われて決めてしまつて、運営委員会の責任を問われたら困ります。
【次の発言】 特別委員会へそういう法案を付託することができますか、

第2回国会 議院運営委員会 第84号(1948/10/07、23期、日本共産党)

○林(百)委員 議長から運営委員会に諮問のあるのは、議長としてこの時局の収拾にどういうように出るべきかということなのか、それとも國会として、この辞表提出についてどう動くべきかということか、あるいは十一日に召集になつている臨時國会に対して、どういう対策を講ずべきかということで諮問されたのか、もう少し議長の諮問の具体的な内容をわれわれに説明してください。
【次の発言】 ただいまの常任委員の選任、殊に委員長の選任というのは、第一國会の際の申合せとして、委員長は與党側から選ぶというような不文律というか、申合せになつておつたのです。そうすると、かりに常任委員の数、あるいは常任委員だけは決定し得ても、委員……

第2回国会 議院運営委員会 第85号(1948/10/09、23期、日本共産党)

○林(百)委員 まだだれが首班になるか、どういう政局の動きになるか皆目わからないから、しばらく現行のまま事務管理でやつたらどうですか。
【次の発言】 そうすると常任委員会の数だとか、あるいはその中における委員の数だとか、各党の比率だけをきめる程度のものですか。
【次の発言】 この前予算委員会の委員の数をきめるとき五十人にすると野党が多くなり、四十五人にすると與党が多くなるという問題があつた。だからあの問題も今きめて、あとでまた……。
【次の発言】 ところが小会派が多くなると、かえつて野党の方が多くなる場合がある。
【次の発言】 それはわからない。

第2回国会 厚生委員会 第24号(1948/07/05、23期、日本共産党)

○林(百)委員 消費生活協同組合の閣議決定の附帶條件である生活協同組合に対する金融の途を特別に開きことということについて主管大臣はどういうように考えておられるかという点が第一点、第二点としては農林中央金庫中に一定のわくを與えて、特にこの生活協同組合の方に融資する途を開かれておるかどうかという点が第二点、第三は金融の途を開く場合に、無担保で政府から貸與されるかどうか、この三つの点について、主管大臣からお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、生活協同組合に対する金融の遂については、竹田厚生大臣としては、今具体的にどういうことを考えられ、どういうことを目下大藏大臣と交渉しておられるか、……

第2回国会 司法委員会 第46号(1948/06/30、23期、日本共産党)

○林百郎君 私の方は委員が出ていないために意見を述べる機会がありませんでしたが、三点ほど本刑事訴訟法についてなお愼重に各委員に考えていただき、もし直していただけるならば直していただき、採決の際にも考慮していただきたいという点があるのであります。  その第一点は、第一審中心主義であるということ、控訴上告においては、ほとんど例外的に事実審理をなされるのみであつて、事実的には第一審限りで刑罰が確定される結果になつておる。このことは裁判の敏速に名をかりて、実質的には司法官僚の專制になるのではないかという点が心配になるのであります。いわゆる三審制度が事実上第一審中心主義になつておるという点が第一。  そ……

第2回国会 司法委員会 第47号(1948/07/01、23期、日本共産党)

○林百郎君 これは全日本産業別労働組合会議から、四月七日に提出されました請願でありますが、非常に遲れまして、本日委員会の審査にはいつたために、大分事情が変つてきたのであります。しかしこの請願の本旨をよく読んでみますと、結局ただいまの段階においては、軽犯罪法を撤廃してもらいたいという請願になると思うのであります。その理由につきましては、さきに本委員会において、極悪犯の発生を未然に防いで、終戰以來混乱した社会風教、道徳に一線を引くという趣旨をもつて、実は軽犯罪法が制定されたのであります。しかし右の趣旨言明は、かつての治安警察法、暴力犯取締令等の法令制度の設定の際にも言われたことであつて、しかもこの……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第36号(1948/06/05、23期、日本共産党)

○林百郎君 委員外の発言をお許し願いたい。
【次の発言】 貴重な時間をさいていただきまして恐縮だと思いますが、実は私共産党の林です。地方自治法の改正について、自治團体に働いております日本自治團体労働組合総連合から私どもへ陳情がありまして、このたびこの委員会で提案になつております修正案の中で、七十四條の修正と、それから警察法の二十四條第二項の削除、この問題について非常に強い要望がありますので、すでにこの委員会の委員諸公が十分審議されておることとは思いますが、私の方へ特に陳情がまいりましたので、その由を皆さんにお傳えしまして、参考までにお聽きしていただきたいと思うのであります。実は七十四條の第一項……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第47号(1948/06/29、23期、日本共産党)

○林百郎君 時間がありませんから私は簡單に三点について質問をし、かつ簡單な意見を述べてみたいと思うのであります。一つは本法が明らかに憲法の三十三條並びに三十四條、いわゆる司法官憲が適法に発した犯罪を明示する令状によるのでなければ逮捕されないという三十三條と、理由を告げ、かつ弁護人に依頼する権利を與えなければ勾留、拘禁がされないという三十四條、この規定に反するのではないかというのが第一点。それから第二点は、これはすでに前論者も論じておるところでありますが、労働組合法第一條第二項の、正当なる労働組合運動にとつては刑法の適用がない、わゆる違法性が阻却されるというあの條文と本法との関係、並びに極東委員……

第2回国会 政党法及び選挙法に関する特別委員会 第4号(1948/04/27、23期、日本共産党)

○林(百)委員 われわれとしては、全面的にこの法律については反対のところがあります。たとえば街頭募金、これは事実上禁止される。あるいは労働組合、農民組合が、政治的問題を取扱うと同時に、政党的な取扱いを受けることに非常に反対なんです。これは私の方の党ばかりでなく、各党もこの法案について関心が非常に深いと思う。今になつてそういうこと言うことはどうかということを申しますけれども、やはり各党とも十分この法案を練つてきめるならきめる方がいいと思われますので、そういう意味で向うと折衝して、でき得り限り練つて討論をする機会を與えてもらいたいと思う。率直に言えば、今日は本ぎめということでなくして、さらに向うの……

第2回国会 政党法及び選挙法に関する特別委員会 第5号(1948/04/30、23期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方の党の申入れが容れられなかつたということの理由を一應お聽きしたいと思いますが、大体私の方から申し上げたことは、経済的な要求を掲げておるのが本來の姿である労働組合、農民組合が、たまたま政策を支持、反対したというので、すぐ政党と同じにみなされるということについては賛成できかねる。だから、労働組合、農民組合を除けということ、あと約三條ほどの点があつたのでありますが、これはどういう理由で容れられなかつたかということを、ちよつと説明していただきたいと思います。
【次の発言】 三十二條についてでありますが、公職にある者の寄附だけを、なぜ、かように嚴格に統制するかということが一つ。それ……

第2回国会 政党法及び選挙法に関する特別委員会 第7号(1948/06/28、23期、日本共産党)

○林(百)委員 十五條の演説会の禁止の問題ですが、これは選挙運動のためにする演説会はできないのでありますが、たとえば学術研究会とか、あるいは学術の研究座談会とかいうようなものがあつて、当該候補者が学者として非常におん蓄を極めた人あるいはその鋼の権威者であつて、選挙運動とは別個にそういう研究会というようなものへ出ることはいいかどうかということをお聽きしたいと思います。
【次の発言】 それから婦人会とか青会年、あるいは商工人議所、労働組合などもあると思いますが、そういうような諸團体が、各党の候補者というか、各党の代表者を呼んで時局批判演説会をするというような場合、これは選挙とは別で、各党の主張を聽……

第2回国会 通信委員会 第2号(1948/01/30、23期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほどから郵便料金の値上げの問題が、各委員から非常に熱心に討議されております。実はこの問題につきまして、私もこの休会中方々を歩き、一般の公衆や、それから逓信從業員の声もずつと聽いてきたのでありますが、大体この逓信從業員の側の意見としては、郵便料金を上げるということは、逓信從業員の待遇改善とからみついて考えられてくるために、逓信從業員の待遇を改善すれば郵便料金が上つてくる。そうして自分の方へ迷惑がかかつてくるのだという民衆のいろいろの批判を受けることになる。一般の民衆と逓信從業員との間の感情の疎隔を來すことが大きいということで、実は從業員側の方からも反対があるのであります。それか……

第2回国会 通信委員会 第3号(1948/02/02、23期、日本共産党)

○林(百)委員 大体前の質問は全部省略しますが、根本的な問題は、今度の通信料金の値上げが、結局二・八の生活補給金というよりは、むしろ逓信事業の独立採算制の建てから、どうしても上げなければならないということを逓信大臣は弁明されておると思うのであります。ところがこの独立採算制ということが、すでにこれは至上命令として大臣の説明から言うと聽かれるのですが、一体官僚の独立採算制ということは、片山内閣としては至上命令となつておるのかどうかということを実はお聽きしたいのです。実は逓信事業はたしか戰爭前あたりまでは、毎月一般会計に七億から八億くらいの金を織込んでいたと思うのです。逓信事業から利得のある場合には……

第2回国会 通信委員会 第4号(1948/02/03、23期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほどの資料について鈴木次官にお尋ねしたいのです。先ほどの人件費と物件費の比率ですが、昭和二十三年度は人件費は百十億で、物件費八十八億、比率にすると五五%と四五%になると思いますが、その点どうですか。そしてかつてないような令件費の高まりが示されると思うのですが……。
【次の発言】 片山内閣は物價体系からいつても、やはり千八百円ベースが物價体系になつておるはずで、逓信省の予算の物件費の点も、おそらく現在の物價体系からやられていると思うのです。そこで私が昨日御注意申し上げました通りに、やはり財源の一つとして購入する物の物價の問題、これが非常に大きくなつているので、何も人件費が高まる……

第2回国会 通信委員会 第5号(1948/02/05、23期、日本共産党)

○林(百)委員 予算の問題と別ですが、私今度休会中に各郵便局をまわつて歩いたのですけれども、そのとき從業員の間に一番大きな関心をもつておるのは、電氣通信の一元化という問題です。議会でこれがどうなつておるか、相当政府には具体的な成案ができておるらしいということ、それからそのとき意識的な人たちは、あるいはこうしておいて、ほかの國の資本が電氣器具やいろいろつくつておる会社の資本にはいつてくる。資本というのは何も金ばかりではない、資材やいろいろの商品の形ではいつてくると思います。そういうこともうわさされておるような状態で、これは一般の人は非常にまだ関心が薄いと思いますが、逓信從業員の間には関心が深い。……

第2回国会 通信委員会 第7号(1948/02/09、23期、日本共産党)

○林(百)委員 土橋証人に聽きたいのですが、大体三百円程度の金を、特定局長から運動資金として集めたという事実があるかどうかということを聽きたいと思います。それは金額は、あるいは三百円とはつきりしないが、ある程度の運動資金を集めたという事実については、証拠があるかどうか。
【次の発言】 それから今土橋君から言われた、その猛烈な運動をしたということの内容で、どういうことがわかつておるのですか。
【次の発言】 もう一つ、この全逓で声明を出したのは、これは國会議員の名誉を毀損するという意図ではなくして、むしろ特定局制度についての公正な判断を世に問いたいという意図があつて発表したのであつて、あなたの意図……

第2回国会 通信委員会 第9号(1948/05/06、23期、日本共産党)

○林(百)委員 本法案によつて引受けねばならない公債の單位当りの額はどのくらいかということと、この法案によつて特別会計の中へ増收と目される金額が総計どのくらいかということの数字を示してもらいたい。
【次の発言】 これは資料の希望ですが、第六條の計算について、ごく最近の計算をどのような比率で、どういうように計算するか、その資料を提供してもらいたい、次回までで結構であります。それから資材を提供した者については、この公債を引受けなくてもいいというが、その資材とは何をいうか電話線なら電話線だけでいいのか、あるいはそのほか電話機だのいろいろ提供するのかということ。それから第九條の説明ですが「日本銀行法第……

第2回国会 通信委員会 第15号(1948/06/11、23期、日本共産党)

○林(百)委員 進駐軍関係の資料提出を要求する。

第2回国会 通信委員会 第16号(1948/06/18、23期、日本共産党)

○林(百)委員 二点ほど御説明願いたいと思います。これは先ほど村上政府委員の御説明もありました通り、郵便為替法案と郵便振替貯金法案で現行の通りでありますが、一部料金、手数料が値上げになつておる点があるのであります。郵便為替法案の方はほんのわずかで、五十銭のものが一円になつています。これは三十二條、三十三條でありまして、十五銭が一円になりましたが、これはどういう理由かということを御説明願いたいことが一つ。それから郵便振替貯金法案の方で、これは電信拂込とそれから電信現金拂、これが非常に上つておるのであります。たとえば拂込の方は八十銭が十円になつており、一円でできたのが二十円というようになつておりま……

第2回国会 通信委員会 第17号(1948/06/19、23期、日本共産党)

○林(百)委員 私の要求いたしました資料の中で、昭和二十二年の進駐軍工事に関係する人員数、及びその他の経費調べというのがありますが、これによりますと、昭和二十二年度は合計十四億三千八百八十五万円という経費が、進駐軍関係のために載せられているのであります。これはいわゆる終戰処理費という形で、昭和二十二年度の一般会計から通信特別会計が受取つたものであるかどうかという点について、御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 その未收の分と既收の分の数字がわかつたら提出していただきたいと思います。
【次の発言】 昨日の通信委員会で大野総務局長は、通信会計におきましては、帳簿外財産はほとんどない。あるもの……

第2回国会 通信委員会 第18号(1948/06/21、23期、日本共産党)

○林(百)委員 それでは私がまとめまして紹介いたしたいと思います。簡易生命保險並びに郵便年金の積立金の運営の点でありますが、これが昭和二十年の十一月以降は簡易生命保險並びに郵便年金の積立金の地方資金融通が停止されていたのであります。從來はこの簡易生命保險並びに郵便年金の積立金は逓信省の独自の判断によりまして、公共團体あるいは地方團体へ貸付あるいは地方債の証券を買上げなどしておりまして、非常に地方民に関心をもたれて、また逓信事業がこの簡易生命保險並びに郵便年金積立金の地方貸付によりまして、地方民から非常に愛好され、いわゆる愛される逓信事業の大きな筋金になつていたのであります。ところがそれが戰爭後……

第2回国会 通信委員会 第19号(1948/06/23、23期、日本共産党)

○林(百)委員 附則の三の無線電信講習所官制の改正に関する問題ですが、これはどういう経緯でこういうことになつたか、またその内容について説明を願いたいと思います。
【次の発言】 もう一つ逓信職員訓練法案で、この設置の大きな理由として、逓信省の中に講習所出身、殊に昔は官練、今は高等講習所といいますか、こういう人たちの閥がある。そうした一つの学閥というか、一つの逓信省内におけるそういう講習所出身者の勢力があつて、それを打破することも、訓練法案設置の一つの理由だというようなことを聞いておりますが、その点についての実情をひとつ忌憚なく――そういうことが事実であるのかどうか、また何かそういう弊害があるかど……

第2回国会 通信委員会 第20号(1948/06/25、23期、日本共産党)

○林(百)委員 原案について反対の意見を申し上げます。原案によりますと、「昭和二十二年法律第三十四号財政法第三條の規定にかかわらず、條約に規定する料金及び損害賠償金額を越えない範囲において、内閣総理大臣及び逓信大臣が、命令でこれを定める。」というように規定してあります。しかし私としましては財政法の第三條の郵便に関する料金ということの中には、もちろん外國郵便も含まれておると思います。それから國外の條約が國内へ効力を発生するためにはやはり國内的な手続が必要だと思うのであります。從つて國内手続をとるという以上は、やはり財政法の第三條の精神をあくまでくむべきだと思います。ただいま為替レートの設定があり……

第2回国会 通信委員会 第24号(1948/06/30、23期、日本共産党)

○林(百)委員 私は四つの理由によつて郵便料金と電信、電話料金の値上げに反対するものであります。  第一はこの郵便料金、電話料金四倍値上げが非常にインフレに対する刺戟になるということであります。なるほど政府の提出によります、たとえば通信料金関係参考資料の中における國民所得中における通信料金の占める割合、これがわずか一・五六%、また郵便利用状況が國民一人当り年間利用、普通郵便わずか十一通、特殊通常に至つては一通に至らない。小包に至つては〇・一八箇という理由で、インフレの刺戟にならないという論拠が示されておるのであります。ところが実際の面におきましては、單にこうした算数的な表ばかりでなく、これがい……

第2回国会 通信委員会 第25号(1948/07/04、23期、日本共産党)

○林(百)委員 その前にちよつと、大臣が見えておりますから、簡單なことですが、実は昭和二十三年六月二十四日の逓信公報に出ております警察電話の臨時措置に関する件について先にお聽きしたいと思うのです。この経費の問題、資材の問題ですが、そういうものがあらかじめ実は予算に組まれていないのです。それでいろいろ補修や施設の問題について問題が起きてくると思いますが、そういう場合の経費だとか、資材の問題、こういうものはどういうふうな配慮をめぐらしているかということをお聽きしたい。
【次の発言】 逓信職員訓練法案について、その後理事の方々がいろいろお骨りくださつたと思うのですが、その後の経過について御発表願いた……

第2回国会 文教委員会 第25号(1948/07/04、23期、日本共産党)

○林百郎君 貴重な時間を割いていただきまして、簡單に日本共産党の教育に関する大綱、方針だけをこの委員会へ具申しまして、將來の日本の國の教育制度についての御参考に供したいと思うのであります。この教育委員会法案については、すでに質疑が終了し、本日討論の段階に至つておることをお聞きしておりますから、斯界の権威である本委員会において、將來の日本の教育制度を御審議なさる際の参考としてお聽き願いたいと思うのであります。なお教育委員会法に対するわが党の態度も、私の討論の中に入れておきたいと思うのであります。  わが党といたしましては、人民の教育を受ける権利を保障するため、義務教育と、高等教育、大学をも含めて……

第2回国会 予算委員会 第1号(1947/12/11、23期、日本共産党)

○林百郎君 大藏大臣に簡單に財源の問題についてお聽きしたい。官公廳の從業員の給料を上げますと、すぐわれわれ國民生活に彰響を及ぼすような面から財源を求めるということになつておるのであります。すなわちその点について重要なる問題を四点ほどお聽きしたいと思います。  その第一点といたしましては、本日の読賣新聞に出ておるのでありますが、実はその財源として鉄道運賃の七割値上、郵便料の二倍値上ということを言つておるが、これは事実こういう意思があるかないかという点が一つ。  それから第二点といたしまして、これは社会党の諸君も唱えておるところでありますが、社会新聞の十二月八日に、中原健次氏の意見といたしまして、……

第2回国会 労働委員会 第16号(1948/09/07、23期、日本共産党)

○林(百)委員 断続的にでも審査の必要があると思います。
【次の発言】 小委員会原案と百数十箇所の修正との関係の如何ですか。
【次の発言】 人事院決定の給與と大藏省の予算との関係はいかがですか。
【次の発言】 一身上の都合等で欠勤、辞職した者を政令違反としているのではないですか。

第3回国会 議院運営委員会 第1号(1948/10/11、23期、日本共産党)

○林(百)委員 けつこうです。

第3回国会 議院運営委員会 第2号(1948/10/12、23期、日本共産党)

○林(百)委員 今の椎熊さんからの民主自由党への申入れはいろいろ党の事情もありましようが、どの程度のことになつておるか、もし発表し得るなら、ここで参考のために聽かせていただきたい。
【次の発言】 決議とか何とかいうことはないでしよう。
【次の発言】 議院運営の申合せというような程度で協議するわけですね。
【次の発言】 そうすると十三名で、まだ二名ぐらい余地があります。
【次の発言】 それは各派にまわす場合に、個人的に交渉してきめるのですか。

第3回国会 議院運営委員会 第3号(1948/10/13、23期、日本共産党)

○林(百)委員 昨日の委員会の模樣ですと、民自党と民主党との間の話がまだはつきりしなくて今日に延びたのだが、その後の関係はどうなつたか。
【次の発言】 内容は別として本日首班指名にいく段階までに來ているかどうかということです。
【次の発言】 もう一つ、民自党と民主党の話が六時についても、他の社会党、國協党等はそれを一つの材料として党の態度をきめるということになつておるのか、いないのか。もしなつておるとすれば、民自党と民主党の話が六時についても、やはり今日中にはできない。その辺の事情もお聽きしておきたい。
【次の発言】 社会党の方はどうなつているのですか、御参考までに……。

第3回国会 議院運営委員会 第4号(1948/10/14、23期、日本共産党)

○林(百)委員 これは前例にもなりますし、辞職願の出た議員に対して、議長みずからが思いとどまるように勧告をされる行動に出るということは、われわれの経験としては初めてなんです。そこで衆議院規則その他いろいろ見ますと、やはり議長が一應その辞表を議院にはかつて、その中の文字などにもし議院の権威を傷つけるようなことがあれば、それを修正させるというような権能はありますが、議長が議院を代表して、その議員に辞職を思いとまらせるというところまで行くことは、先ほど他の委員も言つたように少し行き過ぎであると思う。やはり党内の事情であるから、民自党の諸君にできるだけ努力してもらつて、できるならば民自党内でその問題を……

第3回国会 議院運営委員会 第6号(1948/10/21、23期、日本共産党)

○林(百)委員 その際実は私の方で第一議員倶樂部と労働者農民党にお願いして、優先的に讓つてもらいたいという内交渉がしてあるのです。よその党はみんなずつと一つずつ割当があるのですが、われわれの方は一つもないので、とる場合には一つもないところをなるべく優先的にもつて來られるようにしていただきたい。これは希望條件ですが御了解願いたいと思います。
【次の発言】 まだ委員がきまらない。
【次の発言】 やはり一つもらいたい。
【次の発言】 そうしてもらえるならばけつこうです。
【次の発言】 これをつくるときは、超党派的につくつて、各党派から出すことになつておる。これは隠退藏物資特別委員会をつくるときに、わ……

第3回国会 議院運営委員会 第8号(1948/10/23、23期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方の議院運営の問題ですが、これは抽籤というような形で、民自党からせつかく親切な提案が出ておるのですから、これに民主党、社会党の大会派の方もぜひ御賛成を願いたいと思います。オブザーバーとか何とか、そういう形なら、私の方は出席さしていただかなくてもけつこうです。
【次の発言】 それは一應野坂君が言つたかしらぬが、まだオブザーバーという定義もわかりませんし、公報を見ますと「委員外出席を許可する」とありますが、この許可ということがどういうことかわかりませんし、そういう意味だつたら、それほどまでにして出席さしてもらわなくてもよろしい。

第3回国会 議院運営委員会 第9号(1948/10/26、23期、日本共産党)

○林百郎君 小会派の一名というのはどこから一名ですか。
【次の発言】 一應希望條件ですが、國協党以下全部合わせますと、百名近くになるのです。これからはもしこういうような超党派的のものがありましたら、小会派へも一名充ててもらうよう考慮してもらいたい。
【次の発言】 もし超党派的な性格のものがあれば、一名は小会派へという考えをしてもらいたい。
【次の発言】 私の方はオブザーバーですが、やはりこれのオブザーバーになるのですか。
【次の発言】 これはここへ出ておらない派も責任を負うのですか。
【次の発言】 われわれの方は、小委員も常時オブザーバーとして出席を許可されるわけですか。

第3回国会 議院運営委員会 第12号(1948/11/10、23期、日本共産党)

○林百郎君 今社会党から本日の議院運営委員会の招集の趣旨の説明があつたのですが、あとで懇談会に移るというのは、その趣旨をなるべくまとめるという意味の懇談会を開くのでありますか。
【次の発言】 懇談会に移る前に、私の方としては、小島委員から、会期を考慮して公務員法の審議の計画を立てるべきだという意見がありましたが、これはやはり社会党の笹口委員からも説明がありました通り、非常に重要な案件でありまするから、委員会の審議と並行して、やはり本会議でもこの趣旨弁明に対する質問をやるということを第一に提案したいと思います。もう一つはこの委員会の審議は、労働委員会と人事委員会と合同でやつたらどうか、この懇談会……

第3回国会 議院運営委員会 第13号(1948/11/11、23期、日本共産党)【政府役職】

○林國務大臣 今いろいろお話ですけれども、こちらの方で無視したとか何とかいうことは、もちろんあろうはずがありません。事務的に佐藤君が申し上げたことと同じことであつて、こちらの希望としてそういうことを申し上げたことなので、これは会期の問題でも十日ということでこちらの希望を申し上げたが、そちらの方で月末ということになつた。こちらの方ではぜひ重大性にかんがみて、早くやつていただきたいということにほかならぬのであります。もちろんわれわれ議員生活を長いことやつておつて、無視するようなことはありません。
【次の発言】 私の申し上げておることと全然違つておらぬと思います。

第3回国会 議院運営委員会 第14号(1948/11/12、23期、日本共産党)

○林百郎君 その点はなぜわれわれが「直ちに」という言葉を使つたかというと、吉田首相はやるということは言つておるのです。ただやるけれども、われわれの側から言えば公務員法、給與問題を審議するに際して、その前提として吉田内閣の性格を聞いておかないと、審議ができない。ここでもし「すみやかに」と言つて、十月でもすみやかだということを言われると困る。だからわれわれは一應「直ちに」ということで押さえておきまして、それから政府の出方を見て、ただちにわれわれに臨む誠意があるということならば、それでもいい。ただすみやかということだけでは、またのがれられる危險がある、そういう意味です。先ほど石田君の言われたように不……

第3回国会 議院運営委員会 第15号(1948/11/13、23期、日本共産党)

○林百郎君 月曜日はどうでしようか。総理は出て來られそうですか。
【次の発言】 ただわれわれの方では質問があるのです。できるならば、われわれとしても、やはり首相に出てもらいたいと思います。

第3回国会 議院運営委員会 第19号(1948/11/18、23期、日本共産党)

○林百郎君 どういう理由から昨日の佐藤さんの言著が、本日変更になつたか、それを明らかにしていただきたい。昨日は二十五日か、二十六日に施政演説をなさるということをはつきり明言されたわけです。きようは昨日の二十五日、二十六日ということは一應撤回する、適当な時期にするということに変更されたわけですが、その変更される理由です。
【次の発言】 首相の施政演説を撤回される責任が、何か國会側の態度が遺憾であつたから、昨日のお約束したことはほごにしますという感じを受けるのですが、そうなると、首相の施政演説をされないということが國会に轉嫁される危險が多分にある、その責任を明らかにする必要がある。

第3回国会 議院運営委員会 第20号(1948/11/19、23期、日本共産党)

○林百郎君 委員会の開催要求について、事務総長に参考までに聞いておきたい。
【次の発言】 そうすると今の予算委員会が開かれないというのは、中野委員から言われました通りに、委員長が故意に拒否して、規則に定めた手続で要求しても開きそうもないから、最後の方法として運営委員会あるいは議長から勧告してもらいたいということですか。
【次の発言】 その場合委員会独自の手続ではどうしても開かれない場合には、一應運営委員会で考慮することはいいと思う。その場合は御檢討を願いたい。
【次の発言】 逓信省を二省に分離する問題、あれは今逓信委員会にかからなくて、内閣委員会にかかつております。これは内閣提出の法案だから内……

第3回国会 議院運営委員会 第21号(1948/11/20、23期、日本共産党)

○林百郎君 同時に共産党に対する言葉も、ぜひ愼しんでいただきたい。
【次の発言】 今小島委員からお話のありました通り、懲罰の濫用はお互いに愼しもうではないかということを、運営委員会で申合せるのはいいと思います。そうでないと、議員の発言が不当に拘束されるようなことがあつてもいかぬ。今度の石田君の懲罰のごときは、むしろ自分がやられたから、そのしつぺい返しという感じがある。われわれが考えてみると、極右という言葉はいかぬと思います。しかしこれは失言だと思います。失言を取消すと言つたのに、これがために懲罰ということは、懲罰の濫用の感があるとわれわれは思う。

第3回国会 議院運営委員会 第22号(1948/11/22、23期、日本共産党)

○林百郎君 われわれどうも新聞をよく読まないし、よくわからないんですが、これは民自党では一体祕密会としてやつたものかどうかということが第一点、もし祕密会として、特に外部に漏れることを避けて注意してやつたことが、たまたま漏れたということなら、それをあまり問題にするということは、これは私どもとしてはどうかと思うんです。それは各党で予測できない祕密会というものがある。それがたまたま何かの折に漏れて、祕密会で君はこういうことを言つているんじやないかということをよその党が問題にするということはどうかと思う。もつともことによつては、どこまでも祕密会であつても國会の体面の問題にするということはあり得るかもし……

第3回国会 議院運営委員会 第29号(1948/11/30、23期、日本共産党)

○林百郎君 それは正式に名札を上げて着席している人を数えたのですか。
【次の発言】 われわれなどはほとんど着席もしないうちに散会しておるのですが、あんなばかなことはない。
【次の発言】 今日はもうこれで三十日になつていますが、この本会議の持ち方について、これは公報でも通知がないし、このまま本会議を合法的に持てるものかどうか。その点を事務総長から説明していただきたい。われわれから言えば、先ほど成重さんの言う通り、定足数が一体幾らあるかわからぬし、われわれなど名札を上げて着席もしないうちに散会をしておる。何が何だかわけがわからない。
【次の発言】 われわれはその会議の持ち方について、反対をしたもの……

第3回国会 逓信委員会 第3号(1948/11/29、23期、日本共産党)

○林(百)委員 福井貯金支局がたまたま福井地方の震災のためにこわれまして、その後官側ではこの震災があつたのを好機として整理をしてしまつて、あそこの貯金の口座やその他すべて金沢へ統合するという方針がほぼ決定されたというようなことを仄聞しておるのであります。これにつきましては、あの地方の実情からいいましても機業地でありまして、取引きの盛んな所でありまして、振替貯金の口座の変更等も非常に困るという業者の切実な声があります。これは府井縣知事、福井縣会議長、各業者の陳情が頻々としてあるのみならず、從業員の側からいいますと、二百七十名の從業員が震災のために建物がこわれたということを契機として、將來自分の生……

第3回国会 法務委員会 第10号(1948/11/27、23期、日本共産党)

○林百郎君 本請願の趣旨並びに理由を申し上げます。この住居法は次の三つの項目に最も重要な義を有しております。  その一つは、各個人の住居が容易に明確に把握できることで、これはその住居が公民権や私権の権利義務を行使、遂行の所在として國家、個人に欠くべからざるものであることは当然のことであります。また公的にも私的にも公機関によつて、住居を登録し、させることは國家及び地方公共團体の行政運忘上、実務上大きな利益を得ることにもなります。  その二つは、本法の利用價値であります。これを行政運営面より、また個人の生活面より檢討してみますと、まず行政面で公簿と実際の個人住居が一致して一貫したものとなり、從つて……

第4回国会 議院運営委員会 第6号(1948/12/08、23期、日本共産党)

○林百郎君 簡單なら事務的のことは、先にやつてしまつた方がいいと思います。
【次の発言】 こういうことを明らかにしていただけるかどうか、問題は解散ということに関係しているが、昨日の野党連合会の申入れと、政府並びに與党側の考えとは食い違つているようですが、その辺のことを今後の審議の参考までに伺いたい。與党側はどういう考えを持つているか、この際お聞きできるものかどうか、あるいはそういう問題はこの運営委員会外の問題だということならば別ですが、ちようどその時期の問題が出ましたから、もしお聞きできるならば参考までに伺いたい。
【次の発言】 委員外発言としてでもやつていただいたら……。

第4回国会 議院運営委員会 第8号(1948/12/10、23期、日本共産党)

○林百郎君 これは会期の問題もありますし、石田さんにもお願いしたいが、なるべく早く出した方がいいと思う。どうしても賛成できないところはやむを得ぬ。ただここで最大限度賛成し得る限度で、きようぜひやつてもらいたい。

第4回国会 議院運営委員会 第9号(1948/12/11、23期、日本共産党)

○林百郎君 ただいまの石田博英君の説明の中に、他の議員の名誉に関しておると言いますが、きのうの石田一松君の説明の中には、特定の議員は別に言わなかつたと思います。吉田首相が押えておるということであつた。それが名誉だというのですか。それともきのうの石田一松君の説明の中には、ある数の人たちの逮捕の要求が出て、それを吉田首相が押えておるというようなことを聞いておるがどうかという質問であつた。そこであなたの言う名誉を毀損したというのは、ある数の人という、その数のことを言うのか。あるいは吉田首相の名誉を傷つけたというのか、そこをはつきりしておきたい。

第4回国会 議院運営委員会 第10号(1948/12/12、23期、日本共産党)

○林百郎君 外崎君の方を片づけてからにしてはどうですか。

第4回国会 議院運営委員会 第11号(1948/12/13、23期、日本共産党)

○林百郎君 これはわれわれは十分審議して來ている、社会党だけがきまらないなら十分やつてください。
【次の発言】 淺沼さんが社会党の党内事情がそうであるから、皆さん御了解を願うということならわかる。
【次の発言】 今の小会派の態度をもう少し説明いたします。われわれは本日この時刻に、この不信任案自体を、運営委員会で議題とすること自体に反対であります。それはまだわれわれ小会派としては、首相の施政演説に対する質問が終了しておらない、それから予算の審議も終了しておらない。從つてわれわれとしてはこの不信任案が出されても、われわれの態度をまだ決定するわけには行かないと思う。そういう意味でこの不信任案を今この……

第4回国会 議院運営委員会 第12号(1948/12/14、23期、日本共産党)

○林百郎君 これから本会議を開きまして施政方針の演説をやろうと思つても、議員が帰つている人も実はあるのでありまして、しばらく休憩していただいて、あすの朝の十時ごろひとつやつていただきたいと思います。あと農民党とわれわれの方の二人だけです。一人二十分ずつですから四十分で済みます。
【次の発言】 賛成です。
【次の発言】 なんでそんな無理をやるのか。われわれは予算の妨害をするのではない。予算の見通しがついてから一時間前に知らせてもらいたい。みんな居眠りしいしい本会議をやるなんて、そんなむりなことはやらぬでもいいじやないか。
【次の発言】 それが見つかつたら本会議も同時に開きましよう。

第4回国会 議院運営委員会 第13号(1948/12/15、23期、日本共産党)

○林百郎君 林副総理にお伺いいたしますが、佐藤官房長官の新聞記者團に対する発表は、内閣として発表されたのですか。
【次の発言】 それを内閣の副総理であるあなたが御存じないということは、どういうことですか。
【次の発言】 実はその官房長官の発表の内容は、議会の運営について重大なる影響を及ぼす事項です。もちろん新聞記者諸君も大きな関心をもつておるかもしれぬが、われわれは議会運営の責任ある委員会として、より以上に実は関心を持つておるわけです。ですからここで速急にその内容を御調査相なつて、発表していただきたいと思います。

第4回国会 議院運営委員会 第14号(1948/12/16、23期、日本共産党)

○林百郎君 責任論は別として、一体こういう新事態に処して、政府として國会の運営についてどういう御希望があるのですか。
【次の発言】 明日も無理ですか。
【次の発言】 野党側の責任のようにいつも言われるから、それにはわれわれも賛成です。

第4回国会 議院運営委員会 第16号(1948/12/18、23期、日本共産党)

○林百郎君 新事態が起ればでなくて、今佐藤官房長官は向うで交渉しておりますから、その責任ある返事をもらつてあすの問題をきめる。その間は本会議を開いてもらうということです。
【次の発言】 議員としての体面を傷つけるほど泥醉してはいかぬというのである。

第4回国会 議院運営委員会 第17号(1948/12/19、23期、日本共産党)

○林百郎君 これは野党の人にお聞きしたいのですが、野党から出ておる原案のオーケーを今とりに行つておるのですが、野党の方の希望としては、オーケーが來るまでやはり待つていてもらいたいのはどういうことか。その点をお聞かせ願いたい。社会党の方でも民主党の方でも、今オーケーをとりに行つておるのですが、それをどうするのですか。

第4回国会 議院運営委員会 第19号(1948/12/21、23期、日本共産党)

○林百郎君 向うとの関係で、議長の向うとの折衝が終り次第に願います。

第4回国会 議院運営委員会 第20号(1948/12/22、23期、日本共産党)

○林百郎君 それはどういうことですか。

第4回国会 議院運営委員会 第21号(1948/12/23、23期、日本共産党)

○林百郎君 私の方も党の代表者を徳田球一君と直していただきます。

第4回国会 逓信委員会 第1号(1948/12/08、23期、日本共産党)

○林(百)委員 一般会計からの繰入れが九億で、それからここで賃金ベースを上げますと十二億ぐらい要ると思います。その差額に三億を業務收入によつて上げるといつておりますが、これはどういう計画で上げるつもりですか、
【次の発言】 それから十二億の職員改善のための特別会計への繰入れですが、これは先ほど聞きますと、現在賃金ベースに対して一千五百円プラスしたものということになると五千二百円になるのでしようか。これは賃金ベースは逓信從業員は五千二百円ベースになるのか。
【次の発言】 二つの問題があるんです。それはこの五千三百円の給與では非常に不十分なわけで、五千三百円で逓信從業員の生活が十分保証されると思う……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 議院運営委員会 第1号(1949/03/05、24期、日本共産党)

○林(百)委員 本予算を二十二日に上程しますと、やはり大蔵大臣の説明の演説があるわけですね。それからその予算に対する各党の代表質問はどうなりますか。
【次の発言】 財政質問も別個にやるのか。一般質問の中に財政質問も入れるのか。これはどうですか。その点準備もありますし、運営委員会としては大体どういう意向かということをお聞きいたしたい。
【次の発言】 從來通り財政質問もやるんですか。
【次の発言】 そういうことはやはり土井氏も心配している点と思いますが、大体今お聞きすると考えはきまつていると思う。これに四月五日から延びても、あまり延びると政府のいろいろな支拂いの措置等によつて都合が悪い、そこでわれ……

第5回国会 議院運営委員会 第3号(1949/03/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 民自党の方からの決議案の案文を見せていただいたのですが、この点で少し釈明していただきたい点があるのです。國会法の第四十五條によりますと、特別委員会というのは特定の事件を審査するために設けるということになつているわけであります。ある一定の特定性を持たなければならない。ところがこの民自党から出ている案の第一項を見ますと、日本再建に重大な悪影響を與えた諸行為ということがあるのでが、われわれはこの漠然としたことが、何を意味しておるかよくわからないで、こういうような事項を調査するための特別委員会は、私としては國会法の精神からいつても、設けることができないと思うのですが、この日本再建に重大……

第5回国会 議院運営委員会 第4号(1949/03/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 その点にからんで今実は運営委員会としては、政事府側が希望する法案をどう審議するかという問題が出ておるのです。そこで政府では大体三月一ぱいに審議してもらいたいという法案が三十三あるそうですが、そのうち正式に政府が提出しておるのはまだ一つだけです、あとは先ほどこの運営委員会で事も問題になつたのですが、やはり予算あるいは政府の行政改革に対する一般的な方針を考えることなくしては、審議はできないわけで、政府側がその理由をもつてしてかどうか知りませんが、実はまだ正式に國会に提出していないわけです。そこで本日示された二十三の法案のうち、一つを除いたあとをどうする考えか。われわれとしては政府が……

第5回国会 議院運営委員会 第5号(1949/03/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 そのことだけは確認してもらいたいと思う。成規の委員をとるとらないは問題が残るとし、オブザーバーとしての発言は自由だ。ただ採決ができない。
【次の発言】 事後承認だけでいい形になるのですか。
【次の発言】 官房長官にお聞きしたいのですが、結局首相の施政演説がなぜ問題になるかというと、実は各委員会で政府側が三月一ぱいに通したいという法案を、どんどん上程しおるのです。それがやはり首相の施政演説と政府の根本的な方針を加味しないと、良心的な審議ができませんので、実は各委員会で相当に摩擦が起きておるわけです。そういう意味でわれわれは何もいやがるのを苦しめるという意味でなく、國会運営を円滑に……

第5回国会 議院運営委員会 第6号(1949/03/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今の石田君の説明はよくわからないのですが、日本再建に重大な悪影響を與えた諸行為というものを特にこの三つの例だけを出された理由はどういうわけですか、たとえば一國の國務大臣とか総理大臣というような者が、國の財政を不正に融資してそのために刑事的の責任を負う、こういうことは非常に日本の再建に大きな影響を及ぼす行為だ。ところがあなたが示された例を見ればいかにもある形式的な目的を持つたもののように解釈される危険があるから、その点について一應釈明をしてもらいたい。
【次の発言】 そうしますと、これは例えば政府が不正の租税の賦課方法をした場合、あるいは不正の供出割当をした場合については、政府も……

第5回国会 議院運営委員会 第7号(1949/03/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今の長官の話を聞いてみますと、考査委員会は日本再建に重大なる悪影響を與えたものとその責任の所在を明らかにする。この考査委員会の中の行政執行の面だけを調査するのが非日活動委員会か、あるいは考査委員会の調査と範疇がはつきり違うものを調査するのか、その点はつきりしないから明確にしていただきたい。
【次の発言】 國権の最高機関たる國会に民自党から考査特別委員会の決議が出て、日本再建に重大なる悪影響を與えたものとその責任の所在を調査する委員会が設けられるにもかかわらず、さらにまた同じ範疇の行政執行の面だけを特に取上げて調査する必要がどこにあるか。その理由をこの決議案の審議の参考としてもぜ……

第5回国会 議院運営委員会 第8号(1949/03/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 参考に申し上げますが、共産党はぜひ一人入れたい。われわれの方では七対三という割合も出ております。
【次の発言】 本日の閣議で、政府は十五日分の暫定予算を出すことにし、本予算は大体四日ごろに出されることになつたそうですが、この前増田さんも、大藏大臣も、予算審議の期間は少くとも二週間いると言つておるが、四日に出て二週間というと二十日ごろになりますが、その点どうですか。

第5回国会 議院運営委員会 第9号(1949/03/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 きようの新聞にも出ておりましたが、実は政府側では本予算の審議期間を二週間にするということを幾たびか言われておりましたが、それがきのうの官房長官の言明やいろいろなものによると、これが変更して、少し日がくずれる可能性が出て來た。そこで官房長官もひとつ國会の方に協力願いたいという説明があつたのです。もう一つ今予算委員会で問題になつているのは、この出された暫定予算は、財政法が改正されたことを前提としての予算で、その行き違いが一つある。それをこの運営委員会でどう調整するかということの必要のために、ひとつ池田藏相に運営委員会に來てもらつて、暫定予算を組むに至つた経過とその問題についてお聞き……

第5回国会 議院運営委員会 第10号(1949/03/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方の党は実は外國爲替管理委員会自体について、こういう機構が非民主的だということで反対していますから、この委員の任命の承諾についても反対の意思を表明しておきます。
【次の発言】 私の方は從來委員の割当そのほかの問題には、憲法の精神から言つても、衆議院が國会の主導性を持つという建前で、いろいろやつて來たと思う。この十人の、委員の割当も、やはり衆議院を中心にしてなるべく衆議院の各会派の代表をこの中に入れて行くことが、憲法の精神、また國会法の精神にも沿う、そういう意味で私の方はこれを七対三にして、衆議院七、参議院三の比率にわけるべきものだとと思います。

第5回国会 議院運営委員会 第11号(1949/04/02、24期、日本共産党)

○林(百)委員 この前、石田君の御意見もよく聞いたが、考査委員会は超党派的に最も公平に運営をする委員会であるという建前からいつて、一つの政党が過半数をとることは委員会の性格上適当でないのではないか、そういう意味で、少くとも民自党は議長を入れても十五人程度にして、あとは割当のない会派からも当然一人ずつ出すべきものでないかというのが私の方の意見であります。もう一つは考査委員会の費用の点でありますが、從來の特別委員会だけでも百万円では不十分だという意見があつたのですが、もしこれに日本再建に悪影響を及ぼす行為、あるいは非常な善行の推賞というような費用を入れれば百万円でも足りない、むしろ費用は三百万円く……

第5回国会 議院運営委員会 第12号(1949/04/04、24期、日本共産党)

○林(百)委員 原則は石田君の言う通りだけれども、各党とも公党として國会に出ておるわけですから、時間とかいろいろ技術的問題を考えて、少なくとも代表を一人くらいずつ許してやつたらどうかと思う。
【次の発言】 発言順位にある通りというと、この十人のうち六人全部おやりになるんですか。

第5回国会 議院運営委員会 第15号(1949/04/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 委員長の御意見もありますが、やはり施政方針演説に対する質問が終つてから、あらためて緊急質問を許したらどうですか。そうしてあす運営委員会を開いて、それをきめたらどうでしよう。
【次の発言】 実は増田官房長官に來ていただいたのは、きよう新聞紙で取上げていることが二つある。その一つは予算審議の問題ですが、官房長官は前々から、自分としては少くとも二週間くらいの審議期間をおくようにしたいということを言われていた。ところが実際提出は四日で、池田大藏大臣の話を運営委員会で聞いたときには、どうしても十五日に上げてもらつて、本予算が十五日に上らない場合の措置は全然考えていないというお話であつたが……

第5回国会 議院運営委員会 第16号(1949/04/08、24期、日本共産党)

○林(百)委員 石田君から急にそういう意見を述べられたので、私はきようはこれに対して賛否の意見は申し上げることができないのですが、緊急質問というのは、予測せざるいろいろな事態に対して、緊急に政府の施策に対して質問するので、それに対してあらかじめわくをきめておくということはむりであつて、大体みんなで申合せ程度に了解をしておけばいいので、何も明文にうたつて緊急質問はこれとこれとこれというようなことをしなくてもいいのじやないかというような氣がいたします。ことに土井君の意見にはむしろ反対で、時の成分分野に左右されるようなことがあるかもしれないが、やはりここには相当彈力性を持つておかないと、どういう事態……

第5回国会 議院運営委員会 第17号(1949/04/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方はいろいろきよう相談して見た結果、運営委員会で申合せをする程度ならばいいと思います。しかしそれを明文化して何か將來の動かしがたい基準にするようなものを運営委員会自身がつくることには反対です。そこでわが党としてももう少し慎重に検討したいと思います。
【次の発言】 ただ石田君のあげられた例に天災地変ということがあるが、たとえば供用の問題、賃金の問題等、生活に即した切迫した問題がある。そういうものもわれわれの方では緊急性があると思うのです。しかしこれで見ると、天災地変というような自然的現象が重要視せられておるが、その辺例をあげることは非常にむずかしいと思うのですがね。

第5回国会 議院運営委員会 第18号(1949/04/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと官房長官と厚生関係の方にお聞きしたい。大体政府がこれから提出する予定の法案のうち、どの法案をぜひ出したいと思われるか。またその中で大体出ることがきまつておる法案及びその出る日。それからこの國会に出したいと思うが、いつになるかわからない、あるいは次の國会に出すことになるかもしれないというようなものが、わかりましたならば、参考までに知らせていただきたい。
【次の発言】 それでは重要なものだけあとで刷つて配付していただきましよう。
【次の発言】 そこで問題はあと一週間しか國会期日がないわけでありますが、この六十九件のうち、関係方面の了解を得て今國会中に出せる見通しについては、……

第5回国会 議院運営委員会 第19号(1949/04/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほどにもどりますが、両院法規、これは私も両院法規委員ですが、專門員を置くことについて、それぞれの委員会で檢討するというのでしよう。
【次の発言】 議院運営委員会でやるというのですか。
【次の発言】 それから全國区の問題はどこでやりますか。
【次の発言】 懲罰の問題になるともつれると思いますので、その前に運営の事務的なことを伺いたいと思います。ちようど倉石さんが見えておりますが、実は私の方の労働委員から、労働委員会が非常に流れるということですが、なるべく聞いてやつてもらいたい。労働法規が出るまではというような意見も委員長は持つておられるということでありますが、労働問題は労働法規……

第5回国会 議院運営委員会 第20号(1949/04/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 石田君の延ばしてくれということはよくわかるけれども、ただ予算と関係があるから、その決議案が上程されることが、意味のわからないような時期まで待つということならば、むしろ民自党が反対されるのは覚悟で、この決議案についての処置をせざるを得ないということになると思う。その点、この空氣を石田君たちもよく了承してくれて、そういう條件をよくのみ込んだ上で、党の意見をまとめるからということで延ばすのなら、ちつともさしつかえないと思う。
【次の発言】 少くも百何名の議員から、政治的ないろいろな考慮から、本日の本会議に上程してもらいたいということを、民自党が数をもつて押すということは、國会運営上よ……

第5回国会 議院運営委員会 第21号(1949/04/18、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと官房長官にお聞きしたい。各省設置法は閣議を経てオーケーはとれたのですか。
【次の発言】 定員関係法はオーケーがとれたのですか。
【次の発言】 労働法はどうなつておりますか。
【次の発言】 ここで二十日なり二十五日なりの延期を申出て、政府は再び何らかの理由でこれを延期するというようなことはあるかどうか。おそらくそういうことはここではつきりしたことは言えぬと思いますが、その点はどうですか。これ一回だけで、將来再び國会の延期というようなことは、政府としては考えておらないかどうか。あとは全部臨時國会という形で持つて行くつもりかどうか。その点も確かめておきたい。

第5回国会 議院運営委員会 第22号(1949/04/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これはあなた方の方で、これがあるからいいじやないかというので否決される場合を予想して……。

第5回国会 議院運営委員会 第23号(1949/04/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方も代議士会で大体趣旨には賛成であります。ただここでちよつとお伺いいたしたいことは、ウイリアムス氏の衆参合同の審査委員会というのは衆議院の特別委員会と参議院の特別委員会とあつて、これが合同の形を持つのですか、それとも両院法規委員会のような形ですか。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 これはやはり各会派とも入れた方がいいと思います。
【次の発言】 私の党は、まだ観光事業よりももつと先決的にしなければならぬいろいろな問題もある際だし、なお観光業の性質も調べなければなりませんが、もし外國に対して媚態を呈したり、植民地化するような憂いのある問題を含む委員会であるなら賛成で……

第5回国会 議院運営委員会 第24号(1949/04/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 團さんの経歴は何かこれと関係があるのですか。
【次の発言】 これは事務総長に聞きたいと思います。前の不当財委の職員ですが、あれは一時國会の職員ということにして、あの委員会が継承される場合には、そのまま継続して使うようにさせるというお話だつたと思いますが、その経緯はどうなつておりますか。
【次の発言】 なぜそういうことを言うかというと、この前淺沼さんから話があつて、委員長がかわるたびに委員会所属の職員の地位が不安定になることは困る。なるべく職員の地位は善処するように考えたらどうかという意見があり、何かそういう不都合で採用されない人があるということを聞いておるものですから、一應從來……

第5回国会 議院運営委員会 第27号(1949/04/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 それはどれどれですか。
【次の発言】 討論の申出がありますか。
【次の発言】 たしかに來ているはずですが出ておりませんか、私の方は田中堯平がやることになつております。
【次の発言】 私の方は二に賛成ですが、三、四は反対です。河田君が反対討論をやります。
【次の発言】 共産党は苅田アサノ君が反対討論をやります。
【次の発言】 大体あなた方の方は非常に委員も多いからその問題があるのでしようが、一人か二人の党ではやはりある程度の自由を與えてもらわぬと非常に困る。日を限つてやれと言われてもそれは困る。急にその日に重要な問題があつて委員が欠席している場合には、どうしてもかわりを入れなけれ……

第5回国会 議院運営委員会 第28号(1949/04/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 本件に同意するについて希望を申し上げたい。実は考査委員会の例の問題がありまして、三、四人整理の問題があるらしい。あれはあなた方の言うように超党派的の委員会でもあるし、どうにも不可抗力的でやむを得ない場合は別として熟練した人は継続して就職させていただくように、石田君からでも考査委員長に言つてもらいたい。
【次の発言】 第五條の「取締上必要があると認めたときは、その員数を制限し又は解散を命ずることがある。」第六條 議員面会所の内外を問わず、取締上必要があると認めたときは、面会時間を制限し又は面会人の一部若しくは全員を退場させることがある。」これはだれが認定し、だれがやるのですか。

第5回国会 議院運営委員会 第29号(1949/05/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは明日の運営委員会で各党の態度を持ち寄ることにして、今日は党へ行つて諮らしてもらいたい。
【次の発言】 それは私の方の意見もあつて、大分延びたと思うのですが、結局私の方としては、衆議院の場合には何とか救済方法を講じまして、たとえば立候補して当選した場合には、当選するまでは辞任しないでいい。当選した場合には國会の承諾を得れば継続することができるような、何か救済の方法を講じませんと、衆議院のように一年か二年で解散のあるようなところでは、なれないということになる。ですから衆議院に関する限りは、何か救済方法を将來設けることにして、その四人の方に対してはわれわれとしても、兼任すること……

第5回国会 議院運営委員会 第30号(1949/05/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方ではこういう希望意見があります。これを提案者側から正式にお聞きしたいと思います。派遣する地域ですが、中央とか、ソ同盟とか、こういう社会主義に進んでおる地域にも調査員を派遣するのですか。  そういう國はそういう国並に、われわれから言えば民主的というか、そういう國が快く迎えてくれる人を派遣する意思がありますか。ただある特定の國だけでは意味がないと思う。
【次の発言】 私の方は野坂君。
【次の発言】 共産党は必要なしとして反対いたします。
【次の発言】 私の方は昨日議論いたしましたが、ぜひ緊急質問させたいと思います。
【次の発言】 石田君は蚕糸議院連盟に聞いて見ましたか。

第5回国会 議院運営委員会 第31号(1949/05/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 実はすでに十六日で会期が切れるので、それまでに政府の重要な法案の提出がどういう予定になつているかということも勘案して、國会としてもこの際態度をきめなければならない時期に立ち至つていると思います。そこで会期の問題を國会が決定する参考までに、政府の御意見を二、三お伺いしたいと思います。最初にこれはやはり國会として重要な関心を持つておる政府の提出の法案でありますが、例の定員法であります。増田さんはこの前四月三十日に、二、三日中にオーケーをとる。遅くとも六日までに必ず出しますからと言われた。その定員法が今もつて提出にならないし、今後の見通しがどうなるか、新聞などで見ますとぎりぎり一ぱい……

第5回国会 議院運営委員会 第32号(1949/05/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 地方自治法第二百六十一條と、國会法の六十五條では手続上の点はみな一致しておりますか。地方自治法の二百六十一條は大分詳しく書いてありますが……。
【次の発言】 それと國会で処置しなければならぬ問題は阿波事丸事件です。これは財政法で國会で何とか処置しなければならぬと思いますが、これについてどう考えておりますか。何でしたら國の債務を放棄する場合は財政法によつて立法化しなければならない。決議文だけでは意味をなさないので、あれを現実に履行するためには、何か立法的措置をしなければならぬことになつている。これはわれわれも研究しておきますが、事務当局も研究していただきたいと思います。

第5回国会 議院運営委員会 第33号(1949/05/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは新政治協議会ができてそれを何とか入れたいということですか。
【次の発言】 非常に簡單な考え方ですが、一人ふやして新政治協議会を特に入れるということになると、何かさしつかえがありますか。
【次の発言】 石田君の案でいいでしよう。
【次の発言】 第五國会ももうわずかですから、あまりそこのところを入れたり出したりしないで、この次の臨時國会の再編成までそのまま現状維持ではどうですか。
【次の発言】 議案が山積していると言うが、議案が國家的に見て重要だからわれわれも協力している。しかしこの緊急質問のいずれを見ても、議案とかわらないだけの國家的な非常な重要性がある。参議院では活発な緊……

第5回国会 議院運営委員会 第34号(1949/05/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議長さんにお尋ねしたいが、政府から何か申入れがありましたか。
【次の発言】 そうすると國会の関係で会期延長が問題になるわけですか。
【次の発言】 それではここで各党の意向を聞いていただきたい。
【次の発言】 そこでわれわれが言いたいことはこういうことです。ここで二度会期が今までに延びて來ている。われわれは三たび四たびと延ばすことは、國会の権威のためにもよろしくない、会期一ぱいでやらなければいけないかどうかという点は、政府にも聞き議長にも諮つて、ことに常任委員長会議まで開いて衆議院としては、再延長はやる必要はないという結論を持つていたわけです。だからわれわれとしては政府にもただし……

第5回国会 議院運営委員会 第35号(1949/05/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は討論いたしたいということを一應申出ておきます。
【次の発言】 共産党はこの共同提案者にはならぬけれども、何も反対するほどのことはないと思います。
【次の発言】 私の方の立場はいずれ神山委員からお話があると思いますが、党の空氣としてはやはり同僚の椎熊君のために園田君もおいでになるからお話をいたしたいと思いますが、どうも少し愼んでもらわねばならぬような言葉を椎熊君が言い過ぎるんじやないかと思います。それは私の場合の経験から言つても、一昨日の本議場における言動から言つても、やはりある程度言葉は恨んでもらわねばならぬというのでありますが、わが党としても非常にその意向が強い。それ……

第5回国会 議院運営委員会 第36号(1949/05/17、24期、日本共産党)

○林(百)委員 國会法第三十九條との関係もいろいろありますので、議院運営委員会でやつたらどうですか。
【次の発言】 志賀君の阿波丸に関する緊急質問は、吉田総理の出席がないので延期されているので、石田君たちの方で出るように督促してもらいたい。
【次の発言】 今私の方の徳田君が見えて、大藏委員会の方で満場一致をもつて内閣委員会に大藏省設置の問題について合同審査をしてもらいたいという申出をした。しかも時間は二時間か三時間あればいいと言つたが、内閣委員会が應じないということです。これは内閣委員会に対して運営委員会として一應意見を述べることにしていただきたい。

第5回国会 議院運営委員会 第37号(1949/05/18、24期、日本共産党)

○林(百)委員 そうすると從來の政務次官に関するものは行政組織法の中にあるわけですか。
【次の発言】 参政官は……。
【次の発言】 提案者の高橋さんが見えておりますから高橋さんに聞きたいのですが、第一條におきまして「國会と内閣との緊密な連絡を図り、もつて國政の円滑な運営を期するため、参政官の制度を設ける。」とありますが、今の政務次官を二人にするということは芦田内閣のときに出て衆議院から一人、参議院から一人ということになつた。このときもわれわれは國会法の三十九條や何か引出して反対したのですが、また、これによつて参政官ができる。今の状態ではどうして内閣と國会との緊密な連絡がはかりがたいのですか。ま……

第5回国会 議院運営委員会 第38号(1949/05/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 行政組織法の第十七條の四項によると、「政務次官の任免は、その機関の長たる大臣の申出により、内閣においてこれを行う。」とある。一應大臣の申出によつて内閣が罷免権を行うのだが、この参政官法を見ますと、ただ内閣が一方的に議長に通知して、罷免権を行使することができる。非常に安易に罷免権を行使することになるのですが、この罷免権の行使について政務次官と参政官の間に区別があるか。どうですか。
【次の発言】 もう一つ参政官法の第三條の三項に「参政官は、第一項に規定する常任委員会の委員でなくなつたときは、当該参政官の職を辞さなければならない。」とある。ここで現実の問題として、参政官の國会の中にお……

第5回国会 議院運営委員会 第39号(1949/05/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私のことが出たのですが、私としては第二百三十六條の解釈については、新しい國会法が制定されて以來の重大な問題だと思うのです。旧來の規則ではただちにということがあつて、それはすみやかにというようにかわつた。私はあのときはこれは質的には同じではないかというような問題が私から提議され、各党の意見もこの問題についての解釈が違つていたのです。そこで私はまだ國会の実情にも暗いしするから、この際事務当局の從來の慣例も開き、一應運営委員会としては、將來の懲罰動議の扱いについての結論を得ておけば、われわれは將來その方針に從つて問題の処理ができるという考えでやつておるわけです。椎熊君や石田君はこれを……

第5回国会 議院運営委員会 第41号(1949/05/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 中村さん今総長の言われるように、局長を置くよりむしろ下の働く人をふやした方がいいのではありませんか。
【次の発言】 私去年逓信委員をやつておりましたが、ほとんど会議の事項もありませんし、人も出て來ない。これで委員会を一つふやすことになれば、いろいろ事務の方も拡充しなければなりませんし、これは実は向うのサゼツションその他いろいろあつたので、委員会を一つふやす必要はないと思いますがね。ただ国会では省がふえるとどうしてもふやさなければならぬのですか。
【次の発言】 大臣はどうなりますか、二人できますか。実際私の経験として、通信委員会は懲罰に次いで人がほとんど出て來ない。そんなお流れの……

第5回国会 議院運営委員会 第42号(1949/05/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 修正の点はどうなるらしいということはわかりますか。
【次の発言】 できるなら刷つてまわしていただきたい。
【次の発言】 実は昨日の椎熊君の院内秩序に関する議長に対する質問の中に、事実に非常に反する点があるのです。たとえば立花君が一緒に行つたとか、手打ちの酒宴とか何をしたとか、それについて私の方の党の立場としても、間違つた事実の点がはつきりさせる必要があると思いますから、本会議場において適当な方法で措置を講じたいと思います。椎熊君に対するこちらからの質問というか、あるいは議事進行に対する質問というか、一応それをおきめ願いたいと思います。どういう方法をとるかは、われわれの方で相談し……

第5回国会 議院運営委員会 第43号(1949/05/24、24期、日本共産党)

○林(百)委員 その前に私の方としては、参議院の会期延長の問題について有効無効の問題があるわけであります。かりに参議院よりまだ正式な会期延長についての出意思表示がない場合に、衆議院の一方的な決議だけで会期延長の効力があるかどうかという問題についてわれわれは少し検討してみたいと思うのであります。
【次の発言】 参議院の方からはどういう形で正式二日の会期延長の通知があつたのですか。
【次の発言】 部局の数は制限されますか。
【次の発言】 一應聞いておいて、党で問題があつたらまた場内で協議しましよう。
【次の発言】 主食の掛売りは民自党の諸君すら非常に心配して動いている。たとえば長野縣の小川平二君は……

第5回国会 議院運営委員会 第44号(1949/05/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 会期延長の申入れに、政府から議長にあつたのですか。
【次の発言】 そうすると実質的には参議院の審議が相当影響しているのでありますが、形の上ではやはり政府の申入れということになつておりますし、また最も利害関係が切実なものは政府だと思いますから、一應この問題については先ほど土井委員のお話のあつた通りに、政府の責任者がここへ出来て、どういう理由で会期の延長を求めるのか、またそれについて政府側はどういう見通しをつけているかということを、当運営委員会に誠意をもつて述べられるのが当然だと思いますから、私も土井委員のお考えの通りに、まずここへ政府の責任者が來て説明をされることを求めます。もつ……

第5回国会 議院運営委員会 第45号(1949/05/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は登院停止というのは、國会議員として國会活動を行う意味で登院することが正規な登院という意味で、建物に出入りすることは登院でないと思います。だから登院停止は國会に來て、國会議員の資格において正規な活動をするということが登院で、人をたずねて來るとかなんとかは登院でないと思います。それでこれは第五國会で行われたのですから、第五國会が過ぎればこの刑の言い渡しはなくなる。もし継続審査等があつて、第五國会の國会活動がある場合には遠慮すべきだが、継続審査等がない限り、第五國会をもつて第五國会中に起つたことは一應打切られる。だから第五國会が済んだらこの中に出入することはいいが、第五國会の継続……

第5回国会 議院運営委員会 第46号(1949/05/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方もできます。
【次の発言】 反対です。
【次の発言】 第一、第二は修正に反対、第三、第四も反対、第五は修正に賛成。第六は反対、第七、第八、第九、第十、第十一、第十二は賛成、十三は反対です。
【次の発言】 私の方は池田君だけはいろいろな経歴や何かで賛成できない。
【次の発言】 提出者の民自党はどうですか。
【次の発言】 これは熊本税務署長現職からこつちへ参るわけですか。
【次の発言】 散会前に、明日また延びるということになると別だが、一体法案は参議院の方はどうなつているのですか。こつちへどのくらい來ますか。
【次の発言】 今日の議事日程を衆議院ではたしますと、あとは問題にな……

第5回国会 議院運営委員会 第47号(1949/05/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 登院停止は國会議員としての正常なる活動を停止することだが、衆議院議員が建物に入る入らないは重点ではないと思う。事務当局もそういう解釈だつたと思うので、私はそれで行きたいと思います。
【次の発言】 私の方は反対とはつきりきまりました。現職の署長を持つて來ることには反対です。
【次の発言】 その点ですが、私の方の神山君が委員長報告に少数意見として発表したいことがあるということで、その発言を許してもらいたいと言つておりますから、これをお願いいたします。
【次の発言】 結局委員長の報告は、率直に言つて考査委員会というのは立場の違う人たちがいる。たとえば同じ民主商工会でも與党側でいつたら……

第5回国会 議院運営委員会 第48号(1949/06/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今の発言もありましたが、七月初めごろはどうでしようか、長い期間の会期で各自仕事もたまつておりましようから……。
【次の発言】 それを請負わせる業者は全部届けさせて、われわれが一應檢討したいと思います。

第5回国会 議院運営委員会 第50号(1949/08/04、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私も関連して――最近の考査委員会の運営の仕方について、私の党から特に民自党の皆さんに希望しておきたい。  それは、あの考査委員会が最近特に共産党に対する攻撃のために利用されるというような傾向が見られるのであります。たとえば、証人を呼んでおいて、君は共産党員かどうかとか、あるいは共産党からそういう指令が出たかどうかということを聞いている。決して民自党員かどうかとは聞いていない。少くとも憲法上認められた公党に対する攻撃の道具としてこれを使うというようなことは慎重に考えていただきたいと思います。
【次の発言】 政府の方が見えていますから、考査委員会の方はあとまわしにしてはどうですか。

第5回国会 考査特別委員会 第7号(1949/05/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 あなたに大衆的な抗議があつたことに対して、あなたは不満を持つているようですが、実は大衆の側から言いますと、たとえばあなたの署から一町半しかない小久保産業、星ヶ岡茶寮、津田纖維、こういうような人たちの一億円に余る脱税が昭和二十三年度に行われ、二十二年度にもある。しかも後藤という中野区の区会議員があなたの手を通じて、ぜひこの管内の、大口脱税を指摘して適当な処置をしてくれと頼んだにもかかわらず、全然税務署としては取上げない。しかもその結果、檢察当局が最後には出動して、檢察当局の手によつて小久保産業の脱税問題が取扱われた。こういうようにだれが見ても、大口脱税をしておるというものに対して……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1949/05/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 理事会の決定はこれでけつこうだと思うのですが、次からこの委員会で審議して行く問題、たとえば選挙区の問題、選挙運動の問題、あるいは政治資金規制法の問題というような事項を決めていただいて、この事項について各党はどういう意見を持つておるかというようなものの材料を、ひとつ選挙管理委員会につくらせて、配つていただいて、その材料に基いて審議して行く方がいいかと思う。参考までに申し上げておきます。
【次の発言】 もう一つ、これは両院法規委員会で問題になつたのですが、実は参議院の選挙について、参議院の三年制の議員の任期が、来年の四月二十日に切れるのですが、それがちようど予算を審議する国会一にか……

第5回国会 大蔵委員会 第46号(1949/10/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと散会する前にお願いがあります。
【次の発言】 シヤウプ勧告のことですが、これは一応政府側から説明を聞いたと思いますが、これが具体的に日本の税制にどう適用されるか。また政府としてはこれをどの程度採用する意思があるか。具体的に日本の税制にどう現われるか。この問題について今度は委員側からも政府の所信をただしたいと思います。それは何も今日というわけではありませんが、適当な機会にやはり当委員会でそういう機会を持たれるように、委員長において御配慮願いたいと思います。

第5回国会 懲罰委員会 第1号(1949/03/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 理事の互選は、その数を七名とし、委員長において指名せられんことを望みます。

第5回国会 懲罰委員会 第3号(1949/04/20、24期、日本共産党)

○林百郎君 椎熊君の私に対する懲罰の意見は私は累次に及んで聞いておるのでありますが、私としては実に心外の点が多々あるのであります。それは私がこの演説をしました眞意は、國会の審議権が不当に拘束されることのないようにという一念をもつてやつたという点であります。椎熊君は私がこの入江法制局長の用いた言葉の表現が正確でなかつたという点について、國会の品位を傷つけ、國会の権威を失墜するものだということをしばしば言われるのでありますが、私の演説全部を聞いていただければわかりますように、党派を超えまして、予算を裏づける実体法が出されないで予算だけを審議することは、國会の審議権を不当に拘束することになる。ことに……

第5回国会 懲罰委員会 第5号(1949/05/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつとその点で、私たちの希望としては、なるべく客観的な事実をここに出して、それを材料にしてこの懲罰委員が判断したいと思います。なるべく客観的な事実を出したいということで、平川君に先ほどから各委員が質問しておると思うのです。いずれそれぞれの委員の持つておる意見とか、あるいは主観的なことはまたあとから出て来ると思います。ここではわれわれは客観的な事実を明らかにしたいと、こう考える。そこでこれは委員長にお願いしたいのですが、やはり私どもの方からも小西君に対する懲罰動議が出ております。これは平川君の説明でも足りないし、また民自党の諸君の言つたことでも足りない点をわれわれは持つておるの……

第5回国会 懲罰委員会 第6号(1949/05/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは声明の形になつておりますが、これにつけ加えまして、口頭ではありましたが、なお書記長から注意がありまして、共産党は従来一切個人的な暴力行為に産かしないことをはつきり誓つておつたのであるが、このたび立花君がかかる共産党議員間の精神に反した行為のあつたことは実に遺憾である。われわれはこの点は率直に天下に表明しなければならないと同時に、共産党議員としては将来絶対にかかる行為を再び犯さないように、くれぐれも自粛自戒をすることがつけ加えられまして、なお小西寅松君の懲罰の問題につきましては党の国会会議員間としましても、結局この問題が懲罰になつたということで解決するのではなくして、お互い……

第5回国会 内閣委員会 第28号(1949/05/23、24期、日本共産党)

○林百郎君 今民自党の今村代議士が説明しましたのと同じ問題でありまして、実は民自党から共産党までなぜこの職場の存置を希望するかといいますと、先ほど今村代議士の説明もありましたように、これは黒字になつておる。しかも諏訪湖から東海道線へずつと出て來る二百キロの長い伊那線というものがありますが、その二百キロの間に電車の修理工場というものはこれ一つしかない。これがもし名古屋とか、どこかへ行つてしまうと、あの二百キロの長い線路で電車の修理ができる工場は一つもないということになつてしまうので、非常に大きな支障を來して來る。あそこは三十年の歴史を持つ高級な技術者もたくさんおるところでありまして、職場にも百七……

第5回国会 法務委員会 第35号(1949/08/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと中舘君にお聞きしたい。あなたと反対の死後轢断説をとつている方の意見には――これは朝日新聞に実際出ておりましたが、乳酸反應による死後経過時間の推定、いわゆる生活反應ということがどういうことであり、それが現在の医学から言えば、どの程度の科学性があるかということを説明願いたい。
【次の発言】 もう一つ、死後轢断の材料として機関車の血が凝血であつたか、あるいは噴射的な血であつかということが問題になつているように思いますが、この点はどうなつておりますか。
【次の発言】 二つほど簡單にお聞きしたいと思います。今までの例で、こういうように自殺か他殺かわからないというような死体のあつた……

第5回国会 法務委員会 第36号(1949/09/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 佐藤高検検事長にお尋ねしたいのですが、検察当局の捜査本部というのと、警察官ですか、国警、自治警察の警察本部との関係はどうなるのですか。
【次の発言】 そうするとこの検察庁の捜査本部と、一線の警察の捜査本部との間に、捜査の方針や事件に対する見通しの食い違いというようなものがある場合もありましようか。
【次の発言】 具体的に言いますと、たとえば下山事件について巷間伝うるところによると、検察当局はあくまであれを他殺という方針で行こうとしておつた。ところが一線の勘のよい刑事諸君の長い間の経験によれば、これは自殺だという結論が出て来た。そこで非常に食い違いが出て来て、検察当局と警察官当局……

第5回国会 法務委員会 第38号(1949/10/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の質問は大綱にして三つありまして、一つは去る三日だと思いますが、福井検事総長が函館視察に行かれる途中に発表されました談話であります。これが各新聞紙に発表になつておりますが、この意義について質問したいということが一つ、それから第二としましては、最近九月十九日でありますが、公務員の政治活動に関する人事院規則が発表になつたのでありますが、これがポツダム宣言、あるいは憲法と比較考量しまして、明らかに違憲的な規則であるというように考えられますから、この点についての法務府としての見解をただしたいというのが第二。第三としては、最近朝鮮人連盟の解散が命ぜられましたけれども、この朝連解散自体の……

第5回国会 法務委員会 第39号(1949/10/11、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは委員長も御存じだと思いますが、この前、公務員の政治活動に関する人事院規則の問題で刑政長官が参りまして、質問をして、相当応酬があつたのでありますが、猪俣委員からの提案がありまして、重要な問題であるから、この前の委員会はあの程度にしておいて、ひとつ次会に人事院総裁にも来てもらつて、法務委員会でこれを検討しようということで、延ばした。きようは委員の視察で、当委員会としても御都合があおりと思いますから、私の方も了承いたしましたが、最近新聞などにもありますように、現に大学教授そのほかの教授が、あの公務員の政治活動の制限の問題で、あるいは職を去らなければならぬというような問題もあり、……

第6回国会 議院運営委員会 第3号(1949/10/27、24期、日本共産党)

○林百郎君 神山君にかわつて出てきたのですが、今椎熊君のお言葉では、きのうまでのと違うものがある。たとえば米価の問題、これは確かに今までないと思う。それと賃金給與の遅欠配の問題、これもないと思う。もちろんダブつてやる必要はないのですが、これらの問題ないのですから入れていただきたい。
【次の発言】 重要な時期じやないか。
【次の発言】 先ほどの山本委員の発言ごもつともだと思いますが、実はまだ首相の施政演説も何もなく、われわれとしてはやはり政府の意図が那辺にあるやということをあらかじめ国民に知らせる必要があると思う。実はわれわれの方にはたくさんあつたのですが、これを整理して来ておる。しかし何もよそ……

第6回国会 議院運営委員会 第23号(1949/12/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 事情はよくわかりますが、あの人は前から農林委員会の問題で非常に尖鋭化しておつたわけです。北君は中野四郎君にかわつて運営委員として話したかつた。それが石田君の注意もあつて許されず、オブザーバーとしての発言もとめられた。それでやむを得ずああいう手続きをしたと思う。あれは農林委員からの引続きであつて北君は農林委員会の実情を述べたいという熱意からやつたわけで、異例な空気と異例な事態のもとになされたのであります。それで北君が、ここに来て諸君に納得するような意思表示をすることには反対しませんが、またすればよいと思いますが、あの日の異常な空気と異常な事態だけは、くんでやらなければいかぬと思う……

第6回国会 議院運営委員会 第24号(1949/12/02、24期、日本共産党)

○林百郎君 先ほどから伺いますと、講和会議の問題は非常に重大である。それに対する答弁が断片的であるから統一する。この二つの目的のためのようであります。講和会議の問題が重大であるというなら、民自党からの緊急質問が重要で、前から出ている各党からの緊急質問が重要でないということは、矛盾もはなはだしいと思う。もう一つ、答弁が断片的であるということは、各党が各党の立場で質問されるから答弁が統一されるはずがない。各党の立場において単独講和か、前面講和か、あるいは軍事協定か、それとも永世中立か、集団保障か、各党それぞれの見方がある。こういう多面的重要な問題を、単に民自党の立場から山崎さんが質問して、これに対……

第6回国会 大蔵委員会 第2号(1949/10/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 委員長の許可を得て質問いたしたいと思いますが、この失業保險印紙をもつてする歳入金納付に関する法律等の一部を改正する法律案ですが、これに関して労働省の政府委員に質問したいと思います。現在の日本の日雇い労働者の失業者はどのくらいあるかということを、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そこで今失業保險の積立金というのですか、日雇い労働者の失業者に対する保險金の総額、これは今どのくらい用意されておりますか。
【次の発言】 そうするとこの失業保險法に基く日雇い労働者の保險の給付額は、どのくらいでございますか。
【次の発言】 そうすると一人一日どのくらいになるのですか。

第6回国会 大蔵委員会 第3号(1949/10/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 輸入食糧の免税の根本的な精神ですが、一体これは輸入を円滑にして日本の食糧事情を救うという意味なのか。あるいはアメリカの方の食糧を日本に輸入したいから、アメリカの方の要請で自分の方の輸出物資については税金をかけないようにしてくれというのか。どつちの事情が主になつておるか。もし輸入によつて日本の食糧問題を、ある程度危機を切抜けるというなら、もう今の段階ではいもなんかも統制撤廃する、それから米券制度まで設けて、供出後の米を自由販売にするというところまで来ておるわけです。たしか輸入食糧の免税の点をこの前の国会できめたときには、二十三年度一年度限りということで、とりあえずこういう応急措置……

第6回国会 大蔵委員会 第4号(1949/10/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちようど小麦協定の質問が出ておりますが、大体日本政府の二十五年度から二十八年度にわたる輸入希望量と、それから保証された量は大体どうなつておりますか。
【次の発言】 農林省のお考えによりますと、だんだん輸入食糧がふえておりますが、先ほど私たちが心配して質問したのも、日本の農業を復興することによつて、米価の問題あるいは土地改良によつてむしろ日本の食糧の増産を考えて、逐次輸入食糧を節減するという方向に日本政府としては進むべきではないか、そのために全力を盡すべきではないかという私の方の質問があつたのでありますが、それに対してむしろ輸入食糧が顕著に増額することを日本政府が希望しておる。こ……

第6回国会 大蔵委員会 第6号(1949/11/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 タバコその他の專売公社ができたときは、この事業に独立性を與えるという目的から專売公社になつたと思います。これは水田次官にお尋ねしたいのですが、この改正案を見ますと、ある一面においては会計の点である程度の融通性を與える点も見られますが、非常な細目の点まで大蔵大臣の承認を得ることになつておるのであります。たとえば三十四條の一項の第二号あるいは四十三條の五の二号、三号、こういうような点で大蔵大臣がすべて資金計画の実施限度をきめるとか、あるいは予算の提出を受けたときには必要な調整を行なうとか、いろいろな点で大蔵大臣の承認を得るということが、各條文にうたわれておるのであります。これはせつ……

第6回国会 大蔵委員会 第7号(1949/11/11、24期、日本共産党)

○林(百)委員 その前にちよつと……二つの問題がある。一つは、修正案を今考えているということが一つ。これは社会党の諸君が考えている。  もう一つは、今河田君の説明がありました七千六百円というものが、もう調停委員会から出ているわけです。これを公社がのむかどうかということは非常に大きな問題で、ここで四千五百円で組まれてしまうと、この法案にあるようにずつと続くわけです。その修正が国会を通過するまでは、それで予算が組まれる。その予算のわくの中で定員がきめられてしまう。そうなりますと、従業員にとつては給與水準が四千五百円で組まれるか、あるいは七千六百円で組まれるか、これは非常に大きな問題だと思う。一応こ……

第6回国会 大蔵委員会 第8号(1949/11/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 われわれの方もやはり今の質問に対する答弁を資料にして質問いたそうと思つております。連関しているわけですから暫時休憩されんことを望みます。
【次の発言】 補足しますが、金額幾ら以上ということは、一応皆さんの方が件数それから金額を出すについてはどこでどうということがあるはずだと思うのです。だからやはりかまわぬから金額を全部出してもらいたいと思います。厖大といつてもどのくらいの厖大だか、それもわれわれにはわからないのです。
【次の発言】 この臨時軍事費の支拂いの明細がありますか。
【次の発言】 それをこの次までにひとつお願いします。

第6回国会 大蔵委員会 第10号(1949/11/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 違う法案について一つ追加したい。旧軍関係債券の処理に関する法律案について、私がこの前要求しました資料の中で、昭和十二年から二十年までの臨時軍事費の使途についての資料をということを言いまして、これは少し厖大だというのでやめましたが、昭和二十年、終戦の年ですね。昭和二十年の臨時軍事費の使途と、これに対する会計検査院の決算委員会に対する報告、あるいは検査の結果がありましたら、昭和二十年だけでいいのですが、これをひとつ出していただきたい。
【次の発言】 旧軍関係の債券の処理に関する法律案、これについて三点ほど法律的の技術の問題で質問したいのですが、もしきようでよかつたら、きよう――これ……

第6回国会 大蔵委員会 第11号(1949/11/17、24期、日本共産党)

○林(百)委員 大臣がお急ぎですから、簡單に事務的なことだけ……この審議の便宜のために、ちよつとお聞きしたいのですが、われわれとしては吉田内閣の日ごろの公約もありまして、この国会に大体税制の根本的な改正案が出ると思つていたわけですが、ただいま大臣の識別がありましたように、大体三法案が出されたわけであります。そこでこの三法案だけとりあえず出された理由と、それから根本的な税制改革については、大体今どの程度になつておつて、これが来国会なら来国会、あるいはいつごろならいつごろに根本的な財政についての提案ができるか、そういう事務的なことを説明していただきたい。これはわれわれ当委員会としても大臣の出席を求……

第6回国会 大蔵委員会 第13号(1949/11/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 質疑をする前に、私の方からも資料を正式に要求して、速記録に載せておきたいと思います。後ほどこれはまた私の方で書いてあるのをお渡しいたしますが、第一に、昭和二十五年度の国民所得の計算の基礎となつている賃金の指数、雇用の指数、物価の指数、生産の指数であります。第二には、生計費の中に占めている公定の物資と、やみ物資との金額の比率であります。これを昭和三十一、二十二、二十三、二十四、各年度の六月と十二月の基準ごとに要求したいと思います。第三に、新たに政府はGPIの計算の基準を変更しましたけれども、新しいGPIの計算の基準によつて計算した場合の最近から昭和二十三年、昨年六月まで遡及して計……

第6回国会 大蔵委員会 第14号(1949/11/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと提案者に聞きたいのですが、昭和二十四年度分の所得税から適用すると言うが、すでに所得税をかけたものはどうするのか。二十四年度の所得に対しては、二十五年度の所得税を廃止するというのですか。その辺をお聞きしたい。
【次の発言】 それから、「慈善その他文化的又は社会的貢献を表彰するものとして交付するほう賞金品」ということですが、この慈善というようなものの解釈はどういうふうになつておりますか。はつきりどこかで審査してきまつているのでございましようか。そうでないと、これで税金を免れるような、脱法行為に使われる危険がある。非常に抽象的な言葉が使われておりますから、一応質疑応答でもして……

第6回国会 大蔵委員会 第15号(1949/11/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議事進行ですが、どうしても今日やるのですか。会期も延長になりましたし、今日はこんなにおそくなりましたから、今日はこのくらいにして明日やつたらどうですか。
【次の発言】 私は質問する前に委員長に伺いたいのですが、会期が延長されたのですから、何も今日八時、九時までやつて質問を打切る理由がないと思いますが、どうですか。
【次の発言】 税金の問題は大蔵委員会の中心問題ですから、今日打切つて次には税金の問題について質問させないということでは困る。やはり税制の問題について適宜質問を許されるかどうか。今後の運営についてお尋ねしたい。

第6回国会 大蔵委員会 第16号(1949/11/24、24期、日本共産党)

○林(百)委員 三浦長官の、今責任を追究しておるものの中で、刑事問題にまで発展するものがあるという説明がありましたが、その事故のうち刑事問題にまで発展するというのはどういうものか。それからそれに対する金額がわかつていたら説明してもらいたい。
【次の発言】 それだけですか。現品が未清算であるのに支拂い証書を発行したというだけですか。刑事上の問題になる可能性のあるものだけでいいです。もちろん何が幾らということはわからぬでしようが……。
【次の発言】 金額は大体どのくらいですか。
【次の発言】 この薪炭特別会計の赤字が十五年から十六年、十七年、十八年、十九年、二十年と毎年ずつとあつたのでありますが、……

第6回国会 大蔵委員会 第17号(1949/11/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 旧軍関係債権の処理に関する具体的な事例ですが、中島飛行機が昭和二十年の四月に第一軍需工場に指定され、八月敗戰と同時に工場が解散されたが、この五箇月間に同工廠が消費した経費がわかりますか。これが会計検査院の報告には出ているのですが……。
【次の発言】 私の方はそういうふうに具体的な、たとえば会計検査院の報告によりますと、中島飛行機が昭和二十年度の臨時軍事費のうちから、四月第一軍需工場に指定され、八月解散するまでに二十九億幾らの経費を消費いたしておりますが、一体これはどう処理されておりますか。このうち、このたびの旧軍関係の債権として幾ら残つておるか。そういう具体的なことについて聞き……

第6回国会 大蔵委員会 第18号(1949/11/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 この四億四千万円増加するに至つた理由をひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それはよくわかつておりますが、四億四千万円を新しくプラスするに至つた原因と理由を伺いたい。
【次の発言】 暖冬異変で麦の非常な減收があつたといいますが、その損害は大体どのくらい見積つておられますか。
【次の発言】 十九億の損害の三分の一を保險で支拂つてやるというように解釈していいですか。
【次の発言】 そこで十四億の保險金の支拂い方法ですが、これはどういうふうに支拂つてやるのですか。
【次の発言】 農業共済再保險の保險料の支拂い状況、これは農村で聞きますと、非常に支拂い状況が惡いように聞きます……

第6回国会 大蔵委員会 第19号(1949/11/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 この外国為替特別会計ですが、これについては危險を国家自体が負うということでなくて、将来公団というような形でやる考えがあるかないか、ちよつとお聞きしたい。
【次の発言】 それから第一條の「外国為替等(外国為替、外国通貨及びこれに準ずるもの、金銀地金並びに外国通貨をもつて表示する証券(財産権を証する証書及び帳簿を含む。)及び債権をいう。以下同じ。)」とありますが、この証券というのは何ですか。
【次の発言】 これは先ほど河田君も聞いたと思いますが、もう一度確かめておきたいと思います。為替を管理する場合に外国銀行に対するコントロールの方法はどうするわけですか。これに対しては手が及ぶのか……

第6回国会 大蔵委員会 第20号(1949/11/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 きようの新聞に出ておるのですが、片柳次官が将来日本の主食を三合にしたいというようなことをワシントンで言つてるようですが、これはどういう事情でこういう問題が起きたのか。輸入の状況やいろいろ何か将来に見込みがあつて言つておられるのか。まずその点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ドルの商品購入のためポンドの貸越しを使えないから、輸入の増加を妨げておるというのですが、このポンドをドル商品購入の方に切りかえることができるというような方法が、何か講ぜられておるのですか。
【次の発言】 それを切りかえることによつて、今でもまだ輸入増加が妨げられておるというのですが、将来輸入を増加して……

第6回国会 懲罰委員会 第1号(1949/10/29、24期、日本共産党)【議会役職】

○林(百)委員長 理事の互選につきましては、投票を用いることなく、委員長において御指名あらんことを望みます。

第6回国会 懲罰委員会 第2号(1949/12/03、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと椎熊議員に私の方からお聞きしたいことがあります。実は引揚委員会でこの決議案ができるまでの経過ですが、実は私の方からこういう決議案が出ていたわけです。これはあるいは知つておられるかと思いますが、   海外未帰還同胞の速やかなる帰還は国民の等しく待望するところである。   今春ソヴエート社会主義共和国同盟よりは未帰還者全部、九万五千名(一部戦犯をのぞく。)本年度送還が発表された。しかるに本年度四月現在でソ連地区よりの未帰還者の数は四十万八千七百二十九名とされており、その差三十余万名の所在について国民は重大なる関心をよせている。   しかるに政府がいまだ未帰還者の数に関し、責……

第6回国会 法務委員会 第12号(1949/11/26、24期、日本共産党)

○林百郎君 本請願の趣旨は請願書にある通りであります。実は長野地方裁判所諏訪支部が今乙号になつておるのでありますが、これをせめて甲号に上げてもらいたいというのであります。これはどういうことかといいますと、この支部のある諏訪は諏訪市と岡谷市と二つ市が並んでおるところであります。諏訪の方は諏訪湖を控えて観光地として有名なところであります。岡谷市の方は生糸で有名な岡谷市であります。両方合せますと、人口が十万近くになるのであります。ところがここの裁判所が、遺憾ながら支部簡易裁判所で、しかも地方裁判所としては支部の乙号というので、一番小さい村や町にですら当然あるような形になつておりまして、これはもし甲号……

第7回国会 運輸委員会 第3号(1950/02/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは小川平二君と樋貝詮三国務大臣の紹介になつておりますが、私も同じ長野県の中央線のまだ電化されない部分におる者でして、住民の気持がよくわかるのであります。ちようど新宿から甲府までは電化されておるのでありますが、甲府から塩尻、長野までが電化されておりません。これは時間の点から言いましても、乗つておる旅客の健康、あるいは気分から言いましても、非常にぐあいが悪い。それのみならず中央線というのは、山間を通じておる日本の唯一の交通線であり、運輸の動脈でありまして、これは時間のスピードアップの点から言つても、あるいは能率の点から言つても、どうしても電化してもらいたいというのが、長野、山梨……

第7回国会 運輸委員会 第6号(1950/03/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 この法案は、やはり関係方面の意向があつてなされたのかどうか。この点をお聞きいたします。
【次の発言】 こういうこまかいことまで関係方面の意向がやはり来るのかどうかということが一つと、それからもう一つは、関係方面の意向だとすれば、関係方面はどういう見地からこういう方法がいいと考えられて、こういう指示をされたか、伺います。
【次の発言】 私は本法案に対して、四つの点で反対したいと思います。  退職金が四億五千万円を越えることができないということは、船員の退職に対する生活の保障としては、まつたく不十分であると思うのであります。非常に内輪の要求でありますけれども、二年以上三年未満の者に……

第7回国会 運輸委員会 第7号(1950/03/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 この国鉄への見返り資金の投資でありますが、投資の條件については、償還の條件、あるいは利子の條件、こういう條件はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 そうしますと、これについては全然将来償還する必要もないし、利子も拂う必要がないのか。あるいは考えようによると、いつでもこれは回収するというようなことになるが、回収されるということになると、その点は危険があるのか、あるいはむしろ有利と考えるべきか、そういう條件がきまつていないだけに、いつどういう條件がそれにつけられるかわからないのであります。
【次の発言】 そうすると、先ほども質問が出ましたように、これの運用でありますが、こ……

第7回国会 運輸委員会 第10号(1950/03/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これはこの前私がお聞きして、運輸大臣から回答を得ておらないのですが、この法案によりますと、見返り資金の交付を受けた場合には、その交付を受けた金額に相当する金額は政府の出資があつたものとするということになつておるわけです。そこで出資である以上、その出資に対するある程度の、たとえば利子であるとか、あるいは償還の保証がないということはないと思います。これは電気通信の方では、たしか小澤電通大臣が本会議で答弁しましたが、五分の利子で十年というようなことを言つておりましたが、国有鉄道に対する見返り資金の出資だけに、この償還だとか、あるいは利子の保証の條件がないということは、受取りがたいので……

第7回国会 運輸委員会 第11号(1950/03/17、24期、日本共産党)

○林(百)委員 いろいろの問題がありますが、私は海員関係のことだけに大臣に対する質問を限りたいと思います。  昨日も大臣が、いずれ次の機会がいいからということで答弁が保留になつておりますが、スキヤツプ・インによると船舶運営会から船舶の民営移行の問題について、この場合に海員労働者諸君にどういう影響があるかということを、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 大体このスキヤツプ・インによつて、日本の船舶は、できればA、B、Cの各グループがいいと思いますが、繋船される船の数と、それから繋船された場合に船員はどうなるかということ、それからその繋船に対する補償の金額が、海員の諸君にどの程度の補償を与……

第7回国会 運輸委員会 第12号(1950/03/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方も本日説明を聞いただけで、まだ十分検討してありませんが、次にこういう資料をほしいのです。この中にはないと私は思うのですが、一等、二等、三等の等級別の旅客の平均乗車キロの表、これが最近のものがありませんので、それをぜひ出していただきたい、これが一つ。それから各等の一車両当り收入の比較表、これのごく最近のもの、座席の満員の場合と実際どうなりておるかということ、一等、二等、三等の各等一車両当り收入の比較表、これが一つ。それからもう一つは、定員一人当りの客車費、一等、二等、三等、これがどうなつておるか、これを出していただきたい。

第7回国会 運輸委員会 第14号(1950/03/24、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私も運賃の問題について技術的な質問がありますが、これはお忙しい総裁をわざわざ煩わさなくてもいいと思います。やはり問題になります裁定の問題について、総裁にお聞きしたいと思います。  まず第一に、根本的に加賀山総裁としては、第二次の裁定委の裁定については、どういう方針をとられるかということをお聞きしたい。だんだん具体的にお聞きして行きます。大体あなたが国鉄の総裁としての第二次裁定に対する方針、これをお聞きしたい。
【次の発言】 そこでまず第一に、第一次の裁定についてお尋ねしたいのでありますが、この前第一次の裁定につきましては、加賀山総裁としては経営費の中から十八億支出が可能だという……

第7回国会 運輸委員会 第15号(1950/03/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 昨日の質疑の続きですが、政府から出された各等別一人キロ当り運賃の原価という資料、これは定員でありますが、実員の一人キロ当りの運送原価がわかつたら説明してもらいたい。
【次の発言】 そうすると、こまかい数字のやりとりは別にしますが、結局三等の原価の方は一等、二等に比べて、定員でなくて実員の場合にはずつと原価が安くなる。一等、二等の倍率がこの定員よりは高くなるというようにわれわれは解釈ずるが、それでいいかどうか。
【次の発言】 原価は三等の方がこれより少くなるわけですね。
【次の発言】 それから旅客輸送の人員と旅客輸送に基く收入の本年度一月と二月の比較ですが、これの当初の見込みと実……

第7回国会 運輸委員会 第16号(1950/03/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今まで倉庫業法の質疑で明らかになりましたことは、将来これを全面的に改正するという建前になつておるのでありますが、ここでとりあえず改正するに至つた理由を簡潔にお聞きいたしたいと思うのであります。それについては、やはり関係方面の意向もあつたのかどうかということをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 簡潔でけつこうだと思いますが、そうするとこのたびの倉庫業法の改正については、関係方面からサゼスチョンも、あるいはアドバイスというか、何か勧告のようなものも、全然なかつたというように考えていいかどうか。この点をお聞きしたいと思います。

第7回国会 運輸委員会 第17号(1950/03/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議事進行について……実は運輸委員会の運営の問題でありますが、各委員の諸君も御存じの通りに、今運輸委員会で検討すべき重要な問題が山積しておるのであります。たとえば国鉄の裁定の問題、あるいは海運の民営の問題、そのほかたとえば国鉄の予算の問題というような、重要な問題が山積しておるのでありますが、この委員会へ大屋運輸大臣または加賀山総裁の顔を出ざれる機会が非常に少い。実はきようもわれわれが要求したのでありますが、加賀山総裁ははつきりしておりません。それから運輸大臣はどこか旅行中だというようなことであります。聞けば大屋運輸大臣は天皇に付添われて、どこかへ行つておるというような話であります……

第7回国会 運輸委員会 第34号(1950/04/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は簡単に三点ほどお聞きしたいと思います。この港湾法でありますが、これはわれわれ常識的に考えまして実は私は港湾のことはよくわからないのですが、こうした港湾のような国家めな施設を国家的な統制の  わくから、国家的な支配力からばらばらに離して、地方公共団体へこれをまかせるということは、日本の国の国情から言つて、どうしてもそういうことをしなければならないのかどうか。これはやはり日本の国情の必要からやむを得ずこうやつているのか、あるいはそうでないのか。この法案を立法するに至つた根本的な必要性はどこにあるのかということを、ますお聞きしたいと思います。

第7回国会 議院運営委員会 第12号(1950/01/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 日はいつですか。
【次の発言】 これは委員会で決すべきものと思いますが、公述人やその他いろいろな関係で、しばらく時日をかしてもらつて十分打合せをしてやつていただきたい。やることにはもちろん賛成です。
【次の発言】 これは事務当局でもけつこうですが、第二十二條を見ますと、議長、副議長ともに事故あるときに必要になつて来るわけです。今議長はあるのだから、現実に事故の起きたときに、議長さんが自分はどうも事務をとることができないからというので、仮議長をつくるという問題が起きてよい。恒久的に仮議長を出す必要はない。
【次の発言】 神山君は承知したのですか。

第7回国会 議院運営委員会 第19号(1950/02/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 われわれは原則としてやります。
【次の発言】 大体国会の審議の見通しをつけたいと思いますので参考までに増田官房長官にお尋ねしておきたいと思います。第一に本国会の審議の期日でありますが、これは当然国会が独自できめるわけで、何も政府に聞く必要もないのですが、何でも新聞紙を見ますと、三月二十日に審議を終了したいという政府の希望的意見が出ております。これはどういう意味で政府が言つたか、いろいろ意味のとり方があると思いますが、大体政府はそこらへ目安をおいておられるのか、参考までにお聞きいたしたい。
【次の発言】 一応三月二十日という目途があるのですか。

第7回国会 議院運営委員会 第20号(1950/02/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方の党では、この修正がやはり法案の内容にも影響して来ることですから、もう少し検討したい、ひとつ次会まで留保させていただきたい。
【次の発言】 そういうことです。おそらくこれは修正の案を議題としてのせることについての賛否の問題と、議題としてのせた上に、修正に賛成するか反対するかという問題があると思う。私の方は大体この修正には内容的に反対です。反対とすると反対の意思表示をしなければならない。そうするときようの議事日程全般とのにらみ合せもあるから、そういう機会が與えられるかどうかを考えて、留保してくれといつておるわけです。

第7回国会 議院運営委員会 第21号(1950/02/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは電波監理法は電気通信委員会にかかつていたので、それを修正しただけだから、電気通信委員会でどうでしよう。問題ないと思います。
【次の発言】 これは電気通信の一部門ができるだけでしよう、新しく機構全体がかわるわけではないのですから、やはり事情の一番詳しい電気通信委員会でやるのが自然だと思う。こだわりませんが……。
【次の発言】 私の方もけつこうです。
【次の発言】 一つの政党の政策、方針に関する問題について政府に緊急質問をするということ、こういつたことが一体前例があるかどうかこれをひとつ確めたい。これが第一点。石田君は、共産党が議会主義を否定し、暴力主義を肯定しておるという、……

第7回国会 議院運営委員会 第22号(1950/02/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 税制関係のことで、この前の私の出た運営委員会でも官房長官にお聞きしたのですけれども、実は予算委員会では税制の出るのを待つて、予算の審議が、今待期の姿勢にあります。大体所得税法と富裕税法の、吉田内閣の考えておる税制改革の一部のものは出ましたが、あとは全然出ておらない。このたびの税制改革で、最も重要な部分である地方財政に関する地方税法の方は、全然出ておらない。これについては予算は来週の二、三日ごろまでには、何とか衆議院を上げなければならぬという情勢もあります。ところがこの重要なる地方税制に関する法案が出ないということになると、これは予算審議にも重大な関係が起きて来ると思うのでありま……

第7回国会 議院運営委員会 第23号(1950/02/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 官房長官にお聞きしたいのですが、今度の国鉄裁定の問題について、これは国会の運営にも関係して来るので、一応政府の見解をお聞きしたい。第一には、この度の地裁の判決に対して不服だから上告をするという点、これは上告して審議しておる間に、組合に対する給與は非常に遅れて来ますから、実質的にはその間労働者の賃金の権利はそれだけ阻害されることになる。どういうことで上告されるのか、これが第一。第二としては……。
【次の発言】 第二としては、これは法規裁量で当然出すべきものだ、ことに国鉄に関しては支沸可能で支沸うべきだということが判決に示されておる。この点について長官は自由裁量だと言われておるが、……

第7回国会 議院運営委員会 第24号(1950/03/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは私の方から出ているのですが、実は米の換算には貫目と、石と、キロを使つておりまして、このため農民が大分困つておる。それでこれを統一してもらいたいという声が大分あり、政府の中にもそういう声があります。これはこまかいことですから委員会にまわして審議させて、それから出してもいいと思います。
【次の発言】 ただ私どもの方としては、これが促進されないと、労働者の馘首とか、賃金にも影響して来るから、これを促進しろという意味が入つている。民自党の方はそれが入つていない。その点も考えて各党共同提案ということならば、この意見も入れることができるかどうか、そこら辺も検討してもらうことにして、次……

第7回国会 議院運営委員会 第26号(1950/03/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは大分長くなつておりますし、それから通産委員会の方で小委員会をつくるとかいう話も進んでおるようですから、こちらがだめならだめだという方針を早くきめる必要があると思う。ですから次会あたりまでには決定的な結論を出してもらいたいと思います。
【次の発言】 神山君、木村君の要求ですが、きようの言い伝えではこういうことです。この前実は私あなたに聞いたことですが、その後の進捗状況はどうなつておりますか。こまかいことはもちろん予算委員会で聞きますが、実は税法関係の法案は、すでに予算委員会ではおそくとも九日くらいまでには衆議院を通過させたいという方針を、あなたの方の党においても決定し、政府……

第7回国会 議院運営委員会 第32号(1950/03/18、24期、日本共産党)

○林(百)委員 出張して具体的にどういうことをされるのですか。
【次の発言】 そういう人たちを全部この国会へ呼んで、ここで皆さんが調べてやられるという方法は、どうしてとられなかつたのですか。
【次の発言】 また地方に出張して公聽会をやるのか。
【次の発言】 参議院の方は選挙も控えておりますし、方々に散ることも考えられますが、かりに地方に行くとしても、少くとも関西なら関西一ところに行つて、関西方面の業界の意見を聞くことはわかりますが、九州・近畿・名古屋という方に、商法改正のためにわざわざ委員を出すということは納得しがたい。その辺も先ほど佐々木君から意見もあつたから、議長としても適当な配慮をされて……

第7回国会 議院運営委員会 第33号(1950/03/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは私の方の党の意見でもありますが、この前委員を派遣する場合の基準がたしかあつたと思います。国会開会中の委員の派遣先、滞在日数の点その他の点で、少し多過ぎると思うのです。私の意見としては、大体大阪一つだけに行つて、関西方面の実業家やその他の諸君の意見を聞いたら足りると思うのです。そこで念のためにお伺いいたしますが、この前申合せか何かなかつたのですか。
【次の発言】 私の方はこうしたことが将来の先例にならないように、一応反対の意見を述べておきたい。反対理由は一つの法案のために各委員が四日ないし七日間、名古屋、大阪、福岡その他の四箇所へも出張するということは、ゆゆしい問題だと思い……

第7回国会 議院運営委員会 第34号(1950/03/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 北澤さんにお聞きしたい。事態が惡化しておるということは、われわれ新聞によつて承知しておりますが、税務署の方の課税方法にむりがあるとか、あるいは水増しだとか、そういうことがあるかないかということの調査に行くわけですか。むしろ旗を立てたり、署名をしたりして、事態が惡化しておることがふとどきであるから、国会として捨てておけぬということで行くわけですか。
【次の発言】 前者については賛成、後者については反対である。
【次の発言】 私の方も反対。

第7回国会 議院運営委員会 第35号(1950/03/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 大体地方行政という意見が強いのですがね。大蔵委員会は非常に法律が多くて少しむりじやないかと思います。
【次の発言】 私は付託委員会が労働委員会であるとか、どうとかいうことは問題ではないと思います。ただこれを出す出し方です。まだ予算が審議中であつて、この予算を修正なりあるいは補正なり、どうでもし得る余地があるわけであります。それから昨日実は運輸委員会で、加賀山総裁に聞きましたら、総裁としては二百億の建設費の中から、七十億をこれにまわす。予算的な措置をしろというならばそうするより道がないということで、大屋運輸大臣に出した。そうすると国会に付議する場合も、その予算的措置をつけて国会に……

第7回国会 議院運営委員会 第36号(1950/03/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 明日でよいと思う。
【次の発言】 私の方は柄澤登志子君。
【次の発言】 けつこうです。

第7回国会 議院運営委員会 第37号(1950/03/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は反対です。討論はしません。
【次の発言】 順序の点ですが、慣例もいろいろあるでしようけれども、裁定をやつて、それから緊急質問、それから法案に移つて行くことではいかがですか。
【次の発言】 十分を嚴格に守ることにしたらよい。
【次の発言】 反対。
【次の発言】 私の方は、今松井君の言うように、この人事が大体自由党の意図をくんだものであるということが調査の結果判明したために反対いたします。
【次の発言】 ちよつと議長にお尋ねしたいのですが、きのう農林、大蔵、運輸、電気通信の各連合審査会で、見返り資金の問題について小澤運輸大臣にわれわれが聞いたときに、実は政府は関知していない……

第7回国会 議院運営委員会 第38号(1950/03/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは委員会審査省略の要求はないわけですね。
【次の発言】 私の方の緊急質問は、現在吉田内閣の労働政策全体、その根本対策問題、あるいは公務員の特別給與が問題になつております。これは單に労働委員会の問題でない。これは農業政策と関連して非常に重要な問題で、本会議で一応明らかにしたい。  第三に至つては、対日援助資金は来年は非常に減るというような新聞記事も出ております。また見返り資金の運用については、参議院から現に修正案が出て、これに決議案も出さなければならぬことになつておる。この決議案を見ると、最高司令官の指示に従つて用いることができるというような非常に重要な問題である。これの運用……

第7回国会 議院運営委員会 第39号(1950/03/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 共産党は反対です。
【次の発言】 決議案はどうなつておりますか。
【次の発言】 私の方は、これは一日でも六千三百七円に反対だと言つておつたのが一年になつた、今度はまた半年になりましたから、次善策として参議院の修正案に賛成いたします。
【次の発言】 ちよつと事務総長に伺いたい。これは、かりに三分の二なかつたとすれば廃案になるのですか。
【次の発言】 すると、両院協議会になつた場合にはどういうことになるのですか。
【次の発言】 そうすると、投票する前に、もし三分の二が得られるか得られないかということの見通しがついたならば両院協議会を設けるべきじやないのですか。

第7回国会 議院運営委員会 第40号(1950/04/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは議員のほかにだれが来るのですか。議員だけですか。
【次の発言】 今問題が出ましたが、佐々木君の言われるように、類似したいろいろな問題がある。考査委員会で、考査委員会の証人の偽証の問題で検事が捜査したいということを、衆議院の考査特別委員会の事務局に言つて来た。最初は議員会館へやつて来た。それを鍛冶委員長が、おれの方の部屋に来てよいからと言うて、衆議院の特別委員会の事務局にわざわざ検事を呼んで、関係議員も呼んで捜査をやつておる。外部の者が国会に入つて来ていろいろやることについて、一括して衆議院としてどういう方針をとるべきかということをきめてもらいたい。

第7回国会 議院運営委員会 第41号(1950/04/03、24期、日本共産党)

○林(百)委員 岩本副議長はどうして不可能かと言われますが、われわれの検討するところでは不可能だと思います。かりにむりをしてやつても、惡例を残すことになると思ます。岡君は社会党大会に恩を着せるようなことを言つておりますが、これは実際自由党の諸君の国会運営に対する非常に軽率な態度の一つの現われと思います。われわれは、ぜひ社会党のために本会議を休んでくれとお願いしたこともない。やはり参議院の情勢と、予算という大事な議案が上つておる限り、いつでも開き得る態勢を自由党の諸君から求むべきだつたと思います。いずれにしても、参議院の情勢もわからないし、かりに参議院で否決された場合に、本日本会議を開くことは、……

第7回国会 議院運営委員会 第42号(1950/04/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 規則の上での制限ですか。
【次の発言】 一応の目安という意味ですね。
【次の発言】 この前審議になつたから、それでよいでしよう。
【次の発言】 これは実は四月五日の新聞に出ていたことでありますが、自由党の廣川幹事長の談話として、昭和二十五年度の予算が三日だけ空白が生じたということは、第一に野党の諸君が党利党略に出たものであつて、占領下の国政運行を妨害し、講和会議に好ましからざる影響を與えた。第二はことに経済復興を妨害し反米感情をあおり、共産党に同調し、これを利用せんとして、かえつて乘ぜられておるという記事があります。毎日新聞を見ますると、三日間の予算の空白を生ぜしめた野党の態度……

第7回国会 議院運営委員会 第43号(1950/04/08、24期、日本共産党)

○林(百)委員 反対です。
【次の発言】 賛成です。
【次の発言】 上程することはよいが、私の方は反対です。
【次の発言】 私の方は留保していただきたい。法案自体に反対しておりますから……。
【次の発言】 私の方も入れておいてください。
【次の発言】 この予算の問題ですが、これはかつて前例のない――暫定予算もできなくて、本予算も遂に四月の三日に国会を通過するということになつて、その間に政府の支拂わなければならないものが相当あるだろうと思います。国債の利子とか恩給とか、そういうものをどういうふうに処置すべきか、またそういう場合、政府の支拂遅延のあの法律がどういうように適用になるのかというようなこ……

第7回国会 議院運営委員会 第44号(1950/04/11、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今まで幾たびか舞鶴へ委員が派遣されておりますが、今度行くのは、今度の引揚者について調査する問題があるのですか。参考までに聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 大分各箇所が修正になつておりますので、もう少し愼重審議したいという意見もあります。私の方としては、きようでもかまいませんが……
【次の発言】 これは欠員があるのですか。
【次の発言】 この前の決定はこういうことだつた。緊急質問をさせるかどうかは、この次官房長官を呼んで財政空白の問題を聞いて、それによつて緊急性がないかどうかを決定しようということだつたと思う。

第7回国会 議院運営委員会 第45号(1950/04/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方も、土井君の言われるように、国政の調査ならよいがただ出迎いに行くということはおかしい。数を調査するというが、総合的の立場から、中央地区、ソ連地区に幾らの人がおるかということが検討できるはずがない。ことに十七日から二十三日にかけては、第七国会の最後の期間で、法案もいろいろ山積するでしよう。国会として重要なときですから、その期間に六人の委員を派遣することは必要でないと思います。せいぜい土井君の言われるように、人数は二人ぐらいでよいかもしれない。
【次の発言】 これは、さつき総長が説明したように、電気事業税を今度の附加価値税、これに切りかえるという問題だけでなくて、いろいろな問……

第7回国会 議院運営委員会 第47号(1950/04/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 動議の採決の前に明らかにしなければならぬことがある……。

第7回国会 議院運営委員会 第48号(1950/04/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは地方財政委員会が地方税法案と関連して検討しておるところでありますから、そこでやつて、もし必要があれば大蔵委員会と連合審査をするようにしたい。
【次の発言】 私の方では梨木君が反対討論をいたします。

第7回国会 議院運営委員会 第51号(1950/04/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 非常にむずかしい説明があつたのですが、文化財保護法案で富裕税法と地方税法を改正して来るということはどういうことですか。

第7回国会 議院運営委員会 第52号(1950/04/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 一から五までの問題は、いつやります。これは緊急質問の形でなくてもよろしいが……
【次の発言】 十一の行政機関職員定員法の一部を改正する法律案については、わが党から土橋君が反対討論をいたします。
【次の発言】 討論者は今ここで申し込まなければいけないか。
【次の発言】 とにかく、あまりにひどかつた。

第7回国会 議院運営委員会 第53号(1950/04/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これだけならばよいと思います。
【次の発言】 あしたではどうしていけないのか。これからすぐというわけにはいかない。資格その他をいろいろ調べなければならぬ。
【次の発言】 あなたの方はよく知つていて出すのだろうが、われわれはすぐ賛成しろと言つたつて、そうは行かない。
【次の発言】 参考までにお聞きしたいのですが、学識経験者というものは政策的な色彩できめるのですか、それとも全国的な見地から選ばれておるのですか。
【次の発言】 これはしかたがないから、この運営委員会では一応そういうことにしておいて、あなたがそういう御希望があれば、党と党との話合いにしておいてほしい。

第7回国会 議院運営委員会 第54号(1950/05/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方も、第一と第二の人事については反対いたします。国家行政組織法は参議院回付案をのみます。
【次の発言】 私の方は討論をやります。
【次の発言】 第四の商工会議所法案ですが、これは委員会の審議が非常に不十分であつたし、私のところの委員には非常に不満があるので、この反対討論の際に、審議の方法について意見を述べたいということですから、反対討論は留保しておきます。
【次の発言】 大体継続審査を望んでおる議案をできるなら整理してもらつて、あした見せていただきたいと思います。
【次の発言】 この前は道を通つて声をあげた例もあります。これは国会の警察権は及ばないと思いますが、いかがですか……

第7回国会 議院運営委員会 第55号(1950/05/02、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これはいずれにしても、きようが会期の最後の日ですから、ここで最後の結論を出す、委員会に付託されたものは委員会で結論を出す、また当運営委員会で決定すべき決議案については、当委員会で本会議に上程するかどうかの結末をつける、そういうふうにおとりはからいを願います。
【次の発言】 これは私の方から提案になつておるのですが、大体この問題については緊急質問が各党から七つほど出ておりまして、それを何とか緊急質問という形でなくてもよいから、適当な方法で結論を出すという申合せになつて、小委員会をつくる、その小委員会の空気も大体決議案というようなことで意向がまとまつておるらしいのですが、しかし会期……

第7回国会 議院運営委員会 第56号(1950/07/08、24期、日本共産党)

○林(百)委員 技術問題だけれども、小会派にどう連絡するか。発言時間とか、発言の順位、そういうこともきめてしまうのですか。
【次の発言】 椎熊君のようにすればオブザーバーだね。耳にだけは入れておくようにしないとたいへんだよ。
【次の発言】 さつき椎熊君の言つたことは、あとの問題にもなるから…。
【次の発言】 それはこの次にしようじやないか。運用の技術的な問題はめんどうなものだから……。
【次の発言】 次会でけつこうですが、その前に総長にお聞きしたい。前国会の終りの方で、講和特別委員会を設置したらどうかという提唱がありました。そのときに自由党の諸君から、外務委員会があるから、外務委員会において講……

第7回国会 議院運営委員会 第57号(1950/07/11、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今私が申し上げる法案が、臨時国会に提出されるかどうか、御意見を承りたいのですが、第一には電力事業再編成法案、これは新聞などで見ると、臨時国会には出されないというような記事もあるようですが、この点が一つ。それから農林関係で、自作農創設特別措置法の一部改正法律案、これも昨晩のラジオあたりでは、出すというような放送をしておるようですが、この点はどうか。もう一つ、公団関係は事実上廃止になつておるが、これを廃止するなら適当な法的処置をとらなければならぬ。これが出るのか出ないのか。出るとしてもまだ準備ができないのか。この三つを伺いたい。

第7回国会 地方行政委員会 第22号(1950/04/15、24期、日本共産党)

○林百郎君 貴重な時間ですから、簡単にいたしたいと思います。私の方は運輸関係に関する部分だけをお聞きしたいと思いますが、この前、私の方の運輸委員会と、この地方行政委員会と連合審査をやりました際に、本多国務大臣から、固定資産税が私鉄関係に影響するところは割合に少いのだというような、非常に楽観的な御報告を受けたのであります。ところがわれわれの方の調査によりますと私鉄関係は、固定資産税を課せられることによつて、業体に大きな影響を及ぼすのでありまして、ひいては私鉄の料金にまで関係して来るというような資料がありますので、本多国務大臣の答弁とわれわれの調査するところとは大分食い違つておると思つておるのであ……

第7回国会 法務委員会 第9号(1950/02/24、24期、日本共産党)

○林(百)委員 法務総裁にはたびたびお尋ねしているのですが、佐藤昇の事件につきましては、われわれどうしても納得の行かない点が多々あるのであります。これは徹底的に究明してみたいと思うのであります。特にこの捜査の過程において、非常に不審な点が多いのであります。このことは将来国民の検察権、あるいは捜査権に対する信頼に及ぼす影響が非常に大きいのであります。どうしてもわれわれは国民の総意によりましても、この問題の真相を究明しなければならないと思うのであります。  そこでまず最初にお尋ねしたいことは、この佐藤昇なる人物が――これは十二月九日の読売新聞にあるのでありますが、「問題の詐欺事件は昨年秋昭電疑獄で……

第7回国会 法務委員会 第18号(1950/03/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 質疑を打切る場合に、あらかじめ委員長は注意してくださつて、この前みたいに、質問中に一方的にとめないようにお願いします。私も協力いたします。どうか。この点は刑事事件の追究ということのみではなくして、やはり吉田内閣の綱紀粛正のためにわれわれは聞きたいと思うのであります。
【次の発言】 そうすると、検察当局ではまだ調書を見ていないのか、また調書には吉田首相、福田代議士、増田官房長官のことは一言も載つておらないと断言するのかどうか、あるいは載つているのか、その点をはつきりさせていただきたい。そこでまず第一に、その調書の中にうたわれていることの第一には、昭和二十一年ごろ、当時野党であつた……

第7回国会 予算委員会 第4号(1950/01/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して質問……
【次の発言】 私の方の党で代表のまだ質問がありますから、きようは簡單に上林山君の質問がわが党の政策に対する非常な誤解、または故意の曲解、か、誹謗があつたと思いますから、この点だけを首相にお尋ねしたいと思うのであります。  第一点は、先ほどの上林山君の首相に対する質問のうちで、共産党は講和を望んでおらないというようなことを言われた。いわゆる国内の一部極左分子は講和を望んでおらない、他の国民は全部望んでおるというような質問があつたのであります。この面についてはしばしばわが党の講和に対する方針は、すでに表明されておるのでありまして、すなわち四大国の協和による即時公正……

第7回国会 予算委員会 第5号(1950/02/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 実は簡單なことですしが、先ほど蜷川氏の罷免の問題について関連の質疑がありましたが、質疑の結果、当該責任者である稻垣通産大臣を呼びまして、中小企業の将来の見通しの問題と関連しまして、この蜷川氏の問題について野党全般としても問いただしたい点がありますので、午後にはぜひ稻垣通産大臣の出席を求め、この問題についての関連質問を許されるようにおとりはからい願いたいと思います。
【次の発言】 私のということじやないのです。野党の諸君の質疑が不十分だから……。

第7回国会 予算委員会 第9号(1950/02/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 午前中の尾崎議員の総理に対する質問の中に、重大な問題がいろいろ含まれておりますので、その点を明らかにしたいと思います。簡單に五つほど総理にお伺いしたいと思います。簡潔に申し上げますから、記憶にとどめておいていただきたいと思います。  第一には、尾崎議員の総理に対する質問の中で、国内に單独講和と全面講和の二つの意見が対立しているようであり、このことは講和を促進する上に対外的に好ましくないと思うがどうかという意味の発言があつたと思うのであります。これに対してわれわれは明らかに、講和の方式については現在二つの意見が国内にあると思うのであります。一つはわれわれの主張している全面講和、四……

第7回国会 予算委員会 第12号(1950/02/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 実は総理の衆議院予算委員会出席の問題でありますが、これは本年の予算委員会の当初に、同僚の川崎委員から、予算審議に対しては各大臣にできるだけ出席してもらいたい。もちろんこれはやむを得ない場合は当然われわれは了解できるのでありますが、実は本日の総理に対しては、野党の第二陣の諸君が全部首相に質問するということの申合せが大体昨日済み、本日も首相が見えたのであります。大体稻村君、川崎君並びにわが党の米原君が質問する。少くとも午前中の十二時まではいてもらいたいというのを、突然十一時半で首相は所用があると言つて予算委員会から席を離れられたのであります。そこでわれわれはこの総理の予算委員会から……

第7回国会 予算委員会 第13号(1950/02/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと関連して。簡潔にお尋ねしますが、通産大臣は先ほど、外票いろいろな点で優位な地位にある、それに対して日本の貿易商から苦情がある、そのことを自分はよくわかつているので、その調整について適当な方法を講ずると言われましたが、その調整の方法、具体的にどうなさるのかということが一つ。そういうことが日本政府の力によつて可能であるかどうかという問題、それに関連しまして通産大臣は参議院で、外貨予算の点ももし国会で求められるならば、発表してもいいということを答弁なさつておりますが、発表なされるならば、それをひとつ発表していただきたい。実は香港あたりの貿易は、外貨予算をちやんと見抜いた上で、……

第7回国会 予算委員会 第14号(1950/02/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の質疑をする前に、増田官房長官と、宮幡通産次官のお二人を呼んでいただきたいと存じます。
【次の発言】 それでは増田官房長官と、宮幡次官のお見えになる前に、田中警視総監にお尋ねいたしておきますが、佐藤昇の身柄について、最初から釈放に至るまでの経過を簡潔に言つていただきたいと思います。
【次の発言】 日はいつですか。
【次の発言】 一月三十日検事保釈をしまして、その後再逮捕をしたと思いますが、その再逮捕の日はいつですか。再逮捕しているかいないか、それだけでいいです。
【次の発言】 それからその再逮捕をした容疑の事件名、どういう容疑で再逮捕をしたか。最初は詐欺であつたが、その後新た……

第7回国会 予算委員会 第16号(1950/02/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 総理に一点だけお聞きしたいと思います。それは昨日発表になりまして本日の新聞紙に出ております中ソ相互援助條約でありますが、この第一條に「締結国の双方は協同で一切の必要な措置をとり、日本あるいは直接間接に侵略行為の上で日本と結びつくその他のいかなる国家の新たな侵略をも、また平和の破壊をも制止することを期す」とあります。これは先ほどの総理の答弁によりますと、まだ政府としては正式な報告を受けておらないという御答弁のようでありましたが、これはわれわれは相当信頼するに足る発表だと思います。しかもこれが第一條にうたつてあるということは、日本政府がいまもつて侵略的な性格を持つておるのではないか……

第7回国会 予算委員会 第19号(1950/03/02、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は本日発表になりました各新聞掲載にかかわります池田大蔵大臣の所見なるものを読みまして、実に愕然としたのであります。おそらくこの記事を読みまして、日本全国の中小企業者は、池田大蔵大臣に対し限りなき憤懣を感ずると思うのであります。私はこの全国の中小企業者の声を代表して、ここであなたにお聞きしたいと思うのでありますが、まず本日の新聞紙に出ております整理の転換期は、いつころになつたら目星がつくかという問いに対して、十月まではかからぬだろう、じたばたする者が少いようにやる、新年度の予算によつて政府関係だけでも大きな需要が出るし、じたばたはそれほどひどくならずに整理され、残るものは残るだ……

第7回国会 予算委員会 第24号(1950/03/08、24期、日本共産党)

○林(百)委員 われわれはこれ以上こういう状態で審議を続けるわけに行かないと思います。従つてわれわれは退場いたします。

第7回国会 予算委員会 第25号(1950/03/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は吉田総理に、單産ストまた二・一ストの際における最高司令官のゼネストの書簡に違反するという増田官房長官の言明に対する問題を、お聞きしたいと思うのであります。先ほどの総理の答弁によりますと、官房長官の言明と工ーミス労働課長の考えとは、何ら食い違いがないということが、調査した結果明らかになつたという御答弁でありますが、この増田官房長官の言明を見ますと、こう書いてあるのであります。重要産業のストは単産のストであつても、その影響が大きい場合は政府はこれをゼネストとみなし、マ元帥命令違反として処置する。その次に関係方面の指示を待たず、政府が自主的に処置する方針で、今回電産の指令した停電……

第8回国会 議院運営委員会 第1号(1950/07/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 きのうのきようじやないか。
【次の発言】 一事不再議じやないか。
【次の発言】 国会法には、両院の議決が一致しない場合は、衆議院の議決通り決定するとあることは、椎熊君の言われる通りである。衆議院に優先権がある。院議でないというが、議院運営委員会で決定しておることなので……。
【次の発言】 今土井君の言われた意見は、衆議院の運営について非常に重要だと思う。明敏なる山口国会対策委員長としては、昨日も参議院から二十日の会期が出ることはわかつておつたのではないか。それを異なつた決議を衆議院でしたのを、参議院のイニシアチーブのもとに会期を決定させ、参議院の面子を立てて、地方税についての参……

第8回国会 議院運営委員会 第2号(1950/07/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 従来の委員会の運営から行けば、ほとんど理事会の方針で委員会が運営されておりますから、五名というと、どう割当が行くかわからないが、小会派もある程度入れてもらつて、委員会の運営について、各党とも責任が持てるようにしていただきたいと思います。
【次の発言】 私の方が小会派に入るのか、中間派に入るのか、わからぬが、今までの委員会の運営は、理事会で決定的な方針をきめている。與党が発言権をたくさん持つて委員会を安定さして行くことは必要だが、少くともわれわれから一人くらいは入れてもらわなければ困る。
【次の発言】 大体二十名以上の交渉団体程度のものから、一人くらいは出すようにしてもらいたい。

第8回国会 議院運営委員会 第3号(1950/07/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 そうすると、四人にしておいて、あとは場内交渉にまかす……。
【次の発言】 それならば賛成しよう。
【次の発言】 時間の範囲内なら、今まで三回で来たはずだ。
【次の発言】 そんなことを言わなくても、大体二回以上は再質問をやらないのだから、今までの慣例通りでいいじやないか。
【次の発言】 なるべく一回だね。
【次の発言】 その点に関連して事務総長にお聞きしたいのですが、理事は、各委員会で委員の互選によることになつておりますね。
【次の発言】 そこは各委員会に自主性があるわけですね。ただ便宜上、大体の基準をここできめるということですね。

第8回国会 議院運営委員会 第4号(1950/07/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 一日、二日遅れたところで、事務局の方で都合ができたら受取ることにしていただきたい。
【次の発言】 いずれ正式に議題になつたときに意見は申し上げたいと思うのですが、総長にちよつとお尋ねしたい。議長が不穏当な個所があるということで訂正し、本人も議長に訂正方を一任したのですが、それでもなお懲罰事犯にしたという事例があるのですか。
【次の発言】 外崎君の例は、取消しか何かこちらの院の議決を実行しないので、徴罰にしたのではなかつたのですか。
【次の発言】 それではいずれ趣旨弁明を聞いて……。
【次の発言】 私の方は同意しない。
【次の発言】 反対。

第8回国会 議院運営委員会 第5号(1950/07/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 実は、きのう私の方の梨木君から出ていた集会、デモの緊急質問が、いろいろな事情で一応取下げということになりました。そのかわりに適当な案件で、各党が緊急性があると認められるものがあるならば考えてもよいというお話だつたので、私の方もいろいろ検討した結果、今党としての一番聞きたい点は、やはり基本的な人権についての警察官の問題について了解しがたい点がある。また税務署の官吏などにも、権限を越えての基本的人権の侵害と認められる点がいろいろあるから、こういう点について明らかにしたいということでありまして、これは現に行われておることでもあるし緊急性もあるわけでございます。実はきのう各党に、こうい……

第8回国会 議院運営委員会 第7号(1950/07/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは私の方の都合もありますし、次会まで延ばしていただきたいと思います。
【次の発言】 手続のことですが、委員長の辞任は議長の承認を必要としますか。
【次の発言】 それから委員長の選任も院議できめるのですか。
【次の発言】 きようは土井君がおりませんが、前の話では、土井君が、その原則を確認して、その原則の上で十五分という時間をきめて、その十五分をわざわざ小会派の方で話合つて二人にして、九分、六分というようなむりなわけ方もしたわけです。お互いにこの原則を忘れているわけではない。この原則があるから、小会派の方も言いたいことも遠慮している。またあなた方の方も十分この原則は主張しておつ……

第8回国会 議院運営委員会 第8号(1950/07/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これはこういうことなんです。きようの毎日新聞を見ますと、もうポ政令ができておるのです。しかも大体十箇条だということです。あとは警察規則にまかせるということで、もうできておる。しかも国会の会期はあと三日か四日なんです。それで、きまらないとか、何とか言つておるのは、明らかに国会にかける意思がないのです。(「わからぬじやないか」と呼ぶ者あり)わからぬじやない。もうできておるのです。いくら各委員会で聞いても、のらりくらりと言つておる。だから国会として、国会の希望を言うことは当然です。ポ政令が出てしまつたらどうするのです。その希望だつて、単なる希望じやない。財政史上例のないようなことをや……

第8回国会 議院運営委員会 第9号(1950/07/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これはどういう人ですか。
【次の発言】 私の方は今初めて聞いたのですが、これをきようの本会議でやるのですか。
【次の発言】 それでは本会議までに意見をまとめて申し上げます。きようの本会議におかけになることだけはいいです。
【次の発言】 これも本会議までに私の方は連絡したいと思います。
【次の発言】 これも前と同様上程して、起立採決にしてもらいたい。
【次の発言】 事務総長に伺いたいのですが、この法律案については、議案の配付を受けてわれわれに見ておいてもらいたいということがあつたように記憶するのです。椎熊君の方には全然連絡がなかつたというようなことですが、どつちでしようか。

第8回国会 議院運営委員会 第11号(1950/07/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 各委員会で了承済みということはどういうことですか。私の方の党は反対しておる。
【次の発言】 何か各委員会が全会一致のむということをきめたような報告になつておりましたから申し上げたのですが、これは上程することにして、この案に対する態度は、私の方は反対です。
【次の発言】 これは法制局長を議院の役員にするという案ですね。
【次の発言】 私の方は賛成です。
【次の発言】 それは異議ありません。
【次の発言】 本会議にかける必要がないという意味で否決ですか。どういう意味ですか。
【次の発言】 そうすると、ここに議題に載せてあるのは、どういう意味で載せたのですか。否決になつたという報告を……

第8回国会 地方行政委員会 第10号(1950/07/22、24期、日本共産党)

○林百郎君 私も二、三点お聞きしたいと思うのでありますが、先ほど勝間田君の質問に対して、岡野大臣は、政府原案は一番正しいのだ、それから最良の案だと確信しておるという御答弁があつたのであります。そこでこの地方税法の国会における審議の経過を顧みてみますと、これは各党から修正の意見が出ておつたのであります。これはもちろん国会の外におきましても、各業界から附加価値税、あるいは固定資産税の評価あるいは税率について、大きな希望なり意見があつて、それが国会に反映されたことは明らかであります。あなたの所属する自由党からすら中島試案なるものが出されたことは、大臣も御存じの通りだと思うのであります。そこでもし政府……

第8回国会 地方行政委員会 第13号(1950/07/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 最初に委員長に、実はこの問題の取扱い方についてお聞きしたいのでありますが、先ほど床次、門司両委員からも話がありましたが、われわれとしては政府の見解とまつたく異なつておりまして、これは明らかに機構の問題については、立法的な措置を講じて国会にかけるべきものである。また予算的な措置については補正予算を組んで、やはり国会の承認を経べきものだという見解を、かたく持しているものであります。そこで本日地方行政委員会へ法務総裁、官房長官、田中警視総監、大久保海上保安庁長官等がお見えになつて、大分ものものしい顔ぶれがそこに並んでおるのでありますが、これは皆さんが一応ここへ来て、地方行政委員会にご……

第8回国会 法務委員会 第11号(1950/09/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は日本共産党の幹部の追放の問題について、実は質問したい点が四点ほどありました。これは政府の責任と、政府の所信について私は尋ねたいと思つていたのでありますが、それにはやはり国務大臣としての大橋法務総裁に聞かなくては、責任のある回答が得られないので、私としては法務総裁が来る次の機会まで譲ることにいたします。  もう一つの問題が実はありますので、これは專門員の方へも要求しておいたのでありますが、実は労働省で職業安定所の失業者の諸君を全国的に募集しまして、日雇労働者を朝鮮の事変の軍夫として使つておるのであります。この点について募集されて来た人たちに全然そういうことを知らなくて、応募し……

第8回国会 法務委員会 第12号(1950/09/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 それに移る前に、今の問題に関連して二、三あるのですが……。
【次の発言】 今の猪俣君の質問に関連していろいろ風評があるので、二、三簡單に聞いておきたいと思うのであります。これは岡崎官房長官の談話の中にあつたのでありますが、閣議で廣川農林大臣が、自由党への日発から政治献金があつた、しかしそれは政治資金規正法によつて届出があるからこれは問題でないというようなことを言われた、ということが伝えられておりますが、これに関する事実をちよつとお聞きしたい。
【次の発言】 そうすると、岡崎官房長官が談話を発表したのはどういうわけですか。

第8回国会 予算委員会 第2号(1950/07/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは非常に重要な問題だと思いますが、人事院の勧告というのは、それを執行する政府の予算的な考慮、あるいは政治的の考慮とは別に、あなたの先ほど言われるように、公務員の給與は現段階においてはこうあるべきだというものを、あなたは示せばいいのである。それを政府がどう実行するかということは、これは政府の責任になると思う。ところがあなたの先ほどの答弁、またあなたの従来のいろいろの態度を見ますと、政府と打合せをして、政府が実現できそうだという、そういう見通しがない場合には、勧告もしないし、また勧告をしても政府が責任を持つて実行できないらしいということになれば、取消しまでしているようであります……

第8回国会 予算委員会 第3号(1950/07/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 委員長にちよつとお尋ねしたいのですが、大橋法務総裁と官房長官はどうなつておるのですか。
【次の発言】 そうすると、私は出席しておる国務大臣として池田大蔵大臣にお尋ねするよりほか道がないのですが、実は海上保安庁あるいは警察予備隊と呼んでおりますが、この問題について、あるいは所管外にわたるかもしれませんが、でき得る限りの答弁をしていただきたいと思うのであります。このことにつきましては、実は私の方の党としては、非常な大きな関心を持つておりますので、わざわざきようも大橋法務総裁並びに官房長官まで来ていただくことになつておりましたが、あいにく見えないためにやむを得ず池田大蔵大臣にお尋ねす……

第9回国会 議院運営委員会 第2号(1950/11/24、24期、日本共産党)

○林(百)委員 従来は首相あての書簡が来た場合には、一切発表されておつたのです。
【次の発言】 私の話を聞いてからお答えください。
【次の発言】 たとえば警察予備隊の場合でもそうなんです。だから今度特に発表できないという理由があるのかということが一つと、これは明らかに法律と同等の効果を生ずる政令ですから、なぜ特に国会の開会中にもかかわらず国会にかけなかつたか、ポ政令によらなければならなかつたかという理由、特に政府が必要と認めた理由をぜひ聞かしてもらいたい。
【次の発言】 首相に答弁を求めておるのではないか。それを帰るということはない。

第9回国会 議院運営委員会 第3号(1950/11/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 予算はないのですか。
【次の発言】 国会図書館の補正予算のうち、修正減額になつておりますが、これはどうしてですか。
【次の発言】 どうして節約したかということを聞きたいのです。
【次の発言】 これは重要な問題ですが、総理が参議院で言われたことを、きよう正式に岡崎官房長官が訂正されたと解釈していいのですか。
【次の発言】 昨日の参議院議院運営委員会で、吉田総理が言つた重要な点が二つあります。一つはポツダム政令ないしその他の方法によつて、なるべく早く実現するようにという指示があつた、だから政府は、ポツダム政令を出したという点が一つ、もう一つは、すべての方法をもつて、これは小笠原氏の……

第9回国会 議院運営委員会 第12号(1950/12/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方の緊急質問はこの前保留になつておりますが、本日やらしていただきたい。中華人民共和国に対する輸出禁止に関する緊急質問です。
【次の発言】 これは緊急性があるから、前のとすりかえていただきたい。
【次の発言】 もう出しております。それと、その前のと切りかえてもらいたい。
【次の発言】 あとの方が緊急性があるから、それを本日やらしてもらいたい。それとすりかえるのです。
【次の発言】 恐縮です。
【次の発言】 砂間君です。
【次の発言】 五分でいいです。
【次の発言】 私の方はこの二つとも反対です。討論とまでは行かないと思いますが、それは保留して、大体反対だという点だけ申し上げま……

第9回国会 厚生委員会 第1号(1950/11/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 もう皆さんも御迷惑になつておりますので、私は簡單に申しますが、あまり四角ばらないでもらいたい。これは同僚の大石君にも話したのでありますが、これは看護婦さんの方から陳情が来るのです。熱心に国会にも押しかけて来るのです。私もどうもしろうとでよくからないのですが、この制度はもう一度厚生省として考えて、日本の実情に沿つたような形に考え直していただく必要があると思う。これは私が言うまでもありませんが、大体学歴を中心にして甲乙の区別を設けて、甲の看護婦さんが非常にわずかで、乙の看護婦さんが非常に多い。既成の看護婦さんがほとんど甲の部類に入ることが困難だということになりますと、非常に職階制が……

第9回国会 厚生委員会 第2号(1950/11/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は看護婦制度にはしろうとですが、黒川さんは看護婦制度のことを研究なさつたことがございますか、それからまず伺います。
【次の発言】 アメリカの看護婦さんの制度をごらんになつたことがございますか。
【次の発言】 そうすると、やはりあなたは日本の厚生大臣だから、日本の看護婦さんに一番いいように看護婦制度をつくろうとお考えになつておいでになりますか、どうですか。
【次の発言】 そこで、これは私もしろうとで、この委員会へ来て非常にふしぎに思うのですが、まずこういうことをお聞きしたいのです。看護婦制度については、厚生省は国会では自分の意見を吐いてはいけないようになつておるのですか。厚生省……

第9回国会 予算委員会 第5号(1950/11/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほどのポ政令の問題で、これは非常に重要な問題ですから……。
【次の発言】 吉田総理と岡崎官房長官と二人の言が食い違つているのであります。これは参議院においては、吉田総理はこう言つておるのであります。すべての方法をもつて、なるべく早く通過させるようにというのでポ政令を出した。すなわち必ずしもポ政令でなければならぬというのではない、ポ政令その他あらゆる措置によつて適当な方法ですみやかに通過させろというのが書簡の趣意であるということを、あなたは参議院で言われた。ところが岡崎官房長官は、衆議院においてはポ政令以外の選択的な余地はないのだ、これはポ政令で出すよりほかに道がないのだという……

第9回国会 予算委員会 第6号(1950/12/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して……。私は関連ですから簡潔に聞いてみたいと思いますが、増原氏が見えませんが江口次長は来ておりますか。
【次の発言】 それでは見えるまで池田蔵相に聞いておきたいと思います。  警察予備隊の予算の点です。先ほど二百億の中から支弁しておるということを聞きましたけれども、本年度は二百億で足りるとお考えになつておるか、今後さらにこれを拡張する意思があるかどうか、その点をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 マ指令の二百億というのは、二百億しか出せないという意味に解釈しておるのか、あるいは二百億以上も出し得るというように蔵相は解釈しておるか、その点を聞きたい。

第9回国会 予算委員会 第8号(1950/12/03、24期、日本共産党)

○林(百)委員 見返り資金の点で池田大蔵大臣にお聞きしたいのでありますが、きようの新聞にもありますが、来年度の見返り資金の運用の問題です。本年度の一般並びに特別会計に計上されている債務償還の問題もからみまして、見返り資金中五百億の債務償還をどう運用するかということは大分問題のようであります。蔵相もこれについて折衝するということですが、これについてどういうお考えでありますか。
【次の発言】 その点ですが、そうすると食糧証券を持つておりますとそれは短期の投資でありますし、食管の特別会計の方へ食糧の代金が入りますと、いずれまた返済されることになると思います。そうすると、食管の方で五百億の余裕が残る形……

第10回国会 運輸委員会 第28号(1951/05/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して……、私の方も簡単に申しますが、先ほどから前田委員の説明を聞きますと、大分日本国有鉄道側、ことに監理委員会側が無責任だというような言葉をしばしば聞くのであります。ところがわれわれ予算委員会において、日本国有鉄道の予算の面をいろいろ検討してみますと、とにかく独立採算制の名のもとに、従業員の人員整理を相当強行している。それから部内における予算の経費の捻出の点についても、非常な努力をしている。むしろわれわれとしては、非常に労働強化がされ、労働條件が非常に苛酷になるということで、反対するほどの努力をしているように見るのであります。われわれ実は反対するほど、労働強化が強行されてい……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第8号(1951/03/24、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は日本共産党を代表しまして、この懇請を総司令部を通じて、国際連合に提出することについては反対の意を表明するものであります。  第一の理由は、この懇請の内容の中にあります「一九五〇年四月二十一日のタス通信を通じてのソ連政府の引揚完了の発表にかかわらず、なお今日三十有余万名の日本人がソ連並びにソ連勢力下の地域に残留せしめられている事実は、われわれ国民最大の痛心事であつて、」云々の点であります。この点でございますが、この点はその後「ソ連勢力下の地域に未帰還のまま、不明の状態に置かれている事実は、われわれ国民最大の痛心事であつて、われわれはタス通信の報道を不可解なものと認め、」云々と……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第12号(1951/07/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほどの委員長の話では、首相の健康が出席を許さないということでしたが、その委員長の得られた情報はどういう径路で委員長のところまで来たのですか。それをひとつお聞かせ願いたい。
【次の発言】 実は昨日の夕刊から今朝の新聞にかけても、抑留者の問題が出まして、これは単に引揚げの問題ということではなく、重大な、外交的な問題になつておるのであります。日本の国が置かれている国際的な地位、ことに国際的、政治的な立場を決定する重要な問題になつていると思うのであります。従つてこの委員会で総理の出席を求めるのが当然だと思います。ところがそれに対して、ただ国会法の手続に基いて請求しただけだ、答えは病気……

第10回国会 議院運営委員会 第11号(1951/01/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 三十分以内で済みましよう。
【次の発言】 それは総長から注意を受けるのですか。
【次の発言】 記名投票だ。
【次の発言】 占領政策に違反するとか何とかいうことは、見解の相違で、占領以来ポツダム宣言を忠実に履行しているかどうか。議長がきめるのではない。占領政策に違反するかしないか。自由党と共産党とは見解の相違があるわけで、その見解が相違したら、すべて占領政策に違反するのだと考えられたら切りがない。吉田総理は、こう考えると答弁してこそ、国会の正常な運営が行われるのだ。議会政治について、共産党は共産主義の見地から行くのは当然じやないか。

第10回国会 議院運営委員会 第35号(1951/03/30、24期、日本共産党)

○林百郎君 そのときは入つてなかつた。しかし同意はしていた。
【次の発言】 それはこういうことになつておつた。一応起立採決をしてみても、それが定足数があるかどうかわからない。それで記名投票をすればはつきりわかると思つたから、あらかじめ記名投票の要求を出しておいたわけです。起立採決をしてみて、五分の一の異議がなかつた場合には、あなたの言うようになる。
【次の発言】 この際議長さんに申し上げたいのですが、やはり梨木君の言うように、記名投票の要求があつた場合には、定足数についての申合せがあれば別だけれども、その判断を……。

第10回国会 議院運営委員会 第51号(1951/05/26、24期、日本共産党)

○林百郎君 いいです。
【次の発言】 決議案は、きよう上程するのですか、しないのですか。
【次の発言】 港湾法の一部改正にも反対ですから、二つやりたいのですが、二度出る必要もないからひとつ……。
【次の発言】 その結論は、二十八日にきめたらどうですか。
【次の発言】 採決だけなら明後日でも……。
【次の発言】 私参考までに聞いておきますが、これは議員歳費の法律の中に含まれておるのですね。
【次の発言】 私たちみたいにこの前のときに反対したものは、これにも反対しなければならぬわけですね。
【次の発言】 それではよく党に諮つてみます。

第10回国会 議院運営委員会 第53号(1951/05/28、24期、日本共産党)

○林百郎君 私の方は、ちよつとここでわからないので、場内で申し上げます。
【次の発言】 私どもは場内で申し上げます。
【次の発言】 これはきようやつていただいて、私の方から討論者を出させてもらいたいと思います。慣例上からは賛成討論というのはおかしいのですが、委員長報告に対しての反対になるわけで、簡単にやります。どうしても私の方でいけなければ、よその方と相談してみます。
【次の発言】 できるだけ期待に沿うようにしますが、党の方針がそうだから
【次の発言】 それでは党に帰つて相談します。
【次の発言】 それから国土緑化推進に関する決議案はどうです。

第10回国会 議院運営委員会 第54号(1951/05/31、24期、日本共産党)

○林百郎君 形式上、提案した者でなく、よその党ですから、これは許してもらいたい。
【次の発言】 提案者が賛成討論をすることはおかしいが、他党ならば……。
【次の発言】 労農党がやるというのだから……。
【次の発言】 この案に対しては、国民の関心も深まつておるから……。
【次の発言】 私の方はやらぬが、労農党がぜひやらしてくれというから……。

第10回国会 議院運営委員会 第56号(1951/06/02、24期、日本共産党)

○林百郎君 これは行政機関の諮問機関になるようなものだと思うのですが、これに大臣になる人を任命するというようなことは、法制的にはどうですか。
【次の発言】 私の方は場内で態度を申し上げます。
【次の発言】 ちよつと、ハイアライということの内容がわからないのですが、簡単でいいのですが、どういうことなんですか。
【次の発言】 何かかけがあるのですか。
【次の発言】 ちよつとその問題で……。これは継続審査の承認とは別ですか。
【次の発言】 そうすると、やはり委員会に付託になつているもので、継続が必要だというものだけに限定したらどうです。
【次の発言】 継続審査として必要なものだけを、ここに載せてもら……

第10回国会 人事委員会 第8号(1951/05/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して、簡單ですから……。今こちらに同僚議員もお見えになつていますが、今度の都道府県別支給地域の区分ですね、これの等級について、かえてもらいたいという意見が強い。たとえば広島の近接地で、五日市町というのがあります。五日市町には造幣庁があるのですが、この造幣局の職員のごときは、広島市の延長であるから、やはり広島並にしてもらいたいという希望いろいろあるわけです。こういうことについては、近々再調査して訂正される意思があるのか、あるいは国会の方の自主的な訂正を待つて、人事院としてはそれを素直に受入れられるのか、この点についていろいろ意見があるのですが、その調整は将来どういうふうになさ……

第10回国会 人事委員会 第11号(1951/05/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 いろいろ問題がありますが、先ほどの第十條の問題です。公務上負傷し、または疾病にかかつた場合は、原則として無過失として使用者側に賠償の責任があるのだ。もしそれが公務上の負傷または疾病として相当因果関係がないから、補償責任がないのだということになれば、やはり立証責任は一応使用者側にあるというようにわれわれは考えますが、その点はどうですか。
【次の発言】 公務員が一応公務上負傷または疾病にかかつたと考えられる場合には、原則として使用者側は賠償責任があるので、もしもそれが公務上と相当因果関係がないのだということでその補償責任をのがれようとする場合には、その相当因果関係がないということの……

第10回国会 郵政委員会 第6号(1951/03/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 この郵便法の今問題になつている二十三條ですが、「毎号千部以上を」という部分と「広告掲載部分が印刷部分の三分の一以下のもので」という條件を新たに加えたのは、どうい理由があるのですか、これをまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 今第一種から第五種までの料金は、年でどのくらいありますか。要するに郵便料金の収入の大宗になるのは第三種なんですか、第一種なんですか、その辺をちよつと参考までにお聞きしたい。
【次の発言】 今三種の認定を受けておる郵便物は、何種ありますか。
【次の発言】 そこで、すでに第三種郵便物の認可を受けておるものは、そのまま継続されて認可されて行くのですか。この改……

第10回国会 予算委員会 第5号(1951/02/02、24期、日本共産党)

○林(百)委員 西村君の質問に対する総理の答弁について、私は関連の質問をしたいと思うのであります。吉田総理は社会党の西村君の質問に対して、かりにソビエトが日本に侵入するということを考えた場合に、日本の安全保障は集団的になされなければならない。すなわちアメリカの助けを借りなければならないというようなことを答弁されているのである。これに対しまして一九五〇年二月十四日の中ソ同盟條約によりますると、日本の国または直接もしくは間接に日本の国と侵略行為について連合する他の国の侵略は繰返されてはならない、このために中ソは同盟をする。また中ソ両国は世界大戰の同盟諸国と共同して、日本国との平和條約を可能な最短期……

第10回国会 予算委員会 第7号(1951/02/05、24期、日本共産党)

○林(百)委員 まず私は日本共産党を代表しまして首相を除いた各大臣に、本年度予算に関連して国民の問わんとするところを率直に問いたいと思うのであります。  最初われわれの見解として、この予算の組まれておる背景の政治的な條件、この政治的な條件のもとに本年度予算が組まれておるという前提に立つて、各大臣に質問をしたいと思うのであります。われわれがこの予算の組まれておる背景の政治的な條件として考えられることは、第一に、朝鮮においてアメリカの軍隊が、その後朝鮮民族解放軍の再攻勢によつて後退を続けることを余儀なくされておるという情勢があること、これが第一。第二は、このために日本がアメリカの朝鮮作戰の第一線基……

第10回国会 予算委員会 第8号(1951/02/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議事進行ですが、与党の諸君の出席が少し少な過ぎると思うのです。
【次の発言】 野党の諸君もみなやむを得ない事情を持つているのですから、もう少し出席するよう努力してもらいたい。もし与党の議員の関心がないのなら、全部、野党の方にまわしていただけば十分やりますから……。
【次の発言】 議事進行について…。今角田委員から質問なさつた、何か北鮮で共産軍が女をみんな殺した、資本主義の時代に生きていた女を生かしておくと、その子供はみな資本主義を考えるから、みな殺したというようなことを言われたが、その出所を私の方の参考までに調べたいと思いますから、今の事実をどういう所から調べられたか??角田幸……

第10回国会 予算委員会 第10号(1951/02/08、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は別にあげ足をとるつもりでもなんでもないのですが、実はこの前の補正予算の質疑の際にも、周東安本長官からこの輸入計画の点についてお聞きした際に、非常に周東安本長官は楽観的なことを述べられたのです。私たちとしては輸入は非常に重要な問題なんだがどうかと言いましたが、決して心配ないというような非常に楽観的に響く言葉を聞いていたわけなんですが、その後のいろいろな情勢を見ますと、日本の国の経済にとつて最も重要な問題は、輸出よりはむしろ輸入なんだ、最近では輸出を禁止して輸入に全力を盡すべきだ、輸出銀行も輸出入銀行にしなければならないじやないかという意見すら出ているようであります。また本年度……

第10回国会 予算委員会 第11号(1951/02/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 第一は、最近地方並びに教員の諸君から、教育財政の危機ということが切実に叫ばれておるのであります。大体平衡交付金の交付の問題についてもそうであります、シヤウプの第二次勧告から言いましても、昭和二十六年度の平衡交付金は千三百億必要ではないかということが勧告されておる。地方財政委員会からは千三百五十八億という勧告が出されておる。それにもかかわらず、政府は千百億しか実は出しておらない。このために地財では再勧告までしておるのであります。こうした平衡交付金の非常な縮減ということが、地方財政を危機に陷れ、地方財政の危機がさらに教育財政を危機に陷れる。日本の教育は今や財政の面から非常な危機に陷……

第10回国会 予算委員会 第12号(1951/02/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して……。予算の説明書の四十七ページを見ますと、大麦、米、小麦は日本船の場合と米船の場合とでは違つておる。たとえば小麦は九十七ドルが九十五ドル、大麦は七十六ドルが七十四ドルとそれぞれ二ドルずつ違つておる。だから食糧に関する限り、船賃はやはり外国船の方が日本船より高いということが言えますか。
【次の発言】 そうすると、援助資金で日本が食糧を買う場合には、普通の場合よりは高くなる。かつ日本船よりも高く買わされる。要するに日本の方が損をするのが援助だというのですか。
【次の発言】 援助という名儀だけれども、援助で買うのはコマーシヤル・ベースより高いのです。しかも日本船より高くなつ……

第10回国会 予算委員会 第13号(1951/02/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほどの横田君に対する法務総裁の答弁は、わが党に影響するところが多いのでありますので、もう少し明確を期しておきたいと思うのであります。  まず法務総裁にお聞きしたいのですが、法務総裁の言う軍国主義という考え、法務総裁の考えておる軍国主義というのは一体どういうことを言うのか。まずこれからお聞きしたいと思う。
【次の発言】 日本人の考えておる軍国主義というのは、旧東條軍閥のような、日本の国を誤まつて世界征服の挙に出でさしたポツダム宣言で言う旧軍事的な潜勢力、こういうものを復活させることが軍国主義的な考えだというように解釈するのが、われわれの正しい解釈だと思います。そのためにこそ世界……

第10回国会 予算委員会 第15号(1951/02/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して伺いたい。先ほどの庄司委員の法務総裁に対する質問で、「平和のこえ」の検挙に際して、共産党員のところからダイナマイトや小銃が出て来たというような質問に受取れました。この点はあたかも共産党が暴力革命の準備のために党員がこういうものを計画的に準備しておるという意味にとれました。そこであなたにお聞きしたいのは、第一には、これは一体共産党員が所持していたのか、あるいは被検挙者の同居の家屋あるいは居所を捜査した際にそれが出て来たのか、その所持者は一体だれであつたのかということが第一点。  それから第二点は、これは党の指示あるいは党の方針として所持していたということになつていたのか。……

第10回国会 予算委員会 第18号(1951/02/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほどの黒田委員の質問の中で、援助資金と終戰処理費と関係があるという考え方は、間違いだという池田大蔵大臣のお話ですが、援助資金が少くなつたということは、それだけ援助する必要がなくなり、日本の経済の自立が達成され、占領の目的が達成されたことだと思うのです。アメリカの援助が必要でないというくらい、日本の国の自立ができたならば、占領目的が達成されただけ、占領費が減らされるのは当然だと思います。国民のふところ勘定からいえば、援助が減るほど自立が達成された以上は、終戰目的も達成されたのだから、終戰処理費も少くして、国民の負担を少くするというのが私は当然だと考えるのであります。この点大蔵大……

第10回国会 予算委員会 第19号(1951/02/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 松永氏は来るのですか。
【次の発言】 来るとも来ないとも何とも返事もないのですか。それを責任をもつて確かめていただきたい。今小坂さんから小坂さんの立場をお聞きしておるのだから、やはめ松永さんからも松永さんの立場をお聞きしなければ、われわれはわからない。それを責任をもつて確かめてもらいたい。
【次の発言】 午後の出席の問題ですが、先ほど来小坂総裁からいろいろお話を聞いて、日発側と公益委員会側との鋭い対立があるということがよくわかつたのでありますが、しかしわれわれは公益委員会側の意見も聞かなければ公正な判断もできないと思う。先ほど来松本委員長については病気の由でありますが、それを確……

第10回国会 予算委員会 第23号(1951/03/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 最初にお聞きしたいのですが、開発銀行についてはいろいろ機能があると思いますが、こういうことがいわれております。今市中銀行が大分長期の投資をしているが、この長期の投資というものは本来市中銀行の建前としてはやるべきものでないので、この市中銀行の長期資金を肩がわりさせるという目的も一つあるのだ、というようなことがいわれておりますがこの点はどうですか。
【次の発言】 今各市中銀行で、これは参考までにお聞きしたいのですか、オーバー・ローンになつている額はどのくらいありますか。総計でもけつこうであります。
【次の発言】 市中銀行の長期投資を肩がわりするというような場合が起きるというのですが……

第10回国会 予算委員会 第24号(1951/03/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 大分井出君が詳しく聞いておりますから、簡潔にお聞きしたいと思います。  第一にお聞きしたいのは、昭和二十六年度の予算がすでに参議院を通過したわけなんですが、その昭和二十六年度の予算の中に、こうした構想がきまらなくて、これが国会ですでに参議院を通過する直前、こうした補正を出さなければならなくなつたような事情は、どういう事情からであるかということを、まずお聞きしておきたい。
【次の発言】 そこでそうしますと、十分検討されて構想を練られたと思いますが、先ほど並びに昨日からこの問題についてお聞きしておるのでありますが、この具体的な投資先、これが法令で見ますと、いろいろな問題が出ておりま……

第10回国会 予算委員会 第25号(1951/05/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 簡單にひとつ質問をしたいと思います。マーカツトの声明を見ますと、日本の将来の市場を東南アジアの方向にさし示していると思うのであります。そこでこの問題を中心にして二、三お聞きしたいと思うのですが、原材料の調達については、マーカツト声明並びに日米経済協力としては、どういう方向を日本に指示しておるか、この点についてまず安本長官にお聞きしたいと思います。原材料の輸入、これが非常に重要な問題だと思いますが、この点については安本長官としてはどう考えるか、またマーカツト氏としてはどういう方向を指示しているか、こういう点をまずお聞きしたい。

第10回国会 労働委員会 第2号(1951/03/02、24期、日本共産党)

○林(百)委員 最初に委員長に議事進行に関してお尋ねしておきたいのですが、実は今日は第十国会において初めて開かれた労働委員会なんです。(「二回目だ」と呼ぶ者あり)二回目にしても、昨日は政府の提案理由の説明だけということで了解を得ておるわけです。それでわれわれとしては、昭和二十六年度の政府の労働行政についての、全般的な問題を実は聞きたいわけです。町には失業者があふれております。それから労働強化の問題が、非常に大きな関心のある問題になつております。賃金ベースの問題も、物価騰貴と低賃金で、非常に大きな労働階級の関心の問題になつておる。そういう非常な窮迫した労働情勢のもとにある今日、政府としては労働行……

第12回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1951/11/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今出ているのは動議ですか。動議ならば動議に対して私の方の意見を述べて、反対の人があるなら反対でもいいが、希望なら希望で自由党の皆さんの希望もあり、われわれの希望もありますので、これをどういうふうに委員会として御処置なさるか、それを聞いてわれわれの意見も発表する機会を與えていただきたいと思います。
【次の発言】 引揚げの問題について各委員が非常に御熱心に関心を持つておられることについて、われわれも同感でありますが、ただ今の引揚げ問題の扱い方が非常に反ソ反共的な、政治的な道具に使われているきらいが非常に多いのであります。先ほど高橋委員のお話の中にも、無責任な発言をする者があるという……

第12回国会 外務委員会 第2号(1951/10/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほど並木委員、北澤委員からもいろいろ御質問があつたのでありますが、この平和條約の二十六條と今度の台北に在外事務所を設けるという関係ですが、これはやはり事実上こういう既成事実をつくつて行つて、中国政府の中の蒋介石政権と、何らか将来講和を結ぶというような方向へ、一つの既成事実をつくつて行くわけなんですか。それとも在外事務所は台北に設けても、二十六條に基いて日本が講和を結ぶ場合の中国の相手方政権に対しては、まだフリー・ハンドの立場にいるという見解なんですか。どういう意味ですか。
【次の発言】 あとと言うてもはつきりしない。そうするとやはり自由の立場にいるというわけですか。

第12回国会 外務委員会 第5号(1951/11/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今の黒田さんの御質問ですが、そうすると、私途中へ入つて来たのですが、この説明書の中にある「この会議中アルゼンチン及びソ連は、それぞれ最高価格の過小及び保証数量の過小を理由としてこの協定に調印しなかつた。」この最高価格の過小を理由としたのは、アルゼンチンと見ていいわけですか。ソ連はこの点は異議がなかつたと見ていいわけですね。
【次の発言】 そうしますと、今ソ連は大体どのくらいの値段でどこへどの程度小麦を出しておるか、わかりませんか。
【次の発言】 この協定価格より上まわつておりますか、下まわつておりますか、それもおわかりになりませんか。

第12回国会 外務委員会 第6号(1951/11/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 農林大臣にお尋ねしたいのです。あまりむずかしいことは聞かないから、安心して答えてください。(笑声)  アメリカの小麦の生産状況は、大体生産過剰の状態にある。要するに手持ちが豊富で、これをどう処分するか、アメリカの小麦の価格をどう維持するかということが、アメリカ農業政策の中心になつていると考えますそう解釈していいですか。
【次の発言】 そうしますと国際小麦協定にソ連が加入を申し込んだとき、ソ連側では七千五百万ブッシェルかの輸出割当を申し込んだところが、五千万ブッシェルの割当しかない。十分余力があるのにその余力を認めない。そうしてアメリカとカナダだけが非常な割当のパーセンテージの高……

第12回国会 外務委員会 第7号(1951/11/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 同僚委員からもいろいろ質問があつたのですが、日本人が外国への旅券を発行してもらう場合の資格について、どういうものについては許可しない、どういうものについては許可するとか、その資格、條件をちよつと示してもらいたいと思います。これはちよつと條文にもあるようですが、大体の基準を示してみてください。
【次の発言】 第十三條の五号がやはり私は問題になると思うのであります。というのは「外務大臣において、著しく且つ直接に日本国の利益又は公安を害する行為を行う所があると認めるに足りる相当の理由」とありますが、そのときの外務大臣の属する政権の性質によつて、自分の政権と相いれないような政策を持つて……

第12回国会 外務委員会 第8号(1951/11/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと関連して……。竹尾委員からの質問で、社会主義国あるいは人民民主主義国がこれに全然加盟しておらない。それが加盟しておらないということは、何か協力するに都合の悪いことがあるのだろうというような、非常に抽象的な説明なのですが、どういう都合が悪い、なぜそういう意思が出て来ないとお考えになりますか。
【次の発言】 取消されちや困るので、内容を聞きたいわけです。取消されたんじや、けんかにならない。ハンガリーが一九五一年一月二十六日に脱退した、この理由は何でしよう。それはお調べでしよう。
【次の発言】 判明しておらないだけじや、どうも責任を果したことになりませんので、決して討論の材料……

第12回国会 外務委員会 第9号(1951/11/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は旅券の発給の問題について、法務総裁に質問したいのです。  旅券法案の第十三條に、旅券の発給あるいは渡航先の追加の申請に対して制限條項があるのでありますが、その第五号に「外務大臣において、著しく且つ直接に日本国の利益又は公安を害する行為を行う虞があると認めるに足りる相当の理由がある者」は発給の制限を受けるとあるのであります。そしてその次に、「外務大臣は、前項第五号の認定をしようとするときは、あらかじめ法務総裁と協議しなければならない。」と書いてあるのでありますが、第十三條の第五号については、法務総裁はどういうようにこれを解釈されるか、その見解をまずお聞きしたいと思います。

第12回国会 外務委員会 第10号(1951/11/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して、お忙しいと思いますから簡潔に質問します。今の終戦処理費で支払うということですが、長官も御存じの通りに、終戦処理費というのは、直接日本の占領に必要な占領軍の費用を立てかえ払うのであつて、御存じの通りにあそこにいた飛行機は朝鮮事変のために、アメリカの極東軍が使つておつた飛行機によつて起きた事故でありますから、これは日本の占領に必要なための費用ではなくして、やはり極東軍の戦争のために発生した事故として、向うの費用で払うべきであつて、日本の終戦処理費で払うべきものでないと思いますが、その点はどういうようにお考えになりますか。

第12回国会 議院運営委員会 第2号(1951/10/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 きようは社会党の鈴木さんまで、大物三人をやつた方がいいでしよう。
【次の発言】 これは何に使うのですか。
【次の発言】 これは少し別の問題になりますが、今のこういう重要な国会だから、なるべく国会の模様を正確に国民に知らせるということは重大なことだと思います。そういう意味で、今の問題については異論はないのですが、例の速記の問題は、参議院ではこういう申合せをしたそうであります。なるべく今度の国会では議長の職権で削除したりすることがないように、やはり速記を十分生かして、これを印刷にして国民に知らせるようにしよう、こういう点は大いに自制しよう、こういうことが参議院の議運で話が出たのだそ……

第12回国会 議院運営委員会 第3号(1951/10/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 結局このベース・アツプと年末手当の〇・八箇月分は、今度の一般の補正予算に含まれているものにならつているわけですね。
【次の発言】 新しく手当をふやすとかいうのは、通信費だけですか。
【次の発言】 もう一つ……。こまかいことですが、議員で追放になつた諸君がいますね。ああいう人の歳費は減少額の方へ入るのですか。
【次の発言】 私どもは、行政監察特別委員会は、存在の意義がないということで反対です。しかしながら、椎熊君から出た電力問題に関する特別委員会は……。
【次の発言】 そうすると、行政監察と何ですか。
【次の発言】 いずれも必要なし。

第12回国会 議院運営委員会 第9号(1951/10/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは各議員の特権だから、法案に対する反対討論はやらしたらどうですか。
【次の発言】 大きな法案で、時間なんかも考えなけれでならないという場合はいいけれども、こういうこまかい法案の反対討論まで小会派の発言を押えて行くということになると、たいへんだと思う。
【次の発言】 原則を守りましようよ。やつぱり鉄道と郵便と電話とは影響するところが違うから……。
【次の発言】 もう準備したのだから……。
【次の発言】 議案に対して反対討論できるということは原則だ。
【次の発言】 そういう点ならわかる。何か押しつけるように言うから……。

第12回国会 議院運営委員会 第10号(1951/10/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 各党一つずつだから……。
【次の発言】 これは緊急性がある。議員宿舎まで入るのだから、大きく国会で取上げて人権を守らなければならぬ。これほど大きな緊急性のあるものはない。
【次の発言】 詳しいことは委員会でやらなければならぬが……。
【次の発言】 椎熊君、今次災害対策でなくていいのですか。
【次の発言】 これは留保しておいてください。お互い議員の身分の問題だし、あなた方もまた十分考えてもらいたいと思う。
【次の発言】 委員会でもやつてみますが、本日はちよつと留保しておいてください。
【次の発言】 バツジの問題だけ取上げると、そういうように誤解を受けるが、たとえばわれわれの議員宿……

第12回国会 議院運営委員会 第11号(1951/11/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 二十三控室は、第一は賛成しているのですか。
【次の発言】 一応上林君にしておいて、あと小会派でだれを出すかがまとまつたらいいわけでしよう。
【次の発言】 そんな意地の悪いことはないだろう。小会派の方で討論させるということに一致したから、それでいいじやないですか。各党の意見の違いはあつても、それはしかたがない。
【次の発言】 討論の趣旨が、この趣旨でいいだろうということに一致したのだから、いいわけでしよう。
【次の発言】 この前に総長から調査してもらうことになつておつたバツジの問題ですが、できたらここで警備小委員会でも開いてもらつて、そういう問題――この中における警察官の動向ある……

第12回国会 議院運営委員会 第12号(1951/11/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 われわれは委員全体に反対しているのですが、返事はあとで申し上げます。
【次の発言】 私の方からもきよう出しております。
【次の発言】 私どもの方も、本日付で事務当局の方へ出しましたから…。
【次の発言】 両方です。
【次の発言】 ちよつと倉石君の返答の前に、今の決議案に関連して、昭和二十六年十月二十二日付で、地方財政委員会委員長野村秀雄氏から林衆議院議長あてに、本年度の平衡交付金を補正予算の百億に加えてさらに百億増額すべきだということを、地方財政委員会設置法第十三條に基いて意見書として提出されていると思うのですが、これが議長さんのところに来ているかどううか、また来ているとすれば……

第12回国会 議院運営委員会 第13号(1951/11/08、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ぼくの方は椎熊君に頼んでいない。(笑声)
【次の発言】 私の方の提出の決議案は、それが一本になつた場合に、討論に参画できるならば、出す必要はないのですが……。
【次の発言】 横田君……。
【次の発言】 予算案はことに重要な議案であるし、議員の発言を制限するということは、議員の生命を奪うことと同じだから、この前の不信任案では讓つてあることだし、許したらどうですか。
【次の発言】 まだ小会派の方の何人かということは、きまつてないでしよう。
【次の発言】 予算だから、二人やらしたらどうですか。
【次の発言】 私の方は先ほど石田君の特別のお招きにもあずかりませんでしたし、突然今文案を発……

第12回国会 議院運営委員会 第14号(1951/11/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは、梨木君がきようはからだのぐあいが悪いので、あとから来るといつておりますが、もし間に合わなかつたら、だれかかわつてやりますから……。
【次の発言】 場合によればよすかもしれません。
【次の発言】 私の方は国際小麦協定と国際労働機関憲章は反対ですから、討論に一人出ます。
【次の発言】 これはあとから申し上げます。
【次の発言】 これは賛成です。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 それでは相談して来ます。もし梨木君が来てくれれば梨木君がやります。

第12回国会 議院運営委員会 第15号(1951/11/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これはやはり議員の身分に関する問題ですから、石田君の意見のようにこの委員会でやられたらどうです。
【次の発言】 一度議運を開いて、本人にも来てもらつて、そのときの事情を聽取したらどうです。そうして院内警察の小委員会に移す必要があるなら、移すということにきめたらどうです。
【次の発言】 私の方だけは別にしてくださつたのですか。
【次の発言】 共産党を除くとか入れるとか言わずに、野党代表と言えばよいじやないですか。
【次の発言】 ルース台風の方の決議案はどうなるのですか。
【次の発言】 石油の問題は重要ですから、ぜひやらしてもらいたい。

第12回国会 議院運営委員会 第16号(1951/11/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方では、柄澤登志子君が、二つを一括して、討論をいたします。
【次の発言】 話がまとまればいいわけだね。
【次の発言】 私の方の提出のものは、自由党の諸君があげて賛成というわけにはなかなか参らぬと思います。から、委員会の方にまわして、委員会でぜひ審議してもらいたいと思います。
【次の発言】 委員会で取上げるように、委員長の方から十分お願いいたします。
【次の発言】 だれですか。
【次の発言】 これは、かけひき抜きで、きよう緊急質問をやることはやるわけですか。
【次の発言】 私の方もいろいろ話し合つて、整理するものは整理しなければならぬと思うのですが、打明けた話を聞きたいのです……

第12回国会 議院運営委員会 第17号(1951/11/17、24期、日本共産党)

○林(百)委員 そこで衆議院の見通しについて伺いたい。会期延長の問題にからんで、官房長官がいてくれればいいのですが、きようは見えておりません。そこで今委員会で審査中のもので、こちらの方がこの国会にぜひ上げなければならないというようなもの、これを自由党の人からでもけつこうですが、参考までに伺つておきたいと思います。
【次の発言】 旧令と、その次のは、本国会でやりたいということで、本日の緊急上程にはならないのですか。
【次の発言】 参議院の方からもどつて来そうなものはありますか。
【次の発言】 労農党は旅券法に反対ですね。
【次の発言】 委の方は反対です。

第12回国会 議院運営委員会 第19号(1951/11/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は、無畜農家解消に関する決議案には賛成ですが、討論をやらしてもらいたいと思います。
【次の発言】 横田甚太郎君が、自分で豚を飼つて苦労しているから、ぜひ討論をやりたいというのですが……。
【次の発言】 討論はさしてください。
【次の発言】 きよう問題にしないというのですね。それは党へ帰つて相談もしたければなりませんから……。
【次の発言】 私の方では、それは無理だということになつております。
【次の発言】 それでは、外務委員会に付託を願うことに御決定願いたいのですが。
【次の発言】 もうきまらないことがわかつておりますし……。

第12回国会 議院運営委員会 第20号(1951/11/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 まだよくわからぬのですが……。
【次の発言】 あした決議文を上程して決議するのですか。
【次の発言】 私の方は党に帰つて相談します。
【次の発言】 私の方はまだはつきりしておりませんから……。
【次の発言】 私の方から出ておる決議案はどうですか。これは本日ぜひ上程していただきたいと思います。
【次の発言】 いや、ぜひ委員会にまわしてくれというのじやない。そうしたらどうですかということで、救助の方法を申し上げたわけです。

第12回国会 議院運営委員会 第21号(1951/11/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 二日の延長というのは、参議院ではどういう情勢から出たのか、おわかりですか。何と何がまだ残つておるのですか。
【次の発言】 それ以上説明がなければ、しかたがありません。
【次の発言】 私の方は、今その事情を聞いたのですが、二日で上るという保証がないと思うのです。現に定員法の問題があつて、予算の方は定員法の結果を見てからきめるということですが、延ばすなら通常国会の前日まで延ばして、こういうことを二度、三度繰返す愚をしない方がよいと思う。目途でもつて二日間の延長というようなことには賛成できませんから、反対いたします。
【次の発言】 延ばすなら通常国会までやつたらよいと思うのです。

第12回国会 議院運営委員会 第22号(1951/11/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは外務委員会で民主党の並木君も御質問をしたのですが、政府から具体的にどうするかという答弁はなかつた。目下考究中であるということであつた。それが具体的にどうきまつたかということを発表する責任がある。もう一つは終戰処理費から出したというが、あれは日本の占領軍の行動でなく、国連軍としての作殿軍の行動だ。これを日本の終戰処理費から拂い出す必要はないわけです。(「そういうことだかどうだか、わからないじやないか」と呼ぶ者あり)わからないでしよう。だからそういう政府の見解をはつきりしておかないと、今度はB二九が一機ぐらいだつたが、今後演習によつてああいう被害が起きて来た場合に、どういうふ……

第12回国会 議院運営委員会 第23号(1951/11/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は、今度の行政整理は吉田内閣の再軍備のための行政整理であり、日本の国家機構を軍国的な機構に画編するための行政整理ですから、一人でも首切ることは絶対反対だという態度を一貫して貫いておるのであります。従つて一人でも吉田内閣によつて公務員が首切られることは絶対反対ですから、参議院の回付案にも反対、原案にも反対いたします。
【次の発言】 私の方は、この四條の改正が結局土建業者の発言権、利益を、建設大臣を通じて介入させるということで、かえつて水産資源保護の立場からいつてこれを困難にさせる方向に導くものであるということで、参議院の修正に反対いたします。

第12回国会 議院運営委員会 第24号(1951/12/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 その二百幾つかのポ勅を、どれは生かす、どれはなくす、どれは修正するということを、全部この法律の中に入れるのですか。
【次の発言】 それが法律として出るまでは、ポ政令の効力を法律と同等に認めるというわけですね。
【次の発言】 それからこれに関連して、もしあとで議題になるならそのときでいいのですが、予算がいつごろ出るか、それから施政方針演説なんか、いつごろやる予定ですか。
【次の発言】 年内にやる見込みはないのですね。
【次の発言】 それは議場に入る場合でしよう。議場外ならハンド・バツグを持つておつてもいいのではないですか。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第4号(1951/10/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 田中委員長不信任の動議の趣旨の弁明をいたします。  このたびの講和並び安保両條約は、世界の二つの大きな勢力、要するに侵略的な政策を維持しようとする帝国主義的な政策と、平和をどこまでも守ろうという民主的な勢力との、二つの大きな対立から発生しておるのであります。われわれはこの條約は、世界の平和を熱望しておるところの民主的な勢力の意思を踏みにじつて、日本の国を外国の帝国主義の基地にし、日本の国を外国の帝国主義の基地にし、日本の国を外国の奴隷にしようとするような條約であるということを確信しておるのであります。従つてこうした世界の平和を愛好する勢力、日本の平和を愛好する勢力の代表の側から……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第5号(1951/10/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 前文についての質疑をいたしたいと存じます。前文を見ますと、「国際連合憲章の原則を遵守し、世界人権宣言の目的を実現するために努力し、」云々とあるのであります。従つてわれわれは、この国際連合憲章の原則というものを日本政府の責任者はいかに解釈しているかという、まずこの国際連合憲章の原則なるものについて、政府の責任のある見解をただしたいと思うのであります。
【次の発言】 その最も妥当である国際連合憲章の原則とは何をさすかということをお聞きしているのであります。
【次の発言】 そうすると、国際連合憲章の中に含まれておる一切の基本的な精神はこれを遵守するという立場からこの條約を締結されたと……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第6号(1951/10/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 国連憲章の七十九條並びに八十二條によりますと、将来信託に関する信託統治協定が当然結ばれることと思います。信託統治協定は直接関係国によつて結ばれると思いますが、この信託統治協定と、それから直接関係国というのはどういう国であつて、将来どことどこで、どういう信託統治協定が結ばれるのかということ聞いておきたいと思うのであります。
【次の発言】 そうすると、信託統治協定というのは受任国と国連との間で行うというように解釈していいですか。
【次の発言】 信託統治の協定である限り、やはり直接関係国間において協定が結ばれて、その協定が国連の総会なり、あるいはある場合には安保理事会にもかけられる場……

第12回国会 郵政委員会 第7号(1951/11/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 この料金を上げました基準ですね、どうしてこういうように上げるか、その基準をまずお聞きしたいのです。こうするとどうなるんですか。たとえば十八條で一例を申しますと、通常払込みの場合に、従来が十円だつたのが十五円になる、五円上げますね。どういうところからこの五円が出て来るのですか。
【次の発言】 これは国家会計からいいますと、郵政事業特別会計の中へ入る一事業と考えるべきですか。それとも郵便貯金特別会計の一部門の事業になりますか。
【次の発言】 そうするとこの振替貯金ですが、私もあまり振替貯金というのはやつたことがないですが、郵便振替貯金として貯金されているものの運用はどこへ行くのです……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第12号(1952/04/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 時間もあまりありませんから、簡軍にお聞きしたいと思います。先ほど援護庁長官の答弁の中で、遺家族の援護法が、それ自体としては沖繩にも適用されるようになつているのであるが、具体的にそれを適用する場合に、行政的な手続の上で問題があると言われましたが、どういう問題があるのですか。
【次の発言】 そこで私は石原次官にお聞きしたいのですが、御承知の通り四月一日に沖繩では憲法が発布されまして、沖繩の統一政府ができまして、その上にアメリカの民政副長官がいるという形で、あたかも独立した政府がすでにできた形になつておるのであります。そこで堤委員からも質疑がありました通り、潜在的には適用があるといつ……

第13回国会 外務委員会 第1号(1951/12/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 並木君から中国の問題についてお尋ねがありましたが、これについてわからない点がありますので関連して聞きたいと思います。二十六條の「同一の又は実質的に同一の條件で二国間の平和條約を締結する用意を有すべきものとする。」これはどういう意味なのですか。ということは中国に二つの政権があつて、いずれかの一つを選択する余地があるといいますが、御存じの通りに、北京政府の方ではこの條約は中国、ソ同盟に対する宣戰布告にもひとしいということを言つておる限り、この條約と同一の又は実質的に同一の條件で、北京政府を選ぶなんということは、問題にならないと思いますが、その点についてどうお考えでありますか。

第13回国会 外務委員会 第2号(1952/01/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は警察予備隊の性格について、先ほど佐々木委員の質問がありましたが、どうしても政府の答弁で納得できないところがあります。国民だれ一人として、今の警察予備隊が、政府の答弁するような性格のものだとは考えていないと思います。そこでこの問題について、少しこまかく聞いてみたいと思います。まず大橋国務大臣にお聞きしますが、今年度の警察予備隊の経費は五百四十億であります。この警察予備隊経費の五百四十億の説明を見ますと、装備、施設等の充実ということがありますが、この装備、施設の充実というのは、具体的にどういうことをいうのですか。現在持つている、何と言うか、兵器と言つて悪いなら、武器と言つてもい……

第13回国会 外務委員会 第3号(1952/02/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちようど菊池委員から台湾問題の質疑があつたので、ちよつとお聞きしたいのですが、私たちも講和條約との関係がどうなるのか、ちよつとも政府の説明ではわからないのです。この講和條約二十六條に基く條約ではないわけですか。「同一の又は実質的に同一の條件で二国間の平和條約を締結する用意を有すべきものとする。」これに基く條約ではないとおつしやるのですか。ないというなら一体どういう点が違うか。どういう性格の條約か。それをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 非常に抽象的でよくわからないので、私の質問ももう少し具体的にしますが、そうすると講和條約の二十一條に基くこの中国は、第十條――第十條という……

第13回国会 外務委員会 第4号(1952/02/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して……。特定財産管理令によつて管理しておる財産は、どんなものがどのくらいあるのですか。
【次の発言】 私もその点で、安全保障條約の中にある駐留アメリカ軍を使用することのできる一つの條件、「外部の国による教唆又は干渉によつて引き起された日本国における大規模の内乱及び騒じよう」というのは、具体的にはどういう場合を考えられておるか、まずその点をお聞きしたい。
【次の発言】 これはこの條約によりますと、日本の自衛権に與える援助を含めてということがあるのでありますから、こういう場合には当然日本の警察予備隊が出動することを前提として、それに援助を與えるために、日本に駐留するアメリカ軍……

第13回国会 外務委員会 第5号(1952/02/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 マ・ラインが講和後効力がなくなるというお話ですが、しかし中国、ソビエトとの関係においては講和條約がまだ締結されておりませんし、それからマ・ライン問題につきましても、一方的に日本側がアメリカとの間の話合いだけで、マッカーサー・ラインがないというような一方的な判断をして、ここに漁業を進めて行くということになると、これは明らかに中国、ソビエト側との話合いがない限り、漁業の問題を通じて中国、ソビエトをかえつてこちらこそ侵略するというような形になると私は思う。たとえばアメリカとの間の話合いで太平洋方面には航海の自由すら制限して漁業協定を結んでいるのでありますが、中国、ソビエトにはこういう……

第13回国会 外務委員会 第6号(1952/02/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 共産党を代表いたしまして、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く賠償庁関係諸命令の措置に関する法律案につきましては、私の方は反対であります。理由は、特定財産管理令の廃止等がその反対の理由の最も中心になるのでありますが、われわれが戰争の責任を明確にし、日本の国の軍国主義的な勢力の復活を嚴格に押えるということは、ポツダム宣言並びに極東委員会の、日本の国に課せられた重大な任務の一つであります。ところが最近吉田内閣は、続々ここの戰争犯罪人あるいは戰争責任有の追放を解除しまして、この復活をはかり、日本の国をして再び軍国主義的な空気を横溢させて、かつての軍国主義への逆もどりをは……

第13回国会 外務委員会 第7号(1952/03/05、24期、日本共産党)

○林(百)委員 それから委員長に資料の希望があるのですが、これは正式に要求したいのです。行政協定の議事録ができ次第出版して外務委員には配つていただきたい。
【次の発言】 私はモスクワ行きの旅券の問題について、各関係者にお聞きしたい。まず欧米局長にお聞きしたいのですが、旅券の申請はすでになされておるのであります、これが今もつて下付されない事情はどういう事情に基くのか、それをまずお聞きしておきたい。
【次の発言】 あなたも御存じの通りに、経済会議は四月の三日に開かれるのであります。少くとも三月の中旬にはこちらを出まして、それから鉄道でシベリアを越してモスクワへ行くのでありますから、どうしても三月の……

第13回国会 外務委員会 第8号(1952/03/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は第二十四条の問題について、石原さんにお聞きいたします。先ほど並木君からの質問があつたのですが、またもう少し掘り下げてお聞きしたいと思うのです。第一に、第二十四条の「日本区域」というのはどこをさすのか、まずそれをお聞きしたい。
【次の発言】 この行政協定を見ますと、いろいろな言葉が使つてあるので、これは正確にしておかなければならぬと思いますが、第三条の「日本国の領域」というのとはまた違うのですか。「日本国の領域への、領域からの又は領域内の航海、航空、通信、又は陸上交通」というような言葉がありますが、これとどう違うのですか。

第13回国会 外務委員会 第9号(1952/03/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 行政協定の細目について少し岡崎国務大臣にお聞きしたいと思います。第十二條の工事または調達物資の供給の業者の選択に関する件でありますが、第十二條の第一項によりますと、選択に関する制限を受けないというのでありますけれども、これはまつたくアメリカの駐留軍の自由にまかされるのであつて、これについては日本の政府の、介入というものはあり得ないのかどうか。もう少し補足しますが、たとえばアメリカの軍隊としては、その工事の請負あるいは物資の調達については、これは軍の機密に属するものということで、アメリカの業者あるいはアメリカ軍と特殊に結びついた日本のほんの一部の業者に限られるというようなことにな……

第13回国会 外務委員会 第10号(1952/03/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと関連して。先ほどの北澤委員の質問に看過しがたい問題を見出したのであります。国家公務員法第三十八條の「日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者」これを、北沢委員はあたかも共産党がこれに該当し、また日本共産党とソ連とが特殊の関係にあつて、ソ連に行つている外交官がソ連の政府といろいろ関係する場合のことを考慮して、特に嚴重な忠誠の義務を負わせるべきだということを言われておりますが、一体この政党が共産党をさすのかどうかということ、それからそれがソ連とどういう関係があるというように……

第13回国会 外務委員会 第11号(1952/03/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は日本共産党を代表して、この法案に反対するものであります。  反対の第一の点は、この法案によりますと、大使、公使の任免はもちろん、選考による外務職員の任命制をとることによつて、外務公務員の任免の実権はまつたく外務大臣の掌中に握られておるのであります。さらに官職の格付も第五條によりますと、これは外務大臣の掌中に握られておるのでありまして、これはあたかも外務省の中に外務大臣という天皇があつて、そのもとに外務省という天皇制をしくのとまつたくかわりがないのでありまして、これは明らかに天皇制の官僚機構の復活以外の何ものでもないと思うのであります。しかもこの外務省公務員法が将来再び日本の……

第13回国会 外務委員会 第12号(1952/03/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議事進行について。このポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く外務省関係諸命令の措置に関する法律案の審議の方法について、私は動議を提出したいと思うのであります。  このうちやはり一番重要な法案は、何と申しましても出入国管理令並びに外国人登録法案、この二つであります。この二つの法令等に関しましては、日本の政府がただいま交渉しておる中国並びに朝鮮の政権自体の問題につきましては、明らかに中国の人民が圧倒的に中華人民共和国、北京政権を支持しておるにもかかわらず、政府はあえて台湾の、国際的には亡命政権といわれておる蒋介石政権と交渉をかわしておる。一方朝鮮の問題につきましても、朝……

第13回国会 外務委員会 第13号(1952/03/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議事進行について。大江政府委員は予算委員会で、貧困者、それから結核患者の退去者をちやんと説明しているのです。特に貧困者の退去五千三百五十名というのは、全然数字が違うでしよう。こういうふうに政府の責任者同士が無責任な答弁をして、これをこのまま国会として見のがすわけに行かない。従つてただちに大江政府委員の出席を求めまして一体大江政府委員は何を根拠にこれを出したのか聞きたいと思うのです。おそらく大江政府委員の言うことがほんとうで、今出入国管理令を審議するのに、貧困者、結核者などという数字を出すとぐあいが悪いから、まずここでごまかしているのではないかとも解釈されますが、そうなると、われ……

第13回国会 外務委員会 第14号(1952/03/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 少しこまかい点を聞いておきたいと思います。管理庁長官にお聞きしたいのですが、きのうの岡崎国務大臣の言う便法をいうのは、大分委員長も今便法があるからからといつて、野党の議員の切りくずしにかかつているようでありますが、この便法というのは、具体的にはどういうことなのか、もう少し具体的にどうするということをお聞きしておきたいと思います。そうでないと、ただ岡崎国務大臣が便法といつただけでは、われわれ納得できませんので、長官はこれはどういうように解釈するかということをお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 詳しい内容のわからない便法というのは、判断に困るのです。たとえば、もう少し具体……

第13回国会 外務委員会 第15号(1952/03/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は要約して簡單に四点だけ質問させていただきます。  第一はこれは朝鮮の諸君のあげての希望でありますが、外国人登録令あるいは出入国管理令というのは、これは新たに終戰後日本に出入りする一般の外国人に適用するもりであり、この必要のためにできたと私は思うのであります。ところが日本にいる朝鮮の諸君あるいは台湾の諸君というのは、御承知の通りに、日本の従来の国策に協力をして来、並々ならぬ関係のあつた諸君であるということは、岡崎国務大臣自身本日劈頭おつしやつておるところであります。明治以来何十年となく日本の国に日本人として生活して来た諸君であり、また日本人の血もお互いに流れ合つておる諸君であ……

第13回国会 外務委員会 第16号(1952/03/31、24期、日本共産党)

○林(百)委員 條約の第一條(c)に「判断が、仲裁付託に定める仲裁裁判所」とありますが、この「仲裁付託に定める仲裁裁判所」というものは、どういうものですか。
【次の発言】 今、広汎な意味での、仲裁裁判のいろいろのあつせん、管轄をするロンドン仲裁裁判所があるというような御説明ですが、そのイギリスはこれを批准し、寄託しておるのですか。
【次の発言】 そこで、狭義の意味の仲裁裁判所に対する異議の申立て、控訴、上告というのは、これはどういう手続なんですか。仲裁裁判に控訴、上告の道が開かれておるわけですか。
【次の発言】 そうすると、わが国の場合には仲裁判裁――正確に言うと判断だと思いますが、仲裁判断が……

第13回国会 外務委員会 第17号(1952/04/02、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私はこの前岡崎国務大臣に質問いたしました、今朝鮮の戰線で問題になつております細菌戰の問題につきまして、日本人がこれに關與しているということが国際的に報道されておりますので、この点について政府から明確な答弁を求めたいと思うのであります。大体細菌戰につきましては旧日本の関東電が元祖であつて、これが昭和十年、十一年に天皇の秘密軍令のもとにハルビン付近で第七三一部隊、部隊長は石井四郎中将、それから第一〇〇部隊、これは新京附近でありますが、部隊長は若松、後に少将になつた人であります。そして第七三一部隊の方では人間に、第一〇〇部隊の方では家畜に対する攻撃を準備しておつて、しかもこの実験のた……

第13回国会 外務委員会 第18号(1952/04/11、24期、日本共産党)

○林(百)委員 国連の加盟の問題について、私たちがこれの賛否の態度を決するについて重要な事項が二つあると思うのであります。一つは国連に加盟することによつて、日本の民族が完全に自主性と独立を確立することができるかどうか、第二の問題は、われわれが念願しておる中国、ソビエトを含めアジアの諸国との全面的な講和の実現が可能であるかどうか、この道を切り開いてくれるものであるかどうか、この二つの可能性が確保できるかどうかによつて、われわれが国連に加盟するかどうかという問題の態度を決するべきだと思うのであります。でこの二つの條件が満たされない限り、われわれか新たに国連加盟という問題を提起することは、かえつてわ……

第13回国会 外務委員会 第19号(1952/04/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 請願の趣旨は條件こそ異なれ、みな同じであります。たとえば地方などでは演習地の取上げというような問題もありまして、本来ならば予備作業班が出るべきものが予備作業班も出なくて、また市当局あるいは自治体当局にも相談なくして、場合によると直接当事者へ話に行つて土地の取上げが行われるという実情もあるわけで、この接收の問題、接收解除の問題については、地方自治体、それから各市民、農民が非常に大きな関心を持つている問題だと思うのであります。当外務委員会もこの問題について非常に重要な責任を持つておると思いますので、先ほどの請願説明の議員からの希望もありました通りに、呉、佐世保まで行くのはたいへんで……

第13回国会 外務委員会 第20号(1952/04/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して一つだけ。二百七十億の損害の内訳ですが、先ほど聞きますと、英、米、オランダが補償される国のおもなるものだといいますが、二百七十億を大体各国別にするとどうなるかということが一つと、それから講和は別として、中国に対する補償はどうなるのか、将来講和が締結された場合にはやはり補償の対象になり得るのか、この二つをお聞きしたい。
【次の発言】 おれだけ五分間というのは不公平ですよ。
【次の発言】 恩に着せることはない。なるべく五分で済ますつもりですが、少し延びるかもしれない。というのは対日理事会と極東委員会の問題、それからソ連の代表部のサンフランシスコ條約後の日本における地位であり……

第13回国会 外務委員会 第21号(1952/04/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は日本共産党を代表して、本協定案については反対の意思を表明したいと思うのであります。  反対の理由の第一は、従来設けられておつた連合国財産補償法による連合国財産補償審査会のほかに、新たに連合国人の委員一人、それからもう一人は日本側と連合国側が承諾の上に任命した新しい委員を設けて、日本側の補償の額について問題がある場合は、その委員会に付託するというのがその内容だと思うのであります。ところが政府側の説明によりますと、連合国財産の補償の概算二百七十億のうち、その半額以上の百五十億をアメリカの、またはアメリカ人に対する財産の補償にするということであります。そうすると、あとイギリスが八……

第13回国会 外務委員会 第22号(1952/04/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと関連して、今菊池さんの言われる、朝鮮の行動は警察行動であつて、まだ戦争まで立ち至つておらないというのですが、われわれから見ると、もう爆弾は落すし、大砲は撃つているし、鉄砲は撃つているし、一体警察行動というのと戦争とは、どういうように違うのですか、西村さんにまずお聞きしたいと思う。一体国際連合の第何章に基く行動なんですか。朝鮮で行つている行動は、だれが見たつて、戦争といわざるを得ない。宣戦の布告のない事実上の戦争だとわれわれは解釈せざるを得ないのです。
【次の発言】 西村条約局長も御承知の通りに、戦争というのは、何も宣戦布告のない事実上の戦闘行為から、戦争が開始されるとい……

第13回国会 外務委員会 第23号(1952/05/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 メーデーの損害について、何か日本政府が損害を賠償すると  いうような交渉をされたいというのですが、それはどういう根拠から出ておるわけでしようか。われわれ行政協定を検討しているのですが、何もああいう場合に、すぐ日本政府が行つて賠償をしなければならないというような規定はないようです。その経過をひとつ説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 われわれの常識から考えるところによると、これはメーデーとかなんとかいうことにこだわらなくて、今後の基本的な問題ですが、日本の人民から何らかの損害を向う側に与えたとして、向う側が請求しない場合にはまず問題がないと思うのです。外交的な儀礼は別として、……

第13回国会 外務委員会 第24号(1952/05/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今の問題について、新聞の記事を見ますと、百二十五名は戰前から日本に居住していた韓国人だということになつておるのでありますが、戰前から日本におる韓国人となると、強制送還のどの條文の適用を受けて送還されたのか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 それでは、それはあとでゆつくりとお聞きすることにいたしまして、大臣にもう少し基本的な方針についてお聞きしたいのですが、第一の問題は北方の漁業の問題であります。ソ連との間の問題で、漁船が拿捕されたり、紛争の起きている案件がどのくらいあるか、まずそれをお聞きしたいと思うのです。それからその問題の解決と処理については、どういう方法で処理と解……

第13回国会 外務委員会 第25号(1952/05/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 木内委員長は忙しいと思いますから、おいでになる間にちよつと聞いておきたいと思います。今後の貿易の見通しですが、為替管理の面から見た大体の貿易の見通し、ことにさつきポンドとドルの現状をお聞きしましたが、今後そういう問題がどういうように調整されて行くかという見通しを、為替の面から説明してもらいたいと思います。
【次の発言】 現在手持ちのポンドとドルはどのくらいありますか。
【次の発言】 この手持ち外貨の方の今年の見通しは、漸減の方向ですか、それともふえて行く見通しですか。
【次の発言】 国際通貨基金関係の政府委員がいたらちよつとお聞きしたいのですが、日本の加入するための投資と、それ……

第13回国会 外務委員会 第26号(1952/05/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 大臣が来たときにまたお聞きすることを権利として留保しておきたいと思いますが、ダレスあての吉田書簡はどういう経緯でこれを出すに至つたのでしようか。ことにアメリカのダレス大使にこういう問題を提起しなければならなかつた経過について、ひとつお聞きしておきたいと思う。ということは、この書簡を出すことによつて、事実上中国の主権者である北京政権に対しては、これは一種の挑戦状であり、宣戦布告にもひとしいということは、北京政権が従来言つておることでありますが、これをなぜダレス大使に出さざるを得なかつたのか、それをまずお聞きしておきたいと思います。

第13回国会 外務委員会 第27号(1952/05/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと関連して一問だけ石原次官にお尋ねいたしますが、国府一派が本国に反攻するというような問題が起きても、それは国内問題だ。要するに対立する二つの勢力の争いだという答弁だつたのですが、そうすると逆に北京に政権が所在しておる中華人民共和国の勢力が台湾を解放するというような問題が起きた場合も、これは国内問題と認定しますか。
【次の発言】 そうすると、こういうことは考えられませんか。台湾と澎湖島が帰属が不明である。不明としてアメリカの第七艦隊が今あそこを事実上海上封鎖をしておるというような状態のもとに、台湾が解放されるという問題が起きたとき、国連の決定で新しい侵略をしたというようなこ……

第13回国会 外務委員会 第28号(1952/05/30、24期、日本共産党)

○林(百)委員 簡單に、国際連合の特権及び免除に関する国際連合と日本国との間の協定の締結について承認を求めるの件に関して質問いたします。日本に今駐屯しておりますアメリカの軍隊以外にイギリスあるいはニュージーランドの軍隊もおりますが、これは連合国軍、要するに占領軍としての性格を持つと同時に、一方では朝鮮で作戰をしておる、いわゆる国連軍としての性格を持つておる。この前たしか中山委員からの御質問かあつたと思いますが、総司令部の屋上には国連の旗も上つておるというような形で、これが日本の占領軍なのか、あるいは朝鮮で作賎しておる国連軍なのかというこの性格が明瞭でないのでありますが、この点をまずお聞ましてお……

第13回国会 外務委員会 第29号(1952/06/04、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと今のに関連してお聞きしたいのですが、この中日貿易の協定の甲類はだめだということはどういうことですか。甲類は別表第一ですから、通産省の承認によつてなし得るのであつて、初めからだめだという話はないと思うのですが、どういうわけですか。
【次の発言】 許可しておらないというのは、どういうわけで許可しないのでしようか。それは中共という地域だから許可しないのですか。それとも管理令の中にそういう規定があるというのですか。
【次の発言】 そこで中共向けの輸出を許可しないということは、占領下にあつて占領軍からそういう指示のあつた場合は別として條約が締結されて、吉田政府に言わせれば、一応日……

第13回国会 外務委員会 第30号(1952/06/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は日華条約について本日は総括的に根本的な問題について質問したいと思うのであります。日本の国民は中華人民との友好を求めており、台湾との条約の問題については深い憂慮と関心を示しております。そこでこの条約の基本的な事項について、岡崎外務大臣の責任ある答弁を求めたいのであります。  その第一はいわゆる蒋介石の主席であつた中華民国というのは、一九四九年の十月革命によつて現代の北京政権にかわつて、すでに滅びた国であります。蒋介石には合法的ないわゆる領土あるいは国民というものもないのでありまして、これはわずかにアメリカの第七艦隊によつて台湾が海上封鎖され、彼らの軍事費の三分の二がアメリカに……

第13回国会 外務委員会 第31号(1952/06/11、24期、日本共産党)

○林(百)委員 高良女史の電報の問題について、まだその高良女史が打つたということがはつきりしもしないうちに、高良女史が二重外交、三重外交をしておるというようなことで、しかもこういう行為に対しては、旅券法によつてまず処罰しなければいかぬということは、少し問題が軽率に取扱われ過ぎていると思う。そこで新聞報道によりますと、高良女史の電報としてソビエト政府が日本との講和との交換で十八万二千人の捕虜を返す意思があると伝えられておる。ところが同じ新聞によりますと、高良女史の電報というものは、今まで英文で来たが、今度はローマ字の電報で一見疑わしい。十八万二千人の捕虜があるということは、ソビエト政府の発表にも……

第13回国会 外務委員会 第32号(1952/06/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 日印條約について質問したいと思いますが、サンフランシスコ條約の際には、インドとしてはサンフランシスコ條約に参加しなかつた理由の中に、三つの理由があげられていたと思うのであります。一つは沖縄が信託統治になることは、日本の主権を完全に回復させるものでないということ、それから第二は台湾、澎湖島、千島南樺太の帰属を不明にして置くことは、極東における平和を確立するゆえんでなくして、かえつて紛争の禍根を残すものである。第三は駐留軍が日本に依然として駐屯することは、日本の主権を脅かし、占領状態をそのまま継続することであるということで、サンフランシスコ條約に反対しておつたのであります。ところが……

第13回国会 外務委員会 第33号(1952/06/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 漁業協定の問題について岡崎外務大臣に質問したいのですが、アメリカ、カナダとの漁業協定によつて、日本の漁業が相当の打撃を受けるということは想像にかたくないのであります。一方北洋漁業の方あるいは東支那海の方の漁業の問題、こういうことも必然的に問題になつて来ますので、その方の問題について私ども聞いてみたいと思います。  講和後の北洋漁業に関して、海上保安庁の方の通達によりますと、拿捕の事故を防止するために、ソ連の領海十二海里の線を守つてもらいたい、これに立ち入らぬようにした方がよろしいというように、海上保安庁の通達は述べられておる。ところが北海道新聞の六月三日付の報道によりますと、海……

第13回国会 外務委員会 第34号(1952/06/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと関連して。先ほどのアメリカのインドに対する援助計画ですが、こういうことはありますか。ポールス米大使からインドに対して十億ドルの借款計画を本国に要請するということが発表されておりましたが、このことは聞いておりますか。
【次の発言】 もう一つ。アメリカの国際銀行からインドヘの投資がどのくらいかということと、それから食糧援助の金額がアメリカからどのくらいになつおるかということと、それから戦略物資の最終部門にどのくらい投資が行われておるか、こういうようなことがわかりますか。要するにアメリカのインドに対する投資です。それから債権、借款がどのくらいの程度になつておるか、これを聞かし……

第13回国会 外務委員会 第35号(1952/06/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は日本共産党を代表して、もちろんこの三国漁業條約に反対するものであります。  第一に本條約は自由党の植原委員もこれまでの外務・水産委員会で言われておりますように、これは吉田、岡崎の腰抜け外交を暴露したものであることは疑いないのでありましてまた本條約は公海における漁業権をみずから放棄したものでありまして、フイリピン、インドネシア、韓国等の将来の協定にも重大な影響を及ぼすものであろうし、また現に影響を及ぼしていることは、韓国側の一方的な領海の宣言によつても明らかであります。この点につきましては野党委員がそれぞれ詳細に述べておりますので、わが党はこの点では野党委員を支持するとともに……

第13回国会 議院運営委員会 第1号(1951/12/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 参議院へ、こちらは一月二十二日に内定したということは通知したのでしようね。
【次の発言】 大体今までは、衆議院も参議院も歩調を合せていたと思いますが、参議院がどうしてそういうことを言つて来たのか、その事情がわかつておりますか。
【次の発言】 やはり開会式をやる以上は、実質的に国会活動が始まらないとおかしいと思います。そういう意味で、私の方も象議院の議運の内定の日に賛成です。
【次の発言】 次回の議運の日取りを決定していただけませんか。いろいろの都合がありますから……。

第13回国会 議院運営委員会 第4号(1951/12/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 そうすると、実質的にはあしたから自然休会に入るということですか。
【次の発言】 表に出すとそうなるかと思いますが、大体のところは、あさつてから自然休会の目途が立つておるのでありますか、これは各議員の都合もありますから、大体そんな意向だというようなことくらいがあるのですか、ないのですか、ざつくばらんにお聞かせ願いたい。
【次の発言】 そうすると、あさつてから休会ということは言えませんね。

第13回国会 議院運営委員会 第5号(1951/12/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 災害救助法の施行状況について、広島、山口、福岡、大分を選んだのはどういうわけですか。
【次の発言】 ルース台風の調査はもう行つておりますね。各委員会がそれぞれの立場で行つたら、全部の委員会がルース台風で行かなければならぬということになる。そうすると農林は農林で、農作物の被害状況に関する調査でしよう。みなそういうことになると、これを受入れる方では容易なことではない。
【次の発言】 土曜日にはいつも総理が出られないのはおかしいじやないですか。
【次の発言】 私の方も、実は昨日のダレス声明を見ますと、結局日本が地域的な集団安全保障のとりきめに加盟しなければならないような義務があるとい……

第13回国会 議院運営委員会 第8号(1952/01/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議事の問題についてちよつと希望があります。これは議長さんにお願いしたいのですが、総理の答弁が、いつも共産党の質問に対しては、まるで木で鼻をくくつたような答弁です。この点は立場が違うので、耳に痛いことを言うかもしれませんが、答弁は誠実にやつてもらいたいと思います。この点をひとつ議長から、国会の権威のためにも、あらかじめお話おき願いたいと思います。
【次の発言】 われわれの方も丁寧にやります。  第二は速記の問題ですが、速記がかつてに、だれが削るか知りませんが、めちやくちやになつて、あとで読んでみると全然わからないような削り方をされておる大体検閲の方も大分ゆるやかになつたそうですか……

第13回国会 議院運営委員会 第9号(1952/01/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は、四人とも賛成できないという結論であります。
【次の発言】 この際各委員会の審議について希望がございます。それは、私どもの方の文部委員の人から出た意見ですが、昨年の暮れに文部委員会を開いたのだそうですが、そのときに文部省関係の予算、それから何か法案の参考資料が与党の諸君の手元だけにはあつたそうです。ところが野党の方には、だれの手元にもまだその資料がなくて非常に審議に不便を来したという意見があつたのです。今後の審議のこともありますから、資料等がありましたら、いろいろのルートで与党の方へ入る便宜もあるのでしようが、公平に野党の委員にも全部なるべく早く配付するように、これは一……

第13回国会 議院運営委員会 第10号(1952/01/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは幾日ですか。
【次の発言】 私の方は、別にこの派遣委員の顔ぶれに不満だというわけでは決してございませんで、そういう誤解をしてもらいたくないのですが、実は国会開会中は大体委員を派遣しない、国会へ関係者を招集して事実を調査し、国会の運営に支障のないようなことを心がけるというのが原則的な建前であります。その次に第二の問題として、白鳥警備課長の射殺問題というのは、まだ犯人が不明だということらしい。新聞の伝えるところによると、背後に共産党の関係があるのではないかということも報道されておるようであります。そういうふうに、だれが犯人かわからないようなことを、行政監察委員が行つて、捜査と……

第13回国会 議院運営委員会 第11号(1952/02/01、24期、日本共産党)

○林(百)委員 結局何が予備金になる  わけですか。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 これは次会までに検討して来ますから……。
【次の発言】 決議案と、それから緊急質問がありますから、これをもし処理するのだつたら、法案がなくてもやはり開かなければならぬと思いますが、その点はどうですか。
【次の発言】 今中川さんの発言で、この遺族及び戰傷病者の決議案は厚生委員会で検討中だというのですが、提案者の方はそれでいいわけですか。それをまずお聞きしておきたい。
【次の発言】 そうしますと、中川君のは希望であつて、提案者側は、なるべく近い議運の機会に各党の意見を出してもらつてすみやかに提案したい……

第13回国会 議院運営委員会 第12号(1952/02/05、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連してですが、先ほど行政協定で、法律案だとか、あるいは予算案だとか、国会へかける部分については国会にかける、これは当然なことですが、行政協定自体をやはり国会で明らかにするという意思はないのですか。アメリカの上院では、條約の批准の前に、一応日本側と行政協定の交渉をして、それを持つて帰つて上院の講和條約の審議の参考に供しているのですから、日本側もできるなら、安保條約の中の一切を行政協定にまかせるというあの内容を、あらかじめアメリカ側と打合せをして、あの審議の際に国会にむしろ明らかにして、審議の参考に供するのが民主的な政府の態度だと思うのですが、これは遺憾ながら白紙委任のまま政府に……

第13回国会 議院運営委員会 第13号(1952/02/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 それからゼネスト禁止法案とか、争議に対する制限の法案は出されるのですか、出されないのですか。
【次の発言】 これは法案を離れるのですが、行政協定などはいつ国会の方へお出しになる予定ですか。
【次の発言】 いずれ国会へ出すというのですが、大体いつごろになるのかということです。
【次の発言】 それから今賠償協定などが盛んに行われておりますが、こういうふうなものは、賠償協定が一応成立すれば国会へお出しになりますか。政府の行政行為の範囲内として国会にかけられないのですか。
【次の発言】 だから政府の考えはどうですか。
【次の発言】 そうすると、どういう場合に條約と同一の性格を持つという……

第13回国会 議院運営委員会 第14号(1952/02/16、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと今委員長が言われた五十年というのは、新憲法下の国会からの五十年ですか。前の帝国議会からの通算ですか。
【次の発言】 そういう意味だつたら、私は反対です。
【次の発言】 私どもは尾崎さんを表彰すること自体はいいと思うのですが、そういうように帝国議会から通算して、五十年以上の者を表彰するということには、少し問題があると思う。これは後に議題になつたときに申し上げたいと思いますが、表彰文についても…。
【次の発言】 ここでただいまのことを確答することができませんから……。
【次の発言】 表彰文案を見せていただいたのですが、この中で「世界ニソノ類例ヲ見ズ」とか、「国民ノ敬信シテ以……

第13回国会 議院運営委員会 第15号(1952/02/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これは私の方の党に関することですから、ちよつと申し上げたいと思います。
【次の発言】 これは数字の根拠を説明してもらいたいと思います。それを参考にして私の方で決定いたしたいと思いますから……。
【次の発言】 数字の根拠と、今田中君が言われたように、特に弾劾裁判所裁判員のようなものは各党から公正に選んで、国会全体が司法権に対する監視権を行使するという意味で、やはり共産党からも一人出すということでお願いしたいと思います。その希望と、あわせて数字的な根拠を伺いたいと思います。
【次の発言】 共産党と社会党の数の違いで、私の方が一名減つて、社会党の方がふえるというのはおかしいじやないで……

第13回国会 議院運営委員会 第16号(1952/02/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 緊急案問の中で、米兵ギャングに関する緊急質問というのがあります。十九のものであります。これについて犯罪の捜査権、逮捕権は、日本の警視庁並びに警察にないということで、非常に大きな問題になつておるわけです。この捜査権、逮捕権がどこにあるかということをはつきりきめて、日本の治安維持のためにも、日本の警察力を積極的に働くようにされなければならないと思う。ところが、今もつて逮捕権、捜査権がどちらにあるかわからないということは、この問題から端を発して、治外法権の問題までからんで来ておる。木村法務総裁のきようの言明もあります。これは予算委員会でありますが、各委員会で非常に重要な問題になつてお……

第13回国会 議院運営委員会 第19号(1952/02/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 別に私は異議はないのですが、実はこの取扱いについて、きのう参議院の議運の委員をやつておるわが党の兼岩君が、午後の六時ごろだろうと思いますが、参議院の議運では、衆議院で昨日すでに岡崎氏の行政協定に関する発言があるということを正式に決定して、本会議を本日の一時から開くことになつておるから、参議院の方もそれに同調してもらいたいという申入れがあつたとわれわれ聞いたのです。ところがその参議院に政府が申し込んだ事情は、全然われわれは関知しておらないことなんです。その辺の経緯にいつて、事務当局でも、あるいは自由党の諸君でもいいのですが、何か食い違いがあつたのか、あるいは食い違いはなかつたのか……

第13回国会 議院運営委員会 第21号(1952/03/04、24期、日本共産党)

○林(百)委員 行政協定に関する諸立法があるわけですね。それは副長官は御承知のことと思う。これはこの国会中に提出する予定に政府はしておるのですか。それとも臨時国会でもお開きになるのですか。
【次の発言】 それの御希望の方はというような、何かカレンダーでも配るようなことでなくて、これは各国会議員が重大な関心を持つておるものですから、できるだけ印刷して各議員に配るというようにしたらどうか、またこの議運の皆さんの御意見で、そういうような内部の申合せ、あるいは希望という形で、まとめていただいた方がいいと思いますが、どうでしようか。
【次の発言】 この際ちようど副長官か来ておるし、そういう希望もあると思……

第13回国会 議院運営委員会 第22号(1952/03/08、24期、日本共産党)

○林(百)委員 大体きまつておることを念を押すのもやぼですが、そのときには自由党の方も、この緊急質問に対する決定的な態度をもつて臨むわけですね。

第13回国会 議院運営委員会 第24号(1952/03/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 官房長官に希望があるのですが、この前行政協定の議事録をぜひ全議員に配付してもらいたい。これは大部のものでなくて、七、八枚のものですから、われわれ外務委員会の委員には配付を受けましたが、ぜひ全議員に配付するように願いたいと思います。  そこでちよつとお聞きしたいのですが、私たち外務委員のところへ配付になつたものは七、八枚のものですが、あれが議事録ですか、それとも別個に議事録があるのか、あれは要点だけであるのか、もう少し正確な交渉の経過が論争されたものがあるのではないか。それならばまだ外務委員にも配付になつておりませんが、その点どうですか。

第13回国会 議院運営委員会 第25号(1952/03/18、24期、日本共産党)

○林(百)委員 根本氏のは期日が延びたのですか。
【次の発言】 それから緊急質問や決議案ですね。これは委員長が、次会に延ばすことに異議ありませんかと言つて、異議なし、その通りきめますということですが……。
【次の発言】 それでは希望を申し上げます。これは次会にはひとつ検討してもらいたいと思うのです。あなた方はそうやつて延ばして行つて、結局緊急生がないというようなことを言つて、いつもずるいやり方をやつておる。
【次の発言】 だから次会にやることを承認してもらいたい。
【次の発言】 承つてどうするのです。
【次の発言】 緊急上程はありませんか。

第13回国会 議院運営委員会 第28号(1952/03/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私どもは、御存じの通り両条約に反対しておりまして、これによつて民族が隷属化するということがわが党の主張ですから、反対です。
【次の発言】 私どもが伺うのは、こういうことなんです。実は政府も御存じの通り、この国会の会期は五月七日ですから、あと実質的に一月しかないわけです。まだ十二、三件あるけれども、いつ出せるかわからないというようなことは、政府の責任だと思います。
【次の発言】 国会が五月の七日に終るのに、その間に十分審議ができると政府は考えておるのかどうか。そのために何か国会に要請することがあるのかどうか、そごを聞きたいのです。もう少し国会の権威を認めてあい、さつしなければだめ……

第13回国会 議院運営委員会 第30号(1952/03/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私どもも賛成です。
【次の発言】 委員会で、これをまとめて持つて来るのですか。
【次の発言】 私の方で聞いておることはこういうことです。大体三案が出ておるが、時間的にいつても、私の方が一番早く出しているのだから……。
【次の発言】 議運で意見を聞いてもらつて、できるなら労働委員会に連絡してもらいたいから申し上げているのです。
【次の発言】 干渉するというのじやない。連絡してもらえればいいのです。

第13回国会 議院運営委員会 第31号(1952/03/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は反対いたします。
【次の発言】 私の方からも同じく出ておりますが、今椎熊委員からお話がありまして、改進党がやつてくださるのは賛成ですが、ただ私の方の立場としては、御承知の通りにこれによつて失業者がどんどんできて来ます。それから農村の二、三男が、紡績会社がつぶれて来ると、どんどん就職を取消されるというようなことになつておりますので、私どもの方のは立場を異にしておるわけで、そういう立場からやるのだということを御了解願いたいのです。
【次の発言】 これは椎熊委員からお話があるように、福永委員長代理なんか一番よく知つておると思いますけれども、綿紡績だけでなく、化学繊維とか、生糸……

第13回国会 議院運営委員会 第33号(1952/04/03、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今の椎熊君の発言の中には、非常に重大な問題が含まれておると思います。これは率直に言つて、明らかに、政府にこのたび労働組合が行うストライキを弾圧する、あるいは妨害するというような意味の答弁をさせて先制攻撃をかける、このやおちよう的な質問をさせるのだという印象をわれわれは受けたのであります。たとえば、警察や警察予備隊では防衛力が足りないとか、国土防衛というようなことを言つておるが、労働者のストライキに対してこういう言葉を使うこと自体、改進党の意図しているところは明瞭だと思います。それから先ほど十二日、十八日のストライキが、破壊活動防止法案反対のためだけと言つておりますが、決してそう……

第13回国会 議院運営委員会 第36号(1952/04/17、24期、日本共産党)

○林(百)委員 福永君の言われるのももつともだと思いますが、政府の説明に対する質問の方に小会派は二十分の時間があるのですから、これを何とか相談し合つて、どちらかをやらしたらどうですか。
【次の発言】 まだだれがやるということはきまつていないでしよう。ですから、もしここで労農党ができないというような了解事項があるとするならば、これはやはり許してやつたらどうかと思います。
【次の発言】 本日は非常に重大な法案の質疑もありますしいたしますから、これは留保さしていただきたいと思います。
【次の発言】 私の方のは、これは当然撤回になると思います。

第13回国会 議院運営委員会 第37号(1952/04/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 それは同じことだから……。
【次の発言】 もしそういうことでしたら、私ども法務委員会でやつてみまして、法務委員会でなお不十分だとか、あるいはこれはやはり基本的人権問題で重要だから、本会議で最後に政府の責任ある態度をたださなければならない必要のある場合にはただすことにして、一応留保しておいていただきます。
【次の発言】 ちよつと、その点補足いたします。山口さんの意見もごもつともですが、実はきのうは、私も田淵さんもおりまして、その場所に田中織之進君も、社会党の赤松君もおりましたが、それはのいてくれまして、衛視も、外では議院の規則があるから中に入れと言つて、中に入つて、田淵さんと私が……

第13回国会 議院運営委員会 第38号(1952/04/24、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつとその問題に関連してですが、実は議運では、公安調査庁設置法案と公安審査委員会設置法案は、本来なら内閣委員会に行くべきであるけれども、破壊活動防止法案との関連で、内閣委員会との連合審査を條件として法務委員会に付託することになつたのですが、その後わが党の委員から聞いてみますと、内閣委員会では、これは本来ならばおれの方の委員会でやるべきものを、法務委員会にまわしたのだから、連合審査をする必要がないというので、その点がうまく行つてないというふうな情報を聞いております。もしそうなりますと、義運できめたことが実行できなくなるわけでして、何か各党の皆さんでお聞きになつておることがあれば……

第13回国会 議院運営委員会 第39号(1952/04/25、24期、日本共産党)

○林(百)委員 戰傷病者戦没者遺族等援護法案に対する参議院の修正について、事務総長でもいいのですが、予算的措置がこれに伴つてできておるか、新しく予算を組むという附帶決議でもあるのですか。予算は現状のままで、そのわくだけを広げようというのですか、その辺についてわかつたら伺いたい。
【次の発言】 私の方で聞いておるところでは、予算は前のままで、わくだけを広げるという話のようであります。そうすると、適用人員を当初のものより減らすというような措置がとられるのじやないか。従つてわれわれはそういう予算的措置のないものを、無條件で賛成するわけにも行かない。従つて、できるならもう少し検討してみたいので、明日ま……

第13回国会 議院運営委員会 第43号(1952/05/06、24期、日本共産党)

○林(百)委員 この問題は、われわれの立場から言うと、占領政策が終了したのでありますから、占領政策に基く一切の政治的な犯人というものは即時釈放しなければならない、ことに恩赦に関しては、こういう者こそほんとうは恩赦にすべきものだと考えます。そういう立場から、政府の責任並びに今後の措置を問いたいというのが緊急質問の本旨でありますが、本日はメーデーの問題で本会議の実質的な重要部分が全部満たされると思いますから、保留にしておきまして、次会にひとつこの問題を諸君と相談したいと思います。
【次の発言】 決議番号を見ますと、私の方のが先に出ておるようでございます。しかし椎熊君の言うように、内容からいつて優先……

第13回国会 議院運営委員会 第44号(1952/05/08、24期、日本共産党)

○林(百)委員 不穏当の言辞というのですが、副議長のお話にもありました通りに、従来はプレス・コードとか、いろいろなことを言つてそれが一応の基準になつていたのであります。もちろんわれわれは、その基準に対して独自の意見は持つておつたのでありますが、しかしそういうプレス・コードが廃止された後においては、不穏当とかどうとかいうことは、国民の判断にまかせればよいのであつて、議長が不穏当と考えるというその基準は、何に基いて不穏当ということになるのか、それをまずお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 常識と言われますが、政治的な立場を異にしておる一方の側の人から、他の側の政治的な発言を不穏当と考えると……

第13回国会 議院運営委員会 第45号(1952/05/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 さかのぼるわけですね。
【次の発言】 これは消したのではないですか。消した上に懲罰することはないと思う。
【次の発言】 そのことについてお聞きするのですが、すでに議長の手元において取消しをしたわけでしよう。取消しを命じて、言うことを聞かなかつたというなら別だが、すでに取消しをしてあるのを懲罰委員会に付する。それがまた懲罰委員会で記録に残つたら、取消しも何も意味をなさぬと思うのです。
【次の発言】 そのことについて異議がある。出欠の有無といつても、やむを得ない事情もあるでしよう。明らかにそれは人権の蹂躙であつて、そういう一方的の処置に対しては、私どもは賛成できません。

第13回国会 議院運営委員会 第46号(1952/05/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私たちはこの前、国会法のたしか百十六條だつたと思いますが……。
【次の発言】 百十六条の問題が本委員会で審議になつた際に申しました通り、われわれとしては、こういう議長の職権でわれわれの発案速録から取消すこと自体反対していたのであります。そこで、具体的に本日横田君の発言の中から、議長が修正したい、あるいは取消したいという意向で示された箇所を見ますと、これは明らかに、野党としては政府を批判し、攻撃するために当然用いる用語であり、またそういう政治的な立場が表明されているにもかかわらず、これを取消すということになつておるのでありまして、これは明らかに国会の中におけるわれわれ議員の最高の……

第13回国会 議院運営委員会 第47号(1952/05/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 次の議題に移るようですが、この際ちよつと伺いたいのは、実は私の方の風早君の発言取消しの問題です。あれは風早君の問題から、異議があつた場合は議運で問題にして、検討の上取消すというようなとりきめになつたと思いますが、風早君の発言についての議長の処置はどうなんですか。
【次の発言】 この間きまつたのは、異議がある場合にはこの議運に諮問して取消すということになつて、そういうことが風早君の発言のあつたあとできまつたわけですから、具体的にどの箇所が取消されたかということを、一応やはり報告してもらいたいと思います。
【次の発言】 しかしそのときには、まだ異議の申立ての方法をどういうふうにする……

第13回国会 議院運営委員会 第51号(1952/05/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 わが党も同意いたします。
【次の発言】 私の方も同意いたしかねます。反対です。
【次の発言】 これは内閣の国務大臣に対する不信任でありまして、不信任案を提出した側から言いますと、一日も早くその責任を明らかにするということが目的でありますから、本日ただちに本会議に上程されて、取扱つてもらいたいと思います。
【次の発言】 先ほどの領土に関する決議案は、一月半もたなざらしになつておつて、議運のたびごとに、椎熊君からしばしば督促があつたわけです。あなた方の方で、この問題を決定するという紳士的な態度に出られるならば、それは一度や二度はいいかもしれないけれども、結局あなた方の作戦によつて、……

第13回国会 議院運営委員会 第52号(1952/05/29、24期、日本共産党)

○林(百)委員 共産党は反対です。
【次の発言】 これは次会にお願いいたします。
【次の発言】 改進党の方に聞きたいのですが、領土に関する決議案、これは奄美大島、沖繩の問題が出ているのですが、これは講和條約に賛成されたということになりますと……。
【次の発言】 講和條約によりますと、あれは国連においてアメリカが信託統治を提案することについては、日本政府は同意するということになつておつて、その講和條約に賛成された改進党から、これに反対するという領土に関する決議案を出すことは、理論的に矛盾しておると思われますが、その点についての解明を願いたいと思います。

第13回国会 議院運営委員会 第54号(1952/06/03、24期、日本共産党)

○林(百)委員 反対でございます。
【次の発言】 これは本日ただちに上程して、決定していただきたい。
【次の発言】 ちよつと補足します。一日も在任することは、ますます犯罪的行為を累加ることで、われわれとしては黙視し得ないことです。このような不信任案を、いつまでもたなざらしにするということは私どもは反対です。審議をして、はつきり態度を表明したらいいと思うのです。
【次の発言】 反対です。
【次の発言】 委員長の本日の態度は、まつたく緊急質問をもてあそんでおる形で、各党から責任をもつて出しておる緊急質問に対しては、そういう不謹慎な態度はやめていただきたいと思う。

第13回国会 議院運営委員会 第55号(1952/06/03、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと委員長……。
【次の発言】 君なら、全部聞いてもわかるだろうから……。
【次の発言】 あなたの党ですね。
【次の発言】 この扱いですが、この修正案を農林委員会なり内閣委員会なりに付託して、その委員会の審議を経なかつたら、先ほど椎熊君の言うように、常任委員会を無視することしになる。これは国会の運営上の責任を持つ議運としては、認めるわけに行かない。(「一事不再議だ」と呼ぶ者あり)同一案件を委員会に付託すれば一事不再議でありますが、修正案を議題として委員会に付託するのは、一事不再議でも何でもない。これは当然すべきだと思う。

第13回国会 議院運営委員会 第56号(1952/06/05、24期、日本共産党)

○林(百)委員 会期延長に対するわが党の態度としては、御承知の通り、われわれとしては吉田内閣の政策については反対しております。従つてその具体的な諸立法、たとえば破防法、労働三法、刑事特別法、行政機構改革というようなものはいずれも反対で、むしろ吉田内閣に一日も早く退陣してもらいたいということを要望しておる立場から見まして、会期を延長しないことによつて法案が流れて、審議未了になることは最もわが党の好ましいところでありますから、会期延長については絶対反対であります。
【次の発言】 これは、もう会期がなくなつてしまうのだから、早く上程して決定してもらいたい。

第13回国会 議院運営委員会 第57号(1952/06/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 これはすでに衆議院にかかつておるものですね。
【次の発言】 これはどういう理由で撤回するかということがわからないとぐあいが悪い。たとえば予算的措置を必要とするので、その予算的措置ができないからというのでは、われわれはむしろ撤回に反対しなければなり重心んので、本件は次会に延ばしていただきたいと思います。
【次の発言】 椎熊君の言うこともにわかに信じがたいけれども、(笑声)そうかといつて、自由党の方は、先ほど福永さん言われるように、事前にその事情を国会対策委員会で聞いたと言われたのですが、私の方では今突然なことですから、私の方の委員にも聞かなければならぬので、もしできますれば、次会……

第13回国会 議院運営委員会 第58号(1952/06/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 一、二問題があるから、次まで待つていただきたいと思います。
【次の発言】 これは、もう出してからずいぶんだつているから、早くやつてもらいたい。
【次の発言】 高田富之君が趣旨弁明をやります。
【次の発言】 これは重要な法案が三案一括して上程されるのでありますから、討論の時間が少いという各委員の方の話で、地方行政委員長の方から、議運の委員長に話があるということでございましたが……。
【次の発言】 それから定足数については、やはり自由党は責任を持つてもらいたい。念のために申し上げておきます。
【次の発言】 念のために伺いますが、四千三百幾らというのは一人ですか。

第13回国会 議院運営委員会 第59号(1952/06/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 反対です。
【次の発言】 反対。
【次の発言】 これは委員会に付託することになつておつたのですが、どうしたのですか。
【次の発言】 これには討論の通告がしてあります。
【次の発言】 念のために申し上げるのであります。
【次の発言】 これは石油が入つておるのだから、重要だ。
【次の発言】 これは非常に重要な問題で、地元では実に重大な問題になつておりますので、ぜひきようやつていただきたいと思います。
【次の発言】 懲罰をもてあそぶものだよ。

第13回国会 経済安定委員会 第7号(1952/02/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 米の問題ですが、米はどこから輸入されることになつておりますか。
【次の発言】 これは値段はCIFでどのくらいになりましようか。日本の百姓のつくる米は、大体石当り七千幾らでありますが、値段はどのくらいの比率になりますか。
【次の発言】 これはCIF価格ですか。
【次の発言】 七千二百円くらいですか。
【次の発言】 これは石ですね。
【次の発言】 トンですね。
【次の発言】 石にするとどうなるか。
【次の発言】 そうすると大体日本の生産者価格より少し高いと見ていいわけですね。そうするとこれは、一方は石だし一方はトンですし、一方はドルで一方は円で、いろいろになつていますが、どういうよ……

第13回国会 経済安定委員会 第8号(1952/02/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 安本から国民所得推計というのが出ておりますが、これについて安本長官にお聞きしたい。まず勤労所得が二千二百億円増收になつておりますが、こういう数字の出るのはどういう根拠ですか
【次の発言】 外為委員会についてですが、この外為委員会が講和の批准後どういう構想をもつて臨むのか。依然としてそのまま存続されるのかどうか。この外為委員会があり、外国為替特別会計が、政府の特別会計としてある。従つて特別会計がある限りは、外貨の操作に対しては一般財政からのインヴエントリー・ファイナンスをしなければならぬという問題があるのです。もしこれを従来のような民間の、要するに正金銀行のような為替銀行をつくつ……

第13回国会 行政監察特別委員会 第12号(1952/03/03、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は突然委員会に入つて来て失礼ですが、もう明らかになつたことかと思いますが、ひとつお聞きしたいと思うのです。  この人身売買の子供を出す親元の方の職業ですね、職業がどんなで、先ほどちよつと言われましたがどんな経済状態か、それがこちらの方へ来てどういうところに売られているか。それから一人二千円とか二千五、六百円とか、親元からどのくらいの金で売られて来ているのか、その辺のところを……。
【次の発言】 農家の小作ですか。
【次の発言】 一人どのくらいですか。
【次の発言】 子供の実家へ送られておる金は、どのくらいで周旋されておりますか。

第13回国会 水産委員会 第10号(1952/02/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 漁業問題は重要な問題だと思いますが、先ほどから業者の皆さんの意見も聞いたのでありますが、第一に私たちが率直に申し上げたいことは、この問題が起きたのは、自由党の松田さんの言われるように、業界の諸君がクレームつきの悪い品物をダンピングで持つて行つたことが重大な原因だとはわれわれは考えられないのであります。結局日本の漁業の発展を何とかして制限したいというのがアメリカの本心で、これから問題が出ているようにわれわれは考えざるを得ないのであります。この問題は一業者の責任で解消することは私は間違つているのではないかと思うのであります。その具体的な問題として、占領下の状態のもとに日本の利益を十……

第13回国会 地方行政委員会 第5号(1952/02/05、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと政府にお聞きしたいのですが、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件のうち、警察関係命令というのはどんなものがありますか、まずそれからお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうするとこれに対する司令部の指令というのは、いつ、だれから、どういうように出ておりますか。
【次の発言】 そこでその日本民間人所有の武器引渡しに関する命令ですが、その民間人所有の武器というのは何と何をさすのですか。
【次の発言】 そこでこの種類ですが、たとえば銃砲あるいは刀剣類というのは、どういうものを言うかという具体的な指示も司令部からあつたのですか。たとえばここにある刃渡り十五センチメート……

第13回国会 懲罰委員会 第11号(1952/06/14、24期、日本共産党)

○林百郎君 ちよつと委員長、一身上の弁明をする前に、私はまだその資料をもらつていないのです。
【次の発言】 あなたの弁明といつたつて、提案理由がわからない。起訴状を見なければ、被告の意見は述べられない。
【次の発言】 委員長にあらためて答弁を求めますが、なぜ月曜の午前十時に延ばせないのですか。土曜日の五時のこれからやつて月曜日の午前の十時になぜ延ばせないのですか、その理由を委員長聞かせてください。
【次の発言】 私は職業が弁護士ですから、常に被告の立場を弁護する立場に立つております。こういうことは慎重にも慎重を重ねるということが、私の職掌柄の習慣にもなつておるのであります。そこで私は、とにかく……

第13回国会 懲罰委員会 第12号(1952/06/16、24期、日本共産党)

○林百郎君 それから委員長、私の方からの希望は、なるべくたくさんの委員によく私の身上を聞いてもらいたいので、委員長の権威にかけても、もう少し委員を集めてもらいたいと思います。
【次の発言】 去る十四日の当委員会における私の身上弁明に続きまして、本日さらに身上の弁明をしたいと思います。  私は、私の懲罰動議について、考えれば考えるほど、どういう観点からいたしましても、まつたく不当と言わざるを得ないのであります。私は、昨日佐々木君の私に対する懲罰動議の趣旨の弁明をしさいに検討したのでありますが、これはまつたく、あらゆる観点から申しまして、不法きわまるものであります。第一に、佐々木盛雄君の私に対する……

第13回国会 懲罰委員会 第13号(1952/06/17、24期、日本共産党)

○林百郎君 梨木君の質問に対する答弁を申し上げますが、懲罰委員の皆さんにもぜひ私の考えをよく理解していただきたいと思います。日本と中国とり外交政策というものが、日本の国家の運命にとつて、歴史的に見ましても非常に重要な影響を及ぼして来たということは、委員の皆さんも十分御承知だと思うのであります。日本の国家の興亡が、対中国との外交政策を一歩誤るときに、まつたく取返しがつかないはめに陥つて来たことは、皆さん御承知だと思うのであります。満州事変、それからつい最近は、近衛声明によつて、蒋介石は相手にせずというような声明のために、日本がどうにも解決できない窮地に陷れられまして、中国侵略戦争から端を発した大……

第13回国会 通商産業委員会 第8号(1952/02/13、24期、日本共産党)

○林(百)委員 このポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く通商産業省関係諸命令の措置に関する法律案についてお聞きしたいのでありますが、まず第一に、兵器、航空機等の生産制限等に関する件は当分存続するというのですか、これは六箇月存続すると解釈していいのですか。
【次の発言】 延期する必要はどういう必要か。
【次の発言】 そうすると六箇月たつと、再軍備を始めて、兵器、航空機を製造するということになるわけですか。
【次の発言】 そうすると六箇月延期すると言いますが、六箇月の期間内にそういう政府の判断を決定する條件というものは、どういうものが出ておるわけですか。

第13回国会 通商産業委員会 第9号(1952/02/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 一、二問ほど簡單に質問しておきたいと思います。当分の間存続すべきものとして何ら措置をしないものの中に、航空機等に関する措置に関する件とありますが、これは当分存続さしておいて将来どうなさるつもりか、これを聞いておきたいと思います。法令の中にないのです。何も処置しない中にあるのです。
【次の発言】 そうすると、将来やはりこれを廃止して新しく航空機に関する法律というようなものをつくられる考えですか、できれば爆撃機、戰闘機というようなものをおつくりになる考えですか。要するに将来これを廃止して単独立法されるお考えですか、その点お聞きいたします。

第13回国会 法務委員会 第11号(1952/02/12、24期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほど自由党の鍛冶委員から質問をされておつたのですが、委員長に第一にお聞きしたいのですが、この「組織的集団的暴力事犯一覽表」というのはだれの要求で、どこがつくつたものですか。     〔北川委員長代理退席、田嶋(好)   委員長代理着席〕
【次の発言】 提案者はだれですか。
【次の発言】 そうしますと、この中にたとえば三鷹事件みたいな、公判で一応無罪になつているもの、それからそのほか、たとえば富山県の十八のように一名検挙、一名不起訴、要するに全員不起訴のもの、二十二の京大事件、全部不起訴の事件、三十一の大分若草公園事件、全員不起訴、富山県庁事件、四名のうち三名不起訴、一名未報告……

第13回国会 予算委員会 第8号(1952/02/04、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私は前厚生大臣橋本龍伍氏を、この国会の予算委員会に証人として出席を求めて、証言を求めるという動議に対して賛意を表するのであります。  大体この動議に対して反対を唱えておる自由党の諸君の一貫した考えは、この遺族問題について全然誠意がないということであります。第一に遺族の気持が――これは卑俗な出版物でありますが、これで見ましても遺族の気持がどんな気持か……。
【次の発言】 たとえばこういう……。(発言する者多し)静かにしてください。ぼくの言うことが聞えないじやないか。
【次の発言】 たとえば私の見ました雑誌の中にも、この未亡人の苦衷として「現し世は苦しきものぞ生ることのただにうとま……

第13回国会 予算委員会 第22号(1952/02/23、24期、日本共産党)

○林(百)委員 大橋国務大臣にお聞きしたいのでありますが、あなたのかつての予算委員会における答弁と、昨日の予算委員会の分科会におけるわが党の横田委員の質問に対する増原警察予備隊の隊長の答弁とに重大な食い違いがあるのであります。それは警察予備隊員が二年間の期限が来てやめたいと思うときに、正当な理由がなくしてやめさせるわけには行かない。要するにやめたいという意思に対して、正当の理由があるかいなかによつてこれを阻止する、あるいは許さないということを増原警察予備隊長は言つているのであります。ところがあなたは、この前の本予算委員会における答弁の際には、やめたいという者は自由にやめさせると言つておる。この……

第14回国会 議院運営委員会 第1号(1952/08/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 私の方は、党の独自の性格がありますために、井之口政雄君を推薦いたします。
【次の発言】 大体でもいいのですが、その日にちはわかりませんか。
【次の発言】 これは、私ども新聞では承知しておりますが、林議長が辞任されたのは、正式にこの議運には報告になつたのですか。非常に形式的なことですが、その点お知らせ願いたいと思います。


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 議院運営委員会 第1号(1963/12/07、30期、日本共産党)

○林議員 ちょっと……。大体九日は、本会議はどういう予定ですか。何がありますか。まだわかりませんか。首班指名ができますか。

第45回国会 議院運営委員会 第2号(1963/12/09、30期、日本共産党)

○林議員 共産党としては、その残りの、要するに社会党、民主社会党が対立候補を出した以外の委員長の決定の方法については、まだ党として方針がきまっておりませんので、後刻また委員長に申し上げます。
【次の発言】 私のほうは、そういうようにここでまだ確約できませんけれども、共産党を除いてそのとおりにしておいていただいて、私のほうは後刻連絡いたします。
【次の発言】 私の方で実は川上議員から、国務大臣に対する、ことに総理大臣と他の国務大臣に対する質疑の通告がしてあるわけですが、この扱いはどうなるのですか。
【次の発言】 それは、どういう理由でしょうか。

第45回国会 議院運営委員会 第3号(1963/12/10、30期、日本共産党)

○林議員 いまの議題ですが、特別委員会の設置については別に異議ありませんが、公職選挙法改正に関する調査特別委員会ですね。この委員の割り振りの問題について、共産党としては、これは各政党に影響するところが非常に大きい特別な委員会ですから、委員の割り振りについては、少なくとも各党から最小限度一人は委員になるような配慮をしていただきたい、こういう希望を付しておきます。この希望を満たす方法については、また皆さんの知恵も借りたいと思いますが、そういう希望だけ述べておきます。

第45回国会 議院運営委員会 第5号(1963/12/14、30期、日本共産党)

○林議員 これから上がる予定の法案について反対討論も賛成討論もあるのですか、そういうような討論の希望のある場合は、どういうように処理しますか。場内交渉ですか。
【次の発言】 まだ委員会のほうでも上がっていないのに、本会議で……。たとえば法務委員会だとか、大蔵委員会、社労などはまだ上がっていないでしょう。上がる予定でしょう。
【次の発言】 帰ってみないとわからない。社会党さんなんかもそういうようなことがあるでしょう。
【次の発言】 場内交渉でいいわけですね。

第45回国会 議院運営委員会 第6号(1963/12/18、30期、日本共産党)

○林議員 国会職員法の一部改正の法律案を、きょう本会議に議題として上程されることはけっこうですが、私のほうの党といたしましては、国会図書館の専門調査員を一般国家公務員と人事交流することをやめて特別職にすることは、一党一派が国立国会図書館の専門調査員の人事に介入する道を開くことになると思うので……。
【次の発言】 専門調査員を、交流しない部分に入れるわけだ。だから専門調査員は交流できないことになるわけだ。いままではできていた。そうでしょう。私のほうの党としてはそういう見解です。
【次の発言】 国立国会図書館の専門調査員を、あらためてこの「除き」のほうへ入れるわけですから、専門調査員は交流できない……

第46回国会 議院運営委員会 第2号(1964/01/21、30期、日本共産党)

○林議員 関連して。野党の第一党とか言われましたが、野党の第二党も第三党も衆議院全体の品位のために、少なくとも国務大臣の施政方針の演説、それに対する各野党側のそれぞれの代表質問に対してはやじは慎むというように、私はいまの発言を拡大してもらいたいと思います。

第46回国会 議院運営委員会 第4号(1964/01/24、30期、日本共産党)

○林議員 いろいろな方の御意見をお聞きしたのですが、私は、この事態に至った責任は、やはり各党が各党の方針を確立してそれを貫く。もしそれが貫けない場合は、国会法の示すところによって採決なりなんなりをしてきめるというこれを貫くことが一番重要じゃないかと思います。何か衆議院と参議院の対立というような形で問題が出されておるのは、これは政党を中心としての国会運営の立場からいって、ここへ問題の焦点を持っていって、そうして議長に責任があるとか、委員長に責任があるとかいう言い方は、どうも私はちょっと解せない。先ほど船田議長も言われましたように、やはり各党が各党の責任において国会をどう運営するかという方針を確立……

第46回国会 議院運営委員会 第9号(1964/02/25、30期、日本共産党)

○林議員 事実そうだからしようがない。印象ばかりじゃない。
【次の発言】 私もこれは非常に重大な問題だと思うのです。先ほど人事院総裁が言われました憲法も、公共の福祉に反しない限り職業選択の自由を有するというのだから、何でもかんでもいいというわけではない。われわれがいまここで問題にしているのは、特定の企業が国家の権力と結びついて、そうして国家権力の庇護のもとに、特定の企業が利益を得るようなことをさせてはならない。一方に、企業の自由、憲法で保障されているそちらのほうの利益を考慮してこういう規定が一つは出ておると思うのです。国家公務員をやたらに天下らしてはいかぬということです。そこで私がふしぎに思う……

第46回国会 議院運営委員会 第10号(1964/02/27、30期、日本共産党)

○林議員 私のほうの党で決定したことで、理由はよく聞いておりません。
【次の発言】 わからぬじゃない。そういうことならば、議場の中で説明いたします。
【次の発言】 そういうことが必要だったら、今後ちゃんと……。

第46回国会 議院運営委員会 第13号(1964/03/13、30期、日本共産党)

○林議員 関連して私も同じ質問をするから、一緒に答えてください。
【次の発言】 私も佐々木委員と同じ解釈をするのですが、百三条を見ますと、これは第一に、離職前五年間に在職していたということで、非常に広く職務の範囲、離職前五年間にずっと在職していた職務を調べるということと、それから「人事院規則で定める国の機関と密接な関係にあるもの」とありますから、この密接な関係というものは、これはあなたのようにこんなに狭く、たとえば契約関係があったとかなかったとか、在任中その機関と当該民間会社とが、あるいは許可、認可の行政的な処分をしたかどうかということではないと思う。これはだれが考えても、常識的に考えて関係が……

第46回国会 議院運営委員会 第14号(1964/03/19、30期、日本共産党)

○林議員 反対です。

第46回国会 議院運営委員会 第16号(1964/03/26、30期、日本共産党)

○林議員 採決の方法ですが、私のほうはずっといままで委員長の選挙に反対していたものですから、これは棄権という態度にしたいと思いますので、最初にやっていただきたいと思います。
【次の発言】 決議案の取り扱いですが、原爆被爆者援護に関する決議案はきょうじゃないのですか。
【次の発言】 わかりました。

第46回国会 議院運営委員会 第17号(1964/03/27、30期、日本共産党)

○林議員 ちょっとわからないのですが、賄雑費というのは、だれに対するまかないなんですか。もうちょっと内容を……。
【次の発言】 額はどのくらいですか。
【次の発言】 一律三千円ですか。
【次の発言】 これも念のためにお聞きしますが、一律三千円ですか。

第46回国会 議院運営委員会 第19号(1964/03/31、30期、日本共産党)

○林議員 まだ委員会で上がらない前にいいのですか。
【次の発言】 正確に言ってください。

第46回国会 議院運営委員会 第22号(1964/04/10、30期、日本共産党)

○林議員 一応委員会の時間を書いておけば、集まらなければ、集まらない委員の責任になるから、そのほうがいいじゃないか。
【次の発言】 延びるなら延びるといえばいい。
【次の発言】 一つは、民社党の要求の林業基本法案の趣旨説明ですが、これは普通の質疑とか、緊急質問とか、そういうことと違って、党として法案を提出されて、それの趣旨を説明したいというのですから、社会党さんは、それはずっと従来当委員会としても許可しておりますので、普通の場合と違いますので、やはり考えてやる必要があるのじゃないかと思います。これが、きょうの扱いで、もう全然見込みがなくなったのか、どういうことになっているのか、この扱いについて……

第46回国会 議院運営委員会 第24号(1964/04/22、30期、日本共産党)

○林議員 本特別委員会設置の件は、わが党にとっても非常に重大な問題でありますので、この際特に発言を許していただいた次第であります。  日本共産党としては、ILOの特別委員会の設置については、次の理由で反対をいたします。  第一は、ILO条約の八十七号問題は、これに抵触する公労法四条三項と地公労法五条三項を削除し、条約を批准すればよいのであって、いま議題になっております特別委員会の設置は、これに反しまして、条約の抵触部分以外の国内労働法の改悪を目的としたものであることは明らかでありますので、日本共産党としては反対をするのであります。  第二は、いま自民党の皆さんから特に推進の意見のありましたこの……

第46回国会 議院運営委員会 第27号(1964/04/28、30期、日本共産党)

○林議員 恐縮でございますが、この暴力処罰法の改正案については、非常に重要な法案ですし、歴史的な経過のある法案でありますので、時間の点は十分委員会の皆さんの意見を尊重しますので、ぜひひとつ共産党も発言の機会を与えていただきたいと思うわけであります。そういうようにひとつお取り計らい願いたいと思います。

第46回国会 議院運営委員会 第30号(1964/05/15、30期、日本共産党)

○林議員 簡単に一言だけでよろしゅうございますから……。
【次の発言】 私のほうの党も反対であります。理由は、もうすでに各野党の皆さんがおっしゃっておるとおり、これからどうしても会期延長をして通さなければならないという案件もございませんし、延長した際に提出すると考えられる国防省設置法案も、また地主補償法案も、わが党としては従来から反対している法案でありますので、会期延長の必要はないと思います。ただILOにつきましては、ILO一本でわが党がすでに主張しておりますように議案として審議されれば、各党で反対していることはないのでありますから、会期の延長を必要とするまでもなく簡単に議決される案件だと思い……

第46回国会 議院運営委員会 第35号(1964/06/11、30期、日本共産党)

○林議員 ただいまの日程第四、第五、第六、第七の社会労働委員長提案の法案の取り扱いについてでありますけれども、今後のこともありますので、ちょっと今後の取り扱いについて、希望と抗議を兼ねて発言させていただきたいと思うのです。  実は、このうちの一つのあん摩師、はり師、きゆう師及び柔道整復師法等の一部を改正する法律案というのは、あんまさんのほうからは反対の陳情がありまして、目の不自由な人が、私たちも見たわけでありますが、第一議員会館あたりに、手を引かれながら反対の陳情に来ております。一方、電気治療師のマッサージのほうからは賛成の、これまた大量の陳情者が来て、非常に複雑な法案だったのですから、私ども……

第46回国会 議院運営委員会 第36号(1964/06/16、30期、日本共産党)

○林議員 私のほうは棄権です。

第46回国会 議院運営委員会 第40号(1964/06/25、30期、日本共産党)

○林議員 櫻田武君の公安審査委員会委員任命についての取り扱いでありますが、共産党は、任命の根拠になる破防法の性格と、櫻田氏が経団連の常任理事だという立場からして反対でありますので、ここでその意思表示をして、そういうふうに取り扱っていただきたい、こう思います。
【次の発言】 やはり反対。
【次の発言】 ええ。そうしていただきたいと思います。

第46回国会 災害対策特別委員会 第7号(1964/06/02、30期、日本共産党)

○林委員 関連して。本質問はいずれ質問の順序の際にいたしたいと思いますが、ちょっと関連して、法制上わからない点が一、二ありますので、その点だけを説明願いたいのです。  天災融資法の特別被害地域の指定ですが、二条の五項一号に、旧市町村の地域の中のまたその一部というようなこともあるようですけれども、そういうことがあり得るのかどうか、そしてその一部の認定は、どのような基準で認定しているか、説明願いたい、それが一つ。  それから、三条の国庫の補助の問題です。都道府県あるいは市町村と、単協の組合あるいは金融機関と利子補給、損失補償契約をした場合の国の補助というのはどういう形でなされるのか、そしてその国の……

第46回国会 災害対策特別委員会 第8号(1964/06/09、30期、日本共産党)

○林委員 時間の制限がございますので、ごく簡単に答えていただきたいと思います。私のほうの質問も事務的なことに限りたいと思います。  まず、農林省の官房長にお聞きしたいのですが、長野県の天災融資法の適用の期日は、大体いつごろそのような指示がある予定ですか。先ほど聞きますと、六月十五日ころまでには指示をする予定だということですが、そうですか。
【次の発言】 自治省にお聞きしたいのですが、特別交付金の範囲のことです。これが全くきまらないので、市町村としてもどの程度のものを急場に出していいのか、国会の答弁も、全被害額に対するある一定のパーセントというだけで、それが何%なのか、どういう費目の支出について……

第46回国会 災害対策特別委員会 第13号(1964/07/03、30期、日本共産党)

○林委員 河角さんにちょっとお尋ねしたいのですけれども、地震の予知の問題ですが、それは、どこで地震が起こるという意味の予報はできないにしても、地域的にどこにどのくらいの地震が起こることがどのくらいの確率で、つまり何十年に一回ぐらいの割合で起こり得る、こういうような推測は、いまの地震学の範囲で一体できないのかできるのか。
【次の発言】 地震帯というのですか、地震の起きる地帯ですね、裏日本の日本海岸地帯では、どの地帯がそういうことが考えられるか。その地帯の地震の震度ですね、何かマグニチュードという基準があるのですが、マグニチュードどのくらいの地震が裏日本の日本海の地帯にはあり得るし、太平洋ではマグ……

第46回国会 災害対策特別委員会 第19号(1964/10/02、30期、日本共産党)

○林委員 ちょっと重要な会議がありまして席をはずしておりましたので、政府側の答弁で、もし前質問者とダブっておる点がありましたら、簡単に答えていただければけっこうだと思います。  私は、主としてこのたびの二十号台風の問題について長野県の事情について御質問したいのでありますが、大体今度の長野県の災害につきましては、建設省、農林省の資料にもありますように、長野県のうちの天竜川水域に特に激甚な被害があったわけでありますが、このような激甚地指定をする場合には、長野県を激甚地指定にして、その長野県のうちの特に被害の多い地域を指定する、こういう手続になると思いますが、防災会議の方でけっこうですが、その手続と……

第46回国会 災害対策特別委員会 第20号(1964/10/09、30期、日本共産党)

○林委員 ちょっと関連して伺います。  最初に、私、小山大臣をよく知っておるのですけれども、今度の長野県の災害の視察においでになったときに、特定の、あなた方の党の小川平二君の講演会に顔を出されまして、そこで大臣が講演会で演説をなさるという記事が新聞に出ていた。私は、そういう大臣の来方なら、そんなところに顔を出さぬということで、北海道の冷害を視察に行ってしまったのですけれども、やはり大臣がそういう地域全体の住民の災害による被害を視察なさるというときに、特定の、自党の議員の講演会へ顔を出されるようなことは、将来懐しまれたほうがいいのじゃないか。別にそのこと独自としておいでになることはけっこうですが……

第46回国会 災害対策特別委員会 第22号(1964/10/27、30期、日本共産党)

○林委員 私の質問は、二十号台風と、それから冷害等で地方を歩きまして地方の自治体といろいろ話し合ってみました結果、この際、法の運用について若干技術的に当局の考え方を聞いておかなければならない問題があるものですから、建設省と農林省の両省に質問をしたいわけであります。  最初に建設省関係でお聞きしたいのは、公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法の四条について、この国庫負担率の算定の場合の地域ですが、法によりますと「当該地方公共団体」とあります。この「当該地方公共団体」の範囲というのは、旧市町村単位なのか、あるいは合併地域なのか、その辺について、どういう基準なのか、お聞かせ願いたい。

第46回国会 農林水産委員会 第3号(1964/02/07、30期、日本共産党)

○林委員 各委員から、それぞれの立場で、日本の農業の問題についていろいろの掘り下げがなされ、質問もなされたと思いますが、私は、やはり日本の農業の一つの大きな曲がりかどにきておる要因としての農産物の輸入、ことにアメリカの余剰農産物の輸入、貿易の自由化によってもたらされる影響が、日本の農業に非常に大きな影響を与えるのではないかというように思われるわけなんですが、昨日の湯山委員に対する農相の答弁によりますと、たいした心配はないだろうというような御答弁だったのですが、きょうの中村委員に対する答弁では、若干その点について農林大臣も心をいたしておるというように受けとめたわけであります。  そこで、農林大臣……

第46回国会 農林水産委員会 第7号(1964/02/18、30期、日本共産党)

○林委員 私は、砂糖行政について、国際的な観点で一、二お聞きして、そしてこの甘味資源特別措置法が、いろいろ大臣は説明はされておるけれども、結局製糖の独占の利益が優先して、てん菜の生産農民の保護は手薄いのではないかというような点について、質問してみたいと思うのであります。  実はきょうの新聞に、台湾糖の原料高のものを買って、製品安であるので、これをニューヨークの砂糖ブローカーに転売したという報道があるわけであります。それについては大臣は御承知でしょうか、どうでしょうか。
【次の発言】 実は新聞の報道によりますと、現在の砂糖の価格が一キログラム百三十五円程度になっておる。ところが、台湾糖の粗糖によ……

第46回国会 農林水産委員会 第13号(1964/02/28、30期、日本共産党)

○林委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になっておる甘味資源特別措置法案並びに沖繩産糖の政府買入れに関する特別措置法案の二法案、並びにこれに関する自民党、社会党、民社党三党が賛成されておる修正案に、いずれも反対の意思を表明するものであります。  その理由の第一は、本法案は甘味資源作物の生産振興のためと銘打ってありますが、それについての政府の保証が全然ないということであります。すなわち、同法二十一条、二十二条の最低生産者価格についても、それはパリティ方式によるものであって、生産農民の利益に合致しない。生産費・所得補償の最低生産者価格でない上に、このような最低生産者価格について、製糖会社……

第46回国会 農林水産委員会 第19号(1964/03/11、30期、日本共産党)

○林委員 私は原資のことを若干質問したいのでありますが、農林漁業金融公庫法の二十四条で、借り入れ金について、「外国の銀行その他の金融機関から外貨資金の借入をすることができる。」というのがあるのですが、この趣旨はどういう意味ですか、まずお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 この場合の外国というのは、どこのことを考えておられるのですか。われわれとしては、とりあえず具体的に考えられるのは、アメリカから借り入れるということが考えられるわけですが、どうでしょうか。
【次の発言】 いま私が質問申し上げているのは、御承知のとおり、アメリカの余剰農産物が日本へ入ってきて、それがいま日本の農政の上で非常に……

第46回国会 農林水産委員会 第32号(1964/04/07、30期、日本共産党)

○林委員 それでは私からお聞きしたいのですが、末高参考人が最初にお話しになりましたこの制度の根本的な性格の問題でございます。社会保障に徹するなら徹する、それから先ほどの足鹿委員の言われるように、保険制度に徹するなら徹するということでありませんと、このように非常に賃金の低い労務者から、これだけの掛け金を――今度上げるわけですが、千分の三十九が四十八ですかに上がるわけなんですが、こういう掛け金を上げて、そして積み立て金がずっとふえていくわけなんですが、それに見返り給付金というのは非常にわずかなものなんです。たとえば、従来は掛け金が約月五億円、年にして六十億円、今度の政府案で見ますと、大体掛け金が年……

第46回国会 農林水産委員会 第34号(1964/04/09、30期、日本共産党)

○林委員 それではこれはもう他の同僚委員も質問しておるわけなんですが、準備金の運用の問題あるいは余裕金の運用の問題ですが、本法の七十二条に、農林大臣は大蔵大臣と協議をしなければならないという条項があるのですが、これはどの程度のことをされておるのか。
【次の発言】 そうするとあなたは二月十日に、そこにおいでになる農政局長と大蔵省の理財局長、主計局長の間の取りきめは、知っておいでになったのですか。
【次の発言】 それではあなたと大蔵大臣のこの取りきめをするについての話し合いを報告してくれませんか。
【次の発言】 そうすると、このことについて当該共済組合がどういう決議をされているか、大臣、御承知です……

第46回国会 農林水産委員会 第37号(1964/04/15、30期、日本共産党)

○林委員 委員長の御注意もありましたので、簡単にいたします。韓国からの食品の緊急輸入の問題が、ただいまの中村委員の質問から見ましても、不明朗な印象を与えるような政府側の答弁であります。そこで私はさらに、日韓会談に際しての日本側の協力費の一億四千万ドルが、漁業補償としてすでになしくずしで一部韓国側に渡されておって、韓国側がこれを使っておるのだという話を聞いておるわけです。日韓両国の関係のことについては、いろいろのうわさも飛びますし、デマも飛びますし、不愉快なことも聞いておるのでありますが、この際食品緊急輸入の問題にからめまして、一億四千万ドルの漁業補償の支払いの問題については、打ち切りの最終的な……

第46回国会 農林水産委員会 第40号(1964/04/22、30期、日本共産党)

○林委員 ちょっと関連して。河津さんに私もお聞きしたいのですが、今度の改正法で、国営の土地改良事業の負担金を都道府県に移譲し、さらに都道府県は市町村に議会の議決を経てその負担金を移譲していく。そうすると最終的には国営事業の負担金が、市町村議会の議決を経て市町村の負担に転嫁されて、そしてそれに対する徴収の義務は市町村自体が負う。もう一つは、今度は都道府県の改良事業についても、最終的には市町村の議会の議決を経て、その事業負担をまた市町村に転嫁することができるということで、結局土地改良事業で一番問題になる費用の負担あるいは賦課金の徴収、こういうことが一番自治体の末端である市町村にしわ寄せされてくる、……

第46回国会 農林水産委員会 第41号(1964/04/23、30期、日本共産党)

○林委員 政府当局にお聞きしたいのですが、従来の土地改良制度によって日本の農民の農業経営にどのような成果があげられてきたかということと、今度土地改良法がどのような不備な点があるから改正をしようとしているのか、あるいはどのような成果をさらに拡大しようとして土地改良法の改正が意図されているのか、まず、その点を簡潔に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 従来の土地改良が米作中心に行なわれていたということは、われわれも理解するところでありますが、その米作中心の土地改良が一応の成果をあげて十分になったから、今度新たに土地改良法を改正して、先般来からの政府の説明によりますと、特にかんがい用水あるいは農……

第46回国会 農林水産委員会 第45号(1964/05/08、30期、日本共産党)

○林委員 いま赤路委員が質問されたことに関連しまして、この法案の目的の中に、流通の合理化と適正な小売り価格の形成ということがあるのです。これは大臣に御答弁願いたいのですが、適正な小売り価格の形成ということは、普通の小売り商よりは小売り価格を安くするという意味なんでしょうか。それともう一つは、流通の合理化ということはどういうことなのか。これは実は自民党の谷垣委員の質問で、松岡局長が、仲買い人の統合と卸の単一化を進めていくというような一これは新聞ですから、正確でなかったらあとで……。こういうこともあるのですが、流通の合理化と適正な小売り価格ということはどういうことか、お聞かせを願いたいと思います。

第46回国会 農林水産委員会 第50号(1964/05/21、30期、日本共産党)

○林委員 芳賀委員の質問に関連して、森川参考人に一間だけ質問をさせていただきたいと思います。  御承知のとおり、きょうの参考人の方々は、現行法の空白をただいま審議しておる政府提出の措置法で埋めることがよろしいという方が三人そろっていらっしゃるわけです。しかし、肥料に関係する各方面の方々には、必ずしも皆さんと同じ意見の方ばかりではない。ことに生産農民である日農の側は、これについては反対しておるわけです。まあ比較的そういう人の立場も理解できる方というと、この三人の中で森川さんくらいしかないので、はなはだ失礼でありますけれども、あなたに質問するわけです。  あなたは、空白になるより、いま審議しておる……

第46回国会 農林水産委員会 第53号(1964/05/27、30期、日本共産党)

○林委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になっております肥料価格安定等臨時措置法案に反対いたします。  その理由は次のとおりであります。  第一点は、本法は、農業生産上重要基礎資材である肥料の需給と価格の安定に関して、生産農民を犠牲にして、肥料メーカーの利益を保障するものであります。今日ようやく肥料業界の合理化によるコストダウンが実現される段階に至って、すなわち、総計千四百六十五億の設備投資の実績と、さらに三十八年以降体質改善のため百六億円の融資を行なわれることが予定されており、また生産技術の面から申しましても、アンモニアのガス源転換もほぼ完了し、減価償却も進んでおり、輸出赤字の補て……

第46回国会 農林水産委員会 第54号(1964/05/28、30期、日本共産党)

○林委員 官房長にちょっとお尋ねしたいのですが、官房長の先ほどの長野県に対する被害の報告は、去る五月の十六日の凍霜害であったと思いますが、先ほどの専売公社の説明員からの説明にもありましたように、実は二十六日だと思いますが、新たな凍霜害が起きました。これは先ほども中澤委員のお話がありましたように、雪が十センチも降って、菅平ではスキーができるような状態になったといわれておりますが、その二十六日の新たな凍露害についての報告は来ておらないかどうか。報告が来ているとすれば、被害地域、それから大体の被害地域の被害の状況がわかりましたら御報告願いたいと思います。来ておらないなら、またあらためて、そのときでけ……

第46回国会 農林水産委員会 第61号(1964/06/17、30期、日本共産党)

○林委員 最初に、林業基本法の根本的な性格についてでありますが、去る一月二十二日に都道府県の林務部長会議が開かれまして、その際、政府当局がこういう言明をしているのであります。国土保全の問題は災害基本法に入れるべきで、林業基本対策の範疇に入らない。林業は山村振興に関係はあるが、山村の振興をねらいとするところでもないという説明をして、国土の保全とか山村の振興とかいうような公共性の達成については、従来これを非常に前面に押しておりましたけれども、これをうしろに追いやって、そして非常な露骨な増産主義といいますか、こういうことを意図した法案のように思われるわけであります。そのことについてまず政府のお考えを……

第46回国会 農林水産委員会 第70号(1964/10/09、30期、日本共産党)

○林委員 お手元に御配付の要望書というのですが、われわれの手元には北海道からの要望書は配付してないのです。ですから、それは配付するなら配付してもらいたい。そういう重要な要望があるなら、われわれに早く知らせる必要があると思う。

第47回国会 議院運営委員会 第6号(1964/12/07、30期、日本共産党)

○林議員 吉武さんと江口さんにお尋ねしたい。  さっきからいろいろな問題はありますけれども、非常に重要な問題だと思うのです。憲法で保障されておる、とにかく国会議員の特権ですからね。それが現場の警察官の判断いかんでどうにもなるということは、たいへんな問題だと思います。それで慎重にしろとかしないとかいう意見も出ております。そこで、私はいろいろな問題がありますけれども、その中の一つの現行犯なら逮捕しなければいけないのですか。現行犯だから当然逮捕するのがあたりまえだという理論で進められておるのですけれども、現行犯ならどうして逮捕するのですか。逮捕するかしないか、その自由はあるのですか、ないのですか。

第47回国会 農林水産委員会 第2号(1964/12/15、30期、日本共産党)

○林委員 最初に、従来北海道の農業は非常に借金の多い農業でして、これは赤城農相も北海道に行っておられるようですが、借金の非常に多い農業経営をしている農家なんです。したがって、今度の災害によって天災融資法で配慮をしましても、その配慮された金が従来の借金の穴埋めのほうに回ってしまう。したがって、農協としては、従来からの借金の帳簿上の操作だけで天災融資の金をやって終わってしまって、現実に農民の手につかない。したがって、せっかく天災融資という名目で、はなはだ不十分な金でありますけれども、融資をすることを考慮しても、それが農民にとっては実際はことしの災害の復旧の面に金が回らないという問題があるわけなんで……

第48回国会 議院運営委員会 第42号(1965/05/13、30期、日本共産党)

○林議員 この決議案については、わが党もその趣旨に賛成であります。だだ、その表現について、一言発言させていただきたいと思います。  すなわち、今日アメリカのベトナム侵略戦争や、また、そのほかの行為について、わが国が、日本とアメリカとの間の安保条約に基づいて、協力、加担させられておるという現実の事態でありますので、航空協定だけについて日米間の不平等を是正し、正しい日米友好関係を確立するよう強く要望するというこの表現は、適当でないというように考えるわけですけれども、ただし、わが党は、日米間のあらゆる不平等条約を廃棄または是正する、こういう立場から、この決議案の趣旨については賛成いたします。

第48回国会 農林水産委員会 第23号(1965/04/06、30期、日本共産党)

○林委員 最初に、農地開発機械公団の長期借り入れ金の問題についてお尋ねしたいと思います。国際復興開発銀行からの借り入れ金があるわけでありますが、この借り入れにあたっては、公団との間にどのような取りきめがなされて借り入れがされたか、借り入れについての条件、それから政府の保証、そういうようなものは取りきめられているかどうか。そうしてさらに国際復興開発銀行から借り入れをするようになった事情、それをちょっとお尋ねしたい。
【次の発言】 農地の造成――草地の造成についても同じでありますが、そういう国の農業の基盤整備の上で非常に重要な影響を及ぼすような事業について、最初の考えが、外国の資本、まあいわゆる世……

第48回国会 農林水産委員会 第29号(1965/04/22、30期、日本共産党)

○林委員 あらかじめ委員長にお断わりしておきますが、大体大臣が来るまで私、質問することになっておりますので、場合によると二、三質問が残りましたら、ことに大臣に対する質問が残りましたら、若干の時間またの機会を与えていただきたい、こう思います。  それでは質問をいたします。まず政府にお尋ねしますが、この農地管理事業団法案を今日のこの段階で国会に提出するに至った理由を御説明願いたい。これは大臣がおりませんので、次官から説明願いたい。
【次の発言】 農業経営規模の拡大と生産の格差の是正ということが、いま次官から本法案の目的として言われているわけです。さらに年間の土地の移動も激しいので、これを農業規模の……

第48回国会 農林水産委員会 第30号(1965/04/23、30期、日本共産党)

○林委員 この前私の質問で大臣に対する質問が残っておりますので、きょうは大臣にお約束の時間の範囲内で三、四問お聞きしたいと思いますが、この前次官並びに局長にお聞きしたところによりますと、大体農林省の方針は、土地の移動、農業人口の移動、こういうことをそのまま許して、それをどのように効率化し、土地を集約化するかということで、この法案を出したと言っておられるわけです。たとえば中期経済計画の中で政府の出しております資料によりましても、昭和三十年度以降農業就業人口が三百五十万減少しておる。三十八年度においては農業世帯員から他産業部門への就業者が九十三万四千人だ。新規学卒者で他産業への就業者は約五八%、半……

第48回国会 農林水産委員会 第32号(1965/04/27、30期、日本共産党)

○林委員 私は日本共産党を代表しまして、本法案に反対の討論をいたします。  本法案によって政府の企図するところは、農業の大型化、すなわち一戸当たり二町五反の土地所有、年間の農業所得六十万円以上という所得格差の是正という名のもとにおける、これを目標にした大農の育成の方向を意図しておるのであります。このことは自民党の赤城農政が一貫して遂行してきている一部富農を残す、すなわち三割あるいは四割の一部富農を残して、六割あるいは七割の農民は専業農家としてはもう切り捨てる、こういう従来の政策を本法案によってさらに強行するもである、こうわれわれは考えます。したがって本法案によって、日本の農業の中において圧到的……

第48回国会 農林水産委員会 第37号(1965/05/15、30期、日本共産党)

○林委員 私は、加工原料乳生産者補給金等暫定措置法案、これについて質問をしたいと思います。  政府の提案理由によりますと、本法によって酪農及びその関連産業の健全な発達を促進して、あわせて国民の食生活の改善に資するというようにいわれておるわけです。そこでまず、これは局長でけっこうですが、この計画によって補給金の対象となるなま乳、原料加工乳、これは一体どのくらいの量をお考えになっておるのか。私のほうの国会の資料によりますと、昭和三十九年度は生産総量なま乳全部で三百三万八千トン、そのうち加工用が百十八万トンということになっておりますけれども、これに対してどのくらいを補給金の対象の加工乳として考えてお……

第48回国会 農林水産委員会 第38号(1965/05/17、30期、日本共産党)

○林委員 私は、日本共産党を代表して、本法案に反対をいたします。  その理由は、第一に、本法案の目的については、その第一条に「砂糖の価格の異常な変動を阻止する」とありますが、現時点では、国際的にも国内的にも、糖価は安定下限価格を下回るほど安いのでありまして、今日本法案を発動させることになりますと、当然砂糖の消費者価格をつり上げることになります。すなわち、今日の時点では、本法七条の粗糖の平均輸入価格は、糖価の安定下限価格に満たないという状態であります。したがって、糖価安定事業団が買いに出て、これを安定下限価格以上に売却しますと、その結果は、消費者価格の値上がりの結果を来たすことは当然であり、ひい……

第48回国会 予算委員会 第11号(1965/02/12、30期、日本共産党)

○林委員 私は、日本共産党を代表して、当面する内外の重大な情勢について、総理並びに関係閣僚に対して若干の質問を行なうものであります。  質問を始めるにあたって、私は、まず佐藤内閣が成立以後の日本の人民の生活の現状についてどうしても触れなければならないと思います。  毎日の新聞を見ますと、一日として物価の値上がりを伝えない日はございません。ことしは、元旦早々消費者の米価の値上げで年が明けました。厚生大臣は、人民の負担による診療報酬の引き上げを職権で告示しました。健康保険料を引き上げ、薬代の半額を大衆に負担させると発表しました。全国の各地で、水道料金、私鉄、バスの運賃等、公共料金が次から次に値上げ……

第49回国会 農林水産委員会 第6号(1965/08/11、30期、日本共産党)

○林委員 坂田農相が新任されてから、七月の末に、御承知のとおり、日米貿易経済合同委員会に出席されたわけですが、実は直接大臣にお聞きしたいのですけれども、大臣いろいろ都合があって御出席願えないので、御同伴された官房長にお尋ねしたいと思いますけれども、これは合同委員会にどのような意思表示をされるつもりで、またどのような要求を持たれて出席されたのでしょうか。
【次の発言】 農産物の貿易の問題について基本的な考え方を述べるつもり、それから日米加漁業協定について日本政府の基本的な考え方を述べるつもり、従来のいろいろの慣例、ルールがあるので、特にこのたびの委員会でどういう問題を提案し、どういう問題をディス……

第49回国会 農林水産委員会 第8号(1965/10/01、30期、日本共産党)

○林委員 農林省では災害関係は官房長が担当されておると聞いておりますので、したがってあなたにお聞きするのでありますが、もっともこれは農林省だけできまらない要因がいろいろありますので、あなただけから決定的な答弁が得らないこともあり得ると思います。  二十三号、二十四号、さらに二十五号、三つの台風が近接してあったわけですが、これに対して激甚災害法の適用をするのか、天災融資法の適用をするのか、そういうようなことはいつごろきまるのか。この三つの台風は別々に考えられるのか。こういう近接したときに三つも起きておるわけでありますから、これをたとえば九月災害というようなことで一本として考えて、激甚災害ならば激……

第50回国会 議院運営委員会 第8号(1965/10/18、30期、日本共産党)

○林議員 それでは、委員長のお許しを得て発言させていただきますが、いま報告があり、採決をしましたいわゆる日韓特別委員会に、当然共産党の委員も参加させるべきであるという要請を当委員会にいたしたいと思います。  そのことについては、先ほどの理事会でも、社会党さんも民社党さんも賛意を表してくださっておりました。自民党さんは、これに対して反対のようであります。したがって、そのような共産党が参加することに賛意を表さないという自民党さんの御意見に対して、若干私たちの意見を述べさせていただきたいと思うわけです。  実は、委員会の人数が四十五名ですと共産党は入れる。ところが、五十名になると入れないということは……

第51回国会 議院運営委員会 第1号(1965/12/20、30期、日本共産党)

○林議員 本日の大蔵大臣の発言について、わが党の要求しました質問ができなくなったということについて、委員長並びに自民党の委員その他の関係委員にお尋ねしたいと思います。  皆さんも御承知のとおり、私たちの党は、このたびのいわゆる国会正常化の話し合いには全然相談を受けておりません。したがって、その内容も正確にわからないのであります。そこで、今後の院の運営の参考までに、いわゆる正常化の条件ということについて、坪川委員長並びにこれに関係されました自民党の委員その他関係委員の諸公にお聞きしておく必要があると思うのであります。  新聞の報道によりますと、正常化の前提としては、第一に、特に少数意見を尊重する……

第51回国会 議院運営委員会 第3号(1965/12/24、30期、日本共産党)

○林議員 記録にとどめていただきたいのですが、組みかえの動議に対する各党の賛否はどうなっておりますか。私のほうは棄権になっております。

第51回国会 議院運営委員会 第5号(1965/12/28、30期、日本共産党)

○林議員 今後の取り扱いの希望をいま佐々木庶務小委員長にもお話しておきましたけれども、実はきょう突如としてこれが議運の理事会に出まして、検討する余地もなく、続いての議運に出ておりますが、これは国会職員全体の給与に関する問題でありますから、職員の諸君は重大な関心を持っておると思いますので、今後の取り扱いは、やはり事前に各党にこれを渡していただいて、そして各党が十分検討して、その意見が議運に反映するような機会を与えていただくような取り扱いをしていただきたい、そういうことを希望しておきます。
【次の発言】 ただ、速記職とか議警職は国会独自のシステムになっておりますし、それから行(一)と行(二)のそれ……

第51回国会 農林水産委員会 第1号(1965/12/22、30期、日本共産党)

○林委員 最初にお聞きしたいのですけれども、第一条に事業団の目的があるわけですが、これを見ますと、「蚕糸業の経営の安定と生糸の輸出の増進」と、こう二つ目的があるわけですね。先ほどの質問にもありますように、いま問題になっておるのは、主として中国の生糸あるいは朝鮮民主主義人民共和国の生糸、社会主義国の生糸がヨーロッパ市場を支配しておるという実情の中で、この法案も必要があるのだということになっておるわけです。しかし、自由主義経済、資本主義経済の原則に立って、もうかるときにはなるべくもうけさせる、そういうプリンシプルの上に立ちながら、一方輸出を増進するためには、もうけるときにもこれを押えて、価格の安定……

第51回国会 農林水産委員会 第2号(1965/12/23、30期、日本共産党)

○林委員 時間の関係もありますので、まとめてお聞きしたいと思うのですが、横田さんからちょっとお聞きしたいのです。  先ほど、この法案について養蚕団体として非常に熱意を持たれておるという、そのことは私よくわかりますけれども、ただ、この法案を今後さらに改善していくという方向でわれわれも考えていきたいと思います。従来も蚕繭事業団がございましたし、その中で、この繭の値の下がったときの処置も、この法案に盛られておるように、保管、売り渡し、加工の委託をすることができるというような規定がありましたけれども、そういうものは一度も実は発動しておらないわけです。発動しておらない。今度もまたそれがそのまま本法案の中……

第51回国会 農林水産委員会 第29号(1966/04/20、30期、日本共産党)

○林委員 お時間もないようで、貴重な時間ですから……。この法案の目的に、御承知のとおり、最初の一条に、あなたのお説にあったように、権利関係の近代化と、それから農林業経営の健全な発展という、二つの主要な目的があるわけですね。この権利関係の近代化というのは、権利を細分化し、私権化する、近代的な個人的の権利関係に移す、この法案から見ると、そういうふうに見えるのですね。そういうことと、そうしなければ、農林業経営の健全な発展というものはあり得ないのかどうか。現に資本主義の法則を見ても、もう原始的な個人の自由な取引から、御承知のように、私が言うまでもなく、近ごろではカルテルだとかコンツェルンだとか、そうい……

第51回国会 農林水産委員会 第32号(1966/04/27、30期、日本共産党)

○林委員 時間の関係上、大臣だけにしぼってお聞きしたいわけです。  本法のこの事業団の「業務執行の方針」を見ますと、業務執行の目標として、「農業を営む個人にあっては、農業基本法第十五条に規定する自立経営」農家、自立経営の方向を目ざして事業運営の基本的な方向を持っていくのだ、こう書いてあるわけです。この自立経営というのは、どういう条件のものを考えているのか。 もちろん、これは農基法の十五条に規定はあるわけなんですけれども、そうしますと、第二種兼業、場合によっては第一種兼業、これは自立経営の中に入るのかどうか。この事業の、育成される対象として入るのかどうか。その辺をまずお聞きしたいと思います。

第51回国会 農林水産委員会 第36号(1966/05/12、30期、日本共産党)

○林委員 最初に、今年の四十一年度でけっこうですが、掛け金の総額は幾らの計算になりますか。
【次の発言】 念のために、四十年度は幾らだったか、それから政府の補助金ですが、四十年の百分の十五は幾らで、もし改正法の百分の十六になると、幾らになって、幾らの増額になるか。
【次の発言】 この三十九年、四十年、四十一年と掛け金の総額が上がってくるのは、これは給料の等級が名目的に上がってくるから、掛け金の収入が上がる、そう解釈していいのですか。
【次の発言】 それから四十年度の具体的な支払い金の総額は幾らであって、四十一年度は予算でどのくらいになりますか。

第51回国会 農林水産委員会 第40号(1966/05/26、30期、日本共産党)

○林委員 私は、日本共産党を代表して、本法案に反対いたします。  その理由は、第一に、この法案は、かねて日本の資本家団体が一貫して要求しておりますし、また自民党政府が一貫して強行しようとしておるいわゆる農業近代化、この名により、農民の七割を農業を放棄させる、そして三割の農民についてはそれを富農化していく、そして農業の資本主義的な大経営化をはかる、こういう歴代の自民党政府の一貫した方針に基づいてつくられた法案であることは言うまでもありません。政府は、この法案によって農業経営の規模の拡大とか農地の集団化を促進する、そして農業構造の改善に寄与する、こう言っております。また、事業団の業務執行の方針は、……

第51回国会 農林水産委員会 第45号(1966/06/08、30期、日本共産党)

○林委員 野菜生産出荷安定法案に関連して、私質問いたしますけれども、よく、野菜の小売り値段が非常に上がった上がったということを聞いておるのでありますが、ここ三年間、四十年からさかのぼって三十八、三十九、四十年の間に、野菜の値段が小売りと卸と生産費と三つに分けて、パーセントでどのくらい上がったかという数字、わかりますか。
【次の発言】 小売り価格に比較して生産者価格はどのくらいの比率ですか。――もし何でしたら、四十年度の調査があったら四十年度の調査でいいです。
【次の発言】 そうすると、あなたの言うことをまとめますと、昭和三十九年に東京都で発表している――私の手元にも東京都のがありますが、新聞で……

第51回国会 農林水産委員会 第50号(1966/06/21、30期、日本共産党)

○林委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっている入会林野等に係る権利関係の近代化の助長に関する法律案に対する反対の討論をいたします。  言うまでもなく、本法によって、徳川時代から二百数十年間、働く農民が営々として苦しい戦いによって築き上げてきた全国二百三万ヘクタールに及ぶ入り会い権を消滅させる道が開かれるのであります。  このことは、農民、ことに現実に入り会い権によって山林を営農のため利用している多くの中貧農にとっては、事はすこぶる重大であります。  政府の説明するところによれば、本法は入り会い林野または旧慣使用林野の土地の農林業上の利用を増進するため、これらの土地にかかる権利関……

第52回国会 議院運営委員会 第1号(1966/07/11、30期、日本共産党)

○林議員 共産党は会期の承認について反対の態度でありますので、若干その点について私たちの党の立場を表明しておきたいと思います。記録にとどめておいていただきたいと思います。  それは、第一は、いわゆるアジ銀三法案ですけれども、これは実質的には廃案と同じような状態になった。会期の末にようやく参議院で継続審議になったが、実質的には廃案と同じような状態になったものです。これはむしろ、政府としては、国際的に信用を負わなければならぬ法案がこういう状態になったということについて、政治的な責任を国民の前に明らかにすることこそが必要であると思うのです。ところが、そういうみずからの政治的立場を明らかにすることはさ……

第52回国会 議院運営委員会 第8号(1966/11/11、30期、日本共産党)

○林議員 長官、あなたの答弁とわれわれの質問が平行しておるのですよ。われわれが聞かんとするところはこういうことなんですよ。言うまでもなく、あなたも御承知のとおり、憲法には政府側に国会の召集権があります。同時に、議員側から四分の一の要求があれば、国会の召集権があるわけです。これに政府は拘束されて開かなければいかぬわけなんですよ。そのことは、単に開くということだけでなくて、やはり憲法の精神からいえば、四分の一の議員がどういう内容でどういう国会を要求しておるかということについて、政府は拘束されるわけですよ。そこで、われわれ四党で政府に要求した国会の内容は、いま国民の間に黒い霧だとかあるいは国務大臣に……

第52回国会 農林水産委員会 第3号(1966/07/28、30期、日本共産党)

○林委員 私は、きょうやはり農林大臣に、米価の問題、東南アジア農業開発会議の問題等、農政に関する政治的な問題を質問したいと思って用意していたのですけれども、非常に残念ですが、大臣も見えないし、政務次官も見えない。五十二臨時国会の最終日であるこの機会に両者とも見えないということは、はなはだ遺憾であると思います。そこで、現在出席しておる農林省の幹部の諸君で答えられる点をひとつ答えてもらいたいと思うのです。  最初に、米価の問題について質問したいのですけれども、ことしの米価問題の特徴の一つは、いち早く経済団体等から米価の値上げを抑制するような先制攻撃が意識的に出され、そしてマスコミもこれを全面的に取……

第52回国会 農林水産委員会 第6号(1966/10/19、30期、日本共産党)

○林委員 大臣の本日の所信表明の中に、「農林行政のある部面あるいは私の日加閣僚会議への出席に関連して種々話題となっておりますことは、ひとえに私の配慮の至らなさによるものでありまして、まことに遺憾に存じております。」、こういう点を私は大臣に具体的に聞きたいと思うのです。  あなたは、きのう決算委員会に、法事があるといって休まれた。出席されませんでしたね。ところが私たちが農林省のあなたの日加閣僚会議にからんでの外遊の日程を見ますと、あなたは十七日、十八日はまだ旅行中になっているわけですね。十七日、十八日中は旅行の日程になっておるわけです。しかもそれは、バハマ諸島のナッソーあるいは有名な観光地のラス……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 議院運営委員会 第24号(1967/06/15、31期、日本共産党)

○林議員 これは問題を提起するということで御検討を願いたいのですが、議員本来の使命に専心するために虚礼を廃止するというこの趣旨はけっこうなんですけれども、しかし、そういう趣旨を徹底するなら、もっと根本的に取り締まりをしなければならない問題がたくさんあると思うのですよ。たとえば政治資金規正法で、法人から何千万というような寄付をすることについても全くざる法にしておいて、夜はそういうような金を使って国会対策の費用とかなんとかということで、料亭や待合に自由に議員が出入りをする。そして選挙が近くなると、バスが国会の周囲を取り巻いて、地方から来ている議員に飲食を無制限に提供する。そういうことについては何の……

第55回国会 議院運営委員会 第28号(1967/06/27、31期、日本共産党)

○林議員 理事会にも席がないので正式なわが党の意思表示ができませんでしたけれども、ここで会期問題についてわが党の態度を表明させていただきます。  私たちの党としては、この会期延長について、賛成することができない。その理由は、  一つは、やはり国会の正常化というのは会期を厳粛に守る、そして国民に国会のけじめをはっきり示すということが国会正常化の大事な柱だと思うのです。そういう立場で、会期が来たら会期が来たで一応国会の幕を閉じるということが正常化の大事な柱だと思うのです。  それから第二の問題は、政治資金規正法改正案というものを政府・与党が会期中に法案の審議を終わらせるんだという誠意ある態度を持つ……

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第11号(1967/07/19、31期、日本共産党)

○林議員 私は、主として本法案の当面の責任者である藤枝国務大臣に質問をしたいと思います。  言うまでもなく本法案に関して、その前提である答申が選挙制度審議会から出され、さらに本法案を政府が提出せざるを得なくなったいきさつというのは、昨年以来のいわゆる田中彰治事件、さらには共和製糖グループ事件というような政界の腐敗が次から次に明るみに出され、さらにそのことから振り返ってみると、造船疑獄あるいは昭電疑獄等、自民党あるいは自民党の前身である日本の保守政党が、一九四八年から六四年の間だけでも多くの政界腐敗を繰り返しており、検挙された者だけでも、公務員の汚職が三万一千人、そのうち各種の議員が一千五百人以……

第55回国会 地方行政委員会 第11号(1967/05/18、31期、日本共産党)

○林委員 まず伊東政務次官にお尋ねしますが、あなた、いまどこへ行っておられたんですか。
【次の発言】 きょう十時半から衆議院の地方行政委員会があるということは御存じですか。
【次の発言】 ここへ大臣が出られないということは御存じですか。
【次の発言】 それでは、あなたのほうは参議院さえやればいいのですか。
【次の発言】 別にあなたにからむわけじゃないけれども、予算関係は原則として衆議院が先議のものなんです。本予算は衆議院が議決すれば、一定の期間がきて参議院が議決しなくても成立するというのでしょう。そうなら、政府はもう少し地方財政の問題につきましても衆議院の地方行政委員会に敬意を表してもらわなけ……

第55回国会 地方行政委員会 第14号(1967/05/24、31期、日本共産党)

○林委員 時間がありませんので、二点ほど参考人にお聞きしたいのです。  一つは超過負担の問題で中西さんと徳元さんに、それぞれ府県団体と市町村団体にお尋ねしたいと思います。御承知のとおり、地方交付税法の一部改正で、態容の補正や単位費用について手直しがあるわけです。これは毎年やることです、しかし、それにもかかわらず超過負担が毎年出てきております。四十一年度では約千四百四十三億という数字も一応出てきておるようです。皆さんが行政の実務上財政需要額の計算をする場合に、どういうところが問題になって、どういうところを改善してもらったらいいだろうか、そして超過負担を解消するためにはどういうことを考慮してもらい……

第55回国会 地方行政委員会 第19号(1967/06/02、31期、日本共産党)

○林委員 特別措置に関する法律の第二種交付金に関係しまして、地方自治体における道路行政の問題について大臣にちょっとお聞きしたい。  その前に、警察庁のほうから、ここ三年くらいの間の事故件数ですね、死傷者、それから園児と学童のその死傷者の中に含む数。それが国道上に起きた数と、都道府県、主要地方道に起きた数がわかったら、質問の初めにお聞きしておきたいのです。
【次の発言】 死傷者ですか。
【次の発言】 死傷者ですか。
【次の発言】 詳しいことは、また道交法の際にお聞きしたいと思いますが、大臣もお聞きのように、五十万から六十万件に及ぶ交通事故が、国道のほとんど倍くらいが地方道で起きております。したが……

第55回国会 地方行政委員会 第20号(1967/06/08、31期、日本共産党)

○林委員 ただいまの訂正について、一言当該委員として記録にとどめておいていただきたいと思います。  国道とすべての地方道を区別して、その上に発生した交通事故の数字を準備されたいということは、私は私の質問の事前に警察庁から人を派遣していただいて、連絡をしておいたわけでございます。それにもかかわらず、重大な訂正がいまなされたわけであります。これは事は非常に重大でございますので、今後さらに私のほうの党としても独自の調査をいたしたいと思います。警察庁もさらに慎重に、念のために再調査をされたいと思う。きょうのところは一応お聞きしておくということにとどめておきます。

第55回国会 地方行政委員会 第24号(1967/06/20、31期、日本共産党)

○林委員 主として藤枝国家公安委員長にお聞きしますが、この問題についてのあなたの答弁をずっと聞いておるわけですが、そうすると、国会の周辺の示威運動というのは、これは許されないのですか。それとも許されるとすれば、どういう場合が許されるのですか。これから国会の周辺の示威運動というのは許さないという方針なんですか。それともそうではなくて、本件の場合は許さなかったが、今後は次のような条件が満たされるならば許すということなんですか、その辺をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 何のことだかよくわからぬのですが、あなたは国家公安委員長として、国家の治安維持に関する最高の責任ある地位にあるわけですから……

第55回国会 地方行政委員会 第27号(1967/06/27、31期、日本共産党)

○林委員 私はおもに大臣に、地方公務員の共済の問題をお聞きしたいと思うわけです。ということは、技術的にはいろいろの問題がありますので、政治的に政府の大きな方針を率直にお聞きしたいと思うのです。  そういう意味で重要な問題点だけ拾ってみますと、この地方公務員の共済制度の中へ、明確に国が負担するということが規定されている資金が導入されていないという問題があるわけですね。これは、この地方公務員の共済制度が社会保障としての原則をどこまで貫くかどうかという問題――これを論議していると限りありませんが、基本的にはこれは社会保障の一環として考えるべきだと思うのです。それで社会保障だけは当然国と使用者、雇用主……

第55回国会 地方行政委員会 第30号(1967/07/04、31期、日本共産党)

○林委員 各党の態度が微妙なものですから、一応わが党の態度を表明させていただきたいと思います。  このたびの政府案は、もともと恩給法の一部改正に伴う当然の措置として、地方公務員共済の退職年金の額の一部増額の措置を中心とした部分的改善の措置であります。そして、この措置のために、このたびは別に組合員の負担が増額するというわけではありません。したがって、この措置に関する限り、わが党としては反対する理由はないと考えております。ただいま提案されましたこの政府案に対する修正案並びに後に提出される附帯決議案についても、同じ趣旨のものと考えて賛成をいたします。  なお、地方公務員共済制度の根本的な問題として、……

第55回国会 地方行政委員会 第31号(1967/07/06、31期、日本共産党)

○林委員 大臣にお聞きしますが、反則金の制度ですね。これは交通事故を防止するためにやるのですか、それとも、提案理由にあるように、大量に発生する自動車の交通違反事件を迅速かつ合理的に処理するために設けるのですか。どっちですか。
【次の発言】 どうして反則金の制度が交通事故防止になるのですか。罰金を早くとるからって、交通事故防止にならぬでしょう。罰金だか何だかそれは取る金の性格は問題はあります。私は罰金と言いますけれども、要するに反則金を「迅速かつ合理的に」取ると、どのようにして事故が防止されるのですか。
【次の発言】 言うまでもなく、道交法の中にはそういう交通の安全を確保するための条文と、それか……

第55回国会 地方行政委員会 第34号(1967/07/14、31期、日本共産党)

○林委員 地方公務員災害補償につきましては、制度自体が従来も非常に複雑多様な制度をそれぞれ地方自治体が持っておりますし、それから、各委員からもすでに質問がなされておりますので、時間の関係上四点ぐらいにしぼってお聞きしたいと思うのです。  まず、本法制定の必要性といいますか、本法制定の理由についてですけれども、一応政府側の提案理由にあるわけですが、いままでの各地方自治体の採用していた制度を見ますと、一般職員については労働基準法、それから現業の職員については労災法、また条例によって補償されているものというようなものがあるわけですけれども、これらの問題を通じて、地方自治体の自主性がある程度貫かれてい……

第55回国会 地方行政委員会 第35号(1967/07/17、31期、日本共産党)

○林委員 最初に局長にお尋ねしますが、言うまでもなく、民法には住所とそれから居所という規定がありますね。これは本件の住民基本台帳の住所地というのは、この両方が該当するのですか。住所だけでいいのですか。
【次の発言】 そうすると、二十四条に「転出をする者は、あらかじめ、その氏名、転出先及び転出の予定年月日を市町村長に届け出なければならない。」とありますね。この「あらかじめ」というのは初めて本法に出てきたわけですが、移る前に届け出しなければいけないというのですね。これはたしか、あらかじめ届けなければ罰則が実際にあるわけですね。これはどういうわけですか。住民登録法によりますと、住所を変更した者につい……

第56回国会 地方行政委員会 第3号(1967/10/11、31期、日本共産党)

○林委員 私は、このたびの羽田で警察といわゆる衝突と称する暴行の行なわれた一部のトロツキスト学生諸君の行動について、厳密に検討してみたいと思うわけです。この諸君は、いわゆる三派系全学連あるいは革マル派ともいわれている諸君であります。これらの諸君の行動の特徴については、いままでの質問者のだれにも出なかったもう一つの重大な特徴がある。ということは、彼らはこのような暴行をする際に、必ず、日本共産党を、いわゆる修正主義を粉砕しろ、あるいは日共修正主義者の集会を粉砕せよと称して暴行しております。これは皆さん御存じだと思います。こういう、共産党に対してこれを粉砕する、日本共産党に対して修正主義という汚名を……

第56回国会 地方行政委員会 第4号(1967/10/24、31期、日本共産党)

○林委員 特別に順序を変えていただいて恐縮でございますが、最初に人事院総裁にこの勧告の性格について質問したいと思います。  この勧告が公務員労働者の切実な要求や春闘における労働者の戦いの結果などによって人事院としても出さざるを得なくなった、こういうようにわれわれは考えていますけれども、しかし、この勧告は公務員労働者の切実な要求である、たとえば一律八千円の引き上げとか、住宅手当六千円の支給だとか、扶養手当一人当たり二千円の支給、通勤手当の実費支給、退職手当の増額というような点は全然勧告で無視されている。しかもその内容を見ますと、一律大幅引き上げの要求が無視されて、したがって、下積みの労働者はほん……

第57回国会 議院運営委員会 第1号(1967/12/04、31期、日本共産党)

○林議員 いまの永年在職議員表彰の件について、私のほうの態度を本会議前までにお知らせいたします。留保しておきます。
【次の発言】 税法の一部改正案というのは、簡単でいいですが、内容はどういうことですか。

第57回国会 議院運営委員会 第8号(1967/12/22、31期、日本共産党)

○林議員 日本共産党としては、昨日すでに態度を表明をしておきましたが、許諾すべきものである、こういう態度であります。  理由は、一言申しますと、国民はこの問題については徹底的に追及することを要望しておると思います。私は昨日もその点を追及したのでありますが、むしろ検察官の態度に徹底を欠く、たとえば贈賄者側の業者に対する取り調べの今日の状態等に考えまして、むしろ……。
【次の発言】 そういう理由もありまして許諾をすべきものである、こういう態度であります。
【次の発言】 公職選挙法のほうは二つ出るわけですか、篠田さんのと島上さんのと。

第57回国会 地方行政委員会 第2号(1967/12/14、31期、日本共産党)

○林委員 責任者が来るまで、私この問題について関連質問したいのです。これは非常に重要な問題なんですよ。細谷委員、多賀谷委員からの質問がありますけれども、私のほうの資料によりますと、病院関係で二百六十六名の首を切る。炊事婦を百七名、いま問題になっております。それから看護助手というのがいる。これを九十六名首を切る。大工営繕員八名、夜警員九名、連絡員四名、院内清掃員十三名、洗たく員二名、寝具消毒員五名、下足取扱員二名、寮用務員七名、外務用務員四名。炊事はもちろんですけれども、病棟婦、看護助手を九十六名も首切って、一体責任ある治療の体制がとれると思うのですか。これはひとつ自治省関係で、こういう再建計画……

第57回国会 地方行政委員会 第3号(1967/12/15、31期、日本共産党)

○林委員 自治大臣兼国家公安委員長としての赤澤国務大臣の施政方針の中に、「近時、国政の進展とともに地方自治行政をとりまく環境は、急速に変化し、地方行政に対する各種の要請はとみに強まり、」こういうことばもあり、さらに、「地方自治の伸展と国民福祉の向上に万全を期してまいる所存」だ、こういう見解があるわけです。本来なら当委員会において自治大臣に、こういう基本的な自治行政の問題あるいは国家公安委員長としての警察行政の問題をお聞きしたいのですけれども、残念ながら予算委員会のほうに行っておられて、最も関係の深い当委員会にいまは大臣もいなければ次官もいないという、これはやはり委員長も責任の一端があると思いま……

第57回国会 地方行政委員会 第4号(1967/12/19、31期、日本共産党)

○林委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっておる昭和四十二年度分の地方交付税の単位費用の特例に関する法律案に対して反対の討論をいたします。  その理由は次のとおりであります。  第一に、本法案は、このたびの人事院勧告に基づく公務員給与引き上げにつき、地方公務員の給与引き上げ分を基準財政需要額に算入し、単位費用を改正することを主たる内容とするものであります。しかし、この基本になっておる人事院勧告並びにそれを立法化した公務員給与改正法案は、はなはだ上に厚く下に薄いという重大な欠陥を持っております。そして、公務員の切実な要求である一律月額八千円の賃金引き上げ、住宅手当の支給、交通費の実……

第58回国会 議院運営委員会 第13号(1968/03/28、31期、日本共産党)

○林議員 ちょっと、いま同僚とも話をしたのですが、賄雑費とはどういうものですか、それをちょっと説明してください。

第58回国会 議院運営委員会 第24号(1968/04/25、31期、日本共産党)

○林議員 取り扱いのことについて少し具体的にお聞きしたいのですが、すみやかというのは、いつごろですか、大体のめどは……。
【次の発言】 だから、大体あなたの見通しは……。あなたは内閣の責任者だから。
【次の発言】 だから、そのできるだけ早くというのは、具体的にはいつごろかということを聞いているのです。すみやかにというのはできるだけ早く、できるだけ早くというのはすみやかに、それでは答弁にならない。大体飛び石連休明けになるのですか。
【次の発言】 これは事務総長にお聞きしますが、かりにこれが参議院に回って、参議院で審議が未了に終わる場合は、今度の参議院の性格からいって、これは廃案になるのですか。

第58回国会 地方行政委員会 第7号(1968/03/12、31期、日本共産党)

○林委員 私は、国家公安委員長としての赤澤国務大臣に、国会周辺のデモ規制の問題について質問をしたいのですが、この問題について、大体あなたどういうお考えで臨むつもりですか。
【次の発言】 現実には何もないというのですけれども、現に本年二月二日の安保破棄・諸要求貫徹中央実行委員会のデモが行政事件訴訟法の二十七条、内閣総理大臣の異議によって、国会周辺のコースを変更され規制されているのですけれども、これはあなたのいま言ったこととだいぶ違うのです。要するに、行政事件訴訟法二十七条を使って現実には次から次へと規制している、こういうことについてあなたはどうお考えになるのですか。

第58回国会 地方行政委員会 第13号(1968/03/26、31期、日本共産党)

○林委員 最初に、地方財政計画の問題点を二、三お聞きして、それから法案の質疑に入りたいと思います。  御承知のとおり、国のほうでは総合予算主義をとりまして、公務員の給与についても五百億の予備費、それは全部いくか一部いくかは別として、そういう方法をとって補正予算は組まない、こういう方針である。人事院勧告が出た場合にどうするかということも、政府の答弁全体としては、補正予算を組ないで予備費の中でまかないたい、こういうことを言っているわけです。そうすると、そのことは、国の総合予算主義が地方財政計画のほうではどういうようになっているわけですか。もし人事院のベースアップの勧告があっても補正予算を国で組まな……

第58回国会 地方行政委員会 第14号(1968/03/28、31期、日本共産党)

○林委員 私は日本共産党を代表して、ただいま議題になっております地方税法の一部を改正する法律案に対して反対いたします。その理由を以下述べます。  第一は、住民税において、個人住民税の控除を、給与所得者の標準世帯で約十万円ほど引き上げ、課税最低限度額を五十三万二千四十円にする等、あるいはその他の若干の減税の措置をとっておりますけれども、しかしそれが大衆課税的な性格であることは変わっておらないわけであります。これはすでに他の党の皆さんからも論及されておりますが、所得税の四十一年度納税義務者数が約千九百万人、ところが住民税所得割りの納税義務者数が約二千四百万人、実に五百万人も多く住民税所得割りを納め……

第58回国会 地方行政委員会 第22号(1968/04/18、31期、日本共産党)

○林委員 最初に、地方自治の問題について、財政の問題あるいはそのほか最近の一、二の事例について地方自治権の確立、地方自治に対する自治大臣の姿勢というようなことをお聞きしてみたいと思います。  最初に財政問題についてですけれども、大臣は本委員会で地方財政問題について「国の内外を取り巻く経済状態が非常に悪くて、政府も御案内のような政策をとったわけでございまするので、地方財政のほうだけ知らぬ顔というわけにまいらぬ面もありまして、」云々と、こういうようなことを言って、要するに、中央の財政事情によって地方財政も御案内のような措置をしなければならないというような意味を述べているわけです。中央の財政が非常に……

第58回国会 法務委員会 第6号(1968/03/08、31期、日本共産党)

○林委員 私は、防衛庁長官をはじめとして法務省に対し、二点について質問をしたいと思います。  いま岡澤委員からも質問がありました最近ますます根の深いことを露呈してきました防衛庁の汚職、これにからむ増田長官自身の責任をどうするのか、政府自身の責任はどうとるのかという問題、それとあわせて機密保護法の問題、先ほども長官は機密防止のために適切な措置をとるというようなことを言っていますが、これはわれわれにとって重大な関心事でありますが、その点と、もう一つは、最近神奈川県等で非常に重大な問題になっておりますアメリカの基地の電波障害制限地域の住民の民主的な諸権利が非常な制限をされ、・植民地的な屈辱的な状態に……

第58回国会 法務委員会 第24号(1968/04/23、31期、日本共産党)

○林委員 それでは、公安調査庁の方、見えていますね。去る三月二十九日に当委員会で、三重県の上野市の市役所で、公安調査庁の吏員が戸籍を調査して、そして共産党、社会党、あるいは部落解放同盟の方々の身上を調査した、これが憲法に違反して著しく私権を侵害するものではないかという質問が、社会党の中井徳次郎委員から行なわれました。そのときあなたも出席されていましたか。
【次の発言】 長官が答えておるようですね。そのときの答弁で、きわめて聞き捨てがたい答弁がされているわけですけれども、長官の吉河氏が、「この調査の筋は、日本共産党関係の調査でありまして、日本共産党員である疑いのある方々につきまして、個人確定のた……

第58回国会 法務委員会 第25号(1968/04/25、31期、日本共産党)

○林委員 私は二、三点質問したいと思います。これは松本委員がすでに質問をしておりますので、ごく簡単な問題だけにとどめたいと思います。  世間で非常に関心を集めた事件に、三鷹、松川、青梅、芦別というような事件があるわけです。いま私があげた事件で、本法が適用になる事件がありますか。これらの事件は、すでに刑事補償は全部決定し、支払い済みですか。
【次の発言】 そうすると、三鷹、松川、芦別は本法の適用はない、こう聞いていいですか。
【次の発言】 青梅事件については、旧法で計算してかりに最高の支払いがあるとして、旧法と本法では総金額はどういうふうに違ってくるのですか。

第58回国会 予算委員会 第19号(1968/03/29、31期、日本共産党)

○林委員 私は、二十五分間の時間は総理だけに質問したいと思います。あとまた他の閣僚にお聞きします。  私はインドネシアの賠償並びに経済協力、この問題について総理に聞きたいと思います。  昨年の十一月のアムステルダムのインドネシアに対する債権国会議で、昭和四十三年度におけるアメリカ、日本、ヨーロッパ諸国の援助総額を申し合わせているはずなんですけれども、先ほどの総理の答弁だと、このところを非常にあいまいにしておりますけれども、申し合わせがあったというのですか、ないというのですか。
【次の発言】 三億二千五百万ドルというのは話が出て、しかもそのうちの日本の負担分についての要請もあったはずじゃないです……

第59回国会 地方行政委員会 第1号(1968/08/08、31期、日本共産党)

○林委員 大臣もお見えになっておりませんので、ごく簡単な問題を一つだけお聞きしたいと思います。  これは先ほど依田委員も若干触れておられたようでありますが、地方公務員給与問題研究会、これが七月一日に自治省内に発足したという新聞の記事が出ておるわけです。これはどういう構成ですか、まず構成からお聞きしたい。
【次の発言】 これは目的はどういう目的ですか。
【次の発言】 これは地方自治体に働いておる労働者のほうの意見は聞かないのですか。そういう重要な賃金のあり方で基準、そのほかの重要な問題、これは地方の公務員にとっては重要な問題ですが、その最も重大な関心を持っておる地方公務員の側の意見というのは、ど……

第59回国会 地方行政委員会 第2号(1968/08/23、31期、日本共産党)

○林委員 自治大臣にお尋ねします。  人事院勧告が出たわけです。地方自治体としては、これに対してどういう財政的な対策あるいは受けとめ方をするようにお考えですか。どういうような措置をさせるつもりですか。
【次の発言】 昨年同額のものを地方財政計画の中に組んである、それは、交付税交付金として地方自治体に交付する計画として組まれておる、こういう意味ですか。そうすると、それはどのくらいの金額になるわけですか。
【次の発言】 七百五十億というのは、そうすると、もう交付税交付金として地方自治体のほうにはその計画は予定されているのであるから、その範囲で処理しろ、こういうことになるわけですか。それとも、これか……

第59回国会 地方行政委員会 第3号(1968/09/10、31期、日本共産党)

○林委員 時間の関係で、大臣に集中的にお聞きしたいと思います。  御承知のとおり、東京都の水道料金の値上げがいま問題になっておりますが、これは東京都の水道問題というのは、地方公営企業が今日かかえておる深刻な問題を象徴的にあらわしておるし、それから八百四十万という供給を受けておる都民の重要な生活問題にもかかってきますし、物価にも影響する、それから全国の地方公営企業、ことに水道事業の関係者も注目しておるところですから、自治省としても、やはり適切な行政指導をする責任があると思うのです。ですから、都のことだからちょっととばかりいかないと思うのです。  そこで、問題をしぼってお尋ねしますが、今日東京都の……

第59回国会 地方行政委員会 第5号(1968/11/11、31期、日本共産党)

○林委員 委員長並びに理事各位の御了解を得まして、諏訪湖の汚水問題についての発言の機会を与えていただいて感謝しておる次第でございます。  いま副知事からの話もありましたように、これは長野県だけに限りませんけれども、実は自治大臣に御質問したいのは、各自治体における公害問題がその地域の住民に非常に大きな損害を多面的に与えておる。そしてその直接の窓口が地方自治体、県なり市町村なりになっているということから、これはやはり厚生省とかあるいは通産省というようなところだけにまかしておくわけにいかないという状態になっておるわけでございます。たとえばいま副知事から陳情のありましたこの風光明媚と美食で、淡水魚で有……

第59回国会 地方行政委員会 第6号(1968/11/12、31期、日本共産党)

○林委員 私は、公務員並びに地方公務員が、給与の面では非常に苦しい条件に置かれていながら、責任はますます過重となってきておる、そして合理化によって仕事の量はますます増大されてきておる、そうした中で、公務員並びに地方公務員の労働基本権を、自治省が先頭に立ってますますこれを制限し、かつ剥奪しようとしておる、こういう公務員労働者にとってはすこぶる重大な問題がありますので、この点についてまず質問をしようと思うわけです。  公務員にしてもあるいは地方公務員の諸君にしても、給与条件について自分自身が要求をするのは労働者なんですからあたりまえである。 一方、人事院勧告が出されておる。ところが、この当然な、自……

第60回国会 議院運営委員会 第4号(1968/12/21、31期、日本共産党)

○林議員 商品取引所審議会会長及び同委員は棄権ですから、ちょっと記録にとどめておいてもらいたい。

第60回国会 地方行政委員会 第2号(1968/12/18、31期、日本共産党)

○林委員 最初に荒木国務大臣に質問したいと思います。  あなたも御承知のとおり、警察法には第一条に、警察法の本来の趣旨は「民主的理念を基調とする警察の管理と運営を保障し、」云々、こういこうとが書いてある。それから第二条の二項には「警察の活動は、厳格に前項の責務の範囲に限られるべきものであって、その責務の遂行に当っては、不偏不党且つ公平中正を旨とし、いやしくも日本国憲法の保障する個人の権利及び自由の干渉にわたる等その権限を濫用することがあってはならない。」これは御承知だと思います。第三条には「この法律により警察の職務を行うすべての職員は、日本国憲法及び法律を擁護し、不偏不党且つ公平中正にその職務……

第61回国会 議院運営委員会 第13号(1969/03/13、31期、日本共産党)

○林議員 官房副長官にお尋ねしたいと思います。実は高橋さんの御意見にもあったのですけれども、企業と国家機関との癒着、そうしてさらには、それと政党との結びつき、そういうところに今日のいわゆる天下り人事問題の一つの体制的な根源があるのではないかという御意見で、私も非常に感銘して聞いたのです。  その中で第一の問題は、国家公務員法の百三条の三項、これはいまはチェックする役割りではなくして、むしろこれが天下りを合法化する役割りになっておるように思うわけです。すでに一年に百何十人も高級官僚が天下りしている。しかも、大蔵関係の高級官僚が証券会社に行く、農林省関係の高級官僚が農産物の市場だとか荷受け機関にお……

第61回国会 地方行政委員会 第6号(1969/02/27、31期、日本共産党)

○林委員 まず、荒木国家公安委員長にお尋ねいたします。  新聞の報道によりますと、自民党の中に新設された大学問題打合せ会というのがある。これが二月二十五日に初会合を開いている。そこで坂田文部大臣は東大紛争のその後の状況、見通しについて説明をしている。この会合は第二回目が二十七日に行なわれたわけですね。ここへは治安当局が出席しているということですが、どのような内容のことを述べているのか、ちょっと説明していただきたい。
【次の発言】 入試という問題は、いま父兄にとっても、入試を受けようとする受験者にとっても、社会的に重大な問題になっているわけですね。こういう重大な社会的な問題になっているときに、あ……

第61回国会 地方行政委員会 第7号(1969/02/28、31期、日本共産党)

○林委員 二十五分しかないので、二十五分で所信表明に対する代表質問をしろといっても無理だと思うのです。しかたがないから、若干やって残りは適当なときにやりたいと思います。
【次の発言】 いま同僚議員からの質問のあった点を、時間がありませんので、私はしぼってお聞きしたいと思うのですけれども、広域行政の問題については、自治大臣自身も、地方行政の広域的運営の必要性は一そう強まっておると考えられる。積極的に推進すると言っておるわけです。それから一方自治省では、第十三次の地方制度調査会に、広域市町村の振興整備の試案を提案しておるわけです。だからいいかげんなものじゃないのですね。自治省が地方制度調査会に諮問……

第61回国会 地方行政委員会 第10号(1969/03/07、31期、日本共産党)

○林委員 長野さんはおりませんか。――それでは初めに次官にお尋ねします。  提案理由の説明の中に「奄美群島をめぐる諸条件は依然としてきびしく、住民の生活水準はなお本土との間に相当の格差があるのみならず、この間におけるわが国経済の発展は著しいものがあるのであります。」こういう説明があるわけですね。この「住民の生活水準はなお本土との間に相当の格差がある」というのは、具体的にはどういうことですか。
【次の発言】 国民所得対比は幾らですか、
【次の発言】 そうすると、半分以下だというように理解していいわけですね。
【次の発言】 これは方々に島があるわけですけれども、農民の経営耕地面積は平均して幾らです……

第61回国会 地方行政委員会 第11号(1969/03/11、31期、日本共産党)

○林委員 消防庁長官と、それから通産省、建設省の方に伺いますが、最近の火災は死傷者が出るということが非常な特徴になっており、これは一つの大きな社会問題だと思いますので、この点についてちょっと質問したいのですが、最近の火災による死傷者の数というのは、何か出ていますか。歴年度でもいいですが……。
【次の発言】 それから、火災が発生した際に、死亡者を出しているそのパーセンテージ、火災発生数とその火災によって死亡者が出た場合のパーセンテージというのはわかりますか。要するに、死亡者の出た火災というのが、普通の火災の何%ぐらいずつふえているのか。それは出ておりませんか。

第61回国会 地方行政委員会 第15号(1969/03/20、31期、日本共産党)

○林委員 私は、日本共産党を代表して質問や討論をいたしたいと思っておりましたが、時間の関係上、わが党の立場を明らかにするために、ただいま議題となっている地方自治法の一部を改正する法律案に対し、次の修正案を提案いたします。  すなわち、   地方自治法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   本則中第九十条の改正に関する部分以外の改正に関する部分を削る。   附則第五項を削る。  次に、提案の理由を説明いたします。  そもそも、ただいま議題となっている地方自治法の一部を改正する法律案は、その骨子は、一、東京都議会の議員定数の定限を従来の百二十名から百三十名とし、特別区の人口百五十万……

第61回国会 地方行政委員会 第16号(1969/03/25、31期、日本共産党)

○林委員 国鉄関係の人、来ていますか。  最初に次官にお聞きしますが、鉄道の納付金ですね。鉄道の納付金が制定された趣旨については、自治省としてはどういうようにお考えになっていますか。
【次の発言】 固定資産税にかわる制度として、こういう鉄道の施設というようなものについても一定の税金をかけるのだ、それが鉄道の納付金の制度の本来の趣旨だ、こういうわけですね。  運輸省ではそれについてどうお考えになっていますか。
【次の発言】 そうすると、このたび二十五億の納付金の軽減は、どうしてそういうことをするようになったわけですか。その原因はどうなんですか。

第61回国会 地方行政委員会 第17号(1969/04/01、31期、日本共産党)

○林委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっている地方税法等の一部を改正する法律案に対し反対討論をいたします。  その理由の第一点は、四十四年度の住民税の減税は、所得割の諸控除を、給与所得者の標準世帯で約九万二千円引き上げ、課税最低限を現行の五十三万二千四十円から六十二万三千七百七十一円とするにとどめているにすぎないことであります。 これは所得税の課税最低限に比べても依然として約三十万円も低いのであります。今日所得割納税義務者は、所得税の納税義務者より約六百万人も多いという実情であります。しかも生活保護世帯と同程度の低所得者層にまで住民税が課せられておるのであります。このような悪い……

第61回国会 地方行政委員会 第24号(1969/04/18、31期、日本共産党)

○林委員 私、最初に大臣に、一月六日付で大蔵大臣と取りかわした覚書についてお尋ねしたいと思います。ということは、実は昨年の十二月十八日にこのことを予想しまして、あなたに当委員会で質問しているのですよ。それに対してあなたは、「地方交付税というのは、これは地方財政の固有の財源という立場をとっております。したがって、国でいう財政硬直化というものとのつながりはない。」こうおっしゃって、そして再び四百五十億の際の覚書のようなことは繰り返さないということを、ここであなたは答弁しているのです。これは細郷さんもそういう趣旨で答弁されているわけです。あなたの答弁はあとでまた引用しますが、こういうことを繰り返して……

第61回国会 地方行政委員会 第25号(1969/04/22、31期、日本共産党)

○林委員 関連。委員長がしばしば言われております、きょうも言われましたけれども、交付税法の一部改正といわゆる定年制法をからめて、その二法案を十回の審議で上げたいというのは、それは委員長の希望として出たわけであって、われわれがその両法案を十回の審議で上げるということを承知したはずはないのであります。ただ、交付税法の一部改正を先にやるとすれば、十回のうちの五回と五回では無理だから、少なくとも六回は必要でしょう。こう言っておるわけであって、もう委員長は、われわれが十回というワクをのんでしまって、それから六回引けばあと四回で、地方公務員法の一部改正が当然審議を終了する約束をしてしまったような、そういう……

第61回国会 地方行政委員会 第33号(1969/05/19、31期、日本共産党)

○林委員 最初に山内参考人にお尋ねしたいのですが、山内参考人は、地方自治体に定年制の自由を与えないことが憲法違反になるのではないか、こういうように考えるという御意見なんですが、言うまでもなく地方自治体に対する憲法の規定は、地方自治の本旨に基づいて地方自治体の組織並びに運営は法律で定めるとあるわけですね。この地方自治体の本旨というのは、それは言うまでもなく憲法の諸条項、それから憲法の中にある民主的な諸理念、こういうものに沿った自治体の組織並びに運営についての法律の取りきめをしなければならないというわけですね。だから、先生のおっしゃるように、定年制の自由を与えな、から憲法に違反になるということは、……

第61回国会 地方行政委員会 第35号(1969/06/05、31期、日本共産党)

○林委員 だいぶ中断しておりましたので、ここであらためて基本的な点を聞き直したいと思うわけです。  最初に大臣にお聞きしますが、このいわゆる定年制の法案ですね。これを自民党並びに政府が、このような熱意を持って、当委員会では、いわゆる強行採決まで行なわれた。そのようなことまでして、この法案を成立させようとしておる意図はどこにあるのですか。そうしなければ地方自治体の行政がどういうことになるというのでしょうか。まず大臣にそれを聞きたいのです。
【次の発言】 定年制をしかなければ地方自治体で人事のよどみがあって、どういう支障が起きているというのですか。大臣は前からのいきさつがあると言うけれども、前から……

第61回国会 地方行政委員会 第36号(1969/06/06、31期、日本共産党)

○林委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっている地方公務員法の一部改正案、いわゆる定年制法案に対して反対の討論をするものであります。  最初に、この審議の経過において私が痛感いたしました問題の一、二を申し上げたいと思いますが、その一つは、このような重要な、二百万近い地方公務員の生活権に重大な影響を及ぼす法案が、自民党の諸君によって強行採決と称する暴挙が行なわれたことであります。このようなことは、その後議長あっせんによって多少是正はされましたけれども、再びこのようなことをしてもらいたくないということを、特に自民党の委員諸君に強く望みたいのであります。  次の問題は、自治省の資料提出……

第61回国会 地方行政委員会 第47号(1969/07/02、31期、日本共産党)

○林委員 藤田さん、先ほど社会党の山口さんが質問されたのですが、昭和三十五年にアメリカから旧小笠原島民に見舞金と称して支出された六百万ドル、これはどういう性格の金で、アメリカのどこから日本のどこへ来た金なんですか。
【次の発言】 簡単でけっこうですが、これは日本の金にして二十一億以上の金になると思う。相当の金ですからこれははっきりさせておく必要があると思うのですが、それでは日本政府は小笠原島民にそれを全部分けたのですか。
【次の発言】 そうすると、あなたの関係された当時は小笠原島帰郷促進連盟ですね、これは全然関係ないのですか。直接政府が島民を調べてそれを支給したのですか。

第61回国会 地方行政委員会 第48号(1969/07/03、31期、日本共産党)

○林委員 この法案につきましては、各委員がそれぞれこまかい点まで質問しておりますので、私は問題を少ししぼって、四、五点にまとめてみたいと思うわけですけれども、最初に防衛庁関係に質問をします。  小笠原諸島が復帰するにあたりまして、復帰する当時、アメリカがそこに持っていた軍事施設、それがどういうもので、どういう機能を持っていたか。今度日本へ小笠原諸島が復帰するについて、それがどういう取りきめがしてあるか、その点をまず説明を聞きたいと思うのです。
【次の発言】 そうすると、米軍の軍事施設で依然として残っているのは硫黄島における通信施設、いわゆるロランCと認定できますが、そう認識してよろしいですか。

第61回国会 地方行政委員会 第49号(1969/07/04、31期、日本共産党)

○林委員 防衛庁と外務省の方に伺いたいと思ったのですが、まだ見えませんので、大臣がいらっしゃいますから先にお伺いしたいと思います。  いま審議しております新東京国際空港周辺整備のための国の財政上の特別措置に関する法律案ですけれども、これで大体国はどのくらいの財政上の支出になるのですか、大まかにいって。これは大臣おわかりですか。
【次の発言】 公団の今井さんにお尋ねしますが、空港の施設のための総費用は大体どのくらい見ておるのですか。
【次の発言】 一千億のうち、空港設置のために立ちのきをしなければならないとか、あるいは代替地を求めなければならないとか、そういう農民あるいは空港設置のために犠牲にな……

第61回国会 地方行政委員会 第51号(1969/07/10、31期、日本共産党)

○林委員 私は、日本共産党を代表してただいま提案されております新東京国際空港周辺整備のための国の財政上の特別措置に関する法律案に反対の討論をいたします。  反対の第一の理由は、本空港の性格の問題でありますが、それは米軍との地位協定との関係で、安保条約のもとではいつでもアメリカの公な使用に供さなければならないのは当然でありますが、そのことが軍事的使用に道を開くことになることもまた明らかであります。今日日本の空が米軍の使用によって奪われており、米軍専用の軍用空域の関係で東京周辺の空は、この千葉県の北総方面以外にはあいていないという事情があります。すなわち、日米地位協定付属文書で日本の空は米軍機に最……

第61回国会 地方行政委員会 第58号(1969/08/27、31期、日本共産党)

○林委員 保利官房長官がお見えになっておりますから、こまかいことは別として、基本的な考え方をお聞きしたいと思うのですけれども、人事院勧告で、国家公務員だけでも五月実施ということになると約千三百三十三億の財源を必要とする。当初予算に組まれておる給与費四百四十三億、予備費の中で二百億、これを入れましても約六百九十億不足ということに計数上はなるわけなんです。そうすると、五月から完全実施、あるいはそれがどういう方針になるか知りませんけれども、いずれにしても補正予算を組むという考え方を持たざるを得ないと思うのですね。このほかの要因としては災害もありますし、米の収穫もどの程度になるかわかりませんけれども、……

第61回国会 地方行政委員会 第59号(1969/09/10、31期、日本共産党)

○林委員 では警察庁長官にお尋ねします。  各省各庁とも来年度予算の概算要求をしている時期であります。警察庁でもすでに一部は新聞に発表になっておりますが、来年度予算要求の主要な項目、それからその裏づけ、数字、そういうものがわかったら、来年度の警察行政とからめて長官に説明願いたいと思います。
【次の発言】 長官にお尋ねしたいのですが、いまのはある新聞にも出ていた内容です。この中で、もちろん安保体制についてわれわれの見解と政府の見解は対立しているわけです。警察のあり方についてもわれわれは一定の批判的な立場に立っています。そういう立場から率直に答弁を願いたいのですが、この破壊的集団暴力から市民生活を……

第61回国会 予算委員会 第8号(1969/02/10、31期、日本共産党)

○林委員 私は日本共産党を代表して、大学の問題と沖繩と安保の問題を総理並びに関係閣僚に質問したいと思います。  まず、今日緊急に解決を迫られている大学の問題についてお聞きしたいと思います。  今日、大学紛争は全国に広がって深刻化しておりますが、この根本的な原因は、第一に、戦後学生数が急増したにもかかわらず、歴代自民党の政府がこれに必要な経費の支出を怠ってきた、そしていわゆるマンモス授業を始め、真理と平和の探求の場であるべき大学の教育、研究、勉学の条件が著しく低下している、こういうところにあると思います。しかも産学協同とか、あるいは軍学協同というような非民主的な文教政策が行なわれて、大学に大きな……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 運輸委員会 第30号(1970/09/22、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、最初に委員長に希望するのですけれども、実は大臣に運賃の問題を質問しようと思ったのですけれども、私のときにはもう大臣いないので、はなはだ残念ですが、そのかわり、かわりの部長が見えるそうですから、見えましたらその点を一問質問をさせていただきたいと思います。はなはだ残念ですが、最初に欠陥車の問題について質問をしていきたいと思います。  欠陥車の問題につきましては、国民の間から大きな疑惑が持たれていることは間違いないことであります。そしてまた、当委員会にユーザーユニオンからも、ひとつぜひ御調査を願いたいという希望のあったことも、これは委員長御承知のとおりだと思います。先ほどの同僚……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1970/03/17、32期、日本共産党)

○林(百)委員 外務大臣にお尋ねします。  沖繩の施政権が返還されたときサンフランシスコ平和条約、いわゆる平和条約第三条ですね。これの実質的な効力、それから形式的な形ですね。依然としてサンフランシスコ平和条約の第三条として存在しているのかどうか、まずこの点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 自然に効力がなくなる、そうすると形式的には三条は存在はしておっても実質的な効力は失われる、そう聞いておきます。もっともサンフランシスコ平和条約の第三条については、今日すでにもうこれは国連憲章との関係で効力の存在しないものであり、廃棄すべきものであるというわれわれの立場があることは念のために申し上げてお……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第11号(1970/04/09、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私も時間が非常に制限されて十分ということですので、二点ほどに限って質問したいと思いますのは、沖繩・北方対策庁が今後とり行なうと考えられる業務内容に対して若干確かめたいと思うのです。  その一つは、沖繩の米軍基地の取り扱いについてでありますが、これはわが党の不破君もすでに質問している点ですが、詰めてありませんのでこれを詰めたいと思うのです。外務大臣も御承知のとおり、レアード国防長官の議会の証言によりますと、沖繩の米軍基地の機能は、一は東アジア、西太平洋全域の緊急事態にすみやかに対処するという機能、二つ目には西太平洋全域の陸海空三軍へ補給を行なうということ、三は前記の全地域への通信……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第15号(1970/05/12、32期、日本共産党)

○林(百)委員 長官も御承知のとおり沖繩の財政法によりますと、四月までに琉球政府は立法院に七一年度予算を提出しなければならぬわけであります。財政法上の規定があるわけですね。これはあなた御承知だと思います。ところが、いまこれが提出されておらないわけですね。七一年度予算がまだ立法院で審議されておらないという状態なんで、これは沖繩としては非常に重大な政治問題なので、目下各種団体の約百五十団体からなる財源対策協議会をつくりまして、全県的な運動を起こして、本土へも陳情に来、政府並びに国会へも要請に来ている。こういう財政的に言うと、非常な危機に瀕している状態ですね。これは長官、御承知かどうか。御承知だとす……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第16号(1970/06/18、32期、日本共産党)

○林(百)委員 時間が十分に限られておりますので、私も二つの問題に限って質問をいたしたいと思います。  一つは、米兵の女子高校生に対する暴行事件でありますが、最近とみに――これは総務長官にお尋ねしたいと思います。特に沖繩で米兵による犯罪が非常にふえております。沖繩県で続発している米軍の犯罪は、これが明らかに特に最近増加しているということは、沖繩を基地とするアメリカのベトナムの侵略戦争、ことにこれがインドシナ半島全体へ拡大されておる、カンボジア、ラオスまで拡大されておるということと非常に密接な関連を持つものであると考えております。で、沖繩に米軍の基地がある限り、またその基地がアメリカのアジアの侵……

第63回国会 外務委員会 第6号(1970/04/06、32期、日本共産党)

○林(百)委員 旅券法の審議をやっているわけですけれども、いずれそれに直接間接からんでいる日航機の乗っ取り問題についても本格的に当委員会で政府の見解を明らかにする機会があると思いますが、私もとりあえずここで政府に旅券法の審議にからんでこの問題についての政府の見解をただしておきたいと思うわけです。  御承知のとおり、旅券法の審議でいつでも問題になりますのは、旅券法の十三条の一項五号、「著しく且つ直接に日本国の利益又は公安を害する行為を行う虞があると認めるに足りる相当の理由がある者」、これには旅券の発給をしないことができる。この解釈について中心的にこれが論議され、そしてこれがないために横すべりせざ……

第63回国会 外務委員会 第7号(1970/04/08、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は日本共産党を代表して、ただいま議題となっております旅券法の一部を改正する法律案に反対の態度を表明します。  言うまでもなく、国民の海外渡航の自由は世界人権宣言及び憲法によって保障され、何人も奪うことのできない基本的人権の一つであります。また旅券は、自国及び外国の官憲に対して身分証明をするための国際的に認められた公の文書であり、国外で外国官憲もしくは自国領事の保護を受け得るための旅行文書であります。すなわち、旅券の本質は身分証明書であって、外出許可証ではありません。したがって、旅券法が国民の海外旅行の自由を制限することができないのは自明のことであります。ところが政府は、これま……

第63回国会 議院運営委員会 第4号(1970/02/26、32期、日本共産党)

○林(百)委員 木村さん、参議院に行かれるのでしょう。――それじゃ木村さんに先に一問お聞きしたいと思います。佐藤さんには、あとで少しこまかいことを二、三聞きたいと思います。  木村さんも御承知のように、国家公務員法の第百三条の第二項では、「職員は、離職後二年間は、営利企業の地位で、その離職前五年間に在職していた人事院規則で定める国の機関と密接な関係にあるものにつくことを承諾し又はついてはならない。」、その原則があるわけです。ところが、実際われわれが検討してみますと、次に第三項で、「人事院規則の定めるところにより、所轄庁の長の申出により人事院の承認を得た場合には、これを適用しない。」とありまして……

第63回国会 議院運営委員会 第18号(1970/04/10、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私もわからないのですけれども、理事会の話し合いでは、もう一度自民党の理事の皆さんが相談してみるということで、その正式な報告が共産党にないんですよ、どこからも。
【次の発言】 正式に私のほうにないんですよ。それは委員会までというから、委員会でそのことが論議されて、委員会で結末をつけるということに私はとっていたわけです。お待ちしていても何の連絡もないから、私のほうからあなたのほうへ行って、一体どういうことになったんですかと言った。
【次の発言】 この席でということは、委員会の席ですか。
【次の発言】 どこでですか。
【次の発言】 私のほうはどうなっているかと……。

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第16号(1970/09/09、32期、日本共産党)

○林(百)委員 交通安全対策の問題は、いま重要な政治問題になっていると思うわけです。私は、この問題について、きょうは三つの観点から検討してみたいと考えたわけです。  一つは、先ほど自民党の丹羽議員から、自動車の個人の所有台数を制限するという方向はどうであろうという話があったのですが、そういう方向での、他の側面の生産をこのように無政府的に許していくという国家行政、これを規制をする必要があるのではないかという問題が一つあると思います。それからもう一つは、その無政府的な生産が許されている自動車産業の中で、当然交通事故を起こすような欠陥を持っておる自動車の生産が野放しにされている。それに対する政府の態……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第17号(1970/10/09、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、運輸省当局に、最近新車が非常に多く売り出されておりますが、その新車の型式指定について若干問題があると思いますので、その点をただしてみたいと思うのであります。  第一は、現在売り出されておる新型車の中で、名前を言わせていただきますと、ニッサンチェリーだとかトヨタのカローラ一四〇〇、ホンダクーペ9、三菱のギャランハードトップGSというような相当多くの車が、ハイオクタンガソリンを使用する車種になっている。これは言うまでもなく、柳町の鉛公害が問題になって以来、レギュラーガソリンに比べて加鉛量の多いハイオクタンを使うことの批判が多くの人々からされて、そのことは世論になっている。それ……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第18号(1970/11/09、32期、日本共産党)

○林(百)委員 まず木村参考人にお尋ねしますが、この最終報告案を採用するにあたって、山名団員は採決に反対の意思を表示しておる。北岡、松浦両団員は中座して採決に加わっておらないというように伝えられておるわけで、単に山名団員だけの反対ということではなくて、やはりこの最終報告書については非常な意見の対立があって、さらに審議を続けて、団員全体の納得を得るまで審議を継続すべき状態にあったのではないかというように思われますが、その点はどうですか。
【次の発言】 最終的な採用のしかたが、はなはだ正常を欠くような状態だというように私は思うわけです。  そこで、楢林委員にお尋ねしますが、あなたが運輸省をおやめに……

第63回国会 災害対策特別委員会 第3号(1970/03/04、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私の質問は、気象行政の問題と、それから東京の江東地区のいわゆるゼロメートル地帯といわれておりますが、この二つの問題をきょう質問しようと思ったのですが、時間の関係上、東京のゼロメートル地帯の質問は割愛したいと思いますので、この関係の政府委員の方はひとつお帰り願いたいと思います。  そこで、気象行政の問題について、主として気象庁の関係の方に質問したいと思います。  ことしの一月の低気圧の問題にもからめまして、これが急速に発達して台風並みになってきた、こうした中で、台風、集中豪雨、あるいは地震、津波などの観測予報体制の拡充強化が多くの国民から要望されてきておる。一昨年の飛騨川事故の直……

第63回国会 災害対策特別委員会 第4号(1970/03/24、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、公害としての地盤沈下の問題を取り上げて、これに対する国の対策をお聞きしたいと思うのですけれども、これは政府の責任者から、いま公害としての地盤沈下、それは地殻運動としての地盤の降起、沈降ということもあるのですが、公害としての地盤沈下の現状はどうなっているか、まずその概要を説明願いたい。
【次の発言】 一時沈下が横ばいになったのが、四十三年ごろからまた沈下の傾向が増大してきたという状態があらわれてきておるので、一そうその規制が必要になってきているわけです。  そこで、地盤沈下が直接いま不安をもたらしておる都市としては、言うまでもなく東京都、新潟、名古屋、大阪、尼崎、川崎、西宮……

第63回国会 災害対策特別委員会 第5号(1970/04/16、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、時間がありませんので、この問題の被害賠償の点に限って質問したいと思います。  被害者については、先ほどの公益事業局長の答弁にありましたように、大阪市と、それから地下鉄建設関係の会社とガス会社と、三者の連帯責任だというように聞いておりましたのですが、それはそうですと政府側は考えていると、そう聞いておいていいのですか。
【次の発言】 そうすると、いまもって、だれがとりあえず賠償の責任を負うかということはさまっておらない、こういうことですか。
【次の発言】 正式な賠償の責任は、三者と被害者の間で行なわれる――それはいわゆる三者、あなたの言われる三者ですね、三者というのは、市と地……

第63回国会 災害対策特別委員会 第7号(1970/06/11、32期、日本共産党)

○林(百)委員 新潟県関係の豪雪の切実な質問がありまして、これは長野県も全く同感でして、長野県の北部は、全くいまの新潟出身の議員の皆さんの質問にぴったりするような情勢でございます。しかし、私はきょう、いよいよつゆどきを控えて、防災関係として国がどういうことを考えているかということについて、二点ほど分けてお聞きしたいと思うのです。  これは長野県のある郡の資料なんですけれども、長野県に上伊那というところがありますが、この伊那建設事務所の調査によりますと、つゆどきとなって雨が降れば、これによって管内で合わせて百二カ所の赤信号地域が出てくる。延べ三万二百九十メートルの危険個所がある。これに関係する世……

第63回国会 石炭対策特別委員会 第5号(1970/09/18、32期、日本共産党)

○林(百)委員 大臣の時間の都合と委員会のいろいろの御都合で、私の質問時間は十分ということでございますので、いずれ本格的な質問の機会をぜひ保証していただきたいと思いますが、きょうはごく簡潔に二、三点をお聞きしたいと思います。  先ほどから通産大臣の答弁を聞いておりますと、日本のエネルギー源について、非常に不安定な要因があるんだと、このことを幾たびか幾たびか強調されております。わが党としては、日本のエネルギー源があまりにアメリカに依存し過ぎておるのではないか、したがって、アメリカの出方次第で日本のエネルギー政策が非常にゆすぶりを受けるのではないか、こういうように前から指摘をしていたわけでございま……

第63回国会 地方行政委員会 第29号(1970/08/11、32期、日本共産党)

○林(百)委員 主として自治大臣にお尋ねしたいと思います。  公害防止に関しての問題ですけれども、公害問題に関して権限を大幅に国から都道府県、市町村に移して、公害行政に住民の意思が反映しやすいようにすべきであるというのが大体世論化してきたと思うのですね。それで自治省もこういうことをお考えになっていると思うので、きょうはひとつ率直にその意見を聞かしていただきたいと思うのです。ということは、公害の被害者が直接その公害を訴える窓口というのは、やはり地方自治体が窓口になる。一々公害を国のそれぞれの所管庁まで上京してきて訴えるということはなかなかできないことで、やはり地域の住民としては直接地方自治体、市……

第63回国会 地方行政委員会 第30号(1970/09/11、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私も公害問題について自治省にお尋ねしたいのです。きょうもいろいろ一線で、公害問題に取り組む自治体としての諸問題が提起されていると思うのですが、その中でやはり財政問題が一つの大きなネックになっているのじゃないか。これが裏づけられないと、全く絵にかいたもちになるし、第一国民の期待に沿い得ないことになると思いますが、時間の関係もありますので、この点にしぼって質問をしてみたいと思うのです。  まず、大蔵省いますか、大原参事官は。
【次の発言】 大蔵省がいないとしますと、それでは自治省にお聞きしますが、公害対策基本法の十九条で第一次の計画策定の指示を受けております千葉県、岡山県、三重県の……

第63回国会 地方行政委員会 第31号(1970/10/15、32期、日本共産党)

○林(百)委員 最初に、自治大臣、恐縮ですが、だいぶ時間が詰まっているようですが、私、二十分でちょっと二問ほど自治大臣にお聞きしたい点がありますので、ひとつできたらお残り願いたいと思います。  最初に、山中総務長官と自治大臣と両方にこれはお聞きしたいのです。公害問題に対する政府の基本的な姿勢に関する重大な問題だと思って私はこの問題を質問するのですが、例の十月七日の衆議院の産業公害特別委員会で自民党の始関議員の質問に宮澤通産大臣が答えて、何ぶんにも公害問題は従来放置されていた問題でありましただけに、問題のとらえ方が多少情緒的になりやすいというようなことで、公害のためにぎりぎりの要求で立ち上がる、……

第63回国会 地方行政委員会 第32号(1970/11/11、32期、日本共産党)

○林(百)委員 十一月二十四日から臨時国会が開かれることになりまして、この臨時国会では、言うまでもなく、公害問題が中心的な議題になるわけですが、それに先立って公害防止のための権限を地方自治体に委譲するというこの問題について、前にも一度お尋ねしましたが、再びお聞きしたいと思います。  また、去る八月二十五日の公害問題閣僚会議で確認されました公害対策本部でまとめておる「公害規制に関する国、地方公共団体の関係(試案)」、また経済企画庁の水質汚濁に関する法律の案、またけさの新聞では大気汚染防止法改正案等がそれぞれ発表されまして、地方自治体の権限についても政府の見解が明らかにされておるわけですけれども、……

第64回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1970/12/07、32期、日本共産党)

○林(百)委員 実はこの問題の委員会付託について、私から本会議に大臣からの趣旨説明と質疑を要望していたのでございます。普通の慣例から申しますと、それがはっきりやれるとかやれないとかきまってから委員会に付託するというのが慣例だったわけです。きょうの議院運営委員会の様子を聞きますと、理事会では一応きまったけれども、しかしあすまだ林君が本会議で趣旨説明を求めている問題については、うちの松本委員から発言を求めて、そしてそれについて採決をするということになっておりますので、この問題は議院運営委員会としてははっきり結論がついておらないので、従来の慣例からすれば、議院運営委員会ではっきり結論が出てやれるとか……

第64回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1970/12/08、32期、日本共産党)

○林(百)委員 丹羽さんの最初の質問でどうもはっきりしない点があったので、もう少し詰めて、三点ほどお聞きしたいと思います。  丹羽さんは、政党本位の政治活動が必要であるという立場から、政党法を制定すべきではないか、西ドイツの例などを援用されまして、この政党法について、第七次選挙制度審議会にこの方向に向かって諮問をするのかどうかというような意味の質問をしたと思います。これに対して、そのものずばりの回答がない。政党法を制定するという方向でのお考えを、政府並びに選挙部長にもお聞きしたいのですが、持っておられるのかどうか、あるいは第七次選挙制度審議会にそういう方向での諮問をされるつもりであるのかどうか……

第64回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1970/12/10、32期、日本共産党)

○林(百)委員 最近、一連の反動的な潮流が顕著にあらわれてきているように私たちは思うわけであります。たとえば、訴追委員の裁判官の思想に対する調査あるいは防衛白書の中における徴兵制の問題あるいは三島事件等、これら一連の反動的な潮流が顕著に見られるわけであります。  そういう中で、この選挙法の改正が行なわれ、しかもその内容は、各党の政策宣伝のいままで許されていた自由を制限するということでありますので、これはやはり一連の反動的な政府の政策の一環と考えざるを得ないのであります。選挙に際しては、各政党、各候補者は国民にみずからの政策を十分に知らせ、国民はまたそれを知る自由が保障されている、これが民主主義……

第64回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1970/12/16、32期、日本共産党)

○林(百)委員 きょうは大臣も見えないし、選挙部長も見えないので、一問だけ、ちょうど私たちが公職選挙法の改正に反対したとき心配したような事態が具体的に出てまいりましたので、その実情を調査し、そして、それに対する見解だけを次官と課長に聞いておきたいと思います。  実は、十二月十二日の朝日新聞に、茨城の県議選でにせの推薦文書が多数ばらまかれたという、そういう記事が出ております。  内容を調べてみますと、悪用された名前は、全国地域婦人団体連絡協議会という山高しげり会長、会員六百万人ですけれども、これはもう十三日に済みました茨城県の選挙の久慈郡の選挙区のある候補で、ここへ十一日、全国地婦連のにせ文書が……

第64回国会 地方行政委員会 第3号(1970/12/07、32期、日本共産党)

○林(百)委員 本改正案によりますと、現行法に交通公害を加えたという点で一歩前進だと思いますが、交通公害を有効に防止するということからいきますと、幾つか不十分な点があるように思います。道交法の範囲だけでは解決できない多くの問題がありますが、まず交通公害を防止するあるいは除去する上で根本的な問題は、現在政府が進めている大企業本位のモータリゼーションを改める、そういう問題もございます。またそこまでいかないにしても、すべての有害物質についてきびしい環境基準、排出基準を設ける、あるいはすべての自動車に排気ガス除去装置をメーカーの責任でつけさせる。そういうことをやらなければならない。それでなければ、根本……

第64回国会 地方行政委員会 第6号(1970/12/10、32期、日本共産党)

○林(百)委員 共産党から道路交通法の一部を改正する法律案に対する修正案を提出しております。これはお手元に配付してございますので、これを読むことは省略させていただきます。  ただ、この修正案の趣旨の説明をごく簡単にいたしますが、わが党のこの修正案の趣旨は、政府案第百十条の二の、大気汚染防止法並びに騒音規制法に基づく知事の要請があった場合に、公安委員会が必要と認めるときという、公安委員会の独自の判断だけにならないようにするために、「必要があると認めるとき」という分を削除いたしました。そしてそれにかえて、これは人命にかかわることでありますので、「すみやかに、」という字句を入れたことでございます。 ……

第64回国会 地方行政委員会 第8号(1970/12/16、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、この問題で主として警察との関係についてお尋ねしたいのですが、これは言うまでもなく、この檄文を見ますと、「憲法改正がもはや議会制度下ではむずかしければ、治安出動こそその唯一の好機であり、われわれは治安出動の前衛となって命を捨て、国軍の礎石たらんとした。」要するに、憲法改正を治安出動の力で行なおうということが、この檄文にも載っているわけなんですね。そうしてこれは楯の会の結成の趣旨と目標ですが、左翼と対決するには量と質が必要な時代である。武器も要る。武器を入手して使い方を知らなければならない。したがって、自衛隊に体験入隊一カ月以上の者で結成するという目標を持って、そして軍人精神……

第65回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1971/01/27、32期、日本共産党)

○林(百)委員 時間がだいぶおそくなりましたので、要点だけをお聞きしたいのですが、自治大臣に、第七次選挙制度審議会の佐藤首相の発言が、意味がよくわからないので、それをあなたも同席されたと思いますからお尋ねしたいのです。  これは議事録を見ますと、「区一人制また三人以下の選挙区にしたらというような意見のあることも伺っている。三人区程度で比例代表を加味するというのも意見としてはあるのではなかろうか。こういう問題と政治資金、啓発活動、すべてがからみ合っている問題であり、これらの点について意見を十分かわし結論を出していただきたい。」こう言っているわけなんです。それで、私のほうの党の不破議員が代表質問で……

第65回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1971/02/24、32期、日本共産党)

○林(百)委員 この法律は、言うまでもなく国会議員選挙の執行を地方自治体に委託して執行させるものですから、経費はすべて国が負担する、これがたてまえだと思いますが、まずこのたてまえはそういうものであるということを大臣から答弁をしておいていただきたいと思います。それからお聞きしたい。
【次の発言】 ところが実際は、現行法で国が地方自治体に委託する交付金が少なかったために、地方自治体の超過負担になっているという事実があるわけですけれども、そのことについて調査したことがあるか。調査したとすれば、どのような状態であったか。これは中村部長から。
【次の発言】 私のほうで調べたところによりますと、必ずしも公……

第65回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1971/03/17、32期、日本共産党)

○林(百)委員 これは秋田自治大臣に主としてお聞きしたい点ですが、さきの六十四国会で、わが党をはじめ社会党や公明党の反対にもかかわらず、また世論の多くの批判があったのを押し切って実は公選法の一部が改正されたことは御承知だと思うのです。そして政策ビラ、シンボルマーク、政党や政治団体の政治活動が大きく規制されましたのですが、この理由の一つは、金のかからない政党本位の選挙を実現させるためだということであったのです。ところが、そういうことで本来の政策の対決点を明らかにするための政策ビラだとか一政党、政治団体の政治活動が大きく規制されたにもかかわらず、依然としてばく大な金が選挙に使われているという実例を……

第65回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1971/05/12、32期、日本共産党)

○林(百)委員 自治大臣にお聞きしますが、今度の一斉地方選挙を総括して、自民党の選挙調査会は去る四月二十日、多くの無所属知事が生まれたが、衆参両院選挙は政党中心に行なわれるべきで、このために政党法の制定を急ぐ必要があるという結論を出したということが新聞に出ているわけですね。この考え方を自民党としては第七次選挙制度審議会に反映さしていくことをきめたと伝えられているわけでありますけれども、この事実はどうですか。
【次の発言】 自治省としては、金のかからない政党本位の選挙というたてまえに立って、今回の統一地方選挙の結果を検討して、そして政党本位の選挙というような立場から、政党法という名前をつけるつけ……

第65回国会 地方行政委員会 第2号(1971/02/05、32期、日本共産党)

○林(百)委員 時間がありませんので、前の委員のお聞きしたことは省きたいと思います。  大臣、第一に、特別交付金の中からこういう形で三十億沖繩に交付するということですが、これは本土の各自治体が特別交付金に対して非常に大きな期待をみんな持っているし、それぞれの要求があるわけでしょう。そこでお聞きしますけれども、昭和四十五年度でこれを特別交付金として交付してもらえないかということを要望している本土の各自治体の要求の総額というのは、一体どのくらいなんですか。そっちのほうでわかったら……。
【次の発言】 それじゃ、昨年は、各市町村、都道府県でけっこうですが、特別交付金としてこれだけのものを交付してもら……

第65回国会 地方行政委員会 第3号(1971/02/09、32期、日本共産党)

○林(百)委員 もう同僚議員から同じ趣旨の質問がなされておりますし、私たちのほうも沖繩県の復興のために、私のほうの党の政策としては五年間に一兆円、年三千億という数字の試算も出しておるわけです。国家財政から見ることについて決してやぶさかでないのですけれども、交付税交付金を沖繩県の復興資金のほうへ運用するというところに本法の問題があると思うのです。  地方交付税法の四条一項二号に、自治大臣の権限は、「各地方団体に交付すべき交付税の額を決定し、及びこれを交付すること。」こうあるわけですね。だから、交付税をかってに、本来地方自治体に交付すべき交付税を大蔵省のほうが、ことしは地方財政が豊かのようだから借……

第65回国会 地方行政委員会 第10号(1971/03/04、32期、日本共産党)

○林(百)委員 では一人ずつ簡単にお聞きしていきます。  まず梅原参考人ですけれども、市街化区域で農業経営をしている人たちは、農業を片手間にやっているんだ、そして土地の値上がりを待ってこれを売ろうとしているんだというような、何かそういう世間の誤解があるし、またそういう意見が非常に強く出ている場合もあるわけですが、私は長野県ですけれども、たとえば八ケ岳全体が入ってくるなんという市もありますから、必ずしも大阪や東京だけが市街化区域で問題になるわけではないわけです。しかし、一般的にいって、市街化区域でなお農業を経営しているという人たちは、採算も相当に合うし資本主義的な投資もしておるし、農業として残り……

第65回国会 地方行政委員会 第11号(1971/03/05、32期、日本共産党)

○林(百)委員 時間の関係上、私は市街化区域内の農地に対する固定資産税の問題と、それからもう一つは公害の発生企業の公害排除の施設に対する免税の問題と、この二点にしぼって質問したいと思うわけです。これは門司委員からも昨日の参考人以来出ておるのですが、自治省の考え方を聞きたいのですけれども、まあ農業を営んでおる農地は一つの生産手段なんですね。その農地から生産された農産物が一つの商品になるわけなんですね。この商品を販売して、そこから必要経費、生計費を引いて所得が出た場合に税金をかけるというのが、税金のこれは基本的な原則だと思うのですね。所得へかけるのが税金だと思うのですよ。われわれの生存権そのもの、……

第65回国会 地方行政委員会 第12号(1971/03/09、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております地方税法の一部を改正する法律案に反対の討論を行ないます。  第一は、固定資産税及び都市計画税の改正についてであります。  本改正案による市街化区域内農地に対する固定資産税及び都市計画税の宅地並み課税の措置について、政府は農地と宅地の課税上の不均衡を是正することを提案の理由としています。しかし、現に土地が農地として使用されている以上、農地に特例が認められている現行制度のもとにあっては、それは正当な理由にはなりません。政府が、農地に対して宅地並みの課税をしようとする本当の目的は、いわゆる新全国総合開発計画に基づき農地を農民から……

第65回国会 地方行政委員会 第14号(1971/03/12、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は交付税法の一部改正に伴う地方財政全体の上からいって重要な問題となっている超過負担の問題と、公害防止のための自治省の予算問題、この二つにしぼってお尋ねしたいと思います。  まず超過負担についてでありますが、最近自治省自体も一超過負担の問題については内容を明確にしなくなりまして、全貌を把握するのが非常に困難になっております。厚生省にお尋ねしますが、たとえば昭和四十五年度で、収容児童百二十人までのものは精算額三百万、百二十一人以上のものは精算額四百万として、その二分の一の補助をしておるわけですけれども、しかし、地方公共団体が実際に支出しておる実費は、百二十一人以上が一千万から千五……

第65回国会 地方行政委員会 第15号(1971/03/16、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております地方交付税法の一部を改正する法律案に反対の討論を行ないます。  第一に、本改正案による単位費用の改正が、国民生活の現実と地方財政の実情からかけ離れているものであることであります。  政府の国民生活環境改善の努力の宣伝にもかかわらず、国民生活に直接かかわる行政を行なっている地方自治体の行政水準は、今日きわめて低いものであります。たとえば、自治省の調査によれば、国民の日常最も多く利用する市町村道の舗装率は、昭和四十五年三月現在でわずか七・五%であります。市町村の屎尿衛生処理率は六八・六%、ごみ衛生処理率は四一・四%であります。……

第65回国会 地方行政委員会 第17号(1971/03/19、32期、日本共産党)

○林(百)委員 公害対策本部へお聞きしたいのですけれども、公害防止対策基本法の十九条に基づく公害防止計画の作成地域は、四十四年の指定が三地区、続いて予定されているところに第二次で東京都、神奈川県、大阪府の三地区、続いて第三次、昭和四十六年は名古屋、尼崎、北九州、大分の鶴崎、茨城の鹿島の五地区、続いて四十七年、第四次が五地区となっておりますが、これらの地区だけでは、いわゆる公害列島といわれている、いま日本全国に広がっている公害の現状からいって、あまりにも特定された地域で、少ないと思いますが、本法律の有効期間は昭和五十六年までの十年の時限立法ですけれども、第四次の基本方針指定予定地域のほかに、その……

第65回国会 地方行政委員会 第18号(1971/03/25、32期、日本共産党)

○林(百)委員 公害の防止に関する事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律案に対する日本共産党の修正案の提案の趣旨の説明をさしていただきます。  本法案は、御承知のように、公害基本法第十九条に基づく公害防止計画地域の公害防止対象事業に対する国の補助金のかさ上げを目的としたものでありますが、私は、この法案が次の点できわめて不十分な内容を持つものであると考え、本修正案を提出するものであります。  その第一は、公害防止計画地域の公害防止対策事業の補助対象事業がきわめて限定されていることであります。したがって、私は、この補助対象事業を拡大することとしたのであります。  その第二は、この補助対象事業に……

第65回国会 地方行政委員会 第19号(1971/03/26、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、ちょっと他の委員と観点を異にした立場でこの法案について質問をしてみたいと思うわけです。  ということは、もちろん銃砲刀剣類等による凶悪犯罪を憎む点については他の委員と劣るところありませんし、このような事態を早急に防止しなければならない点では人後に落ちないのでありますが、さて、そのための措置が、本法律案のようにライフル銃等をはじめとする銃砲刀剣の所持並びに管理を厳重にするということが基本なのか。あるいは銃砲刀剣類等を不法に所持する団体組織、そういうものを根本的に取り締まることが基本ではないか。そのほうを甘やかしておいて、そして資料で見ますと、ライフル、散弾銃の所持者は五十八……

第65回国会 地方行政委員会 第23号(1971/04/28、32期、日本共産党)

○林(百)委員 もう時間がありませんので、私は条文の解釈上の点について政府当局にお尋ねしたいと思います。  まず第四条ですけれども、四条を見ますと、公安委員会の交通規制に関して、道路における危険の防止、交通の安全、交通の円滑、交通公害の防止の必要を認めた場合、政令で定めるところにより信号機、道路標識の設置、交通整理、歩行者、車両の通行禁止及び規制を行なうことができる、こういうことになっています。この交通規制は場所、区域、道路区間を定めて、対象日時を限定して、広域にわたる場合は地方自治体の長の意見を聞く、歩行者または車の通行を禁止及び交通規制で、区間の短いものは警察署長の権限になっているというよ……

第65回国会 地方行政委員会 第25号(1971/05/11、32期、日本共産党)

○林(百)委員 柴田さんにお尋ねいたします。  先ほど、連合の組織ができてもそれを構成している各自治体の自主性が尊重されるということが侵されてはならないんだというお話がありました。  そこで、私は三点ほどお尋ねしたいのですが、この連合で、こういういままでの一部事務組合よりは非常に強力な組織体ができる。たとえば連合において処理しようとする事務はすべての市町村を通じて同一のものでなくても差しつかえない、一部の自治体が必要があれば、一部の自治体では必要でなくても、それでも連合で事務が処理できるんだということ。さらには「連合の共同処理する事務を変更しようとする場合において、あらかじめ、連合の規約で特別……

第65回国会 地方行政委員会 第26号(1971/05/12、32期、日本共産党)

○林(百)委員 最初に自治大臣にお尋ねしますが、いまの段階でこういう連合という構想を自治省が打ち出してきた根本的な理由はどこにあるのですか。何でこういう制度を設けなければならないことになってきたのですか。
【次の発言】 こまかい点はまた事務当局に聞きますが、新しい社会的ないろいろな諸条件が発生してきたので、従来の一部事務組合では応じ切れない事態が発生しているということは、具体的にはどういうことをさすわけなんでしょうか。
【次の発言】 包括的に総合的に計画的に連合が方針を決定していく。そして具体的なものでは不十分だということになりますと、連合できめた総合的かつ計画的な行政の運営というものは、内容……

第65回国会 地方行政委員会 第28号(1971/05/14、32期、日本共産党)

○林(百)委員 もう問題はほとんど出尽くしてしまっておりますので、だめ押しをするという程度で、同じ問題を時間の範囲内でお聞きしていきたいと思います。  最初に、掛け金の問題ですけれども、地方公務員の共済組合の掛け金の長期の負担が本俸の四・四%から四・五%、つまり月額五万円の本俸だとしますと、二千二百円から二千五百円になる。これは組合員にとってはやはり非常に重い負担になっているという声が組合員から強いわけですね。組合員の要求としては、組合員の負担割合を三〇%以下くらいの負担割合にし、使用者が五〇%以上、国が二〇%以上、こういう負担割合を要求していることは御存じだと思いますけれども、この国の負担割……

第65回国会 地方行政委員会 第29号(1971/05/19、32期、日本共産党)

○林(百)委員 本税が非常に大衆課税的な性格を持ち、しかも非常に重い税金である、少なくとも自動車の利用者に対してはそういう性格を持った税金であるということは、これは非常にだれもが考える常識的な点でありますけれども、まず最初に聞きたいと思うのです。  そこで、大蔵省関係にお聞きしますが、こういうことがいわれておるのですが、これは事実そうでしょうか。現在自動車関係の税は、国税と地方税合わせて八種類ある、先ほどもそういう答弁がありましたね。国税は言うまでもなく揮発油税それから地方道路税、石油ガス税、物品税、地方税は軽油取引税、自動車取得税、自動車税、軽自動車税。そこでこういう数字が出るということです……

第65回国会 地方行政委員会 第30号(1971/05/20、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は非常に素朴な質問をしたいと思うのですが、消防職員の待遇の問題についてお尋ねしたいと思うのです。この点は小委員会の報告書の中にも、消防団員の確保と処遇に関し対策を講ずる、こうあるわけです。消防職員の給与体系ですが、長官、これがどうなっているのか、一般地方公務員の給与体系と比較して若干の相違があるのではないか。それは具体的にいいますと、初任給は高いが年数がたつにしたがって一般公務員の場合より低くなるという傾向にある。昇任試験制度はあるけれども、競争率は十五倍から二十倍というので、とても消防職員のあの激しい仕事をしていながらこの試験に受かるというのは容易ではない。したがって、四十……

第65回国会 地方行政委員会 第31号(1971/05/21、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は警察の綱紀の粛正の問題について、具体的な事例で質問をしたいと思います。  言うまでもなく、警察法には、警察の職務を行なうには職員は憲法や法律を順守して行なわなければならないというふうに書いてあることは、これは言うまでもない。そこで具体的な事例と申しますのは、さきの地方選挙において、県知事選の投票日の前日、すなわち四月十日、福岡県の警察本部内において同警察の最高幹部数人が、知事選挙の候補者の得票数に対して賭博行為を行なったということが各新聞に報道されておるわけなんですね。その上四月二十七日にはこの問題について告発まで起きておるわけなんですけれども、具体的に賭博の名前を申し上げ……

第66回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1971/07/20、32期、日本共産党)

○林(百)委員 高級官僚の選挙違反についてはずっと問題になりまして、厳重に取り締まりをするというお話もあったわけですが、ここに一つの新聞の例をとってみますと、ある新聞の記事には、「官僚この“黒い票”集め」「買収資金も業界もち」「ハレンチ違反全国総まくり」ということで、九人の前運輸省自動車局長――これは御承知のとおりの黒住君です。元大蔵事務次官、前農林事務次官、前厚生省児童家庭局長、前農林省建設部長、前林野庁長官、前建設省技監、元建設省技監、元郵政事務次官なんというのが出ているわけですね。厳重に取り締まりをするするというお話ですが、もう少し具体的にこれは処置しませんと国民は納得しないと思うのです……

第66回国会 地方行政委員会 第1号(1971/07/23、32期、日本共産党)

○林(百)委員 いわゆる沖繩の返還の問題が焦眉の急になっておりますので、これについて地方自治体としての沖繩をどういう構想で考えておられるのか。いろいろの問題があると思うのですね。二十数年間異民族に支配されて、そしていわゆる琉球政府なるものもあそこにあるわけです、アメリカの民政府もあるわけなんです。そういう中で沖繩の問題について、地方自治体として、まあ復帰の問題については、われわれは協定については政府とおのずから見解を異にするところがありますけれども、復帰の場合に、地方自治体としての沖繩についてどういう構想を自治大臣は持っておられるのか、まずそれを御説明願いたいと思います。何もお考えになっておら……

第66回国会 地方行政委員会 第5号(1971/10/12、32期、日本共産党)

○林(百)委員 これは前回から引き続いている重要な問題ですけれども、地方財政の財源難がいま容易ならぬ事態に立ち至っているという、この問題についての対策、これは各委員も聞かれましたけれども、新聞で見ますと、たとえば県税の収入を補正予算に計上できなくなっておるところが岩手、秋田、福島、栃木、福井、鳥取、高知などがある。それどころか、県税収入を減額補正したところが岐阜、山形などがある。それから税収不足を補うために蓄積していた財政調整資金を取りくずした県が数県あるというようなことが新聞に出ておるわけです。これは容易ならぬ事態だと思うわけなんです。そこで、先ほど大蔵省と自治省との間の最終決定案をお聞きし……

第68回国会 運輸委員会 第28号(1972/06/07、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、主として運輸省、通産省、大蔵省に対して、陸送中の自動車が事故によって事故車になって、それを再生して新車として売っておる、しかもこれが相当の数にのぼっているということで、このことは日本の国内の自動車産業の信用にもかかわることでございますし、またこのことが外国にまで伸びているということになりますと、日本の自動車製品の国外に及ぼす信用にも関係しますので、この点をお聞きしたいと思います。  最初に大蔵省にお聞きしますが、通称一貫保険といわれている自動車の陸送中の事故件数は何件になっていますか。四十六年、四十五年、四十四年と三年くらいわかりましたら、件数と、それから支払いました保険……

第68回国会 災害対策特別委員会 第4号(1972/05/11、32期、日本共産党)

○林(百)委員 ちょっと現物を見てもらっていいでしょうか。  実感を出すように、ここへ長野県の被害地から出てきたものを持ってきたのですが、これが桑でございます。ほとんど黒く、ずっと枯れてしまっているわけですね。それからアスパラガスが、全部やはり先が黒くなってやられております。これはブドウですが、こういう形になっているわけですね。それから、長野県はクルミの名産地ですが、クルミは、まつ黒に、全滅になっている。写真もございますが、毎年毎年あることですから、ただ実感を出していただく意味でお見せしたわけなんです。  それで、きょういただきました資料によりますと、全国からの被害が九十億というのが出ています……

第68回国会 地方行政委員会 第2号(1972/03/02、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、今度の、長野県の南軽井沢の山荘で、山荘管理人の夫人である牟田泰子さんを人質にして立てこもった、いわゆる連合赤軍を名乗るトロッキストのやり方には、広範な国民の怒りがわき上がっている、こう考えております。日本共産党は、これまで一貫して、この反社会性を持ったトロッキストの本質を暴露し、糾弾をしてきたのでありますけれども、ここで大臣に質問をしたいのですけれども、政府、自民党の首脳部、警察の首脳部もそうですが、これはあとで警察にお聞きすればいいと思いますが、こういうトロッキストを適当に泳がして、これを、共産党や民青、そのほかの民主勢力に対する対抗勢力として適当に利用をしてきた。こう……

第68回国会 地方行政委員会 第3号(1972/03/09、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、警察予算について質疑をしてみたいと思うわけなんですが、警察予算のうち、特に警備関係の予算ですね。警備、捜査に名をかりて、使途が不明であったり、そこから腐敗、不正が出てくるという事例が多いので、その点に重点を置いて聞いてみたいと思うのです。  私が持っておるだけでも、昨年の十二月十五日の日経に、奈良県警の刑事部長が、部下に、旅費の項目に入っておる費用を寸志として払ったという記事があり、そして、刑事部長の談話として「私個人の寸志として出したのは適当でなかったが、どこでもやっていることで悪いとは思っていない。」という談話まで念入りにつけているわけです。  そこでお尋ねしますが、……

第68回国会 地方行政委員会 第4号(1972/03/10、32期、日本共産党)

○林(百)委員 きょう、午前からの各委員の質問と自治省の答弁を聞いておりますと、財政的に地方の自治を守るという点、要するに、地方自治権を確立するという点で財政的に重要な問題を含んでおるという気が私はしてならないのであります。ということは、自治大臣までが、景気浮揚政策に協力するという意味で、本年度の地方財政計画もそういう観点に立って立てたものだというふうに言われますけれども、この景気浮揚策というのは、言うまでもなくドル・ショックがあるわけです。基本的にはドル・ショックがある。ドル・ショックはあるけれども、しかし、何も、ドル・ショックで景気の打撃を受けた企業ばかりでなくて、ドル・ショックで、三百六……

第68回国会 地方行政委員会 第7号(1972/03/17、32期、日本共産党)

○林(百)委員 すでに各委員から熱心な質問が行なわれておりますので、ごく簡潔に、常識的な点だけを聞いておきたいと思います。  渡海大臣にお尋ねしますが、本年度は、所得税の減税が行なわれずに、住民税のみの減税が行なわれようとしておりますが、今回の改正案によって見ても、所得税と住民税の課税最低限は若干近づきましたけれども、その差はなお、二十三万二千円あります。低所得層の負担軽減ということからは、この程度ではまだほど遠いものがあると思うのですが、所得税と住民税とは性格が違うから、必ずしもその課税最低限は同じでなくてもよいという説明もありますけれども、税金を払う国民の側から言えば、一つのふところから出……

第68回国会 地方行政委員会 第8号(1972/03/21、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております地方税法の一部を改正する法律案に反対の討論を行ないます。  第一は、住民税及び個人事業税についてであります。  本改正案によれば、住民税の課税最低限は、夫婦、子供二人の標準世帯で八十万四千八百七十一円と前年度より七万六千七百八十円引き上げられました。しかし、その引き上げはわずかであり、人事院の標準世帯の年所得を下回るものであり、所得税の課税最低限から見ても二十三万二千四百八十九円も低く、きわめて不十分なものであります。しかも、公共料金をはじめとする諸物価の著しい値上げの中では、減税などとはとうてい言えないものであります。ま……

第68回国会 地方行政委員会 第9号(1972/03/23、32期、日本共産党)

○林(百)委員 相当各委員から質疑がありましたので、残りのまだ質疑が残っている部分だけ質問したいと思います。  まず、運輸省の丸居さんにお尋ねしますが、第二次空港整備五カ年計画は、航空機の大型化、高速化に備えて、地方空港についても、滑走路の延長など、空港の拡張が計画されているということは先ほど御説明がありましたが、この計画が進められると、今日各地で問題になっておる航空機の騒音公害がさらに住民の間で重大な問題になる。これに対して、同時にこの騒音公害に対する対策も並行して考えていかなければならぬと思うが、その点はどうお考えですか。
【次の発言】 新聞で見ますと、運輸省では、航空機騒音防止法を改正し……

第68回国会 地方行政委員会 第14号(1972/04/07、32期、日本共産党)

○林(百)委員 もうすでに各委員からいろいろの角度から本法案についての質疑が行なわれておるのですが、その中で鎌田財政局長が地方債の発行について積極的なお考えを持っているような意味のことばを聞いたわけなんですけれども、御承知のとおり、国債にしても地方債にしても、これは税金の前取りというか、取られる側のほうからいいますとそうなりますので、やはりこれは一定の限度があるんじゃないか、グレンツがあるんじゃないかというように私たち考えるわけなんですね。最初にその点についてお聞きしたいわけなんですけれども、昭和四十七年度の地方債計画では一兆七千二百七十八億円の地方債の発行が計画されておる。それから地方財政計……

第68回国会 地方行政委員会 第15号(1972/04/11、32期、日本共産党)

○林(百)委員 時間がありませんので、ごく簡潔にお尋ねいたしたいと思います。  最初に、知事会代表の金丸さんにお尋ねしたいと思います。  地方自治体が独自の財源を持ちたいというお気持ちはわかりますけれども、付加価値税を将来考慮してみたらどうかということで、そして、その配分をいまから云々されておられたようでございます。それから、直接税から間接税に移行する。すなわち、知らず知らずの間に税金を納める。地方税も含めて、税体系をこういう方向へ移行したらどうかというような御意見のようですけれども、納める側から言いますと、公共料金も上がり、物価も上がり、いま非常に生活に苦しんでいるところへ、これは一そう物価……

第68回国会 地方行政委員会 第16号(1972/04/13、32期、日本共産党)

○林(百)委員 各委員からもだいぶ質疑がありましたので、私、三点ばかり、一部はあるいはダブる点もあるかもしれませんが、お聞きしたいと思います。  もう大臣も御承知のとおり、また、各委員からるる質問がありましたとおり、昭和四十七年度の地方財政対策については、御承知のとおり、地方債の増額と資金運用部資金からの借り入れ等をおもな内容とするもので、今後の地方財政運営を非常に困難にするのではないかという心配からの質問がるるあったわけであります。私もまたその一人であります。ところが、これと同じような措置がもし四十七年度の補正予算で組まれるとか、あるいは来年度も行なわれるならば、その結果は非常に重要な事態に……

第68回国会 地方行政委員会 第18号(1972/04/18、32期、日本共産党)

○林(百)委員 運輸省の人を呼んであるのですが、その前に警察にお聞きしますが、警察では、欠陥自動車の調査の資料がありますか。ありましたら、昭和四十五年度、四十六年度の欠陥車の届け出件数、対象台数をひとつ知らせていただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、欠陥車に基づく事故件数がわかりましたら、四十五年度、四十六年度、知らせていただきたい。
【次の発言】 はなはだ数が少ないので篤いているわけなんですが、それでは、念のために運輸省に聞きますから、警察庁のほうもよく聞いておいていただきたいと思うのです。  運輸省にお尋ねしますが、欠陥車がどのくらいあるか、これは資料としていただいておりますが……

第68回国会 地方行政委員会 第19号(1972/04/20、32期、日本共産党)

○林(百)委員 ちょっと議事進行ですが、いまの補足説明はわれわれの手元にないのですけれども、普通は補足説明書も各委員に配付して、それを見ながら、読むのを聞いているわけなんですけれども、あんな早口でしゃべってやった補足説明を、刷ったものもなくて、覚えていろたって無理なんですが、どうして刷りものがないのです。補足説明の準備もできなくて、委員に審議だけしろなんということは、それは政府の手落ちじゃないですか。
【次の発言】 順序以外にありますよ、いろいろあんたが補足したことが。それが補足説明じゃないですか。

第68回国会 地方行政委員会 第22号(1972/05/09、32期、日本共産党)

○林(百)委員 この法案については、各委員があらゆる観点から質問をしておりますので、私のほうとしても、それとダブらないようにいたしたいと思います。  まず、土地開発公社の役員の選任ですが、これは十六条の二項と三項に規定があるわけですが、これは議会の承認を必要としないわけですか。
【次の発言】 議会の承認を必要としないという回答ですね。そうしますと、これはどういう人が選ばれるかという、一つの基準がなければならないと思いますが、それはどういうようになるのですか。普通の欠格条項だけで、あとの条件は考えないということになるわけですか。
【次の発言】 地方自治体の長が議会の信頼を得るような人を当然役員に……

第68回国会 地方行政委員会 第24号(1972/05/12、32期、日本共産党)

○林(百)委員 本法案自体はしごく簡単でございますので、この際、公営企業自体の問題について、ことに、そのあり方について自治省の考えをただしたいと思うのですが、公営企業のうち、何としてもいま一番重要な問題になっておものは公営交通事業だと思います。六都市の公営交通事業は経費が非常に悪化して、昭和四十年度末までに、六大都市合わせて四百二十五億円の不良赤字が累積されて、そのため、四十一年に、政府は、ことに自治省は、四百二十五億円の財政再建債を発行して、四十八年度中にこの赤字を全部解消して財政を立て直すという財政計画を立てた事実があるかどうか。  さらに、その内容を若干補足しますと、もうわかっているなら……

第68回国会 地方行政委員会 第25号(1972/05/16、32期、日本共産党)

○林(百)委員 午前中にだいぶいろいろ問題が出たわけなんですけれども、なくなられた方々にはほんとうにお気の毒しごくのことだと思います。  それで、まずお聞きしたいのは、七階にキャバレーか何かがございまして、そこの人たちが有毒ガスで窒息してほとんどなくなっておられる。だから、焼け死んだというよりも、窒息死をしていたということだそうでございますが、この七階に通ずる階段が四カ所も五カ所もあるわけなんですが、この階段を使って下へ逃げることがどうしてできないような状況になったのでしょうか。まず、その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、かぎのかかっていたのと、それから、入り口があったが、そ……

第68回国会 地方行政委員会 第27号(1972/05/23、32期、日本共産党)

○林(百)委員 時間の関係で要点だけ聞くようになると思いますが、これは調査室の資料を私のほうも拝見させてもらったんですけれども、世論として警備業を規制しなければならないという声は、圧倒的にあるわけなんですけれども、この規制の意味が、警備業をむしろ取り締まってもらいたいという意味の規制を要望しているんじゃないかというように思うわけですね。昨年行なわれましたサンケイ新聞の世論調査によりましても、「規制すべきではないか」というのが九三・二%である。その内容は、「警棒を持つ必要がないと思う」というのが六四・八%。そして、「ガードマンと聞いてどんな感じがするか」という問いに対して、「用心棒」「暴力団まが……

第68回国会 地方行政委員会 第28号(1972/05/25、32期、日本共産党)

○林(百)委員 林さんにお尋ねしますが、この自治省からもらった法律案の中に、「特殊公務に従事する職員の特例」とありますね。この特殊公務に従事する職員というのは、警察職員、消防職員あるいは麻薬取締官、こういうことになるわけなんですね。それでいいですね。
【次の発言】 それじゃ、特殊公務に従事する職員ですか、特殊公務員と申しますか、これの昭和四十五年度の警察官の死亡と障害、それから消防吏員の死亡と障害は何件ずつですか。
【次の発言】 だから私初めに聞いたのですが、特殊公務に従事する職員というのは、消防職員、警察職員、麻薬取締官は特殊公務に従来する職員なんでしょう。そのうちでまた今度特殊公務に従事す……

第68回国会 地方行政委員会 第29号(1972/05/30、32期、日本共産党)

○林(百)委員 時間がありませんので、五分だそうですから、環境庁へ三問だけお尋ねしたいと思います。  先ほどからの説明を聞いておりましたが、結局、このたびの光化学スモッグの公害は、オキシダントの濃度が低い場合にも起こるという新しいタイプの光化学スモッグの公害なのか。要するに、従来の光化学スモッグの範疇に入るけれども、しかし、いろいろ検討した結果、オキシダントの濃度が低くても起きるのだというものなのか、あるいは光化学スモッグ以外の新しいタイプの公審だというのか。その辺のところをひとつ聞いておきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、環境庁の回答いかんによっては車の規制というようなことにも響い……

第68回国会 地方行政委員会 第30号(1972/06/01、32期、日本共産党)

○林(百)委員 横山委員の後半の質問の部分、私もはなはだ同感だと思うんですが、このモーテル営業の定義を見ますと、「個室に自動車の車庫が個個に接続する施設であって総理府令で定めるものを設け、」そして「異性を同伴する客の宿泊に利用させる常業」だというように規定されているわけでございますけれども、「異性を同伴する客の宿泊に利用させる営業」ということは、これは他の連れ込み旅館とも区別がつきかねる。何も、モーテルだけが特別なものではないと思うわけですが、したがって、このモーテルの規定を正確に言うとすると、「個室に自動車の車庫が個個に接続する施設であって総理府令で定めるもの」を設けているということ、これが……

第68回国会 地方行政委員会 第31号(1972/06/02、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっている警備業法案並びにその修正案にも反対の討論をいたします。  本法案は、いわゆるガードマンが、労働争議、学園紛争、公害反対の住民運動、あるいは成田闘争などに対して介入し、暴力をふるい、威迫を加えるなどの事件が続発して、ガードマンに対する世論のきびしい批判が集中する中で、ガードマンを規制することを名目として、また、警察としてもそうせざるを得なくなった中で提案されたものであると考えます。  ところが、本法案は、世論の期待にこたえるものではなくて、その中身は、労働争議、学園紛争、民主的な大衆運動への介入を、世論が望んでいるような方向とは……

第68回国会 地方行政委員会 第32号(1972/06/06、32期、日本共産党)

○林(百)委員 スライド制についてですが、これは各委員がみんな質問しているわけですけれども、調査室の資料によりましても、市町村職員組合共済組合連合会総会の決議でそのことが要求されているわけであります。「最近における物価騰貴がきわめて著しい経済情勢のもとで、退職年次によって年金額の較差が著しく、不均衡となってきていることは、他に収入のない年金生活者にとっては年金の実質的な購買力の低下となっており、その生活不安はまことに憂慮されるものがある。  したがって、年金スライド制の運用については、年金生活者の生活安定のみならず公務員の将来に対する不安の解消を図り安んじて公務の能率的運営に資するためにも、退……

第68回国会 地方行政委員会 第33号(1972/06/08、32期、日本共産党)

○林(百)委員 富田警備局長の答弁を聞いていますと、今度のこのパレスチナの大衆虐殺行為をした諸君がノンセクトラジカルだ、だから赤軍派とは関係が薄いというような、それと切り離すような答弁をなさっておるんですが、私たちの調査によれば、これは赤軍派と密接な関係のある一派であって、私たちよく言うんですけれども、これは赤軍派に対する警察当局の手抜かりというか、泳がせというか、甘やかしというか、そういうものが国際的にまで広がってきたという感じを持たざるを得ないわけなんですがね。そこで、これは、赤軍派を徹底的に捜査していけば、こういう動きはもう事前に察知できたはずだと思うんです。一つは岡本ですけれども、この……

第68回国会 地方行政委員会 第34号(1972/06/09、32期、日本共産党)

○林(百)委員 市街地についての防火問題については、すでに他の同僚議員から質問があり、詳しい答弁もありましたので、私は、過疎地域における消防について切実な問題がありますのでお聞きしたいと思うのですが、現在常設消防署は市が何%、町村は何%設置されておられますか。わかりますか。
【次の発言】 その市の数、町村の数と、その消防署のパーセントは幾らかわかりますか。市が幾らあるのに消防署はその何%ある、町村は幾らあるのにそこに消防署は何%ある、こういうことはわかりませんか。
【次の発言】 約一〇〇%ですね。
【次の発言】 町村は……。
【次の発言】 ですから、町村数と、その消防署あるいは消防署の出張所の……

第69回国会 地方行政委員会 第2号(1972/08/11、32期、日本共産党)

○林(百)委員 時間が二十分というわずかな時間ですので、自治大臣の所信表明を根本的にお聞きしたいのですけれども、私は、非常に具体的な問題だけ二十分の時間の範囲内でお聞きしたいと思います。  先ほど、自治大臣の答弁をずっとお聞きしていますと、やはり、日本列島改造論の大きな方向に沿った自治行政を考えていられるということははっきりしていると思うのです。日本列島改造論の特徴的な点をあげてみますと、大きな筋は、東京圏大阪圏、名古屋圏、国土の一%に人口の三二%、三千三百万人が住んでいる、これを、工業をてこにして地方開発をしていく、それで太平洋ベルト地帯とその他の地域の格差を除く、こういう方向をねらっている……

第69回国会 地方行政委員会 第3号(1972/09/12、32期、日本共産党)

○林(百)委員 自治大臣は時間の都合があるそうですから、一点だけ自治大臣にお聞きして、自治大臣はこの席から退席していただいてけっこうでございます。  先ほどから問題になりました基地の問題でありますけれども、最近、基地の存在自体が、自治体が都市計画や地域開発計画を進める上で重大な障害になっている。また、基地の被害、基地の公害等も多く、基地と住民、基地と地方自治体の矛盾が非常に激化してきておることは御承知のとおりだと思いますが、そういう中で、地域住民の利害を、最も責任ある立場で閣内で負っておられる自治大臣が、この基地の返還、縮小等について、もう一度これは洗い直してみるというような見地に立てないもの……

第69回国会 地方行政委員会 第4号(1972/10/11、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、共産党として、あなたの放言について、これはあなたの真意がたまたま出たのだと思うのですけれども、非常な迷惑をこうむっている党として、あなたの責任を追及せざるを得ないわけです。いろいろ弁解をなさっておりますが、新聞報道によれば、九月二十七日に滋賀県警本部であなたが訓示を行なった際のことばはこうなっているんですね。「戦後は、敗戦を厳粛な事実として受け止め、平和追求を目的に、人命尊重国家をつくり上げた。ところが平和主義者にはなったが、概念でわかっただけで、真の平和をつかんでいない。戦争と平和の相違は、人命を粗末にするかどうかで決まる」「社会党、共産党や連合赤軍の連中は、平和の名の……

第70回国会 地方行政委員会 第1号(1972/11/08、32期、日本共産党)

○林(百)委員 私も、時間がありませんので、ごく簡潔に答弁を求めたいのです。  一般的な問題で二問だけお聞きしたいのですが、いわゆる節約の問題です。合計百六十五億円の節約、都道府県で七・〇%、市町村で四%ですね。しかし、今年度の当初の財政計画では、都道府県が一〇・五%、市町村が六・〇%で、二百三十二億の節約。これは、前年度に比べますと、都道府県七・七%、市町村四%より高い節約度を当初予算の中でもう見込んでおるわけなんです。それが今度余裕ができたからといって、これを前年度並みにして、本年度特にきびしくしたことを緩和するような措置をとらないのはどういうわけでしょうか。今年度だけは当初予算に節約とし……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1973/06/13、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 ちょっと関連して。  いま津金委員からも要望がありましたし、野党の理事は、皆さん熱心に、そのことを委員長並びに自民党の理事の皆さんに要請していることで、私がここで言うまでもないことであります。選挙制度自体に関する問題あるいは政治資金の問題あるいは定数是正の問題等、こういう緊迫した選挙制度自体に関する重要な問題がございますので、もちろん江崎自治大臣も担当大臣として責任ある立場におられるわけでありますが、しかし、議会制民主主義の根幹に関する重要な問題でありますので、総理大臣が当委員会に出席されて、野党の各委員が質疑を試みたいという要望にこたえるように、ぜひひとつ委員長にも御努力を願……

第71回国会 地方行政委員会 第3号(1973/02/22、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、時間の関係上、円のフロート制への移行に伴う地方財政計画、それから地方債計画に及ぼす影響について、五十分ですから、あと準備もしてありますが、これにしぼってお聞きしたいと思うのですが、先ほど、大臣の中村君の質問に対する答弁では、幸いに本年は地方財政の収入が相当大幅に増額することになっているというようになっておりますが、現在のこの円のフロート制のもとに、政府の考えているような――まず、三税のうちの国の法人税、それから地方税収入の中の法人税割り、それから法人事業税、これが当初の計画のとおりに、対前年度比非常に大きな、たとえば三五%から三六%程度の増収ということになっていますが、あ……

第71回国会 地方行政委員会 第9号(1973/03/08、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、国家公安委員長がおりましたならば、警察行政の最近のあり方について、警察法にいうように、不偏不党かつ公正を旨として、憲法の保障する個人の権利が侵されないように警察官の職務がはたして行なわれているかどうか、あるいは警察法によれば「警察の職務を行うすべての職員は、日本国憲法及び法律を擁護し、不偏不党且つ公平中立にその職務を遂行する」旨の宣誓をすることになっているが、この趣旨に沿って行なわれているかどうかという点をお聞きしたいと思ったのですけれども、大臣もいなければ、警察庁長官もおりませんので、やむを得ず警備局長そのほかにお聞きしたいと思うのです。  三つほど問題点があるわけです……

第71回国会 地方行政委員会 第10号(1973/03/09、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私も、佐々井参考人に三点ほどお聞きしたいと思いますが、先ほど山本委員からも質問がありましたが、円のフロート制への移行、これが固定制に定着するまでにどのくらいになるか。あるいは、実質的には二〇%の円の切り上げにもなるではないかというようなことが言われておるわけなんですが、そういう中で、四十六年度の最初のときの円の固定相場への移行の実例から言いまして、本年度の国の税収見込みとしては、法人の所得税が、前年度比にして約三六・七%増と見ているわけですね。それから、法人事業税が、前年度比約三六・八%増と見ているわけですが、四十六年度、四十七年度の経験から言いまして、ことに、四十六年度の経験……

第71回国会 地方行政委員会 第11号(1973/03/27、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 では、私がお尋ねしますが、あなたのところへ持っていって示されたというのは、小山私案ということで、小山君があなたのところへ持っていったのですか。
【次の発言】 しかし、あなたは、いま、山本委員の質問に対しては、小山私案として持ってこられたのだ、これはいかがですかと聞かれたから、これは政府としてはのめないと言ったと、こう言っているじゃないですか。そうでなくて、少なくとも官房長官たる者が、だれがつくってだれが責任を負うかわからない案が持ってこられたのに、そのつくられたいきさつと、そして、その案に対してだれが責任を負うかということも確かめなくて、政府としての見解を述べるというような、そ……

第71回国会 地方行政委員会 第12号(1973/04/05、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 大臣、きょうは地方税法の一部改正で、いわゆる宅地並み課税、それから、その後に出る農地の宅地供給促進法案ですね、これは一応除かれて質問するということにはなっておりますけれども、しかし、このたびの地方税法の一部改正の中にも、言うまでもなく、特別土地保有税等がありまして、政府の土地政策の一環が、きょう質問する地方税法の一部改正の中にもすでに入っていると思うのです。  そこでお尋ねしたいのですが、特別土地保有税を今度新しい制度として設けられた理由、これはどういうところにあるわけですか。
【次の発言】 大臣は、いま、土地が買い占められている状態にある、それを吐き出させる必要がある、こうい……

第71回国会 地方行政委員会 第19号(1973/04/20、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 まず、本修正案の提案者にお聞きしますが、この修正をした目的は、いま都市勤労者が欲しておる宅地あるいは安い家賃の住宅を提供しようという意図で、税制の面から、宅地並みといいますか、農地に対して相当高い比率の税金をかけるということでこの制度をお考えになったんですか。
【次の発言】 そうすると、近郊農民がどうしてもここで営農を継続していきたいんだという場合に、そういう者に対してはそれでいいわけなんですか。
【次の発言】 提案者は、この都市近郊の農業が、都市に居住しておる人たちに生鮮な食料品あるいは野菜、畜産物というようなものを提供しておるという意義はお認めになっているのですか、どうでし……

第71回国会 地方行政委員会 第20号(1973/04/24、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、地方税法の一部を改正する法律案並びに自民党提案の修正案に対し、反対の討論をまず行ないます。  その理由は、第一に、個人住民税及び個人事業税の改正についてであります。  本改正案によると、個人住民税の課税最低限は、給与所得者四人家族で年額八十六万五千七百六十六円と、今日の物価高、生活難のおりに、年額わずか六万七百九十五円の引き上げにしかすぎません。重税と非難されている所得税の昭和四十七年度の同課税最低限に比べても、いまもって実に十七万二千円も低く、依然として低所得者に対する重い負担となっているのであります。本改正案は、依然として生活費に食い込……

第71回国会 地方行政委員会 第24号(1973/05/11、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 大蔵大臣にいろいろ聞きたいことがあるのですが、時間の制限があるものですから、何を中心に聞いていいのか、ちょっと迷っているわけなんですが、この法人に関する税金、法人税、これは、国税としての国の一般会計にも影響を及ぼしますし、同時に、交付税としての地方財政にも影響してきますし、事業税としても、先ほどうちの三谷君が質問したように、関係してくるわけなんですが、そこで、この点をひとつ聞きたいのです。  円の固定制への移行の問題ですね。これは、大蔵大臣はどう見通しをしているのですか。だんだんだんだん実質的には円の切り上げの方向へ走っているように見えるのですけれども、これは、このままフロート……

第71回国会 地方行政委員会 第26号(1973/06/01、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 自治大臣にお尋ねしたいのですが、御承知のとおり、建築資材等が異常な値上がりをしておるという、こういう状態のもとで、政府の見通しの物価の値上がりよりは、それをはるかに上回る値上がりがなされておる。ことに、セメント等を見ますと、四月、五月の間において大口向けの値上げが浸透してきて、一〇%も急騰しているというような事態である。綱材の値上がり等もあります。こういうような資材の値上がりが国の公共事業にも影響してきますし、そのことは、同時に、自治体の公共事業にも影響しておりますし、何らかの財政措置をとらなければならないという事態が起きてくると思います。  ある新聞によりますと、四月十三日に……

第71回国会 地方行政委員会 第27号(1973/06/07、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私も。これは、非常に重要な地方公営交通事業のピンチをどう解決するかという重要な法案でしょう。ことに、あしたは、地方公営交通事業に従事している人たちが、この事業の再建のためにストライキまでやるという、こういう真剣な立場にあるときに、この法案に対して責任を持つ与党が、委員長と一人きりでは、全く無責任な態度だと思うのです。ですから、この地方公営交通事業に働いている人たちの期待にこたえるためにも、また、山田委員の質問に誠実に答えるためにも、与党委員のそろうまでちょっと休憩していただきたい。

第71回国会 地方行政委員会 第30号(1973/06/14、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 鈴木参考人に三点ほどお聞きしたいと思います。  地方公営交通事業が、自治省でも、第一次再建計画の破綻に対する反省として、危機寸前にあるということばが使われておるわけなんです。それは、政府が危機寸前というようなことばを使うということは、よほど深刻に受けとめていることだと思うのです。そういう中でこれを再建するには、普通言われているのは、企業内の努力と企業外の努力ということを言われているわけですけれども、第一点として、企業外の努力ですけれどもたとえばモータリゼーションとか、あるいは無政府的な都市への人口の集中、そういう企業外の地方公営交通企業を危機におとしいれている要因を取り除くよう……

第71回国会 地方行政委員会 第31号(1973/06/15、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 最近の右翼の暴力行為につきましては、すでに、これは警察行政の問題で終わるということでは済まない、政府の政治的な責任にまでこれは発展する可能性のある事態だというようにわれわれは考えているわけなんです。  一例を申しましても、たとえば、わが党の最高幹部である宮本幹部会委員長が、五月十三日に、熊本の空港で、右翼の、これはもう名うての「一人一殺」を唱えておる有働一文によって、さしみぼうちょうで二メートルの近くまで襲われて殺傷されようとした。さらには、日教組の大会が、事もあろうに前橋市において――これは特に江崎さんに申し上げたいのですが、群馬県というのは、中曽根通産大臣、福田国務大臣と、……

第71回国会 地方行政委員会 第33号(1973/06/21、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 大臣にお尋ねしますが、御承知のとおり、地方公営交通事業の再建計画については、第一次の再建計画があって、それに基づいて、地方公営交通事業としては一定の努力をしたわけですけれども、それはみごとに破綻に瀕して、自治省のこの「反省」によりましても、非常な危機におちいっておるということをみずからも表明しているわけです。たとえば「公営交通事業は破たんの寸前にある。」というようなことを述べておられるわけですが、このときも再建債の利子補給を一部したということで、そして、計画の中には企業の改善あるいは合理化等が内容となっていたわけなんですけれども、それが破綻をしたという理由はどういうようにお考え……

第71回国会 地方行政委員会 第34号(1973/06/22、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、これから開かれる日教組の大会に備えまして、毎年日教組の大会が右翼に襲撃をされてトラブルを起こしておりますが、そのことに対する憂慮を兼ね、また、わが党の群馬県委員会の事務所がしばしば右翼に襲われ、あるいは川崎の地区委員会がしばしば右翼に襲われ、あるいは宮本委員長が右翼の者に刺殺寸前の状態に置かれたような、最近の右翼の目に余る跳梁に関連しまして、これの警察との関係を質問してみたいと思うのであります。  最初にお尋ねしますが、右翼の中で大日本興国青年隊というのがありますか。
【次の発言】 この大日本興国青年隊というのは、組織人員はどのくらいで、本部はどこにあるのですか。

第71回国会 地方行政委員会 第39号(1973/07/03、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 自治大臣にお尋ねしますが、公有地拡大法、それからその中核をなす土地開発公社、この運用について大臣はしばしばここで、国総法をお通しくださればそういう問題は解決する、国総法をお通しくださればそういう問題は解決するということで、国総法がだいぶ引用されたのですけれども、一体、国総法と、この公有地拡大の法案と、それから土地開発公社と、これをどういう関連づけでお考えになっているのでしょうか。大臣の御所見を承りたい。
【次の発言】 国土総合開発計画、それから都道府県総合開発計画とが国総法では策定されるわけですけれども、これが土地開発公社にどういう作用を及ぼしてくるというようにお考えになるので……

第71回国会 地方行政委員会 第41号(1973/07/06、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 大臣にお尋ねしますが、今回の地方公務員共済の年金の比率については、率の上では多少の改善のあったことは認めますけれども、その額について、依然として低いものがあるということは否定できないというように思うわけです。ことに、最低保障額が低過ぎると言わざるを得ないと思うわけですね。たとえば、二十年間組合員であった者の退職年金の最低保障が三十万二千四百円、これは月額にすると二万五千二百円なんですね。しかも、年金受給者には、言うまでもなく、ボーナスとか一時金というものはないわけですから、月に二万五千二百円で今日生活ができるというように一体お考えでしょうか。しかも、地方公務員は、これは国家公務……

第71回国会 地方行政委員会 第43号(1973/07/12、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 本法は、いわゆる農地の宅地並み課税の裏法として、いわゆるあめ法と言われておるのですが、これはもう宅地並み課税のときに私たちが主張した論点でありますけれども、近郊農地、それから近郊の農業が果たしておる役割りとして、都市居住者に提供する新鮮な野菜あるいは動物性たん白質の比率が相当の比率であるのに、みなし課税によってこれが破壊されることによって、都市住民に対する新鮮で低廉な野菜や動物性たん白質の供給源が閉ざされることになる。そういう論戦を私たちは展開したのですけれども、最近の新しい情勢として、アメリカ側からの大豆あるいは小麦等の日本への輸入の規制が相当強い規制が行なわれるという情勢に……

第71回国会 地方行政委員会 第44号(1973/07/13、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、総理に、この際、すでに猶予することのできない状態で、根本的な解決が迫られている土地問題の基本的な構想をお聞きしたいと思うのです。宅地化促進の法案については、担当の江崎自治大臣からいろいろ聞いておりますので、総理に対しては、土地問題の根本的な考え方を聞きたいと思うのです。  私たちの考えを申しますと、土地問題の根本的解決としては、何よりも、いま買い占められている土地、ことに、大企業によって買い占められている土地をどう開放するかということが非常に重要なかぎだと思うのです。一例を申しますと、全国での買い占めの土地は四十七万ヘクタールと言われております。これは、東京都の面積の二倍……

第71回国会 地方行政委員会 第45号(1973/07/17、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 警察について二、三質問いたしたいと思います。  最初に、この委員会でも問題になりましたが、例の七月十日から十三日まで行なわれました前橋市における日教組の定期大会、これは非常に右翼の妨害があって困難を来たしたわけですけれども、幸いにして、大きなことなくして大会が終了することができたわけですね。しかし、やはり右翼の蠢動は見のがすわけにいかない状態だと思いますが、警察で把握されているところの、この日教組大会で動員されました右翼の組織系統、団体数、人員等がわかっておりましたら、説明を願いたいと思います。
【次の発言】 この団体が結集しました目的は、どういう目的だったと警察では把握してい……

第71回国会 地方行政委員会 第49号(1973/08/28、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、きょうのこの委員会の警察の当局の答弁を聞いていまして、ことばでは、警察庁長官が、この事件は日本の国の自由に対する挑戦であり、警察に対する挑戦であるとして深刻に受けとめておるということばを使っておりますが、事実其捜査の点において非常になまぬるいし、また、積極性を欠いた捜査の態度だと言わざるを得ないと思うのですよ。それは何から来ているか。私は、基本的には、有力な反証がない限り、これは韓国のKCIAが行なったという嫌疑のもとでこの捜査を進めていくということが、日本の警察官のとるべき最も重要な態度だと思うのですよ。それを、民間の一犯罪グループがやったかもしれないというような、さっ……

第71回国会 地方行政委員会 第51号(1973/09/11、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 議事進行ですが、大臣は午後一時半からここへ来れるんでしょうか。それをはっきりさせておいていただかないと――それでなければ、私はここで関連質問をさせていただきたい。来れることが間違いないなら、一時半から再開していただいて、私の質問をさせていただきたいと思います。
【次の発言】 最初に警察当局へお尋ねしますが、金東雲の指紋が現場から採取された。それを本人の指紋と照合したところが一致したということは、新聞に発表されておりまして、捜査の段階においては、明らかにすることができると思います。この経過を少し説明していただきたいと思います。

第71回国会 地方行政委員会 第52号(1973/09/14、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 今回国家公務員についての人事院勧告が出ましたけれども、これは、当然、地方公務員にもそのまま適用される関連性を持ってまいりますので、このたびの人事院勧告について、総裁並びに関係各省庁に若干お聞きしたいと思うのです。  まず、このアップ率と物価との関連の問題でありますけれども、今回の人事院勧告では、俸給表の改定が一三・三%で、その他扶養手当、住居手当の増額と合わせますと、言うまでもなく、一五・三九%のアップをされているわけであります。ところが、物価との関連を考えてみますと、総理府の調査によりますと、七月の東京都の区部の消費者物価指数は、昨年同期と比べて一二・二%の上昇になっておりま……

第71回国会 地方行政委員会 第55号(1973/09/25、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 きょうは国家公安委員長も見えませんし、警察庁長官も見えませんし、私の質問が急だったものですから答弁者もそろっておりませんが、警備局長に質問をいたしますが、事は、日本の国の主権に関する重大な問題であり、警察の捜査権にも関する重大な問題であるところの、いわゆる金大中氏事件に関する自衛隊調査隊員の介在の問題を質問いたしたいと思いますので、わかっていることはできるだけ詳しく答弁をしていただきたいと思います。  二十四日に警視庁の特捜本部が明らかにしましたところによると、金大中氏事件で、自衛隊の調査隊員が介在していた。これは、形の上ではミリオン資料サービス興信所ということになっております……

第71回国会 予算委員会 第24号(1973/03/30、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 午前にも問題になりましたが、農一地に対するいわゆる宅地並み課税の問題について、私は総理に所信をお聞きしたいと思います。  その前に、参考までにわが党の立場を申しておきますが、わが党といたしましては、市街化区域内の農地に対しては農地としての課税をすべきである、しかもこれを保護すべきである、こういうように一貫して主張してまいりました。  それは、今日、市街化区域内の農地の果たしておる役割りを見ますと、第一には、そこで生産する生鮮農産物をその市街化区域内に住んでおる居住者に相当量の提供をしている。たとえば、大阪府では約四〇%、神奈川県では六〇%の提供をしている。こういう生産的な重要な……

第72回国会 地方行政委員会 第3号(1973/12/15、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 町村さんに国務大臣としてお聞きしたいのですけれども、地方財政はもちろん国政にも、当年度財政方針が物価等にどのような影響を及ぼすかということは、当該内閣の重大な責任問題だと思うのです。実は、昭和四十八年度、本年度予算が組まれました直後の四月十二日に、公共投資関係事業の年度内の施行期を調整するというようなことがもう閣議決定されておる。これに基づいて五月八日に、公共事業等の施行見込みを、上半期契約は五九・六%、一般事業五四・五%、災害復旧、生活環境、積雪寒冷地関係等緊急度の高い事業七四・九%とすることが閣議了承されたというようなことがいわれているわけですが、これは一体どういうことなの……

第72回国会 地方行政委員会 第4号(1973/12/17、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、昭和四十八年度分の地方交付税の特例に関する法律案、議題になっております本法案に反対の討論を行ないます。  その第一点は、地方交付税の総額についてでありますが、本法案によりますと、補正予算によって当然地方自治体に全額交付されなければならない地方交付税増額分の四千二百四十億円を二千二百四十四億円に減額しておることであります。すなわち、資金運用部資金への繰り上げ償還、また当初借り入れ金の取りやめによって減額をしておるということであります。  わが党の三谷委員も強調しておりましたように、インフレ等によって地方自治体の財政負担が急増している今日、来年……

第72回国会 地方行政委員会 第15号(1974/03/15、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、私のあと、わが党の多田委員、三谷委員がきめのこまかい質問をいたしますので、地方税の改正点でごく大づかみのところをお聞きしてみたいと思います。  まず、個人住民税の問題でございますが、基礎控除を、現行十六万を十八万に上げ、それから配偶者控除の現行十五万を十八万に上げ、扶養控除を、現行十二万を十四万に上げる。これは言うまでもありません。それから寡婦控除、障害者控除、老年者控除、勤労学生控除を、現行十二万を十三万円に、また特別障害者控除を、現行十四万を十六万円に引き上げるということになっております。  そこで今回は、この措置のうちの基礎控除等三控除の引き上げによって、給与所得者……

第72回国会 地方行政委員会 第16号(1974/03/19、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 ちょっと関連。  通産省にお尋ねしますが、いま多田議員も尋ねたのですが、そのサンプル調査というのは昭和四十五年以後はやっていないのですか。それはいま言ったように、労賃だとか資材費だとかいろいろの要因がずっと変わってきておりますから、その中に占める電気料あるいは電気の必要な費用の比率というのは変わっているはずですがね。四十五年以後全然調査していないというのはおかしいんじゃないですか。そこをもう一度はっきりさしてください。
【次の発言】 そうすると、先ほど多田議員の質問されましたポリエチレンとポリプロピレンですか、これはやっていないのでしょうか。

第72回国会 地方行政委員会 第19号(1974/03/28、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 全面的な質問は後にまたわが党の各議員からなされますので、私は問題点だけ拾い上げて御質問したいと思うのですが、まず最初に地方財政計画全体の正確度といいますか、一体これで政府は地方自治体に責任が持てるものであるかどうかという点について質問をしてみたいと思うのです。  まず最初に自治省にお尋ねしますが、本年度の地方財政計画、また交付税の計数は、いつの時点の卸売り物価、消費者物価あるいは経済成長率、こういうものを基礎にしておつくりになったのですか。
【次の発言】 あなたの言われる昭和四十九年度の経済見通しによりますと、卸売り物価指数は上昇率幾らと見、消費者物価指数は幾らと見ていたのです……

第72回国会 地方行政委員会 第22号(1974/04/03、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 時間の関係もありますので、まとめてお聞きしたいと思います。  最初に、恒松、高橋、吉岡三教授にお聞きしたいのですが、基本的に本年度の地方財政計画、それからその計画に基づいて交付税の算定、あるいは基準財政需要額の算定等も行なわれたと思うわけですけれども、これは御承知のとおり、政府の経済見通しが、昭和四十九年度は卸売り物価が約一四%、消費者物価が約九%のアップを対前年度比、するだろうというような、基調的にはそんなような計数から出てきているわけです。しかし、これは昨年の十二月あたりそういう計数で国の予算もつくられ、地方財政計画もつくられたと思うわけですけれども、現実はこの一、二月――……

第72回国会 地方行政委員会 第32号(1974/05/09、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 最初に、国家公安委員長としての町村さん、それから自治大臣としての町村さんに、実は本日相当の強い地震が起きまして、これによって相当広範囲に被災地域が及んでおると思いますが、大体その被災地域はどの範囲に及んでいるのか、まずそれをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 けさ起きたばかりで、まだ十分な情報も入らないでしょうし、万全の措置についてもまだ十分固まっていないと思いますが、とりあえずの救済措置はどのようになさるつもりか、やや長期にわたってはどんなような救済措置をとられるか、それがもしある程度固まっていたら御報告願いたいというように思うわけです。

第72回国会 地方行政委員会 第35号(1974/05/16、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 自治省当局にお尋ねしますが、これはもう言うまでもなく、野党としては、民社党さんで一部賛成の部分もありますが、野党全体としては評価を自民党と異にしておる複合事務組合と、そして自民党をも入れて評価が大体基礎的には一致しておる東京都の場合の区長公選、これをいつも抱き合わせにして出してくるというのは一体どういう意図なのかですね。もしほんとうに区長公選を一日も早く実現しようという意図が与党の自民党にもあるとするならば、与野党が一致しておるその部分をまず出して自治法を改正して、そして問題の評価が与野党で異なっている部分はあとから出して十分審議をするということにすべきだと思いますが、この点に……

第72回国会 地方行政委員会 第36号(1974/05/17、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私の主たる質問はすでに終っておりますが、念押しのために、二点ほどこの際質問をしておきたいわけです。  大臣並びに局長も御承知のとおり、この複合事務組合については、これが広域市町村圏の行政指導と結びつき、あるいは市町村連合の方向をも目ざして、地方自治がその自主権を侵されるのではないかということをわれわれとしては非常に心配しているわけであります。この点については、自民党の皆さんとわれわれとの間に評価が若干違っているわけなんです。  そこで、いま修正の案が与野党の間でいろいろと折衝されております。かりにこういう修正が成立するとして、これは仮定でございますが、この二百八十五条の市町村の……

第72回国会 地方行政委員会 第38号(1974/05/24、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、最近マスコミ等でも非常に重大な関心を持ち出してまいりました、参議院選の事前運動として大きな企業が会社ぐるみで選挙運動をしておるということについて、それぞれの省庁に、並びにこれは公職選挙法違反の疑いが非常に濃厚であると思いますので、警察当局の見解もただしたいと思うわけであります。  マスコミで申しますと、まず五月十三日の朝日新聞に「目にあまる企業の選挙運動」という社説が載っております。「営利法人である大企業がその社会的、経済的な力をあからさまに行使して選挙運動の分野にまで踏み込むことは、健全な民主政治の発展をゆがめ、禍根を累積するものといわざるを得ない。」というような文章が……

第72回国会 予算委員会 第5号(1973/12/10、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、当委員会であまり問題にされなかった、しかし事は非常に重要な地方財政の問題を中心にして、もし時間がありましたら、さらに日韓閣僚会議の問題あるいは政治資金の問題等にまで及びたいと思いますが、時間の関係でどうなりますか。  最初に、地方財政の問題を聞くにあたりまして、きょうの各新聞紙が発表しておりますところによりますと、日銀が近く発表する十一月の卸売り物価が先月比三%、これは田中さん、新聞の記事を言うのですから、暴騰ということばが使ってあります。それで悪性インフレに近づくということばを新聞は使っております、あなたがこれをお認めになるかならないかは別としても。こういう数字が出てお……

第72回国会 予算委員会 第8号(1974/01/29、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 委員長、関連して。  まだ時間は十数分ありますが、これは再質問が留保されていますから、そのために時間をとっておるわけでございます。  私から不破委員の質問に関連して、一言委員長にも念を押しておきたいことがございますが、実は先刻の専任価格調査官の選任、選ぶ問題ですね。これは総理が見解をあらためて述べる、こう言われているので、その際はまた再質問の措置をされたい、そのために時間がとってあるわけです。
【次の発言】 それから、労働組合運動の名において行なわれておると思われる政治活動云々の問題ですね。これも速記録を調べまして、これはもし総理の答弁が間違っていたらば、正式にこれは取り消され……

第72回国会 予算委員会 第28号(1974/03/04、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表いたしまして、田中総理として、行政の最高責任者である田中総理、並びに与党である自民党の最高責任者である、自民党の総裁としての田中さんの立場、この立場に対して質問をいたしたいと思います。  第一に、行政の最高責者としての田中総理に対する質問でございますが、三日間の大企業代表の参考人としての集中審議の結果、今日の物価の狂騰が、全く大企業によって人為的につくられたものであるということが明白になりました。  特に重要なことは、それが行政府と大企業の癒着によってなされたのではないかという疑惑が一そう深まってきたことであります。この疑惑を解明し、政府の責任を……

第72回国会 予算委員会 第30号(1974/03/11、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいまの委員長の発議に対し、大企業の代表を証言法に基づき当委員会に証人として喚問すべきであるとの態度を、重ねて表明するものであります。  その理由は、第一に、先般行なわれた物価集中審議において、今日のインフレ、物価狂乱の根源は、大企業、大商社が人為的に物不足をつくり出し、これによって不当に物価をつり上げてきたことにあることが明らかとなりました。このような不当な方法で国民から奪ってきた利得は、国民に還元するのが当然であり、そのためには、不当利得のからくりを徹底的に解明することが必要であります。  ところが、大企業や大商社の代表は、参考人とい……

第72回国会 予算委員会 第31号(1974/03/12、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出の昭和四十九年度予算関係三案に反対し、野党四党の政府提出予算につき撤回のうえ編成組みかえを求める動議に賛成の討論を行ないます。  まず、政府提出予算に反対する第一の理由は、物価安定短期決戦予算のかけ声にもかかわらず、この予算からは物価安定、インフレ抑制を期待することは決してできないという点であります。  すなわち、この予算は前年度の補正後のそれを三千五百億円も上回る二兆一千六百億円もの赤字公債をかかえ、しかも圧縮といいながら防衛関係費は一六・八%も伸ばし、ついに一兆円をこえ、また、産業基盤中心の公共事業費は、四十八年度と同額の二兆八……

第73回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1974/08/20、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 時間がありませんので、いまの企業ぐるみ選挙の問題について、先ほど不規則ではありましたが、野党の皆さんの中からも政府の統一的な見解を聞きたいという声もあります。われわれも、これは憲法上この「商行為ヲ為スヲ業トスル目的ヲ以テ設立シタ」営利法人が、公然と選挙活動ができるというこの自治大臣の答弁は、非常に重要な問題だと思うのです。ですから、これは憲法問題として政府の統一した見解を、この次の機会にお聞かせ願いたいと思うのです。時間がありませんので、私はいろいろの問題を用意しましたけれども、その点だけをちょっと読んでおきますから、参考までにお聞き願いたいと思うのです。  国民の世論は、いま……

第73回国会 地方行政委員会 第2号(1974/09/02、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 最初に、八月三十日の三菱重工本社ビルの報告について二、三質問したいと思いますが、この「同社電話交換台に男の声で「爆弾を仕掛けた」との予告電話のあった直後、時限式爆弾が爆発し、」という報告書があります。この予告電話と警察との関係はどうなっているのですか。
【次の発言】 この予告電話がいつあって、そのことが警察に通報されなかったのかどうか、通報されなかったとすれば、どういう事情で通報されなかったのか、爆弾がすぐ爆発してしまったので、通報する余裕がなかったというのか、その関係を聞きたいのです。警察はいつこれを知ったのか。
【次の発言】 そうすると、「電話交換台に男の声で「爆弾を仕掛け……

第73回国会 地方行政委員会 第3号(1974/11/12、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 去る十月の二十日から十月の二十七日ころまで、もっともそれ以前からもありましたけれども、いわゆる解放同盟朝田一派と称する暴力集団が、兵庫県の朝来郡あるいは養父郡というところで暴力をほしいままにした。それに対して警察が何ら規制の措置をとらない。そして、捜査も何やかやいいながらも事実上進めておらない。この重大な警察の責任について、私はきょうは問い、さらに必ず警察が厳正な立場に立って強制捜査に踏み切るように要求をする質問をいたしたいと思います。  もちろん私たちの党も、封建時代のなごりである部落の差別というようなものをなくすことについては一貫して戦ってまいりました。しかし、これはやはり……

第74回国会 地方行政委員会 第4号(1974/12/24、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 税務局長にお尋ねしますが、私、昨日資料要求しておきました長野県の軽井沢町における前総理の田中角榮氏の所有しておる土地並びに家屋、何筆の土地で何筆の家屋があるかおわかりですか。
【次の発言】 東京ニューハウス名義の家屋があるかどうか調べられましたか。
【次の発言】 そうするとその取得月日は、私のほうで見ますと四十七年の七月から八月にかけてが多いのです。これは田中前総理が総理大臣になったのが四十七年七月七日ですが、総理大臣になった直後が多いようですが、そちらのほうではその取得した土地、家屋の年月日がわかりますか。
【次の発言】 念のために申しますと、田中角榮氏の名義の土地が七つあり……

第74回国会 予算委員会 第3号(1974/12/20、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、昭和四十九年度一般会計補正予算(第一号)、昭和四十九年度特別会計補正予算(特第一号)及び昭和四十九年度政府関係機関補正予算(機第一号)につき編成替えを求めるの動議を提出し、その趣旨の弁明をいたします。  動議の趣旨はすでにお手元に配付してありますとおりでございまして、昭和四十九年度一般会計補正予算(第一号)、昭和四十九年度特別会計補正予算(特第一号)及び昭和四十九年度政府関係機関補正予算(機第一号)については、政府は左記の要綱によってすみやかに組みかえをなすことを要求するものであります。  以下、動議の内容について説明をいたします。  現在の……

第75回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1975/06/03、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 選挙法の改正というのは、戦後成長し、芽生えてきました議会制民主主義、それから政党政治を正しい方向へ成長さしていくことができるかどうかということに関連して非常に重要な意義があると思うわけです。ことに直接それに関係を持っておるわれわれ国会議員としては、非常に国民から負託された責任を果たす意味で重要な意義があると思うわけです。  きょう各参考人の皆さんにおいで願いまして、感謝にたえないわけでございますが、そういう意味で、われわれ国民から負託された重要な責務を果たすという意味で各参考人の方々に一言ずつお聞きしていきたいと思うわけであります。  まず、鈴木先生にお尋ねしたいと思いますが、……

第75回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第9号(1975/06/04、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 匿名寄付の禁止が制度として今度は出てきたわけですけれども、一切の匿名寄付――われわれは、もちろん大企業あるいは大きな労働組合、大きな団体からの匿名での寄付は、選挙の公正、それから政治資金の透明度を暗くするものとして賛意は表しません。しかし、これによりますと、何らの下限も何物もなくて、一切の匿名寄付は禁止する、こういうことになりますと、たとえば五百円なり千円なりのカンパをした、そういうものも、カンパを受けた方、それからカンパをした方、それは三年以下の禁錮、二十万円以下の罰金になるということになれば、大衆に依拠した政党並びに政治団体としては、これは本来のそういう財政的な規模を奪われ……

第75回国会 地方行政委員会 第10号(1975/03/18、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 この前うちの三谷委員の質問で残されている問題で、この事業所税が基準財政収入額に算定されるということですね。そうすると、指定都市なりあるいは事業所税の創設を望んでいたところは、これだけはまるまるプラスになると思っているのが、収入額へ算定されるということになると、まるまるプラスにはならない、幾らかプラスになるところもあるでしょう、ということになるのですか。そこら辺をわかるように説明してください。
【次の発言】 はっきり聞きますが、そうすると、本来交付税として自主的に使える財政の中へ目的税である事業所税が一部分入ってくるということになるわけですか。それはそれだけ自主財源の幅を狭めるこ……

第75回国会 地方行政委員会 第11号(1975/03/25、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 いま提案になっております市町村の合併の特例に関する法律の一部改正、要するに施行の期限を延ばすということなんですけれども、これについて、一体市町村の合併というものがいままでどのように行われてきたかということを一応振り返って点検してみる必要があるのじゃないかというように思うわけなんですね。  私たちもこういう近代的な社会となり、時間的にも距離的にも短くなってきておるこういう時代に、機械的に市町村の合併に反対するという立場をとるわけじゃありませんけれども、まあ結論から申しますと、いままでの市町村合併が国の施策である経済の高度成長、すなわち新産都市の建設だとかあるいは工業整備特別地域整……

第75回国会 地方行政委員会 第12号(1975/03/26、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 警察行政の実態については、その正確な人員とかあるいは予算関係等については、国会でもまた地方議会でもなかなか踏み入ることのできない領域とされてきておりまして、その声をわれわれは耳にしておるのであります。  また、最近ではマスコミも、資料を公開して率直な審議をすべきである、警察官の連続増員の意味はどういうことなのかということ、具体的に言いますと、朝日新聞の一月二十七日の「月曜時評」にも出ている。マスコミでもそういうところへ目をつけてきておるということであります。  そこで私は、本日限られた時間でありますが、警察の全貌を明らかにするように、ひとつ許された時間の範囲内で質問をしてみたい……

第75回国会 地方行政委員会 第16号(1975/04/22、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 これは同僚議員もすでに質問をしているところですが、四十九年度の国税収入の落ち込み、この問題について、地方税への影響、そしてそれをどのように処置されるかということですね。これを、まあ大蔵省が来れば大蔵省へまた改めて聞きますが、自治省としてはどういう考えを持っているのか。
【次の発言】 新聞によっては、いま言いましたような国税の落ち込みで、松浦財政局長も言うように、約一千億くらいの落ち込みが交付税会計の方へも来る、その返済を求めるというようなことが出ておるわけです。返済を求めるということがどういう意味か、これは新聞の書いているところによってもあれですが、この新聞によりますと、「四十……

第75回国会 地方行政委員会 第19号(1975/05/07、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となっております政府提案の地方交付税法の一部を改正する法律案に反対、日本社会党、公明党二党共同提案の修正案には棄権、日本共産党・革新共同提案の修正案に賛成の理由を次に述べたいと思います。  まず、政府提案に反対の理由について申し述べます。  第一に、政府提案の改正は、地方自治団体が挙げて要求しております地方交付税率の引き上げを行わないことは言うまでもなく、全体として今日の地方自治体の直面しておる財政危機を根本的に解決するものになっていないのであります。  今日、深刻な地方財政危機の事態は、言うまでもなく歴代自民党政府の対米従属のも……

第75回国会 地方行政委員会 第21号(1975/05/23、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 共済年金の制度はなかなか制度としても複雑でございますので、細かい質問までは入れないと思いますが、大筋の点について政府の見解をただしたいと思います。  毎年毎年共済年金の積立と賦課方式、この根本的な問題が論議されるのが一つと、それからもう一つは、日本の国の公務員の賃金自体が非常に低賃金でありますので、それに対する年金は、毎年多少改善はされておるにもかかわらず、公務員の退職後の実際の生活を保障してやる、これは国家公務員も地方公務員も同じでございますが、それに足るものとなっておらないという点は、基本的には毎年論議をされておるわけでございます。そこで、給付率と年金の積立方式、それからそ……

第75回国会 地方行政委員会 第25号(1975/06/17、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、時間の関係上、四点ほどにしぼって質問したいと思います。  国民が今度の事件を見てはなはだ警察の警護の点で疑問を持ちますのは、犯人の筆保というのは、社会党の淺沼委員長の暗殺事件その他を起こした狂暴な前歴をもっておる大日本愛国党の書記長であって、本人自身も暴力行為などで検挙歴六十一回とかいう男でありますが、これをなぜ発見できなかったかという点であります。これは愛国党の本部を出るか出ないかの前に、彼の宿舎があるわけなんですから、マン・ツー・マンで、これはもう当然こういうときには警護の対象にしなければならないわけですが、何か筆保が早起きをしたので見失ったというようなことも新聞に書……

第75回国会 地方行政委員会 第26号(1975/06/18、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 最初に井上先生にお尋ねしたいと思うのですが、本法によりますと、これは御意見の中でもお聞きできたと思いますが、現在あるコンビナートについての防災対策等については変更の指示権も与えられておりませんし、国民がいま心配しているのは、既存のコンビナート施設についての防災がどのようにされるかということが一番大きな関心事だと思います。既存のコンビナート防災について本法はどのような関係にあるのか、またどのような点を特に留意すべきかというようなことで、御意見がありましたら、聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 先生の先ほどの御意見の中で、本法が効果的に運用されるかどうかは、法律自体も次……

第75回国会 地方行政委員会 第30号(1975/06/26、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 石油コンビナートの防災法案が出されているわけなんですけれども、石油コンビナートというのは日本の経済の高度成長政策の最も象徴的なもので、近代的な科学が取り入れられ、巨大な資本の蓄積がわれわれの想像以上に行われている。それがいままで無計画的に、アトランダムに企業集積が行われてきたということの結果が、今日いろいろの形であらわれていると思うのですね。それに取り組むという、この大きな仕事が災害防止法案で足りるかということになりますと、研究すればするほど不十分さ、そしてわれわれの懸念せざるを得ないような問題がいろいろ出てきますので、私たちとしてはこれに積極的に賛成という態度もとることのでき……

第75回国会 地方行政委員会 第33号(1975/08/08、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 国務大臣としては福田さんしかおらないのでお聞きしたいのですけれども、一体そういういわゆる超法規的な措置、法律で決められてない措置を、政府が行政的なそういう措置をするということ、しかも一方では暴力が行使されているわけですね。暴力の前に国の法秩序を従わさせるということですね。これは一体だれの責任において行ったとわれわれは考えればいいのですか。だれの責任でこういう措置をされたのですか。
【次の発言】 政府の責任というと、政府の連帯の責任ということになるわけですか、それとも内閣総理大臣の責任において行われたのですか。
【次の発言】 各大臣がどういうことに署名されたのですか。

第75回国会 予算委員会 第9号(1975/02/07、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 議事進行について、一言申し上げたいと思います。  委員長もすでに言われましたとおりに、核の問題については、国民が今日重大な疑惑を持っているところであります。ところが、本日の各議員の質疑に対する政府答弁は、国民の疑惑にかわって真剣に質疑を行っている立法府のわれわれとしては、全く納得できないところであります。  そこで、この問題の審議について、私の希望を、以下、委員長に申し上げまして、御善処願いたいと思うのであります。  一例を、本日の審議を通じて、また本委員会を通じて申し上げますと、MK101が核爆雷でないというアメリカの政府の回答も、その一枚の紙切れだけで、われわれはとうてい納……

第75回国会 予算委員会 第13号(1975/02/15、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 ちょっと関連して。  大学の場合も、会社の方から採用の通知が行っているわけなんですから、労働行政の上から各社へ問い合わせをすれば、採用通知が行っているのが、レイオフになったりあるいは停止されているわけですから、わかるはずですから、できるだけ調査して委員会に出すように努力してもらいたいと思います。
【次の発言】 関連して一問。  石母田委員の質問、ちょっとここでまとめておきたいと思います。  一つは、一たん採用通知を受けました者が、自宅待機または取り消しをされているということは、本人にとっても家族にとっても、これは全く深刻な問題でございます。先ほど労働省ではまだこれを把握しておら……

第75回国会 予算委員会 第16号(1975/02/19、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、国政の重要な部分でありながら、いま非常に財政的な危機に陥っております地方財政の問題について、三木内閣の政治姿勢、具体的な施策を問い合わせてみたい、こう思うわけであります。三木総理も、地方自治に対しては、自主的で責任ある地方行政が実現されるよう、国と地方との関係を初め、地方行政のあり方について全面的に見直す必要があると考えております、こう言っております。これが何を意味しているか、具体的なものはありませんからわかりませんですが、きょうは、全面的に見直すとすれば、だれでも当然手をつけなければならない問題を二、三お聞きしていきたいと思います。  その一つは超過負担の解消の問題であ……

第75回国会 予算委員会 第20号(1975/03/01、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 核の問題につきましては、今日国民が多大の疑惑を持っているところであります。すなわち、核兵器が国内に持ち込まれているのではないか、また、なぜ核の模擬爆弾の訓練が実戦そのままに依然としてわが国内で公然と行われているか、等々の疑惑であります。この国民の疑惑を明らかにするために、私も当委員会でこの問題を集中的に論議をしてみたらどうかという提案をした次第であります。しかるに、その後、当委員会の今日までの審議を見てみますのに、この疑惑は深まるばかりでありまして、少しも晴らされておりません。  そこで、三木総理並びに外務大臣にお尋ねしますが、一体三木内閣としては、この国民の核問題の疑惑を晴ら……

第75回国会 予算委員会 第22号(1975/03/04、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、昭和五十年度一般会計予算、昭和五十年度特別会計予算及び昭和五十年度政府関係機関予算につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議を提出し、その趣旨を説明いたしまして、同僚議員の御賛同を得たいと存じます。  まず第一に、昭和五十年度予算の編成替えを求める理由を申し述べます。  今日、悪性インフレ、物価高と不況の進行の中で、福祉の水準の実質的な切り下げ、労働者の実質賃金の低下、解雇、一時帰休の急増、未曾有の中小零細企業の倒産など、国民の生活と経営は深刻な危機に見舞われております。いま政治に求められているのは、この危機を打開するための具体的な施策を講じ、……

第76回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1975/12/10、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 ただいま同僚議員からも話がありましたが、実は閣僚が明らかに選挙法に違反すると考えられるような行為を公然としておるという事実が十二月三日付の朝日、毎日、読売、山梨日日新聞などで報道されておるわけであります。はっきり申しますとこれは金丸信国土庁長官でございますが、顔写真やシンボルマークの入った高級ネクタイが相当の数、数は後で申しますけれども配られている。現物もここにあるのでお見せしますが、これは金丸さんの後援会の久親会のシンボルマークの中に信という字が入っているのです。信という字が入っているのは、同じ選挙区に社会党の金丸徳重さんもおいでになるので金丸だけではいけないということで特に……

第76回国会 地方行政委員会 第6号(1975/11/10、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 この法案の審議に当たりまして私たちが考えることは、地方財政が歴史的な危機に直面していると言わざるを得ないと思うわけです。  そこで、福田さんにまずお聞きしたいのですが、交付税が約一兆一千億、当初の地方財政計画よりは落ち込んでおるような結果が出てきておる。それから地方税収が約一兆六百億ですか減収をして、これも補てんをしなければならない。そのうちの八千億くらいは縁故債で地方自治体の責任において起債をしろということになっていますね。こういう事態は自治大臣として好ましい事態か、やむを得ない事態であるのでこういう法案を出したので、これは決して好ましい事態にあるとは思わないと、こういうよう……

第76回国会 地方行政委員会 第7号(1975/11/11、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 資料をとりに行っていたものですから、おくれて申しわけありません。  私は、この法案に関連して一問だけ、前から要請をされておりました件について、経過がどうなっているか、そういうことをお聞きしたいと思うわけです。  実は、愛媛県の新居浜市に黒島地区というところがございますが、ここに黒島石油配分基地を設置する、こういう動きがありまして、これに対して住民が非常に強い反対をしているわけなんです。その反対の理由は、黒島の港を埋め立てまして、そしてそこを石油の配分基地にするという案なんですけれども、その海岸に接して国道が通っておりまして、その国道の海岸と反対側に人家がずうっと並んでおりまして……

第76回国会 地方行政委員会 第9号(1975/12/12、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 大臣が十二時までだそうですから、まず大臣にお聞きしておきたいのですが、来年度の地方財政計画の見通し、これはもう同僚議員が松浦さんにも聞いておるようでありますが、責任ある大臣の御見解を聞いておりませんので、大体どういう見通しで、それに対してどういう対処をしていこうとされているのか、大臣の立場をひとつお聞かせ願いたい。細かいことをまた松浦さんに聞きますから、大臣は政治的な観点だけ答弁してください。
【次の発言】 三兆円の財源不足が出そうだ、その三兆円の内容については交付税の落ち込みあるいは地方税収の落ち込み、一方では支出増という要因も加わってきまして、内容はいろいろありましても、三……

第76回国会 予算委員会 第2号(1975/10/21、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 ちょっと議事進行。運輸大臣は先ほど、運賃法定主義で運賃を国会で審議することは国鉄の再建に支障を来すと言っているのですよ。法定主義に基づいて国会が国民にかわって審議することが何で国鉄の再建に支障を来すのですか。それは国会軽視もはなはだしいですよ。ことに国民の税金を財政的に投資する場合もある。そういうような場合に、国会が当然国鉄の再建について慎重に国民にかわって審議することはあたりまえだし、また、運賃の値上げが国民の生活に切実な影響を及ぼすのですから、国民にかわって国権の最高機関である国会が審議することはあたりまえですよ。だから、支障を来すという言葉は取り消してください。取り消さな……

第76回国会 予算委員会 第8号(1975/10/29、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 総理の答弁の前にちょっと議事進行。いまの増本君の質問に答えると同時に、これについては行管と建設大臣との間に明らかに食い違いがある。総理にそれに対する責任ある統一した見解を求めても、われわれの納得するような見解が出ません。そこで、いま増本君の質問に答えると同時に、委員長からこのことを総理に確かめていただきたいと思うのです。  行管と建設の両大臣から、当委員会の中に設けられている小委員会に書面をもって責任ある報告を出す、で、小委員会でそれを検討している間は本件の問題になっている土地は処分しない、そのことを総理は約束できるかどうか、あわせてそれも答弁してもらいたい。

第77回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1976/05/12、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 法制局次長、あなたに時間の関係で一番先質問しますが、最高裁の判決、これの趣旨は、衆議院の選挙についての一票の重みについての判断をしているわけです。判決の内容には憲法の十四条その他が援用されているわけです。しかし、この判決の前半を見ますと、国会の選挙において平等な憲法十四条の精神が生かされなければならないということが精神なんですから、既判力の問題、いろいろあるにしても、この判決の精神としては、やはり参議院においても一票の価値が一と五五というような著しいアンバランスが出ている場合は、それを是正することがこの判決の精神だ、そう解釈していいと思いますが、どうですか。

第77回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1976/05/20、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 先ほどの理事会の申し合わせもございまして、質疑というよりは、現在行われておる参議院の秋田地方区の補選についていろいろの問題が起きておるようでございますので、ひとつこの点を委員長よくお含みの上、当委員会で国政調査をなさる場合に、ぜひこの秋田県のただいま行われております参議院の地方区の補選についての実情を御調査願いたいという提案でございます。これは公選法が改正されてからの初めての選挙でもございますので、いろいろの問題もあるでしょうし、また、われわれの注意もしなければならない点もあるというので提案する次第でございます。  提案の要旨につきましては、候補者は自民党の佐々木満氏、社会党の……

第77回国会 地方行政委員会 第4号(1976/03/29、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 地方税法等の一部を改正する法律案に対する日本共産党・革新共同の修正案の提案理由の説明をいたします。  恐縮でございますが、同僚議員にお配りしております説明書の中の終わりから四行目のところ、「一般農地の固定資産税の据え置き等大衆課税の」と入れていただきたいと思います。  それから、要綱の一枚目の終わりから三行目の法人の四のところへ、次の一行を入れていただきたいと思います。「なお二つ以上の自治体にまたがる企業の資本金割の税は従業員数で案分すること。」といたしております。  それから、次のページで、最初の「(一)事業主控除額を二百四十万」とありますが、「二百四十万円に引き上げる。」こ……

第77回国会 地方行政委員会 第7号(1976/04/28、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 最初に岡村さんにお聞きしたいと思いますが、ひとつ一問一答の形でいきたいのです。  先ほどいわゆる低成長というのですか、私たちはそういう言葉になじまないのですが、そういう国の財政計画が変わってきた今日、地方財政についてもぜい肉を思い切って切り捨てることが必要だというお言葉があったのですけれども、これはどういうことをお考えになっているのでしょうか。われわれは、こういう時期でもむしろ地方自治体の財政を確立さして、そして単独事業等地域住民の切実な要望を満たしていく、そういうことからむしろ景気を刺激して日本の財政を民主的に拡大していくということが重要ではないかというように思うのですけれど……

第77回国会 地方行政委員会 第8号(1976/05/06、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 本年度の地方財政については重要な問題が山積していますが、大きくしぼれば、いままで同僚議員の間からも質疑が出ておりますが、一つは交付税の額が不足のために交付税会計が資金運用部資金からの借り入れをするという問題、これが去年、ことしとずっとつながっているということ。それから、本来交付税で見るべきものが起債に振りかえられているという問題、これは非常に大きな問題だと思うのですね。これが中期計画から見ても改善されるという指数が出てこないので、どうしても根本的に考えなければならないときが来ていると思うわけですね。交付税会計の借り入れの方を見ますと、五十年には一兆一千四億八千万円の当初見込みよ……

第77回国会 地方行政委員会 第10号(1976/05/11、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました地方交付税法等の一部を改正する法律案に対する修正案について、提案理由並びに要旨を御説明いたします。  戦後最大の地方財政危機は、いま最も深刻な事態となって推移し、昭和五十一年度地方財源不足額は、実に二兆六千二百億円の巨額にも上っているのであります。  政府は、この危機を、一兆三千百四十一億円に上る交付税特別会計の借入金や、一兆二千五百億円に上る地方債振りかえ措置に見られるごとく、地方自治体への借金財政の押しつけと、福祉切り捨て、増税、公共料金引き上げなどの反国民的な方向で切り抜けようとしており、その結果、地方財政危機……

第77回国会 地方行政委員会 第11号(1976/05/13、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 最初に、今度の共済年金の改正案についての私たちの党の評価をまとめてみましたのですが、いままでたびたびこの委員会で指摘しておりましたように、上に厚く下に薄いという年金額のシステムの是正が、不十分ではあるけれども初めて行われたものと言っていいと思います。しかし、これを見ますと、まだはなはだ初歩的で第一歩を踏み出したというように見ておるわけなんです。また、最低保障額の引き上げも退職公務員の生活に見合った額とは言えないと思いますけれども、とにかく第一歩であることは間違いないのですが、政府も、こういう方向、上厚下薄、ことに下の方の退職地方公務員の退職後の生活の保障という点では、やはりこれ……

第77回国会 地方行政委員会 第12号(1976/05/14、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 関連して。  松浦さん、ごく常識的なことをお聞きしたいのですが、この協会の経理ですけれども、大体初年度から次年度にわたって人件費だけではこれはいきませんし、いろいろの近代的な施設も持たなければいかぬのじゃないかと思うのですね。そういうような経理内容はどうなりますか。
【次の発言】 もう一問。  松浦さんは財政局長をやっていまして、当時非常に厳しい御指導と申しますか適切な御指導と申しますか、おやりになったのですが、先ほどから、自治体自身もこの協会の調査結果をうのみにするのではなくて、できたらそれに対して見識ある判断のできるような人を持つことが好ましい。これはなかなかむずかしいこと……

第77回国会 地方行政委員会 第13号(1976/05/20、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 三谷議員の質問に関連して、私、警察行政のことについて、ことにロッキードの問題についてお尋ねしたいと思います。  私たちが若干奇異の感じを持っておりますのは、普通日本の国で、疑獄事件にしましても刑事犯罪にしましても、まず第一線で活躍されるのは警察で、書類をつくって検察に送って検察官が検察官としての捜査を、警察の援助を受けて始めるというのが普通なのですが、ロッキード事件というのは、何かマスコミなんか見ていても、もう検察官が中心でやっておるようであって、裏で警察もいろいろと捜査の仕事をしていると思いますけれども、それがほとんど報道もされないということで、一体警察はどういうような動きを……

第77回国会 地方行政委員会 第15号(1976/08/06、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は二つの問題について質問したいと思うのですが、一つは、警察行政がえりを正す時期が来ているのではないか、国民の信頼を得る民主的な警察行政を行うにしては、最近余りにいろいろひんしゅくを買うような事態が起きているので、この点について質問したいということと、もう一つは、高速自動車道路のために、その低周波の影響によって命を落とした人がありますので、それに対する改善の方法を、国と交通行政を預かる警察当局がどのように考えているか、この問題について質問したいと思うのです。  単純に最もわれわれが、これは警察として考えなければならないなと思うのは、前姫路署の署長の藤田忠夫が、尼崎署長の当時、山……

第77回国会 予算委員会 第19号(1976/02/28、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 これは国家公安委員長に初めお尋ねしたいのですが、わが党の正森議員が二月十七日のロッキード問題での証人喚問をした際に、ロッキード社と丸紅との契約書に基づいて丸紅からロッキード社への報告書が四半期ごとに出されておるということを大久保証人が認めているわけです。 ところが、この十七日に、この丸紅レポートの提出を正森議員が求めて、理事会でそれが問題になりまして、理事会でも全会一致でその提出を求めるように丸紅へ連絡するということになったのでございますが、いまだに国会に提出されておらない。  実はこのレポートというのは、内容を見ますと、政治的、経済的条件並びに競争的条件についてロッキードに報……

第77回国会 予算委員会 第25号(1976/03/29、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出の昭和五十一年度暫定予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。  私は、討論に先立って一言申し述べておきます。  今日、予算委員会の審議が二十日以上にわたって中断するとともに、四十日間にわたる暫定予算の編成を余儀なくされるというきわめて重大な事態に陥っておりますが、この責任は挙げて政府自民党にあることを指摘しておくものであります。  以下、私は本暫定予算案に反対する主な理由を具体的に申し述べます。  まず第一の理由は、公共事業関係費を貫く基本は、大企業向けの景気対策となっていることであります。  一般会計中、公共事業関係費総額……

第78回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1976/10/29、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 いまの定数是正の問題については、国民の投票価値の平等についての重要な問題でございまして、最高裁の判決をまつまでもなく、憲法に決められている主権者である国民の参政権の平等という面からしても守られなければならない最大の課題だと思うのですね。  そこで、まず衆議院と参議院と分けてこの問題についてお聞きしたいと思うのですが、衆議院の議員定数の是正について、本年の四月の最高裁の違憲判決の後に神奈川三区の有権者の会、それから千葉四区の住民から、相次いで議員定数の不平等を理由とする総選挙公示の差しとめの訴訟が提起されている、このことは御存じでしょうな。  そこで自治省にお聞きしたいのですが、……

第78回国会 地方行政委員会 第2号(1976/10/15、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私も原則的な問題をまず大臣にお聞きして、それから具体的な問題は、それぞれの警察庁の担当の人々に聞きたいと思うのですが、憲法の四十三条を見ますと、「両議院は、全國民を代表する選擧された議員でこれを組織する。」要するに国会議員は全国民を代表して院を構成しておる、こういうことが書いてあること、これは言うまでもなく大臣御承知だと思うのです。国会は国権の最高機関である。その国会議員が担当している当該委員会で、たとえばこういう地方行政なら地方行政委員会でその国政を論ずる場合に、各行政庁にあらかじめ意見を聞くなりあらかじめの調査をする場合に、これは各行政庁としてはその国会議員の要請にこたえる……

第78回国会 農林水産委員会 第4号(1976/10/13、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 大石農林大臣にお聞きしたいのですが、実は長野県の南アルプス・スーパー林道のことについてでございますが、あなたの立場が非常に微妙な立場であるということ、たとえば環境庁長官であったころあなたがストップをかけたこの南ア・スーパー林道について、今度は事業主体である森林開発公団やあるいは林野庁を行政の管轄の範囲に握っておられる農林大臣になった。しかもあなたは、私も承知しておりますが、自然保護議員連盟の会長でもある。こういう微妙な立場からのあなたの発言が実は行政の面で若干混乱を来し、地元でもこの受けとめ方について、これは賛成、反対両方あるものですから、いろいろの立場で受け取っているわけです……


35期(1979/10/07〜)

第90回国会 災害対策特別委員会 第2号(1979/12/06、35期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 御岳山の噴火の問題で、財政的な不時の支出が県並びに関係村から出ておりますけれども、長野県関係は三村ですが、これに対して国としてはどういう対策を講じておるわけですか、あるいは講じようとするつもりですか。
【次の発言】 各関係自治体から、不時の支出に対してはぜひ特別交付税によって見てもらいたいという要望が非常に強く出ておるのですが、この点についてはどうですか。
【次の発言】 そこで結構です。  事情によってどうするというのですか、認めるのですか、認めないのですか。
【次の発言】 起債を認めるということですか。
【次の発言】 何だかはっきりしないのですが、その起債というのはどういう性……

第90回国会 懲罰委員会 第1号(1979/11/29、35期、日本共産党・革新共同)【議会役職】

○林委員長 これより会議を開きます。  この際、一言ごあいさつ申し上げます。  去る十三日の本会議におきまして、不肖私、はからずも懲罰委員長に選任せられました。まことに光栄に存ずる次第でございます。  申し上げるまでもなく、本委員会は、議院の秩序維持と品位並びに規律を保持し、国会の権威を一層高めるため、その課せられた任務はきわめて重大であると思います。  委員各位の御理解ある御支援と、大変御多忙のところではございますが、御協力を得まして、誠心誠意相努めたいと存じます。  何とぞよろしく御指導、御鞭撻のほどをお願い申し上げます。(拍手)

第91回国会 災害対策特別委員会 第3号(1980/03/06、35期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 各省の方々にたくさんおいで願っておりますが、場合によっては、時間がありませんので割愛せざるを得ないかもしれませんが、その節はお許し願いたいと思います。  私は、主として交付税の基準財政需要額の算定における補正係数の問題についてお尋ねをしたいと思うのですけれども、これは自治省の所管になるかと思うのですけれども、寒冷補正における積雪の差による地域区分は無級地から八級地まで九つあるわけですが、これを区分した理由はどういうことですか。非常に初歩的な質問ですが、まず、そこからお聞きしていきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、各級地区分に応じて積雪度の補正係数も当然異なってこなけ……

第91回国会 災害対策特別委員会 第5号(1980/04/24、35期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 当災害委員会というのは非常に広範な災害問題について取り組んでおられますので、私は、きょうは長野県のような山国での道路に伴う災害、この問題について当局に質問したいと思うのです。  一般国道、地方道とも、長野県の場合を見ますと、その改良率は全国平均に比べて著しく低いわけでございます。  五十三年四月一日現在の改良率を見ますと、国全体では一般国道で八六・四%、長野県は一〇%低い七三%、都道府県道では全国五七・二%、長野県ではこれもまた一〇%ぐらい低い四六・一%、市町村道に至っては全国二四・五%、長野県は一七・六%ということになっております。  つまり、長野県の道路改良率が、全国平均と……

第91回国会 農林水産委員会 第12号(1980/03/27、35期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 農水省にお聞きしますが、五十四年度の適用基準糸価について、繭の一キログラム当たりの生産費を修正していますね。統計情報部の繭生産費に対して七九%の修正をして二千百十二円。この七九%の修正というのは、これはどういう根拠で、どういうところからこういう数字が出てくるのですか。
【次の発言】 非常に抽象的で何を言っているかよくわからないのですが、それなら、七九%のいろいろのファクターですね、それを私に提供してもらえますか。なぜ統計情報部繭生産費に対して七九%の修正をしたのかという、このファクターを私に提供してください。そうでなければ、あなたの答弁じゃわかりませんよ。四囲の状況だとか経済情……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 建設委員会 第2号(1980/10/17、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、時間がありませんので、建設行政の中で重要な、近代的な環境整備の上で大きな役割りを果たす下水道問題に限ってお尋ねしたいと思います。  まず建設大臣、おたくの下水道部で編さんした「日本の下水道」というのがございますが、これを見ますと、下水道の普及率が、発達した資本主義国で国民総生産が世界で第二位だというのに、五十四年度末における総人口普及率二八%とあるのですね。ちなみによその国を見ますと、イギリスが九七、西ドイツが八八、オランダが九〇と、日本が際立って普及率が低いのですね。それで国民総生産は世界で第二位だと言っているのですが、これはどういうわけなんでしょうか。どこに原因がある……

第93回国会 建設委員会 第3号(1980/10/22、36期、日本共産党)

○林(百)委員 これは国土庁に聞きますが、三全総で、三大都市圏で昭和五十一年から六十年までの新規宅地必要量というのはどのくらいと見ているのですか。
【次の発言】 では、私の方から申し上げますが、五万九千ヘクタールというように計算が出てくると思うのですが、そうすると、これは年平均にしますと五千九百ヘクタールになるわけであります。今度の農住法で先ほどからお聞きしますと、この十年間で農住組合によって出される土地というのは、大体四千ヘクタールと聞いておいていいのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、三全総で三大都市圏で五十一年から六十年の平均一年に必要なのは五千九百ヘクタールだ。そうしますと、それで……

第93回国会 建設委員会 第5号(1980/10/29、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案されております農住組合法案に対して、反対の討論を行います。  最近の大都市圏の土地、住宅問題をこれほどまでに深刻化させました原因は、自民党政府の長い間の失政の結果にほかなりません。高度成長時代を通じて無秩序な人口の大都市への集中と乱開発を放任、助長して、大企業、大地主の土地等に対する投機的利益を保障して、一方では、庶民には過重な住宅費の負担を負わせるいわゆる持ち家主義、民間自力建設中心の土地、住宅政策を押しつけた結果の破綻は明白であります。  反対の第一の理由は、本来政府が実施しなければならない土地政策は、大企業が三大都市圏市街化区域内で……

第94回国会 災害対策特別委員会 第7号(1981/04/23、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、豪雪となだれによって人命が失われている問題、しかも豪雪というような特殊な条件のもとで作業を強制されまして、そのためになだれに遭って人命が失われているという問題について、労働省や国土庁また警察庁にもお尋ねしたいと思うのです。  去る三月二十五日、富山県中新川郡立山町の関西電力の黒部川の第四発電所で、発電所の取り入れ口の前面堆積土砂の除去工事に携わっていた労働者が、なだれ落ちた雪に巻き込まれて湖水に落ちて死亡するという事故が発生したわけなんで、昨日実は写真をお渡ししておきましたけれども、これは労働省としてもいろいろの通達を出しておるにもかかわらず、それが全く無視されている。こ……

第94回国会 災害対策特別委員会 第10号(1981/08/21、36期、日本共産党)

○林(百)委員 関連質問でございますので二問だけお聞きしたいと思いますが、最初に国土庁長官、これは同僚議員からもすでに質問があったのですが、今度の臨調の性格ですね。憲法では、言うまでもなく前文には、国民は国会を通じて国政を行うということで、そして四十一条には、国会は国権の最高機関であるとなっている。いま臨調がいろいろあれこれ言っていることについては、この国権の最高機関であり国民の行為の代表である国会が、それぞれ苦心惨たんし、ある場合には修正をしたり、ある場合には議員立法をしたり、ある場合には附帯決議などして、そういう国会の国民に対する責任の積み上げとして法律ができているわけですね。それが、何か……

第94回国会 農林水産委員会 第6号(1981/03/26、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、繭と生糸の基準価格の問題についてお聞きしたいと思います。  私は長野県ですが、御承知のとおり繭の生産農家というのは桑しか植えることができないような地域、そういうところで桑をつくり繭をつくっておるわけでありますが、この繭生産農家ほど非常に不利な条件のもとで農業経営をしておる農家はないと思うわけなんです。たとえば統計情報部の繭生産費調査によりますと、一時間当たりの生産労働力の評価は、繭の場合は七百十円、米の場合は千百三円、それから加工原料乳の場合は九百三十五円ですが、一番労働力の評価が低いわけなんです。これは基準糸価を決める場合の生産費も、実際の生産費より下げた生産費を繭の生……

第94回国会 法務委員会 第1号(1981/02/25、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、主として奥野法務大臣に、あなたの現行憲法に対する基本的な考え方を、ことにあなたの主管の行政についての審議をする委員会ですから、率直にきょうはお聞きしたいと思うのですね。  あなたは二月二十日に「週刊ポスト」という週刊誌の記者とお会いになってお話をしていますね。この事実はお認めになりますね。この中で問題になっているのは、「つまり、いろんな意味で現行憲法を見直すべきだ、」ということですかという記者の質問に対して、「そう。民主主義とか、基本的人権とか、平和主義とかいう理念についても、過去をふり返り、もういっぺん深く論じあって、正しい考えを身につけるようにすることが大切だ」、これ……

第94回国会 法務委員会 第3号(1981/03/03、36期、日本共産党)

○林(百)委員 二月五日に、ロッキード事件の全日空ルート公判を審理しておりました東京地裁刑事十二部の金隆史裁判長、五十九歳ですが、地裁内で急死をいたしました。そこで、この裁判の行方はどうなるのか。刑事訴訟法によりますと、被告側の出方いかんによっては、これはどうなりますかわかりませんが、証人の再取り調べまでしなければならないような事態が起こる可能性もある。そういうことになりますと裁判がずっとおくれますし、判決もずっとおくれますけれども、この見通しについてどういうようにお考えになっておるでしょうか。そして金裁判長が、こういう重要な事件を扱っている裁判長がどうして亡くなられたのか、おわかりだったら説……

第94回国会 法務委員会 第4号(1981/03/25、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、きょうは投機、資本主義の制度の中で悪の華と言ってもいいような投機というものの恐ろしさ、これについて質問をしようと思っておるわけなんですが、ことに野放しになっておる外為法の改正に伴う外国の商品取引について一定の規制を加えなければ善良な市民にえらい被害をこうむらせることになるのじゃないか、そういう質問をしようと思っておりましたところが、けさの新聞で、これはれっきとした大きな資本をバックにしておる人物なんですが、札幌トヨペットが倒産してしまった。これは資料金二億円で従業員が一千人だ。倒産して会社更生法の適用を受けるらしいのですが、しかし、それにしても従業員一千人の人たちの生活に……

第94回国会 法務委員会 第5号(1981/04/15、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、日本競輪選手会、競輪界の、ことに会計問題についてメスを入れたい、こういうように思うわけなのです。  きょうは、国税庁の四元さん、警察庁の漆間さん、前田刑事局長もお見えになっておりますが、これは監督官庁が通産省ですから、通産省を主として、監督の権限が十分行使されていなかったということからこういう事態が発生したのではないかということで、事態の内容を主として通産省の車両課長に質問するようになりますが、四元さんも漆間さんも前田さんも聞いていただいて、捨ておきがたいとお考えになる節々がありましたら、ひとつ適当な方法で手を入れていただくし、また私の方でも、場合によっては選手会の方から……

第94回国会 法務委員会 第7号(1981/04/22、36期、日本共産党)

○林(百)委員 最高裁にお聞きしますが、谷合判事補は逮捕で、勾留はまだどうなるかわかりませんか、その辺の見通しは。
【次の発言】 逮捕は、言うまでもなく犯罪を犯したことを疑うに足る相当の理由ということになりますね。その犯罪の嫌疑というのは、令状を出したでしょうけれども、贈収賄、涜職の罪と証拠隠滅もその嫌疑の中に入っているのですか。新聞を見ますと、ゴルフのセットに入れかえがあったとか、洋服が一着が二着だったとかいろいろ言っていますね。そういうことがあるのですか。そうすると、証拠隠滅にも関係してきます。
【次の発言】 逮捕と勾留とは深い関係があるので、そうすると、場合によっては勾留になるかもしれま……

第94回国会 法務委員会 第8号(1981/04/24、36期、日本共産党)

○林(百)委員 今回の商法の改正の前提となっております昭和四十九年の改正のときに、衆議院及び参議院の附帯決議がありまして、それは会社の社会的責任という問題が提起されておるわけであります。  私は、念のためにそれを申し上げますと、衆議院の方の昭和四十八年七月三日の法務委員会での附帯決議によりますと、「会社の社会的責任、大小会社の区別、株主総会のあり方、取締役会の構成及び一株の額面金額等について所要の改正を行なうこと。」それから、「会計監査人の独立性を確保するため、その選任方法等について適切な方途を講ずること。」それから、「商法の運用については、政府各行政機関において連絡を密にしその適正を期するこ……

第94回国会 法務委員会 第10号(1981/05/06、36期、日本共産党)

○林(百)委員 最初にお二人の先生がお話しになりましたように、今度の商法、会社法の改正の基本は、ロッキード事件その他の会社の社会的な指弾を受けるような問題が起きて、それをどのように規制するかということから出ていると思うのですね。それについて、衆議院では、会社の社会的責任を明確にするように改正すること、参議院では、企業の社会的責任を全うすることができるよう株主総会及び取締役制度等の改革を行う、いずれにしても、企業の社会的責任ということが衆参両院で議決されているわけなんです。  法務省民事局からの「会社法改正に関する問題点」、これは先生方に御諮問のときに参考として提出されたと思いますが、これを見ま……

第94回国会 法務委員会 第11号(1981/05/08、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、政治献金について自治省にお尋ねしたいと思うのです。  これについては判例でいろいろ論じられてもおりますが、最近の自民党に対する政治献金、これは表に出ているものきりしかしようがないのですが、幾らになりますか。
【次の発言】 それは幾つからの企業になっておりますか。企業と個人の区別ができますか。できなければできないでやむを得ませんが……。
【次の発言】 これはそういう八十何億という莫大な金が企業から献金されているのですけれども、そこで民事局にお尋ねしますが、これは取締役の善管義務に違反しないでしょうかね。これはもちろん判例もいろいろありますししますけれども、会社の金を特定の政……

第94回国会 法務委員会 第12号(1981/05/12、36期、日本共産党)

○林(百)委員 お尋ねしますが、今度の二百四十一条に、発行済み株式の総数の四分の一を超える株式を持たれている会社は議決権の行使ができないという問題が出ておりますね。要するに株のもたれ合いの問題ですね。これは私が言ってはなんですけれども、どうしてこういう条文が設けられておるのですか。
【次の発言】 それではお尋ねしますが、他の会社の四分の一の株式を持っているという会社は、一部上場会社で何%ぐらいあるのですか。
【次の発言】 結局何%かはわからないということなんですか。四分の一という数字が現実に合っているのかどうか、そういうことをあなたに聞いているのですよ。

第94回国会 法務委員会 第13号(1981/05/13、36期、日本共産党)

○林(百)委員 まず、刑事局長にお尋ねしたいのですが、戦後あるいは戦前、少なくとも私の知っている範囲で現職の裁判官が逮捕されたという例はないわけなんです。ところが、谷合判事補が逮捕された。私がこのことを質問したときに、逃亡はしないでしょうが証拠隠滅のおそれがあるということで、井上弁護士との間でそれぞれの供述が食い違っているから逮捕したというように聞いていたのですが、その後、昨日保釈をした。そういう前例のない逮捕をしておきながら未処分のまま保釈するということは、それなら逮捕しなくても十分捜査ができたのではないかという意見もあるわけなんです。十日の検事勾留が切れて、その間に起訴しなければ保釈すると……

第94回国会 法務委員会 第16号(1981/05/27、36期、日本共産党)

○林(百)委員 これは学者や行政担当の者の間でいろいろと論議が交わされているのですが、法務大臣にお尋ねしますけれども、出入国管理の中において法務大臣の裁量権を行使する点がいろいろあるわけですね。  一例を申し上げますと、「上陸の拒否」の場合に「日本国の利益又は公安を害する行為を行うおそれがあると認めるに足りる相当の理由がある」ときとか、あるいは「永住許可」の条項の中に「法務大臣は、その者が次の各号に適合し、かつ、その者の永住が日本国の利益に合すると認めたときに限り、これを許可することができる。」とか、それから「退去強制」、二十四条の一項四号ですが、  「法務大臣が日本国の利益又は公安を害する行……

第94回国会 法務委員会 第17号(1981/05/29、36期、日本共産党)

○林(百)委員 まず、大臣にお聞きしますが、資料で見ますと、発達した資本主義国でこの難民の地位に関する条約を締結したのは八十一番目になっているわけなんですね。議定書ですと七十九番目ですか。それはアジアでは最初だといいましても、フランスにしても、それからアメリカにしましても、スイスにしても、ユーゴにしても、締結しているのですね。いまに至ってこういう条約を締結するに至った理由はどういうことなんでしょうか。私としては、日本の国としては非常に遅きに失していると思えるのですが、政治的にはどういうようにお考えですか。――いや、大臣に聞いているのです。

第94回国会 法務委員会 第18号(1981/06/03、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、いわゆる原潜の当て逃げ事件とそれからはえなわの切断事件、この二つにしぼって質問をいたしたいと思います。  まず第一に、原潜の当て逃げの問題でございますが、その後日米の外交交渉の間でこの問題についてどのように事実を詰め合わせたのか。たとえば海上保安庁の報告といわゆるアメリカ政府側の中間報告との間に大きな食い違いがありますが、その食い違いを詰めるような話とかあるいは賠償問題についての進展だとか、われわれの調べたところによりますと、日昇丸の乗組員は船がありませんから船に乗ることができない。船に乗っていますと乗員手当というのが月に十五万ぐらい出るのですけれども、それが出ないために……

第95回国会 法務委員会 第1号(1981/10/14、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、最近われわれの社会生活の中で非常にホットな問題になっております暴力団と覚せい剤との関係について、警察庁も非常に熱心にいろいろ研究されているようでありますから、この委員会に、ひとつわれわれ議員に対してもその研究の成果を報告していただきたいと思うのです。  まず問題になりますのは、この十月二十五日に、山口組の組長の田岡一雄氏の葬儀を、稲川組の組長稲川角二氏が委員長になって、神戸の山口会館で行うというのです。いろいろの週刊誌などを見ますと、すでにもう五千部の案内状を一千万ぐらいかけて出しておるというわけでありますが、そうすると、五千人のそれぞれの暴力団の組長が供を連れてくるとか……

第95回国会 法務委員会 第3号(1981/10/23、36期、日本共産党)

○林(百)委員 きょうは供託に関する審議の委員会でございますけれども、ただ、法務大臣もちょうどおいでになりますので、きょうにも差し迫っておる北炭の夕張炭鉱の注水の問題について一、二問しておきたいと思うのです。  これは人命にも関しますし、今後の捜査にも影響してきますので聞きたいのですが、この北炭夕張は、五十九名の家族から注水の同意書を取りつけたと報道されておりますが、これはあくまで注水に対する同意であって、これがあるからといって炭鉱側の刑事責任あるいは損害賠償責任に何の関係もないもの、こう理解しておりますが、法務大臣、いかがでしょうか。

第95回国会 法務委員会 第5号(1981/10/28、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、日本共産党を代表して、供託法の一部を改正する法律案に対して反対の討論をいたします。  本改正案は、明治以来八十年余にわたり実施されてきた供託金に利息を付する制度を、財政再建の名のもとに五十七年から五十九年度の三年間停止しようとしておる内容でございます。  供託金に利息を付することは、供託制度発足以来、制度の本質的な要素ではないとしつつも、供託という制度を国民になじませ実効あらしめるとともに、国は預かった供託金を運用して何がしかの利益を得ているのでありますから、供託金請求権者にその利息を付して還元するのは当然とする考え方に基づいたものであり、このことは一貫して法務省の方針と……

第95回国会 法務委員会 第7号(1981/11/13、36期、日本共産党)

○林(百)委員 いまマスコミでも、また国民の間からも非常に重大な問題になっており、これは法務大臣がお考えになっているよりも格段の関心を呼び起こしておるあの十月三十日の記者会見でのあなたの発言の問題を、私はどうしても究明しなければならないように思うわけですが、一体どういう事情のもとにあなたがこの発言をなさったのでしょうか、その説明をまずお聞きしたいと思うのです。
【次の発言】 それじゃ聞きますが、あなたの人の道に反しないとか人倫に反しないということはどういうことなのですか。あなたの解釈をひとつ聞きたいのです。
【次の発言】 あなたの検察に対する一般的な監督というか、そういうものは検察庁法の十四条……

第96回国会 災害対策特別委員会 第2号(1982/02/25、36期、日本共産党)

○林(百)委員 最初に、運輸省と国税庁の方へお聞きしますが、ホテル・ニュージャパン、この補償問題についてはいまどうなっておりますか。
【次の発言】 運輸省は。
【次の発言】 それで話はついたのですか。
【次の発言】 公旅連の賠償責任保険には幾ら入っているのですか。
【次の発言】 そうすると、二千万で三十二人というと、約六億四千万ぐらいですね。それで、公旅連の賠償責任に一億五千万円近くだと、あとはどういうような財源を支出するように言っているのですか、あるいは聞いているのですか。
【次の発言】 六億二千万近くのもので、保険が一億五千万で、あと五億近くのものについて何も財源について聞いていない。そう……

第96回国会 災害対策特別委員会 第8号(1982/08/04、36期、日本共産党)

○林(百)委員 長崎の水害に続いて十号台風と、国土の荒廃を国民の目の前にまざまざと指し示したものでありますけれども、これは結局国土が荒廃している、国土の河川、道路あるいは鉄道等にいろいろと不十分な点、手抜かりがあるということから、こういうような大きな災害、四百名に及ぶ人命が奪われるというような事態が起きていると思うのですね。  そこで、国土の環境を守り、国民の生活に安全を確保していくという面で、国政の面で一体国土の安全ということをつかさどる主管官庁というのは政府にあるのですか、どっちの大臣に聞いていいのかわかりませんけれども。  たとえば、国土庁長官の権限を国土庁設置法で見ますと、「災害に関す……

第96回国会 災害対策特別委員会 第9号(1982/08/12、36期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して質問させていただきたいと思いますが、私の質問は、毎年毎年同じような、少し雨が多く降りますと水害が生ずるような地域の問題であります。これは建設省がそういうことに対する対応がなまぬるい。予算の関係やいろいろありますから、しかも、全国の中小河川に対する手だては比率も三〇%以下ということでありますから、ここだけというわけにはいかないかもしれませんけれども、しかし、天竜川だとか千曲川だとかこういう一級河川が毎年毎年同じ被害を与えているということについては、建設省も心しなければならないと思うのです。  その一つは、諏訪湖という湖水がありますけれども、これは特殊な湖で、諏訪湖へ流れ込……

第96回国会 農林水産委員会 第8号(1982/03/19、36期、日本共産党)

○林(百)委員 まず最初に、価格問題に入る前に田澤農水大臣にお聞きしたいのです。  一月に行われたアメリカの代表と日本の代表との間の貿易小委員会での会合でアメリカ側はどういうことを言い、それに対して田澤さんは直接そこに出席したかどうか、あるいはどういうことを日本政府としては考えているということをお言いになりましたか、ちょっとここで報告してくれませんか。
【次の発言】 そうすると、ワーキンググループというのは、別に日本の農産物の残存の輸入制限をすべてなくすのだとかそういうことでやるということじゃないのですね。  そしてまた、新聞の報ずるところによると、新東京ラウンドを提唱するということも出ており……

第96回国会 農林水産委員会 第9号(1982/03/23、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、いま日本の農業で非常な重大な問題になっております日米の貿易摩擦、ことに農産物の輸入の自由化の問題について、日本側の政府並びに委員の言うこととアメリカ側の政府並びに委員の言うこととが方々で食い違っておりますので、この点を確かめませんとお互いに国民を欺罔することになりますので、実は十九日の日にもその問題を取り上げましたが、きょう、もう少しこれをただしておきたいと思うわけでございます。  東京ラウンドの交渉の結果、日米間の所管でオレンジとジュースと牛肉の一九八〇年度までの輸入枠拡大が取り決められて、さらに一九八三年から次の一九八四年度以降の取り扱いについては八二年度、ことしの年……

第96回国会 法務委員会 第3号(1982/02/24、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、まず法務大臣の政治姿勢についてお尋ねしたいと思います。  あなたの所信表明の中には、検察庁は常に「国民の信頼と期待にこたえるよう、誠心誠意、その職責を尽くしてまいりたいと存じます」と、こう書いてあるわけであります。それから念のために、あなたが統轄している検察官に対する、修習生に対する教育の要綱を見てみますと、こういうことが言われておるわけであります。「検察官は、常に視野を広め、識見を高めることに努めるとともに、健全な国民感情を正しくつかみ、国民から深い信頼を得るよう絶えず謙虚な反省を行わなくてはならない。」ということを検察官に常に修習生のころから言っているわけですね。  ……

第96回国会 法務委員会 第5号(1982/03/23、36期、日本共産党)

○林(百)委員 最初に、法務省にお聞きしたいのですが、この商業登記法の改正法案をこの時期に提案された理由、これは提案理由の説明やいろいろにもありますけれども、もう少しこれを具体的に、なぜいまこういう改正案を国会へ提案しなければならないのか、そこを説明願いたいと思います。
【次の発言】 この商号の確保の必要性というのはどういうところから出てくるのですか。いまのあなたの説明だと、総会屋が何かそれを利用して不当な利得を得るような蠢動もこれありというような説明がありましたけれども、それが主な理由ですか。
【次の発言】 商法十九条で類似性のものについてはこれを禁止されておるのですが、類似性の解釈の解釈権……

第96回国会 法務委員会 第8号(1982/03/31、36期、日本共産党)

○林(百)委員 最初に、警察庁にお聞きしたいのですが、ホテル・ニュージャパンの問題です。  日本人遺族会の人たちは今月末までに回答を求める、それによって四月上旬に態度を決定するということになっておりまして、ちょうどきょうになるわけなのですが、それと報道の伝えるところによると、十九日に検察、警察の合同会議が開かれているというわけなのですが、言うまでもなく消防法違反で二十数項目、スプリンクラーの問題だとか非常ベルのオフの問題だとか、こういうような問題があって、もはや横井社長の刑事責任は客観的には逃れ得ないように思われるのですが、この点について警察庁の方はどういうようにお考えになっているわけですか。

第96回国会 法務委員会 第9号(1982/04/02、36期、日本共産党)

○林(百)委員 証人の被害についての給付の法律、給付を受ける者の便宜を図るというこの法案については異議がありませんが、この法律は証人の身体または生命に害を加えられたとき初めて発動するので、問題は、身体や生命に害が加えられてしまったんではもう終わりなんで、害を加えさせないようにするのが、ことに裁判所の責任だと思うのですよ。  私の方が法務省からいただいた資料を見ますと、昭和三十四年には京都地方裁判所の舞鶴支部の法廷の廊下で、強盗傷人被告事件の証人である被害者が待機中、公判出廷のために同所に居合わせた被告人から、おまえは警察で不利な供述をしたなといって軽便かみそりで、これは内縁の関係にあったという……

第96回国会 法務委員会 第10号(1982/04/06、36期、日本共産党)

○林(百)委員 本法については、これを制定するときに反対したのは共産党だけで、その反対の理由はすでに同僚議員の質問にも出ておりますが、一つは、船舶所有者等が負うべき責任限度額はきわめて低く抑えられ、被害者の実際の損害をてん補できないことがしばしば起こり得る、そして被害者の損害は、本法に基づく限度額以上のものについては賠償を求める道を事実上断たれる結果になるではないかというのが第一の理由で、第二は、この法律によって保険会社が支払う保険金が、事実上責任限度額に限定されるのではないか、この二つの理由で当時わが党は反対したのですけれども、その後の事態を見ますと、わが党の持ったこの危惧が、必ずしも現実離……

第96回国会 法務委員会 第11号(1982/04/07、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、最近の有力な新聞社の週刊誌に室町産業の問題が取り上げられておりまして、田中角榮の身辺についての納税の問題、あるいは室町産業の宅建業法の免許を取る問題等についていろいろの疑問点を提起して、そしてこういうような重要な問題、かつて総理大臣までした者のこういう重要な疑惑に対しては、国税庁も司法当局も国会も地方議会等もこの問題について疑惑の解明に取り組んでいただきたいという意見があるわけなんで、私は、やはりマスコミは国民を代表したものの意見でありますから、これはやはり国民の大きな疑惑を代表して出されている問題だと思いますので、この点について御質問をしたいと思うわけです。また、政府当……

第96回国会 法務委員会 第14号(1982/04/14、36期、日本共産党)

○林(百)委員 最初に、大臣にお聞きしますが、鈴木総理も、いま行革、それから臨調もあるわけですが、チープガバメント、そのために政治生命をかけてやると言っておられるところなんです。ところが、各官庁の内部を見ますと、先日もありましたように、厚生省の舘山前審議官でございますね、選挙の事前運動に夢中になっているというような状態があるわけなんですが、これは何も厚生省だけにとどまっておらないわけですね。各官庁は、ことに来年の参院選を控えて、自分の省庁出身の議員を議会へ送り込もうということで非常に精力を割いているわけなんですね。  公務員というのはすべて、国民から課せられたおのれの義務の遂行のために職務にの……

第96回国会 法務委員会 第16号(1982/04/20、36期、日本共産党)

○林(百)委員 法務大臣、それから入管局長にお聞き願いたいのですけれども、外国人登録法または入国管理令の中で、近代的な日本として改善をしていかなければならない本質的な問題が含まれているんじゃないかということを、私、つくづく感ずるわけなんです。今度若干外国人登録に関しての拘束を緩めて外国人の権利を広げる方向で進められたことについては、われわれ評価するにやぶさかではありません。しかし、いままで各同僚議員も質問をしておりましたように、登録証の不携帯の問題、それから指紋の押捺の問題等は実際どう行われているかということを、私、ちょっと入管局長にもまた法務大臣にも知っておいてもらいたいと思うんですが、皆さ……

第96回国会 法務委員会 第21号(1982/07/06、36期、日本共産党)

○林(百)委員 最初にお聞きしたいのですが、区裁判所というのが昔ありましたね、われわれは戦前派ですから。区裁判所と簡易裁判所の違いというのはどういうところが違うのですか。
【次の発言】 何か御答弁が、事物管轄的な観点からの答弁のようですが、帝国議会の第九十二回で簡易裁判所を創設する法案の提案理由説明を木村篤太郎氏がやっているのですが、これを見ますと、「簡易裁判所、これは直接民衆に接触する第一線に立っていく裁判所であります。本法の実施後には五、六百の簡易裁判所ができるのですが、裁判の民主化がほんとうに実現できるかできないかということは、この運用いかんによっておると思うのであります。これらの判事に……

第96回国会 法務委員会 第22号(1982/07/07、36期、日本共産党)

○林(百)委員 いろいろの観点から本件が検討されたのですが、私は、政府の正式な態度、要するにアメリカから身柄の引き渡しや捜査協力等の要請があった場合にどう対処するかということがいま国民の重大な関心事でもありますし、当委員会でも論議されました。この点について、七月一日の参議院の予算委員会で鈴木総理が、これは法務大臣にお聞きしたいのですが、「米国から日本政府に容疑者の身柄の引き渡しや捜査協力の要請があった段階で、日本の法律、制度、国益その他総合的な立場から(どう対応するか)判断したい」という判断基準を示しておるわけですが、これは法務大臣、十分御存じだと思いますが、これはどういうことか。この「身柄の……

第96回国会 法務委員会 第28号(1982/08/10、36期、日本共産党)

○林(百)委員 最初に、最高裁判所と法務省民事局の基本的な態度を聞きたいのですが、このたび出されました送達を受ける者の補助者の範囲を広げる、あるいは送達する場所を広げる、それからさらには調書の一部を保留することができるというような改正、これは民事の訴訟関係者、当事者の基本的な権利にかかわる問題であり、こういうものが保障されているからこそ民事訴訟に対する国民の信頼というものがあると思うのですね。  そこで、こういういま提案されているような法案をつくるという発意は、訴訟を扱っている最高裁判所の方から出たのですか、それとも民事局の方の考えで出たのですか、それとも両方の話し合いというか、これはどちらの……

第96回国会 法務委員会 第29号(1982/08/13、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、日本共産党を代表して、民事訴訟法及び民事調停法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  第一は、就業場所への送達手続の新設についてであります。  改正案は、昼間不在者への送達の困難さを理由に、受送達者の住居所への送達の原則を崩しまして、就業場所で送達できるようにしようとしています。これは、日本社会の現状から見て、受送達者が勤務先においてプライバシーを侵害され、ひいては信用評価を低下させられ、さらに債務者等受送達者に心理的圧迫を加える手段として利用される危険性もあるのであります。従来からわが党が要求している裁判所の人的、物的充実を図れという道理ある主張に耳をか……

第96回国会 法務委員会 第30号(1982/08/19、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は、三点ほどの質問があるのですが、第一は靖国神社の参拝の問題で、マスコミなども非常にいろいろ取り上げているわけなんですが、最初に文化庁の宗務課長にお聞きしますが、靖国神社というのはどういう性格の神社なんですか。そしてそれは文化庁の行政的な監督は受けているのですか、いないのですか。
【次の発言】 「明治天皇の宣らせ給うた「安国」の聖旨」というのはどういうことですか。どう解釈していますか。「明治天皇の宣らせ給うた「安国」の聖旨」と書いてあるのですが、要するにこれは明治天皇の発意に基づいてつくられたのですか。
【次の発言】 これは宗教法人なんですが、文部省の宗務行政とはどういう関係……

第98回国会 災害対策特別委員会 第3号(1983/03/24、36期、日本共産党)

○林(百)委員 最初に、都市化に伴う災害の多発、この根本的な原因と防止策について政府にお尋ねしたいのですが、昨年七月の長崎県下の集中豪雨では、土石流やがけ崩れ、地すべりなど土砂の災害による死者、行方不明者が二百十五名、これは長崎県下全体の死者、行方不明者の七二%に及んでいるのですが、災害白書によりましても、昭和五十三年から五十六年の災害による犠性者のうちその三二・四%は土砂崩れなどによるもの。要するに、土砂災害というのは近時非常に顕著になってきたのですが、この洪水災害とともに土砂災害、また洪水災害についても浸水面積に対する被害家屋数の比率が非常に急増してきておりますが、このような土砂災害、洪水……

第98回国会 災害対策特別委員会 第4号(1983/05/19、36期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほど同僚議員から、本件が激甚災害の適用になるかならないかの問題で、宮城県の宮城郡の利府町の数字が出されたのですが、ちょっとこれ、同僚議員の理解されるところと私の理解するところと異なる点があるのです。  まず、これは林野庁にお聞きしますが、全国生産林業所得、ごく最近のものでいいのですが、幾らになっていますか。
【次の発言】 そうすると、局地激甚災の指定基準、これは中央防災会議で決定したのですが、その〇・〇五%というと幾らになりますか。
【次の発言】 〇・〇五%ですよ。
【次の発言】 そうすると、きょう消防庁から出されました本件の災害火災の損害額六十四億九千万、約六十五億ですね、……

第98回国会 法務委員会 第4号(1983/03/22、36期、日本共産党)

○林(百)委員 最初に最高裁の民事局長にお聞きしますが、例のいま長野地方裁判所の所長をやっている西山君ですね、あの君が熊本の所長をやっているころに出した文書で、いわゆる西山文書と言われるものがありますね。新聞で大分いろいろ書かれておりますが、あれを最高裁ではどういうように受けとめているわけですか。
【次の発言】 しかし、問題はいろいろあるのですけれども、西山いま長野地方裁判所所長ですが、経歴を見ますと、最高裁の民事局長、行政局長、現在長野地方裁判所の所長。こういう経歴を持った人が自分の所轄内の裁判官会同、書記官会同にこういう書面を出しておるということは二つの問題があって、一つは憲法の七十六条で……

第98回国会 法務委員会 第5号(1983/03/23、36期、日本共産党)

○林(百)委員 もう時間も大分過ぎましたし、皆さんお疲れですから二問だけ許していただきたい。  最初に岡村参考人、先ほどから再犯という問題が出て、少年院に入った人でも再犯がある、パーセントは低いようですけれども。しかし、菊地参考人のあれですと、大分多いという数字が出ておりますが、これは少年院での矯正教育が十分なされていない――本音とたてまえというのがありまして、表は改悛したように見えるけれども、本当は改悛しないままに出されてしまう。それが社会へ出ると再発してくるというのか、あるいは少年院にいる間は本当に善良な少年に戻ったのだけれども、出てきた社会が冷たいために再び非行を犯すような気持ちになるの……

第98回国会 法務委員会 第7号(1983/04/15、36期、日本共産党)

○林(百)委員 本法案は、マンションというような近代的な、民法の制定のころ想像もしなかったようなこういう新しい住宅の方式が出てまいりまして、それに対する法的な規制をするということなものですから、いろいろ問題点があるし、それからどういう意味か、その規定づけもなかなかむずかしい点もありますし、それから行政的な部面で指導しなければならない部分も出てきますので、法律的にだけ割り切れるかどうかという問題もあると思うのです。  私は、最初に建設省の方にお尋ねしたいのですが、専用使用権というのがありますか。これは、敷地や建物の一部に特定の区分所有者かあるいは分譲業者が専用使用権を持っている。たとえば自動車の……

第98回国会 法務委員会 第9号(1983/05/18、36期、日本共産党)

○林(百)委員 私は再審の問題について御質問したいと思います。  ことに死刑の確定判決を受けている者で再審の開始決定を受けている、また、近く免田事件のごとく再審の一審判決があるという者に対して身柄をどうするかという問題は非常に重要な問題であると思いますので、その点を質問したいと思います。  まず最初に、死刑囚というような、人の生命を抹殺してしまう、それがしかも、検討した結果、根拠がなかったというような重大なことが警察、検察庁、裁判所によって行われているということに対する重大な自己批判を求めなければならないと思います。  ちなみに、免田栄君の警察における取り調べの模様を本人の手記によって見てみま……

第99回国会 災害対策特別委員会 第3号(1983/08/04、36期、日本共産党)

○林(百)委員 最初に大臣にお尋ねしますが、私の方の党も、被災者の方々、ことに亡くなられた方々に心からの弔意を表しますと同時に、直ちに実地調査をいたしまして、七月二十九日に総理大臣あての申し入れ書を後藤田官房長官にお渡ししました。この中に八項目の申し入れがありますが、きょうの各委員の質問の結果について二つほどお聞きしたいことがあるのです。  この私たちの申し入れの第五項に、「災害復旧については、査定を被害に即してすみやかに行い、「局地激甚災害」として指定し、国の財政援助を強めること。」こういう項目がありまして、これに対して官房長官は、局地激甚の災害については、各省をいま督励をし、その調査を進め……

第99回国会 法務委員会 第2号(1983/08/10、36期、日本共産党)

○林(百)委員 最近マスコミなんかで騒がれていますが、靖国神社への公式参拝の問題です。これは憲法二十条との関係で、国家護持というようなことで、神道が国家の事実上の唯一の宗教になって、天皇が現人神となって、それがもとになって戦争の精神的な動員の基礎になったということで、これは軍国主義の復活と重要な問題が絡んでいるのでマスコミ等も取り上げていると思うのですが、法制局の見解は、公式参拝については憲法違反の疑いがあるのでというような解釈だというのですが、法制局の見解をここで改めて聞かしていただきたいのです、靖国神社の公式参拝について。
【次の発言】 それは宮澤官房長官の考えですが、法制局が法制的な考え……

第100回国会 災害対策特別委員会 第2号(1983/10/05、36期、日本共産党)

○林(百)委員 三宅島の噴火の災害については、もう各委員が微に入り細をうがった質問をされておりますが、私の方は昨日対策委員会を設けまして、ちょうど長官が現地に行かれておりましたので、宮繁事務次官に次の四項目を申し入れたのですが、ここできょう政府から説明を受けたものと大体似たようなものであります。  第一は正確な被害状況を速やかに把握すること、それから第二は被災者の避難と食料、衣類の確保など救済策に万全を期すること、三は応急の仮設住宅を建設すること、四は子供の教育を確保して、子供の教育に差し支えのないようにしろという四項目を、とりあえず申し入れておきましたのですが、これらのことは具体的にいまどの……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 災害対策特別委員会 第10号(1984/09/27、37期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 まず、これは気象庁の予知連の方かと思いますが、本件の直下型地震でこのような五百万立方メートルとか、そう言いますと霞ケ関ビルの九・七倍の量の土石流が崩壊しているわけですけれども、これは何が原因でこういうことになったのか。その辺はあれですか、政府あるいは政府の管掌しておる委員会でも結構ですが、結論は出ているのですか、説明願いたいと思います。というのは、学者がいろいろな説を述べていますね、断層だとか、断層でもどの断層であるとか。
【次の発言】 断層という意見もありますし、あるいは牧尾ダムとの因果関係だという説もあるのですが、その辺のことは断層があるということでいいのでしょうか。断層が……

第101回国会 法務委員会 第3号(1984/03/02、37期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 法務大臣にお尋ねしますが、法務大臣の所信表明の中で基本的人権を守り、法秩序を維持するために全力を尽くすとおっしゃっておるわけなんです。  それで、昨年の暮れの総選挙の結果自民党が三十五議席を失ったということは、要するに田中問題に対する、ああいう一国の総理大臣が外国の企業からわいろをもらって、それに対して依然として与党の中で大派閥をつくって政府に陰の支配力を持っているというところ、これに対する主権者である国民の厳しい批判があったと私は思うのですよ。だからこそ中曽根総理も、田中元総理の政治的影響を排除する、こういうように言っているわけなんです。ところが、あなたの前の法務大臣の秦野君……

第101回国会 法務委員会 第4号(1984/03/09、37期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、サラ金の問題が非常に重要な問題になっておりますので、それと裁判所の人員の問題とを締め、さらに我々の議員の生命にかかわる昨日の宮澤氏の傷害事件について、犯人がかつて武富士というサラ金会社に勤めていて恐喝をしてやめたということがありますので、これはただ我々の議員の生命に関する重大な問題でございますので、緊急に一言だけしておきたいと思うわけです。  先ほどから同僚議員が、民事事件が非常にふえているということでしたが、私はサラ金二法に限って事件数をお聞きしたいと思うのです。  クレジット会社関係は主に督促事件となって民事事件であらわれてくると思うのです。それから、サラ金は調停事件……

第101回国会 法務委員会 第6号(1984/04/04、37期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、今問題になっております福島交通の問題について質問をいたしたいと思うのです。  ということは、事は軽視できない事態に立ち至っております。例えば、これと関係のある者の名前としては、現総理の中曽根氏を初めとして、元総理の福田赳夫氏、岸信介氏、それから田中角榮氏等の名前も出ておるようです。また現閣僚では、安倍晋太郎氏、竹下登氏、渡部恒三厚生大臣が出ておりますし、また議員としては、自民党の首脳部の、総務会長の金丸信氏、天野光晴氏、加藤六月氏、三塚博氏等が出ております。それから政治家が関係しているということで伝えているのは、那須町の国有林の問題だとか、あるいは白河駅前の用地を約八千平……

第101回国会 法務委員会 第8号(1984/04/11、37期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、裏磐梯自然公園の猫魔ケ岳のスキー場の新しい施設について、これは御承知のとおり今問題になっております福島交通が一枚かんでいるわけなんですが、私が調査した現地の動きと私が管轄である環境庁や林野庁とに問い合わせした実情とは大分がけ離れておりまして、正確な事実を現地に知らしてやらないと妙な政治的な策動が介入する可能性が非常にあると思うのですが、猫魔ケ岳の新しいスキーリフトの建設について環境庁の方へは手続は今どういうことになっていますか。あるいはどういう経過を御存じですか。
【次の発言】 何回か陳情を受けているのですけれども、環境庁への正式な申請か何かあるのですか。ということは、現……

第101回国会 法務委員会 第9号(1984/04/13、37期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 今度の国籍法の改正はいろいろの要点がありますけれども、一つは二重国籍の回避、男女平等の立場に立って国籍の選択という問題が出てきて、二重国籍の裏返しとして国籍の選択という問題が出てきているわけですが、このような問題は国際的な関係を持ってきますので、国籍の選択だとかあるいは二重国籍の回避で、外国の国籍から離脱するとかあるいは外国の国籍に入るとか、こういうような問題で外国との関係で非常にいろいろな問題が考えられるわけですね。こういうことについては、この立法について外務省との間に十分な調整をしてからつくられたのですか。
【次の発言】 この問題については、それぞれの法曹界でも問題にしてい……

第101回国会 法務委員会 第11号(1984/04/18、37期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 ちょっと今の伊藤君の質問で、我が党をよく御存じなく、またよく勉強もしなくて批判をやたらにされている嫌いがありますので、これは最高裁にお聞きしますが、共産党はある労働組合に特定の政党を組合として支持をしろなどという方針を出したことはありません。また全司法が共産党を支持するというようなことを運動方針か組合規約に書いてあるようなことがありますか。そういうことを聞知したことはありますか。最高裁来ていますか。帰ったのかな……。法務大臣、知っていますか。全司法が共産党を支持するなんて聞いたことありますか。最高裁がいないのならやむを得ません。とにかくああいう質問をされることは共産党としては断……

第101回国会 法務委員会 第13号(1984/07/04、37期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私もたびたび当委員会で質問しておりますが、例の福島交通の小針社長の件ですが、時間の関係で私の方で整理して図面にしてまいりましたので、委員長、それはいいでしょうか。時間がないものですから、一々聞いているわけにいきません。
【次の発言】 私たち共産党の調査団は、実は六月の五、六、七日、福島市、白河市、それから郡山市等へ行って福島交通の問題についていろいろと調査をし、さらには裏磐梯の国立公園へも行きまして調査をしてまいりました。殊に新白河における担保のための土地というのも見てまいりましたけれども、全く担保力のないようなものを日債銀に担保として提供して、約七百億近くの金を借りているとい……

第101回国会 法務委員会 第15号(1984/08/01、37期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 最高裁判所、来ていますね。御存じのとおり再審によって死刑の判決が確定した者が無罪になる。最近は松山事件もあったのですが、現在の刑事訴訟法では、まさか死刑確定した者が無罪になるということを想像し予想しての法的な完備はされていないので、いろいろの点で問題が出てきているわけです。いろいろ問題があるうちの一つとして、再審の費用の補償の問題について、再審の請求審の薮用が全然認められておらないという点について、これは免田事件の弁護団も声明を出しているのですが、どういう点について何かお考えになっていますか、何とか改善しなければならないとか、あるいはこういうことをしなければならないとか。

第102回国会 災害対策特別委員会 第7号(1985/08/06、37期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 これは国土庁長官にお尋ねすることだと思いますが、本件の特に松寿荘のお年寄りが二十六名命を落としたという、これは人の命は地球の重さにもかえられないと言われますけれども、いかにお年寄りといえども二十六名の人命が亡くなったのですが、この責任は一体どこにあるのですか。被災者のところに知事が行って、これは天災だからと言ってうそぶいていて非常に大きな批判を受けて、そこで直ちに抗議を受けたのですが、一体どこが責任を直接的には負うのですか。――いや、長官に聞いているんだよ。国土庁長官に聞いているんだよ。(「いいよ、そんなのは」と呼ぶ者あり)よかないよ。


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第2回国会 図書館運営委員会議院運営委員会連合審査会 第1号(1948/02/03、23期、日本共産党)

○林(百)委員 第六章の第十五條の第一号に、「要求に應じ、両議院の委員会に懸案中の法案、又は内閣から國会に送付せられた案件を、分析し又は評價して、両議院の委員会に進言し補佐するとともに、妥当な決定のための根拠を提供して援助すること」とある。事務局には法制部、調査部があるのですが、図書館の方でまたこういうことになると、この関係はどうなるのですか。重複してくると思うが……。
【次の発言】 今中村委員長の言われた点ですが、今の法制部が不十分だということで議院運営委員会へ社会党と共産党の方から法制部の拡充というのが草案で出ておるのです。そこで結局図書館としては、その法制部の活動に必要な資料を提供するの……

第2回国会 通信委員会公聴会 第1号(1948/06/14、23期、日本共産党)

○林(百)委員 土橋君にちよつと聽きたいのです。土橋君は先ほど本年度の芦田内閣の予算の面からも無理だという話が出てきましたが、本年度の予算の労働者の賃金ベースが三千七百円ベースになつております。これは一般の物價が〇・七すなわち七割値上げ、それからやみが三・六%上りという見透しで、おそらく今年度予算の年間においては諸物價は平均七割、やみは三・六%しかしり得ないだろうということから、三千七百円ベースの基準が出ておるのでありますが、鉄道運賃の三・五倍、郵便料金の四倍の値上げというものが、おそらくこの三千七百円ベースの基礎である諸物價の騰貴率に非常に大きな変更を來して、インフレーシヨンを高進して、三千……

第2回国会 通信委員会財政及び金融委員会連合審査会 第1号(1948/06/09、23期、日本共産党)

○林(百)委員 私の質問はあらためていたしますが、今の説明だけについて……。鉄道運賃が大体三・五倍になつておりますが、それが國会においてその通りにいかない場合には、この予算がまた組替えられるのかどうかという点が一つ。  もう一つは、減價償却ですが、これは新しく通信料金を上げれば拂うし、上げない場合には拂わなくていいということになつておるようですが、減價償却は必ずしも拂う必要がないもので、ただ余裕があれば拂えぱいいという性質のものかどうか。この二点をとりあえずお聽きいたします。
【次の発言】 今の点に関連しておりますが、この通信事業の現状といういわゆる通信白書によりますと、一人当りの仕事の量と人……


24期(1949/01/23〜)

第6回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1949/11/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 小さい税金も苛斂誅求になるし、九〇%の税金も苛斂誅求になり得ない場合があるということ、これは具体的に言うと、どういうことをいうのですか。
【次の発言】 そこで今度われわれの委員会へ提案されました税制改革の柱は、三つあると思うのでありますが、一つは源泉徴収、これは勤労所得でありますが、源泉徴収の自然増が百四十九億あるわけなんです。源泉徴収の自然増が百四十九億あるということは、名目賃金がずつとそれだけ上つて来ておるのか、あるいは名目賃金はそう上らなくて、退職金というような不時な課税対象がふえたために、本年度の上半期で源泉徴収の勤労所得が、百四十九億の増徴というのが出たのか。まずこの……

第7回国会 大蔵委員会農林委員会運輸委員会電気通信委員会連合審査会 第1号(1950/03/27、24期、日本共産党)

○林(百)委員 そうです。国務大臣としてお聞きしたいのです。アメリカからの援助資金は、ヨーロツパの各国を見ますと、これが贈與になつていたり、あるいは貸付としてされたり、また貸付と贈與と両方含んでいる場合もありますが、日本政府としては、このアメリカからの援助の物資は、一体贈與と考えているのか、あるいは貸付金と考えているのか。将来どう処置するつもりですか。
【次の発言】 この問題をお聞きするのは、この援助資金の一つの変形として見返り資金ができておるので、それでもし将来日本の国の借入金だ、借金だということになるならば、われわれは借金なんだから、その借金をどう使うかということは自由で、返しさえすればよ……

第7回国会 内閣委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1950/04/15、24期、日本共産党)

○林(百)委員 こまかい点からだんだん聞いて行きたいと思うのですが、この第七條の「警備救難部においては、左の事務を掌る。」の二に「天災事変」とありますが、事変という意味は何ですか。
【次の発言】 暴動及び騒乱ですか。
【次の発言】 具体的にはどういうことです。
【次の発言】 だからその大きく治安が乱されるということは、具体的にどういうことなんですか。従来の例でもいいですから、言つてみてください。
【次の発言】 しかしこのたびのこの改正法案なり、あるいは海上保安庁の最近の一貫した方針としては、治安の確保、事変に備えるということが中心になつておるように思われます。たとえば十六條にも、「犯人を逮捕す……

第7回国会 予算委員会公聴会 第1号(1950/02/10、24期、日本共産党)

○林(百)委員 近藤教授にお聞きいたしたいと思います。  先ほど輸入食糧の問題が、日本の農業に非常に大きな圧迫を加えることになるだろうというお話がありました。これは事実われわれもその通りだと考えておるのであります。大体二十六年度の持越し主要食糧は、二千万石を越えるというように政府では説明しております。そうしますと、日本の主要食糧の半分が輸入でまかなわれておることになります。政府は日本の食糧だけではまかなえないから、やむを得ずやつておると言つておるのでありますが、教授の考えでは、日本の農民が、農業の改革あるいは肥料の適正なる配給その他によつて、大体日本の必要な食糧をまかなえるようになると思うかど……

第7回国会 予算委員会公聴会 第2号(1950/02/11、24期、日本共産党)

○林(百)委員 本年度予算の歳出で、一番大きな要素になつておりますのが国債の償還、大体一般、特別両会計十二百億ほどでありますが、法的に今年度で期限が切れるのはわずか八億ばかりでありますが、あとは期限の来ないのまで全部償還するのであります。ところが大体市中銀行の手持ちが六百億くらいと言われておりますが、この千二百億の国債を償還することによつて、金融界にとつてはむしろ将来担保がなくなつてしまう。もう一つはこの市中銀行の国債償還にまわされた金が、はたして産業資金としてさらに市中銀行から各産業資本の方へ流れるかどうか、この点が非常な大きな問題に今年度予算ではなつておるのであります。この点についてあなた……

第7回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1950/02/18、24期、日本共産党)

○林(百)委員 今の小峯主査の質問に関連してお聞きしたいと思いますが、金融債の見返り資金引受けですが、これは金額はとりあえずどのくらいですか。
【次の発言】 簡單でよろしいが、五百二十億の金融債を発行する。これについて見返り資金が引受けるのはどれくらいと見ておりますか。
【次の発言】 そうすると株を引受けるのですが、それはどのくらいと見ておられますか。
【次の発言】 先ほどのお話ですと優先株引受けという形になるとお聞きしましたが、その点はどうですか。
【次の発言】 法案がまだ出ませんが、実はそこを少しお聞きしたい。その優先株と償還株ですが、優先的に償還するのだと思います。従来の優先株は配当だけ……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第2号(1949/12/19、24期、日本共産党)

○林(百)委員 先ほどから問題になつておる根本は、やはり政府が公労法の十六條の第二項の国会に対する承認というのは、裁定そのものの承認ということであつて、その裁定に盛られでおるところの予算の裏づけが全然されておらない。どの程度は公社が出せる。どの程度は公社が出せなくて、国会の審議をまつて、政府が出すべきものだ。かりに政府が出すべきものだとすれば、どういう方法によつて出すということを政府は考えておるから、この点についてこれがむりか、あるいはむりでないかということを国会に審議してもらいたいということが出ていなくて、ただ裁定自体が国会に出ておる。四十五億企業の中からは支出が不可能だから、国会に考えても……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1949/12/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 池田大蔵大臣にお聞きしたいのですが、本朝の新聞に、あなたは吉田総理の代理として、国鉄裁定の問題並びに公務員の年末手当支給の問題について、マッカーサー元帥に懇請の書簡を出した、それから十八日に至つてブッシュ代将から返事が来たということの記載がありますが、これが事実かどうかということをまずお伺いいたしたい。
【次の発言】 その書簡の内容について、もう少し詳しく本委員会において、仲裁委員会の裁定の問題についてはマッカーサー元帥にどういう懇請をしたか、具体的数字をもつて御説明願いたい。
【次の発言】 そうすると、この裁定の内容については、何ら懇請をしておらないというように解釈をしてもよ……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第5号(1950/04/28、24期、日本共産党)

○林(百)委員 大屋運輸大臣が時間の関係があるそうですから、四点ほどお伺いしたいのですが、第一は、大屋運輸大臣としては、国鉄の職員並びに従業員の諸君が、現在の経済的な情勢のもとで、六千三百円で生活ができ、しかも自分の與えられた任務に十分専心できる給與の條件であると考えているかどうか、この点をますお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そこでこまかいやりとりはやめるとして、実は裁定書の中でも百八十億の特別補充取替費の方から融通しろということもありますし、また人件費、石炭費の方からも、節約をやろうと思えば、できるはずなのであります。そこでこれに対して政府が拒否した理由は、明らかに賃金を上げないとい……

第9回国会 地方行政委員会人事委員会文部委員会労働委員会連合審査会 第1号(1950/12/02、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議事進行について……。実は予算委員会でこういうことが問題になつているのです。あなたの方の委員会で、地方公務員のベースの問題と、教員のベースの問題、地方財政の問題で、どうしても政府の最初の原案に少くとも八十八億、これを予算的な措置をしてもらわなければならぬ。これは合して百二十三億になるのですが、この決議をされて、これが予算委員会に申入れられたわけです。予算委員会としては、これは真劍に取組んでいるわけです。実は地方財政委員会で、超党派的に自由党をも含めて決議されたという例はないのでありまして、普通ですと、よその委員会から申入れがあつたとこうで、形式的にそれは参考までに聞いておこうと……

第10回国会 予算委員会公聴会 第1号(1951/02/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 一つだけ公述人にお聞きしたいのですが、吉田・ダレス会談あるいはそのほかの情勢から言いまして、日本の国が安全保障の方法をとる、安全保障のためには自衛権を考えなければならぬ、自衛権のためには再軍備が必要ではないかということを一部の人がとなえ出して参りました。そこで再軍備の問題が具体的な日程に上つて来るのではないかと思います。これはそれぞれ立場の違う人はあります。この点についてわれわれは反対しておりますけれども、やはり一部の人たちから再軍備論がとなえられておりまして、これは非常に具体的な日程に上つて来た。そこで、もし再軍備が必要だというようなことになりました場合には、本年度予算の中に……

第10回国会 予算委員会公聴会 第2号(1951/02/17、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ちよつと公述人の御意見を伺いたい。為替の決済関係でありますが、今は御存じの通り、貿易によつて、ことに輸出によつて獲得したドルを日本政府が自由にするわけに行かないで、外貨としてスキヤツプ名義で外国銀行へ預金されているので、それとは別個に、外為で金のやりくりをするというようなことから、御存じの通りインヴエントリーというような方法まで講じられているわけでありますが、この為替の決済関係について何か、御意見があるか。これは一日も早く正常な形にもどした方が、貿易業者としても都合がよいと思いますが、この決済関係で何かお困りになつていることだとか、希望だとか、そういうようなものがあつたらひとつ……

第10回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1951/02/20、24期、日本共産党)

○林(百)委員 建設省の方にお伺いしたいのですが、国民の生活に一番切実な影響を及ぼす最近の災害の累増の問題ですが、本年度予算を見ますと、災害復旧費は四百億になつておりますが、大体毎年平均災害は実損でどのくらい出ておりますか、まずその数をお聞きしたい。
【次の発言】 そうすると、千億の被害が起きるのが、わずか四百億ですと、あとはどうなるわけですか。
【次の発言】 時間がありませんから、私の方からも資料を申し上げますが、あなたの言われた三〇%、五〇%、二〇%というのは昨年までの方針で、本年度は災害の起きた初年度にます一五%片づけて、翌年一九%、三年目には一八%、大体五二%、二年間で片ずけ、あとは逐……

第10回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1951/02/21、24期、日本共産党)

○林(百)委員 内閣の関係で終戰処理費のことを聞きたいのです。特調の長官はおいでになつておりますか。なるべくひとつ事情の許す限り詳しく御説明願いたいと思いますが、予算のうちでほぼ二割を占めている一千億に及ぶ終戰処理費は、われわれには非常にうかがいがたい状況でありますので、なるべくひとつ国民にかわつて詳しく聞いておきたいと思います。そこで終戰処理費の内容ですが、昭和二十穴年度予算の、部款項目にわけたのはおわかりですか。総司令部費、副官部費、兵器部費、技術部費というのは全部おわかりですか。
【次の発言】 そうしますと、終戰処理費の事業費、業務費、それから解除物件処理費、部隊事業費、これをまずお聞き……

第12回国会 外務委員会農林委員会連合審査会 第1号(1951/11/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 関連して、官房長官にお聞きしますが、麦の方は本年度内にできて、米の方は来年度に延ばさなければならない、その事情はどこにあるのですか。政府としてはなるべく早くおやりになるのが公約だと思うのですが、延ばすに至つた事情は、どういう事情にあつたのですか。
【次の発言】 さつきの私の質問に官房長官は答えられなかつたのですが、麦は本米穀年度内に統制撤廃したい、米は来米穀年度、十一月ごろとおつしやいましたが、主要食糧の統制撤廃の問題については、国民も非常な関心を持つておりますから、ここで話せる限りの詳しいことを話していただきたいと思うのですが、ドツジ氏と政府との交渉では、結局米の統制撤廃はし……

第12回国会 外務委員会労働委員会連合審査会 第1号(1951/11/07、24期、日本共産党)

○林(百)委員 ILOの総会に出席して帰つて来た総評の島上君の帰朝談の中に、英国の代表は日本政府の労働政策が反動化しないということを条件として、ILO総会において日本の加盟を支持した。各国の代表とも日本の軍国主義の復活を非常に杞憂しておつた。従つて英国の代表は、日本の政府代表に対して次の三点を質問した。第一は、日本政府はすべての人民に言論と集会の自由を与えておるかどうか。第二は、公務員の団体交渉権、政治活動の制限は憲法違反ではないか。第三は、労働基準法を改悪すると言われているが事実か。この三点の質問を英国代表から受けたということが、島上君の帰朝談に載つていますが、この点について、ILOの総会に……

第12回国会 内閣委員会外務委員会連合審査会 第1号(1951/11/14、24期、日本共産党)

○林(百)委員 北澤委員も非常に情報文化局を重視しているのでありますが、われわれの方もまたこの部局を非常に重視しておるのでありまして、どういう宣伝をするかということは、非常に重大な問題だと思うのであります。そこで新聞、通信、放送その他の方法によつて、対外政策及び国際情勢の対内報道といいますが、この対外政策というのは日本の吉田内閣の対外政策のことを言うのであるか。
【次の発言】 政府というのは、ただいまですと吉田内閣の対外政策ということになる。これが非常に反共的な政束の放送、あるいは調査ということになる危険が非常にあると思うのであります。そこでさらにこの問題を突き詰めて行きますと、対外報道という……

第12回国会 内閣委員会地方行政委員会農林委員会人事委員会運輸委員会労働委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1951/11/09、24期、日本共産党)

○林(百)委員 時間がありませんから簡単に問題点だけ聞いておきたいと思います。まず保利労働大臣にお聞きしたいのですが、保利労働大臣のお考えですと、今度の行政整理の実員はどのくらいになつておりますか。
【次の発言】 ちよつと橋本さん、大分食い違いがある。保利労働大臣は、大体今度の行政整理の実員は六万人と言つているのです。あなたの提案理由だと八万七千、それから二十六年度の補正予算によりますと九万二千になつているが、幾ら首を切るつもりなのですか。今あなたが向うで話している間に保利さんは六万だと言つている……。
【次の発言】 橋本さんにお聞きしたいのですが、あなたの八万七千九百十五人というのは実定員で……

第13回国会 外務委員会水産委員会連合審査会 第2号(1952/06/11、24期、日本共産党)

○林(百)委員 扱いについて……。今自由党の水産委員の方から、外務委員会の扱い方についてお話があつた、私は実は初めて聞いたのですが、與党の諸君すらあれほど反対するのだから、これは重要な問題であることは間違いないと思います。與党の委員としてあれだけのことを言うということは、よほどの決意とよほどの問題の重要性があるから私は言われることだと思います。実は珍しく敬意を表して葬聴していたのでありますが、そこまでまず第一に委員長にお聞ぎしたいことは、あすお上げになるというようなことがあるのですか、その通りでございますか。
【次の発言】 それから第二は、これはやまり業者の人たち、それから国際法の学者の人たち……

第13回国会 外務委員会法務委員会連合審査会 第1号(1952/03/26、24期、日本共産党)

○林(百)委員 議事進行……。
【次の発言】 議事進行だよ。
【次の発言】 今の問題ですが、非常に重要なことですから私も次官にお聞きしたいのです。大韓民国政府というのは朝鮮全体を統治の対象にしている、それは国連も認めていると言うのですが、国連がいつ、大韓民国が北鮮をも含めて朝鮮全体の政権であるということを認めたか、その根拠を私は示してもらいたい。現に国連軍としては金日成将軍を相手にいろいろ交渉しているということになると、それは金日成という人は一体どういう資格なのか。(「暴徒だ」と呼ぶ者あり)やじに暴徒というのがありましたが、ここで自由党が言つております。それは記録にとつておいてもらいたい、国際……

第13回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1952/02/22、24期、日本共産党)

○林(百)委員 電通関係の方にお聞きします。今度見返り資金を債務として返済しなければならないということになつておりますが、電通関係に投資されている見返り資金については、将来もし返済するということになると、どういう方法でこれを返済することをお考えになりますか。
【次の発言】 そうするとこの見返り資金は、日本の電通事業における外国資本の持分という形で、将来これが発言権を日本の電気通信事業に持つて来るということは考えられませんか。たとえば一九四九年にCCSから出している不還負債証書というような形にして、讓渡を自由にするという形で、電気通信事業を見返りとして出された負債証書を、見返り資金担当分だけアメ……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1964/05/21、30期、日本共産党)

○林委員 関連して。農林大臣は時間で帰られるそうですから、二、三関連質問をさせてもらいたいと思います。  内閣提出の目下審議しておりますこの法案については、それぞれの立場の人がそれぞれの意見を持ち、質問していると思うのです。私はこの最終的な需要者である農民の立場から、大臣にお聞きしたいと思いますが、最終の需要者である農民の立場に立った場合に、このいま審議しておる法案は、現行二法よりどのような利点があるのか、あるいはこの現行措置法が取りきめがなくして空白になった場合に比べて利害得失はどうなるのか、ひとつ大臣の考え方をお聞かせいただきたいと思います。

第46回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1964/02/21、30期、日本共産党)

○林分科員 私は、まず最初に、現在非常に不安をかもし出しておる米の配給状態について農林当局からお聞きしたいと思うわけです。  米の需給関係が窮迫しておるということで国民が非常に不安に思っておるわけでありますが、それに対して、昭和三十八年度の米の需給関係について、大臣としてはどのような手を考えておられるか。こまかい数字は事務当局から聞くことにして、大臣としては行政上どういう措置をとられておるか、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 配給米の中へ、従来の内地米の配給量の中へ徳米あるいは準内地米を入れるようになって、実質的には大臣の言うおいしい内地米の配給が減ることになっているというのですが、……

第48回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1965/03/16、30期、日本共産党)

○林委員 三問ほど質問したいと思いますが、最初に、これは調査室の資料等にもあるのですが、建設大臣にお聞きしたいのです。  この新しい五カ年計画の一つの要因になっているのは、やはり工業用水その他の水の需要の増大ということが重要な要因になっておると思います。中期経済計画の中に、見通しとして、日本の工業用水についてどのような見通しを持っておるのか、増大の内容あるいはそれに対する処置、この工業用水の異例な増大に対して、建設大臣としては、任期がどこまであるかは別として(「失礼じゃないか」と呼ぶ者あり)とりあえず、建設大臣として率直にいって、五年先のことまで責任を負えといっても無理だと思うのですが、それは……

第48回国会 内閣委員会大蔵委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1965/05/12、30期、日本共産党)

○林委員 総務長官にまずお尋ねしますが、先ほどからの答弁によりますと、この心理的な影響を考慮してこれらの人々に対する報償を実施する。この心理的影響ということに対して、これは地主がこの日本の国の民主化に貢献したんだ、それに対する報いだと言いますね。どうして地主だけが日本の国の民主化に貢献したという資格が与えられて、これに報償を与えられるんでしょうか。
【次の発言】 農地の開放は、御承知のとおり、ポツダム宣言に基づいてこれが行なわれたわけでありまして、ポツダム宣言の中には、「日本国政府ハ日本国国民ノ間ニ於ケル民主主義的傾向ノ復活強化ニ対スル一切ノ障礙ヲ除去スベシ」、こういう条項があるわけですね。こ……

第51回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1966/03/02、30期、日本共産党)

○林分科員 私は、藤山経済企画庁長官に物価の問題について質問します。  わが国の物価は、御承知のとおり、いまや主たる資本主義国の中ではきわ立って最高の騰貴率を示しております。 政府の統計によりましても、最近は実質収入が物価高のために減少するに至ったという数字が出ております。国民にとっては耐えがたいところへ来ております。この物価問題は、自民党の歴代内閣、また佐藤内閣のいろいろの政策に基因しておることは言うまでもありません。私は時間の関係上、その原因の中で最も重大な一つである外資の導入と物価高との関係、特にアメリカの外資の導入と物価高の関係について質問したいと思います。  この質問をするにあたって……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1967/04/24、31期、日本共産党)

○林分科員 私は主として倉石農林大臣にお聞きしたいので、あなたから答えていただきたい。  いま日本の農業の直面しておる重大な問題はいろいろありますけれども、時間の関係もありますし、予算の分科会ですから、三つほどに限って、あなたが日本の農政を担当しておる最高の責任者ですから、お聞きしたいと思います。  一つの問題は、何としても兼業化の問題ですね。非常に顕著に兼業化があらわれてきている。このことは政府もすでに認めているところであります。これに対してどういう政策を持つかという問題が一つ。それからもう一つは、いわゆるケネディラウンドと言われていますけれども、アメリカからの農産物並びに農業資本の自由化、……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1968/03/15、31期、日本共産党)

○林分科員 私は主として西村農林大臣にお聞きしたいと思います。  実は、共産党は予算委員会で一般質問の機会もありませんので、西村農相の農業政策の基本問題をお聞きする機会はまれでありますので、ひとつ丁寧に率直にお答え願いたいと思います。時間の関係もありますので、その中で食管制度について、あなたの基本的な考え方をお聞きしたいと思うのです。  あなたも予算委員会ですでに答弁しておるのですけれども、食管制度と佐藤内閣の総合予算主義、これとの関係について、あなたはどういう基本的な考えをお持ちになっておりますか。
【次の発言】 あなたはそういう意味のことは予算委員会でも述べておられます。そこで、食管会計と……

第61回国会 予算委員会公聴会 第1号(1969/02/21、31期、日本共産党)

○林委員 時間の関係で一問だけ、喜屋武さんに質問したいと思います。  実は、共産党の国会議員は、沖繩の渡航申請をするのですが、いつでもアメリカの民政府のほうから好ましくないということで行けないわけなんです。われわれ実情がわかりませんので、きょうせっかくあなたが提出されました資料をちょっと御説明願いたい、こう思うわけです。最初にありますのは、これは日本でも書物に出版されて、われわれも見ております。ただ、二番目の表は、非常に参考になると思います。  そこで、最初の表の「外人事件犯罪別、年度別発生及び検挙件数調べ」というのについてお尋ねしたいと思いますが、一九六六年の殺人犯は、発生が二件で検挙率がゼ……

第61回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1969/02/25、31期、日本共産党)

○林分科員 最初に農林大臣にお聞きしますが、農林大臣は、今度の国会で、農林水産業の基本施策の説明の中で食管制度に触れているわけですね。私の質問は、きょうは食管制度一本にしぼってお尋ねしたいのですが、あなたは、管理制度の根幹を維持しながら、米の買い入れ、売り渡し等制度運営の各面にわたって事態に即応して所要の改善につとめる、こう言っておるわけですね。この食管制度の根幹を維持するということがどういうことかということが、議論の的にずっとなっているわけです。私もその経過は知っております。  ここで大臣の所信をお聞きしておきたいのですけれども、言うまでもなく食管法の第三条には、米の生産者価格は生産費、所得……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1970/03/16、32期、日本共産党)

○林(百)分科員 沖縄の国政参加の問題が具体的に差し迫ってきております。そこで私は、この問題を実現し、立法化す上で問題になっている点について、これは政府側の見解をただしてみたいと思うわけです。  国政参加の問題で、われわれがここで検討すべき問題は大きく分けて三つあると思うのです。これは沖縄の立法院の二月十三日の「沖縄県民の国政参加に関する要請決議」にも三つになっておりますが、これは長官も十分御承知だと思いますが、一つは参議院の全国区をどうするかという問題、その二つは渡航の自由をどうするかという問題、その三は不逮捕特権あるいは免責特権、これは国政参加する沖縄の選出された議員の二つの権限の問題だと……

第63回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1970/03/18、32期、日本共産党)

○林(百)分科員 私は通産大臣に主としてお聞きしたいのですが、問題は社会主義国との貿易が著しく不当な制約を受けている、そしてそのことが国民に著しい不利益をこうむらしておる、こういう観点から、この問題について通産大臣にお聞きしたいと思います。  まず最初に、社会主義国との貿易の規制の三つの柱があると思うわけですが、その一つはココムに加盟しているという問題、第二は延べ払いの禁止の問題、第三は人事往来の制限の問題だと思います。  そこでココムの問題ですけれども、これはすでにリスト自体も、純戦略物資を除いてはだいぶ緩和をされてきておるわけでありますが、今日なお日本がココムへ加盟しているということは、一……

第65回国会 地方行政委員会産業公害対策特別委員会連合審査会 第1号(1971/03/23、32期、日本共産党)

○林(百)委員 長官にお尋ねしますが、長官も他の委員に対する答弁の中で、昭和四十五年度の基本方針の指示の地域である東京都、神奈川県、大阪府、これはもう公害防止の峠であるというような表現を使われているわけですけれども、この三地区で計画策定の見通しはいまどういうことになっているわけなんですか。
【次の発言】 そうすると、東京、神奈川、大阪の三地区の計画策定の承認が四月に行なわれる、こう聞いておいていいのですか。
【次の発言】 そうすると、計画策定されて、その見通しはまだついておらない、とにかく計画をつくるのが四月ごろになるだろう、それから政府との折衝になるのだ、こう聞いておいていいのでしょうか。 ……

第65回国会 農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1971/05/18、32期、日本共産党)

○林(百)委員 最初に通産大臣と農林大臣にお尋ねしたいと思います。  先ほどからお聞きしておりますと、この法案の目的は農工を一体として双方が成り立つようなそういう方向で運営をしていきたいというように考えておる、こういう答弁でございますが、この法案の底流には、まず通産大臣にお尋ねしますが、これは財界方面の強い意向があったのではないかというふうに思われるわけなんですが、それは、経団連月報のことしの二月号で、経団連の副会長、東芝電気の社長の土光さんが、「わが国経済の高成長に伴う工業地域の過密化、公害問題、工業用地の確保難、労働力不足など、いろいろな問題が出てきており、この際、わが国工業の持続的発展を……

第68回国会 運輸委員会地方行政委員会大蔵委員会社会労働委員会農林水産委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1972/04/26、32期、日本共産党)

○林(百)委員 最初に国鉄総裁と運輸大臣にお聞きしたいのですが、いま国労と国鉄側とで労働条件、賃金をも含めて、交渉しているわけなんですけれども、ゼロ回答なんですね、国鉄当局としては。このゼロ回答というのは一文も出さないという意味なんですか、それとも今後ずっとゼロ回答でいるということなんですか。ゼロ回答で一文も出さないということになれば、労働者の賃金は実質的には切り下げられたことになるわけでしょう。よその公共企業体が定額回答を出しているのに国鉄が出さないというのはどういうわけでしょうか。この法案が審議されているとかなんとかいうようなことを言いますけれども、それはそれで国会のほうの関係でどうなるか……

第68回国会 建設委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1972/05/31、32期、日本共産党)

○林(百)委員 埋設大臣にお尋ねいたしますが、  一体この法律の目的、これは条文の第一条にありますが、どうしようというのですか。どうするためにこういうことをやろうというのですか。
【次の発言】 いま政府や国民が、国土開発で矛盾が激化し、非常に困難な問題に逢着しているのは、たとえば首都圏だとかあるいは近畿圏だとか、具体的にいえば東京だとか大阪に人口が集中するということでしょう。そこに非常に人口が集中してくるということの中からいろいろの矛盾が生まれてくるわけでしょう。だからそういうところへ人口が集中しないように全国土を計画的に開発して、人口のそういうただでさえ密度の濃い百都圏、近畿圏、中部圏という……

第68回国会 商工委員会地方行政委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1972/04/21、32期、日本共産党)

○林(百)委員 国務大臣としての田中さん、また通産大臣としての田中さんにお尋ねしたいのですが、もう各委員から繰り返し繰り返し質問があったのですけれども、結局本法案を通過させるために各委員が最も心配している点は、一つは安全の確保の点だと思いますね。一つは地域住民の協力の問題、この二つが非常に重要な要因になっているということはもう田中通産大臣も十分おわかりになったと思うわけなんですね。ところが、その安全の確保に対して、技術的にもまた究極的にも責任を負うのは消防庁であり、消防庁は自治大臣の管轄下にある。それから地域住民には市町村、都道府県を通じて協力を求める。だからその実情を閣僚の中で一番把握してい……

第68回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1972/03/24、32期、日本共産党)

○林(百)分科員 渡海大臣、時間が三十分しかないのですよ。親切に、丁寧にお答えくださるのはけっこうですが、ひとつ簡潔にお答え願いたいと思います。  私は、宅地並み課税について質問したいと思います。  昨年の地方税法の一部改正で、いわゆる宅地並み課税がきめられて、そのうちA農地については本年度から実施されることになっているわけですね。それに対して全国の農民、農業団体を中心とした激しい宅地並み課税反対の運動が起こりまして、宅地並み課税実施のための条例が否決された団体が六団体、また保留されたり継続審議になっております団体が、七百七団体のうち百一団体も出て、そこでは条例がつくられておらない。こうして宅……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 運輸委員会地方行政委員会大蔵委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1973/06/05、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は地方行政委員といたしまして、国鉄と地方自治体との関係について二、三、国鉄当局並びに運輸大臣に質問をしたいと思います。  その一つは、国鉄の路線決定のあり方がはなはだ非民主的な事例が多いということであります。一つの例を申しますと、たとえば中央東線、これはもうあらかじめ調査をするように国鉄へも言ってありますので、調査してあると思います。また国鉄でも十分認識を持っておられると思いますが、中央東線の岡谷線と塩尻駅の間にトンネルを設ける、こういう路線発表が昭和四十年四月ごろ行なわれまして、それ以来地元の部落から九年間にわたって反対の意思表示がありましてこれが実施されておらないわけであ……

第71回国会 地方行政委員会地方税に関する小委員会 第1号(1973/03/01、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)小委員 それじゃ、私から四点ほどお聞きしますが、先ほどあなたの説明の中で、自民党にお願いして立法をあらかじめ考えておいていただいたのがこの改正案要綱だというのですが、これは自治省があらかじめ自民党側にどうぞ御検討願いたいといってやったんですか。それとも、自民党から自治省へ諮問があってやったのかどうかという点。これが第一点。  それから第二点の、この改正案要綱というのは、大体自民党の案と考えていいのかどうかという立場に立って――そうしますと、第二案のうちで、「かつ、緑地として保全することが適当であると認められるものについては、申請により、従来の農地としての税額を超える額について」云々と……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1973/03/07、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)分科員 私は時間の関係上、自治体病院の現状と問題点ついて質問をしたいと思うのですが、現在、自治体病院の総数は四十六年度幾らになっていますか。
【次の発言】 それでは、単年度純利益をあげて黒字の病院と、単年度純損失決算を出しておる赤字病院、この比率は昭和四十六年度ではどうなっていますか。
【次の発言】 それでは四十四、四十五と、単年度純利益をあげている病院のパーセントでいいんですが、それと、単年度純損失の赤字病院との比率の要するにパーセント、これはだんだんどういうように推移していますか。
【次の発言】 まだ大臣の答弁はあとでいいんですが、大臣、これを四十二年度で見ますと、単年度純利益を……

第72回国会 予算委員会公聴会 第1号(1974/02/14、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 時間の関係で、まとめて土屋先生にお尋ねしたいと思います。  先生の御意見は、昭和四十九年度予算について、主として金融の側面でインフレをどういうように鎮静さしていくかということに重点が置かれた御構想が述べられたと思うのです。ただ、われわれ国会議員としては、やはり国民がいま一番、このギャロップ的なインフレによる物価の値上がりを何とか抑制し、さらには、正常な状態に戻したいということを望んでいると思いますので、若干、国会議員として、行政的な措置を政府にどうとらせるかというような、あるいはわれわれ自身もどういう対策を講ずべきかというようなことについても、せっかくの機会ですから先生にお伺い……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)分科員 私は、国鉄のローカル線の問題でありますが、しかし、事は国鉄の新線を線増する場合の基本的な姿勢にかかわる問題でありますので、この際、地元民の強烈な反対運動に照らしてみて問いただしておかなければならないと思いまして、これからの質問をするわけであります。  あらかじめ大臣にもいろいろと御連絡を申し上げておりますし、国鉄当局といたしましても、これは昭和四十一年に運輸大臣の増設工事の事業認可が出ており、翌四十二年の十二月に事業認定申請が提出され、以来約七カ年に及んで、認定もおりなければ工事もできないという状態になっておる、いわゆる中央東線の岡谷と塩尻のトンネルの線増の問題でありまして、……

第75回国会 建設委員会地方行政委員会農林水産委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1975/04/15、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 大臣にお尋ねしたいのですが、いま山本委員からも質問があったのですが、この二十三条の「意見の聴取」というのですが、この意見を聴取して、そしてこれは当該自治体としては困ります、こういう場合にはおやりにならないのですか。それと、こういう変更を求めるという意見があった場合には、変更されるのですか。
【次の発言】 それならば同意を得て行うというようにどうして条文上そうしないのですか。意見を聴取するといったら、聞くだけ聞きました、計画はこのとおりにやりますよと言ったら、それまでじゃないですか。  それでついでにお尋ねしますが、大体こんな大きな宅地造成をするなんてことは、それぞれの地方自治体……

第75回国会 予算委員会公聴会 第1号(1975/02/08、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 青葉公述人と宮尾公述人に、簡単に御意見を承りたいと思いますが、まず青葉公述人に。  いま当予算委員会で本年度予算を審議しております一つの観点は、いままで続けられてきました経済の高度成長政策がいろいろの矛盾が出てきておる、その矛盾をどのように手直しをしていくか。三木総理自身も、社会的不公正の是正というようなことを言っておるわけなんですが、そういう観点に立って、社会的不公正の是正の一つの問題として、大企業が、スタグフレーションと言われる中で、引当金だとか準備金だというようないろいろな形で社内留保をしておる。これは実質的には利益でございますので、こういう大企業の実質的な利益に対して適……

第75回国会 予算委員会公聴会 第2号(1975/02/10、33期、日本共産党・革新共同)【議会役職】

○林(百)委員長代理 これより各公述人に対する質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。最初に、小林進君。
【次の発言】 中川利三郎君。
【次の発言】 坂井弘一君。
【次の発言】 河村勝君。
【次の発言】 以上で各公述人に対する質疑は終わりました。  この際、委員会を代表して、公述人各位にお礼を申し上げます。  本日は、長時間にわたりまして貴重な御意見をお述べいただき、まことにありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。  次回は、来る十二日午前十時より開会いたします。  本日は、これにて散会いたします。     午後三時四十五分散会

第75回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1975/02/27、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)分科員 私は、自治体病院の財政の問題について質問したいと思います。  自治体病院というのは地域の住民の生命と健康にとっては非常に重要な役割りを果たしておりますし、しかも公共的な性格を持っておりますので、これには十分国としても配慮をしなければならないことは言うまでもないと思います。  そこで、四十九年度においてとられております自治体病院の不十分ながらも財政的な国の援助政策としての不良債務に対する特例債の問題についてでありますが、これを見ますと、特例債は五百六十九億円のうち三十億が公庫資金であとは縁故資金になっているわけですね。長野県の例も調べてみましたら、長野県で許可された特例債の予定……

第77回国会 予算委員会公聴会 第2号(1976/02/09、33期、日本共産党・革新共同)

○林(百)委員 私は、渡辺公述人と板倉公述人に二、三点御質問したいと思います。  まず、渡辺公述人に御質問したいのですが、政府の景気刺激対策ですか、スタグフレーションに対する対策として財政に依存するということですね。国の財政に、渡辺先生依存するというそういう方針が貫かれているのじゃないかと思うのです。私たちの考えとしては、今日の世界的なインフレと不況の資本主義国の中でのそういう中で、特に日本の国のこの深刻なスタグフレーションというのは、やはり構造的なもの、たとえば燃料エネルギーの石油の九〇%をアメリカ一国だけに依存している、メジャーに依存しているとか、あるいは食糧の五〇%近くを主としてアメリカ……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 災害対策特別委員会災害対策の基本問題に関する小委員会 第2号(1980/05/13、35期、日本共産党・革新共同)

○林(百)小委員 本法案には賛成でございますが、さらにこれを発展させる意味で、一言発言をお許し願いたいと思います。  本法案は、大規模地震対策特別措置法を前提としておりますが、日本共産党は、この特別措置法が、地震対策に名をかりて自衛隊の事前出動を可能にしたり、治安出動の準備、訓練を展開しようとするねらいをも持っておりましたことを明らかにして、これに反対をしてまいりました。こうした危険なねらいを封ずるためには、今後とも努力していきたいと思います。  しかし、この特別措置法が、不十分とはいえ、地震対策に必要な一定の内容を持っている点については評価をするとともに、わが党は、地震防災対策事業を具体的に……

第91回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1980/03/04、35期、日本共産党・革新共同)

○林(百)分科員 小渕さん、総理府の態度というのは、国政に対するその内閣の姿勢を象徴的にあらわすもので、非常に重要だと思うのです。私は、基本的な人権を伸長する政治を、大平内閣のもとでどの程度できるか知りませんが、小渕さんとしてはぜひ最大の努力をしていただきたいと思うのです。時間の関係上二つほど実例を挙げたいと思うのです。  その一つは、軍人の傷病恩給の問題なんですが、この写真を小渕さんに見ていただきたいと思うのですが、これが右腕の弾痕で、こっちが側面から撮った弾痕なんですね。レントゲンによって、そういう弾痕があるということが明確になっておる人が、いままでこらえにこらえていたのですけれども、もう……


36期(1980/06/22〜)

第94回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1981/02/27、36期、日本共産党)

○林(百)分科員 私は、今度の豪雪の被害のうちのことに折損木の除去の問題について亀岡さんにお尋ねしたいと思うのです。  東京ではちょっと想像がつきませんので、農相も行ってごらんになったでしょう。こういう状態なのですね。それは福井県ですが、そういう状態でございます。  問題は、そういう状態になっている折損木を除去しないと、次の植林ができないわけです。ところが、その除去の資金がないので、農相は、初め激甚法の改正よりも先に考えられていたのは、特別立法をやったらどうか、農水省でやるかあるいは議員立法でやるかということはありますけれども、そうお考えになっていたようでございます。それがその後二十四日の閣議……

第94回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1981/03/02、36期、日本共産党)

○林(百)分科員 私は、ことしの豪雪に対して、中小企業者の損害をどのようにして補てんをしていくかという政府の対策と、それから同時に、そういう中小企業で働いている労務者の人たちのやむを得ない仕事の休暇、欠勤等に対してどういう対策をとるかという二つの点についてお聞きしたいと思います。  まず、労働省にお尋ねいたしますが、中小企業への救済対策とともに、地域の工場などで働く労働者は、出勤しようにも交通が確保されない、また、自分の家の雪おろしで欠勤せざるを得ないなどの状況であって、これらの労働者はその公休暇扱いとなるわけなんですね。それをどういうようにして救済するか。富山市の例ですが、大手企業の場合、雪……

第96回国会 災害対策特別委員会災害対策の基本問題に関する小委員会 第1号(1982/03/11、36期、日本共産党)

○林(百)小委員 日本共産党は、この豪雪地帯対策特別措置法の一部改正について、第十四条の基幹的市町村道の整備及び第十五条の公立小中学校施設整備の有効期限を十年間延長することについてはもちろん賛成でございますが、同条の適用に当たって、補助率かさ上げ分の六分の一カットなど、問題の部分も含まれているため、豪雪対策の一層の強化という観点から、一言発言をいたしたいと思います。  そもそも行革特例法は、国民生活の犠牲の上に軍備増強を図るという、われわれに言わせれば、財政上のつじつまを合わせるための、にせの行政改革を推進するためのものと言うことができるかと思いますが、日本共産党は、その一環である地域特例かさ……

第96回国会 災害対策特別委員会災害対策の基本問題に関する小委員会 第2号(1982/05/13、36期、日本共産党)

○林(百)小委員 日本共産党を代表して、ただいま小委員長から提案がありました災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律の一部を改正する法律案について意見を述べさせていただきます。  わが党は、災害弔慰金法が一九七三年に成立した直後から、いわゆる個人災害に対する救済対策として、負傷者や家屋、家財の損害に対する見舞金の制度化を機会あるごとに主張してまいりました。昨年三月三日の本小委員会におきまして、災害によって負傷を受けた人に対する見舞金の問題が検討課題とされまして、検討を重ねられた結果、小委員長提案の改正案が死亡以外の見舞金を支給することとしていることについては、質的に一歩前進であると……

第96回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1982/03/01、36期、日本共産党)

○林(百)分科員 最初に、大臣にお聞きしますが、昨年の七月十日に「昭和五十六年度中小企業者に関する国等の契約の方針」、こういう閣議決定があったわけです。昨年の七月ですから、大臣は御存じかどうか、念のために読みますとこうなっているのです。「国は、昭和五十六年度における中小企業者に関する国等の契約の方針を次のとおり定め、国等の契約の締結に当たり、予算の適正な使用に留意しつつ、中小企業者の受注の機会の増大に努めるとともに、国等の調達する物品等(工事及び役務を含む。以下同じ。)の受注を確保しようとする中小企業者の自主的な努力を助長するよう配慮するものとする。また国は、地方公共団体に対し、国等の方針を参……

第96回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1982/03/08、36期、日本共産党)

○林(百)分科員 私は、電力料金の問題について若干質問したいと思います。  五十五年度の九電力会社の経常利益はどのくらいで、対前年度比どのくらいの増になっていますか。
【次の発言】 そうすると、一昨年、八〇年度の四月の電力八社の平均値上げ率はどのくらいだったですか。
【次の発言】 マイナスがプラスになったのだから、比率が出ないということはないんじゃないですか。
【次の発言】 電力料金の値上げの査定と決算の違いは、五十五年度ではどのくらいだったですか。
【次の発言】 ですから、通産省が査定したものと決算との間の差額はどのくらいだったんですかと聞いているんですよ。


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1984/03/10、37期、日本共産党・革新共同)

○林(百)分科員 時間がありませんので、二問だけいたしたいと思いますが、一つは畜産関係で、殊に肉牛の関係で質問をずっと述べますので、ちょっと必要な数字だけはメモをしていただきたいのです。  言うまでもなく畜産農家は、減反政策に対する見返りとして一時農水省も奨励したことがあるのです。そこで私、非常に細かくて恐縮ですが、地元の調査をしてみたのですが、長野県に上伊那郡という一つの郡があるのですが、そこに伊那農協というのがあるわけですが、この伊那農協で今特別対策農家として指定されているのが二十三戸あるわけです。その二十三戸の借金が十二億から十三億の負債で、一戸当たり五千六百二十五万円ということになって……

第101回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1984/03/12、37期、日本共産党・革新共同)

○林(百)分科員 これは大臣に最初にお聞きしますが、細かいことは局長の方にお伺いいたします。  ことしの一月三十一日に財政課長の小林君から各都道府県総務部長それから指定都市の財政局長あての通達が行っているのですが、その中で、これは十ページですが、「なお、本年度の地方税制改正をめぐる論議の中で、歳出の徹底した見直しに加え使用料・手数料、分担金等地方税以外の歳入についてできる限り増収確保を図ること、」こういうことが書いてあるのですが、これはどういう意味ですか。文字どおりのことですか。
【次の発言】 今年度の地財計画を見ますと、使用料、手数料について前年度に比べて六百十四億円の増収になっておりますね……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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