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林百郎 衆議院議員
「本会議発言」(全期間)

林百郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧議員立法質問主意書

本会議発言歴代TOP100(衆)
63位

本会議発言(非役職)歴代TOP50(衆)
13位
23期TOP10
8位
24期TOP10
6位
23期(非役職)TOP5
5位
24期(非役職)TOP5
1位

林百郎衆議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。

ページ更新日:2024/12/01
データ入手日:2024/10/20

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■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(衆議院)

総合

在籍期
 
発言
順位
文字数
順位
 

発言数
26回
11位
発言文字数
52193文字
8位
TOP10

発言数
28回
10位
発言文字数
93996文字
6位
TOP10

発言数
2回
151位
発言文字数
6860文字
156位

発言数
2回
172位
発言文字数
5366文字
221位

発言数
2回
103位
発言文字数
6292文字
140位

発言数
3回
114位
発言文字数
11767文字
78位

35期
(1979/10/07〜)
発言数
0回
-
発言文字数
0文字
-

発言数
1回
157位
発言文字数
4257文字
141位

発言数
2回
78位
発言文字数
8713文字
53位


衆議院在籍時通算
発言数
66回
77位
発言文字数
189444文字
63位
TOP100

※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。


役職別

在籍期
議会役職
発言回数 発言文字数 順位
政府役職
非役職

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
26回
52193文字
5位
TOP5

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
28回
93996文字
1位
TOP5

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
2回
6860文字
126位

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
2回
5366文字
191位

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
2回
6292文字
117位

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
3回
11767文字
58位

35期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
0回
0文字
-

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
1回
4257文字
117位

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
2回
8713文字
34位


通算
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
66回
189444文字
13位
TOP50

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。


本会議発言時役職(衆議院)

 在職時に衆議院本会議での議会役職、政府役職の立場からの発言記録なし。

本会議発言一覧(衆議院)

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 衆議院本会議 第12号(1947/07/05、23期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表いたしまして、本日発議せられたる、食糧放出に関し連合國最高司令官に対する感謝決議に対し、衷心より賛意を表するものであります。  本決議においては、今後も一層連合國の援助と救済を懇請するという趣旨が述べられてあるのでありますが、われわれは、これがために、われわれみずからが、みずからの手によつて、この困難なる問題を解決するための最善なる努力をする覚悟を、まずきめなければならないと思うのであります。われわれは、みずからが死力を盡すことによつて、初めて國際的な信頼をかち得、これによつて本提案の趣旨も全うせられるものと思うのであります。  しからば、われわれが今後なすべ……

第1回国会 衆議院本会議 第13号(1947/07/07、23期、日本共産党)

○林百郎君 徳田球一君を指名いたします。

第1回国会 衆議院本会議 第15号(1947/07/10、23期、日本共産党)

○林百郎君 私は自席で発言させていただきます。(「登壇しろ」と呼ぶ者あり)新しい方式をいろいろ研究しておるわけでありまして、一つの事例として、自席で発言させていただきたいと思います。  実は、私議院運営委員会の委員の一人でありまして、淺沼委員長その他各委員とともに、自由討議の問題について、眞劍に責任を感じ、考えておる次第であります。それで回を重ねまして、第一回、第二回と見ましても、本日の自由討議も、遺憾ながら、これは及第点をやるわけにいかないじやないかという氣がしておるのであります。何とかしてこの自由討議の隘路を打開して、もつと、國民が國会に求めておるところの切実な要求をこの國会に反映させて、……

第1回国会 衆議院本会議 第17号(1947/07/25、23期、日本共産党)

○林百郎君 日本共産党は、木村榮君を指名いたします。

第1回国会 衆議院本会議 第22号(1947/08/07、23期、日本共産党)

○林百郎君 國家賠償法案につきまして、日本共産党は、次の三点の希望を申しまして賛成をする次第であります。  その希望の條件としましては、第一條におきまして、國または公共團体の公権力の行使に当る公務員という制限が一つ、違法に他人に損害を加えたとき、この二つの條件があるのであります。從つてこの二つの條件をもし嚴格に適用することになりますと、本案の具体的な適用の場合は非常に狭められるという危險が多分にあるのであります。從つて第一條の行使につきましては、この二つの制限を極力狭めること、これを濫用せざることという希望が一つ。  第二点としましては、民法の七百十五條の免責の事由を適用させないということ、す……

第1回国会 衆議院本会議 第24号(1947/08/14、23期、日本共産党)

○林百郎君 私は本日上程の石炭増産決議案に対しまして、小会派を代表し、日本共産党の立場から賛意を表したいと思うのであります。  まず日本共産党としましては、この感謝が單に言葉の上のみの感謝であつてはならないということであります。すなわち、感謝するばかりが能ではなくて、本院の名誉にかけても、たまには感謝されるような具体的ないい政策を決定して、この感謝を裏づけるような努力をしなければならないと思うのであります。  そこで、まず第一に何をなすべきかと申しますと、炭鉱労働者に対する労働條件の改善により、生産力の根本である労働力の確保に努力するということであります。最近の炭鉱労務者の生活の実情は、すなわ……

第1回国会 衆議院本会議 第28号(1947/08/23、23期、日本共産党)

○林百郎君 木村榮君を指名いたします。

第1回国会 衆議院本会議 第35号(1947/09/23、23期、日本共産党)

○林百郎君 私は日本共産党を代表しまして、まず片山総理に対し、このたびの水害に対する政治責任を問いたいと思うのであります。私どもは、このたびの水害に対し、政府が一言も國民に対して相済まないということを表明したことを聞いておらないのであります。しかも政府は、今年の七月三日発表しました経済実相報告書の二十一ページを見ますと、ちやんと、このたびの水害に対しては十分な予測をしておるのであります。  参考までに、これを二三行読んでみますと、まず國土の荒廃という項がありまして、その中で昭和十四年から十六年に至る平均で毎年四十九万町歩に達した造林が、昨年は七万町歩になつた。これは國土がだんだん廃れていく樣を……

第1回国会 衆議院本会議 第36号(1947/09/25、23期、日本共産党)

○林百郎君 共産党は、野坂參三君を指名いたします。

第1回国会 衆議院本会議 第38号(1947/09/30、23期、日本共産党)

○林百郎君 共産党は、徳田球一君を指名いたします。

第1回国会 衆議院本会議 第46号(1947/10/15、23期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表しまして、國家公務員法に反対の意見を述べてみたいと思うのであります。  皆樣御承知の通り、戰爭前、戰爭中を通じまして、公務員が官吏なる身分をもつがゆえに、いかに体面を重んじ、奴隸的の生活の状態に甘んじていたかということは、公知の事実であると思うのであります。從つて、もし今官吏にして官吏の地位を向上し、民主的な官吏を登用するならば、まず官吏の生活を保障することが第一條件なのであります。この法律によつて官僚制度を強化し、温存することによつて、民主的の官吏制度が生れるものでは絶対ないということを断言することができるのであります。  國家公務員法の制定につきましては、……

第1回国会 衆議院本会議 第54号(1947/11/05、23期、日本共産党)

○林百郎君 平野前農相罷免問題に対して、片山総理は新憲法により新たに設けられた國務大臣に対する罷免権を行使したのであるが、憲法によれば、内閣は行政権の行使については國会に対し連帯して責任を負うべきものであります。從つて、平野前農相罷免の問題については、総理大臣自身國会に対し眞相を明確にする義務があると信ずるのであります。(拍手)しかるにもかかわらず、その全責任を單に新聞紙に帰して、その責任を逃れようとするのは、われわれ断じてこれを許すことができないと思うのであります。(拍手)もし新聞紙に責任を轉嫁するならば、その前に何がゆえに國会に対してまつ先にこの眞相を明らかにしなかつたのか、それは憲法に対……

第1回国会 衆議院本会議 第68号(1947/11/28、23期、日本共産党)

○林百郎君 私は全逓問題について、特に西尾官房長官に対してお尋ねしたいと思うのであります。何ゆえ西尾官房長に対し特にお尋ねしたいかと申しますと、大体新聞紙の傳えるところによりますれば、全逓の調停問題については、西尾案が最近は中心になつて檢討されておるということであります。なお傳え聞くところによりますと、それは大体給與一箇月分を十二月十五日ごろまでに支拂つて、それによつてこの全逓の調停問題を解決しようというような意図があるということを仄聞しておるのであります。從つて、この西尾案なるものがいかなる内容をもち、いかなる見解によつて行われるかということを確かめる必要のあることが一つ。もう一つは、この際……

第1回国会 衆議院本会議 第74号(1947/12/08、23期、日本共産党)

○林百郎君 寥々たる同僚諸君の中で話をするわけでありますが、簡單に、前同僚の発言とダブらないように、わずかな時間を割きまして、日本共産党の本法案に対する反対の理由を三点ほど説明したいと思うのであります。  大体、本法案を実施するについての前提の條件が、今もつて農村に成熟されておらないという点を、三点ほど説明したいと思うのであります。一つは、まず第一に、農作物の價格が非常に不合理である。主食をつくるものほど損をする。果物だとか、りんごだとか、こういうものをつくつた方が非常に利益が上る。從つて、主食をつくらない。むしろこうしたきつい供出がくれば、自分の農耕地を放棄するというような現象すら見ておるの……

第2回国会 衆議院本会議 第12号(1948/01/31、23期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表しまして本決議案に賛意を表するものであります。政府は、昨年の七月、経済実相報告書の中は、昭和十四年と十六年の平均四十九万町歩の植林に対し、昭和二十一年は、わずか七万町歩の植林しかなしておらない。このために、例年の増水期を待たず、雪融けの四月にすら、すでに北海道、東北、北陸方面に水害があつて、十億三千七百万円の損害が出た、米にして二千十一万石、麦にして四万三千石の収穫を失つた、この例でもわかるように、國土の手入れを怠つた場合には、今後の被害は加速度的に殖えていくであろうということを、昨年の七月、経済実相報告書の中において、國民に訴えておるのであります。しかも、こ……

第2回国会 衆議院本会議 第37号(1948/04/01、23期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表しまして、この全官公廳爭議解決に関する勧告決議案に対し、反対の理由を左の五点について述べたいと思うものであります。この勧告案は、全官公廳の諸君の下からの圧力によつてできたものであり、民主党、社会党、民主自由党もまた全官公廳の労働者諸君の要求について一應考慮せざるを得なくなつたものと言い得ると思うのであります。しかしながらこの勧告案は、次の諸点においてなお芦田内閣の労働組合操縱策を合理化しようとする非難を免れないと思うのであります。  第一は、加藤労働大臣も言つておりますごとく、二千九百二十円ベースというものは、二月現在の計算によりますと、千八百円ベースの一割八……

第2回国会 衆議院本会議 第41号(1948/04/13、23期、日本共産党)

○林百郎君 軽犯罪法につきましては、共産党といたしましては、本法の制定に対して全面的に反対するものであります。  本法は、本年五月二日以降失効する警察犯処罰令の再生版であつて、警察犯処罰令が従來のわれわれの階級運動の抑圧のために、また労働運動の彈圧のために果してきた役割を見れば、理由は明らかだと思うのであります。  まず第一に、現在労働組合が爭護手段としてとつておるところの生産管理はもちろんのこと、團体交渉をする場合におきましても、たとえば第一條の二十八号におきます、他人の進路に立ちふさがり、あるいは身辺に群がつて立ち退こうとせずと云ふようなことを理由にして彈圧を浮ける危險があるのであります。……

第2回国会 衆議院本会議 第43号(1948/04/27、23期、日本共産党)

○林百郎君 生産管理を理由としまして、労働組合の檢束事件が方々に発生しております。先月、産別系の印刷出版労働組合である愛光堂の労働組合員が十一名檢挙されておるのであります。続いて今月の七日になりまして、新橋のメトロ劇場の從業員が七十八名の甲府等、地方にも所々に発生して、いるのでありまして、憂慮すべき事態になつていると思うのであります。從つて、この際私は、責任主管大臣であるところの労働大臣と法務総裁に対して、次の点を質問してみたいと思うのであります。  まず第一には、生産管理が行われる場合には、言うまでもなく資本家側が生産を放棄しようとする場合において、労働融合員が自己の生活の必要上、その他生産……

第2回国会 衆議院本会議 第57号(1948/06/07、23期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日夲共産党を代表し、北村大藏大臣の財政演説に対し、次のごとき立場において質問したいと思うのであります。  すなわち、政府によつてさきに國会に提出された予算の大綱なるものについてであるが、これは実質的に見ましても、これによつて、本年度の予算により日本の人民大衆の生活がはたしてどうなるのか、また人民大衆の負担はどの程度になるのか、日本の産業復興の計画はどうなるのかということが具体的に知る由もないのであります。これはいかに実質的に、具体的に見ても、本年度予算の一部と見ることができないと思うのであります。また法律的に、形式から見ましても、國会で審議すべき條件を具えておる予算の一部分と……

第2回国会 衆議院本会議 第67号(1948/06/19、23期、日本共産党)

○林百郎君 簡単に反対の趣旨を申上げます。  実は、地方自治法第七十四條の改正の点でありますが、この点は、第九十二議会において吉田内閣の提出法案に対して各党一致で新たに設けた点を修正しようとするのであります。九十二議会で新たに設けられたものを、この國会においてまた修正するという点が國会の権威にかかわると思うものですから、一應反対の点を申し上げます。  それは七十四條でありますが、この点は、條例の廃止ができるという第九十二議会における修正を、除外例を設けまして、地方税、分担金、使用料及び手数料の賦課徴收及び地方公共の秩序の維持、住民及び滞在者の安全、締康及び福祉の保持に関するものは除くという除外……

第2回国会 衆議院本会議 第75号(1948/07/01、23期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党その他の小会派を代表して、左の五つの理由によつて料金値上げに絶対反対するものであります。  第一に、郵便料金の四倍値上げは、これが経済に及ぼす複雑な作用によつて、インフレーションを激化する要因となるのであります。政府は、この点について、昭和二十三年度の國民所得が一兆九千億であり、通信料金の所得は二百九十六億円であつて、国民所得中に通信料金の占むる比率はわずか一・五%にすぎないのであるから、これはインフレの要因にはならないと言うのであります。しかるに通信料金は、價格の形成に直接不可避的に影響をもつものであつて、一般商品の宣傳費のごとく自由に斟酌し得るものではないのであ……

第3回国会 衆議院本会議 第8号(1948/11/10、23期、日本共産党)

○林百郎君 吉田首相は、劈頭の施政演説をなさらない理由としまして、何よりも先に公務員法を議し、一般の施政演説は後ほどにしたいと、公務員法の先議を唯一の理由としておるのであります。しかるに、公務員法の審議は必然的に一般施政問題と関連をもつてくるのであります。たとえば、マ書簡にも示されておりますごとく、公務員法によつて公務員の爭議を禁止するためには、公務員の生活の確保をまず考えなければならないということが明示されておるのであります。從つて、公務員法を先議するためには、まず公務員に関する生活の問題をいかに考えるか、また一般労働者のこの公務員法に対する大きな反対をいかに処理されるかということを決定され……

第3回国会 衆議院本会議 第18号(1948/11/22、23期、日本共産党)

○林百郎君 簡單に質問したいと思うのであります。私は本日は政令二百一号に関する質問だけにしたいと思うのであります。私の考えは、政令の二百一号は無効であると考えておるのであります。これに対しまして、吉田首相並びに殖田法務総裁にお聞きしたいのであります。  この二百一号が無効であるという根拠は多々ありますけれども、私は中心点を二つだけ主張いたしたいと思うのであります。一つは、この政令という形で出されているということであります。これは憲法の第七十三條の第六項によりますと、憲法及び法律の規定を実施する手続上の必要にのみ政令が許されるということになつておるのであります。ゆえに、國民に義務を課し、あるいは……

第3回国会 衆議院本会議 第23号(1948/11/28、23期、日本共産党)

○林百郎君 私は、平和会議促進懇請に関する決議案に対し、共産党を代表して賛意を表する次第であります。  この平和会議の促進は、全國民の熱望であることは当然でありますが、問題は、これをいかにして具体的に促進するかという、この方策によると思うのであります。  まず第一に、この具体的な促進の方策としては、日本の民主化を徹底するということであります。顧みまするに、日本の國の民主化にとつて、まだ遺憾きわまる点が多々あると思うのであります。日本の工業化に対して、中國及びオーストラリア等が大きな不安を持つておるという情報が、たくさんの弁士によつて報告されておるのでありますが、このことは、問題は工業化の機械が……

第3回国会 衆議院本会議 第25号(1948/11/30、23期、日本共産党)

○林百郎君 私は、電氣通信省設置法案、郵政省設置法案、日本專賣公社法案、日本國有鉄道法案の四法案に対し、共産党を代表して、次の五つの理由をもつて反対するものであります。  第一には、この四法案によつて、ことに電氣通信省設置法案、郵政省設置法案等に見られるごとく、企業を解体することによつて同一の事業の有機的な結合を破壊してしまう。たとえば、同一通信事業の中に電氣通信と郵政と二つに分離するということは、明らかに有機的な結合を破壊することになると思うのであります。  その次に、第二としましては、採算の上から申しましても不合理が生ずると思うのであります。大体、電氣通信部門は多く黒字を出すのでありますが……

第4回国会 衆議院本会議 第16号(1948/12/18、23期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表いたしまして、重要産業の争議解決の決議案に賛成したいと思うのであります。  この問題につきましては、一部極左分子の指導によるというような意見もあるのでありますが、この争議の責任がはたして労働者側にあるのか、あるいは政府の経済政策の無能にあるのかということを、私は簡単に述べてみたいと思うのであります。吉田内閣は、組閣以来、賃金の三原則としまして、赤字補給金は出さないということ、均衡財政をとるということ、マル公の價格維持をする、この條件のもとに賃金の問題を決定するということを言つているのでありますが、赤字補給金を出さないということは、今度の追加予算の中に二百億に近……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 衆議院本会議 第6号(1949/03/28、24期、日本共産党)

○林百郎君 政府は、二月十一日首班の指名がありまして以來、すでに一箇月半の時日を経過しているのでありますが、今もつて予算も作成することができず、かつ施政演説の公表すらなし得ないのであります。從つて、國会はもちろんのこと、國民は、民自党の選挙三月二十八日の際における公約がいかなる状態に置かれているかということについては、多大な関心と不安を持つておるのであります。われわれは、民自党が予算の提出もできず、また施政発表もできないというのは、これはしないのではなくて、できないのであると断定せざるを得ないのであります。われわれは絶対多数を持つている民自党が、一箇月半にもなつて、今もつて予算の提出もできず、……

第5回国会 衆議院本会議 第17号(1949/04/14、24期、日本共産党)

○林百郎君 日本共産党は竹村奈良一君を指名いたします。

第5回国会 衆議院本会議 第18号(1949/04/16、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、國会の権威のために、本予算の審議が憲法と法律に違反しておる。從つて本予算を國家で審議すること自体が憲法に違反し、さらにかりにこれが多数決をもつて國会を通過しても本予算は無効であると信ずるのであります。從つて、この責任は――無効なる予算審議の責任は明らかに政府が負うべきものであつて、將來國会がこの責任を負うべきものでないと信ずるがゆえに、私は吉田首相並びに池田藏相に対して次の質問をしたいのであります。  まず第一には、憲法の八十四條によりますと、「あらたに租税を課し、又は現行の租税を変更するには、法律又は法律の定める條件によることを必要とする。」とあるのであります。しかるに本予……

第5回国会 衆議院本会議 第19号(1949/04/19、24期、日本共産党)

○林百郎君 ただいま問題になつております、十六日における私の本会議場における発言は、予算の違憲性を論じたのであります。そして私は、かりにこの予算そのものの違憲性とは別に、実際問題としてこの予算が國会を通過したとしても、その執行の面において重大な支障を來すものであるということを論じたのであります。その際、議院運営委員会における入江法制局長の説明を参考までに一例として引用したのであります。懲罰動議の趣旨弁明によりますれば、その引用が曲解もはなはだしいというのであります。そこで、今私の発言と入江法制局長の発言を速記録によつて対照してみたいと思うのであります。  入江法制局長の言葉、これはもちろん長い……

第5回国会 衆議院本会議 第21号(1949/04/23、24期、日本共産党)

○林百郎君 昭和二十四年四月十六日の本会議における昭和二十四年度予算審議中本員の質疑演説の際に、本院議院運営委員会における討議内容を不当に引用いたしましたことは不注意の至りでありまして、議院の品位並びに國会の威信保持上顧みて申訳ありません。  玄に誠意を披瀝して衷心より陳謝いたします。(拍手)

第5回国会 衆議院本会議 第33号(1949/05/19、24期、日本共産党)

○林百郎君 本日國会の承諾を求められておる大藏省設置法の施行等に伴う法令の整理に関する法律案中の修正の件につきまして、その承諾を求める理由の中に、「國政行政の改組に関する連合國最高司令官の要求に基き、大藏省外局として國税廳を設置する等に伴い、さきに國会に提出した大藏省設置法の施行等に伴う法令の整理に関する法律案の一部を修正する必要がある。これがこの修正案の承諾を求める理由である」とありますが、この理由中の、連合國最高司令官の要求の点であります。 これは皆さん御存じの通りに、民自党の諸君が何ゆえかくもこの承諾を求めているか。この承諾によつて大藏省の定員法の首切りが裏づけられるのであります。諸君は……

第6回国会 衆議院本会議 第14号(1949/11/22、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表しましてこの会期延長に反対いたすものであります。その理由は、そもそもこの臨時国会は、すでに四月ころから、民自党並びに政府によつて、補正予算並びに税制の根本的改革案を出し、もつて国民の負担を軽減するという公約に基き予定されておつたものであります。しかるにもかかわらず、野党の連合による要求を無視して、政府並びに與党は、この臨時国会を先月二十五日に至つて初めて召集するに至つたのであります。もし與党にして、あるいは政府にして十分公約に対する責任感があるならば、この臨時国会の召集そのものを、もつと早く、十分審議をし終るだけの期間を予定して召集すべきものであつたと思うので……

第6回国会 衆議院本会議 第19号(1949/11/28、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表しまして、所得税法の臨時特例について反対、物品税法の一部改正にも反対、織物消費税並びに取引高税の廃止には賛成するものであります。  まず第一に反対の内容でありますが、勤労控除が二五%から一〇%に切下げられたという点、この点一つを見ましても、このたびの法案が、勤労者にとつてはプラスでないということは明らかであります。しかも、高額所得者、三十万円以上のものに対しては五五%ですえ置く。従来の法案ですと五百万円までは八五%が、三十万円、五五%すえ置き。ここにおきまして、勤労者にとつては負担は増加し、高額所得者に対しては、むしろ非常な有利な條件でなされておるこの法案の性……

第6回国会 衆議院本会議 第21号(1949/11/30、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、野党…(拍手)私は…(拍手)
【次の発言】(続) これじや発言ができないじやないか。―注意してくださらなければ、できはしないじやないか。できはしないじやないか。(「やれよ、卑怯者」「何が卑怯」だと呼び、その他発言する者多し)私は、野党各派を代表して、岩本副議長不信任案に対し賛成の意を表する次第であります。(拍手)その理由は、去る二十五日…(拍手)
【次の発言】(続) 第一に、去る二十五日、農林大臣の不信任案に対する社会革新新党の小林進君の賛成討論、並びに去る二十六日の補正予算案の討議の際における労働者農民党岡田春夫君の反対討論において、民自党の諸君は名札をもつて発言を妨害した……

第7回国会 衆議院本会議 第7号(1949/12/21、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、ただいま議題になつております国鉄の裁定に関する件につき、政府に対して次の質問をしたいと思うのであります。  まず政府は、このたびの裁定に対する。国会の承認を求むるにあたりまして、全然その予算的な措置を伴つておらないのであります。このことは、政府の言明いかんにかかわらず、政府は最初より裁定を拒否する意図を持つておつたことは明らかだと思うのであります。ただこの裁定拒否の責任を国会に転嫁しようとする惡辣きわまる意図を持つておるものと、われわれは断ぜざるを得ないのであります。そもそも国鉄従業員は、公労法によつて、憲法に保障せられた構築権を剥奪されております。しかるに、これにかわるに調……

第7回国会 衆議院本会議 第16号(1950/02/07、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、本動議に対し、共産党を代表いたしまして賛意を表するものであります。  その理由の第一としましては、この裁定の理由の第三項の中には、この裁定委員会は、公社の経理状態を調査した結果、公社はその予算場または資金上支出が可能であるということを明言しているのであります。  第二の理由としては、これに必要なるところり金頭は一億二千八百万円にすぎないのであります。しかも、この専売公社は、日本の国の予算の歳入のうち、秘税を除きましては一番大きな項目であるところの、全歳入の二割であるところの一千二百億の利益をあげておるのであります。一千二百億の利益をあげ、これを税金として歳入に繰り込んでいる。……

第7回国会 衆議院本会議 第22号(1950/03/07、24期、日本共産党)

○林百郎君 わが党は、本決議案に対し反対をするものであります。  日本経済再建のかぎである海運産業の平和的復活は日本の国民全体の希望でありますが、これは全面講和の実施による平和産業の無制限拡大と自主的貿易によつてのみ初めて国家の利益のために達成されるのであります。しかるに吉田内閣は、
【次の発言】 その通りいたします。

第7回国会 衆議院本会議 第34号(1950/04/01、24期、日本共産党)

○林百郎君 政府職員の新給與実施に関する法律案につきましては、昨日、政府並びに自由党の諸君のあらゆる策謀にもかかわらず、諸君御存じのごとく廃案となつてしまつたのであります。このために、教員も給與ベースの基準につきまして、本日まつたく空白状態になつてしまつた。政府は、周章狼狽その極に達したのであります。しかし、このことは、明らかに單なる国会の中の問題ではなくして、勤労階級を先頭とする日本の人民大衆の吉田内閣に対するまつたくの不信の現われであると断せざるを得ないのであります。(拍手)  しかるに政府は、この対策として、実に奇怪しごくにも、自由党の議員をして、議員提出の形で、政府職員の給與は六三ベー……

第8回国会 衆議院本会議 第1号(1950/07/12、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、共産党を代表いたしまして、本衆議院規則の改正に対して反対するものであります。そもそも国会における常任委員会のの人数というようなものは、これは国会の歴史的な必要に応じて、歴史的な所産としてできて来ておるのであります。自由党の諸君の言い分を聞きますと、委員会に対して出席の責任が持てない、人数が多いと出席の責任が持てないから、この際人数を減らしたらどうかというような意見のようでありました。私の聞くところによると、こういうような意見に聞えました。こうなりますと、これはまつたく一党内の事情によつてこの国会の歴史的な必要性を無視することになると思うのであります。こういう意味で常任委員会す……

第9回国会 衆議院本会議 第7号(1950/12/02、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、本決議案に賛成するものであります。(拍手)  日本憲法によれば、国会は国権の最高機関であります。この最高の機関が当然に持つておるところの審議権、自主権について、今日ここにそれを擁護するというがごとき決議をしなければならぬという事態は、まことに遺憾であります。(「その通り」と呼ぶ者あり、拍手)およそ世界の歴史において、国会が自分自身で、みずからの審議権の擁護を決議しなければならぬというごとき事例は、まことに稀有の事柄であります。これこそ日本民族の独立が今や危機に瀕し、日本の民主主義がまつたく蹂躙されておるという明らかな証拠であります。(拍手)すなわち、現に……

第10回国会 衆議院本会議 第16号(1951/02/27、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となつておる昭和十六年度一般会計・特別会計・政府関係機関予算案に対し反対の意見を述べるものであります。  そもそも第二次世界大戦後の世界の情勢は、一方においては平和政策を堅持し、飛躍的な発展を遂げつつある社会主義、人民民主主義諸国家の陣営と、他方内部矛盾のためにひたすら戰争への道を急ぐ資本主義諸国家の陣営とが、はげしく対立しておるのであります。この社会主義陣営の強化発展に恐れた資本主義陣営のひたむきな延命策として現われたのが朝鮮動乱であり、トルーマンの非常事態宣言であり、アメリカ経済の厖大な軍備拡張政策への切りかえであります。トルーマン大統領……

第10回国会 衆議院本会議 第24号(1951/03/26、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表いたしまして、鉱工品貿易公団の損失金補てんのための交付金に関する法律案並びに食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案、関税定率法の一部を改正する法律案外六法案に対して反対するものであります。  まず第一に鉱工品貿易公団についてでありますが、そもそもこの公団方式は、日本の独占資本が、戰争中国家財政と結びつきまして、国民が戰争によつて殺戮され、国土が焦土化されておる戰争の最中に、厖大な利益をむさぼつておつたその貧欲さを、戰争の後もなお継続しようとする意図によつて設けられた方式なのであります。この公団方式によつて、日本の中小企……

第10回国会 衆議院本会議 第41号(1951/05/26、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、ただいま上程になつております七法案について、共産党を代表して反対の意見を申し上げます。  まず第一に、港湾法の一部を改正する法律案を除いた他の大案についてでありますが、これにつきましては、朝鮮動乱に伴つて、特需の輸送あるいは軍需品の輸送の活発化からして、あらゆる輸送機関がきわめて重要視されるようになつたことは、諸君御存じの通りであります。運送機関の中心であるところの貨車については、全国的に軍需品あるいは特需品の輸送にまわされて非常な不足を来しておることも、諸君、いろいろな陳情によつて御存じだと思うのであります。特に例をあげますと、石炭、これは産業の動力源でありますけれども、こ……

第12回国会 衆議院本会議 第8号(1951/10/26、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になつておる平和條約並びに日米安全保障條約の二つの條約に対し反対するものであります。  反対理由の第一は、この條約が戰争を終結させないのみか、新しい戰争を準備する條約であり、国連憲章、ポツダム宣言、憲法にことごとく違反し、平和を求むる国民の意思をまつたく蹂躪しておるからであります。この條約は、五大国のうちソ同盟と中国を除外し、この二国とは戰争状態を終了させていないのであります。この條約は、中ソ友好同盟において明らかに示されている――中ソ両国は互いに合意の上で、第二次世界戰争のときの他の同盟国とともに、できるだけ短期間内に対日講和を実現すること……

第12回国会 衆議院本会議 第15号(1951/11/13、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になつております国際小麦協定に加入することの承認を求むる件について反対の意見を申し述べたいと思うのであります。  第一に、政府は、この国際小麦協定に加入することが、あたかもアメリカ側の非常な恩恵によるもののように盛んに宣伝をしているのでありますが、事実ばとんでもないことであります。そもそもこの小麦協定が結成されました歴史を振り返つてみますと、アメリカの小麦は、一九四七年、今から四年ほど前には世界的に食糧が不足しておりまして、それに伴う価格の高騰と、またドル不足によりまして、輸入国がアメリカの小麦を輸入することができず、そのために一ブツシェル三……

第13回国会 衆議院本会議 第17号(1952/02/29、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表いたしまして、労働者や農民、また民族の独立と平和を心から望んでおる国民大衆にかわつて、このたび発表されました行政協定に対し、政府の責任をただそうとするものであります。  私がまず質問したい点は、政府は何ゆえ、占領下のもとで、しかも朝鮮動乱が今もつて解決を見ない今日、この協定を結んだのかという点であります。政府は、口を開けばアメリカと対等の立場におい交渉をされたと言つておるのでありますが、日本の政治経済の一切をあげて強力なアメリカ占領軍によつて掌握されておる現在、一体どこに対等の立場があると言えましようか。まずこの点について政府の見解をただしたいのであります。世……

第13回国会 衆議院本会議 第22号(1952/03/20、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、ただいま議題となつておる外務公務員法に対し、日本共産党を代表して反対するものであります。  反対の第一点は、本法案によりますと、大使、公使の任免はもちろん、選考による外務職員の任命制等によりまして、外務職員の任命の実権はまつたく外務大臣に握られるばかりでなく、その官職の格付、身分の保障についても、すべて生殺與奪の権が完全に外務大臣の掌中に握られるという点であります、これは吉田――をもつて天皇制を外務省に設けるものでありまして、これは明らかに天皇制官僚機構の復活であります。このことは、やがて国家機構の軍事的再編成と相まつて、日本の全官僚制度にまでこの天皇制的官吏機構を拡張せんと……

第13回国会 衆議院本会議 第27号(1952/03/29、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題となつている出入国管理令、外国人登録法の両案について反対するものであります。  一体、出入国管理ということは、新たに日本の国に出入りする者を取締る、管理するというのが本来の建前なのであります。しかるに、この法案によりますと、明治以来何十年の間、日本人として日本に居住し、中には日本人を妻として風俗習慣もまつたく日本人として生活し来つた朝鮮人、台湾人の諸君を、にわかに外国人として取扱つて、これを新たに日本の国に出入りする外国人の條件によつて管理しようとしておるのであります。しかも、このにわかに日本の国に出入りする外国人と同一の條件に該当し……

第13回国会 衆議院本会議 第28号(1952/03/31、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、ただいま議題になつております在外公館の名称及び位置を定める法律案と、在外公館に勤務する外務公務員の給與に関する法律案の二案に対して、共産党を代表して反対の意見を述べる次第であります。  われわれ日本の国民が、日本の極東並びに国際的な位置からいいまして、全面講和によつて日本の平和と独立を確保したいということは、全日本の国民の熱願であつたのであります。ところが、吉田内閣は、この国民の意思を無視しまして、今や單独講和を締結すると同時に、この日米單独講和の方針を、打ちこわすことのできない既成事実としてつくり上げようとしているのであります。この方針の具体的な現われが、この二つの法案とな……

第13回国会 衆議院本会議 第39号(1952/05/08、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、ただいま議題になつている国連加盟について承認を求めるの件について、日本共産党を代表して反対するものであります。  この件につきましては、共産党を除いては各派が賛成を委員会ではしたのでありますけれども、この賛成した諸君が、口先だけの賛成であつて何ら誠意がないどころか、これに対して何ら責任を持つておらないということは、きようの出席議員を見ましても、衆議院の全議員は四百六十六名でありますが、このうち出席している議員は、先刻はわずか七、八十名でありました。(「そんなことはない」と呼ぶ者あり)このことは、明らかに三分の一の定足数を欠くのでありまして、いかに賛成の諸君が、賛成と口先だけで……

第13回国会 衆議院本会議 第51号(1952/06/07、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となつておる日華政府に反対をする。  政府は、一体蒋介石政権などというものがあると、まじめに考えているのでありましようか。一体蒋介石とは何者でありますか。中国人民から、中国をアメリカに売り渡す民族の敵として追い拂われて台湾に逃げ込んで、一旦はアメリカにすら見離されたものではありませんか。(拍手)一旦棺桶に入れられたものが、また引ずり出されて、これをアメリカ第七艦隊で守護してやつて、その軍事予算の三分の二をアメリカによつてまかなつております。これは文字通りアメリカの飼馬であります。(拍手)これは文字通り国府の残存集団ではありませんか。領土もなけ……

第13回国会 衆議院本会議 第53号(1952/06/12、24期、日本共産党)

○林百郎君 去る七日の私の日華條約の反対討論で、私を懲罰にするそうであります。先ほどの風早君の例を見ましても、また私の例を見ましても、野党が反対討論に出て、時の政府の政策を批判することが一々懲罰になりましたならば、こんな国会はもう必要がないのであります。(発言する者多し、拍手)諸君、一片の良心があるならば――かつての帝国議会のころ、天皇制の議会でも、軍部に対する批判はもつと峻烈にやつたのだ。うそだと思つたら、速記録を読んで見たまえ。諸君は、民主主義だとか、共産党は民主主義を破壞する、議会制度を破壞すると言うけれども、かつての東條時代に許された言論の自由すら許さないような諸君こそが、民主主義を破……

第13回国会 衆議院本会議 第54号(1952/06/14、24期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま上程されておるインドとの平和條約に反対するものであります。  もとより、日本の国民は、インドの人民との間に真実の平和、友好関係が実現されることを心から望んでおります。しかし、今回吉田政府とインドのネール政権との間に締結された本條約は、日本国民のこの希望を何ら実現しておらないのみか、戰争と亡国のサンフランシスコ條約の再版にすぎないのであります。これは日本とインド両国人民の心からなる期待を裏切るものである。全面講和を望む日本国民のために、断じて支持することができないのであります。(拍手)  一体、ネールの政権とは何でありましようか。諸君御承知の通り、……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 衆議院本会議 第14号(1964/03/13、30期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま趣旨説明のありました暴力行為等処罰に関する法律の改正案に対し、政府に質問いたします。  最初に、私が総理大臣はじめ関係大臣に問いただしたいのは、今日の時点で、政府は何ゆえ本改正案の国会通過を強行しようとするか、その政治的な意図についてであります。  政府も十分御承知のごとく、本改正案については、法制審議会の刑事部会で構成要件があいまいであり、従来の刑事法体系にない概念や解釈が持ち込まれるものであるから許すべきでないとの意見が多数を占めました。また、国会においても、二回も廃案となり、自民党の諸君ですら前の国会で修正案を考えざるを得なかったほどの案件……

第51回国会 衆議院本会議 第13号(1966/02/02、30期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、主として佐藤総理に質問をいたします。  総理は、施政方針演説で、ジョンソン米大統領の特使ハンフリー、ハリマン両氏と会い、アメリカがベトナムの平和を真剣に求めていることを確かめることができたと言明しました。ところが、総理がこのような言明をしてからわずか三日後の一昨日、アメリカ政府は、ベトナム民主共和国に対する大規模な爆撃を再開しました。この北爆再開がベトナム侵略戦争の一そう大規模な拡大に道を開くものであることは明らかであります。総理は、これがアメリカが真剣に平和を求めていた証拠だと思いますか。現に、アメリカ政府は、昨年末から平和提案なるものを鳴りもの入りで……


31期(1967/01/29〜)

第56回国会 衆議院本会議 第11号(1967/08/10、31期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております会期延長の件につき反対の討論をいたします。  そもそも、本会期延長の目的であるいわゆる健保特例法案は、第五十五特別国会において、二十一日間の延長をもってしても成立せず、政府・自民党は事実上の再延長である本臨時国会を開き、この臨時国会においても今日までいまだ成立しない法案であります。これは、本法案に対する広範な人民がみずからの健康と生命を守るための猛然たる反対の声の厳粛な反映であります。  しかるに、政府・自民党は、このことに対しいささかの反省をしないのみか、あなた方はかえってあらゆる策謀を繰り返し、石井議長をして、あっせんの名……

第61回国会 衆議院本会議 第19号(1969/03/28、31期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、国鉄運賃法の改正案並びに国鉄財政再建促進特別措置法案に対し、総理並びに関係大臣に質問いたします。  まず、質問に先立って、去る二十五日の運輸委員会における自民党の暴挙についてでありますが、政府・自民党は、国鉄運賃値上げ法案等に対する広範な勤労人民の反対を無視して強行採決をあえて行ないました。運輸委員会では、質問通告者は、わが党の田代文久議員をも含めて十四人もまだ残っていたわけであります。審議時間は、しかるにもかかわらず、わずか二十時間余にすぎないのであります。このことは、政府・自民党が、国民の前に国鉄の赤字の内容など、十分明らかにされることをおそれた結果……


32期(1969/12/27〜)

第65回国会 衆議院本会議 第13号(1971/03/01、32期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、昭和四十六年度予算三案に反対の討論を行ないます。  本予算案を通ずる最大の特徴は、日米共同声明とニクソンドクトリンに従って、沖繩の本土並み返還を名目に、安保条約の実質的改定と日米共同作戦態勢を推し進めること、海外援助を口実としてアメリカのインドシナに対する侵略戦争に加担しながら、わが国の大企業の海外進出の一そうの強化をはかること、さらに、公共事業費などの財政支出を通じて、高度成長の破綻に悩む大企業への援助を強めることなどのために、国民を収奪した上に、国民生活の安定に必要な支出を極力削減した点であります。  まず、反対の第一の理由は、防衛費等についてであり……

第68回国会 衆議院本会議 第12号(1972/03/16、32期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表して、いわゆる連合赤軍事件に関し佐藤総理に質問をいたします。  今回の事件の最大の特徴は、彼らが毛沢東の唯武器論、すなわち、武器を絶対視する理論や、人民戦争万能論を盲信し、実践してきた当然の帰結であり、その自己破産を示すものであったという点であります。彼ら自身の言動によって証明されているように、連合赤軍とは、毛沢東に盲従し、彼らの四つの敵論に従って、日本共産党を完全に粉砕しなければならない、これは、彼らの機関紙「解放の旗」七一年八日一日付に明記してあります。このような呼号をする暴力集団と、社会主義国の転覆、日本共産党打倒を目標とするトロツキスト暴力集団の一派が……


33期(1972/12/10〜)

第72回国会 衆議院本会議 第13号(1974/02/19、33期、日本共産党・革新共同)

○林百郎君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となっておる予算委員長荒舩清十郎君の解任決議案に対し、賛成の討論をいたします。(拍手)  今日、国民が異常な物価の暴騰、物不足により塗炭の苦しみにあえいでいるとき、その諸悪の根源である大企業、大商社の代表を本院予算委員会に証人として喚問し、その実態を解明することは、いまや国民各界各層の一致した切実な声となっているのであります。  しかるに、自由民主党と荒舩予算委員長は、国民のこの切実な要求に対し、あらゆる詭弁を弄し、挑戦し続けてまいりました。しかも、後に述べるごとく、証人喚問権は国会の持つ当然の権限であります。しかも、与野党の折衝の……

第75回国会 衆議院本会議 第17号(1975/04/18、33期、日本共産党・革新共同)

○林百郎君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、公職選挙法の一部を改正する法律案並びに政治資金規正法の一部を改正する法律案に関して、総理大臣並びに関係大臣に質問をいたします。  まず第一に、総理にただしたいことは、民主主義の基本であり、憲法で明確に保障されている言論、出版、その他一切の表現の自由に対する三木内閣の態度、及び国民主権と議会制民主主義に対する三木内閣の政治姿勢そのものについてであります。  昨年十二月二十五日、本院で採択された選挙の明正に関する決議では、「そもそも選挙は議会制民主政治の基盤であり、正々堂々たる政策論争を展開して国民の審判を受けるべきもの」と述べております。  また……

第76回国会 衆議院本会議 第11号(1975/10/30、33期、日本共産党・革新共同)

○林百郎君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題覆りました政府提出の補正予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。(拍手)  まず、討論の最初に指摘しなければならないことは、三木内閣は、臨時国会召集後一カ月近くも補正予算案を提出しなかったのみか、逆に、真っ先に郵便料金、酒、たばこの値上げ法案を提出し、その強行成立を図る方針に出たことであります。これは政府・自民党の議会制民主主義を踏みにじる許しがたい暴挙と断ぜざるを得ません。(拍手)  現在、国民生活は、長期にわたる深刻な不況とインフレの二重苦のもとで、失業者の増大と、かつてない就職難、中小企業の深刻な経営難と倒産の増大、農……


36期(1980/06/22〜)

第94回国会 衆議院本会議 第10号(1981/03/07、36期、日本共産党)

○林百郎君 私は、日本共産党を代表し、昭和五十六年度予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。(拍手)・反対の理由を具体的に述べる前に、私は、五日の予算委員会における自民党の単独強行採決の暴挙を、満腔の怒りを込めて糾弾するものであります。(拍手)  国政の基本である当初予算の単独の強行採決は、かつて米軍の全面占領下にあった一九五二年の二月以来、実に二十九年ぶりであります。しかも、実に今回は、このときを上回る暴挙で、議会政治の歴史に、ぬぐうことのできない汚点を残したものであります。多数議席におごって、議会制民主主義の基本原則を踏みにじって恥じない自民党と鈴木内閣を、国民は絶対に許さないであ……


37期(1983/12/18〜)

第103回国会 衆議院本会議 第3号(1985/10/17、37期、日本共産党・革新共同)

○林百郎君 私は、質問に先立ち、過日の日航機事故によって犠牲となられた方々に対し、心からの哀悼の意を表するとともに、負傷された方々に対し、心からお見舞い申し上げます。  さて、ことしは言うまでもなく、戦後四十年、また、広島、長崎の被爆、さらには国連憲章調印四十年という、記念すべき年であります。あの悲惨な戦争と戦後の体験から、何を教訓とし、どう現在に生かすのか、そのことが改めて問われております。にもかかわらず今日、中曽根総理、あなたの手によって「戦後政治の総決算」という名による侵略戦争の美化と暗黒政治の復活がたくらまれております。  そこで私は、日本共産党・革新共同を代表し、平和への決意を込めて……

第104回国会 衆議院本会議 第3号(1986/01/29、37期、日本共産党・革新共同)

○林百郎君 ただいま私が永年在職議員として本院から表彰をいただいたことに対し、同僚議員の皆様に衷心より御礼を申し上げます。(拍手)  また、この二十五年の長きにわたり、幾多の困難にもかかわらず、私を国会に送り出していただいた長野県の皆さんに、心からこの壇上からお礼を申し上げます。(拍手)  私は、一九四七年の四月、日本国憲法公布後、最初の総選挙で初当選を果たして以来、当選すること九回、今日に至ったのであります。  振り返りますに、当時、私が三十四歳で立候補いたしましたのは、あの悲惨きわまりない戦争を再び起こしてはならないとかたく決意したからであります。戦前は、治安維持法等による弾圧のあらしが吹……


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ページ更新日:2024/12/01
データ入手日:2024/10/20

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