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前田種男 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

前田種男[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言(非役職)歴代TOP1000
868位

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94位
23期委員会発言TOP100
59位
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59位
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31位
25期委員会発言TOP100
56位
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64位
25期委員会発言(非役職)TOP50
39位

このページでは前田種男衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。前田種男衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 国土計画委員会 第16号(1947/10/10、23期、日本社会党)

○前田種男君 簡単に御説明を申上げます。  大阪は昭和九年の大水害と昭和十九年、二十年にかいの台風のために、西大阪一帯は非常な被害を受けたわけでございます。もちろん昭和十九年は戦争中でございましたから、その後の對策もできず、二十年、二十一年の二年間におきまして、大阪府、大阪市は、當時の金額において一億の金を投じて防潮堤をやつたのでございます。この区域は大阪市内の大體四分の一を占めます西大阪で、大阪における工場地帯の中心をなしておるわけであります。今日あの大工場がすべて賠償工場から除外されまして、生産復興にいそしんでおるわけでございます。大阪港は御承知のように、戦前におきましてはよこすか、神戸を……

第1回国会 通信委員会 第16号(1947/10/31、23期、日本社会党)

○前田種男君 歌垣郵便局電信電話事務開始請願の件は、大阪府豐能郡歌垣村でございますが、地位は大阪府の北端でありまして、京都府、兵庫縣と大阪府との接近している地域でございます。土地柄からいつても、京都市、大阪市、あるいは池田市等と密接な關係がございますので、ぜひとも當郵便局に對して電信電話の事務が始められますように、御配慮を願いたいという請願の趣旨でございます。本件は全村一致の要望によつて請願されたものでありますから、さしずめのいろいろの問題等につきましては、當局に村をあげて協力するという熱望もございますので、この實現に對しましては、いろいろな點で當局と密接に打合せをして進めていきたいという村民……

第1回国会 労働委員会 第7号(1947/08/07、23期、日本社会党)

○前田委員 ただいま委員長が申されましたように、今日までは主として勞働省の案件を審議してまいりましたが、來週は失業保險法、失業手當法が提案される豫定になつておられる趣きでございまするが現下の情勢は勞働行政一般、あるいは勞働對策、物價と賃金問題、その他勞働委員會が掘り下げて檢討すべき重要な問題が山積しておるわけでございます。私は國家の今日の情勢下、勞働委員會の責任が非常に重要であるということを痛感いたしまして、安本長官、大蔵大臣、その他勞働關係の大臣の出席も願いまして、本委員會がそうした勞働對策一般の問題について、適當な委員會の審議を進めていかれるように希望いたしまして、豫定日以外でもやりくりが……

第1回国会 労働委員会 第10号(1947/08/22、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は安本長官、法制局長官竝びに勞働大臣に、順次質問したいと思います。安本長官、法制局長官は、閣議で手が離せぬそうでありますが、安本を代表して勞働局長が見えておるそうですから、さきに安本長官に對する質問をしたいと思います。  本法の第一條の目的のところには、明確に「各人に、その有する能力に適當な職業に就く機會を與えることによつて、工業その他の産業に必要な勞働力を充足し、以て職業の安定を圖るとともに、經濟の興隆に寄與する、」この目的に副いまして、第四條に「第一條の目的を達成するために、左の業務を行う」として、第一には「國民の勞働力の需要供給の適正な調整を圖ること、及び國民の勞働力……

第1回国会 労働委員会 第13号(1947/09/17、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は安本長官に質問をするつもりでありましたが、所用のために長官が見えませんし、總理大臣は安本總裁でありますから、私の質問に對して安本總裁として基本的な問題について御答辯をお願いしたい。具體的な問題については、この委員會の進行上次會に安本長官から説明を承れば幸いだと思います。  私の質問の要旨は、現内閣が發足以來いろいろ緊急對策が出されております。特に安本を中心として金融對策、あるいは物動計畫、その他を發表されておりますが、私の見るところでは、日本のように八千萬の國民を擁し、狭い國土に生活をしなければならぬ國柄におきましては、むしろ人的配置、人の問題を一體どうするかということが……

第1回国会 労働委員会 第15号(1947/09/23、23期、日本社会党)

○前田委員 安本長官に質問を通告しておりますが、後日に讓りまして、勞働大臣に伺いたいのですが、第七條は、恩給あるいは隱退料をもらつた場合に、その額が超過した場合は給付しない、被保險者でなくなるというような項目ですが、もしこれがこのまま適用されますと、官廰等において十年、二十年勤めておつた者が、失業保險の被保險者として掛金を掛けながら、結局適用が受けられないことになりますし、しかも隱退料のごときは勤續年數が長ければ相當の金額になりますので、この關係をもつと別途に考える考慮が必要ではないかと考えます。恩給、隱退料と失業保險とを一緒にしてやるというやり方は、全然別に考えるように考慮を願いたいと思いま……

第1回国会 労働委員会 第19号(1947/10/10、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 安本長官がお見えになつておりますから、私も先を急ぎますから、できるだけ簡單に質問を申し上げたいと考えます。  第一點は、昨日本會議で説明されました經濟力集中排除法案が施行されました曉きに、失業問題がどういうふうになるか。この問題に關連して、安本に對する具體的な計畫案等がございますれば、この際勞働委員會を通じて、明確にしていただきたいと考えます。
【次の発言】 今長官の答辯は無理からぬ點がありますが直接それに關與するところの事業會社等に働いておりますところの社員、工員に至るまで、この問題のために非常に神經過敏的に、毎日頭を惱ましているという現實の問題があるわけです。しかも、もし……

第1回国会 労働委員会 第23号(1947/11/14、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 前囘に懇談會を開きまして、修正事項が各派共同において假決議になつておりましたものを、本日成案ができましたので、一應朗讀いたしまして御承認願いたいと思います。印刷物が昨晩徹夜して刷られた關係上、非常に見にくいのでございますが、文字等は本文によつて適當に委員長において正確に記録していただきたいと考えます。   失業保險法案の一部を次のように修正するという失業保險法の改正の點から朗讀いたします。   賃金の項におきまして、   (賃金) 稱の如何を問わず、勞働の對償として事業主が勞働者に支拂うすべてのものをいう。但し、賃金中臨時に支拂われるもの、三箇月を超える期間ごとに支拂われるも……

第1回国会 労働委員会 第24号(1947/12/05、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 殘つております請願の大部分は同一内容に關する問題でありますから、一括して審議を進めたらいかがかと思います。
【次の発言】 先ほど給與局長の御答辯の區域差の問題の取扱いについて私は意見をもつております。理想から言えば、特地區だろうと甲地區だろうと、官公勞それぞれ個人々々の生活状態、そうしたものが完全に調査されて、地域差とかあるいは特別給與というものが査定されるのが理想だと考えます。東京や大阪に勤務しておる者の中にも、百姓の家庭の人もあり、あるいは商賣人の家庭の人もあり、いろいろ環境が違つておるのです。純然たる給料で生活しておる者と、そうでない者と家庭が複雜であります。しかしそう……

第2回国会 決算委員会 第26号(1948/07/02、23期、日本社会党)

○前田種男君 本請願の要旨は、現在陸洋内燃機関は産業復興に大なる役割を果しているが、その生産資材は物資需給計画による取扱いがきわめて低位にあるため、生産業者の手持資材もわずかとなり、今後の需要に應じられない現状である、ついては陸用内燃機関を重要産業として取扱うとともに、その所管を、商工省内に独立部課として確立されたいというのでありまして、独立的のものをぜひ設けてほしいと希望するものであります。何とぞ御審議の上、採択あらんことを望みます。

第2回国会 通信委員会 第18号(1948/06/21、23期、日本社会党)

○前田種男君 簡單に要旨を説明したします。大阪市此花区は皆さん御承知のように大阪市内におけるところの工地地帯の中心地でございます。しかも大阪における大工場が密集しておる所で、この工場がすべて賠償工場の指定を逃れまして今日復興にいそしんでおるわけでございます、区所の人口は三、四万でございますが、この工場を中心にして毎日働いております勤労大衆は十万以上を算えるという地区でございます。戰災のために郵便局が焼失したしまして、そのために非常な不便ら來しておるわけであります。ぜひ此花郵便局の復興を熱望したします。しかも地元の大阪逓信局が、昨年來この重要性を認めて、本省にそれぞれ申請してきておるはずでござい……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第35号(1948/06/23、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 ちよつと証人に聽きます。先ほどから数字をあげられました。証人が数回にわたつて三十六万円を党に寄附しておられますが、先ほど証人の証言によりますと、借りた金を寄附したというような言いまわしをしておられた点もありますが、三十六万円何がしの金はあなた個人の金を党に寄附されたのか、だれからか借用されて寄附されたのか、借用されたのであればどういう人に借りられたのか、あるいはもらわれたのか、もらわれたのであればだれからもらつたのか、もう少し明らかにこの内容を明示してもらいたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと三十六万円のうちの十万円は明らかになつておりますが、二十六万何がしは明ら……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第42号(1948/07/06、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 五月何日かに副議長室で相談されたときに、齋藤証人はそういうことは記憶がないような答弁でございましたが、地崎証人は選挙後に幹部会、要するに最高幹部の人に六、七人集まつてもらつて、百五十万円、そのほかに二百万円、合せて三百五十万円の会計報告をして、最高幹部会の承認を得ておりますという証言をはつきりしておると思います。齋藤さんは今その内容の金銭上のことを十分記憶にないような証言でございましたが、地崎さんの言葉から言えば、そのときの最高幹部会は承認されたことになつておると思いますが、この点もう一度証人にはつきり証言を願つておきたいと思います。最高幹部会は地崎証人のそうした金銭上の選挙……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第44号(1948/07/29、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 幹事長の証人に責任があるかどうかという点は、中野さんの質問で、結論は要領を得ないが、私も同感です。はつきりしなければならぬと思う。問題は事実をもう少しはつきりする意味において、齋藤さんに承諾を得たかどうかという点で、実際の事務的な責任は事務長がもつておつたのか、その他の人がもつておつたのか、だれが齋藤さんにそういう承諾を得たか、あるいは判も預つておつたかどうかという点を明らかにしなければならぬから、その点をだれに証言を求めれば明確になるかということを、幹事長たる証人からはつきりしてもらいたい。  もう一つは田中さん、幣原さんが十万円ずつ寄附しておるという報告に対して、本人は全……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第49号(1948/08/24、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 証人にお聽きします。今委員長も問われましたが、大事なところですから重ねてお聽きしたい。証人の就任前から兵器処理委員会に関する立案の大綱はできておつたようでありますが、正式にできたのは証人が局長になつた後だと言つておりますが、そうであれば五社を選定した理由は証人の責任においてもつと明らかにならなければならぬと思います。それというのは、なぜ五社にきめたか、ほかにもつと会社が物色されなかつたかどうかという点が大事でありますから、もし大綱ができておつても、局長になられた後あなたの権限において決定しておりますので、その間の事情をもつと糾明して、どういう結論で五社になつたという点を明らか……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第51号(1948/08/26、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 関連しますが、交際費百万円雑費に使つていると言われますが、おそらく各事業場、支部その他ではこれ以上にもつと使つていると目標をおいておりますが、どうですか。
【次の発言】 ただ交際費として項目はこれだけですが、そのほかに官廳そのほかの人の接待費とかいろいろな名目で、もつと大きな金を使つていると見ておりますが、どうですか。
【次の発言】 絶対ですか。
【次の発言】 これ以外に名目はいくらになるかわかりませんが、そういう方面にもつと使われていると思いますが、その点経理班長としてどうですか。
【次の発言】 もう一遍さかのぼります。十七万三千トンを拂下價格三百円で日鉄に拂下げてもらつて……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第55号(1948/09/02、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 いま一点聽いておきます。飲み食いの問題ですが、買つて渡したことはないかしらんが、あなたの方で飲み食いしておるというのは事実らしい。それを一々女中は知つておると思いますが、あなたも支配人として相当長いのだから、もつとくだけてその点を話せませんか。
【次の発言】 しかし十二時過ぎまでいろいろ話されて、相談されて、その間に飲み食いしていないということはないはずである。お客さんが買つてきて持つてくるとか、ウイスキーやビールびんを下げてまで飲んだくらいのことはわかりませんか。そういう事実はあるでしよう。
【次の発言】 全部お客さんが持つてきたのですか。

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第60号(1948/09/22、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 ちよつと先ほどの証言の中に、証人は百六十日近くも東京におられましたが、その間國管反対運動のためには、料亭、待合、旅館等でいろいろな会合、懇談をしたと言つておられますが、その通りですか。
【次の発言】 そうしますと、その半期以上の長い間でありますから、國管に集中されました以外に、業者として営業上その他のことについての会合はやられたのですか。
【次の発言】 あなたの半期間における会合というものは、院内と龍名館で、それ以外ではだれとも会つて相談したということはないですか。
【次の発言】 絶対にないですか。
【次の発言】 自動車会社から來て、おります書類によりますと、龍名館から相当頻……

第2回国会 労働委員会 第2号(1948/04/06、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 島上君の質問に関連して、この機会に総理大臣に重ねて私からお尋ねしておきたい点があるわけです。それは今問題になつておりますところの労働立法改惡反対というスローガンのもとに、全國的に相当宣傳されておるわけでございます。私は長い間の労働運動の経驗から推しまして、しかも敗戰後の今日の日本の実情下において、今施行されておりますところの労働組合法、労調法、基準法、このいわゆる三立法は、日本の現状におきましては、よすぎるくらい理想的な立法だと私は見ておるわけです。この立法が労働組合運動の経驗――実際敗戰後の組合運動がまだ若いために、理想的なこの三立法を運用することに、十分の素質ができていな……

第2回国会 労働委員会 第5号(1948/05/25、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 今政務次官からの説明にありましたが、官吏の規定と本案の規定の内容について、安定局長から、もう少し要点だけでもよろしいですから内容を御説明していただきたいと思います。
【次の発言】 職業安定委員會は中央、地方にこしよえることになつておりますが、現在中央、地方にそれぞれの委員會はもう構成されてその活動を開始しておられるかどうか、その點を重ねて御質問申し上げます。
【次の発言】 私は安本長官、勞働大臣、給與局長の出聴を求めておりますので、出席していただけるかどうか、委員長の方でお答え願つた上で質問を進めたいと思います。
【次の発言】 兩大臣にぜひ出席してもらつて、重要な質問ですから……

第2回国会 労働委員会 第6号(1948/06/04、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は簡單に質問申し上げますが、今日問題になつておりますところの労働三立法の改正の問題、あるいは改惡の問題が國内的にも相当問題になつておりますし、政府の中でも相当論議されております。もちろん労働三立法は私が言うまでもなく組合法、労調法、書準法の三つでありますが、主管は労働省関係でありますが、法務廳関係でこの労働三立法に対して相当改正すべきかどうかという点について、檢討なり意見があるかどうかという点を法務廳法裁にお尋ねしたいといます。さらに商工大臣に簡單に質問したいという要点は、今日の物價と賃金の関係、さらにそれを裏づけするところの生産の関係について、商工省としてはどういう政策な……

第2回国会 労働委員会 第7号(1948/06/08、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 先ほどから應)されました点でもう少に明確にしてもらいたい点だけを物價局長にお尋ねしたいと思います。一つは、二十二年度産米の米價改訂の問題は考究中であるという答弁でありますが、三千七百円ベースの数には、二十二年度産米の改訂價格の問題が織りこまれておるかどうかということをはつきりしてもらいたいと思います。價格はどうなろうとも、この三千七百円ベースの中に織りまこれておるかどうかとう点が一点であります。  それから先ほど三千七百円ベースは一般産業のベースで、官公廳に適用するベースではないという答弁でありましたが、しからば二十三年度本予算が昨日提案されておりますが、その数字を私見ており……

第2回国会 労働委員会 第16号(1948/09/07、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 審査をするしないにかかわらず、フーバー原案を提出してもらいたいと思います。

第3回国会 人事委員会 第1号(1948/11/09、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 その問題は理事会に一任したいと思います。

第3回国会 人事委員会 第2号(1948/11/10、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 議事進行について発言をいたします。本日はすでに二時半から本会議が開かれるということになつております。しかも運営委員会の決定によりますと、本会議において、引続いて國家公務員法の説明をするということに、政府の方も了承していることになつております。從つてここで説明を聞くということになりますと、本会議の審議が遅れるということになつて参りますので、本会議を優先的に再開するようにいたしまして、きのうに引続き、さらに國家公務員法の説明を本会議で承つて、その上で本委員会は十分審議する機会があろうと思います。よつて本日は本委員会をこの程度にして、一分も早く本会議を開かれるようにしていただきたい……

第3回国会 人事委員会 第4号(1948/11/12、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 委員長の申出によりますところの公聽会の件でありますが、ただいま本委員会に提案されております國家公務員法改正につきましては、事重要な問題であります。各方面から非常な関心を持たれておる問題でありまして、本委員会の審議の資料にするために、廣く各方面の識者の代表的な人々にお出でを願いまして、いろいろな角度から意見を聞きまして、われわれの笠議の資料にしたいと思いますので、ぜひ公聽会を開催して、國家公務員法改正全体にわたる問題について、十分檢討したいと思いますので、そういうおとりはからいをされるように動議を提出いたします。
【次の発言】 委員長の御説のように、労働委員会からはすでに正式の……

第3回国会 人事委員会 第8号(1948/11/22、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 先ほどの関係方面との関係について緊急に質問いたします。今米窪委員の質問に対して官房長官の答弁は、いわゆる公務員法と予算の関係につきましては、ホイツトニー將軍の了解のもとにやつたということを言つております。しかしきのうの新聞を見ますと、官房長官はUP記者に語つておるその一節に、司令部の一民政局の意見を野党が重要視するということは、マツカーサー元帥の方針にもとるような態度だ。マツカーサー元帥は主として日本人の主自的なやり方を尊重している。それを一民政局の意見を聞いて云々することはというようなことを言つております。この官房長官の新聞記者発表の意見と今の答弁とは、まつたく自分の都合の……

第3回国会 人事委員会 第9号(1948/11/24、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の玉井君の質問に関連してお伺いいたします。今の玉井委員の人事院の権限の問題で、人事院規則を法制化したらどうかという質問に対して、委員長はその必要がないという答弁でございましたが、これは大事なところだと思います。委員長もすでに御承知のように、國会におきましては政府の行政部門の局部の変更は、院議をもたなければ、内閣の政令によつてはできないという決定が両院を通過しておるのです。これは國の意思が明確になつております。しかも一局部の行政上の都合で変更する場合でも、院議の承認を経なければならぬというように國会はくくつております。この公務員法の改正案の内容を見ますと、大部分が人事院規則に……

第3回国会 人事委員会 第10号(1948/11/25、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 今御答弁を聞いておりますと、どうも改正案を提案された立場上、非常に苦しい言いわけをしておられる。むしろすなおな立場で考えると、今の答弁は現行法にもどした方がよい、現行法の立場での答弁をしておるが、改正案を出した手前上、そういう答弁をしておるというふうに聞えるのであります。われわれは今言われたように、内閣が監督するということは、訴追問題を任免問題でありまして、任命は一遍すると四年間の任期でありますが、その間にやめさせるということは、重要なる問題でない限りは、そう内閣でかつてにできるわけではないのであります。普通の行政官廳としての内閣総理大臣は、監督権は持つておるが、そういう任期……

第3回国会 人事委員会 第11号(1948/11/26、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 この際総理大臣の出席を得ましたので、二、三の点についてできるだけおだやかに御質問をして、明確な御答弁を願いたいと思います。まず第一点は二十四日の新聞を見ますると、吉田総理大臣談ということで、どうも公務員法の審議が野党が消極的な態度をとつて遅延している。はなはだ遺憾であるというような談話が発表されているのでございます。私たちは八日に再開されました本委員会に、九日から連日この委員会を進めてきているわけでございます。その間政府も非常に多忙であつたと思いますが、われわれの要求するように総理大臣の出席、その他の大臣の出席がなかなかはかばかしく行つていないということは、この委員会の経過を……

第3回国会 人事委員会 第12号(1948/11/27、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の岡部政府委員の説明の中で、特殊な場合には、臨時的に六十條を適用してやるということでございますが、これは政府ばかりでなく、民間でも規定をこしらえるときには、特殊なときにしか適用せぬということを、往々にして言われる。実際にやつて参りますと、この特殊なときにしか適用せない條項を常時適用されるということが、過去において、官廳関係にあつても、民間にあつても相当あるわけです。それでこの問題は、どうせ一年間臨時雇で使えるということに現誉法でもなつておりますし、これは基準法もどこかに雇用関係の問題があろうと思います。それから職業安定法関係でもあるように私は記憶します。そうした法規の関係等……

第3回国会 人事委員会 第13号(1948/11/28、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 今説明の中の罰則の問題でありますが、この改正案で行けば、たびたび論議になりましたように、相当重い罰則を科せられておるわけです。労働関係法に比べますと非常な重い罰則を科しておりますが、もう一度ここで、なぜそういう重い罰則を入れたかという点を説明していただきたい。
【次の発言】 法務総裁がいなければ答弁できぬようでありますが、この法律全体を見て、今説明を聞いておりますと、この間からの答弁の中にも、特殊な待遇を公務員に與える、その反面に、一般の労務者と違う別な制約を受けなければならぬということがよくいわれているのです。特殊な待遇ということは、爭議もやらずに、あるいは團体交渉もせぬで……

第3回国会 不当財産取引調査特別委員会 第4号(1948/10/14、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 昨年の話は今承りましたが、一昨年どの程度出されたか、あるいは本年になつて出されたことがあるかどうか、参考までに伺いたいと思います。
【次の発言】 関係ないが、昨年に比較して一昨年出されたものを……。
【次の発言】 これは特に昨年の一年間に國管の問題がありましたので、百三十万円出された。その参考までに一昨年どの程度出されたか。本年になつてどの程度出されたかということは重要な問題だと思いますから、これをお聽きしたいと思います。

第4回国会 人事委員会 第3号(1948/12/07、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 委員会の劈頭に、官房長官が見えておられますので、緊急に御質問を申し上げたいと思います。  それは官房長官談で新聞にも出ておりますが、訴願審査の委員会を再び設けて、今日までたくさんのパージになつておられる人々の再審査の道を開いてやるという方法が必要だと考えます。特に選挙も近く行われるという寸前でございますので、愼重にやらなければなりませんが、また廣く人材がそれぞれの職務に再び復帰するような道を開いてやるということは必要なことであろうと考えます。そうした公職資格審査の委員会等は、一應任務が終つて、総理廳の一部で事務的なものをやつておるようになつておりますが、さらに訴願審査の委員会……

第4回国会 人事委員会 第4号(1948/12/08、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は行政整理に関しては、公務員二百五十万に及ぼす影響がありますので、行政整理の問題については、十分本委員会で檢討を要する職務が與えられておると思いますので、行政整理に関するところの根本的の政府の方針を、もう一度本委員会を通じて明らかしていただきたいと思います。担当の岩本國務相の明確な、この点についての方針を示していただきたいと思います。
【次の発言】 今の國務大臣の答弁に対してさらに私は質問したいと思いますことは、行政整理をやらなくてはならぬということを諄々と説明されましたが、問題は肝腎な退職金の問題、就職の問題がなかなか困難で簡單に行かない。しかもこの関係は不可分である。私……

第4回国会 人事委員会 第5号(1948/12/09、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 六十二万六百七十五名整理しようという全体の数字から欠員を引くと、五十四万四千七十五人という今の説明であつたのですが、五十四万四千七十五人のうちで、予算定員で補充ができていないというのはどれくらいあるのですか。
【次の発言】 関連して……。先ほど予算定員を中心にして行政整理をやるということでありましたが、赤松委員がさらにつつ込んで、実際に首を切る者が相当あるはずだと質されたところ、あなたはそれを肯定して、それに入つて行くということを言われる限りにおいては、大体六十二万の中で欠員がいくら、予算定員がいくら、さらに行政整理でほんとうに首を切る者はどの程度ということが、正確な何人とい……

第4回国会 人事委員会 第6号(1948/12/10、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の問題をもう一つ聞いておきたいのは、國会が時間的に余裕があればもつと十分審議する期間があるのですが、目下時間的に押し迫つた問題であります。最終的にイエスかノーかを決定しなければならぬ段階に、ここ数日に追詰められて來たわけです。われわれは、席を議会に置きますが、また労働組合の責任者でもある関係上、賃金ベースの問題につきましては、われわれの努力を傾けて今日までやつて來ておるわけです。その立場から全逓の高原君に、もう一度相馬君が聞かれた点についてだめを押しておきたい問題は、七千三百円の問題が当面の最小限度の要求であるということは、たびたび聞いておりますからよくわかります。しかしこ……

第4回国会 人事委員会 第9号(1948/12/14、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 私も討論するつもりではなかつたのでありますが、賛否の意見が一部出ておりますので、私は全面的に参議院送付案であるところの本案に賛成したいと思います。その理由を、日本社会党の立場から一應明らかにしておきたいと思いますことは、去る十一月三十日、第三國会の最終日に、國家公務員法の一部改正法律案が通過いたしましたが、わが党は全面的に修正案に反対の意見表示をしたことは、記録で明らかなところでございます。私たちは、今日の情勢下に、わが党が掲げておりましたところの修正案が一番妥当であるという信念を、今なお持つておるわけであります。しかしこれは國会の少数意見として葬られましたので、すでに國家公……

第4回国会 人事委員会 第12号(1948/12/21、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 物價との関係において大藏大臣は、來年の三月までは総額において押えているからこれで行くと言う言葉の裏には、四月以後は改訂するかもしれないという印象を多分に受けたのです。私たちは六千三百七円はあくまでも確保しなければいけませんが、このことによつて物價を改訂してはならないと確信を持つております。あくまでも物價を改訂せずしてこの賃金ベースを維持して行かなくてはならぬと、われわれは考えているのです。そのためにはいろいろめんどうな問題もあろうと思いますが、政府はベストを盡して、その線に沿うて物價を改訂しないという基準の上に立つて、諸般の政策をやつてもらわなくてはならぬと考えますので、もう……

第4回国会 不当財産取引調査特別委員会 第2号(1948/12/07、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 一言今の提案に対して付言して賛成したいと思います。  日本社会党所属委員は今の案に賛成いたします。さらに、その決議案は議長に提出されると思いますが、檢察当局、要するに福井檢事総長あてにも、ぜひ敏速にこの事件を明るみに出すようにベストを盡して調査を進めるように決議案を手交してもらいたいと思います。  以上の意味を添えて賛成します。

第4回国会 不当財産取引調査特別委員会 第4号(1948/12/12、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 証人にお伺いしますが、党に献金するという星島さんからのお話があつたから、党に入つたものとして礼状をお出しになつたという今の証言でございますが、党に入つたものと確実に思つておられるかどうか、もう一度その点をはつきりしてもらいたいと思います。
【次の発言】 きのうの本会議における答弁の中にも、明確に党への献金だということを言つておられます。参議院における質問に対しましても党に献金があつたからこれに対して礼状を出したということを明確に言つておられるのですが、今の証言によりますと、党に入つたのか、どこに使われたかわからないという点は、ここにギヤップがあるのです。この点をもう一度明らか……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第8号(1949/07/20、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 いろいろ論議はございますが、衆議院の選挙区の場合は現状が一番いいのではないか、私は結論的にそう申し上げます。いろいろ申し述べられた意見に対して、さらに私は一々意見を申し上げる必要もないと考えますので、現行法の選挙区で可なりと私は認めます。ただ正確な人口調査によつて別表を選ぶということは当然やるべきであるという結論を私は持つております。それから現行法においても、ある選挙区のごときは非常なむりをして選挙区の変更をやつたために、府縣においていろいろな問題が起こつているという点は、昨年の選挙法改正の委員会においても相当そうした府縣代表の人々から意見が深列に出た点でございますから、そう……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第9号(1949/07/21、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 ちよつと三浦さんに聞きますが、來年から年の計算がかわることになつておりますが、従來の満二十歳とかあるいは、満二十五歳、満三十歳という計算の仕方と來年からの年齢の計算の仕方がかわつて來る法律案との関係で、実際問題として投票期日までに満二十歳となつたものは選挙権があるかどうか、あるいは立候補する場合に、立候補する当日満二十五歳あるいは満三十歳になつたとしたらその資格があるかどうかというその計算のかわりますものとの間に若干の違いがあるか、全然違いがないか、その点御説明願いたいと思います。
【次の発言】 私はこの選挙管理委員会を統一して、一本の法律のもとに権威あるものにすることに対し……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第10号(1949/07/22、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 選挙事務所の問題は選挙区がどうきまるかということによつてきまつて來ると思いますので、選挙区の問題があとに残されておりますから確定はできませんが、現行の中選挙区が一應決定するという仮定におきますと、大体全縣あるいは交通不便の廣範囲の地区等は二箇所ないし三箇所程度認めたらどうかと私は考えます。それから休憩所の問題は認めないことにして、選挙事務所を三箇所ぐらいまで認めるというように考慮したらどうかと考えます。
【次の発言】 私も大体五から八までの問題は今の千賀君の御意見通り賛成したいと思います。もしこまかく小委員会で議論になる場合にはあらためて私も意見を申し上げたいと思いますが、大……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第11号(1949/07/23、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は大体選挙公営の基本的なものとして、衆議院あるいは参議院、地方選挙とも一本にして、共通とすべきだと考えます。もちろん部分的には選挙の範囲、有権者の数等において、多少あるいは数的に増減があることは言うまでもありません。しかし基本的なものは一本の線でどの選挙も同一内容でやるというのがいいのじやないかと考えます。それから今御説明になつた中で、大体問題ないという箇所をあげますならば、あるいは選挙公営の中におけるところの新聞廣告とかあるいは選挙放送、経歴公報等の問題等はさほど異論がないと思います。放送等については録音等を使用してもらうという意見が昨日も出ましたから、もちろんそうできま……

第5回国会 逓信委員会 第12号(1949/05/11、24期、日本社会党)

○前田種男君 私は今請願しておりますところの大阪此花郵便局復興に関する件を簡単に御説明申し上げて、皆さん方の御審議を煩わしたいと思います。大阪此花区は御承知のように西大阪で、大阪における一番大きい工場地区でございます。まつたくこの地区は、戰災にやられましたが、大工場は扶桑金属の製鋼所の焼けた以外は、全部残つておるわけでございます。すべての工場は今日賠償工場から解除されまして、業務復旧を急いで相当成績を上げ、生産をあげておるわけであります。その地区で戰災以前にありました二等郵便局が焼けまして、そのままになつておりますので、非常に不便を感じておるわけでございます。もちろん戰災後今日までの間には、人……

第5回国会 労働委員会 第3号(1949/03/30、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の川崎委員の質問に関連いたします点から、労働大臣にお聞きしたいと思います。最初に賃金対策に関して今大臣の答弁があつたのでございますが、これは重要な問題でありますから、私もさらに労働委員会で掘り下げて政府と意見の交換をしたいと思います。  今答弁の中に、実質賃金を確保するということを強く言われましたが、私も過去二年間労働委員会において、名目賃金で生活保障は不可能だ、あくまで実質賃金を確保するという体制を確立しない限り、労働階級の生活、国民の生活というものは確保できない。その意味において、あくまでも生産に従事する者に対しましては、優先的な確保をするという労需物資の対策を、根本的……

第5回国会 労働委員会 第4号(1949/04/06、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は、前会に引続いて質問をしたいと思いましたが、政府委員の出席の都合もございますし、法務総裁がおみえになつておりますから、最初に法務総裁に緊急の問題としてお尋ねしたいと思います。それは去る二日並びに、三月二十七日の両日、大阪において行われた労働法規改惡反対の労働者大会、さらに引き続いて手続をふんで行われたデモ行進に対する警察当局の圧迫的、彈圧的な処置に対して、その後大阪からどういう報告が参つておるか。あるいは政府としてこの問題に対していかなる調査を進められておられますか。その内容を承りたいと考えます。
【次の発言】 今の法務総裁の答弁でございますが、私はあの事件の内容はあまり……

第5回国会 労働委員会 第6号(1949/04/20、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 吉田内閣の労働行政全般についてお伺いしたい。戰後資金資材の枯渇せる今日、労働力のみが豊富にある。この労働力をいかに有効に活用するか。それには労働省の労働行政のこともあるが、政府ことに安本の労働行政、その抱負等についてお尋ねする。
【次の発言】 労需物資については、いかにしても確保せねばならぬが、安本の方針はいかがですか。
【次の発言】 賃金対策については、物価との関係もあるが、いかなる方針で進まれるか。また飲食営業が再開されるが、それに関連して、労務者用の大衆食堂、及び酒場を認めてもらいたい。これは労需物資のことに関連性があると思うが、いかがですか。

第5回国会 労働委員会 第7号(1949/04/23、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 本多國務大臣がお見えになつておられますので、行政整理の問題について、できるだけ簡単に質問をして、その内容を明確にしていただきたいと考えます。  吉田内閣が行政整理を口にしてから、すでに半歳近くになるわけです、前大臣の岩本國務相が岩本試案を発表してからでも、相当日にちが経過しております。私はこの際、議会も相当過ぎた今日でございますから、行政整理の結論的な段階が、どういう時期に行われるかという点を明らかにしていただきたい。いつを期して行政整理を断行する意思があるか。その内容、人員、あるいは経済的に國費がどれだけ節約になるかということを承つておきたいと思います。実は行政整理の問題に……

第5回国会 労働委員会 第9号(1949/04/26、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 ちよつと関連して。今賃金のところで説明されましたが、特にこの條文で、同一職業に從事する労働者よりも低い率できめるという條文がありますが、これはえてして、その地方におけるところの賃金の引下げに利用されるおそれがあると思います。要するにそういうことのために、安定しております從業員の賃金が、引下げられる危險性が相当できて來ると思います。私はこの條項をすなおに考えてみて、必ずしもこの條項で、低くきめるという文字の使い方をせずに、同一職種に從事する労働者の通常の支拂い状態を勘案してきめる、というような文字に訂正した方が非常にいいと考えます。これは意見になりますが、労働省としてあくまで低……

第5回国会 労働委員会 第13号(1949/05/04、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されました失業保險法の一部を形成する法律案の修正部分を含めまして、原案に賛成するものでございます。ただこの際二、三の点に触れて、意見を申し述べて結論としたいと思います。  失業保險法が完全なものであるかどうかということにつきましては、多くの意見があるわけです。今日の日本の現状において、完全な社会保障制度のもとにおける失業保險制度をながめますならば、現行法におきましても、今日一部改正の提案の内容を見ましても、たくさんの不備があることを私は指摘するものでございます。まず第一に提案されました案の中で範囲を非常に拡大されたことはけつこうで……

第5回国会 労働委員会 第14号(1949/05/06、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 議事進行について。この重要な委員会の審議にあつて、今の答弁を聞いておりましても、確たる答弁ができない。労働大臣が参議院に出席しておられることはよくわかるのでありますが、労働関係の問題は労働省だけの問題でなくして、厚生、安本、大蔵、あるいは運輸、商工、それぞれ関連するものが多いのでありますから、大臣がいろいろ用事がありますならば、次官あるいは今申し上げましたような各省の局長の出席を求めて、今のような質問に対して、それぞれの衝に当る責任者から答弁のできるように、政府側の陣容を立ててもらうようにお願いいたします。

第5回国会 労働委員会 第17号(1949/05/11、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は労働大臣に相当いろいろな箇所から質問を申し上げたいと思います。まず第一に公聽会でも問題になりましたが、労働組合法が保護立法であるかどうかという点について、労働大臣の見解を明らかにしておいてもらいたいと思います。
【次の発言】 この前も私はちよつと触れましたが昨年來問題になりました紛争の処理機関の問題について、私がいくらか掘り下げてお尋ねしたいと思いますことは、九原則と本年度予算から参りますところの今後の経済界の動向というものは、今私が申し上げるまでもなく、労資の紛争が、終戰以來かつてない大幅に激化するのじやないかということが予想されるわけです。そうした問題に対するところの……

第5回国会 労働委員会 第22号(1949/07/19、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今懇談のときにいろいろ話を聞きましたが、どうも責任の所在が明確でないようであります。私は、あなたは國警本部の責任者であるから、むしろ一体國で、政府で、だれが一番責任者であるかということを指摘していただきたいと思いますし、できなければ、またほかの方から聞きます。それから、もし國警本部として答弁ができぬなら、できぬと明確に言つてもらいたいと思います。  第一聞きたいのは、議会は五月三十一日で終りましたが、六月一日以後における全國の労働争議、あるいは労資関係に関連いたしまして、警察当局あるいは司法当局が発動しなければならぬような事項が相当起きております。これを具体的にこういう件数が……

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1949/11/21、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 社会党といたしましても、選挙区制に関しましては、衆議院、参議院とも現行法でよろしい、こういう結論に達しております。

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第6号(1949/11/28、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 社会党の方の現職の場合は、地方の議会の議員が現職のままで立候補をするのであつて、知事、市長を許すというのではないのです。地方議会の議員の現職立候補を許す、当選のあかつきにやめるをいうだけです。知事、市長というものは特殊な地位でありますから、これを府県会議員、市町村会議員と別個に扱うべきだという考えです。

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第7号(1949/11/29、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私はやはり法律で最高を押えることにいたしまして、現行法の有権者一人当り一円というのを、最近の経済状態を勘案いたしまして最高二円、参議院の全国区に限りそれの半額、一円ということに押える方が妥当かと思います。それは候補者自身の活動の中心になるところの自動車、あるいはその他特にまた昨日審議されましたポスターの紙の配給等も、できれば無料でというようなことになつて参りますと、あくまで公営を徹底いたしまして、選挙費用はできるだけ少額に押えるということにしていただきたいと思いますので、ぜひともこの法規の中に二円という最高を押える條項を記入していただきたいと考えます。

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第8号(1949/12/01、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今説明されたプリントの三條というものは、これは附則の二と一緒ですか、違うのですか。

第6回国会 郵政委員会 第7号(1949/11/28、24期、日本社会党)

○前田種男君 簡單に御説明申し上げます。大阪市此花区は御承知のように西大阪の工場地帶を包含している地域であります。戰災のために相当被害は受けましたが、終戰後いち早く復興した地区であるわけです。大阪における大工場がたくさんあります地区で、晝間でありますならば、いまなお数万の労務者が働いておるという現状であります。その後住宅等も復興いたしまして、昨年から本年にかけまして市営住宅、一般住宅合せまして、一千戸ぐらい新築されました地区で、人口もすでに四万という地区になつておるにもかかわらず、戰災で燒けましたところの郵便局がそのまま今日置去りになつているわけです。四万からの人口を持つている地区に二等郵便局……

第6回国会 労働委員会 第3号(1949/11/25、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 労働大臣が見えませんので、政府委員にそれぞれ簡単に質問いたしますから、答弁は要領よく要点だけお願いたしたいと思います。まず基準局長にお尋ねいたしますが、この春の国会から今日まで、日本の経済状態は非常に悪くなつた、そのために賃金の遅欠配は相当深刻なものがあるのであります。特に最近では、会社側が首を切ると相当の退職手当を出さなければならないので、賃金の支払いを引延ばす。そうして本人が自発的にたまりかねてやめて行くと、みずからの退社だというので、わずかの退職手当でやめさせられるというような、深刻なものが全国に蔓延いたしまして、非常に労働階級は板ばさみになつて、せめても解職してくれる……

第6回国会 労働委員会 第4号(1949/12/01、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 詳細は請願書の内容に盛られておりますから、私は時間の関係上その内容に譲りたいと思います。根本的な方針といたしましては、公共企業体労働関係法の撤廃に関する請願でございます。これは終戦以来の労働組合運動のあり方、官公労の動向、それから国家公務員法の制定、専売公社並びに国鉄の公企業体関係になつて参りました組織の変更等から来ておるわけであります。過去の過程は皆さん御承知の通りでございますが、今日の実情から申しまするならば、もうすでに公企業になつておりますところのこうしたものは、ことさらに特別の法規を設けて、それの拘束の上に運営をやるという必要はないではないかと私は考えます。官公労の場……

第7回国会 選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1949/12/04、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 委員長の選挙は、投票を用いず、生田和平君を推薦いたしたいと思います。
【次の発言】 理事は、その数を十名とし、投票を用いず、委員長において指名せられんことを望みます。

第7回国会 選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1950/03/02、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は日本社会党を代表して、簡單に意見を申し上げたいと思います。 昨年の第五国会以来、委員長初め委員各位が、公職選挙法の成案を得るために、御盡瘁願つたことを、私は感謝いたします。特に事務当局、選挙管理委員会等が、いろいろな点で御配慮願つた点も、あわせて感謝しておきたいと思います。最終的にでき上りましたこの法案に対して、わが党といたしましては、これを本会議に上程することには賛成をいたします。しかし最終的に得ましたところの本案の内容については、いろいろな意見がありますので、その意見の開陳は本会議の席上に開陳することにしたいと思います。  私、二、三の点を拾つて申し上げますならば、今……

第7回国会 労働委員会 第3号(1949/12/20、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 どうもおそくなつて皆さんに恐縮ですが、委員長や理事との間の約束では、午前中に連合審査を終つて、午後は十分時間を持つて労働委員会をやろうと言つたものが、労働委員会が開かれたのは五時です。しかも本日中に質疑を終了しようということでありますならば、恐縮ですが、もうしばらくごしんぼう願いたいと思います。しかし私はできるだけ簡單にしたいと思います。特に私は官房長官に質問を要求しておつたのですが、官房長官がおられませんので、両大臣に質問しますが、私は官房長官に質問する内容と、両大臣に質問する内容はかえて質問いたします。私が官房長官に質問しようとした要旨は、少くとも公労法の生みの親は当時の……

第7回国会 労働委員会 第6号(1950/02/17、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の総裁の答弁は、需要に応ずるために、生産能力百パーセントに努力して、設備その他の点がお留守になつたというような答弁であつたと思います。もちろんこれは、私もある程度そういう事情にあることを了解しているのです。しかし総裁の今の言葉を裏から見ますると、生産が上るためには、非常に従業員が酷使されるような状態に置かれながらも、設備その他の点については、いろいろな諸般の事情で、だんだん次から次へ延ばされるというような傾向は、これは改めなくてはならぬと私は考えます。専売公社と労働省の関係は、普通の民間企業と労働省の関係でありませんし、また公社になつてから日も浅いという関係のあることも知つ……

第7回国会 労働委員会 第7号(1950/02/18、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私はきのうも質問いたしましたが、大臣が一人も見えなかつたので、きようは政府を代表して労働大臣から答弁願えますならば、幸いだと考えます。労働大臣にはつきり答弁を願いたい。また必要な個所は大蔵次官、さらに仲裁委員の堀木さん両方から、今まで相当質疑はとりかわされましたが、法の解釈について、両者からもう一度はつきりと再確認を願いたいと考えます。過日大蔵大臣は、十六条の解釈の中で、公共企業体の予算上、予算の範囲内という意味は、流用の点でありましようとも、自分が判を押せば、国会の承認なくして流用できる。大蔵大臣が拒否した面は、予算上不可能だということになるから、国会の承認が必要だという解……

第7回国会 労働委員会 第9号(1950/03/23、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の問題に関連して質問いたします。  一応提案されました議案は、国会がしかるべく処理してもらいたいという官房長官の答弁でありますが、提案者自身が、もうすでに提案したときの内容とまつたくかわつた結論を今日意思表示しておられるのです。しからば国会に対して、提案者であるところの政府が、何とか議案に対しての意思表示を明確にされる必要があろうと思います。そうしなければ、出した議案がそのまま生きておるから、その議案をしかるべく国会で適当に処理してもらいたいということは、責任を国会に転嫁するということになりますので、むしろ提案者自身が、今言うように内容が提案したときの内容と今日かわつておる……

第7回国会 労働委員会 第10号(1950/03/24、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今提案されております改正案の内容は、簡單なものでございますから、ごく簡潔に二、三の点を御質問したいと思います。  われわれは基本的には、現在適用されておりますところの労働組合法に対しましては、根本的な改正の意見を持つておりますし、前議会において改正されましたときにも、徹頭徹尾反対したのでありますが、今日施行されております組合法の基本的な問題には、ただいま触れようとは思いません。ただ二、三点お尋ねしたいと思いますことは、すでに現行法が施行されて相当日数もたつておりますので、事務的に政府自身から見ても、現行法をもつと改正したらどうかという点も、相当お気づきになつているところがあろ……

第7回国会 労働委員会 第16号(1950/05/01、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は社会党を代表いたしまして、結論的には吉武委員の動議に賛成いたします。明日一日を残しております本会期中この結論を出すということは、事実上不可能でございますから、継続審議をもつて十分審議することに賛意を表します。  この際特に政府当局に希望を申し述べておきたい点は、われわれは当初からいろいろ財政上困難な点がありましようとも、公労法の成立の精神を考えまして、あるいは法の内容、特に日本の労働組合運動の健全なる発達を育成するという見地から行きましても、ああした平和機関をあくまで尊重する。そうして万難を排してその最終的の決定に対しては、労資双方はもちろんのこと、政府当局も服従するとい……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第4号(1950/07/31、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は簡単に安本長官にお伺いいたします。大阪を中心として、特に西大阪の地盤が年々沈下しております。その沈下に対しては、府、市当局が本省の援助を受けまして、暫定的な応急的措置を講じておりますが、今のような状態で年々沈下いたしますと、根本的な対策が必要であるわけです。御承知のように大阪は産業、経済あるいは港その他の関係から行つても重要な地域でございます。そうした特殊の事情にある都市をどういうようにされるかという点が第一点です。  それから第二点は、大阪は昨年から今年にかけて大きな災害はございませんが、一年中今申し上げたような地区が高潮につかつております。それから最近はむしろ東大阪、……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第5号(1950/08/31、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 この際厚生大臣に質問したいのですが、厚生省からきようの審議の資料として配付されました内容を見ますと、どうも最近の災害は、数年前から非常に全国的に多いので、それで政府当局も案外災害に対しては麻痺しておるのではないかというような懸念がするのであります。この日誌的に報告されております内容を見ましても、特に茨城県のようなところは東京から近いから、大臣みずから車を飛ばしてでも現地を見るというような熱意があつてしかるべきだと考えます。根本的な対策は、建設省あるいは安本その他の所管で対策を立てますが、厚生省としては水害をこうむつたあとの応急処置を講ずるのが、所管省として緊急な役目であります……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第7号(1950/09/22、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 時間がありませんので私は簡單にします。しかも政府の方も私が要求しておる関係者が参つておりませんので、簡潔にしたいと思います。  大阪を中心にするところのジェーン台風に対しては、報告書あるいは各位の発言で要をつくしております。それに対する政府の熱意のないということをはなはだ遺憾に思う。今晩林副総理が大阪に行くならば、少くともこの委員会に顔を出して、そうして委員長の報告も聞いて大阪に行くべきであつたと思うのです。私が河川局長に一言だけ質問したいと思いますことは、今度の被害の中で、直接管理をしておりますところの淀川の問題です。これは今年九月、十月が一番危險ですが、十月までの間にもう……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第10号(1950/11/18、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の小委員長の報告に対して私は別に質問もないわけです。ただ私の意見として、むしろ要綱を書き上げてもらつたことに対してその労を多としたいと思います。もちろん正式な法律案になるためには、條項、その他の内容等についてももつと十分に検討の要があろうと思いますが、この大綱はけつこうでありますから、この綱を本委員会が採択して、委員長報告として本会議に出されるように希望します。さらに政府が進んでこうした法律案を政府提案として出すという決意がありますならば、政府みずから出してもらうことに賛成しますが、政府が躊躇いたしますならば、本委員会の職責から申し上げましても、また各党派それぞれの議員の立……

第8回国会 労働委員会 第2号(1950/07/21、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 最初に失業対策の問題でございます。先日来本会議等において答弁されたと思いますが、今会期中本委員会が初めてでありますので、本席上において、最近の失業者の実情、それの対策を、できるだけ簡潔でいいですから、お知らせ願いたいと思います。それと関連いたしまして、失業保險関係の給付状態も聞きたいと思います。私は昨年、失業保險の金がある程度余裕があつた当時にも申し上げましたが、この春でございましたか、保險金を幾らか、値下げしたことがございますが、最近の失業者の実情から行くと、失業保險の財政面についても、相当苦しくなつて来ておるという見通しが立つのではないかと思います。そういう点等につきまし……

第8回国会 労働委員会 第4号(1950/07/26、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、左記数点の意見を申し述べまして、本案に賛成いたします。  まず、直接法案の改正の要点になつております内容につきましては、質疑のときにも申し上げましたように、われわれはできれば待期期間は廃止してもらいたいという希望を持つております。最小限度の事務上の問題がございますならば、改正されました六日、四日を三日、二日というところまで切り詰められないかというように、現実として考えられるのでございます。それから二十八日の日にちも、もう少し緩和できないかという点を考えております。それから基本的には、日雇い労務者が一日働いて、二百四十円ないし二百四十五円という……

第9回国会 災害地対策特別委員会 第2号(1950/12/04、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の数字は簡單にプリントにしてお願いいたします。
【次の発言】 河川局長が見えているようですから、ちよつと河川局長に質問します。大阪を中心とする防潮堤の対策のうちで、下水、排水その他のことは現在河川局以外の局でやつていると思いますが、特に大阪地方の防潮堤と関連する特殊な排水工事その他のものは、河川局に一本にまとめてやつてもらいたいという地元の非常な希望もあります。こういう問題について河川局長に聞くのはどうかと思いますが、その後の事情はどうなつているか承りたいと思います。
【次の発言】 防潮堤その他の対策を立てられる河川局関係において、それは支障なくうまく行くという見通しですか……

第9回国会 労働委員会 第3号(1950/12/08、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の次官の答弁でございますが、さらに私はこれに関連して、労働省として根本的に技能者養成のことについて、積極的な案を立ててもらいたいことを希望いたします。戦前には大阪その他東京にも職工学校というものがあつて、ほんとうに熟練工を養成する学校があつたわけです。また会社、工場にも相当積極的な技能者養成の機関があつたのですが、戦後はまつたく顧みられないという今日の状態でございます。もちろん知識的な面は、工業学校、専門学校、あるいは大学という機関がありますが、真に熟練工を養成する機関が今日ないのです。ようやく戦後五年を経て、日本の経済界も安定しようとする今日、機械産業、あるいは電気産業、……

第10回国会 労働委員会 第2号(1951/03/02、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は先に中西局長に、労災の最近の財政上のバランスが、こまかい数字はいいですが、大体のところどういうふうになつておるか、さらにまた未拂いの金額がどの程度残つておるかという点を、もしおわかりになれば簡單に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今の説明でわかるように、十四億前後の赤字を出しているということは、端的に申し上げますと、それだけのけがをした労務者に対しての支拂いが遅延しているということになるわけです。満足にきめられた期日に支拂いしてすら、その労務者は、治療あるいは生活に非常に困るという現状にあるにもかかわらず、それが数箇月ももらえない、手当の支給がないということになり……

第10回国会 労働委員会 第5号(1951/05/25、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 ただいまの福永委員の説明で盡きておりますが、私も紹介議員の一人として簡單に補足して申し上げておきたいと思います。  重ねて請願書を出しておりますが、最後に出しました本間千代請願書の要旨の九百四十二ページの中で、「第三十二条」とありますのは、施行規則第二十四条の誤まりでございますから、この際訂正しておきたいと思います。  実はこの請願に対しましては、委員長初め同僚委員等もいろいろ関係者の意見を聞きまして、この内容に対して十分聽取すべき機会も得ましたので、最初に出されましたいろいろな請願書の内容は、根本的には安定法の改正を要求しておる面もございましたので、そうした重要な問題はなか……

第13回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1952/06/04、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の田淵君の意見は、この点だけ言つておられますが、実際は選挙法の実際についての取締り、あるいはこれを守るという観念がもつと真剣に考えられなければならぬのです。だからこの問題だけではないのです。選挙費用の総額をきめながら、何百万円と金がいるというようなところにも、すでに違反行為があるのでありますから、そういうこともやつてはならぬように、お互いが努力せねばいかんということであつて、これは全体に関連する取締りの対象としての問題である。やはり一応選挙法は正しく守り、守られなければならぬという観点に立つて、この法律をつくるという意味でありますから、この條項はこれでいいと思います。

第13回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1952/06/05、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 刑事部長と法務府にちよつとお聞きしますが、さつきあるいは質問があつたかもしれませんが、選挙費用を厳重に守る、守らせる、問題はこれだと思いますが、イギリスのように、必ず選挙法定額を守るということであれば、あとは野放しでも不成功には終らない。日本の場合は、法定選挙費用がありながら、実際にこれは守れない。守つておるものはほんのわずかだという現状が一番問題であるが、これはただああいう会計の報告書を出しただけで、そのまま承認するということでなくして、全体はなかなか行かぬが、目に余るのは相当あると思いますから、これに対しては、こういう法律がきちつとあるのであるから、何とかいい取締りの方法……

第13回国会 労働委員会 第3号(1952/02/11、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 大臣が見えましたので、簡單に私お聞きしたいことは、今アメリカ代表と政府代表との間に行政協定の交渉がだんだんに進んでおりますが、その中の労働関係に関して一、二質問いたしたいと思います。大臣は参議院の本会議並びに衆議院の予算総会等で、独立後は国内に関しては、完全に国内法を適用するということを数回明言されておりますが、本委員会でもう一度この点に関して、そうであるかどうかという点をお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 今の大臣の答弁でいささか不安に思いますことは、過去七年間の占領政策の間において、労働行政、特に軍関係に使用される人々の待遇その他の点が、いろいろ批判されておりま……

第13回国会 労働委員会 第6号(1952/03/06、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 外務当局の出席を求めて質問することが本筋でございますが、日米の交渉の関係で出られないということでありますから、後日出席していただきたいと思います。行政協定の内容について労働省当局の見解をただしておきたいと思います。  協定の第十二条の四項、五項の問題でありますが、独立後の労使関係、いわゆる軍関係あるいは協定に基いておる内容における雇用関係、あるいはそれから発生するところの一切の問題に対して、この条約はいかなる内容を示すものであるかという点を、労働省当局から明確に御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 直接雇用か間接雇用かという問題につきましては、従業員あるいは労働組合の希望……

第13回国会 労働委員会 第7号(1952/03/14、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 ただいま提案されました案件に関連して、二、三の問題を質問申し上げたいと思います。  第一番には、相当内容がよくなつたから保険料金の二割引下げをしようという案でございますが、一昨年から今日までは、朝鮮動乱という特殊な事情のもとに、日本の経済状態がよくなつたことは万人の認めるところでございますが、二十七年あちいは二十八年、今後一、二年先を見通した場合に、経済状態はそう楽観を許さないというのが現状でないかと思います。特にアメリカからの見返り資金の援助その他も、従来いわれておりました内容とかわつた状況になるという関係もございますし、また全体の業界をながめて見ましても、明るい見通しでな……

第13回国会 労働委員会 第8号(1952/03/15、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 ちよつと関連して……、さつき局長が保険料金の徴収か多過ぎたから余つたという答弁をされましたが、これは速記録の上から行つても相当誤解を生むと思うのです。決して保険料金の徴収が多過ぎたから下げるというのではなくて、失業保険法ができた当時は相当失業者があつたのです。それが朝鮮動乱以来、日本の経済状態のもとにおいて失業者が割合に少くなつた。それで失業保険金を出す額が減つて来たので、百十二億という金が残つたというように私たちは認識しておるのであつて、もし失業者が相当出て参りますと、百十二億の金はすぐ出してしまわねばならぬというような状態にならぬとも限りませんので、これは料金が高過ぎたか……

第13回国会 労働委員会 第9号(1952/03/18、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は日本社会党を代表いたしましてただいま審議しております案件に対して二、三の希望を付して賛意を表したいと思います。もちろん今も御意見がありましたように、失業保險料金の二割値下げという点でございますから、この面につきましては労使双方とも負担の軽減でございますから、だれしも異存はないと考えます。ただ問題は、一昨年の朝鮮動乱以来今日まで、ああいう不測な事変のために思わない経済的な――ある面では恵まれた状態にあつたわけです。しかしもう朝鮮事変も終息に近に状態になりましたし、二十七年度、二十八年度の日本経済の将来を見通した場合に、必ずしも過去一年間の実績そのままを将来に当てはめるわけに……

第13回国会 労働委員会 第11号(1952/04/26、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の労働大臣の説明を聞いていると、どうも説明がちぐはぐになつているのです。熊本委員の質問も、国会側に事前に相談したらということであつたが、午前中も繰返しておられますように、百何十回も打合せをして愼重審議をし、そして万全を期したという結論を出して法文化したという答弁をしておられる。それにもかかわらず誤解が生じて、労働団体のスト問題になつているそれはまつたく誤解だと政府は努めて言つておる。それほど手を盡し、またそれだけ長い期間をもつて審議されたものであるならば、これが成案になるまでにもつと広く各界の意見を聞いて善処するという準備と用意がなくてはならなかつたと思います。これは独立後……

第13回国会 労働委員会 第13号(1952/05/15、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 関連して……。今の公労法の十六条の解釈を大臣がそう言われましたが、私が今の大臣の考え方をもう少しはつきりしておきたいと思いますことは、仲裁裁定が下つた場合に、国会なり、地方議会の場合には地方議会が最終的に決定するということは同意いたします。そしてその裁定に従つて地方の場合は理事者、国の場合は政府当事者がその裁定を尊重して、その裁定に基いてそれぞれの措置を国会なり、地方議会に提出して、地方議会なり国会がそれにイエスかノーかという結論を下すという解釈が正しいと私は思います。少くとも労使双方の当事者に対して拘束する当事者の一方であるところのものは、やはり地方の場合は地方の理事者とい……

第13回国会 労働委員会 第14号(1952/05/16、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は質問に入る前に、通産大臣、岡野国務大臣、大臣がどうしても都合が悪ければ、大臣にかわる人の出席を至急に求めます。
【次の発言】 最初に労働大臣にお伺いします。七年近く占領下にありました日本が、曲りないにも独立国家となつたわけであります。しかも本労働委員会は、独立後重要なる労働三法を議題として審議の過程中でございますから、七年間を顧みて将来の日本の労働組合運動は、一体どうあるべきかという基本的な点に対する大臣の所見を伺つておきたいと思います。  これは七年の短期間に予想もせなかつたほど組合が急に発展、籏大されたこと、あるいは資本家陣営が一体占領後の日本の産業はどうなるかという……

第13回国会 労働委員会 第16号(1952/05/21、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 調達庁長官に、関連して二、三お聞きしますが、講和とともに切りかえられました駐留軍関係の労務者の退職手当の問題は、予算の審議に関連して一応たな上げになつておるはずですが、組合側からは少くとも退職手当を支給してもらいたいという要望が強くなされたと思います。これに関連してどういう処置をとられたかということと、それからこの切りかえと同時にやめた人も相当あるのではないか、そういう人に利する退職手当の問題は、滞りなく支払い済みになつておるかという点を、まず一点お聞きしたいと思います。
【次の発言】 先ほど三浦委員の質問に対して長官は、駐留軍労務者に対しては完全に労働三法を適用するとおつし……

第13回国会 労働委員会 第18号(1952/05/23、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 大蔵省の政府委員が見えておりますから、大蔵省の当事者にお尋ねしますが、進駐軍関係の労務者が、講和発効とともに駐留軍関係の労務者に切りかえられまして、それに対して退職手当支払いの問題があります。実際に退職手当の支払いがどうなつておるのかという点について、大蔵省の方からお答え願いたいと思います。
【次の発言】 身分を打切るか打切らないかということについても問題が残つておるらしいのです。継続して使用されておるものはむしろ継続の形だというような問題も残つているやに聞きますが、その点ははつきりしているかどうかという点が一点。全部に退職手当を支払いするといたしますと、総額どの程度になりま……

第13回国会 労働委員会 第19号(1952/05/24、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されております労働関係法規に対して修正案を提案いたし、その大体の内容を説明申し上げたいと思います。もちろんわが党が掲げました修正案の全文につきましては、議案書として提案しておりますから、その内容に讓ることといたします。  私は今日までいろいろ審議をして参りましたその過程におきまして、労働大臣初め政府当局が説明を盡しましたところのその内容は、今回の改正は既存の法規をある程度整理統合するというのが主目的であるやに承つたのであります。しかしそうした観点からこの内容を審議して参りますと、決して整理統合したあとが見えないのでございます。私た……

第13回国会 労働委員会 第21号(1952/06/11、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 基準局長にちよつと質問しますが、今の日雇い人夫の問題と関連して、結局臨時雇いの問題ですが、前からたびたび問題になつておりますところの基準法違反の問題が相当顯著にあるということを私自身も言つておりますし、他の同僚委員も機会あるごとにこの点に対する労働省当局の反省を求めて来ておりましたが、現に基準局の内部において相当臨時工を採用しているのです。日雇い人夫の給料よりもつと低い給料で、六箇月あるいはそれ以上臨時雇いという名前で使つておるのです。こういう使い方をしなければ、今日の條例によるところの人員ではまかない切れない。しかしさような使い方をして事務を遂行しておるために、結果から見る……

第13回国会 労働委員会 第25号(1952/06/25、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 山村委員の質問に関連して、一、二の点を提案者並びに大蔵、労働両省に質問しておきたいと思います。合山村委員の言われたように、労働金庫の運営の問題が一番大事だと思います。零細な金を預かつてふしだらな金庫の運営をやると、とんでもないことになると考えられるわけです。それでこの金庫の運営は、労働組合あるいは生活協同組合等の団体とは、まつたく別個の独立した人格の上に立つた経営でなくてはならぬ。組合の幹部が労働金庫の理事になつておるからというようなことで、この金庫の運営が左右されるとたいへんなことになる。あくまでも嚴格な別個の団体として、金庫は金庫としてその運営が確立されなければ、おそらく……

第14回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1952/08/27、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 晩の十二時過ぎてもやられるという場合が、町ではないが、やつているとこもある。そういうことがいいのかどうか。いなかに行くと十二時過ぎてもまだ演説会をやる。そういうところが地区によつてあるらしい。そういう場合の制限はしなくてもいいかどうか。
【次の発言】 六時から演説会をやりますと言つたその時間で押えるか、開会した時間で押えるか、その点はどうですか。一時間ぐらいずれる場合が往々にしてありますから……。
【次の発言】 これはこれでよろしいですが、政党の政治活動のときのポスターの千枚の口、これは千枚でよろしいが、かりに棄権防止自由党、棄権防止社会党というようなポスターを張ることはどう……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1952/12/24、25期、日本社会党(右))

○前田(種)委員 私フリー・トーキングとして二、三意見を申し上げたいと思いますが、その前に本委員会に間に合いますならば、法務省の責任者を至急呼んでいただきまして、会期の延長と、選挙違反取締りの件につきましてお尋ねしたい点があります。まずその点について委員長にお願いしたいと思います。
【次の発言】 私は、前回もこの委員会で公職選挙法の改正にタッチした一人でありますが、過ぐる選挙をやつてみまして、お互い党派を超越して、実際に選挙をやつた結果、現行選挙法に対していろいろな意見があると思います。しかしこれも全部を取上げてどうということはなかなか行きませんが、その中の重要な点を拾い上げまして、あるいは緩……

第15回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1953/01/31、25期、日本社会党(右))

○前田(種)委員 選挙法の改正につきましては、根本的には選挙法について、相当各党とも、あるいは各委員とも意見があろうと思うのです。特に衆議院の選挙の場合を考えますと、現行の別表と今日の人口の状態等から考えましても、いろいろな問題が出て来ますし、また今日のような選挙区制がいいか悪いかという点についても、相当の議論があるのです。しかし委員長が先ほど報告されましたように、そうした根本的な議論をしておりますと、なかなか会期中に結論を見出すことが容易でないという問題にぶち当りますので、そういう基本的な問題を一応避けて、当面の改正の要点を一体どこに求めるかという点についても、年末にもいろいろ意見がございま……

第15回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1953/03/03、25期、日本社会党(右))

○前田(種)委員 これは八百円だけれども、実際問題として千五百円宿賃がかかつた場合はどうするのですか。
【次の発言】 これはあくまでも基準であつて、宿泊料八百円を二千円も三千円も出すことは、買収その他の関係上問題になるが、八百円が千二百円かかつたということで、すぐ選挙違反になるかどうかということは問題だと思います。一応基準として八百円ということで了承していいかどうか。これは法外な額を越すと買収行為になるが、ただ八百円を一銭も越えてはいかぬということになつては困る。実際はやはり千円や千二百円の宿賃というのは、普通の常識だから……。
【次の発言】 それなら了承できる。

第15回国会 労働委員会 第3号(1952/11/28、25期、日本社会党(右))

○前田(種)委員 今の齋藤局長の答弁を聞いておりますと、言い訳だけしているように聞えるのです。来月は就労日数二十日を二十五日にしてやるとか言つておりますが、基本的には一体二百四十円の日給をどうするかという点が問題だと思います。給料ばかりでなくしてその他の待遇に対する財源をどうして求めるかという点が問題になつて来て、そうした基本的な問題を、年末の差迫つたときに何とかせよということは無理だが、いろいろな方面では賃金ベースその他の点がどんどん上つておる、物価はどんどんつり上げられておる。しかるに日雇い労務者の日給は依然として二百四十円以下にすえ置きされるのかどうかというような問題、あるいはそれ以外の……

第15回国会 労働委員会 第4号(1952/12/02、25期、日本社会党(右))

○前田(種)委員 中山会長に二、三の点を簡単にお聞きしたいと思います。要領のいい、非常に内容を明確に御説明を願つたので、大体はわかりましたが、結論的に私のお尋ねしたいことは、あつせん案の骨子になつておりますところの統一賃金と時間の延長であります。統一賃金の方は、今も組合の主体性を確保する意味で、相当苦心されたという御説明であつたから、組合側も、いろいろ意見はあつても大体了承できる案だと思います。問題は、時間の延長の問題で、これがもつと団交か、あるいはここまで深刻にならないとき、すなおに考えるならば、いろいろ組合もこういう問題でもつと冷静に考える時間があつたかもわかりませんが、ここまで深刻な争議……

第15回国会 労働委員会 第5号(1952/12/05、25期、日本社会党(右))

○前田(種)委員 ちよつと関連して……。今の運輸大臣の答弁は、国会で完全に裁定を実施せよという決議がなされたときには、そのときの情勢で考慮すると言われましたが、国会で完全に実施せよという決議がなされたなら、それに対して政府は異議をさしはさむ余地はないと思います。完全に八月にさかのぼつて実施するという答弁を、運輸大臣は当然なさらなければならないと存じます。この点は、今の答弁が非常に慎重なる態度で答弁されたのでありますが、国会で完全にそういう決議がなされた場合は、当然それは効力を最終決定されることは言うまでもないと思う、これが第一点。  もう一つは、先ほど法制局が十六条の解釈については、石田委員の……

第15回国会 労働委員会 第7号(1952/12/09、25期、日本社会党(右))

○前田(種)委員 私は今井、平林両参考人には質問いたしませんから、関係ありません。秋山総裁は説明員として午後もおつていただきたい。それで私の質問は十分間でいいですから、大蔵大臣にここに来ていただいて、大蔵大臣と秋山総裁同席の上で質問いたします。その以外の質問はいたしませんから、ぜひ午後の再開の適当なときに大蔵大臣の出席をお願いします。
【次の発言】 私は大蔵大臣の出席を求めておきましたが、予算委員会並びに特別の用件で、本委員会に出席されないといつておりますので、時間はとりませんから、左の点について、秋山総裁並びに大蔵当局から答弁を願いたいと思います。  今まで質問が繰返されておりますが、私はい……

第15回国会 労働委員会 第8号(1952/12/10、25期、日本社会党(右))

○前田(種)委員 委員会開会前に、理事会において委員長からいろいろな話がございまして、この二つの案件の時間的制約の上に立つた今後の取扱い等について、いろいろ御相談になつたのでございますが、私は委員長を通じて、自由党が誠意をもつてこの問題打開のために最善の努力を尽してもらうことを、まず第一に希望しておきたいと思います。そうした観点から、先ほど青野委員からも申されましたように、国鉄がすでに遵法闘争をやつている、専売労組が超勤を拒否するというような態度に出ることは、簡単な言葉でいえば、いやがらせ的な行為だと私は見ます。国鉄あるいは機関車労働組合のようなりつぱな組織を持つ組合、専売労組のようなりつぱな……

第15回国会 労働委員会 第9号(1952/12/12、25期、日本社会党(右))

○前田(種)委員 今いろいろ保安要員の引揚げ等の問題について質問されましたが、答弁された労働省の局長の答弁を聞いておりますと、電産の場合でも、炭労の場合でも、むしろ地域的にくずれて行くことを待つているような印象が強かつたのです。これは労働省としてとんでもない考え方だと思います。私は、この際保安要員の引揚げ問題等につきまして、対策を立てなければならぬことはわかりますが、その前段をなすものは、どうしてもこの争議を一日も早く解決せしめるという点に、政府の方針が全精力を集中されなければならぬと思います。十七日以後保安要員を引揚げるというような決議をしております。それまでにはまだ時間もありますが、これも……

第15回国会 労働委員会 第12号(1952/12/16、25期、日本社会党(右))

○前田(種)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま審議されておりますところの二つの議案を一括いたしまして、山村委員提案の趣旨に反対し、森山委員提案の内容に賛成の意を表するものでございます。くどくどしく申し上げる必要はないのです。私は公労法の制定当時からの審議にあずかつております一人といたしまして、今日依然として裁定の内容が全面的に承認されないということを、国家的に見まして、はなはだ残念に思うものでございます。昨年までは、GHQがございまして、国会が独立的な審議をしようといたしましても、一字一句に至るまで了解を得なければ、できなかつたのでございますが、今日は、もうすでにわれわれは独立国……

第15回国会 労働委員会 第13号(1952/12/18、25期、日本社会党(右))

○前田(種)委員 今の政府側の答弁では、どうも腰が弱いと思います。私は委員長にお願いしますが、せつかく小委員会もできておりますし、本委員会でも小委員会でもいいのですから、大蔵当局を呼んで――今日の医学が進歩しているにもかかわらず、職業病であるこういう珪肺病は、医学の力ではどうにもならぬと言つているのです。これは医学の権威者がそう言つておるのです。それほど悲惨な職業病でありますから、大蔵省の責任者をここに呼んで、十分大蔵省に得心させて、労働省が無理を言つて予算を言つているのじやない、もつとわれわれは予算を増額して、今日の科学が発達しているにもかかわらず、科学の力ではどうにもならないというほどの職……

第15回国会 労働委員会 第14号(1952/12/23、25期、日本社会党(右))

○前田(種)委員 私は労働政務次宜に希望を申し上げ、さらに二、三の点についてただしておきたいと思います。  せつかく炭労ストが解決いたしましたが、聞くところによりますと、経済団体はいまだに中山案に対して回答を与えていない。要するに承認を与えていないというようないきさつがあるわけです。もう年末も押し迫つて来ておりまするし、争議自体につきましては、いろいろな批判もあるし、いろいろ見方もありますが、せつかくあの基幹産業が解決ついたにもかかわらず、事業者団体が快く回答をしていないために問題が残つております。この問題が残つておるということは、年末に押し迫りまして何十万という炭鉱労務者の年末等に対しまして……

第15回国会 労働委員会 第15号(1953/02/27、25期、日本社会党(右))

○前田(種)委員 議事進行について。倉石委員の質問はこの議案の審議の基本をなすものだと私は見ているのです。これに対する答弁は、少くとも政府を代表して総理大臣もしくは副総理が来て政府の基本的な考え方を明らかにすべきだと考えます。今のようであると、二度も三度も同じことを繰返さねばなりません。参議院の本会議を中座せいということは、委員会として言いにくいことですから、暫時休憩して官房長官のあき次第に再開してこの委員会を進められた方が能率的だと私は考えます。(「ヒヤヒヤ」「賛成」と呼ぶ者あり)

第15回国会 労働委員会 第18号(1953/03/03、25期、日本社会党(右))

○前田(種)委員 ちよつと関連して。新聞の報ずるところによると、今度行政協定の改訂に基きまして十二条によるところの駐留軍の労務員の取扱いを、直接雇用か間接雇用かということについて、相当問題があつて、日本政府が譲歩するかどうかというような大事な問題が、いろいろ話が進んおると聞いておりますが、斎藤労政局長なり特調として、あるいは当面の責任者は、あるいは外務省であるかわかりませんが、特に英濠軍の方が強く主張しておる直接雇いを―特に呉地区を中心にして、間接雇用では非常に経費がかさむというような問題があるといわれております。これはあらためて聞きたいと思いますが、大事な問題です。特に私は行政協定の審議にあ……

第15回国会 労働委員会 第19号(1953/03/09、25期、日本社会党(右))

○前田(種)委員 今の山花委員に対する齋藤局長の答弁は、従来も、現行法には違法であると政府は声明したが、組合側が正当であるという言明をしたので、そこにいろいろ疑義がある、それだから新しく法律をつくつたという答弁ですが、もし行政府として現行法に自信があるならば、その自信通り解釈したらいいと思います。もし疑義がありますならば、新しい法律をつくるのでなくて、最高裁判所の判決例をとつて、現行法があくまで正しいという結論を出すべきだ。行政府の解釈が正しいかどうかという点につきましては、あくまでも裁判所の結論を得るという方法を講ずべきだと思います。そういう手続をふまずして、さらに新しい法律をこしらえて、現……

第15回国会 労働委員会 第20号(1953/03/10、25期、日本社会党(右))

○前田(種)委員 私は山口委員の関連質問じやないのです。私は私として官房長官に質問したいのでございまして、関連質問でありませんから、山口委員の質問の済んだ後に、午前中でいけなければ、午後もう一度副総理に出席していただきたいと思います。
【次の発言】 議事進行について……。委員長は本件に関係がないと言われますが、本件に重要な関係がある。というのは、この法案を提出するかしないかということは、昨年末の争議が済んだ後の正月の休みを中心にして、内閣で十分検討された案件です。しかもさきの会合というものは、多分一月下旬だと私は聞いておりますが、あらためて官房長官から何日にやつたということを明確にお答えを願い……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 決算委員会労働委員会財政及び金融委員会連合審査会 第1号(1947/09/26、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は二、三の點についてお尋ねしたいと思いますが、まず第一點は、本法が創案される過程におきましては、勞働組合關係のことが相當挿入されておつたはずです。それが全部削除されまして原案に現われております。それで勞働組合關係に關する限りにおいては、現行法で行きますと、組合法、勞働基準法、勞調法、大體こに三つで官公勞の人々もやつていく、そうしてそれに關係ない、いわゆる本法に關する限りにおいて本法でやるということになりますが、一體線をどこに引くかという問題になつて來ました場合に、問題が起きてくるわけです。私がお尋ねしていという點は、その場合に公務井法でも、これは不備だ、現在の勞働組合關係に……

第1回国会 労働委員会決算委員会連合審査会 第3号(1947/07/30、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は最初に、発足しようとしておるところの新設勞働省の予算の概要を説明願いたいと思います。
【次の発言】 さらに、発足される勞働省がいかに重要であるかということは、説明にもありました通りでございますから、多くを言う必要はありませんが、少なくとも勤勞大衆の意を相當行政面に反映して、そうして政府の施策に資するところの代表機関であり、また政府の勞働行政に對する方針、施策等を、勞働省を通じて全國に徹底さすという重要な役割がこの省にあると考えます。そうした基本的な問題に對する初代勞働大臣としての信念、方針等をこの機会に明確にしていただきたい。さらに新しくできた省というものは、閣内において……

第3回国会 人事委員会公聴会 第2号(1948/11/18、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は一点だけお伺いしたい。というのは鮎澤さんは全面的に改正案に対しては反対だという意思表示はよくわかりますが、そのうちの大事な問題の一つでございますところの、人事院の権限の問題です。この問題はフーバー氏も日本の政党政治のもとに制約されるようなことでは、公平な人事行政ができないから、独立させなければならぬという意思表示をしておられます。これはよくわかります。それで特に鮎澤さんにお聞きしたい点は、鮎澤さんは世界の情勢もよく知つておられますし、非常な博識でございますので、この点に対する鮎澤さんのはつきりした御返事が得られますならば、この問題の修正その他の問題の審議の上に非常に参考に……

第3回国会 人事委員会労働委員会連合審査会 第1号(1948/11/13、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は最初に、委員会が開かれておりますので、至急に総理大臣の出席を重ねて要求いたします。総理大臣が出席されるまで、まず人事委員長にお尋ねいたしますが、本法の改正は今木村委員の質問にお答えになつたように、前内閣から引継がれた改正案であることは、私たちはよく承知しております。しかし政府が出しましたものと、議会の審議は別でありますから、議会といたしましては、この法案に対しては愼重に審議を進めて行きたいと考えます。またそれほど重要な問題でありますから、その意味において、木村委員が申されましたように、超党派的にわれわれは愼重審議を盡して、りつぱな成果を得るように、われわれ自身努力して行き……

第3回国会 人事委員会労働委員会連合審査会 第2号(1948/11/15、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は今の赤松君の動議に反対します。國会外の國民がいかなることをやろうとも、國会が議長を通じてそうしたことをやるというようなことは、権限もないし、その必要もないと思います。そういうことは無視してしかるべきであつて、われわれは與えられた権限において十分の審議をして、國民にこたえるだけの自覚と識見をもつて、委員会を進めていきたいと思います。
【次の発言】 議事進行について。今日の本会議は、本委員会の審議と重要な関連があるところの施政演説に対する決議案、並びに給與問題に対する決議案が上程されておりますから、本会議が開会されますならば、本委員会は本日は終えてもらいたいと思います。そうし……

第3回国会 人事委員会労働委員会連合審査会 第3号(1948/11/16、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は先ほど中曽根君が質問して、総理大臣は割合にはつきり答弁されましたが、重ねてここで申入れておきたいと思いますことは、昨日の本会議において総理大臣はこう言つておられます。公務員法並びに関係法規が成立した後に解散する意思があるようにはつきり言つております。この公務員法が本議会で通過成立するということは、衆目の見るところ一致しております。内容は別として、通過せしめなければならぬとわれわれも考えております。それと関係法規との関係、この関係法規の中には、いろいろな企業体の変更その他の問題もあろうと思いますが、さらに重要な問題は追加予算の問題であろうと私は考えます。今中曽根君に対する答……

第3回国会 人事委員会労働委員会連合審査会 第4号(1948/11/19、23期、日本社会党)

○前田(種)委員 先ほど労働大臣は、單純なる労務者の問題は附則十三條で行けるんじやないかという答弁があつたわけです。その單純なる労務者の内容について、さらに辻井君から質問があつたのでありますが、こういう話が出ましたからもつとはつきりしていただきたいと思いますことは、いろいろな行政官廳に、單純なる労務者がたくさんあるわけです。これも改正法から行くと、全部十ぱ一からげで、人事院の監督のもとに一切をやる一般職の中に入れてありますが、私はそこまで廣範囲に煩雜にすることは、人事院の能率を向上する目的でもありませんし、煩雜にすればするほど、かえつて全体のめんどうが見られないという惡い結果になるおそれが多分……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 内閣委員会労働委員会連合審査会 第1号(1949/04/27、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 質問に入る前に、委員長が採決とつて結果をつけていただきたい。
【次の発言】 採決をとつた跡始末を一應つけていただかぬと……。
【次の発言】 それでなく、跡始末をつけていただきたい。
【次の発言】 再開といつても、休憩も宣せずに……。
【次の発言】 会議を進めて行くことにして、質問いたします。私は本多國務相に第一に質問いたしたいのでありますが、本多さんはお見えになりましたか。
【次の発言】 第一に、行政整理と労働省設置法との関係を明らかにしてもらいたいと思うのであります。それに関進いたしますところの定員法が提出されるというようなことになつておりますが、それとこの労働省設置法との……

第5回国会 労働委員会公聴会 第1号(1949/05/09、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 ちよつと吾妻さんにお尋ねしますが、今いろいろ承つておりますと、非常に参考になる御意見もございましたが、結論的に端的にお尋ねしたいと思いますが、そうした見解から申しますと、今政府が提案しておりますところの二つの改正案と現行法と比較檢討して、現行法に対してもいろいろ不備欠陷はあろうと思いますが、今日の情勢のもとにおいては改正案を出して改正するよりも、むしろ現行法の方がいいんじやないかという結論も、いろいろの方面から意見があるわけですが、吾妻さん自身は現行法がむしろ改正案よりましだ、結論から申し上げますならば、もつと十分の檢討をして、もつと十分内容を盛り上げて、りつぱな案にするとい……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第2号(1949/12/19、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の答弁に関連して……。今労働大臣は、言葉の上では非常に丁寧なことを言つておられますが――私は先ほど労働大臣の答弁のときに発言を求めようと思つておつたのです。それは平面的に十六條を解釈して、資金上、あるいは予算上不可能な云々のことを言つておられます。私はまつたく平面的にその十六條だけを考えまして、雑音をまぜずに、しかも労働大臣の責任において、もつと善処しなくてはならぬ立場が十分あると思います。それは昨年公労法を制定しようとしたときに思いを起さなくてはならぬと思います。又書簡の内容から公労法をこしらえて、しかも国鉄から罷業権を奪つて、そうして今後の労働行政をやつて行こうとしたと……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1949/12/20、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は大蔵大臣に対して質問をいたします。今大蔵大臣はいろいろ答弁をしておられますが、私は根本を忘れておると考えるのであります。それというのは、一体仲裁委員会がどうしてできたか、あるいは公労法がどうしてできたかという根本を、大蔵大臣は考えられておるかどうかという点に出発すると考えます。裁定案の取扱い等につきまして、先ほど国有鉄道法にあります三十八條以下の規定と関連なくして、公労法第十六條によつて処置していると政府は言つておりますが、一体昨年公労法が制定されますときにおいて、吉田内閣がいかなる説明をし、いかなる答弁をしておるかということは、速記録を調べてみますならば、明確でございま……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第5号(1950/04/28、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 運輸大臣が中座しましたので、加賀山総裁に、今の吉武委員の質問と関連して一、二承つておきたいと思います。  まず第一に、過日の労働委員会の席上で、加賀山総裁は、第一次裁定の残額だとわれわれが主張している十八億の中の三億を支給するという具体的な案を示して、今にでも渡せるような答弁を官房長官とどもにされておつたのでありますが、その点に対してなぜできなかつたかという点を、ここで明確にひとつ御答弁願つておきたいと思います。
【次の発言】 あのときの委員会における官房長官並びに加賀山総裁の答弁は、もうすでに確定的な答弁をされておつたのです。それでありますからわれわれは追究もゆるめまして、……

第7回国会 労働委員会人事委員会大蔵委員会連合審査会 第5号(1950/02/14、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の点でございますが、予算上、資金上不可能な点は、もちろん十六條で拘束されない。政府、国会は拘束されないので、はつきりしているのです。しかしこの十六條の冒頭に書いてありまするところの、予算上、資金上可能な点は、ここで拘束するという解釈をするのがぼくは正しいと思う。今の大蔵大臣の答弁で、可能であつても流用上承認できない点は、予算上不可能だから、国会の審議を待つというように言われました。これは大蔵大臣の解釈としては成立つかわりませんが、さように法律を解釈するということには、むりがあるのじやないかと私は考えます。この十六條を正しく解釈いたす場合におきましては、予算上または資金上不可……

第13回国会 法務委員会公聴会 第2号(1952/05/02、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 議事進行について……。公述人の発言の前に、私は委員長に希望を申し上げます。それは明日から三日休みも続きますが、昨日のメーデーの騒擾事件は、まことにわが国として遺憾なできごとであるわけです。これの真相は、新聞を通じて国民は知つておりますが、正式に国会を通じて、このできた内容、あるいはそれに対する政府の対策、所信等を明らかにすべきものであると思います。これは時間を待つべきものではありませんから、委員長は至急に政府と連絡をされまして、できれば午前中会議の終るまでに、間に合わなければ午後の劈頭に法務総裁、労働大臣あるいは警視総監、それぞれの責任者を通じて本委員会に報告されんことを強く……

第13回国会 法務委員会労働委員会連合審査会 第2号(1952/05/07、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は、この法案の第一條は、暴力的破壊活動をやる団体という書きおろしの條文になつておりますが、これは悪質な行為をやる暴力行為をやる暴力行為だと言われておりますが、一体、今日、日本の国内にさような団体があるかどうかという点を法務総裁に承つておきたいと思います。
【次の発言】 おそらく今のお言葉の裏を返しますと、共産党がそれに該当すると法務総裁は言うだろうと思います。しかし共産党といえども、表面に、暴力行為をやりますとは一言半句言つていない。ここに問題があると思います。そこでこの法律のねらいは、いわゆる共産党の今日の実際的な行動を指さすというのが一つと、それから一つは、戦前にありま……

第13回国会 労働委員会公聴会 第1号(1952/05/19、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 細川さんに今の点で重ねてお聞きいたしますが、現在の状態のもとにおいては、この程度の緊急調整はやむを得ないという意味での賛成のような御意見でございます。但し今提案されておるこの法案は、相当濫用されるおそれもあるから、この内容をある程度修正してもらいたいという御意見でございましたが、もし修正ができなくて、原案が通るという場合でも、緊急調整の内容はやむを得ないということで賛成されるのか、あるいはその場合は濫用されるおそれが多分にあるから、反対というような態度になられますやら、その辺の御意見を承りたいと考えております。
【次の発言】 今まで現実に行われたいろいろな国内の情勢から見ます……

第13回国会 労働委員会公聴会 第2号(1952/05/20、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 大谷さんにお聞きいたしますが、原則として、占領下の労働法規はアメリカの占領政策から生まれた。これを日本の産業の実態に合うように改正されなければならぬということですが。基準法の改正に対して。あるいは除外例を設けるという一貫した方針だと思います。アメリカの実例等を言われまして、できますならば労使双方が違反等を起さずに、自主的に問題が処理されるようにありたいものだという御意見でございましたが、私も労使双方が円満なあり方で、法規違反ということは、できるだけ少くしてもらいたいという意見は認めます。今日の実情から行くと、法規の違反をすることはあたりまえだという観念に、全国津々浦々の実情は……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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