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中原健次 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

中原健次[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
636位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
726位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
450位

23期委員会発言TOP50
28位
23期委員会発言(非役職)TOP50
11位
23期各種会議出席TOP10
10位
23期各種会議発言TOP5
2位
23期各種会議出席(幹部)TOP10
10位
23期各種会議出席(無役)TOP25
18位
23期各種会議発言(非役職)TOP5
1位
26期委員会発言TOP100
91位
26期委員会発言(非役職)TOP100
69位
27期委員会発言TOP100
81位
27期委員会出席(無役)TOP100
74位
27期委員会発言(非役職)TOP100
59位

このページでは中原健次衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。中原健次衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 厚生委員会 第2号(1947/07/07、23期、日本社会党)

○中原委員 私は別のことをお尋ねしたいと思うのでありますが、特に局長御新任の由を伺いますればなおさらのこと、國民健康保險の普及徹底を期するために、今日までの健康保險運動とでも申しましようか、そういうふうな行き方をもつてはたしてその目的が達成されるかどうか、これについてはなはだ疑問をもつものであります。特にただいま診療費の未済の問題が話題としてもちあげられたのを聽きまして、なおさらその感を深くするのでありますが、結局このことは大きくは醫療制度の問題になると私は思うのであります。現在の醫療制度がはたしてこのような國民健康保險の目的を達成することに役立つだけのものをもつておるかどうか。つまりそれに適……

第1回国会 厚生委員会 第3号(1947/07/10、23期、日本社会党)

○中原委員 ここに國民健康保險組合運營調というものをいただきましたが、これによりますと、だんだん普通の状態が不振になり、不振の状態が休止の状態に陷るというような現象がこの数字の上では見えるのであります。現在の國の事情から考えますと、この機關を利用する率はむしろ殖えていくのが本當ではないか。つまり國民の不健康状態がだんだん大きくなりつつあるというように私は思うのであります。それは食糧その他衞生上のいろいろな關係から、敗戰國の悲しむべき特徴として、不健康状態がますます擴がりつつあるというように思えるのであります。それにもかかわらず、運營の状況はむしろだんだん不振な方向へ進みつつあるということの矛盾……

第1回国会 予算委員会 第4号(1947/08/13、23期、日本社会党)

○中原委員 これは事務當局へお尋ねでもあり、注文でもあるのでありますが、本日配付されました文書が、私どもの手もとには屆いておりません。從つてその文書の内容の可否について、御説明には私は同感でありますが、それは別として、委員が審議に參加いたしました際には、できるだけ參考文書の配付を直ぐにしてもらいたい。ただいま事務當局の一人にわざわざ私はお尋ねいたしましたが、その文書は控室のボツクスに入れてあるはずだ、こういう答えで突つぱねられたのであります。足を立つてボツクスを探してみるが、一向見當らない。結局どういう文書がきよう配付されたのか、一向見當がつかない。どのような委員會においても、委員が出席します……

第1回国会 予算委員会 第24号(1947/11/21、23期、日本社会党)

○中原委員 私は日本社會黨を代表いたしまして、ただいま本委員會に御付託になつておりまする補正豫算に對しまして、わが黨の意見を申し述べたいと考えるものであります。  大藏大臣は本豫算を御説明になりまして、あらゆる困難を排して健全なる豫算を編成いたしたいという御説明をもつて終始されたのであります。なるほど體裁から考えますれば、確かに收支の權衡を失していないかのごとき感がないではないのであります。しかしながら問題はその現われております數字的な點をもつて決するのではなくて、それが内容をなす歳入歳出の點に關連して、健全と不健全とが決せられるものと考えるのであります。しかしながら思うに本年度のこの追加補正……

第1回国会 予算委員会 第29号(1947/12/06、23期、日本社会党)

○中原委員 この追加補正豫算につきまして特に注目されるのは、先に全遞その他の官公廳關係の勞働組合から、中央勞働委員會に向けて提訴いたしておりました臨時給與に關連するものであります。中央勞働委員會の裁定にこたえるためのものでございますが、このことはすでにこの國會の初めにおきまして、總理大臣はもとより大藏大臣におかれましても、その他の各閣僚諸公におかれましても、勞働問題に對する態度としては、勞働委員會の決定を尊重して、勞働委員會の示すところに從うという誠意を宣言されておるものと考えるのであります。しかるに今度たまたま中勞委の裁定が行われて、政府に向けて即時補給臨時手當の支出をするようにということを……

第2回国会 予算委員会 第2号(1948/01/31、23期、日本社会党)

○中原委員 私はこの官公廳職員諸君に対する残額〇・八の生活補給金に関する対加予算に対しまして、政府の御熱意の程度がいささか疑われる次第であります。というのは、このことはすでに今回の第二回國会が召集された最初の日に予想がついておつたはずでありまして、いろいろ時間的な関係で、〇・八だけを再開早々に上程するという約束になつておつたように記憶いたしております。しかるに再開すでに十日を経過いたしましたこのごろ、ようやくこれが上程されたという関係上、補給金を支拂うための期日に間に合いがたいというような状態をここに露呈してまいりました。少くともあらかじめ考えられておりました問題であるだけに、このように切迫し……

第2回国会 予算委員会 第3号(1948/02/02、23期、日本社会党)

○中原委員 一昨日の最初の時間の大藏大臣の御答弁の中に、所得税を免除すればそれはただちに日銀券の増発になつて、インフレーシヨンをその面から助長する。こういうお言葉があつたのであります。なるほど日銀券の増発によつてそれを賄つていくとすれば、そういう見解も生れることと思います。が、どうも政府当局の物の考え方が、私には根つから納得がいかぬのでありまして、そのような場合にただちに問題をそこへ移していかなければ、ほかの途がないというような見解をおもちになること、そういう見解ですべてのことを処理していくという行き方に対して、私はもう一度大藏大臣の答弁をいただきたいと思うのでありますが、ほかにそれに該当する……

第2回国会 予算委員会 第34号(1948/06/16、23期、日本社会党)

○中原委員 実は安本長官にお尋ねしまして、その関連で大藏大臣の御意見を伺いたいと思うのでありますが、今度の予算の面で、一番何人も重視いたしておりますのは、物價に対する認識であると考えるのであります。つきましては、この予算に関連いたしまして、鉄道、郵便、タバコ等の値上げが取上げられておりますが、これらの各種の料金の引上げに関連しまして、やみの物價がどういうふうに動いていくか、これについての大藏大臣の御所見、見透しというようなものを、一應伺つてみたいと考えます。
【次の発言】 今回の賃金の基準の算定の基礎の中にも、やみ價格の点が一應予想されて盛りこまれておると考えますが、もちろんこの点については、……

第2回国会 予算委員会 第36号(1948/06/21、23期、日本社会党)

○中原委員 非常に詳細な御説明でありましたが、一應数字の上ではなるほどそういうふうになつておつたかと了承いたしますが、しかし三・六のやみの上昇率につきまして、この賃金決定の六月基準が七、八、九へと進行するにつれて、やみの上昇率が当然累加していくと考えるのでありますが、これに対してはどういう御処置をお考えになるのでありますか。
【次の発言】 この賃金水準の決定ということは、全國家財政に、あるいは一般の國民経済に対する影響が非常に重要でありまして、もし賃金基礎に対する認識が間違いますと、その面から特に國家予算のごときは総崩れを始めるであろうと考えることができるのであります。それだけにいわゆる希望的……

第2回国会 予算委員会 第43号(1948/06/30、23期、日本社会党)

○中原委員 第三分科会における審議の経過並びに結果につき、簡單に御報告申上げます。  本分科会に付託されました議案は、ただいま上程されておりまする昭和二十三年度一般会計及び特別会計予算のうち、商工省及び農林省所管に関する予算でありまして、本分科会は昨二十九日及び三十日にわたり開会いたしたのであります。政府側より所管の予算の説明を聽取いたして質疑にはいつたのでありますが、審査期間がきわめて短く、まことに遺憾と思つております。それにもかかわらず、委員諸君と政府委員との間には、きわめて熱心かつ眞摯なる質疑應答が行われたのであります。まず委員会において問題となりましたおもな点を、ごく簡單に御報告いたし……

第3回国会 労働委員会 第9号(1948/11/26、23期、労働者農民党準備会)

○中原委員 まず最初に質問というより、労働委員会の皆さんの御同意をいただきまして、一つの決議というような手続を御承認願いたいと思います。というのはさきに本会議におきまして労働者農民党の石野久男君が、首相並びに法務総裁に質問をいたしました。すなわち官憲の不当彈圧に関する件であります。なぜこのことを特に労働委員会の名において私がお願いしなければならぬかと申しますると、敗戰後の日本民主主義の進展につれまして、いわゆる日本國民の権利がある程度まで伸張したことは、何人もこれを否定することのできない事実であります。しかるに、最近せつかく日本の民主主義的な成長にもかかわらず、これに対して相反するがごとき一つ……

第3回国会 労働委員会 第10号(1948/11/27、23期、労働者農民党準備会)

○中原委員 逐條審議に入りたいと思いますが、その前に関連いたします事項についてひとつ労働大臣にお伺いしてみたいと考えるのであります。それは戰後わが日本の労働組合運動が非常な発展を遂げまして、日本の民主化のためにその役割を健全に果しつつ今日に及びました。しかるに最近の政府当局の労当組合運動に対する態度を見ますと、はなはだ遺憾な点が多々、しかも具体的に現われつつあるのであります。それはただいま上程に相なつております公共業体労働関係法案のそれにもうかがわれますが、同川に、たとえば國家公務員法の一部改正の法律案のごとき、あるいは日本國有鉄道法案、あるいは專賣公社法案等々に一貫する一つの見のがすことので……

第3回国会 労働委員会 第11号(1948/11/28、23期、労働者農民党準備会)

○中原委員 第二條についてちよつと御質問いたします。第二條の2で、期間を三十日から二箇月に御訂正になつておられます。その理由をひとつ御説明願います。
【次の発言】 この法律が、しばしば労働組合運動の正常な発展を阻害するというような、いわば基本的な考え方の上に立つて編成されたものであるかのごとき印象を、多分に與えておりまする場合でありまして、この三十日を六十日、二箇月に引延ばしたということが、他のいろんな実情から考慮してかえられたという意味は、ひとまずわかるといたしまして、ただ遺憾ながら、この法律に一貫するものが、なるべく組織される労働者の範囲を縮小して行くというような傾きになつておることであり……

第3回国会 労働委員会 第12号(1948/11/29、23期、労働者農民党準備会)

○中原委員 ただいまの点ですが、私もちよつと氣になつておつたのですが、國有鉄道法案並びに專賣費公社法案との関連でありますが、これらの國有鉄道法案並びに公社法案を見ますと、その意に反してこれを降職し、または免職することができないという。從つて除くというその限界から除かれるものの中に、その職務に必要な適格性を欠くときとあります。從つてその意思に反しても、総裁はこれを降職または免職、その他懲戒することができる。こういう解釈になると思うのですが、そこでこの両企業体の從業員が、総裁のそういう認定にかかつて参りますと、その意思に反しても、なおかつそれだけのことを執行する職権が保障されておるという解釈になる……

第4回国会 議院運営委員会 第15号(1948/12/17、23期、労働者農民党)

○中原健次君 相当大きな問題です。ただいまの説明のものも重要でないとは思いません。しかしこれはかなり長く延びておりますし、この場合こちらへお讓り願いたい。
【次の発言】 私の方はおりませんから、あとにしてください。

第4回国会 予算委員会 第14号(1948/12/21、23期、労働者農民党)

○中原委員 大藏大臣にお伺いいたします。まず最初に復興金融金庫の貸付の問題ですが、特に石炭関係の融資の中のある一部分に対して、これの償還ストツプといいますか、國庫がこれに対して償還の手助けをするというようなうわさが流れております。はたしてそういう御計画がおありであるのかどうか、この場合承りたい。
【次の発言】 それでは一應問題としてお取上げになつているということが考えられるのでありますが、今日國の財政が非常に逼迫しているということについては、いまさら議論の余地は毛頭ないのであります。その場合に炭鉱企業者に対して、しかも相当の高額の償還打切り措置を講ずるというようなこともお考えになつておいでにな……

第4回国会 予算委員会 第15号(1948/12/22、23期、労働者農民党)

○中原委員 私はここに議題となつておりまする昭和二十三年度追加予算第二号並びに特第二号に対して、労働者農民党を代表し、予算返上の意見を述べる次第であります。  政府はこの提案理由として、政府職員の給與水準引上げ、災害復旧費等、本予算成立後の情勢変化に対應するため云々と説明されておるのであります。しかるに実際は追加予算総額七百三億余のうち、三百八十一億余を便乘せしめて表看板といたしまして、そうして表題である二つの費目はその半ばにも足らない三百二十二億余にすぎないのであります。すなわち看板に偽りありというわけであります。そればかりか、予算編成の構想はきわめてずさんそのものであつて、財政経済の見通し……

第4回国会 労働委員会 第1号(1948/12/08、23期、労働者農民党)

○中原委員 日程外にわたつてはなはだ恐縮ですが、労働大臣に、現在継続されております民間主要企業の給與問題を中心とする紛爭議に関して、その後の経過をこの場合承つておきたい。
【次の発言】 経過の大要は了承いたしましたが……。
【次の発言】 そうですか。それではまた後刻に留保さしていただきます。
【次の発言】 労働大臣に先ほどの日程外の質問を続けさしていただきます。民間の主要企業に対するその後のいろいろな経過については、おおまかな要点を拝聽いたしましたが、そて大切な問題は、たとえば電産にいたしましても、石炭にいたしましても、これらの関係労働者から見れば給與問題を中心としてこの爭議が起つておるわけで……

第4回国会 労働委員会 第2号(1948/12/09、23期、労働者農民党)

○中原委員 前会に引続きましての質疑事項が三、四残つておりますので、そのことについて伺いたいと思います。まず最初に、第十九條の苦情処理共同調整会議の問題であります。これによりますると、職員代表二名並びに企業代表によつて構成されることになつておるようでありますが、これはこの法律案に一貫する一つの特徴的欠陷とでも申しますか、いわゆる組合側ないしは職員側の代表の選考方法の決定に、はなはだ非労働者的な選考がなされるような危險がひそんでおるのであります。從つてこの会議を構成する両者の代表者が選考された場合に、その代表の中のいわば勤労者の代表者に、眞に勤労者の労働者的利益を代表するに足るだけの者が選ばれる……

第4回国会 労働委員会 第3号(1948/12/10、23期、労働者農民党)

○中原委員 私は労働者農民党を代表いたしまして、ただいま上程に相なつておりまする公共企業体労働関係法案に反対をいたすものであります。  申すまでもなくわが日本は、長い戰火からようやくのがれ出まして、民主主義國家の建設に向つて非常な努力を拂うて今日に至つております。しかもその民主主義日本建設の最初にして、しかも最大なる要件といたしましては、労働階級の民主的成長、從つてまた労働組合の民主的確立強化が養成されている次第であります。しかるに今回さきの第三回國会におきましては、その蛭確制を阻害するはなはだしき内容を織り込みました國家公務員法を、さらに改正いたしまして、いわば國家公務員の独自性をはなはだし……


24期(1949/01/23〜)

第6回国会 議院運営委員会 第10号(1949/11/14、24期、労働者農民党)

○中原健次君 先ほど来いろいろお話が出ておるように、参議院での失言だから衆議院では問題にしないというようなことでありますが、それはまつたく違うと思う。そうではなくしてそれが参議院であろうと、どこであろうと、いやしくも公的な場所の発言で、それがしかも失言されて問題になつたのでありますから、国民に重大なる関心を持たせておるだけに、この失言に対しては非常にいろいろの臆測をしておると思う。そういうさまざまな憶測をそのまま押し流して、失言を取消したらもはや問題はないであろうというような考え方のあることは、私は危険だと思う。むしろ衆議院の本会議というような大きな機関で、堂々とその失言に至りしいろいろな蹉跌……

第6回国会 議院運営委員会 第17号(1949/11/25、24期、労働者農民党)

○中原健次君 これは願わくはきようの本会議で取上げていただきたいのであります。もちろん各派の協力を願うために、いろいろ努力する必要もあるかと思つておりますけれども、時間的にも迫つておりますから、できればここでやつていただきたい。
【次の発言】 それはまとまるだろうと思いますが、ただ時間が非常に迫つております。
【次の発言】 いずれにしましても重要性がありますから、私どもの方でも一生懸命に運びましよう。

第6回国会 人事委員会 第11号(1949/12/03、24期、労働者農民党)

○中原健次君 これは二十五年度のいわゆる総合均衡予算の実施に伴いましてとりはからわれました一つの特別措置でありますが、この政令二百六十四号を内容的に見ますと、一般の退職手当に関する問題であります。これはこの政令の目途といたしておりますいわゆる一つの社会保障の精神にのつとるべきはずのものでございまして、それを目途とした政令であることは申すまでもないのであります。ところでこの政令の規定いたしました内容につきまして、必ずしもその目途といたしましたものに沿うていないのではなかろうがと思われる点が数箇所あるわけでありまして、この点についてぜひとも人事委員会の委員各位の御誠意をたまわりまして、これが御採択……

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1949/11/15、24期、労働者農民党)

○中原委員 ちよつとこの場合に伺つておきたいのでありますが、参議院の区制を変更すべきかどうかということが取上げられるのは、どういう事情があつた場合でしようか。つまり参議院の場合現行の区制でなくて、区制を変更しなければならぬという議論が、もしあるとすれば、その議論の根拠というようなものが、おのずからあるであろうと思いますので、適当な当局から、それについての根拠を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 話は元の一番根本へもどるのですが、選挙法改正に関する特別委員会を設定したということが、すでに一つの問題になる。つまり改正する必要があるという結論を得てこの委員会が生まれたものだ、こういう見方も起つ……

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1949/11/25、24期、労働者農民党)

○中原委員 選挙費用の点は、選挙を清く正しく行おうという考えからしましても、実情から申しますと、今きめられたような費用にしましても、ほとんど問題にならないという実情であります。従いまして、私は選挙費用はなるべく私的には使わない。従つて公営選挙を徹底させるという点に重点を置いて御考慮を煩したいのでありまして、この点ではこの費用をもう少し引下げるように明確にすることと、それからいわゆる選挙の費用の範囲を明確にしたいということ、この二点が大切だと思います。実情を見ますとまつたく選挙費用は法を無視して使うというような傾向が強いのであります。最近数次行われました補欠選挙を見ましても、まつたく驚くべき費用……

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第5号(1949/11/26、24期、労働者農民党)

○中原委員 別に異議というほどのものではございませんが、この場合取扱いのことについてお伺いしてみたいと思います。  それは選挙人の名簿に関することでありますが、終戦後のそれぞれの選挙におきましては、選挙人名簿というものが、ほとんど立候補者の手元に配布されておりませんので、これが非常に不便がありまするしまたいろいろな意味であやまちも起りやすいのでありまして、公職選挙法の施行に伴うて、以前のように選挙人名簿をある一定の冊数だけ立候補者に配布するというようなことになりますかどうか。そういう点について適当な機関から御所見を伺つてみたいと思います。

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第6号(1949/11/28、24期、労働者農民党)

○中原委員 選挙費のことは、この前にちよつと御質問したかと思いますが、私もまた選挙費用はなるべく少い方がよろしい、こういう見解に立つわけです。ことにただいま御指摘されましたが、自動車賃は含まずということになつておる、このことがすでにもう私どもから考えると、間違いがあるように思うのです。自動車賃というものは、ほんとうは選挙の目的のために費消するものでありますから、当然これも選挙費の中に加算される性質のものである、こういう解釈を持つておるわけであります。従いまして、自動車賃を含まぬ選挙費ということになれば、もうほとんど公営の事情から考えますると、少の額で足りるというような結論が出ると思います。かよ……

第8回国会 外務委員会 第2号(1950/07/21、24期、労働者農民党)

○中原委員 総理のわが日本の安全保障の道に関する理念とでも申しますが、考え方がはたして妥当適切なものであるかどうか、これにつきましては私は遺憾ながら適切な理念ではない、こういうふうに申し上げなければならぬのであります。たとえば早期單独講和、あるいはいわゆる言うところの自由国家群にいわば偏属するというようなやり方、あるいは講和後における軍事基地化をまさに受諾せんとするがごとき言動、あるいは書契、あるいはそれらのことに関して、それを国連協力という名のもとに、着々それを推進しつつある。こういう一連の言動を通して考えまするならば、首相の安全保障に対する考え方が、きわめて危險なものである。むしろそれは安……

第8回国会 労働委員会 第4号(1950/07/26、24期、労働者農民党)

○中原委員 私はこの場合一般失業対策問題についてお尋ねして行かなければ、この失業保險法の一部を改正する法律案に対する私どもの考え方をきめがたいのであります。そこではなはだ恐縮でありますが、きわめて簡單に一般論的な点を一、二点申させていただきます。そして当面の法案に直接入りたいと思いますが、幸い新労働大臣が御出席でありますので、労働大臣としての労働行政に対する根本的な考え方を、この場合承つておきたいと思うのであります。とりわけ当面の問題といたしまして、失業問題に対しての御見解をただしておきたいと思います。政府は失業者を消化吸收する方法として、いろいろ指摘して来られたと思いますが、その中で一番大き……

第8回国会 労働委員会 第5号(1950/07/29、24期、労働者農民党)

○中原委員 一点だけ御質問申し上げます。国鉄裁定書が提示されましたのが三月十五日、以来日にちは相当経過いたしました。労働者の給與はそのように余裕のあるものではないのであります。裁定は即刻これを実施すべきものであるということは、あまりにも明瞭なことであると考えます。しかるにただいま運輸大臣並びに加賀山総裁の御答弁を聞いておりますると、非常に誠意を持つてこれが解決のために努力をしており、また明るい條件もできて来ておるので云々という、いわゆる余裕をつくるべく努力して、その余裕をもつてこたえる、こういうふうに答えをしておいでになります。私は国鉄の経理内容から考えまして、裁定書にも明示いたしておりますよ……

第9回国会 労働委員会 第2号(1950/12/02、24期、労働者農民党)

○中原委員 私はただいま議題になつておりまするいわゆる国鉄第二次裁定につきまして、吉武委員から提出されました動議に対しまして、労働者農民党を代表して賛成の意見を申し上げます。すなわち四十九億五千余万円を認めるという件であります。さらに残る十一億に対し、これを承認せずとの条件が付せられておつたようでありますが、これに対してはあくまでわれわれはこれに応ずべきものであるということを考えまするがゆえに、他の方法をもつて必ずこれが実現を期することを付言いたしまして理論を進めたいと思います。  本来政府は、裁定に対してはあくまでこれを尊重する、そしてこれが実現のために努力するということを、しばしば答弁をい……

第9回国会 労働委員会 第3号(1950/12/08、24期、労働者農民党)

○中原委員 この国鉄の第二次裁定の完全実施のことにつきましては、いまさら議論の余地が残つておりません。あまりにも明確なことなのでありますが、さきに国会は四十九億五千万円を限度として、これに支給して、残余は支給せずという決定に相なつたのであります。ここに国鉄並びに政府当局は言うまでもなく、国会としても考えなければならないことは、この第二次裁定の合理的根拠が十二分に認識されねばならず、従いましてそれに対する当然答うべき答えを完全に出さなければならないということにつきまして、もはや何人も御異論のないところだろうと思うのであります。他面政府は繰返し繰返し、財源さえあれば裁定を尊重して、これを完全に実施……

第10回国会 人事委員会 第5号(1951/03/31、24期、労働者農民党)

○中原健次君 私は私の紹介いたしましたのが一件と、今日の余儀ない用務のために出席いたしておりません岡田春夫君の紹介いたしました三十二件を代理いたしまして御説明申し上げたいと思います。  まず第一番に、本日の請願の第一二にございます小樽市の地域給指定に関する請願でありますが、これは今回の地域給の改訂に伴いまして、あるいは従来支給されておりました給率が引下げられるのではないかという心配を多分に持つておるところから、この場合そういうような措置になることなく、従来小樽市の望んだように、甲地としての二〇%の地域給を支給されておりましたので、その現状を必ず割ることのないように維持していただきたい、こういう……

第10回国会 労働委員会 第3号(1951/03/07、24期、労働者農民党)

○中原委員 この場合、私は先般もらいました資料に基きまして、少しくお昇ねしてみたいと思います。  この資料によりますと、産業別災害件数調そのものが、この内訳には、災害件数は労働者災害補償保險の保險金の給付の実人員が書いてあります。今われわれが今日の特殊的な條件の中における労働問題を審議いたしますためには、まず全般的な労働災害が一体どういうふうになつているか、ひとりそれは災害補償の対象になろ労働だけではなくて、一般の災害状況というものをまず最初に聞いておく必要があるのではないかと考えるので、この資料以外に、すなわち保險金の給付を伴わない一般の労働災害の状況がどうなつているかということを、最初に承……

第10回国会 労働委員会 第5号(1951/05/25、24期、労働者農民党)

○中原委員 ただいまの問題に関連して、当局に寮制度の実情の御調査がどの程度であるか、伺つておきたいと思います。ただいま質疑応答の中で伺いますと、非常に民主的な運営が企画され、かつ期待されているというふうなことでありますけれども、はたして実態がそういうふうになつているかどうか、これは非常な疑問点であると思うのであります。ことに寮の管理者、寮主とでも申しますか、それとその寮に寄宿する看護婦並びに派遣婦の人たちの関係がどういうふうになつているか、そういう実情について御調査になられたことがあるかどうか、おありであれば、御調査の結果がどういうふうになつているのかお聞きしたい。

第12回国会 人事委員会 第9号(1951/11/28、24期、労働者農民党)

○中原健次君 まず順をかえまして、一二六の岡山県真庭郡勝山町長人見茂三郎君の請願にかかる地域給指定の問題について御説明申し上げます。この請願の要旨は、当勝山町が交通その他の中心地として、ことにまた官公衙、学校、会社、工場その他の多数所在地、物資の集散地であり、かつ観光地である関係上、当然生活水準がすこぶる高く、物価も阪神地方に劣らない高騰を示しているにかかわらず、従来勤務地手当がないために実質的に給與の不均衡を来し、人事交流も困難な実情にある。このような事情のために勝山町を二級地として指定されたいと申すのであります。  さらに同じく岡山県英田郡林野町長水島計次郎君の請願にかかるものと並びに岡山……

第12回国会 労働委員会 第1号(1951/11/05、24期、労働者農民党)

○中原委員 ただいまの青野君の提案、調停委員会の委員長は、やはり呼んでもらつた方がいいと思うのです。簡単に片づくと思いますから、また日をあらためてというとめんどうだ思います。これは関連があると思います。

第12回国会 労働委員会 第4号(1951/11/10、24期、労働者農民党)

○中原委員 ちよつと関連して伺います。ただいまいろいろ卓越した御議論を聞いたのでございますが、私はこの場合、仮説的に一つの法律の論理をもてあそぶ必要はない、むしろ政府当局が今具体的に提出されている専売の裁定を励行するための財源、それがしかも専売公社当局にあるということが大体うかがわれる。そういう場合に、政府がそれに対して、誠意を傾けての決意をするということが必要である。それであるならば、きようのこの席上にまず大蔵大臣がみずから進んで出席をして、そのことを明らかにすべきじやないかと思うが、そういうことができておらない。なぜそういうことができないのかということが一つ。  それからもう一つは、先ほど……

第12回国会 労働委員会 第5号(1951/11/12、24期、労働者農民党)

○中原委員 私は一番最初に仲裁委員長にお尋ねしてみたいと思います。それは裁定の結果、赤字補填の部分は支給しなくてもいいという結論が出ておりますが、この結論の根拠を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今井さんは給与関係の権威ですから、いまさら私が申し上げる必要はないのですが、そのように物価の方が先に上つて、あとから給与がぼつぼつ問題になつて、給与が上がつたころには、その次の物価の値上りの状況が出て来ておる、こういう様相は当然起きると思うのです。すでにもう今日でも先般来から、物価上昇の條件が出て来たと思います。ことに加えていろいろな国際的関係にも影響されまして、好まざるとにかかわらず、インフ……

第12回国会 労働委員会 第7号(1951/11/26、24期、労働者農民党)

○中原委員 ただいま議題となりました労働基準監督行政職員の行政整理反対の請願の請願者は、大阪府豊能郡箕面町後藤幸一君外十九名の請願でありますが、それと関連しまして、他に同様の四件をあわせて私から請願の趣旨を御説明申し上げることといたします。  このことは、さきに定員法が上程され、衆議院では遂に多数決をもつてこれが承認され、目下参議院で審議中に属する事項と関連するわけでありますが、本来労働基準監督行政の問題は、いまさら御指摘申し上げるまでもなく、労働基準法施行以来、基準法適用の工場並びに事業場等に対して、労働基準法の精神を徹底せしめるため、その直接事務を担当する職員諸君を整理して、定員を減ずる問……

第13回国会 議院運営委員会 第64号(1952/06/19、24期、労働者農民党)

○中原健次君 両案の関連性はあまりないのですから、分割でおやりになるのが妥当じやないかと思います。

第13回国会 議院運営委員会 第69号(1952/06/28、24期、労働者農民党)

○中原健次君 先ほど田中君のおつしやいましたように、問題の性質上、党の大小によつて委員の数を決定するのは必ずしも妥当でないと思います。と言いますのは、政党はおのずから同窓的な結合なんでありますから、やはり自由党は自由党で一単位、改進党は改進党で一単位、各党一単位で代表の委員を出す。(「反対」と呼ぶ者あり)それを考慮される方が、結果としてどのような結論が出ましようとも、その結論は公正なものである、こういうことが立証されると思うのです。その意味で、私は各党各会派から一名ずつ御選考になつた方がいいと思います。
【次の発言】 これは非常に問題の重要性がありますので、客観的に見て適当な措置をするために、……

第13回国会 議院運営委員会 第73号(1952/07/25、24期、労働者農民党)

○中原健次君 異議なし。

第13回国会 人事委員会 第22号(1952/06/28、24期、労働者農民党)

○中原健次君 私は日程一二〇岡山県成羽町、一二一岡山県八浜町、一八七岡山県鴨方町、二二三岡山県金光町の四件につきまし、請願の趣旨を御説明申し上げます。並びに日程二一五岡山県金光町の他の議員によつて紹介になつております件を、あわせて御説明を申し上げさせていただきたいと思います。  まず最初に、成羽町についてでありまするが、これは成羽町の地点をつなぎまする周囲に、現在すでに級地の設定を見ております高梁町、新見町、総社町並びに玉島市をもつていたしているわけであります。これらの一市三町はすでに二級地ないし三級地の指定を見ることが適切であるような状況下に置かれている都市でありまするが、その都市に囲繞され……

第13回国会 労働委員会 第4号(1952/02/20、24期、労働者農民党)

○中原委員 関連する事項について、一つだけ大臣に伺いたいと思います。それは先ほど柄澤委員の熱心な御質問の中にありました軍需工場内における、いわゆる軍令馘首とかいわれる馘首の事実について、大臣の御答弁の中で、何でもそれは一つの契約が発注者と受注者の間にあるらしい。そういう契約は国内法に優先するとは思われない、こういう御意見なんです。私どももそう思います。そこでその受注契約の内容について、実は知らないわけではありませんが、合衆国の何か軍需調達規則やらいうものがあるそうです。そういうようなものを承認した上で受注者が仕事を請負つておる、そういうようになつておるようですが、しかしここで問題になるのは、そ……

第13回国会 労働委員会 第5号(1952/03/05、24期、労働者農民党)

○中原委員 私は労働者農民党を代表いたしまして、ただいま議題になつておりまするポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く労働省関係諸命令の廃止に関する法律案、内容的には三件にわかれておる点に対しまして、労農党の立場を明らかにいたしておきたいと思うのであります。  まず第一の労務充足に関する件でありまするが、この労務充足に関する件に関しましては、今取立てて時間を費す必要もないと考えますので、この廃止に関してはこのままこれを承認いたすことにいたします。  第二の労務者の就職及び従業に関する件につきましては、このような省令が公布されておつたにもかかわりませず、実際はこの省令の中で指摘している……

第13回国会 労働委員会 第6号(1952/03/06、24期、労働者農民党)

○中原委員 労働大臣の出席はどうなりますか。これをひとつ……。
【次の発言】 それでは主として労働大臣に対して、労働行政に関する質問をしたいと思つておりまするので、これは労働大臣の出席を待つて御質問をすることにいたします。  その前に、ちようど町田課長がお見えになつておるので、ただいまの青野委員からの質問に関連しまして、一点伺つておきたいと思います。それは三月三日付で代表の上京を妨げるような電報を打つておるという青野委員の御指摘に対して、町田人事課長は、そうではない、これは誤解であるというふうに説明をしたのであります。しかし課長のこの説明にもかかわらず、われわれが今知りたいことは、そのとき打つ……

第13回国会 労働委員会 第11号(1952/04/26、24期、労働者農民党)

○中原委員 いろいろ御答案あつたようでありますが、私は先ほどから繰返し言われております健全なる労働組合運動ということについて、どうもその定義がつかみにくいのでありまして、健全なる労働組合運動とはどういうものをさしておるか、また健全なる労働組合とはどういうものか。これをまず第一に御説明願いたい。
【次の発言】 今日の労働組合運動の立つておる法的な基盤は、憲法にあると思います。そうだとすると憲法の最も重大視いたしておりますのは、日本の国民が長い間蹂躙されかつ剥奪されておる基本的人権を、どのようにして守り拔かさしめるかというところにあると思います。そこで労働組合運動が法律的な基礎を得て発足いたしまし……

第13回国会 労働委員会 第15号(1952/05/17、24期、労働者農民党)

○中原委員 まずこのたびの労働関係三法律案に対しまして、このような法律を必要とするいろいろな客観的な条件があるという御判断ももとよりあると考えますが、私はまずそのことについて一応労働大臣から、そのような御認識のきわめて重要な中心点を最初に承つておきたいと思います。
【次の発言】 そのような立法の技術といいますか、措置については、提案説明の場合にも大体承つたところでありまして、それよりも私はもう一つわくを広げまして、このような法律措置をするためには一この法律措置が、関係労働者のためによしとしてせられたものと一応説明づけられるのだと私は思うのであります。そうであつてみれば、まずその前に、今日のわが……

第13回国会 労働委員会 第16号(1952/05/21、24期、労働者農民党)

○中原委員 私はまず都市交通の岡本さんにお伺いいたしたい。岡本さんの公述の前提で、いわゆる占領政策がなくなる、あるいは占領目的阻害の取締り処罰というものがなくなつて、どうやら今度は、今までいろいろ圧迫されておつた部面も解放的な方面に発展し得るのではないかという期待を持つておつたが、しかしやはり地方公務員その他一般の公益関係者を初めとする労働者階級が、どうも封建的な規定に縛られるような、そういうおもしろからざるものを内包した法律改正が出て来たというように御指摘になられましたが、私どももまことにその感を深くいたすのであります。どうしてそれならこの段階において、そういうふうないわば反動的な性格を持つ……

第13回国会 労働委員会 第17号(1952/05/22、24期、労働者農民党)

○中原委員 私はこの前の総括質問で、関係大臣の御出席がなかつたために途中で遮断されています。それはその場合に明らかにいたしておいたところであります。しかしながら審議の進め方の手続上、これを切離すことが困難なような事情になつて参りましたので、逐條審議とこの両者を兼ねあわせまして、質疑を申し上げることにいたします。  大体先日来の公述人各位によりまして、かなり広い範囲の見解を聞くことができました。たまたまその公述人の見解は、大要二つにわかれました。しかもその公述人の中のほとんど多数の部分は、私どもの見解とやや似通つておりました。すなわち今回の三法案に対する措置は適当でない、しかもしばしばこの法の運……

第13回国会 労働委員会 第18号(1952/05/23、24期、労働者農民党)

○中原委員 まず労調法の一部改正に関しまして逐条的な御質疑をいたしたいと思います。  最初にお尋ねいたしたいのは、十八条を拝見しますと、いろいろ問題がここで提起されて参つたと思います。最初に従来の調停申請というものが、いろいろいわゆる実績もあるわけでありますが、その調停申請の今日まで取扱われました大体の件数、それからその件数中の労働側並びに資本側の件数の内訳、それらがわかりますれば拝聴しておきたいと思います。
【次の発言】 実は大切なことは、これらの申請が労働者側からか、経営者側からかということであります。これは内容によつて判断はかわると思いますが、私の常識でまず大ざつぱに述べますと、ほとんど……

第13回国会 労働委員会 第19号(1952/05/24、24期、労働者農民党)

○中原委員 私は労働者農民党を代表しまして、ただいま議題になつておりまする労働関係調整法等の一部を改正する法律案並びに労働基準法の一部を改正する法律案、さらに地方公営企業労働関係法案の三案に対しまして、反対の意思表示をいたすものであります。並びに修正案として森山委員並びに前田委員両委員の趣旨弁明になりましたものに対しまして反対――青野君の趣旨弁明にかかわりまする修正案に対しまして賛成いたします。このことを込めまして、以下私どもの労農党の見解を申し上げることにいたします。このたびの労働関係諸法規の改正法律案並びに新しく創設する法律案に関しましては、かねがね政府がいろいろ説明をいたしておりまするご……

第13回国会 労働委員会 第20号(1952/06/09、24期、労働者農民党)

○中原委員 私は最初に委員長に申し上げておきたいのでありますが、きようはかねて私がお願いいたしましたように、国鉄総裁並びに国鉄の組合の代表者に御苦労願つて、そうして労働委員会としても與野党を問わず、委員会としているく質問もし、あるいは希望も申し入れ、願わくばこの問題のよりよき解決のために何かのチャンスをつくるべきだというように考えたのであります。しかしいろいろ手続的なお骨折りはいただけたことと思いますが、両者ともに遂に参つておりません。これがもし手続上の何らかのあやまちのために関係当事者が来ていないとすれば、これははなはだ遺憾しごくに思うのでありますが、そうでなくて、もし向うの横着から来ていな……

第13回国会 労働委員会 第28号(1952/07/28、24期、労働者農民党)

○中原委員 この件は、中国並びに四国ブロツクの労災病院を岡山市に設置することの請願、福島県下に労災病院の設置並びに札幌市に同様の労災病院の設置を、それぞれ関係地区並びにそのブロツクから請願をいたしておる件なのであります。  申し上げるまでもございませんが、これは労災保険法による施設の一環でありまして、当然政府においても着々これに対する企画をお進めになつておることと思いますが、たまたまこの際これらの関係重要地域からそれぞれの請願が提出されておるわけであります。これらはそれぞれ重要な、見のがすことのできない根拠を持つておるわけであります。たとえば中国、四国ブロツクの労災病院を岡山市に設置することを……

第14回国会 議院運営委員会 第1号(1952/08/26、24期、労働者農民党)

○中原健次君 労働党といたしましては、もう少し待つていただきたいと思います。開会のときまでに申し上げたいと思います。


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 労働委員会 第7号(1953/07/03、26期、小会派クラブ)

○中原委員 私はさきの春日委員のきわめて適切な御指摘について、ちよつと質疑いたします。PWの日額の調査が完了したらということについて、それと大体一〇%程度を下まわる日額を決定する、こういうふうになつておるわけではありますが、一番かんじんなことは、日額の労賃単価ということではなくて、その月に実収入を幾ら確保せしめるか、これが一番大事なのであります。従いまして、失対の関係費の中に労賃に見合う予算のわくを拡大しておかなければ、これは意味がないと思います。この点について、大臣の御決意を伺いたい。
【次の発言】 かんじんなことは、まずこうなんです。なるほど漸次就労日数を増加させておることについてはわかる……

第16回国会 労働委員会 第9号(1953/07/07、26期、小会派クラブ)

○中原委員 まず最初に、各労働団体が、正当な要求を持つて毎日国会の周辺に参集いたしておるのであります。それに対して政府はこのような様相をどのようにごらんになるのか、まずその御見解を承つておきたいと考えます。
【次の発言】 最近各種の労働団体が、全国的な規模を持つて、国会周辺にその代表諸君が参集しているわけであります。この参集している姿を見て、政府はどのようにこれを感じておいでになるのか。この労働組合代表諸君の政府並びに国会に対する陳情及び要請の行動に対して、どのようにこれをお受取りになるのか、政府の御見解をまず承つておきたいと思います。

第16回国会 労働委員会 第10号(1953/07/09、26期、小会派クラブ)

○中原委員 小坂労働大臣に伺いますが、まず最初に、一昨日労働大臣が総評の幹部と会談せられたようであります。この総評幹部との会談の内容につきましては、新聞紙がこれを報道しておりますが、大体新聞紙の報道のように理解いたしてよろしゆうございますか。
【次の発言】 そうだとしますれば、まずここに私が持つておりますのは朝日新聞でありますが、朝日新聞の記事によりますと、労働大臣談話の一部にストライキは憲法第二十八条に保障される団体行動権の範囲を逸脱した行為であつて、このようなストは労働法上の不当労働行為、刑事、民事上の免責などに関する保護は受けられないといわざるを得ない。」こういうふうに書かれてあります。……

第16回国会 労働委員会 第12号(1953/07/11、26期、小会派クラブ)

○中原委員 私は労働者農民党を代表いたしまして、ここに議題となつておりまする、いわゆるストライキ規制法案に対し、絶対に反対をするものであります。  なお山村君の修正案に対しましては、その本質が本法案の承認であるために、遺憾ながら賛成いたしかねるのであります。 しかしながら、ここに注目を要すべきことは、同じ保守派の立場にあられながら、政府の提出原案に対し、その思想的、政策的立場の対立を持つておいでになるという事実であります。これはまさしく保守政党内部における分裂の実態を立証するものと考えるわけでありまして、このことは、政府がこの提案にさすがに最初から確信が見受けられなかつたことを、みずから立証す……

第16回国会 労働委員会 第13号(1953/07/16、26期、小会派クラブ)

○中原委員 ちよつと一言だけ……。大野国務大臣の先ほどからの御答弁で、大体積極的にその対策を進めていただいていることを感謝いたします。ただいま委員長から、委員会の総意で決定するという御意見がありましたので、一言それに賛成する意味で、国務大臣にお願いしたいことがあるのです。  それは大野国務大臣は、おそらく御記憶でもありましようし、御経験でもあつたと思いまするが、かつて大正十二年でしたか、関東大震災のときに、時の逓信大臣犬養毅氏が、なくなりました貯金通帳をせんさくすることなしに、貯金をしておるというみずからの主張のできる者は、遠慮なしに貯金の払いもどしをしてよろしい、こういう特例を出されたことを……

第16回国会 労働委員会 第15号(1953/07/23、26期、小会派クラブ)

○中原委員 組合側の御説明は、大体よく了解することができました。かんじんなことは、この問題に関連して、日本国政府としては一体どういう見解を持つておるのか、そのことを聞きたいと思うのでありますが、おそらく向うとの折衝に直接当るであろう外務省が見えておりませんから、従つてこれは必ず外務省側の出席を要請して、その席上でこの点をただしたいと考えます。しかしながら、やはりこれは駐留軍関係の労務者も、日本国内の労働諸法規の適用を受けておるということを、幾たびか繰返して参りました労働省当局のこの問題に関する見解を聞いておきたいと思います。――次官は見えるのですか。

第16回国会 労働委員会 第16号(1953/07/24、26期、小会派クラブ)

○中原委員 外務省の国際協力局次長にお尋ねいたします。昨日来から本委員会で問題になつております日米労務基本契約の改訂の問題について伺います。これについて、政府当局としても、いろいろ御心配が出ておるようでありますが、合同委員会がこの跡始末をせられるような場合がたくさんあります関係上、外務省のお立場としてのこの基本契約に関する基本的な御見解を、この際承れたら幸いと思います。
【次の発言】 専門の立場でないからという前提でありまして、この基本契約の改訂について、不満の点が若干あると言うが、若干どころではないのです。日本の労働者としてよりもむしろ日本の国民としての基本権がことごとく剥奪せられるようなこ……

第16回国会 労働委員会 第18号(1953/07/31、26期、小会派クラブ)

○中原委員 本件について、ただい夜の政府の、近く許可をする方針の決定を見たという御答弁でありましたが、ただ単に東京地方附添婦組合の問題だけでなく、全国的な傾向をいろいろ見ますると、最近有料の取扱いをもつてしておる組合といいますか、団体の許可は、比較的容易にこれがなされておつて、しかも一方そういう相互扶助的な組織形態を持つておる組合に対する許可の方が、かえつてその時間をより多く要しておる。つまり、申請から許可に至るまでの間の期間が非常に長くかかつておる。こういうことが指摘されてありましたが、これは実態的に見て全国的な一つの傾向になつておるんじやないかということを感じられる節があるわけでございます……

第16回国会 労働委員会 第19号(1953/08/05、26期、小会派クラブ)

○中原委員 一言だけ。予算書の中に予備費十二億五千七百数十万円あるわけですが、これの内訳はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 二億近いということですが、十二億ではないですか、十二億五千七百万円、そうするとこの金の使途の予想というものは、特に計算の基礎があつたというわけではないのですね。大体予備金の性格上、そのくらいの限度の金額があればという、そういう意味なんですか。
【次の発言】 明日の参考人を呼ぶ場合に、全駐労組関係の中で、横浜の第二港湾労組もひとつ呼んでいただきたいという希望を申し上げておきます。

第16回国会 労働委員会 第20号(1953/08/06、26期、小会派クラブ)

○中原委員 関連して。ただいまの井堀君の御質問の点は、重大な問題です。この点に対する腹構えというものは、労働省であろうと調達庁の場合であろうと、これは統一した立場で固めていただかなければならぬ、このように思うのです。なぜかと申しますと、今日まで起つて参りました各種の紛争というものは、そのようなあやふやな約束ごとの中に持ち上つておると考えるからであります。先般来からしばしば聞くことでありますが、たとえば、使用者側としての米軍の方で一方的につくり上げたスヶジュールを押しつけて参つて、そのスケジュールが非常に苛酷なものであるがために、日本の労働者はそれに耐えられない。耐えられないから、それに対してい……

第16回国会 労働委員会 第21号(1953/09/02、26期、小会派クラブ)

○中原委員 いまさらこのたびの専売公社の仲裁裁定の問題に関することについてお尋ね申し上げる必要もないし、またそれに対しましてとやかく御答弁を求めることも差控えたいと考えておりましたが一つだけお聞きしておかなければいけないと考えますから、老婆心ながらつけ加えてみたい思うのであります。そのことは、今度の専売公社の労働組合の紛争の原因は、何と申しましても、公労法に示されました仲裁裁定――労使間の紛争を処理するための手段として、本来ならば労働者に争議権を与えて、その争議権の正当なる行使を通して解決へ持つて行くというのが、当然あるべき労働手段であつたと思うのであります。しかるに、そのことが法によつて拒否……

第16回国会 労働委員会 第23号(1953/09/04、26期、小会派クラブ)

○中原委員 労政局長の今の御答弁ですが、この問題は仮定ではない、現実の問題です。御答弁の中に、何だか暴力団でもあつたかのような印象を与えるような表現があつた。暴力行為あるいはそれ以上のことがあつた、それはもうきまりきつたことです。この問題に対してそういう御答弁がここであえて用いられるということになりますと、日産の争議そのものの中に、ことに団体交渉の経緯の中にそういうものがあつたかのような印象を振りまくことに効果があるのです。これはあなたの意思はそうでなかろうとも、そういうことになる。そうすると、これがすでにこの日産の争議に対して不当扱いにするという思想があると思います。これがやはり地検なり市警……

第17回国会 労働委員会 第3号(1953/11/03、26期、小会派クラブ)

○中原委員 長官にお尋ねいたしますが、ただいまの山花君の御質疑に対する御答弁ぶりから想像いたしますと、やはり他との振合いを相当考慮して御発言のようにうかがえるわけであります。仲裁機関を設けて裁定を求めるという意義からいたしまして、そういう物の考え方が今あなたの考えを支配することが妥当であるかどうか、これは疑問がある。そういうことでなしに、仲裁裁定を求めて、その裁定に拘束されて組合側の要求点と両者の妥結を行うという意味から考えますと、しかもその裁定の額に対して妥当性を承認されるからには、何としてもこれを完全実施するために努力するという建前にお立ちになるのが当局者側としては当然のことではなかろうか……

第17回国会 労働委員会 第6号(1953/11/09、26期、小会派クラブ)

○中原委員 きわめて簡単に一つの問題だけに限定してお尋ねしておきたいと思います。  大体今回の裁定の問題に関しては、もう長い間の懸案の問題でもありましたし、いまさら突発的にでき上つた問題でもないのですから、政府としてはこれに対する腹づもりは、あらかじめ用意があつたであろうと私は思います。と同時に、この裁定によりますと、資金的な措置につきましては大体可能であるということが結論されておるわけであります。従つて、いまさら資金の出場所がないというような不安は、この裁定書に基く限り出て来ないと思う。しかるに、これに対して政府は、その裁定書が指摘しております各資金的な措置については何ら顧みるところもなしに……

第17回国会 労働委員会 第7号(1953/11/10、26期、小会派クラブ)

○中原委員 大臣がお見えですから一点だけお尋ねします。例の夏方いろいろごあつせんになりました日米労務基本契約、もちろんこれは労働大臣一人の責任というふうに考えておるわけではありませんが、この基本契約の主文の調印ができてから、まだ今日までこの効力が発生しておらない。この効力が発生しておらぬということは、どういういきさつでそうなつておりますか、一応承つておきたい。
【次の発言】 そうなりますと、主文の各部分については、すでに効力を発生しておる、こういうふうに了承してよろしいですか。
【次の発言】 たとえば労働者の身分の保障の問題ですが、その事項については、どういうことになつておりますか。

第17回国会 労働委員会 第9号(1953/11/24、26期、小会派クラブ)

○中原委員 最初に、先ほどから日雇い労務者の賃金のことについて、いろいろ政府の見解の説明がありましたが、しかし私は先ほどの局長の御答弁の中に、二百五十円の日当の場合に、一般公務員が一万三千円のベースにおる、こういう比較で説明ができておりました。そのことは別といたしましても、とにかく日雇い労務者の場合には、この稼動日数というものが常に対象となつて計算をされなければいけないのであります。そうだとすると、この二百五十円がかりにこの際一〇%の引上げをなし得たといたしましても、月の平均手取りは一体幾らになるか。この問題をまず前提にして、日雇い労務者の賃金の問題を考えられなければ、妥当な結論が出て来ないの……

第18回国会 労働委員会 第3号(1953/12/03、26期、小会派クラブ)

○中原委員 緒方副総理は、公労法の精神を非常に注意深く尊重してこの予算の措置も講じたものであります、こういうふうな意味の御回答が先ほどございました。もとより当然そうであるべきものたと思うのであります。ところで……。
【次の発言】 そこで、本問題の了解点と申しますか、解決を求める最も大切な基礎になる問題は、やはり公労法の精神をほんとうに正しく理解しているということに帰するものと思います。それであつてみますと、今日まで政府のとつておいでになる態度は、労働者側にとりましても、また第三者側にとりましても、公労法の精神を正しく理解しておいでにならないのではないか、むしろ公労法は労働者を取締るために設定さ……

第18回国会 労働委員会 第5号(1953/12/05、26期、小会派クラブ)

○中原委員 ただいま議題となつております三公社五現業の仲裁裁定の実施の問題に関しまして、持永義夫君提出の議決案には絶対反対であります。山花秀雄君提出の議決案につきましては賛成であります。この両者賛成、反対の論拠につきましては、ただいま黒澤、井堀両委員から詳細な御意見を述べられましたが、大要私も両氏の見解に賛成であります。ただこの場合一、二点だげ私の見解をつけ加えまして、意思表示をいたしたいと考えます。  この委員会におきまして、連日質疑の形を通して論議がかわされましたように、この仲裁裁定は、公共企業体等労働関係法の規定するところに従いまして、いわめる一種の最高判決とも見なさるべき最後的な裁定の……

第18回国会 労働委員会 第6号(1953/12/07、26期、小会派クラブ)

○中原委員 犬養法務大臣にお尋ねいたしますが、今回の国鉄の問題で、行き過ぎは取締るという宣伝がきつくなされておる。大臣の談話に影響されまして、部下の警官諸君は、お手柄をしようというので、少々行き過ぎているような点があるのであります。そのことにつきまして、時間がありませんから、あまり議論はできませんので、具体的な問題についてまずお尋ねいたしたいのであります。まずその行き過ぎの問題について、ここに二つの情報が入つているわけです。一点は、横浜の高島駅の作業人委十二、三名を貨車に積み込みまして、外からかぎをかけて、ピケをごまかして作業場へ送り込んだ。これはもちろん警官の責任ではありません、鉄道当局の責……

第18回国会 労働委員会 第7号(1953/12/08、26期、小会派クラブ)

○中原委員 日雇い労務者の問題はあとにいたしまして、ちよつと今の話の順序として基準局長に一言お伺いたしたいと思います。  熊谷の松崎製糸の問題につきましては、十二月六日の各新聞が報追いたしました。従つてそのことは街頭ではもう十分うわさにいたしております。先ほどの局長の御答弁では、まだその間の事情について地元の基準監督局の方から報告がない、こういうようなお答えであります。これは埼玉県、あまり遠くでもないので、もうすでに十分報告が届いていなければならないはずだと思うのです。なぜその事務がそのように渋滞しておるのか、私はこれはたいへんなことだと思う。ことに、人権蹂躪の問題を伴つておるようなことであり……

第19回国会 予算委員会 第29号(1954/04/14、26期、小会派クラブ)

○中原委員 私はまず最初に、きようここで私が質問したいと思う問題は、日本の平和のために、ないしはひとり日本だけでなくて、全地球上の平和の問題のために、政府の所見を聞きたいと考えたのであります。しかるに吉田総理がその出席を欠いておることに関して、劈頭はなはだ遺憾の点を表しておきます。以下、この問題に関連しまして、数個の事例をあげて政府の御見解をただすつもりであります。  まず最初に、近く開かれることになつておるジユネーヴの会議でありますが、平和をもたらすために開催されるこのジユネーヴの会議に対する政府の認識はどのようであるか、このことを承つておきたいと思うのであります。思うにジユネーヴ会議に対し……

第19回国会 予算委員会 第30号(1954/04/15、26期、小会派クラブ)

○中原委員 私はただいま議題になつております特別会計予算に対しまして、反対の意見を申し上げるものであります。  この特別会計予算に盛られておる内容を見ますと、一見わが日本の工業力の増強のために投融資をするということになつておるのであるが、しかしいまさら吟味するまでもなく、これはMSAの協定にその根を発しておるし、なおそれだけではなしに、MSAの協定を吟味するならば、当然その源となつておるものは一九五一年の九月に、サンフランシスコにおいて締結を見たいわゆる両条約の示すところに従うてこの協定がなされておる。従つてアメリカと締結をしたこの平和条約並びに安全保障条約がさし示しておりますように、わが日本……

第19回国会 労働委員会 第9号(1954/03/03、26期、小会派クラブ)

○中原委員 労働省にちよつとお尋ねしておきます。もちろんこういう事項は、現行の法律の解釈の中で判断し、こういう労働者の実情をいかに保護するかという立場に立つて、積極的な労働事情に対する施策が考えられなければならぬと思うのであります。これはもちろんわれわれから申し上げるまでもなく、この任務を持たれる当局としては、当然お考えになつておいでになることだと思うのでありますが、われわれも今の参考人のお話を聞いて、初めて一層その感を深くしたというような実にうかつな話であります。しかもこの提出されておりまする要請書によりますと、雇用人の方たちの訴え事項が、ここに採録されているだけでも五十数件に及んでおります……

第19回国会 労働委員会 第14号(1954/03/24、26期、小会派クラブ)

○中原委員 一点だけ、先日ほどからしばしば触れておいでになりましたが、それがあいまいになつておりますので伺つておきます。それは荷物の積載量の認定の問題です。その認定の問題について、当局側と荷扱いの車掌あるいは荷扱い専務、その当事者の間で積載量が適当であるかどうかということについての話合い談合をしてくれという申入れがあつて、その申入れに対して談合することなしに佐藤何がし君が積載を強行した、こういう事実が報告されておるわけです。ところがその場合、遂にその談合の申入れを受諾せなかつたということになつていると思うのですが、そのことについて大阪のその当時の責任者としての鉄道管理局長の方で、それをどういう……

第19回国会 労働委員会 第15号(1954/03/31、26期、小会派クラブ)

○中原委員 それをひとつ報告していただきたいと思いますが、終戦後アメリカさんがやかましく言うて、そうして運転考査をやつた。そのために従来長く運転に携わつておつた人でも、考査をとるために非常に難儀をした。あなた方はそれを強硬にやつて、非常に従業員を畏怖せしめておつた。そういう重大な考査の試験をやつておつた。そういう重大なものをその朝すぐやつて、しかも前歴がいつであつたかわからない人をやつて、すぐに乗せるということは、常識的に考えて、りくつのあるなしにかかわらず、きわめて危険なことです。そこで考査を受けた人がやつたということも御報告願いたいし、前歴がどうかということも御報告願いたい。それと同時に、……

第19回国会 労働委員会 第19号(1954/04/16、26期、小会派クラブ)

○中原委員 時間がありませんから、ただ一点の問題について当局の見解を聞いておきたいと思います。 数日来の質疑応答の中で、いろいろなことを聞くことができたわけでありますが、いろいろな実情なりあるいは解釈なり、同時に、それぞれの立場における見解なりを耳にいたして最も強く感ずる点は、国鉄当局側がとつた十八名の解雇処分の問題を、何とかしてこれを合理化したいというために、必死の努力がなされておる、こういうことを最も強く感じたわけであります。もちろんあれだけの重大な措置をとられた当局としては、何とかしてこれを合理化し、これを合法化して、措置の不当でなかつたことを釈明しようとせられるその心事はわかるのであり……

第19回国会 労働委員会 第31号(1954/07/28、26期、小会派クラブ)

○中原委員 いろいろお尋ねしたいことがありますが、時間の関係もありますので、私はただ明日御出席にならないと聞きました仲川参考人に、一点だけ聞いておきたいと思います。  それは最初の御発言のところで、監督署やあるいは労政事務所から人が来た場合、酒のもてなしがあつたりなど云々ということを聞いたように思うのです。もしそれがそのようなことに関連したことであるとすれば、もう少し詳細に具体的な事実を遠慮なしにお示し願いたい。と申しますのは、近来労働行政のすべての問題の中に、そのようなことがよく伝えられておるわけです。たまたまそういうことがわれわれの気にかかつておりますやさきに、あなた方からそういう具体的な……

第19回国会 労働委員会 第32号(1954/07/29、26期、小会派クラブ)

○中原委員 それでは予定された時間の範囲で一、二点だけさらに質問いたしておきたいと思います。  まず最初に、組合側の参考人の方どなたでもけつこうですから、むしろ願わくばそれぞれ関連のある工場の組合の方から問題を解明していただきたい。それは先ほどお話のありました中で、対抗競技と申しますか、この対抗競技の問題について、ある程度御発表があつたのでありますが、第三者といいますか、しろうとの立場から、大要わかつたような気がいたしますけれども、どうもなかなかつかみにくいのであります。従つてこの対抗競技の実情を、もう少しわかりやすく御説明を願えれば非常に好都合だと思います。なおその対抗競技が行われたそのあと……

第19回国会 労働委員会 第34号(1954/07/31、26期、小会派クラブ)

○中原委員 あなたの工場は何工場ですか。
【次の発言】 ただいまの参考人から御説明がありましたが、ちよつと実は奇異に感ずるのです。今両君が話されたような意味なら、仲川参考人のようなああいう発言があろうはずがない。そうすると、せつかく暑い中を遠路御苦労願つたのでありますが、何者にか何といいますか、遠慮を感じなければならぬような立場でものを言うておいでになるのではなかろうか。少くとも参考人の諸君の御発言というものは、今回の近江絹糸の事件の解決への一つの大きい要素であるとわれわれは考えます。これはただ単に関係官庁に対する接待というように簡単に考えられるかもしれませんけれども、やはりそういうところに深……

第19回国会 労働委員会 第43号(1954/11/16、26期、小会派クラブ)

○中原委員 私はただいまの三党で御決定ならにれた決議案文に賛成でありますし、またそのような取扱いによつて労働権を守ることが、もはや議論の余地はないように思います。ただ、にもかかわらず、いわゆる与党の側に立たれる自由党の方で、一応その関係当局を呼び出して、もう一つの手を打つことを通してその問題を処理した方がよかろう、こういう御見解が今出ましたことについて、私もこの労働委員会自身が、この問題について党を越えて同一の措置をするために協力を求めたい、こう思うわけです。従つて、各党がともに協力して、いわば労働委員会一本でこの問題の処理に当るということの適切な措置を、しかもそれは時間的にはただちにというよ……

第19回国会 労働委員会 第44号(1954/11/17、26期、小会派クラブ)

○中原委員 ただいまの島上君の御提案に全面的に賛成いたします。

第19回国会 労働委員会 第45号(1954/11/18、26期、小会派クラブ)

○中原委員 私はきよう一点だけ質問しておきます。と申しますのは、まだ質問しなければならぬ事項があまりたくさんありますから、機会をあらためるという意味です。  きよう質問したいと思いますことは、労使の対等を確保せしめる条件について、特に労働者も資本に対する対等な地位を確保させる条件、これはどういうようにお考えですか。
【次の発言】 そういう見解に立つと、先ほども話がありましたが、ピケツトを張るという行為との関係、何でもこれは日本だけに特別に許されているような御説明がありましたが、はたしてそうか。これはちよつとそのことに問題があると思います。そういうことを労働省が考えておいでになると、これは妙なこ……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 社会労働委員会 第13号(1955/05/25、27期、小会派クラブ)

○中原委員 先日来数次にわたりまして、つき添い婦の制度問題について各種の御質疑があり、あるいは御答弁、御説明があったわけでありまして、大体当局のこの問題についての御見解はわかると思うのであります。従って私の申し上げたい点は、かなりそのために圧縮されておるわけであります。しかし、もう二、三点の問題について、局長の御見解を聞いてみたいと思います。  まず第一番に、いわゆる定員外定員ともいう常勤労務者制を施行なさろうとなさるその御見解の基礎には、診療看護の体系の中の欠陥を、これをもってためる、是正するというふうに述べられたと思うのであります。従って、ための欠陥ということですが、そのための欠陥というの……

第22回国会 社会労働委員会 第14号(1955/05/26、27期、小会派クラブ)

○中原委員 なるべく重複を避けたいと思うております。なお、たくさん御質問をする考えでもありません。ただ一つ、つき添い婦の問題につきまして、いろいろ大臣としての立場からの御答弁もあったわけでありますが、一つ問題の食い違いがあるかのような感じがしますので、それだけ一点指摘いたしておきたい。それは二千二百七十人に人数を減すということから、減員との間の数の距離が大体九百名、千名などということに、概念は扱われておると思うのですが、実情は果してどうか。これはだいぶ違うと思います。なお、先ほど御報告になりました数字を見ますと、生保関係で月末のその月の承認件数が六千二十四、これにいたしましても、六千二十四とい……

第22回国会 社会労働委員会 第15号(1955/05/27、27期、小会派クラブ)

○中原委員 大要同僚委員から重点的な御質疑がございましたし、参考人各位から、それぞれ御答弁もございました。従いまして、私が特に御質問申し上げたいと考えておりました問題点につきましては、大要回答を得たと思います。なお、ただいま帆足委員から、非常に深い御経験の中からの妥当適切な御発言があって、われわれの質問すべきところをお示しになりましたし、従って、私は蛇足を加える弊を気づかいまして省略したいのでございますが、ただいまの局長の御答弁の中で、それぞれの状態に対する割当人数の問題の基礎にもなるかと存じますので、一応堀江さんあるいは和田さん御両氏の間で、一点だけ御回答をいただきたいと思います。  そのこ……

第22回国会 社会労働委員会 第19号(1955/06/07、27期、小会派クラブ)

○中原委員 それでは委員長にお願いしますが、大臣が予算委員会の方へもう移られるそうでありますから、時間の許す限りの質問をさしていただくことにしまして――私の質問予定は、おそらくかなりの時間を必要と考えております。従いまして、残余の部分は次の機会へ発言を留保さしていただきたい、そのことをあらかじめお願いしておきます。  ただいま、いろいろ御答弁がございました、その御答弁の数々の中でも、かなり見解を異にする点が出て参っておるのでありますが、時間の関係もありますので、まず今日は、この法律案の中に、罹病の予防に関する法的な措置が講ぜられておらない、この点につきまして、結局この法律案に魂が入っておらない……

第22回国会 社会労働委員会 第21号(1955/06/13、27期、小会派クラブ)

○中原委員 ただいま同僚委員の諸君から、それぞれ御指摘がございましたが、ただいまの四つの中小企業の中における不当労働行為とみなされるいろいろな動きについて、局長から御説明があったわけです。もちろん、これは私からお尋ね申し上げるまでもないことでありますが、局長におかれては、この報告をなさるお立場から、どのようにお考えになられましたか、一つ局長の御感想を承わりたい。
【次の発言】 ただいまの御答弁は、ちょっと私は受け取りがたいのです。労働組合が、ややもするとストライキをするということでありましたが、元来、労働組合が、労働者の経済的、社会的な地位を守るがために、いろいろな要求をする場合、まずほとんど……

第22回国会 社会労働委員会 第22号(1955/06/14、27期、小会派クラブ)

○中原委員 時間がないようでありまして、お昼の時間を継続して恐縮でありますが、簡単に要点だけ質問いたします。  一番最初に、労働組合側の方の御意見を聞かせていただきたいと思います。退職金の計算の基礎でありますが、直用の方は月収全体が基礎になっておる、あなた方の場合は基本給が基礎になる。従って、初めからここに大きな格差がある。この格差のあるものを、そのままに承認されたとは思いませんが、この退職金規程のきめられます場合の経過といいますか、そういうふうなことがありますれば、聞かせてもらいたい。
【次の発言】 これは会社側のどなたでもけっこうです。先ほど御答弁がありました中で、二十五年の十月以降から継……

第22回国会 社会労働委員会 第24号(1955/06/16、27期、小会派クラブ)

○中原委員 時間が迫っておりますので、一つだけ質問いたします。実は、一つだけでなく、十数項目にわたって質問をしたいと思いますが、時間の関係で、一つだけにいたします。  これは労働省の労政局の方の資料ですが、六月九日、組合側スト突入、社長は城東警察署長を訪れ、事態の収拾について相談した結果、署長は、江東地区労協議長田中氏に相談するよう勧めた。直ちに会談を行なった結果、次のごとき、妥協案が成立した、こういう報告が出ておりますが、労働組合がストに突入したとたんに、経営側の方としてはこれを直ちに警察に持ち込んでいった。このことは、労働組合の正当な組合活動に対して、とんでもない妙な認識が伴っておるのじゃ……

第22回国会 社会労働委員会 第25号(1955/06/17、27期、小会派クラブ)

○中原委員 まず大臣に一応お尋ねしてみたいと思います。失業保険法の一部を改正する法律案の提案説明、非常にけっこうな文字が織り込まれて御説明になっております。しかし、各改正条項を検討してみますと、根っから割り切れないと申しますか、合点の参らない点が多々ありますので、一部はあえて大臣の答弁を求めるまでもなしに、局長から御答弁を願ってもいいと思いますけれども、主体は一応大臣の御答弁を期待いたします。  まず最初に失業保険の予算の問題でありますが、改正された暁、大体予算措置はどのような見通しを持っておいでになるのか、その点について伺いいたしたいと思います。

第22回国会 社会労働委員会 第26号(1955/06/22、27期、小会派クラブ)

○中原委員 一、二点について御質疑をいたしたいと思います。先ほど森山委員の御質疑の場合にちょっと関連しますが、作業転換の決定の場合、その次に起ってくるいわゆる転換職場の保障されがたいことが間々考えられる、いや、あるいはしばしばそういうことがあると思うのですが、そうなって参りますと、作業転換をなさなければならぬということが、今日のいわゆる就労事情の中から考えますと、一面には失業を約束づける、こういうことになるのじゃないか。これはやはり今日の日本の経済事情の段階で、まずもってこのことが最初の問題点になるのではないか、私はそう思うのです。従って、そういう客観情勢の中で行われる作業転換は、関連する失業……

第22回国会 社会労働委員会 第31号(1955/06/29、27期、小会派クラブ)

○中原委員 私は労農党の立場から、本法律案に対する要請の発言をいたしたいと思います。なお各派共同提案によりまして修正をいたしたすべての事項及び残余の政府の提出案に対しまして賛成をいたすことを、まず最初に申し上げておきます。  すでにお互いに経験して参りましたように、昭和二十六年に全鉱の労働組合の方から、けい肺病等に対する法的な措置、国家的な補償措置を講じてもらいたいという陳情あるいは提言がなされましてから以来、本国会においても、小委員会を設け、あらゆる機会をもってこれに対する研究、調査、討議を重ねて今日に至ったことは、一にかかってこのけい肺病そのものが、長い歴史の中に立証されて参りましたように……

第22回国会 社会労働委員会 第36号(1955/07/07、27期、小会派クラブ)

○中原委員 前会に引き続きまして御質問を申し上げます。ちょっと間がずれましたから、少々重複する場合があるかもしれませんが、親切にお答え願いたい。  まず第一番に、短期の労働者の分類と申しますか、その意味で失業保険を給付されておる給付期間中における就職の状況と申しますか、これを一つ数字的にお示し願いたい。
【次の発言】 そうなりますと、失業保険金の給付期間中にともかく就職し得る人というのは、半数ということになるわけでございます。従って、その短期間に就職のできる、その意味でいわば恵まれた立場の労働者の場合と、それからそうでない、全期間中についに就職することができず、さらにその期間を経過しても就職す……

第22回国会 社会労働委員会 第37号(1955/07/08、27期、小会派クラブ)

○中原委員 昨日最後の御答弁の中に、この失業保険法の一部改正についていいところもある、こういう意味から、局長から二点をあげられたと思います。その中の一つについて、私の納得いきがたい点がありますので、お尋ねいたします。  なるほど二十七条の二の社会福祉の施設を行うという件に関しましては、一応労働者の福祉のためになされる措置として、いいことには違いないと思いますが、この福祉施設のために必要とする費用の出場所が、どのようなところに求められるのであろうか、これを一つお尋ねいたします。
【次の発言】 積立金の処理の問題につきましては、先般の当委員会で、私の意見を添えて御質問を申し上げたのでありますが、私……

第22回国会 社会労働委員会 第45号(1955/07/19、27期、小会派クラブ)

○中原委員 私は本改正法律案に対しまして、政府原案に反対いたしまして、なお社会党両派の修正案に対しましては賛成であります。  なお、本法律案の採決に際しまして、一言前提いたしたいと思うのであります。そのことは、すでに周知のように、社会福祉対策協議会というものがございまして、この協議会は総評、総同盟、全労、新産別、産別、現下わが日本における各種労働団体のすべてをもって構成されておるはずであります。この協議会は、日本労働者の意思を反映いたしましてか、この失業保険法の改正案に対しまして、強力なる反対の意思表示をいたしております。同時に私は、これらの関係労働者組織から選出されておるはずだと考えられる職……

第22回国会 社会労働委員会 第54号(1955/07/30、27期、小会派クラブ)

○中原委員 私は労農党を代表いたしまして、ただいま議題となっておりまする諸法案に対して、政府原案に反対をいたします。なお民主党の修正案に対しましても、遺憾ながら賛成ができません。また社会党がこの法律案に対して修正の法律案に出しておりますが、この社会党の修正案に対しましては賛成であります。  以下、きわめて簡単に反対の討論をいたしたいと思います。  本来、社会保障の諸制度並びに政策は、今さら論議する余地がなきほどに、全国民の強い要求といたしまして、国策はこの点に対して、きわめて積極的な善意の施策をもってこたえなければならないはずのものであります。しかも現在の民主党鳩山内閣は、さきの総選挙において……

第23回国会 社会労働委員会 第7号(1955/12/14、27期、小会派クラブ)

○中原委員 まず最初に政府の御答弁をお願いしたいと思います。  本来前回に引き続きました協議会で、いろいろ質疑応答を通してこの障害の真相がだいぶ究明されているわけであります。しかし先ほどの御答弁の中で実は関連質問の形でお尋ねしたいと思いましたけれども、私の質問の時間があとに控えておったので、その場合は遠慮したわけです。  それは五人委員会のことに属するのですが、先ほどの政府側の部長の答弁によると、いわば両者の申し出によって五人委員会のような事実上の組織を作った、こういうお言葉があったわけであります。そこで私は果してほんとうに両者のそれぞれからそういう解決のための便宜な方策を講じてもらいたいとい……

第24回国会 社会労働委員会 第4号(1956/02/08、27期、小会派クラブ)

○中原委員 一昨日来いろいろ質疑が展開されましたので、この場合まず最初に昨日何ぼか触れておいでになったと思いますけれども、政府の御答弁が私にちょっと明確につかめません。従ってその点につきまして最初お尋ねをしてみたいと思います。それはほかではないのですが、昨日質疑の中に触れておいでになりました、労働力率問題が、政府の新しい経済五カ年計画の期待に反しまして、だんだんかえって力率が高まるような結果に相なっておるという問題に関しまして、このことは政府の御見解をもってすればどのような基礎の上に立ってそういう力率の高まりを見せるようになってきたのであるか、この点について御質問申し上げます。

第24回国会 社会労働委員会 第18号(1956/03/12、27期、小会派クラブ)

○中原委員 簡単に公社側に対して一点だけお尋ねしておきたい。本来、労働問題の起ってくる根本的な原因、これは今さら申し上げるまでもないと思いますが、労働者の経済的地位の向上、これがまず主眼になると思う。いろいろ雑多な要求をして参りましても、その一番根本にあるものはやはり経済的な地位の向上にあると思う。従ってその経済的な地位の向上を容易ならしめるために、労働組合側の各種の要請、行動というものが起って参ります。その場合に公共企業体の従業員なるがゆえに、わざわざ公共企業体労働関係法ができ、いわゆる労働組合運動の別のわくが設けられているわけであります。従ってそういうことはしばしば公共企業体の労働者は労働……

第24回国会 社会労働委員会 第19号(1956/03/13、27期、小会派クラブ)

○中原委員 ただいま議題となっております本法律案に反対の意見を述べたいと思います。  この法律案はその扱わんとするところ、労災におきましては当該負傷、疾病、死亡等の事故の業務上あるいは業務外の認定、その決定、障害補償費の支給につきましては特に障害等級の決定、平均賃金の決定あるいは保険給付の制限事由の有無の決定、また失業保険におきましては被保険者の資格の得喪の確認、失業の認定等、これらきわめて重要な事項についての審査の申請にかかわる重要な事柄を扱う機関でありますだけに、この審査会を構成する委員あるいは審査官の決定に関しましては、これらの被保険者側の利益を滞りなく十分反映せしめるに足るだけの性能を……

第24回国会 社会労働委員会 第28号(1956/03/31、27期、小会派クラブ)

○中原委員 ただいまの問題に関連しまして一、二点だけ伺っておきたいと思います。  さきの延期決定でつき添い婦の制度に対する措置の問題については、いわゆる文字通り善処せられるであろうと考えておりました。ところが最近の実情を伺いますと、まことに意外な措置がなされているように見受けられるわけでありますが、そのことについての議論をするためにお尋ねするわけではない。さしずめ問題になりますのは、患者自身がつき添い婦を廃止されることに伴いまして経験しておるいろいろな心配、不安といいますか、 従って看護内容の避けられない低下を経験する立場から、病者自身が、いろいろ今度のこの措置に対して不平を漏らしておるという……

第24回国会 社会労働委員会 第30号(1956/04/03、27期、小会派クラブ)

○中原委員 まず最初に大臣の御所見を承わっておきたいと思います。  鳩山内閣が出発してからこの方、私どもの耳には絶えず社会保障の拡充ということが聞かされておるわけでありますが、今回の健康保険法等の一部改正の御提案の内容を見ますると、そのような社会保障拡充への方向をこの中からくみ取ることができないというように考えるのでありますが、これに対して厚生大臣の御所見はいかがでございましょうか、一応伺っておきたいと思います。
【次の発言】 予算の数字がふえておるから、この面においては確かに拡充の方向に向っておる、これははなはだ機械的な見方のように思うのです。では社会保障の対象となる国民の対象数がふえておる……

第25回国会 社会労働委員会 第4号(1956/11/22、27期、小会派クラブ)

○中原委員 今回のいわゆるスト規制法の存続について国会の同意を求めるという事柄に関して、その手続上の論議はもとよりさることではありますが、一昨日来の労働大臣の答弁からわれわれ理解するところによれば、国会、いわゆる第十六国会で決定をいたしましたその決定の事柄に重きを置くというのではなしに、第十五国会の当時に提案されましたいわゆる起草者の意思、その起草者の意思というものが今日なおかつ有効に存続しておる、こういう意味の説明がなされたと思います。従ってもしそういうような立場に固執しておるとすれば、おのずからそこに国会の決定に対する軽視、むしろ無視したいかのごときそういう立場を政府がとっておる。こういう……

第25回国会 社会労働委員会 第5号(1956/11/24、27期、小会派クラブ)

○中原委員 後藤さんにちょっとお尋ねいたします。いわゆるスト規制法の制定の当時における状態といいますか、その中で政府がこの立案をするに至りました最も大きな動機というのは、言うまでもなく二十七年のストライキだと思います。ところが二十七年のストライキの場合に、労使双方がそのストライキの禍根を断つために経営は経営の立場から誠実をもってこれに臨む、こういうことが必要であったと常識上思えるわけであります。ところが当時伝えられるところによると、あるいは私どもの知るところによりますと、経営の方で団体交渉をなるべく避けようという努力がなされておる。このことについては先日も本委員会で質疑があったわけであります。……

第25回国会 社会労働委員会 第6号(1956/11/26、27期、小会派クラブ)

○中原委員 私はただいま議題になりましたいわゆるスト規制法の存続に対しまして、国民とともに絶対に反対をするものであります。若干の理由を述べたいと考えるものであります。  まず第一番に、本法律案を作成いたしました今から三年前当時のいわゆる電産、炭労のストライキに関連いたしまして起って参りました社会的なあらゆる事象について、われわれは静かに思いを及ぼす必要があると考えておるのであります。特にその場合、本法律案を作案するに至りましたときの動機の重大なるものに、ストライキの期間の長引いたという事柄にその焦点が寄せられておったと思います。そうであるならば、このストライキが遷延のやむなきに至りましたその間……

第25回国会 社会労働委員会 第9号(1956/12/04、27期、小会派クラブ)

○中原委員 いろいろ伺いたいことがあるわけですが、まず一番最初に私が聞きたいと思うことは、先ほども実は雑談の中で与党の各位からも話が出ておりましたが、今日の段階で、わが日本の国の行政の施策というものは、労働、厚生、こういう問題にかなり重点を置かないといけない。従って、この二つの問題は従来しばしば軽卒に扱われてきた傾きがあるけれども、そのことは間違いであり、逆である、こういう意見が出ておったわけであります。私も同感でありますが、従って、そうであるためには現在の国民生活の実態といいますか、そういう偽わらざるほんとうの姿が十二分に政府なりまた国会なりに理解されておらなければならぬ、私はそう思うのであ……

第26回国会 社会労働委員会 第21号(1957/03/09、27期、小会派クラブ)

○中原委員 大臣に一つ質問します。先ほどの山花委員の質問に対してあなたは重大なことを言われた。全部尋ねたのでは時間が足りないそうですから、一つだけ申し上げます。労使問題について階級性のあることはいけないと言われたのですが、それはどういうことなのですか。重大にもほどがあります。もう一ぺんはっきりしておいていただきたい。
【次の発言】 階級というのは、あなたがどういう言葉をお使いになられても現存しておるのです。片や資本家階級があり、労働者階級があるのですよ。その労働者階級がいろいろな企業等々で結集したものが労働組合なのです。これは階級性がありますよ。階級性がないというのはとんでもないことです。その……

第26回国会 社会労働委員会 第22号(1957/03/11、27期、小会派クラブ)

○中原委員 私はいろいろ御質疑を申したいことが山積しておりますが、しかし委員長からの御指示もありますので、予定の時間だけ一部の質問をいたします。ただいままで滝井委員の方から、特に医療者の立場に立たれてかなり専門的な、非常に参考になる御質疑がありまして、ありがたく拝聴しました。私は一応問題をほかの方に転じまして、被保険者、国民の立場、現在の国の経済の姿、国民の生活の状態、そういうような観点から少しばかりお尋ねをしてみたい、こう思うわけであります。  申し上げるまでもございませんが、疾病というものの原因といいますか、それはもちろん数々あると思います。その数々ある原因の中で、貧困というものが相当大き……

第26回国会 社会労働委員会 第56号(1957/07/29、27期、日本社会党)

○中原委員 石田労働大臣に初の質問をいたします。実はきょうは重要な時間――いわゆる一般的に社会的に段階が非常に重要だ、われわれとしては、単に質問ということだけでなしに、相当論争もしてみたいと思います。またする義務がある。きょうはそういう時間が許されない。十分だと委員長が非常に御心配ですもちろん十分で正直にやりますから、ただいま四時でありますから、どうぞ御記憶願います。  先ほど労働大臣の御答弁の中で、裁定の完全実施、特に給与関係十八プラス二と私は聞きました。あるいは十八であったかもしれません。こまかい記録を見てもらえばわかりますが、多分違わぬと思います。しかし今その一つ一つをせんさくしようとい……

第27回国会 社会労働委員会 第3号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○中原委員 先日ILOに行った総評の原口議長が帰って参りましたが、記者会見の場で発表された談話によれば、ILOは来年の三月の理事会で、結社の自由に関する小委員会を設置することは確実である、この委員会が設置されることになると日本に調査団を派遣することになるということで、それに関連して見解が報告されておりますが、その報告に対する政府の所見を伺いたい。
【次の発言】 そこで、そういう政府の一応の所見が聞かされたわけでありますが、現状の政府の労働政策といいますか、そういうもの、あるいは労働運動に対する方針というふうなものが、今の大臣の説明と食い違ってはいないか。その点については食い違っていないと言い切……

第27回国会 社会労働委員会 第5号(1957/11/12、27期、日本社会党)

○中原委員 先日の質問に続きまして、もう二、三点御答弁を得たいと思います。  ただいま委員長からの質問で明らかになりましたように、公務員並びに職安のいわゆる日雇い労務者に対する年末の処置は、政府としては大体決定を見ておいでになる様子であります。しかしながら、その決定が実はかなり問題があるわけでありまして、むしろ今日の物価の万般の状態、あるいは雇用関係から見まして、公務員に関する場合にも、日雇い労務者に関する場合にも、さらに一段の努力と実行の決意が必要だ、そういうふうに私考えておる。その問題について、一般的なことはお尋ねしませんが、特に日雇い労務者の場合、いつもこれは引っかかる難点でありますけれ……

第28回国会 運輸委員会 第16号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○中原委員 まず最初に、運輸委員長並びに運輸委員の各位に、わざわざ時間をいただきましたことを厚く感謝いたします。私は御便宜をいただきましたこの機会に、国鉄当局、運輸省当局並びに警察当局に対して、以下の質問をしてみたいと考えます。その質問申し上げるに先立ちまして、そういう問題の提起されて参りました経緯を、簡単に申し上げておきたいと思うのであります。  このことは、さきに国鉄労働組合岡山地方本部が監理局当局に対しまして、具体的に申し上げますと、一月の昇給期において本部、本社間の昇給協定に基き、七月期の昇給において、欠格者として昇給のできなかった、いわゆるかっての論告者の復活調整を行うようにというこ……

第28回国会 社会労働委員会 第3号(1958/02/07、27期、日本社会党)

○中原委員 私は大臣と、それから局長を初めとする事務当局に答弁を願いたい、そう考えております。ただいま聞くのに、時間がかなり窮屈になってきたようであります。十二時までに大臣に対する質問は結びをつけたい、こういう理事からの忠告がありますので、極力そのようにしたいと思いますが、しかし、これは私の考え方からいえばまことに因った話なんで、どうにもこうにもけじめのつけようがないのでありまして、中途半端になると思います。しかしまだ長い会期中で、機会がありますから、そのときにいたします。  第一番にお尋ねしたいと思いますことは、去年の暮れでございましたか、国際自由労連の代表が日本に参りまして、運輸労連の方も……

第28回国会 社会労働委員会 第19号(1958/03/11、27期、日本社会党)

○中原委員 職業訓練法に入る前に、それとの関連もあるのですが、ただいま起っておる国鉄労働組合の問題に関して質問しておきたいと思います。  それは聞くところによると、昨日国鉄岡山地方本部の代表が監理局長との会見を行うておる場で、動員された警察官の実力行使がなぐり込みをかけた。そのために負傷者も出た、こういうことを仄聞しておるわけであります。従って労働省としては、特に労働大臣としてはその経過をある程度御存じだろうと考えますので、その経過について一応この場で御発表願って、それに関連してまた質問をしたいと思います。
【次の発言】 大ざっぱな報告を聞いたわけでありますが、事が非常に実は重大なのであります……

第28回国会 社会労働委員会 第22号(1958/03/14、27期、日本社会党)

○中原委員 まず最初に、最低賃金法案の吟味に入る前に一応現下の経済情勢あるいは雇用、失業等の情勢について大ざっぱに主として大臣の見解を伺っておきたい。その点に関しましてはすでに労働省も企画庁あたりもいろいろ出しておるようですが、必ずしもわからぬ点ばかりではありませんが、それらの諸問題について一そう具体的に明確に大臣の見解を聞いておきたいと思いますから、そういう意味で話に入りたいと思います。  政府の方で出しておいでになる新しい五カ年計画は、いろいろ首肯される点もあるし、またどうであろうかというような疑問を持つような点もあるわけでありまして、そういう諸点についてまず最初に伺いたい。第一番に私が思……

第28回国会 社会労働委員会 第24号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○中原委員 きょうは例の問題の日本労働協会法についてお尋ねしたいと思います。  その労働協会法に入る前に、一つ先日の持ち腐れがあるわけです。というのは、雇用、というよりも最近加速度的に増強してきた失業状態、新聞記事等でそういうことが報道されておる。ひとりこれは一般の新聞だけではなくて、日経連もそう言っております。日経連タイムスも失業者は増加するであろうという見通しをかなりこまめに書いているようです。だからこれはあなたもそうではないという反論を持たれるはずはない。そこでそういう失業の増強の現下の状況の中で、さらにもう一つ問題点は賃金給与という問題です。賃金給与の問題に関して最近の政府の傾向という……

第28回国会 社会労働委員会 第26号(1958/03/25、27期、日本社会党)

○中原委員 先日要求いたしました資料についてちょっと質問して御答弁をいただき、その御答弁を基礎にして法案と関連して質問いたします。職業訓練行政組織図という中の産業別等技能者養成状況というものですが、そこで全産業、鉱業、建設業、製造業、こういうように見出しが出ていますね。その見出しの中身で、養成工の数というのがありますが、その養成工の数の中で単独と共同という項がありますね。その共同の項の中で養成工の総数が三万九千六百四十九、その内容を一つ全部説明していただきたいのです。よくわからぬのです。
【次の発言】 必ずしも明確でありませんが、大体見当がつく。その中で非鉄金属鉱業、それから建設業、総合工事業……

第28回国会 社会労働委員会 第37号(1958/04/11、27期、日本社会党)

○中原委員 まず最初に最低賃金法との関係の最も緊密であるはずの中小企業あるいは商店等々の部門における労働組織の状況、数その他の様子をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 そこでこれらの中小企業あるいは商店の労働者あるいは従業員の諸君が順次さらに組織を作るの傾向が当然出てくるわけであります。その傾向に対して大臣はどういうふうに考えておりますか。
【次の発言】 労働条件の向上のために喜ばしいことである、こういうことはまことに当然と思いまするし、私も賛成です。そこでそうであるならば今度の政府提案の最低賃金法の中に労働団体の発言する機会、そういう構想をなぜお持ちにならぬか。


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 内閣委員会 第5号(1958/10/23、28期、日本社会党)

○中原委員 ただいまの話し合いの中で、いろいろなことを想像いたしますが、もちろん外交問題に関しましては、かなりいわゆる秘密と申しますか、言いにくい点もあるかと思います。しかし私はそのことを了承しながらもぜひお尋ねしなければならぬことがある。それはほかではございませんが、一番大事なことは基本的な立場です。どういうような方針と能度でこの問題に臨んでおいでになるか、これが私は非常に大事な点じゃないかと思うのであります。なぜかと申しますと、国民はあなたに白紙委任というわけではないのです。従って、あなたからも国民の納得のいくように詳細に御答弁を願わなければならぬと考えるのであります。かって太平洋戦争が起……

第33回国会 内閣委員会 第1号(1959/11/06、28期、日本社会党)

○中原委員 時間がありませんから要点だけ簡単に申し上げます。問題はことしの春先からきょうに至っておる事柄であります。地域は岡山県井原市市立中学校の統合建設問題に関連して自衛隊との関係なんです。  そこでまず私はちょっと簡単にそれまでの経過だけ申し上げます。そういう事柄が持ち上りまして、市民たちが非常に反対しておるわけなんです。この統合問題というのはかなりおかしなことがあるのです。そのことはいいですがとにかくあるのです。そこで市民が相当に多数――小さな町ですが、一万以上の市民が反対の行動を始めました。その行動は同時に反対期成同盟というようなもの、これはもちろん党派的じゃありませんが、反対期成同盟……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1947/11/17、23期、日本社会党)

○中原委員 時間が相當經過しておりますから、ごく簡單になるべく範圍を狹めましてお尋ねいたしたいと思います。  ただいまも、いろいろ議論が出ましたが、學校の校舎の新築、あるいは戰災の校舎の復舊等について、地方が非常に困却いたしておるということについては、すでに十分の御認識をおもちであることと承知いたしておりますが、そのことについて、私は全然別のことから、ひとつ當局の御所見を承つておきたいと思うのであります。それは建築用材の問題であります。建築用材の問題は、いろいろ入手方法もございまするが、このような場合でありまするから、地方の人たちもいろいろ苦心いたしまして、町村民が直接自分の勞働力をもち寄りま……

第1回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1947/11/18、23期、日本社会党)

○中原委員 在外陸軍軍人軍屬等の給與改正に必要なる經費であります。もう戰時状態が終りまして二年有半になりまするが、在外軍人軍屬、特に軍人に對する給與の状態が、今日どのような状態になつておるか。殊に階級がそのまま認められているのではないかと思いますが、階級別に今日の給與状態をお示し願いたいと思います。  それから海外の引揚者が引揚げをするときに、その引揚旅費の支給をなすことができず、一時の便法として引揚者自身によつて旅費の立替えをいたしている場合があるように聞いておりますが、その立替旅費のその後の措置はどういうふうになつているか。さらに在外財産の措置について、今日の實際の状態を承りたいと思います……

第2回国会 予算委員会公聴会 第1号(1948/06/18、23期、日本社会党)

○中原委員 ちよつと、今の問題で……。
【次の発言】 ただいまちよつと現金屋というような、やみ商人のお話が出ましたが、それは事実あるのです。ところがまず一番に、警察権が及ばない。警察署長以下が、大体そこの前に行つたら頭が上らないという関係に追いこまれている。從つてすべてのことがそういうわけで、金力をもつてあらゆる力が締めつけられている。それを突破するだけの力が組織されなければ、とうてい捕捉できない。これは明かにお言葉の通り限度があるのでありまして、これは岡山縣だけでなくて、全國各地にもなるだろうと想像いたしますが、これは今後あらゆる面からの対策として参考になる一つの事実じやないかと思いますので……

第2回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1948/06/29、23期、日本社会党)【議会役職】

○中原主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。  本分科会は農林省及び商工省所管の審議を進めることになつておりますが、審議の都合上本日午前は商工省所管とし、午後は農林省所管の審査をいたすことにいたしたいと思います。  これより昭和二十三年度一般会計予算及び特別会計予算中、農林省及び商工省所管を議題とし、審査にはいります。まず政府より提案理由の説明を求めます。正木商工政務次官。
【次の発言】 御承知のように会期もはなはだ切迫いたしておりますので、本分科会に與えられました時間は本日の午前と午後だけということになつております。はなはだ恐縮でありますけれども、質疑はできるだけ簡潔にお願いい……

第2回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1948/06/30、23期、日本社会党)【議会役職】

○中原主査 会議を開きます。昨日に引続きまして質疑を行うことにいたします。
【次の発言】 ただいまの今井君の御提議は、本分科会の質疑はこれで打切りとして、討論と採決は委員会において議決することを留保したいという動議であります。そのように決するに御異議ありませんか。   (異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 御異議なしと認めまして、そのように決定いたします。従いまして討論と採決は予算委員会におきまして、これを議決するに決しました。  本日はこれをもつて散会いたします。     午後零時五十八分散会

第3回国会 労働委員会公聴会 第2号(1948/11/24、23期、労働者農民党準備会)

○中原委員 ちよつと一、二の点について伺つておきたい。大体全貌から申しますると、あなたのお説は非常に労働者に対して御理解があるようにも受け取れるのでありますが、また一面そうでもないような点も強く主張されたと思います。もちろんお立場の関係でごもつともかと思いまするが、私がこの場合伺つておきたいと思いますのは、労働組合運動の中で爭議の持つております任務と申しましようか、爭議において與えられた一つの労働組合運動の目的達成の手段としての性格ですが、あなたの御意見では、ストライキをやる、爭議をやるということは、あたかも惡であるというふうな印象を強く與えられたわけでありますが、私どもは、爭議権の行使という……


24期(1949/01/23〜)

第6回国会 水産委員会公聴会 第2号(1949/11/17、24期、労働者農民党)

○中原委員 議事進行について、ただいまの菊池公述人の御公述に対して、いろいろ御議論出たようでありますが、ことに不穏当な、あるいは不穏な言葉があれば云云というような、非常に激越な議論をされておりますが、そういうようなことは、今後公聽会のよき効用のために阻害になるという考え方を私は持つているわけであります。公述人の言説をとらえて、委員会がこれを問責するというような能度は適当でないというように私は考えます。従つてもし事実と相違するような点があれば、これは素直に訂正し、あるいは取消すことが可能である。そういうような問責的な態度をもつて、この問題を取上げて云云されるとは、広く言えば、今後国会の運営上にも……

第12回国会 内閣委員会地方行政委員会農林委員会人事委員会運輸委員会労働委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1951/11/09、24期、労働者農民党)

○中原委員 まず最初に橋本長官もあるいは保利労働大臣も、首切り後のいわゆる失業者の受入れ態勢のことについて、主たる対策は、臨時職業補導施設をもつて臨むというふうに言われておるし、またそれを承認しておられるように考えます。同時にまた所属官庁のできるだけの世話、あつせんによつてこれを解消する、さらにまた職業のあつせんのために求人開拓に努める、こういうことが今までの答弁の中から拾い上げられて来るわけであります。そこで私はまず最初に一つの矛盾にぶつつかるのでありますが、たとえば職安の機能が今度の整理に伴つて一層忙しくなるのではないかということが予想されるのであります。しかるに職安関係で中央、地方を合せ……

第13回国会 法務委員会労働委員会連合審査会 第2号(1952/05/07、24期、労働者農民党)

○中原委員 労働大臣にお尋ねします。破壊活動防止法案がいろいろ論議されているまつ最中でありますが、もし不幸にして誤つてこの法律案が成立するようなことがあつた場合に、この法律と日本の労働階級を初めとする一般国民との非常に切実な緊切な関係が、そこから発生するとわれわれは思うのであります。まずこの破防法案のねらつておるものと、今現実に起つておる問題との関連について、特にさきの五月一日におけるメーデーに際し、あのような事件が勃発したのでありますが、これに対する政府の見解、労働大臣の見解も大体一致しているかのように見ることができるのでありますが、それは、あの事件は一部の過激分子、あるいは他の言葉で、とき……

第13回国会 労働委員会公聴会 第1号(1952/05/19、24期、労働者農民党)

○中原委員 細川さんにちよつとお伺いしたいのですが、いろいろ御公述のありました中で、だれもが気がついた点でございましようが、緊急調整のことについて、その必要性をお認めになられたと思います。ところでこの問題を考えるときすぐ問題になるのは、最近の政府のいろいろな立法措置が、何か労働運動を特に対象として、これに対して治安的な措置を講じて行くという傾向が非常に露骨に出たようにお思いにならないでしようか。この点についてどのようにお考えになりますか、伺いたいと思います。
【次の発言】 労働組合が最近ストライキその他の団体行動の方法をとつております。そこにはもちろん一つのよつて立つ根拠があるわけであります。……

第13回国会 労働委員会公聴会 第2号(1952/05/20、24期、労働者農民党)

○中原委員 時間がないそうでありますから、ただ二点だけ伺います。一点は藤林さん、一点は大谷さんに伺いたい。最初に大谷さんにお尋ねしますが、今度の労調法の中の改正部分については、非常に御賛成のようであります。しかもその御賛成の基礎になるものは、争議を解決せしめるための意欲を喚起するのに役立つであろう、こういうふうに御指摘になられました。しかもその御指摘の結論を出されるためのお話の中に、アメリカにおける大統領の企業の接収権あるいはストツプ期間の問題等々があげられました。従つて日本においても、当然もう少し罷業権に対して制約を加えるということが解決の意欲を喚起するのに役立つだろう。しかも争議が継続して……


26期(1953/04/19〜)

第17回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第1号(1953/11/25、26期、小会派クラブ)

○中原委員 勧告は、七月十八日の日付で出されましたが、実施が一月ということになりますと、相当開きがあるわけであります。その間に物価の上昇あるいは消費物価の指数の変動、こういうものがかなりあるわけであります。それについて人事院として今、現在にどれだけの変動があり、一月では大体どれくらいの変動を見込むことができるというようなことについての御研究があろうかと思いますが、それにつきまして一応伺つておきます。
【次の発言】 再勧告の条件は出て来ておらない、こういうふうに御答弁になりましたが、実際を申しますと、そろいろ再勧告の用意をせなければならぬ、こういう条件が予想されておるわけであります。従つて、それ……

第17回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会公聴会 第1号(1953/11/27、26期、小会派クラブ)

○中原委員 簡単にお尋ねいたします。今回の八社に対する裁定の御結論は、大体それぞれの財源的な内容を御指摘になられて、そしてその財源は可能である、このようにお示しになつておいでになるわけであります。従つて、この財源が可能であるということをお示しになられるためには、それぞれ十分手を尽して、これだけの数字なり、あるいは努力見込みなり等についての御確信の上に立たれておいでになるものと、私どもは理解いたしております。ところが、最近伝えられるところによりますと、政府は一月からこれを実施するかのような、そういう気配を見せておるわけであります。そうなりますと、当然この裁定に伴いまして発生するそれぞれの当局側の……

第17回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会公聴会 第2号(1953/11/28、26期、小会派クラブ)

○中原委員 大体疑問の余地も残しておりませんが、この場合一、二点だけ伺つてみたいと思います。  ただいまの御説明でもわかりますように、政府が、いわば確定判決ともいうべきこの裁定の決定に対しまして、当然義務を行う責任が発生しておる、このように解しまするためには、今回――今までもそうでありましたが、仲裁裁定を受取りましたときに、政府が必ず出して参ります予算のわくを越える云々によつて、何ら予算措置の具体的な方針を示さないで、そのまま投げ出して来るという態度が、やむを得ないものででもあるかのように考えられておる向きもあるのであります。従つて、それは国民の側から申しまして、一般の常識あるいは概念というも……

第19回国会 文部委員会労働委員会連合審査会 第1号(1954/03/17、26期、小会派クラブ)

○中原委員 時間の制限がありますから、極力省略いたしまして、二、三の質問を申し上げます。  ちようどたまたま大西委員の御質疑に関連しまして、いわゆる経済的な利益を守ることの可否、要不要の問題について御議論がありましたが、この教育公務員特例法の一部改正の方を見て参りますと、三十一条のくだりであります。この二項の点に「前項の規定によりその例によるものとされる国家公務員法第百二条第一項に規定する政治的行為の制限に違反した者は、同法第百十条第一順の例によるものとする。」こういう項目があるわけです。しかし人事院規則の規定に、国あるいは公の機関で決定した政策に対してその政策の実施を妨害すること、そのような……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 社会労働委員協議会 第3号(1955/11/09、27期、小会派クラブ)

○中原健次君 関連して。この五人委員会の発足については、もちろんいろいろ疑念があるわけでありまして、簡単にきわめて適当な機関として設定されたと結論するわけにはいかないと思います。そんな議論を今申し上げるわけではありませんが、この五人委員会の調停を受ける側の被災者諸君の方で、少くともその全国的な機関がこれを否認する、否定する、承認できない、こういう結論を出しておる場合に、この五人委員会が、かりにその一人々々の人柄については、もちろんりっぱであると思いますけれども、よしそれがりっぱであったにしましても、その調停を受ける側の被災者の方でこれを承認し得ないということになってくるとすれば、この五人委員会……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第2号(1959/02/25、28期、日本社会党)

○中原小委員 大臣がせっかくお見えですから、最初にちょっと伺っておきます。ただいま専売法による塩の企業の各種の状態についてお話しになりました。私どもから申しますと、それほどに塩業企業というものが国家の指導なり保護育成を受けなければならぬような立場に制約をされておって、むしろ自由に伸びていくということの危険さえ感じておるというのが実情ではないかと思います。従って、そういうような状況の中で企業を経営していく塩業としては、今回提出をされるのであろうと考えられております、いわゆる整備要綱に示されているごとき内容というものは、むしろまだこれをもって適当とは言えないのじゃないか、逆にもう少し考えるべきじゃ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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