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受田新吉 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

受田新吉[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP10(衆)
4位
委員会発言歴代TOP10(衆)
6位
委員会出席(幹部)歴代TOP50
43位
委員会出席(無役)歴代TOP50
13位
委員会発言(議会)歴代TOP500
478位
委員会発言(非役職)歴代TOP10
6位
各種会議出席歴代TOP250
226位
各種会議発言歴代TOP250
135位
各種会議出席(無役)歴代TOP250
206位
各種会議発言(非役職)歴代TOP250
111位

23期委員会出席(無役)TOP100
94位
23期委員会発言(非役職)TOP100
69位
24期委員会発言TOP100
74位
24期委員会出席(幹部)TOP100
97位
24期委員会発言(非役職)TOP100
53位
25期委員会発言TOP50
16位
25期委員会出席(幹部)TOP50
47位
25期委員会発言(非役職)TOP10
10位
25期各種会議発言TOP10
10位
25期各種会議発言(非役職)TOP10
9位
26期委員会発言TOP50
28位
26期委員会出席(幹部)TOP100
95位
26期委員会発言(非役職)TOP50
20位
27期委員会出席TOP100
53位
27期委員会発言TOP10
7位
27期委員会出席(幹部)TOP50
30位
27期委員会発言(非役職)TOP10
6位
28期委員会出席TOP100
96位
28期委員会発言TOP50
12位
28期委員会出席(幹部)TOP100
73位
28期委員会発言(議会)TOP50
41位
28期委員会発言(非役職)TOP50
11位
29期委員会出席TOP10
10位
29期委員会発言TOP50
11位
29期委員会出席(無役)TOP10
6位
29期委員会発言(非役職)TOP10
8位
30期委員会出席TOP100
74位
30期委員会発言TOP50
31位
30期委員会出席(無役)TOP50
33位
30期委員会発言(非役職)TOP50
26位
31期委員会発言TOP50
12位
31期委員会出席(幹部)TOP50
33位
31期委員会発言(非役職)TOP10
10位
32期委員会発言TOP50
37位
32期委員会発言(非役職)TOP50
26位
33期委員会発言TOP50
13位
33期委員会出席(無役)TOP100
59位
33期委員会発言(非役職)TOP10
7位
34期委員会発言TOP100
53位
34期委員会発言(非役職)TOP50
40位

このページでは受田新吉衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。受田新吉衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1947/08/13、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 厚生大臣に續いてお尋ねいたします。ただいま中島委員の御質疑の中にありましたことについての御囘答で、なお滿足できない點についてお尋ねいたします。  ただいま中島委員から御質疑なさつたことに對して、大臣が、軍人軍屬を公務起因の傷病患者としての取扱いにする。すなわち勞働者と災害、補償保險法の適用を受けることについての御囘答で、舊軍人軍屬の公務起因の傷病患者、この者を適用もしくは準用していただくことに對して、現在ではそれができない。これは關係方面の御方針もあつて、やむを得ないと思いますけれども、しかしながら舊軍人軍屬の中には、公務起因の傷病患者としからざる者があるのでありまして、この公務起……

第1回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第9号(1947/10/13、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 委員長が先ほど言われた函館、舞鶴に視察に行く計畫がまだ許しがないそうですが、非常に差迫つた問題だし、また寒さも迫つてきておるので、この點はわれわれの熱情のあるところをできる限り早く具現したいと思うのであります。どういう事情かは存じませんが、こちらの熱意に缺けるところがあるか、もしくは非常に困難な事情があつて、とうてい實現がむつかしいというようなことでもあるならば、この際あらためて方法を考える必要がないかと考えるのでありますが、その間の事情をちよつとお知らせ願えますまいか。

第1回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第10号(1947/10/18、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 先ほど厚生大臣の御答辯で未復員者の家族を救援する對策がすでに明らかにされていることで、非常に喜んでいるものでありますが、ここで問題が一つ殘つているのは、戰死をして歸つて來た場合に、この人たちの打切りの一時金が三百十圓くらい充てられているじやないかと思います。長いこと引揚げを待たれていた家族が、それまで本人百圓、扶養家族百五十圓ずつもらつておつたのに、それが戰死して英靈となつて歸つてきた場合に、三百十圓の打切りで片づけられると、これは實に悲慘です。しかも葬儀費ももらえないという實情であるのであります。この間も私の郷里の家内でたくさんの英靈が歸つてきたのに、その英靈をこうもり傘で隱して……

第1回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第14号(1947/11/22、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 復員廳の第一復員局の荒尾部長にお尋ね申し上げます。ただいま成田さんから質疑によく似通つていて、直接復員局關係になりますので、お伺いします。今度の追加豫算の未復員者のために特に設けられたもの、未復員者に必要な經費の問題ですが、最初は既復員者出頭に必要な經費として二百四十一萬九千圓を出されておるし、それから在外元軍人軍屬の給與改正に必要な經費として十億六千二百萬圓、さらに戰爭裁判關係の事務處理に必要な經費として八十萬圓出されておる。今後減少したものとして未復員者に必要な經費の減少、これは豫定よりも少く還したからというので、二億三千萬圓ほど減少されたのです。こういうような豫算關係で、せつ……

第1回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第15号(1947/11/29、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 先ほど引揚關係の豫算の内容を伺つたのでありますが、昭和二十二年一般會計豫算補正に出されてあります厚生省關係の第三十三項、「未復員者に必要な經費の減少しとしてありまして、この中に「本年七月以降在外元軍人軍屬の復員豫定の減少に伴い、二億三千三十五萬五千圓を厚生本省第一復員局より修正減少した。」というこの内容は、先ほどの御説明のどの部分が當るのか、ちよつと御説明願います。
【次の発言】 そうすると引揚援護院關係の豫算しかおわかりになりませんか。
【次の発言】 實は私未復員者の給與状況その他についての豫算の内容をお伺いしたかつたのです。  それからもう一つお尋ねしたいのは、先ほど援護院のお……

第1回国会 決算委員会 第12号(1947/09/25、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 まとめて御質問したいと思います。順を遂うてお答え願いたいと思います。  第一が、この國家公務員法に對して全般の規定がどうも拘束的な法規のような感じがする。もう少しせつきよくてきに身分を保障し、保護するような規定を設ける必要がないか。特に勞働組合の立場を十分尊重して、その意見を取上げるような規定を設ける必要がないか。一例をあげるならば、保障の條講に、八十五條に勤務條件に關する行政措置の要求の項があるのでありますが、これに對して、要求することができるというような非常に微温的な規定をあげている。もつとこれを積極的に保護するような規定を設けてはどうか。この點何だか勞働組合運動の進展を塞ぐよ……

第1回国会 決算委員会 第13号(1947/09/27、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 特別職と一般職の分類でありますが、教員のような特殊な任務をもつているものをこの一般職のほうに入れた關係上、こういうような問題が起ると思うのであります。たとえば試驗及び任免の方で、五十九條に中に、條件附採用期間を設定しております。ところが教員のように一定の學級を擔當して、児童を教育するというものに六箇條月が来たからお前は不合格だからやめろというようなこととなると、もちろん先生はオミツトされたのだ、こういうことになつて、教育上非常に影響を及ぼす。しかも全國五、六十萬という教員が常にこういうような制限のもとに條件附採用をされたならば、全國の教育が一定期間實績を上げるのに非常な苦境に陥ると……

第1回国会 決算委員会 第14号(1947/09/28、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 根本的な問題をお尋ねいたしますが、この法案をおつくりになる精神の中に、民主革命の上における官吏道の刷新というような點をお考えになつておられる。これははつきりお伺いしたのでありますが、實際においてこういう問題があると思う。この法文全體を見て、どうもまだ官僚臭が温存されている。特に官という言葉が依然として官尊民卑の表現をそのままに殘している。人事官、これなども人事院というふうに切りかえ、秘書官のごときも秘書というように切りかえて、せつかくこの法案の題目が公務員というように民主化された言葉に切りかえられているのでありますから、内容もそうしたもので埋めつくされるようにあるべきものである。國……

第1回国会 決算委員会 第15号(1947/09/29、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 これは職階制と特別職と關係をもつてくると思うのでありますが、この職階制によつて非常に專門官職が固定されるということが豫想されるのであります。その場合に政策決定にあたつておる部課長のようなものが、特別職の方から締出されておることについては、妥當を缺くおそれはないだろうか。從つて一般職の中から特別職である次官などと同列にこれを配置する必要があるのではないかと思うのでありますが、御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 ところが部課長は政策決定に當然參盡する階層だと思うのです。けれどもこれを一般職の方へ入れておくことになると、さつぱり政治性をもたない存在になつてくる。非常にその點はつき……

第1回国会 決算委員会 第16号(1947/10/02、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 各黨でそれぞれの立場から研究にはいる前に、もう一つお伺いしておきたいのでありますが、附則の第十三條に、「外交官、領事館その他の在外職員、學校教員、裁判所の職員、檢察官その他の一般職に屬する職員に關し、その職務と責任の特殊性に基いて、この法律の特殊を要する場合においては、別に法律又は人事院規則を以て、これを規定することができる。」とあります。この條文の中で、これを立案なされた當局として、おそらく何らかの構想を描いておられることだと思いますが、たとえるならば、この特殊性に基いて法律の特例を要する場合として、學校教員に關しては、別に法律として學校教員身分法のごときもの、もしくは檢察官に對……

第1回国会 決算委員会 第19号(1947/10/15、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 第一議員倶樂部の一部を代表して意見を述べたいと思います。この公務員法案が本委員會に出されて、非常に短時日の間にこの厖大な、しかもきわめて緊切な、劃期的な官吏制度の根本的改革に該當する法案が審議されるということは、國會の權威といたしましてもまことに重大であつたのであります。私個人の心持から、願わくはいま少し餘裕をもつてこの法案を審議をする機會を與えてもらいたかつた。從つてこの法案が非常に杜撰なうちに、不用意のうちに決定をみるおそれがある。私たち非常な勉強をして審議を續けてまいりましたが、結果からみてなおかつそういう感じをもつておるのであります。從つてこの全文を通じて私が願うのは、もつ……

第1回国会 決算委員会 第21号(1947/11/21、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 通信關係の御説明を願いたいと思うのでありますが、郵便年金並びに簡易保險であります。特に簡易保險は契約が多くて、收入が非常に増大したということをお話でありましたが、支出の方で、ちようどこの年度は空襲が最も頻繁なときで、多數の契約者が死亡しておると思います。ここへあげてあるこの數字は、巖密に調査されたものではありましようが、事實死亡している者が届出をしないで放任されたままになつておる數字が相當額ないか。三、四月から八月までは空襲が最も苛烈をきわめておるので、そういう點について放任されたものがそのままにしてあるか、何らか手を盡してあるのか。この點特にお伺いしたいと思います。

第1回国会 決算委員会 第23号(1947/11/26、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 私から一つお尋ねいたします。ただいま當局の御説明で事務局の構成については構想を伺つたのであります。地方財政に精通している事務職員を現實の場合に地方から簡抜し得るか。たとえるならば現在地方團體は財源の捻出に非常に困つている。實くじとかいろいろな便法を講じてやつておるようであるが、タバコやズルチンのような政府の專賣に屬するようなものもない。その苦しみの中で復興くじを發行したり地方起償に盡力しておる。こういうほんとうの苦しみの體驗をもつ人たちが事務局構成人員の中にはいることが大事だと私は思うのでありますが、結果的に見て依然として中央におる人たちが大部分ことを占めるようなことはないか。生活……

第1回国会 決算委員会 第24号(1947/11/28、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 私は第一議員倶楽部を代表して、ただいま本委員會に上程されております三法案に贊意を表し、併せて竹谷源太郎氏の修正案に贊意を表するものであります。地方財政委員會方案を除く他の二法案は、内務省解體に伴う當然の法案として、何ら異議をはさむものでございませんが、地法財政委員會法案については、一昨日來の質疑において、政府當局の御答辯を伺つてほぼ了解點に達しておるのでありまするけれども、重ねて希望を申し上げてこの法案の圓滿な推進を願いたいのであります。  第一は、この委員會の構成メンバーが、専門的な財政通をあげることができがたい憾みがある。この點において少くともその缺を補う意味において、第八條の……

第1回国会 文化委員会 第2号(1947/08/01、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 まず文部省当局に御質問いたします。史跡名勝、天然記念物、國寶の保存については、それぞれ關係法規がありまするので、それで十分保存をする措置がとられておることを承知しておるまするが、あの戰災を受けて相当な損傷のあるこれらの対象に対して、實際において復興対策がいかにとられておるか。ここに網羅せられてある統計を見ましても、相当數の損害があることは、はつきりしておるのであります。一例を嚴島の鹿にとりますと、この鹿はあの土砂のため、もしくはここに特別の事情のために、鹿が今はほとんどいない、一匹もいないと。私聞いておるのであります。また近く指定されるであろうといううわさのある奈良公園の鹿にいたし……

第1回国会 文化委員会 第3号(1947/08/05、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 五つの項目を簡單にお尋ねいたします。第一番目に文部省當局へお伺いいたしますが、宮廷文化というものが、今までヴエールのなかにとざされていた。これを民主化と同時に公開する必要はないか。たとえば、正倉院の國賽は一年一囘の蟲干のときに、きわめて特定の人に觀覽せしめられる。このようなものも、この際廣く公開して、死せる文化が活ける文化となるような措置をとるべきではないか。そのほかに皇室に關係した御物その他の國賽的、いや、それよりもつと高い立場の文化的な對象物が實際ある程度、皇室の尊嚴を傷つけない程度に公開されてしかるべきではないか。先般奈良で、八紘寮竝びに建國會館の觀覽をしたのでありますが、國……

第1回国会 文化委員会 第4号(1947/08/07、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 委員長にお尋ねしますが、先般お尋ねいたしました皇宮警察と内務警察との關連事項について、御答辯を得たいのでありますが、内務省當局はお見えになつておられますか。

第1回国会 文化委員会 第6号(1947/08/26、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 大臣に對して新日本建設國民運動の問題と關連して、五つの項目にわたつて御意見を伺いたいと思います。  第一は、新日本建設國民運動は、その要綱が閣議決定として發表されたにかかわらず、その後何ら施策が講ぜられていない。從つて國民の脳裡からは、去る六月末に發表された要綱が、何者であるかさえ、忘れ去られようとしている、これは私まことに惜しいことだと思います。實は當時發表された要綱を、私暗誦した一人であります。しかもその第八項目にあげてある社會正義の實現などは、政治家としても、最も率先垂範すべき問題であると考えております。地方の府縣そのほかの官廳、學校などを訪ねてみても、文部省はこれに對してい……

第1回国会 文化委員会 第7号(1947/09/23、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 文部當局にお伺いいたしますが、先ほど提出された國語國字の調査機關に關する問題と、そのローマ字の問題ですが、これも相離して考えるということもどうかと思われますが、これを併せて調査研究するというような方向へ、お考えはございますまいか。これは重大な國民の國語生活に關係する問題でございますので、特にお尋ねいたします。
【次の発言】 文部省にお尋ねいたしますが、教科書の文字が印刷の杜撰その他で誤植が多いようであります。これについては各地方から相当の聲を聞くのであります。早急の間に教科書を印刷される關係で、これはやむを得ないかとも思いますが、願わくはこの際新しい國をつくる段階として、國語生活は……

第1回国会 文化委員会 第15号(1947/11/22、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 簡単にお尋ねいたします。私はまず新憲法の第七條に規定されてあります天皇の國事に關する行為のうちの、栄典を授與することについてお尋ね申し上げたいのであります。從来の家族制度は、すでに廃止されておるし、すでに十四條の、すべて國民は法のもとに平等である云々の規定によつて、相当民主的に進められておりますが、今なおここに勲等等が存置されております。死亡者に對して叙位、叙勲等も依然として続けられておるようでありますが、これに對する政府の態度はどういうところにあるか。また宮中席次などは、今どうなつておるか。こういう點について、何らか目標を明らかにしていただきたい。現に勲章をぶら下げて街を歩いて、……

第1回国会 文教委員会 第14号(1947/10/18、23期、第一議員倶楽部)

○受田新吉君 教育振興のための特殊郵保切手發行に關する請願の趣旨を朗讀いたします。  左記理由により政府は教育振興を目的とし、それに適應する意匠を有する特殊郵便切手を速かに發行せられたい。  右請願する。     記  一、敗戰日本を再建するには教育の振興を急務とする。今春より實施の六・三制新學制を完全に遂行し、また乏しい資源の開發利用をはかるために科學教育を振起することは特に必要である。  二、しかるにこの大切な教育の現状を見るに教材、教具はもちろん、教室、教員さえ不十分の點少くなく、實施に困難をきわめている。  三、ここにおいて政府の萬全の施策をまつとともに、内外國民の教育に對する關心の高……

第2回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1948/03/18、23期、第一議員倶楽部)

○受田新吉君 今の大藏御当局の御答弁でちよつと私再質問申し上げたいのです。未復員者の給與法がいよいよ実施せられておりますが、この法律は過去七月にさかのぼつて適用されることになつておりますので、でき得べくんば今の御質問の戰死者の取扱いに対しても、すなわち引取旅費と埋葬費、これを七月一日として未復員者給與法と同じ施行期をもつてするようにしていただくならば、前にさかのぼるという例の未復員者給與との関係は解決すると思います。それからもう一つ戰死者の遺族に対して実は非常に冷遇しておることに対して私つい数日前にこういう現実を見ております。遺骨を引取つて郷里へ帰られる遺族が、英靈をそでに隠すがごとくして帰つ……

第2回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第7号(1948/03/26、23期、第一議員倶楽部)

○受田新吉君 厚生省の政府委員の方にちよつと先にお伺いしておきたいのでありますが、住宅営團の住宅に住んでおる者に対する厚生政策は御担当になつておられますか。
【次の発言】 そうすると、引揚者の住宅問題としては、先ほど御説明になつた限度しかないわけですか。
【次の発言】 それで引揚援護院としては今からの住宅でなくして、現在引揚げてきている人たちのそうした住宅対策をどういうふうに考えておられるか。それから現に引揚げてこちらに帰つていて非常に不自由しておる人が、自分で家を求めていろいろ苦労しているのと同時に、もう一つ現在住んでいる家が、住宅営團に関係するのですが、閉鎖整理委員会などで相当高價に賣り渡……

第2回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第8号(1948/04/02、23期、第一議員倶楽部)

○受田新吉君 引揚者の職業問題に関して質疑申し上げたいと思いますが、この引揚げてきた人たちの中で怪我をしておる者、傷痍者が━━たとえば失明者とか、手足を失つた者とか、こういうものが國立病院で入院加療しておる際に、その將來の生活目標を早速與えていかなければならないと思うのでありますが、これらの人に労働省として職業補導のために何らかの連絡をとつておられるであろうか、どうであろうか。こういう問題について特に労働省職業安定局長の御所信を伺いたいと思います。
【次の発言】 非常に御努力をしていただいておることを感謝いたしますが、この四月の暫定予算に職業紹介に関する事務、その他の事務の処理のために二百万円……

第2回国会 厚生委員会 第5号(1948/06/02、23期、日本社会党)

○受田新吉君 恩給増額の請願が多数出ておりまするが、私この多くの請願の中で相当数紹介をしておる責任者として、この請願の趣旨の説明をいたしたいと思います。  今未曾有の物價高騰の際に、社会のあらゆる面は一つとして革新を見ていないものはないのであります。しかし残念ながら退職官公吏とか教職員とか、こういう者の恩給が昔のままでありまして、ために恩給を受けておる適格者は悲痛の叫びをしており、困苦窮乏の苦しみは言語に絶するものがあるのであります。この点に対し受恩給者がここにその生活の打開をはかり、もつて再建日本の基盤となろうと強く決意して、ここにこの恩給増額の請願をいたしまして、國家の恩養、保護を受けたい……

第2回国会 水産委員会 第23号(1948/06/29、23期、日本社会党)

○受田委員 本請願の要旨は、北海道苫前郡燒尻村の船入澗は、人口の増加と漁業の進展に伴い出入の船舶も増加して、著しくその狹小さを感ずるようになつた、しかも同港は日本海の要港としても最適の地であるので、該村に速やかに漁港を築設されたいというのであります。

第2回国会 文化委員会 第3号(1948/03/19、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 大体各方面からの構想をまとめて考えた場合に、國民こそつてお祝いできる日という意味から、六月とか十一月、その他農繁期のごときはなるべく避けて、國民の大部分の層が――ある特定のものは別ですが――こぞつて一日が樂しめるというように考えていく必要があるのではないか。それで年間を通じての回数は、從來のごとく十二回ないし十五回程度までに止めて、各月の按分を考える必要があるが、今申し上げた時期を一應はずす、こういう立場をとりたいと私は思つているのであります。  もう一つ、十二月二十五日の國際親善日という、クリスマスというものが、私たちの周囲の宗教関係の団体から非常に攻撃されているのであつて、ある……

第2回国会 文化委員会 第4号(1948/04/02、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 私は最初これを祝日、祭日として取扱うことについて考えてみたのですが、さらに熟考してみると、平和記念日がありますし、憲法記念日があつて、新生日本の二つの大きな道筋としてあらゆる文化軌範の中心になる憲法と、それから永遠の平和を念願するための門出とする平和記念日と二つあれば、祭日はこの二つでその両樣を示すものであるから、八月十五日は追康の日とか更生の日とかいうような意味で休日として、靜かにその日を考えるようにしたらどうかと思うのですが……。
【次の発言】 私はこれは紀元節でも、建國節でもいいし、どちらでもわれわれの頭で考えたときには、軍國主義時代の言葉がふと思い出されるのだけれども、これ……

第2回国会 文化委員会 第5号(1948/04/13、23期、第一議員倶楽部)

○受田委員 この祝祭日の法制的な措置が最後にとられる日は、およそいつごろになる予定ですか。
【次の発言】 もう一つ、この祝祭日は國民生活に最も関連の深い問題であつて、これを輿論調査その他によつて、相当綿密に國民の声は聞かれたのではあるが、いま一歩各層の代表者でも集めて、公聽会に準ずるような最後の討議をお考えではないか。それほど念を入れる必要はないか。これは合同打合会と関連して、私の希望的な意見として申し上げます。
【次の発言】 会議の開始時刻は正一時ということでありますか。
【次の発言】 これは國会粛正の声が高らかな時代に、文化委員会がまず範を示して、午後一時になれば全員打そろうごとく御配意願……

第2回国会 文化委員会 第14号(1948/06/22、23期、日本社会党)

○受田委員 法文化する前に、希望條件として「文化の日」「成人の日」等の趣旨については、國民に徹底させる意味において、法文中さらに具体的な説明を加える必要があると思いますが、その意思はありますか。また理事会の意向はいかがでしようか。
【次の発言】 参議院では、元服の年といわれたことがありますが、歳士道という考えと誤解されるから、よく考慮していただきたい。

第2回国会 文化委員会 第15号(1948/06/24、23期、日本社会党)

○受田委員 新しい栄典制度の文化勳章、普通勳章、それに旧勳章の佩用も許すということであるが、英國におけるガーター勳章、フランスではナポレオン以後一貫した勳章を有している。日本では將來いかにする考えですか。
【次の発言】 法律上旧勳章の佩用を許す者もあるというが、過去の勳章にとらわれていはしないですか。
【次の発言】 勳章の意匠はいかなる方法で決定したか、意匠の募集のようなことは考えなかつたのですか。
【次の発言】 旧制度の勳章の佩用を許した場合、老將軍を見て、遂には昔の勳章の方がよかつたというようなことになつては困るがどうですか。

第2回国会 文化委員会 第18号(1948/07/01、23期、日本社会党)

○受田委員 この請願の趣旨を説明いたします。柳井町は山陽線の岩國の次の急行の停る駅で、皆さん御承知の所であると思うのでありますが、ここは四國と九州との交通の要衝になつておりまして、宮島と相対立する重要な観光地帶であります。從つて、海上にヨツトあれば、陸上にゴルフ・リンクというようなものを設けて、現に五箇年計画で、非常な熱意をもつて仕事を進めておるのであります。これらについて、でき得べくんば國家においてある程度のこういう観光施設を、國庫補助その他によつて設置していただいきたい、こういう請願であります。しかも將來この地方が中國、四國、九州の要衝になつて、瀬戸内海の発端の中心地になるということを考え……

第2回国会 文化委員会 第21号(1948/07/04、23期、日本社会党)

○受田委員 私から特にお願いしておきたいことは、ただいま懇談会で了解を得た事項を委員長が採択を決定されるわけでありますが、その中に漏れた請願第三八のザベリヨ遺蹟顯彰費國庫補助の請願は、これは当時請願の趣旨を説明した際に、私からるる申し上げた通り、非常に國際的な意味もあるし、しかもただ單に宗教的関係でなくして、日本文化の革新期に大きな貢献をしたザベリヨを顯彰する意味でありますから、ぜひとも現地に來ていただいて御調査の上、この重大な意義を有する請願を次の國会において優先御審議していただくことをお願いしたいのであります。この請願は山口縣知事が顯彰委員会の委員長となり、縣廳の首脳部並びに縣会及び國会関……

第2回国会 文教委員会 第8号(1948/06/02、23期、日本社会党)

○受田新吉君 ただいま御審議をいただくことになりました國立山口大学の設立に関する請願について、その紹介議員として趣旨の説明を申し上げます。  ただいまお手もとに申請書を差上げますので、ごらんいただきたいと思うのでありますが、山口縣は特に教育縣として古い傳統をもつておりますし、文化の点においては、例の室町時代から西の京都といわれて、大陸文化の輸入地でありました。また明治維新以後においても、この点、西欧文化の輸入地として、特にその海外の文明を輸入する基点になつておつたのでありまして、こういう歴史的の因縁からも山口縣が教育を非常に尊重する傾向をもつておつたことと、そういう環境に惠まれていたということ……

第3回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1948/11/19、23期、日本社会党)

○受田委員 次長にお伺いしたいのですが、未復員者の家族の給與について、今お説の通り未復員者給與法も現存しておるのですけれども、これは改正をすみやかにやらないと、あの額ではとうてい生活の保障ができない。そこで私のところへ最近いくつも、連絡をしてくれという問題を投げかけられている中に、共通した問題としてこんなのがあるのです。地方の官廳役所、たとえば縣廳とか市役所とかいう所へ勤めていた人で、まだ復員して來ないでいる人たちの家族が、その方面から俸給、諸手当をもらつていたものが、未復員者給與法の実施とともに、この三月をもつて支給を打切つて、未復員者給與法の方の支給によつて待遇せられることになつたから、当……

第3回国会 文部委員会 第7号(1948/11/25、23期、日本社会党)

○受田委員 時間が過ぎておるので、日高局長に二分か三分くらいでお答え願いたいことを一分くらい御質問します。  今日久保議員から御説明にあつた長崎の大学の問題ですが、これに関連して水産学部の構想が明らかにされておりましたが、水産とか商船とかもしくは逓信とか、そういう特殊的な教育の大学は、文部省所管として、その一般的陶冶の方面を担当し、特殊の技術技能については、それらの所管である関係各省において、これを担当するというような意見を伺つておるのでありますが、現に水産講習所とか、高等商船学校並びに逓信官吏練習所のごとき、これらの特殊の教育機関を文部省の直轄として、その教育を統一する方向に進められておるか……

第4回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第1号(1948/12/02、23期、日本社会党)

○受田委員 投票を用いないで、第三回國会において海外同胞引揚に関する特別委員長をせられた河野金昇君を推薦いたしたいと思います。御賛成を願います。
【次の発言】 理事はその数を七名とし、委員長において御指名あらんことを望みます。


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1949/04/14、24期、日本社会党)

○受田委員 時間も非常に追つて参りましたので、一應この委員会の性格を今委員長が言われたのでありますが、この引揚特別委員会は厚生委員会とは別個にある委員会であつて、厚生委員会の取扱うものがここで重複することは避けなければなりませんが、今のお説のような引揚促進と引揚げて後の援護対策、こういうものを合せて廣い範囲で、今後引揚者がだんだん減つて來て、こちらへ帰つたときの対策の方に重点が置かれなければならぬのですから、その点この委員会の性格を理事会、その他において愼重に審議して、今御質問があつた点はわれわれその範囲をきめて、そうして同時にこの委員会は各省、たとえば労働省、厚生省それから運輸省、文部省いろ……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1949/05/17、24期、日本社会党)

○受田委員 この引揚特別委員会が発足して三年になるわけでありますが、今一番重大な時期に際会して、近く國会が閉会されようとしております。しかも先ほどの御意見のごとく、この國会の最も人道的な大きな問題であつた引揚促進決議と遺家族援護の決議がなされたわけですが、悲しいことに、引揚促進に対して政府が今一歩強く主張してもらいたいという点において欠けている。この引揚促進決議案が上程された際に、これはたびたび出ることだから、委員長の報告だけで、各党代表の賛成演説はいいじやないかということで、簡單に片づけられて、各党代表の意見も開陳することができなかつた。こういうような点については、非常に冷淡にあたつておるこ……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第9号(1949/05/30、24期、日本社会党)

○受田委員 今の留守家族調査以外に、未復員者給與によつて実際上、政府が未復員家族に給與を支拂つておる数字が幾らであるか。これははつきりした数字で、わかつておるはずだから、その方を先にお答え願いたい。これは政府の責任で答弁できるはずであります。
【次の発言】 今のように重要な数字を示される場合に、政府当局においては外務省のそれぞれの局長及び厚生省の責任のある局長、こういうように政府委員をできるだけ網羅してここに出ていただき、そうして責任ある答弁をしていただいて、その場でわれわれを納得させるように、特に委員長において御盡力願いたい。

第5回国会 文部委員会 第4号(1949/04/04、24期、日本社会党)

○受田委員 これは追加予算が提出されたところであるし、全部の議員がそれぞれの立場で活動を開始しなければならぬのでありますから、派遣される議員の数はきわめて少数にとどめて全体の委員会の運営に支障がない程度にし、それぞれの委員会の構成を小委員会にわけて、六三予算の問題と関連する教育予算関係の委員、教育法規の委員、また文化関係の委員とかいうふうに小委員会を幾つもわけて、專門的に調査されるような方法をとられて、この委員会がだらだらにならないように、能率的にできるようにされてはどうかと思います。  それから、そうなれば法隆寺の方へなるべく早い機会に――松本さんの方からも君われましたが、早い機会にこれを実……

第5回国会 文部委員会 第6号(1949/04/08、24期、日本社会党)

○受田委員 ただいまの御説明で國宝に対する政府の努力のあとがうかがわれたのでありますが、ここで重要な点についてちよつとお伺いいたしたいと思います。図案保存について、國宝保存法という昭和四年以來改正されないままでいる法律のもとにおいて、その保存の方途をはかることが困難な実情にぶつかられたのではないか。たとえば先ほどの御説明の中にあつた、個人の所有に関する國宝、重要美術品は、この保存法の規定によると、所有権の侵害ができないようになつている関係上、散逸のおそれがあり、特に戰後の混乱に乗じて、戰災に名をかつて、一たび指定された國宝、重要美術品であるというと、非常な價格に算定されるので、これに規定された……

第5回国会 文部委員会 第7号(1949/04/12、24期、日本社会党)

○受田委員 私は大瀬久市君と、一昨年國会へ私が出かけまして以來、じつこんな間柄で、特に親交を続けて來た関係上、大瀬久市君の追悼の言葉を、この委員会の席上において申し上げたいと思います。  大瀬久市君は、長崎縣の出身であり、教育を志しまして、東京文理科大学を終えられたのでありますが、爾來教育の第一線に清新はつらつな実績をあげて來られ、後、官界に志されまして最後に東京都長官の秘書官として非常に嘱望された人物であります。一昨年の総選挙におきまして、長崎県において出馬し、惜しくも次点で落選をしたのでありましたが、氏の念願は、この祖国日本を文化國家、平和國家として再建するという大きな理想がありまして、今……

第5回国会 文部委員会 第9号(1949/04/20、24期、日本社会党)

○受田委員 教育予算に関する請願は、三件ございますが、趣旨が同様でありますので、一括してその要望を申し上げます。  政府は昭和二十四年度の予算編成にあたりまして、厖大な予算計上をしておるのでありますが、その中に國家財源の基礎となる教育関係予算は、公共事業費の中に繰り込まれ、しかもその額はきわめて少額に削減されて來ておるのであります。しかし特に本年は、新学制実施の完結年度でありまして、こういう重大なときにあたり、政府の教育文化政策の貧困に対し、われわれは再三再四要望書を提出して、われわれの意見を具申したのでありますが、今次國会の予算審議に関して、特に左の点を取上げられ、十分な御審議を得たく請願す……

第5回国会 文部委員会 第11号(1949/04/25、24期、日本社会党)

○受田委員 教育委員会法に関連する問題として、教育公務員特例法が本年正月に公布されましたが、これに伴つて政令が出されて、公立学校の教員は地方公務員ということに規定された関係上、地方公務員は地方議会の議員と兼ねることができますので、それに対し特に政令で、六月までは地方公務員である教育公務員は兼職を認めるが、それから先はいずれかをやめなければならないという政令を出しているのです。こういうことになると、教育委員に選出された教員と地方の議会の議員である教員とを関連する立場から、この六月でやめなければならない教員の数は今どのくらいあるか、ちよつとお知らせいただくことと、六月をもつていずれかをやめなければ……

第5回国会 文部委員会 第14号(1949/05/09、24期、日本社会党)

○受田委員 若林さんの御意見は、いい案であると思いますが、われわれが直接特定の参考人を呼んで、その意見を聞いて、文部省の案と調整をとつて、ここに審議をする必要がありますので、限られた範囲内の少数の直接関係する者の代表者を参考人としてお呼びになつて、早急のうちに審議を進められることを希望します。

第5回国会 文部委員会 第16号(1949/05/12、24期、日本社会党)

○受田委員 私はこの設置法案の中の附則に掲げてある職員の定員のことをお尋ねしたいのでありますが、嘱託のごとき臨時職員をこの中に含んでおられるかどうか。学校によつては含んでおり、または含んでいないような差別のあるところはないかという問題。それから今度これに切りかえるために現在非常に不安を與えておる職員はないか。首切りにも影響する問題でありますが、この職員の身分を確保する意味において、國立大学の新しい出発にあたつて、職員に不安を與えるような傾向はないか。この二点についてまずお伺いしたいのであります。
【次の発言】 その次に第三章の「名称及び位置等」の中にあります学藝学部と教育学部の問題であります。……

第5回国会 文部委員会 第17号(1949/05/13、24期、日本社会党)

○受田委員 参議院側からこうしたきわめて文化的な議案が提出されたことを深く敬意を表するものであります。われわれがこうして非常に多忙をきわめて各種の法案に没頭しておるとき、こうした文化的潤い深き御研究を積まれて、文化國家に寄與されつつあることに重ねて感謝をささげる次第であります。由來衆議院と参議院の性格から見て、参議院はこうした專門的な立場で國政に参與する、われわれは直接輿論に切実な関係を持つて当つて行くという一つの特色があつて、参議院のかなえの軽重を重からしめたものであるということを深く敬意を表する次第であります。  この年齢を満で数えることは、先ほど御説明があつた通り、きわめて実際に即して適……

第5回国会 文部委員会 第20号(1949/05/17、24期、日本社会党)

○受田委員 日本社会党を代表して、國立学校設置法の原案に対して反対、また水谷委員提出の修正案に対しても反対の討論をいたします。大体國立学校の設置についてのこの法案の提出には、われわれとしては新制大学が新しく強力に出発しようというこの門出にあたつて、大いに賛意を表するものであります。特に新学制完全実施の最終段階におけるこの輝かしき新制大学の完成ということについてわれわれは心から期待していたところであります。ところがこの期待された國立大学の大部分を規定した設置法案の中身を詳細に見るときに、政府がこの点において非常に不用意な規定を設けて來たことであります。これは第一にこの法案の相当廣い面にわたつて、……

第5回国会 文部委員会 第25号(1949/05/22、24期、日本社会党)

○受田委員 ただいま田中さんの方からこの提案の趣旨説明があつたわけですが、私はもはや明日にさし迫つているこの最終段階に、文化的な、かつてない重要法案が、しかも議院提出として出されたことに対して非常に無感量なものを持つておるのです。わけてこの文化的な最重要法案が参議院側から出されたことに対しても、実は参議院のかなえの軽重を問われた実によき機会であつて、特に参議院側には各方面の專門家がおられて、文化的な権威の人たちが網羅されている。その立場を十分生かされて、ここに出されたような保護法案作成の経過が実に念入りになされて、その実を結んだものであるという点において、非常に敬意を表します。この点文部委員会……

第6回国会 電気通信委員会 第2号(1949/11/08、24期、日本社会党)

○受田委員 電気大臣の御説明の事項に関連してお伺いしたいのですが、この臨時国会の間において、電通省関係で国会提出の法案として、放送法案その他一、二件考えられておるようですが、これに対する見通しはいかがですか。
【次の発言】 最後に、特にこの電通委員会は最初の審議でありますので、この委員会の気勢を上げる意味からも、でき得べくんば專任大臣を得て、そうして熱心に審議を進めて行くようにありたいと念願刷るのででありますけれども、大臣は先ほど御説明の中に、電通省並びに郵政両省の調整は非常によくできて、運営に事を欠いていないように話しておられましたが、現状のままでしばらくの間調整をはかりつつやつて行く御自信……

第6回国会 電気通信委員会 第4号(1949/11/28、24期、日本社会党)

○受田委員 国警本部の政府委員にお尋ねしたいのでありますが、この法律案を通過せしめた場合において、従来警察が握つていた専用電話の所有権が、国家へ移転するという立場から、警察独自の使命を有する名般の情報その他の交換の上に、たとえばその電話の試験をすると称して、交換事務に当つている人たちが、一般電話と同じ立場で、試験のために警察の秘密を聞き取るというような事態が頻繁に起りはしないか。国全体の警察事務を遂行する上において、遺憾の点が考えられはしないかという点について、一応御意見を伺いたい。
【次の発言】 ただいま田島委員からお尋ねになられました中に、この使用料金を支払いできない場合において、国がその……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1949/12/19、24期、日本社会党)

○受田委員 管理局長にちよつとお伺いしたいのですが、明後日対日理事会において引揚げ問題が取上げられるように伺つております。この間から盛んに論議されておつて、まだ結末をつけておらなら数字の問題ですが、私はここであえてこれをむし返す意思はございませんけれども、この前の国会の中ごろに、早急に数字を発表するという政府筋の意向が、当時局長が出席しておられた委員会で、厚生政務次官より発言されておつたのです。その後局長もそういう空気にあると言われておりましたが、すでに一箇月以上を経過しておる今日、依然として数字が明らかにされていないのであります。明後日の対日理事会で、これが取上げられようとする非常に緊迫した……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第7号(1950/02/16、24期、日本社会党)

○受田委員 この放送の問題は、現に電通委員会で審議されておる放送法案が通過したあかつきには、解決する問題だ、つまり経営委員会なるものが、ラジオ放送その他に対してもタッチすることになるので、当然経営委員会が最後の責任を持つことになる。今それまでの過程として、放送局が局長の專管としてこれをおきめになるということに対して、言論の自由に対する束縛がある程度行われることは、これは当然起り得る現象だと思う。ところが、その判定をどこに置くかということの客観的情勢などを判断なさる場合に、この問題について、私この前も申したのですが、数字の問題などが、対日理事会のシーボルト議長の声明以前に、すでにこの長野県で取上……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第8号(1950/02/23、24期、日本社会党)

○受田委員 放送局の参考人の方は、まだよく実態をつかんでおられないので、御難儀なさつておるようであります。責任あることをここでお答えになることについても、よほど苦慮なさつておると思いますので――私はこの問題ついて、この前からしばしば申し上げた通り、こういう見解を持つておる。放送局の今の宮川参考人がおつしやる点は、あの問題は対日理事会の数字発表以前の問題であつて、従つてこの点については、渉外局発表を全面的に肯定する立場がとれなかつた。一方を刺激するということは、客観的に見ても非常によろしくないというような見解から、一応これを拒否したのだという論点は、私はある程度うなずけると思うのであります。なぜ……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第9号(1950/03/02、24期、日本社会党)

○受田委員 郵政大臣に大きな立場からの御答弁を願い、こまかいことについでは説明員なりも政府委員の方がおいでになるようですから、あとで聞きたいのですが、この引揚げ関係の記念切手を出そうという要請に対して、郵政省としては何か大きな系統的な構想があるのか。みだりに記念切手を濫発されておるような点もあるように思われるが、この記念切手に統制がとつてあるのかどうか。ただ思いつきで記念切手を発行しておられるのかどうか。重大な社会的意義を持つものとして、記念切手を発行をされておるのかどうか一記念切手発行に対する郵政大臣としての構想をお聞きしたいと思います。

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第10号(1950/03/07、24期、日本社会党)

○受田委員 私最初の方の皆様の御意見を拜聽する機会がなかつたのですが、一応今までの経過を委員長からお聞かせ願つたので、その中でまだ質問されていない事項について、ごく簡單に一、二お尋ねしたいと思います。  皆さんの御苦労の様子を拜聽しまして、一つ疑問に思つているところがあるのです。それはお言葉の中に、共産主義の思想を強制的に植えつけられた、そういう教育を受けたというお言葉があつたのでありますが、思想の自由という立場で、皆さんが在ソ中に一方的な思想を強制された、この事実を肯定なさいますか。
【次の発言】 全部の方が肯定なさいますか。
【次の発言】 どういうふうに……。

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第14号(1950/04/28、24期、日本社会党)

○受田委員 援護局長は、この間から引揚げの現場においでになつて、いろいろ陣頭指揮をされたのでありますが、舞鶴の援護局が、今後引揚けの進行とともに、漸次縮小されるのではないかというような不安を抱いている向きが多分にあるのであります。まずこの引揚援護局の将来について、伺つておきたいと思います。
【次の発言】 それからこの間のタス通信の発表で、ソ連地区には、ソ連当局の声明によれば、もう二千四百名しかいないことになるのてありますか、この点ですでにソ連側から配船の要求かあるということは、ソ連の発表の数字から言うならば考えられなくなつた。そうしますと、日本政府としては、このタス通信の発表のいかんにかかわら……

第7回国会 経済安定委員会 第24号(1950/04/29、24期、日本社会党)

○受田委員 私、この二つの法律案につきまして非常に遺憾の意を表したいのは、かかる日本国の経済全体に影響を及ぼすような重要法案が、国会の閉会まぎわになつて突如として提出せられまして、しかも短時日のうちにこれを切上げようとするような空気が見られることであります。私たちはこの二つの法律によつて、国全体の経済安定が可能であれば、これは一応うなずける節もあるのでありますが、特に外国の資本というものの影響が、この二つの法律によつて、国全体の経済の上に非常な圧迫を加えるだろうという危惧を抱いておるのであります。その一つといたしまして、この外資に関する法律案によりますと、内容に種々の規定はしてあります。たとえ……

第7回国会 経済安定委員会 第25号(1950/04/30、24期、日本社会党)

○受田委員 国土総合開発に関しまして、これを一貫せる立法措置をとられようとする政府の意図に対して、お伺いしたい数点をお答えいただきたいと思います。  この国土総合開発法の第一條の目的は、一応筋が通つておるのでありますが、第一條の目的の中に、経済、社会、文化等に関する施策の総合的見地といろ立場からも、これを考えようという意図から文化性を含んでおられるのでありますが、今この国土総合開発の大きな構想が、第一條の目的を達するために、どういうふうに具体的に意図しておられるか、第二條にその大きな項目はあげてあるのでありますが、この項目の具体策について、政府の考えておられる要点だけ具体的なことについてただし……

第7回国会 電気通信委員会 第9号(1950/03/08、24期、日本社会党)

○受田委員 放送法案の第十六條第一項の、経営委員会の委員の任命に関する問題でありますが、後段に「この場合において、その選任については、文化、科学、産業その他の各分野が」とありますが、この三つだけを摘出した理由を聞きたい。私が考えますのに、今ユネスコ運動が相当世界的に展開していますか、これは国際連合の教育科学文化機構という立場をとられておるので、その線から言つても教育ということを脱かしてはならないのじやないか。その他まだ労働とか、婦人問題とか、農民層の問題とか、公聽会のときにもいろいろ意見も出ておつたようですが、そういういろいろの部門の名前をあげずに、この三つだけあげた理由をちよつとお聞きしたい……

第7回国会 電気通信委員会 第12号(1950/04/07、24期、日本社会党)

○受田委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ここに提出されております電波法並びに電波監理委員会設置法並びに放送法案のうちにおいて、電波法修正案及びその修正部分を除く原案並びに電波監理委員会設置法案に賛成し、放送法案の修正案並びに放送法案の修正部分を除く原案に反対の意思表示をするものであります。  私たちは、多年この電波の行政に関する基本法律の要望を続けておつたのでありますか、幸いにここに画期的な電波法が規整されまして、電波一般の有効かつ能率的な利用を確保するという面を、直接の規整の対象とするという根本法が生れることに対しては、全幅の賛意を表するものであります。そうしてこの原案においてわれわれ……

第7回国会 電気通信委員会 第13号(1950/04/13、24期、日本社会党)

○受田委員 この請願の趣旨は、昭和三十一年二月二十五日、総司令部の覚書に基きまして、政府に業務移管になつております日本電話設備会社が、今から六年前に、政府の責任で創立せられたものであるから、当従業員の引継ぎは、当然政府の責任において行わるべきである。それで定員上の完全雇用、給與上の保障、身分、地位の保障、業務接收に伴う補償金の明示の四項目につきまして、すみやかに適当なる措置をとつてもらいたいという点にあります。御答弁をお願いいたします。

第7回国会 内閣委員会 第20号(1950/04/25、24期、日本社会党)

○受田新吉君 ただいま議題に上せていただきました引揚同胞対策審議会設置法の一部を改正する法律案の提案者といたしまして、その趣旨弁明をいたしたいと思います。  この引揚同胞対策審議会が設置されましたのは、御承知の通り第二国会で満場一致決議されました引揚同胞対策に関する決議案の趣旨に基きまして、特に引揚げ促進の問題、遺家族、留守家族の援護の問題、帰還者の更生対策としての就労、就農、医療等に関する問題、帰還者の在外資産の問題、そのほか帰還同胞に関する諸般の事項を特に審議会によつて審議するというものであります。ところが当時この引揚げ問題は年内に引揚げが完了するという目標のもとに、最後の段階における引揚……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1950/07/20、24期、日本社会党)

○受田委員 堤、池見両議員からの発言に関連して、私よりこれに意見をつけ加えたいと思います。実は明日抑留同胞を救出する国民運動の大会を開催する予定になつて、国会はあげてこれを支援するという態勢ができておつた。ところがこれが十六日の突発的な事態のために中止のやむなきに至つた。しかしすでにそのとき全国各府県の代表は、それぞれ列車の人となり、あるいは出発の用意をしておつて、それらの人が一昨日やむにやまれず東京にやつて來た。そうして切々の情を各方面に訴えているが、集団行動ができないというので各個分散の行動をしておる。こういう形をもつて昨日、一昨日、さらに本日にわたつて、国会その他へあの皆様の切実なるお声……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1950/07/22、24期、日本社会党)

○受田委員 この委員会の性格は、引揚げ促進という点におかれてある。参議院が従来とつて来たごとく、定着援護の問題については、これを二次的に考えて行くというような線で行くならば、共産党の諸君はもはや一名もいないと言うのであるから、共産党は引揚げは完了した、むしろ喜ぶべきことであると言うておるのだから、共産党にはこの委員会の存在はもはや消滅した、任務が消滅したと見てもよいような形になつていると思うのです。この委員会の性格が引揚促進という点にあり、共産党が考えておるごとく、引揚げるべき対象がいないという立場からすれば、共産党に言わせれば、もはや任務は完了している。われわれは今その線を中心に考えて行くの……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1950/07/28、24期、日本社会党)

○受田委員 この問題は実は十六日に中止の命令を受けた。ところがその命令を受ける二日前までは、この大会を進めることに当局も非常に協力しておつた。それであるからこの動きが早くわかつておれば、地方から出て来る人にも、もう二日早く連絡すれば、こちらによこさなくても済んだのです。こういう点において、なぜそういう情勢を早くキヤツチして、これを連絡してくれなかつたかということを感ずるのです。私自身もこの運動の総務部長の役目を持つておつて、その最高の責任者の一人であるから、特に大会中止の命令を受けたその日にも、当局に折衝に行つた。ところがそのときの話は、まだソ連大使館とか何とかいう問題ではなくて、この朝鮮事変……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第5号(1950/07/31、24期、日本社会党)

○受田委員 自由党の方々から、在外公館のことについてお尋ねがあるようですが、私は在外資産に関する問題をつけ加えてお伺いをしたいのです。ただいま理財局次長からベルサイユ條約の取扱いや、イタリア平和條約の取扱いについて御説明をされたのでありますが、これに関連して、私は在外資産というものはやはり憲法に保障する財産権に当るものだ。従つて財産権不可侵の規定に基いて、在外資産であるといえども、当然憲法の規定に基いて国内問題としてこれを考えて行かなければならぬと思うのです。これは一昨年でしたか、アメリカのウオー・クレームズ・アクトの取扱つた精神そのものがやはりこれに一致しておるのではないかと思うのです。講和……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1950/08/31、24期、日本社会党)

○受田委員 今の援護局長のお説の中で、終戰後のこの引揚者の住宅対策は非常に綿密な計画のもとに行われたように伺つておるのでありますが、実際現在なお非常に困つておる数が、ここに書いてあるように十四万八千世帶が一時的な仮小屋に入つておる。そうして二十二万八千世帶がいろいろな條件で住宅を必要とするものになつておるというこの痛ましい現実がまだころがつているのでありますが、政府の対策の中に、従来の軍の施設を拂い下げて一時的な措置をとつた場合と、そして軍の施設を買受けさせたような場合とがあつたと思います。つまり軍の工場であつたその住宅を買受けるという措置をとつたときがあつたと思うのです。これはどういうような……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第7号(1950/10/03、24期、日本社会党)

○受田委員 私は自由党の池見君、民主党の坂口君とともに九州、中国地方の調査に当つたのであります。ここに簡單で要を盡さないかもしれませんけれども、その調査の経過について三名の派遣委員を代表いたしまして、御報告を申し上げます。  まず第一に、調査日程の概要を申し上げますと、九月五日東京を出発し、翌六日佐賀県庁におきまして調査日程の打合せ、その他の調査事項につきまして説明を聽取し、九月七日三田川開拓団、県営引揚住宅協楽園、小城厚生寮、県営引揚者住宅松濤寮の現地調査、九月八日福岡県庁において説明を聽取し、県議事堂において九州各県の留守家族代表者会議に出席後、引揚者住宅竹の山住宅及び梅光園を視察いたしま……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第10号(1950/10/20、24期、日本社会党)

○受田委員 田邊さんが先ほどいわれた数字の中に、引揚者の集団住宅は非常に危機に瀕して、危險率の高いものが大体四千戸ある、それに基いてさしあたり疎開施設を要するものが二万世帯ある、これを今度の予算で疎開及び新築の方で一億五千万円、補修で一億八千万円という見通しまでついておるということでありますが、非常に危險を感じており、疎開し、新築するという早急の要望にとらわれておるもののきわめて一部が実現して行くというのでは、これは非常にゆゆしい社会政策の大失敗だと思うのでありますが、とにかくこうした危險信号が上つており、事実私も先般来中国、四国を見て、もうちよつとした台風にも屋台ごみ倒れそうなのがずいぶんた……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1950/10/31、24期、日本社会党)

○受田委員 今長岡さんから、中共地区に大体十二、三万だろうというお話がありましたし、なお松井さんや久保きんからも御意見か出たのですか、その根拠はどういうところにあるか。特に長岡さんの場合に、いろいろな情勢でそれくらいあるという御判断であるようですが、ぜひその御判断の根拠をお話願いたいと思います。
【次の発言】 最近通信がきくようになつているようですが、その通信は大部分の者に届いているような情執であるように、私自身も資料を見て思うのですが、通信によつて確認された数がどのくらいありますか。実際に向うから手紙が来たという確実な便りが参つた数ですね。

第8回国会 郵政委員会 第1号(1950/07/21、24期、日本社会党)

○受田委員 私、今大臣が初めての抱負を語られた機会に、まだ大臣として就任間もないことで、これから大いに勉強されるという、熱心にやるというお気持に対しては、敬意を拂うものであります。ひとつ大臣にお伺いをし、これに対して説明の補いのつかない部分を、局長その他政府委員にお願いすることにして、まずお尋ねしたいのは、今抱負を申し述べられた中に、郵便料金の問題は最も重要であると言うておられた。私自身も本日ここに郵政委員の一員として、ここに当面の問題を特に強く取上げてみたいと思うのでありますが、国民生活と最もつながりを持つものは郵便料金の問題だと思う。これは国民が文化的な生活を営む上に一番の血脈だと思います……

第8回国会 郵政委員会 第2号(1950/07/29、24期、日本社会党)

○受田委員 議事進行としてちよつとお尋ねしますが、最初に簡易保険の積立金の問題に関する質問が許されたわけですが、それが一応終つて、どのような質問をしてもいいことになつたのですか。
【次の発言】 それでは今の深澤さんの質問に関連するのでありますが、特定局長会が今月一ぱいでなくなる、こういうことに対して、この前の委員会で石原君の質問に対して、郵務局長でしたか答弁して、これにかわるべき何らかの機関が、その局長会というような名目でなくて、何らかこれにかわるような、当らずさわらずのような機関ができることはどうか、自主的な機関のできるのはどうかという御質問に対して、そのようなものはできてもさしつかえないと……

第9回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1950/12/02、24期、日本社会党)

○受田委員 今未復員者給与法の一部を改正する法律案の内容が明らかにされておるのでありますが、ただいま援護局の事務官の方の御説の中に、この年度当初の予算定員は二万四千人ということがあつた。これは一般邦人の特別未帰還者だと政府も御説明になつて来たのであります。そうでなくて、これは未復員者給与法の該当員数ではないかと思いますが、この点もう一度御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 それでは未復員者給与法の該当定員と、それから特別未帰還者の給与法の該当定員との数のこまかいものを明らかにされる必要があると思います。予算的措置の必要上、未復員者給与法の該当者は正確にいつて何人であるかお聞きしたい。

第9回国会 文部委員会 第5号(1950/12/05、24期、日本社会党)

○受田新吉君 提案者の一人としてただいまのお尋ねの問題にお答えいたしたいと思います。元来、商船学校は、文部省令によつてできた学校で、その後昭和十七年でしたか、運輸通信省ができてその方へ移管されて今日に至つているわけなんでありますが、この文部省所管の学校から運輸省へ所管がえされたという歴史から見てわかる通り、先ほど松本さんがお尋ねになられたような意味で、海軍の関係とししても、ある程度海事教育をそういう方向に向けようとした意図から、その所管がえをしたようにも思われます。従つて船員教育という教育の面を特に考えた過去の文部省所管時代の本筋へ帰すことが、今日平和日本を目ざしている立場からも妥当であるとい……

第9回国会 郵政委員会 第1号(1950/12/01、24期、日本社会党)

○受田委員 私から短時間の間に、五、六点の郵政省所管事項の重要問題を、大臣に直接お尋ねしたいと思います。大臣が就任された直後のこの委員会で、私どもが大臣を大いに激励した直後に、大臣は、現在の郵政所管事項の中では、郵便貯金の問題と簡易保險積立金の問題が最も重大であると思うので、これに大いに努力したいという発言をせられたのであります。その直後に大臣が新潟へ旅行されたという八月の十日前後であつたと思うのでありますが、第一線において郵便料金を値上げしなければならぬというような発言をされておることが、新聞紙上に出ていたのであります。これは非常に重大な発言であると私たち考えたのでありますが、事実そういうこ……

第9回国会 郵政委員会 第2号(1950/12/07、24期、日本社会党)

○受田委員 政務次官がおられるので、官房副長官とあわせてお尋ねしたいのでございます。電通及び郵政省関係の職員の調整号俸の問題は、目下全国からはせ参じた従業員の人たちの猛烈な運動を見てもおわかりの通り、非常に熾烈なものがあるのであります。今副長官の御答弁にもありましたような、現業職員の待遇は、一般職の人たちと同等でいいことになつたのだというこの御所見は、現実の問題としてこれは批判されなければならない問題だと思うのです。ことに現業職員の最近における生活、勤務の内容が、一般職と同等にまで達したのだというこのことは、現実をじつとにらんで見ると、柄澤君も言われましたが、相当の開きがあることを知らなければ……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1951/01/27、24期、日本社会党)

○受田委員 倭島さんがおいでであるし、政府次官もおいでのようでありますから、一応ここでただいまの佐々木さんの質問と対応するような重大だと思える、朝鮮における日本婦人の釜山地区における集結状況についてお伺いしておきたいと思うのであります。先般来新聞の報道その他によつて、朝鮮事変の犠牲者となつたところのかつて日本婦人であつた人たちが、今やその夫であつた朝鮮人がとらわれ、あるいは戰死をした後において、その子とともに路頭にさまようて、寄るべなき避難民となつて釜山地区に集結しておるということであります。これらの婦人を、その籍が朝鮮にあるといえども、現にたより得る夫を失つておる立場から、これに対して帰国を……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1951/01/30、24期、日本社会党)

○受田委員 今の高田さんの御説によると、国連に出されたところの三団体の要望書というものは、これは虚偽のものであるようなことになつておると思うのです。そうすると、中山さんが携えて来られた資料は国連から持つて来られたもので、確実だということになつておるわけですが、その双方の疑惑を一掃するために、今のような懲罰的な意味の委員会、考査委員会のような性格のものでないこの委員会の性格からいつて、これは人道的な問題を取扱う委員会でありますから、三人の人に来ていただいて、その率直な意見を開陳してもらいたい、そして中山さんが携えて来られた国連に対する要望書というものの食い違いをここではつきりさせるということは、……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第5号(1951/02/16、24期、日本社会党)

○受田委員 先ほどの御説明で、タス通信が信ずべき報道であることを指摘しておられるし、また要請書の中にも、終戰後前後矛盾なく数次にわたつて発表されたソ同盟の正確なものを確信してもらいたいということがあるのですが、私が特にお尋ねしたいのは、第一回のタス通信の報道と、第二回のタス通信の報道で、先ほどお尋ねの点もあつたのですが、それを除いて、この軍事捕虜の中に一般邦人を含んでおるように小澤さんは解釈しておられるかどうか、この点についてお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうすると一九四六年に結ばれた米ソ協定の中の第一節に掲げられておる引揚げ該当者、A 日本人捕虜、B 一般日本人とありますが、タス通……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第10号(1951/05/28、24期、日本社会党)

○受田委員 官房長官が来ておられますから、私より旧日本領土の日本人資産についての質問をいたしたいと思います。台湾、南樺太、千島、朝鮮等の旧日本領土におきまして日本人が所有しておりました私有財産の取扱いにつきましては、去る五月十日の衆議院本会議におきまして、民主党の千葉三郎議員より質問いたしました。他の地域の在外資産と性質が異なり、元所有者に返還すべきが至当であるが、総理はいかなる見解を有し、いかなる要望をしたかという内容の質問をしたことに対しまして、吉田総理が、ポツダム宣言その他において定まつておるのである、在外資産は賠償の担保として所在連合国において没収することになつておるとして、没収せられ……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1951/07/24、24期、日本社会党)

○受田委員 ただいま庄司委員の質問に対しての山本さんの御答弁の中で、郵政審議会にこの記念切手を発行する件をお諮りしたと言われたのか、しようと思うと言われたのかはつきりしませんでしたが、この点すでに審議会にかけておられるかどうかをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 郵政審議会の開催回数はどのくらいになつておるのか、毎週一回とか一箇月に一回とか、こういう郵政審議会の開催状況についてお伺いいたしたいのであります。
【次の発言】 現実の問題として、審議会が最近いつごろ行われたでありましようか。六月以降の分をお伺いします。
【次の発言】 この抑留同胞救出の記念切手を発行する請願は、すでに第五国会にお……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第12号(1951/07/26、24期、日本社会党)

○受田委員 私はおとといのこの委員会で外務大臣の出席を要求して、委員会の打切りの緊急動議を出した責任者として申し上げたいのであります。中曽根君が重要な講和草案に捕虜条項の挿入に関する発言をしている最中に、私としてはこれ以上この議事を続行しても、外務政務次官の答弁では要を得ないという見通しがついたので、直接の責任者の外相にこの点を鮮明していただきたいと思つて要請し、各委員の了承を得たわけでありますが、昨日の留守家族の大会の代表者がわざわざ総理のもとまで尋ねて行つて面会を求めて、切々の情を訴えようとしたところが、それすら吉田外相は拒否したという事実があります。われわれ本日この会に主席することは、国……

第10回国会 文部委員会 第11号(1951/03/15、24期、日本社会党)

○受田委員 今渡部君からのお尋ねに関連して、この法律を施行した場合における予算的な裏づけについてお伺いしたいのですが、政府としては、最初三科目について無償配付したいという計画が、後に二科目に変更された。そしてさらに私どもが憂いることは、後半期の教科書を出すときになると、教科書の製造單価が上つて来て、最初の文部省の考えられた通りにこれが運ばない憂いが、私たちの当面抱いている点なのであります。それともう一つは、この教科書の地方委譲に伴つて、各府県、各学校が任意の教科書を採択する場合に、今までのように一律に発行しでいたときとは違つて、部数が三万とか、四万とが少くなつて来ると、製造單価が自然に高くなつ……

第10回国会 郵政委員会 第1号(1950/12/11、24期、日本社会党)【議会役職】

○受田委員長代理 これより郵政委員会を開会いたします。  議事に入る前に理事の補欠選任を行います。去る八日飯塚定輔君が委員を辞任せられ、その補欠として吉田吉太郎君が、また九日吉田吉太郎君が委員を辞任せられ、その補欠として飯塚定輔君が、それぞれ議長において委員に指名されました。なおさきに委員を辞任せられました飯塚定輔君は理事でありましたので、ただいまよりその補欠選任を行わねばなりませんが、これは委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは飯塚定輔君を理事に指名いたします。

第10回国会 郵政委員会 第3号(1951/02/23、24期、日本社会党)

○受田委員 今の降旗さんのお説は、当然この法律案は出されるものという、実現の可能性があるという前提のもとに、これを事前に通達し、十分意思表示をしようということと思いますが、法律案の手続の上からいえば、そういう法律案が出されても、それが国民のために幸福でないというならば、その法律案に盛られた問題について、これを阻止するというようなことが妥当だと思います。しかし今の問題は、国民的な大きな不安に持ち込まれた問題であるから、非常事態だという意味でお出しになつたと思いますが、ここでそれをきめる前に、舟山局長さんにちよつと関連して伺いたいのですか……。

第10回国会 郵政委員会 第4号(1951/02/27、24期、日本社会党)

○受田委員 ただいま郵政大臣から、今回の簡易保険積立金及び郵便年金の積立金の運用について、大蔵省移管に関し、すでに了承を与えられたる趣の意思表示をされたのでありますが、これは二十三日のこの委員会で、特にわれわれ郵政委員がこぞつて国民代表としての立場から、三十万の全逓信従業員の立場から、あるいは地方の公共団体を初めあらゆる団体の要請を、忠実に国会に反映せしめる立場から叫ばれた声を無視されて、大臣一個の重責を遂に放擲した結果になつたと思われるのであります。これは郵政大臣としてあらゆる角度から、この問題は当然保険事業の本質の上からも、その企業の独立採算制の立場からも、大蔵省にこれを移管して資金運用部……

第10回国会 郵政委員会 第6号(1951/03/27、24期、日本社会党)

○受田委員 今の吉田さんの質問に関連してお尋ねしたいのですが、私製の小包葉書をつくつてはならないというのは、一応というお言葉があつたので、これは原則としてお認めになつておられるのですが、暫定措置として最初であるから官製に限つたのでございますか。
【次の発言】 試みにやつてみるという意味なら、このことを実行される場合に、これによつて民間業者が受ける打撃がある程度あるとするならば、この一応の試みは原則でやつて行かれてもさしつかえないと思いますし、特に官製はがきのほかに私製はがきを認めておるというはつきりした法的根拠がある場合に、小包葉書だけは私製を認めないということは、この点双方の均衡を欠いている……

第10回国会 郵政委員会 第7号(1951/03/29、24期、日本社会党)

○受田委員 ただいま御説明になりました、この改正案に対する御意見でありますが、それに関連しで新聞広告の面を記事の面と比較しての比率が新聞によつて違つています。非常に広告を多くとる新聞と、日経のごとく非常に広告の少い新聞がありますが、そういう問題について、新聞協会で広告面はどのくらいにしようというような内々の申合せでもしておられますか、お尋ねします。
【次の発言】 第三種郵便物の認可の内規が、三分の一の広告面ということになつていたことは御承知になつておられるようでありますが、これに対して、ある新聞は、収入の増大をはかるために広告に重点を置く傾向があるという場合には、もちろん読者の方で批判批判を加……

第10回国会 郵政委員会 第8号(1951/05/23、24期、日本社会党)

○受田委員 この民間航空業務はいつごろから再開される見通しでありますか。
【次の発言】 航空郵便を取扱うことになりますと、これまでの郵便事務にそれだけプラスされるわけでありますが、この点について人員の増加とか、また持定の局課を設けるというような、行政機構についての構想をお持ちですか。
【次の発言】 郵政省の所管事項に航空郵便の取扱いが再開されることになりますと、非常に業務が輻湊して来て、従業員の過重負担になるという憂いを持つているものであります。ところが先般岡山に遊説に行かれた吉田総理の車中談によりますと、行政機構の簡素化をはかるために三割の人員整理をしたい、特に従業員の賃金の値上げについては……

第10回国会 郵政委員会 第9号(1951/05/28、24期、日本社会党)

○受田委員 私から、ただいま委員長から提議していただきました郵政職員に対しまして、特別俸給表の設定を、委員会の名において、人事委員会に申し入れをお願いしたいということを、ここに提案する次第であります。  特に郵政職員のような現業官庁の職員が、その職務の上において、一般の官庁職員と比較していかに労苦が多いか、職務の負担が過重であるかは、われわれ郵政委員会関係のお互いとしては十分確認できることです。この点につきましては、従来号俸の切りかえがされるごとに、委員会はこれに強い関心を寄せて努力して来たのでありまするが、このたび人事委員会に対して、われわれとしては、郵政職員の職務の特殊性にかんがみて、特に……

第10回国会 郵政委員会 第10号(1951/08/15、24期、日本社会党)

○受田委員 私からは、東北及び北海道へ視察に行きました関係上、その方面を視察した委員の諸君を代表して、簡單に御報告を申し上げます。  ただいま、吉田、石原両委員から、それぞれの地域における状況報告があつたのでありますが、私はこの両君の御報告に対して大同小異である点は、報告書にこれを譲りまして、特に東北、北海道方面の視察をした結果、われわれの印象に強くとどまつた郵政業務に対する気づきを、ここで申し上げたいと思うのであります。  特に今回の視察目的の郵政、電通両省の分離後における営業状況を見ようという第一の問題については、ただいま両君の説明されたことと大体において同様な感想を持つております。ただこ……

第11回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1951/10/02、24期、日本社会党)

○受田委員 この未復員者給與法の療養の條項に該当するところの現在の人員並びにこれに要する費用をお伺いして、次にこれを延長するためのわれわれの要望をただしたいと思います。
【次の発言】 今ここにあげられた数字は、特選を含めてわずかに五億五千万円を越えるのにすぎないようであります。従つてこの戰争の犠牲となつたこれらの傷病者が、今病床に呻吟をし、この年末をもつて療養期間が打切られるという迫られた運命の前に非常な嘆きを持ち、その病状にも影響しているという実態をわれわれは目のあたり見ておるのでありまするが、この戰争犠牲者の救済、しかも人道的に見て国の責任で病人にさせてそうしてその病人の療養がまだ満ち足り……

第11回国会 文部委員会 第4号(1951/09/11、24期、日本社会党)

○受田委員 今の松本氏からの質問によりまして、新制大学の構想について文部大臣がいろいろと御意見を述べておられるようでありますが、あるいは地方の経費の足りない、設備の悪い、教授陣の悪いところは、これを短期大学にするとか、あるいはこれを格下げするとかいうような御意図があるのではないか、この点一応お伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 当然それに及ぶわけです。従つて神戸に商船大学が認められることになりましても、これが設備、あるいは教授陣容等において、あるいは今後の経費の不足等の関係から、これを再検討するというようなことにならざるように、われわれは考えなければならない。特にこの二十六年度の最初から国……

第11回国会 文部委員会 第5号(1951/09/12、24期、日本社会党)

○受田委員 私から厚生省並びに建設省のお二方にお尋ねしたいと思います。  本日は午前十時から文部委員会を開いて、まず初めに国民プールの建設の問題について政府に質問するということになつておつたのでわれわれ議員は早朝より参りまして、この委員会に大体出そろつて、十時にはお待ちしたのであります。私たちは厚生省並びに建設省のお二方についての議事は十一時までに終えて、次に文部省関係の予算に移ることになつておつたのですが、お二人ともおいでがなくて、十一時までわれわれは空白のままで過し、さらに十一時より文部省関係予算の審議をやりまして、十二時をくぐるころになつてお二人がおいでたのであります。国会は国会法によつ……

第12回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1951/10/27、24期、日本社会党)

○受田委員 今の第三條に関係してお尋ねしたいのですが、政府職員であつた者で応召され、まだ復員をして来ていない者に対する給與は三七べース当時において押えられていると思いますが、これはいかがでしようか。
【次の発言】 現在こちらにおれば、たとえば政府職員のうちで課長、部長という地位に当然あるべき人が、まだこちらへ帰つていないために三七ベース当時の給與で押えられているということは非常に不合理だと思うのでありますが、未復員者給與に関連して、これはなぜその当時の給與で押えたのか、この点現在の給與は、たとい復員をしていないでも、当然その職に現在あるのですから、政府職員として同じ立場にある人と同等の待遇をす……

第12回国会 郵政委員会 第2号(1951/10/24、24期、日本社会党)

○受田委員 この二つの法律の改正案で、実施時期を十一月一日と予定しておられます。ところが現実の問題として、これが今から審議を進めて行く衆参両院の審査経過を、少くともこの月一ぱいかかるものと見て、施行期日についての政府の対策はどういうふうに考えられておるか。国会との調節の上から、御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 これが事務的に、一般国民に郵便料金の改正を通告して、実施に移る間の期間がどの程度いるものか。それを考えて、衆議院において二十七日までに審議を終るものとして、参議院へこれをまわして、参議院で月末まで審議するものとして、そして法律となつた場合に、それから何日して実施ができるものか、こ……

第12回国会 郵政委員会 第4号(1951/10/26、24期、日本社会党)

○受田委員 永岡さんに一言だけお尋ねしておきたいと思います。先ほどの参考意見の中に、はがき、封書の原価計算の比較をされたのですが、四円、十二円にした場合には、その取扱いにおけるコストが非常に高くなるので、結局原価計算が非常に高くなるということでしたが、五円、十円にした場合と四円、十二円にした場合の原価計算の比較を数字の上で何か研究しておられるところはないですか。なければ明日までに資料を出していただいてもけつこうです。
【次の発言】 今まで八円という半端な数字で売りさばかれておつたのですが、その端数の取扱いにおいては、四円、十二円になつてもやはり同じことだと思うのです。そうすると五円、十円に切り……

第12回国会 郵政委員会 第5号(1951/10/27、24期、日本社会党)

○受田委員 この郵便法改正の法律案の中で、第二十七条に二項を起して、同一の郵便区の中で発着する郵便物で、重量が百グラムを越えないものは、同一差出人から同一内容のものを同時に百通以上、省令の定めるところによつて出されたものの場合には四円とするという特例があるのであります。これは年賀はがきのサービスと同じように、郵政省として原価計算の上において大した負担のないものにこうした措置をされたことに対しては敬意を払うものであります。これと関連するものに二十一条の第一種郵便物の私製はがきの場合があります。この私製はがきが、同じ地域の者に大量に出されるという場合には現在の四円でもけつこうでありますが、これを二……

第12回国会 郵政委員会 第6号(1951/11/16、24期、日本社会党)

○受田委員 私はただ一点だけ、この機会に政府当局にお尋ねいたしたいと思います。郵政行政の一般的な問題に関して、大臣の御答弁がいただきたかつたのでありますが、御都合が悪いうでありますから、従つて大臣の職務を補佐する最高責任者である政務次官並びに郵務局長、どなたでもけつこうですから、御答弁いただきたいと思います。  去る一日より実施されております郵便法の一部を改正する法律と、郵便為替法の一部を改正する法律でありますが、この法律の公布は十月三十一日でありまして、実施が十一月一日となつておるのであります。私といたしましては、この法律は国民生活に直接つながる重大な法律であるので、周知期間を二、三日おいて……

第12回国会 郵政委員会 第7号(1951/11/27、24期、日本社会党)

○受田委員 この法律の実施は十二月一日となつておりまするが、ただいま郵政大臣の提案理由の御説明で、一応この改正の趣旨は了承したのでありまするけれども、これを実施するのにあと三日しかありません。十月の末に、非常に差迫つて御提出に相なつた郵便貯金法とか郵便の料金の改正案につきまして、周知期間がなくして第一線が非常に困つた事実が、現実になまなましい実例としてここに現われておるのでありまするが、これを実際に差迫つた、あと四日後からの実施ということで、実施する上に支障はありませんか。周知期間を置く必要はありませんか。お尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 第十九條の問題でありまするが、ただいまの大臣の……

第12回国会 郵政委員会 第8号(1951/11/28、24期、日本社会党)

○受田委員 私は一般的な質問はすでに終了いたしましたので、この際この法律を改正するにあたつての、またあわせてこれと関連して提出を予想されておる法律案の政府側の態度について、質疑をしたいと思います。  私は昨日非常に念を入れて、この周知期間を設けることを政府当局に要望したいのであります。特にこうした大衆サービス機関である郵政業務については、国民によく納得させて、しかる後に法の執行が行われるということが、政府としては親切な態度ではないか。十二月一日の実施ということは、実際問題としてこの三十日に公布、翌日午前零時実施ということになるのでありますが、周知徹底期間を置かないということは、政治を親切にする……

第12回国会 労働委員会 第5号(1951/11/12、24期、日本社会党)

○受田委員 ちよつと関連質問をいたします。ただいま仮定の問題が出たので、ちよつと関連してお尋ねしたいのですが、政府は今度の補正予算に四十五億の専売益金の増加を見越しておりますし、二十八億本でしたか、増産を考えております。現在の人員のままで増産ということは仮定でやるのですか、何かそこに根拠があつたのですか。
【次の発言】 国会の議決という仮定のもとに、今いろいろ議論がなされているのですが、先ほど大蔵省の政府委員から言われた年末手当をこれに流用するとか、あるいは超過勤務手当を流用するとかいうことが、特に仮定のもとになされる以上は、こうした労働力の過重負担を組合に要望することが、やはり考えられると思……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1952/01/31、24期、日本社会党)

○受田委員 関連して。遺骨引取りの問題で堤委員より意見の開陳があり、当局の御答弁があつたのでありますが、私はこの機会に遺骨を御遺族にお渡しするということが、当面のわれわれ国会議員としての重要な任務であり、また政府の責任でもあると思いますから、日本の周辺でただちに引揚げの可能性のある沈んだ船や軍艦に乘つておられる英霊を、終戰後七年もたつている今日、どういう態度をもつて引揚げられているのか。私の郷里山口県の近海にも、軍艦陸奥が沈んで数千名の英霊が海底に眠つておられる。しかもそれは海の深さわずかに海面より四十メートルの下におられるのである。そのほか日本海沿岸及び太平洋の海域に、多数の英霊を載せた軍艦……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1952/02/05、24期、日本社会党)

○受田委員 援護庁長官は就任して日なお浅くいらつしやるのでありますが、特に重大な引揚げ問題と遺族援護の問題をひつさげて御健闘くださることに深甚の謝意を表します。ところが先般橋本前厚生大臣が遺憾ながら職を辞されたわけでありますが、厚生省はこの大臣を中心にあくまでも遺族援護を国民の納得の線まで引延ばしたいという健闘をされたことと思います。ただ大蔵省が予算の都合でこの厚生省の案を押えたということは、世人がはつきりこれを認めたことだし、そこにいらつしやる長官も身にしみてそのつらさを感じておられると思いますが、せつかくの厚生省の出した案を大蔵省が踏みにじろうとし、あるいはこれをある程度讓歩させようとする……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1952/02/18、24期、日本社会党)

○受田委員 一般放送事業者の問題はこの前の放送法をつくるときに非常に討議されまして、ただいま飯塚さんの御質問にあるごとく、五十一條から五十三條までに一般放送事業者という規定を設けてこれを取上げたのであります。ところが民間放送を取入れることが公共放送を侵害しはしないかという点については、公共放送の公共性と放送の自由性というものを民間放送によつて確かに効果あらしめるときこそ、  一般放送事業者の力が認められるのであるということで、非常な論争をされてこれが取入れられたのでありますが、放送の公共性、自由性ということを尊重する立場から、放送者が責任を負うべきではないかと思います。従つてただいま飯塚さんの……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1952/02/23、24期、日本社会党)

○受田委員 齋藤さん、上島さんの御苦労を心から感謝いたしますとともに、あちらで御検討された結果、ドイツ及びイタリアの未帰還捕虜がどれくらいの数字になつているかということと、もう一つは、その中で生存を確認されている数字がどれだけあるかということ、そうしてそれに対してドイツ及びイタリアはどういうふうに国家の補償を與えているかということ、この三つをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 戦犯もわかりませんか。
【次の発言】 日本においては、未帰還者の方々のうちではつきりと資料がつかめる人たちにだけ未復員者給與法と特選法によつて補償されておりますが行方不明とかそれから向うの方で妻子を持つておるとか、そ……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1952/03/10、24期、日本社会党)

○受田委員 この硫黄島でなくなられた方々の死ぬ直前までの実態を最もよく知つておる人たちは、当時負傷者として人事不省に陷つて捕虜にされた人たちがあると思うのです。この人たちにその当時の実情を伺つて、現在と照し合せてこの問題の解決に当る必要があると思いますが、その後俘虜として送還された方々の中に適任者があるならば、これをお呼びいただきたいと思うのであります。
【次の発言】 今さつそくわかれば、政府当局の御意向を聞きたい。それにつけ加えて、その送還された方々の数がどれくらいあるかは、政府として数字が出ておると思いますが、それを報告いただきたいと思います。

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1952/03/12、24期、日本社会党)

○受田委員 先ほどのお話でちよつと触れていらつしやたのですが、戰犯に問われて目下服役中の各位が、特に死刑囚として服役している各位が、どのような気持でおるかということについて、神保さんの直接お話になつた印象からの御感想をお聞きしたいのであります。
【次の発言】 この講和発効を機会に、諸外国において服役中のこれら戰争犯罪人の各位に内地に服役転換をしていただけるように、国民運動を起されておるし、また政府当局も努力を傾注しておられると思いますが、この問題については、今の神保さんのお話によつて、死刑囚の各位が非常におちついた気持で祖国の将来に光あれと念願しており、また御本人たちも一つの諦観をして、人生を……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号(1952/04/23、24期、日本社会党)

○受田委員 今の池見さんの質問に関連して、一言政府当局の用意をお尋ねしたいのでありますが、特別未帰還者給與法、特還法と略しておりますが、この特別未帰還者給與法による給與問題で、今度できる戰傷病者戦没者遺族等援護法案の内容と関連して、すぐ手を打つてもらいたい問題は、参議院で修正されるといなとを問わず、とにかく衆議院を通過した案には、六十歳以上の親であろうと、それより若い親であろうと、とにかく親に対しては遺族年金を差上げておるのであります。この点留守家族の方は、六十歳以上、つまり生活の根拠となつた子供の親で、六十歳以上になつた者に対してのみ扶養としての取扱いをされておるのであります。この差別の撤廃……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第14号(1952/05/14、24期、日本社会党)

○受田委員 私は今までおそらく発言をしていないと思いますので、最後に未復員者給與法、特別未帰還者給與法の該当になつていないところの、いまだ帰らざる人たちの待遇について政府の意図を伺いたいのであります。大体この未復員者給與法と特別未帰還者給與法によつて政府の支給を受けている人たちの数は、まだ帰らざる人で、生存確定考及び行方不明者の三分の一程度じやないかと思つておるのでありますが、第一にお尋ねしたいのは、行方不明の中にこの両法の適用を受けている人たちがあるかどうか。つまり未復員者給與法と特別未帰還者給與法は、旧軍人、軍属と一般邦人とを対象にしておるのでありますが、その生存確実な人以外の、生死不明者……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第19号(1952/07/30、24期、日本社会党)

○受田委員 弔慰金を支給し、遺族年金を支給するものの中に、在職中の公務上の負傷疾病等が原因で死亡した者となつておるのでありまするが、戰病死の場合に、たとえば在職中の公務疾病が原因で、療養所でなお治癒していない人が、今後永久にその治癒が完成しないで死亡して行つたり、将来いつ死亡しても、その病気が原因であつた場合には、支給することになるのかどうか。
【次の発言】 この点について先ほど事務当局の方から、調査が粗漏で、現実に在職中の公務疾病で死亡して、その後こちらに帰つて後に死亡した者があるにもかかわらず、それが未復員者給與法の療養手当も受けていないような関係で、無視されておる者が相当あると思います。……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第20号(1952/08/25、24期、日本社会党)

○受田委員 中国地方派遣委員を代表いたしまして、私から簡単に実地調査の報告をいたします。  初め派遣委員は三名の予定でありましたが、国会閉会中のことで、帰国中の地元出身委員の参加がありまして、五名の委員が、八月十一日から六日間、それぞれ分担して、岡山、福山、広島、山口各地において、県市当局、各関係団体の代表者の参集を求め、実情を聴取いたしますとともに、忌憚なく意見の交換を行い、かつ資料の提出を求める等の方法によつて調査を実施したのでありますが、各地ともに援護法の施行には力を注いでおりまして、調査にあたつては、きわめて熱心に説明及び意見の開陳がなされ、法そのものについて、またその他実際上の要望が……

第13回国会 文部委員会 第43号(1952/07/30、24期、日本社会党)

○受田委員 私は討論の通告を取消します。
【次の発言】 今朗読された原案の中に、條約の規定と反するような字句または内容を含むような法律ということが、事実あるとするならば、これは政府自身が非常に不用意であつたのであるし、またそういうものを、国会がまだ疑義が抱かれたままで通すということは、これは非常に国会の権威にも関することであるから、そういう最初の條約と法律との関係についての文句を、国会の権威を尊重する立場から、何とか直す方法はありませんか。
【次の発言】 討論の通告をします。
【次の発言】 今のその字句に対して疑義があることは、どうもこの決議案に賛成しようと用意した私の決意をいささか鈍らしたの……

第13回国会 郵政委員会 第3号(1952/02/20、24期、日本社会党)

○受田委員 この簡易生命保險法の改正案について、根本的な問題をお尋ねしたいのであります。  それは政府はこの保險金の増額を企図いたしまして、それより得られたところの收入、それに基く積立金の運用権を、依然として大蔵省に預金部資金として預託して、お役立て申し上げるような企図を持つておられるのか、あるいはこの金額の引上げとともに、当然預金部に預託されておりまする積立金の運用権を奪還する用意を持つておられるのか、お伺いをしたいのであります。
【次の発言】 問題はこの法の改正によつて得られた資金が、依然として国家資金統一の美名のもとに、政府の独得な方針で大蔵省を中心とする運営がされるときには、加入者の便……

第13回国会 郵政委員会 第4号(1952/02/21、24期、日本社会党)

○受田委員 昨日この簡易保險法の一部改正法律案に対しまして質疑が行われたのでありますが、私が大臣にお伺いしたいと思いますることは、この簡易保險の事業について、特に来年度は大いに増加契約を考えたいというために、新規契約を大体十八億の予算を立てておられるのでありますが、実際にはこれが十三億くらい得られれば精一ぱいであろうという実情と伺つておりますが、この点予算と実行とは食い違うのは当然であるが、初めからその想定をもつてやつておられる点にいささか疑義を感じておりますので、お伺いいたしたいのであります。
【次の発言】 政府が最初から十八億の予算を立てて、実際は十三億しかできないという、そういう前提のも……

第13回国会 郵政委員会 第5号(1952/02/22、24期、日本社会党)

○受田委員 貯金の基本的問題については、他の委員各位からお尋ねがありまして、大体私の関心を寄せていた問題に触れております。私はこの機会に二、三点だけ政府当局のこの改正案に対する意向を確めておきたいと思います。それは大衆の零細な資金を政府が一応吸收して、そうしてこれを資金運用部で国家資金として運用するわけでありますが、今までの五分五厘のあてがい扶持を六分五厘に一分引上げた、この点において、引上げられた利子に充当する財源が出たわけでありますが、これと関連して――保險の問題がこれから出るそうですが、この関連として他の、たとえば簡易保險及び郵便年金の積立金の利率は五分五厘で抑えられているということにな……

第13回国会 郵政委員会 第6号(1952/02/27、24期、日本社会党)

○受田委員 この前の委員会で資料の提出を願つておきましたが、今度の法律の改正においてもなお従来の月掛貯金その他の特殊貯金を一括して、通常郵便貯金と同率にするというあの貯金の該当の数がまだ示されておりませんが、これに対して御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 金額にしてまことに蓼々たるものではありますが、この貯金の取扱いを今後すみやかに措置をする用意をしておられるか、あるいは依然としてこの原簿を当時の加入者の意思を尊重して厳重に続行しようとせられるか、その意図をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 さらに郵便貯金法によるところの利率の改正でありますが、通常郵便貯金を大幅に引上げ、その……

第13回国会 郵政委員会 第8号(1952/03/07、24期、日本社会党)

○受田委員 この郵便為替の一部を改正する法律案の二十四条の二でありますが、これに「省令で特例を設けることができる。」とありますが、この省令の内容を明らかにしていただきたいのであります。
【次の発言】 郵便為替法の改正に関連してちよつとお尋ねしたいのですが、沖縄における、従来の日本の主権が及んでいた当時の郵便貯金その他は現状はどうなつておるのでありますか。ごく簡単に……。
【次の発言】 さらにこの為替法の改正に関連する問題として、従来郵便為替法で為替料金が規定されておるのでありまするが、先般の郵便法の改正によりまして、現金書留の制度が非常に大衆化されて、現在為替送金とともに現金書留送金というまこ……

第13回国会 郵政委員会 第9号(1952/03/10、24期、日本社会党)

○受田委員 この改正案に盛られておりまする北緯二十九度以南の南西諸島が、この法律の成立とともに外国為替及び外国貿易管理法並びにそれに付属するところの命令から除かれるわけになるのでありまするが、なお日本といたしまして考慮されなければならない問題は、千島列島とか、あるいは小笠原、硫黄島、大東島、沖鳥島、南鳥島とか、あるいは竹の島とかいう地域との、内国為替並の取扱いに対する見通しはいかがでありますか。
【次の発言】 本邦と外国とを別に今申し上げた法律並びに命令が地域の指定をやつておるのでありまするが、その外国の部類に属するうちで、最後にあげられたる今問題になつている北緯二十九度以南の南西諸島だけを特……

第13回国会 郵政委員会 第13号(1952/04/23、24期、日本社会党)

○受田委員 この簡易生命保険法の一部を改正する法律案が国会に提出されまして、すでに相当の日子を経過しておるのでありますが、特にこの法律の施行時期は、政府原案によれば昭和二十七年三月一日としてあるのであります。しかるに約二箇月を経た今日、荏苒としてこの解決を見ないということは、まことに政府側自身の不用意と、与党の内部における不統一を物語つておるものであつて、われわれ国会の野党側の議員としてはまことに不愉快きわまる現状であります。従つてこの法律案が出されてすでに二箇月以上も経た今日、政府が依然として原案を固執するのかどうか、施行期日についても、この三月一日としてあること、この施行期日を附則としてあ……

第13回国会 郵政委員会 第14号(1952/04/24、24期、日本社会党)

○受田委員 ただいま椎熊委員から峻烈なる御意見の発表並びに政府鞭撻の言があつたわけでありまするが、私は椎熊委員の述べられた政府に何かうしろ暗い面の存することに対しては、まことに遺憾にたえません、またこの法案が出されて二箇月以上たつてもなお解決を見ず、しかも審議を打切ること一箇月有半にわたつておるというような未曽有の大失態を演じたということに対しても、政府がこの案を非常に不用意な間に出し、与党との提携に事を欠いていたということを露出したものとして、繰返しまことに遺憾に思うのであります。しかもこの問題は民間保險業者も、政府側あるいは国会側に対し種々働きかけをしてはおりますけれども、要するに政府の決……

第13回国会 郵政委員会 第17号(1952/05/26、24期、日本社会党)

○受田委員 この法律案の通過とともに、運用権の復元がされるわけでありますが、先ほど以来質問をした要点を調べてみますと、どこへこれが貸し付けられるかという点について、政府の意図するところを伺つておるのでありまして、今非常に危惧されておるのは、これが郵政省へ復元されると同時に、特に保險契約とタイ・アップしたる貸付がされるのではないか。従つてこの運用をさせてもらおうとする地方公共団体などが、契約を割当てられて、それとさつ引いて貸付を受けるというような危惧が一部に抱かれておりますので、この点の危惧を一掃して、決してそういう契約を増すため、の作戰と、それから貸付をすることとは混同されるものでないという点……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1952/12/25、25期、日本社会党(右))

○受田委員 今の越智次官の御説明の中で、遺家族援護法の対象となるべき見込数が幾らあるかが明らかにされていないようでありますが、それは幾らになつておりますか。
【次の発言】 百七十万を上まわる数字のうちで、年末までに通知が完了して、国家の援護の手が手元へ差延べられるものが百万に足りないということになると、当初政府が九月三十日までに予定された目標に相隔たることはなはだ遠きものがあるのです。それで、この年越しを非常に不安のままで過して行く人を残しておるわけです。これは政府に重大な責任があるわけですが、残り七十万の人のお手元に国家の保護の手が差延べられるのはいつごろであるか、現在の進行状況から言つての……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1952/12/26、25期、日本社会党(右))

○受田委員 政府は、この中共放送に対しまして、できれば今度の引揚げの交渉には政府代表を加えたいという意味から、インド政府を通じて中共当局へ申入れをしたように伺つておるのでありまするが、これに対して、その結果がいかになつているか、またそれに対する見通しについてお伺いしたいのであります。
【次の発言】 日本国は中共政府を認めていないのでありまして、認めていない中共に対しての外交的な折衝というものがいかに困難であるかはよくわかるのでありまするが、その中共に、インド政府が仲立ちされて、われわれの要望する中共放送の真偽のほどを伺いを立てた。しかしそれに対して回答はない。ない前に、すでに再び中共放送の方か……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1953/02/05、25期、日本社会党(右))

○受田委員 援護庁長官は、先般中共地区へ交渉に行く代表者を羽田空地へお送りになつたのでありますが、いやしくもこの重大な人道問題解決のために代表が立たれる際に、大臣の、もしくは次官の見送りがなかつたということははなはだ遺憾に思います。ちよつとした外交関係の人が日本へ来た場合には、それをしばしば送迎する政府当局が、援護庁長官に全権を委任されたということの裏には、この中共地区引揚げの問題に対して、政府としては個人的な立場においても冷淡であつたような感じがするのでありますが、この点について、当時見送りをされた援護庁長官として、お気持をお述べいただきたいのであります。

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1953/02/18、25期、日本社会党(右))

○受田委員 先ほど厚生大臣より、留守家族援護法の対象となる数字について、大体三万六千人の予定と発表せられたのでありますが、生存者と生死不明者とを合せて現在九万余人という数字があるのに、その約三分の一しかこの適用を受けないということになつておるようであります。この点から、未帰還の一般邦人の中で国家の保護を受けることのできない者は非常な数に上ると思うのでありますが、いまだ帰還されざる一般邦人の数字はいかほどあるのか、この点を確かめておきたいと思うのであります。
【次の発言】 今の九万余人というのは、中共地区その他ソ連地区等を含んだ大きな線での数字であると思うのでありますが、この意味の一般邦人の数字……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1953/03/04、25期、日本社会党(右))

○受田委員 この帰国にあたつて、船舶内における警察権の行使は船長がすることは、これは規定の上で明らかにされているのですが、この船長に対して政府としての公務執行の一部を委任する形になるのかどうか、行政上の措置として船長に与えられる政府の公務執行委任事項の範囲、これをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、国家の事務を船長との間の契約でとりきめた場合に、その契約不履行という場合の、直接国家としてなすべき公務執行の渋滞せる責任はだれが負うのか、最後の責任者は国家になるのかどうか、これをお伺いしたいのであります。
【次の発言】 かつてソ連地区からの引揚者が、その船中において船長をつるし上げ……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1953/03/12、25期、日本社会党(右))

○受田委員 御一行に御労苦を深く感謝しまするとともに、ごく簡単にお尋ね申し上げたいと思います。  私たちは、ポツダム宣言によつて、海外の軍人たちが引揚げることに対して、各国が心から協力してくれたことを感謝しているのでありますが、特にソ連も、遅れたりとはいえ、日本政府の要員を乗せてナホトカに日本船の入港することを待ち受けてくれておりました。ところが、今回、中国側の日本国に対する態度としては、民間三団体に重点を置かれて、日本政府を考慮されていないというその理由の一つに、戦争状況にあることがあるのでありまするが、この点、従来日本に対して捕虜引揚げに協力してくれた国々は、いずれも日本政府を相手として取……

第15回国会 人事委員会 第2号(1952/11/11、25期、日本社会党(右))

○受田委員 私給与体系の全体の問題から次長に一言お尋ねしておきたいと思います。地方の公務員で非常に交通不便な僻陬地に勤務する職員には給与が別に地域給のような特定なものもないし、きわめて冷遇されている関係で、山間僻地の公務にはほとんど希望者がないために、よき人材を得ておりません。この事実をよく御存じだろうと思うのでありますが、こうしたきわめて僻遠の地で、文化にも恵まれず、交通にも恵まれない地域に勤務する職員に対する僻陬手当というものが従来考えられておつたのですが、これが現在地域給で都市中心主義になつた関係上、捨てて顧みられない現状にある。このごく僻遠の地における公務に従事する者を優遇する道につい……

第15回国会 人事委員会 第3号(1952/11/28、25期、日本社会党(右))

○受田委員 いろいろの御意見があることですし、私の順番になつておりますが、午前中の委員会を何時で打切るかをまず考えて、その間にできれば一応簡単でもいいから、要点の質問をやるということが大事だと思います。その打切るのを早く打切るようであれば、森さんのお説を取入れる必要がある。委員長の運営の態度……。
【次の発言】 人事院総裁にお尋ねいたしたいと思います。  一般職の職員の給与に関する法律に関して緊急問題とすべきことがあるのでありまして、御承知の通り国鉄並びに全電通のごとき公共企業体の職員の諸君は、十二月の給与を一日に繰上げ支給をされる交渉に成功しておるのであります。同じ立場に立つて国家の公務に従……

第15回国会 人事委員会 第4号(1952/12/03、25期、日本社会党(右))

○受田委員 この問題は農林省のみならず各官庁にまたがる問題で、非常勤の常勤という問題は、しばしばわれわれとしては政府に迫つた問題でありますが、この間の定員法の改正のときに、非常勤の常勤者が、整理をされる対象としては特に定員法に関係なくこれは処分できるというので、相当犠牲者が出たのではないかと思うのですが、軽く採用して、やめてもらうときには軽くやめてもらうというような、そういう根底を非常勤の性格に考えておられるのでございましようね。
【次の発言】 私はこうした職務に従事する人たちは非常な生活苦にあえぎ、その勤務のひまを利用して夜学に学び、高度の学識を養うという熱心な人たちもおるし、とにかく正規の……

第15回国会 人事委員会 第7号(1952/12/11、25期、日本社会党(右))

○受田委員 この人事院勧告の給与改訂表と政府の給与改訂表との比較でありますが、政府の方は人事院勧告の中で八号俸以下が人事院勧告の線よりは上まわり、そして上の方を下げておるのであります。この基準は先般の副長官のお話では、CPI、CPS、民間給与等を総合比較検討して、大体二〇%上げたいというお話があつたのでありますが、これは人事院勧告と同様の基準があつてそれによつて精密調査をして出された数字でありますが、この点下の方にやや厚く、百円程度上げ、上の方を下げたという理由は、下に厚く上に薄いという原則を確立された意味でありますか。あるいは実際の調査をしたところ、民間給与その他を見たら、やはり人事院勧告の……

第15回国会 人事委員会 第8号(1952/12/12、25期、日本社会党(右))

○受田委員 今の森さんへの答弁に対する関連的なことについてお伺いをしたいことがあります。それは休職者、未復員者、こういう不幸な運命になつている人に対する期末手当の支給をしようという場合には、いかなる法的措置をとればよいのか、年末手当に関する政令ですか、これからこれがはずされておると思うのでありますが、未復員者あるいは休職者というようなものに対して、期末手当を支給しようという場合の法的措置、今申し上げた年末手当の政令あるいはそのほかどういう法的措置をとればいいのでありますか、人事院規則でも法律でも政令でもいい、どちらでもいいですから、双方の立場から言つていただきたい。

第15回国会 人事委員会 第9号(1952/12/13、25期、日本社会党(右))

○受田委員 私から特別職の職員の給与に関して一、二お尋ねを申し上げてみたいと思います。一般職の質疑には相当時間をかけましたので、この特別職はごく限られた範囲でありますが、これまた重大な審査を必要とすると思いまするので、第一に人事院はこの特別職の職員の給与に関して、もし勧告の線に沿おうとしたならば、その総理の給与はどこまで行くように計算されるか、国務大臣の給与はどこへ行くようにされるか、これは一つの人事院勧告案の線に沿う給与体系として伺つておきたいと思います。
【次の発言】 人事院の勧告の線に沿うとして、いかが考えられるかということであつて、最高が今の八十二号俸をもつて六万九千円の政府案に対し、……

第15回国会 人事委員会 第10号(1952/12/15、25期、日本社会党(右))

○受田委員 きようは例の年末手当支給に関する従来の法律によつて、一般公務員は手当を受けたわけですが、いつまでも給与に関する法律ができないことによつて打撃を受けるのは一般公務員です。従つて今各委員仰せられたような線で、一刻も早くこの給与法を通さなければならぬ。この点あなたの党としてぜひおまとめくださることをお願いいたしたいと思います。法律で先に給与の内容をきめて、あとから予算にこれを組むべきもので、筋書としては予算のわく内で給与の法律をつくるというのは、これは政治的な策動であつて、ほんとうは給与の法律ができて、それによつて予算が組まれるはずなんです。その点人事委員会としてももつと強くなつて、予算……

第15回国会 人事委員会 第11号(1952/12/16、25期、日本社会党(右))

○受田委員 この給与の体系の上から本日は一般職のみならず、特別職並びに保安庁の職員あるいは裁判官、検察官、在外公館並びに国会職員等、一連の給与体系を総合的に検討をしてみたいと思うのであります。  特に今御出席の方の担当である検察官の給与に関係してお尋ねしたいのでありまするが、現在検事の職務を持つたもので、本省の局長をやつている人が少数あると思うのであります。この職員の給与において局長の職務を執行するものであるにかかわらず、検事の給料を与えておるというその理由はどこにあるかをお尋ねしたいのであります。
【次の発言】 検事の職務を執行している訟務局関係で、検事の職務を執行しておるというように今おつ……

第15回国会 人事委員会 第12号(1952/12/17、25期、日本社会党(右))

○受田委員 きようの委員会の構想はどういうふうに持つておられるのか委員長にお伺いしたいのであります。実は理事会においても、きようの委員会における審議は二つの議案の継続ということに伺つておりましたし、なお地域給についての審議もあわせてやり、採決には及ばないというように聞いておつたのであるが、自由党席を見るとものものしい顔ぶれであります。今まで顔を見せなかつた方々がこうずらりと並んでおるところを見ると――平素は野党がほとんど出席して与党は一人二人という状況が、突如としてこういう現象になると、私ははなはだ理解に苦しむのでありまするが、委員長は、理事会に諮らないで、何かこの委員会の運営に特殊の意図を持……

第15回国会 人事委員会 第13号(1952/12/22、25期、日本社会党(右))

○受田委員 特別職の職員の給与に関する法律の残余の質問を申し上げます。  別表第一に、内閣総理大臣等の俸給月額新旧比較表があるのでありますが、これの中に官職名の内閣官房長官、公正取引委員会委員長その他の官職を持つた人たちが八万二千円にべース・アツプしてあります。これは旧俸給によるならば六万円であつて、国会議員の給与よりも高いこと三千円に及んでおるのでありますが、内閣官房長官は以前政務次官と同額であつたのです。それを特に政務次官すなわち国会議員と同額の給与から四千円高く引上げた理由はどこにあるかを御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 昭和二十五年の改正でこの官房長官を引上げたのであります……

第15回国会 人事委員会 第14号(1952/12/24、25期、日本社会党(右))

○受田委員 人事委員会といたしまして、このたびの給与の引上げ並びに地域給の指定に関しまして、これが実情の調査のためにそれぞれ現地に委員の派遣等の措置をとられて、委員会で取扱いました法律の実施に万遺憾なからんことを期せられたいと思うのであります。これに関する委員長の適切なる措置を要望いたします。

第15回国会 予算委員会 第30号(1953/02/27、25期、日本社会党(右))

○受田委員 私は主として義務教育学校職員法の予算に関する部面を中心として質疑をいたしたいと思います。  最初に、この重要法案である義務教育学校職員法案を、政府が御提出なさいましたことに対する基本的な政府の構想をただしてみたいと思います。  第一にこの法案によりますと、小中学校の職員を国家公務員とするところに特色を持つておると思います。この点に関し、大臣を初め文部官僚はしばしば教職員が国家公務員となることは、一つの誇りである、こうおつしやつておるのでありますが、大臣はこの国家公務員となることが、小中学校すなわち義務教育学校職員の誇りであると今日なお考えておいでになりますか。


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1953/05/29、26期、日本社会党(右))

○受田委員 この際動議を提出いたします。委員長の互選は、投票を用いずに、山下春江君を委員長に推薦いたしたいと思います。
【次の発言】 動議を提出いたします。理事は、その数を七名とし、委員長において御指名せられんことを望みます。 山下委員長 ただいま受田君より提出されました動議に御異議ありませんか。

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1953/06/17、26期、日本社会党(右))

○受田委員 マヌス鳥で長い間御苦労いただいてお帰りになつたお三人の方に、われわれ国民として尽すことの足りなかつたおわびと、御健康なからだでお帰りになつたことを心からお喜びしたいと思います。  ちようど祖国は一応独立の形になつたのでありますが、今お話のように、われわれの同胞数百名の方がなお皆さんのおられたマヌス島とモンテンルパで御苦労いただいておるということは、ほんとうに悲しい現実であります。そこで私たちとしても、無実の罪でこのような御苦労をいただくということは人道的にも許されないことであるし、できれば即時釈放、なおその段階として内地にお帰りいただいて服務される、そういうことを強く願つて参りまし……

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1953/06/22、26期、日本社会党(右))

○受田委員 遺骨の引揚げのことについては、遺骨を尊重するという点においては、日本国としても十分意を用いなければならない。なくなられた霊に対して深い敬意をささげ、その霊が静かに帰られるということに協力を日本国政府として惜しんではならないと思います。その点について、遺骨の祖国引揚げに関して三団体間に協調がとれないでごたごたしておるということは、はなはだ遺憾なことなのでありますが、政府の方へ入つている情報として、この三団体間のごたごたはどういうところから来ているか、何らかの情報は入つていないのでありますか、この点をまずお伺いしたいのであります。

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1953/06/23、26期、日本社会党(右))

○受田委員 平野さんがお帰りをお急ぎでありますので、平野さんに関する分だけお尋ねしておきたいと思います。なお、他に平野さんに対して質疑のある方にも、平野さんの場合はごく一、二問だけということでもけつこうですから、質問を許していただきたいと思います。  平野さんは中国で御苦労いただいたのですが、今仰せられたお言葉の中で、そのコミユニケを出された当時、遺骨をお送りすること、それから在日華僑のお帰りになること等の申合せをなさつた、そういうことを日本側の代表から発言をされたと仰せられたのですが、この点、日本側の代表としてどなたが発言をされて、それがその会の決定とされたのか、あるいはそれがコミユニケに含……

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1953/06/24、26期、日本社会党(右))

○受田委員 時間が迫つておりますので、ごく簡単に質疑をいたします。平野さんと阿部さんがいらつしやらないので、関連したお尋ねができないのですが、新たに葛西さんがおいでになりましたので、葛西さんに、ことにあちらのコミユニケの問題とその後における遺骨問題との関連を質問したいと思うのです。  きのう平野さんは、私の質問に対して、コミユニケにはうたつてないが、あちらの交渉の際に日本側の代表者よりこの遺骨及び華僑の送還については特に好意的に申し出た、そうしたら、向の方もそれを歓迎してくれた、その際の話合いには、今の二つの送還については、こちらの三団体、特に日赤とうたつておられる、それで、別に日赤だけという……

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1953/07/14、26期、日本社会党(右))

○受田委員 関連して、一緒にお尋ねしたいのですが、辻さんのお尋ねの中にありましたように、このたびの帰還について、向うからこつちへ帰る際に、乗船が若干遅れたわけですが、その乗船が遅れた期間中の経費負担をどちらがしているのか。帰国者が負担しておるのか、その期間を待機しておる間はあちらで負担したのか。そういうところへ相当の経費を使つて、持帰り金までそれにつぎ込んだとしたならば、それはまた大きな責任が起つて来ると思うのですが、その点はどういう情勢であつたのでしようか。それを辻さんの質問につけ加えてお尋ねします。
【次の発言】 向うから帰られるのが遅れたために帰国君たちが持金を使い込んだとするならば、こ……

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1953/07/28、26期、日本社会党(右))

○受田委員 恩給局の方がお急ぎのようですから、留守家族に対する関係の未帰還公務員の普通恩給のことについてお尋ねいたしたいと思います。  今度、恩給法によりまして、未帰還政府職員が普通恩給を支給されるように規定されたのでありますが、未帰還政府職員及び地方公務員は、その給与が、一般職の職員の給与に関する法律の附則第三項で、未帰還公務員の給与はなお従前の例によるとして、三七ベースのときにおいて押えられておりまして、期末手当その他一切の手当が支給されておりません。この未帰還公務員の給与が非常に低いところで今日押えられておる不合理は、われわれたびたびこれを指摘したのでありますが、政府はそれを改めようとも……

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第10号(1953/08/04、26期、日本社会党(右))

○受田委員 犬養さんは、先ほど、近く年末くらいまでには戦犯釈放について何らかの朗報があることをわしは信じておるというお言葉があつたのでありますが、その根拠はどこにありますか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 日本のキリスト教団の戦犯釈放運動の委員長加藤亮一牧師のところへ、アメリカの政府に最もつながりの深い人より、きわめて近い将来戦犯釈放の喜びがあるであろうというようなお便りが最近届いておることもお聞きしておるのですが、少くともそうした人道的な立場に立つ諸団体、宗教的団体等は、全面的にこの戦犯釈放に対しての熱意を持つておることはわれわれもうかがい知ることができるのであります。私は、昨年アメ……

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1953/08/06、26期、日本社会党(右))

○受田委員 例の華僑があちらに帰るのに、舞鶴を指定されるのはどういうわけですか。各華僑に関しての返還方法は、向うから帰つて来る人の帰国船を利用し合おうという考え方ですが、こういうようなものは今後別に取扱う用意はないか。あるいは、華僑送還について一定の期限を切つて、それに対する打切り方策というようなものを用意して、華僑の人々をちやんと態度をきめてあちらに帰るように、区切りをつけるようにしてやる用意はないか。その点、御答弁いただきたいと思います。

第16回国会 人事委員会 第3号(1953/06/18、26期、日本社会党(右))

○受田委員 この期末手当の支給額をどれだけ用意すべきかについて、国家公務員、地方公務員それぞれの立場における予算の額を政府で調査されたものを御発表願いたいと思います。
【次の発言】 この合せた百九十億の予算的措置に苦慮しておられるということでありますが、昨日参議院の委員会において官房副長官は、何らかこの具体的な用意をほのめかされた発言があつたそうでありますが、それは事実でありますか。
【次の発言】 この期末手当については、何らかの形で要望の線に沿うようにしたいとか、沿いたいとかいうような発言をなさいましたか。
【次の発言】 その御要望にこたえたいという、こたえ方でありますが、あなたのお考えにな……

第16回国会 人事委員会 第4号(1953/06/19、26期、日本社会党(右))

○受田委員 大蔵大臣は、何とかしたいとは思つたが、百九十億もかかつてはたいへんだというので、おやめになつたということですが、百九十億ということでなくて〇・一か〇・二であれば、四十億、五、六十億で済むわけですが、百九十億もかかつてはというお言葉の裏には、四十億や五十億や百億くらいなら、何とかなるという伏線があるように思う。百九十億もかかつてはというお言葉の背後にひそむそれよりも低いものであれば、何とかしようというお気持を申していただきたいのであります。
【次の発言】  私が申し上げているのは、百九十億かかつてはというので、百九十億に驚いてお取下げになつたのか、百九十億でなければ何とかしようと思つ……

第16回国会 人事委員会 第6号(1953/07/15、26期、日本社会党(右))

○受田委員 最初に、失業問題についてお尋ねしたいと思います。国の方針として、働いて、最低の生活を営もうとする人たちに対する政策と、働かないで、その生活を保護しようとする政策との調整は、きわめて重要なことだと思うのであります。失業者が、一箇月二十日ないし二十一日就労をして、あとを失業保険で保護を受けられるとして、一方生活保護法の適用を受けて、生活扶助をしてもらう人の場合と比較して、相当高年令に達して、扶養家族をある程度持つている者の場合の、双方の収入の比較検討を、労働省としておられないか。生活保護法の適用を受ける場合の方が、二十日間せつせと職を求めて働く人の場合よりも、有利な結果が現われて来る資……

第16回国会 人事委員会 第9号(1953/07/24、26期、日本社会党(右))

○受田委員 前者の質問と合致する点と、これに附加する点がありますが、この勧告が予算の衆議院通過の翌日になされたということに対しての批判は私も同様であります。ことに昨年も第十三回国会でしたか、七月三十一日に長い国会を終えて、翌八月一日に勧告がなされたと記憶しておりますが、これも国会が終つた翌日に勧告がなされたという意味で、あたかも今回の衆議院予算通過の翌日勧告がなされたことと軌を一にするものがある。昨年の場合は、給与水準の根拠を、五月のときの情勢を基礎にしてお出しになつておられたものと私は認めるのでありますが、それが総選挙、新国会の召集というようなことで、遂に年末に差迫つて十一月より実施というこ……

第16回国会 人事委員会 第11号(1953/07/27、26期、日本社会党(右))

○受田委員 柴沼さんにお尋ね申し上げます。先生の学校は大学の課程はもちろんのこと、附属の高校、中校、小校と各系列の学校全部を網羅しているという点においては、全国の学校系統のモデルになるところであると思います。従つてそこの教職員を統括しておられるあなたの見られたところで、先ほど御意見をちよつぴり伺つたのでありますが、また学校の卒業生を附属の高校、中校、小校と配置する際における学長としての心組みもお伺いしたのでありますが、同時に先ほどお話の中にあつた聾唖教育のごとき特殊学校についても言及されておつたのでありますが、高等学校、中学校、小学校という学校の種別を別にしてこの学校運営、つまり教員の待遇問題……

第16回国会 人事委員会 第13号(1953/07/29、26期、日本社会党(右))

○受田委員 この法案の新しい第六条第六項第二号の高等学校教育職員紋別俸給表でありますが、これに「高等学校その他これに準ずるもので、人事院の指定するものに勤務する校長、教諭」云云ですが、この規定の中にいわゆる盲学校、聾学校、養護学校等を含んでおりますかどうですか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 しからば盲学校、聾学校及び養護学校等特殊学校に勤務する職員は、高等部であると中等部であると小学部であると幼稚部であると問わず、これを高等学校の切りかえられる号俸に当てはめるように用意されておりますか。
【次の発言】 そうしますと、文部省の所管である国立大学の附属高等学校、中学、小学、幼稚部、という……

第16回国会 人事委員会 第17号(1953/10/14、26期、日本社会党(右))

○受田委員 この地域給の問題は、もうずいぶん長く小委員会中心に審議された問題でして、結論を得たということは、櫻井君の説明通りにこれを尊重するということは、この委員会としては大事な問題だと思うのです。もう一つ、もう補正予算を組む、最後案をつくろうとする段階で、われわれの委員会が強力に取上げなければならぬところの給与改訂の問題、期末手当の問題、こういうものを合して、この地域給と並行的な立場で、政府のこうした給与関係に関する予算の構想を聞く必要がある。この点ただ地域給にとどまらず、そうした広い意味の給与政策をあすは伺うことにして、そこでうちの委員会としても、ある程度にそうした方面に関する大きな線の要……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第8号(1953/07/13、26期、日本社会党(右))

○受田委員 一言だけ……。目下本予算の最終審議段階に入つているのですが、この重大事態に対して、政府としては、この際まだ衆議院で最終段階の審議の期間でありますので、大急ぎでその予算の追加修正をする用意はないか。これが来国会になると、民心の不安を一層高めることになるのですが、建設大臣として大蔵省と折衝を大急ぎでやる、また建設省として強力に主張して、この重大な災害に対して早急に打つ手を用意しておられるかどうか、これはたいへん大事な腹構えでありますが、大臣の御答弁を願いたいのであります。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第10号(1953/07/15、26期、日本社会党(右))

○受田委員 筑後川の上流に九州電力がつくつておる夜明ダムのとびらをとざしておつたために水が溢れて、筑後川の両岸を洗い、――福岡県の浮羽郡一帯の農民は、そのために農地を流失せしめられたというので、このダムの問題については強力に抗議を申入れしてあるのを、大臣は御承知だろうと思います。こうした農民にとつての重大な危害を加えた行為をなしたものに対する責任の所在は、どういうふうに今回の災害を通じて政府としてはお考えになつておられるか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 調査の上、しかるべき回答を求めることを要求をいたしておきます。  次は、このたびの強力なる雨の結果、土地の流失などで根底からくつがえ……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第11号(1953/07/16、26期、日本社会党(右))

○受田委員 緒方さんに先にお尋ねして、あとから大蔵大臣にお伺いします。今まで質問されたことに少々関係することでありますが、この災害対策の総合的国家機関を設けるということに対しては、私も強力にこれを主張したいのであります。何となれば気象の速報というような問題が非常に等閑に付されておつて、災害地の山奥の村などは、ここへいつ大量の雨が降るというようなことの連絡がとれない。その村が孤立して非常な災害を受けているのが中央へ報告できないというような事態が、九州の山奥には各地に起つておりました。その際携帯無電機のようならば、ここに何名孤立している、この村はこういうふうな状況だという連絡がとれるのであるがとい……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第13号(1953/07/18、26期、日本社会党(右))

○受田委員 大野さんがおいでの機会にちよつと質問申し上げたい。大野国務大臣は、現地派遣の最高指揮官として、実情に即するために、中央の十億のつなぎ融資のほかに、さらに二十億の必要を認めて、さしあたり十億をあなたの権限で出され、帰られて後閣議でがんばつてさらに千億を出していただいたわけですね。その御努力は大いに感謝するのでありますが、この三十億の算定基礎は何に置かれたか。昨日建設省の官房長にお聞きしたところ、こうした公共施設の災害については、当面どうしてもいるつなぎ融資は最低一割である、こういうお答えがあり、また河川局長は、二割から三割はないと、次の大水が出たらすぐくずれるおそれがあるから、どうし……

第17回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1953/10/31、26期、日本社会党(右))

○受田委員 大臣の御答弁になつたことと重ならないようにして、次の問題を一問だけお尋ねいたします。今回出された援護法関係の提出書類の府県から出されたものが、今次長の答弁では二万却下されたということであります。その二万却下された中には、遺族に該当しない、あるいは内地において死亡したというものが入つておるのですが、こういう人々の救済のために、再び何らかの書類を整え直して、そこで新しい事情が発見できたものが再提出された場合、これを再審査して裁定する用意があるかどうか。一ぺん却下したものについては、ほうりつ放しで、救う道がないかどうか。これはきわめて重大な問題でありまするので、この点をお尋ねしたい。何ら……

第17回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1953/11/04、26期、日本社会党(右))

○受田委員 ただいまの調査機関の予算はどの程度で出発されるのであるか。もう間もなく委員の任命はあろうという御用意がある以上は、予算措置について十分御検討が加えられておると思います。この点について構想を伺つておきます。
【次の発言】 もう一つ、この在外資産について、今の村瀬さんの御質疑の中に残されている問題で、外国における生命保険あるいは、これは御担当が違いますが、郵政省所管の郵便貯金、簡易生命保険というような問題は、一括して在外資産の処理をするような連絡調整機関がいるのではないか。各省の代表者をそれぞれ呼ばなければわからないということではなく、在外資産の総括処理者というものがこの際必要ではない……

第17回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1953/11/06、26期、日本社会党(右))

○受田委員 今度ソ連その他から戦犯と確認された人が帰つて来られるわけですが、その際に、国内の戦犯として服務された方々が恩給法上あるいは援護法上の恩典を受けているのと同じようなものが、新たに戦犯と確認された人たが釈放されて帰られた場合には適用されるようになりますか、どうですか。それは一般の復員者として取扱うか、戦犯として確認をされたけれども国内のとは違うという取扱いをされるか。これは恩給法の場合は恩給局長さん、援護法の場合は田邊さんにお答えいただきたいのであります。それから、今までしばしば申し上げたのですが、今度の恩給法で改正の要点の一つであつた未復員の公務員の場合における普通恩給の算定基礎額、……

第17回国会 人事委員会 第1号(1953/11/04、26期、日本社会党(右))

○受田委員 今の待命制度について関連してお尋ねしたいと思います。この制度をおつくりになつたことが人事院規則の立場からは、その時の政府の政策の都合によつて動かされるような弊害はないかということを私は心配しておる。国家公務員法に人事院の規則をつくる場合に対して法律の執行に関し必要な事項についてそれを制定することができると書いてあるのですが、そのときどきの政府の御都合によつて人事院規則が自由に制定され、改廃されるというようなことになると人事院の権威を失墜すると思うのです。これも世上伝うるところによりますれば、吉田さんの思いつきによつてこれの調査研究を命じたということを言われておりますが、そういう時の……

第17回国会 人事委員会 第3号(1953/11/17、26期、日本社会党(右))

○受田委員 滝本局長さんは給与準則の勧告がされていることに対して、この勧告を法律として実施する場合に、予算の裏づけがどうされるかを御検討。されておられると思います。従つて、人事院の勧告が実施されるときに、予算の措置を考慮しないで、公務員の生活を保障することができないことは、よく御承知であろうと思うのでありますが、事実上政府はこの勧告を実施するところの用意がない。給与準則に対してもまたベース・アツプに対しても用意がない。こうなりますと、この勧告が有名無実になるのでありますが、政府とその点について予算折衝をある程度されてから後の勧告であつたか、全然人事院の独自の見解に基いてやられたことであるか、そ……

第17回国会 人事委員会 第4号(1953/11/18、26期、日本社会党(右))

○受田委員 福永さんは非常に誠実を買われておる長官だそうですから、私もその意味でお伺いいたします。  政府部内において人事院の廃止を唱えようとする空気があるやに伺つております。これはいろいろな形で伺つておりますが、人事院の廃止、すなわち国家公務員法の改正をやるという意図がひそんでおるかどうか、これをひとつ伺いたいのであります。この点については御答弁があつてから、さらに追究いたします。  第二といたしましては、先ほど長官は期末手当については、すでにある程度のものは出す用意がされておると言われましたが、ある程度のものというのは、はつきり数字にこれを言うていただきたい。幾ら出すということを、はつきり……

第17回国会 人事委員会 第5号(1953/11/28、26期、日本社会党(右))

○受田委員 官房副長官がおいでになつておられますので、政府の給与改訂及び年末手当の増額に関する構想をお伺いいたしたいと思います。  今回の第二次補正予算案において、給与改訂の法律案を用意せられることになつておるようでありますが、これに対して政府としては最後的な案に到達しておるのか、あるいはまだ構想のみにとどまつておるのかをお伺いし、もし構想のみにとどまつておるのであるならば、どの程度の給与改訂及び年末手当増額の構想をお持ちであるかをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 まだ最後案に到達していない趣でありますが、第十八臨時国会も目前に迫つておるので、おそらく最後案は今明日ぐらいに整理される段階……

第18回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1953/12/07、26期、日本社会党(右))

○受田委員 皆さん方から今朝来たいへん御熱心に状況報告をしていただいて、私たちまことに得るところが多かつたのであります。わけて、皆様方は、私たちが過去八年にわたつてそのお帰りを一日千秋の思いでお待ち申し上げた方々であつて、よく苦難に耐えてお帰りくださいました。この特別委員会も満七年間国会の中に設置されまして、皆様のお帰りのためにあらゆる政治的な努力を続けて参つたのでありまするが、まのあたりに皆様をお迎えして、喜びこれに過ぐるものはありません。  今報告をお聞きしておりますると、あの朔北の曠野の中で、皆様方がお互いに美しい友情を発揮されまして、賃金の高い人はその余つた部分を弱い者にお与えになると……

第18回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1953/12/09、26期、日本社会党(右))

○受田委員 社長さん以下、たいへん御苦労さまでございました。あなた方がおいでになつてからお帰りになるまでの間を、国民は命がけで御期待しておつたわけで、それだけに、今回お尽しいただいた御功績に対しては感謝を深くしている次第であります。  本日はせつかくよい機会にお話を伺いまして、私たちの日ごろから抱いておりましたソ連抑留者の送還に関するいろいろな問題をすみやかに解決する糸口ができたように思います。昨日もこの席に五名のお帰りのお方をお迎えしまして各地区の情勢を一通りお聞きしたのでありますが、それらを一括しまして重要な問題点は、ソ連が最近において抑留者に非常に好意を持ち始めているということで、これば……

第18回国会 人事委員会 第2号(1953/12/02、26期、日本社会党(右))

○受田委員 田中副長官にお尋ねします。あなたは去る二十八日のこの委員会におきまして、当委員会が党派を越えて決議した例の地域給の本俸組入れの趣旨を、十分尊重するように努力するというお約束をなさつてお帰りになられ、また当時用意されておつた政府案に対しても、できればこれを御要望に沿つた線に改めたい、今明日のうちに最後案を決定する工作を努力したい、とこの席で約束してお帰りになりました。ところができ上つたこの政府原案なるものには、あの二十八日、臨時国会二日前のこの委員会で構想をお漏らしになつたことはちつとも出ておらない、同じものを出しておられるわけです。あなたの努力されたという形跡があるかないか、これを……

第18回国会 人事委員会 第3号(1953/12/03、26期、日本社会党(右))

○受田委員 自治庁としては、地方公務員の給与が、その実績において国家公務員よりも三百数十円ずつ高いという算定を今日なお持つておられるかどうか、それを教育職員と府県職員・市町村職員にわけてお答えをいただきたい。  次は給与実績というものを根拠にして、ただいまのお説のような、地方公務員が一〇・二%のベース・アツプという計算をされておるのかどうか。そして平衡交付金の交付基準には、その給与実績を算定基礎にしておられるのかどうか、ここをお尋ね申し上げたいのであります。
【次の発言】 今お説の中にありました義務教育職員以外の地方公務員に対する給与実績と、それから実際中央から交付せられる算定基礎になる給与と……

第18回国会 人事委員会 第4号(1953/12/04、26期、日本社会党(右))

○受田委員 この法律の改正案に関して、別表の第六に教育職員級別俸給表が掲げられてあるのでありますが、これについて文部省の政府委員にお尋ねを申し上げ、しかる後に関係事項について他の政府委員にお尋ねいたします。  この別表の第六は、結局先国会で教員給与の三本建法案が通過した結果、こうした形で現われておるものであります。ところがこれがいよいよ実施せられるということになりますと、われわれといたしましては厳重にこの法律の影響するところを検討しておかなければなりません。文部省としては、昨年の九月以来この給与三本建に賛意を表せられ、鋭意これが実現に努力を傾注せられたのでありますが、この点につきましては自由党……

第18回国会 人事委員会 第5号(1953/12/05、26期、日本社会党(右))

○受田委員 一応御説明をお聞きしたのでありますが、この二億六千六百万円の所要経費のほかに残された九千四百万円というものは高等学校のベース・アツプの部分に充当するようにしておられるのでありますか。さよう心得てよろしゆうございますか。そうしますと、三億六千万というこの予算は、三本建の所要経費としては九千四百万円という余剰が出たということになるのでありますが、この余剰がはつきりしておるような予算措置というものは、法律の制定とあわせ考えるとき、はなはだ当を得ておらぬものであると認めるが、次長さんはいかがお考えになりますか。
【次の発言】 この予算上の九千四百万円というお金が、自治庁で自由に操作されると……

第18回国会 人事委員会 第6号(1953/12/06、26期、日本社会党(右))

○受田委員 私から両派社会党共同提案にかかわる一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案の趣旨弁明をいたします。お手元に差上げてある案文をごらんいただいて御判断を願いたいと思います。一応案文を朗読いたします。    一般職の職員の給与に関する法    律の一部を改正する法律案に対    する修正案    一般職の職員の給与に関する法律   の一部を改正する法律案の一部を次   のように修正する。    第十二条第二項第五号の改正に関   する部分を削る。    第十九条の四の改正に関する部分   を次のように改める。    第十九条の四第二項中「割合」を   「割合に百……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1954/02/05、26期、日本社会党(右))

○受田委員 今の政務次官の御答弁の中の一万二千の数字は、民間人と軍人軍属との比率はどうなつておるのですか、その点を明瞭にしていただきたいと思います。
【次の発言】 その一万二千名の生存資料のある者のうち、書簡によつて生存が確認されている者の数字と、それから帰還者によつて生存が確認された数字との分類をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今第二次船の帰還が遅れておるので、われわれ国民のすべてがはなはだしく憂慮しておるのでありますが、この方々の帰還促進に政府も民間団体である日赤その他もずいぶん努力していることは認めます。ところが、さらにここで私たちが新しい角度からこの両者の宥和をはかつて打開の道……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1954/03/02、26期、日本社会党(右))

○受田委員 日本赤十字社が中国紅十字との間においてこうした人道的問題の友好的処理を考えておられることに対しては、はなはだ時宜を得たものとして敬意を表します。ことに、赤十字社が昨年あちらへ御足労いただいて引揚げ促進に大いに役に立つていただいたということに対しては、国民は心から感謝しておるのです。それで、赤十字の立場から紅十字の李徳全さんを中心に社賓としてお迎えするということは、これは国民もすべて納得することだと思うのですが、問題は、日本赤十字が非常な努力を傾けてこれが実現をはかろうとして行く上に支障が起る心配はないか、すなわち李徳全さんがこちらへ進んでおいでいただくことに対して不安はないか、この……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1954/03/06、26期、日本社会党(右))

○受田委員 関連して。今利息の問題が出たので伺いますが、先ほど課長からお話になつた、今度出す法律に利息も考えてみたいということでありました。それは利率は幾らにして出すつもりであるか、この機会にお伺いいたします。
【次の発言】 今の利率の問題で、前の在外公館の借入金の返済に関する法律について、国家として、債務確定額を基準にして、そうして大体あれは六年くらいたつていましたかね。本邦の通貨表示価格一〇〇に対する三一〇くらいの割合でお返しになつたと私は思つている。これは法定の五分に基いておると思いますが、これがまだ不安定だというお言葉があつたのですが、五分になるかならぬかわからぬ、諸般の情勢を考慮して……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1954/03/16、26期、日本社会党(右))

○受田委員 ちよつと援護法と恩給法との関連について両政府当局に御答弁願いたいのであります。まず、恩給法では、公務扶助料をもらう順位が、父、母、妻という段階から始まつて、しかも親においては六十歳未満であつてももらえる、また二十歳未満の者ももらえるという規定が書いてあります。ところが、援護法では、六十歳以上にならなければ扶助料をもらうことができないようになつておるし、また十八歳未満の者しかもらえないのであるが、ここで年齢差ができたのは、双方の政府当局としてはどういう御協議の結果そういう年齢差ができたのでありますか。
【次の発言】 その年齢の差等をつけることは、今日においてはもう不当であると思います……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1954/03/25、26期、日本社会党(右))

○受田委員 きようおいでいただきました工藤さんを入れまして六名の方々より、それぞれの立場であちらの様子をよくお聞かせいただいたのですが、一括いたしましてお伺い申し上げたいことは、今度お帰りになられた皆さんは、昨年末にお帰りになられた方々に比べられて、先ほど来の御報告を聞いておりますと、長期の刑をお受けになられた方でなくして、短期刑の方、しかもラーゲルから直接にお帰りになつて来て、一応釈放された後民間人としての生活を体験された方々であるというようにお伺いしたのです。従つて、お尋ね申し上げたいことは、皆さん方の先ほど来のお話をお聞きしておりますと、一般的な国内情報の交換とか、御研究いただく機会に、……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1954/04/03、26期、日本社会党(右))

○受田委員 関連して。朝鮮銀行と台湾銀行に関して現地人の預金関係はどうなつており、これがどう処理されたか、この点ちよつとお尋ねしておきます。
【次の発言】 議事進行について。村瀬委員からきわめて熱心な専門的な御質問がなされ、政府委員より詳細に答弁されておるのでありますが、この三つの法案は、この特別委員会としては、在外資産の補償の出発点としてもきわめて重要であり、また大蔵委員会においても、この三つの法案については引揚特別委員会の知恵も十分借りなければならぬと思うので、できるならば大蔵委員会と当委員会の連合審査によつてその審議を徹底せしめることが妥当ではないかと思うのでありますが、いかがでしようか……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第10号(1954/05/06、26期、日本社会党(右))

○受田委員 関連して。今引揚げ学生の入学の問題について文部省側の御意見を表明されたわけでありますが、終戦当時学生の身分のままで応召もしくは入営した学生が、その後ソ連とか中共とかに連れて行かれて、最近もどつて来たという場合に、その学生の身分はまだ在学中のままに置かれてあると思うのです。で、最近のこれらの学生が帰つて来た後における大学復帰措置の実例、あるいは目下大学のとりつつある処置等についてお伺いしておきたいのであります。
【次の発言】 今後ソ連、中共等から帰つた場合もその規定でずつと続けて行くつもりですか。あるいは適当な機会にこれを打切るような形になつていますか。

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号(1954/07/14、26期、日本社会党(右))

○受田委員 私も派遣委員の一人として、山下委員長一行に加わりまして現地の視察をしたのでありますが、今長谷川君からまとめて御報告いただいたように、北海道は引揚者の住宅あるいは入植の問題等については全国で第一位の責任を持つたところでありますし、また道といたしましても非常に力を入れているということも確認できたし、加うるに政府としましても北海道開発庁を設けてこれが国策推進に協力していただいておるということも、われわれとしてはこれは十分確認したのです。ただ問題は、今指摘してもらつたごとく、早急に手を打たなければならないところの諸問題がひそんでおります。  私は、まず第一に、せつかく開発庁の政務次官がおい……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第14号(1954/09/06、26期、日本社会党(右))

○受田委員 疎開住宅の問題は、引揚者疎開住宅として厚生省が計画したものが二十七年に打切られたという関係があるので、全国的に、北海道のみでなくて、木造でけつこうですけれども、当然疎開住宅をつくるべきところがまだ残されている。これは北海道だけではないのです。ただ、北海道は特別の法律をつくりまして、簡易耐火住宅のブロック建築で出発をしたわけであるのですが、さしあたりここで問題にしたいと思うのは、その疎開をするまでに、今の家が雨漏りしたり風に吹かれたりする、これを補修する工事、もうこの冬も越せないというような当面の問題については、開発庁としてはどう考えておりますか。この点次長から御答弁願いたいと思いま……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第15号(1954/09/07、26期、日本社会党(右))

○受田委員 荒船新政務次官殿より御決意のほどを拝聴したわけなんでありまして、その御努力に大いなる御期待を申し上げるわけなんでありますが、昨日以来のわれわれの非常に大きな願いというのは、臼井さんも御指摘のごとく、さしあたり今寒さにこごえておる人々をあのそまつな旧軍事施設などを利用した住宅からせめて最低の独立家屋にお移し申し上げたいというわれわれの人道的熱情なんです。そこなんです。それは委員長からもあなたにとくとお話があつたと思います。きのう開発庁政務次官からも、何とか努力したいということがあつたのですが、厚生省、建設省及び大蔵省がよく相談をして問題の処理に当るという今の御決意ははなはだけつこうで……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第16号(1954/10/07、26期、日本社会党(右))

○受田委員 それでは、これから中共地区よりの引揚者受入れ援護状況調査のため舞鶴に参りました結果について御報告いたしたいと存じますが、後ほど参考人よりの御意見の御開陳もあることと存じますので、ごく簡単に御報告申し上げたいと存じます。  今度の中共よりの引揚げにあたりましては、折あしく台風第十五号に見舞われましたので、入港が予定より遅れ、新聞の報道するところによりますと、全員船酔いし、二十七日午後六時か十時ごろに到着の見込みとのことでありましたので、船の安否を気づかつておつたのでありますが、幸い何の事故もなく、二十七日正午に入港ということになりましたので、一同ほつと安堵の胸をなでおろした次第であり……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第17号(1954/10/30、26期、日本社会党(右))

○受田委員 今の福田さんの質問に関連するのですが、この間英国労働党の議員がやつて来たときに、羽田空港においてその取扱いがはなはだ冷淡であつて、税関その他の調査なども非常に厳重であつて、英国議員団も、中共やソ連に行つたときと違つた日本の冷淡さに、入国手続の上におけるはなはだ不親切なるやり方に、不満があつたようですが、これに対しては、日本政府としては、そうした外国のお客さんを迎える場合には、特に筋のわかつたお客さんを迎える場合には、もう少し紳士的な取扱いをしてあげるように、入国した人に悪い印象を与えないようなお取扱いをされてはいかがかと思うのでありますが、さしあたり今晩おいでになる李徳全さんの入国……

第19回国会 人事委員会 第3号(1954/03/10、26期、日本社会党(右))

○受田委員 加藤国務大臣は、先ほど人事院の所管内にある職員の給与に関することを担当するのだということを仰せられましたが、この一般職の職員だけの給与でありますか、あるいは特別職の職員の給与も別に含むことにしてあるかどうか、これをお伺いしたいのであります。
【次の発言】 しからば、この人事院の所管内にある職員の給与のみならず、特別職の職員の給与も御担当ということになると、はなはだ広範囲にわたつて責任をお持ちになつた国務大臣であるのであります。そこで当然国務大臣の給与にも関係をして来ると思うのでありまするが、先ほど永田委員から御指摘になりましたように、ここにあげられておりまする国務大臣、政務次官など……

第19回国会 人事委員会 第4号(1954/03/13、26期、日本社会党(右))

○受田委員 議事進行に関して。今日ははなはだ重要なる議案並びに地域給に関する説明を聞く委員会であるにかかわらず、担当国務大臣である加藤さんは御出席になつておりません。また人事院総裁もかつまた委員会の主宰者である委員長も欠席という状況で、この委員会が少数の委員のもとに進められておるということは、私ははなはだ遺憾であると思います。この点については先般この委員会で加藤国務大臣に対して、せつかく担当の国務大臣となつた以上は誠心誠意よく御勉強を願つて、そして政府部内において御努力願いたいと要望し、それに対して十分努力する。次会からは出席を確実にすると約束してくださつたのでありますが、御欠席であります。こ……

第19回国会 人事委員会 第6号(1954/03/20、26期、日本社会党(右))

○受田委員 政府提出二法案について種々検討が続けられ、審査が続行されて来ておるのですが、この法案に関して、特に教育公務員特例法の改正案なるものは国家公務員法に関連を持つて参りまするので、きわめて重要な関連の諸点について、政府委員に政府の意図するところをただしたいと思います。  まずこの二つの法案を出したこと、特に教育公務員特例法の改正案は、地方公務員たる教育職員の政治的活動の制限については、いわゆる国家公務員たる教育職員の規定を準用するということなつておる。それをわざわざ法文に書き立てて、国立学校の職員にならつて罰則を規定して、政治活動の制服をするということにされた政府の意図は、地方公務員では……

第19回国会 人事委員会 第8号(1954/03/23、26期、日本社会党(右))

○受田委員 議事進行に関しまして……。ちよつと事前に、この間、私から、赤城さんが委員長代理でやられたことに、おいて、地域給勧告に関する人事院総裁と左派社会党の幹部との会見のてんまつを、できるだけすみやかな機会に、報告していただくようになつておつたのですが、その方をひとつ先にやつてください。
【次の発言】 左派社会党に対する御調査の結果はいかがですか。
【次の発言】 この人事院総裁の談話として左派社会党のスポークスマンより発せられたるあの新聞記事は、全国に非常に期待的な影響を与えたわけなんです。すなわち人事院は、四月一日を基準に勧告をするであろうという期待です。この期待によつてわれわれのところへ……

第19回国会 人事委員会 第11号(1954/04/02、26期、日本社会党(右))

○受田委員 関連して。本格的にはまた次の機会にやりますが、今大臣の御答弁を承り、岡部さんの御答弁を承つておりますと、私はなはだ奇怪に感ずる点が発生したのです。それは今岡部さん御指摘のごとく、私も昭和二十二年九月に、この国家公務員法が衆議院に提出されたときに、その委員の一人として終始審査の衝に当つたのであります。古い話で、まる七年昔の話ですが、この法案が国会に出されたときには、ここにおられる浅井さんも、政府側を代表した委員として、また岡部さんも、今の佐藤法制局長官も、もつぱらこの法案が通過することに汲々として努力されておつた人です。ところがこの法律が通つて行くときの事情は、私はあちらさんとの交渉……

第19回国会 人事委員会 第13号(1954/04/12、26期、日本社会党(右))

○受田委員 行政管理庁管理部長に要求しておきました各種行政委員会の職務権限等に関する調査事項をお出しいただきたいと思います。そしてこれに基いて関連的な基本問題をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 各国の行政委員会の性格と、日本における行政委員会の性格とを大まかに指摘していただいたわけでありますが、この資料によりまして各種行政委員会なるものの独立性がどういうところにあるか、憲法上の地位は行政権の中に含まれておるのではあるが、内閣との関係はどうであるかという点について、今から一、二お伺い申し上げたいと思います。  まず浅井人事院総裁にお尋ね申し上げたいのでありますが、浅井さんは人事院が発足する……

第19回国会 人事委員会 第15号(1954/04/20、26期、日本社会党(右))

○受田委員 関連してちよつと総裁にお尋ねしておくのですが、公務員法の二十三条の「法令の制定改廃に関する意見の申出」でありますが、「この法律の目的達成上、法令の制定又は改廃に関し意見があるときは、」とあり召す。今回この法律を改正することになりましたけれども、人事院総裁として意見を提出されましたでしようか、
【次の発言】 この法律の執行に関して全権を人事院にまかせられたと同じことになつておるわけでありますが、その人事院が法律の改正を妥当であると認めないという立場であるにかかわらず、行革本部が独自の見解をもつてこの法案を出されたということに対しては、よほどの自信があつたことだろうと存じます。そこでこ……

第19回国会 人事委員会 第17号(1954/04/23、26期、日本社会党(右))

○受田委員 大臣は昨日以来法務大臣の重職におつきになられたわけでありますが、このお仕事は、大臣みずからが就任の弁で申されたごとく、鬼門のいすにみずから行くのだということで悲壮な決意で行つていらつしやるようです。こういう固い決意でこの大事な法相のポストにおつきになつたわけでありますが、この委員会で大臣が給与に関する国策をお述べいただく際にもしばしば手違い等が起りまして、この審議に支障を起すような結果がありますのですが、さらにこの重職におつきになつた関係上、この給与に関する国務に対して、加藤国務大臣は依然としてその方を御担当なさるのか、あるいは他の方へおかわりになるようになつておるのか、その点が第……

第19回国会 人事委員会 第19号(1954/05/07、26期、日本社会党(右))

○受田委員 大体加賀田、櫻井両君のお話で尽きておるのですが、私から追加して基本的な問題でお尋ねしておいて終りたいと思います。たとえば国の経営する企業に従事する職員の中に、国家公務員を存置しておる法理論的根拠を政府並びに人事院から御説明いただきたい。
【次の発言】 最近国家公務員、地方公務員というようなそれぞれの基本的な法体系の上に混同される傾向が多分に起つておる。たとえば今度の警察法案のごときを見ましても、地方の警察職員の中に国家公務員を少数置いてみたりして、その国家公務員が地方公務員を事実上任免するような形に持つて行つてあるような事態が起つておるのです。また政府は地方公務員の身分のあるものを……

第19回国会 人事委員会 第20号(1954/05/10、26期、日本社会党(右))

○受田委員 立法技術の上で加藤国務大臣にこの法案の考慮の余地はないかをただしてみたいと思います。ことに給与総額の問題に触れてみたいのですが、大体特別会計予算には予算総則があつて、それなんかに給与総額や、あるいは業績賞与の規定が掲げてあります。ところが公労法の三十五条及び例の十六条は今まで国会でしばしば問題にされて、政府が仲裁裁定の決定に対して、当事者双方をはつきり拘束しているときに、十六条の予算上、資金上の立場から支出が不可能であるというので、国会にその承認を求めて来るというようなことをしばしばやつて来たわけですが、ちようどその規定がこのままここへ出てあるのじやないかと思います。こうなると、私……

第19回国会 人事委員会 第31号(1954/10/08、26期、日本社会党(右))

○受田委員 せつかく明日専門員からの御説明があるようでありますれば、地域給ももちろん含めた給与関係の諸問題について、大蔵省の給与課長その他人事院の給与担当の人々を招いて、特に早急に懇談したいような事項もありまするので、給与課長その他の委員会出席についておとりはからいを願いたいと思います。

第19回国会 人事委員会 第32号(1954/10/09、26期、日本社会党(右))

○受田委員 第一点として、公務員の給与関係の重要問題をお尋ねしたいと思います。これはちようどここへ人事院と大蔵省の関係担当責任者がおいでになりますので、おわかりになる範囲内で、その責任の範囲内でお答え願いたいのでありますが、大体公務員の給与体系が、その勤務する官省別によつてわけられている傾向がある。たとえば一般職の職員の給与体系というようなもの、あるいは物別職の職員の給与、外交官あるいは今度の防衛庁の職員の給与、こうつけられておることについて、何らかこれに一貫した体系を打立てたいということを、前から申し上げてあるのであります。 政府当局の方においてもそれに対して、できるだけ近い機会にその整理統……

第19回国会 大蔵委員会 第36号(1954/04/07、26期、日本社会党(右))

○受田新吉君 われわれ引揚特別委員会の委員は、この際できれば大蔵委員会と合同審査によつて、この関係三法案の審査の徹底を期したいという要望をしており、申し出たところ、大蔵委員長においては、委員外発言を自由に認めるから、どんどん出て発言してもらいたい、時間はいくらでも与えるという御回答があつたわけでございます。従つてきよう時間がなければ次会でもゆつくり質問をしたいと思います。今非常にあせつておられるようでありますから、きようはその入口だけお尋ねして、次会に質問を留保することにします。  この閉鎖機関令の一部を改正する法律案の第十九条の二十八の問題が今問題になつておるのでありますが、私この際大蔵関係……

第19回国会 文部委員会 第8号(1954/02/24、26期、日本社会党(右))

○受田委員 文部大臣は今宗教に関する御見解を表明されたのでありますが、私はこの機会に伺いたい。文部省はかねて日本の宗教団体に対する財産上の保護、その他の法的効力をあらしめるための宗教法人法案を提出し、二十六年四月以来これが法律として実施されておるわけであります。その法律を運用する責任にある文部大臣といたしましては、国家の法律によりまして免税でのその他税法上のを受けておるこの宗教法人が、その認証にあたつてはその宗教団体の所在地の都道府県知事がこれを認証することになつておるけれども、その認証にあたつてはなはだしく不正が行われ、策謀が行われ、誤られた判断に基いて認証がされたという場合には、これを取消……

第19回国会 文部委員会 第9号(1954/02/26、26期、日本社会党(右))

○受田委員 文部大臣がおいでになりますので、この前質問を保留しておきました政教分離に関する問題についてさらにお尋ねを続けたいと思います。  この間文部大臣は、宗教の世界に政治を介入せしめることは絶対にあるまじきことである。宗教団体に対しては信教の自由の立場から絶対に違法的な政治的策謀を行うものではないという意味のお言葉がありました。ことに淫祠邪教に対しては絶対に承服できないものであるから、そういうものの横行を許すことのないような情勢に持つて行きたいということを述べられました。そこで現在宗教法人法によりますると、この前大臣も御発言なさつたように、宗教法人を認証するに当りまして、一通りの形式が整つ……

第19回国会 文部委員会 第15号(1954/03/11、26期、日本社会党(右))

○受田新吉君 ただいまの国庫負担で行くか、あるいは起債でやるかという問題は、これはきわめて重大な本案の中心課題だと思うのです。今きわめてあつさり大蔵省は御答弁になりましたが、この補助金で行く場合と起債でやる場合には、それを受入れる方の側としましてはきわめて差異があつて、そのいずれをとるかによつて市町村の受ける影響力ははなはだ大きいものがあるのです。従つてこの補助金か起債か、その不公平を是正する方途は、われわれとしては結局起債をやめて、一本の補助を中心にするという基本的なものに持つて行かないと、これを受け入れる側の、引受ける側の地方公共団体としてはきわめて困る段階になると思うのですが、文部当局と……

第20回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1954/12/06、26期、日本社会党(右))

○受田委員 大蔵省の御意向によつて北海道の疎開住宅の基本的な考え方を明らかにしていただいたのでありますが、私ついこの間北海道へまた参りまして、この疎開を必要とする住宅地帯の函館、旭川の市長などと直接会つたのですが、差迫つたこの冬をどう越すかという切実な問題もあるのでありますから、少くとも千八百戸という疎開をする住宅のうち、三箇年計画で来年度六百戸だけはどうしても確保しなければならぬ。よしそれが木造であろうと簡易耐火構造であろうと、いずれにせよ六百戸というこの戸数だけは確保しておかないと、北海道の現実はまさにあわれむべき状況にあるのであります。この点大蔵省としては六百戸確保という基本線をはつきり……

第21回国会 人事委員会 第1号(1954/12/14、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○受田委員長 これより人事委員会を開会いたします。  議事に入ります前に、一言ごあいさつ申上げます。このたび不肖私が人事委員会の委員長の職を汚すことと相なりましたが、もともと不敏不徳でありまして、皆様の御懇切な御指導と御鞭撻がなければその任を全うし得ないと思います。どうぞ大過なくこの重任を果すことができまするように、格段の御支援をお願い申し上げます。(拍手)  理事の補欠選任についてお諮りいたします。当委員会の理事は現在三名欠員となつておりますが、この補欠選任につきましては、先例により委員長において御指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

第21回国会 人事委員会 第2号(1954/12/15、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○受田委員長 これより開会いたします。  公務員の給与に関する件を議題とし調査を進めます。ただいま給与担当の国務大臣三好英之君が出席されました。三好国務大臣に対する質疑を許します。樫井君。
【次の発言】 加賀田君。
【次の発言】 石山君。
【次の発言】 中村君。
【次の発言】 池田君。
【次の発言】 三好国務大臣に申し上げます。委員会の総意は十分お聞きの通りでありますし、すでに今日は年末手当支給の当日に当つておるという段階でございますので、法律改正の余裕がありません。従つて三好国務大臣におかれましては、法律及び予算上の国会の意思を決定することのできないこの段階において、できるだけの行政措置をお……

第21回国会 人事委員会 第3号(1954/12/17、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○受田委員長 開会いたします。  公務員の給与に関する件を議題とし調査を進めます。本日は三好国務大臣、安藤文部大臣及び西田自治庁長官がこの委員会に出席して意見を述べられることになつておりますが、目下閣議進行中で、終了次第ただちに出席するという連絡が来ております。浅井総裁が見えておりますので、浅井人事院総裁に対する質疑を許します。櫻井君。
【次の発言】 委員長からも申し上げますが、当委員会におきましては、公務員の期末手当等の実質的増額について政府の善処方を求める決議を行つたことは、すでに御承知の通りであります。本問題につきましては、当委員会のみならず、本院においては地方行政委員会、はたまた文部委……

第21回国会 人事委員会 第4号(1954/12/18、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○受田委員長 開会いたします。  公務員の給与に関する件を議題とし、調査を進めます。当委員会におきましては、年末手当に関する政府の態度決定を待つて、ただいままで開会に至らなかつたのでありますが、根本官房長官がお見えになつておりまするので、その後の経緯について御説明を願いたいと存じます。根本官房長官。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、順次これを許します。横路節雄君。
【次の発言】 なお根本官房長官は非常な御多忙の時間をさいて特に御出席に相なり、誠意のあるお答えがありまして、委員一同大いに感謝しているわけでありますが、最後段階における徹底的な御努力によつて、美しい実が結ばれるように最善の御……

第21回国会 人事委員会 第5号(1954/12/20、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○受田委員長 開会いたします。  公務員の給与に関する件を議題とし、調査を進めます。公務員に対する年末手当のプラス・アルフアの問題について三好国務大臣の発言を求めます。三好国務大臣。
【次の発言】 ただいまの三好国務大臣の発言に関し、質疑の通告がありまするから順次これを許します。櫻井君。
【次の発言】 辻原君。
【次の発言】 なおただいま大蔵省理財局地方資金課長牧野誠一君が出席しておられますので、関連的な説明は牧野君にお願いしたいと思います。
【次の発言】 ただいま辻原君の御要望の点に関しましては、三好国務大臣が次官会議閉会直前に出席して意見をまとめ、この席に参るとのことであります。従つて午後……

第21回国会 人事委員会 第6号(1954/12/21、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○受田委員長 開会いたします。  公務員の給与に関する件を議題とし、調査を進めます。質疑の通告がありますからこれを許します。樫井奎夫君。
【次の発言】 本日はこの程度にて終ります。年末を控え、はたまた政務きわめて御多忙の中を、御熱心に公務員の年末手当等について御討議を続けられ、数百万公務員のために御健闘いただいたことを、委員長より深く感謝いたす次第であります。ことに委員長就任早々のこととて、ふなれのところを御協力をくださいましたことを、重ねて感謝いたします。  当委員会は本日をもつて本年の審議は終りたいと存じます。各位にはよい新年を迎えられ、来るべき昭和三十年には心機一転、政務に御活動くださる……

第21回国会 人事委員会 第7号(1955/01/19、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○受田委員長 これより人事委員会を開会いたします。  調達庁職員の人員整理の問題に関し、調達庁次長山内隆一君が出席せられておりますので、その説明を聴取いたします。調達庁次長山内隆一君。
【次の発言】 調達庁当局の説明は終りました。ただいまの説明に質疑がありますれば、これを許します。
【次の発言】 加賀田君。
【次の発言】 池田君。
【次の発言】 ただいま三好給与担当国務大臣の出席を要求いたしておりまするが、しばらく待ってもらいたいという返答が来ております。  この間、内閣審議室統括参事官田上辰雄君が出席しておられます。公務員制度その他の問題に対して質疑がありまするならばこれを許したいと思います……

第21回国会 人事委員会 第8号(1955/01/21、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○受田委員長 開会いたします。  公務員の給与に関する件を議題とし調査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。櫻井君。
【次の発言】 この際委員長から三好国務大臣にお尋ね申し上げたい点がございます。  それはただいまの櫻井君の御質問に関連することですが、国家公務員の期末手当、プラス・アルファの処理状況が各省ばらばらになっておる現実であります。ことに行政管理庁職員のごとき、プラス・アルファが一文もないというところもある。あるいは会計検査院のごときも、ほんに申しわけ的の数百円のものもある。また省によっては、超過勤務手当などの多い省などでは二千円を越えているところもある。こういうふ……

第21回国会 人事委員会 第9号(1955/01/23、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○受田委員長 これより人事委員会を開会いたします。  一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案起草の件を議題といたします。  当委員会におきましては、旧年より勤務地手当の支給区分について、勤務地手当制度の根本的検討とともに、現行支給区分の不均衡是正についても検討を進めつつあったのでありますが、昨年十月、川島前委員長在任中に一応当委員会の意見として是正の最終的な案を作成し、去る五月に行われた人事院勧告による改訂文と合せて当委員会の最終是正案として発表いたしたのであります。この委員会の研究の成果を内容といたしました給与法の一部改正案がお手元に配付してありますように、ただいまその案が提案……

第21回国会 郵政委員会 第1号(1954/12/13、26期、日本社会党(右))

○受田委員 期末手当に関連してちよつとお尋ねしたのでありますが、郵政省の職員の中で臨時的な性格の仕事をしておられる人々、これは常勤的な臨時職員もまた非常勤の形の職員もあると思うのでありますが、そういう人々に対する期末手当は、一般職員と同等あるいはこれに準ずるというような、いずれの便法がとられておるのか、御方針を、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 準ずるということは同率ということになりますか。あるいは減額されることになるのでありますか、正確な比率を示していただきたいと思います。
【次の発言】 政府で考えておられる臨時職員の数は郵政省でどのくらいあるのか、概数をひとつ御報告願つておきたいと思……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1955/05/24、27期、日本社会党(右))

○受田委員 これはちょっとこまかい質問になるかと思いますが、厚生省で出されておる新年度の予算の内容をお尋ねする前に、一音お伺いしておきたいのですが、舞鶴に帰ってこられる場合引揚者に渡す物品の品目を、ごく概略に申していただきたいと思います。
【次の発言】 その渡される中に、戦闘帽とか、あるいはかつて軍人に着用せしめておった軍服に類するものとか、少くとも戦争のにおいが残っておるものを渡しておられる品目をおあげいただきたいと思います。
【次の発言】 帰られた人々の陰の声として相当大きく響いておるのは、もらったものの中には、スフのようなもののきれ地があったり、非常に粗末で、終戦直後の何でもほしいという……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1955/06/09、27期、日本社会党(右))

○受田委員 議事進行について、本日は午後一時からソ連地区引き揚げの数名の代表者をお迎えして状況を聴取することになっております。この二つの法律案の御提案に対する質疑は続出してとどまるところを知らない状況で、いかに委員各位が熱意を持っておられるかを証するに余りあると思います。この点、私も今ごく簡単に重大な質問をしようと思っているし、中山さんも手をあげておられるし、いろいろとまだあると思うのですが、少くとも要点だけをつかんで質問しようとする人がある程度意が満ち足りるようにやらなければいかぬと思います。何時から参考人の意見聴取をやるか、これからの日程をよく考えて御指示いただきたいと思います。  それで……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1955/06/14、27期、日本社会党(右))

○受田委員 援護局長さんに一つ質問します。この間問題になった、外国人になった人に対する遺族援護法及び恩給法の適用をどうするかという問題ですが、これはどのくらい適用せられるか、たとえば、戦争の末期に、日本人として台湾人や韓国人、それらの人がどのくらい応召し、どのくらい戦死しているか、当然援護法及び恩給法の対象となるべきはずの者で今日対象から除外されているところの数字がどのくらいあるかを、資料として御提出いただきたいと思います。それに関連して、最近、列車内で、自分は韓国人の傷病者である、しかし出往当時は日本人として応召し、日本人として傷ついて傷痍の身となっているが、今日韓国人の身分にされたために、……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1955/06/17、27期、日本社会党(右))

○受田委員 金城さんはお子様を沖縄の作戦でなくされた御遺族でいらっしゃるのですね。
【次の発言】 当時二等兵の階級に列せられて軍役に服したというのですが、十五才未満の人々に対するその階級の付与、軍服の支給その他は、全部軍の命令であったのですか、あるいは軍命令そのものに何か欠陥でもあったのですか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 田島さんがおいででありますのでお伺いしたいのです。兵役法によらずして召集といいますか動員されたこれら小さい学徒の軍隊上の身分は、現地軍にある程度の権限が付与されておったのかどうか。それと、二等兵という階級章をつけておったということ、あるいは制規の軍服が支給されてい……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1955/06/28、27期、日本社会党(右))

○受田委員 未帰還者留守家族等援護法の第二十九条に掲げてあります調査究明及び帰還促進の事項でありますが、この責任者は、政府としてはだれが当られることになっておられますか。
【次の発言】 その外務大臣、厚生大臣において、この法律施行後における引き揚げ促進並びに調査究明に努力したおもなる点をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 この援護法の十三条には、「この法律の施行後三年を経過した日以後においては、過去七年以内に生存していたと認めるに足りる資料がない未帰還者の留守家族には、留守家族手当を支給しない。」と掲げ明文が掲げてあります。従って、この法律を施行して丸二年たちましたから、あと一年、運命の……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1955/07/02、27期、日本社会党(右))

○受田委員 今中山さんからお尋ねになられて、受付件数、金額等については御説明があったようでありますが、この金額の差額、確認件数とそれから支払い件数及びその金額との差額、特に金額の方の差額というものが、これが幾らになりますか、その残されている金額はどう処理されておるか、この問題をお尋ね申し上げたいと思います。もう一度お尋ねしますが、今差額は大体一億四、五千万円であろうという御答弁があったそうであります。そのお命の処理はどうされておるかということです。
【次の発言】 その二億円ぐらいであれば、まだ支払ってない四千円ぐらいの単価で計算したものが支払えるであろうということになるわけですね。その予算措置……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1955/07/04、27期、日本社会党(右))

○受田委員 仮出所されております第三国人である戦犯の皆さんを大森寮へ一時的に収容しておるということでありますが、これは一時寮で定着寮ではないと思うのです。しからば、まだ巣鴨におります五十数名の第三国人が出た場合に、定着寮を考える用意があるかないか、この点をお伺いいたします。
【次の発言】 大臣がきょう内閣委員会で御発言になられた中に、第三国人の傷病者は何らの救済の道がないのだということでございましたが、現に困って路頭に迷っておる人を見て、君たちは国際的にも打つ手がないのだと言って放任しておくことは、人道的に許されない問題なのです。列車の中で、第三国人に、元日本軍人として召集されて、日本軍人とし……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第12号(1955/07/15、27期、日本社会党(右))

○受田委員 ただいまの問題に関連して……。厚生省は、仮称無名戦死者の墓に当るものを作るべく、あっせんの労をとられて、すでにそれらに関心の深い人々の意見を求められて具体的計画を立てることになっておると承わるのですが、その後この問題はいかように進展しておるのでありましょうか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 近い将来ということでありますが、このような問題は、すでに声を立てて計画を進められておる関係上・すみやかな進展を見せられるような御努力が必要だと思います。また、国民としましても、厚生省にこういう計画があるということに対して、もうすでによく承知しているのであるし、また、今、逢澤先生のごときは……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第14号(1955/07/28、27期、日本社会党(右))

○受田委員 これに関連することなんですが、戦犯のうちで巣鴨に抑留されている人々について、先般外務当局はアメリカ当局に対してその釈放を要請したところ、これは拒否されたという記事を私拝読したのでありますが、これはいかなる経緯によってそういうことが生まれたのか、お答えを願いたいと思います。
【次の発言】 戦犯の全面的釈放が拒否されたという記事によって巣鴨の戦犯の方々が非常な憂色を示しておるというような声も聞いておるのでありますが、こういうことは、そうした一新聞記者の質問に対しての答えなどがそういうように現われておるとするならば、十分そういう点について真相を明らかにして、巣鴨に暮される人々があまり心配……

第22回国会 社会労働委員会 第7号(1955/05/10、27期、日本社会党(右))

○受田委員 最後にお尋ねするようになりましたが、時間を切り詰めて、大臣の御迷惑のないようにしてお尋ねします。大臣は、就任された最初に抱負として、今も申されたようですが、社会保険の拡充強化ということへ大臣としての抱負経綸を集中する一つの目標を置いておられたようです。とともに、この内閣は、選挙の際に社会福祉事業を大いに振興するのだという公約をうたわれました。この大臣の抱負や民主党の国民に対するお約束などを考えたときに、川崎厚生大臣のこの予算の上に現われた目標が、どういうふうに具現されておるのか、これを伺いたいのでありますが、まず社会保険について、大臣の信念というようなものは、地域社会保険、職域社会……

第22回国会 社会労働委員会 第8号(1955/05/11、27期、日本社会党(右))

○受田委員 お昼になりましたので、一、二点の質問だけで終わりたいと思います。  保険局長にお尋ね申し上げたいのですが、現在日本の国における社会保険の恩典に浴しておる人員の総計が何人で、その内訳がどうであるか、ごく概数でいいけれども、申し述べていただきたいと思います。
【次の発言】 その総数を計算したのは今ありませんか。計算すればわかるのですけれども、およそ何千万人になりますか。  それで、八千八百万人の国民のうちで、なお、三千万人ばかりは社会保険の適用を受けていない国民があるわけであります。それをどういうふうに解消する対策を立てておられるか。さしあたり国民健康保険の普及率を上昇させようとしてお……

第22回国会 社会労働委員会 第9号(1955/05/12、27期、日本社会党(右))

○受田委員 労働大臣は、地方自治の役所の責任者ともなられた方でありますので、地方の実情にも通じておられると思います。従って、現下の中央・地方を通じて、大学、高等学校、中学校等の卒業生の就職状況が非常に困難な実情にあることを、十分御理解いただいておると思うのでありますが、現在における、今年三月卒業のこれら各学校の卒業生の就職状況はどのくらい進捗したか、過去の数字と比較して、今年の状況がどのくらいの程度になっておるかということを御答弁いただきたいことと、それに基いて、これら新規卒業生の就職に対して、前小坂労相は非常な積極性をもってやってこられたのであるが、その小坂労政のあとを受け継いだ民主党として……

第22回国会 社会労働委員会 第16号(1955/05/31、27期、日本社会党(右))

○受田委員 大臣おいでになった機会に、結核対策について、国策の重点的立場から一言だけお尋ねしておきます。  ただいま関係法律案の審査がされておるのでありますが、けさほど来、委員諸君の質疑の重点は、結核の予防に当って、国家としてもう少し徹底的に急速なる施策をとる必要はないか、予算なども、むしろ対策費を減らしておるような状況になっておる。これらについても、さらに病床の増加の割合についても、もっと積極性を持たしてはどうかという意見が多数出たわけであります。特に厚生大臣は、この結核対策については、非常な積極性を持った意見を持っておられるのでありまして、本年度予算に見られる一万床の病床を増設するという程……

第22回国会 社会労働委員会 第18号(1955/06/03、27期、日本社会党(右))

○受田委員 一言だけお尋ねしますが、外国人である韓国人に留守家族援護法の適用をいたしまして、これに国家で保護するところの援護資金が出されておりますかどうか。身分が外国人である者に対して、援護法の適用がされておるかどうかをお伺いします。
【次の発言】 援護法の対象になっておるということになりますと、韓国人で戦時中日本人として召集を受け、日本人として戦死した当時の日本軍人があります。その人々の遺家族は援護法の適用を受けておりますか、いかがですか。
【次の発言】 これは重大な問題だと思うのです。まだ未帰還者である場合には、韓国人であっても、巣鴨で御苦労しておられる人々には、国家が援護法の適用によって……

第22回国会 社会労働委員会 第20号(1955/06/08、27期、日本社会党(右))

○受田委員 この法律を新しく制定されようとする政府といたしましては、これまでいろいろな角度からの御調査をされた結果の御提案と思いますので、十分その審理の徹底を期したいと思いますが、外国においては、このけい肺の関係者のために、いかなる措置をとっているかというような外国の立法なども、その要点をお伺いして、比較検討したいと思います。従って、外国において、けい肺に関する法律の中に、今回政府が提案をしておりますこの法律案と比較いたしまして、特に外国のおもなる国々、あるいはアフリカのごとき未開国、未開地、こういうようなところと並べまして、特筆すべき立法例がありましたならばこれをお示し願いたい。なお、けい肺……

第22回国会 社会労働委員会 第24号(1955/06/16、27期、日本社会党(右))

○受田委員 基準局長がおいででありますので、ちょっとお尋ねしますが、政府が発表する一般企業別賃金の中に、この細井さんの会社は入れられて計算してあるかないか、お伺いいたします。
【次の発言】 一般企業別賃金です。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 私は、けさほどから労使双方の御意見を拝聴しておりますと、先ほどから委員各位から御指摘に相なりましたごとく、中小企業の最近における実態が、非常にはっきり浮び出たと思うのであります。わけて組合を結成していなかった小さな会社においては、きょうおいでいただいております細井省吾さんのように、会社の最高幹部はほとんど一門一家でこれが編成されておる。従って、経……

第22回国会 社会労働委員会 第26号(1955/06/22、27期、日本社会党(右))

○受田委員 このけい肺法案の五十一条に、国家公務員についての適用除外規定が掲げられておりますが、その理由はいかがでありますか。
【次の発言】 国家公務員のうちで、けい肺にかかる人がどのくらいある可能性があるか、その職種等についてお示しを願いたいと思います。
【次の発言】 今御指摘の国家公務員災害補償法の規定に、こちらの法律との関係を十分考慮するようにと掲げられてあります。「十分考慮」ということは、同等ということ、あるいはしなければならないという強行規定でないと思いまするが、その間があいまいもこになる可能性はありませんか。
【次の発言】 先般労働大臣に、第三症度程度のけい肺患者が作業転換の必要を……

第22回国会 社会労働委員会 第34号(1955/07/05、27期、日本社会党(右))

○受田委員 小守先生、花田先生に最初お伺いしたいのですけれども、あんま、はり、きゅうという古来伝統のこうした医業類似行為は、これは療術師として、昭和五年以来警視庁令で認められて、届け出て業としてやってきた人々と、その療法あるいは歴史的な誘因というようなものは、全同一系統であると御確認をされたように思うのであります。あんまの中へすべての医業類似行為を取り入れる考え方、その考え方に、基本的には両先生の御意見が一致していると思っておるのです。ただ花田先生だけは、器械器具を用いる場合に、特殊の考え方を必要とするというふうに解釈されたのでありまするが、さよう心得てよろしゅうございますか。

第22回国会 社会労働委員会 第38号(1955/07/09、27期、日本社会党(右))

○受田委員 お三人の参考人の方の御意見を拝聴いたしまして特に考えを深くいたしましたことは、安定した職務に従事しておられない方々にとられては、健康上の不学が非常に大きいということ、ことに血を売ったり、もしくは売薬等によってその当面を糊塗したりするような気の毒な方が、ことさらに多いという実情を伺ったわけであります。従って、例の健康保険法でよくうたってある業務外の負傷であるとか、死亡ということが、その勤務中以外に行われる公算が特に多いと思います。従ってそうした業務に基く死亡負傷と異なって、保護を受けることの非常に少い業務以外の負傷とか、疾病、死亡とかいうことを多く受けられる日雇い労務者の方々におかれ……

第22回国会 社会労働委員会 第41号(1955/07/14、27期、日本社会党(右))

○受田委員 午前中時間がないようですから、ごくかいつまんで一、二点だけお尋ねして、午後へ賃問を続けたいと思います。  田邊局長さんは、終始この援護法のために御努力された厚生省部内における、いや日本の敗戦後におけるこの問題の処理に当った最大の功労者であることは、私はよく確認します。従って、前後の関係をよく御存じであるので、終戦後引き続きこの業務に従事されたという立場から、厚生省部内の至宝であることも私は確認するのですが、あなたのお取り扱いになられた援護法そのものは、これは恩給法と比較検討して、次の点において、いかなる見解を持っておられるかを、まずただしたいと思います。それは援護法は、その第一条に……

第22回国会 社会労働委員会 第47号(1955/07/22、27期、日本社会党(右))

○受田委員 このたびの医薬分業に関する法律案の審議に当りまして、私はつくづく感ずるのでありますが、特に生活水準の非常に低いわが国において、いかなる制度の改革をする場合であっても、直接に明確に、この国民生活に利益する改革でなければならぬということであります。この点は、先般来お医者さんの側と薬剤師さんの側と、それぞれの立場で強烈なる意見の交換がされて参ったのでありますが、私はお医者さんでもなければ、薬剤師でもない立場から、公正な判断をなさなければならない立場の議員として、ここでそういう感をことに強うしておるのであります。従って今から政府に対してお尋ね申し上げたいことは、今申し上げたような観点から、……

第22回国会 社会労働委員会 第53号(1955/07/29、27期、日本社会党(右))

○受田委員 次長さんにお尋ねしたいのでありますが、まず政府は、あんま、はり、きゅう、柔道整復等について、それぞれどういう定義をお考えになっておられるのか、その定義を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 医療行為に属する内容ではあるのでありますが、今の読まれた中のあんま、はり、きゅう、柔道整復には、医師の治療としての要素が入っておりますか。
【次の発言】 疾病の治療ということは、これは医師の行為として容認すべき分野であって、他の者にはこれは認めてはならぬというお考えを持っておられますか。
【次の発言】 医師の治療として考えられるべき分野の中に、あんま、はり、きゅう、柔道整復の人々がなさってお……

第22回国会 社会労働委員会 第54号(1955/07/30、27期、日本社会党(右))

○受田委員 昨日に引き続きまして、質疑をいたしたいと思います。  この法案は、医業類似行為に非常な規制を設ける法案でありまして、この問題は、過去の行きがかりや感情にとらわれて、現在やっている人々に対する大きな圧力を加えるというような結果になる。そうしたものであっては、私はならないものだと思います。ことに現在のところは、この第十九条の特例にありますような、医業類似行為をやっている人々は、これは国家的にも、多年にわたってその存続を容認された人々でありますので、その仕事をやめさせるというようなことになるならば、少くとも基本的に十分の調査研究がされ、かつ、その仕事をやめさせる人々に対する対策が十全が期……

第22回国会 内閣委員会 第30号(1955/06/29、27期、日本社会党(右))

○受田委員 今高橋さんから四ぺ一ジの拘禁中の恩給のことが出たのですけれども、長谷川君の御指摘の点に対する高橋さんの御答弁としては、ソ連、中共に抑留されておる者とのつり合いを考えておるのだというお言葉でありましたが、これは重大な問題だと思うのです。それは恩給法の二十八年の一部改正で、未帰還公務員に対する恩給の規定が定められてありまして、それによりまして二十八年七月三十一日現在で十七年に達した者には普通恩給を支給することになっておるのです。従って抑留中に普通恩給を支給されておる。この抑留拘禁されておる者が拘禁が解かれた日の属する月の翌月からというのとは関係なく、抑留中に恩給を支給されている、恩給法……

第22回国会 内閣委員会 第31号(1955/06/30、27期、日本社会党(右))

○受田委員 政府の御所見と提案者の御所見と双方にわたってお伺いいたしますが、恩給法そのものに対する考え方の基本的な問題として、政府におきましては現行恩給法をしばらくの間はこれを続けていこうという意図を持っておられるかどうか。またしばしば政府関係者において社会保障的性格を帯びるように努力したいと言うておりますが、その問題は恩給法の改正に当って直ちに取り入れるように努力しようとする意図であるのかどうか。こういう問題について御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 恩給法と関連する問題になるのですが、この公務員の給与というものをどう考えているか。結局国家公務員、地方公務員も含みますが、この公務員の……

第22回国会 内閣委員会 第33号(1955/07/04、27期、日本社会党(右))

○受田委員 今の恩給局長の申されましたことに関連してちょっとお尋ね申し上げたいのであります。局長さんの御答弁で、この死亡の日にさかのぼって公務扶助料を支給することになると、普通恩給をもらう場合と比較して、むしろ普通恩給を渡す方が有利なことがあるということでありましたが、御承知のように、公務扶助料と普通恩給と比較して差が生ずるのは佐官級からであって、階級の下の大多数の公務員はどうしてもこの公務扶助料をもらう方が有利である。しかもずっと死亡にさかのぼるということになりますので、有利な場合は公務扶助料として死亡にさかのぼっていただく方が普通恩給をいただくよりも大多数の人が恵まれるという点において有利……

第22回国会 内閣委員会 第35号(1955/07/06、27期、日本社会党(右))

○受田委員 きょう御説明になりました左右両派社会党の御提案に対しまして、同時にすでに質疑を終了しておりまする民自両党案に関連した立場から政府に対して御質疑を申し上げたいと思います。民自両党の改正案によりますと、附則別表第一に各階級別の仮定俸給が設けられてある中において、伍長と軍曹はこれは仮定俸給が三号引き上げ一万二千円ベースということになっております。ところが今山下参議院議員の御提案によるならば、この階級は当然四号引き上げ一万二千円ベースということになりますと、ここに一号の差等が生じておるのでありまして、民自両党による案は伍長の場合が八万八千八百円、軍曹が九万一千八百円となっておるのであります……

第22回国会 内閣委員会 第36号(1955/07/07、27期、日本社会党(右))

○受田委員 ただいまお手元に配付いたしました恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に対する修正案の趣旨説明を申し上げます。  昨日撤回されました長谷川君の提案されておりました修正案に対しまして、次の点に関しまして修正を加え、ここに両社共同の修正案を提出した次第であります。その点はこの委員会においてもしばしば問題とされ、また昨日山下氏より参議院予備審査案に対する御説明の中にもありましたごとく、在職年の計算におきまして一年未満は計算の基礎にこれを含まないということは非当に不当である。従って実際において教育召集等二カ月、三カ月という短かい期間であっても、それは事実軍務に服したことは間違いな……

第22回国会 内閣委員会 第41号(1955/07/15、27期、日本社会党(右))

○受田委員 ただいまの下川、飛鳥田同君の質問に関連して、一つだけお尋ねしたい点があります。日本の四つの局に自衛隊がそれぞれ管区配置されたのでありますが、北部方面の総監部が札幌にあり、また西部方面の総監部が熊本に置かれている。これらの軍の中心部隊が北と西とにわかれてあるその地理的配置はいかなる理由からこういうふうになされたか。従来日本軍が師団配置をしていた当時を考えてみますと、元二十個師団当時には、北海道はわずかに一個師団旭川に配置されていたにすぎなかった。今日北海道に重点的に自衛隊の配置がされてあるという理由及び今度それを熊本へ置く理由は那辺に存するかという点について、大臣の御答弁をいただきた……

第22回国会 内閣委員会 第42号(1955/07/18、27期、日本社会党(右))

○受田委員 おととい杉原長官にお尋ね申し上げました自衛隊の北部方面総監部と西部方面総監部の設置につきまして、重ねてこれをただしたいと思います。従来の日本の旧軍隊の当時、常備兵力二十個師団として、北海道には一個師団が置かれてあっただけである。そり北海道に国軍の二十分の一が置かれてあった当時と、今日北海道に置かれてある自衛隊の総人数と比較したときに、北海道に重点的に国土防衛の体制を強化されている理由が自然に発生すると思うのでありますが、現在における北海道の自衛隊の総人員と、それから旧軍時代の人員との比較検討の上に立って、北海道に重点的防衛体制をしかれた理由を明らかにしていただきたいと思うのでありま……

第22回国会 内閣委員会 第43号(1955/07/19、27期、日本社会党(右))

○受田委員 人事院は今回衆参両院並びに内閣に対しまして、御承知の通りの報告及び勧告をされたわけでありますが、これを拝見しますと、幾多の矛盾を感ずる点を発見するのであります。その一つは、このたびの別紙第一の報告書の中に、昭和二十八年三月当時における情勢に応じてその年の七月十八日に勧告された、その勧告というものと、それに基いて政府が法案を提出し、法案が成立して実施された二十九年一月以後の実施額と混同されている点であります。すなわち人事院勧告か一昨年の七月にされたときは、二十八年三月が基準であった。すべて一昨年三月を調査の対象にしておったのであります。ところがこの報告書を見て著しく矛盾を感ずることは……

第23回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1955/12/08、27期、日本社会党)

○受田委員 今の中山先生の質問に関連して、ちょっとお伺いしたいと思います。  山下さんを政務次官に迎えた政府部内においては、御熱心な方を迎えて、この引き揚げ問題、遺家族援護の問題に非常に好都合な結果が持たれることと御期待申し上げております。従って、今の中山先生からのお尋ねに関連するのですが、ちょっと政府が心を加えていただけば、今提示されたような実例の人々が救われるような問題が、放置されておる。そして先国会の社会労働委員会で、議員提案で修正案を出さなければいけないような結果になっておるということ、こういうことを考えると、少くともこの際政府みずから改正案をお出しになられて、こういう問題を十分お受り……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1956/02/03、27期、日本社会党)

○受田委員 ちょっとでけっこうですけれども、今、山下政務次官の御説明の中に、消息不明の未帰還者の調査究明が三十一年の七月で一応打ち切りになるわけなのですが、これを来年度一ぱいまで厚生省としては予算措置もしてあるということで、この点、非常に行き届いた態度には敬服をするわけです。それに対する改正法案というものをいつごろ出されるかということが一つと、それから今御説明の数字の中に、帰還予定者はソ連その他が二千八百名、巣鴨が三百名というお言葉が出ました。この二千八百名と三百名の算定基礎はどういうところに置かれたのか、科学的算定基礎というわけではないでしょうけれども、何かそこにはっきりしたものを基礎に置か……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1956/04/02、27期、日本社会党)

○受田委員 外務大臣、あなたは先ほどからいろいろここで御意見を述べておられるのでありますが、残留者の皆さんに、自分の身はよし人質になってもいいから、日ソ交渉を何とかしてくれ、早く解決してくれという要望があるということは、帰還者の中からも伝えられておるのですが、残された人のその声を忠実に受けて、ゆっくりかまえてはいけないのです。その人々の気持を気持として、われわれ逆にこの人々の苦労を一刻も早く解決するようにすみやかに措置をとるのが外務大臣の責任です。松本全権も帰られてこう言っておられる。われわれの段階の交渉では、日ソ交渉は非常に困難だ、もう一歩上級の人々の交渉がほしいと言っておられる。従って鳩山……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第12号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○受田委員 中山委員の御発言に全幅の協力を惜しまないものでありまするが、日ソ漁業交渉に当っておる河野代表が、この抑留同胞の引揚げ問題にまで尽力をしてくれているということは、われわれとしては非常に意を強うしていることだし、できるだけ日ソ両国の間における、こうした接近の機会に、多年の懸案を一歩々々解決していくということは、われわれまことに喜ばしく思うことなんです。従って、この際、できるだけ国民の声を現地の河野氏にも送って、勇気を持ってこの問題の解決に河野氏が当ってくれるように激励することは、きわめて必要なことだと思います。外務省としては、今回の河野代表の現地派遣は、漁業交渉の点に関する代表であって……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号(1956/05/22、27期、日本社会党)

○受田委員 関連して、私は、今臼井委員からただされた末帰還公務員の留守家族に支給される普通恩給についてお伺いしたいのですが、昨年、この引揚特別委員会でこの趣旨の申し入れを内閣委員会になされ、内閣委員会は恩給法の改正案の中にこれを盛り込むように、最後の段階まで非常に協調的な空気があったのであります。政府が何かの措置をとるように、附帯決議をつけた方がよかろうというので、附帯決議をつけて国会を通っておるわけです。従って、末帰還公務員の留守家族に支給される普通恩給の若年停止規定を削除すること、及び死亡確認の日でなくして、死亡の日にさかのぼって公務扶助料を支給するというこの二つの規定は、当然政府において……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第14号(1956/05/23、27期、日本社会党)

○受田委員 お二方の御苦労を感謝申し上げますとともに、一点だけをお伺いしておきます。  沖縄でなくなった方々の靖国神社合祀に関する状況をお伺いしておきたいのですが、地元の方々は、靖国神社に祭られることをどのように希望し、またその祭られ方がどう処理されておるか、また各県にあるように、護国神社に準ずるようなものが沖縄ではどういう形で置かれておるかをお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 現地における英霊をお弔いする催し、そうした機関というものは、どういうようになっておりましょうか。
【次の発言】 米軍は、その慰霊に対して、いかなる協力をしてくれておるようでしょうか。

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第15号(1956/05/31、27期、日本社会党)

○受田委員 田邊局長にお伺いしますが、引遂揚げ問題に関連する在外財産の補償の問題であります。これについては在外財産問題審議会が内閣にできておる。それで、二十八日にその初会合を開くということであったにかかわらず、まだ開かれない。一日に開くということも開いておる。みな期待しておるようでありますが、それはどういうふうになっておるか、この点、幹事役として明瞭に御答弁願いたい。
【次の発言】 あなたは審議会の幹事でいらっしゃいますか。
【次の発言】 幹事である以上、こういう問題について十分連絡折衝の任に当り、その間の推進をなさるべき責務があると思いますが、いかがでありましょうか。

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第18号(1956/08/29、27期、日本社会党)

○受田委員 この間の舞鶴入港のソ連地区帰国の皆様をお迎えした委員会の代表として、眞鍋儀十委員の御説明で一応尽きておるのでありますが、私特に引き揚げのあの埠頭における印象的な面を取り上げて、補足説明したい点があるのであります。  私は何回か舞鶴へ出迎えに行きまして引き揚げてこられる方々の御苦労を謝してきたのでありますが、今回は特にソ連地区の集団引揚が最後であろうという、われわれにとってはきわめて重大な問題であるだけに、帰られた方々のお気持やあるいは残された問題をどう処理するかを検討したいと期待しておったのであります。先ほどの眞鍋儀十委員からの御説明で、その全貌が明らかにされておるのであり、またき……

第24回国会 議院運営委員会 第29号(1956/03/27、27期、日本社会党)

○受田新吉君 私は二十三日の委員会の招集は、きわめて疑義がある問題として、あの朝、招集権はだれにあったのかということを、党の国会対策にもお諮りをしたほどのことでありますので、昨日の理事会に臨みましては、この二十三日の委員会の開会が、正当な権限を有する者によってされたかどうかを確かめるために、二十三日の委員会開催は一体だれが招集されたのか。委員長であろうか、宮澤委員長代理であろうか、いろいろとわれわれはこれを問いただして、結局招集をした人は、最終的にはだれであるか、正当な権利者としての立場の招集権者はだれであるのか、ということかきわめて懇切に、前口上を設けてお尋ねしたところ、その宮澤さんが、その……

第24回国会 内閣委員会 第2号(1956/02/08、27期、日本社会党)

○受田委員 委員長に御注意申し上げておきたいことが一つあるのです。きょうは委員の出席も少いからというような委員のお言葉がありました。ところがこの委員会の委員の出席は、社へ党十名全員出席です。(拍手)保守党はこのようにまばらにしか出ていない。あなたの責任において委員の出席をよう督励しないで、委員の出席が悪いので後日あらためてということははなはだ委員長として怠慢である。われわれがこの委員会において真剣に審議して国民の期待に沿わんとしているときに、委員長みずから部内の統制をはかり得ないで、なおかつじんぜん日を送っているということははなはだけしからぬと思うのであります。委員長においては自己の職責の重大……

第24回国会 内閣委員会 第3号(1956/02/09、27期、日本社会党)

○受田委員 公務員制度及び公務員の給与に関しては、すでに政府の内部において種々検討を加えて、進展の傾向にあるようでありますが、ここで年も改まったことだし、政府自身行政機構改革案について相当雄大な構想のほとばしりも拝見しておりますので、一応最近における関係の諸点について御答弁をいただきたいと思います。  最初に、官房長官が来られる前に、副長官もおいでのようでありますし、なお淺井人事院総裁がおりますので、お二人で間に合う点についてお尋ねしたいと思います。  内閣法に規定してあるところの総理大臣と、総理大臣の欠けたときあるいは総理大臣に事故があるときに、臨時に総理大臣の職務を執行する副総理なるものと……

第24回国会 内閣委員会 第4号(1956/02/10、27期、日本社会党)

○受田委員 総理府設置法の規定の中に附属機関と単なる機関と二つに分けて、それぞれ審議会あるいは学術会議というようなものを設けておられますが、この附属機関と機関との区別と、今度売春対策審議会なるものをつけ加えるに、附属機関へ持ってきた理由だけお示し願いたいと思います。
【次の発言】 その十五条の諮問機関と十六条の代表機関との差はどこにございますか。
【次の発言】 独立性がやや薄い委場合が附属機関で、独立性を濃厚に持っているのが単なる機関である、かように了解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 しからばこの売春対策審議会なるものと、それから同時に御提出になっておられる臨時教育制度審議会なるも……

第24回国会 内閣委員会 第5号(1956/02/14、27期、日本社会党)

○受田委員 この法案の趣旨については、先般御説明をお聞き取りいたしたのでありますが、この法案の提案の責任者になられた清瀬文部大臣は、そのよって来たる基本的原因、基本的理由の中に、教育は国政の基本である、しかも非常に重要なものであるということを書いておられるのでありますけれども、すでに大臣御承知のように、こうした教育制度等を審議する機関として中央教育審議会なるものが設置されて、会長以下熱心に御検討いただいておるというときに、教育が国政の基本であるということを今あらためてお持ち出しになられて、しかもその基本的なものが臨時的な機関の審議会によって検討されるというような、かかる制度を設けざるを得なくな……

第24回国会 内閣委員会 第8号(1956/02/17、27期、日本社会党)

○受田委員 政府は防衛庁設置法の一部改正法案と自衛隊法の一部改正法案を御提出に相なっておるのでありますが、このいわゆる防衛二法案の改正の意図は、政府が企図する防衛六カ年計画の前進を物語るものであることはきわめて明瞭であると思います。ところがすでに防衛六カ年計画の一年は過ぎ去りまして、第二年度に入っておるわけで、今回の防衛庁設置法の改正案を拝見しますると、その中には第七条の二項に、陸上部隊の十五万人を十六万人にふやすという案が示されております。この一万人をふやしたということは何を基準にされたのか。ことに政府は昭和三十五年をもってこの防衛六カ年計画を終って、陸上部隊十八万という目標を持っておられる……

第24回国会 内閣委員会 第9号(1956/02/21、27期、日本社会党)

○受田委員 私は、もはや質問の時間が差し迫っておりますし、総理のお帰りの約束の時間も来ておるようでありますから、一言だけこの法案の取り扱いと、並びにこの法案に関連した重要な問題一点だけを指摘しておきまして質疑を次回に譲りたいと思います。  われわれは、国をあげてこの憲法問題を討議しようとしているこの委員会の性格からいっても、昨年の七月三十八日に議員提案で出された憲法調査会法案なるものは、委員会でわずかに三時間、本会議に直ちに持ち込まれて急遽これを参議院に持ち込むようなあわただしさをもって取り扱いをされているのであります。国をあげて、全国民の世論の上に立って大事な問題を調査しょうというこの法案の……

第24回国会 内閣委員会 第10号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○受田委員 きょうは石橋委員の質問で終りたいと思っておりましたが、今石橋委員の質問に対して山崎さんの答弁せられた中に、はなはだ解せない点がありますので、一、二カ所だけ指摘しておいて御答弁いただきたいと思います。  それは、この法案の提出方式が議員提案で、かつ調査会そのものを内閣に置くということについての疑義に対して、昨年の国会ですでに先例があるという御答弁があったんですが、少くとも昨年のあの衆議院の審議の仕方は、山崎さんのおっしゃる民主主義とは逆な方向であって、提出したその日に委員会を仕上げ、本会議を仕上げるということは、前古未曽有のできごとである。こういう粗雑なことをしたことを、先例があると……

第24回国会 内閣委員会 第11号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○受田委員 鳩山内閣総理大臣は、すでに戦前より民主主義を理解するきわめて有名な政治家でいらっしゃったし、今日内閣の首班として祖国の再建を担当していらっしゃるので、その点に対しては深く敬意を表しております。一昨日私がお尋ねしたことに関連してお答えを願いたいのでありますが、憲法を改正するというかかる重大な国家の施策に関しまして、国際的にいかなる遠慮深謀を有せられるかという点であります。ポツダム宣言には一昨日林法制局長官は米英中ソ仏と仏を入れておられましたけれども、このフランスは林長官の言い間違いではないかと思いますが、これは四カ国の共同宣言でありまして、この四カ国は不可分の関係で共同宣言を発したの……

第24回国会 内閣委員会 第13号(1956/02/27、27期、日本社会党)

○受田委員 先回当委員会におきまして、防衛庁の計画しておられる兵力の増強、装備の拡充について伺いましたが、さらに質問を続行したいと思います。  防衛庁は今回陸上一万の増員計画をお立てになられ、さらに海空とそれぞれ適当な数字をお示しになって、増強たわれわれにお諮りになっておるのでありますが、ここで一つはっきりと、防衛庁の防衛計画というものを、機密にわたる部分があるならば秘密会とし、機密にわたらざる限界のところを公開で御答弁願いたいと思うのです。防衛計画の中に、軍の機密に属して、この委員会において答弁をするのに困られる限界点はどこであるか、まずお尋ねしたいのであります。

第24回国会 内閣委員会 第16号(1956/03/01、27期、日本社会党)

○受田委員 私は、特に今回船田防衛庁長官が発言をされ、総理がこれを確認された内容について、うがった質問を一、二いたしておきたいと思うのであります。それは、私が二十七日に質問申し上げたときに、爆撃機に乗って敵地に行った場合には、これは軍人が敵地へ行くのであるから、海外派兵ということにならぬかとお尋ね申し上げたら、船田長官は、それは武力行使の目的で敵地に上陸しなければ海外派兵にならぬというお言葉があったのであります。ところが私がここでさらに疑義をただしておきたいのでありますが、敵国の領空へ日本の飛行機が行った場合、日本の軍人が敵の領空にいるのでありますが、領土とその領土の上にある領空及び領海という……

第24回国会 内閣委員会 第19号(1956/03/06、27期、日本社会党)

○受田委員 鳩山総理大臣はおつかれのところ御足労いただいておるのでありますが、今清瀬文部大臣の御答弁に端を発して西村君の質問が続行されたわけで、その間の事情をおくみ取りになられまして、清瀬文部大臣の発言による時間の経過である意味をもって、あまり時間はかけませんから、御苦労にならぬ限度で私の質問に御答弁願いたいと思います。  私は、総理大臣に教育と政治の関係の基本的なものをまずお尋ね申し上げたいのであります。教育というものは、一般的にいって、個々の人間を理想の人間に近づける努力であり、また政治というものは、個々の人間の集積体であるところの共同体を理想に近づける、そういう活動をいうものだと思うので……

第24回国会 内閣委員会 第20号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○受田委員 厚生大臣に今御説明いただいた改正案に対する資料要求をいたしておきたいと思います。未帰還調査部を今度東京の本省へ移される案が第一に出ておるのでありますが、それに対して、未帰還調査部が千葉の稲毛で、過去において、いまだ帰らざる人々の調査究明に尽力した実績、その案件、件数というようなものをお示しいただいて、どのように活躍してきたか、とれを今度本省へ入れることによって、政府が直接東京で今後事件を処理されるわけでありますが、その際の重要な参考資料としたいので、未帰還調査部の取り扱っておる件数、案件、及び未帰還調査部に勤務しておる職員は漸減してきたわけでありますが、漸減をしていく資料として、そ……

第24回国会 内閣委員会 第21号(1956/03/09、27期、日本社会党)

○受田委員 総理が来られる前に清瀬さんにこの法案の最後の質疑をいたしたいと思います。あなたは自民党の政策の最高目標の一つである国民道義の高揚の立場から、この法案を出さなければならぬと仰せられ、かつ憲法改正と背後において相通ずるものがあるのだという御答弁があったわけでありますが、日本の教育というものと一体的なあり方として今日に至っておるところの新憲法の精神と違う方向に教育がおもむかしめられるとなれば、現状においてはこれは非常に重大な問題だと思うのでありますが、自民党の基本政策の一つとしての国民道義の高揚の立場から考えられる今回のこの法案の目標は、結局は国会の忠誠と道徳教育の強化、中央政府の意図を……

第24回国会 内閣委員会 第22号(1956/03/13、27期、日本社会党)

○受田委員 今林法制局長官は、内閣法第五条は、この法案ができた当時の国会は占領下における国会であった関係上、憲法改正の問題を含むことについていろいろの気がねもあって、そういう意味も考えられたということを答弁されたが、さよう了承してよろしゅうございますか。
【次の発言】 内部にあったことがこのまま法案の中に現われて、内閣法第五条は当然総理は内閣を代表し、内閣提出の憲法改正案、法律案、予算案その他の議案と出すべきところを引っ込めたような形になるのではないか。
【次の発言】 あなたの、当時の内閣部内においてそういう意見もあったということは、それが有力な意見であったということになると思うのですが、占領……

第24回国会 内閣委員会 第23号(1956/03/14、27期、日本社会党)

○受田委員 小林厚生大臣に、私は今回御提出の厚生省設置法等の一部を改正する法律案の重要点について質疑をいたします。  この法案改正の主目的の第一点は、未帰還調査の本省直接移管ということにあるようでありますが、第一に未帰還調査部そのものを、これから時間をかけて一つお尋ねして、実態を明らかにし、今後の未帰還調査部のなす任務について、大臣の適切なる御説明を願いたいと思います。  未帰還調査部は、これまでどういう仕事をしてきたか、今後いかなる仕事を予定しているかということについて、資料の提出を願いましたところ、一応われわれのある程度納得のいく資料を御提出下さいました。これをつまびらかに検討いたしまして……

第24回国会 内閣委員会 第25号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○受田委員 関連。今御答弁になったことで関連してお尋ねしなければならぬのですが、調査会の案に対して十分尊重すべき政府が、これにこたえ得ない場合はないか、すなわち調査会が憲法を改正すべきでないと結論を出したときには、政府はこれをいかようにお取扱いになりますか、そこをお伺いいたしたい。
【次の発言】 政府は憲法改正を考えておられるのであって、調査会の結論が改正を可とするというように出ることを期待していることは間違いありませんか。
【次の発言】 いま一つお尋ねしておかなければならぬのですが、あなた方は憲法改正を企図しておられることはきわめて明瞭なのであって、従ってこの調査会の構成メンバーも、結果的に……

第24回国会 内閣委員会 第26号(1956/03/22、27期、日本社会党)

○受田委員 関連してお尋ねしたいのですが、清瀬文部大臣は、この憲法調査会法案の担当主任大臣として、あらゆる立場からの総合的な御意見を用意されておると思います。従ってここに船田氏がおいでにならなくても、また法務大臣がおいでにならなくても、あなたはあらゆる問題について責任を持って答弁できるとお考えになりますか。
【次の発言】 清瀬さんは大東亜戦争を自衛のための戦いであるという信念を、極東軍事裁判において東条弁護のために堂々とお述べになられましたが、その信念は今日も変っておられませんか。
【次の発言】 そうしますと、弁護人として論述せられた言葉は、今日やむなく大東亜戦争は最後は侵略に変らざるを得なか……

第24回国会 内閣委員会 第28号(1956/03/28、27期、日本社会党)

○受田委員 関連して。吉野国務大臣はソ連との間においては、法律的に完全な独立国の関係に立っているとお考えでしょうか。
【次の発言】 そうではない、あなたにお聞きしておるのです。
【次の発言】 法律的にですか。
【次の発言】 今吉野国務大臣は、日本は法律的に完全独立国と言明せられました。御記憶でしょう。
【次の発言】 その通りと今おっしゃっておられる。法律的に日本は完全独立国であると言明され、ただいまの法律的にソ連とは戦争状態が続いておると言われておる。この点は非常な矛盾だと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 国際法的にはどうですか。

第24回国会 内閣委員会 第29号(1956/03/29、27期、日本社会党)

○受田委員 労働大臣にお尋ねを申し上げます。  これは大臣みずからお答えいただきたい事項でありますが、昨日お伺いした私の質問に対して富樫労基局長は御答弁に相なって、この法律の改正は、すでに国会を通っておりまする労働保険審査官及び労働保険審査会法に何ら関係がないというお言葉であったのでありますが、この法案の中にあります労災補償部の仕事の中に、労働者災害補償保険法の施行及び労働基準法に関する云々の、この労働者災害補償保険法の施行事務をここでやるということになるならば、関係がないということが言えましょうか、どうでしょうか。
【次の発言】 関係は全然ないと、きのう局長の御答弁があったわけでありますが、……

第24回国会 内閣委員会 第30号(1956/04/03、27期、日本社会党)

○受田委員 いずれ大臣がおいでになると思うのでございますが、大臣はこの恩給問題についてはしろうとであって、よく事情がわからない。従って恩給局長その他の人たちが、何か入れ知恵をして、急にある程度の知識を獲得したという限度ではないか。従って政治的な観点からの回答はできるかもしれませんが、事務的な問題の解決は恩給局長がしなければならない。しかも恩給局長はこの前の改正案のときにおいて、文官と武官の恩給の不均衡問題については、不均衡はないという意味の御発言もあったので、従って今恩給局長に対してお尋ねをする問題も、日本の恩給制度に関する基本的な問題に進んでこざるを得ないと思う。  以上の理由のもとに、まず……

第24回国会 内閣委員会 第32号(1956/04/06、27期、日本社会党)

○受田委員 宮内庁法の一部を改正する法律案に対しまして、提案理由の御説明をいただいておりますが、この提案理由の御説明の中に現われております今回の改正理由を拝見いたしますと、内部部局所掌事務に対して所要の調整をしたい。特に当該事務の能率化、合理化というようなものをはかりたいというお気持のようであります。今までわれわれは、宮内庁というものはある特別の区域にあって事務をとり、一般行政事務とは違って、九重の雲深きあたりにおわします皇室事務を取り扱ってきたという伝統の仕事である関係上、民衆に親しまれない事務であった。しかし最近においては、陛下御自身が国民とともにあると宣言をされ、憲法も改正されて国民の象……

第24回国会 内閣委員会 第34号(1956/04/11、27期、日本社会党)

○受田委員 関連して。長期防衛計画と国連加入の問題とは別に考えられるという長官の御答弁でありましたが、それに関連してお尋ね申し上げます。国連加盟は、集団安全保障の立場からも、日本は軍隊がないという立場でこれに加盟し得るという解釈をしてよろしいかどうか、お尋ねします。
【次の発言】 そうしますと、国連加盟は現状において軍隊を持たない日本として、結局国際的に見て単なる自衛隊にすぎない部隊を持っているだけで加盟できるということに了解してよろしゅうございますね。
【次の発言】 私繰り返しお尋ねするようになりますが、そうしますと、国連加盟のためには別に日本に軍隊を設ける必要はない、現状でよろしいというこ……

第24回国会 内閣委員会 第35号(1956/04/12、27期、日本社会党)

○受田委員 私は宮内庁法の改正案にきまして、さらに時間をかけてお尋ねしなければならぬことがありますので、次回に質疑を残しておきますが、この長官官房の仕事の中で、用語の点とまた職務の内容にも関係するのですが、二、三指摘申し上げておきたいことがある。それは宮内庁法第一条の三に幾つも事務が掲げられてある中に、「賜与及び受納に関すること。」それからもう一つは時従の項のところに「側近に関すること。」側近というような言葉、賜与というようは言葉は、はなはだ差別的な、高いところから下へたれ給うような印象を受けるのでありますが、何かもっと適切な用語がないでしょうか。御答弁願いたい。

第24回国会 内閣委員会 第36号(1956/04/17、27期、日本社会党)

○受田委員 私はきょうせっかく山口からお帰りになられたばかりの長官が御出席に相なりましたので、特に県議の問題に関して重要と思われる諸点について質問させていただきたいと思います。皇太子殿下の妃殿下をお迎え申し上げることについての質問が出ておりますので、最初に一言だけお尋ね申し上げておきたい点があるのであります。憲法第一条における日本国の統合の象徴である天皇御一家の御繁栄は、国民としてこれをお祈りすることは、現在のお互いの偽わらざる心理状況であります。しかるがゆえに、この憲法第一条の国民統合の象徴であられる陛下御一家の土にいまわしきことのないように願うことも、これまた国民的要望であるのです。そこで……

第24回国会 内閣委員会 第37号(1956/04/19、27期、日本社会党)

○受田委員 今の細田さんの質問にちょっと関連して尋ねておきたいことがあります。今長官は長期防衛計画の具体的な内容をお示しにならないのでありますが、しかし昭和三十五年度に一応の目標を置いておられることは、ここでしばしば言っておられるのです。それで私きのう防衛大学校及び横鎮――今は横鎮と言いませんけれども、横須賀の海軍地方総監部を見に行ったわけですが、この視察を通じて、実は日本のあなたのおっしゃる防衛力漸増ははなはだ心もとない感じがしたのです。特にわれわれが地方総監部でいろいろ留守部隊長からお話を聞き、SS潜水艦、かつて辻議員から痛烈な批判を加えた例のくろしお号の中身へ入って実態調査をしていたとき……

第24回国会 内閣委員会 第38号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○受田委員 私は総理に対しまして単刀直入に国防会議に関連する諸問題と、あわせて、きょうは特に防衛庁の内部の汚職旋風を量後に提示いたしまして当局の御見解を明らかにしていただきたいと思います。  総理が国防会議構成法案を御提出になられた際に、総理は民間人を入れるかどうかでずいぶん苦労された。特に二十八年以来、三回もこの国防会議構成法案については紆余曲折があって今回は民間人を削って提出されておるのでありますが、総理としては、民同人のない国防会議というものは、結局関係閣僚会議によるところのいわゆるインナー・キャビネットという性格を出ないことになって、何ら特色ある機構としての権威を発揮することができない……

第24回国会 内閣委員会 第39号(1956/04/25、27期、日本社会党)

○受田委員 今の薄田さんの秘密保持に関連してお尋ねいたしますが、この国防会議構成法案の第五条にあるところの、私昨日お尋ねしたことに関係して議員が秘密を破った場合、処罰する規定がない、罰則がない。ことに、あなたが心配して民間人を入れなかった理由は、秘密が漏洩するからだとわれわれはしばしば聞いておるのです。民間人がこれに入ったために秘密が漏洩するというが、第六条のその他の関係者を会議に出席させることについては、船田さんから石橋君に対して民間人を含むという答弁があった。そういう民間人が入ったために秘密が漏洩する場合の責任はどうなっておるのか。罰則規定もないし、またそれらに対する何らの措置がされてない……

第24回国会 内閣委員会 第40号(1956/04/26、27期、日本社会党)

○受田委員 私は防衛庁に御質問申し上げたいのでありまするが、それは、一昨日及び昨日、私から当局の回答を求めておりました例の中古エンジンの取扱いに関する防衛庁の御回答を求めたいと思います。この問題は、部分的に決算の問題として決算委員会でも取り上げられておりまするが、私は国防の全般から見た兵器に関する重要なる疑点として、この内閣委員会において十分究明しなければ、われわれが国防会議法案を審議する責任を果されない、かように考えまして、きょうは今から決算委員会の審査とは別の意味においてしばらく御質問を申し上げまするので、的確な御答弁を願いたい。なお当局の御答弁で釈然と上ない向きがあるならば、制服の方には……

第24回国会 内閣委員会 第42号(1956/05/08、27期、日本社会党)

○受田委員 この法案の目ざすところは気象庁を設置したいという御趣旨でありますが、私は気象の問題については進歩せる文明国として、どうしても観測その他の問題に重点を置いて文明的な措置がとれるようにしなければならぬと、前から思っておったことでありまするし、災害がひんぱんに襲いかかってくる日本の現状として、ことに戦後極度の被害を伴うた日本としては、的確な気象の観測というものと、その予報、そして災害の予防という一貫した運営がなされなければならなかったと思うのでありますが、結果的には気象の観測、予報というところにある程度の欠陥があり、観測を誤まって被害を甚大ならしめたという欠陥も多分に見受けられたのですが……

第24回国会 内閣委員会 第43号(1956/05/09、27期、日本社会党)

○受田委員 今度の改正の主目的であるところの特許庁の内部組織の整備で問題になることは、発明及び実用新案の審査に関する事務が増大したということになっておるが、これは実情はどのようになっておるのかを御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 行政機関職員定員法の上に現われた変動はどういうことになっておりますか。
【次の発言】 その定員の三十一年度分の八百四十五名、八十名の増員には、少し年度を越えてこの法案がおくれておりますが、それはどういう調整をされることになりますか。
【次の発言】 これは公布の日をもって施行期日にする法案だと思うのです。そうしますと、この定兵法の上に現われた人員とその予算とは―……

第24回国会 内閣委員会 第44号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○受田委員 この改正案の重点の一つである、新たに設けられる振興局の関係をまずお尋ねしたいのですが、農業改良局という名称を変えて、むろん官房その他から一部の事務がこれに入ってきて、農業改良局当時よりはその範囲が広がってはおりますが、振興局という名称を採択した理由を一つ御説明願いたい。
【次の発言】 各省を通じてこうした抽象的な言葉を用いた局は私はないと思う。開発局というのもあるようでありますが、開発とかいうはっきりした言葉であるならば、これはむしろ適当かと思いまするし、また現在の農業を改良するという意味、すべてが改良の中に入るんですから、改良局の機構を拡充強化するというのならば、これも意味が成り……

第24回国会 内閣委員会 第46号(1956/05/15、27期、日本社会党)

○受田委員 時間も迫っておりますし、大臣も非常に御疲労しておられま  すから、私ごく簡単にお尋ねして有終美を発揮しておきたいと思います。私きょう急いで質問申し上げたいのは、今秋吉台の演習場に銃爆撃の目的をもって使用目的を追加しようとする御意図があるようでありますが、この問題に関して日米合同委員会等においては、特に秋吉台の文化的価値、産業的価値を十分検討された結果かどうか。秋吉台が文化的にどういう方を持っており、産業的にどういう力を持っておるかということを、実態調査をされた結果結論を出されたのかどうか、お伺いしたいのであります。
【次の発言】 秋吉の文化的価値、産業的価値については御認識のようで……

第24回国会 内閣委員会 第48号(1956/05/17、27期、日本社会党)

○受田委員 関連して。吉野先生は、大へんおそれ入りますが、最終の位階勲等は、従何位勲何等でいらっしゃったか。また勲章をいただいたか。その最後は瑞宝章をいただかれたか。それを一つお聞かせいただきたい。
【次の発言】 あなたは少くとも戦前大臣をやられた人で、ありますから、大臣の叙せられる従三位以上をもらっておるはずです。勲章も二等をいただかれておると言われるならば、位人臣をきわめるに近い方である。あなた御自身が今勲章を胸にぶら下げることを期待しておられないとは思うのです。けれども今御質問された方々の意見を総合してみるのですが、問題がそこに残るのは、旧武官と旧文官と、この関係をどう調整するか。過去の……

第24回国会 内閣委員会 第50号(1956/05/21、27期、日本社会党)

○受田委員 この法案は提出者におかれましては旧軍人等の遺族に対する恩給等の特例に関する法律策としてお出しになっておられるのでありますが、この法律題名についてまずお伺いしたいのであります。旧軍人等の遺族に対する恩給等、この「等」の説明をお願い申し上げたいと思います。
【次の発言】 恩給等というこの「等」、これは恩給のほかにどういうものが考えられておるのでありますか。そうしてその考えられておるものと、恩給とのウエートはどちらに置かれておるのでありますか、御答弁願います。
【次の発言】 遺族年金の方に重点が置かれてあるのであるが、これを聞く方の感じが恩給という方がいいからという御趣旨のように了解した……

第24回国会 内閣委員会 第51号(1956/05/22、27期、日本社会党)

○受田委員 赤城さんのほかに人事院総裁及び文部省給与担当官に御苦労いただいておりますね。  今回提出されておりますいわゆる給与法改正案は、提案の趣旨を御説明いただきましたように、学歴の高い者、資格の高い者を特に優遇措置するという基本的な御意向であることを、私たちは了承をするものであります。ところがこの法案を通じて特に私たちが考慮しなければならないことは、新制及び旧制いずれを問わず大学を出た者が、その学歴に応じた号俸の調整をしていただくというこの御趣旨に関連して、この法案に漏れておる疑いのある、大学を出て大学に勤務する職員、たとえば大学の助手などは、いかなる取扱いを受けるであろうか。同じ高学歴の……

第24回国会 内閣委員会 第52号(1956/05/23、27期、日本社会党)

○受田委員 具体的な措置に合うように、厚生省と恩給局と御相談されるという御発言が今あったわけです。恩給局は恩給法の精神に首尾一貫して作業を進められておると思っておりますが、厚生省と打ち合わして措置されるということはどの点でございましょうか。
【次の発言】 今辻委員の質問は、海軍兵学校の生徒の身分にあった者の爆死を戦務であると指摘されておるのでありますが、海軍生徒ば軍人でなくて、これは準軍人と解釈すべきものでありますか、あるいは軍人という広義の解釈に恩給法上なし得る道がありますか。そういうことによって今の厚生省との御相談が有効か無効かという結論にもなろうかと思います。

第24回国会 内閣委員会 第53号(1956/06/01、27期、日本社会党)

○受田委員 長官に一言だけお尋ねしておきますが、国会の意思を尊重したとえばこれは基地としていろいろな事情で不適格であるとか、あるいはこういうふうにしてはどうかというようなそういう国会の意思については、十分これを尊重される用意がありますか。
【次の発言】 閉会中にわれわれ国会議員は、党派を越えて、全国のいろいろの基地あるいは自衛隊の実態調査等に乗り出すことにしております。たとえば山口県の秋吉台の問題などにつきましても、九州の自衛隊の基地視察にあわせて秋吉台を調査するということを、すでに当委員会におきまして計画が立てられております。そういうものが十分尊重されるように措置されるということについては、……

第24回国会 内閣委員会 第58号(1956/09/07、27期、日本社会党)

○受田委員 今回人事院より勧告された案の内書を拝見しますと、昨日人事院総裁より御説明のあった通り、いろいろな情勢の変化に伴うて勧告するに至った点を示されておるのでありますが、まず人事院が勧告された根拠として、国家公務員法の二十八条の一項の規定による純然たる勧告であるかどうかをお尋ね申し上げてみたいと思うのであります。
【次の発言】 勧告の内応を拝見しますと、従来勧告された人事院の精神というものよりは内容が非常にぼかされてきておる。ことにベース・アップを伴わない勧告案になっておるということは、本質的に第二十八条第一項の精神を踏襲したものであるかどうかを疑わざるを得ないと思うのでありますが、御見解……

第25回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1956/11/16、27期、日本社会党)

○受田委員 目下ソ連地区の大量帰還の喜びを前にして、政府がいろいろと御尽力いただいていることを多とするものでありますが、ここでごく最近の未帰還者留守家族の援護法の対象となっている法の適用を受ける残留者の数、ソ連地区及び中国地区の生存確認の残留者の数、及び生死不明ではありますけれども、未帰還者として取り扱われている者の数を、軍人、政府職員及び一般邦人の分類による御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 今ぜひ政府の緊急措置をしてもらいたい問題があるわけなんです。そのためには、その数字が基礎になるのであります。実は、未帰還者というものは、これは軍人、政府職員は国家の公務に従事している人である。従……

第25回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1956/12/03、27期、日本社会党)

○受田委員 今度の無名戦士の墓に関連して、全国的に無名戦士の墓を建設する動きが各所において行われておる。小林厚生大臣の御出身の埼玉県でも、無名戦士万国忠霊塔という形ですか、何かの形で建造されているということがある。私の郷里である山口県にも、無名戦士の墓あるいは万国忠霊塔というような形で、世界のすべての戦争の犠牲になった人を含めた性格のものの計画が随所に行われていることは、政府は御存じでございましょうか。
【次の発言】 そうした全国各地に行われておる運動、世界無名戦士の墓あるいは万国忠霊塔というような形の建設運動に対して、政府は今度計画されるわれわれの国の、いわゆる無縁仏の立場にある方たちを祭る……

第25回国会 社会労働委員会 第11号(1956/12/13、27期、日本社会党)

○受田委員 今議題にしていただきました昭和三十年の法律第百六十一号の、いわゆる医業類似行為業者に対する法律の第十九条に、療術既得業者に対する措置が三年の期限付で示されておるのであります。これに対しましては、特にその既得権者に対する特別の考慮を払うべきであるという理由をもって、本委員会の委員全員が付帯決議を付して政府に要望したのでございますが、その付帯決議は「医業類似行為に関しては、政府は引続きその業態を把握、検討の上左記事項に関し適当なる措置を講ずべきである。一、第十九条第一項の規定による届出をしたる既存業者であって、本法に認められたい者について猶予期間中に充分な指導を行い、国民保健上弊害のな……

第25回国会 内閣委員会 第1号(1956/11/28、27期、日本社会党)

○受田委員 前国会においてすでに提案理由の説明がしてあることだし、しかもこの法案については、われわれから出したまだこの法案によっては救われない同類系の該当者に対しての救済方法もあわせ考慮するように要望をして、継続審議に持ち込んであるのでありまするが、国家総動員法に基く、たとえば学徒動員令という勅令で、国家の至上命令で死亡せしめたような方々に対する救済方法を、その後約半年間たっておるのでありまするが、いかように提案者はお考えになられたか、御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 重要であると思われる案件から法案に盛り込んだのであるという御答弁である。しかし国家総動員法によって、国家の命令に従っ……

第25回国会 内閣委員会 第3号(1956/12/03、27期、日本社会党)

○受田委員 御承知の通り、政府は国防会議の構成等に関する法律を施行した後において、近くその第一回会議を開くという御計画のようでありますが、その日時及び資料に出される議題の大綱についてお示しを願いたいと思います。
【次の発言】 当然議題となるべき長期防衛計画の問題については、すでに防衛庁当局としては陸上一万を三十二年度に計画をしていることが示されておったのでありますが、これには一部の反対もあるということを聞いておりますけれども、三十二年度の防衛計画、すなわち六カ年防衛計画のうちの三十二年度計画に、すでに確定している陸上及び海室の増強計画の骨子というようなものを、お示しされる範囲内において答弁をい……

第25回国会 内閣委員会 第5号(1956/12/05、27期、日本社会党)

○受田委員 この法律の委員会通過に当りまして、委員全員の御了承を得まして決議案を提出いたします。  決議案の案文を朗読いたします。    旧軍人等の遺族に対する恩給等の特例に関する法律案に対する附帯決議   過般の太平洋戦争は近代的科学戦であり、国を挙げての総力戦体制のもとに、国内も戦場化するに至った実情を考慮し、旧軍人等と同様の立場でその犠牲となった者の遺族に対しても、政府は、本法律案の趣旨にかんがみ、速かに適切なる措置を講ずべきである。 これが案文であります。すなわち、この旧軍人等と同等の立場でその犠牲となった方々というのは、恩給法上の軍属、もとの陸軍または海軍部内の有給の嘱託員、雇員、用……

第25回国会 内閣委員会 第7号(1956/12/11、27期、日本社会党)

○受田委員 大山公務員制度調査室長がおいでになっておりますが、大山さんは正規の政府委員でいらっしゃいますね。――政府委員にお尋ね申し上げたい一、二点がございます。この法案の内容を拝見いたしますと、一応人事院勧告の趣旨に共鳴しておられる。しかし人事院勧告に示された年度末手当というものでは、新しい項目を一つ入れる、すなわち給与の創設をしなければならないというようなことで、この際年末にこれを支給する方が妥当、すなわち期末手当を増額する方が妥当だという結論に達せられたということでありますが、そうしますと、人事院勧告そのものに対するある程度の批判をしておるという結論になると思うのですが、人事院勧告を尊重……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○受田委員 一言だけお尋ねしておきたいことがございます。いずれこのことについては、重ねてお尋ねする機会を設けていただきたいと思いますが、先ほど逢澤委員からお尋ねの問題に関連するのでありますけれども、政府はまだ帰らざる消息不明者の取扱いを、はなはだあいまいにしておられることを私遺憾に思っておるのであります。なぜかというと、今、逢澤さんから、家族から申し出があったものについては、死亡の取扱いをしてはどうかという御意見もあったのでありますが、しかし、まず例の留守援の規定の中にはっきり書いてあるように、政府自身の調査究明を徹底させて、十分に手を尽して後に、今の逢澤さんの御意見の処理がなさるべきであって……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1957/02/16、27期、日本社会党)

○受田委員 御多忙な大臣のお身の上でありますから、率直にお尋ねいたします。  神田厚生大臣は、昭和二十三年芦田内閣当時、あなたが、野党の代表として本会議で炭鉱国家管理案に対して反対演説をされて、時間が来ても降壇されず、引き続き演説をされようとした、そこで議長が演説中止を命じた、それでもまだ下らぬ、そこで降壇を命じた、しかもなおがんばっているので、ついに衛視に引きずりおろされたという当時の活躍ぶりを私はよく知っております。それほど強引な、信念の前には断じて屈しないという熱情を持った人が、今度はしなくも戦争処理の重大な段階における厚生大臣になられたということは、非常に意義が深いと思います。あなたは……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1957/02/19、27期、日本社会党)

○受田委員 この前にお尋ねしたことでありますが、さらに掘り下げて質問を申し上げたい点があります。それは、未帰還者留守家族等援護法の目的と、それから戦傷病者戦没者遺族等援護法の目的の相違であります。この留守家族援護法の方には「未帰還者が置かれている特別の状態にかんがみ、国の責任において」と書いてあります。一方は、恩給法の対象になる人たちに対しての差しあたりの暫定的な措置としての国の補償をする精神からという毒薬、国家補償の精神からというのが書いてある。これは、この法律を作ったときに、われわれもいささかうかつな点であったので、質問も十分尽さない節もあったわけでございますが、未帰還者留守家族と、それか……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○受田委員 両局長を迎えて、多年のわれわれの要望に対する明るい見通しを得ることができたことを喜ぶものの一人でございます。私は、ここで、過去のあやまちをえぐり出して取り上げるほどの気持は別にないのでございますが、法の建前をはっきりしておかないと納得できない節もございますので、まず恩給局長さんに、恩給法の建前から見たいろいろな例外を指摘して、恩給法をどういうように守られようとするのか、御所見を伺いたいのであります。この恩給法の五十八条の三に例の若年停止規定が設けられたのでございますが、この若年停止規定というものは、そもそも恩給法の体系の上からは例外規定であるとお認めになりますかいなやを、お答え願い……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第10号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○受田委員 外務大臣のお気持は非常によくわかるのでございますが、未帰還者留守家族等援護法第二十九条に、国は未帰還者の状況について調査究明をする責任があるということが明瞭に書いてあるわけです。従って、政府はあらゆる努力をして、未帰還者の調査究明に当っていただかなければならない。ところが、この第二十九条の精神をくんで、政府は今まで十分に努力をしていたかというと、私たちはこれに対してある程度の疑義があるのです。たとえば、すでに国交を回復しているソ連にまだ一万有余名の消息不明者がおられるわけですが、この方々の調査究明について、厚生省の専門家を派遣されるとしばしば言われているのであるが、厚生省の専門家を……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第14号(1957/05/08、27期、日本社会党)

○受田委員 ただいま小委員長の報告があったわけでございますが、幾つか重点的に網羅されたこの報告書に対して、厚生当局はどう考えておられるか、及び恩給局当局はどう考えておられるかを、概括的に御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 その研究して参りたいということの中で、さっそく今国会中においてもこれを取り上げて処理すべき問題として、何か具体的にお考えになっておられる問題はあり・ませんか。
【次の発言】 今国会中に解決できないというと、法律の改正案は、お出しになるとするならば次期国会ということになるのか、あるいは行政的に、国会閉会後において、とるべき措置のできるものを考えておられるかどうか。

第26回国会 社会労働委員会 第52号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○受田委員 私は国民医療行政上の問題点について、不言だけごく簡単でけっこうですから、大臣に所信を表明していただきたいと思います。おととしの二十二国会で、団民医療上に影響のあるあん摩師、はり師、きゅう師、柔道整復師等のいわゆる医業類似行為の関係者に対する法案の改正がされたのでございますが、その中には昭和五年の警視庁令の取締規則で認められた、いわゆる医業類似行為の中の指圧とか、電気、光線あるいは温熱、刺激等の業務に従事しておる人々が、当時八年間延長された業務をもう二年延ばすという規定が定められました。ところがその規定を定める際に、国会でいろいろ論議されたのでございますが、現に国家が認めておる仕事を……

第26回国会 地方行政委員会 第38号(1957/09/16、27期、日本社会党)

○受田委員 地方財政に関連して、政府はさきに国家公務員に対する給与の制度を改める法案を出され、これが通過しておるのでございますが、地方公務員に対する給与は、地方財政の影響を受ける関係上、特に国家公務員に準じた取扱いをされるとはいいながら、各地方団体ごとの特殊事情で、それぞれ特色のある条例が発せられるということを聞いております。現在のところ、地方財政の影響を受けて国の公務員の給与を下回るような給与準則の条例を作った府県はないか。あるいはまた、一方において非常に大幅な中央公務員よりは高い基準の適用をしている府県はないか。こういうところにつきまして、地方公務員の給与準則の条例実施の状況を、現在のとこ……

第26回国会 地方行政委員会 第39号(1957/09/17、27期、日本社会党)

○受田委員 警察庁長官がすぐ出られるということですから、北山委員の了解を得て一言だけお尋ねと要求をしておきたいと思います。第一は、今回、地方公務員である警察職員に対しましても国家公務員に準じた給与の取り扱いがされておるわけでございます。ところが各都道府県によりますと、この警察職員の給与につきまして国家公務員とはある程度変った俸給表の作成をしておる府県もあるようであります。従ってあなたの配下である地方警務官、いわゆる地力警視正以上の任にある一般職の国家公務員である人々と、一般の地方公務員である警察職員とのつながりは非常に微妙なものがあるわけでございますので、その間の地方公務員である警察職員と、地……

第26回国会 内閣委員会 第5号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○受田委員 この問題に関連し、あわせて重大な防衛庁の意思を御確認したい事件がございますので、一言だけお尋ねしたいと思います。  ただいまの事件は自衛隊法の第六十一条に書いてあります政治的行為の制限規定と、自衛隊法施行令八十六条と八十七条に書いてありまする政治的目的の定義と政治的行為の定義とを比較検討いたしますると、重大な違反者であることはきわめて明瞭でございます。ところがかくのごとき明瞭な違反事犯に匹敵するようなものが自衛隊には各所において行われておる。しかも自衛隊の最高幹部の間においても、特定の政党を支持する目的をもって政治的行為を冒すおそれさえある方があるのでございます。それは昨年船田防衛……

第26回国会 内閣委員会 第6号(1957/02/15、27期、日本社会党)

○受田委員 時間が迫っておりますので、簡明率直に自衛隊の死の行軍の事件に関連してお尋ねいたします。  私はまずこの事件の審議をこの委員会で行い、本会議で行うにあたり、また自衛隊の幹部の方々の発言をじっと聞いていると、何だか死が非常に軽く取り扱われ、そして君命重く生命軽し、あるいは海ゆかばみずくかばね、山ゆかば草むすかばねというような、かつてのわれわれにはまことに悲しかりし思い出をよみがえらすような印象を与えられてならないのであります。しかも今度の事件の処理にあたって、遺族に対してずいぶん処遇されたように当局は思っていられるようでありますが、御遺族の声をここでお伝えいたしますならば、遺族の一人千……

第26回国会 内閣委員会 第7号(1957/02/19、27期、日本社会党)

○受田委員 先回の委員会でお尋ね申し上げて、まだ未解決の数々の点があったわけでございます。それをここで確認さしていただいて質問を終りたいと思います。  この前の委員会で、特に広島の原村演習場における自衛隊のとうとい隊員の二名の死について、実態調査にまだ事欠く点があったように伺いました。ことに現地調査の隊員の報告に基いてさらに具体的に説明したいということでございましたけれども、その点私たちの方では隊員の声としていろいろなものを資料として集めておるのでございまするが、当局は被害を受けた隊員の調査にやや軟弱な点があって、責任者側の方に好意的な調査をしたように見られてならなかったのであります。この点、……

第26回国会 内閣委員会 第8号(1957/02/20、27期、日本社会党)

○受田委員 私は防衛庁にまだ報告が徹底していないし、まだ調査が十分でないと思うのでありますが、昨日午後三時に、浜松の航空自衛隊で、ジェット機に整備員が巻き込まれたという事件が起っております。これは考え方によりますると、きわめて重大な問題が発生する。その第一は、このジェット機は秘密兵器に属するものとして、例のMDAP関係の取りきめによる各種兵器の秘密の中に入るものかどうかという問題と、第二は、これらの兵器の取り扱いを十分考えることなくして、整備員を動かしたとしたならば、自衛隊の内部の統制ははなはだ不十分であるということが起るわけでございまするが、今申し上げました今四の事件にかんがみまして、自衛隊……

第26回国会 内閣委員会 第9号(1957/02/22、27期、日本社会党)

○受田委員 政府はこのたび外務省設置法の一部改正法案をお出しになられたのでございまするが、その目標とするところが二点指摘されてあります。それは欧亜局とアメリカ局を分ける案がその第一にあるわけでございますが、先般政務次官が趣旨説明をされたところによると、戦前にもこういうように二様に分れていたことだし、事務も複雑化したので、ぜひそういうふうにお願いしたいということでございました。戦前にもアメリカ局と欧亜局を分けておったという実情は、われわれもよく承知しております。ところが特に最近において、これを分離してそれぞれの局で能率を上げなければならないようになった理由は、ここで御説明をいただいている程度のも……

第26回国会 内閣委員会 第11号(1957/02/28、27期、日本社会党)

○受田委員 時間が迫っておるようですから、私は質問の大半を省略して、一、二点だけお尋ね申し上げたいと思います。ただいまの岸さんの御答弁で、外務大臣をしばらく兼ねていかれるということであります。これは国家行政組織法の第五条のただし書きの中に認められておる規定ではございますが、しかし原則は、内閣総理大臣は各省の大臣を指揮監督せられる立場にあられるのでありますから、今その人材に事を欠くというわけでもないという意味からは、あなたの信念を十分体した外務大臣が当然得られていいと私は思うのでございますが、これについて、できるだけすみやかな機会にというお気持はないか、それが第一と、それから若き総理として内閣掌……

第26回国会 内閣委員会 第12号(1957/03/01、27期、日本社会党)

○受田委員 政府の代表の方に、ごく簡単なように見えて、しかしきわめて意義重大なこの改正案の問題点について、お尋ねいたします。  今回は、単に特別な職であるところの官房長を大臣官房に置くということに限定されておるようになっておるのでございますが、もともとこうした官房事務というものを担当するために、官房の長を置かなければならないという必要が労働省になかったのか、あったのならばもっと早くやるべきであったし、それからまた別に、今あらためてことさらやる必要がないとするならば、国家行政組織全般の問題として各省のバランスもあるのであるから、政府が企図している適当の機会までこれを留保すべきではないか。そのいず……

第26回国会 内閣委員会 第14号(1957/03/07、27期、日本社会党)

○受田委員 委員長定足数が足りません。これじゃやれませんよ。
【次の発言】 私はまず今回のC46輸送機の問題と関連をして、先般広島で起った自衛隊の訓練死の事件を追及申し上げたいのでありますが、それに先だちまして、ちょうど去る四日、私は党を代表して、問題の広島の自衛隊の死の行進の全コースをくまなく七十七キロにわたって実地調査をいたしました関係上、現地における一般民衆の声及び広島の第八連隊の幹部の方々との会談及び広島付近の一般民衆の声等を十分伺って参りました関係上、これらの総合的な観察をごく簡単に申し上げて当局の見解を求めたいと思うのであります。  実はかねてこの委員会は先般の自衛隊訓練死の事態を……

第26回国会 内閣委員会 第16号(1957/03/12、27期、日本社会党)

○受田委員 神田厚生大臣、あなたは先ほど石橋内閣及び岸内閣において福祉国家建設を目標とする抱負経綸をお述べになられたのでございますが、あなたは今回改正案の骨子となっておりまする官房長設置理由が、社会保障制度の複雑多岐なる事務を取り扱う上においてもぜひ必要であるというこの観点を、次の点においていかにお考えになるかお答えを願いたい。今回の改正要点は、あなたの抱いておられる福祖国家建設のための年次計画の中に、一環として取り入れられる問題を改正点として御提出になったのかどうかであります。単なる従来の事務的な段階における改正点か、石橋内閣及びこれを継承する岸内閣における福祉国家建設の年次計画に基く改正点……

第26回国会 内閣委員会 第17号(1957/03/14、27期、日本社会党)

○受田委員 これは今回の法務省設置法に関連する問題としてお尋ねしてピリオドを打ちたいと思うのでありますが、従来この法務省という役所は、あたかも別格官幣社のごとき機関として、行政、司法、立法のうちの司法部門を担当する形において、一般行政の性格と違った要素をいつも持っておる点があると思うのです。その一つが、ここで今指摘したいところの、法務省のお役人で検事の身分にあって法務省の局長をしている人たちがある程度おることを知っております。一般行政の問題とこうした法務行政というものをあたかも別の系統であるかのごとくに見せかけておる一つの事案として、検事の身分であって、検事の俸給をもらって法務省の局長などをや……

第26回国会 内閣委員会 第18号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○受田委員 私は総理が若さと健康に恵まれておることを誇りとしておられることについては、非常に敬意を表するのでございますが、総理の退席される時間が迫って参りましたけれども、週末旅行で適宜休養をせられることと信じまして、今しばらくの間親愛なる総理に対して質問をすることを許していただきたいと思います。  私は岸さんが前々から憲法改正を意図されておられることはよく承知しておったのでありますが、幸いにしてあなたは今の大宰相としての地位をお占めになられたこの機会に、かねての熱願を達成せんと心されておられるやに伺っておる。それはどういう形でかと申しますと、憲法調査会を大いにこれから生かしていきたい。天皇は国……

第26回国会 内閣委員会 第24号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○受田委員 行政機関職員定員法の改正案を毎年のごとく御提出になる政府の大体今までのやり方を見ると、きわめて消極的な改正案であって、定員法の根本的な問題の解決がされていないと私は思います。  先ほど来の質議応答の内容を拝見しましても、すでは事実上の仕事の量がふえている、各省の定員に対してきわめて冷淡な態度をもってお臨みになって、現におる職員に過重労働をしいているという結論を拝見したのでございますが、一つここではなはだ奇怪な定員増加をやっている役所がある。それは三十二年度の予算を拝見し、また定員の状況を拝見して、有名無実、開店休業の状況にある憲法調査会という、政府与党の立場からは非常に尊重されてい……

第26回国会 内閣委員会 第25号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○受田委員 お急ぎのお約束がございますので、御便宜をお与えする目的をもって順次御答弁を願いたいと思います。  私は、今回一般職の給与法という基本的な法律改正に伴いまして特別職の職員の給与法が改正されるということは、これは当然であると思います。ところがここで基本的に考えていかなければならないことは、日本の給与体系というものが最近においてどうもことのほか複雑多岐になっておる。一般職の給与法が累次の改正で一そう複雑化しているとともに、今回の改正がまたその最も尤なるものでございますが、特別職においてもどうも納得いかない諸般の改正がされておるのであります。これは後刻全体の問題として内閣官房長官に見解をた……

第26回国会 内閣委員会 第33号(1957/04/23、27期、日本社会党)

○受田委員 この法律案の第二条に調査審議の事項が列挙されておるのでございますが、この第一号の旧軍人と第二号のそれ以外の関係事項との問題でありますけれども、第二号の「前号に掲げる者以外の者の恩給に関する事項」というのは、どれどれを考えておられるのでございますか。
【次の発言】 文官の双方にまたがる問題は、このいずれに考えておられるわけですか。
【次の発言】 三号のこれに掲げてある事項となりますると、例の援護法関係に充当すべき関係事項ということでございますか、それともそのほかの問題をあわせて考えておられるのでございますか。
【次の発言】 この三号に該当する事項については、海外同胞引揚及び遺家族援護……

第26回国会 内閣委員会 第34号(1957/04/24、27期、日本社会党)

○受田委員 きょう私は質問を申し上げることを明日に繰り延べきせていただきまして、一応明日お尋ね申し上げることに関連する資料の要求及びその資料を要求するに関連する質問あしたいのです。  今回行政機構の改革に関しまして総合的な立場からの修正案をお出しになっておられるのでございますが、石橋委員からお尋ねがあったように、修正の骨子になったものがわれわれにはどうも納得できない点がある。ぐらぐらして、終始一貫した信念が貫かれていない、そのときどきの情勢で適当にこれが手直しされておるというようなことでは、せっかく三百名の絶対多数を擁する自民党の政府としては、心もとない存在であると思わせるものがあると思うので……

第26回国会 内閣委員会 第35号(1957/04/25、27期、日本社会党)

○受田委員 大久保国務大臣御所管の行政管理庁の行政管理事務について、あなたのなされつつある行為についてお尋ね申し上げたいのです。これは今回の機構改革に関連する問題として見のがすことのできない重大な問題は、現在の行政機構の欠陥と申しますか、どこかに不行き届きな点が存在するがゆえに、公務員の中に驚くべき汚職事件を起す人々が多数出ておる。また各官庁にいろいろな不正行為が発生しておる。これは私はせっかく機構改革に乗り出された政府としては、ぜひこの問題を徹底的に検討を加え、これが禍根を絶滅する対策をまず立てておかれなければ、行政機構改革の意義が成り立たないと思うのです。行政管理庁の行政管理事務において、……

第26回国会 内閣委員会 第36号(1957/04/26、27期、日本社会党)

○受田委員 大久保さんはきょうは総理大臣の発言を代行できますか、どうですか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 この審議されつつある内閣法の改正案にいたしましても、国家行政機構の改正にいたしましても、それぞれ総理みずからに直接関連する法案です。特に内閣の構成に関する内閣法案のごときは、総理みずからどういう考えを持ってるかを明らかにしなければ、いやしくも国民の代表機関である国会が、かりそめにもこれを通過せしめるわけにいかぬのです。従ってあなたは内閣法という重大な法案の改正に当って、総理大臣としての代理ができないということになると、これはわれわれは総理に来ていただけなければ、断じてこの法案を……

第26回国会 内閣委員会 第37号(1957/05/07、27期、日本社会党)

○受田委員 一つお願いしたいことがあるのです。私、いずれゆっくりお尋ねしますが、提案者の両先生にお伺いしておきたい一点だけをお答え願いたいのです。  それは、この法律の改正案をお出しになられた根拠の議論は次会に譲りまして、この法律そのものを国民があげて祝福していない向きがある、五月三日は憲法記念日としてすでに日本国憲法の制定を祝って国の成長を祈るという意味の目的でこのお祝い日ができておるのです、そのお祝い日を国をあげて祝福すべき政府与党の方々が敬遠しておられるという事態が起ったわけです。これは重大な問題なんですよ。せっかくできた国の祝日を政府及び与党の諸君が敬遠するというようなことがあり得るか……

第26回国会 内閣委員会 第39号(1957/05/13、27期、日本社会党)

○受田委員 私きょうは時間をいただいて、提案者に改正案の問題点についてお尋ねを申し上げたいと思います。私は日本の国に国民全体があげて祝福する例の新しい祝日を制定した当時の委員の一人であることは、先般提案者小川さんからも指摘された通りであります。顧みれば、この新しい祝日を作りましてちょうど十年の歳月がけみせられておりますが、あの当時を振り返ってみますと、終戦後の混乱の中で国民の落ちついた気持を取り戻すために、何とかして感覚を新たにしたお祝い日を作ろうじゃないかという世論が巻き起り、革新政権の片山内閣の当時に話題が提供されまして、社民連立内閣の芦田内閣においてこれが実を結んだという、これはいわく因……

第26回国会 内閣委員会 第41号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○受田委員 関連質問。今纐纈先生の御発言の中に、この建国記念の日はどの省が実施を担当するかまだきまらいがということを言われておりますが、瀧本内閣参事官は、この建国記念の日は、従来の行きがかりから考えて、ほとんど大半を文部省が担当しているいきさつにかんがみ、しかもこの建国記念の日の性格そのものを考えたときに、純粋な文部省の所管となる祝日であると考えられると私は思うのでございますが、瀧本参事官も実際はそのようにお取り扱いになるとお考えでございますか。
【次の発言】 瀧本さん、その一般的総括的な立場で、国民の祝日の行事実施官庁としては文部省を考えておるというように最後に発言があったと思うのですが…………

第26回国会 内閣委員会 第43号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○受田委員 五分間だけいただいて、長官に今国会最後の質問を申し上げます。  国防会議の規定が防衛庁設置法第四十二条にございまして、総理大臣がこれに諮問する要項が国防の基本方針、防衛計画の大綱等、五つにわたって列記されておる。このうちの国防の基本方針というものの中には、諸外国の国防との関連事項も含まれておりますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、原子爆弾等の禁止の要請にも関連する問題でありますが、日本国政府の名において世界の主要国家に軍縮会議の提唱をすることが、日本国政府としては可能でありますかどうか。
【次の発言】 そういう考えを持っていない、しかし日本国が平和を愛好する国家と……

第26回国会 内閣委員会 第44号(1957/09/02、27期、日本社会党)

○受田委員 私は岸総理大臣に対しまして、特にあなたが先般米国を訪問せられた際に、米首脳部とかたく話し合いをしたいという約束を、御出発前に国会に対して意思表示しておられることに対しての裏づけが、いかようにされたかをまずお尋ね申し上げたいと思います。  あなたは四月十九日の参議院の田畑委員の質問に答えられまして、内閣委員会で、すでに安保条約や行政協定等を全面的に検討すべき時期に来ておるとまず前提せられて、渡米したならば必ずこの問題の解決のためにあらゆる努力をするというお約束をせられております。しかし結果は、御承知のように、合同委員会が作られた程度であって、何ら条約そのものの、あるいは行政協定そのも……

第26回国会 内閣委員会 第45号(1957/09/03、27期、日本社会党)

○受田委員 私ごく簡単に、ただいまの石橋委員の質問に関連し、また新しい問題を提供してお尋ねをしたいと思います。  総裁及び局長から先ほど以来、去る七月十六日の人事院勧告及び報告に関する御説明があったのでございますが、私はここで特に指摘して解明をしていただきたい点があるのであります。それは、今回のこの勧告及び報告の中身を拝見してみますと、生計費及び民間給与を基準にして公務員の給与の現状をつぶさに報告しておられる中に、初任給の一項があります。特に、生計費の調査をされた標準生計費調査の中に、東京における成年独身男子の標準生計費を七千二百三十円と踏んでおられる。これはちょうど、高等学校を卒業して試験採……

第26回国会 内閣委員会 第46号(1957/10/08、27期、日本社会党)

○受田委員 私は時間も迫っておることですしまだ西村君もあと質問するということでありますので、ごく簡単に二点について長官にお尋ね申し上げます。  第一点は、今回ソ連が先般の大陸間誘導弾の実験に成功した報道に相次いでいわゆる人工衛星を発射しその偉大な成功を見ておるということ、これは日本国にとりましても重大な影響力のある問題だと思うのでございますが、ただ単に科学技術の進歩としてソ連のこの成功を見るか、あるいは国の防衛の上における一新機軸を生み出すべきものだと見るか、防衛庁長官の見解をただしてみたいと思うのでございます。
【次の発言】 この人工衛星は、発射当時これを推進したロケットとともに九百キロメー……

第27回国会 内閣委員会 第3号(1957/11/06、27期、日本社会党)

○受田委員 今松さん大へん御苦労でございますが、あなたは給与担当の政務を御担当になられた重責をになっておる方でありますので、今まで給与担当国務大臣というものを置かれて、特に専管事項として、公務員の給与の部門をお引き受けいただいておった、そのあとを継がれる責任者として、あなたの御発言は総理にかわる重大な責任のある発言と、こういうふうに考えてよろしゅうございましょうか。あるいはもし政治的な責任のある重大な発言の場合は、別に、総理以外、あなたを除いて、ほかにだれかまた考えられ得る場合があるかどうか、そこをはっきりお聞きしておきたいと思います。

第27回国会 内閣委員会 第4号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○受田委員 引き続き御苦労でございます。私はあなたにはあまり質問を申し上げまいと思っていたわけですけれども、せっかくお一人早くからおいでになっておりますので、お尋ね申し上げますが、きのう保留申し上げておった残余の質疑で、その後わが党の委員からお尋ね申し上げた例の寒冷地に関係した諸手当、すなわち寒い地方に支給している手当は、寒冷地手当や石炭手当、薪炭手当と三つあるわけですが、これは特別の法律もちゃんとできているわけですが、その取扱いの問題についてきのう政府の所信が表明はされておったようでございますが、実際にこういう地域の諸手当を整理して一本にしようということになるならば、どういう形で一本に合理的……

第27回国会 内閣委員会 第11号(1957/12/13、27期、日本社会党)

○受田委員 私は、きょうは年の瀬もおし迫って、委員長お説の通り心あわただしいものがあると思いますので、特にきょうの質問の最後を承わりまして、問題に大きく取り上げられている教職員関係の問題、特にごく最近において報道機関で大きく取り上げられている、文部省が小中学校――もちろん高等学校を含むこれらの学校長、教頭制を強化して、この人々に対して管理職手当を支給しようという計画を私たちは伺っております。この問題は、特に学校の先生の場合には、従来超過勤務手当という制度も作られていない――その勤務の特殊性から、管理職手当の前身ともいうべき超過勤務手当さえないという職種です。その職種に対して、超過勤務手当の変形……

第28回国会 社会労働委員会 第37号(1958/04/11、27期、日本社会党)

○受田委員 私はこの法案の審査をするに当りまして、時間も迫っておりますので、根本的な問題点二つ、三つをあげて、十分ばかりで本日は質問を打ち切り、大臣にもお帰りを願いたいと思いますので、その十分間ばかりどうぞ精励恪勤を願いたいと思います。  まずこの法律の中に、国際的な問題になる問題があるのです。それは第十一条、日本の国籍を有しないか、または失った者という条項があるわけです。これはこの法律にうたっておる遺族年金とか障害年金、今度できました遺族給与金というような、そうした国家の支出金を受けることのできない者の対象になるものです。この日本の国籍を有しないかまたは失った者ということになりますと、たとえ……

第28回国会 社会労働委員会 第38号(1958/04/15、27期、日本社会党)

○受田委員 戦傷病者戦没者遺族等援護法と、もう一つこれに関連する法案で、未帰還社留守家族等援護法という二つの法律があるわけでございます。この法律は、いずれも国の起した戦争の処理に重大な役割を果しているものでございますが、一方戦傷病者の援護法の方はその第一条に「国家補償の精神に基き、」という言葉がうたってある。未帰還者留守家族等援護法の方は、「国の責任において、」とうたってあるわけです。これはどういうところにその相違の根拠があるか、御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 ちょっとわかりにくいところがあるのでございますが、未帰還者留守家族の場合の援護と、それからなくなられた方の場合の援護とが性……

第28回国会 内閣委員会 第4号(1958/02/18、27期、日本社会党)

○受田委員 青少年問題協議会に関してお尋ねをいたします。今回政府がお出しになっておりますこの法案の内容を拝見しますると、結局この青少年問題が非常に重大であるという関係で、新たに中央協議会に事務局を作りたいというお考えが最もその中心であるようでございます。ところがここで明らかにしておきたいことは、私自身も青少年問題を最も重大視しておる。国政の中心に考えており、特に次代を背負う青年たち、少年たちを十分守っていきたいという考えにおいては、政府よりもはるかに高い感覚を持っておるのであります。しかしながら政府におかれては、岸内閣総理大臣はいろいろな機会にこの青年問題を大きく取り上げておられる。将来の日本……

第28回国会 内閣委員会 第5号(1958/02/20、27期、日本社会党)

○受田委員 内閣法の改正の骨子は定員数の増員という問題にあるのでありまして、しかもその目的が情報収集の機関に定数をふやすというところに目的があるようでございます。これは従来非常に問題であったのでございまするが、政府が情報収集機関を強化して、何かの目的のためにこれを利用するのではないかという批判が巷間にしばしば繰り返されてきたのです。ところがことしはしなくとも、十五名というこの定数の増員計画は、政府が秘密情報収集の目的をもって、何らかの思想的な対策を考慮しておるのではないかという批判が非常に強化しているわけです。提案者である政府側の意向として、情報収集に、この大幅の定員増加の方途を講ぜられた目的……

第28回国会 内閣委員会 第6号(1958/02/21、27期、日本社会党)

○受田委員 私は長官に直接御答弁願いたいことがあるのです。音楽隊と関連して儀仗隊も含めての問題ですけれども、こうした儀式に関係した部隊の所在は、法規的には今どういう規定に基いて設置されておるのか。出動についての規定ではございません。設置の規定は何に基いているか、御答弁願います。
【次の発言】 その二つの部隊は指揮命令系統において長官が直接動かすことができるような権限関係がございましょうか。
【次の発言】 そうしますとここで一つ問題が起るのは、長官の直接の意思でこの音楽隊の出動を停止するというような権限もあり得ると思うのです。たとえば昨年の二月十一日に紀元節奉祝国民大会が日比谷で行われたときに、……

第28回国会 内閣委員会 第8号(1958/03/04、27期、日本社会党)

○受田委員 世界地図を御用意願いたいのです。これは小さな国々がよくわかるような地図をさっきお願いしておいたのですが……。  外務省設置法の一部改正とあわせて在外公館の名称及び位置を定める法律等の一部改正法案に対しまして、両方合せてお尋ねをしたいと思います。この外務省の仕事が、最近国際情勢の進展とわが国の国際的地位の向上の立場から、非常に大きく範囲を広げてきていることは、私たちもよくこれを認めます。同時に外務省が、一方において外交政策を、特にアメリカの勢力を中心とする方向に傾いてきており、中共、ソ連等に非常に冷淡なあり方をしていることも、われわれよく了承しておるわけです。そういう形から見まして、……

第28回国会 内閣委員会 第12号(1958/03/11、27期、日本社会党)

○受田委員 私この皇室経済関係で特に問題として指摘したいことは、皇族の身分にある方々に対する、特に独立の生計を維持する立場に立たれておる方々、そういうものを基準にして皇族費を計算しておられるようでございまするが、その独立の生計を立てられる方々というのはどういうものを基準にして考えられておられるかをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 親王と内親王で、国の負担が違うわけですけれども、これは独立の生活を維持せられる親王と内親王とに差等をつけておられることはどこに根拠があるのでございましょうか。
【次の発言】 親王と内親王とは同じ金額で差しつかえないのじゃないかと思うのです。独立の生計を維持す……

第28回国会 内閣委員会 第15号(1958/03/14、27期、日本社会党)

○受田委員 最初に、私は、今回提出された恩給法の改正案の根本的な考え方について、お伺いしたいと思うのであります。その最も前提をなすものは、恩給法の意義というところに落ちつくだろうと思いますが、政府は、恩給法という法律が、もともと軍人とか官吏とかいう、いわゆる明治時代における天皇の軍人、天皇の官吏という立場から、官吏、軍人に関する恩恵的な金銭給付であった、こういう背景が大きく動いていたということを御確認になりますかどうか、御答弁願いたいのであります。
【次の発言】 恩給法ができた当時の考え方は、私が今申し上げたような形のものであったとお考えになりますか。

第28回国会 内閣委員会 第18号(1958/03/20、27期、日本社会党)

○受田委員 ごく簡単にお尋ねをしておきたいのでございますが、この法案に関連して、さきの委員会で外務省の見解をただした二つの件について、最終的に御所見を承わっておきたいと思います。それは認証官たる大使、公使の問題でございますが、少くとも外務省は、日本のお役人の中でごくわずかしかポストのない認証官のうちで、大公使を専任としてこれを取り扱う場合には、合計七十余人という膨大な人員を認証官に持っているというこの点においては、断然街角を抜いた役所であると思います。従ってこの認証官を独占した感のあるこの外務省の大公使の処遇につきまして、一つ私は次の点についてただしておきたいのでございます。それは、単に外交辞……

第28回国会 内閣委員会 第23号(1958/03/31、27期、日本社会党)

○受田委員 総理大臣におかれましては、午前八時という早朝にかかわらず、こうして御出席して国会の軍営に御協力を願っていることを、非常に敬服しておる次第であります。しかし私は、きょう総理に、先回石橋委員の質問に対して答弁されたお言葉の中に、これに関連してぜひお尋ねしておかなければならぬ重大な問題がありまするので、それを第一にお尋ねしたいと思います。  それは、あなたは先回の委員会で、日米の共同防衛の場合、また米国基地を他国が襲うた場合における協力の場合をお示しになったのでございますが、自衛隊法の第七十六条に、いわゆる防衛出動として掲げられてある事柄の中に、内閣総理大臣が防御出動すべきであるという認……

第28回国会 内閣委員会 第24号(1958/04/01、27期、日本社会党)

○受田委員 きょう出席政府委員の方方のうちで、総理府関係以外の方々、すなわち大蔵省それから国民年金への移行の問題に関して、社会保障制度審議会の関係の政府委員を後刻御出席を願いたい。
【次の発言】 今松長官にお尋ね申し上げたいのでございますが、先回の委員会で、今回の改正法案の骨子ともいうべき公務扶助料の倍率についてお尋ねを申し上げました。私はなお今日もこの倍率問題についてはもっと実態を明らかにして国民に納得せしめなければならぬと思うのであります。従ってこの問題について重ねて新しい御質疑を申し上げたいと思います。  公務死の範囲の拡大が昭和二十八年の法律第一五五号の改正以来累次行われてきたのであり……

第28回国会 内閣委員会 第27号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○受田委員 私からまだ傷病恩給関係の問題その他取り残されておる質疑がありまするので、これを続行いたします。  傷病恩給という制度が特に軍人の場合重点的に考えられているわけでございますが、この増加恩給、傷病年金という二つに分れている制度が、実際の運営においてこれらの障害者に対して十分徹底しているかというと、なお問題点が残されておると思うのであります。それは今日街頭において、依然として白衣募金にあくせくとしている人々が相当数に上っております。この白衣の募金というような痛ましい姿が今日まだ残っているというそのこと自体に問題があると思うのですが、それは背後にやはり傷病恩給関係の取扱いに不十分な点がある……

第28回国会 内閣委員会 第30号(1958/04/17、27期、日本社会党)

○受田委員 まず一般職の職員の給与関係の法案についてお尋ねを申し上げます。今石橋委員から、人事院勧告と政府の取扱いに多少の相違のあることを指摘されたのでありますが、私はこの問題について、もっと掘り下げてお尋ねしてみたいところがあるのです。それは何となれば今回の政府の出されたこの法案は、もともと通勤手当のような諸手当制度というものはなるべく整理統一して、筋の通った新しいものを生み出すべきであるという見解が、公務員制度調査会からすでに答申済みになっているわけです。そういう新しい傾向があるにかかわらず、今さら通勤手当という制度が誕生したということは、何だか時代逆行的な感じを与えると思うのでありますが……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1958/07/17、28期、日本社会党)

○受田委員 長谷川君から御報告に相なりました事柄で、一応私たち、皆さんの委員会から代表として派遣された報告を終っておるわけでございますが、一言、同行した委員の一人として、私よりつけ加えますならば、今度の中共引き揚げ第二十一陣の方々は、こちらへお帰りになるに当って一つの大きな不安を持っておられる、それを確認したのです。それは井上君、東君その他の代表者の意見を聴取したときにも感じましたし、また、三団体の代表者の御意見も伺い、同行した新聞記者団の御意見も伺って共通したものをまとめたのでありますが、この引き揚げ問題に関して岸政権のとっている政策は、著しく中共を敵視しているという印象を中共に根強く植えつ……

第29回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1958/08/11、28期、日本社会党)

○受田委員 関連して……。中山さんのお説のごとく責任ある外務大臣の御出席がない、アジア局長もおいでにならぬということになれば、この問題の解決はとうてい期し得べくもありません。従って、私のお尋ねしようとした事柄については保留しておきますが、一言委員長にお伺いしておきたいことは、この問題にも関連するのでございますが、先般、中共地区から帰還した同胞たちのうちから適当な人を参考人としてお招きして、現地の状況及び今後の見通し等について所見をお伺いするという計画はどういうことにしておられるのか、これをお伺い申し上げたいと思います。
【次の発言】 委員長の御方針を伺ったのでございますが、私、先般長谷川君と御……

第29回国会 決算委員会 第11号(1958/09/26、28期、日本社会党)

○受田新吉君 それでは私発言を許していただきまして、一言だけ、明日の内閣委員会で取り上げる問題に関連して、制服であられる幕僚長としてはなかなかこういう委員会などへは御出席されることが困難であろうと思いますので、このあらしを前にして不安な状況の中にある段階で二、三分ほどお伺いするわけです。  あなたは先ほど、機種決定の国防会議に出席しなかったと申されたのですが、さよう了承してよろしゅうございますか。――そうしますと、あなたが内局に説明して、内局から書類を出したということでしたね。ところが国防会議の構成等に関する法律の第六条には「議長は、必要があると認めるときは、関係の国務大臣、統合幕僚会議議長そ……

第29回国会 内閣委員会 第3号(1958/06/27、28期、日本社会党)

○受田委員 山口新長官に昨日御就任のごあいさつをいただいたのでございまするが、大臣の御就任を祝福申し上げるとともに、あなたが、従来とかく官僚出身の大臣によって誤まりを犯されてきた行政機構の改革等の諸問題について、党人出身閣僚としての立場からこの問題と取り組んで、官僚出身者のこびりついたセクト主義から離れた高度の構想のもとに、昨日ごあいさつをいただきました所信に邁進されることを希望してやみません。  あなたが昨日長官としての御就任のあいさつをされた中に、行政管理庁の任務について触れておられるのでございまするが、この内閣委員会は、行政管理庁の所管事項につきまして従来非常な熱意をもって検討を進めて参……

第29回国会 内閣委員会 第8号(1958/08/01、28期、日本社会党)

○受田委員 関連して。施行期日についての論議がかわされておるのでございますが、この勧告をなさった当時を基準にしてこれが施行せられることが一番適当である。なるべくというのは、できるならば施行期日を基準にするというのが根拠であるというふうに了解するわけにいきませんか。
【次の発言】 その勧告の内容についての判断は、人事院としては政府に一任するという形をおとりになるわけですか。
【次の発言】 今総裁はインフレ論議について、経済的な事象についてはかれこれ論議すべきではないという御意見を言っておられたわけでありますが、昭和二十八年七月の勧告におきましては、民間給与との比較あるいは物価水準等の調査におきま……

第29回国会 文教委員会 第4号(1958/06/25、28期、日本社会党)

○受田委員 関連して。今人事院総裁から、国家公務員である国立学校の校長に対する管理職手当、いわば特別調整額を改正する人事院規則を出したいという言葉がありましたが、人事院規則というものは人事院が独自の見解に基いて出されるものであって、政府が予算を組んだから人事院規則を改正するというような、そういう順序のものではないと私は思います。人事院という独立機関を法律で規定した理由は人事院が高い立場から、公平な判断に基いて、公務員の給与、任免等についての基準をきめて、公務員を守ってやるというところに精神があったのでありますから、国が勝手に管理職手当の相当分の予算を計上したので、すぐ人事院規則を改正するという……

第29回国会 文教委員会 第5号(1958/06/26、28期、日本社会党)

○受田委員 修正案に対して質問を試み、あわせてこれに関連して政府の見解をただしたいと思います。  今回政府提案にかかりまする法案の修正案を提出された御趣旨を私承わったのでございまするが、市町村の中小学校の校長に管理職手当を支給するということは、いわば従来そういう制度があったものを増額するとかいうようなものとは違って、中小学校長に新しい手当の創設であるという考え方になると思うのでございまするが、提案者はさようなお考えでこの管理職手当分を削除することを御提案になったのでありますか。
【次の発言】 提案者の御答弁に関連して政府に見解をただしたいと思います。今回の政府提案による重点的内容は、地方の公立……

第30回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1958/11/04、28期、日本社会党)

○受田委員 今の問題の就職率ですが、九九%とか八九%というように、中、高卒とも非常にいい成績のように言われておりますけれども、実際は、細田委員御指摘のように、質の問題があると思います。私は、この質の問題を具体的に表示するのは、すなわち、問題は、就職して、特に中小企業など、あるいは零細な企業などの経営困難なところ、労働過重で低賃金で食っていけなくなるようなところで、あたかも奴隷のごとくに使われておる人々が相当おることを確認しておるのです。そういうところへ就職させられたために、むしろ、その人がひねくれる。そういうような環境への就職ということも起っております。そういう実態を調べたことがあるかどうか。……

第30回国会 内閣委員会 第2号(1958/10/07、28期、日本社会党)

○受田委員 きょうは自民党の方の八百長質問に終始した委員会というのでは、どうも権威がなさ過ぎるおそれがありますので、一言私資料要求をかねてお尋ねしておきたいことがあるのです。  きょうは提出されておる法案を八つ当りにちょぼりちょぼりお尋ねになったわけですが、いずれは社会党の委員諸君からも、個々の法案について熱心な質疑が展開されるわけですが、私ここで一つ憲法調査会のこの法律改正について、責任者としての官房長官も総理大臣もおられないので、事務局長にお尋ねしておきたいのですが、大体今度の事務局の定員をふやすというような問題は、これは憲法調査会の機構を拡大するようなものであって、それには当然予算も増額……

第30回国会 内閣委員会 第4号(1958/10/21、28期、日本社会党)

○受田委員 私はこの前のときから懸案になっている防衛庁が新機種を内定されたいきさつ、これに対する国防会議のとった態度というような問題について、石橋委員が質問された問題をさらに発展させてお尋ねしてみたいと思うのであります。  この間から私たちは、アメリカの航空機生産会社から幾つかの書簡をいただきまして、戦闘機売り込みの宣伝をお受けしております。日本の一流新聞にも、新しい戦闘機はこれを採用してもらいたいという広告も何回か出ております。こうしたアメリカの戦闘機の製造会社が相次いで日本に大きな呼びかけをしておるときに、日本の政府が、特に防衛を担当しておる防衛庁が、グラマンという会社の戦闘機を購入すると……

第30回国会 内閣委員会 第6号(1958/10/28、28期、日本社会党)

○受田委員 この法案に関する根本的な問題は、第一が国家行政組織上政府の企図しておられる行政機構の全般の問題と関連して、この設置法はどういう意義を持つものであるかということである。第二は、この科学技術会議と日本学術会議との関係はどういう形で考えらるべきものかという問題であり、第三は、政府が法案の中にうたっておりまする科学技術会議の組織に関して、その構成議員の選出についてはどういう問題があるかという三点が、最も重要な問題だろうと私は思います。従って先国会におきまして、一応の審議をされた当時の法案と相当変った形のものになってはおるのでございますけれども、また先国会で相当時間をかけて討議された問題では……

第30回国会 内閣委員会 第7号(1958/10/30、28期、日本社会党)

○受田委員 時間も進んでおりますので、本格的な質問は明日午前中の委員会に譲ることといたしまして、ごくかいつまんだ質問を一、二点申し上げておきたいと思います。今度の政府の提案にかかわるこの給与法の改正案につきまして、根拠になった人事院の勧告につきましては、この前の委員会で私ある程度突っ込んでお尋ねをしております。しかしこの人事院の勧告の中身については、なお私たち了解をし得えない数々の問題がありますので、明日午前中の委員会での質問に譲ることといたしまして、人事院勧告を取り扱った政府案に対して、せっかくおいでになっておられる松野総務長官にお伺いを申し上げたいと思います。  人事院が勧告をした中で手っ……

第30回国会 内閣委員会 第8号(1958/10/31、28期、日本社会党)

○受田委員 私はこの前の委員会で、この調査会の事務量がどういうふうにふえて、従ってこれに五名の増員をきめたのかということについてお尋ねしたわけですが、大体この憲法調査会という会そのものは、社会党が反対して――長官のお説のごとく、参加はしたといっても、暁の国会で社会党欠席のままで委員会を通過させるというようなばかげた措置までとって、無理やりに通した法律なんです。従ってこういう重大な法律を、野党がこれほど反対している法律を、ことさらに事務量をふやして、そうして定員をふやすというようなこの法案を出すそのことが、私は大へん不謹慎であるといわざるを得ない。野党に対する敬意はちっとも払われていない。野党が……

第31回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1959/01/27、28期、日本社会党)

○受田委員 せっかく引揚援護局長が御出席でありますので、この法案を取り扱うに先だちまして、お伺いしておきたい点が一、二あります。  今回、戦時死亡宣言の法案を提出することによって起る影響力は、これによって未帰還問題は一応の解決を見るのだという印象を世間に与えるおそれがあると思うのです。しかし、今この法案の委員長の御報告の骨子を伺いますと、決して、政府が従来取り来たった未帰還者の調査究明及び帰還促進という、法律に規定された当然の責任を政府が免れておるとは思えません。そこでこの法案を取り扱うに当って、大事なことでありますので伺いたいのですが、この法案が通過したということによって世間に与える影響力を……

第31回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1959/02/25、28期、日本社会党)

○受田委員 私は、今の外務省の御報告に対してお尋ねを申し上げておきたいと思います。  私は、ちょうど昭和二十八年の秋だったと思うのですが、このルバング島に四名ばかりの元日本兵が残っておるという新聞報道をもとにして、衆議院本会議で質問を申し上げたことがありました。その直後、私和歌山県海南市へ参りまして、小野田さんの御両親に会って御激励申し上げ、その帰還のすみやかなることをお祈りしたものでありますが、それからちょうどまる六年たっておるわけです。その間政府がどのような措置をされたかということについても、いささか疑義があるのですけれども、私ここで、はっきり申し上げたいことは、南極で樺太犬が二匹生きてい……

第31回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1959/06/17、28期、日本社会党)

○受田委員 お尋ねしますが、そのルバング島には住民がどのくらいいるわけですか。
【次の発言】 この地図で大きく拝見しましても、大きな町に人口が集中して、しかも二万おるということですね。そうして島の全体の大きさも、幅などはせいぜい八キロ程度ですね。そういう小さい島であって、たとい密林があるにせよ、内部の状況が明らかになり得ないということは、どうも私たち了解に苦しむ点があるわけなんですが、そこに十数年も苦労している人がおりながら、これだけ苦心の捜査をやってもその所在がつかめないというところに、どうも解釈に苦しむ点があるわけです。先ほど来のお話を承わって、その捜索の困難なことはわかりましても、それだ……

第31回国会 内閣委員会 第1号(1958/12/13、28期、日本社会党)

○受田委員 ただいま議題となっております一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案に対しまして、修正案を提出いたします。まず修正案文を朗読いたします。   一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   第一条中第十九条の四第二項の改正に関する部分を次のように改める。    第十九条の四第二項中「百分の二百六十」を「百分の二百」に、「百分の五十」を[百分の七十五」に、「百分の三十」を「百分の四十五」に、「百分の十五」を「百分の二十二・五」に改める。   第二条中「百分の六十一・〇四」を「百分の六十二・五」に改める。   附則第二項を削り、附則……

第31回国会 内閣委員会 第2号(1958/12/16、28期、日本社会党)

○受田委員 この法案の提案理由を伺いますと、科学技術振興に関して、従来の施策が総合性という面において十分でなかった。従って政府の施策に一そうの総合性を持たせる、こういう点があり、また大学の学問研究に関する文部省の所管事務をも含めた総合的な調整を行うというような点におきまして、科学技術振興上の問題点である基礎研究の軽視とか、学問研究の自由の束縛とかいう点に懸念なきにしもあらずと思うのであります。従って科学技術会議の実際の運営に当っては、十分これの運営上の努力点をここへ示しておきたいと思うのであります。  従って次の点を附帯決議といたしまして、皆さんの御賛同を得たいと思うのであります。附帯決議科学……

第31回国会 内閣委員会 第3号(1958/12/18、28期、日本社会党)

○受田委員 まず最初に行管庁の山口国務大臣にお尋ねいたしたいと思いますが、あなたは大臣就任直後に行政機構の改革について構想をお示しになられた。その落ちついた政治生活の最初の通常国会が来たわけですが、国家行政組織法を中心とする行政機構の全面的改正をどのように考えておられるか。すでに国会で審議され、廃案となった行政機構改革の諸法案等との関係も含めて御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 今国会中に提案したい、その提案したいという御構想の中に、かつて国会に提出せられ、審議未了になった諸法案というものは当然それへ含めて考えられているのかどうか。それからもう一つは行政審議会が、ついこの間十五日に……

第31回国会 内閣委員会 第5号(1959/02/06、28期、日本社会党)

○受田委員 私は宮内庁長官並びに法制局長官並びに総理大臣にかわって御出席いただく官房長官に相次いでお尋ねを申し上げたいと思います。それは皇室に関係した事項で、今、平井議員よりお尋ねになった諸問題を別の角度からお尋ねしてみたいと思います。  私は最初に、日本の天皇制というものが新憲法で国民の象徴とされているということに一応うなずき、またこれを支持していく一人であります。ただここで問題となるのは、天皇の御地位というものに対して、新しい憲法が保障する基本的人権、いわゆる憲法の第三章に掲げられてある基本的人権と矛盾する面が相当起っておらないか。この点が第一のお尋ねの問題であります。具体的に申し上げます……

第31回国会 内閣委員会 第6号(1959/02/10、28期、日本社会党)

○受田委員 これはすでに国会で附帯決議されて、問題が解決されたといわれる法案でありますので、いずれわれわれの党でも異議のない結論が出ると思いますけれども、十分この附帯決議の線と法案の内容との結びつきを検討する必要がありますので、本格的な質疑は次の日にいたすことといたしまして、一言だけお尋ねをする点をここで申し上げておきたい。水産庁設置法関係でありますが、漁港行政というものの拡充強化ということは、漁港部を作ることが適切であるという意味の御解釈をされたわけですか。まだほかに何かこの問題について考えるべき点はなかったか、政府の御答弁を願いたいと思います。

第31回国会 内閣委員会 第7号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○受田委員 この三案のうち、先般は水産庁に関する質問をしたのでありますが、きょうは最初に通商産業省設置法の一部改正法案の質疑をいたしたいと思います。  今回提出山されたこの法案の原動力ともいうべき国会の両院の附帯決議を、私まず検討してみたいと思うのでございます。この附帯決議の中には、現行鉱業法に関する再検討をして、特に種々の不合理を生じておる現状から、これの是正をはかるべきであるとあげられておるのでありますが、今回ここに鉱業法改正審議会を設置されようとする改正案の主目的は、現在の非常に複雑多岐になっている経済情勢等から勘案して、現在の鉱業法の不合理をどういうところに認めておられるのか、その重点……

第31回国会 内閣委員会 第10号(1959/02/24、28期、日本社会党)

○受田委員 最初に郵政省に対する質問をいたします。郵政省が今度逓信省に省名を変更される点が今回の改正の理由の第一点ですが、この問題については、この前石橋委員からも省名変更に対してなぜ逓の字を使わなければならないかということを尋ねたのですけれども、私もう一歩突つ込んで、この逓信省という名称を用いられるに至つた理由の中に――当用漢字ではあるが、しかしなるべく使つてもらいたくない二十八字の中に、これが国語審議会でも考えられておるという段階であるにかかわらず、そういうひつかかりが多少でもあるような文字をここであえて使わなければならない理由を、もう一度御説明願いたいと思うのです。

第31回国会 内閣委員会 第13号(1959/03/03、28期、日本社会党)

○受田委員 そこが問題なんです。全規模というのは五十人から九十九人までも含むし、また四百九十九人までも含んでおる。全部を含んでおる。五百人以上というのは五百人以下のものは含んでいないのです。従って全部を含んだ計算と五百人以上の計算とを同じ系列の中に入れておるところに問題があるわけです。これを全部五百人以上の規模で計算するなら、部長も五百人以上、一番下の新入社員も五百人以上、新しく採用の公務員も、それから部長、局長も五百人以上、こういうのを同じに見ていけばいいわけです。だから五十人から九十九人という、給与体系の十分できておらぬ、支払いも十分できないような、待遇の非常に冷厳な、独裁的に給与をきめて……

第31回国会 内閣委員会 第14号(1959/03/05、28期、日本社会党)

○受田委員 きょうは自治庁設置法の改正につきまして、できればこの委員会でこれを成立せしめたいという誠意を示しておるわけでありまするから、与党の諸君ももの静かに耳を傾けてお聞き取り願いたいと思います。そこできょうは自治庁という役所の性格から論じて、今回の改正点に及びたいと思います。自治庁という役所は一体どういう任務を持っている役所か。これは自治庁設置法にちゃんと書いてある。また地方自治法にも地方自治の精神もはっきり示されておるわけですが、最近の自治庁のやっておられるお仕事を拝見しておりますると、どうも地方自治の総元締めとしての任務を多少曲げられておる向きがあるのじゃないかという不安があるわけです……

第31回国会 内閣委員会 第15号(1959/03/06、28期、日本社会党)

○受田委員 それではきょう今から最終の結論を出す法案について残余の質疑をちょっとばかりしておきます。  大蔵省の問題で、今度の改正案のうち、こまかいようでございまするが醸造の醸の字をひらがなから漢字に直された理由を一つお答え願いたい。
【次の発言】 法案に間違いをどんどん作られることは、われわれ国会でも念を入れて審査しますが、間違いをしばらく通用さしておくということは間違いなんで、大蔵省という頭のいい人がそろった役所としてはそつがあったものですね。当用漢字があるのにひらがなを今まで不用意に使われておったということが間違いなんで、こういうことはあまり感心した問題ではないわけです。御注意を願いたい……

第31回国会 内閣委員会 第16号(1959/03/10、28期、日本社会党)

○受田委員 自治庁設置法の改正案は、付属機関として一つの調査会を設ける程度のものでありますけれども、もっと大事な問題は自治庁そのもののあり方についてどういうお考えを持っておるかを問いたださなければならない。幸いきょうは長官がおいでになっておりますので、虚心にお答えを願いたい点が数々ありますのでお尋ねをいたします。  自治庁という役所が設置された理由は、自治庁設置法に要点が書いてあるのでございますが、私は長官御自身の御意見として、憲法に規定されている地方自治の本旨というふうに考えておられるのか。ことに最近行政組織上の問題として中央集権化が企図されている傾向が多分にあるわけです。この自治庁設置法……

第31回国会 内閣委員会 第17号(1959/03/12、28期、日本社会党)

○受田委員 宮内庁次長にお尋ね申し上げたい二、三の点があります。あなたは先般憲法調査会の方々に対して、憲法に関する天皇の国事事項に対する御意見及び天皇の海外旅行の際における国事事項の代行者はだれであるかということがはなはだ不明瞭な点があるので、これを正さなければならないという御意見が報道されたのでありますが、これは事実あなたの御意見として出された問題でしょうか。あるいは単なる法制の解釈を率直に言われたのでありましょうか。
【次の発言】 自民党の方で憲法改正草案なるものを出しておられることを拝見しておるわけです。結局自民党の憲法改正草案に迎合する発言が、宮内庁の責任者のお口から出たとなると問題が……

第31回国会 内閣委員会 第18号(1959/03/13、28期、日本社会党)

○受田委員 防衛庁当局には、いずれ総理と御一緒に防衛の大綱その他について御答弁願わなくてはなりませんので、きょうはわれわれ側としては御足労いただきたくないというところだったのです。きのうおいでいただけなかった関係上、総理と御一緒にという希望があるわけですが、せっかくそこへおすわりになっておられるので、ほんの一言だけお尋ね申し上げて、あとに控えている厚生省の問題、総理府の問題、これを取り扱いたいと思います。  防衛庁関係の法案について今回例年のごとく三つ出ておるのですけれども、防衛の根本的な問題として、一応入口に関する問題としてお尋ねしておきたいことは、安保条約の前文のおしまいにある「直接及び間……

第31回国会 内閣委員会 第19号(1959/03/17、28期、日本社会党)

○受田委員 私は時間も迫っておることでありますので、総理に単刀直入にお尋ねします。ごく簡単に明快に御答弁願いたい。  私は総理がこの委員会その他の委員会に熱心に出て、委員の質問に答えられるという態度には、非常に敬意を払っておる一人です。しかしあなたは内閣の責任者として、現在副総理を置いておられないという問題等は、何かそこにお考えがあるのではないかと思うのでございまするが、御答弁を願いたいです。
【次の発言】 内閣法第九条には、内閣総理大臣に事故ある場合には、あらかじめ指定する国務大臣が総理大臣の職務を行うという規定があるわけです。内閣法第九条の規定は、いわゆる副総理を置いても置かなくてもいい規……

第31回国会 内閣委員会 第20号(1959/03/18、28期、日本社会党)

○受田委員 関連して。一言だけ今の問題で、一つ問題が起る。あなたの御説であると、アメリカと他の国とが交戦権を発動する可能性があった場合にはどうなる。憲法では交戦権はこれを認めないことになっておる。在日米軍が他国から攻撃を受け、それがやがて交戦権の発動となった場合の日本の自衛隊のあり方はどういう立場になるか、これをお答え願いたい。
【次の発言】 自衛権の発動は、日本軍とそれから交戦権の発動をする米軍とが共同作戦をとる、かように了解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 全くおそろしい事態をわれわれは予想せざるを得ないです。そこまであなた方が割り切っておられるならば、日本の憲法の第九条は全く空……

第31回国会 内閣委員会 第21号(1959/03/19、28期、日本社会党)

○受田委員 今回提案されております行政機関職員定員法の基本的な改正点は、提案理由で伺っておるのでありますが、私がここでただしたいことは、公務員制度の改正と相待って、定員法の本格的な改正をしたいという御希望があったわけですが、公務員法の制度の方に手をつけることができなかったので、今回はこうした暫定的な、事業量の増大等に伴う定員の増加という事務的な法案にすぎなかったという結果になるわけでございますか、いかがですか。
【次の発言】 今度の改正案の中に、いわゆる定員外職員の定員化ということがはかられていない、恒久職員についての今回の措置は、定員外職員の中に、定員化したものはない、それを一つお伺いします……

第31回国会 内閣委員会 第22号(1959/03/20、28期、日本社会党)

○受田委員 きょうは防衛に関する具体的な問題点について、特に重点を置いてお尋ねをしてみたいと思うのです。そのことについて、まず具体的な問題に入る前に、自衛隊法のあり方についてお尋ねするのですが、自衛隊法の第七十六条に防衛出動の規定が書いてあります。「内閣総理大臣は、外部からの武力攻撃に際して、わが国を防衛するため必要があると認める場合には、国会の承認を得て、自衛隊の全部又は一部の出動を命ずることができる。」こう書いてある。外部からの武力攻撃というこの解釈はどういうものであるか。外国のすべての国を対象にするものであるか、あるいは国家でなくても特定のたとえば凶徒のごとき集団的暴徒の武力攻撃のような……

第31回国会 内閣委員会 第23号(1959/03/24、28期、日本社会党)

○受田委員 外務大臣に対して、今回防衛二法案の最終審議に当って、ぜひ一つお願いしておきたい点があります。それは、あなたは近く安保条約の改定及び行政協定の改定について、実を結ばせたいという熱意を持っておられるわけですが、防衛に関する大事な条約でありますので、あなたの現在考えておられる改定の構想の大綱だけは伺っておきたいわけです。
【次の発言】 この安保条約改定と行政協定の改定について、交渉の時期、めどをどこへ置いておられるか、これも伺っておきます。
【次の発言】 あなたが先ほど構想を述べられた中に、私非常に心配な点が一つあるわけですが、在日米軍の配備について事前協議という構想を持っておられるよう……

第31回国会 内閣委員会 第24号(1959/03/25、28期、日本社会党)

○受田委員 今度の厚生省設置法の改正の最も主要点は、国民年金法の施行に伴う年金局の設置である、かように了解するのであります。この改正点の第一の問題点について、私きょうは特に政府の意図するところを明らかにしておきたいのであります。昨日衆議院本会議を国民年金法が通ったわけでございますが、私はここで、社会労働委員会における国民年金法案の審議の巻き返しを全然考えておりません。しかし設置法に関する重要問題点については明らかにしておかなければならないのです。  そこで具体的にお尋ねしますが、この国民年金という制度を政府は政府なりに今回実施されんとしておるのでありますが、この国民年金制度という社会保障制度の……

第31回国会 内閣委員会 第26号(1959/03/31、28期、日本社会党)

○受田委員 年金関係の質問に続いて、今回の改正点の一つである千鳥ヶ渕墓苑の性格その他をお尋ねいたしたいと思います。  改正案の中に千鳥ケ渕戦没者墓苑の規定を掲げておるのでございますが、まず最初に伺っておきたいことは、おととい盛大に除幕式が行われたわけですけれども、この千鳥ヶ渕戦没者墓苑というものが何を対象として作られたものであるか。戦没者ということになると、その戦没者の意義、概念というものはどういうところに置かれているか、靖国神社に祭られておる戦没者と千鳥ヶ渕墓苑の戦没者との関係はどうかという点について、まずお答えを願いたいと思います。

第31回国会 内閣委員会 第29号(1959/04/27、28期、日本社会党)

○受田委員 それでは私、この九百九十九件のうち、特に給与関係の請願と、皇居再建に関する請願、憲法記念日の記念行事に関する請願、この三つについてお尋ねを申し上げたいと思います。  まず給与関係でございますが、すでに今回の法律の改正である程度の改善がはかられたわけであります。ところがここに問題となることは、この前われわれ野党のおらぬときに、与党だけで強行をされた日に、給与法がここを通ったために、質問ができなくて、この給与関係についての疑義が解明されていないところがある。たまたまこの請願が出ましたので、この請願に関連してお尋ねすることにいたします。ごく簡単に要点をお尋ねします。  今度政府がお出しに……

第32回国会 内閣委員会 第4号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○受田委員 今両参考人から御説を伺ったのでありますが、私は政府として現在行われている栄典制度の一つである文化勲章の授け方についてお伺いしておきたい点があります。それは文化勲章という制度が、現行栄典制度で唯一の残された生存者へのいわゆる顕彰になるわけでありますが、その授け方がどうなっているか。先般も文化勲章の選考委員の任命がされたようでありますが、栄典制度全般から見て政府の所管事項がどうなっているのか、文部大臣が文化勲章の選考委員の任命をされるということでありますが、これは文化勲章というものの性格が文部大臣の専管事項のように一応の印象を与えるわけでありますが、内閣の賞勲部という機関もあるわけで、……

第32回国会 内閣委員会 第5号(1959/10/05、28期、日本社会党)

○受田委員 加藤さんにちょっとお伺いしておきます。私このたびの名古屋を中心とした史上最大の台風の災害地を、三日がかりで視察して帰ったばかりでありますが、自衛隊の災害派遣は自衛隊法の八十三条にあります。この災害派遣に関して、私の視察を通じての私が持つ疑問に対する御見解を伺いたいと思います。せっかくこの自衛隊法がこういう規定を設けておりまして、海上あるいは陸上における災害派遣に関しての協力をして下さるようになっておるのでありますけれども、実際問題として今回の自衛隊の行動においては、なお幾多の非難をすべき個所がひそんでおると思うのです。それは災害派遣に関する第八十三条の2の規定の中に、緊急やむを得な……

第33回国会 内閣委員会 第1号(1959/11/06、28期、日本社会党)

○受田委員 私きょうは質問を延期しようと思っていたのですが、防衛庁当局としてもお急ぎになっておられる問題でもあるので、この際伺っておきたい点は、新機種決定の問題であります。これはすでに源田調査団長を中心に松島で最終の想を練られておるわけでありますが、長官もしばしば言明された通り、この調査団の報告に基づいて最終決定をしたいという御意向でありますが、調査団の想を練られたその最終案というものは、一体いつごろ防衛庁へもたらされるものか、これをまず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 きょうというと、もうすぐということになると思うのですが、そうしますとこの調査団の報告を長官がお受けになられ、いろいろ……

第33回国会 内閣委員会 第3号(1959/11/13、28期、日本社会党)

○受田委員 私は最初に本日の委員会の席上に、昨年のグラマン機内定以後常に出席して答弁の責任の衝に立っておりました加藤防衛局長がおいでになっておらないのでありますが、これはいかなる理由か、長官から御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 加藤防衛局長は由来非常に健康体に恵まれまして、国会の出席も一日も欠けることのなかった模範的な官吏であることを私は確認しております。伝えるところによると、加藤防衛局長はすでに今回のロッキード機種決定について、辞表を今井事務次官の手元まで提出したと聞いておりますが、いかがでございますか。
【次の発言】 その辞意の表明の理由は何であるかを長官、お考えでございましょうか……

第33回国会 内閣委員会 第5号(1959/11/20、28期、日本社会党)

○受田委員 赤城さん、おかぜでちょっと調子が悪いそうですが、精励恪勤されることに敬意を表します。あまり御無理がないように私はやりますから……。  私ちょっとだけ赤城長官に伺いまして、後ほど源田報告のあとで重ねてお尋ねをしたいと思います。赤城さん、今回源田調査団を派遣されたことについて、こうしたメンバーをおきめになられた根拠はどういうところにあったか、これをちょっと。
【次の発言】 それでこの源田調査団の一行の結論によって、機種をきめるという前提のもとに派遣されたわけですね。
【次の発言】 すでに佐薙さんが昨年調査に行っておられるわけなんです。それの前永盛さんが行っておられるわけなんですが、佐薙……

第33回国会 内閣委員会 第7号(1959/12/03、28期、民社クラブ)

○受田委員 時間をなるべく短縮してお尋ねいたします。きょうから民社クラブの立場で質問をいたしますが、われわれは御承知のように民主主義、議会主義を中心の――あなた方ともできれば共通な広場を求めて政治運営をしたいと思っておりますが、根っこは厳たる社会主義政党です。従って保守党の長期にわたる金権政治の悪政にうんでおる国民中間層の支持をごっそりちょうだいして、自民の足元をゆさぶって、革新政権の樹立に邁進することを誓っておりますから、どうぞ総理もそのお覚悟で……。  昨日のワシントンの報道によると、アイゼンハワー大統領が久しぶりに日米安保条約の改定について談話を発表しております。その談話の中身に、岸総理……

第33回国会 内閣委員会 第10号(1959/12/11、28期、民社クラブ)

○受田委員 私一問ほどあなたに伺いたいのですが、先ほどから木原委員との一問一答を通してはなはだ了解に苦しむ点が発生したのです。それはあなたは先月の国防会議で機種を決定されるときに、現在よりも高い価格で一応討議されたという意味のことを私は言われたと思うのです。その価格は百十五万ドルよりも高い価格ということを諷刺していたと思うのでありますが、その価格は一体幾らだったのですか。これはある程度あなたが非公式に公表された金額も私聞いておるのでございますが、間違いがあってはいけないのでお尋ねいたします。
【次の発言】 そこまでお話が進んでおるならはっきりされてもいい。新聞の一部の報道を伺うと、大体百三十万……

第33回国会 内閣委員会 第12号(1959/12/27、28期、民社クラブ)

○受田委員 毎回この在外公館の名称や位置を定める法律の改正案が出ているのでありますが、外務省としては今回出されているギリシャの大使館昇格その他のこういう外交上の問題処理にあたって、相手の国から強力に要望があれば大使館にし、あるいは総領事館や領事館を置くとかいう、そういう国国の個性を尊重して外交を進めるという形でやっているわけですか。
【次の発言】 大使館と公使館の区別はどこにあるわけですか。
【次の発言】 外交上の格式において、大使と公使が並んでいるときは、たとい小国といえども大使を交換している国の方が上席という外交上の儀礼をするわけになりますか。

第34回国会 外務委員会 第3号(1960/03/10、28期、民主社会党)

○受田委員 大臣はお忙しいようでありますが、あなたの御主管の委員会でありますので、一つゆっくりとお願いしたいと思います。今まで質疑応答された中で一、二拾ってお尋ねを申し上げたいのですが、今竹谷委員から問われた韓国に在韓代表部を置くということに対して、使臣の生命財産の保障ができないから置かないということですが、これは国際通念上から見て、そういう生命財産の保障ができ得ないような国を法治国と言っておりますか、言っておりませんか。
【次の発言】 普通の場合に国際通念から見て、そういう場合は法治国であるとは言えない。言えますかどうか、そこを一つ伺いたい。

第34回国会 社会労働委員会 第38号(1960/05/18、28期、民主社会党)

○受田委員 渡辺さん、御要望されている事項の中に、職業安定行政に従事する下級職員の任命権者は知事となっておる。これは間違いないですね。
【次の発言】 どなたでも、それぞれ御所管の立場から御説明願いたいのですが、この地方自治体に国の行政事務を委任されている事項の中に、人事権というものが入るかどうかお答えを願いたい。
【次の発言】 職業安定行政は……。
【次の発言】 そうしますと、渡辺さんの御要望の点の「職業安定行政の地方移譲と職員の身分移管することの要請または請願について」この中にある「その他の職員の任命権者は知事となっております。」ここを詳細お尋ねしようと思ったのですが、間違いないですか、実態……

第34回国会 内閣委員会 第5号(1960/02/18、28期、民主社会党)

○受田委員 私最初に総務長官に、あなたの職務に関連したことをお聞きいたしたいと思います。総理府設置法においてあなたの総務長官としての身分が確定を見ておるわけでございますが、あなたは単独に総理府部内の事務の管理権、監督権あるいは職員の統督権がありますかありませんか。
【次の発言】 そうしますと、官房長官の方は内閣法によってはっきりと所属職員の服務に関する統督権があるわけです。あなたには所属職員の服務に関する統督権はございませんか。
【次の発言】 本府所属の職員については指揮監督権がある、さよう了解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 単独にできる。すなわち内閣の官房の長と同じように単独に統……

第34回国会 内閣委員会 第6号(1960/02/19、28期、民主社会党)

○受田委員 きょうは単に総括的なお尋ねだけでとどめておきたいと思います。石山君から大まかな問題点を取り上げていただいておりますので、私はまず第一に総務長官に、あなたの御所管に関する、すなわちあなたの御任務が総理府部内の連絡、調整と、それからもう一つは給与等に関しては各省間のアンバランスを是正する調整の責任にある人だという意味で、次のことをお尋ねしたいわけです。  人事院は一般職を所管し、防衛庁及び外務省とかあるいは裁判所、検察庁とかいうようなところの職員を御担当しておられません。そこで、そうした給与体系をどうするかというような問題は、自然に人事院勧告をうのみにされるという立場の総理府といたしま……

第34回国会 内閣委員会 第9号(1960/02/26、28期、民主社会党)

○受田委員 後ほど政府を代表する官房長官か副長官においでいただくそうでありますから、政治的な問題はその方へ譲ることとしまして、宮内庁に関する事柄についてお尋ねをしたいと思います。  宮内庁長官にお伺いをしたいのでありますが、二十三日に皇長孫がお生まれになられた。このことにつきましては衆議院の賀詞の奉呈がありましたごとくに、私たち国会議員も国民も、憲法第一条の国の象徴たる天皇の跡継ぎとしてのお方が生まれられたという意味におきまして、心から慶祝をするものであります。  そこでこの新しい親王が生まれられたことについて、次の諸点をお尋ねして、宮内庁長官の御見解をただしたいと思うわけですが、それに先立ち……

第34回国会 内閣委員会 第15号(1960/03/11、28期、民主社会党)

○受田委員 時間がだいぶ進んでおりますが、最初に、審議の都合上伺っておきたいことが一つあるのです。提案理由の説明の末尾に、「何とぞ本案につきまして慎重御審議の上、すみやかに御賛成あらんことを」ということが書いてある。慎重御審議をするということですが、今から審議が始まるわけです。慎重御審議の上すみやかという慎重御審議を今から始めるわけですが、このほかの提案理由にはすみやかにということがないのがたくさんあるわけです。慎重御審議をすればすみやかにならなくなるわけです。この書きぶりがちょっと気にかかりますので。
【次の発言】 政府の提案理由の中には、いろいろまちまちにおしまいの方が書いてあるわけです。……

第34回国会 内閣委員会 第19号(1960/03/22、28期、民主社会党)

○受田委員 お急ぎの農林大臣に十分ほど質問いたします。お答えも一つ短時間にお願いいたします。  先ほどからしばしば御説明されておる、今回の提案理由の説明の中にある「被買収者に関する社会的な問題」という、社会的というものの定義を一つ御答弁願いたい。
【次の発言】 社会正義の上に立つ問題という根底を考えての社会問題だということですか。
【次の発言】 そうしますと生活が困っている、つまり生きるための権利、人権、生活権、こういうものを中心の社会問題、こう了解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 この調査会ができて調査される事項が、そうした生活に困っている人々を救うという以外に、今生業とおっしゃっ……

第34回国会 内閣委員会 第29号(1960/04/14、28期、民主社会党)

○受田委員 時刻が十二時になってなんですが、しばらくの間がまんしていただきたい。私は中村委員の質問に関連してまずお尋ねしたい点があるのです。きょういただきました資料の中に損失補償裁決比較表というのがあります。これを見ますと、大阪市長が特別都市計画街路事業として事業を起こそうとした際に、起業者の申請価格と所有者の主張と裁決額を比較するときに、所有者の主張は坪九万円となっており、起業者の申請と裁決額は八千円となっておる。こういう著しい違いが要求と裁決額の数字の上に現われておるということは、どこかに何か無理があるのじゃないか。ばかな要求をする所有者もあるでしょうし、また起業者そのものがばか安い希望価……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第12号(1960/04/05、28期、民主社会党)

○受田委員 総理は、今講和をする場合における国会の承認の件を発言しておられたのでありますが、この開戦、講和という規定は、大貫委員の言われる通り、憲法上のどこにも規定を発見できない。従って、宣戦の布告をされた場合に、日本がどういう立場をとるかは、この条約によって共同行動をとる以外には規定がないわけです。  そこでお尋ねしたいことは、憲法上の規定のない開戦、講和ということを、具体的にはどういうふうにお運びなさろうとするのか、お答えを願いたい。
【次の発言】 私は、岸さんの場合、大へん危険を感ずる事柄があるのでありますが、講和の場合は、条約を国会の承認を得て締結したい、こう発言をされたのであります。……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第13号(1960/04/06、28期、民主社会党)

○受田委員 外務大臣のただいまの御答弁に関連して、お尋ねをしたいのでありますが、竹島が、米韓条約における大韓民国の施政下でないということが、アメリカで保証されている何らかの文書があれば、お示しを願いたいのです。
【次の発言】 国際紛争の対象になっている地域であるという意味においては、そういう理論からいうならば、日本の場合にも、これを施政下に入れることは間違いではないですか。
【次の発言】 大韓民国と米国との相互援助条約に、韓国の施政下にあると韓国自身が提唱して、これを容認して、米韓条約が形の上で結ばれておるとあなたは御判断ではありませんか。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第17号(1960/04/13、28期、民主社会党)

○受田委員 堤委員の質問に対して、防衛庁長官は、極端な究極兵器等の使用の戦争は、全面戦争の場合であって、ちょっと想定できないということを仰せられておるのでございますが、しからば、一体防衛庁長官は、日本の自衛隊というものは、どの程度の外部の武力攻撃に耐え得る能力を持っていると御判断になるのでありますか、御答弁を願いたい。
【次の発言】 あなたは、自衛隊の最高指揮官として、外部の武力攻撃に対処し得る自衛隊の能力ということも御存じのはずなんだ。そして、今申されたような極度に急迫した事態の武力攻撃、極度に高度の究極兵器を用いるような場合にはお手上げだ、こういう日本の自衛隊であることは、今あなたは、はっ……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第25号(1960/04/28、28期、民主社会党)

○受田委員 きょうはゆっくり岸総理並びに藤山外務大臣、赤城防衛庁長官に、懸案の安保改定案の問題点について、民社党を代表してただしてみたいと思います。  最初に、岸総理、あなたは、この条約案を御調印されてお帰りになられたときに、一体いつごろまでにこの条約を国会で仕上げて、承認を得ようとめどをつけられたか。条約案の第八条には、「この条約は、日本国及びアメリカ合衆国により各自の憲法上の手続に従って批准されなければならない。この条約は、両国が東京で批准書を交換した日に効力を生ずる。」と書いてあるのでございますが、この効力発生の時期をどこに置いておられたか、お答え願いたいと思います。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第26号(1960/05/02、28期、民主社会党)

○受田委員 総理も、連休で十分疲労を回復されておると思いますから、きょうは一つ元気のたくわえられているところで、大いに論争をしていただきたいと思います。  二十八日にお尋ね申し上げました新安保条約案の第五条に関連して、今から具体的に質問を続けたいと思います。  第五条に規定されておりますところの、いわゆる外部の武力攻撃という、この武力攻撃の形態といいますか、様相といいますか、そういうものは、どういうものであるという想定を立てておられるのか、政府の御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 その計画的、組織的な侵略の方式は、近代戦の様相から見て、全面戦争、核戦争、限定核戦争、局地戦争、こういうよ……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第33号(1960/05/11、28期、民主社会党)

○受田委員 藤山さん、松尾さんが非常に女性としての品位を保ちながらまじめな質問をしておるわけで、これに対して親切にお答えをいただくということを十分御認識願っておきたいと思うのです。  私ここで、松尾さんの質問をしましたことに関連して一言お尋ねしておかなければならないのですが、法理論的立場から考えて、U2機が日本におってこれが行動を起こす際に、偵察飛行とか、あるいは領空侵犯とかいう、かかる行為をやる場合に、今度新しく作ろうとしておるこの新安保条約のどの条項かの違反になるのかどうか、これをもう一度確認いたしておきたい。
【次の発言】 国際法以前の問題であって、この新しい条約には直接は違反しない、か……

第34回国会 文教委員会 第12号(1960/04/13、28期、民主社会党)

○受田委員 関連して。公正取引委員会事務局の機構というものは国家行政組織法の規定に基づいてなされておる。これは機構の上で公正取引委員会が私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の上で生まれておるのでありますが、今小牧委員の質問でお答えになられたことで、全国に名古屋、大阪、福岡と三個所の地方事務所がありますね。そういうところの職員を動員しても、第一線の警告の実態調査をやることはなかなかむずかしいとお考えなのですか。
【次の発言】 公正取引委員会の事務局職員の総数及び地方事務所の職員の数をお示しを願いたいのです。
【次の発言】 人数が少ないという理由もありますけれども、こうした重点的な問題のあ……

第34回国会 予算委員会 第8号(1960/02/12、28期、民主社会党)

○受田委員 私は外交、防衛問題を中心にして、一部内政にわたる質問を試みようとするものであります。  最初に、先般来問題になっております極東の定義について私もまた触れざるを得ないのであります。何となれば政府は先般来の国会で、その答弁において全く前後矛盾をして、統一見解あるいはその後における見解の相違点等を逐次是正していくという立場になっておるのでございますが、あなた方全権団は、アメリカにおいてこの条約を署名される際に、極東の定義について個々具体的な問題で、最終的に、藤山さんが今考えておられ、総理が考えておられるような線で地域の了解が得られておるのかどうか、お答えを願いたいのであります。


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 内閣委員会 第3号(1960/12/17、29期、民主社会党)

○受田委員 私あまり時間をかけないで、関係閣僚の皆さんと人事院総裁及び関連の政府委員の方々に御質問をいたしたいと思います。  今度の給与法の改正で一番根本になる問題として、人事院の勧告がある。この勧告の中身が、いろいろ取りざたされておりますが、私は一つだけお伺いいたします。人事院は今度の勧告で、懸案を幾つも解決したと思っておられると思うのでありますが、しかし懸案が解決されたようであって、実は別の問題が派生をしておるのではないかと思うのです。それは人事院の勧告、報告書の中に、今まで毎年職種別に、民間企業と公務員給与の比較表が出ておりました。たとえば行政職の一の二等級における官民の格差がどうなって……

第37回国会 内閣委員会 第4号(1960/12/20、29期、民主社会党)

○受田委員 今度出された外務省所管の法案についてお尋ねいたします。  石山委員からすでに在外公館の名称及び位置を定める法律の改正案について、コンゴとナイジェリアの大使館昇格についての基本的なお尋ねがあったようでありますから、これに関連して、大体日本政府は、アフリカに新しくできた国々を、どのような程度にこれを重要視されておるのか。イギリス、フランスの植民地が、それぞれ相次いで十数カ国の新興国家を作っておるのでございますが、その国々の独立国としての形態、実力というようなものをどの程度に評価しておられるのかを、アフリカに関する新興国家について、それぞれの国名をあげて御答弁を願いたいと思います。できる……

第37回国会 予算委員会 第5号(1960/12/16、29期、民主社会党)

○受田委員 私は自由民主党の内閣におきまして、その施政方針で述べられ、また日常国会の発言等でしばしば伺っております国連中心主義の自主独立の外交政策につきまして、具体的に掘り下げてお伺いをしてみたいと思います。国連中心主義ということは非常にいい言葉であるし、また国連憲章のもとにおける世界平和の確保を目ざしている外交を進めることは、これは党派を越えての願いでありますけれども、自由民主党の国連中心主義というのは、いわゆるアメリカ圏、米国を中心とした国連の強化、すなわち米国に追随する国連中心主義の外交という印象を多分に受けるのでございまするが、この点は総理といたしましても、一応やむを得ないあり方として……

第37回国会 予算委員会 第6号(1960/12/17、29期、民主社会党)

○受田委員 私は民主社会党を代表して政府が提出しておりますところの本年度予算補正の二案と社会党が提出されました組みかえ案に反対をして、ただいま井堀委員より朗読いたしましたわが党提出の政府案組みかえ要求に賛成をするものであります。  今井堀委員が提案理由の説明を申し上げた中で明らかなように、政府が出しておる原案というものは、補正予算というよりは本来は当初予算としてこれを編成さるべきそういう財源や歳出項目が多分に含まれておったわけであります。また本案に編成されておる食糧管理特別会計の繰入金とか中学校の校舎の整備費、公務員の給与改善費、そういうものはいずれも明年度予算において継続してこれを計上される……

第38回国会 外務委員会 第26号(1961/05/24、29期、民主社会党)

○受田委員 森本委員の質問に関連して、ちょっとだけ外務大臣に伺っておきたいと思います。予算委員会ですでに総理からもあなたからも、郵便、気象関係の協定は、正式な外交交渉とは別に考えてもいいのだという御答弁があったわけです。私の質問にもそういうお答えがあったことを記憶しております。今電波関係のことで共産圏の諸国家と日本との間における協定は、双方の正常な国交回復の以前においてもしてもいいのだという御発言があったと思うのです。これは電波関係、郵便関係、気象関係……(小坂国務大臣「電波は入っておりません。電波は初めて、これはまだわかりません。」と呼ぶ)電波のことははっきりしないのですか。そういうことは正……

第38回国会 外務委員会 第30号(1961/06/03、29期、民主社会党)

○受田委員 この友好通商航海条約の国会承認にあたって、フィリピンとの間の懸案の解決の状況はどうなっているかをお伺いしたい一点があります。  この一点は、すなわち、日比間の賠償協定の進捗状態はどうなっておるか、きわめて円満に進んでおるのか、遅滞しているのか、状況を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 賠償の支払いが順調に進んでおる、経済協力もこれまた日本の好意を十分に示す方法にする、こういうことでありますが、大体外務省としては、賠償の義務を果たすために、フィリピンを含めて関係諸国家間に全体の問題が一つある。これは大事なことでありますから、少しこの機会にお伺いしておきたいのですが、東南アジアの……

第38回国会 社会労働委員会 第36号(1961/05/23、29期、民主社会党)

○受田委員 私は大事な点だけを、援護法と恩給法との関係について、大臣、両局長、及び法制局次長に法制的見地からの御答弁を願いたいと思います。  最初に、この援護法の各所に見受けられる戦地、特に援護法第四条第五項の規定では「第二項に規定する戦地の区域及びその区域が戦地であった期間は、政令で定める。」とあります。恩給法上の戦地と援護法上の戦地と同じものであるかどうか、まず御答弁願いたい。
【次の発言】 恩給法上のいわゆる戦地加算の基礎になる危険区域、危険地域と、今の私が指摘しておる援護法の戦地とは同じものであると了解してよろしゅうございますか。

第38回国会 社会労働委員会 第43号(1961/06/06、29期、民主社会党)

○受田委員 この政府みずからが提案された今回のあんま師等の法律の改正案につきまして、問題点の幾つかを取り上げてお尋ねを申し上げます。  大体このあんま師、はり師、柔道整復師という、こういう関係の法律が、今まで一部改正々々々々で、特にいわゆる医業類似行為の業者に対して、最初八年、次いで三年、三年、また三年と、こうして延長を続けて参ってくることは、結局医業類似行為者に対して、その業務の無害性というものを容認をし、その業をその人に終生やらせてもいいという、そういう考え方に立たざるを得ないと思うのでございますが、これは、少なくとも、その仕事をしておる人にとっては、八年に九年と延長されて、十七年間もやっ……

第38回国会 逓信委員会 第6号(1961/02/22、29期、民主社会党)

○受田委員 今、上林山氏から質問されたことに関連して、大蔵省と郵政大臣とに一言お伺いしたいことがあるのです。  それは、金利引き下げの動向が世界的な傾向であることは、われわれもよく承知しておるのでありますが、大体郵便貯金の金利と市中銀行の金利、及びもう一つ問題になりますのは最近証券会社が事業計画として新たに始めてきた債券投資信託というものとの関係、これらは非常にデリケートでありますが、政府当局としては一体こういう金利の引き下げに関して、国そのものが事業をやっておられる郵便貯金と、それから一般市中銀行の預金と、それから証券会社が計画した債券投資信託というものにおいて、それぞれの特徴を生かしながら……

第38回国会 逓信委員会 第7号(1961/03/01、29期、民主社会党)

○受田委員 谷口君の御質問のあとで、私なるべく時間を節約しながらお尋ねします。  きょう御出席の政府委員の方々を伺っておきますが、大蔵省の証券課長以外の方はおられますか。
【次の発言】 私、郵政大臣にまずお尋ねをしたい。  国の郵政行政の根本に関する問題があるわけです。大体郵政省というお役所は、国民に対するサービス機関としてはまさにピカ一の機関であると思っておりますが、そうした機関が国際的にその意義を全うするためには、第一に沖縄に関して、沖縄住民は潜在主権の立場における住民であって、日本国に復帰を心から要望している住民である。従って法律的には主権者の立場から日本人であることは間違いないわけです……

第38回国会 逓信委員会 第10号(1961/03/14、29期、民主社会党)

○受田委員 今、谷口委員から放送法の性格についてお尋ねがあり、またこれに対する運用についての疑義をただされたのでございますが、私は放送法そのもの、二十五年にこの法律が成り立ったときにこの法案を担当した一人として、当時立法の精神がどうであったかということをよく承知しておりますので、その点から一言お尋ねしたいことがあるのです。  この公共放送の公益性、それから放送の自由性、中立性、いろいろな角度から見て、NHKの、放送法制定以来過去十年余にわたる歩みというものは、私自身としては大体その放送法の目的にかなった方向を歩んできたと確認をします。ただ最近、一般事業放送、民間放送が頭をもたげてきたので、これ……

第38回国会 逓信委員会 第13号(1961/03/22、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、民主社会党を代表して、この提案に賛成の意思を表明したいと思います。  ただ、ここで一点だけつけ加え、これを条件に付します点は、今回提案されている予算案をながめてみましても、特に今まで難聴地域であった点に重点的施策が立てられておりますし、また受信料等につきましても、これを公平に、かつ、末端にまで浸透させるような御努力が払われているのでございますけれども、実際の取り扱いにあたっては、少なくともNHKが、その放送の公共性、放送の自由性、放送の中立性というものを重んじて、民間放送と異なった角度から、一般の聴取者に便益を与えるような方針のもとに、経費の節減、そしてまた、一方においては社……

第38回国会 逓信委員会 第16号(1961/03/28、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律の一部改正案の中で、特に簡保と民保の契約関係、簡保が漸減され、民保が漸増されつつある傾向がどこに原因があるのか、これに対してどういう対策を立てることが必要であるかということをまずお尋ねいたしたい。  いただきました参考資料で、簡保は昭和三十年以後大体逓減の傾向を持っております。契約件数にいたしましてもそうでございますが、民保はこれに反して著しく飛躍的な傾向を示しておる。私この前の委員会で、大蔵省に対して、民保の解約状況つまり契約解除の状況の資料を要求しましたところ、大蔵省からこの委員会にその資料を下さいました。これを見ますと、……

第38回国会 逓信委員会 第17号(1961/03/29、29期、民主社会党)

○受田委員 ちょっと今の問題に関連してお尋ねしたいのですが、戦前の保険契約で非常に低額な契約があるわけです。それは昭和十九年四月、戦前では最高制限が二千円、最低は五十円であったわけです。そのころの保険契約がまだ古いやつは残っておる。その古いやつの取り扱いはどうなっておるか、戦前の五十円というのが昭和十九年四月はまだ残っていた。戦前の五十円の契約で、三十年とか四十年とかいう満期のやつは、まだ五十円を約束しておるのが残っているか、それは整理しておるのか、戦前の契約の取り扱いはどうなっているか、またその処理状況はどういうふうになっているかを御報告願いたいと思います。

第38回国会 逓信委員会 第19号(1961/04/06、29期、民主社会党)

○受田委員 郵便為替法の改正は十年ぶりにされるという提案理由の説明でございますが、この十年間に他の公共料金はそれぞれ、国鉄運賃にしましても何回か改正されて、郵便の為替料金は十年間据え置きされたというので、その引き上げの率を、国鉄の運賃の引き上げ率などに比較して大幅にされたという理由が政府の御見解でございましたようですので、まずこれをお尋ねいたします。
【次の発言】 十年間郵便関係の料金が据え置かれた部分があることは、何か特殊の事情が郵便業務の中にひそんでいたのではないかとい思うのでございますがいかがでしょう。
【次の発言】 郵便為替の取り扱い件数は漸減しているということを承っておりますが、これ……

第38回国会 逓信委員会 第21号(1961/04/12、29期、民主社会党)

○受田委員 郵便の振替貯金制度というものが大衆の送金手段として、特に郵政省が奉仕的な役割を果たしていることは周知の事実でありますけれども、これを今度料金改定によって独立採算の趣旨を貫徹したいという御趣旨から改正案をお出しになっておる。そこでこの改正案について問題点を二、三取り上げて、政府の改正趣旨に対する御所見を伺ってみたいと思います。  第一の問題点は、大衆の送金手段としてのサービス機関である郵便振替貯金制度というものが、これは大衆の低額の利用者と、そして一方においては大きな団体の利用者、たとえば生命保険団体とか、その他の常に多額の、かつ口数の多い利用者というものと、それぞれどのような角度か……

第38回国会 逓信委員会 第24号(1961/04/25、29期、民主社会党)

○受田委員 郵政大臣にまずお伺いしたいことは、先ほど田邊君の質疑に対しての御答弁の中に、政府としての提案の信念と自信というものに多少ぐらついた点がうかがわれたのです。それはこのたびの法改正の趣旨、目的、内容、こういうものについて国会が修正を加える場合にはそれに従うという御答弁があったのでございますが、私は政府としてはこの法案に一つの自信を持ってお出しになった、その自信が国会でぐらつくべき筋のものではなくして、この法案がすなおに通るということに自信と勇気を持っている、そういう立場でこの法案を審査させていただいたのでありますが、この法案に対する自信と勇気というものにいささか欠ける向きがあるやにほの……

第38回国会 逓信委員会 第31号(1961/05/17、29期、民主社会党)

○受田委員 定足数がおそろいのようですから、ごく簡単に、そしてポイントをお尋ねをさしていただきたいと思います。  このたびの公衆電気通信法の改正案につきまして、私、いろいろの資料をお出しいただいておりまするので、一通りこれを見せていただいたのでありますが、同時に提案理由の説明その他を通じて改正の要点を伺ったのでありますが、ここでまず明らかにしておきたいことは、このたびの改正の趣旨が料金の合理化ということに一応の重点がある。この料金の合理化をはかる前提に何があるかということをまず伺いたいのであります。  最初に、料金を合理化するということ、この言葉ははなはだデリケートな中身も含まれておると思うの……

第38回国会 逓信委員会 第33号(1961/05/23、29期、民主社会党)

○受田委員 関連して。今の基本料金というものを百円上げなければならない理由はどこにあるわけですか。
【次の発言】 そこの十二級局以上が百円、二百円、三百円となってそれぞれ上がってきておる、新しく設けたわけであります。だから千円以上のものがなかったところが百円刻みが三つできておる、そういうことをしなくても、電話の数がどんどんふえて、東京だけでも今から四十一年までに現在の三倍も電話がつこうというような目標を持っているのでしたら、こういう料金を現状に据え置いてあげる方が利用者の立場にも非常に協力してあげることになるので、上の十二級局以上に百円刻みで段階をつけて値上げしているところを千円以上はないのだ……

第38回国会 内閣委員会 第4号(1961/02/16、29期、民主社会党)

○受田委員 私、皇室経済法施行法に関連して一言と、皇室典範に関係して二、三点お伺いしたいと思います。  皇室の経費は内廷、宮廷いろいろありますが、繰越金、つまり使い残った場合は繰越金として次年度に繰り越されておるのでございますか。全部使い切っておるのでございますか。
【次の発言】 これは宮内庁の予算要求の際にも考えられておると思うわけでる分は貯金をしておいて、次の機会にまとめて使うようにしていくという形になるのですね。それは特例だと思うのですが、蓄積というのは貯金ですか、何ですか。
【次の発言】 それは予算編成上における特例だと思うわけです。普通のところでは使い残れば次年度に繰り越すわけです。……

第38回国会 内閣委員会 第11号(1961/03/10、29期、民主社会党)

○受田委員 科学技術庁長官兼原子力委員会委員長池田先生に、政策的な、根本的な問題をお尋ねをしたいと思います。  池田国務大臣は輿望をになうて、今申し上げた二つの責任者になっておられるのでございますが、原子力委員会が昭和三十年、科学技術庁が引き続いて成立をしまして今日に至っておるわけでございますが、すでに五年も六年もたった今日、一応基礎的な研究調査は実を結んで、たとえば原子力についてはその平和利用について、いかにして開発をしていくかというような具体的な問題と取っ組む段階に来ておるし、また科学技術についても理論的な研究、基礎的な研究の段階を乗り越えて、実際にその活用をどうするかという段階に来ておる……

第38回国会 内閣委員会 第15号(1961/03/23、29期、民主社会党)

○受田委員 外務大臣はお時間が制限されているようですから、端的に簡単にお尋ねをしたいと思います。従来この委員会に外務大臣が、法案の提出の際に御出席がほとんどなかったということについては、私たち非常に不満を持っていたわけです。きょうはあなたがおいでいただいて質問にお答え願えるということで、今後こういう慣例をどんどんお作り願うように希望を申し上げておきます。  それで今度出された二つのあなたの方の御提案にかかわる法案につてお尋ねをさせていただきます。この外務省設置法の関係では、今度欧亜局に中近東部を置くという御提案であります。欧亜局というこの局は、一体所管がアジア局とどういう分け方をしてあるのか。……

第38回国会 内閣委員会 第19号(1961/03/31、29期、民主社会党)

○受田委員 最初に行政全般の問題として、各省設置法の改正案が本委員会で採決をされる前に、ただしておきたいことがあるのです。それは厚生省にしましても、労働省にしましても、新しく局ができるわけです。行政機構の拡大強化という美名のもとに、非常に機構が拡充されるわけなんです。このことに関係して、行政審議会という行管の諮問機関があって、行政全般に対するいろいろな意見を答申しておるわけでございますが、今いただきました資料によると、旧臘十二月七日に答申をされております。その答申書をつまびらかに見て参りますと、行政運営の簡素化、能率化がうたわれておる。そして行政の運営の上における行政サービス向上の必要性がうた……

第38回国会 内閣委員会 第24号(1961/04/13、29期、民主社会党)

○受田委員 総理もお疲れでしょうが、重大な法案ですから、一つ私の質問をお聞き取り願って、明快な御答弁をお願いいたします。私は最初にこの防衛二法案に盛られた改正内容に関連する問題をお尋ねします。  今回防衛庁設置法によりまして人員の増強計画が立てられており、自衛官一万一千余名、文官二千四百名の増員を計画しておられる、ところが現に自衛隊の陸上部隊を中心にして、定員の欠員は二万一千名をこえておるのでございますが、これは定員がこれだけ不足している。一方においては膨大な増強計画を出すといういかにも矛盾じた案が出されているように思うでございます。これに対する当局の態度を明快に御説明をお願いします。

第38回国会 内閣委員会 第25号(1961/04/14、29期、民主社会党)

○受田委員 私はごく簡単に二、三の要点にしぼって、提出されておる二つの法案に関連したお尋ねをいたします。  最初に、今度の暫定手当のいわゆる臨時措置に関する法改正の問題点でありますが、暫定手当を支給する場合に、いろいろと勤務関係で今まで問題があったのです。それを一つ一つ具体的に解きほぐしていくという態度には敬意を表しております。ただそのほぐし方において私がちょっと納得のできない点があるのを今からお尋ねしたいのです。それは今度の一般職の改正案の中に、在勤する地域を異にして異動した場合の特別措置でありますが、本年四月以降において職員が新しい地域に転任をしていった場合には、従来の地域における暫定手当……

第38回国会 内閣委員会 第27号(1961/04/20、29期、民主社会党)

○受田委員 私ちょっと次の会合に呼び出されておりますから、一、二問ほど今の山内さんの質問に関連してお尋ねしてみたいと思います。  今度の改正案の中に、今山内さんも指摘されたような一般職、特別職の問題が取り上げられておる。特別職も定員の中に入れる措置がされておるわけです。一体行政管理庁の所掌事務の中にある行政機関の機構、定員及び運営の総合調整に関すること、こういう問題の中で定員については、特別職、一般職というものの関係を行管の権限において規定することができるものかどうか。もう一つは特別職という職種を国家公務員では一応指摘してあるのでございますが、そういう国家公務員法その他の法律の根本的規定に関し……

第38回国会 内閣委員会 第30号(1961/04/25、29期、民主社会党)

○受田委員 関連。ただいま横路委員の質問は、この間私がこの委員会でお尋ねした問題に関係をして参りましたので、私から一言お尋ねしたいと思います。長官は、先ほど外務大臣とはしばしば会見をしておるということでした。ところが昨年の第一回日米安全保障協議委員会では、フェルト太平洋司令官、マッカーサー駐日大使、外務大臣が議長で、江崎君が防衛庁長官として参加しておるわけです。今お話の中に、在日米軍司令官が出ておるようです。一体この委員会、今あなたのお話の中に出てきたこの委員会の構成は、太平洋司令官ですか、あるいは在日米軍司令官が軍を代表するのですか。

第38回国会 内閣委員会 第31号(1961/04/26、29期、民主社会党)

○受田委員 私は先回一部の質問をいたしまして、残余の質疑を大半残しておりました関係上、きょうはその質問のうちで特に長官の御意思をはっきりしていただきたい諸点をただしてみたいと思います。  まず第一に、新しい安保条約は十年の期限が付せられておるのでございますけれども、この十年の期限が到来したときに、一体日本の自衛力というものはどの程度まで前進をしておるものであるか。少なくとも防衛庁といたしましては、新しい安保条約には十年の期限付というはっきりした線が出ておりまするので、その時点においてアメリカ合衆国が一方的に、期限前にでも、期限が到来したならば、安保条約から約束をのがれるというような意思表示がさ……

第38回国会 内閣委員会 第33号(1961/05/11、29期、民主社会党)

○受田委員 建設省の方に今度の改正案についてお伺いします。時間をかけないでやりたいと思います。  今度の改正案で問題点の一つは建政局を作ることですが、こういう新しい部局を作ることは、行政の能率化、簡素化という趣旨と形の上では逆行するのじゃないかという問題が提起をされるわけです。そこでお尋ねしたいのは、建政局という名前がいかにも魅力的で、何か新鮮な仕事でもするように見せかけておられる印象を受けるのですけれども、計画局の所掌事務を一部つけ加え、他の局との分掌関係を調整するというような形でいいのではないですか。計画局という名称は、確かにここに書いてある建政局を作る目的と全く一致しておる。建政局という……

第38回国会 内閣委員会 第34号(1961/05/12、29期、民主社会党)

○受田委員 私、この恩給法の改正案が提出されております現段階で、まず根本的な恩給制度の問題についてお伺いして、そのあとで具体的な改正の要点をお伺いしたいと思います。  恩給という言葉が国民に与える印象上、恩給制度がおい立ちました軍人恩給、文官恩給の明治の初年におけるスタート時代から、ある特権階級に対する恩典の印象を、まだ国民の上からぬぐい去ることのできない立場を当局は十分御理解いただいておるかどうか、このことなんです。これは恩という字が、特権階級に対する恩典制度であるというような、この恩給という言葉が私が今指摘したような形で国民の上に影響していることをお認めになるかどうかをまず御答弁願いたい。

第38回国会 内閣委員会 第35号(1961/05/16、29期、民主社会党)

○受田委員 この前の質問を続行いたします。今度の改正の重要点の一つである軍人の加算制度の採用の問題であります。これは事実上三年勤務を、三倍加算までを認めて、一つの形式的な恩給――普通恩給支給年数を計算しているわけでございますが、この制度そのものは今日はないわけなんです。過去の制度を、すでに恩典に浴している人とのバランスを考慮する上において、新しく取り上げることにしているわけでございますが、ここらに一つ問題があるのです。この加算制度というものは、本質的に今日の現状において、現に一部機関車に乗車する職員に対する措置がとられておりますが、政府としては加算制度というものを現に認めておられるのかどうか。……

第38回国会 文教委員会 第8号(1961/03/17、29期、民主社会党)

○受田委員 私は今御質問をされた竹下君に続いて、最初、技術庁長官が来られる前にご一言だけお尋ねいたしておきたいと思います。  今の国立工業教員養成所というこの養成所は、一体どこへ作って、そうしてもうスタートをすぐするわけでございますが、教授陣その他の陣容は整っておるのか、具体的な計画を承りたいと思います。
【次の発言】 これは法律が成立するのにはまだ時間がかかる、予算ももう少しかかる、こうなりますと、スタートしても、四月の末とか五月とか中途半端なときになりますね、実際問題として、そういう場合も来年度にやる、こういうことになるわけですか。

第38回国会 文教委員会 第9号(1961/03/22、29期、民主社会党)

○受田委員 私は国立学校設置法に直接関連する問題を二、三ただして、一般質問はこの討論、採決後に譲りたいと思います。  今度の改正案に織り込まれてあるいろいろな改正点を見ますと、国立学校の性格がだんだんと研究所の設置、短期大学の付属機関の設置等で、多岐に分かれた方向に進んでいるようです。大体国立学校は国の経営する学校でありますから、今三木君の尋ねられたような、産業界の出費等でまかなわれる性格のものではない。純粋に国の責任でその設立、運営がされなければならないものでございます。今度幾つも幾つもでき上がっております各種の研究所というものの経費は、全部国がまかなうことになっておるか、あるいはこうした特……

第38回国会 予算委員会 第18号(1961/02/24、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、ただいま岡田君が質問された問題の中で、非常に重大な政府答弁のごまかしがありますので、これを重ねて第一に追及をしたいと思います。  先ほど外務大臣、条約局長の御答弁で、平和条約第三条における沖繩の信託統治の規定は、これは憲章七十七条のb項によって分離された地域という解釈をされました。この解釈に基づいて、さらに問題が新しく発展する点は、その分離されたという地域が、主権はそのままで一部が分離するというような場合、あるいは割譲とか征服とか取得とかで得た地域を取り離すとか、いろいろな見方があるように私伺ったのでありますが、問題は、憲章七十六条の規定です。岡田君が指摘しました七十六条の規……

第39回国会 外務委員会 第5号(1961/10/13、29期、民主社会党)

○受田委員 優に一時間以上あるのを五、六分に端折ります。  今のお二人の御質問に関連して、私も移民の問題に関する政府の所見を伺っておきたい点があるわけです。それは、アメリカでは御存じのように三十数万の日系米人が大いに活躍しておるわけでございますが、アメリカの移民政策について、アイゼンハワー大統領の末期における教書の中に、マツカラン法の制限を大幅に緩和して、思い切って移民を受け入れたいと述べており、昨年の大統領選挙ではケネディもこれを訴えておる。何方とも従来の移民に対する制限政策を放擲するような言明をしておるわけです。ところがこれが現実にどういうふうに現われておるか、外務省に入手しておる資料をも……

第39回国会 外務委員会 第9号(1961/10/27、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、ただいま当面されておる、来月早々開かれる箱根会談、日米貿易経済合同委員会、この差し迫った問題について、政府の所信をただしてみたいと思います。  小坂さんも、その日本側から出られる閣僚の一人でございますし、向こうからもラスク長官以下六名という有力閣僚が、こちらへ出かけるという戦後最大の日米政治当覇者の会談でありますので、これは世界的にも注視されている重大な会合でありますので、この会合において日本側は何を言おうとされておるのか、お答えを願いたいのであります。
【次の発言】 日本側も、すでにこれに議題を八つばかり本ぎまりをして臨もうとしておられるようです。また本日の夕刊を拝見します……

第39回国会 社会労働委員会 第10号(1961/10/24、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、この法律案について、滝井委員が基本的問題を尋ねられたのですが、それと目的を同じゅうするお尋ねをしたいと思います。  大体医師以外で医業類似行為をやっている人々の身分というものは、今日非常に冷遇されている、こう一言で申し上げてよいと思うのです。もう少しその資質を高めたり、内容の向上をはかって、それぞれの職域で国民保健上大きな貢献をしてもらうように、これを基本的に身分安定の法制化をはかるべき段階にきておるのではないか。あんま師、はり師、きゅう師、柔道整復師、それからいわゆる療治関係の業者、そういう人々はすべて医業類似行為者として取り扱われておるのでございますが、医師以外でそうした……

第39回国会 商工委員会 第13号(1961/11/10、29期、民主社会党)

○受田委員 関連して沖縄問題についてお尋ねしたいのですが、大体今のパイナップル以外で関税をかけている沖縄の生産品があるのでございますか。
【次の発言】 沖縄の純粋な国産品で関税をかけておるものは、全然例がないと断言できるわけですね。
【次の発言】 われわれ施政権の返還を要求している建前もあるので、一つ一つ行政権の部分で、なしくずし的に施政権が日本に返還されて、沖縄住民の多年の念願である日本への完全復帰という形のものを強く主張しておるわけであります。従って競争品があるにしても沖縄で生産をしておるものについて、それを国内に入れる場合に差別的な待遇をするということがかりにあったとしたならば、その部分……

第39回国会 逓信委員会 第2号(1961/10/05、29期、民主社会党)

○受田委員 大臣の過ぐるこの委員会での所管事項の御説明に基づきまして、森本委員の質問をされていない面についてお尋ねをしてみたいと思います。  まず、国家行政組織上の問題として、郵政省の所管業務についてお尋ねしたいのです。郵政事業というものが国家行政組織上どういう地位を占めているかということは、国家行政組織法及び郵政省設置法にそれぞれ規定してあるのでございますが、特に郵政省の権限として掲げられてある多くの事項、これについて問題点を取り上げてお尋ねをしてみたいと思います。  大体郵政省というお役所は国民にサービスをする役所でございますので、自然にそのなされている所管事項がそれぞれ国民の便益供与とい……

第39回国会 逓信委員会 第5号(1961/10/27、29期、民主社会党)

○受田委員 谷口委員が発言中でありますので、引き続き谷口委員に御質問願うわけでございますが、途中ちょっとおかりして、大臣がお帰りを急がれるようですから、大事な問題ですから発言をお許し願いたいのです。  来月早々日米の貿易経済合同委員会が開催されて、今までに例のない大がかりな向こうのお客さんが来ている。この際郵政省としてこれに、特にこの貿易経済合同委員会に対してどの大臣か閣僚かを通じて、あなた自身が骨を折っていただかなければならればならぬ問題がある。それは、あなたも閣僚の御経験をしばしばなさるわけでございますが、日本国とアメリカ合衆国との例の相互協力安全保障条約の六条に基づく例の郵便法の特例法律……

第39回国会 内閣委員会 第6号(1961/10/17、29期、民主社会党)

○受田委員 時間があるようですから一つ。この法律の主要の問題点は、一応解明をしておるようでございますが、個々具体的な規定に触れた質問をしたいと思います。  第一に、主務大臣の権限でございますが、内閣総理大臣と農林大臣が主務大臣になっておる。役員の任命権者である大臣は、両方の名前を連ねることになるわけですか。
【次の発言】 そうすると、内閣総理大臣と農林大臣が両方で任命権者になって、いわゆる辞令にもそういうことになるわけですね。
【次の発言】 そうすると問題があるわけですが、第十五条の「役員」の中に「(非常勤の者を除く。)」とありますが、この非常勤というものはどういうものが該当するのですか。

第39回国会 内閣委員会 第9号(1961/10/24、29期、民主社会党)

○受田委員 人事院総裁に最初にお尋ねしたいのですが、人事官会議というのが国家公務員法に規定されておるわけです。人事官会議は、週一回定まった場所で開かれるようになっておるのです。時おり勧告の直前に雲隠れされるやに承っておりますが、これは公務員法に規定された基準にのっとってやっておられるのか、あるいは特別の措置をおとりになってやっておられるのか、お答え願いたい。
【次の発言】 その場合の議事録というものは残されておりますか。
【次の発言】 雲隠れのような形式で行なわれたようなものについても議事録は残っておりますか。
【次の発言】 これは秘密事項ですか、公開しているものでしょうか。

第39回国会 内閣委員会 第10号(1961/10/25、29期、民主社会党)

○受田委員 私は民社党を代表して、ただいま採決されんとする給与関係の三法案に遺憾ながら反対せざるを得ない理由を申し上げたいと思います。  この一般職の職員に関する給与関係の法律案を長らくながめて参りますと、もともと一般職の給与が人事院によって立案をされ、政府によって法律化されておるという手続がされておるのです。特に公務員の場合は、一般の民間労務者のような罷業権等の強権もなく、その身がわりとしての機関である人事院によって、勤務条件、身分の確保、不幸な措置をされた場合の救済措置、こういうものが守られておるのですけれども、人事院のこの重大な権能がとかく政治的にゆがめられてきておる具体的な例を、幾つも……

第39回国会 内閣委員会 第11号(1961/10/26、29期、民主社会党)

○受田委員 時間が進んでおりますから、簡単に御質問いたします。先ほど及び先日来の当委員会における審議、委員各位の質問、大臣、政府委員の御答弁を通じて、私も不本意ではございますが、臨時的に行政の最高診断機関を設けるということに賛成せざるを得ないのではないかという一応の結論に達しているわけです。しかしなお残された幾多の疑点がありますので、それをかいつまんでお尋ねいたしますので、簡単なお答えを願いたいと思います。  この議員諸君の質問の中で、懸念とされていた問題があります。それはこの機関が答申の中に人員整理の問題を含む危険はないか、こういうことでございます。現に行政管理庁からお出しいただいた資料でも……

第39回国会 内閣委員会 第13号(1961/10/30、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、皆さんも御疲労されておるところでありますから、疲労回復を兼ねて、最後に重大な防衛問題を、基地問題を中心にしてお尋ねをしたいと思います。  その第一は、藤枝さんが長官になられると同時にお引き継ぎになられた第二次長期防衛計画の点でございます。第二次長期防衛計画についてはまだ当委員会では質疑がされておりませんので、私からすでに決定をされた第二次長期防衛計画の構想及びその計画の中で問題になっておりますナイキ部隊、ホーク部隊等の構想をお伺いしたいと思います。特にこの第二次防衛計画はずいぶん難産をしたのでありますが、ここに掲げられてある決定の案を見ると、難産をした割合にあまりすばらしいも……

第40回国会 外務委員会 第6号(1962/02/27、29期、民主社会党)

○受田委員 松本君の質問に続きまして私からもまず竹島の問題の取り扱いについて総理大臣に御所見を伺っておきたいと思います。  第一に、竹島というこの島の領有に関する議論というものについて、日本が領有を主張している法的根拠、及び、韓国側が領有を主張している法的根拠を、それぞれの立場で簡明に御答弁願っておきたいのです。
【次の発言】 私は今の局長さんの御答弁で一つ新しい言葉じりをとらえたいのですが、李ラインの問題と前後して竹島の問題が起こっている、こういうことでございますが、李ラインの問題を今度漁業権及び平和ラインという名称を用いて日韓政治会談の大きな柱にしようとしておられるようですけれども、李ライ……

第40回国会 外務委員会 第9号(1962/03/07、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、最初に、先ほど問題になったロイター通信のディリー・エキスプレスという英国の新聞の報道についてさらに深く掘り下げてお尋ねをし、その次に、日韓会談を直前にした重要な問題点をお尋ねしたいと思います。  ディリー・エキスプレスという新聞紙はどの程度の実力を持った英国の新聞紙であるか、お答えを願います。
【次の発言】 質はあまりよくないけれども、大衆が多く読んでいる新聞だ、こういうことになると、質のよしあしにかかわらず、大衆に与える影響力は非常に大きい新聞だと判断してよろしいかどうか。
【次の発言】 私は、少なくともそうした大衆に影響力を持ついわゆる有力紙といわれる新聞が、米の大気圏内……

第40回国会 社会労働委員会 第28号(1962/04/12、29期、民主社会党)

○受田委員 時間がありませんから一言だけ……。  ちょうど遺家族の援護法ができて満十年になるわけです。昭和二十七年四月三十日にこの法律が施行されまして、十年の日月をけみして、遺家族の皆さんに、漸進的に国家の処遇が、国家補償の精神に基づくという第一条の規定に基づいて進められてきたのですが、今度で第十二次の改正になるわけです。なお、この援護法と恩給法の両方の法律を通じて、幾つか漏れた人々が今度の改正でも残ってくるわけです。今大臣は、その点について何らかの措置を今後も考えたいという御答弁でございましたが、この援護法のできた歴史と、これが翌年恩給法に変わってきたいきさつなどを契機として、私は午前中の質……

第40回国会 逓信委員会 第5号(1962/02/07、29期、民主社会党)

○受田委員 大柴委員の質疑に関連する面もありますが、新しい問題も取り上げまして質問させてもらいます。私は郵政大臣の今国会の当委員会におけるあなたの御所管事項に対する御説明に掲げられてある問題点の一つ二つを拾い上げてお尋ねします。  大臣は今大柴委員が質問された中に郵政行政全般に対する国民へのサービス問題をお取り上げになっておるのでございますが、わけて電信電話事業に対するサービス関係で、この御説明の中にも取り上げてある農山漁村への具体的なサービス、全国に無電話村がないようにしたいという御計画を持っておられます。その御計画はこれに示してあるのでございますが、現在無電話村というものがどのくらいあって……

第40回国会 逓信委員会 第9号(1962/02/21、29期、民主社会党)

○受田委員 私はこの法律案に関係する郵政省の業務にまず触れていきたいと思うのです。この郵政切手類の中に含まれている簡易書簡、かつての封緘はがき、これは一体どのくらい流通しているのか、御答弁願います。
【次の発言】 この簡易書簡そのものについてもデザイン等に多少の工夫がこらされて、その色彩等も妙味のあるものも見られるわけです。ところが、この簡易書簡ののりをつけるところが、のりが十分つけてないので、多くは中はあけて見られるようで、別にのりを用意しなければならないような形になっている。これでは封書の、書簡の値打ちがないと思う。のりをつける部分をそのまま張り込めるような形に常に配慮しておかないといけな……

第40回国会 逓信委員会 第14号(1962/03/08、29期、民主社会党)

○受田委員 私たちは、簡易保険事業として同時に従来福祉施設や診療施設、保養施設などに郵政省が非常に力を入れたことに対しては、大いに感謝しているわけです。ところが、今回これを事業団として一括運営の妙味を発揮しようとされることになるわけでございますが、ここで問題になることは、事業団という前進した機構のもとに、従来とられた簡易保険の如上の目的を果たすためのこの効果が大きく示されると同時に、その運営の妙味が発掘されなければならぬと思うという点です。そこで、まずただしておきたいことは、ここに簡易生命保険と郵便年金と二つをうたっているわけなんですが、簡易生命保険は漸次加入者もふえ、契約高もふえておるわけで……

第40回国会 逓信委員会 第16号(1962/03/14、29期、民主社会党)

○受田委員 郵政大臣の御答弁をまずお願い申し上げます。放送法及び電波法に関係いたしまして、郵政大臣の職務権限の事項について及び今後の郵政政策の点につきまして、お尋ねをしておきたいのであります。  このたびNHKからの予算説明をお伺いいたしましたり、またその事業計画を拝見したりいたしまして、日本の公共放送のあり方を今後どうすべきかという点について、郵政大臣の見解をまづ伺いたいわけです。放送法という基本法には、公共放送と民間放送のそれぞれの特色が盛られていくべきことが規定してあるわけでございますが、放送の自由性、公共性という立場から、民間放送のあり方というものは、これは特に今後検討を要する問題では……

第40回国会 逓信委員会 第17号(1962/03/15、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま提案されておりまするNHKの三十七年度収支予算案につきまして、国会の承認を求められるにあたり、特に希望を付してこれに賛意を表したいと思っております。  このNHKの三十七年度収支予算案を拝見いたしますと、昨年の当委員会における全委員の付帯決議の要望の線にもある程度沿うた努力をされておることは、十分認められる点であります。特にその放送番組におきまして、教育、教養の面に重点を置かれ、通信教育の観点から通信高等学校の設立を新しく計画されており、また、僻地の中小学校等の、特に無料利用等の道も開かれまして、さらに難視聴地区に対する苦労のあとも見られ……

第40回国会 逓信委員会 第20号(1962/04/11、29期、民主社会党)

○受田委員 私は一言だけ受信料の未収金についてお尋ねしておきたいと思います。三十四年度の決算におきまして二億六千六百二十一万円の未収入金があるわけでございますが、この翌年度における徴収不能見込額三億一千七百万円を欠損引当金として計上したと、こう書いてあるわけです。これは具体的にどういうことになるのか、不能額の予測ができるというのはどういうところを根拠にされておるのかお尋ねしておきたい。
【次の発言】 受信料収入が百三十七億出ているわけですが、大体二億六千万、そうしますと、これは約二%ですね。二%も受信料徴収ができないのがあるわけですか。こんなに多いわけですか。

第40回国会 逓信委員会 第24号(1962/05/07、29期、民主社会党)

○受田委員 お手元に委員長を通じて差し上げてある、電波法の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由を申し述べたいと思います。  今回の改正原案におきましても、三年間の経過規定がありまして、その間に船舶無線局の使命とする公衆通信の疎通、航行の安全、気象業務等の各般にわたって、業務運行に支障を来たすことのないよう、通信秩序の確立、海岸局の整備、裏時間の利用等の対策を講じて、その混乱を避けることになっておりますが、国際航海に従与する総トン数三千トン以上の旅客船で二百五十人以下の旅客定員を有するものの船舶無線電信局、総トン数五千五百トンをこえる船舶安全法第四条の非旅客船舶無線電信局のごとき重要なも……

第40回国会 内閣委員会 第4号(1962/02/06、29期、民主社会党)

○受田委員 関連して……。  ただいま西村委員の発言に関連して、ほんのわずかの質問をしたいと思います。大臣だけでけっこうです。事務当局にはあらためてお伺いいたします。  今、大、公使は天皇の名においてやるということでございますが、そのことに関連して、特命全権の特命はどういうことか、法律上の根拠をお示し願いたいと思います。これは大臣にお伺いいたします。
【次の発言】 慣用語として片づけるわけにはいかない。特命は何による特命であるか、天皇の名による特命か、政府の特命か。
【次の発言】 大臣、これは大事な国際的関係の問題につながることですが、日本国が、外国の元首あるいは大統領その他総理などを、国賓と……

第40回国会 内閣委員会 第5号(1962/02/08、29期、民主社会党)

○受田委員 時間が切迫しておりますので、私はなるべく早く片づけますが、最初に私からごく簡単にお尋ねしておきたいことは、外務省の職務権限に関する問題の中で、非常に緊急を要する問題として、おととい外務大臣にお尋ねしてみた事柄があります。それは過ぐる四日の夕刻、オランダのKLM航空会社の民間航空機が、私服の将校を乗せて羽田へ寄港して、西イリアンに向かった。そのとき一時間ばかり羽田へとまっただけでありますが、現に四十二人のうちで三人だけはまだ東京に残っておる。三十九人が向こうに向かった。このことについて大臣は、定期便の飛行機で、チャーターされた飛行機であるから、これはパスポートさえ持っておれば、だれが……

第40回国会 内閣委員会 第9号(1962/02/22、29期、民主社会党)

○受田委員 外務省から提案されておる三つの法案につきまして、最終的に取りまとめてお尋ねをしておきたい点を今から申し上げたいと思います。おととい予算関係で分科会でお尋ねして、なお未解決の問題が残っておりますので、これをまずお尋ねしたいのです。これは予算に関係する問題よりは、機構に関係する問題でありますから、重ねてこの委員会でお尋ねを申し上げます。それは、私がお尋ねをしました外務省の付属機関の外務人事審議会、私の質問に対してお答えになった事柄の中で、機構に関する問題を今からあらためてお尋ねします。  この外務人事審議会令を見ますと、第一条に、委員の任命の中に、人事院の任用局長または人事院の法制局長……

第40回国会 内閣委員会 第14号(1962/03/08、29期、民主社会党)

○受田委員 この法案と直接関係のある問題についてお尋ねしたいと思います。  今度の法律の改正案の中に、国立近代美術館の分館を置く規定があるわけでございます。国立科学博物館とか国立近代美術館とか、こうした文化的な施設に力点を置かれることはまことにけっこうであり、また、そういうものの費用を増大させる措置をとることも、われわれとしては大いに共鳴するところなのですけれども、この国立近代美術館の中に、国際的な関係の美術品というものはどういう努力をして収集しておられるか。これはきょう直接担当の人がおられると思いますので、国際的な美術の収集にどのような努力をされておるかをちょっとお伺いしたい。

第40回国会 内閣委員会 第15号(1962/03/09、29期、民主社会党)

○受田委員 今石橋委員の質問で、重大な問題を提起しておられるわけですけれども、私も、この問題についてある程度事情を聞いておるのです。大体地元の意思を尊重すると、今責任者からそれぞれ御答弁があったようでございますが、国有財産を政府間で転用してこれを使用する場合に、各地元の軍港転換委員会ですか、そうした佐世保地区の地元のいろいろな人々を網羅した委員会にこれを諮る性質になっておるのかどうか、それは財産の政府間の転用になる場合は、地元のそうした委員会に諮らなくてもいいことになっておるのかどうか、これは規定の上でちょっとお伺いいたしたい。
【次の発言】 そうした地元の意思を十分尊重するという先ほどの御発……

第40回国会 内閣委員会 第19号(1962/03/22、29期、民主社会党)

○受田委員 今度の総理府設置法の改正で、今委員の諸君から指摘されて、それぞれの審議会の内部構成等にも一応触れていただいたのでありますが、それよりももっと根本的な国家行政組織上の問題として、各行政機関に付属機関とかその他の機関を置くことができるという規定があるわけです。その規定そのもののお尋ねをしてみたいと思うのです。総務長官の支配下にある機関として学術会議があるわけですが、これは付属機関とどういう相違を持っておりますか。
【次の発言】 すでに科学技術会議というものもできているわけです。これもこの法律が根拠になっているわけですが、これと学術会議とそう相違する点はないと私は思います。こういう点にお……

第40回国会 内閣委員会 第24号(1962/04/10、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、簡単に一、二の点をただしたいと思います。  きょうは最高裁の総務局長がおいでになっておりますし、津田さんは法制調査の責任者でありますから、この臨時司法制度調査会の問題点についてはとくと御研究になっておると思います。私が申し上げたいことは、司法官、検察官、そういう身分で一般職の行政官を兼ねておる、最高裁の事務局にも、判事で事務局の責任者になっておられる方があるのじゃないかと思いますし、法務省の局、課長の皆さんの中にも、検事の身分でやっておる方がありますが、そういう者は今度の設置法には一向関係ない問題ですか。
【次の発言】 しかし、これは問題があると思うのですが、ほかの役所にはな……

第40回国会 内閣委員会 第25号(1962/04/12、29期、民主社会党)

○受田委員 官房長官に一言だけ聞いておきたいのですが、この調査会設置法案は、調査会の目的の中に、法曹一元の制度とその他の任用制度、給与制度に関する事項が書いてあるのですけれども、司法修習生の取り扱い及び司法行政と裁判官、検察官の関係、こういうものは含まないかどうか。司法行政というのは、きのう私司法当局に聞いたのですが、検事が一般行政官になっておる。判事が最高裁判所の事務当局の責任者になっておる。こういうふうに判事や検事の身分で一般司法行政の方の担当者になっている場合があるのです。そういうものが法務省の場合特例として残されておるのですが、官房長官としては、内閣にこうした調査会を置くということにな……

第40回国会 内閣委員会 第27号(1962/04/17、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、恩給改正案に対しましてお尋ねをするにあたりまして、最初に、恩給事務を担当される恩給局長に事務的な立場のことをお尋ねをして、政治的な問題を総務長官に一つお尋ねしたいと思いますので、お含みを願います。  今度の改正案を拝見しますると、その最も核心に触れるものは、公務扶助料、普通恩給額等のベース・アップであります。一万五千円ベースから二万円ベースあるいは二万四千円ベースに切りかえたという、この措置でございますが、このベース・アップというものは、一体何を根拠にされたのであるか、その根拠を御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 私は、このベース・アップの取り扱いについて、新しい道がこ……

第40回国会 内閣委員会 第28号(1962/04/18、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、一言だけ、今度の外務省設置法の改正の最重点である、外交政策上の経済協力を推進するため、経済協力部を経済協力局に昇格するという、この目的を果たすことについて、関連する問題をお尋ねしてみたいと思います。これは一言だけです。  一昨日の報道機関によって報道されたことの中に、アラスカのシェリコフ海峡におきまして、日本漁船がアメリカのアラスカ州政府の当局によって拿捕された、こういう事件が起こった。これは、一体その後どういうふうな形で処理されておるのか。この問題は、日米間のいわゆる経済協力関係に重大な影響のある漁業協定に違反をしたというのでやられたのか、あるいは領海を侵したという事件であ……

第40回国会 内閣委員会 第29号(1962/04/19、29期、民主社会党)

○受田委員 私、もうおととい、きのうと十分過ぎるほど質問してありますが、関連して、最後に一言、採決の前に確認しておきたいことがあります。  きのう私がお尋ねした昭和二十八年法律第百五十五号に当たる例の恩給法一部改正案の中で、附則第三十条の未帰還公務員の問題ですが、政府職員であった未帰還公務員の処遇はどうなっているかという問題、二十八年に恩給法ができる前も、未帰還公務員である政府職員の場合は、恩給法の適用を受けたわけなんです。その場合はどういうふうに考えていったらいいかということ、死亡の日にさかのぼるということと、そして死亡の確認の日と、あの関係の問題です。

第40回国会 内閣委員会 第30号(1962/04/20、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、党を代表して質問を申し上げます。  大体、この厚生省設置法案については、原則として賛成をしたいと思っておるわけなんです。  問題の一つ、すなわち、現業部門と企画、立案及び監督業務とを分離するというやり方は、行政体系を基本的に変える改正案という性質を持っているものです。そうした体系を改正される場合には、その間の調整を十分はかっておかれないと、監督関係などでごたごたが起こる危険もある。滝井君からずいぶんいろいろと討議されておったようでございますから、十分御注意されておると思いますが、もう一つ問題は、せっかくできた機構を厚生省は十分生かしていない。昨年の臨時国会で、社会保険医療協議……

第40回国会 内閣委員会 第34号(1962/04/27、29期、民主社会党)

○受田委員 私からまず法律的の立場から自衛隊のあり方について、及び自衛隊の特に行動についてお尋ねをしたい点があります。  それは、この法案が出されるつど問題になって解決されない一つの大きな問題点は、自衛隊法に規定された第七十六条の防衛出動と七十八条の命令による治安出動の関係のこの法律的条項に基づく質問を現段階で重ねてしなければならないと思っております。  藤枝さん、あなたは法律的立場から自衛隊をどう国民に説明するかということについて、まず自衛隊の行動面における重要な任務である防衛出動と治安出動の関係を一応基本的に御説明を願わなければならない点があるのです。それは、七十八条の方には「間接侵略その……

第40回国会 内閣委員会 第35号(1962/04/28、29期、民主社会党)

○受田委員 私は民主社会党を代表して、ただいま議題となっておりますこの法案に対して、遺憾ながら反対せざるを得ない理由を申し上げたいと思います。  大体、防衛庁、自衛隊という機関がおい立って以来、日はあまり経過していないのでありますけれども、その充実ぶりは目をみはるものがある。この点は、憲法第九条に規定してある戦争放棄の条項に照らし合わせてみても、われわれの認識から、国民の良識から見ても非常に大きく逸脱しておる方向に飛躍的に前進しておるという結論を見出さざるを得ないということです。従って、この法案の内容に盛られておる第二次長期防衛力整備計画の裏づけとしての定員の増、あるいはその他の施設の増強とい……

第41回国会 外務委員会 第5号(1962/09/02、29期、民主社会党)

○受田委員 私、最初に沖繩の問題を中心にお尋ねしたいと思います。  それより先に、大平さん、あなたは今度九月十五日に祖国を立たれてアメリカに行かれるのでありますが、今度行かれるのは、国連総会に出席される目的と同時に、アメリカにおいて日本とアメリカの間にひそんでいる幾つかの懸案についても外交交渉をしようとするのではないかと思うのです。今度の渡米のあなたの目的の中にはそういうものを含んでいるかどうか、御答弁願います。
【次の発言】 そうしますと、沖繩の問題についても、また第二次長期防衛力整備計画についても、お話をしますね。
【次の発言】 ちょっと最初にお聞きしますが、あなたは、この間八月一日から開……

第41回国会 逓信委員会 第5号(1962/08/29、29期、民主社会党)

○受田委員 私、貸借対照表の中で、資産の部と、いま一つ負債の部と、一つずつお尋ねして、ほんのわずかの時間御答弁を願いたいと思います。  こまかい問題のようであって、また一方国民生活に非常に影響のある問題ですが、受信料の未収金の問題ですがね。これを三十五年度の場合、未収額を七億七千七百四十九万円とあげておられる。さらに翌年度のこの徴収不能見込額を五億八千九百四十四万円とあげて、その差引を計上しておられる。この受信料未収額というものが、どういう性格のものであるか、その内容を御答弁いただくことと、さらに翌年度における徴収不能見込額は、何を基礎に算定されたのかをまず御答弁願いたいと思います。

第41回国会 内閣委員会 第3号(1962/08/21、29期、民主社会党)

○受田委員 川島行政管理庁長官が外国へ御出張される前であるというので、あなたはぜひ自分が手がけたこの法案を実を結ばせたいという御熱意のほどを伺っておりますので、御出発前に大臣に一言お答えを願っておきたいと思います。  私は、この法案については、原則として、すでに前国会でこの法案が当委員会にかけられたときから賛意を表しておったおけでありますが、問題は、この法案の持っている意義、明治二十三年以来すでに七十年以上の歴史を持っている訴願法が、今日までなぜ改正をされるに至らなかったか、いろいろな途中の動きはあったようでございますが、とくにかく今日まで訴願法というこの法律が、古典的な古色蒼然たる旧法律文章……

第41回国会 内閣委員会 第6号(1962/08/28、29期、民主社会党)

○受田委員 今度の郵政省設置法改正案のおもな改正点につきまして、簡単な質問を申し上げておきたいと思います。  この前の委員会で、森本委員の質問の中で、私も同様に疑義を感じている点があるわけです。この改正点の一番おもな部分は、人事部を人事局に改めるということだと思います。その人事局の任務の中で、特に「一般職の職員の給与に関する法律の適用を受ける職員のうち、政令で定めるものの職階」云々ということがあります。この「一般職の職員の給与に関する法律の適用を受ける職員」、もう一度一つ対象になるものを指摘していただけませんか。
【次の発言】 その総数は何名ですか。

第41回国会 内閣委員会 第9号(1962/08/31、29期、民主社会党)

○受田委員 わずか十五分しか割当を受けていませんので、ごく簡単にお尋ねしたいと思いますが、私は、この法案の中身で、具体的にずばりとお尋ねしたい二、三の問題点を指摘して、御答弁を願います。  今度の大幅な農林省設置法の改正案の中で、振興局を農政局に改められる、これはどういう意義があるのか、御答弁を願います。
【次の発言】 振興局の前は、たしか農業改良局というのがあったと思います。それが新興局に変わって、同時に、いわゆる新農村建設事業というものをお進めになったことを私は思い出すわけです。この新農村建設事業というものは、その後どうなったのですか。三十一年からだったと思うのですが、これは一体どういうふ……

第41回国会 予算委員会 第1号(1962/08/20、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、民主社会党を代表して、特に池田総理を中心に内政・外交の一般的な重要問題について質問を申し上げたいと思います。  総理大臣は、過ぐる所信表明におきまして、きわめてありきたりのごあいさつがあったのでございますが、大幅改造内閣として、このように新鮮味のない所信表明をされたことは、私、十五年の政治生活を通じて初めてであったような印象を受けるのです。しかしながら、その中で一つほど新構想と思われるようなお言葉が出ております。速記録を読んで見ますると、国民経済全体として、国際経済の視野に立ち、生産性の向上と国際協力を基調とする産業の体質改善を進めていくことが要請されると言われ、また、なかん……

第43回国会 外務委員会 第2号(1963/02/18、29期、民主社会党)

○受田委員 短時間にお答え願いましょう。端的に御質問します。  今度の日韓交渉の過程において、韓国の不法行為により拿捕された船及び船員の損害に対する補償は、日韓会談の過程においては、例の平和条約の四条の規定とは全く別個の性格であるということを前提にされ、どのような交渉をされておるか。
【次の発言】 過ぐる十二日の新聞報道によると、政府はこの損害賠償請求権を一応放棄せざるを得ないのではないか、そして、かわりに日本政府がこれらの損害に対して国内として補償するという方法をとるのではないかという判断がされておるのであります。そのようなことがあり得ないかどうか。

第43回国会 外務委員会 第19号(1963/05/29、29期、民主社会党)

○受田委員 了承して質問さしていただきます。  私は、きょう、主として大臣に御答弁を願う問題点として、いま韓国の政情が非常に不安定であるという前提のも一とに立つ政府の日韓交渉の経緯、特に今後の対策の荒筋をお尋ね申し上げ、わけて、事務的にその交渉が継続できるであろうと言われる漁業協定の進行状況、見通しを伺いたいと思います。さらに、いま一つ、沖繩におきまして先般日本の一般市民を米国の軍用車がひき殺した事件の判決が無罪にされております。この問題については琉球住民のみならず一般日本国民が非常に不安を抱いておりますので、この問題に対する政府の見解をただしたいと思います。  最初に、大平外務大臣は日韓交渉……

第43回国会 外務委員会 第23号(1963/06/07、29期、民主社会党)

○受田委員 私、時間をかけないで、残された問題は次の機会に譲ることにして、きょう大臣にぜひ伺っておきたいのは、今度移住事業団法ができますけれども、これは、移住事業を目的にして、移住事業を達成するための機関としての事業団ですね。したがって、移住の基本的な国策は政府がお持ちになっていなければならないと思うのです。移住の基本的な政策というものを、要を得て簡なる答弁を、三分以内くらいの御説明で願いたいのです。
【次の発言】 あなたは先般の本会議での外交方針演説におきましても一応この移住問題に触れておられるわけなのです。いまの基本構想の具体的な実施というものを事業団が引き受けてやる。特にここで問題にして……

第43回国会 外務委員会 第26号(1963/06/14、29期、民主社会党)

○受田委員 ただいま日本社会党より提案されました海外移住事業団法案に対する修正案に対して、若干の質疑を試みたいと思います。  この修正案を拝見しますと、主として民間団体が行なう海外移住に関する事業についての政府の責任を明らかにしていること、また農林大臣の職権をある程度明文化されたということ、並びに地方運営審議会の設置の規定という、三つのポイントを認めることができるのであります。  ここでこの修正案に至った事情を明らかにしたいのでございますが、大体、政府が提案理由の説明として御説明になった中に、この移住実務機関としての民間団体のことがちっとも書いてなかったのでございますが、これは提案理由の説明に……

第43回国会 社会労働委員会 第31号(1963/05/21、29期、民主社会党)

○受田委員 できるだけ簡単に、短時間に切り詰めてお尋ねしますから、簡単な明確な答弁をお願いします。  この法案の目的は、この法案に伴う提案理由の説明のとおりであるとするならば、一応私たち肯定せざるを得ないのであります。ただ問題は、従来の労働基準法における事業主の責任というようなものがこの法案に肩がわりされる危険はないかという懸念、さらにここにあげてありまする中央の協会並びに業種別協会、それぞれ会員として構成される人々の負担する会費、国から出す補助金のほかに、これらの協会の持つ会員が負担する会費というものがどういうふうになっているか、経済的な負担の量というものが非常に大きいことになると、労働基準……

第43回国会 社会労働委員会 第46号(1963/07/04、29期、民主社会党)

○受田委員 今度の改正案の中で、いま八木委員も指摘された三十四年十一月から実施された国民年金のうち、老人の福祉年金が四年の間にわずかに百円しか上がらないということはどうしたことか、また寡婦年金にいたしましても障害年金にいたしましても、ちょっぴり比率は高いけれども、三十四年の当時から本年まで、東京都の物価というものは約四割五分上がっている。とういう実情において、このささやかな引き上げというのは何を基準にしたかということ、これはその生活実態を把握しない、原則的に生活を根底とする年金でないということになるのでありまするが、もっとはっきりした生活実態に即応した年金額というものを決定すべきではないか、か……

第43回国会 逓信委員会 第4号(1963/02/07、29期、民主社会党)

○受田委員 私は冒頭に、まず本日新聞紙上を通じて有力に報道されている郵便貯金法の改正案についてお尋ねしてみたいと思います。  今朝の有力なる新聞報道の骨子は「大蔵省は金利政策を弾力的に行なうため、郵便貯金法を改正し、郵便貯金利子の変更を政令で行なうよう郵政省と折衝をつづけていたが、大蔵省の主張がとおったので、同法改正案を今国会に提出することになった。同改正案が成立すれば、低金利政策の推進と並行して、三十八年度中に郵便貯金利子の引き下げが行なわれることはほぼ確実となった。」というこの記事でございます。この報道内答をさらに掘り下げて言えば、われわれの委員会でもしばしば問題になっておりまするところの……

第43回国会 逓信委員会 第6号(1963/02/14、29期、民主社会党)

○受田委員 私は、昨日森本委員からお尋ねがあった今回の給与特例法の対象になる人々に対する当局の回答に関するお尋ねをまず申し上げたいと思います。特にきょうは堀り下げて具体的な中身についてお尋ねをしたい。何となれば、すでに回答文は新聞その他で天下に公表されておるから、公表された部分に対しては、よし交渉の過程といえども、当局の意思を明らかにする義務があると思いますので、その点を御了承願います。  今回の公労法対象の職員に対する当局の回答を拝見しますと、実質的に賃金の引き上げ措置でなくして、ただ単に中高新卒者に対する昇格の手だてにすぎないような形のものが出ておりますが、これは回答文にあった通り、賃上げ……

第43回国会 逓信委員会 第16号(1963/03/14、29期、民主社会党)

○受田委員 私、短時間に能率を上げて、残余は後日に譲ることにしますが、このたびこうした臨時措置法案をお出しになったことは、結局提案理由にありますような価格の安定、需給の調整という電信電話債券の大衆に与える好影響を考慮されたことについては、私よく理解ができます。この措置がされることによって、現実に電信電話債券市場がある程度安定度を持つということも、これは容認するところです。ただここで問題になることは、従来の質疑応答を通じて一応明らかにされておりますが、私が順次指摘したいことは、もともとこの電信電話債券を発行されて加入者引き受け制度をお設けになられたことそのことを、一つ研究しなければならないと思う……

第43回国会 逓信委員会 第17号(1963/03/19、29期、民主社会党)

○受田委員 古山先生及び荒木先生に次の二、三点をお尋ねしてみたいと思います。  先ほどの御説明を承って、通信士の労働過重にもならないし、航行安全にも支障はないという今度の改正案に対する御意見でございますが、一方で金子先生、大内先生の御意見を聞くと、さにあらずというように意見が分かれているわけなんです。これは重大なことなんで、決して一方的に法案が強行されるべき性質のものでないことは、きょうの四人の参考人の御意見を伺っただけではっきりするわけであります。こういう基本的な改正にあたっては、できるだけ公平な角度から判断をして結論を出すべき性質のものでございますから、実際に船員を雇用されている船主協会の……

第43回国会 逓信委員会 第19号(1963/03/22、29期、民主社会党)

○受田委員 今度の改正案で相当の問題点が討議されておるのでありますが、私は、これからかいつまんで、なるべく従来質問された事項について重複しない形で、質疑を続けていきたいと思います。  今度の改正案で問題にされている無線通信士の減員措置について、その理由とするところが、海運不況対策、整備合理化対策の一環としても考えられることだという御答弁があったわけなんです。また、この間から公聴会で参考人の意見をお聞きしましても、そういう御意見が出ているわけなんです。これは海運不況対策の打開策としてとるべき道は幾つもあるわけなんです。その通信士の減員措置というものが海運不況対策の中に占めるウェートというものはど……

第43回国会 逓信委員会 第21号(1963/05/15、29期、民主社会党)

○受田委員 関連して。国際電信電話株式会社法の第一条で、国際公衆電気通信事業を経営する会社でございますので、非常に大きな公衆性、公益性、公共性と申しますか、そこにこの会社の特色があると思うのです。したがって、利益追求をはかる通常の会社とまた違った要素を加味しなければならないと思うのでございますが、一割の安定配当ということに一応予定されておる関係で、この増資された後における株価も、おそらくそう遠くない機会にまた千円近くに安定する市場価格を構成すると思うのです。したがって、増資分の権利落ち後の株価は相当下がると予定されておられても、ちょっと暫定的にそういう機会があってもすぐ戻る。つまり一割の安定配……

第43回国会 逓信委員会 第24号(1963/05/30、29期、民主社会党)

○受田委員 このNHKの決算の貸借対照表、業務報告書を拝見して一点だけお伺いをいたしておきたい点があります。  それはNHKの仕事というものが非常に高い公共性を持っておるということにおいては、国民がもうすみずみまでよく承知をいたしておることでございまして、この公共性を発揮し、国民全体の放送事業であるという認識を実際の面にも実行していただく機関でございますので、このNHKの決算報告に対する御説明を伺ったところで感じますことは、特に先ほど指摘された難聴視地域の解消ということ、これは日本のどこに住んでも、またどのような仕事をやっておる人でも、こうした放送の恩恵に浴するという形をとらなければならないの……

第43回国会 逓信委員会 第29号(1963/06/19、29期、民主社会党)

○受田委員 それではひとつ今後の改正案について基本的な問題点の二、三を拾ってお尋ねしたいと思います。  郵便貯金法の改正にあたりましては、これまでに当委員会として重大な要請がしてあるはずでございます。それは、従来大衆資金を吸収する郵便貯金の預金者側に対する利用度を高める意味で、定額貯金等についての短期間の個人貸し付け制度を採用してはどうかという当委員会の強い要望点は、一向この郵便貯金法の改正案にはひらめいておらないのでございますが、これはどうした事情であったか、御説明を願います。
【次の発言】 今後とも大蔵省と検討していこうという御趣旨のようでございますが、しかし、一方において、この郵便貯金の……

第43回国会 逓信委員会 第30号(1963/06/20、29期、民主社会党)

○受田委員 一つ、二つお尋ねしておきたいことがあるのです。  この定額郵便貯金制度がやはり郵便貯金の王座を占めているわけでございます。ところが、これがおととしの利率改正で年利最高六分が五分五厘に下げられてきているわけです。そのときに従来の利率で預金されておる人々を保護するために、その改正の時点で預金している人に対して旧利率を用いているわけです。それがいまどのくらい残存しているか、その当時どれだけ引き出されて、これがどれだけ残存しているか、大衆の貯蓄意欲の動向を示すバロメーターにもなりますので、ひとつ資料をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 この郵便貯金の王座の地位にある定額貯金を大いに増……

第43回国会 逓信委員会 第31号(1963/06/21、29期、民主社会党)

○受田委員 この長ったらしい名前で出ておる法案につきまして、民社党を代表して質問させてもらいます。  いま与党の代表岡田委員からの御質疑で、この法案の提案の重要な骨子について、与党の立場からの御質問があったわけでありますが、私は野党の議員としてこの法案に対する根本的な問題点をただして、当局の意図を明らかにしてほしいと思います。こういう重要な意義を持つ法案、特に電話設備の近代化に伴ういわばオートメ化に準ずる大事なお仕事を遂行されるのに、これに勤務する職員の身分上の重要な変更を来たすような法案を、国会がいよいよ末期という段階で、あと十日ばかりしかないというときに、これを審査するのにしてもなかなかむ……

第43回国会 逓信委員会 第32号(1963/06/25、29期、民主社会党)

○受田委員 この法案の重要な改正点は、利率変更の政令委任、しかも郵政審議会の意思を尊重してということでございますが、大蔵大臣にお尋ねしたい点は、いまの低金利ムードの中で今度改定されるとするならば、おそらく利下げであろうということは、社会的に一応予想されている傾向でございます。いままで何回か利率変更がされておるわけでございますが、法律で改正したときは、ずっと景気の上昇に伴うて金利を引き上げる方向であった。今度は短兵急な措置として政令で片づけられるということになると、国会討議のように時間をかけて利上げされたときと違って、短兵急に利下げされるのではないか、こういう懸念ですね。それを前提として私が非常……

第43回国会 内閣委員会 第3号(1963/02/26、29期、民主社会党)

○受田委員 給与担当国務大臣大橋さんに伺っておきたいと思いますが、大橋国務大臣は給与担当国務大臣として、人事院の持っている権限というものがどういうところにあるのか御存じのことでございますが、人事院という機関は、政府の行政機関という立場からは、指揮権を持って総理大臣が支配することができる機関であるか、そういうものはない、ただ単なる監督権限しかない機関であるか、政府部内における位置についてどういうお考えを持っておられるかを御答弁願いたいのです。
【次の発言】 そうすると、人事院の権能に対する指揮権は政府としては持っていない、こういうことになりますか。

第43回国会 内閣委員会 第9号(1963/03/14、29期、民主社会党)

○受田委員 時間は短時間に、重要な問題を簡単にお尋ねしますから、として国務大臣の御答弁でけっこうです。  私は、今度の改正案の骨子についてお尋ねをしたいわけなんです。科学技術庁がだんだんとその権限を強めていっておられることは、われわれとしては同慶にたえません。われわれは文化国家の柱になる科学技術庁の大役を大いに助長したいと思う。従って、今からお尋ね申し上げますことは、科学技術庁しっかりがんばらねばならぬぞという観点からやるわけですから、自信のある答弁をお願いしたい。  今度の改正案で、宇宙開発の推進をはかっていくことを研究調整局のお仕事の一つに加えられた。今まで宇宙開発の推進は一体だれがやって……

第43回国会 内閣委員会 第11号(1963/03/19、29期、民主社会党)

○受田委員 関連して。大平大臣、あまり頭の痛むことでなくて、明るい問題を一つ取り上げてお尋ねしますが、今度外務省設置法の改正並びに在外公館の名称及び位置を定める法律などが改正される案が出ておるわけですが、これで新しく大使に昇格するところもあるし、その大使に昇格したところが兼務になっているところもあるのでございますが、最近、小さな国と言ってはおこるかもしれませんが、小国に大使をどんどん置いておられるわけです。しかし、まだ公使として残っている国もあるわけですね。公使館を設置している国で、今度置く大使館のある国よりは大きい国があるわけです。これは一体どういう関係になっておるのでしょうか。大使館と公使……

第43回国会 内閣委員会 第13号(1963/03/28、29期、民主社会党)

○受田委員 きょうはごくわずかの時間にとどめてお尋ねを申し上げ、一、二の点をお答え願って、あす重ねて本質的なお尋ねをさせていただきます。  きょうは、皇室経済法施行法の改正に関連して、宮内庁次長に一言お尋ねしておきたいことがあります。従来、皇室のことは、一般市民の間に理解をしてもらうのになかなか骨の折れるワクがあったわけですが、だんだんとワクを取り去って、皇室と国民の間が新憲法の精神によって一体となる方向に努力しておられることは、私十分承知しております。しかし、まだその間にどこかに旧態依然たる残渣が残っておる。もちろん、憲法第一条の、象徴天皇御一家の尊厳を傷つけたくないという立場からの議論でご……

第43回国会 内閣委員会 第14号(1963/03/29、29期、民主社会党)

○受田委員 厚生省設置法改正案のおもな項目に関連したことを簡単にお尋ねしたいのでございます。大臣の御答弁をいただくものと、事務当局で御答弁いただいていくものと、はっきり区別してお尋ねいたします。  まず最初に、厚生大臣は、厚生省が非常に大きな責任を持っている、すでにおととしの国会で通過して、その委員の任命を早急に解決しなければならない問題の、中央社会保険医療協議会の委員の任命が、どうして今日までこうしておくれているのか、これはもうまる二年越しにこの国会で成立した法律が実施されていないということになるのでございますので、政府の重大な責任問題でもあります関係上、大臣の御所見を承りたいと思います。

第43回国会 内閣委員会 第18号(1963/05/21、29期、民主社会党)

○受田委員 一、二点大蔵大臣にお尋ねしたい。  私、かつて当委員会で、大蔵省設置法の改正案が出た際に、大蔵省の大蔵という文句があまりにも古典的である。大宝律令当時にできた二官八省、太政官、神祇官、そのほかに刑部、民部、兵部、大蔵というものができた。それをそのまま用いた名称が、今日この民主主義の国家のもとにおいて行なわれておるというのは、あまりにも旧時代的であるということを指摘したわけです。田中さんのようにすでに民主主義に徹したお方で、しかも成長性高き株であることを自他ともに許しているあなたが、大臣在任中に、大蔵という文句を財務省とか財政省とか何らかの新時代的感覚の名前に切りかえて、何か大蔵の陰……

第43回国会 内閣委員会 第21号(1963/05/28、29期、民主社会党)

○受田委員 関連。行政管理庁は、すでに、現在の行政管理庁設置法の第二条に基づいて、公庫、公団等に対する調査権を現に持っておるわけです。その持っておる調査権に基づいた調査の結果この必要を感じたのかどうか、御答弁を願います。
【次の発言】 これは行政管理庁としてそうした行政機関の業務を監察する、また必要に応じて勧告権を持つわけなんです。政府関係機関である公共企業体にせよ、また特殊法人である公庫、公団、事業団等の機関であるにせよ、行政管理庁は全体を把握してなければなりません。したがって、現にある公共企業体、さらに特殊法人、それらについて監察し、調査した結果、不必要なものがあって、屋上屋を重ねるような……

第43回国会 内閣委員会 第22号(1963/05/30、29期、民主社会党)

○受田委員 一時から重要な会談があるということでありますので、もう四、五分しかありませんが、答弁を除いて私の質問時間だけ十分ということで、簡潔にやります。  私、きょう特別職の給与法をお通しになるということであるから、御質問しておかなければならぬのですが、原田政務次官がおいでになるので、あなたから大臣にかわる御答弁をお願いすることにして、まず、今度の改正の一番大きな問題点である、公正取引委員会の委員長さんに十八万円の給与を差し上げることにされた、この十八万円というのは、何を根拠にこうされたかを御答弁願いたい。法律に直接つながる御質問でございます。

第43回国会 内閣委員会 第24号(1963/06/06、29期、民主社会党)

○受田委員 次の委員会になるべく出たいと思いますが、都合によりやむを得ない場合が起こるかもしれませんので、きょうその大事なところだけをお尋ねしておきたいと思います。  今度改正案として出されておりますものを拝見しますと、大体いままでしばしば改正されてきたものの中で取り残されている大事な問題点が、幾つか解決されておるようであります。しかし、この改正案の中に、なお段階的改正であって、根本的改正でないところが拝見できるのでございますが、この改正の第一点である年齢制限の撤廃ということで、一万五千円ベースまで撤廃したという理由は、経済事情によるものですか、あるいは別に何か意図があったものでございますか。

第43回国会 内閣委員会 第25号(1963/06/11、29期、民主社会党)

○受田委員 政府当局もお疲れだと思いますけれども、大事な残された問題点を解明させていただきたいと思います。  最初に、今度の改正案に直接関係のある事柄をお尋ねいたします。  今度の改正案で、文官の場合を中心とした若年停止規定が一応援和されているわけでございますが、これに関連して、ベースアップの歴史を顧みたときに、依然としてこの若年停止規定の緩和が一万五千円ベースに押えられているという問題があると思うのです。特に中井さん、大蔵省として、従来終始国家予算の見地という意味とは別に、旧制度のやむを得なかった形のものをいま是正できないということで主張してこられた、昭和二十三年六月三十日以前に給付事情を生……

第43回国会 内閣委員会 第27号(1963/06/14、29期、民主社会党)

○受田委員 今度出された法案に直接関係する問題ではありませんけれども、鹿児島入国管理事務所の名瀬港の出張所の次に、大島郡を入れておられるわけでございますが、こうした出張所を和泊に置かれた事情はどういうところにありますか。
【次の発言】 沖繩との交通がひんぱんになったということでございますが、それについてちょっとお尋ねしたいのです。沖繩の住民は日本人ですね。日本人たる沖繩人が入国管理事務の上で、あるいは向こうから送出する事務の上において日本人らしくない取り扱いを受けておらないかどうかをお答え願います。
【次の発言】 入ってくるときの検査その他は、日本人が国内を旅行すると全然同じ形になっておるとい……

第43回国会 文教委員会 第22号(1963/06/07、29期、民主社会党)

○受田委員 関連して五、六分間いただきたいと思います。  この法案の口ざすところは、一応憲法の規定に即応したいというお気持ちは十分わかることであって、そのための前進的な規定を持った法案であるという点ではうなずくのでございますが、この各条項を拝見しますると、そこに幾つかの問題点が発生してくるわけです。その一、二の点をただしまして質問を終わらしていただきます。  すでに質問をされた事項に関連するかもしれませんが、この教科書無償を完全実施するスケジュールをお伺いいたします。
【次の発言】 生徒及び児童の減少という傾向も含めてその計画に必要な経費の見通しを御報告願います。

第43回国会 文教委員会 第26号(1963/06/24、29期、民主社会党)

○受田委員 私からお尋ね申し上げたい点は、まずこの法案の審査に先立ちまして、荒木文部大臣が、最近大学の学長との会合において述べられた、さらに大学の運営関係の法案を提出する準備を進めているという意思表示でございます。この意思表示は単独の大学運営法案というような形のものか、あるいは国立学校設置法、教育公務員特例法というものの改正という意味であるか、いずれであるかの御答弁をお願いします。
【次の発言】 そうしますと、単独立法という形をとりたい、こういう御意思と判断をいたします。  この国会の始まる当初、文部大臣はこの大学運営法案なるものを提出したいと意気込んでおられたわけでございますが、結果的にこれ……

第43回国会 予算委員会 第19号(1963/06/03、29期、民主社会党)

○受田委員 総理大臣に主として重要な国策に関する問題をお尋ねを申し上げたいと思います。  最初に、憲法調査会を内閣の機関として設けておられるのでございますが、すでに昭和三十二年以来満六年有余にわたってこの調査会の委員各位が真剣に討議せられ、その報告書もこの年末には完成するであろうという見通しが立っているようでございますが、あなたの直接の管轄であるこの憲法調査会の現に審議されている状態を、一応見通しとしては言明できると思いますのて、御答弁願います。
【次の発言】 答申の起草中であるというところまでは総理も心得ておられる。そこで、この憲法調査会というものが設置された当時の事情を総理は十分おくみ取り……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 内閣委員会 第2号(1963/12/13、30期、民主社会党)

○受田委員 大臣時間がないそうですから…………。
【次の発言】 今度の当委員会に提案されております三つの給与法案について、総括的に大臣にお尋ねをいたします。  この一般職、特別職、防衛庁職員の給与法のバランスを前提にして提案されているかどうか、お答えを願いたいのです。
【次の発言】 特別職の内閣総理大臣が四十万円、一般職の行政職五等級一号俸が一万五百円、こういうことになっておるわけです。この一万五百円で生きる方法としては、住宅はどの程度のところにあり、また食生活――もちろん独立青年の十八歳を基準とした標準生活費は出されておりますが、政府の出された一万五百円の生きるための基礎的な数字、それぞれの……

第45回国会 内閣委員会 第3号(1963/12/14、30期、民主社会党)

○受田委員 一問だけお尋ねをしておきます。  きのうお尋ね申し上げた問題点について、政府に資料をお願いしたのです。ここへ出されている三つの給与関係法案について、上に厚く下に薄いような現象を取り上げてお尋ねして、これに対する具体的な算定基礎を御要求申し上げた。いまここに資料が出ておりますが、もう少し早く拝見すると、大体見当がついたのでございますが、この特別職と一般職と防衛庁職員その中で、事務次官を十六万円とする案が出ております。そしてこれは次官に対する限られた号俸が規定されておるのであります。さらに、国務大臣三十万円、総理大臣四十万円というのが、特別職の法案に出ております。これは給与の低い、一万……

第46回国会 社会労働委員会 第57号(1964/06/19、30期、民主社会党)

○受田委員 今度の改正案の中で問題点として指摘したい数カ所について質問を申し上げ、政府の所信をたださせていただきます。  私は、この戦傷病者戦没者遺族等援護法が制定された昭和二十七年以来この法案に取り組まさせていただいたので、この法案の審査をするときには感慨無量なものがあるのでございますが、当時のおい立ちのときから比べると、飛躍的に改正が重ねられまして、今回の改正点などは相当行き届いた、未処遇の皆さんにも手を差し伸べているという点、確かに感謝したい政府提案であると申し上げたいのです。特に私からもしばしば当委員会等で指摘しました問題点が、一歩一歩片づくような提案をされているという点で、私個人とし……

第46回国会 逓信委員会 第6号(1964/02/27、30期、民主社会党)

○受田委員 電波法の第一条に目的が書いてあるのですけれども、この目的に合致しない無電局の免許ということはあり得ないことですが、しかし免許された無電局が、放送の場合、三年間忠実に目的のために協力しない場合に、再免許の際にこれを押えるということが、郵便省として十分考えられておるかどうか。近く三年がくるわけてございますが、民営放送局について特に考えられる問題です。御所見を伺いたい。
【次の発言】 再免許をなし得ない放映局も考えられるということになりますね。
【次の発言】 私はきょう東京高裁で、中央教育放送株式会社の行政訴訟の第一回公判が行なわれるということを伺っております。おとどし秋に予備免許を与え……

第46回国会 逓信委員会 第11号(1964/03/16、30期、民主社会党)

○受田委員 NHKの予算を審議するにあたりまして、最後の質問者でございますので、ゆっくり時間をかけて御理解を願いながら質問をさしていただきたいと思いますが、よろしゅうございますね。何か途中で質疑打ち切りの動議なんか出ますか。
【次の発言】 放送法の第一条には、放送の目的が書いてあるわけです。そうして第七条以下に日本放送協会の規定があるわけでございますので、その放送法の目的をNHKはいかに果たされているかということについて質問をまず申し上げたいと思います。  放送法の第一条に放送の公共の福祉貢献の規定が書いてありまして、原則的に一、二、三と項がわけらておりますが、その中で「放送が国民に最大限に普……

第46回国会 逓信委員会 第16号(1964/04/01、30期、民主社会党)

○受田委員 最初にお願いしておきますが、民間保険との保険料率の問題を比較したいと思いますので、関係者をお呼び願いたい。  それから、政府から資料を出していただいておるので、参考資料――願わくば、料率の変更の経緯を示す資料をひとつお出し願いたい。つまり、民間保険が最近保険料を引き下げておる。既加入者については、配当を増額する、こういう措置をこの四月一日からとっておるわけです。その関係がありますので、簡保のほうの保険料算定基礎である死亡率、余命表等を十分参考にされた保険料算定基礎をお示しを願いたい。次回の委員会までに御提出をしていただきたい。民間保険との比較で出していただくとたいへんけっこうだと思……

第46回国会 逓信委員会 第20号(1964/04/15、30期、民主社会党)

○受田委員 短時間に能率をあげますが、最初に十七日の公労協のストに関連して大事な問題を一つ、二つお尋ねします。  大体公労協の争議に関しては、三公社五現業、こうした対象になる当事者というものが力がない、能力的に限界がある、予算措置においても限界がある、こういうことになって、実際問題としてはこれは容易でない事態を招く危険があるわけなんです。たとえば調停案が出る。そうした調停に際会して、調停段階で労使が合意に達したということがあっても、しかしそれを法律的に制約する、政府与党がこれを実行しなければならぬという制約規定がない。こういう問題で、公労委のあり方、公労法の問題を基本的に研究する段階にきておる……

第46回国会 逓信委員会 第23号(1964/04/24、30期、民主社会党)

○受田委員 それでは、質問をかいつまんで申し上げます。  今度、当委員会で審査されておりますこの法案は、いわば電電公社の事業面においては一つの革命に伴う措置であると思うのです。その近代化をはかるための革命が暴力革命であってはならない、民主革命でなければならないという意味で私お尋ねをさしていただきます。  この政府から出された資料から拝見しますと、電話の設備の近代化、拡充政策の遂行の基本構想が出ておるわけです。まずこの点からお尋ねしてみたいのです。  電電公社の示しておられる第三次及び第四次の長期計画について確認をさせていただきたい点があります。それは一月現在では、三十八年度と九年度という形で数……

第46回国会 逓信委員会 第24号(1964/04/28、30期、民主社会党)

○受田委員 私は民社党を代表いたしまして、本法案に対する反対の討論を申し上げたいと思います。  私たちは、電通の近代化、合理化に対して、これを推進するためにいかなる協力も惜しまないものであることは論をまつまでもございません。しかし、この近代化、合理化施策推進の過程において最も重要な問題は、これに従事する従業員の処遇ということ、不安を一掃するということ、この点の配慮が徹底していなければなりません。  法案の提案理由を拝見いたしますと、一時に多数の要員が退職をしなければならないという状態に対処して、特別の処遇措置を講ずるとうたってあります。私たちは、今度の特別給付金の性格が、よしいろいろな議論はあ……

第46回国会 逓信委員会 第28号(1964/06/05、30期、民主社会党)

○受田委員 二問だけちょっと森本委員の質問に関連する問題点をお尋ねして、質問を中断している森本委員にあとを譲ります。  今度の法改正の中で、先ほど森本委員から指摘された第一の問題点、私から見た第一の問題点で、これを明確に御答弁願っておきたい点があります。それは三十三条の二の改正点でこれに掲げてある「義務船舶局の無線設備は、次の各号に掲げる要件に適合する場所」としてあるこの場合の要件の中に、自然的要件を運用の面で生かすことができるかどうか。たとえば赤道直下を航行するタンカー船のごとき場合は、特に灼熱の地域を航行するわけでございますから、そうした自然的条件といいますか、それを克服するために、この条……

第46回国会 逓信委員会 第33号(1964/06/26、30期、民主社会党)

○受田委員 私はこの機会に、NHKから国会に御提出を願っております貸借対照表等の基本問題にふれてみたいと思います。  放送法第四十条第三項に、NHKかり毎事業年度の貸借対照表等を御提出願った場合に、内閣は、会計検査院の検査を経て国会に提出しなければならないということが書いてある。提出しなければならないというこの規定は、どういう法律的な効果を生むものであるか。当委員会で、提出した書類の扱いを、もし異議があったというような場合には、一体どういうような責任の先生を見るものであるか、それを含めてこの決算書、貸借対照表等の国会提出に関する法律論をいまから議論をしてみたいと思います。  ただ、ここへこうし……

第46回国会 内閣委員会 第5号(1964/03/03、30期、民主社会党)

○受田委員 短い時間でありますので、大臣にお答え願います。  今度提案されておりますこの設置法の審議をするにあたっては、国立学校のほうの設置法とにらみ合わせながら審議をしなければ、この定数をはっきりさせることはできないわけであります。当委員会としては、その点を十分勘案して、その定数増の必要性について根拠を明らかにしながら審議を進めていくべきだと思います。しかし、きょうは、学校教育法という、教育基本法に相対立する重要な法律の中で、学制の基本的な問題にちょっと触れて御答弁願いたいと思うのであります。  それは学校教育法のおしまいのほうに、吉田内閣の初期であったのですけれども、私自身も関与して審査し……

第46回国会 内閣委員会 第9号(1964/03/13、30期、民主社会党)

○受田委員 この審議されている法案のうちの国事行為の臨時代行に関する法律案について、まずお尋ね申し上げます。若干問題点を出したいと思っております。  先ほど来・稻村委員等からいろいろとこの法律案に対する諸点についてお尋ねがあったわけですが、実はこの法律は憲法の四条の二項の規定に基づく当然の立法事、項でありますので、たとえ任意規定とは言いながら、こういう法律を一応つくっておく必要がある、常時これが発動するわけじゃなくて、いつでもこれが適用できるような準備をしておく必要があるということから、従来当委員会ですでに八年も九年も前から提案をしておった問題ですけれども、政府も一応この国事行為の臨時代行規定……

第46回国会 内閣委員会 第11号(1964/03/19、30期、民主社会党)

○受田委員 ちょっと補足質問させてもらいます。  皇室経済法関係で今度賜与と譲り受けの金額を増額措置されたのでありますが、提案理由を拝見しますと、物価の上昇等を考慮して、二十二年当時に比較して約倍額に近い金額を設定されておるようです。しかし、これは私たちとしては、六百五十万円、二百二十万円という賜与、譲り受けの価格の上昇を何の形でおきめになられたかの算定基礎を一応明らかにしていただかなければならぬと思うのです。ただ物価指数を考慮してという、いいかげんな数字をおあげになられて金額をおきめになると、大ざっぱに予算がきめられるということになるわけです。この点、算定基礎を明らかにして御説明を願いたいと……

第46回国会 内閣委員会 第13号(1964/03/26、30期、民主社会党)

○受田委員 総理が次の御予定があることを承っておりますので、二つの問題点にしぼって短時間に総理にお答えを願います。総理お一人だけでけっこうです。  この臨時行政調査会の審議期間を延長する法案に関連して、私は非常に重大な問題がひそんでいることを指摘します。それは石橋委員の質問にも見られたとおりでございまするが、国防省設置などという、これから出される問題でなくて、現にすでに国家公務員法の改正案なるものが出されて、臨時行政調査会が当然その職権の中にあって、すでに専門部会――第一部会においては、行政の総合行政に関するところで、人事院の機構を十分論じております。また、第三部会におきましても、公務員問題と……

第46回国会 内閣委員会 第15号(1964/03/28、30期、民主社会党)

○受田委員 まず、今度の改正案の部を二つつくっている点についてお尋ねをしたいのです。  この部の新設理由は、一応承って了承できるのでありますけれども、しかし、趣旨は了承できても、ここに問題があるのは、行政機構の基本的改革をやろうとする前に、こういうものをいますぐやらなければならないかどうかという、時期の問題が一つある。それから通商参事官なるものが振りかえられて部長になる。ちょうどそこに参事官がおるので部長にするのだ、こういういかにも御都合主義に見られてしようがありません。参事官は必要がなくなったのか。いままでは必要があったが、これからはなくなるのか。あるいは引き続き参事官を一名どこかへ持ってく……

第46回国会 内閣委員会 第16号(1964/03/31、30期、民主社会党)

○受田委員 私は、山村長官と佐藤会長さんとお二人に二つ問題を出して、簡潔にお答えを願いたいと思います。  一つは、この前総理にもちょっと伺ったわけでございますが、調査会の答申が出るに先立って、すでに国家公務員法の改正案等を国会へお出しになっております。この国家公務員法の改正案の骨子を見ますと、人事院を骨抜きにして、総理府に人事局を設けて、人事管理行政を一本化しようとしておられるおけです。このことは人事行政上の基本的な大問題なのです。これをすでに法案をお出しになって、国会の通過をはかろうとされておるわけでございますが、今度、人事院の機構及び人事行政の基本問題に対して、佐藤会長さんの主宰されるこの……

第46回国会 内閣委員会 第18号(1964/04/03、30期、民主社会党)

○受田委員 関連。ちょっと間にはさましていただいて……。私、いまの輸送関係、国鉄新線の建設、こういうような問題に関連するわけでありますが、大体国内の貨物輸送機関というものが、陸上では国鉄があり、また自動車があり、海上では内海の場合は内航船がある、また飛行機もあるわけでございますが、一体運輸省は、この国内の貨物輸送機関がそれぞれどのくらいの比率でこの輸送業務を担当しているのか、それに対して今後どういう対策を用意しているのか、お聞きしたいと思うのです。事務当局でパーセンテージを示していただいて、最終的に陸海空三輸送機関による今後の対策を運輸大臣から御答弁を願います。

第46回国会 内閣委員会 第20号(1964/04/09、30期、民主社会党)

○受田委員 短時間に能率をあげて質問いたしたいと思います。  今度の改正案で定員増の御計画を承ったわけでございますが、その内容の中で、特に就職促進の業務を担当する職員を大幅に増員する計画がございます。これに関連してお尋ねしたいのですけれども、特に身体障害者とか、あるいは中高年齢層とか、こういう人々が職務の場をなかなか与えられがたいという実情を、どう打開しようとしておられるか。すでに身体障害者の場合は、身体障害者雇用促進法が岸内閣のときに制定されております。それに基づいて、現在身体障害者登録者がどれだけあり、そしてそれの雇用促進の状況がどうなっているか。まず、現時点における御答弁をお願いいたしま……

第46回国会 内閣委員会 第25号(1964/04/23、30期、民主社会党)

○受田委員 最後に、一言二言お尋ねしておきたいことがございます。先ほどから質疑応答がされておるOECDの代表部をどういう陣容をもって構成するかということでお尋ねしたいのですが、特に経済関係の外交官を大量に送るというような意図があるかどうか、代表部の構成について御答弁を額いたい。
【次の発言】 相当大じかけな機構をもって対処されようとしておるその熱意について了承できるのでございますが、特に新しい機構として代表部をOECDに置かれる以上は、そこに実力を持った外交官を派遣して、能率を高めるような人的配置を十分考慮してもらいたい。その点を要望しておきます。  なお、今度の改正案で在勤俸の新しい規程がさ……

第46回国会 内閣委員会 第34号(1964/05/21、30期、民主社会党)

○受田委員 今度の改正案で最も力点を置いておられることは、証券局の新設であろうと思います。したがって、証券局を設置されることによる証券行政の強化の面について二、三点をただし、明確な御答弁を願いたいと思います。  田中さんは特に株価の対策にお気を使っておられるようでありまするし、池田総理みずからも、終始外国旅行をされても、日本のダウ平均の動向に深い関心を寄せておる、こういうことが世間周知の事実となってあらわれております。にもかかわらず、池田内閣長期政権の現時点における結論は、この経済情勢の好転、特に開放経済の御計画にかかわらず、依然として低迷をしておる今日、この二十日間くらいにやや持ち直している……

第46回国会 内閣委員会 第35号(1964/05/22、30期、民主社会党)

○受田委員 私は、今度の改正法案に対する重要な問題点を二、三拾い、さらに昨朝ジョンソン大統領が署名をいたしました、日本水産業界に重大な影響を持った大陸だな法の署名に関する質問を申し上げたいと思います。  まず、今度の改正案で法律的に疑義のある問題点を触れてみたいと思います。それは改正案の一つとして、農林省の地方支分部局の一つである営林局に、付属機関として特別の審議会を設置する事項でございます。この付属機関としての審議会なるものは、いかなる法的根拠によって設置されるものであるか、御説明をお願いいたします。
【次の発言】 国家行政組織法のどこに、地方支分部局に対しての付属機関を置く規定がありましょ……

第46回国会 内閣委員会 第40号(1964/06/03、30期、民主社会党)

○受田委員 時間が進行していますから、能率をあげて短時間に片づけます。  賀屋大蔵大臣、 (発言する者あり)私が大蔵大臣と申し上げるのは、かつて私は、あなたが日比谷公会堂で大蔵大臣当時ごあいさつをされたのを静かにお聞きして印象に残っておるからでございます。法務大臣としていろいろと抱負経論もおありだと思いますが、今度お出しになったこの設置法改正の中で、第二と第三の改正点については、一応私納得させていただきます。特に監獄法に基づく刑務所の位置の変更などが、その明るさを取り返すための御努力のあとが見られるという点、また、入国管理事務所の出張所を設置する件についても、便宜供与をするという意味において、……

第46回国会 内閣委員会 第43号(1964/06/11、30期、民主社会党)

○受田委員 私、この法案に関係して、各方面から行き届いた質問をさしていただきたいと思います。  私、最初に、先般来議論されていることでずばりと答えを出していただきたい問題点があります。それは恩給並びに年金の性格論、減損能力を補てんするという立場のお説を中心にしておられるようでありますが、恩給と共済組合制度の年金とには、そのおい立ち等から多少の相違があります。多少といっても、もっと大きな相違があるかもしれませんけれども、しかしながら、これは大体公務員が退職後保障される年金という点については共通の問題でございますので、これを同じ角度から検討するほうがむしろ妥当ではないかと思いますので、お答えを願い……

第46回国会 内閣委員会 第44号(1964/06/12、30期、民主社会党)

○受田委員 能率をあげて、十分間の質問だけにとどめます。答弁が長くなると、時間がかかります。質問は十分しかしません。  河野さん、あなたは、経済企画庁長官もやっておられ、また農林大臣もやられ、建設大臣もやられて、いわゆる経済閣僚としての重要ポストを歴任されたお方であるし、国土の総合開発計画という大目標のために、あなたが非常に馬力をかけておられることには、私は非常に共感を呼んでおるわけです。ただ、この大事業を果たすために、終始長期的展望に立つ  日本の経済の実態も把握しておられると思いますが、最近のあなたの御努力のあとを見まして、確かに効率的なやり方をされておりますけれども、それが長期的展望に立……

第46回国会 内閣委員会 第45号(1964/06/16、30期、民主社会党)

○受田委員 私、少し時間をいただいて、総理府設置法等の一部を改正する法律案につきまして、お尋ねをさしていただきます。  この法律案には、ずいぶんたくさんの関係の法律案が出ておりますので、普通であったならば、普通の法律案の五倍も六倍もお時間をいただくべきところでございますが、かいつまんで重点的にお尋ねをさしていただきます。  第一、この総理府関係で直接総理府の所管事項である問題といたしまして、総理府総務長官の御所管の業務の関係をお尋ねしたいと思います。総務長官は、総理府設置法に任務が規定してあるのでございますが、総理大臣にかわってお仕事をなし得る権限はどこまであるのか、お答え願いたいのです。

第46回国会 内閣委員会 第49号(1964/06/25、30期、民主社会党)

○受田委員 十五分間を厳守させていただいて、総理に対する質問をさせていただきます。  総理大臣池田さんは、岸内閣のときの国務大臣でいらっしゃり、安全保障条約を日本とアメリカの間で締結されたときの責任者でいらっしゃる。ところが、この日米安保条約は、六月二十三日でまさに満四年間をけみしました。そしてあと六年で期限満了でございます。そろそろこのあたりで、池田三選を目途として敢闘これつとめておられる池田さんの胸中を去来するものは、日米安保条約のあり方をいかにするかという抱負経綸であろうと思います。そこで一言お答えを願いたい。一九七〇年の日米、安保条約期限満了時には、同じくNATOの一九四八年に二十年の……

第46回国会 文教委員会 第20号(1964/04/15、30期、民主社会党)

○受田委員 このたびの教育会館の法案の御提出で、懸念される二、三の点をお尋ねして、当局の意図を明らかにしてもらいたいと思います。  この教育会館の事業について、業務、特に文部省が館長の要請に応じて職員の研修等について大きな力を持つではないか。研修員の選定等について文部省の意図が強く響いて、館長自身の自主性ある選考ということでなくして、文部省の推薦というものが強く響く危険はないか、この点ひとつ明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 いま地方公務員の研修機関として自治大学というものがありますが、これに一例をとってみましても、その選考は地方庁の推薦もあるし、自治省の推薦もある。文部省が館……

第46回国会 文教委員会 第33号(1964/06/17、30期、民主社会党)

○受田委員 一、二問だけ簡単にお伺いいたします。  この法律によって救われる各種学校の数はすでにお伺いをしております。その学校の種類を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そこで性格はわかったわけですが、各種学校の設立認可基準を高めようという動きが文部省内にありますかどうか、お答え願いたい。
【次の発言】 各種学校の中には非常に規模の小さい基礎の薄弱なものもあるわけです。しかしそれがいま現に認可されて社会に認められておる。その経営の実態を文部省としてどういうふうに育成しようとするか。基礎の薄弱の規模の小さいものに対する育成措置というものをちょっとお答え願いたい。

第47回国会 内閣委員会 第3号(1964/12/07、30期、民主社会党)

○受田委員 いま審議されておる三つの法案につきまして、きわめて簡潔に、かつ中身のある質問を試みたいと思います。  最初に、今度人事院が勧告をされ、この実施のため法案をお出しになったのでありますけれども、政府といたしまして、その実施時期について七閣議了解事項としての実施期に関しての何かの話し合いがされておると聞いておりますが、どういうことをお話しになっておられるのか、増原長官からひとつ……。
【次の発言】 それは閣議決定の付帯事項ですか、そういうかっこうで出されておるというふうに私もいま思い直しているのですが、五月実施は、税の自然増収、その他予算編成上の問題等を考えて実際問題として困難であるとい……

第47回国会 内閣委員会 第4号(1964/12/17、30期、民主社会党)

○受田委員 二点だけ。第一は、法務省の局長、特に管理職の地位にある局長のポストは、検事をもって充てることができるものと、しからざるものがある。ところが、私しばしば指摘していると思うので、きょうお答えを願いたい。  法務省設置法の規定の中にも、検事による充員規定が十七条に書いてあるわけでございますけれども、検事をもって充てる職種は、そのポストにつく場合に、検事の任務と職務を行なわないにかかわらず、検事の給与を出しているという事例を私しばしば指摘したのですが、一方入国管理局長のようなポスト、五つほど検事をもって充てないポストがあるのでございますが、この五つの局長は、そこのポストにつく際に、入国管理……

第47回国会 内閣委員会 第5号(1964/12/18、30期、民主社会党)

○受田委員 長官以下お疲れであろうと思いますが、短時間の間に要点をかいつまんでお尋ねします。私は、先国会で討議された防衛関係二法案が今回再び討議されるにあたって、重大な問題点を一、二指摘して防衛庁の御見解をただしたいと思います。  その第一は、国防会議という重大な国防の基本方針等を決定する会議に、その議長たる総理が、もし先般池田さんのように事故で入院されておるような場合に、総理みずからが議長として出席しなくても、また副総理が置かれなくても、会議が構成されるかどうか。これは重大な問題でありますから、まず御答弁願いたい。
【次の発言】 たいへんあいまいな御答弁です。六名の議員のうちで二名が欠けてい……

第48回国会 社会労働委員会 第14号(1965/03/31、30期、民主社会党)

○受田委員 当委員会に提出されておりまする戦傷病者特別援護法の一部改正案の外二件、これに関連して、重要問題点を取り上げながら一時間ばかり質問をお許し願いたいと思います。  この三つの法案で、従来から長く歴史を築いていただいた戦傷病者戦没者遺族等援護法、昭和二十七年にこの法案が誕生したとき、私が特に時の厚生大臣吉武先生に御指摘を申し上げた修正要点である動員学徒等の、いわゆるその後改正された準軍属の扱い方、この点についてまずただしていきたいと思います。  この法律の趣旨は、昨年の当委員会で私から、立法精神はどこにあるか、他の一般社会保障制度との相違点がどこにあるかということをお尋ねいたしました。き……

第48回国会 逓信委員会 第7号(1965/03/11、30期、民主社会党)

○受田委員 私、いま議題にしておられる放送の内容についての不偏不党の問題だけに関連して一言だけお尋ねしたいと思います。  放送事業の本質的な問題を討議しておられるのでありますけれども、この問題は国民に与える影響が非常に大きい問題でありますので、特に放送法第四十四条の協会の放送番組編成使命について、私から取り上げてお尋ねしたい点が一つだけございます。これはNHKの場合に、この不偏不党のうちで、不党ということばをどういうふうに理解しておられるか、いまの質疑応答の中身から、不党ということばについて政治的公平という解釈以外のことばが出ておらぬようでございますけれども、不党というのはくみせずということば……

第48回国会 内閣委員会 第5号(1965/02/16、30期、民主社会党)

○受田委員 今度の臨行調査会答申という画期的な現象が起こっておるわけですが、この調査会をつくるときの行きがかりで一つ基本的問題がありますので、お答えを願いたいのです。それは、あの法律の中に行政審議会との関係事項が一項入れてあります。それでこの答申の対象となった事項は、調査会が機能を発揮する間は重ならないように規定づけられてあります。行政審議会は一体その期間何をしてきたかということと、それから臨時行政調査会の答申後、行政審議会に対してはいかなる諮問をしておられるか、お答え願いたいのです。
【次の発言】 そうしますと、この臨行の答申が出て後半年近くたつわけでございますが、また新しい諮問はしておられ……

第48回国会 内閣委員会 第6号(1965/02/18、30期、民主社会党)

○受田委員 この前の委員会で資料要求をいたしました資料が提出されておりますので、これに関連した質問を短時間にさしていただきます。  行政管理庁長官は、その規定する法律の根拠に基づきまして、公社、公団、公庫その他特殊法人を十分監察する業務が与えられております。その業務の一翼として、いわゆる政府のお仕事の現場を担当するがごときかかる公社、公団等その他特殊法人の職員の処遇について、どういうふうに監察をされておるか。少なくとも国民のとうとい血のにじむようなお金が使われているわけでございますから、当然行管長官所管事項の内容として十分監察しておられると思いますので、私最初にお尋ねしたいのは、ここに公社の役……

第48回国会 内閣委員会 第7号(1965/02/19、30期、民主社会党)

○受田委員 短時間にお尋ねして、資料要求をして、次会に譲りたいと思います。  いま問題になっている出入国管理について、一つだけお尋ねをいたしておきたいのですが、大体この出入国の管理の重大国務を担当するための法律が、いまのところ出入国管理令というポツダム政令にゆだねられておるわけです。これは一体どうしたことか。出入国管理法というものでなくして、ポツダム宣言を受諾した、例のポツダム政令に基づいたものが、そのまま残されている理由はどこにあるのか。法務大臣ひとつ御答弁願います。――法務大臣からお聞きしたいのです。
【次の発言】 こうした敗戦の痛苦を印象づけるような政令をもって出入国管理業務を行なってい……

第48回国会 内閣委員会 第9号(1965/02/25、30期、民主社会党)

○受田委員 今度の改正案の中で二、三の点を特に指摘して、その真相を明らかにしていただきたい点がございますので、簡明にお答えを願いたいと思います。  法務省設置法は、そのつど改正案をお出しになって改められつつあるのでございますが、法務省の中に他の省にない官職がある。これは一つの問題点があるわけです。ちょっと変わった、いわば省略した官職、ポストがあると思いまするが、共通のポストの中に法務省に欠けているポストを御指摘を願って、その趣旨を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 その置いてない理由を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 これは政務次官が大いにその実権を握っておられるというような問題……

第48回国会 内閣委員会 第12号(1965/03/04、30期、民主社会党)

○受田委員 関連して、私も発言しなくてはならぬ。高橋先生は内閣委員も長くやっておられるし、国会対策の責任老であったわけで、この問題の処理については一応あなたなりの御見解があると思うのです。それであなたはいま国務大臣でいらっしゃるし、同時に行政長官でもあるのですから、国務大臣の側からひとつはっきりした御意見を、この機会に示していただきたい点があります。せっかく問題が提起されておりますから、私もそこを念を押しておきます。  閣議の席上においても、この問題はしばしば議題にのぼっておることを私も承知しておるのですが、国務大臣としてこの問題を積極的に推進するお気持ちがあるのか、あるいは消極的にこの日がい……

第48回国会 内閣委員会 第17号(1965/03/16、30期、民主社会党)

○受田委員 私は、愛知さんが文部大臣を兼ねておられるのでたいへん好都合でございますから、その所管事項につながる立場で一、二お尋ねしてみたい点があります。  科学技術の振興について科学技術庁が果たしている役割りはきわめて大きいし、臨行の答申にも、特に指摘して、総合調整方策をうたっているわけでございますが、日本の科学技術振興という問題は、最近相当の努力をされているけれども、結果的には依然として自然科学系統の研究が人文科学系統の研究に比してなおおくれがある。これは先進諸国家の分野と比してそのように判断するが、いかがでございましょうか。
【次の発言】 そこで、私たち大いに他山の石として学ぶべきことは、……

第48回国会 内閣委員会 第18号(1965/03/18、30期、民主社会党)

○受田委員 この前の委員会でお尋ね申し上げておった事項について、当局の御答弁をお願いしたい点があります。  国家行政組織法等の一部改正の法律に伴いまして、定員の関係が一応この国家行政組織法等という文句の中で片づけられております。これは昭和三十六年のことでございますが、これに関係をして先委員会でお尋ねをした科学技術庁設置法の附則の定員関係の措置についてのいわゆる定員外の職員ということにこれはなると思うのでありまするが、取り扱い方についてお尋ねをしたのです。特に指摘した未帰還職員というこの規定は、科学技術庁というお役所が戦後できたお役所であり、そして未帰還職員というものは、戦後特殊の事情で戦前に勤……

第48回国会 内閣委員会 第19号(1965/03/19、30期、民主社会党)

○受田委員 ごく簡単に二、三の問題点を指摘して、今国会提出の通産省設置法一部改正、法律案に対するお尋ねをいたします。  最初に、これは行政組織上の基本にもなる問題でありますが、同時に国民の全体が最も理解しやすいような形に改めるべき問題ではないかと思うので、省名についてお尋ねをしてみたいのです。それは、通商産業省という名称は、これは各省を通じて四字連続書かれているのは通産省だけでございます。通商産業省と普通言わぬで通産省。あなたの場合でも、通商産業大臣と言うのは公式の場合だけで、普通は通産大臣。こういう名称の用いられ方について、昭和二十四年でしたか、通産省ができたときの占領下における名称がそのま……

第48回国会 内閣委員会 第21号(1965/03/25、30期、民主社会党)

○受田委員 労働大臣と久しぶりにお目にかかるわけですけれども、あなたは労働行政のベテランと称せられて、自民党の中では貴重な御存在である。したがって、いわゆる自由民主党の与党へのお気がねなしに、幅広い野党の見解も十分取り入れた労働行政をやっておられる人だと思いまするが、御見解をまずお伺いしたい。
【次の発言】 まず、法案審査に先立ちまして、法案に直接関連のないことでありまするが、労働行政の基本に関する問題をちょっと伺っておきたいのですが、労働省の福祉増進をはかるための労働省でございますけれども、労働大衆の中にも、いろいろな思想傾向、あるいはその要求に対する方法等において特殊な形態を持っているもの……

第48回国会 内閣委員会 第25号(1965/04/01、30期、民主社会党)

○受田委員 五分間以内で解決します。追い詰められた質問でございますから、党をを代表して、最後に三つの問題点を同時に質問して、同時にお答え願うという形をとります。  第一は、この法案に直接関係する事項でございますが、農林研修所をおつくりになるにあたっては、単に農林省職員だけを研修の任に当たらせるのでなくして、農業従事者の中で、優秀な人材を発掘して、事務及び技術の研修をさせるという方途を講ずべきじゃないか。もう一つは、中央にたった一カ所置くだけでなくして、願わくば、各ブロック別に国立農業試験場及び県農業試験場のような形をもって、できればそこに一年のうち何日か合宿訓練をして、技術的な、あるいは友愛を……

第48回国会 内閣委員会 第26号(1965/04/02、30期、民主社会党)

○受田委員 このたびの法律改正の中で、最初に私が特に政府にただしておきたいことは、昨年の当委員会で附帯決議を付した事項がどのように処理されたかということ、この点についてまず御答弁を願いたいのであります。
【次の発言】 附帯決議の処理については逐条お尋ねすることとして、大体恩給ということはどういう趣旨で給せられ、そして共済年金との相違点をどこに置いておられるのか。恩給なるものは、社会保障の性格をとるのが適当であるのか、加味することが適当であるのかないのか、そのことも含めて御答弁願いたい。
【次の発言】 いまの現存の公務員が、能力補てん説を採用されておるというお立場から見て、退職町の経済取得能力そ……

第48回国会 内閣委員会 第27号(1965/04/06、30期、民主社会党)

○受田委員 外務大臣、私、ちょっとあなたに緊急な事態に即応する問題を一つほど提起して、法案の審査に入っていきたいと思います。  この間、二日でしたか、沖繩問題に対する例の日米協議委員会の交換公文をライシャワーさんと大臣とがかわされたと報道されておるわけです。これは前の施政権の拡大方針などを織り込もうとした現地住民の希望、またわれわれの願いなどが一向に取り入れられていない。全くわれわれとしては期待はずれの交換公文が合意の上でかわされておるようですが、どういう政府の努力がされたのか。多年の懸案である自治権の拡大、あるいは主席公選その他の返還スケジュール等もあわせて願いたいという意味であったのですが……

第48回国会 内閣委員会 第28号(1965/04/07、30期、民主社会党)

○受田委員 私は、外務省設置法の一部改正法案につきまして、特に希望を付して賛成の意を表明します。  これは当委員会における審議の経過を見ましても、山内委員の御意見の中にあったような寄り合い世帯的な中南米・移住局の新設という問題が起こってきます。役人が寄り合い世帯で仕事をするときに、そこにおのずから職務上のなわ張りというようなものが出てくる。機能性のほうが上にいくか、あるいは地域性のほうが上にいくかというような問題も起こってくる。非常にむずかしい新局がここにできたわけです。しかし同時に、外務省の外交事務を推進するために、特に移住の重点が中南米に置かれているという意味で、これを一方における関連性を……

第48回国会 内閣委員会 第30号(1965/04/09、30期、民主社会党)

○受田委員 この皇室経済法に関連して、まず皇室に関係あるいろいろな行事を中心にお尋ねしてみたいと思います。総務長官がお帰りになられて、永山先生がお尋ねになるそうでございますから、もっぱら総務長官に質問をします。  皇室の尊厳、これは民主主義諸国家と同様に、国民の象徴としての皇室になってきておるのでございますから、いまさらその尊厳が昔のいわゆる神格化した皇室関係でないことは、はっきりしておる。国民に溶け込んだ皇室という意味でひとつお尋ねしてみたいのですが、総理府総務長官は皇室に関していかなる権限を持っておられるのであるか、長官の宮内庁に関する権限関係をちょっと御答弁、願っておきたいと思います。

第48回国会 内閣委員会 第33号(1965/04/16、30期、民主社会党)

○受田議員 永山委員の御質問にお答えを申し上げます。  私からお答え申し上げる部分は、憲法に関係する問題を中心に申し上げ、その他八田議員から重ねて御答弁を申し上げることにいたします。  ただいまの御質問の第一点の旧勲章の年金受給者の中には、金鵄勲章以外のものが含まれるかということでございますが、このことにつきましては、旭日章という勲章が、現に年金を伴う勲章として存置されてあります。これは金額にいたしまして、旧制でございますので、戦前と変わらない、高いところで年額約千円程度のものでございますので、現実に存置してありますけれども、新しい経済生活に関連する立場のものとしてははなはだ少額であって、憲法……

第48回国会 内閣委員会 第34号(1965/04/20、30期、民主社会党)

○受田委員 それでは、いま提案された法案の中で、経済企画庁設置法の一部改正案を中心にお尋ねをさせていただきます。  経済企画庁長官は、今度の改正案の骨子に、国民生活局の設置を掲げておられるのであります。これは私自身としても、また民社党としても、大いに共鳴するところであり、すでにわが党が消費者基本法案なるものを国会に提案をして、継続審議にいまなっております。この消費者基本法案と、わが党の考えている消費者をどのようにしあわせにするかという立場の法案と国民生活局との関係、この問題について、当局としてもある程度御研究しておられやしないかと思うのです。わが党の提出した法案について、一応の御理解をいただい……

第48回国会 内閣委員会 第37号(1965/04/23、30期、民主社会党)

○受田委員 官房長官が来られるまで、ちょっと事務的な問題について事務当局にお尋ねをいたします。  この憲法調査会法なるものが廃止される法案がいま出ておるのでございますが、昭和三十年の鳩山内閣当時、清瀬国務大臣を憲法担当国務大臣として、憲法調査会法案なるものの審議が、大いに与野党の激論の中に戦わされました。私、当時その特別委員の一人として幾つか問題点を指摘して、政府の見解をただしたのでございますが、顧みて十年の日月をけみした今日、この憲法調査会の答申が昨年の七月三日に出され、膨大な資料調査の一応の結論が出ております。ところが私が指摘したいことは、――長官が来られたので、もう政治的なほうを含めた質……

第48回国会 内閣委員会 第38号(1965/04/27、30期、民主社会党)

○受田委員 時間があまりないようですから、質問のはしりだけさせていただきます。この席でけっこうです。十分ばかりで質問を終わって、お昼を差し上げたいと思います。  今度の建設省設置法の改正案の中で、ポイントの一つは計画局に宅地部を新設されるということでございます。もちろん職員定数等においてはあまり変更を見ずして、宅地部の効果をあげようとしておられるようでございます。私は基本的な問題をまずお伺いいたしたいのですが、建設大臣は、従来の建設行政の中で、特に御就任以来お考えになっておられると思うのでございますが、日本の宅地政策というものはよほどまずかった。文明国らしくない宅地に、多くのマッチ箱のような家……

第48回国会 内閣委員会 第39号(1965/04/28、30期、民主社会党)

○受田委員 関連して。時間の関係で私、大出委員が質問された定員関係にちょっと触れてお尋ねしておきたいと思います。  どうも私、今度の建設省設置法の改正案について納得のいかない点があるのですけれども、これは法律案説明資料の中に、定員のところでこう書いてあるわけです。それは「昭和四十年度における建設省の定員は、外務省定員に計上されるアタッシュの振替減一人を除き、」その次に、「建設行政の円滑な遂行を図るために増員が必要と認められるものも、すべて建設省内の配置転換によりこれを賄うこととし、」こういうことがあるわけですけれども、これは建設行政の円満な遂行をはかるために増員が必要と認められるものを配置転換……

第48回国会 内閣委員会 第41号(1965/05/07、30期、民主社会党)

○受田委員 私は、民社党を代表して、本法案に対して希望を付した賛成討論を行ないます。  私は、先般以来の本委員会における討議の内容を通じて、一応建設省のねらっておられる新しい法律体制に対する真意を伺うことができました。当面する建設省の大業は、単に河川、道路、建設業その他の諸般の問題を広範に取り扱うという方式はありましょうが、まず国民の住まいをりっぱに盛り立てて、安住の地を与えるという必要性を強く私宅痛感しております。この点につきまして宅地部を新設して、そこにおいて強力に対策を樹立しようという真意には、共鳴を惜しむものではありません。ただ、問題は近代化される建設行政のさなかにあって、建設省が大量……

第48回国会 内閣委員会 第43号(1965/05/12、30期、民主社会党)

○受田委員 橋本先生、私はごく簡単に先生の御所見に対して私の立場から御質問申し上げてお答え願いたい点が一つほどあります。それは先生の御所論は、この農地開放に対して、開放させられた農地の所有者にたいへん損害を与えているから、これを何らかの形でこの法律によって救うことは当然であるというお考えのようです。ただ理論的に言うならば、報償ということはけしからぬやり方で補償が筋が通るという御意見のようです。私はただ今度の調査会の目的が、そうした法律論争でなくて生活上、生業上の問題としてこの問題を処理しようという目的が明らかにされ、この法案が出されている関係上、先生の御所論に対してひとつはっきりさしていただき……

第48回国会 内閣委員会 第46号(1965/05/18、30期、民主社会党)

○受田委員 この法案が本院に提出されて会期末に片づけられようとしているわけですが、私は、もう参議院から回ってきた関係もあるので、ずばり一、二点の問題点を確かめておきたいと思います。  佐藤臨行調査会なるものとこの委員会との関係から見て、この佐藤さんという人は非常な実績をあげていただいたわけだが、新しい臨行、この行政委員会に佐藤さんを利用する心がけでおられるかどうか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 この附則規定の中で、この法案が通った場合に、委員の任命はすぐさま七月一日を待たなくてもやれることになっておる。そうすると、この国会が会期延長になった場合、この延長期間、国会開会中に任命する用……

第49回国会 内閣委員会 第2号(1965/08/03、30期、民主社会党)

○受田委員 一問だけ、出発の時間が来ているから……。  実施期の問題ですけれども、五月実施という想定でお進めになっているのですか、作業は。そうですか。――四月現在で調査されるわけで、実際は四月実施ということが筋として通るわけですね。五月では一月ずれているわけです。  それともう一つ、山内君が言われたように、人事院としての政治的配慮を講ずるならば、予算編成権を握っておる政府と十分話し合いをして、実施期を予算編成に都合のいいときに、推定的な額でもけっこうだと思うが、そういう形で勧告することもできると思う。それから政府としても、勧告を五月実施とし、それに伴うて九月実施ならば、五月から九月までの、基礎……

第49回国会 内閣委員会 第4号(1965/08/06、30期、民主社会党)

○受田委員 この法案は先国会で十分質問させていただいている関係がありますので、新たに附帯決議の線に沿うた修正もされておるようでございますから、私、この前お尋ねした問題点で、その後における情勢の重大な変化に伴う建設省の御方針なりその他の御意見を伺って、質問を終わりたいと思います。  今度、法案の骨子ともいうべき宅地政策の強化拡充について、具体的な問題点を取り上げてみたいと思うのです。小山建設大臣は、先国会で私に対しても相当積極的な宅地政策をお述べになっておられました。ところが、いま日本人の一番問題としておることは、生活上住まいのないということである。これは文明諸国家で日本が一番落後している。この……

第49回国会 内閣委員会 第7号(1965/10/01、30期、民主社会党)

○受田委員 大蔵省の課長さんおいでのようでございますから……。  この人事院勧告の対象になる一般職の職員の中に検察官が入っておると思うのです。ところが、検察官なるものは法務省で検察官の給料に関する法律なるものを用意して、そちらで裁判官と同様にお扱いされておる。大蔵省としては従来人事院の所管の中に当然入るべき検察官の扱いはどういうふうにお考えになっておられますか。
【次の発言】 今回総理府に人事局ができましたが、この人事局の所管の中に検察官が入るか入らぬか、どういう形になっておりますか。
【次の発言】 そうすると今後は大蔵省はタッチしないことになりますか。

第51回国会 社会労働委員会 第45号(1966/06/09、30期、民主社会党)

○受田委員 きょうお尋ねする問題の中で、各省にまたがる問題の分を先に取り上げて、各省から御出席願った方々に質問が終わったらお引き取り願うことを先に片づけて、それから厚生省所管の問題だけの分を扱わさせていただきます。  最初に、靖国神社の性格をお尋ねいたします。靖国神社は憲法に規定する宗教団体である、宗教法人であるという立場を政府はおとりになっておられるわけでございますが、これは純然たる宗教法人、宗教団体とみなされるのか、あるいは国家的意義を持つ特別の団体という意味が別にひそめられておるのか、お答え願いたい。
【次の発言】 そうすると、信教の自由という立場から靖国神社に合祀されないことを希望する……

第51回国会 逓信委員会 第38号(1966/06/10、30期、民主社会党)

○受田委員 時間が進行しておりますが、大切な放送法、電波法の改正案でございますので、民社党を代表してまず基本的な問題点、さらに具体的な問題点をそれにつけ加えて質問をさしていただきます。  今度の放送法の改正案なるものは、昭和二十四年に放送法が制定されて以来、初めて根本的な法改正の手段をおとりになったわけです。私もちょうど二十四年の放送法その他電波法、電波監理委員会法の、いわゆる三法案を担当さしていただいてから十七年たって、ここにさらに進歩した立場でこの改正案を扱うということには、感概無量なものがあるわけであります。しかし私が今度の放送法改正で非常に遺憾に思うことは、せっかく根本的放送法関係の改……

第51回国会 逓信委員会 第39号(1966/06/16、30期、民主社会党)

○受田委員 私、民社党を代表して二点について簡明な御答弁にあずかりたいと思います。  その第一点は、この法律の二条に規定してある一般放送事業者の場合の原則として、併立主義による世局方針というものを行き届かしていって、日本のどこにでも各種のテレビが見られると。あるいはラジオが聞けるというような形に、一応基本方針は出ております。東京、大阪は御存じのように民放の場合は四つの置局がある。名古屋は三つしかない。仙台や北海道や広島へ行くと二つしかない。その他は一つしかないわかけですね。これは日本国民として、このすばらしい恩恵を受ける度合いが違うわけでございますが、人口の密度に比例して、人口に比例して放送局……

第51回国会 内閣委員会 第1号(1965/12/22、30期、民主社会党)

○受田委員 時間は十分を厳守します。
【次の発言】 それでは私、二点だけ。  総理は非常に御健康であるから私安心しておるのでございますが、総理の激務というものは、こうして内閣委員会の主管大臣である総理大臣としても、たびたび御苦労願うわけにいかないわけなんです。きょうは非常に差し繰っていただいてうれしく思いますが、この内閣法第九条による総理のあらかじめ指定する臨時代理という制度をぜひおとりになられて、総理にかわってこの内閣委員会などの責任ある答弁をしていただくような形、あなたのお兄さんも御健康でありますが、池田さんはもはやなくなられました。この機会にいわゆる副総理なるものをお置きになるということ……

第51回国会 内閣委員会 第3号(1965/12/24、30期、民主社会党)

○受田委員 今度の給与関係の改正法案で、御足労願っている地方公務員関係の給与の問題から先に質問をさしていただきます。地方公務員法の規定によると、地方公務員の給与というものは、国及び他の地方公共団体の給与あるいは民間賃金等その他の事情を勘案して、条例をもって決定するような規定が掲げられてあります。ところが実際問題として、国及び他の地方公共団体の給与を比較してきめられたにしては、著しくアンバランスである。もちろん地方の特殊性というものがこれに加味されていることは理解できるのでありますが、その比較の上にあらわれた数字は著しく不均衡であるということ、自治省としては、この不均衡をどう是正されようとしてお……

第51回国会 内閣委員会 第8号(1966/02/24、30期、民主社会党)

○受田委員 あまり時間をかけないようにしなければならぬ点もあるわけですが、ポイントを押えて、二、三点お尋ねします。  今度の改正案は、定員を農林省から三人ほど山村振興のために経済企画庁へ回すという、きわめて単調な法案であることは、よく理解できます。この機会に、この法案に直結する問題を一つお尋ねして、残余の一、二点をただしたいと思うのです。  山村振興法が去年国会を通りまして、いま実施されておるのですけれども、これは少なくともすでに一年に近い実施期間があるわけで、山村総合開発計画というものは、一応立案ができておるのではないかと思うのです。三人の定員を今度農林省から持ってくるという法案でございます……

第51回国会 内閣委員会 第9号(1966/03/01、30期、民主社会党)

○受田委員 上原長官、ずばっとお答えを願いたい一、二点、お尋ねさせてもらいます。  今度の法案の改正そのものは、研究所を一つつくるだけの話で、たいした法案でないように見れるのでございますが、科学技術行政の基本的な問題として、あなたのお役所は、科学技術の各省にまたがる行政機構上の総合調整をはかる責任のある役所だとわれわれは判断しておるわけです。したがって、いま科学技術関係では、東大にも研究所があり、その他各国立大学、民間にもいろいろある。防衛庁にもある。そういうものを現実にどういうふうに調整をされておるのか、経費の点ではどういう実権を握っておられるか、お答えを願いたいと思うのです。

第51回国会 内閣委員会 第12号(1966/03/08、30期、民主社会党)

○受田委員 法務省に、時間がないそうですから、この機会に青少年問題に関連した法務省の態度をちょっとお伺いしておきます、いまは関連質問ですから、簡単に申し上げます。  総理府設置法について、法務省の教育、擁護に関係する青少年問題でございますが、学校教育の過程で、十八歳から二十歳までの少年、学生といえども、少年法の適用を受ける年齢層です。この層を、少年法改正によって、年齢の切りかえによって、十八歳から二十歳までを厳罰主義で臨もうとする法務省の一部の見解がある。一方、最高裁その他の、教育主義的な立場でこの青少年の非行を防止しようという主義がある。この調節を法務省は苦慮されておると承っておるのでござい……

第51回国会 内閣委員会 第17号(1966/03/18、30期、民主社会党)

○受田委員 総理府設置法の改正案で、まず新しく設置された機関の質問をさせていただきます。  青少年局の新設でありますが、これは従来の協議会の事務局を青少年局に移行をして、新しい局をつくると同時に、従来の協議会という形のものはそのまま残すという形態がとられているようです。 そうすると、この青少年問題を解決するためのお役所が一つできるわけでございますが、その局の実質的運営の背景に、青少年問題の中央協議会というものが終始知恵を授けて、その実施面に過誤なからしめるという努力をするという有機的結合というものがそのまま残されるような形になるのかどうか。協議会は協議会として別の意義を持ち、青少年局はまた青少……

第51回国会 内閣委員会 第20号(1966/03/25、30期、民主社会党)

○受田委員 簡明に質問します。  法律の改正点そのものは、ごく簡単で問題にならぬように見えますが、しかし、私が当委員会で従来しばしば指摘しております大学校という名称を用いる機関が、一つ生まれる改正案が出ております。大学校病蔓延の徴があらわれまして、各省とも研修所を大学校に切りかえる手続が、最近とみに激しさを加えておる。こういうことで、従来各省設置法でしばしば私からも指摘した点をまた繰り返しておられるわけです。厚生大臣もやはり人の子でいらっしゃると見えまして、今回も社会保険の研修機関を大学校という名称に切りかえるわだちを繰り返されておるわけでありますが、これは研修所としてそのままにしておいて、何……

第51回国会 内閣委員会 第21号(1966/03/29、30期、民主社会党)

○受田委員 五、六分間時間をいただきまして、できるだけ協力さしていただいて質問します。  大臣、私、きょうは五、六分という時間の制限があります関係で、多くのことをお尋ねしません。少なくともこの機会に、通産省が国民の信頼をかち得るような威信を十分保って通産行政に邁進していただくために、たいへん残念なことでございますが、先般特許庁の審査長を中心として農林水産部門をめぐる大汚職事件が発生しました。これは天下に衝撃を与えている事件でありまして、発明、発見等純粋な気持ちでやる人までも含めて、特許というものに実は非常に不正があるということになったならば、国民の創意を生かす道がふさがれるわけです。しかも今度……

第51回国会 内閣委員会 第23号(1966/04/01、30期、民主社会党)

○受田委員 時間を縮めて質問します。大臣御出席の機会に基本的な問題をひとつ伺っておきたいと思います。  認証官である重要な地位にある大公使の数が最近またふえてきたわけです。新興国がどんどん大使の交換をやるわけで、韓国も今度入ってきたし、アフリカの国々は相次いで任命されておるわけですが、現在どれだけおいでますか。認証官たる大使それから認証官でない公使の数をひとつ伺いたい。
【次の発言】 名称公使を含めて七十六名ですか、七十六名は認証大公使で、名称公使が五名ですか、正式な数字をひとつ伺いたい。
【次の発言】 これだけ大量の大公使は、外務省の事務官僚から上がられた方々で大半を占めておられる。事務官僚……

第51回国会 内閣委員会 第24号(1966/04/06、30期、民主社会党)

○受田委員 それでは、私おしまいの質問をごく簡単にしましょう。改正点に忠実に、第一点の問題点をまず指摘させていただきます。  今度の改正案で、その第一のポイントは、海上の航空安全を強化するために、海上保安庁と船舶局の任務を強大にするという趣旨であります。そのことに関連して先ほど来航空関係の質疑応答が熱心に繰り返えされたのでありますが、海上輸送というもの、また海の男の海上交通に寄与する度合いというものは、非常に大きなウェートを占めておる。現に海上輸送量から言いましても、鉄道あるいは自動車の輸送量に比べて、海上の船舶輸送の量のほうがうんと大きくて、四二%をこえる統計も出ておる。こういうときに、海難……

第51回国会 内閣委員会 第25号(1966/04/07、30期、民主社会党)

○受田委員 時間が非常に制限されております。端的に質問をさせてもらいます。  外務大臣、外交官の任命にあたって、私が多年主張しておるのでございますが、特に大使、公使の任命にあたっては、できるだけ国威の発揚ができ、国際親善をはかるような立場で、いわゆる幅の広い人間としての実力を持った人を多数採用すべきである。決してキャリヤだけにとらわれてはならぬということは、しばしば申し上げておる。また、ノンキャリア、いわゆる外交官試験に合格をしていないけれども、奮励努力をする人は、どんどん大使、公使に登用すべきである。特に外交官試験に毎年十名ないし二十名近く合格されるのでありますが、その人だけがたんたんたる出……

第51回国会 内閣委員会 第30号(1966/04/26、30期、民主社会党)

○受田委員 私は、この間から二十日ほど東南アジアを皆さんのお許しをいただいて視察して帰ったのでございますが、各国とも日本に寄せる期待というものは非常に大きいものがある。われわれ国のよさというようなものの自覚の上に立って、これらの国々と大いに提携して、共通の目標である国際平和に寄与したいという熱意を持って帰ってきたわけです。その私の印象の上に、各国の政治情勢の中で、社会保障の線が、これらの後進国にもどんどん採用されてくる。 その中でわが国が持つ独特のよさというものは、公務を持った者に対する処遇というものが、非常に重く実施されているという点です。これはわが国の歴史の伝統の上に立つ官僚機構を大事にす……

第51回国会 内閣委員会 第34号(1966/05/12、30期、民主社会党)

○受田委員 法案の立法精神には、私たちの党の立場として、現実の自衛隊に対する批判を強くしているものであっても、この法案そのものには、民生とのつながりという意味において基本的には賛意を表してみたいと思っておるわけです。そういうわけで、私たちが懸念する点を二、三指摘して解明さしていただきたい、かように考えております。  最初この法案をおつくりになる前に、この法案では拝見することのできない、いわゆる特損法、正確には特別損失補償という二十八年の米軍関係の法律の扱いは、一体どういう立場をおとりになられたのか、ちょっとお答えを願いたいのです。
【次の発言】 これはやはり基地周辺整備ということになるならば、……

第51回国会 内閣委員会 第39号(1966/05/27、30期、民主社会党)

○受田委員 時間は御希望に応じてどのようにでもいたしますが、いかがいたしますか。(「簡単、簡単」と呼び、その他発言する者あり)二、三十分というお声があるようでございますから、では最後の締めくくり質問をさせていただくことにいたします。  ただ、この法案はごく簡単な改正案でございますので、法案自体にたいした問題は私はないと思うのです。いろいろ問題点としてあげられている八郎潟の事業団への切りかえ等に対する御意見もありますけれども、これは開拓事業の一環としての一時的な切りかえ措置で、職員に不利を与えないという明確な答弁があったようでございますから、有利であっても不利ではないという前提のもとに、これに対……

第51回国会 内閣委員会 第49号(1966/06/23、30期、民主社会党)

○受田委員 おつかれです。ごく簡単にお尋ねしますからお答えをいただきたいと思います。  私は問題点を二つにしぼって、与えられた時間のワク内でかっちり質問を終わりますから、御了承いただきます。  まず第一に、昨年の通常国会で憲法調査会廃止法案が通過いたしたわけでございますが、私はここでぜひひとつ、憲法第九条の戦争放棄の規定にも関連する重大なこの憲法調査会答申書の扱いについて総理の御所見を伺っておきたいと思うのです。もともと私、この憲法調査会法案が出たときに、提案者である総理並びに担当国務大臣にお尋ねをして明らかになっておると思うことでございますが、三十一年六月十一日に公布された憲法調査会、それは……

第51回国会 内閣委員会 第50号(1966/06/24、30期、民主社会党)

○受田議員 ただいま議題となりました連合国占領軍等の行為等による被害者等に対する給付金の支給に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容を御説明申し上げます。  御承知のとおり、占領期間中における連合国占領軍等の行為により死亡し、負傷し、または疾病にかかった被害者に対しましては、昭和二十一年五月閣議決定により見舞い金の支給措置を講じ、昭和二十七年五月には閣議了解により追給措置を講じ、さらに昭和三十六年十一月十一日には、政府の実態調査の結果、これらの者に対する救援の立法措置を講じ、それぞれの被害の実情にあわせ、療養給付金、休業給付金、障害給付金、遺族給付金、葬祭給付金及び……

第52回国会 内閣委員会 第1号(1966/07/15、30期、民主社会党)

○受田委員 一点だけ、おいでいただきました三人の方のどなたからでもけっこうですからお答え願って、特連局長から日米協議委員会のことをお伺いします。  私、お三人の方の切実な御発言に非常に責任を感じている一人でありますが、沖繩の皆さんが本土の皆さんに比べて著しく劣勢な立場に政治的に取り残されている問題の一つに、健康保障の政治問題があると思うのです。沖繩の琉球大学に今度医学部を新設しようという動きが、政府部内にも生まれております。これは何でいままでこれがおくれているか、そのことにふしぎな気持ちすらするような状況でありますが、ちょっと伺いたいのですが、沖繩の終戦当時の、戦争末期のあのたいへんな犠牲を受……

第52回国会 内閣委員会 第2号(1966/07/28、30期、民主社会党)

○受田委員 時間が進行しておりましてたいへん気の毒ですが、総裁、五、六分か十分程度がまんしていただきます。何か大事な投降ですから、早目に切り上げさしてもらいます。  総裁、多年給与の勧告をされる人事院の御苦労については、私自身としても終始感謝しているわけですが、しかし、だんだん勧告に政治性が盛られてくるという批判も出てくるし、また今度のILO論争の過程においても、人事院として、管理職の範囲などについて相当大幅な拡大方針をおとりになってきた。もともと教頭などというものは管理職として扱うべきでないという人事院の多年の主張であったものが、文部省のほうの圧力で、途中から教頭にまで管理職手当を出すような……

第52回国会 内閣委員会 第3号(1966/10/13、30期、民主社会党)

○受田委員 六人委員会のほうに御出席のようですから十分で質問を終わります。もう枝葉末節の議論はやめて、基本問題を一、二点だけ……。  長官、先ほど、人事院勧告の完全実施をしたいと私は思っておる、労働大臣もそうおっしゃっておられる。そうなると九月実施がせめて一ヵ月でも繰り上げられて八月実施という形になるようなそういう動きはないのでございますか。
【次の発言】 私は、完全実施ということに長官が念頭にその影を置いておられても、なかなかむずかしい。したがって、われわれはそれを主張してきておるのですけれども、従来の慣例から九月になっているのを、せめて一ヵ月でも前進するということになれば、これは公務員の皆……

第52回国会 内閣委員会 第4号(1966/10/27、30期、民主社会党)

○受田委員 私は民社党の委員として、特にきょう問題になっている上林山防衛庁長官に対して、長官御自身を中心に数件の御質問を申し上げます。上林山長官、個人的な友情とまた別に、議員として公的な立場における事態の解明とはっきり分離して、いまから御質問をしたいと思います。  先ほどからいろいろと質疑応答を繰り返されている中で、長官就任後の上林山さんが、責任の所在についていささかぼけた認識を持っていられると思うのです。一例をまず申し上げたいのでございまするが、お国入りの際における長官機に搭乗をした人々の氏名一覧表は確かに承りました。ところが、議員秘書と銘を打った皆さんが、最初六名おられたわけですが、その議……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 社会労働委員会 第18号(1967/06/08、31期、民主社会党)

○受田委員 議題にされておる戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案並びに他の法案に関しましてお尋ねをします。  私、基本的な問題としてお尋ねをしてみたいのでございますが、公務によって死亡し、あるいは傷病の身となったという形の、この法律の対象にされておる方々、それは大東亜戦争あるいはそれ以前の支那事変、満州事変等の分かちなく、これが等しく恩典に浴せしめらるべきものであると思うわけであります。この基本的な考え方に対する御答弁をまず願いたい。
【次の発言】 私がお尋ねしておることと違った御答弁があったわけなんです。私は、基本的な考え方としてのお尋ねをしておるわけなんです。公務基因による死……

第55回国会 内閣委員会 第2号(1967/03/23、31期、民主社会党)

○受田委員 総務長官、国務大臣の中で一番たくさんな仕事を引き受けておられる関係で、あなたの御職務の多忙であることがよくわかるのですが、いま私、長官の御職務の中で、この法律案に関係のあるものを拾い上げてお尋ねをさしてもらいたいと思います。  この法律に直接関係があるものから拾い上げますと、恩給審議会、建国記念日審議会、こういうものが一応出ておるのですけれども、恩給審議会のほうはそのまま残すわけでございますので、建国記念の日をどうするかの審議会を消す手続が要るということに関連してお尋ねをします。  ことしは、昭和二十二年の五月三日に新憲法が実施せられて歴史的な満二十周年記念、国民の祝日の中で、国の……

第55回国会 内閣委員会 第6号(1967/05/12、31期、民主社会党)

○受田委員 いまの伊能委員の質問に関連することをまずお尋ねいたしますが、この特別職と一般職は、国家公務員法の上において扱いに相違点があるわけですね。その相違点はどういうかっこうで調整されるわけですか。
【次の発言】 この法律の改正のような特別職と一般職の職員の区別をなくして一括するというような扱い方は、他の官庁の中にありますかどうですか。お調べになったかどうか。
【次の発言】 現行のままでどういう不便があるのですか、ちょっと私理解しかねるのです。
【次の発言】 どうも私納得いかないのです。特別職にある人と一般職にある人と、それぞれ分離して、それぞれの増員、減員措置をとってどこに不便があるか。た……

第55回国会 内閣委員会 第7号(1967/05/16、31期、民主社会党)

○受田委員 この前の委員会でお尋ねをして、引き続き残余の質問を残しておきました問題点を確めたいと思います。  今度の法律改正案の中に、十一条の一般職と特別職を一括して扱う措置をとっておられるわけでございますが、この問題、他の省に関連するものはどこがあるかをお尋ねしておったわけです。宮内庁としてすでに御調査をされている点、承っておるんですが、あらためて比較検討の必要上、御答弁を願いたい。
【次の発言】 人事院の御見解として、規則で改正の可能の問題が提起されておるわけですけれども、特別職を直接所管しない人事院として、特別職と一般職を包含した扱いの中に問題が派生しないか、御答弁願いたいのです。

第55回国会 内閣委員会 第8号(1967/05/18、31期、民主社会党)

○受田委員 改正法案に直結する問題をとらえてお尋ねをいたします。  この科学技術庁というお役所は、科学技術行政につきましては、少なくとも各省にまたがる関連行政を統一して、よく調整する責任のある役所であり、またそれを推進する役所であると判断をします。にもかかわらず、この改正案にも指摘してあるとおり、科学技術庁そのものが、科学技術の各省にまたがる分化的現象を一向統一することができておらぬ。特に宇宙開発推進本部というものが厳として存在しているにかかわらず、その権能というものは、たとえば東大の航空宇宙の研究所あるいは郵政省の所管の通信衛星の問題、防衛庁のこれに関連する衛星の問題等を、どこで科学技術庁は……

第55回国会 内閣委員会 第9号(1967/05/19、31期、民主社会党)

○受田委員 通産省の設置法改正は、ごく軽いような改正に見えますけれども、実は非常な問題点を包蔵している部分があるわけです。特に公害対策基本法の各党の話し合いがまだ煮詰まっていない段階にもかかわらず、そこに産業立地部を立地公害部に改めるという、大出委員が質問した大事な問題があるわけですが、これは大臣としては、公害基本対策を各党と話を解決した上で、各省にまたがる公害対策に対する行政を一元化するという意味における対案というものを何らかの形で考えておられたかどうか、お答え願いたいのです。
【次の発言】 厚生省の環境衛生局関係に新たに公害部の新設の提案がされているわけです。これとの関係はどういうことにな……

第55回国会 内閣委員会 第10号(1967/05/23、31期、民主社会党)

○受田委員 いま四十五分でございますから、四十分から五十分程度で質問を終わるように……。(伊能委員「四十分程度に」と呼ぶ)それじゃ一時半で終わることにしましよう。  ではポイントを押えまして運輸大臣にお尋ねをさせてもらいます。  まず法律改正案のポイントについてお尋ねをいたします。私は、今度の運輸省設置法改正案の中に、名称の点で納得のいかない改正がされていることを指摘したいと思います。それは、付属機関としての船舶研究機関というものが、実際は自動車、鉄道、電子航法、そうした陸運関係の運輸機関を総合した研究所であり、また、今度も改正案の中にはっきりと、自動車の公害対策まで含める改正要望がなされてお……

第55回国会 内閣委員会 第11号(1967/05/25、31期、民主社会党)

○受田委員 今度の厚生省設置法改正案の骨子は、環境衛生局に公害部を設置することである。御存じのとおりに、新しい部をつくるということは、行政機構の簡素化をはかる上においては逆コースである。ところが、公害対策という、国民的規模における高度の要請にこたえるという意味で、この部をお置きになるわけでございます。この間、通産省のほうにも一つ名称を変えた部が出ておる。あなたのほうは、今度は加害者でないほうの被害者の立場からの公害部を設置する。加害、被害の区別を問わず、公害対策の基本的問題を処理する機関として、別に総理府などに公害庁のようなものでもつくって、より高い次元の公害対策を講ずるほうが筋が通る。そこへ……

第55回国会 内閣委員会 第12号(1967/05/26、31期、民主社会党)

○受田委員 科学技術庁長官に、締めくくりの意味でなくて、ちょっとあなたのほうの法案の扱い方に対する疑義がありますので、一言だけお尋ねをしたいと思います。  当委員会に出ている科学技術庁設置法の一部改正案、これは私は一応質疑も終わりまして、科学技術振興の行政機構を拡充強化するという意味において、賛意を表します。ところが、科学技術振興対策特別委員会においてもう一つ、この科学技術庁設置法の根っこの法律を改正する規定が、ちょっとどろなわ式にここへ改正案として出ているわけです。それは動力炉・核燃料開発事業団法案、この法案の附則の第二十条に「秋学技術庁設置法の一部を次のように改正する。第九条第八号中「原子……

第55回国会 内閣委員会 第16号(1967/06/08、31期、民主社会党)

○受田委員 改正案の二つのポイントである食糧庁に次長を置くことと。遠洋、南西海区の水産機構を改善する二と、二の二つのポイントが今回提案された法律の骨子ですね。そこで、その二つの改正案の骨子に触れた質問をいたします。  食糧庁に次長を置く必要性、一応この提案理由の説明で理解できるわけでありますが、特に次長を置く理由に、「食糧管理制度の適正な運営とその改善、」という大きな目的があるわけです。このために次長を置くという一つの目的が指摘してある。大臣、この食管制度の適正な運営とその改善のためにという、この目的のために置かれる次長、それは食管制度の改善、その運営の妙を得ることができ、またその他の所掌事務……

第55回国会 内閣委員会 第17号(1967/06/09、31期、民主社会党)

○受田委員 法務大臣、この法案に関係して基本的な問題でまずお尋ねしたいことがあるのです。  戦前の法律の条文は、極端に困難なる文章を用い、文語体で、かたかなが使ってある。新憲法下の現在の法律には、その法律制定の目的がまず初めに書いてありまして、しかも平易な、国民に理解しやすい法律の文章になっている。あなたは法学博士でもありますし、法律の番人でもあられる方で、戦前の法律の条文を、それぞれ目的を付し、国民に理解しやすいような法律の文章に書きかえるということについて、いかがお考えになっておられるか、御答弁願います。
【次の発言】 直ちに全面的にということは困難である、その方向にというお説でございまし……

第55回国会 内閣委員会 第19号(1967/06/15、31期、民主社会党)

○受田委員 今度の改正案の骨子は、行政局に公務員部を新設される問題が重点であります。そこで、この公務員部をなぜ新設しなければならないかという理由を、提案の趣旨説明で承っておるのでございますけれども、いままで、この地方公務員に対する対策というものを課長によって十分に果たし得なかったのであるかという問題が起こってくるわけです。その具体的事例として取り上げたいのは、地方公務員法というりっぱな法律が昭和二十五年からできている。この法律の運営の点において、公務員部を設置しなければならないほど窮迫しているのかということです。地方公務員法第十五条には、地方公務員の任用の根本基準が掲げてあるし、二十四条には給……

第55回国会 内閣委員会 第20号(1967/06/16、31期、民主社会党)

○受田委員 昨日私お尋ねをした自治省の行政局に公務員部新設に関する具体的な問題点に引き続いて、新しい問題点を指摘してお尋ねを続行します。  国家公務員八十万の人的勢力に対して、総理府には人事局という局が一つあります。地方公務員は、共済組合法などの適用を受けるものを総計した数字が出ておると思うのですが、自治省自身が二百三十万と指摘しておられる。国家公務員には公務員局すなわち人事局がある。にもかかわらず、二百三十万の地方公務員をかかえた自治省には、公務員局という一局すらもないわけなんです。公務員課というささやかなものが二百三十万の問題をひっかかえておるという現象を私自身から見ると、これは逆にバラン……

第55回国会 内閣委員会 第22号(1967/06/22、31期、民主社会党)

○受田委員 今回の法改正は、恩給審議会の中間答申に基づく特別措置を主軸にしておられるようです。私は、当委員会でしばしばたび重ねてお尋ねしている問題があるのですが、それは現職の公務員の処遇が毎年のごとく人事院の勧告による改定が試みられておること、それから物価の上昇、生活環境の改善等によって、退職公務員の退職当時の給与を基本にした恩給年金受給者というものは、著しい低水準の処遇を受けているのにとどまっている、これをどう改めていったらいいかという恩給法上の基本問題、この基本問題についてお尋ねをしてみたいと思います。  今回の特別措置によりまして、せっかく恩給審議会のばく然とした中間答申に基づく措置がさ……

第55回国会 内閣委員会 第23号(1967/06/23、31期、民主社会党)

○受田委員 法制局部長さんおられますね。昨日当委員会におきまして既得権論争をやったわけです。そこで、憲法第二十九条に規定されている財産権は侵されないという、この財産権の中に既得権というものが入るかどうか、お答えを願いたいのです。
【次の発言】 恩給受給権というものは財産権として認められるかどうか、お答え願います。
【次の発言】 恩給受給権の中で、増加恩給を現に受けている人、増加恩給を受けている人は同時に普通恩給を受けるという恩給法上の基本規定があるわけでございますが、このたび、症状等差の調査をする委員会の答申の中に、既得権の増加恩給を受ける人が項症の度を下げられる場合が出てきた場合がある。この……

第55回国会 内閣委員会 第24号(1967/06/27、31期、民主社会党)

○受田委員 松平長官、今回提案されたこの法案は、もちろん臨調の答申に基づく措置でありますけれども、この臨調の答申に盛られている許可、認可に関する具体的な整理方針、それに対して、今回の改正案で全体の五二・五%が整理されることになる、こういう行管の御意思でございますが、この今回提案されている法案に漏れておる、残りの四七%という未処理の許認可事項に関する処理目標をどこへ置いておられるか、これをちょっと御答弁願いたい。
【次の発言】 その整理目標をどこへ置いておられるか、御答弁願います、期間的にも。
【次の発言】 次の通常国会で残余の四七・五%を完全に整理するという方針であるということを伺いました。も……

第55回国会 内閣委員会 第27号(1967/07/04、31期、民主社会党)

○受田委員 総務長官、一応の質疑は終わっておるのでありますが、先回の委員会で上村副長官が長官にかわって答弁した中に、長官と十分相談して御期待にこたえたいという二つの問題点があるわけです。法案を通過せしめるにあたりまして、ぜひ担当国務大臣である塚原長官に確認の発言をしていただきたい、これを申し上げます。  恩給法の審査の過程で、特に大東亜戦争に参加した英霊の処遇をいろいろと論議した中に、私たちがいまなお戦後二十二年たって忘れることのできないのは、日本近海並びに太平洋諸地域で海底深く沈没している旧日本の艦船である。この艦船の中には、軍艦陸奥のように、数百名の英霊をかかえたまま海底に静かに眠っている……

第55回国会 内閣委員会 第28号(1967/07/05、31期、民主社会党)

○受田委員 このたびの法改正で防衛庁が計画しておる第三次長期防衛計画の一部が盛られておるわけでございますが、私はこの機会に、この長期防衛計画を三回にわたって実施せられる防衛庁といたしまして、はっきり御所見を承っておきたい点がございます。  それはこの長期計画の策定をされました国防会議における決定、この国防会議というものを、防衛の基本を決定される機関を、先般来長官は強大な権力を有する機関として再編成したいという御答弁がございました。事実防衛庁設置法の中に、国防会議というものがそっとしまわれている。いわば防衛庁の付属機関のような印象を受ける規定がされております。それに伴うて構成に関する法律が出てお……

第55回国会 内閣委員会 第29号(1967/07/06、31期、民主社会党)

○受田委員 関連質問でやりましょう。いま淡谷委員の質問にお答えになっている増田長官の御答弁を聞いておりますと、私きのうお尋ねしたお答えとちょっと違っているように承ったわけです。それは、いずれ速記録がくるからわかると思うのですが、私がきのうお尋ねしたことは、国連局長に対して、軍事的目的でない、平和的な立場での国連の監視団のような、そういう機構が認められた場合にどうかという念のための質問をしたことに対して、一九四七年の西イリアンにおける領事の監視団の問題の例を引かれて、その場合は防衛駐在官は外務省の職員として派遣されることが認められるという答弁があった。したがって、私はそれにたたみかけて、防衛庁長……

第55回国会 内閣委員会 第32号(1967/07/17、31期、民主社会党)

○受田委員 非常に時間がわずかしか割り当てられていないので、御答弁はきわめて簡明にお願いして、能率をあげる質問をしたいと思います。  今度のこの法案に盛られている内容は、在外財産問題審議会の答申に基づく措置と、かように了解してよろしいかどうか、お答え願います。
【次の発言】 審議会の答申の中に盛られている大事な柱が欠けていないか、お答え願います。
【次の発言】 審議会は、二年有余にわたりまして、あるゆる面からの検討を加えて、ここに在外財産問題の総括的、最終的処理を政府に要求した。その答申の第一は、在外財産問題の所在を明記して、そこにあらわれた具体的ないろいろな事象の中で、法律上の補償義務をどう……

第56回国会 内閣委員会 第2号(1967/08/22、31期、民主社会党)

○受田委員 藤枝自治大臣は、いわゆる六人閣僚会議の構成メンバーでいらっしゃるので、すかっとお答えを願いたいと思います。  私は、個人藤枝先生のお気持ちは、一緒に内閣委員会で御苦労された当時から、この公務員給与については、人事院勧告の完全実施の線にいらっしゃったことをよく承知しております。大出委員が質問されたとおり、閣僚になるとなかなかむずかしい問題にぶつかるわけで、これも私には理解できる。ただ、昭和三十五年に、五月からの実施を要求された人事院勧告が、三十九年、四十年、四十一年と九月実施、その前は十月実施という手続がされておるわけであります。少なくともわれわれの立場ではない、あなた方のお立場から……

第56回国会 内閣委員会 第3号(1967/09/08、31期、民主社会党)

○受田委員 長官帰られるのでしたら、関連して一問だけ。私、いま大出委員の質問に答えられる長官の態度は、一応真摯であると思うのです。けれども、経済の成長性の中に公務員の給与というものの引き上げをどう考えるということは、これは政策としては決して単なる経済理論でなくて、現実論として十分検討しなければならぬ問題なんですが、国民の公僕である国家公務員及び地方公務員の給与というものは、一方で国民の担税能力というものを考え、一方では民間給与との比較というものを考え、そこでそのバランスの上に政府の施策が要ると思うのですが、人事院勧告をすなおに施行しないとよい公務員が獲得できないという一つの問題が私はあると思う……

第57回国会 内閣委員会 第1号(1967/12/14、31期、民主社会党)

○受田委員 伊藤議員の発言の前に、先ほどの淡谷、楢崎両議員の質問に関連して、私、いささか疑義を感じている点を、一、二点お尋ねをしておきたい点があります。  日米安保条約の第六条に基づく合衆国軍隊の地位協定の第二条の適用でなくして、第三条の適用をもって北富士演習場事件の扱いをしておられるということも伺ってきておるわけでございまするが、私しばしば当委員会で発言をしているとおり、この地位協定の第二条の第二項には、いま楢崎議員も指摘されたが、「日本国政府及び合衆国政府は、いずれか一方の要請があるときは、前記の取極」すなわち、「日本国内の施設及び区域の使用を許される。」というそのことの再検討をしなければ……

第57回国会 内閣委員会 第2号(1967/12/15、31期、民主社会党)

○受田委員 あちらの予算委員会との交流人事というようなわけじゃないけれども、国務大臣であられる方々の移動が激しいようでありますから、なるべく御便宜をはかって質問いたします。  増田長官、いま鈴切委員からも質問されたことで、私が多年にわたって当委員会で主張したことは、航空機殉職者をできるだけ少なくして、その士気に影響を来たさないように配慮すべきであること、そしてその処遇をできるだけ改善すべきこと、これは繰り返し申し上げてきたのでございまするが、ここでひとつ、自衛隊発足以来自衛隊機の墜落事故等による損耗数がどれだけあり、次は、その数は、現在の戦闘機の場合に例をとりますと、戦闘機の機数の上でどれだけ……

第57回国会 内閣委員会 第3号(1967/12/19、31期、民主社会党)

○受田委員 民社党を代表して、ただいま議題になっております給与関係三法案に対する修正案それぞれの立場におきまして、修正案の提案者の一人といたしまして、この修正案を通さざる限り関係三法案に賛成することができません。  その趣旨は、しばしば申し上げているとおり、人事院という、政府機関ではありましても独立性を強固に持っている機関の、公務員の処遇に関する強烈なる要望をうのみにできないような政府であるならば、公務員は何によってその処遇を保障できるかという基本的な問題をわれわれは考えざるを得ません。  残念なことに、この給与法の改正案は、昨年よりは一歩前進と称して八月より実施する案になっておりますけれども……

第58回国会 社会労働委員会 第23号(1968/05/09、31期、民主社会党)

○受田委員 限られた時間に盛りだくさんなお尋ねをしようと思います。端的に御答弁を願い、端的に質問をいたします。  この戦傷病者戦没者遺族等援護法が昭和二十七年の四月以来十六年にわたって、大東亜戦争、支那事変という、その規模があまりにも広大で、その大き過ぎた犠牲を受けられた方々に対する処遇として、非常に人道的な立場で貢献をしたことを私たちは心から感謝しております。同時に、この法律の制定以後一年たちまして恩給法がスタートをして、援護法の中に含まれていたおもな人々が、あるいはみたまが、恩給法の適用へかわっていった。そこから恩給法と援護法の……

第58回国会 内閣委員会 第5号(1968/03/12、31期、民主社会党)

○受田委員 法務省設置法の改正案は、きわめて簡単な機構の改善、位置の変更という程度のものでございますけれども、私としては、一応法務行政上のポイントといわるべきおもな問題点を要約いたしまして、まずお尋ねをさしていただきたいと思うのです。  法務省の機構改革上の単純な問題といっても、官房長設置という問題は非常に重大な問題なんです。いままで他省にある官房長の職種が法務省になかった、それで済んだ理由を大臣から御説明願いたいと思います。
【次の発言】 かつて当委員会で私が、法務省には各局別のセクト主義が濃厚で、その間の連絡調整に事欠くおそれがあると思われるので、官房長の必要はないかと質問したときがあった……

第58回国会 内閣委員会 第6号(1968/03/14、31期、民主社会党)

○受田委員 皇室経済法並びに施行規則に直接つながる問題をまず指摘さしてもらいましょう。  このたびの法改正で、内廷費の増額措置がされておるわけです。この内廷費というものは、もともと天皇御一家の内輪の御家庭の経費ということでありますけれども、物価の上昇等を勘案するときに、三年も四年も据え置きにして差し上げることは、国民の統合の象徴である皇室一家に対して、はなはだ失礼ではないかといままで思っておりました。毎年、公務員の給与の改善等の措置がされているときに、生活費というものが四年間も据え置かれたという理由は、どこにあるか、御説明を願いたい。

第58回国会 内閣委員会 第8号(1968/04/03、31期、民主社会党)

○受田委員 それでは、目下審議中の皇室経済法に関係した質問を続行させていただきましょう。  この前、総務長官の御苦労を願わなければ解決のできない問題がありましたので、これをはさみながらお尋ねをしたいと思います。また、総務長官には御病気のまだ完全になおっておられない段階でたいへん御苦労さまですが、国務のためにせいぜいおからだを大事にされて、あまりお疲れでしたらいつでも退席していただいてけっこうです。  この皇室関係の問題の中に、いま稻村委員からもお尋ねになったようでございますが、私がすでに十数年前から問題を提起している事項があります。これは決してゆめおろそかにできない国の基本的な問題として、きょ……

第58回国会 内閣委員会 第11号(1968/04/09、31期、民主社会党)

○受田委員 この法律の改正案につきましてまず確かめておきたいことは、社会情勢の変化というものに伴う措置をお取り上げになっておられるわけでございまするが、神経並びに精神障害の扱い方が、社会事情の変化に伴うという理由をどこへお取り上げになっておられるのか、簡単に御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 まあ文明の進歩とともに公務災害というものが非常な緻密な複雑な関係で起こってくることはよくわかります。ただ、いま御指摘になったむち打ち症のごときもの、ちょっと具体的にお尋ねしますが、むち打ち症が公務執行の上に起こった災害と見る場合もあるし、また法律の中身にあります第三者の行為――公務執行中でない場合に……

第58回国会 内閣委員会 第12号(1968/04/12、31期、民主社会党)

○受田委員 総務長官の御健康に御協力して差し上げて、長官にはごく簡単に、また同じく永末委員からもごく簡単にお尋ねして、予定時間にはお帰り願えるようにして、あとは事務当局にお尋ねすることにします。  長官、私は、今度の設置法の改正にポイントとしてあげられている沖繩事務所の権能に関する問題をお尋ねしたいと思うのです。  従来は沖繩の扱い方につきましては、単に南方連絡事務所という形で、米民政府との連絡事務を主たる仕事としておったようでございます。私もあそこへしばしば旅をして感じたことですけれども、特に沖繩の現地で、米大統領、国防省の直轄の代表者として高等弁務官が派遣されておる、それと日本政府から出て……

第58回国会 内閣委員会 第13号(1968/04/16、31期、民主社会党)

○受田委員 関連して。いま伊藤さんの提案された小笠原関係のうち一つだけ、先日やろうと思ってやめた問題がありますので、一問だけお尋ねをいたします。  小笠原返還に伴う大事な国民の関心事は、観光開発あるいは水産業、いろいろと小笠原自体に対する期待があるわけでございます。ところが、それに関連して小笠原をいち早く開発するためには、少なくとも航空機の発達した現在、小笠原一帯に飛行場が整備されなければならないという問題があります。これは運輸省、防衛庁、両担当国務大臣の御所管ではありましても、総務長官としてその調整の責任者であられますので、小笠全体の問題として空港の認識をどの程度総務長官はお持ちになっている……

第58回国会 内閣委員会 第14号(1968/04/18、31期、民主社会党)

○受田委員 新居先生に、久しい間懸案の恩給問題の処理に関する審議会の会長として答申をおまとめいただいた御苦労に対して、深甚の謝意を表させていただきます。  新居先生御自身は、これまで恩給を詳しく御勉強されたわけではない、むしろ大所高所から国民の期待する方向に恩給のあり方を進めていきたいという高度の判断力を用いられた会長としての御苦労であったと存じあげます。したがって、大出委員が質問された問題に引き続きまして、事務的な問題を避けて、恩給審議会長として御苦労をされた各種の問題の中で、審議会が十分討議をしたであろう過程を含めた意味の大まかなお答えだけをいただくことにさせていただきます。  私、十年前……

第58回国会 内閣委員会 第15号(1968/04/19、31期、民主社会党)

○受田委員 このたびの恩給審議会の答申の中にうたわれている外国政府職員または外国特殊法人職員としての通算措置に関する幾つかの問題だけをきょうは取り上げてお尋ねを申し上げたいと思います。  外国政府職員とうたわれている外国政府、これは日本のかいらい政権と申されていた満州国政府、蒙疆、南京政府、そのほかにありますかどうか、お尋ねを申し上げます。同時に、外国の特殊法人と称せられて日本の国家目的に合致した九つの特殊法人、満鉄、華北交通あるいは華中鉄道でしたか、そういうような九つの法人、これ以外に問題のものがあるのかないのか、実際はこの審議会でこれ以外のものが討議されたかどうか、お答えを願いたいのです。

第58回国会 内閣委員会 第16号(1968/04/23、31期、民主社会党)

○受田委員 長官は途中で御用のためちょっと御退席されるそうですから最初だけ。  今度の恩給審議会の答申をめぐって国会の内外でいろいろ論議が展開されているのでありますが、この恩給法という法律は減損補てん説、公務員の在職中におけるいろんな国家への有形無形の奉仕に対応したいろいろな補いをつける、私企業にも参加できない、ばかもうけなどもできない、わいろなどもとれない、そういう非常に清廉潔白な公務員生活をやった者に対する減損補てん説をもとにした給与というものが恩給である、こう解釈をしておられるようであります。したがって政府のお考えになっておられることも恩給審議会の考えておられることも大体その点では一致し……

第58回国会 内閣委員会 第17号(1968/04/25、31期、民主社会党)

○受田委員 運輸省設置法の一部改正案に対しまして大臣に直接お尋ねしたいと思います。  この法案の趣旨は港湾審議会の設置の期間を延長するということでございますが、きのう運輸委員会でわが党の山下委員からも尋ねていただいたと思うのですけれども、この港湾審議会というものの性格から、その構成人員の中に、実際に港湾の直接の仕事の担当者となって御苦労してもらっている船員の代表者が入っておらない。こういうことに対してあなたからお答えがあったのではないかと思うのですが、何とかそれは考えてみたいという御意見があったと伺っておりまするが、ちょうどここがいまこの法律を担当する委員会でありますので、当委員会において大臣……

第58回国会 内閣委員会 第18号(1968/04/26、31期、民主社会党)

○受田委員 法務省に対する質問は、先般設置法の改正案のときに申し上げておりますので、これに関連して一局削減の法案につきましても一言お尋ねをさせていただきたいと思います。  ここで一つ課題を投げかけて、当時お答えがフィフティー・フィフティーという御答弁をいただいている問題、それはポ政令である入国管理令を国辱的名称の「令」を改めて、独立国家としてき然たる態度を示す法律として出入国管理法を制定すべしという私の多年の主張を、五分五分の線で今国会に提案の準備をしつつあると中川さんから御答弁を賜わったわけでございますが、いまや連休を前にして国会の会期は一カ月足らずしか残っていないという状況におきまして、こ……

第58回国会 内閣委員会 第19号(1968/04/27、31期、民主社会党)

○受田委員 臨時行政調査会は総理大臣と同じお名前の会長が中心になられて苦心惨たんの結果、日本の行政機構の大きな展望に立つ対策をお出しになっておられるわけです。この臨時行政調査会の答申の扱いとこのたびの行政の簡素化能率化措置法案との関係を御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 この臨調の答申には基本的な大事な問題を数々掲げて、具体的な対策を要求しております。木村行政管理庁長官は、このたびのこの改正措置をやらなければ臨時行政調査会の答申の大事な問題の処理もできないのであって、これをやらない限りは行政の簡素化というものは本物にならぬのだという前提で訴えておられるわけでございます。  そこで、私は総……

第58回国会 内閣委員会 第20号(1968/05/07、31期、民主社会党)

○受田委員 私は、今度の政府提案の行政簡素化に関して、先般も、きわめて場当たり的な、単なる一局削減という形だけが削減に見えて中身の全然伴わない法案であることを指摘さしていただいたのでありますが、なおお尋ねした各省別の問題点で残された省がたくさんあるわけです。それについて一々取り上げる用意をしておったのでございますが、とても十分や二十分で各省を扱うわけにいかぬので、いま皆さんにお帰り願ったわけです。大出委員に次いで私もちょっと残った方に御用があったのですが、お帰りいただいたわけです。長官一人で私の太刀を受け取めることが可能かどうかはいささか危ぶまれると思いますが、長官と担当局長とお二人でけっこう……

第58回国会 内閣委員会 第21号(1968/05/09、31期、民主社会党)

○受田委員 この提案されております許認可整理法案の提案理由の御説明を伺っておりますと、まことにごりっぱな内容でございます。しかし行政簡素化及び合理化に伴う許認可の整理というこの目的を果たすために、この許認可の整理が今後ともさらに前進されていかなければならないと思っております。このたび要綱に示された改正対象のほかに、今後どういう方面にお手をつけられて、簡素化、能率化、合理化をはかられようとされておるのか、今後のスケジュールを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 百六十件まだ残っている。それをいままでのようなテンポでやれば、著しくおそきに失する懸念もあるからというおことばでございました。したが……

第58回国会 内閣委員会 第24号(1968/05/15、31期、民主社会党)

○受田委員 きょうは、農林省設置法の一部改正法案の改正目的の一、二のポイントとあわせて、農林行政に関連する国民大衆に直接影響のある個々の問題を一、二指摘いたしまして、当局の意図を明らかにさしていただきたいと思います。  今度のこの改正案で農業者大学校というものが新設されたんでございますが、この大学校の名称を用いて各省設置法が競うて大学校を設置されていることに対して、私は従来しばしばその問題点を指摘して反省を求めてまいりました。なぜ大学校という名称を用いなければならないのか。研修機関としての魅力のある名称を用いて差しつかえないものであろうと思って――こまごましたことは申し上げません。単に大学校と……

第58回国会 内閣委員会 第27号(1968/05/24、31期、民主社会党)

○受田委員 法制一般の問題の中で、総務長官の御所管に関する件だけをお尋ねいたします。  すでに国会を通過して、昭和四十二年八月一日から適用されております引揚者等に対する特別交付金の支給に関する法律の扱いについて若干の質疑を試みたいと思います。  昨年の法施行以後における特別交付金の支給に関する事務進捗状況をちょっとだけ局長から伺って、それに対する大臣の御答弁をいただくことにいたします。
【次の発言】 さらにこの特別交付金支給の請求権に関係する問題として、この特別交付金の支給を受けようとする者は昭和四十五年三月三十一日までに請求を行なわなければならないと書いてあります。この条章の中で「引揚者の本……

第58回国会 内閣委員会 第28号(1968/07/24、31期、民主社会党)

○受田委員 ちょっと関連してお伺いしたい。この関連を終わると、私、人道的な問題で出かけさせていただく関係があるので、簡単に、大出さんのいままで質問された中に関連する問題だけで質問を終わりますが、さっき、大出議員の質問の中で関連する問題が一つ出ておる。  昭和四十二年度の予算案の中に給与改善のための予備費というものが計上されてある。それは、千二百億の予備費の中でどれだけかはつまびらかになり得ないと思いますが、昭和四十二年の給与のベースアップの七・九%を基準にし、八月実施というおおよそのめどをつけた予備費計上をされておるのかどうか。大蔵省主計局でけっこうです。

第58回国会 文教委員会 第16号(1968/05/09、31期、民主社会党)

○受田委員 四先生の参考意見を拝聴いたしまして、お四人ともそれぞれのお立場ですぐれた御意見を開陳していただき、たいへんありがたく感謝いたします。私、ごく簡単に四人の方に、同時にあるいは個々にお答えを願う質問をさしていただきます。  今度の特別手当制度というものをめぐって世論はいろいろと渦巻いておるのでございますけれども、もともと超勤制度というものは、戦後は管理職の立場の人もみんな同じ立場で処理されていた。それが職務の内容と責任の度を重視する職階給が誕生するようになりまして、通し号俸が各種の俸給表の中に等級で示されるようになってきた。そこで、管理監督の地位にある特別の指定された皆さんは、管理職手……

第58回国会 文教委員会 第17号(1968/05/10、31期、民主社会党)

○受田委員 お許しをいただきましたので、発言を始めます。  このたび文部省が御提案になりましたこの教育公務員特例法の一部改正法案、それは教職特別手当制度の創設という、給与史上いまだかつてない新制度を設けられる御提案でございます。したがって、私は、この法案につきましては、基本的な問題が二つの面から考えられると思います。その一つは、給与制度の上に新しい教職特別手当という制度を創設されたというこの問題点。もう一つは、これを出すことによって超過勤務手当に対する一つの制約をする規定が盛られているということ。その理由に、教職にあるという特別の立場を指摘されておるということ。この二つの問題が重点であろうと思……

第59回国会 内閣委員会 第1号(1968/08/08、31期、民主社会党)

○受田委員 うだるような暑さの中ですから、冷房がきいておっても御苦労が多いと思いますので、早く質問を打ち切ることにいたします。  人事院総裁、私はあなたのまじめなお人柄もよく知っておりまするし、頭脳の明晰な有能な方であることもよく存じ上げております。これは別におせじでなくて、しんから御尊敬申し上げております。特に、国家公務員法には人事官の任用規定の中にも、人格が高潔であるという条件がついておる、そうして、その次に掲げられてある諸般の条件を含めて、最高裁判所の面前において宣誓をするという規定もある。きわめて厳粛な条件のもとに総裁は人事官として任命をせられました。しかも、三十五歳以上の条件のもとに……

第59回国会 内閣委員会 第3号(1968/08/22、31期、民主社会党)

○受田委員 政府委員各位お疲れでございましょうが、質問を続行しますから……。  このたび、例年のごとく、うだるような暑さの中で、人事院勧告が国会並びに政府に提出されているわけです。この作業をなさるのに、人事院はずいぶん苦労されたと思うのですが、数百名の職員をもって超過勤務作業というのがどの程度行なわれたか、まず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 人事院のこの作業をお進めになる上において、特に勧告案を提出される直前における勤務量というものは、相当なものである。それに頭脳明晰な各位が取っ組んでいただくわけですけれども、この企業規模百人、事業所五十人という、これをもう少し圧縮して、三百人ないし……

第59回国会 内閣委員会 第5号(1968/09/10、31期、民主社会党)

○受田委員 お尋ねをいたします。  人事院勧告に対する政府の扱い方が一応決定をしておるようでございます。この決定に基づく質問と、決定以前の質問とは、多少性格が違ってくるわけでありますので、まず、その決定に伴う質問を申し上げたいと思います。  この閣議決定というものが八月からの不完全実施になった事情について、前の質問に政府のお答えになっていることを伺ってみますと、財政上の理由等を考慮されておることを一応拝察できるのであります。  ただ、ここで問題は、毎年のごとく不完全実施になっているということについて、ひとつ私としては疑義をたださなければなりません。大出委員からも鈴切委員からもすでにお尋ねがあっ……

第59回国会 内閣委員会 第6号(1968/10/07、31期、民主社会党)

○受田委員 総裁いま死にもの狂いで人事院勧告の完全実施を戦っておると、悲壮な決意の表明がございました。そこで伺いたいんですが、死にもの狂いで人事院総裁が完全実施に陣頭敢闘されつつあることに対して、閣議決定というこのことを変更して、完全実施あるいは一カ月繰り上げ実施ということが可能であるのかどうか、総務長官にかわる立場のお方はこの中で那辺に存在せらるるやいささか疑義があるわけでございますが、さしあたり栗山人事局長より御答弁を仰ぎたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、人事院総裁のお答えにかかわらず、完全実施は政府としては不可能だということでございますか。

第59回国会 内閣委員会 第7号(1968/10/22、31期、民主社会党)

○受田委員 きのうの緊急事態に対処する意味における関連質問をきわめて短時間にさせていただきましょう。  端的に申し上げて増田防衛庁長官、たいへん唐突な質問でありますが、鳥類の中であなたはハトを愛せられるか、タカを愛せられるか、御答弁願いたい。
【次の発言】 関心がないということですが、きのうはハトを放って国際オリンピックが開始されたメキシコにおいて、わが国の代表選手たちはレスリングの各級において相次ぐ金星を獲得しておる。またマラソンにおきましても第二位を獲得する選手も出ておる。そうしたハトによって開かれたこのオリンピックで、日本の代表選手がわれわれ国民の期待にこたえる戦果をあげた。この平和の戦……

第59回国会 内閣委員会 第8号(1968/11/12、31期、民主社会党)

○受田委員 私はポイントを三点にしぼって簡明にお聞きいたしますので、簡明に御答弁願って、二時までにはお昼御飯をいただけるようにお手伝いをします。とてもきょう一日で解決できる問題でもございませんので、基本的な問題だけを尋ねします。  先ほど大出委員の質問に長官は、次期主力戦闘機の決定に対しまして、機種は行政措置でよろしいのだ、国防会議にはかる必要はないのだ、ただし機数は当然国防会議の議題になるものであるという御答弁をされたように思います。昭和三十三年の四月にグラマンが一たび決定され、それが三十四年の十一月に庁議、国防会議と、機種の決定に対するロッキードへの転換がはかられたことは御存じのとおり。こ……

第60回国会 内閣委員会 第2号(1968/12/18、31期、民主社会党)

○受田委員 人事院総裁、私は総裁が勧告された案に基づいて提出された政府案に対しまして、いろいろと問題も派生したわけでございまするが、ここで総裁にただしておきたいことがございます。もちろん七人委員会の結論ともつながりがあるわけでございますが、人事院の勧告制度というもの、それを予算編成と何らかの形で調整をはかろうとするその方法において人事院が歩み寄れる幾つかの方法があると思うのです。その方法をお示し願いたい。
【次の発言】 その予備勧告的な性格のものに対するデータ、資料というものはどういうものを参考にされるのでございますか。
【次の発言】 よそで集めた資料を参考にして予測する、そういうことですね。……

第60回国会 内閣委員会 第3号(1968/12/19、31期、民主社会党)

○受田委員 ただいま議題となりました自由民主党、日本社会党、民主社会党、公明党、四党の共同提案にかかる附帯決議案につきまして、提案者を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。  まず案文を朗読いたします。     一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、人事院勧告制度の本旨に基づき、昭和四十四年度は、これが完全実施に努力すべきである。   右決議する。  そもそも人事院制度は、昭和二十三年十二月三日に誕生いたしまして、自来満二十年、労働基本権を持つ公務員に対しましては、その団体交渉権及び罷業権に国民全体の奉仕者という立場から肩がわりした……

第61回国会 内閣委員会 第4号(1969/02/25、31期、民主社会党)

○受田委員 きょう御足労願っておる方々のうち大臣を中心にされまして、アジア局長、条約局長、国連局長、それぞれ一般外交問題を関連してお尋ねし、また官房長に対しましては、特に今回提案されている直接の事項をお尋ねしたいと思います。  まず国の外交方針の基本は、国際平和の確立をはかると同時に、国利民福を前提とするものでなければなりません。したがって、その前提となるべきものの基本権の中に領土権が入ることは当然のことであって、その領土権のうちで目下大いに論争を展開して、沖繩返還を国をあげて叫んでいることも、私たち十分、これを基本権の問題としまた基本的人権の問題としてうなずくところです。あわせて最近北方領土……

第61回国会 内閣委員会 第5号(1969/02/27、31期、民主社会党)

○受田委員 時間の制約がありまして、本会議が始まるまでには採決にもっていく運びのようですから、四、五分だけ……。  この法律案によりまして、実は私、多年主張しました在勤俸が在勤手当という名称に変更せられまして、日本に勤務する職員との均衡が保たれるようになったことを、私としては一応満足するわけです。外務省が古い伝統にとらわれて、がんこにこの俸の字を使い続けてきたことを、私の主張どおりに、このたびやっと愛知さんのときになって、これを直してくれたわけです。私はその意味において、一応この在勤手当関係の諸法規に賛意を表します。同時にこの法律の中で問題になってくるのは、物価、為替レート、生活水準という関係……

第61回国会 内閣委員会 第7号(1969/03/14、31期、民主社会党)

○受田委員 今度御提出に相なっております宮内庁法の一部改正法案、これをお尋ねをする前提として、まず国の基本的な問題として、憲法第一条にある国民統合の象徴であられる天皇の御地位並びにこれに関係する諸問題をお尋ねしたいと思います。  憲法第一条の規定する象徴天皇というお立場は、一切の行政上の責任、そういうものを持たない立場のお方が天皇であるという形になるのか。またある程度の天皇に対する、統治というきびしいことばでなくして、憲法第一条の規定による陛下御自身の責任問題がどこかにひそんでおるのかどうか、ひとつ御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 憲法第七条には「天皇は、内閣の助一言と承認により、国民……

第61回国会 内閣委員会 第9号(1969/03/20、31期、民主社会党)

○受田委員 ひとつ重要にして基本に関する質問を試みますのでよろしく御答弁願いたいと思います。きょうは大体話し合いが総定員法の前提となる給与その他の問題ということでございました。そこでそれに忠実な立場で質問を試みようと思います。  まず第一に、国家公務員法という法律は、戦後、人事院を構成して民主的な運営によって公務員の擁護をするという形で生まれた役所を中心に掲げた法律であります。ところが、その人事院が国家公務員法の第一条に基づくところの、すなわち「国家公務員たる職員について適用すべき各般の根本基準(職員の福祉及び利益を保護するための適切な措置を含む。)を確立し、職員がその職務の遂行に当り、最大の……

第61回国会 内閣委員会 第10号(1969/03/25、31期、民主社会党)

○受田委員 それでは大臣がいまお留守のようでございますので、政務次官が来られるということであるから、大臣にかわって政務次官でけっこうですから、政治的発言をお願いしたいと思います。  今度の改正案を拝見をしますと、この法案そのものはしごく簡単な改正点を指摘しておるにとどまっております。ただ、ここで法案そのものに対するずばり質問を申し上げますならば、八地方建設局のうちで業務量の多い四地方建設局に対してその企画室の組織を部制にしたい、こういう趣旨でありまするが、室を部にするだけで中身がどう変わっているかの御説明がありません。官房長より御答弁を願いたい。

第61回国会 内閣委員会 第27号(1969/06/05、31期、民主社会党)

○受田委員 政務次官、大臣にかわって副大臣として御答弁いただいてよろしゅうございますから……。  この農林省設置法の一部改正案につきまして、まず農林省の有名についてお尋ねしてみたいと思うのです。  農林省という省は大正十四年に農商務省が農林省と商工省に分離してスタートしたのではないかと思っています。ちょっと時期としてはずれているかもしれませんが。ところが農林という名称の中には水産、畜産というようなものが含まれることになってはおるけれども、水産関係者は、おれたちの省をつくってくれというぐらいの熱心な要望もあることでありますので、農林ということばの中に農業と林業だけを採択した印象を与える向きに対し……

第61回国会 内閣委員会 第29号(1969/06/10、31期、民主社会党)

○受田委員 今回の恩給法改正案につきまして基本的な問題点と個々具体的な問題点等を分けまして、まず基本的な問題点を指摘いたしましてお尋ねを始めます。  恩給ということばそのものが私には常に気にかかることばであることは、これまで毎回お尋ねしたとおりであります。恩ということば、これは近代的な感覚から言うたならばもう少しいい名称はないかということで、最近は国家公務員あるいは地方公務員の退職年金制度というものから見て、退職年金ということで恩給を考え直す方向に来ておるわけです。ただ共済制度、国家管掌方式である恩給と、組合管掌方式である共済制度との分離をはかる上から、特に従来恩給の問題は総理府が扱い、恩給局……

第61回国会 内閣委員会 第32号(1969/06/17、31期、民主社会党)

○受田委員 非常に時間が進行しておるわけでございますが、十九日の総理に対する質問の前に、各党においてそれぞれ防衛庁長官を中心とする政府に対する質問をしようという申し合わせを忠実に実行したい。しかし、これを履行するのにこういう時間になったのははなはだ残念であり、しかも私は、実はこういうおそい時間に発言をすることは医師から禁止されておる。けれども、やむを得ない。申し合わせを忠実に実行しようとすればそういうことになる。けれども、きょうここでみんなこうしておそくまで、政府の方々も、また議員の各位も、事務局のみなさんも真剣に取っ組んでおられるという、この崇高な審議に応ぜられる態度に深く敬意を表しておるわ……

第61回国会 内閣委員会 第33号(1969/06/19、31期、民主社会党)

○受田委員 きょうは防衛二法案に対する、法案そのものに対するポイントを一点と、これに関連いたしましてわが国の防衛に関する基本的な諸問題点を、ほとんど総理に御答弁をいただくという形でお尋ねをいたします。  今回のこの法改正案、すかっと申し上げて、はなはだ簡単な法案です。従来例年のごとく出されている部隊の編成、装備等をあまり取り入れてない。率直に申し上げて、陸上自衛隊の六千名増員計画を何とかしてほしいという改正案という結論に尽きると思います。そこで私は、こういう法案をお出しになるときに、自由民主党の政府としては、この六千名を増員するのは、大所高所から見て、わが国の防衛においてこういう理由で必要なの……

第61回国会 内閣委員会 第34号(1969/06/20、31期、民主社会党)

○受田委員 この間の私の質問の時間に、夜やらしていただいて、皆さんの御都合を伺って私一時間半で質問を終わって、残余の質問を残しておいたわけでございまするので、その残りをこの席でやらしていただきます。  最初に、外務省の局長さんがおいでいただいておりまするので、局長でけっこうです。お答えを願いたい。  私非常に不安を感じている外交上の問題があります。それは、有田長官、この前あなたも宣言されたし、私も強く主張した、国防というものは単に軍事力だけでなくして、平和外交の外交努力、経済、文化、そういう国際親善関係を進めていくこと、あるいは平和教育を徹底させもしくは国民に国防の意識を高めていくという国民運……

第61回国会 内閣委員会 第36号(1969/06/26、31期、民主社会党)

○受田委員 私がお尋ね申し上げたいことは、大出委員のさっきの御質問の中に、私の質問事項に対する政府の答弁が題材になって議論が展開された関係上、私の質問の趣旨がどこにあったのかこれを明らかにしておかなければならないと思いますので、一点だけお尋ねをいたします。  私が先般当委員会で、外務省に対する沖繩返還後の事前協議の扱い方についての質問に対する東郷アメリカ局長の答弁のほうでございますが、私はいま大出委員の質問されたことの中にちょっと触れていない点があったので、これを私がこういう趣旨で質問したということをここで披瀝しておきます。  安保条約の第六条にある日本の安全に寄与し並びに極東の平和と安全を云……

第61回国会 内閣委員会 第40号(1969/07/10、31期、民主社会党)

○受田委員 質問をいたします。  今回の運輸省の設置法改正に関連しまして、雅本的な運輸行政の問題をまずお尋ねをいたしたいと思います。  昨年、一局削減方式の採用とともに、運輸省では観光局が消えたわけです。この観光局が消えることについて、私は当委員会で、観光行政のある意味における停滞あるいは後退が招来されることのないようにという重大な問題を提起しておきました。ところが、これに対しましては運輸大臣からも佐藤総理からも、観光行政の一元化方策を提案をして、それによって強力なる観光行政を、むしろより高いウエートで推進したいという御答弁があったわけです。運輸省の所管業務の中でこの観光業務というものは他の省……

第61回国会 内閣委員会 第42号(1969/07/24、31期、民主社会党)

○受田委員 最初に行管長官並びに人事院総裁にお尋ねしつつ、同時に通産省のどなたでもいいから、懲戒権の発動に関する質問をさしていただきます。  人事院の御答弁を願いたいことは、国家公務員法第八十二条に懲戒の場合の規定が書いてあるわけです。国家公務員たる職員が懲戒処分を受ける具体的な例示がしてあるわけですが、免職、停職、減給、戒告の処分をすることができるとありますけれども、その他に、今回通産省の堀田課長補佐の処分を中心としての懲戒関係の処分内容の中に、訓告とか厳重注意とかいうものが出ておるわけです。こういうものは一体どういう形で名づけられておるのか。各省とも統一がとってあるのかどうか。お答え願いま……

第61回国会 内閣委員会 第44号(1969/08/26、31期、民主社会党)

○受田委員 総務長官、私は、あなたが国務大臣でいらっしゃる関係で、今度出された人事院勧告に伴う予算措置について、基本問題をお尋ねしたいのです。それに対する補足説明は大蔵省でけっこうです。給与課長あるいは主計局次長で御答弁願います。  総合予算主義というものはおととしからこれを爼上にのせて、現にそれを進行しておられるわけでございますが、健全財政を維持する上からいったならば、別に総合予算主義という形をとらなくても、その運営を健全にすれば、従来の方式をそのまま踏襲しても一向差しつかえないのじゃございますまいか。と同時に、この予備費というものは、予見することのできない、予見しがたい経費の支出を必要とす……

第61回国会 内閣委員会 第46号(1969/10/08、31期、民主社会党)

○受田委員 総理の沖繩返還に関する訪米を間近に控えて防衛論争を展開することについては、政府としてもいささか遠慮してほしいというお気持ちがあるかもしれませんが、ここで有田長官は、その沖繩返還交渉に関する外交上の機密にわたらざる点において防衛問題の追及をすることについては、いささかも遠慮することはないという判断に立つかどうかをちょっと御答弁願います。
【次の発言】 そこで、ちょっとやっぱり外交上に関係があると思われる節がありますけれども、それにあまりとらわれない気持ちでやれる分については、すかっと御答弁願うという前提で、いまからお尋ねをいたします。  有田長官は、防衛力整備計画、長期計画の第四次の……

第62回国会 内閣委員会 第1号(1969/12/01、31期、民社党)

○受田委員 私から二点だけ、一分間ずつ質問します。  第一は、当委員会に出されているこの給与関係三法案に共通して言えることは、上厚下薄の給与体系が生きてきたということでございます。上を薄く下を厚くという基本路線がだんだんくずれていっている。これは人事院の勧告のしかたにも問題があるわけで、この点につきましては人事院総裁にも十分過般の委員会で申し入れしてあります。ところが、特別職に一つの例をとると、総理大臣の給与を十万円上げる措置をされておる。国務大臣が七万円引き上げられることになっておるのですが、こうした特別職の皆さんの場合は、下々のサラリーマンの苦悩というものも察して、むしろ昇給を遠慮すべき性……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第1号(1970/01/20、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私がこの特別委員会の委員長たる重責をになうことにさせていただきました。  交通事故の現状が年々深刻化し、まことに憂慮にたえないものがございます。私は、この機会に、この問題の解決のために、皆さまの御協力を願いまして、一そう総合的成果をあげていきたいと思います。幸い御経験豊かな皆さま方の御支援によりまして、この対策の樹立並びに委員会運営の重責をりっぱに果たさせていただくようお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)  次回は公報をもってお知らせすることといたしまして、本日はこれにて散会いたします……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1970/02/19、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 おはかりいたします。  ただいまの河野洋平君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  それでは、       加藤 六月君    木部 佳昭君       小峯 柳多君    河野 洋平君       丹羽 久章君    後藤 俊男君       田中 昭二君    河村  勝君 以上八名の諸君を理事に指名いたします。  次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。    午前十時四十七分散会

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1970/03/05、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  この際、山中総理府総務長官及び荒木国家公安委員会委員長から、交通安全対策についてそれぞれ説明を聴取いたします。山中総理府総務長官。
【次の発言】 次に、荒木国家公安委員会委員長。
【次の発言】 この際、湊総理府総務副長官より発言を求められておりますので、これを許します。湊総理府総務副長官。
【次の発言】 次に、昭和四十五年度における陸上交通安全対策関係予算等について説明を求めます。平川陸上交通安全調査室長。
【次の発言】 次に、昭和四十五年における交通警察の運営について説明を求めます。久保交通局長。

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(1970/03/11、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  この際、根本建設大臣から、交通安全対策について説明を聴取いたします。根本建設大臣。
【次の発言】 次に、昭和四十五年度における海上交通及び航空交通安全対策関係予算等について説明を求めます。内村審議官。
【次の発言】 次に、橋本運輸大臣から交通安全対策について説明を聴取いたします。橋本運輸大臣。
【次の発言】 以上で説明聴取を終わります。  次回は公報でお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。     午後一時二十分散会

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1970/03/25、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  内閣提出にかかる交通安全対策基本法案及び久保三郎君外四名提出にかかる交通安全基本法案を一括議題とし、順次提案理由の説明を聴取いたします。山中総理府総務長官。
【次の発言】 次に、後藤俊男君。
【次の発言】 次に、内閣提出にかかる交通安全対策基本法案の補足説明を聴取いたします。平川陸上交通安全調査室長。
【次の発言】 これにて説明聴取は終わりました。  次回は公報でお知らせすることとして、本日はこれにて散会いたします。    午後一時九分散会

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第6号(1970/04/08、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  内閣提出にかかる交通安全対策基本法案及び久保三郎君外四名提出にかかる交通安全基本法案の両案を一括して議題とし、質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。加藤六月君。
【次の発言】 田中昭二君。
【次の発言】 河村勝君。
【次の発言】 次回は明九日木曜日、理事会午後一時、委員会午後一時十分より開会することとし、本日は、これにて散会いたします。    午後四時四十五分散会

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第7号(1970/04/09、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  内閣提出にかかる交通安全対策基本法案及び久保三郎君外四名提出にかかる交通安全基本法案の両案を一括して議題とし、審査を進めます。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。小峯柳多君。
【次の発言】 本会議散会後再開することとして、暫時休憩いたします。    午後一時五十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。長谷部七郎君。
【次の発言】 ただいま三方面の質問がありましたが、総務長官に一番最後に締めくくりで答弁してもらうことにして、まず労働省賃金部長藤縄君。

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第8号(1970/04/10、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  内閣提出にかかる交通安全対策基本法案及び久保三郎君外四名提出にかかる交通安全基本法案の両案を一括して議題とし、審査を進めます。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。松本忠助君。
【次の発言】 いまの答弁は目標がちょっとズレているので……。
【次の発言】 丹羽久章君。
【次の発言】 久保三郎君。
【次の発言】 次回は、来たる十三日月曜日午後一時より理事会、午後一時三十分委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後零時四十七分散会

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第9号(1970/04/13、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  内閣提出にかかる交通安全対策基本法案及び久保三郎君外四名提出にかかる交通安全基本法案の両案を一括して議題とし、審査を進めます。  ほかに質疑の通告もありませんので、両案に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより内閣提出にかかる交通安全対策基本法案及び久保三郎君外四名提出にかかる交通安全基本法案を一括して討論に付します。  討論の申し出がありますので、これを許します。横路孝弘君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。  これより採決に入ります。  まず、内閣提出にかかる交通安全対策基本法案について採決いたします。  本案に賛成の諸……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第10号(1970/04/17、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  この際、連合審査会開会申し入れの件についておはかりいたします。  目下地方行政委員会において審査中の道路交通法の一部を改正する法律案について、連合審査会の開会の申し入れを行ないたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、連合審査会が開会されます場合の日時につきましては、地方行政委員長と協議の上、お知らせすることといたします。  次回は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。    午前十時十二分散会

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第11号(1970/04/28、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  交通安全対策に関する件について、参考人の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、参考人の人選及び日時等につきましては、委員長に御一任を願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 交通安全対策に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。小峯柳多君。

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第12号(1970/05/06、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  本日は海上交通の安全対策について、参考人として日本海事協会常務理事松平直一君、日本造船工業会副会長古賀繁一君、日本船主協会大型鉱石船対策特別委員青山三郎君、以上三名の方々の御出席をいただいております。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。参考人各位には御多用中にもかかわらず本委員会に御出席をいただきまして、厚くお礼を申し上げます。本日は海上交通の安全対策、特に大型船の海難事故の現状及び今後の対策等につきまして、それぞれの立場から忌憚のない御意見をお述べいただきたいと思います。  次に議事……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第13号(1970/05/12、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。加藤六月君。
【次の発言】 左藤恵君。
【次の発言】 久保三郎君。
【次の発言】 審判庁は来ていないのですが、内村審議官がかわって答弁できるそうです。
【次の発言】 久保君、発言をちょっと待ってください。――その動議は質疑終了後取り扱いを検討いたしますから……。
【次の発言】 緊急動議ですか。
【次の発言】 その扱いは……。
【次の発言】 その案はそれじゃ委員各位におはかりを……。
【次の発言】 それをひとつ拝見して、委員各位におはかりいたします。

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第14号(1970/06/10、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。横路君。
【次の発言】 松本君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。    午後三時二十四分散会

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第15号(1970/07/10、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。
【次の発言】 私、この機会に、警察庁並びに外務省当局に対しまして、先般開通しました関釜フェリー、この開通に伴って、多数のドライバーが自動車を積んで韓国に旅行するということが現実の問題となってまいりましたので、これに関する重要な問題点を指摘して、当局の説明を伺いたいと思います。  第一に、この関釜フェリーは、大量の乗客と同時に車を積み込んで、韓国の各地をドライブする人々を乗せております。これらの諸君がことばのわからない韓国で、右側通行であり、文字が李承晩以来独特の韓国語で表示されて、日本人には理解しがたい標……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第16号(1970/09/09、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。丹羽久章君。
【次の発言】 田中昭二君。
【次の発言】 林百郎君。
【次の発言】 長官、御苦労さまでした。
【次の発言】 委員のかり出しを直ちに措置するように……。  それでは、委員のかり出しをいま指示しましたから、いまから田中君と林君との国務大臣以下に対する質問を行ないます。田中昭二君。
【次の発言】 林百郎君。
【次の発言】 持ち時間が過ぎましたので、結論を急いでください。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。    午後四時十七分散会

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第17号(1970/10/09、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  交通安全対策に関する件について、参考人の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、参考人の人選及び日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 交通安全対策に関する件について調査を進めます。  先般地方における交通事情及び交通安全施設の整備状況等調査のため、福岡県、山口県、岡山県及び大阪府に……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第18号(1970/11/09、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  先般、地方における交通事情及び交通安全施設の整備状況等調査のため、宮城県及び北海道に委員を派遣いたしました。  この際、派遣委員から報告を求めます。田中昭二君。
【次の発言】 これにて派遣委員よりの報告は終わりました。  派遣委員各位には、まことに御苦労さまでございました。  なお、ただいまの派遣委員よりお申し出のありました詳細なる報告書について、参照として本日の会議録に掲載することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。

第63回国会 内閣委員会 第4号(1970/03/12、32期、民社党)

○受田委員 鬼木委員の質問にお答えになった山中長官の御答弁、私、一昨年のこの法改正の当時、毎年ベースアップをすべきである、この内廷費について皇族費について提案しました。その前年は、四年目に改正されておったのです。長期にわたって皇室だけ御苦労を一身に引き受けられることは、仁徳天皇の民のかまどの愛情を思わせるものがあるが、しかし近代的国家の皇室として、がまんに限度があることをわれわれ国民の側から考えてあげるべきだという、憲法第一条の象徴天皇御一家を大事にすることにわれわれ国会議員の責任があることを提案しましたが、これは二年に  一ぺん、ちょっとテンポが早まりましたけれども、いまお説のような点でまだ……

第63回国会 内閣委員会 第17号(1970/04/22、32期、民社党)

○受田委員 中曽根長官、御就任以来非常に活発に御所見の開陳があり、かつ、みずから先頭に立って、指揮官としての行動まことにすばらしいものがあることを認めます。国土、国民を守るための責任者として、そうした熱心な発言、熱心な行動、それには敬意を表するものであります。と同時に、その発言、行動は非常に慎重を期して、国民の信頼の上に立ち、かつ、国民がこれを支持するという形に持っていかなければならない。一時的な思いつきでその場しのぎの発言であってもならないし、場当たり的な国民のごきげんとりであってもならないということを願ってやまないものでありますが、長官御自身の発言、行動をされた上における問題点を一、二指摘……

第63回国会 内閣委員会 第20号(1970/04/27、32期、民社党)

○受田委員 私は、民社党を代表して、ただいま審議中の防衛庁設置法案の反対討論をいたします。  民社党は多年にわたりまして、当委員会を通じまして、はっきり国民の前に宣言していることは、国土、国民を守るための最小限の自衛措置を肯定している憲法第九条の解釈を基点に置いていること。しかし、それは最小限の自衛措置であって専守防衛である。これまた国民の前にはっきりと御提示申し上げております。同時に、日米安保条約につきましては、わが国の防衛力の補完的任務を持つものにすぎないものであって、いわゆる基地なき安保を提案し、駐留なき安保を提案いたしまして、日米安保条約の改定を宣言しております。  その意味におきまし……

第63回国会 内閣委員会 第24号(1970/05/08、32期、民社党)

○受田委員 たいへん短時間でありますから、速射砲的な質疑、それに対する答弁をお願いして、任務を果たしたいと思います。  恩給法の性格は、国家補償方式である。国家公務員法第百七条にも退職年金制度の性格がうたってありますが、それは、在職中に国家社会に奉仕した、その期間中に自分の所得を蓄積する能力を喪失されておる、その減損を補てんするというような意味を含めて、退職後の生活を十分満たそうという趣旨であるように毛書いてあります。そこで恩給法という法律そのものについても一つの限界が来ていることは長官いま指摘されたとおり、かたかなで非常にむずかしい文語体、「スヘカラス」というようなことになっておる旧式の法律……

第63回国会 内閣委員会 第25号(1970/05/11、32期、民社党)

○受田委員 委員長、もう三十分しかありませんので、もしはみ出たら午後、本会終了後ちょっとだけ質問を続行さしていただくようにお願いをしておきます。できるだけ短時間で能率を上げます。  この法案とあわせてお尋ねをさしていただきたい。前回の恩給法の残余の質問でございますが、幸いにこの法律は現職の法律の問題点であり、恩給法は退職後の公務員の問題点でありまして、現職と退職者を一貫した意味で質問のできるという形を私実は感謝しております。  そこで、私きわめて明快に質問しますので、ごく端的に要点を御答弁願って能率をあげたいと思います。  最初に、この法律案が出ておりますので、この法律案のほうをちょっとだけ触……

第63回国会 内閣委員会 第27号(1970/07/09、32期、民社党)

○受田委員 政府当局お疲れでございましょうが、ちょっとの間がまんしていただきましょう。  私、すでに質問を終わられた委員の皆さんの質問となるべく重複を避けるお尋ねをしてみたいと思うのですが、基本的問題としては、五月完全実施という形を政府はおとりになる。そうすると、人事院が勧告したらそのままを法案にするという意味であるのか、あるいは法案には多少人事院の勧告した内容について修正する場合もあるという意味であるのか、御答弁を願いたいのであります。
【次の発言】 そうしますと、八月上旬勧告がされた場合に、直ちにそのままを法案にするという意味の臨時国会を召集することが適当であるという御判断かどうかもお答え……

第63回国会 内閣委員会 第30号(1970/09/07、32期、民社党)

○受田委員 中曽根長官、重要使命を帯びて明日は渡米されるわけですが、世間ではあなたをタカ派と称する人もある。しかしあなたは平和なハトの使節として祖国の興隆のために御苦労されるという意味で、健闘してのお帰りを祈ります。  ここで渡米にあたりまして、長官としての認識を一そう深めていただく問題点を一つだけ取り上げて私の質問を終わりたいと思いますので、明答をお願いしたい。  中曽根長官は、就任以来、在日米軍の基地の整理方式を、先ほど質疑応答に言われるようなわが国の管理のもとにこれを統括したいという意欲を持っておられる。しかし、地位協定の規定などもあって思うようにいかない節がありますけれども、われわれは……

第63回国会 内閣委員会 第31号(1970/10/28、32期、民社党)

○受田委員 関連。私、和田委員の質問の中で釈然とせぬ点が発生しておるので、一点だけ。  防衛庁長官、あなたはいま、日本の周辺に、日本に対して影響力のある間接侵略のおそれのあるという懸念を持っている場合はないかという和田委員の質問に対して、すべての国を平等に見ておられるようでございますが、日本の防衛白書の中の「極東における軍事情勢」―中共とソ連、ソ連と北鮮、北鮮と中共との間に結ばれているそれぞれの友好同盟条約の中には、明白に日本を仮想敵国としている規定のあることは御存じのとおりと思うのです。そうした日本を仮想敵国にしているアジアの国があるというこのことを「極東における軍事情勢」の中で一応あげて、……

第64回国会 交通安全対策特別委員会 第1号(1970/11/25、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 この際、一言ごあいさつを申し上 げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、再度 私が本特別委員会の委員長の重責をになうことに なりました。幸い御経験豊かな委員各位の御支援 によりまして、委員会の円滑な運営をはかってま いたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申 し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないま す。
【次の発言】 おはかりいたします。  ただいまの加藤六月君の動議に御異議ありませ んか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、 さよう決しました。  それでは、       加藤 六月君    木部 佳昭君       小峯 柳多君 ……

第64回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1970/12/07、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  連合審査会開会申し入れの件についておはかりいたします。  地方行政委員会において審査中の道路交通法の一部を改正する法律案について、連合審査会の開会を申し入れたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、地方行政委員会との連合審査会は、本日午後二時、第七委員室で開会される予定ですので、御了承ください。  次回は、明八日火曜日午後一時二十分理事会、一時三十分委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。   午後一時三十三分散会

第64回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1970/12/16、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 これより会議を開きます。  本日の請願日程全部を議題といたします。  これらの各請願につきましては、理事会において慎重に検討いたしましたのでありますが、これより直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、これより採決いたします。  本日の請願日程第一ないし第一一の各請願は、いずれも採択の上内閣に送付すべきものと決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。  なお、ただいま議決いたしました各請願に関する委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第64回国会 内閣委員会 第2号(1970/12/07、32期、民社党)

○受田委員 私最初にこの法案に直接関係する問題をお尋ねして、最後に関連した別の外交重大問題を二、三お尋ねしたいと思います。  この法律案を拝見して、まず問題として提起したいことは、兼轄大使館の新設でございますが、スワジランドという南アフリカの国に兼轄大使館を置くということです。この兼轄大使館というものは、一体どういうものか、御説明願いたい。
【次の発言】 兼轄大使の在勤手当というものは、これにちゃんと新設されておるわけですが、その実館のないところに手当があるのですか。
【次の発言】 どうもよくわからないのですが、兼轄大使館というのは実館がないのですね、ないところに在勤手当というものがあり、住宅……

第64回国会 内閣委員会 第3号(1970/12/08、32期、民社党)

○受田委員 法務省設置法の一部改正法案に直接つながる問題として、各委員からお尋ねのあった刑務所に関係する問題で三百お尋ねをいたします。  監獄法という法律は名称が適当でないということで、先国会以来、また私も長期にわたってこの名称の変更を求めてきたのでございますが、まだ依然としてこれが残っておる。そしてその中に拘置所、刑務所、こういうものが現に重要な地域に置かれてあるわけでございますが、死刑の刑の確定をみた者を置く監獄はどことどこになっておるかお答え願いたい。
【次の発言】 ここにあなたのほうから出された法律案参考資料に、「東京拘置所の現施設及び収容者収容状況」が書いてある。そしてその次に「東京……

第64回国会 内閣委員会 第4号(1970/12/09、32期、民社党)

○受田委員 人事院総裁、この勧告案につきまして、これを政府がそのまま採用という段階になったわけでございますが、総裁に一言だけお聞きしておきたいことがある。それは、勧告案を作成される民間給与実態調査の時点は四月である。そうすると勧告は五月実施でなくて四月実施が筋として通るという形になるのではございませんか。
【次の発言】 長官、四月実施が検討される段階になり、それが勧告案として表面に出た場合は、完全実施というのは当然四月という形をとられるわけですね。
【次の発言】 私は、もう一つ、このたびの高年齢職員の昇給延伸措置について、大出委員に続いて、ちょっとお尋ねしておきたいのですが、これは管理職の地位……

第64回国会 内閣委員会 第5号(1970/12/10、32期、民社党)

○受田委員 質問の前半を一般職、特別職の給与法案、後半を防衛庁の給与法と防衛関係の問題点を取り上げる質問に充当します。  総裁、昨日の質問に続きまして質問の残余の部分に触れてまいりますが、あなたのほうからこの夏勧告案をお出しになり、あわせて報告をしていただいておる中に、民間における役員の報酬及び特別給の状況という一項があるわけですね。その中に、選任役員のうちでいわゆる社長相当格とそれ以外のものとの月収というものがここへ指摘してあり、特別給も書いてあるのでございますが、上記以外の選任役員という、いわゆる指定職の比較対象にされたこれらの皆さんの給与と、公務員の指定職との給与比較において問題点として……

第65回国会 内閣委員会 第6号(1971/03/10、32期、民社党)

○受田委員 官房長官、お時間が迫っておるようでありますから、あなたにまずお尋ね申し上げて、引き続き総務長官以下お尋ねを申し上げたいと思います。  総理府設置法の一部を改正する法律案の中に、国立公文書館の新設を見るわけでございますが、その中で、宮内庁の公文書なるものがいかに多いか、私、数字の上で政府から出された資料を見て目をみはるものがあるわけです。それほど宮内庁には日本の歴史に残る公文書が豊かに残されているということがいえる。この問題は後ほど詳しくお尋ねすることとして、この国立公文書館を中心の具体的なお尋ねを後回しにすることにして、まず、この法案に関係した大事な宮内庁所管の問題をお尋ね申し上げ……

第65回国会 内閣委員会 第9号(1971/03/19、32期、民社党)

○受田委員 建設省設置法改正案に関連して、建設省の所管事項の基本的な問題点の幾つかの課題の解決のためにお尋ねをいたします。  第一点は、土地の価格をどう抑止するかという問題、これは政府としても、すでに相当宅地を用意するための諸施策が講じられておるようでありますが、ここで端的にお尋ねしたい。まず、土地のうちで宅地という問題を取り上げてみますと、地価の高騰というものが依然として抑止されていない。この地価の上昇を食いとめるために、建設省としても大臣以下首脳部が相当苦労しておられると思うのですが、現実には庶民からほど遠い雲の上に土地があぐらをかいているという現状であります。勤労者がその生涯をかけた、三……

第65回国会 内閣委員会 第10号(1971/03/23、32期、民社党)

○受田委員 運輸省設置法の改正法案に関連しまして、重要な運輸政策の問題点を取り上げまして、時間にして四十分ほどお尋ねいたします。  大臣非常に有能なお方ですけれども、お疲れで御迷惑ですが、国家のために御答弁を願いたい。私、橋本さんのような実力を持たれる閣僚が運輸省におられる間にいろいろな仕事をなさろうとするお気持ちがよくわかります。今回は任期が相当長くなっておりますので、手腕、力量を発揮されるよいチャンスでもあるわけですが、ひとつ交通政策の中で新総合交通政策を推進されるお気持ちの大臣に、その点からお尋ねをしたいことがあるわけです。  先ほどから質疑応答をされていることを聞いていてその片りんを伺……

第65回国会 内閣委員会 第14号(1971/04/13、32期、民社党)

○受田委員 文部大臣御苦労しておられますので、文部省設置法の改正案に関連する基本的な文部行政の問題をお尋ねしたいと思うのです。  文部大臣は、長期にわたってといっていい程度に文部大臣の任にいらっしゃって、ある程度文部行政に自信を深めておいでだと思います。学校紛争のさなかに大臣に就任されて、異常なばかりの苦労を重ねられ、よく耐え抜いて今日を迎えられたことに深く敬意を払いたいと思うのです。それだけに文部行政に精魂を打ち込まれた大臣の方寸をめぐる夢が大きくわき出ているとも思うので、その点、基本的な文部行政をお尋ねしてもお答えがすぐできると思うのです。  いまの日本の国の現状というものの中に、著しく技……

第65回国会 内閣委員会 第17号(1971/04/22、32期、民社党)

○受田委員 私は今回の誤射事件に対しまして、外交上及び防衛上の両面からきわめて端的に問題点をしぼってお尋ねします。  まず、事件の内容については、先ほど来の論議である程度全貌が明らかにされましたようです。したがって、冒頭にお尋ねしてみたのですが、ここまで誤射であることが明白になった事件を四十日も無視してきた理由はどこにあるのか、またこの発表を四十日も控えた責任は防衛庁がになうのか外務省がになうのか、その立場を明白にお示し願いたいと思います。
【次の発言】 防衛庁長官と私は見解を異にいたします。つまりこういう重大事件の発生に対処して、事件が落着して後に公にすべきであるというただいまの防衛庁長官の……

第65回国会 内閣委員会 第19号(1971/04/28、32期、民社党)

○受田委員 これは毎年当委員会で繰り返し質問されているポイントでございますけれども、この恩給法の一部改正案で最も大事な問題点とされている恩給法二条の二の公務員給与その他との調整をどう扱うかという問題をまずお尋ね申し上げたいと思います。  昨年も当委員会で引き続き附帯決議が付せられまして、その附帯決議の趣旨は、公務員の給与を基準として、退職者の恩給年金額がきめられるようにという国会の意思表明がされております。その附帯決議の扱いをどういうふうにされようとしているのか、政府のそれぞれの、大臣及び局長の御発言によって意思表明をしていただきたいと思います。

第65回国会 内閣委員会 第23号(1971/05/12、32期、民社党)

○受田委員 それじゃ短時間にやります。結論の出るような質問を二つ申し上げたいと思います。  先般の委員会における質問にちょっと残った大事な問題でございますが、公務の扶助料の中で、旧軍人、つまり英霊の遺族に対する公務扶助料の支給について、多年の私の持論があるわけです。長官、これは初めて御披露申し上げますが、靖国の神となられた英霊に対する法案の御提出もいまあるわけでございますが、それに当然関連する問題だ、こう思います。それは、英霊となられた方の御遺族に対する公務扶助料に、依然として兵の階級、下士官の階級、準士官の階級というものが残っておる。神となられた英霊の差はないわけです。神としては同等である。……

第65回国会 内閣委員会 第26号(1971/05/15、32期、民社党)

○受田委員 中曽根防衛庁長官、国務大臣としての立場からの御意見と合わせて明快な御答弁を要請したいと思います。  私、まず基本的に中曽根さんはわが現代日本における最も将来を期待される有力な政治家であり、閣僚中総理としての将来に夢を自他ともに認めるという立場のお一人であるという意味において、いまから、中曽根長官が過去において夢を持ち、現になおその夢を持続しておる重大な国政に関する基本問題のその内容について、この時点で大臣として、また防衛庁長官としてお答え願いたい点があります。  あなたはかつて首相公選論を唱えられました。現時点においてこの夢を捨てておりませんかどうか。まずお答え願いたいのです。

第65回国会 内閣委員会 第29号(1971/05/20、32期、民社党)

○受田委員 御苦労さま。私、厚生省設置法の一部改正案の内容に関係する質問をまず一、二点申し上げまして、引き続き厚生行政に関連する重要な問題点を取り上げてお尋ねをさしていただきます。  いま鬼木委員からお尋ねのあった四つの審議会を一括するこの改正案の中で、特に中央精神衛生審議会の果たした役割りがどうなっているかということに関係する質問をいたします。大臣、率直にお尋ねしますが、身体と精神は車の両輪のようなものである。健康の条件は身体にも精神にも同様にかけられるものでございます。ところが身状障害者の福祉法は誕生しているが、精神障害者の福祉法ができていない理由はこれいかに、お答えを願います。

第66回国会 内閣委員会 第4号(1971/08/10、32期、民社党)

○受田委員 長官は時間がないようですから、長官だけに取り急ぎまして十分間だけお尋ねいたします。  山中先生は、こうして引き続き改造内閣にお残りになり、唯一の残留閣僚として活動していただくわけですが、皆さんの期待も大きいわけですから、御健闘願いたい。特に給与担当国務大臣も引き続き御苦労願うわけで、官職の職務と責任に応じた適正な給与が実施されるように御苦労願いたい。そのことでお尋ねをいたします。  第一に、あなたは給与担当国務大臣の重責をになっておいでになるのですが、一般職及び特別職にわたっての給与担当国務大臣と了解さしていただいております。ところが、一般職の中に検察官というのがありまして、これは……

第66回国会 内閣委員会 第5号(1971/08/16、32期、民社党)

○受田委員 今度人事院勧告並びに報告書を拝見しまして、先般の委員会で論議したポイントについてのある程度の満足が得られ、また同時に予想外の不満が見られる内容であることを指摘したいと思います。  基本的な問題点だけで質問を終わりたいと思いますが、第一に、こうした人事行政、人事管理上の基本問題として、総理府に人事局がある、同時に人事院が、長期にわたって公務員のよき保護者として、その機関の任務を果たしてきておるという関係について、ちょっとだけお尋ねしたい点があるのです。  総理府に人事局がありまして、そこで公務員の服務関係を含めた重大な基本問題にあわせて、行政各部のこうした人事行政上の総括的、調整的役……

第67回国会 内閣委員会 第4号(1971/11/10、32期、民社党)

○受田委員 法務省設置法の一部改正案は、前国会からのつながりもありますことですから、法案そのものに対する質問はごく簡単にこれを処理しまして、関連する諸問題についてお尋ねを進めていきたいと思います。  この法案から当然予想される出張所等の設置に伴う定員増というものは、どういうふうにお考えになっておいでになるのか、お示しを願いたいと思います。
【次の発言】 事務量の増加とこれに伴う事務処理能力というもののつながり。事務量が非常にふえたので出張所を置くのだ、にもかかわらず定員はふやさないのだ。そうしますと、事務量の処理能力を過重に公務員に与えることになるのでございましょうか。

第67回国会 内閣委員会 第8号(1971/11/30、32期、民社党)

○受田委員 新長官御苦労さまですが、しっかり職務御精励を願って、御健康でがんばっていただきたいと思います。  長官は、再度にわたる御就任で、科学技術行政について一応確たる信念をお持ちだと思いますので、御経験を加えた上の御信念を加えながら御答弁をいただきたいと思います。  わが国の科学技術行政というものが、大臣のお役所がスタートがおくれただけに、国民の中にも十分理解、浸透の度合いが薄いという問題があると思うのです。先般の川崎における科学技術庁の山くずれ実験の失敗というような問題を一つ取り上げてみましても、科学技術行政の中にどこか抜けているところがあるのではないか。技術者、研究者と行政面との間に結……

第67回国会 内閣委員会 第11号(1971/12/09、32期、民社党)

○受田委員 法律案が三つあるのでございますが、総理府総務副長官にまずお尋ね申し上げて、引き続き特別職へ入っていきたいと思います。  人事院はきょうはおいでになりますね。――総務長官の職務を代行して副長官においでいただいたわけですが、私いまから、せっかく総裁来られたので、総裁にお尋ね申し上げ、確認を得た上で政府の決意を伺うということにさせていただきましょう。  佐藤総裁、長く精勤をしていただいて、総裁が長期にわたる御苦労によって、公務員の給与というものに非常に確固たる基盤をつくっていただいておることを、一応敬意を払います。と同時に、私がいつも質問で繰り返し疑点を投げかけておるのですけれども、公務……

第68回国会 内閣委員会 第3号(1972/03/14、32期、民社党)

○受田委員 江崎長官、私も先般立川基地を拝見しにうかがいました。長官は就任された当時、隊員を集められて、私はハト派の長官である、ハト派の長官がおる限りは、平和の維持できる部隊であることをどうか信頼してほしいという、あなたの熱烈なるあいさつがあったと聞いております。ことに、ハト派とわざわざ指摘してごあいさつのあったということにおいて、あなたが防衛庁長官として、平和的な長官として猛烈な意欲をわかしておったことがよくわかります。そのあなたに一言お尋ねしたいことがあるのですが、今回、立川基地の事件の際に、制服から連絡を受け、あなたがオーケーを出される過程で、内局の人々がそれぞれの立場で真剣にチェックす……

第68回国会 内閣委員会 第6号(1972/03/30、32期、民社党)

○受田委員 法案に関連する国の基本に関する問題、特に憲法第一条、象徴天皇の御身分に関する基本問題をお尋ねしてみたいと思います。  憲法の第一条、それを受けて皇室典範が法律として誕生をしております。憲法の規定から、特に第一章の天皇の規定から皇室典範が生まれている。そのことの中に、法律的に解釈を明確にしておかなければならない諸点があるわけです。私、従来しばしばお尋ねしていることでありますけれども、きょうは宮内庁長官として、法律論争という意味でなくして、通常の形で宮内庁が解釈されている法律の解釈を承りたい点があります。  それは、憲法の第七条に書かれてある十に及ぶ天皇の国事行為というものは、一部委任……

第68回国会 内閣委員会 第10号(1972/04/13、32期、民社党)

○受田委員 外務大臣、私今の段階でぜひ再確認をしておきたいことがあるのですが、例の安保条約に伴う交換公文の規定に基づく、さっきから質疑応答が繰り返されている事前協議事項、特にその中でも、日本国の米軍の基地から戦闘作戦行動に移る場合の事前協議については、少なくとも日本の中における米軍が戦闘行動を起こすという意味においては、防衛出動に近い危険が起こる可能性があるわけでございますので、その点の扱い方が、どうも議論を承っておって釈然としない点がありますので、簡単にお答え願いたい。  事前協議の提案が起こる形はどうか。それを受ける日本国は、受けた場合に閣議できめるのか。あるいはもう一つ、少なくとも国防会……

第68回国会 内閣委員会 第11号(1972/04/14、32期、民社党)

○受田委員 最初に、総務長官連日御苦労ですが、所管事項についてお尋ねをしたいと思います。  あなたの御所管の沖繩の復帰に伴う内政上の諸問題で私、非常に興味があり、またきわめて重大に考えていかなければならない問題の一つに交通関係があります。沖繩の道路は進行路線というものが右側通行になっておる。これは左側通行、本土並みに切りかえる。本土並み政策の一環として、この切りかえに相当の経費が必要であることも伺っておるのですけれども、現実の問題として、この左側通行を実施するための現時点における所要経費と、その経費に対する国の財政援助。つまりこれは国策できめるのであって、地元に一文も負担させてはいけないわけで……

第68回国会 内閣委員会 第18号(1972/05/11、32期、民社党)

○受田委員 長官、あまり時間をかけませんから……。  あなたは長い間の友人であり、かつ論議をたびたび繰り返しておりまして、大体基本的な問題は質問を終わっておる。きょうは締めくくりという意味で、いま日本の自衛隊そのものが、国会の論議などを通じて国民の上に一応安住しつつある傾向の上に、かすみがかかったようなかっこうで、自衛隊の存在意義に対する疑念が起こっている傾向がある。同時に、主脳部のぶざまな統制能力の欠如というようなことが災いして、自衛隊の内部に自衛隊の士気にかかわるような傾向がある懸念が私はあると思うのです。これであってはならない。国土、国民を守るための自衛隊の士気が十分高まって、自主防衛の……

第68回国会 内閣委員会 第19号(1972/05/12、32期、民社党)

○受田委員 廣瀬郵政大臣は、御就任以来、非常に精励恪勤して、郵政事業という大事な仕事を国務大臣としてやっておられるわけですが、郵政省設置法の一部改正に対する問題点を一、二点、及び郵政行政全般に影響する基本的問題数点を取り上げて御質問申し上げ、名答をいただきたいと思います。  最初に、この法案そのものに関係するのですが、東京における郵政局を関東と二つにするという御計画、これは郵政局だけであって、郵政監察局や関東電波監理局のごときものはそのままにしておくという理由。特に郵政局だけが仕事が多くなっておって、郵政監察局や電波監理局は仕事がそうたいしてふえない、明確に郵政局のほうだけが事務量が非常に多く……

第68回国会 内閣委員会 第20号(1972/05/16、32期、民社党)

○受田委員 総理、七年有余にわたりまして、国政の責任者で非常に御苦労されて、たとえいろいろな批判はあろうとも、あなたは執念を完全になし遂げたという点において、同郷のよしみで深い敬意を払いたいと思います。しかし私は、きょうはその御苦労であったあなたに、時間の関係でポイントだけ押えたお尋ねをしますので、すかっと端的にお答えを願いたいことがあります。  まず沖繩が返還された喜びの中に、一九六九年のニクソン・佐藤共同声明、その中に台湾・韓国条項があるのでございますが、これは今日も必要かどうかということでございます。沖繩返還の行なわれたこの時点では、この総理がおきめになられた韓国・台湾条項は任務が軽くな……

第68回国会 内閣委員会 第21号(1972/05/17、32期、民社党)

○受田委員 この法律改正案は、非常に愛情に富んだ政治の一翼であると感じます。私たちも、こうした公務に精励する諸君に希望をわかしめるような法律の審査をすることは、きわめて楽しいわけでございます。ただ、この法律案の審査にあたって問題点が幾つか出ております。伊藤議員の質問されたこととなるべく重複しないように心を使いながら、お尋ねをしてみたいと思います。  国家公務員法二十三条の規定による人事院総裁としての政府に対する意見の申し出、これがいままで歴史的に幾つくらいございましたか、人事院創始以来の件数をお示し願いたいのです。
【次の発言】 「この法律目的達成上、法令の制定又は改廃に関し意見があるときは」……

第68回国会 内閣委員会 第24号(1972/05/23、32期、民社党)

○受田委員 農林省設置法の改正案のつど思うことですけれども、わが国の国策が農業立国から漸次工業立国へ移行して、かつて瑞穂の国と称せられて農は国のもとといわれた時代から、農業は国策のサブタイトル方式に転落をしつつある懸念を、私、悲しむものです。よい青年、よい思想の持ち主、また健康で勤勉な若人が農村から育ってくる、これはもう歴史の事実でございますが、そういう意味で、空気がよくて、健康で、土に親しむ古来のわが国の美風を存続する農林行政というものへ国家は十分力を入れていかなければならない。そういう意味で、私、そういう観点に立つ質問をいたしますので、御理解の上御答弁願いたいと思います。  赤城農林大臣、……

第68回国会 内閣委員会 第27号(1972/05/30、32期、民社党)

○受田委員 恩給法の改正案につきまして質問を続行します。  最初に、この恩給制度というものを、私たちは創設以来の歴史を基礎に再検討する時期が来ているのではないか。恩給法という法律の根拠はどういうものであったか。それが現在どのように用いられておるか。こうした制度を前提として、私企業に関与もできない。ちょっとしたそそうがあっても、公務員であったという方々に対しての風当たりは非常に強い。こういう時世が今日なお続いておるのでございますが、この機会に、そうした長期にわたって公務に従事した人々に対する国家の報い方として、現在行なわれている制度そのものが適切かどうかというところへ及ぶような形で質問をいたしま……

第68回国会 内閣委員会 第28号(1972/05/31、32期、民社党)

○受田委員 一時間以内に質問を終わりたいと思いますから、能率をあげます。  労働行政の担当者であられる大臣以下政府委員の皆さんに大体御出席いただいておりますので、労働行政のおもなポイントである諸問題を三つ、四つ指摘してお尋ねをいたします。  労働省設置法によって、労働行政が能率的に適正に運営されることがきめられておるのですけれども、現在の労働力市場というものの状態をまずお聞きしておきたいのです。それは、いま木原委員からも質問がありました、中高年齢層を含む労働力の供給と需要の状況はいま一体どうなっているのか。求人と求職とのバランスは、いま一体どうなっているのか。大まかな御答弁を願います。

第68回国会 内閣委員会 第29号(1972/06/01、32期、民社党)

○受田委員 先般お尋ねをして、基本的な問題は、質問に対するお答えでほぼ解明をさせてもらっております。特に食品流通局というものの新設などにも興味を感じているわけですけれども、農蚕園芸局という農業、蚕、園芸というようなものが、蚕糸園芸局へ農の局が入って、一ぺんにスケールの大きな局になってくる。こういうふうな非常に急速に機構が変えられていくという危険を、私、一方で感じているわけです。食品流通局などは、最近の国民の要望にこたえる意味で非常に味のあるセクションができたと喜んでおります。しかし  一方で、小さな家に、一局に農、蚕、園芸が押し込められて、多くの仕事をかかえた、屋台骨がゆらぐような仕事も持って……

第68回国会 内閣委員会 第32号(1972/06/07、32期、民社党)

○受田委員 熱心に質疑応答を繰り返されてる過程ですが、最初にこの設置法につきましてお尋ねいたします。  今度の法律の改正のポイントは、航空局に次長を置くということである。その次長を置かなければならない提案理由をいま承っておるのですが、これはいまに始まったものでなくて、もう少し早目に思いついて法改正を提案すべきものではなかったか。昨年の大事件において急に思いつかれたのか。御答弁を願います。
【次の発言】 この次長は行政職の一等級の対象になるのか、あるいは指定職になるかもしれないのか、どちらでございますか。
【次の発言】 そのワクは人事院で承認がとってあるのかどうか。

第68回国会 内閣委員会 第33号(1972/06/08、32期、民社党)

○受田委員 政府御提案のこの法律は、地方制度調査会委員の任期を一年を二年に延ばすというだけのことでございますが、いままで一年でよく済んだものですね。済まされた事情を説明願いたい。
【次の発言】 ちょっと委員の顔ぶれを拝見さしてもらいましょう。大体同じようなのが毎年続いておるという御答弁でございましたが、毎年同じような者ではあじけないなと思っておりますか……。
【次の発言】 いま地方制度調査会の第十五次委員の顔ぶれを見せていただいておるのですが、学識経験者二十一名、このマルがついているものは、これはかわった顔ぶれでございますか。
【次の発言】 臨時の委員。


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 決算委員会 第25号(1973/09/19、33期、民社党)

○受田委員 お二人の大臣、お急ぎのようですから、私、外務大臣と通産大臣、合わせて二十分間、外務大臣の持ち分の中へ通産大臣を入れてお尋ねします。協力いたしますから。  外務大臣、先ほど原委員からお尋ねの金山前大使の行くえがわからぬということでございますが、こういうことは、やっぱり政府当局として問題になった場合には、不問に付してはいけないと思うのです。どこかで健在である。韓国にいまおいでるのか、また日本へ帰ったのかぐらいのことは、元大使としての身分のある人だし、十分心得ておられなければならぬ。すなおにこういうものは考えて、質問があったときにはお答えをすべきだと私は思うのであります。第二の金大中事件……

第71回国会 内閣委員会 第2号(1973/01/16、33期、民社党)

○受田委員 立川基地に強制移駐した自衛隊の問題に直接触れる法律問題を取り上げてみたいと思います。  この立川基地は、もちろん地位協定によって米軍が使用することになっているのですけれども、立川のような、いまや副都心といわれるような重大な町の中心にはべる形になった、こうした情勢の変化。立川基地ができた当時から二十数年たった今日、副都心の中心に基地があるというような状態になったかかる段階において、この基地の返還を求めるための情勢の変化による強力な要請というものがされておるのかどうか。地位協定第二条の二項にある、この日本国内の施設、区域の使用を許されるそのことに対して、「日本国政府及び合衆国政府は、い……

第71回国会 内閣委員会 第3号(1973/02/21、33期、民社党)

○受田委員 十分だけで終わります。  長官、非常にややこしい問題に発展しているこの立川基地の自衛隊使用問題で、長官は国務大臣として別の角度からこの問題の処理を考えられたことがあるかどうか。それは、自衛隊のヘリコプター部隊がここへやってくることは、首都を中心とした災害対策だという御趣旨のようですし、その災害対策というものは、地震その他いろいろあると思うのですけれども、それは海上保安庁のヘリコプターをこれに代行せしめる方法もあると思う。つまり災害目的だけであるならば、ちょうど今度用意されている十機ないし二十機程度のヘリコプターであれば、ごく簡単に海上保安庁に任務を転換できると思うのです。それは自衛……

第71回国会 内閣委員会 第5号(1973/02/27、33期、民社党)

○受田委員 今度の設置法の改正案のポイントはわずか二、三点にすぎないのでございますが、この中で非常に簡単で、しかし内容の点において問題になりそうな日本住宅公団監理官の制度の簡素化という問題をまず取り上げてみたいと思います。  これは定数二名を一名にするということでございますから、きわめてあっさり片づけられるポイントでございますが、監理官という職種は、建設省でどういう経歴を有し、そしてどの程度の地位を持ったものか、まず御答弁を願います。
【次の発言】 住宅公団を監理、監督なら、監督権もあるのですか。
【次の発言】 そうしますと、大臣の監督権の行使と監理官の監督権の行使との相違点は。

第71回国会 内閣委員会 第6号(1973/03/01、33期、民社党)

○受田委員 国家公務員の寒冷地手当に関する法律の審査を久しぶりにやらせていただくわけですが、寒冷地手当の対象になる地域に、実際は、旧市町村の中で、部落的にいえば、対象になる地域よりももっと寒冷地手当を支給する条件の熟している旧部落があるわけですね。そういう実態が現実にひそんでいる。たとえば私の郷里の山口県に、錦町の旧高根村の全域というのがありますが、同時に同じ錦町でも、部落的にいえばちょっと飛び散ったような大野地区というようなのがあるわけです。それはただ一例にすぎませんが、そうした飛び地で、行政区域上、その町村から見ると、もちろんその町村の区域内ではあるが、該当される町村よりも部落的には条件が……

第71回国会 内閣委員会 第9号(1973/03/27、33期、民社党)

○受田委員 国民の祝日という法律の名称、これは非常に意味があるものでありまして、国民全体がこぞって慶祝の意を表明するという意味におきましては、単なる従来の官製の祝日とは違った民主主義国家の典型的なお祝い日だ、こういう意味で、国民ということばに私は非常にウエートを置いて考えたいと思うのです。したがって、この法案の提出につきましても、国民の祝日が日曜日に重なった場合、できるだけ国民がこぞって慶祝の意を表明するということを前提にしてお休みが一つふえる、こういうふうに理解しておる、これが大事だ。昭和二十三年に法律ができたときの性格もそういうところであって、民主国家の祝日に求める意義を非常に平易に述べ、……

第71回国会 内閣委員会 第11号(1973/04/03、33期、民社党)

○受田委員 時間切れが迫っておるようでございますが、簡明直截にお尋ねしますので、簡明にお答え願います。私は、これは公務員に非常にサービスするような形の法案でありますが、問題点が幾つもころがっておりますので、そのポイントだけつきます。  国家公務員がやめていく場合に、退職手当と退職年金の二つの退職法の処遇の問題があるのですが、民間給与との比較という立場から、今回も二割アップを勧奨退職者に支給しようという法の趣旨であります。ところが民間の退職年金のほうは、これはやはり調査をやっておられると思うのですけれども、比較検討される資料としてどういうふうに受けとめておられるのか、長官と総裁と両方から御答弁を……

第71回国会 内閣委員会 第14号(1973/04/12、33期、民社党)

○受田委員 この外務省関係の二つの法案の直接関連する問題はあと回しにして、先に外交問題のポイントについて外務大臣の信念をただしてみたい点がございます。  あなたは、昨年、田中総理と御一緒に中国へ行かれて、日中の平和への一つの拠点を築かれた功労者であります。ところが、現に中国政府自身は、日本のいま置かれている日米安保体制、そういうものに対してはどういう考えを持っているのか。アジアにおける現戦力、権力政治の仕組みをそのままにしておいて、そして日本と中国の間の友好親善をはかりたいと考えておると判断してよいのかどうかを、あなたが直接日中国交回復に乗り出された当事者であるだけに、お尋ねを申し上げておきた……

第71回国会 内閣委員会 第15号(1973/04/13、33期、民社党)

○受田委員 息抜きをしないで質問を続けさしてもらいます。会合へ出席の予定もあるようですから、端的に時間をかけないで質問します。  櫻内農林大臣、あなたは今度の農林省の設置法の改正の中で、水産庁の機構の改革に思い切った新構想の力点を置かれておるわけですが、日本の国民の食資源の確保の上から、また自給自足体制という形を目ざす上から、水産業の地位をどこに置いておられるか。もう一つは、食資源を別の面でどう置いておられるか、基本構想を伺いたいと思います。
【次の発言】 食資源、たん白資源の確保、水産資源については自治自足で完全にやれるというめどをつけておられるか、また他の食資源についてはどう考えておられる……

第71回国会 内閣委員会 第16号(1973/04/17、33期、民社党)

○受田委員 ほんに数分間で終わります。先回の委員会で私から質問申し上げて、資料提出をお願いしたその資料が、われわれの手元に届けられました。これに関連する質問だけにとどめさしていただきます。  元首のない国が国際的にあるのかという意味でお尋ねをしたわけです。そうしたら、御答弁を願ったこの記事を見ると――日本の国のことを言うておったんじゃないのです。外国を指摘したのですけれども、わざわざ日本の場合も、元首の機能のうち、外国使臣の接受の機能については天皇が元首の機能を持っておる、こういうよけいなことが書かれておりますので、質問をさしていただくことにしたわけです。私がお尋ねしているのは、日本の天皇は元……

第71回国会 内閣委員会 第17号(1973/04/19、33期、民社党)

○受田委員 私、中途で会合から出てきておりますので、間もなく帰りますので、時間をかけません。そのかわり、御答弁も明快に、簡潔にお願いしたいと思います。  中曽根先生、お久しぶりにまたお目にかかるのですが、いまやあなたは、次期総理大臣の候補の一人として、衆目の見るところ、大きく期待される人材であることを私大いに敬意を表するわけですが、通産行政の長官になられた国務大臣として、まずあなたのお役所の名称が適切であるかどうかを尋ねてみたいと思います。通商産業省という役所の名称は適切であると御判断されるかどうかを、まず御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 産業という概念の中には、あなたの省の所管でない……

第71回国会 内閣委員会 第20号(1973/04/25、33期、民社党)

○受田委員 小坂先生、御苦労さまですね。あなたは経済閣僚としては非常にスマートで、他の閣僚諸君を適当に調整してあなたの信念の実践につとめられるお方でありますが、今度のこの法改正案を拝見しますと、現在のあなたに一つの特権が付加されるようになっておるわけですね。この特権である勧告権に対する報告ということと、それから内閣法第六条による意見具申権というものがこれへ新設されたのですが、このあなたに与えられる、長官に与えられる重い任務というものが、いままではなぜよいかげんに放置されておったのか。いままではこういう必要はなかったのか。経済企画庁というのはたいした存在意義がないもので、特に実効を伴う具体性を欠……

第71回国会 内閣委員会 第24号(1973/05/11、33期、民社党)

○受田委員 恩給法の改正が累次重ねられて、毎年のごとく年金額の改定等がなされておるのですが、私は基本的問題をもう一度ここで明確にしておきたいのでございます。  恩給法という法律が、現行法は大正十二年にできて、自来昭和八年、十三年と抜本的改正が戦前になされてきたわけです。戦後も、昭和二十八年の改正をはじめ、たびたびなされてきておるわけですが、私はまず、恩給法の文章の上でしばしば指摘してきたのですけれども、もっとわかりやすく口語体方式で一貫していけるような形はとれないものか。六法の中にも、新体制に入ったのもあれば、旧体制依然たるものもあるわけですが、恩給法は大正十二年に一応形が近代的に移行しつつつ……

第71回国会 内閣委員会 第25号(1973/06/01、33期、民社党)

○受田委員 齋藤厚生大臣さん、この厚生行政というものは非常に国民に喜ばれる行政で、この厚生行政を誠実になさったお方は極楽往生間違いなしといわれるような、ありがたいポストに齋藤先生はついておられる。そのかわり、もし庶民をいたわらぬようなことであれば地獄に転落するというほど、人を喜ばせるにはほんとうによい、国民のしあわせのための行政をいま齋藤先生は担当しておられるわけです。  この厚生省という、ちょっといま私、思いついたのですが、この省名はどこからか、ちょっとどなたか御存じの方おりますか。生を厚くする、利用厚生。社会省とかいうようなことがよいのか。あるいは厚生省というのは何だか範囲が限られたように……

第71回国会 内閣委員会 第26号(1973/06/05、33期、民社党)

○受田委員 基本に関する総理府の権限関係の問題から、この法案につながる諸問題をまずお尋ねしたいと思います。  総理府設置法の中に「総理府は、左に掲げる国の行政事務を一体的に遂行する責任を負う行政機関とする」、これは坪川さん、あなたの御任務ですね。「一 栄典、恩給及び統計に関する事務二 人事行政に関する事務 三 北方地域に関する事務 四 各行政機関の施策及び事務の総合調整 五 他の行政機関の所掌に属しない行政事務並びに条約及び法律で総理府の所掌に属せしめられた行政事務」、こういうのが一つあるのでございますが、このたびのこの国家公務員災害補償法の一部改正案を担当しておられる総理府として明確にしてお……

第71回国会 内閣委員会 第27号(1973/06/07、33期、民社党)

○受田委員 総理、この増原発言をめぐる事件の結末をつけるべき大事な当委員会に御苦労をしていただいておるわけですが、私は限られた時間の中で、まず第一に、現在の憲法、新憲法が定着して国民の中へ溶け込んでおる、この時点において、憲法を擁護する立場にある総理以下閣僚たち、われわれ国会議員、真剣に取っ組んでいるかどうかという問題を、もう一度考え直してみたいと思うのです。  田中総理も、終戦直後のあの新憲法制定当時の論議をよく御存じのはずです。相当混乱した中で、敗戦の痛苦の中で、新しい祖国の行くえをどうするかという形の中で、古い頭の人、新しい感覚の人、それらが入りまじって、結局、現在の憲法が、祖国の再建と……

第71回国会 内閣委員会 第30号(1973/06/15、33期、民社党)

○受田委員 たいへん皆さんお疲れです。こんなに熱心に審議しておいでの委員会というのはそうざらにはないわけです。今週は月曜日から三日間、沖繩に実地調査をいたしまして、引っ返してこうしてほとんど二十四時間勤務を五日間続けておるわけであります。  では、ひとつ質問をさしていただきますが、防衛庁長官、防衛庁がスタートして、また陸海空の自衛隊がスタートしてここに満十九年、数えでいえば二十年、ようやく成年に達した自衛隊であり防衛庁である。ようやく一人前になったということです。国民生活の中に自衛隊の存在というものがある程度定着されつつあるといってもいいようなところへある程度来た、このように長官はお考えかどう……

第71回国会 内閣委員会 第34号(1973/06/26、33期、民社党)

○受田委員 田中総理、あなたは終戦直後の混乱の中からおいでになられて、引き続き今日まで政治家として生き抜いてこられたお方です。私はまず基本的な問題として日本の政治の姿勢についてお尋ねを申し上げたい。  敗戦直後の祖国は、あの苦難の戦いのあと始末のために、すべての国民が非常なうつろな気持ちでありました。みなまる裸であった。引き揚げてこられた人も、国におった人も、戦いに疲れて帰った人もみんなまる裸であった。そのまる裸であった国民が、今日二十数年の政治の結論として、いまや富み栄えておる階級の方と、下町には四畳か五畳の小さな部屋で寝返りをして赤ちゃんが圧死するという悲惨な家庭も残っている。人間を大事に……

第71回国会 内閣委員会 第36号(1973/06/29、33期、民社党)

○受田委員 田中先生、あなたは法務大臣二度のおつとめです。したがって、前任時代の法務大臣としての施策、それをどうこなしていくだろうかを深く反省し、足らざるを補い、新しい構想を持っていま法務大臣の任務をおつとめになっておられると思いますが、ひが目であるかを御答弁願います。
【次の発言】 国家行政組織法上、法務省といけ役所は、内閣総理大臣の直接の所管である総理府をトップにして何番目の地位にあるか、順序がどこにあるか、御記憶でございますか。
【次の発言】 イエス、そのとおり。したがって、内閣の新しい構成がされると、内閣総理大臣の次に法務大臣が書かれる。人これをもって副総理と誤解する人もある。また、そ……

第71回国会 内閣委員会 第41号(1973/07/13、33期、民社党)

○受田委員 まず、この法案に直接関係する委員会構成等に関する質問をいたしたいと思います。  今度の法案が成立しましてさっそく設置される委員会の構成、非常に権威ある委員会になって、国家公安委員会等と大体均衡のとれたような権威を持っているわけで、それほどこの問題を重視しているという法案でありますが、常動の委員と非常動の委員とがあるわけですか。
【次の発言】 常勤の委員の待遇と非常勤の委員の待遇の比較ですが、常勤の委員の待遇は、特別職の委員として一応高位の給与をもらうという形のようになっております。しかし非常勤の委員はどうなっておるのですか。

第71回国会 内閣委員会 第43号(1973/07/16、33期、民社党)

○受田委員 順序を変えていただいて質問をさしていただきます。  私、文部大臣とは文教委員会でたびたびお目にかかれますので、これは内閣委員として重要なポイントだけにとどめて質問をさしていただきたいのですが、最近、私立大学の医系の大学にいろいろな事件が起こっている。しかし根源を確かめてみると、文部省の認可方針とか認可手続等かに何か欠陥がある。つまり文部行政の欠陥からここにこうした残念な収賄、汚職事件というものが発生する、こう私は思うのです。これは、決して私立大学側の責任のみを追及するのでなくして、文部省自身の責任もあると私は思う。大学設置審議会とか私立大学審議会、その委員の方々も、私、個人的にはず……

第71回国会 内閣委員会 第48号(1973/08/28、33期、民社党)

○受田委員 夏の午後ですから皆さんお疲れでございましょうから、きわめて短時間できょうは終わります。  主計局次長さん、ちょっとだけ最初に、いま鈴切さんがお尋ねになったことで、今度の給与改善に伴う所得税の増徴部分がどれだけと計算されておりますか。これだけひとつ。
【次の発言】 給与改善に伴う税の自然増というのはどれくらい出るか、ちょっと比較検討させてもらいたかったのですが、御担当以外でございますので、それじゃどうぞお帰りをいただきまして……。
【次の発言】 どうも御苦労でございました。  総務長官及び人事院総裁、お疲れの色がありありと見えるのですが、すかっと短時間でやるからすかっとお答え願いたい……

第71回国会 内閣委員会 第49号(1973/08/31、33期、民社党)

○受田委員 私、ポイントを三つにしぼって、端的に短時間に質問をいたします。  最初に金大中事件、他の議員各位の質問と同じような形のものではありますが、いろいろとニュアンスの相違のある質問をしたいと思いますので、御答弁願いたいと思います。  この金大中氏は、再来日が可能であるという期待が持てる方向に現在進行しておると了解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 韓国当局の説明によると、金大中氏と梁一東、金敬仁という二人の人たちとの間に供述に相違点がある、そういう趣旨のことが報ぜられていると了解しているが、いかがでしょう。
【次の発言】 その三人の供述が相違しているという点についての供述書の提出……

第71回国会 内閣委員会 第50号(1973/09/21、33期、民社党)

○受田委員 この給与関係諸法案が一括上程されている段階で、一般職の場合は人事院勧告を十分尊重した結論で出ておりまするし、特別職も一般職と対応号俸などを考慮しながら改善されていると見受けるのでありますが、特別職の場合の一つの問題点として私、特に指摘したいことは、特別職の別表に規定されてあるところの職種とその俸給表の中に、この前と変わった問題点が幾つか出ておるのであります。それは特に、公害等調整委員会委員長、これが公害等調整委員会の常勤の委員との間に非常な格差が生まれておる。この理由はどういうところにあるわけですか。
【次の発言】 公害だけが重要で、あとはそのままに据え置いたというのは、重要度が低……

第71回国会 内閣委員会 第52号(1973/10/09、33期、民社党)

○受田委員 先ほどからの質疑応答を通じて、私、非常に遺憾の意を表明したいのは、極東条項の解釈、その周辺の意義、きわめてあいまいもことなって、六〇年安保当時に、この国会で論議された当時、私の質問等にもお答えをいただいたころを顧みるのでございますが、当時とは非常にあいまいもことなった現象を拝聴しました。残念です。日本政府は、日米安保条約の本質的な意義を――アメリカのニクソン・ドクトリン政策の、ばく然と極東の周辺をどんどん広げていって、無限に拡大される方向へこれを持っていこうとされておるような危倶を抱かざるを得ません。この問題でまず質問をします。  安保協議委員会なる機能を発揮する機関ができておりま……

第71回国会 内閣委員会 第53号(1973/11/16、33期、民社党)

○受田委員 それでは、総裁にお尋ねさせてもらいます。  佐藤総裁、人事院の第一次勧告が終わって後に、物価の上昇等で公務員の給与の実態が民間給与との間で新しいアンバランスが出たと私は判断をいたします。このことについて、率直な御答弁をお願いしたいと思います。
【次の発言】 人事院の勧告義務の中に、法律に基づく規定として、民間との給与差が五%をこえてきた場合に勧告する、そして毎年少なくとも一回以上。一回以上ということは、つまり二回でも三回でもという意味が含まれているのかどうかです。
【次の発言】 一回以上、二回、三回とやる場合に、人事院の現在の機構として、人的資源の確保も十分できていないと私は思うの……

第71回国会 内閣委員会 第54号(1973/11/21、33期、民社党)

○受田委員 大平外務大臣、あなたは先般、田中総理とヨーロッパの諸国を訪問されたわけですが、西独において田中総理とブラント総理との会見にお立ち会いなされ、その後における記者会見に、同席されておられましたかどうですか。
【次の発言】 そこで、お聞きしますが、総理はボンで西独の首相と会談をして、シベリア開発について次のような発言をしておる。間違っておれば御指摘願いたい。「チュメニの石油は日本と西独が競合する問題では全くなく、共同開発が必要な、大きな、長期にわたるプロジェクトだ。開発に加わり、石油の供給を受けられない国はどうするかという問題は、私がいっているようにスワップの一環として考えるということだ……

第71回国会 文教委員会 第22号(1973/06/15、33期、民社党)

○受田委員 四先生、御苦労さまでございました。きょうは、文部大臣、局長御一緒の席で国立大学の先生方が参考意見を述べられるということは、ちょっと私から見ると、非常に厳粛ではあるけれどもたいへん奇妙な――と言っては失礼でございますが、特別の状態であると思います。  そこで、一言だけ……。東京教育大学は、戦前の日本の教育をささえた人材を育成されたところでありまして、その名のとおり、教育を大切にする大学であるとわれわれも考えてまいりました。そこで、教育を担当しておられる先生方が、今度東京教育大学が筑波大学に変わることについての一つの夢もお持ちでしょうし、またそれに対してきびしい反対の気持ちの方もあると……

第71回国会 文教委員会 第23号(1973/06/20、33期、民社党)

○受田委員 三先生どうもきょうはありがとうございます。時間がおくれて申しわけないのですが、十分前後で質問を終わらしていただきますから、お許しを願いたいと思います。民社党の受田新吉でございます。  私、こうした教育の制度的な大改革ともいっていいようなこういう問題は、できるだけ国民の合意を得、できれば党派をこえて、そして教育の永久性という意味から、次代の担当者を養成するという形に進むべきだと思っております。こうした崇高な教育の世界が、政党政派あるいはいろいろな派閥等で対立抗争の中に国会できめられていくというような形は、嘆かわしいものであると思っているわけです。そういう意味で、この問題、いわゆる筑波……

第71回国会 文教委員会 第24号(1973/06/22、33期、民社党)

○受田委員 文部大臣、大学学術局長の昨日の国立大学長会議における発言、これは非常に軽率であったと私は思います。少なくとも一国の文部大臣が、こうした国立大学の学長という良識を持った方々の会合で不用意なことばを使うなどということは、国会の審議が重大な段階にあるだけに、よけいな伴奏が入ったわけで、この点非常に私は残念に思います。  大臣、いま他の野党の皆さんの御質問の中にもあなたの発言の中に、けち、勉強してほしい、というような、ちょっと良識の線を逸脱した発言があった、これは率直に反省すると言われた。また大学学術局長も、これはあなたはまだ反省のことばがないようです。  ちょっとあなたに聞きますが、あな……

第71回国会 文教委員会 第26号(1973/06/28、33期、民社党)

○受田委員 私、今回提案され、目下審査が進められておりますこの国立学校設置法等の一部改正、なかんずくいわゆる筑波大学法案と称せられるポイントについてお尋ねをいたします。  文部省は、いま日本の大学教育がどういう形で行なわれておるのか、近代国家の優秀な人材育成の場における高等教育の拠点としての大学教育の理想像というものは、どこへねらいを置いておられるか、基本的な問題として御質問をしたいと思うのです。  ばく然とした質問でありますが、中身に触れさせていただくならば、いま日本の青年層で、現に大学に学んでおる学生数と、一般国民当該年齢の人々との比率、それから過去における戦前の大学教育のそうした形におけ……

第72回国会 内閣委員会 第2号(1973/12/13、33期、民社党)

○受田委員 総務長官、総理府の総務長官におなりになって御苦労でございますが、ひとつ御健闘願いたい。  総務長官は、総理府の長との関係はどういう形になっておられるか、任務の関係で御説明願います。
【次の発言】 総理府の長と、それからあなたとの関係です。権限、任務関係。もう御勉強されておられると思うのです。
【次の発言】 それを御説明願いたいのです。長官として御自身の御任務の基本を、ひとつ御説明願いたいのです。
【次の発言】 もう一ぺん明確にひとつ。
【次の発言】 総理府の長たる内閣総理大臣の仕事のうちで総務長官に与えられたる職務を遂行する、こういうことでございますか。

第72回国会 内閣委員会 第3号(1974/01/18、33期、民社党)

○受田委員 できるだけ要約して質問します。要約してお答えを願いたいと思います。  きょう論議されている事件に関係する問題を取り上げまして質問いたします。  去年の一月二十三日、ちょうど一年になるわけですが、第十四回日米安全保障協議委員会で、日米間の合意を見た在日米軍基地の整理統合をはかる問題でございます。この一年間に在日米軍基地の縮小の具体的な事例をおあげいただきたい。
【次の発言】 その中で――われわれ野党から強い要望もあったわけで、沖繩返還協定の際にも政府に強い要請決議案も採択されている。つまり基地の縮小にあたりまして、われわれの要望である、返還されたものは、国民の要請にこたえて民間あるい……

第72回国会 内閣委員会 第4号(1974/02/14、33期、民社党)

○受田委員 総務長官は、総務長官として宮内庁との関係は、いかなる立場に立っておられるのか、御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 規定をひとつ読んでいただきます、あなたは非常に大事な仕事をお持ちなんで。
【次の発言】 国家行政組織法の第三条第二項の規定に基づいて、総理府の置かれる外局はいま御指摘のとおりです。そうしますと、その宮内庁を含む外局に対して、長官、いま監督権があるわけですか。国務大臣を置く庁と置かないところと区別して御答弁願いたい。
【次の発言】 ちょっとその前とうしろのつながりを明確にしておいていただきたい。
【次の発言】 国務大臣をもって充てる外局の庁も監督できますか。

第72回国会 内閣委員会 第7号(1974/02/22、33期、民社党)

○受田委員 四十八年八月一日の日米共同声明の中の「大統領は、天皇、皇后両陛下の御訪米に対する以前よりの招待を再確認し、御訪米が近い将来日米双方にとって都合の良い時期に実現することを希望した。」、これに対して宮内庁長官は、「御訪米が近い将来」ということについては、このあとにも条件はついておるのですが、本年、つまり昭和四十九年、一九七四年末までというニクソン大統領の訪日とのかね合いから、七四年じゅうにも行なわれるということが考えられるということにお考えであったか。これはニクソン大統領が訪日した後の七五年以後というふうにおくみ取りになっておられたか。  陛下の御行動に関する基本的な問題でありましたか……

第72回国会 内閣委員会 第8号(1974/02/26、33期、民社党)

○受田委員 総理府設置法に関連して、宮内庁、外務省等と一緒にお尋ね申し上げます。  今度の設置法の改正のポイントは、迎賓館の設置でございますが、この迎賓館のある赤坂離宮は、戦後、皇室財産から一般国有財産に移管された。ところが、そのお隣にある旧大宮御所は、皇室用財産というかっこうで残されておるのですか。名称は赤坂御用地というのですか。つまり、あそこの財産の形態及び名称をお教え願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、赤坂離宮と赤坂御用地の間は、続いておりますが、自由に通行ができるようになっておるのか、どうなっておるのですか。
【次の発言】 国賓が来られて、赤坂御用地を見たいと申し出があった……

第72回国会 内閣委員会 第9号(1974/02/27、33期、民社党)

○受田委員 中小企業庁設置法の一部改正案に対して、直接の質問を若干しまして、引き続き通産行政の基本に触れる大問題を二つ、三つ取り上げまして、大臣にお尋ねをいたします。  なお、公正取引委員長の出席もあわせていまお願いしてありますので、それに関連する質問はあと回しにして、通産大臣にまず伺いたいと思うことは、通産大臣、昨年、通産省の設置法の大改正をやったわけですが、私は、基本的な大改正の際に、特に指摘をいたしまして、この改正の中に、いま庶民の生活に直接つながる中小企業庁関係の改正点がさっぱり取り上げられていないがどうか、他の各局は、まさに全山春景色のような改正要求をしながら、なぜ国民に身近なところ……

第72回国会 内閣委員会 第10号(1974/03/05、33期、民社党)

○受田委員 初めに、この法案に直接関係する問題を取り上げまして、お尋ねをいたします。  毎年のごとく、国会にその改正案をお出しになる政府、今回の改正趣旨、われわれ一応ごもっともであると考えます。在外公館の設置と諸手当関係の改善、特に在勤手当の額についての弾力的な調整措置など、一応ごもっともであると了承するものであります。  そこで、私、昨年大平先生にお尋ねしたのですけれども、中国の広州という町は、日本とのつながりが非常に深くなって、中国における日中国交の一応の拠点になる、こういうところに総領事館の設置というものは、当然すみやかに考えるべきであると提案したのでございます。もちろん、あちらに総領事……

第72回国会 内閣委員会 第13号(1974/03/12、33期、民社党)

○受田委員 きわめて短時間で質問をさせてもらいます。  いま大出議員からもお話しのように、小野田元少尉がルバング島から無事に帰還をしてくれることになりました。われわれ、生存者を救済するという意味において、政府が力をいたされたことにつきましても、また国民がこれにあと押しをしたことについても、ほんとうにありがたいことだと思っております。  ただ、ここで特に指摘したいことは、この生存未帰還者というもの、生命をいま保っておるというのが明確になった場合には、大いに総力をあげてその救出をはかるということは、これはたいへん大事なことなんでございますが、もともと、このフィリピンのルバング島の元日本兵につきまし……

第72回国会 内閣委員会 第15号(1974/03/26、33期、民社党)

○受田委員 総務長官、この法案の質問に先立ちまして、すでに昨年の九月三日に、第三次公務員制度審議会の前田会長から田中総理に、「国家公務員、地方公務員及び公共企業体の職員の労働関係の基本に関する事項について」という答申書が出されております。そして、その答申書の中には、いろいろの意見が並列してあるところもあるわけでございますが、その中で、特に「労使関係の改善は、制度の運用にまつところが大である。この答申による制度改正が行なわれるまでの間においても、答申の趣旨にのっとり、労使関係の改善のために、」云々と、こう政府の努力責任がうたってあるのですが、答申による制度改正は、いつごろ行なわれる見通しでござい……

第72回国会 内閣委員会 第17号(1974/04/02、33期、民社党)

○受田委員 防衛庁職員の給与を改善する法案につきまして、私、改正趣旨に大いに共鳴します。特に隊員の退職手当の増額措置、私も多年、これは一つの懸案として防衛庁にも要望した問題でございます。  ただ、防衛庁職員は、特に自衛官の場合は、国土、国民を守るために生命をささげる職種です。これは非常に重大な職務を持っている。生命をささげる職務というのは、最も崇高な使命感を持った職種ですが、その方々に対する手当が、大体、現状において少し冷遇だ。これは退職手当だけじゃないです。特に防衛出動をしたような場合に、昼夜を分かたず戦闘に参加して、国家の存立のために、国民の生命、財産、身体の保護のために、防衛の任に当たっ……

第72回国会 内閣委員会 第24号(1974/04/25、33期、民社党)

○受田委員 佐藤先生、あなたは国家公務員法によって人事院を統轄し、総理する立場ですね。そうすると、三人の人事官で、総裁を兼ねておられるあなたは、他の人事官に対してどのような権限を持っておられますか。
【次の発言】 国家公務員法には、人事院総裁の権限に「総理」ということばが使ってあるわけです。内閣総理大臣の総理とよく似通ったことばが使ってあるのですが、そうすると、三人の人事官、これは御自身の職務を、いまじっと認識していただく段階でございますが、この三人の人事官の中で、総裁だけは給与も高いのです。他のお二人よりも高い。高い給与を持っておられることは、他の人事官より、どこか高い部分だけ責任が重いと思……

第72回国会 内閣委員会 第25号(1974/04/26、33期、民社党)

○受田委員 きわめて短い、能率のあがる質問をしますので、答弁もそうしていただいて、できるだけ所要時間を縮めて質問を終わりたいと思います。  運輸省設置法の改正案に直接触れる問題、その第一は、付属機関として海員学校を波方に設ける点でございます。これに関連して、この海員学校という下級船員養成目的、これは教育的にはどうですか、高等海員に道が開けるという夢を持たせて、この船員養成をやっておられるのかどうかでございます。
【次の発言】 人間すべて夢がなければなりません。夢を失った人間は、抜けがらのような人生になるのです。そういうことでございまするから、この機会に、私はさらに掘り下げてお尋ねしたいのですが……

第72回国会 内閣委員会 第28号(1974/05/10、33期、民社党)

○受田委員 法律案そのものについて、質問をまずいたします。  防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律案の中身を拝見すると、新構想が幾つか盛り込まれているわけです。大体この防衛施設周辺の生活環境の整備等に関するという、この生活環境ということばの意義は一体どこにあるのか。防衛計画、国防、安全保障、こういうような問題の中における生活環境の意義を御説明願いたいです。
【次の発言】 基本的な御説明を承りました。  そこで、この生活環境を整備する、地域住民に御協力を願うという意味、また考え方によるならば、地域住民に迎合して防衛力の整備計画を推進しょうという考えを持つ人もあらわれてくる、そのやり方を、真……

第72回国会 内閣委員会 第29号(1974/05/14、33期、民社党)

○受田委員 十一時までということでございますが、質疑応答を通じていろいろな問題が発生して、答弁が長引いたりして、十二時を過ぎるようなことにでももしなった場合には、すでに内閣委員会でも先例のあるような、明日午前零時五分から開会する手続をとるか、そのときは、余分は次の日に回すということでよろしいかどうかということを、まず委員長にお尋ねいたします。
【次の発言】 委員会のいろいろな運営に、委員長の職権でやれることもあるし、特に、このように電灯をつけて審査するのは、私は不賛成なんです。前に提案したことがありますね。太陽の光を最高に利用しよう、石油危機を救うためには、それがよいという提案をしたわけでござ……

第72回国会 内閣委員会 第30号(1974/05/16、33期、民社党)

○受田委員 国土総合開発庁設置の体制が固まってきたわけでございますが、この機会に私、総理に端的にお尋ねしたいことは、この国土利用におきまして、日本は地震国である。この間、南伊豆でもあれだけの大事件を起こしておる。これが大がかりな大地震となったならば、どのようなことになるかという不安があるわけですが、国土利用の前提として、全国的に地質の厳密な調査、地勢その他を明確にして、その上に国土利用を考えるべきではないか。そういう対策を私、提案しておきたいのですが、南伊豆の場合も、初め地盤が岩盤と思っておったら砂質土壌であったというので、見通しの誤りです。川崎の山くずれ実態調査の山くずれ事件の大失敗等にかん……

第72回国会 内閣委員会 第32号(1974/05/21、33期、民社党)

○受田委員 恩給法の改正案につきまして、これに直接関連するポイントに触れていきたいと思います。  総理府は、昨年当委員会において恩給法の通過に際しまして、附帯決議を付したことを御記憶しておられると思います。その附帯決議の御朗読をお願いします。
【次の発言】 その目玉商品ともいわれるべき附帯決議の中の、「恩給法第二条ノ二について、その制定の趣旨にかんがみ、国家公務員の給与にスライドするようその制度化を図る」ということについては、どういう考慮をされましたか。
【次の発言】 われわれの満場一致できめた附帯決議の趣旨は、国家公務員の給与にスライドするよう、その制度をつくるということにあるのです。したが……

第72回国会 内閣委員会 第33号(1974/05/23、33期、民社党)

○受田委員 長官、行管長官として久しぶりに大ものを迎えたと世人は期待しておるのです。由来、行管長官は大ものがちょいちょいあらわれて、思い切った改革にも乗り出されたわけでございますが、しかし、その計画実行において竜頭蛇尾に終わった事例少なしとせずということです。はしなくもわが敬愛する保利先生、長官に御就任以来何カ月たちますかね。
【次の発言】 半年に及ぶ行管長官として、その職務の内容については十分御存じに至ったと思います。  そこで、今回のこの改正案について、まずお尋ねしたいのでございますが、行政管理庁というお役所の職責が、行政機構全般にわたる監察、管理体制を行使するお立場にあるのでございますが……

第72回国会 文教委員会 第9号(1974/02/25、33期、民社党)

○受田委員 二十二日の当文教委員会の事件というものは、私がその渦巻きの中に参加させていただいただけに、私、きわめて不明朗、不愉快を感じている問題でありますので、事務総長にすかっと核心に触れたお尋ねをいたします。  当日、私は、安里積千代委員の奄美大島出張の責任がある関係で折小野委員にこの文教委員の交代が行なわれ、そしてさらに私が、二日続きの民社党大会終了とともに内閣委員会で発言をいたしまして、午後七時半、当委員会に向かってきたわけです。そこで民社党国会事務局では、私の委員の差しかえはその直後に行なわれまして、この委員会が開会した八時十七分までには四十分以上の時間があったわけでございますから、通……

第72回国会 文教委員会 第11号(1974/03/01、33期、民社党)

○受田委員 学校教育法の一部改正法案につきまして、これよりある程度時間をかけてお尋ねをさしていただきます。  それに先立ちまして、文部大臣にお尋ねしたいことがあるのですが、大臣はいわゆる人材確保法案に対する認識が今日どういうふうに固まっておるかであります。人材を確保するという、教育水準を維持向上させるためにというこの法律の趣旨で、従来の学校の職員はときにデモシカ先生などもあって人材が少ない、そこでこれからのこの法律の適用を受ける人々は人材であるという認識かどうかです。
【次の発言】 文部大臣のおことばの中に、ちょっと気にかかることがあるのですが、現在の先生方も人材であるようにというと、現時点で……

第73回国会 内閣委員会 第2号(1974/08/08、33期、民社党)

○受田委員 だんだん時間が進行して、皆さんお疲れでしょう。御疲労があまり重ならぬ間に質問を終わるようにします。  総務長官、あなたは給与担当をされる国務大臣でもいらっしゃるわけです。きょうは相当念入りな各委員の質問もありましたので、なるべく重複を避けますが、はっきりしておきたいことは、人事院という中央人事行政機関、独立性を持った機能を発揮しているこの機関が勧告をした、その勧告は、この数年忠実にこれを実行している、したがって、ことしもまた忠実に実行するというのが原則であるということには変わりはないですね。
【次の発言】 そのことは、先ほどから大平さんからもお聞きしたわけですが、誠意をもって対処す……

第73回国会 内閣委員会 第3号(1974/09/06、33期、民社党)

○受田委員 夜もいよいよふけてきまして、皆さんお疲れでございます。一時間の予定でございますが、少し短縮さしていただいて、皆さんの御苦労を少しでも軽くして差し上げたいと存じます。  私、敬愛する、与野党をこえた立場で人気のある山中防衛庁長官に、実はたいへん失礼ではございますが、冒頭御意見を承りたいことがございます。  それは、ちょうど私、先月アメリカの旅をしております際に、ロサンゼルスでアメリカの新聞に、鹿児島の自民党県連大会におきましてのあなたの発言が相当の大きさで出ていたわけです。つまり防衛庁長官である自分が、田中内閣の改造にあたっては居残る意思がない、こういう発言があったと。これは、ちょう……

第73回国会 内閣委員会 第4号(1974/12/06、33期、民社党)

○受田委員 総務長官、最初二、三分だけ、二時半から御用があるそうですから。  はっきり申し上げて、人事院勧告の実施がおくれた理由はどこにあるか、ずばりお答え願います。
【次の発言】 給与担当国務大臣として聞いておるというかっこうではいけない。やはり小坂先生が先頭へ立って、この問題の解決に対する国会対策その他財政対策等に御努力をされなければならなかったのですが、その御努力の経緯を御説明願います。
【次の発言】 閣内における御努力の経緯を、簡単でよろしゅうございますから、どういうふうに努力され、それが報いられなかったにせよ、大臣としてどういうところへどのようにして当たったかということを……松、歴代……

第74回国会 内閣委員会 第1号(1974/12/18、33期、民社党)

○受田委員 委員各位からすでに重要なポイントは御質問になっておりまして、私、できるだけこれを繰り返さないようにします。  総務長官、人事院総裁が欠けているときには、いま島田先生が現在の場合代行しておられるそうですが、そういう場合に、人事院のあり方に対しては、総裁が欠けていても機能は常に生き生きとしておるとお考えですか。総裁が欠けておると、思うように仕事ができにくいものであると感じますか。
【次の発言】 あなたが総務長官に御就任はいつでございましたか。
【次の発言】 御就任以来、人事院総裁の新しい補充について、どのように動いてこられましたか。

第74回国会 内閣委員会 第2号(1974/12/23、33期、民社党)

○受田委員 民社党を代表して、ただいままで審議されてまいりました一般職、特別職、防衛庁、このそれぞれの給与法に賛成をいたします。同時に、中路委員の提案の修正案に反対の意思を表します。  私ここで、先ほどからの議論を承っておりまして明確にしておきたいことは、一般職の職員は人事院によってその基礎的な給与の体系をつくってもらっている。その人事院というものの存在を認めているわが国家としては、人事院の勧告を最高に尊重して初めて正当な運営が国政の上に行なわれるわけでありますから、人事院勧告を即座に実施するためには、少なくとも法律をもってこれを定めようとするならば直ちに国会を開くべきだ、この慣行をまず行なえ……

第75回国会 内閣委員会 第4号(1975/02/25、33期、民社党)

○受田委員 永井先生が民間人の中から選ばれて、三木内閣の国務大臣になられたということは、非常に清新の血をたぎらせた意味で私も歓迎します。また一方では、永井文部大臣には非常に使命の重さが、自民党員である国会議員がなるよりも、変わった意味で振りかかっておることもおわかりのとおりでありまして、国民の期待にこたえて、りっぱな文部行政を長官としてやっていただきたいと要望させてもらいます。  そこで永井先生、あなたは文部大臣になられた瞬間に、文部省という役所を、文教とかいろいろとあるが、大宝律令の中に出た式部、治部、民部、兵部、刑部、大蔵などという旧式の名称が用いられていることに対して、素直にどういう感じ……

第75回国会 内閣委員会 第6号(1975/03/14、33期、民社党)

○受田委員 提出された法案に関連して重要な問題点をお尋ねします。  宮内庁次長は、就任されたばかりでございますが、御就任以来ずいぶん御勉強されたと思います。瓜生さんが二十年にもわたってその任にあられた御苦労をここに謹んで感謝したい。同時に、富田さんにかける期待が非常に大きいことを申し上げて、御健闘を祈りたいと思う。よろしゅうございますね。  そこで、宮内庁長官は、すでに二十年にわたる御就任ですが、一つのお役所に二十年以上も御勤務された例が内閣にほかにあるかどうか、お答え願いたいのです。
【次の発言】 国家行政組織上、認証官もしくは一等級の指定職にある地位の高級管理職が、二十年以上も同一のポスト……

第75回国会 内閣委員会 第7号(1975/03/18、33期、民社党)

○受田委員 先般の委員会でお尋ねを申し上げた件で、重ねて政府の真意をただしたい点がございます。  いま行われている現行の皇室典範と旧皇室典範と比較すると、現行は法律であり、旧典範は国の大典であった、憲法と同列にあった国の基本法でありまして、この皇室典範が法律をもって制定されている現行法というものは、庶民の中に象徴天皇として御存在になっている陛下に対する親愛の情がまことに細やかにこの皇室典範そのものにも規定されているわけです。ところが、皇室典範の中に「天皇が崩じたときは、大喪の礼を行う。」こう書いてあるのですけれども、即位の礼の場合も同様ですが、その具体的な規定がまだできていない。このことについ……

第75回国会 内閣委員会 第8号(1975/03/25、33期、民社党)

○受田委員 私しんがりの質問でございますので、いままでは、しんがりができるだけ早く切り上げて皆さんに気楽にやっていただこうと、過去においては非常に謙虚な気持ちでございましたが、きょうは、重大な問題でございますから、じっくりと時間をいただいて、もし明日に繰り延びた場合は、延長手続がされるぎりぎりまでやらしてもらいます。政府御当局も大変お疲れだと思います。疲労こんぱいその極に達しておられると思いますが、あえてお尋ねを続けさしていただきます。  この今回提出されている法案は、いわゆる人材確保法の趣旨に沿った改善措置である、こういうことでございますが、私、いわゆる人材確保法の趣旨に沿うてこれが出されて……

第75回国会 内閣委員会 第10号(1975/03/28、33期、民社党)

○受田委員 宮澤外務大臣は、御就任以来多忙な日々でいらっしゃるし、加うるに今夜はサウジアラビアへ、ファイサル国王の逝去を哀悼し、両国の親善に貢献されようとしてお立ちになるのであります。非常にお疲れですが大任を果たしてこられることをお願いしておきます。  と同時に外務省に、この法案に直接関係する問題をまずお尋ねしたい。  この在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の改正案が最近は毎年のごとく出ておる。この長ったらしい法律の改正で、最近、外務省はずいぶんたくさんの国に大使館を置き、専任大使を置き、また総領事館を設置しておられる。今回もグレナダ、バハマ、ギニア・ビ……

第75回国会 内閣委員会 第14号(1975/05/06、33期、民社党)

○受田委員 この法案の審査に当たりまして基本的な問題点として、特に恩給制度を行政運営しておられる恩給局のあり方をお尋ねしてみたいと思うのです。  海軍退隠令がスタートして以来百年、恩給法が本格的にスタートして五十年という歴史を持っているそのお役所が、恩給局として長期にわたって退職公務員の処遇に貢献された歴史は、まことにとうといものがあると思います。しかるところ、共済年金制度が発足をしました昭和三十四、五、六年辺から、いわゆる恩給受給者が共済年金受給者に転移した時点で、恩給法の適用を受ける人は過去の人になってきておるわけです。将来の退職公務員は国家公務員の共済組合制度の方へ吸収をされまして、恩給……

第75回国会 内閣委員会 第15号(1975/05/07、33期、民社党)

○受田委員 鬼木委員の質問に関連して、ちょっぴり質問をさしていただきます。  私がきのうお尋ねした問題、またいま鬼木議員が質問した問題、なるべく重複を避け、関連した面に触れていきますが、初めに非常に事態が急迫しておるストの問題等に関連して、公務員共闘の動き等にも関連する問題ですが、人事院勧告があった場合に、きょう大出委員に御答弁があったようですが、できれば、こそく手段でなく、この勧告の解決は、政府が法案として、勧告があってできれば一カ月以内に臨時国会が召集され、短期間の審査でこれが法律として成立するという本道を歩むのが私はいいと思うのです。長官、そうお考えですね。

第75回国会 内閣委員会 第17号(1975/05/22、33期、民社党)

○受田委員 これは法律論争の基本に触れる問題でありますが、今回提出された法案に関連して「許可、認可等」の許可とは何か、認可とは何か、等とは何かを御説明願いたいと思うのです。これは実定法上の用語もあるし、いわゆる行政法上の一般論もあるわけでございまするが、国民にわかりやすく説明するために、許可とは何か、認可とは何か、そしてその等という中には、きょう私がいまからお尋ねしようとする登録、確認その他いろいろな問題があるのですが、行管が用意された許可、認可及び等の御説明を願いたいのです。
【次の発言】 そしてその中で許可とはどういうものか、認可とはどういうものか。許可の場合は、不作為義務を解除するとか、……

第75回国会 内閣委員会 第22号(1975/06/05、33期、民社党)

○受田委員 まずこの改正法案に関連した重要な問題を取り上げ、最後に法案に質問を移していきたいと思います。  外務大臣、防衛庁長官、おそろいでありますので、特に外務大臣、時間切れの日程を割いて御苦労いただいておりますので、外務大臣に集中質問をさせていただきたいと思います。これにあわせて坂田大臣、及び事務当局で結構な場合にはそちらでお答えをいただきます。  三月二十八日、当委員会で、私、南ベトナム解放戦線の存在意義についてお尋ねをいたしました。当時、大臣も、また局長も、南ベトナム解放戦線を承認するような段階ではないし、またこれを承認している国はほんに幾つかしかないということでございました。そのとき……

第75回国会 内閣委員会 第25号(1975/06/18、33期、民社党)

○受田委員 三木総理、先般はどうも大変な災難で、されど非常に御健康で質問を受けてもらえますので安心してお尋ねをいたします。  三木さん、最初に、天皇陛下が今秋米国を訪問されるわけですが、その目的はどう理解しておられますか。
【次の発言】 陛下のアメリカ御旅行は、アメリカから見れば日本の元首が訪問されるという形になりますか。
【次の発言】 日本からは象徴天皇、アメリカからは元首という判断での御旅行ということについて一つお尋ねしておきたいことがあるわけです。  私自身、陛下が日米親善のために、国際親善のために御旅行されることは非常に結構であると思いまするし、お年を召された陛下が御本人御希望されてい……

第75回国会 内閣委員会 第26号(1975/06/20、33期、民社党)

○受田委員 どうも御苦労です。なるべく時間を短縮します。濃縮して質問します。  科学技術庁長官、あなたは原子力センターの親玉でいらっしゃったわけだし、科学技術庁が生い立ってことしでちょうど何年になりますかね。聞かれないであなたでひとつ……。
【次の発言】 三十一年に科学技術庁設置法が生まれたわけです。当委員会で審査しました。つまり、長官が現在長をなさっておられるお役職が、大体ということでごまかせば満十九年、数えの二十ということでございますが、それだけの日月がたったわけです。そこで、いわば大人になった、成人に達したということである。  ところが私、冒頭お尋ねしたいのですが、科学技術庁というお役所……

第75回国会 内閣委員会 第27号(1975/06/24、33期、民社党)

○受田委員 私は、民社党を代表しまして、この安全局を設置する政府案に対しまして、条件つき賛成の意思表示をしたいと思います。  こちらの委員会で、質疑を通じてわが党の立場を明白にしておきました。つまり、原子力の開発利用はいまや国家的必然性を持った要請である。しかし、わが国の原子力開発利用体制が、まず原子力委員会の独自性が欠如されておること、専任の安全審査委員が不足しておること、原子炉の安全審査とそれ以後の規制監督行政が科学技術庁と通産省その他の官庁とに分離して一貫性が欠如しておることなど、安全確保体制が、こういうところで確立されていない現状を指摘いたしました。  特に、原子力船「むつ」の放射能漏……

第75回国会 内閣委員会 第31号(1975/07/30、33期、民社党)

○受田委員 ごく短い時間で二、三の問題点をお尋ねしましよう。  自治省、あなたの方で来月全国の人事委員長会議を開催されますか。
【次の発言】 その日取りは、勧告があって直後、通告をしてすぐ招集できる態勢にしておるのか、あるいはいま人事院総裁は十三日か十四日のうちには勧告するという答弁のようでございます。十五日以後にはならぬ。こうなれば、十五日という日を予定してでも集めてよいわけですね。全然そういう日取りについてはまだ未定ですか。
【次の発言】 そこらあたりというのは、十五日以後にはならぬということですが、十五日以後にはならぬということは、十五日が入らない、十三日か十四日ということですね、総裁。

第75回国会 内閣委員会 第32号(1975/08/19、33期、民社党)

○受田委員 長官のお時間が迫っておりますから、十分しかないですね。  総務長官は給与担当の国務大臣でいらっしゃる、したがって、国務大臣として給与については政府を代表して責任をもって答弁できるお方であることを前提としてお尋ねいたします。  この人事院勧告を給与法案として御提出をされるための作業は、どのぐらいの日数があればできるものでございますか。
【次の発言】 給与法案を提出する閣議は、おおむね見通しとしてはいつごろ開かれ、そして閣議で決まるということですか。
【次の発言】 事務当局にお尋ねしますが、長官の御答弁はいまのとおりですけれども、閣議決定を見た、それからスピードを上げてこの法案の作成、……

第75回国会 内閣委員会 第33号(1975/08/26、33期、民社党)

○受田委員 外務省へ先にということでありますが、私きょうは少し猛烈な行動でここへ危うく滑り込んだわけでございまして、いささか疲労しているわけですが、答弁に立たれる政府の方々もまさに疲労その極に達せんとしておると思います。一時間半ほどお尋ねをいたします。  きょう議題になっている国の防衛の問題の中で、基本的な問題として憲法と安保条約の関係から法律論を少し展開してみたいと思うのでございます。  特に今度、坂田長官がシュレジンジャー長官と御懇談をされる、相談をされる前に外交的にも大事な問題として御認識を願っておきたいことがあります。それはわが憲法は海外派兵を禁止しているわけなんです。その例外というも……

第75回国会 文教委員会 第18号(1975/06/26、33期、民社党)

○受田委員 いませっかく問題になっている十三項の問題を私からも指摘したいと思うのです。  いま量的拡大を質的転換への規定にもなるというお話でございましたが、私は量の問題で国立、公立、私立のこの五年間の凍結期間中における学生数の伸びぐあい、それを私立はストップということになるならば、国立と公立でどれだけ増員せしめるのか。昭和五十六年の時点において、現在三二%の同年齢の大学入学の率がどこまでいくか、それをあわせて、五年後の見通しをお聞かせ願いたい。
【次の発言】 文部省に対して。文部省はこの五年間に国立学校の学生定数をどこまで伸ばそうとしておるのか、御答弁を願います。

第76回国会 内閣委員会 第1号(1975/10/28、33期、民社党)

○受田委員 先国会ですでに論議のほとんどが言い尽くされておるわけで、あえてきょうこうした情勢の中で質問申し上げるという点につきましては、観点を新しくしてお尋ねしてみたいのです。  過ぐる国会で、私からも何回かここで問題点を提起してその実践を迫ってまいりましたが、総理府を中心にしてその私が指摘した幾つかの要求に対しても具体的に問題を取り上げて予算概算要求をしておられるようです。たとえば、女子公務員が死亡した場合にその配偶者である御主人に年金を支給するという、私が提案した問題であったのですが、それも一応概算要求を出しておられる。また、例の特別による傷病恩給の受給者の場合、四十六年の改正で誕生したが……

第76回国会 内閣委員会 第2号(1975/10/30、33期、民社党)

○受田委員 時間を余りかけません。採決を急いでやるように、政府の答弁次第では二十分以内に終わるようにします。  総務長官、今度の法改正の中で、特別職の中に国務大臣と総理大臣の俸給額は据え置きになっております。この理由を御説明願います。
【次の発言】 従来、閣僚の皆さんは国に対して俸給の一割を寄付しておられますね。これは今度の新しい法律、公職にある立場の皆さんの寄付に関する制約の中で、全国区の参議院議員たる国務大臣は国に対して寄付をすることが、地方公共団体に地方選出の議員が制約を受けると同様の制約を受けるのではないかということをお尋ねします。

第76回国会 内閣委員会 第3号(1975/11/11、33期、民社党)

○受田委員 許認可整理法というこういう法律は、また新しく法律ができるたびにこういう問題が何年かすると起こるわけですから、五年も十年もするとまたこういうものをやる。つまり許認可整理法は終始継続するものであるということになりますか。
【次の発言】 終始とどまるところを知らない、許認可の方は継続するのであるということですね。だから、そうなるとできるだけきちっと、余り後へ尾を引かないように整理をしておく、その都度整理をしておく、やむを得ないものが出たときにまたこれを扱うというようなかっこうにしなければいけない。これは調査会の答申の中にもそういうことが書いてあるわけでございますが、そこで私、先国会でお尋……

第76回国会 内閣委員会 第7号(1975/12/05、33期、民社党)

○受田委員 ただいま上程されている法案はきわめて簡単な問題を含んだ法案であります。直接この法案に関連してお尋ねをします。  外務大臣、在外公館に勤務される外交官、それらの方々が転任をするとき、旅費が本当の実費が弁償されているかどうか、また住宅に住まうとき、国によっては住宅事情の非常によい国もあれば厳しい国もある、そういうものに対して適切公平な措置が加えられておるかどうか、お答えを願います。
【次の発言】 私も何回か海外の実情を調べておるのですけれども、非常に優遇されている立場の外交官となかなか厳しい立場にある外交官がある。そういうものをできるだけ公平にということで従来何回か法改正、在勤法の改正……

第76回国会 内閣委員会 第10号(1975/12/16、33期、民社党)

○受田委員 坂田先生、お元気で何よりです。ひとつあなたにすかっとお尋ねしたいのですが、ポスト四次防構想について、私いろいろな方面で坂田構想を承っておるわけです。坂田先生はその構想の中に、いまの日本の財政事情等も勘案して、陸上の十八万を少し量よりも質的転換を図って、経費の節約と優秀な隊員の獲得を図りたいというお考えがあるやに承っております。これは私、当委員会でしばしば、十八万という固定した数字にとらわれないで、現実に十五万五、六千人しか確保できない陸上自衛隊は、十五万とか十三万とかにむしろ減少して、精鋭をすぐって、選抜による優秀な隊員によって陸上自衛隊を構成すべきであると提案を何回かした、それに……

第76回国会 文教委員会 第1号(1975/12/12、33期、民社党)

○受田委員 文部大臣永井道雄先生にひとつ。永井文部大臣は議員に対して終始先生という言葉を用いられます。私もその意味では先生と言われる危険がありますので、永井先生として対等のごあいさつをさしていただきます。  永井先生、文部大臣御就任一年をけみせられたのでございまして、この一年間を顧みるとき、お仕事をなさる上で大変御苦労をされた思い出が残っておられると思います。ただ、先般の争議行為が起こったことに対しては、永井先生の心にないことであったと思うか、予期していたことであるか、お答えを願います。
【次の発言】 文部大臣として、国民待望のもとに出現をした議員にあらざる大臣として、対話と協調の中で教育問題……

第77回国会 内閣委員会 第4号(1976/03/04、33期、民社党)

○受田委員 総務長官、あなたの御所管の事項の中に、公務員の退職年金が総括的に含まれておるのか、あるいは部分的にしかないのか、お答え願います。
【次の発言】 公務員の退職後の年金についてお答えを願っておるわけです。
【次の発言】 公務員の退職後の年金支給の中に大蔵省の所管がある。それから総理府の所管がある。そういうふうに分離されておる。そこで、人事院が国家公務員法第百八条により退職後の公務員の年金制度の検討をした結果、勧告権が百八条にある。その百八条で勧告された扱いは大蔵省と総理府に分かれて扱わなければならないかどうかです。
【次の発言】 国家公務員法第八節第百七条にある退職年金制度に対する第百……

第77回国会 内閣委員会 第5号(1976/05/06、33期、民社党)

○受田委員 今回の改正法案の中身の中に特色の一つとして取り上げられている改正点、「神経系統の機能または精神の障害等について、障害等級表の改正を行うこととした」という提案理由の説明のもとに、五等級に掲上されてあるわけです。私、ここでちょっと指摘したいことは、公務執行中神経系統もしくは精神の障害ということはどういう状態を示すものであるか御答弁を願いたい。
【次の発言】 ノイローゼになった場合は神経系統の問題、しかし精神の障害とはどういう場合ですか。
【次の発言】 公務に起因して精神分裂の症状を呈するということですね。公務に起因しなくてもいいわけですか。

第77回国会 内閣委員会 第6号(1976/05/11、33期、民社党)

○受田委員 きょうは余り時間をかけないで、三、四十分の質問にとどめて、残余は次回に回すという御了解をいただいて、主として当面する外交問題にまずきょうは質問を集中し、設置法関係の質問は次回に譲らしていただくということにいたします。  外務大臣お疲れでございますが、あなたも日本の外交を背負うて、衆望を背負うて御健闘いただいておるわけですが、もうしばらくがまんをしてください。  そこで、外務大臣も御就任以来一年半に近い日月をけみせられました。この長期にわたる外務大臣の御勤務において、もはやいまさら、私はまだ経験が浅いなどという逃避的な御発言はないと思いますので、ずばり質問にお答え願いたいのです。  ……

第77回国会 内閣委員会 第7号(1976/05/13、33期、民社党)

○受田委員 稻葉先生今晩は。御苦労でございます。  私、稻葉法務大臣は先生という名称が非常に当たる大臣であると思うのです。御自身大学の教授でいらっしゃるし、法学の権威でもあるし、めったに言わぬことですが、きょうはあえて稻葉先生に先生という名称を用いて質問さしていただきます。  稻葉先生は、現在の日本国憲法に対する御認識におきまして、ある意味の憲法学者としての定見を持っておられることを私はよく知っております。それで、あえて稻葉先生のお話を導き出すというような意図でなくて、本当に日本国の憲法の制定の由来等を考えて、この憲法の掲げている自由主義、平和主義、基本的人権の尊重、こうした基本原理が新しい国……

第77回国会 内閣委員会 第8号(1976/05/17、33期、民社党)

○受田委員 先回の質問に続きまして質問を続行いたします。  まず、経済外交について政府の所信をただしたいと思いますが、外務省の関係の特殊法人に国際協力事業団なるものがある。そこには、かつて外務省の事務次官をなさった法眼さんが総裁の任にいらっしゃる。この国際協力事業団、十五人の理事を擁して従来の技術協力、移住事業等を包含した強力な機構になっているのですが、発足以来のお仕事の上でこの点をどうしたらよいかという問題点がある程度出たと思います。 それについてひとつお答えを願いたいのでございますが、それに先立ちまして、海外に対する経済協力についてポイントを確かめておきたいのでございます。  わが国の国際……

第77回国会 内閣委員会 第12号(1976/07/14、33期、民社党)

○受田委員 総務長官、せっかく御苦労いただいている機会に、総務長官の御所管である皇室の行事についてちょっとだけお尋ねしておきたいと思うのであります。  天皇陛下御在位五十年という年をことし迎えておるわけです。満五十年、これは半世紀にわたる画期的な事柄でございまして、憲法一条を尊奉ずる立場にある日本国民としては、統合の象徴である天皇の五十年の御在位ということについては、心からおめでとうございますという祝福の意を表していくのが使命であると思うのであります。これは別に政治的意図というような意味に解することでなくして、素直な気持ちで陛下御在位五十年おめでとうございます。ますます御健康でいらっしゃいます……

第77回国会 内閣委員会 第13号(1976/07/29、33期、民社党)

○受田委員 きょうは、先般の委員会で質問して、答えを確認してない問題に一、二触れまして、当面する国政上の当委員会に関連のある問題に触れていきます。  この前お尋ねした問題の中に、公務員にひがみや不都合、不安を与えないために、できるだけ公務に従事する職員に給与の適正を図るべきである、この提案をいたしました。そして、憲法も男女の同権をうたっておるし、労働基準法においても男女の同権の原則をうたっているわけです。しかるところ、現在公務員になっている男女の比較論をちょっとお尋ねしたいのですが、女性の公務員は、行政(一)におきましてもおおむね四等級どまりが普通のようである。まあ高校卒、初級試験合格、二十三……

第77回国会 内閣委員会 第14号(1976/08/11、33期、民社党)

○受田委員 植木先生、あなたはきのうの閣議で、天皇在位五十年記念式典行事についての御了承を得られた。私もこの委員会で何回も、毎回この問題を取り上げて大臣の真意をお伺いしたのですが、一応十一月十日という決定を見て、大体予測した日をお決めいただいたようです。筋として通ると思います。  そこで、この日をどういう形式をもってお祝いするか、つまり、この日はお祝い日として休日にするのかどうか。先般も私ここで指摘しました。皇太子明仁親王は、その結婚の式を行われる日を休日という法律をもって国民がお祝いしたわけです。昭和三十四年三月十七日、法律第十六号でございました。私もそのときの賛成議員の一人でございまするか……

第77回国会 内閣委員会 第15号(1976/08/26、33期、民社党)

○受田委員 最初に板門店事件を議題にしたお尋ねをいたします。  先般、板門店において起こりました南北朝鮮の境界線における事件、これに対して政府の見解をさき伺いました。私ただ一つ気にかかることは、この事件におきまして当然関係する問題として、韓国にある国連軍の性格の問題でございます。韓国にある国連軍は、これは国連憲章の精神を尊奉して行動する部隊であるか、あるいは日米安保条約に基づきまして、その行動は日米安保体制の関連において許されるという立場がございますので、国連憲章の精神とはいささか異なる行為も認められるのかどうか、この問題を伺ってみたいと思います。  特に国連憲章第二条の四項に、「その国際関係……

第77回国会 文教委員会 第1号(1976/02/13、33期、民社党)

○受田委員 五分間以内に質問を終わります。  文部大臣、先般の教育委員会委員長会議で、いま高橋委員の指摘された主任制度の対象になる職種を拡大しようという御意図があることを承っております。さらにこれから図書主任、給食主任等へも広がっていくとなりますと、この主任制度の対象になる職種がずいぶんたくさんになって、最後には手当を出すのにしては半分以上出さなければならぬというような事態が起こってくると思うのです。そういうことになる危険があるということを了解しての先般の御発言であったかどうか、お答え願います。
【次の発言】 小学校で十八学級という一応の基準、それをだんだん十二学級という方向へ下げていく、こう……

第77回国会 文教委員会 第4号(1976/05/07、33期、民社党)

○受田委員 文部大臣にお尋ねする分は笠岡政務次官にお尋ねします。  私立学校の教職員の処遇、これは国公立とバランスがとれるようにしなければならないことだし、教育基本法の六条にもその基本精神が明記されてあります。ところが、現実に私立学校の先生方の処遇は著しく低水準に置かれている。また、私立学校の経営も困難であるというところで、実際は全体の奉仕者として教育者が尊重されるような待遇になっていないのですね。  笠岡先生、このいわゆる人確法、人材確保法案が成立したときに参議院側で附帯決議を付せられた。それには、国立や公立の先生方の待遇が人材確保を目的とするために大いに前進するに伴うて、私立学校の教職員の……

第77回国会 文教委員会 第5号(1976/05/12、33期、民社党)

○受田委員 この国立学校設置法の一部改正法案に直接つながる問題をまずお尋ねいたします。  例の技術科学大学の新設計画でございますが、目標とするところまことに結構に存じます。と同時に、入学資格者に実践的な技術教育をねらいとしておる高等専門学校に接続するような教育内容を持ったものとするという関係から工業高専の卒業者を入れる、それからもう一つ国立学校には国立短期大学部というものがあるわけです。全国にたくさんの工業短期大学がある。これは工業高専と同様に工業高校から工業短期大学へ行っておる。その数においても非常に多数の工業短期大学があるのでございますが、その方はどうなるわけですか。

第77回国会 文教委員会 第6号(1976/05/14、33期、民社党)

○受田委員 大臣お疲れでしょうが、しばらくごしんぼうを願いたい。  文部大臣御就任以来一年六カ月になんなんとされるわけでございますが、私、歴代文部大臣の中では比較的長期勤務の文部大臣と申し上げることができると思うのです。と同時に、永井先生の場合は、どこかにクリーン文部大臣の印象を与えておる。そしてまた新鮮な感覚で教育改革にも乗っかってくれるという期待もある。その期待を裏切らざるべく一年半御奮闘されたと思うのです。しかしながら施策の上では、遅々としてなかなか思うように御所信の断行ができないということで、御自身で焦られるお気持ちもおありだと思います。  そこで、私は祖国日本の文教政策の基本に触れる……

第78回国会 内閣委員会 第1号(1976/10/07、33期、民社党)

○受田委員 できるだけ時間を縮めます。  今度のミグ不法侵入事件について、防衛庁長官がおいでになるまでに部分的な問題をお尋ねします。  ソ連の戦闘機が日本へやってきて、その搭乗員であるベレンコ中尉が扱われた身分的処理、私、これを十分解明しておかなければならぬと思うのですが、少なくともわが国の領空へ不法に侵入して、しかも日本の空港へ不法な着陸をしたということにおいては、明らかに不法入国である。この不法入国に対して、当然出入国管理令の違反者として逮捕し、処分すべき性質のものがまず考えられるわけですが、逃亡先をアメリカという発言をしたために、この不法入国の処分を簡単に引っ込めて、逃亡先へきわめて人権……

第78回国会 内閣委員会 第2号(1976/10/12、33期、民社党)

○受田委員 大臣六時までということでございますから四十五分しかありませんが、急ぎ質問をいたします。  まず日中問題について質問をしたいと思いますが、さっきの報道によると、中国に文革派の四人の人が逮捕された事件が起こっておるようでございます。ポスト毛沢東の中国においてこうして政治的動揺あるいは政治的混乱が発生するかもしれないという予測をする向きがあったわけでございますが、こうした状態をながめたときに、政府としては中国の将来についてどういう認識を持っておられるか、お答えを願いたいと思います。
【次の発言】 小坂大臣は御就任以来非常に意欲的な熱意を持ってこの日中平和友好条約の締結へ努力を続けておられ……

第78回国会 内閣委員会 第4号(1976/10/21、33期、民社党)

○受田委員 一般職の関係の方には、質疑の通告がおくれた関係がありますので、給与法につきましては防衛庁職員給与法案から話を進めてみたいと思います。  防衛庁の職員の処遇については一般職に準じた扱いが恒例としてされておるわけで、別に新しいものが生まれておるわけではありません。ただ、ここで基本的な問題として、防衛庁というお役所は国家の最も強力なる権力団体です。そこで、その部内の統制力という面におきましては、他の省庁に見ることのできないほど厳しいものがなければならぬお役所なんです。この統制、規律が崩れたときに日本の防衛に大変不安が起こるわけでございまして、この点は前の委員会でも、私からその指揮命令系統……

第78回国会 内閣委員会 第5号(1976/10/26、33期、民社党)

○受田委員 総務長官西村先生、郵政省の局長さん時代以来長い間おつき合いいただいておるわけです。ただ、国務大臣になられると特別の任務をお持ちになっておられるわけで、国の最高の行政長官になってこられたわけです。  そこで、特別職の給与にちょっと触れておくのですが、国務大臣の給与が今度九十万から百五万になった。総理大臣が百二十五万から百四十五万になった。この金額、大幅昇給の根拠がどこにあるか、お示しをいただきます。
【次の発言】 国会議員は行政(一)の最高の号俸をもらう者と同等、それは法の精神で、そうなっておる。われわれも議員の給与がそうした根拠に基づいて引き上げられるのを内心大変相済まぬと思ってお……

第78回国会 文教委員会 第3号(1976/10/20、33期、民社党)

○受田委員 私、文部大臣に国家百年の教育大計の基本問題に触れた質問をいたします。  私たちの党ですでに天下に公表しております教育国家建設という大目標、これはすでに七年前に文部省へもお届けしてあるわけです。その目標を裏づけるために、さらに二年前に、混乱の世相の中から本当に国民的自覚に基づくすばらしい国づくりをする教育体制をどうすべきかを重ねて宣言しました。そして、今回また、高度の倫理観に基づく教育国家建設を提唱しておるわけでございますが、大臣、あなたが幸い民間人として自由民主党政府の唯一の中立的性格を有する閣僚として御在任まさに二年になんなんとしていること、これはスタート以来、国民が大変期待をか……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 内閣委員会 第3号(1977/02/24、34期、民社党)

○受田委員 お二人の質問者に関連する問題を先に取り上げます。  鈴木農林大臣がソ連の漁業相と会談をされるわけですが、この際、あなたは一方においては国務大臣でいらっしゃる。しばしばこういう機会をつかまえて国民として要望していただきたい問題がある。北方領土の返還に対する国民的要請です。国民の中にこれに反対する者は一人もいないと思っております。各党ともその点では一致した目標を持っておるわけです。もちろんイシコフさん以外の人にも何かの機会でお会いになるんじゃないかと思うのですが、北方領土の返還は北方海域に漁業を営む日本の漁民の皆さんにとっても大変大事な関心事でございまするが、機会あるごとに国民の要請を……

第80回国会 内閣委員会 第6号(1977/03/10、34期、民社党)

○受田委員 今回の提出法案に関連して外務省に質問することができるわけでありますが、この機会に、外務大臣鳩山さんに、あなたの外務大臣としての職責の重大さについての強烈な御認識を願いたいことがあるのです。  あなたは、財政経済問題では最高の権威を持たれる官僚の御出身でありますが、同時に、外務大臣になられた場合に、そうした過去の力もあわせ生かしながら、思い切って羽を広げて、手腕、力量を発揮されるチャンスには恵まれておる。かつてアメリカでは、キッシンジャーが大統領の特使として、世界の主要国を忍者の出没のごとく自由に駆け回って、その外交成果を上げたことは余りにも著名です。今回、日中問題につきましても、小……

第80回国会 内閣委員会 第9号(1977/04/07、34期、民社党)

○受田委員 皇室経済法審査の都度、私から重要な問題点を指摘して御答弁を願っておるのでございますが、きょうは、皇室経済法直接の問題に関連する問題として幾つかを取り上げてお尋ねをいたします。  まず、宮内庁長官御苦労をいただいておるのでございますが、宮内庁長官の職責は宮内庁設置法に明記してございます。と同時に、総理府設置法で総務長官の職責が明記してあるのですが、総務長官は宮内庁長官に対してどのような権限を持っておられるか、御答弁を願いたいのです。
【次の発言】 そうすると、宮内庁長官を監督する権限があるということですね。指揮監督する場合と、監督する場合の権限の相違を御説明願いたいのです。

第80回国会 内閣委員会 第10号(1977/04/12、34期、民社党)

○受田委員 質問時間を特に縮めるようにということでございますので、きょうお呼び出し申し上げた政府の方々全部にわたる質問が満たせないことになって失礼するかもしれませんが、お許しをいただきます。  今度の恩給法の改正案で、私たちの長い議員生活から見ても非常に前進した答えが出ておるようです。長く公務に従事して、私的利益の追求を許されないきわめて厳正な人生を公務にささげてきた皆様に、退職後の生活保障を基本とする国の処遇が前進するということは大変うれしいことでございまして、現役の公務員にしても、やがてわれらも退職者になる、退職した後にはまことに冷遇されておるということであれば、現役で勤務する皆さんだって……

第80回国会 内閣委員会 第11号(1977/04/14、34期、民社党)

○受田委員 開かれた大学というものはどんなものでございますか。
【次の発言】 現在の大学は開かれておりますか、おりませんか。
【次の発言】 これは文部大臣でなくて結構ですよ。文部大臣が余りお話しになると失言のおそれがありますので、局長で結構でございます。  受験の機会を与え、多くの国民に大学で学校教育法の規定に基づく教育を受けさせるという意味であれば、それは開かれた大学という言い分も成り立つと思うのですが、開かれた大学の考え方というものは、大学局長はどういう御判断をされますか。単にそういう学生のことだけで判断してよいかどうかです。
【次の発言】 いま御答弁の三つの問題点、これを掘り下げて質問を……

第80回国会 内閣委員会 第12号(1977/04/19、34期、民社党)

○受田委員 園田さん、あなたは内閣法第九条にどういうことが書いてあるか御存じと思うのです。内閣の番頭でいらっしゃるわけです。内閣法第九条は「内閣総理大臣に事故のあるとき、又は内閣総理大臣が欠けたときは、その予め指定する国務大臣が、臨時に、内閣総理大臣の職務を行う。」という規定ですね。この内閣法第九条による、あらかじめ指定する国務大臣が内閣総理大臣の職務を行う。きょうはあなたは総理大臣にかわって答弁をされるわけなんです。官房長官の職務は「閣議事項の整理その他内閣の庶務、閣議に係る重要事項に関する総合調整その他」とこうありまして、あなたはきょうは総理にかわって出られたと私は判断するのでございまする……

第80回国会 内閣委員会 第14号(1977/05/09、34期、民社党)

○受田委員 いま審議の過程で鈴切理事から発言があったのですが、鈴切理事の発言は非常に責任のある立場からの発言であると思います。社会、共産両党がもう一度ここへ委員長の誠意を尽くした要請によりまして審議に参加してくれるように、三十分でも時間をとって全力を尽くしてやってもらう、こういう努力をしてもらえないか、私もいまの鈴切理事の発言に共感を呼ぶものがあります。この委員会の審議をりっぱに守り通すという熱情に燃えた発言でありまして、それを成功に導くための前提にいま一度の努力をしてほしいという発言、非常に貴重な発言と思います。
【次の発言】 政府は、今回の沖繩の基地に関する法案につきまして、特に地籍の明確……

第80回国会 内閣委員会 第18号(1977/05/24、34期、民社党)

○受田委員 私は、きょうの質問におきまして、法律改正案というものはごくわずかな自衛官の増員あるいは部隊の変更というような問題でありますので、大変簡単に見えるわけでございますが、その背景に、防衛二法案として国民的な規模で注目されているという問題でありますだけに、背景をいまから鋭く検討をさせていただきたいと思います。  昭和二十九年に保安庁が誕生、三十年に防衛庁並びに自衛隊が誕生したのでございまして、まさしく二十三年の歴史をけみしました。警察予備隊から計算すると二十七年、その間にようやく自衛隊も国民の中に、国土国民を守るための最小限の自衛措置としての権威を誇ることができるところへ定着をしておると私……

第82回国会 内閣委員会 第1号(1977/10/25、34期、民社党)

○受田委員 私は、今回のいわゆる防衛二法案の中にあります航空団の移動について一言だけ触れて、質問に入りたいと思います。  小牧基地から三沢基地に移動する航空団の意味は非常に有効であると私は思うのです。小牧周辺は人口が密集している地域が多い。この間三沢を拝見しました。いわば過疎地帯的な、田園がよく開けている。そういう面から見たときは、この航空団の移動は地域住民に対する公害その他の被害が少ないという長所があると判断をしたのですが、いかがですか。部隊の任務以外の副次的な効果についてちょっと触れてみたいのです。
【次の発言】 私がいまから指摘する質問の中に部隊の存在意義という問題が入ってきますので、そ……

第82回国会 内閣委員会 第2号(1977/10/27、34期、民社党)

○受田委員 福田総理大臣、きょうは福田総理大臣お一人に質問を申し上げまして、余人の答弁をお断りするという原則で二十分間をやらせていただきます。  福田総理大臣は、先般アメリカを訪問されまして、カーター大統領と共同声明を発せられました。われわれは佐藤総理、三木総理と、その共同声明の変遷につきまして、極東、東アジアの平和に触れた部分について指摘したいところがございます。佐藤総理は、韓国の安全は日本の安全という一体的な共同声明を出されました。いわゆる韓国条項。三木総理は、朝鮮半島の平和というものを持ち出され、もちろん韓国の安全という言葉も中へ入っております。  ところが福田総理の米大統領との共同声明……

第82回国会 内閣委員会 第5号(1977/11/15、34期、民社党)

○受田委員 三本の給与関係法案が提案されておりまして、大変忙しい委員会になっておるのですが、この三本のうちで、まず特別職の職員の給与に関する法案に対する質問をさしていただき、引き続き防衛庁職員の給与法を質問さしていただきまして、最後に一般職へ移ることといたします。  特別職の職員の給与法案の改正案を拝見しますと、総理大臣の俸給月額を別表第一で拝見しまするところ、百五十五万円と規定されているわけです。これは何を根拠に決められた金額でありますか、御答弁を願います。
【次の発言】 民間企業のトップクラス、一般公務員の倍というお話でございまするが、これは一般公務員の給与の最高でございまして、つまり公務……

第82回国会 内閣委員会 第8号(1977/11/22、34期、民社党)

○受田委員 私は、民社党を代表して、当委員会に提案されております一般職の職員の給与法並びに特別職の職員の給与法及び防衛庁職員の給与法の改正案に対しまして賛成をし、社会党で御提案になっております修正案に反対の討論をいたします。  そのうち問題点のある一般職の職員の給与法について指摘したいのでございますが、この法案には一般公務員の給与を引き上げるというポイント、そしてさらに教員特別手当の二%引き上げ、そして連動規定として教頭及び教職経験の豊かな者に対する一等級化及び育児休業給の支給など、早期に完全に実施すべき内容を含んでおります。  そこでわが党といたしましては、本法案の唯一の問題点は、本法案に連……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1978/03/24、34期、民社党)

○受田委員 私、村上先生お一人にしぼってお尋ねをさせていただきたいと思います。布施先生の分はお預けにさせていただきます。  私自身が瀬戸内海の島の出身で、終始世界の公園瀬戸内海で幼き日を明け暮れてきたわけです。日本の持つこの世界の宝を大事にするためのいわばわれわれ地域住民の大変大きな防波堤として、瀬戸内海環境保全のための臨時措置法が生まれたわけです。ところが、この措置法に対しまして、一昨年、瀬戸内海環境保全審議会が措置法の第三条の環境保全に関する基本計画の考え方について答申をしておるわけですが、村上先生、これは十分御理解をいただいておられるでしょうか。

第84回国会 内閣委員会 第4号(1978/02/16、34期、民社党)

○受田委員 山田環境庁長官、環境庁というお役所はどういう生い立ちであるかは篤と御存じで御就任になっておられると思います。環境庁が生まれた時代の要請は何でございますか。
【次の発言】 お互いの生活環境を整備して、健康で文化的な生活を営み得る環境づくり、そのための諸条件をりっぱに整えていく任務で生まれた、それはもう環境庁設置法の趣旨に明確に書いてあるわけです。  そこで、環境庁は新しいお役所、昭和四十六年ですからまだ七年しかたっていない役所で、そこで官房長及び四つの局長さんたちも各省からお集まりになっておられる。ある意味に解すれば、寄せ集めの役所であるということになるのですけれども、現在環境庁の局……

第84回国会 内閣委員会 第6号(1978/02/28、34期、民社党)

○受田委員 いまの新井さんの質問に関連する問題が一つありまして、アメリカ局長にもお残りを願いたいと思いますので、取り急ぎ韓国関係、朝鮮半島の問題についてまず質問をして、それから今日通告してある本論に入りたいと思います。  いまの新井委員の質問に対して、南北朝鮮問題に対する政府の見解は、私が承ったところでは非常に不熱心と言えば適切かと思うような態度でいらっしゃることです。これまでに日本の総理が米国の大統領を訪問して、すでに何回かの共同声明を発しておられます。佐藤さんの時代から始まって、三木さん、そしていまの福田総理という流れを見るときに、朝鮮半島に関する認識がだんだん変わってきておるのです。朝鮮……

第84回国会 内閣委員会 第8号(1978/03/23、34期、民社党)

○受田委員 先日の在勤俸関係法案の際に、法務省に関係ある質問事項を残しておきましたので、まずその問題から質問に入ります。難民問題でございます。  難民問題に関しましては、特にベトナム戦争の余波を受けまして南太平洋上に浮遊する小舟にベトナム難民が多数、生死のちまたを彷徨していることは世間周知のとおりであります。この難民の救済に当たりまして、われわれ非常に注目すべき発言をワルトハイム国連事務総長によって聞かされております。それは、国連の難民条約を日本は批准していない、受け入れさえもできず、宗教団体の施設に頼っているありさまである、定住も許されない、仕事も与えない、援助もしない、同じアジアの同胞が困……

第84回国会 内閣委員会 第10号(1978/04/06、34期、民社党)

○受田委員 今回の改正案の質問に当たりまして、基本的な問題をまずお尋ねしたいことがございます。  長官、科学技術庁というお役所の設置以来二十年有余の歴史の中で、あなたのお役所の持つ権限、科学技術に関する勧告権なるものが、伝家の宝刀が存在しているわけです。これはかって池田内閣時代に、同じ名前の池田科学技術庁長官が大学の技術者養成に対する注文をつけました。これが一度きり。この勧告権の行使を要請した一人としまして当時を顧みておるのでありまするが、後にも先にもこれが一度きりと私は思っておりますが、そのことと、勧告権の行使に対する長官としての御意見を承ります。

第84回国会 内閣委員会 第13号(1978/04/18、34期、民社党)

○受田委員 今回の恩給法改正案に関しまして、法案そのものの問題点に先立ちまして、恩給法の持つ歴史的な責任、恩給法の性格、そういうものについてお尋ねをしておきたいと思います。  恩給法という日本の近代社会に大変貢献をし、特に忠実に公務に服した皆様に報いる制度、それが昭和三十四年を一つの契機として、国家公務員共済組合制度へ転換をしたわけです。したがって、従来の恩給法の適用を受ける者はそのまま恩給法に残るが、新しい形の対象になる人々は共済組合法に行く。政府管掌か組合管掌かで大変議論の末に、こうした分岐点が明確にされまして、自来二本立ての今日を迎えているわけです。  ところが、恩給法の適用を受ける皆さ……

第84回国会 内閣委員会 第14号(1978/04/20、34期、民社党)

○受田委員 荒舩先生は、行管長官に御就任されてまだ半年間にはなりませんね。
【次の発言】 荒舩先生はお人柄が気宇闊大で、高度の判断力もお持ちであるし、愛情もある、そういう意味では古いタイプの政治家の中では特に人間的魅力のあるお方として敬愛をしてまいりました。ところが、行政管理という問題は非常に決断を必要とする業務でありまして、右顧左べんしていると能率が上がりません。行管長官として各省へのにらみをきかす勧告権もお持ちであるのですが、日本の行政改革の根源を担当する国務大臣としての御決意を承りたいのです。
【次の発言】 荒舩長官、そのとおり、大変総論と各論とのアンバランスのあることを私も長い経験から……

第84回国会 内閣委員会 第16号(1978/04/27、34期、民社党)

○受田委員 荒舩先生、先生は、ごく最近においてロッキード事件を処理する特別委員会の委員長として名声を博したお方です。しかる後、裁判官弾劾裁判所の裁判長として鬼頭君を裁く大変な名裁判官の名声をほしいままにしたお方、この二つの経験を通じて、政治家としての感懐をお述べいただきたいのです。
【次の発言】 私、荒舩先生のこの重要な二つのポストは政治家のだれもが願ったポストですけれども、余人を持ってかえがたいというのであなたがその任にあられて、しかもりっぱな成績を上げられた、政治家としての冥利に尽きたお方であると思います。そういうあなたが党人御出身の政治家でいらっしゃったというところで私たちはまた特別の魅……

第84回国会 内閣委員会 第18号(1978/05/09、34期、民社党)

○受田委員 こんばんは。大変遅くて政府当局には御迷惑と思いますが、実はきょう、大臣の御都合が悪いので、委員長から今晩の質問はおやめになってはどうかという勧告があったのです。ところが、私はあえて審議を促進するために、一番最後に割り当てられた私の質問をやるという決断をしたわけです。大臣も私の決断に対応していただきまして、出かけられるのをおやめになってここへ残っておられるのでありますから、国家、国民のために議員も大臣も命がけで取っ組むという熱情のあらわれたいまからの質問であることを互いに自覚し合って、私の質問をお受け願いたい。  大臣、国家、国民のために非常に残念な事態がきょう起こっているのです。本……

第84回国会 内閣委員会 第20号(1978/05/25、34期、民社党)

○受田委員 この二つの法案、提案されてから相当日時がたっているわけでございますが、私けさからほかの議員の質問を半分ぐらい聞いておりますから、なるべく重複するところを避けて質問させてもらいます。  国家公務員法なる法律が二十二年にできまして三十年の経験を積んだのでございますが、この国家公務員法はいまや国民の中にも、また公務員の諸君にも十分定着した法律として存在しておると判断されるかどうか、お答え願いたいのです。
【次の発言】 国家公務員法が成立しました昭和二十二年十月、当時この法案は決算委員会に付議されたわけです。当時、私、この法案と取っ組んだ一人でございまして、三十年有余を経た今日、この法案に……

第84回国会 内閣委員会 第22号(1978/06/06、34期、民社党)

○受田委員 金丸先生、先日あなたのかわいい部下たちがPS1の遭難で十三名お亡くなりになりました。私の郷里岩国市の海上自衛隊所属の対潜哨戒機でございました。私も何回かあの基地を訪問して海上自衛隊所属の国産のすばらしい飛行機を拝見しておったわけでございますが、事もあろうにちょうど先日、私、帰国の途中でこの事件を知りまして岩国へ急遽立ち寄りました。そのとき金丸長官が、土曜日の午後でございましたが、葬儀に来られることを伺いまして、私が海上自衛隊を訪問してあなたに弔意を表する文書をお届けしてお悔やみを申し上げたわけです。  私は、この十三人の中に私の個人的に知っている家庭も二、三あられまして、その子供さ……

第84回国会 内閣委員会 第26号(1978/08/15、34期、民社党)

○受田委員 人事院総裁御苦心の作品、一応傑作の部に類するという答えを差し上げたいと思います。  そこで、まず、具体的な質問に入る前に、人事院に基本的な問題として提起したいことがございます。  国家公務員法に、人事院に与えられたる権限の中に例の権限の委任の件があるのですが、「人事院又は内閣総理大臣は、それぞれ人事院規則又は政令の定めるところにより、この法律に基づく権限の一部を他の機関をして行なわせることができる。」こういう規定がございます。一部を委任せしめた事項について著明なものを幾つか例示していただきます。
【次の発言】 国家公務員法第二十一条には権限の委任について「人事院又は内閣総理大臣は」……

第84回国会 内閣委員会 第27号(1978/08/16、34期、民社党)

○受田委員 きょうは久しぶりにきわめて重要な問題が当委員会で審査されることになりまして、ちょうど田舎はお盆休みでございますが、祖先の祭りをする大事なときにいま国民のためにこうして熱心に審議をしているわけですが、その意味で政府当局も国民のために命をかけて審査に応じていただくようにお願いをいたします。  いまからお尋ねしますポイントは、国の防衛に関する問題でございますが、先般せっかく日中の間に新しい条約も締結されたことでございますので、まずこれに関連する問題を二、三ただして、防衛の方へ進むことにいたします。  せっかく園田外相、かなえの重きをなす戦果を上げてきていただいたのですが、懸案の解決という……

第85回国会 内閣委員会 第1号(1978/10/13、34期、民社党)

○受田委員 当委員会所管の今回の給与表の改定三法案についてお尋ねをいたします。その基本法案が一般職でございますので、あえてこれから入りましょう。三国務大臣をお迎えしておりますので、ひとつ意欲を駆り立てるように質問させていただきましょう。  私、この俸給法案を毎回審査しながら、常に一貫して流れる思想的背景として、誠実に勤務する公務員に対して、団体交渉その他罷業権のないそうした職員に対して人事院が肩がわりして勧告を出した、それに伴う法案が提出されるということで、非常に大事な基本的な法律案がこの一般職であると思うのです。ところが、今回の改正案の中身を拝見しますと、人事院が独特の旅を持って勧告されたと……

第85回国会 内閣委員会 第3号(1978/10/18、34期、民社党)

○受田委員 最初に国の防衛に関しまして長官と外務省にお尋ねし、これに関連する問題として、日中条約締結を機会に在外財産の処理の問題に触れていきたいと思います。  初めにここで明確にしておきたいことは、この間からしばしば議論しております自衛隊法の七十六条にあります防衛出動の手続と時間的な関係をお尋ねしたいのです。  自衛隊法には防衛出動命令は国会の承認を得ることになっておるわけです。したがって、外部の武力侵略が行われた――おそれのある場合を含みますが、行われた場合をとりましょう、それをキャッチして長官が総理に、どちらがどう言ってもいいです。そこで国防会議、閣議という順序を踏み、そして国会の承認を経……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第7回国会 電気通信委員会公聴会 第1号(1950/02/07、24期、日本社会党)

○受田委員 水谷さんはお帰りになつたので、水谷さんに対する質問は省きます。先ほど四人の方の公述なさつたことは非常に真劍で、それぞれの立場より私たちを啓蒙していただいたことを感謝します。去つて行かれた水谷さんは、特に文化人として非常に良心的な意見を述べておる。この点においてもわれわれ非常に学ぶべき点が多かつたと存じます。今ここにお残りいただいている民間放送の権威であられる方と、それから現在のNHKの最高責任者のお二方に、ちよつと基本的な問題についてお尋ねしてみたいと思うのであります。これはこの法案を通すことによつて、民間放送がここに考えられたのではあるが、このままでは民間放送を発展させるのに非常……

第7回国会 電気通信委員会公聴会 第2号(1950/02/08、24期、日本社会党)

○受田委員 藤原さんの芸術的な良心に訴えてお尋ねしたいと思います。放送の内容について、ここで自分が放送しておることが、全国八千万の国民に聽取せられるという、非常に大きな誇りを持つておやりになつておられると思います。その際芸術家として、放送局の編集方針に自分の意思を曲げられて、強制的にそのプログラムに従われるようなことはないか。また自分自身の強い意欲を、放送局の編集方針に溶け込ますように非常に努力を続けて、もし自分の意思に反した場合には、出演を断るというふうな努力をされておるかどうか。もう一つ、これからの日本の行き方として、文化国家という大きな目標があるのでありまするが、その目標の前に、今後民間……

第10回国会 大蔵委員会郵政委員会連合審査会 第1号(1951/03/14、24期、日本社会党)

○受田委員 大蔵大臣は……。
【次の発言】 大蔵大臣が出席されたので、さつそくただいま提出されております資金運用部資金法案について、伏蔵大臣みずからの責任ある御答弁を要請したいと思います。第一に、この法案がただいま政府委員より御説明ありましたるごとく、国会に突如として提出せられ、特にこの法案については、歴史的に見て、すでに第五国会において国会の決議となり、またその次に閣議の決定を得、昨年またあらためて閣議の決定を得て、当然これは郵政省の所管の運用とすべきであることを、国民代表も政府もこぞつて支持したものでありますが、わずかにドツジ書簡によつてその解釈が非常に積極的に、大幅に、むしろこれを大蔵省……

第12回国会 内閣委員会地方行政委員会農林委員会人事委員会運輸委員会労働委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1951/11/09、24期、日本社会党)

○受田委員 まず労働大臣にお伺いいたしたいと思います。先ほど淺沼委員より、この定員法の改正によつて、大量の首切りが断行されるのであるが、同時に地方公務員等にも当然累が及ぶ結果となるのであるが、これに対して失業対策が十分打立てられておるかどうかという質問もあつたが、その席で大臣不在のためにつまびらかにせられなかつたのでありますが、きわめて簡単にその対策をここで開陳していただきたいのであります。
【次の発言】 今失業対策に対するあらましの構想を伺つたのでありますがその中に労働省所管の職業安定所が相当重大な役割を果すことを指摘されております。ところがこの行政機関職員定員法の一部を改正する法律案の提案……

第13回国会 厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1952/03/31、24期、日本社会党)

○受田委員 先ほどから、いろいろ軍属の範囲等につきましての質疑があつたのでありますが、大臣の御答弁の中に、純粋な軍人としての恩給法の規定に該当する者のみを当面の対象とするというお言葉であります。ところが、動員学徒に例をとりましても、一時金を、その当時の額で、大学で三千五百円出しておる、従つてこれはそれでよろしいのだというしごくあつさりした御判断でありますが、動員学徒の遺族は、しからばどうなるのであるか。現に国家の学徒動員令によつて強制的に動員せられ、大切な一人むすこを失い、路頭に迷う親たちはほつておいてよいのだ、一時金を当時出しておるので、もうよいのだという御判定は、その御遺族の遺族年金にはい……

第13回国会 厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第2号(1952/04/01、24期、日本社会党)

○受田委員 関連して―今の過失の場合ですが、戦犯は過失として取扱われますか、いかがですか。
【次の発言】 それでなくて、公務による障害を受けまして、その後戦犯に問われておる者です。
【次の発言】 しからば、これは将来の問題になるわけですね。同時に私は、この障害の問題で、公務に服している途中において脳溢血で倒れたとかいうような場合に、原因が公務に基くかどうかわからない者に対しては、どういう措置をとられるか、お伺いしたいのであります。
【次の発言】 そうしますと、この基準は、将来の問題として考えられることになりますと、この場でただちに恩典に浴することができない者が、相当できて来ると思うのであります……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 人事委員会公聴会 第1号(1952/12/10、25期、日本社会党(右))

○受田委員 今の御説明の中に、未復員者の公務員の給与のお話が出ましたね。これはあなたの省の関係でどのくらいおり、またこの未復員の公務員は、現在そのまま在任しておるとしたならば、現在の職員と同じ給与になつているかどうか、それよりもうんと下つているかどうか、その未復員者の給与があなたの省ではどの程度まで行つているか。これは他の省との関係もありますが、今お話が出ましたから一応お伺いしておきたいと思います。  それからもう一つ、非常に小さな問題にも心をも配つて、漏れなく手当を支給するための思いやりのあるお話が出たのでありますが、たとえば非常勤の常勤者の場合のごとき、あるいは宿直や療養者の給与の問題にま……

第15回国会 文部委員会人事委員会連合審査会 第1号(1953/03/13、25期、日本社会党(右))

○受田委員 今本会議が開かれておりますが、どのくらいの予定でこの会議をお進めになるのか、委員長の委員会運営の構想を伺つた上で質疑に入りたいと思います。

第15回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1953/02/26、25期、日本社会党(右))

○受田委員 川島君の触れた点にもどるのですが、失業対策で、たとえば中国あたじの都市からこのごろ盛んに、労力費とか資材費その他を――これはまあ補助と言ておるのですが、ふやしてくれ、今の現状でこの予算でやられたのでは、地方財政に非常に大きな影響がある、かんじんな失業対策もできないという陳情が来るわけですね。そういうような点については、やはりあらかじめ自治庁なり何なりとよく打合せされて、こういう経費をお組みになつたのですか。
【次の発言】 ただいまの給与の問題と労働力との関係について関連質問をしたいと思います。これは昨日閣議で決定したようでありまするが、国家公務員の場合、定員法による定員の削減をする……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/20、26期、日本社会党(右))

○受田委員 弔慰金の規定につきまして、この法律には配偶者とか子とか兄弟とかいう関係の面以外には支給しないことになつておりますが、一人の尊い人命をささげたという立場から、その祭祀をつかさどるおじとかおばとか、あるいは非常に身近にお世話して来た者とか、そういう人にも、五万円の弔慰金が無理であるならば幾らでも差上げて、なくなられた霊をまつつてあげる、この精神はきわめて重大であると思うのであります。ところが法律に規定したもの以外にはこれを支給しないことになりますので、おじ、おばのごとく、子のように世話をしておつた人も、その霊をまつる費用がないという現実が起つて来るのであります。昨年このことについて私厚……

第16回国会 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/13、26期、日本社会党(右))

○受田委員 附則第二十七条の未帰還公務員についてお尋ねしたいのであります。この法案によると、未帰還の公務員は、昭和二十八年七月三十一日において、普通恩給についての最短恩給年限に達している場合は、その日から普通恩給を給することになつておりますが、この未帰還公務員の恩給金額の算定基礎はどこへ置くか。国家公務員は未帰還公務員給与規定によりまして、三七ベース以上に上つておりません。その低い線の俸給をどういうふうに是正するのか。これは非常に重大な問題で、不公平を来してはいけませんので、政府が意図しておられる恩給金額の算定基礎をお伺いしたいのであります。

第19回国会 地方行政委員会人事委員会法務委員会連合審査会 第1号(1954/05/06、26期、日本社会党(右))

○受田委員 人事委員会の委員といたしまして、この警察法案の審査にあたつては、国家公務員及び地方公務員に及びまする重大なる法案でありまするので、特にその身分関係については政府の真意を十分ただしておいて、その誤りなきを期したい、こう考えております。最初にこの法案をお出しになつた政府の御意図は、警察庁の職員と府県警察の職員と二つの立場に置いておられるのでありますが、警察庁の関係職員と都道府県警察関係の職員との身分において、国家公務員たる地方警務官と国家公務員でない、すなわち地方公務員である地方警察職員とをわけております。この点、国家公務員法の精神と地方公務員法の精神をつまびらかに政府が御研究なさつた……

第19回国会 内閣委員会人事委員会連合審査会 第1号(1954/03/24、26期、日本社会党(右))

○受田委員 定員法の改正案につきまして、総体的に数字の上でお尋ね申し上げたいのでありますが、全体を通じて約六万減員で、警察庁の職員の差額三万を除いたあとの三万が実際の減員という形になると解してよろしうございますか。
【次の発言】 そういたしますると、実際の首切りの不安はない、この点においては行政官庁の職員は安心してよろしいのだという前提のもとにこの改正案をお出しになつたと解してよろしゆうございますか。
【次の発言】 かなり円滑に行く見通しのもとにこの定員法の改正案をお出しになつたという政府の意図を伺つたわけであります。ところで実際の問題として、予算定員と実人員との間における差が政治的なかけ引に……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1955/06/09、27期、日本社会党(右))

○受田委員 北里さんの御説と能見さんの御説を聞かせいただいたのでございますが、私たちも審査の上に非常に有力な参考意見をお与えいただいて感謝にたえません。そこで、御両者にごくかいつまんだお尋ねをいたしたいと思います。  それは、私たちが今審査の途中で、いろいろ問題点にぶつかっておるわけでありますが、特に北里さんにお尋ねいたしたいのは、先ほどの御意見の中に、経営者側から考えて、この法律案の中身について、あまり賛意を表する点がなかったように思うのであります。それで、今森山さんからお尋ねされた部分以外の点でお尋ね申し上げたいのは、経営者側が労務者に対して、けい肺にかかった患者に対する財政負担が多過ぎる……

第22回国会 社会労働委員会公聴会 第2号(1955/06/10、27期、日本社会党(右))

○受田委員 田坂さんのただいまの御発言に対して、一言お伺い申し上げたいと思います。  今日は御多忙の中をお差し繰りいただきまして、佐野さんと一緒に御足労いただき、ありがとうございました。  私たちは、先ほど委員長が申されたような趣旨をもって、このけい肺に関する法律の万全を期するために、こうして御足労いただいて、慎重な審査を続けておるわけですが、要するに、けい肺患者が絶滅されるようなそういう社会を一刻も早く実現させたいという気持には、昨日おいでいただいた公述人も、今日おいでいただいた公述人の方も、これは全く同じ目標を持っていらっしゃると確信いたしました。そこで、経営者側といたしましても、労務者に……

第22回国会 内閣委員会地域給に関する小委員会 第6号(1955/07/01、27期、日本社会党(右))

○受田新吉君 あわせて同じ問題に関連して。きょうは両先生御足労いただいたので、私もここへ参列さしていただいたかいがあったわけなんですが、今までは、皆さんをお迎えできなかった関係上、皆さんに責任が転嫁されておったわけであります。今の政府は、国家公務員に関する基本的な考え方について責任のある人事院が出す法的な拘束力を持った勧告さえも、軽くけ飛ばす政府ですから、いわんや法的拘束力を持たない皆さんの調査会――先生方にははなはだ相済まぬのでありますが、政府は結論が出て、もし予算がむずかしかったら、むしろ人事院より軽くこれをけ飛ばします。その点は、実に政府はあっさりしたものです。あなた方が非常に御努力なさ……

第24回国会 内閣委員会公聴会 第1号(1956/03/16、27期、日本社会党)

○受田委員 議事進行について――三時半から約二時間本会議が行われるわけでありますから、二時間本会議をやり、また続行するということになれば先生方にもご苦労をいただかなければならないので、大へんお気の毒だと思うのですが、ただいま本委員会の進行状況を見ますと、まだ三人しか質問が終っておりません。あとに続く者十数人、この全部の人が、現状をもって進行するならば、どうしても本日中には困難だと思うのでありますが、この点いかに取扱いをしたらいいか、委員長においてしかるべくお取り計らいを願いたい。本会議終了後はお忙しい先生方にお残りいただく御都合がつくかどうかも問題だと思う。本会議にいく前に適当な結論を出してい……

第24回国会 内閣委員会文教委員会連合審査会 第2号(1956/02/25、27期、日本社会党)

○受田委員 内閣委員の発言がないことに対しては、今野原君からの御意見のごとく合同審査としては片手落ちであると思います。で私、連合審査をさらに継続することを要求するものでありますが、今文部大臣の御発言の中に、一つぜひ確かめて合たい点がありますので、これをお尋ねして質問を終りたいと思います。  大臣は教育を国家百年の大計としてお考えになるという点について、いささか事を欠いているのじゃないかと思う。今まで教育制度に関する諸法案、教育委員会法は昭和二十七年八月、とつぜんの出し抜け解散で遂に地方教育委員会の発足を招いた。また昭和二十八年三月には、義務教育学校職員法案こいうものを文部省がお出しになられて、……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会海外同胞引揚に関する小委員会 第1号(1957/08/12、27期、日本社会党)

○受田新吉君 欧亜局長に一言お伺いしておきたい。私は、すでにソ連政府に対して厚生省の高橋事務官を残留者の調査その他のために派遣をしておられることに非常に好意を持っておるものでありますけれども、その高橋氏は、向うでは参事官の地位を得られたのかどうか存じませんが、高橋氏の身分上の取扱いとその職務執行上の権限、そういうものがどうあるか。それからソ連政府は高橋事務官に対していかなる処遇を与えておるか。そしてソ連は非常に広い地域でもございますが、ことにきょうお帰りになられた方々の中に二人までおられる樺太地区というものは、これは日本に非常に接近していて、元日本領土でもあったという日本にとっては非常に因縁の……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会海外同胞引揚に関する小委員会 第2号(1957/08/13、27期、日本社会党)

○受田新吉君 外務大臣は民主的なしろうと外交をなさる手腕家という期待のもとに御登場になったのでございますが、私は去る二月総理になられたばかりの総理に、こういうことをお尋ねしたことがありました。外務大臣を兼摂供しておられる総理の御意思はどこにあるかとお尋ねしたことに対して、総理は、従来も外務大臣と総理との見解が不一致で非常に困ったことがある。だからやはり一人がやっている方がいいと思う。信頼する外相候補が得られるまではわしがやると発言されました。あなたはその意味で非常に信頼された外務大臣ということで、おめでたいことでございますけれども、しかしここで先般の周総理が岸総理の中共を敵視する発言に対して、……

第26回国会 社会労働委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1957/04/03、27期、日本社会党)

○受田委員 この法律の趣旨ですが、第一条に掲げてあるこの趣旨の給付金支給の精神といいますか、あるいは法律的根拠というものはどういうところへ置いておられるのか、お答えを願いたいと思います。
【次の発言】 在外財産問題審議会の答申を尊重されて、政府としてはいろいろ考慮の末、この法案を出したのであるということでございますが、政府の今回の法案に類似する法律として、例の戦傷病者戦没者遺族等援護法がありますし、未帰還者留守家族等援護法というものもあるわけです。これらの法律の定義といいますか、よって立つ法律的根拠というものにいろいろ考え方があると思うのです。審議会の答申の際にもいろいろ論議された問題を蒸し返……

第26回国会 内閣委員会文教委員会連合審査会 第1号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○受田委員 私は関連して文部大臣に一、二点お尋ねをいたしたいと思います。灘尾さんは温厚篤実な君子としての文相であられまして、前文相の剛毅潤達の人として偉傑であった清瀬さんと比較して、非常にやわらかい感じをもっておられる方でありますので、率直にお尋ねいたしますが、大臣は国民の祝日の中で憲法記念日という終戦後できた国の基本法を記念する日があるわけです。この憲法記念日につきまして、これが趣旨徹底のために国の責任においてどういう取扱いをされるべきであると思われるか。昨日内閣参事官の瀧本さんの御発言によるならば、この国民の祝日の趣旨徹底の責任官庁は文部省である。特に憲法記念日において新憲法の趣旨を徹底さ……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 外務委員会内閣委員会連合審査会 第1号(1959/03/11、28期、日本社会党)

○受田委員 簡単率直にお尋ねして、簡単にお答え願います。  あなたは、きょうあなたの先輩であられる鳩山さんの葬儀が午後一時から行われるに当って、お急ぎだろうと思いますから、できるだけ時間を切り詰めてお尋ねいたします。鳩山さんは、あの老躯であり、かつ、不自由なからだを押して、日ソ国交回復に努力せられて実を結ばれた人です。その日ソ交渉という大きな仕事を果された鳩山さんの跡始末を、岸内閣、そしてあなた個人もやっておられるかどうかという問題です。このことについてまずお尋ねし、おしまいに設置法に関係した大事な問題をお尋ねします。  日ソ国交回復の宣言以後、日ソ交渉は進展しておりますでしょうか。ごく簡単に……

第31回国会 内閣委員会栄典制度調査並びに栄典法案起草小委員会 第1号(1959/05/04、28期、日本社会党)

○受田小委員 この小委員会の運営については、これは両党の代表者で話し合いをされてこの小委員会が作られることになったのでありますから、そうした小委員会の誕生についてはわれわれは異議を差しはさむものではありません。そこで小委員会の今後の運営についてわが党の委員諸君にも強い希望があり、特にこの栄典制度に対する根本的な問題点というようなものについても十分討議が尽されるような形で、この小委員会の運営がされるように希望する。そしてこの公聴会その他の世論調査等に十分国民の声が反映するようにして、この小委員会の調査に万全を期するという努力を小委員長においてされるように御希望を申し上げておきます。  なお、小委……

第31回国会 内閣委員会各省設置法改正案等審査小委員会 第2号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○受田小委員 私は法務省に関係するものを一つだけ質問しておきます。今回の改正案の骨子の一つである東京婦人補導院の位置の変更ですが、これがこの前の国会でも法務省設置法の一部改正で東京は府中市ということに定められておる。それを半年もたたぬうちにまた八王子に変更するという法案の改正案をお出しになるわけですが、こういうことになるとよほど法務省は位置の選定に不用意であった、こういうことになる。法律事項というものは念には念を入れて政府が検討を加えてお出しにならなければならない問題なのです。出してこの前の国会で通った、通った位置がまたこの国会で変更されるということは、私はこういうことはしばしば繰り返さるべき……

第31回国会 内閣委員会各省設置法改正案等審査小委員会 第3号(1959/02/19、28期、日本社会党)

○受田小委員 科学技術の方おられますね。先ほど平井さんからお尋ねされて、質疑が繰り返されておるのですけれども、私はもう少し前にさかのぼって、この前実を結んだ科学技術会議の問題にちょっと触れておきたいと思います。せっかく科学技術会議が発足したのでございますが、その議員の構成、人選はどういうふうに進んでおるか、御答弁願います。
【次の発言】 大体もうその人選は実を結ばせる段階じゃないのですか。まだ今からそういうようないろいろな意見を聞いてやるという段階でございますか。
【次の発言】 せっかく出発した科学技術会議の構成員の人選について、まだ事務当局は察知していない、大臣がどういうふうになさっておるか……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 商工委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第2号(1961/04/05、29期、民主社会党)

○受田委員 総理大臣、私は新技術開発事業団の法案が審議されるにあたりまして、総理大臣としてあなたがどのような角度をもって、この新技術開発に取っ組もうとされておるか、その決意と、それに伴ういろいろな対策についてお尋ねをしてみたいと思います。こうした事業団をお作りになるという御意図に対しては、私衷心敬意を表する一人です。ただ、この新技術を開発して科学技術の振興をはかっていこうとする基本的態度において、内閣の総理として、科学技術に対する考え方がどのようであるかという点は、これはこういうものの成功をさせるかさせないかということにも影響しますので、その根本的な考え方をお尋ねしてみたいのであります。  内……

第40回国会 逓信委員会電波監理及び放送に関する小委員会 第6号(1962/04/04、29期、民主社会党)

○受田小委員 北米課長にお尋ねしたいことが一つあるのですが、NASA、すなわち非軍事目的のために作られた航空宇宙局の計画というものについて、たとえば来年度実施されるエコーという通信衛星、それから六十三年に実施されるというリバウンドという通信衛星、アメリカのそうした通信衛星の計画について、日本側には何らかの御相談があっているか。それに対する観測所を設ける用意をしてほしいという形になっておるのか。漫然と衛星船の観測所を設けてほしいというような申し入れになっておるのか。その間の情勢をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 御相談を受けている範囲内のアメリカの実施見通しというものについて、どのような様……

第40回国会 予算委員会第一分科会 第7号(1962/02/26、29期、民主社会党)

○受田分科員 天皇がなくなられて、直ちに閣議を開いて、どうするか相談するというようなことでは、これは問題があると思うのです。天皇がなくなられると、この御喪儀の取り扱いはどうするか、こういうことはちゃんときまっておらなければならぬ。そのとき閣議を開いて、どうするか、国葬令に準ずるような取り扱いをするかどうかそのときにきめる、こういう基準のないやり方に問題があると思う。総務長官、問題です、これは。  よく御記憶せらるると思うのですが、憲法第四条に天皇の国事事項についての委任法律を作ることが書いてある。「法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる。」という天皇の国事行為の委……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1962/02/20、29期、民主社会党)

○受田分科員 なるべく早く切り上げて、いずれまた外務委員会であらためて質問を続けますが、大臣、あなたは健康ですから、きっとお疲れの中においても間違いのない御答弁を願えると思います。  昭和三十七年度の一般会計予算で、外務省関係の予算に直接つながる大事な問題を二、三点確かめておきたいと思います。  まず国際連合に対して、日本国政府は財政的にどの程度の協力をしているか。第一は国連事務局に対する経費の分担率、これはどの程度であって第何位に属するか。アメリカは約三分の一と伺っておるのでございますが、日本はどの位置にあるか、これをまず伺いたい。

第40回国会 予算委員会第二分科会 第7号(1962/02/26、29期、民主社会党)

○受田分科員 冒頭お伺いを申し上げておきたいことは、新年度の文部省予算に関係することで、特に義務教育諸学校の学童生徒に対して、教科書を無償で交付しようという制度を企図しておられる文部大臣といたしまして、義務制学校の児童生徒にどのようにして教科書の無償を進行させていくかという、この問題をお尋ねしてみたいと思います。  提案理由の説明を本会議で伺いまして、重大な問題点のお尋ねをしたのでございますが、この義務制の学校の学童及び生徒に対して教科書を、まず三十七年度に予算措置として七億二千万円を用意して交付しよう、そしてあとはいわゆる無償制度調査会の調査審議の結果に待って、その答えを法案に織り込みたいと……

第43回国会 外務委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1963/06/12、29期、民主社会党)

○受田委員 農林大臣は、今度のこの法案の立案にあたって、外務大臣といろいろと御相談をされ、全権を外務大臣に委譲される決意を話し合いで決定されておることをわれわれ伺っておるのでございます。  そこで、あなたの御所管に関することで一つただしておきたいことがあるのです。それは、農業移民ということには非常に力を入れてこられておるが、漁業移民ということについてはどういうことを考えておられるのですか。このことをひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 漁業移民の実績をお示しください。
【次の発言】 この漁業移民についてはまた後ほどあなたを除く方々にお尋ねをさしてもらいますが、これは、四面海をめぐらす日本と……

第43回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1963/02/20、29期、民主社会党)

○受田分科員 時間を短くして要点をお尋ねしますから端的にお答えを願います。  このたびの豪雪対策に、志賀長官の輩下にある各自衛隊の部隊が全面的な協力をされて、その成果を上げて下さったことに対して、私は深甚な謝意を表したいと思います。これは、自衛隊が国民と直結する大事な仕事をするという一面が遺憾なく発揮できたものとして、私自身も大いに謝意を表したいと思うのでございます。  ただここで問題は、自衛隊がそういった災害対策に出動した際における経費はいかなる形で支出されるのか。自衛隊の出動に対して要した費用は、自衛隊の訓練費をそれに充てておるのか、あるいはこうした特殊の災害に対する特別の予算の流用、予備……

第43回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1963/02/21、29期、民主社会党)

○受田分科員 私は当分科会の審査の対象になっている総理府所管事項に関係し、同時に、続いて総理府の外局である宮内庁に関係して、皇室の関連事項等をお尋ねさしていただきたいと思います。  総務長官、あなたは総務長官に就任されて間もなく、昨年三月のケネディ大統領の例の声明に対して、いわゆるケネディ覚書交渉なるものを、沖繩キャラウエイの形をどう取り運んでいくかという大事な交渉を御担当になられた当面の責任者ですね。特に大卒外務大臣がアメリカに渡られる前に、昨年三月のケネディ声明に対する、沖繩に対する経済援助に関係した日本側の責任者としてお動きになって、大平外相渡米前に、結論を出す前に努力したいという御意見……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 逓信委員会電波監理及び放送に関する小委員会 第4号(1964/05/29、30期、民主社会党)

○受田小委員 私、これは問題がちょっと限定されるわけですけれども、一問だけ伺っておきたいことがあります。御意見をお持ちの方だけでけっこうでございますが、いま浦松先生のおことばの中に、電波は空の国道である、国民全体のために電波を使っていくという場合に、国道通行税のようなものを考えてもいいんじゃないかというおことばがありました。いわば電波使用税、こういう考え方、これは天下の公器を独占をしているわけでございまするから、公共放送と民間放送とを問わず、電波使用料というものを徴収するほうがむしろ適当であるという意味の御意見と了解してよろしゅうございますか。

第46回国会 逓信委員会電波監理及び放送に関する小委員会 第5号(1964/06/03、30期、民主社会党)

○受田小委員 一問だけ徳川先生、中川先生にお答え願いたいのですが、先ほど淡島千景さんの御発言の中に、NHKに出演をするときは特に張りのあるような感じがする、それはこれを聴視する人々の期待が大きいというような意味の御発言があったのですが、この点全国津々浦々にまで、このNHKの放送は浸透しておる、地方の末端の山間僻地の人もこれを見ておる。この感激は、出演される方御自身にも一つの大きな感激というものがあると思うのです。そういう意味で、民放との対抗では、やはりNHKが普及度において高い性格を持っておるというので、その点歩のある立場にあると思います。しかし、民放とのまじめな競争ということを大所高所から考……

第46回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1964/02/17、30期、民主社会党)

○受田分科員 時間が進んでおりますから、ごくかいつまんで二、三の点を宮内庁長官にお尋ね申し上げたい。――これに関連して、法制局のどなたかおられないですか。
【次の発言】 最初に私がお尋ね申し上げたいのは、予算に関係するわけでございますが、宮殿の新営費に対しまして、皇居造営寄付取扱要領なるものを宮内庁が三十五年五月十七日にお出しになっておられます。これには現金及び物品の寄付を受け付ける規定が掲げてありますが、これは現にどのくらい現金や物品の寄付の申し出があっておるか、お答えを願います。
【次の発言】 新年度歳出予算書を拝見しますと、宮殿新営費なるものが十一億ばかり計上されております。これといまの……

第46回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1964/02/21、30期、民主社会党)

○受田分科員 たいへん時間がたって皆さまもお疲れですし、ごく短時間で私の質問を終わります。私は端的にお尋ねしますから、ポイントだけ突いてお答えを願います。  最初に、総理府の御所管であります栄典制度の問題でございます。過ぐる昨年の七月の閣議におきまして、昭和二十一年に一応停止された生存者叙勲制度なるものを復活する決定をされております。そして、幅の広い国家公共に対する功労者に報いる規定を設けておられます。そのこまかい規定は別に定めるということでございますが、この閣議決定に基づいてどのような進行状況に叙勲制度を展開しているか、簡単にお答えを願いたいのであります。

第46回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1964/02/18、30期、民主社会党)

○受田分科員 大臣お急ぎのようですから、私のお尋ねすることにずばりと簡明にお答えを願って、お引き下がりを願いたいと思います。  私、実はこの機会に、外務省及び日本国政府の見解としてはっきりしていただきたいことは、原子爆弾の投下ということはたいへんな国際法違反であるという、昨年の末に行なわれた東京地裁の判決理由書というもの、この司法機関の決定に対して政府自身も同様の考えを持つかどうか、お答えを願いたいと思うのであります。外務大臣から御答弁を願います。あなたにずばりとお答えを願いたい。
【次の発言】 政府自身が、今度この国会に核停条約の御承認を求めておられますね。核実験を停止することさえも非常に重……

第51回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1966/02/24、30期、民主社会党)

○受田分科員 二十分ばかりで質問を終わりますが、宮内庁に御質問をいたします。  今度の新年度予算の皇室費の中に、先ほど質問があったのございまするが、なるべく関連しないかっこうでお尋ねしたいのは、宮殿新造営費なるものが関連経費を含んで一応計上されておるわけです。これが造営のはかどりがおくれていることも承っておるのですが、その事情はいろいろおありであることも伺いました。経費の点において、おくれることで負担増というものがどれだけあるのか。また、聞くところによると、この造営の過程において、関係業者の間における利害関係などで造営の進捗に渋滞を来たしておるというようなことも聞いているのですが、それらを含め……

第51回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1966/02/25、30期、民主社会党)

○受田分科員 たいへん時間が進んでおりますので、十分で私の質問を終わります。ポイントは、公務員給与の問題と、公務員制度審議会の今後のあり方、この二つを五分ずつで、十分で終わらせていただきます。  政府は、公務員給与の実施にあたって、従来人事院勧告をもとにこれを法律化して施行しておられるわけでございますが、いつもその実施期にズレがある。人事院が勧告する五月は、政府としては予算編成上その他で非常に都合の悪い時期と判断されておるのかどうか伺いたい。
【次の発言】 予算編成上非常に不自由な時期、実施期を五月にしているのは、調査には非常に便利がいい、そこで、その間の調整をとるために政府も六人委員会等で種……

第51回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1966/03/01、30期、民主社会党)

○受田分科員 私、文部大臣に予算案に関連する二、三の問題点をお尋ねして、同時に、担当局長さんに事務的な説明を仰ぎたいと思います。  文部省は、学校教育体系の中で、義務教育課程に準じて幼稚園、高等学校というような制度を今後どういう扱い方をされようとするか、義務教育課程に幼稚園部門と高等学校部門を加えようという意図ありやいなやという問題をお尋ねしてみたいのであります。
【次の発言】 そうしますと、義務教育課程六・三制に加うるに、就学前の幼稚教育と後期義務教育を終えた者に対する高等教育という形のものを前向きで検討したいという意味でございますか、どうですか。

第51回国会 予算委員会第一分科会 第6号(1966/03/02、30期、民主社会党)

○受田分科員 質問のポイントは、国会職員の給料、国会議員の歳費並びに図書館運営について、三つを重点的にお尋ねします。  先ほどから国会職員の給料については、一応質疑応答が行なわれておったようでございますが、私、なるべく重ならないで大事な問題をお尋ねしてみたいと思うのです。  国会職員の給料というものは衆参両院議長の決定によることになっているわけですが、この国会職員の給与等に関する規程というものが、両院議長決定に基づくような形のものは、これは国家公務員法の六十三条であったと思いまするが、法律によって給与準則に基づく給与の支給という、一般公務員の給与支払いに対する基本的な扱い方とちょっと変わってお……

第51回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1966/03/02、30期、民主社会党)

○受田分科員 それでは息もつがせず質問を続けます。  あまりこまかい問題をお尋ねすることを遠慮して、質問のポイントを畜産対策に限定してお尋ねします。  最近、北海道のある農家の経営調査報告書を拝見しますと、総収入が二百三十三万七千余円、費用二百十八万二千円で、純収益十五万五千円だといわれております。このうちで一日の労賃を五百円と計算して、水稲部門は四十四万円の売り上げで二十四万円の純益であったのに対して、酪農部門は百八十三万円の売り上げで五万七千余円の赤字であったという報告がされております。これは一つの例でございますが、これを町の勤労者と比べてみます、二倍半多い労働日数で、公務員の平均ベースの……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1967/04/19、31期、民主社会党)

○受田分科員 私は、つい十七日に外務省の牛場次官が記者会見においてモンゴルとの国交問題についての発言をされたことを根拠にして、質問をさしていただきたいと思います。  新聞報道によると、十七日の記者会見で牛場次官はモンゴルとの国交回復は、国際情勢も現時点において許さないし、また外交上の利益もないものと思われるので、現状以上に進める必要はないという発言をされたと承っておるのですが、これは事実かどうか。大臣としても御存じだと思いまするので、お答え願います。
【次の発言】 モンゴルとの国交回復という問題は、これはすでにモンゴルが国連に加盟をしたときに、日本国政府もこれに賛成した国家です。アメリカも賛成……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1968/03/12、31期、民主社会党)

○受田分科員 私は、国家行政組織体系上の基本的な問題に関連する事項をまず指摘して、お尋ねをしたいと思うのです。  私たちの生活の中に行政機関の果たす役割りが非常に大きくて、国民全体の奉仕者たる公務員が、住民のために奉仕するという形で、行政機関が民衆に接しているわけです。それに関連して大切な問題は、その職務執行者である公務員が、国家公務員法の第七節にありまする服務規律上の問題その他の公務員としての正しいあり方について道をあやまって、いま中村委員も指摘されたような収賄事件等が起こっておる。このことは、信用を失墜してはならないという国家公務員法上の大きな公務員の責任違反であるのでございますが、このこ……

第61回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1969/02/27、31期、民主社会党)

○受田分科員 坂田さん、連日御苦労さまですが、あなたにどうしても大事なポイントを三つ四つ押えて御答弁を願わなければならない質問がございます。  大体、文部行政というものは、他の行政と違って政治色を濃厚にすることをできるだけ避けなければならない部門だと思います。私自身の願いであるならば、文部大臣はいずれの党の出身者であろうと、文部大臣になった瞬間に党籍を離脱して中立の立場に立った文部行政をやるという、そういう形を私は実は好ましいものだと思っておるのです。そういうような気持ちでおる私の頭から見ると、今日の大学紛争事件がここまで追い込まれたことは、歴代の文部行政の担当者たちに、どこかに片寄った文部行……

第61回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1969/02/26、31期、民主社会党)

○受田分科員 時間を厳守いたします。  郵政大臣河本先生にお尋ねをいたします。  あなたは、行政機構の基本的な国家行政組織法を十分こなされた内閣委員長をおつとめになった。したがって、この機構問題について、郵政省がどうあるべきかに対する構想もお持ちだと私は思うのです。由来、郵政省は、本省並びに地方に、それぞれ電電公社と対応するような形態の機関ができております。ただ、その中で、地方局におきましては、電電公社とつながらないかっこうのところが少々ある。東京郵政局の所管の中には、関東地域が含まれているわけなんですが、公社はこれを分離しておる。こういう問題について、行政機構改革にも乗るわけでございますが、……


32期(1969/12/27〜)

第64回国会 地方行政委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1970/12/07、32期、民社党)【議会役職】

○受田委員長 東中光雄君。

第66回国会 運輸委員会内閣委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1971/08/04、32期、民社党)

○受田委員 昨年、あなた方よく御存じのような交通安全の基本法ができて、そして中央交通安全対策会議がりっぱに構成されておりながら、一年たって、航空の基本的な対策さえも用意しないでこういう事件を起こしたことに対して、政府は、一体法律ができてもなぜ傍観しておるかというずるいあり方に、心から私は警告とそしておしかりを申し上げたいと思うのです。  まずそのことについて、和田議員の質問に関連することでありまするので、一、二関連事項として指摘したいことは、航空管制の基本的な対策としては、これが一元化しなければならぬということは、もう火を見るよりも明らかな大衆の要望である。技術的にもそうである。ところが、日本……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1973/03/07、33期、民社党)

○受田分科員 文部大臣、限られた時間ですから、ポイントを三つにしぼって簡明直截に御答弁を仰ぐように御質問いたします。  私は国の教育を、国の政治の上で非常に高いウエートに置くように、文化国家として新しく立ち上がった戦後の日本は、戦争も放棄し、軍備を持たないという形で文化の高揚に力点を置き、福祉の増進につとめてきたわけですが、しかし現実には国政の上の文教のウエートは依然として低水準に置かれている。文部大臣は油断をすると伴食大臣のそしりを従来受けてきておるような立場に置かれておったわけです。私は、文教教育というものを国政の中核にするような国家に、教育国家にしなければ日本の使命が果たされないと思うの……

第75回国会 外務委員会内閣委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/16、33期、民社党)

○受田委員 先ほどからの質疑応答を伺っておりましても、明確にされているのは、三木総理はいかなる場合も無条件に全面的に非核三原則の遵守をやる、こういうこと、この理解は、三木内閣が続く限りだけでなく、大体自民党政権が続く限りはという意味に理解してよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 かつて鳩山総理は憲法を改正する宣言を国会でやられました。ちょうどこの予算委員会で私大いに御議論を申し上げた思い出があるわけであります。憲法調査会をつくる根底にも、現在のこの憲法に改むべきところが数々ある。占領軍の政策の欠点を是正する必要があるという趣旨の憲法改正の御意見を持っておられました。これは本会議でもその意……

第75回国会 内閣委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/23、33期、民社党)

○受田委員 連合審査でありますので、内閣委員の方の発言をできるだけ差し控えたいと思っていましたが、どうしても、いま内海議員の質問に対して私から関連質問せざるを得ない点がありますのでお伺いいたします。  いま責任問題が盛んに論議されました。「むつ」を今日の状態に追い込んだ責任の最高の地位にある人はだれでしょうか。
【次の発言】 私もそう思います。現時点においては佐々木先生に責任がおわりである。鈴木善幸氏は、昨年の秋この問題に乗り出して、むつ市及びむつ漁協等とも協定を結ばれました。半年以内に新母港を決定する、二年半以内に船体をそこへ移す。鈴木善幸氏の責任はどうあるのか、そして今後、鈴木善幸氏はいか……

第75回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1975/02/26、33期、民社党)

○受田分科員 田中厚生大臣、将来のとうとい経験と信念で、ひとつしっかり厚生行政の長官として御健闘を祈ります。  さて、三十分の枠内で大事な問題点を数点指摘して、政府の所信をただし、私の要望をここで宣言さしてもらいたいと思います。  私たちの人生にはいろいろと不幸な立場で、そのとうとい人生に大きなハンディを受けている人がたくさんあるわけであります。その中には、生まれながらにして身体の故障を持っている者、あるいは途中で故障を受けた者、心身のさわやかな生活のできない不幸な人、これらの方々は余りにも痛々しい人生をいま歩んでいるわけです。同じ人間と生まれて、この不幸を補ってあげる、そこに政治の原則があり……

第77回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1976/04/07、33期、民社党)

○受田分科員 先ほどいろいろと政府側の説明を承りました。その中で、総理府の予算に関係する問題で、一つお尋ねをしたいことがございます。  昨年、ここにおられる稻葉法務大臣の発言をめぐって――憲法を遵守し、擁護する義務がある憲法第九十九条の規定に基づきまして、憲法が日本国で基本法として誕生して以来、最初の五年間は記念行事をやって憲法の普及徹底を図ってきた。しかるところ、自後、自民党内にも憲法改正論者もおられまして、また組織的に党内に機関もできまして、いつの間にか、この現行憲法を大いに尊重し、そしてそれを祝福する行事等が中断をしてきたわけです。それで、稻葉法務大臣の発言に関連して、三木総理及び稻葉法……

第77回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1976/04/07、33期、民社党)

○受田分科員 文部大臣、国立学校設置法一部改正が提案されてあります。これでちょっと私気にかかることなんですが、その審査がまだ始まっていないわけなんで、この中には、福島大学の大学院、埼玉大学の理工学部の分離、岡山大学の薬学部を医学部から分離する問題等、非常に急ぐ提案がされているのですが、これは一体新学年を始めるタイムリミット、つまりぎりぎり国会でいつまでにこれが通ればやれるという自信があるのか、お示しを願いたいのです。
【次の発言】 一日も早くといって、新しい学年を始めるのにいつから始めればぎりぎり間に合うと見られるか、それによって法案の審査に配慮があるわけです。


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 内閣委員会恩給等に関する小委員会 第1号(1977/04/08、34期、民社党)

○受田小委員 大出委員の主張、これは私も支持するわけですが、公務員は現役と退職者は一貫した処遇というところにその味があるので、現役であった人が退職するときの俸給を基礎にしてその後の生活を、かつての公務員であったという立場と誇りを持ってその後も、私的利益を追求できない立場で公務に精励したことに報いる退職後の保障、こういうことですから、それでこの附帯決議に十年近くもこれは私終始主張し続けて、これはときに附帯決議からはずされようとする時期が何回かあったのをあえてこれを主張して生き残してきたわけでございまして、当局としてはこの問題についてはその都度都度措置をすることによって結局このスライド的な結論を結……

第85回国会 内閣委員会同和対策に関する小委員会 第1号(1978/10/17、34期、民社党)

○受田小委員 皆さん、こんばんは。遅くまで御苦労さまですが、沖本先生に続きまして質疑を続行します。  同和対策事業特別措置法ができて十年、この法律は十年を目途としてというスタートでございますが、十年の間にようやく事業が半分あるいは半分に足らないところの進捗ぶりであるという意見が全国各地から集まっております。そこで、私、教育と人権問題を中心にきわめて端的にお尋ねをしましょう。  文部省が同和対策長期計画に基づきまして、十年を目途としてなさった結果、この同和対策長期計画はどの辺まで進んできたとお考えでございますか、お答え願います。
【次の発言】 お二人の御答弁を承って、これから十年を目途とした時点……


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ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

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