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福田昌子 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

福田昌子[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
808位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
569位

26期委員会発言TOP100
54位
26期委員会出席(無役)TOP100
66位
26期委員会発言(非役職)TOP50
40位

このページでは福田昌子衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。福田昌子衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 厚生委員会 第3号(1947/07/10、23期、日本社会党)

○福田(昌)委員 國民健康保険事業の實施にあたりまして、醫者が積極的に協力いたしますのはもちろんでありますが、醫者がその協力におきましても、精神的な協力面と物質的な協力面とがあるわけでありますが、その醫者の協力いたします場合におきましても、経済的な面、殊にその醫薬品とか醫療機械の面に對しまする特別のお取計らいについては政府の方ではいかなるお考えでいらつしやいますか。
【次の発言】 醫者がこの事業に積極的に協力いたします場合には、醫は仁術の立場から精神的に協力いたしますのは當然でありますが、それにいたしましても、この物價高の、しかもやみでなければ醫薬品、醫療器具というものも十分に入手できないこの……

第1回国会 厚生委員会 第4号(1947/07/28、23期、日本社会党)

○福田(昌)委員 ただいま寄生虫の予防に関しまして、榊原氏は糞便に対する予防をそれほど重大視しないでもいいというお話でありますが、私はこれについては政府のとられております施策は最もいい施策だと思うのであります。この七、八月を利用して、そういう適正な処置をとられることは最も必要なことだと思うのであります。  もう一つ寄生虫の予防にあたりまして、いわゆる駆虫剤でございます。これはサントニンの輸入ができません今日、貧困な状態にあることは仕方がないことでありますが、あえて科学的な薬品を利用するばかりに頼らず、民間にはいろいろな寄生虫に対する昔から言われているところの民間療法がございますから、こういつた……

第1回国会 厚生委員会 第8号(1947/08/07、23期、日本社会党)

○福田(昌)委員 重ねてお尋ねいたしまして恐縮ですが、保健所法の第三條のところでございます。「第一條に規定する地方公共團體の長は、その職權に屬する前條各號に掲げる事項に關する事務を保健所に委任することができる。」この條文でございますが、この條文そのものは非常にあいまいに感じますし、なおどの程度の事務を保健所に委任していただけるかということをこの前一應御説明願いましたが、その程度の委任となりますと、保健所の權限としましてまつたく不滿に感ずるのであります。のみならず各保健所に勤めております第一線を擔任する者はこれに對して非常な不滿をもつておりまして、少くともただいまの區役所の衞生課に移管されており……

第1回国会 厚生委員会 第20号(1947/10/06、23期、日本社会党)

○福田(昌)委員 乳兒の主食である煉乳及び乳製品に對しまするところの質問で、私の申し上げたいと思うことは大半山崎さんがおつしやいましたので、それに對する不足の分を質問申し上げたいと思うのでございます。先ほどの御質問に、ただいまの統制では横流れを防ぐことができないというような御答辯でありましたが、それはまことに私は當らない御答辯だと思うのでございます。それだけの心構えがないからそれだけの統制ができないのでありまして、この例といたしましては私は出身縣の福岡縣の例をとつて申し上げますと、福岡縣は非常に乳幼兒の乳製品及び牛乳は、全國的に見て一番状態が悪かつたのでございますが、縣當局の非常なる努力により……

第1回国会 厚生委員会 第23号(1947/10/16、23期、日本社会党)

○福田(昌)委員 この法案に對しましては似たような質問がたくさん出ておりますし、私が御質問申し上げたいと思つております點に對しても、大分出そろつてしまつた感がありますので、私は全體から見まして、この法案に對します不滿と私の希望を申し上げたいと思うものであります。  この法案の全體を通しまして私不滿に思いますことは、兒童というものは決しておとなの縮圖ではない。子供というものは未完成なものであり、これから育ち行くものであるということは、たれでも一應わかつておるかのごとくでありますが、この法案を讀んでみますと、ややもすればそういうことを忘れがちにしてつくられた法案ではないかというような感を受けるので……

第1回国会 厚生委員会 第28号(1947/11/06、23期、日本社会党)

○福田(昌)委員 有田委員の御質問と全然別個になるかと思いますが、私の私見を申し上げます。この問題に對しての私の批判を申し上げますると、有田委員のこれに對する御同情というものはまつたく安つぽい同情である。かように私は申し上げたいのであります。私も個人的な非常な關心をもちまして、難波病院にも吉原病院にも参りまして、しかも私はその難波病院などにおいては、約一箇月というものをこういうパンパン・ガールとまつたく寢起きをともにいたしまして、かの女らの教化というものに對しましてほんとうに獻身的な努力を拂つたのであります。その状況を考えてみましても、確かに鐵柵を構えたところの病室もありました。また八十人、百……

第1回国会 厚生委員会 第37号(1947/12/05、23期、日本社会党)

○福田(昌)委員 ただいま提案理由の御説明がありましたあん摩、はり、きゆう、柔道整復等營業法案に關する質問をいたしまする前に、ひとつ緊急質問を申し上げたいと思います。  醫療團の解散に關する質問でございます。本年の一月下旬であつたかと思うのでありますが、この醫療團の解散に關しますところの要綱がきまりまして以來、約十一箇月經つておりまするが、醫療團の現状を見ますると、ハツピイエンドに片づいた解決を認められつつおる病院というものは、ほとんどない現状でありまして、一般の醫療團の病院と申しますのは、その營業の主體がどこにあるかということに對しまして、非常に迷つておるのであります。そのために從業員という……

第2回国会 厚生委員会 第7号(1948/06/10、23期、日本社会党)

○福田(昌)委員 大分御質問が出ましたので、重複する点は差控えまして、必要と思いますことを希望として述べさせていただきたい。まず総則におきまして藥剤師の身分法の規定がないということは、各委員の御不満でございましたが、私もこれに向つて各委員が述べられたと同じような希望をもつておるものであります。第二條の第二項の御説明にあたりまして、次長の御説明を承りまして一應了とするのでありますが、この法案の作成にあたりまして、藥剤師の身分を軽く扱つてこういう法案をつくつたのではないというお言葉を承つてのであります。おつくりをいただきました当初におきましては、なるほど藥剤師の身分を軽く取扱うものでないにいたしま……

第2回国会 厚生委員会 第14号(1948/06/24、23期、日本社会党)

○福田(昌)委員 医療関係の教育施設また営業施設というものが非常に高い水準に引上げられまして、從つていろいろな法案を新しくきめなければならないというようなことに対しまして、政府も非常に困難をせられただろうと存じまするので、そういう点を考慮いたしまして、なるべくその御苦衷に御同情申し上げて、私の質問はなるべく控えさせていただきたいと存じましたが、この保健婦助産婦看護婦法案におきまして、こういうように一般の教育程度を高くさせていただきますと、この学校の制度になつてから、一体看護婦や、保健婦や助産婦になる人が現状のような数においてあるかどうか。またもしそうでない場合においてはどういう対策を御考慮にな……

第2回国会 厚生委員会 第17号(1948/06/27、23期、日本社会党)

○福田(昌)委員 第二條の2に、「予防接種を行う疾病は、左に掲げるものとする。」とありますが、これはどううことを基準にしてお考えになつておりますか。
【次の発言】 インフルエンザとか、ワイル病というようなものに対しましては、私どもの知り得る範囲におまきしては、予防効果というようなものはそれほど高く買われていないものだと思います。こういうものを規定なさる場合におきましては、どういうことをお考えになつておりますか。
【次の発言】 こういう流行に備えての予防接種の藥品というものは、十分に用意があるのでございますか。
【次の発言】 予防接種の対象となる予防注射の種類、それに対する人員の総数の概要を御説……

第2回国会 厚生委員会 第19号(1948/06/29、23期、日本社会党)

○福田(昌)委員 性病予防法案について質問したいと思います。先ほども榊原委員の御質問がありましたが、罹病患者を医者が診断いたします場合、梅毒に対しますところの政府の檢査方針というものはよくわかりましたが、淋菌に対しましてはどういう檢査方法をお考えでございましようか。
【次の発言】 私は、淋菌の檢微鏡的檢査または臨床所見ということに対して、非常な疑問をもつておりまして、今後政府として、ただ單なる檢微鏡檢査とか臨床所見というようなもののみに限定された診断法荘おとりになることは、非常に危險であると思います。殊に今日のごとくペニシリンその他の製剤が普及いたしまして、慢性病というものが非常に隠けた姿にお……

第3回国会 厚生委員会 第4号(1948/11/24、23期、日本社会党)

○福田(昌)委員 國立公園の指定に関して、予算の方はどうなるのでございますか。

第3回国会 厚生委員会 第5号(1948/11/27、23期、日本社会党)

○福田(昌)委員 今まで御説明を伺つておりまして、あらためて承る必要はないかと思いますが、私は應急の措置ということにつきまして、どれだけの考えがあるかということを伺いたいのでございます。
【次の発言】 ただいまたいへん抽象的な應急の措置というものを承りまして、具体的な面に入りましたら、さだめし至れり盡せりの処置をおとりくださることとは存じますが、あまりにも抽象的にすぎまして、私としましては非常に不安なものがたくさん残されておる感じがいたすのであります。山崎委員、また榊原委員からるる輸血に関する質問が出ましたので、重ねてお伺いする必要はないと思いますが、輸血というものは患者の危急存亡の命を救うた……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 厚生委員会 第2号(1949/03/30、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 この中の死体解剖保存に関する法律案は、どういう意味でお出しになるのでございますか。
【次の発言】 この中にある医療法の一部改正する法律案、この場合ただいまの場合によりますると、往診のみの場合にはその住所をもつて診療所とみなすという特定の規定を設けるというお話でごさいましたが、そういう例はたくさんあるのでございましようか。また日診のみをやつておられるという場合におきましても、往診などの程度のものを医療とみなされるのか、概略のところでけつこうでございますから、伺いたいと思います。
【次の発言】 こういう改正法律に該当する事例というものは非常にまれな状態になつて参ると思いますので、……

第5回国会 厚生委員会 第3号(1949/03/31、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 時間も追つておりますので簡単に質問させていただきますが、私は兒童福祉法について、ことに今日いただいております書類の範囲内で質問いたしたいと存じます。児童福祉法が実施されまして一年になりますが、日本の社会情勢から見ますと、はたして兒童福祉法がどれだけ兒童の生活を幸福にし、また兒童がそれによつてどれだけ守られて来たかということについて実に考えさせられる多くの点があるのでございます。今日の新聞の三面記事を見ますと、毎日兒童福祉法に何らかの関連のある記事が必ず出ておるという状態でありまして、兒童福祉法をいろいろと考え、またこの施行を望みました私どもといたしましては、非常に慚愧にたえな……

第5回国会 厚生委員会 第4号(1949/04/02、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 ただいまの御説明によりまして大体御説明いただきました点は了解いたしましたが、GHQの当局の何分の命令を待つて厚正省の態度をきめたいというように私には聞えたのでありますが、そういうGHQの命令を待たないまでも厚生省当局としてはどういうお考えであるかという御意思を承りたいと思います。
【次の発言】 それほどのお考えをお持ちくだすつておるのでありましたならば、過去におきまして自治会の行き過ぎたものがいくつかありまして、その行動が行き過ぎであつたということは、今日においては自治会においてもすでに認めておることでもあるし、反省しておることでもありますから、厚生当局がこの自治会をその限定……

第5回国会 厚生委員会 第6号(1949/04/09、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 最近いろいろと医療関係の業務に携わる者に新しい名前がつけられた仕事ができております、たとえば衛生管理者といつたようなものも新しい一つの仕事の分野でありますが、衛生管理者というものはどういう目的のためにおつくりになつたかということをお聞かせ願いたい。
【次の発言】 そういう目的でおつくりになつたのでありまするならば、各工場には最近保健婦というものの採用がよくか行われておるのでありますが、そういつた保健婦の方々が衛生管理者として取扱われずに、衛生管理者のらち外に昂るという状況であり、またなりつつある。そういう困つた問題がだんだん大きく廣がつて参りまして、保健婦という職業の方が、か……

第5回国会 厚生委員会 第8号(1949/04/13、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 ただいまの御質問の数々におきまして、ある程度私も了解できたような氣がいたすのでございますが、結論におきまして私といたしましては特別会計にしなければならないという理由が全然見出せないのであります。ただ特別会計にすることによつて、收支という面からいたしまして、当事者が非常に眞劍になつて來る、このことが一つの大きな理由になつていると思うのでありますが、收支というようなことを観点として特別会計の一つの理由にするならば、收入を上げるために、また支出の面をよく調査いたしまして、その面を厳重にすることが別の方法でとられてしかるべきであると思います。このことのためにわざわざ特別会計をしく必要……

第5回国会 厚生委員会 第11号(1949/04/21、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 私は社会党を代表いたしまして、この國立病院特別会計法案なるものは、現段階におきましては必要を認めないとするものでございます。今までの委員会におきまして、いろいろと質疑應答がございましたが、與党である民自党でさえも、この法律案に対しまして修正を申し込んでおられます。この法案の全般を通じまして、ことに國立病院なるものが、ゆたかならざる貧困階級の利用し得るところの唯一の病院であり、しかもそこに働いておられるところのお医者さんは、薄給に甘んじて、営々として患者のために学究的な氣持において医療に從事しておられるのでありまして、医者のこの眞摯な献身的な、医学的な、努力というものから考えて……

第5回国会 厚生委員会 第13号(1949/04/27、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 私は緊急動議を一つ提出いたしたいと存じます。  ただいま東大の附属病院の厚生女学部の看護婦さん、いわゆる看護婦養成所を卒業なさつた方々が、成績不良のゆえをもちまして、十三名が不採用になるということを聞きまして、五名がハンストに入つておるのでございます。今日はハンストに入りまして五日目になる状態にありますが、その理由といたしますところが、成績が非常に不良であるということで不採用になつたということになつておりますが、その卒業した十三名の方々の意見というものを間接に聞きますると、成績が非常に不良であるのではなくて、その不良と判定したところの理由が成績ではなく、いろいろなその人の日常……

第5回国会 厚生委員会 第14号(1949/04/28、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 私は社会党を代表たしまして、この改正案におきまして「第四十三條ノ二に次の一項を加える。」この條文の削除を動議として提案いたしたいと思います。  健康保險が勤労階級の唯一の医療の安易なよりどころであるということは、だれも認めるところでありますが、その勤労階級にとりましての唯一の医療施設であるところのこの健康保險なるものが、さなきだに物価高に生活苦にあえいでおる勤労階級の負担におきまして、その健康保險経済の赤字の補填がなされるということは、何と申しましても黙認するに忍びない点でございます。保險料率を引上げ、さらにまた被保險者に、一部負担金としての支拂いを課するということは、負担が……

第5回国会 厚生委員会 第19号(1949/05/14、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 更生指導者のこの運営の方法と申しますか、経済的な面についての御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 職業補導のその職業の種類は、どういうことになつておりますか。
【次の発言】 ただいま伺いました職業の種類によりますと、一般市民の生活、ことに日常のこまかい生活は必要ないわゆる手工業と申しますが、そういつた仕事が多いと考えます。そうつくります場所の選定にあたりましては、厚生省当局の予算とにらみ合せてやる一方的な措置では、はなはだ不合理なものにならないかと思います。從いましてその場所の選定ということに対しましては、一應身体傷疾者がどういう所を望んでいるかというような、傷疾者に対……

第5回国会 厚生委員会 第31号(1949/10/07、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 社会保障制度がいろいろ審議されておりますが、結局大蔵当局との予算の面の動きがなければ、どういう案をつくりましても、これはまつたく砂上の楼閣にすぎないのでありますが、厚生当局においては、新しく審議されつつある社会保障制度というものの予算の裏づけに対して、どういうお考えを持つておられるか、どういう積極的な動きをしておられるかについてお聞きしたい。
【次の発言】 今日そういうような予算の裏づけをお伺いするというのは、確かに時期尚早でありますが、しかし社会保障制度というのを新しい制度に仕立てて、それによつて今までのいろいろな態度を統合、あるいは切りかえて行くべき問題ではないのでありま……

第5回国会 厚生委員会 第32号(1949/10/08、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 災害扶助に対して社会局でとられた具体的な御説明を願いたいと思います。質問があまり漠然といたしておりますが、今日の災害救助法というものが現実にどういうふうに活用されておるかということを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 御説明を承りまして御趣旨はごもつともと思いますが、現実の面はなかなかそういうふうに参つておらないのであります。たとえば災害が予測される地域にあるような、ことに水害なんかでありますと、大水が出たらこの家は流されるだろうということが推定できるような所にある家屋で、しかも緊急に立退きすればそういう災害が免がれることがわかつておるような場合に、この立退きに対する地……

第5回国会 災害地対策特別委員会 第7号(1949/07/29、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 先ほど田代委員の質問でいろいろ問題が起こりましたが、要するところ、災害復旧に対しての御熱心のあまりであろうと存ずるのであります。また政府当局の御答弁によりましても、わずかにこの緊急対策が十億であるということに、だれが聞いても納得の行かない点でありますが、これも現下の日本の情勢、またほんの應急処置であるという観点からいたしまして、一應諒といたしますが、とにかく私は治山治水というものは最も日本の國にとつての大きな問題であろうと考えます。國は破れても山河ありということが昔は言われておりましたが、こういような調子で参りますと、國が破れた上にしかも山河を失うというようなことにまで至らな……

第6回国会 労働委員会 第4号(1949/12/01、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 女子の生理休暇は、生理休暇という名前がつけられるだけに一つの生理的な問題であります。従いまして工場におきまして衛生施設が完備すれば、こういう規則いわゆる生理休暇の規則は、いらないものであろうと思います。しかし日本の現実の工場施設、ことに女子の衛生方面に対しましては、何ら設備のない工場衛生におきまして、特に若い女子がほとんど立つて一日中作業しておる専売公社の現場の仕事場のような職場におきましては、私はただいま春日委員から請願がありましたように、女子の生理休暇というものは、三日ぐらいとるのが当然ではなかろうかと考えるのであります。人事院規則では二日に訂正されましたが、職場によつて……

第7回国会 外務委員会 第5号(1950/02/22、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 私は軍事基地の提供に関しますことについて、お尋ねさせていただきたいと思います。  今まで軍事基地の提供に関しましては、仮定の事実に対しては云々ということで、御答弁がなかつたのでありますが、十三日の参議院の外務委員会におきまして、吉田総理大臣におかれては、軍事基地の提供もやむを得ない、それは日本の義務であるというような御答弁をなすつたということが新聞に出ておつたのでありますが、このような軍事基地提供というものが、日本にとつての義務であるということに対しましての国際法上の理論的な解釈を聞かせていただきたいと思います。  それからこういうような軍事基地の提供というものは、どういうよ……

第7回国会 外務委員会 第8号(1950/03/11、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 すでに二十四年度の予算で六百万円計上しておりながら、去年この法律案を出さなかつた。本年も千数百万円が計上しておる。いろいろその間に調査をやつておつたから、今この法律案を出すというような御答弁でしたが、その御調査というものはきわめてあいまいであると思いますが、そういうあいまいな基準をもつてこの法律を今お出しになるというようなとこに実にふしぎなものを感ずるのであります。何かその裏にあるのではないかということを感ずるのでありますが、その間の詳細なところを伺いたいと思います。
【次の発言】 この説明書の先の方を読んでおりますと、この法律は不当利得の一種と考えて提出するのだということに……

第7回国会 外務委員会 第9号(1950/03/14、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 この払下物件が没収されます場合の手続とか順序、そういつたものを聞かしていただきたい。
【次の発言】 その払下物件の払下げ当時の価格の基準となるようなものはあるのですか。そのときの相場でお払下げになるのですか。
【次の発言】 そのときどきによつて違つたわけでございますね。
【次の発言】 そういたしますと、その払い下げました物件の単価は違いますが、没収いたしましたときの数量の記載ははつきりとしておるわけでございますね。
【次の発言】 そういたしますと、この払下物件に対する不当利得としての政府の支払いをなさる場合におきましては、この書類の形式におきますと、第四条の形式によつて申請書……

第7回国会 外務委員会 第12号(1950/03/24、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 私ども社会党といたしましては、本案件に賛成するものでございます。いろいろ内容の御説明に対しましては、自由党並びに民主党の御説明がありましたが、私どもといたしましても、貿易の将来の振興と国内産業の繁栄のために、この関税政策を城府としておとりくだささることを要望いたしまして、本案件に賛成いたします。

第7回国会 外務委員会 第13号(1950/04/03、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 先ほどの川村政務次官のお話によりますと、対日講和はもまつたく客観情勢に支配されるものであつても品分たちにはどうにもならない問題であるというお話でございましたが、そういたしますと、こういうよりな請願は、政府がお考えになりました場合において、全然無意味で、あるというふうに私たちには解釈されるのでありますが、そういうふうに解釈してよろしゆうございますか。
【次の発言】 どういう意味で無意味でないのでございましよう。
【次の発言】 先ほど次官が、対日講和会議はすべて客観情勢によつて影響されるものであつて日本としてはこうにもならないものであるということを言明されました。従つて、どうにも……

第7回国会 外務委員会 第14号(1950/04/05、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 この法律ができまして取扱う事務というものは、この内容を読みましてわかりますが、この事務所で取扱う所管事務は、終戦後から今日まで一体どこで扱われておつたのでございますか。
【次の発言】 野放しになつていたわけでございますか。
【次の発言】 そういたしますと、在米の日本人の方々の国籍とか、財産とかいつたものに対しても、何らの保護はされていないことになるのでございますか。
【次の発言】 そういうのをいろいろ寄せ集めて整理なされておるというわけでございますね。そういたしますと、今日の在米日本人として約十六万おられるというお話でありますが、そういつた十六万の日本人を五つの在外事務所でブ……

第7回国会 厚生委員会 第26号(1950/04/12、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 すでに御質問があつたかと存じますが、この第四章の医療法人を組織することによりまして、日本の今日の医療機関というものは、どの程度の社会化がはかられ、また医療の経営状態というものが好転して参るのでございますか。そういう点についてお聞きいたします。
【次の発言】 どういう点で促進されるのでございましようか。
【次の発言】 資金の集積ということは、具体的にはどういうことなんでしようか。
【次の発言】 それはあくまでも個人の出資によるかのごとくに聞えたのでありますが、そういう建設資金に対しまして、国庫の補助金は全然お考えになつていらつしやらないのですか。

第7回国会 厚生委員会 第28号(1950/04/18、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 医育機関はこれからまだ御整備なさるおつもりでおられますか。
【次の発言】 インターン制度をお設けになつて、国家試験を始められました当初の受験者は、大体何人ぐらいいましたか。それからどういうふうに減つて参りまして、ただいまどうで、将来の日本の人口、また日本の医療従事者というようなものの振合いから考え出した新しいお医者さんの数というものは、どの程度がよいとお考えでいらつしやいますか。
【次の発言】 医育機関を整備するとして、将来の見通しは大体どのくらいですか。
【次の発言】 先ほどインターン学生の国家試験は卒業試験にかえてくれというようなお話が、丸山委員の御説明にあつたのでありま……

第7回国会 法務委員会 第10号(1950/02/28、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 私は誘拐事件につきまして一、二お尋ね申し上げたいと思います。実は二週間ほど前でありますが、約二年ほど前に当時十才になる男の子を誘拐された両親が面会を求めに参りまして、話の内容を聞いたのでありますが、その事件の内容及び約二箇年間というもの、わが子を求めて悄然としております両親の姿というものに対しまして、胸につまされるものがございましたので、この委員会に、委員外発言をお願い申し上げる次第でございます。  事件の概要を申し上げますとこうでございます。時は二十三年七月十一日の書でございまして、当時十才になる伊藤務という子供、愛称はトンちやんというのだそうでございますが、この子供が浅草……

第7回国会 法務委員会 第18号(1950/03/25、24期、日本社会党)

○福田昌子君 私は最近の青少年の不良、浮浪また犯罪という傾向があまりにも激増の一路をたどつているという状態にかんがみまして、本委員会におきましても、少年法及び少年院法の一部改正に関しまして、お願いのために、委員外の質問をお願いいだした次第でございます。簡單にという御命令でございますので、簡單に質問させていただきたいと存じます。  私が御質問申し上げたいのはただいま申し上げましたような要旨がございますので、大体青少年の保護という意味におきまして少年法があり、兒童福祉法があるのでございますが、それにもかかわらず、現状というものは、犯罪少年は非常な増加の一路をたどつておる。さらにはまた青少年でありな……

第7回国会 労働委員会 第3号(1949/12/20、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 裁定について労働委員会に付せられました案文の――訂正前のものでございますが、これをお出しになられましたのは、公共企業体の予算または資金上、可能か不可能かの判定をしてくれという意味でお出しになつた、こういうふうに解釈していいのでありますか。
【次の発言】 そういたしますと、公社の予算上または資金上可能、不可能の決定は、国会でやるという御意向でお出しになつたのですか。
【次の発言】 ただいまの御答弁は、可能、不可能の決定権は国会にある。このように解釈してよろしいのでございましようか。
【次の発言】 では最初にお出しになつた案に対しましての決定権は国会にある。このようにお考えになつ……

第8回国会 厚生委員会 第4号(1950/07/25、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 いろいろと御説明いただきましたので、これまでの厚生省の態度と申しますか、そういうことはよく了解できたような気がするのでございますが、しかしこの医薬分業の問題と申しますのは、次官の御説明を承りますと、臨時診療報酬調査会と、また医薬制度調査会の結論を待つて、それから先にやるかやらないかをきめる問題であるべきだというような御答弁がありましたので、その御答弁からいたしますと、御態度きわめてごりつぱであるし、そうでなければならないと思いますが、しかし現実の問題というものを考えてみると、どうもその御態度とは違つて、腑に落ちない点が多々あるように思われのでございます。昨年から今年にかけまし……

第8回国会 厚生委員会 第5号(1950/07/27、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 優生保護法は二十三年九月十一日から実施になつておりますが、これが施行されましてから今日まで、強制断種手術というものは何名行われておりますか。またその断種手術の男女別とか、あるいはまた疾病とかいつた概略の内容をお知らせ願いたい。
【次の発言】 その病名、その適用の理由になりました條項を、大別でけつこうでありますから、お知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 後ほどお知らせ願いたいと思います。  この優生保護法は、御承知くださいますように、その根本の趣旨は、悪性遺伝を防止しようというところに、その根底があるのでございますが、年間わずかに百三十二名というような強制断種手術で、十分……

第8回国会 厚生委員会 第9号(1950/09/21、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 この二つの調査会はどういう法律的な根拠のもとに生れたのでございますか。
【次の発言】 そういたしますと、予算的な関係において、どういうことになつておりますか。
【次の発言】 私は別に法律と予算とを結びつけて御質問申し上げたのではないのであります。予算はどういうことになつておりますか。
【次の発言】 既存の予算というものはどこから出ておりますか。
【次の発言】 私、厚生省内部の予算はよく存じませんけれども、そういうふうに調査会ができた場合に、かつてに少しずつ流用するということは、いかなる場合にも可能でございますか。
【次の発言】 そういたしますと、この調査会はきわめて小さなもの……

第9回国会 厚生委員会 第1号(1950/11/27、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 私、ただいま提案理由の御説明を聞かせていただいたのですけれども、数字をはつきり記憶いたしておりませんので、この健康保険の收支、それから未收入、そういう会計の内容を詳しく、もう一回御報告願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、ただいまの御説明を聞いておりますと、この前健康保険法の一部を改正する法律案というような条項のもとにおきまして、保険料率を千分の五十五に引上げたことがありましたが、そのときの御説明とまつたく同様だといわなければならないと思うのであります。その当時、当局の御説明によりますると、千分の五十五に引上げることによつて、今後の健康保険の経済は円滑に回転する、……

第9回国会 厚生委員会 第2号(1950/11/30、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 橋本先生にお尋ね申し上げたいと思います。これは看護婦制度覇議会の審議の内容にもとるかと思いますが、アメリカの看護婦制度と、アメリカの現行の看護婦制度に対して、大衆がどういう考えを持つておられるかというようなことの、アメリカの現状をお話していただきたいと思います。
【次の発言】 先ほど林会長の看護婦制度審議会の御意見では、既得権者に対して試験制度があるということは、むしろ恩典であつて、看護婦の資質の向上のためにいいことだというような、非常に高邁な御意見がありましたが、それに対しまして厚生大臣も御賛成をなすつたようでございます。体看護婦制度審議会というのは、どういう目的のためにつ……

第9回国会 厚生委員会 第3号(1950/12/01、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 大臣にお尋ねいたしたいのです。失礼な質問になるかとも思いますが、社会保障制度閣僚懇談会というものの責任はだれであるかということと、それからその運営でありまするが、今日まで何回ぐらい会議が開かれて、どういうことが研究されたかということと、第三点としては、大衆は社会保障制度の確立ということを非常に急いでおりまするが、この懇談会というものは一体いつごろ結論をお出しになる予定であるかということ、第四点は、この懇談会というものと二十六年度の予算とはどういう関連があるか、二十六年度の予算的措置において、ある程度の影響力を持つものであるかどうか、そういつた点を承りたいと思います。

第9回国会 厚生委員会 第4号(1950/12/04、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 インターンのことについて、主計局長にお尋ねいたしたいと思います。インターンに対する給与の問題はでインターン制度確立以来、これはインターン各位の熱烈なる希望があつたのであります。東医務局長は、非常に好意的に、この制度に対して厚生当局の許される範囲において御尽力をいただいて私ども感謝しておるのでありますが、主計局長の立場において、厚生省からどういうような御相談をお受けになつたかということが一点、それから本年度でインターン制度に対して、給与の面なりあるいは予算面において、どれだけのことをお考えになつておるか、御説明願いたいと思います。

第9回国会 厚生委員会 第5号(1950/12/05、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 健康保険で療養の給付の場合ですが、これには結核の給付が費用としてどのくらい含まれておりますか。
【次の発言】 船員保険にはどのくらいですか。
【次の発言】 今回結核予防ということが重点的に取上げられておりまして、予算の面において約六十億の増額がなされたということは、まつたく喜ぶべきことでございます。相当薬剤の面におきましても政府の後援がなされておりまするが、そういつた薬剤は、健康保険の面において何パーセントぐらい使用されておりますか。
【次の発言】 その薬治料の中で、政府買上げになるところのストレプトマイシンとかパスとかいうようなものは、どのくらい影響して参りますか。

第9回国会 厚生委員会 第6号(1950/12/06、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されております健康保險法の一部改正に関する法律案に対し、反対の意を表明いたします。  理由といたしますところは、昨年第五国会におきまして、やはり同名目のもとに健康保險法の一部を改正する法律案というものが国会に提出されました。そのときにおきまして、保險料の料率を千分の四十から五十に引上げる決定がなされたのでありますが、そのときの当局の御説明も、今回とまつたく同様の御説明であつたのであります。しかもその当時当局は、この料率を引上げることによつて保險経済は安定する、従つて社会保險に一つの曙光を見出すということを仰せられたのであります。私……

第10回国会 厚生委員会 第5号(1951/02/22、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 ちよつとこまかいお尋ねをして恐縮ですが、住宅扶助はどのくらいの予算をおとりになつておりますか。
【次の発言】 二十五年度は幾らですか。
【次の発言】 それは基準額がふえたのですか。要保護者がふえたのですか。
【次の発言】 額はどれだけですか。
【次の発言】 従来の基準はどうですか。
【次の発言】 教育扶助はどのくらいになつておりますか。
【次の発言】 二十五年度は、どのくらいですか。
【次の発言】 そうすると従来の教育扶助の内容は、どの程度だつたのですか。
【次の発言】 二・四%率か増加して行くわけですね。今のところは、大体どのくらいの人数なんですか。

第10回国会 厚生委員会 第22号(1951/03/31、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 この看護婦法案の改正案は、約半年にわたつてもみにもんで、それこそ慎重審議された法案でございます。毎日の衆議院の公報にも、厚生委員会が今日もまた看護婦制度に関する委員会というようなことで、ほかの方からどのような研究をしておられるのかということまでも聞かれたほどに、愼重に審議した看護婦法であつたわけでございまして、この点に関しましては、うるわしい厚生委員会の超党派的な各委員の御努力でできたことを、私どもは非常に喜んでおる次第であります。なるほどこの委員会においてきめたこの修正案に対しましては、あるいは皆さんの中には、なお御不満な方もありましようし、また看護婦さん自体におかれまして……

第10回国会 厚生委員会 第24号(1951/05/18、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 高田児童局長ではないけれども、医務局長が出席しておられますので、ちよつと医務局長に多少児童福祉に関連のあることをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 児童福祉に直接関係ないかとも思いますが、しかし半分ぐらいは関係あると思いますのでお尋ねいたしたいのですが、今日小児結核という問題が大きな問題になつております。結核は全般的に、予防におきましても、措置におきましても、重要な今日の大きな厚生問題でございますが、ことに小児結核というものは、おとなの結核とはまた別個に取上げて処置したければならない重大な問題だと思います。これに対しまして、医務局次長に伺いますが、小児結核に対してどういう……

第10回国会 厚生委員会 第25号(1951/05/19、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 私遅れて参りまして、ほかの先生方から御質問もあつたことと思いますが、御質問があつただろうと思うようなことを、私も実は手紙なりあるいは看護婦さんから聞いているのでございます。この間四月の下旬にありました三婦協会において厚生省側が発言なさつたそのこと、あるいは厚生省側は発言していない、そういうようなことは言つておらないというようなお話のようでありますが、私ども二、三の看護婦さんから聞いたところによりますと、国会議員や労働組合なりが、せつかくのいい法律をがちやがちやに改悪した、こういうような改悪された法律をやつても、この認定講習なるものは厚生省で積極的にやる気がない。結局ひまがいる……

第10回国会 厚生委員会 第26号(1951/05/21、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 ただいま社会局長の御説明を聞いておりますと、市町村の負担が、従来よりは好転いたして、しかも要保護者がこの改正案によつていかにも救われるように聞えるのでありますが、しかし私どもが従来生活保護法の運営を見ておりますと、市町村がわずか一割の負担に耐えかねて、保護者の指定を遅らせたり、あるいはまた要保護者でありながら、その保護を打切られたというような者を、つぶさに多くの事例を見て参りました手前、こういう市町村が保護の実施機関になつた場合、市町村の負担が二割になつたということは、むしろ生活保護法の運営に隘路をつくるものではないかというような感じがいたしてしかたがないのでございます。どう……

第10回国会 厚生委員会 第32号(1951/05/30、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 皆さんからいろいろ御質問がありましたが、私も皆さんがお考えになつておる点に大体同じような疑惑を持つておるのでございます。まずお尋ねいたしておきたいことは、この理容師と美容師というもの、この業態というものを厚生当局においては同じような業態とお考えになつておられるかどうか、厚生省の見解をお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 大衆に及ぼす影響というような観点に立ちました場合、どういうような御見解でございますか。質問の仕方がまずかつたと思いますが、理容師の仕事が大衆に及ぼす――何と申しますか必要と、美容師と大衆との結びつき、その緊密の度合、必要さというような観点に立つて、そこに……

第10回国会 厚生委員会 第34号(1951/06/01、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 旧看護婦規則による認定講習の件でお尋ねしたいのですが、講習を大体全国九地区で、一年に二回くらいというお話でございましたが、私どもは僻村の地に勤めておられる看護婦さんに対しましては、こういう全国九地区にわかれた都会中心の認定講習というものは、非常にお気の毒光と思うのでございます。従つて予算の関係もございましようが、なるべく講習の場所を何箇所もたくさんおとりいただくことを切望する次第でございます。  それからこの講習の方法でありますが、これは直接講習を受けなければならないものであるか、あるいはまたその間に講義録みたいなものもお考えになつておられるか、あるいはまた先生の代理のような……

第10回国会 厚生委員会 第35号(1951/06/02、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 ちよつとお伺いいたしますが、提案理由の説明のところの終り書でございますが、「選考または特例試験」という、選考基準になりますのはどういうことなんでしよう。
【次の発言】 その経歴年数というのは、大体何年ぐらいですか。
【次の発言】 その三年以下の、経験年数の足りない範囲に入られた方に対しては、どういう処置をとられておりますか。
【次の発言】 それは予備試験になるわけですか。
【次の発言】 この特例試験は何回でも受けることができるのでございましようか。
【次の発言】 私の知合いで朝鮮から引揚げた医者でありますが、特例試験を実は残念ながら二回受けて失敗したのであります。そういう非常……

第10回国会 厚生委員会 第36号(1951/06/04、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 藤原参考人にお尋ね申し上げたいのでございますが、先ほどの御意見によりますと、医師法二十二條の修正案の但書の省令云々のところにおいて、でき得べくんば省令でない法律の本文において、そういう事項はきめてもらいたいという御意見のようにお伺いいたしたのでございますが、もしこの但書に出ておりますように、省令できめるということになりますと、医師会といたしましては、どういうような條項を省令でおきめいただきたいお考えでございますか、承りたいと存じます。
【次の発言】 もう一点重ねてお尋ね申し上げたいのでございますが、昨日私省令の定めるところはどういう範囲かということを、医務局長にお尋ね申し上げ……

第11回国会 厚生委員会 第2号(1951/09/28、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 前の方から御質問が、あつたかと存じますが、今青柳委員の御質問にもございましたように、私ども終戦以来の国民生活の窮乏の度合いを加えまするその現状をつぶさに見て参りまして、社会保障制度の一日も早く確立を望んでおるのでございます。社会保障制度と申しますと、何と申しましても、厚生省所管の事務が多いのでございますが、そういつた厚生省の予算内容というものは、社会保障制度としての一つの熱意というものが感ぜられると思つて、今日の予算説明を期待して待つておつたのでございますが、全般的に見ましても、本年度のその要求額そのものが、すでに昨年度の要求額よりも少いということでございます。もちろんこの中……

第12回国会 厚生委員会 第1号(1951/10/15、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 関連して御質問申し上げたいのでございますが、国保の医療給付二割、約五十億というお話でございます。われわれとしても耳にたこができるほど聞いておるのでありますが、この五十億なるものが政府から援助されるということになりますと、大体今の国保の赤字経営というものは、これは黒字になし得る、あるいはとんとんになし得るという御自信がおありになるかどうか。
【次の発言】 先ほど国保の徴收金報告の資料のお話がございましたが、市町村からのはまだ未納分も相当あるというお話でございました。これに対して厚生当局はどういう御努力をお拂いになつておりますか。

第12回国会 厚生委員会 第2号(1951/10/22、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 明後日大臣がお見えになつてからお伺いいたしたいと思いますが、その前にちよつと行政当局にお伺いさせていただきたいことは今度、結核予防法が国会を通過しました後に、こういうような非常に国民一般に疑惑を起させるようなBCGの問題が取上げられて参りましたが、これは一体どういうことが原因で取上げられて来たのか、そのいきさつを御説明願いたい。
【次の発言】 大臣の御説明をお伺いしたのでありますが、あの程度のことで行政当局が問題として取上げるということになりますと、結核予防法、BCGに限らず、他の方面にもその程度のことはあり得ると思うのであります。それをこのBCGに限つてお取上げになつたとい……

第12回国会 厚生委員会 第5号(1951/10/31、24期、日本社会党(第二十三控室))

○福田(昌)委員 ちよつとお尋ね申上げたいのですが、六百四十四万九千円というのは、二十六年度の補正予算なんでございますか。
【次の発言】 この数字は、認定講習の何人分の費用としての御計算でございますか。
【次の発言】 この前、認定講習の問題が起りましたときに、できるだけ短期間に、既得権者の認定講習を終えて、厚生大臣免許に切りかえるということが論議されまして、その認定講習を可及的広い人数において受けることができるようにするために、相当この費用を大蔵当局にお願いするというようなお話があつたのでございますが、そのお話の内容から考えますと、既得権者の認定講習の費用にいたしましても、一府県単位五十人ずつ……

第12回国会 厚生委員会 第7号(1951/11/17、24期、日本社会党(第二十三控室))

○福田(昌)委員 御説明があつたかと思うのでございますが、アフター・ケア施設確立につきましては、長い間の大衆の要望になつておりますが、この施設は行政的にどこでお取扱い願うのでございましようか。今度の予算編成の名目においては、どこの所管でどういう名目に入つておるのか、また金額を詳しく御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、所管課はどこになるのでございますか。
【次の発言】 従来は保護課であつたのですか。
【次の発言】 二十七年度予算では、どれくらいの金額になつております。
【次の発言】 その五千万円というのは、大体全国的に見て三箇所了定だというようなお話が先ほどあつたように伺いま……

第12回国会 厚生委員会 第10号(1951/11/27、24期、日本社会党(第二十三控室))

○福田(昌)委員 インターン制度についてお伺いしたいのです。ただいまの御説明でほぼ了解できたのでございますが、ただインターン制度は、御承知のように占領政策の相当強い圧力がありました時代に、アメリカの政策の模倣として生れた制度でございますから、今日の時代から考えてみますと、非常に無理な制度といわなければならないと思うのでございます。ことに今日の彼らの生活というものは相当切迫しておりまして、ただでさえ医学教育においては他の部門より長年の教育課程を経なければならないのに、さらに一年間のインターン制度というものは、何らの身分保障もなく、しかも学生と同じような経費がいつて、学生に與えられておつた特権とい……

第12回国会 厚生委員会 第12号(1951/11/30、24期、日本社会党(第二十三控室))

○福田(昌)委員 九月八日を境にいたしまして、こういつた進駐軍による事故の被害というものに対する対策が差別的に考えられるというお話でございましたが、これはまつたくおかしな話だと思うのでございます。なるほど、講和條約の調印は済みましたけれども、講和條約そのものの効力というものは、何も九月の上旬を契機にいたしまして発効いたしておるわけでもございませんのに、進駐軍による被害だけがそういう基準において差別をつけられるということは、これは被害をこうむつた人の立場に立ちますると、まつたく了承できない点であろうと思うのであります。従いまして、横田の飛行場のあの事件にいたしましても、政府がおとりになるであろう……

第13回国会 厚生委員会 第3号(1952/01/30、24期、日本社会党(第二十三控室))

○福田(昌)委員 受胎調節普及のために、多少でも予算をとつていただいたことは、非常に喜ばしいことで感謝しているのですが、実質的には、受胎調節をしておりましても、失敗して妊娠する人が多いのですが、そういう人の措置というものは、ほとんど今考えられていないと思います。結局そういう人は法律の裏をくぐつて、いろいろの措置で人工妊娠中絶をしているという形ですが、そういうことに対して、政府は今後どういう対策をおとりになるお考えであるか伺いたいと思います。
【次の発言】 実質的には、とにかくこういうふうな予算をとつていただきましたことは、それはそれなりに多少プラスだと思いますが、現実的に考えました場合、せつか……

第13回国会 厚生委員会 第23号(1952/04/17、24期、日本社会党(第二十三控室))

○福田(昌)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、医療法の一部を敗走する法律案及び優生保護法の一部を改正する法律案について、両方とも全面的に賛意を表明いたします。ただ医療法の一部を改正する法律案につきまして、少しばかり希望を述べておきたいと存ずる次第でございます。  私がここに申し上げますことは、昨年四月、終戦後第三回の医学大会が東大で開かれましたときに述べられましたところの南原総長の祝辞の一部でございます。そのとき、当時の南原総長は、日本の医学が、敗戦後の今日、なお世界の医学の水準に負けない発展をもつて、医学大会が今日持たれることは非常に喜ばしい、しかし、日本のこの高い医学を持つている技術……

第13回国会 厚生委員会 第24号(1952/04/23、24期、日本社会党(第二十三控室))

○福田(昌)委員 今大蔵委員会にかかつていらつしやる国立病院特別会計所属の資産の譲渡等に関する特別措置減案の説明をしていただくのじやないのですか。
【次の発言】 この法案は、政府のどこの部門でおつくりになつたのでありますか。
【次の発言】 前のことをお聞きし  て恐れ入りますが、二十四年でしたか国立病院特別会計法というのが法律案で出ましたが、あの法律案は、どういうぐあいにつくられておるのでしようか。
【次の発言】 私も同じような形でつくられたであろうということを想像いたしております。そういたしますと、あの法案は厚生委員会にかかつて、厚生委員会で審議されたのでありますが、これは大蔵委員会にかけて……

第13回国会 厚生委員会 第37号(1952/06/07、24期、日本社会党(第二十三控室))

○福田(昌)委員 丸山委員の御質問に対する御答弁をお伺いしておりましたが、よくわからない点がございますので、重ねてお尋ねいたします。  まず阿部医務局長にお尋ねいたしたいのですが、この融資の対象になつております今問題にしておられるところの「一般住民にも公開するものであること」というこの文句は、こう書いてあるけれども、これを読んだ場合、これは無視してもよろしいという御答弁としか受取れないのですが、地方でそのように解釈してよろしいのですか。
【次の発言】 もしそうであるといたしましたならば、その融資の予算的な面において考えられるときに、一般住民にも公開するものであるという文句をおつけになつたらいい……

第13回国会 厚生委員会 第39号(1952/06/11、24期、日本社会党(第二十三控室))

○福田(昌)委員 救護員の養成の件について、ちよつとお尋ねいたします。二十九條によりますと「医師、看護婦、その他特殊技能者を養成しなければならない」とあります。従来も養成しておいでになつたのでございますが、一体これまでどのくらいの数において、医師及び看護婦を養成なすつたか、その数をお示し願いたい。
【次の発言】 これからおやりになるおつもりでございますか。
【次の発言】 三十條の條文によりますと、使用者の協力ということが出ておりますが、これの終りの方に「救護員として日本赤十字社の行う救護業務に従事する場合のあること又は従事したことを理由として、不当な取扱をしてはならない。」ということの、具体的……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 外務委員会 第4号(1952/12/01、25期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 一つだけお尋ねしたいのでございますが、武力とか軍事九とか、いろいろ保安庁長官の御答弁を承つておりましたが、よく理解でき云いものでございますから、ごく常識的なことでお尋ねいたしたいと思い参す。保安庁長官と申しますれば、国内の治安また外来者の侵入の影響ということを考えまして、そういつた意味の保安関係のお仕事をしておられると思うのであります。そうなりますと、外国の事情ということをよく知らなければいけないわけであります。保安庁長官の御見解からいたしますと、今日世界各国を見まして、一体保安庁長官がお考えになつておられるような軍備を持つておる国というものは、どういう国があるかということを……

第15回国会 外務委員会 第9号(1952/12/11、25期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 ほんの一点だけなんですけれども、今度インド大使館に仲介の労をお願いするということを新聞でお読みしたのですが、その前に中共引揚者にどういうような処置をおとりになつたかという、これまでの経過を具体的にお話し願いたいと思います。
【次の発言】 そういう抽象的なことは、これまでもずいぶん承つたのでございますが、従来のそういう抽象的な――私どもから見ますと、政府といたしましては、きわめて消極的な、誠意のない措置であつたのでありますが、今度インド大使館にそういう仲介の労をお願いすることになりましたら、これに対して十分何らかの打開の道があるとお考えになつておられるのでありますか。

第15回国会 外務委員会 第10号(1952/12/17、25期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 ちよつとお尋ねいたしたいのですけれども、大使館と公使館との設置の基準になりますのは、どういうものが基準になるのでございましようか。
【次の発言】 そういたしますと、相手国の日本に対する考え方、国際的な地位ということが基準になる、かように考えてよろしゆうございますか。そのような基準で考えて参りますと私ども日本の大使館及び公使館の一覧表を見せていただきますと、たとえばスカンジナヴイアの諸国でございますが、スカンジナヴイアの諸国のような長い間世界平和のために貢献し、しかも戦前、戦後を通じて日本に非常に不利な場合に、スウエーデンのごときは日本の利益代表として、非常に日本のために努力を……

第15回国会 外務委員会 第14号(1953/02/04、25期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 私ども外務省の子算を見ます場合においては、必ずしもこれは多額ではない、僅少だという感じにおきましては、谷川委員の説にあえて反対するものではございませんが、それを起党派的にやつた場合の効果というものを考える場合に、効果は薄かろうと思います。子算を増額するということ自体においては、賛成するにやぶさかではないのでありますが、私どもが根本的に考えますことは、外務省の予算を増すことも必要でありましよう、建物を建てることも必要でありましようが、それよりももつと必要なことは、外務省の陣容の内容及び、何と申しますか、ものの考え方であろうと思います。欧米崇拝主義の英米一辺倒政策をとつている外務……

第15回国会 外務委員会 第16号(1953/02/11、25期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 聖路加病院と、これに類した駐留軍が使つております病院関係の返還に関する質問でございます。聖路加もその一つですが、たとえばそのほかに福岡市にあります簡易保険局の建物を利用いたしました軍の接収病院がございます。そうした接収病院は日本に返還されるというふうに聞き及んでおるのでございますが、こういつた接収病院の返還に関しては、どういう事情になつておりますか。
【次の発言】 そういたしますと、聖路加病院の木造の建物は近く返還まれるということですね。それと福岡の病院に対しましては、安全保障費の見通しいかんによつて、いつごろそういうことの御決定があるのでございましようか。

第15回国会 外務委員会 第21号(1953/02/28、25期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 私、この法案に対しまして原則的には賛成いたすのでございます。しかしながら私どもの立場に一おきまして、今回提出されましたその理由が、講和条約の付属になつております宣言条項の一部であるという形において提出されたそのことに関連して、少し述べさしていただきたいと思います。  私どもは平和条約そのものは、日本の独立と平和というものを考えました場合、サンフランシスコで結ばれました平和条約そのものが、日本の完全なる独立と平和をもたらすものでないということを心配いたしまして反対したものであります。しかしその付属の宣言の一つになつておりますこの協定が今日上程されましたが、この協定そのものは、日……

第15回国会 外務委員会 第23号(1953/03/11、25期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 私ども大分前、ブラジルに臣道連盟というものがあつて、日本の敗戦を承認しないということを伺つておりますが、今のお話でも、何かそういうことが起つてるような感じのお話を伺いましたが、そういうグループがあるかどうか、どういう状態かということを伺いたいと思います。
【次の発言】 今、前衛隊のお話承つたのでございますが、そういう人たちは今どういう動きをしておられますか。日本を戦争前と同じような形と考えておられるのですか。そして日本の将来というものをどういうふうに持つて行きたいという希望を持つておられますか。
【次の発言】 くどくお伺いして恐縮ですが、この臣道連盟が前衛隊になつて来て、前衛……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 外務委員会 第20号(1953/07/27、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 小西市長さんにお伺いいたしますが、板付の飛行場の問題といい、博多湾の水上機発着の問題といい、これは市長さん初め、地元民全部の関心事となつている問題でございますが、これまで市当局が、いろいろとこれに対する対策をとつて来られましたが、公の折衝としてはどういうような折衝をとつて来られたが、一応御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そこでお尋ねいたしたいのは、こういう福岡の基地に対するいろいろな苦情、陳情が参つているはずでございますが、これ対して、国際協力局としていどういう処置をとられたか、お伺いしたい。
【次の発言】 重ねてお伺いをいたしますが、博多湾の問題は、日米合同委員会に……

第16回国会 厚生委員会 第28号(1953/07/29、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 ただいま柳田委員の御質問を伺つておりまして、つくつく考えさせられたのでありますが、今日私ども医療担当者はもちろん、日本国民の全般が社会保険の完備の上に立ちまして、国民全般の医療が貴賤貧富を問わず滲透いたしまして、国民の全部が医療の恩恵を受けますことを医療担当者も、国民の全般もまた施政者もこれを望んでおることと思うのであります。ところが今日におきましては、医療の担当者にあらゆる場合におきまして圧力が加わつておるという情勢にございます。保険医の問題を取上げましても、今柳田委員の御質問にもありましたように、きわめて一方的な立場におきまして保険医の処分がなされるというような法の不備、……

第16回国会 予算委員会 第3号(1953/05/28、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 時間が過ぎて恐縮でありますけれども、一言だけ伺わせていただきたいと存じます。今首相の東南アジアにおきまする開発計画、貿易計画に対しまして、首班指名前に閣僚にそういう御意向をお漏らしいただいたということは、これは日本の将来にとつても非常にけつこうであり、私ども喜ばしいことと思つて承りましたが、今和田先生との応答を伺つておりますと、別にこれという確たる御計画があつてそういう御発言をなすつたのでもないように承りました、詳しいことをお聞きいたしたいのでありますが、時間がございませんので、ただ一、二点だけ伺わせていただきたいのは、この首相の、とりわけ首班指名前の御発言いただいたようなこ……

第16回国会 予算委員会 第4号(1953/05/29、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 おとめしてたいへん恐縮に存じますが、昨日伺つておりましたら七月の暫定予算は、二十八年度の本予算を先に出してからその後にお出しになるというお話でございましたが、どういうわけでございますか。
【次の発言】 そういたしますと、七月分の暫定予算というのは、その内容においては、二十八年度の本予算と大体同じ政策が盛られておるということになるわけでございますか。
【次の発言】 私どもは大体今度の暫定予算におきまして、四、五月分の参議院の特別緊急集会においてつくられたそういう予算と、六月、七月の予算とは、おのずから名前は暫定でありましても性格において異なつておるのだと考えておるのでございます……

第16回国会 予算委員会 第7号(1953/06/22、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 癩患者の意見であるだけに、軽率には考えていないという御答弁でございましたが、当局とされては、当然だと思うのであります。しかし現実は、はなはだこれを軽率に取扱つておられるという感じがするのでございます。患者自体が村山の全生園に集まりつつあるということも、看過できない点でありますし、これは伝染病としての予防上はもちろんのこと、また患者自体の治療上におきましても、傍観できない点であると思います。従いまして、私どもといたしましては、今日この事件を重大と考えまして、厚生大臣、またはその当局の次官ないしは予防局長あたりが、さつそく村山の全生園にも出かけまして、当局の趣旨を伝え、癩患者の意……

第16回国会 予算委員会 第12号(1953/06/27、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつております政府提出の七月暫定予算三案に対しまして反対いたし、私ども両派社会党の共同提案になります組みかえ動議に賛成するものでございます。 その反対の理由を簡単に申し上げます。第一に、私どもは七月までも暫定予算にしなければならないというそのこと自体をどうしても了承できないのでございます。本国会は去る五月十八日に召集されまして、今日ですでに一箇月以上を経過いたしております。もし政府自体におきまして、国政を憂えるの熱意があり、そしてまたこま切れ予算を出すことが、地方自治体の窮乏をさなきだに困窮に陥れるということを御理解されておりま……

第16回国会 予算委員会 第14号(1953/07/03、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 外務大臣にお尋ね申し上げたいのでございます。MSAの交渉をきようからお始めになるとか新聞に出ておりましたが、このMSAに関しまして、経済的な問題を少しお尋ねさせていただきたいと思います。  MSAの援助に関しまして、政府がお結びになります相互防衛援助協定に際して、いろいろ経済的な問題が起つて参ると思います。相互安全保障法によりますと、このMSAの援助には見返り資金勘定が必要になるような条文がございますが、この見返り資金勘定はどういうことになるのでございましようか。
【次の発言】 それでは日本の場合は見返り資金勘定というようなものにならないことを望むし、そういうように交渉したい……

第17回国会 予算委員会 第3号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 今回の長期にわたりましたたび重なる風水害に際しまして、私どものところにも罹災者の方々の非常に涙なしには聞けない陳情がたくさん参ります。そうしてすでに離農した人あるいはまたその困窮のために発狂に近いような状態に陥つた人、あるいはすでに発狂したというようなお気の毒な人もすでに二、三見せつけられているのであります。あるいはまた児童がすでに長期欠動いたしまして学校にも行けない、あるいは高等学校に行つている児童がもう高等学校を引かなければいけないというような気の毒な例を多々伺つて参つているのでございますが、今度の災害予算におきまして、たとえば生活保護法に七億増額されまして、こういう人た……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第14号(1954/09/06、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 当面の問題といたしまして、今ある家に居住いたしております人たちは冬を迎えるにあたりましていろいろと補修が必要である。その補修の費用というものは、これまで、ことに二十七年度以降のごとき、はつきりどういう形で出されておるかわからないが、研究なさるというお話でありましたが、非常に心もとない気がいたすのであります。三十年度の予算もほぱ腹案があることと思いますので、はたしてどういうふうにこの補修費を出すかということをもう少し具体的に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そのお話は何回も聞かせていただいた御答弁であつたわけでございますが、私どもがお伺いさせていただきたいと思つておりま……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第15号(1954/09/07、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 私どもも、厚生当局のこの残留者に対します困難な御調査をこれほどまでに熱心に御調査いただいたことを感謝いたしております。ただいま田邊局長の御答弁で大体現状はよくわかつたのでございますが、その最も大切な数の問題につきましてちよつとお尋ねさせていただきたいと思います。先ほどの御説明によりますと、二十八年度から二十九年度までの発表の間に約六千名ほど死亡したというような御発表になつております。六千八百七十二名と伺つたのでありますが、ところが、この数と申しますのは、昨年の残留者の発表であつた八万五千人に対します死亡率というものを考えてみますと、非常に多く、十三人に一人ぐらいということにな……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第16号(1954/10/07、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 北村さんにお尋ねいたします。少し失礼なことにもなるかと存じまして、恐縮に存じますが、おさしつかえのない範囲で教えていただきたいのですが、撫順の炭鉱におられました間の地位、それからその会社におきまする地位、それから中国人のあなたに対する信頼度、職能の上においてどういうことを担当しておられたか、そういうことを聞かしていただけませんか。
【次の発言】 少し失礼なことばかりお尋ねするようで恐縮でございますけれども、その撫順の炭鉱というものは国家機構の上からどういうことになつておりまして、あなた様のおられた、そして後にかわられた安全技術研究所というもの自体が政府の機構とはどういう関係で……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第17号(1954/10/30、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 いろいろ御答弁を承らしていただきまして、大体政府の当局が李徳全女史の来朝に際しましては従前よりは一歩進んだ態度をおとりいただいておることは多といたしますが、私どもといたしましては、引揚げ促進の問題に対する関心というものは国民あげての関心事であり要望でございますので、政府当局が引揚げ促進は三団体にまかせておるのがこれまでのやり方であるから、それで万事事足れりというように御答弁が聞えました点は、いささか遺憾に存ずるのであります。日本の国会議員が中共へ参りまして、国交回復いたしておりませんが、しかし中共でそれぞれ非常に優遇されたというようなことを伺いますが、そういう中共のとりました……

第19回国会 外務委員会 第3号(1954/02/01、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 残りの時間で、一、二点でございますが、ちよつと質問さしていただきます。  先ほど、どなたの御質問に対する御答弁であつたか、外務大臣は、水力発電に関しての借款の話が多少進んでおるというお話でございましたが、どの程度の話が進みつつあるのか、その点を第一にお尋ねいたします。
【次の発言】 そうすると、大体火力発電の場合の借款と同じような条件でお話なさる方向にあるのでございましようか。
【次の発言】 火力発電借款に関しましては、金額の点におきましてはさることながら、その日本政府に課せられた保証の条件というものは相当苛酷なものがあつたのでございます。この点につきましては、私ども、具体的……

第19回国会 外務委員会 第6号(1954/02/10、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 ただいまの喜多委員の質問に関連いたしますが、私どもといたしましては、小笠原の返還、琉球の返還というようなものも、一緒に総括してサンフランシスコ条約の締結の際に考えてしかるべき問題であつたと思うのであります。東京都の行政を担当しておられます、そうしてまたその当時も担当しておられた春副知事の立場におかれまして、このサンフランシスコ条約締結のその前に、外務省に伺つてでも小笠原の返還に対して強い要望をなさつたかどうか、そのことを一点お伺いしたいと思います。
【次の発言】 私小笠原の現実の状態を詳しく知らないのでございますが、一応日本本土に引揚げられました中で、戦後百三十五名がまた帰島……

第19回国会 外務委員会 第8号(1954/02/17、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 まず沖繩の問題だけに限つて質問させていただきたいと思います。ほかの問題はあとで伺わせていただきたいと思いますが、私一番先にお伺いさせていただきたいことは、外務大臣として主権が日本にある沖繩また小笠原諸島に対して重大な関心を持つておられると思いますが、こういうところに出向いて行つて実地に見聞なさり御調査なさつて、そしてアメリカ側に交渉なさる御意思があるかないか、その点承りたいと思います。
【次の発言】 大いに関心を持つていただいているわけでありますから、どうか早急に具体的に案をお立ていただきまして、こういつた潜在的な主権が日本にある島々の日本人たる島民の生活の安寧のために御努力……

第19回国会 外務委員会 第10号(1954/02/24、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 一、二点お伺いいたしたいと思います。昨年ILOのアジア加減大会でいろいろ決議された事項があると思うのですが、おわかりになっている点を教えていただきたいと思います。
【次の発言】 それだけの決議に従いまして、もちろん政府はそれにどの程度拘束されるかその点が問題でございますが、従いまして今度の予算関係で労働省ではどれほど御配慮いただいたか、その点御説明願いたいと思います。
【次の発言】 たとえば労働者の住宅の問題にいたしましても、今日低賃金にあえいでおります労働者の大衆が、住宅問題に悩んでおるのは御承知のところでございますが、そういつた住宅対策の面からこの点を考えてみますと、これ……

第19回国会 外務委員会 第18号(1954/03/16、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 今RRセンターのお話が出ましたが、この小倉からRRセンターの移転につきまして、伊関局長がお聞きになつたのはいつでありますか。
【次の発言】 特調にこういう所管が移つたのはいつでありましたか。
【次の発言】 奈良のRRセンターが神戸に移転するということで、たしかこれは昨年の九月の二日かに決定をして、十五日に移転したかと思いますが、この移転決定の前どれくらいのときに伊関局長は御相談をお受けになりましたか。
【次の発言】 その移動の理由はどういうことだつたのですか。差迫つた軍の移動というその具体的の内容と、それに対して伊関局長はどういうふうな御答弁をなさいましたか。

第19回国会 外務委員会 第19号(1954/03/18、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 私どもかねがね思つておりましたことを、この委員会におきまして超党派の形において取上げていただいたことに対して、非常に満足な感じを覚えるのでございます。しかしけさの新聞を読みますとすでに出ておりますが、この補償の問題に対しまして、もちろんその過失がどちらの側にあるかということを調査した上で決定することではあるけれども、この補償の件に関して、アメリカ側に積極的に正式に申入れをすべきかどうかということに関して、政府の閣僚の中において、正式に申し入れるということに対して必ずしも賛成しない向きがある。なぜならば二十七年のかつてのメーデーのときに、アメリカその他の外国人の自動車の焼打ち事……

第19回国会 外務委員会 第20号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 顧問団のことにつきまして少しお尋ねいたしたいと思います。この顧問団とただいま保安隊において訓練いたしております米軍の軍人とはどういう関係になるのでございましようか。
【次の発言】 保安隊に訓練の指導をする将校がついておりますが、それと今度MSAの協定によつて生れるカントリー・チームとの関係です。
【次の発言】 今の保安隊にいるアメリカの軍人の一部がカントリー・チームの中に入つて来るということでございますか。
【次の発言】 このカントリー・チームの所属でございますが、これはアメリカ本国におきましてはどこに所属する人たちになるのですか。

第19回国会 外務委員会 第24号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 一点だけお伺いしたいのです。ビキニ環礁の例の被爆漁船第五福龍丸の問題ですが、アメリカ側から譲渡の申入れがあつて、政府が交渉にあたつておられるということを新聞で見たのでございますが、その後の交渉、また外務省はどういう御返答をなさつたか伺いたいと思います。
【次の発言】 時間がありませんで、御迷惑かと存じますが、もう一点だけ承らしていただきたいと思います。  日米合同でこの被爆漁民に対する治療上の問題の話合いをし、そしてまた治療をするというようなことも伺いましたが、その日米合同の措置はどういうことになつておりますか。  もう一つはアメリカの第五福龍丸を消毒して、また日本に返してあ……

第19回国会 外務委員会 第28号(1954/03/29、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 政府は先ほどの御答弁によりますと、協定本文の三条、附属書Bに規定されたことによつて、今度の防衛秘密保護法案をお出しになつたわけでありますが、この条文によりますと、政府の御説明にありましたように、何も立法義務を負つてないという御答弁でございました。それにもかかわりませず、今日早急にこの秘密保健法というものを出して来られたその直接の動機、原因というものはどこにあるのでございますか。
【次の発言】 協定との関係によつて出したわけであるという御説明でございますが、MSAの審議がまだ十分できておりませんときに、急いでなぜこの法律的な立法義務を負つていない秘密保護法を出されたのかという責……

第19回国会 外務委員会 第35号(1954/04/15、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 大分おそくなりましたので、簡単にお尋ねさせていただきたいと思います。外務省の課長さんにお尋ねいたしますが、新しくできた施設委員会の日本側のメンバー、向う側のメンバー、どういう地位の人が入つておるか、その権限、決定された事項はどれだけの効力があるか、そういう点を承りたい。
【次の発言】 最終的の両国政府の代表というのは、日本の場合においては外務大臣でございますか。相手のアメリカ側においてはどなたでありますか。
【次の発言】 私どもは最終的な決定というものの責任者は、アメリカ代表の方はいざ知らず、日本においては当然外務大臣が当られると考えておつたのでありますが、そうでもない。外務……

第19回国会 外務委員会 第36号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 大平教授にお尋ねいたしたいのでございますが、この危険区域の設定の件でございます。安井教授におかれては、危険区域の設定というものは、戦時中だけの場合においてはそういう先例もあるし、ある程度考慮できるというお話でありましたが、大平教授におかれては、危険区域の設定というものは、戦時中であろうと平時であろうと、一応条件としてお述べになりました平等性と恒久にわたらないという条件がつけば、違法ではないというお考えに承つたのであります。平時においてもこの条件さえそろつておれば違反にならないというわけでありますが、アメリカが今度通告して参りました危険区域の設定には期間的な限定もなければ、また……

第19回国会 外務委員会 第47号(1954/05/08、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 先ほどから、猪俣さんの御質問に対する御答弁を伺つておつたのでございますが、標記を故意または過失で係官がつけることを忘れておつた防衛秘密の物件に対して、大衆が知らずしてこれに触れた行動をとるというようなことがありましても、罰せられることがあり得るということでありますと、大衆は何が秘密になつておるのか、公になつておるのかということの判断がつかないことに結果的にはなりますから、非常な恐怖心を覚えることになるわけでございます。従いまして、この条文におきまして、いろいろな方が御質問になりましたが、公になつていないものというこの規定と、標記を付して秘密ということを限定させるというその範囲……

第19回国会 外務委員会 第48号(1954/05/12、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 私は社会党を代表いたしまして、この秘密保護法案に反対の意を表明いたします。  反対いたします最も大きな理由は、この法案それ自体が違憲立法であるということとともに、さらに進みまして考えてみますと、この法案そのものは、吉田内閣の大きな違憲政策、ことに憲法第九条の違反政策、詭弁政策を、秘密の名におきましてかばわんとする、いわば政府の大きな違憲政策の保護法になるからでございます。現行の憲法のもとにおきましては、いやしくも戦争に狂奔するような武力を持つことが許されないことは申すまでもないことでありますが、それにもかかわりませず、吉田内閣は詭弁をあえて弄しまして、憲法違反を敢行し、今や軍……

第19回国会 外務委員会 第50号(1954/05/15、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 この十七隻の貸与というものは、大体いつごろまでに交渉がお済みになる御予定でございましようか。
【次の発言】 政府が十七隻の御予定のもとに、三十九年度の防衛力増強計陶に基いて早くから交渉しておられて、今日までの間にやつと四隻だけ御交渉が成つたというところにおいて、早くこういう協定をお結びになつて提出された。こういう協定に対しましては早く国会に御提出になりますが、私ども本日ここで初めて拝見させていただいたのでありますが、阿波丸請求権の処理のための日本国政府及び米国政府間の協定、こういう重大な協定をここで見せていただきまして初めて知りました。私どもは阿波丸の遭難に対しまする請求権を……

第19回国会 外務委員会 第51号(1954/05/17、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 いろいろお話を聞かせていただきまして、御説明いただいても、私どもどうもわからない点があるのでございますから、重ねて伺いたいのでございます。  この艦艇貸与協定は政府の御答弁によりますと、二十九年度の計画だけに限つた貸与協定であつて、来年度の分はまた別個に考えるというような御趣旨に聞えるのでございますが、この艦艇の貸与協定の取上げる範囲内というものは、二十九年度、すなわち五十四年度に限つた範囲と考えておられるのでございますか。
【次の発言】 でございましたならば、なぜこの協定の中に、そういう五四年度に限るということをお示しいただく言葉を御記入願わなかつたのでございますか。

第19回国会 外務委員会 第52号(1954/05/18、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 時間の制約を受けましたから、良識によつて一、二点お尋ねいたします。等七条でございますが、「日本国政府は、艦艇の引渡し、使用又は操作に関連してアメリカ合衆国政府に対して生ずるすべての請求権を放棄し、」と書いてありますが、「すべての請求権」というのはどういうことでございますか。
【次の発言】 ではこれは、艦艇の貸与協定の範囲内のものでありまして、たとえば日本側が持つておる他の事項の償権に関する請求権には影響がないわけでありますか。
【次の発言】 第八条でございますが、この規定によりますと、たとえば機雷などに触れたり、その他侵略者によらざる不時の災害によりまして、借りた艦艇が破損い……

第19回国会 外務委員会 第55号(1954/05/26、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 政府のこれに関する御所見を承りたいと思います。
【次の発言】 その御熱意のほどはよくわかるのですけれども、ここ一、二年の貿易の状況を金院額面について少し詳しく御報告いただくことと、今後の見通しを具体的に承りたいと思います。
【次の発言】 資料を外務委員会として御請求いただいて、配付していただきたいと思います。
【次の発言】 一括して償いをつけるというお話でございますが、その範囲でございます。直接披露を受けた部分に対しては当然でございましようが、たとえば被害漁夫の今後の生活保障というようなものも、全部アメリカ側の補償の負担として考えられていいかどうか、ことに慢性原子病ということ……

第19回国会 外務委員会 第58号(1954/09/14、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 金門島の攻略問題で、せつかくインドネシアの戦争が片づいてやれやれと思つておりました私どもアジアの大衆に、また何らかの非常なそれぞれの心配を与えておりますが、この金門島の攻略事件というものは、これは国際的に見ました場合、支那の一つの国内問題でしようか、それとも国際問題として考えて行くべきでしようか。
【次の発言】 私どももそのように考えておるのでございますが、それにもかかわらずアメリカの首脳部の間におきましては、金門島の攻略に対してはアメリカの第七艦隊は出さないとか出すとかいうような問題を取上げまして、第七艦隊はこれに不干渉であり、艦隊を出さないということをきめたというふうな記……

第19回国会 外務委員会 第60号(1954/09/16、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 先ほどからのお話で、安藤国務大臣がこのビキニの被爆問題に関しまして、賠償の点で非常に御熱意がある点を私ども非常に感謝いたしておりますが、このアメリカに目下要求中でまもなく解決するであろうといわれる賠償額の総額、それは間接賠償を含めた問題であるかどうか、もう少し詳しい点を聞かせていただきたい。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 まだ最終段階になりませんから、従つてアメリカが出す最後的な額面というものは、もちろんきまらないわけでありますが、非常に少いというお話でございましたが、大体どれくらいのところをただいま申しておるのであるか。それから二十五億の中には間接賠償も当然入つて……

第19回国会 厚生委員会 第27号(1954/04/01、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 保険局長にお尋ねしたいと思つたのですが、局長がお見えになりますまで、ちよつとお尋ねさしていただきたいと思います。医務局長におかれましては、現在の社会保険の上から結果いたします開業医の実収というものが、医者の能力の点から勘案いたしました場合、妥当でないというようにうかがいとれる御返事でございましたが、まさに妥当でないとお考えでございましようかどうでしようか。
【次の発言】 そういう御答弁でしたから、それを離れて、厚生省の医務局長として御都合が悪ければ個人でもけつこうですが、あなた自身においてはこれを適当とお考えになるかどうか、医務局長の御答弁であつたらなおけつこうですが、これを……

第19回国会 厚生委員会 第28号(1954/04/02、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 関連してちよつと。  この被災されました漁夫の治療及び生活の保障の点でありますが、聞くところによりますと、治療においても船員保険を適用するということでありますが、ほんとうであるかどうか、伺つておきたいと思うのであります。
【次の発言】 実は私は、船員保険の傷病手当金に該当しないというお答えをお聞きいたしたかつたのでありますが、船員保険の適用ということをお伺いして、非常に遺憾に存じます。こういつた原爆によりまする症状というものは御承知のように、今日なお研究の課題であります。これは日本政府といたしましても、大きな観点から被災されました方々の治療費の補償というものは考えていただかな……

第19回国会 厚生委員会 第29号(1954/04/03、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 重ねてただいまの点をお伺いさせていただきたいのですが、具体的に御説明願いたいと思います。  処方箋を持つて薬局に行きまして、お薬を患者としていただきます場合に、その薬局に支払われる支払いというものはどういう形で支払われ、患者が出した分に対してはまたどういう形で補償されるか、こまかな具体的な点についての御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 その際に、処方箋を出しました医者の方では、この投薬は二日でよろしい、二日間だけの服薬でいいというつもりで医者の方で出しましても、患者の方はお薬は長く飲んでいる方がきくだろうということで、これを一週間も十日も続けて飲んだといたします。……

第19回国会 厚生委員会 第61号(1954/10/02、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 少し具体的な点につきまして一、二お尋ねさせていただきたいと思います。安藤国務大臣はこのビキニ環礁実験に関しまして被爆いたしました第五福竜丸の二十三名の被害者に対しまして、ことにその補償について非常に御関心と御努力をいただいておりますことを、私たち感謝いたしておりますが、先ほど外務委員会の席上においての安藤国務大臣の御答弁によりますと、目下アメリカ側に要求しておる賠償額は、二十五億という御答弁がございました。これは久保山愛吉氏が目下重態であるが、彼が不幸にして死亡いたした場合には、その賠償額はさらにまた追加要求するつもりであるということを御言明になりましたが、不幸にして久保山氏……

第19回国会 厚生委員会 第64号(1954/10/06、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 私もさらに資料の追加要求をいたします。今いろいろ資料の御要求がございましたが、私はその中で特に国民総医療費ということをよく大臣も局長さん方も申されますが、その国民医療費の内訳、公費、私費、さらにまたその社会保険の分野におきましては、それが経営者側の負担がどれくらいであるか、被保険者の負担がどれくらいになつておるか、そういうこまかな内訳をお願いいたします。

第19回国会 厚生委員会 第65号(1954/10/07、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 簡単にお伺いいたします。総医療費というものは、新医療費体系を実施することによつて上るかもしれないというふうに承つたのですが、さようでございますか。
【次の発言】 総医療費が上がるかもしれないけれども、新医療費体系には賛成であるというとですか。
【次の発言】 そういう意味で飛躍するかもしれませんが、医薬分業にも御賛成であるのですか。
【次の発言】 それは岡本さんの御意見でございますか。国保団体中央会の代表意見として承つてよろしゆうございますか。
【次の発言】 そういたしますと貴中央会におかれましては、国民総医療費というものの負担が絶対に上らないという条件つきにおいて医薬分業も賛……

第19回国会 厚生委員会 第66号(1954/10/08、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 神崎先生に一点だけお尋ねさせていただきたいのでございますが、この新医療費体系を御提出いただきました厚生大臣の御説明によりますと、この体系によりまして医療の向上が期せられるという御説明があつたのでございますが、この点につきまして神崎先生いかようにお考えでいらつしやいましようか。
【次の発言】 私どももさように考えるのでございますが、先生の御専門のお立場から、ことにどういう点でこれは非常に医療の向上を望めないものであるかという点を一、二お示し願えたら幸いだと思います。

第19回国会 厚生委員会 第68号(1954/10/11、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 きようは大臣にお尋ねしたいと思つておりましたが、大臣がお見えになりませんのでごく簡単な点を一、二点だけお尋ねさしていただきます。  この本文の最初のところでございますが、医療費総額の点についてでございますが、直接医療費と間接医療費にわけてございますが、このわけられた直接医療費と間接医療費はどういうものを指しておられるのか御説明願いたい。
【次の発言】 もう少し直接医療費というものを御明確に御説明願いたいのです。ただいまのお話では、患者が個々に薬局でお薬を買つたものもこの中に入つているというように伺つたんですが、そうでございましようか。もう少し明確に直接医療費の中に入れた品目を……

第19回国会 厚生委員会 第69号(1954/10/12、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 今、岡さんの御質問に対して、三十年度の予算では社会保険の医療費の負担分においても、国保は二割、健保においては一割五分を要求しておるという御答弁ですが、その額面がはつきりしないという御答弁でございましたが、大体御提案になつたのでございますから、どれくらいの額面を要求しておられるか御記憶があると思いますが、お示しいただきたい。
【次の発言】 大体三十年度の予算の全貌というようなものが、九月ごろでしたか、ちよつと新聞に出ていたことがありますが、その新聞によると、社会保険に関しては百三十三億程度の要求をするというようなふうに出ておりましたが、総額百三十三億くらいになるという御構想です……

第19回国会 厚生委員会 第70号(1954/10/14、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 簡単に一点だけ御質問さしていただきたいと思います。新医療費体系につきましては慎重にお取扱い願うという御答弁をいただきまして私どもまことに多といたす次第でございますが、重ねてお伺いさしていただきたい点は、病気と申しますのは、個人にとりますといわば災害にひとしいものでございまして好んで病気をする人はないわけでございます。しかしながらしたくない病気も案外度重なつてするというようなことも出て参りますし、結局集まりまりまして、全国の総医療費ということになりますと、膨脹して参る段階にあるかと存ずるのであります。災害対策におきましても、国家予算の編成というものは、当初におきましても一千数百……

第19回国会 厚生委員会 第71号(1954/10/15、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 今私時間の制限を受けましたから簡単に御質問させていただきます。新医療費体系を国会に御提出いただきましたが、これは中央社会保険医療協議会、臨時医療保険審議会にも提出しておられるのでございますか、そうしてどの程度これが審議されておるのでありますか。
【次の発言】 これから御提出になる御意思でありますか。
【次の発言】 点数諮問をするとはどういう意味でございますか。これは医療報酬の配分の一革命でございますが、そういうものではなくて、ただ点数のアンバランスを修正する、そのときの参考資料にする、その程度でございますか。
【次の発言】 そういたしますと、この内容、その根本を流れておる医療……

第19回国会 厚生委員会 第72号(1954/11/19、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 今度お出しになりました診療報酬点数表の改正案というのは、中央社会保険医療協議会にいつお出しになつたのですか。
【次の発言】 それでは大体十八日に資料を発送したのですか。先ほど、新医療費体系は十二月の十五日までに大体の結論を出すようにという要望をしてあるということを柳田委員でしたかの御質問に答えられましたのですが、点数表に対してはいつごろ大体改正案を出してもらいたいということですか。
【次の発言】 そうしますと、湯沢会長に来月の十五日までに回答をしてほしいと言つたのは、新医療費体系に対する回答なんですか、点数表の改正案に対する回答なんですか。

第19回国会 厚生委員会 第73号(1954/11/20、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 資料としてお渡しいただきました診療報酬点数表の改正についてでございますが、この改正のおもなる要点はどういうところなのでございましようか、その点厚生大臣から承りたいと思います。
【次の発言】 概略の点につきましては、昨日保険局長から御説明があつたのでありますが、ごくかいつまんで、大臣はこの点数表の改正について、その特質がどういうところにあると考えておられるか、この点を承りたいと思つてお尋ねしたのであります。
【次の発言】 技術を再診及び初診料で現わされた点でありますが、この技術を初診及び再診で現わすと同時に、初診及び再診料の中には、四点以下の処置料を全部含めてあるということであ……

第19回国会 厚生委員会 第76号(1954/11/29、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 いろいろ委員からも御発言がございましたように、昭和二十六年六月にきめられました医薬分業法案の実施を間近に控えまして、その具体的な措置のために必要な新医療費体系をめぐり、いろいろ論議がかわされました。またそれを実際に翻訳いたしました点数表の改訂、あるいはまた社会保険診療に対する医療の請求表についての改正表なども御検討になりまして、資料として提出していただいたわけであります。御承知のように、昭和二十六年六月に、新しい方法として医薬分業を強制的に実施すべしという法案そのものをめぐりましても、いろいろな論議がかわされましたが、その後三十年一月一日を間近に控えた今日におきまして、その分……

第19回国会 内閣委員会 第8号(1954/03/03、26期、日本社会党(左))

○福田昌子君 ただいまの御質問でございますが、直接には現在の厚生省内にございます一機構を、この技術庁ができましたことによりまして改編いたしまして、内部の機構改革をやるというようなことには、この技術庁は関係いたしておりません。しかし厚生省内部の学問的な見地から見ましたいういろいろな行政部門ということに対しましては、多少の機機整備に対しまして発言権というものは持つ立場に立つかと思いますが、そういう立場には審議会がございますので、その審議会に厚生省の方にお入りいただきまして、その審議会における運営によつて間接的に厚生省内部の機構改革というような点にも科学的に働きかけて行くというようなことになると思い……

第21回国会 外務委員会 第2号(1954/12/16、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 おそくなりましたので簡単にお尋ねしたいと思いますけれども、平和条約の第四条でございますが、これは「日本国は、ビルマ連邦が希望するときは、」云々となつておりますが、いかにも片務的な感じがいたすのでございますが、これをどうして双務的な条文にしなかつたのであるか、この点をお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 この平和条約及び経済協力に関する協定の二つの条文とも、米ドルの金額とそれにひとしい七十二億云々とかあるいはまた十八億云云とかいろいろ日本の額面がわざわざうたい込まれてございますが、今までのこれに類する条約にはそういうことがなかつた。それにかかわらず今回に限つてこういう日本……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 外務委員会 第28号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 板付の基地の問題に関して伺います。七月五日、現在の米軍の司令官から福岡市の板付基地の周辺に高射砲陣地を作るという予定について、福岡周辺の高射砲陣地の予定地を調査したいという申し入れがあったということは、すでに新聞にも出ておりましたので調達庁でも御存じだと思います。これについて、直接現地の市町村に申し込むことは今までなく、特調の方からどういう情勢か、真偽を調査するということが新聞に出ておったのでありますが、御調査いただきました結果はどのようなことになっておるか。
【次の発言】 その手紙を、特調とされてはどういうふうに取り扱われるのでございますか。それを正式な通達とみなされるので……

第22回国会 社会労働委員会 第15号(1955/05/27、27期、日本社会党(左))

○福田昌子君 大へんおそくなりまして恐縮でございますから、簡単に一、二点だけお尋ねいたします。  砂原先生にお尋ねしたいのでございますが、このつき添い婦廃止の制度を厚生省がおきめになります前に、厚生省当局から、これに対して何か御相談があったのでありましょうか、この点を一点お尋ねいたします。
【次の発言】 はなはだ了解いたしますのに困る御答弁をいただいたのでございますが、ただお話だけをお伺いなさったのでございましょうか、それに対して、どうだろうかという御意見をお求めになられたのでございましょうか。
【次の発言】 二千二百七十人のラインで考えた場合に、非常に少いからという御意見は先ほど伺っておりま……

第22回国会 社会労働委員会 第34号(1955/07/05、27期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 三沢先生か岩原先生に伺いますが、先生の長い御経験の間におきまして、あんま、はり、きゅう、あるいはまた柔道整復あるいは指圧なんかの治療によりまして、お医者さんとしておやりいただいた場合、誤まった治療をされて、あとの処置に相当困られたというような例が、極端な例としてどの程度ございますでしょうか。
【次の発言】 そういたしますと、相当経験を持って、これがそのあんま、マッサージ、あるいはまたいうところの療術行為に対する禁忌のものであるかどうかというような見当がつくようになればいいが、それでない場合においては、やはりある程度医師の監督のもとに行うべきであるとお考えになっておりますか。

第22回国会 社会労働委員会 第40号(1955/07/13、27期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 簡単にお尋ねいたしたいのでございますが、この美容師法の改正案は、美容師の方々の意見をどれだけ尊重されて、意向をどれだけくんでお作りになったのでありますか、その点をまず伺っておきたい。
【次の発言】 美容師の団体には、非常にたくさんの団体があるように聞き及んでおりますが、こういうそれぞれのグループの人たちの意見を一応尊重なさってお聞きの上に、この改正案をお作りになったのでありますか。
【次の発言】 教育制度に関することですが、インターン制度が、この美容師の教科課程につけられておるのでございますが、このインターン制度につきまして、ことに美容の教科課程におきましては、実地の修練とい……

第22回国会 社会労働委員会 第54号(1955/07/30、27期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 たいへん時間がおそくなりましたので、私、一切の質問は省かせていただきたいと思います。質問はいたしませんが、厚生当局に要望いたしまして、あわせて資料を要求いたしたいと思うのです。ただいまいろいろと御質疑を承わっておりますと、結局、現行法の成立の昭和二十二年当時の政府の御答弁と、今日この委員会におけるあんま、はり、きゅう、柔道整復師、またあんまの中に今日含まれました指圧に対します概念、それに対する学理的な見解というものが、ほとんど同じであるという感を抱いたのでございます。このことは、厚生当局がこういったあんま、はり、きゅう、柔道整復、こういう業態に対しまして御研究、また行政的な措……

第22回国会 法務委員会 第39号(1955/07/19、27期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 もう前の委員が大分繰り返された質問をよく理解できませんので、また重ねてお伺いさせていただきたいと思うのでございます。  売春対策協議会の点でございますか、現内閣におかれては、売春対する対策は協議会の結論をまってきめたいという御発言でございましたが、この法案は六月の十日に出されておりますから、政府の売春対策というものは、この法案の取扱いにおきましても、また成立後の処置からいたしましても、早急に売春対策協議会の結論を急がせなければならないと思われるのでございます。従いまして法務大臣は、この売春対策協議会をその後何回催促して開かせ、結論をお求めになられたかどうか、この点を伺いたい。

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/28、27期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 総理に重ねてお尋ねさせていただきたいのですが、三十年度の本予算は四月の十五日ごろまでに御提出になるのでありますか。
【次の発言】 それは防衛分担金の削減の問題、あるいはまたアメリカの余剰農産物の買付に関しまする見返り円の使用分のドル条項、その他いろいろの問題が片づいていなくても、本予算は別個に考えて四月十二日までに出す、こういうことでございましょうか。
【次の発言】 そういたしますと、やはり本予算の提出にはアメリカの余剰農産物の買付の問題と防衛分担金の削減の問題の解決にかかっておるというように考えられますが、そういうことでございますか。

第22回国会 予算委員会 第19号(1955/05/25、27期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 四月、五月の暫定予算の審議におきまして、その際六月暫定予算をお出しになることはないかということを、念を押して鳩山総理にお伺い申し上げたのでございますが、そのとき、絶対に六月暫定を出すようなことはないというお話でございました。ところが残念なことには、遂に六月の暫定予算を出さなければならないというような情勢に相なりました。この六月暫定予算をお出しにならなければならないような態勢になったその理由はどういうところにあるのでございましょうか。総理の御答弁をお伺いしたいと思います。どうぞおかけになったままで御答弁して下さい。
【次の発言】 本予算が五月中に成立しないというような状態に相な……

第22回国会 予算委員会 第25号(1955/06/07、27期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 私は社会党を代表いたしまして、両派社会党の共同組みかえになります三十年度の一般会計予算、特別会計予算、政府関係機関の予算の三案の組みかえに賛成をいたします。そして政府の原案、また今日提案になりました民自両党の修正案に反対をいたします。  私が両派社会党の組みかえ案に賛成いたしまするおもなる理由は、国家の再建発展のためには、まず国土の保全、民生の安定が第一でありまして、そのためには不要不急の予算の支出をできるだけ抑制するのは当然のことでなければなりません。この考え方のもとに、まず社会党案におきましては、四人家族の月収二万円までは無税にいたしまして、ことに低額所得者を中心にいたし……

第23回国会 予算委員会 第4号(1955/12/09、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 おもに社会保障についてお伺いさしていただきたいのでございますが、その前に経済企画庁の長官にお伺いいたしたいと思います。  ことしの一月経済六カ年計画を御発表になりましたし、そしてまたそれを基調にいたしてお作りになったと考えられます今度の三十年度予算の根本精神も、これは健全財政と拡大均衡の予算であり、そして民生安定向上の予算だということを御説明になられました。その趣旨ですでに行政的に六カ月以上政治がなされたわけでございますが、結果的に見まして、経済六カ年計画の初年度であることしの民生安定というものが計画通りに行っているかどうか、この点につきまして高碕長官と大蔵大臣の御意見を伺わ……

第24回国会 外務委員会 第2号(1956/02/03、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 きょうは簡単な御質問しかいたしません。花嫁のことについてお伺いいたしたいと思います。  ブラジルヘの移民がだんだん増加しております。ことに花嫁移民も多少増加しておりますが、その花嫁の末路というものが非常に問題になっております。御承知のように花嫁移民はどこへの移民でも相当問題を起したのですが、最近ブラジル行きの花嫁移民は相当被害が大きくなって参っております。昨年三重県から参りました花嫁四人のグループの列をとりますと、四人が三重県出身として参りましたが、そのうち二人はすでにパンパンになっておる。一人が、仕方がなくてまだ結婚生活を続け、一人は気違いになって精神病院に入っているという……

第24回国会 外務委員会 第17号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 公海自由の原則について条約局長は、それはもう世界の学者も、ビキニの原爆実験などは自由を破壊するもので、私も十分にそうだと思うというような説をお述べになりながら、しかし学界がどのような学説を述べようとも、法の原則にどれだけそれの渕源があるかは疑問であるという御発言がございましたが、この御発言は私は非常に重大だと思うのでございます。世界の学者がどういうような学説を述べておっても、それは法とはいささか別個のものである、法は法であり、学説は学説で、太して影響はないのだというような発言、これは非常に問題だと思うのですが、その真意を伺いたいと思います。

第24回国会 外務委員会 第18号(1956/03/10、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 関連してちょっとお尋ねしたいのです。英国政府の回答文をきょう御配付いただきましたが、日本の国会の両決議を英国側に伝えたというお話でございますが、そのお伝えいただきました決議のほかに外務省はどういう文面を添えて英国及びアメリカ、ソ連にこの禁止決議に対する回答を求められたのか、その文面を知らせていただきたいと思うのであります。
【次の発言】 あとでいろいろと詳しくお事ねさせていただきたいと思いますが、一点だけ少しよくわかりませんので重ねてお尋ねいたします。ただいま大使がお持ちになりましたというのは、これは決議文だけをお持ちになられまして、それ以外のことは口頭でお話しになられた、こ……

第24回国会 外務委員会 第22号(1956/03/17、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 簡単に質問さしていただきます。四条と五条の関係でございますが、移民問題がこの条約の中に入っておることは非常にけっこうなことだと思いますが、移民の全貌について、どうもせっかくこれだけの移民構想というものをお考え願えるのでしたら、少し具体的な点について聞かせていただけたらと思います。そういう意味で移民と、第四条の「両国間の経済的、財政的、技術的及び文化的協力関係」というものは、からみ合せてお進めいただくのでございましょうか。それとも移民だけは別個な線からお考えになっておられるのでしょうか。この点まずお伺いしておきます。
【次の発言】 御説明いただきましたことはこういうことなんでご……

第24回国会 外務委員会 第24号(1956/03/29、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 総理が昨年の二月の総選挙の際に、日ソ交渉早期妥結ということを強く主張されましたのは、非常にけっこうなことだと私ども思っておりますが、その日ソ交渉早期妥結の御意見を発表されるにおきましては、どういう方法でこの早期妥結をはかりたいとお考えになっておられたか、その当時の具体的な方法をこの際御説明願いたいと思います。
【次の発言】 私の声が聞えなかったらしくて、御答弁が少しずれておりますが、私のお尋ね申し上げたのは、昨年二月の総選挙の当時、日ソ交渉早期妥結の方法としては、どういうことをお考えになっておられたか、その方法を具体的に御説明願いたいと思います。

第24回国会 外務委員会 第25号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 この条約は、だいぶ前から国会の承認を求めたらどうかということが問題になっておったと思いますが、これがやっと今出て参ったというその間には、つまりこれが承認を求めることがおそくなったというその理由は、どこにあるのか、この点を伺いたい。
【次の発言】 この改正案は一九四九年ということになっておりますから、すでに六年目になりますが、その六年間というものがいろいろな事務上のそういう調整にかかった。その事務上の調整のためにおくれたとばかり私たちは受け取れないところがあるのであります。しかし私たちとしましては、この条約に加盟するということについてはもとより賛成でございます。  そこでお伺い……

第24回国会 外務委員会 第39号(1956/05/04、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 このたびの協定は政府の要望によって結ばれたのですか、それともアメリカ側からの話し合いによって結ばれたのですか。
【次の発言】 この贈与分の規定を新しく交換公文として今回なさっておられます。この贈与分の中で第四年度の分まで量がはっきりきめられてありますが、この第四年度というのは昭和何年になるのですか。
【次の発言】 そういたしますと、おそらくこれは今国会で何とかきまるでございましょうから、第一年度というのは昭和三十一年、ことしだということでございますか。
【次の発言】 今年からが第一年度ときまりますと、それから第四年度まであと三カ年間この贈与分が約束されるわけでございますが、こ……

第24回国会 外務委員会 第40号(1956/05/08、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 私はこの協定及び贈与に関しての交換公文になっています二つの問題につきまして反対をいたします。(拍手)  その反対の趣旨を簡単に申し上げますと、御承知のように今日の日本の国内の食糧事情を考えてみますと、昨年の三十数年来の未曽有の増収によりまして、一昨年の不作を受けました昨年度の食料事情とは違って、本年は非常に食糧事情が好転いたしておるのでございます。それにもかかわりませず本年度の政府の輸入食糧のワクを見ますと、大体不作であった昨年度の輸入食糧のワクと同額でありまして、その上にさらに今回また昨年と同様に、アメリカの公法四百八十号に基きまして余剰農産物の買付の協定を結んだのでござい……

第24回国会 外務委員会 第58号(1956/07/09、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 先ほどの外務大臣の御答弁によりまして、外務大臣も沖繩及び及び沖繩住民の保護の問題について非常に関心を払われておるということに対しまして、私どもまことに多といたしますが、それほど御心配いただいております外務当局でございますから、沖繩住民の現在の生活水準あるいは労働条件ということにつきましても、十分調査をなされておることと存じます。かような点につきまして、たとえば労働条件がどういうふうになっておるか、沖繩人の子弟の教育状況はどういうところにあるか、沖繩住民の生活水準がいかなる状態であるか、あるいはまた産業復興の状況、こういったことの御説明をいただきたいと存じます。

第24回国会 外務委員会 第61号(1956/07/28、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 きょうの新聞でしたか見ますと、マレー連邦の総領事や、インドネシヤの倭島公使が帰ってこられたようであります。倭島公使は対インドネシア賠償問題もあろうかと思いますが、マレー連邦の総領事の帰朝というものは、当面の問題としては何か問題が起っておりますか、その点をまずお尋ねしたいと思います。もう一点は、マレー連邦に対する政府御当局の今後の経済外交政策はどういう政策をおとりになるのでしょうか、この点をあわせてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 マレー連邦の将来につきましてもそれは非常な朗報でございまして、それはけっこうなことであります。このことは日本にとりましても今後の対マレー連邦政……

第25回国会 外務委員会 第3号(1956/11/29、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 この小麦協定にはソビエト・ブロックはほとんど加入しておりませんけれども、ソビエト・ブロック側の小麦の生産状況とか、あるいはまた輸出入の状況はどういう状況にあるのか、おわかりになるならばお知らせ下さい。
【次の発言】 小麦に限ったわけではございませんけれども、今日世界は食糧生産の非常な過剰状況にありますし、そういった食糧の事情というものは買手市場に回っております。従いましてソ連ブロックの状況につきましてもう少し外務省においても詳細な御調査が私ども望ましいと思うのであります。そういう点でソ連ブロック側のそういった食糧生産状況というものを資料にして私どもに御提出をいただきたいと思い……

第25回国会 外務委員会 第6号(1956/12/05、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 今沖縄の方からいろいろお話を承わりましたが、私も一昨年沖縄に参りまして、現地をつぶさに見学さしていただきましたが、今お話を承わりましたが、その実情はまだ実際よりもいささか御遠慮がちな御説明であったとさえ考えます。沖縄の現状は私ども日本人として考えますれば、これはもう黙視できない、大へんな悲惨な状態にございます。日本人として、また国会として、これに対して当然の措置を考えるのは、これはもう緊急妥当なことでございますので、かような意味においてぜひお取り上げをいただいて、十分実情をお聞きとり下さって、外務委員会としても処置をおとりいただきたいと思います。

第26回国会 外務委員会 第6号(1957/02/22、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 日ソ漁業委員会が開かれておるようでございますが、大体これまでの交渉の継走についてお話いただきたいと思います。
【次の発言】 日ソ両方の意見が出し合わされている点につきまして、具体的に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 その点お尋ねいたすことをやめますが、この委員会の結論は大体いつごろまでにお出しになりたい意向であるか、この点について一つお伺いいたします。
【次の発言】 むずかしいソ連との漁業問題でありますから、簡単にいくはずはないと思いますが、大体においてどの時期くらいまでに成立させたい御希望であるか、その点外務大臣にお伺いいたします。

第26回国会 外務委員会 第26号(1957/07/31、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 きょういろいろお伺いさしていただきたいと思ったのですが、時間がないそうでございますから、おもにお願いのような質問をさせていただきたいと思います。  私ども藤山外相の外交政策に非常な期待を持っておるのでございますが、ごとに東南アジアや中近東の情勢につきましては非常に御造詣が深いというこの点につきまして特に今日重要になっております東南アジアの外交、中近東の外交に対して藤山外務大臣としてどういうような政策をとろうとしておるのか、この点をごく大ざっぱに御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 岸総理大臣がアジアやアメリカ訪問の際に述べられました東南アジアの経済開発基金のこの構想……

第26回国会 社会労働委員会 第35号(1957/04/05、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 衛生検査技師法案の提案の理由を説明いたします。  本法案は公衆衛生の向上に寄与するため新たに衛生検査技師の資格を定めるとともに、衛生検査の業務が適正に運用されるように規律する必要があります。これが、この法律案を提出する理由であります。  この法案の概略の内容を御説明申し上げます。この法案は、衛生検査に携わる者の資格を定めまして、その資質を向上し、もって疾病の予防、診断及び治療の適正をはかり、公衆衛生の向上に寄与することを目的といたしております。  ここにいう衛生検査とは、公衆衛生上必要な細菌学的検査、血清学的検査、血液学的検査あるいは寄生虫、原虫学的検査、生化学的検査等衛生に……

第28回国会 外務委員会 第1号(1958/02/06、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 近ごろ日米安保委員会で日本の防衛問題及びアメリカの在日空軍の減少問題というふうなものが非常に討議されておるようですが、在日米軍の撤退状況及び現在米軍の勢力、そういう点についての詳細な御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 ではその点保留にさせていただきます。次の機会に防衛庁長官の詳細な御説明をいただきたいと思います。  これに関連いたしますが、防衛分担金の削減に関しまして外務大臣もきっと米軍の現在兵力の内容については多少は御存じのことと思うのでありますが、防衛分担金削減を中心にしての点について御存じの範囲の御説明をいただきたいと思います。

第28回国会 文教委員会 第17号(1958/04/09、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 内藤局長にお尋ね申し上げたいと思いますが、実は内藤局長さんにはいろいろとすでに御迷惑をおかけ申し上げておる点でございまして、重ねて御迷惑をおかけいたしますことは非常に心苦しい次第でありますが、お許しいただきたいと思います。と申しますのは、福岡県朝倉郡杷木町に現存しております中学、つまり杷木中学と原鶴中学の二つの中学を統合して一つの中学にする、この中学の統合問題に関しましての紛争の事件でございます。この事件の経緯につきましてはすでに十分御承知おきいただいておる点でございますが、今日この統合問題にからみまして、すでに町側が建築を進めております地域に反対側の区民がすわり込みをいたし……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 大蔵委員会厚生委員会連合審査会 第1号(1949/04/18、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 先ほどから皆さんの相当突き進んだ御質問によりまして、私はまた先ほど厚生委員会におきましていろいろ質問いたしましたので、強く質問することもないと思いますが、この特別会計法は独立採算制の前提でないということと、國立病院は行政整理の対象にしないということを厚生大臣が確約いたしました。そういうことに対しては申すまでもないことであります。私としましてはこの独立会計をとることは多くの利点があるかもしれませんが、何と申しましても利点の多いというところに欠点の最たるものがあるわけでございます。利潤を求めるというような意味からいたしましたならば、國立病院の中におきましてはベツドも相当にあいてお……

第5回国会 内閣委員会厚生委員会連合審査会 第1号(1949/04/22、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 今回予防局が廃止になりましたが、その廃止はどういうものを基準にして廃止になりましたか、まずそのことを伺いたいと思います。
【次の発言】 公衆衞生局と予防局の仕事の範囲が類似しておるから一つにしたというお話でありますが、類似性をもつて事を判断いたしますと、別に公衆衞生局と予防局だけに限らないと私どもは考えるのであります。しかもこの課の数におきましても、公衆衞生局そのものにおいても、すでに多くの課があつたのでありますが、そういう多くの課をかかえておる公衆衞生局に、さらに予防局という分野を統合したということに対しまして、機構の簡素化というような先ほどの御説明でありましたけれども、そ……

第7回国会 厚生委員会公聴会 第1号(1950/04/01、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 私、民生委員の連盟の会長さんである原先生に、これは質問ではございませんが、希望を申し上げまして御配慮願いたいと思うのでございます。と申しますのは、先ほど床次議員から産兒制限、バース・コントロールに対する民生委員の態度というものに関しての御質問がございましたが、私どもも優生保護法に多少関係を持つている者の側からいたしまして、民生委員の方にぜひお願いを申し上げたいのであります。と申しますのは、日本の人口対策といつたことを考えてみますと、国家の一つの政策として、日本の人吉政策は減少政策であるというようなことは、これは大きな問題があるわけでございまして、確定的な答えは、出すことはでき……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1949/12/20、24期、日本社会党)

○福田(昌)委員 簡単に質問させていただきます。この十五億五百万円は、裁定の一部を履行する意味でお出しになつたということを私はお伺いしたのでありますが、もしこの裁定が出なかつた場合においては、国鉄従業員に対してどういう御処置をおとりになるお考えであつたのでありますか。
【次の発言】 十五億五百万円は裁定の趣旨を尊重して出されたということになりますると、裁定の内容から申しまして、結局これは七月以降の給與の切下げに対する一部の補充だと見ていいと思うのであります。そういたしますと、これに対しまする課税というものに対しましても、ある程度特別の考慮が拂われなければならないと思うのでありますが、それに対し……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1953/07/13、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 九州に非常な、六十数年来の水害という大きな水害が起こりもした、これに対しまして医療行政の面から十分な予防対策をとつていただいておりことを、私ども非常に感謝いたしておるところでございますが、今日の厚生省の医療対策、伝染病予防対策を見ますと、災審判に対しましても伝染病対策が主眼になつておりまして、厚生省として当然の担当である健康に対する対策というものが抜けておる、と申し上げてははなはだ失礼ですが、そこまで行き届いていないんじやないかという気が私どもするのであります。この点につきまして厚生大臣はどういうお考えであるか承りたい。

第19回国会 外務委員会公聴会 第1号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 毎々のことですが、社会党の委員になると、時間が来ましたという御発言がいつもあるのです。私は別にひがんでいるわけではないのですが、これまでの慣例上そういうことになつておりますから、ひとつ民主的におとりはからい願いたいと思います。私、いろいろな点でお教え願いたいと思つておりましたが、時間がないというどたんぱに推し進められましたから、ただ一点だけお尋ねをいたします。  安井先生に、欧州でMSAを受諾いたしました国の国民の輿論と、その国にありますカントリー・チームの権限、この点を第一にお尋ねいたしたいと思います。  第二には、英国ではすでにMSAを受諾しておりますが、その英国でありな……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/07/13、27期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 今大学教授の、そういう売春処罰法案が出ております折から、ふさわしくない座談の記事が取り上げられましたが、同じような問題といたしまして、地方の教育委員によく売春業者が出ておるというところがございますが、私ども、売春業者の教育委員というものは、いかなる点から見ましても教育上よろしくないという感じがいたすのでございますが、これに対する大臣の御所見、またそれに対する御処置を承わりたいと思います。
【次の発言】 教育委員会制度そのものを検討になるという御答弁でございますが、文教委員会でも問題になるでございましょうが、また現行の法律の制度からいたしますれば、選挙法という点から見れば、売春……

第22回国会 予算委員会公聴会 第1号(1955/05/19、27期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 濃縮ウランを貸していただくということはよろしいのでありますが、六キログラムを単位として貸していただきまして、ある程度減ったらというお話がありましたが、それはどの限度でございましょうか。
【次の発言】 そういたしますと、ただいま問題になっております百キログラムを限って貸すということになりますと、今の日本の科学水準の現状から申しまして、これは将来の問題になりますけれども、また使い方いかんでしょうが、その百キログラムを消化するのは大体どれくらいかかるのでしょうか。非常にむずかしい話なんですが、どのくらいと推定されますか。それから灰の処理に関しても伺いたいと思います。

第22回国会 予算委員会公聴会 第2号(1955/05/20、27期、日本社会党(左))

○福田(昌)委員 今柳田委員から御質問のあったことは私もお伺いしたいと思ったのでありますが、今の御答弁でよくわかりました。将来日本で原子力発電所を作るというような計画を進めました場合、その実現までには十五年から二十年かかって参ると思いますが、その十五年から二十年の年限というものは、この基礎的な研究か日本でなされてないということによって、やはり多少の長短が出て参ると思いますけれども、その原子力発電所の運営に対する影響とその技術者の養成ということに対して、日本が基礎的な研究を持ってない場合にどういうことになるか、御見解を伺わせていただきたいと思います。

第22回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1955/06/03、27期、日本社会党(左))

○福田(昌)分科員 簡単にお尋ねいたします。濃縮ウランをいよいよお引き受けになるというようなことになりまして、いろいろ交渉に入られるようでございますが、それにつきまして特にお伺いしておきたいことは、こういう放射能物質を取り扱います場合におきましては、これに携わる労働者に対しまする非常な保護政策というものがなければ相当危険だと思うのでございますが、この労働者に対しまする保護政策としてどういうことをお考えになっておりますか。この点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 これからいろいろと外国の事情も研究され、また日本における科学的な検討もなされまして、労働者に対するいろいろ保護政策をお考えいただ……

第24回国会 外務委員会内閣委員会法務委員会連合審査会 第2号(1956/07/13、27期、日本社会党)

○福田(昌)委員 大臣がいらっしゃらなければ質問しても仕方がありませんから、委員長に要望しておきます。沖繩の問題は非常に大切な問題ですから、この沖繩問題だけを取り扱う特別委員会というものを作っていただきたい。これは委員長の御配慮によってお取り計らいをいただきたいと思います。

第28回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1958/02/13、27期、日本社会党)

○福田(昌)分科員 いろいろとお尋ね申し上げたいと思いますが、ごく客観的な問題といたしまして、郡大臣には厚生省の所管まで御担当になりまして、一そう御多忙になられたことと存じますが、厚生大臣の臨時とされまして、厚生行政では何をまずやるべきだということを直感されたか、この点をまず伺わしていただきたいと思います。
【次の発言】 健康保険が非常に大切だという御意見でございましたが、全くおっしゃる通りでございます。その点につきましてはあとで御質問させていただきたいと思っておりますが、それとあわせて、岸内閣の閣僚とされまして、岸総理の言っておられる三悪追放の、その第一にある貧乏追放ということ、このことにつ……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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