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堤ツルヨ 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

堤ツルヨ[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
589位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
913位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
413位

24期委員会発言TOP100
85位
24期委員会出席(無役)TOP50
42位
24期委員会発言(非役職)TOP100
60位
25期委員会出席TOP100
78位
25期委員会発言TOP50
24位
25期委員会出席(幹部)TOP100
77位
25期委員会発言(非役職)TOP50
17位
25期各種会議発言(非役職)TOP25
19位
26期委員会発言TOP100
77位
26期委員会発言(非役職)TOP100
58位
26期各種会議発言TOP25
11位
26期各種会議発言(非役職)TOP10
10位
28期委員会出席TOP50
17位
28期委員会発言TOP50
41位
28期委員会出席(幹部)TOP100
92位
28期委員会出席(無役)TOP50
29位
28期委員会発言(非役職)TOP50
31位

このページでは堤ツルヨ衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。堤ツルヨ衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1949/05/17、24期、日本社会党)

○堤委員 私はこれははつきりとイデオロギーを超越して申し上げるということをお聞き取り願いたい。民主自由党に味方するのでもなく、共産党のイデオロギーと私が合致したというのではありません。確かに昨日の大使館に行つての審議は各党の代表が行つてお感じになつたごとく、向うは口を減して語らずというのが実情であつたのでございます。何もあれだけの時間を待たせておいてああした冷遇をするということは、私は普通のエチケットではあり得ないと思う。これは單に私がきのう感じただけでなしに、以前からたびたび大使館においでになつた方々が私的の立場において口吻を漏らしておられる事実においてもはつきり認められます。共産党の徳田さ……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1949/10/10、24期、日本社会党)

○堤委員 まず第一に委員長にお願い申し上げておきたいと思うのでございます。私は十三日に視察に参りますが、これで五たび正式または非公式に参ることになります。なぜ私が参つておるかと申しますと、引揚げの当初におきましては、衆参両院を初め、援護庁の関係の方がどんどん舞鶴へかけつけるのでございますけれども、帰つて来る人たちは、全部境遇が違うのでございます。こうした点におきましても、国会を代表し、われわれその任に当る者が忠実でなければならない。大きな戰争犠牲者に対するわれわれの一応の務めとして、私は絶えず国会を代表しておるべきであるという信念を持つておりますので、私は非公式に行つたのでありますが、公式な出……

第5回国会 厚生委員会 第2号(1949/03/30、24期、日本社会党)

○堤委員 一つ遡りますが、國立身体障害者更生指導所設置法案、これは現在の國立病院の中だとか、そういうところにあわせておやりになるのでございますか。それとも各都道府縣にどういうふうに御分布になつて、どのくらいの予算の御予定を持つていらつしやるか、ちよつとお聞かせ願いたいのであります。

第5回国会 厚生委員会 第3号(1949/03/31、24期、日本社会党)

○堤委員 ちよつとそれに関連して発言さしていただきたいと思います。医発第四十一号によつて、療養課長並びに病院課長から患者同盟に渡されました内報につきましては、私はこの件についてもいろいろ考えさせられるものがあるのでございます。詳細については追つて正式の指示を持つて通牒するとおつしやいましてから、すでにもう三月も終りでございますが、患者とりましてはやはり重要な問題でございます。なぜかと申しますならば、たとえば各府縣の意向によつて出しておりますところの共同募金の問題なんかにいたしましても、当然もらえるものが、この内報あるがゆえにもらえないという苦情を訴えておるのでございます。共同募金などはこうした……

第5回国会 厚生委員会 第4号(1949/04/02、24期、日本社会党)

○堤委員 私の質問は後に譲ることにいたしますが、急ぎます希望だけをこの際申し上げておきたいと思います。  國立病院の特別会計に関する法案が提出されるらしいというのでございますが、これに関しまして、共産党の方からも申し入れがあつたようでございますが、この席上において、委員長ははつきりと予算委員会との連合審議のもとに委員会としての対策をとるという御言葉をいただきたいということ、それからもう一つはこの委員会の低調ぶりであります。大した会でないというような御見解かもしれませんけれども、関係方面の方にもたくさん来ていただき、たくさんの職員を擁してのこの会議が、このように低調であるということ自体に、厚生問……

第5回国会 厚生委員会 第5号(1949/04/06、24期、日本社会党)

○堤委員 先だつて皆さん方からお話の出た戰争未亡人の問題でございますが、今委員長の御努力によりまして、これがために小委員会が結成されますことを非常にうれしく存じます。ぜひ皆様方の強力な御協力をお願いいたしたいと思います。もう未亡人というものはぎりぎり一ぱいのところまで來ておりまして、今日と言わず明日と言わず生活苦に追われまして、ものを言うことを知らないところの未亡人ではございますけれども、これが全國的に非常な叫びをあげつつあるということは皆様御存じの通りでございます。それでここの事務局の方にお願いいたしましてお調べを願つたところでは、第一國会で山崎道子さん、武田キヨ子さんから未亡人について、生……

第5回国会 厚生委員会 第6号(1949/04/09、24期、日本社会党)

○堤委員 これから予算に関する説明をお聞きするのでございましようか。私ども零時半から代議士会がございますし、また本会議にも出たいと思いますので、月曜日にでもしていただきたいと思います。少し話もそれたようでございますから……。

第5回国会 厚生委員会 第8号(1949/04/13、24期、日本社会党)

○堤委員 先ほどからお話を伺つておりますと、実は私もこの間予算委員会を拝見いたしたのでございますが、大藏大臣のお口ぶりでは七月から実行するので、國立病院による会計は心配はなくなつたというような態度を私はありありと見てとつたのでございます。今の御説明によりますと、七〇%の要保護者でない者の中に、とれる者からとつていないものがあるから、それを徴收して、いらぬところの支出を防いで行けばよいという御説明でありますが、しかとしたデータをお示し願いたいと思うのでございます。わずか三〇%の患者が全部とれていないわけはないだろうと思うのでございまして、とればとれるのだがというようなものはせいぜい一〇%ぐらいし……

第5回国会 厚生委員会 第9号(1949/04/16、24期、日本社会党)

○堤委員 今のお答えでございますとうこうした要望が全國的にかなりあると思いますが、時期の問題だとおつしやいますが、たとえば山形縣の場合、時期についてはどういう見通しを持つていらつしやいますかはお伺いいたしたいのであります。
【次の発言】 國立病院、ことに結核療養所の食事の問題について、ただいま御質問があつて、御返答があつたのでございますが、私は四、五日前に帰りましたときに、皆さん厚生省の方は御存じだろうと思いますが、滋賀縣の八幡のポリスさんの経営している療養所を視察したわけでございます。ところが今まで拝見いたしました中では、全國で一番ではなかろうかと思います。そこにみなぎつておりますところの空……

第5回国会 厚生委員会 第10号(1949/04/19、24期、日本社会党)

○堤委員 本請願は長野縣南佐久郡の未亡人会並びに南佐久郡町村会長川村八郎氏の連名になるところの請願でございまして、その趣旨は、戰争未亡人並びに遺族の最低生活の保障をしてもらいたいというのがその主眼でございます。母子寮の建設、授産所の設置等の方法はもちろん必要でありますけれども、一律に戰争未亡人が救つてもらえるような、たとえば以前の遺族扶助料に当るような形をもつて遺兒の最低生活の保障と未亡人の生活保障を願いたいというのでございます。もうぎりぎりのところまで來ているこの未亡人たちは、賣るものも賣り盡し、ついに未亡人会の中に輸血組合、派出婦人の会などを組織いたしまして、お互いに助け合い、励まし合つて……

第5回国会 厚生委員会 第12号(1949/04/26、24期、日本社会党)

○堤委員 この審議権の問題でありますが、地方に帰りますと、皆さんから言われるのです。代議士はろくでもない法律ばかりこしらえて、迷惑するのはわれわれ國民だ、こういう御批評を受けるのでございますが、審議権がまずわれわれに十分に與えられないで、いつも政府にイニシアをとられた法律が通るということによつて、今日の政治の貧困を來しているのではないかと私は思うのでございます。この点につきまして同じわく内におきましても、その筋に対しまして、政府側にもう少し努力の余地があるのではないか、私はそういう氣がいたしますので、亘次官の御答弁も了承はいたしますけれども、この間の内閣との合同審議にいたしましても、分厚い書類……

第5回国会 厚生委員会 第13号(1949/04/27、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいまのことはもちろんいいと思いますけれども、利子を上げるということよりも、眼目は田代委員の言われたように、労働者の福祉増進のために使うというふうにもどしてもらいたいというのが第一の趣旨であつて、今青柳さんがおつけ加えになつたのが第二の趣旨だと思います。主眼は利子の引上げよりも、こちらに返してもらうということをはつきりしておいていただきたいと思います。
【次の発言】 まず第一にお尋ねいたしたいことは、この参考資料を拝見いたしますと、標準報酬の等級がきめられてあるのでございますが、大体におきまして四千円以下の第七級までは五百円刻みになつておるのであります。第七級以上は千円刻みというこ……

第5回国会 厚生委員会 第17号(1949/05/10、24期、日本社会党)

○堤委員 私は日本社会党を代表いたしまして、この修正案並びに本案原案に賛成をいたすものでございますが、希望條件を付したいと存じます。  まず第一に保育所、母子寮の充実と拡充をはかつてもらいたいということであります。伺うところによりますれば、これらの施設に対するところの予算は、まつたく期待はずれの結果となつているのであります。現在全國には二十万になんなんとする生活保護法の援護を受けておる乳幼兒をかかえた寡婦が存在しているのでありまして、その乳幼兒の総数は四十万に達するのでありますが、これらの人々の現在の生活のためにも、また子供たちの將來につきましても、母子寮あるいは保育所の拡充は緊急なる施策とい……

第5回国会 厚生委員会 第19号(1949/05/14、24期、日本社会党)

○堤委員 私がお尋ねいたします点は、ことに政府がどうお考えになつているかの点でございまるが、傷痍軍人の問題でございます。傷痍軍人には重症者もあり、軽症者もあり、一律には取扱いをしてもらいたくないという感が深いのでございますが、これに対して將來何か政府として、お考えがございますでしようか。
【次の発言】 今後はそういうお考えといたしまして、現在までに努力して來られた経過を少しお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 それに付随いたしまして、傷病恩給の問題でございますが、これに対して將來是正のお考えがございますでしようか。
【次の発言】 それでは恩給の問題は、またあらためて質問させていただきます……

第5回国会 厚生委員会 第22号(1949/05/20、24期、日本社会党)

○堤委員 議事進行について……。御存じのごとくこの優生保護法の問題につきましては、相当審議も重ねられまして、質疑いたされたのでございます。大体において反対御意見の方の御指摘の点は、お互いに御同感であり、私もこれを了といたします。要するところ、この線に持つて行かなければならないということははつきりいたしておるのでありますし、今日日本の置かれておりまする客観情勢より見ましても、これは私は大切な文化立法であると思うのであります。危惧を抱かれます点につきましては、もう少し修正を加えて、さらに次の國会にあらためてよりよきものを生むというところの但書つきのもとに、ひとつ皆さんで御採択願いたいと思うところの……

第5回国会 厚生委員会 第23号(1949/05/22、24期、日本社会党)

○堤委員 わが日本社会党は本法案に対し満腔の賛意を表するものであります。但し二、三の希望條件を附帶いたしたいと思います。  青柳委員が御指摘になりましたように、あくまでもこれは文化立法でございまして、児童福祉法とともにわれわれがよりよきものを掘り下げて行かなければならない問題をたくさん蔵しておるのでございます。堕胎罪の限界の問題、さらに廣い國策の一連としての人口問題との関連におきまして、ただいま人口問題研究所の方の御意見がありましたように、民族の衰退を來さないという観念のもとに、今後われわれはもつとより強化された、もつと拡大されたところの優生保護法の中に盛られるところのこの妊娠中絶または受胎の……

第5回国会 厚生委員会 第27号(1949/08/19、24期、日本社会党)

○堤委員 暑いので私が少しぼんやりしているせいかもしれないのでありますが、ただいまの説明では私は何もつかみかねるのでございます。今まで厚生省当局において政府といろいろ御交渉になつたり、それから御協力なさつた点の経過についてもう少し丁寧な説明をしていただかなければ納得が行かないのでございますが、できたらもう少し詳しい報告をしていただきたいと思います。

第5回国会 厚生委員会 第28号(1949/08/20、24期、日本社会党)

○堤委員 私は海外同胞の方の委員もいたしておりますので、四回ほど舞鶴の方に参つております。あの援護廳の中の様子も明優丸の様子も私のこの目ですつかり見て來た実は一人でございますが、大体におきまして海外同胞の方の委員会の働きが低調でございまして、私は委員の一人として非常に不満に思つております。ここで次長になられましたところの宮崎さんに、これは相当峻烈な言葉かもしれないのでございますが、新しく入られましたことでございますからひとつ聞いていただきたい。  実はあそこに参ります参議院、衆議院の議員というものは大体非常に賣名的でありまして、これは議員自体としては反省する必要があると私は思います。ほんとうに……

第5回国会 厚生委員会 第29号(1949/09/14、24期、日本社会党)

○堤委員 この前の國会でも厚生年金のことについては問題になつたのであります。三分五厘で大蔵省に貸しておいでになるところの積立金が、今年の四月末の統計によりますと、大体百二十五億あると承つているのでございますが、厚生省がこれだけ厚生関係にたくさんお金がいる、ことに今、丸山委員、岡委員御指摘の、二月以後のまつ暗やみの保險料金の問題に関しまして、当然これは所管大臣としては大藏省に強硬な御意見をお持ち出しになつて、この金を返してもらつて、厚生省で運営するべく御努力あそばすのが当然だと思うのでありますが、これに対する厚生大臣の今までなさつた努力が何かあるかどうか。またもし、経過があるならば見せていただき……

第5回国会 厚生委員会 第32号(1949/10/08、24期、日本社会党)

○堤委員 今の問題に関連してでございますが、たとえばキテイ台風とか何々台風、また地震とか、いろいろな災害が勃発したときに、即刻本省としては救わなければならぬ問題に対してどういう指令を出して、どういうふうな予算の裏ずけでもつて今まで処して來られたかということを一應御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私ときどき地方に行つて聞くのでございます。数日前にも名古屋の國立暴飲の庶務課長からつぶさに懇願されたのでありますが、かつての福井の災害のときに、見るに見かねて救護隊を編成して出した。そして百二十幾日にわたる災害救助によつて、実に地元民から感謝の意を表されたが、今日会計検査院が國立病院の会計を検……

第6回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1949/11/11、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいまの宮崎次長の御報告の数は、当然私はこの委員会にプリントにして出していただかなければならないと思います。ひとつプリントにしていただきたいと思います。
【次の発言】 砂間委員にちよつと私――私たちが引揚げの特別委員として一番責任のありますことは、今御追究になつておる残留しておるところの邦人の数の問題であります。それは政党、政派のいかんを問わず、決定的に国民の前に責任を明らかにしなければならぬ問題であるにもかかわらず、ただいま玉置委員もおつしやいました通り、はなはだ残念ながら真相の発表がないがゆえに、今日いろいろといたしておるのであります。今共産党の方々を御指摘するのは、妥当を欠い……

第6回国会 厚生委員会 第3号(1949/11/14、24期、日本社会党)

○堤委員 それでは厚生委員会にお出しにならないで、厚生委員会をさしおいてそれを通すつもりなのですね。それでしたらばやはりこちらとしても何かの考えをもつて――厚生省自体の御意見も今ざつと承りましたし、私たちとしてもやはり厚生委員として責任がございますから、合同審議をするなり、何かの形においてでないと、そう簡單に取扱われるのはいかがかと思うのでございます。その点皆さんにお諮り願つてひとつ……。
【次の発言】 一応この委員会として申入れをいたしまして、向う様は向う様として、長後のところはこの委員会に権利を與えるというふうになお申出をするとか、合同審査とか何とかもう少しやつていただいた方がよいのではな……

第6回国会 厚生委員会 第4号(1949/11/16、24期、日本社会党)

○堤委員 伊藤委員は、これの文句をかえろとおつしやるのですか。
【次の発言】 委員長、お諮りせられんことを望みます。
【次の発言】 先ほどから伊藤委員よりしきりに発言があり、問答を聞いたのでありますが、わが党としては清瀬からいろいろと陳情においでになりましたときには、共産党と労農党とともに聞きおくということをおもなる線としようということで立ち合つたのであります。私は政府の助太刀をする意味ではありませんから、誤解のないように願いたいのでありますが、事務に支障があるということはわかつていたが、やむを得ず首を切つたものであるという医務局長の答弁がこの委員会においてあつた。この点においては私たち自体が……

第6回国会 厚生委員会 第12号(1949/12/03、24期、日本社会党)

○堤委員 今のことに関連して、ちよつと伺いますが、ただいまの御答弁を承つておりまして、青柳委員は大体けつこうだとおつしやつておりましたが、私横から聞いておりまして、非常に心もとないと思つておるのでございます。いつになつたら、ほんとうに声なき声が聞いてもらえるかと、非常に残念な思いをいたしております。市町村におきましても、また都道府県におきましても、すでに御存じだろうと思うのでございますけれども、たとえば地方で、都民税、県民税、また市町村民税というような課税に対しましても、至るところに遺家族の声がほうはいとしてわき起つて、未亡人会などの結束があちらこちらにできまして、單に一人々々が泣きついて行く……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第7号(1950/02/16、24期、日本社会党)

○堤委員 いまいただきました島立さんの名前になつている原稿は、あなたが文句を言われたものですか。
【次の発言】 この訴うるというようなことが書いてある……
【次の発言】 これはお直しにならない原文でしようか。
【次の発言】 あなたの方では、はつきりと箇所を指摘しておるのですか。
【次の発言】 この箇所、この箇所という指定はなさらなかつたのですか。
【次の発言】 もう一つお尋ねしますが、私がぼんやりしていたかもしれませんが、あなたと島立さんと愛の運動の放送をなさつた方と、三人で御懇談などなさつたようなことはありませんか。
【次の発言】 その間放送局として、この方の放送を断るについて、島立さんに了……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第8号(1950/02/23、24期、日本社会党)

○堤委員 今日放送局の方からおいでを願つた趣旨が、あまりはつきりしないとおつしやいますが、この間長野県で起きました問題は、その原稿について長野放送局の処置を妥当と認めたからには、中央のあなたの方では、詳しく御検討になつたことだろうと思うのです。全体の論調がいけないとか、数について少し異議があるというようなことをおつしやつておつたのですが、その数については、外務委員会で倭島局長が、たしか三十七万幾らと正式に発表なさつてるのでありまして、われわれ常識的に考えて、そう放送局で疑問にしなければならないような数ではないと思うのです。そういう点に対して、もう少し中央の放送局の御見解を伺つてみたいと思います……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第10号(1950/03/07、24期、日本社会党)

○堤委員 先ほど青柳委員が御質問になりまして、四人のうち一番そちらにおいでになります会田さんがお答えになりました婦女子の問題でありますが、私も実はこれについて、もう少し詳しく聞いてみたいのでございます。この前中共地区から引揚げて参りました婦女子の方々と、相当懇談もいたしましたし、それからお話も伺つたのでありますが、相当な婦女子がまだあちらに残つておられるように聞いておるのでございます。特別な收容所においでになつた四人の参考人は、特にごらんになる機会がなかつたのではないかと思うのでありますが、收容所以外のあちらこちらに散らばつておる日本の婦女子の状態というものを、もう少し御存じの方がございました……

第7回国会 厚生委員会 第5号(1950/02/15、24期、日本社会党)

○堤委員 社会党は本案に賛成いたします。一日も早く可決いたした方がよいと思います。
【次の発言】 ただいま苅田委員から御発言がありまして、それから大臣からも答弁を聞きましてわかりました。大蔵省でなければ、厚生省ではどうもしかたがないとおつしやるのですから、県の教育委員会のようなものだと思うのです。ですからひとつこれは超党派的に皆さんに御賛同願つて、大蔵委員会へ厚生委員会から申入れするとか何とかいう形にしないことには、事にならないのじやないかと思いますので、委員長におかれましては、そのようにとりはからわれんことを社会党から申し上げます。

第7回国会 厚生委員会 第6号(1950/02/16、24期、日本社会党)

○堤委員 ちよつと私は局長にお尋ねいたしますが、この案をわれわれが審議して、そうしてOKをおとりになる前に、こちらの意見を新たにつけ加えるということを全然なさらない意図なんでございましようか。少くともそこをはつきり聞かぬと……。どうも先ほどから聞いておりますと、入れてもらえぬようでございます。それだつたらやつておることが何ら意味がございませんから
【次の発言】 これの改正はけつこうなんでございますが、私はこの案が出されましたならば、ひとつぜひお願いしたことがあつたのです。と申しますのは、第五国会以来社会局長自体もずいぶんお聞きになつていられると思うのでありますが、非常に母子世帯の問題がやかまし……

第7回国会 厚生委員会 第8号(1950/02/27、24期、日本社会党)

○堤委員 現存生じておりますところの運営についての欠陥が非常にたくさんあるわけです。それで先ほどから皆さんがつつ込まれるのだと思うのですが、私も日曜日のたびに帰るのですが、早い話が、きのう未亡人の会へ出て講演したのですが、そのときにやはり聞いておるのです。この生活保護法という法がありながら、どうしてわれわれはこれを受けられないのだろう。民生委員が実態調査のときに、ラジオがある、またたんすを何本持つておるからといつて削る。しかし生活能力はないということを言うのです。私たちがその点をたびたび具体的な例をもつてここで局長に伺いますと、局長は万遺憾なくやつている、そして末端においてはねつけられておるよ……

第7回国会 厚生委員会 第9号(1950/03/03、24期、日本社会党)

○堤委員 本請願は大阪府の豊中市の市長の藤井広太郎氏の名前で市から出ておるものでございまして、紹介議員はわが社会党の井上良二代議士であります。要旨は大阪府下豊中市の国民健康保險の利用者は最近ますます増加し、毎月五千人ないし七千五百人にこれを利用する人がなつておりますのに、医療施設が実に貧弱でございまして、一般患者の入院できる病院は豊中市民病院のみで、わずか三十ベッドということになつでおります。ついては市営国民健康保險の発展を期するために、総合病院を何とかして建てたい。また無医村がございまして、これは旧小曽根村及び南豊島村の地域でありますが、これに国民健康保險の直営診療所を設置したい、こういう二……

第7回国会 厚生委員会 第11号(1950/03/09、24期、日本社会党)

○堤委員 現行の医療制度というものは、私たち、しろうとの目で見ましても、非常に研究の余地がございますので、異議なく賛成いたしますが、あまり医者ばかりを集めてこの委員会を構成することは、避けていただきたいということを、一言申しておきます。
【次の発言】 有木課長が見えておりますのでお尋ねいたしますが、本省には国民栄養の調査機関があるはずでございます。有木課長のごときは、この辺のエキスパートでございますが、この機関に、戰前、戰後にわたるところの、国民栄養の実態と申しますか、そうしたものがはつきりと御説明願えるような資料がごさいましようか、ちよつとお伺いいたします。

第7回国会 厚生委員会 第13号(1950/03/14、24期、日本社会党)

○堤委員 苅田先生のおつしやつておるのは、大体厚生委員会において、政務次官とか厚生大臣が責任を持つて出て来ないというところをついておられるのです。わが社会党としても一ぺん言わせてもらいたいと思います。他の委員会では、全部次官だとか大臣というものは責任を持つて出て来ておる。ところが厚生行政というものに対しては、林副総理が掛持ちをして、一回来られただけで、あとは大体ばかにして出て来たことがない。そこのところを私たちはいつも不服に思つておる。その点では委員長にも責任があると思います。これは政党の泥試合になつてまずいけれども、厚生行政というものは今後日本の政治の中心になる。少くとも社会保障制度というも……

第7回国会 厚生委員会 第14号(1950/03/17、24期、日本社会党)

○堤委員 関連して伺いますが、先ほどから苅田委員の質問に対して、政務次官がお答えになりましたが、これは労働委員会でも、相当わが党あたりは問題にして来たものでございまして、去年の第五国会あたりから相当論議がかわされておるはずでございます。この厚生年金の積立金を、三分五厘の利子で大蔵省がこういうふうに流用するのはけしからんという声は、相当長い間ございます。矢野政務次官が政務次官になられます以前にも、相当参議院の方で問題になつたことであります。それを今日まだこれから研究いたしまして、というような答弁では、私は苅田さんじやございませんが、まことにたよりないと思うのでございます。これは衆参両院の労働委員……

第7回国会 厚生委員会 第17号(1950/03/25、24期、日本社会党)

○堤委員 私も参りました派遣委員の一人といたしまして、今苅田委員がおつしやつた御言葉に対しまして、少し反撥をいたします。何も私は政党的などろ仕合いを演じようとは思いませんけれども、共産党のおつしやることは常に非建設的な言葉であります。あくまで私は、與党の肩持ちをするのではございませんけれども、建設的な意見を持つてこれに臨んだはずであります。今後いかにすれば共同募金運動をよりよきものに進展さし得るかというところに眼目があつたのでありまして、何もわれわれ国会が、検察庁の権限にまで入つて行く必要はないのであります。もし必要があるならば、今後検察庁の追究と相まつて、なお国会の厚生委員会がタッチすべき余……

第7回国会 厚生委員会 第18号(1950/03/27、24期、日本社会党)

○堤委員 ちよつと大臣にお尋ねいたしますが、この間の無差別平等という言葉の意味でございますが、これを厚生省の方では、局長あたりは始終お取立てになるのでございますが、今委員長代理をしていらつしやいますところの青柳委員が御質問になつたときに、たとえば未亡人だとか身体障害者である場合には、無差別でなく差別がある。だからその差別を差別のないところまで持つて行つて保護をするのが当然であるから、差別のある人たちは、この第九條の「保護は、要保護者の年齢別、性別、健康状態等その個人又は世帶の実際の必要の相違を考慮して、有効且つ適切に行うものとする。」という、この項を十分うまく百パーセントに運用することによつて……

第7回国会 厚生委員会 第19号(1950/03/29、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいま民生委員の問題について青柳委員も御発言になりましたし、皆さんから問題にされておるようでございますが、これは民生委員が忙し過ぎるということは相当問題になつておりましたので、これを勘案しての改正であります。ただ誤解を生じておるという点について遺憾な点があるのでございまして、その点は格下げをしたのでなしに、今まで非常に事務などをまぜて煩雑であつたところの民生委員の手助けをするつもりで社会福祉主事を置かれたのだと、私は局長の答弁によつても解釈し、またそうあるべきが私はほんとうだと思つておりますので、この点をひとつ全国の民生委員に徹底するような手を、何か本省としては講じなさるのが必要で……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1950/07/20、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいまの業務課長の御答弁を承つておりましたが、これは外務省の管轄だからとか、これはわれわれの管轄だからとかいうような御答弁が多くて非常に困るのです。留守家族を対象にして、あなた方がなわ張り的な根性をお持ちになつて答弁をなされるということで、非常に迷惑をこうむるのは留守家族であります。だから今の天野さんに対する御答弁を承りまして、特別未帰還者給与法は外務省でやつておることならば、厚生省の業務課長として私はこういう意見を持つておるという、もう少し誠実な御答弁があつてもいいのじやないかと思います。どうも外務省と援護庁とはこの問題をはさんで、こういうわかれた答弁をなさらないで、一つにしてい……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1950/07/22、24期、日本社会党)

○堤委員 私が秘密会の中で申し上げました通り、また今玉置委員の御意見の中にもありました通り、もはや説明を聽取いたしまして、事は明らかになつておるのでございますので、この海外同胞引揚特別委員会といたしまして、国民の代表といたしまして、私たちが直接、今までよりももつと積極的に関係筋に対して詳しい説明をして、了解を求め、促進運動の展開がさらにできるよう協力を得るようにいたしたいと思いますので、たとえば司令部であるとか、警視総監あて書類をつくりまして、でき得るならば、手わけをいたしまして、私たちが足を運んで、ひざを交えて、微に入り細をうがつた懇談をして留守家族の要望にこたえたいと思いますので、即刻委員……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1950/07/28、24期、日本社会党)

○堤委員 私もしつこいようですが、この間の警備課長の説明と、きようの委員長の報告とは少しつじつまが合わないと思います。今松谷委員がおつしやつたように、ソ連大使館の前で不都合なことをしないという約束をすれば許したらよいというのです。だのに私たちこの間警備課長の報告を聞いておりましたら、これを中止するかもしれないということは、もうすでに十二日前くらいから内示がしてあれたというお話であります。委員長の報告によるならば、その間に全国の連盟の幹部の方、東京の本部の方々に、こういうことをやめて実施することにしようとか、いや、言うことを聞けとかいうような具体的な打合せをして許可されたと思うのです。そうしてこ……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第7号(1950/10/03、24期、日本社会党)

○堤委員 議事進行について……。われわれ調査に行つて参りまして、きようは報告の委員会ということになつておりまするが、私たちが旅費を使つて出張して参りまして委員会で報告いたしますからには、いつものように田辺さんだけそこにすわつてもらつたのでは、実は何ら効を奏さないと失礼ながら私は思うのであります。だから委員長といたしましては、もう少し関係大臣などを呼んでいただいてこの報告を聞かせる必要もある。おそらくこの速記録を各関係大臣がお読みになるようなことはないだろうと私は思います。でありますから一生懸命になつておりますわれわれ委員が、お互いにこれを報告し合つただけでは結局片がつかないということは、地方に……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第8号(1950/10/04、24期、日本社会党)

○堤委員 そのように四人や五人できめることはやめてください。せめて自由党が五人も出ておればいいが、話にならない。ばかにし過ぎていますよ、与党は。

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第9号(1950/10/19、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいまの政務次官の御説明の中で、集団引揚げにもつぱら力を注いでいるとおつしやつたようですが、そのお言葉を聞いただけではあんまり私たちにはつきりいたしません。おさしつかえがなかつたならば、具体的にどういうふうな努力をしているかということの御説明をしていただきたい。
【次の発言】 それで、その交渉を初めてなすつたのはいつごろで、どういう回答がありましたか、その辺をひとつ……。
【次の発言】 それで関係筋ではどういうふうに……。
【次の発言】 私がそういう御質問を申し上げますのは、どうも政務次官のお言葉が抽象的でございまして、おそらく留守家族は、そういうお言葉では満足できないであろうと思……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第10号(1950/10/20、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいまの田邊さんの御説明で、今度の補正予算にもちよつと触れられたのでございますが、実はこの四、五日のところ、私たちのところへ相当陳情の方々が見えておるのであります。と申しますのは、この補正予算で、自分の府県においてはあまりにもひどい引揚者住宅であるから、当然予算がもらえるだろうと思つておつた方方が、もらえないらしいというので、これはどうして知つたのか知りませんが、相当田邊さんのところなどへも行つているのではないかと思いますが、私たちのところへ来ておるわけなのでございます。大体今度の補正予算を組まれましたものをどういうふうに充当するように主眼を置かれたか、一応御説明を承りたいと思いま……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1950/10/31、24期、日本社会党)

○堤委員 旅費は現金でくれたのですか。
【次の発言】 少し性格があるいは中共だけの問題からはずれるかもわからないのでございますが、きようおいでになつた参考人の方に伺います。実は国連にも三人の代表を出しておりまして、三十余万の未帰還ということが非常に問題になつているわけであります。これに対しまして、皆さん方向うにおいでになつて中共から帰つて来なすつた万々のこれに対する今日のお考えを、抽象的でよろしいから一人々々伺わせていただきたいと思います。今日日本政府で問題にしている三十余万に対しての御感想ですね。
【次の発言】 それは全体でしよう。未帰還三十七万に対する十二、三万というのは、中共だけをおつし……

第8回国会 厚生委員会 第6号(1950/07/28、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいま結核対策につきまして、政府の方から御説明を承つたのでございますが、非常に重要な問題でございます。しかも前の国会におきまして決議をいたしております。大体この結核に対する決議というものが、一体どの程度政府において取扱われておるのか、私は非常に疑問を持つております。前の第五国会、第六国会、第七国会を通じてみましても、決議のしつぱなしでございまして、もし決議というものにほんとうに権威があるならば、ただいま説明を聞きました見返り資金の問題なんかも、当然具体化される一つの例として、もはや決定されておらなければならないと思うのであります。その両院の決議がむなしく政府に何ら重要視されずに来て……

第8回国会 厚生委員会 第7号(1950/07/29、24期、日本社会党)

○堤委員 私も蓮見博士の患者の一人でございますが、本請願は特別な請願でございますので、本請願の審議のため参考人として医学博士の蓮見喜一郎氏をここにお呼び願つてはいかがかと思うのでございます。動議を提出いたします。
【次の発言】 ただいま紹介議員の説明がございまして、紹介議員自体も、あくまでも大衆を対象としてということを御力説になつておりまするので、政務次官の方も、よくわかられたと思うのでございますが、すでにこの委員会におきましても、この国会中医薬分業については、政府との質疑応答をいたしまして、わが党からもしばしば主張いたしておりますように、あくまでも患者から上つた收益を、医者と薬剤師が分配する……

第8回国会 厚生委員会 第8号(1950/07/31、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいまの金子委員の御質問に関連して、私も承りたいと思います。実は金子先生も、これについていろいろ相談を持ちかけられたので、御質問になつたかと思いますけれども、せつかくできておりますところの民間団体というものを、私は厚生省はお育てになる立場にあると思うのであります。少しその辺の空氣がおもしろくないのではないかと思うのですが、あなたの方で、率直にどういうふうにお考えになつているのですか。
【次の発言】 大体私了承いたしましたが、厚生省の立場としては、了解を求めずにそういう発足したものであるならば、一応注意を促されて、そして官僚的な圧迫を加えるということなしに、もう一ぺんやり直したらどう……

第8回国会 厚生委員会 第10号(1950/10/12、24期、日本社会党)

○堤委員 ちよつと鹽澤先生にお伺いいたします。今大体御説明を承りましたが、皆さん方からいただいたこの山と積まれた調査の資料を、あらためて勉強する間も実はないのでございます。今までに相当お知惠をつけてくださいまして、私たちも賢くなつたわけであります。金子委員から御発言がありましたように、薬剤師側においても、医師側においても、相当ごやつかいになるところの一般大衆に重きを置いてこの問題を論じておいでになるというふうに、近ごろかわつて来たように私は思うのであります。これは皮肉のように聞えるかもしれませんけれども、私たちの立場から見ておりますれば、大衆を無視して、むしろお医者さんと薬剤師さんが、治療費の……

第8回国会 厚生委員会 第11号(1950/10/13、24期、日本社会党)

○堤委員 私オリンピツクの方にお伺いいたします。たとえば世界の地図は文明の進度に伴つて縮尺されるのでございますし、一つの独特のシステムであり得ないから、先進国に追いついて行くべきであるというような御意見、これはわかるのですが、これは経済的な国国の状態というものをどの程度お考えになつているかということを聞かせていただきたいと思います。その国の経済事情というものが非常に影響するのですよ。それに單なる地図が縮尺されることによつて、單独の一つの国だけが單独のシステムであり得ない。もちろん單独のシステムであり得ないということはわかるのですが、おのおの国情を異にし、経済状態を異にしているのですよ。その点を……

第9回国会 厚生委員会 第1号(1950/11/27、24期、日本社会党)

○堤委員 次回の会議が三十日に開かれるということでございますが、わが党といたしましては、政府側の出席を要求いたしておきたいと思います。林国務大臣、これは社会保障制度に関する閣僚懇談会の責任者という意味で出ていただくのでございます。次に厚生大臣、それから答申されました大内会長、それから大蔵省の預金部資金運用の責者。さらに厚生省の局長にお願いしておきたいのは、資料の要求でございますが、諸外国におけるところの医療保険の料率について資料がございましたならば整えていただきたい。以上わが党の要求として正式に申しておきますので、どうぞおとりはからい願います。

第9回国会 厚生委員会 第4号(1950/12/04、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいまのインターンについての、福田委員の御質問に対する主計局長のお答えは、主計局長自体これに対する御認識がないように、私そばにおつて拝聽しまして、はなはだ遺憾に思うのでございます。でありますから、次の委員会までに、もう少し医務当局と大蔵当局とが打合せをするなり、また統一したお考えをお持ちになるなりして、抽象的な御答弁でなしに、もう少しつつ込んだお答えのできるように、出直していただきたいと思います。それを主計局長にお願いいたします。
【次の発言】 他の質問者の御質問と、あるいは重複することがあるかもしれませんが、お許し願いたいと思います。  せんだつて来審議されております健康保険法の……

第9回国会 厚生委員会 第5号(1950/12/05、24期、日本社会党)

○堤委員 局長にお尋ねいたします。これは前々の国会あたりでも私たち社会党の方から申し上げた問題でございますが、労働者の厚生年金積立てはすでに三百億近くになつておるはずでございます。これをたしか大蔵省の方で五分五厘の金利でもつてお使いになつておるわけでありますが、局長はこの三百億の金に対して、この保険法の一部を改正する以前に、何かこれに関連してお考えになり、また努力になつたことがあるかお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 これは私どもの考えといたしましては、この国庫の苦しい場合におきまして、積立ててあるところの厚生年金は、一時これを流用してここに充ててしかるべきではないかという考えを持つて……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1951/01/27、24期、日本社会党)

○堤委員 政務次官がおいでになりますので、黄葉先生にお伺いいたしておきたいと思うのでございますが、実は二、三日前の新聞にも報じておるのでありますが、先般来問題になつておりましたところの在外公館等の借入金の問題、これはいろいろ各委員が質問をいたしまして、今まで年末までの経過を承つたのでありますが、委員会においてその後の詳しい報告、なお調査をお集めになつた後の政府の処置について正式な御報告を政務次官からお願いしたいと思います。

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1951/02/09、24期、日本社会党)

○堤委員 関連して、大体ただいまの御答弁を拜聴いたしまして、いろいろ事情が個々まちまちであるとおつしやいますけれども、人によつてはこの三百名のうちには、もうはつきりしておつて帰せる者もある、こちらへ受入れるべき考もあると思うのでありますが、三百名の調査が今進行しているものが完了しないと、そろえてでないと、こちらへ帰さないような方針をとつておいでになるのかどうか、その辺ちよつと伺います。
【次の発言】 ただいまの御答弁によりますると、迅速ということをおつしやいますけれども、私は今までの経過からいつて迅速でないと思うのであります。この間の新聞で、政府側の御意見の発表を大体拜見したのですが、非常にむ……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1951/03/08、24期、日本社会党)

○堤委員 私は社会党でございますが、ただいま私どもの理事の受田氏が席をはずしておられますので、まだ理事との打合せができておりませんけれども、ただいまの共産党の高田委員の不信任案提案の理由を承りますと、海外同胞引揚げ促進に対する今までの共産党のあり方の問題は別といたしまして、委員会の運営には少し本日は遺漏があつたのではないかと思うのであります。これは国会の権威のために、やはり理事会を開いて、公平な正しいコースをたどつて委員長が委員会を運営されるのが当然であろうと思うのであります。でありますから、ただいまの共産党の不信任案提案の理由が正しい、うそでないとするならば、私は委員長の方に黒星があると思い……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1951/07/24、24期、日本社会党)

○堤委員 議事進行について……。ただいま十二時であります。委員会のあることは、すでに公報をもつて相当以前から各出席を求めておる大臣または政府の委員の方々にも御存知のことであります。二時間もわれわれは持ちましたが、政府の関係の方々がかくのごとく御出席にならないでは何ら意味をなしません。私は皆さんそろつてお出ましにならないのを少し不可思議に思うのであります。何かやむを得ない用事があるかとも思いますけれども、このままで委員会を続行されましても意味がございませんから、全員長におかれましては即刻出席を求めて、意味のある委員会ができるようにおとりはからいを願いたい。

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第12号(1951/07/26、24期、日本社会党)

○堤委員 議事進行について……。委員諸公も御存じの通り、この前の委員会は実は中止をいたしました。その理由は、ここにお見えになつている外務政務次官が御答弁になりましたけれども、一向要領を得ない。中曽根委員の御質問に対しましてらちが明きませんでした。これは委員会金員が確答を承りたい核心に触れられなかつたので、実は外務大臣でなければ片がつかないというので、吉田総理の出席を求めてもらうべく、一日目を置きまして私たちはきよう委員会を再開したのでございます。ただいま草葉政務次官がせつかく暑いところをお見えになつておりますのに、こういう言葉を申し上げてはまことに失礼でございますが、一昨日の委員会の外務政務次……

第10回国会 厚生委員会 第3号(1951/02/07、24期、日本社会党)

○堤委員 大体のアウト・ラインを御説明願つたのでありますが、もう少し詳しい資料をいただけますでしようか。――もう少し詳しい資料をこの委員会で皆さん御希望だろうと思いますので、諮つていただいて、もしそちらの方で何でしたら、政府側に要求していただくように、委員長からおとりはからい願いたいと思います。

第10回国会 厚生委員会 第5号(1951/02/22、24期、日本社会党)

○堤委員 ちよつと局長にお尋ねします。生活保護法の関係でございますが、なるほど総額から見ますれば、二百十億になつておりますので、非常にふえたかのごとき観を呈しておりますが――これは六大都市五千八百八十円という標準でございまするが、これに何らかかわりなく二百十億になつたものでございまして、今御説明がありました通りに、世帶数がふえたこいうところに原因があつたのでございます。しかし、これは御存じの通り、昨年の大月から今日までの物価の騰貴を計算してみますと、約四割方上昇しております。でありますから、そこに私は標準の支給額というものに対して検討を必要とするのではないかと思いますが、その辺局長はどういうふ……

第10回国会 厚生委員会 第8号(1951/03/12、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいま、私がお尋ねしたいと思つておりましたことを、松谷委員が今御要求になつたのでありますが、もう一つ私はつつ込んで聞かせていただきたいのは、今年の予算要求に、局長はやはりある程度の数字を立てて、今の法定伝染病の予防接種について、国庫負担の予算の要求をなされたかどうか。なさつたならば、今すぐでも大体どれくらいいるかということがおわかりになるのではないかと思います。
【次の発言】 この請願は、北海道の龜田郡七飯村、国立北海道第一療養所の患者代表の竹内肇外二百四十三各から出されておるのでございまして、請願の要旨は、御存じの通り国立療養所における看護婦及び医師の不足は、全国的な傾向であり、……

第10回国会 厚生委員会 第10号(1951/03/14、24期、日本社会党)

○堤委員 ちよつと政務次官にお尋ねいたします。ただいまの国立光明寮設置法の一部を改正する法律案の御説明で、次官は昨年四月一日から実施されておりますところの身体障害者福祉法がこれでさらに強化拡充されたかのごとき御説明があつたのでありますが、私から言わせますならば、地方に行つて身体障害者のいろいろな声を聞きますと、身体障害者は、なるほどこしらえてもらつた方が、ないよりはましであるけれども、むしろわれわれの立場から言えば、手帳を交付してもらうに対して写真代を使つただけぐらいが落ちであつて、実際のところ大してありがたくないという声を聞くのであります。これは他の委員も地方にまわられて身体障害者の声を聞い……

第10回国会 厚生委員会 第11号(1951/03/15、24期、日本社会党)

○堤委員 私は日本社会党を代表いたしまして、この法案に賛成の意を表するものでございますが、ただいま民主党の金子委員から御発言がありましたように、わが党といたしましても、この特例法案自体には反対するものではございませんけれども、しかしこれはあくまでも彌縫策でありまして、零細な積立金のわく内においてしか生活保障をなし得ないというところのものでございます。今日非常に問題になつておりますこの積立金の問題なども、今後の運用の面において大きな論議の余地があるのでございまして、私は国庫の補助なくして今後これを運用して行くということに大きな疑問を持つものでございます。なお社会保障制度を確立することによりまして……

第10回国会 厚生委員会 第16号(1951/03/23、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいまの共産党の井之口委員の御質問でございますが、これはもう少し医務局長もはつきりおつしやつてもいいと私は思うのであります。われわれの考えからしてもどうかと思う患者があつたことは確かなので、それに対する処置が、十分両方の間に了解がついておらないあたりから、この辺の質問が出ておるのではないかと思います。私は今の結核対策に決して満足いたしておりませんから、非常に熱心な陳情をなさる、イデオロギーを背景としたところの患者に対しましても、これを押えつけようと思うものではございません。政府にも十分落度があるということは知つておりますけれども、しかし厚生行政の結核対策の面から見れば、どうかと思わ……

第10回国会 厚生委員会 第17号(1951/03/24、24期、日本社会党)

○堤委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本法案に賛成の意を表するものでございますが、今日までの福祉事業の足跡を顧みまして、政府に強く要望事項をこの際附帶いたしたいと思うのでございます。  第一に、御存じの通り一部の少数の人たちを除いては、社会福祉事業の重要性ということに対する認識が、非常に私は足りないように思うのでございます。でありますから、一般国民のもつと強力な支援、いわゆる協力態勢というものを確立することが、今日以後この法案を生かす面から見ましても重要でございますので、この協力態勢をいかに確立して行くかということは、政府が真剣に考えなければならないということでございます。  さらに第二……

第10回国会 厚生委員会 第20号(1951/03/29、24期、日本社会党)

○堤委員 ちよつとそれに関連して……。私は今松谷委員の御発言でございますが、私はもつと悪く――悪くと申しましてはなんでございますけれども、強く申し上げたいと思います。松谷さんは国内での議論が二つに――国会の意見と当局の意見との二本になるということをおつしやつておりますけれども、むしろ国会の今までやりました仮案というものを、いろいろ私たちが勘案するところによりますと、むしろ事務当局が関係当局の前に、国会の委員会の意見を煙幕を張つてじやましなさる、むしろ向う様に対して二本に見えたら幸いの方で、今日の状態ではむしろ事務当局一点張りで押して行こうというような空気がある。私は松谷さんよりもつと強い当局に……

第10回国会 厚生委員会 第25号(1951/05/19、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいまの金子委員並びに松谷委員の問題でございますが、私も御質問申し上げたいと思つておりましたが、他の委員から御質問がございましたので、省略いたします。政務次官もただいま御確約がございましたけれども、一つの法律をはさんで、すでにでき上つておりますのに、国会議員がきめた法律を執行してくださる官吏の方々が、こういうかすを含みながら今後法律の本文を曲げられるということは、国民にとつては非常に迷惑なことだと思うので、単にこれは看護婦法だけの問題でなしに、あらゆる省において、あらゆる委員会において、私たちは十分警戒しながら、ことに国会議員はこの官吏の方々とは仲よくして、法律を十分途行して行かな……

第10回国会 厚生委員会 第28号(1951/05/24、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいまの岡委員の質問に関連いたしまして、もう少しお伺いいたしたいと思うのであります。私は前の委員会におきましても、ただいまの今野委員と同様に、児童福祉行政に対する、今の地方財政平衡交付金の中に入りましたところのこの財政から、国庫補助への切りかえの御意思ありやいなやを、そこにおいでになる大蔵政務次官にもお伺いしたのであります。また各委員からも御質問があつたようでございますが、私たちが質問いたしますと、どうもピントはずれのような御答弁をなさつて、何だかこの福祉行政について熱意がないような感を、いつも受けるのであります。ただいま岡委員は、社会保障制度に少し触れられましたが、この勧告に対し……

第10回国会 厚生委員会 第30号(1951/05/27、24期、日本社会党)

○堤委員 医務局の方もお見えになつておりますし、薬務局長もおいでになつておるようでありますから、ただいまの委員長の話によりますれば、あるいは都合によつて会期が再び延長されるかもしれないという現段階でございますが、私たちけさほどまでは、明日で閉会ということに相なつておつたわけであります。しかしこれが五日ぐらい再延長されるといたしましても、大したかわりはないのではないかと思いますので、ここでお伺い申し上げたいと思いますのは、ただいま参議院の方で審議を続けて参りました医薬分業の問題に関しまして、けさ新聞で私たちが見るところによりますと、一応継続審議という形に相なつたやに拝見したのでございます。局長ま……

第10回国会 厚生委員会 第32号(1951/05/30、24期、日本社会党)

○堤委員 局長にお尋ねいたしますが、ただいまの厚生省令によるところの養成施設というものが実際行つておりますところの養成の実態であります。これにつきまして少し詳しく御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私の質問の仕方が少し悪かつたかもしれませんが、私がお伺いしたいのは、養成施設の実態、これを少しお聞きしたいのでございます。
【次の発言】 もう少しお聞きいたしたいのですが、たとえばこの科目を受持つところの指導者の資格などについて、もう少し御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この六十一箇所の養成施設について、厚生省は絶えずこれを監督し、指導なさつていることと思うのでありますが、この六十一……

第10回国会 厚生委員会 第33号(1951/05/31、24期、日本社会党)

○堤委員 私はただいま高橋委員が御提出になりましたところの修正案に対しまして、社会党を代表いたしまして賛成をいたします。  それ以外の条項についてでございますが、第二条中のいわゆる「更に都道府県知事が行う理容師試験に合格したものは、」という、この問題は、昨日来質疑応答の中においても非常に問題になつておりましたが、やはりこれはただいま松谷委員がおつしやいましたように、厚生大臣が指定するところの養成施設を出ておりながら、そしてさらにインターンをやりながら、なおかつ試験を受けなければ一人前になれないというところに、私は零細な庶民階級の中から職を求めて立ち上る人たちのために、狭き門をつくるものであると……

第10回国会 厚生委員会 第34号(1951/06/01、24期、日本社会党)

○堤委員 私も他の委員から御発言がございましたのに、あまりくどくど申し上げますと、まことに次長に失礼かと思うのでございますけれども、私は至つて口の悪い方でございますので、あるいは失礼なことを申し上げるかもしれませんが、他の委員の方々は実に婉曲に次長に迫つておるようでございますけれども、私はあの陳弁書と申しますか、私たちの要請によるところの看護課の方々の弁明の書類を見せていただきましたが、それときようの他の委員と次長との問答を聞き、あれやこれやと勘案いたしますと、どうも厚生省の次長も局長も、みな認定講習というものは、実際はこうして委員会によつて法律をきめたけれども、しかし実際においては困難なもの……

第10回国会 厚生委員会 第35号(1951/06/02、24期、日本社会党)

○堤委員 議事進行に関して……。
【次の発言】 本日は第十国会の最終口でございます。今晩の十二時まではもう八時間ほどあるのでございます。ただいま議題になつております法律案に対しまして、委員長はどういう御計画をお持ちになつておるか、さらにきようの運営進行に関しては、各党から出ました理事の間においてすでにお打合せになつて、この委員会をお進めになつておるものであろうと思うのでございますが、それをちよつとお知らせ願いたい。
【次の発言】 私は他の委員から相当たくさんの御質問がありましたので、なるべく重複をいたさないようにいたしたいと思いますけれども、あるいは問題によりましては重複するということを知りな……

第10回国会 厚生委員会 第37号(1951/07/20、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいまの局長の御答弁でございますが、災害救助法を発動しなかつた京都府の問題でございますけれども、私、早速京都に参りまして現地を見て参りましたし、それから京都の知事にも会つて参りました。ただいま局長から説明がありましたように、もちろん南桑田郡篠村という所に局限されておりまして、著しいものはここの一部分であるという見解に立つて災害救助法を発動しなかつたというのは、りくつは正しいかと思いますけれども、しかしこれはその局地だけでとどまつた問題でなく、京都市内にも相当な被害があるのでございます。そのトータルは、すでに知事の手元から政府に届いているはずです。蜷川知事の申すところによりますと、現……

第10回国会 厚生委員会 第38号(1951/07/21、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいま局長から御報告を承つたのでございますが、第十国会で改正いたしました法律案でございますが、そのときも私主張いたしましたことく、新たに都道府県知事の試験がなされることになりまして、働く人たちに狭き門をつくつたという結論を、私はどうしても否定することができないのであります。先ほど局長は、厚生大臣が指定する養成所の所長を集めて云云という御報告がございましたが、非常に玉石混淆の、しかも一部には学校屋といわれるような人たちの養成所もある。中には一生懸命にやつて非常に模範的な養成所を持つている人たちもあるという現状におきまして、私は強く局長に要望しておきましたが、局長はそうした所長の方々に……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1952/01/31、24期、日本社会党)

○堤委員 私は復員局に対しまして、遺骨の問題で少々緊急的に質問をいたしたいと思いまして、他の方々の質問とは別にこれを許していただいたわけであります。他の質問はあとに譲つて、遺骨の問題だけをただいまいたしたいと思います。  けさの新聞はどの新聞を見ましても、皆さん御存じの通り、大新聞が全部硫黄島の遺骨の問題を取上げておるわけでございます。ことに今遺家族援護の問題が大きく政治問題化され、なお大きな社会問題として取上げられておりまして、孤島の中にある遺骨の問題に対しましては、非常に日本民族といたしまして注目の的になつておるのでございますが、けさの毎日新聞の社会面を見て実は暗涙にむせぶとともに、実に政……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1952/02/13、24期、日本社会党)

○堤委員 ちよつと発言をお許し願いたいと思います。
【次の発言】 相馬さんに少しお尋ねいたします。あなたは非常に御苦労なさつて、まことにお気の毒だと思つて先ほどからあなたのお顏を見ておりますが、ちよつとお尋ねしたいと思います。先ほどあなたの品から、子供さんがおありになつたということをお述べになりましたが、子供さんどうしていらつしやいますか。連れてお帰りになりましたか。
【次の発言】 それでは鳥居先生からもこれに関連してお答え願いたいと思うのでありますが、私たち終戰後中共地区並びにソ連圏において非常に苦労した女性の方々についてはずいぶん問題にし、またいろいろと研究をして参つたのでございますが、鳥……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1952/03/12、24期、日本社会党)

○堤委員 先ほどの政府当局の御答弁を聞いておりますと、私の方の受田委員も申し上げましたが、もののついでにだれに頼んだ、かれに頼んだというふうに私はとれるのです。それであげくの果てに犬で狩られるようなことになつておるのではないか。これでは私は政府の今までの残留者に対する誠意を疑わざるを得ないと思うのであります。これは新しい政務次官に申し上げるとまことに失礼かもしれませんけれども、あの通り外務大臣を兼ねた総理大臣は、この委員会にかつて一度も出ていらつしやつたことがないのです。いつも政務次官が代理でおいでになつて、草葉さんがずつとおやりになつておつたのですが、われわれと同じ日本民族である、しかも今日……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第12号(1952/04/22、24期、日本社会党)

○堤委員 ちよつと議事進行について。出席の委員も大体お顔ぶれがそろつておると思いますから、地図がありますので、あまり遠いと説明なさる方も不便でありましようし、私たちも何ですから、少し会場を整理して、もう少し近くでやつていただいた方がいいんじやないかと思います。
【次の発言】 私のおもな質問は、ただいま池見先生がなさいましたので、一つだけ五月二日に行われる慰霊祭の問題についてお尊ねいたします。これはたしか長官のお言葉では、この人たちを漏れなく合同慰霊するという御趣旨のように聞きましたが、それに間違いございませんか。
【次の発言】 それから戰傷病者戰沒者遺族等援護法、あの問題に関してただいま中山委……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号(1952/04/23、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいま池見委員も仰せになりましたが、確かに浦野さんに対しては、私も同じ感じを持つております。  それからひとつ共産党の苅田さんに、あなたは今……。
【次の発言】 それでは委員長を通します。委員長からぜひ苅田委員に聞いていただきたい。  それは先ほどから浦野参考人に対して御質問のありました苅田さんの言葉を通じて、私たちが逆に思うことはたとえば今の與党であられるところの自由党が、この引揚げ問題に対して中共に直接間接――今までは間接でありますが、積極的な手を打とうとする場合に、ひざをまじえて語る立場にない人の話でありまするから、これは不可能といたしましても、もしその間を日本共産党が買つて……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第14号(1952/05/14、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいままでの御答弁に対して、私は石原外務政務次官に対してさらにつつこんでお尋ねをいたしたいのでありますが、参議院の高良さんに対して、政府が出さないというのにソ連に入られたことに対する問題は別といたしまして、せつかく行かれたのでありますから、そうした政府の感情的な問題は別として、入られた高良さんに対して、未復員家族のために当然何らかの手を打たれたものと実は想像しておつたのであります。従つて外務省としては、高良さんにその後どういう連絡をとり、引揚げ促進のためにどういう手を打たれたか、こういう実は質問をするつもりでおつたのでありますが、先ほどからの御答弁を承つておりますと、かつてに行つた……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第15号(1952/05/27、24期、日本社会党)

○堤委員 おそかつたといわれますが、私は実は厚生委員会と二つを兼ねているので、従つておそくなつたのでございますから、最後にわずかな時間をいただきまして、初めての外務大臣に対する御質疑でございますから、ひとつお願いをしておきたいのであります。  吉田内閣の外交政策と未復員の引揚げ促進、この問題につきましては、再三この委員会で論議されております。アメリカ一辺倒の吉田内閣が、このままで中共、ソ連というものをさらに二重、三重の鉄のカーテンの向うに押しやつて引揚げ促進をお考えになるならば、とうてい永久にこの人たちは帰つて来られないのではないかという懸念を私は持つております。今までは首相が御兼任でありまし……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第16号(1952/06/05、24期、日本社会党)

○堤委員 石原外務政務次官に少しお尋ねいたしたいのでございます。政府側の戰犯に対する解釈は、先ほどからの御答弁で大体わかつたのでございますが、サンフランシスコの平和條約におけるところの戰犯管理規定というものによりまして、その外交政策と相まつて、法務府並びに外務省のやり方によつては、私は即時釈放、減刑の手はすぐにでも打てるのじやないか、かように思つておるのであります。先ほどから申入れの御説明がありましたから、ある程度了承いたしましたが、この前のこの委員会においても、岡崎外務大臣は、やつておるということを簡單にお答えになつておるのでありますが、最後にその見通しをお尋ねいたしましたところ、その御答弁……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第17号(1952/06/20、24期、日本社会党)

○堤委員 ちよつと外務次官にお尋ねしたいと思いますが、今度お帰りになつた方々については行方不明と申しますか、生死不明ということで、留守家族の方々は全然その健在を御存じなかつたのか、それともおおよその見当がついておつて、知つておられたのか、その辺のところはどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 そうすると、今回お帰りになつた方にここへ来ていただいて御質問申し上げるとわかると思うのでありますが、大体今申された人数についての個人のお名前だとか何だとかいうものは、すでにあなたの方では大体おわかりになつておりますか。
【次の発言】 それではそのわかつたことについてすでに政府としてはあちらの出先機……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第18号(1952/06/25、24期、日本社会党)

○堤委員 ちよつと三人の方にお尋ねをいたしますが、お帰りになりたい組で帰れる條件の方がお帰りになつたのだと思います。それでちよつとお聞きしたいのでございますが、お帰りになるまでの旅費の捻出であるとか、手続であるとか、そういうものをどういうふうにしてお帰りになつたか。もう少し具体的に御説明を願いたい。なお追つて奥さん、女性関係の問題について、特に女性の立場から少し検討してみたいと思いますから、順次お尋ねいたします。
【次の発言】 先ほど玉置委員から御質問がありましたが、まだ少し判然としないのです。あちらにおいでになる方の職業、これについてもう少し詳しく御説明願えませんでしようか。たとえばどういう……

第13回国会 厚生委員会 第1号(1951/12/15、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいま岡委員の御質問、なお苅田委員の御発言などで、ここにおいでになる委員の方々は、與野党のいかんを問わず、御同感であり、なお非常に緊急に対処しなければならない追つた問題であり、衆議院の厚生委員会といたしましては、今これを云々していることが、むしろ遅いのでございまして、何とか厚生委員会としても、委員長のおとりはからいで具体的な手を打つて行くべきではないか。きようをもちまして議会は自然休会に入りますけれども、この問題は、暮れだから、または正月の休みだからといつて、なおざりにすることは許されない状態に各府県の状態はあると私は存じます。さようでございますから、できれば一度、医療担当者、それ……

第13回国会 厚生委員会 第2号(1952/01/29、24期、日本社会党)

○堤委員 政務次官に、予算のことでなしに、緊急に質問させていただきたいと思いますが……。
【次の発言】 政務次官にお尋ねいたします。ただいま会計課長の御説明の中に、国立病院の地方移譲に関する予算が組まれてあるようでございます。けさの新聞を拝見いたしますと、政府はけさの閣議でこれを御決定になるというふうに見たのでございますが、非常にこれは反対運動が猛烈でございまして、政府の方でそういう御意向のもとに予算をお組みになり、閣議で御決定になりましても、都道府県においてこれを受付けないというような問題が起つて来るのではないか、かように存ずるのでございます。もしお譲り渡しの政府の意向が通らなくて、地方が受……

第13回国会 厚生委員会 第3号(1952/01/30、24期、日本社会党)

○堤委員 大臣はきのうもきようもお出ましになりまして、非常に心強いと思つております。政府にはこれから厚生行政に非常に御熱心におなりになるのではないかと、実は思つているわけですが、今までの厚生委員会は、大臣がそうお出ましになつたことはないわけです。今大臣に対する質問が始まつているわけでありますけれども、大臣に対するところの質問をしたい議員は、一ぱいおられるのであつて、大臣がきようとあしたくらいでお茶を濁して、あとまた前例並に出られないようなことがあると非常に困りますので、一言大臣からとつておきたい。と申しますのは、少くともこの予算に関して、各局長をお呼びしてわれわれが審議する間は、大臣はこちらに……

第13回国会 厚生委員会 第4号(1952/01/31、24期、日本社会党)

○堤委員 昨日の福田委員の受胎調節の問題に少し関連するのでございますが、福田委員も御指摘になつておりましたが、今日の優生保護法における受胎調節というものは非常に疑義がたくさんあると思うのであります。もちろん性道徳の紊乱ということも考えなくちやなりませんから、そう簡単に、昨日局長がお答えになりましたように、わくを広げるとか、また改正の点をどうするとかいうことは、論じられないといたしましても、今日の状態を見ますときに、逆淘汰的な実施になつておると申しても、決してこれは過言ではないと思うのであります。逆淘汰ということを、少し説明いたしますと――実はわかりやすく申しますれば、ことに農村などで申し上げま……

第13回国会 厚生委員会 第5号(1952/02/01、24期、日本社会党)

○堤委員 少し国立病院のことについて大臣がおりませんから、事務局お困りの部類に入つておるらしいのですが、持参金付お嫁入りを国立病院が今年なさるらしいのであります。この間、大臣は、決して一方的に押しつけるものではない、話合いの上で話ができたらこれをもろうてもらうのだということをおつしやるけれども、これはきのうの吉田さんの防衛隊問題で口をすべらしたのと一緒で、これは再軍備しない、憲法は改正しないと言つても、防衛隊に編成がえやるのだと言つて、うつかり馬脚を現わしておるわけですが、これと一緒で、決して押しつけがましいことはしないのだと言つておりながら、押しつけがましいことをする前に持参金付の予算を組ん……

第13回国会 厚生委員会 第8号(1952/02/19、24期、日本社会党)

○堤委員 地方財政委員会の方を担当しておられます岡野大臣が、先ほどからの各委員の質問に対しまして、一にかかつて地方財政の貧困に起因しているということを答弁しておられるのでありますが、私たちこの委員会は、国会休会中に、昨年来各地方にわけて、ブロックごとに厚生行政の視察をいたしております。そのときに各府県から私たちにいろいろと陳情がございますが、その中には必ず兒童福祉施設の関係予算を、補助費にもどしてくれということの陳情を、実は承つているのでありまして、われわれ厚生委員といたしましては、それではしつかり国会でこれを実現するようにいたしますというので、この委員会で超党派的なまじめな検討をいたしまして……

第13回国会 厚生委員会 第9号(1952/02/22、24期、日本社会党)

○堤委員 ちよつと私遅れて参りましたけれども、議事進行に関して――この国立病院移管の問題は、非常に皆さんの御質問もおありになり、御意見もおありになると思うのです。それで今日はすぐに質問に入られたようでございますけれども、大臣としましては、当面の責任者として国立の病院九十幾つのうち六十までこうした状態に持つて行かれようというのにつきましては、非常に大きな現在の医療体制というものに対する批判、それから今後の御計画というようなものを全般にお持ちになつて、しかる後にこういうものを予算の中に、また実行の上に移そうとしていらつしやると思うのでありますから、まず枝葉末節的な質問は後にいたしまして、今後の日本……

第13回国会 厚生委員会 第10号(1952/02/26、24期、日本社会党)

○堤委員 先ほど結核対策問題について、金子委員から御質問がありましたが、もう少し私から大臣に御質問申し上げたいのであります。現在の国立療養所のまかない費は――何だか大臣を試験するようですが、一日幾らでまかなわれておるか御存じですか。
【次の発言】 それでは申し上げますが、実は療養所のまかない費は、八十一円何がしです。私日曜日にちよつと療養所を二、三箇所まわつて参りましたが、非常にこの療養所の台所と申しますか、患者の皆さんの食べておるものを見まして、実は私寒々とした思いをして帰つたのでございます。この一日八十一円何がし、しかもこれは主食を入れてです。これに対して大臣は、この八十一円について、まあ……

第13回国会 厚生委員会 第11号(1952/02/29、24期、日本社会党)

○堤委員 議事進行について――先ほどの岡委員の新聞記事につながる御質問、それから苅田委員の御質問は、非常に大きな問題だと思います。それでこれは援護庁の長官に聞いておりましても、はつきりしない点があるのじやないか、もつと責任を追究しなければならない役目を私たちは持つていると思いますので、これはまず厚生大臣を呼んで、一応このことについての質問を緊急的にこの委員会でする機会をつくつてもらう、そしてさらにわからないときは、首相の出席を求めるなりしてやらなければならない問題だと思いますから、委員長はひとつ超党派的におとりはからい願いたいと思いますが、どうですか。

第13回国会 厚生委員会 第14号(1952/03/19、24期、日本社会党)

○堤委員 議事進行――ただいま皆さんの御質問を聞いておりますと、どうも逐條審議の場合に私たちが質問をしたいことに、お触れになつておるようでございます。大体理事会の申合せでは、総括質問を終つた後に逐條審議ということになつておるのでございますから、私たちもそのつもりを持つておるのでございますが、議事進行を少し逸脱しておるように思いますから、もとにもどしていただきたい。
【次の発言】 私は緊急動議を提出いたします。と申しますのは、実はこの委員会では、かねて橋本厚生大臣が辞任になられましたときに、大蔵省案と一戦を交えられたということが巷間伝えられております。それで辞任までした厚生大臣が持つておつた厚生……

第13回国会 厚生委員会 第15号(1952/03/20、24期、日本社会党)

○堤委員 それでは順を追うて大臣に御質問を申し上げます。今まで御質問になりました青柳委員の御質問に対しまして、もう一つ、私たちは納得が参りませんので、重ねてはつきりと御答弁を承りたいのでございます。大臣の御答弁では、恩給法復活の問題に関しましては、恩給法特例審議会を設けて妥当な意見を出し、しかる後に考えたい。従つて現在出されておりますところの戰傷病者戦没者遺族等援護法案に対するこの処置は、私の今までの質問に対しましても、二十七年度限りのものであるか、あるいは二十八年度以降もそのまま存続をして行くものであるか、そこのところはまだはつきりしていないということを言われておるのであります。しかも青柳委……

第13回国会 厚生委員会 第18号(1952/04/01、24期、日本社会党)

○堤委員 これは総括質問の当初に、私厚生大臣にも伺つたのでありますが、今日はもう一度最後に念を押して長官に六箇条ほど最後の質問をしておきたいと思うのでありますが、それはこの法案の名称についてであります。あなたも御存じの通り、公述人は、だれ一人残らずといつてもいいほど、まあ末高教授のように、こんなまずいものは捨ててしまえと言つた人さえある。で、このまずい法案につきましては、あくまでも昭和二十八年度はもつと充実したもので援護されるべきであつて、昭和二十七年度限りの臨時措置ということにされたいという希望があつたのも御存じの通りでありましよう。これは委員各位も、ほとんどその御意向ではないかと思うのであ……

第13回国会 厚生委員会 第29号(1952/05/16、24期、日本社会党)

○堤委員 先ほどからいろいろ御答弁を聞いておりますと、官庁は横の連絡をおとりになつておられないのではないか、大臣がこの委員会で御発言になつたことが、実際に事務をおやりになる皆さん方の方へ十分連絡がとれていないのではないかという感じがいたします。上の方でこんなにもたもたしておられるようでは、末端はまことに心細い。三人の御返答を聞いておりましても、そんなことではとても目的を達することはできないと思いますので、この援護法に関する少くとも弔慰金に対する措置については、もう少し厚生大臣並びに大蔵大臣の責任のある言質をこの委員会においてとつて、統一ある準備を進めていただくよう、委員長のおとりはからいを願い……

第13回国会 厚生委員会 第31号(1952/05/22、24期、日本社会党)

○堤委員 関連して……。おわかりにならないようですから、もうちよつと松谷委員の御質問に私が補足いたします。たとえば、先ほどこちらの課長がおつしやいました元の占領軍時代には二十四だつた、それを広げて五十六に要求すること自体がおかしいじやないかということを私の方からも反駁した、こうおつしやつておるのです。従つて占領軍時代には二十四の港に限つておつた検疫港が、これによつて五十六に広がるということによつて、いわゆる衛生面の問題でなしに、行政協定によるいろいろな駐留軍の問題がこれに便乗してからまつて来る危險がある。たとえば、二十四の港で検疫を受けた軍艦から日本の本土に上陸する場合、これが五十六に広がつて……

第13回国会 厚生委員会 第32号(1952/05/23、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいまの丸山委員の御質問に対して、なるほど厚生省の政務次官としては、そういう御答弁は無理からぬことと思いますが、おそらくここにおいでになる委員は、全部、この問題に対しては、こうした政務次官の立場におられる方よりも、日常机の上で仕事をなさつておられる方に、はたしてこの行政改革に伴うところのこの変更によつて、たとえて言えば、遺家族援護が実際になし得られるかどうかというような面、それから今の医務局次長の問題でも、これはほんとうに机の上で仕事をしていらつしやる方に御答弁をお伺いしないと、政務次官としては、何とかやりたいという御希望以外に御答弁はできないのではないかと思いますから、私はむしろ……

第13回国会 厚生委員会 第33号(1952/05/27、24期、日本社会党)

○堤委員 私は少し参考人にお尋ねをいたしたいのでありますが、参考人に誤解のないようにしていただきたいと思います。せんだつての小委員会でも私が申し上げました通り、私は日本赤十字社というものをこわそうとか、いわゆる破壊的な意見を持つておるものでは、ございません。純粋な使命を課せられたこの日赤が、よりよいものになるべきであるという私の信念に基いて質問をいたしますので、その点御了承願いたいのであります。  実は、日赤の会計につきましては、小委員会においてあらまし御説明を願つたのでありますが、われわれの耳には――これはずつと以前からもそうでございますが、相当日赤の内容または運営、あらゆる面において検討を……

第13回国会 厚生委員会 第35号(1952/05/31、24期、日本社会党)

○堤委員 私は日本社会党の立場から、本法案に対して、二、三の希望を付して賛成をするものでございます。  ただいま改進党の松谷委員が御指摘になりましたように、外国軍用艦船の検疫にあたりましての日本の施設につきましては、非常に不満足でございます。しかし、軍用艦船の場合は、他の商船と異なりまして、伝染病であるとか、悪質な病魔のために職方を消耗するというようなことがありましては、電力に非常に影響いたしますので、いろいろな防疫に関しましては、軍艦内において特定の注意が払われておるのが当然でございます。私は、この点において、商船よりもきびしい防疫体制にある軍用艦船ということを一応信用いたしまして、その上に……

第13回国会 厚生委員会 第36号(1952/06/02、24期、日本社会党)

○堤委員 瀬尾参考人にお尋ねいたしますが、あなたは先ほど、蜷川参考人から御説明がありました通り、赤十字の定款というものは、やはり超党派的であり超宗教的であり超種族的であり、いろいろな方面から中立であらねばならぬということが原則になつておるわけでございますが、あなたが日赤の職員でありながら、参議院議員の自由党の選挙の応援をなさつたということは、あなた自身正しいことであると考えておられるか、または正しくないと考えておいでになりますか、その辺のあなたの御見解をちよつと承つておきたい。あなたのせられたことに対して……。
【次の発言】 あなたの正しかつたという御認識に対して、御批判はちよつとここで避けま……

第13回国会 厚生委員会 第43号(1952/06/20、24期、日本社会党)

○堤委員 ちよつと関連して。ただいまの御説明を承つておりますと、たとえば立法措置をして、その結果検査して、品物が非常に虫が多かつたり、腐つておつたりして食べられない場合にも、買い付けた国からおろした荷物は、どれでもとらなければならぬという建前になつておるように解釈しますが、国内では今も外国のくず米ばかり、粉にしてもくずばかりですよ。外米にしても虫のわいたような在庫品をずいぶん占領下に買わされたわけですか、かつてに荷物をおろされたが最後、よしやこちらが立法的な措置をして、食べられない、使えないものであつても、今までの例を聞きますと、その品物を返すわけに行かないことになるわけですね。たとえばきよう……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1952/12/23、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 外務大臣も帰られるでしようから、ちよつと関連して……。  いろいろと各委員から御質問なり御希望があつたようでございますが、私のところに、昨日、中共に抑留されている私のおいから手紙が参りましたが、その他にも数通参つております。それによると、この第十五特別国会の放送などもすつかり向うに入るそうであります。池田通産相不信任の状況なども、社会党の活躍をはつきりと聞かしてもらつたというようなことが書いてございました。それから、国会の海外同胞引揚特別委員会の委員をしておるおばさんに参考のために書いておくというので、いろいろ書いて参つております。私は、なるべく言わないでおこうと思つて、今まで……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1952/12/26、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 援護庁長官にお尋ねいたしますが、先ほどからもいろいろ問答がございました通り、とにかく三万人が帰つて来るという原則に立つて引揚援護庁はその準備を整えてもらわなければならないのでございますが、昨日政務次官にお出ましを願つてわれわれが質疑したところによりますれば、一向お答えができなかつたのでございます。新聞にも一部伝えられておりましたが、きのうの新聞の発表を見ますと相当な準備ができているようなことが書かれておりますが、その新聞の点について、まずあなたの御所見を伺つて、質問を進めて行きたいと思います。
【次の発言】 それでは、きのうの新聞の件については了承いたしますが、今長官がおつしや……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1953/02/05、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 私は、わが党からの質問として、外務当局に、旅券の交付並びに十二月一日以後の派遣団を派遣されるに至るまでの経過の問題に関して、多分に聞きたいところがございますけれども、外務省の方はきようはお見えになつておらぬのでございますから、わが党の方の質問を保留いたしまして、ぜひこれを次回まで残していただきたいということを委員長に申し上げたいと思います。  そこで私は、援護庁長官にお尋ねしたいのでございますが、二十八年度の予算を見ましても、また本日の長官の御報告を聞きましても、予想される三万人のうち四千人が今年度内に帰るであろうという想定のもとは予算を立てて、いろいろと計画をしておられるよう……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1953/02/10、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 この際ちよつとお尋ねをいたします。ただいまの中山委員の御質問にも関連いたしますが、かつての引揚げの際に、非常に引揚げて来られた方が問題を起しまして、駅などでおりて、盛んに踊られたりいたしまして、実は私たちも困つたのでございましたが、その際には、司令部がちようどおりまして、復員の定義がかえられました。初めは、少くとも上陸港に上陸したならば、これを引揚げ手続完了と同時に復員とみなしたのでありますが、各個人の家庭に帰りつくまでは、これを復員とみなさないというふうに定義がかえられました。今はもちろん独立国でございますから、これは無効でございますが、こうした問題が起りました場合を私は考慮……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1953/02/18、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員  壱岐さんにお尋ねしますが、昨年の十月二十何日かにお帰りになり、きようですでに四箇月近く経つておるわけでございます。あなたは、御主人がお悪くて、そうして小さいお子さんをお連れになつて、あなたのお里に寄寓していらつしやる。今後の御方針もいろいろおありだろうと思うのでございますが、こちらにお帰りになつて四箇月、国内を、ごらんになつての御感想を承りたいと思います。あちらにおいでになつたときと、こちらにお帰りになつてからと、どうでございますか。日本の国内の状態です。
【次の発言】  私がこういうことをお尋ねいたしましたのは、私たちが引揚げ促進のために今こうして国民を代表していろいろと促……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1953/03/02、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ただいま木村援護庁長官から御説明のありましたのを聞いておりましても、これから入用の金がまだ交渉中であつて、われわれ委員がこの委員会開会以来問題にして参りました、帰つて来る人たちの生活安定のための就職の問題であるとか、いろいろな問題なんかも目下交渉中であつて片がついておらない。しかも船は三月十四日に出る。帆足委員の御発言はきようだけじやございません。これは自由党からも御発言がありましたし、一時帰国の問題などにつきましても、私たちは人間としての立場から何とかしてこれを政府に認めてもらいたいと思つて質疑を重ねて来たのでありまして、当然政府のこれが最後の決意を聞きたいところでありますけ……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1953/03/04、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 私は、ただいまの野澤委員のお話を伺つて、外務政務次官が答弁にお詰まりになつて、そのかわりに答弁していらつしやるような感じを受けましたが、別に野党の立場から申すのじやありませんけれども、外務次官も、それから外務大臣もそうだろうと思うのですが、一時帰国、墓参り、教育と称して往復する人々の上に乗る日本共産党が恐ろしいのでしよう。コミンフオルムを恐れるのでしよう。それならば、吉田内閣としてそれをはつきりしたらどうですか。それをしないで、何箇月もこんな問答をしておつてどうするのです。私はそれを言うのです。なぜそれを言えないのですか。アメリカ一辺倒の吉田自由党内閣という烙印はもう押されてい……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1953/03/12、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 御苦労さまでございました。  重複しないように質問いたしたいと思いますが、高良さんの御報告を聞きましても、また皆様方の御報告を承りましても、向うでは早くから計画的に日本への送還がやられておつたように思われます。そして交渉の結果は、しみじみと涙の出るほど御感謝になつておりますが、日本に帰つてからの日本人の安否まで気づかつてくださる親切が中共の方々にあるのならば、今度これだけの人が船で帰るぐらいな名簿をあなた方代表に持たせてくれるのが真に涙が出るやり方である。またせつかく行かれた皆様方としては、これをつつ込んで、名簿を持つてお帰りになるのが真の使命ではなかつたかと存ずるのであります……

第15回国会 厚生委員会 第2号(1952/11/11、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 それではごく簡単にお伺いいたしますが、ただいま閣議に臨んでおいでになる大臣は、大蔵省へ厚生予算として何々の補正予算を御要求になつておるか、あらましを御提示願いたいと思います。こまかいことは決して要求いたしません。ちよつと御説明を願つた都合で、私の方から閣議に入つていただく前に要求をいたしますから……。
【次の発言】 お急ぎの大臣、しかも新任早々、決して悪意でいじめたりなどしようと思つておりませんから、委員長はあまり御心配なく発言を許していただきたいと思います。  ただいま大体伺いました。具体的な数字などを承れなかつたのは残念でございますが、特に大蔵大臣に対し、また厚生大臣の立場……

第15回国会 厚生委員会 第3号(1952/11/26、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 会計課長にちよつとお尋ねをいたします。最後のところに書いあります母子福祉貸付金政府出資の問題でございますが、これの国民金融公庫を通じての実際の貸出しの方法だとか、いろいろな御計画は、大蔵省と厚生省との間においてどういうふうに進められておるか、少し御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 これは、私は特に政務次官もおいでになりますからお願いをしたいのでございますが、国民金融公庫に生業資金の貸付のわくなり、額がございましても、非常に事務的な手続がまずい未亡人であるとか、それからむずかしい窓口でいろいろな問答をしなければならないような場合には、どうしても母子世帯は窓口にあつてなきに……

第15回国会 厚生委員会 第4号(1952/12/08、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 私は、六十の国立病院の地方移譲の問題につきましては、実は大臣が御出席でないと問題にならないのでございまして、大臣の御出席を要求しておいたはずでございます。従つて大臣がおいでにならないのに、いろいろと質問してみましても始まりませんので、本問題につきましては、近日のうちに、大臣の出席できる日にもう一度委員会を開いて、大臣の出席を得て質問をいたしたいと存じますので、大臣に対する質問はまず保留をいたします。また新しい医務局長が御出席でございますが、局長にお尋ねいたしましても、失礼ながらこれも無理かと思います。従つて次長に事務的なお尋ねをいたしますが、この間の御答弁では、一つだけ十二月中……

第15回国会 厚生委員会 第5号(1952/12/15、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ただいま上程されました母子福祉資金の貸付等に関する法律案につき、日本社会党を代表いたしまして、心からなる賛成の意を表しますとともに、完全な母子福祉政策が近く実現すべきであることを確認いたしたいと存じます。すなわち従来、私どもが考えて参りました母と子の福祉行政は、単なる経済問題にとどまらず、物心両面にわたる保護助長でなければなりません。しかるに、やつと本日提案の運びになりました本法案は、種々の事情にはばまれ、その題名の示す通り資金の貸付等に限られたものでありまして、母子福祉行政の一部分にすぎません。父なき十八歳未満の児童を抱いて生活している未亡人母子世帯は、昭和二十五年の国勢調査……

第15回国会 厚生委員会 第6号(1952/12/16、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ただいま長谷川委員から御質問がございましたが、ちようど参議院が先議になつてこの法案がまわつて参りましてから、医務局のこうした種類の療治行為に対するお考えについて、一応私はぜひただしておかなければならないと思うのであります。たとえば、はり、きゆう、あんま、マッサージを業とする者があり、さらに療術師というのがございます。常に私たち厚生委員のところへは、この法律に守られておる人たちと療術師との間の反対陳情がなされて、狭いコップの中の争いが繰り広げられておるのでありますが、厚生省自体は、こうした零細な働く人たちの立場というものを一向に真剣に考えておられないような節がうかがわれるのでござ……

第15回国会 厚生委員会 第8号(1952/12/22、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 このあんま、はり、きゆうの法律案を審議するにあたりまして、やはりあんま、はり、きゆう師となれば、当然これは身体障害者で、盲人の問題が皆さんの御質問を通してもいろいろと問題になつたのでありますが、私たちが考えなければならないことは、今、社会局長がお見えになつておりませんし、それから残念ながら文部省の方が帰られましたけれども、盲人一人を分析してみますと、今日の日本の政治では、厚生省の中で、身体障害者というものは社会局が担当していらつしやる。それからこれが十八歳未満の子供になつて来ると児童局の所管になつて来る。そのようにこの盲人一人の生活面をいろいろと分析してみれば、たとえば教育の問……

第15回国会 厚生委員会 第9号(1953/02/04、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ただいまわが党の鈴木委員並びに柳田委員、高橋委員などから御発言がありました。大臣に二十八年度の厚生省所管の一般会計並びに特別会計の予算の説明を伺つたわけでございますが、もちろん吉田自由党内閣の政策が再軍備にそのウエートを置き、社会保障というもの、ことに審議会の答申いたしました社会保障制度を拡大しようという意向のない吉田内閣のもとにおきましては、私たちが要求いたしますところの予算――先進国並の二〇%以上のものを厚生予算に少くとも向けたいという要求は、通されないわけであります。従つてこれはいかほど主張いたしましても、天下をわが党がとらなければ実現できないことでありまして、非常に遺憾……

第15回国会 厚生委員会 第12号(1953/02/20、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 私は、保険局長にだけ申し上げたいことではないのでございますが、先ほどから高橋委員から御発言がありました行政の府におられる官吏の方の行動の問題でございますが、これは私たちがたとえば厚生省などへ電話を一つかけましても、私が代議士の堤ツルヨであると言うまでは、厚生省の声は違うのでございます。私が社会党の代議士で堤ツルヨだということを申し上げますと、にわかに官吏の方の声はやさしくなつて、言葉使いが丁重になるのでございます。いかに民衆に君臨の形で行政の府におられる方々がいげつておられるか、と申したら恐縮ですけれども、非常にそれがうかがえるのでございます。ただいまもその一つの例だと思います……

第15回国会 厚生委員会 第13号(1953/02/24、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ただいまの局長のお答えでございますが、少し長谷川委員の方が御解釈が変じやないかと思うのです。市町村によりましては、保険料を徴収しますときに、その世帯の税の負担額、たとえば所得税であるとか住民税であるとか、そういうものに比例してかけておりますから、同じ町村の中におきましても、千円のところもあるし、また世帯によつては三千五百円を越すところもある。従つて全国の平均をすれば二千八百五十円ぐらいが平均になるというふうに承知をいたしております。そういう解釈が正しいのしやないかと思いますが、局長はそれをどういうふうに御解釈になつておりますか。

第15回国会 厚生委員会 第15号(1953/03/03、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 私は本日御提案になりましたこの法律案を離れて、ひとつ厚生大臣の御所見を承りたいと思うのでございます。この当委員会に、実は議員提案となりましてハイアライ法案が出ております。これは、私なども知らないうちに名前を利用されて、提案者になつて被害をこうむつておる一人でございますが、即刻取消しまして、わが党のこの法案に対する態度は、はつきりと反対ときまつておるのでございます。この法案の審議は別といたしまして、この法案がかかりますや、代議士の手元に、日赤の各支部や赤い羽根、白い羽根の募金会長あたりから、しきりにハイアライ法案を通してくれという電報が来ておるのでございます。私はこれは笑えない日……

第15回国会 厚生委員会 第16号(1953/03/04、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 わが日本社会党は本法案に賛成をいたすものでございますが、この際一言討論の中に党の意向をはつきりと申し述べまして、政府に強く国保に対するところの二、三の要望をしておきたいと思うのでございます。国民健康保険が気息えんえんの経営状態を続けて参りまして、やつと二十八年度の予算におきまして三十数億の援護の金を政府から得まして、やや立ち直るかの目先が見えたことはまことにけつこうでございますけれども、しかしこれをもつてして国保が完全に立ち上り得るかどうかははなはだ疑問で、ございましてこの点非常に案ずるのでございます。しかも昨年度まで実施されて参りましたところの奨励資金の貸付交付であるとか、再……

第15回国会 厚生委員会 第17号(1953/03/05、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 職業安定局長にお尋ねをいたしますが、出されました政府原案の中の受給要件の中に「被保険者又は被扶養者が疾病にかかり、又は負傷した日の属する月の前二箇月間に、通算して二十八日分以上の保険料が、その被保険者について、納付されていなければならない。」ということが要件になつておるのでございますが、これは私たち常識で考えまして、日雇い労働者の方々が二箇月間に二十八日の就労ということは、現状を分析してみますときに、非常に無理じやないかという気がするのでございますが、局長はこの点どういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 もちろん失業保険との関連もありますから、保険局においてはその辺の均……

第15回国会 厚生委員会 第19号(1953/03/10、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 私はただいま鈴木先生から御質問がありましたから、重複しないように、他の点について質問いたしたいと思います。ここにはお医者さんの指導をしてくださる大家の先生方がおいでになつておりますが、厚生委員会にはお医者さんが多いのでございまして、何だか先ほどからの問答は、みな自己陶酔をしながらなさつているような感がなきにしもあらずでございます。そこでいろいろお聞きしたいこともございますけれども、私が率直にお聞きしたいのは、何十年間医学生の育成に当つておられる戸田先生もお古うございますし、皆さんもお古うございますが、先生方の目から見て、率直に言つて戦争以前のインターンの課程を経なかつた卒業生と……

第15回国会 厚生委員会 第20号(1953/03/12、25期、日本社会党(右))

○堤委員 一昨日の本委員会におきまして、現在の医科大学卒業生のインターンの問題につき、戸田正三教授外五名の方々がお見えになりまして、参考人としての公述を承り、各委員はこもごも意見を中にはさみながら、例によつて質問を展開したのでございます。非常に時間をとりまして、午前中から開会の委員会は、当時正午を過ぎること一時四十分であつたと思いますが、委員の中にはおなかのすかれた方もあつたでありましようし、御疲労も見えておつたことは確かでありますが、非常に時間が長くなつてけしからぬという文句が与党の席から出まして、そのついでに、速記録にもはつきり残つておりますが、女のくせになまいきなという言葉が出たのでござ……

第15回国会 厚生委員会 第21号(1953/03/14、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ちよつと政府にお尋ねいたしますが、非常に御趣旨はけつこうでございまして、私どもも遺族にこれが無償で貸与されるということは御賛同申し上げる次第でございますけれども、しかし今御説明になりました通りに、「貸付財産の用途を宿泊所、集会所等の利用、生活相談、育英事業等遺族の福祉をはかるため必要な事業の用に供する」とございます。私は特に政府にお尋ねいたしたいのは、こういうふうに一応うたわれておりますけれども、遺族会の組織は、今日では非常に強固になつて参りまして、遺族援護等の目的に活動して参りました。今日までの遺族会は遺族福祉のために、また援護のために相当な成績を上げて来ましたけれども、反面……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 外務委員会 第14号(1953/07/15、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 それでは先ほどの戸叶委員の質問に関連いたしまして次官にお尋ねをいたしますが、次官は先ほど、国連軍との協定はできるだけ早くしなければならない、しかしその協定のポイントは次第にかわつて来るだろうということをお答えになりました。ところが私が政務次官にここであえて反問いたしたいのは、各大臣などが地方へ出られましたときに、朝鮮戦線において休戦に対する調印ができたときには、おそらく前線の国連軍は引揚げるだろう、その引揚先はどこかといえば日本である。そして国際政治会議で朝鮮をどうするかというような問題が難関に逢着して、何箇月かかかつてこれが議される間、アメリカに引揚げることはあるまいというの……

第16回国会 厚生委員会 第3号(1953/06/18、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ちよつと関連して……。部長にお尋ねいたしますが、ただいまの政府との御問答を承つておりますと、抜取り検査をやつておいでになる。そこで、品物を入れる方と、もらう方の立場を考えるとき、日本側での抜取り検査というものの程度は、向うですぐわかるでしようし、だからああいう不都合なことが起つたのではないかと思うのです。長谷川委員は御了承になつたのかどうか知りませんけれども、私は抜取り検査については、国民の生命にかかわる問題ですから、了承しがたいのです。ですから、これはもつと徹底的な方策を講じてもらつて、慎重を期してもらわないと、食品ですから、主婦、子供の立場からいつて、政府がこの際食品衛生法……

第16回国会 厚生委員会 第4号(1953/06/20、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 社会局長に少しお尋ねいたしますが、今年もまたわれわれの手元に婦人民生委員大会の案内が来ておるわけでございます。聞くところによりますれば、婦人民生委員の数がだんだん減りつつあるということでありますが、二十五、二十六年あたりの婦人民生委員のトータルがございましたらお知らせ願いたい。
【次の発言】 私は前からの減りぐあいをずつと知りたいのですけれども、そこのところをもう一度――わからなければあとでもよろしいが、ちよつと質問を進めて行きましようか。
【次の発言】 私は局長にお尋ねしたいのでございますが、民生委員のあり方につきまして、いろいろ申し上げたいことはたくさんございますけれども、……

第16回国会 厚生委員会 第5号(1953/06/23、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 私は社会党を代表いたしまして、と畜場法案に賛成するものでありますが、ただいま長谷川委員がおつしやいましたように、政府当局に厳重に衛生面から入つた監督をしていただかなければならない問題がふえると思うのであります。どういたしましても数多くできて、そうして目が届かないというような結果が出て来るのではないか。従つて厚生省におかれましては、都道府県に十分な指令を出されまして、緊密な連繋のもといかがわしい食肉か横行するようなことにならないようにしていただきたい。  それからもうひとつは、やはりこれも使用料の問題でありますが、決してこれが高くかかつてはならないということでございます。これを業……

第16回国会 厚生委員会 第6号(1953/06/24、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 先ほどから各委員との質疑応答を承つておりますと、目下研先中のものがあり、慎重を期さなければならないものがたくさんあるということを非常にたくさん拝聴しまして、はたして政府に自信があるかどうか、仏は疑問を持つのです。なぜならば、ただいま降旗委員が御指摘になりました、店舗を張つて業をされる方と、それから学校経営に邁進して来られた方との間に、感情的なものをも含めてのトラブルがあるということは認めますが、かくのごとくなぜ美容師、理容師の世界を混乱せしめたかということを追究して行きますれば、私は一にあげて政府に責任があると思う。昭和二十二年から、学校を出なければ美容師、理容師になれない法律……

第16回国会 厚生委員会 第7号(1953/06/25、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 私はきのう質問をいたしましたけれども、もう一度同じことを残念ながら部長にお確かめいたしたいのであります。ただいまの厚生大臣が指定するところの養成施設で卒業証書をもらつた人たちが、さらに都道府県知事の試験を受けなければならない、その都道府県知事の試験が現在各府県によつてまちまちであり、程度が違い、内容が違つて非常に欠陥が多い。たとえば私などのいなかの方で見せてもらつておりますと、受験者が七人ぐらいに試験官が十人も居並ぶというような場合がある。こういう場合を考えますとはなはだこつけいであります。しかもそのところによりましては、駅前のはやつておる散髪屋の弟子は落すというようなことがあ……

第16回国会 厚生委員会 第12号(1953/07/03、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 関連して。ただいまの局長の御説明を承つておりますと、一割五分の貴重なお金の使用法ですが、今の御説明を私が聞き落したのかもしれませんが、あなたが先ほど滝井委員にもお答えになつたのと矛盾するところがある。それはなぜかといえば、たとえば戦前にはこの国保を実施しておつたけれども、どうも経済的に成り立たなくて、市町村財政の赤字を、国保を実施するがゆえにさらに増している。だからこれは一時中止もやむを得ないというものが相当あるはずだ。その場合に進歩的な市町村長などは何とかしてこれをもう一度樽実施したいという意欲がある、その再実施をしたいという意欲を持つているところに対して二十九億六千万円は、……

第16回国会 厚生委員会 第13号(1953/07/04、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 左派の長谷川委員と政府当局との質疑応答を昨日から拝聴したわけでありますが、なるべく重複しないように政府に質問をいたしたいと存じます。  政府は、癩療養所におけるところの患者の就業の問題についてどういうふうに現在やつておられるか、もう少し詳細に承りたいのです。就業を放棄してこの予防法に反対しておちれる患者の実態を聞きますると、たとえば食事の問題であるとか、いろいろな雑用であるとか、園内の秩序をみずから保持するために、お互いに自主的に生活を養えるために、いろいろと就業しおられるように解釈しておるのでございますけれども、しかし私たちが外部から見ますると、必要以上の就業を厚生省が患者に……

第16回国会 厚生委員会 第15号(1953/07/07、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 関連して青柳委員の御質問を先ほどから承つておつたのでありますが、非常に問題がたくさんありますので、一応根本的に次長にお伺いしたいのですが、あなたともたびたびひざを合せましたし、国会解散前にも戦傷病者戦沒者遺族等援護法を改正するにあたつてはかくくしかぐの点が問題になるという点の国会の意思表示は、小委員会ですけたども、ずいぶんあなたにもしてあるところが出して来られたこの一部改正というのは、はなはだ誠意を欠いた申訳的なものであつて、ことに第三のごときは事務的なものですね。ですから厚生省がこの改正をするにあたつて、遺族に対する援護にあらずして、補償の精神に切りかえてこれを一部改正しなけ……

第16回国会 厚生委員会 第16号(1953/07/09、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ただいま萩元委員から、生活保護法の問題について御質問がございましたので、私もまず生活保護法の問題に関係のあの質問を大臣にいたしたいと存ずるのでございます。  私たちは、昨年戦傷病者戦沒者遺族等援護法をつくりましたときに、現に遺族であつて生活保護法の適用を受けておる者が、これができると差引かれた場合に、やぶへびになつて、むしろ生活保護法にかかつておつた方がよかつた。遺族援護法がなまじつかできなかつた方がよかつたという世帯が出て来るが、それはどうするかということを、るる各党から質問申し上げたときに、政府におかれましては、法文の上には書けないけれども、何とかして収入とみなさないで、こ……

第16回国会 厚生委員会 第18号(1953/07/11、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 関連して、私は時をあらためて、国立病院地方移譲の問題について大臣に尋ねようと思つておりましたけれども、ただいま長谷川委員から重要な質問がございましたので、さらに突込んでお伺いいたします。国立病院の実情は御存じの通りでございます。従つて今長谷川委員がおつしやいましたように、六億何千万かの金を今日の状態のもとに寝かせておかないで、お使いになつたらどうかということは前国会からるる申し上げておいた。ところが寝かしたままで、これを大臣は流用することはできないとおつしやいました。これはまつたく現実を無視した官僚主義だと私は思うのであります。しかも雨が漏り、床が落ち、看護婦の手がない今日の現……

第16回国会 厚生委員会 第19号(1953/07/16、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 関連して田邊次長さんに伺いますが、ただいま内閣委員会では恩給法の一部改正と取組んでいる。それから戦傷病者戦没者遺族等の法律に対しても改正を加えなければならないというので審議のまつ最中である。同時にこれと並行して、未帰還者留守家族等援護法についてもそうである。こういうようにこの三つが今問題になつおります。しばしば論議して参りましたけれども、この三つの法律の中に、国家公務のためによるところの損害として補償しなければならない対象があつて、それが今の山下委員の御論議のようにしばく漏れる場合がある。公平な目で第三者の常識から見て、これはほんとうに公務死として補償してやらなければならないと……

第16回国会 厚生委員会 第20号(1953/07/17、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 関連して。ただいまの黄変米の問題で厚生省と農林省との間に答弁の食い違いがあるように思うのであります。この間の楠本さんの御答弁では、今まではしようゆだとか菓子だとかいうものに払い下げて来たとおつしやつた。ところが今のお話では、払い下げる値段を目下交渉中であつて、今初めて払い下げるというようなことをおつしやつておる。払い下げたとおつしやるならば、すでにお払い下げになつた値段というものはそのときどきにあつたんだと思います。そこに少し答弁の食い違いがあるように思いますが、どつちがほんとうでございましようか。
【次の発言】 そうすると二十六年度に払い下げになつた一千トンというものの値段は……

第16回国会 厚生委員会 第21号(1953/07/18、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 関連して、今の中野委員の御質問を承つておつたわけでございますが、軍人会館は国有財産である、そこで御存じのように今国会では国有財産払下げに関するところの特別委員会をつくつて、ひとつ調査しなければならないという議が起つておるのです。これは何かと申しますと、国有財産と申しましてもいろいろございまして、たとえば広大な原木を持つた山だとかいろいろな種類にわたるわけでございますが、この国有財産払下げをめぐつて相当いろいろな不在事件が多い、それからこれとはまた逆に国有財産の処置についてどうもふに落ちないという問題が非常に多いのであります。従つてこの軍人会館払下げにつきましては、私は非常に政府……

第16回国会 厚生委員会 第22号(1953/07/21、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ただいま左派の柳田委員並びに自由党の、与党であるところの田中さんから御発言がありましたから、私は具体的の例をあげて、局長にこれ以上追い討ちをかけることを避けようと思いますけれども、あなた、一体厚生省は、保険医の声というものを御存じですか。もう私ら、これはほんとうに憂うべきことだと思つておりますが、局長、よろしいか、街頭で自動車の運転手と巡査ぐらい犬猿の仲のものはないのです。このごろ見ておりますと、保険医と厚生省がまことに犬猿の仲であります。ですから一般の国民が一たび家族に病人を出したときには――もはやどうにもならないところの、生活苦のはてに追い込まれておりますこの一般大衆の身体……

第16回国会 厚生委員会 第23号(1953/07/22、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ただいま中野委員から御発言がございましたが、前回の委員会において私が政府に特に申し上げましたように、これは遺族に無償貸与ということはたれも異議がない。しかし他の国有財産との均衡ということで筋が通らなければいけない。従つて今日の政治の腐敗堕落のもとも国有財産に原因があるものが半ばに達するものと思うのであります。あるいは大きな国有財産や国有物件をめぐつて東京のまん中で何億何百億の金をやみからやみにもうけておるような例が監察委員会に今日あげられておる、決算委員会にあげられておる。そういう立場から考えましても、やはりこれは一応の筋が通らなければなりませんから、私はこの法律を審議するにあ……

第16回国会 厚生委員会 第24号(1953/07/23、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ただいま中野委員の御発言になりました貸し付けるところの対象の名称の問題でありますが、私の方も同感に思いますので、ひとつ後刻理事会でも開いて、各党とお諮りをして、できるならば共同修正のようにおとりはからい願いたい。  それからもう一つは、今中野委員が御指摘になりましたように、この中でいろいろ仕事がなされますが、区切つて高い権利金で特定の業者に間貸しをするというような結果も生れて参りますから、当然利権の問題がたくさん出て来ると思うのです。必ずしも金があり余つて、ゆたかな経営ができるということは考えられませんけれども、しかしやり方によつては相当な収益が上るということを考えることもでき……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第34号(1953/10/06、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 私は、大蔵大臣が、きのうの主計局長のお言葉に対して、大臣みずから陳謝の意を表されておりまするし、また局長自体も非常にいんぎんにあやまつておられますから、追討ちはかけたくないと実は思つておつたのでございます。そして委員会は非常によい空気の中に進行されているかのごとくに見えますけれども、私は、この二日の委員会を通じて、現在のような結果ではどうも満足することができないのでございます。調弁大臣の多い中で、今の大蔵大臣は雄弁でありまするから、口の先でごまかされやすいのでありますけれども、先ほどの答弁を開いておりますると、まだ大臣は政令案を見ておらないとおつしやる。あなたが飛行機からおりて……

第16回国会 内閣委員会 第16号(1953/07/17、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 緒方副総理は恩給法の一部改正案をお出しになつたのでありますから、これは恩給局長の責任ではなくて、当事者として大体頭の中に構想を持つておいでになると思うのでございますが、ただいま一時恩給を政府が認めないについて書類不備でとうてい困難だということがございました。この書類を整えることがとうてい不可能で、不備なもので、しかもこれの犠牲になる人はどれくらい、総額にして何ぼくらいかかる、だからやめたという構想があると思いますが、それをどれくらいに考えておりますか。
【次の発言】 一時恩給の政府案によるところの認めないということに対しましての概念はわかりましたが、それではこの法の表に打出して……

第17回国会 水害地緊急対策特別委員会 第5号(1953/11/07、26期、日本社会党(右))

○堤委員 昭和二十八年六月及び七月の大水害により被害を受けた地方公共団体の起債の特例に関する法律等の一部を改正する法律案に対する委員会修正の中の第五条の二でございますが、私たちは、海岸に接続するところの湖岸のみにあらずして、農地を背後に持つところの湖岸というものが同様に取扱わるべきであるとの見地から、極力この修正の中に盛られることを主張して参りましたけれども、どうしてもその主張がいれられません。高潮並びに海岸の沈下によるところのこのたびの愛知、三重等の海岸のあの状態と、高水並びに沈下による背後に農地を持つところの湖岸のこのたびの被害の状況とは、まつたく同一でございまして、海岸のみが守られ、湖岸……

第19回国会 厚生委員会 第1号(1953/12/11、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 行革本部次長がおいででございますので、この際ひとつはつきりとお伺いをいたしたいのでございますが、政府はこのたび行政部門全般にわたつての行政機構改革をお考えのようで、いろいろとその案なるものを私たちの方もいろいろな機会に仄聞し、また拝見し、いろいろと研究をしておるのでございます。特にこの厚生委員会におきしては、厚生省においていかなる改正が考えられておるか。部制の廃止とか、あるいは一部、局の廃止、統合などもあるやに聞き及んでおるのでございますが、そうした面につきまして、一度次長からその構想並びにそういうお考えをお持ちになつた理由などにつきまして、御説明を承つておきたいと存じます。

第19回国会 法務委員会 第57号(1954/05/19、26期、日本社会党(右))

○堤ツルヨ君 ただいま議題となりました売春等処罰法案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  戦後の混乱期におきまして、社会不安、道義の頽廃等の影響を受け、売春をする婦女の数が著しく増加いたしましたことは、すでに御承知の通りと存じますが、その後わが国が独立を獲得し、社会の秩序もおいおいに回復して参りました今日におきましても、依然として売春をする婦女がおびただしく存在しておりますことは、まことに遺憾のことと存じます。申すまでもなく、売春は、健全な性道徳を破壊し、善良な風俗を乱し、おそるべき性病を蔓延させる原因となるところの反文明的行為ともいうべきものでありまして、特にそれは、婦女の純潔……

第19回国会 法務委員会 第60号(1954/05/22、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ちよつと関連。ただいまの当局者としての御答弁に疑問を持つのでございますが、昭和二十一年の次官会議で御存じの通り、売春は必要やむを得ざる悪であるということがあのときの結論に出ておるわけです。そうして行政通達としてあれが全国に一つの権威を持つておるわけです。今日売春がかくのごとく盛んになつた原因は、政府のあの通達があるから業者が大きい顔をしておるのです。よろしゆうございますか。私たちが吉原へ行きましても、鳩の町へ行きましても、あの人たちは言う。警視庁も法務省も国警も、どうぞよろしく頼むと言つて頼まれたのだ、御存じの通りちやんとその次官通達さえ出ておるのだということを公言するのです。……

第19回国会 法務委員会 第61号(1954/05/24、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 石井さん、私きようは非常にやさしく申し上げますが、ただ神近さんの個人の問題じやなくて、私たちは非常にこれを問題にしておつたのです。というのは、石井検事のそうしたそぶりや言葉の中に、婦人議員や民間婦人団体がどれほど力んでみたつて、売春対策など政府は考えておらないのだ、女がうろうろしたつて始まるかいといつた態度が、行つた民間団体に印象を与えた観があるのです。これは申し上げておきますが、法制局の方には、私たちが法案を作成するときには黙つていてくださいと言いました。なぜならば、これは業者から猛烈な運動のある問題であり、しかもこれはたなざらしにしたらどういうことになるか、先がはつきりいた……

第19回国会 法務委員会 第62号(1954/05/26、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 関連して。ただいまの神近委員の御発言について、私は強い希望を持つておりますので、念のために申し添えておきます。今法的権限を持たないで、そうした転落家出娘で町を彷徨する人たちが収容されるべき施設が全国に十八箇所ある。昨年度のごときも予算が余つてしかたがない。婦人少年局にその予算をたしか一千万円くらい返してもいいというくらいで、実はがらんどうなんですね。施設の人たちに言わせると、今の神近さんが御指摘になりましたように、警察自体は家出娘であるとか、人身売買のわなに陥る直前にある彷徨未成年者に対して、これを保護しなければならないということを一番考えてもらわなければならないのに考えてくだ……

第19回国会 法務委員会 第63号(1954/05/27、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 人権擁護局長がおいでになつておりますからひとつお尋ねをいたしておきたいと思います。  あなたの方としては、今日私たちが売春等処罰法案を婦人議員として本委員会に提出して審議されておりますが、ちまたに横行しておりますところの旧態依然たる日本の女性の売春行為については十分御承知のことと存じますけれども、女子の基本的人権の立場から、あなたの方では今日のこの女子の売春問題をどういうふうにお考えになつておるか、まずそれを伺いたいと思います。
【次の発言】 非常に重大な関心をお持ちであるということでございますが、実はこの間から警視庁の方や国警の方、皆さんに出ていただいて、いろいろとこの売春の……

第19回国会 法務委員会 第64号(1954/05/28、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 どうも御苦労さまでございました。順番から申しましたら瀬川さんに御質問申し上げるのが順番でございますけれども、平林先生非常にお急ぎなんでございましようか。――じや先にやらしていただきます。  第一点にお伺いいたしたいのは、女性であつて今回の売春対策協議会に籍を置いておられる平林さんといたしまして、この法律が国会を通過いたしましたあとに対策協議会はどうあるべきかということを委員の一人としてどうお考えになつておるか。と申しますのはこの間から問答を――平林さんは御存じじやございませんけれども、いろいろと私たちが質疑をいたします過程において政府が答えましたのは、何分にも売春対策協議会をも……

第19回国会 法務委員会 第66号(1954/05/31、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 社会教育局長におでまし願いましたので、議員から提出されまして本委員会で審議になつております売春等の問題について、あなたが所管せられる社会教育の面から少し御質問申し上げたいと思います。  そこで、閣議によりまして売春対策協議会というものができまして、あなたの方では文部省の事務次官がたしかこの委員会のメンバーにお入りになつておると思うのでございます。社会教育を担当される局長とされましてあなたの方が中心になると思いますが、この対策協議会に出席なさる事務次官と御連絡をおとりになつて、この売春対策に対する考え方を具体的に文部省のお立場としてどう進めて来られたか、今までとつて来られた文部省……

第19回国会 予算委員会 第10号(1954/02/11、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 保安庁法の改正、将来の自衛力の増強にあたつては、いわゆる保守三派が御協議になつて、改進党あたりの御意見も相当強くおいれになりませんと、もちろん吉田内閣ももちませんし、いろいろおいれになると思う。改進党あたりではしきりに義務徴兵制ということをおつしやつているし、またどう考えてみても国家財政がもつわけがないし、私はこの点は非常にあいまいにごまかしておいでになるのではないかと思いますけれども、一応今のところは義務徴兵制を考えておらないということならば、ふしぎではございますけれども一応……。  次に今度は予算面によりますと、失業者を五%増と見込んでいらつしやる。これは私は非常に大きな誤……

第19回国会 予算委員会 第16号(1954/02/20、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 それでは私はただいまの、安藤委員の質問に関連いたしまして、文部大臣にひとつ質問をいたしたいと思いますが、今毎朝新聞を開きますと、いわゆる自由党を中心とした、これはおもに保守政党でありますが、造船汚職の問題、保全の問題、日殖の問題、こうした問題がたくさん社会面をにぎわし、政治面をにぎわしている。この問題に中学の生徒だとか高等学校の生徒だとかいうものが、たとえば小学校の生徒にしても無関心たり得ない。あるいは社会科の時間にこれが生徒の方から質問として出ることもあるでありましようし、先生の方からこれを取扱つて、今日の政治に関連した造船汚職の問題について――政党に対する批判になるわけであ……

第21回国会 予算委員会 第3号(1954/12/23、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 お疲れでございますのに恐縮でございますが、私はこの間からの皆さんとの質疑応答を聞いておりますと、憲法の改正して腹をきめていらつしやる、どういうことかというと、憲法を改正して再軍備するに違いないけれども、これを選挙前に、今度のスローガンに打出してはどうも歩が悪い。勝たなければならないから、従つて、そのためにはこの点だけはごまかして行こうという腹を皆がお持ちになつていらつしやる。従つていかにごまかすかということに苦労していらつしやる。その第一線の矢面にお立ちになつたのがふなれな大村長官で、先ほどから御同情申し上げておる次第でございます。先ほどの三宅さんの質問に対するお答えの中にも出……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 社会労働委員会 第4号(1958/06/26、28期、日本社会党)

○堤(ツ)委員 ちょっと関連して。今滝井委員が御質問になっておる問題は非常に大切な問題で、新しい大臣が自主的な自分の考えをもって解決なさらなければならない一番大きな問題なんです。先ほどから滝井委員との質疑応答を承わっておりますと、橋本新厚生大臣に自主性がない。私たちにのめとおっしゃっておる、協力しろとおっしゃっておる単価の問題も、大臣自身の見解の上に立って作られたものにあらずして、前の厚生大臣がなされたものを円満に引き継ぐ政治的な妥協の上に立ってこの委員会にお示しになっておる。こういうことになると思うのです。従って私は、大臣が今の滝井委員の御質問に答えられないならば、一つ前の大臣をここに呼び出……

第29回国会 社会労働委員会 第6号(1958/06/28、28期、日本社会党)

○堤(ツ)委員 今の質問に関連いたしまして、この間から四人この問題について質問者があったわけです。私は終始大臣の答弁を伺っておりましたが、新大臣としての自主性がないのですね。前の労働大臣初め事務当局が、第一次岸内閣において、その苦労の結果決定したことなんです。従ってそれはどうも私では動かし得ないのだということを非常におっしゃるわけです。しかもこの間のこの委員会におけるところの大臣の説明を承わっておりますと、私は大いにやるのだ、こうおっしゃっておったものですから、具体的な案を持っていらっしゃると思って、実は御期待申し上げておったのです。ところが四人の御質問を私ずっと聞いておりますけれども、新大臣……

第29回国会 社会労働委員会 第10号(1958/07/08、28期、日本社会党)

○堤(ツ)委員 関連して。厚生大臣から医療問題についていろいろ御答弁があったわけでございますが、私たちから言わせれば、もう厚生省につける薬はないといった感じですね。そして何か病膏肓に入っていらっしゃる。ですからこういうことをやってもらっては、もうほんとうに大衆が迷惑するのでして、今滝井さんからいろいろ御質問があり、臨時国会までの課題として御要求がありましたけれども、私は厚生大臣にここで一つお尋ねしておきたいのは、大体厚生省の中で保険局がこの医療単価の問題、医療の問題に関係していらっしゃること自体に少し無理がありはしないか、私はむしろ医務局の中で医療担当を中心とした人の考えを中心におやりになるの……

第30回国会 社会労働委員会 第12号(1958/10/24、28期、日本社会党)

○堤(ツ)委員 先ほどからの御答弁を伺っておりまして、三木企画庁長官にちょっと関連してお聞きしたい点があります。賃金格差から、中小企業の問題の核心に触れられたと思いますが、私は大臣の御答弁を非常に了承いたします。中小企業の零細な中で、労働組合の強化だとか、働く者の権利というものだけを主張してみても生産性の向上にならない、中小企業自体の自主性といいますか、生産性向上のためのほんとうにやらなければならぬことは、違う面にあると思う、これは私同感でございます。非常にいい御答弁だと思いますけれども、大臣は大原さんに、それに対するところの具体的な、予算的な裏づけをもって、中小企業自体の中から救っていくのだ……

第31回国会 社会労働委員会 第17号(1959/03/10、28期、日本社会党)

○堤(ツ)委員 私は国民年金についていろいろな大臣にたくさんお伺いいたしたいことがございますけれども、質問に入ります前に、私たちは厳粛な選良でございますので、日本社会党の立場からこの法案審議を通じて一言速記録に残しておきたいことがございます。それはまじめな二、三の議員には失礼でございますから、お差しさわりがあったら恐縮に存じますけれども、去年の五月二十二日に非常にきびしい衆議院の選挙を経て出て参りました私たち選良が、一番大きな責任と期待を持って臨んでおりますこの通常国会に、ことに与党の二大公約の一つであるところの減税と国民年金、このうちの国民年金の法案を御提出になり、これを審議いたします過程に……

第31回国会 社会労働委員会 第18号(1959/03/12、28期、日本社会党)

○堤(ツ)委員 関連して。ただいまのお答えでございますけれども、二四・七%でしたね、それは三十二年度でございますか。この制度ができましてから今日まで、一番女子が生理休暇をたくさんとっておった年度はどの年でございましょうか。そしてそれはどのくらいな割合であったか。それから官公労と民間産業に分けて、そちらの方で統計をとっておりますか。この二つをついでにちょっとお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 関連して、厚生省の方と人事院の方と両方にお伺いしますが、私たちしろうとが考えてみましても、看護婦の仕事というのは、ただ病人につき添って病人の世話をしているだけじゃないのです。たとえば外科の医者につい……

第33回国会 外務委員会 第3号(1959/11/07、28期、社会クラブ)

○堤(ツ)委員 議事進行に関して。委員会で質問続行中でございますけれども、私は、議事進行について、私の会派として委員長にお取り計らいをいただきたいと思います。と申しますのは、ベトナム賠償論戦は今国会の重要課題であり、外務委員会におきましては、本会議の論戦とは別に、非常に慎重な審議がかわされなければならないのであります。きのうの予算委員会を通じて、御存じの通り、非常に大きな疑惑と国民の不信の中に、今審議が外務委員会でなされようとしておりますけれども、この重大なときにあたって、与党の十九人おいでになるところの委員のうち、出席するからとおっしゃいましたけれども、今は三人であります。最後のところは数で……

第33回国会 外務委員会 第6号(1959/11/12、28期、社会クラブ)

○堤(ツ)委員 ちょっと関連。大臣がおいでになりますから、私はこの際特に審議をスムーズに進行していくために、お願いをしておきたいのでございます。このベトナムの審議に入りましてから、私たちが、答弁に立たれる政府委員から一貫して感じます空気は、非常に答弁に自信がないということなんです。今までの質問者が要求いたしました資料なども相当あるはずでして、これなども一部はきょう出てくるかと思っておりましたけれども、なかなかお出しにならない。それから答弁に困りますと、当時の係がおらないので判然としないという言葉がしょっちゅう出て参ります。当時の係がおらなければ、もうあとはうやむやになってしまうというような政治……

第33回国会 外務委員会 第8号(1959/11/16、28期、社会クラブ)

○堤(ツ)委員 ちょっと関連。ただいま伊關さん御説明になりましたけれども、あなたのお出しになったそういうものは、あちらの一方的な要求と比較して、日本政府はこういう根拠に基づいて、こういう検討をして、こういう数字を出して、これを賠償の算定根拠としたという説明が国会でなされなくて、何のための国会ですか。あなたこんな墨汁で消したようなものを出してきて――私はこれをやろうと思ったのをちょうど触れられましたから関連してあれしますが、それについては今お出しになった二二%というようなものは、あるいは足して六年間の六で割ったのか。どういうふうにして二二%を出したか、わからないじゃないですか。それを一つ徹底的に……

第33回国会 外務委員会 第9号(1959/11/17、28期、社会クラブ)

○堤(ツ)委員 私は当委員会で、私たち社会クラブの立場から初めて質問をいたすのでございます。初めて質問をいたします今日の段階に至って、当委員会をいろいろと検討してみますと、実は私たちの国会対策委員会に対して正式に政府、与党の自民党から申し入れがございまして、二十一日ごろにはこの法律を通過させたい、こういう御希望が正式に伝えられております。日本社会党に対しても正式に意思表示があったようであります。審議に入ってから相当日数もついえておりますし、参議院もあることであり、しかも国民が三百近くの議席を与えるところの自民党の内閣が、すでに海の外に出て調印をしていらっしゃいましたことでございますから、できる……

第33回国会 外務委員会 第11号(1959/11/19、28期、社会クラブ)

○堤(ツ)委員 私は藤山外務大臣にごく端的に質問をいたしますが、この前の委員会ではお言葉のくみ取りにくいところがたくさんございましたので、どうぞ声を大きくしていただきまして、一つ語尾をはっきりしていただきたい。  そこで、私は実はきょうは貿易問題に入る予定でございましたけれども、この間の外務大臣の答弁の中で非常に不穏当な問題がございまして、北のホー・チミン政権を交戦中の政治団体と見るという御答弁がございました。私がなぜこれをしつこく申すかと申しますると、今日ではベトナム賠償の常識として、歴史的な立国の過程を見るときに、北ベトナムというものを法的に認めないからといって、現実に葬ることは、この賠償……

第33回国会 外務委員会 第12号(1959/11/20、28期、社会クラブ)

○堤(ツ)委員 関連して。ちょっと伊關さん、これは私が要求してお出しになったのだと思うのです。これはあなたの聞き違いですか、私の言い間違いがあったかもしれませんけれども、私はそんなに今日の値打に最後の一年を出したというような資料をお願いしたのじゃないのですよ。よろしゅうございますか。そうではなしに、私が言ったのは、ここに墨汁で消した変なものをもらったでしょう。この変な資料は何だかわかりませんから、従って日本側の自主的な数字を求めた。その自主的な数字というのは、私の言葉は足りなかったけれども、今朝から松本さんがおっしゃっているところの、交渉に当たったときの根拠になった数字、たとえば人間に対して何……

第33回国会 外務委員会 第13号(1959/11/21、28期、社会クラブ)

○堤(ツ)委員 私は質問をいたします前に、ニエップさんに一言ごあいさつを申し上げておきたいと思います。これはあなたがおっしゃいますように、戦争の傷というものは金銭や物質でいえるものではございません。私たちもさよう存じておりますけれども、できるだけの誠意を示すべきが日本人の立場であるという誠を持っておりますので、御了承していただきたいと思います。  そこで私は、一番先に御意見をいただきました横山さんに一点お尋ねをいたします。御意見を拝聴いたしまして、後進国の開発といいますか援助と申しますか、失礼でございますけれども、日本の方が高度な科学水準を持っていると申しますか、実力を後進国の開発に対しては安……

第33回国会 外務委員会 第16号(1959/11/26、28期、社会クラブ)

○堤(ツ)委員 私は、わが社会クラブを代表いたしまして、日本国とヴィエトナム共和国との間の賠償協定の締結について承認を求めるの件、日本国とヴィエトナム共和国との間の借款に関する協定の締結について承認を求めるの件につき、反対の意見を表明いたしまして、ここにその根拠を明らかにいたしたいと思います。  本三十三国会は、ベトナム賠償問題を中心として召集されるのであるということは、かねてから論ぜられておったところでございます。けれども、不幸にして、はからざる相次ぐ台風のために、このベトナム共和国の賠償並びに借款の承認を求める件と並行いたしまして、伊勢湾台風を中心とするところの災害予算と二つの重要案件、さ……

第33回国会 社会労働委員会 第7号(1959/11/28、28期、社会クラブ)

○堤(ツ)委員 今のにちょっと関連して。今御質問がありましたが、あなた新しく御就任なさって、国立病院だとか、国立療養所対策というものをあなたの考えでどう持っていこうということも、もうそろそろ考えが確立されたろうと思うのです。いろいろな問題点があるのです。今も御質問が出ておりましたけれども、一体国立病院はどういう方向へ持っていこうというのですか、医務局長になられてから初めてですし、ちょっとこの際関連して伺っておきたいと思います。
【次の発言】 お医者さんの待遇、そう言うと今いらっしゃるお医者さんがみんなつまらないお医者さんになりますから、現職の方々にちょっと怒られると思います。けれども、待遇は悪……

第33回国会 社会労働委員会 第14号(1959/12/12、28期、社会クラブ)

○堤(ツ)委員 それではちょっと植竹さんと労働大臣と両方にお聞きしますが、先ほどから聞いておって、こういうことだと思うのですけれども、非常に大事な問題なので、もう一度解釈をただしておきたいのです。というのは、くだけて言えば、今の政府が違法とみなす全逓本部の役員と執行部を中心としたところの全逓組合とは協定を、二百五十円の問題についてもやらないけれども、しかし全国にあるところの単一組合の形をなしておる、組合の組織からいうと支部になるのですが、支部は単一組合であるから、全逓本部の執行部役員を相手としないものであるがゆえに、これが合法的なものである限り、その単一組合の一つ一つとならば交渉に応ずる、こう……

第33回国会 社会労働委員会 第15号(1959/12/17、28期、社会クラブ)

○堤(ツ)委員 ちょっと関連して。ただいま伊藤委員が保育所の問題で御質問になりました。厚生省としては最低のものを要求しているわけですね。今は折衝過程にあると思うのですが、あなたの方の御要求に対して大蔵省が一体どういう態度を示しておるのか。あなたの方が要求してみても大蔵省がいつものように出さないといえばどうにもならない。折衝にあたって今どれくらい微妙なところなのか、一つ答えていただきたいと思います。私たちは十何年間厚生省ばかり責めてきましたけれども、量見の悪いのは大蔵省なんです。まるで国民の財布を自分の財布のように思って大蔵官僚がいばりちらして、国民生活を無視した予算配分をやる。厚生省の意思など……

第33回国会 逓信委員会 第6号(1959/12/04、28期、社会クラブ)

○堤(ツ)委員 ちょっと関連して……。永田さん、先ほどから森本委員がおっしゃっておることは、できるだけ数多くの大衆の希望にこたえてほしいというのが御趣旨だったと思うんです。おのおの職業によって自己陶酔ということがあると思うんです。ですからあなたは純粋な映画製作者として、ある程度公平な目から見ると、自己陶酔の傾きがある。やはり農村人口というものは、日本の国民の半分以上を占めておるんです。この人たちが映画の上に健全な知識と娯楽を求めるということは、非常に大きな使命があると思う。そういう見地に立ったときに、芸術性がなくなるからテレビに乗せてもらっては二束三文になってしまう、従って映画製作者の立場から……

第33回国会 逓信委員会 第7号(1959/12/08、28期、社会クラブ)

○堤(ツ)委員 ただいま他の委員から御発言になっております全逓の年末闘争にからんでの問題は、大臣として非常に大きな問題をかかえていらっしゃると私は思うのです。御存じの通りILOの批准問題とからみまして一番問題になっておるのが、大臣が所管しておられるところの全逓組合、この全逓組合の動きというものに対しましては、私は公平に見まして、組合の内部にもこのごろは四分五裂の意見があると見ております。たとえば、話は違いますけれども、国鉄のあのスケジュールの、列車の運行に差しつかえるような闘争を長年やって参りましたけれども、執行部の指令と客を前にした第一線の組合員との認識なり、戦術方法の意見というものは非常に……

第34回国会 社会労働委員会 第4号(1960/02/16、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 関連して。補正予算を厚生省に説明をしていただくと、やはりモデル地区という言葉が出てくるのです。これは地方に行きまして、モデル地区とどういう意味でおつけになったのか知りませんけれども、モデル地区ということでおやりになると、特殊部落の予算、同和対策の予算なんでありますから、モデル地区を作って、これがモデル地区だということになると、また新しい一つの見せものになってしまう。そうすると、なおさら意識を強くさせるのです。ですからそういう意味でモデル地区という言葉を廃してほしいという要求が非常に強いわけなんです。同和対策に逆行するのです、その言葉自体が。ですから、できたらこれは一つことしは方……

第34回国会 社会労働委員会 第6号(1960/02/18、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 労働大臣がおいでになりますから、ちょうど婦人少年局長とあわせて御意向を承りたいと思います。ただいまの婦人労働者に対しての問答を拝聴したわけでございますけれども、大臣に最低賃金の問題、完全雇用の問題、それから大企業、小企業場におけるところの労働賃金の格差の問題、それから身体障害者をどのように産業戦線の中に吸収していくかという問題、母子世帯で、働かんとするところの、子供をかかえた有子未亡人世帯の生活保障の面から、国民年金が一人前でありませんが、これを何とかして、働く場を与えなければならない問題、それから農山漁村へ行きますと、零細百姓であって収入が少なくて、どうしても妻が働かなければ……

第34回国会 社会労働委員会 第18号(1960/03/17、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 ちょっと関連して。総理はなかなか社労の委員会にお呼び出しする機会がないわけなんです。私はこれは私の党の立場から特に伺っておきたいと思いますが、今本島委員が質問をいたしましたけれども、岸内閣の悪い性格といたしまして、どうも厚生省関係、労働省関係に対して非常に冷たい態度であります。これは含めて社会保障政策に対して岸内閣は非常に冷淡である。たとえば長期の計画を他の部門ではお出しになっても、この中に当然織り込まれておらなければならないところの社会保障政策というものがその中に包含されておらないということは一般の人々が指摘いたしておる通りでございます。私はこの前に出されて参りました国民年金……

第34回国会 社会労働委員会 第19号(1960/03/18、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 中座をいたしましたので、恐縮でございますけれども、ごく大まかな点だけ御意向を伺っておきたいと思います。これは卸の方は別といたしまして、薬剤師協会あるいは製薬業者の――木村さんは私はメーカーじゃないとおっしゃっているし、顔なじみの厚生省にいらした方ですから、業者でないことは私たちもわかっておりますけれども、お答えいただきたいと思います。  先ほど本島さんの御質疑に対しまして、やはり自由競争の中にあってよいのだ、当然だ、今の現状においてはそうなのだ、こういうような御答弁がございましたが、しかし国民皆保険を目ざして、医療行政は御存じの通り社会化の一途をたどっております。これは、医療を……

第34回国会 社会労働委員会 第20号(1960/03/22、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 ちょうど基準局長がお見えになっておりますから私はできたら、今お答えになれないかもしれませんのでデータ、それから基準局におけるこれらに対する分析、今後の処置について承りたい。二点を伺いますので、かたがたデータをいただけたらけっこうだと思います。  一つは旅館に働くところの女中さんの問題でございます。これは全国にどれくらいおると見ておるか、それからこの人たちがどういう実態のもとに働いておるかということを基準局はどう分析されておられるかということです。私がなぜこういうことを申し上げるかというと、私たち全国津々浦々、一年の半分くらいは旅行いたしまして、各地方におけるところの旅館の女中の……

第34回国会 社会労働委員会 第22号(1960/03/29、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 私は三井三池の争議の流血事件に関しまして、労働大臣に二つの観点から重要なことだけ、今の段階において求めておかなければならない問題を一つ質問いたしたいと思うのでございます。  私の質問の第一の要旨は、何と申しましても治安を回復しなければなりません。二十八日朝の三池における流血の惨事は、つまり労働者同士が血を流し合っておるところのまことに悲痛な問題でございます。これは単に九州におけるところの三井三池、大牟田市の問題だけではなくて、全国の国民がテレビ、ラジオ、新聞等の報道によって、この惨事については同胞として国民は非常に胸を痛めておるのでございます。従って国会は、このような不祥事に対……

第34回国会 社会労働委員会 第23号(1960/03/30、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 大臣がお見えになっておりますので、ちょっと一言だけ本島さんの質問に関連してお尋ねいたします。これは先ほどから聞いていらっしゃいますように、せっかくできはできましたけれども、なかなか精神薄弱者に対する保護といいますか、援助といいますか、それから完全な福祉施策といいますか、そういうものはちょっぴり芽を出したけれども、実際はなかなか行き渡らないわけで、何百万人かのうち、その何百分の一か何千分の一かの二百人くらいがモデル・ケースのモルモットのようにその中にやっと入れて試験してもらえるというような感じのものでしかこれはあり得ないわけです。これはないよりはましですけれども、野放しの精神薄弱……

第34回国会 社会労働委員会 第29号(1960/04/14、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 ちょっと労働大臣にきょうは私御要求をしたいのです。この前私が発言したときに、大臣がおられたかおられなかったか、私の記憶に明らかでないのですが、実はこういうことを基準局長にお願いしてあるのです。それは料理屋や料理旅館――大臣おられましたか。
【次の発言】 それから遊興飲食を中心とした歓楽街に働く女の人、それからバス・ガール、それから家事手伝い、女中さんと言っておりましたけれども家事千伝い、こういう人たちが全国で総数どれだけあるかということを、非常に見当はむずかしいでしょうけれども、基準局が出先の都道府県の監督署に指会をしていただいて、町村単位にまとめていただきましたら、大体管内の……

第34回国会 社会労働委員会 第37号(1960/05/17、28期、民主社会党)

○堤(ツ)議員 私はただいま議題となりました労働組合法の一部を改正する法律案について、簡単に提案理由の説明をつけ加えます。  この法案は、労働組合法(昭和二十四年法律第百七十四号)の一部を改正するものでございます。  すなわち第十九条第二十一項の後段中「第九項」を「第七項中「労働組合」とあるのは「労働組合(当該都道府県を含む二以上の都道府県の区域にわたって組織を有する単位労働組合が、当該労働組合の規約の定めに基づいて一以上の従たる事務所を当該都道府県の区域内に設置しているときは、当該労働組合の規約の定めるところにより当該都道府県の区域内において当該従たる事務所ごとにその組合員を代表する者を含む……

第34回国会 逓信委員会 第4号(1960/02/16、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 ただいまの総裁の御答弁でございますけれども、それじゃ一つこういうことを電電公社から私たちにはっきりしてもらいたいと思うのです。今までの公債のついた九万、十万円近くの電話設備に要した受益者の金ですね、あれを今おっしゃるように勧業銀行あたりから融通しておる、便を立てておるということを言われましたのですが、実際電話を引いてもらった人たちが何%それを利用しておるか。つまりやみ電話屋、やみに依存しないで何%利用しておったか。今後どれくらい確実にそれが用立てられるものか。それは電電公社の本社ではそういうふうになっておると簡単に答えていらっしゃるけれども、一般庶民が電話をつけるときには何%ほ……

第34回国会 逓信委員会 第9号(1960/03/02、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 私は郵政大臣の御答弁をも必要とする問題点を持っておりますけれども、これは大臣がおでましになれるときに残しまして質問をいたしたいと思います。  まず改訂電信電話拡充第二次五カ年計画についてお伺いをいたしますが、第二次の五カ年計画は、すでに昭和三十三年から実施中のもので、三十三年、三十四年と二年を経過しております。この二カ年における実施というものは五カ年計画通りに、今日まで三十三年、三十四年二カ年進んできたかどうか、この経過について当局からお伺いいたしたい。
【次の発言】 ただいま、大体という御答弁が総裁からございました。私はなぜそういうことをお尋ねしたかと申しますと、第二次五カ年……

第34回国会 逓信委員会 第10号(1960/03/08、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 私は質問に入ります前に、委員長に議事進行についてお願いをしておきたいと思います。  先ほどの理事会で、今議題になっております法律案について、自由民主党の方では非常に早くこれを通過させたいという御希望の御開陳がありました。私たちがこの電話の法律案を審議いたします中心のものは、骨となるものは、一刻も早く安く便利な電話をつけてほしいという民衆、国民が中心でありますから、決して審議拒否をしたり、それからこれが四月一日から実施されるということに対して、実施されないようにしてやろうなどということを考えておるものではありません。しかし、委員長も御存じの通り、この質疑を通じて今日まで電電公社並……

第34回国会 逓信委員会 第12号(1960/03/15、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 ただいま審議打ち切りの動議が出ましたけれども、この間までの私の質疑に対しまして、はっきりと答えていただかないと困る問題が二、三点ございますので、ごく簡単明瞭にお答えをいただきまして、はっきりと速記録に残しておきたいと思います。
【次の発言】 そこで一番にお尋ねいたしたいのは、この電話債券を加入者が購入するにあたりまして、それに必要といたします多額の金は、零細業者、それから一般家庭、中堅層以下の世帯ではなかなかむずかしい金額でございますので、これを何とか銀行の窓口において融資をしていく、そして月賦ででも月々返していく方法をとるとかなんとかしないと、とてもこれはみなが電話をあきらめ……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第8号(1960/03/16、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 関連して、総理六年に、時間がありませんから簡単にお伺いいたしますが、自民党から沖繩の問題に対してヤジがあり、それから岸さんはにやにや笑っていられますけれども、あなた一番痛いところは沖繩のはずなんです。これは安保改定の中心なんです。この沖繩の問題がからんで参りますと、今竹谷委員の指摘いたしました軍事同盟になるわけです。従って、先ほどからあなたは潜在主権という言葉を使っておいでになりましたが、この際、潜在主権に対するあなたの説明、並びに外務大臣の説明、それから法制局長官の見解、三人の潜在主権に対するところの分析した説明をいただきたいと思います。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第12号(1960/04/05、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 総理大臣と今の大貫委員との質疑応答は非常に大事なところだと思いますが、お聞きしていて明らかにならないのです。そこで、私は、言葉をかえて総理にお聞きをいたしますが、先ほどから総理がお使いになっておる言葉を私が使いますと、非常に微妙ですけれども、自衛のために、実力をもって、侵略してきたものを排除するという言葉を使っていらっしゃいますね。これは非常によくわかると思うのです。自分を自衛するために、よそから侵略があった場合に、実力でこれを排除する、これは自衛の範囲内だ、こういうことを主張しようとしていらっしゃると思うのです。そうすると、近代兵器では、竹やりやわらじをはいて波打ちぎわで自衛……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第13号(1960/04/06、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 ただいまの内乱の場合、大貫委員の御質問に対しまして、総理の答弁ははっきりしていないと思うのです。私はお伺いいたしますが、この日米安保条約の中には、日本の安全並びに脅威という場合に、外部からのみの脅威ということが明記してないんです。書いてないということは、外からの場合と内からの場合と両方を肯定しておるものだ、私はこういうふうに解せざるを得ないと思うのですが、総理はどうお考えになりますか。
【次の発言】 わざと総理大臣は少し答弁をずらしておられるので、間接侵略、直接侵略という言葉を今使っておらないのです。内乱条項です。内乱という場合は、間接侵略の意味のない場合にも、国内に内乱が起こ……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第17号(1960/04/13、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 私は、きょう、今議題になりました問題について、質問を展開いたしたいと思いますが、私の本格的な質問に入ります前に、まず、今までの審議経過から見まして、総理大臣にお尋ねをいたして、御所存のほどを両方で確認をいたしておきたいと思います。  それはどういうことかと申しますると、自由民主党が御勘定になりましたところでは、もうすでに野党は安保審議の時間を三十数時間重ねておって、前の国会におけるベトナム賠償のときよりもすでに上回る時間を審議に要しておる、まあ、こういうような計算をしておられるようでございます。そこで、私は、このベトナム審議を上回る時間を要しました今までの安保審議の経過を振り返……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第21号(1960/04/20、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 ただいまの岡田委員と政府との問答につきまして、私が質問に立ちましたときに触れました問題が出まして、釈然といたしておりませんので、一つここで確認をし、もう一度お答えを求めておいて、きょうは関連でございますから、次の私の質問の機会に触れたいと思います。  どういうことかと申しますと、私がこの間質問に立ちましたときに、岸・アイゼンハワーの第一回の共同声明の中に、はっきりと、共産主義陣営というものは侵略勢力であるから、従って、これに対してあくまでも対抗しなければならないというところの相互の承認が書かれておる。これは今に至るも変わらないという御確認がありました。そこで私が、脅威を与えると……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第25号(1960/04/28、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 ただいまの総理並びに受田委員の質疑応答に関連いたしまして、私は、解散をする必要はないという総理のお考えに対しまして一つ伺っておきたいのは、一昨年の五月に衆議院の選挙が行なわれました。この衆議院の選挙のときに、一体自民党は全国の有権者の何%の票をとられたか、総理は勘定しておられると思いますが、ちょっとお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 それじゃ、私からお教えいたしますが、総裁として、おととしの衆議院の選挙に、国民の何%の票をもらったかという概念が頭の中にないから、こういう問題が起こってくる。それはどうかといえば、有権者の四六・何%しか票をもらっておらないはずなんです。と……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第26号(1960/05/02、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 ただいまの質問に関連いたしまして条約局長にお尋ねいたしますが、核武装をいたしました第七艦隊が、事前協議すれすれの外のところにいて、そしてこれが行動を起こす場合に、もうどこかへ戦闘作戦行動をもって出かけなければならぬという場合――始まったときには、事前協議すれすれの線に核武装しておった、しかも、これが日本の領海を通ってそこへ行かなければならぬというような問題が起こったときに、これは一体どうなりますか。
【次の発言】 そうすると、事前協議の対象になることを避けて、いつもその手を使えばいいということになってきますが、どうですか。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第29号(1960/05/06、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 私は、一つ外務大臣、条約局長に、今の石橋委員の質問に関連をいたしましてお伺いをいたします。  それじゃ、こういうことになると思いますが、これを一つ確認をしていただきたいと思います。国連の決定によってアメリカ軍以外の国連軍は行動を始める。しかし、アメリカ軍に限っては日本の新安保条約によって事前協議の対象になって網にひっかかるから、従って、同一行動がとれないという場合が起こって参ります。いわゆる石橋委員がおっしゃったオール・イエスではない、ノーと言う場合があり得るのだ、そして、その国連軍がみんなで行動をともにいたしますときに、政府の答弁によれば、アメリカ軍だけが一緒に動けなくなると……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第33号(1960/05/11、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 それでは、軍用機かどうかということについて、関連して、私は違う角度からお伺いいたしますが、乗っておるパイロットの身分は何になりますか。
【次の発言】 軍属として正式に軍に所属しておるところのパイロットが操従する飛行機は、何機に入りますか。
【次の発言】 そうすると、先ほどからおっしゃった答弁によりますと、乗っておるところの名目は軍属である。けれども、乗っておる人の給料だとか待遇はどこから出ておるのですか。
【次の発言】 身分は軍属を与えておるけれども、給料はロッキードから出ておる。そしてアメリカの政府の発表によりますれば、本国では、民間航空機で、軍用機でない、日本に来ると、アメ……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第36号(1960/05/18、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 ただいま門司委員からお触れになりました在日米軍基地の問題については、再三再四条約局長、林法制局長官と、速記録に残っておりますところでございますけれども、私は、これはぜひもう一度おさらいをいたしまして、はっきりと速記録に残したいと思いますので、関連して質問をいたしたいと思いますが、林法制局長官も条約局長も、こういう答弁をしておられる。たとえば、四月十三日の私の質問に対してもこうでございます。たとえば日本にありますところの在日米軍基地が、アメリカがどこかの国から行っていざこざを起こした、その報復として日本が基地の空襲を受ける、こういうことになりますと、これはどうかというと、アメリカ……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 内閣委員会厚生委員会連合審査会 第1号(1949/04/22、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいまの福田昌子さんの御質問に対する御返答、まこと私は意外に存じます。各府縣において衞生部が今日いかなるところの動搖を來しておるかということを政府当局は御存じであるかないかということを御答弁願いたいのであります。
【次の発言】 もしそうした空氣を御存じでございますならば、かゆいところに手が届くところの政治があつてしかるべきであると私は思うのであります。民自党の厚生委員の方々もさぞや地方からの陳情がたくさんあつて、御面接になつておられることだろうと私は思います。必ずしも社会党とか野党の厚生委員だけがそれを承つておるというわけのものではないと思いますので、ひとつ政府はこの点について地方……

第13回国会 厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1952/03/31、24期、日本社会党)

○堤委員 ただいまの大臣のお答えを拝聴いたしましたが、この間海員組合の代表が公述人として見えまして、公述があつたのでございます。この人たちの船員保険、それから年金の説明を聞いておりますと、御存じのように船員保険や年金は、われわれが金を醵出して当然もらうべき建前になつておるものだ。しかも人数なども厳密に検討して行くと、五万五千人ぐらいあるのに、そのうち三万ぐらいしか実際この手当をもらつておる者はないのだ、厚生年金と保険料を勘定しても、ということを言つておるわけなんです。そこで、ただいまの大臣の御認識では、一人漏れなく海員の犠牲者が手当や保険金をもらつて、遺族、軍人軍属に比べれば、一律に一応のもの……

第13回国会 厚生委員会公聴会 第1号(1952/03/25、24期、日本社会党)

○堤委員 きようは公述人の方々に出ていただいて公聴会を開くのでございますが、見渡すところ、野党の方は全員出席いたしておるように拝見するのでありますが、このような大切な委員会に、かんじんな与党の方々がかくのごとき御欠席ではいかがかと存じますので、委員長は――これは政党的に申し上げるのではありません、委員会としてまじめに検討するときに、この出席ではいかがかと考えるのであります。委員長はひとつかり出しをされまして、やはり全員出席されるように、私は議事進行を提案いたします。
【次の発言】 ちよつと議事進行に関してお尋ねいたしますが、たとえば末高先生に対するみなの質問が終つてから、次の公述人がお話になる……

第13回国会 厚生委員会公聴会 第2号(1952/03/26、24期、日本社会党)

○堤委員 支給事務の統一をはかれという御意見を拝聴したわけでありますが、まつたく同感でございます。前恩給局長といたしまして、いろいろ御体験もおありになると思いますが、それではこの総理府、厚生省、郵政省などにわかれておるこの取扱い、支給事務をどこで担当すべきか、具体的にどういうふうにお考えになつておるか。具体的な御意見がございましたら、ちよつと聞かせていただきたいと思います。
【次の発言】 学生の大井さんにお尋ねいたします。いろいろ御意見を承りましたが、最後にお聞きしておきたいのは、それでは具体的に適用範囲の対象になりました場合に、どういうものをお望みになるか、御意見がございましたら承りたい。

第13回国会 大蔵委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1952/06/27、24期、日本社会党)

○堤委員 まず大蔵省にお尋ねいたしたいのでありますが、ただいまの高橋委員の御質問に対しまして、予算が相当不足して来るであろうという御見解でございますが、そうすれば、この実施に伴いまして、もし必要であるならば補正予算を組むというお心組みを持つておいでになるかどうか。そこまではつきりしなかつたようでございますから、ちよつと伺つておきたいと思います。
【次の発言】 実はもう少し大蔵当局に、この留守家族援護というものに対する御見解を承つておきたいと思うのでございますが、未復員者給手法、特別未帰還者給与法というものによりまして、実際に救われておるところの留守家族というものは、私たちから言わせれば、非常に……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 内閣委員会厚生委員会連合審査会公聴会 第1号(1953/03/11、25期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 高木さんにお尋ねをいたします。あなたの御意見を拝聴いたしました中で、先進国に行われております社会保障制度、また日本の現状におきましても全国民がひとしくその確立を望んでおります社会保障制度というものに対して、これは救貧政策であるという御意見があつたように承りました。一言お触れになつたことで、そのあなたの御意見の根拠がはつきりいたしません。元恩給局長であり、恩給法特例審議会委員でもあるあなたの場合、社会保障制度に対する御認識は非常に大切だと私は思いますので、もう少し根拠をはつきりしていただきたいと存じます。  それからもう一つ質問をいたしたいのは、公務員に対する恩給制度というものは……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/20、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ちよつと田邊さんにお伺いしたいのでございますが、私けさ急いでおりましたので、新聞を詳しくは読んで参りませんでしたけれども、たしかどの新聞かに、インドネシアにおられるところの五百人の同胞が、内地引揚促進反対運動をやつておるという記事があるように思います。帰還促進反対運動云々は別といたしまして、今度出されておりますところの未帰還者留守家族等援護法案によりますと、本人の意思によつて帰らない者はその留守家族に対しても援護の対象としないということになつております。インドネシアの人々五百人が自分たちの意思で帰ることに反対するのだというようなことを打出されますと、残つておる家族が非常にお気の……

第16回国会 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/13、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 副総理に率直にお尋ねをいたしますから、副総理もごくはつきりと答えていただきたいのでございます。  恩給法の一部を改正する法律案につきましては、国民の輿論もいろいろでございまして、なかなか重要な法案であると私どもは考えておりますが、政府のこの法案に対する根本理念を承りたいのでございます。今日の日本の憲法のもとでは、はつきりと軍隊はございません。あるいは吉田内閣だけのやみ軍隊があるかもしれませんけれども、それは筋が通らないと考えます。今日日本の国家的見地から見るときに軍隊はないことになつておりますが、その軍隊のない今日、軍人恩給を復活されるにあたりまして、元の大将から一兵卒までの十……

第16回国会 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会公聴会 第1号(1953/07/14、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 委員長、質問があります。
【次の発言】 高木さんにお尋ねをいたしますが、解散前の国会にもあなたは公述人として御出席くださいまして、また重ねて御苦労願つたわけでございます。さすがに元恩給局長であられましただけに、われわれが傾聴すべき幾多の参考意見はあるのでございますけれども、二、三あなたに御質問申し上げたいと存じます。  あなたの論旨を承つておりますと、この法律の本旨は老齢軍人に恩給を復活するということはあくまでも付随したものであつて、戦死者遺族並びに傷痍軍人等、この戦死者等に対するところの償いの意味でもつてこの金をほとんど使われるのであつて、いわゆる大きな戦争犠牲者に対するとこ……

第19回国会 予算委員会公聴会 第1号(1954/02/12、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 どうもありがとうございました。一つお尋ねいたします。あなたはこの予算によつて消費支出が増大する、その原因として勤労所得税の減、ベース・アツプ、それから恩給、農村の収入の増大というような面を指摘され、地方財政は放縦であるというようなお考えもあるようでございます。勤労所得税の減、ベース・アツプ、それから軍人恩給の復活にはもちろんいろいろ意見はございますけれども、あれも内容を検討しますれば、八五%が、戦争犠牲の英霊の跡始末であります。それから勤労零細大衆の消費支出を増大せしめるから、インフレを押えようとしたつて押えられないじやないかというお考えをお持ちのようですが、ことほどさように戦……

第19回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1954/02/25、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 私は重複を避けて御質問申し上げます。単刀直入に申し上げますから一つ一つ簡単明瞭にお答え願いたいと思います。学校給食の問題でございますが、給食法の御制定は今国会でできますか、準備はいかがでございますか。
【次の発言】 それを御提出になるについての裏づけ予算を少し具体的に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 食生活の改善ということが、男の議員の方々からも今国会ではやかましく述べられておりまして、もうおとなの頭はかんかんでございますから、山間僻地の学校給食をも実施することによつて食生活の改善をするよりしかたがない。それからもう一つは、二千万石の現在の食糧輸入依存、この現状を打破す……

第19回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1954/02/26、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 失業対策費五%増の見積りについて、少し納得の行く説明を大臣からお願いいたします。
【次の発言】 私は単なる数字を聞いているのじやないのです。どういう見通しに立つて五%というものを出されたか、それじやわからないのです。どういう数字の上に立つて五%というものを見たか。これはもちろんあなたが今おつしやいました保険において一0%増といいますけれども、それも説明を聞かないとわからないのでありまして、国民生活、労働者の実態というものをどういうふうに分析して、そうして二十八年度からどういうふうに割出して来たかということを、もう少しはつきりしていただきたい。


28期(1958/05/22〜)

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会公聴会 第1号(1960/05/13、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 私は皆様に、御苦労さまでございました。今までどなたにも質問がなかったのですが、三人に質問したいと思いますけれども、レディファーストで松岡さんにお尋ねいたしたいと思う。  松岡さんは、当初公述下さいましたときに、私はいろいろ出ておる会合もたくさんあるので、私個人の意見の発表ではあるけれども、しかし、できたらそうした会合や勉強会に出たときにあった意見をも代弁したい気持だ、まあこういうことをおっしゃいました。非常にりっぱな御意見をお伺いいたしましたし、少しも松岡さんに、私は反駁するところありません。しかし、考えてみますと、きょうとあした、それから地方で三カ所公聴会がございます。非常に……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会公聴会 第2号(1960/05/14、28期、民主社会党)

○堤(ツ)委員 関連。時間がございませんので、私、個条書きにして、お一人お一人問題を集めてお聞きいたしますので、メモをしていただきまして、簡単にお答えいただきたいと思います。  大平先生にお伺いをいたしますが、各国が持っておるところの固有の自衛権、個別自衛権というものの行使は、実体法にうたう必要がありますかどうか。これは田村先生からも聞きたいと思います。固有の自衛権は、実体法にうたわなければ権利がないのかどうか、その点でございます。私がなぜこういうことを聞くかと申しますと、国連非加盟国は、もし実体法にうたわなければ自衛権がないというのであるならば、自衛権を持たない勘定になるからこれを聞くのであ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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