堤ツルヨ衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○堤ツルヨ君 一年生の初登壇でございます。あまりひやかさないでお願いします。 終戰後第四年目に入つたのでございます。全國に今おりますところの戰爭未亡人の数は約六十万を数えるのであります。しかも、これが連れますところの小さな戰爭遺兒は、一人平均二人ないし三人と見まして百五十万前後に上るのでございます。今日國家的にいかなる救済の手が差延べられておるかということは、議員諸公も御存じの通りでございます。今生活保護法の適用を受けているところの世帶のうち六〇%の三十八万世帶は未亡人世帶であるといわれるのでございます。この母子家庭、未亡人世帶というものを見ましたときに、大黒柱を持つところの、大の男をかかえ……
○堤ツルヨ君 兒童福祉法は文化的立法として、その立法の精神は、われわれは全面的にこれを多とするものであります。まさに敗戰日本を再建し、平和にして文化的な日本たらしめるためには、何と申しましても、われわれのあとを継ぐ青少年の福祉に対して重大な責任と顧慮を拂うことは理の当然であります。しかしながら、いかに法文がりつぱな目的をうたつておりましても、その実際の運営において適切なる予算と、ひいては施設の裏づけがなかつたならば、一片の死文と申さねばならないのであります。このたびの改正法を見ましても、ただ機構をつくり、あるいは取締りを強化するというような、きわめて彌縫的な改正にとどまつておりまするのは、この……
○堤ツルヨ君 ただいま上程されましたところの決議案に対し、わが日本社会党は双手をあげて賛意を表するものであります。(拍手)一刻も早く國家的救済実現の手を差延べられんことを切望するものであります。 自分の血を賣りながら子供を生かさなければならぬところまで來てしまつたと、長野縣南佐久郡の未亡人会は訴えております。戰時中より耐乏生活を続けて参りました日本の母が、一日に三回、百グラム五百円の血を賣つておりましたらば、生命の危險は疑う余地もございません。今日大都市の接客婦、賣春婦の八〇%は、悲しいかな未亡人であるとさえ傳えられるのであります。生活窮乏のため邪道に入らんとするところの戰災遺兒は三百万にな……
○堤ツルヨ君 ただいま上程されました在外同胞引揚促進に関する決議案に対し、日本社会党を代表いたしまして賛成の意を表し、同時にわが党の見解を国民の前に明らかにせんとするものであります。 本夏以来、九万五千に近い同胞の引揚げは、皆様とともに、まことに御同慶にたえぬところでございますが、今なお数の判明せぬ在外同胞のありますことは、本国会といたしましても、はなはだ面目のない次第でございまして、拘留国政府の正式な発表のない限り、これが判然としないことは、皆様も御承知の通りでございます。赤紙で召集されました父が出征いたしますとき、母親のひざの上に乳を飲んでいた赤ん坊も、今日では、はや九歳、十歳のわらべと……
○堤ツルヨ君 私は、ただいま上程になりました戰傷病者戰没者遺族等援護法案に対し、日本社会党を代表して、本法案並びに自由党の修正案を返上、反対するものであります。(拍手) 講和発効を旬日に控えております今日、政府は、まことに評判の悪いこの法案を潔く撤回し、より遺族に対して誠意ある補償が完全に行われる法律を今国会に提出するのが常識でありましよう。以下、当然修正を要すると思われる数点を指摘いたしまして、政府の猛省を促したいと存じます。 その第一点は、本法が戰傷病者並びに戰没者遺族等補償に関する臨時措置法と、その名称が変更されなければならないことであり、その性格についても申し上げたいのであります。……
○堤ツルヨ君 私は、ただいま上程になりました戰争犯罪者の釈放等に関する決議案について、日本社会党を代表いたしまして、簡單に賛成の意を表したいと存じます。(拍手)ただいま益谷議員が提案者として御説明になりました、また改進党の中村議員がるる御説明になりました点とは重複いたさない程度において説明をいたしたいと存じます。共産党の方々は戰犯釈放に対して反対をなさいますが、戰争犯罪人、ことに今日服役いたしておりますところの、B、C級が絶対に多いところの戰争犯罪人、一体どうしてこの戰争犯罪人が生れたか、よく原因を追究してみますると、国家の至上命令で動いたのでございます。(拍手)この国家の至上命令で動いたとこ……
○堤ツルヨ君 私は、ただいま議題となつております国民健康保険の危機突破に関する決議案に対しまして、日本社会党を代表して賛成するものでございますが、ただいま提案者の代表趣旨弁明にもございましたし、なおかつ重ねて改進党の賛成討論の中にもありました点は重複を避けて、賛成の意を表したいと存ずるのでございます。(拍手) 私は、本決議案を議決するにあたつて、特に政府当局に二、三点強い要求をいたしたいと存ずるのでございます。山縣厚生大臣にくれぐれも念を押しておきたいのは、医療給付費の国庫補助は断じて二割以下であつてはならぬということでございす。(拍車)去る二十日の参議院予算委員会における大臣のこの問題に対……
○堤ツルヨ君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました日雇労働者健康保険法案につき、政府案に反対、修正案に賛成をいたします。(拍手) その理由の第一点は国庫負担の問題であります。わずか三億円を計上して事務費のみという政府案は、はなはだ不満であります。私たちの修正案は、給付費の二分の一の国庫負担を織り込み、その要請にこたえ、当然果すべき国の義務をまず打ち立てております。もちろん、当局としましては、われわれの修正案にやや近い二十九億の予算を大蔵当局に要求されたのでありますが、例の医療給付国庫負担を極度にきらう大蔵省のいつものたぐいに漏れず、あえなくも実現を期し得なかつた事情は同……
○堤ツルヨ君 ただいま議題となつております恩給法の一部を改正する法律案に対しまして、条件付賛成討論を行うものでございます。 わが日本社会党は、恩給制度そのものの根本的改革を考慮しつつあり、国家財政ともにらみ合せ、文官並びに旧軍人を通じて、一層合理的な年金法とする所存であります。このたびも、できますならば、年金法を提出するつもりであつたのでございますが、あまりに全面的かつ根本的修正でありますので、技術的また時間的に、代案を出すことは今期中は不可能に近く、修正案の提出を一応次会に譲り、わが党の方針を明らかにしまして、今回は自由党以下保守三派の修正案にやむなく賛成しておくことにいたしました。(拍手……
○堤ツルヨ君 政府提出の昭和二十八年度一般会計予算補正(第3号)に対しまして、原案の撤回、両派社会党共同組みかえ案に賛成の意を表するものでございます。(拍手) 政府の原案を見ますと、歳出は富裕三都府県に対する義務教育費国庫負担金二十七億八千万円だけに限定されておりまして、第三次補正が財政上必要最小限度の支出規模に限定されたかのごとき外装をこらしておりますが、はたしてこれだけの追加支出で年度末が越せるのでありましようか。二十八年度予算において追加支出の必要な費目は、ただいま組みかえ動議を左派の滝井議員が読み上げられましたが、このほかに幾多の問題を蔵しておるのでございます。最低限度として誠意ある……
○堤ツルヨ君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました政府提出の国民年金法案に反対し、日本社会党提案の国民年金法案、並びに、国民年金法の施行及び国民年金と他の年金等との調整に関する法律案に対し賛成の意を表したいと存じます。(拍手) 顧みますれば、昨年五月、衆議院の選挙に際し、自由民主党が国民年金を公約されましたことは、今なお記憶に新たなところでございます。国民のすべてが待つこと久しかった医療保障と相並んでの社会保障の一つの柱である国民年金が、とにかく、今国会に日の目を見ることになりましたことは、御同慶のきわみといわなければなりません。(拍手)戦後十四年、新しい世界の息吹き……
○堤ツルヨ君 私は、社会クラブを代表いたしまして、岸総理、佐藤大蔵大臣、藤山外務大臣に質問をいたすものでございますけれども、わが社会クラブは、賠償そのものをすべからずという論議を持っておりません。誠意をもって賠償をしなければならないと思っておりますが、しかし、この協定に対しましては強く反対をしなければなりませんので、誤解のないようにお聞き取りをいただきたいと思うのでございます。(拍手) なお、私は、戦時中、日本が軍隊を徴発いたしまして、当時百万人に上るところの餓死者を出しましたことに対しまして、非常に遺憾の意を表するとともに、私たちは、この方々の冥福を祈りたいと思うのでございます。 そこで……
○堤ツルヨ君 私は、社会クラブを代表いたしまして、日本社会党より御提案になりましたところの、小澤佐重喜外務常任委員長の解任決議案に賛成をいたすものでございます。(拍手) さて、私は賛成をいたすのでございまするけれども、趣旨弁明に立たれました小林進議員より、公の場で、事を曲げた、あれだけの暴言がありました以上、これに屈服することはできません。(拍手)私は、そこにいらっしゃいます小林議員に静かに申し上げます。ゆえあって私たちが日本社会党とたもとを分かったとはいえ、古い同志として十年以上の国会生活をともにしてきたあなたが、趣旨弁明の中で、私の名前を特にあげて、二十六日を、私たちが自民党の委員長の考……
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