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古屋貞雄 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

古屋貞雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
569位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
396位

25期委員会発言TOP100
98位
25期委員会発言(非役職)TOP100
76位
26期委員会出席TOP100
63位
26期委員会発言TOP50
26位
26期委員会出席(幹部)TOP50
50位
26期委員会発言(非役職)TOP50
15位
27期委員会発言TOP50
45位
27期委員会発言(非役職)TOP50
33位

このページでは古屋貞雄衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。古屋貞雄衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/10/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 懲罰委員会 第2号(1953/03/04、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 異議はございませんが、昨晩の夕刊を見ますと、河野一郎委員が自分の意思に反してかわつているということが新聞に出ておるのです。正式の手続が行われておるのでしようか。
【次の発言】 本人の自由意思に基いたものでしようか。
【次の発言】 書面上の手続ではなくて、本人がそういう御意思だつたかどうか。衆議院規則の三十九条によれば、本人の意思に反して……。

第15回国会 懲罰委員会 第3号(1953/03/06、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 私から前会委員の資格に対する質問を申し上げましたが、それに対する委員長の御答弁があり、その他本人の河野君の意思表示がございましたので、了解をいたしましたから、私の質問は、これで了解済みといたします。
【次の発言】 私は、岡本君の動議に対しまして、反対でございます。その理由は、本事犯は、国民が非常な関心をもつてこの事実の有無に対する決定を要望しております。のみならず、本件は日本ばかりでなく、世界のあらゆる方面においても重大な関係を持ちます事案でございますから、私どもは、おそらく自由党の諸君といえども、すみやかにこの事実の有無を明確にいたしまして、その次に、はたしてこれが懲罰に値するか……

第15回国会 懲罰委員会 第4号(1953/03/11、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 私は、石田君の動議に対しまして、賛成の意を表するものであります。  その理由は数個ございますが、まず第一に、本件の吉田茂さんの懲罰事犯というものは、この結果いかんによりましては、国民全体の議会の信任に対する重大な問題であると私は信ずるのであります。もしも、かような問題の審議を愼重にいたさずに、しかも国民の納得の行くような解決をいたさなければ、これすなわち国内における議会制度否認ということになりまするのみならず、それから及ぼす思想的影響は重大であります。のみならず、本件は、一方において議員たる吉田茂さんであると同時に、内閣総理大臣という重要なる地位をお持ちになつておりまするので、この……

第15回国会 法務委員会 第2号(1952/11/11、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 委員長、その前にさつきの関連質問をやりたいのですが……。仮出所に対する各資料を提供せられておるようであり、特にさつき小林さんからも御質問があつたようですが、どんな資料を出されておるか。そうしてアメリカの方では許可になりました者に対する資料なども添付しておるかどうか。そうするとその資料と同じようなものをフランスその他の国に対しても添付して勧告したかどうか。それからフランスその他の国の許可にならなかつた者に対して、政府はその理由などが明確にわかるような状況にあつたかどうか。あるいはわかるような研究をしたかどうか。これに対する今後の対策を具体的にやられておるかどうか。やられておれば、その……

第15回国会 法務委員会 第3号(1952/11/13、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 先刻清瀬委員からお尋ねのあつた相手の問題でございますが、私ちよつと疑念があるので、なお重ねてお伺いしたいと思います。各国との協定だとおつしやつておるのですが、しからば今アメリカを相手にしてやつておるのでありますが、アメリカとの関係はどうでありますか。行政協定で、管轄権はすでにアメリカにあるということにきまつておるのに、この国連軍の今の管轄権の問題の協定交渉に、アメリカの方がお出ましになつて交渉になつておる。しかもアメリカの大使は、日本の要求通りにするならば、いわゆる属地主義の政策をとるならば、上院で北大西洋條約の批准ができないということまで言われておることを新聞に書いておるのですが……

第15回国会 法務委員会 第6号(1952/11/25、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 外務大臣に直接質問したいと思つております。本日御出席になつてから述べさしていただきたいと思います。
【次の発言】 外務大に御質問したいのですが、国連軍の将兵に対する刑事管轄の問題につきましては、日本側では裁判権のある根拠はいずれに基いて御主張になつておるのか。国際慣行に基く御主張だと考えますけれども、いずれに根拠を置いて御主張なされているか。なお同時に、吉田書簡と食い違つておるように考えられますが、吉田書簡との関連性、さらに吉田書簡と清原通達との間に―ただいま法務大臣からは、大体吉田書簡の精神に基いて清原通達がなされたとおつしやつておりますけれども、私どもは根本において食い違つてお……

第15回国会 法務委員会 第7号(1952/12/03、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 大分時間が経過いたしましたから、四点だけダブらぬような点について御質問いたします。これは外務当局と法務当局。  第一に神戸の水兵事件と本件の英濠兵事件に対する取扱いが異なつておりまするが、その理由を明確にしていただきたい。これが第一点。  それから第二点はシンクレア被疑者を日本の法務省において引渡しを受けずにその状態に置いて。それから現在刑事裁判権におきまして国連と日本がこれに対する協定の進行中であるというこの事実、特に国連軍においては日本には刑事裁判権はない。新しい国際慣行において日本には刑事裁判権はないという主張を極力しております。それからなおただいまの刑事局長の言葉じりをつか……

第15回国会 法務委員会 第8号(1952/12/08、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 二、三私は質問をいたします。  まず最初に齋藤長官に質問いたしますが、私ども鹿地君の失跡は数箇月面に知つておるのですが、齋藤国警長官はいつ鹿地氏の失跡を承知したか、承知してから後にこれに対する対処の詳細な報告を承りたい。
【次の発言】 長官の御説明により求すと、十月、さような書面によつて鹿地氏の失跡がわかつた、しかし確信がないので、十一月の家族の捜査願が出てから捜査されたとおつしやいますが、民間におります私どもも、数箇月前にこの事実は知つておつた。さような国内において重要な失跡事件につきましては、警察といたしましては、もつと慎重に積極的に、まず第一に家族について、さような事実があつ……

第15回国会 法務委員会 第10号(1952/12/10、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 三点ばかりお尋ねいたしますが、第一の点は、昨年の十一月二十九日の夜の鹿地さんが自殺未遂になられたときに、あなたが発見した遺書ですが、その遺書はどういうような処置をいたしたのでしようか。
【次の発言】 その遺書の内容を証人はよく存じておりますか。
【次の発言】 どんなことが書いてあつたのですか。
【次の発言】 あなたは大分鹿地さんに同情されたようでございますが、鹿地さんと二人で相談して、さような監禁の場所から逃げ出すような相談をした事実があつたかどうか。それからなおもう一つは、あなたが何とか考えて救い出したいというようなことを考えた事実があつたかどうか。

第15回国会 法務委員会 第11号(1952/12/11、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 それではお尋ねしますが、光田から病人が来たから近寄つてはいけないと言われたのですね。時期がわからないと言つていましたね。今いつかわからないと言つていました。
【次の発言】 あなたはどんな服装をしておるころです。寒いような服装のときですか。それとも薄着のときですか。その程度はどうです。
【次の発言】 記憶がないそれはやむを得ません。そうするとそれから他に移されたと言つていましたね。その病人が自殺をしかけたというような話があつて後に、よそに連れて行かれたとさつき言つていましたね。その間はどのくらいの間だか知りませんか。光田から病人が来たから近寄つてはいけないよと言われたときと、自殺未遂……

第15回国会 法務委員会 第12号(1952/12/13、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 関連して……。
【次の発言】 ただいま国警長官に対するアメリカ側から交付された鹿地の署名の書面、外務大臣は自分の方の手を経過してなかつた、こうおつしやつておりますが、国警長官の方からさような文書がアメリカ側から渡されたという御報告なり連絡があつたかどうか、その点を外務大臣にお聞きしたい。
【次の発言】 しからばアメリカ側に対する事実調査の要求について、かような要求があるからこの点についても調査をしてもらいたいという申出の交渉があつたかどうか。これは具体的にアメリカ側から鹿地の署名の書面が国警長官の手に来ておるという事実がありますれば、当然アメリカ側からこれを所持したという人間がすぐ……

第15回国会 法務委員会 第13号(1952/12/17、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 会社にお尋ねしたいのでありますが、東電の五十五万キロに対する大口需用者と、一般需用者の配電量の比率はどのくらいになつておりますか。
【次の発言】 そういうことでございません。
【次の発言】 大口需用者と一般需用者の、あなたの方で配電している比率を承りたい。
【次の発言】 ただいまの御説明は、ストライキの起つている状況においての配電の状況ですか。普通のときでしよう。
【次の発言】 今度ストに入つてからの給電の比率は、いかようになつておりますか。
【次の発言】 そうすると、そこに数字では現われませんが、私の承りたいことは、一般大衆に迷惑をかけないような配電操作ができるかできないか。言い……

第15回国会 法務委員会 第16号(1952/12/23、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 本件は特に長い病状に置かれておつたあなたを監禁したという特殊な関係がありますので、私の希望は、委員会としてはつきり病状を記録にとどめておきたい。特にあなたが自供書を書かされておるし、最後に釈放される条件で書かされた書面の信憑力にも関係いたしますので、その病気の経過を承りたいと思います。何年ごろからどうした病気で加療し、どこで加療されたかということを、要点だけをひとつお述べを願いたい。る点は御遠慮願いたい。
【次の発言】 その点は遠慮しましよう。それでは第一回の自供書を書かれましたときの病気の程度、ただいま委員長からお聞きになつたのではその程度がはつきりしません。どのくらいの程度であ……

第15回国会 法務委員会 第18号(1953/01/26、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 本件に関する法務大臣の御答弁は、猪俣委員のお話のように、非常にあいまいになりまして、ややともすると三橋事件を持ち出して来て、結論を得ないような不明確な答弁であると思います。本日問題になつておりますのは、鹿地君の人権擁護の問題です。これは単なる鹿地一人の問題でなくして、日本人自身が日本の国内において安心して生活ができるかできないかという、重要な憲法上保障された国民の権利の擁護の問題なのであります。従いましてこの問題は、まず第一に人権擁護の事実の調査が問題になると思う。委員長から本日の委員会の主題は、調査の経過並びに見解ということになつておる。従いまして調査は調査としての事実で御報告を……

第15回国会 法務委員会 第19号(1953/02/04、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 長官にお尋ねしたいのですが、その今のはがきのなくなりましたのは、検察庁へあなたの方から立件して記録を送つた後でしようか、その前でしようか。
【次の発言】 そうしますと、私は非常にふしぎに思うのでございますが、立件をいたしましたときにそういうような証拠がございましたならば、三橋の調書とともに、必ず証拠として検察庁へただいまのはがきをともに送検しなければならない、その手続をとることが普通の手続だと思つておりまするが、何ゆえにそれを立件し、記録を検察庁に送つたあとに国警に保存しておつたか、その理由はどこにあるか。
【次の発言】 ただいまのようなことは納得が行かないのですが、証拠が記録と一……

第15回国会 法務委員会 第20号(1953/02/13、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 私も同様の趣旨でございます。

第15回国会 法務委員会 第22号(1953/02/24、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 二点だけ質問いたしたいと思います。押谷政務次官に質問するのですが、綱紀粛正の点についてお考えなさつているようですが、ただいま御説明を承ると、本件の原因の重点はメーデー事件の被告が相当特殊な行動をいたしまして、それに原因をなしているというようなことを申されておりまするが、それが主たる原因であるか、それとも看守の方、ただいま問題になつておりまする職員の不足と過労と、さらに生活の保障並びに身分保障などに欠くるところがあつて、綱紀紊乱の原因がその方面に重点があるのかいずれにあるのか、この点を一応承りたいと思うのです。
【次の発言】 私どもが承知しておりまする刑務所の中の綱紀紊乱の大きな原因……

第15回国会 法務委員会 第24号(1953/02/27、25期、日本社会党(左))

○古屋委員 二点だけ御質問申し上げたいのですが、ただいま法務当局がお認めになつたところの、検事が被疑者をお調べになるときに手錠をはめてお調べになり、しかも署名させたという事実は違法行為であるかどうかということについて、法務当局の見解をひとつ御明答願いたいと思います。
【次の発言】 それからもう一つは、ただいま松岡さんからも御質問があつたのですが、私ども実際に弁護人として今日までやつて参りましたが、選挙違反には手錠をはめたまま取調べをするという場合がほとんどです。京都だけではございません。ほかの検察庁でもやつておるのでありますが、さような事実を法務当局は承知しておるかどうか。


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第1号(1953/05/20、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、規則第百一条第三項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの尾崎末吉君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて塚田十一郎君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長塚田十一郎君に本席を譲ります。

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第5号(1953/05/26、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私は、大蔵大臣に御質問したいのですが、大分中曽根君が詳しいところをやりましたから、要点だけを御質問いたします。  暫定予算の中の食糧増産対策費九十九億七千七百万円というのがございますが、これが緊急必要であることは私ども認めます。が、この内容はどういうものであるか、御説明をいただきたい。そうして後に質問を続けたいと思います。
【次の発言】 大蔵大臣は、中曽根君の質問に対しまして大体農業災害補償を重点に農村問題対策をお考えになつておられるとおつしやいましたが、そうすると、現在のわが国において最も重要なことは、外国から二千万石以上の食糧を買い入れておることです。従いまして、それに支……

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第6号(1953/05/27、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、昭和二十八年度一般会計暫定予算並びに外六件につき同意を求むる件に対しまして、暫定予算については同意ができない旨を表明し、外四件につきましては同意するものであります。  その第一の理由は、本暫定予算も予算であります以上は、憲法第八十三条の精神に基きまして、国会の議決によつてこれを行使しなければならないのであります。従つて、本暫定予算を参議院の緊急集会に提出し議決したことそれ自体が、憲法第八十三条の精神に違反しておるのであります。すなわち「国の財政を処理する権限は、国会の議決に基いて、これを行使しなければならない。」と定めておりまして、同条は財……

第16回国会 水産委員会 第25号(1953/08/10、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 山中不動産部長に承りたいのでありますが、この施設区域の指示は、内灘でははつきりなつておりますか、その点を承りたい。
【次の発言】 その施設区域がはつきりしているというのですが、何か明示したものがあるかどうか。現地においては、きようは権現の森の中へ持つて行き、翌日は権現の森の外へ持つて行くというように移動しておつて、非常に不明確になつているようでありますが、何か明示しておるものがあつたら具体的に御説明を願いたいのです。
【次の発言】 そうしますと、ほかの陸地などの立入りに対する関係においては全然指示はしておりませんか、おりますか、どうでしようか。

第16回国会 懲罰委員会 第2号(1953/08/05、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 高橋君の発言はまことにけつこうだと思うのです。私どもお互いに言葉を慎まなければならぬということは私も賛成なんです。ただしかし問題は、篠田さんはもう少し慎んでもらいたい。私は片言隻句をつかまえて言うのではないが、お前たちは同罪だということをはつきり言うておる。その点だけはどうかあまりこちらを挑発しないような言葉を使つてもらいたい。

第16回国会 懲罰委員会 第4号(1953/08/07、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私は、中野君の動議に賛成をいたしまして、大橋君の動議に反対をするものでございます。  その理由は、第一、なるほど篠田弘作君が当時予算委員室に入つて参りまして御心配をなさるということは、これはもつともだと思います。しかし、議員といたしまして篠田氏のとるべき道は他に正当な方法がございますので、こういうような、けんかをふつかけ、乱暴をするというようなことの方法に対しては、われわれは何ら同情をする余地はございません。そうして、あの事件の原因が篠田君にあつたことは、これはおそらくどなたもお認めになると思う。自由党の諸君もお認めになると思う。自由党の諸君が、国会の品位、名誉というものに対……

第16回国会 農林委員会 第2号(1953/05/27、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ただいま農林省の政府委員から恒久的なということでありますので、実は参考に承りたいのです。現在の農業災害補償法が、一方においては共済的な関係があり、そうして共済連合会との間に保険契約があり、それを政府が再保険しておるという関係から、この法律自体が矛盾撞着になつておる。看板だけよくして、ここに載つておる災害補償法という精神は、この内容には盛られていない。従いまして、今の恒久的な考えというのは、恒久的な対策としては、根本的にこれを改めるような考えがあるかどうか。保険の建前と共済の建前とは、根本から矛盾しておる。従つてそれが一つの法案の中に包含されておる関係上、完全な目的が達せられな……

第16回国会 農林委員会 第4号(1953/06/17、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 報告は、各調査の報告もあるし、また次官からその後の損害については、特に考慮して金を出すというようなことを言つておりますが、いずれにいたしましても、本問題は重要な問題でございまして、百億になんなんとするような損害に対して、六億ぐらいの金で処置がつくかつかぬかはおのずからわかるのでありまして、政府も相当お考えになるらしい。しかし六月の暫定予算にも、七月の暫定予算にも、これに対する対策費の計上はないようでありますが、いずれにいたしましても、根本的な農業政策を大臣から明日冒頭に聞きたいということをわれわれは要望いたします。

第16回国会 農林委員会 第5号(1953/06/18、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 大臣に承りたいのですが、山相害対策につきまして、今日まで五億八千九百四十万円の大体の予算を出していただきましたが、それは五月十九日までの凍霜害の被害に対する第一回の処置でありまして、やがて被害が明確になつた場合においては、これに対して善処するという政府の御答弁がございましたが、その後の被害が、実地調査をして報告がございましたように、大分ふえて参つております。それからふえて参つておりまするばかりでなく、農林大臣の御所見のように、日本の食糧増産は不可欠の問題であつて、非常に重要性があるという御答弁をよくやられておりますが、さような見地から考えまするならば、従来お出しになつていただ……

第16回国会 農林委員会 第7号(1953/06/20、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 二点だけ承りたいのですが、これは凍霜害の関係でございます。一点は、開拓農民の共済組合に加入していないものがございますので、これに対する救済方法は、農林省はいかに具体的に考え措置するか。特にこの問題は相当深刻であります。開拓農民の諸君は、長い間農民として経営して参りました方よりも非常に経済力が弱い。特にいまだ自立的な経済の確立ができていない方が多いのであります。従いまして今回のような凍霜害におきましては、その被害の度合いは同じでありましても、生活並びに再生産に及ぼす影響はあまりに大きいのであります。これについての何らの救済の方法を今見出すわけにいきません。ただこの間特別に緊急措……

第16回国会 農林委員会 第8号(1953/06/24、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私はこの前質問を次官にもしたのはその点なんですよ。今金子君が言つているのは、開拓農民であつて、共済組合に加盟していない者は、今回の補助やその他の共済保護が非常に不足しておるので、この点政府は特別な措置をとつて援助するかどうかという質問をいたしましたらば、政、務次官はそれはそうやろう、こういうことがあるものですから、そこで今金子君の言つていると同じように、政府は十分に考えてこれを補助するような対策を講ずるか、講ぜないかということが前提なんです。従いまして金子さんの質問は、誘いをかけてこうしたらどうかということを言つておるわけです、それを変な事務的な答弁ばかりしておりますけれども……

第16回国会 農林委員会 第10号(1953/06/26、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 今御答弁になつた三年という規定はないはずなんです。それから資材に制限されておるのだから、もう買い入れる品物、いわゆる資材等きちんと制限されておるし、三年の規定ということはないはずなんです。これは運営に弾力性を持たせて、広義に解釈して運営するかしないかでぼくはできると思う。その点どうなんです。
【次の発言】 私は予算の建前はそうなつていないと思うのです。つまり今のような特別の援助の意味で、その意味はよくわかりますが、三年というように切つて厳格に解釈をするというのなら規定がなければならぬ。そういう規定はないはずなんです。規定があるかどうか、その点の弾力性が持つてるかどうか。

第16回国会 法務委員会 第9号(1953/07/09、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 一体人権擁護の問題は憲法で保障されておるのであります。従つてこれがはつきり保障されなければ日本の民主主義が達成されぬことは御承知の通りであります。ただいま政府委員からの御答弁を承りますと、本年度の予算が一千百万円、すずめの涙みたいなもので、これで一体日本の人権擁護が確立されるかどうか、これを責任ある政務次官からお答えいただきたい。
【次の発言】 それならばさような少い金額でやれるかどうかということの御答弁をいただきたい。
【次の発言】 どうも了解がつかないわけです。ただ一つ承りたいのは、ただいま政府委員の御説明を承りますと、人権擁護委員に対してはほとんど実費も差上げてない、一……

第16回国会 法務委員会 第12号(1953/07/13、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 今朝の新聞を拝見いたしますと、昨日の姫路少年刑務所におきまする暴動事件の記事がございます。かような事実があつたかどうか、あつたとするならば、その原因はどういうところから起つたのか。その点を大臣に承りたいと思います。本件は重大な関係がございますので、御報告を大臣からいただきます。
【次の発言】 ただいま大臣から御答弁をいただきましたが、本件は非常に重要な案件でございまするから、御答弁のように詳細をすみやかに御調査を願つて、当委員会に御報告願いたいことを御希望申し上げまして終ります。

第16回国会 法務委員会 第15号(1953/07/16、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 時間がございませんから結論だけを申し上げます。斎藤長官でも田中総監でもけつこうですが、お二人の御意見を集約いたしますと、現在の刑事訴訟法においては、捜査権は検察官並びに警察が各自にそれぞれ持つている。従つて従来の日本の民衆警察の建前から、さように二つにわかれているものを逆行して一つに集約されて、検事の指揮下に置かれるのであるから反対だということに承つていいのでありますか。結論でございますが、いわゆる二つの指揮権が独立しておつたものを今回の改正によつては集約されフアツシヨ的な検察官一人に握られるということになつて、警察の従来の民衆警察の使命あるいは基本人権の保護の上に欠ける点が……

第16回国会 法務委員会 第16号(1953/07/17、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 詳しい御報告を大臣から承りまして大体私どもは納得が参つたのであります。第三工場と第四工場との間のひがみから来る争いだというようなことでございましたが、給食の点では、少年ですから相当食欲が進んでいると思うが、これに、毎日の勤務、要するに働く時間に耐えられるような食事を普通与えておつたかどうか。あるいは、刑務所内においては減食するというような懲罰方式があるかどうか、さようなことがあるいはふだん行われておつたのかどうか。そういう点において、むしろ大臣の御報告よりももつと深い食生活に対する不満というものが日常あつたかどうかというような点は、どんなふうになつておりましようか。

第16回国会 法務委員会 第19号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ただいま詳しい説明があつたのですが、そうすると、逮捕状を出します場合には裁判官には審査権はない、こういう結論でよろしうございますか。
【次の発言】 実際に私は若い判事補さんから訴えられたことがあるのです。大体ただいまの御答弁のようなことで逮捕状の疎明すべきものをつけて提示されたけれども、発付する必要がないということで拒否したことが二度あつた。そうするとあとで所長の方から、そういう場合に拒否すべきものでないという指示を受けたということを私現に承つたことが、名前は申し上げませんがあるのです。そういたしますと単なる形式であつて、日本の憲法によつて保障された国民の自由権に対する問題は……

第16回国会 法務委員会 第21号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 今の問題に関連してですが、どうも検察官は捜査中弁護人が行きますと、敵側だという感じを持つておる。現に私ども驚いたいのは、検察官の許可を得なければ、被疑者と直接会うことを拒否しているところが多い。必要があり、権利があつても、そんなばかなことがあるのであります。私は忙がしいのに二、三度行つたら、一応電話で連絡しなければ会わせないというところが実際あるんです。  そこで私承りたいことは、捜査ということは真実を発見することではないでしようか。弁護人はむしろ協力して真実を発見するということが使命である。妨害することは使命でない。妨害した者には制裁がある。それでやつていただく。そういう意……

第16回国会 法務委員会 第27号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 実は報告を受けてから詳しく御質問しようと思つたのですが、こちらから質問いたします。まず第一に宇田川家庭局長に承りたいのですが、一体、最初に板垣幸三を新潟の家庭裁判所で、ただいま御説明のような試験観察に付する決定をされました。その理由ですね。裁判所に本人が出頭したのではないらしいのですが、こういうような経過を経て裁判所がこれを決定するに至つたか。それを承りにい。
【次の発言】 そこで試験観察処分をされてから後の少年鑑別所に入つております間に、先ほどの御答弁ではしばしばCICが連れて行つたということでありましたが、しばしば連れて行かれたときの実情、それから向うに引渡したときの実情……

第16回国会 法務委員会 第29号(1953/08/03、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 法務大臣にお尋ねしておきたいと思うのですが、昨年の十二月十一日に、鹿地事件のときに斎藤長官は私の質問に対して、鹿地はひよつとしたら参考人に呼ぶかもしれないという答弁をされ、その直後に医者を向けて強制診断をするという問題がございまして、これは主侍医の北錬平博士の診断書がつけられまして裁判所に拒否いたしました。私が手続をしたのです。その後鹿地に対しましては逮捕状が出ておるということを新聞で承つておりますが、法務大臣は御存じでしようか。御存じでしたら内容をお答え願いたい。
【次の発言】 御存じではないのですね。
【次の発言】 昨年の十一月十一日の当法務委員会で斎藤長官から、鹿地は被……

第16回国会 法務委員会 第30号(1953/08/04、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 議事進行。三橋君にお尋ねいたしますが、三橋君はソ連の代表機関と秘密通信をする約束をされて、無電機を渡されたというのが昭和二十四年四月ごろだとおつしやつておりますが、渡された人の名前並びにソ連との秘密通信をする約束をされた相手方並びにその条件はどういうものであつたかをお尋ねしたい。
【次の発言】 ソ連の代表と秘密通信をするに至りました前提となる約束は、どういう約束であつたかを私は聞いておる。東京における約束はどういう約束であつたか、その内容を御答弁願いたい。
【次の発言】 しからば承りますが、佐々木克巳という人を仲介にして、秘密通信をやつたという御説明がございましたが、佐々木克……

第16回国会 法務委員会 第31号(1953/08/05、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 お尋ねいたしますが、ただいま委員長のお尋ねに対して、東川クラブに行つたときに、山田々々といつて呼んでおつた、それが山田善二郎であつたというように述べておりますが、その当時ただいま証人が言われたように、朝鮮人の小林という男が同じように東川クラブに監禁されておつたのであるかどうか。
【次の発言】 さらにお尋ねしたいのは、昭和二十六年の八月に松井からスパイの命令を受けた。その一人は日系ドイツ人のような人であつて、その人は鹿地亘の動静を視察しろという命令を受けた。それから証人は北林という者の行動を調査して報告しろと言われ、当時さらに北本という人は、幻兵団の首領の行動を報告しろというこ……

第16回国会 法務委員会 第34号(1953/09/25、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 過ぐる八月の六日に岡田委員から拘置所の汚職事件についての御質問が相当ございまして、当時これは徹底的に捜査して禍根を取除くようにするという御答弁がございましたが、その後の状況並びにどんなぐあいに発展いたしておりまするか、御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 ただいま御報告がございました、起訴されました五名の起訴事実はどういうようなものでしようか。それからその原因はどこにあるかというような点を……。
【次の発言】 ただいまの御報告で大体事件の全貌はわかりました。原因もわかつたのですが、これを承りますと、いずれもこれは在監者と看守の関係なんですが、外から物が入つたという事実、……

第16回国会 労働委員会 第11号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○古屋貞雄君 私は労働大臣にお尋ねしたいのですが、本法案による法益は何ですか。
【次の発言】 電気事業と石炭鉱業に対してのみ本案が規制されているという理由は、どういう理由ですか。
【次の発言】 三箇年というような臨時的な立法になつておるようですが、そのようなことで目的を達せられるかどうか。
【次の発言】 ただいまの三年というのは、何か基準でもあつてきめたものですか、その理由を承りたい。
【次の発言】 労働大臣は、違法性の問題を、三年によつて確認するというような御答弁ですが、そうすると、本法案を提出しました目的は、昨年の電産並びに炭労の争議の苦い経験に基いて、正当なる争議行為であるかないかという……

第17回国会 大蔵委員会 第6号(1953/11/17、26期、日本社会党(左))

○古屋貞雄君 二つにわけて、大蔵委員会が消極的であつたという私どもが疑いを持つてさような質問をいたしましたことについての基礎となるべき問題を、まず先に申し述べたいと思います。私どもは保全経済会の実態が匿名組合ではない、かように解釈しておるのです。しかし法務省も、保全経済会の実態は匿名組合ではない、こういう答弁をわれわれは法務委員会ではつきりいただきました。そこで私どもの意見と合つているわけです。その理由となるべき問題は、匿名組合は一方の営業に対して出資者がこれに出資する、そうして営業に対する利益の分配を受ける。しかるに保全経済会は、不定多数の人が伊藤という人を知らない。どういう営業をやつている……

第17回国会 法務委員会 第1号(1953/10/31、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 今の保全経済会の問題なんですが、今の法務省の解釈では、保全経済会は匿名組合だということをうたつているが、匿名組合ではないという御見解でしようか。それとも匿名組合類似のものだというのでしようか。その点はどういう解釈でしようか。私どもからいいますと、こういう法律解釈が出ると思います。利益の有無にかかわらず、一定の利益を配当するということが契約の一つの目的になつております。そして匿名組合でありますと、利益がない場合には、これに対して利益の請求をすることができないという規定がある。これははつきりした禁止規定なんです。そうすると、匿名組合でないという結論になると思うのですが、私どもから……

第17回国会 法務委員会 第2号(1953/11/01、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ただいま田嶋委員に、入手した材料によつて預金でないという結論が出たという御説明がございましたが、特に保全経済会からとつて来た材料、これはどんな材料でございますか。その材料と、それからもつと具体的にこういう事実だから預金でないという御説明をいただきたいと思うのです。どうも納得が行きません。
【次の発言】 保全経済会の契約の内容並びに定款などから見ますると、こういう点が匿名組合でないことは明確になると思うのですが、まず第一に利益があつた場合以外に損失をした場合でも――損をした場合には損失を補填しなければ利益の配当をすることができないのは匿名組合の性質でありますが、初めから利益の有……

第17回国会 法務委員会 第3号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ちよつと関連して大臣に伺いますが、大臣はさつき他の方は無条約関係に置かれておるにかかわらず、刑事裁判権の問題だけを特に切り離してきめられたのは、非常に幸いなような気持だということをおつしやつておりますが、どういうことが幸いなのですか。むしろ私から申しまするならば無条約関係に置かれるならば、当然属地主義で日本の刑事訴訟法に服すべきものであるのに、それを特別扱いをするようなことを急いで、おきめになることをお喜びになるお気持、そのお気持の理由を伺いたい。
【次の発言】 私どもから考えますと、国連軍が日本に駐留すること自体が何のためであるかわからない。私どもは朝鮮事変が休戦になりまし……

第17回国会 法務委員会 第4号(1953/11/03、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 この法律にいう国際連合軍というものはそもどんなものであるか、法理的の性格を伺いたい。
【次の発言】 そうすると、国際連合の機関でありましようか。
【次の発言】 もう一つ、国際連合軍が日本に滞在する数と、それによる一年の犯罪の数は、どのくらいでありましりようか。
【次の発言】 犯罪の種類は、大体おも立つたものはわかりませんか。
【次の発言】 それでは外務大臣にお尋ねいたしたいと思います。ただいまも法務省から承つたのでありますが、国際連合軍と称するものが日本に滞在しておりまする根拠、私どもは平和条約が締結されました後九十日以内に日本から撤退すべきものであると心得ておるのございます……

第17回国会 法務委員会 第5号(1953/11/04、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 二つあるのですが、第一に御質問したいのは、岩屋炭鉱の争議に関係いたしまして、証人に呼ばれた白尾泰蔵というのが、取調べを受けたあとで、自分の家のガラス障子に残念という言葉を書いて、首をつつて死んでいるのでございまして、その事件について御質問をしたいと思うのであります。何か検察庁当局におかれましても、確かにお調べが済んでおると思うのでございますが、これは本年の九月二十六日の夜に死んだのであります。その捜査並びに取調べに相当無理があつて、十二時間以上も呼び出してから帰すまでにしつこく取調べが行われて、そして帰つてから残念だというので首をつつて死んだ事件なのですが、この根本になつてお……

第17回国会 法務委員会 第7号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 伊藤斗福という人はどういう人かということが、勧誘するときに説明がありましたか。
【次の発言】 どういうふうな営業をしているというような営業の具体的な説明がありましたか。
【次の発言】 どんなふうな説明ですか。
【次の発言】 事業投資というようなわけですね。それから相当な信用を持つておつたようですが、勧誘する場合に何か印刷物のようなものを持つて来て勧誘していませんか。
【次の発言】 そうすると隣の人というのは岩下寛文ですか。
【次の発言】 隣の者が先に金を出しておつて、その説明があつたから出したので、伊藤斗福という人の人柄も営業の内容も詳しいことは知らないということですか。

第18回国会 法務委員会 第4号(1953/12/07、26期、日本社会党(左))

○古屋委員 今の修正案提案者に聞きますが、その施行期日はいつになるか、それを明確にしていただきたい。
【次の発言】 そうしますと、同じ施行期日にして行かないとちよつと理論が合わなくなるわけなんです。今の長官たちの三千円の給与べースを引上げる理由の基礎が、一般の職員の給与が上つて来るので差額がなくなる、それで三千円上げる、こういう理論になつておりますから、同じ施行期日にしておかないと理論が合わないと思うのです。その点提案者の御趣旨はいかがでございましよう。
【次の発言】 私がお尋ねすることは、意見でなく事実をお尋ねしたいのでございますから、どうかそのおつもりでお答えを願いたい。  あなたは仏教保……

第18回国会 法務委員会 第5号(1953/12/08、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 近藤さんに、なるべく重複しない意味でお尋ねしますが、定款がございますね。この定款はどういう機会にどなたがおつくりになつたのでしようか。
【次の発言】 おそらく定款はこの会の魂であり基本となるべきものだということは、あなたも御存じのはずでございましようね。さような重大なものが、総会の発会式のときにつくられたとおつしやるのですが、その重大な問題については御審議をなされたのかどうか。発会式のときにおそらくこれが印刷されて皆さんにお配りになつたろうと思うが、お集まりの人々はみなこれを見て、これを承認して成立したのであるかどうか伺いたい。

第19回国会 議院運営委員会 第36号(1954/03/29、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 その点、実は田嶋君の問題は、速記録を見まして驚いたのであります。私も理事でございますが、このことについては理事会を開いたことは全然ございません。なお、実はあの秘密保護法案は非常に重要な案件でございまして、国民の基本的人権に関係する刑法の根本に影響を持つものでございますので、法務委員会としては非常に重要な案件だと称しておつたのであります。それが外務委員会にかけられたということがわかつたので、実は昨日も法務委員長の小林さんに、私と労農党の岡田君と二人で会いまして、実は外務委員長とあなたとの間で話合いが行われて御承認をされたという報告に基いて議運で決定されたということだが、さような……

第19回国会 議院運営委員会 第77号(1954/09/07、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私はどうも頭が悪いせいか、よくわからないのですが、今諮問されて議題となりました法務委員長からの権限争いの申入れの事項は、どういう事項でございますか。権限争いになりました事項は、具体的にどういうことになつておりますか。いま一度お読上げを願いたい。
【次の発言】 そこで私は伺いたいと思います。まず委員長の小林さんがおられますから、二点小林さんにお尋ねすることをお許し願いたい。
【次の発言】 まず第一に、小林さんは法務委員会の議を経て申し入れをしておるかどうか、個人の意思であるかどうか、これが一つ。もう一つは、決算委員会でやつております内容について、運営上の行き過ぎがあるということ……

第19回国会 決算委員会 第44号(1954/09/06、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 今二つの意見がございますが、柴田君からは動議を出しているわけなんです。理事会を開いてそういうルールをきめるということになりますと、時間が本日はございませんから、本件の証人調べというものは国民の非常な関心の高い重大な問題なんです。だから理事会を開く前に今こちらで柴田君の出した動議について採決をしていただけば、順序と時間がはつきりきまるのであります。そういうぐあいにひとつお願いしたいと思います。
【次の発言】 もし委員長の御発言のように取運ぶなら、いま一回、先ほどの動議はもう決議されておりますから、決議に基いて今進行したので、ただいまの杉村君の発言は、河野君の動議の決議に基いての……

第19回国会 行政監察特別委員会 第3号(1953/12/18、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 吉田参考人にお尋ねいたしたいと思います。  本件については、昭和二十二年法律第五十三号の第一条とその施行令の第二条との関係の解釈をどうするか、それから、現実の富士山の姿をいかに認定をしてこの法律に適用するかということできまると思うのですが、ただいまの吉田参考人のお説の中には、私の承り方が相違しておるかも存じませんが、こういう規定がある以上は、そうした条件にあてはまれば、当然に払い下げるべきものである、また従来もそうした払下げが行われておる、従つて払い下げるべきものであるというふうに私は承つておるのであります。そこで、承りたいのは、富士山の特殊性に対して十分の御考慮を配されての……

第19回国会 行政監察特別委員会 第7号(1954/03/09、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 第一にお尋ねしたいことは、証人は、相当の学歴を持つておられるし、いろいろの商事関係に携わつて参りましたから、日本の経済原則、さようなことはよく御存じだろうと思うのですが、まず、この会にお入りになられて、しかも東海の総支店長をされて第一線の仕事をしたらしいですが、保全経済会の仕事並びに事務をお進めになられます関係上、これが終局的には結局現在のように営業を休止しなければならぬことになる、かように私ども経済常識から考えられるのでありまするが、最初入社いたしました当時のこの会の内容並びに営業の状況と申しましようか、そういうことについて、当時の月二分の利息を出資者に配当することができる……

第19回国会 行政監察特別委員会 第8号(1954/03/11、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 関連して。監査課長をする前にあなたは主計課におられたと言いましたね。そのときは主計課の部長は望月京一君ですか。
【次の発言】 その望月さんは、当時伊藤理事長の室長をも兼ねておつて、伊藤理事長に影のごとくつき添われて、終始一緒に仕事をされておつた、こういうようなことは知りませんか。

第19回国会 行政監察特別委員会 第10号(1954/03/16、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 証人は大分長いこと銀行局長をおやりになつておりますから、特に本件について問題になつております金融行政の問題について、きようは少しつつ込んでお尋ねしたいと思うのでございます。  第一に、早くこの問題を熱心に御研究願つて、結論を出されて、今回御提案になつておられます保全経済会に類似いたしますようなものの取扱い法規を御制定になれば、現在のような多数のぬえ的な金融機関が続出いたしまして無知な多数の国民が迷惑をこうむらなかつただろうということが、私どもの結論では考えられるのであります。従つて、今日まで放任された行政運営に関する問題と、特に、先日来証人から御説明がございました、保全経済会……

第19回国会 行政監察特別委員会 第11号(1954/03/18、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ただいま証言を承りましたが、二十六年から調査されて、二十七年、二十八年かかつて明確な法律上の解釈ができたのでありますか。どうも、私どもから考えますると、少くとも税務署が税金を課す場合には、その容体であるところの保全経済会並びにこれに類似する機関に対しては早く規制づけなければならぬ責任があると思う。いずれにしても、事業をしておるのでありますから、所得税の対象にならなければならぬが、その性格をきめるのに二十六年から二十七年までかかるということについては、私どもは納得行かないのでございますが、何か特殊な事情でもございましたか。

第19回国会 行政監察特別委員会 第12号(1954/03/20、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 今の局長の御説明で大体法理論はわかつたのですが、昭和二十七年の十二月か二十八年の一月に御相談があつたという証言がございました。  ところで、昭和二十七年の七月の十八日に、法務省の会議室に法務省並びに最高検、高検の検事さん、それから地検、国警、警視庁が寄りまして、特にこういうぬえ的な利殖機関に対する政策の協議をされて、そのとき話題の中心になつた問題は保全経済会であつた、これについて国警並びに警視庁から相当強い意見が出て、これをこのまま放任しておくことになると大きな社会問題を引起す、引起したときには責任を問うてもしかたがないので、今ここで確たる態度をきめなければならないという、こ……

第19回国会 行政監察特別委員会 第13号(1954/03/23、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 証人にお尋ねいたしますが、さつき、委員長からのお問いに対して、伊藤さんから一千万円の投資をしていただいたというのは、これは証人に対する貸付金ですか。それとも新しく生れました不二林業株式会社の資本金として会社に貸したのですか。この点はどういうことになつておりますか。
【次の発言】 そうしますと証人の方から借りたとすれば、それに対する返済の時期、それから利息、あるいはこれに対する後日の証拠に対する借用証とか、こういうようなものの手続はいたしているのかどうか。
【次の発言】 条件はどうですか。利息とか……。
【次の発言】 そうすると、この契約書は不二林業と伊藤斗福との間に契約ができ……

第19回国会 行政監察特別委員会 第18号(1954/04/27、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 この問題は根本を明らかにしないからだと思うのですが、証人はよく御存じないと思うのですが、上から流されている法律的な関係、いわゆる委託業者と大蔵省との関係の委託契約の内容については上からお流しになつていると思うのです。どれだけの権限を与えているか、出張所としてはどれだけのことをやつたらいいかという関係が上から流されてあなたの方に来ていると思うのですが、証人は、そこで直接委託業者の指定をしたのではないから、指定に対する根本の問題はおわかりにならぬと思いますが、しかし、どういう権限を委託業者に与えておるかということだけは上から流されておらなければならぬ。従つて、委託業者の持つている……

第19回国会 農林委員会 第48号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 第一にお尋ねいたしたいのは、現在の改正の目的を承りたい。
【次の発言】 よくわかりました。  そこで今度御提案になりました中央会の性格、権限、これを承りたいと思います。
【次の発言】 そこで承りたいのですが、御提案を拝見いたしますと、中央会においては、全国中央会は地域的に強制的に行われておりますが、いわゆる加入、脱退につきましては、全国中央会におきましては強制的に全部が当然に加入すべきものである。しかし都道府県の中央会につきましては、加入脱退は自由である。この区別はどういう目的において区別されておるのか、この区別した理由を承りたい。

第19回国会 法務委員会 第2号(1953/12/17、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私は具体的に承りたい。一応実務の金の授受の関係について承りたいと思う。  最初に機構についてお尋ねいたしますが、保全経済会の機構は本社と、それから総支店、その下に支店、その下に出張所、こういうような機構になつておりますか。
【次の発言】 それから保全経済会という名前は、会という名前になつておりますけれども、その営業は伊藤斗福個人の営業であることも間違いがありませんか。
【次の発言】 そこでまず第一にお尋ねしたいのは勧誘でございます。証人は横浜におられて一線の仕事をやつておるし、承りますと、その後には九州に行かれて総支店の主宰者であるそうでありますが、そこで勧誘する場合には、現……

第19回国会 法務委員会 第3号(1954/02/02、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 運輸大臣にお尋ねいたしたいのですが、大体運輸省のこの問題は、ただいま法務大臣から御報告がございましたように捜査中であつてまだ全貌ははつきりしないと申しておりますが、私どもの調査いたしました関係からいたしますと、新聞で書いていただきましたような壷井さん、今井田さんの問題は単なる氷山の一角であつて、多々ますます関係が出て来る、かように考えておりますることと、新聞に報道されている事実から言いますと、国民の中には、一方においては非常に生活に窮迫しておるし、しかも国民生活に必要な予算が削られておるにもかかわらず、海運業者に対しては莫大な金を補給しあるいは損害の填補をしておる。しかもそれ……

第19回国会 法務委員会 第7号(1954/02/17、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 先日当委員会で警視総監に私が質問をしたことに対して、調査報告をすることになつておりますので、その御報告を承りたいと思います。
【次の発言】 私は今の御報告につきましてあらためて質問いたしますが、私のこの前質問いたしました趣旨は、根本が今の示談書でございます。森脇が警視庁に逮捕され、調べられて、その被疑事件が犯罪にならないので帰されたのですが、その問題で私の御調査を願いたいと申しました趣旨は、森脇が警視庁に勾留されておりまする間に、森脇が猪股功に貸しておりまする一億数千万円の債権について、江戸橋商事の重役でありまする志賀米平との間に和解が成立されまして、そしてその和解が成立した……

第19回国会 法務委員会 第8号(1954/02/18、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 長官に承りたいのですが、私どもは総理大臣の今日までのお気持、それからわれわれに示しました御声明によりますと、綱紀粛正問題は総理大臣の政治生命のごとく承知しております。今回のような汚職がだんだんと拡大されておる実情にかんがみまして、官房長官は総理大臣としよつちゆう御接触遊ばされておる、不幸にいたしましてこの汚職が拡大され、相当責任のある人たちの辺までも拡大された場合には、それに対して総理が御決意されるようなお気持を官房長官にお話になつたような事実があるか。どうかはつきり申しますならば、相当大物に関係して参りますならば内閣を投げ出すというようなお気持があるかどうか、さような気持を……

第19回国会 法務委員会 第9号(1954/02/19、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 関連して……。今の点はこれに当りやしませんか。すなわち二百一条の一項に本人の名義以外の名義を用いてはいかぬという規定があるのですが、これにはつきりひつかかるのじやありませんか。本人の名義以外のものは絶対にいかぬ。匿名組合じやないし、本人の名義でない点ははつきりしている。これは違反になると思うのですが、どうですか。
【次の発言】 どうも納得できませんが、その有志というやつは代表じやないのでしよう、本人以外の名義じやないのですか、違いますか。この点を私は伺つておる。その代表の場合は、何といたしましても有志というやつは、本人名義以外のものだということは明らかです。だから本人名義以外……

第19回国会 法務委員会 第11号(1954/02/25、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 昨年の七月七日に、外航船舶建造融資利子補給法の原案を、石井大臣が説明されておるのでありますが、与党である自由党外三派の修正が、根本から原案をくつがえすような修正になつておるのでございます。その修正案が七月二十四日に提案され、その説明が行われておる。かような関係に置かれておるのでありますが、その間における運輸省の行動、所信、それから運輸省原案を提案した理由等については、私運輸大臣から詳しく本日承りたいと存じておりますが、ここで海運局長に承りたいのは、最初は単なる利子補給法の改正であつたのかどうか。この点は海運局長おわかりになると思いますが、どうでしようか。

第19回国会 法務委員会 第12号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ただ私当局に承つておきたいのは、もうすでに三年になるのですが、ほんとうにやる意思があるのかどうか。また延期々々として、そのまま中止してしまうのであるか。この点をひとつお尋ねしたいのです。本年度一年だけということについては、何か特別にめどがあるのか。一年だけでいいというめどがあつて、おやりになつておられるのか、この点を伺いたいと思います。
【次の発言】 当局の御苦心はよくわかるのでありますが、この点はいろいろ治安の関係、ひいては経済関係にも及びますので、ぜひおやりを願いたいと私どもも希望しておるのですが、ただ一部の方面から反対をされておるためにやれないというならば、その障害を打……

第19回国会 法務委員会 第13号(1954/03/02、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ただいまの御報告によりますと、相当長い間の勾留なんですが、練馬署は代監であつたかどうか、代監として便宜あそこに収監した、それと刑務所が、あるいは警察が代監で留置いたしております間の本人の健康につきましては、時々裁判所に報告するような手配になつておるかどうか。私どもが保釈の申請をいたしまする場合に、病気である、耐えられないということを申し出ましても、特殊な警察出入りの医者に言わせると、耐えられる、こういうような場合が時々ある。私どもは今回のように生命を失つてから後に人権擁護局にいろいろの御注文をやかましく申し上げるということはやりたくないのでありまして、その前に十分なるさような……

第19回国会 法務委員会 第15号(1954/03/09、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ただいま議題になりました交通事件即決裁判手続法案に関しましては、事人権に関する重大な問題でありまして、軽々には決せられない問題と信じますので、あるいは重複いたすかもしれませんけれども、以下二、三点御質問申し上げたいと思います。  それは本制度をつくらなければならない理由、必要、言いかえますならば、略式手続にまさる点がなければならないのでありますから、その点を明確に御説明願いたい。さらに交通に関する刑事事件だけに限定されておる理由はどこにあるのか、この御説明を伺いたいと思います。
【次の発言】 そのねらいの御趣旨はよくわかりますが、それがために拙速を重んじてあとで国民から不平が……

第19回国会 法務委員会 第16号(1954/03/10、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 さつきの高橋君に関連して、私はいずれ他の機会に法務委員会でお尋ねしたいのですが、時間がありませんから三つだけ御質問したいと思います。  第一は、先ほど文部大臣は、日教組の活動によつて現に大事な子弟が虫ばまれつつある、こういうような答弁もございましたが、虫ばまれつつあるということは、どういう具体的な事実であるか、それをひとつ具体的に御説明願いたいと思います。どういうようなものがどう虫ばまれつつあるかという具体的なことを御説明願いたい。  それからもう一つは、教育委員会の制度が活発に運営されていない、それからこれは、そのまま存続させまして、これが活用に資す、こういうようなことをお……

第19回国会 法務委員会 第17号(1954/03/11、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 これは犬養大臣にお尋ねするのですが、私も感情を抜きにしてお尋ねいたしますし、法相もその立場でお答えを願いたい。私は徹底的な御決意を求めなければならないと思うのですが、案は今や次から次に起つております汚職事件が国会に対する全国民の非常な疑惑を深めつつあるのでございまして、このまま推移いたしますならば、国民が政治にそつぽを向き、国会を否認するような結果になつて来やしないか。まさに今ちまたにはさようなきざしが非常に強く出て参りました。ここにおいて私どもは、国会に対する問題、もう一つは司法権独立の問題といたしまして、立法府と司法権の関係について画然たる権限の行使をして参らなければなら……

第19回国会 法務委員会 第26号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 裁判所定員数に対して、今回の改正に基く減員の率はどのくらいでありますか。これに伴い予算がどのくらい減りますか。その点をお尋ねいたします。
【次の発言】 私どもの長い経験から申しますと、裁判所の職員は他の行政庁の職員に比較いたしますと、いろいろと経験が非常に重要なように考えられますし、その人となりについても、特別に他の師表になるというようなことが必要な条件のように考えられますので、現在勤めております職員は、特殊な法規に違反するとか、その他職務に耐えられない事情があるという以外には、こういうような経験者にやめていただくというふうなことについては、かけがえのないという関係もあります……

第19回国会 法務委員会 第27号(1954/03/25、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 原案に対する修正でございますが、政府委員からの御説明によりますと、すでに今回の行政整理に基く本定員の減員に対する関係におきましては、職員の意思に反して特に臨時待命を命ずる必要がないのだという御答弁と、なおこの規定の必要性は他の行政整理の関係とのつり合い上ここに定めるのだというような御答弁の趣旨から考えましても、少くともこの職員の現在の状況におきましては、司法部における職員に対しましては他の行政府における職員と異なる特別な地位を与えられておりませんけれども、仕事の性格上長い経験を要することが必要であると同時に、相当な信念を持つて今日まで働きを願つておるのでございまして、ただいま……

第19回国会 法務委員会 第28号(1954/03/26、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 大体林委員のお尋ねになつた質問の趣旨と同じでございますから、ダブリますが、お尋ねしたいと思います。私は第一条の第二項と第四条の第二項でありますが、第一条の第二項はこれを削除いたしまするならば、先刻の御答弁では金融が梗塞されるおそれがある――私はむしろ金融の梗塞されるおそれがあつても、社会保障制度的な国民金融公庫であるとか、あるいは中小企業金融公庫というものの窓口をもう少し改正をいたしまするならば――やはりこういう方面の弱者が金を借りまする場合には、いろいろの方法を債権者から指示されて、心もとない気持で契約が成立する場合が多いわけであります。本件のこの立法化の趣旨は、やはりそこ……

第19回国会 法務委員会 第34号(1954/04/06、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 蛇足のようでありますが、けじめがつきませんから法務大臣に伺いたいのであります。二点だけであります。  第一点は、事件の報告を検事総長なりあるいは刑事局長から受けまする――先刻の御答弁によりますと、重要な案件については報告を受ける、かように伺いましたが、それについて何か要項のようなものがありまして、かような程度のものは報告をする義務があるというような基準があるかどうか、この点であります。なお何も基準はないのだけれども、検事総長並びに刑事局長あたりから報告を受けているにすぎないのだ、かようだといたしますならば、法務大臣の方から個々の事件の内容の報告をするように要求をしている事情が……

第19回国会 法務委員会 第36号(1954/04/08、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 これは刑事局長にお尋ねするのですが、ただいま問題になりました二十万円の寄付を犬養法務大臣に持つて来た問題は、これがもらつた方が選挙に関してもらつたということになれば、届出を怠つておつた場合には、届出義務違反として選挙法違反になると思うのですが、その点が一つと、それからさような問題になりまして、猪俣委員からもお尋ねがございましたが、二十万円はもらつた相手に対して相当疑義がある。もらいました方面においてだれが受取つたかという問題が疑義があるような場合には、その当事者を調べるべき筋合いであるかどうか、この点をまず承りたい。

第19回国会 法務委員会 第41号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私は基本的に承つておきたいのですが、今の御説明を聞いておりますと、今の時代にというお話がよくあるのです。実は法律が立法化すると、恒久化いたしまして、これをすぐ改正するわけには行かない。従つて今の日本における資本主義経済の状態がどう変化するかということが問題なんですが、今御説明や、お話を承りますと、今の社会事情について非常に重点を置かれておるようであります。やはり経済の見通しから考えまして、終戦後における日本の経済状態が安定していないというところから、いろいろ経済の体系がくずれて、ただいま御説のように、生産資金の問題、あるいは流通資金の問題というものがごつちやになりまして、そし……

第19回国会 法務委員会 第48号(1954/04/30、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○古屋(貞)委員長代理 高橋さん、法務大臣はちよつと今何か急用があるらしくお忙しいので、準備されて午後の委員会で今の質問に対して御答弁を願うことにしてはどうですか。
【次の発言】 それでは今の高橋さんの御質問は、検察庁が逮捕に必要な理由を犬養法相に述べたという点の御質問のようですから、その点は刑事局長ともよく御相談なさつて、午後それについての御答弁を願えるように御準備なさることを法務大臣に委員長からお願いいたします。
【次の発言】 それではこの際、小委員会設置に関する件についてお諮りいたします。すなわち民事訴訟法等の一部を改正する法律案、裁判所法の一部を改正する法律案及び民事訴訟用印紙法等の一……

第19回国会 法務委員会 第53号(1954/05/11、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私は法務大臣にお尋ねしたいのですが、先刻来大磯の吉田総理に対する家宅侵入事件あるいはダイナマイト事件について、その原因は今取調べ中だということでありますが、十分調査をされて御報告願いたいと思うのであります。こういう事犯が行われるに至りました原因について、一体法務大臣はどうお考えになつておるか。言いかえますならば、二・二六事件にいたしましても五・一五事件にいたしましても、当時の政治が非常に堕落をして、議会が信用できないのだ、しかも権力と財力が組織的に汚職をやり、特に権力をもつて法の運営の公正なる施行を妨げておる。従つて国民が、当時の政治情勢、法の運営、こういうものに対して納得が……

第19回国会 法務委員会 第57号(1954/05/19、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 関連して二つだけ承りたいのです。先刻佐竹君からお尋ねのありました根本の問題なんですが、検察庁法十四条は、検察官がその権利を濫用する場合にこれを法務大臣がコントロールする、こういう関係でございまして、政治的な意味で法務大臣があの十四条を行使すべきものでないと私は信じております。その点が一点。  もう一つは、どうも法務大臣の御答弁を承つておりますと混同されておるようでございますが、国会における重要法案の審議の必要に応じて佐藤幹事長の逮捕許諾に関しては見合せるようにということを法務大臣の理由としておりますけれども、これは根本的に誤りだと私は思うのです。はたして佐藤幹事長がおらなけれ……

第19回国会 法務委員会 第58号(1954/05/20、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 大臣もよくお聞きください。これとちようど逆の捜査、人権蹂躙問題があるのです。井本刑事局長にお尋ねしますが、例の横浜の郵便自動車ギヤング事件につきまして、捜査がどうなつておりますか、この点承りたいと思います。
【次の発言】 これは相当重大な問題ですから、お聞きを願いたい。偉い人はひつぱらぬでいい。下つ端の者は、嫌疑がなくてもひつぱつてしまうという関係がありますから、ぜひお聞きを願いたいと思います。  そこでただいまの答弁によつてさらに承りますが、渡瀬と紺野が調べられたのは、詐欺要件としては、ほとんど十分の一です。あとは全部ギヤング事件なんです。だからギヤング事件の捜査の便宜のた……

第19回国会 法務委員会 第60号(1954/05/22、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 関連して。大臣に承りたいのでありますが、ただいまの神近委員からの御質問に対しては、非常に熱意を持つて売春取締りに努力されるというお話がございました。ところが先日猪俣委員から、この問題について相当強く法務大臣に御質問をいたしましたが、非常なあいまいなお答えをした。ところが最後にこの委員会におきまして、鍛冶委員から、今婦人議員から出しておるところの売春取締りに対する法案には、賛成ですか反対ですかということを御質問したところが、そのときには反対ですということを言つておる。どうも与党の議員が質問すればこれに明確な答えをしておるが、提案者から申しますればはつきりした御答弁をしていない。……

第19回国会 法務委員会 第61号(1954/05/24、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 その点で承りたいのでございますが、あなた方は非常に御熱心におやりになつており、指揮しており、監察官が監査しておるのですが、実際はこういう点に私は非常に問題があると思つておる。この問題だけではないのですが、警察が非常に予算が足りない、警察の方たちの給料が非常に低い。  従つて犯罪の捜査につきましても、特に思想犯の捜査なとについては非常に苦心されておる。費用が足りない。そこで防犯協会というものをつくつて、おられる。その防犯協会の構成メンバーをよく御存じのはずでありますが、大体防犯協会に第一に大きく金を出してもらうのは工場を持つておる資本家の会社、その次はいわゆる淫売屋、特飲店の主……

第19回国会 法務委員会 第64号(1954/05/28、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私はまず平林さんにお尋ねしたいのですが、実は政府はこの法案に対して、処罰規定だけあつて、その他の関係が足りない、総合的な研究をしておるということをおつしやつておる。しかも売春問題対策協議会の結果を見てからというようなことを言うておるのです。従つて本法案には容易に賛成しかねるということを法務大臣が言つておるのですが、そこで私は特に政府といえども、あるいは社会人といえども、世の父であり母であり、特に日本人でありまするならば、この問題をどうかして早く解決をしなければならぬという非常に強い要望があることは確信いたしております。しかしながらこの法案がここに提案されるに至つた経緯は、あな……

第19回国会 法務委員会 第65号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 実は五月二十日の毎日新聞に三段抜きで出ております事件であります。これは告訴も出ておるはずですが、天野電器の東京支店の営業所が一晩にして奪われてしまって、しかもそのあとにはパチンコ屋が営業をやっておるという状態なんです。場所は新宿区角筈一町目八百二十六番地所在、木造二階建の家で、天野電器が営業をやっておりましたけれども、本研の五月十七、十八、十九日と三日間に営業所を整理し、改装するために大工に工事の請負をやらせた。従来電気工華をやったり、ラジオを売ったりしておりましたが、その店の中の整理をして大工が改装の工事にかかりましたときに、暴力をもつてここが奪われ、しかもその翌日からパチ……

第19回国会 法務委員会 第67号(1954/06/02、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 最初に刑事局長にお尋ねしたいのですが、名古屋に起きた事件でございます。名古屋の検察庁で取調べの最中に被告人に暴行を加えて、名古屋の日赤に入院させたという事件なんです。日は本年の四一月二日、場所は名古屋の地方検察庁七号調室、係検事は石井という人です。被疑者として連れて参られましたのは、窃盗容疑らしいのですが、山崎正次郎。この取調べにあたりまして、石井検事自身はみずから手を下しておりませんけれども、絞めてしまえという命令をいたしまして、そこに出て参りました、連行されました中村警察署の警官並びに検察事務官が暴行を加えまして、遂に二日間人事不省に陥りたために、びつくりいたしまして、名……

第19回国会 法務委員会 第69号(1954/09/13、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私は法務大臣にお尋ねをしたいと思うのです。十九国会において大分国民の疑惑を深めました疑獄事件、特にその中で造船疑獄につきまして過ぐる六日と七日に決算委員会で検事総長並びに検事正の証言を求めましたが、重要な問題になりますと職務上の秘密だということで証言の拒否をされておりますので、従いまして、法務大臣にこれが許可を申し出ておりますから、それに関係いたしまする国政調査権の問題についての御質問をしたいと思うのです。法務大臣は国政調査権に関してどんなお考えをお持ちになつておるか、私どもは行政の監督をいたしまする立場から相当つつ込んだ調査をする権限が国会に与えられておる、かように信じてお……

第19回国会 法務委員会 第74号(1954/10/12、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 答弁を更けます前に、そのラストボロフ自身が日米行政協定第三条に基く刑事特別法に対する被疑者じやなかつたのでしようか。いわゆるスパイをやつたということの問題……。だからその前提に立つて、それが被疑者であつてさらに今の出国の問題と二つ重なつて来る前に、被疑者であつたということはどうなんでしよう。そうなれば、今の質問がまただぶつて来るわけなのです。被疑者であるものを、また出入国管理令において逃がした、こういうこと、被疑者であるなら、なぜそのときに日本で抑えていなかつたかということが問題になる。刑事特別法に基く被疑者でなかつたか。そうなれば、犯人の引渡しを求めることもできますが、どう……

第19回国会 予算委員会 第17号(1954/02/22、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 本日は、同僚議員並び政府からいろいろと重大な御発言ございましたけれども、本件につきましては、院内における言葉のやりとりというようなことよりも、先刻同僚委員中曽根君から申されたように、造船疑獄の問題、あるいは保全経経会の問題、日殖の問題に対する国民の疑惑を解かなければならない問題につきまして、まず中曽根君から、みずから国会が自粛し、みずからの力をもつて国会の威信のために事実を明確にしなければならぬという御発言がございました。しかも中曽根委員の御発言は相当なる確信と責任のある言葉をもつて発言されておるのでございまして、私どもは、この同僚中曽根委員の発言に対する真実性の問題につきま……

第20回国会 行政監察特別委員会 第1号(1954/12/02、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、委員長が選任されますまで、規則第百一条第三項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま高木君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて押谷富三君が委員長に当選いたしました。(拍手)  委員長押谷富三君に本席を譲ります。

第21回国会 行政監察特別委員会 第1号(1954/12/13、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、委員長が選任せられるまで、規則第百一条第三項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま鈴木君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて押谷富三君が委員長に当選いたしました。(拍手)  委員長押谷富三君に本席を譲ります。


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 運輸委員会 第33号(1955/07/22、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 議長の御注意でございますから、私簡単に申し上げますから、答えも簡単に願います。  自動車局長にお尋ねしたいのですが、免許の申請が行われましてから、可否の決定により、免許するとかしないとか決定をいたしました今までの平均の期間、いわゆる申請から免許するかしないかの意思決定をあなたの方でなさるまでの平均の期間は、一体どれくらいでございましょうか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 経過はいらない。結論だけでいいのです。
【次の発言】 私があえて承わりましたのは、国民は営業する自由を持っておるわけでございます。ことに交通関係ですから、公共福祉の立場から考えますと、これはすみやかに自由に……

第22回国会 外務委員会 第6号(1955/05/14、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 私は総理大臣にお尋ねしたいと思うのです。富士山頂の北富士演習場の問題ですが、御承知の通り富士山は世界の名山でもあるし、わが国の象徴として国民崇拝の的となっておる山であります。その山のふもとにおける今回の百五十五ミリ砲の実弾射撃に対する関係なんですが、これに対する現地との調整が議論になっておりますが、私はそういう問題でなくて根本の問題を総理から承わりたい。その理由はただいま申し上げましたように、世界の名山であり、しかも日本の国民の崇拝の的であり、わが国の象徴ともいわれる山であります。しかもこれは国立公園になっておるという事実があるのであります。従いまして国立公園として世界の人々が自由……

第22回国会 行政監察特別委員会 第1号(1955/05/17、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますから、委員長が選任されるまで、規則第百一条第四項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま石山君より提出されました動議に御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって篠田弘作君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長篠田弘作君に本席を譲ります。

第22回国会 内閣委員会 第8号(1955/05/19、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 さっきの江崎委員に対する答弁を聞いていますと、長官が前回この委員会で報告された事項と、山梨県知事が地元民に発表した事項が食い違っていますので、明確に一つ今度解決いたしました条項を御発表願いたいと思います。
【次の発言】 そこで一番問題になりますのは、被弾地区にしないという問題ですね。それはいつどちらから被弾地区にするという申し込みがあったんですか。あらかじめそういうことを今回の条件の中に加えて、こういうことになったのだからといって地元民を押える方便に利用したように考えられるが、これは合同委員会において協定された条項の中に、そういうことが入っているのですか、入っていないのですか。

第22回国会 法務委員会 第3号(1955/03/30、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 佐竹君から活動状況の御説明を要求しておるのですが、ついでに民間の人権擁護協会との関連、協力をしておるのかないのかというようなことともう一つは機構面の問題を今御質問がございましたが、予算の点もどのくらいであるかもできればついでに御説明していただきたいと思います。

第22回国会 法務委員会 第6号(1955/05/09、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 われわれ国民は、憲法によって基本的人権を尊重されることは明らかになっておりますので、しかも特に新憲法におきましては、個人の人権の尊重が特段に具体的に列記されまして、一段の尊厳を現実に事実の上に保護するということを国民に約束されておるのでありますが、最近の世相から考えましてまことに人権がじゅうりんせられておる。しかもそれは人権を保護すべき立場における官僚の手によって著しく人権がじゅうりんされておる、かような関係がございまして、その点について本委員会におきまして特に具体的な事実をあげて大麻国務大臣に御質問申し上げたいのですが、この前の国会において逮捕状並びに逮捕請求をいたす場合に、司法……

第22回国会 法務委員会 第12号(1955/05/28、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 私が質問を申し上げたいのは、選挙取締りに関する質問でございますが、大体公明に選挙の行われることが、民主主義発達のために一番必要なことでございます。そこで選挙違反につきましては、特に買収とか戸別訪問とかいう方面の取締りは非常に厳重にされておるわけでありますが、一番大切な選挙民の自由意思に基く公明な表明、適正な選挙という基本的な立場において考えますときに、団体的な圧力と申しましょうか、あるいは地方自治体の中に行われておる一つの機関が不当に活動をして、住民の自由意思に基く選挙の表明ができない状態に置かれておる。こういうことについてまず直接お取締りを願っている斎藤長官にお尋ねしたいのですが……

第22回国会 法務委員会 第14号(1955/06/06、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 稲田局長に承わりたいのですが、ただいまの報告の中に、学生部長並びに学生課長から説得をされた、こういうのですが、どのくらいの時間、どのような具体的な説得をされたのか、その点の御報告をもう少し詳しくお願いしたいと思います。なお当時交渉に参りました学生の代表の数、それから学生代表が、百名ばかり集まった学生に、総長との交渉経過を報告してから後の学生がどのくらい、どこにどういう工合に集まっておうたのか、もう少しこまかく御報告を願っておいた方がいいと思うのですが……。
【次の発言】 今度は国警の山口さんにお尋ねしますが、その当時二度に川端署の警官が出動しているようですが、もう少し具体的にお話を……

第22回国会 法務委員会 第16号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 私は司法行政についての裁判所の行政に関する関係をお尋ねしたいのですが、それはその責任がどこにあるかということが重大な問題でありまして、目的は責任の所在をはっきりしたい、かような意味で御質問を申し上げるのでありますが、その事実はかっての川口簡易裁判所の高井住男判事の職権濫用並びに懈怠事件に関する問題であります。すなわち三百九十四件の検事からの略式命令請求があったものを所定の手続きをしないで、四カ月以内に裁判をすることがきまっておるにかかわらず、これを怠ったという事件がございまして、被告に対する通知が四カ月以内にできませんので、遂にその事件は刑訴四百六十三条の二、同法附則の第七、第九に……

第22回国会 法務委員会 第18号(1955/06/13、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 商法の一部改正になりました根本の関係を聞きたいと思います。それは前回改正をいたしたときには、株主の新株引受権について有するとも有しないとも明確になっていないので、その点並びに定款の必要事項になっておつた関係上改正が行われるように改正要綱には書いてありますが、根本的なことをお伺いしたいと思います。それは株主の新株引受権に対する原則論ですか、原則として新株引受権はないのだ、しかし取締役会の決議によって与えることができるのだ、こういうような改正になるようですが、その前に、新株引受権があるという解釈をいたす場合にはいかなる弊害があるか、いかなるような不都合があるか。いわゆる資本の授権の問題……

第22回国会 法務委員会 第20号(1955/06/15、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 職員定員法の一部改正法案について御質問申し上げたいと思うのですが、この定員を減員する理由は、ここに御説明のように行政の簡素化だけにあるのですか。それとも予算の関係などもやはり相からまってなっているわけですか。
【次の発言】 私ども実際に裁判所の事務に関与いたしまする者から考えますならば、一般行政官庁と違って非常に慎重に仕事をやらなくちゃならぬ関係から、裁判所の職員は他の行政官庁のように、右から左に簡単に補填がしにくい特殊な事情があると思う。というのは、普通の官庁の事務と違いまして複雑な関係、しかも総合的に裁判に関係をするような、あるいは検察審査会の事務にいたしましても、相当訓練をし……

第22回国会 法務委員会 第21号(1955/06/16、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 この法律の改正は、国際関係に重大な関係を持ちますと同時に、非常に困難な実情にございますので、私は政府に対しまして、出入国管理行政の全般について御質問をしたいと思うのです。  まず第一に、入国管理局の組織、機構、職員の配置状況等をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 管理局自身の組織はどうなっておるのですか。
【次の発言】 それでこの第一線の職員などの配置についての改正をなさるというようなことをこれで言っておるのですが、第一線で一番困難な問題になりますのは、強制送還をするような場合に、何年も収容所に入れておくというようなものに対する問題等も、そういうものとの直接これに対する指導であ……

第22回国会 法務委員会 第24号(1955/06/20、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 実は私から御質問申し上げたいのは、三鷹事件の竹内の裁判が明後日に追っておることになっております。この事件は相当議論のある事件だし、国民が審理の内容について十分承知をしないけれども、こういうような重要な、重大犯人に対する裁判については非常な疑義がありますので、こういう事件については裁判所の態度並びに検察庁の態度といたしましては、法務大臣も努めて国民の納得の行くような方法、順序を経ていただきたい。裁判のことでありますから、裁判の内容に対してわれわれかれこれは申しませんけれども、裁判所並びに裁判所の運営に関係する法務省といたしましても、心がまえといたしましてはなるべく国民の納得のいくよう……

第22回国会 法務委員会 第30号(1955/07/05、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 弁護士法の一部を改正する法律案の構想がございますので、発表申し上げて皆さんの御研究をいただき、すみやかに本国会で改正の行われるように御配慮を願いたいと思うのであります。  その第一は、現在の弁護士法の中で第七条の一項及び二項でありますが、これによりますと、外国の方が日本に来て弁護士事務が行われるという規定になっております。従いまして日本の法律で定められた試験を受けなくとも、一定の資格がございますと日本で弁護士ができることになっておる。従いまして日本の法律の解釈、日本人の 人権の尊重並びに財産保護についても、外国の方がこれが担当ができる規定になっておりますけれども、外国のアメリカの例……

第22回国会 法務委員会 第31号(1955/07/06、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 椎名君の御質問に神近さんから御説明申し上げましたが、補足いたします。問題は性道徳の確立であり、倫理の確立でなければならないのですが、現在のような情勢になっておりますると、一般の方たちは売春をするということは悪いものであるという認識が非常に薄いのです。ことに日本の過去の封建制時代の思想にとらわれて、家のために娘が売られていくのは、これは家に対する自分の奉仕である、犠牲であるというような、基本人権から考えますれば、非常に誤まった考え方が相当日本にあるわけであります。しかるに国が刑罰においてこれを罰する、これは悪であるということの教育が今まではっきりしていないのです。一方において教育が行……

第22回国会 法務委員会 第32号(1955/07/07、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 最初に私は池上よし子さんにちょっとお尋ねしたいと思います。先刻トルコを脱出いたした原因が就業時間が長い、計算に納得のいかない点がある、体の自由がいわゆる束縛されておる、こういうことでありました。なおお話の中に、私は月に大体十一万円くらいざらに十二万円くらいは収入を得た、しかるに二カ月も働いておる間に五千円しか自分の前借は返されない、こういうことをおっしゃっております。また鈴木参考人のお話を承わると、業者とあなた方の分け前は四分六になっておる、さようになっておるにかかわらず五千円ということになると私ども納得がいかないのです。五千円くらいしか前借の弁済が行われていない、それから十一万円……

第22回国会 法務委員会 第33号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 少し関連してお尋ねしたいと思います。ただいま猪俣委員から御質問がございましたが、私は特に、文部大臣は時間がないそうですから端的に申し上げますが、日本の将来を背負って立つ青少年の将来に非常に重大な関係を持っております軍事基地の子弟に対する対策について伺いたいのです。私は参考までに、北富士山ろくの保健所に私どもお願いしまして、昨年あそこで売春をしております売春婦の年令、学校の教育関係等を調査いたしました。これはその保健所の報告書ですが、その中にこういう重大なことがあるのでございます。二十八年の四月、五月、六月でございますが、売春婦の中に十六才未満の売春婦を四月は四名、五月は二十一名、六……

第22回国会 法務委員会 第34号(1955/07/11、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 私は法務大臣に伺いたいと思います。先刻法務大臣から椎名委員の問に対して人権じゅうりんが行われる弊害が伴うのだという御答弁がありまして、本件の反対理由としてそれが問題になっているということでありましたが、私は人権じゅうりん問題はいかなる場合にも処罰法規にはつきものだと思っているのです。たとえばわいせつ罪にしても、姦淫罪にいたしましても、これの処罰法規には必ず人権じゅりんが伴うと思います。これは処罰法規があるからそういう問題が起きるのではなくして、むしろ直接捜査の第一線に従事する警察官なり司法警察官の立法精神に対する理解に問題があるので、やはりそうした人々の教養なり高い良識に私は待つ以……

第22回国会 法務委員会 第35号(1955/07/12、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 一点だけ関連して兼子部長にお伺いしたいのですが、二月の衆議院の総選挙で選挙の啓蒙運動に使った費用はどのくらいでありましょうか。そしてその方法は主としてどんな方法でやっておったか伺いたい。
【次の発言】 公明選挙運動という運動の実施者はどんな団体か、あるいは個人か、その選定はどちらでやっているのですか。
【次の発言】 その効果はどういうふうに考えられているか。今私どもは実際に選挙をやっておりますのに一つも効果がないと思うのです。これだけの莫大な金と労力を費しながら効果がない。ことにただいま御答弁がございましたような地方の実施しておる団体が、一政党に片寄ったり、一候補者に片寄った例もた……

第22回国会 法務委員会 第38号(1955/07/18、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 関連して。午前の参考人の供述を聞いておりますと、問題は、山田よりもむしろ山田をしてうそを言わしたというところに重点があると思うのです。一体最近巡査が勝手に逮捕状の疎明書類を偽造したり、人権を尊重する立場におかれる巡査諸君が非常に法律を蔑視している点がある。それでこれは刑事局長にお尋ねしたいですが、私どもはむしろ山田を起訴する前に今の二人の参考人を徹底的に調べなくちゃならぬと思う。今私どもの承わっておるところではいずれが真かわかりませんけれども、捜査していただく上において検察庁は公平な立場から見ますならば、むしろ山田を起訴する前にきょうの二人の平木君と岡地君の関係を厳重に捜査していた……

第22回国会 法務委員会 第39号(1955/07/19、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 本件は大分研究をされ審議をされたのでございますが、一番問題になります点を法務大臣に承わりたいのです。ただいま山本委員からの御質疑に対して非常にあいまいな御答弁がございましたが、私は時間がございませんから端的にお尋ねいたしまするから端的に御答弁を願いたいと思うのです。  私は人権を尊重するということが今日の日本において何ものにも優先しなければならない。人権を守らなければならない。憲法の規定によってさように信じますが、法務大臣はいかにお考えになるかということを御答弁願いたい。
【次の発言】 そこでただいま法務大臣は単純売春については処罰の対象にならない、むしろ保安処分とすべきだというふ……

第22回国会 法務委員会 第40号(1955/07/25、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 ただいま議題となりました接収不動産に関する借地借家臨時処理法案について提案理由の御説明を申し上げます。  終戦直後旧連合国占領軍の進駐を見るや、占領軍は直ちに不動産の接収を開始したのであります。この不動産接収は戦後の非常処置であったのにもかかわらず、日本国政府は土地工作物使用令のほかは特別の法律を設けませんでした。これがため民法における賃貸借の規定や、借地借家法等では、接収解除後の不動産に関する権利者間の紛争は処理し得られないのであります。  すでに平和条約発効後駐留軍に対する不動産の提供につきましては、行政協定に基く土地使用等の法律による不動産の提供が根拠法となっておるわけであり……

第22回国会 法務委員会 第41号(1955/07/26、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 法務省の御意見はただいま承わったのですが、ただ私どもこういうようなことをお尋ねしておいた方がいいと思うのです。せっかく、平賀参事官もおいでになったので伺いたい。平賀参事官はお役人であるにもかかわらず、この問題に終始反対しておった。各議員さんを歴訪したり、ある場所に行って法務省の今の意見を発表する前に御自分がこの法案に反対運動をしたという事実を仄聞するのであります。そういう事実があったかどうか、さようなことを法務大臣は御承知の上で本件の決定に従うことになったのかどうか、そういうことを御答弁願いたいと思います。いわゆるお役人さんでありながら本法案に対して議員さんのおるところあるいはその……

第22回国会 法務委員会 第43号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 弁護士法の一部を改正する法律案に関する趣旨を御説明申し上げます。  外国人弁護士制度は、旧法時代からありましたが、終戦占領という特殊事情のもとにその職務範囲が拡張されその要件が緩和されたものでありますが、この問題は独立後の今日においては、一面、国際的視野に立ちながら他面独立国にふさわしいように改める必要があると信じます。  すなわち、わが国においては、旧法時代には、日本の国籍を持つものでなければ弁護士になることができなかったのでありますが、現行法はこれを改めて、外国人であっても日本の試験に合格すれば、弁護士になり得るとしましたので、この意味において現行法はきわめて解放的となっている……

第22回国会 法務委員会 第45号(1955/07/30、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 法務大臣にお尋ねしたいのですが、実は来る八月六日に、広島並びに長崎に落されました原爆の十年の記念日が参るわけであります。従いまして、これは世界人類の中で日本民族だけが、原子爆弾のあの名状すべからざる悲惨な惨害を受けた。従いまして、これが世界の問題になりまして、原水爆の使用禁止に対する国民の世論は、数百万の反対署名が行われておりますのみならず、全世界におきましても、この残虐が人生で最も著しい残虐なものであるということになって、将来こういうような残虐な行為を世界から中止させよう、やめさせよう、そこに世界恒久平和の基礎が作られるものであるという重大な意義を持ちまする大会が来たる八月六日に……

第23回国会 法務委員会 第2号(1955/12/06、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は、国際問題にも関係をしますし、人権問題にも関係をしますところの重要な案件であります外国人強制送還についてお尋ねしたいと思います。  この問題は、さきに問題を起しました浜松事件、これは、強制送還をされる被送還者が中華人民共和国に帰りたいという意思表示を明確にしておるにかかわらず、あえて強制的にこれを日本の政府が中華民国である台湾に送還をいたしました事実、それから、その次は、これとは逆に、中華民国の台湾に帰りたいというのにそれを中華人民共和国に送還をする、こういうような二つの矛盾した方法が行われまして、大きな国際問題を引き起しておりますので、この際、第一に、強制送還をする手続はどう……

第23回国会 法務委員会 第4号(1955/12/10、27期、日本社会党)

○古屋委員 法務大臣にお尋ねをいたしたいのですが、今問題になっております第三国人の本国送還についての法務省の御意見をまず承わりたいと思います。  最近だいぶ問題になりました浜松事件、それから洪進山に関する事件、これを総括して考えますと、日本におきます第三国人の本国強制送還に対して問題になっておりますのは、台湾の国民政府と中華人民共和国の政府と、二つに対する国籍問題がからまりまして混乱の原因をなしておるわけであります。これと同じように、朝鮮におきましても、南鮮に帰りたい、北鮮に帰りたいという二つの関係がございまして、これについて政府が非常に御苦心されている事情はよく私も存じております。しかし、北……

第23回国会 法務委員会 第7号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○古屋委員 労働大臣の御答弁は、希望条件ということであるならよろしゅうございますが、希望条件でなくして、新聞に堂々と発表して、福島長官がそういうようなことの支払いをするという現実のことが記事に表われておる。これは新聞がうそだということなら別です。こういう事実が、特に特別な補償をあるいはお礼を出すということの記事が具体的に載っておりますので、その点を承わるわけなんですが、今倉石労働大臣は、特にそういう方たちは協力をしておるからお礼をするように研究をする、こうおっしゃるのですが、お礼をするとかしないとかいう補償の問題は土地収用委員会できめるべきものです。――政府がおそらくきめるのでしょうが、そうい……

第24回国会 地方行政委員会 第61号(1956/10/15、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は最初に石井長官にお尋ねいたします。十二日、十三日の二日にわたる事案というものは、長官もテレビでもごらんになっておるはずだと思うのです。なお大麻国務大臣も、あとから質問をいたしますから十分お聞き願いたい。十二日のあの事実、それから十三日のあの事実、少くとも千人の重軽傷者を出したというこの事実は、非常に歴史的な汚辱、暴行事件だと信じます。従いまして、私の立場とか立場でないとか言わずに、冷静に人間としての御判断を願った事実の御答弁を願いたい。なお私ども社会党の立場からこうであるべしということでなくて、国会議員として国民の代表として私は承わりたいと思うのであります。ただいま石井長官から……

第24回国会 内閣委員会 第32号(1956/04/06、27期、日本社会党)

○古屋委員 時間がございませんから率直に鳩山総理に承わりますが、まず第一に鳩山総理の政治的道義観念について私は簡単に御質問申し上げたいのです。  昨日のお喜びのあとのことらしいのですが、鳩山総理はごあいさつの中にこういうことをおっしゃっておるのです。これは私は非常に道義的に考えましても聞き捨てならない言葉だと思うのです。と申しますのは、現在の憲法九条に対する問題については非常な解釈上疑義がある。従って考え方が変っておりまする立場から、結論においては相いれない結論が出ております。言いかえまするならば、社会党のわれわれの解釈といたしましては戦力が持てない、交戦権を否認しておる日本の憲法であるから、……

第24回国会 内閣委員会 第46号(1956/05/15、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は同僚勝間田君が先日だいぶ質問をしてきましたが、協力謝金についてもう少し掘り下げて疑義を明らかにしたいと思うのです。  そこでまず第一にお伺いしたいのは、小牧飛行場拡張について協力謝金をお払いになっておる事実があるかどうか。払われておるとすればどこにどのくらい払われておるか一応最初に明らかにしておきたいと思うのです。
【次の発言】 そこでお尋ねいたしたいのですが、この協力謝金というものは、謝金を受けまするものが、拡張に努力いたして協力いたしたというその行為に対する謝金でしょうか。それともそれ以外にさらに何らかの施設並びに土地を提供する、こういうような行為が伴った場合に払っておられ……

第24回国会 法務委員会 第27号(1956/04/27、27期、日本社会党)

○古屋委員 私も関連して二つだけ法務大臣にお答え願いたい。  御承知の通り、刑事訴訟法の原則といたしましては当事者主義が原則でございますから、この当事者主義を理想的に運営しなければならぬ義務が係官にあると思う。ところが、御承知の通り、起訴するまでには大体司法警察官並びに検事が一方的に起訴するあらゆる資料というものを集めておる。従って、今度公判にかかると、公判では弁護人の方から努めて被告の利益のための証拠を提出し、裁判所が十分にこれを聞いて、公平なる立場から御判断いただくということが原則なんです。ところが、実際の公判廷におきましては、非常に感情の強い検事さんが出てくると、自分の提出する資料あるい……

第24回国会 法務委員会 第30号(1956/05/07、27期、日本社会党)

○古屋委員 泉検事にお尋ねしたいのですが、毎日新聞と産経でございますが、この中に、辞職願を森島検事が出して、京都の検察庁で司法記者側に語ったところによると、として、こういうことが書いてあるのです。ただいま泉さんは、いろいろ指図したようなことはないとおっしゃっておりましたが、こういう新聞記者の記事がうそであるか、あなたがさようなことを実際に述べたのかどうか、その点を確かめるために、まず私読んでみます。「村松さんの逮捕は表面上、僕がやったことになっているが、実質上は中田刑事部長と二人で逮捕した。逮捕状をみせたのも刑事部長だ。村松さんを調べ終ったのは午後七時(去る三月一日)で一部分服装などについて偽……

第24回国会 法務委員会 第33号(1956/05/11、27期、日本社会党)

○古屋委員 法務省の方に承わりたいのですが、さっき猪俣さんから質問したのですが、附則の四です。三条では、単純売春でも売春は悪いものだということを規定しておるのです。そうして、東京都条例の第二条によると、この単純売春を処罰しておるわけなんです。今の法務省当局の御答弁によりますと、立証が困難である、困難だから今はこの程度にしておくんだというような趣旨の御答弁でございましたが、現に、東京都条例あたりでは、これを罰するんだという規定があるものを、あえてここでなくして、これは罰さないぞということを宣言するのはどういう理由か、そこを承わりたい。私は、この今生まれようとする法律よりもさらに進んで単純売春でも……

第24回国会 法務委員会 第35号(1956/05/25、27期、日本社会党)

○古屋委員 ちょっとお尋ねしたいのですが、防空法によって強制疎開をさせられた補償というのは、どの程度の補償を受けたのでしょうか。それは借地権に対する補償だけですか。その借地権を利用して商売をやったり営業をやったりしていた人は、相当生活の脅威を感じても、当時戦争中ですから、国民はこれに対して自由な権利主張ができない状況に置かれていた。たとえば、平賀さんはそうおっしゃいますが、私ども社会運動をやった者は治安維持法の弁護もさせられなかった。天下の弁護士が自分の職業の弁護である治安維持法の弁護も私どもは強制的にやらせられなかった。弁護士の職業に対してもそういう圧迫ですから、当時政府は弾圧を加えて徹底的……

第24回国会 法務委員会 第43号(1956/07/12、27期、日本社会党)

○古屋委員 関連して。安里君にお尋ねしたいのですが、スクラップを拾いに行って射殺された事件がございましたが、私どもが新聞や世界自由労連の調査した写真を拝見いたしましても、なお、翁長さんの御供述の中に、従来十万戸の家があったのに三千戸しか残っていなかった、その三千戸のあとの農民の居住家屋に対する敷地が軍用地に収用される場合に、これをブルドーザーでひっくり返したり焼き払ったという、この記録なども私ども承わっておりますが、私どもが人権問題で一番感じますことは、前に安里君もおっしゃられたスクラップの問題もさることながら、三千戸の中の一部としての居住家屋の敷地が軍用地にされるために、異議の申し立てについ……

第24回国会 予算委員会 第7号(1956/02/10、27期、日本社会党)

○古屋委員 大蔵大臣にお尋ねをしたいと思います。  新聞で拝見しますと、台湾銀行の特殊清算人の保管中の財産並びに朝鮮銀行の同様な財産を政府の収入にするというようなことが新聞で書かれておるのですが、両銀行の特殊清算人の保管しておりまする財産は、現在は幾ばくでございますか、お尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 その中から特に政府がこの金を吸い上げて収入にいたすというような御方針がございますかどうか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 納付金をもって吸い上げる法律を出したいということですが、朝鮮銀行にいたしましても、台湾銀行にいたしましても、いまだに整理が完成しておりませんから、残余財産……

第24回国会 予算委員会 第9号(1956/02/13、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は大蔵大臣と法務大臣に簡単に御質問申し上げたいと思います。実は先日私御質問申し上げるときに法務大臣がいらっしゃらなかったので、お尋ねしたいと思うのですが、鳩山内閣が成立いたしましてから後、特に官公吏の犯罪が多くなっております。御承知の通り三十年度が遺憾ながら終戦以来一番多い官公の起訴の件数を示しているわけであります。これは鳩山内閣の綱紀の弛緩した現実の証明だと私は思うのです。特に法務大臣のこれに対しましてのお考えを簡単に承わりたいと思います。官公吏の問題――これは特にあとからちょっとお尋ねしたいのですが、綱紀粛正の問題の大きな看板を掲げてこられましたその鳩山内閣が、結果においては……

第25回国会 法務委員会 第3号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○古屋委員 関連して私が長官に聞きたいのは、あなたの方の予算の明細書を法務委員会にお出しになっていただけますか。それで、お出しになれば、それをお出しいただいてから質問いたしたい。お出しいただいて直接ここでお尋ねしたいことがあるんです。
【次の発言】 それは調査官が地方で情報をまとめるために、いやがる者に無理に金を持っていって押しつけている事実があるんです。それから、これは本年の予算委員会で高橋次長さんにお尋ねしたのですが、答弁が出なかったのであります。高橋次長さんの答弁は、会計検査院にはおれの方のものは会計法に基く証明の裏づけである受取書はなくていいんだという答弁をしておる。これははっきりして……

第25回国会 法務委員会 第4号(1956/12/05、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は外国人登録に関して法務大臣にお伺いしたいと思います。外国人登録の目的は、御承知の通り、居住の関係、身分関係を明らかにいたしまして外国人の公正な管理をすることにあるのですが、同じ外国人でございましても、かつて日本人であり、日本の国民として納税の義務、兵役の義務を果し、さらに大東亜戦争には身をもって戦争に参加をさせられ、あるいはたくさんの徴用工として強制労働をしいられました朝鮮の方たち並びに台湾の方たち、これらの人々は、日本がポツダム宣言を受諾いたしました以後外国人としての取り扱いを受けておるのでございます。しかもこれらの人々は相当数日本におります。しかし、これらの人々は、ポツダム……

第25回国会 法務委員会 第5号(1956/12/12、27期、日本社会党)

○古屋委員 今御説明になりましたが、伺いたいのは、もう敷地は準備ができておるし、長坂町は、できるだけの援助をしたい、すみやかに設置をしてもらいたい、こういう要望でございます。今御説明がありましたように、韮崎は数年前から設置することになっておりますが、いまだに設置してないというのは、地理的関係も甲府に近いということ、それから件数も少いというようなことを言っておりましたが、件数はむしろ長坂の方が中心になって多いわけであります。従いまして、敷地の選定もできておるし、できるだけの予算の援助もする、かような強い要望もございますから、具体的にどうか当局におきましても折衝をいたしていただきまして、すみやかに……

第26回国会 法務委員会 第15号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○古屋委員 それでは法務大臣にお尋ねいたしますが、まず第一に、昨日の毎日新聞、本日は東京タイムスその他に非常に大きな記事として載せられております大分県の菅生事件でありますが、この菅生事件につきましては、昨年、一昨年以来すでに、真犯人は、今福岡の高等裁判所で審理を受けております後藤外四名ではなくして、当時の現職警察官である市木春秋こと戸高公徳、この人間が真犯人であるというような申し出をいたしまして九州地方におきましては相当世間の疑惑を招いておる事件であります。従いましてその事件につきましては、昨年二十国会、二十四国会、二十五国会と、私どもは当法務委員会でも御質問申し上げた事件でありますが、これに……

第26回国会 法務委員会 第17号(1957/03/22、27期、日本社会党)

○古屋委員 前回の当委員会で審議いたしました菅生事件についてだんだん調べて参りますと、非常に問題が重大性を帯びてますので、詳しい具体的事実について関係当局から御答弁を願いたいと思います、が、先に法務大臣にお尋ねいたしたいと思いますのは、本件の真相が明らかになりまして、国民の持っておりまする疑惑が解明できませんと、第一に捜査機関に対する国民の信頼を失うという重大な結果が起きるわけなんです。さらに、その結果、国民の従来持って参りました裁判に対する絶対的な信頼というものにひびが入るというような重大な関係でございますので、どうか慎重な態度で御答弁をいただきたい。  と申しますのは、私どもが調査いたしま……

第26回国会 法務委員会 第21号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○古屋委員 関連して……。  今当局の御答弁を聞いていると、しばしば印藤事件や白鳥事件の引例が行われていますが、一体、白鳥事件の捜査はどこから始めたか、皆さん御存じだと思うのです。白鳥事件も、捜査はどこから端緒が出たかというと、やはり脅迫状なんです。両方とも脅迫状なんです。従って、本件の脅迫状は、それ自身捜査に一番重要なものです。そうでしょう。これを証拠でないということはどうしても考えられない。本件はこの脅迫状に基いて捜査すべきじゃないか。  それから、もう一つ私が承わりたいのは、証拠でないと言いますけれども、領置して証拠として送ったということを石井さんがこの前私に答弁しています。警察の方を調……

第26回国会 法務委員会 第25号(1957/04/12、27期、日本社会党)

○古屋委員 非常にけっこうなことであると同時に、私どもはその趣旨に対しては大賛成ですが、やはりこれは刑事補償法の改正に持って参りますまでの暫定的な措置というお考えでやられているのか、その点をまずお聞きしておきたい。
【次の発言】 私もさように賛成いたします。非常にけっこうだと思います。やってみた上で、必要ならば本物にかえていく、こういう趣旨のようですから、まことにけっこうだと思います。

第26回国会 法務委員会 第27号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は、法務大臣がいらっしゃいませんので、刑事局長にお尋ねしたいと思うのですが、非常に具体的に申し上げますが、こういう場合にはりっぱに現行犯として逮捕しなければならぬだろうという点についてのお尋ねをするのです。  これは福島県の安達郡二本松警察署の管内なのですが、二本松町大字塩沢字四谷四十八番地に、農業の佐藤弥というのが二十六坪くらいの家屋に住んでおります。そうして、六、七反歩の農地を耕作し、さらにその付近にあった未開墾地の開墾を始めよう、こういうことで、昭和二十五年から今日まで農業をやっておるのですが、その家族は夫婦と次女並びに次男で四人の生活をしておったのです。弥の夫婦が留守中に……

第26回国会 法務委員会 第28号(1957/04/23、27期、日本社会党)

○古屋委員 関連して……。  今お話をいただきましたことについて、私はむしろ承服できないのです。明らかに誤判がありますばかりでなく、罷免まで受ける判事がおる。しかも、終戦前よりも、裁判官に対する監督と申しましょうか、あるいは気風の刷新と申しましょうかが相当欠けておるのです。ことに、私ども非常に驚くのは、訴追委員会に何千件と事件が来ておる。これは罷免するまでに至りませんが、時間中に碁を打っておって、弁護人から開廷を要求しても応じないとか、あるいは、その他の事件の判事が、検事の捜査に対して、出向いていって先に知らせるとかいうようなことがしばしばあるのです。私は今の五鬼上事務総長の確信を持っての御釈……

第26回国会 法務委員会 第29号(1957/04/25、27期、日本社会党)

○古屋委員 努めてダブらないようにお尋ねしたいと思います。長官の御意見を承わりたいと思いますのは、やはり長官はた、だいま政府からお出しになっております原案に御賛成のような御意向でありますから、私、承わりたいと思うのです。  最高裁の従来の小法廷を、下級裁判所としての別の小法廷を設ける。この下級裁判所である小法廷を設けます結果、訴訟の促進にあらずして、むしろ訴訟が遅延する。従来の裁判所の三審制度に四審制度という新しい制度が作られるように考えられているのでございます。特に私御意見を承わりたいと思うのは、その小法廷の裁判について異議の申し立てができる、そうして大法廷である最終裁判所の判決を受ける、こ……

第26回国会 法務委員会 第33号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○古屋委員 問題になっております全購連の刑事事件でございますが、この問題は検察庁で捜査中でございますので、実は捜査の状況を見つつ今日まで質問もせずにおったのでございますが、会期も少くなりますし、さらに、本日の新聞によりますと、捜査がしぼめられるというような報道もございますので、これは非常に重要な事件でございますから、大臣並びに刑事局長にお尋ねしたいのですが、私どもが承知しておりまする筋では、全購連の含み資産を農民から全購連が収奪しまして、そうしてプールしたものを関係官庁やいろいろな方面に振りまいたということが一つと、もう一つ重要な点は、五月二日の毎日新聞によって報道されておりますようなことが事……

第26回国会 法務委員会 第34号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○古屋委員 なお、これは非常に大事なことなんですが、実は議運がいつも問題になるわけですね。議運万能と申し上げちゃ悪いけれども、形式功労旅行というようなことで外国視察に行っている。そういう問題と混淆されるおそれがありますので、ただいま委員長の御決意を承わりまして非常に私ども力強く思うわけでございますが、さらに一段と、私どもも努力いたしますが、議連に対する努力をお願い申し上げたいと思います。これは議論の余地がないと思うのです。こういう国民の人権に関する重要な問題なのですから、もちろんこれは異議ないと思うのですが、今の委員長のお話では、非常に困難なような気持もうかがえるわけなんです。従いまして、私ど……

第26回国会 法務委員会 第35号(1957/08/08、27期、日本社会党)

○古屋委員 唐沢法務大臣並びに正力国務大臣から御就任のごあいさつがありましたので、私は最近問題になっておりまする日本の国内の治安の大元締めといたしましての御決意、御方針だけを承わっておきたいと思います。  そのことは集約いたしまして三つになるわけでございますが、一つは、ただいま正力国務大臣からお話のごさいましたような、人権を尊重しながら社会悪をなくするためのお仕事をしておりまする司法警察官並びに検察官、その方面の方たちが職務に関して汚職をいたしておる事実がひんぴんとして最近あるわけであります。新聞を拝見いたしますと、西村金融事件に例を引きますならば、税務署の関係の方、その他汚職を調べる立場に立……

第26回国会 法務委員会 第36号(1957/08/09、27期、日本社会党)

○古屋委員 私はきのう大臣に総論的な御質問を申し上げましたが、きょうは各論に入ってお尋ねしたいと思うのです、きのうは、私は、日本の労働運動に対する捜査権の介入、この介入がもし誤まって参りますならば日本の産業界に重大な影響を及ぼすということを申し上げたのでございますが、その点について二、三お尋ねしたいと思うのです。  人を縛ったり権力によって国民から税金を取り立てるような立場の人の、その地位を利用した職権の乱用、汚職事件というものは、そのこと自体が、国民全体にとって、法治国の立場から、日本の政府に対する信頼の失墜、特にこの捜査処分が国民の納得いかないような結論が出ますならば、捜査機関並びに司法部……

第26回国会 予算委員会 第14号(1957/03/06、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は外務大臣である総理大臣にお尋ねしたいと思うのですが、外務大臣は二月の四日に外交方針の基調について本会議で述べられておりますが、これはまことに重要でありまするから私読み上げますが、お聞きを願いたいと思うのです。「わが国外交の基調として政府が重視しておりますことは、アジア隣邦諸国との関係の強化であります。わが国とアジア諸国とは、あらゆる面にわたり、きわめて密接なきずなによって結ばれていることは、今さら申すまでもないところでありまして、政府は、これら諸国との懸案を解決して、各国との友好協力の関係を一段と強化することを、ぜひ必要と考えております。」云々という御発表をなされておりますが、……

第27回国会 法務委員会 第1号(1957/11/02、27期、日本社会党)

○古屋委員 関連……。  今の林君の御判断は自由なんですけれども、問題――は法務大臣に答弁していただきたいと思う。責任ある御答弁を願いたい。一番問題は、検察当局は勾留の必要ありという主張をされて、これは正しいという御議論のようですが、裁判所においてこれを却下しておるのです。その却下がけしからぬという御意見がありましたのですが、法務大臣がこれに対して答弁していないのです。その裁判所の却下を正しい正当なるものと信ずるか信じないか、簡単に御答弁願います。それでどちらが正しいかという問題が結論が出てくるのです。
【次の発言】 そうしますと、裁判所の決定を一番正しいものと信ずるという御心境ですか。この点……

第27回国会 予算委員会 第4号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は総理大臣にお尋ねを申し上げたいと思います。  総理大臣が第一次、第二次組閣をなされましたつど、三悪の追放の公約を国民にいたしました。その着想はまことにけっこうなことでございまして、私どもも満腔の同意を申し上げ、これがすみやかなる実現を希望いたしておるのでありますが、現在の状況におかれましては、その三悪追放の効果は単なるから宣伝に終りまして、その実が上っていない、かように私どもは考えております。従いまして、私がお尋ねしたいのは、総理大臣は絶対にこれが実現をする確信と決意がおありになるかどうか、この点をまずお伺いいたしたいと思います。

第28回国会 商工委員会 第2号(1957/12/24、27期、日本社会党)

○古屋委員 同僚議員からだいぶ詳しい御質問がありましたので、私は要点だけで質問を終りたいと思います。  問題は、通産大臣がおらぬので、遺憾にたえないのですが、局長から御通知を願いたいと思うのです。実は、現在日本の一番当面している政治の中心は、国民生活の安定である。国民生活の安定ということは、経済問題でありまして、今、帆足君から言ったように、相当な食糧を買わなければならない。工業国の日本を建設するためには、原材料を買わなければならない。このことは、どうしても輸出貿易を振興させなければならぬという必然的に背負っておる日本の運命でありまして、これをどこに求めるかということが、問題になるでしょうが、わ……

第28回国会 法務委員会 第4号(1958/02/13、27期、日本社会党)

○古屋委員 ただいま局長から御答弁があった不法入国者、その中にはいろいろの種類の方がおると思うのです。いわゆる政治的に自分の本国を否認して、本国の政治を快しとせずして日本に来た人、こういうような者があると思うのですが、調査の結果、そういうような区別はわかっておるでしょうか。
【次の発言】 もっと具体的にお尋ねしたいのですが、不法入国は朝鮮の方が一番多いようですが、その中で、朝鮮の自分の本国の政治をいさぎよしとしないで――その理由はたくさんございましょうけれども、一応そういうような考え方で日本に不法入国をした、そういう方があるように心得ておるわけであります。今月の文芸春秋には、鄭という署名入りで……

第28回国会 法務委員会 第5号(1958/02/18、27期、日本社会党)

○古屋委員 関連して……。  今の法務大臣のおっしゃっているその法律的根拠は、さっき問題になった四条の関係ですか。その点をはっきりしたいという意味の質問があったが、今の希望に沿うようにという大臣の御答弁の法律の根拠はどこの何条文によるかということを一つ明確に御答弁願っておきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、外務省の査証の関係において、ただいまの国際慣例に基くものだということになって参りますれば、今の適用で拡張解釈できる、こういう御見解のもとに実行しよう、こういうことなんですね。
【次の発言】 それでけっこうだと思いますが、二十二日に出かけまして、二十五、六日ごろ、たしか二十五日から……

第28回国会 法務委員会 第19号(1958/04/01、27期、日本社会党)

○古屋委員 御質問の御答弁を拝聴いたしておりまして大体よくわかりましたが、私は、本件の暴力行為に対するお取締りをいたしまして、われわれの平安な生活をさらに安定をするための改正でございまするから賛成でございますが、そこで、一つ承わりたいのは、暴力ということなんです。暴力という現象形態だけに重きを置かれて、その暴力のよってもって起って参りました原因と申しましょうか、そういうものにも考慮されてこの改正法が出たのであるかどうか、まずその点を承わりたいと思います。
【次の発言】 私がおそれるのは、本件の問題の中で、かつて当時非常な心配をされまして、やかましい立法者の趣旨がその中に盛り込まれておるといって……

第28回国会 法務委員会 第21号(1958/04/03、27期、日本社会党)

○古屋委員 刑法の改正並びに刑事訴訟法の改正につきまして、まず総理の根本的なお考えをお聞きしたいと思います。  総理は、内閣を組織されると同時に、三悪追放の声明を出されまして、これを国民に公約したのですが、そのことは今同僚の菊地君からも御質問がございましたが、もっと私は掘り下げて、申し上げたい一つは、それは歴代内閣の政治の貧困というところに原因があるのではないか。従って、まず第一に政治そのものの根本を改めていかなければ、私はこの三悪追放は不能であると思うのですが、総理、いかがでございましょう。
【次の発言】 そこで、総理にお聞きしたいのですが、刑罰でもって世を治めていくということは、私は、消極……

第28回国会 法務委員会 第22号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○古屋委員 三田村委員の御質問の要旨の根本において刑罰法規というものはできるだけ避けて、国民の良識と道義に訴えて一切の社会生活というものを規正すべきだという御議論には賛成でございます。ただし、守られる法益の大きい場合と、国民の自由を制約されます程度というものについての比較考慮が非常に必要であると思うのです。このことにつきましては、私どもの理想から申し上げますれば、刑罰というものは世の中から一切なくすべき、そういう時代をわれわれは考えておる。しかしながら、現実から申しますれば、これはわれわれの夢であり、理想であって、現実はこれを許さない。従いまして、やたらに厳罰に処して国民の自由を奪うというよう……

第28回国会 法務委員会 第23号(1958/04/08、27期、日本社会党)

○古屋委員 私はもう前の委員の方からだいぶ御質問なり御意見を伺っておりますから、簡潔に申し上げたいと思うのです。  第一に先生方にお教えを願いたいと思うことは、百五条の二の問題、この百五条の二の問題は、お礼参りを防止するという目的のために新たに制定される規定でございますが、ここで承わりたいのは、まず第一に、基本的にわが国の刑事訴訟法の原則は当事者主義であるのみならず公判中心主義であるのでありますが、公判に持って参ります場合には、申し上げるまでもない、司法警察官、検事が証拠の収集に万遺憾なき方法を講じておるわけであります。従いまして、この過程においては、被告人または弁護人において実際上やれること……

第28回国会 予算委員会 第13号(1958/02/27、27期、日本社会党)

○古屋委員 行政管理庁の長官にお尋ねいたしますが、従来、行政管理庁はとかくの批判がございましたので、はっきり申し上げますと、もう要らない機関ではないかという世論が非常に強くなっておるのです。行政管理庁の主要目的を達しておるかという一つの中心から考えて参りますと、どうも目的を達していない。いないのではなくて目的を達することのできない状況に置かれておる。こういうように考えておるのですが、やはり長官の方ではこれは必要な機関であるとお考えになるかどうか。その点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 私があえてお尋ねしたいということは、岸内閣が三悪の追放を公約されておりまするけれども、何と申しましても……

第28回国会 予算委員会 第18号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府提案にかかる、昭和三十二年度一般会計予算補正(第3号)及び昭和三十二年度特別会計予算補正(特第5号)に対し、反対の意思を表明せんとするものであります。以下、その理由を陳述いたします。  第一に、補正予算に充当する財源の問題に難点があるのであります。政府の説明によりますと、三十二年度末において、いまだ歳出の使い残りが約二百億円、特に防衛費の繰延費は三十五億円あるわけであります。政府は、当然にこれらの財源を先に使うべきであります。わが党は特に再軍備反対の立場から、防衛費使い残りの削減を要求するものであります。しかるに政府案はこれらの当然使うべき財……


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第19回国会 外務委員会法務委員会連合審査会 第1号(1954/04/17、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 大臣がいらつしやいませんので、時間の都合で各論の質問をするようにとの御趣旨でございますから、その意味で質問したいと思うのです。  第一にお尋ねしたいことは、この刑罰法規によつて保護せられる法益は何であるかということの御説明を願いたい。
【次の発言】 刑罰法規の中でも特にこの処罰は非常に重い処罰を規定されておりますので、この点が非常に重要になると思うのですが、ただいま御答弁のありました日米相互防衛援助協定の三条を拝見いたしますと、ただいま答弁されました日本の法益はほとんど抹消されまして、むしろアメリカから日本に供与いたしますものの秘密、アメリカにおいて秘密なりと称するものを押し……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第2号(1954/07/07、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 海野先生にお尋ねしたいのですが、結論は大体わかつたのですけれども、憲法の解釈の問題、いわゆる合憲、違憲の最終的な決定権の存するのは抽象的に言えば国民だと思うのですが、今の日本の制度の上においては最高裁判所が持つべきものである、従つて違憲の訴訟というものはそこで確定するものである、こういうぐあいに考えていいのか悪いのか。反対をする方たちは、さようなことに考えて来ると、内閣の当時の解釈と一方における国会の解釈というものと食い違つて来て、三権分立の確定された精神が蹂躙されるというような危険もあると言う者もある。従つて私どもとしましては、少くとも現在の日本の憲法の解釈の最終的確定をす……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第10号(1954/08/06、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ちよつとお尋ねいたしますが、さつき関根さんの問題で、民事の書類が判事さんの手元にまで行くには百六十何日くらいだというわけですが、実際は二十七年度の上告が最近に判事さんの手元に来たのだということを私調査に行つて知つたのです。大体二十六年の暮れころから二十七年のものを今年始めておるのだというようなお話を承つたのですけれども、それはどうして遅れるのでしよう。百五十日くらいで行くならば二十六年、二十七年の上告の書類は判事さんのところのどこかに行つていなければならないことになる、その点はどういうことになりますか。これは大体原則を言つているので、原則でないものは二年くらいかかるというのが……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第16号(1954/09/10、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 現在の憲法下における高等裁判所の性格といたしましては、私は抽象的な違憲訴訟の審理をする権限はない、かように信じます。従いまして最高裁判所はもちろん違憲裁判と終審の上告裁判所であることは間違いがないのですけれども、違憲訴訟については具体的事実を離れては審理をする権限はない。従つて抽象的違憲訴訟の審理をなすには、あらためてそういう制度を設けなければならない。制度を設けなくてはならぬが、現在の憲法の規定に基いてはさような制度を設けることはできない。すなわち司法裁判所に違憲に関する最後の決定を与える権限を与えることは三権分立の原理に反する。従つて抽象的審理制度を設けるということにも反……

第20回国会 法務委員会労働委員会連合審査会 第1号(1954/12/03、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 関連ですが、今の点がはっきりしないのです。今多賀谷委員から質問しておりますのは、一応国鉄の職員が団体交渉をしたり、あるいは団体交渉をするために行進をするような場合に、反対ピケと称して公安職員が反対の立場に立っておりまする場合に、二つの使いわけをする場合が労働千歳の介入ではないか、こういう質問の趣旨なんです。その点の答弁が出ていない。だからいわゆる同一人であつて国鉄職員の資格と、公安職員という二つの資格を持っておるのだ。一応国鉄職員として、労働組合の諸君が団体交渉をするのに行進をして来た、その場合にこれに対して対応する立場に立っておったのだが、今度は使いわけをして、その行進につ……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/07/13、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 ただいまの答弁の補足をいたしますが、十八歳未満の婦女に対する問題は、児童福祉法で特に併合罪になりまして、をれで処罰ができると思います。なお十三歳以下の者については特に重く刑法で罰することになっておりますので、その点で予防ができると考えておるのであります。  それから警察官の問題でありますが、この点は特に刑事局長並びに石井警察庁長官にもお尋ねしたのですが、現行犯の捜査をする場合に非常に困難な関係が伴うということでございますので、もしこの法律にそういう面について特段な人件じゅうりんが行われるならば、すなわち人権じゅうりんを保護しようというのにかかわらず、そのために取締り上人権じゅうりん……

第24回国会 外務委員会内閣委員会法務委員会連合審査会 第1号(1956/07/12、27期、日本社会党)

○古屋委員 一つだけお伺いします。翁長さんの報告によりますと、戦前に十万戸の住宅のあったものが、戦争によって破壊されて三千戸しか残っていない。かような状況でありますから、家を奪われることは非常に住民生活に重要な関係を持つわけであります。しかるに自由労連の諸君の調査報告を拝見いたしますと、伊江島の土地を収用する場合に、賃料だけに対する異議しか言えない。従ってこれに反対した者については、現に居住している家の土地を接収するために、ブルドーザーを持ってきて強制的にこれをすくい起した事実がある。従って居住者は住むに家がなく、天幕に追いやられたというような事実の報告がございまして、ただいま承わりますと、新……

第24回国会 法務委員会閉会中審査小委員会 第6号(1956/10/11、27期、日本社会党)

○古屋小委員 関連で……。
【次の発言】 私の質問したいことは、特に具体的に砂川の問題の現実に触れてお尋ねしたいのですから、長官一つお答え願います。  まず第一に、さっき猪俣委員からお尋ねいたしました第三条によるところの収用の問題でございますが、その点に関しまして私はお尋ねしてみたいと思うのです。これは私は砂川の具体的な実情を申し上げて御答弁願いたいと思います。憲法で保障されております国民の所有権の問題と、それから憲法二十五条によって保障されておる国民の生存権の問題と、この二つを調整いたしまして日本の土地収用法はできておるわけですが、今回の第三条に基く収用に関する基礎となりました条件の適正かつ……

第24回国会 予算委員会公聴会 第1号(1956/02/15、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は二つだけお伺いいたします。  先生の御議論の御趣旨は、憲法改正の発議は国会にある。従って調査会をこしらえたり、その基本の草案をこしらえるようなことを内閣自体に置くことは、憲法調査会設置法案と申しますか、そういうものがたとい国会において議員から発議されて決議されて、そしてそれを内閣に置くようになりましても、これは違憲である、こういうように私承わっておりますが、その点……。
【次の発言】 そうしますと、先生の御議論では、さような改正を前提とする調査会というものを設けるのならば、国会自体がさようなものを設けて、国会自体において研究し、草案を作り、これを国会に提出するということが、現在……

第24回国会 予算委員会公聴会 第2号(1956/02/16、27期、日本社会党)

○古屋委員 一、二点お尋ねいたします。重複するかもしれませんが、今の先生のお話を聞いておりますと、日本の現在の農業の現実から離れた経済理論に終っているように私には聞えるわけです。日本の農政の一番むずかしい点は、相当零細農である、それに対して、人口からいっても非常に率が多い、その農村の過剰労力が工業方面に十分に吸収されない、従って、その前提において、今の日本の農政をどうするかということが今問題になっていると思うのです。  そこで、食糧の自給度を高める面において、先生のお話のように、やはり近代農業化すということの推進が必要だと思うのです。今言っておるように、割り切っておるように、農村に余っておる労……

第24回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1956/02/20、27期、日本社会党)

○古屋分科員 会計検査院のことについて質問いたしたいと思います。二十九年度の決算報告書を見ますと、大分不正不当支出等の金額が大きいようでございます。総額七十一億四千四百万円、件数にいたしまして二千二百四十六件。それからなお官公吏の犯罪がだんだんふえて参りまして、本年度は終戦後一番多い件数が、統計から見ますとあるわけでございます。これは、両方関連すると思うのですけれども、ただ私ども国民の立場から考えますと、税金を出しまするのについてはずいぶん苦労をして出しております。この税金が、正当に、しかも有効適切に使用されておるということが、国民の政府に対する信頼、あるいは今後税金を納めまする立場から考えま……

第24回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○古屋分科員 最初に公安調登庁の調査費用についてお尋ねしたいのですが、調査をなさいまする主たる調費の内容、具体的にどんなような調査をされて、どういう工合に調査されたものを処理されるか、大体でよろしゅうございますからお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 調査された結果を国会に御報告するようになっておりまするが、国会に御報肯されておりまする内容などは、主としてどんなことが報告されるのですか。
【次の発言】 大体それでわかったのですが、調査官が調査をいたしまするその具体的な調査報告というものは、何かただいま仰せになったような趣旨に基く調査官の調査報告は、定期的にまとめて報告でもされるように調査官か……

第26回国会 法務委員会公聴会 第1号(1957/04/09、27期、日本社会党)

○古屋委員 お尋ねをしたいのは、やはりこういう矛盾があるわけなんです。ただいまお話があったように、非常に人権は尊い、従って、どんなに期間をかけても真実を発見した裁判をしなければならぬ、しかし、一面には、あまり長くかかると、今度は民事なんかになりますと、政治経済の変動があって、最後の結論を得たときは価値がなかった、こういう二つの点に非常にむずかしい点があるのですが、私承わっております間に考えたのは、私どもの悩みなんですが、人間が人間をさばくという問題は、果してほんとうに真実が発見できるだろうかという疑問を国民はお持ちになっておると思うのです。そこで、たとえばチャタレイ事件の問題であるとか、あるい……

第26回国会 法務委員会公聴会 第2号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○古屋委員 岩松公述人に、政府との関係がありますから、原案の提案理由関係などから勘案しましてお尋ねしたいのですが、今回の改正法案の提案理由によりますと、法制審議会の答申に基いて立案したのだ、こういうことを書いておるのですが、今出されておる原案は法制審議会の答申と異なった案が出されておると私は思うのです。その点についてお尋ねしたいのですが、答申の第一には、最高裁判所の機構に関する点については、最高裁判所は大法廷または小法廷で審理、裁判すること、こういうような答申が行われておるわけです。ところが、今の御説明によると、最高裁判所の下級裁判所として小法廷を置く、こういうことに相なります。今回の裁判所法……

第26回国会 法務委員会公聴会 第3号(1957/04/11、27期、日本社会党)

○古屋委員 これはお尋ねする必要もないと思うのですが、先生が同意された法制審議会の答申案の第一のところに、最高裁の問題について、最高裁は大法廷で審理及び裁判をすること、こうあるのですが、この点は、ただいま先生の御解釈のような、小法廷も大法廷も同列に置いて審査をさせるという、事務の、裁判の便宜上の区別をするというふうに御解釈になって御賛成になっておるのでございましょうか。ただいま私どもが審議しておりまするこの機構改革の原案には、下級裁判所として小法廷というものははっきりと区分されておるのですが、そうしますと、先生方の御賛成なされた趣旨とは少し違ってくるのじゃないかという感じがするわけでございます……

第26回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○古屋分科員 それでは、大蔵大臣に最初に御質問いたしたいのでありますが、数年前に問題になりました国有財産払い下げの問題ですが、富士山頂の払い下げの問題であります。当時大蔵省では、十二万坪の中の約四万九千坪くらいを払い下げて、あとは却下しておるわけでありますが、この却下に対します訴願の関係があり、最近名古屋の地方裁判所に、申請人でございました富士宮市の富士山本宮浅間神社の宮司でございまする佐藤東さんが訴訟を起しておるわけです。当時私どもは、富士八合目以上の十二万坪の国有財産というものは、ちょうど皇居前の広場のような、国民の全部の方のリクリエーションの場所とし、また日本の象徴でありまする富士山の問……


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ページ更新日:2024/10/21
データ入手日:2024/10/20

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