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飛鳥田一雄 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

飛鳥田一雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

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29期委員会発言(非役職)TOP100
60位

このページでは飛鳥田一雄衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。飛鳥田一雄衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 経済安定委員会 第11号(1953/07/06、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 今の栗田委員の御質問に関連して一つだけ伺います。再販売価格維持契約の問題ですが、この再販売価格の維持契約を結べるか結べないかということは、栗田委員が指摘せられておつたように、生産業者とこれを仕入れるたとえばデパートのようなものとの資本力の違いによつて大きな違いが出て来ると思うのです。日本におけるデパートのような場合には、三越とか白木屋とかいうようなデパートについては、むしろ生産業者が三越に平身低頭し、仕入れてくれることを望んで行く、白木屋についても同様だというような形で、契約者は法律上は対等な契約者であつても実質的には経済関係においてははるかに差等がある、こういうような場合にはた……

第16回国会 経済安定委員会 第14号(1953/07/13、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 カルテルが、先ほど来仰せられておるような、大きな企業の間に結ばれやすいし、またそこだけ効力を発揮する、こういうものであることをお認めになりましようか。
【次の発言】 先ほど来の紡績のお話を承つておりますと、大きな企業がつぶれては国家的経済に非常に影響があるから、従つてこれを認めたのだというようなお話がありましたが、それがそういうふうに聞えざるを得なかつたのでありますが、ひとつ御説明を伺いたいと思います。
【次の発言】 この間大臣に伺いましたときに、一万出総裁だの、川北さんのお話のときに、日本の現在の経済状況としてはカルテルを認むべき状況はない、こういうふうにおつしやられましたし、……

第16回国会 経済安定委員会 第15号(1953/07/14、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 関連して……。再販売価格の維持契約について先日東京高等裁判所の新聞販売に関する事件の判決を拝見したのですが、あれを拝見いたしますと、あらためてこういう條文をつくらなくてもいいのじやないか。現行の法律の範囲内でそう不便を感じないのじやないかという感じがするのでありますが、特にこういう規定をお立てになりましたら何か理由がありましたらお示しをいただきたい。同時にまた委員長の、この高等裁判所の判例に対する御見解を伺わせていただきたいと思うのであります。
【次の発言】 ちよつと御説明が私わからないところがありますので、この再販売価格は、いわゆる価格の指定だけの規定だと思うのですが、何か今委……

第16回国会 経済安定委員会 第16号(1953/07/15、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 法制局の方に、この独禁法の改正案に関して、この委員会で問題になりました法律上の疑義について一、二伺わせていただきます。  まず第一に問題になりましたことは、この不況カルテルなり、合理化カルテルなりを許します場合に、公取の認定と主務大臣の認可と二つの条件が必要になつて参ります。この場合に、今までの例によりますと、公取が不認可にいたしました場合には、高等裁判所に対してその不服の訴えをすることができる。ところが今度の場合によりますと、主務大臣の不認可に対しては、特殊の規定がございませんので、一般の規定に従つて東京地方裁判所に不服申立てをしなければならぬ。そういたしますと、このカルテルを……

第16回国会 経済安定委員会 第19号(1953/07/24、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 前回大臣にお伺いをいたしましたときに、大臣は昨年行われました通産省の綿紡績に関する操短勧告についてお答えをなさらずに、この操短勧告をしたことの功罪というものは一応検討してみなければならぬと思いますから、これは後ほどにお許しを願いたいと思います。こういうふうにお答えになつておられます。この点について御検討の結果を御発表賜わりたい。
【次の発言】 今いろいろ私のあげた数字に対しての御説がありましたが、在庫の問題についても問題を故意に広げられて、日本全体の中にある数量をあげておられましたが、普通綿紡績の業界についてわれわれが考えます場合には、通常業態の測定としてはランニング・ストックを……

第16回国会 法務委員会 第27号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 RTOに引渡したときに、それを阻止する方法がなかつた、こういうふうに中尾局長は言つておられるのでありますが、これを阻止する方法は絶対になかつたのでしようか。
【次の発言】 たしかその当時は、すでにGHQの方から各米軍の関係機関に対して、日本へを逮捕監禁、そういうようなことをする場合には、日本の裁判所の判事の勾留状あるいは逮捕状をとれ、こういうレギュレーシヨンが出ていたはずだと思うのです。私今ちよつとここへやつて来たので、その日にちを正確に覚えておりませんが、私は横浜でそういう事態に遭遇した場合に、逮捕状をとつて来たかということをたしかCIDの刑事に尋ねまして、とつて来ないと言うか……

第17回国会 経済安定委員会 第2号(1953/11/03、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 この経済の自立についてという資料はあとで詳しく伺いたいと思うのですが、ちよつと拝見しますと、この前岡野さんの議会で演説されたのとそうかわりがないのですが、あれから今までの間に、相当変化がありました。なかんずく一番大きな変化は、MSAの受諾を前提としておられるようですが、MSAを受諾することによつて、当然日本の経済構造に変動が来るのですが、そういうものも御計算になり、そういうものも予定されてこれができておるのかどうか。これだけ一つ伺わせていただきたいと思います。
【次の発言】 先ほど小林さんの質問に対して、国家資金を利用する方法、それから金融をコントロールする方法によつてこれが達成……

第17回国会 経済安定委員会 第3号(1953/11/06、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 この間実は小売商組合の人々の話をちよつと聞いたのですが、今になつてみると、小売商組合の人はこの再販売価格維持契約の制度について非常に懐疑的だし、製造家との間になかなか協定ができないのだというような話をちよつと聞いたのですが、その両者の関係はどうなつておりましようか。
【次の発言】 最近公取の方で、銀行の系列融資、選別融資、あるいは人事系列による独占度の進行、こういうことについて御調査になつているようなことが新聞に再々現われておりますが、こういうことに関する御調査の結果を御発表いただきたい。ひとつできる限り具体的にお話をいただきたいと思います。

第17回国会 法務委員会 第3号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 この法律について国連軍が日本に存在をしておる根拠とか、行政協定の取扱い方とか、こういう問題はあとで古屋さんの方から御質問申し上げることにいたしまして、私は実務的なこの法律の解釈の問題について二、三お伺いいたします。  この法律によりますと、合衆国軍隊がその権限に基いて警備をしている施設及び区域、こういうところに現行犯人を追跡して行きます場合には同意がいらぬ、こういうことになつておりますが、実質的にはこれは空文に近いものじやないか、入つて行けば、どうせそういう追跡をして、逃げて行く犯人は駐留軍の軍人あるいは軍属である場合が多いと思います。こういうのに対して、そう簡単に同意を与えるは……

第18回国会 法務委員会 第3号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 鉄道公安官の問題に関連して、現にそういう事実がたくさん行われております。一つだけ具体的な事実を申し上げておきますが、横浜の高島町においては、鉄道公安官がトラツクに乗つて、しかもマイクロフオンをつけて、争議で組合の人が集まつておりますものについて、即時解散しろ、職場につけというようなことを、わざわざどなりまわつている。しかもそれだけではなく、そういうことを阻止しようといたしました横浜の労働組合の副組合長である古海君をトラツクの上から突き落して、全治十日くらいの傷を負わしている、こういう事実があります。その他もお調べいただけば出て来ると思います。こういう点についても厳重に取締つていた……

第19回国会 経済安定委員会 第10号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 今度値上げをすることになりますと、あなたの工場のいろいろな諸製品のコスト、そういうものにどんな影響がありますか、もう少し詳しく伺いたいということが一つ。もう一つは割当制度を廃止して特約制度にすることは需用家に対して非常に不利益だというお話でしたが、その不利益だということの少し具体的なお話を教えていた溶きたいと思います。
【次の発言】 今のは硫安工業協会の意見書の中に出ておる数字だと思うのですが、これを見ますと特約による割引は考慮しないで五十七円三十二銭ということなんですか。
【次の発言】 特約による割引というのは今から想定できないでしようけれども、大体目安としてこれを考慮に入れま……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1954/03/09、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 今の百九十九条の「請負その他特別の利益を伴う契約の当事若である者」というのは、そういう契約をする当事者は会社ないしは団体である場合が多くて、今島上さんの質問せられたのは、そういう当事者である会社の主要構成員が個人の資格で寄付をする場合にはどうかという質問なのですか、今度の改正でにとうなるのですか。

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 それでは教育公務員特例法の一部を改正する法律案について二、三お伺いいたします。この法律案を見ますと、教員について地公法の三十六条の適用をはずしまして国家公務員法の百二条を適用するということになつておりますが、こうしなければいけない、不都合だという具体的な事例がおありだつたのでしようか。
【次の発言】 お話を承つておりますと、みそもくそも一緒にするような感じがするのですが、たとえば、国家公務員法の適用を今まで直接受けておりました大学の教授、地公法の三十六条の適用を受けておりました教員こういうものの間に、単に教育は国家に対するものだとか、あるいは教育公務員の職務の特殊性を考慮してとい……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第13号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 まず提案者の鍛冶さんに一つ二つ伺わせていただきます。  今までの御提案の趣旨を伺つておりますと、民法上の住所というものと、この選挙法上の選挙権を行使する拠点となるべき住所というものはどうしても一致しなければいけない、こういうことが修正案御提案のたつた一つの理由のように私たちには伺えるのでありますが、なぜ民法というような私法の領域におけるものと、選挙法というような公法上の領域におけるものが一致をしなければならないか。このことについて、幸いに鍛冶さんは専門家であられますので、もう少し詳しい御説明をいただきたい思います。
【次の発言】 その点について鍛冶さんと私たちの考え方が幾らか齟齬……

第19回国会 内閣委員会 第14号(1954/03/23、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 まず最初にこまかいことから伺い始めます。民事局、刑事局、訟務局、こういうような各局に定員減が割当てられておりますが、それは最近に至つての各局の仕事の増減に比例しておりましようか。
【次の発言】 人権擁護局のことですが、人権擁護局は最近に至つて非常に取扱います事件の数がふえて来たはずだと私たちは承知しておるのでありますが、ところがこれに対して一名を減ずる、こういうことになつております。人権を擁護するという立場からいえば、この際人権擁護局はむしろ増員をして行くべき筋合いにあるのじやないか、すれからこれは全般的な問題でありますけれども、すべての省に対して天引き減員、こういうような形が非……

第19回国会 内閣委員会 第15号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 今辻委員からお話の承りました学校の教員の問題にやはり関連をいたしますが、今のお話によりますと、この定員減は実質的には人も人間を減らさないで行く、こういうお話ですか。
【次の発言】 教官に限つて……。
【次の発言】 それは助教授、助手、講師すべてを含みますね。
【次の発言】 しかし実際には各大学に対してその定員減を実質的な欠員の数に応じて割当てられるのですか。
【次の発言】 そういたしますとある学校では定員減が現実に行われて人間を減らし、ある学校ではそのまま、こういうような状態は出て来ませんね。
【次の発言】 しかし現実には、各大学の講座別の配合を見て行きますと、教授が人しかおられ……

第19回国会 内閣委員会 第17号(1954/03/30、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されております行政機関職員定員法の一部を改正する法律案に対し反対の意を表さんとするものであります。  まずその第一の理由といたしましては、本法案が日本の急速な軍事体制を確立しようとする吉田政府の行政整理だということであります。すなわち吉田政府は、昨年までは再軍備はいたしません、自衛力は経済の許す範囲でいたしますと、ばかの一つ覚えのように繰返して来たのでありますけれども、昨年秋以来、アメリカ側からの防衛軍要請に対し、遂にその口頭禅をなげうたなければならなくなつたのであります。すなわち池田特使をワシントンに派遣し、MSA交渉を進め、これを……

第19回国会 内閣委員会 第24号(1954/04/12、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 今のことに関連しますけれども、制限をはずしてしまうというお話ですが、そういたしますと、内部部局の人と自衛官とは取扱い上全部平等になる、こういうことですか。
【次の発言】 そういたしますと、今度の法律によりますと、内部部局に入つて来る自衛官は、仕事の面においては内部部局の上長の指揮を受け、身分に関しては自己の所属しておる幕僚長、部隊長の統制下にある、こういうふうになつております。こういう条件になつて参りますと、内部部局に入つて来た自衛官は、自分の身分に関しては幕僚長なり部隊長なりによつて支配される。こういう形になりますと、内部部局における自衛官というものは、平服に対してずつと優越し……

第19回国会 内閣委員会 第37号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 調達庁の方にお伺いしたいと思いますが、東京の駒沢の練兵場跡に十六万坪の国有地がありますけれども、この問題について伺いたいと思います。この土地は今まで帰農者五十名が農林省の営農資金による開拓農場として使つて来たらしいのでありますが、最近いろいろな話を聞いてみますと、大蔵省当局でこの土地の払下げ方針を確立した。この中には保安隊の用地五万九千坪、こういうものがあつて、この問題について非常に土地の人々が反対をしているという事実を聞くのでありますけれども、なぜここに五万九千坪にも上るような保安隊の用地が必要であるか。こういうような点についてまず第一番に御説明をいただきたい、こういうふうに考……

第19回国会 内閣委員会 第38号(1954/05/25、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 あまりダブらないように伺います。これはどうしても解せない点ですが、内閣委員会でこの自衛隊法をやつておりますときにも、各委員からほとんど異口同音に国防会議の構成については御質問申し上げたと思います。ところが、これに関しては何らお答えにならずに、突如参議院に行かれて保安庁案というものを出された。これは一体どういうことでしようか。私はあらかじめお答えを想像しいろいろな点を考えてみましたが、国防会議の内容については三派折衝のまとまらないということが、衆議院における場合のお答えのようでしたか、依然としてこの点はまとまつていない、また特にこの案を出さなければならないような突如たる理由を想像で……

第19回国会 内閣委員会 第42号(1954/09/29、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 今副総理の方から無理な人減らしはやらなかつた、こういうふうに言つているのですが、幸い気象台の方の労働組合の方が見えておられるので、この際そうであるかどうか事実についてお話をいただきたいと思います。
【次の発言】 今の人員で今後も正確な予報がやつて行けるのであるかどうか。なかんずく人員だけではなしに定点観測を打切つたりあるいは高層気象の観測をやらないとかいうような事態を前提にして、今回のような災害を避けるための万全の予報ができるかどうか、これは組合長にお願いいたします。
【次の発言】 あなたの方の今のお話を聞いておりますと、定点観測の廃止ということは予報上技術的に致命的だというふう……

第19回国会 内閣委員会 第43号(1954/09/30、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 今高瀬さんから伺つたことと重複する部分が非常に多いと思いますが、私たちの立場からもう一度伺つておきたい、こう思うのです。この協議会の設立について、今副総理は、反共的なことを強調されましたが、しかし今まで共産主義に対する対策だ対策だということで、破防法ができ、スト規制法ができ、あるいは教育二法ができ上つた。しかし現実には共産主義に対する対策ではなくして、まじめな民主主義的な議論が、あるいは行動が、このために非常に制圧されている。むしろこのことの方が重大な結果を生んでいるのじやないか。こういう過去の経験に照してみますと、あなたのおつしやるこのことについても、そのままには受取りがたいも……

第19回国会 内閣委員会 第47号(1954/10/27、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 今度の増強計画はMSA協定に基いた日米の約束によつて行つておられるのですかどうか。この点から伺いたいと思います。
【次の発言】 もしそうだとすれば、たとえば二十三日に岡崎外相がアメリカへ行きまして、ワシントンで自衛力を増強するということを確約している、あるいは小笠原蔵相が行つてやはり同様なことを約束をしている、こういうようなことを必要としないと思うのですが、何のためにこういうようなことをわざわざ出頭に及んで誓約をしなければならないのか。こういうことが国民としてみると非常にMSAの何か裏約束があつてこういう増強計画を無理にやつて行かれるのかという印象を受けると思うのですが、岡崎外相……

第20回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1954/12/04、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 ごくこまかいことで、ついでと言つては失礼ですが、明確にしておく意味で伺つておきます。文書、図画、こういうものの中に色彩が入るか、あるいは模様が入るか、こういうこともひとつ伺つておきたいのですが、たとえば、小型貨物車などをまつ赤に塗るとか、まつ白に塗るとか、まつ黄色に塗るとかいうふうに色を塗りかえる場合に、これが図画に入るかどうか。いわゆる色彩です。その程度はほぼ常識でわかりますが、その中で何らかそこに図案的な模様が加わる場合はどうか。たとえば赤と白のだんだらに塗りわけるとか、きつと出て来ると思うのです。目立ちたいという意欲で、赤と白のだんだらに塗るとか、あるいは赤で塗つておいてふ……

第20回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1954/12/05、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 提案者にお伺いしますが、このプリントの一枚目の裏の第百六十四条の九「公職の候補者以外の者が二人以上の公職の候補者の合同演説会を開催することは、前項に規定する禁止行為に該当するものとみなす。」とあるのですが、これはこの間四党提案で出したものとどう違うのですか。
【次の発言】 そういたしますと、この前の四党提案のときにはあつたものを削つてしまつて、新しく自由党の提案の条文の中に振りかえたというわけですか。
【次の発言】 あまり頭がよくないせいかよくわからないのですが、そうすると内容は同じだということですか。
【次の発言】 そうすると、先日この衆議院を通つた公選挙法の一部を改正する法律……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 内閣委員会 第20号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 ちょっと江崎さんの御質問に関連して……。夫婦別れ別れあるいは親子別れ別れになっておりまして、向うから親をたずねてくるというような少年が非常に多いという話を伺うのですが、大体どのくらいの年令が多くて、大体どの程度までは入国を許可しているのかということをついでに聞かせていただければ仕合せだと思うのです。実はこの間こういう話を聞いたのです。戦争中もずっと東京に住んおって、父親は東京でりっぱな商店を経営している。戦争直後、たしか昭和二十三年か四年ごろ朝鮮の祖母が病気だというので、子供は母親と一緒に祖母の看病に帰った。ところが戦争になって祖母も死に、母親も死に、子供はルンペンのようになって……

第22回国会 内閣委員会 第24号(1955/06/17、27期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 昨日以来憲法上の問題、自衛の問題、そうした比較的理論的な問題が取り扱われましたので、きょう私は、方面を変えて国防会議の機能という点から二、三お伺いしてみたいと思います。  少くともある一つの組織を作る以上は、その組織がどのような現実的な状況の中で運用されるか、これを運用していく力関係がどうか、こういうことをはかっていきませんと、形の上でどんなにきれいなことを言ってみたところで、それは単なる抽象論に終ってしまうと考えざるを得ないわけであります。そこで当然頭に浮かんで参りますのは、この国防会議がほんとうに政府提案のように運用されていくかどうか、こういうことを疑問にせざるを得ないわけで……

第22回国会 内閣委員会 第25号(1955/06/23、27期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 今大臣の説明の中に、日本はアジアのトレーニング・センターにするというような御説明がちょっとあったように聞えたのですが、もう少しそれを詳しく説明していただけませんか。
【次の発言】 それは何か国際協定でそういうことがきまったのですか。

第22回国会 内閣委員会 第26号(1955/06/24、27期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 一つお伺いしたいのですが、横浜の保土ヶ谷にあります高射砲陣地が最近全部アメリカ軍が移動してしまいまして、そのあと自衛隊に貸すとかいううわさを聞いておるのですが、このことについて何か詳細なお話しが伺えれば伺わせていただきたいと思います。
【次の発言】 今、五ケ所一組というお話でしたけれども、五ヵ所のうち四カ所はもう正式に接収解除になったと思うのです。そして一ヵ所の保土ヶ谷の高射砲陣地も、事実上米軍は全部撤退して、今あき巣になっているわけです。それに防衛庁の林さんですか、何か下検分に来られたという話も伺っておるのですが、共同使用する場合には必ず調達庁の方に何らかの相談があるのですか。……

第22回国会 内閣委員会 第28号(1955/06/27、27期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 外務大臣にお伺いをしたいと思います。先般総理大臣にお伺いをしましたときに、安全保障条約、行政協定、こういう諸条約、協定があるにもかかわらず、原子爆弾を日本へ持ってくるときには、アメリカと日本の双方の同意がなければ持ってこられない、こういう話し合いがついている、こういうふうに総理大臣から御答弁がありました。そこでさらに詳しいことを伺おうといたしましたところ、それは専門の外務大臣に伺ってくれということでありましたので、伺いたいと思いますが、そういう合意がいつ、だれとだれとの間にでき上ったのか。すなわち重光さんとアメリカの軍人個人とが友人として話し合ったということでは何にも意味がありま……

第22回国会 内閣委員会 第32号(1955/07/01、27期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 ちょっと関連して。今の中村先生の質問に合せてお答えいただきたいと思うのですが、十二条の手続が欠除している、こういうことは十三条の「土地の占有者は、正当な理由がない限り、第十一条第三項の規定による立入を拒み、又は妨げてはならない。」という場合の正当な事由に入りませんかどうか。これは十二条であなたのお説に従って注意的な規定であったとしても、これは土地の占有者その他を保護するための規定であることは当然誤まりないと思うのです。この手続が行われていない限り「占有者は、正当な理由がない限り」というこの正当の理由に入る、十二条の手続が欠除せられている限り、その立ち入りを拒絶することができる、こ……

第22回国会 内閣委員会 第37号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 茜ケ久保君の質問に関連してちょっと伺いたいのですが、自衛隊には現在秘密と称すべきものがありますかありませんか、ごく簡単にお教えいただきたい。
【次の発言】 もし秘密がないとすれば、その自衛隊は日本人のためのものであるかアメリカ人のためのものであるか、これをお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 もしそうだとすれば、自衛隊が大きくなる、いわゆる増強せられていく、こういうことに関する計画がアメリカの政府に対して示されて、日本の国民、国会に対して示されないという理由を教えていただきたい。
【次の発言】 じゃ具体的に申し上げます。この三月に、防衛分担金交渉に際してアメリカ政府に、あ……

第22回国会 内閣委員会 第41号(1955/07/15、27期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 ちょっと関連して。今国際情勢の話が出ましたので、一つこの際アジアにおける各国の軍備の模様、さらにその兵力の配置の実情、こういうような点について防衛庁で知っているだけのことを一つお話をいただきたい。なぜこんなことを聞くか、やぼのようですが、やはり防衛六カ年計画をみなが知りたい、こういうことと同じに、彼を知りおのれを知るということが重要ですから、とにかく日本を取り巻いているアジア諸国の軍備の状況、兵力配置の状況、こういうものを知ることは、二万名増強が妥当なりやいなやということについても重要な資料になるでしょうから、この点一つできる限り詳細にお話をいただきたい、こう思います。

第22回国会 内閣委員会 第44号(1955/07/20、27期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程になっております諸法案について討論をいたします。  自衛隊そのものの本質、自衛隊に対してわが党がどいう態度をとっておるかということについては、おそらく本分議において茜ヶ久保君が討論をせられるに違いありませんので、私はここでただ二、三の疑問を申し述べて、むしろ皆様方の御教示をいただきたい、こういうことを考えております。  第一の疑問は、この法案によって自制隊を増強いたします理由として、米中をこれと引きかえに撤退せしめるのとある、こういうことが強く説明をせられておったように思います。これがすなわち今回の増勢の国民を納得させる主たる理由のように……

第22回国会 内閣委員会 第47号(1955/07/26、27期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 終ったところでいいです。
【次の発言】 今小金さんから御質問になりましたのとほとんど同様なことをまたお伺いすることになりますが、国防会議法を見ますと、通産大臣はその構成員の一人になっていない。ところが現実に今問題になっている防衛産業、軍需産業の問題は非常に緊急の問題です。その一つの例を取り上げてみましても、銃弾その他の軍需産業を国有民営にする、こういうような御意向があると承わっております。こうしたものを国防会議の中で具体的に御主張にならないで、ただオブザーバーとして出席する、大蔵大臣と折衝するという程度でやっていけるものであるかどうか、こういう点に非常に疑問を持つわけです。そこで……

第22回国会 内閣委員会 第49号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 議事進行について。今の提案者の説明を聞きますと、現行憲法は少くとも自立性がない、日本の国民の自主的な意思決定によってでき上ったものでない、こういう御答弁であります、昨日の提案の趣旨の説明を拝見いたしましても、自主的な憲法でないということが強調せられております。しかし、およそ法律にして、みずからの意思によって決定をされていない法律、他人の意思によって支配された法律行為、こういうものの効力のないことは歴然といたしております。すなわちかくのごとき説明をせられるのは、現行憲法が無効であるとの御議論であることは、一点の非の打ちどころのない御議論だと思うのでありまして、すなわち、これは憲法調……

第23回国会 内閣委員会 第1号(1955/12/01、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 ごく簡単に例の五飛行場の問題について、政府はアメリカに対していついつまでに提供するという約束をした、こういう提供の期限を限ってあるかどうか、この点についていろいろうわさが飛んでおりますので、明確にしておいていただきたいと思います。これが第一です。
【次の発言】 そうしますと次の問題ですが、西田大臣が五つのうち一つくらいはあるいは縮小するかもしれないというような談話を新聞に発表なすったように覚えておるのですが、この五つのうち一つくらいは縮小できるような余裕のある約束なんですか、それとも五つは五つでなければならぬということが明確に約束されておるのか、この点明確にしていただきたいと思い……

第24回国会 内閣委員会 第3号(1956/02/09、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 今新聞記事について私は責任を持つことはできないとあなたは述べられておりますが、しかし現実に新聞に出て、それが大ぜいの人に影響を与えておるということは定定できないと思います。新聞を見ますと、あなたが特に出席して「「デモ隊に対し警察力で足りなければ自衛隊をいつでも提供しますから」とこれまた大へんな鼻息」とこう書いてあります。これが非常な影響を日本の全労働者の上に及ぼしたということは、これはあなたの責任であるなしにかかわらず事実とだ思うのです。もしそれがあなたのお説のように事実でないとすれば、こういう影響をあなたはこれからどう除去されていこうとするのか、この問題を伺いたいと思います。新……

第24回国会 内閣委員会 第7号(1956/02/16、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 最近東京湾の入口で、海上自衛隊が米軍と協力をいたしまして、東京湾に入って参ります商船に対して、いろいろな検問行為を行なっている、こういう不実があるのでありますが、この点について大臣から御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、観音崎にあります米軍の通信所に訓練に行っておる自衛隊員は何名くらいですか。
【次の発言】 そういたしますと、その自衛隊員の訓練に行っております者か、米軍の指揮に従ってそういうことをやっているという事実はお認めになるのですか。
【次の発言】 米軍が観音崎の通信所で、東京湾に出入する船舶に対して、貴船は何港に向うかとか、積み荷の内容はとか……

第24回国会 内閣委員会 第11号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 時間がありませんので、二、三お伺いをいたしますが、問題をそらさずに簡明直蔵にお答えをいただきたい、こう思います。  まず第一にお伺いいたしたいことは、現行憲法について、今までの質疑その他の討論を伺っておりますと、あなた方は押しつけられたものだと言う。私たちはなるほどアメリカの示唆はあったけれども、押しつけられたものではないと言う。この二つの議論が対立をいたしております。この二つの議論の対立を解決するために、鳩山総理はあらゆる民主的な手段、方法をとらるる意思があるかどうか、これをまず第一に伺いたいと思います。
【次の発言】 そうです。

第24回国会 内閣委員会 第12号(1956/02/24、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 一昨日防衛庁の方にお願いしておきました資料をいただきまして、今この資料の数字を当っておりますので、とりあえず資料の数字にわたらない範囲で質問をさせていただきます。  まず第一に伺いたいのは、砂田長官時代に御選任になりました防衛庁のいわゆる顧問団というのですか、砂田顧問団と申しますか、この顧問団を一体どうなさるおつもりか伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、砂田さんが大臣をおやめになると同時に、この顧問団は解任されたという形になるわけですね。
【次の発言】 そういたしますと、制度的なものでなく、砂田個人の顧問であった、こういうことに了解いたして同違いございませんか。

第24回国会 内閣委員会 第14号(1956/02/28、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 まず防衛分担金に関して少しお伺いしたいと思います。先般予算委員会で勝間田君の質問に対しまして、重光外相は、防衛分担金については日米折半だという御説明がありましたが、この御説明にその後変更がありますかどうか、これから伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、折半原則というのはくずれたということですか。一月三十一日の本会議で勝間田氏に対して、重光外相は「日本の防衛は、今日、日本と米国軍との共同責任でやっております。そこで、半分ずつ増加分に対して分担をいたすということでございます。」というふうに答えられて、折半原則は依然として堅持せられているという答弁をなすっているように思……

第24回国会 内閣委員会 第22号(1956/03/13、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 ちょっと関連して……。今の稻村さんの問題に関連して私もちょっとお伺いしたいのですが、憲法九十六条それ自体からは、いずれに提案権がありやを判定することは不可能だ、こうあなたは今おっしゃるのですが、私はそうは思わないのです。というよりはむしろこの憲法をもう一度読んでいただきたいと思います。九十六条を読んでみますと、「この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。」こう書いてあるわけです。ここでは発議という行為と提案という行為とを二通りに厳格に分けて規定しているわけです。もしあなたのように、内閣にも国会に対して……

第24回国会 内閣委員会 第23号(1956/03/14、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 関連。今の石橋君の質問に関連して私もそういう例をたくさん知っている。横浜のPX、大船にもあります、あるいは座間その他にある。直接雇用の労働者が何の理由もないのに、その態度が気に食わないというようなことで簡単に馘首をされている。これに対して解雇権の乱用だということで、われわれが日本の機関の救済を仰ごうとすれば向うが出てこない。(「働かせてもらっているんだ」と呼ぶ者あり)冗談言っては困る。そういう日本人の従業員が簡単に馘首されているということを働かせてもらっているのだからしようがないというならば、労働政策なんかはあり得ない。こういう人々はみんな政府の救済を待っているにもかかわらず現実……

第24回国会 内閣委員会 第24号(1956/03/15、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 それでは憲法調査会法案について質問を申し上げます。  前回、たしか二十二特別国会だと記憶をいたしておりますが、私の本会議における質問に対して清瀬大臣は、この現行憲法はマッカーサー憲法であるとお述べになり、これをその後取り消されたのでありますが、その御趣旨は、押しつけられた憲法であるというように受け取れるのでありますが、いまだにこうお考えになっていらっしゃるのかどうか、これから伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、マッカーサー憲法という呼び名は明治憲法と同じだ、そういう略称であるというふうに御説明になりましたお言葉をそのまま受け取りたいのですが、ところがあなたの御説……

第24回国会 内閣委員会 第25号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 まず最初に、前回山崎委員にお伺いをいたしましたことについて伺わせていただきたいと思うのです。前回私、現憲法の制定の際にできました秘密議事録というものがありまして、これについての公開をせられる御意思がありやなしやということを伺いましたところ、公開をしたい、そう努力をするというお話でありました。もう憲法調査会法案も審議が大詰めに参りましたので、至急そうした重要な資料について私たちは検討をいたしたい、こう考えるわけであります。この問題について、その後どうなっておりますか伺わせていただきたい。どのような御努力があったか、これも伺わせていただきたい、こう考えるのであります。

第24回国会 内閣委員会 第28号(1956/03/28、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 関連。アメリカの関係から独立して、そうして憲法を自主的に作る、こういうことを前会、鳩山総理大臣も私に答弁をせられておりました。しかし今、石橋委員から御質問がありましたように、現在の段階をつぶさに考えていくならば、アメリカの影響なしに憲法改正などというものはできないのじゃないか、こういうふうにに私は思うのですが、この点もう一ぺん、石橋委員の質問とダブるかもしれませんが、お答えを願いたいと思います。
【次の発言】 ところがあなた方の親分である鳩山一郎さんは、この関係を明確に答えておられるのであります。鳩山さんが自由党憲法調査会の第一回総会においてお述べになっておるところを読んでみます……

第24回国会 内閣委員会 第38号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 時間がありませんので、ジェット機の第二次国産化の問題についてだけ伺わせていただきます。  ジェット機の第二次国産化の問題で、新聞に発表になりました細目取りきめを拝見いたしますと、「一、(イ)F86Fについては米国政府は当局間で別途合意される「F86F計画のための供給表」の定めるところに従い、」こういうふうに出ておりますし、さらに続いて「上記供給量に相当する一年間分の予備品並びに治具の一部を無償で日本国政府に提供する。」こういうふうになっておりますし、さらに(ロ)の項目を見ると、「T33A計画のための供給表」に従い無償で日本国政府に提供する。こういうふうになっておりすます。ところが……

第24回国会 内閣委員会 第39号(1956/04/25、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 国防会議の目的について、今まで国防大綱の策定、あるいは軍需生産の計画、防衛出動の可否、こういうことを自主的に決定するのだ、こういう御説明がありまして、そのまま僕らはすなおに受け取っておったつもりであります。ところが昨日のわが党の井手委員の質問に対して、総理及び船田長官が説明をしておられるところを拝聴いたしまして、実はあぜんたらざるを得なかったわけです。なかんずくそこで強調せられましたものは、日本が防衛六カ年計画を策定し、実現していく上に当っては、米国からの武器の供与あるいは部品の貸与、無償譲渡、こういうようなことを十分に受けなければやっていけない、こういうことを再々船田さんは強調……

第24回国会 内閣委員会 第40号(1956/04/26、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 まず防衛分担金の問題について大蔵大臣に伺いたいと思います。あらためて申し上げるまでもなく、防衛分担金は行政協定に基きまして米駐留軍の駐留経費のうち、基本的な経費、派生的な経費、この二つの後者について日米が折半してこれを負担するということに相なりました。この原則を定められましたのは、池田勇人大蔵大臣、岡崎外務大臣の時代であります。この折半原則によって定まりました金額は、初年度において五百五十八億であったのであります。その後次第にこの金額は変化をいたして参りましたが、その変化の様相はと申しますと、折半した日本側分担金の中で日本の防衛努力として支払った分だけは軽減をしてもらうという形で……

第24回国会 内閣委員会 第41号(1956/04/27、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 委員長にあらかじめお断りしておきます。私の方は要領よくいたすつもりでございますから、お答えをいただく側でてきぱきお答えをいただければ、もっと早く終ることをお約束いたします。  前会お伺いいたしました防衛分担金の問題について、三月八日に日米合同委員会における新しい経理手続ができ上った、こういうことをお認めになりました。この発表について、外務省との連絡の上でお答えをするということでありましたので、この点について御答弁をいただきたいと思います。三月八日の経理規程を御発表いただきまして、なぜ従前の経理規程を今回の経理規程に改めなければならなかったか、そしてまたどれほど今度の経理規程が日本……

第24回国会 内閣委員会 第60号(1956/10/26、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 さっきから時間がたっているのでもう辻さんも冷静になったと思いますので、前言を取り消していただくように委員長に取り計らいをしていただきたいと思います。先ほどの丸山次長の答弁によっても、茜ケ久保君がメモを取り上げたということは言っております。だがしかし、なぐられたのはかりに事実だとして、それがたれによってなされたかは述べておられません。しかもかりになぐられた、あるいは傷ついた、真皮が傷ついた程度のものだとしても、その原因は今西村君から述べられたところであります。ところが辻さんは茜ケ久保君がメモを取ったという事実と、次長が何人によってなぐられたかわかりませんと言っておったその事呉とを結……

第24回国会 内閣委員会 第62号(1956/11/05、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 関連して。今の西村君の質問に対してまっ正面からお答えになっていない。そこで西村君の引き継ぎとして伺いたいと思うのですが、今後起るであろう原子戦争、これは堂々と事前通告をして、今までのような開戦の宣言をして行われるものだと大臣は思っていらっしゃるのかどうか。
【次の発言】 私の伺っておるのは、原子戦争というものが今のような戦争の形で行われるものかどうか、このことを伺っておるわけです、少くとも私たちの考え方では、もし起るとすれば、来たるべき原子戦争はごく短期間に終るだろう、ある軍事評論家などによれば、四十八時間くらいで終るだろうという意見もあります、まさかそれほど早く終らないにしても……

第26回国会 内閣委員会 第6号(1957/02/15、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 関連して。今の共同演習の問題ですが、増原さんのお話によると、T33が仮装敵機になって入ってくる。これをとらえて要撃する演習だった、こういうお話しですが、日本の現在のごとき航空基地あるいは敵機をとらえるレーダー網、こういうものを考えてみますと、非常に重大な問題が出てくると思います。御承知のようにレーダ一網は二十数カ所日本国内にあるそうです。これはすべて今米軍の指揮下にあるわけです。このレーダー基地でとらえた敵機はすぐどこへ通報されるかと申しますと、各戦闘機の要撃基地あるいはそれの指導をしている中心地に連絡をしてくる。この連絡は大体私たちの想像では、三沢あるいは東京のジョンソン、九州……

第26回国会 内閣委員会 第7号(1957/02/19、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 今の受田君の話の続きの原村の事件ですが、もし解剖をして死因が他にあるかもしれないような実情がありますときには、かりに遺族の反対があったとしても、遺族に十分納得していただいた上で、この点について十分究明すべきではなかったか。たとえばけられたという話がありますが、あなたのさっきのお話でありますと、抱き起すときに足が触ったかもしれない、こういうお話でありますが、もし解剖をして解剖所見が明確であれば、当然そのけられた部分には腫脹がありあるいは内出血があるわけで明確になるわけであります。そういう事実を明確にしておくだけの義務が隊にあったのではないか、こう私どもは思うのでありますが、その点は……

第26回国会 内閣委員会 第9号(1957/02/22、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 それでは受田君がもう伺いましたから、時間もありませんので簡単に伺います。今度の欧米局を廃止して、アメリカ局及び欧亜局に分けられました場合に、私たちしろうとが考えますと、中近東及びアフリカ、これはむしろこの際一思いにアジア局の方へ移されてしまった方が御便宜じゃないだろうかという感じがするわけです。と申しますのは、今までの歴史的なつながりから申しますならば、確かにヨーロッパのカテゴリーの中に入れていくことの方が正しいだろう、こう思いますが、しかし最近に至りますと、A・Aグループなどと称してこのグループが非常に民族主義的な動向を強めてきている。そうしてその行動もそういったものに代表され……

第26回国会 内閣委員会 第11号(1957/02/28、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 淡谷君の質問に関連いたしまして、この死の行進の問題について伺いたいと思いますが、今まで死の行進の問題についての当局側の弁明と申しますか、御説明を伺っておりますと、非常にフェアなお答えをなすっているように思われるのであります。ところが、実際はそうでないというような感じが次第にいたして参りました。たとえば、この事件の起りました隊の隊員が、お父様のところに出した手紙などを拝見いたしますと、真実が述べられております。たとえばその一部を読んでみますと、「新聞に出てる幹部の言っていることは全く反対で、責任を逃れているのです。事実がばれるのをおそれて、きのうときょうと外出どめです」こう書かれて……

第26回国会 内閣委員会 第14号(1957/03/07、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 関連して。今C46の部品について盛んにお話がありましたが、昭和三十年度の決算の検査報告を見ますと、これには、この年度においてC46輸送機の部品を、一千百四十万円よけいなものを買ってしまったということが書かれております。一体こういう使えないものを買い取ってしまうというやり方では、C46が修理その他が完全であったかどうかも疑いを持たざるを得ないわけですが、一体どういう事情で、どんな行き違いで一千百四十万円も使えない部品を買ったのか、まずこれから御説明いただきます。
【次の発言】 お説を伺っておりますと、非常にもっともな感じがいたしますが、しかし一体自衛隊では自分の所有となる飛行機がC……

第26回国会 内閣委員会 第19号(1957/03/19、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 定員法の問題についてお尋ねをいたしますが、そのうち特に郵政省の分について本日は伺いたいと思います。配付いただきました資料によりますと、特定郵便局増置に伴う増五十、郵便取扱い業務の増加に伴う増六百九十六、こういうふうになっておりますが、果してこれらの六百九十六程度の定員増によって非常に増加をいたしつつあります郵政事務をまかない得るものかどうか、はなはだ私たちとしては疑問に思っておるところであります。たとえば、東京の板橋郵便局においては、区内人口が約一万人も増加をいたしておりまして、郵便物数の取扱い等非常に激増いたしております。そのためには、少くとも常識的に考えて、外勤十七名くらい、……

第26回国会 内閣委員会 第20号(1957/03/22、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 いろいろなことを伺いたいと思いますが、忘れるといけませんので、こまかいことを一番最初に一つ伺っておきます。と申しますのは、先般防衛庁長官が週刊読売の対談で近藤日出造さんとお話し合いをなさいましたときに、その記事を拝見いたしますと、再軍備の問題について、この問題については、社会党の祖国共産国でも再軍備をやっているんだというようなことが、防衛庁長官のお答えとして載っているわけであります。週刊読売は御存じのように部数もたくさん印刷せられますし、影響するところも重大であります。現にわが党の地力の党員諸公からもいろいろこの点について問い合せが参っております。事実小滝長官は、社会党の祖国が共……

第26回国会 内閣委員会 第21号(1957/03/23、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 先般私たちの仲間の下川君が総理に、渡米をせられた場合にどのようなことをお考えになって行かれるのかという御質問を申し上げたわけでありますが、その際のいろいろな答弁の中で、私たちがまだ釈然といたしません点を一、二伺いたいと思います。  まず第一に伺いたいと思いますことは、行政協定の中に定められております防衛分担金の問題であります。防衛分担金は行政協定の二十五条のうちに年額一億五千五百万ドルに相当する額の日本国通貨というふうに定められておるのであります。これについてその後アリソン・重光の会談の中から一般漸減方式というものが定められて参りました。しかしこの一億五千五百万ドルをそのままにフ……

第26回国会 内閣委員会 第22号(1957/03/25、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 関連して。石橋さんが今防衛六カ年計画について、あるいは国防の長期計画についてずっとただしておられたわけですが、私もひまに飽かせて今までの速記録をずっと素通りして見たわけです。そういたしますと、防衛六カ年計画、すなわち最終目標ですが、陸軍十八万、海軍十二万四千トン、空軍千三百機、これはわが国の経済の許す最小限の、しかしどうしても必要なものだ、こういう御説明はもういやになるほど繰り返されておるわけなんです。だがしかし速記録を見ましても、この陸軍十八万、海軍十二万四千トン、飛行機千三百機でどういう形態の、どの程度の侵略には対抗できるのだという御説明は、今までほとんどなかったように思うの……

第26回国会 内閣委員会 第24号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 定員法の問題について郵政省の方にお聞きいたしますが、郵政省の三十二年度における定員は千九百六十一名の増員になっておりますが、これは毎年物量の増加等が非常に著しいことを反映したものだと考えますけれども、特に郵便物取扱い関係においては四十六万通以上の増になると予想をされております。従って当初郵政省が大蔵省に予算を要求いたしました数よりも、この千九百六十一名というものは、はるかに削減せられていると考えられるのでありますが、まず最初に郵政省の大蔵省に予算要求をいたしました定員増について御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 郵政省としてもこの六千三百十九名を要求されるのに、そう無……

第26回国会 内閣委員会 第25号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 自由民主党、社会党両党の意見を代表いたしまして、ただいま可決になりました行政機関職員定員法の一部を改正する法律案に対する附帯決議を提議したいと存じます。  まず案を朗読いたします。   政府は行政運営の実情に即し、各  行政機関における職員の定員配置を  適正公平にするとともに、職員の労働  が過重ならざるよう、増員その他適  当の措置を講ずるほか、常勤労務者  であって長期間勤務に服しており、  かつ行政機関の恒常的構成員と認め  られる者は、これを定員法上の職員  に繰行入れる措置を講ずべきであ  る。以上であります。理由はあらためてことごとしく述べ立てる必要もありません。今……

第26回国会 内閣委員会 第44号(1957/09/02、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 時間がないそうでありますので、大きな問題で伺いたいことはたくさんありますけれども、石橋さんが伺いました問題の続きを一つ聞かしていただきます。  それは安全保障に関する日米委員会、こういうものが訪米の結果作り上げられましたが、これの性格を新聞等で拝見いたしますと協議的性格を持っておる、こういうふうに述べられておりますが、このことに誤まりはありませんか。
【次の発言】 そういたしますと、双方の意見が一致しない間は何事もなし得ないという結果にならざるを得ないと思うのでありますが、この点についてはいかがでしょうか。
【次の発言】 そういたしますと、委員会において審議すべき事項はと書かれま……

第26回国会 内閣委員会 第45号(1957/09/03、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 きょうは防衛庁長官にごく概括的なことを伺っておきたいと思います。時間もありませんし、今後いろいろなこまかい問題を伺いますのについて、概括的な御所見を伺っておくということで進めたいと思います。  一番最初に伺いたいと思いますことは、これが本日伺う中心点でありますが、岸総理が訪米をせられます前後から急に自主防衛という言葉が使われて参りました。今までの防衛体制も自主的なものだというお話でありましたが、特に岸総理渡米前後から自主防衛、自主防衛とあたかも何か違ったものであるように御説明がありますので、一つ本日はこの自主ということ、このことの説明を公式に伺っておきたい、こう思います。まずその……

第28回国会 内閣委員会 第21号(1958/03/27、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 まず防衛庁の長官にお伺いをしたいと思いますのは、およそ自衛隊を統率していかれる第一の要諦として、少くとも一兵に至るまでに愛情を傾けること、こういうことがおありだと思いますが、この点はどうでしょうか。
【次の発言】 ところが現実はさにあらずというような事態がしばしば生じておるように思います。その一つの例として、昭和三十二年十二月十七日、北海道の第九普通科連隊第一重火器中隊で板東茂男という一士が突如午前十時前後に、作業服のまま、作業場から行方不明になりました。この行方不明になりました板東茂男君の問題についての御調査、あるいはその後の措置、こういうものについて遺族は非常な不満を感じてお……

第28回国会 内閣委員会 第22号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 昨日旭川の事件について御調査の上御報告をいただけるということでありましたが、一つその御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 今のお話を聞いておりまして、ますます私たちとしては疑問を深めざるを得ないわけです。と申しますのは、まず第一の、失踪をいたしました最後の場所、すなわち車両庫内の控室、この付近におりました者は、今の御説明でも二十名をこえるわけです。ところがこの二十名をこえた人々の目の前から、何の理由もなしにこつ然と消えうせてしまったと言うよりほかに仕方がないのです。こういう状況です。しかもそのこつ然と消えうせてしまうそのときの態度に、いつもと少しも変るものがないというこ……

第28回国会 内閣委員会 第23号(1958/03/31、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 先日石橋君の質問を行なったわけでありますが、この中で総理は、日本に駐留する米軍、この米軍は安全保障条約によって極東の国際的平和の維持、安全、こういうことのために活動する権利を持っておるし、さらに日本区域の防衛に当る義務を持っておる。もし米軍か極東の国際平和を維持するために、日本基地から出発をして、外国の基地を攻撃する。そうした場合に、報復的に日本の基地が爆撃をせられる、あるいは日本の基地に対して武力行為が行われたような場合には、これは日本に対する侵略とみなす、こういう御答弁があったわけであります。この問題について、さらに総理は説明を述べられて、そうした場合の防衛の方法については、……

第28回国会 内閣委員会 第28号(1958/04/08、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 防衛庁設置法の一部を改正する法律案について二、三疑問とするところを伺って今後の運営についての見通しをつけたいと考えておりますのでお伺いをしたいと思います。  まず第一に伺いたいと思いますことは、調達庁が防衛庁に移管をせられます場合の職員の待遇の問題であります。従来調達庁職員は一般職でありますが、防衛庁の職員は特別職であります。この調達庁が防衛庁に移管をせられました後も、調達庁の職員の方々は当然一般職として取り扱われていくものだと考えますが、もし一般職でありますならば、今まで全国調達庁職員労働組合という組合を結成してやってこられましたが、当然このことは可能であると思いますが、この点……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 内閣委員会 第5号(1958/07/03、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 国家公務員法等の一部を改正する法律案について、提案の趣旨及び理由を申し述べます。  本案の改正内容は非常に簡単であります。すなわち条文をお読みいただけますならば明確でありまして、国家公務員法第七十二条及びこれに関連するものを削除しようというのであります。その理由としては、勤務成績の評定制度が実施せられて参りましたが、その状況にかんがみまして、国家国務員についてその制度を廃止することが妥当であると考えられるに至りましたので、この法律案を提出いたした次第でございます。以上であります。
【次の発言】 調達庁の長官並びに法務省の方に対して、占領期間中における駐留軍等による不法行為の問題に……

第29回国会 内閣委員会 第8号(1958/08/01、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 特別国会が終りましてから、今日に至りますまでの間に出ました幾つかの疑問について御質問をいたしたいと思います。  まず第一にお伺いをいたしたいと思いますことは、新聞などで拝見をいたしますと、来年度の予算をお組みになる前提として、陸上兵一万名を増員する、こういう御議論が部内におありだそうであります。この問題については、早急に態度を御決定になりませんと予算編成ができませんので、一つその点について長官としてどうお考えになっておるか、明確な態度をお示しをいただきたいと思います。私たちが知っております範囲では、世界じゅうの各国はみんな陸上兵力を減少する、こういう方向に向いておるように思います……

第29回国会 法務委員会 第3号(1958/06/26、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 全司法の労働組合幹部諸公に懲戒解雇が出、あるいは停職の問題が出たことに関連いたしまして、最高裁の横田事務総長にお伺いをいたしたいと思います。  まず第一にお伺いをいたしたいのは、先般衆議院の内閣委員会で事務総長にお出ましをいただきたいということを要請いたしましたところ、その理由は明白でありませんが、現実にはその日にはお出ましになりませんでした。さらに続いて参議院の内閣委員会で事務総長にお出ましをいただきたいというお願いをいたしましたところ、これはいろいろな法律上の理由をお述べになって、拒否をしてこられた、こういうことを私は参議院の内閣委員長から伺いました。法務委員会にはお出になる……

第29回国会 法務委員会 第4号(1958/06/27、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 昨日、裁判書の問題についていろいろお伺いをしたわけですが、その事務総長のお答えを要約いたしますと、書記官は裁判所の浄書については責任があり、逆に言えば浄書をさせることは、裁判を裁判官がやっているということにいささかも矛盾をしない、こういうことであったと思うわけです。しかもその清め書きすなわち浄書という言葉の中には、起案から文書の作成、こういうものまで全部含めて浄書と呼んでおられるように私は受け取りました。そして、最後に裁判官が署名捺印をすべき機会があれば、その場で裁判官の責任が果されて、裁判書として完成をする、こういうお説だったように思います。そのときに私は、浄書という言葉の中に……

第30回国会 内閣委員会 第4号(1958/10/21、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 関連して。今茜ケ久保さんの質問に関連してお伺いしたいのですが、今長官は米軍の駐留いたしておりますためにいろいろな被害が生じますことははなはだ遺憾である、そしてとうとい生命が侵されようとしている、あるいは侵されていることについてはまことに遺憾であって、この点について米軍に厳重抗議をし、そういうことのないようにしたい、こういうふうにおっしゃっているのですが、しかし駐留している米軍どころか、自衛隊自身がそういうことを平然とやっていらっしゃる。こういう事実を私どもは見のがすわけにはいかないと思うのです。現に一つの例として、先日小松島を出発した商船に対して、徳島の航空隊の隊員がこれに対して……

第30回国会 内閣委員会 第5号(1958/10/23、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 今石橋さんの質問あるいは中原さんの質問に対する総理の御答弁を伺っておりまして、幾つかの疑問が出て参りました。まず第一に安保条約の改定その他は憲法の制度の中で行う、こういうことを御答弁になりながら、片一方では私は改憲論者である、こうおっしゃる。今最後に木原さんが指摘されたように、憲法改正の中心点は海外派兵とかあるいはそういうものを含んだ第九条の問題にあろうかと思います。安保条約は、これもわかりませんが新聞等の報道によりますと、十年くらいの期限をつけたいというお考えのようです。そうすると、その期限の間に憲法の制限内で今やっておいて、先に行ってまた憲法を改正なさるというお心持があるとす……

第30回国会 内閣委員会 第8号(1958/10/31、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 関連して。今赤城長官は政治ストというようなことを軽々しくおっしゃったのですが、これは私非常に重大だと思います。今警察官職務執行法に対して、国民は賛否いかなる意見をも自由に表明し得る権利を私は持っていると思います。従って日本の法律によって制約をせられない限り、その表明に関する手段、方法もまた自由でなければならないと思います。その場合に労働組合の諸君は、今これを大衆集会あるいはストライキ、こういう形で表明しようとしている。これを軽々しく長官が政治ストなどということできめつけ、しかもそれをまるで違法なものであるかのごとき表現をとられることは、私は重大じゃないかと思う。一体これが政治スト……

第31回国会 内閣委員会 第23号(1959/03/24、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 もう時間もありませんし、原則的な御議論はほぼ皆さん方と同じですから、個条書き的に伺いたいと思います。安保条約を改正していくに当って、基地の問題をどう取り扱うかということはかなり重要だろうと思います。外国の例などを見ますと、基地について限定的な協定ができているように思いますので、今度の安保、行政の改定の中で、基地を幾つどことどこというふうに限定するような方向をお考えになっているかどうか。今までの例によりますと、向うが要求をすれば無制限に――無制限という言葉は少し過ぎているかもしれませんが、ある場合には七百も、現在ですら三百幾つあるそうです。そういうようなことでは双務性も自主性も現実……

第32回国会 内閣委員会 第4号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 私も東京湾の入口で同様な掃海訓練が行われたことに関して御質問を申し上げるつもりでおりましたが、石橋君の佐世保の問題でほぼ同様でありますので、あえてそれは繰り返しません。ただ、今石橋君の質問を聞いているうちにちょっと疑問になってきたのですが、補償を調達庁でやっていかれる場合に、本庁の方で、それが違法なものであろうとなかろうと、一応航路指定をした、だからそれに反して入ってきた連中はなとどいうような、過失相殺のようなことを言われはしないかという疑問が出てきたのですが、そういう点についてはどうでしょうか。
【次の発言】 くどいようですが、航路指定があったとかなかったとかいうことと被害補償……

第32回国会 内閣委員会 第5号(1959/10/05、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 淺井さんに一つ伺いたいと思いますが、この間私北海道へ行きまして、いろいろなお役所の責任者の方、あるいは組合の方、こういう方からいろいろなお話を伺ったわけです。しかし受田君や石山君のようにエキスパートではありませんから、私も非常に疑問を持ちながら帰ってきました。そこで淺井さんにその点について伺いたいと思いますが、北海道の場合は内地に比べると、恒常的に二割ないし三割くらい物価が高い。これはもう何人も否定のできない事実であろうと思いますが、一時的というような関係ではなく、恒常的に物価が二割ないし三割高い、こういうようなところの公務員に対して、今申し上げたような物価高というものは、勧告を……

第33回国会 懲罰委員会 第4号(1959/12/23、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 およそ、先般委員長が取り次いで読まれました本件事案を懲罰に付する理由、この理由というものが非常に不明確でありまして、人を処罰しようとする以上、その起訴状にも当たるべきこの理由が不明確なままで審議が進むということは許されないだろうと考えるわけです。従って、今後のいろいろな論争、今後のいろいろな立証を整理して参りますためにも、すなわち、不必要なことを削除いたして参りますためにも、明確にしていただくべき点が数多かろうと考えるわけです。そこで、一体どなたにこの不明確な点をお尋ねしてよろしいのやら、わからないわけです。本来でありますならば、議長にこれをただすべきところであろうと考えます。し……

第33回国会 懲罰委員会 第5号(1959/12/24、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 今、委員長の御尽力で議長の理由に対する一応の解明があったわけであります。しかし、この解明はほとんど意味をなさないのではないか、こうわれわれは考えざるを得ません。すなわち、ほかの幾つかの点は除きましても、少なくとも、最小限この「止めることなく」というのは、私の質問にも述べましたように、不作為事犯的な観念であります。不作為が少なくとも懲罰の対象になる、処罰の対象になる以上は、その反対作為義務が法律で明定をせられる場合でなければいけないはずです。従って、私は、いかなる条文、いかなる規則に基づくかを伺ったわけであります。ところが、現実には、面会その他についてはいろいろな規則があって、それ……

第33回国会 内閣委員会 第1号(1959/11/06、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 防衛庁の方がまだ見えておりませんから、中曽根さんに伺いたいと思いますが、東海村のコールダーホール型の原子炉を設置されるということについて、科学技術庁の方で公聴会をお開きになった。その公聴会をお開きになりましたときに、茨城県の岩上知事その他大ぜいの方々から、付近にあるアメリカ軍の爆撃演習場が取り除かれることが望ましいし、それが前提条件であるというような意見が出て参りました。公聴会でありますから、当然その意見をお聞きになるべき筋合いのものであろうと思いますが、こうした爆撃演習場の返還要求について、あなたの方でどういう御措置をその後とられたか、これを伺いたいと思います。

第33回国会 内閣委員会 第2号(1959/11/10、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 赤城長官に伺いたいと思いますが、前回の委員会において私が、サイドワインダーをいつ持ち込むのか、こういう点について伺いましたところ、長官は、今のところわからぬ、こういう御説明でありました。そして補足的に、向こうが持ってきて防衛庁に引き渡されたときに防衛庁の所有権が発生するのだ、私の伺いもしない御注釈までつけ加えられたのであります。この伺っております時間は、たしか一時近かったかと考えます。ところが、その後防衛庁の発表によりますと、正午、私の伺っておりますよりも四、五十分前、立川の基地ですでに引き渡しを受けている、こういう事実を発表せられました。一体国会の答弁というものがこんなにもいい……

第33回国会 内閣委員会 第5号(1959/11/20、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 ちょっと関連さして下さい。今おのおの法仲的な根拠が違うから別々の作戦を立てる、こういうお話ですが、そういう御答弁の中には、もしもの場合両軍の上に最高司令部のようなもの、たとえばNATOの場合におけるような、米軍及び日本軍を統轄するような最高司令部を設ける意思はない、絶対にそういうことはない、こういう意味ですか。
【次の発言】 今のお話を実は前から僕は伺ってみたいと思っておったのですが、当然あなたのおっしゃるように、米軍は集団自衛権、日本軍は個別的自衛権、こういうものに基づいて動作をするにしても、日本区域内においての防衛に当たるという点は同じわけです。従って日本区域内においての問題……

第33回国会 内閣委員会 第6号(1959/11/24、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 今の加藤局長の御説明を聞きましても、昨年来検討をして大体三百機ということはきまっておった、こういうお話です。ところがすでにきまっておるものを、現実には源田さんは御存じにならずに出発をせられた。それだけではなしに、現に十一月六日のこの委員会において、赤城さんはこう答えているわけです。「これも源田調査団の報告を聞きませんと、機数がどれくらい空幕として必要なのかということはまだ聞いておりませんからわかりませんが、」――源田報告を聞いてから機数を決定する、一切を源田さんの報告にゆだねる、こういうふうにはっきり答弁をせられておる。ところがその調査をゆだねられた源田さんの方としては二百機、こ……

第33回国会 内閣委員会 第7号(1959/12/03、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 ちょっと関連。今総理は、はずされたのはAだけだ、うそじゃありません、こういうふうに僕がヤジったのに対して答えられたのですが、私たちのところに入った情報によれば、F104AもCも全部エア・ディフェンス・コマンドから除外される、そうしてこの不要のF104の一部はタラワ島の基地に配置される、そうして残ったものは標的機として使用破壊されるというようなニュースが入っておる。F104Aだけしか除籍されないというような言い方をして、うそじゃありません、こう言っておられるのですが、調べてごらんなさい。もしCもエアディフェンス・コマンドから除外されるようになっておって、私の言うようにタラワ島に送ら……

第33回国会 内閣委員会 第9号(1959/12/08、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 実は源田さん、赤城さんのいらっしゃるところで、防空空軍、戦略空軍、あるいは戦術空軍等の基本的な問題について伺いたい、あるいはロッキードの問題になっております改造のことについても伺いたいと思っておりましたが、もう時間もないというお話ですから、とりあえずきょう新聞に発表になっております自民党の要請に基づいて防衛庁が同党議員に説明するためのPR資料を出された、その問題についてだけ二、三ふに落ちません点を伺っておきたい。そして基本的な問題は次会に伺うつもりであります。  まず第一に、これを拝見いたしますと、先般の源田さんの御説明に即応した答えが出ております。たとえば「問い F106(コン……

第33回国会 内閣委員会 第10号(1959/12/11、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 今木原さんや受田さんから価格についてのいろいろな質問がありました。それはいかに国費を節約するかということに問題が集中されていることだろうと、こう私は思いますので、それに関連して、時間もありませんから、一つだけ伺っておきたいと思いますが、各国で飛行機を調達する場合に、いろいろな方式を採用しているだろうと思います。日本のように一ぺんに二百機もぱかっと注文してしまうようなやり方だけが世界じゅうで使われておる方式かどうか、非常に疑問に思います。この前決算委員会でも神近さんが、アメリカの空軍が飛行機を買い入れる場合の方式について御質問をしました。これはかなり早かったために、その後あまり顧み……

第33回国会 内閣委員会 第11号(1959/12/15、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 調達庁の長官、さらに行政管理庁の方に伺いたいと思います。  去る十月十五日に参議院の内閣委員会で矢島議員の質問に答えられて、今臨時国会中に調達庁の機構等についての具体的な結論を出して報告する、こういうふうにお約束になっていらっしゃるのですが、参議院の内閣委員会がちょっと開かれる見通しがありませんので、私の方からここで伺わしていただきたい、こう考える次第です。調達庁の長官と行管の方からお答えをいただきとうございます。
【次の発言】 調達庁がこういう運営に陥り始めたことは、今始まったことではないわけです。少なくとも数年前と言って過言ではない。しかもこの委員会でもいろいろこの点について……

第34回国会 内閣委員会 第13号(1960/03/08、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 総理府設置法の一部を改正する法律案、すなわち訴願制度調査会の存置期間をさらに延長せんとする問題についてお伺いをいたしたいと思います。  元来この訴願制度調査会を設置せられるにあたって、すでに問題点は明らかにわかっておったはずであります。すなわち訴願法が明治二十三年に制定せられて、非常に条文としても古い。しかもその後水道法あるいは道路法、自治法等に訴願の制度が新しく条文として追加をせられた。これとの調整をどうするか、こういう問題などもすでに十分わかっておったことだと私は思うわけです。しかもその弊害はもう相当はなはだしく現われている。この弊害の現われている点についても新しく提案趣旨説……

第34回国会 内閣委員会 第15号(1960/03/11、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 ちょっと関連して。関連と言えるかどうか知らないのですが、この際教えておいていただきたいと思うのです。科学技術庁の所管しておられる範囲内で、日本以外のアジアの地域で、原爆の爆発実験あるいは地下爆発実験などというものが行なわれた場合に、これを探知する実力を今持っておりますかどうか、そしてまたそういうことをやっていらっしゃるかどうか、これを伺いたいと思うのです。
【次の発言】 第二に、これはこの前ちょっと私があなたにお伺いした点なのですが、例の東海村のコールダーホール型の設置と、それからそれに関連して水戸の対地爆撃訓練場、この問題が出たわけですが、その後あなたの御努力である程度の御処理……

第34回国会 内閣委員会 第26号(1960/04/08、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 大臣もお見えになりませんので、いろいろな点について総合的に伺いたいと思いますから、きょうは資料を御提出をいただきたい意味で、資料の要求をさせていただきます。  まず第一に、本案件の一番重点になっております統合幕僚会議、この幕僚会議は今までどのような実績を上げてこられたかの一つの標準として、毎年お作りになります統合情勢見積もりを一つお出しをいただきたい。  第二には、この統合幕僚会議の権限の問題でありますが、外国の事例を見ましても、今度の場合とかなり違っております。唯一の似ている場合をあげますと、何かキー・ウエスト協定というので、アメリカの統合幕僚会議が今回の改正のような権限を一時……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第7号(1960/03/15、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 今、松本君からも、石橋さんからもお尋ねいたしたところですが、今回の安全保障条約の改正は、国防の基本方針に何ら変更をもたらさないという御説明であったように思うのですが、いかがでしょうか、もう一度……。
【次の発言】 少なくとも、一方において、日本に対する防衛の義務をアメリカに課す、そしてこれを非常に手柄顔に御説明になり、そして他方において、国防の基本方針に何らの変更なしということでは、何か受け取れないような感じがするわけです。少なくとも一つの行為を行なう場合に、相手方が防衛を義務づけられる、戦闘に参加することを義務づけられるかどうかということは、相当大きな変化のように思えます。この……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第16号(1960/04/11、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 それでは、一つ伺いますが……。
【次の発言】 この五条の「自国の憲法上の規定及び手続に従って」という言葉の中には、当然、自衛隊法も、排除するものではなく、含まれているのだ、こういう御説明だったと思うのです。そう解釈すべきものだとおっしゃったのですが、これはあなた方日本の政府だけの了解ですか、それとも、アメリカも了解しておる解釈ですか。
【次の発言】 今の長官の説明は、総理も別に異存はないわけですか。
【次の発言】 それでは伺いますが、もし、自衛隊法の規定を排除するものではない、こういうことがアメリカの同時に了解である、こう仰せられるならば、いつ、あなた方は、自衛隊法を十年間改正し……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第18号(1960/04/14、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 防衛庁長官も出席要求をしておきましたから、お見えになりましたら始めます。――きょう私が質問を始めますに際して、総理、外相、防衛庁長官らに一つ二つあらかじめお願いをしておきたいと思います。  それはほかでもありません。先般、アメリカ上院外交委員会の議事録を読んでおります間に、次のような言葉にぶつかったからであります。すなわち、そこでは、日本に対するMSA援助の実態を知りたい、こういう質問に対し、ナッシュ国防次官補が、日本に対しては、表現、つまり言葉の使い方が大切だ、こう答え、次いで、ターミノロジーは私には興味がない、その実態を知りたいのだという再質問に対しても、ザット・イズ・ベリー……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第19号(1960/04/15、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 今、加藤局長から地図の御提出がありましたが、加藤局長にお伺いをいたします。ICAOは、国連の専門委員会ではないでしょうか、あるいは、専門委員会に類似する機構だと考えてよろしいのではないでしょうか。
【次の発言】 今、加藤さんは、ICAOが、加盟国の提出した地図を中心にしてこの図を作成していくのだと述べられたと思いますが、あやまちありませんか。
【次の発言】 このICAOには中国は加盟しておりますか。
【次の発言】 加藤局長は、はからずも台湾と本国というような明確な言葉を使われましたので、これは伺っておきます。
【次の発言】 ソ連は国連には加盟しておりますが、ICAOに加盟していな……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第20号(1960/04/19、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 先般、私は、事前協議の秘密性、さらには、時代錯誤と申しますか、そういったものについて質疑をいたして参りました。続いて、核装備に関する事前協議について伺いかけたところで終わりました。最後に藤山外相は、事前協議の対象となるべき核装備は、核弾頭、長中距離のミサイル、そしてミサイル基地の建設、こういうふうに御説明になりましたし、さらに加藤局長は、これに付加をいたしまして、核兵器を専用に運ぶ道具もございましょう、こうお答えになりました。そこで、この核兵器を専用に運ぶ道具、すなわち、専用という言葉について、もう少し詳しくお話をいただきたいと思います。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第24号(1960/04/27、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 今防衛庁長官は、他国の上を飛ぶようなことがあれば領空侵犯である、だから飛ばないはずだ、こうおっしゃった。ところが、今岡田君か示された自衛隊航空図の四九八、この四九八の下の備考欄を見ますと、こう書いてあります。「本図の訂正及び追加に気づいた自衛隊員は、本図にその旨記入して航空幕僚監部に送付されたい」、こう書いてあるわけです。これは中国の真上です。中国です。中国の訂正及び追加に気づいた自衛隊員は、本図にそのままその旨を記入して、幕僚監部に送付されたい、こう書いてあるわけです。飛んでいないはずの自衛隊員までこういう指示をうけているというのは、今ここで答弁をせられることと、現実に行なって……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第28号(1960/05/04、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 関連ですから、ごく簡単に二つだけ教えていただきたいと思います。  高橋さんに伺いますが、第六条の交換公文の中で「戦闘作戦行動」という言葉が使われておりますが、このミリタリー・コンバット・オペレーションズという言葉は、交渉の過程の中で日本の側から持ち出した用語でしょうか、それともアメリカの側から出てきた用語でしょうか。
【次の発言】 そこで、私もこの前、質問のあとで、念のために、防衛庁の図書館にありますいろいろな字引を引かせていただいたわけです。すると、どう見ましても、この用語は戦術に関するものとしてしか受け取れないわけです。ところが、ときどき政府の御説明を聞いておりますと、あたか……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第29号(1960/05/06、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 今、石橋君と滝井君の質問を聞いておりますと、非常に解せない御答弁が出てきたと思いますが、まず第一に、現行安保条約における「日本国内及びその附近」という言葉と、今度の新安保条約における「日本区域」という言葉とは、表現は違っても、実質的にはそう変化はない、石橋君の言うように決して後退を意味するものではない、こういうふうに私は一つ伺いました。さらに、そうした実質的には同じである「日本国内及びその附近」あるいは新安保条約の「日本区域」という言葉の中には、沖縄は含まない、こういうふうにお答えになったと思いますが、そう伺っておいてよろしいでしょうか。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第31号(1960/05/09、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 石橋君が、私設海軍の問題について、政府に事実をあげて、いかに信頼と協力の関係に立つとおっしゃっても、現実にはそれを裏切る行動が数多くあることを立証いたしました。私も同様な意味で、すでに政府に申し上げてあることでありますが、U2の問題をもう一度ここで申し上げて、いかに信頼と協力という言葉をお使いになっても、現実はこれにそむいておるかということを伺ってみたい、こう思うのであります。  昨年十二月一日、私は衆議院の本会議において、U2、すなわち、黒いジェットと呼ばれる問題について、御質問を申し上げました。そのときの要旨は、御記憶であろうかと思いますが、第一には、厚木にあるU2三機は、そ……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第33号(1960/05/11、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 今の御報告に関連をして、私たちもまた一、二伺いたいと思います。  この日本にあるU2はそうした領空侵犯行為等に使われていない、こういうお話でありましたが、事実はこれを裏切ることばかりであります。たとえば、U2の所在いたします厚木の海軍飛行基地では、U2がソビエトで撃ち落とされたと思われる日の翌日から、特別防空演習を開始しておるではありませんか。今までも、この基地では、春と秋と二同防空演習をやっておりました。しかし、この防空演習は一般的なものであって、日本人労務者も参加をして、サイレンを鳴らして防空演習をやったわけです。ところが、今度は、翌日から違ったやり方をしておる。日本人労務者……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第36号(1960/05/18、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 内閣委員会で、塔乗員の養成については困らないか、足りなくなるようなことはないかということを、再三、石橋君や私が伺っているはずです。そのたびに、絶対にさようなことはございませんと、あなた方お答えになっているじゃありませんか。それじゃ、前に内閣委員会でお答えになったあなた方の答弁を全部取り消す、こういうことをおっしゃっていただかなければならぬ。内閣委員会における答弁と今のお答えとは全然違いますよ。いつでも、政府というものは、いいかげんなことを言ってその委員会を通ってしまえばそれでいいのだ、こういうことに伺ってよろしいですか。少なくとも、私たちにうそをついたという事実だけはお認めになっ……

第35回国会 内閣委員会 第2号(1960/07/29、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 きょうは休会中でもありますので、緊急な国民が焦眉の急として心配をいたしておりますことだけに限って一、二伺いたいと思います。そのまず第一は、先ごろソビエトの沿岸あるいは領海、こういうところで撃ち落とされたということで非常に問題になっておりますアメリカのRB47型の問題であります。このRB47型は日本の横田の基地にも駐屯しておるのではないか、あるいは横田の基地を中継基地として使っておるのではないか、こういう疑問が非常に濃いのであります。新聞も再々これをとらえて報道をいたしておりますので、この際外務大臣、さらには基地に関係のあります防衛長官の側から、日本にこのRB47型がいるのかいない……

第35回国会 内閣委員会 第3号(1960/08/31、28期、日本社会党)

○飛鳥田委員 それでは調達庁の長官に一つこまかいもので恐縮ですが、横浜にあります田奈の弾薬庫の問題について見通しを伺いたい、こう思います。先日と申しますか、三十日の日にたしか横浜市の市長さんが江崎さんのところに伺ってそのことを陳情したと思いますが、土地としても非常に大きな関心を持っておりまして、これを中心にしてあそこの長津田というところが非常に開けていくのじゃないかということで楽しみにいたしておりますし、あまり解除になりそうだなりそうだという形でじんぜん日を送っておりますと、その間に土地の登記が行なわれたり、いろいろなおもしろくない策動がたくさん出てくるわけです。従ってできるだけ早くしていただ……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 法務委員会 第4号(1960/12/16、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 裁判官の報酬等に関する法律に関して一つ、二つ伺っておきたいと思いますが、今度お示しになりました裁判官の号俸、これは裁判官の報酬等に関する法律第二条に基づくものだろうと思います。しかし、この号俸をお示しいただきましても、はたしてそれが妥当なものなりやいなやということを判定すべき手がかりというものはあまりないわけです。と申しますのは、一般行政職のような場合には、昇給期間あるいはその昇給方式というものがかなり明細に定められておりますし、それから各号俸の中に等級がありまして、通し号俸のような形もとられております。従って八級から七級へ飛びます場合にも、そのあとづけをすることができるわけです……

第38回国会 内閣委員会 第12号(1961/03/14、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 まず第一に、原子力委員会に原子炉安全専門審査会を設置する問題にからめて冒頭伺いたいと思いますのは、御存じの原研の第二号炉CP5の問題であります。このCP5は、アメリカのAMF社から輸入をいたしまして、昨年の九月に臨界試験をおやりになったはずであります。すると、出力一万キロワットという予定のものが、一キロワットしか出ない。一万キロの一キロワットといえば、一万分の一です。こういう事実が出て参りましたし、さらにこの二月にはAMF社の保証期限が切れるはずです。この保証期限が切れたところで、もう一度今度は出力を上げる検査をやり、試運転をやる、こういう御予定のようです。こういう責任問題その他……

第38回国会 内閣委員会 第14号(1961/03/17、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 どうも時間がおそくなってすみません。時間がありませんから、ごく並べて伺います。今の問題は、実は私の地元で起こっている問題なんですが、公の印も押してあり、そうして現実に長官もお認めになるように、疑惑をこうむるべき節も数々ある、こういうことになりますと、やはり保安庁として被害を受けた業者に対して弁償をしてやらなければいけないのじゃないか、こう私は思うわけですが、この弁償関係についてどうお考えになっておるかが一つ。  それから第二の問題は、横浜でごく最近ですが、あなた方、港湾の原子力汚染調査をなさったはずです。これは神戸でもおやりになっている。なるほどサバンナ号などという原子力商船が動……

第38回国会 内閣委員会 第17号(1961/03/28、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 ちょっと資料をお願いしたいのですが、これは緒方さんの話にも幾らか関係するのですが、人権を尊重するという意味で、私たちよく被疑者の人や弁護士の方から不満をぶちまけられるわけです。と申しますのは、検察官が強制処分しますね。そして弁護人が面会をしたい、そういう場合に検察官が時と場所を指定するわけですが、その指定の時間というものが大体十分、十五分という時間が多いようです。まあ一番長いのでも三十分、それはごくまれである。しかし検察官の方も与えられた時間を有効に使うという点ではお忙しいと思いますが、どんな事件だって、五分や十分でその全貌、少なくとも被疑者が弁護人に理解をしてもらいたいと求めて……

第38回国会 内閣委員会 第23号(1961/04/11、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 ちょっと関連して。今ミサイル攻撃を受けたような場合には日本の自衛隊ではほとんど能力がない、こう今防衛局長がお答えになったわけです。そしてそういう場合には外野のアメリカ班に出てもらうのだというお話だったのですが、一体日本における米軍は、ミサイル攻撃に対処するような部隊あるいは設備などをちゃんと持っていますか。
【次の発言】 報復力に期待せざるを得ないと言ってみたところで、日本を守る力はないのじゃないか。現実に日本の国内あるいはその周辺に何か報復力がありますか。
【次の発言】 どうも驚いた話ですが、無力でございますと言って国会でたんかを切って、二十四万も兵隊さんを持っているのははなは……

第38回国会 内閣委員会 第28号(1961/04/21、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 防衛二法について質問をいたします前に、ほんのわずかな時間でありますが、新島の問題を伺いたいと思います。  新島についていろいろな問題が起こっておりますことは御存じの通りでありますが、当然、新島試射場に付随いたしました海上の漁業制限が発表せられております。一体この漁業制限はいかなる法律的な根拠に基づいてなさっていらっしゃるのか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 私の伺っているのは、すでに防衛庁の方はどの範囲ということをある程度発表なすっていらっしゃいますし、それから防衛庁の担当官と各漁業組合の幹部諸公との話し合いも行なわれているようです。だとすると、その範囲はほぼ明らかにな……

第38回国会 内閣委員会 第29号(1961/04/24、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 防衛庁の方に防衛二法の問題について伺いますに加えて、去る二十一日藤沢市に米軍ジェット機が墜落いたしまして民家に非常な被害を与え、あまつさえ貴重な人命を失うに至ったわけであります。この点についてまず詳細な御報告を、この機会に調達庁長官より述べていただきたいと考えます。
【次の発言】 現在までもこの種の被害というものは非常に多かったわけです。つい最近のものを見ましても、一月十一日から十八日にかけて米海軍厚木基地所属のジェット機四機が、たった十日かそこらの間に相次いで被害を与えている。たとえば一月十一日午後三時ごろ、厚木市上空で訓練中の米海軍厚木基地海兵隊所属のジェット機が同市妻田の麦……

第38回国会 内閣委員会 第30号(1961/04/25、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 もう緒方さんや田口さんから基本的な問題を伺いましたし、あとには石橋君がやはり基本的なことを伺う予定ですから、私は三つだけごく簡単な事実を伺っておきたい、こう思います。  まず第一には、今も田口さんのお話にも出たのですが、核兵器、この問題が、日本自衛隊の所有すべきものなりやいなや、あるいはアメリカが持ち込む場合に事前協議の対象となるやいなや、こういうことが非常に議論されました。だがしかし、世間にCBRと並び称せられておりまする化学兵器、あるいはバイオロジカル・ウィーポン、細菌兵器、こういうものについての御見解はほとんど伺っておりませんでした。この際これについて伺っておきたいと思いま……

第38回国会 内閣委員会 第31号(1961/04/26、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 関連して、二つばかり伺いたいと思います。まず第一に、憲法十九条だったと思いますけれども、日本国民は思想、信条の自由を国によって保障されているはずだと思いますが、この点はいかがです。
【次の発言】 自衛隊は個人の所有ではなくして、公の機関だと思いますが、どうでしょう。
【次の発言】 従って自衛隊に入られる方々は、一応宣誓を行なっておると思います。その宣誓書を見ますと、「政治的活動に関与せず、」こういうことがきちっと書いてあります。自衛隊法施行規則三十九条です。そこで伺うのですが、昨日横路委員が杉田さんの「良い中隊の育成について」という本の中で引用せられました言葉、すなわち「指揮官へ……

第38回国会 内閣委員会 第32号(1961/05/10、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 今回の法案について、われわれの理解のできないところが一、二ありますので、御説明を伺っておきたいと思うわけです。  この条約に基づいて、国際連合との間の犯罪の防止及び犯罪者の処遇に関するアジア及び極東研修所を日本に設ける、こういうことになりますし、そしてその所長は日本の政府と国連との協議に基づいて国連が任命をする、こういうふうに外務委員会等で御説明になっておられるようです。しかし現実には、そのスタッフは日本側から提供をする。そしてそれは法務総合研究所の一部とする。これを国際連合研修協力部という形で、その研究所の中におまとめになる。そしてその協力部の部長は国際機関としての研修所の次長……

第38回国会 内閣委員会 第33号(1961/05/11、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 今のオリンピック道路のことですが、石山君に頼んで聞いてもらおう、こう思っていましたら、石山君は用があって出ていってしまいましたので、一つだけ伺いたいと思います。  それはこのオリンピック道路の予算は、朝霞を使うということを前提にして組まれているはずだと思います。もし皆さん方の御努力で最終的にどうしても使えないということになりましたら、一体どうなるものか、この点であります。
【次の発言】 そうしますと、先ばしったことかもしれませんが、朝霞がどうしても使えないということになれば、予算は組み直すのですか、それとも今の予算をそのまま使っていけるのですか。

第38回国会 内閣委員会 第37号(1961/05/19、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 ちょっと大蔵省の方に一つお願いがあるのですが、金融機関資金審議会の今までの活動状況を、われわれがよく知れる程度の資料を一つ至急この委員会にお出しをいただきたいと思うのです。それを拝見した上でまた伺いますから……。

第38回国会 内閣委員会 第40号(1961/05/26、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 まず一番最初に調達庁の長官に伺いたいと思いますが、今度の法条で地位協定の十八条の五項(g)項、これが生じたことによって船舶及びその運航等から生ずる損害については、日本政府に対して請求をするのではなしに、直接米国に対して請求しなければならない、こういうNATO並みになったということでありますが、今までの講和条約発効以降、今改正に至るまでの間、今度はずされたと思われるような種類のもの、これがどのくらい発生し、その損害額はどのくらいになっておりますか、これを伺いたいと思います。
【次の発言】 これは私直接調べたわけではありませんが、昨年の一月三十一日の朝日新聞によりますと、横浜調達局だ……

第38回国会 法務委員会 第18号(1961/05/31、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 ちょっと関連――提案者の間で意見の全然違う説明をせられては困る。今、田中さんの説明によると、「継続」というのは、起こる事件の間にその行為する者の意思が加わっている。すなわちそこには一貫した意思が流れているものだ、行為者の側の意思の連続がある。ところが「反覆」というのは、そういう意思の点を除いて、事実が客観的に重ねられていく場合を言うのだという説明があった。これは非常に重要なことです。というのは、これは一つの構成要件でしょう。構成要件の中の客観的事実だけを問題にするのか、その客観的事実を貫いている行為者の意思を問題にするのかということは、これが処罰規定あるいは団体規制にからみますだ……

第38回国会 法務委員会 第19号(1961/06/01、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 関連して――今田中先生の言われた破防法の第二十七条を見ますと、「公安調査官は、この法律による規制に関し、第三条に規定する基準の範囲内において、必要な調査をすることができる。」こう書いてあるわけであります。従って、これは今回の法律の第三条の精神的な訓示規定の範囲内において活動すればよろしいということであって、調査をいつ始めるという限界を示していないわけです。調査をいつ始めなければならぬか、いつ以前にやってはならないかという限界を示していない。だから従って阿部先生の御心配のような、広範な、単なる「おそれ」という公安調査官の主観的な認定によって調査を開始することも可能なわけです。その団……

第38回国会 予算委員会 第16号(1961/02/22、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 私はこの一般質問の中で、新安保下における軍事基地の動向についていささか伺いたい、こう考えておりました。ところが突然昨夜からけさにかけてのニュースにおきまして、無視することのできない重大問題が発生いたしたように考えますので、まずその問題から外務大臣に伺いたいと思います。  本日の新聞によりますと、帰国しておられました松平国連大使は、二十一日午後外務省で開かれました外交問題懇談会に御出席になり、意見を述べられた。さらに続いて、外務省において記者会見を行なわれたわけであります。この二つの機会において国連大使は、日本が当然コンゴ問題について、ハマーショルド国連事務総長の要請に応じてコンゴ……

第39回国会 内閣委員会 第5号(1961/10/12、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 政府提案の連合国占領軍等の行為等による被害者等に対する給付金の支給に関する法律案、これについて主として御質問を申し上げたいと思います。ごくしろうとの考え方ですが、法律というのは世の中に出されますとなかなか呼びにくいものです。この場合でも連合国占領軍等の行為等による被害者等に対する給付金の支給に関する法律案というふうに非常にむずかしい。など、など、などということがたくさん入っておるのですが、まあ立法技術上正確を期するという意味である程度理解できないことはありませんが、何かこの点について一般国民が呼びいいような、被害者の人が簡単に呼びいいような名前を当局として考える余地はなかったので……

第39回国会 内閣委員会 第6号(1961/10/17、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 私は日本社会党を代表して、特殊海事損害の賠償の請求に関する特別措置法、この問題について反対の意思を表示したいと思います。  この法案は、申し上げるまでもなく、新しい安全保障条約に基づく地位協定十八条五項の(g)から出てきておるのであります。しかし元来この十八条という条文の設定の仕方それ自身について、政府に過誤があったことだけは間違いがないことであります。当時の外務省は何でもかんでも行政協定を改めて、NATO協定並みにという方針をとられた。そしてNATO協定と同じ条件になりましたから、決して日本も従属的な屈辱的な立場をとっているのではありませんということに、全力をあげて説明を集中さ……

第39回国会 内閣委員会 第8号(1961/10/20、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 関連して伺いたいのですが、今石橋さんが最後に述べた意見とからむ問題ですが、この調査会を進めていくのに、一番妨げになるのは何といっても官僚主義だとこうおっしゃったのですが、官僚主義の出てくる原因は幾つかあると思うのです。その中でいわゆる学閥主義、あるいは試験を一ぺん通ってしまえばエスカレーターのように進んでいく試験尊重主義、こういうものもあると思います。しかしこういうものは調査会の中で当然技術的に検討をする対象になるだろうと思いますので、その点については伺いませんが、今石橋さんが述べられたこととほぼ同じことになるかもしれませんが、やはり政党内の派閥、そうしてその派閥の上に乗ってこの……

第39回国会 内閣委員会 第13号(1961/10/30、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 まず最初に防衛庁の長官に、横浜市にあります上瀬谷の通信隊の問題について伺いたいと思います。これは参議院の方ですでに相澤君がいろいろ伺っておりますので、私が別に新しく伺う必要はないと実は考えておったのですが、基地の方で非常に態度が硬化して参りまして、すわり込みまでやってのけよう、こういうような状況になって参りましたので、もう一度詳しく伺っておきたい、こう考えたわけです。  まず第一に、上瀬谷通信基地を中心にいたしまして、約一・六キロの円内において、土地の所有者の所有権行使が非常に制限されている、こういうことでありますが、その制限の根拠がどこにあるのか、一度調達庁の長官から伺っておき……

第39回国会 内閣委員会 第15号(1961/11/30、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 調達庁の長官、お急ぎのようですから、ごく簡単に二、三伺いたいと思います。  ついせんだって厚木の飛行場から飛び立った米軍機が、横浜の瀬谷というところに墜落をいたしました。この問題について大和、綾瀬、座間、藤沢、海老名、この二市三町で組織している厚木基地対策合同委員会というのがありまして、これが二十九日午後、在日米海軍厚木基地マスターソン司令官に対して質問状を提出した、こういうことがあります。その公開質問状の内容を見ますと、事故原因を詳細に発表されたい、危険な訓練をしていないか、墜落事故を未然に防止できないか、こういったようなことが書いてあるわけでありますが、何もマスターソン司令官……

第40回国会 外務委員会 第8号(1962/03/06、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 国際民間航空条約についていささか伺いたいと思います。  この条約を拝見いたしますと、三十五条に貨物の制限というものがあります。この貨物の制限を見ますと、「軍需品又は軍用器材は、締約国の許可を受けた場合を除く外、国際航空に従事する航空機でその国の領域内又は領域の上空を運送してはならない。」、こう書いてあります。軍需品及び軍用器材が民間航空において制限を受けるのはあたりまえでありまして、そのことは前文その他から推しても当然な規定だと言えるはずでありますが、この場合、「軍需品又は軍用器材」とありますが、それは、軍人、軍属あるいは軍事要員というものをそれ以上に重きものとして考慮していかな……

第40回国会 内閣委員会 第2号(1961/12/21、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 先般防衛庁に、B52の日本飛来について伺いましたが、その後どのようなお調べをなすったのか、それから伺いたいと思います。
【次の発言】 アメリカ空軍が発表したところによりますと、米軍は戦略的な意味から二十五メガトンの水爆あるいは原爆を積んで、常時パトロールを世界じゅうで行なっている、こういうことを私たちは知っています。この場合、日本の上空においてそうした原水爆を積んだ常時パトロールが行なわれているかいないか、これが国民の一番大きな関心だろうと思うわけです。その点についての御調査はなすったかけですか。
【次の発言】 その事実はございませんとあなたの方でおっしゃるだけではなしに、米軍は……

第40回国会 内閣委員会 第17号(1962/03/15、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 ちょっと関連して。今山内さんに定員外の職員という言い方で説明をなすったのですが、公安調査庁では、この定員外の、いわゆる調査活動費で臨時的に調査を依頼したり、あるいは一定の期間調査をやらせたりするような形の職員が非常に多いのじゃないか、職員というよりは、そういう関係が、非常に他の官庁に比べて多いのじゃないか、こう私たちは思うわけです。しかも、その調査を依頼されたいわゆる定員でない者、これが非常にスパイ的なことをやる、職員でないだけに、かなり露骨なことをやるわけです。僕らもその被害を受けている一人です。そういう意味で、ぜひ一つこの法案の審議の資料として、一年間に公安調査庁が何人の人に……

第40回国会 内閣委員会 第24号(1962/04/10、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 それでは臨時司法調査会設置法案の問題について、一、二質疑を申し上げたいと思います。  まず、この臨時司法制度調査会の目的を見ますと、法曹一元、裁判官等の任用制度の改善、さらには給与関係の改善、こういうようなものが主たる内容になっておるわけです。もしそうだとすれば、それらは司法権が適正に運用されていくということを担保する基本的な問題になるではないか、こう思うのです。もしそうだとすれば、司法権の独立、さらには司法権を適正に運用していくという責任をお持ちのはずの最高裁が、この臨時司法制度調査会の主管とならずして、第十条で「調査会に係る事項については、内閣法にいう主任の大臣は、内閣総理大……

第40回国会 内閣委員会 第32号(1962/04/25、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 いろいろなことを伺いたいのですが、まず最初に、先般小田原で起こりました自衛隊機の墜落の問題について、防衛庁長官に伺いたいと思います。  自衛隊機の航行について、いろいろな航空法の条文の適用除外が出ておりますが、航空法七十五条は適用除外にはなっていない条文だと思うわけです。この七十五条を見ますと、「その航空機に急迫した危難が生じた場合には、旅客の救助及び地上又は水上の人又は物件に対する危難の防止に必要な手段を尽し、且つ、旅客其の他の航空機内にある者を去らせた後でなければ、自己の指揮する航空機を去ってはならない。」こういうふうに、他の安全を守るための条文です。こういうものが適用になっ……

第41回国会 外務委員会 第6号(1962/09/19、29期、日本社会党)

○飛鳥田委員 最近U2型機が再び世界に姿を現わしました。二年前は東西頂上会談をぶちこわしてしまいましたし、ことしもまた全面軍縮への道を非常にけわしくしそうだ、こういう点でかなり重要な問題だと考えるわけです。しかも、そのU2型機は樺太のユジノサハリンスクの東方に姿を現わし、さらには中国の巽東地区に姿を現わしたのです。非常に日本の身近に現わした。この前のときとは違うわけです。しかも、ソビエトはこれについて抗議をいたしまして、その抗議文の中には、はっきりと、日本、トルコ、ドイツ連邦共和国の米軍基地に配置されている、こう書かれているわけです。ソビエトといえども、そう簡単に、何の根拠もなしに、日本、こう……


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 経済安定委員会農林委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1953/07/09、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 それでは時間が少うございますから、ばらばらの二つの点だけの質問させていただきます。まず第一に、二十四条の三の五項に「主務大臣は、第二項又は第三項の認可をした後において、当該共同行為が左の各号の一に該当するに至つたと認めるときは、その行為をしている生産業者等に対し、これを変更すべきことを命じ、又はその認可を取り消すことができる。」こう書いてあります。先日来認可、不認可の最初の始まりについての御議論は多かつたのですが、今度取消しまたは変更ということが書かれております。法律の上では非常に簡単でよくわかるのですが、実際に許可して進行を開始してしまつたカルテルが、そう簡単に取消せるものでし……

第19回国会 外務委員会内閣委員会農林委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 いろいろの点について伺いたいと思つておりましたけれども、大部分の委員から触れられた点が多いので、重複を避けて、ただ個別的または集団的自衛の固有の権利ということについてだけ、外務大臣にお伺いしたいと思います。今まで自衛権その他の御議論を聞いておりますと、大臣の側もまた各委員の側においても、この自衛権というものを国内法的なものとして、あるいは憲法との関連において御議論になつておる部分が多いと思うのです。しかし日本とアメリカとの条約の中に規定をせられております言葉だけに、この個別的自衛権というものは、世界の国際法上の自衛権として解釈をして行かなければいけないのではないか、こういうふうに……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 内閣委員会公聴会 第1号(1955/07/25、27期、日本社会党(左))

○飛鳥田委員 関連。――今のお話で、自主的な防衛、こういうお話ですが、今の日本の自衛隊の実情、かりにこれが十八万になりましても、さらにまたこれが増強せられましても、日本の自衛隊というものは私は独立能力を持っていないと思うのです。必ずやこれは他の大きな国、現在でいえばアメリカとの共同作戦をするときにだけしか役に立たない、こういうように私は思われるのですが、もしそうした場合に、国防計画を立てるにしても、作戦計画を立てるにしても、日本独自の決定というものはあり得ないんじゃないか。むしろこうなると国防会議というものは、アメリカの共同作戦上の要求を日本流にこなして自衛隊に押しつける機関になってしまうんじ……

第24回国会 内閣委員会公聴会 第1号(1956/03/16、27期、日本社会党)

○飛鳥田委員 皆さんがたくさんお聞きになりましたので、私はあまりお聞きすることはないんですが、一番最初に神川先生にお願いをしておきたいと思うのです。と申しますのは、先生から非常にたくさんのことをお話しいただきましたが、先生の、現行憲法は、結局するところ占領軍命令にすぎないというお説は、これはりっぱなお説として私は同感はいたしませんが、尊敬をいたします。ただしかし、いろいろそういうお話がありました中で、私たちどうしても納得できないというよりは、むしろ先生のために惜しむような事実がありましたので、一つお願いをして、そういうことのないようにお願いをしたいと思います。まず第一は、占領中にできた法律、政……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 内閣委員会栄典制度調査並びに栄典法案起草小委員会 第1号(1959/05/04、28期、日本社会党)

○飛鳥田小委員 今せっかく平井さんのお話ですが、この小委員会が政府原案を聞いてそれから出発するというような形でなしに、もっとフリーな立場で各人の意見が自由に出せるように、政府原案というものは現実に委員会で聞けばいいわけですから、そういうことを今ここで伺わずに、もっとみんなが自由に意見が出せるような形をとっていただきたいと思います。

第34回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1960/02/26、28期、日本社会党)

○飛鳥田分科員 これはあとで、いろいろ行政協定等にからんで伺うことになると思いますが、問題が非常に緊急を要しますので、ここで一つ伺っておきたいと思います。  調達庁の長官は、神奈川県にあります田奈という駐留軍の火薬庫について、最近何かの通報を受けておられるかどうか、これから伺いたいと思います。
【次の発言】 田奈の弾薬庫を閉鎖して、そこにある弾薬、主として五十七ミリの砲弾、その他もありますが、合計約六千箱の火薬をアメリカ軍はどこへ移動しようとしているのか、御存じでしょうか。
【次の発言】 それで、私の伺いますことが明らかになってきました。まず第一には、六千箱の火薬について、信管の除去作業を基地……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

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