国会議員白書トップ衆議院議員桜井奎夫>委員会発言一覧(全期間)

桜井奎夫 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

桜井奎夫[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言(非役職)歴代TOP1000
725位

27期委員会出席(無役)TOP100
82位
28期委員会発言TOP100
73位
28期委員会発言(非役職)TOP100
56位

このページでは桜井奎夫衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。桜井奎夫衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 人事委員会 第3号(1953/06/18、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 今までの各委員の御質疑によりまして大体政府の考えておられることが明瞭となりましたが、私の質問も池田委員あるいは受田委員と同じことになりますので、おそらく田中さん方から答弁ができないと思います。私どもが聞きたいことは、政府が考えておるとかなんとか、考慮したいというようなことでなくて、それをどういうふうに具体化して行くのか、その実際的な方法、それからいつごろそれを支給する用意があるのか、その期間、そういう具体的問題をこの委員会では聞きたいのです。従いまして私も大蔵当局の出席を要望いたします。
【次の発言】 私も同様の要望でございますが、きようの午前中にこの人事委員会で私どもの質問に対し……

第16回国会 人事委員会 第4号(1953/06/19、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 それでは私夏季手当の問題とはずれるわけでございますが、大蔵大臣にちよつと質問申し上げます。全逓の職員の給与是正の仲裁裁定の問題でございますが、これはすでに組合側はこれをのんで承認しているわけでございますが、政府としてはどういうお考えでしようか、お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 政府としての態度は決定しているわけでございますか。
【次の発言】 それでは私最後に御質問申し上げますが、各委員からいろいろ御質問がありましたので、その確認のような形になると思いますが、今までの大蔵大臣の御答弁は、要するに財政上の理由から、七月の暫定予算にも本予算にもこれをくみ込まなかつたが、今後も何……

第16回国会 人事委員会 第5号(1953/07/02、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ベースの勧告、地域給の問題等は、ほかの委員から大分質問がございまして、私も疑問があるところはほぼ解明したわけでございますが、私は期末手当の問題について、少し総裁にお尋ねしてみたいと思うのであります。この期末手当は、いわゆる法律にうたつておりますところの、一般職の職員の給与に関する法律の第十九条が、現在実施されれば人事院はそれでよろしいと考えておられるのか、総裁にお尋ねいたします。
【次の発言】 今回の夏季手当の問題でございますけれども、これは非常に議論をかもしておりましたし、総裁も官公労の方に何か言明なさつたとかいうような、それが国会の委員会の答弁と食い違つたとかいうような問題も起……

第16回国会 人事委員会 第6号(1953/07/15、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ちよつと関連して――ただいまの政府の登録労働者の数が減つておるという御発表でございますが、なるほど政府の統計の上ではそういうような漸減傾向にあるかと思いますけれども、現実の問題といたしましては、各安定所においては、業務手引一といいますか、こういうものにひつかかつて、同一戸籍の中で二人、たとえば夫婦共かせぎをしておるという場合には、一人しか就労させないという事実がございます。これが先ほどの説明の通り、一日二百五十円という非常な低賃金である。こういう低賃金であれば、自分の家庭内に働く人がある場合には、できるだけ多くの人が働くのが当然であると思います。そういうものを政府は拒否しておる。そ……

第16回国会 人事委員会 第7号(1953/07/22、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 基本的な問題につきましては、ただいまの森君及び池田君の考え方と、私はまつたく意見を同じくするものであります。特にこの実施期日がないというのは、これはまつたく絵に描いたもちと同様でございまして、いかにこの内容がりつぱであつても、勧告の意味がないのであります。こういうことは人事院に対してわれわれの強く反省を要望する点でございます。  私の質問は主としてこの内容に立ち入つてお聞きしたいのでございますが、これはこの前質問をいたしましたところが、勧告が出てから十分質問の時間があるから、そのときにまわせというので保留しておつた質疑でございますが、八つの職種の中に、特に教育職について三つにわけて……

第16回国会 人事委員会 第8号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 今の加賀田君の質問に関連いたしまして、地方公務員の問題でございまするが、自治庁としましては、この法律が通ると、この趣旨に従つて、地方の自治団体の方にそういう通達を出す。こういう御答弁でございましたけれども、これはもちろん地方は地方自治法に従つて、条例等で定めてあるわけであります。しかし、いずれにいたしましても、地方の財政は今極度に逼迫いたしております。これを一片の通牒でやつたところで、これは財政的な裏づけがなければ、貧弱な地方の財政では、なかなか実現が困難だと思うのであります。そういう点につきまして、大蔵当局としては、どういうふうに考えておられるか。これが実施された場合に、それを地……

第16回国会 人事委員会 第11号(1953/07/27、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 参考人の喚問について、ちよつと委員長にお伺いしたいのでありますが、本法律案に特に関係が多く持たれるのは、高等学校の教職員であるというふうに思うのでありますが、聞くところによると、高等学校は組合が二つあるというふうに聞いておるのでありますが、本日ここに喚問されておりますとよろの高等学校の軽石先生及び森本先生は、どちらの組合に属しておられるのでありましようか、お伺いいたします。
【次の発言】 きようおいでの六人の方の御意見を承ることは、私はひとつもさしつかえないと思う。これはぜひそうしていただきたいのですが、しかしかりに二つある場合には、両方の御意見を承ることが私どもは最も公正な判断を……

第16回国会 人事委員会 第12号(1953/07/28、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 それでは提案者に御質問いたしますが、大分提案の趣旨がはつきりして参りました。昨日あたり同一学歴は同一給与にある、その差を設けないのであるというような御答弁でございましたが、今日の横路君の質問によりまして、大分提案者の企図しておられるところの意図が明瞭になつたわけであります。それによりますといわゆる職域差を認めての立案であつて、従つて同じ学歴を持ち、同じ資格を持つておつても、学校の種別が違うのであるから待遇が違う、こういう御趣旨でございますね。重ねて確認をいたしますが、それでよろしゆうございますか。
【次の発言】 先ほどの御答弁ではそうでないので、同じ免許状を持つておつても中学に勤め……

第16回国会 人事委員会 第16号(1953/10/06、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 今、加賀田君の方からも要望があつたわけですが、そういういろいろな問題がありますので、この次の人事委員会の開催の時期を大体お知らせ願いたいと思います。

第16回国会 人事委員会 第17号(1953/10/14、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ただいまの御意見に私も同感でございます。この前六日に開きましたとき、委員長さんが大蔵大臣に折衝してみると言われ、こういう確認のもとに、この前の委員会は散会したわけでございますが、今のお話ではまだこの段階に入つていないというのでございますので、やはりこれは責任者に出てもらわないと、私ども何回こういう会を開いても、一歩も前進しないわけであります。ですから、ぜひ明日にでも大蔵大臣に出席を求めていただきたい、こういうふうに考えます。今までの意見に私は賛成です。
【次の発言】 大蔵大臣を呼びます場合にも、今までこの人事委員会で確認した事項があるわけですから、これはやはり皆さんに御了承願いたい……

第17回国会 人事委員会 第1号(1953/11/04、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 入江人事官にお尋ねいたします。先ほど赤城地域給小委員長の方から、衆議院の地域給小委員会の考え方及びその後における衆参両院の申合せ事項というものを御報告になつたわけであります。ただいま人事院においても地域給の問題をどのように作業をしておられるか。現在の状況をお知らせ願いたい。
【次の発言】 そうしますと、衆参両院の申合せは現在の不合理を早急に是正しろというようなことを言つておるわけでありますし、衆議院の方といたしましては、将来地域給を廃止するという建前からできれば圧縮して三段階にしようというような考え方を持つておるわけでありますが、どちらに重点を置いて人事院では作業しておられるか、あ……

第17回国会 人事委員会 第3号(1953/11/17、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 本日の人事委員会は、公務員の給与に関する重要な会議であると思つておるのでありますが、私どもの当面の答弁者である政府が、この席上に出席しておらないということをきわめて遺憾に思うのであります。今出ておられるのは人事院から滝本給与局長だけであります。滝本給与局長に質問することは、結局技術的な問題のみとなるわけであります。本日の質問の一番当面の重要な仲裁裁定、あるいは公務員の人事院の勧告によるベース改訂を、政府がどのように取扱おうとしておるか、この一番重大な問題についての質問の相手がないということは、この人事委員会を開いても、大した意味はないというふうに考えるわけであります。従つて私は、本……

第17回国会 人事委員会 第4号(1953/11/18、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 大分官房長官お忙しいようでございますので、私は重点的にただいまの仲裁裁定と、人事院の勧告によるベースアツプの問題についてお聞きしたいと思います。これは今非常に微妙な段階の中にあつて、官房長官は非常に御努力しておられるということは、今の答弁でわかつたのでございますが、この問題はいまさら私が申し上げるまでもなく、人事院の勧告は七月に出されております。その人事院の勧告は、昨年の三月から今年の三月までに、すでに消費者実態調査の結果、生計費が二〇%上昇している。その後、一昨日人事委員会から配付されました資料によりましても、今年の三月から九月までの生計費の指数が、すでに三月を一〇〇%として九月……

第17回国会 人事委員会 第5号(1953/11/28、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 委員長の御要望もありますけれども、聞くところは聞かなければならない。ただいま地域給の問題について受田君の方から、大分つつ込んで話がございました。これは衆参両院の決定しました線を非常に逸脱していると思うのです。私どもはべース・アツプと地域給の勧告は別個のものであるということを、衆参両院の合同委員会でも重ねて確認しているわけであります。これが一万五千四百八十円の中に同時にごたごたと出て参りまして、そこにどうも不明朗なものを感ずるわけであります。ただいま田中さんのお話では、この地域給の中の無級地の〇・五を本俸の中に入れるというお話でございましたが、今国家公務員、地方公務員を通じまして地域……

第18回国会 人事委員会 第1号(1953/12/01、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ただいま加賀田君が質問いたしましたように、今回の政府の考え方は、二万五千四百八十円べースと称しながら、その中に全然系統の違つた地域給を入れて来ておる。ここに根本的な複雑さがあるわけです。従つて私はきわめて簡明に算術的に、中学生にも小学生にもわかるような質問を数字の上からいたします。こういうふうに考えれば非常にはつきりするのです。はつきりするために、こういう一つの算術を用いますが、その前に前提といたしまして、人事院が七月十七日ですか、十八日ですか、この日に勧告いたしましたところの勧告というものは、あれはべースの勧告ではなくして、あの当時公務員の三月現在の平均俸給額というものは、一万三……

第18回国会 人事委員会 第2号(1953/12/02、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私は昨日も大分質問を展開いたしましたし、きようは時間も迫つておりますので、大きな質問は明日に保留いたしますが、ただ一点はつきりしておかなければならないのは、期末手当の問題でございますが、期末手当は〇・五それから勤勉手当が〇・七五合せて一・二五、こういうことでございますね。
【次の発言】 これは国家公務員にこれを支給なさるわけですが、地方公務員はどのような措置になりますか。
【次の発言】 これは予算的裏づけをなさる、こういう意味ですか。
【次の発言】 これは非常に重大な問題ですから、たとえば各県によつて、これが実施できる県とできない県が生ずるというようなことはありませんか。

第18回国会 人事委員会 第3号(1953/12/03、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私は昨日に引続きまして質問いたします。この一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、この案件につきましては、すでに昨日及び一昨日わが党及び右派受田君その他の質問におきまして、十分政府の意図されておることが、はつきりしたわけであります。従つてこれ以上こまかいことを、追究いたしましても、大体田中さんからの答弁は、もう私は聞かないでもわかつております。これはやはりあなたの御意見で明瞭になつたことく、人事院のいわゆる御告を尊重したというようなことを書いてございますが、何ら尊重したものではない。たまたま人事院が三月の民間給与の実態調査の上十三・九%という計数で勧告した一万五千四百……

第18回国会 人事委員会 第4号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ちよつとそれより前に……。昨日御要望申し上げておきました給与月額新旧比較表という資料が届きましたが、これは重大な資料でございますので、記録を中止しまして懇談会みたいな形で、資料作成者に説明をしていただきたい、こういうことを提案いたします。

第18回国会 人事委員会 第5号(1953/12/05、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ちよつと関連して、文部大臣に質問いたします。受田君のただいまの質問に関連しまして、文部大臣に御質疑を申し上げます。実はこれは本人事委員会というよりも、あるいけ文部委員会において討論すべきことかもしれませんけれども、私どもはやはり地方公務員あるいは国家公務員の中に入つておられる教職員の給与を審議する一人として、文相にその所信をただしたいと思うのでございますが、この給与の三本建の法律の制定に関しまして、ただいま全国的に非常な混乱が起きておるということは、受田君から十分説明があつたと思うのでありますが、この混乱の原因はこの法律に反対したために、その反対した者がいたずらに反対しておる、こう……

第18回国会 人事委員会 第6号(1953/12/06、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私は社会党を代表いたしまして政府原案並びに自由党案、改進党案に反対し、社会党両派提案になりまするところの案に、賛成の意を表せんとするものであります。  自由党案は、これはもともと政府提案を少し修正したものでその本質は何らかわつていない。いわゆる木に竹を継いだようなものでございまして、この二十五時間なるものは、最も法として不備なるものであり、法をもてあそぶというようなことで改進党からそういう批判がございましたが、まさにそれは適切な批評であると思うのであります。従いまして私の論点は、われわれといたしましてこの自由党案及び政府原案、特に政府原案にこの批判の主力を注がんとするものであります……

第19回国会 人事委員会 第2号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ただいま文部委員会に提案されております教育公務員特例法の一部を改正する法律案の第二十一条の三の第二項に「国家公務員法第百二条第一項に規定する政治的行為、の制限に違反した者は、同法第百十条第一項の例によるものとする。」というように、国家公務員がここに出て来ておりますので、当人事委員会といたしましてもこれに関連いたしておりますから、ぜひ文部委員会との合同審査を適当な時期に委員長の方からおとりはからいを願いたいと思います。これは右派の方からも同じ提案が出ておりますので、代表いたしまして申入れをいたしたいと思います。

第19回国会 人事委員会 第4号(1954/03/13、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 人事院の説明に入る前に、私確認を申し上げたいことが一つございます。実はこの前の二月二十六日でございましたか、人事委員会におきまして、ただいま文部委員会に上程されておりますところの教職員の政治活動禁止の二つの法律案は、われわれの方とも非常に密接な関係がございますので、人事委員会といたしまして文部委員会と連合審査するように、私は両派社会党を代表いたしまして申入れをいたしておきました。川島委員長はその趣旨を了とされまして、当委員会で取上げまして、ただちに文部委員会の方に申入れをするという御確答があつたわけでありますが、それは当日の本委員会の議事録にも明瞭に記録されておるのでございます。川……

第19回国会 人事委員会 第5号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私は教育公務員特例法の一部を改正する法律案の提案者である大逹文部大臣に対して質問をいたします。  この法律案は非常に重大な法律案でありまして、この法律の重大性にかんがみまして、私どもは当委員会として文部委員会との連合審査を申し出たわけでございますけれども、文部委員会の御都合によちまして連合審査が不可能でございました。従いまして提案者である大逹文部大臣に本委員会においで願いまして、この法律案についてお尋ねする次第でございます。この法律案はあとで私、個々にわたつて質問をいたしますけれども、非常に重大な問題を持つておる。すなわち人事院規則を適用します関係上、この法が成立しましたあかつきに……

第19回国会 人事委員会 第8号(1954/03/23、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ちよつと今の受田君の質問に関連しましてですが、市町村合併に伴つての不合理是正の問題、これは当委員会からの要望もあるので、そういうような処置をとつておられろ。というようなお答えでございましたけれども、この委員会は、市町村合併についての不合理を早急に是正するということを主にして人事院に要求したことはないのです。当委員会は、一刻も早く地域給の不合理是正の勧告をしろということをしばしば申入れをしておる。たまたま市町村合併が今非常に促進されつつあるものですから、それを人事院の方では、どうもその点をたてにとつて勧告を遅らしておられるようにしかわれわれは考えられないのです。そういうけぶりが見える……

第19回国会 人事委員会 第11号(1954/04/02、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 関連して、―受田君の言つておられるのは、私も非常に疑問にするところなんです。特に憲法第七十三条の六号に、「政令には、特にその法律の委任がある場合を除いては、罰則を設けることができない。」ということがはつきり書いてある。この第七十三条の六号と、憲法第四十一条の「国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。」ということの関係はどうなるのか。しかもこういう罰則を設けることができないとあるにもかかわらず、実際は国家公務員法第百二条においては政治的行為を制限し、それがさらに第百十条に行つて、こういう三年以下の懲役、十万円以下の罰則というようなことになつております。これはいわゆる……

第19回国会 人事委員会 第13号(1954/04/12、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 今の問題に関連して。国家公務員法が第三回国会にかかりましたときは、吉田総理大臣みずからが先頭に立ちまして、特にこれは重要法案であるから、ほかの議事に先議してもこれの結論を出してもらいたい、こういうふうに非常に歓心に、この法案が時の政府によつて努力されて来たわけです。当時の国内及び国際情勢は、今日と非常に違うものがあることは当然でございますけれども、今回のこれは、私どもから言わせると人事院の権限の非常な縮小になるわけであります。このような大きな法律をここに出しておる。しかも今までの当委員会におけるわれわれの質疑に対して、あるときは塚田国務大臣が答え、あるときは加藤国務大臣が答え、その……

第19回国会 人事委員会 第14号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私は国家公務員法の一部を改正する法律案につきまして、その概括的質問をいたします。この法律案につきましては、すでに各党から概括的質疑があつたわけでございまして、大体の質疑は尽きておると思うのでございますが、しかしいまだに納得の行かない点が二、三箇所ございますので、その点につきまして担当大臣の責任ある御答弁を要求する次第であります。  まず、今回の国家公務員法の一部を改正する法律案の提案理由の一番大きなものは、わが国の行政機構の実情に調和した組織と権限を持たしめるためにこのような改革をやつた、こういうことが述べられておるわけでございます。しからば、従来の人事院というものがやはりわが国の……

第19回国会 人事委員会 第15号(1954/04/20、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 それではこの前に引続いて質疑をいたします。第三国会において国家公務員について論議されまして、人事院が設立となつたわけでございますが、そのときの人事院を設けるという趣旨は、日本の民主的諸制度をどうしても成功させねばならない、そのためには日本の官僚制度を根本的に改良しなければならぬ、こういう趣旨の上に立つて、人事院が設立されたのであります。そのためには、人事院というものはあくまでも不偏不党であり、いかなる時の権力によつても制肘を受けてはならない、厳正な人事行政を行うために、いわゆる人事院の独立性というものができる限り確保されねばならないということを述べられておるわけであります。この点は……

第19回国会 人事委員会 第19号(1954/05/07、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私はただいま上程になつております、国の経営する企業に勤務する職員の給与等に関する特例法案について、質疑を試みんとするものでございます。  本来この法案は、実は当委員会におきまして国家公務員法の一部を改正する法律案等の法律案の審議の過程におきまして、同じ公務員の中にある五現業の職員、それから一般職の俸給表によるところの職員の間の非常な不合理、こういうものがこれは各党から強く指摘をされまして、この不均衡を一日も早く是正したらどうかというのが、当委員会におけるところの各党一致した大きな要望であつたと思うのであります。また現場における五現業の労働者の諸君の中におきましても、このような矛盾は……

第19回国会 人事委員会 第20号(1954/05/10、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 大体この前の委員会におきまして、この法案の内容につきしましては田上政府委員の方から説明を詳細承りました。私は本日はその点を大臣に確認をしていただきたい。大体私は田上政府委員の説明によつて了承はいたしておりますけれども、なお大臣の責任ある裏打ちがほしいのであります。  この法律案は、御承知の通り国の経営する事業、いわゆる五現業の中における公労法適用職員と非適用職員との間における非常な不合理、矛盾、こういうものを除去せんために提案された法律案でございますので、この法律案の提案にあたりまして給与担当の加藤国務大臣に非常なお骨折りをいただきました点につきましては、われわれはここで感謝の意を……

第19回国会 人事委員会 第26号(1954/08/17、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 懇談会に入ることは異議ないのですが、次の点をひとつ確認していただきたい。それは、どういうことを懇談するのか、その大体の大きな方針をきめていただきたい。それからその懇談には人事委員以外の代議士の出席を認めるのか、そういう人の発言を認めるのか、こういうことをひとつ最初にきめていただきたい。

第19回国会 人事委員会 第28号(1954/08/19、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 それでは質問いたします。われわれはこの問題につきまして、これはあくまでも教育基本法あるいは教育委員会法によりまして千葉県の教育委員会が、公正妥当なる判断を出すべきである、いわゆる千葉県教育委員会の良識にまつべきであるというふうに考えておるのでございまして、国会の人事委員会においてこれを云々し、まだ千葉県教育委員会の結論が出ていない前に、この決定に影響を与えるようなことがあつてはならない、大体私どもは基本的にはそういうふうに考えるのであります。しかし本日ここに大達文部大臣も出席しておられますので、めつたに質問ができないのでありますから、きようはひとつ文部大臣の所見をお伺いしたいと思い……

第19回国会 人事委員会 第31号(1954/10/08、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 委員長に個々のことについて一任するというようなお話がございましたがその中には今までここで検討して来ましたことを削るということとも一任するのですか。そういうことはありませんか。
【次の発言】 こまかい点については私どももそれでいいと思うのですけれども、しかしこれはやはり長い間論議をして来たものでありますから、そこにある一つの基本方針というものは、みんなが確認して来たわけです。そういうものをはずれないように??非常にこまかい点までこれだけの人数が一々集まつて討議する必要もないと思いますが、そういうことを委員長の方で十分御確認を願つて、その上でのこまかい点の調整ということはこれは異議あり……

第19回国会 人事委員会 第32号(1954/10/09、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 慶徳給与局次長にひとつお尋ねしておきます。実は寒冷地給の問題につきまして、二十九年度の寒冷地給はすでに八月三十一日に支給になつたわけでございますが、寒冷地給と同じように非常に不合理が出て来ておる。この不合理の点についましては、人事院でも認めておられることと思うのでありますが、これは降雪量、日照、風速、こういうふうな科学的なデータが相当あるわけであります。それに基いて今までの実施された級地について相当の異動があり、是正も必要とするとわれわれ思うのであります。二十九年度は、これは前年度通りの実施でありまして、従つて人事院はこの寒冷地給についての不合理是正をやる意思があるかどうか、まずそ……

第19回国会 人事委員会 第33号(1954/10/22、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 本日は、昨日のこの人事委員会の理事会で、千葉県教委の出しました結論について、大達文部大臣がどういう御意見を持つておられるか、それを承るという委員会でございまして、委員会自身が何か結論を出すとか何とかいう筋合いのものでもございません。従いまして、私どもはなお大臣の御意見は御意見として、承りますし、また人事院の見解も承りますし、その後においてこの結論を出した千葉県教委の方々の御意見も承りたい、こういうふうに考えるわけでございます。  先ほど大臣の御意見を承りますと、今回の千葉県教委が出したところの、官公労機関紙問題に対する結論というものは、これは情状論を一歩も出ていない、しかも非常にこ……

第19回国会 人事委員会 第36号(1954/10/30、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 この問題をこの人事委員会で取扱うときの申合せは、一応この事件につきまして、文部大臣、それから人事院総裁及び法律上の権限を有しておるところの千葉県教育委員会、この三者を呼びまして質問をしたい。これはこの三者の意見によつて人事委員会が何らかの結論を出すということではない、こういうことを確認して開いたわけです。従つて今日をもちまして、千葉県教育委員会に来ていただきましていろいろ質問がありましたので、この点は一応われわれは終了した、こういうふうに解釈をいたしておるのでありますが、それでよろしゆうございますか。
【次の発言】 それでは私は質問はいたしません。終ります。

第21回国会 人事委員会 第1号(1954/12/14、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ただいま根本官房長官から公務員の給与の問題、特に差迫つております年末手当の問題について政府の考えを述べて、政府といたしましては、この問題に関しまして、きわめて積極的、かつ好意ある措置を講じて行きたいという御所見が開陳されたわけでございまして、私どもも労働者の年末手当、期末手当というものには非常な関心を持つておりまして、新しくできました鳩山内閣が特に生活の困窮している労働者ら期末手当に対して、どのような態度をとるかということは、やはりこの内閣の一つの労働政策と申しますか、これの大きなバロメーターになる。そういう意味から今回の期末手当、年末手当に対する鳩山内閣の措置に対しては、国民は非……

第21回国会 人事委員会 第2号(1954/12/15、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 それでは三好国務大臣にお尋ねいたしますが、実は本委員会は昨日も開催いたしまして、当面の問題となつております国家公務員及び一般公務員の期末手当の問題につきまして、国務大臣の御所見をお伺いしたわけでございますが、国務大臣も昨日給与担当になられたばかりでございまして、就任早々で、大臣の御決意のほどは昨日われわれよく承つたわけでございますが、何分にもこの期末手当の問題は非常に急を要する問題でございますので、実は昨日大臣の決意をお伺いしまして、その後大臣としてはどのような手を一打たれましたか。まだ二十四時間もたつておりませんけれども、その後の、決意を開陳したあとにおける大臣の具体的な手の打ち……

第21回国会 人事委員会 第3号(1954/12/17、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 それでは浅井総裁に御質疑を申し上げますが、本委員会は公務員の給与につきまして、特に目下差迫つておりますところの期末手当の問題につきまして再三委員会を開きまして、特に十二月六日の委員会におきましては全会一致の決議文を決議いたしてあります。その決議文の内容は総裁も御承知の通り、この十二月に支給さるべきところの期末手当について政府が適切なる措置をとつて、実質的にその手取り額が増加するように政府が善処するようにという要望でございます。なお同日人事院総裁は、人事院総裁名をもちまして当時の給与担当の大臣である加藤国務大臣に対しまして要請書を出しておられるようでございますが、この要請書の内容は、……

第21回国会 人事委員会 第4号(1954/12/18、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○櫻井委員長代理 小林進君。なるべく簡単に願います。

第21回国会 人事委員会 第5号(1954/12/20、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 公務員の期末手当につきまして、当委員会といたしましては二回にわたり決議を満場一致決定いたしまして、これを政府当局に申し入れておつたわけでございますが、その趣旨は、先ほど大臣が御説明になりましたように、いわゆる同じ公務員の中で団体交渉権を持つておるところの現業の諸君と、団体交渉権を持たないところの非現業の公務員の諸君との間におけるアンバランスがあつてはいけないから、これを公正妥当な立場から政府は処置しろ、こういうことが一点、もう一点は、やはり公務員の中の国家公務員と地方公務員との間におけるところのアンバランス、これは例年非常なアンバランスが生じておりますので、このアンバランスを生じな……

第21回国会 人事委員会 第6号(1954/12/21、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私は今回の年末手当の支給にあたりまして、自治庁が昨日の大臣の回答に従いまして早急に昨晩中に出された、自治庁次長名による各都道府県知事あての通牒の内容について、御質問を申し上げます。  この通牒を見ますと、後段のところになお本件については特例の財源補填措置は講ぜられないから念のため、という言葉があるわけでありますが、こういうことになりますと、これは各都道府県においては、われわれが非常に憂慮いたしましたように、この言葉を根拠といたしまして、いわゆる繰上げ支給でありますから、あとの財源補堀を政府はどうするか、こういう不安のためにあるいは各都道府県において手当の支給について不均衡を生ずるの……

第21回国会 人事委員会 第7号(1955/01/19、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 それでは調達庁の山内次長に少し質問を申し上げたいと思います。  ただいま行われておる調達庁の行政整理と申しますか、これは先ほどの説明によりますと、十九国会で成立したところの定員法に基いてなされつつある。大体その減の規模も今お伺いしたわけで、三十年度は三百三十二名の整理をやらなければならぬ。これをできるだけ円満な方法をもって解決するために早くから準備中であるということでございますが、この十九国会で成立いたしました定員法につきましては、これは私どもの管轄外でございますので、それについて論及しようとは思いませんが、しかし御承知の通り国家公務員、地方公務員というものは、公務員法というものが……

第21回国会 人事委員会 第8号(1955/01/21、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 政府は昨年末いわゆる公務員の年末手当と申しましょうか、給与改善の措置を講ぜられましたが、これについては昨年末特に給与担当の大臣であられる三好国務大臣に非常に御尽力を願ったわけでございまして、あのときの当人事委員会の決定は、しばしば大臣にもこの席上で申入れをし、大臣からも答弁をいただいたわけでありますが、要するに公務員の中のいわゆる現業と非現業の間の不均衡、同じ公務員の中の国家公務員と地方公務員との間における不均衡、こういうものをできるだけなくする、こういう建前から政府の方におかれてもいろいろ財政的、金融的な措置を講ぜられたわけでございますが、あそこで大体答弁をされ、あるいは措置を講……

第21回国会 人事委員会 第9号(1955/01/23、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私は、社会党を代表しまして、ただいまここに提案されております一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案の原案に賛成の意を表したいと思うのであります。時間が切迫しておりますので、簡単に申し上げさせていただきます。  この勤務地手当支給区分の改正につきましては、長い間の時日をかけて当人事委員会が研究して参ったわけでありますが、ここに一応の成案を得まして、この成案自身についても、ただいま田嶋さんの方から指摘があった通り、あるいはまだそのほかにも不備な点があると思うのでありますが、しかし、これは、一応両院の決定を見た草案を法律案として一日も早く実施することが緊急であるという考えの……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 運輸委員会 第33号(1955/07/22、27期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私はただいま陳情がございました新潟の海岸の侵食の問題につきまして、運輸当局及び大蔵省に対して質疑をいたしておきたいと思います。新潟の海岸が非常な侵食の現象を起しましたのは、特に最近この二、三年間にその侵食の状況がひどくなって参ったのであります。その大きな原因は、先ほど市長さんの方からも述べられましたように信濃川の分水工事、あるいは新潟港の突堤工事、こういうものが大きな原因をなしておるのでありますが、最近非常に侵食がはなはだしいために、新潟市民が非常な不安を持って、この侵食の進行状況をながめておるというのが現状でございます。この市民の大きな不安の声が今次の市民大会となりまして、運輸委……

第22回国会 商工委員会 第19号(1955/06/01、27期、日本社会党(左))

○櫻井委員 総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会の中間報告を申し上げます。  本委員会は、去る五月二十日設置され、自来政府よりエネルギー総合対策及び地下資源対策に関し説明を聴取し、質疑を行う等調査を進めて参りました。去る五月二十八日、この調査の過程におきまして、内田小委員より石油資源総合開発五カ年計画を実施するためには、現行の探鉱助成金制度によってはすこぶる困難であると思われるので、この際政府、民間共同出資による石油資源開発株式会社を設立する必要があると認められる。よって早急に本委員会において立法化のための調査を進められたい。なお三十年度予算に計上されている石油探鉱補助金については、会……

第22回国会 商工委員会 第35号(1955/07/06、27期、日本社会党(左))

○櫻井委員 石油資源開発株式会社法案について質疑をいたします。この法案の大きな趣旨については私どもも賛同をいたしているわけでありますが、この法案を提出される経緯と申しますか、これがはなはだどうも今日まで不明朗な形です。最初は私どもの考え方からいたしますならば、当然国策会社で政府の出資が二分の一以上に達するような会社でありましたら政府提案となさるべきが当然の筋道である、こういうふうに考えているわけでございますが、それにもかかわらず議員で立法しろというようなことで、その衝に当ったわれわれ起草委員は、前後数回の会合を持ちまして、一次案、二次案、三次案、四次案、五次案まで慎重に検討を続けてきたわけです……

第22回国会 商工委員会 第36号(1955/07/07、27期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ちょっと関連して……。私昨日資料の提出を求めましてきょう出たわけですが、これは今同僚の佐々木君が言われる通り専業計画と資金計画だけで、大事な人員の受け入れ計画か出ていないのです。これを明日までに提出が可能であるかどうか、明日私どもとしてはこの資料がどうしても要るわけです。
【次の発言】 私ども最も心配しますのは、先ほどから佐々木君が言っておられる通り、この帝石との関係において人員の配置というものが円滑にできなければならぬ、せっかくできる石油資源開発会社内における労使のいたずらなる対立や摩擦を今後避けるために、そういう人員の異動の面についてこの会社の設立の前においてはっきりしておきた……

第22回国会 商工委員会 第37号(1955/07/08、27期、日本社会党(左))

○櫻井委員 時間がないので簡単に意見を述べたいのでありますが、本日、昨日の要求に従って人員の予定表が出ました。私どもがこれを要求いたしました最も重要な理由は、先ほどから同僚の伊藤さん、あるいは佐々木さんの方から、るる話がありましたように、せっかくこういう会社が発足いたしましても、石油開発事業における労使の関係が、このために非常に混乱に陥ったり、あるいは紛争が生じる、こういうことを懸念いたしまして、将来の人員配置の計画についてはっきりと政府及び帝石の当事者から、この公開の場所において考え方を述べてもらいたい、こういう意味合いで、こういう資料も要求いたしたわけでございますが、ただいまの伊藤さん、佐……

第22回国会 商工委員会 第38号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○櫻井委員 石油資源開発株式会社法案が成立いたしたわけでございますが、この法案に関しまして各党一致の附帯決議が提出せられましたので、私はこれを代表いたしまして、まず案文を朗読いたします。    付帯決議(案) 一、石油資源開発株式会社の目的は、石油資源総合開発五ヵ年計画を実施することにあるはもちろん、可燃性天然ガスの開発も含むものである。よって政府は今後の出資について、万全を期するとともに、債務保証についても、必要に応じ、可及的すみやかに所要の措置を講ずること。 二、石油資源開発株式会社の人員充足に当っては、優先的に帝国石油株式会社よりこれを行い、この計画実施中は、人員整理等のごとき労働不安を……

第22回国会 内閣委員会 第8号(1955/05/19、27期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私は飛行場拡張の問題につきまして、先ほど同僚の茜ケ久保君の質問に関連いたしまして一つ御質問を申し上げます。あとでまた同じ問題で木更津の問題もございますようですから、私は主といたしまして新潟の飛行場の問題についてお尋ねいたします。この飛行場拡張の問題は、長官のただいまのお話では、これはアメリカの要請でなくして日本の防衛というような立場から、半ば自主的な決定をなしたというようなことも承わっておるわけですが、しかしこの問題は、政府がアメリカ政府との防衛分担金の削減の問題とからんで、いわゆる日米共同声明となって発表されたのでございまして、日本政府は飛行場を拡張し、また在日米軍の施設提供者へ……

第22回国会 内閣委員会 第16号(1955/06/03、27期、日本社会党(左))

○櫻井委員 この問題につきましては、先ほど来同僚諸君がいろいろと聴取をいたしておりました。私の質問もまたこれに重複する部面もありますし、時間の関係もあり、あとにまだ多数質問者があるようでございますので、二つの問題についてお伺いをいたします。まずその第一点でございますが、今日この基地の問題が、全国的な影響をもって大きくクローズ・アップされておるのでございますが、この基地の周辺においていろいろ基地の反対をしておる人、あるいは学生、そういう人たちについて、警察当局が公式、非公式に何らかの調査をしておるというようなことを聞くのでございます。斎藤警察庁長官にお伺いいたしますが、そのようなことをあなたは指……

第22回国会 内閣委員会 第26号(1955/06/24、27期、日本社会党(左))

○櫻井委員 福島調達庁長官にお伺いいたします。先ほど同僚の茜ヶ久保君の質問に関連する質問でございますが、佐渡の金北山、妙見山麓を中心としたところの基地の拡張に伴うその後の賠償の問題につきまして、実は先般これは現地を私は視察して参ったわけでございますが、これが昭和二十八年から今日までほとんど足かけ三年にわたっていまだ補償の方の解決がついていない。その一番の障害になっておるのはどういう点であるか明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 この調達庁から配られました資料によりますと、その補償の内訳は明らかなんです。工事期間中の放牧不能によって受けた損害、それが一つ、それから工事期間中の事故防止のための施……

第22回国会 内閣委員会 第48号(1955/07/27、27期、日本社会党(左))

○櫻井委員 警察庁長官が時間の関係で帰られるそうですから、私は新潟飛行場拡張の具体的な問題について福島長官にお聞きしたいのですが、その前に警察庁長官にお尋ねしたい。去る六月三日の内閣委員会におきまして、前の齋藤警察庁長官に、こういう基地問題についての一般的な警察の態度ということについて御答弁をいただいております。それは御承知の通り、今基地問題をめぐって非常に両者の間に危険な対立の状況が各地に見られるわけでありますけれども、その際地方の警察がやはりそういう反対の人たちの動向を盛んに探っている。これは前の齋藤長官の話だと、地元のそういう人と警察が連絡を密にしてそういう人たちの意向を承わることは何ら……

第23回国会 建設委員会 第1号(1955/11/29、27期、日本社会党)

○櫻井委員 ただいま大島委員から御提案になりました災害地の新潟市に住宅公団のワクを広げて住宅公団で建設してほしいという要望は、私どもも全面的に賛成でございます。地元といたしましてもこれを非常に要望いたしておるわけでございます。特に、御承知と思いますが、柾谷小路と申しますあの一帯は、今回防火建築の地帯に指定をされまして、その大部分は今回の大火によって焼失をしたのでありまして、ここに防火建築を建てるということになりますと、地元の人が、あるいは中小企業金融公庫等の融資あるいは自己資金で耐火建築を作るということは、現在の状況ではほとんど不可能に近い。これが地元の現状でございます。従いましてこの際今回の……

第23回国会 商工委員会 第2号(1955/11/28、27期、日本社会党)

○櫻井委員 銀行局長はお急ぎのようでありますので、ここでちょっと確認しておきたいと思います。それは年末金融に関連する問題でありませんが、今回の災害地に対する問題であります。特に私がここに取り上げたいのは、新潟の大火に対する金融措置の問題でございます。これについてはあとで中小企業金融公庫の総裁には具体的にお伺いいたしますが、とりあえず銀行局長さんがお忙しいようでございますので、私は銀行局長に質問いたします。この災害につきましては、政府は相当行政的な措置を講ずるということを災害の直後に発表いたしておるのであります。特に金融の面につきましては、これはいかなる災害においても直ちに金繰りということが当面……

第23回国会 法務委員会 第1号(1955/12/05、27期、日本社会党)

○櫻井委員 私は、先般新潟市に起きました大火の状況を簡単に御説明申し上げまして、この大火に伴って新潟県会及び新潟市会が満場一致決定いたしまして政府に要望いたしておりますところの借地借家臨時処理法の適用の一日もすみやかならんことをお願いする次第でございます。  新潟市の大火は皆さん御承知の通り九月三十日で、ちょうど当日は台風二十二号が日本本土を通過中でございまして、新潟県におきましてもこの台風二十二号の通過の警告がございました。新潟市は、当時、新潟気象台の情報によりまして、最大風速三十メートルに達する台風が通過する、こういうことで、十時四十五分に火災警報を発令いたしております。次に、さらに警戒態……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1956/02/03、27期、日本社会党)

○櫻井委員 ただいま上林山政務次官のお話で、慰問品基金募集切手のことについていろいろ御説明があったのですが、この問題は、われわれの考えているのは、単に資金を集めるということばかりでなく、場合によっては、むしろ国際的な世論なり関心を喚起したい。また国内における世論ももっと強めたい。さらには、切手が添付されてあちらの抑留されている方の手元へ届けば、内地の同胞もこれだけわれわれのために力を入れてくれているのかという、精神的な大きな交援ともしたいというところにねらいがあるのです。ところが、それが国際的に側か逆効果を来たすような懸念があってはというような御配慮に基くような御説明があったのであります。この……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第17号(1956/08/10、27期、日本社会党)

○櫻井委員 ただいま眞崎委員の方から非常に要を得た簡明な御説明がございまして、これで大体尽していると思うのでありますが、特に私が代表として参りまして感じましたことは、先ほどの報告にもありましたように、一時帰国者、里帰りと呼んでおりますが、これは今回が初めてのケースであります。この問題は今後もこういうことが起ることが考えられますし、なおまた日本と中国との国交の問題というものにも大きく響いていく問題だと思います。先ほど報告がございました通り、この方たち七十八名ですか、大体向うで三カ月の期間の許可を得て帰ってこられました。ところが、日本の方では、次の第十五次の興安丸が出るときに便船させて向うに送り帰……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第19号(1956/10/05、27期、日本社会党)

○櫻井委員 ただいま御報告がございまして、お迎えに行かれた代表の方々からいろいろな要望が出ておるわけでありますが、戦犯の方々が、第十三次から今日まで数次にわたって引き揚げてこられて、その人数も相当の数になっておると私は思うのでございます。先ほどの報告にございましたように、この方々は、国の一つの責任において向うに抑留されて、刑期を終ってこられたので、こういう方々に対しては、国家として当然責任をもってその生活を保障するということが考えられることでございますが、こういう方々のその後の就職状況がどういう程度にいっておるのか。私どもがタッチしたところによりますと、帰ってこられたこれらの人々は、その日から……

第24回国会 地方行政委員会 第45号(1956/05/11、27期、日本社会党)

○櫻井委員 私は新潟県の知事さんにちょっと御質問を申し上げたい。配付になりました「『地方財政再建促進特別措置法』の適用について県民の皆様にうったえる」という。パンフレットを見ますと、その中に「これからどうしたら赤字はなくなるか」というところで、この促進特別措置法によって新潟県は赤字を克服していくのだといって、そのあとにおいては明るい夜明けが来るというようなことが書いてありますが、この特別措置法によって新潟県の赤字が果して完全に解消されると、知事さんは考えておられるか、この点をまずお聞きしたい。
【次の発言】 この赤字の克服の基本的な考え方につきまして、先ほど中井委員の質問に対して、知事さんの基……

第24回国会 地方行政委員会 第56号(1956/07/27、27期、日本社会党)

○櫻井委員 今の中井君の質問に関連いたしまして、地方によっては昇給昇格の延伸をしておるところがあるわけであります。かりに国家公務員に対する人事院の勧告が実施されたといたしまして、そのような処置をとっておるところの地方団体の地方公務員と国家公務員との間における非常な不均衡、こういう点について自治庁ではどのように考えておられるか、大臣の御所信をちょっとお聞かせ願いたいと思います。

第24回国会 地方行政委員会 第58号(1956/09/13、27期、日本社会党)

○櫻井委員 ただいまの門司さんの御要望ですが、これは非常に大事なことだと思います。私は新潟ですが、新潟の大火の跡始末の問題について非常に問題点として残っておることを御参考までに申し上げたい。  新潟の場合においては、台風のもとにおける大火であった。ああいうものは、先ほど鈴木さんの方からも御質疑がありましたように、まず火事を出さないということが一番の要件であります。ああいうふうに風速二十メートルあるいは十メートルという強風下における火災は、私も実際に経験したわけですが、とにかくポンプが何十台あってもこれを消火することができない。炎が道路の下の方をすうっとはっていって、向うの大きな建物に燃え移る、……

第25回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1956/11/12、27期、日本社会党)

○櫻井委員 この際、動議を提出いたします。理事は、その数を七人とし、委員長において指名せられんことを望みます。

第25回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1956/11/16、27期、日本社会党)

○櫻井委員 一時帰国の問題につきましては、当委員会の再三にわたる決議をおそまきながら政府の方では御尽力いただきまして、この解決のめどがついたということについて、私ども政府の努力を多とするものでございます。  私は、本日は少し問題をそらしまして恐縮ですが、引き揚げ軍人軍属の処理規定の中の、太原あるいは南方地区に残っておりますいわゆる現地除隊の問題、これが私は非常に不当な取扱いをなされておると思うのであります。特に、太原の帰国者の問題につきましては、帰ってきた人たちは、当時軍の命令であそこに残ったのだ、こういうことをはっきり申しております。なおまた当時の第三方面軍ですか、その司令官も現在軍命令を出……

第25回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1956/11/28、27期、日本社会党)

○櫻井委員 それでは私は引揚者の就職状況について、ちょっとお伺いいたしたいと思います。引き揚げてこられた方々の就職が非常に遅々として停滞しておることは、私ども非常に心痛をいたしておるわけでありますが、特に、戦犯として向うに捕えられて、今回引き揚げてこられた方々の就職が非常にうまくいっていない。これは、向うで戦犯になっておったという一種のハンディキャップもあるかと思うのでありますが、この方々に対しては、政府としてもできる限りの就職あっせんをする、こういうことになっておったはずでありますが、現状は必ずしもそうではない。各府県の状況を調べてみますと、ほとんどこれの受け入れがなされていない。そういう戦……

第25回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1956/12/03、27期、日本社会党)

○櫻井委員 今回政府の措置によりまして、約九万体の御遺骨のお墓ができる。こういうことは、私どもも双手をあげて賛成するところであります。しかし、この際聞いておきたいことがございますので、援護局長から御答弁願います。この九万体近くの御遺骨があるということですが、これの内訳がおわかりになりますか。軍人とか軍属とか、あるいはそのほかのものがあるかどうか。この内訳をちょっとお知らせいただきたい。
【次の発言】 御遺骨の内容はわかりましたが、これが明日の閣議で決定すると、これは大臣にお聞きいたしますが、どこから予算をお出しになるおつもりですか。
【次の発言】 とりあえず敷地や規模というのは、そう急にきまら……

第25回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1956/12/12、27期、日本社会党)

○櫻井委員 この前の委員会で、引き揚げ同胞の就職状況につきまして、職業安定局の方からいろいろ説明をいただいたわけですが、特にソ連からの大量引き揚げを前にいたしまして、今度引き揚げてこられる方々に対してどのような方針を持っておられるか、一応その計画を承わりたいと思います。
【次の発言】 大へんけっこうな計画を立てておられる。重点事項のうちの4、公共職業補導所への入所というのは、帰ってきた人が自分の費用で入所するんですか。
【次の発言】 3の家庭訪問の実施は、各地方の職業安定所の職員の方々が、引き揚げてこられた方々の家庭に回っていく、そして職業の補導をする、こういう意味ですか。

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1957/03/20、27期、日本社会党)

○櫻井委員 マリク名簿につきましてお尋ねしたいのですが、このマリク名簿に記載されておったのは千三十一名ですね。ところが第十一次の引き揚げで帰ってこられた人の中には、名簿外の約四十名の抑留漁夫が入っておった。従って第十一次の引揚者中のマリク名簿に載っている人は、四十名の漁夫をとるから、九百九十一名の人が帰ってきたということになりますか。
【次の発言】 わかりました。そうすると、今度テヴォシャン氏と岸首相との会談で発表した七百九十三名のうち、マリク名簿記載の三十九名、同記載外の生存確実者二百六十名を合せると二百九十九名がシベリアになお残存している、こういうことですが、今度はっきりした三十九名はこの……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○櫻井委員 私は援護局長にちょっとお伺いいたします。恩給法とちょっと違うわけであります。  実は、先般の文教委員会で、ある委員から、国家総動員法に基いて動員された学徒が出先においてなくなった場合、その遺族は弔慰金をもらっておるようでありますが、傷害を受けた者の遺族は何ら援護の対象になっていない、そのままの状態に放置されておる、これははなはだ不合理であるから、文部省としても何とか善処するようにという強い要望があったわけであります。なおまた、本委員会においても、この問題は、受田委員がしばしば取り上げて政府の善処方を要望してこられたものであります。なお、この委員会に設けられておりますところの小委員会……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第10号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○櫻井委員 外務大臣の考えておられることもだんだんわかって参りましたけれども、どうも政府としては、今ジュネーヴを通じて交渉しているのが政府としての正常な道であって、そのほかのことはできないのだから、国会議員団が行って、向うの好意ある受け入れ態勢を作ってもらいたいということで、国会議員団は国民の代表として、政府とは別個にそのような受け入れ態勢を作るために派遣されるような感じがするわけであります。しかし、今日中共から四万九千の者が未帰還であるということは実にゆゆしい問題で、この解決の責任は、国会ではなくて実は政府にあると思うのです。政府は誠心誠意この解決に乗り出さなければならぬので、従来のごとく民……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第12号(1957/04/24、27期、日本社会党)

○櫻井委員 この在外公館等借入金の問題につきまして、中川アジア局長の努力を私どもも多とするもの一でございます。なお、政府の方から提案になる法律は、一つ時期を失しないように――御承知の通り、おそらく今月の月末から来月の初旬にかけましては、自然休会の形になると思います。そういうことになりますと、あと会期が非常に短こうございますから、この短かい期間内にぜひ通過するよう、いろいろ事務上の手続等万全を期せられるようお願いしたいと思います。ありがとうございました。

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号(1957/05/06、27期、日本社会党)

○櫻井委員 この法案につきましては、かねがね本委員会が強く要望をしておった点でありまして、私どもといたしましても、この法案については、工面的に賛意を表するにやぶさかでないわけであります。この趣旨の一から一、三まで、いずれも同感でございます。ただしかし、これは施行後百五十日の期限が限られておるわけであります。従いまして、この百五十日の期間内に、今までこの法案の恩恵を受けられなかった沖繩地区の人々に対して、この法案の趣旨を周知徹底せしめることが第一の条件かと思うのであります。せっかくこのりっばな法案ができ出しても、何ら該当者が、こういうもができたということを知らずに請求をしないという場合があったと……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第16号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○櫻井委員 それでは、田邊さんは時間がないようでお急ぎのようですから……。  今回の引き揚げにつきまして、政府の所信といいますか、考え方をはっきり向うに御伝達なさった。これはすこふるけっこうなことであると思います。はっきりしていなければいろいろ矛盾が生じてくるのですから……。その場合、私どもよりいたしますと、やはりこの引き揚げの問題は、大きくいえは国交親善への一歩なのです。従って、やはり日中国交回復への一つの歩みを歩いておるので、その逆では決してないと思う。そういう立場からいって、やはり国際情勢は固定しているのじゃないのですから、ずっと移動しておりますから、そういうものにやはりあわせた処置かほ……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第17号(1957/10/21、27期、日本社会党)

○櫻井委員 時間もありませんし、二時から大臣が御出席になるということでありますので、私の質問はそのときにいたしたいのでありますが、ただ一点だけ松永さんにお伺いしたいと思います。実は私の県にも二十一名ほどの里帰りの人々がおられる。その方たちが盛んに県庁に参られまして、もう滞在の期限が切れようとしているのに、帰る旅費もないし、何とか知事や市町村あたりで自分たちの旅費の工面をしてくれということを盛んに陳情しておられるわけであります。私がお聞きしたいことは 一体援護局あたりから何らかそういうことに対してあなた方に通知がないのですか。たとえばいつごろ帰れる見通しであるとか、十一月の二十日ごろになれば外国……

第26回国会 文教委員会 第7号(1957/02/28、27期、日本社会党)

○櫻井委員 私は定時制の教育の問題につきまして、文部大臣に二、三御質問を申し上げたいと思います。  御承知の通り、昭和二十八年の第十六国会ですか、これで高等学校の定時制教育及び通信教育振興法が成立したわけであります。このことは全くわが国の勤労青年の奨学の措置を講ずる、こういう意味から非常に御同慶にたえない次第ごございますけれども、しかしこの法律の第一条にはこの目的がはっきりとうたわれておりまして、「勤労青年教育の重要性にかんがみ、教育基本法の精神にのっとり、働きながら学ぶ青年に対し、教育の機会均等を保障し、勤労と修学に対する正しい信念を確立させ、もって国民の教育水準と生産能力の向上に寄与するた……

第26回国会 文教委員会 第10号(1957/03/14、27期、日本社会党)

○櫻井委員 私は去る三月二日日本弁護士連合会から法務省、文部省及び厚生省等に善処方を要望いたしましたところの、新潟大学医学部種内科の精神病患者に対するツツガムシの人体実験について、関係各省の考え方を御質疑申し上げたいと思うのであります。三月三日の各新聞は、これは地元の新聞は申すに及ばず朝日、毎日、読売等が一斉にこの記事を大きく取り扱っておるのであります。その内容は、新潟大学の医学部梓内科、これは桂重鴻博士でありますが、これがツツガムシ病治療研究のため、昭和二十八年から三十年にかけて、私立新潟精神病院に入院中の患者百四十九名に対しまして、ツツガムシの病原菌の注射をし、このうちの八人の患者の皮膚を……

第26回国会 文教委員会 第11号(1957/03/20、27期、日本社会党)

○櫻井委員 私は学校給食法の一部を改正する法律案について二、三質疑をいたしたいと思います。今回政府から提案になっておりますところの学校給食法の一部を改正する法律案は、いわゆる準要保護児童の給食費の援助を、さらに中学校にまで及ぼしていきたい、予算の範囲内で所要経費の二分の一を補助する、こういう点でこれは学校給食制度の上にやはり一大進歩でありまして、私どもその趣旨には全く賛意を表する次第でございます。しかしこの問題について私は二、三質疑をいたしたいと思うのでございます。  私の手元には昭和三十年度の資料しかないのでございますが、その資料に基いて御質問を申し上げたいと思います。学校給食の実施状況を見……

第26回国会 文教委員会 第14号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○櫻井委員 私は去る三月十四日の当委員会において取り上げました新潟医科大学のツツガムシ病原体注射の件につきまして、御質問を申し上げたいと思います。当時は関係各省の調査、たとえば人権擁護局、文部省、厚生省の調査がまだ不十分でありまして、了解に達する回答をいただけなかったわけでありますが、その後新聞紙等の伝えるところによりまして、法務省の人権擁護局は、係官が当地に行って種々調査をなさったようなことを聞き及んでおります。その調査の結果、現在どのような見解をこの事件について所持しておられるか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 詳細はよろしゅうございますが、根拠のおもな点だけ言って下さい。

第26回国会 文教委員会 第17号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○櫻井委員 ただいま議題となりました公立学校施設費国庫負担法の一部を改正する法律案について、その提案理由を説明いたします。  日本国憲法第二十六条は「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。」と規定しており、さらに教育基本法は、日本国憲法の「理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。」と教育の使命の重要性を明確に打ち出しております。現行法においては義務教育はおおむね地方公共団体が設置、運営しているのでありますが……

第26回国会 文教委員会 第23号(1957/05/11、27期、日本社会党)

○櫻井委員 この政府提案になりますところの公立小学校不正常授業解消促進臨時措置法の一部改正法律案、この法律案の趣旨は、新たにできます集団的な住宅の建設によって発生する不正常授業を解消するための措置を講じられたわけでありますが、本年度これに該当するところの不正常授業を行う学校の見通し、数を大体お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 まだ数字ははっきり出ておりませんか。まだ資料が整わないという状況ですか。
【次の発言】 まだ実態調査の最中だということであれば、私はそれ以上追及は避けますけれども、この法律の趣旨はわかりますけれども、公立小学校の不正常授業解消と申しますと、実に現在における公立小学……

第26回国会 文教委員会 第27号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○櫻井委員 ただいま議題となっておりまする国立及び公立の義務教育諸学校の児童及び生徒の災害補償に関する法律案について二、三の点を提案者に質問をいたします。この法律は、近年義務教育諸学校のいろいろな災害が相次いで起きておりますとき、何ら国家としてその補償の制度がない。このような現下の状況にかんがみまして、このような趣旨の法律を提案なさったことはまことに時宜に適したものである、私どもはそういう趣旨から、本法律案について全面的な賛意を表するわけでありますが、なお二、三の点、特にこまかい点にわたって質問をいたしたいと思うのであります。  第一条の目的というところの「この法律は、国立及び公立の義務教育諸……

第26回国会 文教委員会 第30号(1957/07/11、27期、日本社会党)

○櫻井委員 ツツガムシ病原体の注射の問題につきましては、去る二十六国会以来本委員会で取り上げて参ったわけであります。参考人からもいろいろ御意見がありましたように、医学と人権の問題、その限界をどこに置くか、こういう問題はきわめて微妙なことであり、なおこの新潟のツツガムシの問題にいたしましても、事患者の人権に関する問題であります。私ども疑点が完全に払拭されたという段階ではなかったわけであります。従って今日当時のこの実験の中心になられた桂博士等の御意見を十分聞かしていただいてわれわれの判断に資しよう、こういうつもりで当委員会では桂博士の臨席を心から待望しておったわけでありますが、不幸にして桂博士が病……

第26回国会 文教委員会 第31号(1957/07/12、27期、日本社会党)

○櫻井委員 昭和三十二年七月六日に、佐賀地方検察庁の検察官である森崎猛氏より中島勇氏外四名にかかる起訴状が提出されておりますが、私はその起訴状についての法務省あるいは検察庁の御見解を承わりたいと思うのであります。この問題は非常に大きいのでありまして、遺憾ながら今日は私ども文教委員会は午前中から文教行政にかかる諸種の審議を続けておりまして、なおまた今現在の昼飯なしでやっておるわけです。時間が限られておりますので、私は最後まであるいは質問ができないかもしれませんが、残った分はあとにまた機会をあらためて質疑を続行する、こういうことで井本局長にお尋ねをいたしたいと思うのであります。  この起訴状により……

第26回国会 文教委員会 第33号(1957/09/26、27期、日本社会党)

○櫻井委員 私はただいま大きな問題になっておりまする教員の勤務評定についての質問をいたしたいと思うのでありますが、その前にちょっと文部大臣にお尋ねしておきたいのです。あなたは七月十日に文部大臣になられて、この委員会には一度あいさつに見えたきり、その後いろいろ新聞等においては松永文教行政の構想等を発表しておられるようでありますが、当委員会において公式に発言なさったのは今日が初めてであります。従いまして私どもは、あなたの文教行政の大筋というものを公式にきょう聞いたということになるわけであります。大臣のおっしゃっておることは一々ごもっともでございます。たとえば教員定数の増大であるとか、すし詰め教室の……

第27回国会 運輸委員会 第1号(1957/11/05、27期、日本社会党)

○櫻井委員 私はこの新潟市の地盤沈下につきまして、政府、運輸大臣が来ておられるようでありますから、運輸大臣に三点について御質問申し上げたいと思います。  実は私は現地を再三にわたって調査いたしたわけでありますが、この地盤沈下は非常に予想以上に深刻でございまして、そこに図表が出ておりますが、突堤の一番先端は一メートル八〇くらいの沈下でございます。それも昨年の三月からことしの三月、この短かい一年間の期間において一メートル八〇の沈下をしておる。それからその手前の方の臨港埠頭がございますが、そこが一メートル六〇くらいの沈下であります。それからさらに市街地の方に参りますと〇・六メートルと、こういうふうに……

第27回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1957/11/12、27期、日本社会党)

○櫻井委員 里帰り婦人の問題で、まだ話し合いがつかないということですが、十一月二十日というのは、あれはどうなっていますか。政府が言っておられた十一月二十日に外国船に乗せて帰すということ、これも私は解決の一段階だと思うのです。全面的の解決はできなくとも、やはりそういう前進があるやに聞き及んでおりますが、そういうこともまだ未定なんですか。その点を一つ確めておきたい。
【次の発言】 三団体から向うに電報を打って、向うからの、返事はまだ参っていないのでありますか。それから、もし外国船で帰られる場合、厚生省としては何名の手はずを完了しておられるのか、あるいは手続等については未完了のままであるのか、その点……

第27回国会 文教委員会 第3号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○櫻井委員 大臣はきょうは午前中時間がないようでありますので、私は差し迫った問題といたしまして、勤務評定について少しお尋ねをいたしたいと思うのであります。  この勤務評定につきましては、かねがね大臣も非常に心を痛めておられるようでありますし、今や全国的にも非常に反対の声も大きくなりつつある。これはやはりわが国の教育界にとっても大きな問題であろうと思うのであります。大臣も反対の声を十分聞いておられることだと思うのでありますが、この反対というのも、単なる反対でなくて、反対にも十分論拠があるということで、従って常に文部当局が言っておられるように、これは、法律にあるんだから、どうしても実施するんだ、こ……

第27回国会 文教委員会 第4号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○櫻井委員 実は今の小林委員の質問に関連して質問いたしたいのでありますが、大臣は非常にお急ぎのようですから、実は私は公立学校施設費国庫負担法の改正案を出しておるわけであります。その提案者といたしまして、この国庫負担をどういうように考えておられるかを大臣にお聞きしたいのでありますけれども、時間がございません。今参議院に行かれるそうでありますから、それが終ったらこちらにおいで下さることをお約束願えるかどうか、大臣にお聞きしなければならぬ。必ずこっちにおいで下さるならばその機会に譲ってよろしいわけですが……。
【次の発言】 私は休会中の委員会で文部大臣に、一体松永文教行政の最重点は何であるかというこ……

第28回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1957/12/21、27期、日本社会党)

○櫻井委員 動議を提出いたします。この際、理事はその数を七人とし、委員長において御指名あらんことを望みます。

第28回国会 文教委員会 第3号(1958/02/21、27期、日本社会党)

○櫻井委員 ただいま松永文部大臣から、岸内閣の文教行政の重点的な面について御説明がございました。実は私ども先般来、大臣から親しく今年度の文教行政の施策の重点をお聞きしたい、こういうことでお待ちを申しておりましたわけでありますが、大臣がおかぜで御出席ができない、こういうことで今日まで延び延びになっておったわけであります。もっとも私どもといたしましても、こまかい問題を取り上げて委員会を開催するなら、そういうこともできたわけでありますが、何分にも今回は通常国会の初めであり、従ってやはり冒頭には大臣から一応の政策の説明があり、それに対する十分な質疑を行い、その後個々の法案の審議に入ろうと、こういうよう……

第28回国会 文教委員会 第15号(1958/04/02、27期、日本社会党)

○櫻井委員 私はこの義務教育諸学校施設費国庫負担法について少し大臣にお尋ねをいたしたいのであります。こまかい点は先ほど佐藤委員の方から質問がありましたので、重複を避けて、私はこの法案の大筋について大臣の考えをはっきりしておきたい。  この法案は、先般の第二十六国会において、御承知の通り公立小学校不正常授業解消促進臨時措置法の一部を改正する法律案が通過いたしました際に、本院といたしましては附帯決議をつけております。その附帯決議は一、二と分れておりますが、その中に特に「公立義務教育諸学校の施設、設備についても、政府は、すみやかに、義務教育費国庫負担法の精神に則り、これに必要な経費の二分の一を国が負……

第28回国会 文教委員会 第16号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○櫻井委員 私は学校統合に関する問題についてお伺いをいたしたいと思います。御承知の通り新市町村建設促進法の精神にのっとりまして、全国的に今学校の統合が行われておるわけでありますが、この統合につきまして、今全国的に各地にいろいろな紛争が起きておるのであります。このことはおそらくまだ文部大臣の耳には達していないものもあるかと思います。それは開校が四月一日ということで、この時点を境にして各地で紛争が起きておる、私が申し上げたいのは新潟県では二ヵ所の学校においてただいま紛争が起きております。一ヵ所は北蒲原郡の紫雲寺町における紛争であります。もう一ヵ所は西蒲原郡の吉田町における学校紛争でございます。これ……

第28回国会 文教委員会 第18号(1958/04/16、27期、日本社会党)

○櫻井委員 公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律案について質問をいたします。  この法律は第一条に目的が明記してあります通り、公立の義務教育諸学校に関しての学級規模と、教員の配置の適正化をはかるために、学級編制及び教職員定数の標準についての必要な事項を定めて、もってわが国の義務教育水準の維持、向上をはかる、こういう法律でございまして、その法の精神、趣旨、こういうものについては私どもは全く賛成の立場をとるのでございます。この法律をしさいに検討して参りますならば、全くこの義務教育水準が向上する面もあるし、あるいはまた逆に逆行する面も出て参るし、またせっかくこの法律を作りなが……

第28回国会 文教委員会 第19号(1958/04/23、27期、日本社会党)

○櫻井委員 先ほどから野原君及び高津さんからいろいろ質問がありましたので、私は簡単に質問を申し上げておきます。大臣はきょうのこの事態に対してあまり大した責任を感じておられないというふうにも見受けられるのですが、きょうの事態は、私は昨年愛媛県の問題が起きましたときに、この勤務評定の問題についてだいぶ大臣に突っ込んだ質問をしておる。この勤務評定の問題も文部省の指導いかんによっては非常な大きな問題に発展するおそれがある、従って文部省としては十分この点については慎重な態度をとられたいということを、これは速記録を見れば明瞭に書いてある。大臣もそれについていろいろ慎重な態度をとる、文部省の試案ということに……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 文教委員会 第2号(1958/06/20、28期、日本社会党)

○櫻井委員 関連して……。けさほどから大臣の所信表明を伺っておるのでありますが、大臣は大体松永文教行政の跡を受け継いでいくのだと言っておられまするし、私どもの質問に対しても趣旨は全く同感だと、きわめて抽象的でのらりくらりとした御答弁なんです。特に今の小牧君の質問にありました施設費の国庫負担につきましては、この前の国会におきましても、この委員会としては附帯決議をつけたはずであります。これは最低限度の今までのこの委員会の要求がああいう形になって附帯決議となって現われたのであって、こういう点は一つ大臣からも明確にしてもらわなければならぬ。この委員会で与野党が一致して決議しました点は、これは大蔵省と折……

第29回国会 文教委員会 第9号(1958/09/25、28期、日本社会党)

○櫻井委員 私は今日日本の教育界の非常な問題となつております勤務評定の問題を中心として御質問を申し上げたいと思うのであります。本日私は、岸総理の出席を要求しておいたはずでございますが、総理が所用のために本委員会に出席ができないということで、赤城官房長官の出席を要求しておいたわけでありますが、これもまだお見えにならない。こういうことであまり時間を空費するのも何でございますので、私は長官が見えるまで文教の最高責任者でありますところの灘尾文部大臣に対して二、三の質疑をいたすものでございます。それでは官房長官がお見えになつて、所要時間が十分くらいだそうでございますから、質問しておる途中であるいは打ち切……

第30回国会 文教委員会 第7号(1958/10/28、28期、日本社会党)

○櫻井委員 私は、本日は、この専科大学の法律案の審議に入る前にちょっと緒方大学学術局長が来ておられるようですから、大学の問題について少しお尋ねをいたしたいのであります。  それは、実は、局長もお聞き及びかと思いますが、山口大学の工学部に起きておる職員の処分問題についてでございます。このことは山口大学の方から何か通知がございましたか。(「個々の問題はこの委員会では扱わないのじゃないか」と呼ぶ者あり)いや、これは非常に重大な問題であるし、大学問題との関連ですから……。  山口大学の工学部において、職員の処分の問題が起きております。まだ通知に接しておりませんか。見ておられませんか。

第30回国会 文教委員会 第8号(1958/10/31、28期、日本社会党)

○櫻井委員 関連して一点だけ。この専科大学の制度ができますと、内藤さん、さっそくあなたは職員に対して勤務評定をやられる。この場合に、先ほど辻原君からいろいろお話があったようでありますが、一応短期大学教育課程等研究協議会で一つの試案を持っておりますが、この試案を見ますと、これは五年制、前期三年、後期二年という形の大学に対する試案のようですが、この試案による時間配当を見ましても、前期の一、二、三、これは高等学校に準ずるというので、大体高等学校のような課程をとっております。後期の三年は、一年が一般教育七時間、外国語が八時間、体育が二時間、専門教育二十二時間、二年になると、ほとんど一般も外国語も体育も……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○櫻井委員 ただいまの田中委員の質問に関連をいたしまして、新潟地区の地盤沈下の問題について質問をいたします。私の質問を、最終的には、やはり長官である大臣からの明確な、責任ある答弁が必要であろうと思いますので、私も、最終的にはやはり大臣の御出席を重ねて御要望申し上げます。  私は、先般の商工委員会におきましても、黒澤さん並びに鉱山局長等から、新潟市の地盤沈下の問題について、いろいろ御所信もお聞きしたわけです。その当時も、資源局長はなるたけ早い機会に結論を出して、中間報告の形でもこれをまとめ上げたい、こういうことを申しておられたわけでありますが、今日に至るも、先ほど田中委員の質問の通り、じんぜん日……

第31回国会 決算委員会 第6号(1959/03/05、28期、日本社会党)

○櫻井委員 私は、今御報告がありました問題外の質問でございますが、体育局長見えておりますか。
【次の発言】 それでは質問いたしますが、実はオリンピック後援会の不祥事件、この件について私は予算委員会において直接大臣に御質問を申し上げました。しかし時間の関係上なお二、三の問題点も残しておりますので、それをさらに続けて本委員会で御質問を申し上げたいと思います。次官では御答弁ができないと思うのですが、御答弁できますか。
【次の発言】 この問題は、もっと詳細にわたってわが党の中村高一君から質疑をなさるはずでありましたが、中村君は本日北海道に出張のために、私はこの前の予算委員会において残しておいた問題点に……

第31回国会 建設委員会 第19号(1959/03/18、28期、日本社会党)

○櫻井奎夫君 ただいま議題となりました地盤沈下対策特別措置法案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  近年来地盤沈下による直接、間接の災害が続出しており、まことに憂うべき実情にあります。たとえば新潟市においてはここ十数年間に一メートル数十センチをこえる沈下が記録され、港湾施設等の一部は、すでに水中に没し、また市街地においても、その直接の災害が現われているのであります。しかも今日、地盤沈下の速度はますます著しく、最近の三カ月間においては二十センチをこえているのであります。  かかる実情のため、地域住民ははかり知れない損害をこうむり、不安におののいているのであります。こ……

第31回国会 商工委員会 第4号(1958/12/19、28期、日本社会党)

○櫻井委員 私は過般来大きな問題となっております新潟地区における地盤沈下の問題につきまして、特に天然ガスの採掘に関する問題について質問を申し上げたいと思うのであります。  これは過般当委員会にも地元の有志が参られまして、新潟市の沈下の現状については、地域住民の方が直接委員の皆さん方に陳情を申し上げたわけでございます。この地盤沈下は御承知の通りすでに三年前から始まっておりまして、沈下のひどいところは一メートル八十、二メートル近くの沈下をいたしております。年々一日平均一ミリ一分の速度で進行しておるのであります。政府におかれましても、この沈下の現象というものが思ったよりも非常な速度で進行しておる、こ……

第31回国会 商工委員会 第30号(1959/03/17、28期、日本社会党)

○櫻井委員 新潟地区の地盤沈下の問題につきまして、参考人の皆さん方に御質疑を申し上げたいと思います。  実は、当商工委員会におきましても、昨年地元の方々の非常な御要望によりまして、十二月初旬であったと思うのでありますが、委員を派遣されて、つぶさに現状を御視察願ったわけでございます。そのとき私も御同道申し上げたわけでございますが、その後実は去る十四日新潟市におきまして国民年金の問題についての公聴会がございまして、そこに両党の先生方、自民党から二階堂君と山下春江君、わが党から多賀谷真稔君と中村君、この四名の方がお見えになりました。ちょうど時間があいておりましたので、現地を私は朝早く視察をいたしたわ……

第31回国会 文教委員会 第1号(1958/12/17、28期、日本社会党)

○櫻井委員 ちょっと今の問題で関連して質問いたしますが、大臣のおっしゃっておる法にいわゆる勤務評定、法に定めるところの勤務評定、この法は一体何が基準になるかということであります。これは私どもが再三言っておるように、勤務評定の内容を定めるものは人事院規則なんです。人事院規則の一〇―二、これが勤務評定をはっきり規制しておると私は思う。大臣の考えも、その勤務評定の法と言われるのは人事院規則のこれであるというふうに解釈してよろしいかどうか。
【次の発言】 これは重大な文部大臣の意見を私は承わったわけでございますが、この勤務評定を実施するということは、なるほど地方教育行政の組織及び運営に関する法律で規制……

第31回国会 文教委員会 第4号(1959/02/04、28期、日本社会党)

○櫻井委員 私は、ただいま説明がございました三十四年度の文教予算につきましては、説明の直後でございますので、詳細については今後検討させていただきますけれども、説明の途中において気のつきました二、三の点について大臣に御質問を申し上げたいと思うのでありますが、その前に一つ、大臣も新たにかわられたことであるし、この前の委員会において橋本文部大臣の御所信のほどを承わったわけでございますが、重ねて、一体橋本文教行政の最も重点とするところは那辺にあるのか、あなたの任期中にどうしてもこれだけはやっていきたい、こういうものがあるに違いない。先ほど加藤さんもおっしゃったように、文教行政というものはすこぶる広範多……

第31回国会 文教委員会 第7号(1959/02/18、28期、日本社会党)

○櫻井委員 関連して。今の問題に関連いたしましてちょっとお尋ねをいたします。  小学校の不正常授業の解消につきましては、生徒の増減を加味いたしまして三十四年度に重点を置いて四万八千均の解消をはかった、こういうことでございますが、これは三分の一国庫負担の線でやられておるのですか。この点につきまして私どもは文部省の努力が非常に足らない、こういうふうに考えざるを得ない。なるほど法律の建前では不正常授業解消のための必要な建築費としては、小学校は三分の一であり、中学校は二分の一の負担になっております。ここにやはり法的な矛盾がある。同じ義務教育の中の不正常授業を解消するといいながら、一体どこに小学校と中学……

第31回国会 文教委員会 第8号(1959/02/25、28期、日本社会党)

○櫻井委員 ただいま議題となりました義務教育諸学校施設費国庫負担法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  さきの昭和三十二年五月第二十六国会におきまして、本院は一、義務教育が国と地方公共団体との共同責任にかかる重要事項たる点と、地方財政の実情とに鑑み、公立義務教育諸学校の施設、設備についても、政府はすみやかに義務教育費国庫負担法の精神に則り、これに必要な経費の二分の一を国が負担するために、必要な措置を講ずべきである。二、公立義務教育諸学校における教育効果の向上と教育財政の有効化を期して、多くの市町村が学校統合を企画しつつある現在、政府は義務教育……

第31回国会 文教委員会 第9号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○櫻井委員 ただいま議題となっております就学困難な児童及び生徒のための教科用図書の給与に対する国の補助に関する法律の一部を改正する法律案、この内容について私は二、三、質問いたしたいと思うのでございます。  このたび政府が、就学困難な児童、生徒の教科用図書だけでなく、さらに範囲を広げまして、こういう貧困児童の修学旅行費用の補助をなさるということは、一歩前進した措置でございまして、そのような措置に対しては私どもは決して反対をいたすものではないのであります。そこでこの法案の通過に当りまして、私は二、三、確かめておきたい点がございますので、御質問申し上げる次第でございます。  今次の改正案の第一条「こ……

第31回国会 文教委員会 第10号(1959/03/04、28期、日本社会党)

○櫻井委員 大臣が見えませんので、長谷川さんの本格的質問に入る前に養護教諭の問題が出ておりますので、私も一言御質問をしておきたいと思います。  先ほどの内藤局長の答弁を聞きますと、昨年の定数基準の法律が全会一致で通って、その趣旨によってやっておられる、こういうことでございますが、それはもちろん文部省の官吏として法律に忠実になさる、これは当然のことです。しかし昨年の定数基準というものは無条件に通ったのではないのですよ。私は特にあのときに質問を申し上げたわけです。その一番問題点になっておるのは十八学級以上ということ、ところが今日日本の小、中学校の実態を見ると、特に地方においては十八学級以下の学校と……

第31回国会 文教委員会 第16号(1959/03/25、28期、日本社会党)

○櫻井委員 議事進行。委員の出席を見ますと、委員会が始まるときだけは、政府与党の方は辛うじてわれわれと同数の委員をそろえていたが、審議が始まると、今はたった一人しかいない。このような状態では審議を続けるわけにいかない。われわれは休憩を要求する。

第31回国会 文教委員会 第17号(1959/03/27、28期、日本社会党)

○櫻井委員 議事進行。社会教育法の問題につきましては、私ども質疑の通告は今の段階ではしていないかもしれませんが、質疑があるということはしばしば言明をいたしております。しかもそのために、ただいま木村理事とも打ち合せして休憩を求め、そこで今後の運営をいかにするかという話し合いをしよう、こういうことで、社会教育法は重要法案であるがゆえにわれわれは全員質疑をいたします。その点は明確にそういう答弁をいたしておきます。従いまして休憩に入ったら、直ちに私どもは質問者の氏名を通知いたしますから、その点御了承をいただきたい。次に参考人の問題でございますが、これはもちろん理事会においては、私どもは委員長の先ほどの……

第31回国会 文教委員会 第22号(1959/05/09、28期、日本社会党)

○櫻井委員 次回の委員会のおおよそのめどを御決定いただくと都合がよいかと思います。今の委員長の急に招集する場合もあるということを含めて、六月のいつごろにするかという、上旬か中旬かおおよそのめどをここで決定していただくと皆さん都合がよいと思います。

第31回国会 予算委員会 第13号(1959/02/24、28期、日本社会党)

○櫻井委員 私は、ただいま日本の自然現象といたしまして大きく取り上げられております地盤沈下の問題について、関係諸大臣の御所信を承わりたいのであります。  御承知の通り、今東京の江東地区、それから大阪、尼崎、新潟、こういう地点において著しい地盤の沈下が見られておるわけでありますが、その点につきましては経済企画庁総合開発局から地盤沈下地帯における一つの論文が出ておるのであります。しかしながら、これらの地区の中で、特に新潟地区における地盤沈下は、非常な急速な速度で進行しつつあるのでございまして、年間六百ミリといわれております。東京、大阪地区の地盤沈下の速度のほぼ三倍強に当る速度をもってこれが沈下しつ……

第32回国会 商工委員会 第2号(1959/07/08、28期、日本社会党)

○櫻井委員 実は、一日の本会議の私の緊急質問についての大臣の答弁につきまして、もう少し確かめておきたいと思うので、今御質問申し上げるわけですが、例の地盤沈下の問題です。大臣も時間がないようでございますので、法律の解釈についてはあとで鉱山局長、保安局長を呼んでおりますので、そこで十分追及したいと思いますが、あなたの答弁の中の最後の方に、「新潟市の相当広い場面について、いかなる規制をしていこうかということを、ただいま検討中であるのであります。しかし、何分にも、新潟市民の家庭のガスとか、あるいはバスその他公共機関が、ほとんど全部この天然ガスにたよっておりまする関係上、そういう民生並びに重点産業の状況……

第32回国会 商工委員会 第4号(1959/08/10、28期、日本社会党)

○櫻井委員 私は、新潟県の地盤沈下に伴うガスの規制の問題について、大臣にお伺いをしたいのであります。  この前の当委員会においても、私はこの問題について質問をいたしましたわけですが、六月二十四日の科学技術庁の発表によりまして、沈下の主要な原因がガスの採取にある、沈下水の、深層部における多量かつ急激なる揚水にあるという結論が一応出たわけであります。そこで、この前の商工委員会で、大臣に、そのような報告の上に立ってどのような措置をとられるか、こういう質問をいたしましたところ、ガスをやはり規制をしていかねばならない、こういうことをおっしゃったわけでありますし、その後通商省の事務当局においても、この規制……

第32回国会 文教委員会 第4号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○櫻井委員 大臣が午後何か所用があるということで、大臣の質問を午前中に集中してくれ、こういう申し出がありますし、先ほどの理事会でも一応そういう線を了承いたしましたので、私の質問は大臣についての質問だけをいたしまして、その次の質問者もまた大臣に対する質問があるそうでありますから、そこに一応譲りまして、だから私の質問は一応打ち切りということで、途中でやめて、午後の部にまた質問をいたしますから、それを御了承いただきたい。  そこで大臣にお尋ねをいたしたいのですが、これは今日一番大きな問題になっております勤評の問題についてであります。大臣は大臣就任になりましたときの当文教委員会のあいさつにおいて、文教……

第33回国会 商工委員会 第7号(1959/12/01、28期、日本社会党)

○櫻井委員 それでは保安局長にお尋ねいたしたいのでありますが、新潟地区のガスの採取について通産省で規制をされ、最後の規制が十一月に行なわれたわけでありますが、この十一月中の収縮量のデータは出ておりますか。十一月一日から後の報告が参っておりますか。
【次の発言】 私は新潟地区の地盤沈下の問題につきまして、六月二十四日に科学技術庁の調査会による発表がありまして、その発表に基づいて通産省が新潟市の市街地区の一部におけるガスの規制をなさった。その規制の事実に基づいて大臣に質問をいたしたいと思います。  通産省のガスの規制は、ただいま保安局長からお話がありましたように、昨年の十一月中にはコスモス計画とい……

第33回国会 内閣委員会 第12号(1959/12/27、28期、日本社会党)

○櫻井議員 ただいま議題となりました地盤沈下対策特別措置法案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  近年来、地盤沈下による直接、間接の災害が続出しており、まことに憂うべき事態にあります。大阪、尼崎地方においても、ジェーン台風を契機として建設された高潮堤等、地盤沈下対策事業が、その後の沈下によってその機能が著しく低下し、再び高潮の恐怖にさらされているのであります。東京の江東地区についても同様な実情にあります。また新潟市においてはガス産業の発展によって、ここ数年間に一メートル数十センチの沈下が記録され、港湾施設等の一部がすでに水中に没しているのでありまして、これら関係地……

第33回国会 文教委員会 第3号(1959/11/13、28期、日本社会党)

○櫻井委員 私は、ただいま説明されました法案についての討論を行ないます。  最近におきまして、学校の生徒、児童の学校の管理下におけるところの災害が頻発をいたしまして、それに対しまして何らかの救済の道を講ずべきであるという全国的世論が巻き起こりまして、わが党といたしましては、いち早く児童、生徒の災害法、いわゆる罹災法といわれる法律案を昭和三十年の七月二十七日、第二十二回の国会に提案をいたしました。その後引き続き二十四回、二十六回、二十八回、二十九回、三十回、三十一回、三十二回、三十三回と国会が開かれるたびに連続この法案は継続審議となって今日に至っているのであります。このことは、この法律案を、やは……

第33回国会 文教委員会 第4号(1959/11/18、28期、日本社会党)

○櫻井委員 文部省に要求いたしたいわけでございます。  ただいま三十五年度予算の各省の要求がなされておると思うのでありますが、文部省はどのような要求をして、どのような折衝段階にあるかということを調査するため、一つ資料を次の委員会に提出をいたされるように準備をお願いしたい。以上であります。

第34回国会 商工委員会 第6号(1960/02/17、28期、日本社会党)

○櫻井委員 引き続いて新潟の地盤沈下について大臣に御質問を申し上げます。  先般の商工委員会でも実は最近の状況について御質問を申し上げておるわけでありますが、そこで今高橋議員の質疑に対しての大臣の答弁について私少し納得のいかない点がある。そのことは天然ガスの問題が、これは新潟県の非常に重要な産業であって、これが消長ということは新潟県の産業の消長にかかわる、こういう大臣のお話でございまするが、しかしこれは非常に大臣が視野を狭くして考えておるのじゃないか、この天然ガスの問題は実は新潟県だけの問題ではないわけです。大臣も十分御承知のこととは思うのでありますが、今日世界のエネルギー資源というものを見ま……

第34回国会 商工委員会 第41号(1960/05/13、28期、日本社会党)

○櫻井委員 私は質問を始める前に委員長に注文をいたしますが、質問者を含めて、こんな出席者の少ない委員会なんてあるはずがない。こういう委員会でやられるのですか。もう少し委員を呼び寄せられるようにお願いいたします。
【次の発言】 石油及び可燃性天然ガス資源開発法の一部改正法案の質疑に入りますが、この法律案は、今まで可燃性天然ガスの中の水溶性天然ガスに国の補助金を出していたのを、今後さらにそれを拡大して、いわゆる構造性のフリー・ガスと申しますか、そういう方の開発、探鉱、そういうものにも補助金を交付していこう、こういうのがこの法律案の改正の主要点であろうと思うのであります。そこで私は、今日世界各国のガ……

第34回国会 商工委員会 第42号(1960/05/17、28期、日本社会党)

○櫻井委員 石油及び可燃性ガス資源開発法の一部を改正する法律案の内容について、二点ばかり質問をいたしたいと思います。  この法律は、第一条に書いてある通り、「石油及び可燃性天然ガス資源を合理的に開発する」こういう目的があるわけです。そこで、いろいろ合理的な開発がどういうふうになさるべきかということが、各条に書いてあるわけでございますが、特に私がお伺いいたしたいことは、第五条、第六条。第五条は坑井の間隔を規制したものであります。第六条は油を掘る場合に油とガスの比率、ガス油比と申しますが、これを定めておりまして、ともに石油の合理的な開発をやろう、こういう趣旨で五条、六条が設けてあると思うのです。そ……


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第17回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第1号(1953/11/25、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 加賀田君の質問に関連いたしまして、人事院総裁にお伺いしますが、今の質問の要旨、ベースの中に地域給を含めておるような操作でありまして、人事院でもまだ研究中のようでございますが、衆参両院の人事委員会の決定は、附則といたしましてべース・アツプと地域給の不合理是正と申しますか、こういうものを完全に切り離すということを確認しておるわけでございますが、この点は、人事院はどういうふうに考えておりますか。
【次の発言】 地域給の勧告作業は、引続いてやつておられると思うのでありますが、これは総裁の答弁によると、衆参両院のあの人事委員会の決定を尊重して作業を進めておられる、こういうふうに理解してよろし……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 商工委員会日本経済の総合的施策並びに国土総合開発に関する小委員会 第3号(1955/06/01、27期、日本社会党(左))

○櫻井小委員 大臣が来られませんが、政務次官の答弁を大臣の答弁と解釈してよろしゅうございますね。――私は離島振興法のことにつきまして少し質疑をいたしたいと思うのでございます。  離島振興法の実施状況を見ますと、これが二十八年の七月に成立いたしまして、二十八、二十九年度と実施してきたわけでありますが、その実施の跡を振り返ってみますと、先ほど政府委員からも報告がありましたように、二十八年度は八億九千九百八十五万、これは人口による、国から補助しております事業費の割合にいたしますと、本土の三分の一の実施にしかなっていない、二十九年度は十二億七百万円、本土の事業費から比較いたしますと、わずかに二分の一足……

第22回国会 商工委員会日本経済の総合的施策並びに国土総合開発に関する小委員会 第5号(1955/06/21、27期、日本社会党(左))

○櫻井小委員 それでは少しお聞きいたしたいと思うのですが、この愛知用水の問題は昨年度も計画が立てられておったようでございます。昨年度の計画と今お聞きしました計画と非常に変更があるようでありますが、この改訂変更に何か特別の理由がございますか。
【次の発言】 そうするとこのダムの構築方法が違ったから、従って発電所の位置も二子持から牧尾橋に移ったということでございますが、この牧尾橋の方には地質的に何か問題があるように聞いておりますが、その点は解決をいたしましたか。
【次の発言】 そうすると、これはアメリカから資金を借りる必要もあり、いろいろ技術的にアメリカと相談をされたので、変更した大きな理由という……

第22回国会 地方行政委員協議会 第2号(1955/10/14、27期、日本社会党(左))

○櫻井奎夫君 私は、台風二十二号に伴います被害状況等が、今日全国知事会会長の安井東京都知事から提出されておるわけでありますが、これは二十二号及び二十三号も多分含んでおるのだと思いますが、この災害状況が、七百億から一千億に達するような、ここにデータが出ております。この一環といたしまして起きました新潟市の大火、このことは、地元の方からもしばしば政府各方面に陳情がありまして、長官も十分御承知のことだと思います。特に私は自治庁関係の分について今日長官に御質疑を申し上げたいと思います。各地のこの膨大なる被害状況については、まだ詳細にわかっていないわけでありますが、私は新潟市の大火の被害について申し上げま……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会閉会中審査小委員会 第1号(1956/10/10、27期、日本社会党)

○櫻井小委員 恩給法や未帰還者留守家族等援護法等、いろいろな法規に関係しますので、私どももなかなかこまかい問題はわからないわけでございますので、一応お聞かせを願いまして、それから疑議のある点は質問いたしたいと思います。  未帰還者の問題ですが、これは恩給法の附則第三十条によりまして、「昭和二十年九月二日から引き続き公務員として海外にあつてまだ帰国していない者に対しては、その者が左の各号の一に該当する場合においては、それぞれ当該各号に掲げる日に退職したものとみなして恩給を給する。」こういうことになって、一、二、三号とございまして、未帰還公務員にはそれぞれ恩給がついておるわけでございます。その場合……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会海外同胞引揚に関する小委員会 第2号(1957/08/13、27期、日本社会党)

○櫻井小委員 両大臣は時間がないそうでありますし、またほかの委員からも大別に対する質問が種々あると思いますので、私は委員長とそれから外務大臣、厚生大臣に、それぞれ簡潔にお尋ねいたしたいと思います。  まず委員長への質問であります。これは本委員会が北京に派遣団を出して、永らく懸案になっておった諸問題を解決したい、これが留守家族の悲願にこたえる唯一の道であるというようなことで、委員会として決議をいたしまして、これが具体的な段階に移ったわけでありますが、私どもはこの委員会の考え方そのものは、これは全く同じような考え方をしておったのでありまして、全面的に賛成をし、また委員長のその後の御努力に対しても、……


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 文教委員会公聴会 第1号(1958/10/29、28期、日本社会党)

○櫻井委員 私は、今臼井さんがお聞きになったことと同じ七十条の三の問題につきまして、関口先生にちょっと御意見を承わりたいと思います。  今回のこの法律の中で、やはり一番大きな問題点となるのは、七十条の三のこの規定であろうと思います。「学科に関する事項は」、「監督庁が、これを定める。」こういうことであります。これは今後、かりにこの法案が成立した暁における取扱いの中において非常に重要な面を持ってくると思うのです。これは前の山本先生の方からその疑義についてはるると説明があったわけでありますが、私どももやはりこのような危険性と申しますか、現在の文部省がやっておる行政的な行き方からして、このような危険性……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

桜井奎夫[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。