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細迫兼光 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

細迫兼光[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


26期委員会出席TOP100
93位
26期委員会出席(無役)TOP100
51位
30期委員会出席(幹部)TOP100
53位

このページでは細迫兼光衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。細迫兼光衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1953/06/17、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 私は法務委員会に籍を置いておる者でございますが、政府委員に御答弁をお願いいたしたいと思うのです。それは、法務委員会におきましては、この戦犯者釈放の問題について、それ専門の国民使節団を送りたいという考えが浮んで、本委員会と御相談を申し上げてこれを進捗したいという考えが実は進んでおる。このことについての政府の御所見を承りたい。  この問題は、本委員においてもかねて論議せられておることがあるやに聞くのでありますが、かえつて諸外国を刺激していけないのではないかという御議論があつたそうでありますが、われわれ法務委員会におきましては別な考えを実は持つておる。元来B、C級の戦犯問題につきましては……

第16回国会 決算委員会 第4号(1953/06/24、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 ちよつと。いろいろ所管がかわりまして、建設省の御説明によれば、すつきりしたいために所管をかえたというような御説明でありましたが、事実は、いろいろな経過が、あたかも事をこんがらかすためにやつたような印象を与えておる。これは、今度強制的にあそこの立ちのきを要求するというような段階になりますと、訴訟上当事者ということは、御承知のように、非常に大切な問題になるのでありまして、立ちのきを要求せられる被告からは、私は東京都から借りたんじや、いらぬ世話をやくなというような抗弁が必ず予想せられるというようなわけでありまして相当めんどうになつて来る。今めんどうだということを考慮に入れますと、一番すつ……

第16回国会 決算委員会 第5号(1953/06/26、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 条例によつたので、特別安いとは思わなかつたというような御趣意の御答弁でありますが、それではお伺いしますが、その賃料のほかに、なぜ会社から五百万円の寄付をとられたのか、これはこの賃料で貸しておつたのでは、会社に不当とは言いませんけれども、多くの利益を与えるだろう、その利益の一部分を寄付しろというような意味じやなかつたか、その五百万円の寄付というものこそ、あなたがそう不当ではないとおつしやりながら、あなたの言葉を裏切る事実なんです。五百万円寄付を受けられた趣旨の裏には、そういう意味のことがありはしなかつたか。
【次の発言】 顧問山口さんには会社としてどういう待遇をしておられますか。

第16回国会 決算委員会 第6号(1953/06/29、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 労働省の方にお聞きしますが、一体労災保険の会計の収支は従来どういうふうになつておりますか。赤字が出ておるかどうかという大ざつぱのところでけつこうですから御説明願いたい。かつかつにやつて行けますか。

第16回国会 決算委員会 第12号(1953/07/13、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 迂遠な質疑でありまして、また話が小さくなりますが、荏苒このまま放置いたしますれば、物価の変動による損失も莫大でありますが、利子だけでもなかなかばかにならぬのであります。こういうものは確認せられた後においては当然利子はつくものでありますか。国内法によりますれば当然にはつかないのではないか、請求というような一つの法律行為を行わないと利子はつかないように思うのでありますが、外国貿易との関係においてそういうことはどうなつておるか。もし何らかの法律行為を必要とするならば、さつそくそれをなさつていたたきたいのですが、あるいは所管が大蔵省ということになつておればそつちでやるべきだというようなお考……

第16回国会 決算委員会 第13号(1953/07/15、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 われわれは国政に関する長さをなすべき権限を持つております。この権限に基き、また国民の負託にこたえる義務遂行のためにこの審議を進めておる。なおこうした決算の承認を求めておきながら、その説明に要を欠くという場合に至りましては、率先進んでこれの釈明、われわれの了解に努めなければならぬ国務大臣は責任があると思うのであります。しかるにとかくこの義務に反することが吉田首相の従来のやり方でありまして、今またその一片がここに現われておるものと見なければならぬのであります。しかも従来審議の経過を見ますれば、当初通産省におきましていろいろなことをやられ、今やその処理の権限は大蔵省に移つておるというよう……

第16回国会 決算委員会 第15号(1953/07/20、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 関連して。ただいま吉田委員からの御質疑によつてもなお副総理ははつきりした態度を御表明にならないのでありますが、アメリカから送つてもらつた援助物資に対する国民感情などという言葉も出ました。まつたく国民としてはもらつたものだという百パーセントの感謝をもつて、あの衆議院などの感謝決議にもなつておると私は思うのであります。もしあれが対価を要するもの、債務としてあとに残るものだということになりますれば、同じ感謝であつてもその内容が大分違つたであろう、それならそれと最初から言うてもらいたかつた。なおまた対価を支払わなければならぬ性質のものであれば、送つてもらう品物に対しても注文をする、取捨選択……

第16回国会 決算委員会 第16号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 交通公社関係の問題につきまして、次会に交通公社の責任者の御出席を求めて参考人として喚問すること、及び今御答弁がありました切符の売上金を預け入れておるところの特別口座の通帳を持参して出て来られることを、委員長においてしかるべく御処置ありたいと思います。

第16回国会 決算委員会 第18号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 切符を委託販売しました場合の切符代金、これは他の収入と混合して銀行に入れるとかいうような処置がとられておりますか。あるいはまた特別な口座でも設けて保管してございますか。
【次の発言】 そうすれば支払い要求があるとか、あるいはきまつた支払い時期には、何どきたりともこの切符代金は国鉄の方に支払い得る状況にあると考えてよろしいでしようか。
【次の発言】 しかるに二十六年一月ですか、その代金支払いが四月まで納まつていないような状況にあるように見受けられるのですが、その事情はどういうわけでございましようか。
【次の発言】 国鉄だけは特別に口座を設けなかつた。それ以前といたしましても、国鉄の切……

第16回国会 決算委員会 第19号(1953/07/24、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 会計検査院にお尋ねいたします。とにかくここに石炭のクレームによつて、五十六万円という損失を国は負うたわけであります。これを法律的に見ますれば、その責任の所在は明らかでありまして、もし検収するに際して過失があつたものならば、これは検収に当つた者の過失によるものでありまして、国としてはその検収官のミスとしてその責任を追究しなければならない、こういう筋合いに相なる。なおまた検収官を何かのことでごまかして、規格に合わない石炭を積み込んだというようなことに相なりますれば、国はそのごまかしたものに対しましては、賠償を請求する権利がある、こういう筋合いに相なるのであります。そこで会計検査院といた……

第16回国会 決算委員会 第22号(1953/07/30、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 ああいう複雑な分担方法の建築でありますから、いかなる技術者といえども金銭に見積つて、これをどれほど国鉄が負担すべきか、あるいは会館が負担すべきか、その計算がむずかしいということはわれわれでも想像できます。従つてそのわからないということをわれわれは決してふしぎとも思わないので、これ以上追究しようとは思わないし、それがあたりまえだと思う。従つてこれは国鉄がどれほど負担するという新しい協定をしようとも、その協定自体が正当であるかいなかということはあなたにもわからないはずだと思うのですが、いかがですか。分担の協定自体が、正鵠を得たものであるかどうかということもあなたにはわからないはずだと思……

第16回国会 決算委員会 第23号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 運輸大臣にお尋ねいたします。先日副総裁にこの鉄道会館との間の契約の性質について、吉田委員からこれは公的契約であるかあるいは私的な契約であるかということについて質問がありました際に、副総裁は公的な契約という御答弁があつたのであります。私はこれはあくまでも間違いであると思いますが、そのことは後日の問題といたしまして、そういう頭が国有鉄道には種々あるのだということが認められると思います。鉄道会館との契約などにいたしましても、使用許可というような形式がいまだに用いられておる。民間相互の契約の形ではありません。これはいつでも官庁対国民間における封建的な性質の契約において使われておる形式なんで……

第16回国会 決算委員会 第28号(1953/08/06、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 副総理にお尋ねをいたします。私の記憶によれば、アメリカの要路の人がガリオア援助の代金と申しますか、これは日本に対する債権と心得る。そうしてその債権取立ては、あらゆるほかの債権――その意味するところは賠償なんです。賠償に優先するものだということを言明したことがある。それから想像いたしますと、あるいはこの問題が荏苒未解決に長びいておりますことは、この問題を早く解決すると、賠償を現実にただちに払わなければならねという問題が起つて来る。これをうやむやにしておいて、このガリオア援助の債務を払わなければならぬから、賠償はそんなに早く多額には払えないというようなかけ引き上から、わざと荏苒長引かし……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第8号(1953/07/13、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 重複したら恐縮ですが、すべて災害復旧工事は、旧態に復するだけでは足りないと思うのです。よろしくこの際に拡大強化して、再び災害を繰返さないように努めなければならぬと思います。すなわち木橋はコンクリート橋に強化し、あるいに川幅も思い切で広げるというような方針でやられなくてはならないと思う。しかしながら、これについては、国の機構においてはもちろんのこと、府県町村には大いに補助を見てやるからという方針で奨励なさる必要があると思いますが、災害復旧を、旧態に復するだけで足れりとなされる方針か、大いに拡大強化せねばならぬというわれわれの考えに御同調であろうか、承りたいと思います。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第9号(1953/07/14、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 ただいまの関連事項でありますが、私どもが北九州に参りましたのは、国会の権限に属する国政調査のために参つたのであります。その使命を持つ者に対しまして、オフ・リミツトだということを言われるにつきましては、相当見せてはいけないものがあるか、あるいは行つてじやまになることがあるか、相当理由があつたに違いない。ただ品が下手だということでは納得できません。大体国鉄はお客商売、お客扱いにはみんななれている人だと見なければならぬのであるから、その人の口から国会議員もオフ・リミツトだという言葉が出るということは、相当な根拠があることに違いない。ぜひ井沢とおつしやいましたか、九州の総支配人から、直接、……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第13号(1953/07/18、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 ただいま特別立法の話が出ましたので、この際動議を提出したいと思うのであります。われわれ過日現地に派遣せられました委員の報告によりましても、およそのサゼスチヨンを実は提出しておるつもりなのであります。どういう角度でという、およその現地の要望はもちろん、その後この委員会においてもいろいろな要望、その立場からの質疑応答がたくさんになされておりまして、問題の所在点というものは、およそ帰するところがあるのではないかと思うのでありますが、きようにでもひとつこの委員会散会後に理事会でもお開きくださつて、この委員会として特別立法の線で考えるように進行が願いたいと思います。

第16回国会 法務委員会 第2号(1953/05/27、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 政府委員の補足説明によつておよそ明らかでありますが、政府の御答弁としてはつきり記録しておきたい意味もありまして、あらためてお尋ねいたします。少年法の一部を改正する問題について、この代用鑑別所やあるいは代用特別少年院、これら代用物を解消するにはもちろん施設の完備が必要でありますが、とかくこれが延び延びになりがちで、いつもやすきにつきまして、根本的に少年法の趣旨を没却するような結果になることが多いのでありますが、これらの予算措置は十分にとられておりますか。
【次の発言】 直接の問題ではありませんが、これは法務大臣から御答弁を願いたいのであります。同じく代用ものの解消に関することですが、……

第16回国会 法務委員会 第5号(1953/06/30、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 法務大臣にちよつとお伺いします。田中官房副長官はあなたの直接の監督すべき系統の地位にはないと存じますが、しかし内閣の構成員の一員として、国務大臣として、この内閣の一公務員がとつた処置が妥当であると考えられるか、妥当でないと考えられるか。それについて責任ある答弁をなさる義務があると思いますが、いかがでありますか。

第16回国会 法務委員会 第11号(1953/07/11、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 政治犯の問題でございますが、いずれこれの具体化は引渡し条約においてなされることと思うのでありますが、引渡し条約における御方針、態度を、ちよつと先ほどはつきりとは聞き漏らしたのでありますが、列挙主義はとらないとおつしやつたように聞いておりますが、さようでございましようか。
【次の発言】 条約においてはもちろん相互平等でありましようし、また相互に照応するものになると思うのでありますが、それをつつ込んで申し上げますれば、たとえば、こちらから引渡しを要求する犯罪を列挙しますれば、あちらからもそれに照応したものを列挙して要求するというようなことになると思うのであります。ここに具体的にあげます……

第16回国会 法務委員会 第16号(1953/07/17、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 団規法違反被告事件で拘禁されております松本三益氏について毒殺の疑いがあるという問題が、きのうのこの委員会においても、また新聞にも、きのうの東京地方裁判所における公判の模様として出ておるのでありますが、この点につきまして大臣に質疑いたしたいと思うのであります。重要な質疑の続行中でありますから、簡単にいたしておきますが、その伝えられる内容は、松本三益君が食事をしておつて、魚がお菜に出て来たが、そのしつぽの方を少し食べただけで、何だか変だからというので食べることをやめ、ハトロン紙に包んで外に出しておいた。ところがハトロン紙の破れ目にすずめが首をつつ込んで死んでおつた、自分も下痢をした、こ……

第16回国会 法務委員会 第17号(1953/07/18、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 さつそく御調査くださいまして感謝いたしますが、当時松本氏からこれに関する調査の要求がなかつたといたしましても、今や新聞紙も伝えるような公な事実になつておりますから、当局としても徹底的に解明なさることがよろしいと思う。なお進んですずめの死骸などがまだあるかどうか。あれば毒物を飲んだ形跡があるかどうか、鑑定というようなところまでお調べなさつた方がいいと思いますが、大臣の御意見はいかがでありますか。
【次の発言】 ああいうふうに新聞の記事にもなつたことですから、徹底的にお調べなさつた方がよろしいと思います。今後でさましたらまた御報告をお願いいたしたいと思います。それを聴取することを留保い……

第16回国会 法務委員会 第21号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 その点に関連してちよつと。逐条説明書の六ページを見ますと、裁判所が口頭による意見の陳述を許すであろうということを書いて、まあいいじやないかという理由をつけておられるように思うのですけれども、この口頭による意見の陳述を許すであらうということは、別に規定として現われてはいないようですが、ただこれは言い訳のために説明をつけた感があるのですが、この点の所見を伺いたい。
【次の発言】 同じことだというような御意見ですが、この勾留理由の開示が公開の法廷で行われるというところに意義があると思うのです。だから、意見の陳述も、公開の法廷でということをのけて考えればそれは同じかもしれませんが、公開の法……

第16回国会 法務委員会 第27号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 小川説明員の御説明は依然としてわれわれを納得せしめない。ただ釈放せられればそれで法律的なあなたの御用は済んだといつてもいいのです。しかし矢部さんのところに少年が行きそうな状態であるならば、それでいいでしよう。しかし行先は目に見えておる。CICに行きそうだ。裁判所の決定の矢部さんのところに行くのではなくて、CICの手の中に入りそうだ、その場合に処しての御処置が私はどうしても当を得たものではないと思うのであります。しかしながらこのことについては、なおわれわれの委員の方から後に聞くと思いますから、しばらくお待ちを願いまして、私は他の問題にちよつと入りたいと思います。今まで触れて参りました……

第16回国会 法務委員会 第30号(1953/08/04、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 ちよつと三橋君に聞きたいのですが。
【次の発言】 由来権力者が仕組む芝居というものは、もちろんその深い知識のもとに仕組まれるのだから、ほとんど九九%合理的に、どこからつつ込まれてもボロの出ないように仕組まれているのが普通ございます。われわれはかように用意周到に仕組まれた中からその人の言うことがほんとうかうそかということを発見するのは、ただ一%の間隙でもこれを重大な全般の運命を決するものとして、いかに小さい矛盾でも重大な意味を持つものとして取上げなくちやならぬと思うのであります。そこで三橋君の言うところに一%かもしれないが、ふに落ちないところがあるので一言聞きますが、この鹿地君の事件……

第16回国会 法務委員会 第31号(1953/08/05、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 われわれの委員会が証人に来てもらつた意味は、もちろん鹿地亘事件についての事実を詳細に知るためでありましたが、私が板垣喚問を主張しました点は、鹿地亘は道路上から強力をもつて強奪せられたというような状態らしいのでありますが、これに引きかえて板垣君の場合は、わが日本の裁判機関であるところの新潟家庭裁判所、あるいは少年鑑別所の職員の手からCICに引渡されたというこのことがわが法務委員会としては看過できない問題であるというような点にあつたの、でありまして、直接鹿地問題とは関係ありませんが、そういう意味におきまして一言質問することをお許し願いたいのでありますが、あなたが三日間貸してくれと言われ……

第16回国会 法務委員会 第32号(1953/08/06、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 ただいま取上げられておりますところのこの種事件についての裁判長の処置に対しては、私は具体的な事実を知りませんから、結論的な私の判断を申上げることは差控えますが、いろいろと質疑応答の中に察せられます事実から想像しますれば、この種事件におきましてとかく被告の希望を阻止することによつて、かえつて大きな法廷の秩序が乱れるというようなことが起りがちである。そういうことを適当に考慮して、結局において円満に、しかも秩序ある法廷の進行をはかろう、こういうふうに裁判長が考えてなされた処置ではないかと想像できるのでありますが、事の根源は、保釈というような問題に関連しておると思うのです。すなわち黙祷をさ……

第17回国会 内閣委員会 第1号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 質疑の要旨は、国において工事を施行するという御説明でありましたから、もちろん末端の部分的なところにまで直接やられるのであろう、下請なとにまわされるのではないだろうということはもちろんでありますが、念のために聞いておきたいのでありますが、末端の部分的な工事に至るまで、下請にまわすというようなことは絶対になさらないのかどうか。つまりいろいろな不正工事の温床がこの下請工事にあるのでありまして、これの監督に当る末端の建設事務所の人なんかは、ほとんど生命の危険を冒してやらなければならぬというような気の毒な状態に置かれる場合がしばしばあるのであります。なおこういう災害の地方の工事におきましては……

第18回国会 内閣委員会 第3号(1953/12/07、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 日本社会党を代表いたしまして、一言意見を開陳いたします。  天下周知の通り、わが党は保安庁、保安隊等の存在そのものに、根本的に反対しておるものであります。しかしながら、この法律案につきましては、勤労者の生活擁護、勤労者の生活向上を志すという見地からいたしまして、賛成の意を表するものであります。

第19回国会 外務委員会 第3号(1954/02/01、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 今日の前に迫っておるMSAの問題から、中国との貿易制限の問題が今後の交渉の話題になつておるということを聞くのですが、元来MSA援助の問題というものは、いわばアメリカにおいてMSAの制度ができておりまして、いわゆるおぜん立てがアメリカにできておって、こちらははしをとって食うか食わぬかの自由があるという立場に実はあると思うのです。それから進んでは見解の相違になりますが、私どもはそんなにお金を使って、いわゆる自衛隊の漸増をするということは必要ないと思いますが、これが必要あるという御見解に立つといたしましても、そうひけ目を感ずる立場にはないと思う。中国貿易などということは、これは別にパリの……

第19回国会 外務委員会 第4号(1954/02/03、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 関連いたしましてお尋ねいたします。いまだ事実が確定しないから方針を表明すべきものがないとおつしやるが、そういうことは政治家として私は責任ある態度としてはいけない態度だと思います。あらゆる事態の発生に対応して、こうなつたからこうしよう、ああなつたからこうしようといあらかじめ方針が立てられていないと、常に後手々々にまわることになるのであります。そういう態度はお改め願いたいのですが、その問題は別といたしまして、さきに並木委員から申されましたように、元ソ連代表部の日本滞在の本質的な性質、これは政府の御解釈とは違うのではないかと思います。これはソ連との間には講和条約ができない、いわゆる戦争状……

第19回国会 外務委員会 第9号(1954/02/20、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 次官にお尋ねいたします。ソ連との貿易のことでございますが、業者では木材の輸入などずいぶん熱望せられているやに聞くのであります。これに対しましてソ連からは船の修理などの注文があるようでございますが、あちらからの監督者などに対する入国の制限などで、船の修繕の注文などに躊躇を感ずるというようなことがはね返つて、木材の輸入の話などがスムーズに行かないというような情勢もあるやに聞くのでありますが、そこらの隘路を打開して行くことについていかなる御方針を持つておられるか、お尋ねいたします。
【次の発言】 由来中国との貿易については、私はそう遠慮すべき義理合いもなし、また利害から申しましても促進す……

第19回国会 外務委員会 第13号(1954/03/06、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 お伺いいたしますが、最近新聞紙の伝えるところによりますれば、巡視艇か何か海上保安庁の船が韓国との間のいろいろな問題に刺激せられた結果と思いますが、武装をするという情報が見えるのであります。これは従来の李承晩のやり方から見ますと、ずいぶん理不尽なことをやつて来るだろうと思う。これに対しまして、こちらの船が武装しますれば、必ずやそのうち撃ち合いを始めるような事態が生ずることを私は断言してはばからないと思うのであります。これは単に海上保安庁の問題ではありません。国交に関する。重要な問題になつて参りますが、このことについて、外務省に何か交渉がありましたでしようか、あつたとすれば、どういう武……

第19回国会 外務委員会 第14号(1954/03/10、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 時間がたいへんおそくなりまして、政府委員のお方にも御迷惑をかけますが、私も重要な会議を実は犠牲に供しておるのであります。遠からずMSAの問題が委員会に上つて参りますと、その機会を失うかもしれませんので、今日私は、ソ連との貿易振興の問題の一環としてのソ連の船の修繕を日本で引受ける問題、これに関連しての入国許可の問題について、政府の御方針をただしておきたいと思うのであります。各関係政府委員においてそれぞれ御答弁を願いたいと思うのであります。  今日造船疑獄などのとばつちりを受けまして、造船界の見通しははなはだ暗い雲におおわれておりまして、現在においても、聞くところでは、日本の造船能力は……

第19回国会 外務委員会 第16号(1954/03/13、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 私は日本社会党を代表いたしまして本件について賛成の意を表明いたします。別に反対すべき理由もございません。根本的にはわれわれは交通その他国際的な利用をもつともつと伸張したい考えを持つておりますが、この程度のことも一歩前進のことだと思いますので賛成いたします。
【次の発言】 ただいま議題になりました案件は、まことに重要な問題でございまして、ただに一つの外交に関する案件と言うては足りないものでありまして、まことに日本の国の前途の運命を決するものだといつてもさしつかえないほど重要なものでございます。従つてこの案性審議にあたりましては、総理大臣の御出席をぜひ要求したいと思います。あるいは副総……

第19回国会 外務委員会 第17号(1954/03/15、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 法制局の方から政府委員が出ておられますか。
【次の発言】 要求いたしておきました副総理は。
【次の発言】 このMSA協定は、申すまでもなく憲法の条章に従つて実施するということになつておりますので、憲法の明示しております範囲、限界というものが勢い大きな問題になつて参ると思います。直接には例の憲法第九条なのでありますが、そのうち、いわゆる戦力問題は堂々めぐりをいたしておりまして、どこからつつついてもこれ以上の進展を見せないやの形勢にありますので、私は第九条の二項の交戦権の問題について、いま一歩深くお尋ねをしてみたいと思うのであります。  従来交戦権の問題につきましては、この文字は、法律……

第19回国会 外務委員会 第18号(1954/03/16、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 先日承つておりますと、今の段階においては別に仮想敵国というものを想定しておらない、こういうような御返答でございましたが、私はこのMSA及び自衛隊の構想は、明らかに仮想敵国を想定しておると認めなければならぬと思うのでありまして、昨日の御答弁がはたしてそのまま維持できるかどうかという問題に進んで参りたいと思うのであります。すなわち自衛隊は外国の直接侵略に対処する役目を持つのでありますから、そこに戦闘行為を必然的に予想しております。すなわちわが国の青年の血を犠牲にし、また厖大な税金を投げ込んでの計画でございますので、何の目当もなく、こういうむだなことが行われようはずはない。よほど緊急差迫……

第19回国会 外務委員会 第20号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 河野君との問答におけるギヴ・アンド・ギヴの問題なのですが、例のMSA法五百十一条の資格六つの中で、第五にうたわれております自国の防衛力の増強、これに対応するものが例のMSA協定の第八条の「自国の防衛能力の増強に必要となることがあるすべての合理的な措置を執り、」ではないかと思うのですがいかがですか。
【次の発言】 そうだとすれば、アメリカはこの言葉だけで、日本は、「自国の防衛能力の増強に必要となることがあるすべての合理的な措置」を、いたしますという言葉だけで、MSAをくれましようか。私はこの言葉に裏づけられる事実がなくてはアメリカさんはくれない、アメリカさんも、そうは甘いものじやない……

第19回国会 外務委員会 第21号(1954/03/20、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 上林君の持ち時間の一部を拝借いたしまして簡単にに御質問いたします。MSA協定と自衛隊の関係でございますが、この問題についてのいきさつを少しく復習しておきますと、MSAの五百十一条の(1)の(5)「自国の防御能力を増大させるために必要な一切の合理的な措置を執ること。」がMSA協定の第八条の「自国の防御能力の増強に必要となることがあるすべての合理的な措置を執り、」これに対応するものでありますかと問いましたら、その通りでございますと、こういうことであります。それから進めまして、しかしアメリカは決して甘くないので、必要な合理的な措置をとりますという言葉だけでは、とてもMSA援助をくれるはず……

第19回国会 外務委員会 第24号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 局長にお尋ねいたしますが、前文にはごらんのように「国際連合憲章の目的及び原則に従つて」ということことがうたつてありまして、大きくMSA協定は、国連憲章のわくでしぼられておるわけでございます。この国連憲章の目的及び原則に反する部分は、従つて無効と申しますか、活勒しないという関係に立つと思うのでございますが、いかがでございましようか。
【次の発言】 御承知のように国連憲章は、一九四五年十月二十四日にその効力を発生しておるものでございます。当時はいわゆる冷たい戦争のない当時でございまして、日本に対する政策も非常によく一致した態度がとられており、いわんや、いわゆる米ソの対立という国際情勢の……

第19回国会 外務委員会 第25号(1954/03/25、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 副総理にお尋ねいたしたいと思います。私がかつて総理に憲法を擁護する義務が総理大臣としてはあるはずであるが、どういうお考えであるかという質問をいたしました際に、その通り憲法を擁護するつもりだという趣旨の確答があつたのでございます。これはもちろん当然しごくなことでございまして、国政は国民からの厳粛な信託によつたものでありまして、今国政をとつておられるお方、それはその信託に基いてやつておられる。しかしこれは無条件ではなくて、憲法に従つて国政を執行しているということであることは申すまでもありません。その憲法従つていえば、すなわち憲法の一箇条にあります、国務大臣を初め国会議員はこの憲法を擁護……

第19回国会 外務委員会 第26号(1954/03/26、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 MSAを受けておる諸外国の顧問団員の数であります。これについては先ほども御発言がありましたし、また前にもたしか戸叶さんだと思いますが、資料を要求せられたのに対しまして、秘密に属するからといつて御発表がなかつたのでありますが、これはあなたの独断的な観察でありましようか、あるいはアメリカ側において秘密だと言つておるのでありましようか。もしいずれからいたしましてもこれが重大な秘密のものだとしますと、その顧問団の性格にちよつと疑いを持たざるを得ないのでありまして、この協定そのものから見ます顧問団の性格からは、そう秘密なことに属するものとは思えない。これが秘密に属するとしますれば、顧問団なる……

第19回国会 外務委員会 第27号(1954/03/27、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 先ほど佐々木委員にお答えになりました御答弁は、少し第八条の読み違いではないかと思うのでお尋ねをいたします。日本国政府は自由世界の防衛力の発展に寄与する、どういう範囲で寄与するかといえば、人力、資源及び一般的経済条件の許す範囲で寄与する、これは範囲をきめておる制限規定だとおつしやいますが、しかし、これは人力の条件の許す限り人力を寄与し、資源条件の許す限り、資限をもつて防衛力に寄与し、施設の条件の許す限り防御力の発展に施設をもつて寄与する、こういうふうに読むのがほんとうじやないかと思うのでありますが、いかがでございましよう。
【次の発言】 これ以上は押問答になりましようからよしておきま……

第19回国会 外務委員会 第28号(1954/03/29、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 おとといの議事進行の状態を見てはなはだ遺憾に思うのでありますが、あたかも委員長はわれわれが議事進行を阻害するがごとくに誤解せられての運営だつたと思うのでありますが、私どもは実際他意ございません。非常に重要な案件ではありますけれども、すでに案件は参議院にも上つておることでございますし、ここで引延ばして何の利益もあることではないのであります。ただわれわれの考えは重要案件でありますから審議を尽したいということのみにあるのでありますから、どうかひとつ無理のないように審議だけは尽させる態度で御進行が願いたいと切に望む次第であります。

第19回国会 外務委員会 第29号(1954/03/30、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 委員会の論議を顧みまして私はここに日本社会党を代表いたしまして発言をいたします。われわれはこの瞬間実に重大な岐路に立つております。すなわちMSA協定をのむかのまないか、私は衷心から日本のためにこのMSAはのんではならないという確信を持つものでございます。でありますが、すでに大勢を見ますれば、まことに遺憾な状態が現われております。だが昨日の朝日新聞の三角点でも、「モウサツパリ、アキマセンとあきらめる前に最後の労力を尽せ」と激励をしておりますし、実に国民の重大問題でありますから、私はここに最後の努力を尽したいと思うのであります。委員諸君、ことにこれに賛成の御意向を持つておられるらしい委……

第19回国会 外務委員会 第32号(1954/04/07、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 他の委員諸君の質問を聞いていなかつたので重複しては恐縮でありますから、もし重複しておりましたらその旨御注意くださつて、簡単に御答弁願いたいと思います。イギリスが国際小麦協定を脱退いたしましたが、その事情。必ず自分の国に関してその方が利益だと確信した行動だと思うのでありますが、どういう点からそういう結論を出したであろうかということを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それで、イギリスの小麦輸入の状況は、小麦協定に参加しないでおつて、円滑に行つておるのか、どうでしようか。
【次の発言】 それでイギリスが別に困つていないとしますれば、少し考慮しなければならぬことに相なると思うのであ……

第19回国会 外務委員会 第33号(1954/04/10、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 一点関連いたしましてお尋ねいたします。先ほど外務大臣のお言葉の中にもありました、アリソン・アメリカ大使の発表になつたというそれに関してであります。せつかく遺憾の意を表せられておるのでありますが、しかしこれに現われております――アイゼンバツド博士、モートン博士などのこれは報告に基いたことであろうと思いますが、これに発表せられました事実は、どうも満足なものでないと私は思うのであります。すなわち、放射能で汚された大気や海水が長時間にわたつて影響があるということを恐怖するのは根拠がない、こう言われますが、次々に被害の船が入つて来る状態、これもどうも事実に反するように思う。あるいはまた、放射……

第19回国会 外務委員会 第36号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 大平教授にお尋ねした方が適当かと思われますが、通告のことに触れられましたが、これは通告と申しましても別でありまして、今度の危険地域の設定を国際水路協会ですか、協定ですか、あれへ通告することになつて、通告したという話でありますが、あの国際水路協定というものには日本も入つておると思いますが、確実に入つておるかどうか。その国際水路協定というものがあつて、この地域は危険であるということを通告することの効果、それに通告しておけば、一切危険地域設定者は賠償義務から解放せられるというような効果を持つのか、その効果の及ぶ範囲、効力等についてお示し願いたい。

第19回国会 外務委員会 第41号(1954/04/26、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 協力局長にお尋ねいたします。国際連合軍との間の関係の基礎をつくるものとして、吉田・アチソン交換文書というものがあるが、一アメリカ代表者との交換文書というようなものが、そこまで広く規定する法律上の効果を一体持つのでありましようか、国際慣例と申しますか、国際法上の御見解を承りたい。
【次の発言】 しかしそれはあくまでアメリカと日本国政府との間の問題であつて、国連軍に効力の及ぶことには多大の疑問があると思いますが、いかがでありましようか。
【次の発言】 るる御説明がありましたが、どうも筋が通らぬように思うのでありまして、国際連合軍という名前にはなつておりますが、アメリカはアメリカ、イギリ……

第19回国会 外務委員会 第43号(1954/04/28、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 外電の伝えるところによりますと、フィリピン政府の与党たるナシヨナリスタ党の有力議員のレクト氏が、日本政府とは言わないが、日本側はフイリピンの議員に対しまして一千五百万ドル買収した。こういう状態であるならば、日本とのあらゆる友好関係を即時断絶すべきであるとという決議案を上院に提出したということを聞くのであります。第一にそういう決議案が提出せられた事実ありやなしや。第二に一千五百万ドル買収というような事実があるかないか。第三になしとするならば、この不名誉なうわさに対して、いかなる名誉回復の手段をとろうと考えておられるか、御答弁を願いたいと思うのであります。

第19回国会 外務委員会 第45号(1954/05/06、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 私は、ガリオア、イロアについて、アメリカとこの十一日から何か交渉が始められるというような新聞記事などもありますので、次官にお尋ねいたしますが、御責任の持たれる範囲におきまして責任ある御答弁をいたしてもらいたいと思うのであります。ガリオア、イロアを債務と心得るという吉田総理の御宣言であるか、御声明であるか、何かそういうような性質のことが従来あつたということでありますが、その吉田総理の言葉は、政府の責任として相かわらず国際法上効力あるものと政府としては取扱つておられるのでしようか。
【次の発言】 その首相の声明の法律的な効力、価値、根拠などについて、もちろん私どもとしては了解ができない……

第19回国会 外務委員会 第47号(1954/05/08、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 関連して。猪俣議員の質問に対しましての御答弁を聞いておりますと、標記及び通知というものが犯罪の要件では必ずしもないということに相なるのでありまして、言葉をかえていえば、標記、通知のないものは、すべてこれ公になつたものと判断することは、早計であるということに相なるのであります。これが犯罪になるかどうかの境に立つた行動を国民がする場合には、結局そのものは公になつているかなつていないものであるかということを判断して、そこの境界をきめなくちやならぬ。従つて公になつているかいないかということが、非常に重要な要件に相なる。そうすると「公になつていないもの」という表現は、いよいよもつて非常に漠然……

第19回国会 外務委員会 第50号(1954/05/15、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 一つお伺いをいたしますが、新聞によることですから確かかどうかわかりませんが、この艦艇を借りましたあかつきにおいての海軍力は東洋第一になるのだというようなことがいわれておりますが、東洋諸国における海軍力は今どういう状態になつておるか、御比較の資料がございますればお示し願いたいと思います。

第19回国会 外務委員会 第51号(1954/05/17、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 先日東洋諸国における海軍力の状況の資料を請求いたしておきましたが、まだ御配付にあずかつておりませんが、できておりますでしようか。これも私いたずらに請求したわけではないのでありまして、外務大臣のお話によりましても、他国を脅威するに至れば戦力だとか、あるいは攻撃的な力を備えれば戦力だとか、これも相対的なものでありますので、私は憲法との関係においてこの協定を考慮するについて、どうしても少くとも東洋諸国の海軍力というものを比較研究いたしたいのでありまして、そういうわけで請求いたしたのであります。もし外務省の方において情報が集まつていなければ、保安庁においては戦備おさおさ怠りない状態らしいか……

第19回国会 外務委員会 第52号(1954/05/18、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 保安庁次長にお尋ねをいたしますが、いただきました資料によりますと、大体におきましてわが国が保有しております艦艇に比較いたしますと、これよりも有力であろうかと思われるのは中華民国及び中共、これに限られまして、韓国、フィリピン、タイ、インドネシア、ビルマ、セイロン等、ことごとくわが国が保有します艦艇の武力に比較いたしまして劣勢のように見受けるのであります。こういうことはこれら極東アジア諸国に対しまして脅威を与えることに相なりはしないか。私は脅威を与えることになると思うのでありますが、御意見いかがでございましようか。
【次の発言】 おそらくは、そういう外務大臣の結論は、わが国の自衛隊は自……

第19回国会 外務委員会 第53号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 私は外務次官並びに法務次官、入国管理局次長、これらの方々に質問をいたしたいのでありますが、二十一日すなわち今日、在日朝鮮人統一民主戦線の議長団の一人であります李浩然氏が、管理局長の出入国許可証を得まして神戸港からスウェーデンの船バーマ号に乗つて出国しようとしておるのに対しまして、管理局からこの許可を取消して船に乗せないでこれを引きとめるということに相なつて、そこに紛糾が起きておるという事実がありますが、これに関する質問を試みたいと思うのであります。この問題は根本的には朝鮮への在日朝鮮人の引揚げ問題について、政府が基本的にどういう方針を持つておられるかという基本方針に関連するのであり……

第19回国会 外務委員会 第60号(1954/09/16、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 緒方副総理に簡単に質問いたします。いよいよ吉田総理大臣の御外遊が二十六日からと開議決定に相なつたということを承るのでございますが、その外遊目的など、従来われわれは耳にしていないのであります、これを国民の前に宣明していただきたいという強い希望を持つておりまして、その方法としまして、この外務委員会において御宣明になることが最も適当な手段であると考えておつて、かねてから委員会としまして御出席を要求しておるのでありますが、総理大臣には今明日のうちに当委員会に御出席相なることができるでありましようかどうか、この点を伺いたいと思います。

第19回国会 内閣委員会 第1号(1953/12/11、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○細迫委員長代理 これより内閣委員会を開会いたします。  委員長が所用のため不在ですので、理事の私が委員長の職務を行います。
【次の発言】 私の手元にもその理由ははつきりいたしておりませんけれども、何かやむを得ないさしつかえがあつたものと考えております。御了承願います。これから委員会全体といたしましても、委員長にもよく御反省を願つて、お説のようにはつきりした時間に開かれるように努力いたしたいと思います。御了承を願います。
【次の発言】 何としても理由がわかりませんから、私におきまして、いたし方がございませんので、何とぞ御了承をお願いいたします。

第21回国会 外務委員会 第2号(1954/12/16、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 ビルマとの平和条約を審議いたします前に、重光外務大臣の御意見の発表に対しまして、一般的な基本的な外交問題について質問をいたしたいと思います。昨日のお話によりますれば、アジアという言葉は使われておりましたが、これはアジアに局限せられた思想ではなくて、全世界の国々に適用せられる意味でおつしやつたと理解いたしておるのでありますが、平和と進歩に寄与する、こういう基本的な線がうかがわれるのであります。もとよりわれわれ双手をあげて賛意を表するところでありますが、この平和という問題における根本原則と申しますか、平和を確保する裏づけ事実といたしまして、およそ基本的な考え方が従来存在しておつたと思い……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 外務委員会 第1号(1955/03/25、27期、日本社会党(左))

○細迫委員 お許しを得まして、委員諸君にお諮りいたし、かつ委員長にお願いしますが、福田君をわれわれ委員の代表として、委員長に一言ごあいさつを贈りたいと思うのでありますが、これの御同意を得たいと同時に、福田君に発言を、委員長はお許しを願いたいと思います。

第22回国会 外務委員会 第2号(1955/03/31、27期、日本社会党(左))

○細迫委員 総理大臣にお伺いをいたします。先日本会議でお伺いいたしました原水爆の貯蔵問題につきまして、一歩深くと申しますか、お尋ねをいたしたいのであります。御答弁を総合しますれば、要するにそのことが平和のためによいと思えば考えてもよろしい、悪いと思えば拒絶する、こういうことで、このことの実現するかどうかは、一に総理大臣が、このことが平和のためによいと思うか悪いと思うかということにかかっておる。ここがキー・ポイントだという結論に相なると理解いたしました。従ってここでお伺いいたしたいのは、総理大臣は現在の瞬間におきまして、原水爆を日本の国土内に貯蔵せしめることが平和のためによいとお考えであるのか、……

第22回国会 外務委員会 第9号(1955/05/25、27期、日本社会党(左))

○細迫委員 小椋先生にお願いしますが、さきにノルウエーなどの小さい国の研究はかなり自由に公開的に衆知を集めるようなやり方でやっているというお話がありましたが、そのノルウエーの研究などに日本の学者が参加することができるのかできないのか。お金は国から幾らでも上げるとして、どういうことになっているかをお教え願いたい。
【次の発言】 藤岡さん、間違いありませんか。

第22回国会 外務委員会 第20号(1955/06/16、27期、日本社会党(左))

○細迫委員 外務大臣でも経審長官でも外務省当局の方でもいいですが、たしかMSA小麦のときには交換文書、岡崎・アリソン交換文書というものがありました。この交渉に当って何か交換文書あるいは公式な議事録というようなものはありませんですか。
【次の発言】 それはもう配付してありますか。
【次の発言】 この取り寄せば後に理事を通じてお願いすることにいたします。これはMSA協定に基くものとは違いますので、償還せねばならぬお金でございますから、歳入歳出というような予算上の処置が伴わなければならぬと思うのですが、そこはどういうふうにお考えになっておりますか、あるいはどういうふうに処置せられておりますか。

第22回国会 外務委員会 第22号(1955/06/21、27期、日本社会党(左))

○細迫委員 これは重要なことだからもう聞かれているかもしれませんが、第一条第二項に、いろいろ農産物の種類があってそれの買付の額がいろいろに分割してありますが、これはどういう基準によって、小麦は二千二百五十万ドル、米は一千五百万ドルというふうに按分したのですか。
【次の発言】 そうではなくて、たとえば八千五百万ドル全部小麦を買うても、場合によってはいいという場合があると思います。それを小麦、大麦、綿花、葉タバコというふうに分けて、しかもそれを金額上数量を分けて買い付けるようになった根拠は何ですか。
【次の発言】 こうお尋ねしたらはっきりよくわかるかもしれないと思います。日本の希望に従ったと言われ……

第22回国会 外務委員会 第31号(1955/07/15、27期、日本社会党(左))

○細迫委員 柳井君にお聞きいたしますが、あなたはさっきの陳述で拿捕せられた位置がはっきりしないように言っておられます。済州島サウス・イースト三十マイルというようなことを言ったように聞いておるのだが、厳格にはわからなくても、済州島サウス・イースト三十マイル、およそそのくらいだと今でも思っていられますか。
【次の発言】 三十マイル……。
【次の発言】 済州島サウス・イースト四十マイルということはだれから聞いたのですか。向うの官憲から聞いたのか、船長から聞いたのか、取調べに際して、お前らは済州島サウス・イースト四十マイルにおったんだと聞かれたのか。あとでそれを聞いたというのはだれからですか。

第22回国会 外務委員会 第35号(1955/07/23、27期、日本社会党(左))

○細迫委員 日ソ国交の回復を目ざします日ソ交渉の問題、なかんずく領土問題につきまして質問をいたしたいと思います。  かねて外務大臣は、衆議院本会議その他におきまして、日ソ交渉に当っては、領土問題を含めて、漁業問題、通商問題、未帰還者の問題、その他諸般の問題をもすべて議題とし、請求すべきものは請求する、こういう御発言でありました。この中の領土問題でありますが、過日予算委員会におきまして社会党の河野君も若干触れておりますが、この領土問題というのは、すなわち千島、樺太の問題でありますが、それは何もかも要求すべきものは要求するといって、百般のものを網羅的に主張することも、これは外交手腕上あるいはよいこ……

第22回国会 外務委員会 第37号(1955/07/26、27期、日本社会党(左))

○細迫委員 大臣にお伺いしますが、いわゆる中共との戦争状態という観念があります。中共との戦争状態ということについてお伺いします。この日華平和条約が効力を発生すると同時に、中華民国との戦争状態は終りました。しかるにこの中共との戦争状態はまだ終っていないということがいわれておるのであります。それは一体どういうところからそういうことがいわれておるのでしょうか。正常状態にないということはわかりますが、戦争状態にあるということは、どこからその理屈が出てくるか。ちょっと理解し得ないのでありますが、御見解をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 それだけでは、中国大陸本土が何か条約上、国際上ブランク状態に……

第22回国会 外務委員会 第39号(1955/07/30、27期、日本社会党(左))

○細迫委員 関連して入国管理局の方とアジア局長にお伺いをいたします。穗積君が提起しました共産圏諸国の人の八月六日の広島大会の入国の問題でありますが、穗積君が先ほど言われましたように、鳩山総理大臣を訪問なさって、その入国についても好意ある協力をしようという言明を得られたこと、これは穗積君が政治家として責任を持ってここで言うておるのでありまして、うそではありません、真実のことであります。なおまた今朝八時参議院議員安部キミ子さんは電話で総理大臣にお話を申し上げました。総理大臣も直接電話口へ出られまして、何とかもう少し努力して円満に入国できるようにしたいものだ、こういう御返事をなさった。外務大臣またし……

第22回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1955/05/17、27期、日本社会党(左))

○細迫委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、委員長が選任されますまで、規則第百一条第四項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま青木君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって島上善五郎君が委員長に当選いたしました。(拍手)  委員長島上善五郎君に本席を譲ります。

第22回国会 法務委員会 第6号(1955/05/09、27期、日本社会党(左))

○細迫委員 さきに古屋委員がちょっと言及をいたしましたが、古屋委員の取り上げましたおもな問題は、警察職員の調書偽造問題でありますが、なお奇怪なことといたしまして、検察官の調書偽造問題があるのであります。これは大分県の菅主事件で、大分地方裁判所で公判が進行中の事件であります。被告はすでに三年近く勾留せられて続行せられております。爆発物取締法の違反事件で、被告は坂本某外数名であります。被告の署名及び拇印が検察官によって偽造行使せられておるという問題であります。これは裁判進行中に裁判長から発見せられたもので、この問題につきまして検察庁の責任あるお方から御答弁を願いたいのでありますが、御調査になってお……

第22回国会 法務委員会 第24号(1955/06/20、27期、日本社会党(左))

○細迫委員 同じ問題について法務大臣に……、お互い法律、裁判について詳しくその手続等に通じておる者はさほどにも思いませんけれど、一般国民は法務省も裁判所も検察庁も実はごっちゃにして考えておる。しこうして法務大臣といたしましては、やはり裁判の威信、法の威信を保って、権威あるものに印象づけていくということも非常に重大な一つの使命だと思っております。この三鷹事件はいろいろ不思議な問題も含んでおる。たとえば事件の発生する三十分前にきょうは大事件が起るぞという電話が駅前の交番にかかってきた。そして検察庁でも特別に宿直を二人にふやして宿直しておったというような、前に何か事が起ることがわかっておったような形……

第22回国会 法務委員会 第32号(1955/07/07、27期、日本社会党(左))

○細迫委員 神崎さんにお尋ねをいたします。基地の周辺における赤線区域あるいは青線区域における業者は、吉原などにおける業者のように組合その他の組織を持っておりますかどうですか。
【次の発言】 その基地におけるいろいろな取締り、警察関係のことをちょっと申されましたが、御承知のようにいろいろと県の条例その他取り締るべき法令にやや事欠かぬような状態でありまして、警察が親切にまた熱心にこれを取り締れば多くの心配もなくなるかとも思われるのに、現在こうして嘆かわしい状態が起っておるのでありますが、いわば警察のサボタージュといいますか、そういう状態が基地においてはことにはなはだしいのではないかという疑いを持っ……

第22回国会 法務委員会 第36号(1955/07/14、27期、日本社会党(左))

○細迫委員 議事進行。きょうは暑いから昼までで散会しようというような委員長の御意向のように承わりましたが、条件次第によってそれでもいいと思います。それについて委員長に一言議事進行についてお伺いしておきたいのでありますが、私どもの最も懸念いたしておりますることは、この法案の審議に時間を取りまして、参議院に回して審議を仰ぐ時間の余裕もなくなるというような状態であります。でありますから、聞くところによりますと、十九日にこちらの委員会の討論採決をしようというような理事会の御協議の決定であるようでありますが、十九日の採決を絶対にやれるようにお取り計らいを願いたいが、そういうことになっておりますかどうかを……

第22回国会 法務委員会 第37号(1955/07/16、27期、日本社会党(左))

○細迫委員 売春等処罰法案に対しまして各方面からの世論も沸き立っておりまして、論議も出尽した観がありますし、なお逐条審議の段階に入っておりまする今日、私は法案中の純法律的の問題、ことにこの売春等処罰法案における現行犯の観念をでき得るならば確立しておきたいという考えから、以下簡単な若干の質問をいたしますが、刑事局長並びに提案者から御意見を承わりたいのであります。この罪の成立は、第二条の要件を具備したときに完了、すなわち既遂になること、これは問題がないと思います。そこでこの現行犯の問題でありますが、この観念を確定しておく実利というものは、やがて取締り上において、あるいは逮捕、検挙という問題におきま……

第23回国会 外務委員会 第3号(1955/12/05、27期、日本社会党)

○細迫委員 外務大臣に問題の日ソ交渉につきましてまず一点お聞きいたしたいのでありますが、問題は、交渉に当っては未解決の問題を残した形において幕を引こうとなさっておるか、あるいはお言葉のように懸案の全部の問題を解決させなければ日ソ交渉の幕をおろさない、そのいずれの方針を考えておられるかという問題であります。これはいわゆる早期妥結かいなかということに実質上基本的につながっておる問題だと思うのであります。すなわち領土問題その他懸案の全部を解決しようとなさるならば、これは失礼ながら重光外務大臣の手においては不可能な問題だと私は見通しをつけておる。ところが領土問題の解決は絶対に不可能かといえば、私は絶対……

第23回国会 外務委員会 第4号(1955/12/07、27期、日本社会党)

○細迫委員 全委員諸君の御了解とお許しを得まして、全委員を代表いたしまして、前の外務委員長植原氏に対しまして一言ごあいさつを贈りたいと思います。  お言葉の通り、植原前委員長のもとに運営せられた外務委員会の期間は長しとはいわれませんでしたが、しかしとかく野党、与党の対立、尖鋭化する政治的な時期にあるにかかわらず、事が国際問題であるという本質にも多少よるかとは思いますが、外務委員会の運営がまことに和気あいあいともいうべき状態にありまして、真剣なる討議が行われたことは、その大きな部分を元の植原委員長の民主的な運営の御態度、御手腕に求めなければならぬと私どもは深く確信いたします。ここにこの名委員長を……

第23回国会 外務委員会 第12号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○細迫委員 外交の根本問題に触れたいと思います。すなわち問題はいかに神経の鈍い人でも、今やわが国の外交方針に一大転換をせしめなければならぬということに気がつく時期ではないかと考えるのであります。すなわち従来の日本の外交方針は、いわゆる自由陣営に属してということでありまして、アメリカとかたく手をつないでという方針でありました。アメリカの東洋における、というよりも世界における最も忠実な番犬的な関係にある者は、李承晩、蒋介石、これにかつての吉田・岡崎、この三者がアメリカの三羽ガラスでありました。この三羽ガラスは最も仲がよくなければならぬはずである。ところが日本で今一番緊張しておる問題は何ですか。李承……

第24回国会 外務委員会 第24号(1956/03/29、27期、日本社会党)

○細迫委員 私はただ一問だけ鳩山総理大臣に御質問いたします。鳩山さんが憲法の改正に強い希望を打ち出しておられること、自衛隊の増強を打ち出しておられること、これは外交上にも非常に微妙な、しかも悪い影響を及ぼしておると思いますから、その点について一言御質問いたしますが、憲法を改正しなければならぬという非常に強い大きな根拠として主張せられておることは、これは押しつけられた憲法であるからという議論であります。鳩山さんもかつて二十九年の三月自由党の憲法調査会の第一回総会においてこう言っておられる。この憲法が作られるときには政府にも国会にも全く自由はなかった、全く日本の国民にも国会にも政府にも自由のないと……

第24回国会 外務委員会 第26号(1956/03/31、27期、日本社会党)

○細迫委員 欧米二課の方、調達庁の方、御関係方面に質問をいたします。質問をいたします題目は、山口県美弥の秋吉台という、これは国定公園でありますが、従来アメリカの駐留軍の演習地域に提供せられておったところでありますが、今回調達庁の方から爆撃の演習をこの地域でやりたいという申し入れが地元に向ってなされたということで、地元の方ではびっくりいたしまして人心が非常に興奮しておるという状態であります。そういう調達庁の方からの地元に対する使用等の申し入れというようなことがありましたか、なかったのですか。従来の行きがかりを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 お話を聞いておりますと、アメリカ側の必要という……

第24回国会 外務委員会 第50号(1956/05/25、27期、日本社会党)

○細迫委員 ちょっと一言確かめたいのですが、今の代表部の取扱いについては、大体できるだけの便宜ははかりたいと思っておる、ただし外交特権は認めない、与えるものではないというようなことが大体の筋のようですが、あれがソ連の政府を代表しておるものである、政府の役員であるという事実はお認めになっておるのでしょうか、どうでしょうか。
【次の発言】 前言を繰り返されるばかりで、一向に質問に答えていただけないのですが、あれがソ連政府の出先役員であるという事実はお認めになるでしょう。特権云々ではありません。

第24回国会 外務委員会 第52号(1956/05/28、27期、日本社会党)

○細迫委員 高碕長官にちょっとお尋ねいたしますが、ただいま穗積君が質問を進行しておりましたことに関連するのですが、あの交換公文の問題であります。いろいろと御説明がありまして、私ども全般的に了解というわけにもいきませんけれども、御説明になりたいと思うところは大体御説明になったと思います。つまり交換公文なるものに載せられた内容のものは、法律的には国としての義務はないというようなこともよくわかったと思います。でありますが、その点を裏からもう一度確認しておきたいのでありますが、交渉の経過におきまして、この経済開発借款の交換公文はしないでも賠償協定は成立せしめ得る状況になったでありましょうか、どうであり……

第24回国会 外務委員会 第63号(1956/08/30、27期、日本社会党)

○細迫委員 すでに多くの委員諸君から、いろいろな角度からの質問がありましたけれども、まだ私の気にかかることを一、二質問いたしたいと思います。  さきに田中委員が指摘せられ、高碕さんが同感を表明せられましたように、今日のように日本の外交路線がアメリカ一辺倒的な路線であり、進んでは日本領土に返されたあかつきには、直ちにアメリカの軍事基地になる危険があるという状態のもとにおいては、今日の国際情勢からソ連がどうしても千島を返す気になれないだろう、いろいろな理屈は言っているが、ほんとうの返し得ない理由はそこにあることは、これはもういやしくも外務省に籍を置き、あるいは外務委員会に籍を置く者として、だれしも……

第25回国会 外務委員会 第2号(1956/11/28、27期、日本社会党)

○細迫委員 私がお尋ねしようと思ったことは大使館付武官のことであったのでありますが、高岡さんが大体お触れになりましたから、主として残ったところだけお尋ねしたいと思います。  ただいまアメリカからの大使館付武官は何人ぐらいおられましょうか。たしか軍事顧問団も大使館員ということになっていると思いますが、これを除きましてどれくらいあるでしょうか。
【次の発言】 それからアメリカ駐在の日本大使館に自衛隊の者が行っておるという話ですが、どれくらい行っておりましょうか。
【次の発言】 そのほかの国の日本の大使館に派遣せられておる自衛隊の者があるでしょうか。

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第4号(1956/11/21、27期、日本社会党)

○細迫委員 私のお尋ねいたしたいことは、主として将来に関することでありますが、ただ一点、交渉の経過についてお尋ねいたしたいのでありまして、これは松本全権からお答えを願いたいと思います。最初外務大臣からお答えを願おうかと思っておりましたが、松本全権の方がはっきりお答えが願えそうですから、お願いをいたします。  事は、繰り返すようですが、領土問題であります。そして、過日本会議において穗積七郎君が触れ、また今日大西正道君が触れたことに関連するのでありますが、外務大臣は、かねてからわが方の主張すべきは主張しということを言うておられまして、交渉に当ってもそれを実行せられ、えんえんとしてるるわが方の希望並……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第5号(1956/11/22、27期、日本社会党)

○細迫委員 昨日この日ソ国交回復なるものが日本の独立の道へ通ずるという御認識のあることを承わりまして、非常にうれしく思っておるのでございますが、この日本独立の問題は、究極するところ、やはり日米安保条約の撤廃というところにいかなくては、完成したとは申されません。一部憲法の改正をもって独立云々のことにひっかけて申す論がありますが、とんでもないことだと思います、しかし、この安保条約について何ら行動を起す意思のないことは、すでに御答弁でございますから、そこまでのことは申しません。ほんの戸口でドアをたたく程度のことでございますが、あの宏保条約は、御承知のように、アメリカ軍隊が日本に駐留することを日本が希……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第9号(1956/11/27、27期、日本社会党)

○細迫委員 日本社会党は日ソ共同宣言外三つの政府提案に賛成いたすものでございます。(拍手)私は、以下、日本社会党委員を代表いたしまして、その賛成する趣旨をいささか開陳したいと思います。  鳩山総理も不満足ながらという表現を用いられておりまするように、だれが見ても、これを完璧な満足すべきものとは言われません。社会党はもちろん大きな不満をこれに対して持っております。  第一には、これが終局的な平和条約の形でないことでございます。われわれの主張するところは、南樺太、千島、すべて北のこれらの旧わが日本領土の回復をはかって、平和条約をもって日ソの間の国交回復をなすべしというところにございました。これが貫……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 外務委員会 第1号(1960/12/12、29期、日本社会党)

○細迫委員 皆様のお許しを得まして、委員長に対して代表して一言あいさつを申し上げたいと思います。  このたび堀内委員長には、重責をになわれましてわれわれの委員会の委員長として御職務を尽くされることに相なりました。まことにおめでたいことでございまして、まずお祝詞を申し上げます。  今や世界はまことに狭く相なりまして、国内のいろいろな問題すら、国際情勢の中においてこれを理解しなくてはならないというような情勢であると思います。従って、われわれの委員会の任務は非常に重いものと相なると思います。従って、われわれ委員はよくその意味を理解いたしまして、その重大な職責を完全に尽くしたいと思います。委員長におか……

第37回国会 外務委員会 第3号(1960/12/22、29期、日本社会党)

○細迫委員 前もって外務大臣にちょっとお尋ねいたしますが、昨日は衆議における外務委員会の定例日になっておるのでありまして、委員会は万端の処置を整えて出席をお待ちしておったのでありますが、ついにお姿が見えないのでやむなく散会したのでありますが、これは衆議院外務委員会軽視の観念の現われではないかといって私どもはなはだ遺憾に思っておるのであります。事情いかがでありますか。
【次の発言】 定例日でもあり、かつ公報にも掲載してあることでありますから、知らなかったということは、いかにも、どうもお手落ちだと思います。しかし、根には持ちませんから御安心いただきたいと思います。  通産省からは村上審議官御出席で……

第39回国会 外務委員会 第11号(1961/10/30、29期、日本社会党)

○細迫委員 総理大臣にお伺いいたします。  かねて総理大臣の施政の方針、外交に関する点におきましては、各国と親善友好な関係に立っていく方針だ、こう御表明あったと思うのであります。その方針は変わっていないと思うのでありますが、ただ北朝鮮に対しましても、これは例外なくその原則を通していくお考えであるのかどうか、いささか疑問の節が出て参りましたからお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ところで時日の経過を見ますと、非常に原則が適用せられていない感を抱くのであります。たとえばこの五月までは北朝鮮とは一厘一銭の貿易もまかりならぬということになっておりました。この不合理は五月にようやく解除せられましたが……

第40回国会 外務委員会 第9号(1962/03/07、29期、日本社会党)

○細迫委員 きょうは韓国問題に関しまして少しばかり質問の序文的なところをやりたいと思います。  韓国に対しましてだいぶ以前からこげつき債権がそのままになっていると思うのですが、それは始末がついたでしょうか。その後の状況を御報告願いたいと思います。
【次の発言】 払うようにしたいと言いながら、まだどうも現実には払っていない意味だと受け取りますが、しかるに、韓国に対しましていろいろ日本の企業が進出を企てておるようでありますが、すでに湯川康平氏なんかの調査団も行っておるようですが、保税加工方式の輸出、すでに計画の緒についておるように承っておりますが、これらの企業、韓国へ設定せらるべき企業について、韓……

第40回国会 外務委員会 第19号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○細迫委員 宇敷さんと田口さんにお尋ねをいたしたいと思います。いろいろ聞きたいことがありますが、私どもの態度を決定するための資料としていろいろな断片的な事実をお尋ねいたします。簡単に聞きます。ごらんのように、夕やみが迫って委員長も少し頭が先鋭化しておるようですから、簡単に事実を御陳述を願いたいと思います。  一つは、今森島君が触れました点ですが、基本的には貿易のアンバランスが問題だと思うのです。それで、今タイから日本が輸入を拡大するという可能性についていかがお考えでありましょうか。その物資あるいは日本の需要等を勘案なさいまして、日本のタイからの輸入の拡大の可能性についての御意見を伺いたいと思い……

第40回国会 外務委員会 第22号(1962/04/11、29期、日本社会党)

○細迫委員 外務大臣にお尋ねいたします。  問題は韓国に関することであり、直接には日韓会談に関することでありますが、新しいニュースによりますと、この五月の中ごろには政治会談を再開するという約束ができておって、早く開けということを韓国側からせつかれておるということでありますが、そういう経過になっておりますか。そういう事実がありますか。
【次の発言】 ニュースは相当正確なものに受け取っておるのでありますが、韓国から代表部を通じてとまでニュースは言っております。韓国の代表部からそういう要求があったかないか、そこの事実をお聞きしたい。
【次の発言】 これに関しまして、五月中旬に、政治的な会談といいます……

第41回国会 外務委員会 第1号(1962/08/15、29期、日本社会党)

○細迫委員 年がしらのゆえをもって委員長にごあいさつを申し上げたいと思います。  御承知のように世界情勢はまことにきびしいものがあります。大きな一つの曲がりかどに臨んでおると言ってもいいのであります。この際日本の置かれておる位置は特殊なものがありまして、これに処する道は一そう困難なものがあると思います。われわれはこれに処しまして間違いない正しい道を進むことに努力をしなければならぬと思います。  委員長には、新進気鋭、かつ老練熟達、この委員会の運営にそのありのまま、生地のままをもって御指導願えれば間違いないと思います。かねてから、その人となりは、まことに公正、幅に富んだお方と見ております。われわ……

第41回国会 外務委員会 第2号(1962/08/23、29期、日本社会党)

○細迫委員 外務大臣は、韓国なるものの性格について、これと国交正常化を急ぐにふさわしい性格を持ったものと考えられて急いでおられるのかどうか。いずれの国とも仲よくすべきだという池田総理の考え、反対すべき理由もありません。ことに、近いところと国交のないことは不自然である。わが国に一衣帯水の近いところとは国交正常化をすべきであるということには反対すべき理由はありません。ただ、しかし、韓国には韓国の性格があります。そのおもな柱は、あれがクーデターによって樹立せられた武断政治の性格を持っておること、もう一つの大きな柱は、国際法を踏みにじって顧みない性格を持っておるということ、第三には、常に李承晩政府以来……

第43回国会 外務委員会 第4号(1963/02/27、29期、日本社会党)

○細迫委員 私は外務大臣に日韓問題についてやや基本に触れる問題を質問したいと思います。  私どもは、御承知のように、日韓会談は即時中止することが最上策であると考えておるのであります。しかし、やられるにしても進められるにしても、実に見ておれない気持がするのであります。まず、相手方と交渉する、折衝するという場合一番大切なことは、相手方の立場、わが方の立場、もっとはっきり言えば、お互いの強み弱み、これを分析して正確に認識することが第一だと思うのです。孫子が敵を知りおのれを知れば百戦勝たざるなしと教えておるのは、まさにこのことだと思うのであります。韓国の日韓会談妥結に対する熱望といいますか、どうしても……

第43回国会 外務委員会 第19号(1963/05/29、29期、日本社会党)

○細迫委員 ただいま穗積委員と大臣との質疑応答を聞いておりますと、中国に対するプラント輸出延べ払いの問題について前向き前向きと口ではおっしゃいますけれども、どうも足が重い感じを受けるのです。ところで、一方韓国に対してはどしどしプラント輸出延べ払いの話でもって物が行っておる。また、これの準備行動と言ってもいいのですが、韓国から技術者養成ということで韓国の青年をこちらに呼び寄せて養成しておる事実がたくさんあります。たとえば、滋賀県の石山の東洋レーヨンとか、あるいは横河橋梁だとか、韓国の青年を受け入れて養成、教育しつつある。これは前向きとはおっしゃらないけれども非常に前向きな姿勢でもって取り組んでお……

第43回国会 外務委員会 第24号(1963/06/11、29期、日本社会党)

○細迫委員 お尋ねしたい問題はただ一つでありまして、斎藤さんに御意見を伺いたいと思います。  問題は、原子力潜水艦がわが国に寄港を要求しておるその必要性であります。このことはすでに穗積委員から林先生にお尋ねをしましてお答えがありました。しかるに、重ねてお尋ねしようと思いますのは、斎藤さんの初めの御説明におきまして、ノーチラスは姿を隠す必要があるのだ、所在を秘匿する必要があるのだ、敵の目の前に姿をあらわすばかはいないというようなお話があったと思うのであります。だが、そのことを、いまやそのばかなことをしようとしておる。何がこのばかなことをさせるのかということについて、林さんと御意見の違ったところが……

第43回国会 外務委員会 第30号(1963/07/05、29期、日本社会党)

○細迫委員 最近朝鮮の三十八度線がものものしく緊張しておるという情報を聞くのであります。これは、たとえば五月十七日アメリカ軍のヘリコプターが三十八度線を越境しまして北朝鮮に強制着陸させられたというようなところにその特徴が見えるのでありますが、そういう三十八度線緊張の状況について、これは警戒すべき状況だと思いますが、アジア局方面に情報が収集せられておりまするならば、この点についてお漏らしを願いたいと思います。
【次の発言】 五月十一日から一週間にわたって韓国全域で合同の特殊訓練が行なわれ、警察官まで動員せられておる、それから、新兵の訓練所が四カ所も増設せられ、三十万人の追加養成が急がれておる、ま……

第43回国会 石炭対策特別委員会 第16号(1963/05/21、29期、日本社会党)

○細迫委員 いまの御報告に関してちょっとお尋ねしたいのですが、大浜炭鉱の隣に本山炭鉱というのがあります。この本山炭鉱はすでに閉山をしておる。したがって、坑道には水が充満しておるのであります。しろうと考えによれば、水圧関係に何らかの変化があるだろうということが予想せられます。現に本山炭鉱労働組合の幹部と地方選挙の当時話したのでありますが、大浜炭鉱あぶないぞということが言われておりました。この本山炭鉱閉鎖によって本山の坑道に水が充満したということについての対策、これに対する考慮というものが、何らか大浜において講じられたかどうか、御調査の結果いかがでございましょうか。


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 法務委員会 第6号(1964/02/25、30期、日本社会党)

○細迫委員 大臣にお伺いしますが、この改正法律案の理由となり根拠となったであろう労働賃金であるとか、あるいは物価であるとかいうものについて、御提出になりました資料によれば、もうすでに昭和三十八年には今日の程度に達しておるということがうかがえるのであります。おそらくはこの三十八年度を根拠に立案せられたものだと察せられるのであります。そうすれば、事はこの施行期日に関するのでありますが、「公布の日から」ということになっておりますが、三十八年に拘留をせられておった者などにも適用すべきことが道理だろうと思うのであります。すなわち、この施行期日を「三十八年一月から」というように附則を変えるべきだと思うので……

第46回国会 法務委員会 第14号(1964/03/13、30期、日本社会党)

○細迫委員 私の質問は修正の提案でもあるわけで、ぜひひとつ与党の委員諸君に多数聞いてもらいたいのですから、頭数をもう少しそろえてもらいたいと思います。  局長にお尋ねをいたしますが、きのうも大竹委員から御質問が出ておったことに関連するんですが、「其財物」ですね、財物に対して「其」という定冠詞をつける必要があるんでしょうか。どの財物だってかまわないんじゃないでしょうか。「其」という定冠詞をつけたやむを得ない必要というものは一体どこにあるのでしょうか。
【次の発言】 そもそもこの改正案を考え出された趣旨から申しまして、別に「其」をつける必要はないと私は思うのです。広くなったってかまわない。つまり、……

第46回国会 法務委員会 第24号(1964/04/09、30期、日本社会党)

○細迫委員 私は、下級裁判所に関する…
【次の発言】 私は、この下級裁判所に関する一部改正案の中身についてきょうはいろいろお尋ねをいたしたいと思います。  この唯一の中身を形成しておるのは山梨県の富士ヶ嶺の管轄移転の問題であります。この富士ヶ嶺地区というものは元来山梨県の地域に属しております。しかるにこれが県境を越境しまして従来静岡県の鰍沢簡易裁判所の管轄に属しておる。これは県境を越境して管轄がきめられておることは、よほど異例なことであります。これはよほど特殊な事情があったに違いない。非常にその管轄が便利であるとかいうふうな特殊な事情が存在しておったに違いない。この際この法案によれば、その特殊……

第46回国会 法務委員会 第25号(1964/04/10、30期、日本社会党)

○細迫委員 刑事局長にお尋ねをいたします。  私が取り上げたいと思っていることは、本人は山口県豊浦郡豊田町加藤新一氏という人に関することでありますが、これが二十三歳のときに殺人強盗罪によって無期懲役の判決を受け、最近出獄をして出てきておる。これが終始吉田事件と同じように無罪を主張し続けてきておるのであります。最近再審の申し立てをいたしまして、これが広島高等裁判所に係属しておる。去る三月二十四日、この再審申し立て事件において高等裁判所の村木裁判長を主班として事前調査が行なわれました。この際もとの裁判、第一審における重要な中心的な証拠となった安西茂太郎というお医者の鑑定証言、これが実はかえ玉証人の……

第46回国会 法務委員会 第26号(1964/04/14、30期、日本社会党)

○細迫委員 法務大臣に御質問をいたします。  この改正法律案の趣旨の御説明によりますれば、また過日から行なわれました質疑応答の経過に徴しますれば、この改正はもっぱらいわゆる暴力団なるものの根絶のためにこの法律の改正を必要とするという御趣旨であります。これは法制定の経過に顧みましても明らかなことでありまして、この制定にあたって江木翼司法大臣は、この法律は決して労働組合とか農民組合とか水平運動とかには適用しないものである、こういう趣旨の宣明があったのであります。ところが事実は、その江木司法大臣の言明に反しまして、労働運動、農民連動にしばしば適用せられまして、これらの連動弾圧の具に供せられておるのが……

第46回国会 法務委員会 第45号(1964/06/26、30期、日本社会党)

○細迫委員 入国管理行政についてお尋ねをしたいと思います。  国交未回復の国からの入国許可申請について、これを許可するかいなかという処理をするにあたっては何らかの基準を持っておられると思います。たとえば要人であれば、その警備の態勢がとれるかとれないかとか、あるいはいわゆる政治活動を使嗾するおそれもないとかいうようなことが判断の基準になるのではないかと想像するのでありますが、何らかの基準というものをお持ちであるならばお示しを願いたい。
【次の発言】 処理せられるにあたって、いわゆる自由諸国、イギリスであるとか、イタリアであるとか、西ドイツであるとか、オランダであるとかいうような国々の処理方法など……

第46回国会 法務委員会 第48号(1964/09/30、30期、日本社会党)

○細迫委員 第一班及び第二班視察の調査報告をいたします。  去る八月四日より行なわれました派遣委員の第一班及び第二班の調査につきまして、坂本泰良君にかわり私よりその概要を御報告いたします。なお、詳細な報告書を別途提出いたしますので、会議録にとどめさせていただきます。  第一班及び第二班は、当委員会の決定に基づき、大阪、神戸、名古屋の各都市において、(一)青少年犯罪、暴力事犯の実態調査、(二)裁判所、法務省関係庁舎の整備状況の調査、(三)その他現地の要望不順の三つの調査項目につき関係各方面の意見を聴取、懇談を遂げ、関係諸施設を視察する等の方法によって調査を行ないましたが、今次の調査視察の重点を、……

第46回国会 法務委員会 第49号(1964/10/01、30期、日本社会党)

○細迫委員 保護局総務課長さんに御答弁願いたいのですが、問題は仮釈放の問題であります。まず仮釈放の大体の機構、どこが申請の窓口であるか、決定権はどこにあるか、法務大臣はどういう干渉を行ない得るか等を一応御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 先ごろ熊本県におきまして、たしか西川と申したと思いますが、暴力団のボスが刑期をなお三年余残して仮釈放の決定が行なわれた。これに対して熊本県警察本部が抗議をして、取り消しの要求をしたというケースがあります。一体更生保護委員会などの考える標準、基準というものについて、おおよそそうしたものがあるだろうと思うのです。あるいは刑務所長が申請するについても、三分の……

第47回国会 法務委員会 第2号(1964/12/03、30期、日本社会党)

○細迫委員 矯正局長にお聞き取りを願いたいと思います。  私は、去る十一月十八日に網走の刑務所へ参りまして、いろいろな点を調査して帰ったのであります。調査の方法はもっぱら所長との会談をいたしたのでありますが、所長の受刑者処遇の改善に関する意欲は認めるべきものがあったと思います。たとえば暖房の効果を上げるために監房の天井を下げようとする計画を持っておること、毛布の支給を二枚から三枚に増加したこと、あるいは入浴時間を操作して、入浴を終わった者が再び作業場に出るようなことでなく、入浴を終わったら監房に帰ってふとんにでも入れるというような改善を行なったことなどから、改善の意欲は認められるものがあると思……

第47回国会 法務委員会 第5号(1964/12/17、30期、日本社会党)

○細迫委員 告発容疑は横領ですね。被告は横領はしていませんという弁解をしたに違いない。だから当然捜査は、被告が弁解している先へお金がいっているかどうかということに手を伸ばしたに違いない。一体その多岐にわたっているお金の行く先から、はたして受け取っているかどうかという領収書を徴収した形跡がありますか。
【次の発言】 政治献金をしたという弁解があるのですが、政治献金をしたと言って、ああさよかでは、ふところへ入れているかもわかりません。政治献金の行く先についても捜査なさったのですか。

第48回国会 法務委員会 第4号(1965/02/16、30期、日本社会党)

○細迫委員 関連。子供の成績表をひとつ取り寄せられる必要がある。この問題は、成績の悪い子供にはテストを受けさせなかったという疑いが濃厚な事件ですから、成績がどうだったかという成績表をひとつお取り寄せの必要があると思います。これを要求します。

第48回国会 法務委員会 第6号(1965/02/19、30期、日本社会党)

○細迫委員 刑事局長にお尋ねいたしますが、まずさっき坂本委員からいろいろ著名な責任ある人々が一目母親に会わせるために村上を執行停止にしてもらいたいという運動に参加していることをお伝えいたしましたが、なお北海道の村上の出身地の比布町の町長、旭川の市長なども身元引き受けをする、断じて逃亡なんかさせないという保証をしようと申し出ておられます。これらのこともあわせ御報告くださって、ぜひ御再考を願いたいと思うのです。  なお一つ、逃亡のおそれありということを解消する方法がなきにしもあらずと思いますので一言申し上げておきますが、昭和三十年に起こりました宮城県の気仙沼における絹子ちゃん殺しという事件の犯人と……

第51回国会 法務委員会 第14号(1966/03/11、30期、日本社会党)

○細迫委員 労働省の婦人少年局長さん見えておりますか。――これは週刊雑誌も取り上げてかつて論じたことがありますが、中国電力におきまして、婦人労働者に対して二十五年定年ということを言い渡して雇っておるようでありますが、この事情を御承知でありまするならば、一応経過を御報告願いたいと思います。
【次の発言】 私もその女子二十五歳定年ということは、憲法の第十四条、性別によって、経済的、社会的関係において差別されないと明記してある条項に違反する疑いが濃厚であると考えております。労働省においてはどう取り扱っておられるかと疑問に思ったわけでありますが、では、行政指導はすでに開始せられておるが、しかしその結果……


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第19回国会 外務委員会公聴会 第1号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 安井教授が急いでおられるようでございますから、他の教授への質問を留保いたしまして、安井教授関係の質問をいたします。  第一は、国連憲章との関係でございます。このMSA協定にも国連憲章を引用いたしておりまして、国連憲章の目的及び原則に従つてということをこの協定の前文もうたつております。ところがこのMSA協定そのものを見ますれば、はつきりと「自由世界の防衛力」という字句を使つております。これは言葉の使用慣習に従いますれば、常識上共産圏と対立する国家群の意味に使われておるのであります。このいわゆる自由諸国家の防衛力増進ということを、何としても観念的に主たる目的にしておる協定だと思うのであ……

第19回国会 内閣委員会外務委員会連合審査会 第1号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 木村長官に伺うべき性質のものかもしれませんが、私法制局長官にまず予備的に承りたいのであります。木村長官も法律の専門家ではありますが、長年の政治家生活に、法律的な良心――良心と言つては何ですが、純真性をどうも混濁せられておるような傾向が見えますので、純粋な法律問題としてまず法制局長官に承りたいのであります。この自衛隊法によりますと、海上自衛隊の実質上の存在は自衛艦隊――第十五条などに見えますが、自衛艦隊であります。これは軍艦の集団であると解釈することが自然だと思うのであります。しかもこの任務は外国からの侵略に対して、わが国を防衛するという任務を持つた、そうした軍艦の集団であります。こ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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