細迫兼光衆議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○細迫兼光君 私は、日本社会党を代表いたしましてここに上程せられました公労法の一部改正案などの審議にあたりまして、その関連問題について、緒方副総理並びに小坂労働大臣に対しまして若干の質疑を試みようとするものであります。(拍手) すなわち、われわれは今ここに公労法における労働者の失地回復を試みようとしておりまするが、これに対しまして、政府は、いわゆるスト規制法をもつて逆襲して参つております。従つて、私は、ここにいわゆるスト規制法の問題について触れることの御了解をお願いいたしたいと思います。 緒方副総理も御承知の通り、労働者の団体行動権、すなわちストライキ権は、憲法がおごそかに保障しておるとこ……
○細迫兼光君 私は、日本社会党を代表いたしまして、総理大臣並びに関係閣僚に対し若干の質問を試みようとするものであります。 まず、本臨時国会の中心題目でありますところの人事院勧告、仲裁裁定の問題に関して、大蔵大臣、法務大臣、労働大臣その他関係閣僚諸君。そもそも、この人事院勧告、仲裁裁定なるものは、百数十万の公務員、公共企業体職員から罷業権を奪い去つた代償として与えられた制度であることは御承知の通りであります。しかるに、従来の政府の態度をもつてしますれば、この代償すらも奪い取るものと断じなければなりません。(拍手)大蔵大臣は、昨日「一万五千四百八十円ベースを実施することといたし」と述べられて、そ……
○細迫兼光君 私は、ただいま上程せられました議案のうち、国連軍の地位に関する協定、及び合衆国軍隊及び国連軍の共同行為から生ずる請求権に関する議定書の件につきまして、日本社会党を代表しまして、協定承認に反対の立場から意見を開陳いたしまして、諸君の御同調を求めんとするものであります。(拍手) [議長退席、副議長着席〕 この協定の中には、労務や資材の調達関係において従前よりもよほど改善の跡のあることを認めるにやぶさかではございません。裁判管轄の問題においても、また損害補償の問題においても同様でございます。しかしながら、これらの問題は当然なことでございまして、これまでこの当然なことすらも実行でき……
○細迫兼光君 鳩山総理大臣、あなたは、去る三月十四日、外人記者団に対しまして、原水爆を日本に貯蔵することを認めなければならないだろうと発言をなさいました。この問題につきまして、私は、日本社会党を代表いたしまして、鳩山総理大臣並びに重光外務大臣に対しまして、以下若干の質問をいたそうとするものであります。(拍手)まず第一に、総理大臣はあの発言をはっきり取り消して、ここにあらためて、いかなる条件のもとにおいても、またいかなる仮定の上におきましても、アメリカ軍の日本における原水爆貯蔵には絶対的に反対する旨を明確にせられたいと、私はここに強く要求するものでありまするが、総理大臣にその意思ありやなしやをお……
○細迫兼光君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になりました問題について反対の討論をしようとするものであります。(拍手) この問題は、ただいま委員長から報告がありましたように、附属議定書の第二項という(a)、(b)、(c)、(d)のわずか四項目の有効期間を延長しようという小さな問題でありますが、ここに、われわれは、台湾問題及び中国問題につきまして再検討をする機会を得たのでありまして慎重にここで考え直さなければ相ならぬと思うのであります。 ただいま台湾との通商問題はどうなっておるかといえば、先刻御承知のように、相当よろしいお得意先ではございまするが、その内容を見ますれば、これま……
○細迫兼光君 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま上程せられました外務大臣重光葵君に対する不信任決議案の趣旨説明を試みんとするものであります。(拍手) まず、その主文並びに理由を朗読いたします。 主文 本院は、外務大臣重光葵君を信任せず。 右決議する。 理由 一、重光外務大臣の拙劣きわまる外交のため日ソ交渉は事実上決裂し、政府の重要公約たる日ソ国交回復は今や不可能視されるに至つた。このことはわが国のアジアにおける立場をいよいよ孤立せしめるのみならず、抑留者の引揚を無期延期し、北洋漁業の操業を危たいならしめるものである。 一、重光外務大臣は昨年米国でのダレス氏との会……
○細迫兼光君 政府は、フィリピンとの間の賠償協定に調印いたしまして、ここに、われわれの前に、その承認を求めております。これに対し、私は、日本社会党を代表いたしまして、この承認に反対をせざるを得ないことを、まことに遺憾とするものでございます。(拍手)フィリピン国との間の賠償協定をすみやかに締結いたしまして、両国間の親善友好を増進する糸口を作るべきことは、わが党の最も熱望しておるところであります。それだけに、ここに反対の意思を表明しなければならぬことは、わが党の全く遺憾にたえなく思っておるところであります。(拍手) この賠償問題を論議するに当りまして、まず第一に、私は、日本社会党を代表いたしまし……
○細迫兼光君 ただいま議題となりました日中貿易促進に関する決議案に対しまして、私は、日本社会党を代表して、これに賛成の意を表するものでございます。(拍手) われわれは、日ソ国交回復が最後の手続を残すのみとなりました今日、日本・中国間の国交回復問題こそ日本が当面する最も重要な問題であると考えております。(拍手)鳩山総理大臣は、モスクワからお帰りになりましたときに声明を発せられました。その一節に、日ソ国交回復によって今や東西への窓は開かれ、と申されました。まことに、今まで長きにわたって閉じられておりました西の窓はまさに開かれようとしております。しかしながら、その西の窓は、日ソ国交回復だけではなお……
○細迫兼光君 ここに上程せられました衆議院解散要求の決議案について、私は、日本社会党を代表して、その趣旨の説明をいたします。(拍手) まず、主文を朗読いたします。 主 文 政府は、すみやかに衆議院を解散すべし。 右決議する。 さて、昨日のわが党淺沼書記長の質問に答えて、岸総理大臣は衆議院を解散するの意思なき旨を言明いたしました。われわれは、その態度はあくまで不当であって、許すべからざるものと確信するがゆえに、あえてこの決議案を提出して解散断行を追及せんとするものでございます。(拍手) 去る二十五日、岸総理大臣は記者会見において次のように述べたと新聞紙は伝えております。すなわち……
○細迫兼光君 私は、日本社会党を代表いたしまして、日韓会談に関し、総理大臣並びに外務大臣に質問をいたしたいと思います。 私の質問は大別して三点ありますが、第一に、外務大臣にお尋ねいたしたいのは、日韓会談において問題になっておる対日財産請求権についてアメリカ国務省が表明した見解についてであります。 従来、外務大臣は、予算委員会、外務委員会等におきまして、このアメリカ国務省の見解は発表できないと言っておられました。その理由として、韓国との約束においてこの発表はしないことになっておるからであると述べてこられたのであります。ところが、この十五日夕ベ、韓国の金外務部次官は、韓国政府は従来この見解の発……
○細迫兼光君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程せられました小坂外務大臣不信任案の趣旨説明をいたそうとするものであります。(拍手) まず、案文の朗読をいたします。 主 文 本院は、外務大臣小坂善太郎君を信任せず。 右決議する。 小坂善太郎君は、自民党の中における知性ある存在として、その将来を嘱目するところがあったのでありまするが、今日この不信任案を提出せざるを得ざるに至ったことは、私のまことに遺憾とするところであります。(拍手) 小坂外務大臣は、第二次池田内閣において外務大臣として留任するや、いち早く韓国に飛びまして、日韓会談の推進に異常な熱意を示し、自来日……
○細迫兼光君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました石炭関係の法案中、石炭鉱業合理化臨時措置法の一部改正案に対しては反対、その他の法案に対しましては賛成の討論を行なおうとするものであります。(拍手) 御承知のように、この石炭鉱業合理化法は、昭和三十年の国会で成立したものでありまして、以来八年を経過しております。しかるにこの八年間、石炭鉱業は合理化どころか重大な危機に直面し、大きな社会問題となっていることは、まさに政府の失政からくるものであり、まことに寒心にたえないところであります。(拍手) 石炭鉱業合理化法は、今回の改正案も含めまして、過去何回か改正されたのであります……
○細迫兼光君 私は、日本社会党を代表いたしまして、賀屋法務大臣に対する不信任案にわれわれがなぜ賛成するかの理由を明らかにしたいと思うものであります。(拍手) 賀屋法務大臣は、学校を出てから直ちに大蔵省に入り、累進いたしまして東條内閣の大蔵大臣に就任したのであります。その結果、戦争責任を問われまして、気の毒に、公職追放の生活を長らく送られました。釈放後、生まれかわって、新しく国民のために尽くしたいという公な吉明のもとに、政界に復帰してこられました。そして、いまや時めく法務大臣に就任しておられます。 一体、戦争に責任を感ずる人の行き方にいろいろな形があることを、私は感じるのであります。 一つ……
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