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中島巌 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

中島巌[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
505位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
973位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
350位
各種会議出席(幹部)歴代TOP250
172位

27期委員会発言TOP50
48位
27期委員会発言(非役職)TOP50
39位
28期委員会発言TOP100
74位
28期委員会出席(幹部)TOP100
82位
28期委員会発言(非役職)TOP100
57位
29期委員会発言TOP100
71位
29期委員会出席(幹部)TOP100
61位
29期委員会発言(非役職)TOP100
59位
29期各種会議出席(幹部)TOP10
7位

このページでは中島巌衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。中島巌衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

27期(1955/02/27〜)

第22回国会 建設委員会 第2号(1955/03/28、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 大臣が予算委員会の方へ出席されて、こちらへお見えがないようでありますので、はなはだ遺憾であります。予算委員会偏重で、主管大臣が三十分くらいの出席では、はなはだ心もとない。この点について、委員の皆さんに各党へ帰られて御相談願って、何とか方法を講じていただきたい。かようにお願いするわけであります。  さて、暫定予算についての質問でありますが、災害復旧費の関係と住宅建設費の関係――災害復旧費は事務当局でけりこうであります。住宅建設費の関係につきましては、事務次官の方から御答弁願えればよし、もし事務次官でおわかりのない点は、あとで書面でお答えをお願いしたい、かように考えるわけでありま……

第22回国会 建設委員会 第5号(1955/05/10、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 議事進行について。関連しまして、三つの資料の提出を要求するわけでありますが、何でその資料を要求せねばならぬかという理由をつけ加えまして、明確にしておきたいと思います。  一つは、ガソリン税と道路の関係であります。昨年度各地方庁へ譲与税として配付した金額が、四十五億ないし五十億に上っておりはせぬかと思います。これが地方庁でもって果して道路に全部使われておるかどうか。むしろあるいは、ガソリン税全部が道路方面へ使われておるかどうかという、この点の資料を出していただきたいと思います。と申しますのは、現在大蔵委員会におきまして、昨年度キロリットル一万三千円でありまして二千円が地方庁へ交……

第22回国会 建設委員会 第6号(1955/05/11、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 杉本参考人にお尋ねしますが、この総選挙の公約で、四十二万戸建設が非常に魅力があったわけですが、一般の大衆は、政府の政策でもって、政府建設でもって四十二万戸建設するというように考えているように思われて、民間の自己資金建設というような数字は、その中に入っておらぬような印象が非常に深いのですが、当時の杉本参考人のお考えはどんなお考えか。それからまた、一般大衆はどんなふうに考えておったかという杉本参考人のお考えだけをお聞きしたいのです。

第22回国会 建設委員会 第7号(1955/05/12、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 実は前々回の委員会におきまして、この道路関係はガソリン税と非常な関連がありますので、これの調査資料を出すように委員長に申し込んだわけであります。それから住宅関係の問題にいたしましても、金融公庫の過去の需要供給のバランスが非常な関係がありますので、この資料も提出するように委員長にお願いしたわけでありますが、これらの資料が出ていませんので、私いろいろ質問したいと思いますけれども、質問ができぬような状態であります。早急に提出方を、省の方へ委員長から督促をお願いしたいと思います。

第22回国会 建設委員会 第11号(1955/05/23、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 非常に時間が制約されておりますので、私も、野党という立場でなく、一般国民大衆の上に立って、民生安定というような立場で質問いたしますから、さような意味合いで、簡明に、歯に衣を着せないようにお答えを願いたと思います。  私は、各方面にわたって質問をいたしたいのでありますが、時間の制約上、道路整備と住宅建設の二点に縮めたいと思います。  先ほどより同僚各委員から質問がありまして、いろいろお答えを伺っておりますと、道路行政に対する政府の基本的な考え方というものが、時代と非常にずれているのではないかというように考えるわけであります。終戦当時、大体二十万台足らずの自動車が、現在百二十数万……

第22回国会 建設委員会 第12号(1955/05/25、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 私は大臣がおるときにいたしたいと思いますが、二、三道路局長にお伺いいたしたいと思います。  ただいま同僚委員からも質問がありましたけれども、この三の条項であります。これはいずれにいたしましても当面のこの道路整備費が、結論において削減されるという結果になるわけでありまして、道路局長も非常に苦しい答弁をされておりますけれども、この三の条項は、大蔵省で立案したのですか、建設省で立案したのですか。
【次の発言】 本年度の直轄事業の国の補助は相当増額されておるわけでありまして、その上地方負担をガソリン税から支出するというようなことは、工事量に非常な制約を受けるわけでありまして、先ほど他……

第22回国会 建設委員会 第13号(1955/05/26、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 建設大臣に質問いたしますが、今回提案されました道路整備費の財源等に関する臨時措置法の一部を改正する法律案の第三条二項の三号であります。これはさきに道路局長より、本年度の直轄道路関係の地方負担分を非常に軽減いたしましたその率なるものの発表もあったのですが、その上に地方負担金を一時国で立てかえるというようなことになりますと、しかも、この国で立てかえたのはガソリン税で充当するというのが、この法案の骨子でありますが、そういうことになりますと、道路工事の延べ延長工事量が非常に少くなると思うのですが、その点どうか。  それから昨年度におけるところの道路に対する、国の直轄工事に対するところ……

第22回国会 建設委員会 第18号(1955/06/08、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 建設大臣に質問いたしますが、政府からの資料といたしまして、現在二百八十四万戸が不足している、今後年間人口増などで二十五万戸ぐらいずつふえていくことを推定する。実際この通りでありまして、住宅難ということは非常にはっきりとわかっておるのでありますが、さて、そこで問題となるのは、いかなる階層が最も住宅の困窮度が高いか、住宅の困窮度の高いのは、いかなる階層であるかということが、まず基本的の問題である、こういうふうに考えるのであります。従って、この基本的な問題の上に立ちまして、住宅政策を策定したというように私ども解釈いたしておるのであります。従いまして、この基本的の問題であるところの住……

第22回国会 建設委員会 第20号(1955/06/14、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、水防法の一部を改正する法律案に賛成をいたすものであります。  その理由といたしましては旧水防法より、今回政府が提案されました水防法の一部を改正する法律案は、一歩前進しておるということでありますが、ただし、考えてみますと、年々の災害は非常に莫大なものでありまして、従いまして、この防災をいかにするかということが、非常に重要な問題だと思うのであります。さらに、本案においては明確になっておりますけれども、災害対策と災害予防の二つの方法によってになわねばならぬ、かように私考えるのであります。従いまして、災害対策の面におきましては、先ほどより各委員から要……

第22回国会 建設委員会 第21号(1955/06/15、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 私は、日本社会党を代表して、日本住宅公団法案に反対し、公営住宅法第六条第三項の規定に基き、承認を求めるの件並びに住宅融資保険法案に対しては、希望意見を申し上げて賛成するものであります。  鳩山民主党内閣は、選挙の公約として住宅四十二万戸建設を宣伝したのでありまして、内政問題として、最も重要なる公約の一つであります。また、ただいま当委員会において討論採決せんとする日本住宅公団法は、鳩山内閣の住宅政策のその根幹をなすものであります。鳩山内閣の住宅政策全般が、当面する最も住宅困窮者に縁遠いものであり、その実質において、前の自由党吉田内閣よりはるかに劣っておるものであることを断言せざ……

第22回国会 建設委員会 第22号(1955/06/22、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 ただいま道路局長より、中央道調査審議会の模様について御報告がありまして、これについていろいろとお尋ねいたしたいのでありますが、建設委員会にはたびたび局長もお見えになるので、後刻に譲りまして、本日は運輸省の政務次官並びに自動車局関係よりお見えになっておりますので、そちらの質問をいたすことにいたします。  すでに御承知と思いますけれども、昨日、国土開発縦貫自動車道建設法案というものが、議員の大多数でもって提出されたのであります。それで現在議会といたしましては、この法案はいずれの委員会にかけるかというようなことについて非常に物議をかもしておるわけであります。われわれ建設委員会といた……

第22回国会 建設委員会 第23号(1955/06/29、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 私は日本社会党を代表して、道路整備費の財源等に関する臨時措置法の一部を改正する法律案に対する修正案、すなわち西村力弥君の修正案に賛成をいたすものであります。  本日討論採決になるという考えがありませんでしたので、ここにはっきりした数字の準備のなかったのを非常に遺憾といたしますが、十六国会におきまして道路整備費の財源等に関する臨時措置法案が、議員立法として提出され、全会一致をもって可決されたその理由は、わが国の道路は非常に悪い、しかも財政は非常に困難である、かような場合におきましては、結局揮発油税を目的税といたしまして、この国全体の財政の困難な中におきましても、この道路だけは整……

第22回国会 建設委員会 第24号(1955/07/06、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 高碕経審長官の御出席を要求いたしましたのは、すでに二週間ほど前でありますが、質問の要件は、佐久間ダム開発に伴う水没地対策に関する件であります。これは建設大臣に質問いたしましたところ、目下経済審議庁の開発第三課において提案を急いでおるから、六月中には何とか実施ができるという、かような建設大臣の答弁があったのであります。それで高碕長官に対する質問と同時に、建設大臣にも関連がありますし、ただいま他の問題につきまして二階堂並びに西村両委員よりも建設大臣の答弁を求むる質問がありましたので、参議院が済み次第至急こちらへ出席下さるよう、委員長にお取り計らいをお願いいたしたいと思うのでありま……

第22回国会 建設委員会 第32号(1955/07/20、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 ただいま八田、平山両参考人からいろいろと御意見の開陳を願ったのでありますが、大へん失礼でありますけれども、平山参考人におかれましては、この縦貫自動車道について御研究をなさったことがあるのでございましょうか。
【次の発言】 八田参考人にお伺いいたしますが、ただいま八田参考人は、従来の道路とか鉄道とかいう観念を離れて、そして高速自動車道という建前から考えなければいかぬというようなお話があったと思います。実は縦貫自動車道との関係につきまして、建設、運輸、経済審議の事務次官を招いて、一度御意見を聞いたことがあるのであります。その節経済審議庁次長といたしましては、高速度自動車専用道路で……

第22回国会 建設委員会 第33号(1955/07/21、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 時間もすでに一時近くになって、御参考人の方は大へん御迷惑かと思いますので、ごく簡単に要約いたしまして申し上げたいと思います。本日お三人の方に参考人として御出席願って、それぞれの観点からいろいろ有益なお話を承わったのであります。鮎川参考人は、まず法案を通して、一億くらいの予算で調査したらどうだ、しからばおのずから名案が出るだろうというふうに結論的に伺ったのであります。また飯沼参考人からは、この案は非常にけっこうである、人口の都市集中というようなことを避ける上においても必要でありますが、逆に都市に集中するようなおそれがあるによって、その点をよほど考慮して削減の施策をしなければなら……

第22回国会 建設委員会 第34号(1955/07/22、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 金子参考人にお尋ねいたしますが、ただいまいろいろこまかい技術的な問題、それから自動車の専用道路というような点についてお話がありましたけれども、現在の日本の交通事情といたしまして、まずお聞きしたい第一点は、場所のいかんにかかわらず、こういうような縦貫自動車道が必要であるかないか、この点についてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 実は昨日、一昨日にわたって、参考人といたしましていろいろ専門家においで願って御意見をお聞きしたのでありますけれども、この国土開発縦貫自動車道建設法案の別表に指摘してある地点を通るといたしますと、一番大きな隧道が赤石山系の易老岳隧道でありまして、標……

第23回国会 建設委員会 第3号(1955/12/09、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 公共事業費の削減の問題できょうは議案が出ているわけでありますが、この問題は御承知のように与党間でも相当紛糾がございまして本会議を一日延ばした。また本日の委員会におきましても瀬戸山、二階堂両与党委員から痛烈な批判があったわけであります。私もこの問題については政府の本年度予算の編成方針において根本的に何らの一定した方針がないのだ、こう断定せざるを得ないわけであるのであります。その理由といたしましては、本年度予算は七月三十一日に成立したのであります。それで臨時国会は十一月二十日に召集されている。わずか本予算成立後三カ月と二十日しかない。しかもこの公共事業費につきましては先ほど大蔵政……

第24回国会 運輸委員会 第36号(1956/06/02、27期、日本社会党)

○中島委員 私自動車局長にお尋ねをいたすのでありますが、その前に委員長にちょっとお聞きいたしたいと思うのです。実は道路運送方の一部を改正する法律案が、参議院で修正されて本院へ回っておるわけでありまして、二十三日の議事録を見ますと、山口委員その他から委員長に対する質問があったようでありますが、議運との話し合いはどういうふうになっておるか、おわかりであればお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 委員長に重ねてお伺いしますが、これは衆議院の原案通りで決定するのであるか、あるいは参議院の修正案によって決定するのであるか、その辺がおわかりであったらお伺いいたしたい。

第24回国会 建設委員会 第2号(1956/01/31、27期、日本社会党)

○中島委員 先ほど志賀委員から詳細な説明がありましたので、私は志賀委員よりの報告に対して若干私の意見を補足いたしたいと思うのであります。  特に今回の視察によって感じましたことは関門隧道並びに大川橋並びに西海橋などを見ましてこれに対するところの取付道路が非常におくれておる、たとえば西海橋に三年以上かかったにかかわらず取付道路がおくれておるために橋が完成しても十分効率を上げ得ないというようなことを各地で感じてきたわけであります。従いまして今後の計画に対しましては、この取付道路も十分考慮に入れて、橋梁の完成と同時に十分の活用できるように一段と御配慮願いたい、かように考えるわけであります。  次に先……

第24回国会 建設委員会 第6号(1956/02/14、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 法務大臣の御所見伺うと同時に、これに関連して建設大臣の御所見も伺いたいのですが、参議院の方から呼ばれているそうでありますけれども、なるべく努めて建設大臣もこの席におっていただきたい、かように委員長にお願いするわけであります。  そこで法務大臣にお伺いいたしますが、私が本日法務大臣の御出席を要求いたしましたのは、ダム災害に対する賠償の問題についてお伺いしたがったからであります。建設省所管事項のように見えますが、その影響するところが全国にわたり、また全国的に見て同様のケースが幾多あるので、これに関連する法も広い範囲にわたっております。そのため法務大臣の御出席をわずらわして御所信を……

第24回国会 建設委員会 第9号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 この道路公団に対する私どもの党議も決定いたしておりませんので、はっきりしたことは申しませんが、私個人としては大賛成であります。その理当といたしますところは、昭和二十九年のわが国の道路費とアメリカの道路費を比較いたしますと、ここにはっきりした資料もありませんが、かつての委員会でこの点を申し上げたのでありますが、あれほど整備のできておるアメリカにおいてすら、四十九億ドル幾らというような数字になっておりまして、一人当り一万二千円の道路費を負担しておる。日本はわずかに四百何十円かの負担をいたしておる、こういうような状況で、全く現在の日本には道路らしい道路はないといっても過言でない、こ……

第24回国会 建設委員会 第16号(1956/03/15、27期、日本社会党)

○中島委員 大体前田委員並びに編委員の御質問に尽きておるのでありますが、なお補足的に少しく提案者並びに政府委員に対して御質問いたしたいと思います。これは非常に時宜を得た法案であるというふうに考えて、党の態度は決定いたしませんが、個人といたしましては非常に賛成をいたしておるわけでございます。そこで先ほど前田委員からも指摘いたしましたけれども、なぜ建設省はもっと早くこういう措置をとらなんだか、こういうように考えておるわけでありまして、一つの例を申し上げますと、私の方の国道自五十三号の名古屋――塩尻線というものがある。これは長野県と名古屋を結ぶところの、南に出るところの長野県唯一の幹線道路であります……

第24回国会 建設委員会 第17号(1956/03/16、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 ただいまの瀬戸山委員の発言に対して賛成するものでありますけれども、この際政府に対して要望いたしておきたいことがありますので発言いたしたいと思います。  この道路整備費の財源等に関する臨時措置法なるものは、十六国会におきまして全議員の総意によって決定したものであります。その当時の会議録を見ればはっきりとわかるのでありますけれども、国の財政が非常に困難である、困難ではあるけれども、この道路整備費だけは、わが国の道路事情から見て、どうしてもガソリン税を目的税として道路整備をやらねばならぬ。旧来の道路整備費も、ガソリン税にプラス・アルファするという趣旨のもとに国会を通過いたしておるの……

第24回国会 建設委員会 第18号(1956/03/23、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、地代家賃統制令の一部を改正する法律案に反対の討論をいたすものであります。  この法案が成立いたしますると、この法案の対象になるところの家屋が約五百万戸、そして一世帯四人、五人と見ましても二千万人ないし二千五百万人の生活に影響する法案でありまして一見こまかいように見えますけれども、これは重大なる法案である、かように私は考えます。そこでただいま提案になりましたこの法案の骨子となりましたものは、三十坪以下の改造の分に対するところの家賃の値上げを認める、それから三十坪以上は統制を解除する、この三点がこの法案の骨子なのであります。  そこで先ほどより……

第24回国会 建設委員会 第21号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 だいぶ時間も迫ったようで、ごく簡単に質問しますが、明確に御答弁をお願いしたいと思います。  先ほど同僚委員から、運輸省の関係並びに農林省の関係について質問し、そうして政府委員からこれに対する答弁がありましたが、どうもこの辺がはっきりといたしませんので、重ねて質問いたしたいと思うのであります。この海岸法を見まして、大体におきまして、現在までこの法案ができなかったことはむしろ不思議と思うくらいでありますけれども、この法案の内容に非常に不明確なところがあるのであります。それで港湾法との関連でありますが、港湾法の中には港湾区域というものがはっきりとうたわれておる。従いまして、先ほど次……

第24回国会 建設委員会 第25号(1956/04/20、27期、日本社会党)

○中島委員 私、政府案に対しまして質問をいたしたいと思うのですが、実は大臣でないとまずいのですが、大臣はおられないようでありますので時間のでき次第一つ委員長から大臣の御出席を願うように督促願いたいと思います。  実は私長野県でありまして、長野県は御承知のように電源開発県で、全国の二〇%に近い発電量を持っておる。従って発電関係の土地収用の問題が非常に多いのでございます。そうして、私は過去長い間県会議員などをいたしておりましてこれらに実際にタッチしておったのです。今回政府提案の土地収用法の一部を改正する法律案の審議の状況を見まして、この土地収用法の一部を改正する法律案なるものは非常に行き過ぎである……

第24回国会 建設委員会 第26号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○中島委員 私は社会党を代表いたしまして、ただいま瀬戸山並びに三鍋両委員より提出されました修正案に賛成の意見を表するものであります。しかしながら今回の土地収用法の一部を改正する法律案につきまして、いささか党の考えを申し述べまして、そしてこの法律の施行に当りまして政府に対して希望を申し述べておきたいと思うのであります。  本法律案に対しましては、提案理由の説明にありますごとく、提案理由の説明といたしましての第一、第二の点でありますが、知事の権限を建設大臣に大幅に委譲いたしました点であります。この点につきましては、現在強力に国が推進いたしております多目的ダムの建設その他につきまして、国において非常……

第24回国会 建設委員会 第28号(1956/04/27、27期、日本社会党)

○中島委員 私が本日法制局長官、訟務局長、河川局長等の御出席を要求いたしましたのは、ダム設置に伴う災害に対する責任の所在の問題を明らかにいたしたいとかように考えた次第であります。発電所ダム築造により、河川の状況が著しく変り、これがため上流地方に異常の災害が発生し、ことに耕作関係等において、河床が上昇したため、わずかの降雨にても堤防が決壊して、広範な耕地が流失する、耕地の流失しない地方でも、地下水の浸透により二毛作地帯が単作地帯となり、この単作地帯も地下水の冷寒により収量が減少する、すなわち発電所ダムを築造した上流の特定地域、言いかえれば河床上昇地域のみに限られて、この災害を受けるのであります。……

第24回国会 建設委員会 第31号(1956/05/23、27期、日本社会党)

○中島委員 本法案の修正理由の説明の内容について小澤先生にお伺いいたすのでありますが、その前に、当委員会の運営の件について委員長に一言お伺いをいたしたいと思います。  本法案は、先月の十九日に参議院建設委員会を修正で通過して、二十日に参議院の本会議を通過いたしまして、即日衆議院へ回付されておるわけであります。本日まですでに三十数日を経過いたしておる、かような状況であります。そして先月二十七日に小澤さんの説明を聞いただけで審議しておらぬ。しかも会期はあと余すところわずかしかない、かような重大な関頭に立っておる。そうして先週は一回も委員会が開催されなかったというような実情でおるのでございますけれど……

第24回国会 建設委員会 第33号(1956/06/01、27期、日本社会党)

○中島委員 ただいま委員長より国土開発縦貫自動車道建設法案を継続審議にするというようなお諮りがあったのでありますが、私はこれに対して反対の討論をいたすものであります。  と申しますのは、この法案は昨年二十二特別国会に上程されたものでありまして、この法案は議員立法でありまして、現在の自民党の阿佐美廣治君外四百二十九名、すなわち衆議院のほとんど全員が提案者となっているのであります。この法案は昨年六月二十日、本院に上程されたのであるが、付託すべき委員会の決定について紛糾したのであります。すなわち、建設委員会にすべきという論者と、運輸委員会にすべきという論者と、特別委員会を新たに設置し、これに付託すべ……

第24回国会 建設委員会 第37号(1956/09/19、27期、日本社会党)

○中島委員 だいぶ時間も経過しておりますのでごく簡単にお尋ねいたしますが、九号台風、それから大館市の大火あるいは今回の魚津市の大火、十三号台風の災害などあったわけであります。そこで、ただいま建設大臣の説明によりますと、この十二号台風による災害復旧の本年度実地調査の完了次第、約三割を予備金から支出する、こういうような説明があり、さらに魚津の火災につきましても、公営住宅法によって何戸を建設する、それについてもやはり予備金を支出する。こういうように先ほど説明があったわけです。そこで大ざっぱに見まして、本年度のこれらの災害に対して予備金の支出の額はどの程度になっておるか、さらにこれは明白でよろしいので……

第24回国会 建設委員会 第38号(1956/09/20、27期、日本社会党)

○中島委員 非常に大臣お忙しいようでありますので、詳しい質問は臨時国会に譲ることにいたしまして、ごく簡単に二、三お尋ねいたしたいと思います。  と申しますのは、このごろアメリカより例の東京―神戸間の調査団を招聘して高速自動車道の調査をしたように新聞で見ておるのでありますが、どういう調費結果が出たのか、そうしてなぜアメリカの調査団を招かねばならなかったのか、その点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 ワトキンスの報告書につきましては私もよく目を通したのであります。ところが結果論といたしましてどのくらいの金を調査に使ったのか、話に聞くと四千万とも五千万ともいうのですが、結局あの報告書に目を……

第24回国会 建設委員会 第40号(1956/10/31、27期、日本社会党)

○中島委員 来年度予算を策定すべき大事な時期でありますので、本日は建設、並びに自治庁大臣の御出席を願って御意見を承わったり考えを申し上げたい、かような考えでありましたが、両大臣ともお見えがなくて大へん遺憾でありますが、この際政府委員の方に質問いたしまして、そして来年度事業の策定にあたっての御意見を伺い、あわせて参考といたしたい、かように考えておるわけであります。  そこで、前回の委員会におきまして建設大臣より、昭和三十二年度の建設省所管の重要事項の予算要求額の説明を受けて、その内容を開陳していただいたのであります。それによりますと、道路関係におきましては昭和三十一年度に三百四十七億の要求が昭和……

第25回国会 建設委員会 第2号(1956/11/27、27期、日本社会党)

○中島委員 道路公団に関連いたしまして道路局長にお尋ねいたしますが、今岸総裁の説明をお聞きいたしますと、道路公団発足以来国よりの移管を受けたのは四カ所、県からのは十三カ所、工事中は十二カ所というようなことをお聞きいたしたのでありますけれども、大体国、県から道路公団に、移管――と申しますか譲ったと申しますか――したこれらの今までの建設費の総額というものは、物価折数に現在直してどのくらいな金額のものを道路公団に総額において移管したのであるか。大ざっぱでよろしいのですが、大体の数字をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 実はきょう公団の方からお見えになりますので相当の資料がちょうだいできるとい……

第25回国会 建設委員会 第3号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○中島委員 実は臨時国会もあす、あさっての一両日しかないのですが、現在非常に問題になっておる道路整備と関連してガソリン税の問題、それから目下建設省と通産省、自治庁の間で協議してかなり進行しておるところの水利使用料並びに発電税の問題をお伺いいたしたいと思いますので、今住宅問題をいろいろお伺いするよりは、それらが先決問題ではないかと思いますから、住宅問題はごく簡単にお尋ねいたしたいと思います。  ただいま前田委員からの質問に対しまして、昭和三十年度の分は、年度の昭和三十一年三月三十一日までに一戸もできておらぬというような御答弁のようでありましたが、事実そうでありますか。この点はっきりお伺いしたいと……

第25回国会 建設委員会 第4号(1956/12/05、27期、日本社会党)

○中島委員 本日道路費の関係とガソリン税の関係につきまして建設大臣並びに大蔵当局、運輸当局に対して質問をいたしたい、かような考えで委員長に申し入れたのでありますけれども、いろいろ本日の日程の関係で建設大臣に対しては約十五分程度、それから大蔵並びに運輸当局に対しては十分程度にして、そして休会中継続審議をするからというような委員長の要請がありましたので、ごく簡単に要点をまとめまして、委員長の要請の御趣旨に沿いたい、かように考えるわけであります。そこで本年度の建設省の道路行政に対しまする所見を休会中に御説明願ったのでありますが、それによりますと、本年度の道路の大蔵省に対する要求額が約三十年度の二七四……

第25回国会 建設委員会 第5号(1956/12/11、27期、日本社会党)

○中島委員 関連質問。官房長にお尋ねいたしますが、現在地方建設局がたしか六つだと思ったんですが、これに対して現在建設省ではさらに一つもしくは二つ地方建設局を増加するというような意向があって、大蔵省と折衝中であるというようなことを聞いておるのですが、実際そうであるか。現在建設省がどういう考えで大蔵省へそういうことを折衝されておるか、その内容をちょっとお聞きしたいのであります。
【次の発言】 四国はそういうことで輪郭はわかるのですが、北陸は大体どこどこを包括するというような建設省として計画であるか、その点をお伺いしたい。
【次の発言】 大臣の説明によると一級国道を建設省の直轄にする、こういう方針が……

第25回国会 地方行政委員会 第2号(1956/11/29、27期、日本社会党)

○中島委員 私、建設委員会の方でありますが、実は地財法の適用県と公共事業の関係に非常に関連がありますので、地財法の適用県に対する公共事業をどういうふうに考えておられるかというのが一点、さらにこの地財法の適用県が大体において農山村県であり、しかも農山村県は大体において電源県であるというような関係から、発電税の創設に対して政府の方針はどうであるか。この二つの点について本日お尋ねいたさんと考えるわけであります。  そこで本年度の建設省の予算と申しますか、大蔵省に対する要求額を見ますと、昨年度の要求額と本年度の要求額の比較におきましては、建設省関係におきまして三十一年度の予算要求額の三十二年度は二四四……

第25回国会 地方行政委員会 第3号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 昨日に続いて質問を続行いたします。私は地財の整備法による再建団体と公共事業との関係を主眼といたしまして、さらに目下数県から出願されておりますところの発電税の関係について質問をいたしておったわけであります。この発電税の関係につきましては、これと関連があるところの電気ガス税、水利使用料並びに地方税法のいずれの点に抵触するかという問題になるのでありまして、昨日奥野説明員からいろいろと御答弁を賜わったのでありますけれども、いずれも了承しかねる、納得のできないような御答弁ばかりでありまして、これは結局現在の地方税制度そのものに根本的の欠陥があるのではないかというような感を深くしたわけで……

第26回国会 建設委員会 第1号(1957/02/07、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 ごく簡単に、最近新聞などで発表されておる例の国土開発縦貫自動車道建設法案に関する件について建設大臣にお尋ねいたしたいと思います。  この法案に対しましては、すでに四国会、今回で五つの国会にわたって審議が継続されておる。そうして衆議院の四百三十名の提案になり、また建設大臣の南條さんもこれに提案者となっておられるわけで、本日までこの審議がはかばかしくいかないのを私遺憾としておるわけであります。しかしこの法案に対しまする所見につきましては、次の委員会に述べることといたしまして、当面新聞に発表されていることがほんとうであるかどうかという点について、大臣のこれに対するお答えを願いたい、……

第26回国会 建設委員会 第3号(1957/02/15、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 前回の委員会におきまして政府の予算関係の説明などを聴取いたしたのでありますが、その結果判明いたしたところによりますと、本年度の建設省関係の予算は、かってないところの大規模の予算であります。予算といたしまして、公共事業費において一千百四十億、行政部費において百六十九億、財政投融資におきまして、政府の財政投融資額が五百六十五億、民間資金が二百三十億、合計において二千百五億二千三百万円というような数字になるのであります。道路公団補助金などの重複分を差し引きまして実質予算といたしても、二千七十五億二千三百万円というような巨額な予算になっておりまして、国全体の予算から占めるところのウエ……

第26回国会 建設委員会 第6号(1957/03/06、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 関連して。この前の委員会に出なかったので、よくこの事情は私にはわからぬのでありますけれども、大体今回僚諸君の質疑応答から看取できることは、結局ここで問題になるのは、農民が土地を取り上げられるということが非常に問題になるわけであります。それはいろいろな圧力を加えてそこまで来ずに解決するであろうけれども、結局基本的の問題として、最後には土地収用法が適用されることになる、こういうように解釈してよろしいのですか、その点を伺いたい。
【次の発言】 これは計画局長や住宅公団の総裁にお聞きしても無理な話だと思うのですけれども、結局土地収用法が適用される、そういうことになりますと、結局憲法二……

第26回国会 建設委員会 第8号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 関連質問。今河川局次長からちょっと聞き捨てならぬ発言がありましたので一応この点だけを確かめておきたいと思うのです。これはこの漁業関係の問題ではございませんが、発電所などでたとえば問題がこんがらかって、土地収用法なんかを適用するという場合において、ただいまの御意見はその付近の土地の値段に相当する賠償をする、こういうようなことをおっしゃられた。これはどうも重大な間違いだと思う。たとえば五反百姓で、それでもって生計を営んでおった。その者が二反なり三反なり取られると、あとの二反では生計が立たぬのだ。従って今のような御方針だと重大な問題が起きるはずです。たとえば五反でもって、あるいは一……

第26回国会 建設委員会 第11号(1957/03/26、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 ただいま三鍋委員から質問のあった点について、関連してちょっと河川局長に質問いたしたいと思うのであります。この多目的ダムを設置する場合におきましては、当然電源開発と不可分の関連ができてくるわけであります。そこで、今三鍋委員の質問に対しまして、電源開発促進法の第六条第二項によって、というようなお話があり、またさらに、関係官庁とよく打ち合せをして、というような補足説明があったのであります。そこで私のお聞きせんとするところは、ここに電源開発促進法第六条第二項についてあまり詳しい資料がないので、この第六条第二項の具体的な件について、どういう御方針であるかということ。それから関係官庁と打……

第26回国会 建設委員会 第16号(1957/04/11、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 高速自動車国道法案の質疑に入るに先立ちまして、建設大臣に――、これと関連いたしておる問題でありますけれども、実は本月四日に、国土開発委員会に出席いたしましたところ、建設大臣並びに運輸大臣から、こういうようなことをお伺いしたわけであります。建設大臣から国土開発縦貫自動車道につきまして、外資導入の意図があるということをお伺いいたしたわけでありますが、帰りまして、その日の朝日新聞を見ますと、「外資で建設案」という題目で、「南條建設相、東京―神戸弾丸道路」かような見し出をもちまして、「東京、神戸間の高速自動車道路は本年度から着工の予定であるが、この自動車道路建設のため、南條建設相は外……

第26回国会 建設委員会 第17号(1957/04/12、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私は日本社会党を代表して、ただいま議題となっている高速自動車国道法案並びに道路整備特別措置法の一部を改正する法律案に対して、賛成の討論をなすものであります。  現在わが国の道路に関する法律として、建設省の所管する道路を規制する道路法、並びに運輸省の所管する自動車道を規制する道路運送法の二法律かあります。しかるに近時、陸上輸送は自動車輸送の占める分野が飛躍的に上昇し、今後の道路行政は、自動車輸送を重点に、中心に行わなければならない段階となったのであります。加うるに、以上の情勢下において、国会においては構想勇渾なる衆議院四百三十名提案になる、日本百年の大計樹立のバック・ボーンとも……

第26回国会 建設委員会 第19号(1957/04/25、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 ただいま提案になりました日本道路公団法の一部を改正する法律案につきまして、政府に対しまして質疑を行わんとするものであります。一見いたしましたところ、この法案は何と申しますか、民間にゆだねておるいろいろな案件について公団が行うことになって、非常に利権法案的な性質を帯びておるものであります。しかしながらこの法案の審議に当りましては、実際問題としまして高速自動車国道法によるところの高速自動車道を建設した場合において、この法案の適用される範囲がどのくらいな規模の大きなものになるかということが、実質問題として、本法案審議の上の中心課題となるものである、こういうように考えるわけであります……

第26回国会 建設委員会 第20号(1957/05/07、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 質問に入るに先立ちまして、中部電力の常務さんにお伺いいたします。私の方で最初参考人を申請したのは中部電力の井上社長であったのでありますが、途中で常任委員室から電話がかかりまして、井上社長が都合が悪いからあなたが御出席になる、こういうお話なので、いろいろな御都合もあると思って私了承したわけであります。長野県といたしましても、また建設省といたしましても、この問題は大きな問題として取り上げ、また地元民からもただいま公述のありましたような、非常な出水期を控えて重要な問題なのでありますが、どういう理由で井上社長は御出席されないのか、その点をお伺いいたしたい。

第26回国会 建設委員会 第25号(1957/07/09、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 先般は委員各位が天龍川水系のダム災害を御視察いただきまして、地元民から、非常に感謝をいたしており、お礼を申し上げろということでありますので、この席をかりて厚くお礼を申し上げます。  今回、ただいま陳情がありましたように、長野県の南部におきまして非常な風水害があったわけであります。これはごく一小部分でありまして、一市十カ村程度のところに、三百ないし三百五十ミリというような降雨があって、災害が起きたわけであります。写真でお手元に差し上げてあるような状況でありますが、ごく大ざっぱに申し上げますと、このわずかな地区に二十人の死者が出たのでありまして、全国で六十一人とか聞いておりますが……

第26回国会 建設委員会 第26号(1957/07/31、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 西九州の豪雨の災害につきまして各委員からそれぞれ質問があり、当局より詳しい答弁を得たわけであります。そこで先ほども河川局長よりお話がありましたけれども、梅雨前線によるところの豪雨の特徴と申しますか、西九州の災害も五号台風も全くケースは同じようじゃないか、かように考えるわけであります。と申しますのは、台風ならば大体予測もできるし、あるいは地域全体におきまして、多少の差はありましても平均したような降雨量でありますけれども、梅雨前線によるところの降雨量は一カ所へ非常な大量の降雨がわずかな時間に降って災害を発生する。従って中小河川その他におきますところの死者の非常に多いのもこの梅雨前……

第26回国会 建設委員会 第27号(1957/08/09、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 だいぶ時間を経過したので、簡単にやります。  今回の災害、それから第五号台風による災害の特質と申しますのは、いわゆる梅雨前線によるところの災害でありまして、従って特定の限られた部分に豪雨が非常に多かった。こういうような関係で、今まで名も知られなかったような支流あるいは山間部に非常な災害があったのであります。  そこで、ただいま同僚三鍋委員その他より、この災害に対して立法措置を講ずるために臨時国会を開く意思はないかと質問いたしましたのに対しまして、建設大臣は、現在の法律によって十分処置できる、昭和二十八年のような全国的の災害でないから、立法措置を講ずるために現在の段階においては……

第26回国会 建設委員会 第28号(1957/09/09、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 先ほど政務次官より、昭和三十三年度建設省関係重要施策についての説明があったわけでありますが、こういう重要施策、それからただいまの十号台風の問題などにつきましては、これは建設大臣が当然これらの説明に当るべきものであって、次官が当るというようなことは、今までにかつてそういう例がないと思うわけで、はなはだこの点遺憾と思いますので、建設大臣も御考慮を願いたいと思うのです。  そこで三十三年度の建設省関係の重要施策については、われわれもたびたび新聞で見ておりまして、いずれかの機会に大臣よりこれらの方針について御説明があるものである、こういうように考えておりましたところ、突如本日の委員会……

第26回国会 建設委員会 第29号(1957/10/09、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 前回の当委員会におきまして、政務次官より、建設省の「昭和三十三年度建設関係重要施策について」こういう題によりまして、明年度施行せんとするところの河川、道路、都市計画、住宅、官庁営繕の五部門にわたり御説明があったわけであります。私はこれらの問題、すなわち明年度の重要施策につきまして逐次要点だけに触れて政府のお考えをお聞きしたいと思います。  その前に大臣に対しましてお伺いいたしたいことは、先ほど三鍋委員からも触れましたが、三、四日前の東京の一流新聞に、河川法を改正して臨時国会に提案する予定であるというようなことが紙上をにぎわしておったのであります。これは非常にわれわれの関心を持……

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第10号(1957/04/04、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 非常に時間もありませんし、それから本日この質問をするつもりではなかったのですが、いろいろ竹谷委員からの質問に関連いたしまして、国土開発縦貫自動車道建設法について宮澤運輸、南條建設、宇田経企長官などからもお話がありましたので、関連して一言質問いたしたいと思うのです。  この法律は、かつて建設委員会にかけるか、あるいは当国土総合開発特別委員会にかけるかというようなことで、だいぶ議運で問題になった法律でありまして、しかも四内閣五国会にわたって審議されまして、このほど成立した法律であります。国会では皆様方の非常に熱心な御努力とともに、南條、宮澤両大臣が就任されまして、非常にこれの成立……

第27回国会 建設委員会 第1号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 大臣がお見えになっておりますので、大臣にお伺いいたしたいと思います。実はこの前の委員会でも大蔵大臣の出席を要求いたしておったのでありますが、予算委員会、大蔵委員会の関係で御出席がないわけでございます。従いまして、それらの関連事項を大臣にお伺いいたしたいと思います。  そこで、前回の委員会で、いろいろの建設行政各般の問題について質問いたしまして、大体のアウトラインだけはわかっておるのであります。従って、それらの突っ込んだ補足的なことをお伺いいたしたいと思うのでありますが、来年度の重要施策に対する御説明の中に、道路費といたしまして一千五百二十億、うち国費は九百九十億、こういうよう……

第27回国会 建設委員会 第4号(1957/11/14、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 ただいま議題となりました昭和三十二年六月及び七月の水害による公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法の適用の特例に関する法律案について、提案の理由を御説明申し上げます。  公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法は、御承知の通り、昭和二十六年三月法律第九十七月をもって公布せられたものでありますが、その趣旨とするところは、戦後特に頻発の傾向にある災害に当って、その復旧をすみやかならしめるため、河川、海岸、道路、港湾その他の公共土木施設について、地方公共団体の行う災害復旧事業に対し、地方公共団体の財政力を考慮して、国庫負担の率を定めたものであります。すなわち災害復旧事業費の当該地方公共団……

第27回国会 地方行政委員会 第4号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私は公営企業の特別会計に対して自治庁の方針を御尋ねしたいと思うのであります。地方公営企業法によりますと、第二条において水道事業、軌道事業、自動車運送事業、地方鉄道事業、電気事業、ガス事業などを列挙してあるわけであります。それから地方財政法の施行令だと思いましたが、その十二条に水道事業などを特別会計にせねばならぬということが明示してあり、十二条の一項には独立採算制によるところの企業、それから第二項には独立採算制ではなくても、特別会計にせねばならぬということが規定されているわけであります。そこで公営企業法の第二条においては職員の人数なんかを書いてありますが、この施行令の十二条の第……

第28回国会 運輸委員会 第18号(1958/04/02、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私は鉄道建設の関係について質問いたしたいと思うのでありますが、まだ大臣、監督局長がお見えでないようでありますが、国鉄の建設局長がお見えだということでありますので、鉄道建設局長の方へお伺いいたしたいと思います。若干問題はあと先になりますけれども、確か昨年度の四月三日の鉄道建設審議会において、調査線と申しますか、別に法律には調査線ということはありませんが、調査を開始すべき線といたしまして十六線が決定いたしたわけであります。この十六線の調査は大体完了したのであるか、あるいはすでに結論をお聞きできる段階にあるか、この点をお伺いしたいと思います。

第28回国会 建設委員会 第1号(1958/01/29、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 ただいま三鍋委員から、中央自動車道並びに高速国道吹田―神戸線の国政調査について御報告があったのであります。この件に関しましては私も同行いたしまして、親しく現地において、本日お見えになっておる副総裁その他の方々からいろいろ御説明をいただいたわけであります。従いまして、今後当委員会に付託される法案、あるいは予算の審議などの状況を勘案いたしまして、適当な時期に現地の所長さんにも来ていただいて、いろいろと御意見を承わりたいと考えておるのでありますが、本日あたかも国政調査の御報告がありましたので、それと関連いたしまして、目先われわれが重要であると考えるような二、三の点について副総裁にお……

第28回国会 建設委員会 第3号(1958/02/11、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 関連して。時間もだいぶおそいのですが、今河川法の改正の問題が出ましたので、一言お尋ねしておくのです。  河川法の五十九条、六十条、それから計画局長もおられるのですが、都市計画法の二十五、二十六条、これが裁判所なんかで非常に問題になっているのです。たしか昭和が二十二年か三年だと思いましたが、例の行政事件訴訟特例法というものができまして、行政官庁の処分に対しては訴願前置主義、つまり訴願を行って、その裁決を経て、それから行政訴訟を起すということになっておる。ところが、ただいま申しました河川法並びに都市計画法においては、訴願を経ずに直ちに行政訴訟ができるということになっている。行政訴……

第28回国会 建設委員会 第4号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 本日運輸省の御出席をわずらわしましたのは、本年度の道路政策、大きく言えば交通政策に対しまして、やはり鉄道輸送が不可分の関係にあるわけでありまして、現在鉄道輸送が運輸省関係、道路関係は建設省関係と分れておりますが、これを国全体の交通輸送の関係からいえば調整をしてにらみ合せて、その上で道路政策の基本方針を策定するなら、事は私が申し上げるまでもありません。  そこで最近の新聞紙上などにおきまして、運輸省が東海道の複々線を計画している。さらに国鉄の幹線調査会が運輸省に対しまして、これらに関する答申案を幾つか出しておる。それらから見ましても、近くそれが実現するのではないかといふうに見受……

第28回国会 建設委員会 第5号(1958/02/18、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 この水防事務組合の条項を見ていくと、これは地方公共団体とみなしていないわけでありますか、その点一つお伺いしたい。

第28回国会 建設委員会 第6号(1958/02/19、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 関連して。今までの質疑応答をお聞きしておりまして、有料道路と無料公開の一級国道なんかとの関連性におきまして、三鍋委員、薩摩委員から質問があり、大臣がこれに答弁されたわけでございますが、おそらく大臣も、そこをちゃんと判り切っての確信ある答弁じゃないと私は思うのです。大臣の御答弁を聞いておりまして、これはこの前私が大臣との一問一答の中でも申し上げましたけれども、基本的な線がはっきりした政府の方針というものができておらぬ。従って、質問する方も答弁する方も、聞いておって、なるほどと割り切って納得ができるという感じが持てない、こういうように考えるわけなんです。建設省の方で、現在道路整備……

第28回国会 建設委員会 第8号(1958/02/27、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 ただいまの久野委員の質問に関連してでありますが、この道路整備五カ年計画はまことにけっこうでありますし、道路整備が非常に立ちおくれておるというような関係で、急速にやってもらわねばならないのですが、一番肝心なことは、ただいま久野委員からも質問がありました財源の問題であると思います。政府が策定いたしました道路整備の新五カ年計画の九千億という線、それから先ほどその内訳についても御説明がありましたが、ガソリン税が主たる財源でありますが、これが年々二、三割程度は伸びておるわけで、そういうものを見越しまして三千六百億という大体の見込みが出たわけであります。そうしますと五千四百億というものは……

第28回国会 建設委員会 第9号(1958/02/28、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 大臣に質問いたしまして、順次こまかいことを事務当局よりお聞きいたしたい、かように考えておったのでありますが、大臣がお見えになりませんので、少しくあと先になる感がありますけれども、道路局長に対して若干お尋ねいたしたいと思うのであります。  政府は今回、道路整備の新しい五カ年計画を樹立いたしたわけであります。これに伴うところの法案といたしまして、道路整備緊急措置法案なるものを提出されております、そこでこの提案理由の説明から考えますと、道路整備緊急措置法案なるものは新たなるところの道路整備五カ年計画案、こういうふうに了承してよろしいと思うのですが、この点どうであるかということを最初……

第28回国会 建設委員会 第11号(1958/03/07、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 今門司さんからも発言のありましたように、この道路整備新五カ年計画を契機として、各所からいろいろな意見が出ておるわけであります。委員長からも、本日質疑の打ち切りという希望もありましたので、それにわれわれも協力いたしておるわけでありますが、こういう発言が各所から出ておるということは、ここに何か問題点があるということが言えるわけであります。ところが各委員の発言も全部、道路整備が非常におくれているんだ、やらねばならぬのだ、しかしそれに伴う財源措置であるとか、あるいは地方公共団体の負担に関する件であるとか、あるいは交通事故が頻発しているとか、こういうようないろいろな御発言があるわけで、……

第28回国会 建設委員会 第13号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私は日本社会党を代表して、ただいま議題となりました道路整備緊急措置法の一部修正案に賛成し、修正案を除く原案に賛成するものであります。また一括上程になりました道路法の一部を改正する法律案、日本道路公団法の一部を改正する法律案に賛成の意を表するものであります。  まず最初に修正案に賛成する理由を申し上げます。同法第五条は「昭和三十三年度における地方公共団体に対する道路の舗装その他の改築又は修繕に関する国の負担金の割合又は補助金の率については、道路法(第八十八条を除く。)及び道路の修繕に関する法律の規定にかかわらず、改築については四分の三、修繕については二分の一の範囲内で、政令で特……

第28回国会 建設委員会 第21号(1958/04/08、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 今回政府が画期的の下水道法案を提出されたことについては、私全面的に賛成の意を表するものでありまして、実際明治三十三年に制定の下水道法のままで現在までやってきたという、そのこと自体が非常に驚くべきことであるのであります。その間所管官庁なんかがはっきりしなかったというような、いろいろな理由もあるだろうと思いますけれども、これは何としましても歴代政府の長い手落ちではなかったかと思うのであります。そこで先ほどからいろいろな委員の御質問がありましたけれども、問題は結局、これが公共施設であるかどうかということが基本的な問題であると思うのであります。  そこで今度の法律改正に当りまして、か……

第28回国会 建設委員会 第22号(1958/04/09、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 下水道法案の審査の経過にかんがみまして、次のような附帯決議を付したいと考えますので、何とぞ諸君の御賛成をお願いいたします。お手元に配付してあります附帯決議案を朗読いたします。     附帯決議(案)   政府は、下水道の災害復旧に関しては公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法の適用を受けることができるようすみやかに財政上必要な措置を講ずること。  以上であります。
【次の発言】 この問題は、先ほども木下参考人からお話のありましたように、昭和十三年からすでに問題になって、昨年五月は、やはり本日の参考人にも来ていただき、続いて建設委員会においても調査をいたしまして、政府に対して勧告……

第28回国会 建設委員会 第24号(1958/04/11、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 いつの理事会で参考人を呼ぶことを決定したのか私知りませんが、二日ばかり前に委員長に参考人を呼ぶことをやめたらどうだろうということを申し上げたわけであります。これは私が説明するまでもありませんけれども、昭和三十年から、この国土開発縦貫自動車道建設法というものはね四内閣、五国会にわたって非常にもんだ問題であります。そしてその間において参考人も十数名呼んでおるわけであります。本日産業計画会議の方だといって近藤参考人もお見えになっておりますが、これは道路利用者会議の専務をその当時されておった。今もされておるかもしれませんが、道路利用者会議の会長の本多市郎君も参考人として呼んで十分事情……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 建設委員会 第3号(1958/06/27、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私は、実は大臣に質問いたしまして、それから道路公団並びに道路局長の方の質問に移りたいと思ったのでありますが、大臣がおくれておりますので、道路局長に質問いたしますが、本年春、政府は新しく第二次道路整備五カ年計画を策定いたしまして、道路整備緊急措置法なる法律が成立いたしたわけであります。そこで、この道路整備緊急措置法の第二条でありますが、この第二条によりますと、「昭和三十三年度以降五箇年間における高速自動車国道、一級国道及び二級国道並びに政令で定める都道府県道その他の道路の新設、改築、維持及び修繕に関する計画の案を作成して閣議の決定を求めなければならない。」こう規定いたしてあるわ……

第29回国会 建設委員会 第4号(1958/07/02、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 水質汚濁の問題について、各委員からいろいろ発言があったわけでございますが、そこで河川局長にお尋ねしますが、これは、あなたの方の所管なんですか、どこの所管なんですか。
【次の発言】 そうすると、主務官庁はどこであるとお考えになっておるのですか。
【次の発言】 そこで問題は結局立法措置がないから、きめ手がないから、こういう問題が起きるわけである。従って立法措置をせねばならぬということで、今社会党でも自民党でも、これについて立法措置を考えておるらしいのです。ところが、この間も河川局から来てもらって話を聞くと、非常に河川局がこれに対して熱意がないらしい。先ほどから言うセクショナリズム……

第29回国会 建設委員会 第7号(1958/08/30、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私は去る七月二十八日より八月二日までの六日間にわたり、静岡、愛知、岐阜、富山の各県における建設事業を調査して参りましたので、その概要について御報告申し上げます。  御報告は、事業別にこれを行うことといたしまして、まず道路関係について申し上げます。今回の調査の目的といたしましては去る第二十八回国会において成立いたしました道路法の改正によりまして、一級国道の新設または改築及び維持管理等を、原則として建設大臣が直接行うこととなったことに伴う諸事情を調査することが、その一つであったのであります。一級国道直轄管理の問題は多年の懸案であったものでありまして、ようやくにして本年度よりこれが……

第29回国会 建設委員会 第8号(1958/09/01、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 大臣がお見えになりましたので、大臣にお伺いいたしますが、さきの通常国会におきまして、道路整備緊急措置法外特別会計法など四案を可決いたしたわけでありますが、これは、私が申し上げるまでもなく、岸内閣といたしましては、鳩山内閣の住宅四十二万戸建設などにもかわるべき内政血の大きな看板であったわけであります。私ども野党ではありますが、この政策につきましては、基本的に賛成いたしまして、これらの四法案を通したわけであります。従いまして政府といたしましても、相当重大決意をもちまして、いわゆるこれの根幹となるところの道路整備五カ年計画を決定いたしたわけであります。そこで、この時期にお伺いしてお……

第30回国会 建設委員会 第4号(1958/10/15、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 各委員からいろいろ質問が出て、大体わかったことでありますけれども、もう少し具体的にお伺いしたいと思います。結局災害復旧の今次の問題については予算関係の問題と立法措置の問題と、それから今後実施する上においてどういう計画を立てるか、この三つであると思うのであります。私の党の方でも、これにつきましては立法措置を現在いろいろ研究いたしておりますので、それに関連することのみについて、政府の御方針をお伺いいたしておきたいと考えるわけであります。そこで、予算の関係でありますが、結局予備費の不足分に対しまして、補正予算を組まんならぬ。この補正予算につきましてはいろいろありますけれども、私は、……

第30回国会 建設委員会 第5号(1958/10/17、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 本日の当委員会の議題は、ただいま委員長の言われた通り、災害対策でありますけれども、私の質問はこれとはずれておりますので、あらかじめ緊急質問でお許しを願ったわけであります。  そこで、基本的の問題といたしまして大臣のお考えを伺うのでありますが、政府並びに国の官吏は、法律を守り、そうして法律の趣旨がどこにあるかということについてやはり協力せねばならぬ、こういうような義務があると思うのでありますが、この点について、大臣の御所見をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 そこで、実は国土開発縦貫自動車道建設法の中の中央自動車道の関係について質問いたしたいのでありますが、大臣は、就任……

第30回国会 建設委員会 第6号(1958/10/22、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 今回の通常国会は、最初の予定としましては、この災害に関する問題を大きく扱っておる。それで、政府も補正予算を提出するということに意見が一致しておるというように聞いておるわけであります。この災害に関するところの補正予算は、当委員会の関係が非常に多いのでありまして、従って、政府の決定以前に、政府の意見を聴取し、そして当委員会といたしましても、聴取した結果によりまして、政府の考え方をただすと同時に、当委員会としての考えも十分政府に伝えねばならぬ。こういうような見地から、早急に大蔵大臣を当委員会へ呼んで、十分その点に対して政府の意見を聞いたり、当方の意見を政府に伝えたりする必要があると……

第30回国会 建設委員会 第7号(1958/10/24、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 大臣に最初にお伺いいたしたいと思うのでありますが、本日は、この二十二号災害に対しまして、起債の関係が地方公共団体の財政に非常な影響がありますので、自治庁の出席を要求してあるのでありますが、けさの新聞を見ますと、補正予算が九十億と大体決定した、こういうような記事を見たわけであります。  そこで、大臣にお伺いする第一点は、これは、自民党でも社会党でも現在政調会、政審なんかで問題になって研究いたしておるのでありますけれども、この災害復旧に対する臨時措置を特別立法として出す考えが政府としてはあるかどうか。つまり出すといたしますれば、どういうような構想を持っておられるか。それから出さな……

第31回国会 建設委員会 第5号(1959/02/06、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 実は午前の理事会で、予算審議に入るか、法案の審議に入るかというようなことをきめたのですが、私どもの要求でもって予算審議に入ろう、そうして二、三日でもって上げて、大体二十日ごろまでに上げようというようなこともきめたのであります。だいぶ与党の質問が多いようなので、お約束が実行できるかどうかわからぬということを、あらかじめ申し上げておくわけであります。  そこで、建設行政全般に対して御質問をいたしたい、かように思っておりましたが、時間がだいぶおそくなりましたので、道路行政に関する件のみ、ごく要点だけを簡単に質問をいたしたいと思うのであります。  そこで、本年度予算は、先ほど大臣から……

第31回国会 建設委員会 第6号(1959/02/10、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 それでは前会に引き続きまして、建設省の特に道路関係の予算について質問を継続いたしたいと思います。  これは、むしろ大臣に質問する要旨でありますけれども、大臣がまだ見えませんので、局長に質問いたしたいと思います。この間も質問いたしましたが、まだ確たる御返事をいただかなかったわけなんですが、結局道路整備五カ年計画が九千億予算であったのを一兆予算にした。これは、当国会の劈頭におけるところの総理並びに大蔵大臣の演説の中にも強く打ち出してあったのです。ところがこのごろの質問の過程におきまして、昭和三十三年、昭和三十四年の二カ年間において三千何百億かの予算のあることははっきりいたしており……

第31回国会 建設委員会 第10号(1959/02/24、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 道路整備緊急措置法の一部を改正する法律案関係について、若干の質疑を行わんとするものであります。これは、私が申し上げるまでもありませんが、かつての道路整備緊急措置法の当時におきまして、道路法の規定にかかわらず、高率補助を規定してあったわけであります。これは時限立法で、本年度からその高率補助がなくなるので、しばしば当委員会として政府に要望をいたしておったわけであります。従いまして、その要望通りに今回補助率を規定した法案が出されたわけであります。従いましてこの法案そのものにつきましては、これは全面的に、われわれの要望がかなったのでありますから、賛成をするものであります。しかしながら……

第31回国会 建設委員会 第11号(1959/02/25、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 関連して、ごく簡単に政府に質問したいと思います。ただいま瀬戸山委員からのお話、ごもっともだと思うのです。それから詳しくはあとでまたいずれ機会を見て質問いたしますが、この五百九十億を四年間に使って公団を設置するということは、これは非常に大きな問題だと思います。政府の今までの説明を聞いておりますと、お話の筋はよくわかる。私どももそのお話の筋としては同感なんです。しかし。今度の一兆億予算の道路整備計画というものを検討しましても、たとえば今度の問題でもはっきりわかるように、先行性と申しますか、将来かくあらねばならぬという道路政策というものは織り込んでない。こういうように行き詰まってし……

第31回国会 建設委員会 第13号(1959/03/03、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 ただいま提案中の道路整備緊急措置法の一部を改正する法律案、道路法の一部を改正する法律案、日本道路公団法の一部を改正する法律案の三案を一括して、日本社会党を代表して、原案賛成の討論を行うものであります。  結論的には、賛成せざるを得ぬといたしましても、その内容において幾多の了解できがたい点がありますので、特にこの点に触れておく次第であります。  第一点として、右三法案は、私の申し上げるまでもなく、道路整備五カ年計画において一兆円予算の事業を行わんとするために、関係法律の整備を行うべき改正案であります。本通常国会劈頭における岸総理の施政演説においても、また大蔵大臣の財政演説にも、……

第31回国会 建設委員会 第14号(1959/03/04、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 だいぶ質問者があるようでありますので、ごく簡単にお伺いいたしますが、政府で説明されました道路整備五カ年計画、すなわちあと四カ年間におきまして多分五百九十二億という予算になっておりましたが、そういたしますと、事業量は首都高速道路公団参考資料によりますと、八路線と二支線、計十路線になっておりまして、七万一千三十メートルということになっておりますが、この事業を全部完了できるのか、もし完了できないとすれば、どの程度できるのであるか、この点についてお尋ねいたしたい。
【次の発言】 五路線というと、どの線とどの線か、ごく大ざっぱでいいのですが、御説明願いたい。

第31回国会 建設委員会 第21号(1959/03/24、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 議事進行。われわれとしても、この法案をきょう上げるというお話をしてある以上は、国会正常化のために協力するつもりでおるのです。しかし、先ほどからの質疑応答の過程を見ておると、与党議員の方が立って質問者に対して質問を展開するというような、これは国会法からいっても、質問者に質問するというまらなことはできぬはずです。そういうような格好になっていて、はなはだ議事の運営に遺憾だと思うのです。従いまして、たとい見解の相違であっても、どの点が見解の相違だということを、島上委員の発言に対して政府より率直に説明されて、そしていよいよ議論の尽きたときに採決に入るように議事を整理して、十分質問を続行……

第31回国会 建設委員会 第22号(1959/03/25、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 参議院の修正は、第六条の第六項によるところの修正であると思いますが、ただいま修正提案者であるところの田中参議院議員から説明がありまして、大体その事情は了承できるのでありますが、いろいろお伺いをいたしておりますと、上げたことに対してはわれわれも異議のないものであるが、果して二万円が妥当であるかどうかという、こういう問題になるわけであります。従いまして、今御説明のありましたように、相当大きなビルでは、これが検査と申しますかに、一万数千円を要しておる、こういう御説明でありましたが、おそらくそうだと思います。従いまして、延べ坪によりましてもう少し階層をふやして、そうして金額も、たとえ……

第31回国会 予算委員会 第12号(1959/02/18、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 非常に時間が制約されて一時間半の打ち時間だそうでありますので、最初全艇にわたりまして私の質問の要旨がどこにあるかということをあらかじめ各閣僚に申し上げておきたいと思いま。私建設委員でありますので、こまかい建設関係の問題につきましては設委員会に譲りまして、ごく大ざっぱなことについてお尋ねいたしたいと思います。  本年度の建設省関係の事業費といたしましては、河川局関係におきまして八百四十八億、道路局関係におきまして一千五百五十四億、住宅関係におきまして九百三十三億、都市計画関係において五十一億、なお官庁営繕関係、こういうものを合算いたしますと、建設省関係の総事業費の概算が三千四百……

第32回国会 建設委員会 第1号(1959/07/02、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 大臣にお尋ねいたしたいと思うのでありますが、実は世紀の大事業といたしまして国土開発縦貫自動車道の建設を現在やっておりますが、この建設は、吹田―小牧区間が法律によりまして路線の指定ができておってやっております。それから小牧―東京聞につきましては、まだそのままになっておるわけでありますが、これは国土開発縦貫自動車道建設法の第三条二項によりまして「政府は、すみやかに、前項の法律で定めるべき国土開発縦貫自動車道の予定路線に関する法律案を別表に定める路線を基準として作成し、これを国会に提出しなければならない。」こういう規定があるわけでありますが、すでに満三ヵ年近く調査をいたしておりまし……

第32回国会 建設委員会 第2号(1959/07/03、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 今の道路局長の答弁に対する関連質問ですが、今の答弁では尼崎―栗東間が世銀借款の対象になっておる、こういうふうに私どもも聞いておりますし、今の局長の御答弁もそうだろうと思います。これが成立した場合においては、さらに第二次的に借款の交捗に入ると思いますが、第二次的の借款の交捗は、どこどこの区間であるか、これが一つ。  それからただいま、世銀の借款がなくても差しつかえないようなお話がありましたけれども、これは差しつかえないでしょうか。大体去年、おととしの公団の名神高速道路の工事の状況は、おととしは一割も仕事しておりはせぬ。三十四億何千万もあって、二億七千万円しか仕事をしておりはせぬ……

第32回国会 建設委員会 第4号(1959/08/10、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 月に一回の委員会であって、そしてすでに予算要求の時期に入っておる。従いまして、本日は来年度予算について相当活発な質疑があるだろうというように期待いたしておりましたところが、結局オリンピック委員会にほとんどなってしまったというような関係で、非常に私遺憾だと思うのです。けさ参りますと、参考人の招致の件なんかから、委員長からお話がありまして、賛成はしておきましたけれども、何にいたしましても、三十五年度予算編成期に入るのでありますから、もう少しこの委員会の運営について委員長が相当の考慮を払っていただきたい。こういうことを委員長に要望し、さらに九月の委員会は、二日ぐらい続けて、来年度予……

第32回国会 建設委員会 第5号(1959/08/24、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 大臣に伺いますが、私、新聞なんかで見ただけでありますけれども、今回の災害に対しまして、被害額の点から申しますと、ただいま河川局長から説明がありましたように、公共土木施設災害二百五十五億というような数字が出たわけであります。先ほど長野県の知事より陳情書も出ておりまけすれども、長野県の公共土木施設災害関係といたしましては五十五億となっておりますが、総額において二百三億というような数字が出ておるわけであります。従って、この長野県の例などによって申しますと、総計では約一千億以上になるということはほぼ想像がつくわけであります。そこで社会党といたしましては、二、三日前にこの災害対策のため……

第32回国会 建設委員会 第6号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 去る八月二十六日から四日間にわたって、農林水産委員とともに台風七号による三重、岐阜、静岡の各県下おける災害地の被害状況を視察して参りましたので、御報告申し上げます。  まず、このたびの大災害をもたらしました気象について御説明いたしますと、八月八日の台風六号に引き続く熱帯性低気圧の停滞により、岐阜、三重の両県下においては、連日にわたり豪雨が集中しておりました。一方、台風七号は、十四日朝駿河湾から静岡県冨士川河口に上陸し、時速六十キロメートルの超速度をもって北進し、山梨、長野を経て日本海に抜けていったのであります。このため、岐阜、三重両県下においては、連日の豪雨に加えるに、これに……

第32回国会 建設委員会 第7号(1959/10/07、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 要点をつまんで、ごく短かくいたしたいと思いますので、御了承願いたいと思います。  この災害に対しまして政府のいろいろな立法措置、予算その他についてお伺いしたいと思うのであります。それ以前に、今回の災害をこういうような大きなものにせずに、もっと最小限度に食いとめる措置があったのではないか、こういうように私は考えるわけであります。昨日まで、私三日間にわたってあの地方の視察をいたして参ったのでありますが、実に惨たんたるものです。現在においてすら、先ほど愛知県の東京事務所長が言われましたように、災害の後十日以上もたっておりますのに、まだ水びたしになっておる家が九万四千戸、大体推定いた……

第32回国会 建設委員会 第9号(1959/10/15、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私は日本社会党を代表して、ただいま自由民主党を代表して木村守江君より提案になりました昭和三十四年度災害復旧に関する決議案に対して、賛成の討論を行わんとするものであります。  本年本土を襲つた台風は、七月十三日より十四日にわたって山口県、福島県、新潟県等を襲つた集中豪雨、八月四日ないし七日にわたって愛媛県、大分県、鳥取県等を襲つた六号台風、八月十二日、十三日にわたって山梨県、長野県、滋賀県等を襲つた七号台風、八月二十六日、石川県、静岡県、岐阜県新潟県等を襲つた集中豪雨、九月十六日、十七日に北海道、長崎県、新潟県等を襲つた十四号台風、九月二十六日、二十七日、三重県、愛知県、奈良県……

第33回国会 建設委員会 第1号(1959/11/06、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 委員本日、四つの法案が提出されたわけですが、この法案を見ますと、いずれもその第一において、政令で定める地域に発生したるものという、これが見出しになっておる。これがわれわれ一番聞かんとする点なんです。この政令で定める地域というものは、政府といたしてもでたらめに政令で定めるわけではないだろう、従って政令で定めるその基準というものはどういうところに置いたか、その基準についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 おそらく大臣も、この点でだいぶ苦慮して、各省間と折衝しておるだろうとわれわれも想像するわけなんですが、結局この地域がきまらねば、予算の関係にも非常に影響するところであります……

第33回国会 建設委員会 第3号(1959/11/25、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 これは、本日答弁は要りませんが、この産業計画会議というのは、たびたび問題を起こしているのです。と申しますのは、今日重要な予算編成期に際して、この重要な委員会で沼田ダムの問題で終始一貫いろいろ議論のありましたのは、この産業計画会議が構想を発表したことによって起こったわけなんです。それから以前におきましても、例の国土開発縦貫自動車道に対しまして、産業計画会議というのが海岸道路というものを発表いたしました。政府の東海道案でなくして、海岸道路というものを発表いたしまして、これでずいぶん問題を起こした。さらに東京湾の埋め立て計画というものも発表いたしておるわけなのであります。ところが、……

第33回国会 建設委員会 第6号(1959/12/09、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 きょうは大臣が見えませんので二、三道、路局長に質問しまして、また次の機会に大臣のおるときに質問いたしたいと思います。  そこで、基本的の問題といたしまして、昭和三十三年度から、例の岸内閣の内政面の柱ともいうべき道路整備五ヵ年計画が樹立したわけであります。そこで、三十三年、三十四年度なんかの予算は、五ヵ年計画の一兆億予算の中から見ますと、一年当たりの額が非常に少なかった。しかし、それは最後へ持っていって大きく予算を計上する、こういうような説明でありました。そこで、いよいよ来年度予算は、五ヵ年計画の第三年を迎える段階になってきたわけだ。従いまして、かりにこういうような大きな台風が……

第33回国会 建設委員会 第8号(1959/12/23、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 中央道のことについて、ちょうど幸い大臣も本日御出席になりましたので、十分お聞きいたしましたり、今後の御方針もお伺いいたしたいと思うのでありますが、実は最近朝日その他の一流新聞で、建設省の小牧―東京間の中央自動車道の調査結果の発表がたびたび載せられておるわけであります。ところが、去る十六日だと思いましたけれども、十八日の日に――ちょうど事務次官も御出席願いましたので、お忙しいと思いますので、この問題を先に取り上げまして、事務次官に帰っていただきたいと思うのでありますが、十八日に、建設事務次官名によって、審議委員に対しまして、説明会をするからというので、招集の通知状があったのであ……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第6号(1959/11/07、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 きょうは、総理と親しく災害についての質疑応答の機会を得たのでありますが、この方は、総理は、大へん失礼でありますけれども、しろうとだ、こういうふうに考えておったわけですが、わずか二十分というふうに時間を制限されたわけであります。ただいままでの同僚各委員と総理の質疑応答を見ましても、非常に総理は懇切丁寧な答弁をされておりますけれども、何ら得るところのなかったというような感じがするわけです。そこで、私は非常に時間もありませんし、前もって申し上げることは、あるいは政府の失政であるとかいうような言葉が出るかとも思いますけれども、決して政府の責任を追及するというような意味ではなくして、今……

第34回国会 建設委員会 第5号(1960/02/19、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 時間もありませんが、今、山中君から法制局に対していろいろ質問がありましたが、公団の出資金については、どうも法制局の解釈でわれわれは釈然としないのであります。  そこで、基本的な問題として道路局長にお伺いいたしますが、私はこの有料道路の問題について、かつて根本建設大臣のときにずいぶん質問したわけであります。国道なんかで有料道路をこしらえる場合においては、一般財源を投入したらどうかというようなことを言いましたけれども、一般財源は投入するわけにはいかぬのだ、すなわち、有料道路は投資額がペイするものに限られるのだと、一枚岩に当たったような答弁ばかり何回か繰り返されたわけであります。そ……

第34回国会 建設委員会 第10号(1960/03/11、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 大臣がお見えになりましたので、一言お尋ねいたしたいと思います。  昨日の新聞を見ますと、長い間問題になっておりました国土開発縦貫自動車道の小牧―吹田間を除く、すなわち小牧―東京間につきまして、予定路線の法案を提出することを交通関係閣僚会議において決定されて、審議会並びに正式の閣議にかけ、国会に法案を提出する予定などがしるされておったのでありますが、事実そうであるか。そうであるとすれば、その後におけるところの御予定はどういうふうになっておるか。その点、大臣にお伺いいたしたいと思うわけであります。
【次の発言】 建設省といたしまして非常に御努力願ったことを厚く感謝しておる次第であ……

第34回国会 建設委員会 第15号(1960/04/01、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 きょうは道路公団の岸総裁がお見えになることを、けさお伺いいたしましたので、ちょうど大臣もお見えになっておりますので、二、三基本的な問題について、大臣のおいでのうちにお伺いしたいと思います。  結局、道路整備五カ年計画を自民党の内政面の大きな看板として打ち出したわけでありまして、この五カ年計画の一兆円予算の中には二千億の有料道路があるわけであります。道路公団はこの有料道路の建設、維持、管理をすることになっております。従いまして、この一兆円道路整備予算関係に非常に大きなウエートを持っているのは公団の存在であろうと思うのであります。従いまして、公団が建設せんとするところの道路と、そ……

第34回国会 建設委員会 第19号(1960/05/17、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 東海道幹線自動車国道法案が本日突如として提案されたわけであります。いまだ内容についても調べる機会がないのでありまして、こまかいことについては、あとで資料の提示を願って質問いたしたいと思います。  最初に質問いたしますのは、衆議院規則の二十八条にこういうことがあるのですが、これを提案者である遠藤三郎君はどうお考えか、御所信を承りたいと思うのです。議案の発議につきまして、「議員が法律案その他の議案を発議するときは、その案を具え理由を附し、成規の賛成者と連署して、これを議長に提出しなければならない。この場合において、予算を伴う法律案については、その法律施行に関し必要とする経費を明ら……

第34回国会 建設委員会 第20号(1960/05/18、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 法案が出てみて、私は非常にびっくりしたわけなんです。中央道の法案は、経過地の基準だけをきめて、あと予定路線その他については、政府の手にゆだねて調査して、そして政府が立案して国会へ出すということで、大幅に政府に委譲した。この法案は、予定路線がずばりときめてある。そして、あとの建設に対して政府を拘束してしまっている。それから高速自動車国道法においても、国土開発縦貫自動車道建設法においても、審議会の議を経なければならぬものを、審議会を削ってしまってある。法律の構成の立場から見ても、立法の上から見ても、全くなっておらぬ法律である。こんな法律を通せば、国会は千代までの笑いものになる。こ……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 建設委員会 第3号(1960/12/21、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 実は来年度の予算編成の直前にあたりまして、経済企画庁長官並びに建設大臣に対していろいろ御意見をお伺いいたしたり、また私の考えを申し上げたりいたしたいと思ったのでありますが、お二人とも参議院の都合その他の委員会の都合で御出席ができないようであります。従って、各局長さん方に、知っておる範囲でけっこうでありますので、お伺いをいたしたいと思います。  それ以前に、今の山中委員の建設大学に対しての関連質問をちょっといたしたいと思うのであります。昭和三十五年の建設省関係の、つまり住宅公団であるとか、あるいは道路公団であるとかいうような実際の事業費の合計額は、概算いたしまして五千億近い四千……

第38回国会 建設委員会 第1号(1960/12/26、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 今、水公団のお話なんかもありまして、予算編成期で非常に重大なときでありますが、一たび予算に組まれて国会へ提出されるとその訂正はほとんど不可能なくらいな状態にいつもなってしまう。従って、この予算ができ上がるまでに大臣は、建設委員会と同じようなもので、一生懸命になってやっておって下さると私ども確信しております。従って、経済企画庁の長官であるとか大蔵大臣、総理大臣に対して、建設委員会として相当援護射撃をいたしたい、こういうような考えでおったのですが、ついその機会を失ったわけでありまして、こうなると大臣だけ責めるのではなくて、与党の諸君に大いに援護射撃をしていただかないと、ここ数日の……

第38回国会 建設委員会 第4号(1961/02/10、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 大臣にお伺いいたしますが、池川内閣の予算編成は今回が初めてであります。そこで、池田総理は内政面の基本政策といたしまして長期経済政策、すなわち所得倍増論を打ち出しまして、所得倍増計画が池川内閣の経済政策の基本方針であるわけでありますが、その中におきまして、施政方針演説におきましても、あらゆる格差の解消、特に地域格差の解消というようなことが、施政方針演説の速記を見ましても六カ所ぐらい出ておるわけであります。そこで、この公共事業を担当しておる建設省の施策といたしましては、池田内閣の所得倍増計画に伴うところの所得格差の解消、地域格差の解消、こういうものが当然大幅に盛り込まれておるべき……

第38回国会 建設委員会 第5号(1961/02/15、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 ちょうど建設大臣がお見えになりましたので、時間がおそくて自民党からもいろいろな御注文がありますが、ごく要約して、わずかな時間で要点だけ御答弁願いたいと思うのであります。  大臣は御承知だと思いますけれども、たしか昭和三十二年に道路法の一部改正を行ないまして、そして従来になかった高速自動車国道法という一法を設けたわけであります。この法律を一部改正するときにおきましては、非常にいろいろな問題がありまして、運輸省との間の自動車道路のなわ張り争いなどということもよく言われたのでありますけれども、当時大臣はたしか南條さんであり、運輸大臣は宮澤さんであったと思いますが、その結果、高速自動……

第38回国会 建設委員会 第6号(1961/02/17、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私は、計画局関係について少しお尋ねをいたしたいと思います。  本年度の街路事業でございますが、この予算は、オリンピックの関係やら、いろいろあったのでしょうけれども、首都圏と大都市圏の予算が非常に膨大で、一般都市のがわずかな数字になっておるわけです。これは計画局長の答弁でけっこうですけれども、全国で都市計画を実施しておる都市は、どのくらいの数あるのですか。
【次の発言】 そうしますと、この予算関係で見ますと、首都圏と大都市圏に百四十七億の数字になっておりまして、それから、今お話のあった千何百の都市に対して九十五億しか予算措置を講じてないわけです。これはやはり、所得倍増計画の基本……

第38回国会 建設委員会 第10号(1961/03/04、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私は、ただいま委員長からお話のありましたように、道路整備緊急措置法節の一部を改正する法律案について大臣に質問いたしたいと思うのであります。この道路整備緊急措置法の一部改正は、文字といたしましては一部改正でありますけれども、この中には非常に重大な点があると思うのであります。精神が従来より非常に変わってきておる。従いまして、基本的に政府はどういう態度でもって道路整備五カ年計画を策定するのであるか、この基本的な態度をお伺いいたしたい、かように思うのであります。  大臣の説明の中に、従来の道路整備緊急措置法と非常に違った点が三点あるのであります。その違った点の第一点は、政府は昨年十月……

第38回国会 建設委員会 第14号(1961/03/17、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 まだ、計画局長が見えないようでありますから、住宅局長に質問をいたしたいと思います。  ただいま上程されております日本住宅公団法の一部を改正する法律案であります。この内容を調べてみますと、三十一条の三号において、団地の付帯事業を行なうことを規定しておる。そしてさらに、この付帯事業の賃貸、譲渡とか管理等についての新しい問題が、この法律で提案されておるわけであります。それから三十二条の二において、これらの付帯事業を民間が行なう会社に融資を行なわせることができることを規定しておる。すなわち、この法案の改正点は、公団がみずから管理すべきものを、第二会社を作って、これに管理せしめるという……

第38回国会 建設委員会 第15号(1961/03/22、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 今、陳情がありました補助二十四号路線について若干質問をいたしたいと思います。  実は私の手もとにオリンピック関連街路網図というのがあるのです。これによりますと、ただいま問題になり、陳情のありました補助二十四号路線というものは、この計画の中に入っておらぬ。しかるに、すでに実施計画も決定したという話であります。そこで、どういう経路をたどって、どういう必要があって、突如としてこの計画変更をしたのであるか。その間のいきさつを最初に計画局長にお尋ねしたいと思うわけであります。
【次の発言】 これが妥当であるかないかというような議論は、時間がないし、しておるすきもありませんし、本日は住宅……

第38回国会 建設委員会 第16号(1961/03/24、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私は、ただいま提案されております公営住宅法第六条第三項の規定に基づき、承認を求めるの件につきまして、日本社会党を代表いたしまして、反対の討論をなすものであります。  本計画の内容につきましては、昭和三十六年度から昭和三十八年度の三カ年間において、十七万一千戸を建設するというものであります。現在の住宅事情から勘案いたしまして、現在全国で住宅不足の数は二百四十万戸であります。また、東京都のみについて見ましても、過去四カ年間に百万人の人口が東京都に移り、増大していくというような現況であります。  こういうようなきびしい住宅難におきまして、現在の住宅政策におきましては、産労住宅その他……

第38回国会 建設委員会 第17号(1961/03/29、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 関連。ただいま木村守江委員から発議された問題につきましては、大臣が出席のとき、また質問いたしたいと思いますけれども、それについて、建設当局に資料の提出を求めるわけであります。この公共事業費は非常に大きく膨張しているが、その膨張している割合に定員が増加しているかどうか、これが第一点。  それから、いま一つの問題は、非常勤職員が非常に多いわけでありまして、木村委員も言われた通り、この膨大な予算を消化していく上において、私は現場のそういう状況に対しては非常に憂慮しているものであります。従って、この定員化の問題が大きな問題ではないかというのが第二点。  それから、第三点といたしまして……

第38回国会 建設委員会 第18号(1961/03/31、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私が申し上げるまでもありませんが、国民生活の一番中心になるものは衣食住の問題であります。衣と食の方は大体におきまして満足な状態になっておるのでありますが、今、衣食住のうちで一番大きな問題は住宅の問題だと思うのであります。  そこで、政府は今回地代家賃統制令の一部を改正する法律案を出したのでありますけれども、これは実質において地代家賃の統制を来年六月三十日に撤廃する、いわゆる撤廃するところの法案なのであります。政府の提案理由の説明並びに本日の補足説明を聴取いたしましたところが、現在統制の対象となっておるものは昭和二十五年以前のものであり、しかも、二十五年以前のものも三十坪以下の……

第38回国会 建設委員会 第21号(1961/04/12、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 今、岡本委員から大きな構想の質問がありましたので、それに関連して大臣にお伺いしたいと思うのです。  その前に、この市街地改造法案、これは現在の時代においてはこういうような行き方がいい、こういうようにわれわれ考えております。しかし、この雑則の中でいろいろな基本法を非常に規制をしておるわけなんです。これがこの市街地改造法案の非常に著しい特徴だ、こういうように考えるわけです。そこで、大臣は法律関係の御出身者なのですが、こういうような法案でもって基本法を、たとえば訴願法であるとか、行政訴訟法であるとか、今私はここへ来てから二つ見ただけですが、大きく規制するということは、立法の精神から……

第38回国会 建設委員会 第22号(1961/04/14、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 実は、きょう道路問題が出るというようなことを予想せずに来ましたので、資料もありませんけれども、関連いたして、中央自動車道の点について質問いたしたいと思います。  質問の第一点といたしまして、名神高速道路の工期の件についてお伺いいたしたいと思うのです。これは時間もありませんから、ごく簡単に申し上げますと、かつて、ここへ道路公団の総裁の岸さんを呼んだことがあるのです。当時、道路公団は年々の予算要求に対して一割か二割しか金を使っておらぬ、実にずさんきわまるものじゃないか。一々その年の予算の数字、出来高の数字をあげて、過去三カ年間において予算要求をして予算を獲得した額のわずか一割か二……

第38回国会 建設委員会 第26号(1961/04/26、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 議事進行。大体先ほどの理事会でも、法案を非常に早くあげるという要望があって、あすも引き続いて委員会を開いてあげようと努力しておる。ところが、与党の出席はどうです。

第38回国会 建設委員会 第28号(1961/05/10、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 市街地改造法案と防災建築街区造成法案の二つが上程されて、今まで審議をしてきたわけであります。国会全体のいろいろな関係で審議期間が非常に少なかったのでありますけれども、国会もあとわずかになっておりまして、本日この二つの法案を上げることをお約束いたしてありますので、非常に残念でありますけれども、そうせねばならないわけであります。そこで、ただこの法案の審議の過程において感じたことを一言申し上げまして、私の質問を終わりたいと思うのであります。  この市街地改造法案と防災建築街区造成法案は、これは非常なうらはらの法案でありまして、この市街地改造法案が今日提案されたことは、むしろおそかっ……

第38回国会 建設委員会 第30号(1961/05/12、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 質問に入るに先立ちまして、今回の公共用地の取得に関する特別措置法案に対して私の見解を先に申し上げまして、それから本論の質問に入りたいと思うのであります。  この特別措置法は、親法である土地収用法の特例であることは、私が申し上げるまでもなくはっきりいたしておるところであります。そこで、現在までに土地収用法が法律通り的確に施行されておったかどうか、現在までの土地収用法の適用について非常に欠陥があったのじゃないか、こういうようなことを私は思うわけであります。  一つの例をもって見ますと、私の方の駒ケ根に中部電力の黒川発電所というのがあったのでありますが、この黒川発電所の施工にあたり……

第38回国会 建設委員会 第31号(1961/05/17、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 関連して。今、日野委員から損失補償の基準の問題で質問があったわけです。実は、この問題に対して私、質問通告をしており、後刻詳細に質問したいと思うわけでございますが、ちょうど自民党の首脳部の諸君もお見えでありますし、この際明らかにして研究していただいた方がいいと思いますので、質問をいたします。  そこで、今回提出の公共用地の取得に関する特別措置法は、公共用地の取得が非常に困難なために急いでおる形があるわけです。われわれの態度といたしましても、この膨大な公共事業費をかかえて、ごね得のような法律ではいけない。だから、この公共用地の取得に関する特別措置法を何とか通さなければならないとい……

第38回国会 建設委員会 第32号(1961/05/18、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 高根先生には、大へんお忙しいところを御出席いただいて、ありがとうございます。実は私、法律関係に全くしろうとでありまして、いろいろお伺いすることがあるいは当を欠いておるかとも危惧されるわけでありますが、三、四お伺いいたしたいと思うわけであります。  これは、私が申し上げるまでもありませんが、土地収用法の特例であります。現在の土地収用法が適正に運用されておるかどうか、こういうような問題に対して深い研究もなくいたしまして今回の法案が出たわけであります。現在公共事業を大幅に推進する場合におきましては、私ども社会党といたしましても、ある程度の促進するところの法案はやむを得ないというよう……

第38回国会 建設委員会 第33号(1961/05/19、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 各方面からいろいろの意見が出尽くした形であります。しかし、私は私としての意見を申し上げ、政府の見解をお聞きしたいと思います。しかし、時間も非常に経過して、他の委員の諸君もだいぶあせっておるようでありますから、私は全部一括して質問いたしますから、そちらへお書きになりまして、一括して御返事を願いたい、かように考えるわけであります。  そこで、この公共用地の取得に関する特別措置法の出ましたときには、本年度のこの飛躍的な公共事業費の増大に伴って公共用地を容易に取得するところの法的措置が必要である、こういうように私どもも考えたわけであります。この公共用地取得に対する特例が出てみますと、……

第38回国会 建設委員会 第34号(1961/05/23、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 本法案にある「特定街区」とは具体的にどんな範囲であるか、あるいは特定街区の指定はどういう順序を経て具体的に行なうのであるか、この点を明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 今度の法案で建蔽率のことが出ておるのですが、これは現在の土地利用から見まして建築する者としては非常に大きな問題なのです。特定街区では容積が最高十分の六十ということになっておるけれども、これだけではなくして、今回の建蔽率の関係で前の法律と変わったところがあるならば、変わったところについて説明を願いたいと思います。
【次の発言】 今、局長から高さの制限の話があったのですが、これは前から制限があったので……

第38回国会 建設委員会 第35号(1961/05/24、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 企画庁長官にお尋ねします。現在、たしか本国会で二百六件くらいの法案が提出されて、半分くらいしか、半分も衆議院を通っておらぬのじゃないかと思うのですが、その状況はどんなふうだか、大体の覚えくらいのところでいいから、お聞きしたい。
【次の発言】 そこで、あなたは前に内閣官房長官をやられたりして、いろいろな国会のことは御承知だと思いますけれども、現在も参議院の方に籍があられるわけです。そこで、国会は国会法で、はっきり百五十日間ときめてあるわけなんです。きょうは、五力の二十四日は、延長国会になったけれども、通常国会の最終日のように記憶いたしておりまするが、いかがでございましょうか。

第38回国会 建設委員会 第37号(1961/05/26、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 今、瀬戸山委員から議事進行について重大な発言がありましたので、私どもの立場もはっきりいたさねばならないので、申し上げたいと思います。  昨日、一昨日の審議におきまして、瀬戸山君の言われたように、確かにトラブルはあったのです。ところが、これは基本的な問題として、理事会で水曜日と金曜日の二日を定例委員会ということに決定しておるのです。その以外のものはやはり理事会に諮ってきめて、そうしてその日の日程をいつも協議してきたのが慣例になっておる。それを委員長の独裁によって、理事会に諮らずに公報に載せて開いたから、そういうことを見のがすことにすれば、日曜であろうとあるはい夜中であろうと、開……

第38回国会 建設委員会 第38号(1961/05/30、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 議事進行について。  委員長にお尋ねいたしたいと思うのですが、先ほど私ども理事三名によりまして、参考人として四県知事を招致すること、並びに愛知用水公団の総裁もしくはわかる人を招致すること、こういうことを要求いたしたのでありますが、委員長は、明日の理事会において決定する、こういうように言われたわけであります。ごもっともな話であって、これは了承いたしますけれども、なぜこれらの知事を参考人として招致せねばならぬかという点について申し上げたいと思います。  これは河川法第六条によりまして、地方行政庁の管内にかかる河川の維持管理の規定がはっきり規定されておるわけであります。これに対しま……

第38回国会 建設委員会 第40号(1961/06/01、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 参考人の方々には大へん御苦労さまでございます。私、社会党の中島でありますが、この法案が提出されました経過、それから私どもの立場、それから御質問をしたい点の要旨などについて、若干前置きをしないとおわかりにならぬと思いますので、前置きをいたしまして、それから各条項についてお尋ねいたしたいと思います。私は三県知事に質問いたしまして、愛知用水公団に対しては他の方から質問があると思いますので、私は省略をいたします。  実は、この二法案が提出されましたのは、先月の二十三日に本会議で趣旨説明があり、二十四日に当委員会において法案の趣旨説明があったわけであります。御承知のように、先月の二十四……

第39回国会 建設委員会 第2号(1961/10/06、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 実は最近の新聞を見ますと、道路整備五カ年計画をいよいよ閣議決定をする段階にきた。それについて、高速自動車道の東海道、中央道などについて折衝を各省間で行なっておる。こういうような記事をたびたび見ておるのであります。この道路整備五カ年計画は、現在の池田内閣の内政面の大きな施策といたしまして、さきに道路整備緊急措置法を決定いたしまして、それに伴って二兆一千億円の大ワクを、五カ年間の、道路の種類によってそれぞれ額を決定しなければならぬ。しかも、緊急措置法の第二条において、閣議の決定を経なければならぬ。こういうことになっておりまして、この問題は、与野党を問わず非常な関心を持っておるもの……

第39回国会 建設委員会 第3号(1961/10/10、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 関連して………。これは非常な問題でありまして、私ども社会党といたしましては、知事の同意を得る、こういうような修正を出しておるわけであります。そこに自民党さんなどの御意見もありまして、その御意見とは、同意ということになると、全く知事が最初から拒否したような場合には話し合いができぬのじゃないか、これでは実際において公団が仕事ができぬ、こういうような御意見もあって、これは私ども十分理由があると考えておるわけであります。そこで、この表現の問題ですが、かりに今、両大臣がいろいろ言われましても、法律として施行された場合は、たとえば公共土木の国庫負担法におきましても、災害復旧は原形復旧だと……

第39回国会 建設委員会 第4号(1961/10/11、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 この公団に、河川法の五条か七条だと思いましたけれども、この権限を委譲するところの条項があったわけであります。そこで実際問題といたしまして、河川に構築物を設置するところの権限――河川管理者である知事に与えたところの河川法の河川の維持管理の権限を、公団に与えるわけですが、これは公団法第二十三条に、「公団は、第五十五条第二号に規定する施設の新築又は改築について、河川法第七条の規定にかかわらず、同法にいう河川に関する工事を行なうことができる。」こういうように特例でもって、河川の管理権を有し、維持管理をさせなければならぬところの知事の権限をこの公団に委譲する規定があるわけであります。そ……

第39回国会 建設委員会 第7号(1961/10/19、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 議事進行についてお願いいたしたいと思うのであります。  非常に時間がないのと、本日は午後二時から本会議もあるような関係で、十分な質疑の時間がありませんので、地元から見えられた参考人の方々にお願いいたしたいと思うのでありますが、供述の際、きわめて短い時間でありますけれども、各関係団体の災害の状況、天竜沿岸の災害は門島ダムによる河床上昇が原因になっておるとお考えになるとすれば、具体的な実例をあげていただきたいと思うわけであります。目先の対策としてどんな御希望があるか。将来の恒久対策としてどんなお考えを持っておるか。この五点について供述の際お話をいただきまして、なるべく私の方の質問……

第39回国会 建設委員会 第9号(1961/10/25、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 関連して。  珍しく主計局の次長が来てくれたので、主計局の次長に聞いてもらいたいのですが、今まで議論されている次長の言葉、これからここにおいでになる諸君の言葉は、この法律が成立するときに二カ年間もみ抜いて、日本のあらゆる経済人、あらゆる金融機関の人、そういう人を何十回となく参考人に呼んで、そのときもう議論をし尽した議論なんです。今ごろ経済効果がどうだの、交通量がどうだのという議論をする段階ではないのですよ。そういうことでこの法律が成立しているわけです。そこで、現在の様子は、皆さんの質問でもわかるように、大蔵省はけしからぬ、こういうほうはいたる世論があるわけです。それで、先ほど……

第39回国会 建設委員会 第10号(1961/10/27、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 だいぶ時間もおそくなりましたので、ごく簡単に希望や要望を申し上げたいと思うわけであります。ただいま木村、石川両委員からお話があったことに尽きておるのでありますけれども、実はわずか十日ばかり前でありますが、山梨県で、村の名前をちょっと忘れましたけれども、山林の入札をしまして、大体五千万円程度なればいい、こういうような考えをしておりましたところが、中央道の予算が四百億に決定したというような風評が流れまして、そして七千八百万で落札した。こういうように、中央道の話でもって、すでに山梨県の富士五湖周辺の土地は値上がりのきざしが出ておる、こういう実情なんです。それから、名神高速道路につい……

第40回国会 建設委員会 第3号(1962/02/09、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 本日は大臣もお見えになりませんので、大臣に対する質問は後日に譲ることにいたしまして、各局関係について、予算並びにさきに示されました提出予定法案などにつきまして、アウトラインだけをお伺いいたしたいと思います。  最初に河川局関係にお伺いいたしますけれども、今回の法案の中に、建設省設置法の一部改正で砂防部を設置する、こういうことがこの間の大臣の提案理由の説明に言われたのでありますけれども、現在まで砂防課であったのですが、今回砂防部になる。そうなるとどういうような課を設けて、仕事の範囲をどういうようにするのであるか。砂防課と砂防部との違いはどういう点にあるかということを大ざっぱに御……

第40回国会 建設委員会 第5号(1962/02/16、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 今のに関連してお尋ねしますが、前は市街地においての中高層は、住宅の部分と店舗の部分とで一対一の比率ではなかったかと思うのですが、これは住宅金融公庫だけでなしに、都市局の関係にも大きな影響があるわけです。つまり、市街地改造法なんか出して、市街地の整備というようなことに大きな重点を置いておるのですが、この都市局関係と住宅局関係、そういうような関連について打ち合わせなどしておられるかどうか。打ち合わせなどしておられるとしたら、どういうような方向の打ち合わせをされたかというようなこと、それから、たしか今度の改正案に出たと思ったのですが、店舗部分と住宅部分との比率をどういうふうにされた……

第40回国会 建設委員会 第7号(1962/02/27、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 阪神高速道路公団法案について若干質問いたしたいと思うのです。これはあまり今まで質問もしてないように思いますので……。ちょうど道路整備五カ年計画が五カ年間でどれだけ事業をやるという一つのめどをつけておるわけですが、おそらくこの阪神高速道路についても大体八路線に五十八キロというようなことをお聞きしているのですが、これらの大ざっぱな計画についてお聞きしたいということが一点と、それから私が申し上げるまでもございませんけれども、東京が非常に交通麻痺の状態になっているというけれども、大阪の方がさらに、道路面積の面からいいましても、それから交通事故による死者の面からいきましても非常にひどい……

第40回国会 建設委員会 第8号(1962/02/28、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私ども建設委員会に阪神高速道路公団法がかかりまして、この審議にあたって参考人の方に来ていただきまして、大へん御苦労さまでございます。阪神地区につきましては、私ども昨年十一月に視察いたしておりますし、またいろんな統計から見ましても――建設省からの参考資料に出ておる道路面積ですが、同じ建設省の国土建設の現況の昭和三十五年版によると、各国の道路面積が出ておりまして、ワシントンが四三%、東京都が一〇%、大阪が八%というように出ているのですが、ここへ出ておる参考資料と数字が、同じ建設省の資料でだいぶ違うわけですが、これはまたあとで適当なときに、どういうわけでこういう違った資料が出たのか……

第40回国会 建設委員会 第11号(1962/03/14、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 ほかの諸君は大臣の出席を求めておりますから、その間だけ質問させていただきます。  道路局長の答弁で、赤石山系の一番高いところは標高千九十メートルと言われましたが、前の調査は八百何十メートルということを建設省で発表したように覚えておるのですが、いつ標高が変わったのですか。つまり木沢の易老渡へ出るところですね。
【次の発言】 たしか最初あなたの方で調査した資料は八百何十メートルで、木沢易老渡へ出ることになって、隧道の延長は七千何百メートル、八キロ足らずという調査を一度発表しているわけです。それに基づいて総工事費三千二百億という数字が出ているわけであります。もしそれが変更になったと……

第40回国会 建設委員会 第13号(1962/03/23、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 道路整備特別措置法の一部を改正する法律案につきまして基本的な二、三の問題に対して触れてみたいと思うのでありますが、そこで今回提案になりました道路整備特別措置法の一部改正を見ますと、これは最近わが国におきまして道路公団を初めとして有料国道が現在建設されつつある、従いまして、この有料道路に非常な関係のある部分を有料道路管理者であるところの公団に対して建設大臣の権限を委譲する、こういうことがこの法案全部を流れた、一貫した筋である、こういうように考えますが、そういうように了解してよろしいかどうか、その点大臣にお伺いしたい。
【次の発言】 今大臣の御答弁の通り、私もそれでいい、こういう……

第40回国会 建設委員会 第14号(1962/03/28、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 駐車場法案と関連いたしまして、交通問題、特に首都問題について、川島長官のおいでをわずらわしまして、二、三質問いたしたいと思うのであります。  本委員会に、今国会におきましても、道路整備特別措置法の一部を改正する法律案であるとか、あるいは本日議題になっておりますところの駐車場法案であるとか、また前国会においては、市街地改造法案であるとか、あるいは公共用地の取得に関する法案であるとかいうような幾多の法律案を、毎国会に政府より提出になりまして、これらの審議に当たっておるのでありますけれども、これらの根本的の問題はいずれも、交通問題をいかに解決するか、それがために市街地を改造する、道……

第40回国会 建設委員会 第15号(1962/04/11、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私は、別に質問ではないのですが、昨年十二月地盤沈下関係で大阪を視察いたしまして、これは非常に重大な問題だというように感じたわけであります。それからまた大阪の商工会議所の会頭たちからも、この地盤沈下の問題は地下水のくみ上げが大きな原因であるから、この規制の法律を作ってくれ、こういうようなことを公式の席上で非常に要望されたわけでありまして、この法律案の提出は、むしろおそきに失している、こういうように考えておるわけであります。しかし、この法律案の細部にわたってのいろいろのことは、われわれしろうとではなかなか理解のできないことであります。大筋としては賛成でありますけれども、こういう法……

第40回国会 建設委員会 第16号(1962/04/13、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 道路関係について若干質問いたしたいと思うのであります。  実は当委員会におきまして、大きな公共投資について、たとえば道路公団の事業であるとか、住宅公団の事業であるとかいうような実施面についても視察をさせていただきたい、こういうような考えでおったのでありますけれども、次から次へいろいろの法案が出て参りまして、この法案の審議に寧日なきありさまで、それらの視察ができずにおってはなはだ遺憾なのであります。この道路行政についても、親しく本委員会でいろいろな点について、実施面についてもお聞きしたいと思っておったのでありますが、その機会がなかったのでありますけれども、ちょうど本日は法案もと……

第40回国会 建設委員会 第21号(1962/04/27、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 実はきょういろいろ御質問いたしたいと思っておったのですが、災害対策特別委員会があってその方に出かけておりましたので、大ざっぱな一点だけを質問いたしたいと思います。経済企画庁見え七いますか。
【次の発言】 それでは大臣にお伺いしたいのですが、この首都圏の整備委員会は昭和三十一年度に昭和四十一年度までの構想を発表しておるわけです。その構想によりますと、一つの例をあげますと、昭和四十一年には都内の交通網に対するところの一日最大の交通量はどうなるかというようなことで、たしか国鉄八線、私鉄十五線、二十三線について昭和四十一年はこういう交通量になるということを発表しておったのであります。……

第40回国会 建設委員会 第22号(1962/05/06、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党を代表いたしまして、ただいま田村元君より提案になりました治山治水事業十カ年計画改訂決議案に賛成するものであります。  現在の治水事業十カ年計画は去る三十五年末閣議決定したもので、治山治水緊急措置法に基づき三十五年度から前期五カ年間に三千六百五十億、四十年度から後期五カ年間に四千八百五十億、合わせて八千五百億に相当する事業を実施するものとしております。  ところが、昨年夏から秋にかけて集中豪雨、第二室戸台風など予想以上の災害が続発し、治水対策強化の声が高まり、このため、政府は三十七年度予算案で特に中小河川の改修、低地の排水施設、下流部の高……

第40回国会 建設委員会 第24号(1962/06/01、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 去る五月十四日より、建設省関係公共事業の調査を主なる目的といたしまして、現地調査を行なってきたのでありますが、その詳細を御報告申し上げますのは相当の時間を要することとなりますので、この際その概要のみを申し述べることといたし、これに対する政府当局の御答弁を承りたいと思うのであります。  まず道路関係といたしましては、尾道―今治間の架橋問題を中心とした中国・四国・九州連絡道路の計画について申し上げます。  本計画は、広島県尾道市、愛媛県今治市間を、その間に点在する瀬戸内海の島嶼部を利用して橋梁にて連絡をいたし、今治―松山間は二級国道百九十六号線を、松山―大洲間は、先般昇格いたしま……

第40回国会 災害対策特別委員会 第5号(1962/04/27、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 実は私この一番被害激甚地の飯田市付近なのですが、二、三日前、地元の市長や町村会長その他村長連が三十人ほど災害関係について陳情に来て、建設委員会並びに農林委員会に陳情して帰ったわけでありますが、それらの問題について、農林、建設、自治関係に対して若干お尋ねいたしたいと思うのです。結局、問題は、昨年度の激甚災害の跡片づけの問題についてであります。  最初に建設省関係にお尋ねいたします。実は、この災害対策委員会におきましても、また建設委員会におきましても、中村建設大臣は、直轄事業については、三十七年度の出水期までに大体完了する、補助事業については、三・五・二ではあるけれども、二年程度……

第40回国会 災害対策特別委員会 第7号(1962/07/07、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 非常に時間がおそくなりまして、二十分というふうに制限をされておりますので、過年度災害のことのみにつきまして、一括して関係各省に対して質問をいたし、御答弁をお願いいたしたいと思うわけであります。  最初に建設省関係といたしましては、先ほど角屋委員からもいろいろ質問がありまして、努力されておるということであって、具体的に災害の復旧率などについて数字のお示しがなかったのでありますけれども、この前の災害対策特別委員会におきまして、河川局長より、本年度の災害復旧事業費の額なんかについてお示しがあったわけであります。その額からいたしまして、とうていこの三・五・二の比率は維持できないという……

第40回国会 予算委員会 第16号(1962/02/28、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 委員長は、だいぶ私に対してきつい時間の制限を言われたのでありますが、前の者に非常に時間を寛大にしておいて、私にばかり時間の制限をするということは……。
【次の発言】 私は、関係大臣に対しまして……。この東京都の現状が、交通問題その他にいたしましても、非常に重大な麻痺状態の段階に来ておるわけです。そこで、政府は、たしか昨年の三、四月ごろだと思いましたけれども、首都圏整備委員会では、教育機関などを郊外へ七十万移すとかというような構想を発表いたしましたり、また、昨年十月は、これは川島さんの構想のようでありますが、官庁機関を七十八カ所ですか、これを移すというようなことも言われておるの……

第41回国会 建設委員会 第1号(1962/08/17、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 予算の編成期にあたりまして、ただいま私の質問に先だって簡単に願いますというような発言がございましたけれども、与党の諸君は今後の予算編成に参画するわけでありますけれども、私どもはそういうような機会はないのでありますので、この際来年度予算編成について政府の意見をお聞きしたり、また私どもの要望を申し上げたいと思うのであります。  ことに今回は内閣改造で政府の実力者といわれる河野さんが建設大臣になったわけでありまして、先ほど全くのしろうとでというごあいさつがありましたけれども、最近の建設省の人事異動なんか見て、なかなかしろうとではない、こういうように私は考えておるわけであります。  ……

第41回国会 建設委員会 第2号(1962/08/31、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私は、去る十七日に具体的な問題を七項目ほど大臣に質問いたしたのでありますが、会期末まで待ってくれ、こういうようなお話を伺ったわけであります。そこで、本日大臣の所信表明を伺ったのでありますけれども、緊急度の高いものからやるとか、あるいは幹線道路の改良の推進をはかる、こういうようなことで、ただその中で具体的にわかったことは、治水十カ年計画を改定するお腹がある、こういうことがわかっただけで、われわれが非常に期待いたしておりましたところの河野建設行政というものに対して私は一沫の不安を感じたということを、大へん失礼でありますけれども、率直に申し上げるわけであります。  そこで時間もあま……

第41回国会 建設委員会 第5号(1962/11/10、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 これは委員長に要望しておくのですが、休会中月一回の委員会に大臣が出席せぬなんというばかな話はないのですから、委員長の方から政府の方に対してその旨を伝えて、そうして今後こういうようなことがたび重なれば委員会としても態度を決定せねばならぬ、こういように考えるので、委員長に厳重申し入れますから、さよう御承知いただきます。
【次の発言】 最初に副官房長官にお尋ねいたします。大体政府としては十二月八日から臨時国会を開催するというようなととが新聞で報じられておる。そうしてこれに提出するところの補正予算は例の公務員のべ・アであるとか、食管の赤字であるとか、石炭対策であるとか、この三つである……

第41回国会 災害対策特別委員会 第4号(1962/08/28、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 質問通告者が非常に多い関係で、時間を十分に制限されておりますので、その制限内で質問をいたしたいと思います。  そこで、本日は、自治省の政務次官、大蔵省の主計官、農林省関係、みなお見えになって、いずれの各省とも関係のことでありますし、事務当局では現在の状態ではちょっと片がつかぬというように感じますので、政治的配慮をもって各大臣にお話し願って、早急に打ち合わせて解決していただきたい、こういうことを前提としてお願いするわけであります。  昨年六月の長野県を襲った集中豪雨に対しまして、災害対策特別協議会をこしらえて、高率補助のいろいろな特別立法をこしらえたわけでありますが、その節、災……

第41回国会 災害対策特別委員会 第8号(1962/11/30、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 過年度災害、特に昨年度の三十六年災害に対しまして、地元では、三・五・二の比率で、二年目の本年度は五〇%というようなことを予想いたしておるのでありますけれども、長野県の状態なんかを見ますと、大体二七%程度しかきておらない。こういうような状態で、先月来政府に対しまして、この臨時国会に補正を組むべく与野党あげて要請をいたしておったのであります。最近の新聞を見ると、政府も補正予算を提出すべく踏み切ったように書いてありますけれども、実際の状態はどうであるか、この点について、総理府なりあるいは大蔵省なりに答弁をお願いしたいと思うわけであります。

第41回国会 地方行政委員会 第2号(1962/08/21、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 具体的に法律について二、三お伺いいたしたいと思うのです。  第二章でありますが、これは公共土木施設と、それからいわゆる公共施設と申しますか、地方公共団体が維持管理し、または財政負担をするものをここに列挙しておる、こういうように考えるわけです。そうしてこの法律を見ますと、現存しておるところの法律の補助率を基礎として、それをオーバーしたものに対して、さらに次の第四条において国がこういうような財政負担をする、こういうことになっておるわけであります。そこで先ほど高田委員の質問をお聞きいたしておりますと、大蔵省の答弁によりますと、この十二、十三、十四に対しては二分の一の補助をするつもり……

第43回国会 建設委員会 第2号(1963/02/08、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 道路局の方へ資料要求をいたします。道路予算は非常に伸びておるのですが、これが結局一国市街地周辺というようなところに重点を置いて、二国だとか地方道路だとかいうようなものは非常に荒れほうだいになっておる。従って、応急処置として補修費の補助の費目を設けることを前の国会でも要求し、建設省もそれを了解したかのごとく見えたのであるけれども、本年度予算にこれが載っておらない。聞くところによると、建設省は要求したけれども、大蔵省の方で削ってしまった、こういうようなうわさも聞いておるわけでありますが、その間の事情を克明に一つ文書で出していただきたい、こう考えております。

第43回国会 建設委員会 第3号(1963/02/13、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 先ごろの委員会におきまして、大臣は建設行政の基本施策に関する所信表明をされたわけであります。そこで、この大臣の基本的な考えについてお尋ねいたしたいと思うのであります。  この所信表明の基本構想というものは、わずか二ページばかりのものでありますが、これを要約いたしますと、わが国の経済は高度成長を続けたが、その反面において社会資本の貧困が露呈されて、非常に地域格差の拡大が目立ってきた。国民生活の向上に非常な阻害の要因になった。こういう情勢判断をされまして、その次に、このような事態に対処するために公共投資を拡充せなければならぬ、社会資本の立ちおくれを取り戻す、こういうことを言ってお……

第43回国会 建設委員会 第5号(1963/02/22、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 今オリンピック関係の話が出たので、ついでなのでちょっとお尋ねしたいと思います。  例のワシントンハイツなんかを現在非常に工事しておるわけです。あそこを選手村にして、調布の方へワシントンハイツを移す、こういうような話を聞いておるのですが、これは都市局の関係かあるいは住宅局の関係か僕もよくわからないのですが、その方の関係の方に、それらにも関連して一応の計画やその他の御説明をお聞きしたいと思うわけです。
【次の発言】 これは営繕局の関係ですか。

第43回国会 建設委員会 第7号(1963/03/01、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 若干意見の違ったところがありますので、一言だけ申し上げたいと思います。  基本的な態度として、私はこの共同溝の法律には賛成であります。しかしいろいろ疑問の点についてこの際ただしておきたいと思います。  先ほど瀬戸山委員からも質問がありましたけれども、道路整備緊急措置法第二条においては、ことに二項において、五ヵ年間に行なうべき道路の整備の目標、五ヵ年間に行なうべき道路の整備の事業の量、こういうふうにはっきりとしておるのでありますから、当然道路整備五ヵ年計画を樹立したときに、事業の量や目標や種別をはっきりいたしておると思う。  そこで、お尋ねしたいことは、五ヵ年計画策定のときに、……

第43回国会 建設委員会 第8号(1963/03/06、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 道路局長に二点資料の提出をお願いしたいと思います。ちょっと古いので、ごく簡単にどういう資料かという説明をいたしておきたいと思います。  御承知のように、昭和三十三年を当初といたしまして、昭和三十七年までの道路整備五ヵ年計画にかかったわけであります。道路整備緊急措置法の第二条において事業の量や種類を閣議決定しなければならぬということになっておりますが、そのときの閣議決定として建設委員会へ提出した資料があるのであります。それは、私の記憶によりますと、道路整備五ヵ年計画における高速自動車道五ヵ年計画事業量内訳というものでありまして、昭和三十四年二月二十日閣議決定ということになってお……

第43回国会 建設委員会 第9号(1963/03/08、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 関連質問だけ、ごく簡単に要点だけお伺いしておきます。  今の正示委員の質問は、私非常に賛成の点があるのです。たとえば今度の画期的な宅地債券なんかに対しては、これは政府でもよほど画期的な処置をとって、それで非常に深刻な住宅問題で国も一般会計からも財政投融資からも莫大な金額を投じておる。この場合に、民間資金の活用という点についてこうした制度を設けたことは、私どもも非常に賛成するわけであります。  そこで、先ほどお話のありましたいわゆる親戚なり親なりが、これに対してともに投資と申しますか金を出し合って宅地債券を買うという場合の贈与税の問題になるのですが、これらはやはり贈与税、相続税……

第43回国会 建設委員会 第11号(1963/03/20、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 大臣、お忙しいようでありますから、一言だけ大臣にお伺いいたして、他は局長から御答弁をお願いいたしたいと思うのです。  例の河川法の改正がだいぶ新聞なんかをにぎわしておるのでありますけれども、私どもといたしましては、旧憲法下の明治二十九年にこしらえた河川法であるから、これはどうしても改正せねばいかぬ、こういうような態度で、かつて建設大臣が遠藤三郎君の当時にも、これを追及いたしまして、改正をするというような言質を得たのでありますが、関係するところが非常に多いし、重大な問題でありますので、今日に至ったわけで、河野さんのような方によってこれは改正すべきである、こういうように、内容は別……

第43回国会 建設委員会 第14号(1963/05/15、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 議事進行について質問したいと思うのですが、会期も余すところわずかになっておるわけですが、現在会期延長の問題も出ております。大体の見通しでは、六月一ぱい会期延長になるのではないか、こういうように言われておるわけであります。そこで、法案もだいぶ大詰めになってきましたけれども、新聞などで伝えられるところによると、新河川法が近く提出される、こういうような状況であります。それから最も遺憾なことは、建設大臣がなかなか委員会に出席せぬ。おそらく昨年十二月始まってから建設大臣の出席した総時間数というものは、十時間以内くらいのものではないかと思う。そうしておいて、いろいろ大きな問題を新聞発表し……

第43回国会 建設委員会 第21号(1963/06/07、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 議事進行。現在の出席委員の数は、自民党は政務次官まで入れて四名しかおらぬ。国会法第四十九条でもって、この委員会は成立せぬから、さよう御承知願いたい。

第43回国会 建設委員会 第27号(1963/06/25、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 基本的な問題について大臣に御所信をお伺いいたしたいと思うのでありますが、その前提問題といたしまして、現行河川法と新しくできた河川法案について大体の私の考え方を申し上げまして、それから大臣の御所信を承りたいと思うのであります。  いかなる法律でありましても、そのときの社会情勢、あるいはその社会情勢に基因する要請によりまして、法律が生まれるものでありまして、現在当委員会にかかっておりまするところの建築基準法であるとか、このごろ上がりましたところの新住宅市街地開発法案であるとかというものも、そういうような背景のもとに法律が生まれたわけであります。したがいまして、旧河川法が成立したと……

第43回国会 建設委員会 第29号(1963/07/04、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 ありません。

第43回国会 災害対策特別委員会 第2号(1963/01/29、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 災害の基本的の問題について質問すると際限がなく長くなりますので、省略いたしますが、昨年度の激甚災害に対処する国の財政援助の法律によるところのあれは、私が説明するまでもございませんけれども、従来と違って、地方公共団体の公共施設を一括して補助の対象にすることになっているのですが、その窓口が、昨年は、大蔵省といい、あるいは自治省といい、きまっていなかったのですが、それはきまったのですか。政府のどの部門でもけっこうですが、御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、たとえば学校であるとか、あるいは上水道、下水道であるとか、あるいは伝染病の関係であるとか、そういうようなもの……

第43回国会 災害対策特別委員会 第14号(1963/05/22、29期、日本社会党)

○中島(巖)委員 地方の問題で非常に恐縮でありますけれども、ただいま三十六年災に対しまして地元からいろいろな陳情がありました。これに関係する問題でありまして、建設省並びに農林省、それから大蔵省、自治省に対して質問いたしたいと思うのでありますが、なおあと質問者がだいぶありますので、最初にアウトラインだけを申し上げまして結論的な質問をいたしたい、かように考えますので、御答弁も簡潔にお願いいたしたいと思います。  質問の要旨は、三十六年に長野県の南部、いわゆる伊那谷地方が集中豪雨に見舞われまして、当災害対策特別委員会の皆さまや、あるいは関係当局の御尽力によりまして非常な進捗率を見ておるのでありまして……

第43回国会 内閣委員会 第26号(1963/06/13、29期、日本社会党)

○中島(巖)議員 ただいま議題となりました首都建設問題調査会設置法案につきまして、その提案理由及び法律案の概要について御説明申し上げます。  東京都への過度の人口集中は急激な人口膨脹となり、すでに一千万人を突破し人口は世界最大の大都市となりました。このため交通難、住宅難、水不足などの過大都市の弊害が如実にあらわれて、わが国の首都としての政治・経済・文化・教育の中心機能が麻痺し、いまや動脈硬化寸前の状態におちいっております。政府はこれに対処して高速道路や地下鉄の建設及び鉄道の復々線化などを行なっております。国会周辺はいうに及ばず、東京都全域にわたって掘り返し工事が行なわれております。全世界のどこ……


各種会議発言一覧

27期(1955/02/27〜)

第22回国会 大蔵委員会地方行政委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号(1955/06/03、27期、日本社会党(右))

○中島(巖)委員 議事進行。閣僚も非常に忙しいようであり、議会の会期も切迫しておるので、ごもっともだと思うのです。そこで実は私も質問の通告をしておるのですが、ただいま八番目だということを聞いたのです。十数名質問通告者があるようでありますので、委員長間でお話し願いまして、そうして閣僚の出席時間とにらみ合せて各人の質問時間を御決定を願いたい。それから数字の点などに対しましては、政府委員に質問するようにいたしまして、結局質問通告者全員均等に質問のできるようにお取り計らいを願いたい、かように思うわけであります。

第24回国会 地方行政委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 私、建設委員でありますのであまりこの問題を研究しておりませんので、ごく簡単に自治庁当局にお伺いいたしたいと思います。  まず軽油引取税創設の趣旨はどうであるか。それから農林水産用は非課税となっておるという話でありますが、そういうような二重の取扱いをしておるのかどうか。二重取扱いをするとすれば課税量と非課税の量はどういうパーセントになっておるか。この引取税は先ほど奥野さんですかの説明によりますと、地方財政の財源に充てるけれども道路の整備の費用に充てるというように言われているが、事実そうであるか。以上三点をお伺いいたしたいのであります。

第26回国会 大蔵委員会地方行政・運輸・建設委員会連合審査会 第2号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○中島委員 参議院の方からも大蔵大臣の出席を要求されておるようでありますし、私もごく簡単に要点をつかんで質問いたしたいと思うのでありますが、ただいま同僚の名議員との質疑応答を見ましても、どうも三百代言的なお答えで、いささか私も、一国の大蔵大臣としてどうかというような気分があるのであります。  そこで、先ほど門司亮君から大蔵大臣に対しまして、わが国の道路の荒廃したのはどこに原因があるかという基本的な問題をついておられたのでありますが、またこれは、順次質問の段階において明らかにいたすつもりでありますけれども、これは全く大蔵官僚の道路に対する認識がない、こういうことがはっきりとあとの質問の過程におい……

第28回国会 建設委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1958/03/06、27期、日本社会党)

○中島(巖)委員 関連して。ただいま北山委員からの質問は非常に重要な質問だと思うのです。そこで私は建設委員会に所属しておりまするので、建設省関係は他に質問者もあるようでありますので省きますけれども、自治庁に対してもう少し、ただいまの問題を具体的に突っ込んでお伺いしたいと思うのであります。  ただいま大臣からも地方負担分は五百五十二億、こういうようなお話を伺ったわけであります。そこで道路へ充てる財源といたしまして、地方道路譲与税があるわけです。それから軽油引取税が、同じくこれは地方公共団体の税としてこれに見合ってあるわけであります。さらにこの道路計画に対するところの、道路に対する財政需要額に対す……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 大蔵委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1959/03/09、28期、日本社会党)

○中島(巖)委員 非常に制約された時間で数字的のいろいろな質問をしたいのですが、省くことにいたしまして、政府は、今回の揮発油税並びに軽油引取税によりまして、百九十三億と四十二億、計二百三十五億の増税をしたわけであります。これはもちろん道路整備五カ年計画の一兆億予算、この点は本会議劈頭における総理の施政方針演説にも強く打ち出し、また大蔵大臣の財政演説にも強く打ち出してあるわけです。ところが、道路整備五カ年計画というものは本年に始まったわけではない。昭和三十三年からすでに一カ年経過しておる。そのときは九千億予算であった。それが今回一兆億予算に変更されたわけなんですが、ごく簡単に、その変更したいきさ……

第33回国会 災害地対策特別委員会建設等小委員会 第2号(1959/11/17、28期、日本社会党)

○中島(巖)小委員 河川局長に最初にお尋ねいたしますが、この公共土木施設の災害復旧の国庫負担法ですが、この法文を見ますと、具体的に申し上げますれば、第二条の第二項なんかから見まして、これは原則として、精神からも法文の上からも、原形復旧、こう  いうようにわれわれは見ましてどうしても解釈をせざるを得ぬのでありますが、建設省の見解はどういう見解でありますか。
【次の発言】 それは、局長の言われるのは二条の三項をさして、そういうような拡大解釈をしておると思うのですが、この法律はどう幾ら読んでも、もう基本的には精神においても法文においても、原形復旧である、こういうように解釈せざるを得ないのです。まああ……

第34回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1960/02/27、28期、日本社会党)

○中島(巖)分科員 まだ運輸省がお見えにならないそうでありますので、建設省所管関係について二、三お尋ねいたしたいと思うわけであります。  実は前国会から問題になりました中央自動車道の小牧――東京間に対する予定路線の法案提出について、大臣にお尋ねいたしたいと思うのであります。臨時国会におきまして、たしか十二月二十三日だと思いましたけれども、私の建設委員会における質問に対しまして、大臣は十二月中に審議会を開いて、おそくも一月には、十二月中に開けなかったから審議会を開いて、予定路線の法案の審議を願い、すみやかに国会へ提出したい、こういう御答弁だったのであります。それから昨年のたしか二月の十八日だと思……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 建設委員協議会 第1号(1961/07/03、29期、日本社会党)

○中島巖君 だいぶ時間が経過いたしまして、農林省からも災害復旧課長、治山課長、自治省からも理財課長に来ていただいておるわけでありますが、もう一時十五分というような時間でありまして、これは人道問題にもなるわけでありますので、三、四十分に時間を詰めて質問をいたしたいと思います。気象庁長官には私の質問はありませんので、お帰りになっていただいてけっこうです。  そこで、一括して最初大臣にお伺いいたしたいと思います。実は先ほど瀬戸山委員から門島ダムの問題についてお話があった。それから、明日大臣は視察においでになるわけだから、ちょうど長野県知事もお見えになっておりますので、大臣にこの質問をするまで一つ傍聴……

第38回国会 災害対策協議会 第4号(1961/07/20、29期、日本社会党)

○中島(巖)協議委員 官房長官は非常にお急ぎのようでありますので、私は、農林大臣、建設大臣、自治大臣などにも出席を要求いたしておるのでありますけれども、一応官房長官に対する質問だけにして、また後刻宮澤さんのあとで質問するように保留いたしておきたいと思います。  そこで、官房長官に対する質問は、今次災害に対する政府の基本的な方針はどうであるかという点についてお伺いいたしたいのであります。ただいまの宮澤委員の、特別立法をこしらえる意思があるかどうかという質問に対して、意思があるということは言われたのでありますけれども、その特別立法の内容については何ら明確になっておらないのであります。そこで、基本的……

第38回国会 災害対策協議会 第5号(1961/07/21、29期、日本社会党)

○中島(巖)協議委員 関連して。実は同僚の五島君が社会労働の関係でありましたので、私お願いいたしまして、ただいまの質問をしていただいたわけであります。何分にも現地の者でありませんから、若干不備なところがありますので、具体的な例をあげてお尋ねいたしたいと思います。  実は、今回の災害で最も被害のひどい下伊那郡、飯田市、四十数組合によりまして、天竜社という繭を処理する共同利用施設があるわけでございます。この共同利用施設は、鼎町に一カ所と、それからいま一カ所が高森町にあるわけです。約六百人近い工員でございますけれども、高森町及び鼎町の本社工場半々のわけです。ところがただいま申し上げましたように、四十……

第38回国会 災害対策協議会 第6号(1961/07/25、29期、日本社会党)

○中島(巖)協議委員 今事務局の方で調べさせたら、大臣が、閣議を終わって今ここへ来るそうでありますから、大臣を中心にして、政府の所信をただしたい、かように考えたわけであります。  それ以前に、建設当局にお尋ねいたしますけれども、現在、特別立法――特別立法と申しましても、非常に広範にわたっておりますけれども、このごろの建設省の災害の担当官並びに農林省の災害担当官などを党の災害対策協議会で招致して、意見を聞いたところでは、現行法を高度に活用して、そして、その他は起債あるいは平衡交付金なんかの制度でできるのじゃないかというような意見が多かったわけでありますけれども、二十日の当委員会における私の質問に……

第38回国会 災害対策協議会 第7号(1961/07/26、29期、日本社会党)

○中島(巖)協議委員 きょうは農林大臣の河野さんに来てもらいまして、政府の基本的態度をお伺いいたしたいと思ったのでありますが、御都合で御出席できないようでありますので、就任早々の政務次官にお尋ねしても御無理かと思いますけれども、本日で農林関係の分を終わりますので、お尋ねをいたしたいと思います。  ただいま政務次官の答弁の中で、十万円以下の小災害に対する、かつての伊勢湾台風と同じような特例措置をする、こういうことを言われたのでありますが、それによって政府の今次災害に対する対策の一片がうかがわれるのでありますけれども、政府といたしましては、この前の二十日でありましたかの答弁に、大平官房長官が特別立……

第38回国会 災害対策協議会 第8号(1961/07/27、29期、日本社会党)

○中島(巖)協議委員 関連して……。実は、個々の問題については臨時国会において詳しく政府にお尋ねし、本協議会では特別立法の制定一本にしぼりたいという考えでありましたけれども、ちょうど国鉄の施設の責任者が見えておりますので、今度の集中豪雨に対する国鉄関係について、二、三お尋ねしたいと思うわけです。  実は、飯田で一番災害のひどかったのは、野底川という支流のはんらんであったのでありますが、この原因は、飯田市の桜町駅と上郷駅にあるこの野底川の国鉄の水路が詰まりまして、そこで大きな貯水池ができて、これが一挙に吹き出しまして、そしてその下の綿打屋なんかは、一家六人全部が流されて行方不明になった。それから……

第38回国会 災害対策協議会 第10号(1961/08/30、29期、日本社会党)

○中島(巖)協議委員 ただいま決定した要綱の中で、公共土木に対する小災害に対する起債の特例が落ちておるわけでありますが、伊勢湾台風のときにおきましては、十万円以下の小災害に対しまして、五万円以上十万円以下に対して起債の特例があったわけであります。聞くところによりますと、最近に至りまして、この小災害の十万円以下五万円以上に対しまして交付税の対象にいたしておるというようなととも聞いております。それらに対しまして、自治省関係の小委員会においていろいろと議論が出たとは思いますけれども、直接自治省より御説明を願いたいと思います。

第38回国会 災害対策協議会 第11号(1961/09/20、29期、日本社会党)

○中島(巖)協議委員 官房長官お忙しいようでありますので、ごく簡単に三、四御意見をお聞きいたしたいと思います。  今回の災害は非常に早くから予報され、しかも、的確でありましたために、一般の市民がそのつもりの予防措置をいたしましたので、第一室戸台風三千、伊勢湾台風のときには五千というような死者がありましたのが、非常に死者が少なくて、まことに御同慶の至りだと思います。そこで、当協議会といたしましては、集中豪雨の災害に対する協議会でありましたのが、この室戸第二台風が突如と起こりましたので、これもあわせて本日協議の課題に載せたわけでありますけれども、これはたしか議院運営委員会だと思いましたが、臨時国会……

第38回国会 災害対策協議会建設小委員会 第2号(1961/08/03、29期、日本社会党)

○中島(巖)小委員 最初に、三十四年の伊勢湾台風のときこしらえた立法は、これは当然三十四年伊勢湾台風にだけ適用する法律であるけれども、現在まだ伊勢湾台風の工事が残っているわけであります。従って、この法律は現在も生きておる、こういうふうに解釈してよろしいわけですね。
【次の発言】 それから、先ほど住宅局長から、例の飯田市から七十七戸よりもう少しほしいという要望があったけれども、それ以上の要望はない、こういう話だったのですが、これは現行法において七十七戸以上認められぬということがはっきりしておるから、おそらくそういうような要請だと思いましたけれども、これが特例法ができて、百二十八戸まで要請ができる……

第38回国会 災害対策協議会建設小委員会 第3号(1961/08/08、29期、日本社会党)

○中島(巖)小委員 これはこの協議会の案なんです。協議会の案で、ただ、協議会に事務機関がないから、政府に、この前と同じようなものをこしらえて出せ、こういって、協議会の委託を受けて事務当局が出した、こういうふうに僕は了解しておるのですが、どうでしょう。
【次の発言】 今山中さんから質問のあったことと同じようなことになるのですが、第二の二項の、市町村長がこれを放置することが公益上重大な障害と認めたものについて排除事業を施行する場合には、こうなっておるのですが、これは政令なんかではどういうことになっておるのでしょうか。具体的な例をあげてもらいたいと思うのです。

第38回国会 災害対策協議会建設小委員会 第4号(1961/08/09、29期、日本社会党)

○中島(巖)小委員 今角屋委員から天竜川の話が出たのですが、これは私の地元で、昭和三十二年ころ、四日、五日連続して前の河川局長と話したことがありました。それから、雨竜川の話も渡辺さんから出ましたが、私も三十一年、三十二年ごろ災害視察をして、北海道は、雨が少ないために、ほとんど原始河川の状態であります。これらの問題を含めて取り上げれば、何日かかってやったって済まない問題であります。これは臨時国会及び通常国会を通じて、いろいろ考えを申し上げたり、政府の意見をお聞きしたりしたい、こういうように思って、当委員会も、きょう、あす中に結論を出すというような情勢になっておりますので、従って、特別立法の関係の……

第38回国会 災害対策協議会建設小委員会 第5号(1961/08/18、29期、日本社会党)

○中島(巖)小委員 実は先月の十日から協議会が設置されまして、長いこと審議をいたしたわけであります。さらに、今月九日から三小委員会に分かれて、それぞれ大体結論が出たわけでありますけれども、政権を担当いたしておる自民党の方で、政府並びに党の政調会に対して相談するというようなことで待ちまして、今月十日の日には大体において結論が出るのじゃないか、こう期待いたしておったのでありますけれども、十日の自民党政府並びに党の政調会との話し合いによりまして、二、三の問題があって延びたことを、十一日に辻委員長より聞いたのであります。そのときの話によりますと、建設省関係の小委員会で決定した五つの法案に対しては問題は……

第38回国会 災害対策協議会建設小委員会 第6号(1961/08/30、29期、日本社会党)

○中島(巖)小委員 ただいま当委員会として建設省関係の公共土木の災害に対する国庫負担法の特例が決定いたしたわけであります。それについて、附帯決議と申しますか、附帯要望事項をおきめ願いたいのであります。要綱はかように決定いたしましたけれども、政令であるとか、あるいは取り扱いであるとかいう点において、伊勢湾台風に準じたところの処置を政府はとらねばいけない、こういうような要望事項をお諮り願いたいと思うわけであります。

第38回国会 災害対策協議会厚生等小委員会 第6号(1961/08/30、29期、日本社会党)

○中島(巖)協議委員 私、建設の方の小委員会におりまして、こちらに来ておらなかったのでありますけれども、ただいま当小委員会の厚生関係等災害対策要綱案なるものを配付されたのでありますが、これらに対しましては全面的に賛成するものであります。しかし、私の一、二点ふに落ちないことは、厚生関係で下水道の終末処理場、具体的に申し上げれば、飯田市におけるところの下水道の終末処理の太災害に対するところの特別立法措置、並びに飯田市におけるところの水道の大災害に対するところの特別立法措置、この二つが落ちておるように思うのであります。そこで、これを落としたについては、それ相当の理由があって、起債の率を高めて充当する……

第38回国会 災害対策協議会農林水産小委員会 第5号(1961/08/30、29期、日本社会党)

○中島(巖)協議委員 今天竜社の話が出たから、関連して官房長にお尋ねしたいと思う。災害復旧ということの根本的な農林省の考え方についてお尋ねいたしたいのですが、農地、農業用施設、林道、これらを一括して災害復旧ということは、結局その産業が平常な稼働のできるということが災害復旧の根本的な目的であろう、こう私は解釈するのです。そこで、たとえば償却をしたあとの現存の帳簿価格はどうであるかというような問題は、保険屋の考える方式であって、災害復旧の考え方というものは、その設備が完全になってそうして完全な操業ができる、それがおそらく災害復旧の基本的な考えであらねばならぬ、こういうように考えておるわけであります……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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