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横山利秋 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

横山利秋[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP50(衆)
46位
委員会発言歴代TOP10(衆)
5位
委員会出席(幹部)歴代TOP100
75位
委員会出席(無役)歴代TOP500
108位
委員会発言(議会)歴代TOP500
195位
委員会発言(非役職)歴代TOP10
5位
各種会議出席歴代TOP250
138位
各種会議発言歴代TOP50
24位
各種会議出席(無役)歴代TOP100
91位
各種会議発言(議会)歴代TOP250
104位
各種会議発言(非役職)歴代TOP50
26位

27期委員会出席TOP100
99位
27期委員会発言TOP10
9位
27期委員会出席(無役)TOP100
64位
27期委員会発言(非役職)TOP10
9位
28期委員会発言TOP10
6位
28期委員会出席(無役)TOP100
53位
28期委員会発言(非役職)TOP10
3位
29期委員会発言TOP50
34位
29期委員会発言(非役職)TOP50
25位
29期各種会議発言TOP25
14位
29期各種会議発言(非役職)TOP25
12位
30期委員会出席TOP50
49位
30期委員会発言TOP10
7位
30期委員会出席(無役)TOP100
96位
30期委員会発言(非役職)TOP10
5位
31期委員会発言TOP50
13位
31期委員会発言(非役職)TOP50
11位
31期各種会議発言TOP25
23位
31期各種会議発言(非役職)TOP25
20位
32期委員会発言TOP100
52位
32期委員会発言(非役職)TOP50
40位
33期委員会発言TOP50
48位
33期委員会出席(幹部)TOP50
42位
33期委員会発言(議会)TOP50
32位
33期委員会発言(非役職)TOP50
45位
34期委員会発言TOP10
6位
34期委員会出席(幹部)TOP50
38位
34期委員会発言(非役職)TOP10
4位
35期委員会発言TOP50
12位
35期委員会出席(幹部)TOP100
68位
35期委員会発言(非役職)TOP10
5位
36期委員会発言TOP10
6位
36期委員会出席(幹部)TOP50
44位
36期委員会発言(非役職)TOP10
3位
37期委員会発言TOP50
45位
37期委員会発言(議会)TOP50
18位
37期委員会発言(非役職)TOP50
49位

このページでは横山利秋衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。横山利秋衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

27期(1955/02/27〜)

第22回国会 大蔵委員会 第3号(1955/03/29、27期、日本社会党(左))

○横山委員 最初に国債整理基金への繰入及び補助金等に関する特例の期限を変更するための法律案について伺いたいのであります。この国債整理基金への繰り入れと補助金等に関する特例の期限を変更する二つの問題について、どういう関連性があるのでありましょうか。
【次の発言】 そういうことならば、ほかに同じようなことが幾らでもあるのではないですか。
【次の発言】 期限が二ヵ月だからというわけでこういうふうにされるということは、全然関係のない法律案を一緒にした、あまりにも便宜措置だと思うのです。こういうことは今までにも例があり、また今後も続けられる方針でございましょうか。

第22回国会 大蔵委員会 第4号(1955/03/30、27期、日本社会党(左))

○横山委員 先ほど井上委員が質問いたしました競馬法についてでありますが、昨年の四月から国営競馬が離れます、九月十六日までに一般会計に繰り入れられた額はどのくらいになりますか。
【次の発言】 四億円と申しますと、九月十六日以降の納付金を含めますと、約九億五千万円くらいが本年度における競馬収入ということになるわけですか。そういうことに間違いありませんか。
【次の発言】 そういたしますと、昨年競馬法の通過に際しまして政府から委員会においてお話がありました、年間収入見込み十三億五千百万円とあまりにもけたが違うのですが、この点はいかがですか。
【次の発言】 十三億が九億何がしという見積り違いということは……

第22回国会 大蔵委員会 第8号(1955/05/17、27期、日本社会党(左))

○横山委員 本日提案されました地方道路税法案を中心にして御質問いたしたいと思います。  最初に政務次官にお伺いをしたいのですが、鳩山内閣が税法について公約をいたしました重要な問題の一つは、中小企業の課税の軽減と、それからこれに関連をいたしまして一般の国民が認識をいたしております点は、増税をしない、こういうことにあったかと認識をしておるわけであります。ところが地方道路税並びに揮発油税を移管いたしまして二千円の増税、こういう点についてはどういうふうに御説明をなさるか、まずもってそれを御説明願いたいのであります。
【次の発言】 いささか今の御答弁では納得ができないと思うのであります。それは、揮発油の……

第22回国会 大蔵委員会 第10号(1955/05/20、27期、日本社会党(左))

○横山委員 これは委員長にお願いをいたしますが、委員長初め、本日は野党側、特に社会党側が非常にたくさん出席をして、大蔵大臣にお伺いをしようと思っておりますので、与党側――自由党の皆さんもそうではございましょうけれども、非常に御出席が悪いので、至急御出席方を一つ手配を願いたいと思います。  大蔵大臣にお伺いをいたします。政府が今次総選挙に当って、大体税制において重点を置いて公約されておりましたのは、いろいろございますが、これを要約いたしますならば、中小企業に対して軽減措置をとること、低額所得者に対して税の軽減をすること、同時にまた複雑多岐なる税制をこの際根本的に改革すること、この三点にあろうかと……

第22回国会 大蔵委員会 第12号(1955/05/26、27期、日本社会党(左))

○横山委員 一般的な質問で恐縮でありますが、きのう自由党の組みかえ案が発表されまして、伝えられるところによりますと、すでに民主党においてはこれに対する態度をおきめになり、政府においても寄り寄り協議をいたしておる。そこまではよろしかったのでありますが――よくはないのですが、そこまでは別といたしましても、この問題については、将来補正予算を組むから一つ相談に乗ってくれ、こういうような話が新聞に伝えられておるのであります。今日税制を初めとして、予算が慎重に審議をされておりまするときに、すでに政府においては補正予算をやるというふうな判断をしておられるのであるかどうか、その点を審議に当ってお伺いをいたした……

第22回国会 大蔵委員会 第15号(1955/06/02、27期、日本社会党(左))

○横山委員 ただいま議題となりました昭和三十年の夏季の賞与に対する所得税の臨時特例に関する法律案について、両社会党を代表して、その提案の趣旨と内容について御説明申し上げます。  わが国の生活様式から、夏季におきましては、年末におけると同様特別に経費のかさむ事情もあり、これを考慮して、年来夏季賞与が支給されているのでありますが、近年俸給賃金は頭打ちの傾向にあり、定期昇給すらも円滑に行われず、一般給与生活者の生活事情は苦しいため、特にこれらの賞与に期待するところが大きいのであります。こういう事情で、これらの賞与のうちから税金が引き去られることは、低額所得者にとっては特に耐えがたいのであります。よっ……

第22回国会 大蔵委員会 第18号(1955/06/11、27期、日本社会党(左))

○横山委員 国有財産特別措置法の一部を改正する法律案について、若干政府の所信をただしたいと思います。  かねてこの国有財産のうち、国有機械の交換につきましては、昨年の十月、十一月、十二月の二、三回にわたって交換額が非常に高くなりまして、せっかく中小企業に対する恩典となっておりますこの交換の仕事が全国的に頓挫いたしておりますのは、政府においても御承知のところだと思うのです。今回この時価から三割を減額した額という数字が出て、交換価額を若干下げようとする趣旨については同感を表するものでありますが、しかしながら、この内容についていろいろと不審な点がございますので、まず第一に、法案の趣旨についていま少し……

第22回国会 大蔵委員会 第20号(1955/06/16、27期、日本社会党(左))

○横山委員 ただいま議題となりました所得税法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  夜間勤務労働者の夜間労働に対して支給される金額は、平均して僅少であり、実費支弁的な内容を持っているにかかわらず、一般給与と同様の税率が適用されております。夜間勤務の特質は、今さら言うまでもありませんが、肉体的、精神的な疲労おびただしいものがあります。これらの者について、税制上から措置すべきであるとの意見は数年来からございまして、すでに昨年二月日直料、宿直料として支給されているものにつきましては、二十九年一月一日以降課税しない旨を国税庁長官から通達が発せられております。しかるに、実……

第22回国会 大蔵委員会 第21号(1955/06/18、27期、日本社会党(左))

○横山委員 ただいま議題になりました諸税について、御質問をいたしたいと思います。  最初に、今次修正の重要な問題になっている選択控除の制度について質問いたしたいと思いますが、今度の選択控除につきまして、新聞の伝えるところによりますと、個人企業者と勤労者の減税をバランスさせるためということがいわれているのでありますが、まずもって何がゆえに選択控除制度を採用するか、その目的はどういうところにあるかという点を御質問をいたします。
【次の発言】 御説明によりますと、現在の所得控除の方法が不均衡である。言うなれば、勤労者が得をし過ぎておる、こういう観点にお立ちでございますか。

第22回国会 大蔵委員会 第23号(1955/06/22、27期、日本社会党(左))

○横山委員 私はここに日本社会党を代表しまして、所得税法、法人税法、租税特別措置法等の改正に関する政府原案、並びに、自由、民主両党の修正案に対し、強く反対をするものであります。  低額所得者の減税こそは、今次総選挙に当って、与野党を問わず、声を大にして国民にかたく公約いたしたところでありまして、生活に苦しみ、重税にあえぐ低額所得者の心から期待をいたしているところであります。なかんずく、給与から天引き控除される勤労所得君の諸君は、昨年においても完全なる納税を行い、一銭たりともごまかすことなく、これが集積は一一〇・七%の収入割合となり、実に三十七億五千五百万円の増収をもたらしております。一方におい……

第22回国会 大蔵委員会 第29号(1955/07/07、27期、日本社会党(左))

○横山委員 今川島委員から御質問がありました。これを省いた部分についてお伺いしておきたいのであります。私この問題をながめてみて、国税庁側が、労務行政についてどういう考え方を基礎に持っておられるか不思議な気がいたします。たとえば一つの例で申しますと、今度の昇給のことであります。今回の問題の一つの焦点である昇給について、六項目の基準があるをうでありますが、この基準もいろいろの問題があるのであります。係長が見て思わしくないという文句がありますが、こういう言葉の使用というものは、国家公務員法並びに各労働法を一貫してながめてみて、そういう言葉は今日あり得ない言葉です。こういう基準は、一体どなたが責任を持……

第22回国会 大蔵委員会 第30号(1955/07/08、27期、日本社会党(左))

○横山委員 附帯決議をつけて賛成をいたします。  お手元に配付されております附帯決議をごらん願います。    国有財産特別措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議  国有の機械及び器具の保管状態並びに中小企業設備改善の必要等にかんがみ、政府は、本法の実施に当っては、次の諸点を充分考慮すべきである。  一、各種機械及び器具の時価の評価に当っては、学識経験者、中小企業者等の意見を徴すること。  二、交換の対象となる国有の機械及び器具は、すみやかにこれを中小企業者に公表、閲覧せしめる外、交換の実施に当っては、中小企業者の立場を充分に考慮し、かりそめにも法令通達等が不当に中小企業者に不利に適用され……

第22回国会 地方行政委員会 第4号(1955/03/31、27期、日本社会党(左))

○横山委員 太田さんに聞きます。だいぶ長時間で参考人の方々にまことに恐縮でありますが、重大な問題でもございますから、私少し復習の意味もかねて総括的に短時間で質問いたしたいと思いますので、簡単に御答弁をお願いしたいのでございます。  先ほど冒頭のころでありましたか、あなたのお話の中で、私はもう初めからこの名古屋市の合併については反対であった、こういうお話がございました。そのことは今度の合併について反対であったということか、あるいは将来においても名古屋市の地域拡大については養成しがたい、こういう信念を持っておられるのか、どちらであるか、お伺いしたい。

第22回国会 地方行政委員会 第41号(1955/07/15、27期、日本社会党(左))

○横山委員 本日の新聞によりますと、すでに政府側としても御存じのはずだと思うのでありますが、鳴海町において非常に奇異な事件が突発をいたしました。本鳴海町を初め、名古屋周辺の十一カ町村は、すでに去る三月でございました、流血の惨事をも演じましたので、当委員会におきましてこれを取り上げて審議をいたし、地方からそれぞれ関係者を招致いたしまして、長時間にわたって審議をいたしたことが御存じのようにございます。その後関係町村におきましては、内閣総理大臣あてにおいて県の決定についての異議申請をいたしたはずでありますが、その異議申請はいつごろあって、今どういう経過をたどっておるか、まずもってそれを伺いたいと思う……

第23回国会 大蔵委員会 第5号(1955/12/13、27期、日本社会党)

○横山委員 今のお話に関連してちょっと早川さんにお伺いしたいのですが、東京その他の少数の大都市の人たちと国家公務員との比較の問題ですが、それはどういう方法で比較されておるのですか。
【次の発言】 そうしますと、大蔵政務次官のおっしゃった俗にいう三割説というものは、あなたの方では根拠なきもの、こういうふうに推定をされるわけですね。
【次の発言】 あなたの話は大体わかりました。俗にいう三割説というものは、たとえば東京大阪の府県、市、区の職員の金額の総トータルと国家公務員の総トータルとを按分比例してとると、そういう結果になると思います。おっしゃる通りそういう学歴なり、勤務年数なり、そういうものを抽出……

第23回国会 大蔵委員会 第6号(1955/12/15、27期、日本社会党)

○横山委員 この法案に関連をいたしまして、非常に興味のある質疑が行われましたが、私は法案の骨子をなしております勤労所得税の減税について、政府にお伺いしたいと思うわけであります。  昨日から始まりました勤労者諸君の五千円減税法案に対する街頭署名は、驚くべき成果をあげておるそうであります。もう押すな押すなで並んで署名しております。いかに勤労者諸君が、この法案の底をなす勤労所得税の軽減に対して、大きな関心を持っておるかということがわかると思うのであります。先ほど黒金委員は、これが勤労者だけに、こういうような印象を与えるという御質問をされました。しかしながら事実は、平岡委員が言われたように、全く今全日……

第23回国会 文教委員会 第2号(1955/11/29、27期、日本社会党)

○横山委員 まずもって私は榊原参考人並びに木村先生に遠路わざわざおいでいただきましたことを厚くお礼申し上げます。  日ごろ御存じよりのお二人の先生でありまするし、私の先輩でもあります。しかし本日私がこれから質問をいたしますことは、広く愛知県のみならず全国にも関連をいたします。また考え方によりましては六・三制の根本にも問題が影響するところでありまするから、いささか御迷惑になるきらいがあるかと存ずる次第でありまするが、しばらく一つよろしくお願いいたします。  問題の焦点を明らかにしたいと思うのでありまするが、文部省の緒方局長にまずお伺いをいたしたい。現在小学区制、中学区制、大学区制と一般的にいわれ……

第24回国会 社会労働委員会 第40号(1956/05/08、27期、日本社会党)

○横山委員 大臣がじきおいでになるそうでありますから、その以前に少し労政局長にお伺いしておきたいと思います。  政府側の提案理由の説明の中に、「周知のごとく占領下早急の間に立法されたものであり、その内容はいわゆる飜訳立法の最たるものでありまして、その後若干の改正はありましたが、なおわが国の実情に適しない点が多く、また技術的な不備欠陥が随所に見られ、このため公共企業体等の労働関係に無用の摩擦・紛争を招いているきらいすらあり、従来とも本法改正を要望する声が少くなかったのであります。」とあります。法律改正に際しまして、政府側が現行法をかくまで何と申しますか非難をし、そしてその欠陥をあげておるというこ……

第24回国会 社会労働委員会 第41号(1956/05/09、27期、日本社会党)

○横山委員 きのうに引き続きまして質問いたしたいと思います。  きのう主として御質問をいたしましたのは、本法改正についての基本的前提として、主として三点をあげて大臣のお返事をいただいたのであります。第一点は、労使の自主解決が尊重さるべきこと、第二点は、裁定の完全実施という建前に立つべきであること、第三点は、労働者の基本的権利というものが本来あるという建前において現行法で禁止をされておること、この三点につきましては多少の問題がありますが、御趣旨として大臣の御了承を得たところであろうと存ずるのであります。そこで本日はその三点についていささか具体的にわたりまして、いま一歩大臣の所信を伺いたいと思うの……

第24回国会 社会労働委員会 第42号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○横山委員 昨日の問題は主として十六条並びに三十五条、給与総額についての質問をいたしましたが、いささか疑念のあるところがございますので、その質問を少し継続をいたしたいと存じます。  きのう御質問をいたしました給与総額制度について「予算の定めるところにより」という文字がございます。その文字については、大蔵省側から、これは他意がない、こういうお話があったわけであります。他意がないということは、三十一年度の予算は一応決定をしておるのでありますが、今後お作りになります三十二年度の予算総則において、その他意がないという表現はいかなる表現において行われるものか、実は私はこの点について重大な関心を持たざるを……

第24回国会 社会労働委員会 第44号(1956/05/12、27期、日本社会党)

○横山委員 まずもって藤林参考人におわびを申し上げておきます。早朝よりおいで下さいましたにもかかわらず、国会は小選挙区の問題で非常に混乱をいたしておりまして、ずいぶん長くお待たせいたしましたことにつきまして心からおわびを申し上げます。  なお本日まで公労法に実務の点からあるいはまた法律改正の点から多年にわたって尽力して下さいましたことに対しても厚くお礼を申し上げたいと存じます。時間があまりございませんので簡単に要点を御質問いたしますから、よろしく一つお願いいたしたいと思います。  公労法の改正に当って私もその当事者の一人でございましたが、藤林参考人もずいぶん御苦労なさいました。その関係当事者の……

第24回国会 社会労働委員会 第45号(1956/05/14、27期、日本社会党)

○横山委員 与党並びに政府側にお願いをいたしておきますが、もう連日御質問をいたして参りましたが、まだ質問が非常に多いのであります。きょうはまた十時から待っておりますにかかわらず一時間半もおくれてきて、一時間で終ってもらいたいという御希望は、われわれとしては非常に不満にたえないのであります。この点については厳重に注意を喚起いたしておきたいと思うのであります。  さて大臣に引き続いて御質問をいたします。御要望もございますので、要点を御質問いたしますから、あいまいでなくさっぱりと答弁をして下さればすぐ終ろうかと思うのであります。そのつもりでお願いをいたします。  第一にお伺いをいたしたいことは、今回……

第24回国会 大蔵委員会 第3号(1956/02/07、27期、日本社会党)

○横山委員 私も春日委員と輻湊しない資料の提出をお願いしたいのであります。  所得税法の今御説明になりました中で、「最近の所得税負担の状況に顧りみますと、給与所得者の負担が他の所得者の負担に比べて特に重い」という判断をされておりますが、その判断の基礎になりました実績と実情を、各面から調べていただいてお出しを願いたいと思います。  第二番目は、日本国有鉄道に対する政府貸付金の償還期限の延期に関する法律の問題でありますが、日本国有師道の財政状況から見て、期限内の償還が見込みが立ちがたいといわれておるのであります。しかし片一方では、ことし平年度三十六億の固定資産税を国鉄からおとりになるというお話であ……

第24回国会 大蔵委員会 第4号(1956/02/09、27期、日本社会党)

○横山委員 ただいま提案になっております諸法律案について、大蔵大臣に御質問を申し上げたいと思います。  顧みますと、一萬田さんが大臣になられましてから、税制の改正はすでに再び三たび、今また行われようとしております。これを当初のあなたのお始めになりました公約からずっと通観をしてみますると、第一次にあなたが公約をされたものは、大幅減税であります。昨年の総選挙においては、鋭く三つのことが言われておるのであります。この三つのことは、中小企業に対する減税であります。第二番目には、低額所得者に対する減税であります。第三番目については、租税がむずかしいから、これをわかりやすくする、法律を合理化するという公約……

第24回国会 大蔵委員会 第5号(1956/02/10、27期、日本社会党)

○横山委員 総裁にお伺いいたしますが、聞き漏らしかもしれませんが、さっきピースを値下げして五割増しだとおっしゃいましたけれども、きょう提出されました資料には、ピースは構成比からいって、四・九%が五・六%にしかならぬ。五十一億本が六十一億本にしかならない。二百十億が二百二十五億にしかならぬ。どうして五割上ります。
【次の発言】 来年というと、三十二年度ですか。
【次の発言】 私にはよくわからぬのですが、ここの第二表にあります数字は、ピースの三十年度見込み、三十一年度の見込みを見ているんですから、あなたの言う五割増しという意味がわかりません。

第24回国会 大蔵委員会 第6号(1956/02/14、27期、日本社会党)

○横山委員 この間の金曜日、専売と国鉄の二法案についてはずいぶん時間をかけましたので、きょうはこの間の続きで、政務次官にお渡ししてあるげたを一つ返していただきたいと思います。  言うまでもなく、国鉄について、三十億の借金をことし返すのを、一年二カ月延期してやるという。片一方で、三十六億の固定資産税を、来年は七十二億取り上げるというところに、この法律案の根本的な矛盾があるのであります。この間かりに三十六億を取るにしても、取り方に問題がある。どういうふうに取るのか。政府部内で非常に紛争を来たしておるようだけれども、どういうふうにきまったのかという点が一つであります。  もう一つは、今度取ります三十……

第24回国会 大蔵委員会 第7号(1956/02/16、27期、日本社会党)

○横山委員 ちょっと今の質問に関連をするのでありますが、今最後に話が出た地方における勤労者の動き、比較論からする問題と相呼応をして、取込各都市、市町村において、こういうようなお知らせが方々で出ているわけであります。それはこういうことが書いてあります。所得割の税率は、市県民税と合せて昨年度と比較して若干上っておりますが、これは所得税の減税に伴う市県民税の減収を避け、おおむね従来通りの額が維持できるようにするために引き上げられたとなっております。こういうものが町や村々に配られているのであります。こういうようなものが配られて勤労者がびっくりしましても、国税と地方税との違いというものについて、一般には……

第24回国会 大蔵委員会 第8号(1956/02/17、27期、日本社会党)

○横山委員 きのうの続きになるわけでありますが、税金の中における目的税のあり方について、まずお伺いをいたしたいと思うのであります。ガソリン税にひもがついておる、去年地方道路税ができ、ことしは軽油税ができる、さらに都市計画税ができるであろう、消防施設の強化に関する税金ができるであろう、こういうふうにいわれておるのであります。この分でいきますと、多くの税金にひもがついて、そうして地方税に広がりつつあるわけでありますが、国税においても、ひもがついていく可能性というものが今後相当見通されるのであります。本来目的税創設については、当大蔵委員会におきましてもかつて非常な反発をしたそうでありますが、このよう……

第24回国会 大蔵委員会 第9号(1956/02/21、27期、日本社会党)

○横山委員 最初に大臣にちょっと二、三点だけ伺っておきたいと思います。先般来より税の問題について継続して聞いておるのでございますが、大臣に二、三点重要な点だけを質問して、あと事務局にお伺いいたしたいと思います。  私が先般来質問して参りましたのは、大臣のお約束を中心にして、そのお約束に準拠して質問をしてきたわけです。そのお約束というのは、一つには税の公平税の簡素化、それから中小企業に対する減税、こういう点について質問を継続して参りました。そうして先般行き着きましたのが、具体的な問題としては軽油税であったわけであります。その軽油税を大臣の公約に関連をして考えますと、まだ簡素化という点については、……

第24回国会 大蔵委員会 第11号(1956/02/24、27期、日本社会党)

○横山委員 本論に入ります前に、ちょっと主税局長にお伺いいたします。この間もちょっと質問したのですけれども、動労所得税が国税で下る。それでオプション・ワンを採用しております市町村民税の収入が自動的に減るというわけで、全国各地で、本年は市町村税を少し上げるという事態が起って、それが各地方でトラブルになっておるわけであります。ことし再びここに、大蔵委員会に七月から動労所得の特別控除を上げて税金を減らすということが出ておるわけですが、これが必然的にまた来年地方税の減収となって参るわけです。このことを、それが正しいのだ、そういうふうに減収になるのを引き上げるという地方における結果はやむを得ないのだとい……

第24回国会 大蔵委員会 第13号(1956/03/03、27期、日本社会党)

○横山委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、租税特別措置法等の一部を改正する法律案並びに関税定率法の一部を改正する法律案に対して、反対の意見を申し述べるものであります。  まず、租税特例措置法の反対の理由を申し上げます。  租税に対する世界各国のあり方については、いろいろの形があり、またいろいろの原則があります。しかし、その中で何人も普遍的な常識をもって理解いたしますのは、担税能力の問題であり、所得に応じてこれを納める公平の原則であります。公平の原則こそは、多くの原則のうちでその中枢的な原則であります。これによってこそ、納税者たる国民諸君の納得は得られ、税務行政に携わる税務職員の苦労は、飛……

第24回国会 大蔵委員会 第14号(1956/03/06、27期、日本社会党)

○横山委員 先週本委員会を通過いたしました在外公館管借入金の返済の準備に関する法律を廃止する法律案に関連をいたしますが、直接関連をいたしませんので質問を延期いたしておりましたが、私の質問いたしたいのは、この法案の根底になっております、引揚者諸君が引き上げるときに、持っておった金を在外公館へ預けて、領収証を持って帰った、それを返してもらうというふうなことについてでありますが、今日その領収証を出している人は、みんな返してもらっておりますか、まずこれから御質問いたします。
【次の発言】 それで、今こういうことを聞いて恐縮なんですが、この準備に関する法律の廃止をいたしましたことは、この審査会における確……

第24回国会 大蔵委員会 第16号(1956/03/09、27期、日本社会党)

○横山委員 ちょっと資料の要求をお願いしておきたいのですが、今提案された理由の中で、「国家公務員等が内国旅行を行う場合、従来、国家公務員等の旅費に関する法律の規定に定められた等級より下位の等級によって鉄道旅行または水路旅行を行うことが多い反面、」こういうことが書いてあるのですが、これは何か確たる根拠があっておっしゃっておるのだろうと思うのです。何かこう見ますと、一等の人が三等に乗ってその差額をもうけておる、こういうふうな感じがいたすわけです。そういう実績があるのかないのか、あったら、一つ次会にこの実情を具体的に資料をもって御提示を願いたい。

第24回国会 大蔵委員会 第18号(1956/03/15、27期、日本社会党)

○横山委員 先日に引き続きまして国家公務員共済組合法の関係の法案について質問をいたしたいと思います。この間私が質問をいたしまして、岸本給与課長に、非常に不満である、しかしながら政府が別に提案をされるという年金の額の改定に関する法律案が満足すべきものであるならば、われわれとしてはこれを了承するにやぶさかでないというふうに御返事を申し上げておいたのであります。ところが、その後当委員会にその年金の額の改定に関する法律案が上程をされました。それによりますと、とてもじゃないが、満足すべきものではないのであります。本来、この共済組合の問題は非常に数字的でありまして、各関連をするところが多く、ややこしくてわ……

第24回国会 大蔵委員会 第19号(1956/03/16、27期、日本社会党)

○横山委員 簡単に質問をいたしますから、一つさっぱり答弁をしていただければ、時間がかからないと思います。先ほど春日委員から御質問がありました、この賠償の歳出の問題について話を承わりますと、あと予備費が七十億しかないのであります。フィリピン賠償が成立をいたしますと、初年度どのくらい要りますか。
【次の発言】 概算をいたしましても、ビルマの初年度はたしか五十億ですね。本年は七十二億、それに匹敵をいたしますフィリピンが五億五千万ドル、それを二十年払いにいたしますと、本年度どのくらい要るかは見当がつくだろうと思います。五十億の数字がぎりぎり一ぱいのような気がいたします。残っております額というものは、ほ……

第24回国会 大蔵委員会 第21号(1956/03/22、27期、日本社会党)

○横山委員 簡単にお答え下さればいいのですが、この問題について、今平岡委員の質問に関連してのみお答え願いたい。この九億九千万の金を日本が出資する、そしてその代償を何に求めるかという点について、大臣は先ほど、東南アジアの開発について金を日本が貸してもらうのであって、国内についてこの金を貸してもらうということではないとおっしゃいましたね。そういうわけですか。
【次の発言】 お答えによりますと、今日ただいま直接に日本に金を借りるというのではなくて、今日の問題としては東南アジアを対象にする、そういうふうに承わったわけですが……。
【次の発言】 この間、三月十三日の外務委員会の記録を見ますと、高岡委員の……

第24回国会 大蔵委員会 第22号(1956/03/23、27期、日本社会党)

○横山委員 特定物資納付金処理特別会計の法案について、政府にお伺いをいたしたいと思います。この特定物資の差益金は、どのくらいこの会計法案に関連をして入るわけでありますか。
【次の発言】 その十六億は、これによりますと行政措置で入るわけでありますが、どういう方法で人ってくるわけですか。
【次の発言】 本来一般国民から徴収をいたしますものは、税によるのが原則になっておるわけでありますが、この行政措置によってこれを徴収するという憲法上の根拠というものは、どういうふうに理解をいたしたらよろしいか。
【次の発言】 私の質問しておる点は、その行政措置によって取るということについて、これは強制力を持っておる……

第24回国会 大蔵委員会 第23号(1956/03/27、27期、日本社会党)

○横山委員 余剰農産物資金融通特別会計法の一部を改正する法律案について、お尋ねをいたしたいと思います。  余剰農産物協定も第二次になっておるわけでありますが、この協定の根本的なあり方について、政府としては考えるべき段階に到達をしておるのではないかと考えるのであります。と申しますのは、本来アメリカにおいて余剰であるものが、日本において必要な品であれば必ずしも問題はないのでありますが、しかしアメリカで不必要なものであると同時に、それは往々にして日本に不必要な、あるいは過剰なものであるということになりやすいのであります。もう一つは、最初のころには贈与分がある程度含まれておって、なるほど一部にはありが……

第24回国会 大蔵委員会 第26号(1956/04/06、27期、日本社会党)

○横山委員 私も資料を要求いたしたいと思います。私は、旧日本占領地域に本店を有する云々の法律案について御質問をいたす予定になっておりますが、根本的には、先ほどの閉鎖機関令と同じでありますから、その資料もあわせていただいて、そのほかに、この法律案は未整理のもの約二百社の問題でありますが、その二百社の主たる名称、それから在外店舖にかかる債務の大体の金額、それから外地従事員退職金等の債務の大体の額、本邦を履行と地する大体の債務の内容、それから現在残存している国内資産の限度内で支払うようでありますが、その限度はどのくらいであるか、主たる各社別のものをお願いいたしたい。

第24回国会 大蔵委員会 第27号(1956/04/10、27期、日本社会党)

○横山委員 旧日本占領地域に本店を有する会社の本邦内にある財産の整理に関する政令の一部を改正する法律案について、御質問申し上げます。最初にきょうもらいました資料の「主なる在外会社の整理状況調」これはきわめてアウトラインでありますが、この間聞いたところによりますと、二百十会社がまだ未整理で残っておるそうでありますが、これらの会社の関連をいたします外国の名前をお聞きしたい。
【次の発言】 そういたしますと、この法律に伴って、引き当て財産の処理の問題が各国との関連の問題になってくるわけでありますが、ここに出ております在外負債超過額、この表の中では六つの銀行においては負債の超過があり、それから残った六……

第24回国会 大蔵委員会 第29号(1956/04/17、27期、日本社会党)

○横山委員 委員長にお願いしてお遂ますが、岸本課長にお伺いするかたわら、政務次官に一つ伺いたいことがありますので、出席で遂るように取り計らわれたいと思います。もし出られなければ、政府を代表してどなたか
【次の発言】 それでは国家公務員共済組合法の一部改正に関する法律案について御質問いたします。  最初に伺いたいのは、この法律を改正する必要がほんとうにあるのかないのかという点であります。それと申しますのは、過般共済組合審議会が答申をいたしましたその答申内容を熟読いたしますと、明らかにこれは改正する必要はないのではないかという大前提に立っておるように思われるのであります。 つまりこの答申の一項の(……

第24回国会 大蔵委員会 第38号(1956/05/22、27期、日本社会党)

○横山委員 税理士法が今回改正されまして、税理士の業務についての若干の是正が行われるわけでありますが、この機会に、一つ政府側にただしておきたいことがございます。それは、根本的に税金の問題について、本委員会で繰り返し言っていますように、税金というものについて政府が持っております徴税権力が非常に強い強制力を持っておるということと、それからもう一つは、政府の解釈というものが一番先行するということで、わからないせいもあって、国民の方は税金がむずかしい、しかもびしびしと取られる。また大衆の方は、それに対して力が非常に微弱でございますから、そこにいわゆる警察署と税務署に行くのは非常にこわいというふうな雰囲……

第24回国会 大蔵委員会 第41号(1956/05/31、27期、日本社会党)

○横山委員 ちょっと関連して……。
【次の発言】 簡単に石村委員の質疑に関連して御質問いたします。確かに石村委員の申しますように、われわれ年々歳々物品税の免税点の引き上げ等について大蔵省がやっておられるのを見て、多少修正ができても、もうこれはおおいがたい法律上の不均衡が出て参っておるわけであります。先ほどお伺いすると、主税局長は、自分個人としては、もうすでに法律を修正しなければこの不均衡はおおいがたいと認めておる、こうおっしゃっておられますが、これは単に主税局長としての個人的見解にとどまっておる模様であります。そういうことであるならば、これは私どもとしてはきわめて残念だと思わざるを得ないのであ……

第24回国会 大蔵委員会 第45号(1956/07/17、27期、日本社会党)

○横山委員 関連をいたします事柄ですから、お尋ねいたします。大臣の御答弁が今のような状況ですと、これはなかなか話がおさまらないのでありますから、一つはっきりお答えを願ったらいいと思う。  まず第一に確認をいたしますが、六月八日に大臣は記者会見で、所得税の基礎控除と給与所得控除を引き上げたいとおっしゃった。それから今奧村委員が言ったように、新聞記者にさらに汽車の中で一基礎控除を引き上げる、こういうふうにおっしゃった。この書契に対して、大臣は責任をお持ちになりますか。
【次の発言】 あなたはどこかの学者ではないのでありまして、大蔵大臣であります。あなたが端的に、所得税の基礎控除を引き上げたい、こう……

第24回国会 大蔵委員会 第46号(1956/08/10、27期、日本社会党)

○横山委員 国有財産の適正な管理と処分ということについては、先年来国民の非常に注目をいたしておるところでありまして、行政管理庁もこれについて、過ぐる国会の前でありましたか、勧告を与え、大蔵省もこれに対しては、いうなれば恭順の意を表して、着々検討されておるところであります。これについて最近伝うるところによりますと、国有財産処理の方針について特別会計を設定する、こういう方向がきまったようであります。ただその内容とするところを見ますと、国の財産を処分して、それによって収入を得て、この収入をもって官庁の営繕に充てる、こういう立場の独算制をはかるという趣旨があるのであります。これは一つの見解だとは思うけ……

第24回国会 大蔵委員会 第47号(1956/08/11、27期、日本社会党)

○横山委員 時間がございませんから、項目的に、重複しないような点を質問いたしますから、先般の委員会でもそうでしたが、大臣がはっきり言うて下されば、時間が非常に経済的に済みますから、そのつもりで一つ御答弁願いたいと思います。  先ほどもちょっと話が出ておったんだが、予算の編成期が迫っておる。そして補正予算を組むか組またいかということが議論されておる。それに関連して、一つ二つの質問をしたいと思います。  最初に、健康保険法の三十億の繰り入れの問題が参議院で流れました。そのために支払い金を一括して支払基金を通じて支払われるので、非常な問題が起っておる。全国のお医者さんやあるいは患者さんが、非常にそれ……

第24回国会 大蔵委員会 第51号(1956/10/10、27期、日本社会党)

○横山委員 先ほどから与党の委員諸君の質問を承わっておりますと、税制について、非常に傾聴すべき意見がございましたたとえば前田委員からは、納税しない者の社会保障をどうするかという意見の開陳がありました。また増税は慎重にせよという意見がありました。奧村委員は、間接税よりも直接税中心主義であるべきだと言い、かつ徴収の困難をもって云々として、結局は、勤労所得控除をもっと引き上げるべきである、こういう意見に結論がされると思います。そういう意味からいいますならば、私のこれから質問しようとすることは、全く同じベースに立つわけであります。かくも与党、野党が声をそろえて今質問の焦点をそこに向けんとする意義は、一……

第24回国会 大蔵委員会 第52号(1956/10/11、27期、日本社会党)

○横山委員 主税局長がまだおいでにならぬそうですから、私の質問を次会に回したいと思います。ただ長官もそこにおられますから、一つだけ強く要望しておきたいことは、きのうの問題です。機械の耐用年数の圧縮の問題ですが、先般通産委員会及び当大蔵委員会で附帯決議をし、本会議においても全員了承いたしました耐用年数の圧縮の問題について、聞くところによりますと、まだその作業が十分進展をしてないようであります。また聞くところによりますと、あの問題が、単に当時の機械設備の制限に関する法律の欠陥を補うためにのみ決議をせられたというふうに誤解を生じている向きもあるようであります。当時云々されましたのは、ただにそればかり……

第24回国会 地方行政委員会 第13号(1956/02/25、27期、日本社会党)

○横山委員 私は地方税の改正法案、特にその中における軽油税を中心として質問をいたしたいと思います。  まず最初に政務次官に、問題がたくさんありますのできわめて簡潔に伺いたいと思います。税制について政府がかねがねお約束なさってきた諸般の問題について、早川さんはこれを順守せられるつもりでありますか。
【次の発言】 それでは第一にお伺いいたしますが、税制につきまして、政府は先般の衆議院の総選挙及び今次鳩山内閣の新しい組閣に際して重ね重ね言ってきたことがございます。その一つを取り上げてみますと、まず中小企業の減税ということが想起されるのであります。中小企業に対する減税措置は、国税の方では政府はこれをや……

第24回国会 地方行政委員会 第15号(1956/02/29、27期、日本社会党)

○横山委員 まず専売の方にお伺いしますが、先ほど私もやはり同じような印象を受けたのです。三公社の中で金額も少いかもしらぬけれども、あまり大したこともない、それで取るなら便利な方でやってくれ、こういう軽い印象を受けたわけでありまして、その点意外な感じをしたわけであります。なぜかと申しますと、ついこの間の大蔵委員会でピースの値下げその他についての法案の説明を承わりまして、大蔵委員一同、専売の売上収入が非常に激減をいたし、来年度の予算についても実に大わらわの苦心の状況が見えたわけであります。そういう状況の中でたばこを値下げして、何とか販売をたくさんにして、収支を償おうという議論の中で、一億円の固定資……

第25回国会 大蔵委員会 第3号(1956/11/20、27期、日本社会党)

○横山委員 三十一年度の食糧管理特別会計の借入限度等の特例に関する法律案について、いささか質問いたしたいと思います。  これによりますと、本年度の証券、借入金及び資金一時借入金の現行の限度額を一千億増加するということになっていますが、第一に一千億どうして増加しなければならぬのか、その内容はどんなところにあるのかということをお伺いいたします。
【次の発言】 そうしますと、約四百億ばかりの歳出の増、それから三百五十億ばかりの歳入の減、合せて七百五十億のものは十二月末において出る数字ですか。それとも来年三月までの予想を入れての数字ですか。
【次の発言】 あと一月、二月、三月までの余裕を二百五十億置く……

第25回国会 大蔵委員会 第5号(1956/11/27、27期、日本社会党)

○横山委員 この間この法律案に関連して私が質問をいたした点で、二点ばかり保留になっておる問題と、それから追加の質問をいたしたいのであります。一つは大蔵省に預けてあります点ですが、宮川さん、あなたこの間の事情を聞いていらっしゃいましたか。麦の値段です。
【次の発言】 私がこの間言ったことは、農林大臣は麦の値段を下げると言っておられる。農林省を代表した長官もそういう方向で検討しておると言われた。ところが大蔵省は、政務次官の言われることは、生産者価格と消費者価格を勘案するというような、ややあいまいな言葉でありました。しかも方向が逆の方向を向くかもしれぬというような感じを受けたのですが、それではいかぬ……

第25回国会 大蔵委員会 第6号(1956/11/29、27期、日本社会党)

○横山委員 時間も非常におそくなりましたし、ただいま岸本課長に聞きますと、参議院の内閣委員会で、私が今これから質問しようとしておりますことについての質疑応答も、一応済んでおるようでありますから、簡単率直に政府側に一つただしたいと思います。  それは御存じのように、今官公労の労働者が年末闘争に入っています。そして聞くところによりますと、明日閣議が開かれるそうであります。新聞に伝うるところによれば、現業関係を持つ所管大臣が閣議において、この人事院の勧告なり、これに対応する官公労の労働者の二千円のアップの問題なり、あるいは年末手当の問題について発言をする由というふうに伝えられておるわけです。私は、今……

第25回国会 大蔵委員会 第7号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○横山委員 時間があまりありませんし、ほかの委員の御質問もあるでしょうから、簡潔に御質問をいたしたいと思います。  税制調査会には非常に長い間御苦労さんでございますけれども、第一にお伺いしたいのは、その調査会のものの考え方、もちろんこれは個々のお方によっては違いましょうが、大勢としてお考えになっている方向を二、三承わりたいと思います。これは今の国民の税に対する考え方が、重いということが第一であり、不公平ということが第二であり、わからないということが第三にある、こういうふうに私は理解をしておるのであります。今度の構想の中で、わからないという点については解決がどうも与えられてないようでありますが、……

第25回国会 大蔵委員会 第8号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○横山委員 ただいま議題となりました昭和三十一年の年末の賞与等に対する所得税の臨時特例に関する法律案につきまして、その趣旨と内容について御説明申し上げます。  わが国の家庭生活の習慣は、冬季におきましては各種経費のかさむ事情にあり、特に年末、年始にはこの点著しいのでありまして、これを考慮され年末手当が支給されておりますが、いろいろの事情から十分な金額が支給されておりません。他方従来勤労者の税負担率が重いという声はちまたに満ちあふれ、その軽減の必要あることは今さら申すまでもないことと存じます。  そのため、全日本の給与所得者は声を大にしまして、年末手当の実質的向上を叫び続けて参りました。すでに今……

第25回国会 大蔵委員会 第9号(1956/12/05、27期、日本社会党)

○横山委員 管財局長に主として三つの点についてお伺いをいたしたいと思います。  第一の点は、国有財産の今後の方向の問題であります。先般行政管理庁が国有財産のあり方に対して非常な非難をいたしました。自来審議会が設置をされて、その後審議をせられておるようには聞いておるのでありますが、杳としてその消息がないのであります。膨大な国有財産を持っておって、しかもあれだけ国民の世論の問題ともなって、その後政府として、それに対してどういうふうに答うべきかについて的確なる方向を指示してないということについては、これは一つの問題だと思うのです。一昨日でしたか、税制調査会の委員を招いて、われわれはその所見をただした……

第26回国会 社会労働委員会 第42号(1957/04/20、27期、日本社会党)

○横山委員 今の八田委員の続きになると思いますが、公社とは何ぞやということから始めたいと思います。公社とは何ぞや。公社とは国家機関ではない、公共企業体である。公共企業体と国家機関とはどこが違うか、これをまず大臣からお伺いいたします。
【次の発言】 いかなる法律的見解から、何法によって国家機関の延長だとおっしゃるわけですか。
【次の発言】 大臣は企業をやっておいでになった方でありますから、私などよりは企業の豊富な経験を持っておられるわけでありますが、その企業のよさ、企業としての能率性というものを、公共性のある国鉄なり電通なりあるいは専売に能率性を付与せしめるという意味で公共企業体が生まれたのだと……

第26回国会 社会労働委員会 第44号(1957/04/24、27期、日本社会党)

○横山委員 質問をいたします前に、藤林委員長を初め仲裁に当られた皆さんの非常な御労苦に対して、敬意を表する次第であります。この問題は、今私伺っておりまして、藤林さんのいろいろな見解で多くの示唆を受けたのでありますが、その中からまず一つ二つ御質問をいたしたいのであります。今大橋委員の御質問に対して、本来何とか調停で成立をさせたい、こういうお考えのようであります。これは別に公共企業体だけの問題でなく、あらゆる労働問題について同じようであり、さらに藤林さんの御意見は、調停段階よりもさらに一歩前の団体交渉の段階において解決するのがほんとうでないか、こういう御意見のように憶測するのでございますが、どうで……

第26回国会 社会労働委員会 第48号(1957/05/07、27期、日本社会党)

○横山委員 今お二人の質問とあなたの答弁を聞いていますと、だいぶ私は松浦さんがきょう何というか率直に言うていらっしゃらぬと思います。私は御存じのように選挙区は名古屋です。私の選挙区に来て、東京から新聞記者を連れていってそうしてお話なすって、しかも名古屋の労働組合の幹部諸君にお会いになってあなたが率直におっしゃったことをどうして率直にあなたはおっしゃらないのです。少くとも今毎月新聞が話題に出ている、それから私は朝日新聞も見ているし読売新聞も見ております。質問をするのは三社共通の部面です。まだここにずっと並べることができますが、一流新聞が三社共通にあなたの談話として掲げておることをあなたはこの公け……

第26回国会 社会労働委員会 第50号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○横山委員 時間がありませんから、ごく簡単に二点お尋ねいたします。  一つは、先ほど横路委員の質問に小倉副総裁から二十三日の問題については労使間で今回は処分しない、こういう約束をした、こういう報告がありました。その点について岸総理大臣は労使の約束に責任を持たれるかどうか、責任といいますか、尊重されるかどうか、その一点をお伺いいたします。
【次の発言】 それは私も聞いておりましたが、それでは小倉さんに簡潔に伺いますが、先ほど小倉さんの話は、詳しく言えばいろいろ経緯があったけれども、二十三日は処分をしない、けれども春闘全体については処分をする、こういうふうにあなたは結ばれたと思いましたが、違いまし……

第26回国会 大蔵委員会 第1号(1957/02/08、27期、日本社会党)

○横山委員 租税特別措置法の一部を改正する法律案についてまず質問申し上げたいと思います。御就任なさった政務次官は、非常に温厚な方だそうでありまして、しかも本法案についての責任をあなたに追及するのは、ややお門違いでありましょう。本来ならば、この法案は昨年の十二月三十一日以前に提案さるべきものであったのであります。しかもわが社会党は、かねがねこのことについて警告を発しまして前政務次官にも話をし、主税局長もこれを了として臨時国会中にできるならば提出いたしたいと約束をされておったものであります。前政務次官は非常に熱意のある方でありましたが、このことはやや画龍点睛を欠くと申しましょうか、まことに残念なこ……

第26回国会 大蔵委員会 第2号(1957/02/12、27期、日本社会党)

○横山委員 大臣にお伺いいたしたいことがいろいろありますが、きょう私は、税及び税制一般についてお伺いをいたします。先にお断わりをしておきますが、ものの考え方を伺いたいのでありますから、局長初めその他の人は、私が求めるまでしばらく一つ黙っておっていただきたいと思います。  その前に、大臣に一つ苦言を呈しておきたい。先般文書課長から、われわれ大蔵委員会に付託されるべき法案を聞きましたら、五十三あるということでありました。先ほどあなたも、だいぶあるらしいけれども、なかなか忙しいから来られぬ。まあよう来るつもりだけれども、よろしゅう頼む、こういうお話がございました。しかもこの五十三の中で、今や国会は、……

第26回国会 大蔵委員会 第3号(1957/02/13、27期、日本社会党)

○横山委員 政府側に資料を要求しておきたいと思います。この間大蔵大臣に御質問いたしましたときに、大蔵大臣の主たる要点が公平ということであります。今度の答申の中で、強く不均衡をうたっておるものが三点ありますが、おそらく大蔵省も、この不公平に基いて法案を出されておると思う。第一は、給与所得者とそれ以外との問における不均衡、第二番目は、法人と個人との同の不均衡、第三番目は、特別措置による不均衡、この三つの不均衡について、これは非常に大きな問題でありますが、少くとも第一と第二の問題については、かなり詳細な資料をお作りになって、その上に立って法案ができておることと存じます。従って、第三については日でわか……

第26回国会 大蔵委員会 第6号(1957/02/20、27期、日本社会党)

○横山委員 日本国有鉄道に対する政府貸付金の償還期限の延期に関する法律の一部を改正する法律案でありますが、昨年当委員会において、この三十億何がしという貸付金については、言うならば無条件で一年延期をいたしたのであります。本年はそれを形を変えて、この法案によりますと、三十二年から三十六年までの五年間に分割して償還させる、こういうのであります。去年とことしと延期について形を変える理由がどういうところにあるのか。何か国鉄としては、確実に財政上返還する余裕が生じ、前途にそういう保障を得られておるのかどうか、まだ変った理由をお伺いいたしたい。
【次の発言】 増収は多少はある、経費も多少合理化できる、そうし……

第26回国会 大蔵委員会 第7号(1957/03/01、27期、日本社会党)

○横山委員 関連して。今石村委員から二点にわたっての、私の本会議の質問に対する答弁についての質問に対して、あなたのお話は、やはり二点とも本会議における言葉ときょうおっしゃった言葉とは違いがある。たとえば擬制説の問題にしても、今あなたがおっしゃったような言い方であるならば、いい悪いは別として、筋が通ると私は思う。けれども、本会議では、まず第一に、私は擬制説を正しいと思うというふうに言われて、その後、正しからざる実在説の方向へこれから私としては徐々に行こうと思う、こういうことは非常に問題をはらんでおるわけです。私は、あの場合においては、再質問がないという立場においてやったのでありますから、再質問は……

第26回国会 大蔵委員会 第8号(1957/03/05、27期、日本社会党)

○横山委員 この間資料の提出をお願いしておきましたら、本日出て参りましたが、ここに法人企業と個人企業との負担額比較表なるものが出てきましたが、私がお願いしたのは、公平論に立って、それぞれ法人で問題になっておりました比較を出していただきたいと言ったわけですが、特に給与所得者とその他との比較についてお願いをしておいたのですが、これは一体出るのですか、出ないのですか。
【次の発言】 御親切な答弁ですけれども、今税金が高いということと不公平だということの二面性の中で、高いということについてはいろいろと方法がある。けれども、不公平を直すということについて、今のあなたのお話だと、少くとも給与所得者とその他……

第26回国会 大蔵委員会 第10号(1957/03/08、27期、日本社会党)

○横山委員 長官についでに一つお伺いしますが、この間お知らせ問題で、わが党は手分けをして今の申告の実情を調べた。そうしたらこういうことが出てきました。十五日までが申告をする期限になっているのですが、例年ならば二割くらいは出ておらなければならぬものが、五分くらいしか申告が出ていない、こういう情勢が近くの東京区内でもわかったわけです。これは一体どういうことだろうということで、われわれとしては非常に考えさせられた。例年なら二割くらいの申告が出ておらなければならぬところが、わずか五分くらいしか出ておらぬということは、明らかに納税者の心理を物語る。同時にまた税務署側の立場をやっぱり物語っておると思うので……

第26回国会 大蔵委員会 第11号(1957/03/12、27期、日本社会党)

○横山委員 税法について、引き続いて質問をいたしたいと思います。  この間の人格なき社団についての結論は出ましたか、それをまず簡単にお伺いいたします。
【次の発言】 私は、特に要望しておきたいのでありますが、先般いろいろとあなたと質疑応答を重ねた結果、主税局でお作りになるときに非常に問題がある、むずかしかろうと考えるわけです。今無理につじつまを合せて問題を多くすることが、果して妥当であろうかどうかということも考えるわけであります。従って、御勘案されるときには、一つ長い目で見て、あまり拙速主義でかえって妙な、つじつまが合わないものを考えるよりも長い目で見て考える。たとえば一つの私の案でありますが……

第26回国会 大蔵委員会 第14号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○横山委員 大臣にお伺いいたしたい問題は、当面の給与問題であります。お断わりをいたしておきますが、本件は社会労働委員会ないしは予算委員会でやるのが適当かと存ずるのでありますが、しかし緊急せっぱ詰まった問題でもありますし、かつはまた大蔵省関係の職員の主管大臣として、あなたに一つお伺いをした方がよかろうとも思ったからであります。  きょうは、新聞にも載っておりますように、政府側としては声明を出すと言います。それから仲裁申請がされる日であるといいます。あるいはまたこれに対して公労協は三・五波をどうしても十六日からやると言っております。従いまして、非常に重要な日でありまして、私どもとしては、何としても……

第26回国会 大蔵委員会 第15号(1957/03/19、27期、日本社会党)

○横山委員 先般来問題になっておりました人格のない社団または財団に関して、あらためて総括的な質問をし、同時に先般来理事会で問題になりました疑点を公けに確認いたしたいと思います。  もう一度お伺いしますけれども、人格のない社団及び財団というものを、政府としてはどういうふうに定義をしておられるか、それをまずお伺いしておきます。
【次の発言】 「法人でない社団又は財団」というふうな訂正なされているのですが、結局あなたの説明によれば、法人でもない、個人でもない、その両方でもないものを総括して、人格なき社団ないし財団というふうにきめることに本来的な問題がありはしないか。黒でもない白でもないものをすべて適……

第26回国会 大蔵委員会 第21号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○横山委員 昨日とん税及び特別とん税についていろいろと質問いたしたわけでありますが、なお問題が解決をいたしませんので、あらためて質問をいたしたいと存じます。  きのう申し上げましたように、本件は、そもそもさかのぼれば造船利子補給の打ち切りから始まっておるように思うわけでありますが、それを今特に言うつもりはございません。しかし、少くとも今日港湾の発展のために努力いたしております地方自治体や、あるいは港湾管理者のために、この法案を策定するに当って十分な配慮がされなかったことは、きわめて遺憾にたえないと存ずるわけです。少くとも国税を五円を八円にすることが国税自体としての目的でなくして、特別とん税と合……

第26回国会 大蔵委員会 第22号(1957/03/30、27期、日本社会党)

○横山委員 主として修正案及びその精神について小山委員にお伺いをいたしたいと思うわけでございます。  今度のこのガソリン税ほど世間を非常に震憾させたものはない。特に仁徳以来の減税と呼号される中で、仁徳以来の大増税ともいわれているのでありますから、この最終段階において、与党を代表して御提案をなさったその気持をまずお伺いをしたいのであります。つまり私の言わんとするところは、一万数千円というところから、きのうの署名の問題も発生し、それから八千円の声を聞き、六千五百円の声を聞き、また一部に五千五百円の声を聞き、ここに五千三百円の提案となってきました。そうすると、一体何が適正であるか、何が真実であるかと……

第26回国会 大蔵委員会 第25号(1957/04/09、27期、日本社会党)

○横山委員 国有財産に関する基本的な問題を議論すべき一番いい機会でございますから、多少整理はされておりませんけれども、この際この法案に関連して、国有財産について質問をいたしたいと思います。今回国有財産の白書が出ました。それによりますと、要約すれば、三十年度末に一兆九千二百五十三億円かある、この処分の強化のために、大蔵大臣の行う国有財産の総括権限を強める。それから管理処分の機構充実のために、国有財産の審議会を強化する。第三番目に、普通財産の管理処分をはかるために、五年程度の処理計画を立てるというようなことが柱になっておるようであります。この答申を見て、また今日までとかく世間から疑惑を打たれており……

第26回国会 大蔵委員会 第30号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○横山委員 公社が来ます前に、政務次官は二十五分に向うへ行かれるということでありますから、まず政務次官にお伺いしましよう。端的に聞きますから、一つ端的にお答えを願いたい。お迎えも来ておるようでありますから、その趣旨を了として簡単に質問をいたしたいと思います。  造幣、印刷、専売、この三つの関係の労働組合と、関係の公社の間に裁定が下されました。政務次官に私は端的に聞きたいことは、今日まで専売、造幣、印刷の労働者に対して公営法なり、あるいは公社法なり、あるいは法規令達によらざる給与を支給したことがあるかどうかということを、まずお伺いしたい。

第26回国会 大蔵委員会 第33号(1957/04/26、27期、日本社会党)

○横山委員 先般来、本法案につきまして理事会においていろいろと相談をしていただきました点について、政府の所信をお伺いいたしたいと思います。  私が主張しておりました点は、さきに国鉄とか、あるいは電電とか、あるいは専売等の職員として在職しておった者で、所属長の承認または勧奨を受け、外地のこれらに同類するもの、た  とえば南満州鉄道株式会社、たとえば満州電信電話株式会社、たとえば華中電気通信株式会社、あるいは華北電信等のいわゆる外地鉄道会社等に勤務して、終戦後再び内地のこれらの職員となり、以後引き続いて職員である者の向うにおった期間は、組合員としての期間に通算されないことになっていますが、これが非……

第26回国会 大蔵委員会 第35号(1957/05/08、27期、日本社会党)

○横山委員 国有財産法の一部を改正する法律案について、基本的なことをお伺いしたいと思うのでありますが、これによりますと、中央審議会及び地方審議会をこの際法制化するというのであります。今日まで審議会が、審議をして結論を得ました答申は、膨大なものになっています。この膨大な答申をいかに実現をするかということが、今後に課せられたきわめて重要な問題であろうと思います。ここにあらためて審議会を法制化をして、新たに何をしようとするのであるかということが、まず第一に伺いたい点であります。  第二番目に伺いたい点は、一体国有財産の管理及び処分をどういう構想をもってやろうとするのであるか、つまり膨大な土地及び建物……

第26回国会 大蔵委員会 第37号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○横山委員 まず附帯決議の案文を朗読いたします。    臨時通貨法の一部を改正する法律案に対する附帯決議   百円硬貨の発行に当っては政府は次の諸点に充分配慮をすべきである。  一、みつまたの政府買上量については今後三十一年度水準を下廻らないようにすること。  一、各種紙幣の廃棄率をたかめること。  一、百円硬貨の銀の含有量を可及的多くするとともにその大きさについては十円貨程度とすること。  一、印刷局造幣局の職員に対して、人員整理させずその他労働条件の低下などなさないよう配慮すること。  以上でありますが、この内容につきましては、すでに本委員会の質疑応答を通じて政府の見解もただし、かつ具体的……

第26回国会 大蔵委員会 第38号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○横山委員 大へん恐縮ですけれども、質問をする一番の中心である春日委員が今整理をしておるそうでありますから、私の質問はちょっとはずれるかもしれませんが、五分間ばかりお許し願いたいと思います。  実は、先般本委員会で池田大蔵大臣と井出農林大臣に愛知用水のことについて御質問をしたことがございますが、その際両大臣からは、この問題については今世界銀行と折衝中であるから、告示もおくれているけれども、先月の二十日までには告示をするのだということを大臣も言われ、それから第二番目に、農民に対する負担については、これは両大臣とも、ないようにするという答弁をこの委員会でもらったわけです。ところが最近新聞で伝えると……

第26回国会 大蔵委員会 第39号(1957/05/17、27期、日本社会党)

○横山委員 きのうの晩、正示さんに、接収前後をめぐり、行政監察委員会におきまして疑惑の生じた点について、その後の実情を調べてもらいたいとお願いしておきましたが、その結果をまず御報告願います。
【次の発言】 私は前段としてあなたにお願いをしておいたことは、行政監察委員会が、疑惑を持って指摘をした問題について、その結果をすべて報告してもらいたいということであったのでありますが、私の賛同をした点のみの御回答がありました。まず第一に、このお下げ渡しの大粒のダイヤ五個の問題については、行政監察委員会はこういうふうに締めくくっておるのです。「御下渡の大粒ダイヤ五個が、宮内省の金庫のなかで紛失してしまったこ……

第26回国会 大蔵委員会 第44号(1957/07/10、27期、日本社会党)

○横山委員 この間国政調在でた州地方をずっと回ったのでありますが、私どもは、今承わりましたように、一般的な実情はほぼそのようなことであろうと思って回りましたところ、驚いたことに、九州に参りますと、南も北も、金融機関の人々が申しますには、神武景気もあまり来なかったけれども、同時に金融引き締めにおける影響もあまりないのですというこもごものお話で、ややびっくりもし、勢い込んでいったものが当惑したような結果に相なりました。これは一体いかなる原因であろうかといろいろ探究はいたしたのでありますが、ただいま政府機関並びに金庫、公庫の代表のお方にも御説明願ったところ――ただ熊本でありましたか、長崎でありました……

第26回国会 大蔵委員会 第45号(1957/07/11、27期、日本社会党)

○横山委員 参考人の皆さんには、お待たせをいたして恐縮でございますが、私がただいまより質問をいたしますことは、専売公社の皆さんは、すでに昨年以来本委員会で取り上げたことでありますので、十分御存じの通りで。ありますが、念のためにもう一度翻って考えてみたいと思うのであります。  この吉良の塩田は、言うまでもなく吉良上野が善政の一つとして作り上げて、すでに長い歴史を持っておるので、あります。それが、今井上委員が質問いたしました過程の中にも明らかなように、何としても塩業の近代化が必要になった、近代化するために、吉良の塩田においては三つの問題がある、一つは、塩業者が当初反対をしたことである、もう一つは、……

第26回国会 大蔵委員会 第46号(1957/08/12、27期、日本社会党)

○横山委員 今銀行局長からちょっとお話があったのであるが、私は少し三公庫を例にとって、実情を私の品から話して、大臣にお伺いしたいと思うのであります。この委員会で、政府機関から三百五十億出ることはきまった。ところが先月暮でありましたか、名古屋で国民金融公庫、中小企業金融公庫、商工中金、それから銀行、ほかの用事もありまして全部回ったのです。たとえば中小企業金融公庫へ行きますと、直接貸付に七十件殺到しているわけです。それじゃ一体いつごろこれが完了できるのかといったら、今年一ぱいはどうしてもかかる、こういうわけです。何が原因かといったら、もちろん資金のワクもあるけれども、審査能力が全然足りません。七十……

第26回国会 大蔵委員会 第49号(1957/09/11、27期、日本社会党)

○横山委員 ちょっと関連して。大臣、それは抽象的な言葉を言われるけれども、ここ二、三回の大蔵委員会を通じて、あるいは政府と野党との間を通じて、大臣が税に関して言われたことは、もう二、三にとどまらぬのですよ。臨時国会では、輸出振興の税法改正案を出す、これが第一に公式に言われておる。それから第二番目に一言われてれるのは、先般の大蔵委員会で、大蔵委員会の決講は尊重する。これは、間接税の問題をやると言われたことですよ。第三番目に、今あなたは、横路さんの質問に答えて、低額所得者の減税はしない、こう言われる。だから、あなたが抽象的にあちらから言われ、こちらから言われているんだけれども、あなたの構想というも……

第26回国会 大蔵委員会 第51号(1957/10/05、27期、日本社会党)

○横山委員 あとに春日さんが待っていますから、管財局長に簡単に要点を質問しますから、簡単でけっこうでございます。  最近駐留軍の地上軍が約三万撤退するについて、国有財産が相当膨大に日本へ返還をされる、こういう状況が出て参りました。国有財産白書を見ますと、普通財産で駐留年か使っていますのは、約一千百八億の膨大な国有財産、そのほかに特別会計で使っておるものを合せましたら、駐留軍が使っております国の財産は、実に膨大なものになると思います。これからこれが返還をされてくるについて、もうすでに各所で相当の問題が起っておるようです。それに関連してお伺いしたい第一番の問題は、返還されてくる駐留軍が使っておった……

第26回国会 大蔵委員会 第52号(1957/10/10、27期、日本社会党)

○横山委員 あなたは、ほんとうにおわかりになって言っていらっしゃると、聞いておっても私は思うのです。けれども、腹の中でわかっておっても、私どもを納得させるような御答弁がないわけです。繰り返し石村さんがいっておるように、年末金融をわれわれはともに考えておる、年末金融をやるについては、市中銀行もあり、商工中金もある、これはやってもらわなければならぬけれども、国民金融公庫と中小企業金融公庫を利用しておる人々、また増加しておる需要等を考えると、この二点が今一番問題なんです。これをほっておいて何か方法があるということなら、大臣、それをお示し願いたい。私どもは、ほっておいたならば、この二つの問題については……

第26回国会 予算委員会 第24号(1957/04/26、27期、日本社会党)

○横山委員 いろいろとお伺いしたいことがございますが、瞬間も必ずしも豊富でないようでありますから、問題を整理してお伺いをいたしたいと思います。  運輸大臣にちょっと最初にお伺いをいたしますが、業績賞与というのは、一体どういう意味で労働者に支給されていますか。
【次の発言】 日鉄法によりますと、四十四条の二項で「前項後段の規定は、能率の向上により、収入が予定より増加し、又は経費を予定より節減した場合において、その収入の増加額又は経費の節減額の一部に相当する金額を、予算の定めるところにより、運輸大臣の認可を受けて、特別の給与として支給するとき」は適用しない、こう書いてあるわけであります。つまり収入……

第27回国会 社会労働委員会 第3号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○横山委員 大臣にお伺いをいたします。私は第一に、国鉄の紛争にからまる経過並びに今後の展望、その中における根本的な諸問題に触れて、大臣の所信をお伺いしたいと思います。その前に、私どもの見方と大臣の立場と、非常な違いはありますが、しかしこの問題について、大臣が相当な努力をされたことについては、私は敬意を表したいと思うのであります。まさに国鉄の紛争が、本年度の労働問題の中では、最重要な問題といってもいいと思うのであります。この際労使はもとより、政府においても、今までの経過、結果、それからこれによって将来どうあるべきかということについては、根本的にこの経験を学びとるべき必要性があると思うのであります……

第27回国会 社会労働委員会 第5号(1957/11/12、27期、日本社会党)

○横山委員 私は日本社会党を代表して公共企業体等労働関係法及び地方公営企業労働関係法の一部を改正する法律案の提案の理由並びに内容の大綱を御説明申し上げたいと思います。  公共企業体等労働関係法いわゆる公労法の改正案を提出いたしました第一の理由は、憲法上の立場であります。憲法第二十八条では労働者の団結権、団体交渉権、団体行動権が保障されております。従って労働法はこの労働基本権を基盤にして制定されるべきものであり、また理解されなければなりません。しかるに公労法第十七条の争議行為禁止条項は労働者の団体行動権を全く無視したものであり、第八条は団体交渉権を制限し、第四条のオープンショップ制並びにカンパニ……

第27回国会 大蔵委員会 第2号(1957/11/04、27期、日本社会党)

○横山委員 私は、主として税金のことについて大臣に伺いたいと思うのであります。今まで春日委員を通じて承わったところでは、将来のことについては、あまりおっしゃらないようであります。それを、水かけ論をやっておっても切りがありませんから、私は少くとも政府及びあなたが、今日までいろいろと公式に発表され、あるいは非公式に発表された材料を中心にして御質問をいたしたいと思います。その材料の第一点は、言うまでもなく予算の基本方針であります。材料の第二点は、この間あなたが本会議で演説されましたいわゆる財政方針の演説であります。この二つを通じて言えることは、減税の問題について、あなたは何ら触れていないということで……

第27回国会 大蔵委員会 第5号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○横山委員 ただいま設置することに決定をいたしました小委員会に関連して、今日の税の執行の面について、二、三長官及び大蔵省に質問をいたします。  先般大臣に質問をいたした点でありますが、要するに、戦後税制の変遷がいろいろあると同様に、税務執行における行政面、あるいはその機構面の変遷もいろいろ重なってきておるわけであります。その変遷を私ども解釈いたしますと、国民の生活の水準、それから経済情勢の安定等と相待った機構並びに執行になっておると思うのであります。これを一言でいえば、ある時期においては権力的なやり方、あるいは大衆的な、早く言えば反税運動というようなものに相対立する税務執行のあり方というものも……

第27回国会 大蔵委員会 第8号(1957/11/14、27期、日本社会党)

○横山委員 引き続いて質問をいたしたいのでありますが、きょう大蔵大臣は、よろいを着てここに来ておられるような気がします。一体今日のこの委員会並びにその質問をどういうふうにあなたは見ておられるのであるか、先ほどからあなたの話を聞いて不可解に思っております。あなたは大蔵大臣になって、今白紙の立場で答弁をされておるのではないかと思います。私はその意味で、井上委員もおっしゃったが、あなたもまた一合目からずっと上っていくのだという話でありますけれども、あなたの一合目で言われたことや二合目で言われたことを基準にして質問申し上げたいと思います。  一番最初に、そうあなたと私どもの間に意見の相違がないのは、来……

第28回国会 大蔵委員会 第2号(1958/02/06、27期、日本社会党)

○横山委員 実は、ちょうど一年くらい前に本委員会で取り上げまして、国税庁に研究を依頼いたしました問題が二、三ありますので、この機会を利用して、その研究ぶりを御報告願いたいと思います。  といいますのは、第一に問題になりまして、理事会で満場一致あなたの方の善処を要望いたしたのですが、勤労所得と事業所得ないしは農業所得の合算の問題です。生計を一にして、日常の起居を同一にしておるという場合が、まず一番の問題でありますが、主人が工場へ行っておる、お母さんがたんぼをやっておる、ないしはお父さんがたんぼをやっておるという場合には、原則として今の基本通達では、当該事業に要する資金の調達をなし、その他当該事業……

第28回国会 大蔵委員会 第4号(1958/02/13、27期、日本社会党)

○横山委員 私は、例によって税制を中心にして、大臣に十分にお答えを願いたいと思います。そのために、前段として、大臣のものの考え方を少しお伺いしておきたいと思います。と申しますのは、去年の財政演説と今年の財政演説というものが非常に違うわけです。もちろん去年は池田さんのときであります。けれども去年の財政の根本をなすものの考え方と、今年の考え方の違いというものを明らかにしなければなりません。これを明らかにしてこそ、国民の納得と理解が得られると思うわけであります。たとえば、池田さんは、その財政演説でこういうことを言っている。「このような産業活動及び国民生活の面における不均衡を是正しながら、全体として経……

第28回国会 大蔵委員会 第5号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○横山委員 きのうに引き続きまして、質問をいたしますが、あとの方もいらっしゃいますので、問題を限定いたしまして、大蔵大臣に質問をいたしたいと思います。  一萬田さんの今回の構想の中で、最も一萬田さんらしいといわれ、かつあなたの構想がそのままとにかくなまで出て参っておりますのは、たな上げ資金の問題と、それから貯蓄控除制度の問題であります。あなたの最初の構想から変遷はいたしましたものの、それがともかくも一応貫かれて参った、こういうふうに考えるわけであります。たな上げ資金のことにつきましては、別途また質問をすることにいたしまして、私は、この減税貯蓄制度が持っております意義、その内容、その効果等につき……

第28回国会 大蔵委員会 第6号(1958/02/18、27期、日本社会党)

○横山委員 この間本委員会で私が質問をいたしました、俗にいう兼業農家、片つ方が工場、会社、官庁等へ勤務して、片つ方は農業ないしは事業をやつておる場合、同一の家族の場合に、合算を分離せよという私どもの主張に対しまして、ただいま拝見をいたしましたところによりますと、北島長官から各国税局長に通達が出された模様であります。私は、本日の朝日新聞を見まして、今通牒を十分にまだ拝見をしておりませんから、この間本委員会で概略説明されたことを含んで、この通牒の最終的決定の内容を概略まず御報告を願いたい。
【次の発言】 本委員会の要望に基きまして、非常に長期間慎重に各種類の実情に応じて検討せられたということについ……

第28回国会 大蔵委員会 第9号(1958/02/25、27期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長代理 関連質問の要求があります。これを許します。茜ケ久保君。
【次の発言】 有馬輝武君。
【次の発言】 横錢重吉君。
【次の発言】 大臣にはこれに関連して質問が三、四ありますから、しばらくお待ちを願います。  今委員長から話がありました、国家公務員その他の人々の年金制度について、すでに当委員会は、本国会の冒頭において、提出法案の一つとして予定されて報告を受けました。従いまして、当委員会としても、各党ともそれぞれ意見をまとめておるのでありますが、今日に至るまで、その法案が出て参りません。この分でいきますと、かりに出ましても、非常に問題があろうかと思います。そういう心配をしております際……

第28回国会 大蔵委員会 第10号(1958/02/26、27期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長代理 これより会議を開きます。  委員長所用のため不在でありますので、指名により、私が委員長の職務を行います。  日本開発銀行法の一部を改正する法律案、所得税法等の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、酒税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案の五法律案を一括して議題とし、審査を進めます。質疑の通告があります。これを許します。川野芳滿君。
【次の発言】 淺呑忠雄君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめ、午後一時半まで休憩いたします。     午後零時三十分休憩

第28回国会 大蔵委員会 第12号(1958/03/04、27期、日本社会党)

○横山委員 この間本委員会で、日本原の問題を中心にして、わが党の委員が質問をいたしたわけであります。ちょうど私委員長席におりましたために、基本的な問題を実はお伺いしたかったのですが、この際基本的な問題を含めて、具体例を引いて、意見をただしたいと思うわけであります。  新聞の報ずるところによりますと、政府は二十日の次官会議で、駐留軍の施設の解除、追加提供を次の通りきめた。全部で解除が十八件、一部解除が十九件、追加提供が三件となっておる模様であります。このようにたくさんの、駐留軍に貸してありました施設が解除される。そこで今、これをどうするかという声が、各地でほうはいとして燃え上って、そうしてトラブ……

第28回国会 大蔵委員会 第13号(1958/03/05、27期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長代理 関係質問の要求があります。これを許します。足鹿覺君。
【次の発言】 次に、租税特別措置法の一部を改正する法律案を議題として質疑を続行いたします。奧村又十郎君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次会は明六日午前十時三十分より開会することとし、これにて散会いたします。     午後五時七分散会

第28回国会 大蔵委員会 第14号(1958/03/06、27期、日本社会党)

○横山委員 ただいま議題になりました三修正案について御説明を申し上げます。  まず第一に、租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案について御説明をいたします。  今回政府より提案をされました同法中には、いわゆる減税預金制度が含まれております。ただいまなお本委員会で慎重な審議の中にありますが、明らかにされて参りましたことは、従来とも預金などについては優遇されており、この上この種の優遇措置を加えることの可否、恩給を受ける者が高額所得者を中心とすること、しょせんこの措置は、金の振りかえに終って、実質的な貯蓄の増強にならないこと、かりに貯蓄されるとしても、かく優遇されて蓄積された資金の健全な……

第28回国会 大蔵委員会 第16号(1958/03/12、27期、日本社会党)

○横山委員 旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等の規定による年金の額の改定に関する法律案、この法律は恩給法等の一部を改正する法律案に準拠するものでありますが、これに関連をいたしまして、二、三共済組合の諸問題についてお伺いをいたしたいと思います。  かねがね理事会で、公務員の共済年金についてすみやかに政府がその内部の意見の不統一を統一をして、そしてすみやかに本国会に公務員の共済年金制度に関する法律案を提案をするように要望いたしましたところ、明日ないしは明後日に閣議で決定をされるやに聞き及んでおります。これはぜひそうして、一日も早く国会に提案してもらいたいのでありますが、それが……

第28回国会 大蔵委員会 第17号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○横山委員 大臣、新聞をごらんになっておるだろうと思いますけれども、今大臣の身辺に対しまして、わが党としては、非常に不気味なものの考えを持っておるわけであります。といいますのは、今二人の委員を通じていろいろあなたに聞きただし、あなたに一つものの考え方を明らかにしてもらいたいといっているのですが、その根本的な原因は、先般当委員会で私も言ったのですけれども、去年は見通しが違ったから、ことしは見通しが違わぬように、一つ十分な見通しを持ってもらいたいし、そからまた、見通しがかりに変化が生じたならば、適宜適切に手を打ってもらわなければいかぬ、こう言いましたら、あなた、二つのことを言いました、一つは、景気……

第28回国会 大蔵委員会 第18号(1958/03/18、27期、日本社会党)

○横山委員 ただいま議題となりました酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の一部を改正する法律案について、提案の理由を御説明いたします。  昭和二十八年二月二十八日、同法が制定されてから、法は一方的に酒税の保全のみを重視した結果、大企業に有利になるよう、酒類業組合の運営において、組合定款の変更、調整活動等の最重要事項の議決に、組合員が移出する酒類の石数も行使できるよう規定したのであります。  この結果は、酒造組合、特にしようちゆう酒造組合の例に見られるごとく、組合の運営に中小企業者の意見が反映されなくなったのであります。酒造組合の円滑な運営をはかるため、同法の特別の議決についての石数による制限……

第28回国会 大蔵委員会 第19号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○横山委員 あとの方もありますから、簡単に質問いたしたいと思います。きのうわが党より提案をいたしました、いわゆる酒団法の一部改正につきまして、政府の所信をただしておきたいと思うわけであります。  御存じのように、酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律案は、たしか二十八年の二月の二十八日ごろに、いわゆる石数議決権というものが修正をされて可決されまして、今日に至っておるのであります。当時これに対する議決の事情は、その必要があったと思うのでありますが、時間を経るに従いまして、その副作用が出て参りまして、政府の御存じのように、この石数議決権をめぐりまして、業界内部におきましても相当の波乱を呼んでおるわ……

第28回国会 大蔵委員会 第21号(1958/03/25、27期、日本社会党)

○横山委員 関連して。せっかくのお話ですが、少し話が違うのです。先ほどのお話は、横路委員の言いますように、とにかく理事会で話をする、一応そういうことになったから、きょう理事会を開いて、そうして逐一報告があると思ったら、理事会でも話ができぬ、こういうことだから、私の方は、約束が違うといって怒ったのです。だから、初めに返って、それでは堂々と委員らしく質問をする――あなたの方が、理事会でなら話をするというふうにおっしゃったから、まあまあということで理事会へ入った。それが、こういう約束が守られないとするならば、これは、本来の国会議員の権威にかけて、先例のあることだから、委員会に出せということになってく……

第28回国会 大蔵委員会 第22号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○横山委員 石村委員からも御質問があるようでありまするが、私はきわめて概括的ではございますが、山際参考人にお伺いをしたいと思います。  要すれば、きのうすでに参議院で山際さんには所見をお述べになりましたので、なるべく輻湊するのを避けたいと思いますけれども、今日の日本の経済情勢が、政府の言っておりますような緊縮予算、輸出中心というものの基礎が必ずしもそういうことではないのではないか。つまり国際均衡は、最近の月々の状態を見れば、もうすでに改善されておって、これは健全な国際均衡の道をたどっておるのではないか、これが、最近ちまたにほうはいとして起っております第一の問題であります。  それから第二番目の……

第28回国会 大蔵委員会 第23号(1958/03/27、27期、日本社会党)

○横山委員 昨日、私から租税特別措置法の減税預金制度についての質疑の中で、減税預金を取扱うべき証券業者の認可基準、証券取引法六十六条に伴う認可基準を出してもらいたい、こういうふうに要請をしておいたのでありますが、それについて、政府側の御答弁をお願いいたします。
【次の発言】 こまかい内容については、凝議がありますが、大臣がお見えになりまして、時間がないようでありますので、他の委員も大臣に対する質問があるようでありますから、私は、この際大臣に二、三点伺つておきたいと思います。  それは、今大蔵委員会で税法諸法案がいよいよぎりぎりの結着に参つたのでありますが、この際お伺いしたい第一点は、先般来臨時……

第28回国会 大蔵委員会 第26号(1958/04/02、27期、日本社会党)

○横山委員 大臣は、地方行政委員会へ呼ばれているそうでありますから、大臣に関連いたします重要な問題について、簡単にお伺いをいたします。  国家公務員共済組合法案、この中で最も重点的な問題は、御存じのように、一般公務員のうち、恩給法適用者をこの法案から除外したことであります。この除外をしたことが、新聞の伝うるところによりますれば、閣議でも、次官会議でも数回問題になったそうでありまして、将来どういうことになるのか、かいもく見当がついておりません。そこで、私がお伺いしたいのは、このような重要な法案を提出するに際して、政府として答弁ができないというようなばかげたことはあろうはずがないのであります。ここ……

第28回国会 大蔵委員会 第27号(1958/04/03、27期、日本社会党)

○横山委員 国家公務員共済組合法案に対する修正案を朗読いたします。  国家公務員共済組合法案の一部を次のように修正する。  附則第二十九条第一項第六号を削り、同項第七号を同項第六号とし、同項第八号を同項第七号とし、同条を附則第三十条とし、附則第二十八条の次に次の一条を加える。   (公共企業体職員等共済組合法の一部改正) 第二十九条 公共企業体職員等共済組合法(昭和三十一年法律第百三十四号)の一部を  次のように改正する。   第三十一条の次に次の一条を加える。  第三十一条の二 組合は、運営規則の定めるところにより、前条各号に掲げる給付   にあわせて、これに準ずる短期給付を行うことができる……

第28回国会 大蔵委員会 第28号(1958/04/04、27期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長代理 これより会議を開きます。  委員長所用のため、理事の私が委員長の職務を行います。  税制に関する件及び金融に関する件について調査耳を進めます。質疑の通告があります。これを許します。大平正芳君。
【次の発言】 先般、石野委員から政府側に対して質問がございました、政府関係金融機関の職員の退職手当につきまして、引き続き理事会においていろいろと討議を重ねて参りました。本日は国民金融公庫、中小企業金融公庫、農林漁業金融公庫、住宅金融公庫等の労使双方を招致をいたしまして、いろいろ事情を聴取し、政府側の御意見をも伺ったのでありますが、その結果、理事会におきまして、次のような点について意見の……

第28回国会 大蔵委員会 第35号(1958/04/17、27期、日本社会党)

○横山委員 大臣に伺いますが、あなたは古荘頭取にお会いになったことがありますか。
【次の発言】 ありますのですか。
【次の発言】 それはいつのことでありましたか。
【次の発言】 いかなる用事で、どういう場所でお会いになりましたか。
【次の発言】 少し意味がよくわからないのですが、私がお問いしたのは、いつお会いになりましたかと言ったら、一月か二月ごろお会いになりました、こういうことでしたね。今のお話はもっと前ですか、そこのところをはっきりして、いつごろお会いになって、どういう御相談をなさったか、お伺いしたいのです。
【次の発言】 あなたが大臣におなりになってから古荘さんにお会いになったのは、たし……

第28回国会 大蔵委員会 第36号(1958/04/18、27期、日本社会党)

○横山委員 正力国務大臣に本委員会へおいでを願いましたのは、すでに御存じのように、先般千葉銀行事件につきまして調査をいたしております当委員会に出て参りました森脇将光証人が三月十八日、「中洲の喜可久において、ある会合があったことは事実であります。そのとき私が知っております範囲は、唐澤法相と正力国務相と中山貞雄と古莊頭取であったと記憶しております。こういう証言をいたしたものであります。唐澤法相ももちろんきわめて重要な職務についておられる方でありますが、あなたはまた警察関係を担当されまして、実に重要な職務であります。本事件を調査をいたしております警察関係の最高責任者として、もしも森脇証人の言うがごと……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 決算委員会 第10号(1958/09/16、28期、日本社会党)

○横山委員 関連して。左藤さんに私どもは言いたいのですが、今の決算委員長のおっしゃった意味はきわめて重要だと私は見ておる。あなたがそれに対して御答弁になったのは、ただグラマン社の宣伝ではない、それから二機の問題については事実に反する、それだけおっしゃったにすぎないのです。私はそんなことはどうでもいいと思っている。今の委員長の発言については、防衛庁長官として今あなたが受けられた印象というものはそんなことでは私は済まないと思うのです。そんな答弁では私は済まないと思うのです。子供じゃあるまいし、防衛庁長官があれだけ言われて、ああいう答弁をなさって、それできょうお帰りですか。今の委員長の発言に対しても……

第29回国会 決算委員会 第11号(1958/09/26、28期、日本社会党)

○横山委員 皆さんの要望もありますから、事実の問題を簡単に列挙してあなたの証言を求めたいと思います。通俗的に、飛行性能試験というのは何時間ぐらいと常識的に考えられますか。
【次の発言】 簡単にそれを何時間ぐらいと……。
【次の発言】 あなたのわかっておる範囲では、飛行性能試験というのは大体最低何時間くらいが普通ですか。
【次の発言】 私は通俗的に聞いておるのです。たとえば数万時間とか数千万時間とか、数百時間とか、こういうふうに言っておるのです。
【次の発言】 その第一段階から最終段階で少くとも国が採用するに至る時間が百時間だとおっしゃるわけですか。アメリカにしても採用するまでに至る飛行性能試験……

第29回国会 大蔵委員会 第3号(1958/06/20、28期、日本社会党)

○横山委員 たな上げ資金の法案の質問をいたします前に、佐藤大蔵大臣に対しまして一般的な御意見をいささか承わりたいと思うことがございます。  その第一は、本大蔵委員会の運営についてであります。今日まで、本大蔵委員会におきましては国家の重要な財政金融を担当して審議をいたしておるのでありますが、大臣の出席がなかなかできません。この間も理事会で問題になりまして、特に今国会におきましてはたな上げ資金というものがきわめて重要な法案であるだけに、私どもとしては大臣の出席がなければこれは審議ができない、こういう考えを持っておるわけであります。少くとも万障繰り合せて本委員会に出席をされて、懇切な御説明を承わりた……

第29回国会 大蔵委員会 第4号(1958/06/24、28期、日本社会党)

○横山委員 本日はまず税制についていろいろこまかい点がございますので、あまり時間をとりたくないと思いますから、主税局長並びに国税庁長官に、恐縮ですけれども、簡明に一つ一つ御回答を願いたい。  まず第一にお伺いしたいのは、過ぐる国会において、本委員会に税の執行に関する調査小委員会を設けまして、東京、名古屋、大阪の現地調査を初め、本委員会にも多くの証人、参考人を招致をいたしまして、きわめて慎重な調査をいたして参りました。申すまでもなく、本委員会が所期いたしましたのは、単に法律上の問題で税の問題は解決し得ない、運営上の問題こそ実に納税者の苦悩の山積しておるところであるから、この際徴収の問題についても……

第29回国会 大蔵委員会 第7号(1958/06/27、28期、日本社会党)

○横山委員 それでは、先に運輸大臣にお伺いいたしたいと思います。  この間大蔵大臣にお伺いをいたしました点は、二百二十一億の完全たな上げ資金のうちの道路、港湾について、大臣がなみなみならぬ御意見を持っておられるということをお伺いして、これは欣懐の至りだと私は思ったわけです。そこで、かりに私どもの意見のように、直ちにこれに対してたな上げを取りくずして使うべきであるという意見は対立のままでありますが、しかし、どういう考えをもって港湾に臨まれるかということを、この際一つ両大臣からお伺いいたしたいと思います。先般、運輸省港湾局及び通商産業省企業局の監修と伝えられております、特定産業関連港湾緊急整備事業……

第29回国会 大蔵委員会 第9号(1958/07/03、28期、日本社会党)

○横山委員 この間同僚委員と一緒に皇居の中を見せていただきましたが、そのときに感じられた二、三の点を申し上げて、政府側の所見をただしたいと思うわけです。  まず第一に、約六十三万坪ですか、この膨大な皇居の土地面積が皇室用財産、公共公用財産、元物納財産に分れて、それからまた、所管としては、皇室用と、宮内庁と、厚生省と大蔵省とに分けられておって、帳面づらでは、また土地としては明確に分けられておるけれども、この保管、保全はきわめてアンバランスがある上に、どうしてまたこういう分け方をしなければならぬかという疑義が一ぱいあるわけでありますが、私がお伺いしたいことは、同じ皇居内における総合的な国の財産が、……

第29回国会 大蔵委員会 第12号(1958/08/12、28期、日本社会党)

○横山委員 三笠は荒廃をしているそうでありますが、それよりも深く日本経済の荒廃の方が私どもにとってはきわめて重大だと思うのであります。  そこで、いろいろと御質問があるのでありますが、時間を節約いたしますために、まずもって大蔵大臣が今の日本の経済をどいうふうに見ておられるか、それを率直に伺った方が、あとの話が早そうであります。申すまでもなく、今日経済白書が出、水田報告が出、さらに加えて日銀総裁の山際さんから、新しい論理といいますか、そういう説すら出ておって、全く現状分析それ自体がこんとんとしておるわけです。この際財政金融の大元締めである大蔵大臣から、今の日本の経済をどういふうに見ておるかという……

第29回国会 大蔵委員会 第14号(1958/09/11、28期、日本社会党)

○横山委員 関連して一つだけ……。  あとで包括的に伺いますけれども、職場の課長さんに団体交渉の交渉権がないとおっしゃるのは、何法の何条においておっしゃっているのですか。
【次の発言】 これがどういう関係があるのですか。公共企業体を代表する交渉委員と、それから組合を代表する交渉委員とで行うということがなぜいかぬのですか。この中から幾つも幾つも問題はあるけれども、職場長に交渉権がないというようにあなたが断定される論拠にはならぬのですよ。あとからまた質問したいのですが、組合の交渉委員というものは組合が指名するのでしょう。だから、高松の組合員が交渉委員にならなくても、本部の人が交渉委員になってもいい……

第29回国会 内閣委員会 第5号(1958/07/03、28期、日本社会党)

○横山利秋君 ただいま議題になりました臨時税制調査会設置法案につきまして、提案の理由を申し上げたいと思います。  税に関する国民の関心はきわめて大きい上に、かつ苦痛のきわめて強いものがございます。これらを総合して申し上げますと、私は三つに要約できるのではないかと思います。一つは税金が高いという意見であります。一つは不公平であるという意見であります。一つは税金がわからないという意見であります。この三つの意見に大体今日の国民の意見は集約されると思うわけであります。もっともそれはゆえなきにしもあらずでありまして、昭和九年から十一年までを基準年次として例を引いてみますと、国税、地方税合せて一人当り二十……

第30回国会 決算委員会 第1号(1958/10/16、28期、日本社会党)

○横山委員 今、与党側のお二人の御意見を伺っておりますと、お一人の人はこうおっしゃる、つまり国民の中に疑惑がまだ存していることは知っておるけれども、調査の方法がないから、こうおっしゃるわけなんです。これがいかぬとおっしゃる理由のようであります。この点をまず考えてみますときに、私ども決算委員会が万全の手を尽して、これ以上調べようがないものであるかどうか、これをまずお考えを願いたいと思います。今、山田委員から提示されております四人の証人なり、それから現実に起った事態というものは、ますます国民の疑惑を深めるだけであります。われわれはもう手がないだろうと言われたが、現にあるのであります。こういう証人を……

第30回国会 大蔵委員会 第1号(1958/10/02、28期、日本社会党)

○横山委員 いろいろとお尋ねしたいことがたくさんあるのでありますが、時間もあまりないようでありますから、率直に要点をとらえて御質問をいたしますから、そのように御承知願います。その意味で、私は、まず最初に、七月二日に大臣が参議院の大蔵委員会でおっしゃったことを朗読いたします。減税の公約の問題であります。「これは自民党で公約いたしましたものでございまするが、この自民党の税制改正案としての減収見込額、国税におきまして、所得税で初年度二百五十億、これは平年度二百八十億でございます。これは公約事項にはっきり述べておりますように、月収二万五千円までを免税にするという建前でございます。」「地方税におきまして……

第30回国会 大蔵委員会 第6号(1958/10/24、28期、日本社会党)

○横山委員 私は、佐藤さんが大蔵大臣になられましてから、今回外債を約三千万ドル、百八億円の外債を募集せられるということになったのが、佐藤財政として最も佐藤さんの色合いというか、ものの考え方が明らかに出てきたものだと考えておるわけです。外債は、すでに三十年になんなんとして、日本においては実施をしなかったものです。その外債を今日募集するということについて、世論は毀誉褒貶相半ばしておる、というよりも、かえって反対論の方が強いのであります。私は、この機会を利用して、大臣の所見は新聞にはちらほら出ておりますけれども、しかし、ほんとうの真意というもの、ないしはその経緯については、まだ反対の立場に立つ人とあ……

第30回国会 大蔵委員会 第8号(1958/10/30、28期、日本社会党)

○横山委員 先般に引き続きまして、外債についての質疑をいたしたいと思います。  私から委員部を通じてきょうじゅうに出してもらいたいとお願いをしておいたのですけれども、手元に来ていない。それは、今国が直接間接に将来外国に対しまして負っておる債務等は何がどのくらいあるか、そしてその償還計画はどういうふうになっておるか、という点について資料の要求をしておいたのですが、どうして出てないのですか、また、出てないとするならば、どういう実情にあるか、まずそれをお伺いいたします。
【次の発言】 概括的な御説明ではございますが、今承わっただけでも、日本が外国に対しまして直接間接に将来支払うべき債務は、膨大なも……

第30回国会 大蔵委員会 第9号(1958/11/04、28期、日本社会党)

○横山委員 今塚田委員から御質問がございましたが、私の立場も実は全く同感なんであります。この間私は大蔵大臣や政務次官にいろいろな角度から実はお伺いしたのですが、その意味でお二人にお伺いしたいのです。  この間からの私なりあるいは塚田さんの議論を集約して、どういうところに問題があるかということを整理しますと、たとえば、塚田さんの今おっしゃったいわゆる心がまえの問題、財界に心がまえがなかった、大蔵省に心がまえがなかった、大蔵大臣にその心がまえがはっきりしてなかったという問題、それから第二番目に、条件が適当であるかどうか、その見通しは適当でないという見通しの方が強くないか、第三番目に、国内で今外資を……

第31回国会 決算委員会 第17号(1959/06/12、28期、日本社会党)

○横山委員 関連して。吾孫子さんにお尋ねするんですが、あなたの話によれば、あなたが同席しているところで、田中委員長の話をした総裁が、少くともこの上田清次郎氏に対する私憤のことについて、少しも言わなかったことを新聞が書いたんだとあなたは断言をする。これで差しつかえないんですか。そうすると、本問題は、あげてそれを掲載した新聞記者及び新聞の責任である、とあなたは断言してはばからないですか。もう一ぺん、はっきり証言して下さい。
【次の発言】 重ねてお伺いをいたしますが、あなたの記憶する限りという前提がそこに初めてつきました。あなたの記憶しない中においてそれが行われたかもしれない、これはあなたは認めます……

第31回国会 大蔵委員会 第1号(1958/12/16、28期、日本社会党)

○横山委員 時間がありませんから、あしたもまた話題が出ると思いますが、簡単に問題を提起しておきたいと思います。  今の専売公社は、一方では塩が余っているのに、一方ではたばこが足らぬそうであります。どっちにしても、それは人為的に避けられそうな問題であります。私の聞くところによりますと、小売屋さんは年末に先がけて小売りたばこの買い占めをしておかなければならない、一月になったら品切れをするそうだという思惑まで手伝っておるそうであります。申すまでもなく、今日の労使の紛争から始まっております塩の問題といい、このたばこの問題といい、どうも、松隈さん、このごろあなたの知恵は税制改正の方に注ぎ込んでしまって、……

第31回国会 大蔵委員会 第2号(1958/12/17、28期、日本社会党)

○横山委員 先般の委員会におきまして、あらまし質疑を終えてはおりますが、いよいよ法案を上げるに先たちまして、さらに念のために大蔵大臣に伺っておきたい点が二、三ございます。  その第一点。先般の問題の焦点でありました点は、アメリカにおける景気上昇の度合い、それから、公定歩合の引き上げの状況からいって、今日アメリカにおいて外債を募集することが、世界銀行の利率等からの関係を考慮いたしますときに、果して、外債を募集するにしても、適当であり妥当であろうかということが残されておりました。その場合、大蔵大臣の答弁といたしましては、法律案は通してもらうけれども、もしも、これをアメリカへ持っていった場合において……

第31回国会 大蔵委員会 第9号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○横山委員 三法案に関連して、税法一般について質問したいのですが、大臣も政務次官もお見えになりませんから、事務当局に、事務的な意味において、少しあとの本格的な質問の布石としてお伺いしたいのです。  最初は、ガソリン税であります。事務的に聞きますから、どうぞ事務的にお答え願いたいのです。この五千五百円という数字をめぐる決定に至る経緯についてお伺いしたいのですが、まず第一は、この増税はどこへ転嫁されるという想定のもとに立っておるかという質問であります。つまりトラック、タクシー、バス会社の利益率の中で吸収されるということになっておるのか、あるいはまた消費者の運賃値上げという想定に立っておるのか。これ……

第31回国会 大蔵委員会 第12号(1959/02/24、28期、日本社会党)

○横山委員 道路整備財源確保の必要にかんがみ揮発油税の税率を引き上げる。これが本法改正の理由だそうであります。本委員会がこの揮発油税につきまして審議をすることは、すでにここ数年来毎期々々でありますから、その論争の焦点もおのずから明白なところであります。ですから、この問題については、数字的なことよりも、より政治的な分野において討論をせらるべきが至当だと考え、私もまた、その意味において、大蔵大臣なりあるいは政務次官の御出席のもとに根本的な趣旨をただしたいと思うのでありますが、それまでに、先般の委員会において一部政府事務当局に質問をいたしました点から、少し質疑を続けていきたいと思います。  まず、こ……

第31回国会 大蔵委員会 第13号(1959/02/26、28期、日本社会党)

○横山委員 人にはいろいろ聞き方があるもんで、私は実は山下委員のような受け取り方をしなかったわけであります。そこで今野先生にお伺いするわけですけれども、あなたのお話は取った税金を何とか返すようにしてやれということでありました。その意味では、たとえば東京のようなところには立体交差あるいは高速道路をもっとどんどん作ったらどうだ、そうすれば東京におけるタクシーなりトラックは納得するであろうという御議論のようであります。ただ私ども政治家の立場に立ってみますと、そうしたいのですが、実はそうはなっていないわけです。今度の五カ年計画にいたしましても、中央道を初め全国を産業道路としてやらなければならぬというふ……

第31回国会 大蔵委員会 第14号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○横山委員 私は、今までいろいろ質問がございましたから、締めくくりの意味でありますから、飛び飛びに問題が移ります。大臣に最初にお願いをいたしたいのでございますが、もうイエス、ノーをはっきりしていただきますれば、すぐ次の問題に移ります。そのつもりでお願いしたいのであります。  ただ、前提となるものの考え方があります。それは佐藤さんが大臣になられてからこれまで、いわゆる佐藤蔵相というものの片りんというものは、外債の問題で出ておるだけで、佐藤蔵相の骨格というものはまだ私は出ていないと思うのであります。これから一体どういうことになるのかということであります。今の瞬間で、佐藤さんの財政政策の片りんとして……

第31回国会 大蔵委員会 第15号(1959/03/03、28期、日本社会党)

○横山委員 愛知法務大臣並びに北島さんもいらっしゃるようでありますから御質問いたしたいのは、この間本委員会で佐藤大蔵大臣に私はただしたことがあるわけです。それは、法務大臣も御存じだと思うのですが、平年度が七百億、初年度五百五十億の減税を行う。行うけれども、去年とことしと比べて、八百億くらい実質的には徴税額がふえているわけです。去年よりもことしはたくさん国民は出すわけです。そこで、先般来予算委員会や本委員会で、何回も何回も、一体政府はどういう徴税の仕方をするのか、苛斂誅求をしはしないか、あるいはまた新しい手きびしいやり方をするのではないかということ、予算説明書にありましたような「納税成績の格段の……

第31回国会 大蔵委員会 第17号(1959/03/05、28期、日本社会党)

○横山委員 それでは、日本輸出入銀行法の一部を改正する法律案について、若干関連事項を為替局長にお伺いをいたします。  この法案は、日本輸出入銀行の業務の円滑な運営に資するため、資本金七十億円を増加することにとどまっておるわけでありますが、問題はその大部分が輸出金融に充てられて、その中で船舶が圧倒的に多いというところに、最近の政治的な課題になっておる問題があるわけです。先般日本船主協会から国会陳情があり、また、新聞を見ますと、高碕通産大臣がいろいろとあっせんに出ておるようでありますが、この船主協会の言い分については、一応説得力のあるような点が多々あるわけであります。言うなれば、大体フィリピン向け……

第31回国会 大蔵委員会 第19号(1959/03/10、28期、日本社会党)

○横山委員 この際私は資料の要求をいたしたいと思うのであります。先般参議院におきまして岸内閣総理大臣の所得についていろいろと質疑がございました。その問題については今なお不可解のままになっておるわけであります。そこで、私どもは、国会対策委員会の決議に基きまして、また国会法百四条、規則五十六条、五十七条に基きまして、次の通り資料を要求いたしたいと思います。  それは、岸信介氏の昭和三十年、三十一年、三十二年、三十三年、それから今月の十五日で終る三十四年、この五カ年間にわたる確定申告書または修正確定申告書、それを提示願いたいのであります。同時に、その申告書に基いて確定をいたしました税額、その内容等の……

第31回国会 大蔵委員会 第21号(1959/03/12、28期、日本社会党)

○横山委員 先ほど、わが党の八木委員から、年金に関する膨大な提案理由の説明がございました。折しも本委員会は国家公務員共済組合法案の審議をいたしておるところであります。先般の本委員会で私も申したのでありますが、この国家公務員共済組合法が、従来のいわゆる特権的な雰囲気として国民から見られておりました恩給から年金へという大きなスローガンで移行することについては、異存はないのであります。しかしながら、その陰で組合員諸君からほうはいとして最近沸き上りつつあることは、それはそうではあるけれども、さりとて、この内容でいくならば、掛金率は急激に上る。社会保険だといわれても管理、運営をまかされない、そうして資金……

第31回国会 大蔵委員会 第26号(1959/03/25、28期、日本社会党)

○横山委員 所得税法及び租税特別措置法はきわめて重要な法案でありますから、大臣の出席を委員部にお願いしておいたのですが、どうなりましたか。
【次の発言】 決して次官及び局長に不服を申し上げるわけではないのですが、この二つの法案は今まで審議を特にいたしておりませんし、きわめて重要な法案で根本的な点をただしたいと思っているのです。本日法案を上げるということならば、当然、どういう渉外関係があるか知りませんけれども……。
【次の発言】 それでは、しばらく大臣がいらっしゃるまで政務次官にお尋ねをいたしたいと思います。  所得税法並びに租税特別措置法は、今度の税制改正の中で、直接税の中では大きな柱になって……

第31回国会 大蔵委員会 第28号(1959/03/27、28期、日本社会党)

○横山委員 ガソリン税につきまして最終的な御質問をいたしたいと思います。  いろいろと問題がございますが、長きにわたって審議をいたして参りました関係もございますから、一番残った問題点として、今回及び将来にわたる諸問題について、だめ押しをいたしておきたいと思います。  まず最初にお伺いしたいのは、今度の一兆円の予算で道路を作る、その道路に必要なガソリン税の増額だ、こういうわけでありますが、念のためにお伺いしたいのは、これでガソリン税はこれからはどうなさるおつもりですか。つまり、五千五百円増税をする。それから将来はどうなさるのか。その点をはっきりと一つ聞いておきたいのです。  その聞きたいという理……

第31回国会 大蔵委員会 第33号(1959/06/10、28期、日本社会党)

○横山委員 大臣のおいでを願ったわけでありますが、なかなかお忙しいと見えまして、やむを得ません。やや事務的にわたるかもしれませんが、当面の経済問題について二、三お伺いをいたしたいと思うわけです。  最近のデノミ論争ほど世間に混迷を与えたものはないと思います。総理大臣や経済企画庁長官はどう勘違いしたか知らぬけれども賛成論の方に回り、大蔵大臣と幹事長は反対論の方に回っている。けれども、結果としては、閣議でデノミはやらぬというふうに一応きまったようであります。しかし、そのきまったきまり方、きめた人たちのものの判断の仕方にも、またまちまちなところが見えるようであります。従いまして、私は、デノミそれ自体……

第32回国会 大蔵委員会 第1号(1959/07/02、28期、日本社会党)

○横山委員 ちょうど今から二年ばかり前でありましたか、一萬田大蔵大臣に神武以来の景気から不景気になったときの反省を聞きましたときに、政府としては二点をあげました。一つは景気観測機能を充実させるということであります。もう一つはそのことが起った場合における調整機能を充実するということであります。これがあのときの政府の総合的な反省であって、その二つについて今後十分戒心をするという話でありました。今日佐藤さんの質問に対して、あなたは、池田さんと自分とは意見の対立はないとおっしゃるけれども、どう考えても辛いはずの池田さんが甘い観測で、名前が甘い佐藤さんが辛い観測をしておると考えておるのが世間の常識であり……

第32回国会 大蔵委員会 第4号(1959/08/25、28期、日本社会党)

○横山委員 関連して。  私はさっきから黙って聞いておったのです。私は長官に全国税の問題については古くから私の意見は申し上げているから、長官もよくおわかりだと思うのですが、さっきから聞いておって、やはり根本的に欠けたものがあると思う。今局長のお話しになったように、私の方で撤去したんだという言い方は通らない。それはその情景を思い浮べればわかると思うのです。税務署の中で職場大会をやっておる。署長や課長が、みんながやっておる目の前に出てきて、旗やスローガンを撤去する瞬間の風景、これを考えれば、その課長か署長か知らぬけれども、ぴっと撤去する心理というものは、実に子供じみた、何と話のわからぬ管理者だろう……

第32回国会 大蔵委員会 第5号(1959/09/11、28期、日本社会党)

○横山委員 本題に入る前に、ちょっとほかの問題で恐縮ですが、管財局長にお伺いをしたいのです。今炭鉱の話を聞いておりまして感じたことがあるのですが、これほど石炭が不況で、政府の総合エネルギー対策が要望されておるときに、ばかの一つ覚えみたいに、国鉄が志免炭鉱を払い下げると言って大紛争が起っておる。楢橋運輸大臣は、それについて、非常に慎重なかまえを見せて、この際、国鉄の労使双方ないしはそのほかの第三者が出した評価については、一つ政府としても慎重に大蔵省並びに通産省に研究をしてもらって、政府としての評価を出したいということを言明いたしました。これはきわめて重要なことであります。今日の紛争の状況に対して……

第32回国会 大蔵委員会 第6号(1959/10/13、28期、日本社会党)

○横山委員 私は主計局長ないしは次長に御出席を願うように御通告をしておいたのですが、聞くところによりますと、予算の関係で今すぐには工合が悪いというお話でございます。きょうの問題は共済組合の掛金の問題であります。きょうは、中心が微細なような問題ですけれども、時間の関係で、緊急にはさんでいただいたのです。この問題はきわめて大きな問題ですが、政務次官は十分に問題の内容は御存じでございましょうか。また給与課長は本件について十分の責任ある答弁ができる立揚で御出席でございましょうか。それができなければ、失礼な話でありますが、これは意味がないのであります。いかがでありますか。

第33回国会 災害地対策特別委員会 第6号(1959/11/07、28期、日本社会党)

○横山委員 まだ大臣がおそろいでないようでありますから、途中からの質問になるかもしれませんけれども、まず大蔵大臣に質問をいたしたいと思います。  時しも本日の新聞を見ますと、ロッキードに次期戦闘機が決定をしたという報道が大々的に出ておるのであります。少なくとも今日の災害の現状を見ますときに、国民がひとしく熱望をいたしておりますことは、この災害の予算については、総理大臣が現地で言明をいたしましたように、また各大臣が現地で申しましたように、十分な予算を盛ってもらいたい、こういうことであります。今日本委員会において各大臣の説明を聞いておりますと、そのままずばりとは言いませんけれども、先ほどのどなたで……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第10号(1959/11/14、28期、日本社会党)

○横山議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました昭和三十四年七月及び八月の水害又は同年八月及び九月の風水害により被害を受けた公務員等に対する国家公務員共済組合等の給付の特例等に関する法律案につきまして、その提案の理由を申し上げます。  今回七月、八月、九月の水害並びに風水害の被害は、各位御存じの通り、史上空前とも申すべきものがあり、これによって死亡し、あるいは家財を滅失した国家及び地方公務員並びに公共企業体職員は数多くあり、まことに窮状忍びがたいものがございます。  これらの職員諸君は、それぞれ共済組合の組合員として、弔慰金、災害見舞金支給の制度がございますが、今回の災害……

第33回国会 大蔵委員会 第1号(1959/11/05、28期、日本社会党)

○横山委員 先般本委員会で国家公務員共済組合法の新しい掛金率の問題について質問をいたしました。たしか十月十三日だったと思うのでありますが、そのころその委員会で私は委員長並びに奥村政務次官に要望をいたしました。それは、十月六日付で、大蔵大臣臨時代理池田勇人の名をもって、新しい掛金率をとるようにという指令が発せられておるけれども、これは違法の疑いがある、従って、すみやかに職員側と話し合いを進める一方、当分の間は暫定的に旧掛金率をもって掛金を徴収したらどうであるかということをただし、またそのように要望をいたしておいたものであります。そうして、その結果、経過について次回の理事会なり何なりで御報告を願う……

第33回国会 大蔵委員会 第2号(1959/11/12、28期、日本社会党)

○横山委員 総裁のお話、説明にもちょっと錯誤がある。それは、総裁のお話は日本全体のいわゆる塩業整備です。そういう点からいけば、私は総裁の意見もそうだと思う。しかし、先ほどの塩脳部長のお話のように、トン当たり回送費、輸送費というものが二千円かかっているわけです。そういう意味では、北海道では食料用の塩については八万五千トン近く消化されておる。上質塩についてはちょっと私は数字を忘れましたが、たしか三万トン近くであったかもしれませんが、一つは公社の経理内容をよくするという、こういう点からいけば、やはり私は、北海道でそれだけの消費がある、だから北海道でできるだけそれに見合う生産を上げていくことが、私は輸……

第33回国会 大蔵委員会 第3号(1959/11/17、28期、日本社会党)

○横山委員 税制について各般の点からただしたいと思うのでありますけれども、時間があまりありませんから、一つ簡明にお答え願いたいと思います。  最近新聞に伝うるところによれば、税制については政府は二つの問題を決定し、ないしは方向づけようとしておるかに伝えられております。一つは、来年度は減税をしない、こういう態度、それが政府及び与党首脳部で決定したかのように伝えられております。もう一つは、来年度一部を増税をするというふうに、与党の中ないしは政府の一部で固まったというふうに伝えられておるわけであります。これはきわめて重大な情報なり決定でありまして、まず第一にその点を確かめたいと思うのですが、来年度減……

第33回国会 大蔵委員会 第4号(1959/11/20、28期、日本社会党)

○横山委員 管財局長についでに一つ伺ってみたいと思います。  先般来、災害対策特別委員会で、委員会に出ました国有機械、器具の交換、払い下げに関する法律案で、私どもの見解とあなたの方の法律案の基礎について非常に対立がございます。その後、与野党の間に、災害対策の通産等小委員長であります前尾委員と私との間に話し合いが進みましてまあこういうことでどうであろうかという話があるわけであります。この点について財管局長の見解を伺いたいと思うのでありますが、大筋で申しますと、今回国会に提案をされております国有機械の交換、払い下げの特例に関する法律案の適用は、従来から行なわれております国有財産特別措置法による合理……

第33回国会 大蔵委員会 第6号(1959/12/03、28期、日本社会党)

○横山委員 この間青色申告の取り消しの状態について政府側に調査をお願いしておきましたところ、まことにどうも私も一驚を喫したわけでありますが、それに関連いたしまして、私のところへいろいろと情報を提供して下さり、あるいは、青色問題に関連をいたしまして、いろいろと今日の税法上の諸問題について意見を寄せてくれる人が多いのであります。私はその意見並びに情報を取捨選択をいたしておる最中でありますが、ここに今一つの問題を提起いたしたいと思います。  それは、東京国税局調査査察部の有能な調査官でございましたが、本年の春退職をいたしまして、東京において税理士を開業なさっておられるのであります。ところが、その人が……

第33回国会 大蔵委員会 第7号(1959/12/09、28期、日本社会党)

○横山委員 最初に、この間本委員会で御質問いたしまして保留になっております点について、確かめたいと思います。  その第一点は、青色の取り消しを受けて再審査請求をした場合に、個人と法人との間に区別があって、個人はその期間中は税務署といえども差し押え、公売ができないということになっておるのに反して、法人はそれができるようになっておる。どうしてかかる不均衡な事態が生ずるのかという質問であります。それについて政府側としては答弁がいたしかねたのでありますが、その結果について、簡単にしかも筋を順序立てて御説明願いたいと思います。
【次の発言】 あまり複雑な問題でありますから、同僚諸君はだれも聞いていないの……

第33回国会 大蔵委員会 第9号(1959/12/11、28期、日本社会党)

○横山委員 関連して、ちょっとお伺いしたいのでございますが、今佐藤委員の質問に対して山際さんと大臣からこもごも御返事がございました。顧みれば、中央銀行法について審議を始めて以来、もう二年になんなんとしておるのであります。お互いに日銀はどうあるべきかという勉強をしておるときではないと思うのでありまして、どうするのが正しいか、正しいと思ったらそれをやらなければならぬ。知恵のある人がたくさん集まって二年も御勉強なさって、結果としては大蔵省と日銀の問に意見の相違があったということだけが今残っておるような気が私はするわけであります。もうこの辺で日銀をどうするかということの意見がきまらなかったらきまらなか……

第33回国会 文教委員会 第2号(1959/11/11、28期、日本社会党)

○横山委員 私は田中先生にはもう十数年前から御指導を受けたことがございまして、きょう参考人としての田中先生にただいまから質問をいたしますことに、非常に苦痛を感ずるわけであります。しかし臼井委員からもお話しがございましたように、本件はただ単に名城大学それ自身の問題でなくして、ちょうどただいま国会で審議をいたしておりますが、災害に伴う私立学校に対する国庫の補助について、私も災害対策特別委員として審議をいたしておりまして、特に私学というものの公共性ということが今回ほど国会で重視をされておるときはないので、その重視をされておるときに、所も同じこの国会で私学の特異な例とも言うべきこの問題を論じなければな……

第34回国会 運輸委員会 第7号(1960/03/18、28期、日本社会党)

○横山委員 私は事件の起こりました小牧の近くの者であります。少なくとも中京の人々は、一昨年あの下田で全日空機が墜落いたしまして、有能な中堅の名古屋市民三十有余名全員死亡という状態になり、今回また小牧でこういうことになったのでありますから、全日本の人、また政府、われわれはもちろんでありますが、特に現地の者といたしましては峻厳なこの問題の処理を要望しておるわけであります。その意味で、私は少し言葉が強うございますけれども、大臣並びに防衛庁に理非曲直を明らかにした、はっきりした御答弁がいただきたいのであります。  まず第一にお伺いをいたしたいことは、本事件の責任については、まだいろいろと取り調べその他……

第34回国会 大蔵委員会 第6号(1960/02/25、28期、日本社会党)

○横山委員 先般私は予算委員会で大臣に日米経済協力について意見を伺いました。その際にどうしてもまだ納得できなかった点が数点ございます。たとえば、日米経済協力というものが安全保障条約の第二条によって行なわれるのであり、それが、実施面において、安全保障条約の及ぶ範囲に関係のない、つまり日米に直接関係のない低開発国の経済援助を日本が条約によって協力する責任を負うという理由は一体何であるかという点については、何ら確たる答弁がなかったのでありまして、経済審議庁長官並びに通産大臣、大蔵大臣個々別々の御答弁でありました。その条約の内容を条約の解釈によってただすよりも、いま一歩具体的に私は大臣に見解をお伺いし……

第34回国会 大蔵委員会 第7号(1960/03/01、28期、日本社会党)

○横山委員 三十五年度の予算案で、税の改正法案は重油、原油の問題だけで、本年度はあまり具体的な論争がない。しかし、一番中心になりましたのが、二千百五十億円の自然増収がありながら、それをなぜ減税しないのかという点であります。私は今回政府がとった措置については根本的に立場を異にするのでありますが、今後政府は税制改正についてどういう構想を持っておるのかという点を中心に、また明年度の税の徴収はいかにして行なわれるかということを中心に、お伺いをいたしたいと思うわけであります。  まず第一に、大蔵大臣は、衆参両院において、三十六年には減税をするということを抽象的に言いました。それでは何が中心になるのかとい……

第34回国会 大蔵委員会 第8号(1960/03/03、28期、日本社会党)

○横山委員 この間の本委員会で、私は、大蔵大臣と北島長官に出席を求めて、いわゆる隠しマイク――納税者の人格をじゅうりんする隠しマイクの問題について、責任ある答弁を求めて保留いたしておりましたが、その御返事をいただく前に、私は、どうしても、それに関連をいたしまして、別なことからお伺いをする必要を痛感いたします。  話によりますと、広島国税局管内の某税務署におきましては、二月の中旬以来、法人税深長を初め、なんと十数名の税務職員がイモづる式に検察され、まさに広島国税局管内においては大動揺を来たし、納税者の心理も、この国税の徴収並びに賦課に対しまして甚大な信頼感を喪失をいたしておるそうであります。私が……

第34回国会 大蔵委員会 第10号(1960/03/10、28期、日本社会党)

○横山委員 時間がございませんから、一つだけ限定してお伺いをしたいのです。  先ほど、金利について、海外に比べて日本は、実際はそう違いないけれども、確かに国内金利が高い、これが自由化によって影響を受けるから、金利を下げていかなければなるまいというところまで伺ったのですが、その具体的な方法、テンポについて実はお伺いしたいのです。それと申しますのは、この委員会で先般も大蔵大臣に――今金利は国外へ出れば出るほど安くなり、ちまたへ入れば入るほど高くなる。たとえば、中小企業の皆さんが市中でお金を借りますと、歩積み料だって二割以上だということになっている。中小企業に対する国民金融公庫なんかが九分三厘であり……

第34回国会 大蔵委員会 第13号(1960/03/22、28期、日本社会党)

○横山委員 国債整理基金に充てるべき資金の繰入の特例に関する法律は、毎年々々本委員会の議題になっておりまして、しかも毎年々々便宜措置の法律に終始をしておるわけでありますが、この際一つ政府にその将来についてのお考えを明確にしていただきたいと存じます。そのために国債の償還がどういうふうに行なわれておるか、ここ数年間の償還の実情について御報告を願いたいと存じます。
【次の発言】 今三十年度から三十四年度までの償還実績は、ちょっと言葉が聞き取れなかったのですが、借りかえを含んでいるのですか。
【次の発言】 借りかえの分を三十年度から三十四年度まで言って下さい。

第34回国会 大蔵委員会 第14号(1960/03/25、28期、日本社会党)

○横山委員 先ほど神近さんから、本問題につきまして、国有財産、国有林野事業等の汚職の問題についての言及がありました。私はそれに関連していろいろ発展をいたしますが、一つ、二つ前提として大臣にお伺いいたしたいのですが、大蔵省関係の脱税だとか汚職だとか、そういうあなたを主管大臣としての責任の管下にある問題は最近どういう傾向を示しておるか、大臣としてそれに対してどういう措置をなさっておられるか、お伺いしたい。
【次の発言】 そういう問題は、あなたの管下におけるその種のまずい問題は、最近特に多くなっておるのか、それとも少なくなってきておるのか、一般的な傾向はどんなものですか。

第34回国会 大蔵委員会 第17号(1960/04/12、28期、日本社会党)

○横山委員 法務大臣にお伺いいたしたいことがございます。  先般、法務大臣は、先月の二十三日全国の財政経済係検事五十八人を招集して訓示をなさったと、新聞は報道し……。ております。実は、本委員会は、御存じのように、税制及び金融を担当して、その税制金融の現況については、少なくとも専門委員会として正確に把握をいたしておるような自信を持っておるわけであります。しかるところ、先年でありましたか、あなたの前任者であったと思うのでありますが、やはり同様な会同におきまして、金融ないしは税制関係の現状について訓示が行なわれた。そのときにも、やはり本委員会は、その法務大臣の訓示に言及をいたしまして、結論としては、……

第34回国会 大蔵委員会 第18号(1960/04/14、28期、日本社会党)

○横山委員 まず最初に、国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案につきまして、ほんの二、三点でございますが、お伺いをいたします。  国家公務員であった人が公庫等の職員になる、そしてまた国家公務員に帰ってくる、その場合の退職手当を通算しようというのがこの法案の趣旨のように思われますが、ここにいうところの「公庫等」という公庫は、公団やそのほかいろいろなものがありますが、一体何が「等」であるかということと、現行の「国家公務員等」のこの「等」は一体何が予定されておるか、まず事務的にお伺いをいたします。
【次の発言】 今ちょっとしまいの方を聞き忘れましたが、「公庫等」の中でずっとお並べになりましたが……

第34回国会 大蔵委員会 第20号(1960/04/26、28期、日本社会党)

○横山委員 私も今石野委員から質問が出たことを別な角度で聞きたいのですが、本件については、大臣はたしか本委員会で三回同じことを言っておられる。つまり一国間の援助をするということは適当でない。適当でないというか好ましいことではない。だから集団的に経済援助することが望ましい。私は、一回なら聞き漏らすけれども、三回まじめくさって一生懸命力説せられているので、どうしても聞き捨てならぬものを感ずるわけです。国債を含んで二十八億ばかり本年投下する第二世銀と、一方五十億を投じて海外経済協力基金という法案が同じ国会でほかの委員会に出ておるわけです。本委員会はこの関連から共同審議を要求しているのですが、なかなか……

第34回国会 大蔵委員会 第21号(1960/04/28、28期、日本社会党)

○横山委員 関連して。  石野委員の続きになるわけですが、前略してそのまま話を進めますが、どうもこの問題に関する限り、大臣のお話は説得力をあまり持っていない。いわゆる消極的理由をあげておられると私は思う。以下、短い時間ですから、私の感ずる点を具体的に三つ四つ述べて、あなたの所見を伺いたい。  第一は、おつき合いというか、断わり切れないというか、日本として国際舞台における分相応のことはしなければならぬ、こういう見解を承るわけですが、それに対して私はこう考える。そういうことであるならば、一昨年われわれがここで審議をした国際金融公社、あのときに御返事を承ったはずだ。国際金融公社ときには、日本も借りる……

第34回国会 大蔵委員会 第24号(1960/05/17、28期、日本社会党)

○横山委員 もうこの両法案については、いろいろな角度で大臣にもお伺いをしておりますから、総括的なお伺いをするよりも、少し具体的に二、三の点をお伺いしたいと思います。  外債なりあるいは外資なり、これから言うならば、どんどんと入ってきそうなものは入れる、こういう政府側の方針であるように承知し、そのために必要な法律は変えていくということに理解をしておるわけですが、私ども社会党としてその方針に対して危惧の念を禁じ得ないのは、いつも言う通りでありますけれども、いかにして産業の保護をはかるかということと、今はいいけれども、将来国際収支が逆転する場合にどういうふうに措置をするのかという点であります。先般も……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第34号(1960/05/12、28期、日本社会党)

○横山委員 私は、総理大臣以下、各大臣に新安全保障条約の第二条、経済協力事項を中心といたしまして、各般の質問をいたしたいと思うのです。お断わりをいたしておきたいのは、各同僚の委員の皆様にもお断わりをいたしたいのは、この経済協力という文字に含まれておる意味というものが、今日まで予算委員会でもいろいろ質疑が出ましたが、はっきりいたしておりません。ある意味では、非常に空なような回答があり、また一方、ちまたでは、非常に重大にこれが議論をされております。しかも、その問題になります焦点がいろいろにわたっておりますので、そのいろいろな点から御質問をいたしたいと思うのですから、あるいは途中で、問題が、関係はあ……

第34回国会 予算委員会 第14号(1960/02/22、28期、日本社会党)

○横山委員 私の質問は、主として日本とアメリカとの安全保障条約、いわゆる新しい条約の中に新しく挿入をされました経済協力の部面に集中をいたしまして、名大臣に質問をいたしたいと思うのであります。  今日までの相互防衛条約について、米韓、あるいは米華、あるいは米比、東南アジア、オーストラリアとニュージーランドとアメリカ、北大西洋、ワルシャワ、中ソ友好同盟条約、それから現行の安全保障条約、ずっと見てみまして、経済協力の部面が入っているのと、入っていないのとがあります。今回の条約の中で特にこの経済協力の項をうたったゆえんは一体何であるか。今日まで本委員会において政府の態度で明らかにされたことを、私は時間……

第35回国会 文教委員会 第3号(1960/08/10、28期、日本社会党)

○横山委員 本問題は今や全国的な問題であると同時に、単に学内の問題でなくして、地元におきましては社会問題であるという評価をされておるわけでありまして、先日七月十九日地元におきます私ども国会議員、衆議院側加藤鐐五郎、春日一幸、辻寛一、不肖横山利秋、参議院側は草葉、大谷、青山、栗山、杉浦、成瀬等約十人の者が集まりまして、またその後名古屋におきましても代表者が集まりまして、このような状態はもはや看過するわけにはいかない、まさに私学に重大な影響を与え、最悪の事態も予想されるから、この際文部省も国会の意向に従い、三あっせん委員の御意思に沿って、名城大学問題解決のためにすみやかに断固たる決意をもって役員を……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 大蔵委員会 第2号(1960/12/13、29期、日本社会党)

○横山委員 今の最後の大臣の御答弁は言葉としては力強く思いますが、私は、時間がありませんから、問題をしぼってお伺いをしたいのです。  金利の問題です。金利は資金の需要と供給できまる、だから自然の流れにまかす、しかも金利をきめることは政府のなすべきことではなくて、日銀のすべきことだ、これが今日までの本委員会において政府側の一貫した基本的な態度であったことは、みんな承知をしておるわけであります。しかし、それにもかかわらず、今とうとうたる天下の大勢は金利引き下げの方向に向いておるし、大臣自身もこの間大阪で金利の引き下げについて言明をされたのです。私はこの問題を少し深くえぐってお聞きしたいのですから、……

第37回国会 大蔵委員会 第4号(1960/12/15、29期、日本社会党)

○横山委員 先日の本委員会におきまして大臣に質疑をいたしまして、中小企業に対しましての徴税調査等について、前線の徴税機構の処置が適切でないということを指摘をいたしましたところ、よく一つ調査をしようということになり、また委員長にお願いして、理事会で御相談を願ったところでございますけれども、ここに原長官が来られましたから、重ねて一つ簡明に現在の私どもの知っております事情を申し上げたいと思います。  それは、先般私が名古屋で体験をいたしまして、東京へ参りましたら、やはり東京でも同じ事情に突き当たったのでありますが、国税庁は、全国において基幹調査と称して、何ら納税の問題のない業種、業体各般について調査……

第38回国会 大蔵委員会 第2号(1961/02/02、29期、日本社会党)

○横山委員 ちょっと資料の要求がございます。政府側にさしあたり次の資料をお願いいたします。  税法関係では、答申とそれから大蔵委員会に提案をされる諸税法との異なる点を、一つ具体的に出していただきたいと思います。それから、租税特別措置法の改正法案による大体の現状、減税額、第三番目には、ここに家族専従者の年令二十五才以上となっておりますが、これを二十才にした場合の減税額、第四番目は滞納の現状、第五番目は、通行税の減税が出ていますが、この改正案と、それから旅館、飛行機等の通行税との比較、それを利用したらどういう比較が出るかという諸問題。汽車と飛行機と旅館、夜行、宿泊等を勘案してわかりやすいものを出し……

第38回国会 大蔵委員会 第3号(1961/02/07、29期、日本社会党)

○横山委員 私はきょうは税の行政面について原長官なりあるいは大蔵省の皆さんに伺いたいのであります。  明年度の予算は四千億という、まさに開闢以来の自然増収でありまして、これがどういうふうに徴収されるかということが、実は喫緊の問題になっているわけであります。増税の面はガソリン税だけでありますから、もっぱらこれは徴税面にかかるわけです。徴税面を現状のままで、税法を現状のままで、はたして四千億の自然増収があるかないか。それほど経済は明年度も繁栄し、そして納税者に問題なくこれが納まるかどうかと思いますと、全く憂慮の念を禁じ得ないものが私はある。  そこで、国税庁に二、三お伺いしたい。いろいろあるのです……

第38回国会 大蔵委員会 第4号(1961/02/08、29期、日本社会党)

○横山委員 私は質問するのでなくて、あなたの方から答えていただく番でございます。もう一ぺん念のために簡単明瞭に申し上げますが、きのう私が御提案したことは、基幹調査と称して、納税者が疑わしき節も必ずしもないのに深度の深い調査をするということは、税務官庁の一方的な必要によってなされるのであって、納税者に対して不当なしわ寄せを与えるものであるから、もし基幹調査の必要がありとするならば、まずもってこれを納税者に話をして、その許諾を求めるべきである。以上が私の提案でございます。きのうずいぶん論争をいたしましたから、その理由は多く申しません。賢明な政務次官から常識豊かなお返事をいただく番になっております。……

第38回国会 大蔵委員会 第5号(1961/02/09、29期、日本社会党)

○横山委員 話を聞いてみまして、私も、昔の職掌柄、どうしても一言言わずにおれぬ気になったのです。今のお話を聞いておりまして、あなたも大体話はわかっていらっしゃる。わかっていらっしゃるけれども、その後いろいろ検討しますからと言っておられるのですが、実は通行税は今検討しておるのですから、私どもの意見にもっともな点があるならば、あとからとは言わず、今やはりやってほしい。一番問題になります点は、私は二つだと思うのです。一つは通行税そのものに存立の意味があるかどうかということです。もちろん国家収入上必要があるということではあるでしょうけれども、しかし、われわれが真摯に今日の税法を論じておる中に、通行税と……

第38回国会 大蔵委員会 第6号(1961/02/15、29期、日本社会党)

○横山委員 続いて、お疲れのところでございますけれども、各委員の質問、また御答弁の中に含まれておりまするように、きわめて重要な段階でございまして、私どもとしては、引き続いて今度は証券の方の皆さんの御意見も聞く機会を持ちたいと思いますので、いましばらくごしんぼう願いたいと思います。  この問、端的にいってこういうキャッチ・フレーズを私は聞きました。「銀行よさようなら、証券よ今日は」。これはまことに、何と申しますか、今日の時点をつかまえた、庶民に対する非常な影響力のあるキャッチ・フレーズだと私は思っています。事の内容のよしあしはともかくといたしまして、今日の金利の状況から考えますと、確かに一つの説……

第38回国会 大蔵委員会 第7号(1961/02/16、29期、日本社会党)

○横山委員 委員長、ちょっと議事進行について。  先ほどから伺っておりますと、私どもは予期はしておりましたものの、証券取引審議会にかかっておることが全部でございますから、あなた方の御答弁が全部今証券取引審議会にかかっておるからというお話なのです。本日から本委員会は証券問題についてまっこうから取り組んで、質問者が殺到しておるところなんです。ですから、重要なことになると、一々それは証券取引審議会に付託しておるからということでは、審議が一向進みません。でありますから、かかっておることは百も承知の上で、緊急の問題についてわれわれは取り上げ、できるならば本委員会としても一つの方向を何とか見出したいと思っ……

第38回国会 大蔵委員会 第8号(1961/02/21、29期、日本社会党)

○横山委員 本委員会が金融から証券問題を取り上げて、いよいよ本格的な審議に入ったわけでありますが、先般私は議事進行に発言を求めまして、証取審議会で審議されておるからという隠れみのを着て答弁をしてもらったのでは、くつの裏から足をかくという点で、政府側に考慮を求めたわけであります。幸いにも了とされまして、かなり率直な御意見を承ったのであります。しかし、実際問題としては、政府側としては、証取に、私の承知するところによりますと、たくさんの問題点を提起して審議を求められておるのでありますから、どういうことになるでありましょうか、私どもがこれほど具体的な問題を大蔵委員会でいろいろ質疑をし、政府の所見をとこ……

第38回国会 大蔵委員会 第9号(1961/02/23、29期、日本社会党)

○横山委員 関連して。  先ほどから伺っていたのですが、ちょっと意見らしいことを申し上げて、あなたの御意見を聞きたいと思う。第二市場の問題について当委員会が取り上げておりますいろいろな理由の中の一つは、これが証券取引法に抵触する疑いありという考え方があるからです。一たん国会で取り上げまして、政府側にも意見を言い、政府側もそのような国会側の意向については十分に考える点があるという立場に立っておるわけであります。一たん疑いありとしてこれを取り上げまして公になりました以後に何かの問題が起こりましたのでは、これは責任問題に発展しないとも限らない。従いまして、いろいろ困難な問題はありましても、でき得べく……

第38回国会 大蔵委員会 第10号(1961/02/28、29期、日本社会党)

○横山委員 産業投資特別会計の提案されております内容につきましては、予算委員会なりあるいはその他で相当議論されまして、財政法違反の疑いがあるということで、政府としての本問題についての善処を要望されておるところでありますが、今この特別会計法を本委員会が審議するにあたって、問題点の一、二を確認をして参りたいと思います。  伝うるところによりますと、政府は、今回やったようなやり方については、国会の非難を考えて、しかるべき措置を明年度はしなくてはならないというお考えを持っておられるようでありますが、その点について結論的に一つ明らかにしていただきたいと思いますが、いかがでございましょう。

第38回国会 大蔵委員会 第12号(1961/03/09、29期、日本社会党)

○横山委員 銀行局長にお伺いをしたいのですが、政務次官も一つ聞いておってほしいのです。  先年、私は、中小企業金融について、全般的な問題と各個の問題についていろいろと問題点を提起いたしました。しかし、あれから二年くらいになりますが、改善の跡が一向見られない。あのとき、私は、中小企業金融の特質というものを、率直に私どもなりに数えて、そういう共通のベースでまず意見を一致させたわけです。あのとき私が言ったのは、こういうことでした。中小企業金融というものは、ほうっておけば改善される見込みがない。なぜならば、まず第一に、貸付や割引の手数は大小にかかわらずみんな一緒だから、小口の貸付が多くなればどうしても……

第38回国会 大蔵委員会 第15号(1961/03/15、29期、日本社会党)

○横山委員 委員長の趣旨を尊重いたしまして、一言だけお伺いします。  租税法定主義といいますが、中山さんも実情をおわかりのことだと思うのですが、この原則は貫いておらないのであります。結局、納税者の立場から見ると、法律がどう変わっても、実際は税務署の査定なり何なりによって、法律改正の直接効果が及んでいない、そういう判断が非常にびまんしているわけであります。税制改正をおやりになったあとの検分をどういうふうになさっておられるのであろうかということを、私はときどき痛感することがございます。私が基本的に私見として考えておりますことは、戦後の混乱期はともあれ、今日の状態におきましては、税制改正と同時に、ど……

第38回国会 大蔵委員会 第16号(1961/03/16、29期、日本社会党)

○横山委員 先般、私どもの方からお願いいたしました諸般の問題につきまして、理事会の御決定に基づきまして、大臣に御質問をいたしたいと思います。  私が質問をいたします点は、本日は、その中の一つの労働金庫に関係する問題であります。すでに大臣には内容は昨日お話しになっておると思いますから、できる限り簡単に一つ大臣の意のあるところをお聞かせ願いたいと思います。労働金庫の問題を三点に分けまして、一つずつ大臣にお伺いいたします。  その第一は、恩給等担保金融の取り扱いであります。恩給、年金担保金融は庶民の生活金融でありますので、性格的にもふさわしい労働金庫でこれを取り扱えるよう、関係法律の改正を要望すると……

第38回国会 大蔵委員会 第18号(1961/03/22、29期、日本社会党)

○横山委員 港湾整備特別会計法案に関運をいたしまして、二、三お伺いをいたしておきたいと思います。  港湾の整備が叫ばれて以来、歴史はきわめて古く、しかも、その緊急性というものは、ますます強まるばかりでありますし、政府の所得倍増計画にいたしましても、また私どもの党の経済計画にいたしましても、港湾の整備が、ベースは違いましても、焦点となっておることは申すまでもないところであります。しかし、一方において考えなければなりませんことは、港湾の形の上の整備ができましても、内容的なといいますか、いろいろな角度からの総合的な整備ができていかない、伴っていかないということが、私どもとしては多年疑念をいだいてきた……

第38回国会 大蔵委員会 第19号(1961/03/23、29期、日本社会党)

○横山委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、資金運用部資金法の一部を改正する法律案につきまして、反対の意見を申し上げたいと存じます。  この法案それ自身よりも、むしろ資金運用部それ自体、またさらにさかのぼれば財政投融資のあり方について、日本社会党は基本的な意見を持っておるわけであります。本年度の予算は二兆円といわておりますが、ただそれだけで議論するわけには参りません。七千億になんなんといたしまする財政投融資が、実はその予算とうらはらの関係になっておることは、いうまでもないことであります。由来、財政投融資は、予算の隠れみのとして、あるいは政府の施策の隠れみのとして、今日まであらゆるからくりが……

第38回国会 大蔵委員会 第32号(1961/05/11、29期、日本社会党)

○横山委員 本日大臣に御出席を願って特に私がお伺いいたしたいことは、現在の国際収支を中心とする問題であります。本問題はすでに国会におきましても何回も取り上げられ、大臣の御答弁も承っておるわけでありますが、情勢はさらに一歩々々私どもの言っておりますような状況に近づいておるような気がいたすのであります。単に私と大臣との意見の相違であるということであるならば、これは水かけ論になるかもしれません。しかしながら、もうすでに閣僚の中で意見の相違を言うていらっしゃる方が幾人もおありになるし、一方においては日銀においてもまた別な見解があるし、他方においては財界においてもまたきわめて慎重論があるし、大臣のおひざ……

第38回国会 大蔵委員会 第33号(1961/05/16、29期、日本社会党)

○横山委員 簡単にこの会計法案について質問をいたしますが、そのもとになる考え方についてどうもすっきりしない考えが私に浮かんで参りますので、率直にお伺いをいたしたいと思うのです。  この機械類賦払信用保険というものは、一言にして言うと機械メーカー救済法案のような気がしてならないのです。中小企業の救済のような体裁をしておりますけれども、中小企業にはどうも縁がなさそうだと思う。その理由の第一は、中小企業が相手でなくして、機械メーカーが貸し倒れをした場合ないしは賦払いの契約が実行されない場合に、この損失を国が補償するというのですから、中小企業が金繰りについてこの信用保険に期待をするということではない。……

第38回国会 大蔵委員会 第35号(1961/05/30、29期、日本社会党)

○横山委員 小委員長から御報告下さいました報告書につきましては、きわめて民主的に小委員会を運営し、そしてりっぱにまとめられました小委員長の御努力に対しまして、私からも敬意を表したいと思うのであります。ただ、今原長官からもおっしゃいましたように、事柄はやや抽象的に過ぎるかもしれませんけれども、きわめて重大な問題を含んでおりますし、直ちに結論が出ることは困難と思いましても、今お話がございましたように、鋭意その困難について検討をされまして、本小委員会の中間報告に所期いたします方向において、本委員会に御報告をされんことを要望いたしたいのであります。その意味におきまして、私は、多少私の希望意見ないしは最……

第38回国会 予算委員会 第17号(1961/02/23、29期、日本社会党)

○横山委員 まず大蔵大臣にお伺いをしたいのは、明年度の税制もさることながら、かりにその税制が改正をされても、税の問題だけは、法律改正だけでは問題が解決しないという問題であります。つまり納税者にとっては税法がどうであろうかということが半分ある。確かにそれも問題だ。けれども実際税務署の職員のさじかげんによってずいぶん違うということが、まあ言われておるわけであります。明年度は約四千億になんなんとする自然増収が、税法はほとんどそのままでこれが徴収をされるのでありますから、結局ことしに比べて明年度は四千億余分に出すということになるのであります。経済のあり方はいろいろ議論がございます。このまま好況が持続す……

第38回国会 予算委員会 第18号(1961/02/24、29期、日本社会党)

○横山委員 一晩お考えになった結果としては、まことに何もない御答弁でございました。なぜならば、大臣のおっしゃるのは、商工中金の資金で小組合に対して円滑化をはかれという一片の抽象的な通牒です。それから助成法につきましても、何も小組合の組合員なるがゆえの特別な措置ではないことは、だれしも知っておるところであります。税法については、いみじくもおっしゃったように、一般理論であって、小組合の組合員の問題ではないとあなたもおっしゃっておられるのであります。私が昨日から執拗にあなたにお伺いをしておるのは、法律通り政府は小組合の組合員に、組合員なるがゆえの税法上、金融上の特別な措置は何をしたか、こういうことを……

第39回国会 大蔵委員会 第2号(1961/10/06、29期、日本社会党)

○横山委員 ただいま大臣からごあいさつと申しますかお考えを承りましたが、私ども先般来理事会でいろいろと相談いたしました結論をお聞きになったからそういう細部のお話があったと思うのであります。予算委員会ももちろん重要ではございますが、重要法案、また多数の法案がある委員会でございますから、ぜひ万障繰り合わせて当委員会への出席をお願いをいたしたいと思います。  今お話がありました中で、私はあらためて痛感をしたわけでありますが、先般来予算委員会で総理大臣並びに大臣からいろいろと今日の金融引き締めについての原因、それから対策、展望を承りました。私は今輻湊をすることはなるべく避けるつもりでありますし、時間も……

第39回国会 大蔵委員会 第3号(1961/10/10、29期、日本社会党)

○横山委員 ちょっと資料を要求しておきます。会計法の改正案が必要であるという具体的事例を二、三資料として提供していただきたい。たとえば皇太子の家の問題とか、そういうような具体的事例をできるだけたくさんお願いしたいと思う。できなければ二、三でよろしい。  それから委員長にお願いしたいのですが、次会には会計検査院の担当の方に御出席を願って、こういうような問題について監査をした実際の状況について、説明を聞きたいし質問したいのでお願いしたいと思います。

第39回国会 大蔵委員会 第4号(1961/10/13、29期、日本社会党)

○横山委員 先ほど山際さんの冒頭のお話を注意深く実は聞いておりました。おそらく書いていらっしゃったと思いますから、よほど準備をされておっしゃったと思うのです。その中にこういう言葉がございました。企業家の自信が日本では非常に強いから、それに対して一定の政策的方向がはっきり示されると突進をするという状態がある。これは非常に注意をされてお書きになったと思うのでありますが、言葉じりをつかまえるようでございますが、御注意なすって書かれたと思うのでありますから、あえて聞くのでありますが、そういう企業家が自信の強い今の日本の事情では、逆に申せば、はっきりした政策的な方向を示さなかったらかかることはあるまいに……

第39回国会 大蔵委員会 第6号(1961/10/18、29期、日本社会党)

○横山委員 私も実はこの間週刊雑誌で読んで、インスタントのコーヒーについてどういうことかしらんと思って、関税を調べてみましたら、こういうことなんです。原料が三割、荒びきが三割五分でインスタント・コーヒーは二割五分というのです。原料と荒びきの方のコーヒーが関税が高くて、インスタント・コーヒーで輸入すると安い、こういうばかなことなんです。これはもちろん原産地が違うし、ガットの問題で国が違うんだから、相手仕事のあることだからしようがないことだと私は一歩下がって考えたんだけれども、しかし、国内のコーヒーの焙煎業者、メーカーから考えると、今のお話のインスタント・コーヒーがどんどん入るようにできておる、イ……

第39回国会 大蔵委員会 第11号(1961/10/27、29期、日本社会党)

○横山委員 先般来本委員会はもとよりでございますが、本会議並びに各委員会におきまして、金融引き締めについて相当熾烈なる質疑応答が繰り返されて参りました。しかもその質疑応答を通じて明らかになったことは、年末になるに従い、ますます金融情勢が逼迫するであろう、さらにまた来年の二月、三月、四月になりましてさらに熾烈になるであろうという分析でございます。従いまして、本委員会として中小企業金融並びに徴税の年末対策について、各位の御同意を得て特別に決議をいたし、政府に格段の善処を要望したいと考えまして、次の通り動議を提出いたしたいと思います。  中小企業金融並びに徴税の年末対策に関する件    中小企業の資……

第39回国会 大蔵委員会 第13号(1961/11/14、29期、日本社会党)

○横山委員 最初に河野さんにお伺いをいたしたいと思いますが、御存じのように大へん金融の引き締めで各産業界に著しい影響を来たしておるわけでありますが、特に商工中金についてはなはだしいものがあるように私どもは聞いておるわけであります。質問をするにあたりまして、今商工中金の現状はどうなっておるか、一般論はもうけっこうでございますから、具体的に資金がどのくらいあって、需要がどうなっておって、それに対する対策は政府その他にどういうふうに要望しておるか、端的に数字をあげて御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 金融引締めになってから、中小企業金融対策の一番の焦点は、私は商工中金にあると思うのです。その……

第39回国会 大蔵委員会 第14号(1961/11/29、29期、日本社会党)

○横山委員 関連。きのうも大月さんにはお願いしておいたことですが、大臣にちょっと聞いていただきたいのです。一例でありますが、二日前に、名古屋の三菱の岩塚工場――岩塚工場というのは非常に大きな会社でありますが、全下請に対しまして、こういう趣旨の手紙を出しました。「十二月支払いは十二月三十日であるが、土曜日でもあり、十二月の支払いは非常に悪くなる見込みである。今から下請は十分打つ手を打ってもらいたい。どたんばになって騒いでも、当社としても何ともならないので、今から十分御検討をしていただきたい。例年は十二月年末繰り上げ支払いがあったが、本年は上記のような現状であるから、従って、三十七年一月十日ごろに……

第39回国会 内閣委員会 第11号(1961/10/26、29期、日本社会党)

○横山委員 私が本日伺います点は少し具体的な問題に立ら入って、それに関連をして大臣の所信をお伺いをいたしたいのであります。私は委員ではございませんでしたから、あるいはくつを隔てて足をかくような感があるかもしれませんが、よそ目に見まして何かそういう感じが、この法案を提出される政府のお気持に伺われてならないのであります。それと申しますのは、臨時行政調査会なるものを設置すれば、根本的ないしは具体的に大へんうまくできるというような錯覚が先行し過ぎておるのではないか。現行のもとにおきましても行政府が、また与党である責任においてなさろうとするならば、われわれの賛成を得られるものがたくさんあるのではないか。……

第40回国会 大蔵委員会 第4号(1962/01/31、29期、日本社会党)

○横山委員 さっきの委員長の発言にちょっとあとに残るものがあるかもしれませんが、提案者の撤回の申し出を委員会としては了承という意味でおっしゃったのではなかったのですか。やはり許可ですか。
【次の発言】 わかりました。それは後日・・。  それでは中小企業金融について御質問いたしたいと思います。この問題についてはもう何回となく本委員会で取り上げられておりますから、私の質問は広範にわたりますけれども、重複をなるべく避けて具体的に御質問をいたしますから、政府側各位並びに参考人各位におかれましても、具体的に一つ簡単に御答弁を願いたいと思うのであります。  その前に、私どもとしてこの中小企業金融についてす……

第40回国会 大蔵委員会 第7号(1962/02/07、29期、日本社会党)

○横山委員 御苦労さまでした。まだ会長でおありになるのですけれども、お仕事は一応お済みになった自由な立場でぜひ御意見を聞かせていただきたいと思います。  一番最初に、今度の答申及び政府案に対する国民の反響を私なりに感じたことを申し上げますと、減税度合いが少ないということが第一であるように思います。その根拠の第一は、本委員会においても論争いたしましたけれども、税負担の割合を二〇%程度が妥当であろうといわれた答申が、一体どのくらいの権威とどのくらいの熱意を持っておられるかという点について、みな不安を持ってきたわけであります。第二番目の原因は、明年度の自然増収が四千八百七億に達する、この数字が、政府……

第40回国会 大蔵委員会 第10号(1962/02/14、29期、日本社会党)

○横山委員 主税局長は、この間中山参考人が言われたことや質疑応答をお聞きになったことと思いますが、それに関連して二、三お伺いをしたいと思うのです。  来年度の自然増収は四千八百億、私どもはこれについて疑念を持ち、中山さんも実際問題としてはそれよりももっと多いのではないかという感じを持たれたわけであります。私どもが数字をあげましたのは、本年がどうころんでも三千五百億以上の自然増収があるから、来年度四千八百億とすると、千三百億くらいの純増しかないということはいかがなものであろうか。三月の決算は前の所得を背中に負って行なわれ、九月の決算は法人が不況の影響を受ける。そうだとしても、それは少し客観的に見……

第40回国会 大蔵委員会 第14号(1962/02/23、29期、日本社会党)

○横山委員 ちょっと関連して。大臣、予算委員会で私があなたに御質問したことはいろいろありましたが、これもその一つだったのです。大臣はその際事精は深く存じなかったかもしれないけれども、標準決済規則の改正と、向こうから技術者を入れるという問題について考えてみようというお話を承ったので、私はあそこで質問を打ち切ったのですが、今お話のように、川島さんが外務大臣の兼務をやっていらっしゃったときにはいいということになったのです。それから通産大臣の佐藤さんも、その輸出を承認された立場から、よろしいということになったのです。ところがどういうものでしょうか。今のお話のように、もう数カ月になんなんとして、なおかつ……

第40回国会 大蔵委員会 第23号(1962/03/16、29期、日本社会党)

○横山委員 通産大臣がおいでの間に一つお伺いをして、あとで大蔵大臣に関連していきますので、御意見をお伺いいたしたい。  この関税定率法の今回の第二回改正というものは、当面の問題としての処理であって、根本的な関税政策の方向を示唆しておるのではないことは言うまでもないことであります。私がこの際両大臣にお伺いをいたしたいのは、第一にEECの発展、アメリカの接近によって日本の産業に非常な影響がある。関税は逐次なくなっていく、為替の自由化が行なわれる、かきねが何もなくなるということによって、産業界にどういう影響をもたらすかということなんであります。それについて、佐藤さんは二月十五日の経団連の欧州共同市場……

第40回国会 大蔵委員会 第27号(1962/03/26、29期、日本社会党)

○横山委員 先ほど村山さんのお話を聞いておると、まことに私は言語道断な気がしている。幾つかありますが、一つだけまず最初にお面を言ておかなければならぬのは、この答申が出た、それに対して、政府としては五項目はたな上げしたという中で、五項目をたな上げしたことについて、頭ばかりでは税の運営はできないからという趣旨のことを言うて、答申を作った人人がまことに実情を知らないからできもせぬことを作ったのだと、端的にいえばそういうことですね。そんなことを言ったって、あなた方、実際問題としては、中へ専門家として参画した。いつもの場合でいうならば、あの審議会なるものは実際は官僚の隠れみのであるという、天下周知の事実……

第40回国会 大蔵委員会 第29号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○横山委員 その問題について私もだいぶ意見がありますけれども、時間がございませんから次の二、三についてお伺いします。簡単にお伺いしますから要領よくお願いいたします。  今の財政法ができましてから四月以降予算の空白になったことがときどきございます。これは空白があるべきではないけれども、絶対あってはいけないということでは必ずしもないわけですね。つまり場合によってはそのあり得べきことを想定しなければいかぬと私は思う。そういう点については、予算の空白に対処する特別予備金制度などを考えてもいいのではないか。外国にも予算項目の中に例がございますが、その点はどうお考えになりますか。

第40回国会 大蔵委員会 第34号(1962/04/20、29期、日本社会党)

○横山委員 今ちょっと広瀬君の最後のところを聞き漏らしたというか、給与課長の最後の答弁がはっきりしなかったのですが、私どもが附帯決議案として出しましたものをもう一ぺん言いますから、簡単にお答え下さい。「増加恩給の受給者で、新共済組合法施行当時任官期間が十七年未満の者は、増加恩給を辞退しなければ共済組合年金について前の任官期間を通算されないこととなっている」というところまではいいですね。これからが要望ですが、「しかしこれは傷害に対する保障を無視する結果となるから、政府は増加恩給に併給される普通恩給を辞退をすることにより、前記期間を通算するような選択制度を講じてもらいたい」、こういう要望なんですよ……

第40回国会 大蔵委員会 第36号(1962/04/26、29期、日本社会党)

○横山委員 金融問題は今の焦点でありますが、きょうはいずれ総理大臣を初め各大臣の御出席を求めることになっておりますから、具体的な問題でお伺いをしたいのであります。  きょうの新聞を見ますと、下請の支払いがますます悪化をしておることを報道しております。中央会は二十四日の下請代金の支払い状況の調査を発表いたしましたが、それで見ますと、大体昨年の夏までは九十日が普通だった手形期間も百二十日になっておる、手形支払い一本の会社がふえる、一流親企業も、手形期間は九十日でも、検収期間を長くしたり、代金支払い日に全額払わなかったりする例が多いということになっている。こういうような、下請代金の支払いが非常に悪く……

第40回国会 大蔵委員会 第38号(1962/05/06、29期、日本社会党)

○横山委員 あまり時間がありませんから、端的に、いささか失礼に当たるかもしれませんけれども、両大臣、一つ率直にお答えを願いたいと思います。  私の記憶するところによりますと、佐藤通産大臣が一番最初に、設備投資の抑制を初めとする景気調整的なことを言い出したのですが、しかし世間にアピールいたしましたのは、藤山さんが、政府に反省の要ありと言ったところに、私は問題の焦点が浮かび上がったと思うのです。それで、今ちまたでうわさをしておりますところを聞いておりますと、藤山さんがいろいろ言うておられるけれども、結果としてはこうなるのではないかという判断がちまたにうわさされておる。その結果というのは、預金金利の……

第40回国会 大蔵委員会 第42号(1962/07/10、29期、日本社会党)

○横山委員 長官が今度更迭をいたしまして新しく就任をなさったのでありますから、これから私が申し上げるこことは長官としては御存じないことであるかもしれません。また次長もその点は同様であるかもしれません。しかし、それなればこそその冒頭に税制及びその行政等について、私どものかねての主張を実は山ほど聞いていただきたいと思うのであります。しかし、さりとて本日は先ほどまで映画の検閲、検査につきまして、熱心な質問がそれぞれ同僚委員から行なわれまして、十分な時間がございません。まあ三十分ぐらい御了承を願いまして、むしろ私の力から、私が入手をいたしました問題の一つに限定をしてお話をして、そうして後日私の注文に応……

第40回国会 地方行政委員会 第18号(1962/03/09、29期、日本社会党)

○横山委員 私が本日御質問をしようといたしますのは、特別な一つの例ではございますけれども、そのよってきたる問題には、各地方自治体の財産処分という問題について、いろいろ勘案すべきことを含んでおると思いますから、その点をよく御勘案の上、御答弁を願いたいと思うのであります。  まず、一つの事実を申し上げたいと思います。愛知県の県会に、今一つの条例案が出ておるのであります。その条例案で、相当地元としては紛糾をいたしておるそうでありますが、その内容と申しますのは、武豊町付近にあります県の山林を約十七万坪ばかり払い下げる、そうしてそのうちの九万坪は武豊町に払い下げる、そのうちの八万坪は愛知農園の小杉仁造と……

第41回国会 大蔵委員会 第4号(1962/08/22、29期、日本社会党)

○横山委員 このエロア資金、ガリオア資金について、もう長いこと質疑応答が続いておるのでありますけれども、国民の偽らないエロア・ガリオアに対する認識を初めよりたどってみますと、初めは無償であったと思っておったのが、これが常識であります。政府の内部においても、かつて水田さんの記録を見ますと、実際言うともらっておったという発言が国会であり、それから池田総理をもってしても、その当時はこういう発言をことしの三月ですらしておる。私はその後いろいろずっと研究をしたあとで、二十五、六年ごろからは債務と心得ますと言っています。こういう発言できておるわけであります。しかし、今政府がそうではないと言い、国民の一部に……

第41回国会 大蔵委員会 第5号(1962/08/28、29期、日本社会党)

○横山委員 昨年来、いわゆるにせ札事件が全国的に発生をいたしまして、もう全国民ともこのにせ札の問題について関心を抱き、ひいてはこれがわが国における貨幣、紙幣に対する信頼感を喪失をするというような不安をすら抱くに至っておるわけであります。この間、政府は先般この対策の根本的措置として新紙幣の千円札を発行するという態度を明らかにいたしました。私どもも一つの対策としては、それは納得できることではあるけれども、しかしながら一体それではにせ札に対する、その犯罪に対する何らの措置もなく、何らの対策もなく、そのまま放任されていく、これがどうにも手がつかぬことであるというような印象を受けて、まことに私どもも奇怪……

第41回国会 大蔵委員会 第8号(1962/09/01、29期、日本社会党)

○横山委員 大臣がおいでになりますまで、少し地道ではありますが、国民金融公庫の現状につきまして二、三政府側及び国民金融公庫側の御意見を伺いたいと思います。今一件当たりの普通貸付は全国平均幾らぐらいの貸付でありますか。
【次の発言】 何だかよくわかりませんでした。事務的に少しその数字だけ聞きます。申し込み金額に対して貸付率は何%ぐらいですか。
【次の発言】 貸付件数は申し込み件数に対して何%くらいになっておりますか。
【次の発言】 申し込んでから実際現金が出るまでは何日間くらいですか。
【次の発言】 一件個人の場合は百万円以内、法人に対する場合は二百万円以内を別表によって貸しておるわけであります……

第41回国会 大蔵委員会 第9号(1962/10/10、29期、日本社会党)

○横山委員 冒頭にお願いしておきたいと思うのでありますが、本日は大臣を初め政務次官、それから今お約束を願いました主計局関係等、どなたも所用で欠席でございます。事情は聞いてはおりますけれども、本日はやむを得ないとしたならば、次会には必ず関係者の御出席をお願い申し上げておきます。  そこで、やむを得ませんから、私の質問の中で税制関係にしぼって、当面する問題について二、三の御質問をいたしたいと存じます。  その一番の問題の焦点は、明年度の税制改正及び将来の根本的な税制改正に対する大蔵省の基本的な考え方であります。さしあたり明年度の税制改正で、調査会で議論されると思うのでありますが、従来常に国会側の意……

第41回国会 大蔵委員会 第10号(1962/11/12、29期、日本社会党)

○横山委員 質問をいたします前に、大臣に一つ注文があるわけですが、それはこの間われわれ国会議員が第一班、第二班と分かれて国政調査をいたしました。その調査の結果につきましては、先ほど本委員会に報告されたわけでありますが、その中で全員が一致をいたしまして改善を痛感をいたしましたことがたくさんございます。特に国税庁関係として住宅が非常に払底をしておるという点については与野党一致して報告書を提出いたしたわけであります。税務職員は年間の異動率が大体二六、七%といわれております。つまり四年に一ぺんは全部異動する、異動しないクラスがございますから、異動するクラスは三年に一ぺんは全部転勤をする、これは職種上や……

第43回国会 商工委員会 第34号(1963/06/07、29期、日本社会党)

○横山委員 大臣にお伺いをいたしたいと思います。  顧みますと、この基本法がこの国会へ三党それぞれ上程されるまでには、かなりの年月をかけて、各党ともそれぞれ検討いたしてまいりました。私もその一人ではございましたが、この基本法という中小企業にとりましては抜本的な法律案が国会に上程をされて、ここに中小企業の本来あるべき姿を、また将来あるべき姿を議論をする経過になったことは、まことに私ども欣快にたえないと思うのであります。その意味におきましては、たくさんの質問がございますけれども、まずその前提になります二、三の問題について、お互いに意思統一をそれぞれする必要があろうかと思います。その意味では、大臣に……

第43回国会 大蔵委員会 第17号(1963/03/12、29期、日本社会党)

○横山委員 局長が参議院だそうですが、私の質問は、新しい金融体制といいますか、そういう言葉が一体どういう意味なのか、議論の余地があるわけでありますが、それに触れるのでありますから、政務次官並びに佐竹さんには、十分腹蔵のない意見を聞かせていただきたいと思います。  二カ月前の本委員会でありましたか、私が大蔵大臣に国づくり、人つくりは、なるほどいい悪いは別としておやりのようだけれども、金づくりについてはとんと何もお話がないようですね、こう言いましたところ、大臣としては、それに対して具体的な御答弁は何らございませんでした。しかるに、ここ約一カ月内外にわたって、新しい金融政策と名づけて、各般の手段がい……

第43回国会 大蔵委員会 第18号(1963/03/13、29期、日本社会党)

○横山委員 中山さんに最初お伺いしたいと思います。自然増収がいろいろ議論になっていますが、私の手元にありますものを一応御披露させていただきますと、三十三年が千五十一億、三十四年が千八十六億、三十五年が二千九十六億、三十六年が三千九百三十億、三十七年が四千八百七億、これだけの自然増収が毎年々々あるわけであります。このことは、いろいろなことがこの中から議論されると思うのですが、一番最初に、政府の自然増収の見積もりというものが常にかたくて、ふところ財源にするという気持がどうしても離れられないのではないか、自然増収の調査の仕方に問題があるのではないか、そこからまず始めなければならぬと思うのですが、いか……

第43回国会 大蔵委員会 第20号(1963/03/15、29期、日本社会党)

○横山委員 係官の方がまだおそろいにならないようでありますが、その前に一つ全然予定してないことでありますけれども、緊急のことでございますので、大臣に御意見をお伺いしたいことができました。  それはほかでもないのですけれども、今労働問題が山場にきておりまして、大蔵省関係といたしましても、直接関係ございませんけれども、公団及び公庫における労使関係が山場にきておるわけでございます。公団及び公庫は御存じのように罷業権、団体交渉権も持っており、労働法によって当然公団、公庫関係と自主的に交渉ができるのであります。しかるところ、予算関係においては大蔵省が多少の制約を持っており、かつ承るところによりますと、主……

第43回国会 大蔵委員会 第22号(1963/03/22、29期、日本社会党)

○横山委員 中小企業の法律について二、三の観点からお尋ねをしたいと思います。  まず大臣に伺いたいのです。それは、今度の租税特別措置やあるいは近代化資金助成法及びこの特別会計法を通じて大蔵省として措置をされたことが非常に多いわけです。税金は特別措置でめんどうを見よう、それからお金の貸し方は高度化資金、近代化資金でぜひ貸そう、利息はこうしよう――ですから、大蔵大臣として中小企業について今度はなみなみならぬ御検討を願ったと思うのです。その考え方として、私はこういう点はどうお考えになるかという点をまず第一に伺いたいのです。それと言いますのは、大企業については、独占をさらに超独占にするという行き方にな……

第43回国会 大蔵委員会 第30号(1963/06/04、29期、日本社会党)

○横山委員 今度の法律案はかねて懸案でありました旧満鉄職員の期間を通算するということでございますから、その趣旨におきましては、けだし私どもの積年の主張が達成をされたのでありますから、きわめてけっこうなのでありますが、これに関連をいたしまして、二、三お伺いをいたしたいと思います。大阪の時間が短いそうでありますし、私も実は他に所用がございますので、まず大臣と関連のない二、三の諸問題からお伺いをいたしたいと思うのであります。  電電公社も専売公社も国鉄も同様な問題でありますから、どなたがお答えくださってもけっこうでありますけれども、まず第一にお伺いしたい点は、共済組合が組合員の福祉施設をいろいろつく……

第43回国会 大蔵委員会 第39号(1963/06/25、29期、日本社会党)

○横山委員 最近、国税庁の徴税行政の中で全国的な課題になっておりますものが二、三あります。本日はその問題について国税庁の現状と方針をただしたいと考えておるわけであります。  まず最初にお尋ねをいたしたいのは、労音及び労演の問題であります。同僚各位は御存じかと思うのでありますけれども、ちょっと説明をいたしますと、労音、労演というのは、労働者が高い入場料を払って晩画を見あるいは音楽を聞きあるいはお芝居を見るのを、自分たちだけで仲よく会員制度で楽しもうではないか、自分たちで歌おうではないかというところからその源が発しておるわけであります。しかし、新しい時代に沿ったこの気持ちというものが働く各階層の共……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 大蔵委員会 第15号(1964/03/04、30期、日本社会党)

○横山委員 私が今回、この委員会にかかっております法人税法及び所得税法に関連をいたしまして質問をいたします問題は、いささか特異な問題であります。その意味におきましては同僚諸君にも、私と政府並びに国税庁との質疑応答について、ぜひ正確な御判断をお願いをいたしたい。  まず私のよって立つ立場を申し上げておきますが、私はこの特異な事件の内容を必ずしも糾明しようとするものではありません。しかしながらこの再案に関連をいたして国税庁当局がおとりになりました徴税行政のあり方については、非常な疑問を持っておるのであります。その疑問を追及いたしますために、若干内容に触れることもあるのでありますが、これは私の本旨と……

第46回国会 大蔵委員会 第54号(1964/06/17、30期、日本社会党)

○横山委員 ずっと質疑応答を開いて私も勉強しておるわけでありますが、立法論その他になりますと、とかく水かけ論になりやすいきらいがございますから、私はひとつ政務次官に常識的にまず二、三伺いたいと思うのであります。  第一の私の疑問といたしますのは、この法律は何のためにつくられるのか、いまさらおかしな質問でありますけれども、本朝来のいわゆる中正論議やいろいろなことを聞いて考えておりますと、もう一度あらためてそこに直面するような気持ちがいたします。御相談なさっても、あなたのまことに素朴な常識的な御意見でけっこうでありますが、この法律はもとよりその第一条に使命とか目的とかいうことが記載をされておるので……

第46回国会 法務委員会 第7号(1964/02/27、30期、日本社会党)

○横山委員 この裁判所職員定員法の一部を改正する法律案につきまして、主としてこれに含まれる少年問題について、定員の問題やら現状をお伺いしたい。私は実は全くのしろうとでございまして、初めて本委員会の先輩同僚諸君の御指導を受けるわけでありますが、それにしても、先般家庭裁判所と鑑別所を自分で見まして、いろいろと調査をしてまいりました。しろうとの調査でございますから、あるいは的を射ていないかもしれませんが、これはひとつ御了承願って、しろうとはしろうとらしく懇切な御答弁を願いたいと思います。  まず第一に、私は家庭裁判所へまいりましていろいろなことを体験をいたしました。それでその裏打ちをするために鑑別所……

第46回国会 法務委員会 第10号(1964/03/05、30期、日本社会党)

○横山委員 この機会に、私は、世紀の大裁判でありました松川事件並びにそれに匹敵するような情勢にありますもう一つの問題についてただしたいと思うのであります。  松川の大裁判が過ぎましてから数カ月をけみします。当時、全日本のみならず、各国までいろんな反響を生みましたこの裁判の終結についても当時賀屋法務大臣はこういう談話を新聞に発表しています。要約いたしますと、この判決は検察当局の立場からは遺憾なことであるが、すでに裁判所の最終の判断が示された以上、これに従うべきは言うまでもないところであって、特にこの事件の裁判が多数の人命に関することであったことや、被告人が長期にわたって不安定な立場に置かれたこと……

第46回国会 法務委員会 第17号(1964/03/24、30期、日本社会党)

○横山委員 うわさによりますと、日韓会談が不日終了される見通しがあるということであります。本委員会は日韓会談の中の法的地位について重要な関心を持っております。昨年の二月十二日、本委員会で中垣法務大臣は、在日朝鮮人には国籍選択の権利はなく、国籍は日韓会談によって最終的にきめられるものであるという趣旨の答弁をなさった旨私は承知いたしております。法務大臣は前大臣と同じようなものの考えでございますか、まず伺いたい。
【次の発言】 そうしますと、在日朝鮮人には国籍選択の自由がある、日韓会談によって個々の朝鮮人の具体的な国籍がきまるわけではない、 いわゆるルールがきまるのだ、こういうふうに大臣の御答弁を拝……

第46回国会 法務委員会 第19号(1964/03/27、30期、日本社会党)

○横山委員 冒頭に大臣に、この間は大臣も私も少し興奮しておったようでありますから、冷静にひとつ御注文をいたしたいと思います。大臣と私とは年配もきわめて違いますし、それから大臣のような昔から政治に多年の経験を持っていらっしゃった人と私のような浅学非才な者とはこれまた違う。しかし、その意味においては苦言を呈したいと思うのでありますが、今日の日本の政治は私どものような若い者がどんどん出ておるわけであります。その意味では、私どもは合理性ということをきわめて高く評価しているのでありますが、どうも大臣の御意見を承りますと、合理性よりもむしろ政治的判断というか、極端に申し上げれば、詰めるということよりも詰め……

第46回国会 法務委員会 第20号(1964/03/31、30期、日本社会党)

○横山委員 上程されております下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案について、政府側に御質問をいたしたいと思います。  先般来私の立場を申し上げておりますように、私は本委員会は初めてでございますので、ずいぶん先輩の皆さんには当然のことと思われ、あるいは議論がされておることかとも思いますけれども、初めて出席してみましてまことに意外な点がきわめて多いのであります。  まず第一に、この下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の改正をして、そしてあすこに裁判所をつくるの、ここの管轄区域を変えるのということをやっておきながら、一方では、きまっておるけれどもまだ開庁していないという……

第46回国会 法務委員会 第25号(1964/04/10、30期、日本社会党)

○横山委員 私は、本日、特にお許しを得て、法務行政の一般的な質問をいたすわけでありますが、本件は起訴をされております問題でありますから、なるべくその内容には触れないようにして、その中にひそむ理論的な問題について政府側の御意見をただしたいと思うのであります。  最近、法律時報を見ましたならば、ここに東京地方裁判所の判事をやっていらっしゃる長谷部さんの論文が出ておるわけでありますが、それを引用したほうが一番話が早いと思うのであります。その一節を見ますと、「中小企業の株式会社が事実において株主総会を開かず、ただ、法がその開催を強要しているためその開催を偽装した議事録を作成することは、私のしばしば述べ……

第46回国会 法務委員会 第30号(1964/04/24、30期、日本社会党)

○横山委員 かねがね本委員会に重要法案でありますこの法案について総理の出席をお願いをいたしておりましたが、いま私どもは、この法案に対する私どもの質疑を通じつつ、かつはまた私どもの意見を申し述べて総理の所見をただしたいと思うのであります。その意味でまずお断わりをいたしておきますが、国民は最近激増いたしております暴力団に対しまして、その根絶を強く要求をいたし、私どももまたこれを支持しているわけでございます。ただしかし、この際明らかにしておきたいのは、国民が求めておりますものは、集団的にまたは常習的に暴力的不法行為を行なうところのいわゆる暴力団であります。昭和三十四年には四千百九十二団体、八万二千人……

第46回国会 法務委員会 第34号(1964/05/14、30期、日本社会党)

○横山委員 私は、こまかいことはさておくとして、この法案を通じて見まして痛感されるのは、一体この法律案の積極的な必要性というものがどうもぴんとこないのであります。一体この法律をどうしても出さなければならない積極的な必要性というのはどういうことなのか、聞かしていただきたい。
【次の発言】 私は理屈を言っておるのじゃないのです。世界を回って、ブラジルで遺言をするとか、そういうことは一千万人のうちの一人か二人くらいではなかろうか。現にこの法律を制定しなければならぬという具体的事例がどこにあったか。われわれの目の前にあまりどうもないような気がする。一千万人に一人か何かということのために、どうしてもやら……

第46回国会 法務委員会 第35号(1964/05/15、30期、日本社会党)

○横山委員 関連して。事務総長も、ちょっといま少し感情的になられておるように思います。私は、いまお二人の質疑応答を聞いておりまして、少しペースが違う。あなたは、そういうことを言っていないのだから、憲法問題は、合憲、違憲いずれとも慎重にしろ、こういうことで言ったのだから悪くないだろう。私どもの感じは、かりにあなたの言われるように長官が言われたとしても、世間に映っている新聞の印象は、違憲判決は慎重にしろ、こういうふうに読売には載っているではないか。ここから先をあなたは答弁をしていないのですよ。ここから先さらに私どもが言いたいことは、自分はそういうことを言っていないけれども、新聞がそういうことを書い……

第46回国会 法務委員会 第39号(1964/05/29、30期、日本社会党)

○横山委員 かねがね理事会で話題になっておりました財団法人愛慈会の理事者間の紛争について法務省の見解をただしたいと思います。本件は理事会において話題になりましたけれども、時間の関係上、法務省から提出をされました資料を一ぺん簡単に朗読しまして問題の焦点だけお伺いします。  財団法人愛慈会は三十四年の七月認可されまして、設立者は金重哲爾、有地滋となっております。目的は、更生緊急保護法、犯罪者予防更生法及び執行猶予者保護観察法に規定する保護対象者に対し、その自立更生に必要な援護をなすこと、このようになっております。事業は、保護施設の設置経常、病院の設置経営、その他目的を達成するために必要と認める事業……

第46回国会 法務委員会 第43号(1964/06/16、30期、日本社会党)

○横山委員 議事進行について。  いまお話によれば、大臣及び刑事局長の出席をこちらにかねがね求めておるわけでありますけれども、一向に御出席がないわけでありますが、一体両院のうち、本委員会はかねがね理事諸君の話し合いによりまして円満な進行をしてきたわけでありますが、そういう進行をしたことで、大臣並びに政府の官僚どもがいい気になって甘えてしまって、そして本委員会の真摯な要求に対して何ら顧みないということはきわめて遺憾に私は考えるわけでありますが、本委員会に大臣及び各局長がわれわれの要望に応じて出席をなさるということについて、委員長はどうお考えでございますか。

第46回国会 法務委員会 第47号(1964/08/01、30期、日本社会党)

○横山委員 いま承るところによりますと、本委員会が取り上げて、そして精神病院患者を収容しておるところで紛争がいつまでも続くことは適当ではない、すみやかに法務次官が最高責任を持って処理するよう要望いたしました。その方向で進んでおることは慶賀にたえないところであります。  ただ、あなたの御報告と私が聞いております点と若干の相違があるように思いますので、まず確かめたいと思うのでありますが、両派の間に和解条項がまとまっておるという話を聞いておるのですが、あなたの話ですと、まだ進行中だということですが、どうなんですか。
【次の発言】 保護観察所長はかなり内容にタッチしてあっせんをしておるように承知してお……

第46回国会 法務委員会 第50号(1964/10/09、30期、日本社会党)

○横山委員 前もって大臣に、私ばかりでなくておそらく法務委員会全員としてあなたにお願いしたいことになるのだと思いますけれども、質問の前にほんの二、三点について大臣に頭に入れていただきたいわけです。  というのは、まず第一に、大臣御就任以来数カ月になるのでありますが、法務委員会で大臣の所信及びその所信に基づいて法務行政についてとっくりと質疑応答をする機会がないのであります。他の委員会におきましてはそのようなことはほとんどなくて、いろいろと十分に新大臣の所信を伺い、そしてわれわれの意見も述べ、大臣の取り入れられるところは取り入れるということになっておりますが、この点について、休会中でもございましょ……

第47回国会 法務委員会 第1号(1964/11/27、30期、日本社会党)

○横山委員 きょうは時間の関係で十分な質疑応答ができないそうでありますから、次の機会に本委員会において政府側から十分な御答弁をいただきたい諸点について提案をしておきたいと思います。  その第一は、本委員会が常に法律案について慎重審議をし、かつ、それに伴いまして附帯決議を付するのでありますが、これらの附帯決議は、私が整理いたしました二十六国会以来、裁判官の報酬、検察官の報酬に関する附帯決議、売春防止法に関する附帯決議、刑法に関する附帯決議、司法試験法の附帯決議、裁判官の報酬に関する附帯決議、同じく検察官の報酬に関する附帯決議、訴訟費用等に関する附帯決議、裁判所職員定員法に関する附帯決議、刑事訴訟……

第47回国会 法務委員会 第2号(1964/12/03、30期、日本社会党)

○横山委員 先日の木法務委員会におきまして、私は三つの問題を提起して御検討を願うようにお願いしておきましたが、まず最初に愛慈会の問題について、その後の経過をお伺いしたいと思います。  最初に政務次官にお伺いいたしますが、政務次官は、愛慈会の問題について引き継ぎをなさいましたか。私は本委員会で過ぐる国会において、過ぐる国会終了までには愛慈会の問題については解状をしようとかたいお約束をいただいたのであります。ところが、今日をもってしてもますます紛糾するばかりで、前次官の議事録に残ったかたい御制約がまことに疑わしい。できるならば前法務次官の御出席を願って、どういうふうにおやりになったかということをた……

第47回国会 法務委員会 第5号(1964/12/17、30期、日本社会党)

○横山委員 先日の委員会におきまして、本委員会において附帯決議を付しましたものの取り扱いについて質問いたしましたところ、政府側からきわめて簡潔な関連措置等の概要の提出がされました。これをずっと見てみましたが、どうも私の考えておりますように、附帯決議に対する実行についてきわめて不十分な点が多いと思うのであります。きょうは同僚委員のたくさんの質問がありますから、私は、根本的にまず附帯決議がどういうふうに政府部内において考えられるのか。どうも私ども見るところでは、附帯決議というものは、まあまあ法案を通すときに与野党の顔を立てるということだけに理解をして、あとの実行状態についてはきわめて誠意がない。あ……

第48回国会 大蔵委員会 第1号(1965/01/29、30期、日本社会党)

○横山委員 私は、きょうは税制について、並びにその行政の運用について、特に国税庁の方にも聞いてもらうのですが、多少問題がこまかい場合もあるけれども、こういうことも大蔵大臣はぜひ聞いておいてもらいたいという意味で、税金のことばかり大臣にお伺いするつもりであります。  まず最初に、今度の税制改正の答申もゆがめられておる。いま世間で何と言っているかといいますと、税制調査会の答申が満足に行なわれることはないという折り紙がついてしまった。だから調査会の諸君はもとより、主税局の人たちも、調査会の答申は答申、出る前から腹をきめている。非常によくないことだと私は思う。大臣自身も、おそらくは答申は答申、どんなも……

第48回国会 大蔵委員会 第4号(1965/02/05、30期、日本社会党)

○横山委員 最初に二、三要望並びに意見を申し上げたいのですが、一つは、私久しぶりに大蔵委員会へ帰ってまいりまして、あらためて勉強をし直しておるわけですが、私がずっとおりました当時の経緯をも含めまして痛感されましたことが一つございます。それは屡次この委員会において非常な審議をいたしまして附帯決議を付するのですけれども、その附帯決議の実行というものがきわめて緩慢な気がするわけです。政府側としては法案を通すために一応附帯決議を了として善処いたしますと言っているけれども、実際問題としてはそれがその場限りに終わっておるおそれがある。そこで委員長並びに政府側にお願いしたいのですが、ここ二、三年ばかりの本委……

第48回国会 大蔵委員会 第8号(1965/02/16、30期、日本社会党)

○横山委員 私は、最近慢性的状況になっています不渡り手形の処置について、なるべくいきさつは抜きにして、この際、政府側と一問一答をいたしたいと思っております。ただ、その前提として、今日の不渡り手形が発生する根本原因、これを申さなければならないし、それについて政府の意見を聞かなければなりませんが、それをやっていますと時間がかかりますので、その不渡り手形発生の根本原因は、経済論争及び政治論議に一応ゆだねることにして、当面どうあるべきかについて意見をただしたいと思うのであります。  最近、この不渡り手形が続出するにつれて、各方面から、この手形をどうすべきかという意見がどんどん出ています。その一つは、銀……

第48回国会 大蔵委員会 第10号(1965/02/19、30期、日本社会党)

○横山委員 大臣がおいでくださるという話を聞きましたので、大臣大蔵に所信をただすためのいろいろな準備をしてきたわけでありますが、残念ながらそれができないようであります。大臣個人に対します主要な問題につきましては、次会に回しまして、おいでくださる皆さんに御質問をいたしたいと思います。  まず最初に、先般の本委員会で保留になっておりました問題について簡単に経過を御説明願いたい。  第一は、暴力団課税について、浜松については承知をいたしましたが、名古屋の中村税務署の取り上げました暴力団課税が、何か原因不明のままに判然としない結果についての調査をお願いします。  第二番目には、政務次官が検討すると約さ……

第48回国会 大蔵委員会 第13号(1965/02/26、30期、日本社会党)

○横山委員 いま堀委員との質疑応答を聞いておりまして、私も長官に初めて御意見を伺うのでありまするが、少し従来の経過にかんがみて、まずもって御意見を伺うというよりも、私のほうから希望を二、三述べて、それについての所見を伺うことにいたしたいと思います。  第一に、こういうことを言うては恐縮なんですが、ここ二、三代の、国税庁長官は税を知らない人であります。税を知らない人を国税庁長官にするという人事が続いておりますことについてはそれなりの理由があるだろうと思うのであります。私は何も主税局なり国税庁傘下に長官たるの器のある人がないとは必ずしも思わないのであります。それにもかかわりませず、税畑以外から長官……

第48回国会 大蔵委員会 第16号(1965/03/05、30期、日本社会党)

○横山委員 まず相続税についてお伺いをいたしたいのですが、手元にありますのは、三十六年十二月の「税制調査会答申及びその審議の内容と経過の説明」、これは相続税についての当時の調査会の審議の内容を克明に書いたものでありますが、当時におきましては、「二百万円と五十万円に相続人の数を乗じた金額との合計額とすることが適当と認めた。この引上げの結果、通常の世帯においては、おおむね四百五十万円程度が課税最低限となり、通常の農家及びこれに準ずる中小企業その他一般世帯の資産の相続の場合の問題を解決することができると考える。」、四百五十万が、通常の世帯においては課税最低限になると論じておるわけであります。今回の改……

第48回国会 大蔵委員会 第21号(1965/03/17、30期、日本社会党)

○横山委員 私もビールから入りたいと思うのですが、こまかいところからですけれども、私の承知しておるところによりますと、東京ではアサヒなり、サッポロなりいろいろな五社のビールの卸売りの併営を許しておるが、名古屋以西、関西においてはビールの卸売りの併営を許さないというのはどういうわけですか。――知りませんか。知らなければ知らぬでいいです。
【次の発言】 だんだんとだんだんとと言って、私の質問の予防幕を張っているが、だんだんとなっていないのですよ。あなたは、将来そうするから、まあこの辺でこらえてくれと言いたそうだが、そうは許しません。いま只松君が言っていますように、ビール会社というのは私は横暴だと思……

第48回国会 大蔵委員会 第23号(1965/03/23、30期、日本社会党)

○横山委員 久しぶりに大臣に税金についてお伺いしたいと思うけれども、思い出していただきまして、時間がございませんから端的に感じを聞きたいのであります。  具体的な問題から話します。ことし学校を卒業する中学生は大体東京では一万五千円としましょう。そうしますと、年間にボーナス三カ月を含めますと大体二十一万円です。この二十一万円の新中学卒業生に税金をかけるということを総理大臣は何と思われますか。昔の、私どもも俗にいう高等小学校卒と同じようなものでありますが、事業場へ入る、工場へ入る、銀行へ入る、その中で駅長だとか課長だとか係長が、まず税金がおれもかかるようになった、こう言っていばったものであります。……

第48回国会 大蔵委員会 第24号(1965/03/24、30期、日本社会党)

○横山委員 関連して。どうしてもわからない点がありますので、同僚諸君にいろいろ意見を聞いてみたのですが、同僚諸君もわからないということでありますから、問題の提起をしまして、場合によりましたらあしたにします。  法人税法百五十一条、代表者等の自署押印、代表者等は申告書に自署押印をしなければならない。一項、二項、三項に書いてあります。四項には「自署及び押印の有無は、法人税申告書の提出による申告の効力に影響を及ぼすものと解してはならない。」つまり自署捺印があろうがあるまいが、申告書の効力には影響がない。税金は取る。こういうわけですね。ところが百六十一条、自署押印の規定に反した者、そのほかの者は一年以……

第48回国会 大蔵委員会 第25号(1965/03/25、30期、日本社会党)

○横山委員 同僚諸君から繰り返し言われておりますように、いま審議をいたしておりますこれら法律は、きわめて膨大かつきわめて細目にわたり、とうていこの短い時間の間に、われわれ国会議員としての職員を尽くし得るまでの時間がないのであります。ずいぶん問題を残しながら、われわれは審議を進めざるを得ないという点について、まことに残念なことであります。私が限られた時間で質問いたします問題もきわめて多岐でありますが、ぜひひとつ核心をついた御答弁をいただきたいと思います。  まず政務次官からお伺いをいたします。法人税法案第一条、趣旨であります。「この法律は、法人税について、納税義務者、課税所得等の範囲、税額の計算……

第48回国会 大蔵委員会 第28号(1965/03/31、30期、日本社会党)

○横山委員 堀君が時間がなくて最後は要望になりましたが、そこから引き継いでいきます。  十二名を二十五名にふやすならば、かねがねわれわれが要求をいたしておりますように、われら学識経験者をその中に入れるということについて御賛成を願いたいと思いますが、どうですか。
【次の発言】 失礼なことをおっしゃる。われら学織経験者、ここに一ぱいおるじゃないですか。財政法においてわれら学識経験者にまさる者はない。単に法理論やあるいは通俗的な議論はいかぬとは言わぬけれども、要するに財政法の運用に関してはやはり政治的な判断というものが激動する今日においては必要である。したがって国会議員を入れるべきであるとわれわれは……

第48回国会 大蔵委員会 第31号(1965/04/14、30期、日本社会党)

○横山委員 私は意見じみた質問になるわけでありますが、まず河野さんから聞きましょうか。  今度の証取法改正案で、どうもうまくいかぬような証券業者があったらばっさりだ、それ以前はあまり手練手管を加えない、こういうことになって、官庁、大蔵省の直接支配といいますか、極端に言えばそういう傾向をこの証券行政がたどることになる、こういうことになって、いまは極端に言えば大蔵省の直接支配ですね。そういう傾向をこの証券行政がたどることになる。こういうことを私は非常に残念に思うわけです。審議会でどういう議論があったか知りませんけれども、もっと証券界の自発的な是正をするとか、あるいは取引所法を改正して、官庁の直接支……

第48回国会 大蔵委員会 第33号(1965/04/21、30期、日本社会党)

○横山委員 この間、私は二つのことを申し上げたのですが、もう一度根本的な問題についてひとつ御意見を伺いたいと思うのです。  今回の改正に伴う免許制の問題については、目的が一体どこにあるかという点について私はまだ疑念なしとしない。先般参考人の皆さんに聞いたのですが、何か登録制を免許制に切り変える、そのことは私は必ずしも非難はしないのだけれども、必要以上にこれによって官僚統制を強化するという傾向に流れるおそれがある。そして根本の問題が検討が足りないのではないか、あとでやるといっても、実際はいまやらなければならないことを結局回避することになるのではないかと思うのです。この問題が提起されました点で、い……

第48回国会 大蔵委員会 第36号(1965/04/28、30期、日本社会党)

○横山委員 あなたの話によれば三月十七日に本店の耳に入った、十月十九日から三月十七日まで長原支店は鋭意努力したと御説明があった。本店は、さらに三月十七日から――四月十二日十億円の回収があったというのですが、それまでも鋭意努力をされたと思われるという説明だった。その鋭意努力をしたいきさつをもう少し聞きたい。第一に鋭意あなた方が努力をしたときに、吹原はどういう説明をしたか。第二番目に森脇はどういう説明をし、どういう主張をしたか。第三番目に四月十二日に十億円が回収されたときの経緯はどうであったか。第四番目に、おそらく吹原ないしは森脇の説明の中にあったと思われるいわゆる黒金文書、この黒金文書によれば、……

第48回国会 大蔵委員会 第37号(1965/05/11、30期、日本社会党)

○横山委員 先般、私はこの法案に関連をして、退職をした諸君と会いましていろいろ意見を聞いたことがございます。異口同音に陳情を受けました点は二、三にとどまらないのでありますが、その中で最も残念に思う、これくらいのことはと、声をそろえて言いましたのは、七十才未満の者については今回の改定による増加額の全部または一部の支給を三年間停止するという問題であります。六十才未満では全額停止をする。六十才以上六十五才未満では三分の二ないし二分の一、三分の一停止をされる。六十五才以上七十才未満では二分の一を停止される。まことにみみっちいやり方といわねばなりませんし、老齢の退職者諸君として、六十才ないし七十歳という……

第48回国会 大蔵委員会 第45号(1965/07/21、30期、日本社会党)

○横山委員 大臣は雌伏何年といいますか、今度光を沿びて大蔵大臣になられてどんなことをなさるか、各方面から非常な期待をされております。そしてあなたの人となりからいって、大臣が果敢断行ということをなさるであろうと世間は見ておるわけです。  そこで、私は二点お伺いをするのですが、まず第一の問題は、いま質問もありましたが、選挙違反に関する問題であります。あなたにお伺いしたいのですが、清水亘という人をあなたは御存じですか。
【次の発言】 清水亘氏は、御承知のように諸派でありまして、言うならば右翼に類する人であります。先般清水亘氏の奥さんが選挙違反に問われまして、いま検挙されておるという話を聞いております……

第48回国会 法務委員会 第2号(1965/02/09、30期、日本社会党)

○横山委員 私は、きょうは主として資料の要求をいたしまして、それによりましていささか後日質問をいたしたいと思います。  第一は、四十年度予算要求でどういうふうに最高裁として政府に増員要求を行なったのか、その行なった各職の増員要求の理由は一体何であるか、それを明らかにされる資料をお願いしたい  第二番目には、かねて裁判官その他につきまして定員よりも欠員があるというお話を伺っておるのですが、年末現在でけっこうでございますから、どのくらいの欠員が各職においてあるのかというのが第二番目であります。  第三番目は、これまた累次の当委員会でも問題になっておったわけでありますが、代行制の問題であります。代行……

第48回国会 法務委員会 第4号(1965/02/16、30期、日本社会党)

○横山委員 大臣お急ぎのようでありますから、大まかに大臣にただしたい点を一、二だけ申し上げて、お帰りを願うことにいたします。  この裁判所職員定員法の一部を改正する法律案は、要するに簡易裁判所の判事の人数を十六人増加するという簡単な法律案でありますが、この提案理由の中に、ほかの文章にもほとんど例のない文字が入っておるわけであります。それは「人員充足の見通し等を考慮した上、」ということであります。「人員充足の見通し等を考慮した上、」というのは、本委員会で累次にわたって裁判所職員あるいは法務省職員について議論いたしますときに、話題の中心になっておるわけであります。要するに数ばかりふやしても人が来な……

第48回国会 法務委員会 第5号(1965/02/18、30期、日本社会党)

○横山委員 定員法につきまして、前回に引き続いて質問いたしたいのですが、私、いろいろと政府側の資料を拝見をしまして、さらに具体的な問題を拾い上げてみますと、裁判所の機構の維持要求も、四百五十一名がゼロであったということについて、まことに疑義を抱いておるのであります。こまかいことを申しますと、たとえば、自動車を十台おふやしになったそうですが、運転手の定員が一人もふえてないということなんかも――こんなこまかい問題を取り上げるのもいかがかと思うのですけれども、四百五十一名というのがゼロであった場合に、ほんとうに困らないのかという一環として、まずお伺いをいたしたいと思います。

第48回国会 法務委員会 第7号(1965/02/23、30期、日本社会党)

○横山委員 まず附帯決議の案を朗読いたします。    裁判所職員定員法の一部を改正する法律案に対する附帯決議  裁判所関係の定員と欠員等充員の実状は、裁判の適正なる審理及び迅速化の上に於て不充分と認められる。その主たる原因は、裁判所予算の不足にあるものと思考する。  よって政府は、裁判官その他の裁判所職員の増員と充員、その待遇の改善並びにこれに伴う諸施設の整備をはかるために、将来必要な予算的措置について格段の努力と工夫をすることを強く要望する。  右決議する。  若干御説明を申し上げたいと思います。  本文は与野党の一致した集成でありますが、この附帯決議を審議するに際しまして、強く指摘をされま……

第48回国会 法務委員会 第8号(1965/03/02、30期、日本社会党)

○横山委員 先ほども理事会で私見を述べたわけでありますが、いま質疑応答を伺っておりましても、私は、今日の執行吏制度についての政府及び最高裁判所のきわめて因循こそくな、不徹底な、問題の積極的解決にきわめて不親切な態度を痛感をするのであります。  本件は、いまやこの執行吏制度の理論的矛盾、現実的な弊害というものについては、天の声、地の声、人の声である。もちろん、私は約三百人と称せられる執行吏の人々が、いわゆるいやがられる仕事を誠実にやっていらっしゃることを疑うものではない。しかしながら、そのよって立つ基盤である手数料制度、この手数料制度が、国家権力の行使についてその金を債権者からもらって、債権者の……

第48回国会 法務委員会 第9号(1965/03/04、30期、日本社会党)

○横山委員 非常に御三人の参考人には御多忙のところありがとうございます。いまお話を伺いまして、私どもこの法案を議論いたします過程で非常に示唆に富むお話をそれぞれ伺って感謝をいたす次第であります。  ただ時間の関係上、あらゆる角度から伺いたいのでありますが、そうもできませんので、まことに御三人の方には恐縮には存じますけれども、端的にお伺いをして失礼にわたる点もあるかと存じますが、まずもってお許しを願いたいと存じます。  問題の第一は、片山さんと長田さんとの間における非常な意見の相違であります。この間も本委員会で、政府並びに最高裁判所に私から尋ねたのでありますが、やはりこの政府並びに最高裁をもって……

第48回国会 法務委員会 第13号(1965/03/12、30期、日本社会党)

○横山委員 本委員会は昨年、いわゆる新暴力法というものを非常な慎重審議の結果通過をし、その法律は成立をいたしたのでありますが、自来数カ月をけみしまして、警察当局並びに法務関係のところにおきましては、暴力団に対する検挙が相当の進展を見せておりますことはわれわれとしてもまことに喜ばしいことだと思っております。当時私どもが、この法律の改正がいろいろと危惧される点があるとしてあえて反対をしたわけでありますが、しかし、その危惧される点は別なところにあって、もしそれ当局が現行法をもってしても暴力団に対する熱情と努力さえあるならば効果を生ずることができるであろう、問題は一致団結して社会悪と戦う熱意と努力の問……

第48回国会 法務委員会 第14号(1965/03/16、30期、日本社会党)

○横山委員 大臣が参議院に行かれるそうでありますから、締めくくり的な意味におきまして、大臣に御意見を承るよりも、むしろ本委員会の審議の経過を含めて、厳重にひとつ注意を喚起したいと思います。  われわれが本委員会におきまして、この法案を審査をいたしました際、与野党を問わず、現在の執行吏制度がきわめて不十分きわまるものであるという指摘を共通にいたしました。その共通の論点になっています点は、第一に手数料制度であります。公務員である執行吏が国家から俸給は受けぬ、そして逆に手数料によって債権者から事実上の収入を受けているということは、何としても不正事件発生の温床になるという観点であります。第二番目には、……

第48回国会 法務委員会 第15号(1965/03/19、30期、日本社会党)

○横山委員 委員長並びに大臣に議事運営に関して申し上げたいのでありますが、私ども、いま理事会におきまして本委員会の運営について十分議論をかわしたところであります。大臣も御存じのように、委員長はもちろん同僚諸君も十分御存じだと思いますけれども、本委員会はまじめに各種法案に取り組んでまいりまして、その法案の成立状況といいますか、本委員会の打ち上げ状況もきわめて良好であります。しかも審議はきわめて真摯に行なわれてきたことは各位御存じのとおりであります。しかるに、私どもが理事会において協議いたしましたのは、委員会の審議を十分に行ない得られるように法務省並びに委員長の御協力を願わざるを得ない事態がござい……

第48回国会 法務委員会 第18号(1965/04/02、30期、日本社会党)

○横山委員 先般大蔵委員会におきまして問題の中心になりましたあぜ道と申しますか、その問題について御質問したいのですが、時間がございませんから、同僚委員にも聞いていただくために大蔵委員会の議事録の一部をまず抜粋いたしまして、それから問題の中心にすぐに入りたいと思います。  「登記所に備えられている土地台帳の付図に二線引きの実線で示されている無地番の土地、その多くは、一般に農地の間に存在するいわゆる二線引き畦畔で、これが一体民有地であるのか、それとも国有地であるのか。この問題は、その後各方面に異常な反響を呼んでおるのであります。」「しかし、最近のように、地域開発が進んで、工場の農村進出に伴って、農……

第48回国会 法務委員会 第24号(1965/04/27、30期、日本社会党)

○横山委員 今度のこの刑法の一部改正については、いろいろと法務省で議論はあったと思いますけれども、きわめて私どもとしては問題を慎重に考えたい。したがって、審議にあたっては、私どもの内部におきましても、ずいぶんいろいろと議論を尽くしてきたのでありまするが、まだきわめて慎重論が強いのであります。どうしてそう言うかといいますと、いろんな原因がありますけれども、まず第一には、この刑法、根本法規であります刑法をどうしてもいまこれだけに限って改正をしなければならぬという積極的な必要性が乏しい。何か酔っ払い運転、無免許運転、スピード違反という社会的現象におもねているのではあるまいかという考え方が強いのであり……

第48回国会 法務委員会 第26号(1965/05/07、30期、日本社会党)

○横山委員 いろいろと本法案について質疑を重ねてきたのですが、最終的に一、二の点を伺いたいと思います。  かつて私どもはこういうことを政府側に提案したことがございます。それは、海難審判所がございまして、海難の特殊性によって特別の審判をするという性格のものであります。いま私どもが議論しております交通事故につきましても、軽微な単純なものもございますし、三河島を含め、あるいはまた飛行機事故等、裁判を長期に重ねて、なおかつ判断ができないものもございます。したがいまして、すべてがそうだとは言わないのでありますが、海難審判が必要であると同様に、重要な交通事故につきましては交通審判法を制定をするか、あるいは……

第48回国会 法務委員会 第28号(1965/05/13、30期、日本社会党)

○横山委員 最初に、政務次官に法案を提出された気持ちをお伺いしたいのでありますが、この経済関係罰則の整備に関する法律は、今日までこの種の機関に勤務する者を公務員に準ずるものとみなし、わいろを取ってはいかぬということをきめたのであります。きめたものが年々歳々ここはよろしい、ここはよろしいといってはずれていって、また今回幾つかの金融機関、主として金融機関がはずれるわけでありますが、きわめて常識的な質問をするわけでありますが、きのうまではこういうことをしてはならぬ、これは犯罪になるといっておった事柄が、同じ事実がきょうから犯罪にならぬのだ、やってもよろしいとは言わぬけれども、犯罪にならぬのだというこ……

第48回国会 法務委員会 第29号(1965/05/18、30期、日本社会党)

○横山委員 わざわざおいでいただきましてありがとうございました。御存じのようにこの法律案は、皆さんのそれぞれの機関における今日まで刑法上有罪とされておりました事実を、とにかくこれから無罪にするという、端的に言えばそういう内容を持った法案であります。私は先般この委員会で政府側に尋ねたのでありますが、それぞれの機関の係の方なりあるいは責任者が、君はよく骨を折ったというわけで融資を希望する人たちから金をもらうことは、法律上それが有罪であろうか無罪であろうかの以前に、道徳的にそれはよくないことであるから、それを今日まで有罪だったが今度からは無罪にするということについては、どうも心理的に納得できないこと……

第48回国会 法務委員会 第31号(1965/05/27、30期、日本社会党)

○横山委員 藤野参考人には御多用中恐縮でした。  本委員会は、経済罰則に関する法律案について審議をいたしておるわけでありますが、それに関連しますもろもろの問題につきましておいでを願ったわけであります。  銀行の検査部長という仕事は、大体どういうことをなさるのでありますか。その権限はどういう権限を持っていらっしゃるのですか。まずそれを伺いたい。
【次の発言】 事務処理の検査といいますと、その貸し付けに不正な貸し付けがないか、あるいは銀行の内部規程その他について間違ったことがないかということでございますね。間違ったことがあるならば、それについて明白な調査を行ない、そしてそれについて処理をする権限を……

第48回国会 法務委員会 第32号(1965/06/01、30期、日本社会党)

○横山委員 関連して。大坪さんがそうおっしゃるので私もそうだと思う。刑事局長に、私しろうとですからお伺いしたいのですが、起訴状に自由民主党の三十億円云々を書くという心理、いまお坪さんのおっしゃったようなことを私も最初考える。そんな三十億円預けると言ったってだれも信用しないであろうと思う、しろうとならば。しかし、それを起訴状の中へ書くということですね。吹原はありそうなことをいろんなことを言った。その起訴状を書き、起訴の一つの理由とするに足るそれだけのことがあったのではあるまいか。だから麗々しく自由民主党三十億円とそこにお書きになったのではあるまいかと思う。これは推理でございますけれども、先ほども……

第49回国会 大蔵委員会 第1号(1965/07/31、30期、日本社会党)

○横山委員 私は、きょう大臣に、歴史的経過とでも申しますか、大臣がいまお考えになっておる、特にきのうの財政演説で二つの道という非常に意味のあることを言われました。いわゆる短期的な問題と長期的な問題をどういうふうに結びつけるか。特に結語として言われたところには非常に意味があると思いますから、それを歴史的に見て、ひとつ大臣のお考えをいろんな角度からただしたいと思うのであります。  まず最初に、大臣は野にあられるときには、いわゆる高度成長経済を批判された立場であります。私どもが承知をしておる意味においては、それは過剰設備投資であり、また、ある言い方によっては人間不在の立場があるのではないか、こういう……

第49回国会 法務委員会 第2号(1965/08/06、30期、日本社会党)

○横山委員 この機会に、大臣就任以来初めてでございますから、やや一般的な問題も含めて大臣の所見を伺いたい。  まず第一に、南漢宸氏に対する法務省と外務省との扱いに、いささかニュアンスの違いがあるようであります。法務省は、新聞の伝うるところによりますと、原水禁大会参加のためという入国目的からは逸脱しているが、内政干渉的な発言として過大視する必要はないとの判断から、特に政治問題として取り上げない方針をきめた。外務省のほうは、明らかに内政干渉と見て取り上げておる。法務省の立場はそれより多少弱いのであるが、八木入管局長は、南氏の入国に対して代理申請をした日本原水協関係者に遺憾の意を伝え、今後南氏らが慎……

第49回国会 法務委員会 第3号(1965/08/10、30期、日本社会党)

○横山委員 本日、私は人権問題一般について、政府側の御意向をただしたいと思うのであります。  申すまでもなく、この人権問題は一九四八年の国際連合の総会において世界宣言ができ、さらに憲法によって、第十一条、基本的人権の享有、第十二条、自由、権利の保持の責任と、その乱用の禁止、第十三条、個人の尊重と公共の福祉等、新憲法は基本的な権利である人権問題をきわめて重要な柱として、新しい日本の行く手を示したものだと考えています。まさにその点は画期的なものが新憲法には存在をしておるのであります。  しかるところ、最近の状況を見ますと、必ずしも国民各階層の中で、人権尊重の新憲法の精神というものが十分に徹底をして……

第49回国会 法務委員会 第4号(1965/08/12、30期、日本社会党)

○横山委員 関連して。私はうちでテレビをひねったらすぐ津田さんの顔が映って、津田さんがこれは公海だからしょうがないと言われた。それで、そのときに、私は非常に不愉快な感じを持ったのであります。これは国民がすべてそうじゃないか。鍛冶さんもおっしゃるように、一方では十数人の死傷者がある。一方ではちょっと調査を受けて、おれは帰るぞといって帰ってしまった。そして日本政府を代表して津田さんが国民に、あれは公海だからしょうがないんですということにはどうしても納得できないものがある。  私が調べたところ、一九二六年のローチュス号事件というものが目に入ったのですが、これは御存じだと思うのです。純然たる公海で、ト……

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第4号(1965/10/27、30期、日本社会党)

○横山委員 私がこれから政府にお尋ねをしたいのは、この間本会議におきまして総理大臣と法務大臣との間の答弁に伴い、本日法務大臣から本席においてお話がございました、いわゆる外国人登録上の国籍欄の韓国あるいは朝鮮の記載についての見解、この問題に限定をしてお尋ねをしたいと思うのであります。  特に限定をいたします理由は、今回のこの政府の決定というものが在日六十万の韓国人に甚大な影響を与えたからであります。しかも、その結果がはね返って、日本の国内の問題として地方自治体にも非常な影響を与えることは、もはや火を見るよりも明らかであります。  したがって、いま一度本会議の何から起こったかということについて両大……

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第5号(1965/10/28、30期、日本社会党)

○横山委員 私の質問が中心になっておりますから、法務大臣にもう一度お伺いしたいのでありますが、私はその質問をいたしました際に念を押しているわけです。いままで北鮮との貿易についてはいろいろ事情がある。そのたびに政府は日韓条約その他ということを言っておった。だが、あなたはいま勇敢なことをおっしゃった、いいんだなと言ってだめを押したら、あなたはこうおっしゃった。「いまあなたもおっしゃったとおり、ケース・バイ・ケースで審査いたしまして、現に一つ話が私の耳に入っているのがあります。書類で出ておるかどうか知りませんが、それは、話を聞きまして、それはよかろうじゃないかということで、口頭で私は賛意を表しており……

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第10号(1965/11/05、30期、日本社会党)

○横山委員 きわめて簡単に一点だけ整理を政府側にしてもらいたいと思うのです。  石橋委員からも出ましたが、私の質問に対して政府は二通りの答弁をしている。その一つは、石井法務大臣によって代表される、二十六年のときから、こういう答弁である。もう一つは、いまも民事局長並びに先般の八木入管局長から答弁された、二十七年平和条約のときからという答弁である。この二つは、明らかに政府内部において答弁が食い違っておる。ここをいつからなんだというはっきりした統一答弁をいただきたい。
【次の発言】 もう一点だけ。あなたの意図はわかったが、私の言っている統一見解がどこにさかのぼるかということについての答弁がなかった。……

第51回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1966/04/07、30期、日本社会党)

○横山委員 私も関連して一言。  全く同僚委員の意見に同感なんですが、私はまた別な角度からあえてどうするのだということですが、東京に汚職が出た、新潟に汚職が出た。兵庫に汚職が出た、熊本に汚職が出た、四国に汚職が出た、各地方自治体の汚職は、ほとんど大なり小なり選挙につながっておるわけです。そうして、その処分というものが適当に行なわれておる。適当というのは、いいころかげんという意味ですよ。ですから、現在までの選挙違反に関する問題について、司直の手が――たとえば新潟でもそうですが、起訴になるか不起訴になるか怪しいものだといわれている。そして新潟地検では、もしもこれを不起訴にするようだったら職を辞する……

第51回国会 大蔵委員会 第7号(1965/12/27、30期、日本社会党)

○横山委員 いろいろの角度から同僚諸君が尋ねましたから、私は、公債を出した財政政策が中小企業にどういう角度から影響をするかという点を、できる限り例証をあげて端的に大臣の御意見を伺いたい。  申すまでもなく、いまの中小企業は金が借りられない、人が足りない、仕事がない、売り上げが少なくなった、手形のサイトが延びる、不渡りが出る。まさにこれは短期的な状況でなくして、中小企業の存立の基盤をゆり動かすような状況にあるわけであります。これは御存じのとおりだと思う。私きょうこの本をいただいた。大蔵省の若手スタッフが全力をあげて書いた。拝見したところ、大臣の御意向を参酌したかしらぬけれども、PRとしてはなかな……

第51回国会 大蔵委員会 第14号(1966/02/25、30期、日本社会党)

○横山委員 最初に、ちょっと気にかかることを大臣に伺うのですが、先ほど本会議で大臣の答弁を聞いていまして――歴代の大蔵大臣の中で、私は福田さんが一番理論的だと思っている。いや、決して持ち上げるわけじゃないのです。意見は違いますけれども、やはり一番理論的にお答えなさる。財政演説としてもたいへんよかったと思う。ただ、きょうは、それにもかかわらずラフなことを一つおっしゃって気にかかった。というのは、私のそばでも雑音がそれで起きたのですけれども、ピース一個の減税にも足りないという質問に対して、あなたは、百万円以下の人はピース三個しか税金を出していないのだから、三割三分三厘のピース一個ならいいほうだ、こ……

第51回国会 大蔵委員会 第20号(1966/03/11、30期、日本社会党)

○横山委員 ずいぶん多くのことを質問したいと思うのですが、しかし、時間がございませんので、まず冒頭、大臣に、時間がございませんから、後刻適当な機会に回答並びに中間報告がいただけるかどうか、だめ押しだけひとつしたいと思います。  一つは、先般当委員会で私が、継続費並びに債務負担行為の問題にからんで、二回国会で議決する矛盾、それに伴って国民と国との契約が破棄された場合における問題、その統一見解を大臣から伺うことになっておるのですが、きょうは時間がございませんから、これは不日実行していただけるかどうかという点が第一点、第二番目には、本委員会並びに本会議において私が執拗に要望し、大臣が善処すると言って……

第51回国会 大蔵委員会 第25号(1966/03/23、30期、日本社会党)

○横山委員 関連して。  私、いまの最後の塩崎さんの発言が気になるので一言伺いますが、物品税は業務用は課税しないとおっしゃるのですね。消費者の選択の余地のないものは物品税は課税しない、こうおっしゃったが、間違いありませんか。
【次の発言】 この業務用でたいへん課税をされておるのがパチンコでございます。これはいかなる理由で課税されておるのか伺います。
【次の発言】 日ごろの理論的な塩崎さんに似合わぬあいまいな答弁をしておられます。私なりに意を強うしておるわけです。今回遊技具に多少減税は行なわれたのですが、聞くところによりますと、こういう話ですね。つまり、最初のねらいは、中古機械を扱っておる業者に……

第51回国会 大蔵委員会 第28号(1966/03/30、30期、日本社会党)

○横山委員 建設大臣時間の関係があるそうでございますから、大臣にこの法案の基礎となっております考えについてまず伺いたいのでありますが、都市開発という非常に膨大な構想を持たれることはけっこうでありますが、資金を拝見しますと何とたった十五億円、工場あと地の買い上げや、道路、公園用地の先行取得等に十五億円とは一体何たることであるのかと思われるのであります。私ども大蔵委員会としては、特別会計を設定をすることに常にきわめて慎重であって、今日の日本の財政が庶民的にわからないといわれておる一つの隠れみのとして四十五の特別会計というものが設定をされるということは財政上よろしくないと考えておる。しかし、あなたが……

第51回国会 大蔵委員会 第29号(1966/04/01、30期、日本社会党)

○横山委員 両大臣いらっしゃるところで率直に聞きたいのですけれども、今度理事が一人ふえるわけですね。何か巷間伝うるところによりますと、厚生省からえらい人がおいでになるということだそうです。これは国民金融公庫のみならず、ほかの公団、公庫におきましても、セクションがきまると必ず人事が内定をしておる。こういうことは、公庫、公団における長年キャリアのある人たちやあるいは職員の士気を阻喪することはなはだしいと思うのであります。私が承知するところによりますと、国民金融公庫の総裁は大蔵省、副総裁は大蔵省、理事が六人の中で通産省が一人、大蔵省が二人、それからキャリアのある人が三人、つまり、総裁、副総裁以下八人……

第51回国会 大蔵委員会 第31号(1966/04/13、30期、日本社会党)

○横山委員 この地震保険制度は本委員会で一ぺん注文をつけたことがございまして、その検討をまって提案をされたのでありますが、検討がやや不十分ではないかという点を考えるのであります。  まず第一にお伺いしたい庶民的な質問は、地雷保険には入りたい、けれども、火災保険やそのほかの保険にはいま入る気持ちはないという人は保険に加入できないわけですね。ああそうですか、これならば何かの損害保険の契約をしてくださいと、だんごがつく、こういう結果になるわけです一体、地震保険に入りたいのに、ほかのだんご、そのだんごのほうが大きいのですから、なぜ特定の損害保険に入らなければ地震保険に入れないのかという庶民的な質問なん……

第51回国会 大蔵委員会 第33号(1966/04/19、30期、日本社会党)

○横山委員 二、三こまかい点からお伺いするのですが、政府の再保険のあり方について、地震保険に関する法律案の第三条によりますと、政府が再保険をする。その第四項に「七十二時間以内に生じた二以上の地震等は、一括して一回の地震等とみなす。ただし、被災地域が全く重複しない場合は、この限りでない。」とありますが、この第四項というのは、政府の再保険のときにのみ該当するのであるか、一般的な定義をいっておるのですか。
【次の発言】 それならば、どうしてこの項目を改めないのですか。第三条の「(政府の再保険)」のところに第四項として整理してあるというのは、法律条文からしてもおかしいではないですか。

第51回国会 大蔵委員会 第35号(1966/04/22、30期、日本社会党)

○横山委員 先般、地震保険につきまして五つばかり政府に、大臣ないしは政務次官から最終的なと私は考えておるのですが、御答弁を伺いたいとお願いしておきました。以下、きわめて簡潔な御質問でございますが、お答えを願いたいと思います。  第一は、保険料率の問題であります。第五条に「収支の償う範囲内においてできる限り低いものでなければならない。」とされております。私の主張は、地震保険の保険料率はもちろんでありますが、一般の保険会社の保険料についてもなお低減をする余地は多いと考えています。たとえば、三十九年度の生命保険会社は、収入保険料六千六十四億円ですが、契約者配当準備金繰り入れ前では一五%にあたる九百四……

第51回国会 大蔵委員会 第37号(1966/04/27、30期、日本社会党)

○横山委員 なるべく同僚委員と重複しないようにお伺いするのですが、まず、監査証明は本来何のために行なわれるのかという点です。  この点は、理論的になるかもしれませんけれども、きわめて常識的に考えたいのです。選択を願いたいのは二つです。一つは、この法案の中の相当ウエートを置いております虚偽、錯誤、脱漏の有無、そういう目的です。それからもう一つの目的は、そういう何かきわもの的なものの考えでなくて、経営を試査するというのですか、経営全体の流れ、それが適正であるかどうかということに考えるか、内部統制、会社記録、それが正しく運営されているかどうかという観点からながめるかという二つのいずれであるかという点……

第51回国会 大蔵委員会 第39号(1966/05/10、30期、日本社会党)

○横山委員 例年七月には税務署の大異動があるわけですが、それに関連をして、なるべくふくそうしないように質問をしたいと思います。  第一は、これは大蔵本省なんですが、先月の二十一日、大蔵省は、五十五歳以上は一律に四月の定期昇給を停止する、五十歳以上五十五歳未満は各人の勤務状況を考慮して一部定期昇給を停止する、こういうことを大蔵省の組合に通知したそうです。それでたいへん方々で心配をしておるのですが、国税庁はこういう措置があるのですか、ないのですか。
【次の発言】 次に、私は本委員会で歴年こういうことを主張しておるのです。それは、大体全国的に七月には三分の一ぐらいは大異動が行なわれる。この各官庁に見……

第51回国会 大蔵委員会 第44号(1966/05/25、30期、日本社会党)

○横山委員 まず最初に、特殊な問題でありますが、かねて国鉄並びに大蔵省に調査を依頼しておきました事案について、政府側の意向をただしたいと思います。  時間の関係上、同僚諸君にも聞いてもらいたいのでありますから、趣旨を朗読いたします。「昭和十六年大東亜戦開幕に際し、国鉄当局の命令に依り外地派遣となり、南方軍の指揮下に入り、開戦と同時に仏印、泰、マレイ、ビルマと日本軍の進む所へ行を共にして、破壊された鉄道、発電所等の復旧並びに鉄道業務の管理に励み、更に十八年三月泰面鉄道建設工事の主力となり、無人の大森林地帯、猛獣ほゆる天険の地に、四百二十五キロメートル鉄路建設につくした。あたかも工事は雨期に当り、……

第51回国会 大蔵委員会 第48号(1966/06/07、30期、日本社会党)

○横山委員 先般来、国鉄等のタイ、ビルマに戦争中派遣されました鉄道手以下の雇用人の共済組合法上の取り扱いについて質疑応答を重ね、また、理事間でのお話がございましたが、ここに法案が上がるに際しまして、最終的な質問をいたしたいと思います。  任官できなかった国鉄外地派遣員の処遇処置は、先般の委員会において実態を調査するよう取り計らうとのことでありましたが、実際に気の毒なので、どう取り扱うか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 実情調査はいつごろできるのか、せっかくのことでありますから早くされたいのでありますが、いかがでございましょうか。

第51回国会 大蔵委員会 第52号(1966/06/22、30期、日本社会党)

○横山委員 平岡委員の最後の意見は、意見として聞きっばなし、言いっぱなしにするのはもったいないような気がするので、私もその続きから始めたいと思う。  国会はいよいよあと数日を前にしてきょうからこれを審議をする。参議院の日程を見ましても、これは少し無理だと大臣お考えになりませんか。しかも、私から言うては何でありますけれども、どうも与党の中でも完全にそしゃくがいっていないような気がするのであります。これだけ問題のある法案でありますから、問題のないところだけちぎって通すとか、問題のあるところだけはもう少し審議を継続するとか、何か知恵を働かせなければ、衆参両院を通じて少し無理だ。賢明な大臣でありますか……

第51回国会 大蔵委員会 第53号(1966/06/24、30期、日本社会党)

○横山委員 えらい済まぬけれども、渡辺君の休憩時間を利用いたしまして、この機会に建設次官にお伺いをしたいのであります。  土地問題に関連してこういう事件がございます。東村山市で市長以下助役、議長、副議長、自由民主党の市会議員約十名が株式会社東村山開発公社を設立いたしまして住宅建設を試みておる模様であります。市議会で問題になりまして、社会党から緊急動議が提出され、議案四一号を拒否して、審議は六月市議会に持ち越すことになったそうでございます。  問題になりましたのは、市が外郭団体として財団法人を設立することはわからないことではないけれども、株式会社をつくって、市長が社長になり、助役以下公職者外ほと……

第51回国会 法務委員会 第2号(1965/12/22、30期、日本社会党)

○横山委員 資料を一つ要求したいと思うのですが、司法研究所長は今度幾ら上がるのですか、ちょっとその前に聞きたいのです。
【次の発言】 司法研修所長は今は鈴木忠一さんですね。
【次の発言】 十一月二十九日、この鈴木所長は、十八期司法修習生に対する講話の中で、「法律家はあり得ないようなことを取り上げて議論する風潮がある。国会での社会党の議論のような三百代言的発言がそれである。そうだよ、国民はだれでもそう思っている」、こういう発言をされたそうであります。これに対して、居並んだ十八期の司法修習生は非常に意外な発言であると考えまして、その中で司法研修所長に対して申し入れをするということになったそうであり……

第51回国会 法務委員会 第3号(1965/12/23、30期、日本社会党)

○横山委員 久しぶりに本委員会で大臣をお迎えをしたのですけれども、私は実は御存じのように前国会であなたの不信任の提案理由を行ないまして、残念なことに私の提案が一体どうなっておるのかわけがわからぬのです。わけがわからぬうちに、大臣の法的地位もわからぬうちにこれから質問をするというのは、まことにどうもおかしなことでありますが、しかしそういう気持ちを持っておることを、私の提案がまだケリがついていないことを御承知の上に、ひとつ十分心していただきたいと思うのであります。  四十一年度予算に関連をいたしまして大臣にお伺いをいたしたいのでありますが、本委員会はしばしば最高裁並びに法務省関係の予算が他の経済庁……

第51回国会 法務委員会 第4号(1965/12/24、30期、日本社会党)

○横山委員 最初に、一昨日の理事会並びに委員会でお尋ねいたしましたが、鈴木忠一氏が全国の裁判官並びに弁護士、検事の司法修習生数百人の会合におきまして、法律家を侮辱し、国会議員をばかにし、社会党のわれわれを侮辱した発言をされたことについて調査をお願いしておきましたが、その結果を伺いたいと思います。
【次の発言】 社会党に対してそういう気持はないと言いながら、社会党はそうだよ、みんな国民はそう思っているよ、ということは、明らかに社会党に対する侮辱ですよ。本人はそれを言って、それを申しわけないと言っているのか、言わないと言っているのか、どちらですか。

第51回国会 法務委員会 第5号(1965/12/25、30期、日本社会党)

○横山委員 重要参考人に対する人権問題について御質問をいたしたいと思います。  私の質問をするに先立って、重要参考人となれば、重大な事件であり、重大な事件に対して検察陣が全力をあげて調査をする権限並びに責任があることはよく承知をしております。しかし、それなればとて、無辜の国民に対して人権がじゅうりんされてよいものではない。そこの矛盾はどうあるべきかということが私の質問をいたしたいところなのであります。時間の関係上、先般「自由と正義」十月号に掲載されました東京弁護士会の片山繁男君の執筆をいたしました点を参考にいたしたいと思いますので、しばらく朗読をお許しを願いたいと思います。   村越吉展誘拐事……

第51回国会 法務委員会 第7号(1966/02/17、30期、日本社会党)

○横山委員 最近凶悪犯罪やあるいは産業的ないろいろな事故が相次いでいます。過般の参議院のピストル事件、あるいは京都のピストル事件をはじめ、全日空から、今度は名古屋の造船所の事故、あるいは地方自治体のほうにおきましては、東京都の汚職問題から、あるいは新潟の事件から、あるいはまたこれから質問いたしたいと思っています兵庫県の問題から、あるいは熊本の問題から、きわめて各方面にわたってこの種の事故ないしは犯罪が続出をしておりますことはまことに遺憾にたえませんし、見のがすわけにはまいらないと思います。  そこで私は、まず、地方自治体のほうできわめて全国各都道府県において山積いたしておりますもののうちで、あ……

第51回国会 法務委員会 第15号(1966/03/16、30期、日本社会党)

○横山委員 ちょっと関連してお尋ねしたいと思います。  名古屋で聞いた話でありますが、これは何も名古屋ばかりではありません。私のような法務にしろうとの人間は、庶民的な注文にはたいへん納得する場合が多いので、専門家の皆さんから言うとそんなことはあたりまえなことだと言われるかもしれませんが、関連質問でありますから、きわめて俗っぽい問題であります。  この間裁判所へ行ったら、おじいさんが多数私のところへ来まして、いろいろ相談を受けている中で、きわめて卑俗なことであるけれども、いつも出頭命令が午前十時になっておる。そうして午前十時に行って午前十時に始まった例は一回もない。大体順番でいくとそれが一時にな……

第51回国会 法務委員会 第16号(1966/03/17、30期、日本社会党)

○横山委員 私は、もう各位もおわかりだと思うのですが、最高裁の点については好意的な立場で善処してきたつもりでありますけれども、この法案についてきょう質問するに先立って種々調査いたしましたところ、この法案についてだけは多大の疑義があり、まことに残念ながら本法案につきましては簡単にはいかぬという決意をいたしたわけであります。  そこで、いろいろな角度からお伺いをしなければなりませんが、あとで大臣が来られたら大臣にも聞こうと思うのですけれども、法案提出の経緯といいますか、最高裁から出される法案はまずどういう経緯をたどって本委員会に提出されるのでありますか。つまり関係機関との調整、関係層との調整、これ……

第51回国会 法務委員会 第17号(1966/03/22、30期、日本社会党)

○横山委員 高等裁判所の裁判官は、身分上は何でありますか。
【次の発言】 何法によって規制をされておりますか。
【次の発言】 身分並びに労働条件は、何法によって規制されますか。
【次の発言】 国家公務員法の適用を受けますか。
【次の発言】 高等裁判所の裁判官ないしは他の職から最高裁の裁判官になる前に、本法によれば、特別職を一たん辞職をする、そして退職金をもらう、こういうふうに理解してよろしいですか。
【次の発言】 最高裁の裁判官も特別職でございますね。
【次の発言】 特別職から特別職になると身分上は同様である、けれども一ぺんやめなければならぬというのは、どういう理由ですか。

第51回国会 法務委員会 第18号(1966/03/24、30期、日本社会党)

○横山委員 後刻三党の共同提案の附帯決議が出るのですが、それに関連いたしまして総務長官にお伺いをしたいのです。先般あなたと、国家公務員の退職金は引き上げられるべきであるという点について質疑応答を行ないました。後刻提案されます附帯決議は、裁判官並びに検察官等の俸給あるいは退職金についても、臨時司法制度調査会の意見書を尊重して、すみやかに検討して改善を行なえというのが国会の意思になる模様であります。それに関連いたしまして、これらの附帯決議は、国家公務員並びに公社職員の退職金と密接な関係があるのであります。先般あなたも御報告になりましたように、長年にわたって改善がされてない。これらの問題についても、……

第51回国会 法務委員会 第20号(1966/03/29、30期、日本社会党)

○横山委員 いま提案理由の説明並びに逐条説明を、膨大なものをお読みいただいたのでありますが、私の感ずるところを申し上げすと、専門家の同僚諸君は別といたしましても、なかなか容易に、この多岐に発展をいたします問題を短い期間で審議ができるかどうか。十分な審議をしないままに本院を通過することによって、将来われわれの職責が十分つとまらなかったということをおそれるのであります。  それで委員長にお願いしたいのでありますが、まことに恐縮なお願いでございますけれども、この商法の一部改正は、もちろんわれわれの質問によって政府がお答えになり、議論が発展するとは思いますけれども、審議が円滑に重点的に行なわれますよう……

第51回国会 法務委員会 第21号(1966/03/31、30期、日本社会党)

○横山委員 先般、本委員会でお願いをしておきました、商法の一部を改正する法律案に対する問題点について、きょう配付をされたのでありますが、一見をいたしましたところ、非常に要領よく整理されておりますが、これは本委員会におきまして御説明を願いたいと思いますが、しかるべき時期にそういうお手配を委員長にお願いしたいと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 この機会に、私、初めて衆議院常任委員会調査室規程というものを見たわけでありますが、これによりますと、第五条に、「各常任委員会調査室の事務は、次の通りとする。」として、七項目の事務の任務が書かれておるわけであります。その中に、第二に、「付託案件(これに……

第51回国会 法務委員会 第23号(1966/04/05、30期、日本社会党)

○横山委員 委員長の御手配によりまして、かなりわかりやすい問題点を提起していただいたことを感謝いたします。  若干の技術的な質問があるのでありますけれども、特に大臣においでを願っておりますので、議事進行上、緊急に二、三の質問をお許しを願いたいと思うのであります。多少、本問題にはずれるのでありますが、緊急の問題でありますから御了承を願います。  まず、先ほど理事会におきまして話題になりました二点がございます。   一つは、先般の本委員会で、私が大臣に、この商法といい、あるいは借地借家法といい、あるいは刑法といい、いろいろたくさん重要な法案があるのですから、これからはどうなるのですかと言ったら、執……

第51回国会 法務委員会 第26号(1966/04/14、30期、日本社会党)

○横山委員 法務大臣並びに津田刑事局長にお伺いするのですが、私どもはかねて本委員会で再度にわたって法務大臣に決断をお願いいたしまして、このいわゆる新潟問題につきまして政治的圧力のないこと、並びに現地の地検、あるいは県民の要望をくんで、十分にこの処理の適正、厳正ならしむることを要望いたしましたところ、法務大臣は先般私の質問に答えて、あらゆる政治的な圧力がないこと、並びに検察陣を十分信頼してその方向になびかせること等を申されたのであります。それにもかかわりませず、先般高検はこれを不起訴と決定をいたしました。いかなる理由で不起訴になったのか、まことにこれは県民はもちろん、政界はもちろん、全国民があれ……

第51回国会 法務委員会 第28号(1966/04/19、30期、日本社会党)

○横山委員 政府側にお願いをしておきたいのですが、先ほど理事会において発言をいたしまして、同僚諸君の御了承を得た点でございます。それは先般本委員会でも私政府側の善処を要望いたしまして、本年度予算で多少の善処があった法務局における登記事務の問題であります。つい二、三日前私たまたま名古屋の法務局へ行きまして、つぶさにこの実情を調査いたしましたところ、次のような欠陥が非常に目立ったわけであります。その第一は、職員の諸君がたばこを吸うひまもなく働いておるのですけれども、ほかの役所に比べまして非常に不便きわまるものがある、そう痛感されました。それはたとえば閲覧をするのにすわるところもない。そしてお茶を飲……

第51回国会 法務委員会 第29号(1966/04/21、30期、日本社会党)

○横山委員 たくさんの参考人には、豊富な御経験をお話いただきまして、ありがとうございました。時間の関係で、私どもも十分意見の開陳をして、皆さんの御意見を承りたいのでありますが、それがあまりできませんので、二、三の問題にとどめまして御意見を伺います。  まず東京商工会議所の津末さんにお伺いをいたしたい点がございます。それはほかの方にも聞いていただきたいのですが、私どもが考えますに、昭和二十五年における商法の改正は、資本と経営を分離し、株式会社の民主化の達成という根本的な立場を打ち出しました。そしていかなる方法をもってしても株式の譲渡を妨げ、制限を加えることはできないという立場をとりました。今回、……

第51回国会 法務委員会 第32号(1966/04/28、30期、日本社会党)

○横山委員 先ほどの雪入さんの御意見の中で、私も体験したことがございますので、布井先生にお伺いしたいのです。都市計画でどうしても道路から少し下がらなければならぬ場合があります。借家人、借地人にとってはいやだけれどもしようがないという場合があります。こういう場合の増改築は、裁判の判例でも増改築禁止特約は無効であるという判例が出ております。かりに争いがあって、この八条ノ二で裁判所に移った場合、裁判所は双方の「当事者間ノ利益ノ均衡ヲ図ル為必要アルトキハ他ノ借地条件ヲ変更シ」ということになりそうですね。値段が高くなりそうですね。こういうことは従来の判例からいっても少しふぐあいじゃないかと思われるのです……

第51回国会 法務委員会 第33号(1966/05/06、30期、日本社会党)

○横山委員 私はまず、法案とは直接に関係ありませんけれども、この機会に、民事局長はたぶん百も御存じのはずでありますから、法務大臣にぜひともひとつお骨折りを願わなければならぬ二、三の問題についてお尋ねをしたいと思います。  同僚諸君とともに、あしたは日本橋並びに芝の登記所へ勉強にいくことになっております。何か聞くところによれば民事局長は御都合があるそうで、法務大臣はやはりお出かけにならぬと思うのでありますが、私も、どういう仕事をやっておるか、どのくらいの件数があるかということをずいぶんいろいろと取り寄せました。全く、見れば見るほど一驚を喫することばかりであります。たとえば、まず最初の資料を申し上……

第51回国会 法務委員会 第34号(1966/05/10、30期、日本社会党)

○横山委員 大臣も先ほど理事会の協議をお聞きになったと思うのでありますが、この借地法等の一部を改正する法律案について、本委員会におきまして与党、野党諸君の非常に熱心な質問がございまして、特に私どもが心配をいたしました点は、この法案というものの趣旨からいって、いやしくも地代、家賃の便乗的な値上がりをもたらさないようにしてもらわなければ困る、こういうことをくどく申し上げたのでありますが、その点について大臣は法案の立案過程並びにわれわれの質問過程においてどうお考えでございますか、御所見を伺いたいのであります。
【次の発言】 本法案の審議過程におきまして、各商工会議所等から本案に対しまして反対の陳情が……

第51回国会 法務委員会 第35号(1966/05/12、30期、日本社会党)

○横山委員 ちょっといまの話と関連をするのですが、質問に移る前に、いまの玉造のことについてちょっと聞きたいのですが、ぼくは森ノ宮、玉造まで行って、現地で感情的な、あるいはささいなことで紛争が起こらないようにということで、現地におったわけです。最初五名逮捕して、九日の日にまたいまのお話のように七名ですか、逮捕された。それで大阪の地検に参りまして、公安部長検事やあるいは次席にお会いして、次の六、七名を逮捕された事情を参考のために承った。参考のためではあるけれども、ぼくのしろうとながらの判断を率直に申し述べた。それは、事件があってからもうすでに十数日たった今日、六名の人を一挙に検束をしておる。任意出……

第51回国会 法務委員会 第36号(1966/05/13、30期、日本社会党)

○横山委員 大臣にお伺いしたいのですが、出入国管理の現状につきましては、しばしば本会議並びに各委員会において、大臣にいろいろと意向がただされました。しかし、本委員会では、他に比較いたしますと、わりあいにこれを取り上げていないのであります。取り上げていないにはいないだけの多少の含みがございまして、大臣並びに局長の弾力性ある気持ちを尊重して、具体的にここで、ことばは悪いのですが、追い詰めてにっちもさっちもならないようにはしたくない。法務委員会として、とにかく大臣並びに次官、局長の御趣旨のあるところがわかるような気がするものですから、あまり取り上げなかったわけです。  ところがつらつら考えてみますと……

第51回国会 法務委員会 第37号(1966/05/24、30期、日本社会党)

○横山委員 ちょっと議事進行について委員長にお願いがあるのですけれども。承れば、きょう大臣は売春防止法制定十周年記念式典にお出かけになったそうです。まことに意義ある会合にお出かけになったそうでございますが、そこで大臣がどういうことをおっしゃったか、ひとつ大臣の式辞を次会にもらいたいのです。といいますのは、先般理事会でたいへん話題の中心になりましたが、兵庫県の何がしというところにおきまして清潔、明朗なる売春が行なわれておるよしであります。週刊文春によりますと、そういうよしでありまして、警察署長はじめ関係者が、その売春が清潔、明朗に行なわれるように保護しておるかのごとき話であります。まことに言語道……

第51回国会 法務委員会 第38号(1966/05/26、30期、日本社会党)

○横山委員 委員長に、議事運営についてお願いをしておきたいのでありますが、本委員会は、日ごろきわめて真剣な質疑応答が常に行なわれておるじみな委員会でございますけれども、その質疑応答は委員長の御指導のもとにきわめてまじめに行なわれておるにもかかわりませず、委員会はきわめて出席が悪いのであります。しかも、定足数をようやくにして確保いたしましたあと、発足をいたしますと、すぐにお帰りになる方が多いのであります。私ども野党側としては、先般申し合わせをいたしまして、まあそれはお互い多忙であろうけれども、あまりにも、発足のとき、開会のときに成立したらすぐお帰りになることについて遺憾きわまることである、したが……

第51回国会 法務委員会 第39号(1966/05/27、30期、日本社会党)

○横山委員 大臣が十二時半ごろにお帰りだそうでありますので、売春防止法並びに少年法に関しまして、私と神近委員並びに山口シヅエ委員、三人から大臣に、これだけはおいでになる間に聞きたい問題だけに整理をいたしまして御質問をしたいと思います。  第一に、一昨々日でありましたか、政府主催の売春防止法制定十周年記念式典が行なわれました。そこで総理大臣が式辞を朗読されたものによりますと、かかる観点からも今後も法律制定の精神にのっとり国民とともに相携えて売春防止対策に対処してまいる、かたいいわゆる決意を披瀝されたのであります。しかるところ、一例をあげるのでありますが、最近週刊雑誌等におきますこの種の問題は、全……

第51回国会 法務委員会 第41号(1966/06/02、30期、日本社会党)

○横山委員 最初に長田さんに伺いますが、この法案立案の過程で、あなたないしは執行吏連盟は、最高裁等から御相談を十分受け、意見を言い、その主張は認められましたか、どうですか。
【次の発言】 そういたしますと、法案作成について、連盟の意見が十分反映できなかった、こういうわけでございますね。
【次の発言】 広沢さんにお伺いをするのですけれども、基本的に組合としては将来どうあることを望んでいらっしゃいますか。たとえばですね、第一は、現状維持、第二番目には、完全な国家公務員として身分の変更ということ。大別して二つあるのですが、あるべき姿として、職員としてはどうお考えでございますか。

第51回国会 法務委員会 第42号(1966/06/03、30期、日本社会党)

○横山委員 すでに一年有余にわたりまして大臣にただしてまいりました朝鮮系プラント輸出に伴う朝鮮技術者の入国問題は、いまや単なる日本の商社と北朝鮮との貿易という問題から形が変わってまいりまして、韓国の内政干渉という新しい問題に発展をしてまいりました。御存じのように、このアクリル繊維プラントは、仮契約が一九六四年の二月二十八日、そして納期は一九六六年三月末まで、総金額百五十億円、購買者は朝鮮企業設備輸入商社、販売者は東工物産株式会社、そうして製造者は東邦ベスロン並びに呉造船、日本技術輸出株式会社、正式契約の締結として一九六四年八月末までに正式契約を締結するものとして、それ以前に技術的調査並びに打ち……

第51回国会 法務委員会 第44号(1966/06/09、30期、日本社会党)

○横山委員 いろいろと質疑を重ねてまいりましたが、きょうこの法案が上がる予定でございますので、最終的に二、三の問題をただしておきます。  第一に、執行吏代理の執行官への登用については、各委員からいろいろと質疑がありまして、可能な限り採用をしろという意見について、善処するべき旨答弁がありました。人によって答弁のニュアンスが多少最初から変わってきたように思いますが、一体二百四十五名の執行吏代理のうち、どのくらいというのもなんですけれども、大体この審議の中を通じてどういうお考えであるか、最終的に承りたい。
【次の発言】 次に、この執行官に関する基本的な将来の改善の方向については、われわれの質疑に対し……

第51回国会 法務委員会 第45号(1966/06/10、30期、日本社会党)

○横山委員 関連して。さっきから伺っているのですが、何か学者的判断をあなたから伺った。であれば、とすればということなんで、あなた自身が事実について十分な調査が済んでないし、それからいままでの御調査はワンクッションを置いて入手し得る限りの判断である。それからもう一つは、もしも犯罪であるならば、私の所管ではない、これは検察庁の所管であるという責任のがれのようなことになっていると思うのです。くつの裏から足をかくようなやりとりで、まことにたよりがないのです。  まず第一にあなたに考えてもらいたいことは、もっとひとつ具体的な事実というものを把握をして御答弁が願いたい。第二番目に、刑法その他に違反するかど……

第51回国会 法務委員会 第46号(1966/06/16、30期、日本社会党)

○横山委員 今回この刑法の審査に入ります前に、一言申し上げておきたい点がございます。それは、今回この衆議院が非常に混乱状態に入っておるのであります。私どもはこの混乱の原因が、一年前に衆議院議長のあっせんによって三党の約束があって、その約束が完全に履行されない限りにおいてはILO条約の国内法の施行は待つべきである、こう主張をしておったにかかわむませず、政府・与党はその約束をじゅうりんをいたしまして、この国会の運営をしようとしておるのであります。私どもは国会の秩序というものは政党と政党との信義、約束というものは履行しなければならない。それが先決問題であって、わが法務委員会における審議は――ただ激務……

第51回国会 法務委員会 第47号(1966/06/21、30期、日本社会党)

○横山委員 時間の関係で十分御質問することができないのですけれども、いま同僚委員から質問をしておりました点について、やや気にかかることから質問をしたいと思うのであります。  最初は、先ほど津田刑事局長が、これは重過失ないしは非常に未必の故意というか、そういうようなものに対する刑であるから、それ以下のものについてこれが判決で全般的に影響を与えることはなかろう、なぜならば、それは国会の審議の模様も裁判官が十分知られるであろうから、そのようなことはないと考えると、こういう御答弁がありました。私も実はそれを願うわけであります。国会の審議というものを裁判官が十分に承知をして、立法の趣旨、国会における質疑……

第51回国会 法務委員会 第49号(1966/06/23、30期、日本社会党)

○横山委員 ここ一、二年来全国的に非常に倒産が出てまいりまして、今国会におきましても、また前国会におきましても、会社更生法が焦点に上がったのでありますが、その間政府側のこの会社更生法の一部改正に対する審議が非常に渋滞をしておる模様でありまして、タイミングを失うおそれがあると痛感をしておるのであります。この間にあって、田中武夫君ほか多くの皆さんから、会社更生法の一部を改正する法律案が議員提案として上程をされました。まことに時宜を得たものだと思うのでありますけれども、どうして一体政府側は、この喫緊の問題について作業が進展をしていないのか、まず政府側の会社更生法の改正に関する今日の状況から伺いたいの……

第52回国会 大蔵委員会 第3号(1966/07/22、30期、日本社会党)

○横山委員 北朝鮮の技術者の入国の問題は非常に重大化してまいりました。すでに大臣も総理の発言をお聞きになっておられ、状況もある程度は入手していらっしゃると思いますから、単刀直入にお伺いしたいのであります。  いま韓国がしたいと思っていますことは、おそらく政府が技術者の入国を取り消すことはあるまい、こういう判断はもうしておる、したがって、技術者の入国が阻止できないとすれば、事実上それが効果を及ぼさないようにしたい。つまり、商社なりあるいは関連の人たちにそれを辞退させるということを最終的なねらいとして、そのためにあらゆる政治的工作をしておるのであります。これはもう公式にやっておるし、それから隠密に……

第52回国会 大蔵委員会 第8号(1966/10/19、30期、日本社会党)

○横山委員 関連して。  それは泉さん、あなたの答弁はまことに奇妙きてれつだ。  まず第一に指摘したいのは、あなたがことしの五月十一日、小林委員の質問に答えて――小林委員の週刊誌に掲載されている佐藤総理大臣の六百三十四万九千円が正しい申告であると思うかどうかという質疑に対し、まだ調査をしていないので、はっきりしたことは申せない、調査をするような旨のことを答弁しておる。ところが、いま全然調査してないような答弁です。それは国会の審議を軽視しておる。  第二番目に、あなたは政治結社で非課税のものを佐藤さんがもらって、それをまた自由民主党に出した、こういう答弁をしておる。もしそうなら、それは虚偽の申告……

第52回国会 大蔵委員会 第9号(1966/11/08、30期、日本社会党)

○横山委員 ちょうど長官が総理大臣の調査に所得税課長をして官邸に行かしめておったころの話です。  名古屋市中区向田町のクリーニング屋さんについて、調査に三人入りまして、調査の過程で気分が悪くなって横になった。そしてその日の調査が済んで、その次に二人残り、そして一人残った。最後に涙を流した。おかあさんが頼んで、気の小さい養子だから、ひとつ調査のほうを穏便に頼む、こう言った。その翌々日から家出をいたしまして、二週間後に揖斐川というところで自殺をいたしました。名古屋ではたいへんな話題の中心になっている。  それから、本委員会で先般平岡委員が取り上げたのでありますが、合資会社白金というのがありますね。……

第52回国会 法務委員会 第1号(1966/07/15、30期、日本社会党)

○横山委員 本委員会は、かねがね沖縄並びに日本国内におきまして一大政治問題となって発展をしております沖縄における裁判移送の問題を議論をいたしまして、本日より本格的な調査に入るわけでありますが、その前に、政府として、この沖縄の裁判移送問題をどういうふうに取り扱っておるのかという点をただしたいと思うのであります。  それは、法務大臣があとで御出席になるそうでありますから、主として事務的に、まず政務次官ないしは関係局長から、この裁判移送問題を日本政府としては事務的にどういうふうに取り扱い、どういう経緯が今日まであるか、まずそれから伺いたいと思います。

第52回国会 法務委員会 第2号(1966/07/19、30期、日本社会党)

○横山委員 大要は坂本委員から御質問でありましたから、関連しまして、ふくそうしないように二、三伺いたいのですが、裁判所職員は国家公務員法によっていまは特別職である。しかしながら、実際問題としては、労務管理は何ら変わりがない雇用関係にあると思われるわけです。そうしますと、国家公務員は人事院というものが救済機関としてある。裁判所職員にはそういうような人事院制度というものがない。したがって、最高裁裁所の理事者側が自由裁量になる部面が非常に多い、こういう点については何としてもふぐあいである、こういうことを私どもは考えるわけです。そこで、今回の管理職の範囲についても、最高裁判所がかってにきめるということ……

第52回国会 法務委員会 第3号(1966/07/21、30期、日本社会党)

○横山委員 先ほど来法務省その他の問題についていろいろ議論があるわけでありますが、私は法務大臣並びに各政府委員にとくといまの民意というものがどういうところにあるか承知をしてほしいと思います。新潟の知事問題は不起訴となりました。先般岐阜の共済組合、政治的に発展する可能性のあるものも不起訴になりました。そして小林章も一たんは不起訴となりました。昨年は昨年で森脇事件が非常に発展をする過程で、突如として前法務大臣は病院から出てこられて政治家には関係なしと断言をされた。あたかもそれは参議院選挙の直前であったのでありますから、きわめて政治的な色彩が濃いという世間の批判を受けたものであります。かくして検察陣……

第52回国会 法務委員会 第6号(1966/07/28、30期、日本社会党)

○横山委員 いま神近委員が提起された二つの問題はきわめて重大です。局長、いまの写真をもう一ぺんしかとごらんください。それは堂々と学校の構内に退学処分に処すというて書いて、下に三人の大きな写真を並べて、その一人一人の名前をはっきり書いて、下に、これは共産党のスパイだ。これは共産党のスパイだ。これは共産党の手先である。こういうことはもう人権無視もはなはだしいことですね。共産党のスパイであるか手先であるか、それはそのものはわからぬはずです。かってに学長がきめつけて、学生運動をした、だからこれはかってに、スパイであろう、手先であろうと言うておる。一体共産党のスパイというのは、共産党員ということをいうて……

第52回国会 法務委員会 第7号(1966/10/19、30期、日本社会党)

○横山委員 ただいま報告がございました沖繩の問題につきまして、森長官並びに法務大臣に質問をいたしたいと思います。事態を正確に知るために、説明を省略するために、ここに立法院のアメリカ合衆国大統領あての決議がございますから、この決議をまず朗読して、質問に入りたいと思うのであります。この決議はきわめて明白に全沖繩県民の強力な意思を表明しているものと私は思うのであります。   去る六月七日、高等弁務官は、琉球上訴裁判所に対し「アメリカ合衆国の安全、財産又は利害に影響を及ぼす特に重大な事件」であるとの理由で、いわゆる「友利事件」及び「さんま課税事件」のアメリカ合衆国民政府裁判所への移送命令を発し、六月十……

第52回国会 法務委員会 第8号(1966/11/16、30期、日本社会党)

○横山委員 ちょっと関連して。どうも納得できないと思うのです。それで、私どもがあなたに聞きたいのは、どうしてこういう間違いが起こったか、どこにミスがあったかということを、将来のためにも率直に聞きたいのです。普通だったら出来高払いで大体払っていくわけですね。五億の中の四億も支出をしてしまうということ自身に疑問を持つわけです。しかも、あなたは領収書をちゃんともらった。現地を確認したとはおっしゃらないけれども、どうもそれがいつもは普通ですわね。領収書をもらい、現地を確認し、工事の進捗状況に応じて金を出していく、これが普通ですよ。それが行なわれなかったのかどうかはっきりなされない。結局あなたは融資を失……

第52回国会 法務委員会 第9号(1966/11/28、30期、日本社会党)

○横山委員 関連。いまの局長の御答弁は非常に重大だと思うのですけれども、そうしますと、政府側として、増資をしたけれども、実際の増資は行なわれない、政府の金が回って、それが増資に充てられたという結果を認められるということは、商法に違反をした事実ありということを認められることになりますか。
【次の発言】 しかしながら、実際問題として、増資は現実的、実質的には行なわれなかったということはお認めになったのですね。それでは、それはどこから金が回っておったのか、どうなっておったのか、法律的には一体どういうことになるのか、明白にされたい。
【次の発言】 じゃ、あなたは政府の金が回ったか回らなかったかは確認が……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第4号(1967/04/26、31期、日本社会党)

○横山委員 日米協議委員会というものの法律上の性格を伺いたい。つまり私の聞きたいのは、この協議委員会の協議事項というものの拘束力を伺いたい。
【次の発言】 そういたしますと、日米協議委員会は法律上の拘束力を持っていない、こういうわけでございますか。
【次の発言】 しからば、日本政府は、この合意いたしましたことについて、どういう考えでやるのでありますか。
【次の発言】 一月二十五日に百三億の経済援助を合意いたしましたね。この協議委員会の十一回目の資料一四にございますが、これについて日本政府はどういう措置をとったのですか。
【次の発言】 そうしますと、十一回の資料以外に、百三億の問題に関する交換公……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第5号(1967/05/02、31期、日本社会党)

○横山委員 ちょっといまの問題に関連して。  本委員会が開かれてからいろいろな委員から御質問、意見が出ましたが、共通の話題の一つとして日の丸問題があるわけであります。これは、政府側の答弁もさはさりながら、やはりどこかつかえておるという感じがいたすのであります。私は、本院としてまず意思表示をいたしまして推進をはかるべきであって、政府側との質疑応答だけでは、残念ながらわれわれの真意が十分に相手側へ届かないといううらみがいたします。  委員長のお手元におきまして、理事会その他しかるべき機会におきまして、いかにして本院の意思をあらわすかについて善処を願いたい、こう思いますが、いかがでございましょうか。

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第6号(1967/05/10、31期、日本社会党)

○横山委員 この沖縄居住者等に対する失業保険に関する特別措置でありますが、これはすでに沖縄政府並びにアメリカ民政府と内容的に合意ができておる問題でございますか。
【次の発言】 これは日米協議委員会にかかる性格のものでありますか、それとも、そういうことなしに合意を見たものでありますか。
【次の発言】 これは外務省か特連局でありますか、どちらかにお答え願いたいのですが、日米協議委員会の協議事項というものは、制限列挙的にかけなければならないというような内容と解するのが妥当であるか、それとも、かけてもよろしい、かけなくてもよろしいというふうに理解するものであるか、協議委員会の協議すべき内容は確定してお……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第8号(1967/05/30、31期、日本社会党)

○横山委員 簡潔に長行にひとつお伺いします。  いま帆足委員の質問の中で明らかにされたとは思いますけれども、長官のお考えを聞きたいのです。  講和条約がきまって、そして沖縄の今日の地位が置かれたときに、日本の軍国主義を排し、住民の平和な生活を確保するというところに講和条約のねらいがあったと思うのです。いまの沖縄は、アメリカが占領しておる目的が、極東における軍事的な立場において占領がされておる、つまり性格が変わった、こういうふうに私どもは理解しておるのでありますが、軍事的な立場の責任者としてお考えを伺いたい。
【次の発言】 沖縄占領の目的が時間の経過とともに変わってきたという点を長官は大体了承さ……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第10号(1967/06/06、31期、日本社会党)

○横山委員 どうもお疲れのところを連続恐縮です。  先ほどからのお話や質疑応答を承っておりますと、こういうことを感ずるのであります。いわゆる地域的分離にしても機能的分離にいたしましても、日本政府は、佐藤さんがこの間言ったように、一応いやだと言っている。アメリカのほうとしても、それをやったらあと何がくるかということで、必ずしも乗ってこない。だから、双方のニュアンスの相違はあるけれども、全面返還、つまり全体がなければ部分がないという意味において、部分的なものは、全体の構図がはっきりしなければだめだという点が、ニュアンスの相違はあるけれども、そういうことなんだ、こう考えてよろしゅうございますか。

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第11号(1967/06/07、31期、日本社会党)

○横山委員 この間増田さんに伺ったのですけれども、沖繩の諸君の端的な気持ちは、無条件全面復帰を早く実現してもらいたい。アメリカの考え方は、いまあなたのお話があったと思うのですが、この極東の軍事情勢、軍事的必要性によって施政権は継続したい、日本政府はその両方の意味があって調整に悩んでおる、こういうふうに私は理解をした。大体そういうことですね、三木さん。いいですね。
【次の発言】 そこで、沖繩県民の悲痛な叫びは、あそこは極東最大の軍事基地であり、第一義的な攻撃にさらされる危険があるから、それではおれたちの犠牲で本土の諸君は平和と安全が確保されておるのか、ひどいじゃないか、こういう叫びが一番身にこた……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第13号(1967/06/20、31期、日本社会党)

○横山委員 総務長官がおいでになる前に、いささか、宮古群島及び八重山群島におけるテレビジョン放送に必要な設備の譲与に関する法律案について、具体的な点をお伺いしたいと思います。  大蔵省はどなたがお見えになりましたか。
【次の発言】 委員長、ぼくは主計局長に出席をお願いしたのですが、主計局長はきょうどうしていますか。
【次の発言】 次長は一人ばかりじゃなくて、三人おるでしょう。
【次の発言】 今回のテレビジョン放送に必要な予算をずっと精査してみますと、四十一年度の予算のうち、債務負担行為と一般会計の二つに分かれていますね。私はこの立て方に一つの疑問を持ったわけなんです。つまり、四十一年度を例にと……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第14号(1967/06/27、31期、日本社会党)

○横山委員 日本社会党を代表いたしまして、賛成をいたします。  ただしかし、この機会に政府に警告を二、三しておかなければなりません。  第一の警告は、本法案の提出の時期の問題であります。  四十一年度の予算編成の際にすでに国有財散産として譲与する気持ちが政府にあったという回答が本委員会でされました。しかるに四十一年度予算におきましては、公式的にはそういう立場は全然ございません。予算を審議いたします国会にとりましては、そういうような政府の腹ごしらえというものは当時明白にされなければならないのでありますから、本来、本法案は四十一年度予算提出と同時に提出さるべきであったという点が第一点であります。 ……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第16号(1967/07/04、31期、日本社会党)

○横山委員 たいへん御熱心に御調査をいただいたことを感謝いたします。  最近における沖繩調査で特筆すべき調査は、日弁連の調査と東大の調査であります。対蹠的なものがあると私は思っておるわけです。私が御意見を伺いたいのは、いま本土にあるわれわれはどうすべきか、何をすべきかという観点から、四つ、五つの点を伺いたいと思うのですが、東大の調査について御意見を承るということもおかしなことなんですけれども、しかし、調査の方法ということについて考えさせられる点がある。東大の調査で一番特筆すべきことは、もう即時復帰はできないのではないかというような感じがだいぶ出ておるようであります。皆さんは主として人権問題を中……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第17号(1967/07/12、31期、日本社会党)

○横山議員 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました沖繩県における公職選挙法の適用の暫定措置に関する法律案の提案理由を御説明いたします。  申すまでもなく、沖繩と沖繩県民が、日本の領土であり、日本国民であることは論をまたないのであります。したがいまして、沖繩県民が日本の国政に参加する権利を有することも、自明のところであります。日本国憲法も、その前文において「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。」と、人類普遍の原理を表明しているのであります。  しかるに、沖繩は、その県民……

第55回国会 大蔵委員会 第4号(1967/03/24、31期、日本社会党)

○横山委員 まず最初に、課税の最低限についてお伺いをするのですが、先年私がここで、田中大蔵大臣でありましたか、学校を出たてのほやほやに税金をかけるとはけしからぬというて強く迫ったことがございます。今回の課税最低限、平年度で独身者で二十八万円何がしですね。二十八万円何がしですと、大体高校卒業生は全員所得税がかかるということなんだと思うのでありますが、独身者の場合においてはどういう計算をもってそこに課税最低限を設けたのか、何を根拠として二十八万円が課税最低限であるのか、その数字並びにその方針をまず伺いたい。
【次の発言】 何を言っておるかわかりません。あなたの言っておるのはきわめて抽象的です。私が……

第55回国会 大蔵委員会 第6号(1967/03/29、31期、日本社会党)

○横山委員 最初に、おそらく同僚諸君とも関心ただならざる問題であります政治家と税金の問題について意向をただしたいと思うのでありますが、先般来国税庁並びに当院の事務局から、「所得の種類と計算について」と、その参考資料なるものが回りました。この点につきまして、ずいぶん私どもも同僚とともに議論をしたわけでありますが、どうも実はしっくりしない。私ども自分の問題として、大蔵委員会で税制を検討しておる者として、納税の的確を期するのは当然であり、かつまたその納税が筋の通るやり方であることを願わなければならないのも当然であるわけであります。しかしながら、今回出ておりますものについて、どうもしっくりしないという……

第55回国会 大蔵委員会 第8号(1967/04/28、31期、日本社会党)

○横山委員 最近、豚の病原菌の問題で、国民は食用肉につきまして非常に関心を持ち始めました。政府においては、これに対して徹底的な追及やらなんかをしておるわけでありますが、多少、あつものにこりてなますを吹くような感じもいろいろな面でないではないのであります。おりもおり、私どもの手元に「中国産食肉の輸入解禁に関する陳情」なるものが参りました。この機会に、私は、ひとつ牛を中心として、食用肉を中心といたしまして、現在のわが国の食肉の事情並びにそれに伴う輸入の状況について政府にただしたいのであります。  農林省から私にいただきました「家畜飼養農家数および飼養頭羽数の推移」というものを拝見いたしますと、食用……

第55回国会 大蔵委員会 第11号(1967/05/12、31期、日本社会党)

○横山委員 長官、お急ぎのようでありますから、最初二つばかり長官にお伺いするのでありますが、一つは、先年私が本委員会で取り上げまして、標準率表、効率表というものは納税者に公開すべきだということを言うたことが二、三回ございます。しかるところ、今回大阪地裁におきまして、この効率表、標準率表を部外に漏らした大阪税務署直税課員だった岡田被告は、漏らしたことによって首を切られたわけでありますけれども、この効率表、標準率表は、これは秘扱いにすることは正しくない、正しくないものを秘扱いにし、これを漏らしたことによって首にしたことは無効であるとして、無罪になったわけであります。もちろん、国税庁がそれに対しまし……

第55回国会 大蔵委員会 第13号(1967/05/17、31期、日本社会党)

○横山委員 私は、きょうは少し次元の低いといいますか、ことばをかえて言いますと、いまどうしても大臣の耳に入れてくれということが庶民的にたくさん言われております問題に限定をいたしまして、なるべく短時間の間にお答えをいただきたいと思うのであります。次元が低いとは言いましたが、これは野党の代議士として、できもしないことをいまこの段階で、しかも法案審議の最中で、もうじき上がるか上がらぬかという段階で言いませんから、そのつもりで、大臣に六つばかり、むしろ注文でありますが、お答えを願いたいのであります。  第一は、来年の税制改正についてであります。  来年のことについては、税制調査会もあるでありましょうか……

第55回国会 大蔵委員会 第14号(1967/05/18、31期、日本社会党)

○横山委員 関連して。  いま堀君の適切な意見ですが、私、ずっと官報を見まして、ずいぶんいまと同じような問題があるので、あとで私の質問のときに申し上げたいと思ったのですが、特にいま只松君の提起した問題は、確かに私が申し上げたことなので、一体どういうことになるのか、私もわからぬです。予算の見積もりの中には出てくるけれども、ああいう金の額が取れるかどうかは私も疑問を持っておる。私の提案は、ただに堀君のこの問題だけではなくて、全部の政令案を出してもらいたいと思います。これは率直に言えば、少し無理なようではある。無理なようではあるけれども、その誠意を期待をしたいと思います。  一ぺん政令案の項目だけ全……

第55回国会 大蔵委員会 第16号(1967/05/23、31期、日本社会党)

○横山委員 時間がございませんので、簡潔にお三人の方に一問ずつお願いします。  松隈さんには、こういう点をどう思いますかという点であります。失礼ではありますが、権威者の松隈さんに私の意見を申し上げますが、累次の税制調査会の観点が、何といいますか、アカデミックで税制という点を理論的に解明をされ、税制改正をなさっていらっしゃるのであります。納税者の立場から見ますと、私どもはだえに感ずるのでありますが、法律がどうなっても窓口のさじかげんという感覚が実に強いのであります。  そこで私は、税制調査会の性格が税制を改革するのみでなくて、徴税行政の視野から見た税制改正といいますか、徴税行政にも踏み込んでやっ……

第55回国会 大蔵委員会 第18号(1967/05/25、31期、日本社会党)

○横山委員 交換、譲渡の特例のところから入るのですけれども、どうも現場でかわりの土地、建物を買うのが一年以内、今度は二年以内という関係もございますが、かわりの土地、建物を買った時期というものは、一体どういうふうに見るべきでありましょうか。私もときどき困惑するのですけれども、これから建てるという場合には一年以内に着工する時期か、竣工した時期か、権利を建設業者から取得をした時期か、あるいは金を払った時期なのか、簡単に法律は一年以内二年以内にかわりの土地、建物を取得したといっておるのですが、どうも前線で区々にわたっておるのではないかと見られる節があるのですが、どういうことが正当なのか、お伺いをいたし……

第55回国会 大蔵委員会 第19号(1967/05/26、31期、日本社会党)

○横山委員 印紙をはらなかった場合に、これの証書は無効ではありませんね。
【次の発言】 いま堀君が言うておったのですが、印紙税の脱税というのはどういう部面で多いのでございますか。どのくらいありますか。
【次の発言】 過怠税が新設されるのですが、意図的な脱税というのはどういう部面にあらわれてきますか。
【次の発言】 そうしますと、まあうっかりして印紙をはらなかったという場面における脱税というものがほとんどでございますか。
【次の発言】 それは、塩崎さんは立法面ですから、行政面の現実の状況はあまり御存じないのです。この聞こういうことがあったのを御存じですか。法務局の職員が印紙を――印紙税は法務局が……

第55回国会 大蔵委員会 第21号(1967/05/31、31期、日本社会党)

○横山委員 私は、今度の登録免許税法案を見ながら、早稲田や明治大学の騒動を思い出したわけであります。というのは、いま入っておるやつは授業料は上げぬ、これから入ってくるやつは授業料を上げるということですね。この値上げも、いまやっておるやつはまあ文句言うな、おまえは何も関係ないから、これから就職する、免許を受けるという者については上げるぞ、こういうわけですね。早稲田や明治大学がなぜそれでは騒動が起きたか、この登録免許税についてはなぜ不満が出てこないのかと言いますと、結局あなた方はこすいですよ。実にこすい。学生というものは連帯感がある。けれども、納税者は連帯感がないから、これから上げるやつについては……

第55回国会 大蔵委員会 第23号(1967/06/14、31期、日本社会党)

○横山議員 ただいま議題となりました国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由並びにその概要について御説明申し上げます。  日本国有鉄道、日本専売公社、日本電信電話公社が、いわゆる三公社として発足いたしまして、その職員は、国家公務員法、一般職の公務員の給与に関する法律などの適用を離れ、賃金をはじめとする労働諸条件については労使の団体交渉により決定するという公共企業体等労働関係法の適用を受け、もって企業の民主的、自主的経営の実をあげ、公共の福祉に資することと相なりまして、すでに二十年近くに及んでいるところであります。  この間、恩給制度につきましてもそれぞれ公共企業体職員……

第55回国会 法務委員会 第5号(1967/04/21、31期、日本社会党)

○横山委員 大臣に就任されましてから十分に大臣の所見を伺ったことがございませんので、きょうは二、三の問題にわたると思うのでありますが、御承知の上、大臣の腹蔵のない御意見を伺いたいと思うのであります。  一番最初は、きょうの閣議で北朝鮮との帰還協定を十一月限りで打ち切るやにきのう並びに本朝の新聞が報道いたしておるわけであります。お互い御存じのように、協定の成立以来、現在までに十二万三千人の帰還希望者のうち、八万六千人が帰国し、その帰国をあきらめた者、未帰還者は四千百余人といわれておりますが、現在もまだ四千人、さらにまだこれはふえるものと私は推定をいたしておるわけであります。こういう時期に、今日ま……

第55回国会 法務委員会 第6号(1967/05/09、31期、日本社会党)

○横山委員 資料の要求がございます。  いまこの法律案が出ておるところですね、私の聞き漏らしかもしれませんけれども、何か四月に入りまして、最高裁判所が新定員を、下部へ配置を流したという話を聞いておりますが、それは事実でございましょうか。
【次の発言】 それはいまわれわれが審議をしておる増員のワクを含んでではないのですね。
【次の発言】 そうですか。そうすると、この増員が通過をいたしますと、また増員配置の定員表をお流しになるわけですね。
【次の発言】 ちょっとそれでおやりになっている気持ちがわからないのですが、四月中旬ごろですか、全部に新しい定員をお出しになったということと、この法律案を通過した……

第55回国会 法務委員会 第7号(1967/05/11、31期、日本社会党)

○横山委員 きょうとこの間の理事会で、いわゆる飯守問題につきまして、理事諸君の御意見を伺ったわけであります。私としましては、先日予算委員会で、私の質問でなくて、ほかの人の質問に対しましてあなたが答弁せられたことにつきまして、率直に言えば、不愉快の念を禁じ得ないということでありまして、理事諸君には御報告はいたしましたけれども、あらためて私が不愉快の念を持ちました点を申し上げておきますと、本来、この飯守事件につきまして本委員会で取り上げまして、そこで私のほうは、これを執筆禁止を要望したわけでありますが、あなたのほうから善処する旨の答弁があり、そしてそれからしばらくたったあと、あなたと寺田総務局長が……

第55回国会 法務委員会 第9号(1967/05/16、31期、日本社会党)

○横山委員 先ほどの理事会で御報告を願ったわけでありますが、委員長のお取り計らいは、先般の委員会で私が事務総長にお願いした、五月六日高等裁判所長官から会同の席上において飯守裁判官に対して御注意があった内容について本委員会に報告をされたい、それについて事務総長から承知をいたしましたといろ結末になっておるのでありますが、それにかわるものと理解してよろしゅうございますね。
【次の発言】 ありがとうございました。それでは、先ほど拝見いたしましたところによりますと、先般本委員会で事務総長からお話をされました趣旨に基づいて行なわれたような状況だと私も判断をいたします。しかしながら、それによれば、飯守裁判官……

第55回国会 法務委員会 第10号(1967/05/18、31期、日本社会党)

○横山委員 私の手元の日本弁護士連合会の機関紙「自由と正義」昨年の十月号によりますと、「司法権独立に関する要望書」というものが弁護士会から出ておるのであります。これを見ますと、要するに交通事犯につきまして、大阪弁護士会会長赤鹿勇氏から大阪地方裁判所所長大田外一殿に送られておるのでありますが、事案の内容は、大阪の交通事犯に際しまして、検察官内部で量刑基準を設定をしておる。ところが、交通裁判所の裁判官がそれに対して、おおむね普通はそのとおりにやっておるのであるけれども、二人の裁判官が良心に従い、憲法及び法律にのみ拘束されるとして、それに対して自由な立場から判決をした。しかるところ検察当局から文句が……

第55回国会 法務委員会 第11号(1967/05/19、31期、日本社会党)

○横山委員 まず、最近における亡命問題について法務大臣にお伺いしたいのでありますが、この種の事案というものが、日本の国際的信用が回復するにつれまして非常に多くなっておるようであります。私が承知する限りにおきましても、アジア大会における金吉男、これが亡命をカンボジヤ政府に頼んで、そして日本に入りたいということを申し出たことがございます。平新艇事件はすでに御承知のように、殺人罪を犯して日本に入ってきて、それをどこに帰すか大問題になりました。またキューバの問題もいま政治的な課題となっておるわけであります。そしていま、きのうの夕刊を見ますと、福岡におきまして金青年ですか、これが政治亡命を強く主張をして……

第55回国会 法務委員会 第13号(1967/05/26、31期、日本社会党)

○横山委員 ちょっと関連して。  ちょっと聞いておきたいのですけれども、いまの事務総長のお話だと、立案過程において最高裁判所は御相談にあずからないのですか。立案過程に相談にあずかっていない、公式に言うならば国会へ出てからきちんとものを言うというお話のように承ったのですが。
【次の発言】 委員長、少し取り扱いが独断専行のおそれがありますが、別途、これは理事会で委員長の所信のほどを伺わなければなりませんが、しかし、まあ議事録に掲載をされるということでありますならば、関連をいたしまして、一、二政府並びに最高裁の御意見を伺っておきたいと思います。  政務次官、これは見ているのですか。――見ているのです……

第55回国会 法務委員会 第15号(1967/06/01、31期、日本社会党)

○横山委員 本法に関連をいたしまして、先般執行官法案に対する審議の際に、本委員会は満場一致附帯決議をいたしました。その附帯決議がどういう結果を来たしておるか、今日の事情について、ただすべき委員会としての責任がございますので、この際、経過の御報告をいただきたいと思うのでありますが、念のために、附帯決議の内容を列挙をいたします。つまり、附帯決議は、   我が国の執行吏制度については、今回の改正をもってしては不充分である。よって、政府並びに最高裁判所は、引続き執行事務を直接固定俸給制の裁判所職員たる執行官において行う方向について検討を加え、早急にその実現方について鋭意努力すると同時に次の諸点について……

第55回国会 法務委員会 第21号(1967/06/15、31期、日本社会党)

○横山委員 何か、デモというものの本質が一瞬にして暴徒に化すおそれありというふうにいま考えられておるようなんですが、一例を引いて聞きますが、主婦の諸君が、物価値上がりに反対して、国会にデモをした場合にはどうなりますか。やはりいけませんか。一瞬にして暴徒に化すおそれがありとして禁止されるおつもりですか。
【次の発言】 あなた、答えませんね。主婦の諸君が、しゃもじデモで国会に来たときも、これは開会中はだめですか。あなたの理論からいうと、あなたの理論は二つなんですね。一つは、開会中は絶対だめだということ。その根底になっているのは、一瞬にして暴徒に化すおそれあり、こういうのだな。おかあさん方が物価値上……

第55回国会 法務委員会 第22号(1967/06/16、31期、日本社会党)

○横山委員 昨日は、おそくまでこの問題についてずいぶん議論を尽くしたわけでありますが、まず第一に問題にしなければならぬのは、きのう両大臣から御答弁願った内容、その以前の地方行政委員会における藤枝大臣の答弁、それからさらにさかのぼれば、参議院における答弁、ずいぶん食い違いがあるわけであります。その食い違いを整理しませんと議事は進みませんから、まずそこから始めたいと思うのであります。  はしなくも、私がきのう婦人デモを申し上げた直前、地方行政委員会でも婦人デモが問題になった模様であります。きょう各新聞がそれを取り上げておるのでありますが、私の手元は読売でありますけれども、一応引用いたしますと、「藤……

第55回国会 法務委員会 第26号(1967/06/27、31期、日本社会党)

○横山委員 安倍君の真剣な質問を拝聴しておって、ちょっと次官並びに局長に、痛感したことをまず御意見を伺いたいのですけれども、山陽特殊鋼の問題が発生いたしましたときに、この会社更生法はまさに世論の渦の中にあったわけですね。あれから二年ですか――三年過ぎて、いまあれだけ渦の中で燃え上がった会社更生法が、われわれが審議するについては、ちっとも世間の注目を浴びない。わが法務委員会でも、同僚諸君の出席はきわめて悪いということは、これは全く私遺憾なことだと思うのです。その原因の一つは、かかる法律はあらゆる場合を考えて、ノーマルな状況において、遺憾なき審議をしなければならぬということはわかるけれども、それに……

第55回国会 法務委員会 第28号(1967/06/30、31期、日本社会党)

○横山委員 俗に申しますいわゆるスパイ事件の問題につきまして、本日は本委員会が取り上げるのでありますが、同僚各委員の質問を援助いたしますために、事実問題について私から整理をして質問をいたしたいと思います。  まず第一に、ソビエトの法廷におきます判決が一体いかなるものであったかという点が、質疑をいたします問題の焦点になるわけでございます。そこで、承れば、すでに判決の骨子が届いておるそうでありますから、判決文の骨子をこの際明らかにされることを望みます。
【次の発言】 それでは到着次第、直ちにその判決文の骨子を出していただくようにお願いいたします。  順序が逆になりますが、第二番目に、法務大臣に、こ……

第55回国会 法務委員会 第31号(1967/07/11、31期、日本社会党)

○横山委員 参考人の皆さんにはどうも御苦労さまでございました。それぞれ今日までいろいろな経過を経ていられて、この法案の作成にもいろいろな意味で御協力をいただいたことを厚くお礼を申し上げたいと思います。  まず三ケ月先生にお伺いをしたいのでありますが、たとえばいま労働組合の委員長が言われた中で社内預金の問題、これは現行法より政府案は明らかに後退であります。後退の政府の説明は、給料及び退職金と、社会預金と格差をつけることは、理論上正しくないのではないかというような意見だと私は考えております。しかし、そういう理論的な問題よりも、むしろ何とか改善をしようとみんなが考えた立場から言うならば、そういうとこ……

第55回国会 法務委員会 第33号(1967/07/14、31期、日本社会党)

○横山委員 議事進行について……。  実は、きょう参考人をお願いをすることになっておるわけでありますが、それに関連いたしまして、本委員会で先般いわゆる内河事件のソビエトにおける軍事法廷の裁判記録をすみやかに提出されること、並びに内閣調査室が世界政経調査会に本年度出しております二億に近い予算の算出根拠等の提出を要求してから、すでに半月近くになるわけであります。本日その審議に際して、どうしてもその判決記録と算出根拠は必要なのであります。にもかかわりませず、内閣調査室及び外務省は、故意か偶然か知りませんけれども、これを提出をしてないことはまことに遺憾千万だと思います。直ちに、ただいまから自由民主党の……

第55回国会 法務委員会 第35号(1967/07/20、31期、日本社会党)

○横山委員 高橋委員から御質問がありましたが、この前の四月二十一日でありましたか、法務大臣と本問題については私は質疑応答をいたしたのであります。そこで、きょうあらためて伺いたい点が幾つかあるわけでありますが、法務大臣がお見えにならないのがきわめて残念なんでありますが、それまでに各省の御意見を伺っておきたいと思う。  第一は、協定を打ち切るけれども、お帰りになる諸君に御無理はかけないと――中川政府委員は、「ただいま北朝鮮へ向かっております貿易船が、約二百五十隻ございます。年間にそれぐらいの船が行っております。そのうち清津に百二十隻、それから興南に九十隻、それから南浦に四十隻、そうなっております。……

第55回国会 法務委員会 第36号(1967/07/21、31期、日本社会党)

○横山委員 議事進行について。途中でありますけれども、先ほどの理事会で同僚諸君の御同意を得て、先般内閣調査室長に、二億円にわたる世界政経調査会に対する委託費の積算単価を出すように要求をいたしておったわけであります。すでに委員長御存じのように、第一回の際にこれを提出することを承諾をし、その後私が電話で連絡をして同意を得て、第二回目に調査室長がここに出席をして、また提出することに同意した。それにもかかわりませず、きょうは国会最後の日でありますが、提出をしない。私は先ほど理事会でも言ったのですけれども、二億円に余る国費を使用して、その使途が不十分である、明らかでないから、この際その内容を出せといって……

第56回国会 法務委員会 第1号(1967/08/01、31期、日本社会党)

○横山委員 ここしばらくの間に、二つの検察審倉会が不起訴処分は不当であるという結論を出しました。第一は、御存じの新潟前知事のいわゆるお中元事件であります。本件につきましては、すでに昨年の四月ごろ本委員会において、不起訴処分にたります前、ないしはなったあと、ともども法務省、検察庁に対しまして、また警察庁に対しまして、ずいぶん議論を尽くしたところであります。はからずも新潟検察審査会が、不起訴は不当であるという結論を出しましたことは、私どもの主張が通ったものとして意を強うしておる次第であります。いわゆるお中元事件というのは、四十一年十一月の新潟県知事選挙に立候補を予定していた当時の塚田十一郎知事は、……

第56回国会 法務委員会 第2号(1967/08/18、31期、日本社会党)

○横山委員 本日は国会最後の日でございますから、大臣並びに次官のおいでを願って質問をしたいところでございますが、大臣が、あるいはおくれるかもしれませんので、その前に局長に伺っておきたいと思います。  最初、入管局長にお伺いをするわけですが、この前帰還協定について、本委員会で私並びに同僚委員から再三にわたって質問をし、答弁をされましたことは、その後全然御趣旨並びに御答弁の内容について今日変わりはありませんか。
【次の発言】 上司並びにその他の筋から、答弁の内容について、修正ないしは検討さるべきような示唆を受けられたこともありませんか。
【次の発言】 御存じのように、日韓会談があり、そこで韓国の張……

第56回国会 法務委員会 第3号(1967/11/01、31期、日本社会党)

○横山委員 去る十月十六日より行なわれました派遣委員の調査につきまして、ごく簡単にその概要を御報告いたします。  なお、詳細は別途報告書を提出いたしますので、会議録にとどめていただきたいと存じます。  私どもは、仙台、盛岡、青森の各都市において一、青少年犯罪の実態調査、二、裁判所、法務省関係庁舎の整備状況などの調査項目について懇談会を開き、あるいは宮城刑務所、青葉女子学園、盛岡少年院、青森少年院の各施設を視察するなどの方法により調査を行ないました。  今回の調査に当たって特に印象を受けました諸点を申し上げておきます。  一、他の官公庁に比較して、法務省、裁判所系統の建物が著しく改築が立ちおくれ……

第57回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第2号(1967/12/07、31期、日本社会党)

○横山委員 これは率直に申し上げておいたほうがいいと思うのですが、川崎理事の冒頭質問は、私どもの部会におきまして、臨時国会中に一回も開かれなかった、総理のこの委員会に対する出席が十分でないということについて、もう満場激しい口調で各委員の意見が開陳されたのです。これはおそらくはかの党も皆さん同じであろうと思うのです。委員長はじめ理事の諸君の御努力は多とするけれども、結果としてはどうにもならない。ですから、これは政府側が十分考え直してもらわなければいかぬ。何ぼ都合が悪いといったって、ほかの委員会ではもう閉会中といえどもみなやっておるのですから、この委員会の設立ということが議会史上特筆大書すべきこと……

第57回国会 法務委員会 第2号(1967/12/14、31期、日本社会党)

○横山委員 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 先ほど法務大臣の施政方針のお話を伺いましたが、この機会に、あしたおいでにならないそうでございますから、法務行政一般につきまして、大臣の所信をただしたいと思います。  第一は、法務行政の中のみならず、すべての各省にわたるのでありますが、いわゆる一局削減の問題でございます。伝うるところによりますと、法務省におきましては訟務局を廃止なさるような予定と聞いております。私も行政を簡素化し、重点を配置がえするということについては、原則的に異議を申すわけではございませんけれども、訟務局というところは実務のところなんですね。実務のところなんだから、国民の訴訟に……

第57回国会 法務委員会 第3号(1967/12/15、31期、日本社会党)

○横山委員 きのう法務大臣に、同和信用組合に関する問題について、報告を受けました事実を御説明をいたしました。きょう大臣はお見えになりませんけれども、国税庁長官を含めて、政府側の同和信用組合に対する今回の査察事案について、質疑をいたしたいと思います。  まず最初に、政府側委員にこういうことを考えてもらわなければなりません。それは、日本におります六十万の朝鮮人諸君についてのものの考え方からどうしても始めなければならぬと思うのであります。本委員会は、帰還協定の問題をずいぶん議論をいたしました。また、法的地位についても議論をいたしました。私どもが朝鮮人を語るについて、根底として、やはり関東大震災から支……

第57回国会 法務委員会 第4号(1967/12/19、31期、日本社会党)

○横山委員 この種の法案のたびにだめを押すようでありますが、最高裁における一般職員給与の決定の法律的根拠といいましょうか、団体交渉において一体最高裁がどれくらい給与決定について当事者能力を持っておるか、法律上一ぺん明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 そうすると、準ずるという意味は、多少のアローアンスを、余裕を持っておる、こういうふうに解釈すべきでありますか。あなたのおっしゃるように、そっくりそのままと考えるべきでありますか。どちらでありますか。
【次の発言】 準ずるという意味が、人事院勧告の職種の中にない職種というのは、常識的に考えても最高裁における裁量権というものがあると思うの……

第57回国会 法務委員会 第5号(1967/12/22、31期、日本社会党)

○横山委員 本院は本日關谷代議士に対する逮捕の許諾請求に対しておそらく承諾を与える日でありますが、その前にどうしても国民の疑惑を晴らしていかなければならぬ緊急な問題があると存じます。それはこのLPガス問題に関連をして、警察当局に対する不信の念が飛び火として発生をしたということであります。問題は二つあります。一つは、すでに御存じと思いますが、三十九年十一月三十日午前、市田理事と井上専務理事が当時の太田寿郎大阪府警捜査二課長をたずね、指導を受けたいと頼んだ。そのときには、業界の三大問題であったLPガス課税、免許制撤廃、自動車取得税に対する業界の態度や運動方法を述べ、予定している寄金は東京で一億五千……

第57回国会 予算委員会 第4号(1967/12/13、31期、日本社会党)

○横山委員 私は、物価と減税の二つを焦点にして、総理初め各大臣の意見を伺いたいと思うのであります。  いまこの国会は沖繩とLPガスの汚職問題が中心になってまいりましたが、いわば沖繩は心と頭の問題、しかし、国民全般から考えてみますと、物価の問題は口と血液の問題で、秋から始まりました軒並みの物価の値上げにつきまして、国民は非常な不安を抱いておるのであります。これは、身近に問題が取り巻いてきたという不安はおおうべくもありません。東京では、もう新聞で御存じのように、ふろ代が主婦の悩みの種となりつつある。総理は常に物価と経済安定を前国会以来主張してこられたところでありますが、経済は逆にますます戦後最大の……

第58回国会 大蔵委員会 第12号(1968/03/21、31期、日本社会党)

○横山委員 いろいろあるのですが、最初、こまかいことで恐縮ですが、女房が内職をやっておる場合には二十万円までは扶養家族でいいんですね。―二十二万五千円、年に女房が内職をやっておるまでは扶養家族でよろしい。ところが、預金利子を何百万円もらっておっても扶養家族のままでいいというのはどういうわけですか。
【次の発言】 それはわかっているんだ。私の聞いている意味もわかっていると思うのだ。あなたはそれで納得しておるのかということなんです。
【次の発言】 分離課税を廃止しなければこの矛盾はなくならないのか、分離課税を廃止しなくても、だれが開いてもおかしな話は是正できないものか、その点はどうです。

第58回国会 大蔵委員会 第29号(1968/05/07、31期、日本社会党)

○横山議員 ただいま議題となりました国税審判法案につきまして、提案理由並びにその概要について御説明申し上げます。  まず第一は本法の必要性であります。  今日の税に対する納税者の希望、不満、不平はきわめて多いものがあります。しかし、戦後の混乱期と違い税務行政がより合理的に、より公平に行なわれることが必要であるにかかわらず、納税者の苦情処理機構は十分な改善がされていない現状であります。  現在、国税通則法等により協議団制度が設けられているのでありますが、これは国税局長がみずから決定した事項を部下である協議団の意見に基づいて、みずからの手で修正するという理論的矛盾をおかしているといわなければなりま……

第58回国会 法務委員会 第13号(1968/03/26、31期、日本社会党)

○横山委員 運輸大臣は短時間のお約束でございますから、ほんの聞きたい焦点だけになると思います。  赤澤さんがえらいアドバルーンをあげて、端的に言えば陸運事務所の機構について発言なされた。陸運事務所が自動車行政にたいへん関係があるけれども、昔から複雑で、運輸省とそれから地方自治体との間に議論があるわけであります。今後、自動車行政の一番先端組織にあるこの陸運事務所のあり方について、どういうふうに大臣お考えでございますか。
【次の発言】 赤澤さんの構想は私ども新聞で見ただけですが、どうも受けた感じは、陸運事務所を地方に移管しろ、こういうふうに受け取れたわけでありますが、大臣のいまのお話は原則的にそれ……

第58回国会 法務委員会 第14号(1968/03/28、31期、日本社会党)

○横山委員 瀧川参考人と古西参考人にお伺いするのですが、私たちの審議の一つの焦点として、これが一体上限の悪質犯にのみ適用されることになるのか、それとも全般的な刑量をふやすのかということについて非常に論争を重ねておるわけです。参考人の皆さんの中にも、いや悪質犯だけに上限が延びるだけであって一般の刑が広がらないという方と、いやそうではない、実際問題としてはみんな広がっちゃって全般的に刑罰がふえる結果になるという御意見の方とあるようです。御存じのように、裁判官が実際やるもので、私どもはどんなにここでいろいろ議論をしても、それは議事録には残りますけれども、裁判官がそれを逐一読んでやるわけではありません……

第58回国会 法務委員会 第15号(1968/03/29、31期、日本社会党)

○横山委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党、公明党の四派共同提案にかかる刑法の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきまして、四派を代表いたしまして、その趣旨の説明をいたします。  まず、案文を朗読いたします。    刑法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)  一 刑法第二百十一条の法定刑の引上げは、高速度交通機関の運行に従事する者等の権益に重大な影響を及ぼすおそれのあるものであるから、この改正規定の施行に当たって、政府、なかんずく検察並びに警察当局は、酩酊運転、無免許運転、危険な高速度運転等のいわゆる無謀運転による悪質重大な事犯を厳重に処罰するとの本法改正の趣旨にもとり、……

第58回国会 法務委員会 第17号(1968/04/04、31期、日本社会党)

○横山委員 本案に関連いたしまして、二、三お伺いしたいと思います。  最初は、国選弁護人の問題でございます。私のようなしろうとは事情がよくわかりませんから、少し根っこから簡潔に伺っていきたいと思うのですが、国選弁護制度というものは、何法に基づいて行なわれておるものですか。
【次の発言】 この旧憲法当時の官選弁護人と新憲法下における国選弁護人とは、端的に言うと、ものの考え方にどういう違いがあるのか。
【次の発言】 貧困ということが主軸になっておるようでありますが、憲法のいっておることは、私は基本的人権という立場が強いのではないかという感じがいたしますが、そういう思想はないのですか。

第58回国会 法務委員会 第19号(1968/04/09、31期、日本社会党)

○横山委員 参考人の皆さんにまずもって申し上げておきたいと思うのでありますが、私ども与野党とも、理事会におきまして、今回の不祥事件についてはまことに遺憾の意を表示したわけであります。本委員会は、歴年この執行制度の問題を取り上げまして、御存じのとおり、あるときにはきわめて強硬な改善の附帯決議も付しましたし、また同時に、それが執行官制度の社会的地位を向上して皆さんの仕事がやりやすいようにと、私どもとしては少なくとも最善の努力をしてきたつもりでございます。それにもかかわりませず、ごく一部の者とはいえこのような不祥事件ができましたことは、私どものいわば善意から考えましても、まことに残念でしかたがないの……

第58回国会 法務委員会 第20号(1968/04/11、31期、日本社会党)

○横山委員 大野先生に端的に四つばかりお伺いしたいのです。  一つは、いま大竹さんからも話がございましたように、この御提案について、いわゆる身がわり犯人だとか酔っぱらいだとか、そういうような例外を法的に認めることについてはお差しつかえがないか。  それから第二番目に、渥美さんからもお話がございましたが、私も検討いたしました際に、私のようなしろうとでございますから、結局この最高額と裁判官の裁量というものが、実際問題としては必要になるのではないかというようなことを私も感じたのでありますが、その点はどうでありましょうか。  それから第三番目に、弁護士費用はどう考えたらよろしいか。多数の弁護士をつけて……

第58回国会 法務委員会 第24号(1968/04/23、31期、日本社会党)

○横山委員 大臣があとでいらっしゃるので、別の問題から始めたいと思います。  最初は入国管理の問題でありますが、どうも私ども法務委員といたしまして、入国の問題についてあまりにも法務省の態度がシビアーである、いろいろ問題があることは承知しておるが、角をためて牛を殺すといいますか、ほんとうに事情お気の毒であるものに至るまで、本能的に入国管理についてはシビアーにやるのだ、いろいろ言っていることは実はうそではないかという感覚が、どうも強過ぎるような気がするわけであります。私がこれから申し上げる二、三の例を引用いたしまして、その措置並びに考え方を伺いたいのであります。  最初は、九つになる女の子と六つに……

第58回国会 法務委員会 第25号(1968/04/25、31期、日本社会党)

○横山議員 提案者を代表いたしまして、いま議題になりました刑事補償法等の一部を改正する法律案の提案理由を申し上げます。  改正の趣旨は、現行法においては、無罪の裁判が確定した場合、国は被告人であった者に対し、拘束中の期間のみについて、今回一日六百円以上、千三百円以下の補償改正にとどまっているが、これをさらに非拘束中の期間の補償並びに裁判に要した費用をも補償する制度を設けようとするものであります。  以下、改正の必要と理由を申し上げます。  人が刑事訴追を受けるのは、その人の人生の最大の不幸であります。罪なくして刑事訴追を受け、幸いに裁判において無罪となった場合でも、その人の受ける精神的、物質的……

第58回国会 法務委員会 第26号(1968/04/26、31期、日本社会党)

○横山委員 端的に三、四点伺いたいと思うのでありますが、粉飾決算、先ほどお話がございましたが、百社ですか、先ほどおっしゃった総件数並びにそれによって粉飾決算と見られる額の総額は、どのくらいに昨年度はなっておりますか。
【次の発言】 粉飾とは、申すまでもなく粉で飾る決算である。つまり赤字を黒字に、黒字を赤字に、多様性があると思うのですが、いずれにいたしましても山陽特殊製鋼の際に、税金は損したと申告し、粉飾決算はもうけたと申告をする、その矛盾が生じまして、本委員会並びに大蔵委員会で、粉飾決算と税金の問題について、大蔵省内部で、両局によって、片方は赤字、片方は黒字というばかげた受け付けをする方法があ……

第58回国会 法務委員会 第30号(1968/05/16、31期、日本社会党)

○横山議員 大竹さんのように実際弁護士として社会活動され、そうして法理的にも判決があるまでは無罪であるという論理をもってお仕事をなさっていらっしゃる方は、実際社会にはごく少ないと私は思うのであります。私のような、まさに常識的に一般的な社会人として判断をしますに、なるほど言われてみればそうだな、判決があるまでは無罪だなということにはなりますけれども、一般社会常識といたしましては、刑事被告人として汚名を着せられ、そしてあの人は人を殺したらしいとか、あの人は悪いことをしたらしいというような印象というのは、ぬぐうべからざる社会的信用を失墜し、精神的苦痛を本人並びに周辺に与えていることは、これは何として……

第58回国会 法務委員会 第32号(1968/05/23、31期、日本社会党)

○横山委員 本日私は、数項目にわたって、本国会における当委員会において議論されました諸点を整理をいたしまして、大臣の所見並びに今後の仕事をやられる方針について、お伺いをしたいと思います。  第一は、刑事補償法の問題であります。刑事補償法は、本日参議院も政府提案が通過する向きだそうでありますが、本委員会におきましては、審議と並行いたしまして、社会党から、私ほか数名の皆さんが提案をいたしたところは御存じのとおりであります。本件は、勾留の場合の補償並びに裁判費用の政府の負担等を主としたものでございまして、先日、与党の大竹、田中両委員から、私に対する、また政府に対する質問がございました。政府側の答弁は……

第58回国会 予算委員会 第6号(1968/02/26、31期、日本社会党)

○横山委員 私は、本日、物価と減税を中心にして、総理以下各大臣の所信をただす予定でありますが、冒頭、緊急な問題として特に総理のお考えを伺っておきたい問題がございます。  それは、B52が沖縄に常駐体制に入ったということであります。沖縄はベトナムの攻撃基地となって、県民の不安は一挙に爆発的に増大をしております。これについて、立法院は、十日、与党野党あげて全会一致決議をして、B52常駐に反対をいたしました。嘉手納の町村会をはじめ、十五の市町村もあげてこれに対する反対であります。沖縄の嘉手納基地をはじめ、あらゆる基地に、あらゆる沖縄の場所において常駐反対の運動が巻き起こり、公職者もみんなバッジをつけ……

第58回国会 予算委員会 第19号(1968/03/29、31期、日本社会党)

○横山委員 中小企業が私の問題の中心になるのですが、この間、こういう話を聞きました。  私の名古屋の近くに浜松というところがある。年に一回たこ上げ祭りをやるのです。一番高く上がったたこ、すぐ落ちたたこがいつも問題になるわけであります。一番高くいきなり上がっていったたこはどういうたこだったかと言ったら、物価と書いたたこが一番よく上がった、こう言う。上がってすぐ落ちたのは何だといって聞いたら、商売繁盛と書いたたこが、上がったかと思ったらすぐみんな落ちた、こう言うのです。私は、これは笑い話のようではあるけれども、現実問題を実によく諷刺をしておると思うのであります。  今度、おととい中小企業白書が出ま……

第59回国会 法務委員会 第1号(1968/08/05、31期、日本社会党)

○横山委員 いま猪俣委員と大臣、局長との答弁を聞きまして、おそらく私ばかりではないと思うのですけれども、皆さんが共通に感じておる点だけをいま承っておった者として指摘をしておきたいと思う。  百歩譲って入国管理局長がとった態度が善意であるとかりに考えまして、なおかつその善意を利用して、台湾政府は帰ってきた人間をあの一札に違反して措置をしておるという点はどうしても残っておるのであります。そうでしょう。大臣はそれは観光ビザだから私のほうに問題はないと言っているのだが、しかし台湾政府が死刑を求刑するとか裁判にかけるという理由は、まさに入国管理局長が大使館からとった一札と矛盾しているわけです。そこのとこ……

第59回国会 法務委員会 第2号(1968/08/09、31期、日本社会党)

○横山委員 この際、第五十八国会閉会中に福岡県、長崎県における裁判所、法務省関係庁舎の整備状況並びに大村入国者収容所における外国人の収容状況調査のため委員派遣に参り、調査をいたしてまいりましたので、便宜報告いたします。  福岡、長崎両県視察の調査報告をいたします。  去る七月十五日より行なわれました派遣委員による福岡、長崎両県の調査につきまして、私からその概要を御報告いたします。  なお、詳細な報告書を別途提出いたしましたので、会議録にとどめさせていただきます。  福岡・長崎班は、当委員会の決定に基づき、大村入国者収容所における外国人の収容状況調査及び福岡、長崎両県下の裁判所、法務省関係庁舎の……

第60回国会 予算委員会 第1号(1968/12/14、31期、日本社会党)

○横山委員 まず総理に、経済の見通し及び今日までの実績について、簡潔に伺いたいと思います。  考えてみまするに、三十五年から三十九年まで続きました池田内閣の高度成長経済政策に対して、あなたは最も天下に訴えてそれを批判し、そして安定成長を唱えた人であります。現にこの間の本会議におきましても、あなたは依然としてその主張を今後も堅持される模様であります。ところが、皮肉なことには、池田内閣のときよりも、佐藤内閣になった四十年から四十二年、三年、むしろそのほうが高度成長で、むしろそのほうが物価高で、むしろそのほうがあなたが人間尊重と言われたのに逆行して、交通地獄で、不渡り、倒産が戦後最大となっておるとい……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 運輸委員会 第13号(1970/03/31、32期、日本社会党)

○横山委員 いまの久保委員の質問に関連をするのですけれども、第一に、もうすでにでき上がっているのは公団である。今度は民間会社である。しかも両方共通的に運営をしなければならぬ。つまり、共通とは何かというと、公共性については趣旨は共通しておると思うのです。いかにしてできる民間会社の公共性を担保するかという点について、まず運輸省に、制度的に民間会社の公共性を担保する、公団運営と同じような条件を整えるという制度的な条件をひとつ具体的に聞きたい。
【次の発言】 質問するに先立ちまして、私は、そこの辺の市民、県民あるいは各団体の意見を徴してまいりました。私の質問の要旨は御連絡してあると思いますから、時間の……

第63回国会 商工委員会 第3号(1970/03/06、32期、日本社会党)

○横山委員 繊維に対しましては、私よりも専門家の加藤委員があとで詳細に聞きますので、私は二、三、これだけはここを聞いておきたいと思う点にとどめたいと思います。  それは、いまちょうど海部委員がはしなくも言ったわけでありますが、要するに、いま大臣が言われた、ほかっておくとあぶないという感覚と、被害なきところに妥協、譲歩なしという感覚との相違点が、問題の一つの焦点になっておると思うのであります。繊維業界をはじめ日本国民は、おれに何も関係ないじゃないか、被害はないではないか、アメリカ側は何を言っているかという気持ちが一ぱいである。そうしてこのことを日本政府が正しくアメリカの在外公館の諸君に伝えていな……

第63回国会 商工委員会 第6号(1970/03/12、32期、日本社会党)

○横山委員 きょう新聞を読んでみますと、日銀総裁がたいへんショッキングな発言をされておるようであります。内外情勢調査会主催の講演会で、新聞のタイトルは言で言えば「物価安定は困難」ということなんでありますが、しさいにお話の内容を分析してみますと、結局卸売り物価を下げることは容易なことではないということと、海外要因が非常に働くから困難であるということと、それから新しい経済の実態にふさわしい経済理論の登場が望まれるのであって、完全雇用を日ざしたケインズ理論はすでにその役割りを終えたというべきだという、あらましそういう内容のように考えられます。ほかの経済評論家が言うならばともかくとして、日銀総裁が半ば……

第63回国会 商工委員会 第10号(1970/03/24、32期、日本社会党)

○横山委員 中小企業庁にまずお伺いしたいのですけれども、最近、大企業の設備投資を抑制するという政府の努力がなされています。本法案は、主として中小企業の設備投資をさらに増強するという立場でありますが、この政府の設備投資抑制が必ずしも大企業だけに働かずに、金融の引き締めという立場からいえば、全般的に設備投資の抑制に働くという感じを最近強くしておるわけでありまして、中小企業専門の金融機関におきましても、御時勢だからというわけで、設備投資について、中小企業に対しても資金上の立場から抑制ぎみな状況があるわけであります。政府の設備投資抑制という考え方と中小企業の設備投資の問題については、一線がどこかで引か……

第63回国会 商工委員会 第11号(1970/03/25、32期、日本社会党)

○横山委員 昨日、この法案に関連をいたしまして信用保証の保証料のあり方、貸し出し金利のあり方について質問をいたしまして、政府に検討をお願いしたわけでありますが、あらためて要約して私の趣旨を申し上げたいと思います。  信用保証つき貸し出し金利は、一般貸し出し金利から最低保証料に相応する分を差し引くよう、かねて本委員会をはじめ各委員会で要望したところでありますが、金融の実態はこれが実行が不十分でありますから、政府は具体的に一定の基準を設けて金融機関を指導し、また信用保証協会を通じて中小企業者に趣旨徹底するよう格段の努力をしていただきたいというのが、私のきのうお願いをした趣旨であります。政府側の御答……

第63回国会 商工委員会 第12号(1970/03/27、32期、日本社会党)

○横山委員 先般来予算委員会並びに当委員会におきまして、私は、商品取引の改善について、いろいろと政府の意向をただしてまいりました。きょうを含めて、また、四月三日には参考人の皆さんにおいでを願いまして、いろいろと商品取引の改善を促すのでありますが、まず政府並びに同僚諸君にお断わりをしておかなければなりませんのは、いささか過酷にわたるかもしれませんけれども、私の庶幾いたしますのは、今日の商品取引の改善は、どうしても行なわなければならぬ。これについては、おそらくどなたも異存はないところだと思うのであります。そのためには、今日存在いたします商品取引のうみを出し尽くさなければならぬ、こう考えております。……

第63回国会 商工委員会 第14号(1970/04/01、32期、日本社会党)

○横山委員 まず政府にお伺いしますが、輸出保険の対象にならない条件というものはどういうものでありますか。
【次の発言】 そうすると、保険をつけてくれと言われてもお断わりをする場合は、どういう場合ですか。
【次の発言】 それは、合法的な適格性を持っていない、つまり手続でミスがある、粗漏がある、間違いがあるということだと理解をいたしますが、それでは、国によって、輸出をしているけれどもまだ保険がかけられない国は、いままで存在しましたか。
【次の発言】 承れば、インドネシアにおきましては、一時保険を対象にしない時期があったということを聞いていますが、それはどういうことなんです。

第63回国会 商工委員会 第15号(1970/04/03、32期、日本社会党)

○横山委員 参考人の皆さんには、御多忙中御苦労さんでございました。  時間がそれぞれきまっておりますので、まず冒頭に私から、私どもが取り上げております趣旨並びに要望を申し上げておきたいと思います。  ぜひこの際、商品取引の改善に、それぞれの立場を超越して積極的な御協力を願いたいということが第一であります。  第二番目に、そのためには思い切って、きょうのみならず今後につきましても、それぞれ恥部をさらけ出してもらいたい。そうしないと根本的な改善ができないと思うのであります。  第三番目には、それぞれ自主的な努力をしてもらいたいということであります。私ども国会は、農林省なり通産省の行政のあり方を通じ……

第63回国会 商工委員会 第16号(1970/04/07、32期、日本社会党)

○横山委員 大臣が本委員会に御出席くださるのは、予算委員会の関係もございまして、まれでございまして、それにもかかわりませず、本委員会は鋭意審議を進めて、わりと順調にいきまして、むしろ野党内では批判があるくらいであります。ずいぶん協力をいたしておるところでございますから、ひとつ大臣もその意を了として、可及的本委員会に十分時間をとっていただくようにお願いをしたいのであります。  さて、この委員会にかかっております輸出保険に関する法律案も、ずいぶん本委員会で詰めてまいりましたが、どうしても大臣の御答弁を願いたい点が幾つか残ってまいりました。輸出の振興という角度から、二、三お答えを願いたいのであります……

第63回国会 商工委員会 第18号(1970/04/09、32期、日本社会党)

○横山委員 ちょっといまの御報告について……。あとで本格的な御質問をいろいろといたしたいのでありますが、ちょっと気になりますことを、議事録にも残りますので、確かめておきたいのであります。  死者の七十六名、新聞がきのうからきょうにかけていっておることを聞きますと、いま私の手元にありますきょうの日本経済新聞では九十九人でございますね。議事録の関係で放置できないような気がいたしますので、どうしてこういうように数字が違うのでありますか、念のために伺っておきます。
【次の発言】 いずれ大臣がお帰りになれば詳細なことはわかると思いますから、これ以上は御質問しないのでありますが、この一点で、一般の新聞が九……

第63回国会 商工委員会 第21号(1970/04/17、32期、日本社会党)

○横山委員 たいへん割り当ての時間が少のうございますが、簡潔に各参考人にお伺いをいたしたいと存じます。  いずれの参考人も、この情報化時代に対処すべき必要性、必然性というものを強調をしていらっしゃいます。私どももそのように感じておるわけでありますが、ただいろいろとお話の中に、チェックをしろといいますか、多少この点を注意しろというお話を幾つか承りました。  その中で、一つまずお伺いをしたいと思いますのは、いま酒井参考人からおっしゃいました、将来あり得べき基本法とこの法案との関連性において、北川、稲葉両参考人にお伺いをしたいと思うのであります。たとえばこの法案は、あり得べき基本法に対してどんな障害……

第63回国会 商工委員会 第22号(1970/04/23、32期、日本社会党)

○横山委員 私の質問は二つであります。一つは、総理でなければ答弁できないことであります。通産大臣も答弁できないことであります。いま、総理、政府には百五十四台のコンピューターがあります、四十四年度。それで、レンタル料が去年の予算で六十六億、買い取りが六千万、合計六十六億六千万。実に膨大なレンタル料と買い取り機械であります。その機械が、大きな省ですと三十四台持っている省、一つしか持っていない省、各省全くばらばらで、機械の機種もみんなばらばらで、コンピューターの利用率もまたばらばらなんであります。もし理想的にいうならば、一つの機種で総合的、効率的利用ができたならば、非常なすばらしい財源の節約になりま……

第63回国会 商工委員会 第23号(1970/04/24、32期、日本社会党)

○横山委員 中国へ行って四十五日間交渉してこられました自由民主党の古井代議士、また同行、別の角度で話し合いをしてこられた松村、藤山両氏が帰られまして、その覚書貿易及び共同コミュニケに対しまして、政府の態度が非常に強硬なようでありますが、この際、この基礎となります覚書貿易、日中貿易の問題について、その所管大臣であります通産大臣の所見を伺いたいのであります。  まず第一に伺いますのは、覚書貿易というものを、通産大臣としては支持し、了承し、援助をなさるおつもりであるかどうか、伺います。
【次の発言】 今回のコミュニケによって生じております論争は、総理がきのう内閣委員会で言いましたように、内政干渉であ……

第63回国会 商工委員会 第28号(1970/05/08、32期、日本社会党)

○横山委員 大臣が十一時ごろまでしか時間がないそうでありますから、大臣に、こまかいことはあとで聞いていただくことにして、ぜひとも心がまえを伺っておきたいのであります。  本国会が開かれてまいりまして以来、同僚諸君とともに商品取引の粛正に全力をあげてまいりました。しかし、私の承知をいたしますところによりますと、一向末端までその実があがっていないような気がしてなりません。いま国会がうるさいから、ざんごうの中で首をすくめておる、国会が終わったら、また許可制度がおりたならば、自由に羽が伸ばせるのであるから、この際小さくなっておれ、そして目の届かないところでやれることはやれ、こういうようなまことに反省の……

第63回国会 商工委員会 第29号(1970/05/12、32期、日本社会党)

○横山委員 通産大臣の時間が四十分ごろまでだそうでありますから、本法案に若干関連しまして、当面の問題について伺いたいと思うのであります。  それは例の日中貿易の問題であります。きょうの新聞にも非常にショッキングに書いてあるのでありますが、周四原則につきまして、肥料六社が一致して受け入れる体制を整えました。日中貿易は、この四月に入りましてから非常に伸びてまいりまして、四月の輸出認証額に占める国別順位では、中国が昨年四月の十六位から、米国に次いで二位に躍進をいたしました。今後中国貿易は着々と伸びる可能性が一応あるわけであります。  しかしながら、古井さんがお見えになりまして、続いて周四原則が出まし……

第63回国会 商工委員会 第31号(1970/06/11、32期、日本社会党)

○横山委員 お二人の意見で、与党の皆さんの御意見が大かた私どもはわかりましたし、おそらく黙っていらっしゃるけれども、与党側としてほとんど同意見ではなかろうか。それから野党側としても、いま質問をせられておった趣旨に著しく食い違うようなことはない。それというのは、国会の決議というものがもうできておって、もう与野党の間に基本的態度に変わりはないというふうに言ってもいいと思うのであります。それにもかかわらず、通産大臣が外国に行かれたら、いきなりどうも態度が変わって、深みに落ち込んでしまいそうな気がする。何か、かさ屋の小僧で、骨を折ってしかられるといいますか、余分をことをどうもなさっているような気がして……

第63回国会 商工委員会 第32号(1970/07/21、32期、日本社会党)

○横山委員 始まる前に谷村さんにちょっと申し上げておきますが、きょうどうしても御用事があるそうでありますから御退席なさってもけっこうです。あとで事務局長に十分、私の質問する趣旨を聞いて善処していただきたい。これだけ要望しておきます。  まず、私はきょう質問したい項目を申し上げますが、一つは商品取引の問題である。一つはエッソの行なっておりますいわゆるマネプラ方式に関する問題であり、第三番目は、二月に倒産いたしました技研興業に関する政治的疑惑の問題であり、最後はチクロの問題であります。  まず最初に商品取引について質問をしたいのでありますが、休会になりますまでに、国会においてずいぶん同僚諸君ととも……

第63回国会 商工委員会 第33号(1970/08/20、32期、日本社会党)

○横山委員 一般的な公害で企業の社会的責任を追及されておるのでありますが、私がかねて問題にいたしております商品取引は、最も仲買い人の社会的責任が皆無であるというような感じがしてなりません。  きょう私どもに配付をされました「商品取引事故に係る調査総括表」は大臣のお手元へいっておりますか。これはかねてのお約束によりまして、前回のものと、つまり仲買い人が自主申告をいたしましたものと、それから通産省、農林省が調査をいたしましたものとの比較をしてみますと、今回政府の調査による総括表と前回とを比べますと、時間の関係上私のほうから申し上げますが、驚くべき違いが生じています。まさにこれは何だることかと思うの……

第63回国会 商工委員会 第34号(1970/08/21、32期、日本社会党)

○横山委員 七月二十一日の本委員会におきまして、私は、エッソがマネプラ方式というものを行なっておる。そのマネプラ方式そのものに反対するわけではないけれども、そのマネプラの契約書並びにその状況を見ますと、あらゆる面において問題がある。簡潔に申しますと、それは、先進国が従属国へやってきて思うとおりにやっているような気がしてならぬ。そしてマネプラの諸君は、ほかっておけば何か悪いことでもするんじゃないかという猜疑心、あるいは警戒心で全くがんじがらめの契約書を締結をさせておる。そしてマネプラの諸君は、もう全石連の調整規定も無視せざるを得ないほど、日曜も祭日もあるいは夜間も働いても、なおかつ採算がとれない……

第63回国会 商工委員会 第35号(1970/09/22、32期、日本社会党)

○横山委員 大臣は二時に御退席だそうでありますから、途中で問題が整理できないおそれがありますが、簡潔に質問をします。  まず、最初に、カラーテレビの問題であります。同僚委員が午前中に若干触れましたが、問題は三つあると思うのであります。一つは、アメリカから、ダンピング輸出しているのではないかという問題であります。一つは、輸出価格に比べて国内価格が高過ぎるという国内から出ている声であります。それから三つ目は、二重価格が通常化しているが、販売店ごとに格差があり過ぎる。町のラジオ屋さんで買った場合、秋葉原で買った場合、あるいはスーパーで買った場合、あまりにも格差があり過ぎる。この三つであります。この三……

第63回国会 商工委員会 第36号(1970/10/13、32期、日本社会党)

○横山委員 いまの質疑応答を聞いておりまして、質問される自由民主党の気持ちも何だかよくわからない。答弁される大臣のお気持ちも、何ともわからない。これは国民としてはたいへん理解に苦しむのであります。  先般大臣がアメリカへ行かれる前に、かさ屋の小僧で骨を折ってしかられるよと言ったら、あのときの雰囲気では、たいてい行かぬつもりだ、私はこういう理解をいたした。それにもかかわらず、佐藤さんからどう言われたか知りませんが、行かれた。予想どおりの結果になった。そして決裂をした。いまあなたからお話のように、その後さしたる状況の変化はない、こういうのですね。それでもなおかつ、私に言わせれば、マスコミを操作して……

第63回国会 商工委員会 第38号(1970/11/19、32期、日本社会党)

○横山委員 商品取引につきまして一ぺん大臣だけとじっくり質疑応答をかわしたいと思うのであります。  最近ある業界の新聞を見ましたら、こういう記事が載っていました。いまの商品取引の現状を評して「一に金詰まり、二に業界不信、三に投資家不在、四に出回り最盛期、五に輸入アズキ圧迫感、六、七がなくて、八にやけっぱちの買い方」、まことに批評し得て妙であります。もう一つの記事があります。それは、「第一に大手専業の営業力の低下、第二に大衆投資家の離散、第三に新規投資家の大幅減少、第四にアズキマニアの相場暴落による大損、第五に当業仲買い店の現物背景による活動」、そしてその五つを総評して、商品取引市場の内部構造が……

第63回国会 商工委員会 第39号(1970/11/20、32期、日本社会党)

○横山委員 いろいろと同僚委員の質問がありましたから、少し詰める意味で、恐縮でございますが、いろいろな角度から確かめたいと思います。  十三日の夜、総理大臣が永野商工会議所会頭と会われた際に、こういうことを言われたそうであります。御承知でございますが、できるだけ日本の業界が規制を受けないような規制案を考えたいが、現状ではある程度の被害は避けられない。これは繊維業界の罪ではなく、日米協力という国策に協力して起こる被害なので、政府としては財政金融、税制面で十二分の補償措置を考える。このことばどおりでなくとも、この趣旨については通産大臣は御承知でございますか。

第63回国会 予算委員会 第10号(1970/03/05、32期、日本社会党)

○横山委員 だれよりも農民を愛する大蔵大臣だそうですが、だれよりも中小企業を愛すとは一言もまだ言ったことがない模様であります。私は、主として中小企業問題につきまして、まず両大臣からひとつ、これからの中小企業のあり方について、腹蔵のない御意見を伺いたいと思うのであります。  中小企業を目じりのしわだと言う人がある。どういう意味かといいますと、にこっと笑うと目じりにしわが寄る。泣いたときにも目じりにしわが寄る。要するに、インフレになってもデフレになってもしわ寄せが来る、こういう意味だそうであります。いまは高度成長の時代ですけれども、それならば、不渡り倒産はなくなったのか、あるいはまたいろいろな中小……

第64回国会 商工委員会 第5号(1970/12/15、32期、日本社会党)

○横山委員 時間の関係で、そのものずばりの御質問をいたしますが、十一月十九日、本委員会におきまして私は特恵関税について質問をいたしました。その焦点としましたのは中国の問題であります。宮澤通産大臣は、これに対しましてこういう意見を言いました。 「特恵関税は、原則として発展途上国、いわば発展段階のおそい国に対して先方の希望によって与えるものでありますが、大陸中国自身が、みずからそのような国として考えておるのか、そういう希望を持っておるのかということについて、今日私ども何らのインディケーションを持っていないわけでございます。ただ事実問題といたしましては、わが国の考えております特恵のスキームは、生糸で……

第65回国会 商工委員会 第3号(1971/02/23、32期、日本社会党)

○横山委員 時間がえらい少なくなってまいりましたので、しぼってお尋ねをしたいと思うのでありますが、まず最初は繊維であります。  つくづく考えて見ますと、繊維問題が発生をいたしまして、本委員会でずいぶん議論したときの雰囲気を考えてみますと、何たることであったかという感じがするわけであります。火のつくような、きょうがきょう、あすがあす大問題になるというような政府の情報や、あるいはマスコミの情報を受けて議論しておった。私どもは、まあ、あわてるな、中断したほうがいいと言っておったのですが、そうではないんだと、盛んに政府も与党も、言い方は悪いですけれども、周章ろうばいをされておった。今日、まことに一体ど……

第65回国会 商工委員会 第7号(1971/03/05、32期、日本社会党)

○横山委員 短い時間にたくさん聞くのはなんですから、ことばが足らない点がありますかもしれませんけれども、まず最初に大臣に伺いたいのは、いまの輸出振興政策は、大臣として、十分行なわれておる、ないしは少し過当なところがある、不十分だ、三つのうちどうお考えでございましょうか。
【次の発言】 そういたしますと、少なくともいまの輸出振興政策が過当である、保護のし過ぎであるという観点はありませんか。
【次の発言】 別な面から伺いますが、通産省としては、一貫して輸出振興の立場をとると思うのです。ところが、四十六年度の税制改正を拝見いたしますと、これは税制の面では、輸出の点についてきびしい立場をとっておるよう……

第66回国会 商工委員会 第3号(1971/09/20、32期、日本社会党)

○横山委員 大臣、長官、御苦労さまでした。長い間御旅行で非常な激務だと思います。しかし、あなた方を待っておりました国民の気持ちからすれば、たいへん不安におびえておりまして、お帰りになりました各大臣が一体どういうお気持ちか、率直に国民としては承りたいところであります。  時間が三十分しかございませんので、私の意見を若干交えながら簡潔にお伺いするつもりでありますが、お帰りになってまず大蔵大臣が、国民の皆さまに訴えるという、いわゆる悲壮といわれる声明を発表なさいました。この大蔵大臣の声明につきましては、もちろん御両所とも同意見と考えてよろしゅうございますか。

第66回国会 商工委員会 第4号(1971/10/09、32期、日本社会党)

○横山委員 大臣朝からお疲れでございますが、いままで繊維関係を中心にして質疑応答がなされてきましたが、私は、ドル・ショック下における一般的な中小企業の問題について、短い時間ではありますが、大臣の意見をただしたいと思うのであります。  承れば、九月二十三日に閣議決定をもって当面の緊急中小企業対策をおきめになり、それが次の通常国会の中小企業対策の土台になるようであります。話を聞きますと、その対策については、主として金融上、税制上の二点が柱となり、それを補強する財政上の措置になっておるように思います。私が思いますことは、この対策が、大きな影響をこうむることとなる輸出関連の中小企業に対しと限定がされて……

第67回国会 商工委員会 第3号(1971/11/10、32期、日本社会党)

○横山委員 この法案の前提となる問題につきまして通産大臣に伺いたいと思います。   この法案は、申すまでもなく先般の閣議決定に基づいています。そしてその閣議決定は、少なくともこういうような経済情勢にあって緊急な必要な措置及び当面必要な措置、こういう折り紙で諸般の措置がなされた。これは御存じのとおりであります。確かにこの法案に盛られております問題が緊要なことであることを認めるにやぶさかではありません。しかし、当面であり緊急であるとするならば、閣議決定の基礎となりました基本的な政策は一体何なのか。これはこれだけで、あとはあとでもう一ぺん考えるということなのか。一体これから中小企業のあり方については……

第67回国会 商工委員会 第5号(1971/11/16、32期、日本社会党)

○横山委員 この間私も原則的な御質問をしましたので、きょうは少し具体的な問題ばかりで恐縮でございますが、政府側は簡単に答えていただきたいと思います。  いま皆さんのお手元へ時間の節約上ちょっと配付をいたしておりますが、中小企業のドル・ショックに伴う税関係から伺います。  ドル・ショックによって、中小企業は輸出関係を中心として甚大な打撃を受けました。これがため、中小企業の納税に次の問題が広範に生じています。  法人税法七十二条により、企業は中間申告をすることになりますが、これは過去の実績によるものでありますから、黒字が多いのであります。したがって、中間納税も黒字納税ということになります。しかし、……

第67回国会 商工委員会 第6号(1971/11/17、32期、日本社会党)

○横山委員 大臣に対するいまの加藤さんの質問を最後のところ、たいへん興味深く聞いておったのですが、本委員会の質疑は各党とも実に熱心に行なわれたわけであります。そこでどうしてもはっきりしないのが、このあとどうなるのかということなのであります。私が案じますに、この質疑を通じまして一体次の中小企業政策なり産業政策はどういう展望になるのかという点は、どうも大臣もこの間自由濶達に御答弁がありましたけれども、タイムリミットがあるわけであります。お話のように、通常国会で法案が必要なら法案も出そう、財政措置が必要なら予算折衝でしようとおっしゃるのですが、きょうは十一月十七日であります。予算原案というものはもう……

第67回国会 商工委員会 第10号(1971/12/07、32期、日本社会党)

○横山委員 輸出保険法の一部を改正する法律案、これについて質問をいたしたいと存じます。  まず最初に、きわめて素朴な質問から始めたいと思うのであります。この輸出保険というのでありますが、どうして貿易保険といわないのかということなのであります。日本の今日までの貿易なり産業の体制というものは、輸出中心主義にありました。しかし、今回のドル・ショック以来、輸入ということが非常に国の中心的な問題になってまいり、その輸出入のバランスの中に国際経済におけるわが国の分野をきめようという、こういう状況なのであります。それは考えてみれば、輸出におけるリスクと輸入におけるリスクとは比較にならないかもしれません。しか……

第67回国会 商工委員会 第16号(1971/12/22、32期、日本社会党)

○横山委員 御質問するに際しまして、委員長はじめ同僚委員にお願いをしておきますが、この間理事会で、こういう会議のあり方について、質問を、たとえば私が一時間するとその次の方がまた一時間する、そうした形式的な議論よりも、随時きょうは質問してもらいたい。関連質問をずんずんやってお互いの意見が出せるようにしたらどうかということを、私提言をしておきましたから、私の質問過程にありましても、同僚委員、与党野党の皆さんどうぞ御自由に、私が了承いたしますから、関連質問ございましたら遠慮なくきょうは言っていただいて、みんなで議論ができるようにおとりなしを願いたい、こういうふうにお願いします。  さて、同僚諸君のと……

第68回国会 商工委員会 第15号(1972/04/19、32期、日本社会党)

○横山委員 関連して。いまの中村委員の質問を私なりに整理をして、あわせてひとつお答えを願いたいのです。  私が整理をいたしておりますのは、いまの割賦販売法の適用される業界というのは、明らかに純粋な利益追求行為、株式会社的な要素が強い。今度のものは、いわば生協的要素といいますか、やや社会的要素というものがその区別の第一。区別の第二は、いままでの割賦販売業者の適用は有資産者がわりあい多い。この結婚だとか葬式というものは、わりあいに低所得階層の分野ということが言える、月に百円なり二百円なり五百円かけるのですから。その区別が第二。第三番目の区別は、いままでのは、商品の引き渡しの時期が明示されておる。今……

第68回国会 地方行政委員会 第7号(1972/03/17、32期、日本社会党)

○横山委員 承れば、大臣が十一時半ごろいらっしゃるという話でございます。いまも指定都市の議会の皆さんの陳情を承ったわけでありますし、私も、その点を含めて大臣に対する御質問をさしていただきたいと思っておるわけでありますが、大臣がおいでになりますまで、地方税に関して、具体的な問題について少し自治省の考えを伺いたいと思います。  まず、地方税に関する不服審査のあり方についてであります。  私の手元に、不服審査の状況の資料をいただきました。たとえば、私は、大蔵委員会で国税をずっと担当してきたのでありますが、国税と地方税とを見比べてみますと、ちょっと意外なことに気がついたわけであります。たとえば一例を、……

第68回国会 地方行政委員会 第21号(1972/04/25、32期、日本社会党)

○横山委員 いまも同僚委員の質疑応答を聞いておりましたが、新しい法律で新しい試みであるだけに、この法律案の実効性について非常にペンディングな点が多い。一体これで公有地が真に獲得されるのか。大山鳴動ネズミ一匹で、あまり効果があるのかどうか、疑わしいような気がします。  私は、少し次元の低いところで伺っていきますが、まず第一に、第四条の「当該土地を有償で譲り渡そうとするときは、」ということですが、銭をもらうということ、「有償で」というふうに言っているのですが、ただなら一体どういうことになるか。ただなら第四条は適用しないということになりますか。

第68回国会 地方行政委員会 第26号(1972/05/18、32期、日本社会党)

○横山委員 田上先生にちょっと端的にお伺いをいたします。  ガードマンの犯罪が最近多いのですけれども、ガードマンの犯罪について、ガードマン会社と依頼会社との間に契約がある。その補償条項で金額もきまっている場合が多いのですけれども、ガードマンの不用意、過失、重大な責任があった場合に、その契約がたとえば六千万円なら、六千万円だけだから、それを払えばそれで済むということになるのでしょうか。その点、簡潔に御意見を伺いたい。
【次の発言】 唐突な質問をお二人にしたいと思うのですが、会社がガードマンを頼むなら組合もガードマンを頼むということは、理論上あり得ないことではないと思うのです。ガードマン同士がけん……

第68回国会 地方行政委員会 第30号(1972/06/01、32期、日本社会党)

○横山委員 いまの質疑応答を聞いておりまして、私の感想をまじえながら少し政府側と議論をしてみたい。決して完ぺきなお答を聞こうというのではなくて、私もまだ完ぺきではありませんが、少し議論をしてみたいと思いますから、ひとつ、そのつど自由にものを言ってもらいたい。  いまのような社会現象――特に、いま。ポルノ映画が出ているんですけれども、これが二十年前にああいうものが突如として出てきたら、もうびっくりぎょうてん、世の中がひっくり返ってしまう。二十年前にああいうものができたら、警察は何をしておるかといってどなったやつがおるかもしれぬが、それが時世時節の移り変わりと同時に、何とかならぬのかねという御質問……

第68回国会 地方行政委員会 第34号(1972/06/09、32期、日本社会党)

○横山委員 法案の一番こまかいところでありますが、ずばり御質問をします。  この改正法案の八条の三でありますが、要するに、防災性のものを表示をしなければならぬとしての、「同項の表示又はこれと紛らわしい表示を附してはならない。」というところがこの法案のいわゆるみそだと考えられます。これは防災性のものですよといって、どんちょうやカーテンや展示用合板、その他これらに類する防災対象物品について、キャバレーでも、旅館でも、病院でも、劇場でも、表示がされておるということがこの法案のみそである。そうすると、その焦点からいろいろ聞きたいのですが、「紛らわしい表示を附してはならない。」ということは一体どういうこ……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 法務委員会 第3号(1973/02/20、33期、日本社会党)

○横山委員 この法案は、今日の問題であります裁判遅延の問題と切り離すことができない問題でありますから、私は少し大所高所に立ちまして、裁判遅延の問題について政府並びに最高裁の御意見を伺いたいと思います。  裁判遅延は古くして常に新しい問題でありますが、ここに手元にございます。一、二の例を引用いたしますと、たとえば四国におきます弁護士会連合会の定期大会の議事録を見ますと、六号議案として「裁判官、裁判所書記官の増員を要請する。」という議案が可決されております。「松山で民事担当裁判官は四〇〇件の事件を手持しており、期日の指定も四ケ月後との例があり、徳島でも三、四ケ月後であり、家裁の審理もおくれているこ……

第71回国会 法務委員会 第5号(1973/02/27、33期、日本社会党)

○横山議員 刑事補償法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案についてその趣旨の説明をいたします。  本案は、無罪の裁判を受けた者の精神的財産的負担を償うため、現行の補償金額を引き上げ、公訴の提起後の非拘束期間についても補償を行なうとともに、裁判の費用を補償しようとするものであります。  人が刑事訴追を受けるのは、その人の人生の最大の不幸であります。罪なくして刑事訴追を受け幸いに裁判において無罪となった場合でも、現在の法制及び日本の一般社会的取り扱いにおいては、国民は刑事訴追を受けたことによって拘束、非拘束にかかわらず、裁判期間中、刑事被告人としての汚名を着せられ、信用を失墜するほか、身分上不利益……

第71回国会 法務委員会 第6号(1973/02/28、33期、日本社会党)

○横山委員 本日、破防法の問題につきまして質問を予定いたしておりましたところ、きのう大臣が参議院の佐々木静子委員の質問に答えられておったのが新聞に出ておりました。短い時間だったそうでありまして、そのお答えの内容がいかなる理由かという点について、少しはっきりいたしませんので、多少の時間をいただいて、破防法の問題につきまして、この際、大臣の意見を正確にただしたいと思います。私の質問の焦点は破防法の調査の指定団体であるいわゆる十六団体、その十六団体のうち特に今日問題となっておりますのが日本共産党とそれから朝鮮総連、この二つであります。この二つにつきましてはすでにもうあちらこちらで問題提起がなされてお……

第71回国会 法務委員会 第9号(1973/03/09、33期、日本社会党)

○横山委員 資料の要求があります。  いま提案されました法律案につきまして、政府側に次の資料を御提出願いたい。六つくらいございます。  一つは、被疑者補償規程の約五カ年間の実績、これを原因別、金額別にわかりやすいものをいただきたい。  その次は、この補償法の実績、約五カ年ぐらい、これもまた内容別にわかりやすい資料をいただきたい。  それから、この間私予算の分科会で指摘をしたのですが、犯罪白書の最近のもの、不起訴の中にいわゆる嫌疑なしというものが出ておりませんが、聞きましたところ、それはわかっておるということだそうでありましたから、犯罪白書の不起訴の統計の中における嫌疑なしという事案が約五年間ど……

第71回国会 法務委員会 第11号(1973/03/27、33期、日本社会党)

○横山委員 これは法案の最終締めくくりの質問でありますが、ここしばらくの間に大臣の政治的信念、政治的姿勢という問題についてやはり議論が生じましたので、私の質問時間、短い時間ではありますが、項目的に簡潔にこの際承りたいことを申し上げますから、裁判官の法案の審議ではあるけれども、あなたの信念をひとつ明白にしていただきたいと思います。  まず第一の質問は、協同飼料関係についてであります。これは明らかに証券会社が証取法百二十五条に違反をして、会社と結託して株価をつり上げた疑い濃厚であり、それから商法二百十条によって、自社株の取得禁止条項に触れたこともまた明白な疑いがある。そこで、支店長は起訴をされた。……

第71回国会 法務委員会 第12号(1973/03/28、33期、日本社会党)

○横山委員 法務省、警察庁、労働省各省においでを願いまして、かねてもう長い間問題になっております仙台市の本山製作所内で起こりました事案につきまして、各省にお尋ねをいたしたい。  まず、委員長はじめ同僚諸君に短い時間で私の質問の趣旨を聞いていただきたいと思うのであります。  去る十二月十二日、仙台市の本山製作所構内で本山製作所の組合支援の集会で、同社が雇い入れている暴力ガードマン、警備課と会社職員数十名らが集団暴行を働いて、四十数名も重軽傷者を発生させました。被傷者の中には私ども社会党の宮城県県会議員である田畑忠雄君、右腕骨折、全治三カ月ら、三名の県会議員も含まれ、ほかにも労働組合員が内臓破裂の……

第71回国会 法務委員会 第16号(1973/04/06、33期、日本社会党)

○横山委員 いま委員長からお話がございましたように、私もこの刑事補償に関する法律案の提案をいたしておるのでありますが、この際、法務大臣にお伺いしたいのであります。四十二年八月十八日の第五十六国会の衆議院本委員会におきまして、私からこの不拘束の被告にも無罪が確定したら補償金が支払われるべきだという意見を言い、法務大臣の御意見を伺いましたところ、あなたは当時法務大臣として趣旨を了承し、検討を約束をされたのであります。したがいまして、私が重ねてこの法案が国会に上程される機会に、もう数年をたっているのでありますから、当然政府から御検討の結果、私が提案をいたしました趣旨に基づいて法律案が提案されると予期……

第71回国会 法務委員会 第18号(1973/04/13、33期、日本社会党)

○横山委員 三人の参考人の皆さんには御苦労さまです。私が横山でございまして、法案提起者でございます。よろしくお願いしたいと思います。  私は実は弁護士でもございませんし、専門家でもございませんので、たいへんしろうとじみた考えでありますが、佐野さんの御提起なさいました一つの例、たとえば、拘束はA、Bとも十日であった。しかしAさんは一審ですぐ無罪になった。Bさんは一審、二審で有罪で最高裁で、無罪になった、こういう提起をなさいました。それで補償が一緒ではどうしても割り切れないではないかという問題提起につきまして、田上先生はどうお考えでございましょうか。

第71回国会 法務委員会 第22号(1973/04/24、33期、日本社会党)

○横山委員 本法案が本日採決される予定でございますから、いままでの質疑を通じまして、また私どもが提案をいたしております法律案をも含めまして、大臣に最終的に二、三確認をいたしたいと思います。  まず第一に、政府提案のものと私ども提案のものとは、必ずしも全然異質なものではないのであります。私どもは、過ぐる国会において法務大臣が前向きにお約束をなさったから、それで不拘束の者にも補償の道を開くということにいたしたのであります。しかるに政府がきわめて怠慢で、その問題について善処をなさいませんので、やむを得ず私ども議員提案をいたしたところであります。本委員会の審議を通じて大臣からいろいろおっしゃったけれど……

第71回国会 法務委員会 第23号(1973/04/25、33期、日本社会党)

○横山委員 時間がございませんので、ちょっと関連質問をお許しを願いたい。  地労委の命令書、警察庁としてもお考えを願わなければならぬことでありますから、話が出たかもしれませんが、議事録に残すためにちょっと朗読を一カ所だけします。  「以上を総合して判断すれば、会社が警備課を新設することによって労使の紛争を力によって制圧し、かつ、また、警備課員の存在自体によって全金本山に対して脅威を与え、その組合活動を阻害し、よって全金本山の団結権及び団体行動権を侵害したことは明らかであると言わなければならない。」「当委員会の判断は前記のとおりであって、元守衛であった者を除く警備課職員の存在自体によって、全金本……

第71回国会 法務委員会 第24号(1973/05/08、33期、日本社会党)

○横山委員 大竹委員のまことに鋭い質問に対しまして御返事がまことに緩慢でありますから、少し補足して質問したいのであります。  二百七十五条ノ二、「取締役が会社ノ目的ノ範囲内ニ在ラザル行為其ノ他法令又ハ定款ニ違反スル行為ヲ為シ之ニ因リ会社ニ著シキ損害ヲ生ズル虞アル場合ニ於テハ監査役ハ取締役ニ対シ其ノ行為ヲ止ムベキコトヲ請求スルコトヲ得」、新設条文でございますが、いまの大竹委員の質問に対して答弁がはっきりしないと思います。  そこでお伺いしたいのは、「会社ノ目的」とは一体何であるか。定款でなくて目的と書いてある意味は一体何であるか。先ほどのお話だと定款ということばを使われましたが、法文上は「目的」……

第71回国会 法務委員会 第25号(1973/05/09、33期、日本社会党)

○横山委員 自由民主党の小島委員の質問に対して関連質問をいたしますのはなにでございますけれども、しかし前段の質問は私ちょっとあっけにとられたような次第でございました。日本共産党を代表して御質問になったのではないかと思うくらいの、えらい調子でございますけれども、ちょっと関連質問をさせていただきたいと思います。  法務大臣にお伺いいたしますが、廖承志一行が友好のために日本をずっと歴訪されまして、政界、財界、労働界、地方自治体と、全国にわたって多大の親善の成果をあげていることはお認めになりますか。
【次の発言】 それから第二番目の質問は、確かに中国と日本共産党との確執というものは歴史的なものであり、……

第71回国会 法務委員会 第26号(1973/05/11、33期、日本社会党)

○横山議員 刑法の一部を改正する法律案の提案理由をただいまより申し上げます。  最高裁判所はさる四月四日、昭和二十五年の旧判例を変更して、尊属殺人に特に重罪を科している刑法第二百条は違憲無効であり、尊属殺人についても普通殺人罪の規定である同法第百九十九条を適用するほかはないことを示しました。  最高裁が、憲法第八十一条に定められた「違憲立法審査権」に基づいて、現行法の規定を「違憲無効」とした最初の判例であります。  日本国憲法第十三条は、「すべて國民は、個人として尊重される。」べきことを規定していますが、これは個人の尊厳を尊重し、すべての個人について人格価値の平等を保障することが民主主義の根本……

第71回国会 法務委員会 第28号(1973/06/01、33期、日本社会党)

○横山委員 関連して。  大臣、一番最後のところがやはり気になったんだけれども、佐藤君がずっと積み上げていった問題の焦点を意識せずに、一般論で答えているのは意外だったんです。佐藤代議士は、要するに個人の公認会計士は税務と監査とが両立しない、これが法のたてまえである。そこを確認をして、今度監査法人に移って、監査法人は監査をする。しかしながら監査法人の中のA公認会計士は監査し、B公認会計士は税務をやってもいいという説明に対して、それで政治論になって、それではいかぬじゃないか、ここのところが商法の一つのポイントなんだ、どうだ大臣、どう考えるかというところへ結びつけていったのですよ。だから私どもよく積……

第71回国会 法務委員会 第31号(1973/06/12、33期、日本社会党)

○横山委員 関連して。  いまの質疑応答聞いておりまして、だめを押すようですけれども、個人の公認会計士が被監査会社を監査なし得る条件と、監査法人が被監査会社を監査し得る条件と分けてお話しになりました。私の質問は、質問というよりかだめ押しは、監査法人から監査法人の傘下の公認会計士が被監査会社を監査する条件、それは個人の場合と同じと理解してよろしいかどうか。意味がわかりますか。
【次の発言】 こういうことですよ。個人の公認会計士が監査する条件は、こういう場合は監査できない、こういう場合は監査できない、政令できちんときまっておる。そのきまっておる条件は、監査法人へ依嘱していて、Aという公認会計士が行……

第71回国会 法務委員会 第32号(1973/06/13、33期、日本社会党)

○横山委員 本日私が政府側にいろいろお伺いしたいのは、エッソのマネージャープランと称する新しい商法であります。これはいま本委員会におきまして審議をいたしております商法と若干の関係があるのでありますが、事が特殊な性格でありますために、特別に一般質問として行ないたいと思うのです。  まずエッソのマネージャープランというものがどういうものであるかという点につきまして、政府側は御存じかとは思いますけれども、あらためて委員長はじめ同僚委員に少し説明を加えながら御質問をしなければならないと思います。  エッソが石油等製品の販売を業とする会社であることは御存じのとおり。その会社が九年前から同社の製品販売方法……

第71回国会 法務委員会 第33号(1973/06/15、33期、日本社会党)

○横山委員 時間がございませんからたいへん失礼な質問ばかりになると思いますけれども、各参考人にはあらかじめお許しを願いたいと思います。  まず金子さんにお伺いするのですが、経団連としては一体ほんとうはどうお考えかということなのであります。この間、経団連のかなりの責任者の方にお会いをいたしまして、ざっくばらんのところどうなんだといって聞きました。そうしたら、おっしゃることは巨大なマンモス会社を公認会計士が監査することは実際的に真の効果があるか多大の疑問がある、財界の一部では、公認会計士の監査は明白で無用かつ実効はないけれども、法律の定めであり、かつ社会的信用を得る手段として甘受しているのだ、これ……

第71回国会 法務委員会 第37号(1973/06/27、33期、日本社会党)

○横山委員 昨日の連合審査会で法務大臣に対して発言を求めまして、殖産住宅の問題につきまして報告を求めましたところ、本日の委員会において報告すべき旨の御答弁がございましたので、まず大臣から殖産住宅に関します経過の報告を求めたいと思います。
【次の発言】 申すまでもなく本委員会が商法の審査を長らくにわたっていたしております。審査の基盤となりますものは、少なくとも公認会計士の監査証明書をさらに監査する大蔵省の監査官及び大蔵省が間違いがない仕事をしておるものとして、われわれとしては審査をしておるわけであります。ところが、その一番根幹となる大蔵省の証券審査官が増収賄にひっかかるというようなことでは、私ど……

第71回国会 法務委員会 第39号(1973/07/03、33期、日本社会党)

○横山委員 商法につきまして、格段のことがなければきょうは衆議院を通過する可能がございますので、この際、今日までの長らくにわたって審議をいたしてまいりました審議過程を踏まえまして、政府側に重点的に質問をいたしたいと思います。  私がこれから申し上げる質問は、同僚各位が重点的に政府側の意向をただした点が多いのでございますが、それらを聞いておりまして、今後の商法の運営なり今後の法務行政のためにかなり重点的な問題が多いと思いますので、それを整理する意味におきましても法務大臣の責任のある答弁を伺いたいと思うのであります。  まず第一に、同僚各位から強く指摘をされましたのが、この商法の改正の歴史的経緯の……

第71回国会 法務委員会 第48号(1973/11/16、33期、日本社会党)

○横山委員 先ほど、大臣が来られない前に、金大中事件について稲葉委員からいろいろ質問がございました。あらためて大臣に伺いたいと思うのであります。  金大中事件の中で田中法務大臣がユニークな存在で、そしてしばしばの発言の中で国民の中から非常な期待が出ておった、あなたの言動と解決について非常に期待があったことは、これは事実であります。しかし、さて、きょうお伺いするについて、その期待は守られたか、また今後守られるかという点が、またこれは国民が、率直に言って、あなたの顔色を見ておるような気がするわけであります。  そこで第一に伺いたいのは、法務大臣であり閣僚である田中さんが考えておる金大中事件の真の解……

第72回国会 法務委員会 第7号(1974/02/20、33期、日本社会党)

○横山委員 きょうは、前田中法務大臣当時からお約束を願っておった諸問題につきまして、約束手形を落としてほしいということが実は主力なんであります。しかし、大臣の御都合があるそうでありますから、この間、大臣にかわって主管の人々から、約束手形はどうなったのかという点について御返事をいただきます。もし御返事が不満足なものであるならば、大臣がお帰りになりましてからその点も確かめたいと思います。こまかいところから申し上げます。  第一は、執行官制度、執行官法が通りましてからもう七年ぐらいになりますか、その附帯決議及び累次の質問の中で執行官法の根本的改正、特に身分のあり方、執行官の身分、給与、それからそこに……

第72回国会 法務委員会 第12号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○横山委員 大臣がおくれるそうでありますから、少し、本質的に関係がございますが、一応それまで農林省と公取に行政指導とカルテルの関係について伺いたいと思います。  事は全国の牛乳屋さんであります。まず、事実関係に相違がないかどうか確かめたいと思います。  全国の乳業メーカーと牛乳屋さんが、一月二十九日、大都市の各所において公取の一斉調査を受けました。約百人ぐらいの公正取引委員会の職員が一月二十九日朝一斉に調査をいたしました問題は、牛乳の小売り価格についてやみカルテルのおそれがあったということに基づくものだと考えられます。昨年生産者団体の値上げ要求があり、メーカーがこれをのみ、そしてメーカーは卸、……

第72回国会 法務委員会 第23号(1974/04/02、33期、日本社会党)

○横山委員 長年の調停法の改正にあたりまして、これを担当する調停委員、そしてまたその組織であります日本調停協会連合会について、まず現状を把握したいと思うのであります。  私の承知するところでは、日本調停協会連合会は――現在調停委員に対する日当は千三百円ですか、その千三百円の一割、百三十円を単位協会へ出して、それがそれぞれの地域の連合会へ、そしてまたその一部が日本調停協会連合会に上納され、それによって収入をはかっておると聞いております。一体日本調停協会連合会の年間予算はどのくらいであり、事務員はどのくらいであり、支出はどういうところに向けられておるか、まず伺いたいと思います。

第72回国会 法務委員会 第26号(1974/04/24、33期、日本社会党)

○横山委員 稲葉委員の御質問、興味深く聞いておったのですけれども、どうも政府側の答弁が、煮え切らぬといいますか、言いたくない、あるいは触れたくない、現状はこうしておるというように答弁が感じられるわけです。だけれども、現実問題として、いま日本におる台湾の人たち、これから台湾に商売上どうしても往復しなければならない人たち、それから台湾の人でこれから台湾から日本に来なければならない留学生その他の人たち、そういう人たちの不安というものはおおうべくもない。いまお話を聞いておりまして、ともかく共同声明があったときに大きな方針、方向というものは出たけれども、しかし、まあまあということでやってきた。今度日中の……

第73回国会 法務委員会 第2号(1974/09/11、33期、日本社会党)

○横山委員 いま同僚委員の質問並びに答弁を聞いておりまして、ポイントになりますところから入りたいと思いますが、文世光という人は今日まで警察あるいは公安調査庁の調査の中に浮かび上がったことがあるか、せられておった人であるかどうか、それをまず伺います。
【次の発言】 私の手元にあります一つの情報でございますが、民団の生野、ここが今回一番問題になる地域なんでありますが、生野の南支部長で安衡淑という人がおります。この安衡淑という人がほかの人と語っておった内容なんでありますが、文世光をずっと尾行してきた。しかし一週間くらい行くえがわからなくなってしまった。新聞を見ると、その間に文がソウルに行って狙撃事件……

第73回国会 法務委員会 第3号(1974/10/18、33期、日本社会党)

○横山委員 椎名・朴会談につきまして、若干時間はたっておりますけれども、大事な点だけ短い時間で御質問をしますから、端的にお答えを願いたいと思います。  外務省は……。警察庁がお見えですから、それじゃ警察庁から伺いましょうか。  この椎名・朴会談の田中親書及び椎名特使のメモによって、警察庁としてはどんな仕事の変化があるかということですね。どんな影響があるか、どういうこれから仕事のしかたを変えなければならぬか。それはどういうふうにまた上司から注文がついておるかということをまず伺いましょう。
【次の発言】 いまのお話、ごもっともだと思うのですが、それでは親書及び特使の口頭説明の中にあります「韓国の転……

第73回国会 法務委員会 第4号(1974/11/12、33期、日本社会党)

○横山委員 今朝の新聞によれば、田中内閣の改造内閣が出発をして第一日目であります。その田中内閣に対して、いま国民の疑惑は果てしのないところでございまして、また組閣第一日目にこうして田中内閣のいわゆる金脈問題を当法務委員会が取り上げなければならないことは、まことに民主政治上遺憾きわまることと考えざるを得ないのであります。特に法務委員会というところは、歴代の法務大臣が就任にあたりまして、いわゆる順法精神といいますか、法律が正しく運営されているかどうかという点につきまして、立法上からもあるいは司法上からも行政上からも念査するという意味があるところでございますから、特に私どもとしてはこの際政府に対して……

第74回国会 法務委員会 第1号(1974/12/18、33期、日本社会党)

○横山委員 本来ならば大臣にあらためてお伺いしようと思っておったところでありますが、先ほどごあいさつをされましたので、ほんの一言二言ではございますけれども、大臣のお考えを承っておいたほうがいいような気がいたします。おそらく、まだ御就任早々で、来年度の予算要求なりあるいは来年度の法律案をどういうものをお出しになるか、お考えがまとまっていないとは思います。思いますが、いまごあいさつなさいました中で一、二その萌芽のようなものが見えますので、そういうおつもりかどうか伺いたいのであります。  たとえば、「出入国管理事務等の行政事務につきましても、これが一そう適正かつ能率的に行なわれるよう事務処理態勢の充……

第74回国会 法務委員会 第3号(1974/12/24、33期、日本社会党)

○横山委員 これで本年も最後の御質問になるかもしれませんから、問題がたくさんございますので少し時間が足りないと思います。簡潔に質問を続けますから、政府側もイエス、ノーをはっきりしてほしいのであります。  大臣、最初に、私の手元にこういう請願が来ています。「来たる五十年四月に予定されておる刑務所、拘置所での土曜日の面会、差し入れの廃止は、国民の基本的人権に対する重大な侵犯であると考えられますので、この措置を中止されるよう、署名を添えて請願いたします。」私の手元に来たのは横浜市鶴見区馬場四の三四の九、水戸巌さんほか九十九名なんでありますが、話をちょっと聞いてみますとどうも行き違いがあるようです。こ……

第75回国会 商工委員会 第23号(1975/06/13、33期、日本社会党)

○横山委員 この法案について質問をする冒頭、私は特に同僚の諸君に聞いてもらいたいニュースがございます。私がなぜそれを同僚諸君に聞いてもらいたいかというと、同僚諸君の批評が出ているからであります。公に市販されておる業界新聞でございますから、私がこれを引用したからといって、だれも怒る人はないと思います。  「商取ニュース」という新聞でございます。その中に「記者席」というところがございます。そこに「全協連の理事会に臨席した通産、農林の両担当課長、法案審議の見通しやら、国会方面の感触、さらには業界に対する注文などをひとくさり。」と書いてある。「定刻に顔をみせた通産省の鯨井商務課長、法案審議の見通しを述……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1974/12/27、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が本特別委員会の委員長の重責をになうことになりました。  申し上げるまでもなく、物価の安定は国民生活の安定にとって不可欠な要因であります。  しかしながら、最近における物価の動向は、不況が進みつつあるにもかかわらず、依然として高騰を続けており、ますます国民生活に大きな不安をもたらしております。  この大切な時期に本特別委員会の委員長に選任され、その責任の重大さを痛感しておる次第でございます。  はなはだ微力ではございますが、決意を新たにして、委員各位の御協力により、円満な委員会運営と本委員会に課せられ……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1975/02/13、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  この際、理事辞任の件についてお諮りいたします。  理事野間友一君より理事を辞任したいとの申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。  去る一月二十四日理事木部佳昭君の委員辞任及びただいまの野間友一君の理事辞任に伴い、現在理事が二名欠員になっております。つきましては、その補欠選任を行いたいと思いますが、先例により、委員長において指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  そ……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1975/02/20、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。山崎拓君。
【次の発言】 午後一時再開することとし、この際、休憩いたします。     午前十一時三十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。松浦利尚君。
【次の発言】 石田幸四郎君。
【次の発言】 野間友一君。
【次の発言】 和田耕作君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後四時二十五分散会

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1975/03/14、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます  この際、越智通雄君から発言を求められております。越智通雄君。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。和田貞夫君。
【次の発言】 関連質疑の申し出がありますので、これを許します。松浦利尚君。
【次の発言】 小林政子君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後零時四十六分散会

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1975/03/26、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松浦利尚君。
【次の発言】 小林政子君。
【次の発言】 石田幸四郎君。
【次の発言】 次回は、明二十七日木曜日午前十時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後零時四十三分散会

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1975/03/27、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松浦利尚君。
【次の発言】 野間友一君。
【次の発言】 有島重武君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後一時三分散会

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1975/04/17、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。山中吾郎君。
【次の発言】 小林政子君。
【次の発言】 有島重武君。

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第9号(1975/05/09、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  物価問題等に関する件、特に消費者の利益保護のため特殊販売の適正化問題について、参考人の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、参考人の人選、出頭の日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  この際、暫時休憩いたします。     午前十時二十四分休憩

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1975/05/13、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件、特に特殊販売に関する問題について調査を進めます。  本日は、本問題調査のため、参考人として、悪徳商法被害者対策委員会会長堺次夫君、株式会社エー・ピー・オー・ジャパン代表取締役会長柴田権君、ホリデイマジック株式会社代表取締役社長田中榮三君、東京大学教授竹内昭夫君、ジェッカーチェーン株式会社代表取締役社長山口隆祥君、以上の方々に御出席をいただいております。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  参考人各位には、御多用中のところ御出席をいただき、まことにありがとうございました。  近年、通信販売、訪問販売等の無店舗販売、ネズミ講的……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第11号(1975/05/20、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件、特に廃棄物の回収、再生利用に関する問題について調査を進めます。  本日は、本問題調査のため、参考人として、財団法人古紙再生促進センター専務理事岩本六男君、日本再生資源事業協同組合連合会会長金子昌明君、日本製紙連合会副会長川口利朗君、前東京工業大学教授林雄二郎君、野村総合研究所取締役生物科学研究部長松宮弘幸君、全国製紙原料連合、会会長山室仁作君、以上の方々に御出席をいただいております。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  参考人各位には、御多用中のところ御出席をいただき、まことにありがとうございました。  天然資源の乏しいわ……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第12号(1975/05/22、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松浦利尚君。
【次の発言】 はい、承知しました。
【次の発言】 野間友一君。
【次の発言】 石田幸四郎君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。     午後一時五十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  この際、特殊販売の適正化等に関する問題について、私から総括的に政府に申し上げます。  本委員会は、去る十三日、参考人五名を招致し、それぞれの立場からの意見を聴取し、また、関係政府当局……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第13号(1975/05/29、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  物価問題等に関する件、特に入学金及び授業料等値上げ問題について、参考人の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお一参考人の人選、日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。和田貞夫君。

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第14号(1975/06/03、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件、特に入学金及び授業料等値上げ問題について調査を進めます。  本日は、私立学校の入学金、授業料等の学生、生徒の納付金及び学校経営の現状等につきまして、参考人として、日本私立幼稚園連合会理事長大河内四郎君、東京都教育委員会教育長佐藤文男君、日本生活協同組合連合会婦人部事務局長田村羊子君、日本私立中学高校連合会理事長棚橋勝太郎君、日本私立大学連盟常務理事村井資長君、以上の方々に御出席をいただいております。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  参考人各位には、御多用中のところ御出席をいただき、まことにありがとうございました。  申……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第15号(1975/06/05、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松浦利尚君。
【次の発言】 中村茂君。
【次の発言】 ちょっと委員長から御注意しますけれども、質問者はたびたび言っているのですが、緩和の理由は何かということを聞いているのですから、それに端的にお答えになればよろしい。最初おっしゃったように、業界の要望がございますから緩和いたしますと、そうならそうではっきりおっしゃってください。そんなことをおっしゃらぬでもよろしい。
【次の発言】 関連して委員長から伺いたいと思いますが、いまの質問者の疑いは晴れておるかというこ……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第16号(1975/06/10、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  本日は参考人として、全日本労働総同盟調査局長河野徳三君、五代利矢子君、日本生活協同組合連合会会長中林貞男君、一橋大学名誉教授馬場啓之助君、日本労働組合総評議会幹事福田勝君、以上の方々に御出席をいただいております。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  参考人各位には、御多用中のところ御出席をいただき、まことにありがとうございました。  最近の経済情勢は、総需要抑制政策の浸透により、消費者物価の四十九年度中上昇率は、政府の目標一五%を下回る一四・二%におさまりましたが、一方、企業の生産活動の低下をも招……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第17号(1975/06/12、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  物価問題等に関する件について、参考人の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、参考人の人選、出頭の日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次回は、来る十七日火曜日、午前十一時理事会、午前十一時二十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十時三十一分散会

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第18号(1975/06/17、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  本日は、物価安定対策と、昨日政府が発表いたしました当面講ずべき景気対策について政府から説明を聴取した後、同一問題について、参考人経済団体連合会会長土光敏夫君及び日本銀行総裁森永貞一郎君から、それぞれのお立場を代表して御意見を拝聴いたしたいと存じます。  それでは、まず政府から説明を聴取いたします。福田経済企画庁長官。
【次の発言】 以上で説明の聴取は終わりました。  この際、一言参考人にごあいさつを申し上げます。  参考人各位には、御多用のところ御出席をいただき、まことにありがとうございました。  この際……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第19号(1975/06/26、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  特殊販売の適正化問題について、政府から発言を求められておりますので、この際これを許します。福田経済企画庁長官。
【次の発言】 ただいまの福田経済企画庁長官等からの報告に対して、委員長から若干の総括的な質疑を行いたいと存じます。  どういうわけか、きょうの御報告が一部漏れたと見えまして、一部の新聞に出ておりますが、立法化見送りと、たしかそういう表現が出ております。いま御報告の、非常に総合的な、意欲的な御報告にかかわりませず、そういう印象を国民に与えるとするならば、せっかくの努力も不十分だと思います。  しか……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第20号(1975/07/01、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松浦利尚君。
【次の発言】 承知いたしました。理事会で相談いたしましょう。
【次の発言】 小林政子君。
【次の発言】 和田貞夫君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。     午後一時二十一分休憩
【次の発言】 次回は、明後三日木曜日、午前九時三十分理事会、午前十時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後四時十六分散会

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第21号(1975/07/03、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  この際、橋口隆君外三名より、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党の四派共同をもって、物価安定対策の推進等に関する件について決議を行うべしとの動議が提出されております。  まず、提出者から趣旨の説明を求めます。橋口隆君。
【次の発言】 これにて趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 採決いたします。  橋口隆君外三名提出の物価安定対策の推進等に関する件を本委員会の決議とすべしとの動議に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本件は委員会の決議とすることに決しました。  本決議に対……

第75回国会 法務委員会 第4号(1975/02/19、33期、日本社会党)

○横山委員 最初に、各省の関係者においでを願いまして、四十八年十二月十一日の本委員会理事懇談会における協議事項のその後の経過につきまして意見をただしたいと存じます。  その協議事項の中で二項目ございますが、二項目めに「在京の弁護士会館等の建設問題に関しては、霞が関中央官衙整備のマスタープラン策定を関係各省庁間において促進することとし、そのプランには弁護士会側の希望を可及的に取り入れるよう考慮すること。」と相なっています。しかるに、明年度の予算案を見ますと、このマスタープランの策定その他について、本委員会の協議事項の方向に必ずしも向いていない、そういうふうに感じられますので、この機会に、各省が協……

第75回国会 法務委員会 第5号(1975/02/21、33期、日本社会党)

○横山委員 わが国におきます裁判というものにつきましては、立法府であります国会が裁判の内容についていろいろ議論をいたし、あるいは判決のあるべき姿について議論をいたしますのは、これは差し支えのあることであります。しかしながら、本院にかかっておりますこの法律案を審議するに際しまして、国民の一人として、今日わが国の裁判がどういう状況になっておるかという点についてはきわめて関心の強い問題でございますから、きょうは、新任の寺田事務総長においでを願うというか、そちらからおいでになったのを機会にというか、ひとつ一遍隔意のない意見交換をいたしたいと考えるわけであります。  私が、この法案を審議するに際してもう……

第75回国会 法務委員会 第7号(1975/02/26、33期、日本社会党)

○横山委員 最初、法務省にお伺いしますけれども、本委員会におきまして法案の審議はこれで二つ目ということになるわけでありますが、一体、今後法務省として法案は、いつ、どういう法律案が出てまいることになっておりますか。それをひとつ確かめておきたいと思うのであります。私ども野党としての審議の予定もございますので、ちょっとお伺いをいたしておきたいと思います。たとえば戸籍法はいつ出てくるか、たとえば出入国法案は出すのか出さないのか、そのほか予定法案はどうなっておるのか伺います。
【次の発言】 一、二はわかりましたが、戸籍法につきまして一言質問をしておきたいと思うのであります。  もうすでに戸籍法の改正につ……

第75回国会 法務委員会 第8号(1975/02/28、33期、日本社会党)

○横山委員 この犯罪者予防更生法のほかに、この種の法律としては更生緊急保護法並びに執行猶予者保護観察法、この三法があります。私、改めてこれを見ているのですけれども、その三つの法律がそれぞれ独立した意義を持っておるということについて、どうも区別がはっきりしないのであります。どういう歴史的な経過をもってこの三つになったかわかりませんが、端的に言ってこの三つの法律の独特の意義は何でありましょうか。また、この三つの法律がどうしても三つなければならないという積極的な理由があるのでありましょうか。この三つの法律を統合して、わかりやすいこの種の基本的な法律をつくる必要があるのではないかと思いますが、いかがで……

第75回国会 法務委員会 第9号(1975/03/04、33期、日本社会党)

○横山委員 参考人の皆さんには御多忙のところありがとうございました。しばらく皆さんに簡潔にいろいろ、御意見を伺いたいとと存じます。  平出先生にまず伺いたいと思いますが、いまになって「恩赦」という言葉がどうも私はひっかかるわけでありますが、「恩赦」という語源というものはどういうことなんでしょう。恩赦法、その「恩」という字がどういうことから使われておるとお考えでございましょうか。途方もない質問から始まるのですけれども。
【次の発言】 まさしく私もそういう感じを持ったわけであります。「恩赦」という言葉が、その一番基本的な語源が皇室の、何といいますか、そういうところから出ておるということであるならば……

第75回国会 法務委員会 第10号(1975/03/05、33期、日本社会党)

○横山委員 最初に警察にちょっと伺いますが、この間うちの集団凶悪犯罪につきまして、国民も非常な関心があり、予算委員会の締めくくり質問にも出たようでありますが、ただ、当委員会に関係がございますのは、自由民主党の松野政調会長がわが党の幹部に対しまして、計画的集団凶悪犯罪防止法案をこの国会に提出をしたいという話があった模様でございまして、おとついの新聞によりますと、法務省側が不要論を出しておるようでありますが、まず、この種の問題がどういう状況になっておるのか。きのうの締めくくり質問である程度わかっておりますが、国民側から見まして、何とかもう少し、警察の努力もわかることはわかるけれども、何らかの端緒が……

第75回国会 法務委員会 第12号(1975/03/14、33期、日本社会党)

○横山議員 刑事補償法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案の提案理由、趣旨の御説明をいたします。  本案は、無罪の裁判を受けた者の精神的、財産的負担を償うため、現行の補償金額を引き上げ、公訴の提起後の非拘束期間についても補償を行うとともに、裁判の費用を補償しようとするものであります。  人が刑事訴追を受けるのは、その人の人生の最大の不幸であります。罪なくして刑事訴追を受け、幸いに裁判において無罪となった場合でも、現在の法制及び日本の一般社会的取り扱いにおいては、国民は刑事訴追を受けたことによって拘束、非拘束にかかわらず、裁判期間中、刑事被告人としての汚名を着せられ、信用を失墜するほか、身分上不……

第75回国会 法務委員会 第14号(1975/03/25、33期、日本社会党)

○横山委員 実はこの法律案、政府案並びに私が提出いたしました法案並びに被疑者補償に関する一連の諸問題に関しまして、最近警察官の諸問題にどんな問題があるかということを検討いたしましたところ、まあ本当にわんさというほど、これ新聞記事の抜粋ばかりでありますが、きわめて多いことに実は一驚を喫しました。  この法案に若干関係いたしますことを御披露いたしますと、たとえばことしの三月十日、「“誤逮捕で詐欺犯人に” 柏の金融業者 きょう法務局へ訴え」こういう記事がございます。簡単に言いますと、金融業者が茨城県の取手署に逮捕されたが、私は加害者じゃない、被害者だ、こう言いまして、結局不起訴処分となり、釈放となっ……

第75回国会 法務委員会 第16号(1975/03/28、33期、日本社会党)

○横山委員 この間の委員会の幕切れは、被疑者補償金を支出し得る法的な根拠を政府に提出を求め、同時に私の意見として、被疑者補償規程というものは法制化をすべきであるというところに終わっています。  私の手元へ三月二十五日付で、被疑者補償金を支出し得る根拠について、法務省から文書をもって提出されました。要するに、この文書を要約いたしますと、法務省設置法二条の規定において、法務省が責任を負う行政機関であり、法務大臣は国家行政組織法第十四条二項に基づく訓令として規程を制定をしたし、それから、被疑者補償金は歳出予算であって国会で審議、議決されておる、したがってその支出については、国会の議決も受けておるから……

第75回国会 法務委員会 第17号(1975/04/15、33期、日本社会党)

○横山委員 余り時間もございませんから、三人の参考人の皆さんにまず次の文章について読み上げまして、それからお答えを願いたいと存じます。   国家の刑罰権を確保し、刑事司法の適正な運営を期するためには、被疑者や被告人の身体を拘束して捜査や裁判を行う必要があることは、あらためていうまでもないところである。そして、これらの拘束は、まだ犯人であることが確定されない者を対象として行われるのであるから、時に無実の者に対して行われることがあるのは当然に予想されるところであり、罪を犯した疑のあることその他刑事訴訟法に定められた要件に合致する以上、たまたま無実の者が拘束されることとなっても、その拘束を違法とする……

第75回国会 法務委員会 第18号(1975/04/16、33期、日本社会党)

○横山委員 先般、本委員会におきまして大臣に、いわゆる日韓司法共助協定なるものは一体何であるか、申し入れがあったのであるか否かと問いただしましたところ、大臣は、全然それは承知していないから一回よく確かめて、後日、当委員会において報告し、説明をしよう、こういうお約束をいただきましたので、その御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 外務省からアジア局次長がおいでのようでございますが、外務省としては、韓国政府から、今日及び過去においてもそのような申し出はありませんでしたか。
【次の発言】 過去にそういう御相談があったようでありますが、過去、韓国側はいかなる要望を行い、日本側がそれに対してどう……

第75回国会 法務委員会 第19号(1975/05/14、33期、日本社会党)

○横山委員 関連質問。  法務大臣、あの参議院の決算や法務委員会で言及をした改憲の内容、これを衆議院で、都合が悪くなったから私は言いません、言えません、勘弁してください、それは通りません。いわんや本委員会は、あなたが法務大臣になって、当委員会であなたの憲法改正論議を私は承ったことがある。あのとき、あなたは胸を反らせて――後の私の質問に出てまいりますけれども、胸を反らせて、稻葉試案なり自由民主党の改憲案について得々としゃべっておいて、いまは都合が悪いからやめますとは、これは納得できません。あなたが自信を持って言うたことなら、いま情勢が悪いからというて、自由民主党の改憲案について、稻葉試案について……

第75回国会 法務委員会 第20号(1975/05/16、33期、日本社会党)

○横山委員 関連質問。  いま稲葉委員から質問をされたことについて総理大臣がお答えになったのですが、つまり、稻葉法務大臣が憲法改正大綱草案について説明を拒否している。その拒否しておることについて総理大臣としてどうするかということを求めている。この間私どもの質問に対して、あなたは法務大臣に説明をするなととめた覚えはないが、しかし彼がやっておることは了とすることができる、たしかそういう趣旨の御答弁だったと思う。違ったらお答え願いたい。少なくともあなたは稻葉法務大臣に対して、憲法改正大綱草案について説明をするなと言ってはいない、こうおっしゃったことは間違いないですね。ところが、五月三日のあの自主憲法……

第75回国会 法務委員会 第21号(1975/05/23、33期、日本社会党)

○横山委員 約二週間、稻葉法務大臣不信任問題で十分にいろんな質問ができませんでした。一応のめどがついたにいたしましても、いきなりすっと、この商法、いかがですかというのも何か落ち着かぬ感じがするわけでありますが、その意味で一つ二つあなたの心境を別な角度から、ちょっと済みませんが、打診をさしていただきます。  第一の打診は、きのうも沖繩特別委員会で議論がされました伊江島における、五月六日政府が第一次裁判権を放棄した、那覇地検が七日不起訴処分を発表したという事案であります。このことについて大臣に一言だけ伺いたいのでありますが、あなたもこれは事前に報告を受け、そして御了承なさったことでございますか。

第75回国会 法務委員会 第23号(1975/06/04、33期、日本社会党)

○横山委員 先般来、法務大臣の問題でずいぶん議論になりましたが、きょうは遺憾なことに松永政務次官の個人的な問題を話題にせざるを得ないのであります。  ここに「控訴状」がございます。四十九年十月二十九日、東京高等裁判所民事部に出されました控訴状でございますが、埼玉県浦和市の倉林トミ子の「代理人弁護士」として松永光君が記載されております。四十九年十二月二十一日、「控訴状補正書」控訴人倉林トミ子、被控訴人国立市。これにも「東京高等裁判所第一六民事部御中」として、「控訴人代理人 弁護士 松永光」「同 井上勝義」。それからさらに本年五月六日付の「準備書面」同じく倉林トミ子の代理人として「弁護士 松永光」……

第75回国会 法務委員会 第26号(1975/06/13、33期、日本社会党)

○横山委員 本案に関連をいたしまして、この間、「十日早朝、明石海峡西入り口付近の播磨灘で、神戸に向かっていた関西汽船別府――阪神航路の三千トン級定期客船「あいぼり丸」が、イカナゴ漁に向かっていた百五十隻の漁船団に突っ込んだ。漁船一隻が沈没、一隻が大破、両船の二人が死亡、二人が軽傷を負った。日の出前の薄明かりで視界は良く、神戸海上保安部は、客船が漁船のひしめく播磨灘をスピード航行、相手が避けるだろう、という安易な見込み操船をし、事故を招いたとみている。」これは新聞記事の引用でございますが、こういう事故がございました。  本法律案に関連をいたしまして、この問題から質疑をいたしたいと存じますが、この……

第75回国会 法務委員会 第27号(1975/06/18、33期、日本社会党)

○横山委員 まず、きょうは警察関係で大いにほめたいところと、大いにまずいところ、しかっていかなければならぬところと、両方あるわけでありますが、検察陣の指揮監督をする立場の法務大臣にも聞いてもらいたいと思います。  最初の事例は、東京北区役所、小林区長に絡まる諸問題であります。ここに一つの文書がございますから、まずそれから読み上げます。     念 書   小林区長は、   昭和四十九年十一月十四日午前十時二十分から正午まで、王子信用金庫本部理事長室に於て大前三次郎、富田直之、鈴木たけ、堀内英雄、堀内文吾の五名に対し、次のような事項を語った事実を確認する。   一、王子運送は、区の仕事を請負うと……

第75回国会 法務委員会 第28号(1975/06/25、33期、日本社会党)

○横山委員 この間、改めて新聞に安楽死の問題が報道されました機会に、私もこれで二、三回目になると思いますけれども、その後の政府の考えをただしたいと思います。  その前に、もう素材となって各位御存じかと存じますが、名古屋高裁、三十七年十二月二十二日の判決を朗読をしたいと思います。事件の概要は、   被告人は、父甲、母乙の長男として生まれ、昭和三二年高等学校を卒業後、直ちに家業の農業に従事し、父母によく仕え、弟妹を慈しみ、部落の青年団長などを勤めた真面目な青年であった。ところが、甲は、昭和三一年一〇月頃、脳溢血でたおれ、一時小康をえたこともあったが、昭和三四年一〇月再発してからは、全身不随となり、……

第75回国会 法務委員会 第29号(1975/07/02、33期、日本社会党)

○横山委員 三人の先生方が言及されなかった問題の一つに、法律をつくったらいつから効力を発生するかという大変な問題がございます。法律ができてからそれ以降にするのか、遡及するのか、遡及するとしたら一体どこまで遡及する理屈があるのか、その点で私ども実際往生しておるわけなんでございますが、どなたか、大谷先生からまずひとつ御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。  井戸田先生、平出先生、御意見がございましたらぜひお聞かせください。
【次の発言】 ありがとうございました。  大谷先生、井戸田先生は言及なさいましたが、平出先生が言及されなかった問題で、先ほども質疑がございましたが……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1975/09/11、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。  このたび、委員各位の御推挙により、再び私が本特別委員会の委員長の重責を担うことになりました。  言うまでもなく、物価の安定は、国民生活の安定にとって最も重要な課題であります。しかし、最近における物価の動向は一応の鎮静化の傾向にはありますが、一方、公共料金の値上げも予想されており、との時期に本特別委員会の委員長に選任され、身の引き締まる思いがいたします。  はなはだ微力ではございますが、決意を新たにして、委員各位の御協力により、本委員会に課せられた使命達成に最善を尽くしたいと存じます。  どうぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1975/11/06、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  この際、福田経済企画庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。福田経済企画庁長官。
【次の発言】 引き続き物価局長から説明を求めます。喜多村物価局長。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。     午前十時六分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松浦利尚君。
【次の発言】 趣旨、了承いたしました。
【次の発言】 山中吾郎君。
【次の発言】 小林政子君。
【次の発言】 理事会で相談をいたします。  石田幸四郎君。

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1975/11/11、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件、特に灯油価格問題について調査を進めます。  本日は、灯油価格問題につきまして、参考人として、石油連盟会長石田正實君、全国石油商業組合連合会副会長笹野好男君、社団法人全国燃料協会会長野尻東一君、宮城県消費生活協同組合連合会事務局長釜萢勝宏君、以上の方々に御出席をいただいております。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  参考人各位には、御多用中のところ御出席をいただき、まことにありがとうございます。  灯油価格等の問題につきましては、十月一日からOPECの原油価格一〇%の値上げがなされ、わが国内においても、国民生活と密接な石油……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1975/11/12、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  本日は、参考人として経済団体連合会副会長安居喜造君及び日本銀行総裁森永貞一郎君の二名の方をお願いいたしております。  この際、一言ごあいさつ申し上げます。  最近の経済情勢を見ますと、物価は長期にわたる総需要抑制政策により、卸売物価は鎮静し、消費者物価も安定化の傾向を示しておりますが、いまだ前年に対する上昇率は一けたに達しておりません。また今後各種の公共料金改定の動向等を考えますと、消費者物価の安定には種々の困難な問題が山積しているものと考えられます。  一方、総需要の抑制は経済活動をも沈滞させ、企業経営……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1975/11/13、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。橋口隆君。
【次の発言】 午後零時三十分から再開することとし、暫時休憩いたします。     午前十一時二十四分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。加藤清政君。
【次の発言】 次に、松浦利尚君。
【次の発言】 次に、和田貞夫君。
【次の発言】 資料は提出できますか。
【次の発言】 野間友一君。
【次の発言】 有島重武君。
【次の発言】 和田耕作君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1975/11/20、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。中村茂君。
【次の発言】 委員長から申しますが、質問者の趣旨は、片一方で公取が協力措置を約しておることはどういうわけかということを聞いておるのです。
【次の発言】 それはわかるのですが、それならば、なぜ片一方に公取が協力措置を約して片一方はないのかということを質問者は先ほどから聞いているのです。公取はどうして片ちんばなことをしたのかと。
【次の発言】 松浦利尚君。
【次の発言】 後の質問者の時間の予定がございますから、よろしくお願いします。

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1975/12/09、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件、特に私鉄運賃改定問題について調査を進めます。  この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  本件調査のため、日本民営鉄道協会会長川崎千春君、京浜急行電鉄株式会社取締役社長片桐典徳君、近畿日本鉄道株式会社取締役社長今里英三君、成城大学経済学部教授岡田清君、全国消費者団体連絡会代表幹事工藤芳郎君、以上の方々を本日参考人として御意見を承りたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 この際、一言ごあいさつ申し上げます。  参考人各位には、御多用中……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1975/12/11、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松浦利尚君。
【次の発言】 次に、有島重武君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。三浦久君。
【次の発言】 三浦君に申し上げますが、持ち時間が余りありませんけれども、長官に御質問がございましたらなるべく早目にお願いします。
【次の発言】 小林君。
【次の発言】 和田耕作君。
【次の発言】 次回は、来る十六日火曜日、午前十時から理事会、午前十一時から委員会を開会することとし、本日は、これにて散会をいたします。     午後……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第9号(1975/12/18、33期、日本社会党)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出かありますので、順次これを許します。中村茂君。
【次の発言】 野間友一君。
【次の発言】 石田幸四郎君。
【次の発言】 午後三時三十分再開することとし、この際、暫時休憩いたします。     午後零時五十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  この際、橋口隆君外三名より、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党の四派共同をもって、物価安定対策の推進等に関する件について決議を行うべしとの動議が提出されております。  まず、提出者か……

第76回国会 法務委員会 第3号(1975/11/12、33期、日本社会党)

○横山委員 いま御報告を伺ったのですが、この御報告の前に、総理大臣が国民、国会の批判を仰ぐ意味で所信表明演説で報告した、こういうことなんでありますが、この報告という意味はどういうことなんでありましょうか。実定法にあらざる特別措置を勝手にしたから国会に了承をしてもらいたいという了解を求めた、とう解釈をされるべきものでしょうか。大臣がいま御報告なさったのは、いかなる趣旨で御報告になったのでありましょうか。
【次の発言】 超法規的な高度の政治判断からの統治行為論であるからと言えばそれまでのことではありますが、念のために将来のために一、二聞いておきたいと思うのであります。  裁判官の令状なしに釈放した……

第76回国会 法務委員会 第4号(1975/11/18、33期、日本社会党)

○横山委員 いま大竹委員にお答えになった続きで質問をするわけですが、この通達並びに補償規程の改正は、本年四月十四日付で本委員会に提出されました案と同じものが通達されていますか。また改正につきましても、提示された内容によって法制審議会に提起をされていますか。
【次の発言】 私の聞きたかった点は、通達がここの委員会に出されたとおりの内容であるかどうか、それから補償規程の改正についても、委員会に出された内容のものでおやりになるつもりであるか、附帯決議の費用補償も、この附帯決議のとおりに法制審議会に提起されるか、こういう三点です。
【次の発言】 私は、右の政府の措置に決して満足をしていないものでありま……

第76回国会 法務委員会 第5号(1975/11/19、33期、日本社会党)

○横山委員 昨日、八百板さんのお話を聞きまして、私も大変興味のある問題と思いまして、私なりに若干の勉強をいたしまして、いまの質疑応答を聞きましてちょっと感じたことを含めて聞きたいと思います。  香川さん、あなた学者だから、一体身元というのは何だということなんです。身元を保証する。養老院に入ったおじいさん、おばあさんに対して身元保証をするということは、老後もうどうにもならなくなったら引き取るあるいは死んだら引き取るという意味も含んでおると思います。それから一般の身元保証の場合においては、本人が悪いことをした場合に、あなた監督者なのに何しておるといったときに、おれは知らぬと言えない抗弁権を放棄する……

第76回国会 法務委員会 第6号(1975/12/10、33期、日本社会党)

○横山委員 きょう私は裁判の遅延の問題につきまして、関連した一つの事案を取り上げまして、最高裁あるいは政府、実は日弁連の御意見を伺いたいわけでありますが、それはどうもうまくいきそうもございませんが、御両所の御意見を伺いたいと思います。  裁判の遅延問題につきましての最近の判決で注目すべき判決がたくさんございます。しかもその判決は、時間を経るに従って、憲法三十七条について具体的な判断を高田事件でいたしました。きわめて画期的な判決だと思います。  しかし、翻って最高裁昭和二十三年十二月二十二日の大法廷の判決は、  裁判の迅速を保障する憲法第三七条第一項に違反するかしないかは、更に諸般の事情を究明し……

第76回国会 法務委員会 第7号(1975/12/17、33期、日本社会党)

○横山委員 臨時国会もいよいよ終わろうとしております。本年一年、同僚諸君とともに政府側に対しまして、法務行政その他につきまして数々の質疑応答を尽くしてまいりました。その間、政府におかれましてお約束をなさったこともあり、御検討を約されたこともあり、さまざまな問題がございます。  この際、私は、この一年を振り返って、懸案となっております問題につきまして、逐条的に、簡潔に政府のいままでの検討の状況並びに今後の方針について伺いたいと存じます。たくさんの問題がございますから、どうぞひとつ法務大臣から、きわめて簡潔でよろしゅうございますからお答えを願いたいと存じます。  第一は、保留となっております刑法の……

第77回国会 大蔵委員会 第6号(1976/04/27、33期、日本社会党)

○横山委員 いまの高沢君の質問に少し続けてやった方がわかりやすいと思うのでありますが、アメリカからもらってきた資料は法務省から検察庁、そして警察庁、こういうふうに必要なところへは配付をされておるようでありますが、大蔵省、国税庁には資料は来ておりますか、もらっておりませんか、
【次の発言】 常識的に考えて、ピーナツをもらった、もらわない、そういう論争でアメリカから資料をもらった。だからいま高沢君が言うように、もらった人は申告してないことは当然です。あったら頼むとはどういうことなんですか、あるのが当然じゃありませんか。大蔵大臣として自分の所管に関することだから、警察ももらったのだからおれのところへ……

第77回国会 大蔵委員会 第11号(1976/05/11、33期、日本社会党)

○横山委員 大分この公債発行に関しますマクロの立場からの財政、金融等が続きましたから、少し局面を変えて、私はミクロの最も庶民的な金融から質問をしたいと思います。  当委員会は、先年、議員提案をもちまして貸金業者の自主規制の助長に関する法律を通過させ、衆参両院をこれが満場一致通過いたしまして公布をされました。この法律によって全国に庶民金融業協会が生まれ、そしてそれらの自主的な規制はかなり顕著なものがあると思うのであります。しかしながら、それにもかかわらず、最近の経済状態はもう驚くべきサラ金業者の乱出といいますか、そういう状況になりました。  大臣、ちょっとこちらを見てください。これは京都新聞であ……

第77回国会 大蔵委員会 第14号(1976/05/21、33期、日本社会党)

○横山委員 輸出入銀行の質問なのでありますが、どうも最近あわただしい雰囲気が国会を取り巻き、そして私どもの質問にまともにお答えになっている心境なのか、別のことをいつもお考えになっておるような気がしてならぬのであります。こういうことでは野党の私どももまじめに本当に質問する気がなかなか出てまいりません。それで、委員会を開けばそこで政府並びに各自民党の首脳部に本当に審議をやってほしいのですか、そう言って聞かざるを得ぬのであります。  大蔵大臣もまたその点について同様であります。あなたがきのう、おとといおっしゃったことが、私ども野党にしてみれば、何だ、それじゃあさってのことを考えておって、われわれの審……

第77回国会 法務委員会 第12号(1976/05/18、33期、日本社会党)

○横山議員 ただいま議題となりました日本社会党提案の政治亡命者保護法案について、提案者を代表し、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。  すでに御承知のように、国際的に一九五一年の難民条約があり、わが国も速やかにその批准をするよう強く求められているのであります。  数年来、わが国に庇護を求めて入国した外国人や強制送還を拒否して訴訟を起こした外国人などがあり、その都度政治問題化しております。わが党は四十四年この課題にこたえて、国会に法案を提案いたしましたが、成立に至りませんでした。  今回六十五カ国に及ぶ難民条約加入国の増加等、国際情勢の変化にもかんがみ、新たな検討を加え、本法案を提出した……

第78回国会 大蔵委員会 第1号(1976/10/13、33期、日本社会党)

○横山委員 大臣、ちょっと聞いておってください。  いま、十万平米以上の話ですが、私のは百坪か二百坪の国有地の問題。それで前置きとして、国有地に関しての私の失敗談です。失敗談というよりも、横山利秋の株を下げた話であります。それは、地下鉄の駅の近くに公務員宿舎がございます。そこに空き地が道路べたにあったわけです。そこへ通勤客が自転車を並べておいたわけです。それで市会議員が、横山さん、あんた大蔵委員だから、あんな勝手に並べておいてはいかぬので、ひとつ財務局に話して正式に置けるように借りてやってくれ。それはいいことだねと言って、財務局に話した。そうしたら、いまの高沢君の話じゃないけれども、管理者がは……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 法務委員会 第2号(1977/03/11、34期、日本社会党)

○横山委員 いま付託されております法案は申すまでもないことでございますが、法務大臣の所信表明がございましたので、若干の時間、法務大臣福田さんに、法案とも関連をなるべくした形において、ひとつ御意見を伺いたいと思います。  いま所信表明を聞きまして、一言足らないところがあるではないかということがまず第一に痛感されるのであります。初めよければ終わりよしという言葉がございます。あなたのお名前の福田一、初めがよかったはずなんでありますが、ちょっと就任早々初めが悪い。そのことについて一言ぐらいここに触れて、このロッキード委員会、私もロッキード委員でございますけれども、ロッキード委員会の発言、それから予算委……

第80回国会 法務委員会 第4号(1977/03/22、34期、日本社会党)

○横山委員 かねて理事会で委員諸君に御同意を願っておったわけでありますが、本日は、世界基督教統一神霊協会、これに関連いたしまして、同僚諸君にもぜひ聞いてもらいたいと思うのであります。  最初にお断りをいたしておきますが、わが国におきましては、憲法において信仰の自由というものが厳に存在し、宗教法人法におきましても宗教法人に対しますきわめて自由な立場が確保されておるわけであります。したがいまして、私がきょうから質問をいたしますそのことも決して統一神霊教会の信仰、信教、教義その是非を論ずるわけではありません。もちろんそれに関連いたしまして若干の問題に触れることはあるかもしれませんが、決してその本質的……

第80回国会 法務委員会 第5号(1977/03/23、34期、日本社会党)

○横山委員 大臣にまずこの法律案について篤と聞いていただきたいことがございます。  大臣は恐らく十分審査をなさったと思うのでありますけれども、この法律は、いまも質問がございましたように、提出いたしました資料を見ますと、三十四年に一件、三十六年に一件、三十八年に一件、四十三年に一件。一年に一件もないんですね。まことにこの法律効果というものが十分でない。この証人の出頭の被害について、えらい迷惑かけた、あなた傷負って申しわけないから国が弁償してあげるという、非常に法律そのものとしては貴重な法律だと思う。非常に貴重な法律。それが本当に該当事案が一年一件もないのであろうか、本当にそうであろうかと私は疑問……

第80回国会 法務委員会 第6号(1977/03/25、34期、日本社会党)

○横山委員 一昨日私が提案をいたしました、また御質問をいたしましたことについて、大臣が時間をかしてくれということでございましたから、きょう改めて私の要望点を申し上げまして、御返事をいただきたいと存じます。  時間の関係上、朗読をいたします。  「一 検察官は証人等に本法律の主旨を告知する様にすること。  二 支給事実があった時は被害者の請求をまたず検察官が立件をして手続をすること。  三 脅迫、軟禁等の場合の給付について検討すること。」  四につきましては、同僚議員が他の角度から御質問をされますので、私からは省略をいたします。  「五 刑事補償法に罪の軽減された場合の補償を検討すること。  六……

第80回国会 法務委員会 第7号(1977/04/01、34期、日本社会党)

○横山委員 質問をいたします前に、委員長に二、三お願いやらあるいは御努力をお願いしたいことがございます。  その第一は、先週の火曜日に私が統一神霊協会に関する問題で二時間有余質問をいたしました。その際、福田総理大臣が予算委員会で石橋委員に答弁をされたことを引用したと思います。福田総理大臣は、大蔵大臣のころ希望の日フェスティバルに出席をして、そして一場のごあいさつをいたしました。それに対して言及されたので、福田現総理大臣は、そのときの記録もありますから見てください、こういう趣旨の答弁をいたしました。そこで私は、委員部を通じて総理大臣に、その記録を本委員会に提出するよう求めたのでありますが、どうな……

第80回国会 法務委員会 第8号(1977/04/06、34期、日本社会党)

○横山委員 まず、委員長はもうじきお帰りですか。委員長にちょっと質問がございますが、後にいたします。  大臣を初め政府委員の皆さんにこれから長い時間おつき合いを願わなければなりません。特に、私は、党派を離れて、ひとつきょう私の人間としての気持ちを込めて大臣を御説得ができるかどうか、非常に期待をしておるわけであります。これは社会党とか自民党とかあるいはまたこの中にありますような共産党とかそういう問題ではございません。人間の問題であります。恐らく大臣もこの話をもうすでに何かの形でお聞きになっていらっしゃると思いますけれども、もう一遍ひとつ私がいろいろと例証を挙げてお話をいたしますから、どうぞ心を平……

第80回国会 法務委員会 第10号(1977/04/20、34期、日本社会党)

○横山委員 まず、貸金業について質問いたします。  時間の関係上要約いたしますと、二月十八日私が貸金業に関する質問主意書を議長の手元へ送付をいたしました。それに対しまして政府側から貸金業に関する質問に対する答弁書が出てまいりました。そこで、この答弁書に関連をいたしまして、警察庁、経済企画庁、法務省、自治省、大蔵省の五省においでを願った次第でございます。  この質問主意書に対する答弁書は、要約いたしますと、まず第一に、四十九年、五十年、五十一年の検挙件数、検挙人員等を整理をされて答弁をされたのでありますが、四十九年には合計六百五十八件、うち検挙人員が五百八十四人、五十年になりますと合計八百九十九……

第80回国会 法務委員会 第11号(1977/04/22、34期、日本社会党)

○横山委員 本委員会は昨年まで商法の一部を改正する法律案につきましてずいぶん長期間にわたって審議をいたしたことがございます。今回の法案は担保付社債の問題ではございますけれども、われわれが同僚諸君とともに、商法の一部を改正する法律案について質疑をいたし、そしてさまざまな問題点を浮かび上がらせた問題とかなり密接な問題がございますから、その当時の経緯をも含めまして、きょうは序論の序論のような問題でございますけれども、継続的な意味でまず少し質疑をいたしたいと思います。  つきましては、本委員会が過ぐる商法の一部を改正する法律案に対する附帯決議をつけまして、満場一致この附帯決議を可決をいたしたことの想起……

第80回国会 法務委員会 第13号(1977/04/27、34期、日本社会党)

○横山委員 まず、外務省、警察庁関係にお伺いをします。  五十一年九月六日の中部読売の報道によりますと、ワシントン四日発として、   米移民当局はこのほど米国に滞在している原理運動「統一教会」(文鮮明牧師)の外国人信者七百人に対し、国外追放の手続きに必要な措置を直ちにとるよう関係機関に指示した。これら外国人の大半は韓国人および日本人で、さきに連邦判事がこれら信者に「宣教師見習」としての資格を認めないとの裁定を下したことに基づくもの。   当地の「統一教会」指導者サローネン氏によると、これら外国人信者はすでに韓国および日本に帰国の準備を進めており、「彼らの滞在目的は、来る十八日ワシントンでの最後……

第80回国会 法務委員会 第14号(1977/05/10、34期、日本社会党)

○横山委員 ただいまのお話、短い時間ではございますが、まことにごもっともなお話だと思います。要するに、前段として、鴻さんが資本及び準備金の総額で制限をするよりも、会社の純資産額を基準とすることが妥当ではないか。あるいはまた、発行した後借り入れをしたり保証をしたりしたのでは何にもならぬではないか、何のための基準だ。こういう趣旨のお話がございました。まことに妥当な指摘だと私も思います。  しかし、いまの二つの御指摘は、今度の改正法をもってしては基本的な改善はできない。担保つきで発行した社債それ自身については担保がついているからいいようなものの、それ以前に発行されております既発行の社債権者に対しては……

第80回国会 法務委員会 第17号(1977/05/20、34期、日本社会党)

○横山議員 ただいま議題となりました日本社会党提案の政治亡命者保護法案について、提案者を代表し、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。  すでに御承知のように、国際的に一九五一年の難民条約があり、わが国も速やかにその批准をするよう強く求められているのであります。  数年来、わが国に庇護を求めて入国した外国人や強制送還を拒否して訴訟を起こした外国人などがあり、その都度政治問題化しております。わが党は四十四年この課題にこたえて、国会に法案を提案いたしましたが、成立に至りませんでした。  今回六十五九国以上に及ぶ難民条約加入国の増加など、国際情勢の変化にもかんがみ、新たな検討を加え、本法案を提……

第80回国会 法務委員会 第18号(1977/05/24、34期、日本社会党)

○横山委員 二階堂さんの御質問を聞きまして、心情わかるところはございますが、二階堂さんを初め三人の方が、人権とはおっしゃいますけれども、その中には、立法府であります国会の運営についてのかなりの批判があるようであります。そのことになりますと、私ども決して黙ってはおれません。事は人権以上に、日本の政治史を揺り動かすようなロッキード事件でございました。その大きな源を外れて、ただ人権だけを議論しておったのでは、本末を誤るおそれがあると思うのであります。  二階堂さんに対します疑問は、昨年の十一月四日、ロッキード委員会で田中委員長から言われております。   元内閣官房長官二階堂進。   ロッキード事件の……

第80回国会 法務委員会 第19号(1977/05/25、34期、日本社会党)

○横山委員 まず、報告を政府側から求めたいのでありますが、四月二十七日の本委員会におきまして、統一協会の佐藤公基三十一歳、五月三日まで勾留、四月十二日に通常逮捕をされたよしでありますが、その後それはどういう結果になりましたか、御報告を求めます。
【次の発言】 その際に、この事件の前日に父兄の二人にやはり暴行事件があったわけでありますが、その件も同様の問題になっていますか。
【次の発言】 本委員会におきまして、何回も警察庁に、あるいはまた法務省の入管を含めて政府委員に強く求めておりました問題がございます。それは、いやしくも本委員会におきまして名前が出ました人々に対する報復手段が断じてあってはなら……

第80回国会 法務委員会 第20号(1977/06/07、34期、日本社会党)

○横山議員 私は、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同、無党派クラブを代表して、ただいま提案のありました刑法の一部を改正する法律案に関する提案理由の説明を行います。  最高裁判所は昭和四十八年四月四日、昭和二十五年の旧判例を変更して、尊属殺人に特に重罪を科している刑法二百条は違憲無効であり、尊属殺人についても普通殺人罪の規定である同法第百九十九条を適用するほかはないことを示しました。これは、最高裁が憲法第八十一条に定められた違憲立法審査権に基づき、現行法の規定を違憲無効とした最初の判例でありました。  日本国憲法第十三条は、「すべて國民は、個人として尊重される。」べきこと……

第82回国会 法務委員会 第2号(1977/10/26、34期、日本社会党)

○横山委員 大臣の就任初めての質疑でございますから、少し大臣のお考えをまずお伺いをいたしたいと思います。  きのう「このたびはからずも法務大臣に就任いたしました。」というごあいさつから始まりました。まさにはからずもであります。しかし、はからずもではあるけれども、法務大臣が更迭をしたという意味を政治的に、また国会としてどういうふうに受けとめていいのかという点を私はまずたださなければならぬと思います。福田前法務大臣はいかなる理由でおやめになったのであろうか。つまり、検察陣、法務行政に責任を持つ者としてこの措置については賛成できかねる、今度の政府の措置については賛成できかねるという立場であったのか、……

第82回国会 法務委員会 第4号(1977/11/01、34期、日本社会党)

○横山委員 最高裁が国会においでになることは余りたくさんありませんので、裁判官の俸給の問題に関連して少し最高裁に、どなたにお伺いしたらいいのか、本当は事務総長においでを願った方がいいのではないかと思いますけれども、ひとつお伺いをいたしたいと存じます。  私はいま訴追委員をやっておるわけであります。法務大臣は前に訴追委員長をなさっていましたから訴追委員会に出てまいります話題というものはお互いによく存じ上げておるわけであります。いまその訴追委員会の内部におきます個々の事案について格別触れようとするわけではありませんが、余りにも多い事案について実は訴追委員会としてもいろいろ考えさせられる点が多いので……

第82回国会 法務委員会 第5号(1977/11/02、34期、日本社会党)

○横山委員 塩川さんお帰りになったようでありますが、官房からもおいでになっていますし、大臣にもお伺いしたいのです。  ハイジャック等非人道的暴力防止対策本部、この対策本部が十月十三日に第一次ハイジャック防止対策というものを決定をしておる模様であります。この対策本部の任務は、一体ハイジャックにあるのか、等非人道的暴力防止にあるのか、どちらでございますか。
【次の発言】 承れば十一月初旬に第二回ですか、おやりになるそうでございますが、これはいつまて設置をされて、いかなる目的の――いまお話があったのですけれども、いかなる問題についての対策を立てられるのですか。

第82回国会 法務委員会 第8号(1977/11/15、34期、日本社会党)

○横山委員 本委員会はハイジャック問題につきましてさまざまな角度から討議を続けてまいりました。他の委員会も同様でございますから、御存じのように五委員会の連合審査をもって審議も行いました。きょうは総理に御出席を願いまして、最終的な詰めの質問を総理大臣にいたしたいと思います。  総理にお伺いいたしますが、外国では、日本が過激派や赤軍の輸出国であり、日本の社会、政治がその温床であるかのような言動が一部にございます。それは決してゆえなしとはしないのであります。また外国の印象が、戦争中の特攻隊を含めて日本がともすればそういうような行動に出るものがあるし、またその温床があると言われています。私どもは、この……

第82回国会 法務委員会 第9号(1977/11/18、34期、日本社会党)

○横山委員 会期も終わりになってまいりましたので、この際、従来からの懸案の問題につきまして政府側の所信と今後の方向についてただしてまいりたいと存じます。  まず、本委員会がかつて附帯決議を付しまして政府に実行を促しております司法書士法の改正について御意見を伺いたいと存じます。  附帯決議を付しましたのはすでに数年前でございまして、これが実行が遅々として進んでおらないように思います。第一に、次期国会に司法書士法の政府提案ができるかどうか、まずそれを伺います。
【次の発言】 できるだけ早くということは、すでに何回も歴代の法務大臣に伺ったことでありますが、私がお伺いしているのは、次期国会に上程ができ……

第82回国会 法務委員会 第10号(1977/11/22、34期、日本社会党)

○横山委員 関連質問をいたしたいと思います。  いま飯田さんの質問に対する政府各省の答弁は全く不誠意きわまると私は思う。飯田さんから話があったように、私の名前が出たものですからちょっと申し上げなければなりませんけれども、ともかく昨年の春、大蔵大臣が、年内にこの問題はけりをつける、公式に予算委員会で答弁をしたわけです。それが年内にけりがつかない。本年になってから、法務委員会に各省みんな集まってもらって、責任をどこかの省で持て、こう言ったことがあるのです。そのときにみんなきびすをそろえて同じように答弁して、必ず必ずと言ったはずです。私は内閣総理大臣に対して質問趣意書も出した。そして協議の場をつくれ……

第84回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第5号(1978/05/10、34期、日本社会党)

○横山委員 いまいわゆる児玉ルート、小佐野ルートに関する公判の状況を聞きました。われわれ考えてみまするに、丸紅並びに全日空ルートを含めて、次第に国民の中にいわゆるロッキード問題の全容が明らかになりつつあります。しかしながら、丸紅ルート、全日空ルートに比ぶるならば、児玉ルート並びに小佐野ルートは依然として深い霧の中にあると思います。実際にこのロッキードを動かしたものは一体本当はどこが中心であったかと考えてみますと、児玉譽士夫ら二名に対する所得税法違反等被告事件冒頭陳述書要旨、これをもう一遍読み返してみましても、公判の状況を読み返してみましても、あるいはコーチャンの追想を読んでみましても、国民の中……

第84回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第6号(1978/06/07、34期、日本社会党)

○横山委員 私が先般本問題を提起いたしましたことは、もう申すまでもございませんが、私は先般こういうことを申しました。  どう考えてもロッキード事件について児玉ルート、小佐野ルートがはっきりしない、しかもコーチャン追想を読んでみても、児玉、小佐野ルート、また両人が一番の仕掛け人ではないかと痛感される、それは冒頭陳述書を読んでみてもある程度把握できることである、しかしながら、児玉譽士夫がどうして政府の計画を覆したか、そしてまたもらった十七億以上の金をどこへ一体使ったのか、だれと会って、だれと工作をしてそれをしたのか、大刀川がその仕事をどういうふうに手伝ったのか、小佐野がまたそれをどういうふうに協力……

第84回国会 社会労働委員会 第7号(1978/03/23、34期、日本社会党)

○横山委員 特に戦時災害援護法の問題につきまして時間をお許しくださった委員長初め同僚諸君に感謝をいたします。  この問題は、すでに長年にわたる問題であります。いま新しく私が申し上げるわけではありませんが、ちょうど、この三月は東京の大空襲があった月であります。この間、同僚諸君はごらんになったかと思いますが、NHKテレビで東京大空襲のテレビが放映されました。また一方では、東京大空襲のりっぱな写真集が発刊をされました。そういう意味合いでは、きょう質問をいたしますことは大変意義があることだと存じます。短い時間でございますから、この間、放映されました東京大空襲について、ある新聞の随筆をまづ披露いたします……

第84回国会 法務委員会 第3号(1978/02/15、34期、日本社会党)

○横山委員 いま山崎委員と法務省側との一問一答を聞いておりまして、まだこの法案が出ておりもせぬのに法案の審議に立ち入って委員会でやるというのはどうかとは思いますが、しかしもう出たところでございますから、同僚諸君とともに少しその問題を最初に触れて、お互いに考えたいと思います。  いまお話を聞いておりますと、一番最後の刑事局長のお話でございますが、一回言ったけれども取りつく島がない、すぐに反対をした、こうおっしゃるんだが、新聞の社説なり評論の投稿を見てみますと、どっちもどっちだという感じがしたわけであります。片方が評論に原稿を出すと、すぐ法務省は対抗的な評論を出す、これではどっちもどっちだという感……

第84回国会 法務委員会 第5号(1978/02/21、34期、日本社会党)

○横山委員 事務総長はおいでになりましたか。――事務総長がおいでになりました機会に、本法案に関連をいたしまして、最高裁の基本的なとも言うべき諸問題について、法務大臣にも関連をいたしますけれども、伺いたいと思います。  まず第一に、私は、質問に先立って、歴代の最高裁長官の、裁判所時報等に載りました訓示を熟読玩味いたしました。本来私の希望するところは、この間理事会で申し上げたのですが、三権分立ということはあるけれども、最高裁の実態というものを私どもがよく承知して、最高裁で裁判の運営が十分に行われるためには、年に一回法務大臣の所信表明があるならば、最高裁としても国会に対して自主的に希望なりあるいはみ……

第84回国会 法務委員会 第9号(1978/03/22、34期、日本社会党)

○横山委員 きょうはちょっと変わった質問ですが、大臣、この「愛のコリーダ」というのはごらんになってはいないでしょうね。
【次の発言】 それでは、残念でしたら、一遍これを見ながら私は質問しますから、ちょっと……。  この「コリーダ」は、御存じのように裁判になっておるわけであります。この機会に、このわい雑ということについて、私も前に一回ここで質問したことがあるのですけれども、一体どう考えたらいいのか、われわれ法曹界といいますか、私どもも法務委員としてどういうふうに考えたらいいのかという点について、意見を交えながら質問をしたいと思うのであります。  私はこの前、ある機会があって神田を歩きました。思い……

第84回国会 法務委員会 第10号(1978/03/24、34期、日本社会党)

○横山委員 資料をお願いします。  一つは、いまお二人の質問ございました補償規程の適用状況を、理由が知りたいので、どういう理由で補償されたか、理由別にここ一、二年の状況を知りたい。それから二つ目は、本法の適用状況、それもまた理由を整理して提出をされたい。これが一つであります。  それから、いまの飯田委員の質問で、いわゆる精神病患者とか泥酔者は無罪になるのはいいけれども補償するのはおかしいという質問に対しまして、どうも納得できる御答弁ではございませんでした。これは前から問題になっておったことでもございますから、政府側としてはもう一回、大臣を含めて十分御討議をしていただきまして、その理論的なもの、……

第84回国会 法務委員会 第14号(1978/04/07、34期、日本社会党)

○横山委員 この人質による強要行為等の処罰に関する法律案、これはもうさきの国会においてかなりの討議をしたものでありますが、さらにこの法案を上程をなさるについて、少し大臣に基本的な諸問題について伺いたいと思います。  大臣の提案理由の説明はまれに見る長文でございまして、そしてその中にきわめて基本的な物の考え方を言われておることが特徴だと思います。引用をいたしますと「不幸にして再度事犯の発生を見た場合には、国家みずからが不退転の決意を持ってこれに対処し、人質の生命の安全を図りつつ、種々方策を講じて犯人に反省と悔悟の機会を与え、その要求を断念させた上で人質を解放させることがこの種事犯の再発防止の要諦……

第84回国会 法務委員会 第17号(1978/04/18、34期、日本社会党)

○横山委員 両参考人、お忙しいところ、まことにありがとうございました。短い時間で大変有益なお話を伺いまして、私ども、質問も時間が大変ないのでございますが、簡潔に二、三点伺いたいと思うのであります。  まず、一つはいわゆる西独方式と言われる強硬作戦、一つは日本方式とも言われる人命最優先主義、あの当時非常に対比的に世間で議論がされました。その後、瀬戸山法務大臣はどちらともとれないことを就任以来言われておるわけであります。本委員会におきましても、断固厳罰をもって処する、同時に一人一人の人命優先ということを両立して言われておるわけであります。私の質問は、一体日本として、われわれが考えるべきものはどちら……

第84回国会 法務委員会 第18号(1978/04/19、34期、日本社会党)

○横山委員 質問をするに先立ちまして、法務大臣にちょっと御意見を伺いたいのであります。  きのうの本会議における法務大臣の答弁は、議員諸君の真摯なる質問に対して大変いたけだかであって、ある意味では何かこう悪乗りしておるというような感じを抱かせたのであります。私もおとなしい人間でありますけれども、これは法務大臣は少し謙虚さが足らない、各党に協力を求めるとするならばああいう答弁は適当ではないと私は思うのであります。  たとえば、新聞は半分本当で半分うそだというようなことをおっしゃいました。何を根拠にして新聞の書いておることが半分うそで半分本当だか、これは一体どういう意味でおっしゃったのかお伺いもい……

第84回国会 法務委員会 第19号(1978/04/25、34期、日本社会党)

○横山委員 まず最初に、理論的な問題を少し伺いたいと思うのでありますが、逃亡犯罪人を引き渡すということはいかなる国際的な理論に立っているのでありますか。
【次の発言】 わかりやすく言うて、一体、引き渡しというものは国際的な原則になっているのか、あるいはまた国家としての原則、義務になっているのか、国家として国際慣習として認めているのか、あるいは国家として国際的礼儀の上からそうしているのか、その点はどうですか。
【次の発言】 国際礼譲というのは一体どういう意味でありますか。礼儀上渡してもらいたい、あなたのところと仲よしですから、それじゃお渡ししましょうかということなんですか。礼譲という意味が、国に……

第84回国会 法務委員会 第20号(1978/04/26、34期、日本社会党)

○横山委員 私どもの党はさきの国会で、参議院において民法の一部を改正する法律案を提案したことがございます。五十一年十月に参議院に提出をしたのでありますが、国会の諸般の都合のためにこれが審議未了となりました。最近、国連婦人十年の運動が超党派で結成をされ、改めて日本における婦人問題が超党派で議論されることに相なりまして、数々の婦人問題がこれから院内外において重要な課題となると思われます。その婦人問題はさまざまございますけれども、基本的に、婦人の皆さんは申すに及ばざるところでございますが、私どもも重要な柱といたしておりますのが民法の一部を改正する法律案であります。  この改正の第一は、配偶者の相続順……

第84回国会 法務委員会 第21号(1978/04/28、34期、日本社会党)

○横山委員 先般の私の質問に関連いたしまして、理事会で御相談いただきました附帯決議についてでございますが、その中で、私が、金東雲元韓国一等書記官が米国に滞在している場合、米国にその引き渡しを請求するか、米国以外の国に滞在している場合はどうか、こういう問題を本委員会において法務大臣にお伺いすることにいたしたのでございますが、これについて法務大臣のお答えを願いたいと存じます。
【次の発言】 第二番目の問題として、政治犯罪の定義につきましてお伺いをいたしたのでありますが、はっきりいたしませんでしたので、政府側としてもう一回十分に、政治犯罪の定義についてお答えを願うことに相なっておりますから、承りたい……

第84回国会 法務委員会 第22号(1978/05/09、34期、日本社会党)

○横山委員 いま稲葉委員と事務総長並びに法務大臣の質疑応答を聞いておりまして、私はこの答えにきわめて遺憾な点を感じます。それはここにいらっしゃる恐らくすべての人が感じていられるのじゃないかと思うのであります。要するに岡原長官の発言は、法曹界はもちろん、国民の中に非常な衝撃を与えた。それで新聞もテレビも、あらゆる国民がそれを見て、聞いて感じたことは、岡原長官というのはどういう人だろうという感じなんです。社説もたくさん出ておりますが、一つ御紹介いたしますと「弁護人抜き裁判法案について言葉を選ばぬ発言をしたことは、それがたとえ岡原長官の個人的信念を吐露したもので、その考え方に共感するものがあるとして……

第84回国会 法務委員会 第24号(1978/05/12、34期、日本社会党)

○横山委員 私ども、党は違いましても、各同僚は皆、日弁連というもの並びに弁護士というもの、その社会的地位がきわめて高く、日弁連というものが在野法曹として日本における民主主義の支柱である、そう考えているわけです。本法案がこの国会に提出される前から、私どもは法曹三者の協議が十分行われていないではないか、こういう法案が出る以前に法曹三者の定期協議において十分委曲を尽くして、そうしてこの法案がなくても運営ができる、そういうことをすべきではないかということを、私は委員会でもまた理事会でも口をきわめて言ってきたのであります。今回法務省の刑事局が出しております「刑事訴訟法の一部改正について」というこの印刷物……

第84回国会 法務委員会 第26号(1978/05/31、34期、日本社会党)

○横山委員 本委員会には、政府から刑法の一部を改正する法律案が提案されて今日にまで至っています。この刑法の一部を改正する法律案は、単純収賄、事前収賄の各罪の法定刑の長期を五年に引き上げ、受託収賄罪の法定刑の長期を七年に引き上げることを初め、五項目の法定刑の引き上げが提案されておるのであります。  申すまでもなく、この件はロッキード事件に関連をいたしまして、政府の関係閣僚が相談をされまして、指摘をされたさまざまな問題あるいはそのほかのいろいろな点から提案をされたのでありますが、政府が提案をされて以来、全く政府並びに与党に本法案推進の熱意がないように見られてなりません。  法務大臣にお伺いをいたし……

第84回国会 法務委員会 第28号(1978/06/06、34期、日本社会党)

○横山委員 本委員会は、四十二年の七月に、司法書士法及び土地家屋調査士法の一部を改正する法律案を通過させました。その際、満場一致四項目の附帯決議をいたしたのは政府もよく御存じのとおりであります。自来まさに十年の歳月を送って、ここに司法書士法の改正が、附帯決議の趣旨を尊重して御提出になったと私は思うのでありますが、そう考えて差し支えありませんか。
【次の発言】 今回の政府の提案は、この附帯決議の第二及び第三、すなわち、第二は「司法書士会及び土地家屋調査士会が、健全に発展し、会員の研修を自主的に行うことができるようにするとともに、懲戒制度についても、自主的措置がなし得るよう」努力をいたすこと、「三……

第84回国会 法務委員会 第30号(1978/06/08、34期、日本社会党)

○横山委員 民事執行法はきょう通過するわけでありますが、政府側に一、二要望なり確認をいたしたいことがございます。  政府に要望したいことは、休会中といえども、本法案について疑問や意見を持っております組合等の意見を十分聴取するため、できる限りの招請に努められたいと考えるわけでございますが、いかがでございますか。
【次の発言】 第二番目は、委員長や同僚諸君並びに政府に要望をいたしたいと思うのであります。  承れば、次期国会に施行法が提出されるということであります。また、本日、理事会におきまして、委員長から後刻御提案をされることも了承をいたしました。つきましては、次期国会におきましては、十分成熟しな……

第84回国会 法務委員会 第31号(1978/06/14、34期、日本社会党)

○横山委員 法務大臣にお伺いをいたします。  先般、当委員会で、刑法の一部を改正する問題、すなわち尊属殺について今日までの経緯を私が篤と申し上げましたところ、法務大臣からは、この国会中に自由民主党と話を詰める、そしてできれば次の国会に所要の法案を提出したいという最後的なお話がございました。その自由民主党との詰めがどうなったか、御報告を承りたいと存じます。
【次の発言】 あれだけ申し上げて、少しくどいくらいに申し上げて、この国会中に自由民主党と政府間での詰めが行われ、結論が得られるようにお願いしておいたところ、快諾をされたにかかわりまぜず、御報告をいただくことができませんのは大変遺憾千万でござい……

第84回国会 法務委員会 第32号(1978/08/11、34期、日本社会党)

○横山委員 いまの稲葉委員の質問に関連をして、最後のまあ有事のところから入りたいと思うのですが、福田総理大臣が指示をされたということは閣僚として瀬戸山さんもお含みの上でいま答弁をされておると思うのであります。それで、いま瀬戸山さんの話は、侵略と攻撃を受けるというお話が有事であり、防衛庁は昨年八月から事務当局でやるというが、現在の自衛隊法は瑕瑾がないと思うけれども、よりいいものをひとつ検討をする、こういう話であります。  もう一遍瀬戸山さんにお伺いしますが、有事ということは侵略と攻撃を受けるということだというのですけれども、もちろんそれは、その有事であるか否かという判断は第一線の指揮官が判断する……

第85回国会 法務委員会 第1号(1978/10/13、34期、日本社会党)

○横山委員 先ほど同僚委員と政府側との質疑応答を聞いておりましたが、本法案に関連しまして少し確かめておきたいことがございます。  私どもは、期末手当〇・一の減額が適当でないということで、本委員会のみならず内閣委員会においてもこの主張を強くいたしまして、本法案に必ずしも同意しがたいという立場でお話をし、また御意見を伺うわけでありますが、それにしても、改めて裁判官の身分保障問題について少し確かめておきたいと思うのであります。  御存じのように、憲法七十九条六項、八十条二項、裁判所法四十八条で、裁判官の身分保障についてはそれぞれ規定を置いています。七十九条六項、八十条二項には「最高裁判所の裁判官は、……

第85回国会 法務委員会 第3号(1978/10/20、34期、日本社会党)

○横山委員 最初に、いわゆる試験管ベビー並びに人工受精の問題について意見をお伺いしたいと思います。  すでに同僚諸君も御存じのとおり、最近におきます体外受精児は、世界で初めて英国で七月二十五日に生まれました。このことが全世界に衝撃を与えて、改めて体外受精という問題が、医学のみならず、道徳あるいは社会生活、われわれの立場で言いますと民法上の問題、家庭生活、相続税の問題に私どもとしては大変大きな衝撃を覚えたのであります。  日本ではまだ体外受精は実現しておりませんけれども、しかしながら、人工受精はすでに慶応病院を初めといたしましてきわめて広範に行われている。その広範に行われていることは、家庭が秘密……

第87回国会 法務委員会 第2号(1979/02/20、34期、日本社会党)

○横山委員 先般、古井法務大臣が当委員会において所信表明をされました。毎年、大臣の所信表明につきまして注意深く熟読をいたし、その所信表明についての御意見をお伺いするのを慣例といたしておるのでありますが、本日も、この古井大臣の所信表明について若干の質問をさせていただきます。  まず第一に、大臣は、この所信表明の柱として、法秩序の維持と国民の権利の保全ということを大黒柱にしておられるようであります。かねて私が申し上げておりますように、法務省というところば二つの側面を持っておる。一つは、権力を背景にする権力行政という側面であり、もう一つは、国民の権利、国民の人権を守るという、いわばサービス行政の側面……

第87回国会 法務委員会 第4号(1979/03/02、34期、日本社会党)

○横山委員 私の持ち時間は四十分ぐらいでございますので、簡潔に幾つかのことについて質問をいたします。  先般来、長良川訴訟が行われております。約二万五千人の原告なのであります。それで訟務局長に事情をお伺いをしたことがございますが、その中でこういうことがあるのです。  それは、二万五千人全員に公証人の認証をもらってこい。もらってこいという理由は、二万五千人が正確であるかどうかわからないから、公証人の認証をもらってこいと言います。一人千五百円かかるそうであります。それから二万五千人全員に、一人三千三百五十円かかる印紙税を要求されたそうであります。この交通費やその他雑費を含めますと、長良川訴訟の原告……

第87回国会 法務委員会 第5号(1979/03/14、34期、日本社会党)

○横山委員 三人の参考人の皆さん、きょうはどうも御苦労さまでございます。  お話を伺いまして、私どもが、法務委員会として皆さんにおいでを願いました提唱者の一人として、なぜおいでを願ったのか、どういう考えであるかという点をも一言触れて、御意見を伺うことにいたしたいと思います。  毎年毎年、安楽死ではない嘱託殺人が後を絶たないのであります。先般も東京高裁でございましたか、執行猶予の判決をいたしました。私の地元の名古屋でも、親が植物人間の子を殺して執行猶予になりました。この嘱託殺人、仮に法制化をしたら、安楽死と名づけてもいいと思うのでありますが、その事例というものは年々歳々法廷で論争になっている。私……

第87回国会 法務委員会 第6号(1979/03/16、34期、日本社会党)

○横山委員 短い時間に御質問を進めますものですから、質問の要旨を各関係者に差し上げておきました。  ここに、保護司に対する環境調整事件担当通知書なるものがございます。そしてその中で、きわめて詳細に犯歴が書いてあります。昭和二十五年十一月には道交法違反で科料二百円、二十九年にも科料五百円、三十年には覚せい剤取締法違反で罰金二千円、三十一年もあり、三十三年、三十四年、四十年と、この該当者の犯歴が詳細に記入をされております。  また一方、三菱銀行事件で銀行を襲撃いたしました者の十九歳、未成年のときの銃砲刀剣類取締法違反が新聞紙上で出たことも御存じのとおりであります。また一方、私が承知をいたしておりま……

第87回国会 法務委員会 第7号(1979/03/20、34期、日本社会党)

○横山委員 先ほど参議院から修正理由の説明がございました。  本法案の修正の基本的な原因は、過ぐる国会で、当法務委員会におきまして賛成可決をされた直後に委員長から発言があり、私ども委員会における五十五条、七十七条また八十三条の問題につきまして意見を付し、政府に要望したところから始まっておるのでありますが、参議院におきます修正につきまして、政府は異議ございませんか。
【次の発言】 この修正がされる要因になりましたのは、言うまでもございませんが、労働組合が自主管理ないしは債権確保のための行動をしておることに対して、今回の改正案がそれを阻害するものではないかということから始まっておるのでありまして、……

第87回国会 法務委員会 第9号(1979/04/24、34期、日本社会党)

○横山委員 先ほど、日弁連の江尻会長から冒頭のお話を承りました。日弁連としては従来の経緯をお話をなさったおつもりではございましょうが、やや私としては違和感を覚えざるを得なかったわけであります。私ども社会党も、お話の趣旨には全く同意見でございますが、本日としては、お立場の宣明をされるのはもちろんではございましょうけれども、いま法務大臣がおっしゃったように、全く三者協議の結果が画期的である。また、私に言わせれば、従来の歴史的な経緯をもって、きょうの三者の御報告がきわめて意義のあるものだと思いますがゆえに、一言その立場から、私の意見を含めて申し上げたいと思うのであります。  本委員会の各党の弁護人抜……

第87回国会 法務委員会 第10号(1979/04/27、34期、日本社会党)

○横山委員 先般の質問の続きをいたしたいと思います。  まず、民法十一条の問題でございます。本件は、五十年の六月四日の本委員会での私の質問に対しまして、稻葉法務大臣、川島政府委員から、検討をしてみようというお話がございまして、それでこの政府提案ということになったというふうに理解いたしております。その際にも私は申し上げたのでありますが、これは全国の聾唖者の大会の決議になっておるわけであります。  問題は、念のために、政府の中でこの法案を提出いたします際にどういう議論が行われたかということをお伺いしておきたいと思うのであります。ということは、本当にそれでいいのか、通常人と同じような条件にすることに……

第87回国会 法務委員会 第11号(1979/05/08、34期、日本社会党)

○横山委員 多田参考人にはどうも御苦労さまでございます。  いま同僚議員から御質問がございましたが、私ども心配をいたします第一の点は、何といっても土地家屋調査士会がまとまってこの法案について賛成をなさったかどうかという点が、昨年の通常国会の司法書士法の改正以来、国会側としては常に心配をしておったところであります。お答えによれば内部の意思統一ができたということでございますが、さらにその意思統一における内部のコンセンサスのための条件といいますか、そういうことを伺っておるわけであります。  いま多田参考人から十分間にわたって御説明がございました趣旨は、法律改正に伴う内部のコンセンサスの条件である、こ……

第87回国会 法務委員会 第12号(1979/05/09、34期、日本社会党)

○横山委員 ロッキード汚職からダグラス、グラマン汚職をながめてみまして、私はつくづくこういうことを痛感するのですが、その私の感じに対しまして御意見を伺いたいと思います。  これは職務権限が問題になっています。しかし職務権限以上に本人の政治的影響力、たとえば総理大臣である、たとえば党の派閥の領袖である、閣内で枢要な地位を得ている実力者である、党の中できわめて重要な地位にある人である、そういう政治的影響力が機種決定やその他政策決定に大きな力を持っておる。法律上の狭い職務権限よりも、その方が政治を動かしておる。そしてその人に贈賄が行われる。それが汚職の実態ではないかということを考えますが、刑事局長は……

第87回国会 法務委員会 第14号(1979/05/23、34期、日本社会党)

○横山委員 かねてから私ども党として、この真相究明とそれに対する腐敗防止の基本的なあり方について、私どもの意見を踏まえて言っておるのですが、きのう本会議で総理大臣並びに法務大臣から、政府の対応いたすべき機構の発表がありました。  たびたび伊藤さんの答弁を聞いておりまして、あなたが検察陣の一員として報告する限界ということを踏まえていらっしゃるようでありますが、少なくとも当委員会あるいは他の委員会におきまして、刑事犯罪に該当しなくてもこの汚職構造というものはどういうものなのか、どういうふうに金が流れて、どういうふうに対応しなければならないものかという点を、われわれとしては知らなければ対応策が出てこ……

第87回国会 法務委員会 第15号(1979/05/25、34期、日本社会党)

○横山議員 ただいま議題となりました刑法の一部を改正する法律案について、提案の理由を御説明申し上げます。  御承知のように、現行刑法百九十七条ノ四の斡旋収賄罪は、公務員が他の公務員に、不正な行為をさせ、または相当な行為をさせないようにすることを、他人から請託を受けてしたとき、その報酬として賄賂を受け取り、または要求したり約束したときに三年以下の懲役に処することになっています。  この三年を五年に改正するなどを内容とした刑法改正案が、政府により国会に上程されていますが、与党内の意見不統一のため野党の賛成にもかかわらず継続審議となっています。  ところで、現行法の適用を免れるため国会議員等が、その……

第87回国会 法務委員会 第16号(1979/05/29、34期、日本社会党)

○横山委員 先ほど伊藤刑事局長と同僚委員の話を聞いておりまして、航空機汚職問題につきまして、少し別な角度から質問をいたしたいと思います。  松野頼三氏の証言と伊藤刑事局長を初め政府筋の話との間に食い違いがあることは、国民もよく知っているわけでありますが、しかし、それであっても、この国会の審議を通じて、五億円が収受されたこと、それが四十二年から四十六年にわたって十数回行われたこと、そして松野氏は政治献金でいただいたと言っていること、それに伴って松野氏は政治資金規正法の届け出をしない、そしてある意味においては脱税の疑いもあること、そして飛行機の話は出なかったということではない、F4の性能は聞いたと……

第87回国会 法務委員会 第17号(1979/05/30、34期、日本社会党)

○横山委員 議事進行。かねてお願いしておる下田コミッショナーについては、さらに委員長からひとつ事務局を督励して、この国会中にぜひ御出席を願うようにして、それまで文部省にも十分御検討を願うことにして、次回に継続をお願いいたしたい。

第87回国会 法務委員会 第18号(1979/06/05、34期、日本社会党)

○横山委員 お二人の参考人には大変有益なお話をいただきましてありがとうございます。  私ども社会党ばかりではございませんが、社会党といたしましては、かなり再審の問題については多年にわたり心血を注いでおるつもりでございます。もちろん、その基礎になりますものは日弁連や各在野有識者の御意見を伺っての判断でございますが、両先生はそれぞれ専門家でもある、教授であり、あるいは弁護士でもある。私どもはむしろ立場を若干異にいたしておりまして、政治の舞台から見る再審、ですから、ある意味では理論的にも若干の問題があるかもしれません。しかし、政治として放置できないという判断をしておるわけであります。  たとえば、再……

第87回国会 法務委員会 第20号(1979/07/11、34期、日本社会党)

○横山委員 御苦労さまでございます。  三参考人も大体御想像がつきますように、このドラフト制度につきまして法務委員会においでを願いました私どもの立場というものは、与野党ないのであります。自民党だから、社会党だから、あるいは何党だから、ドラフト制度に賛成する、反対するということはないのであります。また、好きな球団も全部各党ばらばらであります。同じ党の中でも意見の違う者があるという条件下で、なぜ法務委員会においでを願ったか。  これは言うまでもございませんが、江川問題というものが提起をいたしました問題が、国民的スポーツ、健全な国民の慰安、娯楽、そういうものについて忌まわしい印象を余りにも投げかけた……


35期(1979/10/07〜)

第89回国会 法務委員会 第1号(1979/11/15、35期、日本社会党)

○横山委員 まずもって委員長に苦言を呈しておかなければなりません。  先ほどの理事懇談会で、われわれ野党は一致結束をして委員長に、また与党の諸君に要望をいたしました。簡単に言えば、大臣の就任あいさつは受けない、そして釈明を承りたい、こういうことでございました。それを政府・与党は了承のあったものと私どもは確信をしておるのであります。何ぞはからん、先ほどの大臣の最初の言葉は就任あいさつと思われる節がございます。なるほど釈明も一部含まれてはおりましたけれども、これは政府・与党の詐欺行為であります。われわれの真意を曲げて、これを巧みに利用して、そして就任あいさつのごとき実績をつくろうとしたということは……

第90回国会 法務委員会 第2号(1979/12/11、35期、日本社会党)

○横山委員 過ぐる通常国会におきまして、真宗大谷派に関連をいたします問題について、法務省並びに文化庁に意見を聞きました。  その際、結論としては、法務省としては、京都府警から京都地検に書類送検をされておる問題について速やかに調査を行い、本年内に結論を得るように努力するという趣旨の御答弁があり、文化庁としては京都府の判断を待つ段階であるが、しかし京都府としては真宗大谷派及びいわゆる法主側に対して意見照会がしてあるから、これに関する答弁が出なければ判断はできないと、京都府及び文化庁ともども同意をしておる趣旨の御発言がございました。しかるところ、東本願寺問題については二つの重要な問題が惹起をいたしま……

第91回国会 法務委員会 第1号(1980/02/15、35期、日本社会党)

○横山議員 ただいま議題となりました政治亡命者保護法案についてその趣旨を御説明申し上げます。  一九四八年の世界人権宣言は、人類の基本的権利と自由を平等に享受することを明らかにし、国連はあらゆる機会に難民に対し深い関心を示し、この基本的権利と自由を可能な限り最大限に難民に与えようと努力し、また難民の地位に関する国際条約の批准を全世界に求めています。  近代国家としてわが国がいまもなお、世界の大勢にかかわらず難民条約の批准を怠り、国会に条約等を提出しないことは遺憾なことと言わなければなりません。  数年来、わが国に庇護を求めて入国した外国人や強制送還を拒否して訴訟を起こした外国人などがあり、その……

第91回国会 法務委員会 第2号(1980/02/19、35期、日本社会党)

○横山委員 先般、当委員会は法務大臣の所信表明を聞きました。  私は、倉石法務大臣の所信表明を聞きまして、やや残念な感じを免れなかったわけであります。法務大臣が前段で「わが国の国民生活が安定いたしております大きな原因の一つは、その基盤とも言うべき法秩序が揺るぎなく維持され、国民の権利がよく保全されていることにあると痛感いたしております。」要するに、非常に日本の法務行政について楽観をしておるし、あるいはまた全文を通読いたしましても、きわめて平板で訴えるものがない、こういうことを感ぜざるを得ないのであります。  ここで、最高裁長官の服部さんの「新年のことば」と比較をしてみますと、どうして一体司法行……

第91回国会 法務委員会 第3号(1980/02/20、35期、日本社会党)

○横山委員 関連して。質問者は了解をなさいましたけれども、了解した質問者の趣旨というものは二点あると思うのですね。  一つは、法務大臣の態度です。これは私もきのう申し上げたところなんですけれども、最後に私の結語で申し上げたように、一つは、自分の政治的判断なり信念なりというものをもう少し明確にしてほしい。大体答弁が、いつも法務大臣がお茶を濁すような、下僚の言うことをそのままうのみにしているような、法務大臣としての指導性というものがないような、そういう答弁であることに不満を抱いた。それはきのう私も結語で言ったとおり、それからいまの質問者も言ったとおりです。その点について御反省がなければいけません。……

第91回国会 法務委員会 第4号(1980/02/22、35期、日本社会党)

○横山委員 事務総長においでを願いましたが、本来でき得れば最高裁判長官に一遍お出ましを願うことが大変よろしいと思うのでありますが、実は先般当委員会で服部最高裁長官の「新年のことば」につきまして言及をいたしたわけであります。この長官の「新年のことば」は非常に高い次元で清勢分析をしておることにつきまして、私は高く評価をいたしたわけであります。  要するに、長官は、第一に「国民各層の意識や価値観は一層多元化し、各種の利害の対立とこれに基因する社会的紛争は更に多岐にわたり、かつ、困難なものとなることが予想される。」これが第一の分析であります。社会的紛争が多くなる、広くなる。第二番目には、国際関係から生……

第91回国会 法務委員会 第5号(1980/03/04、35期、日本社会党)

○横山委員 先般総括的な御質問をして、そして大臣以下御意見を伺ったわけでありますが、実感を得るために、この問名古屋の家庭裁判所、簡易裁判所で、つぶさというわけにはまいりませんでしたけれども、ひざを交えて責任者を初め皆さんと懇談をしてまいりました。短い時間でございますから、その経験並びに結論を全部申し上げるわけにはまいりません。  まず家裁でございますが、いまも質問がありましたように、家裁というところはきわめて普通の裁判所と違った、いわゆる家庭的な雰囲気、そしてまた数々のケースを取り扱っておるところでありますが、各所の家裁がどうであるかは別といたしまして、そういう内容を持っておる仕事であるにかか……

第91回国会 法務委員会 第6号(1980/03/05、35期、日本社会党)

○横山委員 現在ロッキード、ダグラス、グラマンの法廷における審理か客観的に言えばかなり順調に進んでおると思うのでありますが、この際、その法廷における審理を参考にしながら、国会として長らくこの問題を追及をしてまいりました者として、現状を確認し、また将来の展望、また国会として何をすべきであるかという点について整理をして御質問をいたしたいと思います。  まず、丸紅ルートでございますが、丸紅ルートは、大久保、檜山が証言を終わり、伊藤段階もほぼ終了をいたしたのでありますが、一体この次、榎本、田中の証人喚問はいつごろになる予定でございますか。一応丸紅ルートの現状と将来への展望について、裁判の進行状況につい……

第91回国会 法務委員会 第9号(1980/03/25、35期、日本社会党)

○横山委員 大臣はいつごろお見えになりますか。
【次の発言】 委員長にお願いしたいのですが、大臣がいらっしゃらないときにはいつも政務次官に大臣にかわって御答弁願えるように御手配願えませんか。どうしていらっしゃるのですか。
【次の発言】 なるべく全快をされるように望みます。
【次の発言】 わかりました。  刑事局長に改めてお伺いをいたしますが、政府が刑法全面改正につきまして並み並みならぬ意欲を持って長年臨んでいらっしゃることはよく承知をいたしておるわけでありますが、私ども、この全面改正については強い異議がございます。ともあれ、今回の刑法一部改正案に関連をいたしまして、改めて全面改正の作業がどうい……

第91回国会 法務委員会 第11号(1980/04/01、35期、日本社会党)

○横山委員 外務省からおいでを願いましたので、まず外務省に少しお伺いをいたしたいと思います。  先般、西ドイツの大使館を訪問いたしました。また、アメリカの在外公館の皆さんともお会いしたのでありますが、いま、在外公館ことに開発途上国等における在外公館の諸君が一様に不安にたえないと感じておられるのが、緊急突発的な過激派諸君の襲撃であります。西ドイツの大使館は一万坪ぐらいある広いところでございまして、警察庁から一人行っておるわけでありますが、とうてい警備の責任が持てないと言っておるわけであります。  そこで、この間私は、犯罪被害者給付金の法案につきまして地方行政委員会と本法務委員会との連合審査会にお……

第91回国会 法務委員会 第12号(1980/04/04、35期、日本社会党)

○横山委員 民法の改正は遺産相続に関する問題でありますが、大変偶然とはいいながら政務次官がこの遺産相続の争いの真っただ中にいらっしゃるということを週刊朝日で拝見をして、偶然のことながら一番政務次官がよくこの種の問題をみずから体験をなさっているという感じを久しゅうしたわけであります。  これによりますと「高松地裁で係争中の平井一族関連の訴訟を調べてみて驚いた。実に係争中の訴訟は民事事件だけで二十二件、刑事事件も含めると二十八件にのぼるのである。申立人と相手方の関係はあまりに複雑多岐で、とても収録できないが」「大ざっぱにいえば、卓志氏が佐代子さん及び義理の叔父たちと訴訟合戦をしている。片方が「カラ……

第91回国会 法務委員会 第13号(1980/04/08、35期、日本社会党)

○横山委員 四人の参考人の皆さんには非常に御多忙のところ恐縮でございます。率直に言って大変有益な御意見だと緊張して拝聴いたしておる次第でございます。たくさんお伺いをしたいのでありますが、時間の関係でなかなかそうもまいりませんので、ポイントだけお伺いをいたします。  寄与分の新設でございますが、四人の方にお答えを願うのもなんでございますから、人見参考人と鍛冶参考人にお伺いをいたします。  法律は、「財産の維持又は増加」に特別の寄与をした相続人、こうなっております。果たしてこの文章でいいだろうか。いま皆さんから例証されましたことを考えますと、一体財産の維持または増加に特別の寄与とは何だろうか、老人……

第91回国会 法務委員会 第14号(1980/04/09、35期、日本社会党)

○横山委員 新聞によりますと、自由民主党党内におきましては、スパイ事件を契機にいたしまして、いわゆるスパイ防止法案、これを急速に立案し、できるならばこの国会に提案をされるかもしれない、こういう報道を受けております。  本件は申すまでもなく人権問題にきわめて重大な関係を持つものでございますし、また、いわゆる007的なスパイの問題よりも、この要綱を見ますと、むしろ過失によって他人に漏らしたとかあるいは教唆した、扇動した、そういう部類にきわめてウエートが高いように思われるわけであります。いわゆる宮永問題が発生をいたしました際に、防衛庁長官並びに大平総理大臣、官房長官を含めて、内部の不始末について議会……

第91回国会 法務委員会 第16号(1980/04/16、35期、日本社会党)

○横山委員 大臣を初め政府各位に申し上げたいのでありますが、すでに委員長から御連絡があったと思いますけれども、理事会の討議を経まして、締めくくりの質問または要望を申し上げたいと存じます。  本来、これから申し上げます十五項目は附帯決議にしたらどうかという意見もないではなかったわけでありますが、問題がきわめて具体的な問題でありますことと、それから各委員のきわめて熱心な民法改正に関する質問の趣旨を総合いたしてありますので、この際お許しを得て、全部がこの委員会を代表しておるかどうかについてはあるいは議論があるかもしれませんが、一応理事会で配付をされました趣旨に基づきまして最終的な質問をいたします。ど……

第91回国会 法務委員会 第17号(1980/04/18、35期、日本社会党)

○横山委員 この国会に、借地上建物賃借人の保護に関する請願書が私ども法務委員を中心にして出ております。  簡単に事実を引用しますと、請願したのは神戸市生田の関一雄さんら店子九人、支援の法律学者、弁護士。   関さんらの話によると、店子九人は戦後間も  ない二十四年ごろから国鉄元町駅南側にある木  造二階建ての共同店舗を借り、飲食店や雑貨店  などを営んできた。ところが、四十一年になっ  て家主が地代を四、五年間も滞納していたこと  から、地主が家主と関さんら店子を相手取り土  地の明け渡しを求める訴えを神戸地裁に起こし  た。結局、五十一年に原審どおり判決が確定、敗訴になったわけです。   し……

第91回国会 法務委員会 第18号(1980/04/22、35期、日本社会党)

○横山委員 今回の改正は、必要最小限とでもいいますか、当国会に付議をするにしては小骨をちょっととった程度ではないか。少なくともこの種の問題について検討をなさったならば、もう少し、これは私どもが賛成すると否とにかかわらず、少なくとも基本的な出入国管理のありようについて問題を提起すべきではなかったか、そう痛感されてなりませんが、その点はどうお考えになりますか。
【次の発言】 法務大臣にお伺いをいたしますが、前法務大臣でございましたか、当時、出入国管理令の改正の問題が国会内外できわめて大きな政治問題化したことがございました。結局はそれは廃案になったわけであります。  しかしその当時、法務大臣及びその……

第91回国会 法務委員会 第19号(1980/04/23、35期、日本社会党)

○横山委員 昨日、私が当委員会におきまして公安調査庁に対しまして質問をいたしました。  質問の趣旨は、調査指定団体としていまなお朝鮮総連並びに日本共産党がなっておるということは実情にそぐわない、かたがた法務行政の改革という意味もあって、予算、人員の縮減も必要なときに行うべきである、こういう主張をいたしましたところ、公安調査庁は、かつては国会で調査指定団体という内容、対象の団体の説明をいたしましたが、これからはいたしません、御勘弁ください、引き続きやっておることはやっておる、こういう不遜なお話でございましたので、委員長にお願いして理事会で御討議をいただき、さらに公安調査庁として答弁を重ねて要望を……

第91回国会 法務委員会 第21号(1980/05/07、35期、日本社会党)

○横山委員 この国会におきましては、本会議、予算委員会及び当委員会を初め各委員会で政治家に関係いたしますさまざまな問題が議論をされましたが、その中心をなしますものは、何といってもKDD事件と税理士会に関する問題でございました。  新聞の伝えるところによりますと、政府側としては、検察陣としては、KDD事件並びに税理士法に関する問題についておおむねその事件に関する全貌を把握し、そしてまた、その結果についても大局的にはもう山を越えたかのごとく報道されているわけであります。随時の本会議や委員会におきまして、それぞれ時宜に応じて国会への報告なり答弁がされましたが、いよいよ国会も終局に近づきまして、この際……


36期(1980/06/22〜)

第92回国会 法務委員会 第2号(1980/08/27、36期、日本社会党)

○横山委員 法務大臣というのは、あなたが所信表明でも先般ここでおっしゃったように、二つの大きな仕事があるというのですね。一つは法秩序の維持ということですが、もう一つは人権ということ。さしあたりいま汚職問題にもう一つウエートがかかっておりますが、基本的には、この法秩序の維持と人権ということが非常に大事なあなたの任務だと私は思うのです。ともすれば法務大臣というのは、法秩序の維持、国家権力の行使にきわめて大きなウエートを持ちがちのものだ、そう思うのであります。それで私は累次の委員会で、法務大臣というものは、常に閣議の中でも自分が人権の守り本尊だという意識を忘れるなということを言うておるわけです。  ……

第93回国会 建設委員会 第2号(1980/10/17、36期、日本社会党)

○横山委員 本日、私は三つの問題について政府の意見を伺いたいと思うのでありますが、大府の倉庫火災、それから田原判決と日光川周辺の土地問題またきょう関係閣僚会議がございましたオリンピックの問題、三つともきわめて重要でございますが、時間が一時間でございますから、政府側としてはでき得べくんば簡潔に、私も十分内容はわかっておるわけでありますから、政府の御意見を伺いたいのでありますから、簡潔に要点を得て御答弁を願いたいと存じます。  まず、愛知県大府市における倉庫火災でございますけれども、御存じのように、十月一日十二時十分に大府町中原地内の丸全昭和運輸東海倉庫より火災が発生いたしましたところ、中に劇毒物……

第93回国会 建設委員会 第4号(1980/10/24、36期、日本社会党)

○横山委員 私は建設に初めて入れていただいたものですから、余り建設の内部事情は知りません。ですから、きわめて素朴な質問をいたしますから、余り専門的にならないようにお答えを願いたいと思います。  この農住組合法が施行されて、明年度以降実際どのくらいの組合ができて、それからどのくらい住宅転換ができて、その総面積はどのくらいになるのか。希望じゃいけません。実際予算的に、利子補給もされるわけでありますから、現実可能な明年の計画、それからここ数年の計画を数字をもって挙げてください。
【次の発言】 先般私は、名古屋でございますが、現場へ行っていろいろと関係者の話を聞いてみました。もちろん農住組合法は制定し……

第93回国会 法務委員会 第1号(1980/10/15、36期、日本社会党)

○横山委員 憲法問題についていまの質疑応答を伺っておりまして、法務大臣が何といいますか異常な執心とも言える立場で自分のお考えを述べられたことについて、大変関心を深めたわけであります。ただ、いまの質疑応答の中で、どうしても私といたしましてもお伺いをしておきたい二、三の点につきまして質問をいたしたいと思います。  先ほど大臣は、占領軍が日本に来て軍国主義の排除の目的をもっていろいろな仕事をした、こうおっしゃいましたね。あなたは日本に軍国主義が存在しておったという認識については占領軍の認識と同じでございますか。
【次の発言】 軍が政治を追い落として政治を握った、そして軍国主義が前面へ出て戦争に招いて……

第93回国会 法務委員会 第2号(1980/10/22、36期、日本社会党)

○横山委員 刑事局長にまずお伺いをいたします。  「初めに五億円あり」これは、伊藤刑事局長が発言したかどうかわかりませんが、きわめて有名な言葉でありますが、あなたも御記憶でありましょうね。
【次の発言】 最近、日商岩井に関する判決がございました。これだけの膨大なものでございます。また最近、十月十六日の各紙にいわゆる海部書簡なるものが掲載されました。その内容も御存じでございましょうね。
【次の発言】 この海部書簡によりますと、海部八郎元日商岩井副社長が昭和四十四年五月二十日付でハリー・カーン氏に送った文書の全文が掲載されています。その中によりますと、「自衛隊向けのE2A売り込みに関し、帰国後、私……

第93回国会 法務委員会 第4号(1980/11/07、36期、日本社会党)

○横山委員 法案の内容に入るに際しまして、法務大臣に少し一問一答をしておきたいと思います。  それと申しますのは、就任以来あなたの主として憲法に関する発言について余りにも騒然たる状況であり、国民の中にもかなり重大な問題提起をなさっておる。私ども野党といたしましても、とにかくあなたの政治姿勢をみんなが疑っておる。与党内にも不協和音が目立つ。このままでは、この委員会の円満なる運営といいますか、形の上では動いておっても、実際問題としては気持ちよくあなたの話を聞く、気持ちよくあなたに対する質疑がやや行えない、こういう感じがいたします。  そこで、私がきょう聞きますのは、やや復習的ではありますが、なぜ私……

第94回国会 建設委員会 第3号(1981/02/25、36期、日本社会党)

○横山委員 きょう委員長に要望いたしまして、同僚諸君のところへ印刷物を配付させていただきました。同僚諸君とともに、ぜひきょうは、私がただ質問するということでなくて、お互いに政府、与党、野党ともに考えたいという意味で資料を配付させてもらいました。  この五十四年度決算検査報告の中で、下の方にあります「すなわち、」以下から少しお目をとめていただきたいと思います。「すなわち、上記各事業主体では、五十三年度に事業費三兆七千二百八億余円、五十四年度に事業費二兆六千二百十七億余円で実施した事業のすべてが年度内に完了したとして、出庫補助金五十三年度分二兆一千六百二十八億余円、五十四年度分一兆五千二百四十二億……

第94回国会 建設委員会 第6号(1981/03/27、36期、日本社会党)

○横山委員 きょうは三月二十七日であります。下水道の質問を始めます前に、大臣に少し確認をしておきたいと思うのです。  先般、当委員会で会計検査院や大蔵省に来てもらいまして、要するに三月末で工事が竣工していないのに竣工したと称して予算を支出した案件は全国で約一万件あった、その一万件の件数はすべてこれ刑法に基づく公文書偽造である、自今かかることのないように継続申請をして、違法なことのないように厳重にお願いをいたし、両大臣を初め各関係諸公は、本年はさようなことのないように努力することをお約束なさいました。  一方、与野党の間に合意がございまして、本年度の自然増収あるいは不用額あるいは剰余金等がどれぐ……

第94回国会 建設委員会 第9号(1981/04/10、36期、日本社会党)

○横山委員 大臣がいらっしゃる時間が余りないようでありますから、まず大臣に物の考え方について伺いたいと思うのであります。  それは、持ち家制度と公営住宅建築の問題であります。政府は、持ち家制度というものを推進をするということと公営建築借家方式とのつり合い、バランスをどう考えているのかという点であります。持ち家制度は、政府がどんどん推奨するために住宅貸し付けの大幅な拡大と貸付条件の改善等を行いました。そして勤労者にも持ち家ができるようないろんな施策を展開をしたわけであります。そこでかなりの勤労者層の、自分の家を持ちたい、自分の土地を持ちたいという需要が増大をいたしました。そして結果として、持ち家……

第94回国会 建設委員会 第11号(1981/04/17、36期、日本社会党)

○横山委員 参考人には御多忙のところ御出席をいただきまして、ありがとうございます。  いま、それぞれまことに長年にわたり、いろいろな角度で御検討し、また御心痛をなされております状況をつぶさに拝聴いたしまして、われわれの審議の上に多大な参考になると思います。  ただ、お話を承っておりまして、二、三お伺いをしたいことがございます。  いま副知事さんからお話がございました中で、実際問題として再編成の基本方針を立てるに当たって、架橋後でも継続航路をつくる者あるいは廃業をする者、その本音をひとつなるべく早く聞かしてもらいたい。実際問題として商売が成り立つかどうか、成り立たぬにしても、公共的にやらなければ……

第94回国会 建設委員会 第14号(1981/05/13、36期、日本社会党)

○横山委員 私は一遍言い出すとなかなか最後まで後を追う人間でございますが、都市公園法の審議に当たって、やはり都市公園の工事も同じことですから再度大臣に、どなたがお答えになるかわかりませんけれども、二回にわたって確認をいたしましたが、ことし建設省関係で三月末に工事が終わらずに継続申請をされた案件はどのくらい上がっておりますか、去年と比較してその件数並びに金額はどんな開きになりましたか、御報告を願います。
【次の発言】 これで私は思うのでありますけれども、工事の平年度化計画を立てろ、こう言っておきましたね。お約束いたしますとおっしゃいましたね。  要するにことし、愛知県で私調べてみたのです。まだ愛……

第94回国会 法務委員会 第1号(1981/02/25、36期、日本社会党)

○横山委員 ちょうど、恐らくきょうこの時間、ローマからわざわざ日本へおいでになりましたパウロ二世卿が広島でミサをやっていらっしゃる、あるいは日本国民のみならず世界の人に広島から訴えている、そういう時間だと思うのです。そういうときに私が法務大臣にお伺いをするのは、先般来本委員会で私が真宗大谷派の問題についていろいろと法務省刑事局その他のところとやりとりをした中における政治と宗教とでも申しましょうか、そういう問題について非常に意義を感ずるわけであります。  大臣は、きのうテレビか新聞でパウロ二世卿がおっしゃったことをごらんになりましたか。

第94回国会 法務委員会 第2号(1981/02/27、36期、日本社会党)

○横山委員 お待たせをして恐縮です。  実は、本法案を機会にいたしまして、検察審査会の問題につきましていろいろと現場の実情やそのほかのことを調査いたした次第でございます。昭和二十三年にこの法律ができましてから三十有余年、検察審査会の制度はようやく着実な軌道に乗ってきたと考えられるわけであります。この法律は、その第一条で「公訴権の実行に関し民意を反映せしめてその適正を図る」ことを目的として創設されましたが、わが国の伝統的特質とされる検察官の起訴便宜主義に対して国民が参加するきわめてユニークな制度であります。したがって、今日までにはいろいろ難関がありまして、ときには廃止したらどうだ、戦後のアメリカ……

第94回国会 法務委員会 第3号(1981/03/03、36期、日本社会党)

○横山委員 簡潔に委員長にお願いがあるのです。  先般私は、検察審査会につきまして十数項目にわたって政府、最高裁判所に質問をいたしました。最終的には法務大臣から、検察審査会の法律運営の今後につきましてはいろいろ検討するというお話がございました。政府側の各項目の答弁について、もっともな点もございまして、その後私は整理をいたしました。しかし、政府側の答弁の中で検討中ということもございます。また、私の承知する限り、どうも法務省と最高裁との間に意見の相違点があるような点もございます。  そこで、いまから読み上げますことにつきまして、なるべく近い将来に最高裁と法務省とが協議をされ、本委員会に次のことにつ……

第94回国会 法務委員会 第4号(1981/03/25、36期、日本社会党)

○横山委員 いま委員長初め同僚諸君に、新聞をまず見ていただくように配付をいたしました。愛知県下を中心にいたしまして農地が宅地に続々変わっておる。これを見ましても、不正登記三十六件、後でまた申し上げますけれども、農地法の存在を無視して不動産登記法の弱点といいますか、運営の弱点か、法律上の弱点か、明らかにいたしますけれども、それを利用してどんどんと農地が宅地に転化をいたしております。きょう私が各省においでを願いまして質問をするわけでありますが、私の質問がやむを得ないんだというような答弁を政府側がされるとするならば、これは実に重大なことになるわけであります。事前に予告をいたしておきましたから、かかる……

第94回国会 法務委員会 第5号(1981/04/15、36期、日本社会党)

○横山委員 本日、同僚委員とともに、板垣判事、谷合判事補に関する問題を取り上げることは、まことに遺憾千万と申しましょうか、巷間うわさを聞きますと、裁判官よ、おまえもか、こういう話がございまして、まことに法曹界の権威地に落ちたりと言わぬばかりの状況でございます。このようなことが日ごと夜ごとの新聞に書かれますと、わが国における伝統と歴史、そして国民的な信頼感があります裁判制度も、一体どうなるのかという心配までせざるを得ない状況にあります。  後で事務総長がおいでになるそうでありますから、まず、最高裁として調査をされました事実関係、事態は一体どういうことであったのかという報告を求めたいと思います。

第94回国会 法務委員会 第9号(1981/04/28、36期、日本社会党)

○横山委員 理事会でお許しを願いまして、商法の質問を始める前に、法務省、農林省から御答弁をいただきたいのであります。  先般、当委員会におきまして、愛知県下を中心にいたしまして、農地を農地法並びに都市計画法の許可を得ずして、不動産登記法によって勝手に宅地化をしておる、この点について、法務省の主張並びに農林省の主張を調整をして、かかることが行われないような防止策を講ずべきであるという点について御検討をお願いしておいたのでありますが、その結果を御報告を願いたいと存じます。
【次の発言】 そういたしますと、農業委員会が転用許可証がないとき、原状回復の見込みがないときは処理を留保する、こういうことなの……

第94回国会 法務委員会 第10号(1981/05/06、36期、日本社会党)

○横山委員 短い時間でたくさんお伺いをしたいのですけれども、ひとつ簡潔にお答えを願いたいと思います。  まず、使途不明金の問題であります。これは中瀬さんとそれから坪内さんにお伺いをいたします。  国税庁の調査によりますと、使途不明金の金額は、五十一年度、資本金一億円以上一万五千社のうち五千社について調査した結果、使途不明金は二百九十五億円、五十二年度もございますが、大変な金額になっております。この使途不明金について一体会社の監査役はどんな監査をしておるのか、税理士としては、これは税務上使途不明金とすれば国税庁はいいということになっておるわけでありますが、一体会社としてはどうあるべきか、また公認……

第94回国会 法務委員会 第11号(1981/05/08、36期、日本社会党)

○横山委員 まず、会計監査人の解任及び選任について、法律案の内容をただしたいと思います。  この株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律の第六条で「会計監査人は、何時でも、株主総会の決議をもつて解任することができる。」と第一項に記されております。会計監査人の独立性並びに社会的責任等を考えますと、その身分がかなり確定していなければ、会社が会計監査人の解任を自由にできるということを言うことについては若干の抵抗を受けるわけでありますが、この第六条で「何時でも、」ということを特に入れなければならない理由は何でありましょうか。「何時でも、」がなくても「株主総会の決議をもって解任することができる。」……

第94回国会 法務委員会 第13号(1981/05/13、36期、日本社会党)

○横山委員 本委員会は、商法に関してずいぶん長時間、当委員会としてはまれに見る慎重審議を尽くしてまいりまして、いよいよ審議も本日をもっておおよそ終了をすることになっているわけでありますから、この際、改めて審議を振り返りまして、大臣を初め、担当の各員の御意見を承りたいと存じます。  まず、大臣に伺いたいと思うのでありますが、委員会におきましてもずいぶん指摘をされたことでありますが、長年にわたって、法務省内部の商法部会、いろいろな機関において討議をされてきた、政府部内においてもさらにそれの討議を加えられた、そして今回、この衆議院法務委員会においてさまざまな角度から討議が行われました。まだまだ十分と……

第94回国会 法務委員会 第14号(1981/05/15、36期、日本社会党)

○横山委員 出入国の問題は、本委員会におきまして、私はもちろんでございますが、同僚委員からもいまの出入国管理の状況についてしばしば質疑応答があったところでございます。  その中の一つのウエートとして不法入国者あるいは不法滞在者、この問題が常に社会の環境の中で問題点がある。それから治安上についても問題点がある。しかも、五万だとか十万だと言われるそれらの諸君は、まさに息をひそめて日本の地域社会で生活しておる。いつ自分が資格がないことが露見しやしないか、したがって、公的な場面へ出ることあるいは公的な問題に関与すること等について非常に憶病で、その家族についても同様な条件下にある。これが一体どうしたらな……

第94回国会 法務委員会 第16号(1981/05/27、36期、日本社会党)

○横山委員 出入国管理令の審議がきわめて熱心に続いてまいりました。同僚議員の質問と政府側の応答がいろいろな角度でなされましたが、この際、締めくくりの意味におきまして、また、確認の意味におきまして幾つかの問題につきまして簡潔に質問をいたします。  まず、事務当局から御回答願った方がよろしかろうと思います。  第一は、仮放免等を許可するに際し納付させる保証金の額の上限が今回十倍と大幅に引き上げられているが、実際に適用するに当たっては、本人の生活状態等を十分考慮し、保証金を納付させる趣旨の限度でできるだけ低い額で保証金を納付させるよう努めてもらいたい。これが同僚委員の一致した意見でございます。いかが……

第94回国会 法務委員会 第17号(1981/05/29、36期、日本社会党)

○横山委員 いろいろな角度で同僚委員の質疑が行われました。聞いておりますと、角度の違った立場で聞く場合には多少政府委員の答弁にもぶれがあると思われるわけであります。そういう意味合いで整理をしてお伺いをいたしますから、そのつもりでいままでの答弁を集約した形で、統一的な意味でお答えを願いたいと思います。  その前にちょっと申し上げておきたいと思います。私ども社会党は、四十四年の六月、六十一国会に政治亡命者保護法案を提出いたしました。自来、七十七国会、八十国会、八十九国会、九十三国会とずっと継続案件になってきておるわけであります。いまから十二年前に政治亡命者保護法案を提出した一人として、この提案と今……

第94回国会 法務委員会 第18号(1981/06/03、36期、日本社会党)

○横山委員 本国会ももう数日で終わりとなりました。当法務委員会は、商法初め各法案につきまして、同僚諸君とともにきわめて熱心かつ具体的な諸問題について数々の質疑応答をいたしまして、私はかなり成果のある、実のある法務委員会を終わりつつある、そういうふうに確信をいたしておるわけであります。しかし、そうは言いましても、質疑応答を通じて十分な結論に立ち至らなかった、あるいはまた継続をして次の国会に引き継がれるという問題が少なからずあるわけであります。  そこで私は、法務委員会がこれでもう終わりでございますから、本国会におきまして話題になりました、積み残しになりました諸問題を含めまして、次期国会について政……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第2号(1981/10/08、36期、日本社会党)

○横山委員 私は、先ほど安井委員、橋本委員、またいま湯山委員から質問がありました諸問題をじっと聞いておりまして、短い時間ではございますが、まず行革に取り組む総理の政治姿勢について伺いたいと思います。  その第一は、はしなくもいま大蔵大臣が暴言を吐かれました。自民党の政府だから仕方がないではないか、これは一体どう考えたらいいんでありましょうか。政党政治だから、自民党から選出されたことは、それは言うまでもない。しかし、いま国会である。国会で行政改革について与野党そろって審議をしておる。自民党の政府だから自民党の言ったことはやるんだ、おまえらに言われたって仕方がねえや、こうでも言われんばかりでありま……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第5号(1981/10/13、36期、日本社会党)

○横山委員 今日まで本委員会は連日質疑を交わしてまいりました。きょうも朝からずっとお互いにがんばっておるところでございます。総理以下各閣僚もお疲れの色がちょっと見えるようではありますが、われわれは真剣にがんばりますから、ひとつ皆さんも誠実なる答弁をお願い申し上げておきます。  さて、行革の基本姿勢については、五十六年七月十日の臨調答申で、こういう言葉が重要な言葉としてございます。新しい時代が要請する行政のあり方について、行政にとっての新たな目標とその達成を可能にする行政の制度と方法を国民の前にまず示さなければならない。この「理念をめぐって国民的合意が形成されることが民主的な行政改革の前提である……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第9号(1981/10/27、36期、日本社会党)

○横山委員 皆さんには大変御多忙のところ、ありがとうございました。横山でございますが、御存じのように社会党でございます。  この際、私どもの考え方を一言申し上げて、そういうことをまず御了解を願いたいと思うのでありますが、私ども社会党は、社会の進歩に即応した行革は必要である、また、今日膠着している財政を再建しなければならない、そういう点については全く私どもも否応ございません。問題は、どうしてこうなったのか、どういう方法でそれを貫徹するかというところに、私どもとしての建設的な提案を数々いたしておるわけでありまして、一部にございますような、私どもに加えられました、昔反対せんがための反対という意見がご……

第95回国会 法務委員会 第4号(1981/10/27、36期、日本社会党)

○横山委員 供託法の一部を改正する法律案につきまして、先般調査室からいただきました資料を中心にしていろいろと調べましたところ、資料1「主な供託一覧表」を見ますと、弁済供託、保証供託、それから執行供託、保管供託、没取供託等各省にわたり実にたくさんの供託種別がございます。その供託の条件その他を見てみますと、きわめてまちまちな状況が如実に反映をしてまいりました。  最近における供託事件の動向を見ますと、これは法務省民事局の資料でありますが、五十五年における供託件数は、受け入れ約六十七万件、金銭約千七百七十七億、有価証券六百十一億、払い渡し約六十六万件、金銭約一千十億、有価証券二百六十六億、現在高約三……

第95回国会 法務委員会 第6号(1981/10/30、36期、日本社会党)

○横山委員 さきの通常国会におきまして、いわゆる堀田ハガネ会社が韓国へ大砲の砲身を売却したという問題が非常な課題となりまして、一連の問題から武器輸出三原則のありよう、さらに進んで国会の決議とまで発展をし、武器輸出禁止法の制定については必ずしも各党の意見が一致をしなかったので、そのままになっておるわけであります。しかるところ、神戸地検がこの堀田ハガネを不起訴にした、こういうニュースが各紙に大々的に報道をされました。国会としてあれだけの大問題になったことが不起訴になったということは、かなりの国会の論争なり決議なり、そういうものに対して水をかけるような結果を招来したと思われます。  この際、神戸地検……

第96回国会 建設委員会 第4号(1982/03/19、36期、日本社会党)

○横山委員 経済企画庁が発表するところによりますと、実質経済の成長率は、前期に比べまして〇・九%減、年率にして三・五%の減、政府部内におきましてもこれが重要な今日的問題として取り上げられておる模様であります。私ども国会議員として市中を回りましても、不況感というものがきわめて横溢をしておりまして、特に中小企業関係におきましては、建設関係を中心として軒並みに不況感をかこっておるような状況であります。  そこで、政府としては公共事業の前倒しを、前期は七三%であったけれども、今期は上半期で七五%にする、こういうことだそうであります。しかし、問題となりますのは、六兆六千五百五十四億円の中で七五%を前倒し……

第96回国会 建設委員会 第7号(1982/04/02、36期、日本社会党)

○横山委員 公庫、公団の責任者に来ていただきましたので、その関係の問題だけ最初にいたしたいと思います。  それはいまの年度末に関する政府関係職員に関する手当の問題であります。  すでに国家公務員も決まりました。公労協関係も、いろいろ経緯がございましたけれども決定をいたしております。ひとりこの政府関係職員についての問題が、まだ労使間で決着が完全についておりません。その原因はたった一つであります。要するに、それは昨年決定をいたしました新ベースで行われるべきであるか、旧ベースで行うかという、ポイントがそこに集中しているかに聞いております。  そこで、どなたに聞いていいかわかりませんが、道路公団総裁が……

第96回国会 内閣委員会 第12号(1982/04/15、36期、日本社会党)

○横山委員 昨年の行革国会で長官と一問一答をいたしましたことがいま思い出されてくるわけであります。まず最初に、その私とあなたとのやりとりの中で思い出しますあなたがおっしゃったことを、もう一度確認をしたいと思うのでありますが、多分私の記憶に間違いなくんば、情報公開法は次の国会に提出したいという意見を述べられておると思います。ところが、ここにある行革の主要検討課題を見ますと、「行政情報の公開と管理、行政手続」はずいぶん後ろの方にあるような、最重点でないような気がするわけであります。一体本気でかかっておられるのであろうか。私も昨年、ややあなた方のお気持ちが十分ではないのではないかということで質問した……

第96回国会 法務委員会 第1号(1981/12/21、36期、日本社会党)

○横山委員 法律案の質疑の前に、坂田新大臣にいささか伺いたいこと、がございます。  何はともあれ、新大臣に対しまして国民が期待をするものと申しましょうか注目をいたしております重要な中の一つは、やはりロッキード裁判に対する大臣の物の考え方であります。  前大臣は就任早々に微妙な発言をされました。私どもはこれが検察陣に対して非常な精神的なショックを与えたと考えておるわけであります。今日、ロッキード関係の裁判は、国の内外きわめて注目の的で進行をいたしておりまして、伝うるところによりますと、来年中には恐らく地裁の判決が出るであろうと言われておるわけであります。世間の期待は、検察陣が非常な努力をもちまし……

第96回国会 法務委員会 第3号(1982/02/24、36期、日本社会党)

○横山委員 法務大臣の所信表明を承りまして、奥野法務大臣の昨年の検察長官会同における訓示並びにやはり昨年の辻検事総長の全国検察長官会同における訓示等を見まして感ずるところがございます。坂田さんの所信表明の中で、「厳正な検察権の行使に遺憾なきを期し」という言葉がございます。奥野法務大臣は「刑事政策的配慮を加えた有効適切な検察の実現に努めるとともに」というところが関心を引きました。辻検事総長の訓示にあっては、再審事件がふえたということの中で、「このことをも契機として、この際、この種凶悪重大事犯の捜査処理、公訴の維持遂行等について改めて検討を加える必要があるものと考えます。」「緻密な公判活動を推進し……

第96回国会 法務委員会 第4号(1982/03/19、36期、日本社会党)

○横山委員 商号を何で保護するのですか。
【次の発言】 それなら、何で協同組合は保護されぬのですか。何で相互保険会社は保護されぬ。何で個人商店は保護されぬ。
【次の発言】 ちょっとよくわからないですな。  商号は、あなたが言うように、登録は企業に限定されているでしょう。何で協同組合も一緒にやっておらぬか、何で相互保険会社も一緒にやっておらぬか、何で個人も商号として同一法律の中で保護してやれぬのか。
【次の発言】 商業登記としても同じですか。
【次の発言】 協同組合及び相互保険会社も、商業登記を一般企業と同じように規定されておりますか。間違いないですか。

第96回国会 法務委員会 第6号(1982/03/24、36期、日本社会党)

○横山委員 これは私ばかりでなくて、国会議員のところへ手紙が行っておる人がかなりあるのではないかと思うのですけれども、信用身元保証協会会長推薦委員会なるところから手紙が出ておるわけであります。封書でありますが、これを見ますと、「このたびあなたに信用身元保証協会会長の権利を取得していただきます。」こうありまして、「保証人である証券を五券(一件百万円で五百万円)贈呈さしていただき、保証の重圧から解放されますようお勧め申し上げます。御利用の向きは裏面御記入の上御注文ください。」とあります。そして、この印刷物を見ますと、株式会社北国銀行初め百社になんなんとする会社がこの信用身元保証協会の保証を受けてお……

第96回国会 法務委員会 第8号(1982/03/31、36期、日本社会党)

○横山委員 証人等の被害についての給付に関する法律について、若干の質問をいたしたいと思います。  第二条の「共同被告人の一人が供述する場合において、その供述が他の共同被告人に関する事項を含むものであるときは、その共同被告人は、同法の規定による証人とみなす。」という場合ですが、これは私どもがアメリカへ証言法を勉強に行きました際に、いわゆる免責条項についてずいぶんアメリカでは普通のことになっておったわけであります。日本でこの種の問題についていろいろ議論をいたしましたが、なかなかなじまないだろうということが議論になりました。この共同被告人が他の共同被告人に関して証言をするというときに、しかし実際問題……

第96回国会 法務委員会 第10号(1982/04/06、36期、日本社会党)

○横山委員 この船舶の所有者等の責任の制限に関する法律は大変難解でございまして、まず内容を理解するのに非常に困難な問題を私ども痛感をいたしました。私ども立法府の専門家ではありますものの、それでもなおかつ解釈に苦しむ点が非常に多いのであります。だから、もう少しわかりやすく書く方法はないものかと思うのですが、大臣は御審議になって判を押されるときに、そういうことをお感じになりませんでしたか。大臣はこの内容についてすべて承知をしていらっしゃるのでしょうか。
【次の発言】 まず、基本的な問題としては憲法上の問題がある。ここに最高裁の五十五年の判決例を御提示を願ったわけでありますけれども、要するに憲法によ……

第96回国会 法務委員会 第14号(1982/04/14、36期、日本社会党)

○横山委員 本日は、二つの問題にしぼって政府の見解をただしたいと思います。  一つは、再審の問題であります。再審について本委員会もしばしば問題に取り上げ、かつはまた私ども社会党からも、昭和五十五年暮れに、刑事訴訟法の一部を改正する法律案を提案いたしたところでございます。その後も、再審に関する現実的な事案が高等裁判所、最高裁判所におきましても出ておりまして、日弁連からもこの再審に関する問題提起、具体案の提起がございました機会に、一度再審について基本的に少し過去の事実も見直して、われわれとしては整理をしたいと思っているわけであります。  そこで、最初に数字の問題でございますけれども、戦後、再審請求……

第96回国会 法務委員会 第15号(1982/04/16、36期、日本社会党)

○横山委員 外国人登録法、本委員会は前回もやったわけでありますが、この法律の審議に際して基本的に、戦後外国人の諸問題について幾変遷を遂げておるわけでありますから、一回戦後の見直しということも考えつつ、入管行政について御意見を伺いたいと思っておるわけであります。  おととしでしたかな、入管三十年か何かやりましたね。一体どうして入管だけ三十年をやって、ほかの局はやらないのですか。なぜそういうことを入管だけ特別にやったのですか。
【次の発言】 では、ほかの局でやりもせぬのに入管局でやったというのは、またそれだけ入管業務というものが対外的にも非常に影響があり、幾変遷が入管行政及びそれを取り巻く諸条件で……

第96回国会 法務委員会 第18号(1982/04/23、36期、日本社会党)

○横山委員 外人登録法は、申すまでもなく国内における外国人の登録に関する法律でありますが、この機会に、国内におります外国人の権利と義務について、いろいろな方面から政府その他の考えをただしたいと思います。  まず第一に、国会の問題でありますが、国会へ国民が国会法、憲法に基づいて請願をする権利がございます。外国人は国会への請願権は保障されておるかどうか、法制局の意見を聞きたいと思います。
【次の発言】 私の承知するところでは、米国における請願のありようは、米国に在住していなくても請願の権利があると言われておるのでありますが、それは日本の憲法と違った点があるからなんですか。

第96回国会 法務委員会 第21号(1982/07/06、36期、日本社会党)

○横山委員 裁判所法を審議する本委員会に、先般来IBMの問題が突如として国の内外に大きな聳動を呼び起こしたことはお互いによく承知いたしておるところであります。先ほど理事会で、明日集中質問をするということになりましたので、きょうは私は、このIBM問題について質問の重心をあしたに移しますけれども、あしたの審議に際して前提問題としての状況把握の意味におきまして、二、三伺っておきたいと存じます。  まず第一に、六月二十三日に鈴木総理大臣が、身柄引き渡し要求があっても応じないという趣旨が新聞報道をされましたが、政府はそのようにお考えでありますか。

第96回国会 法務委員会 第22号(1982/07/07、36期、日本社会党)

○横山委員 まず、最初に通産省にお伺いをいたします。  今回この公訴事実を見まして、窃取、横領された電子機器、それが私ども素人にはよくわからないのであります。一体、問題となっておる窃取ないしは横領された書類、物品、それはどういうものであるか、技術水準はどうなのか、日本とアメリカの状況から考えてどう解釈するのか、長い時間は必要ありません、短く国民にわかりやすく説明してください。
【次の発言】 もう一つその点について伺いますが、日本のこの種の技術が飛躍的に伸びておる。現状では七%とおっしゃいましたが、ここ五年、十年におけるこの種の技術の展望については、国際比較はどうお考えになりましょうか。

第96回国会 法務委員会 第23号(1982/07/14、36期、日本社会党)

○横山委員 私は、この機会に日本におけるおとり捜査の問題について両先生に伺いたいのです。  先般、集中審議で、一般的に国民が思っておることは、日本ではおとり捜査は禁止され、アメリカでは許されておる、これが一般的認識であったのですが、審議を進めていきますと、アメリカではおとり捜査で、条件が満たされる者は無罪になる、日本では必ずしもそうではないのである。  ここに最高裁昭和二十八年の有名な判決がございますが、「他人の誘惑により犯意を生じ又はこれを強化された者が犯罪を実行した場合に、わが刑事法上その誘惑者が場合によっては麻薬取締法五三条のごとき規定の有無にかかわらず教唆犯又は従犯として責を負うことの……

第96回国会 法務委員会 第26号(1982/08/03、36期、日本社会党)

○横山委員 お互いに各地で非常な台風の被害を受けまして、私どもとしては罹災者の皆さんのためにまことに御同情にたえない次第でございますが、法務省、最高裁関係で被害関係はございませんでしたか、御報告ありますか。
【次の発言】 御報告がないようではありますけれども、ひとつ十分に注意をしてほしいと思います。特に拘置所、刑務所等社会的に与える影響も多うございますから、私ども視察をいたしました各施設も老朽なものがないとは言えませんので、十分御注意を願うようにお願いをいたしたいと思います。  さて、刑事補償法についてお伺いをいたします。  刑事補償法の第一条ですが、無実の裁判を受けた者が「未決の抑留又は拘禁……

第96回国会 法務委員会 第27号(1982/08/06、36期、日本社会党)

○横山委員 まず最初に、同僚諸君の質問もございましたが、法案の内容について逐一ただしますから、簡潔にお答えください。  民事訴訟法百四十四条第一項、「一週間ヲ経過スル迄ニ其ノ記載ヲ為スベキ旨ノ申出ヲ為シタル場合ヲ除クノ外」「結果ノ記載ヲ省略スルコトヲ得」とありますが、一週間と限定した理由は何でしょうか。
【次の発言】 ちょっと短くありませんかね。「当事者が訴訟ノ完結シタルコトヲ知りタル日ヨリ一週間」。記載の省略について、後々のことを考えますと一週間ではちょっと短い感じがいたしますが、御検討はしませんでしたか。
【次の発言】 ちょっと意見が違いますけれども、前へ進みます。  百五十四条の第二項、……

第96回国会 法務委員会 第29号(1982/08/13、36期、日本社会党)

○横山委員 私は、提出者を代表し、附帯決議の趣旨について御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     民事訴訟法及び民事調停法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   本法の施行に当たっては、次の事項について配慮されたい。  一 訴訟が裁判によらないで完結した場合における証人調書等の作成省略については、調書の速やかな作成を求める法の趣旨にかんがみ、その運用に遺憾なきを期し、当事者の訴訟上の利益を損なわないこと。  二 就業場所への送達については、あらかじめ住居所等への送達を試みた上で行う等その運用に慎重を期し、当事者のプライバシー保護に欠けることのないこと。  本案の趣……

第96回国会 法務委員会 第30号(1982/08/19、36期、日本社会党)

○横山委員 最初に、水戸地検の問題について質問をいたしたいと思います。  公訴事実を見ますと、   被告人田頭一規は、株木建設(株)の水戸支店副支店長兼営業部長、同花ケ崎勲は、常総開発工業(株)の常務取締役兼水戸支店長、同山口紀朗は、大都工業(株)の北関東支店営業部長をしていたものであるが、茨城県庁発注に係る五四国捕中小研究学園都市関連河川第一二の一号谷田川河川改修工事に関し、右各会社はいずれも競争入札指名業者として指名されたものであるところ、右改修工事の競争入札に先立つ昭和五四年一二月一七日、水戸市大町三丁目一番二二号所在の茨城県建設業協会会議室において、同工事の競争入札指名業者に指名された……

第98回国会 法務委員会 第2号(1983/02/23、36期、日本社会党・護憲共同)

○横山委員 ちょっと関連をしまして。いまの問題、重要ですから。  ただいまの発言を聞いておりまして、熊川委員が最後に、そういう人たちの名誉回復のためにも早くやれという結語をされましたから多くは申しません。しかし、質疑応答の中に何となく前提があるようであります。私は、日ソ親善協会の実は理事長をしておるわけです。赤城先生が会長でございます。中曽根総理も外務大臣も日ソ親善の必要性は言っておられ、私も同感なんでございます。そういう意味合いで、その仕事をしております立場からもちょっと言わしていただきます。  私はレフチェンコなる者に会ったことも見たことも何にも一切関係ない立場でございます。レフチェンコが……

第98回国会 法務委員会 第3号(1983/03/04、36期、日本社会党・護憲共同)

○横山委員 質問を始める前に、委員長にちょっとお願いがございます。  先ほど理事会でちょっと荒れましたので、失念をしてしまって提案するのを忘れたわけであります。  先般の委員会でも少し話題になりましたが、少年犯罪がきわめて社会的な問題になっておる。当法務委員会及び法務行政におきましても、罪を犯しました少年の処遇あるいは少年院なり鑑別所なり少年刑務所を出ました少年の保護等について、きわめて重要な役割りをしておるわけであります。  昨日でしたか、参議院におきまして、学校暴力を中心にするいろいろな討議が行われましたけれども、当委員会としても、激増いたします少年犯罪につきまして大変関心を持ち、かつ心配……

第98回国会 法務委員会 第5号(1983/03/23、36期、日本社会党)

○横山委員 皆様、どうも御苦労きまでございます。  非常に感銘の深いお話でございました。  岡村さんと菊地さんに伺いたいのですけれども、少年院を出るまでは、いまお話のございますように本当にあらゆる努力を続けていらっしゃる。調査官としても、少年をいろいろな家庭状況や何かをお調べになっていらっしゃる。その任務が終わった後、少年院なり家庭裁判所のアフターケアというのは一体あるんだろうか。先ほど坂本さんから、半分以上は何かのきっかけでまただめになるというお話がありました。私もそうは思うのですけれども、仮にそうだといたしますと、少年院なり家庭裁判所なりの蓄積された少年の観察、措置の方法、そういうものは後……

第98回国会 法務委員会 第6号(1983/04/12、36期、日本社会党)

○横山委員 マンションについて質問いたします前に、緊急の問題について御報告を求めます。  津の三重刑務所におきまして、受刑者のうち三人が急死をし、そして二百人近い人が集団かぜという状況が出ました。まことに驚くべきものでございます。三月九日午後七時に三十九歳の人が苦しみ出して、駆けつけたときには心音が停止しておった。翌三月十日に二十八歳の人がやはり変死をした。朝になって刑務官が見つけた。こういうことは不可思議な話で、しかも同じところで二百人が相次いで集団かぜに似た現象を起こす。事件が刑務所の中であるだけに異様に感ずるわけでありますが、どういう状況でございましたか、御報告を求めます。

第98回国会 法務委員会 第8号(1983/04/26、36期、日本社会党)

○横山委員 私は、提出者を代表し、建物の区分所有等に関する法律及び不動産登記法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明いたします。  まず、案文を朗読いたします。     建物の区分所有等に関する法律及び不動産登記法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について格段の努力をすべきである。  一 法改正が国民一般に与える影響、とりわけ管理組合の運営に与える影響にかんがみ、その趣旨及び内容の周知徹底を図り、適正に相談に応ずることができるよう配慮すること。  二 建替え等に際し、経済上の理由によりこれに参加することができない者に対する援助等の措置について、政……

第98回国会 法務委員会 第9号(1983/05/18、36期、日本社会党)

○横山委員 ロッキード裁判田中角榮被告に対する論告、最終弁論が行われました。翻って、今日まで検察陣が非常な努力をしてきたことを多とするのでありますが、これらの検察側の今日までの方針、法廷内外における方針について法務大臣はどうお考えになりますか。
【次の発言】 法廷の実態を聞いているわけではありません。検察陣が起訴し、調査し、あるいは法廷において行った方針、態度について、あなたは最終的な責任者でもありますが、それについてどうであったかと聞いているのです。あなたの職務のうちです。
【次の発言】 それでは刑事局長にお伺いいたしますが、いまの私の質問は、要するに今日までの検察陣のありようについて遺憾な……

第99回国会 法務委員会 第2号(1983/08/10、36期、日本社会党)

○横山委員 まずもって委員長初め同僚諸君にお礼を申し上げたいのでありますが、今月の二日、名古屋市内におきまして右翼に暴力を受けたことにつきまして大変お見舞いをいただきましたことをお礼を申し上げます。  八月二日、私は国会報告のために、こういう形の服装で、社会党員二名と一諸に名古屋市内を街頭報告をいたしておりました。そして、中区の右翼の事務所がある前を通過するときでありました。私は、そこに右翼の事務所があることは前から知っておりましたが、たまたま通ったわけであります。一方通行のところでございまして、何げなしに前を見ますと、後であっと思ったのですが、大きな街宣車がございました。その街宣車がもしなか……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 決算委員会 第1号(1984/02/23、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  今回、図らずも当決算委員会の委員長に選任されまして、その職責の重大さを痛感しておる次第でございます。  申し上げるまでもなく、本委員会は、国の予算が適正かつ効率的に使用されているかどうかを中心といたしまして、決算全般について審査し、また調査する重要なる使命を持っております。  私は、甚だ微力でございますが、幸い練達なる理事並びに委員各位の御協力を賜りまして、円滑なる委員会の運営を図り、重責を全ういたしたいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。  簡単ではございますが、委員長就任のごあいさつにかえさせてい……

第101回国会 決算委員会 第2号(1984/03/05、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  この際、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員になっております。これよりその補欠選任を行いたいと存じますが、これは、先例によりまして、委員長において指名することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、谷洋一君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、昭和五十五年度決算外二件を一括して議題といたします。  ただいまの各件は、第九十六回国会に提出され、第九十八回国会で概要説明を聴取の後、審査を行ってまいりました。  本日は、それらの経過に基づき、各件について締めくくり総括質疑を行い……

第101回国会 決算委員会 第3号(1984/03/26、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  昭和五十六年度決算外二件を一括して議題といたします。  ただいまの各件は、第九十八回国会に提出され、第百回国会で既に概要説明を聴取しておりますので、今回はお手元に配付の昭和五十六年度決算外二件の説明資料等によって御承知おきいただきたいと存じます。  本日は、まず、総理府所管中環境庁について審査を行います。  まず、環境庁長官から概要の説明を求めます。上田環境庁長官。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。西川会計検査院第一局長。
【次の発言】 これにて説明の聴取は終わりました。

第101回国会 決算委員会 第4号(1984/03/29、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  昭和五十六年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、会計検査院所管について審査を行います。  まず、会計検査院長から概要の説明を求めます。鎌田会計検査院長。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。西川会計検査院第一局長。
【次の発言】 これにて説明の聴取は終わりました。
【次の発言】 これより質疑に入るのでありますが、本日の質疑は、理事会の申し合わせにより、委員長が各党共通の質疑を代表して行い、一たん委員会を散会した後、検査院当局と委員各位との自由な意見交換を行うことになっております。委員各位の御参加をお願いいたし……

第101回国会 決算委員会 第5号(1984/04/12、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  昭和五十六年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、総理府所管中防衛庁について審査を行います。  まず、防衛庁長官から概要の説明を求めます。栗原防衛庁長官。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。佐藤会計検査院事務総局次長。
【次の発言】 これにて説明の聴取は終わりました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。井上一成君。
【次の発言】 新村勝雄君。
【次の発言】 玉城栄一君。
【次の発言】 防衛庁の認識を伺いたいと言っていますが…。

第101回国会 決算委員会 第6号(1984/04/13、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  昭和五十六年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、労働省所管について審査を行います。  この際、お諮りいたします。  本件審査のため、本日、参考人として雇用促進事業団副理事長岩崎隆造君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 それでは、まず、労働大臣から概要の説明を求めます。坂本労働大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。秋本会計検査院第三局長。

第101回国会 決算委員会 第7号(1984/04/18、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  昭和五十六年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、総理府所管中北海道開発庁、国土庁、北海道東北開発公庫、建設省所管及び住宅金融公庫について審査を行います。  この際、お諮りいたします。  本件審査のため、本日、参考人として日本道路公団理事渡辺修自君、大城金夫君、本州四国連絡橋公団理事向井清君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 それでは、順次概要説明を求めます。  まず、稻村国務大臣から北海道開発庁及び国土庁について概要の……

第101回国会 決算委員会 第8号(1984/04/19、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  昭和五十六年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、裁判所所管及び法務省所管について審査を行います。  この際、お諮りいたします。  裁判所所管の審査に関し、国会法第七十二条第二項の規定による最高裁判所長官の指定する代理者から出席説明する旨の要求がありました場合は、これを承認することとし、その取り扱いは委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 それでは、順次概要説明を求めます。  まず、裁判所所管について概要の説明を求めます。勝見最高裁判所……

第101回国会 決算委員会 第9号(1984/04/25、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  昭和五十六年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、総理府所管中行政管理庁及び経済企画庁について審査を行います。  この際、お諮りいたします。  本件審査のため、本日、参考人として石油公団総裁和田敏信君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 それでは、順次概要説明を求めます。  まず、行政管理庁長官から概要の説明を求めます。後藤田行政管理庁長官。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。西川会計検査院第……

第101回国会 決算委員会 第10号(1984/04/27、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  昭和五十六年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、郵政省所管及び日本電信電話公社について審査を行います。  まず、郵政大臣から概要の説明を求めます。奥田郵政大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院当局より検査の概要説明を求めます。佐藤会計検査院事務総局次長。
【次の発言】 次に、中村会計検査院第五局長。
【次の発言】 次に、日本電信電話公社当局から資金計画、事業計画について説明を求めます。真藤日本電信電話公社総裁。
【次の発言】 これにて説明は終わりました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許……

第101回国会 決算委員会 第11号(1984/05/09、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  昭和五十六年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)、昭和五十六年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)、昭和五十六年度特別会計予算総則第十一条に基づく経費増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その2)、以上三件の承諾を求めるの件、昭和五十七年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書、昭和五十七年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書、昭和五十七年度特別会計予算総則第十一条に基づく経費増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書、以上三件の承諾を求めるの件、昭和五十六年度決算調整資金からの歳入……

第101回国会 決算委員会 第12号(1984/05/11、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  昭和五十六年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、通商産業省所管、中小企業金融公庫及び中小企業信用保険公庫について審査を行います。  この際、お諮りいたします。  本件審査のため、本日、参考人として石油公団理事勝谷保君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 まず、通商産業大臣から概要の説明を求めます。小此木通商産業大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。仁村会計検査院第四局審議官。

第101回国会 決算委員会 第13号(1984/05/18、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  昭和五十六年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、総理府所管中総理本府等、沖縄開発庁及び沖縄振興開発金融公庫について審査を行います。  まず、中西国務大臣から総理本府等及び沖縄開発庁について概要の説明を求めます。中西国務大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。西川会計検査院第一局長。
【次の発言】 次に、秋本会計検査院第三局長。
【次の発言】 次に、中村会計検査院第五局長。
【次の発言】 次に、沖縄振興開発金融公庫当局から資金計画、事業計画について説明を求めます。岩瀬沖縄振興開発金融公庫理事長。

第101回国会 決算委員会 第14号(1984/07/11、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  昭和五十六年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、運輸省所管及び日本国有鉄道について審査を行います。  この際、お諮りいたします。  本件審査のため、本日、参考人として日本鉄道建設公団総裁内田隆滋君、理事鈴木登君、理事萱場英造君、理事吉村恒君、宇宙開発事業団副理事長園山重道君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 それでは、まず、運輸大臣から概要の説明を求めます。細田運輸大臣。

第101回国会 決算委員会 第15号(1984/07/20、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  この際、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員になっております。これよりその補欠選任を行いたいと存じますが、これは、先例によりまして、委員長において指名することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、森下元晴君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、昭和五十六年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、外務省所管について審査を行います。  まず、外務大臣から概要の説明を求めます。安倍外務大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。西川会計……

第101回国会 決算委員会 第16号(1984/08/07、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  この際、理事会の協議に基づき、歳入歳出の実況に関する件、特に会計検査院職員俸給の調整額の新設問題等について、委員長の私から一言政府に要望いたしたいと存じます。  まず、大蔵省及び人事院に対してであります。  会計検査院は、憲法上の機関として、国の収入支出の決算などの検査を常に独立不偏の立場から実施しており、その検査報告は、当委員会の決算審査にとって極めて重要な資料となっています。  会計検査院の検査の第一線に立つ調査官及び調査官補の検査業務は、国の各省庁を初め出資法人、補助団体等広い範囲にわたる各種事務事業について行われており、その実施に当たっては、会……

第101回国会 決算委員会 第17号(1984/10/30、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  本委員会は、歳入歳出の実況等に関する調査のため、去る十月三日から五日までの三日間、愛知県、岐阜県及び長野県に委員を派遣いたしました。  その調査の概要につきまして、便宜、本店から御報告申し上げます。  派遣委員は、近藤元次君、森下元晴君、貝沼次郎君、神田厚君、中川利三郎君及び阿部昭吾君並びに私の都合七名であります。  なお、長野県においては、林吾郎議員が現地参加されました。  調査箇所及び視察箇所は、名古屋通商産業局、トヨタ自動車株式会社堤工場、三菱重工業株式会社名古屋航空機製作所小牧南工場、日本道路公団名古屋管理局多治見管理事務所、長野営林局、上松営……

第101回国会 決算委員会 第18号(1984/11/21、37期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○横山委員長 これより会議を開きます。  昭和五十六年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、まず厚生省所管、医療金融公庫及び環境衛生金融公庫について審査を行います。  それでは厚生大臣から概要の説明を求めます。増岡厚生大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。磯田第四局長。
【次の発言】 次に、秋本第五局長。
【次の発言】 次に、医療金融公庫及び環境衛生金融公庫当局の資金計画、事業計画についての説明を求めるのでありますが、便宜これを省略し、本日の委員会議録に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。


各種会議発言一覧

27期(1955/02/27〜)

第22回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1955/05/27、27期、日本社会党(左))

○横山委員 友末さんに、時間がございませんから簡単に伺いますから、簡単に御答弁を願います。ガソリンを使う車は、主として大都市に多いのですが、石油を使うトラック、バス、これらについては、今度の法案でいくとかからないのですね。そうすると、少し不均衡になりはしないかということが考えられるのですが、ガソリン税を上げれば、石油を使うトラック、バス、こういう方面も税金を上げなければならぬという議論が出てくると思うのですが、その点をどうお考えになっておりますか。
【次の発言】 どうもはっきりしないようなお話でございますが、先ほども小野さんからお話が出ましたが、私の手元にあります資料にもあるのですが、幾つかの……

第24回国会 運輸委員会観光に関する小委員会 第3号(1956/04/20、27期、日本社会党)

○横山利秋君 最初に千葉さんにお伺いしたいのですが、もういろいろと質問もありましたから、重複を避けます。ただ一つお伺いしたいのは、あなたは先ほど米軍にも誠意がある、こういうふうに考えておるとおっしゃったのですが、少くともわれわれが考えて、今日の段階では誠意があるとは思えないのだが、その段階であなたが誠意があるとおっしゃるのは、返還の確たる見通しを持っておる、こういうふうな意味を含めてのお話でございますか。
【次の発言】 率直に申しまして、そのお答えでしたら、人がいいにもほどがあるという感じを私は受けるのであります。なぜならば、もうかわりの宿舎ができたら返しますということは、累次にわたっておる。……

第24回国会 運輸委員会観光に関する小委員会 第5号(1956/06/01、27期、日本社会党)

○横山利秋君 関連して少しお伺いいたしたいのでありますが、今の代替の問題ですけれども、記録をずっと読んでみますると、米軍の回答で、入り切れないから待ってくれという回答は一回もないのでありまして、逆に、代替施設ができたら必ず返すという回答ばかりで、しかもその代替施設はできた、さあどうだというのが今日までの関係であったと思うわけです。今委員長が質問された点については私ども同様に杞憂に感ずるのでありますが、これが杞憂に終ればいいのでありますが、非常に心配するわけであります。新たなる米軍の遷延策というふうな点が見られてはならないのでありますが、その点について、米軍の真意というものがどういうところにあり……

第24回国会 商工委員会大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1956/05/18、27期、日本社会党)

○横山委員 繊維工業設備臨時措置法案についての委員会の審議を読んでみまして、この審議を通じて私どもが考えられる特徴が幾つかあります。議論の分れるところばかりにさておくといたしましても、共通的な問題として特徴がございますのは、第一に、この法案というものは、国内の問題でなくして、国外の問題から必要が起っておる、こういう点が第一の特徴であろうかと思う。第二審目に、この法案というものは、目的の産業をよくするために、関連いたしますよその産業の犠牲において立案されておる、こういう点が大いに議論をされております。第三番目に、その審議に際して、立案に際して犠牲となるべき産業の声がすなおに反映する機会が与えられ……

第24回国会 地方行政委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号(1956/03/08、27期、日本社会党)

○横山委員 今の論争の焦点は、自治庁の数字が正しいか、運輸省の数字が正しいかという非常にややこしいことにたつてしまつておるわけであります。私はちょっと変つた面からお伺いしたいんですけれども、とかく燃料の消費見込みについては、歴年地方行政委員会なりあるいは大蔵委員会なりあるいは運輸委員会で議論のあるところです。その議論の中で考えられたことは、一体燃料の消費見込み課税収入がどういう実績をたどつておるかということであります。と申しますのは、常に担当の運輸省と、それから税を取る大蔵省なり自治庁との間には、とかくの見解の相違が歴年あるわけであります。歴年あるけれども、それではふり返つてみて去年はどうだ、……

第26回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1957/03/13、27期、日本社会党)

○横山委員 簡単に高木さんにお伺いしたいと思います。先ほどのあなたのお話は非常に傾聴いたしましたが、時間がなかったせいでしょうか、まだ高木さんの言い足らないところがあるかと思うのであります。たとえば今議論しておりました租税特別措置、税が公平であらねばならぬけれども、しかし今日の経済政策上必要なこと等、いろいろな角度から主張されるが、公平論の、ここへ迫ってくる政策上の特別措置のリミットを一体どういうふうに考えておられるか。非常に抽象的でありますけれども、どこまで野放しにしておくか、私はそれをある程度限定したい。限定をして、納得するべきリミットというものを先生方はどういうふうにお考えでありましょう……

第26回国会 大蔵委員会税制に関する小委員会 第1号(1957/05/20、27期、日本社会党)

○横山小委員 私も今の問題についてはいろいろ質問したいし、意見も持っておるわけですが、きょうはお休みでありますから、また次回に回しまして、ついでに志場さんに、少し再近の税制の納税上問題となっていことについてお伺いしたいと思います。  それは、この間私が選挙区へ帰りましたら、納税者の方が五、六十人集まって、何かとにかく大蔵委員をやっておるものに来いということで行きましたら、今度法人の事業概況説明書ができて、それをやれ、こういうわけだが、わしらにはとてもじゃないが、やれぬ。そうして見せてもらったのが、こういう二枚つづりの実に膨大な調査の要求であります。私はそんなことを知らぬと言うたら、これは零細な……

第26回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○横山分科員 政務次官がもうじきお見えになるそうでありますが、お見えになるまで、国税庁長官に少しお伺いをいたしたいのです。私のきょうの質問の骨子となるのは、税及び税に付帯する諸問題が中心であるわけであります。順序が少し逆になるかと思うのでありますが……。  最近ちまたへ行って聞きますと、税務署に対するいろいろな批判があります。たとえば納税貯蓄組合に対しては、ボスが非常に介在をして、それによって適当なことがあるという話があります。青色申告会、あるいは法人会が寄付ばかり集めておるという話があります。また一昨々日でありましたか、税務署の汚職の問題が新聞に出ておったのであります。こういうことは、先年で……

第28回国会 大蔵委員会税の執行に関する調査小委員会 第1号(1958/01/16、27期、日本社会党)

○横山小委員 先ほどからいただきました文書を拝見しておるのですが、非常に貴重な御意見をいただきまして、敷衍をして記録にも少し残しておきたい点もございますから、お尋ねをいたしたいと思います。  今委員長が申しましたように、最初の重点は、査察、あるいは特調、あるいは協議団というところに置かれておるのです。東京、大阪、名古屋といろいろお役所の意見と直接納税者の意見も聞きまして、私どもとしては、一言に申しますと、税をより民主的に、科学的に、合理的にするためには、権力的な支配、権力的な背景というものをなるべくなくしていきたい、こういう観点から、直接に納税者の意見も聞いたのですけれども、相当深い意見やある……

第28回国会 大蔵委員会税の執行に関する調査小委員会 第2号(1958/02/12、27期、日本社会党)

○横山小委員 税の執行の小委員会も、回を重ねることもう五、六回にわたったのでありますが、この間の問題について、労働問題ということになっておりますけれども、この間懸案となっておりました問題をまず国税庁から御報告願いたいと存じます。それと申しますのは、先日の小委員会におきまして、大阪付近における納税協会のあり方について若干の疑義が生じまして、国税庁に調査を要求しておいたわけであります。その結果をまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 御調査によりますと、私ども大蔵委員会として要望しておる線に沿って行動していらっしゃることは事実のようであります。しかし承わりますれば、九月の二十日に通牒が出て……


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1958/11/01、28期、日本社会党)

○横山小委員 私まだ詳しいことは調べていないのでわからぬですけれども、この警察が逮捕したのは法律的な点ですが、何法のどういう点に該当するという疑いがあったか、またこれらの両会社はそのほかの何法のどういう点に該当する疑いがあるかという点を一つ伺いたい。
【次の発言】 それで北国銀行が情を知りこういうことに応じたという疑いは今日までありませんか。
【次の発言】 吉田倉庫と丸益が法に触れる疑いがあるという点について、今お伺いした限りにおいては、丸益が加害者で吉田倉庫が被害者であるかのごとき御説明のようでしたが、どうして両方が逮捕されるのですか。

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第1号(1959/02/04、28期、日本社会党)

○横山小委員 私はこういうことを感じたのです。今吉國さんから非常に論理的な問題について十分にお話を聞くことになるのですが、もう中旬にその法案も出てくるであろうし、あらまし局長からお話を伺ったのですから、今他の委員からもあらましのことについての御質問があるというならば、私もそれに関連して若干この種の問題について質問をいたしたい。それから委員長からお話が出た来週の予定についても御相談が願いたい点がある。従って、吉國さんの御説明は、いずれそれに関連して持っていったらどうであろうか。今ここで御説明になったら、おそらく一時間も二時間もおやりになるだろうから、昼飯にも差しつかえることになりはせぬかと心配し……

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第2号(1959/02/18、28期、日本社会党)

○横山小委員 この徴収法については別の機会に承わることにいたしまして、二、三お返事をいただく予定になっておりますものを、お尋ねをいたします。  先般の小委員会で四つばかり御質問をしました第一番の保全担保の問題につきましては、別途御相談をしておられるようでありますから、きょうは保留をいたしまして、二番目の、税務署の御都合で納税者に不便を与える場合がある。確定申告の事後審査で、税務署の御都合でおくれても、利子だけはちゃんとお取りになるという点はどうか。これが第一ですね。それから、第二番目には、名古屋で起りました、時効にかかる直前に、書類を適当にお作りになって、時効を延長したということについての御報……

第33回国会 災害地対策特別委員会通商産業等小委員会 第2号(1959/11/17、28期、日本社会党)

○横山小委員 まことにお待たせして恐縮でございました。本委員会に提案をされております国有の機械等の売払等に関する特別措置法案、この点を中心にして政府の見解をただしたいと思うのであります。  この法案は、実は本委員会においても、もうすでにいろいろと二、三の者と話し合っておるわけですけれども、要するに、実効が乏しいという点が各一致したところであります。なぜならば、法案要綱にございますが、貸付または交換する場合においては五割引きをするといっております。しかしながら、それにはリミットがございまして、当該中小企業者の受けた損害額を限度としてとあるわけであります。この点は先般も局長にはよくお話ししたのです……

第34回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第1号(1960/04/08、28期、日本社会党)

○横山委員 委員長、ちょっと速記をとめて下さい。

第34回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第2号(1960/05/06、28期、日本社会党)

○横山小委員 あまり時間もございませんけれども、この間私の手元に来た全国商工新聞を見ますと、全国税労組近畿地連南大阪支部長岡田禎勝、二十六才、これが「昭和三十三年二月十二日、堺市北新町付近の道路上で大阪商工団体連合会事務局長三国良雄氏に、岡田氏が署長から渡されていた税務署の”虎の巻”といわれる営業庶業等所得標準率表、所得業種目別効率表の内容をもらしたとして、三十三年四月十五日に国家公務員法第百条違反にとわれ、起訴されていたもの。」に対して、大阪地方裁判所は本年四月六日の第十四回公判で無罪の判決をしたという報道が出ていますが、これは村山さんが首切った人ですか。あなたの時代じゃありませんか。


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号(1961/02/14、29期、日本社会党)

○横山小委員 大蔵委員会の決定に基づきまして、税制及び税の執行に関する小委員会が発足することができましたのは、まことにけっこうなことだと私は存じておるわけであります。  そもそも、戦後の徴税の状態と今日の状態、税務行政機構を考えますときに、この十五年間には非常な変化を遂げておるのでありますが、特に戦後の混乱期とも申すべき状態におきましては、一方では非常に権力的な立場が余儀なくされ、また納税者の方といたしましても帳簿記帳などが粗雑でございますから、そういうような両者相待って、片や密告制度が採用されたり、あるいは報償制度が採用されたり、そういう混乱期の状態でございましたが、今日におきましては、いろ……

第38回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第2号(1961/02/22、29期、日本社会党)

○横山小委員 きょう配付をいただきました中間報告以後の状況、今いただいたばかりでありますから、恐縮でございますが、あらまし御説明願えればけっこうです。
【次の発言】 拝見をいたしましたところ、格別の配慮を払っていらっしゃるようで、まことにけっこうでありますが、中で、当時も指摘をいたしましたけれども、まだどうしてかという感じがいたしますのは、たとえば査察に着手せられた内容でありますが、圧倒的に中小企業が多くて、しかも同族会社が多い。これはワン・マン経営が多くて内部牽制の組織が整っていないからだ、こういうお話でありますが、一方、大法人においては、内部が充実しておるから、あまり問題がないのだというよ……

第38回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第3号(1961/03/01、29期、日本社会党)

○横山小委員 この間に引き続きまして質問検査権についていろいろな角度から伺いたいと思います。  質問検査権と、捜索、領置、臨検というものとの法律上の違いは一体どういうところにあるのか。法律上ですよ。実際の問題についてはまたいろいろと議論がありますが、質問検査権と、捜索、領置、臨検の権限をもってやる場合との法律上の違いをお伺いいたします。
【次の発言】 それはもう百も承知のはずなのです。質問検査をする場合にどの程度までが許されておるか、質問というものは一体どういうことであり、検査というものはどういうことなのか。
【次の発言】 きわめて明快でよろしい。そこで検査と捜索とはどう違います。

第38回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第4号(1961/03/15、29期、日本社会党)

○横山小委員 この間の小委員会で、私から次の議題といって、たしか、反面調査の限界、夜間捜査の限界、質問検査権の限界、それから犯罪捜査のためと解されてはならぬという言葉の解釈、必要があるとき、認められるときという語句の解釈、挙証責任、立ち入り権についての定義等について御調査をお願いしておくということになりましたがきょうは私も、あまり時間がございませんので、その中の一つ二つを取り上げまして、問題を明らかにしていただきたいと思います。  第一は挙証責任の問題です。挙証責任につきましては、最初御答弁をいただかなくても、私ども調査をいたしました観点では、まだ司法上問題は明らかでないという点は実は承知をい……

第38回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第7号(1961/05/10、29期、日本社会党)

○横山委員 先般来、本小委員会で、私は、徴税の基本的な問題であり、かつあらゆる納税者にすべて関係があります問題を取り上げまして、主として質問検査権あるいはまた挙証責任あるいはそのほかの問題を取り上げておるのでありますが、ここに誤解を生ずるおそれもなきにしもあらずでありますので、一言私の立場を申し上げておきたいと思うのであります。  従来本小委員会で税務行政のあり方としていろいろ議論いたしました中で、私は、戦後の混乱期ならいざ知らず、今日にあっては、より合理的な民主的な徴税行政が行なわれなければならぬ、その意味では、できる限り戦後の混乱期の権力的な要素を――できる限りと言っておるのですが、できる……

第38回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第8号(1961/05/19、29期、日本社会党)

○横山小委員 長官がどうしても御都合が悪いそうで、まことに残念であります。きょうは一つ、変わった問題につきまして、国税庁の方針を、それに基づいて、ただしたいと思うのです。  こういう質問をせざるを得ない経緯というものについて、つくづく私は感ずるところがあるのでありまして、まことにこういう結果になることを残念に思います。この残念という意味は、国税庁とその労働組合との労使関係が不円滑であって、この問題の話し合いができないはずがない。こういう問題を本委員会において取り上げますことはいかがであろうかという気持もありますけれども、しかしながら、それにしても、私もお願いをいたしました両者の努力というものが……

第38回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1961/03/02、29期、日本社会党)

○横山分科員 いろいろお伺いしたいのですが、時間もありませんから、問題点をわずか二つにしぼってお伺いをいたします。  大蔵省の予算の中に、相互防衛援助協定交付金として、アメリカの軍事顧問団に対する交付金に必要な経費として三億七千二百万円が計上されておるのでありますが、これは何に使われる金でありますか。
【次の発言】 軍事顧問団に交付されるという三億何がしは、何のために使われるのですか。
【次の発言】 三億が日本人労務者の給与、残りは旅費というのですが、旅費は日本人の労務者の旅費でありますか。
【次の発言】 交付金のほかに住宅等の現物が給与されるのでありますが、それはどういう経費から落ちますか。

第39回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第3号(1961/11/28、29期、日本社会党)

○横山小委員 恐縮ですが、時間の関係でそのままずばりでお伺いします。先般米子の百貨店問題の調査に参りました。高島屋百貨店が米子に進出をするに際しまして、米子の市長、商工会議所、米子信用金庫の理事長が発起人になって、そうして米子信用金庫が高島屋百貨店に出資をするという話を聞いたわけです。これは銀行局としては御存じないことであるかどうか、また御存じであるとするならば、それは一体信用金庫の持つ性格その他からいって適当なことであるかどうかお伺いします。
【次の発言】 高島屋です。
【次の発言】 きょうは問題を提起するだけにとどめますから、この次の機会に御報告を受けたいのですが、私が受けました印象は、米……

第40回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第3号(1962/07/19、29期、日本社会党)

○横山小委員 春日さんの質問に関連をして私の意見を申し上げ、御答弁が願えるかどうか御参考までにお聞きします。  要するに私も全く同感でございますが、これは、一般の市中金融のやり方、条件とどこが違うかということを明らかにしてもらいたい。これはまず第一の手がかりだと思います。そのためには保証人のあり方、それから担保のあり方、それから下限等についても、具体的にその手がかりが生まれると思う。  第二番目に、先ほどの質問が出ましたけれども、保証協会に保証を頼みに行ったときに、お宅は保証の必要がないという保証をしてもらいたい。つまり私の申し上げたいのは、かつて私も申し上げたように、保証協会が、ある場合保証……

第40回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第2号(1962/04/25、29期、日本社会党)

○横山小委員 国税庁の次長がまだおいでになりませんから、主税局長の方から総括的に、今後の法律の制定後における諸問題について、こまかい問題をも含むのでありますけれども、あらましただしておきたいと思うのであります。まず第一に、あるいは国税庁側にただすべきことかもしれませんけれども、法律を制定いたしましたあとにおけるこの執行に関連して、立案当局としてどういう問題を考えておるかという点から一、二御質問いたしたいと思います。  第一には、この国会の審議を通じて大蔵省として得たもの、また考えるべき点をどういうふうに考えておるかという点からであります。その一つは税制調査会の今後のあり方という問題、税制調査会……

第40回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1962/02/20、29期、日本社会党)

○横山分科員 私は大蔵大臣に、関税を中心にして貿易政策について二、三お伺いをしたいと思います。  その前に、私の持ち時間もあまりたくさんございませんから、私が聞きます前提になることをまず言うておかなければなりません。最近の国際的な経済情勢に多くの特徴がありますが、私が特に質問をしたい焦点として四つあります。一つは、欧州共同市場が非常に発展をしておる。この発展が日本の産業及び貿易に加速度的に非常な影響を与えることがすでに予想される。第二番目には、アメリカがEECに非常な接近をして、そのために互恵通商法案を新たにアメリカの国会に出そうとしておる。これはまた直接間接にわが国の産業に甚大な影響をもたら……

第43回国会 予算委員会第一分科会 第8号(1963/02/25、29期、日本社会党)

○横山分科員 きょう私が大臣大臣並びに国税庁、主税局にお伺いをいたしたいのは、税の徴収に関する面であります。  私どもは、国会において税法の改正を主として議論をし、その法律によってそのまま行なわれると思いがちでありますが、最近におきましての町の話は、法律の改正というものと、それから実際に税金がとられるというものとは別問題である、いわゆる税務署のさじかげんというものがどうしてもある、これが偽らぬ庶民、特に企業者の考えなのであります。従って、税法上の不公平ももちろんわれわれは重要視しなければなりませんが、徴税上の不公平もまた看過することのできない大問題だと思っています。大臣に一番最初に、感覚的なこ……

第43回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1963/02/21、29期、日本社会党)

○横山分科員 時間がおそくなって恐縮ですけれども、私の質問は、中小企業問題について、直接大臣の所管ではないけれども、しかし、大臣が骨を折ってもらわなければ困ることばかりを申し上げて、御意見を伺いたいと思うのであります。時間がございませんから、質問は、きわめて現象的な問題の取り上げ方をいたしますけれども、それはそれなりに法的な裏づけがあり、問題が深く存しておることだということを御記憶願います。  まず窮一の質問は、商売屋へ税務署が夜行って調査する、そういうことは妥当ではない。言うまでもなく、税法においては、夜明けから日没まで――夜明けはまだ行かぬでしょうけれども、大体日没まで、役所の定時間までと……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1964/02/07、30期、日本社会党)

○横山小委員 政府側にお伺いしたいのですが、同僚諸君にも行かれた方があろうと思いますから具体的に質問があると思いますが、いま藤平さんから伺った二つの問題ですね。ブラジルへ借り入れ金として持っていったものを資本金に繰り込むことが第一、第二番目には、ブラジルに進出しておる金融機関を通じて日系企業のめんどうをもう少し見てもらいたい、要約すればこの二つになるのですが、時間の関係上率直に、政府側の対ブラジルの経済情勢の認識及びこの要望について、どういうふうにお考えですか。
【次の発言】 それが答えですか。
【次の発言】 それで認識はわかったのですが、具体的な要望二項目について……。

第46回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1964/02/20、30期、日本社会党)

○横山分科員 短い時間の問題でありますから、一つだけの問題でありますが、運輸省並びに農林省、建設省に聞きたいと思います。  伊勢湾台風は、ばく大な人命と国の財産及び国民の財産を喪失いたしまして、そのために、三十六年の春から百八億の巨額な費用をかけて、延々伊勢湾に八千二百五十メートルの大防潮堤を建設する。そして愛知県の海部郡弥富町から知多郡の知多町にかけまして工事中のものは、本年にはほぼ完成をして、再びあの大惨害を避けるという大工事がいま竣工の手前にあるわけであります。しかるところ、昨年の夏運輸省は、その大防潮堤の出入口、主開口部三百五十メートル、副開口部五十メートルを、一挙に、地元の陳情があっ……

第48回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○横山分科員 最近精神病患者の犯罪が激増しておる模様でありますが、これは春先になると通常出てくるものだと一般にはいわれておりますが、それにしてもあまりにも多いのであります。取り上げました幾多の新聞を簡単に列挙しますと、これは本月の二十二日、東京港区の都営アパートで強度のノイローゼにかかった元自動車運転手の夫が妻を刺殺する事件が起きた、それから岩国では異常性格の大工がアベックを刺して列車妨害をはかった、十五日には名古屋で猟銃を乱射して列車爆破をたくらんだ、また愛知県では金づちを振り回して八人に重軽傷を負わせた。まさに日ごと夜ごとの新聞を見ますと、精神病患者ないしはそれに疑わしき者の犯罪というもの……

第48回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○横山分科員 私は、予算の骨格をなす財政法についていろいろとお伺いをしたいのでありますが、私が財政法を議論をいたしますために、最高裁の事務総長においでを願ったのであります。どういうようなことを私が言いたいかは、順次ひとつ大臣に御判断願うために、しばらく聞いておっていただいてけっこうです。  最高裁事務総長にお伺いをするのですが、私の手元にございます昭和四十年度概算要求重点事項、これは、最高裁が大蔵大臣あてに四十年度予算として提出をされたものだ、この内容は間違いありませんね。――私も、この内容をつぶさに調べてみましたし、また私としても、今日の裁判制度についていろいろと調査をしてみました。御存じの……

第49回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号(1965/08/11、30期、日本社会党)

○横山小委員 いろいろとお伺いしたいことがあるのですが、最初に、青色申告は帳簿を調べて間違いを正しく指摘し、しかるのち更正決定をするということについて、もう本委員会でこの問題を取り上げたことは、私の経験をもっていたしますとずいぶん多いのであります。そのたびごとに御返事をいただき、まあまあ納得をするわけでありますが、全国においてこの種の紛争事件は実にとどまるところを知らない。それで裁判の判例も幾つか出ておる。ほんとうに帳簿をきちんと調べて後やったか、また理由付記についても争いのないようにきちんと理由付記をしたか、そういうことについては、もういいかげんに国税庁の親切な指導というものが徹底していなけ……

第51回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号(1966/04/21、30期、日本社会党)

○横山小委員 きょうは、実は同僚諸君とともに、税の執行に関する問題をたくさん持っておるわけでありますが、あまり私ばかり時間をとるわけにいきませんので、てにをはを抜きにして、問題点を次から次へと申しますから、もしもお答えができないときには、次の機会までになるべくすみやかにひとつ問題を整理していただきたいのであります。  第一の問題は、法律でこうきまっておるのに、通達でそれをごまかしておると言っては語弊がありますけれども、おかしくなっておるという問題であります。所得税法二十三条「利子所得とは、公社債及び預貯金の利子並びに合同運用信託及び公社債投資信託の収益の分配に係る所得をいう。」また、「利子所得……

第51回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第2号(1966/06/01、30期、日本社会党)

○横山小委員 先月十九日でありますか、国税庁は、ちまたの話によりますと、まさに史上最大の手入れといわれておるのでありますが、百数十人の税務職員を動員をして、日証並びに東京大証の査察を行なわれた模様であります。この今回の査察の意義はきわめて大きく、また影響するところもきわめて甚大でありますから、私の質問も慎重にいたすつもりではありますが、ともあれ、まず第一に、国税庁から、いかなる理由があって、いかなる事態を除去するためにこの大規模な査察が行なわれたのか、まず御報告を受けたいと思います。
【次の発言】 延べ動員一日にどのぐらいでございましたか。


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第1号(1967/07/21、31期、日本社会党)

○横山小委員 この最初のところに、十一月中間報告をしたと書いてありますが、財政制度審議会が付託されておる案件というのは、そもそも何ですか。
【次の発言】 さしあたり弾力的運営と減債制度ですが、国会でよく問題になっておる財政法の問題ですね。大体、この財政の弾力的運営というのは、ことばをかえていえば何ですか。財政法をうまくごまかして予算をつくるということに通ずるわけなんですが、ある意味ではそういうことですか。
【次の発言】 それは問題提起のしかたがぼくはおかしいと思うのですよ。制度の審議会でしょう。財政制度の審議会が制度以前に何とかうまい抜け道はないものか、現行法のままにもっと解釈のしようによって……

第55回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号(1967/06/29、31期、日本社会党)

○横山小委員 かねがね懸案の小委員会が開かれましたことは、たいへんけっこうなことでございます。  この際、本委員会から付託されたと考えられる点を提起しておきたいのです。  一つは、裁判の判決に基づく諸問題の中の標準率表、効率表の公表の問題、二つ目は、納税者が減額修正するのは期限が二カ月しか許されておりませんが、税務署は三年ないし五年まで何回でも遡求がされることになっておりますので、それを中心といたします税務署とそれから納税者の権限の公平論、三つ目は、特別措置等において見られますが、一定の期間内に申告しなければその権限が利用できないということは、善意の過失ないしは税を知らなかった純粋な納税者に対……

第55回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第2号(1967/07/06、31期、日本社会党)

○横山小委員 ちょっとほかの問題から入りますけれども、人事院勧告が近くあるわけです。例年その中から議論の対象になる通勤費の問題についてお伺いしたいのですが、いま免税点はどうなっていますか。
【次の発言】 もう少し詳しい内容をそれじゃ聞かしてください。つまり、実費三千円の人は六百円に課税される、こういうわけですね。
【次の発言】 実費という意味ですが、電車、バス、地下鉄に乗って、その定期券の領収書を持って会社に行く、会社がそれを支弁するというかっこうに実際はなっているわけですね。  それで私が考えているのは、二つあるのですよ。一つは、これだけ通勤距離が広くなりましたときには、実際、自分の足で通っ……

第55回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1967/04/20、31期、日本社会党)

○横山分科員 関連して――驚いたことに、私の名前が出て、そうして本衆議院の委員会の会議録以外に、懇談をいたしましたことを御報告になり、しかも思いがけないことには、私はその場における雑談として、個人的な――個人的といっても、全く個人的ではありますまいが、それでもメモをきちんと持っておられ、それを本委員会で報告をなさるということでありましては、私も、場合によっては私の一身上の問題でもございますから、特に質問をいたしたいと思うのであります。  そういうお取り扱いはいささか意外でございまして、なるほど、議場外において懇談をするということは間々あることであります。しかし、その懇談のメモをきちんと持ってお……

第55回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1967/04/24、31期、日本社会党)

○横山分科員 LSTに関連をいたしましてお伺いをいたしたいのでありますが、運輸大臣は、二月の半ば米軍の立川基地にベトナムからLST船員の氷詰め死体が到着をしたことを御存じでありましょうか。
【次の発言】 米軍立川基地死体安置所で死体の検案を行なったのは警視庁でございますが、その死体の検案はどういう結果でございましたか。
【次の発言】 自殺の原因はどういう原因でございましたか。
【次の発言】 死んだ者から聞いたのですか。
【次の発言】 MSTSからはどういう報告がありましたか。
【次の発言】 この人はもう長年LSTの乗り組み員でありまして、あなたも御存じのようにもうずっと何回も何回も乗っておるベ……

第56回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号(1967/10/11、31期、日本社会党)

○横山小委員 久しぶりでありますからいろいろ聞きたいことがあるのでありますが、同僚諸君も御質問もあるようですから、ひとつ私は、きょうはいわゆる広告税に中心を置いて、政府側並びに国税庁側の意見を聞きたいと思うのであります。  手元に、これはどこの新聞か知りませんが、電通の調査の印刷物があります。これを見ますと、電通は「四十一年の総広告費と、四十二年および四十五年の見通しをまとめた。それによると、四十一年の総広告費は景気の好転を反映して前年よりも一一・四%増の三千八百三十一億円に達し、予想を上回る伸びを示した。」一方、四十二年は四十一年よりも一五%ふえて、総額四千三、四百億円に達した。四十三年以降……

第58回国会 予算委員会公聴会 第1号(1968/03/06、31期、日本社会党)

○横山委員 簡潔にお三人にお尋ねします。  まず正木さんにお伺いするのですけれども、予算のポイントになっていますが、継続費並びに債務負担行為――今回の防衛庁の汚職にもそれが非常に問題でございます。いまお話しの繰り延べ問題でもやはり問題で、今回のこの予算案を審議するに際しましても、何かそのアキレス腱になっているような気がするのであります。防衛庁の汚職についてはまだ全貌が明らかになっておりませんが、いまの継続費並びに債務負担行為のあり方、改善のしかた、運営のしかたについて何か御意見がございましたら承りたいのであります。  それから川田先生には、お話の業種転換の問題でございますね。私もその必要は感じ……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1968/03/13、31期、日本社会党)

○横山分科員 私が本日政府の意見をただしたいのは、刑事訴訟法並びに刑事補償法の改正についてであります。時間の関係上、問題の焦点を最初に申し上げます。  現在の法律におきましては、無罪の裁判が確定した場合、国は被告人であった者に対し、拘束中の期間についてのみ一日四百円以上、千円以下の補償にとどまっていますが、これはさらに非拘束中の期間の補償並びに裁判に要した費用をも補償すべきではないかというのが、私の提案の趣旨であります。なぜかと申しますと、人が刑事訴追を受けるのは、その人の人生の最大の不幸でありますが、罪なくして刑事訴追を受け、幸いに裁判において無罪となった場合でも、その人の受けた精神的、物質……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○横山分科員 関連。質問者と答弁者の間が全然かみ合わないのですよ。大臣、質問者と答弁者の話、ちっともかみ合わない。質問者としては、厚生省としての責任、厚生省としてのこの問題を提起している。たとえばいまの中で、詰めなければわからぬけれども、たとえば不合格品の中でも使えるものがある。そういう判断をしておられる。しかも千葉県はその例ではあるけれども、こう言う。そうなると、厚生省としてまだやらなければならぬことがあるような気がする。それから厚生省として、これは不合格品だといったものについてのあとの念査の問題が何ら責任を感じておられない、こういう点がある。  それから、返済の問題については、いま大臣が初……

第58回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○横山分科員 短い時間ではございますが、朝鮮に関係いたします諸問題について大臣の所見をただしたいと思います。  朝鮮の問題にはいろいろなケースがございますが、政治的に考えるべき問題、あるいは人道的に考えるべき問題、あるいは貿易行動の面から考えるべき問題等、幾つかのケースがございます。  最初は、人道上の例のコロンボ会談以降の問題について、数点にわたって簡潔にお伺いしたいと思うわけであります。  私の質問したい要旨はもう大臣もよくおわかりでございますから、項目をまず言っておきますが、コロンボで話ができなかった、しぼった理由は一体何であるか。つまり一万七千人の問題についてはいいけれども、あとの問題……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 法務委員会刑法改正に関する小委員会 第2号(1973/07/13、33期、日本社会党)

○横山小委員 ただいま委員長から御報告のございました、小委員会で私が委員長を通じて、衆議院議長のとられた措置につきましてただしていただいたわけでありますが、その問題に関連いたしまして、まず最高裁から伺いたいのであります。  私がこの質問をいたしますのは、違憲判決という初めてのことでございますから、国会側としても、それを受け取ったものとして慎重にこの種の問題のルールを、後世のためにも確立をしていきたいのにほかなりません。  最高裁にまず伺いたいと思います。  最高裁の規則をおきめになります際に、これが政府及び国会に関係のあることにつきましてはかってにおきめになるわけでございますか。それとも、政府……

第71回国会 法務委員会刑法改正に関する小委員会 第3号(1973/07/17、33期、日本社会党)

○横山小委員 私ども軽いかっこうでおりますので、どうぞ参考人の皆さんも上着をおとりください。  最初はやっぱりお芝居に関連して河竹さんにお伺いしたいのですが、たとえば先代萩で政岡がわが子が毒殺されるのを見て、三千世界に子を持った親の心はただ一つ、現在のわが子に死ねという親がどこのちまたにあろうかと言って嘆くわけですね。現代において政岡は存在するかといいますと、私はそういう政岡は現在においては存在しないのではないか、こう思います。  それから私も兵隊に行ったのですが、母一人、子一人の私が兵隊に行くときに、やっぱり人さまの前ですから、勝たずば生きて帰らじと、つまり死んで帰れと言うて、歌を一緒に歌っ……

第71回国会 法務委員会大蔵委員会商工委員会連合審査会 第1号(1973/06/26、33期、日本社会党)

○横山委員 本日の連合審査をするに先立ちまして、緊急に理事の一人である私から、簡潔に法務大臣の報告を求めたいと思います。  先般来殖産住宅の株価操作の不正の問題が社会の問題になっておりましたが、本朝の新聞によりますと、驚くべきことに、これが大蔵省並びに東証にまで波及をいたしまして、五人の者が家宅捜索並びに勾留を受けた模様であります。  商法の審議をいたしております私どもについては、この問題は看過することのできない重大な問題を法案審議に投げかけました。したがいまして、この際法務大臣から、この殖産にからまる事案の概要につきまして、本朝の報道を含めまして、報告を求めたい、こうお願いします。

第71回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1973/03/06、33期、日本社会党)

○横山分科員 いま人権問題が出ましたが、私もまたこれを別な角度で、ひとつ政府側の御意見を伺いたいと思います。  最初五分間ばかり、ぜひ聞いてもらいたい数字をあげます。  第一審において全部無罪となった人はどのくらいあるか、四十二年で八万三千三百五十九件の一審判決の中で四百十七人が全部無罪、無罪率は〇・五%。四十三年、八万一千百四件の判決人員のうち五百四十三人が無罪。四十四年、七万二千四百四件のうち四百七十五件。四十五年、七万一千七百五十四件のうち五百八十四件。四十六年、七万四千四百四十二件のうち四百四十八件。大体一年に四、五百人の人が一審において無罪になっています。この統計は二審、三審について……

第77回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号(1976/05/20、33期、日本社会党)

○横山小委員 この小委員会が先年発足いたしました際の経緯を私は承知をいたしておりますし、また、以来この小委員会が数々のいろいろな問題を取り上げたことを記憶いたしております。ここに、会期末ではございますけれども、小委員会の発足を心から歓迎をいたし、委員長以下同僚諸君とともに、ぜひともこの小委員会の十分な実績を上げたいと考えています。  その理由といいますのは、ほかの問題と違いまして、税の問題については納税者の心理は、法律はどうであろうと税務署のさじかげんということが、どうしてもついて離れないからであります。法律は知らないけれども、税務署のさじかげんでずいぶん変わるという感じを持っておるのでありま……


34期(1976/12/05〜)

第84回国会 法務委員会証人及び証言等に関する小委員会 第2号(1978/04/05、34期、日本社会党)

○横山小委員 私も時間がございませんので、一応お名指しはいたしますけれども、お名指しをしなかった先生にも御意見があれば付言していただいて結構でございます。  いま飯坂先生からお話がございました政治家の刑事責任と政治責任の問題でございます。確かに私どもは選挙に当たって自分の全人格を裸になって票に訴えている。単に政策の問題でなくて、個人横山利秋の人生体験をも訴えておる。その意味では、公職にある者は一般の国民と違ってプライバシーなり人権についてある意味ではみずから放棄しているのではないか、そう私は信じておる者の一人であります。しかしいま先生がおっしゃったように、挙証責任、みずから行動に出るべきだとい……

第84回国会 法務委員会証人及び証言等に関する小委員会 第3号(1978/04/12、34期、日本社会党)

○横山小委員 お三人の先生方、御苦労さまです。十二時までで、委員の質問がたくさんございますから、この間も実は御答弁くださる時間が長過ぎて質問の時間が超過になってしまいまして、御遠慮なさらぬでもいいですから、イエス、ノーというような意味で簡潔にお答えくだされば結構でございます。  ただ、前提として、いま野村さんのお話を聞いておりまして、塚本さんの御意見もそうでありますが、ロッキード事件の証人、ああいう雰囲気のもとにこの小委員会がつくられてきた傾向がありますので、私どもとしては、証人というのは三つのジャンルがあると思うのです。一つは、ロッキードのときのように被疑者的証人ですね。一つは専門家的証人、……

第84回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1978/03/01、34期、日本社会党)

○横山分科員 大臣を初め、政府側は御存じでございましょうが、きょうはスモン病の判決がある日であります。私は、恐らくカネミ油症の判決と並んで歴史的な判決になるだろうと思うです。  きょう大臣初め各位にお伺いしたいのは、これら一連の補償事件の中から、また国民の中からわき上がってまいりました製造物責任の問題であります。製造物責任の問題は、一般の公害よりもちょっと立ちおくれましたけれども、最近はサリドマイドや大衆保健薬、医療行政の告発あるいはネーダーによる告発的消費者運動に触発されて、非常に多くの国民の課題になってまいりました。われわれの日常一般の生活は、他人の生産または製造物を買って、それを消費する……

第84回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1978/03/03、34期、日本社会党)

○横山分科員 いまの同僚委員の質問いたしました、やはり日ソ関係でございますが、少し角度の違った立場でお尋ねしたいと思います。  もちろん私ども、恐らく政府もその意味においては変わりはないと思いますか、日中の平和条約の締結、日ソの平和条約の締結、そして日ソ友好、領土の返還、この四点では共通の基盤がある、そう思いますが、いかがですか。
【次の発言】 そこで、お伺いしたい第一は、ソビエトは善隣友好条約を正式に日本政府に提起した、日本政府は正式には受け取っていない、こういう態度でありますね。
【次の発言】 それでは、日本政府は日ソ平和条約を正式に提案した、向こうは正式に受け取ってない、こういうことであ……

第87回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1979/02/27、34期、日本社会党)

○横山分科員 きょう現在、中国とベトナムとの戦争状態と言ってもいいと思うのでありますが、非常に重大化してきたということを私どももとより国民も非常に憂慮いたしておるわけであります。大臣が、しばしば予算委員会なりいろんなところで御報告になり、あるいはまた中国、ベトナム両政府に対して、あるいはまた国連で安倍大使が述べておられることもよく承知をいたしておりますが、事態はきわめて重大化し、ハノイ放送並びに北京放送をもちましても両国の正規軍の衝突という事態であり、しかも中国の報道するところによりますと、さらに一カ月以上問題が終息する可能性はないというような節まで見られるに至りました。そこで、日本政府として……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 地方行政委員会法務委員会連合審査会 第1号(1980/03/26、35期、日本社会党)

○横山委員 たとえば警視庁の前で赤軍派が爆弾を投げたとしましょう。そのときに死んだ人が日本人一人、日本人は該当者でありますから、これは適用されるといたします。それから、韓国人の国籍で日本に住所のある人、これは適用されますね。その次に、韓国人の国籍で日本の住所のない人、これは適用されませんね。アメリカ人で旅行に来ておった人、これは適用されませんね。この解釈に間違いありませんか。
【次の発言】 障害の場合には私が申し上げたように適用する、適用しない、いまの例の場合こういう解釈に間違いありませんね。
【次の発言】 そこでお伺いしたいのでありますけれども、警視庁の前で爆弾事件が起きて、たまたま日本へ旅……

第91回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1980/03/07、35期、日本社会党)

○横山分科員 日ソ関係について大臣にお伺いをいたします。  いま日ソ関係は、アフガン問題以来必ずしもいい条件にはありません。しかし、極東の平和を維持いたしますためには、どうしても日中が済んだ後における日本における外交の歴史的命題として、日ソの平和条約の締結を初め懸案の解決というものが基本的課題だと思っております。  そこでまず大臣に、日ソ関係の基本的な解決についてどんな所信でいらっしゃるか、伺いたいと思います。
【次の発言】 一月二十五日、大平総理大臣がアフガンの問題に関連いたしまして、米国との連帯を軸として西欧と協調、ココムの強化を含む措置を検討、実施し、それがわが国にとって犠牲を伴うもので……


36期(1980/06/22〜)

第94回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1981/03/02、36期、日本社会党)

○横山分科員 最初に、いま話題になりました入管法なんです。  実は私ども社会党は、数年前から亡命者保護法案を国会に議員提案をいたしまして、速やかな亡命者の保護を図るべきである、こう言ってまいりました。今回政府が入管法の提出をされる準備をされておるわけですが、私どもが提案いたしました亡命者と政府の言うところの難民と、どこが違いがありますか。
【次の発言】 その難民であるかないかの判断は、御準備なさっております法律案ではだれが定義をするのか、またそれに対して異議のある者はどうすればいいのか、どうお考えになっていますか。
【次の発言】 物の考え方として、難民というものは、東から来ようが西から来ようが……

第94回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1981/02/27、36期、日本社会党)

○横山分科員 大臣御存じのように、去年円卓会議へ石田博英、赤城宗徳両先生を初め、各党こぞって十三名参りました。参りましていろいろと日本の立場に立って議論をしました。意見の違うところがずいぶんございました。けれども、日ソ間の友好と親善を何としてもアジアの平和のために確保しなければならぬという点については意見の一致したところであります。  そこで、短い時間でございますから、私の質問趣旨はきわめて具体的に御連絡申し上げてありますから、端的に真意をお答えを願いたいと思うのです。  いままでの政府の公式な話は、日ソ関係は、ソビエト政府のアフガン問題と北方領土問題、この問題があるからよくないということに一……

第96回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1982/03/01、36期、日本社会党)

○横山分科員 私は短い時間に、日ソ問題に限定して外務大臣の御意見を伺いたいと思うのであります。  最近、日ソの大使が両国ともかわりました。高級事務レベル会談なども始まり、そして先般朝日新聞の秦取材団長がソビエトの首相と会って、いろいろと示唆に富む、ある意味では呼びかけとも言うべき内容が発表されました。私はいま園田外務大臣当時の五十三年の日ソに関する記録を全部参考のために読んでいるのですけれども、このときに答えておる外務大臣の答弁が、いま表面的にはちっとも変わっておらぬ。政府の態度、ソビエトに対する方針がちっとも変わっておらぬと表向きは思われるわけです。しかし、いろんな角度で、もうこの膠着状態を……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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