国会議員白書トップ衆議院議員田中武夫>委員会発言一覧(全期間)

田中武夫 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

田中武夫[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP50(衆)
34位
委員会発言歴代TOP50(衆)
28位
委員会出席(幹部)歴代TOP50
22位
委員会出席(無役)歴代TOP500
187位
委員会発言(議会)歴代TOP100
96位
委員会発言(政府)歴代TOP500
431位
委員会発言(非役職)歴代TOP50
22位
各種会議出席歴代TOP50
12位
各種会議発言歴代TOP50
28位
各種会議出席(無役)歴代TOP10
8位
各種会議発言(非役職)歴代TOP50
25位

27期委員会出席TOP50
46位
27期委員会発言TOP100
53位
27期委員会出席(無役)TOP50
12位
27期委員会発言(非役職)TOP50
42位
27期各種会議出席TOP25
23位
27期各種会議出席(無役)TOP25
14位
27期各種会議発言(非役職)TOP25
24位
28期委員会出席TOP100
51位
28期委員会発言TOP10
10位
28期委員会出席(幹部)TOP50
19位
28期委員会発言(非役職)TOP10
7位
28期各種会議出席TOP25
22位
28期各種会議出席(無役)TOP25
13位
28期各種会議発言(非役職)TOP25
25位
29期委員会出席TOP50
35位
29期委員会発言TOP10
7位
29期委員会出席(幹部)TOP10
8位
29期委員会発言(非役職)TOP10
6位
29期各種会議出席TOP10
8位
29期各種会議出席(無役)TOP10
6位
30期委員会出席TOP50
39位
30期委員会発言TOP50
13位
30期委員会出席(無役)TOP100
68位
30期委員会発言(非役職)TOP50
15位
31期委員会出席TOP100
76位
31期委員会発言TOP10
7位
31期委員会出席(幹部)TOP50
32位
31期委員会発言(議会)TOP10
4位
31期委員会発言(非役職)TOP10
8位
31期各種会議出席TOP25
13位
31期各種会議発言TOP25
11位
31期各種会議出席(無役)TOP10
10位
31期各種会議発言(非役職)TOP10
10位
32期委員会発言TOP100
71位
32期委員会出席(幹部)TOP100
69位
32期委員会発言(議会)TOP10
8位
32期委員会発言(非役職)TOP100
69位
32期各種会議出席TOP25
19位
32期各種会議出席(無役)TOP25
24位
32期各種会議発言(非役職)TOP25
23位
33期委員会出席(幹部)TOP100
70位
33期各種会議出席TOP5
5位
33期各種会議出席(無役)TOP10
9位

このページでは田中武夫衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。田中武夫衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

27期(1955/02/27〜)

第22回国会 商工委員会 第11号(1955/05/13、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 きのうの経審長官の本年度の基本的経済政策に関するあいさつの中に、企業の合理化、生産性の向上につきましては、さきに発足した日本生産性本部を中心としてということがありましたが、君は労働組合の出身者でありまするが、労働者は今日まで企業の合理化という美名のもとに首を切られ、生産性向上の名に隠れて労働強化をしていられてきたのであります。このような言葉を聞くと、すぐ人員整理、労働強化を連想いたします。そこで日本生産性本部に関して経審長官に若干の質問をいたしたいと思います。私は初めでありますので、あるいは過去にすでに報告があったかはしりませんが、私は日本生産性本部については新聞で見た以外に……

第22回国会 商工委員会 第13号(1955/05/18、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 実はきょうは商工組合中央金庫法と中小企業金融公庫法が審議になるということで、計量法のことについてはやらないように聞いておったので、十分資料を用意しておらないので、まだあと引き続いて質問をするということを保留いたしておいて二、三の質問をいたしたいと思います。まず第一に、この改正法案の提案理由に「施行後の経験にかんがみ、」と抽象的にうたってあるのです。政府は何らか法律を改正するときにはいつも施行の経験にかんがみ、こういう文句をよく使うのですが、かつてこの問題について労働法の改正のときに論議になったことがあると思うのですが、こういう言葉でなく、具体的にどういうところに欠陥があったの……

第22回国会 商工委員会 第15号(1955/05/20、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 先日の計量法に関する質疑に引き続いて質問いたしたいと思います。  計量法の改正を簡単に考えられておるようでありますけれども、計量行政は国民経済生活の秩序維持の根本をなすものであって、重要なものであると思うのです。従って計量行政は政府において一元的統一運営が最も必要であると思うのでありますが、この改正によって一元的運営を根本から混乱させるもとを作るものであるように思うが、そういうことにならないのかどうか。
【次の発言】 計量の手数料を地方に移譲したときには、各地方公共団体は独得の立場から計量行政の費用をまかなうべく、計量手数料の額あるいはその取締りの方法等を規制するのであろうと……

第22回国会 商工委員会 第16号(1955/05/24、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 自転車競技法等の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案に対し、一部修正案を提出いたしたいと存じます。  ただいまから修正案を読み上げます。   自転車競技法等の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   題名及び第一条の改正に関する部分を削る。   第二条の改正に関する部分中「第一項中「振興を図るため、」の下に「当分の間、」を加え、同条」を削る。   第三条及び第五条第一項の改正に関する部分を削る。   附則の改正に関する部分を次のように改める。    附則第五項中「昭和三十年六月一日に」を「昭和三十二年三月三十一日限り」に改める。   附……

第22回国会 商工委員会 第19号(1955/06/01、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 先ほどの永井、中崎両委員の中小企業の金融及び安定の問題に関連いたしまして大臣に具体的な事実をあげて質問いたしたいと思います。実は兵庫県の三木市において起っておる事実なんですが、三木市は昔から三木の金物と言われて、いわゆる金物の有名な産地である。そこに三木熟練工業所という会社があるのですが、そこは現在約三十名ばかりの従業員を持っておりますが、やはり企業の不振と金詰まりのために、約三割の九名の人員を整理して現在一万五千円の平均賃金ベースですが、それを残った者は二割ダウンする、こういうことの発表がありまして、先日来労働組合との間に争議が起っております。私は先日の日曜日に参りまして、……

第22回国会 商工委員会 第21号(1955/06/03、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 私の質問はただいまの小平委員の質問を事業家でない学者の方にお伺いする結果になるのです。そこで上床、三土両先生にお伺いしたい。日本には資源がある、またこれを発見し、これを掘り出すところの技術も発展しておる、こういうようにいわれておる。しかしながらこれを掘り出すのにどうするかということで、民間じゃ金がないから国策会社によってやろう、こういうことだと思う。資源の開発ということはできるだけやらねばならぬとわれわれ考えておるのですが、そこで失礼ですが、事業家あるいは山師的な立場でなくて、純粋な学者的立場に立たれまして、そういうことをやるのは、民間が今までのようにしてやるのがいいか、ある……

第22回国会 商工委員会 第23号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 大臣にちょっとお伺いしたいと思います。先日の自由党と民主党の予算折衝におきまして妥協いたしました結果が、中小企業金融公庫の出資金、これが政府が最初予定しておった十五億円が五億円に減った。そうして資金運用部資金の方で十五億ふやすということになっておるのですが、政府としては十億円減資ということを、自民両党の話し合いの結果を無条件にのんでおると思いますので、これは政府として立てられた政策に対して大きな変更を生ずる結果にもなる、こういうわけで、もっと政府の立場を明らかにされなかったのか。ただ両党の妥協案を無条件にのまれたということに大きな政治的責任があると思うのですが、その点いかがで……

第22回国会 商工委員会 第24号(1955/06/10、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 私はただいま議題となりました、民主、自由両党委員から提案の中小企業金融公庫法の一部を改正する法律案に対する修正案に対し、社会党左派委員を代表いたしまして、反対するものであります。  本修正案は、さきに行われた本年度予算の政府案を、民主、自由両党が野合的な取引による話合いによって修正いたしました結果、政府の当初予定いたしておりました中小企業金融公庫に対する政府出資金十五億円増額を五億円に減額したためであって、内閣提出の原案をより一そう後退せしむるものであります。私は反対理由を政治面と経済面との二面から申し上げたいと存じます。  まず政治的な面から申し上げますならば、先ほど申しま……

第22回国会 商工委員会 第27号(1955/06/17、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 私は、ただいま議題となりました中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案について、日本社会党を代表いたしまして、一部修正案を提出いたします。  まず修正案を朗読いたします。   中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案に対する修正案   中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   第三十五条に三項を加える改正規定を削る。   第八十二条の八中「第十一項」を「第八項」に改める。以上であります。  次に提案の趣旨を簡単に申し上げます。本案は、中小企業等協同組合法第三十五条に、九、十、十一、の三項を加えることにより、組合役員の選挙方法を従来の無記名……

第22回国会 商工委員会 第32号(1955/06/29、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 私は過度経済力集中排除法の廃止の点について質問をしたいのですが、その前にただいまの輸入の問題につきまして大臣に一つお伺いしたいと思うのです。それはコンニャク玉の輸入の件ですが、この問題につきまして、先日の予算委員会において大臣から当分これは輸入するつもりはないというようにお答えになったのでありますが、相当コンニャク製造業者に反響を呼んだようでありまして、コンニャク新聞とかいう新聞を見ますと、相当な反響が現われているわけであります。というのは、内地生産に比べて輸入品が安いというところからだろうと思うのでありますが、コンニャク製造業者は御承知のように零細な業者の方でありますし、そ……

第22回国会 商工委員会 第33号(1955/06/30、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 昨日、過度経済力集中排除法等を廃止する法律案につきまして、横田公正取引委員長に質問をいたしたのでありますが、一言だけ大臣にお伺いしたいことがありますので、この際お聞きすることにいたします。  過度経済力集中排除法を廃止する、こういうことでありますが、これが廃止後はどうなるのか、こういうことに対しては独占禁止法によってまかなっていくんだということでありますが、現在提案せられて本委員会において審議中の、たとえばただいまから行う石炭鉱業合理化臨時措置法案、あるいは輸出入取引法の一部を改正する法律案、また中小企業安定法の一部を改正する法律案、これらはそれぞれ一応の理由はあるといたしま……

第22回国会 商工委員会 第34号(1955/07/01、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 ただいま議題となりました過度経済力集中排除法等を廃止する法律案に対し、私は社会党を代表して原案反対の討論を行いたいと存じます。  過度経済力集中排除法は、過度の経済力集中を排除し、国民経済を合理的に再編成することによって、民主的で健全な国民経済の基礎を作ることを目的として、昭和二十三年十二月に公布施行せられたのてあります。しかるに政府は、今般過度経済力集中排除指令に基く再編成の実施完了を理由といたしまして、集排法を廃止しようとしているのでありますが、皮肉にも目下生産の集中と企業の合同が顕著に進行を続けており、新しい基盤の上に立つ財閥傾向の復興再建と独占資本の強化が推し進められ……

第22回国会 商工委員会 第39号(1955/07/11、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 中小企業安定法の一部を改正する法律案に対しまして、提案者に一、二御質問いたしたいと思います。本法の改正は、石炭鉱業合理化法案やあるいは輸出入取引法の改正法案とともに、独禁法を緩和するための改正である、こう思われるのですが、そこで問題となるのは、中小企業といってもいろいろあるわけでありまして、そのうちのより零細な業者に対して圧迫とならないか、こういう点が大事なんですが、提案者はその点についてどういうようにお考えになりますか。
【次の発言】 同一業種の中にでもいろいろと大きいのと小さいのとあると思うのです。そのうちのより零細な業者に対してはどうなるか、こういうことです。

第22回国会 商工委員会 第42号(1955/07/14、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 先ほどから大体われわれの考えておった点につきましての質問が出ておりますので、ただ一、二の点だけをお伺いいたします。まずこの改正は独禁法の緩和のための改正でありまして、独禁法からいうならばその特別の例外を規定する改正であります。従いまして例外規定はできるだけシビヤーに、できるだけ小範囲が望ましいと思うのでありますが、今の民主党から出されておりますところの改正案はより一そうこれを緩和するという傾向に移っているようでございますが、それらの点について独禁法とこの例外規定との関係について、どのようにお考えになりますか。提案者及び政府から一つ……。

第22回国会 商工委員会 第45号(1955/07/20、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 時間がありませんので、簡単にお尋ねいたしたいと思います。まず長岡参考人にお伺いいたしますが、参考人は先ほど、本法案には賛成である、しかし中小鉱業の立場をもう少し考えてもらいたい、こういうことであったと思うのですが、この法案は、中小企業を買い取ってつぶそう、こういうことでありますので、この法案の中において考える限り、そのつぶし方において手心を加えてくれという考えか、それとも具体的にこの法案審議の中において、どのような御希望を持っておられるか、承わりたいと思うのです。  それから矢吹参考人にお伺いいたしたいのですが、先ほどからの質問にも関連があるかと思いますが、参考人も原則として……

第22回国会 内閣委員会 第48号(1955/07/27、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 だいぶ時間もおそいようでありますので、簡単に御質問したいと思いますから、端的にお答え願いたいと思います。私が長官にお伺いしたいのは、兵庫県の青野原のことでありますが、この件については、実は本会議の緊急質問を申し出ておったのですが、その機会を得なかったので、委員会においてお尋ねしたいと思います。  その前に若干基地の問題についてお考えをお伺いしたいのですが、現在アメリカの駐留軍の駐留は安全保障条約において行われておるわけなんです。ところが現在七百三十三ヵ所ですかの軍事基地がある。安全保障条約の目的を越えた基地拡張が行われているのじゃないか、こういうふうにすら思うわけであります。……

第23回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1955/12/17、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっとお伺いします。後日調査をして、ずっとおられる人と帰す人に分けてきめるということですね。そうすると、一応は全部どこかに収容してやるわけですね。
【次の発言】 もう一つお伺いしたいのですが、先ほど中山委員の御質問の中に、思想的なことの云々ということがありましたが、その場合、思想というものによって、取扱いを変えるというようなことはあるのですか。
【次の発言】 最後にちょっと委員長にお願いしておきたい。本日の当初に、ソ連在留の問題が出ておりましたが、その際に、田村委員から、先日大成丸を出迎えに行ったときに、自分は若いので社会党と間違えられて、引揚者から相当怨嗟の声を聞いて云々……

第23回国会 商工委員会 第2号(1955/11/28、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと関連して。私も銀行局長に一言だけお伺いしたいということを通告しておったのでありますが、今の点と同じ点でございまして、なおつけ加えて申し上げたいのですが、一昨日いただきました資料の二のところの最後に、「大口融資の抑制、小口金融の一層の促進について一段の努力を要請する」、こう書いてありますが、今小笠委員のお尋ねになった点とにらみ合せまして、こういうような要請に対してできるのかどうか、どういうふうにしてやるのかということをあわせてお答え願いたいと思います。
【次の発言】 先ほど局長の、いわゆる大口金融を抑制して、小口金融を促進するという線に関連いたしまして、大企業へ貸し付け……

第23回国会 商工委員会 第7号(1955/12/15、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 鉱業法の一部改正に関する法律案について若干の質問をいたしたいと存じます。  まず第一に、こめ改正は同一鉱区に二つの権利が競合するといいますか、重複するような場合、従来の権利者との関係についてどのように調節するかということがこの附則に書いてありますが、その点についてもう少しはっきりした御説明を願いたいと思います。  それからこれによってウラン鉱とかトリウム鉱とかを採掘した後のいわゆる選鉱とか製練以後の過程をどこの手においてやるのか。この採掘した人が全部やるのか、それとも採掘したウラン鉱その他を取り上げて他の機関においてやるのか、その点をはっきりとお示しを願いたいと思います。

第23回国会 商工委員会 第8号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。先ほど八木委員の御質問に対して、長谷川委員あるいは永井委員からいろいろ意見が出たわけでありますが、八木委員の質問は、日本の産業に寄与していないところの外資について取り消しはできないのか、こういうことだったと思います。何ら寄与していないで、ただ日本の産業経済を混乱さす、これだけのものであるならどうするのかということについて、もう一度大臣の御答弁を願いたい。それに関連して昨日私お尋ねしたのですが、御答弁がなかったので、もう一度お尋ねしたい。外資が入ってくる場合に、資本金の五〇%あるいはそれ以上のような場合には、どのように考えておられるのか。アジア諸国においても、どの国に……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1956/02/15、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 途中で参りましたので、あるいはお話しがあったかと思うのですが、これを食糧にした場合、食物の嗜好性から申しまして、味とかにおいとかはどうですか。
【次の発言】 関連してお伺いしたいと思います。先ほどの佐々木委員の質問に対しまして、いわゆる濃縮ウランが二十五ドルとか二十八ドルとか云々ということについて、佐々木政府委員の説明があいまいだと思うので、端的に一つ答えてもらいたい。アメリカが日本に濃縮ウランを持ってくる、こういうことは、商売として持ってきておるのか、特別な意図、ある政策として持ってきておるのか、その点をはっきりしていただきたいと思う。

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 日本がアメリカとソ連との谷にあるといいますか、アメリカがビキニで実験をすれば表日本の方へ、またソ連が実験をやれば裏日本の方へ灰が降ってき、放射能の雨が降る、こういうような状態であります。先日の新聞によると、何か五万カウントの放射能を含む雨が降ったというようなことをいわれておるのですが、今日までこれらに対する基礎的な調査の組織というものがなかったということが、私どもは遺憾だと思うのです。政府としては、むしろこういうような状態について、国民からその被害を隠すような状態にあったのじゃないか、このように思うのであります。そこで、これは原子力局長にもお伺いするのですが、きょうここにもら……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第25号(1956/05/30、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して、一言お伺いいたします。大臣がただいまのような御答弁をなさるならば、われわれは聞かなくちゃならぬ、こういうことになるわけです。いつだったか忘れましたが、議事録を見ていただいてけっこうだと思います。大臣は、本委員会において、私は原子力委員長であります、あくまでも、その上に立って研究所の敷地を考えていくのだ、武山は最適地であると明確に御答弁になっております。ところが、ただいまのお話ですと、初めから疑問を持っておった、こういうことで、すぐに大臣の考え方が豹変するというようなことならば、私はこの重要な科学技術振興の今後の問題について、大きな疑惑を持たざるを得ないのであります。……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1956/05/31、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま特別委員会を常任委員会にして、科学技術振興についての強力な施策をやる、あるいはまた、技術庁の将来の問題についても力強い決議がなされたのでありますが、それだけに、なお今後この長官であられる正力国務大臣のお考え方なり、進まれ方について、われわれは強い希望とまた要請をいたしたい、こう思うわけであります。先ほど来、堂委員の質問に対する大臣の答弁といいますか、大演説を聞いておりますと、なるほど大臣の強い信念はけっこうだと思うのです。しかしながら、話を聞いておるときに、私ひょっと頭に浮んだことは、何だか戦時中の講演を聞いておるような感じも受けたわけであります。というのは、強い信念……

第24回国会 商工委員会 第6号(1956/02/16、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して一言だけ……。ただいまの加藤委員の質問に関連いたしまして小さなことですけれども一つこの際お尋ねいたします。と申しますのは、兵庫県の西脇市を中心とする多可、加東、加西、いわゆる播州織物業界の問題でございますが、この問題につきましては、本年の一月十三日に、当委員会においても首藤委員から、あるいは業界代表の遠藤参考人からもいろいろと業界の苦況を訴えております。そのときに、きょうお見えになっていないかと思いますが、湯川外務省経済局長は、「経済外交の面ではできるだけこういった制限措置をやめる、日本の輸出振興というものが円滑にいくように今後も努力したい、こういうふうに考えておりま……

第24回国会 商工委員会 第12号(1956/03/06、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行について。国会法によりますと、委員会の成立定足数は二分の一と称しておりますが、ごらんの通りの状況であり、ことに与党の諸君は数名しか出ておらない、しかも時間は四時半にもなっておりますので、本日はこれで散会せられまして、明日あらためて定足数をもって開会されんことを希望いたします。

第24回国会 商工委員会 第13号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま提出されました附帯決議に若干の意見を述べて賛成をいたしたいと存じます。  今日の中小企業の実情を見ました場合、現政府の大資本擁護の政策、すなわち、今日次々と出されているところの経済立法は、独占禁止をその一角から切りくずして、公正取引委員会を骨抜きにするような法律案ばかりであります。この結果、そのしわ寄せを受けて中小企業は経営難に陥り、その生存が一般から社会問題のように取り上げられるほどやかましく言われているような実情でございます。このときに当りまして、中小企業がみずからの力をもって、互いに助け合ってみずからの企業なり生活を守るためにそ……

第24回国会 商工委員会 第14号(1956/03/08、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 特定物資の輸入に関する法律案につきまして、いろいろとお伺いいたしたいのでありますが、その前に、この法案は外資の割当が骨子になっておりまして、外資割当の問題について実は大臣がおられたら若干質問いたしたいと思っておったのですが、次官でもよろしゅうございますから御答弁願いたいと思います。  実はここにおられる方々は、十日ほど前にこういう陳情書なるものをもらったか見ておられると思うのですが、この陳情書は外資割当が原因で、手編み毛糸が非常に高くなったということを陳情したものでございます。外資の割当てられたものがやみに流されておるというところから、いろいろと問題があるということを訴えてお……

第24回国会 商工委員会 第16号(1956/03/13、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの松尾委員の質疑に関連いたしまして一言お伺いいたします。というのは先ほど松尾委員の質問に大臣は、実行可能なもの、すなわちココムの規定に従って出せるもの、入れられるものをやるのだ、このようにお答えになったわけであります。それはココムの改正ということについて努力をしようというお気持がないということを示しておりますが、今日中小企業その他の振興のためには中共貿易を伸ばさなくちゃならない、こういうことは常識であります。ところが大臣はココムに従うと、あくまで消極的な態度の御答弁をなされておりますし、また後ほどでは拡大のためにというふうに言われておるのですが、そういうような点につい……

第24回国会 商工委員会 第17号(1956/03/14、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行。先日来われわれは発言を求めまして、国会法の定める定数をもって委員会を運営せられるよう申し合せたはずであります。しかも本日は、御多忙の中を参考人に来ていただいてわれわれは意見を聞いておるわけです。ところがこう見ましたところ、野党の方は半数の定員を確保しておる、しかるに与党の方は野党より少い四、五名というような状態では、私来ていただいた参考人の方にも相済まないと思う。従いまして、直ちに定数を満たしていただくように要求いたします。
【次の発言】 時間もないようでありますので、端的に御質問をいたしたいと思います。私は並川さんと、福田さんにお尋ねをいたしたいと思う。このバナナ……

第24回国会 商工委員会 第20号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの質問答弁に関連してお尋ねいたします。先ほど次官は都条例の改正については知らない、このようにおっしゃったのですが、それならば先ほど佐竹委員が河野農林大臣に御質問の際に読み上げました、昭和三十年農経五、〇四二号、昭和三十年十二月十四日に農林大臣から安井都知事あての「バナナの輸入方式に関連する取引について」という中に、今般政府においては農林省通産省両省合意の上台湾産バナナの輸入方式につき別紙の通り行うことにしましたが云々ということになっておる。こういうような、全然通産省自体が知らないのを農林省が合意の上こうやったというように書いて通牒を出されたのかどうか。こういうことは全……

第24回国会 商工委員会 第21号(1956/03/22、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほどの質問に関連して端的に一言だけお伺いしたいと思います。今回のバナナの入札制度につきまして、いろいろとこれが問題を起しておるということは、従来の質問等で御承知だろうと思う。ことに輸入の秩序を乱したということと、それから市場の秩序を乱したということ、そのためにバナナの方に、いわゆる他の青果物等の資金も吸収せられて、市場におきましてはいわゆる三日払いが原則でありますが、そういうふうなことで金が入らない。従って農産物の生産者あるいは農協等への金の回りが悪いということも聞いておるのですが、こういう事態を起していることにつきまして、農林大臣は一昨日、この方法は公正かつ妥当な方法だと……

第24回国会 商工委員会 第25号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 この中小企業振興資金助成法案は、その名前はまことにけっこうでありまして、提案説明によりますと、中小企業等協同組合の共同施設及び中小企業の経営の合理化のための設備を設置するに必要な資金を貸し付けるということであります。従いまして目的、名称はまことにありがたいものでありますが、つぶさに内容を見ました場合に、実は百貨店法案とか下請代金支払遅延等防止法案ともこういう傾向がありますが、名前だけはけっこうですが、いささか羊頭を掲げて狗肉を売るとでもいいますか、何だか間の抜けた点もあるように思いますので、若干の質問をいたしたいと思います。  まず第一にお伺いいたしたいのでございますが、本法……

第24回国会 商工委員会 第26号(1956/04/03、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほど来の質疑に関連してお尋ねいたしたいと思うのですが、先ほどの山本委員のような意見が出ますと、もう一度十日ほどかけて初めからやり直さなくてはならない、このように考えます。  そこで通産大臣にお伺いいたしたいのですが、先ほどの御答弁の中で大臣は、私になってからは、外部から何とか言われたようなことで態度を変えるというようなことはやらない。もしやったことに誤まりがあるなら、直ちにこれは訂正したい、このように御答弁なさっておる。そこでお伺いしたいのですが、まず先刻来問題になっておりますバナナの輸入の問題でございますが、このたび特別な方法をもってあの入札制度にしたということは、これは……

第24回国会 商工委員会 第29号(1956/04/10、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの多賀谷委員の質問に関連して一言お伺いいたします。先ほどの川上局長の御答弁によると、今多賀谷委員が質問いたしましたいわゆる下流増の問題と、たとえば駅ができてその付近が利益を得る、この問題とは、質的には違わない、しかし量的には大きな利益を受けるのである、こういうふうにもとれるのでありますが、この二つの問題はいわゆる質的には同じと考えておられましても量が違う、いわゆる受ける利益の量がうんと大きいからということになるのですが、もしそうだとするならば、量の点において何を基準にして、どの程度ならばこういうことが考えられるとおっしゃられるのですか。

第24回国会 商工委員会 第31号(1956/04/12、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 計量法について一、二お尋ねいたしたいと思います。まず最初に、本法は昨年の二十二国会で一部改正せられたのでありますが、あのときに問題になりましたいわゆる計量検査の地方移管といいますか、手数料の地方移管の実施後の状況について、われわれあの当時若干心配もしておったのですが、どういうような経過をたどっておるか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの局長の御答弁によりますと、改正後の実施に当っては支障がない、こういうことでけっこうだと思いますが、あの当時地方差ができないようにというような附帯決議をつけたと思うのです。それのことについて、何か特別な行政措置が講じられたことが……

第24回国会 商工委員会 第32号(1956/04/13、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 何か大臣が月曜日には見えない、こういうことですから、大臣に一、二の点をまずお伺いしたいと思います。私先日下請代金の支払い遅延防止に関連いたしまして、本会議で質問いたしましたときに、大臣は自民党のいわゆる政府案には欺瞞性なんかない、百貨店法を社会党案と比べてもらえばよくわかる、こういうように答弁せられたのですが、私、社会党案と政府案を見ました場合、政府案はただ売場面積と出張所、支店の規制、それから一、二の顧客の送迎に対する行為について勧告できる、こういうような点だけうたっておりまして、たとえば公正取引委員会の過去二回にもわたって勧告いたしましたような不公正な取引、いわゆる問屋と……

第24回国会 商工委員会 第34号(1956/04/17、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案になりました修正案に賛成の意見を述べたいと思います。  しかしながら、われわれは心から満足な気持で賛成の意見を述べておるものではないことを冒頭に申し上げたいと思います。  社会党といたしましては、すでに二十二国会において、百貨店法制定の強い熱意をもちまして、社会党が百貨店法を提出いたしましたことは御承知の通りであります。それが最終日において砂糖法案等とからんでこれが審議未了、廃案になったことは、まことに遺憾のきわみであります。このことあるを予想いたしまして、百貨店業者の方はどんどんと新築、改築をいたしていることも御承知の通りであり、昨……

第24回国会 商工委員会 第35号(1956/04/18、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほど多賀谷委員からも詳細な質問があり、また時間の制限もありますので、簡単に一、二先生にお伺いいたしたいと思います。  六条の二の規定と不当利得の関係でございますが、不当利得の構成要件のうちの、利得の法律上の原因なくして生ずること、こういう問題なんですが、下流の施設者が水を使うというか、これによって利益を受けることは、いわゆる水利権というか、許可をもらって、その許可に基いてやっておるわけで、法律上の関係があると思うのですが、その点はどうなんでしょうか。
【次の発言】 許可の範囲において水を使用する場合でもそういうことになるのですか。

第24回国会 商工委員会 第36号(1956/04/19、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの質問に関連してお尋ねいたしますが、アメリカの綿製品の輸入制限につきましては、当委員会においても、本国会に入りましてからも一月十三日に一回、それからその後また一回、ことに撻州織の問題等を取り上げて質問をし要請をいたしました。そのときは通商局長もそういうことについて善処いたしますと答えております。また大臣も同じような答弁をせられたと思います。ところが今の御答弁によると、その後何ら答弁内容が変っておらない。実際具体的にどのように善処しておるのか。あのときに私は、アメリカも相当日本にむちゃなことを言うてきておるのだから、こちらも少々腰を入れてやってもよいのじゃないかというこ……

第24回国会 商工委員会 第37号(1956/04/20、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま御厨、大館両参考人は、いわゆる親会社の立場から、この法案についての参考意見を聞かしていただいたわけなんですが、お二人とも大体趣旨には賛成である、だが運営についてよく考えてもらいたい、ことに大館参考人からは、書類報告あるいは立ち入り検査等の問題についてよく考えてもらいたい、こういうような御意見があったわけなんですが、御厨参考人の方からは、運用について考えてもらいたい、こういうようなことだけであって、別に具体的な意見は出てなかったのですが、まず運用について、大館参考人と同じようなお考えか、それとも特例に何かこの運用について御意見があるのか、聞かしていただきたい、

第24回国会 商工委員会 第38号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先日の質問に引き続きまして、松尾委員の質問の下請を二つやりたいと思います。大体こういう法律を出して下請代金の支払いの遅延を防止するということの第一番の理由といいますか、流れていく末は、結局下請の金融の問題だと思う。そこで、下請関係の企業者の金融の問題について若干お伺いいたしたいと思います。  先日も申し上げたように、いわゆる台風手形、お産手形といったような手形をもらってやっておる、しかもこれらの零細な企業者が常に大資本を擁しておるところの親企業に対して百万円近い下請代金の債権を持っておる、しかもその下請業者は日歩五銭といったような高利の金を借りて運転しておるというような実情で……

第24回国会 商工委員会 第39号(1956/04/25、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本法案に賛成の意見を、若干の希望をつけながら申し上げたいと思います。  本法案は、昨日衆議院の本会議を通過いたしました百貨店法案とともに、中小企業保護のための画期的な立法とも言えるのでありますが、百貨店法案とともに、わが社会党が昨年の二十二国会に提出したのが、今日この法案が政府案として出された動機を作ったものと考えるのであります。現在の内閣がこの画期的な法律を提出するという動機を与えたのがわが社会党であるということに対して、われわれは一つの優越感を感じておるわけであります。  しかしながら私この法案の最初に質問をいたしましたときにも、羊頭を掲……

第24回国会 商工委員会 第42号(1956/05/02、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は原皮の輸入の問題について少しお伺いいたしたいと思います。先日来の疲れもありましてあまり用意もしてありませんので、これは委員長に一応法案の審議を終りましたらまたこういう機会をもっと与えていただくことにして、きょうは大臣もくたびれておられると思いますので、簡単にお伺いいたします。  原皮の問題につきましては、これは戦争中は軍需品として、戦後は二、三年輸入が禁止せられておった、その後輸入ができるようになって、昭和二十六年ごろにはたくさん入ってきまして、これが思惑輸入というようなこともあり、その結果内地の原皮の生産業者にも相当大きな影響を与えた。それで私の見ておるところでは、数字……

第24回国会 商工委員会 第46号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと関連してお尋ねいたします。今重工業局長は、本法の実施によって影響を受ける関連産業、すなわち紡機機械メーカーについての対策、これについては、本法の実施の上に立って対策を考えたい、しかじかのことをやっておるというお話があったと思いますが、これについて特別な立法か何か考えておられるのか。あるいはそういうことであるならば、この本法の審議と並行してこれを行うというような準備はされていないのか、それをお伺いいたします。
【次の発言】 最善の措置をといったような抽象的なお答えだったと思います。この法律が実施せられた場合に受けるところの影響はわかっておると思う。従ってこれの審議に当っ……

第24回国会 商工委員会 第48号(1956/05/14、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 この繊維工業設備臨時措置法案は、一昨年の秋ごろの情勢の上に立って繊維産業総合対策審議会の答申に基いて作られたものである、こういうことなのですが、前にもこれに似たような質問もあったかと思いますが、その後繊維業界なり繊維製品の価格等は昨年の秋からこちら相当変ってきておると思う。この法律案を見たときに、合理化のため、こう言われておりますが、全般を通じて受ける感じは、不況カルテルの強化だと思うのです。そこでそのように繊維業界の情勢が昨年秋よりか変ってき、むしろ値上りの傾向を示しているというときに、このような不況カルテルというか、カルテル強化ということが望ましいことかどうかということに……

第24回国会 商工委員会 第51号(1956/05/17、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先日質問いたしました際に、労働省の関係の方がお見えでなかったので保留いたしておりました点を、本日は労働省の失業対策部長が見えておりますので、失業対策部長に若干の質問をいたしたい、このように考えます。失業対策部長にお伺いするのですが、あなたはこの法律が出されているということ及びこの法律の内容については、御承知でしょう。
【次の発言】 この法律を通産省の繊維局が中心で作成せられるときに当って、前もって労働省等についてもあらかじめ御相談なり打ち合せ等があったのでありますか、それともそういうことはなかったでしょうか。
【次の発言】 それではお伺いいたしますが、今まで労働組合といいます……

第24回国会 商工委員会 第53号(1956/05/21、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま議題になっております繊維工業の設備制限の法案につきましては、先日来いろいろと質問をいたしたわけなんです。その質問過程においても、大体いろいろの方面からお伺をしたのですけれども、まだ一つ明確にならない点がありますので、最終的に一、二の点をお伺いいたしたいと思います。何と申しましてもこの法案が通った場合に、繊維機械製作関係の工場あるいはその下請、これらに関連しているところの労働者に及ぼす影響ということについてわれわれは最も頭を痛めているわけです。それにつきましては、政府委員からいろいろ御答弁をいただいておりますが、まだ明確にならない点がありますので、再度お伺いいたしたいと……

第24回国会 商工委員会 第55号(1956/05/23、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま議題になりました機械工業振興臨時措置法案につきまして、若干の御質問をいたしたいと思います。  まず最初に、この法案が出る前に、当局としては機械工業事業団という考え方を持っておられて、最初の本年度の予算として三十億円でしたか、そのための費用として予算に計上して要求せられたと聞いております。ところが本年度の予算折衝の際にこの予算が削られたので、今提案になっておるような機械工業振興臨時措置法案というように変った、こういうように考えられるのですが、この予算折衝におけるいきさつ、及び機械事業団という考え方からこの法案に変ったということで、当初当局として考えておられた考え方なり、……

第24回国会 商工委員会 第56号(1956/05/25、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先日質問中に時間がきまして中止いたしましたので、残っておる点につきまして一、二お伺いいたしたいと思います。先日ちょうど技術の問題についてお伺いしておるときに時間がきたと思うのですが、第六条の三号の技術の制限の項目、これを一つ具体的に、制限ということについてはどういうふうにやられるのか。この中に技術の公開とか技術をお互いに融通し合うというようなことも含まれているのか、そういうことも含めて技術の制限ということを考えているのか、お伺いいたします。
【次の発言】 局長の先日のお話では、日本の機械工業は諸外国に比べて技術的にもおくれておる、こういうお話もありましたので、これの技術的にお……

第24回国会 商工委員会 第60号(1956/06/02、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 中崎小委員長にかわりまして、中小企業に関する小委員会における審議の過程について、概略御報告いたします。  本小委員会は、昭和三十年十二月二十一日に設置され、本年三月三十一日及び四月十四日の二回にわたり会議を開きまして、わが国中小企業の現状について政府委員より説明を聴取するとともに、中小企業対策、特に百貨店問題及び中小企業金融に関し、政府委員及び参考人に質疑を行いました。その審議の要点を簡単に申し上げますと、まず商業部門におきましては、百貨店の設備拡張、また親企業が下請業者間の競争を利用して、取引を不当に聾断ずる傾向等の問題が呈示されましたが、これらについては今会期において百貨……

第25回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1956/11/29、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの件について、委員長に一任することには異議はございませんが、この際、ちょっと希望を述べておきたいと思います。御承知のように、労働組合の組織には総評と全労連がありますが、そのほかになお、中立系組合と呼ばれている組合がたくさんあるということを見ていただきまして、この中立系の組合代表も、参考人として意見を聞くようにしていただきたい、このように思います。
【次の発言】 私は協定書の内容について一、二伺いたいと思います。この協定書は、特殊な商品の賃貸借契約ともいうべきものだと思います。そうするならば、その協定の立場に立って双方が義務と権利を持つ、こういった平等の契約が結ばるべき……

第25回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1956/12/06、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 中山参考人にお伺いいたしたいのですが、中山さんは、先ほどちょっと技能者養成のことについて触れられました。実は、この問題に関しましては、商工委員会の中小企業小委員会におきましても、先日この問題を取り上げてやったのですが、先ほどおっしゃいましたように、技能者養成制度というものは現在あまり活用せられていない、これは事実だと思います。なるほど、言われましたように、労働基準法六十九条ですか、あの徒弟制度廃止の規定に基いてできた技能者養成令によって行われておるということやら、あるいは監督機関といいますか、これが労働者、文部省あるいは通産省等にも関連があるというところから、各官庁間の権限の……

第25回国会 商工委員会 第4号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの永井委員の質問に関連いたしまして一、二お伺いいたします。今ギンガムという問題が出ましたが、このギンガムの問題につきましては、本年の一月十三日が最初、それから後一、二回にわたりまして、ギンガムの製造を八〇%から九〇%やっておるいわゆる兵庫県西脇地方の播州織工業業界の実情を申し上げて、いろいろと対策を立てていただくよう申し上げたわけであります。そのときに繊維局長もあるいは経済局長からも、善処するとか考慮しております等々の御答弁があったと記憶いたしておりますが、その後具体的にどのような対策を立てていただいたかお伺いいたします。

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1957/02/21、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、政府委員と参考人の方々に、一、二の点をお伺いいたしたいと思います。まず第一に、われわれが宇治に原子炉を置くということにつきまして話を聞いたときに、まず不思議に思うのは、先ほど来、大橋参考人あるいは川上参考人等々から述べられているように、ことに宇治の現地におきましては、反対の期成同盟を作ってまでも強い反対をしておられる。だのに、なぜ宇治でなくてはいけないのかということ、もう一つは、この問題に対して、危険度のことについて、専門の学者さんの間に意見が異なっておるということ、この二つについてわれわれは疑問に思ったわけであります。そこで、まず緒方局長とそれから児玉参考人にお伺いい……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1957/02/28、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 簡単に今の岡委員の御質問に関連してお伺いしたいと思います。宇治の研究用原子炉設置の問題で、ただいま大臣は文部省に、委託をして云々というようなことをおっしゃったのですが、この点についてもう一度確かめておきたいのです。この宇治の研究用原子炉設置の問題について、原子力委員会それから文部省、関西の準備委員会の関係はどのようになっているのですか。
【次の発言】 もって具体的にお伺いしたいと思います。先日、委員会におきまして、この問題について参考人及び政府委員から意見を聞きました。宇治のこの件につきまして伏見参考人と児玉参考人、文部省の緒方局長、この間に意見を聞いたのですが、同じ準備委員……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1957/03/26、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 参考人にお伺いする前に、政府にちょっとお伺いしたいのです。この技術士法によって、試験に合格をして、登録をする。こういうことでいきますと、大体従来の弁護士とかあるいは計理士、こういうのと同じように、そういう計理士会、あるいは弁護士会があるように、技術士会というのがあって、この試験に合格すれば別に従業者として看板を掲げて、どこかからの技術指導なり設計等の依頼を受けて仕事をしていく、こういうことになっていくのじゃないかと思うのです。そうすると、先ほど齋藤委員から御質問がありましたように、ただ一本の試験でいくのか、それとも機械とか電気とか、こういうように分けて試験をして、たとえば従来……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第20号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。今、所管外だからということですが、その関係の方はおられないのですか。私のお伺いしたいのは入る試験のときに、事務官と技官に対して何パーセントぐらいの競争率で人が来るのか、そのうち、入った中で今度は事務官と技官とでいわゆる法文系と技術系で、かりに十人入ったとして、同じ十人のうち何人ぐらいが課長になり、部長になり、局長になるのか、そういう統計はございませんか。
【次の発言】 私の質問に対しては、どうなるのか。
【次の発言】 松村任用局長にお伺いしたい。先ほど来参考人の御意見を聞いておりまして、たしか田中参考人ではなかったかと思うのですが、そのほかの参考人も言われたと思いま……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第21号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先日参考人からいろいろと意見を承わり、それに関連して人事院関係の局長さんに質問したのでありますが、なお今日総裁が見えておりますので、一、二点だけちょっとお尋ねしたい思います。今度の給与の改正に当りまして、公務員の諸君が、これは不合理であり、職階級制の強化であり、かつての高文制度の復活である、逆コース的だ、こう言って大きな反対をしていることは、総裁も御承知の通りであります。なお先日の参考人の御意見を聞きましても、従来でも法文系に対して技術系は不遇であった。しかるに今度の給与の改正によれば、なお研究員等技術系統の者がますます不利になる、こうお答えになっております。ところが、人事院……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1957/04/09、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの齋藤委員の御質問に関連してお伺いいたします。これは齋藤委員がお尋ねしたのかと思いますが、本法案の最初の審議会の答申ですかの場合には、今、問題になっておりますエックス線、放射線を含む、こういうことになっておったのが、今、除かれておる。それが今の御説明では核分裂によらないから、人工的に出すものだから含まないのだ、こういうような御答弁のようなんですが、しかし人工的であろうがあるいは自然的であろうが、出てくる放射線の障害というものは同じじゃないですか。
【次の発言】 この法律の目的が、放射性同位元素等による云々となっておりますので、もちろんエックス線が人工的に出されるものは……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第27号(1957/04/12、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。私も大体今の岡委員と同じような趣旨の御質問なんですが、先ほど岡委員もおっしゃっておりましたが、この法律の最初の原案といいますか、何か審議会からの答申のときには、エックス線の放射線も含まれていた。ところが、そのときは名前が同位元素ということでなかったと思うのですが、その後同位元素という名前に変りまして理論的にはエックス線、放射線は同位元素から出る放射線と理論的には違う、こういうようなことから除かれたような説明を受けたわけです。しかし、先生方、ことに医学の立場から、いわゆる同位元素、たとえば燐三二、コバルト六〇等から出る放射線とレントゲンから出るエックス線と、受ける力の……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第41号(1957/08/10、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 この原子発電炉の受け入れにつきましてのわれわれ社会党の考え方は、去る七月の二十六日委員長へ申し入れた通りであります。そういう立場からこの問題について、一、二の御質問をいたしたいと思います。  まずお伺いいたしたいのは、これは原子発電と申しましても、やはり電力全般の上に立って考えねばならないと思うのです。そこで、きょうは実は通産省の公益事業局長にも出てもらうように言っておったのですが、何か会議の都合で出られないそうですけれども、現在、政府では、電力行政についての基本的な方針がまだはっきりしていないのじゃないかと思うのです。たとえば、現在の九電力会社を四つのブロックに分けるかどう……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第42号(1957/09/17、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連してお伺いいたします。大臣は研究ということにえらい力こぶを入れられておるのですが、それならば日本原子力研究所法の第一条を一つ読んでいただきたいと思います。研究を主として行うならば、原子力研究所は日本の原子力の開発研究を総合的かつ効果的に行うために、設直せられたのでありますから、なぜ原子力研究所においてまずそれを取り上げられないのか。
【次の発言】 さしあたりということならば、今度できる受入れ会社は暫定的なものですか。それから予算等もあってこういうことを言われておりますが、それでは日本原子力研究所においてそれをやらさなかったということは、予算が一番の原因なんですか。今の説明……

第26回国会 商工委員会 第6号(1957/02/22、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は通産大臣その他政府委員に中小企業の対策について質問をいたしたいのですが、その前にちょっと一言だけお伺いしておきたいと思います。  それは最近の新聞に出ております記事のことですが、アメリカの商務省では二月の十九日に、二月の十六日以後鉄くずの輸出申請を許可することを停止した、こういう記事が出ております。御承知のことと思いますが、この鉄くずの輸出禁止、これが日本にどのような影響を与えるであろうか、日本は今までアメリカから大体どの程度のくず鉄を輸入しておったか、それからこの輸出禁止の処分に対して、日本としてはどのような手を考えておられるか、そういう点についてお伺いいたしたいと思い……

第26回国会 商工委員会 第14号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの田中利勝委員の質問に関連してちょっとお伺いいたします。  先ほど来田中利勝委員が申し上げておるように、また御答弁にあったように、相当綿製品なんかは生産過剰となるだろう、こういうふうなことが予測せられるわけなんです。そこでいつも申し上げることですが、アメリカとの貿易の関係です。アメリカが輸入制限をしておりましたことについて相当努力をするというようなことが何回もこの委員会において言明をせられましたが、その後どうなっておるのか。それから本年度の話し合いはついたと思うのですが、その結果はどのようになっておるか、お伺いいたします。

第26回国会 商工委員会 第19号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 参考人に御質問する前に、政府委員にちょっとお尋ねしておきたいのですが、先ほど鈴木参考人は、とにもかくにも早く日ソ通商協定を結ぶべきである、こう申されており、田辺参考人は、ソ連との貿易の拡大と正常化は日本経済にとって大きな問題である、こういうように言われております。各参考人の御意見を総合いたしましても、日ソの間に国交が回復し、議定書が効力を発した今日、一日も早く通商協定を結ぶべきである、こういう意見でございます。そこで松尾通商局長にお伺いいたしますが、先ほど来の参考人の御意見では、とにもかくにも早く通商協定を結べ、むしろ遅巧よりも拙速をとうとぶといいますか、ともかく早くしろと言……

第26回国会 商工委員会 第24号(1957/04/09、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 組合側の事実関係だけを申し上げるとそういう点があったということは、すなわち当時の夏川社長は労働組合の組織を心から認めるというような点には、当時まだその心境に達していなかった、こういうことを意味しておるのでございますか、いかがでございましょうか。
【次の発言】 それはあとでまた夏川現会長にお伺いしたいと思っておりますが、とにもかくにも中労委のあっせん等によりましてあの争議も解決したわけですが、さてその解決のときに当って一体どのような条件をつけて解決をせられたのか。その解決の動機が――これはまた心境はわからないとおっしゃるかもわかりませんが、夏川社長がほんとうに組合を認めるとかあ……

第26回国会 商工委員会 第25号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 審議に入る前に、言議事進行について発言を許していただきたいと思います。  私、まだ国会に出てから日が浅うございますが、その日の浅い私の体験をもってしても、きのうの午後の委員会ほど、感じが悪いといいますか、ふに落ちない委員会はなかったと思うのです。金融資本が産業資本に対して支配をやっている、こういう問題についてはもちろんわれわれも等閑視できないと思うのです。ところが参考人を呼び出して、現在、公正取引委員会において審理が進行中であり審決を前にしている事件について、何らかの方法で公正取引委員会に圧力をかけるがごときことをやられたということは、その裏に多大の政治的な意図があったのでは……

第26回国会 商工委員会 第27号(1957/04/17、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと今の大臣の御答弁に関連してお伺いいたします。大臣は今多方面の意見を聞いた、こう  いう御答弁をいたされましたが、どう  いう方面の意見を聞かれましたか。たとえば消費者関係の意見を聞かれましたか、それに対して消費者関係はどのような意見を述べたかお伺いいたします。
【次の発言】 大臣、先ほど各方面の意見を聞いたとおっしゃったんでしょう。そうすると各方面の意見を聞いたということを聞かれたわけですね。そういうことでしょうね、直接聞かれたわけではないのでしょう。
【次の発言】 私がお伺いしておるのは、各方面の意見を聞いた、こういうことでございました。この法律が通過するならば、中……

第26回国会 商工委員会 第28号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 最後に一言だけ長谷川次官に確かめておきたいと思います。長谷川次官は先ほど、通産省としては競輪は将来廃止する考えを持っていない、こう言明せられました。そこで先ほど来問題になっております参議院の商工委員会の附帯決議、すなわちすみやかに禁止もしくは制限せらるべきであるという附帯決議に対して、長谷川次官の先ほどの発言は、この参議院の附帯決議を無視していないかということだけを確かめておきます。

第26回国会 商工委員会 第31号(1957/04/24、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 きわめて簡単に御質問いたしたいと思います。まず最初に城戸参考人にお伺いいたします。あなたは先ほど、中小企業の現在の苦しい状態は、大企業からのしわ寄せと中小企業相互の過当競争にある、従ってこれを救済する方法として自主的な調整を行うことが必要である、こうおっしゃったのであります。そうするならば、今皆さんに意見を求めております政府提出の中小企業団体法案とわが社会党提出の中小企業組織法案を比べた場合に、たとえば政府提出の団体法案は強制加盟とかあるいはアウトサイダーに対しては刑罰をもって臨むとか、ああいったようないわゆる法律による権力的な規制が入っておるが、社会党の組織法案の方は、たと……

第26回国会 商工委員会 第38号(1957/05/13、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 合成ゴム製造事業特別措置法案に関しまして若干の質問をいたしたいと思うのですが、実はあるいは今までの同僚委員の質問と重複する点があるかとも思いますが、その点は御了承願いたいと思います。  まずお伺いいたしたいのですが、この法律によると、まず開銀が出資をする、そして一年後に政府の出資に切りかえる、こういうことになっておるのですが、なぜこのような回りくどいことをやられたのか。いうなれば、私生子を生んでおいてあとで認知をする、こういったような感じを受けるわけです。それならば最初からなぜ嫡出子として生まないのか。なぜ私生子として最初生ましておいて認知をするといったような、回りくどい方法……

第26回国会 商工委員会 第39号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま上程されました下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案の提案理由の御説明を申し上げます。去る二十四国会で成立を見ました下請代金支払遅延防止法の施行後心経緯を見まするに、一般に好景気がうたわれた経済の情勢にもかかわらず、下請代金の支払い遅延は依然として改善されず、また下請出金の額が不当に低く押えられているため、そのしわは結局下請事業の労働者の賃金に寄せられ、大企業と中小企業における賃金格差はますます大きく開きつつあるのであります。すなわち、法の施行後本年の二月までにおける下請代金の支払い状況を公正取引委員会の実態調査によって見まするに、一千の下請工場のうち今なお半……

第26回国会 商工委員会 第40号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 機械工業振興臨時措置法の一部改正法案と、それから電子工業振興臨時措置法案について若干の御質問をいたしたいと思いますが、先に機械工業振興臨時措置法の改正法案について御質問いたしたいと思います。  まずこの法律は昨年国会を通ったわけでございますが、その後の実施状況についてお伺いいたしたいと思います。当時、たしか十八種目を指定する、そういうことであったと思いますが、実施後の状況を見ますと、うち十五種目が計画が実施せられて、あと三種目はまだ手がつけられていないというような状況のようですが、この手をつけていられない三種目はどういうわけでおくれたのか、それから十八種目のうちで順次取り上げ……

第26回国会 商工委員会 第42号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま可決せられました電子工業振興臨時措置法案に対し、委員各位の御了解を得まして、自民党及び社会党の共同提案になる附帯決議を提案したしたいと思います。  まず案文を朗読申し上げます。    電子工業振興臨時措置法案に対する附帯決議案   政府は、本法の施行にあたり、電子工業の重要性に鑑み、次の点に特に留意すべきである。  一、資金の確保については、単に合理化資金のみならず、製造技術の向上、新規製品の工業化及び検査設備等、電子工業振興に必要なあらゆる資金の確保に努めること。  二、国内電子工業振興育成のため、今後外国との技術提携にあたっては、慎重な考慮を払うこと。  三、電子……

第26回国会 商工委員会 第44号(1957/06/24、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほど先輩の佐竹委員から指摘せられましたが、政府の放漫な財政政策、特に本年度の予算審議に当りましても、われわれはインフレを助長する、こういうふうに主張したのですが、池田大蔵大臣はそういうことはない、こう一人でがんばっておりましたが、事実そういうふうに現われてきたので、政府はあわてて三月、五月に公定歩合の引き上げをして資金の引き締めをやった。そのときにすでにそういうことをやれば中小企業に金融の面その他から大きなしわ寄せがくるということはわかっていた。ところが先ほど大臣の御答弁を聞いておると、そういうことをしたので中小企業に顕著に現われてきたからこうした、こういうようなことをおっ……

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1957/11/09、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほどの佐々木君の質問に関連をいたしまして、一言お伺いしたいと思います。法制局の方にお伺いしたいのです。参考人と法制局との見解の相違は二点ありますが、一番大きいのが電源開発促進法第十三条三号の、いわゆる火力の中に原子力を含むか含まないか、こういうところにあると思うのです。法制局の方は含むという解釈のようですけれども、電源開発促進法は二十七年の七月に成立した。それならば、この電源開発促進法制定の当時すでに火力の中に原子力を含むということを立法者は考えていたか。その当時火力というものの中に原子力というものは考えていなかったと思う。もし考えていたならば、原子力ということもあわせて記……

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1957/11/14、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 時間もないようですし、御病気の由ですから、簡単にお伺いしたいと思います。  まず第一に、先日設立を見ました日本原子力発電株式会社と、これに関連して、大臣が本委員会において述べられたことと若干食い違っておるように思いますので、その点をお尋ねいたしたいと思います。  大臣は、九月の十七日の本委員会におきまする松前委員の質問に対して、この受け入れ方は、すなわち今までできております原子力発電株式会社の点につきまして、「私は先ほど申し上げました通り、これは電力の供給もあるが、研究ということに重きを置いておるということでありまして、従って、これは試験的のものであります。」こういうようにお……

第27回国会 商工委員会 第1号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は日本社会党を代表し、ただいま議題となりました中小企業年末金融対策に関する決議案に賛成の意見を述べ、あわせて若干の希望を申し述べたいと存じます。  中小企業が、わが国産業構造の中にあって、きわめて重要な地位を占めていることは、今さら申し上げるまでもないことで、中小企業は、わが国産業の基礎であるにかかわらず、わが国産業の発展は、常に中小企業の犠牲の上に行われてきたことは、すでに御承知の通りであります。そこで、わが社会党は、この資本主義経済の発展の歴史的事実にかんがみ、常に中小商工業者の味方として、その保護発展に留意し協同組合組織の強化、資金面の打開、租税の減免あるいは産業分野……

第27回国会 商工委員会 第5号(1957/11/12、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 加藤委員の質問に関連して一、二お伺いいたしたいと思います。  今回のこの事故は、先ほど話が出ておるように、本人たちの何ら過失の伴わないところの事故であります。そうして、一夜のうちに平和な家庭が、長男一人を残して全部死んでしまった。これが何ら本人たちの過失でもなければ、意識もしていない、無意識のうちにこういう事故が起った。それが戦時中の不使用管が原因ではなかろうか、こういうことですが、そうするならば、この戦時中の不使用管といいますか、現在使用していないところのそういった管が、まだ都内に各所にあるのじゃないかと思いますが、そういう調査はできておるのか。もし、そういうところがはっき……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1958/02/06、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほどの岡委員の御質問に関連して、一言だけ希望を述べて、御意見を承わりたいと思うのです。今、外国との技術提携あるいは技術導入の問題が出ておりますが、今、岡委員が申されましたように、各会社が、いわゆるもうけんがための技術提携、技術導入をやっているということは明らかであります。正力大臣は、読売新聞がかって出された「日本の婿殿」という本をお読みになったかどうか。あれを読むと、技術提携ということによって、日本の産業はまさにひさしを貸しておもやをとられるという状態である、将来は憂うべきものであるということに結論がきておるわけなんです。そういうような観点から見ましても、またあるいは電子工……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1958/02/19、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。私が後ほど岡田参考人その他の参考人の諸先生にお伺いいたしたいと思っておりました点をただいま中曽根委員が御質問せられまして、話題がそこに参っておりますので、この際関連して一点だけお伺いいたしたい、このように思います。  岡田先生は、先ほどの参考意見を述べられました結論といたしまして、日本の研究は率直にいって立ちおくれである。しかし阪大の新放電装置の完成に続き、日大、電気試験所でも強力な放電装置の新設が計画されているようであるから、協力態勢を強化できれば、日本の研究陣も決して微力ではない。こういうふうにおっしゃっております。そこでこの協力態勢とか、そういう組織について、……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1958/03/18、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 参考人の方々に、二、三の御質問を申し上げたいと思います。まず最初に、安川参考人にお伺いをいたしたいと思います。今回のイギリスへ調査に行かれました目的は、どういうところにありましたか。もちろん動力炉を輸入して原子発電をする経済的な立場から行かれたのだと思うのですが、先ほど武藤参考人は、経済的な面ではなくて学術的な面から渡英した、こういうようなお話もありました。今回の調査団の行かれました目的、並びに一昨年石川調査団が行きましたが、それとの関連等についてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 簡単に私質問しますから、時間もないようですからお答えも簡単でけっこうでございます。  ……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 今、運営について簡単な説明を承わったのですが、実ははなはだ失礼な言い方ですが、何か経理上の問題等について、若干うわさ等のあるということを伺っておりますので、ちょっとお伺いいたしたいと思います。  原子力研究所法の第二十六条と第二十七条とに、予算と決算のことについて内閣総理大臣の認可を得なければいけない、こういうようになっております。これは、できましてから一年たって、一回は認可を得ておるわけですね。総理大臣の認可といっても、実際総理大臣自体がやるわけではないと思うのだが、そういう書類はどこで見、どこで検査をしておられるわけですか。

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1958/04/02、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 松前先輩は今の答弁で大体了承せられたようですが、私はできません。私は松前先輩と同じような意見を出して、同じような質問を何回か当委員会あるいは予算の分科会等々でも行なって参りました。その都度、やはり各閣僚間あるいは政府委員間の答弁が一致していないと思います。われわれは、原子力発電株式会社に電源開発が出資したということが違反ではなかろうか、すなわち電源開発促進法第十三条の第二項第三号の「火力」の中に原子力を含むかどうかという考トえ方について、含まないという考え方を持っておるのは、その理由は何回も申し上げましたが、もう一度私の考え方を申し上げますと、第一点の理由は、この促進法は昭和……

第28回国会 商工委員会 第4号(1958/02/11、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、いろいろの面から通産大臣にお伺いしたい点も多々あるのでございますが、どうやら一時まで本委員会におられまして、一時後、予算委員会の方に行かれるそうでございますので、きょうは時間があと十五分ほどですが、その間質問をいたしまして、残余はあすに引き継いで行うことを、まず委員長において御了承願いたいと思います。  そこで、まず第一に大臣にお伺いいたしたいのでございますが、先日の施政方針といいますか、通商産業の重点施策の本委員会における説明の中で、独禁法を検討していきたい云々という言葉がございました。そこで、きょうは、まず独占禁止法につきまして、若干の御質問をいたしたいと思うわけで……

第28回国会 商工委員会 第5号(1958/02/12、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 昨日に引き続きまして、質問を継続いたしたいと思います。  きのう独占禁止法審議会に、消費者団体、あるいは中小企業者の団体、あるいはそれらの代表、農民の団体の代表等は入っていないじゃないか、こういうようにお尋ねしたところ、大臣は村瀬商工中金の理事長が中小企業の代表である、楠見農林中金の理事長が農民団体の代表だ、こういった御答弁をされたのですが、全くもって噴飯ものであり、詭弁もはなはだしいと思います。  そこで、お尋ねいたしたいのですが、独禁法の第一条には、この法律の目的が明示せられてあります。長いからあとの方だけ続みます。ずっと書いてきまして、「以て、一般消費者の利益を確保する……

第28回国会 商工委員会 第8号(1958/02/19、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 次に御質問しようと思っておったのですが、今、永井委員の御質問が、私がお伺いしようと思う点と同じような点でありましたので、関連して御質問いたします。私は大仲参考人にお尋ねいたしたいのですが、大仲さんは、先ほど、今後日本の業界は、欧米の肥料界と大きな競争をしなくちゃならない。しかし、幸いこちらは近距離にあるので、台湾、韓国あるいは中国等に将来大きな希望を持っておる、こういうような御意見があったと思います。そこで、先ほどの永井委員と同じような考え方が浮んでくるのですが、肥料の問題を一つ取り上げましても、あなた方が台湾と前に契約をしておられる。ところが今度中国とやるというような場合に……

第28回国会 商工委員会 第9号(1958/02/20、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 四つの金融機関の代表の方の御意見を承わっておりますと、まず中小企業金融公庫と国民金融公庫の両代表の方の御意見は、大体三十三年度の需要には大丈夫である、こういうような意見だったと思う。あとの商工中金と不動産銀行は、不安である、こういうような意見であったと思います。そこで、まず国民金融公庫の中村総裁にお伺いいたしたいのですが、国民金融公庫は、今まで、二十万申し込めば十五万とか、十万申し込んで八万というように、一割か二割頭を切って貸し付けておられる。これはおそらく資金のワクが足りない。そこで、多くの需要にこたえるために、数多くするために、そうしておられるのじゃないかと思う。だがしか……

第28回国会 商工委員会 第14号(1958/03/06、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの永井委員の御質問に対する小笠次官の御答弁、これに関連して一問だけお伺いします。先ほど次官は、日本貿易振興会は、中小企業メーカーの製品の海外宣伝、バイヤーの情報あるいはそれらの見本市の開催、こういうことを世話する。すなわち、中小企業メーカー製品を重点に置いてやるのだ、こういった意味の御答弁があったと思います。だが、われわれは、きのう、実はこの中小企業メーカーといいますか、貿易品をやっておるこういった中小企業、零細企業の代表の人たちに来てもらって、意見を聞いたわけであります。ところが、このジェトロに対するこれらの人の意見は、今日までジェトロから何ら恩恵を受けていない、あ……

第28回国会 商工委員会 第19号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 日本貿易振興会法案に関連いたしまして、二、三の質問をいたしたいと思います。政府は、海外貿易の振興に力を入れておられます。これはけっこうなことです。この法案も、それによって出たものであり、いろいろと本委員会へ出されているものも、そういう関連の法案が多いようであります。海外貿易、けっこうですが、そのために、国内の需要を押え、消費を押えて、そして海外貿易をやる。ところが、インドネシアとか韓国に見られたような大きな焦げつきになって、それが結局海外貿易振興の阻害になっておる、こういうような状態もあろうと思うのです。それにつきまして、いわゆるオープン勘定の状態を見ましたら、昨年の十月ごろ……

第28回国会 商工委員会 第21号(1958/03/25、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま可決せられました日本貿易振興会法案につきまして、この際自民党諸君の御了解を得まして、自民党社会党両党を代表いたしまして、附帯決議を御提案申したいと思います。  まず案文を読み上げます。  一、本会の役員及び運営審議会委員には、出来うる限り民間達識者の参画を求め、本会の業務が官僚的運営に陥らざるよう充分留意すること。  二、本会の海外活動については、在外公館との有機的連繋及び在外商社との密接な連絡に遺憾なきを期すること。  三、政府は、本会の行う貿易振興業務の機動性に鑑み、資金繰りの承認その他の監督に当つては、本会業務の円滑な運営を阻害せざるよう充分留意すること。  四……

第28回国会 商工委員会 第22号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 大臣は予算委員会の方に行かねばならぬので、お急ぎのようですから、大臣に一言だけ先に聞いておきまして、あとは関係の政府委員にお伺いをいたします。  先ほど来、各委員から、繊維業界、ことに絹、人絹の不況、こういうことについて、業者の苦しい状況がいろいろと訴えられ、これに対する対策の問題で、質疑を続けられたわけですが、そこで、私かお伺いしたいことは、そういう対策に当って、操短その他が行われるのは、やむを得ないことだと思う。だがしかし、そういう場合に、この絹、人絹不況で、業者、経営者が苦しんでおると同様、そこに働く労働者が、それ以上苦しんでおるということを、よく見ていただきまして、そ……

第28回国会 商工委員会 第26号(1958/04/03、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 この際、天然ガスの料金の問題について、若干の質問をいたします。通産省の公益事業局長が来ていないようですから、次長に、公益事業局の考え方等をただしてみたい、こういうように考えるわけです。と申しますのは、すでに次長も御承知のことと思いますが、千葉県茂原市にある大多喜瓦斯株式会社が、今回天然ガスの家庭用及び工業用の値上げをしようということで、地元住民あるいは市会その他消費者から、大きな反対を受けて、いろいろ問題になっておるわけであります。そこで、お伺いいたしたいのですが、会社がガスの料金の値上げを申請して参りましたのは、一体いつでございますか。それから、その値上げの理由はどういうと……

第28回国会 商工委員会 第27号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連。  先ほど来、加藤委員から、外国映画の輸入の問題に関連し、あるいはその外貨の割当、それが及ぼす社会的な影響、こういうことについて、るる質問が行われております。ただいま、文部省の社会教育局長は、アメリカ映画の青少年に及ぼす影響、その社会性については、よくないということをお認めのようであります。従いまして、われわれもそう考えておるし、また一般も、そういうことが現在大きく批判せられております。そうなれば、貿易と申しましても、一般の雑貨や日常品を入れるのとは、映画は違うと思います。そういった社会性の問題、ことに青少年に対する教育上の問題、こういう点を、大蔵省は外貨割当に際して、……

第28回国会 商工委員会 第29号(1958/04/09、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまから、航空機工業振興法案について、若干の質問をいたしたいと思いますが、まず、最初にお伺いいたしたいことは、本法案の第一条に目的、第二条に定義、それから第四条の第二号には「その他航空機工業の振興に関する」云々、こういうようになっておりまして、一応目的をうたっておりますが、この第一条の条文だけでは、もう一つはっきりいたしませんので、お伺いいたしたいのですが、本法の目的はどこにあるのですか、本法制定の目的を、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの局長の御答弁によると、輸送機の国産ということが目的だと、そのようでありますが、第一条を見れば、航空機等の国産化の促進、……

第28回国会 商工委員会 第32号(1958/04/16、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの松平委員の御質問に対するところの答弁に関連して、お伺いいたします。訓練を英語でやっている、そういうことについて不便であるということは、お認めになっているようですが、なぜ、英語でやらなければならないのか。不便であるということを承知しておられるならば、なぜ変えないのか、なぜ日本語でやらないのか。将来はどういうようにしていくおつもりか、これをお伺いいたします。
【次の発言】 今の局長の御答弁で、大体はっきりしましたが、国際線関係が英語でやる、これは性質上やむを得ぬと思うのですが、国内のローカル線は、日本語でやるようにしてもらいたい。それなら、自衛隊は一体どこのものです。自……

第28回国会 商工委員会 第33号(1958/04/17、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、自民党委員各位の御同意を得まして、ただいま全会一致で可決になりました航空機工業振興法案に対して、附帯決議を社会、自民両党共同で提出いたしたいと存じます。  まず、その案文を読み上げます。    航空機工業振興法案に対する附帯決議  一、本法の目的は、民間の輸送用航空機等の国産化の促進による航空機工業の振興を図るところにあるので、政府は、この趣旨に従って、本法の運用を行うべきである  二、政府は本法の目的を達成するため、航空機工業の技術の向上及び経営基盤の確立等について、適切な振興助成策を講ずる共に、特に当面最も緊急を要する中型輸送機の設計研究及び試作等について、その合理……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 商工委員会 第6号(1958/07/01、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 参考人の方々の意見と政府委員の御意見を合せて聞いた方が問題をはっきりさす上において適当であろうと思うのですが、時間の関係上政府委員に対しては午後、こういうことですから、断片的になりますが参考人の方だけに一、二の質問をいたしたいと思います。  まず長谷川さんにお伺いしたいのですが、前の二十八国会の当委員会で、北陸三県の不況対策、これを取り上げましていろいろ御意見を聞いて決議をいたしました。その決議は大体融資と操短であったと思うのです。ところがただいま中島参考人の御意見によると一億二千万円の融資のワクが出た、だが借り入れは皆無であった。また藤原参考人でしたかの御意見では、大阪にお……

第29回国会 商工委員会 第7号(1958/07/02、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 最初に山本参考人にお伺いいたします。  あなたが先ほど参考意見を述べられたときに、第四次協定を調印された当事者の一人として大へん責任感じておる、こういうようにおっしゃいました。今度の第四次協定が実施できない状態になって、日中間の貿易が中絶しておることになった原因があると思うのですが、先ほど稲山参考人ですか、よもやそんなことはなかろうと思っておったが、どうも私にはわからない、こういうように言っておられた。実際のところはっきりしたことはわからない、こういうことではないかと思うのですが、私は、何といってもこれは政府が台湾政府に気がねをしたとか、アメリカの圧力に相した、こういった外交……

第29回国会 商工委員会 第8号(1958/07/03、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 きょうは、大臣初めその他政府委員の方に、中小企業政策、ことに商業関係について若干のお伺いをいたしったい、このように考えます。  まず最初にお伺いいたたいのですが、百貨店法が成立実施せられましてからちょうど二年たっております。この間この百貨店法が、百貨店法に定められた目的に従ってどのような効果をあげたか、実施の状況について、これは政府委員でけっこうですから、簡単に御報告願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの局長の御答弁によると、それでは、百貨店法は大体所期の目的を達しつつある、このように御了解になっておりますか。

第29回国会 商工委員会 第9号(1958/07/04、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま議題となりました下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案の提案理由の御説明を申し上げます。  去る二十四国会で成立を見ました下請代金支払遅延等防止法の施行後の経緯を見まするに、最近における経済不況の深刻化とともに、下請代金の支払い遅延はますます増大し、また下請代金の額が不当に低く押えられており、不況のしわ寄せはもっぱら下請事業者に寄せられる結果となっているのであります。すなわち、公正取引委員会が従来行なった悪質会社への勧告は、三十一年度には十九件、三十二年度にはその二倍の四十一件と急激にふえているのでありまして、本年度はさらに激増することが必至の情勢であります。……

第29回国会 商工委員会 第11号(1958/07/31、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私はいろいろと尋ねたいのですが、その前にやはり今の繊維の問題に関連して先に繊維局長にお伺いします。あるいは今までの中村、堂森両委員と若干重複する点もあるかもわかりませんが、その点はあらかじめお断わりしておきます。  実は私たちもこのたび近畿地方の国政調査に参りまして泉州あるいは播州織、そういう人たちのなまの声やあるいは現場を見て帰ったわけなんです。いろいろとお話を聞いており、われわれの考えをまとめまして、私は大体こういうことが言えるのじゃないかと思うのですが、現在の繊維業界、ことに綿スフの不況対策としては、まず当面のものと将来のものと恒久的なもの――当面のものとしては操短融資……

第29回国会 商工委員会 第12号(1958/08/11、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 先日の私の質問に対して当時は十分わからなかった。従って調査の上報告する。こういうことで今なされたわけですが、ただいまの報告を聞いておりますと、小出局長は遺憾に思う、こういうことをまず言われたので、私の申し上げたような事実は確かにあったということを認めになったと思います。それから一番最初二十三年ごろはいわゆる一般的な情勢も社会不安の状態であった。ことに競輪場内等にあれば、そういうことがあるので、一定の人にそれを委託した、こういうことであるが、そういうことならば、いわゆる毒をもって毒を制する。暴力というようなものが競輪場内においては往々にして発生することが認められる。その暴力に対……

第29回国会 商工委員会 第13号(1958/09/11、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 参考人の方は大へんどうも御苦労さんです。今から各参考人の方々に、順次競輪の経理の内容についてお伺いいたしたいと思いますが、まず最初に日本自転車振興会の会長の松木さんにお伺いいたしたいと思います。  競輪は、先ほど委員長が冒頭に申し述べたごとく、一般に及ぼす影響も大きく、また反面地方財政にも大きな関係を持っておるということは言うまでもありませんが、自転車振興会が法に基いて、競輪の実施の責任を持っておる、こういうところから、自転車競技の実施に当っての責任、こういうことも重大だろうと思います。ましてや、それから上ってくるところの金、すなわち競輪の経理の問題については、よほど慎重にや……

第30回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1958/10/23、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行について……。
【次の発言】 理事の互選に先だちまして一言発言を求めて、与党の委員諸君に反省と申しますか、考えていただきたい、こう思うわけであります。と申しますのは、今国会において当特別委員会が設置されまして、最初に開かれました十月十日の本委員会には、当時は警察官職務執行法等をめぐりまして御承知のような状態でありましたから、われわれ社会党の委員は出席をしなかったわけです。そのことは、両国会対策委員長の間に若干の話し合いもあったと考えておりますが、その委員会におきまして、社会党委員の一人も出席しないときに委員長の互選が終っておる。こういうことについて、われわれといたしま……

第30回国会 商工委員会 第1号(1958/10/01、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず最初に松本参考人にお伺いいたしたいと思います。この前に来ていただきまして、本日また来ていただきまして大へん御苦労さんですが、この前にお伺いしたいと思って時間がなかったり、その他のことでできなかった点についてお伺いいたしたいと思います。松本参考人はこの前参考意見を述べられる際に、ガラス張りの中に入れるように大へん苦労した、こういうような趣旨の意見を述べておられるのです。そうしますと、昨年あなたが振興会長になられる以前にはガラス張りでなかったようなことがあったので、それをガラス張りの中へ入れるために苦労したのだ、こういうように思うわけなんですが、それではそれ以前にはガラス張り……

第30回国会 商工委員会 第2号(1958/10/07、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの勝澤委員の質問に関連してちょっとお尋ねいたします。先ほど岩武中小企業庁長官は、この災害についての特別な貸付に対してワクを設けるのがいいかどうか、まだ検討してみないとわからない、こういうような御答弁だったと思います。そこでまず最初にお伺いしたいのですが、中小企業金融公庫、それから国民金融公庫、それから商工中金、これらの関係の方にお伺いしますが、特別なワクが政府から与えられずしてすべての災害地の要求に応じ得るかどうか。もう一つはそういうことによって一方へ予期していない資金を貸し付けるわけですから、そういうことでその方べ十分な貸付をやった場合に、他の中小企業に対する金融に……

第30回国会 商工委員会 第4号(1958/10/16、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連質問。先ほど来松平委員あるいは板川委員から、アメリカの片貿易の問題についていろいろ御質問がありました。その原因の一つと申しますか、アメリカにおいて日本の繊維の輸入の制限ないし禁止の運動、そういうものの一つの原因が、日本のソーシャル・ダンピングに対するアメリカの一つの攻撃だ、こういうふうにも考えられる。これはやはりILO労働条約の日本の批准、こういうことに関係があると思うのですが、これは労働大臣に伺うのが本筋かと思いますけれども、貿易に関係があるという意味から、このILO国際労働条約の批准に関して、貿易拡大という意味から、通産大臣はどのようにお考えになっているか、この点をち……

第30回国会 商工委員会 第5号(1958/10/17、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの小林委員の鐘紡問題の質問に関連いたしまして、議事進行の意味で一言お願いをいたしたいのです。先ほどの小林委員の質問の中でも、いわゆる鐘紡の経理の問題、その他の問題につきまして大臣なり当局の認識と、質問者及びわれわれの調べておる点とはだいぶ食い違っておるように思います。これはもっと突き進んで実態を調べる必要があろうと思う。しかも操短その他による犠牲を労働者にはしわ寄せしないようにということを、われわれも常に決議し、大臣もそう言っておられる。今もまたいわゆる資本、経営、労働者、三者が同じような負担を受くべきである、こういうことを言われたが、現に行われている鐘紡の問題につき……

第30回国会 商工委員会 第6号(1958/10/21、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私はしばらく時間をいただきまして、競輪の特別益金の配分の関係と、その寄付を受けた先の関係につきましてお伺いいたしたい、こう思うわけでございます。実はオリンピックの後援会が一千万円以上の大穴をあけて、今問題になっておることは御承知の通りであります。このことにつきましては先日文教委員会においても取り上げられたようであります。そこで私はそのことに関連して、本委員会へ文部省の体育局の関係の方も来てもらおうと思っておりましたが、何だか富山の国体の方へ幹部全員行かれておるということで、文部省関係が見えていないので、その方の関係は後日に譲りまして、通産省の関係、その点に重点を置いて二、三お……

第30回国会 商工委員会 第10号(1958/10/29、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 最初に大島参考人にお伺いいたしたいのですが、あなたは先ほど片寄らずに国家的視野から見てやってもらいたい、それから、そのためには中央に権威ある幾関を置いてやるべきだ。こういったような意味の御意見があったわけなんですね。御承知のようにこの問題に関しまして政府二法案と社会党の案とが出て、今本委員会においてともに審議をしておるわけなんです。社会党案は御承知のように一本の法体系によって、この水質汚濁に関する点について解決していこう、こういう考え方を持っているわけです。それに対して政府案はまず公共用水域の水質保全に関する法律というもので基本的なものをこしらえて、そうして具体的なものについ……

第30回国会 商工委員会 第11号(1958/10/30、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私はちょうど高碕、三木両大臣がおられるところで、重要な問題について若干の質問をいたしたいと思っておったのですが、今委員長も言われたように時間がもうあと十分ほどしかありませんので、一言だけお伺いをいたしたいと思います。それは御承知と思いますが、今来日中の西ドイツのエアハルト経済相が、二十七日ですか、日本人記者会見において、日本の貿易の問題その他についていろいろと批判といいますか、発言をしておる。その中に、日本の貿易振興というか、貿易の問題等について重要な示唆がある、かように考えられますので、これについて、何かあす両大臣はエアハルト経済相と会談せられる様子ですが、その際に当然そう……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、技術庁長官が見えておりませんから、黒澤資源局長その他の政府委員の方々に、新潟地方の地盤沈下の原因の問題について、若干のお尋ねをいたしたいと思います。  実は、先日、これは商工委員会からではありましたが、与党二名と社会党二名の四名が新潟地方の地盤沈下の状況を視察に参ったのであります。御承知のように、新潟地方は一番多く下ったときで年に五十センチ、一日に一・ニミリずつ地盤が沈下をしておる。私、参りまして実際の状況を見せてもらったのですが、すでに工場へ海水が浸入をする、あるいは住宅の床下まで常時水が入っておるというような状態で、新潟地方は、この問題で大きな恐怖を受けておりまして……

第31回国会 商工委員会 第1号(1958/12/16、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 この三法案につきましては臨時国会におきまして大体基本的な質問も終っておりますので、そういう点については省略したいと思っておりますが、ただ一点だけこの際に政府委員から政府の考え方を聞かしていただきでたいと思う点があるのです。と申しますのは、三法案のうちでいわゆる政府二案と社会党の提出案との重要な違いの点は数点ありますが、その一つに、社会党案ではいわゆる無過失責任の点を明記しておるという点であり、政府案にはその点が欠けておる。このことにつきましても何回かさきの委員会において質問いたしておりますが、政府委員の答弁によりますと、公共用水域の水質の保全に関する法律の十九条によって、これ……

第31回国会 商工委員会 第2号(1958/12/17、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私はこの法案を見まして、まず率直に感じたことは、この法律は果して必要であろうかということなんです。先ほど堂森委員からも若干その点について触れられておりました。この法律を見ました場合に重要な点は、登録制とそれから事業協会の設立なんです。先ほどから話が出ておりますように、登録制の問題につきましては団体組織法等の規定でいけるのではないか。あるいはまたアウトサイダーの規制その他の命令も出されるし、すでに通産省は前国会においても輸出入取引法の改正法を出されて、今次国会においてもそれを出される用意がある。それになおかつ登録が必要か。しかもこの登録制度を見た場合、いわゆる登録の停止の規定が……

第31回国会 商工委員会 第3号(1958/12/18、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連質問。ただいまの勝澤委員の質問に対する局長の答弁に関連いたしまして御質問いたします。先ほど来の御答弁を聞いておりますと、登録の基準は業界の意見を聞いてやる、勝澤君の質問に対してそうお答えになった。勝澤氏から業界の一部の意見にならないか、そうするならば反対しておる者ははずされていく危険性がある、こういう御質問があった。その後の局長の御答弁では、企業の合理化といいますか、合併といいますか、そういうようなことも行われるだろう、こういうふうに言われておる。これをすでに裏書きするような事実が大阪に起っておる。御存じでしょうか。大阪のミシン業界では千台というからおそらく年産だろうと思……

第31回国会 商工委員会 第9号(1959/02/03、28期、日本社会党)

○田中武夫君 ただいま議題になりました社会党議員提出、下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案、中小企業の産業分野の確保に関する法律案、官公需の中小企業に対する発注の確保に関する法律案及び百貨店法の一部を改正する法律案につきまして、提案者を代表いたしまして提案の説明を申し上げたいと存じます。  まず最初に下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案について申し上げます。  去る二十四国会で成立を見ました下請代金支払遅延等防止法の施行後の経緯を見まするに、最近における経済不況の深刻化とともに、下請代金の支払い遅延はますます増大し、また下請代金の額が不当に低く押えられ、不況のしわはもっぱら……

第31回国会 商工委員会 第10号(1959/02/04、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 今の問題に関連してちょっとお伺いしたいと思いますが、この間の新聞によりますと、閣議終了後記者会見を行なって大臣はそういう構想を発表せられた、こういうような新聞だったのです。そうするなら閣議終了後となると、閣議で何らか話をなされたのか、あるいは閣議でも了承になっておるのか。今の御答弁によりますと、まだ固まっていないが、私の個人的な考えとしてそういうことを考えておる、こういうことですが、閣議終了後ということになれば、何かそういうことが閣議でも話し合いになったのじゃないかと思うのですが、そういう点を一つお伺いしたいと思います。  もう一点は、通産省ないし政府顧問ということになれば公……

第31回国会 商工委員会 第11号(1959/02/05、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず最初に、私各参考人の御意見を聞いておりまして、向井参考人を除く他の参考人の御意見によって、わが社会党提出の商業調整法の方がよりいいのだというような御意見が出たことに対しまして、意を強くいたすと同時に、先ほど中井先生がおっしゃいましたが、百貨店法の欠陥は指摘せられている通りでありますので、先日私たちが提案いたしました百貨店法の改正に対しても、自民党、政府ともに考えていただきたい、かように思うわけであります。  次に、時間がありませんからまとめて一人々々御質問いたします。まず向井先生にお願いいたします。向井先生の御意見を聞いておりますと、率直にいって小売商業特別措置法というも……

第31回国会 商工委員会 第14号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は航空機工業振興法の一部を改正する法律案につきまして、少しお伺いをいたしたいと思います。  まず最初に、質問に入る前に私の感じを申し上げたいのですが、どうも最近政府は、ことに通産省も含めてですが、国会があるんだから、役に立っても立たなくてもどうでもよいような法案をよけいお出しになる、国会議員を遊ばしておくのももったいないというようなお考えをお持ちじゃないかと思うのです。私はこの法案について申し上げているのではないのですが、そういう感じを受ける法案がたくさん出てくる、たとえばこの法案にしましても、成立してからまだ一年もたっていない法案なんです。二十八国会で解散まぎわに成立いた……

第31回国会 商工委員会 第15号(1959/02/17、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの局長の御答弁に関連いたしまして、御質問いたします。  局長の御答弁によりますと、先進国というか、今までプラント輸出をしている各国にあってはコンサルタントが十分に組織的にあるからこういう必要がないのだが、日本にはないから。こういうことのようですが、それではそういうことを国で補償しないで自主的にやっておる、たとえばアメリカ、イギリスといったようなところでは、コンサルタントはどういうような経過をたどって発展してきたのか、一つお伺いします。
【次の発言】 私のお伺いしたいのは、いわゆる外国というか、先進国がプラント類を輸出する。それを作るメーカーといいますか、こういう工場、……

第31回国会 商工委員会 第16号(1959/02/18、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は航空機工業振興法の改正法とプラント輸出振興法につきまして大臣に二、三お伺いしたい、こう思っておるのですが、今大臣は科学技術振興対策特別委員会で答弁中だそうで、大臣が見えるまで、ちょうど幸い中川次官が見えておりますので、先日私が航空機工業振興法について質問いたしました際の中川次官の御答弁の中で、三、三気になる点がありますので、その点についてお尋ねしておきたい、このように思います。なお私は、できますれば十三日の会議録が出てから、その会議録を見ながら一つお伺いしたいと思ったのですが、きょうそういうことで時間が切れましたので、大臣が来ましたら話を変えて、あらためて次官にお伺いする……

第31回国会 商工委員会 第19号(1959/02/25、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連。さっきからいろいろと御意見を伺って重複する点も出てくるかと思いますが、この際二人の方に一、二お伺いしておきたいと思います。大体砂糖やバナナとかいうような甘いものにはアリが寄るように、これをめぐっての利権争いというものはどうも常につきまとっておるような感じがいたします。三十一年でしたか、バナナの外貨割当を高値入札制度にしたときなんか相当当委員会でも取り上げられたと思います。それ以来バナナの外貨割当問題には何らか私は不明朗な点があるのではないか、このように私個人の感じですが、感じを受けておりますので、この際二、三伺っておきたいと思います。  まず第一番にお伺いしたいのは、大……

第31回国会 商工委員会 第20号(1959/02/26、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は小売商業特別措置法案につきまして、ただいまから若干の御質問をいたしたいと思います。大臣の出席の要求をいたしておきましたが、大臣見えておりませんので、大臣に対する分はあとに譲りまして、幸い大臣にかわって政務次官が見えておりますので、政務次官にまずきわめて愚問ではありますが、お伺いいたしたいと思います。御賢答をお願いいたします。  きわめて愚問ですが、この法案の目的は何ですか。
【次の発言】 それはおかしいと思うのです。僕は大臣に質問しようと思っておったけれども、大臣が見えていないから政務次官にお伺いするのだが、こまかなこととか大まかなこととかいうことじゃなく、少くとも法案を……

第31回国会 商工委員会 第21号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は昨日の質疑に引き続きまして小売商業特別措置法案と商業調整法案につきまして質疑を続けていきたいと思います。  まず最初に次官にお伺いいたしたいのですが、この小売商業特別措置法案を見ました場合に感ずることは、政府は生活協同組合といわゆる購買会、これを同じように考えておられる、こういうような感じを受けます。と申しますのは二条、三条、四条等の規定を見ました場合に、この区別がなされていないのではなかろうかという疑いを持っております。政府は一体いわゆる購買会と生協を同一視しておられるのか。それともどういうように生協、購買会を把握しておられるか、まずお伺いいたします。

第31回国会 商工委員会 第26号(1959/03/10、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 最後に本法案について一言お伺いいたしたいと思いますが、本法によって申請をする。同時に意匠法によって申請を出しました場合、まず本法の方が早くきまるわけなんですが、先ほどのお話のように、意匠法だったら二、三カ月かかる。本法の方で認定がなされた。ところが二、三カ月後で意匠法の場合に他の模倣であったというようなことになった場合、その場合にはこちらの最初やった、本法によってやった認定はどうなるのですか。あるいは逆に、今度こちらの本法の方では同時に出したが、本法の方ではだめだと言われた。ところが意匠法の方ではこれが通ったということになれば、これによって輸出が機会を押えられたということにな……

第31回国会 商工委員会 第27号(1959/03/11、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私の質問いたしました。それから二の場合二つずつに分れる。そこで、かりにお答えを一の(一)、一の(二)というように区別してお伺いしたいと思います。  一の(一)の場合は、これはBならBという人が自分の意匠権を侵されたのであるから、その人から異議の申し立てをやるだろうと思います。一の(二)の場合は不特定多数、いわゆる利害関係者からの異議の申し立てがあると思う。もしなかった場合に職権をもって取り消すということはあり得るかということです。それが一点。  それから二の(二)の場合、この場合認定機関に故意または過失がなかった場合には、もちろん責任はありませんが、たとえば他人がすでに意匠と……

第31回国会 商工委員会 第34号(1959/03/24、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 板川委員の質問に関連いたしまして、二、三お伺いいたします。  まず今の高等官ということなんですが、今の長官の御答弁のように、高等官という官職はすでになくなった、今日死文にひとしいことになっているわけです。今特許法その他工業所有権に関する法律十法案の改正を出しているときに、それに最も関係の深い弁理十法、その中にそういった戦争以前の資が残っておる、それをなぜ一緒に改正しようとしなかったか。
【次の発言】 私の質問に対しての答弁は簡単でけっこうです。おっしゃるように公認会計士法あるいは弁護士法、こういうのと弁理士法は、すなわち職務称号を与えるという点においては同一のものであります。……

第31回国会 商工委員会 第35号(1959/03/25、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行について。本日は特許法以下十法案につきまして、わざわざお忙しい中を八名の参考人に来ていただいて、この重要な法案について参考意見を聞いておるのです。ところがこの状態は何です。こちらにすわっておるのは全部社会党委員であります。与党がわずか二名。こういうことで真剣にこの審議が進められると思っておりますか。私はもっと人を集めて午後からあらためて再開せられんことを望みます。

第31回国会 商工委員会 第37号(1959/03/27、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は特許法関係法案につきまして、順序を立てて御質問をいたしたいと考えておりましたが、他の委員会との関係等で政府委員の出席等の関係もございますので、散漫になりますが重点的に御質問いたしたいと思います。  まず第一に長官にお伺いいたしたいことは、一昨日の八名の参考人のうちで、まず発明協会の会長でしたか理事長でしたか、斎藤さん、それからあとの井上さんと村瀬さんは審議会のメンバーとして参画した人である。この人を除く五名の人は反対の態度を明らかにいたしております。その反対の理由は、一口に言うならば、四十年来の特許法関係の法律を改正するに当って、何もそう三カ月か半年を急がねばならないであ……

第32回国会 商工委員会 第1号(1959/07/03、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほどの勝澤委員の質問に関連いたしましてお伺いいたします。もう一つ前の質問ですが、いわゆる新聞代を上げたから、公正取引委員会の審決が出るまでは元の値段で払う、そういうことをしておるのに対して、取扱店の方で一方的に配達を打ち切る、こういうことについて先ほど勝澤君からの質問がありましたに対して、あなたの方は取扱店が単独にやつた場合と、あるいは打ち合せと申しますから共同謀議でやつた場合とに分けて考える必要がある、こういうようなことでありましたが、昭和二十八年九月一日公正取引委員会から出されました告示第十一号の不公正取引とはどんなもんかという、この中の十号「自己の取引上の地位が相手方……

第32回国会 商工委員会 第2号(1959/07/08、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま長谷川前委員長より御退任のごあいさつがございましたが、この際委員各位の御同意を得て、私からも一言ごあいさつ申し上げたいと存じます。  御承知の通り長谷川前委員長は、第二十九回国会で選任せられ、引き続き第三十回国会、第三十一回国会のきわめて多忙なときの委員会を担当し、その間三十二件の多きに上る法案の審査を終えられて、委員長の職務を全うせられ、今回新中村委員長とかわられたのであります。  もとより自民党と社会党という立場を異にする私どもではありますが、数多くの成立いたしました法案、この中には、水質汚濁防止関係の法案とか、小売商業調整特別措置法案とか、あるいは工業所有権関係……

第32回国会 商工委員会 第5号(1959/09/09、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連質問。ただいまの談話の法律的性格についてでありますが、法の四十五条によっていわゆる申告があった。そうしますと四十六条以下並びに公取委の審査手続規定によって審査その他の準備をやると思うのですが、その結果考えられることは審判に付す、それから勧告、もう一つは不問処分、この三つの結論になると思うのです。そういたしますと委員長談話は、この不問処分に付すという効果を表わしたものであるかどうかお伺いいたします。
【次の発言】 その談話は不問処分に付すということを決定したということになると、一つの行政処分と考えますが、それでよろしいですか。

第32回国会 商工委員会 第6号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず鶴岡参考人に御質問いたしたいと思いますが、ただいま鶴岡参考人は、何らの参考意見を述べる用意もない、何らの意見もございませんということでしたので、その点について、まずお伺いいたします。  御承知のように自転車競技法弟一条第五項によりまして、「競輪施行者は、命令の定めるところにより、競輪の実施を、当該都道府県ごとに設立する、自転車振興会に、委任することができる。」こういう規定によりまして六月二十三日のあの騒擾事件を起しました競輪におきましては、あなたの方が、すなわち千葉県の自転車振興会が、施行者である千葉県から、その施行についての全面委任を受けて行なったのであります。そうする……

第32回国会 商工委員会 第7号(1959/10/10、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの大臣の答弁に関連して一言だけお伺いいたします。  大臣はただいま、自分としては資金の潤沢な提供が第一であって、填補率の引き上げとか利子の引き下げというようなことは考えていないとはいわないが、第二次的に考えておる、こういうことでありましたが、もちろん資金の潤沢な提供は必要であると同時に、填補率の引き上げとか利子の引き下げも第二次的でなく、同時に。パラレルに考えるべきではないかと思う。なぜなら、資金がかりにあったとしても、填補率の引き上げあるいは利子の関係等で借りられないものも出てくるのではないか、このように考えるので、大臣はただいまやらないとは言いませんとおっしゃって……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1959/12/11、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、先ほど来の参考人の御意見並びに委員からの質疑を通じまして、一言だけ関連して、これは参考人でなく、政府委員の方にお伺いいたしたい、このように思うわけであります。と申しますのは、このコールダーホール改良型原子炉の受け入れに関連いたしまして、先ほど来の参考人の御意見を聞いておりますと、学術会議の中においても、若い人たちにまだまだ十分納得のいかないというような点のあることも明らかであります。また、先ほど神近委員が申されたように、学者の皆さん方が、政府といいますか、そういった方面に対してやはり何か遠慮しておられる、ずばり言っておられない点があるようにも考えられます。また、若い人た……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1959/12/22、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行について委員長に申し上げたいと思います。もちろん、本日は参考人の諸先生に来ていただいて、参考意見を伺って、参考人の方々に質問することが中心だと思います。だがしかし、参考人の御意見に関連して、当局の所信を聞く、これは必要だと思うのです。従って、石野委員から中曽根委員長に質問しておりました。私もまた、石野委員の中曽根委員長に対する質問が終わったあとで関連質問をしたい。このことを申し上げておったわけなのですが、それを委員長に取り計らっていただけなかったことは、遺憾だと思っています。今後、こういうことについては十分考えていただきたいし、今の議事の取り扱いについて、委員長の所信……

第33回国会 商工委員会 第3号(1959/11/11、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して……。先ほどの中井委員の御質問の趣旨、ただいまの内田政務次官の御答弁の趣旨、これは常にわれわれが申し上げている点でございまして、多分当時内田政務次官は当委員会の委員ではなかったかと思うのですが、中小企業団体組織法が成立するときに、この法律をして中小企業の基本的な組織法にし、組織の強化と団体交渉権を与えていくということは、われわれが考えて提出いたしました団体組織法の精神でございます。ところが、そのときに政府案の団体法が、多数の賛成を得て通過したいきさつがあるのでありまして、当時今おっしゃるようなお気持があったならば、すでに今問題になっておるようなことは解決をしておったと……

第33回国会 商工委員会 第4号(1959/11/17、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、本日は、今大きな世論となっておる競輪の存廃の問題につきまして質問をいたしたい、こう思うのですが、大臣が十一時半ごろに出席の予定だそうでございますのでで、大臣に対する質問はあと回しにいたしまして、まず小出局長にお伺いいたしたいと思います。  まず最初に私がお伺いいたしたいのは、昭和三十二年七月に兵庫県の甲子園競輪場において第十二回近畿ダービーが行なわれました。その際の八百長事件として、最近日本自転車振興会の方で、その出場選手百三名中八十五名の大量処分をした、こういう問題について質問をいたしたいと思いますが、これは日本自転車振興会がやった問題でありまして、通産省の監督官に聞……

第33回国会 商工委員会 第5号(1959/11/18、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま公正取引委員長から最近の公正取引委員会の経過といいますか、並びに公正取引委員会の執務状況及び委員長としての決意、そういうことがきわめて簡単ではあったが述べられました。その中に、公正取引委員会は独占禁止法にのっとってカルテル、トラストあるいは公正取引、こういうことに対して取り締まりをし、国民経済の民主的発展のために努める、こういうことでありますが、その決意と実際の行動がマッチしてない。どうも国民経済の民主的発展のために尽くされていないのではないかという疑問が最近多々あるわけでございます。そこで当委員会におきましても数回にわたって私、委員長ほかに質問いたしておるわけであり……

第33回国会 商工委員会 第6号(1959/11/24、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。ちょっと労働基準局にお伺いしますが、労働基準法に基づく労働安全衛生規則というのがありますね。それによって、いろいろ基準局としては監督なり検査をしておられると思うのですが、こういう火薬類の場合には、別に取り締まりの法がありますね。それと労働安全衛生規則は、さらに細部をきめたような事項は何かないのですか。
【次の発言】 そうすると安全設備とか施設につきましては、これは法に基づく規則その他によって通産省が監督しておって、労働基準局は今言われたように、その教育とか安全委員会の指導とかそういう点だけやっていて、こいう火薬関係の施設等についての監督はやらないのですか。

第33回国会 商工委員会 第7号(1959/12/01、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は大臣に、航空機工業に関連いたしまして、今問題になっております防衛庁の次期主力戦闘機の決定につきましての、去る十一月十五日の本会議におけるわが党淡谷議員の質問に対する大臣の御答弁に若干の疑義を持っておりますのでその点をお伺いいたしたいと思います。  もちろんわれわれは戦闘機問題につきましては否定の立場をとっておりますが、それらの問題につきましては内閣委員会等でおやりになると思いますので、私はこの問題について通産省関係だけを通産大臣にお伺いいたしたいと思います。  去る十四日の本会議における淡谷議員の質問は、議事録によりますと「さらに、質問の第六点は、生産会社の決定はいかにし……

第33回国会 商工委員会 第8号(1959/12/02、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、ガス料金の値上げ及びこれに関連いたしましての物価政策、こういう点についてお伺いをいたしたいと思うのですが、大臣の時間の都合もあるようでございますし、まず大臣に対する質問を先に申し上げたい、このように考えております。なお、本件につきましては、昨日板川委員から質問がありましたので、あるいは重複する点も出てくるかと思いますが、その点はお許し願いたい、このように思います。  そこで、まず通算省当局にお伺いいたしますが、東京瓦斯あるいは大阪瓦斯等から料金値上げ申請が出ているようでありますが、この申請後の経過とそれから通産省における今後の方針、そういうことについて、まず簡単に御説明……

第33回国会 商工委員会 第10号(1959/12/09、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず高山参考人にお伺いいたしたいのでございますが、先ほどの高山市長の御意見、全く私たちと同じ考え方であって、全国に率先して競輪をおやめになりました高山市長の英断に私敬意を表するものであります。  高山参考人はいろいろと述べられた弊害の中に言われてなかったが、そのほかに、私は、競輪が地方財政に寄与しておる、こういうようなところから競輪関係者と、地方自治体の関係者との間にくされ縁ができてくる、そういうことによる競輪関係者、あるいは自転車振興会、ないしその周囲の人たちが自治体に対する一種の圧力団体になっている、こういうような関係が生じつつあるのではないか、このように考えるのですが、……

第34回国会 国土総合開発特別委員会 第4号(1960/04/08、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 臨海地域開発促進法案につきまして、若干の質問を提案者並びに大臣、あるいは政府委員にいたしたいと思うのですが、その前に御了解を得ておきたいと思うことは、実は私、委員長も御承知のように、今国会になりまして当委員会にかわって参りました関係上、本法案の過去の審査の状況をあまり知りませんので、ただいまから質問する事項におきましては、過去に当委員会においてすでに答弁済みあるいは論議済みのものがあろうかと思いますが、そういう点にわたることをあらかじめ御了承いただきたいと思います。  そこで、最初に提案代表者にお伺いをいたしたいのでありますが、本法案は、昨年の三十一国会の、しかも、地方選挙等……

第34回国会 商工委員会 第1号(1960/02/05、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行について。本日の委員会におきまして通産大臣、経済企画庁長官の施政に対する方針並びに公正取引委員長と土地調整委員会の委員長からのあいさつといいますか、所管事項について話を聞く、こういうことはきのうの理事会で決定してきょうそのことがあるということはわかっておった。ただいま公正取引委員長の話を聞きましたが、両大臣及び土地調整委員長はこういうあいさつの資料が出ております。ところが公正取引委員長の方からは出ていない。なるほどここに「公正取引委員会の業務の概略」というのが出ておりますが、これは独禁法に基づく法律の義務として国会に提出せられたものだと思うのであって、こういう場合には……

第34回国会 商工委員会 第3号(1960/02/10、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと関連して、大臣がいないので政務次官にお伺いしたいと思います。  実は火薬とか花火、ガスといったようないわゆる危険産業について、一貫して質問したいと思っておったのですが、きょうの板川委員の質問に関連して一言だけお伺いしたいんです。と申しますのは、火薬輸送の取り締まりは通産省ですか運輸省ですか、あるいは警察当局か、いろいろ関係があると思うのですが、やはり通産省が一番責任ある取り締まりだと思うのですが、そういう管轄はどうなっていますか。
【次の発言】 せんだっての東洋化工ですか、あれの事故で委員会から派遣になって私行ったのですが、そのとき気づいたのは、今申しましたように、さ……

第34回国会 商工委員会 第4号(1960/02/12、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 実は参考人の方々の御意見を聞いていただき、それに対するわれわれの質疑応答も聞いていただいた最後に、大臣の所信を伺いたい、このように考えておったのでありますが、参議院の本会議等の関係で、大臣の時間がないそうでございますので、切り離してこれだけ質問しては何かおかしいのですが、結論のようなことだけを先に大臣に聞くことになりますけれども、簡単に申し上げますから、お答え願いたいと思うのです。  と申しますのは、信用保証協会の制度でございますが、これは言うまでもなく担保力のない中小企業者に対しまして、政府資金による担保信用を授与いたしまして、そして中小企業の金融をはかろう、こういうことで……

第34回国会 商工委員会 第6号(1960/02/17、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっとただいまの松平委員の質問に関連をいたしまして、大臣に一問だけお伺いをしたいのであります。と申しますのは、一口に零細企業といわれておるが、大体大臣は零細企業というものを、定義といえばむずかしくなりますが、大体どの程度のものを零細企業として考えておられるか、と申しますのは、小組合におきましては工業五名、商業サービス業二名以下、ところがまだ出ておりませんが、近く出す予定になっている商工会法においては小規模企業というのがあります。その点は重工業十五名、商業五名、そういうふうになっているのですが、大体零細企業というのは、どの程度の範囲に考えておられるか。

第34回国会 商工委員会 第9号(1960/02/26、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私はきょうは計量行政について若干の質問をいたしたい、こう思うのでありますが、その前に一言申し上げておきたいことは、私が当委員会に所属いたしましてから、計量法は二回ばかり改正があったと思います。ところが国会におきましても、計量法というような法律はそう重要であると考えないでに、審議をせられたような傾向も今まであったと思います。だが、厳格な計量の実施、このことは国民経済の基礎でありまして、流通経済の基礎は計量であります。こういう意味から、国民経済の発展は、厳格な、そしてまた適当な計量行政にあると申しても過言でないと思います。そういう点から、今まで一般に計量法につきまして、あまり関心……

第34回国会 商工委員会 第11号(1960/03/02、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 参考人の方にいろいろとお伺いしたい点があるのですが、時間を急がれる方もおられるそうですから、断片的になるので質問もやりにくいのですが、まず北裏さんが急がれているそうですから、一点だけお伺いしたいと思います。  先ほど北裏さんは参考意見を述べられる際に、外人投資について申されたわけでございまして、若干楽観のようなお話でござました。しかし、私考えてみますのに、為替統制がなくなりますと一〇〇%アメリカの資本で、いわゆるアメリカのというか、外国の会社が日本にでき、そして日本で生産をして、アジアとかヨーロッパへ輸出をする、そういう格好になるのではなかろうか、そういうものが出てくるのでは……

第34回国会 商工委員会 第12号(1960/03/04、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行。ただいまのアジア経済研究所法案に関連いたしまして、北條委員の質問に対する政務次官の答弁を聞いておりますと、現在の財団法人のアジア経済研究所の理事さん方も、みずから進んで特殊法人にしてくれ、こういうことであったというふうに言われておるので、そういう点を明らかにするために、現在のアジア経済研究所の理事の方一、二名に、参考人として来ていただいて意見を聞く、こういうようにお計らい願いたいと思います。

第34回国会 商工委員会 第13号(1960/03/08、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 板川君の質問に関連をいたしましてお伺いいたします。薬の製造及び販売は、薬事法によって薬務局の方で監督をしておられると思うのです。先ほどの板川委員の質問に対しまして価格の点までは立ち入れない、こういうような意味の御答弁があったと思います。なるほど薬事法ではそういう価格について幾らにせよとか、こうせよとか、こういうことを取り締まるような強力な規定はございません。が、しかし販売面を指導し、監督する立場にある薬務局といたしましては、薬のいわゆる卸及び小売等の段階における適正な利潤、マージンはどの程度がいいかというようなことくらいは、これは行政的に御指導になる必要があると思うのですが、……

第34回国会 商工委員会 第14号(1960/03/09、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 東畑先生にちょっとお伺いしたいのですが、実はこのアジア経済研究所法案について、われわれ一番の焦点といいますか、問題点と考えておりますのは、従来財団法人として民間で調査研究をやっておられたのを、今度はそれを特殊法人としてやっていく。そこで、特殊法人としなければならないのかどうかという点と、もう一つは、特殊法人とすることによって、いわば国策としてアジア研究をやるのだ、こういうように相手方から受け取られる。そのことが、いわゆる調査の相手方になるアジア諸国はどのような受け取り方をするか、こういうことを考えた場合、むしろ、やはり民間でやるという建前の従来の財団法人でいく方がいいのじゃな……

第34回国会 商工委員会 第15号(1960/03/11、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 このアジア経済研究所法案につきましては、同僚委員から、事務当局に対しましては、いろいろと質問をいたしたのでありますが、ぜひ大臣から政治的な問題についての御答弁を願う必要がありますので、特にきょう出席を願って、そういう点について二、三の質問をいたしたい、このように考えております。  御承知のように、アジア経済研究所法案は、従来ありました財団法人アジア経済研究所を特殊法人としようとする法律でございます。  そこでその問題についてお伺いをする前に、一言大臣に御所見を承っておきたいと思うことは、私当委員会に所属いたしましてから大体五年になりますが、その間商工委員会に提出せられますとこ……

第34回国会 商工委員会 第16号(1960/03/15、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま採決になりましたアジア経済研究所法案につきまして、この際、審議の経過を顧みまして、特に政府関係筋に要望いたしておきたい点がございますので、お許しを願いたいと思います。当委員会におけるこの法案の審議の過程において、通産大臣及び外務大臣に対する質疑の内容から、問題点は明らかになっておると思うのですが、この際もう一度、今後の運営について、特に政府において留意していただかねばならない点を申し上げまして、今後の運営に対して十分注意をしていただきたいと思うわけであります。  そのまず第一点は、アジア経済研究所の自主的な運営について、自主性を確保していただきたいということであります……

第34回国会 商工委員会 第19号(1960/03/22、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 小林委員の柳参考人に対する質問に関連しまして、一青柳さんにお伺いいたします。  今われわれがあなた方に来ていただいて参考意見を聞いておりますのは、商工会の組織等に関する法律案についての意見でありまして、その中に、あなたは小企業といえども大企業になり得るんだから、大企業と一緒の組織におってもいい、こういう観点から、政府原案に賛成をせられたわけなんです。われわれは、商工会の重要な一つの点といたしまして、その組織のあり方、これがこの法案の一つの重要なポイントだと考えておるわけなんです。そこで先ほど高橋さんも言われましたが、ウサギの子はウサギに育てさせろ、こういうことなんで、われわれ……

第34回国会 商工委員会 第20号(1960/03/25、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 当委員会へ総理の出席を願うというのはきわめてまれでありまして、特に本日総理に出席をしていただいたのは、総理であるとともに自由民主党の総裁であるという立場から御答弁をいただきたいと思います。時間の関係で私、質問をまとめて申し上げます。  まず第一点でありますが、この法律は小規模事業者のために作る、こういうようにうたわれており、その趣旨が第一条の目的に掲げてあるのですが、これを見ました場合に小規模事業者のために、はたしてどれほどの役に立つのか、こういうことの疑問を持っております。その理由といたしましては、先ほども問題になっておりましたが、商工会議所のあるところと商工会を作るところ……

第34回国会 商工委員会 第22号(1960/03/29、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、中小企業業種別振興臨時措置法案につきまして、池田通産大臣に若干の質問をいたしたいと思います。  まず最初にお伺いいたしたいことは、政府は今国会に中小企業振興法案を出すということを前から言っておられました。ところが、中小企業振興法案が提出せられずに、本法案が出てきたのであります。本法案の内容は、中小企業業態別の調査手続ともいうべき手続法でございます。従って、最初は中小企業業態別調査何とか法、こういった名称が考えられていたようでございますが、それがいつとはなしに振興臨時措置法というような名前があとにくっついたわけなんです。思うに、政府は本国会において中小企業振興法、いわゆる……

第34回国会 商工委員会 第23号(1960/03/30、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連いたしまして、一、二お伺いいたします。  先ほどの辻原委員の質問におきまして、今回の事件に対して、停滞量もそれから停滞場所も、火薬類取締法施行規則違反であるということを、秋山局長はお認めになったわけです。このような場合、刑法上及び行政上どのような処分があるんですか。
【次の発言】 先ほどの御答弁では、直接責任とか間接的責任とかいうような形式的な責任のことを述べておったと思います。今おっしゃるのは、法律的には作業主任者だけが、そういう責任を負うだけなんですか。
【次の発言】 そうすると、あなたはいわゆる行政的な火薬取り締まりの最高の、大臣がありますが、局長として、一体この事……

第34回国会 商工委員会 第24号(1960/03/31、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連質問。ただいまの質問に関連をいたしまして申し上げたいと思うのですが、実際問題として今おっしゃるような状況のあることは十分わかっておりますが、内田政務次官が政府委員として今のような答弁をせられることはけしからぬと思う。なぜかというと、あなたは労働基準法を知っておられないのですか。労働基準法があるのに、小売商業調整特別措置法等によって別に考えるなどということは矛盾もはなはだしいと思う。労働基準法との関係をどう考えておられるのですか。当然労働基準法において守られなければならぬことであるのに、現在それができていないから守らせるように指導するということならわかるけれども、別にやぶ入……

第34回国会 商工委員会 第25号(1960/04/01、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 委員各位の御同意を得まして、ただいま可決せられました中小企業業種別振興臨時措置法案に対しまして、自由民主党、民主社会党及び日本社会党共同提出の附帯決議案の提案理由を申し上げたいと思います。  まず最初に、附帯決議案を朗読いたします。    中小企業業種別振興臨時措置法案に対する附帯決議(案)   本法の運用に当つては、特に次の諸点に留意すべきである。  一、第四条第一項により、中小企業者又はその団体に対し勧告をする場合には、消費者の利益を不当に害することのないよう配慮すること。  二、第四条第二項により、関連事業者又はその団体に対し勧告をする場合には、その関連事業者特に中小企……

第34回国会 商工委員会 第31号(1960/04/13、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連。ただいまの板川委員の質問に関連してお伺いいたしたいと思うのですが、先ほど法制局部長は、限定免許があれば特定の事業者の自動車を通さないことができる、こういう答弁だったと思うのです。要は道路運送法第四十七条三項の自動車の範囲の限定の解釈だと思うのです。この自動車の範囲の限定ということはどういうことなのか。自動車道路の公共性からかんがみまして、特定の人は通さないというようなことを含むのかどうか、そこに私は問題があると思うのです。範囲の限定の解釈についてお伺いいたします。
【次の発言】 法制局は、法律の解釈はどんぴしゃり言ってもらったらいいんだ。つまらぬことを言わなくてもよろし……

第34回国会 商工委員会 第35号(1960/04/26、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は時間の関係もありますから、参考人の方の御意見を聞きましての質問はやめまして、松尾局長にこの際一言お伺いしておきまして、それに対する答弁について参考人の方に御意見があれば伺いたい、このように考えます。  先ほど来の参考人の方の御意見の中にも出てきておりましたが、私もこの法案を見て、大企業のマスプロに対する救済にならぬか、こういう感じを持っております。また先ほど宗像さんから松下電器等の具体的な例も出されて、いわゆる系列化の強化ということも言われておりました。そこでお伺いいたしたいのですが、この法律案はいわゆる割賦取引の秩序法だと思うのです。これは言うまでもなく、結局は流通秩序……

第34回国会 商工委員会 第38号(1960/05/06、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 割賦販売法案につきまして、実はきょうは時間の都合で、ほんのわずかしかできませんが、せっかく大臣が見えておりますから、大臣にお伺いいたしたいと思います。  大体、提案説明なり、企業局長からはいろいろと説明を聞きましたけれども、大臣から一つ基本的な点でお答えを願いたいのですが、この割賦販売法案というのは、一体どういう目的でお出しになったのですか。
【次の発言】 大臣、ただいまそういう答弁ですが、私はちょっとこれを見て逆じゃないかという感じを受けたのです。と申しますのは、健全な消費を発達せしめて生産を増強するのでなくて、すでにマス・プロとして大量生産せられておる、それをこのままほう……

第34回国会 商工委員会 第39号(1960/05/10、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 割賦法案につきまして、引き続き質問をいたしたいと思います。きょうは各条文にわたって詳細な質問をいたしたいと思いますが、その前に、くどいようでございますが、今まで二、三回私申し上げました点で、もう一度はっきりと、大臣がおられないから局長の御見解を伺いたい、このように思います。と申しますのは、この割賦販売法案も、前から申し上げておるように、流通秩序法の一環、一つである。そういう点から、やはり流通秩序法の一つであると思っておる小売商業調整特別措置法、それとの関係はやはり考えなくちゃならない、このように考えるわけなんです。しかもこの割賦法案が卸の関係でなく、消費者、いわゆる小売と消費……

第34回国会 商工委員会 第40号(1960/05/11、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 きのうに引き続きまして、あと残りの質問をいたしたいのですが、最初に、きのうの質疑応答の中で、まだ明確になっていなかった点、すなわち第二条第二項の商品の中には不動産を含むのかどうかということです。含まないという政府委員の答弁でありますが、それではこの法律の条項の中から、解釈的にどういうところから不動産を含まないのかということを明確にしてもらいたい、こう申し上げておったのでありますので、その後法制局において検討せられた結果をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 今の法制局第三部長の検討の結果の御答弁はよくわかりました。しかし、商法以下十数にわたる法律を掲げられましたが、私聞……

第34回国会 商工委員会 第42号(1960/05/17、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 繊維工業設備臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして若干の質問をいたしたいと思います。しかし時間の関係もございますから、簡単に申し上げたいと思います。  まず本法に対するわれわれの基本的態度を明確にいたしておきたいと思うのですが、本法は御承知のように、独占禁止法の除外法律でございます。従いましてわれわれといたしましては、いつかも申しましたが、通産省が最近当委員会に持ち出してくる法律は、特殊法人を作る法律か、さもなければ独占禁止法緩和ないし除外の法律である。この態度に対してわれわれはあまり賛意を表せないのであります。従いまして、当法律にいたしましても、三十一年の最初制定の際……

第35回国会 商工委員会 第1号(1960/07/20、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま提案になりました二法案につきまして、通産大臣に簡単に質問したいと思いますが、その前に、一言委員長を含む与党委員の方に申し上げたいのです。七月十二日、当委員会におきまして自民党だけで八法案を単独採決しておられます。そのことは、基本的な問題との関係で、三十四国会の延長が有効か無効かは別といたしまして、今まで当委員会において比較的なごやかにやって参りましたわれわれといたしましては、ああいうことにつきましては了承できませんから、今後は十分――委員長もかわられるかもわかりませんが、与党各委員にも希望だけを申し上げておきます。  そこで、質問に入りますが、この法案は簡単に交付金の……

第35回国会 商工委員会 第2号(1960/07/21、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 委員各位の御同意を得まして、ただいま採決の行なわれました二法案に対しまして附帯決議を提案いたしたいと思います。簡単に附帯決議の提案の趣旨の説明を行ないたいと思います。  まず案文を朗読いたします。   自転車競技法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案及び小型自動車競走法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議   政府は、両法案等による機械産業振興費制度の有効期間内に、競輪その他公営競技の制度全般について、その改廃措置及び改廃に伴う経過措置を講ずべきである。  以上でありますが、提案の理由は、言うまでもなく昨日通産大臣に対する私の質問の中で、趣旨は徹底……

第35回国会 商工委員会 第3号(1960/08/11、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 さきの三十四国会におきまして電気工事士法、電源開発促進法の一部改正案が当委員会において採決を得て成立をいたしております。しかし御承知のような状態でありましたために、われわれといたしましては、この二法に対しましては、提案説明すら聞いていないのであります。そこでこの二つの法律につきまして、いろいろとわれわれとして言いたい点、あるいは聞きたい点を質問していきたい、このように思いますが、その前に、一般電力行政について若干の御質問をいたしたいと思います。  最初にちょっと御参考までに、私の地元の神戸新聞の投書欄、すなわち「読者の欄」に出ておりました一読者の声を読んでみたいと思います。こ……

第35回国会 商工委員会 第4号(1960/09/09、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず最初に公益事業局長にお尋ねいたしたいのですが、先日の当委員会におきまして私は質問をいたしました。その質問に関連をいたしまして資料を要求いたしました。その資料を八月十八日付で私の手元まで送ってもらったわけなんですが、この資料を拝見いたしまして、この資料は私の質問の趣旨に答えたものであるかどうか、大きな疑問を私は持っております。一体公益事業局長は当委員会における私の質問をどのように理解しておられたのか。当日の議事録をここに持ってきておりますが、私の聞いたのはこういう抽象的なことではありません。そうしてそのことを当局へ申し上げた。そうするときのう公益事業局から、関西電力株式会社……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 商工委員会 第4号(1960/12/16、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 海外経済協力基金法案について、一、二まだわからぬところがあるので、お尋ねしたいと思うのです。すでに松平委員からの質問の点と重複する点があるかもわかりませんが、今までの答弁では十分私はわかりませんので、あえてお伺いする次第であります。  まず第一に、本法の目的が第一条に定められてあります。その点を読みますと、「その開発に必要な資金で日本輸出入銀行及び一般の金融機関から供給を受けることが困難なものについてその円滑な供給を図る等のために必要な業務を行ない、」云々となっている。この海外協力基金というのを作る必要はこのためだと思うのです。ところがこれだけでは私十分わからないのですが、こ……

第37回国会 商工委員会 第6号(1960/12/21、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 きょうはいろいろと質問をいたしたいのですが、まず最初に、消費者行政とでも申しますか、物価の問題、あるいはこれに対する公正取引委員会との関係、こういうようなものについてお伺いいたしたいと思います。  まず、政府では、消費者行政といいますか、こういうところはどこが担当しておられるのですか。
【次の発言】 きょうは経済企画庁長官が参議院の予算関係でこちらに見えていないので、やはり総務長官にお伺いするということになろうと思いますが、最近いろいろと物価が高騰を示してきておる。こういうことはもう御承知ですから、一々物価指数等をあげなくてもいいと思いますが、これについてどのような対策を立て……

第37回国会 商工委員会 第7号(1960/12/22、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。製鉄会社が溶鉱炉なんかを設置する場合は、重工業局に溶鉱炉設置の申請書を出すだろうと思う。それについてはこの四日市の八幡製鉄のはどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 そうすると今の場合、まだ八幡製鉄の溶鉱炉の設置についての正式な通産省における書類等は出ていない、そういうことなんですか。
【次の発言】 関連してちょっとお伺いいたしたいのですが、大体電気行政というか、これは、先ほど来言われているように、板川君も言ったように、独占中の独占なんである。それがまだ十分法的措置が講じられていないというところに問題がある。幽霊のような旧電力事業法とか、旧公益事業令とかいう……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1961/04/06、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 新技術開発事業団法案につきましては、商工委員会との連合審査等も開き、総理に出席を求めて、いろいろと所管問題について伺ったのでありますが、私といたしましては、まだすっきりしない点がありますので、なお、設置法との関係について、法律的な意味において法制局長官にお尋ねいたしたいと思います。  まず、科学技術庁設置法を見ましたときに、三条あるいは四条の十二、あるいは八条の三号、こう見てみますと、大体科学技術庁の仕事は、科学技術行政事務の総合的調整、これが主たる担当事務であって、企業化というようなものを前提とした、すなわち、企業にするためにやる仕事、それは、すなわち企業に続くわけでありま……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1961/04/11、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 実は、委員部等から御連絡を申し上げておるとは思うのですが、新技術開発事業団法という法案がこの委員会にかかっております。それから、別に鉱工業技術研究組合法案というのが商工委員会にかかっておるわけであります。実は、私は、科学技術庁とか経済企画庁といった官庁は、科学技術あるいは経済に関する総合調整をやるのを主たる任務とする官庁である、従って、事業に直結するところのものは事業所管省がやるべきじゃないか、こういう主張を持っておるわけであります。そこで、この両方を見ました場合に、まず、新技術開発事業団は、第二条に定義がありますように、試験研究の結果で企業化されていないものを企業的規模にお……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1961/04/13、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 新技術開発事業団法案につきまして、大卒官房長官も御承知と思いますが、商工委員会との連合審査、そこへ総理の出席を願いまして、いろいろと設置法上の立場から、いわゆる行政の総合調整を主として担当する諸官庁、たとえば科学技術庁とか経済企画庁と事業を担当する各省との所管の問題等々について総理からお伺いいたしまして、その後、あらためて、設置法という法律的な立場から林法制局長官の御意見も聞きました。その後、杉村教授を参考人として来てもらいまして、行政学上から見て、この種総合調整を主として担当する官庁と、それから、事業を所管する官庁との間の関係はどうあるべきか、ことに行政学上、行政機構として……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1961/04/20、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。先ほどの岡委員の質問に対する原子力局長の答えは、私聞いておってよくわからぬ。あなた方が原子力損害の賠償に関する法律案外一件を作るに際して、その基礎となるものの試算を日本原子力産業会議に委託して、そしてこの試算表を作ってもらったのじゃないですか。それが間に合ったとか合わないとか、何か回りくどいことを言っているのだが、この法案とこの試算表とは関係があるのか、ないのか、法案の基礎をなしておるのか、なしてないのか、それを言って下さい。
【次の発言】 要は、むずかしい未知の科学は私はわかりません。そんなことは学者にまかせておったらいいのだ。そんなことよりも、このことによる災害……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1961/04/26、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 我妻先生に一、二お伺いいたしたいと思います。  そのまず第一は、今日、いわゆる無過失責任論は通説になっておると思います。今、先生おっしゃいましたように、交通事故とか、鉱害にはすでにその明記がある。今回この法案で無過失責任を明記しておるのですが、たとえば、そういうことの明記せられていない普通の産業等においても、いろいろな無過失による責任等を負わなくちゃならぬ状態が起きてくることがあろうと思うのです。まず、無過失責任ということは、――先生にこんなことを言えば笑われるかもしれませんが、われわれ学生時代の、信玄笠かけの松時代からも裁判所も判例において認めておる。こういう事態ですから、……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1961/05/18、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 当委員会で今審議しております原子力損害賠償でございますが、損害賠償法を可決することも必要であり、けっこうなことでありますが、それ以前に、そういう事故が起こらないようにすることが、より大切であろうと思うのであります。そういう観点から、実は、総理に質問をしたかったのですが、予算委員会等の関係もありまして総理の出席ができない、  こういうことでありましたため、かわって官房長官に来てもらっておるので、官房長官に総理にかわって、一省一庁といったような立場でなく、総合的な上に立っての答弁を願いたい、このように思うわけでございます。  まず、第一にお伺いしたいことは、事故の原因を取り除く、……

第38回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第9号(1961/06/07、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 大臣が見えるまで、提案者に先に一つ御質問いたしたいと思うのです。  昭和三十七年、すなわち、来年度に行なわれる参議院の通常選挙にのみ適用する法律案を出してこられたわけですが、そういう必要がどこにあるのか、まず、それをお伺いいたします。
【次の発言】 今提案者が言われたように、参議院選挙は衆議院等と違って選挙区も広い、従って云々ということでありますが、そういうことであるならば、公職選挙法一本でなく、衆議院は衆議院の選挙法、参議院は参議院の選挙法というようにやった方がいいのではないかと考えるわけなんです。ただ、公職選挙法という一本の法律がある、しかも、今提案者も言われたように、今……

第38回国会 商工委員会 第4号(1961/02/14、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの御説明に関連してお伺いをいたしたいのですが、消費者物価上昇見込みの算定内訳の説明を聞いておったのですが、おっしゃるところは大体こういう方向になっておるからこのくらいだろう、そういうようなことでこの資料を作られたというように解釈をしたわけですが、そうなんですね。たとえば電気料金ならこれこれの申請があるからこう取り上げた、こういうように御説明せられたと思うのですが、そういうことですか。
【次の発言】 ただこれは動いておる経済というか流通経済、物価の動き、これをそのままに予想してこういうふうに動いておるからこうだ、これだけで、これに対してどうしようということは全然含まれて……

第38回国会 商工委員会 第5号(1961/02/17、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 実は板川委員、岡田委員が質問予定なんですが、大臣がまだ見えてないので、それまでの間、せっかく見えておりますから、公取委員長に一、二御質問いたしたいと思います。  佐藤委員長は、先日の当委員会において、私が経済企画庁の政府委員に対して、物価体系の問題について御質問をしておったときに、はたにおられたのですが、あのときに、経済企画庁としては、現在物価をはかるものさしは持っていない、物価体系というようなものについては考えていないというような答弁だったと思います。この点については、企画庁長官に、もう一度質問したいと思うのですが、あなた、あれを聞いておられましたのでお伺いしたいのです。 ……

第38回国会 商工委員会 第7号(1961/02/22、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほど来の質問に関連をいたしまして、ちょっと秋山局長にお伺いいたしたいのですが、先ほど片島委員の質問に対する答弁の中で、この二月十一日に起こりました旭化成の事故については、何か機械を操作しておった労務者の側に十分経験がなかったといいますか、その機械をこなし得るだけの技術がなかったといった意味の答弁があったと思うのですが、その点をもう少し詳細に言ってもらいたいと思います。
【次の発言】 安全ピンが二本が限度で三本になると過重になる、そういうことだったら、旭化成の工場内の安全衛生規則とか何かにそういうことをきめておるのじゃないですか、二本以上はいけないとかなんとかいうことは。その……

第38回国会 商工委員会 第8号(1961/02/24、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は参考人の皆さんと、政務次官以下政府委員の方に一、二の質問をいたしたいと思うわけでございます。  まず最初に樋口参考人にお伺いをいたしたいのですが、今参考意見として述べられたように、鉱業界は大きな問題にぶつかっておる、はたして政府はつぶすのか育成していくのか、こういったような岐路に立たされておるというふうに言われており、そうであろうと思うのです。それにしてはあなたの御意見の開陳が若干弱過ぎはしないか、どこかに遠慮しておられるのじゃないだろうか、このような感じさえ持つのであります。たとえば沢田参考人が申しました、あるいは先ほど局長が申しましたところのプール制価格、俗に徳永構想……

第38回国会 商工委員会 第9号(1961/02/28、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 松井委員の質問に関連して一、二お伺いいたしたいのですが、大臣にお伺いいたします。  大臣は公営競技調査会ができたいきさつを御存じでしょうか。当委員会におきまして、過去二年あるいは三年にわたって競輪その他の公営競技が問題になって参ったわけなんです。ところがその一つの終着として公営競技調査会ができた。そこで基本的な問題について根本的に結論を出そう、それも本年の九月三十日までに結論を出すんだ、そういうことになっておる。従って私たちは、一応調査会の結論待ち、こういう気持でおったわけなんです。従って通産省におかれてもその態度で臨んでいただきたい、このように思っておるわけなんです。先ほど……

第38回国会 商工委員会 第10号(1961/03/03、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 私はまず質問に入ります前に、一言委員長に申し上げて、委員長において善処せられるよう要望いたします。  と申しますのは、本日の私の質問に必要であるということで、すでに火曜日から銀行局長を呼んでおるのであります。火曜日は銀行局長も出てこられないような事情もあっただろうし、あるいは当委員会の審議の時間の関係もあってやめたのですが、本日当初にこの質問をやることはあらかじめ通告をしておったはずであります。またけさ委員部の人に銀行局長についての連絡を聞いたら、連絡ができております、出席します、こういうことだったわけです。ところが委員長が委員長席にすわり、速記者が入り、他の関係の政府委員が……

第38回国会 商工委員会 第11号(1961/03/10、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま銀行局長から遺憾の言葉が述べられましたが、私は警察官ではないから、三月三日の午前十時から十時半ごろまでの間、銀行局長が何をしておったかというアリバイを調べようとは思いません。しかしあまり見えすいたうそは言わぬ方がいいと思う。何とならば二月二十八日の理事会において、三月三日に銀行局長に当委員会へ来てもらって、そうして銀行業務と独禁法の関係について質問するということは、その三日前である二月二十八日に、私はすでに通告しておったわけであります。その後、念のために委員部に聞き合わしたところ、連絡はとれておる。またその朝あらためて聞いたら、出席いたしますということ。現に局長は国会……

第38回国会 商工委員会 第12号(1961/03/14、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほど来の小林、中村両委員の質問に関連いたしまして、今の中小企業金融公庫の、いわゆる代理貸しと直貸しの問題について、もうちょっとお伺いしたいと思います。長官、済みませんが中小企業金融公庫法をあけて下さい。まず、一条を見て下さい。一条には、中小企業金融公庫法の目的が明記してあります。後段だけを読みましょう。「一般の金融機関が融通することを困難とするものを融通することを目的とする。」ところが、先ほど来両委員が言っておるように、代理貸しが大部分である。今あなたが答弁せられたように、大体七五%、が代理貸しだ、二五%が直貸しだ。直貸しの場合は金融公庫へ行っても、あるいは出張所、支店へ行……

第38回国会 商工委員会 第13号(1961/03/15、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行で申し上げたいと思います。相互銀行の寿原さんに先に意見を述べていただいて、それに対して質問を先にやりたいと思います。
【次の発言】 寿原参考人が時間の都合で急がれるということでありまして、本来ならば皆さんの意見を伺ってから逐次関連をいたしまして質問いたしたい、こう考えておりましたが、そのようなことで先に寿原さんだけに御質問するということになりましたので、その関係上、他の参考人の方に御意見を聞く前に御質問をするという格好になることをお許し願いたいと思います。  最初に中小企業金融公庫の森永総裁にお伺いいたしたいのですが、中小企業金融公庫の代理貸しのうちで相互銀行が占める……

第38回国会 商工委員会 第14号(1961/03/17、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 中小企業に関連いたしまして若干の質問をいたしたいと思うのですが、その前に銀行局長にちょっと申し上げたいのです。  あなたは三月十日当委員会へ来て、三月三日に当委員会から来てもらうようにと言っておりましたことについて釈明がありましたが、その釈明はあなたは明らかにうそをついておられます。見えすえたうそを委員会においてつかれるようなことは不謹慎だと思うのですが、三月十日の発言、あなたはうそでないと断言できますか。
【次の発言】 あなたがどうおっしゃっても、あの日はあなたは意識的にこの委員会を逃げたことは明らかなんです。その証拠に、大蔵省の政府委員室で、あなたが予算委員会に行っておる……

第38回国会 商工委員会 第15号(1961/03/22、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、中小企業振興資金助成法の改正に関連いたしまして、一、二の質問をいたしたいと思うのです。  今回の改正の基礎といいますか、改正の目的は、中小工業団地の造成というところにあるようになっておりますが、予算面で見ましたら、設備近代化助成金二十八億のうち、三億が中小企業団地の助成金ということになっておるようです。そういたしますと、同じ金額の三億を地方団体、府県が持ちますから六億ということになるのですが、大体本年この六億程度の予算で幾らほどの中小企業団地を作っていくという計画をしておられるのか、その場所及びその計画の内容を聞かせていただきたいと思います。

第38回国会 商工委員会 第17号(1961/03/24、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 機械工業振興臨時措置法の改正について質問いたしたいと思うのですが、この法案は、御承知のように問題は独占禁止法との関係だと思います。そこで独占禁止法との関連についてまずお伺いをいたしたいと思うわけですが、今度の改正によりまして、まず九条の二を追加するということは、「規格の制限に関する命令」ということになっておるが、実際はアウトサイダー規制命令を発することができるように改正をしようとしておられると思うのであります。しかもこれの違反に対しまして二十一条の二を追加しまして、三十万円以下の罰金という刑をもって臨んでおられます。さらに十二条の二を追加いたしまして「合併等の場合の課税の特例……

第38回国会 商工委員会 第18号(1961/03/28、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの加藤委員の質問に関連いたしまして、業種の指定に関して御質問いたしたいと思います。  先ほど、加藤委員からの質問に対する局長の答えを聞いておりますと、現在と、この改正案が通って指定せられると思う予定と比べた場合、現在までは、たとえばネジとか、軸受けとかいったように、具体的なというか、詳細な指定の仕方をしておる。ところが今度追加になる分は、工業機械とか木工機械とかといった、ばく然と言ったらどうかと思いますが、今までのネジとか部品とかというきめ方に対して、何々機械というような、大ざっぱな指定の仕方を考えておられるようでありますが、その間に何らかの違いがありますか。なぜその……

第38回国会 商工委員会 第19号(1961/03/29、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと資料の要求をしておきます。  先ほどの西村委員の質問に関連してでありますが、補助金を交付した、それを研究が成功した場合は返す、そうすると、次についた予算と返された金とが一緒になって、次の補助金のワクになると思うのですが、そういうような補助金の金繰りといいますか、運営上の状況がわかる資料を出していただたきい。

第38回国会 商工委員会 第20号(1961/03/31、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 参考人にお伺いしたいのですが、中座しておったために、あるいは笹本委員の質問と重複する点がありましたら、あとで議事録を見ますから、そのようにお答え願いたいと思います。  まずお伺いしたいのですが、現在航空機株式会社の民間資本は、どういう方面から幾ら出ております。
【次の発言】 今回の法律の改正の中心は、これからYS―11型をいよいよ軌道に乗せていく、そのためには航空機株式会社は担保力を持たない、だから政府が保証をする必要があるんだ、こういうことなんです。ところが株主の中には今おあげになったような日本でも指折りの大きな企業ばかりがある。たとえ航空機株式会社それ自体が担保力がないと……

第38回国会 商工委員会 第21号(1961/04/04、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 航空機工業振興法について、まず御質問いたしたいと思います。  先日日本航空機工業株式会社の専務に参考人に来てもらっていろいろ伺いましたが、さらにあらためて政府側にお伺いしたいのですが、三十四年六月日本航空機株式会社が設立せられましてから、今日までどのように計画に従って実績を積んできたか、現況はどういうようになっておるか。そういう点につきまして簡単でけっこうでございますから、当初の計画と比較しながら説明していただきたいと思います。
【次の発言】 大量にという言葉が当たるかどうか知りませんが、大量生産に入って輸出の段階へ持っていくのには、何年先の見通しなのですか。

第38回国会 商工委員会 第22号(1961/04/05、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 自由民主党、日本社会党、民主社会党委員各位の御同意を得まして、ただいま可決いたしました計量法の改正に対しまして附帯決議を付したいと思います。以下原案を朗読いたします。    計量法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   電気測定法は、明治年間の制定になり、権利、義務に関する重要事項を勅令に委任する等、今日の立法杉式に添わざるのみならず、現行計量法体系からみれば、多くの検討すべき余地があることにかんがみ、政府は、速やかに電気測定法の整備を図り、計量行政の一元化のための措置を検討すべきである。  以上が決議案の内容でございます。  その提案の趣旨の説明でございまするが……

第38回国会 商工委員会 第23号(1961/04/07、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 私はまず中小企業政策のうちで、小組合についてお伺いいたしたいのですが、御承知のように中小企業団体組織法を成立せしむるときに、中小企業等協同組合法を改正いたしまして、二十三条の三を加えて、そこで、政府は中小企業の小組合に対し、税制上、金融上の特別の措置を講じなければならない、こういう規定を入れたのであります。ところがその後政府といたしましては、何らこの規定に基づく特別の措置、配慮というものはなされていなかったのであります。去る二月十四日、予算委員会におきまして、同僚横山委員から椎名通産大臣に、このことに対しまして質問いたしました。御承知のことと思いますが、そのときに通産大臣は十……

第38回国会 商工委員会 第26号(1961/04/14、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 参考人の皆さんには大へん御苦労様でございます。参考人の皆さんに簡単に御質問いたしたいと思います。  まず最初に佐藤参考人にお伺いいたしたいのですが、先生は先ほどの御意見の中で、この法律の改正につきましては賛意を表されたのであります。われわれといたしましてもこの改正が悪いものであろうとは考えておりませんが、御承知のように、今までの単なる適地誘導策から、具体的適正配置政策に政府が踏み切った、こういうことがこの法案の背景となっておると思います。そこで具体的配置政策にまで踏み切るとするならば、現在の改正の程度ではむしろ弱いのじゃないか、もっと強めるべきじゃないか、このように考えており……

第38回国会 商工委員会 第27号(1961/04/18、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 鉱工業技術研究組合法案につきまして、若干の質問をいたしたいと思います。  まずこの法案の第十六条に中小企業等協同組合法を準用いたしております。この趣旨は、この研究組合は大体中小企業を中心として、そして運営も中小企業協同組合と同じような運営をしたい、こういうような趣旨で中小企業等協同組合法の各条文を準用しておられるのですが、その中に、中小企業の背骨ともなるべき中小企業とは何かという、いわゆる資本金一千万円、従業員三百人以下といったような中小企業等協同組合法の条文が準用せられていない。このことは、研究の性格から、中小企業でなく大企業もからめてくるような、こういう措置でなされたもの……

第38回国会 商工委員会 第28号(1961/04/19、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 委員長にこの際希望を申し上げて、お願いいたしておきたいと思います。  それは、昨日東京電力の電気料金改定申請に伴う諸問題を、当委員会において通産大臣を初め政府委員から伺ったわけでございますが、まだ十分に要領を得た答弁があったとは思われないのであります。そこで、きょうは政府委員がいないので、委員長の方から関係の方へ、そのように言っていただきたいのですが、東京電力の現在の経理状況、それから株式の配当はどの程度最近続けてきたか、及び今度の値上げによって、三十六年、三十七年、三十八年程度でけっこうですが、三年間くらいの大体の増収の見込み、そういったところの資料を提出するよう手続をとっ……

第38回国会 商工委員会 第29号(1961/04/21、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの加藤委員の質問に関連してお伺いするのですが、加藤委員のお話によるとニトログリコールによる発病者あるいは死亡、これが会社はあるいは知らないと言うかもわからない、こういうような質問がありました。そういたしますとこれによる発病の人は、現在健康保険で治療を受けておるのですか。それとも労災で治療を受けておるのですか。労働基準法七十五条第二項に基づく規則第三十五条によるところの職業病としての指定は、どう考えておられますか、その点についてお尋ねいたします。
【次の発言】 そうしますと今までにぽっくりとなくなった人たちは、労災の適用を受けていないのですね。こういう問題になっておるに……

第38回国会 商工委員会 第30号(1961/04/25、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 割賦関係の二つの法案の具体的な審議に入る前に、両法案に共通なこと、すなわちそれは割賦販売であります。今笹本委員からも割賦についての一般的な質問がなされましたが、私もそういう観点から大臣その他にお伺いいたしたいと思います。ゆりかごから墓場までという言葉はイギリスにおける社会保障の理想でございます。ところが今日出産の費用も月賦、墓まで割賦で売りましょうという時代で、まさにゆりかごから墓場まで割賦販売の時代であります。月賦の時代であります。そこで笹本委員も先ほどお尋ねになりましたが、とにもかくにもこれだけはんらんする割賦販売に対していわゆる交通整理、秩序を設けろというのが今回の法案……

第38回国会 商工委員会 第31号(1961/04/26、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連してちょっとお伺いします。  今、板川委員の質問に対して、大企業が機械を買った場合も保険対象になるんだ、こういうようにお答えになったんですね。それじゃ、本法第三条三項二号の規定はどうなりますか。
【次の発言】 この三条三項は、「次に掲げる場合」すなわち一号の場合及び二号の場合、「保険契約を締結してはならない。」となっているんですね。そこで「中小企業の設備近代化及び機械工業の振興に資すると認められない場合」、いわゆる中小企業の設備の近代化と機械工業の振興というのは並列でなく、どちらかに入るならばいいということでなく、これは中小企業の設備近代化ということが一つの目的です。だか……

第38回国会 商工委員会 第33号(1961/05/11、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 政府に申し入れをいたしておりました関係上、大蔵大臣わんざわざ来ていただいて待たして大へん失礼いたしました。  そこで大蔵大臣も御承知と思いますが、機械類賦払信用保険臨時措置法というのが当委員会で審議をしております。この保険法に関連をいたしまして、特別会計法案が大蔵大臣の所管として出ておるわけでございます。そこでこのことについてお伺いいたしたいのですが、先日この機械賦払信用保険法につきまして、椎名通産大臣と佐橋政府委員とに対しまして、本法の目的及び適用の範囲等について尋ねましたところが、若干答弁のニュアンスが違っております。特に最高百五十億、本年度二億円かの金を出して特別会計を……

第38回国会 商工委員会 第34号(1961/05/12、29期、日本社会党)

○田中(武)議員 ただいま議題となりました百貨店法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  百貨店法が施行されてからすでに五年を経過して参りましたが、その実績を顧みまするに、百貨店の既得権益擁護のための法律と化し、一般小売業者の利益は著しくそこなわれてきておるのであります。この事態を予想して社会党は、当時において修正案を提出し、百貨店法の遺憾なきを期したのでありますが、いれられるところとならず、わずかに附帯決議において法運用の適正を政府に求めたのであります。しかるに、この附帯決議すら完全に無視され、あるいはさらにそれに反するような措置すら行なわれて参ったのであります。  法制定……

第38回国会 商工委員会 第35号(1961/05/16、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 今の小林委員の質問に関連をしてちょっとお尋ねしますが、普及員の給料、これは二万円だったのが今年度から二万二千円にするということになっておるのです。ところが実際は、一万三千円とか一万五千円しか渡さずに、その普及員から二万二千円もらったという領収書をとって、その差額の七千ないし八千円を、商工会の役員といいますか、理事長といいますか、そういう人がおそらく個人のものにせずにほかに使っていると思うのですが、ピンをはねているという事実があるのです。たくさんの投書が来ております。それは長野県と埼玉県にもあります。ほかにもあります。その実情を直ちに調査して資料を出してもらいたい。そういうこと……

第38回国会 商工委員会 第36号(1961/05/17、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 この際議事進行につきまして委員長並びに各委員に希望を述べておきます。  と申しますのは、当委員会におきましては、本国会の冒頭理事会において法案の提案説明、あるいは採決の場合は必ず大臣が来席し、大臣が提案説明をする、そういうことの原則を立てました。今国会中すべての法案は大臣から提案をされたのであります。ところが本日予算委員会等々の関係で、大臣がどうしても出られないということで、特に異例中の異例として、ただいま政務次官からの提案説明を聴取したわけであります。しかしこれが前例となって、今まで守られてきたところの当委員会の申し合わせがくずれることのないよう、今後提案説明は大臣がする、……

第39回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1961/10/19、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと今の島上委員の質問に関連してお伺いしたいのですが、要は選挙違反に対して真剣な捜査等がなされていないということです。私は、前国会のこの委員会、すなわち昭和三十六年の六月七日の当委員会におきまして質問をいたしました。そのとき警察庁からは、警察庁刑事局長の新井さんですか、それから法務省からは刑事局刑事課長の河井検事が見えておりました。その質問の中において、昨年十一月の総選挙の際に総理がとった行動は公職選挙法第百四十条違反ということで、刑事訴訟法によるならば、口頭によってこれを司法警察官に伝えることによって手続ができるという、この刑事訴訟法の手続に従って告発をしたわけなんです……

第39回国会 商工委員会 第3号(1961/10/10、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと議事進行で……。この際委員長を通じて資料を要求いたしたいと思います。と申しますのは、当委員会におきまして、さきに私、公正取引委員長の出席を求めて、例の問題となっております十合百貨店と大和銀行の件です。大和銀行がその子会社の敷島不動産、これと合わせて独禁法十一条の規定以上に株式を取得した。そういうことで公取委員会の方に提訴をなされておりました。その後、敷島不動産は持株を放した、そういうことでいいじゃないか、こういうようなことも言っておったようです。きょうの朝日新聞を見ますと、その両者間に調停が成り立ちまして、提訴を取り下げたそうです。そこで、提訴を取り下げるならば、もう……

第39回国会 商工委員会 第4号(1961/10/12、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま議題となりました二つの法案について、簡単に質問いたしたいと思うのですが、根本的な競輪その他公営競技のあり方につきましては、御承知のように七月の二十五日に公営競技調査会からの答申が出ておる。従って政府はこの答申を消化して基本的な法の改正をなされると思いますので、その際に、基本的な問題については意見を述べたいと思います。従ってきょうは当面したことだけ簡単に伺いたいと思います。  まず総務長官に伺いたいのでありますが、この公営競技調査会は総理府の管轄でございましたので、まずその調査会の経過につきまして、簡単でよろしいから御説明願いたい。

第39回国会 商工委員会 第5号(1961/10/13、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと大臣に、板川委員の、輸出の振興に関しアメリカ以外のところを考えろ、こういうことに関連をしてお伺いをしたいのですが、実は私ごとしの夏アフリカへ行ってきたのです。アフリカのケニアのナイロビで、林田総領事にいろいろ話を聞いたわけであります。そのときにケニアで、留学というほど大げさではないが、技術修得のために日本へ行きたい、こういうのが三百人ばかり書面あるいは口頭で言ってきておる。ところが本省には――外務省だと思うのですが、そういう予算がないのでどうにもならない。ところが諸外国、たとえばアメリカ、イギリス等は大きな企業、財閥、こういうところが大へんな調査費とか宣伝費を使ってお……

第39回国会 商工委員会 第7号(1961/10/18、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。ただいまの辻原委員の質問及び次官の答弁に関連して、ちょっとお伺いしたい。鉱業政策の基本的な問題については、別にまた時間をとってやりたいと思います。  先ほどの次官の答弁の後段の件なんです。すなわち探鉱については奨励金ですか、補助金じゃないかと思いますが、その補助金を大幅に上げていって云々ということで、辻原委員はその点はまあ了承した。現在においてはそうであろうと思うのですが、われわれは一歩進んで中小鉱山の探鉱は、むしろ国が責任を持ってやる国営といいますか、あるいは別に事業団というものを作ってもいい。その方法はいろいろあるが、そういった国の責任において探鉱をやるべきじゃ……

第39回国会 商工委員会 第9号(1961/10/24、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。ただいまの局長の御答弁ですが、何か取得したる権利いわゆる繊維工業臨時措置法による登録織機の件、これを先ほどの答弁では譲渡を認められたまうな答弁ですが、ああいう権利は譲渡の対象になりますか。登録のそれを渡譲する、それが権利になるか、こういう質問ですが、それに対してあなたはなるべく金額は安いように指導したい、そうすると譲渡するという、そういう権利を売買するという、こういうことを認められたことになるのですが、それは法律上どういうことになりますか、譲渡が認められる権利でしょうか。
【次の発言】 実際にそういうことが行なわれておる、これをあなたの方は黙認せられるのですか。あな……

第39回国会 商工委員会 第10号(1961/10/26、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま可決いたしました低開発地域工業開発促進法につきまして、この際、委員各位の御同意を得まして、自由民主党、社会党及び民社党を代表いたしまして、附帯決議を提出いたしたいと思います。  まず、その案文を朗読いたします。    低開発地域工業開発促進法案に対する附帯決議   政府は本法施行に当り左の事項に留意すべきである。  一、全国土の総合開発計画をすみやかに樹立し、工業の適正配置について適切な方策を講じ、もつて本法の運用を効果あらしめること。  二、工場誘致に伴ない地方公共団体の行なう公共施設の整備に対し積極的援助を行なうこと。  三、本法の運用に当つては、地方交付税制度の……

第39回国会 商工委員会 第11号(1961/10/27、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 電気用品取締法案について若干の質問をいたしたいと思いますが、その前に電気行政の一般について通産大臣にお伺いいたしたいと思います。  通産省は去る十月十六日にいわゆる電力白書なるものを出されました。前に出した三十四年度の電力白書では、需給が戦後初めて均衡を取り戻した、こういうものであったと思います。それが三十四年になりますと、今度は供給が不足である、こういうようにうたっておられます。そうして本年の電力白書では需給に大きな危機がきた、そういうようにうたっておられまして、それの解決のためにいろいろとうたっておられますが、その中に大きく考えられることは、電気事業の基本体制のあり方を検……

第39回国会 商工委員会 第12号(1961/10/30、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの永井委員に関連してお伺いしたいのですが、未点灯部落は全国に幾らくらいありますか。それに対してその解消のためにどのような計画を持っておられますか。
【次の発言】 未点灯部落に電話がついておるのです。御承知のように電電公社では無電話部落の解消ということで数年前からやっております。そのために相当へんぴな戸数の少ないところにも電話はついておる。ところが電話がついておるのにまだ電灯がつかないというところがある。たとえば北海道の古宇郡の神恵内村だそうですけれども、その字珊内、それから川白、それから登津というところだそうですが、こういうところには全部電話がついておる。ところが電気……

第39回国会 商工委員会 第13号(1961/11/10、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行について一言申し上げたいと思います。  実は、前国会の、何日か忘れましたが、ときに、きょう見えておられると同じメンバーに来ていただいて、そしてあまりにも与党の出席も悪いし、十分に審議することができないので、日を改めて資料も要求し、その資料を出していただいて、その資料に基づいて、参考人として来ていただいておるところ、あるいは説明員として来ていただいておるところ、こういう政府関係ないし商工中金等について、十分中小企業の金融機関としての役割が果たせるかどうか、ことに年末を控えておる、こういうことで私要望したわけです。本日はその趣旨によって開かれたと理解いたしております。とこ……

第40回国会 商工委員会 第1号(1961/12/19、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 前国会の閉会中に派遣せられまして、国政調査をして参りました。その点について御報告申し上げたいと思います。  われわれは商工委員会国政調査の第四班、すなわち中国地方を回って参りました。なお団長の長谷川委員が報告するのが建前でございますが、長谷川委員がおりませんので、かわって私から申し上げます。  商工委員会国政調査第四班(中国地方)報告。委員会より中国地方に派遣された委員を代表して調査の概要を御報告申し上げます。  一行は十一月二十六日東京を出発し、以降岡山県水島工業地帯、広島県広島・呉工業地帯、広島県及び山口県の岩国・大竹工業地帯並びに山口県徳山・下松工業地帯を中心に、中国地……

第40回国会 商工委員会 第2号(1962/01/26、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 今の予算の概要説明に関連してでありますが、日本貿易振興会すなわちジェトロに対して三十六年度、本年度だけでも十五億四千百七十万二千円という助成金が出ているわけです。従ってこれだけの金を税金から使っているのですから、日本貿易振興会がこの助成金をどのように使っているのかということについての報告を求めたいと思います。書類で出すように願います。
【次の発言】 備考の「電子工業を含む、中小公庫四十五億」は特定機械の方ですね。

第40回国会 商工委員会 第3号(1962/02/02、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず最初に経済企画庁にお伺いいたしたいのですが、本法が制定せられてからまる九年、この九年間にいわゆる離島振興についてどのような役割を本法が果たしたか。それについて簡単でよろしいから御説明願いたいと思います。
【次の発言】 昨年の通常国会で第二条の一部を改正しておるわけであります。それまでは島そのものを地域として指定しておる。ところがこの改正によって島のうちの一部も指定地域とするような改正がなされたのです。一年たって今日十カ年延長、こういうことになるのだが、去年一部を改正するときにすでに時限立法の期限があと二年、こういうことはわかっておったと思うのです。そのときにただ一部の改正……

第40回国会 商工委員会 第5号(1962/02/07、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの問題に関連をしてお伺いをいたします。法制局部長の答弁によると、両法が中小企業金融の組織に関する法律として共通点がある、さらに予算によって変わったのだから一緒にしたのだということなんですが、私が今まで常織として考えておるところは、一つの法律をもって他の法律の改正をする場合は、その法律が制定あるいは改正せられることによって他の法律に影響があるというような場合に附則でやったと思うのです。あなたのおっしゃるようなことであるなら、なぜ改正法案の見出しを商工組合中央金庫法及び中小企業信用保険公庫法の一部を改正する法律案としなかったのか。商工組合中央金庫法ということを先に出してお……

第40回国会 商工委員会 第6号(1962/02/09、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっとタイミングがはずれたのですが、通産大臣が中座しておられたので、おくれておったのです。先ほどの板川委員の物価についての質問に関連をいたしましてお伺いいたしたいのですが、どうも質疑応答を聞いておりましても、よくわからないのです。そこでどんぴしゃお伺いしたいのです。  消費者物価対策連絡協議会というのは、一体今まで何をやっていたのか、今後何をやろうとするのか、メンバーはどういうメンバーで構成されておるか。  もう一つは、去年の当委員会においても、この問題を私はやかましく言ったのですが、消費者行政、消費者の立場に立っての行政を専管しておるのは何省であるか、今後それに対してどう……

第40回国会 商工委員会 第7号(1962/02/13、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと本法案の提案説明を聞きました際に、関連して資料を要求しておきたいと思います。社団法人国民生活研究所、三十四年にできて、従来までありますこの分でございますが、これの過去二年間ですか、三年に近い活動の状況その他この社団法人のいろいろな資料を出してもらいたい。

第40回国会 商工委員会 第10号(1962/02/20、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 これは基本施策には違いないと思うのですが、実は繊維局長が長らく海外出張をして帰ってこられました。大へん御苦労さまでございますが、ジュネーブにおける繊維の長期契約、そうして帰りにアメリカに寄りまして、今、日本の繊維業界で大きな問題になっております米国の綿製品輸入についての賦課金問題――ちょうど繊維局長がアメリカに回られたころは公聴会をやっておった時期じゃなかろうかと思います。これらにつきましては、新聞等で見通しがよいとか等のことは報道せられております。また繊維局長も羽田に着きまして、何か談話のようなものを発表せられたことを新聞で見ましたが、一応公式にこの委員会において、まずジュ……

第40回国会 商工委員会 第11号(1962/02/21、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 もう時間もありませんので、最後に簡単に二、三お伺いいたしたいと思います。  そのまず第一点は、商工組合中央金庫法の第六条と八条との関係の問題でございます。これは先日当委員会で内田委員も若干問題にせられたそうでございますが、法律を見ても、商工中金の資本金が幾らあって、そのうち政府出資が幾らで、民間出資が幾らか一目見ただけではわからないようにできているのです。そろばんを持ってこなければ計算ができないという法律があるのでしょうか。改正ごとに六条の一、六条の二と入れていくのですが、これは毎年資本金をふやせば三、四とふえていって、しまいには六条の二三八というようなものをこしらえるつもり……

第40回国会 商工委員会 第13号(1962/02/28、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 もう十二時二十分にもなっておりますので、簡単に二、三お伺いをいたしたい、このように思います。  先ほど原口参考人からは若干の御意見を聞きましたが、実は参考人の皆さんも多分御承知と思うのですが、社会党から金属鉱産物価格安定臨時措置法案及び金属鉱物資源開発助成法案という二案を出しておるわけでございます。従いまして、きょうの参考人の皆さんから、このような法案についても何らかの御意見を伺いたい、このように実は私期待をいたしておったわけでございますが、原口参考人以外からはあまり出なかったことを遺憾と思います。しかし、皆さん方の御意見の中で大体これに関連したことも出てきておると思いますの……

第40回国会 商工委員会 第14号(1962/03/02、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して――ただいまの質問並びに参考人の答弁に関連をしてお伺いいたしたいのですが、今、中林参考人が参考意見として述べたような、同じような意見を私持っております。日本においては、消費者行政を専管するところがないじゃないか、こういうことを当委員会でも何回かにわたって言って参りました。先日経済企画庁が物価対策についての案を出した。それに対して通産大臣からちょっと横やりが入ると逆戻りして、きょうの新聞には各省案が出そろった。しかし、相当基本方針に食い違いがあるといったような意味の記事が新聞が出ております。そこで先ほど奧井先生は国民生活とはすなわち消費生活である、こういうようにおっしゃ……

第40回国会 商工委員会 第16号(1962/03/07、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 質問に入ります前に、一言要望を申し上げておきます。本日は本法案について質問するにあたりまして、経済企画庁長官外関係者に当委員会に来てもらうように連絡しておりました。ところが、当法案の主管大臣である経済企画庁長官が法案審議のときに姿を見せない。ほかにいろいろと所用があるであろうと思いますが、少なくとも自分の所管の法案を審議するのに、しかも最終的な段階にあるのに大臣が出てこないということは、はなはだ遺憾であります。今後このようなことは絶対に前例としない、こういうことで私大臣に対する質問は保留をしながら質問に入りたい、このように思います。  大臣が留守ですから、それでは政務次官にま……

第40回国会 商工委員会 第18号(1962/03/14、29期、日本社会党)

○田中(武)議員 ただいま議題となりました自転車競技法等を廃止する法律案並びに競輪等の廃止に伴う特別措置に関する法律案について、提案者を代表して、その提案理由を御説明申し上げます。  まず自転車競技法等を廃止する法律案について申し述べたいと思います。  この法律案は、自転車競技法、小型自動車競走法及びモーターボート競走法を廃止する法律案でありまして、以下法律案提出の趣旨について、その概略を御説明申し上げます。  御承知の通り、自転車競技法、小型自動車競走法及びモーターボート競走法の三法は、自転車工業及び小型自動車工業の振興に寄与するとともに、地方財政の健全化をはかることを目的として、射倖的事業……

第40回国会 商工委員会 第20号(1962/03/20、29期、日本社会党)

○田中(武)議員 お答弁いたします。今中嶋委員が言われたことと同じ考えのもとに廃止案を出したわけです。今、森政務次官が御答弁せられましたように、現在政府は廃止を考えていない。従って、これが恒久化した場合には、これを廃止するという機会はないと思うのです。そこでこの改正に合わせてわれわれの廃止法案を出した。なぜ出したかということは、中嶋さんの質問のお気持に合っておると思うのですが、簡単に申し上げますならば、大体この自転車競技法その他二法はあくまでも戦災復興というようなことが主たる眼目であって、その体系を見ましても、臨時立法であります。従って、すでに廃止さるべきものであったのが、まだ存続せられておる……

第40回国会 商工委員会 第21号(1962/03/23、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 われわれの方からも、一つ資料の要求をいたしたいと思います。  それは、日本の精油会社が外国から融資を受けたとき結んだ契約、この契約によっていわゆるひもつきになっておると聞いておりますので、その契約の内容を明らかにしてもらう、いわゆる契約書を出してもらいたい。何々カンパニーと何々会社と具体的に書けないならば、A会社とBカンパニーでもけっこうですから、代表的なものを要求しておきます。
【次の発言】 ちょっと関連してお伺いいたします。あらためて質問をいたしたいと思っているのですが、今、長谷川委員の標準額についての質問に対して、簡単に答弁をし、長谷川委員も簡単に終わられたので、私はち……

第40回国会 商工委員会 第22号(1962/03/27、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず最初に長沼さんにお伺いいたしたいのですが、あなたは公営競技調査会の会長として、半年にわたっていろいろと公営競技について検討の結果、昨年七月二十五日に答申を出されたわけです。今回の改正はこの答申に基づいての改正、こういうことになっておるのでありますが、十三項目ほどの具体的な答申が出ております。ところが、詳細に見ますと、そのうちでも取り入れられたのと、あるいは行政措置でできるので法を改正しないのと、あるいは全然考えられていないんじゃないかというような点があるんですが、あなたはかっての公営競技調査会の会長として、答申を出された立場から、今度の法改正をごらんになって、どのようにお……

第40回国会 商工委員会 第23号(1962/03/28、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 前回わずか十五分間ほど質問をいたしましたが、これに引き続いて、石油業法について質問いたしたいと思います。  まず最初にお伺いしたいことは、石油業法と書かれておる法律の名前なんです。中を見てみますると、石油精製業の新設許可、それに関連する石油製品生産計画も通産大臣に報告する。それから石油輸入業者の届出、石油輸入計画を大臣に届け出る、販売業の届出ということがうたわれてあるわけです。石油業といいますれば、まず探す、そして掘る、そして運ぶ、それから精製ということになるわけです。ところが、これは石油業法とうたいながら、まずその基本となるべき掘ること、それから探すこと、こういうことについ……

第40回国会 商工委員会 第24号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 私の言わんとするのはそれだったのです。それに参考人の方から意見を聞くのが目的なんで、こちらが演説をぶつべきではない。従って、まとめて参考人の方に聞きたいことを言ってしまって、そして参考意見を聞く、一発主義でいってもらいたい。そうでなかったら、こんな一問一答の形式でやっておったら、今晩夜中までかかります。参考人の方にも御迷惑をかけますし、二時から本会議ですから、そのようにお願いしたいと思います。
【次の発言】 さっきの発言に従いまして再質問はいたしません。従って簡単に要領よくお答え願いたいと思います。  まず南部参考人にお伺いいたします。あなたの御意見は、個々の企業活動は規制せ……

第40回国会 商工委員会 第26号(1962/04/04、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連質問――先日来盛んに国際契約の問題で独禁法六条との関係で議論をやっているわけですが、どうもよくわからないのですが、私的独占禁止法第六条は一体どんなことを内容とする規定なのかということをどんぴしゃに言ってもらいたい、これが一つ。  もう一つは、そのことについてあなたが先日来言っておられる日本光学株式会社に対する件、昭和二十五年判第五十五号及び第五十六号のことをあなたは言われていると思います。しかし、これと今われわれが問題にしているひもつき石油の契約、これとは同じことですか。日本光学の場合は、なるほど国際協定でありますが、これはこちらが向こうへ行って販売をしようという契約なん……

第40回国会 商工委員会 第27号(1962/04/10、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 外務大臣が見えておりますので、一点だけ外務大臣に確かめておきたい、こう思うわけなんです。というのは、日米友好通商航海条約でございますが、この十八条の解釈で、実は今委員長の御報告のありましたように、経済局長との間に若干の食い違いができて問題があったわけなんです。そこで外務大臣にお伺いしたいのは、第十八条の意味は、「競争を制限し、市場への参加を制限し、」云々とあって、そのことがすなわち貿易に悪影響を与えるんだ、通商に悪影響を与えるんだということに両締約国は意見の一致を見た、こういう意味だと私は思うわけです。ところが外務省の見解に、三つ要件があって、一つは今言ったような競争の制限、……

第40回国会 商工委員会 第28号(1962/04/11、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと関連して。――今の松平委員の質問に対する総理の答弁によると、この石油業法案は何だか暫定的に出してきた、いうならば時限立法のような感じを受けるんですが、そうなんですか。
【次の発言】 そのときの状況による、こういうことでありますが、基本的な考え方として、この業法は暫定的なものである、こういうような言い方を総理はしておられるわけなんです。そうするならば、佐藤通産大臣もそういうつもりなのか、もし両大臣がそういうつもりならば、なぜこれを恒久立法の形で出してきたのか、あるいは再検討条項が入っておるからとおっしゃるかもしれませんが、これはあくまで恒久立法ですよ。それを暫定的だと総……

第40回国会 商工委員会 第29号(1962/04/13、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 今の中村委員の質問の件ですが、これは、公取とすれば、そういった答弁のような態度でいいと思う。問題はやはり中小企業庁にあると思うのです。中小企業庁が一体どのような観点に立って指導しておるかということです。今日のように下請企業が親企業に封建的隷属関係にある場合、いかに報復禁止規定を置いたとしても、何にもならない。それより先にやはり下請企業の親企業からの独立制、これを確保しなくてはならない。そういうような面において中小企業庁はどのような努力をしてきたか、それを一つお伺いします。
【次の発言】 そういうように努めておるというが、これは一片の通牒だと思うのですよ。具体的に出かけていって……

第40回国会 商工委員会 第30号(1962/04/17、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連ですが、今、板川委員の質問に対してあなたの答えておることは、独禁法の四十一条だと思うのです。なるほど四十一条には調査嘱託の権限というのがあって、いろいろな公務所あるいは特別の法令により設立された法人、学校、事業者等々に嘱託することができる、こうなっておるのです。しかし、この四十一条のいわゆる依託調査費というのは予算で幾らありますか。なおこの法律を十分に生かしていくためには、やはりこの法律違反についての請求権といいますか、これ自体には別に書いてないから、結局は独禁法四十五条の手続をとるということになると思うのです。これはだれでもできるわけですが、特にたとえば各府県の知事等に……

第40回国会 商工委員会 第31号(1962/04/18、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 総理が三十分ということでございますので、まず総理に集中して御質問いたしたいと思います。  この不当景品類及び不当表示防止法は、第一条に目的が定めてあるように、一般消費者の利益を保護することを目的とした法難でございます。この法律はむしろわれわれが歓迎をする法律なんです。しかももっと完璧なものを希望しておる。むしろおそきに失した、こういう考え方を持っておるのでございます。  そこでまず第一に、消費者保護ということについて総理にお伺いいたしたいのですが、総理は先日アメリカのケネディ大統領が議会に消費者についての特別教書を送ったことは御承知だと思うのです。アメリカの大統領もこのように……

第40回国会 商工委員会 第32号(1962/04/19、29期、日本社会党)

○田中(武)議員 ただいま議題となりました中小企業基本法案並びに中小企業組織法案の二法案について、日本社会党を代表して、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  今さら今申し上げるまでもなく、今日、中小企業は、わが国経済の中で圧倒的多数を占ており、かつまた生産、流通等の面においてもきわめて重要な役割を果しているのであります。にもかかわらず、中小企業と大企業との間に大きな格差が存在し、中小企業の経営は常に不安定な、困窮した状態にあります。景気が悪くなれば、まっ先にその被害を受け、景気がよくなっても、なかなか中小企業にその余波が届かない。これを言いかえますならば、大企業は中小企業を踏み……

第40回国会 商工委員会 第34号(1962/04/24、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず本法案について提案者にお伺いいたしたいのですが、この法律の内容はわかっておりますが、この法律は一体どういう性格を持ち、どういうことを目的とした法律であるかをお答え願いたいと思うのです。
【次の発言】 今提案者からお話もありましたように、国土調査法は昭和二十六年に成立いたしまして、その後二十七、二十八、三十一、三十二、三十五、三十六年と改正をいたしておるのであります。一番最近は去年改正をしておるのです。しかもそのときに決議があったと思うのです。にもかかわらず、今こういった法律を提出せねばならないということは、これを担当する経済企画庁、ここが法律を運用しなかった、そこでこうい……

第40回国会 商工委員会 第36号(1962/04/26、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 家庭用品品質表示法案について、運用の面で一、二佐橋局長に決意といいますか、考え方をお伺いしておきたいと思います。  三十年だったと思いますが、繊維製品品質表示法が成立いたしております。その後この法律の実際の運営にあたってどのような効果を上げてきたか、あるいはまた局長としてこれの運用についてどういう点に重点を置いて参られたか、繊維製品品質表示に関連してお伺いいたします。
【次の発言】 繊維製品品質表示法が実際三十年に成立して三十一年から施行になったと思うのですが、この五、六年の間に最初の法が意図したような運営といいますか、効果をそれほど上げていないんじゃないか、こういうように実……

第40回国会 商工委員会 第37号(1962/04/27、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず最初にお伺いいたしたい点は、中小企業団体の組織に関する法律の一部改正、こういうことになっておりますが、この改正は中小企業商工組合の性格及びこの法律のできました基礎を大きく変更するような、いわば基本的な改正であります。  そこでまずお伺いしたいのですが、昭和三十二年に本法が制定せられました当時の本法制定の理由はどういうことでございますか、お伺いいたします。
【次の発言】 今も長官が言われたように、この団体組織法を制定いたしました当時は、いわゆる中小企業の不況打開ということが目的の第一であったと思います。ところが、今回の改正によって、設立要件から不況要件をとり、さらに不況カル……

第40回国会 商工委員会 第38号(1962/05/06、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行に協力する意味において、簡単に質問をしたいと思います。  先日、私の質問で、中小企業庁として調査しなければならない問題がありました。その後、調査研究の結果を書面でいただいたわけなんですが、これでは私は了承できないのです。  まず第一点としてお伺いしたいのは、中小企業団体中央会、これは法人ですが、法人じゃないのですか。
【次の発言】 法人ならば、意思の決定はどうして行なうのですか。
【次の発言】 何を言っているのかわからぬですよ。いいですか、中央会も法人である、それならば意思決定機関を持たなければいけないのです。ところが、中小企業等協同組合法並びにこれを準用した中小企業……

第40回国会 商工委員会 第40号(1962/05/08、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 質問の順序として、まず厚生省へ質問をして進めるのがいいと思っておったのですが、厚生省がまだ見えないので、公取委員長の方へまず質問したいと思うのです。  これは新聞等でもだいぶん出ましたので御承知のことかと思いますが、武田薬品工業と米屋との紛争、最初は東京だけであったのが、現在全国的に広がりつつあります。こういう問題について、公取としてどの程度の情報といいますか、あるいは一説によると調査に乗り出したといっているが、これは何か誤報のようなことも聞いておりますが、つかんでおられますか、一つお伺いしたい。
【次の発言】 いわゆる抱き合わせ販売、これは私は不公正取引の一つだと思うのです……

第40回国会 商工委員会 第41号(1962/06/01、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 実は本日は、中小企業金融の一つの型としての町の金融業者といいますか、貸金業者、この問題をとらえまして、その実態を明らかにしながら、その監督行政がどうなっておるのか、そういう点を質問をしていきたい、このように考えております。  そこで、まず第一に大蔵省銀行局にお伺いいたしたいのですが、町の金融業者、貸金業者は、「出資の受入、預り金及び金利等の取締等に関する法律」、この法律と、それから「貸金業の届出及び貸金業の実態調査に関する権限の委任に関する政令」、この二つによって規制ないし指導が行なわれておる、このように理解いたします。二つとも言葉が長いので、片方を法律といいます。片方を政令……

第40回国会 商工委員会 第42号(1962/07/10、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行で発言します。  相当重要な問題ですから、これは局長にだけ言っても僕は無理だと思うのです。従って、大臣の出席を求めます。これは今局長に臨時国会で緊急処置を立てよとか、あるいは特別な予算を作れとか言っても、これは局長の段階では無理かもしれませんから、大臣の出席を要求します。
【次の発言】 それでは、大臣が来るまで他の議案にかかってもらいたいと思います。

第40回国会 商工委員会 第43号(1962/08/03、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 米国の陶磁器製品の輸入制限の問題についてでありますが、前の七月十日の委員会で参考人に当委員会に来てもらいまして、いろいろと参考意見を聞いて審議を進めました。その後実は委員長を団長とする東海、近畿の調査団として参りましたときにも、名古屋で関係者の意見を聞いてきたわけでございますが、アメリカでは公聴会も開かれたようでございますので、その後の経過あるいはそれに対してどういうような措置を最近とっておるのか、そういうような点について、外務省の方へ先にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今の答弁の中で、わが方としては自主規制を行なわしめておるということですが、それはどういうことですか……

第40回国会 石炭対策特別委員会 第14号(1962/03/08、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 もう時間もだいぶたっておりますから、簡単にお伺いいたしたいのです。いろいうの面につきましては、すでに専門家の各委員から質問があったと思いますので、私はそういう点でなく、今までだれも質問していないような点をお伺いしたいと思います。  実は私、不勉強で、産炭地域振興事業団法というのは、今ここへ来て見たのが初めてなんです。ちょっと目を通してみますと、きのう商工委員会において審議をいたしました国民生活研究所法と、その目的と業務以外は全部同じような規定になっておるのです。これは特殊法人に対して一つのタイプがあって、それをそのまま写しておられると思うのでございますが、罰則まで一緒なんです……

第40回国会 石炭対策特別委員会 第18号(1962/03/23、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。ただいまの次官の答弁に関連してですが、次官は今、涙をのんで引き揚げの作業を中止し水没せしめた、――次官は涙をのんだか知らないが、遺族の方はより多くの涙を出したと思うのです。割り切れぬものがあろうと思うのです。そういうことに対してどういうように措置をせられたかということ、それから、ともかく死んだであろうということは推定せられるわけであります。しかし、遺体は確認していないわけです。そうした場合に、本人が死亡ということによって起こるいろいろな関係についてはどういうように処理するか、たとえば労災保険についての支給、これは警察か何かの証明によってやれるんじゃないかと思うのです……

第41回国会 商工委員会 第2号(1962/08/22、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま早稻田前委員長から御退任のごあいさつがございましたが、委員各位の御同意を得まして、この際私から一言謝辞を申し述べたいと存じます。  早稻田前委員長は、第三十九国会の初めに選任せられ、今国会に至る約一カ年の間商工委員長の重責を勤められました。  御在任中は、国際的にも国内的にも諸産業が種々の合理化あるいは事業改革を余儀なくされた日本経済にとりましてきわめて重要な時期であります。国会におきましても、貿易の自由化に伴う諸施策の論議を初めといたしまして、審議いたしました議案も今日最も多くの問題を含むエネルギー源である石油業法の新立法、輸出入取引の新秩序を期した改正案、低開発地……

第41回国会 商工委員会 第3号(1962/08/24、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連。――さっきから聞いておったのですが、何か先ほど局長は、採石業は自由に行なわれる、そうして届出主義になっておるというが、採石法の建前はそうなっておりますか。
【次の発言】 さっきあなたは、広瀬君の質問を聞いておると、採石業は自由にできるというような答弁をしておった。届出だというのですが、十条には許可基準があるのですね。「許可をしてはならない。」というのがあるのです。これはあくまで届出制度と解釈できますか。さらに、自由にできるという解釈になりますか。
【次の発言】 しかし、この十条は、採石権に基づいて採石を行なう場合のみでなく、自分の所有地においてやるというような場合をも含……

第41回国会 商工委員会 第6号(1962/08/30、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 十二時までだということだから、お尋ねしたい点はたくさんあったのですが、久保田さんの質問でもだいぶ明らかになりましたので、きわめて簡単にお伺いいたしたいと思います。  一つは、これは二人の参考人の方々のお仕事の上からは専門外になるかもわかりませんが、自由化を前にして、ことに石油業界が大へんごたごたしていることは御承知の通りなんです。前国会において、われわれも石油業法というものを成立さしたのでありますが、そのとき問題になりましたのが、ソ連原油なんです。現在の実情は米英系のシェアのついたのが大体八〇%から八五%、あとの一五%くらいしか自由にできない。われわれはそういうようなひもつき……

第41回国会 商工委員会 第7号(1962/08/31、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず最初に電力再々編成の問題につきまして、宮沢長官にお伺いしたいと思うのですが、八月二十四日の閣議の席上で、河野建設大臣から、東北電力の値上げを行なう前にエネルギーの総合政策の上に立って現在のあり方は検討すべきである、また篠田大臣からは、それに賛成の言葉が述べられて、九分割制度は占領のなごりである、従って、非能率的だから再々編成の問題等に取り組まなければならぬというようなことがあって、その後の記者会見であなたはそれを肯定するような発言をせられて、そのあとで、東北電力の値上げは一時的な救済束にすぎない、従って、電力再々編帆、ことに東京、東北は合併を考える時期ではなかろうか、こう……

第41回国会 商工委員会 第8号(1962/09/02、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 米国の綿製品輸入賦課金に関しましては、さる二月十四日に当委員会、あくる十五日に本会議において決議をしておることは御承知と思います。この決議後今日まで、この決議の趣旨にのっとって政府並びに当局はどういうような措置をとってきたか、それをまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 それじゃ外務省が来るまで通産大臣に質問を続けたいと思うのですが、先ほど決議のあったことはもちろん、それでなくとも外務省としてやっておる、こういうことなんですが、具体的にどのようなことをおやりになりましたか。
【次の発言】 その申し入れに対して、どのような反響があって、どういうようになりつつあるという見……

第41回国会 商工委員会 第9号(1962/09/03、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 実はきょうの委員会にはお二人の参考人のほかに、松永さんあるいは有澤さん、こういう方も来ていただいて、いわゆる再々編成について一つの意見を持っておられる方、あるいは純中立的な意見を持っておる人、それから反対であろうと思われる皆さん方、こういう三方の御意見を伺いたい、このように思っておりましたが、実は参考人の御都合とかでお二人になってしまったわけです。従って、きょうおいでになっておるお二人は、電力会社の社長ないし副社長として再再編成の問題に反対である、こういうように言われることは当然だと思うのです。しかし、私は松永さんなり有澤さんがどういう御事情があったかは知りませんが、こうして……

第41回国会 商工委員会 第10号(1962/10/11、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 過ぐる四十国会におきまして成立を見ました新産業都市建設促進法のその後の問題についてお伺いいたしたいと思いますが、もうすでに政令もできて、法は実施せられておると思うのですが、作業はどの程度進んでおりますか。
【次の発言】 現在すでに申請が出ておるのは何件くらいあって、なお今後申請が出るであろうと思われるものを含めて大体予定は幾らくらい出てくるか。それに対してこれから予算折衝に入るわけですが、経済企画庁としては、本法実施のためにどの程度の予算を要求しておるか、お伺いいたします。
【次の発言】 長官は当時大臣でなかったのですが、大体の様子は御存じだと思うのです。第四十国会におきまし……

第41回国会 商工委員会 第11号(1962/11/09、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 たしか十月の十一日の委員会だったと思っていますが、当委員会において、板川正吾君が日米友好通商航海条約の問題で質問をいたしたのですが、そのときは局長も大臣も次官もいなくて、一参事官が出てきておって、これは御承知のように説明員でありますから、政府の考えておるところを述べることはできない。そこで、あとで文書をもって考え方を明らかにしてもらいたい、こういうことを言ったのです。文書をもらったのですが、あまりにも簡単といいますか、板川君なりわれわれが聞きたいと思っていたことが出ていなかったので、その点について文書回答がありました三行ばかり、これをもう少し具体的に聞かしてもらいたい。

第42回国会 商工委員会 第1号(1962/12/11、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほど政務次官から、去る十二月七日午前十時二十五分ごろ事故を起こしました日本カーリットの問題について、御報告がございました。その中で、今後はこのようなことのないように努めたい、こういう決意が述べられたわけでありますが、いつもこの種の事件が起きますたびに、通産省及びこれの関係官庁は、きまったように、今後このようなことが起きないように処置をいたします、こう言うのでありますが、またぞろこういうような爆発が起きたということは、一体そこに何か手抜かりがあったのじゃないか、そう思うわけなんです。現に三十四年の十二月あるいは十一月の末ですかに・東洋化工がやはり同じような爆発事故を起こしてお……

第42回国会 商工委員会 第2号(1962/12/12、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 委員長の御指定のありましたしたように、昨日われわれ参りました結果について御報告を申し上げます。  昨十二月十一日、日本カーリット保土ケ谷工場の爆発事故の実情を調査のため、委員長を初め四名の委員が現地におもむきましたが、その委員を代表しまして、簡単に御報告を申し上げます。  去る十二月七日、午前十時二十八分ごろ、同工場第五てん薬工室において突然爆発事故があり、同工室内で作業中の五名が全員死亡、隣接工室及び近接工室内の作業員に重傷三名、軽傷二十五名を出しました。また、物的被害として、工場内の全壊あるいはガラス、屋根破壊が十数棟に及んでおります。しかし、工場外の住民、建物に対する被……

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1963/03/28、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 日本原子力船開発事業団法案について、二、三わからぬところがあるので、お伺いいたしたいと思います。  まず第一点でございますが、第一条の「原子力基本法の精神にのっとり、原子力船の開発を行ない、」といいますが、これは一体どういうような意味なんです。
【次の発言】 原子力船の開発とはどういうことですか。
【次の発言】 その研究、開発、利用は、どこまでが研究で、どこからどこまでが開発で、どこからどこまでが利用なのか、その点をはっきりしてもらいたいのです。
【次の発言】 定義なくして、いわゆる俗な考え方、常識をもってその言葉を法律に書くということはどうかと思います。  そこで、上原子力……

第43回国会 商工委員会 第10号(1963/02/22、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して資料要求を……。この際、一緒に資料を要求いたしたいのですが、これは労働省と共同作業になると思いますが、この前、臨時国会で大月銀行局長に若干質問して、途中になっておるのですが、全国で社内預金をやっておる企業が幾らあるか、その条件はどういうものか、それを巨大、大、中――巨大と大ということだが、これは常識的になりますから、そこはまかせます。大と中小とは、現在の規定でいう中小企業でけっこうです。その条件及び金額、それを直ちに出してもらいたい。
【次の発言】 関連して。説明員だから、主観は聞きません。銀行法の二十条以下の条文について、どんなにしておりますか。まじめに銀行法をやっ……

第43回国会 商工委員会 第11号(1963/02/26、29期、日本社会党)

○田中(武)議員 社会党提出、中小企業基本法案について、提出者を代表し、わが党案と政府案を比較し、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  今さら申上げるまでもなく、今日、中小企業は、わが国経済の中で圧倒的多数を占めており、かつまた生産、流通等の面においても、きわめて重要な役割を果たしているのであります。にもかかわらず、中小企業と大企業との間に大きな格差が存在し、中小企業の経営は常に不安定な、困窮した状態にあります。  このような現状の中で、政府は、依然として大企業本位の財政金融政策を推進し、またせっかくの独禁法も有名無実のものとし、不当な独占支配を容認しているのであります。さらに……

第43回国会 商工委員会 第12号(1963/03/05、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 総務長官は時間がなさそうですから、ちょっと総務長官に関連して伺います。また、あらためて来ていただくことといたしましても、きょうは基礎的なことをお伺いしておきたいと思うのですが、あなたは私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律、並びにそれに関連する付属法として去年できました不当景品類及び不当表示防止法という法律を御存じですか。それはどういうような趣旨のものか御存じか、一つお伺いいたします。
【次の発言】 今までですら少なかったのです。それはさておき、去年当委員会において審議、成立いたしました公取関係の法律が二つあります。これは先ほど板川君が申しましたように、下請代金支払遅延……

第43回国会 商工委員会 第13号(1963/03/06、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連。先ほど銀行から出向いて云々ということがあったですね。出向とはどういう意味ですか。
【次の発言】 銀行に職務があって、銀行の役員をしておって、そして一方の仕事をやるというときには、許可事項になっておるのと違うんですか。
【次の発言】 私が言っているのは、平行員が関係の工場へ出向するということを言っておるのではないのです。一方の役員である者が一方の役員にというようなケースなんです。それで銀行局長、常務ということは、どこに書いてあるのですか、条文を教えて下さい。
【次の発言】 ここでいう常務とは、常務取締役を意味しておるのですか。

第43回国会 商工委員会 第15号(1963/03/12、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連してお伺いいたします。  先ほど来、板川委員の質問に対して、川島長官はいろいろと御答弁になっております。しかし、われわれが見ました場合に、やはり政府の姿勢といいますか、政府の側から見て都合の悪いもの、もっとはっきり言うならば、独占企業、こういう方面から見て都合の悪いところには人を少なくやる。たとえば労働基準法ができています。ところが、労働基準法がほんとうに実施されておるかどうかということは、大へん疑問なんです。われわれが労働基準監督署へ行っていろいろ話を聞くと、ともかく一人の労働監督官で百何十あるいは二百何十というような事業場を担当しておるので、とても手が回りません、こう……

第43回国会 商工委員会 第16号(1963/03/13、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。今の松平委員の質問と局長の答弁を聞いておって、ちょっと関連してですが、鉱区として持っておるところであったときには鉱区のなにだけれども、そうでなくて、鉱区の設定していない場所において地質調査所が発見した場合、その所有権はどっちへいくのか、こういうことです。そうすると、特別に鉱業法等で規定がなければ、民法の無主物先取ですか、だれも持っていないものは、先に探した者が勝ちだ、こうした観念で、探した者にくると思う。ところが、それが他人の所有権に属する土地であったら、どうなるか、この辺の問題が少しわからなくなるのですが、どういうようになりますか。ともかく国有地で、そして地質調査……

第43回国会 商工委員会 第17号(1963/03/15、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま採決を見ました金属鉱物探鉱融資事業団法案に対しまして、委員各位の御同意を得て、三党提出の附帯決議を提案いたしたいと存じます。  まず、最初に案文を朗読いたします。    金属鉱物探鉱融資事業団法案に対する附帯決議(案)   政府は、本法施行にあたり、さきに本院において可決した「自由化に直面する金属鉱業の危機打開に関する決議」の趣旨を十分に尊重し、次の諸点につき、速かに特段の措置を講ずべきである。  一、事業団の業務範囲を拡大し、自主探鉱等も行ないうるように検討すること。  二、探鉱融資額を大幅に増額するとともに、長期低利の資金の確保と、融資条件等の改善を図ること。  ……

第43回国会 商工委員会 第18号(1963/03/19、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。長官、今の中村委員の質問に関連してですが、いいですか、基本法を出して、その基本法に付属法といいますか、それの関連法規としてこの国会に六法案が出ておりますが、五十、六十のことを考えておる。少なくともわれわれもそのように考えて、そうして立法及び改正について五十四法案というものを用意しています。しかも、それは大体こういう方向の立法、あるいはこういう方向の改正、こういうものをわれわれはすでに並べておるでしょう。従って、五十、六十を出しますというのじゃなしに、ほんとうに今後基本法が通れば整理をしていく法律、あるいは立法していくものは、どれかということで、一応資料として出しても……

第43回国会 商工委員会 第19号(1963/03/20、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 官房長官に出席をしていただきまして、この法案について、ほんの一、二御質問したいと思います。  その第一は、最初に、本法案は、官房長官の方で参議院先議として出されたわけです。その後、当委員会の理事会等で問題となって、出し直すといいますか、そういう格好をとられたわけですが、最初なぜ参議院先議として出されたのか。そして予算関連の組織法、こういうもので参議院先議に出された前例があるかどうか。それをお伺いいたします。
【次の発言】 経過は、今官房長官言われた通りなんですが、そこに、私は、官房長官なり政府の、独禁法なり公取軽視の考え方がある、こういうことを申し上げたいのです。若干の前例が……

第43回国会 商工委員会 第20号(1963/03/22、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 両案について簡単に質問したいと思います。その前に、ただいまの問題ですが、福岡というか、北九州という特定の地域における特別の事情なのです。従って、災害と同じような考え方で積極的に措置をする、こう言われたらどうなのです。
【次の発言】 関係の中小企業者からいえば、自己の責めに帰さざる原因によるものなのです。従って、これは一つの災害ともいえるわけです。そういう頭でやってもらいたいことを要望いたしておきます。  次に、この中小企業近代化促進法、それから中小企業振興資金等助成法の一部改正法、これを見ましたときに、共通なことがいえるのは、振興から近代化へ、こういうことだと思うのです。今ま……

第43回国会 商工委員会 第23号(1963/05/10、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。今の板川委員の質問に関連してですが、それじゃ佐橋局長は、百貨店法の第九条に該当する行為は、具体的にどういうものだと思っておりますか。
【次の発言】 それじゃ、これはこれに該当しないといういまの答弁ですが、どこまでいったら該当するのか、お聞きいたしましょう。いいですか、出張販売とか顧客の送迎というのは、一つの例示なんですよ。問題はあとにかかるんです。中小商業者に対して云々にかかるんです。出張販売とかあるいは顧客の送迎ということは、一つの例示なんです。わかりますか。そうすると、あなたが見て、今まで板川君の言ったことは、これも当たらない、これも当たらないという。それじゃ、……

第43回国会 商工委員会 第24号(1963/05/14、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連。ちょっとさっきの適用業種をもう一ぺん言ってください。
【次の発言】 松平さんの質問は、あなたのいま答えた前段、この会社が育成をしていく企業は、こう聞いたのであります。そうしたら、五百万円から一億と答えたでしょう。それは違うじゃないですか。それは法八条のところと違いますよ。工千万円までの会社で……。対象を聞いたのです。
【次の発言】 中小企業基本法、政府案による中小企業の定義が「おおむね」となっておる、だからということなんですが、それはちょっと三百代言的だと思うのですよ。これは第八条第一項の第一号に「五千万円以下」とはっきり書いてあるのですよ。それから同じ八条の二項では「……

第43回国会 商工委員会 第25号(1963/05/15、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。先ほど来の松平委員の質問に答えて、育成会社が引き受けた株を手放す場合に、公開入札にするのだ、こういう答弁なんですが、第八条でこの投資育成会社の事業の範囲が限られている。公開入札とかなんとかというのは、この法律の条文から出てまいらないわけですが、公開入札とは一体どういうことなんです。売り主はだれで、入札をする買い主はどういうのが対象になっておるのか。
【次の発言】 そういう売買というか、公開入札を、証券取引所の外でやるのですね。
【次の発言】 そうしますと、その行為は、普通の売買である、普通の有価証券の売買である、こう解釈してよろしいですか。

第43回国会 商工委員会 第27号(1963/05/21、29期、日本社会党)

○田中(武)議員 日本社会党拠出の市場支配的事業者の経済力濫用の防止に関する法律案につきまして、提案者を代表し、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  御承知のように、日本経済の最も特徴的な現象は、高度経済成長政策によって、産業構造の重化学工業化が進み、大資本を中心として、資本と生産の集中、系列化がきわめて強化されてきたということであります。言葉をかえて申しますと、今日の日本経済は、すでに独占資本の支配する体制が確立されているということができるのであります。  もちろん、過小な規模の企業が多数乱立し、過当競争の弊害も一部に見られるところでありますが、これらの現象は、主として中小企業の側面……

第43回国会 商工委員会 第29号(1963/05/24、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 計量法施行法の一部改正法案に対しまして、若干の質問をやりたいと思うのですが、計量法を改正いたしまして、前にメートル法に統一いたしました。そのとき、若干の例外といいますか、暫定的にいままでの単位をメートル法と同じように扱う、こういうことで例外規定が置かれておりました。その中にヤードポンド法もあったわけですが、それをなお延期しようというのが、今回の改正の主眼であります。  さて、メートル法の統一のときに、なぜヤードポンド法を除外したのか、まずその点からお伺いいたします。
【次の発言】 このときに、特に武器の製造または修理及び航空機の運航、これだけを法律で明記し、その他を政令で委任……

第43回国会 商工委員会 第32号(1963/06/04、29期、日本社会党)

○田中(武)議員 ただいまの小笠委員の質問に御答弁申し上げる前に、憲法の二十二条の問題につきまして、私の見解を明らかにいたしておきたいと思います。  いま、中小企業の事業分野を確保する、こういうことは、憲法二十二条の精神に反するのではないか、要は公共の福祉とは何か、こういうお問いであったと思います。そこで、公共の福祉とは、先ほどあなたもおっしゃいました量か質か、私は双方とも含むと思っております。量で考える場合もあるし、質で考える場合もあっていいのではないか。ことに少数の大企業の経済的な力による圧迫に対して、産業分野における多くの数を持つ中小企業の利益を守ること、まさに公共の福祉であると考えてお……

第43回国会 商工委員会 第33号(1963/06/05、29期、日本社会党)

○田中(武)議員 ただいまの田中さんの政府に対する御質問は、政府案の一番欠けたところをついておると思います。したがって、私が、当委員会及び本会議において、わが党案を提出いたしましたときの提案説明にも言っておるように、大企業のための中小企業基本法である、われわれはかように見ておるのであります。田中さんの御意見ごもっともでございます。

第43回国会 商工委員会 第34号(1963/06/07、29期、日本社会党)

○田中(武)議員 横山君の御質問にお答えをいたしますが、まず最初に、横山君が本日の質問の第一に申されたこと、それから触れてみたいと思うのです。横山君は、もし中小企業基本法なかりせばどうなるか。私は、現在の保守党政府、政策が続いていく限り、高度経済成長政策が続いていく限りにおいては、中小企業と大企業、あるいはそのうちには生産性、技術いろいろありますが、格差はますます広がっていきましょう。そうして大企業のいわゆる封建的な形の中における系列下に入らない限り、中小企業はつぶれていくのではないか、ことに零細企業にあっては、切り捨てられていくということが目に見えております。そこでそのことのないように一口に……

第43回国会 商工委員会 第35号(1963/06/11、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと議事進行で申し上げます。この法案の印刷が間違っておるのじゃないのですが、手順が悪いために、きのうの公聴会でも間違った発言がありました。いまの永井委員も勘違いしておられます。そのことについて、中小企業庁長官から先に弁明しておいてもらわぬと……。附則というのは、目次に関しての附則であって、前文の附則じゃない。前文には何も書かずに始まるのが形式なんです。それが印刷の関係で、目次の附則だけが裏にくっついておる。だから、目次と前文がイコールのようなもので、きのうの公聴会でも出ましたから、その点訂正というか、釈明を願います。

第43回国会 商工委員会 第36号(1963/06/12、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行。  ただいま委員長がおっしゃったように、この中小企業基本法関係四法案は重要法案でありますので、したがって本日も、お忙しいところを、多数の各界代表並びに本問題に関する権威の方に来ていただいておるのであります。したがって、いつもの委員会のように途中で出たり入ったり――これはやむを得ない事情のある方はしかたがないといたしましても、そういうような状態であっては困るので、あらかじめ委員長から、途中退場等は、万やむを得ない場合を除くほかは許さない、こういう確認をしていただきたいと思います。
【次の発言】 伊東先生に、いまの松平さんの質問と同じようになりますので、関連してお伺いい……

第43回国会 商工委員会 第37号(1963/06/14、29期、日本社会党)

○田中(武)議員 お答えいたします。  いま中村委員が御指摘になった点が、実はわが社会党案と政府案との基本的な相違であろうと思うのです。先ほど大臣も触れましたが、法文でいうならば、政府案の第一条の格差是正、社会党案の第二条の二重構造の解消、こういう考え方がすべてにかかってくると思う。そこで、何回か申し上げましたが、大企業と中小企業との間の違いは、いま大臣の言われたように、傾斜的なものであって、数的な違いである。たとえば一方が、何億という資本であり、何千という従業員がある。それに対して一方が、何千万、あるいは二百人、三百人だという数の違いである、こういうように認識しておられるようでありますが・私……

第43回国会 商工委員会 第40号(1963/07/04、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 運輸省のほうにお伺いしたいのですが、先ほどの質問でも触れたと思うのですが、プロパンガス使用の各車になぜプロパン使用という表示をしないのか。いろいろこういう方法、ああいう方法というような答弁があったようですが、それは完成していないのでしょう。ならば、なぜ表示ができないのかをお伺いいたします。
【次の発言】 検査の際とかなんとかいって、現にプロパンを積んだのが走っておるでしょう。そしてここに報告せられておるように、事故が何回か起きておるのです。だから、そういうことでなくて、直ちにプロパン使用ということを表示するようになぜできないのか。やってください。暖房車とか冷房車だとか、自分の……

第43回国会 商工委員会 第41号(1963/07/05、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 大体の点につきましては広瀬君が触れましたので、簡単に御質問したいと思うのですが、要は、採石法での公害防止ということは、いわゆる一般に対する公害防止、こういうことだと思います。やはりこの仕事に従事する労働者の災害防止ということは、労働基準法その他によってやられる、こういうことですね。
【次の発言】 私が言っておるのは、先ほど広瀬君が触れましたが、たとえば三十三条二項のこの差しどめ命令ですね、事業の停止、この場合は、いわゆる「前項に規定する」ということを受け、それは公害の防止方法というものをきめる、それにかかってくるのでしょう。そうすると、差しどめ命令ということは、公害の危険があ……

第43回国会 予算委員会 第10号(1963/02/09、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は中小企業問題について若干の質問をいたしたいのですが、その前に委員長に要望いたしておきます。  きょうは土曜日の午後でもあり、休憩抜きの委員会ですから、人員が少ないのもやむを得ないかと思いますが、私は今ここで国会法第何条によって構成を欠くからというようなやぼなことは言いませんが、やはり、この状態であると、与党の諸君に予算審議の熱意を欠くのではないか、こういうように思われますから、運営上当を得た処置をとっていただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、まず福田通産大臣にお伺いいたします。  今から私の読み上げる法律、これはすべて通産大臣の所管になる法律でございますが、その法……

第43回国会 予算委員会 第11号(1963/02/11、29期、日本社会党)【政府役職】

○田中国務大臣 豪雪対策地における飼料の緊急の輸送その他に対しては十分の配慮をいたしておりますが、四月一日から値上げを行なうかどうかについては、農林大臣とも十分相談をしながらやって参りたい、こう考えます。
【次の発言】 最高裁判例にも明らかでありますように、農地被買収者に対する対価は、政府としては支払われておるということは法律的に確定しておると考えております。
【次の発言】 先ほど申し上げました通り、政府が当時買い上げたものに対しては支払われております。
【次の発言】 補償とは、あなたも先ほどから言われております通り、憲法上明らかなものであり、また法律上も明らかなものであります。報償とは、私が……

第44回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第2号(1963/10/18、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 この改正によりますと、従来までの両切りのほかにフィルターつきを出す、そういう二本立てなんですね。
【次の発言】 そうすると、たばこの名前は同じ名前なんですね。
【次の発言】 なるほど、先ほど来話がありましたように、このごろ両切りよりかフィルターのついたのをよく買うようになったといいますか、そのためであろうとも思うんですが、ハイライトが、いなかのほうへいくと十分に手に入らないという状態があるわけなんです。そこで、もう一つこのフィルターつきをつくった場合、あるいはそのほうに重点を赴くということでハイライト等が従来よりか生産、出荷が少なくなる、そういうことはありませんか。


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1964/03/04、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 情報センター法案の質問をいたしたいと思うのですが、少し変わった質問をまず最初にいたしたいと思います。  この情報センター法案の「センター」ということばなんですが、これは本来の日本語ではありませんが、このセンターというのは、一体どういう意味なんですか、それが一つ。  そして、外来語というか、外国語というか、そういうものを法律に取り入れたのを二、三見ますと、科学技術庁の設置法の第二十条に国立防災科学技術センターというのがある。去年中小企業指導センターというのができました。そのほかに、こういった外来語といいますか、外国語といいますか、法律に使われておるのは輸出品デザイン法、それから……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1964/03/11、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 右回答を申し上げます、こういうことだったのですが、私の言っておるのは、この十三条の一、二、三、あるいは四号によってそれぞれの必要な経費、こういうことになっておる。それにのっとって、いまいただいた手数料の基準といいますか、そういうのができておるわけなんです。たとえばこの出版物料金表、あるいは受託サービス料金表、こういうのの具体的内容が業務方法書の一部であるかないか、その点なんです。十三条各号において必要な経費と書いてあるが、それでいいのだ、これにのっとってこれをきめたんだから、これをきめたりあるいは変更するときには、四十条の委任によって総理大臣の権限が科学技術庁長官になっており……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1964/03/12、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は先ほどの原委員の質問に関連したようなかっこうで行ないます。あと久保委員ほかたくさんの質問者があるようでございますので、簡単に行ないたいと思います。  それから午前中私、大蔵委員会に出ておりましたので、参考人の方の御意見を十分に聞いておりませんので、あるいは重複するような点があっても御了承願いたい。  もう一つ委員長に御了解を得たいのは、あまりやかましいやつはいなくなったようですが、質問中のやじは大いにけっこうです。しかし、悪意に満ちたやじが出た場合には、その委員との間に討論を許していただきたい、そのことだけを申し上げておきます。  先ほど来、六十六回ストライキをやったこと……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第20号(1964/09/09、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連をいたしまして、一言だけお伺いをいたしたいと思います。  この原子力潜水艦の寄港を政府が承認した土台は、原子力委員会が安全性を確認した、そして二十六日に委員長から総理に口頭報告した、そういうことであるので、この原子力委員会の安全性の確認ということは重要なものであり、また責任は重大なものだと思うのです。  そこでお伺いいたしますが、この原子力委員会が安全性を確認したのは、あなは原子力委員会設置法のいかんにかかわらずというようなことを言っておりますが、一体どういう権限においてなされたのか。あなたが総理に二十六日口頭をもって報告せられたのは設置法の三条による報告なのかどうか、そ……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第21号(1964/10/01、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 原さんの質問を継続中でありますが、愛知大臣が時間の都合があるそうですから大臣だけにしぼって質問いたします。  そもそも最初に、当委員会の性格については先ほど原委員がおっしゃったとおりであります。中曽根委員の発言は間違いである。私も科学技術者じゃありません。ここは科学技術の研究所じゃありません。やはり国会の場であります。したがって政治論、法律論議を展開したいと思います。  まず最初に兼重さんにお伺いします。先ほど中曽根委員の質問に対して、 なぜ安全審議会にかけなかったか、これに対しては、資料がなかったからかけなかった、かけられるような資料がなかった、 そう答えていますね。ところ……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第22号(1964/10/26、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま二人の参考人の先生方から意見を伺いましたが、鈴木参考人の御意見は大体私とあまり変わらないように拝聴しました。山田先生は若干見解を異にいたしますので、山田先生にまずお伺いいたします。  山田先生は設例を設けられて、外国の同船あるいは貨物船、これが原子力を動力として入ってくる場合、こうあげられております。そこで、先生があけられました二つの法律、すなわち原子炉の規制法及び障害防止法、この二つの法律がそれらの商船あるいは貨物船に適用あるということは当然です。これは領海内にあるものですから。しかし、外国軍艦は若干違うわけです。  私が申し上げておるのは、どんぴしゃり申しまして、……

第46回国会 建設委員会 第35号(1964/06/05、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、きょうは、近畿圏整備の関連二法案につきまして、若干の質疑をいたしたいと思うのですが、その前に委員長にちょっと御了解を得ておきたいと思います。  それは、実は私ゆっくりとやらしていただく予定であったのですが、大臣の御都合もあり、他の同僚議員の質疑等もありまして、大体一時間程度の由でございますので、残余は後日に譲って、機会を与えていただくことをまず冒頭にお願いをいたしておきます。  そして、これから質疑いたすときに、長たらしい法律の名前を一々読み上げることもどうかと思いますので、たとえば国土総合開発法は総合開発法と言います。近幾圏整備法は本法と申します。近畿圏の近郊整備区域……

第46回国会 商工委員会 第3号(1964/02/04、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと関連して。二十四条と二十条の関係だね。二十四条では明確に商法の例外規定をうたっておるのです。それから二十条ではうたわずしてきておるのです。そうすると、いわゆる商法会社編のこれは特別法である。したがって特別法であるから、これに規定せられておるものが優先するのだ、こういうことだと思うのです。ところが同じ法律の中に、二十四条では、わざわざ商法の規定は適用しない、こうなっておるでしょう。二十条とはどういう関係ですか。言いかえれば二十四条と商法二百九十七条、二百五十四条との関係……。
【次の発言】 同じことでしょう、結局は。この規定がなかったならば商法によるのです。そうでしょう……

第46回国会 商工委員会 第28号(1964/04/01、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 本日は、最近とみにふえました中小企業の倒産の問題に関連をいたしまして、若干の質問をいたしたいのですが、それの前に、わが社会党は、こういったような中小企業の危機にあたりまして、社会党の中に中小企業倒産特別委員会というのをつくったのであります。われわれ野党がこれほど熱意を持っておるのに対して、政府があまりこの問題に熱意を持っていないということは――この問題につきまして私は通産、大蔵、法務、労働の四大臣を要求したのであります。もちろんそれぞれの大臣にはそれぞれの理由があることはわかります。だがしかし、福田大臣を除いて他の大臣が来ていないということは、この問題に対して政府の熱意が足り……

第46回国会 商工委員会 第31号(1964/04/08、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 大臣はおくれて参られたので、参考人の意見あるいは各委員からの参考人に対する質問、こういうものはお聞きになっていないのですが、私はむしろ大臣に結論からまずお伺いしてみたいと思います。  先ほど来の参考人あるいは関係政府委員の意見なり答弁を聞いておりますと、結局はすべて裁判所でなければ片づかないということになるわけです。会社更生手続の問題がこれ裁判所、それに対していわゆる詐欺罪を構成するかどうか、そういう事実があったかなかったかということを、いろいろ角度を変えて質疑応答がありました。かりにそれが成立したとしてもこれ裁判所、さらに二十四日に会社更生手続をやって、あとで二十六日に労働……

第46回国会 商工委員会 第39号(1964/05/06、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと関連いたします。実は加藤さんの質問がさらりと通過したので、その点だけ皆さんの中に御意見があれば伺っておきたいと思うのです。  それは、先ほど加藤さんが触れましたが、この法律はいわゆる生産段階においては一種の統制であります。生産を統制しておいて、今度流通の面においては、自由競争をたてまえとする商品取引所があるということですね。こういうことを私は常に矛盾ではないかというふうに考えておるわけなんですが、参考人の各位で特にこの問題について御意見がありましたら、一緒にお答え願いたい、こう思います。
【次の発言】 天然繊維のほうはどうです。

第46回国会 商工委員会 第40号(1964/05/07、30期、日本社会党)

○田中(武)議員 ただいま始関委員から、まず最初に、始関君の考え方とわれわれの考え方が真正面から対立しておる、すなわち日本の経済は独占企業が支配しておると言うわれわれの考え方に対して、そうではないと言われる。これは対立しておってあたりまえなんです。もし始関君と私が同じ考えであるならば、始関君が社会党へ入るか、私が自民党へ入らねばならないことになろうと思います。だから対立しておることは当然であります。  そこで、始関さんは価格は下落の方向をたどっておる、こういうようなことを言っておられますが、どういう資料に基づいておられるのか、こちらからお伺いしたいと思うのですが、日銀の卸売り指数の中で、価格の……

第46回国会 商工委員会 第42号(1964/05/12、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 いま山崎委員の質問を聞いておりまして、実情はどうか私知りませんが、しかし、法律的に疑問が出ましたのでお伺いをいたします。  本法三十四条ですね、第一項では「定款で定めるところ」とある。したがって、大ワク、中ワク、小ワクですか、それぞれの企業別で選ぶというか、きめてもいいような解釈も成り立つと思いますが、第三項では、「投票は、登録事業者一人につき一票とする。」ということになっている。定款は、第二十九条によって、「通商産業大臣の認可を受けなければ、その効力を生じない。」こうなっておるので、先ほど局長は、そういう方面に気をつけていなかったとかいったような答弁があったが、定款がそうな……

第46回国会 商工委員会 第58号(1964/06/16、30期、日本社会党)

○田中(武)議員 藤田委員の四点について逐次お答えをいたします。もし私の答弁で足りないところがありまする場合に、同じく提案者である板川君から補足していただきます。  まず第一点の、社会党提出にかかわる市場支配的事業者の経済力濫用の防止に関する法律案、これの目的は何かということでございますが、まず同法案の第一条に目的を掲げております。そのことはお読みになっておわかりいただけると思いますが、一口に言うならば、自己の取引上の地位を利用いたしまして不当な対価による取引を、いわゆる経済力の強い立場を利用してそれを濫用する、そして中小企業あるいは一般消費者に大きな被害を与えることをチェックしていきたい、こ……

第46回国会 商工委員会 第59号(1964/06/17、30期、日本社会党)

○田中(武)議員 昨年、政府案とわが社会党案で基本法を出したことは御承知と思います。あの基本法でわれわれがうたっておりますように、資本金三千万円、そして「かつ」という字を入れておりますが、従業員三百人、これは製造業です。それからサービス業あるいは商業については三十人ということにいたしております。それから、建設業とかその他については特例がありますが、しかし、われわれは三千万円かつ三百人という定義を持っております。ところが、政府案は五千万円または三百人、そういうことで対立をいたしたわけでありますが、中小企業基本法の成立の過程におきまして、われわれは一応その定義を譲ったわけなんです。しかし、わが党と……

第46回国会 大蔵委員会 第2号(1964/02/04、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 朝からだいぶ同僚諸君が質問をいたしておりますし、おそくなっておりますので、簡単にお伺いいたしたいと思います。  まず最初に警察庁のほうにお伺いいたしたいのですが、未成年というか青少年とたばこという――警察等で補導せられたいわゆる非行少年の中に比較的喫煙者が多い、こういうことがいわれておりますが、この作付とたばことの関係はどういうことになっておりますか。
【次の発言】 年少者の喫煙がその年少者に心身ともに害を与える、そういうことで、先ほど平林委員も述べましたが、明治三十三年以来未成年者喫煙禁止法という法律ができております。先ほども話が出ておりましたが、この三条による起訴がきょう……

第46回国会 大蔵委員会 第3号(1964/02/06、30期、日本社会党)【政府役職】

○田中国務大臣 本国会におきまして御審議を願うべく予定いたしております大蔵省関係の法律案等で、すでに提出が確定いたしておりますものは、昭和三十九年度予算に関連するもの十三件を含め三十件でありまして、このうち法律案二十七件及び承認案二件について当委員会において御審議を願うことになるものと存じております。何とぞよろしく御審議のほどをお願いいたしたいと存じます。  なお、この機会に、財政、金融政策及び国際経済政策に関する所信の一端を申し上げたいと存じます。  本年はわが国が本格的に開放体制へ移行する年であります。OECD加盟、IMF八条国移行等開放体制への移行こそは、日本経済が国際経済社会においてさ……

第46回国会 大蔵委員会 第7号(1964/02/14、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 官房長官御承知のように、いま輸銀の改正法をやっておるわけです。実は総理に質問したかったのですが、総理が出られないというので、代理に来てもらったので、ひとつ総理になったような気持ちで御答弁を願いたいと思います。  そこで、官房長官にお伺いしますが、この輸銀も特殊銀行、特殊会社、いわゆる特殊法人になります。したがって特殊法人をつくるためには法律を必要とします。現在、いま法律による特殊法人が幾つあるか御存じでしょうか。
【次の発言】 九十二の特殊法人があるわけですね。この特殊法人のほとんどに、いわゆる人事天下りで役人がおりていくわけですね。一番多いのが大蔵、通産です。そこで他の各省……

第46回国会 大蔵委員会 第8号(1964/02/18、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 いま十二時十五分ですが、昼食をせずに二時までやりますか。
【次の発言】 私は、山村長官に特に出てもらいましたのは、御承知と思いますが、当委員会で輸銀法を審議しております。輸銀は、御承知のようにいわゆる特殊法人でございます。特殊法人をつくるためには、特別立法が必要であります。そこで、先日官房長賞に来てもらって若干の質問をしたのですが、この種のものはやはりあなたが管轄じゃないかと思ったので来ていただいたわけなんです。現在特殊法人が幾らあるかというと九十一あるそうです。私が調べたのは、昨年のちょうど一月ですから、一年前、そのときには八十五あった。九十一あるということになると、その間……

第46回国会 大蔵委員会 第14号(1964/03/03、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連。先ほどの佐藤委員の質問に関連してお伺いいたしますが、佐藤委員の質問に対して、局長の答弁を聞いておりますと、法人課税において法人擬制説の上に立っておるのか、実在説の上に立っておるのかがもうひとつ明確でないので、一体どちらの学説の上に立っておるのか。それを民法の法人における、ことに四十四条の法人の不法行為能力、これに関連してひとつお答え願いたいと思います。四十四条の法人の不法行為能力をどう解釈するかによって、実在説であるか擬制説かということが分かれてくると思うのです。その法人の基礎は民法でまずきまっておるわけです。したがって民法解釈をもって当たらなければいけないと思うのです……

第46回国会 大蔵委員会 第16号(1964/03/06、30期、日本社会党)【政府役職】

○田中国務大臣 共同証券の件につきましてはもう堀さんも十分御承知のことと思います。金融機関それから経済界等の主要な諸君が集まられて、証券業法に基づく証券会社をつくって、証券市場の安定、育成、強化というようなものに資したいという気持ちに基づいてかかるものが設立をせられた、このように承知をいたしております。
【次の発言】 どうやってということを申されても、私は当事者でありませんからよくわかりませんが、昨年度以後ケネディ・ショックと言われる事態から株式市場が低迷をいたしておるわけであります。その中には実勢以下に実に無気力であるというようなことも言われておりますし、いろいろな面から開放経済に向かっての……

第46回国会 大蔵委員会 第17号(1964/03/10、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。いまの只松委員の質問に関連してお伺いします。それでは、所得税、法人税で二百万円以上、今度これを五百万円にする、こういうことですが、それを公示する根拠は何ですか。何がゆえに公示するのですか。
【次の発言】 公示制度というものが、いわゆる第三者通報制ということとからんでまず出てきた。しかし第三者通報ということ、いわゆる目あかしがスパイを使っておとり捜査をやるということと同じようなことはやめておこうということになってやめた。しかし公示制度だけは残っておる、こういうことだと思うのです。そのことは、いまあなたもおっしゃったように、間接的であろうかどうか知りませんが、適正な申告……

第46回国会 大蔵委員会 第19号(1964/03/12、30期、日本社会党)【政府役職】

○田中国務大臣 歩積み、両建ての解消につきましては、できるだけ努力をいたしておるわけでございます。いま、堀さん、歩積みに対しては信用問題もあるからというお話でございましたが、実際問題からいたしますと、中小企業等については歩積みのほうがより問題であります。歩積みが、百万円の貸し出しに対して三十万円、五十万円というような歩積みを要求するということになると、これは非常に問題があるわけであります。しかも政府資金等三機関からの貸し出しに対して市中金融機関が協同融資をする部分に対して非常に強い歩積みを要求する。昔は歩積みとは二%、三%というような非常に小さな歩積みをやったのですが、近ごろは二%、三%の歩積……

第46回国会 大蔵委員会 第21号(1964/03/17、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 いまから税三法に関連をいたしまして質問をいたすのですが、まず最初に御了解を得ておきたいことは、御承知のように私大蔵委員会は今国会になってからでございまして、いわゆる大蔵委員会一年生でございます。したがって税法一年生でございますので、愚問を発するかもわかりませんが、その点を御了承の上懇切丁寧にひとつ御答弁を願いたい。  そこでまずお伺いいたしますが、所得とはどういうことですか。ただ、税を課せられる所得と課せられない所得があるとか、あるいは所得には十種類ありまして、利子所得から雑収入までありましてどうとかいうような答弁を期待いたしておるのじゃありません。いわゆる収入あるいは池山内……

第46回国会 大蔵委員会 第25号(1964/03/25、30期、日本社会党)【政府役職】

○田中国務大臣 歩積み、両建てにつきましては、かねてから当委員会において委員皆さんからこれが解消について特段の配慮をするようにという御発言もございますし、また大蔵省といたしましても、歩積み、両建ての排除という問題に対しては真剣に取り組んでおるわけでございます。すなわち、先ほど公定歩合の二厘引き上げが行なわれた直後に、特に中小企業に対して歩積み、両建ての排除が必要であるということに留意をいたしまして、金融面におきましては、日銀総裁をその直後に大蔵省に招致をして、国も日本銀行も、また金融機関も一体となって、中小企業金融のために特別な配慮をせられるように要請し、応諾を得て、諸般の体制を整えておるわけ……

第46回国会 大蔵委員会 第27号(1964/03/27、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、大蔵委員会へ来まして、法案について大臣に質問する光栄はきょうが初めてなんです。そこで少し基本的な点からお伺いいたしたいと思いますが、御承知のようにいま特別会計の設置が二つ、その改正が一つ当委員会へかかっております。  そこで、まず最初にお伺いいたしますが、一体特別会計というのはどういうものなんです。
【次の発言】 この財政法の二条四項、それから十四条、会計法二条、また旧会計法の二条、十四条、これらを見ました場合に、いわゆる総計予算主義と申しますか、経理統一主義というのがとられているわけなんです。したがいまして会計は一般会計が基本であります。だがしかし、特別の場合に財政法……

第46回国会 大蔵委員会 第28号(1964/03/31、30期、日本社会党)

○田中(武)議員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました酒税法の一部を改正する法律案、製造たばこの定価の決定又は改定に関する法律の一部を改正する法律案及び入場税法の一部を改正する法律案につきまして、三法を一括して、その趣旨を御説明申し上げたいと存ずるものであります。  まず最初に、これらの法律案を提案するに至りましたゆえんのものは、次の二つの主要な理由に基づくものであります。  すなわち第一は、最近の諸物価の値上がりは異常なものがあり、大衆生活、特に低所得者層の生活を著しく圧迫しているということであります。物価抑制のためには、何よりも政府が率先して物価上昇ムードの根幹である高……

第46回国会 大蔵委員会 第31号(1964/04/08、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの堀君の質問に関連をいたしまして、両参考人並びに政府に質問いたしたいと思います。  一番最初にお伺いいたしたいのは、第一部だとか第二部だとか特設ポスト、こういうのがあるようでありますが、私、証券のことはしろうとでございましてよくわかりません。まあ第二部は中小企業だ、こういう常識的なことがいわれておりますが、一部、二部、特設ポストにつきまして、何らかの基準がありますか。そういう基準はどうしてきまるのか。そうして特設ポストというのは一体何を意味するのか、両参考人にお伺いいたします。まず、東京からお伺いしましょうか。

第46回国会 大蔵委員会 第38号(1964/05/06、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連してちょっとお伺いしますが、先ほど来の質疑応答を聞いておって私はわからないのです。この法律の改正案を見ると、二百億を二百二十億にするというだけです。提出理由は、「国民金融公庫の業務の円滑な運営に資するため」なんです。そうじゃないのですか。特に目的があって融資をするなら、なぜそのことを目的に明記しないのです。
【次の発言】 提案理由になぜそれを書かないのです。国民金融公庫の業務の円滑をはかるためというのが提案理由です。読み上げたことを言っているのじゃない。提出せられた法案を言っているのです。これはこの農地被買収者の生活困窮者を救おうということですか。

第46回国会 大蔵委員会 第41号(1964/05/13、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっといまの問題に関連してお伺いしたいのですが、非常勤職員というものの身分は、どういうものですか。国家公務員法の適用を受けるのか受けないのか。そうするならば、一般の社会保険については、一般の企業の労働者と同じような適用を受けておるのかどうか。非常勤職員の身分はどういうことですか。
【次の発言】 そうすると国家公務員法の適用を受けるのですね。
【次の発言】 特別職じゃないですね。
【次の発言】 だから、いま現実に問題にしているような、たとえば林野庁関係、農林省関係の臨時職員というか、非常勤職員ですが、これは国家公務員法の適用を受けるでしょう。

第46回国会 大蔵委員会 第46号(1964/05/29、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 簡単に一点だけ伺います。  この条約の批准及びこの法案の成立と、関税定率法の十七条十号とはどういう関係になりますか。
【次の発言】 そうしますと条約に加盟していない国のものは別として、条約に加盟している国の相手方に対しては、この十七条十号ではなくて、全部いまの条約並びにいま審議している法案でいく、そういうことですか。
【次の発言】 ちょっと違うということでは、ぼくはちょっとわからぬのだが、結局この関税定率法の十七条十号は、条約を批准しこの法律が成立するならば、条約加盟国相手の場合はこれは死文になるのですね。
【次の発言】 そうしますと、この十七条十号を置いておくということは、……

第46回国会 大蔵委員会 第51号(1964/06/10、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと先ほどの武藤委員の質問に対する答弁について、関連してお伺いしますが、先ほどの答弁で、株式会社たる保険会社は商法の規正によってそのまま受ける、相互組織による保険会社、これは前から行政指導でそういうようにしておった、こういうことですが、株式会社の商法の改正以前からそういう行政指導をやっておられた――もし商法の規定にかかわらず行政指導をやっておられたということならば、その根拠はどこにあるか、根拠法を示してください。
【次の発言】 その改正の眼目はわかるのだが、実際は改正以前から改正と同じような行政指導をやっておりました、こういうことでしょう。そうするなら、かりに株式会社にし……

第46回国会 大蔵委員会 第54号(1964/06/17、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 只松委員の質問に関連をいたしましてお伺いいたしますが、先ほど来懲戒の問題がいろいろ論議せられておるようであります。そこで、税理士という職業はいわゆる職業別からいえば自由業というのでしょう、そうですね。現在俗に自由業といわれる種類の人がどのくらいありますか。
【次の発言】 いまお読み上げになられた職業のうち、税理士、公認会計士、弁護士、弁理士、薬剤士、技術士、司法書士、行政書士、公証人、これらの懲戒の規定はどうなっていますか。
【次の発言】 それでは教えてあげますからよく覚えておきなさい。税理士は税理士法の四十四条、四十五条、四十六条等にあります。これは先ほど議論になっておるよ……

第46回国会 大蔵委員会 第56号(1964/06/25、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほどの専売公社からの未成年者に対するたばこの販売、このことについての今後の措置についての報告があったわけなんですが、この報告の中の前段にある、たとえば流通機構ということから考えて、自動販売機等もある今日、たばこ小売りというような制度を根本的に検討し直す必要があるだろう、こういうふうに受け取ったのですが、そうですね。――その点については私は賛成です。  ところが後段で言われた未成年者喫煙禁止法の四条による罰金を受けた者、これに対してただ始末書をとる、こういうことだけですね。あらためて更新するときに考えるとかなんとかいうことがありましたが、具体的な措置としてはそういうことですね……

第46回国会 大蔵委員会 第59号(1964/07/14、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 いまの平林君の質問に関連してですが、答弁を聞いておりまして、ちょっとわからぬところがあるのでお伺いします。  導入預金といっていま問題になっておるのは、預金等に係る不当契約の取締に関する法律第二条の預金契約を言っているんですね。その二条の契約を導入預金というのでしょう。
【次の発言】 三条は二条を受けた規定です。それでわかりました。  そうすると、この二条、三条の契約、これは法律で禁止せられた契約であるから無効ですね。しかしこれは自然債務として残るのか残らないのか。自然債務であるならば、裁判上の請求権はないが、相互の間にはこれは債権として、法的の保護はなくても債権はあるわけで……

第46回国会 予算委員会 第9号(1964/02/07、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は本日は私的独占禁止法を中心といたしまして、若干の質問をいたしたいと思います。  まず、最初に経済企画庁長官にお伺いいたしたいのですが、三十五年九月三十日の物価対策に関する閣議の了解事項というので、今後の物価対策には独禁法政策の強化の方針が定められております。自来この閣議の了解事項にのっとって独禁法の強化と言いますか、独禁法適用にあたってどのように反映をいたしてきたか、どういうような方法でやってきたか、お伺いいたします。
【次の発言】 宮澤さん、そういうことじゃなしに、独禁法の運営はもちろん公正取引委員会がやるのだが、私は公正取引委員会がどうしたというのじゃなしに、政治の姿……

第47回国会 大蔵委員会 第2号(1964/12/15、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 いまの只松君の質問に対する大臣答弁で若干わかりにくい点があるので関連してもう一度お伺いをいたしたい。  先ほど只松君の質問に対して共同証券の性格を大臣はおっしゃいましたのですが、もう一度共同証券の性格を……。
【次の発言】 証券取引法によるところの証券業者なんだ、こういう答弁なんですね。そうすると、取引法第二十八条の業者ですね。
【次の発言】 商法に基づく株式会社ですね。
【次の発言】 あなたは先ほど準公益というような印象の答弁をせられた。利益追求ではない、こう言われた。この種の会社は特殊法人ではありませんね。民法による公益法人ではありませんね。商法による株式会社ですね。そう……

第47回国会 大蔵委員会 第4号(1964/12/18、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 春日委員の質問等に関連をいたしましてお伺いをいたします。  実は私はきょうは参考人の皆さんには質問をしない、こういうつもりでおったわけなんです。ところが春日委員の質疑応答の中で確かめておかねばならないことができましたので、それだけを確かめて参考人の方には私はけっこうです。あとは政府委員と論議を重ねたいと思っています。  先ほど三森参考人は、この日本共同証券株式会社は純然たる営利法人であるということを言われたのです。あらためて確認をいたします。日本共同証券株式会社は、証券取引法第二十八条で定むる証券業者であり、純然たる商法に基づく株式会社にあって、営利法人である、はっきりと確認……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1965/02/04、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほどの三木委員の質問に対する高橋局長の答弁につきまして、関連してちょっとお伺いいたします。  別に、私、ことばじりを拾うわけじゃありませんが、先ほど三木委員は読売新聞の編集手帳の記事をあげて、東大は科学のために、科学技術庁は国威宣揚のために、こういうことを言ったわけです。それに対して高橋局長の答弁は、相異なる目的のために云々と答えたですね。その相異なる目的とは何か。そのことは、三木さんが新聞記事を引用した、すなわち東大は科学振興のために、科学技術庁は日の丸をあげるために、国威宣揚のために、ということを肯定の上で相異なる目的と言われたのかどうか。もしそうだとするならば、科学技……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1965/02/17、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 きわめてしろうとの質問なんですが、先ほど高木本部長は、いわゆるロケットとミサイルといいますか、これは違うのだ、こういうことだったのですが、たとえばラムダ、これに誘導装置をつければ中距離弾道弾になるのじゃないですか。
【次の発言】 愛知大臣、先ほど三木委員も触れておりましたが、われわれが原子力基本法をつくり、原子力委員会設置法をつくったときには、いま大臣をはじめ本部長、二人の参考人の方々が口をそろえて平和目的ということを強調されましたそれ以上だ、法をもってあれだけ明確に三原則を立て、原子力委員会の所掌事務の中にもそれぞれ平和利用ということを頭にかぶせておっても――ここに見解の相……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1965/03/04、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 私も実は質問ということではなく、希望と申しますか、これを申し上げて、今後委員会の運営等に努力をしていただきたい、このように思うわけでございます。  と申しますのは、まず第一点は、いまさら私、論議を蒸し返そうとは考えておりませんが、昨年の八月に、原子力委員会が原子力潜水艦の安全性については確認をした、この問題を提起したことがあるのです。私は、原子力委員会設置法からいって原子力委員会にそういう権限はないのではないか、こういう問題を論議いたしましたときに、当委員会において、この委員会は科学技術特別委員会であるから、あまり政治的でなく、科学技術的なことを論議すべきじゃないかという意見……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1965/04/07、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 原子炉の規制に関する法律の改正案を審議するにあたりまして、まず、一九六〇年の海上における人命の安全のための国際条約、原子力船運航者の責任に関する条約、この両条約につきまして、若干の質問をいたしたいと思います。  実は二時からはわが社会党の両院議員総会がありますので、二時までにやれる範囲をいたしまして、あとは留保することを、前もって委員長にお断わりいたしておきます。  そこでまず、一九六〇年の海上における人命の安全のための国際条約第八章についてお伺いいたします。第八章の第一規則、ここでいう原子力船とはどういうものか、まずこの定義をお伺いいたします。

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1965/04/14、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 私が質疑をするというよりか、この前の委員会で私が質問をして、政府委員等が答弁できなかった点につきまして、政府から統一見解とか称せられるものが出るそうでございますので、まずそれを出していただきたいと思います。  それでは、この前私がお伺いをいたしまして、政府間に十分な答弁ができなかった問題はといいますと、実はいま当委員会で審議をいたしておりますのは、原子炉の規制法の改正案をやっておるわけなんです。その中にも、外国原子力船舶の中に「軍艦を除く。」こういう規定があるわけです。さらに、それに関連をいたしまして、一九六〇年の海上における人命の安全のための国際条約、この国際条約におきまし……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1965/04/22、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 いまの石野委員の質問に関連してお尋ねいたします。  いま石野委員の言われたようなこと、これは聞こうするにあたって内閣総理大臣が許可を与えるんでしょう。許可の条件としてどこそこに入るべし、こういうことはできませんか、そう答弁すればいいのです。
【次の発言】 そうやりますと答えたら、それで済むんだ。私は関連質問で助け舟を出しておるんですよ。
【次の発言】 私は、日本社会党を代表いたしまして、本法律案に賛成の討論を行ないます。  この法律案にわれわれは賛成するものではありますが、本法律案の審議の過程におきまして若干いまだ明確にされていない点がありますので、その点について意見を申し上……

第48回国会 商工委員会 第7号(1965/02/23、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。いま、沢田委員の質問に対する局長の答弁のあり方に対して、板川委員からの指摘があり、大臣から所信が述べられたから、もう、これ以上言う必要はないと思うのですが、私は、方面を変えてといいますか観点を変えて、あなたの答弁について若干伺います。  通産省設置法の第二十五条には付属機関が三十三ばかり書いてありますね。この三十三の中には、たとえば割賦審議会のように他の法律によって定められたものもありますが、鉱業審議会というのはそうではなく、この二十五条によって設置せられ、その二項によって、政令において所管事務、組織、運営がきめられることになっておる。そこで、この鉱業審議会の組織、……

第48回国会 商工委員会 第12号(1965/03/09、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 もう次官はじめ政府委員の方々も御承知のことでございますが、去る三月六日に山陽特殊製鋼が会社更正法の手続開始申請をいたしました。そのことがいろいろと地元あるいは関連業界、下請の企業等に大きな影響を及ぼしておりますので、このことについて緊急に御質問申し上げます。  御承知のように山陽特殊製鋼は、資本金が七十三億六千万円、従業員三千七百名、その負債額五百二十億円、そしてベアリングの市場独占率は八五%とも言われ、あるいはそれ以上とも言われておる。こういう大きな会社が会社更生法の適用申請ということで大きな波紋を呼んでおるわけなのであります。そこでその下請関係を見ましても、四百ないし五百……

第48回国会 商工委員会 第20号(1965/03/26、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま大村委員が重要な法案審議の途中でございますが、実は、来ていただいた政府委員の方々にも都合があるようであるし、また、私がいまから聞くことは、大きく言えば人命に関する問題でありますので、緊急に質問いたしたいと思います。  そこで、中小企業庁長官と警察庁にお伺いいたしますが、山陽特殊鋼が会社更生法の手続を申請いたしまして以来、史上最大、戦後最大の倒産だということで、いろいろと各方面から注目を浴びている。また、当委員会あるいは大蔵委員会等からも調査に出ましたが、ついにこれが人命に及ぶというような問題まで引き起こしてきたのであります。すでに山陽特殊鋼の従業員で投身自殺した者も出……

第48回国会 商工委員会 第21号(1965/03/30、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 そういうふうな言い方を最初からするならば、私はやらない。時間をしぼることは理事会できめたのか。
【次の発言】 手順はきまっているけれども、時間はきまっておらないじゃないか。私は協力しようと思ってさっきから……。
【次の発言】 委員長も今後委員会の運営について十分配慮と考慮をしてもらうということを前提として、簡単に一、二の点について質問をいたします。  まず第一にお伺いいたしたいのですが、いま議題となっておりますところの中小企業近代化助成金、この制度の主体はどこですか。
【次の発言】 この制度の運営という、貸し付けを行なう主体は都道府県だ。都道府県は、これは本来の固有の事務とし……

第48回国会 商工委員会 第22号(1965/03/31、30期、日本社会党)

○田中(武)議員 ただいま議題となりました中小企業者の事業分野の確保に関する法律案の提案理由をご説明いたします。  今日、中小企業の経営がきわめて困難な状態に置かれている原因のしたるものは、対大企業との関係であります。大企業がその資本力にものをいわせて、従来の中小企業の分野にまでどんどん進出し、弱小中小企業を駆逐しつつあるのが今日の実情であります。大企業が中小企業分野に進出するやり方には、大企業自身が直接行なうもののほか、既存の中小企業に資本や役員を投入して実費上の支配権を確立する方法があります。このような傾向を放置しますならば、中小企業は近き将来その存立の基盤までも奪われること必至であります……

第48回国会 商工委員会 第23号(1965/04/02、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 中国貿易の問題につきましては、今国会に入りましても予算委員会においてわが党の石橋君、あるいは当委員会においても板川君をはじめ多くの人たちから、いろいろの角度から質問をしております。しかし、そのときには、少なくとも通産省あるいは通産大臣、これらは前向きにものごとを考えておる、したがってその時点においてあまりつつがないほうがいいのではないか、こういうような観点からあえて質問をしなかったのであります。しかし、もうこういう段階に至りましたので、いままで多くの人が質問したのと全然観点を変えましたところから若干の質問をいたします。  そこで、まず第一にけさのニュースですが、日立造船所と中……

第48回国会 商工委員会 第26号(1965/04/08、30期、日本社会党)

○田中(武)議員 お答えをいたします。  この第三条に「製造業、建設業又はサービス業」こういうことで商業部門が入っていないのはなぜかというお尋ねでございますが、実は経過がございまして、この法律案をつくると同時に商業調整法というのをわが社会党は考えておりました。その商業調整法によって卸、小売り、メーカーの分野をはっきりしていきたい、こう考えて、かつてはこの法律と一緒に出したわけです。ちょうどそのときに御承知の小売商業調整特別措置法が出てまいりまして、それを若干修正をして成立せしめました。そこでいま問題にするのは、小売り商業の事業分野を守るといいますか、小売り商を守るということだと思います。そこで……

第48回国会 商工委員会 第34号(1965/05/11、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 下請代金支払遅延等防止法について御質問いたすわけですが、その前に、独禁法一般について若干の質問をいたします。実は、独禁法の改正法案の際に行なう予定でありましたのが、先週の金曜日急遽採決になったわけでございますので、独禁法の基本的な問題からお伺いいたしたいと思います。  まず最初に公取委員長にお伺いいたしますが、ことしの二月の二十六日に、東京都のさくらデパートに対して、不当景品類不当表示防止法の初の排除命令を出されたわけですが、そのときの状況、それから今後の方針、こういうことについてお伺いいたします。なお、これと同様なことがほかにもたくさんあると思うのですが、なぜさくらデパート……

第48回国会 商工委員会 第35号(1965/05/12、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 下請代金支払遅延防止法の改正法案につきまして、昨日に引き続いて質問を続けたいと思います。  そこで、きのうの質問のときに、親企業の定義はこの程度で、現行法の程度でいいのか、こういうことの私の質問に対して渡邊公取委員長は、「われわれは、現在の執行の能力とかいうものとも考え合わせますと、やはりこういったような程度のところで一応の線を引いて、そしてまずその実効を期するということがわれわれのなすべきことじゃないか、かように考えております。」こういう答弁をしておるのです。このことは考えようによっては、公正取引委員会の能力、これは構成の人員、予算等にも関係あると思いますが、この能力により……

第48回国会 商工委員会 第36号(1965/05/17、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 先日の質問に引き続いて質問申し上げるわけですが、先日は、定義のところで休憩になったわけですが、まず一千万円とかトンネル会社の問題については、政府はというか公取委員会は、考慮するといいますか、そういう発言があったと思うのですがその点もう一ぺん明確にしてください。
【次の発言】 なお引き続き第二条の定義についてお伺いいたすのですが、現在本法は、製造委託と修理委託、この関係だけを規律しているわけです。ところが、いわゆる親会社と下請会社という関係は製造委託と修理委託だけでなく、たとえば土木建築あるいは運送契約等々の部面にもたくさんあり、むしろ問題なのは、そういった製造あるいは修理に含……

第48回国会 内閣委員会 第38号(1965/04/27、30期、日本社会党)

○田中(武)議員 ただいま議題となりました社会党提出、中小企業省設置法案の提案理由を御説明いたします。  中小企業者を設置し、中小企業大臣のもとに、抜本的、強力な政策の実施されることは、全国中小企業者が、長年にわたり切実に待望してまいったところであります。  現在の中小企業庁は、その機構がきわめて貧弱であるだけでなく、大企業の代弁機関と化した通商産業省に完全に隷属しておるのであります。このため、従来、中小企業庁が、中小企業者の輿望をになって、せっかくよい施策を立案し、あるいは適切妥当な予算を要求いたしましても、大企業の立場から、あるいは通産省全体のワク内において、事前に葬られてきたのであります……

第48回国会 法務委員会 第28号(1965/05/13、30期、日本社会党)

○田中(武)議員 社会党提出、会社更生法の一部を改正する法律案について、提案者を代表して提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。  御承知のごとく会社更生法は、株式会社の持つ社会的、経済的価値の重要性にかんがみ、窮境にあるが、再建の見込みのあるものについて、直ちにこれを破産、解体せしめることなく、その事業の維持更生をはかろうとするもので、昭和二十七年に制定された法律であります。会社更生法による更生手続開始申請件数並びに更生手続開始決定件数は、統計の整備されている昭和三十二年以降今日まで、それぞれ五百九十二件、百八十件でありますが、ここ二、三年来著しい増加傾向を示し、特に昨年は申し立て件数、開……

第48回国会 予算委員会 第17号(1965/03/02、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、中小企業政策と独禁政策についてお伺いしたいと思うのですが、まず最初に中小企業の倒産についてお伺いいたします。  御承知のように、昨年一年間に四千二百件、これは負債一千万以上の企業です。これが倒れておって、その負債額が四千六百億円であります。また二月になると、これが五百二十一件、その負債額が九百五十九億五千七百万円、こういうように史上二番目になっておる。政府は、こういうようなことにつきまして、まず第一に、この中小企業の倒産について的確な資料をお持ちであるかどうか。いま申し上げておるのは、東京商工興信所の資料であります。政府においてお調べになりました倒産の数字がございました……

第49回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1965/08/05、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 私も山内君と三木君の質問を聞いておって変だと思うのです。武器であるかないかという議論があるのですが、私はもう一つその手前の議論をしようと思うのです。カッパ―8型というのは一体どこで開発したのですか。
【次の発言】 それがプリンスかどこかでつくられたらしいのですが、それが商品となっているんですね。これは現在まだ商品と言えないのじゃないですか。
【次の発言】 いまのお話だと、これはまだ商品という概念ではないですね。それを商業ベースで輸出するということは、商品扱いしておるんですね。一体どこで開発したかというと、東大がやったのでしょう。もちろん各メーカーの協力を得たかもしれない。その……

第49回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1965/08/11、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 先日当委員会でカッパー8型のインドネシア輸出の問題が取り上げられました。その質疑応答の中で、東大が開発したところのカッパー8型が商品として経済ベースによって輸出せられた。そういう関係を明らかにする資料を要求いたしたわけでございます。そこで、きょう科学技術庁からロケットについての資料が出ましたが、私の要求いたしましたのとは全然異なっておりまして、その間の事情が明らかになっていないので、東大で開発したところのカッパー8型が商品となった過程、これを何省でもけっこうです、相当の行政庁の方から御答弁願います。――だれもないというならば、まず文部省から順次お伺いします。

第49回国会 商工委員会 第3号(1965/08/05、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 私的独占禁止法の改正に関連いたしまして、若干独禁行政の問題についてお伺いいたしたいと思います。  まず最初に、総務長官に基本的なものからお伺いいたします。  政府は、カルテル禁止政策をあくまで堅持するお考えであるのか、それともカルテル容認政策をとろうとしておられるのか、この点についてお伺いいたします。
【次の発言】 基本的に禁止政策というのはどういうことですか。
【次の発言】 政府委員でなしに、長官、原則としては禁止政策をとる、しかし、容認政策もとらざるを得ない場合もある、こういうことだと思うのですが、その場合にはどういう上に立ってなされますか。そのときの条件は何です。

第49回国会 商工委員会 第5号(1965/09/10、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 参考人の皆さんに二、三の点を簡単に御質問したいと思います。  まず第一に原田参考人にお伺いいたしたいのですが、原田参考人のかわりに田中参考人がお答え願ってもけっこうでございます。  この山陽特殊鋼の問題が起きまして以来、われわれが一番心配しておりますのは、その後の山陽特殊鋼はどうなるのか、そこの労働者はどうなるのか、そこの下請を含む無担保債権者の処理はどうか、いろいろありますが、そういう点についていろいろ関心を持ち、心配をしておったわけであります。いま原田参考人から、会社更生についてのいわゆる更生法による第一次集会、第二次集会を行なったが、いまのところは困難であって、見込みが……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1966/03/02、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 一、二の点だけをお伺いしたいと思うのですが、まず金属材料技術研究所の橋本所長にお伺いいたします。  提出を願っておるこの資料の二枚目の「4 主なる研究成果」に「研究発表」と「特許」、こういうことになっていて、現在八件の特許を持ち、二十三件が特許出願中、こういうことになっておるのですが、実は当委員会でカッパー8型等の企業化といいますか、商品化の問題等をめぐりまして、国または国の機関等がそういう新しい研究なり発見をした場合に、特許を出願する場合、あるいはしないといった場合、これは必ずしも各機関において一致していないと思うのです。また、した場合でも、その所属する機関が出願者である場……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1966/03/09、30期、日本社会党)【議会役職】

○田中(武)委員長代理 以上で参考人からの意見の聴取は終わりました。
【次の発言】 質疑の通告があります。これを許します。米内山義一郎君。
【次の発言】 関連質問の申し出がありますので、これを許します。三木喜夫君。
【次の発言】 米内山君に申し上げます。いまお読みになりました資料は外務省のものです。したがって、後日外務省から来てもらって当委員会で審議することにいたします。  岡委員。

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1966/03/10、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 核原料物質開発促進臨時措置法の一部を改正する法律案について御質問いたします。  法律の名前が長いので、これから本法と申します。本法の改正案の内容は三点であります。一点は、時限立法の期限が来たので延長するということ、もう一つは、罰則の点において若干の字句の修正、それから地下資源開発審議会を鉱業審議会と直す、こういう三点でありますが、まず最初に、かりにこの法律が失効した場合はどういうことになりますか。
【次の発言】 かりにこの法律が失効した場合は、原法の鉱業法に戻って行なうわけですね。
【次の発言】 そこで、本法は鉱業法の特別法といいますか特例法であります。ことに鉱業法よりか強い……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1966/03/17、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 御指名によりまして、先日当委員会から、松代町周辺の地震の現地視察に参りました経過の報告を申し上げたいと思います。  原委員長をはじめ、小宮山重四郎君、三木喜夫君及び内海清君と私の五名が去る三月十一日と十二日に、松代地震を視察してまいりましたので、以下その概要について申し上げます。  まず、松代町当局、中村町長、中島町議会議長、竹花松代地震観測所長及び長野県当局、西沢県知事、吉村総務部長、田中消防防災課長等から状況説明聴取後、松代町文武学校及び松代小学校のプレハブ教室、老朽校舎の補強、松代地震観測所のひずみ地震計、十万倍国際標準地震計、その他の観測施設設備等を視察いたしてまいり……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1966/03/31、30期、日本社会党)【議会役職】

○田中(武)委員長代理 これより会議を開きます。  本日は、委員長が所用のためお見えになりませんので、委員長の指定により、私が委員長の職務を行ないます。よろしく御協力をお願い申し上げます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず最初に、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  航空技術に関する問題調査のため、本日、日本大学教授木村秀政君、朝日新聞安全保障問題調査会研究員岸田純之助君及び東京大学教授佐貫亦男君を参考人として、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1966/04/21、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず最初に、科学技術庁長官にお伺いいたします。  長官は、本国会の当初にあたりまして当委員会において科学技術振興に関する所信の表明をなされたときに、科学技術基本法を提出し、それに基づいて云々というごあいさつをしておられます。ところが、今日聞くところによると、政府内部か与党内部かにいろいろ問題があって科学技術基本法が出されないという状態にある。そこで科学技術庁長官とすれば、当委員会においてそういうごあいさつをなさり所信を表明せられたわけなんですから、この科学技術基本法の国会提出に関していまも同じ気持ちを持っておられるのか。もしそうでないとするならば、どこでそういうふうに気持ちが……

第51回国会 建設委員会 第35号(1966/06/27、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 流通業務市街地の整備法案につきまして、特に中小企業の問題を中心といたしまして若干の質問をいたしたいと思います。  本日は通常国会の最後の日でもありますし、よその委員会ですから、きわめてさらりと行ないます。  まず第一に、大臣にお伺いしたいのですが、この流通業務団地ですか、むずかしいですから流通センターと申しますが、流通センターはコールドチェーンと密接な関係があると考えるのですが、そうでしょうか。コールドチェンの基地として流通センターが考えられる、こう思うのですが、そうですか。
【次の発言】 この流通センターは、いま大臣がおっしゃったように、コールドチェーンシステムとも大きな関……

第51回国会 商工委員会 第3号(1965/12/24、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連。大臣の時間があるそうですから、関連して大臣に簡単に御質問して、あとは政府、委員に質問したいと思います。  実は、中小企業信用保険臨時措置法案ですが、これをなぜ臨時措置として出されたか。すなわち、昭和四十二年の三月三十一日限りの時限立法になっております。ということは、これは今日のような中小企業の倒産、今日のような状態の中における特別な問題であって、中小企業の関連倒産ということは恒久的なものではない、したがって、いまあまりにも多く倒産件数が出たから、この期間だけ、二年ほどの間だけをめんどうを見よう、そういうお考えのように思うのですが、中小企業の依存の問題、親企業によって下請……

第51回国会 商工委員会 第7号(1966/02/23、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 どうも大臣の答弁、つかみどころのない答弁をされるので、この間も私もなんだが、あなたのペースに巻き込まれたようなことで、いつもの私のなにが出なかったのですがね。しかしどうも大臣の答弁を聞いておって、緊急避難的な行為として粗鋼操短の勧告をした。緊急避難というものはそう長く存在するものじゃないのですよ。私は、あのとき大臣も言われたが、やはり法によるのがノーマルであるということは認められておると思うのです。ところが、鉄鋼業界は多種多様であって、急を要するのに、カルテルといったいわゆる不況カルテルに持っていくのに時間がかかる。ほっておくとたいへんなことになる。そこで、緊急避難的にやった……

第51回国会 商工委員会 第10号(1966/03/02、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっといまの問題に関連して。いまの中村委員の質問に対する大臣の答弁ですが、金融緩和は大企業のものであって、中小企業のものではない、こういうような趣旨の質問に対して、必ずしもそうではない、こう言われたのですが、昨年三回にわたって公定歩合の引き下げが行なわれましたね。いままでは、公定歩合が引き下げられる、すなわち金融緩和の場合は、倒産は減っておった。ところが昨年は三回にわたって引き下げられたにかかわらず、倒産が史上最大といいますか、六千二百件近くも出たということ、これは私必ずしも大臣のおっしゃったような金融緩和は中小企業に直接潤うのだということにはならないということの証拠になる……

第51回国会 商工委員会 第13号(1966/03/09、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 独禁法の改正案の審議に関連いたしまして、公正取引委員会並びに通産省その他に御質問いたしたいと思います。  最初は、実は総務長官にお伺いしたいと思っておったのですが、総務長官、参議院の予算で出られないようですので、公正取引委員長にお伺いいたします。  三月八日号の「エコノミスト」はごらんになったと思うのですが、その最初の「展望」というところに「公取委のドン・キホーテぶり」こういうことで若干ひやかしたような記事が出ているわけなんです。最後には「この公取委のハッスルぶりが巨大な風車に立ち向うドン・キホーテの姿に似ている」といっている。私は、最近の公正取引委員会の姿勢については敬意を……

第51回国会 商工委員会 第15号(1966/03/16、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 機械類賦払信用保険臨時措置法の改正につきまして二、三質問をいたします。  まず第一に、この法律の目的なんですが、これは昭和三十六年に成立した法律であります。すなわち池田内閣の経済成長計画の中において、中小企業も設備の近代化を急ぐといいますか、大企業の設備投資に刺激せられ、あるいは大企業の親企業等の要請にこたえて中小企業、下請企業が設備を拡張していく、こういった中にあって、その中小企業の設備の近代化、あるいは親企業等の要請に基づく設備をつくっていく、こういうことに一面寄与するとともに、一面機械工業のいわゆる振興といいますか、成長経済計画の中で設備投資をしてどんどんつくる態勢にあ……

第51回国会 商工委員会 第18号(1966/03/23、30期、日本社会党)

○田中(武)議員 ただいま議題となりました中小企業組織法案の提案理由を御説明いたします。  今日、中小企業に関する組織は、現在中小企業団体組織法、中小企業等協同組合法、環境衛生関係営業の適正化に関する法律等各種あります。私どもが現存する組合の実態を見ます場合、どれだけ活発に活動しているかはなはだ疑問な組合がきわめて多いのであります。さらにまた未組織の中小企業者がいかに多いか、およそ中小企業に関係するもののひとしく痛感するところであります。  この理由は、一体どこにあるのか、それは一つには、現行法律の規定が中小企業者の現状に適応しておらないというところからきておるのであります。二つには、一般に仏……

第51回国会 商工委員会 第19号(1966/03/25、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 中小企業関係三法案の質問をいたしますが、まず中小企業投資育成株式会社法の改正から質問に入ります。  そこで、この法律が昭和三十八年にできましたのですが、そのときにこの法律は中小企業のうちでも優等生教育である、大企業の側から見て役に立つ中小企業に国が援助をやろうという一つの方法である、こういうようにわれわれは言ったと思うのですが、過去三年間における実績、経過を説明していただきたいと思います。
【次の発言】 資本金から見ても私はやはり上のほうに集中しておるだろうと思うのです。ことに三年間の実績を見ました場合に、昭和三十八年は東京、名古屋、大阪とありますが、合計でいきます。相談件数……

第51回国会 商工委員会 第20号(1966/03/29、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 この法案について若干の質問をいたします。板川委員の質問と重複している点がありましたら、その点については簡単でけっこうです。  この法律によって四月一日から土地建物の取引行為、証明にはいわゆる尺貫法ではいけない、メートル法でなくてはいけない、それに罰則がつく、こういうことなんです。そこでたとえばよく広告等をやっておりますが、何々ニュータウン、坪何千円、あるいは百坪何万円、こういうような広告、これも四月一日から本法の違反になりますか。
【次の発言】 そうすると、ただ単に単価幾ら、いままでは大体宅地の場合は坪ということがわかっておる。単価幾ら、こういう広告のしかたもしているわけです……

第51回国会 商工委員会 第21号(1966/03/30、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 昨日の質問に引き続いて質問いたしたいと思います。  昨日の私の質問に対する川出局長の答弁をもう一ぺん確認したいのですが、何市何町何丁目何番地宅地何々あるいは何番地地上建物木造かわらぶき二階建て延べ幾ら、こういったようなものは、証明であるのか資料であるのかということに対して、証明ではない、こういう御答弁をされたと思うのですが、これはいかがですか。証明になりますか、なりませんか。
【次の発言】 なるほど、証明にならないとも言われなかったと思うが、証明にならない場合が多いという言い方だったと思うのです。  そこで、計量法第十一条を開いてください。第二項ですが、「この法律において「証……

第51回国会 商工委員会 第24号(1966/04/06、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 板川委員の海外開発の問題に関連をいたしまして、青山参考人と加賀山参考人、それから両角局長に御質問いたします。  まず両角さんにお伺いしますが、この金属鉱物探鉱促進事業団、これが基法というか、原法では地質構造調査、今度変わりまして精密調査、そして新たに広域調査をやる、こういうように改正になるわけなんですが、この事業団の活動範囲は国内に限定せられておるのですか。国外をも考えておられるのか。それからもう一つは、先ほど参考人からの意見もあったようですが、この事業団の融資対象も現在国内開発だけのようでありますが、これを海外開発にまでワクを広げるというか、業務の対象を広げていくということ……

第51回国会 商工委員会 第25号(1966/04/12、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 この質問はいわば葬式済んで医者話のような、少し間の抜けたような質問になろうと思います。しかし重要だと思いますので、あえて質問いたしたいと思います。  実は土地建物のメートル法統一整備法についてでありますが、そのときに、いろいろまだ不動産登記等の関係で疑問がある、しかし採決をこの際やらなければ四月一日実施に間に合わない、そういうことで、一応質問を留保いたしまして、法案だけの採決をやったわけなんですが、その後いろいろと問題もあるようでございますので、その点について質問いたしたいと思います。したがいまして、もう法案が通ったのだというような安易な考え方で答弁せられるとするならば、こち……

第51回国会 商工委員会 第34号(1966/05/11、30期、日本社会党)

○田中(武)議員 栗山委員の御質問、ある程度私も同意見でございまして、基本法はあくまで基本法だから、抽象的な表現でいいといたしましても、それに基づいて出される単独法でございますから、より具体的なものでなくてはならない、こういう御趣旨だと思います。そこで政府案と社会党案もしくは民社党案を比べましたときに、政府案はより抽象的であり、われわれのほうが具体的である、こういうふうに思います。その点につきましては、たとえばあなたが最初触れられました受注と発注、一条の関係ですが、この法律はあくまでも政府並びに公社等に対する一つの義務づけをきめる法律である、したがって発注の確保というほうがより妥当ではなかろう……

第51回国会 商工委員会 第35号(1966/05/13、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 三法案中、政府案に対しまして質問をいたします。  それではまず最初に中小企業庁長官にお尋ねしますが、この法律の目的は何か、この法律は何のためにつくろうとしておるのか、大体法律は第一条の目的を見ればわかるわけなんです。これには「受注の機会を確保するため」云々とあるわけです。言いかえるなら、機会を与えるんだ、こういうことだと思うのです。機会を与えるということは、窓口を広げるということだと思います。現実に物を渡すのではなくて、もらえるように窓口を広げてやろう、これだけの内容だと思いますが、そうですか。
【次の発言】 その機会を与えるということだけならば、あえてこの法律を必要としない……

第51回国会 商工委員会 第38号(1966/05/31、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 私もいろいろとお伺いしたいのですが、もう時間もありませんので、あと地利用の問題とか、モニュメントの問題について各知事さん、市長さんにお伺いしたかったのですが、それはやめます。  ただ一点お伺いしたいのは、今回のこの費用の捻出のためにオリンピックのときもそうだったのですが、特別に競輪とか競馬をやる。今度もこの特別措置法が出ておりますが、その中でやはり競輪とか競馬を特別なものをやる、こういう考え方のようでありますが、左藤、金井、中馬の三参考人さんですね。これをやるとするならば施行者になられるだろうと思うのですが、この三名の方が競輪とか競馬とか、そういうことによる収益をもってこれに……

第51回国会 商工委員会 第39号(1966/06/01、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 万博の特別措置法について質問するのですが、大体日本人というのはムードに弱いといいますか、オリンピックといえばネコもしゃくしもオリンピックだ、それが大義名分になってしまう。万博といえばまさに万博を一九七〇年にやることが至上命令のような動かすことのできない絶対的なものだというようなかぶさり方を国民にすでにしておるし、今後もしてくると思うのです。そうして、いかなる規則だとか法律を見ましても、一九七〇年に大阪で万博を開催するということが既定の事実の上に立っての法案なりいろいろな規則なりができておるわけなんです。  そこで、そういったことの基本のことをまずお伺いしたいのですが、万国博覧……

第51回国会 商工委員会 第42号(1966/06/10、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 きょうは一般的な質問を、ことに中小企業を中心として行ないたいと思いますが、その前に先日商法改正が成立いたしまして、それを衆議院法務委員会で審議中二回ばかり私参りましたが、まだ十分質問が終わらないのと一部答弁を保留せられたような点がありまして、法案とはまた別に質問を行ないますということで法案成立には協力したわけなんです。そこで商法改正のうち当委員会に関係のある分だけにしぼってまず質問いたしたい、このように思います。  法務省にお伺いいたしたいのですが、今度の改正で新株引き受け権が独立して流通するということになったはずなんですが、そうであるのかどうか。それからそうした場合に、この……

第51回国会 商工委員会 第43号(1966/06/21、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 万国博の特別措置法に関連いたしまして、先日に引き続き質問をいたしたいと思いますが、実は昨日急転直下国会の正常化の申し合わせもありました。その間委員長及び与党の理事諸君が常識をもって委員会の運営に当たられて、いわゆる商工委員会の伝統を汚さなかったことに対して心から敬意を表します。したがいまして、私も、先日の質問に対して留保せられておったところ及び残余の質問に対してできるだけさらりと終わりたいと思います。したがいまして答弁者も、そのつもりで、率直なる答弁を求めます。  まず最初に、これは両参考人、石坂さんでもあるいは新井さんでも、いずれでもけっこうですが、参考人にお伺いいたします……

第51回国会 商工委員会 第45号(1966/06/23、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 工業標準化法と計量法の一部改正法案につきまして、大体同僚議員が質問を続けまして終わりましたので、私最終的に、一、二点だけを簡単に質問して終わりたいと思います。  まず工業標準化法についてお伺いしますが、これはきのう桜井委員も触れられた点でありますけれども、もう一度要請をする意味において大臣にお願いをしたいと思うのです。  御承知のように、現在JISマークの認可を受けておるのが八千三百あるそうです。それに対して、いわゆるこれの対象になるようなといいますか、零細企業まで含めますと、企業者は七十六万あるわけなんです。七十六万あるうちで八千三百、あるいは一社で一つでなくて、二つ、三つ……

第51回国会 商工委員会 第46号(1966/06/24、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連。いま板川委員が質問をされましたので続けてやりますが、この鉄鋼の勧告操短を緊急避難的だとおっしゃったのはどなたがおっしゃったのですか。(「それは質問者が言ったんだ」と呼ぶ者あり)大臣、緊急避難的に行なっておると思っておられるのですか。
【次の発言】 緊急避難的というのはこれ以上追及しませんが、緊急避難だとおっしゃるなら、緊急避難の要件は、何か避けようとする法益とそのことによってこうむる法益の均衡を失してはいけないという一つの大原則があるわけです。そういう問題について追及しなければならないことになる。この問題につきましては、かつて私は当委員会において北島公正取引委員長に、ひ……

第51回国会 内閣委員会 第21号(1966/03/29、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 通産省の設置法の改正につきまして、一点にしぼって御質問いたしたいと思います。  今回の改正は四点ありますが、そのうちの一点である高圧ガス保安審議会を高圧ガス及び火薬類保安審議会に改めようというのがあります。そこでまずお伺いしたいのですが、いままで火薬類の保安については、そういう審議会がなかったと思うのです。そうしたら、どういうことでやっておりましたか、それをお伺いいたします。
【次の発言】 それもやはり国家行政組織法第八条による付属機関なんですか。
【次の発言】 国家行政組織法では、いわゆる三条委員会と八条委員会というのがありますが、三条委員会は、俗に行政委員会ともいわれてお……

第51回国会 法務委員会 第15号(1966/03/16、30期、日本社会党)

○田中(武)議員 社会党提出会社更生法の一部を改正する法律案について、提案者を代表して提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。  御承知のごとく、会社更生法は、株式会社の持つ社会的、経済的価値の重要性にかんがみ、窮境にあるが、再建の見込みのあるものについて、直ちにこれを破産、解体せしめることなく、その事業の維持更生をはかろうとするもので、昭和二十七年に制定された法律であります。会社更生法による更生手続開始申請件数並びに更生手続開始決定件数は、統計の整備されている昭和三十二年以降昨年十月まで、それぞれ七百十一件、二百三十一件でありますが、ここ二、三年来、著しい増加傾向を示し、特に一昨年は申し立……

第51回国会 法務委員会 第28号(1966/04/19、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 商法の改正につきまして若干の質問をいたしたいと思うのですが、法務委員会は法学博士だとか弁護士さんだとか法律の専門家ばかりがそろっておられるところで、しろうとの私の質問ですから、きわめて幼稚なあるいは愚問を発するかもわかりませんが、その点あらかじめお断わりいたしておきます。  そこで、まず第一点としてお伺いいたしたいのですが、株式というのはその本質は何ですか。株式引き受けという行為は法律的にどんな行為なんですか。
【次の発言】 それを取得するのが引き受けだね。
【次の発言】 そうすると、あなたは株式社員権説をとられるわけですね。株式には、社員権説と社員権否定説とか、持ち分説とか……

第51回国会 法務委員会 第29号(1966/04/21、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 先日の質問に引き続いて商法改正について質問をいたしますが、その前に委員長にお願いを申し上げておきたいと思います。  はなはだ身がってなことを申しまして、まことに相済みません。同時に、本会議がいつ始まるかもわかりませんし、私自体も実は党務で出かけなければならぬので、一時間ばかり質問をさしていたたき、その間質問が終わらない、あるいは答弁が終わらない、そういうときには、私はレギュラーの委員じゃありませんので、法案の取り扱いは委員会でやっていただいても、その後にまた機会を与えていただいて質問を続行する、こういう取り計らいをお願いします。  そこで、まず最初に、先日私が質問いたしまして……

第51回国会 法務委員会 第49号(1966/06/23、30期、日本社会党)

○田中(武)議員 ただいま横山委員が言われたように、提案説明にも申し上げておりますが、根本的な会社更生法の改正検討が必要である。しかし、さしあたり急を要するものについてということで、五、六項目にわたる改正案を出したわけであります。  そこで、根本的にはどう考えておるかということでありますが、まず現在の会社更生法を見ますと、株式会社であるならば、大であろうが小であろうが、法律の上では同じようなことになっております。しかし、たとえば予納金の問題、あるいは管財人の選任の問題、あるいは更生計画の樹立というような問題等を考えましたときに、いわゆる零細中小企業等はこの会社更生法の適用は事実上受けがたい。し……

第51回国会 予算委員会 第17号(1966/02/18、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、中小企業の倒産問題を中心にいたしまして、それに関連する問題についてお伺いいたしたいと思っています。  まず通産大臣にお伺いいたします。昨年は、中小企業と申しますか、企業の倒産の戦後最大の年であったといわれ、御承知のように六千百四十一件、その負債額が四千六百三十一億一千五百万円、そうしてことしの一月に人って若干減った。三百七十八件、二百八十億九千百万円と若干減ったといっておりますが、二月に入りまして、二月十日までにすでに二百六十六件、百七十一億円に達しておるのであります。  そこで、これらの資料はすべて東京商工興信所の資料によるわけでありますが、政府は政府みずからこの倒産……

第52回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1966/11/10、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 有田大臣に簡単に一言だけお伺いしておきたいのですが、決して私は大臣をいじめる、そういう気持ちでないことをまず申し上げておきます。  実はあなたは兵庫県の何人目かの大臣です。私も兵庫県の者としてある程度の期待を持ち、またわれわれが選挙区へ帰っておっても、荒舩さんとか上林山さんの話が出て、有田さんはどうですか、こういう話が出るわけです。そこで、いや、あの人はだいじょうぶだ、こういう話をしてきたのです。ところが、大臣もごらんになったと思うのですが、きょうの読売新聞の社会面に「黒い霧、有田文相の身辺に」、この見出しを見たときに、私ほんとうに、有田さん、あんたもか、だれかのことばのよう……

第52回国会 商工委員会 第2号(1966/07/27、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連。いま大臣、板川君の質問に答えられまして、昨年の七月ですか、この粗鋼の減産の勧告をせられたときと、今次それを延長するといいますか、この理由は同じですか。
【次の発言】 その点をはっきりしてもらいたいと思うのですが、昨年の場合は緊急避難的だ――緊急避難とは言わなかったとしても緊急避難的、だからこそ一応は認めた。今度の延長も同じような緊急避難というような観念がありますか、ないですか。
【次の発言】 私は、本来ならば法律によって不況カルテルが認められておる、それによるべきだ。ところが、それによらずして行政措置によってこのようなことをやられたということについては、何回も大臣おっし……

第52回国会 商工委員会 第4号(1966/10/18、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 両大臣の所信の表明に対して一般的な質問をいたしたいと考えておりましたのですが、開会がおくれまして、時間の都合がございますので、直ちにそのものずばりに入っていきたいと思うわけです。  実は、きのうも決算委員会で若干問題になったようですが、バナナの輸入をめぐって黒い霧ということをきょうの新聞も一斉に書いておるわけなんです。  そこでお伺いしたいのですが、まずバナナの現在の輸入の形式といいますか方式といいますか、これは三十八年四月に自由化いたしましてから、AIQ方式とかいうのですが、これはどういうような方式でございましょうか。

第52回国会 商工委員会 第5号(1966/11/10、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 バナナ問題で若干の質問をいたしたいと思っていますが、大臣の都合で委員会の開会がおくれたり、また大臣中座をせられるようでありますし、実は科学技術特別委員会のほうからも質問の時間がきたといって呼びにきておりますので、簡単に二、三の点についてお伺いしたいと思います。  前の十月十八日の委員会でバナナ輸入問題が取り上げられたときに、大臣は、いまのやり方についていろいろ欠陥があるから検討して直していきたい、こういうようにおっしゃいましたね。それについてはいまも変わりありませんか。
【次の発言】 ところが、「台湾青果速報」というものがあるんですが、その六百七十二号、これによると、輸入課長……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 商工委員会 第3号(1967/03/24、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっとぼくは関連して質問する。  石野、中谷両委員の質問に関連して質問いたしますが、まず第一に、大臣、石野委員が、これは時限立法を続けるのじゃなしに恒久立法をしてはどうかという質問をした。あなたは先日の提案説明のときに、政府といたしましてはわが国のコンサルティング体制が十分に確立せられるまでの間必要だという。そうすると、四年もたてば体制が確立するというお見通しなんですか。
【次の発言】 四年たってみないとわからぬ、まあそういうことだと思うのです。四年たったときには大臣も局長もその職におられない。  次に、ガットに抵触しない輸出保護政策というものは、法律的に言うなら現在輸出保……

第55回国会 商工委員会 第4号(1967/03/28、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 ガス事業の保安問題に関連いたしまして、参考人及び政府委員に若干の質問をいたしたいと思います。まず最初に、参考人及び消防、公益、警察にお伺いいたしますが、去る三月二十二日の午後十一時四十分、文京区の湯島で爆発音が三度にわたって起こりまして、そして民家二戸を全焼し、死者一名、重傷一名、そして長さ十メートル、幅五メートルにわたって火柱が立って、その付近の人に相当な恐怖を与えた、こういうようなことが新聞等に報じられておりますが、大体いろいろの新聞の報道も大同小異でございますけれども、実際の状況は各新聞社が伝えたような実情でございますか、簡単でよろしゅうございますから、これの調査をせら……

第55回国会 商工委員会 第5号(1967/04/28、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっといま提案になりました航空機工業振興法等の一部を改正する法律案で資料を要求いたします。三十四年法律第四十五号の航空機工業振興法の一部を改正する法律の一部を改正する法律、このときの、当時の提案説明、なぜ一部改正が独立して今日まで二つ存在しておるのか。それについての――一部改正なら本文を変えたらいいのだが、附則だからこれを別にして独立したのかもしれぬが、そのつどそのつど独立した一部改正法律となって残っておるのはどういうことか、それについて資料を要求いたします。そういう前例が他の法律にあるならばそういう点で……。

第55回国会 商工委員会 第7号(1967/05/16、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連。いまあなたが答弁された、それはそれでいいでしょう。平岡さんの言っているのは、あらゆる提出法案の提案目的の中に、資本自由化に備えてということになっておるのです。ところが、その資本自由化というものが明確に出てこない。したがって、この段階においてはまだ法案審議に入っておりませんが、その資本自由化というものがはっきりしない限り、提案説明でいうところの資本自由化に備えてというのは根なし草になるのじゃないか、したがって、それがいつはっきりするのか、そうでなければ、それまでは法案の審議はできませんよ、こう言っておるわけです。委員長、わかりますか。そこで、休憩をしてひとつ相談をしていた……

第55回国会 商工委員会 第8号(1967/05/17、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連質問をいたします。  先ほど来の石野委員の質問を聞いておりまして、次の三点に疑問を持ったので明らかにしてもらいたいのですが、まず第一点は、何かというとすぐにココム、ココムの禁制品だからと、いうことになるのですが、ココムは条約ではなくて、自由主義国家間の申し合わせ事項とでもいいますか、しかもそれは一般には公表せられていないわけです。いうなら秘密主義なんです。その輸出なり展示なんかをするほうからいえば、通産省に生殺与奪の権利が握られておって、そしてあらかじめこういうものはいけないとかどうとかということは、ただ抽象的な戦略物資だとかなんとかというだけで、具体的なことはわからない……

第55回国会 商工委員会 第9号(1967/05/19、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。いまの話を聞いていて、ちょっと気がついたのだが、独禁法の六十七条でいわゆる停止処分の申請がありますね、緊急停止命令の。これは三条の違反のときはあるが、二条は載っていない。しかし私的独占の違反あるいは公正取引ということならかかると思うのです。先ほど中谷委員も言っているように、そういう事実が発生している、しかしあなたのほうの手続等もあって、結論が出るのが相当長期にわたる、そういうときには、現在の法のもとでは、これによるいわゆる停止処分、カルテルなどによる値上げなどの停止処分、あるいはもっと一歩進めるならば、独禁法を改正して、独禁法自体によって公取の権限としてのインジャン……

第55回国会 商工委員会 第10号(1967/05/23、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほどの近江委員の質問に関連をいたしまして、大臣答弁で一言だけ意見を留保しておきたいと思いますので申し上げます。  万博の会場の負担費の問題で、地元の二府六県、すなわち近畿全体だ、こういうお話であります。私は兵庫県であります。この委員の中には、和歌山県、奈良県等の方もおります。したがいまして、大臣がそうおっしゃったので、黙っておるとこの委員会で了承をしたように思われるので、われわれ了承しないということが一つ。  それから、公益事業については地元が負担するのが例である、こういうふうに大臣はおっしゃった。これはおそらく受益者負担の理論であろうと思うのです。なるほど道路法あるいは河……

第55回国会 商工委員会 第12号(1967/05/26、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま議決されました法律案に対する附帯決議案につきまして、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党を代表し、提案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。    中小企業近代化促進法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)  政府は、本法運用にあたり、次の点に留意すべきである。  一、中小企業の業種ごとの実態調査をさらに積極的に行ない、必要ある業種を速やかに本法に基づく指定業種に指定するよう努めること。  二、中小企業の近代的経営には、労務対策は欠くことのできない要件であることにかんがみ、指定業種の指定にあたっては、当該業種における労務者の定着、福……

第55回国会 商工委員会 第14号(1967/05/31、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 中村委員の先ほどの質問に関連して、ちょっとお伺いいたしますが、輸入組合をつくるということは、これは輸取法に認められた法人ですからいいのですが、海苔協会というのは、先ほどの答弁では民法法人ですね、社団法人。ところが実際はこれが一手買い取り機関になっておるのではないのですか。韓国ノリが入ってきた場合に、全部協会を通す、そういう機構ですか。なれば、これは独禁法違反ですよ。輸入組合をつくってやるということは、輸入組合は輸取法に認められた法人ですから、これは輸取法によって独禁法除外になっておる。ところが民法法人の海苔協会が一手買い取りをやることは独禁法違反です。その点どうですか。

第55回国会 商工委員会 第15号(1967/06/02、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 きょうは今国会すなわち五十五特別国会に入りましてから、私が質問して、あるいは同僚委員の質問に関連しての質問、または同僚委員の質問に対する答弁等々で十分に納得のいかなかった問題、その問題を逐次取り上げて詰めるという意味で御質問していきたい、このように考えるわけでございます。  まず第一に、去る三月二十八日、三月の二十二日の午後十一時四十分ごろの湯島におけるガス爆発の問題を取り上げて質問いたしました。そのときに時間的な問題もありまして、最終的に詰めのできなかった点が残っております。それは何かというと、民法七百十七条の工作物の占有者の責任、それとガス供給規程の保安条項との関係であり……

第55回国会 商工委員会 第18号(1967/06/09、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 前の二人の同僚委員の質問と同じ立場に立って、中近東の動乱というのか戦争というのか、これが日本の貿易あるいは原油の供給等々についてどのような影響があるのか、こういうことをお伺いいたしたいと思うのです。  大体国連の期限つき停戦勧告を双方が受諾したので、終わるといったような上に立っての答弁でございますが、私はまだそう楽観は許さないのではないか。現にアラブ連合におきましても、は続ける、こう言っておりますので、あまり楽観的な立場に立っての御答弁でなく、最悪の事態をも考慮しながらひとつ御答弁を願いたいと思うのです。  なお前の二人の委員と同じような点につきましては省略していきたいと思う……

第55回国会 商工委員会 第19号(1967/06/13、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連質問。――通産省令ですね。大体、予算委員会をはじめ各委員会でいつも問題にしておるのは行政権の行き過ぎ、行政の法に対する挑戦、この問題を私は今日大きく取り上げて考えねばならないと思うのです。法律ではもちろん政令あるいは省令に委任する規定はあります。法律においていかにもいいことをしたように見せておいて、いざ事務に入ると、政令とか省令とかあるいは業務規定等で中身をなくしてしまうという行き方がたくさんあります。中村委員が、この問題につきましてはもう何年か前に出ていたときから、機会あるごとに主張してきた問題なんです。また、一般中小企業、ことに零細企業からいっても、ともかく無担保で金……

第55回国会 商工委員会 第20号(1967/06/14、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は質問ではなく、むしろ要望と確認をいたしたいと思います。  実は昨日の中村委員の質問に関連をいたしまして、大臣中座のあと政務次官と長官に申し上げたのですが、法律をつくるときに重要な要件を政令あるいは省令にゆだねる、こういう行き方に対しては前から私は批判をいたしております。実は五十一国会において、本法律の改正案と臨時措置法のときにも同じことを申し上げておるので、その議事録の一部を読んでみますと、これは臨時措置法の関連倒産に対する政府の態度といいますか、法できめるべきものを政府裁量、すなわち、政令、省令に委任したところが多い、こういうところに関連して言ったのですが、「私は次の機……

第55回国会 商工委員会 第21号(1967/06/16、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと議事進行で発言します。  木村先生ほかの参考人の皆さまも御苦労さまでした。実は午前中から来ていただいて、いろいろとお伺いしたい点もあったわけなんですが、国会の都合で午後になりましたので、本日はただ参考人の皆さん方からの意見を伺ったということで一応終わりたいと思いますが、審議を進めるにあたりまして、また、参考人の方々あるいはまた航空機製造株式会社の社長さん等にも伺わねばならない場合もあるかと思います。そのときはまた御出席をしていただく、こういうことにして、本日はもうわずかの時間ですから、質問に入っても中途はんぱに終わるだろうと思いますので、これでしかるべく委員長取り計ら……

第55回国会 商工委員会 第23号(1967/06/27、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 中小企業振興事業団法案について質問をいたすわけですが、中小企業に対する指導業務、これも新しい事業団の大きな仕事の一つでございますので、どういう観点に立って今後中小企業を指導していくのか、そういう問題も含めて、中小企業のカルテルの問題等を爼上に上げてまず質問いたしたいと思うわけです。  その前に、まず基本的な態度といたしまして、中小企業に対する政策というか対策がいろいろございます。しかし、大まかに分けて、私はやはり三点だと思うのです。その第一点は、中小企業相互間の過当競争を排除していく。それから中小企業に対して多くの予算をつけ、そしてあらゆるきめこまかな政策をしていく。これも、……

第55回国会 商工委員会 第24号(1967/06/28、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 航空機工業振興法等の一部改正法案について若干の質問をいたしたいと思うのですが、実は私も時間の関係がありまして、一、二点だけ質問して失礼したいと思っております。あと実質的な審議につきましては、同僚委員がやることになっておりますので、私は改正案を見ましてちょっとふしぎに思った点について、一、二点伺います。  まず第一点ですが、従来国が出資する特殊法人につきましては、その出資の金額が条文において何十億あるいは何千万と明記せられておった。それが五、六年前あるいは七、八年前になりますか、そのころから「予算の範囲内」においてというように改正せられてきたわけです。そういうように変わってきた……

第55回国会 商工委員会 第26号(1967/07/04、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 中村委員の質問に関連して、要望だけを申し上げたいと思っておりましたのですが、いまの大臣の答弁でその一部はあったと思うのです。まず原因の究明というものを徹底的にやらなければいけないと思うのです。それには通産、建設両省の完成検査に手ぬかりがなかったかどうか、それからとびら自体に瑕疵がなかったのかどうか、取り付け工事自体に瑕疵がなかったのかどうか、いろいろあると思います。  それからいま大臣も申しておりましたが、ダムというものに対する国民の心理的な影響というものを考えなければいけないと思う。これからはダムをつくるということになれば、これははっきりしておかないと、うんと下流まで被害が……

第55回国会 商工委員会 第28号(1967/07/11、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、もう同僚委員が相当詳細な質問をいたしておりますし、基本的に反対すべき法案ではないので、簡単に確かめるというような意味におきまして一、二点だけ御質問いたしたいと思います。  まずこの法律の成立と同時に廃止の運命にある石油資源開発株式会社法の第七条第一項、もちろんこれはSKの業務をうたったものでありますけれども、そこに、「国内において、次の事業を営むものとする。」云々とあるわけです。ここに国内ということが法律的に出てきておるわけですね。この規定がなくなる。そうして公団法の十九条一号あるいは二号等々に、「海外における」、こう出てくるわけです。なるほどこの公団は海外での石油探鉱……

第55回国会 商工委員会 第30号(1967/07/13、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 各参考人に簡単に、二、三の点についてお伺いいたしたいと思います。参考人の各位もできるだけ簡単な御答弁にしていただきたいと思います。  まず第一に、宮崎さんにお伺いいたしますが、先ほどの御意見の開陳の際に、現在のいわゆる新繊維法といわれる法律の十三条の運営ということについて、御意見があったようです。この十三条というのは、一読して何が何やらわからないところのむずかしい条文です。そこで、もう少しこの十三条の運営について具体的な御意見がありますならば、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 この十三条に関連する施策等につきまして、この法律提出当時の繊維局長の国会答弁と、その後任の……

第55回国会 商工委員会 第31号(1967/07/14、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 特繊法につきまして、若干質問をいたしたいと思います。  もうわが党の繊維特別委員長の加藤さんをはじめ同僚委員がだいぶ質問しておられますので、なるべくこれらの質問と重複しないように心がけながらやりたいと思いますが、逐条でお尋ねするほどの時間もありませんけれども、やはり順序として条文に従って御質問を申し上げたいと思います。  まず第一の目的でございますが、ここで特定繊維の構造改善ということがうたわれておるわけですが、構造改善というのはどういうことなのか。設備をスクラップして、そしてビルドする、入れかえる、これが構造改善なんですか。構造改善とはどういうことか。かつてわれわれも構造改……

第55回国会 商工委員会 第32号(1967/07/18、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 簡単に質問と確認を災害に関しましていたしたいと思います。  もう十分御承知のように、去る七月九日西日本一帯を襲いましたところの豪雨による災害、これは七月十三日八時現在の警察庁調べで死者が三百三十一名、行くえ不明が三十八名、負傷五百八十一名というような人的にも大きな被害を与えておりますし、また物的には総額で六百十三億円だと言っておるが、まだまだもっと出るだろうと思うわけなんです。特に通産関係といたしましては、大企業関係としては、神戸の日本エヤーブレーキが若干被害をこうむった以外は、あまり大企業関係ではなかったようですが、中小企業関係あるいは石炭関係等で相当被害もあったようでござ……

第55回国会 商工委員会 第33号(1967/07/19、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと議事進行。いまの農林省の政府委員の答弁等については御忠告を与えていただきたい。こういう、あと一日か二日という秒読みの段階に入っておるわけです。質問に答えることができず、資料を後日提出ということならば、その資料が提出されるまでは審議ができぬ、あるいはそれまでは採決ができぬということなればどういうことになりますか。あす私はこの法案に対して質問をいたします。もし私の質問中に、そういうような事例がありましたならば、直ちに私は質問をやめますから、そういうことを政府委員なり、あるいは内閣に、大臣にも十分言っておいてください。あとで資料を出しますとか、あとで合議の上で答弁申し上げる……

第55回国会 商工委員会 第34号(1967/07/20、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 貿易大学校法案に対する修正案について、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党を代表し、その趣旨を御説明申し上げます。  修正案は、お手元に配付したとおりでありますので、ごらんをいただきたいと存じます。  次に、提案の理由を御説明申し上げます。  御承知のように、貿易大学校は、貿易の振興に資するため、高度の国際的識見と能力を具備した貿易人の養成を目的とするものでありまして、主として民間企業の職員であって、大学卒業後数年の実務経験のある者を対象とする特殊な教育研修機関であります。貿易大学校は、このような特殊な教育研修機関であるにもかかわらず、これに大学という名称を付すること……

第55回国会 商工委員会 第35号(1967/07/21、31期、日本社会党)

○田中(武)議員 ただいま議題となりました中小企業組織法案の提案理由を御説明いたします。  今日、中小企業に関する組織は、現在中小企業団体組織法、中小企業協同組合法、環境衛生関係営業の適正化に関する法律等各種あります。私どもが現存する組合の実態を見ます場合、どれだけ活発に活動しているかはなはだ疑問な組合がきわめて多いのであります。さらにまた未組織の中小企業者がいかに多いか、およそ中小企業に関係するもののひとしく痛感するところであります。  この理由は一体どこにあるのか、それは一つには、現行法律の規定が中小企業者の現状に適応しておらないというところから来ておるのであります。二つには、一般に仏つく……

第55回国会 法務委員会 第23号(1967/06/20、31期、日本社会党)

○田中(武)議員 社会党提出、会社更生法の一部を改正する法律案について、提案者を代表して、提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。  御承知のように、会社更生法は、株式会社の持つ社会的、経済的価値にかんがみ、会社事業の維持更生をはかるため、株主、債権者等利害関係人の利害を公平かつ迅速に調整するものであります。ところが同じ株式会社であっても、中小企業、下請企業は、管財人の選任、更生計画樹立の困難性等の理由から、会社更生法の適用を受けることが困難であり、会社更生法によって保護されるのは、ある程度以上の企業に、限定されているのが実情であります。この結果、これらの企業は、会社更生法によって再建の方途……

第55回国会 予算委員会 第12号(1967/04/05、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 きょうはひとつ、金、ゴールドについて、いろんな面からお伺いいたしたいと思っております。  御承知のように、金には二つの面がございまして、一つは、通貨の基礎として国際間の決済のために、という性格を持っています。他の一面は、金それ自体の物質としての面でございます。そこで、いろいろと最近は金をめぐりまして、国際的には金価格の引き上げとか、新準備資産の創設とか、あるいは国内的には新しい産金政策、鉱業政策等が関心を寄せられておりますので、逐次そのような面についてお伺いをいたしたいと思います。  そこで、まず通産大臣と大蔵大臣、それから厚生大臣にお伺いいたしますが、大体、新産金は年間約十……

第56回国会 商工委員会 第1号(1967/08/18、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 通産大臣とそれから重工業局長に競輪の選手の問題につきまして若干の質問をいたしたいと思いますが、この去る七月三十日の読売新聞の記事はごらんになったでしょうか。
【次の発言】 それでは、その記事に関連をして、競輪選手の人権についてお伺いしますけれども、この新聞の記事によると、A級選手である鳥山厳也という選手が八百長をやったであろうという推定をせられて、二年間いわゆるあっせんの停止、その後登録の消除をせられておるわけなんです。そこで、この選手のあっせんとかあるいは登録に関しては、日本自転車振興会のほうに与えられた権利である。しかしながら、それには一定の原則がなくてはならない。そこで……

第56回国会 商工委員会 第2号(1967/10/09、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 大臣に万国博覧会に関連いたしまして若干の質問をいたしたいと思います。  実は、大臣もせんだってごらんになりましたし、われわれも行ってまいったわけですが、モントリオールの万国博覧会を見まして感じましたところを若干述べながら大臣の所信を伺いたい、このように思うわけでございます。  まず、モントリオール万博における日本館の問題でございますが、これはとやかく言われております。私も見まして、あれがほんとうに日本というものをあらわしておるのかどうか、日本の歴史とか文化、芸術というものがないじゃないか、あるいはどことなくちぐはぐであるという感じがした。たとえば電子計算機が出ておる、あるいは……

第56回国会 商工委員会 第3号(1967/11/10、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 大臣もあまり時間もないようですから、簡単に二、三の質問をいたしまして、残余の点は後日に譲りたい、こう思います。  ただいまの同僚委員の質問に関連をしてですが、肥料政策について若干の質問をしたいと思います。大臣、今後肥料政策を立てる上において、これは硫安にしぼってもよろしいが、内需を主として考えるのか、輸出を主として考えておるのか、もちろん双方ともだ、こうお答えになるだろうが、そうでなくて重点をどちらに置くのかお伺いいたします。
【次の発言】 いわゆる肥料二法がございまして、それが三十九年に肥料価格安定等臨時措置法、いわゆる肥料新法にかわった。このいきさつは、東畑懇談会の答申と……

第57回国会 商工委員会 第1号(1967/12/12、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 私はベトナムの万年筆の輸入に関連して、若干の質問をいたします。  御承知のように十二月八日の各新聞紙上で、万年筆もベトナム戦争とかあるいは万年筆でもアメリカ、北ベトナムの対決とか、こういう見出しで大々的に報じられておるのですが、これは北ベトナム製のホンハという万年筆、これが日本に過去においても約二千ダース余りですか入っておるようですが、最近になりまして、その万年筆のキャップのクリップのところがパーカーの矢羽根じるしと似ておるということで、パーカ社の代理人から、これは横浜税関ですか東京税関ですかに関税定率法二十一条に基づく、いわゆる輸入の差しとめの申請が出た、申し立てが出た、そ……

第57回国会 商工委員会 第2号(1967/12/13、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 昨日に引き続いて北ベトナムの万年筆輸入の問題を取り上げたいと思うのですが、その前に、武藤関税局長に一言申し上げたいと思います。  昨日の委員会に出席の要求は、十一日の午前中に委員部を通じてやったはずなんです。もしあらかじめ予定せられた日程があって――きのうは何か外国関係のことでということだったと思うのです。それが急に出てきたわけじゃないと思うのです。それならばなぜあらかじめ、出席できないから説明員をもって代表せしめますがよろしいかということを言わなかったか。出席要求があるにもかかわらず出られないことがわかっておりながら、そのときになって委員長から指名せられて、おりませんという……

第57回国会 商工委員会 第5号(1967/12/19、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は本法案について若干の質問をいたしたいと思うわけですが、もうすでに同僚委員がだいぶん質問しておられますので、できるだけ重複する点は避けたいと思っておりますが、事の次第によってやはり触れます。その場合は端的に、簡明にひとつ御答弁をいただきたい、このように思います。  そこで、実は本法案の第二条二項の一般消費者等の定義のところで、自動車を除くとなっておる。その点で実は質問する予定になっておりましたが、警察庁刑事局長が緊急会議か何かで時間を急いでおられるようでございますので、その点についてまず先にはしょっての質問になりますが、お伺いいたします。おそらくやその緊急会議ということも、……

第57回国会 商工委員会 第6号(1967/12/20、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 昨日に引き続きまして本法案の質疑を続行していきたいと思います。  ちょうどきのう、第二条二項「(自動車用のものを除く。)」という点の質問中に本会議の招集がありましたので、そこでやめたわけなんで、そこからあらためて質問いたしますが、もう一度確認をいたします。二条二項で「(自動車用のものを除く。)」いわゆる液化石油ガス燃料の中から自動車用のものを除くというこれについて、なぜそうしたのかという積極的な理由をお伺いいたします。
【次の発言】 二条二項を読んでみますと「(自動車用のものを除く。)」ということは、一般消費者の中に、自動車に使うものは一般消費者ではない、こういうふうに読むの……

第58回国会 外務委員会 第14号(1968/04/23、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 ケネディラウンドの妥結に伴う本三件に対しまして、実は貿易、関税、いろいろ関係がございますので、商工委員会あるいは大蔵委員会との連合審査を希望しておりました。ところが、都合で連合審査がやりにくい、開かれにくい、こういうことでありますので、本日は、通産大臣も後ほどおいでになるそうですから、通産大臣も含めて、外務大臣あるいは大蔵大臣に若干の質問をしたいと思います。  そこで、まず、これは三木大臣あるいは宮澤さんでも、どちらでもけっこうですが、お伺いいたしますけれども、このケネディラウンドは、一体だれのために結ばれたといいますか、妥結したのか、どういう目的で、だれのためにケネディラウ……

第58回国会 外務委員会 第15号(1968/04/24、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 昨日に引き続いてケネディラウンドの妥結に伴う三条約案について質疑をしたいと思いますが、昨日ちょうど通産大臣がお見えでなかったので、通産大臣の関係の部分を留保しておりましたので、その点から質問に入りたいと思います。  実は昨年十一月十八日のポンドの平価切り下げによって、ポンドを決済手段としているところの外国貿易、ことに中国貿易でありますが、このために中小商社が七、八億円の損失を出した。そのころに切ったところの手形が、大体決済が四月から六月ごろに来る、ちょうど国内では御承知のように金融の引き締めでございまして、十分に資金の手当てがつかない、見通しがつかない、そういうことで、このま……

第58回国会 外務委員会 第19号(1968/05/08、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 もうだいぶん同僚委員も詳細にわたって質問いたしておりますので、私はできるだけ簡単に質問をしていきたいと思っておりますので、答弁者のほうもそのつもりで簡潔にお願いします。さらに事の性質上、前委員の質問と同じようなところも出てくると思いますが、そういう点につきましても、ひとつ簡単にお願いします。  そこで、この両協定は、原子力の平和利用についての協定でございます。したがって、この協定は、原子力基本法の三つの原則、すなわち、まず平和目的、次に民主的な運営のもとにおける自主的な開発、さらに成果の公開、いわゆる平和、自主、公開の三原則の上に立たねばならないと考えるわけなんです。そういた……

第58回国会 決算委員会 第5号(1968/04/02、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は決算委員会は初めてですからきわめて基本的なあるいは初歩的な質問になるかと思いますが、聞いておきたい。  会計検査院が違法あるいは不当というように指摘したものについては、その後はそれぞれの監督の責にあるものが処理していると思うのですが、会計検査院とすればそういった指摘は指摘のしっぱなしになっておるのですか、いかがですか。
【次の発言】 もちろん会計検査院自体にその当事者を処分するとかあるいは追及していくとかというような権限はないと思うのですが、たとえばきょうもらった資料の中に「昭和四十一年度決算検査報告に関する処分処置調書」というのが出ております。これの一枚めくったところに……

第58回国会 決算委員会 第9号(1968/04/18、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 運輸省及び国鉄の四十一年度決算に関しまして若干の質問をいたしたいと思うのですが、その前にまず運輸大臣にお伺いしておきたいと思います。  それは、きょう朝刊で見たわけですが、昨十七日、日通など四百二十四社のいわゆる通運業者が、一挙に通運料金を五〇%ないし七〇%値上げをしてほしい、そういう申請がなされたようであります。その理由は、三十七年五月の時点から原価計算が変わっていない、あるいは経営が危機におちいっているといったような理由をあげておるのでありますが、中小通運業者はとにもかくにも、もう天下周知の日通不正事件は、今日毎日のように各新聞、ニュースをにぎわしております。金の延べ棒で……

第58回国会 決算委員会 第10号(1968/04/22、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 きょうは外務省の決算に関連をいたしまして、主として海外協力援助の問題についてお伺いいたしたいと思っております。  さきに予算委員会で若干この点に触れたのでありますけれども、時間的な制限もございましたので、きょうはひとつじっくりと納得のいく御答弁をいただきたい、こう思っておりましたところ、また残念ながら大臣には十二時までということであるそうですが、その間大臣にはひとつ十分に納得のいく説明をしていただきたいと思うわけでございます。  そこでまず大臣にお伺いいたしますけれども、海外援助といいますか海外協力、これの理念と目的、これをひとつ端的に言っていただきたいと思います。

第58回国会 決算委員会 第13号(1968/05/06、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 きょうは四十一年度の後期と四十二年度の予備費の使用に関して、憲法の規定に基づいて当委員会に承認を求められておる、このことに関連をいたしましてお伺いをいたすわけなんです。  まず第一に、この四十二年度の大蔵省の予備費使用調書の中で、インドネシア共和国に対して一千万ドル、すなわち三十六億円を予備費から支払っております。このことはいままでも何回か問題になったと思いますが、いわゆる昨年度の六千万ドルの援助のうち、無償一千万ドルというこの三十六億だと思うのですが、この調書によると、「インドネシア共和国の経済上の困難を緊急に救済するため、同国に対する贈与に要する経費」、こういうように説明……

第58回国会 決算委員会 第14号(1968/05/07、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は主として運輸省に伺いたいんですが、いまの赤路委員の質問に対する国鉄総裁の答弁を聞いておりまして、一言だけ申し上げたいと思うのです。  先ほどの日通との運賃の精算の問題ですが、一カ月払いということは、商慣習がそうであるならばやむを得ぬと思う。しかしいままでそのようなおそれがなかったから利息のことは考えていない、こういうことなんですが、少なくとも運賃の精算についての取りきめなりあるいは契約になるかわかりませんが、あるはずだと思うのです。そのときに、かりにそれがむだな条文であるならばなおけっこうだと思います。しかし、もし期限に運賃が支払われない場合は、日歩四銭なら四銭ということ……

第58回国会 決算委員会 第15号(1968/05/09、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 実は十三日に総理の出席を求めて総括をやる場合に、予備費の承認もあわせやる、こういうことであったのですが、都合で予備費の承認だけ先に本日行なうということなので、予備費に関しまして一、二点お伺いいたしたいと思います。  まず総務長官にお伺いいたしますが、昨年度予備費の中で、故吉田茂さんの国葬儀に必要な経費として千八百九万六千円が出ております。そこで、昔は、国葬のことにおきましては大正十五年十月二十一日の勅令第三百二十四号で国葬令というのがありました。ところが、今日ではこの勅令は消えておると思うのですが、生きておるのですか、死んでおるのですか、まずお伺いします。

第58回国会 決算委員会 第16号(1968/05/13、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 通産大臣、日本国際見本市振興会というのがあるのですが、これは団体とも言いかねると思うのですが、一体何をやっているものですか、御存じないですか。
【次の発言】 椎名通産大臣は、私はよく知らない、こうおっしゃったのですが、あなたも役員になっておるのですよ。あなただけでなく、ほかに現閣僚一名、それだけ名前を言いましょう。園田厚生大臣、そのほかにこれは前代議士と、現在――当選しておるのかどうか参議院あたりでは私もわからぬのがおるから、一人二人違うかもわかりませんが、ちょっと名簿拾ってみただけでも、現役の衆議院議員が八名、参議院議員が七名、もちろん自民党ばかりです。したがって、国会議員……

第58回国会 決算委員会 第19号(1968/07/11、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま概要説明のありました通産省関係の四十一年度の決算の詳細につきましては、大臣が出席のときに質問することにいたしまして、去る五月十三日、五十八国会で私が取り上げました日本国際見本市振興会のその後の問題について、若干お伺いいたしたいと思います。  この問題は、この団体がインチキだとか何とかということだけでなくて、通産省、ことに中小企業庁の中小企業、零細企業の指導という面において大きな問題があろうと思いますので、あえてもう一度質問する次第であります。  そこで、閉会中でございましたが、中小企業庁長官からその後の調査経過等につきまして詳細なといいますか、あまり詳細でもなかったが……

第58回国会 商工委員会 第19号(1968/04/16、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 両参考人をはじめ、通産大臣、政府委員に質問をいたしたいと思います。  まず最初に、先ほど中谷委員がちょっと触れかけて言わなかったのですけれども、ある評論家は、現在の不人気な、人気のあがらないものを三つあげております。その一つは佐藤内閣、さらに一つは南極探険、そして万国博であります。なぜ不人気なのか、人気があがらないのかという点でともに共通な問題は、国民不在である。人気があがらない――訂正しましょう、人気の出ないのが三つ。この三つとも共通な点はどれかといえば、国民不在である。国民のわからないところでものごとが進んでおるということ、すなわち、国民合意の中から出てきたものではないと……

第58回国会 予算委員会 第5号(1968/02/24、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、世界経済に関連する諸問題について、総理以下にお尋ねいたしたいのでありますけれども、率直にひとつお答えを願いたい。私も審議には協力したいと思いますので、あまりだらだらとしたり、あるいは歯にきぬを着せるような答弁でなく、ほんとうの腹からの答弁をお願いいたします。  そこで、まずお伺いいたしますが、ここ十六日間は、いわゆる倉石暴言によって国会が空白状態を続けました。その間、総理は自民党というからの中で、あるいは佐藤体制のからの中で決断を渋ったわけであります。その間に、国内外の情勢は大きく流動しております。加藤委員は国内の問題を若干、災害等を取り上げられました。そこで私は、国際……

第58回国会 予算委員会 第13号(1968/03/05、31期、日本社会党)【政府役職】

○田中国務大臣 お答えをいたします。  その当時の閣議の事情は私よく存じませんが、ただいま聞くところによりますと、閣議決定ではなくて、閣議の終わったあとで話が出た、こういう事実だそうでございます。

第58回国会 予算委員会 第19号(1968/03/29、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、きょうは世界経済の動きを中心に御質問をいたしたい予定でございますが、その前に緊急と思われる二つの点についてお伺いいたします。  そのまず第一点は、本日の新聞にも大きく報道せられておりますが、去る二十七日の東南アジア太平洋地域ジャーナリスト集団説明会で、米戦略空軍のある高官が、嘉手納の基地はB52作戦基地の一つであり、タイのウタパオ、グアム島のアンダーソン両基地と同じ性格を持つものである、こういうことを言いまして、暗にB52が沖縄に常駐することを明らかにしております。もしそうだとするならば、政府は今日まで国会を通じ国民にうそをついてきたことになる。B52は臨時的な駐在であ……

第59回国会 決算委員会 第4号(1968/09/18、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 第五十九回国会閉会中における国政調査のための委員派遣による九州班の調査報告を申し上げます。  本班は、去る八月二十六日より同月三十日までの五日間、福岡、長崎、熊本、大分の各県にわたり、国の出先機関並びに政府関係機関及び主要な民間企業の活動状況を中心に調査、視察をしてまいりました。  次に、調査の順序に従い、概要を御報告いたします。  福岡県においては  一、通商産業省福岡通産局の業務について説明を受けたのでありますが、当局は九州全域の産業振興についての行政事務を行なっており、特に石炭産業をかかえた産炭地区のスクラップ・アンド・ビルドの問題については、石炭鉱業審議会の答申の実施……

第59回国会 決算委員会 第5号(1968/09/30、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、きょうは主として特許の問題、最初に工業用水の問題についてお伺いいたしたいのですが、その前に、先日来当委員会でも取り上げてまいりました日本国際見本市振興会の問題について、その後の処理状況だけを若干報告を願いたいと思うわけなのです。  まず第一に、当時私が問題を提起いたしまして、国会議員、主として自民党の諸君でございますが、そういう団体に名を連ねていることはどうかと思うということで、通産大臣の個人的名をもって、関係を切るようにという意味の勧告というか要望をしていただいた。その後藤井政務次官もまた同じようなことを強力にやられたと聞いておりますが、その結果、現在国際見本市振興会……

第59回国会 決算委員会 第6号(1968/10/01、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 労働大臣に基本的な問題で一、二お伺いいたし、引き続いて具体的な問題を例としてあげていきたい、こう思うわけなのです。  まず、今日、日本の国内はいわゆる高度成長ということで若い労働力が不足しておる。そこで沖繩あるいは韓国、台湾からも若い労働力を入れろというような動きがございます。また一面、万国博の建設等で、いわゆる手伝いといいますか、建設労務者が足りないのでそういう動きもあるわけなのですが、現在沖繩から日本に来ておるといいますか、戦前からおる人は別といたしまして、最近沖繩からそういうことで集団就職等をしたような数あるいはそういうときにはどういう手続きをしてこっちへ呼んでくるのか……

第59回国会 決算委員会 第7号(1968/10/17、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 大臣は十二時までですから、十二時までにおきます。実は私の本番質問はあすなんですが、大臣はあす出られないというので、勝澤委員の質問に関連をいたしまして、大臣にしぼって質問をいたします。  いま勝澤委員は住宅の割賦販売の問題を取り上げました。そこで、市民が住居を手に入れるためには、自分でその家を持つか、でなければ人の建てたものを借りるかであります。政府はどちらに重点を置いておられますか。いわゆる持ち家制度に重点を置くのか、借家制度に重点を置くのか。
【次の発言】 なぜこういうことを冒頭お伺いしたかというと、政府は年頭にあたって、本年度は住宅を何万戸建設する、こういうことを言われる……

第59回国会 決算委員会 第8号(1968/10/18、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 私はきょうは建設の関係で、新しくできた新都市計画法に関連して土地、住宅道路等について順次お伺いする予定にしておりましたが、答弁者の都合、時間の関係等もありますので、理論的にやってきて、そこで持ち出す予定であったのですが、はしょって官房副長官にお伺いいたします。実は総理に答弁を願いたかったのですが、どうも三選準備のために忙しいようですし、官房長官もどうも来ない、こういうことで副長官に来てもらったわけです。  御承知と思いますが、京阪神土地事件は、兵庫県警でいま現職の国会議員を起訴するかどうかというところまで問題が発展している事件であります。この事件に関連をいたしまして、京阪神土……

第59回国会 決算委員会 第9号(1968/11/06、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 きょう私は決算の面から国有財産の管理、払い下げ等について若干お伺いいたしたいと思います。  まず最初に、基本的な問題をお伺いするわけなんですが、国有財産の払い下げ、これは売買とかあるいは交換、こういう行為があります。こういうのはいわゆる私法上の契約であるのか、行成上の行為なのか、これが一点。  もう一つは、払い下げの価額、評価額ですね、どういうようにしてきめるのか、その基礎、それは公表するのかしないのか、こういう計算の基礎は公表しているのかしていないのか。まず、この二点をお伺いいたします。ただし、時間もだいぶん食い込んでおるようですから、むだな答弁でなく、的確な、簡単な答弁を……

第59回国会 決算委員会 第10号(1968/11/07、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 日銀の副総裁、どうも御苦労さんです。きょうは日銀法と金の問題についてお伺いする予定でありますが、大臣の時間があまりないということでありますので、こちらもできるだけ簡単に伺いますから、簡単に答弁をしていただいて、残りましたことはあとであらためてまた質問する、こういうようにいたしたいと思います。  そこでまずお伺いいたしたいと思いますのは日銀法ですが、これは昭和十七年に制定せられて戦後何回かの改正を経ておりますが、今日の日本の法律としてはまれに見るかたかなであり、いわゆる文語体であります。その中の各条項にわたりましても現在の状態に合わないものが相当多い。したがって去る三十五年に日……

第59回国会 決算委員会 第11号(1968/11/19、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行。きょうは十時十五分に理事会を開き、十時半から委員会を開く。そういうことは前もって決定をしており、その旨は委員部を通じて防衛庁のほうへも通達といいますか、連絡をしたと思います。そこで、定刻に理事会を開いて十時半にはこのように委員も定足数がそろって、いつでも開会をできるようになっておるのにかかわらず、二十分間も待たすというようなことは、一体どういうことなのか。私はこういうところにも防衛庁の国会軽視の態度があらわれておると思うのです。一体きょうはどういうことでおくれたのか、はっきりと政務次官かだれからかここで弁明をしていただく。なお、このようなことのないよう、かつ国会に対……

第59回国会 決算委員会 第12号(1968/11/20、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 防衛庁の決算についてお伺いするわけなんですが、その前に一言だけ、昨日のB52の爆発事故についてお伺いいたします。この件につきましては、後ほど同僚の楢崎委員からも質疑がありますが、主として官房長官に対する質問でありますので、私は防衛庁長官にお伺いをいたします。  昨日のB52の爆発事故、これはいわば起こるべくして起こった。いつかはこんなことがあるのではなかろうか、こういうことを地元住民は前から心配をしておった。それが現実となって起こったわけなんです。きのう、きょうの新聞等を見ましても、このことが大きく報ぜられております。そこで防衛庁長官としては、この事故に対してどのように対処と……

第59回国会 決算委員会 第13号(1968/12/04、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 自治省所管の問題をはじめ若干の点につきまして御質問いたしたいと思います。  まず最初に、野田さんおめでとうございます。そこで、新大臣に就任せられたのでありますので、これから自治省を担当せられて地方自治の問題に取り組んでいただくわけでございますから、まず基本的なものをお伺いいたしたいと思います。  憲法の九十二条に地方自治の本旨というのがうたってあるわけです。この憲法九十二条に、地方自治の本旨に基づき云々とありますね。地方自治の本旨をどのように理解しておられますか。地方自治の本旨、これをどう理解しておられますか。これがこれからあなたが仕事をせられる根本でございますので、ちょっと……

第59回国会 決算委員会 第14号(1968/12/05、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと関連。会計検査院法二十七条は所属の長と同時に監督官庁その他これに準ずるとあるのですよ。したがって、それは学校の建築、そういうことについて補助金を出す、文部省は監督官庁じゃないのですか。違いますか。
【次の発言】 関連して。先ほど来、堀委員の質問に対する答弁を聞いておって、私はおかしいと思う。院法の二十六条では、こっちから行かなくても関係者に出頭を命じて質問することができるのですよ。旅費が問題になるというのはおかしいですよ。これは二十七条によってはっきりと会計に関する犯罪が発覚したのです。それが春だったけれども、知るのがおそくなった。こういうことであるが、これはやむを得……

第59回国会 予算委員会 第1号(1968/08/09、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 それでは質問に入ります。  私は主として当面する経済の諸問題についてお伺いをいたすつもりでございますが、その前に総理に、政治の姿勢と申しますか、政治のあり方、あるいは国会議員のあり方、そういうことについて簡単にお伺いをいたします。  今日、テレビのドラマを見ても、落語、漫才に至るまで、政府はうそをつくもの、国会議員は悪いことをする、こういうことをテーマとしたのが国民に受けておるようでございます。まことに残念なことでございます。そういう国民の政治に対する不信、あるいは国会議員に対する疑惑は、政府はもちろん与野党議員がともにそれを除いていく、晴らしていくということに努力をせねばな……

第60回国会 決算委員会 第1号(1968/12/18、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、ひとつ人権問題について項を追うてお伺いしていきたい、このように思っておるわけであります。と申しますのは、本年は世界人権宣言が採択せられてから二十周年です。そこで、国際人権年として法務省においても先日記念行事をせられたということでありますので、人権尊重ということについて法務省の方々あるいは大臣がどのように把握しておられるか、それをひとつ逐次聞いていきたいと思います。  そこで、まず第一番に国際人権年の記念行事の式などやられたようですが、どういうことをどういうような観点の上に立って行なわれましたか、簡単にお伺いいたします。

第60回国会 決算委員会 第2号(1968/12/19、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 官房副長官の時間的関係で、吉田委員の質問を中断していただいて質問することを許していただきたいと思います。  官房副長官にお伺いするのですが、これはむしろ副長官というより、当時官房長官であったわけです。明治百年記念ということで、政令第三百十五号、いわゆる復権令というのを出して、俗にいう明治百年記念恩赦というのを政府は行なったわけなんです。そこで、明治百年と恩赦とは一体どんな関係があるのか、なぜ恩赦というようなことをやったのか、そういうことについてまずお伺いします。
【次の発言】 私は何も恩赦制度を否定するものではありません。しかし、往々にして恩赦というものが政治的に利用せられる……

第61回国会 決算委員会 第5号(1969/03/14、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、きょうは警察庁の決算について若干の質問をいたしたいと思いますが、時間もこういう時間でございますので、できるだけ簡単にお伺いしたいと思います。したがって答弁のほうも簡単要領を得ていただきたいと思います。  その前にちょっと北海道東北開発公庫の酒井さんに資料の要求をいたしておきます。これはまとめて決算委員会から、一部いま私が申し上げるようなものも資料として要求が出ておると思いますが、まず総裁以下八名の役員の給与、退職金制度、出身省庁、それから在職年数、公庫の職員数、うち東京勤務何名、現地勤務何名、こういった資料を十七日、月曜日の午前当委員会の開会までに出していただきたいと思……

第61回国会 決算委員会 第6号(1969/03/17、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 四十一年度の決算締めくくり総括質問を行なうわけですが、きょうは許された時間が三十分しかございませんので、総理に集中してお伺いいたしたいと思います。ほかの閣僚の方々にはそのあとでまた質問することになっておりますので、そのようにお願いいたしまして、まず総理にお伺いたします。  今回の米韓大空輸演習といいますか、あれにおける沖繩の基地の使用状態、さらに、これは結局は中止になりましたが、これと時を同じゅうして自衛隊が、日本海からの上陸作戦に対する演習を予定せられておったようであります。こういうことをあわせ考えましたときに、どうも米日韓の間に共同作戦というようなことが考えられる。さらに……

第61回国会 決算委員会 第8号(1969/04/08、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 当委員会はこれから昭和四十二年度一般会計予備費使用総調書、その他の承認を求めることに関する議事を議題とし、審議に入るわけなんです。  それでこの際、一言委員長に申し上げたいのでございますが、実は去る三月四日の予算委員会の締めくくり総括質問の際に、財政法三十六条三項には「内閣は、予備費を以て支弁した総調書及び各省各庁の調書を次の常会において国会に提出して、その承諾を求めなければならない。」こう明記してあります。にもかかわらず、国会の承認を求めるものとして提出せられておりますのは、昭和四十二年度一般会計予備費使用総調書だけであって、各省庁所管使用調書は参照事項としてあがっているに……

第61回国会 決算委員会 第9号(1969/04/15、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 大蔵大臣以外の方はどうぞ御退席を自由にしていただいてけっこうです。  大臣、昨夜、海外からお帰り早々御苦労ですけれども、お帰りになりまして、るす中の当委員会の経過等はお聞きになったと思うのです。と申しますのは、先日、予算委員会で、私が予備費の使用調書の問題と財政法三十六条三項その他について質問し、指摘したわけなんです。ところが、いま現実にそれの承諾を求めるということで当委員会に出しておられるわけです。そこで、私はここでこの問題について大臣と決着をつける、論争をしようと思っておりません。しかし、私はあの際、すなわち予算委員会のときに、大臣はもっともな点もあるので、財政審議会等に……

第61回国会 決算委員会 第11号(1969/04/22、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 昭和四十三年度一般会計予備費使用総調書(その1)外二件のこの付託書を見ますと、「右、日本国憲法第八十七条第二項及び財政法第三十六条第三項の規定によって、事後承諾を求めるため国会に提出する。」となっております。そこで、憲法八十七条第二項を見ると「支出」ということばを使っておりますね。財政法三十六条三項は「支弁」ということばですね。そこで、この「支出」と「支弁」というのは一体どう違うのですか。ここで求めようとするところの事後承諾はどのような性格か。憲法八十七条二項でいう事後承諾を求めるというものと、財政法三十六条三項というか、三十六条によって求める事後承諾というもののその性格は同……

第61回国会 決算委員会 第12号(1969/04/24、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 大蔵大臣、この前の当委員会の経過は御報告を受けておられると思うのです。実は若干の問題を質問したところが、大臣も主計局長も出席ができなくて、次長さんに言っておったのですが、その答弁で私は了承できないので、あらためて権威ある見解を伺いたいと思ってわざわざ御出席を願ったのです。  そこで、こまかいことは御報告があったと思いますので、要点だけをまず申し上げますが、まず第一点は、内閣から国会への提出書、昭和四十三年度一般会計予備費使用総調書(その1)外二件が書いてあって、右、日本国憲法八十七条二項及び財政法第三十六条第三項の規定によって事後承諾を求めるために国会に提出する、そうなってお……

第61回国会 決算委員会 第14号(1969/05/15、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 会計検査院長に、会計検査院の所管と申しますか、検査の範囲等について若干お伺いいたしたいと思います。  それはもうすでに御承知と思いますが、当委員会では特殊法人の問題をいま掘り下げて検討いたしております。そこで、特殊法人のうちどのようなところまで決算委員会の審議対象としていくのか、こういうことも問題になり、あるいは通常国会の当初の国政についての調査事項として議長に承認を求める、そういうときにもいままでと違って、いままでは二分の一以上云々、こういうことであったのを、それを消したらいいじゃないかというようなことにも関連いたしますので、お伺いするわけなんです。  そこで、まず検査の範……

第61回国会 決算委員会 第16号(1969/06/05、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 石野委員のただいまの質問に関連をして一言お伺いいたします。  入院、ことに手術にあたりまして、医者というか病院側が本人あるいは家族の、手術の結果死んでもかまいませんといったような誓約書というか、これを入れるというような慣例があるようであります。しかし法律的にいうならば、これはもう承諾ということでなくて、法律上は無効ですね。殺してもらってもかまいませんというのと一緒ですから、もしその理論が法律的に成り立つのなら安楽死、これがまた法律的に許されるということになります。そういうことと関連をいたしまして、誓約書をとる、そういうことについてはどうお考えになり、今後どういうように指導せら……

第61回国会 決算委員会 第19号(1969/06/17、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 もうちょっと委員を集めてもらうことを条件として質問に入ります。それでなかったら途中でやめるかもわかりません。  私は、きょうは沖繩返還の問題に関連をいたしまして若干の質問をいたしたいと思います。  この種のことはむしろ総理に直に聞きたいのでありますが、総理の出席を決算委員会へ要求することはあまり例もないので、まず担当の総務長官にお伺いいたしますから、沖繩担当の国務大臣としての御答弁をいただき、そうしてかつ不満な点、不足の点がありましたならば、後日総理、愛知外務大臣の出席を求める、そういうことをまず委員長にお願いをしておきます。  先日の愛知外相の訪米、それから十一月に予定せら……

第61回国会 決算委員会 第20号(1969/06/19、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行。  いまの浅井委員の質問を聞いておりまして、私は重要だと思う。したがいまして、これは次の理事会で相談することになろうと思いますが、「今週の日本」の編集責任者を当委員会へ参考人として呼んでいただきたい。そうして編集の方針及び政府との関係等について質問いたしたいと思います。委員長においてお取り計らいをお願いいたします。

第61回国会 決算委員会 第21号(1969/06/26、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 総理府の松本室長と、新井参考人にお伺いいたしますが、この「今週の日本」、これは大体創刊号を三十万部以上発行し、現在毎号二十二万部発行しておる。そのうち、政府が半数以上を買い上げておる。  そここで、まず設立当初、当初というより、設立にあたって、「今週の日本」を政府が買い上げる、それも相当数定期的に買い上げる。こういう約束が先にあって設立をせられ、そして「今週の日本」を発行するようになられたのか。そういうこととは関係なく、まず株式会社今週の日本というのを商法上の手続によって設立せられて、そして発行した。その発行した内容を見て政府が買い上げることにしたのか、その点、いずれなんです……

第61回国会 決算委員会 第23号(1969/07/03、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連。いまの石野委員の質問に対する長官の答弁を聞いておりますと、危険なものがある。というのは、有事に際しては充足する。将校、曹、すなわち下士官、これをがっちり教育しておく。そうすると兵隊、いわゆる士ですね、兵が少々足りなくとも、有事に対して間に合わすんだ。いわゆる指揮する者、将校、下士官、そして装備さえがっちりとしておれば、兵が足りなくとも有事に対しては充足するんだという考え方、これを特にナチス方式というのです。この考え方は、いいですか、かつての赤紙、徴兵制度を頭の中に描いての発言ではないか、どこかにそういう考え方があるように思いますので、答弁を求めませんが、私は警告をしてお……

第61回国会 決算委員会 第26号(1969/07/22、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行。  質問に入るに先立ちまして、議事進行の形式で一言意見を申し上げたいと思います。委員長の御配意をお願いしたいと思います。  このことは、浅井理事とも相談をしたわけなんですが、実はまず運輸省の決算報告ですが、たとえば冒頭に歳出予算現額となっていますね。一千二百七十六億七百余万円現額となって、余万円として百以下を省略しております。それから国鉄の収入済み額等は億をもって単位としておるのです。八千六百八億円余となっておりますね。これは他の省庁の決算報告書を見ても大体こういう形式がいままでとられておったと思うのです。しかし、これは決算です。しかも現額です。したがって、自後はこ……

第61回国会 決算委員会 第27号(1969/07/24、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 四十二年度の国鉄決算について、簡単に質問いたしたいと思います。  いま総裁から不当事項及び指摘事項があって、たいへん遺憾でございます、そういう遺憾の意の表明があったわけでありますが、この問題について若干の質問をいたします。  まず不当事項として指摘せられた、四十二年度決算検査報告書、これの一〇二ページ(256)これは国鉄の工事にあたって、「盛土工事に使用する土砂の積込費等の積算が適切でなかったため工事費が高価と認められるもの」という指摘、その工事内容をここに簡単に書いてありますが、申し上げますと、国鉄仙台鉄道管理局で、昭和四十二年八月、指名競争契約により大木建設株式会社に福田……

第61回国会 決算委員会 第30号(1969/08/28、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 私はきょうは郵政省及び自治省に、第三種郵便物の問題に関連をしてお伺いいたしたいと思いますが、その前に次官から御答弁をしていただいて、議事録にとどめたいと思います。  郵政大臣の出席を求めておりました。いまのお話では現在閣議中だそうです。閣議が終わったら出るのか出ないのか、それから何か佐藤総理に随行して大阪の万博へ行く、こう言っておりますが、閣議が終わった時間と、それから大阪へ立つ時間、その間に出席するのかしないのか、はっきりしてください。これは議事録にとどめます。
【次の発言】 総理と一緒に大阪に立つのは何時ですか。閣議が終わってから総理と一緒に行くから出られませんといって、……

第61回国会 決算委員会 第31号(1969/11/10、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 きょうは、質問者が多いために時間があまりございませんので、私のほうもできるだけ簡単に質問をしたいと思いますから、答弁もひとつ簡潔に願いたいと思います。  実は、ここに二、三の新聞を持ってきております。これは十月二十八日の讀賣新聞関西版なんですが、「頭かかえる基地ニッポン 在日米軍が“無理難題”」こういう見出しで、あるいは東京で同じ日のやはり讀賣では、「米軍住宅とんだ注文一千万円の家四千戸日本の負担で建てろ」、こういう見出しで、在日米軍から施設庁に対しまして四千戸の住宅を設置してくれ、提供してくれ、こういう申し入れがあったということが報じられております。  そこで、そのことにつ……

第61回国会 商工委員会 第39号(1969/07/04、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 特許法の改正法案について若干の質問をいたしたいと思いますが、すでに当委員会において同僚各委員が詳細にわたって慎重な審議をしておられますので、私の質問はそれらの点とあるいは触れるといいますか、あるいは重なる、同じようなことを聞くこともあろうかと思いますが、それはできるだけ簡単にお答え願ってけっこうです。と申しますのは、やはりむだなことを聞くのでなくて、そのことがあとで私の質問に関連いたしますので、そのことをまず最初に申し上げて質問に入りたいと思います。  先日当委員会で参考人を呼んで審議をしておられましたときに、武藤委員であったかと思いますが、参考人に対して、今回の改正は単なる……

第61回国会 予算委員会 第5号(1969/02/06、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、産業政策と貿易につきまして御質問をいたしますが、多くの事柄をお伺いしたいと思っております。したがいまして、御答弁もできるだけ簡潔に要領を得たものにしていただきたい。なお、政府委員が時間つぶしのような長々とした答弁、言いかえるならば審議妨害のような答弁は拒否をいたします。それだけを初めに申し上げて、質問に入りたいと思います。  まず、佐藤総理にお伺いをいたしますが、ニクソンアメリカ新大統領は、力の信奉者だといわれ、自由貿易主義者のような顔をしておられますが、実は国内産業第一主義、言うならば保護貿易主義者である、こういうように一般的に観測をせられております。そこで、日本との……

第61回国会 予算委員会 第18号(1969/03/04、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 きょうは私は、総理も御承知のように、いままで私としてはやったことのないテーマ、沖繩に関する若干の問題を中心に御質問いたしたいと思います。いわば外交のしろうとでございます。そこですでに論議済み、解決済みの問題もお伺いするかもわかりませんが、簡潔に明確にひとつお答え願いたいと思います。  その前にちょっと大蔵大臣にお伺いをいたしておきますが、実は大蔵大臣は先日もこの委員会で、食管会計の赤字の問題につきまして、予備費と弾力条項、すなわち特別会計予算総則第十一条によってもう処理をしたから補正の必要はないのだ、このように言われました。そして二月二十五日に昭和四十三年度一般会計予備費使用……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 決算委員会 第9号(1970/03/24、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと関連して。  華山委員の質問に関連をいたしまして、繊維のことについて二、三お伺いいたしたいと思います。  これはきわめて政治的な段階にいっておりますので、総理あるいは通産、外務の大臣に聞かなくちゃならぬと私は思うのです。現に参議院の総括質問等で行なわれておると思うのですが、先ほど来華山委員の質問に対して、新聞報道については関知せず、こういうことの答弁のようですが、そう言えば身もふたもないと思うのですが、どうも、私ども新聞その他の情報で見る限り、今週が山じゃないか、こういうように考えておりますが、あなた方、実際の実務家としてその見通しをどのように持っておられますか。

第63回国会 決算委員会 第12号(1970/04/09、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 予備費支出について、若干お伺いをいたします。  時間の関係もございますので、ずばりとお伺いいたしますが、大蔵大臣、補助金とは一体どういうものなのか。法令用語辞典によりますと「特定の事業、研究等を行なう者に対し、その事業、研究等の遂行を育成、助成するために交付する金銭をいう。」こういうように定義を書いています。  そこで、昨年十一月に交付いたしました稲作転換特別対策事業補助金、例の二百二十五億、これによって育成しようとする、あるいは助長しょうとするところの事業は一体何か、その事業を必要とするということを政府が考えたのはいつか、その二点をお伺いいたします。  これは主計局長でよろ……

第63回国会 決算委員会 第13号(1970/04/13、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 防衛庁長官にお伺いいたします。持ち時間が少ないので、ずばりお伺いいたします。  私は、先日予算で、現在防衛庁には陸、海、空合わせて二万六千人の欠員がある、その上に今度の法改正で約千人をふやす、そうすると二万七千人という欠員ができる、入れものばかり大きくしても人が集まらないんじゃないか、人を集めるのに自信があるか、こういうことをお伺いいたしましたら、いい青年を集めますと、胸を張られたわけなんですが、私の言ったことを裏書きするような事実が私の兵庫県に出ております。もう一部新聞にも報道せられ、そのことによって被害を受けた病院長から長官に対して抗議の手紙が来ているはずなので、よくおわ……

第63回国会 決算委員会 第17号(1970/05/19、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 参考人の御意見を伺いながら大臣に質問したい、こう思っておったのですが、大臣、時間の都合で途中で出られるそうでありますので、はしょって一点だけお伺いいたします。  その第一点は、きょう参考人に来ていただいております高橋晄正先生から、さきに大臣に対する公開質問状というのが出ておると思います。それに対してまだ回答を得ておられないようですが、これに対してどうお考えになっておるのか、なぜ回答がおくれたのか、回答する気なのか、する気はないのかどうか。  それからもう一つは、先ほど来いろいろ御意見を伺っており、私、前からそういう意見を持っておるのですが、それは薬事法の六十六条に、薬の広告に……

第63回国会 決算委員会 第21号(1970/09/10、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 それでは、佐藤会計検査院の事務総長に若干お伺いしたいと思います。  これは、私前もってお断わりしますが、別にしゅうとめの嫁いじめのような気持ちでやるのではなしに、もっと大所高所に立っての意見を聞きたい、こう思いますので、いじめるという態度でないことだけをまず申し上げておきます。  これは佐藤総長ももう御承知のことでもあり、その新聞記事自体に佐藤さんの談話も出ておりますからよく御承知と思いますが、九月四日の読売新聞、私は東京版と関西版、両方とも持ってきておりますが、中身は大体一緒でございますが、見出しは、東京版のほうは「会計検査に食事、おみやげ」そしてサブタイトルに「各区役所が……

第63回国会 決算委員会 第22号(1970/10/13、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 先日当委員会で取り上げた会計検査院の調査官が、建設関係の実地検査をするにあたって、東京都の区側から接待を受け、おみやげまでもらったといったことに関連して質問いたします。  その記事が新聞に出ましたら、ここに二、三持っていますけれども、このようにたくさん投書が来ています。これだけではありません、もっとあります。この中には、この事件につきまして、すでに北区の区長あてに、地方自治法二百四十二条第一項による監査請求をした人からのものも来ております。それから、具体的な調査官の名前をあげて、しかも具体的な事項を書いて、それは運輸省の名古屋港湾建設局の検査についてであります。といったような……

第63回国会 決算委員会 第23号(1970/11/16、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 警察庁の交通局長が参議院との関係で時間を急ぐそうですから、まずそのほうからいきたいと思います。警察庁の交通局長さん見えていますね、それから運輸省自動車局長見えていますね。  お二人にお伺いいたしますが、白タクについて、警察庁のほうは取り締まりといいますか、どういう方針を持っておられますか。それから運輸省のほうは、白タクの取り締まりと同時に、それに対する今後の自動車行政上における考え方、これを聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 この白タクというのは、いつも問題になりながら依然としてあとを断たないということは、それだけ必要がある、こういうことじゃないかと思うのです。し……

第63回国会 予算委員会 第8号(1970/02/28、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 簡単に行ないます。  いま日米友好通商航海条約違反だということが出ましたので、念のために伺いますが、その第十四条の二項、本文では「制限又は禁止をしてはならない。」となっております。そしてただし書きのところで原則に対する特例があります。それはすべての第三国に同様な制限または禁止をした場合、同様な制限または禁止をされる場合となっておる。したがって、日本に言うてきておるような制限を、アメリカは他の第三国にも同じようなことを言っておりますか、どうですか。それと日米友好通商航海条約十四条二項の解釈のほどを、ひとつわかるようにお伺いいたします。

第63回国会 予算委員会 第14号(1970/03/10、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 本日の私の質問の目的は、いままでの質疑を通じまして、政府の答弁が必ずしも明確でなく、十分に理解することのできなかった若干の問題につきまして、あらためて質問いたしたいと思うわけです。したがいまして、委員長にお願いをいたしますが、適宜関連質問を私の時間内で行ないたいと思いますので、その点も十分お含みの上、よろしくお願い申し上げます。  まず第一に、外務大臣にお伺いいたしますが、沖繩は七二年に返る、その返り方は本土並みである、こういうように言っておられます。しかし、日米共同声明の第四項によりますと、その時点においてベトナムの問題が解決をしていない場合にはあらためて協議する、そういう……

第63回国会 予算委員会 第16号(1970/03/19、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 きょうはおもに私は、国会と内閣との関係、さらに行政府のあり方等について、総理に主としてお伺いいたしたいと思っておりますが、その前に、締めくくり総括質問らしく、当委員会において提起せられて、まだ十分に了解できない一、二点のお尋ねをいたしたいと思います。  そこで、特に断わっておきますが、きょうは私、こうしてストップウオッチを持ってきております。もし長々と時間かせぎの答弁をなされた場合は、何大臣の答弁が何分何秒であるということの記録をとらしていただき、あとで公表いたします。したがいまして、できるだけ簡潔にお願いをいたしたいと思います。  そこで、まず大蔵大臣にお伺いをいたしますが……

第63回国会 予算委員会 第18号(1970/03/30、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 たまたま田中大使の話が出ましたので、ちょっとこれで関連をして申し上げておきたいと思うのです。  実は六六年、四十一年の秋、私はアルゼンチンへ参りました。そのときにアルゼンチンの大使は田中大使でございました。御承知のように彼も兵庫県でございまして、同郷でございます。いろいろと話をしたりあるいは聞いたりしたわけなんですが、そのときに詳しいことは申しません。ただ、国鉄の電化問題等々でいろいろと問題がございまして、あるいは頭の痛い問題もありましてといったような意味のことをおっしゃっておったことを、いま田中大使という名前が出まして、私と同姓だからというわけじゃないですが、そういうことを……

第64回国会 決算委員会 第1号(1970/12/11、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと資料を要求いたします。  いま中川委員の質問を聞いておりまして、第三種郵便の取り扱いについては私も若干の資料を持っております。したがいまして、三種郵便の関係のある――法律はよろしい、六法全書に載っておりますから。省令とか規程とかあるいは通達、これを全部そろえて資料として出していただきたい。それを見た上でもって、あなたの言われる行政措置という問題について論議を次回にいたしたいと思います。

第64回国会 決算委員会 第2号(1970/12/16、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず、大臣にお伺いいたしますけれども、全逓との年末闘争についての話し合いがつきまして、一応滞貨は解消できるであろうといったようなことが伝えられておりますが、労働組合あるいは従業員の当局に対する不信の念は強うございます。一応話し合いをつけたあとの全逓の臨時中央委員会においても、御承知と思いますが、当局に対する不信というものが各地の代表から出されております。そういう中にあって、年賀状は新年に必ず配達できる、あるいは、いまたまっておるところの膨大な滞貨は必ず解消する、あるいは小包等で、年末の歳暮といいますか、そういうもので腐るようなものが、置かれていたために腐敗しておった、そういう……

第64回国会 決算委員会 第3号(1970/12/17、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 私はこのYS11、これに関しましては、三十三年に法案が成立したときから商工委員でその審議に参加したものである。したがって、航空機製造株式会社の、どちらかといえば私はむしろ応援の立場をとっておりました。したがって、きょうもあまりいやな質問をやらないつもりでおったのですが、先ほど来の質疑答弁を聞いておりますと、少し言っておかねばならない、こう思いますので、あえて質問をいたします。しかし、ここでいま私が申しますことには直ちに答弁はできないと思います。したがって、それは検討事項あるいは研究事項として、後日に研究をした結果を知らせてもらってもいいと思います。  それは、会計検査院は本件……

第64回国会 予算委員会 第1号(1970/12/14、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連質問としてお伺いをいたしたいと思いますが、時間の関係等もございますので、ごくすんなりとお伺いをいたしたいと思います。したがって総理もすんなりと正直にお答え願いたいと思います。  まず繊維の日米交渉でございますが、一昨年からの繊維の交渉の経過を振り返ってみますのに、これほどわけのわからないものはないと思います。一体政府は、この繊維の問題を純然たる経済問題として取り扱っておられるのか、それとも日米両政権、佐藤政権とニクソン政権の政治問題として考えておられるのか。経済問題を両政権下の政治問題として交渉しておられるところに問題があるのではなかろうかと思います。総理はどのようにこの……

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1971/03/10、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほどの三木委員の質問に対する原子力局長の答弁を聞いておりましてちょっとひっかかりましたので、関連してお伺いいたします。  三木委員は、何がゆえに条約としなかったのか、二国間の契約は条約でもいいじゃないか、こういうことだったと思うのです。それに対してあなたは、いろいろと考えましたがということですが、これは二国間の契約も条約とどう違うのです。条約と契約の違いを言ってください。
【次の発言】 はしなくもあなたは語るに落ちたと思うのです。その名称が何であれ、交換公文の交換というようなものであれ、契約であれ条約であれ名称は何であれ、二国間あるいは多数国間の取りきめは条約ですよ。ただ違……

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1971/03/11、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連してお伺いしますが、さっきの答弁は全然違うんですよ。先ほど地位協定十八条五項(a)号、これに基づいて民特法の一条をもって答弁をなされたわけです。民特法一条はこういう原子力に基づく災害をいっているんじゃないですよ。これは合衆国のいわゆる軍人が違法に損害を与えた場合云々なんです。国内にある施設云々と、要件が違うんです。先ほど三木委員も指摘しましたが、そういうことでできるのならば、あに本法のごとき特別な賠償を必要としないわけなんです。通常の損害ではない。そこに本法のような特別な立法が必要であるということです。しかもこれは、先ほど話がありましたが、無過失賠償責任制をとっておる。同……

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1971/03/18、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 いま西田長官から、国務大臣として政府の統一見解を述べられたわけなんですが、あなた自体、この統一見解の意味が理解できておるのですか。どうも先ほど来聞いておると、理解しておられない、こうとしか思えません。そこで若干の質問を申し上げます。  まず第一点は「安保条約に基づく地位協定の関係条項に従って処理され、」こう書いてある。これはもう先日の委員会でだめだということでこうなったのじゃないですか。「地位協定の関係条項」というと、まず地位協定十八条五項(a)号あるいはあとで(g)号を持ってきたわけです。それを受けての民特法あるいは国家賠償法といったような種類だと思います。あるいは基地周辺……

第65回国会 決算委員会 第10号(1971/03/04、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず大蔵省に、四十四年度分の予備費支出についてちょっとお伺いいたします。  財政法二十七条では、予備費支出について、「十二月中に、国会に提出することを常例とする。」こういう規定がございます。おそらく十二月中に出すということ、これは通常国会を意味しているのだと思うのですが、四十四年度分については、たとえば一般会計で百二十六億七千五百三十八万一千円という、各省合計ですが予備費が使われておる。しかしこれは、国会提出の準備というのは、もう十二月にはできておったのでしょう。なら私は、十二月に臨時国会が開かれておるならばその時点で出すべきではないか、このように思うのです。憲法の規定も「事……

第65回国会 決算委員会 第12号(1971/03/11、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 大蔵大臣の時間の関係があるようでございますので、順序を変えまして、まず、大蔵大臣にたばこの問題についてお伺いいたします。  先日、すなわち三月四日の当委員会で、たばこの自動販売機と未成年者喫煙禁止法との関係で質問いたしまして、その取り締まりについて大蔵、専売公社、警察庁で協議をしてその回答をいただきたい、こう申しておりまして――警察庁は来ておりますか。――それでは、この問題は警察が来たときにやることにいたしまして、ただ一言、たばこの有害表示の問題について大臣の御所見を承っておきます。  先日も専売事業審議会の松隈会長に来てもらって、答申に至るいろいろな経過等を伺ったわけなんで……

第65回国会 決算委員会 第13号(1971/04/28、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 これは前にも若干触れたのですが、質問が中途で終わっておりますので、引き続いて、たばこの問題に対する若干の点について質問いたしたいと思います。  まず、専売公社の総裁にお伺いいたしますが、たばこの宣伝広告費は年間幾らぐらい、それに対して安全啓発対策費とでもいいますか、そういうものには予算があるのかないのか、あるとすればどの程度で、たばこの宣伝広告費に対してどのくらいの比率を占めているのか、お伺いいたします。
【次の発言】 私の聞いておるところでは、いまおっしゃった二億何千万円が宣伝広告費であって、そして、その安全啓発対策費とでもいいますか、そういうことについてはその十分の一も支……

第65回国会 決算委員会 第14号(1971/05/10、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず防衛庁長官にお伺いいたしますが、きょうはきわめて時間の制約がありますから議論はやめて、聞きたい点だけ伺いたいと思いますから、そのつもりで御答弁をお願いします。  いま国会に提出になっております自衛隊法の改正法案がもし成立するならば、予備自衛官を三千三百人ふやすわけなんです。そして全体で三万九千六百人になることになるわけですが、まずこの予備自衛官を大幅に増員するところの目的あるいは理由、並びに予備自衛官の任務、性格、こういうものはどういうものなんですか、お伺いいたします。  それからついでに、地域ごとかどうかは知りませんが、何か予備自衛官を部隊編成する、こういうことも考えて……

第65回国会 決算委員会 第15号(1971/05/21、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 大臣が十二時までということでありますので、華山委員のあと私が質問の予定になっておりますが、そのときには十二時を回ると思いますから、大臣にお伺いしたい点、一点だけを十二時までに伺っておきたい、こう思います。  それはもうごてごては申しません。国鉄ストあるいは私鉄スト等について、所管というか、監督大臣としてスト回避にどのような気持ちを持っておられるか、またどのように努力をしてこられたか。いまさら条文等は読み上げませんけれども、公共企業体等労働関係法では、最大限の努力をしなければならぬということになっておる。こういうことにおいて最大限の努力を運輸大臣としてせられたかどうか、その点だ……

第65回国会 法務委員会 第21号(1971/05/19、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 田上先生に一問だけお願いいたします。  憲法八十条第一項の内閣の任命行為の性格についてであります。と申しますのは、最高裁が提出した名簿によって任命するわけなんですが、その場合に、内閣は拒否権があるのかないのか。もし拒否権があるとするならば、それは一括してかあるいは個々の人についてできるかどうか。もしそうであるとするなら逆に、当然入るべきであると予定せられている者が入っていない場合、なぜ入れなかったかというようなことを聞く、こういうことはできるかどうか。簡単でけっこうですから……。
【次の発言】 名簿にないものを任命する、そう言っているのじゃないのです。当然常識では入るべき人が……

第65回国会 予算委員会 第7号(1971/02/04、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 見切り発車はしないと言ったのでしょう。それなら審議会の結論は一体いつごろに出る見込みなのか、それを受けて健康保険法の改正案はいつ国会へ提出するのか。それがはっきりしない限り、予算の重要な部分を占めるところのこの問題ですから、これ以上の審議は続けていけないのではないか、私はこう思いますが、どうですか。
【次の発言】 国会の審議に間に合う時期とはどういうことなんですか。もうすでに総括質問は終わろうとしているのですよ。あとは一般質問、分科会と、こう来るのですがね。国会の審議が終わる時期とは一体どういう時期なんですか。しかも、予算審議は国会がやるのです。それが終わるか終わらぬかという……

第65回国会 予算委員会 第9号(1971/02/08、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 本日は補正予算の審議でございますので、まず補正予算に直接関係のあるものからお伺いいたしたいと思います。いろいろと盛りだくさんに用意をいたしておりますので、できるだけ簡潔な御答弁をお願いします。  まず、最初に大蔵大臣にお伺いいたします。四十五年度の最終的な自然増収は幾らぐらいになると見ておられますか。その分はどのようにせられるのか。たとえば、公債の発行減にもっていかれるのか。さらに、所得税関係で大体八百億といわれておりますが、これのほとんどは給与所得だと思います。したがって、この分は年度内に給与所得に対する減税という方法で返すべきではないか、こう思いますが、いかがでしょうか。

第65回国会 予算委員会 第10号(1971/02/09、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 久保委員の質問をここで一応整理したいと思います。  先ほど来久保委員は、この資料をもちまして法務大臣の演説の内容について確かめました。法務大臣、全部お認めになりますかどうですか。もし認められないとするならば、委員長の許可を得てテープで一応証明したいと思います。いかがです。
【次の発言】 それではお認めになったと思います。そうすると、重要な問題がたくさんございます。  まず第一点は、予算の編成は政府が行なう。憲法のもとでそうなっております。ところが自民党と政府――これはまあ政党政治のもとではいいとしても、野党の議員がそのときは居眠りしておるとか、あるいはこたつに寝ておるのだろう……

第65回国会 予算委員会 第12号(1971/02/15、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 中村委員の質問に先立って、緊急に一言だけ御質問いたしたいと思います。  それは、同僚の久保三郎委員が提起をいたしまして、本日の毎日新聞にも出ておりますいわゆる政治駅の問題についてであります。本来ならば一問一答でやりたいのですが、与えられた時間が限られておりますので、一括して私の質問事項を申し上げます。そうして各関係の閣僚、政府委員等から、それぞれの立場の御答弁をいただきない。参考人も含めてそうお願いいたしたいと思います。  御承知のように三月七日から開業することになっております国鉄吾妻線に関してでありますが、この線では最初三つの駅、こういうことであったようですが、途中から二つ……

第65回国会 予算委員会 第15号(1971/02/18、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 二月八日に私が補正の総括質問の中で、余剰米を安く払い下げておる、それを原料としてつくった製品が安くなっていない、こういう点を私は申し上げたわけです。そうするとあなたのほうから――私はみそ、しょうゆとは一言も言っていないのだ。それに対してあなたのほうが、みそ、しょうゆということをお答えになった。そういうことをおっしゃるからいろいろのうわさがありますよと、この程度なんです。そうしたあくる日の九日に是正の通達か何かが出た。こういうことははなはだもっておかしいと思うのです。  したがいまして、もう時間も余すところあまりないと思いますので、委員長、この問題は理事会において実態を調査する……

第65回国会 予算委員会 第17号(1971/02/27、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 きょうは締めくくり総括質問ということになっておりますので、おもにいままで同僚議員なり私が取り上げました問題で、十分に論議ができなかった問題、ことに一般質問、分科会質問等で、総理不在のために総理の見解を求めることができなかった問題をまずお伺いいたしたいと思います。  まず最初に、新東京国際空港の、いわゆる成田問題でございます。  総理御承知のように、去る二十四日、公団の雇い入れたガードマンが子供たちに警棒をふるい、数名のけが人を出し、その後同日の午後三時ごろ、国会議員である身分を明らかにして姓名と来意を告げて新東京国際空港公団成田分室に訪問いたしました同僚の木原実代議士、参議院……

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1971/11/10、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連していまの大原質問、それに対する政府委員の答弁を聞いておりまして若干疑問がありますので、交通整理の意味も含めて質問したいと思うのです。  ここに一九四六年四月十三日、アメリカの原子力委員会とアメリカの学士院との契約書なるものを持っております。その第一条に「事業の範囲」として「主として日本において研究に従事し、」云々となっておりますね。このときはむろん講和前であります。しかし、日本には主権があったはずです。したがって、「日本において研究に従事し、」云々というような契約は、そのときに当然何らか日本に話があってしかるべきものである。もしそうでなくてやるとするならば、このABCC……

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1971/11/13、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 この実験は四省庁の合同実験だった。それだけにそれぞれの省庁の指揮命令というか、あるいはセットがどのようになっておったか。また、それそれの責任、全体としての責任感が薄れたのではないのか。一体この実験の総括的な責任はどこが持っておって、そして指揮とか命令とか、そういうのは一体どこが行なうことになっておったか。さらに、先ほど石川委員も指摘いたしましたが、万一の場合の救済対策というものは全然ない。たとえば防護さくもなかったということである。私もきのう現場を見まして、一体こんなところで非常識な、こういう感じを受けましたが、このような点はどうなっておりますか。

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1971/12/01、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほど来の近江委員の質問、それに対する答弁をそばで聞いておりまして、ちょっと気になりますので、基本的な問題からお伺いいたしたいと思うのです。  原子力研究所は、言うまでもなく、原子力研究所法によってつくられた特殊法人です。したがって、その運営は第一条の「設立の目的」及び二十二条の「業務の範囲」内においてやるべきであって、それを離脱したことはやれないと思うのです。そこで、まず講師の派遣とかあるいは要請ある講師をとめるとかいうのは、この規定からいってどれに当たりますか。――聞いていることがわかりませんか。原子力研究所は原子力研究所法によってのみ存在し、よってのみ運営せられるわけで……

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1971/12/23、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 委員長が委員長席に着き、そして担当の国務大臣をはじめこの科学技術振興対策特別委員会の関係の政府委員は全部着席いたしております。当然十時十五分から委員会が開かれることはわかっており、前もって政府委員の要求をいたしております。しかるに、外務省の条約局長ないし参事官が、委員長が開会を宣言してなおこの時間に至るまで来ないということはもってのほかです。しかもその理由は、条約局長は参議院の本会議に出なくちゃならないからということであったのです。ところが、現にいま調べましたら、参議院本会議ではなしに本省におったわけなんです。少なくとも国会の呼び出しに関する大きな義務違反であり、国会軽視であ……

第67回国会 商工委員会 第15号(1971/12/21、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 勝間田、堂森両委員の質問に引き続いて御質問申し上げます。  先ほど外務大臣は、この協定に、法令の範囲内において云々と書く、したがっていわゆる行政協定でいいのだ、こうお答えになりましたが、協定に法令の範囲内云々と書けばそれでいいというものではありません。それでは、具体的にその法令は何条であり、その権原、これは何法何条によって発動をせられるのかお伺いをいたします。
【次の発言】 わかった。協定の中に、法令に基づきとか法令に従ってとかと書いたから行政協定でいいんだということはいえないと思うのです。  それじゃ裏からお伺いいたします。この協定ができ上がった、そうして具体的に憲法の保障……

第67回国会 予算委員会 第1号(1971/10/23、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 この際、いままでの論議の交通整理を含めて、社会、公明及び民社の三党を代表して一つの提案をいたしたいと思います。  要は、今度の補正予算で、景気の落ち込み、減税等で、当初の歳入予定に狂いがきた。そこで、今度の補正をもって国債の発行を増大する。また、交付税特別会計の修正をする。これは四十年と同じではないか、どこが違うのかということが一点なんです。  それからなお、何が建設公債で、何が赤字公債なのかということもはっきりいたしません。本来、公債に建設、赤字というような区別があるのかないのかも論議になります。さらに、憲法八十三条の財政処理の基本原則、すなわち財政民主主義、及び財政法第四……

第67回国会 予算委員会 第3号(1971/10/26、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、きょうはドル、繊維問題等を中心にお伺いする予定でございましたが、その前に、総理も御承知のように、昨日午後四時ごろ、三重県下で近鉄特急が正面衝突をして、死者二十三名、負傷者二百四十五名という、まことに痛ましい悲惨な事故が発生いたしました。  私は、社会党を代表いたしまして、なくなられました皆さん方に心から哀悼の意を表し、御冥福を祈るとともに、御遺族の方々には心からお見舞いを申し上げます。なお、負傷せられました方々は一日も早く御全快なさるように、これまたお見舞いを申し上げます。  そこで、まだ詳細なことは十分にわかっていないであろうと思いますが、新聞の記事やらテレビの報道等……

第67回国会 予算委員会 第4号(1971/10/28、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 三日おくれのたよりでなくて、二日おくれの質問をいまから行ないたいと思います。  まず、最初に、総理は、二十五日のわが党安井委員の質問に対する御答弁で、今度は対中従属主義の国になろうとしているが、とんでもない、あるいは、対中従属主義的な発言が出てくることは意外である、こういうような発言をしておられます。野党が政府の外交方針あるいは政策に対して批判するのは当然であります。それに対して、あたかも社会党が対中従属主義であるかのごとき御発言。さらに、多数の人たちが日中国交回復促進に努力をしております。また、御承知のように、地方議会の多くが日中国交回復の促進を決議しております。総理のこの……

第67回国会 予算委員会 第6号(1971/10/30、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 先日二十八日に私が要求いたしました資料をただいまいただいたわけであります。ありがとうございます。しかし、この中にはまだ私の要求したもので満たされていない点が二、三ありますので、念のために、そのことについて大蔵大臣にお伺いをいたしておきます。  これによりますと、結局ニクソン声明のときから固定相場制の間、すなわち変動相場制をとりました前日までの、買ったと言いますか、ドルは三十八億九千五百万ドルとなっておりますが、俗に四十億とか四十六億とかいわれておりますが、これがすべてであるかどうか。そういたしますと、中にから売りなんていわれたのがありますが、そういうのが事実あったのかなかった……

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1972/05/24、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 本日は、委員長のお許しを得まして、原子爆弾傷害調査委員会、いわゆるABCCですが、これに関連しての質疑を――実は昨年の臨時国会から持ち越した問題でありまして、その間いろいろな問題がございましたが、それは一応私のほうから取り下げたということになっております。したがって、けじめをつける意味において特に質問を許していただいたわけであります。  そこで、まず冒頭にお伺いいたしますが、外務省の条約局長が見えていますね。外交上の口上書というのは、一体どのような性格のものであって、また、法的にはどのようないわば拘束力を持つものであるか、その点からお伺いをいたします。

第68回国会 公害対策特別委員会 第1号(1971/12/30、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙により、私が委員長の重責をになうことになりました。  今日、わが国においては、産業の発展、技術の革新、人口の集中化等によって、広く公害問題及び自然破壊問題が起こり、国民が健康で文化的な生活を営む上からも、重大なる政治、社会問題となっており、いまや人間の生活環境の保全は、国際的な課題となっているところであります。  これらの現状に対処するため、国内におきましては、公害関係十六法律の施行が本年行なわれ、その施策が実施せられるところとなりましたが、さらに各地においてはいろいろの公害はあとを断たず、環境保全の問題が依然とし……

第68回国会 公害対策特別委員会 第2号(1972/02/02、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  まず、理事辞任の件についておはかりいたします。  理事橋本龍太郎君から、理事を辞任いたしたいとの申し出があります。これを許可するに御異議ございませんか。
【次の発言】 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  引き続き、理事の補欠選任の件についておはかりいたします。  ただいまの橋本君の辞任による補欠のほか、理事でありました寒川喜一君が去る一月三十一日委員を辞任されましたので、現在理事が二名欠員になっております。この際、その補欠選任を行ないたいと存じますが、先例によりまして委員長において指名するに御異議ございませんか。

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1972/03/07、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  この際、一言御報告申し上げます。  かねてより理事会等において、本委員会の名称について協議願っておりましたが、去る二月二十六日の本会議において、その設置目的が公害対策並びに環境保全の諸施策を樹立するためとなりました。  また、本委員会の名称につきましては、議院運営委員会の決定により、公害対策並びに環境保全特別委員会となりましたので、以上御報告申し上げます。
【次の発言】 公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  公害対策並びに環境保全に関する件、特に休廃止鉱山の公害問題に……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1972/03/10、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出の公害等調整委員会設置法案を議題とし、提案理由の説明を聴取いたします。山中総理府総務長官。
【次の発言】 以上で提案理由の説明は終わりました。  本案の質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松本十郎君。
【次の発言】 松本君に申し上げます。ただいまの参考人を呼んでと、こういう御提案につきましては、後刻理事会で相談の上、前向きに善処していきたいと考えます。
【次の発言】 関連質問の申し出がありますので、これを許します。林義郎君。

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1972/03/15、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。林義郎君。
【次の発言】 次に、島本虎三君。
【次の発言】 阿部君の関連質問を許します。阿部君。
【次の発言】 次に古寺宏君。
【次の発言】 次に阿部未喜男君。
【次の発言】 午後二時再開することとし、この際、暫時休憩いたします。    午後一時三十分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。西田八郎君。
【次の発言】 いいですね。
【次の発言】 それでは、次に、米原昶君。

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1972/03/17、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出の特殊鳥類の譲渡等の規制に関する法律案を議題とし、提案理由の説明を聴取いたします。大石環境庁長官。
【次の発言】 以上で提案理由の説明は終わりました。  本案の質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。島本虎三君。
【次の発言】 これは説明員ではちょっと無理だな。――それでは国務大臣としての大石環境庁長官。
【次の発言】 次に、古寺宏君。
【次の発言】 古寺君に申し上げます。  ただいま御提案の科技特との連合審査並びに参考人招致の……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1972/03/23、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出の公害等調整委員会設置法案を議題とし、審査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。林義郎君。
【次の発言】 小澤政府委員、もうちょっと大きな声で。
【次の発言】 次に、島本虎三君。
【次の発言】 島本君の質疑は終了いたしました。  午後一時五十分再開することとし、この際、暫時休憩をいたします。    午後零時五十分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  内閣提出の公害等調整委員会設置法案を議題とし、審査を進めます。質疑を続行いたします。岡本富夫君。

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1972/04/04、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  この際、おはかりいたします。  最高裁判所長官の指定した代理者、最高裁判所事務総局総務局長長井澄君及び同民事局長西村宏一君から、公害等調整委員会設置法案について、本日本委員会に出席説明の要求があります。これを承認するに御異議ございませんか。
【次の発言】 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 内閣提出の、公害等調整委員会設置法案を議題とし、審査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。岡本富夫君。
【次の発言】 きょうは環境庁は呼んでいないのですが……。

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1972/04/07、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  この際、おはかりいたします。  ただいま本委員会において調査中の公害対策並びに環境保全に関する件、特に、ポリ塩化ビフェニール汚染問題につきまして、去る五日科学技術振興対策特別委員会から、連合審査会開会の申し入れがありましたので、これを受諾するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、連合審査会開会日時につきましては、両委員長間で協議の上決定いたしますが、来たる十三日及び十四日、午前十時三十分から開会の予定でありますから御了承願います。

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1972/04/11、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  公害対策並びに環境保全に関する件について、本日、参考人として、日本鉄道建設公団理事北原正一君の出頭を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 内閣提出の特殊鳥類の譲渡等の規制に関する法律案を議題とし、審査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。島本虎三君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こしてください。  小澤政務次官。

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1972/04/18、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出の大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案並びに島本虎三君外七名提出、公害に係る事業者の無過失損害賠償責任等に関する法律案を一括議題とし、順次提案理由の説明を聴取いたします。まず、大石環境庁長官。
【次の発言】 次に、島本虎三君。
【次の発言】 次に、内閣提出の公害等調整委員会設置法案を議題とし、審査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。島本虎三君。
【次の発言】 島本君に申し上げます。野呂防衛政務次官が入りましたから……。
【次の発言】 島本君の質疑は終わりました。  次に、岡本富夫君。

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1972/04/21、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出の特殊鳥類の譲渡等の規制に関する法律案を議題とし、審査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。島本虎三君。
【次の発言】 次に、岡本富夫君。
【次の発言】 次に、西田八郎君。
【次の発言】 次に、米原昶君。
【次の発言】 これにて内閣提出の特殊鳥類の譲渡等の規制に関する法律案に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 午後二時再開することとし、この際、暫時休憩いたします。  午後零時三十分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  特殊鳥類の譲渡等の規制に関する法律案を議題といたします。  これより討論に……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第13号(1972/04/26、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  ただいま、林義郎君、島本虎三君、岡本富夫君、西田八郎君、米原昶君から、ポリ塩化ビフェニール汚染対策に関する件について、決議すべしとの動議が提出されております。  まず、提出者の趣旨の説明を求めます。林義郎君。
【次の発言】 以上で趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 討論の申し出がありますので、順次これを許します。島本虎三君。
【次の発言】 次に、岡本富夫君。
【次の発言】 次に、西田八郎君。
【次の発言】 次に、米原昶君。
【次の発言】 以上で討論は終わりました。  おはかりいたします。  ただいまの林義郎君外四名提出の動議のごとく、ポリ塩化ビフ……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号(1972/05/09、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  この際、御報告申し上げます。  去る四月十三日の本委員会と科学技術振興対策特別委員会との連合審査会に出席されました参考人鐘淵化学工業株式会社常務取締役大橋清男君から、同連合審査会議録第一号七ページ三段二十六行の同君の発言中、「三十五年」を「四十五年」と訂正願いたい旨の文書が四月二十四日提出されましたので、御報告申し上げます。
【次の発言】 内閣提出の大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案並びに島本虎三君外七名提出、公害に係る事業者の無過失損害賠償責任等に関する法律案の両案を一括議題とし、審査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号(1972/05/12、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  この際、おはかりいたします。  ただいま本委員会において調査中の公害対策並びに環境保全に関する件、特に休廃止鉱山の鉱害問題につきまして、昨十一日、商工委員会から、連合審査会開会の申し入れがありましたので、これを受諾するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、連合審査会開会の日時につきましては、委員長間において協議の上決定いたします。
【次の発言】 次に、参考人出頭要求に関する件について、おはかりいたします。  内閣提出の大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案並びに島本虎三君……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1972/05/16、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出の大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案並びに島本虎三君外七名提出、公害に係る事業者の無過失損害賠償責任等に関する法律案の両案を一括議題とし、審査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。林義郎君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 それでは速記を始めてください。
【次の発言】 りっぱな提案者代表がおりますから、どうぞ。
【次の発言】 法律的な専門の問題でございますので、法制局から答弁をしていただきます。衆議院法制局川口第一部長。

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号(1972/05/17、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出の大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案並びに島本虎三君外七名提出、公害に係る事業者の無過失損害賠償責任等に関する法律案の両案を一括議題とし、審査を進めます。  本日は、参考人として東京大学名誉教授我妻榮君、東京都公害研究所所長戒能通孝君、日本弁護士連合会公害対策委員会委員長関田政雄君、日本商工会議所公害対策委員会小委員長島津邦夫君、川崎市公害病友の会会長斉藤又蔵君、以上の方々が予定されております。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多用中のところ本委員会に御出席いただきまして、まことにありがとう……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第18号(1972/05/19、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出の大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案並びに島本虎三君外七名提出、公害に係る事業者の無過失賠償責任等に関する法律案の両案を一括議題とし、審査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。細谷治嘉君。
【次の発言】 細谷君の質疑は終わりました。  次に、阿部未喜男君。
【次の発言】 お答えいたします。  国会法の規定によって二分の一以上の出席が定足数になっております。しかし一斉に委員会が開かれた場合には往々にして定員を欠くことがあります。いままでも先例によってそういうような運営をしてまいっておりましたので、その……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第19号(1972/05/22、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  この際、参考人出頭要求に関する件について、おはかりいたします。  公害対策並びに環境保全に関する件、特にカドミウム汚染と人体への影響問題調査のため、参考人の出頭を求め、意見を聴取いたしたいと存じます。御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、参考人の人選及び出頭日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  次回は、明二十三日火曜日、午前十時理事会、午前十時三十分から委員会を開会することと……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第20号(1972/05/23、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出の大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案、島本虎三君外七名提出、公害に係る事業者の無過失損害賠償責任等に関する法律案の両案を一括議題とし、審査を進めます。  この際、須賀海上保安庁次長から発言を求められておりますので、これを許します。須賀海上保安庁次長。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。岡本富夫君。
【次の発言】 岡本君の質疑は終わりました。次に、加藤清二君。
【次の発言】 先ほどの加藤委員の質問に関連して、ちょっと確認しておきたい点がありますので、お伺いをいたします。  それは先ほどの加藤委員の質……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第21号(1972/05/24、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案並びに島本虎三君外七名提出、公害に係る事業者の無過失損害賠償責任等に関する法律案の二案を一括議題とし、審査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。土井たか子君。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こしてください。土井君。
【次の発言】 では大臣、退席してもらって、あとで。
【次の発言】 それではちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 速記を始めてください。  この際、午後三時まで休憩いたします。    午後零時十六分休憩

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号(1972/05/25、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件、特にカドミウム汚染と人体への影響について調査を進めます。  本日は、参考人として、金沢大学教授武内重五郎君、金沢大学教授石崎有信君、財団法人日本公衆衛生協会カドミウム研究会会長重松逸造君、富山県立中央病院副院長村田勇君、萩野病院院長萩野昇君、生野町汚染地域住民代表駒留喜代松君、三菱金属鉱業株式会社取締役総務部長木村猛君、以上の方々が御出席になっております。また、後ほど神戸大学教授喜田村正次君が御出席になります。  この際、参考人各位に委員会を代表いたしまして、委員長から一言ごあいさつを申し上げます。本日は、御多用中のと……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第23号(1972/05/30、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出の大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案並びに島本虎三君外七名提出、公害に係る事業者の無過失損害賠償責任等に関する法律案の二案を一括議題とし、審査を進めます。  この際、おはかりいたします。  ただいま議題となっております両案について、最高裁判所長官の指定した代理者、最高裁判所事務総局民事局長西村宏一君から、本日本委員会に出席説明の要求があります。これを承認するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、両案について大石環境庁長官より発言を求められております……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第24号(1972/06/02、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出の大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案並びに島本虎三君外七名提出、公害に係る事業者の無過失損害賠償責任等に関する法律案の二案を一括議題とし、審査を進めます。  この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  ただいま議題となっております両案について、本日、参考人として、公害防止事業団理事長江口俊男君の出頭を求め、意見を聴取したいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。大原亨君。

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第25号(1972/06/07、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  公害対策並びに環境保全に関する件、特に、光化学スモッグ問題について、本日、参考人として、東京都公害局長佐藤八次君、東京都衛生局予防部長中川喜幹君、横浜国立大学助教授加藤龍夫君及び東京立正女子短期大学学長岩本経丸君、以上の方々の御出頭を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、加藤参考人は午後から出席されますので、御了承願います。

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第26号(1972/06/08、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出の大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案並びに島本虎三君外七名提出、公害に係る事業者の無過失損害賠償責任等に関する法律案の両案を一括議題とし、審査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。山本幸雄君。
【次の発言】 この際、午後一時十五分まで休憩いたします。    午後零時四十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。島本虎三君。
【次の発言】 関連質疑の申し出がありますので、これを許します。土井たか子君。
【次の発言】 小澤さん、ひとつ最終的に答弁どうですか。

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第27号(1972/06/13、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出の自然環境保全法案を議題とし、提案理由の説明を聴取いたします。大石環境庁長官。
【次の発言】 以上で提案の理由の説明は終わりました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。島本虎三君。
【次の発言】 建設省は都市局長が来ています。
【次の発言】 重ねて一ぺんに質問してしまってください。
【次の発言】 島本君、あまり言いたくないんだけれども、もうだいぶん時間の予定も済んでおるから、まとめてやってください。
【次の発言】 この際、午後一時四十五分まで休憩いたします。    午後一時十三分休憩

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第28号(1972/06/16、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。内閣提出の自然環境保全法案を議題とし、審査を進めます。  質疑の申し出がありますので、これを許します。島本虎三君。
【次の発言】 これにて自然環境保全法案の質疑は終了いたしました。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 では速記を願います。  この際、委員各位と十分協議し、私の手元で起草いたしました内閣提出の自然環境保全法案に対する修正案を提出いたします。
【次の発言】 その趣旨について御説明申し上げます。  修正案はお手元に配付してありますので、案文の朗読はこの際省略させていただき、その要旨について御説明いたします。   自然環境保全法案委……

第68回国会 商工委員会 第15号(1972/04/19、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 前置きは除きまして、ずばりお尋ねいたします。  割賦販売法の第五条一項は強行規定ですか、いかがですか。
【次の発言】 それは第二項に、一項違反の特約は無効であると明記せられておるので、当然強行規定だと思います。  また民法九十条によって、公の秩序、善良の風俗に反する、すなわち公の秩序とは、いわゆる強行法規違反も入るわけです。というか、それが大きな部分なんです。したがって、民法九十条によってもその契約は無効になるわけなんです。それは確認しますね。
【次の発言】 私はここに、A社としておきましょう、その自動車の割賦販売契約書なるものを持ってきております。このとおり虫食いのようにな……

第68回国会 商工委員会 第21号(1972/05/16、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 特繊法の改正法案について質問をいたしますが、その前に、特繊法に関係も深いのでお伺いいたしたいと思いますが、実はここに五月十二日の日経の記事を持っております。見出しだけ読みますと、「政府の手で輸出を規制へ、新立法か輸取法改正」、こういう意味のことなんです。  そこでお伺いいたしますが、政府の手で輸出を制限するというお考えはあるんですか、いかがですか。
【次の発言】 この記事に出ておる新立法か輸取法を改正するということについては、いま通産省ないしは通産大臣は構想も持っておられないのですか。いかがでしょうか。
【次の発言】 あとで加藤委員が引き続き触れると思いますので、あえて繊維の……

第68回国会 予算委員会 第21号(1972/03/30、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 暫定予算に関しまして質問をいたしたいと思っておりますが、まず最初に、去る二十八日午前七時二十分ごろ国鉄総武線船橋駅構内で起きました事故について、国鉄総裁にお伺いをいたします。  私は質問に先立ちまして、まず社会党を代表して、今回の事故で不幸にも負傷せられた方々に心からお見舞いを申し上げ、一日も早く御全快の上職場へ復帰せられるようお祈りをいたします。  さて、今回の事故での負傷者――幸いにして死者はなかったようでございます、まことにその点は幸いだったと思いますが、負傷者が七百十二人、新聞によって若干人数も二、三違っておる点もあるが、少なくとも七百人をこえた。戦後国鉄事故としては……

第69回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第1号(1972/07/06、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が引き続き委員長の重責をになうことになりました。委員会の運営にあたりましては、皆さまの御支援をいただきまして、万全を期していきたいと存じます。  どうかよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。  理事の員数及び互選の方法についておはかりいたします。
【次の発言】 ただいまの浜田幸一君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  委員長は、理事に       始関 伊平君    八田 貞義君       林  義郎君    藤波 孝生……

第69回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1972/07/12、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  この際、田中内閣の発足に伴って新たに就任されました小山環境庁長官から発言を求められておりますが、まず、当委員会を代表いたしまして委員長から新長官に対しまして一言申し上げたいと存じます。  御承知のごとく、わが国における経済の急速な拡大に伴って生じた数多くの公害の発生及び自然環境の破壊は、国民の生活を脅かし、それがいまや国内の社会問題のみならず、国際的な問題にも発展するところとなっております。  先般来の国会から公害関係諸法の整備が行なわれ、さきの国会でも被害者の救済措置を目的とする無過失損害賠償責任法等の審議を鋭意行なって成立を見たわけでありますが、い……

第69回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1972/08/10、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  理事補欠選任の件についておはかりいたします。  理事藤波孝生君が去る七月十七日委員を辞任され、理事が一名欠員となっております。この際その補欠選任を行ないたいと存じますが、先例によって委員長において指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。それでは登坂重次郎君を理事に指名いたします。
【次の発言】 この際、菅波環境庁政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。菅波環境庁政務次官。
【次の発言】 次に、同じく丹羽通商産業政務次官より発言を求められております。これを許します。丹羽政務次……

第69回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1972/08/22、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  先般、公害対策並びに環境保全状況の調査のため、委員を派遣いたしましたが、この際、派遣委員の報告を聴取いたします。登坂重次郎君。
【次の発言】 おはかりいたします。  ただいまの登坂重次郎君の御提案のとおり、調査報告は本日の会議録に参照掲載することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 当委員会の公式な派遣行政調査といたしまして、八月六日に、青森県のむつ小川原開発事務所に派遣委員が参りました。ちょうど十一時四十分から五十分のこ……

第69回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1972/09/12、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  先般、公害対策並びに環境保全状況の調査のため委員を派遣いたしましたが、この際、派遣委員の報告を聴取いたします。林義郎君。
【次の発言】 これにて派遣委員からの報告聴取は終わりました。  おはかりいたします。  ただいまの林義郎君の御提案のとおり、調査報告は本日の会議録に参照掲載することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  公害対策並びに環境保全に関する件につい……

第69回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1972/10/11、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件、特に火力発電所と環境保全の問題について調査を進めます。  本日は、参考人として、電気事業連合会副会長荘村義雄君、日本エネルギー経済研究所所長向坂正男君、伊達の自然を守る会会長正木洋君、有珠漁業協同組合理事野呂儀男君、以上の方々が御出席になっております。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多用中、また遠路のところ本委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございました。  御案内申し上げましたとおり、本日は、火力発電と環境保全の問題について調査をいたすわけでありますが、申し上げるま……

第70回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第1号(1972/10/27、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が引き続き委員長の重責をになうことになりました。委員会の運営にあたりましては、皆さまの御支援をいただきまして、万全を期していきたいと存じます。どうぞ相変わらずよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。  理事の員数及び互選の方法についておはかりいたします。
【次の発言】 ただいまの浜田幸一君の動議に御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  委員長は、理事に       始関 伊平君    登坂重次郎君       八田 貞義君    ……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 法務委員会 第26号(1973/05/11、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 大臣、去る三月三十日の暫定予算総括質問の際にお約束いたしましたように、あらためて法務委員会へ参りました。そしていまから商法の一部改正法案外二件について御質問を申し上げます。  その前にいろいろと質問の関係上用語と申しますか、概念をとらえておかないといろいろと話がちぐはぐになってもいけないので、まず質問中に使うところの用語あるいはそれに対する概念をはっきりしておきたいと思います。  そこで、まず企業と会社、ここで私は会社というよりか法人ということでいきたいと思います。まず企業について、あるいは会社、法人等との関係において、企業をどのように把握しておられるか、企業の定義と申します……

第71回国会 法務委員会 第28号(1973/06/01、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 前回に引き続いて、商法の一部改正外二件について質問を続けます。  前回、私は企業の社会的責任について、商法上この際考えなければならない点について若干の提案を含めて申し上げたわけなんですが、大臣も御承知のように、去る三月十六日、経済同友会が「社会と企業の相互信頼の確立を求めて」という題で提言をいたしております。また最近、経団連の総会で植村会長といいますか、企業の社会的責任の自覚についてという声明を出しております。  このように、いまや企業の社会的責任についての自覚ないし反省が、現に財界なり企業の指導者の中に起こっておるわけなんです。このような状態の中で商法が企業の社会的責任につ……

第71回国会 予算委員会 第8号(1973/02/07、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 私はきょうは、財政投融資計画の国会承認と公害を中心に質問するつもりですが、その前に、もう総理、大蔵大臣もごらんになったろうと思いますが、本日の各紙の朝刊は、一面トップで大きくドル不安、通貨危機を伝えております。そこで、この問題について、緊急質問的に二、三の点だけをまずお伺いいたしたいと存じます。  先日、小林進委員の質問に対して、大蔵大臣は、しばらくは静観といったような意味の御答弁があったと思います。しかし、このような事態になってもなお手をこまねいて静観をしておられるつもりなのかどうなのか。また総理も、それをお認めになってそれでいいとお考えになるのか、まず総理、大蔵大臣、御所……

第71回国会 予算委員会 第20号(1973/03/09、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 本日は通貨危機、商品投機等を中心に御質問をいたしますが、実は、中身はすでに北山委員をはじめ、いろいろと論議せられた問題と重なるかもわかりませんし、あるいは愛知、中曽根両大臣には、他の場所で御所見を承った問題にも触れますので、おもに総理から御答弁をいただきたい。そういうことをまず申し上げておきます。  そこで、まずお伺いいたしますが、これももう何回もだれかが触れておると思いますけれども、通貨危機、一口にいわれておりますが、アメリカがドルの切り下げといいますか、行なう等々の問題があってから、これを含めてわずか一カ月問に二回にわたって主要な外国為替市場が各国において閉鎖せられるとい……

第71回国会 予算委員会 第24号(1973/03/30、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 暫定予算について御質問をいたしたいと思うのです。  まず最初に、田中内閣としては、本格的予算としては四十八年度予算が初めてであります。その予算が年度内に成立を見なかった。それにはいろいろ理由が、あなたから言えばあると思います。たとえば、防衛力の限界問題通貨危機や商品投機あるいは土地投機の問題等々、これを見ました場合に、一口に言うならば、政府の無策あるいは閣内の意見の不統一、こういうことが一つの大きな原因となり、理由となって審議がおくれたわけでございます。したがって、本格予算が、初めての予算が年度内に通らなかった内閣、ことに田中総理の責任は重大である。本来ならば内閣総辞職にもつ……

第72回国会 予算委員会 第4号(1973/12/08、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 社会党を代表いたしまして、総括質問を続けていきたいと思います。  私は、まず最初に、通告したように、一体政治とは何か、政治の目的は何か、こういうことで総理の率直な意見を伺いたい、こう考えております。  だが、ここで私は、別に哲学的なことやら定義を云々しようとは思っておりません。ただ、あなたが総理になられたときに、いわゆる庶民宰相として、国民は大きな期待と、あなたに対するいわゆる支持、人気が集まったのです。ところが、今日ではもう御承知のような状態であります。支持率は、下がりつつというか、ぐんと下がって、半分以下に下がっておる。今日では二〇%をもう割るのではないか。そこで初心に返……

第72回国会 予算委員会 第7号(1974/01/28、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほど来、石油業法、石油業法とおっしゃっております。で、この法律は、私も審議したから、また十二月の八日の私の質問のときにも申し上げましたが、それはわかっております。その経過はわかっております。しかし、石油審議会において、いま石橋書記長が提起いたしましたこの問題に関連をいたしまして、審議会ですから、その際に、じゃ一体、どういう答申を求めるという諮問を通産省がしたのですか。それに対してどのような――当時、石油危機が一番問題になっておったときです。したがって、石油輸入の見通し及びこれを必要とする関連企業のいわゆる需要量等々を、数字をもって資料として出していただきたい。このことを委員……

第72回国会 予算委員会 第9号(1974/02/01、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して補足いたしますが、あなたがいまお読みになったといいますか、これは完全に本会議の発言を訂正というか、直したことは明らかです。したがって、メンツにこだわって、あなたが取り消すと言わなくとも、取り消したものとわれわれは確認いたします。よろしいですね。
【次の発言】 資料の提出について、確認をしておきたいと思うのです。  と申しますのは、ただいまの辻原質問の際の、委員長が二月早々云々、こういうことで政府に答弁を求めるような発言がありましたが、それがそのままになっております。そこで、二月早々ということについて、赤松質問の際にも、この時点で明確にできるものを直ちに出せ、こういう要……

第72回国会 予算委員会 第10号(1974/02/02、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 あなた、ここでけんかを売る気ですか。なら、やりましょう。社会党が反対したということには経過がある。その経過を除いて、ああいう発言がありますか。陳謝をし、取り消しなさい。そうでなければ質問は続けていくことができません。(発言する者あり)

第72回国会 予算委員会 第11号(1974/02/04、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 いま委員長がおっしゃったように、石橋書記長が党務の都合で本日できないので、私がかわりまして保留質問を行ないます。持ち時間がきわめて少ないので、簡単に申し上げます。  石油危機で大騒ぎをしておった昨年十一月の十三日、現にここに、これは日本経済新聞だと思いますが、十一月の十三日の新聞を持っております。その表には、「十二社、十四製油所を認可 五十一、五十二年度の新増設」という記事が出ておる。その裏は、これは続きものでやられておりますが、その二で、「エネルギー危機 どう対処する」という見出しで、これは、ずっといろいろの人に、記者が一問一答をやっているのが続くわけなんですが、その日は石……

第72回国会 予算委員会 第13号(1974/02/06、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行について発言をいたします。  先ほど来、岡田質問に対して、求めた資料が出てきていない、あるいはいま電話で照会中。これについては、委員長も言われたように、昼の時間に、あるいは一時までに資料を出す、こういうことですから、それを見た上で残余の質問は継続することにして、この際、休憩せられるよう動議を提出いたします。

第72回国会 予算委員会 第18号(1974/02/20、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 一言だけ法務大臣と委員長に対して、要望といいますか、それを申し上げておきます。  先ほど楢崎委員の質問に関して法務大臣はあのような答弁をなされましたが、私的独占禁止法の七十四条には、検事総長は、いわゆる公取の告発を待たなくとも、独禁法違反の事実ありと思料するときにはやらねばならぬという規定があるのです。その点についていま楢崎委員は、検事総長というか検察庁の態度は、はなはだけしからぬと言っておる。その条文に関連して、何か言うことがあったらお答えを願います。  同時に、委員長、この楢崎質問は重要でありますので、後刻、理事会において、もっと話を詰めたい。これは独禁法七十四条という法……

第72回国会 予算委員会 第19号(1974/02/21、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま委員長の御発言のごとく、理事会の決定に基づきまして、二、三法務大臣に御質問を申し上げます。  実は、本日の読売新聞をはじめ二、三の新聞に、法務省の刑事局長から文書をもって予算委員長に対し、公取委員会から告発を受けておるところの、実はきのう当委員会において決定をいたしました石油関係の参考人について、参考人として呼ぶことについては、捜査上まずいからやめてほしいといったような意味のことが、文章でもって申し込まれたように報ぜられております。  まず、そういう事実があったのかどうか、委員長から明らかにしていただきたいと思います。

第72回国会 予算委員会 第20号(1974/02/22、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま松浦委員が指摘しておるこの書類は、国会議員にも送られてきておる。こういう行為は、国会議員ないし国会を侮辱したところの行為である。したがって、当委員会としてもこれをほっておくわけにいきません。委員長は、代行がすわっておられますが、どのように処置をせられますか、お伺いします。

第72回国会 予算委員会 第23号(1974/02/26、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して、これも一緒に答弁を願いたいと思うのです。  たしか独禁法の九条だったかと記憶しておりますが、持ち株会社はこれを許さない、こういうことが法律にあります。いま小林委員が指摘いたしました社員会、これはまさに持ち株会社です。独禁法の上からいっても、かっこうは財団法人というかっこうをとっておるが、独禁法違反であります。これをあわせて御答弁を願います。
【次の発言】 関連して申し上げます。  いま小林委員の石田参考人、永山参考人に対する質疑についての答弁の態度あるいはその内容、参考人ではとうてい明らかにできません。  そこで、小林委員も指摘いたしましたが、委員長に提案をいたしま……

第72回国会 予算委員会 第28号(1974/03/04、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま委員長がお述べになったように、理事会の協議によって、各党がなぜ執拗なまで証人喚問を要求しておるかという点について、総理、総裁としての田中さんに認識をしていただく必要がある。そういうことで、若干の質疑というか、所見を述べたいと思います。  その前に、これは与党内の連絡の不十分だったと思うのですが、五時の招集に対して一時間待たされたことについては、たいへん遺憾です。しかし、これについて、もうこれ以上とやかくは申しません。  そこで、総理あるいは自民党の総裁としての田中さんにも関連をすることになりますのでお聞きを願いたいのですが、御承知のように、去る二十五日から六、七の三日……

第72回国会 予算委員会 第30号(1974/03/11、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま委員長より提案のありました、石油連盟会長密田博孝君外十名を証人として喚問することに賛成、参考人とすることに反対の討論を、簡単に申し述べます。  この件に関しましては、今日まで幾たびとなく論議を重ねてまいりましたので、多くは申し上げませんが、去る四日、総理の出席を求め質問いたしましたときにも申し上げましたが、三日間にわたる物価集中審議において、物不足、便乗値上げ等のからくり、悪徳商社の実態、大企業や業界と行政との癒着、さらに企業の社会的責任、その倫理性の欠如などが明らかにされたが、その審議の中で、幾つかの重要な点において、これらの人たちは、忘……

第72回国会 予算委員会 第31号(1974/03/12、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 いよいよこの四十九年度の予算三案についての最後のバッターとして、締めくくり総括質問を行ないます。  すでに当委員会で論議せられた問題も多いし、したがって、二番どころか、何番せんじの感じもある問題が出てまいります。しかし総括最後の締めくくり質問者の任務は、十分に詰められなかった問題を詰めていく、こういうことも役目の一つであると思いますので、まずその点から入りたいと思います。したがって、総理以下各閣僚は、いままで繰り返されたような答弁はなるべく控えていただいて、できるだけ核心に触れた御答弁をお願いいたしたいと存じます。  そこで、まず緊急な問題といたしまして、実は私も知らなかった……

第72回国会 予算委員会 第32号(1974/03/29、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連。  いま八木委員から、暫定予算を出さなければならなくなったことに対する政府自体の反省ということをお伺いしたわけなんです。ところが、あなたは何ら反省がない。なぜかといえば、当然年度内に予算は成立するようにやるべきである。それができなかったというのは、どういう理由があったのか。  これはもう、八木委員も指摘したように、証人、参考人等々の問題、異常な狂乱物価と大蔵大臣が申しますような状態の中における、いろんな国民生活の問題と関連したことを深く審議するためにおくれたということも事実です。しかしながら衆議院が解散になったあと等の場合はいいとして、ノーマルに開かれており、ノーマルな……

第74回国会 予算委員会 第2号(1974/12/19、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行。  いま、岡田委員から、いろいろとこの次に出る問題をも含めて申し上げました。先ほど来聞いておりますと、必ずしも閣内で統一した意見があるようにも思えません。そこで、ちょうど時間となりましたので、正午ですから、ここで休憩をする、その間にひとつ内閣の統一見解を協議してやっていただく、そのように、委員長お取り計らいを願います。

第74回国会 予算委員会 第3号(1974/12/20、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと、議事進行でお願いします。  いま湯山委員あるいは八木委員が質問して、具体的に各担当大臣にお願いした件につきましては、文書をもって後刻御回答をいただきたいと思いますが、お願いします。
【次の発言】 ちょっと議事進行。委員長、ちょっとすみません。  いま小林委員が申し上げたのは、現在小松君は事務次官で、ここへ出てきませんから、理事会へ呼んで、そこでいろいろ聞くということも含めて提案したんだと思います。そうでしょう。
【次の発言】 あるいは、説明員としてここへ呼んでもいいと思います。
【次の発言】 関連して、簡単に申し上げます。  いま小林委員の指摘した点は、公取委員長、……

第75回国会 予算委員会 第2号(1975/01/30、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほどの江田質問に続いて、社会党を代表いたしまして、総括質問を行います。  三木内閣の公約の大きな柱の一つとして、社会的不公正の是正ということを言っておられる。そのことは、現に社会的に不公正が存在することを認められておるからであろうと思うのです。今日一番大きな問題となっておるものの一つに、企業、特に大企業の横暴、言いかえるならば、企業が社会的責任を果たしておるのかどうか、こういう問題につながると思います。そこで、まず総理は、この企業責任ということについて、どのように理解し、どのように把握しておられるのか、承りたいと思います。

第75回国会 予算委員会 第4号(1975/02/01、33期、日本社会党)【政府役職】

○田中国務大臣 いま多賀谷先生おっしゃったような傾向が確かにあることは、私も知っております。そこで、理想的に申しますれば、ヨーロッパの社会保障の先進国のごとく、年金で、老人ホーム等の入居費が賄えて若干のお小遣いが残るというような姿が理想的だと思いますが、しかし、今日では、わが国はまだ老人年金が未成熟でございますので、御指摘のような点が残ることについては、残念に思うわけでございます。
【次の発言】 御趣旨としては、結構だというふうに思います。そういたしたいというふうに、私も思っております。しかし、今日の年金、特に国民年金の体系の中で、いまのままのような福祉年金受給者についてそのような給付をするこ……

第75回国会 予算委員会 第5号(1975/02/03、33期、日本社会党)【政府役職】

○田中国務大臣 私のところの地方事務官は、社会保険事務を担当しているわけでございますが、この仕事の性質上、国が経営の責任を持ち、そして画一的に、統一的に能率的にやるために、これを地方公務員にして、全部の仕事を機関委任に持っていくことが一体いいのか。それとも逆の方向に持っていって、地方事務官問題に終止符を打つのがいいか。これについてはいろいろと議論のあるところでございまして、いずれにいたしましても、こういう地方事務官制度という、当分の間と言われ、しかもそれについていろいろと中途半端な制度というものに、この際は終止符を打ちたい。しかし、その方向はどちらの方向に持っていくかについては、いろいろ議論が……

第75回国会 予算委員会 第6号(1975/02/04、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと混乱があるようでございますので、若干、整理の意味で、議事進行で発言したいと思います。  実はいま楢崎委員が取り上げておるのは、国会議員の一つの権利というか、法に基づく政府に対する質問主意書に対する答弁でございます。したがって、これはいわゆる三権から言うならば、国会と政府の関係である。もう一つの点については、これは個人の問題だ、こういう意見はありますが、私と言っても、本当の私人ではなくして、内閣の閣僚の一人であるという点で問題です。したがって、これをやりとりしておってもあれですから、ひとつこの質問主意書に基づく点につきましては、理事会等で十分質問主意書及び答弁書をよく検……

第75回国会 予算委員会 第7号(1975/02/05、33期、日本社会党)【政府役職】

○田中国務大臣 お答えいたします。  第一問の遺伝性毒性についてのメトーデ、方法論につきましては、食品医薬品安全センターにおきまして今後これを確立するという方向で、鋭意これを急いでいるわけであります。  第二問は……(渡部(一)委員「安全性の公開です」と呼ぶ)公開については、今後の分については全部いたすという所存でございます。(渡部(一)委員「それからいままでのを全部再点検するということです」と呼ぶ)いままでの分につきましては、実はこれについてたくさんいろいろな種類のものがあることは、先生御案内のとおりであります。それで、昭和三十八年以降に指定されたものにつきましては、これは相当の基準でやって……

第75回国会 予算委員会 第8号(1975/02/06、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行。  それでは、議事進行で動議として発言させていただきます。  この問題につきましては、これは本会議の問題である、こういう岡田委員の発言です。それに対して委員長は、本会議でこういう方法がある、こうおっしゃっているわけです。しかし三木内閣だから、総理が言ったこと、これが全部だとおっしゃる。それはそのとおりです。ならば、外交演説は要らないわけなんです。そこで、このままで結構ですから、取り扱いについてちょっと理事間で相談をする、その時間をお与え願います。
【次の発言】 議事進行で動議を提出いたします。  先ほど来、岡田質問に対して混乱がございます。委員長からいろいろな提案も……

第75回国会 予算委員会 第9号(1975/02/07、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行。  お聞きのように、はっきりと大蔵省は、法律違反の覚書といいますか、これを出しておるわけなんです。大蔵省は、税法に関連して、法律違反ないし銀行あるいは多額の所得を持つ自然人及び企業に対するいろんな通達等も出しておる。それが法律に抵触するようなことがたくさんあります。そのうちのこれは一つのはっきりとした例です。このことは、行政府が、大蔵省が国会を軽視し、法律を無視した通達でございます。したがって、これはゆゆしい問題であり、さらに国会としても明確にする必要がございます。  したがいまして、この点に関し、ひとつ委員長の御判断により、どういうようなことをやるのか、これを大蔵……

第75回国会 予算委員会 第11号(1975/02/13、33期、日本社会党)【政府役職】

○田中国務大臣 当省では予算要求をしておりません。したがって、ついておりませんが、科学技術庁関係でこれを処理するというふうに聞いております。
【次の発言】 関連。いまの、大臣はよくおわかりにならないから、ああいう答弁ですが、森口局長は一体何を言うか。ああいう答弁なら、まるでその会社の営業部長か宣伝員のような言葉です。こういうことでは、とうてい納得はできません。  さらに、公取委員長が見えておりますから一言伺っておきますが、これは虚偽広告というか誇大広告の最たるものであると思います。したがって、これは詐欺的行為である。したがってこれは損害賠償の対象にもなり得る。そういうことを申し上げて、通産大臣……

第75回国会 予算委員会 第12号(1975/02/14、33期、日本社会党)【政府役職】

○田中国務大臣 沖繩の医療水準、これは旧本土と比較いたしますとかなり低位にあることは、私も存じております。大体、病床数が二分の一、医師の数が三分の一だというふうに言われております。これに対応して現在やっているのは、医師を派遣するというような制度でやっておりますが、これもできるだけ人員、予算等を伸ばしていかねばなりませんが、本質的には、私はやはりあそこに定着するお医者さんというものをつくり上げなければ、問題の根本的解決はないというふうに思っているわけであります。  しからば、一体あの地域に定着するお医者さんをどうしてつくり上げるか。これは医科大学の設置――しかし医科大学の設置も、下手をいたします……

第75回国会 予算委員会 第13号(1975/02/15、33期、日本社会党)【政府役職】

○田中国務大臣 地方単独で社会福祉事業を推進することについては、一般的にそれがすべてが単独事業でやる場合には、それは地方自治の精神にかんがみて、私どもはあれこれ申すことはないわけでございますが、御指摘の場合は、国民健康保険等を根っこにいたしまして、その上の自己負担分について単独事業をやろうということでございますから、したがいまして、国保の受診率等に大きく影響をするわけであります。したがいまして、私どもは四割の国庫負担金については別にあれこれいじらないわけでございまして、五分の普通財政調整交付金、これについては、公平の見地から、もしこういうことをやりますると、他の保険者との間に受診率、つまり医療……

第75回国会 予算委員会 第14号(1975/02/17、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず、松浦君が先日指摘いたしました問題につきましてお伺いしたいのですが、実は、電機工業会の会長さんには、質問はございませんが、しばらくだけおつき合いを願いたいと思います。  もう重ねて申しません。当日は、法務大臣はいらっしゃらなかったが、公取委員長はあの質疑応答を十分御承知であります。したがいまして、その点について一言だけ、まず御質問を申し上げます。  先日の松浦委員の質問は、いわゆる節電タイプ、こういう広告、いろいろそういう説明を書いたところのカタログ等を振りまいている。ところが、実際はそうでなくて電気をよけい食っておる、そういうような問題を指摘したわけであります。そのとき……

第75回国会 予算委員会 第18号(1975/02/21、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほどの岡田議員の質問に関連いたしまして、いろいろ食い違いがあるようでございます。  もう一度確認をいたします。それはあくまでも、総理が答弁をせられたから、それに対し岡田委員はまた質問する、こういうことは当然な成り行きなんです。しかしこれは、先ほど小林理事が提案したように、重ねて委員長から議運の委員長へ交渉していただく。その議運の委員長というか、議運の回答を待って改めて論議する、そういうようにしていただくことを、私の質問に入る前にもう一度確認をいたしたいと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 わかりました。それでは私の質問に入りたいと存じます。  三木総理、大蔵大臣、去る……

第75回国会 予算委員会 第19号(1975/02/22、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの小林委員の質問に対する労働大臣の答弁で、いささか腑に落ちない点がございます。  そこで、まず第一点は、労働基準法の適用外になるとおっしゃったその根拠です。その実態を御調査していただきたい。そのいかんによっては、労働基準法二十四条第一項、職業安定法三十二条三項になりますかの違反の疑いがある、こういうように私は思います。したがって、この予算委員会の総括質問の終わるまでに、ひとつその実態調査と、労働基準法適用外であるとおっしゃった根拠を示していただきたい。これを要望いたしておきます。

第75回国会 予算委員会 第20号(1975/03/01、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、総括質問あるいは集中質問の際に、関連をして保留をいたしました問題について、二つにわたって質問いたします。  そのまず第一は、労働省に対してでございます。去る二十一日の集中審議の際に、京都の精神病院についての小林質問に関連した件でございます。精神病院が患者を屋外の作業に従事させることは、いわゆる院外療法という名のもとに行われておる。そういうことに対して労働大臣は、原則として労基法九条の労働者には該当しない、このような答弁であったと思います。実は議事録を調べたかったのですが、議事録は印刷に回っておるので確認できませんが、そういったような、いかにも法によって定められたごとき答……

第75回国会 予算委員会 第21号(1975/03/03、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連。  お伺いしますが、いまの中公審ですね、これは国家行政組織法による三条委員会じゃないのですね。三条委員会ならば、政府から独立しておるから、中公審が定めるというか、相談をしなければ政府としては何ともできぬ、これなら通ります。だが、三条委員会ではなくて、いわゆる政府、あるいはこの場合は環境庁長官の諮問機関でしょう。したがって諮問にこたえての答申をする委員会ですよ、審議会ですよ。したがって、あなた自体が中公審に相談をしてとかなんとかいうことは、私は誤りである。組織法三条によるものなら政府から独立しておる。たとえば公正取引委員会の議事録とかあるいは公安委員会の議事録というのとは……

第76回国会 予算委員会 第2号(1975/10/21、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず、本格的な質問に入ります前に、基本的な姿勢の問題につきまして、総理に要望を含めて若干の所信を伺いたいと存じます。  先日の財政、経済演説、これに対する答弁等を聞いておって、果たしてあれで国民の期待にこたえたことになるかどうか。新聞等の論調を見ましても、従来どおりの誠意なき逃げと責任転嫁の政府答弁等々と批判をせられております。ことに予算委員会は、いわゆる持ち時間制になっておりますので、従来ややもすれば、ともかく持ち時間の間、何とか過ごせばいいんだ、こういうことで、長々と要領を得ない、つぼを外した御答弁が多いという感じを受けております。そこで私は、ぜひともそういうようなことで……

第76回国会 予算委員会 第3号(1975/10/22、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 いまお聞きのように、こういうことでは審議になりません。したがって、自後の質問を留保し、取り扱いを理事会で相談していただく。さらに、いま提出いたしましたこの資料につきましては、一々読み上げますと三十分はこれだけでもかかりますから、そのうち抜粋をして岡田委員は読み上げました。これをひとつ議事録に残すということもあわせてお願いいたしたいと思います。いかがでしょう。
【次の発言】 ただいまの委員長のお計らい、結構でございます。しかし、その結論というか、解決ができるかどうかわかりませんが、その理事会で御相談を願って、再質問というか再々質問は、この補正予算の最終日のいわゆる締めくくり総括……

第76回国会 予算委員会 第4号(1975/10/23、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと一言。関連といったって、時間が来ておりますから、あるいは議事進行でも結構です。  いまの阿部委員の質問は重大であります。しかがって、社会党の持ち時間内を調整してもう一度、たとえ二、三十分でも阿部委員の質問の時間をつくりたいと思っておりますし、また理事会でも提案したいと思います。  いまの問題につきまして責任ある回答というか態度が出ない限り、本当に補正予算の採決なんてできないです。そのことだけをはっきりと申し上げておいて、改めて社会党の持ち時間内で阿部委員の質問をやる。そのときにはっきりした答弁ができるようにしておいてください。でなければ、この次にはもう、そこでどうなる……

第76回国会 予算委員会 第5号(1975/10/24、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行。  いま大臣が答弁をしたのを役人から耳打ちをせられて訂正する、まさにロボットですよ。私が常に言っておる行政府の国会に対する態度が、しかも大臣でなくて官僚の諸君によって軽視せられておるという事実が明らかになりました。それだけを指摘しておきます。  もう一つは、いま安宅委員が要求いたしました契約書の写し及び印刷した実物を提出していただく。これは公表じゃありません。ここへ出すことは公表ではございませんから、それだけは確認していただきたいと思います。
【次の発言】 ちょっと一言だけ。  いま湯山委員が言ったように、初めは十月、今度は十一月ということで補正を組んでおられるよう……

第76回国会 予算委員会 第6号(1975/10/27、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 いま阿部委員の質問を聞いておって、とうてい現状のままではこれは審議を進められないし、この補正予算の採決はできません。  そこで改めて大蔵大臣に要求いたします。この補正予算の審議の終るまで、というと一応の予定はあさってです。そのとおりいくかどうかわからぬが。補正予算の審議中にもっと誠意ある員体的な資料を提出する、そういう約束はできますか。償還計画を出すということが約束できますか。いかがです。

第76回国会 予算委員会 第8号(1975/10/29、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行について発言をいたします。  ただいまの問題につきましては、これは日本の主権に関する問題であると私は解釈をいたします。さらにこれは日本の司法権の問題あるいは捜査権に対して外国の介入を許すのかどうかというような問題、こういう問題が政府ベースにおいていろいろと左右せられるようなことであるならば大きな問題であります。したがいまして、これの協議のため、ちょうど時間もお昼を過ぎておりますから、休憩をし、理事会においてその取り扱いを協議していただきたいと存じます。
【次の発言】 私は質問に入る前に一言、委員長、総理以下の各政府閣僚に対して申し上げます。  いまもう七時を大分過ぎて……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第7号(1976/06/10、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 ここで議事進行で委員長にお願いいたします。  実は、町田君と内村君は、すでにわれわれは証人として理事会へ提出いたしております。しかし、先ほど来問題になりました四十六年二月二十日の答弁というのは、実は私が質問したのであって、そのときの議事録等から見て、ぜひ当時の航空局長の内村信行君を証人として来ていただかない限り、真相ははっきりしないと思います。したがって、この点特に委員長に提案いたしておきます。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第10号(1976/06/23、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと関連をしてお伺いをいたします。  法務大臣、いわゆる灰色高官と俗に言われておりますが、それにはいろいろのケースがあると思います。たとえば犯罪事実、すなわち収賄事実があったがすでに時効が完成しておる場合、あるいはアメリカで証言せられたが日本で裏づけをとることができなかった場合、いろいろあると思うのです。そういうのを最初から、時効の完成あるいは公判維持ができない、そういうことがわかっておる場合に、捜査当局としては立件できないのを本当に力を入れてやるのかやらないのかということが疑問に持たれます。たとえば、捜査当局としては刑事事件を追う場合に、もうこれは刑事事件にならないんだ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第13号(1976/07/07、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 三木総理、質問に入る前に一言申し上げておきたいと存じます。本日の総理がどのような御答弁をこの席でなされるか、国民は重大な関心と期待を持って見守っております。そのことを十分お考えの上、御答弁をいただきたいと思います。  そこで、総理は去る四月三日の内閣記者団との会見で、ロッキード問題について政治、道義責任の徹底究明に政治生命をかけてと言明せられた。いまでもその決意あるいは信念に変わりはないかどうか。また、渡米中ワシントンでも、政治生命をかける云々という同じような発言をしておられます。現在いままで総理が言ってこられたこと、その信念あるいは決意に変わりはないかどうかをお伺いします。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第18号(1976/07/28、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 昨日の事態、これはいまさら説明の必要はないと思いますが、そういう事態を受けて総理に端的にお伺いいたします。  総理はいまどのような心境で、今後この問題、すなわちロッキード問題の真相究明について、新たにどのように決意し、どうしようと考えておられますか、お伺いします。
【次の発言】 総理はいつも抽象的な答弁ではなかなかいいことを言う。だが、具体的に何をするのかということになると、余りいい答えが返ってこないのです。  そこで、重ねてお伺いしますが、あなたは田中内閣当時副総理であったわけなんです。したがって、その立場で総理みずからが責任を感じなくてはならないと思います。国民に対してど……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第22号(1976/08/12、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連というか、議事進行。  それでは、いまの横路質問に関連して要求したいのですが、暴力団関係の資料、警察で暴力団白書というようなものはないのですか。そういうものをつくったことはないですか。あれば、そういうものを要求したいのです。
【次の発言】 それではその中から、それからいまの答弁等を含めて、ひとつ暴力団関係のまとまった資料を要求したいと思いますが、どうでしょう。わかる範囲でよろしい。
【次の発言】 検討じゃなしに……。
【次の発言】 この機会に一言だけ御質問いたします。  と申しますのは、戦後の公営ギャンブル、公営競技、これは競輪、オートバイ、それからいまの競艇なんですが、……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第25号(1976/08/25、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 一つは、稻葉法務大臣、社会党が三木さんの肩を持って云々ということは、最初から質問者が言っておるように、どちらかの肩を持ったんじゃないんですよ。そういうことは不穏当です。社会党に対する侮辱とも考えます。  さらに一つ、いま委員長が言われたことについて……(「まず答弁、答弁」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 それは法務大臣が留保するということは、これまた委員会に対して侮辱です。したがって、その点については委員長の職権をもって議事録を訂正するとか、削るとか、そういう方法をとってもらいたい。  以上、提案します。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第28号(1976/09/02、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連してお伺いしますが、いま商慣習とおっしゃったね。商慣習とはどういうことなのだ。商法上の商慣習ですか、その根拠を言ってください。  なお、いま斉藤委員が言ったように、ここで申し上げておることは、国政調査権に基づいて提出を言っておるのですよ。それに基づいて、商慣習ということで答弁せられることの根拠、その重み等々について御答弁願います。
【次の発言】 金融機関云々ですが、輸銀は他の銀行とか一般の金融機関とは違いますよ。その原資は一体何か。商慣習というのが認められるのは、商法において民法に優先するということがただ決められている点があります。それだけですよ。そんな答弁じゃだめです。……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第29号(1976/09/08、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 大蔵大臣、私は去る九月二日、斉藤委員の前から要求しております資料に関連して、商慣習が国政調査権に優先する根拠、商慣習が成立する要件はどういうものかと、この二点を文書で回答してもらうように要求しました。  それに対して、きょう理事会で、お持ちであると思うのですが、こういうのをいただいたわけです。そこで、これは私の要求にぴったり合っておるとは思いませんが、これに基づいて若干の質問をしたいと思うのです。  大蔵大臣、これ、御存じですね。お認めになるのですね。大臣の回答として認めていいのですね。
【次の発言】 それでは、第一点ですね。これはずっと書いてありますが、最後の二行だけを読み……

第77回国会 予算委員会 第6号(1976/02/03、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず最初に、総理に一言だけ簡単にずばりお尋ねいたします。したがって、総理も一言ずばり明確にお答え願いたいと思います。  それば、予算は一体だれのためにあるのか、予算は一体だれのものか。いかがですか。
【次の発言】 国民のためにある、そうお答えになると私もここに書いておるんです。  そこで、それでは現在の予算編成から復活折衝、最終的な予算の決定までの間を見たときに、果たして国民のための予算編成であるのかどうかが疑わしいのであります。予算編成時期になると、大蔵省を初め各省庁、自民党、さらに圧力団体等々の予算獲得競争が始まりまして、いわば力と力の綱引きというか、ぶつかり合い、こうい……

第77回国会 予算委員会 第12号(1976/02/13、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 主として金融機関関係の四参考人にお伺いいたしたいと存じます。  まず最初に、先ほどもちょっと話が出ておりましたが、公定歩合が数次にわたって引き下げられた。そうして大衆預金の金利も引き下げた。そこで、市中金融機関の現在の貸出金利はどの程度であるのか。大企業と中小企業に分けてひとつ御答弁を四名の参考人から承りたい。ことに中小企業におきましては、その名目金利でなくて、実質金利といいますか、拘束預金を差し引き、あるいはその金を借りるためのいろんな手数ですね、たとえば登記等も含めて、実際に借りた金に対してどの程度の金利になっておるのか。四参考人から順次お答えを願います。

第77回国会 予算委員会 第13号(1976/02/14、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 いま正示君から、いろいろと意見を述べながら参考人の二人の先生方に意見を求めたわけなんですが、残念ながら、私は正示君とは真っ向違った見解を持っております。そのことをまず申し上げておきます。  そこで、まず正木参考人にお伺いいたしたいと思うのですが、いま正示君も若干触れましたが、その前例というか、二十八年に災害予備費があった。政府はそれが前例にあったからというようなことも言っているようですが、これは私は、当時の機構上の問題等々から特別の事情があったと思うのです。  そこで、当時参議院の予算の専門員をしておられた正木さん、その当時のことについて簡単でよろしいですが、今回のような場合……

第77回国会 予算委員会 第31号(1976/07/16、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 先程の正示委員の質問に対して稻葉法務大臣は、議院証言法によるところの偽証については先に国会の告発があることが本筋との意味の御発言がありました。委員長も御承知のように、すでに社会、共産、公明の各党から小佐野賢治君に対しまして告発の要望が出ておるわけでございます。したがって、その実現のために委員会は休憩とし、直ちに理事会において協議せられるよう動議を提出いたします。  なお、もし必要ならば、偽証の事実につきまして具体的に申し上げる用意のあることを付け加えておきます。

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号(1976/10/13、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 一言だけはっきりとさせておきたいと思うのです。  先ほど来、十五日のいわゆる中間報告の内容が論議せられております。端的に申し上げますが、その内容は検察当局の取り調べというか捜査、それを検察側からやるということだけなのか、それに対して法務大臣の意見が加わるのかどうか、あるいは内閣としての意見が加わるのかどうか、その報告は法務大臣の責任においてなされるのかどうか、あるいは三木内閣、政府の責任においてなされるべきであろうと思うのですが、その点どうか。もしそうであるとするならば、閣議に諮るべきだと思いますが、その点どうか。さらにまた、先ほど楢崎委員も申し述べましたが、当委員会は、政府……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第5号(1976/10/20、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 総理、去る十五日にここで報告せられたいわゆる中間報告、これは政府が、すなわち三木総理の責任のもとで出されたものであると思います。ところが、先ほども話がありましたように、総理は事件当初から国民に、政治生命をかけて真相の徹底究明に当たるといったようなこと、あるいは民主主義政治を守るためにといったようなことを言ってこられました。しかし、その後総理の言動を見ておりますと、先ほども指摘があったように、やっぱり一歩一歩後退の感を受けておるのは私だけではない。  そこで、総理、先日のこの報告で国民が果たして納得をしておると考えられますか、また、政治に対する国民の不信感を除くことがこれででき……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第8号(1976/11/02、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 いや、秘密会に関することを聞くということになれば質問します。それがまだ決まっていません。
【次の発言】 決まっていないから発言できません。
【次の発言】 まず委員長に質問します。  なぜ、この後引き続いて秘密会にする必要があるのですか。なぜ、引き続いてわれわれの野党質問を秘密会でやる必要があるのですか。
【次の発言】 自民党だけじゃないですか。
【次の発言】 何が秘密か。
【次の発言】 いま発表されたのが秘密で、それ以外のことが秘密でないのか。
【次の発言】 私は、灰色公表について総理にその所信を伺いたいのでありますが、その前に、先ほどの予算委員会で小佐野賢治君の告発が決定い……

第78回国会 予算委員会 第1号(1976/09/30、33期、日本社会党)

○田中(武)委員 いまの小林質問に対して、これは率直に、反論を加えるということでなく、そういうような疑いを持たれないように、総理も法務大臣も、また自民党を初め各閣僚もやっていただきたい、それだけを申し上げておきます。  私は、実は今回の災害地を見て回ったわけなんですが、現地は実に物すごいといいますか、生々しいつめ跡を残しております。  そこで、私は災害対策についてお伺いをいたしたいのですが、その前に、災害の犠牲となられて亡くなられました多くの方々、あるいはいまだに行方不明でその遺体すら見つかっていない方々の御冥福を心からお祈りをいたします。さらに、大きな被害を受けられた方々に対し、心からお見舞……


各種会議発言一覧

27期(1955/02/27〜)

第22回国会 外務委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1955/06/18、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 今までの質問と重複する点を避けまして、簡単に質問したいと思います。午前中私は関連質問でお尋ねしようとしたときに、午後にしてくれということでありましたので、その点からお尋ねしたい。午前にこの協定と生産性増強のことが問題になりましたが、それについてお尋ねしたいと思います。政府委員の御答弁の中に生産性増強については行政協定が結ばれている、こういう話でありましたが、その行政協定というのはどういうものか御説明願いたい。それから二月に発足した日本生産性本部とこの協定のアリソンの書簡に現われているところの五項三号の日本国の経済の生産性の増進ということの関連をお尋ねしたい。

第22回国会 商工委員会私的独占の禁止並びに公正取引に関する小委員会 第2号(1955/05/21、27期、日本社会党(左))

○田中(武)小委員 ちょっと手伝い店員のことについてお伺いしたい。現在全国で手伝い店員は何人ぐらいおりますか。
【次の発言】 百貨店の労働組合からの話では、二万人ともいわれ、また五万人ともいわれておるわけでございますが、はっきりした実数はつかめていないわけなんでございましょう。私、百貨店の労働組合から聞いたところでは、二万人ないし五万人というようなおよその話なんでございます。いずれにいたしましても、このことについては五千人近い人間が整理されておるわけでございます。公正取引の立場から、手伝い店員についての問題があるのは当然だと思いますが、一面、先ほど委員長も言われましたが、労働問題がこれにからん……

第22回国会 商工委員会私的独占の禁止並びに公正取引に関する小委員会 第3号(1955/05/31、27期、日本社会党(左))

○田中(武)小委員 一、二お伺いいたします。昨年の三月に支払い認定基準を設けて、これの趣旨徹底をはかって、その結果を調査した、その結果はあまりよくなかったので親企業に支払い改善計画を提出せしめて、それの実行方を今監視している、こういうような説明であったと思うのです。この親企業に支払い改善計画を出させる場合に、親企業の方の出してきたものをそのままを見ておられるのか。その計画を出すときに公正取引委員会としてこうすべきであるというような意見を相当述べておられるのか。その支払い計画の決定というものはどういうふうなことになっているのか、この点をお聞きしたい。

第22回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第2号(1955/06/07、27期、日本社会党(左))

○田中(武)小委員 ただいまの同僚八木委員の質問に関連して一言だけお聞きいたします。大体今の御説明を聞いておりますと、結局は赤字生産になるから操短をやるんだ、こういうことなんです。もしそうだとしたら、先ほど八木委員も申しておりましたが、一月や二月やって根本的な解決になるのか、こういう疑問をわれわれ持っておるわけです。そこで五月、六月の二カ月なのですが、これをやった効果といいますか、それはどういうように今現われつつあるか、そんな点がわかっておりますれば言っていただきたいと思います。
【次の発言】 結局需給関係からだ、こういうことなのですが、供給面だけを押えてもうまくいかないと思う。これは一繊維局……

第24回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第3号(1956/09/10、27期、日本社会党)

○田中(武)小委員 先ほど来松平委員の中小企業の金融問題に開通いたしまして若干具体的なことでお伺いいたしたいと思います。  実は先日私小委員会の行政視察で新潟県へ参りました際に、新潟県の燕市で御承知のように洋食器の産業をやっておりまして、あそこを視察したのですが、そのときに燕市では洋食器の製造業者が協同組合を作りまして、その協同組合が共同施設を持っております。その施設に対しまして、おそらく中小企業の設備近代化の補助金じゃないかと思うのですが、補助金をもらって設備をして、中小企業の協同組合が共同で資材を購入して、その共同設備で素材と第一次製品といいますか、製品に近い材料を作っておって、各業者に配……

第24回国会 商工委員会日本経済の総合的施策並びに国土総合開発に関する小委員会 第4号(1956/10/12、27期、日本社会党)【議会役職】

○田中(武)小委員長 先ほど調整部長の御説明を聞きながら、ちょっと数字を書いてみたんですが、昨年を一〇〇として本年の上半期を見た場合に、投資の分では一一六・三、消費の面では都市が一一〇、農村が一〇四、物価の面では大体一〇〇を下回っている。雇用の面では一〇九・五、賃金では一〇七・八、こういう数字が、これは説明を聞きながら書いたのですから、若干違っているかわかりませんが、現われてくるのですが、こういう数字の上に立って部長は物価は下回り、そうして賃金は上っている、従って国民生活は安定である、こういったようなはなはだうれしい報告をしておられるのですが、前に経済白書を出されたときに、もはや戦後ではないと……

第24回国会 商工委員会貿易振興に関する小委員会 第3号(1956/02/25、27期、日本社会党)

○田中武夫君 私小委員外でありますが、小委員長の許可をもらいまして、林さんに一言お伺いしたいと思います。アメリカが突然輸入制限をしたために、日本の業界では大へん困っておる、こういうことでありますが、実は私は兵庫県の出身でありまして、御承知の播州織の産地の近くになっております。そこでいわゆるあのギンガムですが、それも年内にすでに輸出準備を完了したのが二千万ヤールあるそうで、現在これが倉庫その他で滞貨になっておる。また一月、二月で生産準備炉全部終っておるのが千三百万ヤールですかある。こういうことで相当これらの問題について憂慮しておるわけでありますけれども、このように突然輸入制限を受けたために、出荷……

第24回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1956/02/20、27期、日本社会党)

○田中(武)分科員 私は大臣と国鉄関係者の方に、小さな問題でありますが一、二お伺いしたいと思います。  まず最初にお伺いいたしたいのですが、国鉄では幹線電化十ヵ年計画というものを昨年末に考えておられたようでありますが、またこの計画の上に立ってたとえばこの間に三千二百八十五キロメートル――第一期間に千六百六十キロメートル、第二期間に千六百十キロメートル電化するのだ、こういうようなことを考えておられ、今年度の予算も要求されたようにも聞いておったのであります。そうすると予算折衝で予算が相当削られたというか、この結果幹線電化に関しましてどのような変更があるか、あるいは影響があったのかなかったのか、その……

第24回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○田中(武)分科員 私は住宅の問題について若干の質問をいたしたいと思います。まず最初にお伺いいたしたいのは、鳩山内閣は四十二万戸の住宅建設ということを大きく打ち出しまして、住宅政策を進めたわけでございますが、われわれは当時からこれは無理ではないかというようにも考えておったのであります。そのときに政府の方のお考えでは、政府の施策によるものが十七万五千戸で、民間自力建設によるものが二十四万五千戸、合せて四十二万戸、こういうように習われたのでありますが、過去一ヵ年の実績はどうであったか、予定通り行われたか、もし行われていないとするならば、その行えなかった理由がどの辺にあるのか、そのような点を御説明願……

第25回国会 社会労働委員会法務委員会商工委員会連合審査会 第1号(1956/11/22、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 本議決案に関しまして、商工委員の立場から若干の質問をいたしたいと思うのでありますが、まず最初に基本的な点について労働大臣にお伺いいたしたいと思います。  この法律が三年前に制定されたときには、これは三年間の期限付でありました。ところが今国会でこの議決案が通過いたしますならば、これは恒久立法になります。そうするならば、制定当時よりかより慎重に、より時間をかけて審議する必要があろうと思うのであります。しかるに政府は今度の国会の召集日に、しかも開会式すら開かれていないときに、委員会の審査を省略して直ちに本会議においてこれを議決する、こういったような手続をとられました。もちろんこれは……

第25回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第1号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○田中武夫君 最初に斎藤参考人に技能者養成の実情について若干お伺いしたいのです。  技能養成工は新中を卒業した中からおとりになると思うのですが、新中を卒業してお宅の会社へ入社する中に、技能養成工として入る者と、そうでなく直ちに現場へいく者と二つあるのでしょうか、いかがでしょう。
【次の発言】 それは今のお答えの通りでしょうが、ほかに新中を出て一緒に入って、一方は技能養成工、一方は直接現場へいくというような採用をやっているところがあるか、御存じでしょうか。
【次の発言】 私のお伺いしておるのは、中小企業の中にもあるかと思いますが、その会社なり工場に養成所があって、一緒に同じように学校を卒業した中……

第25回国会 商工委員会日本の経済と国土開発の総合的施策に関する小委員会 第1号(1956/12/03、27期、日本社会党)

○田中(武)小委員 若干質問したいと思います。今いただきましたこの資料の八ページに需用実績と電力六カ年計画の関係をうたっておられますが、その中で、経済五カ年計画を基礎として本年一月に作成せられた電力六カ年計画では、三十年度は五百十三億キロワット・アワー、三十一年度は五百五十一億キロワット・アワーと見ておったのが、実際には三十年度の実績は五百三十四億キロワット・アワーで、二十億キロワット・アワーが増加した。三十一年度になると、計画よりか実績の方が五十億キロワット・アワーは増加するであろう、こういうように言われておるのですが、先ほど若干触れられたかもしれませんが、実績が計画をよほど上回っておるのは……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会商工委員会連合審査会 第1号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 この際大臣に一音だけお伺いいたしたいと思います。先日、科学技術特別委員会で、参考人から意見を聞いたことに関連して、政府委員に質問したのですが、どうも私は納得がいかないので、大臣に一言だけお伺いいたします。と申しますのは、この法案の骨子は、試験制度によって名称を与えるという点にあるわけです。ところが、これと同じような従来の試験制度の中に、たとえば弁護士、計理士弁理士といったようなものがあります。それと同じように、これもいわゆる予備試験、それから、こうこういう学歴を持った人は本試験を免除する、そうして本試験を口述試験と筆記試験に分けてやる。この行き方は、かっての弁護士試験と同じ行……

第26回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1957/02/13、27期、日本社会党)

○田中(武)分科員 私は、防衛庁長官に一、二お伺いしたいと思います。自衛隊ないしは自衛隊員が、公務の執行中に一般市民に与えた損害、これに対する損害賠償といいますか、補償の問題について若干お伺いしたいと思います。本年度の予算によりますと、十八項目に賠償償還及び払い戻し金として一億五百六万二千円上っておるが、これが財源になるのですか。
【次の発言】 最近復古調といいますか、こういう波に乗ったとでも申すのかと思いますが、自衛隊が一般市民に損害を与えた場合に、いわゆる旧軍隊の食い逃げ、あるいは切り捨てごめん、こういったような傾向が自衛隊に現われつつあると思うのですが、そういう点について、あとで具体的な……

第26回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○田中(武)分科員 時間がないそうですから簡単にお伺いいたします。国鉄の三十二年度電化計画はどのようになっておりますか。
【次の発言】 三十二年度の幹線電化予算は百二十三億、なお、運賃値上げが可能ならば変更があるというような御答弁であったと思いますが、この百二十三億という予算並びに今述べられました計画は運賃値上げとは関係なく計画しておりますか。
【次の発言】 運賃値上げによる増収額を織り込んで、こういうことでありますならば、運賃値上げが不可能になった場合、予定の工事はできない、こういうことでありますか。
【次の発言】 運賃値上げができなければ電化計画は進行しない、こういうお答えのようにも聞くわ……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○田中(武)分科員 私は先日の商工委員会で、大臣が中座せられたために、質問を中止した点、あるいは大臣が不在のために十分大臣の御意見を聞けなかったような点につきまして、独占禁止法あるいはこれに関連する中小企業対策、こういうことについてお伺いいたしたいと思います。  まずお伺いいたしたいことは、きょうのこの資料としていただきました昭和三十三年度の通商産業省の予算書の中におきましても、本年度の通産行政の重点施策のまず二番目に中小企業振興対策ということをあげておられます。だがしかし政府のやっておられることは、果してそれに掲げているような中小企業振興対策を重点的に考えられておるのがどうか疑わざるを得ない……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1958/02/15、27期、日本社会党)

○田中(武)分科員 主査からの御注意もありましたから、簡単に長官にお尋ねいたしたいと思います。私はまず原子力発電に関連いたしましてお伺いいたしたいのですが、最初に原子力発電の問題につきまして、原子力利用という点からいうならば原子力委員会の所管になると思います。しかしこれから発電という格好になって参りまして、将来の電力の需給計画、こういうところへくると、経済企画庁の管轄でなかろうかと思うのです。この原子力発電の問題について科学技術庁ないし原子力委員会と経済企画庁の関係はどういうようになっておりますか。
【次の発言】 そういたしますと、原子力発電に関連して、実際的な問題といいますか、ここにも長期計……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 商工委員会繊維不況対策に関する小委員会 第2号(1958/07/02、28期、日本社会党)

○田中(武)小委員 局長には何回かお尋ねしておりますし、大臣に聞きたい点だけお伺いいたしますから、大臣にお答え願いたいと思います。  まず、きのうもお伺いしましたが、この繊維の不況の原因はどこにあるか。局長は、これは需要の減少でなく、供給の増大である、こういうようにお答えになった。まさにその通りだと思うのですが、それから先の分析になると、政府とわれわれと変ってくるのです。一体大臣は、この不況の原因をどういうように把握せられておるか。これを乗り切るためには、相当政治的な力が必要だ、これは、失礼ながら局長さんよりか、大臣の力でなくちゃならぬと思うのですが、大臣はどのような心組みを持っているか、お伺……

第29回国会 大蔵委員会外務委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1958/06/26、28期、日本社会党)

○田中(武)委員 本案に関連いたしまして、商工委員として大蔵大臣に若干の質問をいたしたいと思います。  まず、今日日本は大へんな不況であるといわれております。これは繊維、造船、あらゆる産業を通じてそうでございます。そこで、大臣は、この日本の不況の原因をどのように把握しておられるのか、あるいはまたこの不況を克服していくためにはどういうようにやるべきだと考えておられるかをお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 大蔵大臣、去年政府がとった緊急政策が成功して、逐次よくなってきておる、こうおっしゃっておるが、実際の状態はそういうものではないということは、御承知と思います。それから輸出が大事だというこ……

第31回国会 商工委員会小売商業特別措置法案外一件審査小委員会 第1号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○田中(武)小委員 午前の本委員会におきまして質疑をいたしました残りの点とか、あるいは本委員会において明確でなかった点につきまして、この小委員会で引き続きお尋ねをいたしたいと思います。  まず最初に、長官にお伺いいたしたいことは、策四条に主務省令という言葉がありますが、この主務省令は第二十一条では「第二条、第四条、第六条、第二項及び第七条第一項第一号の主務省令は、大蔵省令、厚生省令、農林省令、通商産業省令とする。」こうなっておりますが、そういたしますと、この主務省令という)のは以上四つの省令を意味するのですか。それとも生協のことですから、これは主務官庁は厚生省だから厚生省令を意味するものと解し……

第31回国会 商工委員会小売商業特別措置法案外一件審査小委員会 第2号(1959/03/03、28期、日本社会党)

○田中(武)小委員 先日に引き続きまして、まだ若干の疑問の点がありますので、質問を続けていきたいと思います。  企業庁長官に御質問いたします。第四条に主務省令で定めると、こうなっておって、二十一条で、主務省令は、大蔵省令、厚生省令、農林省令、通商産業省令、こういうようになっております。厚生省とか、通商産業省、あるいは大蔵省までは大体書いてあることがわかるが、この主務省令の中に農林省が入っております。これはどういうわけで農林省が入るんですか。
【次の発言】 そうすると、それはたとえば米とか何とか農林省関係のものを取り扱っておる場合に限って農林省が参加してくる、こういうわけですか。

第31回国会 商工委員会小売商業特別措置法案外一件審査小委員会 第3号(1959/03/04、28期、日本社会党)

○田中(武)小委員 先ほど来の勝津委員と岩武長官との質疑応答を聞いており、なおかつ昨日私が質問した点等を考え合せまして、ますます疑問が深くなった、そこであらためて御質問いたしたい、このように思います。  先ほど来の勝澤委員との質疑応答を聞いておりますと、結局は、中小企業庁長官の言うところは、この法律で国の意思をはっきりさすんだ、それで話し合いができなければ四条の措置命令を出すんだ、こういうことです。ところが、第四条の措置命令の裏には、二十六条の罰則がある、こう考えてみた場合に、この法律の目的は何かと勝津委員が尋ねておりましたが、私から答えるならば、二十六条によって過酷な過料を生協に課す、これが……

第31回国会 商工委員会小売商業特別措置法案外一件審査小委員会 第4号(1959/03/06、28期、日本社会党)

○田中(武)小委員 ただいま小委員長の方から、協議懇談に入りたい、このような御提案でございますが、われわれといたしましては、あえてこれに反対するものではございませんけれども、先日来中小企業庁長官あるいは法制局第三部長等に質疑を重ねて参りましたが、まだ十分に法案の内部において理解に達していないところもたくさんあります。従いまして、この際一応協議懇談には応じますが、必要に応じて、なお質問を続けることがあるということを申し上げておきまて、委員長の御提案に賛成いたします。

第33回国会 災害地対策特別委員会通商産業等小委員会 第1号(1959/11/16、28期、日本社会党)

○田中(武)小委員 ただいまの小林委員の質問に関連して、ちょっとお伺いしますが、今局長が、こういうような地方の情勢であるから、今直ちに閉鎖ということについての意思表示をすることはできないと言われた。これは一応認めるとして、それではそういう状態であるので、この際被害を受けておるところの復旧工事といいますか、あるいは再開の準備、そういうことは中央の態度がきまるまで待て、一歩を譲って待てという指令を出す、そういうことはどうですか。今検討中であるから、もし全般的に廃止という方向へ強く進むならば、被害を復興さしてもむだである。だからそういうことがきまるまでしばらくそのままにしておけ、こういう考え方はどう……

第33回国会 災害地対策特別委員会通商産業等小委員会 第2号(1959/11/17、28期、日本社会党)

○田中(武)議員 これは提案説明のときにも申し上げたかと思いますが、今小林委員御指摘のように、政府案は、このたびの災害だけを取り上げました臨時立法であります。それに対しまして、われわれが提出いたしておりますのは、天災によるということで、これを恒久立法として考えておるところが、政府案との違いの大きな一つでございます。なお、なぜ恒久的なものにしたかと申しますと、たしか農林災害につきましては、臨時立法でなく、恒久的なものがあったと考えております。ところが、中小企業、ことに小企業に対しまして被害を受けたときに、その都度国会において審議をしてやるというようなことであるならば、これの救済に対して急速に行な……

第34回国会 商工委員会商工会の組織等に関する法律案等審査小委員会 第4号(1960/04/06、28期、日本社会党)

○田中(武)小委員 小林委員のただいまの質問と関連をいたしまして、お伺いをいたします。その点につきましては、先日、本委員会の方に総理の出席を願ったときにも、私から若干触れた点でございますが、そういたしますと、現に商工会という名を使い、任意団体として存在しておる。それが、今度この法案が政府原案のまま通ったといたしますと、解散しなければいかぬか、こういうことについては、総理は、解散しなくてもいい、名前だけを変えてもらうんだ、こう言うのです。法律によって強制的に、従来何年かの実績を持つ名前を変えさせるということは、どうなんでしょう。法律的な点からいって、そういう法律はあり得ようかどうかという点と、そ……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 商工委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1961/03/28、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 両案につきまして質問いたしたいと思うのですが、まず最初に新技術開発事業団法案についてお伺いいたしたいと思います。  この法律と理化学研究所法を比較いたしてみた場合に、理化学研究所法の第一条の目的、それから事業団法案の一条の目的、それから理化学研究所法の二十九条の業務の範囲、それから事業団法案の二十八条の業務の範囲、これを見ましたら、結局は理化学研究所法を二つに分けた、少なくとも法律の建前からはそうなっておるのであります。それで新技術開発事業団法というものを特別に作る必要があるのかどうか、今までの理化学研究所法の法の建前からは同じ文句だ、目的と事業の範囲は少しもふえていないわけ……

第38回国会 商工委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第2号(1961/04/05、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 総理も御承知のことと思いますが、ただいま議案になりました二つの法案、すなわち新技術開発事業団法、これが科学技術振興対策特別委員会にかかっております。一方鉱工業技術研究組合法案が通産省提出で、これが商工委員会にかかっております。この両案は、われわれ考えたところ、両委員会にと申しますか、科学技術庁及び通産省に大きな関係がある。こういうところから、先日連合審査を行なったわけであります。その連合審査の席上で、実は椎名通産大臣と池田国務大臣の所管に対する御見解が若干食い違ったわけであります。そとで総理に来ていただいて、その点について調整を願いたい、こう考えて総理の御出席を願ったわけであ……

第38回国会 商工委員会割賦販売法案審査小委員会 第5号(1961/05/24、29期、日本社会党)

○田中(武)小委員 割賦販売法については、同僚中村委員を初め各委員が質問されましたので、私は簡単に二、三の点について見解をただしたいと思います。  まず最初に二条二項の「指定商品」についてでありますけれども、これは昨年も相当詳細な議論をいたしましたが、あらためて一つお伺いいたしたいのです。指定商品の中には不動産を含むのか含まないのか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 船は登記の面においては不動産と同じ扱いを受けておるのですが、船はどうですか。
【次の発言】 ところが、特に漁船なんかは、これはむしろ割賦販売というよりも無尽に近いのじゃないかと思うのだが、一人では一ぺんに金が払えないか……

第38回国会 商工委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1961/03/29、29期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと関連して。先ほどの長谷川委員の質問に関連をしてお伺いしたいのですが、長谷川委員から今行政官という立場だけでは保安監督官が十分に仕事ができないんじゃないか、司法官とは言わぬとしても、司法的な立場を持たしたらどうかというような意味の質問がありました。私も前に商工委員会でそんなようなことに触れたのですが、そのことについては何ら答弁がなかったのです。きょうは一つ具体的に伺いたいと思うんですけれども、昭和二十三年の法第二百三十四号で、司法警察職員等指定応急措置法というのがあります。それからこれはだいぶ古い勅令ですが、大正十二年の勅第五百二十八号によって、「司法警察官吏及司法警察……

第40回国会 商工委員会金属鉱山に関する小委員会 第4号(1962/03/27、29期、日本社会党)

○田中(武)小委員 関連して――石山委員の海外資源開発会社の御質問に関連をしてちょっとお伺いしておきたいのですが、今、局長は、最初は特殊法人で、いわゆる政府出資でということを考えておった。ところが、予算の段階において方針が変わった、こう言っておられるが、実際は、一般会計から金が出なかったので、特殊法人構想が消えて、そして商法上の株式会社にならざるを得なかった、その出資はいわゆる海外協力基金から五億出すのだ、そういうことだと思うのですが、そうすると、この海外協力基金というのも、これは一つの法人なんだが、結局これが海外資源開発の株主になるのですか。  それからもう一つは、先ほどの答弁で少しはっきり……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1962/02/24、29期、日本社会党)

○田中(武)分科員 時間もあまりないようでございますので、こちらも簡潔に質問いたしますから、答弁も簡潔にやって下さい。  まず最初にお伺いいたしたいのは、事業協同小組合の事務補助についてでありますが、昨年の予算委員会及び商工委員会においてこの問題を追及して、御承知のように中小企業等協同組合法二十三条の三、これによって、組合員に対しては税制上、金融上の特別の措置を講ずべし。ところが何もやってないじゃないか、こういう点から発展したわけですが、結論的に申し上げるならば、昨年の商工委員会あるいは予算委員会等において椎名通産大臣、あなたの前任者の小山中小企業庁長官は、何らかの措置を講ずる、検討いたします……

第41回国会 商工委員会金属鉱山に関する小委員会 第1号(1962/08/23、29期、日本社会党)

○田中(武)小委員 形式からいえば、審議会には通産大臣から諮問があって、その諮問に対していろいろと討議をして答えを出して答申をする、こういう格好であろうと思うのですが、通産省から審議会に出された諮問は、どういう出し方をしておられますか。
【次の発言】 そうすると、五月七日の衆議院の決議、これを添付か何かして、これに対する意見を求めるというようないき方ですか。それとも何々、何々、何々と、こういうふうにあげておられるんじゃないですか。どういう諮問の仕方ですか。諮問書というものがあるはずですが、できればその写しでもちょうだいしたいと思うのですが……。

第41回国会 商工委員会金属鉱山に関する小委員会 第2号(1962/08/27、29期、日本社会党)

○田中(武)小委員 労働省にちょっとお伺いいたしますが、前国会の最終日の五月七日に、衆議院の本会議で自由化に直面する金属鉱業危機打開に関する決議というのがなされたことは御承知だと思います。この決議は、実はそういうことをやらなければ多くの離職者を出すであろう、石炭の二の舞になるであろうという上に立って決議をしたわけなんです。ところがその後舞台が急テンポに変わりまして、もうすでに自由化の実施を前にして、御承知のように休山あるいは閉山が相次いで起こって、相当の金属鉱山労働者が離職をせねばならない、こういう状態に立ち至っていることは御承知の通りであります。そこでわれわれとしては、一言で言うならば、石炭……

第41回国会 商工委員会石油に関する小委員会 第1号(1962/08/28、29期、日本社会党)

○田中(武)小委員 商工委員会の中に石油に関する小委員会ができまして初めての開会でございますので、この際政府委員に一言お伺いをいたしておきたいと思いますのは、前国会で石油業法が通りました。そのときに御承知のように附帯決議をつけました。また参議院におきましても、若干の表現は違いますが、同じような附帯決議がついておるのであります。われわれの観点からすれば、この附帯決議を政府が実行に移す、そういうことによって、石油業法がほんとうに動くのだ、言いかえるならば、この附帯決議が十分実施されなかったならば、せっかく作った石油業法も十分その効果を発揮しない、こういうように考えております。ついては、先日板川委員……

第41回国会 商工委員会石油に関する小委員会 第3号(1962/11/26、29期、日本社会党)

○田中(武)小委員 関連――今、板川、松平両委員からもありましたが、この石油業法というのは、石油の自由化を前にして、そうして自由化の弊害をできるだけ除去していって、日本の経済の安定をはかるんだ、かつ安定にして低廉な云々、こういうことなんでしょう。自由化は十月から行なわれておる。しかもそういうことだからということで、前国会においてぜひ通そう、こういうことだったのです。ところが、現実に法律が通った、それに対する附帯決議もできた、にもかかわらず、自由化が十月一日から行なわれておる今日、まだこの法律による、あるいは附帯決議の趣旨によるそういったことができてないということは、おそきに失するというか、怠慢……

第43回国会 商工委員会繊維に関する小委員会 第4号(1963/03/13、29期、日本社会党)

○田中(武)小委員 関連して。今参考人の答弁等を聞いておりまして、繊維の業界には相反する思想が流れておる、そういうふうに感じるのであります。生産者側の皆さんは、統制強化という方向に、たとえば中小企業団体法を強化してくれ、あるいはアウトサイダーの規制面を強化してくれ、こういうような意見、一方取引所の関係は、あくまでも自由競争の上に立ったもの、こう言うておるのです。従って、二つの相反した意見が出ておる。そこで、一体繊維というものに対して、ほんとうの自由経済でいくのか、それとも、もうすでにあるような相当の統制、あるいは協定、こういうものが手ぬるいから、もっと強化してくれ、こういうどっちの方向を向きな……

第43回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1963/02/21、29期、日本社会党)

○田中(武)分科員 関連して。実は私はきょうは予算委員でなく、傍聴しておったのですが、先ほど来の島本君、それから横山君の質問に対する答弁を聞いておると、一口言いたぐなったので、ちょっと関連します。  まず、最初の島本君に対する答弁に関連してでありますけれども、公害の問題です。無過失責任のことについて質問しておったのに対して、答弁があいまいであったと思うのです。先ほど何か課長が答弁しておったように、原子力災害補償法は無過失責任を認めております。しかし、それだけでなく、とうの昔から、最高裁でなく、まだ大審院と言っておった時分から、無過失責任ということは判例が出ているのです。「信玄旗かけの松事件」と……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会原子力政策に関する小委員会 第3号(1964/03/19、30期、日本社会党)

○田中(武)小委員 いまの石野委員の質問に関連してお伺いいたします。  大臣御承知のように、当委員会では先日来原子力研究所の労使問題、これについていろいろと参考人を呼んだり、あるいはいま問題として質問いたしておりますように、原子力委員会からその報告といいますか、新聞では白書というような名前で出ておりましたが、それを出してもらってやっておるわけです。労使の問題は、労使双方に自主性がなければ十分な当事者間においての解決はできないと私は思う。労使の問題につきましては、一番いいことは、当事者間において十分話し合って解決する、これが一番いいことです。  ところが、一方におきまして、自主性がないというとこ……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会原子力政策に関する小委員会 第5号(1964/04/02、30期、日本社会党)

○田中(武)小委員 関連。きょうの質問者の全部の質問に関連をしてお伺いをいたします。  まず第一に、いまの岡さん、あるいは先ほどの石野さんの質問に対して、大臣がお答えになった、労使の問題には政府は介入しない、私はそれでよろしいと思います。問題は、介入しないと言って、裏で糸を引いていないかということです。  もう一つは、予算というものの制約を受けることは言うまでもありませんし、その予算獲得にあたって科学技術庁長官が努力をすることも当然です。  要は、理事長菊池さんが特に職員の給料、手当等々労働条件の具体的な問題について組合から要求があったような場合に、こういうことについてこうしたいというようなこ……

第46回国会 大蔵委員会文教委員会連合審査会 第1号(1964/03/25、30期、日本社会党)【政府役職】

○田中国務大臣 午前中も同じ御質問にお答えをしたわけでありますが、一般会計の中では、年間対前年度比一〇%ないし一五%しかふえておらないわけであります。今年度は一四・二%ということでございます。学校や社会保障は最重点施策として二〇%程度大きくしたとしましても、なかなか国立大学が意のように充実改善ができないという事実は長いこと検討されてきた問題であります。同じ問題が道路特別会計、ダム特別会計、治水特別会計、港湾特別会計の設置のときにはみな議論されたわけでございます。一つの例を申し上げるとすれば、いま広い土地を持っておりながら古い兵舎等を利用して授業をやっておるというような施設があるわけでございます……

第46回国会 逓信委員会大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1964/04/23、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。もう一度伺いますが、さっき吉國さんは国家公務員等退職手当法の第三条とおっしゃったですね。第三条の場合は普通退職の場合でしまう。これでやろうとするのは普通退職でないでしょう。だからあなたのおっしゃるように、この国家公務員等退職手当法の第三条でいうところの退職でないですよ、これは。
【次の発言】 三条以下とおっしゃったですな。これは普通退職から特別退職に至るかっこうがあるわけですな。この場合には、この整理によるという五条である、こういうことなのですか。
【次の発言】 そうすると整理退職ということですね。そういたしますとこの法律は、聞くところによると首を切るものではない、……

第46回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1964/02/20、30期、日本社会党)

○田中(武)分科員 いろいろと通産省関係の行政についてお伺いをいたしたいのですが、何ぶん制約せられた時間の中で多くを伺いたいと思いますので、単発的になろうと思いますが、答弁者のほうもそのつもりで御答弁願いたと思います。  まず、中小企業の問題についてお伺いいたしますが、御承知のように、中小企業基末法が昨年の通常国会でとにもかくにも成立いたしました。したがって、本年度の予算の編成あるいは中小企業に対する施策は、この基本法にのっとってやらるべきだろう、このように考えますが、まず中小企業基本法第一条の政策の目標と照らし合わせて、どのようなことを考え、どの程度の予算を考えておるか。簡単でよろしいですか……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会科学技術の基本問題に関する小委員会 第1号(1965/03/04、30期、日本社会党)

○田中(武)小委員 委員長、いまから私が申し上げることで、議事録にとどめないほうがいいという委員長の御判断があれば、削除してもらってけっこうです。
【次の発言】 実はざっくばらんに言って、先日の懇談会においても、私まだはっきり自分としてわからないのは、基本法案を政府の手においてつくって内閣提出としてやるのか、それとも議員提出といいますか、もっと端的に言うなら、あらかじめここで話し合っておいて、そうして科学技術委員会の委員長提出というか、あるいは委員会提出、こういうようなことでやっていくのか、この形式がまだはっきりしていないと思うのです。  いまの話を聞いておると、どうやら政府提出に持っていく、……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会宇宙開発に関する小委員会 第1号(1966/02/24、30期、日本社会党)

○田中(武)小委員 私は、まず糸川先生にお伺いいたしたいと思うのですが、それはきょう先世が参考人として言われましたことに直接関係があるかどうかわかりませんけれども、実は昨年の八月五日の当委員会で、先生が中心になって開発せられたのだと思うのですが、カッパー8型ロケットが、プリンスでつくられて伊藤忠の手でインドネシアへ輸出せられたという問題を論議したことがあるのです。そのときにいろいろ議論になりましたのは、第一点が、カッパー8型は改良することによって武器になるのかならないのか。それから、大学等で開発をせられた技術が商品として輸出せられるに至った経過といいますか、いきさつはどうなのか。それから、その……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会動力炉開発に関する小委員会 第1号(1966/02/16、30期、日本社会党)

○田中(武)委員 時間もありませんので、質問ということでなく、一言だけ申し上げてみたいと思うのです。  私、ちょっと中座しておったので、丹羽参考人の御答弁を全部は聞かなかったのですが、私が入ってきたときに、原子力委員会を政策委員会とすべきであるといったような御発言だったと思うのですが、それならば、現在の原子力委員会設置法の中の所掌事務の第一番に、「原子力利用に関する政策」ということがうたってあるので、それは当然やるべきであって、もし政策委員会的な存在でないとすれば、原子力委員会の仕事が怠慢であるといわざるを得ないと思う。  それからもう一つは、松本参考人に一言、これは御答弁があるならしてもらっ……

第51回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1966/02/26、30期、日本社会党)

○田中(武)分科員 法務大臣に会社更生法を中心として若干の質問をいたしたいと思います。実は、先日の予算の一般質問で中小企業倒産を中心にして質問をいたしまして、そのときに会社更生法に触れるつもりでおりましたのが、時間の関係で触れられなかったので、きょうこの分科会で御質問いたしたいと思います。  会社更生法が、昨年山陽特殊鋼の倒産あるいはその前にサンウェーブとか東発の倒産等で大きくクローズアップしてまいりまして、結局は会社更生法は親を助けて子を殺す法律である、こういうことでだいぶん世論もわきまして、委員会においても、予算でもあるいは商工、大蔵でも取り上げられた問題であります。そのときに、当時の閣僚……

第51回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1966/02/28、30期、日本社会党)

○田中(武)分科員 きょうは中小企業基本法を中心に若干の質問をしてみたいと思います。  まず第一に、通産大臣御承知のように、中小企業基本法の十三条には、「事業の共同化のための組織の整備」というようなことがうたってあります。今日中小企業の組織は、中小企業等協同組合法、団体組織法、環境衛生の同業組合、いろいろといわゆる縦の線にもたくさんの法律によって組織がきめられております。地域的には商工会議所あるいは商工会法、商店街振興組合法、こういったように、業種別には縦あるいは横、地域的にもいろんな法律がありまして、私はこの法律を整理する必要があるんじゃないか、このように考えまして、社会党といたしましては、……


31期(1967/01/29〜)

第57回国会 商工委員会産業金融に関する小委員会 第1号(1967/12/16、31期、日本社会党)

○田中(武)小委員 時間の関係もあるようでございますから、きわめて簡単に参考人の方々やら政府委員に若干の質問をしたいと思います。  まず村野先生にお伺いいたしたいと思うのですが、今日のヨーロッパその他における金戦争、いわゆるゴールドラッシュといわれており、またアメリカでは三〇年来金の保有準備が減ったといわれておりますが、このような状況はポンドの為替レートの切り下げということによって起こってきた。したがって一時的な現象であって、しばらくすればおさまると思われますか。それとも、こんなにひどくはないけれども、たとえば十四日一日で国際プール協定は百トンという金の放出をした。こういうことは続かないとして……

第57回国会 商工委員会産業金融に関する小委員会 第2号(1967/12/21、31期、日本社会党)

○田中(武)小委員 大蔵省の国際金融局に若干の御質問を申し上げますが、現在日本は外貨準備金が何か十七億に減ったとかいわれておりますが、実際はどのくらいですか。それに対して金準備が幾らで、その割合はどういうことになっているのか、お伺いいたします。
【次の発言】 その外貨準備高がどんどん減りつつある。本年末には十七億ドル程度になるのじゃなかろうか、こういうような記事を新聞で見たような気がするのですが、傾向としてはどのようですか。
【次の発言】 十一月末で十九億六千三百万ドルですか、これを下回るであろうということは、赤字が五億九千万ドル、これは短期資金等で変わってまいりますが、これを見ただけでも、少……

第58回国会 予算委員会公聴会 第1号(1968/03/06、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 大来、川田両公述人に、三点について簡単に御意見を伺いたいと思います。  その第一点は、国際収支についてでありますが、宮澤さんは、経済演説の中で、来年度末の国際収支の赤は三億五千万ドルにとどめたい。そのためには輸出額を率にして一五%、金額にして二十億ドル程度伸ばす。先ほど両先生は大体この一五%、二十億ドルの伸びは可能である、こういうような御意見のように伺ったわけですが、これを妨げるものはいろいろありますが、一、二あげますと、アメリカにおきましてはいわゆる輸入制限措置というものが考えられておる。あるいは輸入課徴金の問題がいま大きな問題になっている。こういうのに対して、これがうまく……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○田中(武)分科員 時間の制約がありますから、簡単に御質問いたします。したがって、答弁も簡潔にお願いします。  まず第一に、事務総長にお伺いしたいのですけれども、国会という職場は、これは特殊な一つの職場であると思うわけです。それだけに、職員の勤務状況の環境の改善ということ、これは重要であろうと思うのです。  そこで、まず第一点といたしまして、この国会という特殊な職場に働く職員にとって、職場環境の改善は重要であるが、根本的にどのように考えておられるか。  第二点、本館等の冷房施設が整備されることになっているが、その具体的な構想。第三点、本館地下には、警務の衛視さんの寝室、電気、営繕の技術員の控え……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1968/03/13、31期、日本社会党)

○田中(武)分科員 きょうは経済企画庁長官に、実は総括質問のときにお伺いする予定にしておりましたのを、時間の関係で割愛いたしました経済協力の問題について、お伺いいたしたいと思います。  まず最初に、経済援助、経済協力の目的と理念は何か、お伺いします。
【次の発言】 時間の関係がありますので、私もできるだけ簡潔に聞きます。答弁も簡潔に願います。  経済援助の目的と理念ということでいまお伺いいたしましたが、大体そうだと思うんですが、私は、もっと宮澤企画庁長官ならばいわゆる政策通、経済通としての基本的なことが答弁にあるかと思ったのですが、それがなかったのです。私は、まず、国連憲章の前文の「一層大きな……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1968/03/14、31期、日本社会党)

○田中(武)分科員 本日は、貿易を中心に若干お伺いしたいと思います。きわめて時間に制限がございますので、こちらもできるだけ簡単にお伺いしますので、答弁者のほうも簡潔でかつ要領を得た御答弁をお願いいたします。  まず最初にお伺いいたしますが、ニューデリーにおける国連の貿易開発会議がだんだん終わりに近づいてきておりますが、いよいよ新特恵が七〇年あるいは七一年度から実施せられるというような見通しは確実であります。そこで、私はいつも言うことですが、南北問題は、国際間における経済の二重構造の問題である。日本は先進国だといわれておるが、その中にあって、やはり中小企業等国内の二重構造、すなわち、南北問題が国……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○田中(武)分科員 御了解を得まして、加藤委員の質問に関連をして、国際金融局長をはじめ、大臣を含めて二、三の政府委員に若干の質問をいたします。  言うまでもなく、私は関連質問でございますので、加藤委員の持ち時間内で行なうことを最初から申し上げておきます。そこで、国際金融局長にお伺いいたしますが、昨日第二分科会で、私は、貴金属特別会計の問題についてあなたにお伺いいたしました。その特別会計によると、本年金地金十四トンを輸入するということになっておる、その十四トンはどこから買い入れるのか、また、十四トン買い入れる自信はあるかということに対して、あなたは、それはロンドンから買い入れます。十分自信はござ……

第58回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1968/03/14、31期、日本社会党)

○田中(武)分科員 本日は、金の問題につきまして、若干お伺いいたしたいと思います。時間がきわめて限られておりますので、こちらもできるだけ簡単に御質問しますが、答弁者もできるだけ簡潔に御答弁をお願いします。  そこで大蔵大臣、きょう朝、新聞をごらんになって一番最初に目につくのは、ヨーロッパにおける金戦争の問題です。ある新聞は「金・為替相場混乱続く」あるいはまたある新聞は「金戦争、悪化の一途」こういう見出しで大々的にいわゆるゴールドラッシュについて報じております。そこで、このような状態がどこまで続くだろうか、こういう金戦争について、大蔵大臣はどのようなお見通しを持っておられますか。

第61回国会 予算委員会公聴会 第2号(1969/02/22、31期、日本社会党)

○田中(武)委員 まず、佐藤公述人に二点お伺いいたします。  第一点は、法人税や配当金の課税に対する特別措置について、大蔵省は法人擬制説の上に立ってこれを説明いたしております。そこで、世界の主要国はこういう点についてどのような態度をとっておるのか。また民法学説上では、現在法人擬制説はもう後退いたしまして、実在説が通説であろうと思っておるわけでございますが、大蔵省の法人擬制説について、どのように先生はお考えになっておりますか。これが一点です。  さらにもう一点は、租税特別措置法は特殊なもので、税負担の平等の原則から言えば、私は少しおかしいのじゃないか、したがって、租税特別措置法はないほうがいいん……

第61回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1969/02/26、31期、日本社会党)

○田中(武)分科員 公取委員長にお伺いいたしますが、一昨二十四日、公正取引委員会は八幡、富士に対して、内示というのが正しいのか覚え書きを手渡したということが正しいのかしれませんがやられました。あの行為は独禁法上どういう行為になるのです。覚え書きあるいは内示は、法的にどういう行為になります。
【次の発言】 先日の予算総括で、私が、いまやっておられる行為は何かとお伺いしたときに、独禁法四十条によるところの職権調査だとお答えになった。四十条を見ますと「その職務を行うために必要があるときは、」となっておるのです。したがいまして、あの事前調査のところで公取委員会が行なおうとした職務は一体何なのか。そして……

第61回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1969/02/24、31期、日本社会党)

○田中(武)分科員 私は、まず厚生省に対しまして、薬事行政について若干お伺いをいたします。  医薬品等につきましては、薬事法に詳細の規定があり、医薬品の定義は、薬事法第二条第一項に定められております。その二号に「人又は動物の疾病の診断、治療又は予防」こういうことばが使われているわけであります。人間と動物というのは、これはまず区別はすぐつくだろうと思うのですが、治療薬と予防薬、これは認許可にあたってはあらかじめ区別をして認許可をするのか、あるいは一本の認許可であって、その薬の内容によって予防薬となり治療薬になるのか。そしてよく家庭薬といわれますが、保健薬とかあるいは強壮剤等々の名目で売られている……

第61回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1969/02/25、31期、日本社会党)

○田中(武)分科員 まず、法制局長官にお伺いいたします。  先日、二月五日の予算総括質問で、ここにもおられる角屋委員が、韓国に米を三十万トン貸与するこの問題で、財政法九条と食管法の関係を質問いたしました。財政法九条は法律によらねばということになっておる。その法律は何か。そこで長官は食管法七条一項をもってお答えになりました。七条一項が米の韓国貸与に対する財政法九条の要件を満たす法律であるかということについては大きな疑問があるのです。そこで、重ねてこのようにしてお伺いしておるわけなんですが、七条一項、それに間違いございませんか。
【次の発言】 いまちょっとおかしなことをおっしゃったのですが、「政令……

第61回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1969/02/26、31期、日本社会党)

○田中(武)分科員 私は、去る二月六日に予算本委員会におきまして、総括質問でお伺いしたわけなんですが、そのとき、時間の都合等で省略したり、十分論議が尽くせなかった点についてお伺いいたしたいと思います。  そこで、まずお伺いいたしますのは、日中貿易についてであります。いわゆる日工展出品申請品中、十九品目が輸出禁止、十九品目が持ち帰り条件つき、こういう決定になったわけでありますが、持ち帰り条件つきというのは貿管令の一条六項で、「条件を附することができる。」ということに基づいての条件であろうと思いますが、そうであるかどうかということ。それから禁止品目と持ち帰り条件つき品目との間にはどのような相違があ……

第61回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1969/02/28、31期、日本社会党)

○田中(武)分科員 議事進行。実はただいまの近江分科員の万博に関する質問のうちで、菅野企画庁長官の御答弁が、午前中阪上分科員の質問に対しての答弁と若干食い違った答弁がありました。そこで、その点を確かめるために、主査において阪上君に対して若干の質問をお許し願いたいと思います。

第61回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1969/02/27、31期、日本社会党)

○田中(武)分科員 まず最初に銀行局長にお伺いいたしますけれども、昨年の年末ごろに、こういう陳情書というか、要望書が相当数あなたのところに来ておると思います。これは交通傷害保険セットの交通安全定期預金についてということでそれの陳情書なんです。そこで私お伺いいたしたいことは、このようにして交通傷害保険と定期預金をミックスさすといいますか、そういうことがいまほとんどの金融機関で行なわれております。これが保険会社の代理店等に大きな影響を与えておる。大げさに言うならば、これら代理店の死活の問題である、こういうこともいわれております。そうしていろいろと銀行はこれの宣伝をいたしておるわけですが、たとえば「……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1970/03/16、32期、日本社会党)

○田中(武)分科員 きょうは通産省所管の問題でいろいろお伺いいたしたいと思うのですが、その前に、万博の問題についてちょっとお伺いをいたします。  これは、担当大臣として宮澤大臣も開会式の日に行かれまして、相当混雑その他に対する対策を考えなくてはならない、こういう点にはお気づきだと思うのであります。きょうの各紙を見ますと、たとえばある新聞の記事をここへ持ってきておりますが、「EXPOサンデー狂いっ放し」「予想半分の観客で札止め―ストップ―長い列」こういう大きな見出しが出ておるわけなんです。六十万来るだろうといっておったのが、実際はその半分の二十七万程度。しかもいろいろな設備が、停電というのか、狂……

第63回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1970/03/16、32期、日本社会党)

○田中(武)分科員 私としていろいろほかの質問を用意いたしておりますが、いま北山委員の質疑を聞いておりまして、実は私も関心を持っておった点なんです。立法論につきましてはまた場をあらためて議論をするといたしまして、解釈といたしまして、財政法二十八条七号の「主要な法人」こういうことで、いま北山委員が御指摘になりましたように、百十何ぼもある中で二十六ほどしか出してきていない。これは財政法二十八条七号に「主要な法人」とあるからおもなものだけでいいのだ、こういうことだろうと思うのですが、それでは大蔵省として「主要な法人」というこの字句をどのように解釈しておられるのか、さらにこの「主要な法人」の基準をどの……

第63回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1970/03/17、32期、日本社会党)

○田中(武)分科員 まず最初に身近な問題からお伺いしたいと思うのですが、近畿地区でナイキ基地を設置する、そういうことで目下候補地を調査中といいますか、物色中といいますか、そのようなことを聞いておりますが、事実はどうなんですか。
【次の発言】 その候補地については、どのように考えておられますか。
【次の発言】 私は、この種の問題はあまりよく知らないので、そういう答弁をもらっても、一体何県の何市かということがわからぬです。ずばりとこちらから申しますが、兵庫県の青野原は候補地に入っておりますか。
【次の発言】 そこで、もしそのナイキ基地を設置をするとするならば、どのくらいの広さの土地が必要であり、ま……

第65回国会 予算委員会公聴会 第1号(1971/02/10、32期、日本社会党)

○田中(武)委員 林先生に二点ばかりお伺いいたしたいと思います。  その第一は先ほどの租税特別措置法の関係でございますが、これは租税の公平の原則からいっても、あるいは反面このことは国庫債務負担行為ともいえるのではないかというような点から私は先生と同意見であります。  そこで、財政投融資につきましては、先生も御指摘のようでありましたが、法律的に何ら基礎を持たず、きわめて便宜的な運用をせられております。そこで先日私は、私の質問で、これは財政議会主義あるいは財政民主主義に反する。したがって一般会計と財投、財投の中でも金利の要るものと要らないもの、すなわち産投と資金運用部資金等との間に区分けをした一つ……

第65回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1971/02/22、32期、日本社会党)

○田中(武)分科員 植木さんが今度新しく法務大臣になられまして、おめでとうと申し上げていいのか御苦労さまと申し上げていいのか、それはそれといたしましても、植木さんがこの予算委員会で、ほんとうにわれわれが敬服するような真摯な態度でずっと委員会に詰めておられました姿を見て、心から敬意を払っておったわけであります。こういう人でなければ法務大臣はつとまらない、こういうようにすら思っておるわけでございます。  そこでひとつ、まず新法務大臣にお伺いいたしたいと思うのですが、実は、これは政党政治ですから、政党人が大臣になるのは当然といえば当然でございますけれども、私は、法務大臣というような人はむしろ、中立性……

第65回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1971/02/23、32期、日本社会党)

○田中(武)分科員 文部大臣にお伺いいたしたいと思うんですが、坂田さんはいい人ですけれども、答弁の長いのが玉にきず、したがいまして、時間が限られておりますので、明快に簡単にひとつお願いいたします。  大臣、御存じとは思いますが、昨年の九月に兵庫県の姫路市で、育友会の奉仕活動で廃品回収作業中、小学校四年生の児童がけがをして、その後一週間のうちに死亡するという事故がありました。それに対して、日本学校安全会は補償金を支給しない、こういうことを決定いたしました。そこで、その児童の父親が、奉仕に汗を流した子供が浮かばれないとして、神戸地裁の姫路支部に訴えを起こす――起こしたかどうか知りませんが、起こすと……

第65回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1971/02/24、32期、日本社会党)

○田中(武)分科員 私は、きょうは新しい提案を含めて、公害関係立法についてお伺いいたしたい、こう思っております。実は総括のつもりで用意をいたしておりまして、相当資料を持っておりますが、分科会で時間もございませんし、一を言わば十を察するであろう山中長官でありますから、きわめて簡単に申し上げていきたいと思います。  まず第一点は、公害関係法、この法と政省令との関係であります。  せっかく臨時国会で公害法、これは法改正、新法を含めてできましたが、それを実施するための政省令がまだほとんどできておりません。そこで、六カ月後に実施する、こういうことになっておるので、のんびりとかまえておると思うのですが、あ……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1971/02/20、32期、日本社会党)

○田中(武)分科員 まず最初に、国内線向けの航空機、これは大量輸送機として大型のいわゆるエアバスといわれておりますが、それを採用する、そういうことで、ロッキード、ダグラスあるいはボーイングといったようなアメリカの航空三社が、いまや日本の空で販売合戦、空中戦をやっておる、こう聞いております。そこで、このエアバス採用についての運輸大臣の考え方、あるいはどのような方針で指導せられるのかをお伺いします。
【次の発言】 なるほど大型機といいますか、輸送機を買うのは、日航なり全日空だと思うのです。しかし、もうすでに新聞でも大々的に出ているように、アメリカの三社が盛んに売り込み合戦をやっておる。こういう中に……

第65回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1971/02/19、32期、日本社会党)

○田中(武)分科員 いろいろとお伺いしたいと思いますが、三十分ですから、答弁も要領よくお願いいたします。  まず最初に、交通反則金についてお伺いします。  この反則金というものの性格はどんなものですか。いわゆる罰金ではない。とが料でもない。反則金は反則金だと、こういうことなんですが、これの性格はどんなものなんですか。
【次の発言】 なぜそれを伺ったかというと、これは他人がかわって代納してもいい性格のものかどうか。罰金だって、金はどこから出るのかわからないから、これはあれだろうけれども、それはやはり罰金刑に処せられた者が納めるということですね。反則金が他人によって納められてもいいのか、あるいは、……

第65回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1971/02/19、32期、日本社会党)

○田中(武)分科員 わずか三十分しかありませんので、御答弁も簡単に的確にいただきたいと思います。  そこで、死者一万六千人、負傷者九十四万人をこえるといわれておるのが昨年の交通戦争の結果であります。このうち通勤途上者の災害がどのくらいあるか、労働省は調査したことがございますか。
【次の発言】 これはある一定期間だけですが、大体それは全般にもいえると思うのですね。そうすると、死者一万六千人以上、その二割というとたいへんな数になるのですね。ところがこの通勤途上、これは行き帰りを入れまして、これらの事故について使用者はどのように取り組んでおるか、そういうことの調査をせられたことがありますか。

第65回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1971/02/19、32期、日本社会党)

○田中(武)分科員 まず長官にお伺いいたしますが、昨年決算委員会で私が質問したのですが、姫路駐とん地の第三特科連隊で不正入隊の事件があった。それを防衛庁の人事教育局長に訴えた当時の吉岡三佐は、その後連隊本部の風当たりが強まり、自衛隊の恥を世間にさらしたときつく詰問され、吉岡三佐が隊長をしておりました綱紀教育隊を当時の山口連隊長は解散させる。その後吉岡三佐は、命令不服従ということで十日間の停職処分に付せられ、現在は自衛隊をやめております。  このような経過を見ましたときに、これは一般に、まず新聞に出した、あるいはビラをまいた、そういったようなことでなくて、防衛庁の人事教育局長に訴えた。それならば……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1972/04/13、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより公害対策並びに環境保全特別委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会を開きます。  両委員長の協議により、私が委員長の職務を行ないます。  公害対策並びに環境保全に関する件、特にポリ塩化ビフェニール汚染問題について調査を進めます。  本日は、参考人として鐘淵化学工業株式会社常務取締役大橋清男君、三菱モンサント化成株式会社第三事業部長采野純人君、東京大学助手宇井純君、以上の方々の御出席をいただき、また、午後からは東京歯科大学教授上田喜一君、愛媛大学助教授立川涼君、都立大学助手磯野直秀君、以上の方々が御出席になります。  この際、委員長から参考人の皆さんに一言ごあいさつ申し上……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第2号(1972/04/14、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより公害対策並びに環境保全特別委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件、特にポリ塩化ビフェニール汚染問題について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。浜田幸一君。
【次の発言】 次に、島本虎三君。  この際、質問者並びに答弁者に一言申し上げます。  本日は関連質問者を入れまして十人近い質疑の申し出があります。したがいまして、時間の制約もございますので、質問者、答弁者ともに簡潔、明瞭にお願いいたします。
【次の発言】 労働省は要求してなかったです。

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会商工委員会連合審査会 第1号(1972/05/18、32期、日本社会党)【議会役職】

○田中委員長 これより公害対策並びに環境保全特別委員会商工委員会連合審査会を開きます。  両委員長の協議により、私が委員長の職務を行ないます。  公害対策並びに環境保全に関する件、特に休廃止鉱山の公害問題について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石川次夫君。
【次の発言】 石川君の質疑は終わりました。  次に岡本富夫君。
【次の発言】 岡本君に申し上げますが、要求の農林省、大蔵省、労働省、各見えておりますので……。
【次の発言】 政府委員がいるときには、原則として政府委員から答弁するようにし、補足説明が必要なときには説明員の発言を許します。


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1973/03/05、33期、日本社会党)

○田中(武)分科員 私は、去る二月の七日に総括質問で、若干の公害、環境保全に関する問題を取り上げました。そして引き続き一般質問で、島本君があとを受けてやりましたが、その際に積み残したと申しますか、まだ十分に触れることのできなかった問題につきまして、時間の許す限り、公害問題について、あるいは環境保全について御質問いたしたいと存じます。  まず最初でございますが、公害の無過失賠償に関連して公害賠償保障法案がもうまとまったやに承っておりますが、その要点を、簡単でけっこうです、御説明願いたいと存じます。
【次の発言】 いまのお話ですと、はっきりとおっしゃらなかったのですが、PPPの原則は貫くというか、……

第71回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1973/03/06、33期、日本社会党)

○田中(武)分科員 きょうは私は、人身といいますか、人権といいますか、これがはたして守られておるかというような観点から、いろんな問題を取り上げて御意見を伺いたい、このように考えるわけでございます。  まず第一に、最近の世相と人権問題とでも申しますか、もう一々、具体的な事件については申し上げませんが、ここに二、三の新聞の切り抜きを持っておりますけれども、実の母親がめんどうを見るのはいやだというようなことで自分の子供を殺す、あるいはまた、内縁の夫が妻の連れ子を、ちょっとしたそそうをせっかんして死に至らしめる、こういったような事件は枚挙にいとまありません。かと思うと捨て子ラッシュでございます。  い……

第71回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1973/03/03、33期、日本社会党)

○田中(武)分科員 きょうは主として国鉄当局にお伺いしたいのですが、率直に言って、最近の国鉄はどこか狂っておる、常識では考えられないような事故ないしミスがほとんど毎日のように新聞に出ておる、こういう状態ですが、一々個々の原因等については伺いませんし、そんな時間もありませんが、根本的に何が原因なのか、何がこんなに国鉄の最近の事故――ミスとでも申しますか、が多いわけですか。総裁はどう考えておりますか。
【次の発言】 今度の国鉄運賃と財政再建促進法ですか、これは非常に大きな問題になります。われわれは絶対反対だ、こういっておるのですが、このような状態ならば国民も納得しないでしょう。根本的に考え直す必要……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1973/03/03、33期、日本社会党)

○田中(武)分科員 きょうは急にこの分科会で質問することになりましたので、当面の問題になっております商品投機の問題、ことに、商品取引所というものに焦点を合わせて質問をいたしたい、このように考えるわけであります。  大臣も御承知のとおりでございますが、今日、商品取引市場は、羊毛の相場の高騰をはじめ、各上場商品が軒並み高騰し、輸入大豆は立ち会い停止にまで立ち至るような状態である。実は、ここにきょうの朝刊、一つは読売でありますが、「投機、物価高に波及」という見出しで、中身は読みませんけれども、出ております。そうかと思うと、これは日経ですが、「商品相場急騰」というような見出しでも出ております。  そこ……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1973/03/03、33期、日本社会党)

○田中(武)分科員 きょうはまず通貨の問題、通貨といっても貨幣の問題と、それから日銀のいろいろなことについて若干質問する予定であったのですが、どうもかつて予算委員会でドルとか金とかということを何回かやったせいか知りませんけれども、この前の二月七日の総括質問のときもそうだったし、またきょうもたまたまいわゆる国際通貨危機に直面したというか、そういうことで、この前も緊急質問的に行ないましたが、きょうもひとつそういう意味においてまず緊急質問的に現在の国際通貨危機の問題につきまして、若干の質問から入りたいと思います。  そこで、ドルが一〇%切り下げられた、日本が変動為替相場をとった、それから二週間余りで……

第75回国会 予算委員会公聴会 第1号(1975/02/08、33期、日本社会党)【議会役職】

○田中(武)委員長代理 次に、宮尾公述人にお願いをいたします。宮尾君。
【次の発言】 どうもありがとうございました。
【次の発言】 これより両公述人に対する質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。堀昌雄君。
【次の発言】 次に、湯山勇君。
【次の発言】 次に、安宅常彦君。
【次の発言】 次に、林百郎君。
【次の発言】 まず、青葉公述人。
【次の発言】 次に、和田耕作君。
【次の発言】 以上で、両公述人に対する質疑は終わりました。  この際、委員会を代表して、両公述人に一言お礼を申し上げます。  宵葉公述人、宮尾公述人には、長時間にわたりまして貴重な御意見をお述べいた……

第75回国会 予算委員会公聴会 第2号(1975/02/10、33期、日本社会党)【議会役職】

○田中(武)委員長代理 次に、木村公述人にお願いをいたします。
【次の発言】 どうもありがとうございました。
【次の発言】 これより両公述人に対する質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石野久男君。
【次の発言】 それじゃ簡潔に。
【次の発言】 次に、湯山勇君。
【次の発言】 次に、木村公述人。
【次の発言】 次に、青柳盛雄君。
【次の発言】 次に坂井弘一君。
【次の発言】 以上で両公述人に対する質疑は終了いたしました。  この際、委員会を代表して、両公述人にお礼を申し上げます。  本日は、長時間にわたりまして貴重な御意見をお述べいただき、まことにありがとうござい……

第75回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1975/02/27、33期、日本社会党)

○田中(武)分科員 まず環境庁長官、入浜権という言葉を御承知でしょうか。また、その他の政府委員はいかがです。
【次の発言】 長官は、法律用語としては知らないけれども、そういう意見のあることは聞いておる。  それでは、少しさかのぼって法律論から入らねばならないと思いますが、民法二百六十三条に入会権というのがございます。これは言うまでもなく「共有の性質を有する入会権」という見出しで、「共有ノ性質ヲ有スル入会権ニ付テハ各地方ノ慣習ニ従フ外本節ノ規定ヲ適用ス」すなわち所有権の規定なんです。そこで、これはもう説明の要はないと思うのだが、山林などで薪や干し草、あるいは竹、キノコ、まあこのごろマツタケが高い……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1975/02/24、33期、日本社会党)

○田中(武)分科員 きょうは、ひとつ植物の特許について若干の質問をいたしたいと思います。  現行の特許法で、植物の種とか苗についての特許は認められていない。現在、特許法等は工業所有権法と言われておるように、工業を中心として決められておる。だが、しかし、特許法の第一条の目的「発明の保護及び利用を図ることにより」云々、この第一条の目的を見る限り、あえて工業製品あるいは工業に関する方法だけに限るということではないと思います。現行の特許法で、植物特許についてできるのかできないのか、まずその辺からお伺いをいたします。
【次の発言】 この第二条の定義、これも長いから要約いたしますが、一口に言って、物の発明……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

田中武夫[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



当サイト運営者の新刊
荻上チキ編著『選挙との対話』(青弓社)

【内容紹介】「あなたにとって選挙とは?」「政治参加の手段?」「民主主義の根幹?」、それとも「行っても/行かなくても変わらないもの…?」科学的な分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。
当サイト運営者の既刊
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。