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石橋政嗣 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

石橋政嗣[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
405位
委員会発言歴代TOP500(衆)
125位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
208位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
731位
委員会発言(非役職)歴代TOP100
88位

27期委員会発言TOP50
26位
27期委員会出席(幹部)TOP100
53位
27期委員会発言(非役職)TOP50
22位
28期委員会出席TOP100
71位
28期委員会発言TOP50
34位
28期委員会出席(無役)TOP100
88位
28期委員会発言(非役職)TOP50
27位
29期委員会発言TOP50
48位
29期委員会出席(幹部)TOP50
25位
29期委員会発言(非役職)TOP50
39位
30期委員会発言TOP100
71位
30期委員会発言(非役職)TOP100
59位

このページでは石橋政嗣衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。石橋政嗣衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

27期(1955/02/27〜)

第22回国会 内閣委員会 第4号(1955/03/31、27期、日本社会党(左))

○石橋(政)委員 調達庁長官にちょっとお尋ねいたしたいと思います。定員法によりまして、調達庁の職員が本年の六月末までに三百三十二名整理されることになっておるわけでございますが、この点につきまして、昭和二十九年の十二月当時に開かれました内閣委員会において、調達庁の考え方を述べておるわけでございます。それによりますと、この整理については真の出血を最小限度にとどめたい、理想から申すならば、一人も失業者を出さないくらいに整理をやっていきたい、このような考えのもとにどうしたら三百三十二名の整理をすることができるか、犠牲を少くすることができるかということを研究しておるのだということを述べておるわけでござい……

第22回国会 内閣委員会 第15号(1955/06/02、27期、日本社会党(左))

○石橋(政)委員 今回提案されました行政機関職員定員法の一部を改正する法律案につきましていろいろ御質問いたしたいわけでありますが、法案の細部にわたる質問に入ります前に、政府の行政機構なり、あるいはこの法において定めようとする定員に対する考え方について、一言お尋ねしておきたいと思うわけであります。  今回のこの行政機関職員定員法の一部を改正する法律案の提案理由を読みますと、各行政機関の事業予定計画に即応するための必要最小限度の増員を行う、それから業務の廃止及び減少に伴う余剰定員の縮減を行う、こういう両面から定員の適正化をはかろうとするのだということが述べられているわけでありますが、ともあれ結果的……

第22回国会 内閣委員会 第17号(1955/06/04、27期、日本社会党(左))

○石橋(政)委員 先日に引き続いて質問をいたしたいと思います。まず最初に、前回も定員に対する考え方というようなものをお伺いしたわけでございますが、それに関連いたしまして、どうも定員というものが、定員内職員と定員外職員との、いわゆる差別待遇という形になって現われてきておる、これは非常におもしろくないのではないか。非常勤職員とか、あるいは常勤労務者とかいわれるものは、当然この定員法の中にも含めていかれて、定員内職員としての扱いを受けるべきだ、私そういう考えに基いて質問したわけでございますが、現在定員外の職員が、一体どの程度おるのかということをまず発表していただきたい。

第22回国会 内閣委員会 第18号(1955/06/06、27期、日本社会党(左))

○石橋(政)委員 恩給局の臨時職員がいろいろな問題について最近紛争を続けておるわけでございます。この点につきまして、若干疑点をただし要望を述べておきたいと思います。  聞くところによりますと、五月の末から恩給局の臨時職員たちが、いろいろな要求を掲げてずっと交渉を求めておるようでございますが、これに対して局長その他恩給局の首脳部が応じておらない。これが現在の紛争の根本になっておるように承わっておるのでございますが、なぜ局長は職員に会って要求の点を十分聞き、できるものは取り上げてやるという親心を示さないか、今までの経過について最初にお聞きしておきたいと思います。

第22回国会 内閣委員会 第19号(1955/06/08、27期、日本社会党(左))

○石橋(政)委員 大臣に一点だけお伺いしまして、あとは政府委員の方に質問いたしたいと思います。  前会の私の質問に対して、今回の整理、特に年次計画によって整理される部面については指名退職制度というものを適用される、これは昨年の臨時待命制度と異なってあくまでも任意一本やりでやるのだ、こういうお話でございましたが、もし本人の申し出に基いていわゆる任意の形でやられる場合には、この方法によって定められただけの人員を指示し、指名退職制度の適用を受けさせるに至らなかった、結局それだけの希望者の申し出がなかったという場合にはどうなさるつもりか、この点を承わっておきたいと思います。

第22回国会 内閣委員会 第20号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))

○石橋(政)委員 定員法関係の性格がちょっと不明瞭でありますから御質問したいと思います。  それは定員法に示す定員と予算定員との関係でございます。この点につきまして川島行政管理庁長官あるいは行政管理庁の岡部管理部長あたりに質問いたしたのでありますが、もちろんこれは一致するのが原則であり、定員法以上に人を置くこともできないし、また予算がないのに定員法に余裕があるからといって人も置けない。また予算があっても定員法に束縛される以上は置けない、こういうふうな関係の答弁があったわけであります。ところが私計算してみますと、どうも大蔵省の方は定員法の定員と予算定員とが一致しておらないのでありますが、この間の……

第22回国会 内閣委員会 第21号(1955/06/10、27期、日本社会党(左))

○石橋(政)委員 定員法関係につきまして若干厚生大臣に御質問したいと思います。御承知の通り、昨年の定員法の改正に基きまして、厚生省関係において引揚援護庁のであると思いますが、四カ年間にわたって計画的に整理をすることになっておるわけでございますけれども、この引揚援護庁の今後の見通しを一応知る必要があると思いますので、現在の在外同胞をどういう計画に基いて引き揚げさせようとしておるのか。今後の問題でなかなか見通しは困難かと思いますが、一応の整理者の数が出ておる以上、ある程度のめどはついておると思いますので、その点を最初にお伺いしたい。
【次の発言】 ちょっと質問の要点をそれたと思うのでありますが、私……

第22回国会 内閣委員会 第25号(1955/06/23、27期、日本社会党(左))

○石橋(政)委員 私は両派社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりまして行政機関職員定員法の一部を改正する法律案に反対の意見を述べんとするものであります。  政府は、本案提出に当り、この法律案は、昭和三十年度における各行政機関の事業予定計画に即応して必要やむを得ない事務の増加に伴う所要の増員を行うとともに、業務の廃止及び減少に伴う余剰定員の縮減を行い、行政機関全般の定員の適正化をはかろうとするものである、このように述べているのでありますが、政府はこのような内容をもってして、はたして定員の適正化がはかれるものとほんとう考えているのであるかどうか疑わざるを得ないのであります。定員の適正化は、ま……

第22回国会 内閣委員会 第47号(1955/07/26、27期、日本社会党(左))【政府役職】

○石橋国務大臣 お尋ねの第四条の意義というものは、前からのいきさつがあって御承知のように、これにしぼられております。大体われわれの方でもこの法案を作るときにも論議をいたしました。実は通産大臣が重要だということはお話の通りでありますが、そうすると運輸大臣も農林大臣も必要ではないかというような問題も起りまして、とにかく前のいきさつもあるから、今回は企画庁長官にしぼっておいて、そして必要のある場合に関係大臣が出席して意見を述べるということにしたら、それで実際の運用はできるのじゃないか、こういうことで前からのいきさつを一応尊重してこの通りになったのであります。

第22回国会 内閣委員会 第48号(1955/07/27、27期、日本社会党(左))

○石橋(政)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております国防会議の構成等に関する法律案並びに自由党提出の修正案に反対の意見を述べんとするものであります。  反対の理由の第一は、いまさら言うまでもないことでありますが、この法案が明らかに憲法に違反するという一事であります。この法案の根拠法規たる防衛庁設置法が違憲の法律である以上、それは明瞭なのでありますが、さらに同法によれば、この国防会議は国防の基本方針、防衛計画の大綱、あるいは防衛出動の可否等を審議するというのであり、これは言葉なり行為としては、ある種の人たちにとってなつかしいものであるかもしれないけれども、全く日本国憲……

第23回国会 社会労働委員会 第4号(1955/12/10、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は現在日本に駐留いたしております米駐留軍が直接使用しておる労働者の問題について、労働大臣にお尋ねいたしたいと思うのであります。  すでに御承知のこととは思いますが、この駐留軍に直接雇われておる労働者には現在二つの形態があるわけであります。一つは間接雇用労働者といわれておるもので、日本政府が日米労務基本契約に基いて労務者を便宜提供している形をとっている。従って雇用主は日本政府でありまして使用主は米軍というふうな、非常に変態的な形がとられているわけでありますが、しかしとにかく雇用主が日本政府であるということは明確でありますので、法律上の責任というものはすべて日本政府がとるという……

第24回国会 外務委員会 第62号(1956/08/27、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 御承知の通り昨日の午後六時、けさの午前零時、あるいは午前六時を期して、全国の駐留軍労働者が一斉にストライキに入っておることは皆さん方十分に御承知のことだと思うわけであります。大体朝日新聞の報道等を見ますと、十四、五万人の駐留軍労働者が、このストに参加しておるのでありますが、非常に憂慮すべき事態であろうと私は考えます。特に日米友好というようなことを基本に置いて外交をやっておる現内閣といたしましては、非常の事態というか、不慮の事態というふうに考えておられると思うのでありますが、このストライキに入った事実というものを通してわれわれの知ることは、追随は決して友好の基礎にはならないとい……

第24回国会 内閣委員会 第2号(1956/02/08、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 板付の基地の問題につきましては、先ほど来眞崎委員からいろいろと詳しく報告がありましたし、今また福井委員から追加説明があったわけでありますが、私もこの調査団の一員といたしまして現地に参り、全く両委員と同じような見解を持ったわけであります。特に板付基地の移転につきましては、福岡市あげて超党派的に真剣に取っ組んでおる問題なのでありまして、文教上その他あらゆる観点から、どうしても市民のこの要望をかなえてやらなくてはならないのじゃないか、特にこういった熾烈な反対運動があるにもかかわらず、軍当局におきましては、さらに基地の拡張を考えておるというようなことを突如われわれに発表して、地元の調……

第24回国会 内閣委員会 第3号(1956/02/09、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は防衛庁長官に長崎県の大村に作られようとしております海上自衛隊の航空基地に関係いたしまして、質問をいたしたいと思っております。地元の報道陣も連日取り上げておるのでございますが、突如海上自衛隊が大村湾の大村市に属する地域、あるいは水域に、水上機の基地を作るという計画を立てて、その準備を進めておるということを聞いた地元関係者が、非常に憤慨いたしまして、今猛烈な反対運動をやっておるというわけであります。最も関係するのはこの水域において操業いたしておる漁民でございますが、漁業協同組合の情報によりますと、計画されておる大村の水上機の基地は、大村市漁業協同組合の地先漁業権内に設けられる……

第24回国会 内閣委員会 第6号(1956/02/15、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は先日に引き続きまして、長崎県の大村に設置されようとしております海上自衛隊大村水上基地の問題につきまして、質問いたしたいと思います。先日もお伺いいたしましたけれども、残念ながら長官の方が準備下足のために完全な答弁を得ることができなかったわけでございますが、委員会において審議会が十分にされないうちに、地元においては着々と計画が進められておるような報道も次次に入ってきておりますので、この際地元住民の不安を一掃する意味からも、十分に質問をいたしたいと思っておりますので、明確なる御答弁をお願いいたしたいと思います。  まず最初に大村基地の計画について、できるだけ詳細に御説明を願いた……

第24回国会 内閣委員会 第8号(1956/02/17、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております総理府設置法の一部を改正する法律案について、反対の意見を述べんとするものであります。本法案の目的は、政府の説明によれば、売春問題の重要性、複雑性にかんがみ、内閣総理大臣または関係各大臣の諮問に応じて、売春対策に関する重要事項について調査審議させるため、総理府の付属機関として売春対策審議会を設置するにある、というのでありますが、果してこのようなことは時宜を得た措置といえるでありましょうか。私は次に述べる三つの理由から、残念ながら、いなといわざるを得ないのであります。  理由の第一は、この審議会なるものが、売春問題を根……

第24回国会 内閣委員会 第10号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 第一番目に私は憲法改正の手続に関連いたしまして、若干の質問をいたしたいと思いますが、その第一は憲法改正の提案権の問題であります。この問題についてはしばしば問題になっておるわけでございますが、われわれの見解といたしまして、憲法を改正するときには、憲法九十六条の規定に基いて、国会にのみその発議権があるのだ、提案権があるのだというふうに考えておるわけでございますが、従来の政府側あるいは提案者の説明によりますと、これは政府にも、内閣にも提案権があるかのごとき答弁が再々行われておるわけでございます。この政府にもあるという解釈がどこから出てくるのか、その根拠法規というものを中心に御説明を……

第24回国会 内閣委員会 第11号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は、時間の関係もありますので、なるべく簡潔に質問をいたしたいと思いますが、今飛鳥田委員からも言われましたように、総理は、現行憲法は占領軍に押しつけられた憲法だということをしょっちゅう言っておられるわけであります。押しつけられた憲法だからよくないというのであるならば、なぜあなたたちはこれを無効と宣言するだけの勇気を持たないのか。少くとも、もし押しつけられたということを推し進めていくならば、当時の占領軍が押しつけるだけの権力を持っておったというふうに、私は認識いたします。その権力がどこから発生したかというと、結局日本がポツダム宣言を受諾して降伏したというところにさかのぼっていく……

第24回国会 内閣委員会 第14号(1956/02/28、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 長官に質問をいたすわけでありますが、まず第一に昨日の受田委員の質問に対する答弁の中で、非常に重要な問題がありましたので、この点を確認しておきたい、このように思っております。と申しますのは、けさの新聞にも相当大きく報道されておるのでございますが、自衛のためならば敵の基地を飛行機をもって爆撃することもできるというふうな見解を昨日表明されておるわけであります。これは私非常に危険きわまりない言明であろうと考えております。御承知の通り、われわれはもちろん自衛隊は憲法に違反するものであるというふうに考えておりますが、鳩山総理は、最初はそう思っておった、しかしそのうち考えが変って、自衛のた……

第24回国会 内閣委員会 第15号(1956/02/29、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 今総理の答弁を長官が代読されたわけでございますが、私はそれでは了承できないと申し上げなくちゃなりません。そこでまず最初にお尋ねいたしたいのは、二十二特別国会における答弁は、昨日及び一昨日の船田長官の答弁と、食い違いがないというふうに言っておられますけれども、それにはいろいろ付言されております。結局するところ先国会において総理がなした答弁は、いつもの調子で言葉が足りなかったのだ、こういうことなんですか。
【次の発言】 食い違っておらないということを盛んに強調されるわけでございますけれども、聞く方の私といたしましては、はっきり食い違っているとしか考えられない。きのうも一部速記録を……

第24回国会 内閣委員会 第16号(1956/03/01、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 関連して……。一昨日私の質問から総理に来ていただく約束になっておったわけです。そのとき委員長初め与党め理事の皆さんも、責任をもって鳩山総理をきのうの九時半に連れて来るから、何とか納得してくれというお話であったので、私納得したわけです。昨日は委員長あるいは与党の理事の皆さん方の努力によって、必ず御出席あるものと私は期待いたしておりました。ところが御出席はなくて、委員長から、外交上の問題で外国の使臣と会う約束をしておる、しかもそのあとは直ちに参議院の予算委員会に出たくちゃならない、そういう事情だから、まあしんぼうしてくれというお話でございいました。そこで私しんぼうしたわけです。納……

第24回国会 内閣委員会 第23号(1956/03/14、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 時間も非常におそくなっておりますし催促もあるようですから、なるべく簡単に大臣に対する質問だけ先にやりたいと思います。  最初お伺いいたしたいと思いますのは、最近非常に問題になっております駐留軍関係の労働者の問題でありますが、最近新聞の報道にも明らかになっておりますように、本年度におきましても相当多数のアメリカ軍が日本から引き揚げていくということが発表されております。この点に関して最初お伺いしたいわけでありますが、二月三日の閣議の了解事項にも示されておりますように、人員整理とかあるいは特需関係の発注量が減った場合には、なるべく早く日本政府に通報があるように、強力に米軍に対して要……

第24回国会 内閣委員会 第25号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 英邁なる清瀬国務大臣の答弁として私納得できないので、ちょっと関連して質問させてもらいますが、ただいま学識経験者の任命に当っては事前に賛成、反対ということを調べて任命するようなことはない、問いただすようなことはしないのだと言っておられますけれども、少くともあなたがおっしゃっておられるような学識経験者ならば、一応現行憲法を改正すべきかあるいは改正しない方がいいかという意見というものは世間一般に発表されておるわけであります。何もあなたの方であなたは賛成ですか反対ですかと聞かないまでも十分にわかっておると私は思う。私はその点をつくというのではありません。去年二十二特別国会におきまして……

第24回国会 内閣委員会 第28号(1956/03/28、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 それでは私から、新しく憲法担当の国務大臣になられた吉野さんにいろいろと御質問をいたしだいと思うわけでありますが、最初にちょっとお断わり申し上げておきたいのであります。それば従来憲法を担当いたしておりました清瀬国務大臣が、少しおしゃべりが過ぎてしくじられたようでありますが、だからといって後任のあなたが、今度はカタツムリのようにものを言わないというのじゃ、これまた審議が進みませんので、その点一つご遠慮なく所信を明快に御答合弁下さいますように冒頭お願い申し上げておきたいと思います。  われわれは現在の鳩山内閣――各閣僚も含まれ、あるいはまた自民党の皆さん方も合まれておると思うのであ……

第24回国会 内閣委員会 第31号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 本日から国防会議の構成等に関する法律案についての審議に入るわけでございますが、まず最初にわれわれといたしまして、この法案に対する基本的な考え方を持っておりますので、それを申し上げておきたいと思います。  その第一は、本法案が明らかに日本国憲法に違反するものであるということであります。本法案の根拠法規となっております防衛庁設置法、これが自衛隊法と同様憲法違反であることはわれわれが従来指摘して参りました通りであります。従って、この根拠法規が違憲のものである以上、これに基いて出されて参りましたものが違憲であることは言うまでもないわけであります。またこの法律によりますと、国防会議は国……

第24回国会 内閣委員会 第32号(1956/04/06、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 黒金泰美君外一名提出の国家公務員に対する寒冷地手当及び石炭手当の支給に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案の理由を説明いたしたいと思います。  まず最初に修正点の要旨を申し上げたいと思います。  本法律案によりますと、第一条の支給地域に関連いたしまして、大体内閣総理大臣が定める地域が十三県に限られております。これを一々青森県、岩手県、秋田県といったように例示することなく、内閣総理大臣の定める地域というふうにしてしまおうというのが一つの修正点であります。  それからもう一つは、本案によりますと、世帯主である職員に対しては薪炭手当を四千五百円、その他の職員に対しては千五……

第24回国会 内閣委員会 第38号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私ちょっと関連してお尋ねいたしたいと思いますが、現在の日本の国防の基本方針というものについて質問した際に、船田長官は国力、国情に相応する最小限度の防衛力を整備して米軍の撤退を期する、その段階までは日米共同の防衛体制をとる、これが現在の日本の国初の基本方針だということを御説明なさっておるわけなんです。その基本方針に基いて、防衛庁では六カ年計画というものが策定されておると私は思います。総理はこれから調整するんだとか、話し合いをするんだとかおっしゃいますけれども、では防衛庁の六カ年計画というのは、日本の国情を無視して策定されておるとあなたはおっしゃるのですか。経済企画庁で作られた現……

第24回国会 内閣委員会 第39号(1956/04/25、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 委員長の御注意もございましたし、あまり時間もないようでありますから、なるべく法案の実体に触れながら、簡明に質問をいたしたいと思いますので、総理の方の答弁も一つ直截にお願いいたしたいと思います。  第一にお尋ねいたしたいと思いますことは、国防会議を何のために作るかということであります。大体、法案を制定するに当りましては、おのずから法律の目的というものがあるはずであります。本国防会議の構成等に関する法律案につきましても、なぜに国防会議を作るのかということがやはり十分に説明されなくちゃならないと思うのでありますが、残念ながら今国会におきまして、その点に関しての十分なる説明が、提案理……

第24回国会 内閣委員会 第40号(1956/04/26、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 外務大臣は昨年わざわざアメリカにお行きになりまして、ダレスさんと胸襟を開いていろいろ話し合いをし、あるいは約束をされておられるようでございますが、その会議の内容を見ますと、ほとんどが防衛問題に尽きているのじゃないかという気がするわけでございます。そこでまず最初にお伺いいたしたいのでございますが、アメリカに行きます前に担当大臣である船田さんと十分に御連絡、御相談ができておったと考えますが、その点間違いございませんでしょうか。
【次の発言】 船田さんと言ったのは砂田さんでございます。
【次の発言】 会談の内容をわれわれは詳しくうかがい知ることができませんし、今それをあらためて重光……

第24回国会 内閣委員会 第41号(1956/04/27、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっておりまする国防会議の構成等に関する法律案に反対の意見を述べんとするものであります。  反対の理由の第一は、その法条の持つ違憲性を私たちとしてはあげたいと思うのであります。本法案が、防衛庁設置法四十二条に基いて提案されておるということでございますが、われわれはこの防衛庁設置法は、自衛隊法とともに、明らかに憲法違反の法律であるとして認めてはおりません。しかもこの防衛庁設置法第四十二条によりますと、国防会議の任務といたしまして、国防の基本方針あるいは防衛計画の大綱あるいはまた自衛隊出動の可否といったような現行憲法の認めておらない……

第24回国会 内閣委員会 第57号(1956/09/06、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 御足労を願っております駐留軍の労働問題について、大臣に若干質問をしてみたいと思っております。私が今さらあらためて説明するまでもないと思うのですが、八月の二十六日の夕方から二十七日の朝六時にかけまして、全国の駐留軍・労働者十五万人といわれておりますが、大量の労働者が二十四時間ストライキに入ったわけであります。その後も防衛庁の前で代表の人たちがすわり込みをやって、きょうまでたしかやっておったかと思いますが、ついには今月中旬を期して第二波のストライキに入るということも伝えられておるわけです。日米友好ということを最大の外交の基調としております鳩山内閣にとって、決して好ましい状態ではな……

第24回国会 内閣委員会 第58号(1956/09/07、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 船田大臣に直接来ていただいて答弁を願いたかったのでありますが、事情があるようでございますので、まず局長にお尋ねをいたしたいと思います。  駐留軍の労働者が制裁規定の反対闘争という目標を掲げて、先月の二十六日から二十七日にかけて第一波二十四時間ストをやったことは、すでに御承知のことと思います。そのストライキの最中に、航空自衛隊の一部が妙な動きをしたという情報を私入手したわけでございますが、これは奇怪なことでございまして、重大な問題ではなかろうかと思いますので、ただしたいわけでございますが、朝お知らせしておきましたように、場所は福岡県の板付基地に近接する背振山の米軍レーダー基地で……

第25回国会 内閣委員会 第2号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 ただいま議題となりました、一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由並びに内容の概略を御説明いたします。  国家公務員に対しましては、夏季及び年末にそれぞれ期末手当及び勤勉手当が支給されておりますが、最近における民間給与、生計費その他給与に関係ある諸条件を考慮いたしました結果、年末に支給される手当につき若干の増額が必要であると認められるに至りました。  そこで、財政その他の事情をも考慮の上、十二月十五日に支給する手当につきまして、期末手当の額を〇・五カ月分増額して一・五カ月分とし、勤勉手当とあわせて合計二カ月分を支給することといたした次第で……

第25回国会 内閣委員会 第7号(1956/12/11、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 今の点、法案を見ましても、附則の中で「昭和三十一年における適用については、同項中「百分の二百三十」とあるのは、「百分の二百をこえ百分の二百三十をこえない範囲内において、各庁の長又はその委任を受けた者が定める割合」とする。」と、本年度に限って特別の規定がうたわれているわけです。そうしますと、今大山さんが言われたおおむねという意味がどうやらわかってくるのです。なぜ三十一年に限って百分の二百ないし百分の二百三十とうたったのか、あなたがおっしゃるように〇・一五が必ず出し得るのならば、本年に限ってこういう条項をうたっておくのは必要がないのではないか。これは結局予算措置の中であまり自信が……

第25回国会 内閣委員会 第8号(1956/12/12、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 七月に人事院勧告がなされましてから数カ月間、何ら給与改善の措置が講ぜられないままに放置されておったわけでございますが、このたびその一部といたしまして〇・一五の年末手当の増額が提案されましたことは、まあ満足とは言えないまでも、誠意の現われとして認めたいと思うわけでございます。これに関連いたしまして、特に地方公務員に対する措置が完全に行われるかどうかという点に若干の疑義がありますので、自治庁長官からいろいろとお伺いをいたしたいと思います。  まず第一に、昨日の閣議決定の内容によりますと、地方公務員に対しましても同様の増額の措置が行われるようになっておるのでございますが、やや決定の……

第26回国会 社会労働委員会 第10号(1957/02/21、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は、駐留軍関係の直用労務者の紛争処理機関がこのたび設けられようとしておるようでありますが、これについて若干の質問をしてみたいと思っております。  すでに御承知の通り、駐留軍の労働者の中には間接雇用労働者、いわゆるLSOの労働者と直接雇用労働者があるわけでありますが、間接雇用労働者の面では、雇用主が日本政府であるという建前であるために、比較的に労働条件その他直用労働者に比べまして恵まれており、また国内法の適用の面につきましても、不完全ながらまだ保障があるわけでありますが、直用労働者の面においては、全然国内法の保護もないといったようなみじめな状態に置かれておったわけであります。……

第26回国会 内閣委員会 第3号(1957/02/08、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 委員会の運営についてちょっとお尋ねしておきたいのですが、先ほど与党の理事の方に内閣委員長談話を印刷したものを配付しておられたようでございますが、これは一体どういうものであるか、ちょっと最初に御説明願います。
【次の発言】 委員長の談話として出すということが、私、今までそういう例も聞いておりませんので、よくわからないのであります。幸いにも中身を見まして、私たちから考えてもそう問題のあるような点がないからいいようなものでございますが、それにいたしましてもこういう問題は、少くとも現在の内閣委員会全般の意向であろうかと思う。何も委員長個人が談話として出す必要はない。こういうものを出す……

第26回国会 内閣委員会 第4号(1957/02/12、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 予算委員会におきましても一応質問がありましたし、ただいま山本委員からもお尋ねがあったわけでございますが、十分に意を尽してない部分が相当あるので、引き続いて誘導弾に関する問題をお尋ねいたしたいと思います。  アイゼンハワー大統領が議会に発表いたしました教書の中に、いわゆる第二次ニュー・ルック政策というものが盛られておることは御承知の通りでございますが、これに関連いたしまして、原子機動力部隊の配置の問題、あるいはまた今度の誘導弾の問題というようなものが出てきたと私は考えるわけです。日本人は、御承知の通り、原子兵器、原水爆というものに対しては非常に大きな関心を持っておる、これは当然……

第26回国会 内閣委員会 第5号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 一昨日に引き続きまして、誘導弾受け入れの問題を中心にいろいろとお伺いをいたしたいと思います。  一昨日の質疑応答の中からもうかがえるわけでございますが、どうも防衛庁のやり方というものが秘密主義に貫かれておるような気がしてならないわけであります。国民の目と皆さん方との間にベールがかぶさっておるような気がいたします。これを払いのける意味においても私は明快に一つ御説明を願いたいと思うわけであります。先日申し上げましたように、とにかく近代兵器というものに対しまして大きな関心を持つと同時にやはり不安を持っておるわけでございますから、不安を一掃するということは、皆さん方の当然の責務であろ……

第26回国会 内閣委員会 第11号(1957/02/28、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 外務大臣にお伺いいたします。前会の委員会におきまして、私は原子兵器の持ち込みの問題についてお伺いをいたしましたわけでございますが、その際現在はもちろんのこと、将来にわたっても、全国民の意思であると思うから、原子兵器の持ち込みはお断わりするということを明確にお答えになられました。私はそれに対して、一応敬意を表したわけでございますが、新総理岸さんの意向というものが、各閣僚あるいは外交官の諸君のいろいろの言動の中に実際に生かされておるかどうかという点で、疑問が出てきたわけであります。その一つは、やはり先会の委員会で小滝長官に私が尋ねたときでございますが、どうも実際に防衛を直接担当す……

第26回国会 内閣委員会 第20号(1957/03/22、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 関連して。先ほども説明があったのですが、第一航空団司令部と第二航空団司令部は従来浜松にあったわけです。それが第一航空団司令部の力が整備されて、拡充されてきたので、今度分離して片一方を千歳に持っていった、こういうお話でございます。これは当然第三、第四の関係においてもあるわけで、第三航空団司令部が拡充してくると、一緒に同居はできない、南に適当なところがあれば南に移るんだというようなお話でございますが、当然次の整備されて、拡充されてきたときのことまで考えておられたろうと思う。南というような言葉を使っておられましたが、次に第四をどこかへ持っていくというめどがあるのか、それとも、そのと……

第26回国会 内閣委員会 第21号(1957/03/23、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私昨日この問題を提起いたしましたときにも、率直に誤まりをお認めになるものと考えまして、そうして事務的なことだけれどもと話したのです。ところがこれをごまかそうとするような態度に出られる。これはお役人の本性かどうか知りませんけれども、答弁に当ってそういうふうな態度でやられるので、いつも質疑がスムースに進行しないということを私特に申し上げておきたいと思うのです。考えようによっては提案理由と提出されておる法案の内容とが違うということは、かりに字句的な問題であろうとも、軽々に見のがすことのできない問題だという考え方もあるわけなのですから、今後も十分に注意していただきたいと思います。

第26回国会 内閣委員会 第22号(1957/03/25、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 一昨日御質問いたしました点と若干関連があるわけでありますが、自衛隊はわが国の独立と平和並びに国の安全を守る、そのために直接侵略あるいは間接侵略に対してこれを防衛する任務を持っておるわけでありますが、このような任務を持った自衛隊を持っておるわが国に、国防の基本方針がないという面で、私は非常に納得がいかないわけであります。何はともあれ、国防の基本方針というものは早急に確立しておかなくちゃならないと思うわけでございますが、その点先日も申し上げたように、どうも納得かいかないので、なぜ早くこれを確立しようとなさらないのか、単に時間がないとかなんとかいうようなことでおろそかにされていいよ……

第26回国会 内閣委員会 第23号(1957/03/26、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 先日給与法に関しては予算委員会におきましていろいろとお尋ねをいたしたわけでございますが、その際、ほとんど結論を出しておらない、いわば意見を述べ、政府のお答えを願ったというだけにとどまっておりますので、一つ一つの問題について片づけていきたい、このように考えております。  まず最初に、これも予算委員会で懸案になっておる問題でありますが、人事院総裁にお尋ねいたしたいのでございます。今度の政府案は、大体人事院の勧告の線に沿って行われておるようだ、大体満足すべきものだというようなお答えがあったわけでございますけれども、若干相違点もあるようでございますので、まず最初に人事院勧告と政府案と……

第26回国会 内閣委員会 第24号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 一昨日答弁が保留されました問題につきまして、お答えを願うことにいたしたいと思います。簡単にやりますので、率直なお答えを願いたいと思います。最初は大臣にお尋ねいたしたいのでのりますが、頭打ちの問題が常に非常に問題になっているわけでございますが、これを根本的に解消するというようなことのために、将来におきまして国家公務員にも定年制を考えるというようなことはないか。現在地方公務員につきましてこの問題がすでに頭を出しておることは御承知の通りでありますが、この点、そういうことは全然考んでおらないかどうかということの御答弁を願いたいと思います。

第26回国会 内閣委員会 第30号(1957/04/16、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 一点だけお尋ねをいたしておきたいと思います。今度の修正に当りまして 一番大きなウエートを占めております暫定手当の額の決定に際して、これは人事院規則にゆだねられておるわけです。私たち小委員会におきまして、この暫定手当の額を決定する際に、一つの数字的な根拠をもって論議をいたしております関係上、幾らにきめられるのかということが相当大きな影響を与えますので この際確認をしておきたいと思うのでありますが、それは、「暫定手当の額は、俸給表の各職務の等級のそれぞれの号俸の俸給月額に千六十二分の千を乗じて得た額と昭和三十一年度予算における国家公務員一人当りの扶養手当の平均月額との合計額に、支……

第26回国会 内閣委員会 第32号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 いろいろとお伺いいたしたいと思うのでございますが、その前に、行政機構の改革に対して、一体現内閣はどういう考えを持っておるのか、全く不明でございますので、この面からただしていきたいと思います。今度の提案に当りましても、先ほど、釈明だとは思うのでございますが、大臣からお話がございました。しかし、これを聞いてもどうもすっきりしないものかある、この手続の面からもすっきりしないものかあるということは、結局この行政機構改革についての現内閣の考え方というものが固まっておらないところに原因があるような気もするわけであります。御承知の通り鳩山内閣は三大公約の一つに、この行政機構の改革を掲げてお……

第26回国会 内閣委員会 第34号(1957/04/24、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 この間もお尋ねいたしたわけでございますが、この行政機構改革の諸法案が提案されました昨年、政府から提案の理由がいろいろと述べられております。それは結局、一つには、議院内閣制のもとにおける行政の責任体制を確立するということであり、一つには、行政事務の管理を強化し、かつ、その能率を向上させるとともに、行政の実情に即応する国家行政組織を定めるために所要の改正を加えるものである、要約すればこういうふうな御説明であったと思うわけです。このたび自民党の方から修正が出ておりますが、その修正の理由の説明の際には、政府が当初提案いたしました改正原案の眼目とするところといささかも相反するものではな……

第26回国会 内閣委員会 第42号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 ただいまの提案理由で大体よくわかったわけでございますが、現在憲法の規定のために、政府が何らの援助も与えておらないものかどうか、この点御説明願いたい。
【次の発言】 八十九条の問題はあっちこっちにいろいろ支障をもたらしていると思うのです。現にたとえば私立学校に対する補助なども行われております。今床次委員がおっしゃったように、現在のような形の援護会にも相当の補助が行われている。そういたしますと、今回出されましたこの法案のような公けの支配の形を強く出すという必要性が一体どの線から生じてくるのか、限界というものが非常にわれわれ理解しがたいわけなんであります。特に今度の法案を見ますと、……

第26回国会 内閣委員会 第44号(1957/09/02、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 時間がありませんので簡潔に私も質問いたしたいと思います。  岸総理がアメリカに参りますときに、国民はいろいろなことを期待いたしておったことは御承知の通りであります。おもなものといたしまして、安保条約、行政協定の改訂あるいは核兵器の持ち込み禁止、沖縄、小笠原の返還、日中貿易の制限緩和、そういったようなところにおもな要望一があったと思うのでございますが、結論的に私ども見まして何一つ国民の要望にこたえておらないということが言えるのではないか。日中貿易の制限緩和の問題については、イギリスのチンコムの一方的な放棄というようなしり馬に乗ってややその後緩和がなされておったようでございますが……

第26回国会 内閣委員会 第45号(1957/09/03、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 最初に人事院の総裁にお尋ねいたしたいわけでございますが、七月十六日に一般職の職員の給与に関するそれぞれの報告及び勧告が出されたわけであります。結論的に申し上げまして、私どもはこの報告なり勧告なりは、妥当性を欠いておるのじゃないか、言葉をかえて申し上げますと、当然行うべきベース・アップをやらないで、そのかわりに期末手当の若干の引き上げあるいは通勤手当の新たなる支給というような問題にすりかえておるのではないかというような印象を非常に強く受けるわけであります。そういう観点から報告内容をお尋ねして参りたいわけでございます。  まず最初に今度の勧告に当っていろいろとられました資料いわゆ……

第26回国会 内閣委員会 第46号(1957/10/08、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 九月の十四日でしたか、藤山外務大臣とマッカーサー大使との間で日米安保条約と国際連合憲章との関係に関する書簡というものが署名交換されたように聞いておるわけでございます。この安保委員会におきまして、長官も委員の一人であられるわけですが、この交換公文を政府としては非常に高く評価しているように聞いております。新聞によりますと、藤山外務大臣のごときは、アメリカの議会筋を刺激してはいかぬから大きな声では言えないが、実質的には相当大きな安保条約の改正といえると思う、また、これで日米安保委員会の一目的はほぼ達成された、片務的だという批判にも十分な返答になると思っているというようなことを述べら……

第26回国会 予算委員会 第15号(1957/03/07、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は、公務員の給与の問題を中心にいたしまして、関係大臣並びに人事院総裁にお尋ねいたしたいと思います。  本論に入ります前に給与担当大臣にお尋ねいたしたいわけでございますが、昨日の与野党四者会談におきまして、この給与の法案の扱い方というものが話し合いがなされたように聞いております。その結論は、内閣委員会に小委員会を設けて、この中で十分に審議をし、譲るべき点があったら譲って、結局修正にも応ずる、このような話がなされたということを聞いておるわけでございますが、その点、担当大臣として何らかの形で報告を聞いておられるものかどうか。もしこのようなことが行われますならば、私は、目的は国会運……

第27回国会 内閣委員会 第1号(1957/11/04、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は委員会の権威のために一言発言しておきたいと思うのであります。  十月八日に私が質問いたしましたことについて、当時津島長官は明確な答弁ができなかったわけであります。で、なるべく早い機会に閣内の意見を統一してお答えするというお話でございましたし、当時理事会におきましても、できるだけ早い機会に委員会を開いてでも答弁させるというお話でございましたので、私待っておったのでございますが、一カ月になんなんとするも回答がない、委員会も開かれない。二、三日前に委員長に催促いたしました結果、こういう文書回答がやっとなされてきたわけでございますが、私はこういうことを黙って見過しておくということ……

第27回国会 内閣委員会 第2号(1957/11/05、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 本格的な質問はあしたやりたいと私は思っておったのですが、一応概略について総務長官にお尋ねをしておきたいと思うのであります。  御承知の通り七月の十六日、人事院は政府及び国会に対してそれぞれ一般職の職員の給与について報告、勧告を行なっておるわけでございますが、この趣旨はもう十分御検討なさっておられると思います。先回の内閣委員会におきまして、私この人事院勧告の矛盾という点について、欺瞞性というような点についても相当きびしい批判をしながら質問をいたしたわけでございますが、いまだにその考えには変りはないわけでございますが、この勧告について一体政府としてはどういう態度を打ち出したもので……

第27回国会 内閣委員会 第5号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 日本社会党を代表して、一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案の提案、並びにその提案理由の説明をいたしたいと思います。  まず修正案の内容を朗読いたします。    一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案   一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   第十九条の四第二項の改正規定中「百分の二百六十」を「百分の三百」に改める。   附則第一項の項番号及び附則第二項を削る。  本修正案は、期末手当の額を総額二カ月分としようとするものであり、従って十二月十五日に支給される分として政府のい……

第27回国会 内閣委員会 第6号(1957/11/09、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 ただいまの質問に対しましては第五条の「権限」を見ていただくとおわかりになると思うのでありますけれども、私どもは実は非常に大きな権限を持った権威ある審議会を作りたい、そのように考えたわけであります。第五条に規定いたしておりますように、「関係各大臣の諮問に応じてこの法律の施行に関する重要事項その他駐留軍関係離職者等の対策に関する重要事項について調査審議し、及びこれらの事項に関して関係行政機関に建議する。」こういう建前をとっておるわけでございまして、できるだけ横の連絡を緊密にしていただくと同時に、権威のあるものを作りたい。このように考えて、実は総務長官を会長とし、関係各省の事務次官……

第27回国会 内閣委員会 第7号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 先回の十月八日でしたか、内閣委員会におきまして、私、岸・アイク共同声明に基いて作られました安保委員会と安保条約あるいは行政協定との関連についていろいろ大臣にお尋ねいたしたわけでございますが、明快なお答えが願えなかったわけでございます。それ以後本臨時国会が始まりますまで、別にこれといった回答もなかったわけでございますが、今回文書で政府の意見として回答をいただいたわけでございますけれども、その内容についても私としては非常に不満に思っております。これは単に内容だけの問題ではなくして、時間的な問題としては非常に不満を持っておるわけであります。大臣はしばらく時を貸してもらうならば、権威……

第27回国会 内閣委員会 第9号(1957/11/14、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 御質問を申し上げるわけでございますが、私といたしましては、かねてから岸総理に御出席を願いまして、ぜひじきじき御答弁を願いたいと考えておったのであります。なお本委員会の理事会におきましても、再三総理の御出席を確認いたしておったわけでございますが、本日は何か御病気の由で、副総理が出ておられるわけでございますけれども、副総理というのは、私は法制的に認められたものではないと考えておるわけでございますので、最初にその資格をお尋ねいたしておきたいと思います。と申しますのは、御答弁を願う本日の石井副総理は、総理が病気であるために、総理を代理いたしましてすなわち岸内閣を代表いたしまして私の質……

第27回国会 内閣委員会 第10号(1957/11/16、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 総理の御出席を願いましたのでお伺いするわけでございますが、まず最初に一点だけ聞いておきたいことがあるのです。それは何かと申しますと、通常国会が終りましてから総理がアメリカへ参りまして、アイゼンハワー大統領と公式の話し合いをされました。その話し合いの内容におきまして、日本の国民及び国民を代表するところの国会に対して秘密にしなければならないようなものがあるかどうか、この点についてのみ最初にお尋ねいたします。
【次の発言】 それでは本日も非常に時間を限られておるようでございますので、いたずらに法律論争をいたしますことをなるべく避けたいと考えております。最初から率直にお尋ねをいたした……

第28回国会 内閣委員会 第10号(1958/03/06、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 時間がありませんからなるべく簡単にやりたいと思います。要点をお答え願いたいと思いますが、今副総理の説明を聞いて、実は失礼ながらあぜんとしたわけであります。と申しますのは、少くとも岸内閣といたしましては、副総理である石井さんを行政管理庁の長官として配置したということは、私はこれに対して少しはまともに行政機構というものに取り組む意欲を示したのじゃないか、こういうふうに善意に解釈したのでございますけれども、今の御説明を聞いてみますと、全く反対だ。これは勘ぐって言えば、岸さんの深謀遠慮に基いて、石井さんをこういうところに配置したのじゃないかと言いたくなるほど、情ない状態じゃないかとい……

第28回国会 内閣委員会 第14号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 まず最初に総理大臣にお伺いいたしたいのでございますが、現在の岸内閣には民主政治のもと、議院内閣制のもとにおける行政機構というものがどうあらねばならぬかといった、基本的な考え方があるのかということでございます。今も与党の前田委員からも指摘があったわけでございますが、今回提案されております一連の各省設置法案なるものをよく読んでみますと、あまりにも無原則的に局とか部とかいうようなものをふやしておるのじゃないか、こういう感じを私ども非常に強く受けるわけであります。先回も副総理、行政管理庁長官である石井さんにこの点をいろいろお尋ねをいたしたわけでございますが、どうも納得のいくような御答……

第28回国会 内閣委員会 第19号(1958/03/25、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 最初に領空侵犯に対する措置について若干お尋ねをしておきたいと思うのですが、最近新聞の報道等によりましても、従来米軍が担当しておりました領空侵犯に対する措置を今後防衛庁が担当するような話し合いが進められておるやに聞いておるわけでございます。本来この措置は自衛隊法に定められておる通り自衛隊がやるべきものであったというふうに考えるわけでございますけれども、能力その他から米軍に委任したような形がとられておったと思うのでありますが、実際にこれを自衛隊が担当するということになりますと、法で定められておるわが国の領域の上空から敵機を退去させるために必要な措置をとるというけれども、実際にどの……

第28回国会 内閣委員会 第21号(1958/03/27、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 本論に入ります前に、この間津島長官に質問いたしました際、外務大臣が御出席にならなかったので保留になっております面から明白にしておきたいと思います。  それは昨年の十二月十九日でしたか、安保委員会におきまして、サイドワインダーの受け入れを決定いたしました際の、いわゆる外務省の発表いたしました共同発表の文句でございますが、御承知の通りサイドワインダーは、日本政府の要請に基いて供与することになったのだというふうな発表になっておるわけです。この点どうも私どもの方は納得いたしておりません。津島長官の答弁を聞きましても、実際はそういうことはないのだ、すなわち日本政府の要請があればといった……

第28回国会 内閣委員会 第22号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 最初に総理にお尋ねいたしたいと思いますことは、今回の陸上自衛隊の隊員を一万人増強するという問題に関連してお尋ねしたいわけであります。  今回、陸上自衛隊員を一万人増強するという法案をお出しになったわけでございますが、これに対しましては私ども社会党だけではなく、与党の自民党の方々の中でも強い批判を持っておられることは、御承知の通りだろうと思う。それがどこから来ているかと申しますと、昨年の夏以来の急激な国際情勢、軍事情勢の変化、ここからやはり来ておるんじゃないか。御承知の通り、再三言われておりますように、ソ連におけるICBMの完成、これを裏づけるところの人工衛星の打ち上げといった……

第28回国会 内閣委員会 第27号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 簡単に御質問いたし、ますので、総理の方におきましても簡単に要領よく御答弁を願いたい。と申しますのは、ただいま議題になりました防衛庁設置法の一部改正案が通過成立いたしますと、調達庁が防衛庁の所管になる。ところがこれに関連いたしまして、非常に不安を持っておる者がたくさんおる。どういうことかと申しますと、もともと調達庁をかかえ込むということにつきましては、防衛庁があまり喜んでおらない。その理由といたしましては、大体アメリカの接収事務といったようなものを中心に、アメリカのために働いておるような印象を受けておるこの調達庁というものを、防衛庁がかかえ込むことによって、傭兵的な性格を自衛隊……

第28回国会 内閣委員会 第30号(1958/04/17、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 それでは二、三の点についてできるだけ簡単に質問してみたいと思います。  第一番目に特別職の職員の給与の問題でございますが、私どもふに落ちない点があるわけです。それは何かと申しますと、従来人事院におきます人事官、それから会計検査院におきます検査官というものは、総裁院長であろうと、そうではないその他の人事官、検査官であろうと、給与の面では全く同格の扱いを受けております。これは院の構成あるいは合議制の建前から、その他あらゆる点から勘案いたしましても、妥当な方法であったかと思うのでありますが、今回の改正案によりますと、総裁である人事官とその他の人事官、院長である検査官とその他の検査官……

第28回国会 内閣委員会 第32号(1958/04/22、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 当委員会は特に理事会を中心にいたしまして、各省設置法の一部改正法案についていろいろと検討を加えたわけででございますが、原則として官房長の新設あるいは部局の新設というようなことは認めないという建前を貫いてきたわけであります。ところが農林省設置法の一部改正法案において、食糧庁に経理部を新設するという点については考慮の余地があるの、ではないかという考えになっておるわけでございますが、それは食糧管理特別会計が非常に問題が多いのをすっきりした形にしよう、そのためにまず機構の整備をはかるのだという説明があったから、そういう意向になっておるわけでございます。それにいたしまても、やはりポスト……

第28回国会 内閣委員会 第33号(1958/04/23、27期、日本社会党)

○石橋(政)委員 ただいま議題となりました国家公務員法等の一部を改正する法律案につきまして、提案者を代表いたしまして、その提案理由の御説明を申し上げます。  国家公務員に対する勤務評定の制度は、昭和二十二年国家公務員法第七十二条に定めるところでありますが、人事院が評定に関し、必要な人事院規則を制定いたしましたのは昭和二十六年であり、その間実に四年を経過しているのであります。実施基準の制定にさえ四カ年を要したことは、勤務の評定がいかに困難なものであるかということを示していると思われるのであります。  国家公務員の勤務評定が、能率増進の措置であることは、法の定めるところであります。人事院は、国家公……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 内閣委員会 第9号(1958/09/27、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 今前田君からお話が出ましたので、私茜ケ久保さんにかわって質問を続けたいと思います。この機種選定についていろいろ疑惑があることは、決算委員会等でも従来において相当質疑も行われておるわけですが、今後は本委員会において徹底的に行われるものと考えております。従って私もこういった問題については後日に譲りたいと思うのですけれども、さしあたっての問題なんです。こういうふうに大きな疑惑に包まれている問題を、何とか国民に納得のいくように説明する義務が政府にある。どういう手段をとるべきかということの一つの方法として、官房長官を主宰者としていわゆる内閣に機種選定委員会というものを作ろう、そうしてあ……

第30回国会 内閣委員会 第1号(1958/10/02、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私からあえて申し上げるまでもなく、新しい戦闘機の機種をどういうものにするかということを内定するまでのいきさつについて、現在非常に批判が大きく持ち上っているわけです。われわれの立場から申し上げますと、今さらどんな機種であろうとも、戦闘機を莫大な金を払って持つ必要などは毛頭ないという基本的な態度を持っているわけでございますが、そのようなことを申し上げておりますと、これは議論になりませんので、一応その前提はさておいて質疑をしてみたいと思うわけであります。  なぜこの機種設定の問題に疑惑が持たれておるかということを要約いたしますと、過去二年間という長い間、F100にするかF104にす……

第30回国会 内閣委員会 第5号(1958/10/23、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 非常に時間が限られておりますので、簡潔にお伺いいたします。  先日総理がブラウン記者と会談をなさいました。その内容というものは国民に非常に大きな衝撃を与えておるわけです。それはまず第一に金門、馬祖を中心にして大きな紛争が起っておる時期であり、それからまた現在安保条約の改定の話し合いを進めておられる時期である。こういうときにああいう会談の内容が発表されたということで、どうしても結びつけて考えざるを得ない、そういう点から非常に危険なものを感じておるわけであります。会談の内容については総理が全面的に否定されておりますので、この点は今後さらに追及されなくちゃならない問題だと私ども思う……

第31回国会 内閣委員会 第3号(1958/12/18、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 いろいろ質問したいのですが、質問に入る前に大臣に、子算編成に関連して一点お伺いいたしておきたいと思います。  岸内閣としては、来年度予算を年内に取りまとめたいという意向で作業を進めておられるようでございますが、この線でいきますと、当然防衛庁としては案が固まっておるものとわれわれは考えられる。そこで直接防衛庁の関係しておる問題、それから間接的に関係を持つ問題についてちょっとお尋ねしたいわけでございますが、その第一は、陸上自衛隊の一万人の増員というものを来年度実施するつもりであるかどうか。それから次に、新しい戦闘機の機種がきまらない、従って来年度予算の中でその必要経費を繰り込むこ……

第31回国会 内閣委員会 第6号(1959/02/10、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 本日は戦闘機の問題を中心にお伺いしたいと思うわけでございますが、その前に昨年の臨時国会において、安保条約の改定交渉とからんで特に憲法の問題としていろいろお尋ねをいたしたわけでございますが、その点でどうも納得がいかない面が解決しておりませんので、その点から先にお伺いをしておきたいと思います。  その質問をいたします前に、私は一応政府の見解を確めておきたいことがあるのであります。それは何かと申しますと、常に問題になる自衛権というものについての考え方です。国が固有の権利として持っている自衛権というものは、大体急迫または現実の不正な危害が起ってきた、国家または国民に対する危害が必ずこ……

第31回国会 内閣委員会 第18号(1959/03/13、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 核兵器が出ましたので、関連して一点だけお伺いしておきたいと思います。  今参議院で非常に問題になっておりますオネスト・ジョンの問題であります。大体政府の意向を聞いておりますと、憲法上からいって違憲ではないが、政策的には持ち込ませたり、あるいは自衛隊が核兵器を持ったりすることは考えておらぬ、こういう統一見解を述べておるが、私はこれがどうも承服できないわけです。一体兵器それ自体の本来持っておる性質といいますか、性能といいますか、そういうものからいって、防御的なものとかあるいは攻撃的なものとか、分類ができるだろうかという疑問を持っているわけです。おそらく長官におきましても、これが防……

第31回国会 内閣委員会 第20号(1959/03/18、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 今出しました問題でまずお伺いしたいと思います。今度の安保条約の改定交渉に当って、日本政府としては自主性、双務性というものを確保したいと言っておるわけです。そこで一番中心になりますのは、現在の安保条約では米軍駐留の権利を認めておるけれども、これに見合う米軍には日本防衛の義務が明確に規定づけられておらぬ。だからアメリカが日本に駐留する限りにおいて、日本を防衛する義務を持つようにさせたい、こういうことを岸内閣は言っておられます。ところが日本側が自主性、双務性というものを主張すると同様に、米国側にもやはり自主性、双務性というものを主張する根拠があるわけです。一体日本を防衛する義務をア……

第31回国会 内閣委員会 第21号(1959/03/19、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は原水爆その他の核兵器を含めて一切のもの、そういうものを日本国内に持ち込んでくる問題、それから自衛隊自体がそういうもので装備する問題、これが憲法上どうなるかという問題に関連いたしまして、大体三つばかりお伺いをしたいわけです。そのうち最初の二つは、すでにきのう防衛庁長官にお尋ねをしたわけですが、いまだに明確なお答えをいただいておりません。従ってまずそれから始めまして、そのあともう一つこれに関連する問題を聞きたいと思うわけですが、総理は初めて御出席になっておられますので、きのう私が防衛庁長官にお尋ねをいたしました質問の概要を、最初にちょっと申し上げておきたいと思います。  第一……

第31回国会 内閣委員会 第23号(1959/03/24、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 防衛庁長官にお尋ねいたします前に、外務大臣に二点だけ質問しておきたい。その一つは、今度の日米安保条約の改定の最大の目標というものが、自主性、双務性の確保にあるということは、絶えず言われておるわけです。そこで私お尋ねしたいわけでございますが、今のような不平等な条約が出てきた原因はいろいろあるわけでございますけれども、その中で一番問題にされておりますこれだけの基地を、ほとんど無条件にアメリカに貸与しておりながら、アメリカ軍は日本防衛の義務を持たない、これはおかしいことの最たるものだ、どうしても防衛の義務をアメリカに負ってもらうという項目を一つ入れたいということを言っておられるわけ……

第31回国会 内閣委員会 第25号(1959/03/27、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 最後に二、三点ばかり確認をしておきたいと思います。明確な御答弁がいただけますならば、あらためて定員法の審議の際に御出席を願わないことにいたします。  その一つは、防衛庁の外局の調達庁の職員が、来年度もまた三百二十名整理されるわけです。そのうち二百余名については、防衛本庁の方に引き取る、このような説明が政府側でなされておるようでありますが、引き取る側の防衛庁として、その点責任をもって対処していただけるものか。あわせて、その際には現在の等級等についても十分考慮されるものであるか、この点まず第一に御質問をいたしたいと思います。

第31回国会 内閣委員会 第26号(1959/03/31、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 国民年金法案とこの厚生省設置法の一部改正法案が通過成立いたしますと、年金局というものができるわけで、職員も従ってふえることになるわけです。その分だけ、今度の定員法の改正案の中で、大体千八百七十六人ですか、増員が見込まれておるわけでございますが、その中には他の省庁において整理される職員を引き取るという話が進められておるやに聞いております。具体的に申し上げますと、調達庁の職員が三百二十名程度整理されるわけですが、このうち百人程度を年金局の方で引き取るというふうな説明がなされておるようでございますが、この点厚生省当局として責任を持ってやるということが言えるかどうか。その際、現在調達……

第32回国会 内閣委員会 第4号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は先月の二十四日から今月の一日にかけまして佐世保の港外で米海軍が無断で演習をやったという問題について、若干お尋ねをしてみたいと思います。本件については社会党といたしましても、すでに正式に政府に対して厳重な抗議をいたしておるのでありますけれども、本委員会においても一つ経緯を明らかにしてもらいたいと思うわけであります。  この問題で一番中心になりますのは、米軍側が公々然と行政協定を無視しておる。それにもかかわらず、政府機関がこれに協力をしておるというところに、一番大きな中心があると思うのです。聞くところによりますと、八月の上旬に日本においては大体二カ所掃海訓練をやりたいからとい……

第33回国会 内閣委員会 第2号(1959/11/10、28期、日本社会党)

○石橋政嗣君 ただいま議題となりました駐留軍関係離職者等臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明いたします。  この改正案は、本法の施行の状況にかんがみ、中央駐留軍関係離職者等対策協議会の委員を増員し、かつこれに事務局を置き、市町村にも駐留軍関係離職者等対策協議会を置くことができることとし、返還された国有の財産の譲渡及び貸付についての特例規定の改正をするとともに、特別給付金の支給を受ける者の範囲を広げることを、そのおもな内容とするものであります。  まず改正の第一点は、現在十二名以内をもって構成されている中央駐留軍関係離職者等対策協議会の委員を十三名以内とし、新たに……

第33回国会 内閣委員会 第5号(1959/11/20、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 先日ロッキード決定に至りますいきさつを御説明願ったわけでございますが、それにつきまして私どもの方といたしましてもいろいろ検討してみたわけでございます。その検討に基づいて疑義のあります点をお尋ねしたいと思うわけでございます。  この説明書をずっと読みまして、結論として私どもが感ずることは、グラマンをロッキードに変えたのは、要するに今までロッキードのF104Cの欠点といわれておった点も、乗ってみた結果、資料で検討したのと違って、その不安がほとんどなかったというところにポイントがあるようであります。もっとせんじ詰めて言えば、聞くと見るとは大違いというのですか、聞くと乗るとは大違いと……

第33回国会 内閣委員会 第6号(1959/11/24、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 ただいま飛鳥田委員の質問に対して、四人のパイロットのうちだれがそんなことを言ったのか、すなわちほかの者ならば乗りこなせないじゃないか、だれがそんなことを言ったのかというようなお言葉でございましたが、空幕長自身もかつて、左藤防衛庁長官時代に、長官から相談をされたときにそれに近いようなことを答えたことがあるのじゃないかと思うのです。すなわち多分に冗談を交えておっしゃったとは思いますけれども、自分のような名人ならばロッキードを乗りこなせるけれども、ほかの部下にはとても乗せられない、非常に安全性に疑義があるということを述べた事実があります。それを今になって大丈夫なんだとおっしゃっても……

第33回国会 内閣委員会 第7号(1959/12/03、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 F86Fのあとに何を国産するかという問題で、非常に国民の関心を高めたわけでございますが、それと同時に不信の念も非常に高めておるわけです。総理大臣としてあるいは国防会議の議長といたしまして、この点何とかしてその国民の疑惑を解く努力をしなくてはならない当然の義務があろうかと私は思います。  そこで今からお尋ねすることについて率直なるお答えを願いたいと思うわけでありますが、まず第一番目に国防会議自体の問題であります。ただいま石山委員も国防会議の権威ということを申しておりましたが、私も全く国防会議の権威は、そういうものがあるとするならば失墜しておる、このように考えるわけです。初めは自……

第33回国会 内閣委員会 第9号(1959/12/08、28期、日本社会党)

○石橋(政)議員 ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由並びに内容の概略を御説明申し上げます。  御承知のように国家公務員に対しましては、夏季及び年末にそれぞれ期末手当及び勤勉手当が支給されておるのでありますが、最近における民間給与、生計費その他給与に関係ある諸条件を考慮いたしました結果、年末に支給される手当につきまして若干の増額が必要であると認められるに至りました。  そこで財政その他の事情をも考慮の上、十二月十五日に支給する手当につきまして、期末手当の額を〇・一カ月分増額して一・五カ月分とし、勤勉手当と合せて合計二カ月分を支給……

第34回国会 内閣委員会 第15号(1960/03/11、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 機構の問題として簡単にお尋ねしておきたいと思います。今度のこの科学技術庁設置法の一部改正を提出するにあたりまして、部内でもずいぶん議論がされたようでございますが、私どももあまりすっきりしないわけです。最も科学的でなくちゃならぬお役所が、何か非科学的な機構いじりをやっているのではないか、そういう誤解を受けるおそれがある、そういうことからちょっとお尋ねしてみたいわけでございますが、昨年の通常国会も、科学技術庁設置改正案が本委員会に出たわけであります。そのときにも、長官十分御承知の通り、企画調整局と調査普及局を廃止して、現在の計画局と振興局を作ったわけでありますが、そのときの説明と……

第34回国会 内閣委員会 第18号(1960/03/18、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 石山委員の質問で大体尽きておるわけでございますが、関連して若干お尋ねをしておきたいと思います。私も昨年十月内閣委員長と一緒に中国地方の視察に行ったわけです。そのときに、いろいろ要望が出ておりました。石山さんの話を聞いてみましても、大体本庁と打ち合わせて陳情事項をきめておったのではないかと思うのですが、それはとにかくとして、いろいろ要望が出ておるのを聞いてみますと、なるほどというものが多かったわけであります。そのうち、今度の設置法の改正によって三つばかり取り上げられておる。たとえば従来各管区監察局で扱っております仕事というのが、行政監察局の所掌事務だけであった。それに行政監理局……

第34回国会 内閣委員会 第19号(1960/03/22、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 行政管理庁設置法の一部を改正する法律案に対する修正案を提出し、これについての御説明を申し上げます。本修正案は三党の共同提案にかかるものでありますが、まず修正案を朗読いたします。   行政管理庁設置法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   第三条第六項の改正に関する部分を次のように改める。   第二条中第十三号を第十四号とし、同条第十二号の次に次の一号を加える。   十三 各行政機関の業務及び前号に規定する業務に関する苦情の申出につき必要なあっせんを行なうこと。   第三条第三項から第五項まで中「第十三号」を「第十四号」に改め、同条第六項を削る。   第三条の二……

第34回国会 内閣委員会 第27号(1960/04/12、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 法案に関連します質問については後日に譲りたいと思います。きょうはさしあたり、当面問題になっております、自衛隊が最近盛んに映画製作に協力しておるわけでございますが、その協力のことにいろいろ問題があるようであります。最近も朝日新聞に出ておったのでございますが、「紺碧の空遠く」という映画に自衛隊が協力した。ところができ上がった映画がどうも気に食わないというので、会社に対して監督としては最後の一番大切なシーンをカットさせておる。こういう事件が起きて、特に映画、演劇界を中心に大きな波紋を巻き起こしておるようでありますので、この点についての質問なり希望なりを申し上げてみたいと思うわけです……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第7号(1960/03/15、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 関連して。ただいま松本委員の質問に対しまして、内閣総理大臣は、国防会議にこの条約をかける必要がないとおっしゃったわけでございますが、かける必要がないという理由は、もう一度確かめますけれども、現在の条約と新しく締結されようという条約とは何ら変更がない、だからかける必要がない、こういうことなんですか。
【次の発言】 国防会議に内閣総理大臣がかけなければならない事項というのは、国防の基本方針だけではございません、御承知の通り。この国防の基本方針に基づいて策定される防衛計画の大綱も、またそれに関連する産業等の調整計画の大綱も全部かかるわけです。かけなくちゃならないわけです。そうします……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第20号(1960/04/19、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 非常に大切な問題でございますので、ちょっと関連さしていただきたいと思います。  核兵器の持ち込みは断固拒否するのだということを岸内閣は一貫して言っておるのでございますが、はたしてこれが守られるものかどうか。協議というからには、拒否の場合もあるが、受け入れの場合もあるわけです。肯定する場合もあるわけです。全然受け入れることがないならば、協議する必要はないわけです。ここに非常に問題があるわけです。拒否する拒否するというのは、今、飛鳥田委員もちょっと指摘しておりましたけれども、現時点においては拒否する、しかし、ある時期においては受け入れに切り変わることもあり得るということではないの……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第21号(1960/04/20、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 新しい安保条約の中で一番重要な点だと思いますので、私も関連で質問さしていただきたいと思います。  今度の安保条約が、アメリカの上院においてなされておりますバンデンバーグ決議の線に沿わんとしておることは、これはまごうかたなき事実であります。すなわち、自助といわれておる面が第三条に規定されており、相互援助といわれる面がこの第五条に規定定されているとわれわれは考えるわけであります。にもかかわらず、政府は、国会を通じて国民に対して言いのがれをやっておる。五条の場合、日本国の施政のもとにある領域において攻撃を受けるんだから、これはたとい米軍の基地であろうと、日本の国自体が攻撃されるのだ……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第28号(1960/05/04、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 滝井委員の質問に関連して、ちょっとお伺いをしておきたいと思います。  まず、藤山外務大臣にお尋ねしておきたいのですが、先ほどから、在日米軍という問題が提起されておるわけです。私どもは、新しいこの条約では在日米軍という観念はなくなっているという見解を持っているわけですが、それを立証していきたいと思うのです。まず最初に、第七艦隊は在日米軍でないと藤山大臣は言明しておられますけれども、間違いないですね。
【次の発言】 三月の十五日に、松本委員が本委員会で尋ねておるわけです。第七艦隊というものは在日米軍が、そうしたら、あなたは、そのときに「日本に駐屯しておりません、よそにおりますアメ……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第29号(1960/05/06、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 政府・与党は、今回新しい安保条約を締結することによりまして、非常に日本にとって都合のいいものができるのだという宣伝を盛んにやっておられるわけでございます。この新しい条約によって自主性が確保される、それから双務性、最近は、対等性とか、平等性というような言葉を使っておられるようでございますが、そういうものも確保される、こういう強調を盛んにやっておられるようでございます。私どもがこの条約案をいろいろ検討してみますと、どうもこれが、はたして事実を伝えておるだろうかという疑問を持つわけです。国会の審議を通じまして、一般国民も、非常に大きな疑惑をその点について持ち始めていると私は思います……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第30号(1960/05/07、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は、昨日藤山外務大臣が本条約案の提案理由の説明の際に、重要な改正点としておあげになりました三つの問題、すなわち日米間の安全保障体制と国際連合との関係を明確にしたということ、それから、アメリカの日本防衛援助義務を明定したということ、それから、いま一つ、事前協議制を採用したということ、この三点についていろいろお尋ねをし、その中で、これらの改正点としてあげられている諸点は、何も新しい条約締結によって初めてかちとられるものではないということを指摘いたしたわけでございますが、きょうは、引き続きそのあとの問題について触れて参りたいと思います。  そこで、同様に、この中から改正というもの……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第31号(1960/05/09、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 藤山外務大臣の御報告でございますが、まだ明確な回答にはなっておらないようでございます。そこで、私、その後いろいろ入手いたしております資料をもう少し発表いたしまして、真相を知っていただきたい、このように考えるわけです。  一番ここで問題になりますのは、第一次出動の際に、直接中国側と交戦をいたしておるわけでございます。その際先日も申し上げたように、日本側に一人の死亡者と一人の負傷者を出したわけでございますが、それの戦闘経過報告書が、実は船長から出されております。それを私持っておるわけでございますが、これが、一般に正式に海運局に出されましたものとは非常に違うわけです。九州海運局佐世……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第37号(1960/05/19、28期、日本社会党)

○石橋(政)委員 それではお尋ねしますが、岸・アイク共同声明並びにこの共同声明に基づいて作られました日米委員会の設置に関する共同発表、これで述べられております「米国によるその軍隊の日本における配備」というのは、現行安保条約の第一条にいう配備と同じものなんですか、違うのですか。
【次の発言】 先ほど防衛庁長官が、今度沖縄の米軍が日本に来た目的というのは演習のためだ、こういうふうにおっしゃいましたが、間違いございませんか。
【次の発言】 先ほどそれこそ明快に演習のためだ、こうおっしゃったのですが、今つけ加えておられる。短期間日本に来る沖縄の米軍が、演習以外の目的を持っておるということが、どういう話……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 内閣委員会 第2号(1960/12/14、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 予算委員会の審議の関係もありますので、なるべく重要な点だけ大臣に簡単にお尋ねしておきたいと思います。  まず最初に政府の人事院勧告に対する態度に、私どもはどうも納得できないものがあるわけです。そこで最初にこの態度についてお伺いをしておきたいと思うのでございますが、言うまでもなく公務員の諸君は、団体交渉権なりあるいは団体行動権なりを剥奪された、その代償として人事院というものができて、人事院が公務員の労働条件の向上と申しますか、そういう任務を持たされたわけです。従ってそこから出して参ります給与の勧告については、一応最低限として全面的に実施するという態度が常になくてはならないと思う……

第37回国会 内閣委員会 第3号(1960/12/17、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 先日の質問におきまして、社会党としては、実施期日について非常に問題がある、あるいは上厚下薄が非常にきわだっておるので、これも是正すべきである、あるいはまた期末手当と勤勉手当を統合すべきである、期末手当をさらに二・五カ月分まで引き上げるべきであるというようなことを中心に、いろいろお尋ねをしたわけでございますが、もう一つ実は問題があるわけであります。それは俸給表の統合の問題であります。行政職の一と二、それに海事職、医療職の二と二といったようなものは、当然一本にすべきではないか。特に行政職の一表、二表というものを分けておる点からいろいろ考えてみますと、何となく公務員の諸君の中でも、……

第37回国会 内閣委員会 第4号(1960/12/20、29期、日本社会党)

○石橋政嗣君 ただいま議題となりました連合国占領軍等の行為による被害者等に対する給付金の支給に関する法律案に対する提案の理由を説明申し上げたいと思います。  今日、高原景気とか所得倍増とか言われておりますが、無暴な太平洋戦争の痛手はいまだ国民生活の上に痛々しくそのつめあとを残しているのであります。この法律案で取り上げました占領軍被害者の問題もその特徴的なものの一つであります。  敗戦後より今日まで、占領軍軍人及びその構成員等の不法行為によって、善良な一般市民が、実に十四万八千人以上もそのとうとい生命または重大な損害を受けているのであります。たとい占領軍であっても善良な一般市民に対しては、その財……

第37回国会 内閣委員会 第5号(1960/12/22、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 関連して。今日本の自衛隊に、ミサイルとしてサイド・ワインダーとエリコンしかないことは知っておりますが、本年度の予算に、たしかナイキを中心にいたしますいわゆる地対空のミサイルの操作訓練を受けるために、アメリカに隊員を派遣するという費目があったと思うのです。ことしの秋に大体派遣されることになると聞いておったのでございますが、これは実際に行ったのか、行っていないとすればいつごろ行くのか、またその隊員は今話題に出ております七混の関係の者をやるというふうにも聞いておるのですが、この点どういうところから選抜して送るつもりなのか、この辺を一つ説明していただきたい。

第38回国会 内閣委員会 第10号(1961/03/09、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 科学技術会議設置法の一部改正について若干質問したいと思います。  現在科学技術の振興に特段の力を注がなければならぬということは、よくわれわれがわかっておるわけです。そういう情勢下にあるために、「このような情勢に対処して、国として総合的な科学技術振興策を樹立し、これを強力に推進していくためには、極力科学技術会議を活用いたしまして、その活発な活動を期待することが最も適切であると考えます。」と提案理由の説明でおっしゃっておりますが、これもそれなりに理解できます。しかし当初本法が成立したときの審議状況に照らし合わせてみると、どうもふに落ちない。それは二名増員ということ、それから新たに……

第38回国会 内閣委員会 第14号(1961/03/17、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 海上保安庁法の一部改正案について、若干お尋ねをしてみたいと思います。時間もずいぶんおそくなりましたから、なるべく要点だけ簡潔にお尋ねいたします。  この改正案の要点の第一は、現在の九州方面を所管しておる七管を二分割して、熊本、鹿児島、宮崎の三県の水域を所管する新たな第十管区を作るということでございますが、新しく十管なるものを作る理由といたしまして、七管が担当しておる業務量が非常にふえておるということを理由にしておるわけでございます。私は業務量がふえたというだけで、はたしてこれを二つの保安管区に分ける必要があるかどうか、直ちには納得できないわけです。実際に機動力が鈍ってくる、ど……

第38回国会 内閣委員会 第16号(1961/03/24、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 簡単に一点だけ私はお尋ねしておきたいと思うのです。それは毎国会問題になるわけでございますが、大公使の認証官制度に関してでございます。最初に事務当局の方からでけっこうでございますけれども、現在大使館、公使館の数がどれだけあるか、今度大使館は新設が十七、それから昇格が七と二十四ふえるわけでございますが、これが通過した場合にどれだけになるのかということが第一。それから現在おられます大使と公使の数、それから新たにこの法律案が成立いたしました暁には何人ふえて、どの程度になるか、外務省が占める認証官の数をお知らせ願いたいと思います。それから三番目は、現在日本において認証官として認めておら……

第38回国会 内閣委員会 第22号(1961/04/07、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 関連してちょっと質問いたしたいと思います。非常に大切な貴重な人命を失ったという点、それから貴重な高価な国民の財産を一挙にたくさん失ったという点、どちらの面から見ても重大な問題だと思います。大臣初め当局の皆さん方も、事の重大さは十分に御承知だと思いますが、こういうことを二度と繰り返さないためにも、原因を明らかにされなくてはならないと思うのです。現在このような事故がなぜ起きたかということを考えていく場合に、私は三つの立場から究明さるべきではないかと思いますが、もしこれにつけ加えるものがあったらお教えを願いたいわけです。  一つは飛行機の性能、構造上の何らかの欠陥があったのかどうか……

第38回国会 内閣委員会 第23号(1961/04/11、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 質問に入ります前に、先日の北海道上空におけるF86Fの事故の点について、その後防衛庁としていろいろの措置をとられたと思いますので、どういう措置をとったのか、あるいはその結果現在まで判明いたしました経緯なり何なり、一つ御報告をお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 私、先日の質問の際に指摘いたしました点、非常に大きな懸念を持ってお尋ねしたわけですが、やはりどうも裏づけられるような気がしてならないわけです。その第一の問題は、天気図作成、気象上の問題ですね。この事故が発生して、直ちに発表されております源田空幕長の談話の中に全部入っておるのですが、この訓練計画は午前三時の天気図を……

第38回国会 内閣委員会 第25号(1961/04/14、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 それでは若干質問いたしたいと思います。今度のこの法案の提出によりまして、公務員の定員規制というものの方式が、非常に大きく変革することになるわけでございます。もとより政府といたしましては、このような新しい規制の方式をとれば、従来のような有名無実の定員法というそしりを受けないで済むようになるという確信を持っておられると思うのでございますが、はたして今度の新しい措置を講ずることによって、現在政府側が考えておられるようにきちっとした定員制ができるものかどうか、やはり私としては若干の懸念があるわでございますけれども、その点自信をお持ちなのかどうか、この点をお尋ねするわけです。  そうい……

第38回国会 内閣委員会 第26号(1961/04/18、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 先日に引き続きまして質問するわけでございますが、きょうは主として防衛二法のもう一つの柱である統幕の強化の問題についてお尋ねしてみたいと思います。  最初に法案自体について、条文についてお尋ねをしたいと思いますが、防衛庁設置法の二十六条四号「出動時における自衛隊に対する指揮命令の統合調整に関すること。」というところに新しく「指揮命令の」の下に「基本及び」というのを入れるというのでございます。この項でございますけれども、出動時というのが明らかになっておらないのでございますが、これは自衛隊法との関係から防衛出動、治安出動、要請による出動、そういうものを全部含めておるのか。含んでおる……

第38回国会 内閣委員会 第27号(1961/04/20、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 最初に調達庁にちょっとお尋ねしておきたいのですが、この法案でも新しくまた調達庁の職員が七十五名減らされるわけですけれども、昨年度も七十五名の定員削減があったわけです。しかしこれはあちらこちらに配置転換をして、実質的には出血がないようにするという約束であったわけですが、現在までまだ七十五名全部処理が終わってないように聞いておるわけですけれども、現在までの処理状況、もし残っておる人があるとすれば、それはいつごろまでにどういうふうに配置転換をするつもりか、その計画を一つ御報告願いたいと思います。
【次の発言】 今度提案されておりますこの七十五名の定員削減については、これまた実出血が……

第38回国会 内閣委員会 第28号(1961/04/21、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 関連して。それでは七十六条の「外部からの武力攻撃」の場合にも、あなた方がしょっちゅう使っておられる間接侵略という形も含まれておる、こういうことですか。
【次の発言】 おかしいですよ。あなた方の説でいっても、七十八条の場合の間接侵略その他の緊急事態のうちで、最も代表的なものが間接侵略なんでしょう。そういう御説明でしょう。例示したとさっきおっしゃっているのだから……。そうすると間接侵略というものは、七十八条のいわゆる命令による治安出動の対象になるものなんですね。ところが今飛鳥田委員とあなた方とのやりとりを聞いておると、そういう間接侵略もあるが、七十六条でいう防衛出動の対象となるべ……

第38回国会 内閣委員会 第29号(1961/04/24、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 そのための協議の方法があるとおっしゃいますけれども、どういう協議の方法があるのですか。
【次の発言】 横路委員が問題にしているのは、実際に武力攻撃があった場合のことなのですよ。武力攻撃があった場合に、米軍の方は直ちに出動するじゃないですか。日本の方は、この法律に基づいて自衛隊法の手続を経なくてはならない。この国内法の規定及び手続の中には、自衛隊法が入るのだという答弁を政府はしているのです。そうするとこの七十六条によっていかなくてはならぬ、その場合に日本側では、武力攻撃はあったけれども直ちに防衛出動するのはやめよう。いわゆる外交交渉なり国連の問題に移したり、あるいは国際司法裁判……

第38回国会 内閣委員会 第30号(1961/04/25、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 先ほど緒方委員に池田総理が答弁した際に、どういう問題を話し合うのかということを盛んにお伺いしたわけでございますけれども、総理は別に何もお漏らしにならなかったわけです。ただ私、ここでせっかく初めて総理になられて池田さん、アメリカに行かれる。アメリカの方で中心になって話をする大統領も、ケネディが新しくかわって就任しておる。全く初めての話し合い、そういうことになりますと、何としても日本側から絶対に持ち出さなくちゃならない問題というものが、ほかにもあると思いますけれども、一つあると思うのです。それは沖繩の問題です。沖繩の人たちも一日も早く日本に帰りたいという熱望に燃えております。日本……

第38回国会 内閣委員会 第35号(1961/05/16、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 ちょっとお尋ねをしておきたいのですが、それは恩給を受ける権利もしくは資格を喪失した公務員を、個々のケースにわたっていろいろ調査してみますと、非常にお気の毒なケースがあるような気がするわけであります。そういったものをこの際政府の方で全部洗っていただいて、救えるものはできるだけ広範囲に救っていただきたい、こういう感じを持ってお尋ねするわけでございますが、まず一つのケースとしてこういうのがあると思うのです。  それは終戦前にいろいろな法律がございました。たとえば代表的な悪法と言われているのは治安維持法ですが、そのほかにも、私たちの調査いたしましたところによると、国防保安法、治安警察……

第38回国会 内閣委員会 第36号(1961/05/18、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 関係者が非常に長い間要望いたしておりました占領下における占領軍の行為によって被害を受けた人たちに対する給付金の支給法案が、今回やっと出てきたわけでございますが、この案を見ますと、さきに社会党が提案いたしました同様の法案とほとんど変わらないと判断いたしております。一番大切な支給金額のところが一番大きく違うわけでございますけれども、建前としては大体変わらないと思うのでございますが、その中で若干違いのある部分について、私は政府の見解をただしてみたいと思うわけです。  まず最初はいつからいつまで占領期間というかという点でちょっとわからないのでありますが、社会党案は申すまでもなく昭和二……

第39回国会 内閣委員会 第2号(1961/10/03、29期、日本社会党)

○石橋(政)議員 ただいま議題となりました連合国占領軍等の行為等による被害者等に対する給付金の支給に関する法律案に対する提案の理由を説明申し上げたいと思います。  今日、経済成長が一七%とかいわれておりますが、無謀な太平洋戦争の痛手はいまだ国民生活の上に痛々しくそのつめあとを残しているのであります。この法律案で取り上げました占領軍被害者の問題もその特徴的なものの一つであります。  敗戦後より今日まで、占領軍軍人及びその構成員等の不法行為によって、善良な一般市民が実に十四万八千人以上もそのとうとい生命または身体に重大な損害を受けているのであります。たとい占領軍であっても、善良な一般市民に対しては……

第39回国会 内閣委員会 第6号(1961/10/17、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 この法案と直接関係があるわけではないのですが、本法案自体、いわば地位協定の締結の際、交渉漏れといいますか、日本政府側のミスが生じて、それをカバーするためにできた法律であるわけですけれども、同じくこの地位協定に関連した問題で、一つぜひ私は確認をしておきたい問題があるわけであります。それは新地位協定の十二条の4で示されておりますように、新しい協定のもとにおいては、従来駐留軍が直接雇用をしておりましたいわゆる諸機関――これは地位協定の十五条で示されている諸機関でございますが、その諸機関の使用する日本人労務者も、政府のいわゆる間接雇用に切りかえるということが確認されておるわけでござい……

第39回国会 内閣委員会 第8号(1961/10/20、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 最初に大臣にお伺いしたいことは、行政機構の改革を目的として今回この臨時行政調査会が作られようとしておるわけですが、本来この行政機構というものはいかにあるべきかというふうに大臣はお考えになっておるか、それから何のために改革が必要なのかということも、これにからめて御説明願いたいと思います。私どもといたしましても、現在の行政機構がこのままの形でよろしいという肯定の立場に立っていないことは言うまでもありません。しかしこれからいろいろ質疑の中で明らかにしていきたいと思っておるのでございますが、いろいろな問題を含んでおりますので、慎重に考えたいと思っておるわけです。そういう立場に立って質……

第39回国会 内閣委員会 第10号(1961/10/25、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 調達庁の機構問題について若干防衛庁長官にお尋ねをしたいと思います。この問題につきましてはかねがね国会が開かれますたびにお尋ねをして参ったわけございますが、最近どうにか防衛庁と調達庁の間で話し合いが煮詰まってきて、仮の名を防衛庁施設庁と名づけておられるそうでございますが、そういうものを新しく作ろうという構想がまとまってきているというようなことを私ども聞いておるのでございますけれども、そういうことが事実なのかどうか、その辺からまずお尋ねをしてみたいと思うわけです。大体どの程度の話し合いがついておるのか。特に次の通常国会にまとまったものを法案として提出する意思を現在お持ちになってお……

第39回国会 内閣委員会 第12号(1961/10/27、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 まず決議案の朗読をさせていただきます。    臨時行政調査会設置法案に対する附帯決議(案)   政府は、本法案審議の過程において、調査会設置の目的は、公務員の人員整理を意図するものでないこと並びに公務員の身分に変更を加えるものでないこと等をしばしば言明しているが、調査会が答申を行なう際には、右の政府言明を十分尊重すべきことはもちろん、重要問題については一致を原則とし、本法案を議決した当委員会の意思より逸脱することのないよう要望する。   なお、政府は、調査会の委員の人選に当つては、超党派的に公正を期すべきである。   右決議する。  若干提案理由の説明を申し上げたいのでござい……

第39回国会 内閣委員会 第15号(1961/11/30、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 大臣にお尋ねいたしたいのですが、十分に御承知の通り、今駐留軍関係労働者の賃金引き上げの問題で非常に紛争が起きておるわけでありまして、第三波のストライキの通告も政府側に出されておると思うのでございます。この問題に関連いたしまして、特に私、防衛庁長官にお尋ねをしておきたい、また要望しておきたいと思うことがあるわけであります。と申しますのは、昨日調達庁長官から全駐労の委員長に回答がなされておるのでございますが、この回答によりますと、全然従業員側、組合側の意見が通っておらないそれはすなわち調達庁が従来日本政府を代表して主張しておりました点も全面的に通っていないということと通ずると思う……

第40回国会 内閣委員会 第15号(1962/03/09、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は、佐世保市の元二十一空廠跡、通称崎辺地区と言っておりますが、これが米軍から返還されたわけでございます。との土地を、実は市といたしましては、市民の非常に強い願望に基づいて、工場の敷地にしたいというふうに考えて、盛んに運動をしておるわけでございますが、これに対して、防衛庁、海上自衛隊が教育隊の施設としてよこせという、いわば横やりをいれておるために、非常に紛糾を来たしております問題について、若干お尋ねをしてみたいと思うわけであります。  大体のことは大臣も御承知だと思いますが、現在の佐世保市といたしましては、石炭産業の衰微その他いろいろな面から、人口も減り始めておるという現象を……

第40回国会 内閣委員会 第26号(1962/04/13、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 時間がありませんから、私いろいろ意見を申し上げたいのですけれども、今の大臣の答弁の矛盾点だけ指摘して、ちょっと是正をしていただきたいと思います。  というのは、昨年の十月に公務員給与の改定をやった、ここで官民の給与の格差をなくしたばかりだ、その直後にこういう勧告が出てくることに矛盾があるという、人事院の方に責任を何かおっかぶせたような言い方をしておりますが、これは認識不足もはなはだしい。十月一日に実施したのは政府の都合で、人事院勧告をすなおに実施しないで勝手にやったことなんです。人事院勧告の基礎資料になっているのは、官民格差は四月一日の資料なんです。だからこそ、五月一日からこ……

第40回国会 内閣委員会 第27号(1962/04/17、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は、先月の二十日、佐世保の米軍基地において、アメリカの兵隊が駐留軍労務者をピストルで撃った事件について、お尋ねをしたいと思うわけです。  早く質問をしようかと思っておったのでございますけれども、もうすぐ調査が終わる終わるという米軍の発表もございましたので、できれば一応めどがつくまで実は待っておった方がいいのじゃないか、そういう気持で、今まで質問をしなかったのでございますが、なかなか真相が明らかになりませんので、一カ月もたっておることでもございますし、この際、真相究明の一助にもなるのではないかと思いまして、あえて質問をしようという気持になったわけであります。  事件の荒筋は、……

第40回国会 内閣委員会 第30号(1962/04/20、29期、日本社会党)

○石橋(政)議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、駐留軍関係離職者等臨時措置法の一部を改正する法律案についての提案理由と法律案の趣旨を御説明いたします。  周知のように、米国軍隊はすでに日本に駐留して十七年を経過いたしております。外国軍隊がわが国土に駐屯するということは、きわめて不自然なことでありまして、このような不自然な状態は、早晩解決されなくてはならないと考えるのであります。さらに、米国軍隊が駐留いたします結果は、多くの基地労働力を必要とするのでありまして、わが国の場合、日本政府の責任において、危険かつ不安定なる基地労働力の提供を行なってきておるのであります。しかしながら、駐留米国軍の……

第40回国会 内閣委員会 第34号(1962/04/27、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 同僚の各委員からすでに御質問があったわけでございますけれども、私も、最初に、新しく自衛隊が装備しようといたしておりますナイキの問題について若干お尋ねをしてみたいと思います。  説明によりますと、この秋には訓練部隊がナイキ・アジャックス一式を持って帰ってきて部隊に配属されるということになるわけですが、そのナイキの所属がいまだにきまっておらないということはどうもふに落ちないわけであります。最近、いろいろと、シビル・コントロール、特に内局に対する批判が盛んに行なわれておるようでございます。その批判の一つの対象としても、この所属問題がいまだにきめかねられておるということが取り上げられ……

第40回国会 内閣委員会 第35号(1962/04/28、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 昨日直接防衛問題についていろいろお尋ねをしたわけですが、その中でも納得のできない問題がたくさんございます。特に、あれほど世間を騒がし、国会におきましても大問題になりましたロッキードF104の性能について、当時責任ある説明がなされたものと、実際にでき上ったものとの間に、性能の開きがあるということが明らかになりました点などは、非常に大きな問題だと思うのであります。しかも、それが、国会審議の過程において私たちが指摘したものが、そのまま事実として裏づけられてきておるというだけに、何としても納得がいかないわけであります。事は一千億円になんなんとする国税を使っての買いものです。そういった……

第41回国会 内閣委員会 第8号(1962/08/30、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 同じ問題ですけれども、機構の面として伺っておきたいのですが、今度の設置法の改正にあたって、農林省の職員の中で、非常に不安を持っておる部面の一つがこれなんです。それだけ、地方農林局というものをつくって相当大幅に吸収していこうとしていながら、なぜ食糧事務所は全然別扱いにしているのか。これは将来切り離す際に、重荷にならぬように、今からまま子扱いにしているのじゃなかろうか、こういう不安を持っているのです。そこのところ、なぜ食糧事務所だけは地方農林局に全然入れなかったのか。統計事務所も、地方農林局所在の統計事務所だけ入れて、あとは全然入れない。このことについては、今ちょっと説明があった……

第41回国会 内閣委員会 第10号(1962/09/01、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 ちょっと提案者の参議院の内閣委員長に一点だけお伺いしておきたいと思うのですが、私は、先国会において参議院の内閣委員会で行ないました附帯決議と、今度出されて参りましたこの改正案とは、全く異なるものだと思うのです。参議院において、この附帯決議を生かすために立法措置を講ぜられようとしたということを聞いておりますが、その検討はなさったわけですか。もしなさったとするならば、不可能であった、こういうことなのですか。私は、不可能であったということになりますと、もともとできもしない附帯決議をしたということになって、参議院の内閣委員会の権威にもかかわるような問題になることを心配いたしますので、……

第41回国会 内閣委員会 第12号(1962/09/03、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 大臣にちょっとお尋ねをしておきたいと思います。と申しますのは、昨日、いろいろな経過はございましたけれども、防衛庁設置法の改正案が審議未了の形になったために、防衛施設庁が十月に発足することになるわけであります。いろいろな紆余曲折を経ましたので、問題も複雑になっておるということは、私どもも認識いたしておりますが、先国会において成立した通りの結果を見たわけでございますから、その途中のいざこざはすべてこの際水に流しまして、本委員会においてお約束を願ったいろいろな問題について、必ず実行していただきたいということを一つ要望したいと思うわけです。特に組合の幹部の諸君に対して、今後報復的な措……

第41回国会 内閣委員会 第13号(1962/10/10、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 お尋ねしたいことはたくさんあるわけでございますけれども、質問を希望されておられる委員の方も多うございますから、できるだけ詰めて質問いたしたいと思います。  最初にお聞きしたいのは、ことしの六月二十四日、宮城県の松島基地で起きたといわれる、いわゆるT33Aの国外逃亡未遂事件であります。まだ詳しく御報告を受けておりませんけれども、雑誌等で見ますと、非常に奇々怪怪な事件のような印象を受けるわけです。この点についていろいろお尋ねをしたいと思いますが、まず最初に、当局の方から報告をしていただきたい。
【次の発言】 ただいまの報告は経過だけなんですが、先ほど申し上げたように、いろいろ書か……

第43回国会 内閣委員会 第2号(1963/02/19、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 関連して。田口委員から御指摘されておるのですけれども、官民給与の格差が一番象徴的に出ているのは、私はやはり初任給だと思うのです。公務員の場合、この初任給が不当に低い。中級以上の職員の開きがそうないという意味ではありませんけれども、初任給において特に格差がひどいと私は思うのです。それはなぜかというと、やはり人事院の給与についての考え方の基本に、従来の日本の賃金の特長である年功序列型賃金、これが固定的にあるんじゃないかという感じがするのです。初任給を不当に低くしておるということと、この問題に、私は関係があるような気がするわけです。民間の大企業においては、もはやそういうことでは現在……

第43回国会 内閣委員会 第3号(1963/02/26、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 一点だけ防衛庁長官にお伺いしておきたいと思いますが、給与法の改正案が本委員会を通れば、やがて成立する時期も私は近いと思うのですけれども、それに関連して駐留軍関係の労働者の賃金体系、これが今度は大幅な変革によって、公務員の給与体系にほとんど準じてつくられておるように聞いております。行政職の(二)表が準用されるのではないかと思いますが、そこで問題になりますのは、この実施期日と遡及の問題なんです。公務員の諸君の場合は、法律改正案が通れば、十月一日に実施されて当然遡及がある。かりにその間退職する者があっても、これは恩恵にあずかるわけですけれども、駐留軍の労働者の場合、この点についても……

第43回国会 内閣委員会 第6号(1963/03/07、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 大臣にちょっとお尋ねしておきたいと思います。  実は昨年、私の地元の職業安定所の所長人事の問題について、非常に大きな紛争が起きておって、御承知かと思いますが、地元の職員は天下り人事だといって反対したわけですが、一出先の職業安定所の所長を中央から派遣した、若い人ですが……。これに対して非常な不満を持って、登庁を阻止するというような強硬な運動が展開されたという事件があるわけです。はたしてそういう無理をする必要があるのかという点で、私も疑問を持っております。従来も県の職業安定課長あたりまでは本省から出ていくというような事例はございましたが、出先の所長まで本省から派遣するというのは、……

第43回国会 内閣委員会 第8号(1963/03/13、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 科学技術庁長官がまだお見えではありませんけれども、外務省並びに科学技術庁、両方にまたがる問題として当面国民の非常に関心の深い原子力潜水艦の寄港問題について、若干お尋ねをしてみたいと思います。  アメリカの原子力潜水艦を日本に寄港させてくれという申し入れば、数年前から繰り返し行なわれておったわけですが、今度は非常に強硬な態度で日本側に迫っておるような印象をわれわれとしては受けております。このアメリカの強硬な態度に屈して、日本政府はこの寄港を認める方向に動いておるようでございますが、まず最初に、これを認めるのかどうか、日本政府の態度についてお伺いをいたしておきたいと思います。

第43回国会 内閣委員会 第10号(1963/03/18、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 先日、原子力潜水艦の寄港の問題についていろいろとお尋ねをしたわけでございますが、その際、十分に意を尽くさなかった問題で、二つばかりにしぼってお伺いをしてみたい、このように考えております。  まず第一は、事前協議の問題といえるわけでございますが、外務大臣は、外務委員会におきましても、もともと原子力潜水艦の寄港は、安保条約上先方に権利がある、従って、政府としては、補償や安全が百パーセント満足できなくても、ノーと言うことはできない立場にあるんだ、このようにお答えになっておるわけですが、この点、どうも私どもとしては不満でもあり、理解できないわけなんです。たしかに現在日米安保条約という……

第43回国会 内閣委員会 第11号(1963/03/19、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 関連して大臣に一つお尋ねしたいのですが、実は、この間沖繩の青年諸君がたくさん参りまして、関係当局あるいは政党関係に陳情をしておったわけでございますが、私どもの方にも参りまして、一番今当面の問題として要請しておるのが、沖繩にこの国立青年の家をつくってくれないか、こういうことなんです。これは文部省にも陳情があったかと思いますが、特殊な環境に置かれておる沖繩の青年諸君が、祖国のあたたい手が差し伸べられることを非常に待ち望んでおる。それにこたえる一つの方法として、そういったものをつくってやることができるならば、期待にこたえてやるべきじゃないかと実は思うわけですが、この点、いろいろな条……

第43回国会 内閣委員会 第15号(1963/05/07、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 今度の駐留軍関係離職者等臨時措置法の一部改正案が初めて政府から提案された点について、私も賛成なんでございますけれども、どうも手続上納得ができない点があるわけであります。政府のほうから積極的に改正案を出そうという意思を持っておられるならば、なぜもっと早く準備をされて手続をされなかったのか。実際には、社会党のほうから改正案が出され、社会党と自民党の間で大体の話し合いもまとまった、そのあとで追っかけるような形で改正案を出してきたというところに、どうもふに落ちないものがあるわけなんです。そんなに必要性を認めるなら、なぜもっと積極的に早く出さないのか、その点のいきさつを納得がいくように……

第43回国会 内閣委員会 第17号(1963/05/16、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は、さきに日本学術会議が原子力潜水艦の寄港問題に関しまして声明を出したことについて、政府側としてとった措置について、非常に不満を持っておりますので、その点を解明するために、若干お尋ねをしてみたいと思うわけです。  あの声明が出ましたときに、総務長官は政府を代表いたしまして談話を発表しておりましたし、またきょうの新聞報道によりますと、政府の統一見解を決定したというふうにも報道されておるわけでございますが、学術会議の声明に対して、なぜ政府はあのような一種の圧力を加えておるのか、その立場からまずお伺いをしておきたいと思うわけです。

第43回国会 内閣委員会 第18号(1963/05/21、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 ただいまお答えをいただいたわけですけれども、結局、この原子力潜水艦の安全性の問題について、日本学術会議に積極的に諮問する意向は、現在のところないということだと思うのです。その点いかがですか。
【次の発言】 それではその点はお待ちいたしたいと思います。  もう一つのほうの勧告との関係が出てくるわけですが、政府は日本学術会議に諮問することができる。学術会議のほうからいうと、政府に対して勧告することができる。本件については、学術会議のほうから勧告が行なわれたわけです。それに対して、勧告の精神がどうも政府によって生かされる可能性がないというので、声明という措置を講じた、その声明がけし……

第43回国会 内閣委員会 第20号(1963/05/24、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は、きょうは主としてバッジの問題についてお尋ねをしたいと思うのです。  最近非常に一般の関心を集めておるわけでございますが、これは非常に高価な買いものになるために、国民としても関心を示しておるものだと思うわけです。いろいろお伺いをします前に、この決定が非常におくれておるわけで、最初三十七年のうちにきめたい、それから三十七年度中に機種をきめたいというようにだんだんずれてきておるわけですが、いまだに決定を見ておりません。それに関連いたしまして、とかくのうわさもあるわけでございますが、最初お尋ねをします前に、この機種決定に至りますまでの経過、これはどういう手続をとってきておられる……

第43回国会 内閣委員会 第21号(1963/05/28、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 この提出されました法案によりますと、新しく設立される特殊法人が審査の対象になる。それからもう一つは、既存の特殊法人の目的の変更に関する審査を行なうということに限られておるようでございますが、まず第一に、既存のものについては目的の変更だけに限っておるというところに、問題があるのではないかと思うわけですが、これだけに限った何か理由でもあるのでございますか。
【次の発言】 大臣のほかの委員会における答弁などを見ましても、現在あります公団、事業団等においても、本来ならば行政官庁で当然やるべき性格のものだというふうにお感じになっておられる向きがあるのじゃないかと思うのですが、そういうこ……

第43回国会 内閣委員会 第22号(1963/05/30、29期、日本社会党)

○石橋(政)委員 国家公務員法の一部を改正する法律案について御説明申し上げます。  申し上げるまでもなく、国家公務員法は第百三条において、特に私企業からの隔離の条項を設け、官職一般の公正性を確保すべく、国家公務員は、離職後二年間は、その離職前五年間に在職していた国の機関と密接な関係にあった営利企業の地位につくことは、特に人事の承継があった場合の、ほか禁止されているのであります。  しかるに、近時の状態を見ますと、高級公務員でその在職中に密接な関係があったと思わざるを得ないような営利企業に天下り的に就職するものが増加し、この弟百三条の条項が設けられている根本精神が軽視される傾向にありますことは、……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 内閣委員会 第3号(1963/12/14、30期、日本社会党)

○石橋委員 最後に一点だけ、駐留軍労務者の給与のベースアップ、これの実施期日についてお尋ねをしておきたいと思います。  担当大臣にはあとでお答え願うことにして、直接軍と交渉をしておられる防衛施設庁長官にまずお尋ねをしたいのでありますが、いまさら言うまでもなく、駐留軍の労務者の給与は、従来から公務員の給与に準じた扱いを受けておったわけでありますが、本年からは完全に公務員の給与体系がそのまま駐留軍の労務者にも及ぼされておる、こういうような関係にあるわけですけれども、問題はこのベースアップの実施期日です。国家公務員の立場からいいましても、せっかく人事院が五月実施を勧告しているにもかかわらず、これを十……

第46回国会 内閣委員会 第2号(1964/02/20、30期、日本社会党)

○石橋委員 ただいま提案の理由が説明されたわけでございますが、この法案の内容についてお尋ねをするのではなくて、若干手続問題その他で質問しておきたいと思います。  その一つは、今度の総理府設置法等の一部改正は、従来の慣例を破りまして、総理府の外局の各庁の設置を全部一まとめにされておられるようでございますが、こういうふうなていさいをとられた理由をお尋ねしたい。
【次の発言】 そういうことでありますと、若干疑問が出てくるわけであります。まず第一の疑問点は、総理府の外局の中には、このほかにも防衛庁があるのですが、これだけははずしてあるのです。防衛庁設置法の改正は、今回は考えておらないということですか。

第46回国会 内閣委員会 第8号(1964/03/12、30期、日本社会党)

○石橋委員 文部省設置法の一部改正案につきまして、最後に、若干事務当局と大臣にお尋ねをいたしておきたいと思います。  この法案によりますと、文化財保護委員会の関係において、七十一人の職員の定員減が行なわれることになるわけです。これは姫路城の修復改築工事が大体終わったことに伴うものであることは、了解いたします。ただ、私ども非常に懸念をいたしておりますのは、一応この仕事は終わったといたしましても、実際にいままで長年働いてきた職員が実質的に首を切られるというようなことになることを一番おそれているわけです。この点につきましては、前に同僚委員からもお尋ねをいたしておったわけでございますが、まだ明確を欠く……

第46回国会 内閣委員会 第10号(1964/03/17、30期、日本社会党)

○石橋委員 国事行為の臨時代行に関する法律案について、いろいろとお尋ねをしたいわけでございますが、最初に、この法案でいう国事行為というのは、憲法上で規定されております天皇の国事に関するすべての行為ということになるのではないかと思うわけですが、これは憲法第六条及び第七条に列挙されている行為に限られるものと考えていいわけですね。
【次の発言】 第七条において、「天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。」とありますので、第七条に列挙されておりますものは、全部内閣の助言と承認が必要であるということははっきりしておるわけですが、その他の国事行為については、この点明文がな……

第46回国会 内閣委員会 第13号(1964/03/26、30期、日本社会党)

○石橋委員 臨時行政調査会の設置の期間を半年延長したいという法案が出されておるわけでございますが、これに関連していろいろとお尋ねをしてみたいと思っております。  この調査会が何のためにつくられたかということは、いまさら私どもが申し上げるまでもないわけですけれども、行政運営の簡素化、能率化、あるいは行政サービスの向上といったようなものを念頭に置いて、鋭意作業をしておられるものと考えるわけでございますけれども、この調査会の設置にあたりまして、私どもが一番懸念いたしましたのは、歴代の内閣がこの問題には数多く取り組んでおる。戦後、行政改革を目的としてつくられた調査会なり審議会の数は、もう二十六にも達し……

第46回国会 内閣委員会 第15号(1964/03/28、30期、日本社会党)

○石橋委員 最後に、一点だけお尋ねをしておきたいと思います。  これは産業立地部に関連するわけですが、いま受田委員からもお話ございました、なぜ産業立地部を設けるかということの説明の中に、「わが国経済の高度かつ均衡ある発展をはかるためには、工業の適正配置を通じてその合理的な地方分散を促進し、地域間の経済格差を縮小するとともに、産業公害の防止等地域住民の福祉の向上をはかることが肝要である」。このために通産省としても、新産業都市の指定やら、あるいは工業整備特別地域等の建設を中心として、いろいろ考えているというふうに述べておるわけです。国会の立場からいいましても、このような考え方の上に立って、過去幾つ……

第46回国会 内閣委員会 第16号(1964/03/31、30期、日本社会党)

○石橋委員 先週若干お尋ねをしたわけでございますけれども、時間の制約を受けておりました関係もございまして、十分に意を尽くさない点が多々ございますので、あらためて若干御質問してみたいと思っております。  この間私申し上げました問題点というのは、行政機構の改革は何のためにやるか、これはもう結局国民のための行政、すなわち行政サービスを向上するためにやるんだということになると思うのですけれども、実際には、過去の幾多の経験の中からも、非常に難事業である。それではなぜこの行政機構の改革というものが簡単にできないか、いろいろの原因があるということを探求しつつお尋ねをしたわけでございます。それをそういう立場に……

第46回国会 内閣委員会 第21号(1964/04/10、30期、日本社会党)

○石橋委員 本件に関していろいろ山内委員から御質問がございましたので、私、なるべく簡単に疑問の点を解明してみたいと思います。  今度の事件で一番国民が不満を持っております点は、何といってもパイロットの脱出時期が早かったのではないかという点にあろうかと思うのです。そこで、これは防衛庁の専門家に、この事件と難れてでもけっこうですからお伺いしたいと思うのですが、その前に今度墜落をいたしましたクルーセーダーF8Uの2型というものの性能についてお尋ねをしておきたいと思います。  聞くところによりますと、この艦上戦闘機は、1型、2型、3型と改良を加えられて、三種類あるやに聞いておりますが、その区分に従って……

第46回国会 内閣委員会 第25号(1964/04/23、30期、日本社会党)

○石橋委員 政府は、四月の二十九日を期して生存者叙勲を行なおうとしておるわけです。これに対する社会党の態度は、さきに声明も出しておりますし、私も本委員会の質問の中で明らかにしておりますから、すでに御承知だと思うのですが、反対の立場を明確にいたしております。したがって、このような不法不当な叙勲を行なうといたしましても、わが党の関係者はこれを断わるという態度も、明確にいたしておるわけであります。  私たちがなぜこれを不法不当とするかというこれについては、先日申し上げましたから、要点だけ言いたいと思うのですが、まず第一に、栄典制度は法律によって行なわれなくてはならぬ。それが今回は閣議決定、政令事項と……

第46回国会 内閣委員会 第47号(1964/06/20、30期、日本社会党)

○石橋委員 審議に入ります前に、一言だけお尋ねをしておきたいと思います。わが党といたしまして、審議に臨む基本的な態度を明確にする必要がありますので、お尋ねするわけでございますが、問題は、防衛庁の昇格問題であります。この件につきましては、歴代の長官が、最近はほとんど就任と同時に、あるいは任期中に、必ず言明をした問題でございますが、本日まで実現を見ておらないわけでございますけれども、そのためか、前防衛庁長官あるいは政務次官といったような人たちが、いわば結束をいたしまして、自民党の国防部会に立てこもって盛んに圧力を加えてきた。いわば、歴代長官とも非力であったのかどうか知りませんけれども、一人ではいか……

第46回国会 内閣委員会 第48号(1964/06/22、30期、日本社会党)

○石橋委員 本日は、大きく分けまして、二つの問題についてお伺いをしたいと思うわけです。一つは、最近李ライン問題に関連いたしまして、いわゆる怪船事件以来、政府が非常に刺激的な放棄をとっております。これに関連する諸問題、いま一つは、昨年の十二月三十一日、いわゆるプレストン声明が出されました以後において、在日米軍の配置転換が行なわれておるわけですが、それによって起きてまいります諸問題、この二つについてお尋ねをしてみたいと思うのですが、海上保安庁の方来ておりますか。――それじゃ李ラインの問題から先に入りたいと思うわけです。  これに入ります前に、前に本委員会で私御質問をいたしまして、まだ回答をいただい……

第46回国会 内閣委員会 第49号(1964/06/25、30期、日本社会党)

○石橋委員 ちょっと関連してお尋ねしたいと思うのですが、いわゆる怪船事件というのが起きて、総理の指示で非常に強硬な態度が打ち出されておるわけですけれども、それ以後新しい事実が次々に出てきていることを総理は御承知かということに、いま山内委員がお尋ねになっておる焦点があると思うのです。というのは、確かに領海内に侵入してきたという事実はあります。これに対して海上保安庁が出動した際に、まず漁船をチャーターして行っておる。向こうは日本の公船とは認めておらないわけです。しかも乗り組んでいった海上保安庁の職員は、五名とも一見漁民と見まがわしい変装をしていっております。この点でも日本の公職にある者という確認は……

第46回国会 内閣委員会 第52号(1964/09/01、30期、日本社会党)

○石橋委員 今回政府が全く抜き打ち的に原子力潜水艦の寄港受け入れをアメリカ側に通告いたしました点につきまして、若干のお尋ねをしてみたいと思います。われわれはもちろんのことでございますが、国民一般が今回の政府の措置に対して非常にたくさんの疑問を持っておるわけでございます。その第一は、なぜいまのような時期を選んで回答されたかということです。御承知のとおり、現在国会は開かれておりません。その開かれておらない時期をわざわざ選んだのではないか。国会の中で従来から論議されております、しかも十分に解明されておらない諸点を、お互いに論じ合い、その中で国民の批判、あるいはあなた方の立場でいえば協力を仰ぐという努……

第47回国会 内閣委員会 第4号(1964/12/17、30期、日本社会党)

○石橋委員 大臣も参議院の本会議のほうの出席の都合があるということですから、簡単に御質問したいと思うのですが、これは法案に関したものではなくて、昨日の毎日新聞の夕刊に出ておりました記事を読んでおりますうちに、ぜひお伺いしておいたほうがいいのじゃないかという感じがしましたので、お尋ねするわけです。  大体のことは新聞で御承知じゃないかと思うのですが、十一月十九日に法務省羽田入国管理事務所審査課第二班の審査官、薦田典史さんですか、この人が夜勤に出かける途中、自宅近くの東海岸バス停留所わきの砂地に軽四輪車が後輪をとられてめり込んだのを見て、あと押しを手伝っていた。車のうしろのバンパーを持ち上げようと……

第47回国会 内閣委員会 第5号(1964/12/18、30期、日本社会党)

○石橋委員 時間もだいぶんおそくなっておりましす、あとにまだ質問される委員もおられますので、なるべく簡潔にお尋ねをしたいと思いますから、ひとつ皆さん方も要領よくお答えを願いたいと思います。  私が本日お尋ねをしたいと思いますことは、自衛隊の隊員の政治活動についてであります。  最初にお尋ねをしたいわけですが、自衛隊法あるいは施行令によって、隊員が政治的目的を持って政治的な行為を行なうことはかたく禁止されておるはずでありますが、どうも最近われわれが明らかに政治活動と思われることを、ひそかにやっておられる向きがある。そういう資料、材料も入手しておるわけなんです。最初にお尋ねいたしたいことは、たとえ……

第48回国会 予算委員会 第8号(1965/02/08、30期、日本社会党)

○石橋委員 私は、主として外交、防衛に関して、佐藤総理並びに関係閣僚にいろいろとお尋ねをいたしたいと思います。  まず最初にお尋ねしたいと思いますのは、ベトナムの問題でございます。アメリカは現在ベトナムにおいて全く進退きわまっておる、こういう見方をしておるわけでございますが、これは、何もわれわれだけではなくて、アメリカの国内におきましても、すでに有識者はそういう認識を持っておるようであります。また政府のほうでも、この通常国会の冒頭に行なわれました外交演説の中で、「ベトナムの政情と治安はとみに困難の度を加え、ベトナム国民の窮状にはまことに同情すべきものがあります。」と、ややこれに近い見解が述べら……

第48回国会 予算委員会 第21号(1965/05/31、30期、日本社会党)

○石橋委員 私は、本日、三矢研究を中心にいろいろお尋ねをしたいと思っておりましたが、先ほど勝間田議員の質問に答えられて総理がおっしゃったことの中に、非常に重要な問題がございますので、最初にその点についてあらためてお尋ねをしてみたいと思います。  と申しますのは、現在のベトナム情勢を中心に、日本の国民、特に沖繩の皆さん方は非常に心配をしておる。これは、事実総理も御理解願えると思うわけです。特にこの沖繩の場合、ベトナム作戦の中心的な基地として使われておりますので、情勢のいかんによってはどのような形で報復攻撃が加えられるかもわからない、そういう心配のあることは事実なわけであります。そういう事態がもし……

第49回国会 予算委員会 第4号(1965/08/06、30期、日本社会党)

○石橋委員 引き続いて、関係閣僚に御質問をいたしたいと思います。  現在日本の国民が一番関心を持っておりますものは何かといえば、やはり国内問題としては不況下における物価高、国外的な問題においてはベトナムの戦争とその将来、これではなかろうかと思うわけです。特にベトナムの戦争がさらに拡大をいたしまして、日本がこれに巻き込まれるような事態がくるのではなかろうかという不安感は非常に強いと思います。そういう国民の不安感というものを佐藤内閣も見てとっておればこそ、去る八月二日の本会議においてわが党の佐々木委員長の質問に答えて、私自身は、アジアにおいて米中戦争あるいは拡大される世界戦争などは起こり得ないとい……

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第2号(1965/10/25、30期、日本社会党)

○石橋委員 非常に重要な問題でございますので、私もお尋ねをしておきたいと思うのです。  結局、いま問題になっておりますのは、大きく分けまして二つあるわけですが、まず最初の点です。結局今度の場合に六つの条約、協定、交換公文を一つの議案としてまとめて国会に提出しておる。これが、われわれから見ると、非常に不当だという感じを受けるわけなんです。政治的な議論をすれば、政府の立場でいえば、これはぜひ一括して承認してもらいたい、こういう気持ちは政治論としては理解できます。ある意味におきましては、そういう点ではオールオアナッシングという立場を政治的にはおとりになっておられるのかもしれません。承認する場合は全部……

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第5号(1965/10/28、30期、日本社会党)

○石橋委員 当時の私と総理との質疑応答が問題になっておりますので、若干解明をしておきたいと思うわけです。  私が、本年二月八日に総理にお尋ねいたしましたのは、まず最初に官房長官との食い違いをお尋ねしたわけです。というのは、前日七日に橋本官房長官が吉田書簡は全然関知しないという談話を発炎されました。このことについて、総理に、官房長官のこの談話についてどう思うか、こういう賛同をまず最初にしたわけです。それに対して佐藤総理は、関知しないというのはおかしい、関知しないというのは、当時のいろいろな事情をよく知らなかったという意味だったのだと思う、いまではどういう事情でこういう書簡が出てきたかもよくわかっ……

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第8号(1965/11/01、30期、日本社会党)

○石橋委員 いろいろとお尋ねをいたしたいわけでございますが、従来の質疑を通じましてお聞きいたしておりますと、政府としては、今回の日韓条約諸案件に対してわれわれが反対するのは全く理由のないことだという、そういうことをおっしゃっておられるわけです。しかし、実際に検討してみますと、明らかにこの条約の条文の解釈において、日本側と韓国側とが異なっておるというよりは、百八十度違う、もう全く違った解釈をしておる、このことだけはもう明らかだと思うのです。それを、相手がどう言おうと、条約の成立によってでき上がった条文の解釈というものはおのずからきまってくるのだから、何を言おうとかまわぬのだというようなことで切り……

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第10号(1965/11/05、30期、日本社会党)

○石橋委員 前回三点ばかりについて質問をいたしたあと、不当な中断を受けたわけでございますが、引き続いていろいろとお尋ねをいたしたいと思います。  問題は、まず無効となる条約、協定、議定書といったようなものが何件あるか、そのおもなものとともにお答えを願いたいわけです。
【次の発言】 私たちの理解では、そういうふうには思えないわけです。かりにそういう理屈があるかもしれませんけれども、少なくとも無効となるのは一件だけだというようなことはないと思います。その以前の分も全部含めて、それでは何件あるか、お答えを願いたい。
【次の発言】 この問題は、ほかの点に関連をいたします意味においてお尋ねをしたわけです……

第51回国会 予算委員会 第16号(1966/02/17、30期、日本社会党)

○石橋委員 最初に、近く日本寄港がうわさされておりますエンタープライズの問題について、若干お尋ねをしてみたいと思います。  聞くところによりますと、すでに政府側は、このエンタープライズが日本の港に入りたいということを申し入れてきたならば、これを認めるという態度をきめたということでございますが、間違いございませんか、外務大臣にお尋ねいたします。
【次の発言】 それでは、外務省としてもいずれ寄港の申し入れがあるものという判断をしておられると思うわけですが、それに関連いたしまして、エンタープライズあるいはこれを護衛する立場にありますフリゲート艦のベーンブリッジといったようなものの性能といいますか、能……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第15号(1967/06/28、31期、日本社会党)

○石橋委員 敗戦後二十年いまだにアメリカによって占領されております沖繩の祖国復帰の問題について、私は、全国民の一致結束のもとに超党派的に取り上げなければならない問題はほかにないんじゃないかと思っております。しかしながら、それは残念ながらいまのところ簡単にはできそうにないわけでありますが、とにかくお互いに努力をする必要があろうと思うのです。そこで、きょうはせっかくそうそうたる閣僚三人も出てきていただいておるわけでございますから、私もいたずらに水かけ論、実りなき議論といったような批判を受けたくございません。実のあるような議論をいたしたいと実は思っております。そのために、わが党の基本的な立場というも……

第55回国会 災害対策特別委員会 第8号(1967/07/18、31期、日本社会党)

○石橋委員 私も社会党の調査団に加わりまして、佐賀県、長崎県、おもな被災地をほとんど見て回ったわけです。いまさらのように災害の大きなことを確認し、一日も早くあたたかい手を差し伸べなくてはならないのではないかという義務感を新たに感じたわけですが、それと同時に、何といいますか、ほんとうにこれでいいのだろうかという気持ちにとらわれておるわけです。というのは、災害が起きるたびに、私たちはお見舞いを兼ねて調査に行きます。そうして地元の被災者のいわゆる陳情というものを聞きます。ところが、被災者の言っておることはいつも同じことなんですね。私たちがそれに対して応待して答える返事までが同じになってしまっておるの……

第55回国会 予算委員会 第5号(1967/03/25、31期、日本社会党)

○石橋委員 最初に、核兵器拡散防止条約の問題についてお尋ねをいたしてみたいと思います。  この問題は、ベトナムの戦争、中国の文化革命とともに、当面の世界情勢の中におきまして、非常に大きな関心を集めておりますいわば焦点になっておる問題だと考えております。二月の二十一日からジュネーブにおきまして、十八カ国のジュネーブ軍縮委員会というのが開かれて討議が行なわれておるわけですが、伝えられるところによりますと、五月の九日まで休会するということでございます。とにかく非常に重大な内容を含んだ、今後の日本なり世界に大きな影響を及ぼす問題だと理解しておるわけであります。日本はこの十八カ国の軍縮委員会の構成メンバ……

第55回国会 予算委員会 第9号(1967/03/29、31期、日本社会党)

○石橋委員 本日恵庭裁判の判決が下ったわけでございますが、あれほど憲法九条について違憲か合憲かという議論が戦わされたにもかかわらず、最終判決においてこれの判定を避けたことは、残念だと思います。  そこで、なぜ判決の際に合憲、違憲という判定を避けたのだろうかということを考えてみますと、あまりにも既成事実としてでき上がっております自衛隊というものが大き過ぎる、これに対して違憲という判決を下した場合の及ぼす影響が大きいということを考えて避けたのではないかと私は思うのです。それがなければ、当然皆さん方の期待されるようなものが出るはずだ、私はこのように思います。  一つだけお伺いしておきたいのでございま……


32期(1969/12/27〜)

第65回国会 予算委員会 第2号(1971/01/29、32期、日本社会党)

○石橋委員 私は、総理の施政方針演説を聞いておりますときに、非常に関心を持ったと申しますか、注目した点が実はあるわけです。それは、「われわれは日常生活の面においても、とかくいら立ちがちであります。平和な民主主義社会をなまぬるく感じて、性急に現状を変更しようとあせったり、中には、極端な行動に走ろうとする者さえあります。」と述べた点であります。  この指摘は非常に正しいと思うのです。ただ、このような現象が出てきたのは、総理がおっしゃるように、わが国のような情報化社会におきましては、変化のテンポが非常に激しい、だからこういう現象が起きたんだというとらえ方には、納得がいきません。もしこの原因というもの……

第65回国会 予算委員会 第8号(1971/02/05、32期、日本社会党)

○石橋委員 私が前回指摘いたしました問題に関連して、ほぼ全面的にお認めになっておるようでございますが、なお若干疑問の点がございますので、これを明らかにしていきたいと思うのです。  いま大臣から報告がありました点ではっきりしましたのは、工事に着工したのは四十二年の十一月二十一日であったという点ですね。その中で、特定施設の分に関しては四十三年の二月の二十日に着工したということでございますが、工排法の四条の趣旨に基づく届け出は、本来ならばいずれの時点でなさるべきであったと判断しておられますか。
【次の発言】 そうしますと、法律に基づく届け出は、どう見ても、おそくとも四十二年の暮れまでには行なわれてお……

第68回国会 予算委員会 第14号(1972/03/13、32期、日本社会党)

○石橋委員 さきに四次防が決定を見ないうちに、その初年度分が四十七年度予算案に計上されておるという問題が判明いたしまして、国会も空白状態をつくりましたし、非常に大きな波紋を呼んだことは、私がいまさら申し上げるまでもないことであります。その中でいろいろなことが問題になったわけですけれども一、やはり一番中心に据えられた問題は、いわゆるシビリアンコントロールの問題であったと思うのです。最終的に議長のあっせんで事態が収拾されたわけでございますが、その際にも、今後は文民統制という意味で何らかの措置を講ずるようにという一項目があったことも、問題の中心がどこにあったかということをよく示しておると思います。 ……

第70回国会 予算委員会 第2号(1972/11/02、32期、日本社会党)

○石橋委員 去る九月二十九日、日中の国交回復を内外に告げる共同声明が採択され、発表されたわけでありますが、長い間この日の一日も早からんことを願って努力を積み重ねてまいりましたわが党といたしましても、心から歓迎し、喜ぶものでございます。  日中両国は一衣帯水の間にある隣国であるといわれながら、また長い間伝統的な交流の歴史を持っておる国でありながら、不幸な歴史をも積み重ねてまいったわけでございまして、ほんとうに近代的な国交を持つようになったというのは、今度が初めてであると言っても決して言い過ぎではないんではないかと思うわけであります。しかも、問題はこれからだと思うのです。国交は確かに回復しましたが……

第70回国会 予算委員会 第4号(1972/11/07、32期、日本社会党)

○石橋委員 要するに、いま政府の統一見解が述べられたわけでございますが、佐藤内閣時代、増田長官の国会における説明とは明らかに私は食い違いがあると思います。今度の見解は、要は足の長さなんだ。航続距離、行動半径が長いものに爆撃装置をつければ憲法違反になるけれども、航続距離、行動半径の短いものならば攻撃的な兵器というふうにいうわけにはいかない、だから許されるのだ、こういう論法だと思うわけですが、そのとおりですね。
【次の発言】 そういうふうに解釈が拡大されるということの危険性を、私は第一に指摘しておるわけですが、この問題はあとで総理と、私ちょっとやりとりしてみたいと思うわけです。  そこでいまの論法……


33期(1972/12/10〜)

第72回国会 予算委員会 第7号(1974/01/28、33期、日本社会党)

○石橋委員 私は、日本社会党を代表いたしまして質問をいたしたいと思います。  いま、国民の皆さん方が一番関心を持っておられる問題といえば、やはり物価の問題だと思うのです。そこで、私もこの問題を中心に据えまして質問をいたしてみたいと思います。  いまさら申すまでもないことでありますが、日本の物価はまさに天井知らずといっていいような状態であります。一年の間に卸売り物価が一一二・六%も上がる、消費者物価は、東京都二十三区で、これは総理府統計局の統計によるわけですが、二〇・四%も上がっておる。まさに異常というか、まさしく狂乱物価ということばが掛け値なしにぴったりという感じであるわけです。田中内閣が発足……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 予算委員会 第2号(1977/02/07、34期、日本社会党)

○石橋(政)委員 日本社会党を代表いたしまして質問をいたしたいと思います。  総理は、長い間の宿願を果たして総理になられたわけでございますが、御自分でもお認めになっておられるように、激しいあらしの中で船出する「日本丸」の船長に就任したわけでございますから、御苦労さまと申し上げておきたいと思います。  それにしても、施政方針演説の中で、冒頭に「内閣総理大臣の大命を拝受」しとおっしゃったのは、どうも私には腑に落ちないわけです。大命降下の感覚ではなかろうか。明治三十八歳とおっしゃいますけれども、これではやはり明治三十八年生まれということになるのではないかという印象を受けました。総理が指名されましたの……

第84回国会 予算委員会 第2号(1978/01/27、34期、日本社会党)

○石橋(政)委員 きょうは、財政経済問題と防衛問題について御質問したいと思います。  まず最初に、経済問題の質問をするわけでございますが、国民は不安な気持ちを込めて、みずからの生活に深いかかわりを持っておるこの経済問題、予算案に非常に関心を持っておると思うわけです。そこで私は、この国民にかわって国民の知りたいところをお尋ねする、こういう基本的な姿勢を踏まえて質問をしたいと思っております。そのためには、何といってもわかりやすい質疑応答にならなければならないと思うわけで、そういう意味で私自身努力したいと思っております。事前にできるだけ詳しく質問事項を発表し、お渡しいたしましたのもそういう趣旨からで……

第85回国会 予算委員会 第2号(1978/10/02、34期、日本社会党)

○石橋(政)委員 時間が非常に限られておりますので、安全保障問題に限ってお尋ねをしたいと思います。  実は先日、私、久しぶりに映画を見ました。自衛隊によるクーデターをテーマにした「皇帝のいない八月」という映画を見たわけでございます。私の隣の席には荒船行政管理庁長官が座っておられて、何か新聞によりますと、閣議の席で、映画を見た感想を述べたというようなことが出ておりましたが、実は私も新聞雑誌の記者の皆さんから感想を求められましたので、こういうふうに言ったわけなんです。武装集団たる軍隊にはこの映画で描かれたような危険な性格がつきものなんだ、このような軍の特質を念頭に置かないでもし軍事を論じておるとす……

第87回国会 予算委員会 第5号(1979/02/05、34期、日本社会党)

○石橋(政)委員 きょうは外交、防衛問題、特に外交問題に焦点を合わせて質問をいたしたいと思うわけですが、その前にちょっと総理の政治姿勢について一点だけお尋ねといいますか、ただしておきたいと思います。  総理就任以来再三にわたって私ども耳にしておるわけですが、自分はリーダーというよりはコンダクターに徹したいんだ、こういうことを言っておられるわけです。あなたのお人柄からいきますとぴったりという感じで、耳ざわりは非常によく受け取られておるのですが、率直に申し上げて、私は一国の総理大臣としてそれでいいのだろうかという疑問を持っておるわけであります。一党の総裁、与党の総裁、特に総理大臣ともなりますと、そ……

第87回国会 予算委員会 第12号(1979/02/16、34期、日本社会党)

○石橋(政)委員 それでは、先日に引き続きまして質問を継続させていただきたいと思います。  五日の日にも私がどういう目的で質問しておるかということは申し上げたわけですが、もう一度きょう改めて最初に申し上げておきたいと思うのです。  私どもは、日中平和友好条約の締結、引き続く米中の国交正常化を歓迎しておるわけでございますが、それは真に日中の友好に役立つ、アジアの平和と緊張緩和に寄与し、日本の平和と安全にも有益だ、そう確信したからでございます。しかし、率直に申し上げまして、現実の姿は時がたつにつれて、少なくとも私の思い描いた理想の方向には必ずしも向いていない。  そこで第一に、本当に日中の恒久的な……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 安全保障特別委員会 第2号(1980/04/26、35期、日本社会党)

○石橋(政)委員 本日は、安全保障特別委員会のいわば店開き、最初の質問の日でございますので、私は当初安全保障、防衛に関する基本的な問題についてお尋ねをしたいと思っておりました。しかし、いま御報告もございましたように、昨日非常に重大な事態が発生をいたしておりますので、このことを抜きにするわけにはまいりません。それに、こういった危局を背景に大平首相が訪米をするということでもございますし、この面から言っても当面の問題から離れて質問をするわけにもまいらない、このように思うわけです。そこで、当面の問題に焦点を合わせながら、そしてできるだけ基本的な視点を踏まえて質問をしてみたい、このように考えております。……


36期(1980/06/22〜)

第94回国会 予算委員会 第2号(1981/02/02、36期、日本社会党)

○石橋(政)委員 私は、主として外交問題なり憲法に関連させながら防衛問題に主眼を置いてお尋ねをしたい、このように思っております。  本論に入ります前に、きょう第一陣に立ちました武藤議員も触れたわけですが、私も、総理の政治姿勢というものについて若干ただしておきたいと思うのです。  早いもので、鈴木内閣が誕生してから半年以上たったわけでございますけれども、率直に申し上げて、鈴木首相とか鈴木内閣とか言っても、どういうものか、全然イメージがわいてまいりません。これは私だけの見方ではないと思うのです。各紙の社説等を見ましてもいろいろと書いておりますし、一般の共通した受け取り方ではないかというように思いま……

第94回国会 予算委員会 第3号(1981/02/04、36期、日本社会党)

○石橋(政)委員 この際、問題の竹田統幕議長の発言に関連して念を押しておきたいと思うのです。非常に重要な問題でございますし、国民の皆さん方の関心も強いわけですから、はっきりさせておく責任があろうかと思うわけですが、それは徴兵問題についてであります。  竹田統幕議長は、徴兵をやらないというのは政策だと思いますから、それはそれでいいんです、しかしそれを憲法にひっかけて言うことは次元が違う問題がある、こういう言い方をなさっているわけですね。ここが一番ポイントだと思うのです。私どもは、単なる政策の問題ではないと思います。現行憲法のもとにおいて、これは政策として選択できない問題だ、このことをはっきりして……

第96回国会 予算委員会 第2号(1982/02/01、36期、日本社会党)

○石橋(政)委員 防衛問題にしぼってお尋ねをしたいと思います。  本会議質問以来、防衛費の突出ということがしきりに指摘され続けてきておるわけです。これに対して、政府やいまの与党の質問者のように、決して突出じゃないという反論もあるようですが、客観的に見て、私はやはり突出と言うべきじゃないかと思います。それはやはり異常な伸び率が問題になっているわけなんです。特別扱いをされました概算要求、その七・五%という率をすら上回った、これを突出と言わないで何と言ったらいいか、私はそう申し上げる。財政当局としてもこのような例がつくられたことについて相当深刻な受けとめ方があってしかるべきだと思います。シーリングは……

第100回国会 予算委員会 第1号(1983/09/19、36期、日本社会党)

○石橋(政)委員 総理大臣になられました中曽根さんに私が質問するのは、きょうが初めてでございます。社会党の委員長に今回就任したわけでございますけれども、党の委員長が予算委員会で質問するのも初めてではないかなと思っております。いずれにいたしましても、せっかくの機会でございますから、実りあるものにしたいと考えておるわけです。この場合、実りがあったかどうかという判断は、国民の皆さん方が下すわけでございますけれども、私としましては、国民の皆さん方にわかりやすい質疑応答にしたい、そして、できるだけ水かけ論にならないようにしたい、そういう心がけでこの質問をしてみたいと思うのです。  国の安全保障というもの……


各種会議発言一覧

27期(1955/02/27〜)

第24回国会 内閣委員会公聴会 第1号(1956/03/16、27期、日本社会党)

○石橋委員 私、神川先生に若干御質問をしたいと思うわけでありますが、先ほどのお話をお伺いいたしますと、終始といっていいほど日本の現行憲法がマッカーサー、当時の連合国軍によって押しつけられたものであるということに尽きておったと思うわけです。現行憲法の制定の由来、沿革を述べられまして、こういう憲法だから改正しなくちゃならないんだ、自主的な憲法に作りかえなくちゃならないんだというふうなお話であったと思うわけでございますが、残念ながら内容の点について私開き漏らしております。どのようなりっぱな内容を持っておろうとも、そういう経過を経てできた憲法なんだから、何が何でもだめなんだ、こういうお話なのであろうか……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 内閣委員会各省設置法改正案等審査小委員会 第2号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○石橋(政)小委員 それでは一、二点たけ質問しておきたいと思います。まず郵政省の設置法関係ですけれども、今度の設置法の改正の主眼点の一つは、省名を変えるということなんですが、一体なぜそうせつかくなじんだ郵政省という名前を逓信省に変えなくちゃならないのか、理解に苦しむわけです。今もここで日本新聞協会というところから反対だという陳情がきているわけですが、どうしても逓信省に変えなくちやならない理由をまず最初に説明してもらいたいと思うわけです。
【次の発言】 私どもは逓信省でも郵政省でも大してかまわないわけなのですが、なじんだ名前の方がいいのじゃないか。よほどの理由がなければ、わざわざ変える必要はない……


30期(1963/11/21〜)

第48回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1965/02/26、30期、日本社会党)

○石橋分科員 ただいまの横路君の質問に答えられて、ランチャーのユニバーサル型は、エージャックスもハーキュリーズもともに発射できるものではないというふうにお答えになっておられますけれども、当初このエージャックスの装備の問題を内閣委員会で議論いたしておりましたころは、両方とも発射できるようなお答えがあったわけであります。その後だんだん答弁が変わりまして、必ずしもユニバーサル型であっても、エージャックスもハーキュリーズも発射できるものではないというふうに答弁が変わってきております。そこで、私、この間、ついせんだってでございましたが、沖繩に参りました。二月十六日から行ってきたわけですが、幸いに米軍のほ……

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第1号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○石橋小委員 趣旨は同様でございますけれども、先ほど小坂議員から述べられました見解に、私たちもちょっと疑問を持ちますので、念を押しておきたいと思うわけです。  第一に、資料の問題でございますが、本委員会の目的というものが、三十八年に防衛庁の内部において検討されたいわゆる三矢作戦なるものの実態を国会が把握し、その中で国民に明らかにするという任務を持っておると思うのです。それである以上、当然どういう検討が行なわれたのか、その素材となるものが提示されなければ、これは議論は発展しないと思うのです。それで、一体資料なしにわれわれはここに集まって何をするのか、こういうことになるわけで、当時の予算委員会にお……

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第3号(1965/03/12、30期、日本社会党)

○石橋小委員 岡田議員の発表いたしました三矢研究なるものが国民の重大な関心を呼んで、また非常に大きな疑惑の的となっておることはもうおおい隠すことのできない事実だろうと思います。これに対して、先ほど来、自民党の江崎議員が社会党の一方的な宣伝によるものだというようなことをおっしゃっておりますけれども、これは事の真相をいまだに把握しておられないことばではないかと実は思っております。ほんとうにこの問題を虚心な立場で受けとめるならば、一番最初に予算委員会で岡田議員から発言がありましたときに受けましたショック、これを当然受けると私は思う。佐藤総理においてすら、あのときに、はっきりとそういう態度を示しており……

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第4号(1965/03/19、30期、日本社会党)

○石橋小委員 先日三矢研究と防衛計画についての関連を主としてお尋ねをしたわけですが、きょうも引き続いて若干質問をいたしたいと思います。  先日のお答えを聞いておりましても、あるいはまた政府から出されました「昭和三十八年度統合防衛図上研究について」という文章を拝見いたしましても、とにかくたいしたものではないのだという印象を与えようとしておられるようでございますが、この点、どうしても納得がいかないわけであります。各研究員がそれぞれ想定に基づく解答を作成して、それを提出しただけで、出しっぱなしで現在五分冊につづり込んでおるのだというようなお話でございますけれども、そういう権威のない研究が行なわれたと……

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第5号(1965/03/23、30期、日本社会党)

○石橋小委員 先日お尋ねした分について引き続き質問を続けたいと思いますが、この間申し上げたのは核兵器の持ち込みについてでございます。政府としては、従来、核兵器の持ち込みは絶対に許さない、事前協議によって必ずチェックするのだということを言い続けておったわけでございますけれども、この三矢研究によりますと、核兵器の持ち込みは承認するというたてまえをとっておるわけでございます。その理由として、即時報復優勢の堅持というものを列挙しておるわけですが、こういう見地から考えた場合にどうしても核兵器を持ち込むことのほうが有利である、こういう判断を下しておるわけですけれども、この考え方について長官から最初に見解を……

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第7号(1965/04/07、30期、日本社会党)

○石橋小委員 いまの点について、ちょっと関連してお尋ねをしておきたいのですが、日米共同作戦要領というのは、確かに名前だけ出てきているわけですけれども、その前提となる思想というものはほかの部分に明確に出されておるわけです。たとえば「昭和38年度統合防衛図上研究の想定(概要)」「第3動」、この中に「7月22日、統幕事務局と在日米軍司令部は、安保協議委員会の決定に基き、日本防衛準備に関する細目調整会議を開催した。その席上、在日米軍司令官は在日米3軍の朝鮮作戦支援と日本防衛作戦とにおける指揮関係について次のとおり補足説明をした。」という部分に、「ロ」として明確に「日本防衛のため必要な準備作戦(哨戒、偵……


36期(1980/06/22〜)

第94回国会 外務委員会内閣委員会安全保障特別委員会連合審査会 第1号(1981/05/29、36期、日本社会党)

○石橋(政)委員 時間が限られておりますから、早速質問に入りたいと思いますが、運輸大臣の出席を要求しておりましたにもかかわらず出席されない、そのために開会がおくれたことを非常に残念に思います。私が運輸大臣に質問するときには必ず来ていただくように、委員長の方で取り計らいをお願いしたいと思います。  鈴木首相がアメリカから帰りまして以来、いろいろな問題で非常に混乱、混迷を続けているような気がするわけです。それが象徴的にあらわれたのが伊東外務大臣の辞任ではないかと思います。国民の皆さんも一体何が何やらさっぱりわからぬ。総理自身の発言なりあるいは政府の見解にいたしましても、二転三転という例が幾つかある……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

石橋政嗣[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



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